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国際関係・安全保障論

1898千葉9区:2009/08/16(日) 00:42:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20090815ddm007030005000c.html
パレスチナ:ファタハ、アッバス体制を強化 指導部刷新、生え抜き・若手を登用
 【エルサレム前田英司】パレスチナ解放機構(PLO)の主流派ファタハは20年ぶりの総会で指導部を刷新し、政治腐敗で弱体化した組織の再生に踏み出した。新指導部にはアッバス自治政府議長(74)に近い有力幹部が多く、議長の政治基盤も強化されたとの見方が強い。停滞する中東和平交渉や、自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立解消を巡り、議長の手腕が問われそうだ。

 「予想外の大きな『チェンジ』だ」。ファタハの最高意思決定機関・中央委員会の選挙結果に、当選した新委員は感嘆の声を漏らす。選出された19人のうち再選者はわずか5人。ヨルダン川西岸、ガザ両地区以外の在外メンバーも1人が当選しただけで、自治区の「生え抜き」が躍進した。

 長年、パレスチナ政治を牛耳り、縁故主義や汚職体質で信頼を失ったファタハにとって、人事の行き詰まりは最大の懸案だった。新中央委は世代交代を実現しただけでなく、ガザ出身のムハンマド・ダハラン氏(47)らアッバス議長と密接な実力者たちが加わり、「『議長人脈』はより強固になり、主導権を発揮しやすくなった」(自治政府筋)という。

 そして、パレスチナの「次期指導者」とも目されるマルワン・バルグーティ氏(50)がイスラエルの獄中にいながら上位当選した。同氏は反イスラエル抵抗闘争(インティファーダ)の闘士だが、PLOとイスラエルの相互承認をうたった「オスロ合意」の推進者でもある。同氏ら若手は古参メンバーと違い現実的で、欧米の支持を得られるとの期待が生まれている。

 だが、イスラエルは懐疑的だ。バルグーティ氏をこの機会に「将来の交渉相手」として釈放すべきだとの声もあるが、ファタハ総会が武装闘争路線を放棄せず、ハマスと同様に「イスラエルのせん滅」を掲げる旧来の綱領を改定しなかったことに、不満がくすぶる。

 一方、ハマスは「新指導部が同じ誤りを繰り返さないよう願う」(報道官)とけん制する。関係者によると、ファタハ内ではハマスとの対立解消に向けた協議担当に、かつて保安警察長官としてハマスを弾圧したダハラン氏を起用する案が浮上。ファタハは「弱腰では解決できない」と指導部刷新で自信を深めており、ハマスとの間で妥協点を見いだせるかどうかは流動的だ。


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