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国際関係・安全保障論

2325チバQ:2010/03/22(月) 00:08:19
http://mainichi.jp/select/world/news/20100309ddm007030138000c.html
印パ:アフガン巡り暗闘 影響力確保へ、「代理戦争」の懸念も
 【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンを巡り、インドとパキスタンが影響力の確保を狙って暗闘を繰り広げている。現地勢力を使ってテロ攻撃を仕掛け合う「代理戦争」への懸念も指摘され始めた。米国は来年7月の軍部隊撤退開始をにらんだ大規模軍事作戦に乗り出したが、過去に3度の全面戦争をした印パ両国の確執が深まれば、米国のアフガン安定化策にも深刻な影を落としそうだ。

 アフガンの首都カブールで先月下旬、ホテルなどが襲撃され、17人が死亡する事件が起きた。直後に旧支配勢力タリバンが犯行を認めた。これを受け、インド外務省が「インド人9人が殺された」と非難すると、アフガンのカルザイ大統領はインドのシン首相に電話し、「犯人を必ず突き止める」と約束した。

 タリバンが犯行を認めていながら、こうした言葉を口にしたことで、タリバンの背後に見え隠れするパキスタン軍情報機関(ISI)の関与を示唆した格好となった。

 南部カンダハルでは4日、道路建設現場に向かう途中の乗用車が武装集団に襲われ、パキスタン人労働者5人が殺された。パキスタン外務省広報官は「インドはアフガンを利用してパキスタンの不安定化を画策している」とけん制した。

 パキスタンは、自国へのインドの軍事侵攻を防ぐため、後背地のアフガンに影響力を確保する政策を取る。タリバンとの関係維持もその文脈にあるとされ、現在、アフガン側にタリバンとの「和解の仲介役」を申し出ている。

 一方のインドは、パキスタンの強大化と過激主義の台頭を防ぐため、タリバン政権当時、内戦相手の軍閥集団(北部同盟)を支援。カルザイ政権に対しても、約130億ドルの支援を行っている。

 また、今年に入りインドがアフガン治安部隊の訓練教官らを派遣すると、パキスタンも2月、軍部による訓練をアフガン政府に打診。アフガン軍や警察への影響力を確保するための主導権争いの様相を示している。

 こうした印パ両国の動きについて、アフガン情勢に詳しいパキスタン人ジャーナリストのラヒムラ・ユスフザイ氏は地元紙に「両国は一種の代理戦争に突入した」と懸念を示した。

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 ■ことば

 ◇印パの確執
 47年に英領インドから独立して以来、北部カシミールの領有権を巡って対立。雪解けが進んでいた08年11月、インド西部ムンバイであった同時多発テロ事件で冷却して以降、対話は進展していない。両国とも核兵器を保有するだけに、対立の解消は「核なき世界」を掲げるオバマ米大統領にとっても重要な課題とみられている。
毎日新聞 2010年3月9日 東京朝刊


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