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国際関係・安全保障論

3875とはずがたり:2016/06/05(日) 22:31:24
「仲裁判断」へ攻防激化=中国、孤立回避の外交戦略―南シナ海問題・アジア安保会議閉幕
時事通信 6月5日(日)17時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160605-00000061-jij-asia
 【シンガポール時事】シンガポールで開催されたアジア安全保障会議が5日閉幕した。

 会議では、南シナ海での軍事拠点化を着々と進める中国に対し、米国と日本が結束して批判の声を上げ、中国は「緊張を高めているのは米国の方だ」と応酬した。近く判断が示される見通しの南シナ海をめぐる国際仲裁手続きをにらみ、米中両国が各国の取り込みを図る攻防が激しさを増した。

 「さまざまな大臣と話したがほとんどは友好的だった」。最終日の5日、演壇に立った中国軍の孫建国・連合参謀部副参謀長はこう述べ、前日にカーター米国防長官が「自らの孤立を招く万里の長城を築きかねない」と発言したことに反論した。「壁を造っているのは一部の国々」とも述べ、名指しは避けながらも対中包囲網を築こうとする米国をけん制した。

 中国代表は、十数カ国の国防当局者と相次いで会談。南シナ海の領有権で対立するベトナムとも海上警備を含む協力強化で一致するなど対話を重視する外交戦略を際立たせた。仲裁の判断は中国に不利な内容になるという見方が強く、「孤立化」を回避し、事前に少しでも自国の立場に理解してくれる国を増やす狙いがあるのは確実だ。

 一方、カーター長官は演説で「緊張を緩和する機会になる」と述べ、中国に仲裁判断を受け入れるよう促した。インドネシアやシンガポールなど東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との個別会談では、「仲裁の判断は(中国を含む)当事者双方が拘束される」と言及し、各国が受け入れるよう「念押し」した。

 こうした米中の攻勢に困惑するのはASEAN諸国だ。南シナ海問題での各国の姿勢は、中国と対立するフィリピンやベトナムと、親中派のカンボジア、ラオスでは温度差がある。仲裁の判断についても、ASEANで共同声明を出すことを目指すフィリピンに対し、カンボジアなどは反対している。会議で演説した各国代表も口々に「ASEAN団結の重要性」を唱え、米中による「分断」を警戒する姿勢が目立った。


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