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国際関係・安全保障論

4295とはずがたり:2017/03/04(土) 17:44:35
<RCEP会合閉幕>貿易自由化水準で溝 早期妥結目指す
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170304k0000m020230000c.html
00:11毎日新聞

 日本や中国、東南アジア各国など16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の事務レベル会合が3日、神戸市で閉幕した。米国が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)から離脱を宣言してから初めての会合。アジア太平洋地域の自由貿易圏形成を担う構想として注目されているが、自由化のレベルを巡って各国の隔たりが埋まらないまま終了した。【秋本裕子、宇都宮裕一】

 事務レベル会合は17回目。これまでは日本やオーストラリア、ニュージーランドなどTPP参加国が、TPPの合意内容に近い高度な貿易自由化や透明性の高い投資ルール策定を要求。これに対し、TPPに参加せず、競争力の弱い国有企業などを多く抱える中国やインド、東南アジアの一部の国が難色を示し、難航していた。

 今回は、トランプ米政権がTPPを離脱し、TPPの発効が見通せなくなった中、中国がRCEPの交渉加速に向け動き出すかが焦点の一つとなった。RCEPに米国は参加しておらず、中国がRCEPを通じてアジア太平洋地域の経済連携の主導権を握るチャンスとなったからだ。

 だが、先月27日から5日間に及んだ会合では、日本が「開放的で質の高い貿易・投資ルールに合意することが重要」(世耕弘成経済産業相)とのスタンスで交渉に臨んだのに対し、中国やインドなどは国内産業保護の観点から大幅な自由化などには慎重な姿勢を崩さなかった模様だ。

 3日の会合終了後、日本の飯田圭哉首席交渉官(外務省審議官)は「合意に至った分野はないが、引き続き質の高い協定の早期妥結を目指して精力的に交渉を進める」と述べた。次回の会合は5月にフィリピンで行う。

 日本政府関係者は会合前、「まずは中国やインドなどの大国が目指す水準を引き上げない限り合意は難しい」と指摘していたが、会合を通じても状況は大きく変わらなかったようだ。世界的に保護主義の風潮が高まる中、RCEPの重要性は増しているが実現への道のりはなお険しそうだ。

 ◇キーワード・RCEP

 多国間の自由貿易協定(FTA)の一つで、「東アジア地域包括的経済連携(Regional Comprehensive Economic Partnership)」の略称。2013年5月から交渉が始まった。東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日本、中国、韓国など6カ国が参加。実現すれば、域内人口は世界全体の約半分に当たる約34億人、国内総生産(GDP)は世界全体の約3割に当たる約20兆ドルを占める巨大な経済圏が誕生する。参加国は16年中の合意を目標としていたが、関税を引き下げる対象品目の調整などが難航。同年9月の首脳声明で16年中の合意を断念した。新たな目標は設けていない。


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