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国際関係・安全保障論

5586とはずがたり:2023/05/14(日) 19:03:02
>>5585
政治的に使い捨ての存在?

軍への批判で投獄されることもあるロシアにおいて、プリゴジン氏が将官らを激烈に批判しながら大目に見られているのは意外に思えるかもしれない。しかし、プーチン氏の支配はしばしば裁判制度になぞらえられ、結果を出すためには支配層の内部対立や競争がむしろ奨励される。あくまで「権力の垂直線」が国家元首への忠誠を守り、その指示に従う限りにおいてだが。

ただ、識者の間では、プリゴジン氏がネット上で見せる癇癪(かんしゃく)は一線を越え、あからさまな忠誠心の欠如に近づいているとの指摘もある。

米戦争研究所はツイッターで最近、「激しさを増すプリゴジン氏のプーチン氏批判にクレムリンが対応しなければ、プーチン体制の規範がさらに損なわれる可能性がある。個々の人物が地位や影響力を争う(そしてプーチン氏の支持を得たり失ったりする)ものの、プーチン氏の直接批判は控えるというシステムが危うくなる」と指摘した。

次に焦点となるのは、プリゴジン氏が政治的に使い捨て可能な存在なのかどうかだ。プリゴジン氏の激高は巧妙な欺まん作戦なのだろうか。それとも、プーチン氏にとっては一層憂慮すべき事態だが、クレムリンの円滑な運営を可能にする忠誠制度が崩壊し始めているのか。

「これはプーチン体制で起きてはならないことだ」。冷戦史を研究するジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院のセルゲイ・ラドチェンコ教授はツイッターでこう指摘した。「プーチン体制では部下のつぶし合いは許容しても、垂直体系は決して冒してはならない。プリゴジン氏はこの一線を越えつつある。プーチン氏が対応すれば、プリゴジン氏は破滅するだろう。もしそれが起きなければ、プーチン氏が致命的に弱体化しているというシグナルが送られることになる。これは弱さを尊重するようなシステムではない」

バフムート周辺で激しい戦闘が続く中、この理論の妥当性が近く試されるだろう。



本稿はCNNのネーサン・ホッジ記者の分析記事です。


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