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国際関係・安全保障論

2081チバQ:2009/11/24(火) 20:06:38
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/091124/mds0911240728006-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】アッバス議長「引退表明」の真意は (1/2ページ)
2009.11.24 07:27
 「引退表明」はブラフ(はったり)なのか、それとも自暴自棄になったからなのか。来年1月に予定される自治政府議長選に出馬しない意向を示したパレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長(74)の真意をめぐり、さまざまな観測が広がっている。

 議長の苦境は誰の目にも明らかだった。和平交渉再開に向けた協議でのイスラエルの強硬姿勢、仲介役の米国への不信感、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立−。

 八方ふさがりの状況だけに、アッバス議長が5日、議長選不出馬を表明すると、「狙いはパレスチナ人の団結を促して、和平交渉で米国の後押しを得ることだろう」(ロイター通信)という見方が広まった。

 そもそも選挙日程はハマスの同意なしで設定されたもので、今後、延期される可能性が高い。9日付のイスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)は「選挙はしばらくない。(アッバス議長が)すぐに引退する心配はない」とするパレスチナ解放機構(PLO)メンバーの声を紹介。アッバス議長が、議長選延期を見越した上で、イスラエル側に揺さぶりをかけているとの見解を示す。


 一方でアッバス議長の決意は本物との見方もある。「パレスチナ国家樹立が一向に見えない中で、(アッバス議長は)自治政府の議長職にとどまる必要性を感じていない」。11日付の国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンによると、ある自治政府幹部はアッバス議長の心境をこう分析したうえで、議長が引退すれば、閣僚らも雪崩を打って辞職する可能性があるとしている。

 そうした中で、自治政府内では、国連安全保障理事会の支持決議を受けたうえで、イスラエルの承認なしで一方的に「独立」を宣言すべきだとの声が高まっている。17日には議長自身が「他に解決策はない」と強調し、国際社会に対し決議採択への理解を求めた。

 だが、あくまで交渉による和平を目指す米欧はこの案に反対する。イスラエル側も猛反発しており、同日、東エルサレムの入植地で住宅900戸の建設計画を承認するなど、強硬姿勢を一段と鮮明にしている。

 アッバス議長は、事態打開の方策がないまま、引退表明という「奥の手」を出したことにより、ますます窮地に追い込まれている。


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