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国際関係・安全保障論

1758千葉9区:2009/02/07(土) 19:04:29
>>1703-1704>>1728>>1745
http://mainichi.jp/select/world/news/20090207ddm007030131000c.html
イスラエル総選挙:10日に投開票 世論、和平より安全
 イスラエル総選挙の投開票が10日に迫った。中東和平の今後を左右する重大な選挙だが、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区への大規模攻撃の直後だけに、世論の関心は「和平」より「安全」に傾斜している。各党が支持者を動員し、街頭で横断幕を掲げて宣伝する選挙恒例の光景も今回はまばらで、政策論争は低調だ。右派勢力が流れを維持する中、中道・左派陣営が巻き返しを図る形で選挙戦は最終盤に突入した。【エルサレム前田英司】

 ◇ガザ攻撃で利、極右躍進の勢い
 ◇労働党、初の「4位」転落の危機
 先月18日のガザ攻撃の「停戦」後、イスラエル南部アシュケロンに初めてロケット弾が撃ち込まれた3日、真っ先に現場に駆けつけたのは最大野党の右派リクードを率いるネタニヤフ元首相だった。ロケット弾の射程拡大を脅威と叫ぶネタニヤフ氏に、これまで世論は大きな関心を払わなかった。それが、先のガザ攻撃中に南部の主要都市ベエルシェバに初めて着弾。都市部に迫る恐怖が潜在的に市民に広がっている。

 「ロケット弾攻撃を阻止する唯一の方策はハマス支配を転覆させることだ」。ネタニヤフ氏がアシュケロンの現場でぶち上げた。

 ホフナング・ヘブライ大教授(安全保障)は「イスラエルでは『安全』が緊迫している時、常に右派が伸びる」と指摘。ガザ攻撃も与党より右派を利したとみる。

 6日付の最大紙イディオト・アハロノトの獲得議席予想によると、リクードが25議席でトップを維持。これに中道カディマ(第1与党)23議席▽極右政党わが家イスラエル(野党)19議席▽中道左派・労働党(第2与党)16議席▽宗教政党シャス(第3与党)10議席−−と続いた。極右のわが家イスラエルが躍進する一方、労働党は68年の結党以来初めて第4勢力に甘んじる危機にひんしている。

 元イスラエル軍報道官で与党カディマ候補のシャイ氏は「今回『和平』を前面に掲げていては負けるだろう」と話す。ペレス副首相(現大統領)の外交顧問だった与党・労働党の女性候補ビルフ氏も「世論は『和平』を喫緊の課題と考えていない。流れは変わりうるが、今ではない」と認めた。

 カディマ党首のリブニ外相は各地の集会を飛び回り、存在感をアピール。第1党の座を死守して右派勢力による組閣を阻止することに躍起だ。現政権でパレスチナとの「2国家共存」を目指す和平交渉を主導した役割を強調し、「次の一歩を踏み出せるかどうか決断の時だ」と訴えている。

 これに対し、わが家イスラエルのリーバーマン党首は「ユダヤ人国家」としての連帯を叫び、「忠誠心なくして市民権なし」という過激なスローガンでアラブ系住民をけん制している。

 一方、労働党を率いるバラク国防相は元軍人としての「指導力」を強調。イスラエルを挟んだ飛び地であるガザとヨルダン川西岸の両パレスチナ自治区を地下トンネルで結び、パレスチナ人の移動の自由を確保する案を発表するなど、硬軟併せ持つ姿勢で支持層を広げようと必死だ。

 ただ今のところ、右派が勢いづく構図に変化はない。ハザン・ヘブライ大教授(比較政治)は「現状では既に、最大の関心事が選挙結果でなく、その後の組閣でどのような連立政権ができるかになっている」と話した。


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