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国際関係・安全保障論

4198とはずがたり:2016/12/14(水) 23:39:08
米軍が冷戦時代にグリーンランドに設置した最高機密の軍事基地、地球温暖化の影響で一部が表面に露出
http://business.newsln.jp/news/201608052250070000.html
Posted 4 months ago, by Bruce Ford

1959年に米軍がグリーンランドの極寒の氷床の雪原の地下に設置した極秘の軍事基地「Camp Century(キャンプ・センチュリー)」が、近年生じている地球温暖化の影響により地表に露出してきていることが4日、NOAAとUniversity of Coloradoによる合同調査の結果、明らかとなった。

キャンプ・センチュリーは冷戦の真っただ中に、北極圏に核ミサイルを配備する可能性を試験するために、米軍が設置した最高機密の軍事基地となるが、氷床の移動によりトンネルの構造が維持できないことが判り、1967年に運用が放棄。以後は無人の状態となっていたものとなる。

キャンプ・センチュリーはグリーンランドの極寒の氷床の雪原の地下に設置された基地となるため、運用が放棄された後は、氷床内に埋もれることで、その後は永久に日の目を見ることはないものと考えられてきた。

しかし、今回、NOAAとUniversity of Coloradoによる合同調査の結果、当初の予想に反して、その後、生じたした地球温暖化の影響により、氷床の表面に融解が生じ、本来は雪原の地下にあったはずの基地の構造部の一部が雪原上に露出し始めてきていることが判った。

米軍は、1967年にキャンプ・センチュリーの運用を放棄した際には、基地はその後、氷床の地下に永久に埋もれるものと考え、基地の内部には、基地運用で使用した小型原発で使用した化学廃棄物や放射性廃棄物をそのまま放置していた。そのため、基地の一部構造部が氷床の表面に露呈してきたことを受けて、将来的には、基地内に残されている有害廃棄物が地上に露出する可能性が生じてきたこととなる。

今のところ、基地内部に放棄された有害廃棄物が完全に地表に露呈するまでには、数百年かかるのか、あるいは数千年かかるのか、はっきりとした判っていないが、地球温暖化の進行により、基地内に廃棄された有害廃棄物は改めて回収し、保管方法の検討を加える必要性が生じてきたこととなる。

今回、本来、永久に地表に露出することはないと考えられてきたキャンプ・センチュリーが地球温暖化の影響で地表に露出する事態となったことはまた、放射性廃棄物を地下に投棄する方法の安全性を巡る議論を改めて呼び起こすものともなっている。

Source: DOI: 10.1002/2016GL069688 (Geophysical Research Letters)

Bruce Ford is contributing writer of the Business Newsline. Send your comment to the author


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