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国際関係・安全保障論

2123名無しさん:2009/12/06(日) 07:35:44
>>2112
社民党の現状については、私も同意見です。
少なくても、今となっては政局的に社民党の意向を無視することは不可能になったと思います。

自分が問題だと思うのは鳩山政権の初動です。
政権発足当初から県外移設は無理だろうというメッセージを一貫して出していれば沖縄県民の世論もこれだけ盛り上がることはなかっただろうし、それを受けた沖縄社民の強硬姿勢も今ほどは激しくなかったでしょう。
(本当を言えば、政権交代の可能性が高まった時点で政権発足後のフリーハンドを縛るような外交上の発言は控えるべきだったんですが…。ちょうどオバマが大統領選でやったように。)
無用な(と言い切ってもいいと思います)期待を沖縄県民に持たせ、その結果自分たちの政治的行動の余地を狭めてしまった政局上の責任は残念ながら鳩山政権にあります。

参院選前には決断できない、そしてできれば現行計画は見直したい、というのが鳩山首相の本音であれば、最初からそれに最適な戦略を採ればよかった。
それが>>2108に書いた「じっくりレビューさせてくれ」というやり方です。
実際、アメリカの知日派にも鳩山政権が参院選前に外交上の大きな決断をすることは無理だろうという観測が上がっていて、政権発足時に日本側が正直にそう伝えていればオバマ政権側も無理押ししなかったのではないかと思います。

鳩山由紀夫の敵を作らない八方美人ぶりは、幹事長としては優れた特質だったと自分も思います。
あれだけ党内のバランスが難しかった民主党を、小沢代表の下で見事に安定させてみせたのは鳩山の功績です。
その点で自分は幹事長としての鳩山は評価しています。

ただ一国の首相となると八方美人は美徳よりも欠点になります。
閣僚同士が対立した場合など、首相は最終的な決定者として難しい問題でも白黒結論をつけないといけない。
その点鳩山首相は全方位にいい顔をしようとして、結果的に皆の信用を失っている。
これが菅首相や岡田首相だったらもう少しマシな結果になっていたでしょう。


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