第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ
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とは代表が立てないので、立てちゃいます。
第23回参院選(2013年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l50
第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50
第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30
第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8426
高齢代議士リスト
(1942年以上=2012年に70歳を記載)
石原慎太郎1932年09月30日東京比例
保利耕輔1934年09月23日佐賀県3区 当選回数12回
亀井静香1936年11月01日広島県6区 当選回数12回
伊吹文明1938年01月09日京都府1区
二階俊博1939年02月17日和歌山3区
保岡興治1939年05月11日鹿児島1区 当選回数12回
平沼赳夫1939年08月03日岡山県3区 当選回数11回
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
宮路和明1940年11月29日鹿児島県3区(比例復活)
横路孝弘1941年01月3日北海道1区(比例復活)当選回数11回
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回
泉原保二1941年10月06日四国比例下位
土屋正忠1942年01月13日東京都18区
園田博之1942年02月19日熊本県4区
高村正彦1942年03月15日山口県1区 当選回数11回
上杉光弘1942年04月12日中国比例下位
小沢一郎1942年05月24日岩手県4区 当選15回
河村建夫1942年11月10日山口県3区
金子一義1942年12月20日岐阜県4区
西川公也1942年12月26日栃木県2区
参考)
中村喜四郎1949年4月10日当選回数12回
鳩山邦夫1948年9月13日当選回数 12回
菅直人 1946年10月10日当選回数 11回
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8437
8437 :名無しさん:2013/01/11(金) 16:35:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130111/stt13011114560002-n1.htm
衆院選落選の民主・仲野博子氏が政界引退表明 北海道7区
2013.1.11 14:54
衆院議員を3期務め、昨年の衆院選北海道7区で落選した民主党の仲野博子氏(53)が11日、釧路市で記者会見し、政界からの引退を表明した。
仲野氏は青森県横浜町出身。北海道根室市で市議を務めた後、2003年の衆院選で初当選。11年には農水政務官に就いた。昨年の衆院選では自民党現職らと争い敗れた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8442
8442 :チバQ:2013/01/23(水) 23:30:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013012301067
小宮山元厚労相が引退
昨年12月の衆院選で落選した民主党の小宮山洋子元厚生労働相は、次期衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。関係者が23日明らかにした。当落にかかわらず先の衆院選を最後の選挙とするつもりだったという。
小宮山氏はNHKアナウンサー出身で、1998年の参院選比例代表で初当選。2003年の衆院補選にくら替え出馬し当選して以降、4期務めた。 (2013/01/23-22:54)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8444
8444 :チバQ:2013/01/26(土) 07:31:39
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=27473
加藤学氏 政治活動を休止
更新:2013-1-26 6:00 昨年12月の衆院選に「日本未来の党」公認で立候補、落選した加藤学前衆院議員(44)=飯田市=は25日、同市内の事務所で会見し、「いったん、全ての政治活動を休止させていただく」と述べ、衆参両院を含め国政から退く意思を表明した。すでに後援会は解散し、伊那市内の事務所も引き払った。飯田市高羽町の事務所は今月末に閉じて上田市の実家に戻り、就職活動に専念する。
