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国際関係・安全保障論

2360チバQ:2010/04/11(日) 21:42:10
 ◇「1兆円振興」に揺れ
 「本土復帰まで奄美は米国に統治されてきた。今も拒否感がある」。9日、天城町役場。海兵隊受け入れ反対派の住民の一人が、徳之島を視察に訪れた自民党国防部会長、佐藤正久参院議員との対話集会で訴えた。

 本土から若い男性労働者が派遣された建設現場ができると、女子中高生たちは遠回りして登下校するという。「島外」に対する警戒感は強い。

 基地受け入れによる振興か、基地に頼らない自立振興か−−。徳之島は揺れ幅を増す。

 「うわさだけど海兵隊受け入れは1兆円規模の事業。もろ手を挙げて歓迎だ」と賛成派のゴルフ場経営者(62)は語る。

 東京と徳之島を結ぶ直行便はない。東京への航空運賃は東京−那覇より距離が短いのに割高だ。ガソリン価格も鹿児島市内より1リットル20〜30円高い。

 この経営者は「島で野菜をつくっても鹿児島市内へ送るのは船賃が高くて採算が合わないが、3000人の基地に納めれば島内需要が増える。基地で働く地元住民の雇用も2000人はあるだろう」と期待する。

 一方、「島民の95%は反対」と明言する伊仙町の大久保明町長は「『長寿子宝』で世界自然遺産登録も目指している」と強調する。厚生労働省の09年の発表によると、徳之島3町は市区町村別の合計特殊出生率全国1〜3位を独占する。1位の伊仙町は86年に120歳で死去した泉重千代さんなど「長寿世界一」2人の出身地だ。「自立への思いが島民の間で強くなっている。そんな夢を基地問題がつぶすのか」と憤る。

 主要農産物、サトウキビは収穫期を終え、刈り取られた畑が広がる。だが、奄美地方のサトウキビの収穫面積は減少が続き、原料が確保できず、経営難の製糖会社は少なくない。

 徳之島空港近くで商店を営む男性(50)は複雑な胸中を明かす。「地元の人は受け入れ賛成が多いと感じる。基地が来て景気がよくなるならその方がいいからだ。ただ、だれもが絶対反対でもなく、ぜひ来てほしいというわけでもない」【「安保」取材班】


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