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国際関係・安全保障論
3314
:
名無しさん
:2015/08/13(木) 15:26:36
>>3313
一見して分かるように、いわゆる西側諸国からは参加がない。
アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンは旧ソ連の友好国であり、CSTO(集団安全保障条約機構)加盟国でもあるので以前から「戦車バイアスロン」にも参加していたが、今回はベラルーシを中心として参加範囲がかなり拡大した。
アゼルバイジャンも旧ソ連加盟国ではあるもののCSTOには参加しておらず、アルメニアとはナゴルノ・カラバフ地方の帰属を巡って軍事的対立関係にもあることから、ロシアとの軍事演習もほとんど行ってこなかったが、カスピ海での上陸作戦競技会に初めて参加した。
演習ではなく競技会ならば、ということで参加のハードルが低いのだろう。
また、「戦略的パートナー」関係を宣言している中印の参加も目立つ。インドは「戦車バイアスロン」のみの参加だが、中国はほぼ全種目に参加し、ロシアに次いで第2位の選手団を送り込んだ。
しかも戦車、装甲車、工兵機材などの重装備も鉄道で中国本土から搬入したほか、前述のように戦闘爆撃機まで空路で送り込んでおり、この意味でもAMI-2015における中国の存在感は極めて大きい。
ロシアが西側から孤立するなかで、ロシアのパートナーとしての中国をクローズアップする狙いがあったものと見られる。
ちなみに、以上で挙げた各国は今年5月にモスクワで開催された対独戦勝記念パレードにもパレード部隊を派遣していた。
このほかにはヴェネズエラをはじめとする南米の友好国や、同じスラヴ圏のセルビアなどの参加が目立つ。
■ 「珍客」パキスタン
もう1つ注目されるのは、パキスタンの参加である。インドとの関係が緊密なロシアにとって、パキスタンとの軍事的関係はこれまで疎遠であった。
しかし、昨年以降、ロシアはパキスタンに艦艇を寄港させて合同訓練を行ったほか、武装強襲ヘリコプターの売却を決めるなど、両国関係が急接近している。
パキスタンとアフガニスタンの国境沿いを根城とする中央アジアのイスラム過激派対策などを念頭に置いている可能性もあるが、パキスタンの後ろ盾である中国にロシアが引き寄せられていることの余波、とも見ることができる。
ただ、インドはロシアの対パキスタン武器輸出などについて当然いい顔はしておらず、旧来からの対印関係との兼ね合いをどうしたものか、ロシアとしては悩みどころである。印パ両国は中露が中心となって結成したSCO(上海協力機構)への正式加盟も申請しており、今後、中露は両国を同時加盟させる方針と伝えられる。
こうなると、ロシアの対南アジア政策はますます板挟みの様相を強めることにもなりかねない。
以上のように、AMI-2015参加国の顔ぶれを眺めるだけでもロシアを巡る複雑な構図が読み取れよう。ちなみにAMI-2015は今月15日まで続く予定である。
小泉 悠
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