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国際関係・安全保障論

1732千葉9区:2009/01/31(土) 12:47:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20090131ddm007030108000c.html
ロシア:北方四島訪問団に出入国カード要求 法の順守、優先 ビザなし、特別扱いせず
 【モスクワ大前仁】ロシア当局が北方四島に向かった日本の訪問団に出入国カードの記入を要求した問題は、ロシア連邦移民局が厳格な国境管理を求め、政府として「ビザなし交流」を特別扱いしない判断を下したことが背景にある。人道支援を中止した日本側に対しては「原則論に固執し過ぎる」とのいらだちも聞こえてくる。一方、ロシア側は2月18日にサハリンで日本との首脳会談の開催を提案しており、政治問題化を避け、外交当局による解決を目指す意向だ。

 ロシアの出入国管理を担当する移民局はテロリストや密輸関係者の入国の水際防止策の一環として、06年の法改正ですべての外国人を対象に出入国カードの記入を義務付けた。移民局はプーチン政権下で影響力を強めた内務省傘下にある。

 外交筋によると、移民局は外務省に対し「ビザなし交流」による訪問者も対象にするよう要求してきたが、これまでは「中央省庁間の調整」で特例扱いを続けてきた。しかし、今回は北方四島を管轄するサハリン州の移民局の現場がカード記入を要請し、「中央の調整で片付けられなくなった」(外交筋)という。

 ロシア外務省は28日の声明で、今回の措置を「出入国管理の実務上の必要に基づく国内法の要請」とした。さらに「ロシアはこの問題に政治的色彩を加えない。カードの記入が平和条約交渉に関する日本の立場に影響を与えるとは思えない」と記入を拒否する日本側の対応を疑問視した。

 ただ、日本との経済協力関係を重視するロシア側は、双方が受け入れ可能な解決方法を模索している。ロシアの戦略策定センターのコーシキン上級研究員も、カード記入は「あくまで手続き上の問題」であり、両国の外交当局が話し合いで妥協策を見つけることは可能との見方を示した。

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 ■ことば

 ◇ビザなし交流
 旅券・査証を使わずに、日本人と北方四島(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島)在住ロシア人が相互訪問するシステム。91年に当時のゴルバチョフ・ソ連大統領が訪日した際に「無査証の枠組み」を提案。その後、両国間で領土問題解決までの「相互理解増進」を目的に決定され、92年に開始した。内閣府によると、07年までに日本国民の訪問者は延べ8338人、四島在住ロシア人の訪問者は延べ6354人。

毎日新聞 2009年1月31日 東京朝刊


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