加藤氏は落選後、支援を受けた中島衛元衆院議員や家族と相談し、大差で負けた選挙結果を踏まえて政治活動の休止を決めた。支援者には25日付であいさつ状を郵送し、意思を伝える。「機会があれば活動再開もあり得るが、現段階で将来は未定」と述べ、「引退」の表現は避けたものの次期衆院選への出馬は否定した。
会見では「7年半にわたって支えていただいた地域の皆様に感謝申し上げる」と謝意を表し、民主党政権時代を振り返って「党自らがマニフェストを破り、国民の期待に応えられなかったことをおわびしたい」と述べた。
議員生活では「リニア中央新幹線のルート問題では、県やJRと話をして決着にこぎつけ、歴史が決まる1ページを担えたことはうれしかった」と述べた。
加藤氏は民主党の公募候補として2005年に5区から立候補。09年に初当選後1期を務めた。昨年7月に消費税増税に反対して離党し、「国民の生活が第一」に参加。昨年12月の選挙では合流した未来の党から立候補し、約3万票の得票で次点になった。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8445
8445 :チバQ:2013/01/30(水) 23:24:29
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/39696.html
民主党の松宮勲氏が政界引退 昨年衆院選で落選、福井3区
(2013年1月30日午後6時10分)
昨年12月の衆院選で福井3区から立候補して落選した民主党の松宮勲前経済産業副大臣(68)は政界から引退する意向を固めた。1月末で越前市内の事務所を引き払い、東京に生活、活動の拠点を移す。松宮氏は福井新聞の取材に対し「(衆院選が)これで最後の戦いのつもりだと言ってきた。それがすべて」と語った。
松宮氏は、衆院選の結果について「厳しい有権者の審判だった。想定したよりももっと厳しい現実だった」と総括。今後福井県内から国政に出馬することはないとした。「福井のためにやるべきことはやった。長らく県政課題であったプロジェクトは、みんなと力を合わせて方向性を出すなり成就するなりした。悔いはない」とも述べた。
松宮氏は鯖江市出身。東京大卒業後、通産省審議官を経て2000年に自民党から福井1区に出馬し初当選した。03年には第2次小泉内閣で外務政務官を務めたが、郵政民営化に反対して05年の総選挙で落選して離党。その後民主党入りし、09年に福井3区から出馬し落選、比例代表で復活当選した。
民主党政権では衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長などを務め、第3次野田内閣で経産副大臣に就任した。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8451
8451 :チバQ:2013/02/13(水) 22:56:43
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/40304.html
若泉氏が民主党県連に離党届提出 前衆院議員、独自の活動へ
(2013年2月13日午後6時34分)
前衆院議員で民主党県連顧問の若泉征三氏(67)=福井県越前市横住町=は13日、党県連に離党届を提出した。県庁で記者会見し「政党の政策にこだわらず、幅広い政治活動に向けて進んでいきたい」と説明。今夏の参院選をはじめとする国政選挙や知事選、首長選での出馬も選択肢として検討する考えを示した。
若泉氏は、昨年12月の衆院選で比例代表北陸信越ブロックの単独候補として名簿登載されたが落選。直後に離党を決意したという。会見では「民主党に限らず、政党に属さずに独自の考えで活動したい」と述べた。
今後は新たな政治団体を3月中をめどに発足させる予定で、政治に関心を持つ県民ら約70人の参加を見込んでいる。北陸新幹線の県内延伸に伴う並行在来線の維持、原発の廃炉に合わせた再生可能エネルギー導入などをテーマにするという。
若泉氏は今立町長を4期務めた後、2003年と09年の衆院選で当選。野田第2次改造内閣で財務政務官兼復興政務官を務めた。
党県連は参院選福井選挙区の候補者選定を進めており、若泉氏は有力候補の1人に挙げられていた。玉村和夫幹事長は「突然の話。県連の立て直しを一緒にやってもらえると思っていたので残念だ」と述べた。直接本人から事情を聴いた上で、離党届の取り扱いを決める。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8452
8452 :チバQ:2013/02/21(木) 23:45:53
