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国際関係・安全保障論

3036とはずがたり:2014/07/22(火) 14:36:03
>>3035-3036

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 墜落事故を繰り返しているオスプレイの沖縄配備を知り、沖縄国際大に米軍ヘリが墜落した2004年のニュースを思いだした。
 「でも、むしろ出身者だからなのか、沖縄が負担を背負わされることに慣れ、『またか』と受け流してしまった」
 知らず知らず、自分の中につくりだしてしまっていた沖縄と本土の見えない溝−。
 オスプレイが厚木にやって来ると知ったのも、12日に知人に教えてもらったから。その知人に誘われて目にしたドキュメンタリー映画で、故郷の東村にオスプレイが使えるヘリコプター離着陸施設の建設計画があり、住民が反対運動を続けていることを詳しく知った。
 県央地区に長く住み、米軍機の騒音被害には悩まされてもきていた。窓ガラスが揺れ、寝入ったばかりの幼い長男が目覚めて泣き出した時、市役所に電話をかけた。
 「どれだけうるさいか、聞きに来ていただけませんか」
 一方で、思った。「沖縄はもっとひどい。それなのに自分は神奈川で怒っている。やりきれない気持ちになった」
 いらいらを一人ためこむしかなかった。
 進学のため19歳で沖縄を出て、本土で就職し、結婚、子育てと日常に追われるうち、「沖縄の苦しみへの実感は薄らいでいっていた」。諦めさせられ、忘れさせらていた違和感−。目の前に現れようとしているオスプレイが、その不条理を思い出させた。■
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 いまならはっきりと言える。
 「オスプレイの飛来は政府が集団的自衛権の行使容認を決めたこととも切り離せない。『戦争の道具』であるオスプレイの配備が広がっていくこと、そして戦争がより身近になっていくこと。その脅威を今、感じている」
 そして続けた。
 「『沖縄の負担軽減で』という口実で厚木基地など全国にオスプレイが分散されても、それは沖縄で反対する人々が望んでいることではない。基地自体をなくしていくこと、戦争を遠ざけていくことが必要だ」
 午後3時26分、オスプレイ飛来。反対派の市民グループが「静かな空を返せ」と声を上げ、航空機マニアが一眼レフのシャッターを切っていた。
 そして、声の上げ方も分からずに途方に暮れ、無力感さえ覚えることのできなかった数日前までの自分を、宮城さんは思った。
 ◆オスプレイの沖縄配備
 米海兵隊は2012年10月、新型輸送機MV22オスプレイ12機を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備。13年9月までに12機の追加配備を完了し、計24機で運用されている。米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)でもCV22の配備計画が取り沙汰されている。オスプレイは老朽化したCH46中型輸送ヘリの後継で、海兵隊は飛行速度や航続距離が大幅に増すとしているが、開発段階から墜落事故が続発。12年4月にはモロッコで墜落し搭乗員2人が死亡、13年8月に米西部ネバダ州で着陸に失敗して出火するなど、安全性が懸念されている。


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