したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際関係・安全保障論

5486とはずがたり:2022/06/10(金) 14:37:48
物量はこれ迄のストックが豊富なので火力を結集してなんとかなってる感じか。

「信じられないくらい未熟でお粗末」元自衛隊幹部が読み解くロシア軍の"決定的な弱点"
https://news.yahoo.co.jp/articles/22e2788715950e6524943fc6a3acc612caaee8ed
6/8(水) 11:16配信
プレジデントオンライン

ロシア軍によるウクライナ侵攻は軍事のプロからどう評価されているのか。元陸将で陸上自衛隊富士学校長をつとめていた井上武さんは「ロシア軍は侵攻2日目あたりから主導権を失っている。まったく戦況の変化に対応できておらず、地上部隊が大損害を受けている。ロシア軍の現状は信じられないくらい未熟でお粗末だ」という――。

■侵攻から2日目で主導権を失ったロシア軍

 【井上武(元陸上自衛隊富士学校長)】ひとことで言えば、ロシア軍の陸戦は杜撰な計画に加えて、攻撃開始後もまったく戦況の変化に対応できていない。普通の軍隊であれば、戦況の変化に応じて判断し、計画を修正し、必要な対策をとります。しかしロシア軍は、侵攻後も作戦をいっさい変更していません。

 戦いの原則でいえば、攻めるほうは主導権をもち、所望の時期と場所に攻撃できる優位性がありますが、侵攻して2日目あたりからロシア軍は主導権を失っています。しかも、陸上侵攻は、まず、誘導ミサイル攻撃や航空攻撃で、ウクライナ軍の航空基地、対空火器、対空レーダーおよび作戦指揮組織等を徹底的に破壊し、航空優勢を獲得し、それから地上攻撃を開始するのが鉄則ですが、それをやっていない。航空攻撃と地上攻撃が、ほぼ同時でした。

 キーウ制圧をかなり焦っていたので、航空優勢をとらないままに、ロシア軍は地上攻撃を開始しています。絶対にやってはいけない作戦展開です。私の現役時代の大規模指揮所演習の教訓では、対空カバーのない状況で、攻撃した戦車群が、敵の航空攻撃によって短時間で壊滅的な損害を被ったことがありました。

 【渡部悦和(ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー)】ロシアのウクライナへの精密誘導ミサイル攻撃について、ミサイル失敗率が最大で60%にものぼるとアメリカ政府は分析しているとの報道もあります。ミサイル自体に不良品が多いと私は見ています。

■地上部隊が大損害を受けても当然

 【井上】なぜ、作戦の成否を左右する航空優勢が獲得できなかったのかは、今後、いろいろなデータを分析する必要がありますが、渡部さんが指摘した精密誘導ミサイルの質の問題もありそうです。撃つには撃ったけど、その効果が出ていない。ロシアも偵察衛星でウクライナ軍の動きを把握し、重要目標を捕捉しているはずです。それでも成果を上げられないのは、ひとつにはアメリカ軍やNATO軍からの情報提供があるからではないでしょうか。

 アメリカ軍やNATO軍が偵察衛星や早期警戒管制機でロシア軍の動きを捕捉し、ミサイルを撃ちそうな前兆があれば、それをウクライナ軍に伝える。それによってウクライナ軍は航空機や防空ミサイルなどを移動させるので、ロシアのミサイル攻撃は失敗に終わっています。

 防空ミサイルが生き残っている状況でロシアが航空機や武装ヘリコプターで攻撃しても、逆に撃ち落とされてしまうわけです。完全な航空優勢の獲得は無理だとしても、時間をかけてある程度の航空優勢を確保してから地上攻撃はやらなければいけない。今回はその鉄則さえロシア軍は守っていない。地上部隊が大損害を受けても当然だと思います。

 【佐々木孝博(広島大学 大学院人間社会科学研究科 客員教授)】飛行機がいないところにミサイルを撃ち込んでみたところで、攻撃する意味はありません。

■航空基地へのミサイル攻撃は効果的ではなかった可能性も

 【井上】航空基地へのミサイル攻撃をロシアはやっています。しかし、ミサイルが届いたときには飛行機は上空にいた、といった情報がけっこうあります。防空ミサイルも多くが移動式ですから、攻撃される情報があれば、そこから移動してしまえばいいだけのことです。そういう情報がアメリカ軍やNATO軍から流れている。

 【佐々木】そういう情報がなければ、いくら移動式でも的確に動くことはできません。正確な情報があってこそできることです。

 【井上】ミサイルを発射するときには発射機を移動したり、発射態勢をとりますので偵察衛星等からある程度探知できます。その情報をウクライナ側に流せば、航空機なら上空に逃げればいいし、移動式ミサイルなら移動してしまえばいいわけです。ロシアのミサイルが狙ったところに着弾しても、命中したことにはなりません。

 【渡部】アメリカ軍やイギリス軍がとった情報は、リアルタイムでウクライナに伝わっています。それがなければ、ウクライナ軍は初期段階で大きな被害を受けていたはずです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板