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=246109
玉置氏が民主離党 和歌山県連3区総支部長
元民主党衆院議員の玉置公良氏(58)が党本部に離党届を提出していたことが分かった。19日にあった党県連常任幹事会で報告された。
玉置氏は18日に党本部に離党届を提出した。県連は、近く協議する予定で「受理することになるだろう」という。
玉置氏は昨年9月、離党の意向を固め、ほかの党への合流を模索したが、幹部らに慰留されて離党を思いとどまった。しかし12月にあった衆院解散後の選挙には出馬しなかった。県連第3区総支部長はそのまま続けていた。
本紙の取材に対し玉置氏は、政界からの引退は否定し「今後の政治活動については地元支援者の声を聞いて決めたい」と話した。
党県連常任幹事会では、岸本周平衆院議員を代表代行にすることも決めた。代表は、阪口直人衆院議員=日本維新の会=が離党したことで不在となっているが、代表を選ぶには県連大会での了承が必要なため、「代行」にとどめた。次回の大会で岸本衆院議員が代表になるとみられる。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8457
8457 :チバQ:2013/03/11(月) 21:10:36
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303110105.html
'13/3/11
空本氏が総支部長退任 民主
民主党広島県連は10日、広島市南区で定期大会を開いた。昨年末の衆院選広島4区で落選した空本誠喜氏(49)が4区総支部長と副代表から外れる役員人事を報告した。
柳田稔代表が空本氏の退任のほか、幹事長を中原好治県議(50)から宮原好男事務局長(63)に交代させる人事を報告した。大会終了後、柳田代表は「空本氏は東京で仕事をするため地元活動ができない」と説明。4区総支部長は自身が兼務するとした。
空本氏は中国新聞の取材に「知人の会社を手伝い、財政面を含めた立て直しを図る。離党はしていない」と説明。次期衆院選も広島4区で立候補する考えを強調する一方、民主党から立候補するかどうかは「分からない」とした。
大会には党員たち約120人が参加。夏の参院選広島選挙区(改選数2)での議席獲得を柱にした2013年度の活動方針を決めた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8464
8464 :チバQ:2013/03/18(月) 21:33:21
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130318-OYT1T00145.htm?from=blist
「党での活動は白紙」と述べた生活の前衆院議員
生活の党青森県連(代表=平山幸司参院議員)は17日、青森市内で常任幹事会を開き、幹事長に下山勝明・鶴田町議、代表代理に三上隆雄・元県議と山内正孝・元県議を起用する役員人事を了承した。
幹事会では、夏の参院選の比例候補擁立に向け、県連内に選考委員会を設置することも決めた。平山代表が記者会見し、「自薦他薦を含め県内から複数の名前をいただいている。1か月以内に結論を出したい」と語った。
また、昨年12月の衆院選で落選した前衆院議員の横山北斗氏は記者団の取材に「生活の党での今後の活動はまったく白紙。しばらくはそういう(政治)活動から離れることも含めて考えていきたい」と述べた。
(2013年3月18日17時32分 読売新聞)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/2556
2556 :チバQ:2013/03/13(水) 22:02:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20130312-OYT8T01468.htm
寺田・前衆院議員 秋田市長選出馬を検討
3月31日告示、4月7日投開票の秋田市長選について、民主党の前衆院議員で同党県連顧問の寺田学氏(36)が12日、取材に応じ、立候補を前向きに検討していることを明らかにした。
◆民主離党し、無所属で
近く決断し、出馬する場合は同党を離党して無所属で立候補する方針という。同市長選への出馬を表明しているのは、現職の穂積志氏(55)のみ。同市長選は告示まで3週間を切り、選挙戦となる可能性が高まってきた。
寺田氏は、秋田市の事務所で取材に応じ、「出る気持ちが選択肢の一つにある」と話した。穂積市政について、「新市庁舎を130億円で建てていいのか」と話し、市の家庭ごみ回収の有料化や大雪対策についても厳しく批判した。その上で「一市民として市政に疑問がある。選挙になって選択肢があることが大事で、無投票は良くない」と出馬への意欲を見せた。
