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国際関係・安全保障論

3166とはずがたり:2015/04/29(水) 04:34:59
>>3165-3166
◆52年の安保条約以来の新しい歴史段階

1952年、筆者は中国の天津にいて、日本がアメリカと日米安保条約を結んだのを、日本人として激しい罵倒と虐めに遭いながら、受け止めた経験を持つ。敗戦国日本を占領したアメリカ(正確には連合国)が、どのようなことがあっても日本に強要したのは「武装放棄」だった。

だから二度と戦争はしないと誓わせた日本国憲法を制定させた。

ところが1950年に朝鮮戦争が始まると方針を180度転換し、自衛隊の前身である警察予備軍を作らせ、日米安保条約を締結させて、日本の軍備を誘った。

以来、日本は自衛隊を持ちながら、不戦の誓いを立てて、こんにちまで至っている。

しかし、中国の強国化に伴い、アメリカはついに「日本がアメリカとともに戦う国(抑止力を持つ国)」になってほしいという考えを持つに至ったのである。

52年に日本人として激しい虐めの中で日米安保条約を受け止めた筆者の目には、あのときの変化に匹敵する大きな変化が今、日本で起きつつあるのが。身震いするほどの痛切さとして映る。

矛盾を孕んでいようが、どうだろうが、ともかくアメリカは弱体化し、自分が中国に対して相対的に不利にならないように日本を頼り始めたのである。

日本はついにアメリカと対等になり、「世界の平和と安定のために!」、新しい日米関係における世界の秩序の中に組み込まれていく。

いや、受動系ではない。

日本が新しい「世界秩序(?)」を形成する主体となり始めているのである。

その意味での、歴史の新しいページが開かれようとしている。

(真夜中なので、29日の夜が明けてから書こうと思ったが、半世紀前の筆者が、それをとめてはくれなかった。ミス入力が多いと思うが、お許し頂きたい。)


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