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国際関係・安全保障論

3540とはずがたり:2015/11/30(月) 14:40:49
>>3539-3540
 結局は、米国の力と金でなんとかしてほしい-。具体的には、作業を安く請け負う企業を用意してほしいというわけだ。むしろこの「甘えの構造」に起因する情報流出が、モード4搭載の韓国機を米軍の標的におとしめようとしている。

朴大統領の訪米でも…

 その代表例が、13〜18日の朴槿惠(パク・クネ)大統領の訪米とともにクローズアップされた「KFXレーダー技術移転」だ。

 韓国では老朽化したF-4EファントムII戦闘機やF-5EタイガーII戦闘機(いずれも米国製)に代わる次期主力戦闘機(KFX)約120機を2025年までに国内で自主開発する計画を立てていた。ところが、当然ながら技術がない。韓国では米国製の最新ステルス戦闘機F-35を40機買うことと引き換えに、最新のアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーと赤外線捜索追尾システム(IRST)など25件もの最新軍事技術の移転を求めた。

 平たく言えば「国産するから仕組みと作り方を教えてくれ」ということだ。しかし米政府は25件のうち、AESAとIRSTに加え、光学目標捕捉装置(EOTGP)、電子戦装置など4件の技術移転を即座に拒否。

 朴氏が訪米すれば手土産についてくるのでは-との思惑もあったが、訪米に同行した韓民求(ハン・ミング)国防長官が15日、カーター米国防長官に直談判するも、移転交渉は1ミリも進まなかった。ほか21件も「検討する」という悲惨な結果に終わった。

 金のかかる基礎研究は行わず、最先端技術をよこせとは甘えるにもほどがあるとの指摘が関係国の間から出てもおかしくはない。

 国産化のために技術を供与してほしいという訴えは、米国からすれば「韓国はコピー品を第三国に売却するのではないか」という疑惑を抱かせる。実際、米国はこうした第三国によるコピー品の製造販売や情報流出を強く警戒しているのだ。

危惧される“流出”

 韓国海軍ではイージス艦など多くの軍艦にイタリアのオットー・メララ社製の76ミリ砲を輸入、搭載しているが、韓国内の武器業者は無許可でこの砲のコピー品をつくり、輸入を止めて自国の新造艦に搭載、さらには第三国相手に自社のオリジナル製品として売ろうとしたとして同社に訴えられている。

 大統領府上空防護用機関砲では、国内業者が銃身部品を無断コピーして、純正品との差額を横領。さらに米ロッキード・マーチン社の技術支援を受けて開発したT-50練習機については、販路拡大のため2014年に中国での航空ショーに出展しようとして米国から「技術流出の恐れがある」との警告を受け、出展をあきらめた。

 また韓国日報(電子版)によると、昨年10月には韓国の精密機械部品業者が核弾頭も搭載可能な弾道ミサイル用の部品をイランに不正輸出したとして米国で逮捕された。部品は米国精密機器製造会社の製品の加速度計6個で、中国経由でイラン軍関係者が受け取ったという。その中国が開発したJ-10戦闘機や早期警戒機KJ-2000には、中東の第三国経由で流出した米国の技術が使われているとされる。

偽装される可能性も

 米軍やNATOが敵味方識別装置を更新する目的のひとつは、モード4機器の機密情報が中国などに漏れてコピーされ、「味方を装う」可能性が出てきたことにある。これを回避するため、機密性の高い識別信号をやりとりできる新型の「5」に変えようとしているのだ。

 今後コピー品を作り、売り、情報を漏らす国はどこなのか-。いずれにせよ北東アジアで米国の“敵機”がモード4機器のコピー品を搭載して味方になりすまそうとしたとき、「4」しか積んでいない韓国機は、「味方を偽装する敵」とみなされ、米軍戦闘機の標的となる。 (岡田敏彦)


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