寺田氏は「首長は特定の党籍を持つべきではない。出馬する場合に党を離れるのは自然」とし、出馬する場合は民主党を離党する考えを示した。
一方で、昨年12月の衆院選で民主党が大敗したことを踏まえ、「『泥舟から逃げる』というような言われ方をするのは悔しい。7月の参院選もあり、悩んでいる」とも付け加えた。
寺田氏は同党県連から、21日告示、4月7日投開票の知事選への出馬を要請されたが、固辞した。このことについて寺田氏は「無投票にするべきではないが、(知事の)佐竹さんはあまり特徴的なことをやらなかったので、(選挙戦になっても有権者は)選択する余地がない。市政に対する疑問の方が強い」と話した。
寺田氏は横手市出身。中央大学卒。2003年の衆院選秋田1区で初当選。3期連続で当選し、菅、野田政権で首相補佐官を務めた。先の衆院選秋田1区で落選し、他の2区でも同党候補が敗れた責任を取り、県連幹事長を退いた。父親は前知事で、みんなの党の寺田典城参院議員(72)。
一方、再選を目指して無所属での出馬を表明した穂積氏は、自民党秋田市支部、社民党秋田市総支部から支持を、民主党支持団体の連合秋田から推薦を、それぞれ得ている。
連合秋田の東海林悟会長は12日、「(寺田氏から)立候補の相談は何も受けていない。要請があれば検討するが、今は何とも言えない」と話した。
同市長選を巡っては、共産党秋田地区委員会が候補の擁立を検討しており、近日中に結論を発表する。
(2013年3月13日 読売新聞)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8456
8456 :チバQ:2013/03/08(金) 23:09:43
http://mainichi.jp/area/akita/news/20130308ddlk05010012000c.html
選挙:小坂町長選 川口前衆院議員、出馬へ きょう表明、民主離党を検討 /秋田
毎日新聞 2013年03月08日 地方版
前民主党衆院議員で元小坂町長の川口博氏(65)が、4月2日告示・7日投開票の小坂町長選に立候補する意向を固めた。8日に正式表明する。関係者によると、無所属で立候補し、民主党は離党することを検討しているという。同町長選には再選を目指す現職の細越満氏(65)と、新人で会社役員の成田一君氏(62)の2人が出馬表明しており、返り咲きを目指す川口氏と三つどもえの争いとなる公算が大きい。
川口氏の後援会関係者によると、現町政に飽きたらなさを抱く地元後援会が約1カ月前に、川口氏に町長選への出馬を要請。川口氏は当初、「若い世代が頑張ればいい」と固辞。一方で川口氏は、民主県連が擁立を断念した知事選(21日告示、4月7日投開票)の候補者と目されていたため、動向が注目されていた。
地元後援会は川口氏に同町長選への立候補を再三要請。川口氏は「前向きに考えたいので、(返事を)待ってほしい」と意欲を示したという。
川口氏は小坂町長5期目の任期途中で09年4月の前回知事選に立候補し、落選した。同年8月の衆院選に無所属で臨み、政権交代の波に乗って当選。その後民主党に入党した。川口氏の辞職に伴う前回の同町長選では川口氏の後継と目された新人候補が落選している。【田村彦志】
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130308b
川口前衆院議員、出馬へ 小坂町長選
前衆院議員の川口博氏(65)は7日、任期満了(4月11日)に伴い4月2日告示、同7日投開票の小坂町長選に無所属で立候補する意思を固めた。きょう8日、表明する。同町長選には再選を目指す現職の細越満氏(65)と、新人の会社役員成田一君氏(62)がともに昨年12月に無所属で出馬を表明。前町長の川口氏の出馬で三つどもえの選挙戦となる公算が高まった。
川口氏には、町議を中心とするグループが昨年末、後援会が2月上旬にそれぞれ町長選への出馬を要請していた。
川口氏は法政大卒。小坂町議を2期6年、町長を5期19年間務め、2009年4月の知事選に出馬し落選。同年8月の衆院選に秋田2区から無所属で出馬し初当選した。翌年6月に民主党へ入党。同党公認で出馬した昨年12月の衆院選で落選した。現在、党県第2区総支部長、党県連総務会長。小坂町小坂字野口1。
(2013/03/08 08:39 更新)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1041771016/935
935 :チバQ:2013/03/29(金) 21:29:41
http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000m010165000c.html
衆院選:圧勝自民、調整多難 区割り案勧告
毎日新聞 2013年03月29日 01時22分
