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国際関係・安全保障論

2254とはずがたり:2010/02/20(土) 15:01:32

核密約正式文書破棄か 外務省調査、署名入り見つからず
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY201002190463.html
2010年2月20日3時0分

 外務省による日米密約調査で、核持ち込み密約と、朝鮮半島有事の際に在日米軍の自由出撃を認める密約の根拠とされる閣僚らの署名入りの正式文書がともに見つからなかったことが19日、分かった。調査では両文書の草案や、核持ち込み密約をめぐって署名の事実を記した関連文書が発見されており、正式文書が破棄された可能性もある。

 核持ち込み密約は、核兵器を積んだ米艦船などの日本寄港や通過は核の「持ち込み」には当たらないとの内容で、1960年の日米安保条約改定交渉時に交わした「討議記録」が根拠とされる。今回の調査では、米側が公開した未署名の討議記録草案と同様の文書が見つかったが、署名入りのものはなかった。

 改定交渉の経緯をまとめた関連文書も発見され、討議記録については「60年1月6日付で、藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使がイニシャル署名した」との記述があった。調査を検証する有識者委員会からは「署名入り文書は破棄されたか、保管状況が悪く紛失したかのどちらかではないか」との指摘が出ている。

 朝鮮半島有事に関する密約も安保条約改定に際して交わされたとされ、調査では、事前協議なしに在日米軍が日本の基地から自由に出撃できることを認めた日米間の未署名の議事録が発見されたが、署名が入った文書はなかった。

 この密約については、これまでに米ミシガン大学フォード大統領図書館所蔵の米側公文書の中から、60年6月23日付で藤山外相とマッカーサー大使が署名したことを示す議事録の写しが見つかっている。このため、日本側でも署名の入った議事録が保管されているとみられていた。

 外務省に保管されていた密約関連文書をめぐっては、2001年4月の情報公開法施行を前に、当時の外務省幹部が破棄を指示したことが複数の元幹部らの証言で分かっている。ただ、見つからなかった署名入り文書がその際に破棄されたのかどうかは、今回の調査では確認できていないという。

 我部政明・琉球大学教授(国際政治学)は「形式がどうであれ、政府間で紙を交わすということは内容を了解していることを意味する。署名入り文書は日米安保の実態を知る上で貴重な文書であり、行方不明だとすれば大変な問題だ」と話している。(倉重奈苗)


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