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国際関係・安全保障論

3103名無しさん:2015/02/25(水) 00:07:32
>>3102
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015022300751
背広組優位の規定廃止=防衛省設置法改正へ

 防衛省が内部の意思決定に際し、内局官僚(背広組)が自衛官(制服組)より優位だと解釈される根拠となってきた同省設置法12条を改正する方針を固めたことが23日明らかになった。同法改正により、背広組と制服組を同等と位置付ける。自衛官の地位向上を背景に制服組が発言力を強めた結果と言え、文民統制(シビリアンコントロール)の観点から論議を呼びそうだ。
 現行の設置法12条は、防衛相が制服組トップの統合幕僚長や陸海空の各幕僚長に対して指示したり、陸海空自衛隊や統合幕僚監部を監督したりする際、背広組の官房長と局長が「防衛大臣を補佐する」と明記。改正案は官房長と局長を各幕僚長と同等の位置付けとし、それぞれが横並びで防衛相を補佐するとの趣旨に改め、早ければ月内にも国会に提出する。
 「背広組優位」の規定は、「戦前に軍部が暴走した歴史の教訓」(防衛省幹部)を踏まえ、1954年の防衛庁と自衛隊の発足当時から設けられてきた。陸上自衛隊幹部によると、内局と自衛隊の意見が食い違った場合、「最終的に内局の意向を尊重せざるを得ない雰囲気がある」とされる。
 しかし、国連平和維持活動(PKO)への参加を契機に自衛隊の活動が大幅に拡大したことに加え、度重なる災害派遣活動などで自衛隊への信頼感が向上したことから、現場から遠い背広組の「優位」に、制服組や自衛隊出身の国会議員が不満を強めていた。2009年には、背広組が防衛相への補佐などを通じて重要事項の決定を主導してきた防衛参事官制度が廃止されている。 
 防衛省は12条改正と併せ、自衛隊を指揮する運用部門を制服組の統合幕僚監部に一元化し、背広組主体の運用企画局を廃止することも改正案に盛り込む。部隊運用を制服組が担当すると法律上明確にすることで、制服組の権限がより強まるとみられる。こうした法改正について、同省幹部は「文民である防衛相や国会による統制があるのでシビリアンコントロールが弱まることはない」と説明している。(2015/02/23-19:42)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015022300752
背広組と制服組

 背広組と制服組 防衛省の官僚と、陸海空自衛隊に勤務する自衛官の服装の違いから、防衛官僚は「背広組」(内局、シビリアン)、自衛官は「制服組」(ユニホーム)と呼び分けられる。自衛隊に対する「シビリアンコントロール(文民統制)」という場合の文民は、背広組のことではなく、首相や防衛相など政治家を指すとされる。
 2014年3月末の定員は、背広組(事務次官を含む)2万1401人、制服組が24万7746人。双方の人事交流も行われているが、背広組と制服組が縦割りで仕事をし、風通しが悪いとの指摘もある。(2015/02/23-19:43)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015022300753
防衛省・識者談話

◇狭義の文民統制は貫徹
 阪田雅裕元内閣法制局長官の話 戦争の反省もあり、政府は自衛隊を「平和の軍隊」と説明してきた。文官優位が、国民に自衛隊を受け入れていただくためには絶対に必要だった。これでもか、というぐらい、制服組が背広組の制御下にあるような仕組みを設けてきた。自衛隊も国民の間で存在を評価されるようになり、現場にいない文官がたくさん口を出せるシステムはどうか、という発想ではないか。
 防衛相が内局、制服組のどちらを重視するかは、防衛相の立ち居振る舞い、考え一つだ。少なくとも軍人ではない文民によって内閣が構成されることになっているから、そういう狭い意味でのシビリアンコントロールは当然貫徹される。防衛計画の大綱とか大きな編成は、現場の意見があっても、内局主導にならざるを得ないが、個別の部隊運用は現場の考えが重視されるだろう。(2015/02/23-19:44)


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