衆院選挙区画定審議会が28日、「1票の格差」を是正する「0増5減」の新たな区割り改定案を勧告したことに、対象となる与野党の国会議員からは戸惑いの声が漏れた。特に昨年の衆院選で圧勝した自民党は、選挙区調整が難航しそうだ。【念佛明奈、木下訓明】
「0増5減は違憲じゃないのかという疑問がある。おそらく今の状況では各党が了解しない。抜本改革を早くやったほうがいい」。対象となった徳島2区の山口俊一副財務相は28日、国会内で記者団にこう語り、不満を隠そうとしなかった。
「0増5減」により、福井、山梨、徳島、高知、佐賀5県で小選挙区定数が3から2に減る。自民、公明両党は勧告を踏まえて政府が提出する公職選挙法改正案の成立を急ぐ方針だ。福井1区選出の稲田朋美行政改革担当相は記者団に「早急に法案を成立させるべきだ」と強調した。
しかし、福井県は先の衆院選で3小選挙区すべてを自民党が独占。法案が成立すれば、稲田氏と山本拓元副農相(福井2区)、高木毅氏(福井3区)のうち1人は、党公認で小選挙区から立候補することが難しくなる。山本氏は「党公認で戦う。すべて石破茂幹事長に任せている」、高木氏も「党執行部が決めることだが、1人は別の形で国会議員が続けられる形になればいい」と複雑な表情を浮かべた。
自民党は、定数減となる5県のうち、山梨県以外の4県で全小選挙区を独占している。石破氏は記者団に「我が党が得することは何もない」と述べた。
民主党議員にとっても不安は同じだ。佐賀1区で出馬し、比例復活当選した同党の原口一博元総務相は「有権者も戸惑うし、我々も限界だ」と訴えた。
一方、地方選出議員からは、区割り変更で「地方の比重が下がる」という懸念も出ている。
自民党の中谷元・元防衛庁長官(高知2区)は「地方経済の疲弊が深刻化しているのに、(地方の)国会議員は減る一方だ」と語った。無所属の長崎幸太郎氏(山梨2区)も「最高裁は単純に人数でやるが、地域の観点で見た平等を国会で突っ込んで議論すべきだ」と問題提起した。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/41371.html
福井1減に自民3現職は選挙区希望 候補者調整、参院選後か
(2013年3月29日午前7時10分)
「1票の格差」是正に向け、衆院選挙区画定審議会が28日示した小選挙区定数を「0増5減」する区割り改定案では、福井県は定数が「3」から「2」に減ることになり、議席を独占する自民党は、次の選挙までに候補者調整を行う必要がある。選挙区から外れる現職は比例代表に回る可能性が高いが、現時点では3人とも選挙区からの出馬を希望。夏の参院選へ影響する事態を避けたいとの思惑もあり、党県連関係者の間では「議論は7月以降になる」との見方が強い。昨年12月の衆院選で比例を含め議席を失った民主党は「現時点では何も決まっていない」としている。
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3区に分かれている本県選挙区について審議会の区割り案では福井、坂井、あわら、大野、勝山の5市と永平寺町からなる1区と、丹南地域以西の2区に再編される。
次期衆院選は区割りを是正した選挙区で行われることになるが、自民党現職の3人は「厳しい選挙を支えてくれた有権者を大切にしたい」(1区稲田朋美氏)、「地元鯖江市が含まれるところから出馬するスタンス」(2区山本拓氏)、「引き続き選挙区で戦いたい」(3区高木毅氏)と、いずれも比例へのくら替えには否定的だ。
候補者調整については「当事者で話し合うしかない」というのが県連内の大方の見方。ベテラン県議は「参院選の候補を決めたように党員投票をするわけにもいかない」と語る。ただ、ある党関係者は「党本部と3人で調整することになるのでは」と行司役の必要性を指摘する。「党本部は誰が勝てるか調査するだろう」とみる関係者もいる。
高木氏も「思いは聞いてもらいたいが、調整は党本部がするのではないか」との見方。山本氏は「党幹事長が決めること。当事者が戦う話でもない」、稲田氏は「今までも白紙で来た。調整はこれからの課題になる」と話す。
▼ ▼ ▼
夏の参院選で新人候補を擁立する自民党県連は、この時期に候補者調整をめぐる混乱は避けたいところだ。参院選直前の6月に開かれる県連の定期大会では役員改選もある。1区内の県会議長経験者は「参院選までは動きにくい。県連会長選も一つのポイントになるかもしれない」と話した。
1人が比例に回る場合、名簿上位に登載されることが予想される。県内では2000年以降、自民党が衆参の議席を独占しており「福井県の貢献を考えれば優遇されるはずだ」との声は強い。
県連としての対応は「全くの白紙」(幹部)だが、仲倉典克政調会長は「候補者になり得る選挙区支部長は、党本部が選任する。党本部が県連の意向を聞くということであれば、協議しないといけない」としている。
