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国際関係・安全保障論

2704チバQ:2011/11/14(月) 12:49:08
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/13/20111113ddm002010240000c.html
解説:在日米軍再編 米海兵隊、「司令」と「戦闘」分散 一極集中の危険を回避
 米国が在沖縄海兵隊司令部の大部分をグアムに移転するとの方針を改め、司令部機能と戦闘能力を沖縄とグアムに分散する方向に転じた。アジア太平洋の幅広い範囲に米軍を配備しようとの再編戦略がうかがえる。

 アジア太平洋における海兵隊拠点の沖縄、移転先のグアムに加え、オバマ米大統領は今月中旬のオーストラリア訪問で、海兵隊を豪州に駐留させる方針を表明する予定だ。海兵隊はハワイにも6000人程度駐留しており、太平洋に海兵隊が分散配置される傾向が顕著になっている。

 欧州などに比べ、アジア太平洋には政治的に不安定な地域が多い。クリントン米国務長官は外交誌「フォーリン・ポリシー」(11月号)で、アジア太平洋の米軍が今後、(1)地理的に配置を分散する(2)作戦面での弾力性を高める(3)駐留国などの「政治的な持続可能性」に配慮する−−の3原則に基づいて再編されるとの見通しを示している。背景には、中国軍が弾道ミサイルの精度を高め、海軍力、空軍力を増強している事情がある。グアムに海兵隊の一大拠点を設けて「一極集中」すれば、弾道ミサイルの格好の標的となる。海兵隊の司令部や拠点を分散すれば、攻撃される危険性を減じ、万が一、攻撃された場合にも反撃能力を温存できる。

 ただ、海兵隊のグアム移転は、米軍普天間飛行場をキャンプ・シュワブ沿岸部に移設するとした日米合意の進展が前提だ。しかし、現行移設計画への沖縄の反対は根強く、「現行計画が政治的に持続可能か」という原則が揺らいでいる側面もある。【ワシントン古本陽荘】

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 ■ことば

 ◇在沖縄米海兵隊グアム移転計画
 ブッシュ前米政権の米軍再編構想の一環として06年5月に日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意され、沖縄の負担軽減を目指す日本政府が最大の「成果」と位置付けた海兵隊の移転計画。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)への移設とセットとされた。だが、普天間移設計画は沖縄の反対で遅れ、米議会はグアム移転費の削減を要求している。

毎日新聞 2011年11月13日 東京朝刊


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