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国際関係・安全保障論

1717名無しさん:2009/01/22(木) 13:55:10
クローズアップ2009:ソマリア沖海賊 神出鬼没、高速艇を駆使 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090120ddm003010091000c.html

東アフリカ・ソマリア沖で頻発する海賊事件。昨年8月に船を乗っ取られ、50日間拘束されたフィリピン人船員2人が毎日新聞の取材に応じ、その手口を詳しく証言した。日本政府は海賊事件防止のため海上自衛隊の護衛艦を現地に派遣する方針を固めた。だが、高速の小型ボートで音もなく近づき船舶を乗っ取る神出鬼没の海賊に、海自艦艇がどこまで対応できるのか疑問視する見方も根強い。【マニラ矢野純一、外信部・佐藤賢二郎】

 ◇ハシゴかけ、音もなく乗船/全員が自動小銃…威嚇射撃/身代金、当初は10億円要求
 ◇被害の比船員が証言
 中国からオランダへ鉄鉱石などを運ぶため、アデン湾を10ノット(時速約19キロ)で航行中の貨物船「イラン・ディナヤット」号(イラン船籍、4万4468重量トン)が乗っ取られたのは、昨年8月21日午前6時ごろ。同船に乗り組んでいたフィリピン人船員、レイナルド・ウィさん(30)とセリオ・パロマさん(46)は、警報音で船室から甲板に駆け上がった。霧の中、日本製の強力な船外機を積んだ粗末な木造のボートから、海賊がアルミのハシゴをかけて音もなく乗船してきた。

 海賊は自動小銃「AK47」を空に向かって威嚇射撃した。計40人ほどで、全員が自動小銃で武装。貨物船には船長以下31人が乗り組んでいたが、武装しておらず、あっという間に制圧された。

 現場はソマリア沿岸から北へ約200キロの海上。片言の英語を話す1人から「10日近く海上で獲物を探していた」と聞いた。南へ向かうよう命じられ、ソマリア領海内の海岸から5キロほどの地点で停泊。砂漠の中に建つ町並みが見えた。海賊対策で派遣された各国の艦船の姿を見ることは一度もなかった。

 「15日以内に身代金を支払わないと1人ずつ殺す」と言われたが、誰も殺害されず、暴力も振るわれなかった。海賊は無線を使ってイランの船会社と交渉。当初1200万ドル(約10億9000万円)の身代金が200万ドルまで下げられた。

 解放は10月10日。海賊は身代金を持参したイラン船が領海内に入るのを嫌い、自らボートで現金を受け取りに出かけた。大きな袋をいくつも抱えて戻った海賊は、4時間かけて金を数え、「シー・ユー(さよなら)」と言い残して笑顔で船をあとにした。


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