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一方、民主党は昨年12月の衆院選で落選した前職の1区笹木竜三氏、2区糸川正晃氏、3区松宮勲氏のうち、松宮氏がすでに政界を引退。比例代表で落選した前職若泉征三氏は3月に離党した。
今後の候補者調整について、県連会長の糸川氏は「新しい区割りの決定を受けて私と笹木氏との調整が基本路線になると思うが、一般公募などの可能性も含めて何も決まっていない。自民党の動きも見ながら勝てる候補を擁立していきたい」として、本格的な調整は参院選後になるとの見方を示した。
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http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=300622&nwIW=1&nwVt=knd
福井氏「選挙区で出ない」 次期衆院選
2013年03月29日08時18分
自民党衆院議員で文部科学副大臣の福井照氏(59)=高知1区、当選5回=は28日、衆院選挙区画定審議会が勧告した区割り改定案を受けて「新たな高知1区と2区で出たいとは思わない」と述べ、次期衆院選では県内小選挙区から出馬しない意向を示した。「引退宣言ではない」として比例代表転出の可能性にも言及したが、「党本部の判断に委ねる」とした。本紙の取材に答えた。
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http://www.townnews.co.jp/0114/2013/03/28/181570.html
前官房副長官
齋藤勁氏が政界引退
野田前首相、労いの言葉
2013年3月28日号
あいさつに立つ齋藤氏 野田内閣で官房副長官を務めた民主党の齋藤勁前衆議院議員が、21年を超える議員生活に区切りを付けることを表明した。3月22日に行った自身の「早春のつどい」で明らかにしたもの。
齋藤氏は1987年に南区から横浜市会議員に初当選。その後、参議院議員として10年、衆議院議員として3年6カ月間、政治活動を重ねてきた。
あいさつに立った齋藤氏は、長年にわたり政治活動を支えてくれた各界の人々への感謝の言葉を述べると同時に、今後は大学院の客員教授や政治塾の主宰者として若者の育成に力を尽くしたいと抱負を語った。
この日は、菅、野田の両首相経験者や輿石前幹事長らも駆け付け、齋藤氏の功績をたたえた。この中で野田前首相は「480日間の私の内閣を力の限り支えてくれた。苦しく困難な道のりを一緒に走ってくれたのが齋藤さんだ」と、その労に深い感謝の弁を述べた。
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ありがとうございます!ヽ(゚∀゚)ノ
いやぁ,俺が立てるより良い>>1です♪
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http://news24.jp/nnn/news8882532.html
山梨の新選挙区は1区分割
(山梨県)衆院選挙区画定審議会が勧告した区割り改定案で、小選挙区定数が3から2に減る山梨の新しい区割りは1区を2つに分け、今の2区と3区に編入する案に決まった。小選挙区の見直しは、最高裁が違憲状態だと判断した全国の選挙区の1票の格差を是正するため山梨など5県の定数を減らすもの。審議会は山梨の新しい区割りについて1区を分割した上で甲府市と市川三郷町を3区に編入して新しい1区とするほか山梨市と甲州市を2区に編入して新2区とする。選挙区の人口は新1区が53万1991人、新2区が33万1084人となる。自民、公明両党は0増5減を受けた区割りの見直しを行う公職選挙法の改正案を今国会で成立させる方針。
[ 3/28 20:38 山梨放送]
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/41379.html
衆院区割り奥越、坂井など福井1区 丹南、嶺南は新2区に
(2013年3月29日午前10時25分)
衆院選福井県内小選挙区の区割り
衆院選挙区画定審議会(会長・村松岐夫京大名誉教授)は28日、小選挙区定数の「0増5減」に伴い「1票の格差」を是正する区割り改定案を安倍晋三首相に勧告した。福井県選挙区は「0増5減」の対象となり、定数は「3」から「2」に減る。改定案の人口最多は東京新16区で、最少の鳥取新2区との格差は1・998倍となり、現行2・52倍から大幅に縮小する。改定原案が既に決まっていた鳥取県を含め、17都県の42選挙区を見直した。
