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国際関係・安全保障論

2907とはずがたり:2013/11/23(土) 13:38:08
>>2906-2907
 沖縄防衛局は前線に立つだけに、「多数派工作では市議の心境の変化と動向をつかみ、市長意見案否決に向け粘り強く説得することが求められる」(防衛局OB)のは当然だ。現職の再選阻止にしても、移設を容認する有力者や地元経済界関係者から情報を収集し、本省や自民党幹部に的確に伝える必要がある。

 しかし、武田氏はこれらの職務に自ら動こうとしないばかりか、「勝手なことはするな」といわんばかりに部下の行動も制約している。

 「やる気のある部下は動くに動けず、不満を募らせている」(同)という。

本省に駆け込む

 こんな情報もある。武田氏が本省に駆け込み、省幹部を説得して回ったというのだ。
 「本省の担当者が地元調整で横やりを入れようとしています。余計なことはさせないでください」
 防衛省幹部は武田氏がそう懇願したと証言する。

 背景はこうだ。
 防衛局のあまりの無策に業を煮やした本省側は、名護市や沖縄県に人脈のある本省職員を現地に送り込み、情報収集や調整にあたらせようとした。知事承認を得るための環境整備に残された時間は残りわずかで、やむにやまれぬ判断だった。

 その動きを察知した武田氏が、幹部との直談判で阻止したという。

 「何もしないくせに、本省がアクションを起こそうとすれば邪魔をする。あの人はいったい何なんだ」
 防衛省幹部は怒りを隠そうとしない。
 「結局、自分が傷つきたくないだけだ」
 過去、沖縄防衛局は地元メディアなどによる恣意的報道で傷つけられてきた経緯があり、武田氏は失点しないことだけに傾注し、ひたすら保身に走っているとの見方は多い。

疑われる本気度

 自民党沖縄県連幹部は「武田氏の無策のツケは大きい」と批判する。

 辺野古移設に反対する名護市長意見の提出は、指をくわえたまま阻止できずじまい。地元での情報収集と調整の不足が、名護市長選での保守系候補の分裂を招いたことも否定できない。

 もちろん官僚が行動できる範囲には限界がある。ならば、自民党幹部や県選出国会議員との情報交換を密にし、側面支援してもらうこともできたはずだ。

 省内では武田氏を早期に交代させる人事案も浮上した。だが、適任の候補者はいるものの人事異動の流れを乱さないため、「異動は来夏まで待つべきだ」との判断が優先された。

 「今は非常時。日米同盟の行く末を左右する問題の決着を前に人事異動の流れを気にしている場合か」

 県経済界の重鎮は防衛省の判断に憤り、「沖縄の局長を務めるのなら、返り血を浴びる覚悟がなければ仕事はできない」と断じる。

 そしてこう続けた。

 「辺野古移設を実現したいと言いながら傍観していれば、政府の『本気度』が疑われるんだ。それで名護市民、沖縄県民の理解を得られると思っているのか」

 歴代の局長とは信頼関係を築いてきたという重鎮の言葉を、防衛省首脳は軽く聞き流せるだろうか。(半沢尚久)


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