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国際関係・安全保障論

3486名無しさん:2015/11/02(月) 22:47:09
>>3485

例えば、日本は爆撃機や航空母艦、長期距離弾道ミサイルなどの保有を禁じているし、近々取得する計画もない。こうした「攻撃型」の装備は引き続き違憲だからだ。

加えて、いくらか改善されたとはいえ、自衛隊は学校の「落ちこぼれ」や「田舎者」の集まりだという、あまりありがたくない評判も受け続けている。

では、たとえば領有権が争われている尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり中国と軍事衝突が起きた場合、自衛隊はどれくらいの実力を発揮するのだろうか。尖閣をめぐる衝突こそ、隔年の日米統合訓練で想定される離島防衛のシナリオだ。

戦闘経験のないほかの軍隊と同じように、戦場の混乱で自衛隊も当初はおそらく苦戦を強いられるだろう。だが、そのような不測の事態に対しても絶えず厳しい軍事訓練を積んできた日本人の性質と、卓越した計画能力をもってすれば、防衛においてもきっと能力を発揮するだろう。

しかしながら自衛隊は、攻撃兵器を持たず人員と装備が限られていることから、長期にわたって単独で日本を防衛できるわけでも、攻撃に打って出られるわけでもないというのが本当のところだ。

自衛隊にはアメリカの後ろ盾がある。日本の強みはまさにそこにある。

だが国民の印象とは裏腹に、日米はまだ相互防衛条約がなく、アメリカの紛争時に日本がアメリカを支援する義務はまだない。

日本は、紛争下のアメリカを支援するかどうかを選択できるのだ。つまり日本が今後、紛争下にあるアメリカを支援するとは決まっているわけではないのだ。

これは両国の相互防衛協力関係を損なう。

では、自衛隊が近い将来、攻撃目的で発砲する可能性はどれくらいなのだろう。例えば中国が日出ずる国に侵攻しようとしたり、北朝鮮が東京にミサイルを発射したりする事態にならない限り、その可能性はゴジラが日本海に再登場するのと同じくらいだと言えるだろう。

寄稿の筆者フランツ=シュテファン・ガディ氏は、東西インスティテュートの上級フェローで「The Diploma」誌の副編集長。

(英語記事 Toothless tiger: Japan Self-Defence Forces)

(c) BBC News


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