福井県の新1区は福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町の5市1町。新2区は敦賀市、小浜市、鯖江市、越前市、池田町、南越前町、越前町、美浜町、おおい町、高浜町、若狭町の4市7町となった。
新1区は、現1区に現2区の大野、勝山、あわら、坂井各市と現3区の旧越廼村(現福井市)、旧清水町(同)を合わせた。新2区は、残りの現3区と現2区の鯖江市、池田町、旧今立町(現越前市)。市町によって区域内で選挙区が分断されている問題は解消される。
10年国勢調査に基づく人口は新1区47万89人、新2区は33万6225人。約13万4千人の差が生じるが、同審議会が今年2月に示していた改定案作成方針の「地勢、交通、そのほかの自然的社会的条件を総合的に考慮」したものとみられる。
区割り勧告は2001年以来。人口は10年国勢調査に基づき算定した。勧告の区割りを実現する公選法改正案が成立すれば、小選挙区比例代表並立制が始まった1996年以降、初めて最大格差が2倍未満になる。政府は4月上旬にも同改正案を国会提出し、早期の格差是正を目指す。ただ民主党などは議員定数削減を含む抜本改革を優先すべきだと主張しており、法案審議は難航しそうだ。
審議会設置法は格差2倍未満を原則としている。現行では2倍以上の選挙区が97あったが、勧告により解消される。一方、格差は2倍をわずかに下回っただけで、地方の人口減少が急速に進んでいる現状を考慮すると、再度の是正が早期に必要となりそうだ。
審議会は0増5減の関連法に基づき、全都道府県で人口最少の鳥取県にまず2選挙区を配分。より人口が少ない鳥取新2区の人口を下限、その2倍未満を上限とした上で(1)下限を下回る選挙区を含む青森、岩手、宮城、茨城、和歌山、愛媛、長崎、熊本の8県17選挙区(2)上限を上回る選挙区がある千葉、東京、神奈川の3都県8選挙区(3)定数が3から2に削減される福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県15選挙区―を見直した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20130329ddlk36010644000c.html
衆院選挙制度改革:新区割り案 県南、名西を新1区に 勧告に知事「1減は遺憾」 /徳島
毎日新聞 2013年03月29日 地方版
衆院選挙区画定審議会が28日に安倍晋三首相に勧告した見直し案で、県内は従来の3選挙区から2選挙区に1議席減とされた。
新しい選挙区案では、小松島や阿南、海陽など県南の2市3郡と名西、名東両郡を、徳島市など従来の1区へ併合して新1区とした。また、市内で2区と3区に分割されていた美馬市全域が新2区に統合された。10年の国勢調査に基づく人口は、新1区が45万5708人、新2区が32万9783人となる。
勧告を受け、飯泉嘉門知事は「選挙区の数が1減されたことは誠に遺憾だが、現在進められている抜本的な選挙制度改革の検討では、都市と地方とで格差なく、住民の意見がしっかりと政治に反映される制度となるよう議論してほしい」などとするコメントを発表した。【阿部弘賢】 現行の3選挙区は次の通り。
【1区】徳島市、名東郡【2区】鳴門市、阿波市、美馬市(旧脇町、旧美馬町)、三好市、板野郡、三好郡【3区】小松島市、阿南市、吉野川市、美馬市(旧穴吹町、旧木屋平村)、勝浦郡、名西郡、那賀郡、海部郡、美馬郡
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20130329ddlk39010704000c.html
衆院選挙制度改革:小選挙区区割り案、高知市を鏡川で分割 県内二分「東西型」 知事「県の実情にあっている」 /高知
毎日新聞 2013年03月29日 地方版
衆院選挙区画定審議会が28日勧告した区割り改定案。小選挙区の「0増5減」により、高知は選挙区が3から2に減り、新たな区割り案は、浦戸湾と鏡川に沿って高知市を北東部と南西部に分割して県内を二分する「東西型」が示された。
高知1区は「高知市北東部(鏡川左岸の旧高知市と旧鏡村)、土佐町、大川村を結ぶ境界より東側」で人口(2010年国勢調査)は39万1035人。最小選挙区の鳥取2区との格差は1・343倍。
高知2区は「高知市南西部(鏡川右岸の旧高知市)、いの町を結ぶ境界より西側」。人口は37万3421人で格差は1・283倍となる。
尾崎正直知事は「人口密度や交通の面から見ても、東西に分割する案が高知の実情にあっていると思う」と述べた。【倉沢仁志】
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2427037.article.html
佐賀1減、東西分割 焦点の小城は2区
「1票の格差」是正で定数が「3」から「2」に1減となる佐賀県内の新たな選挙区割りは、佐賀市と小城、唐津市の境界で東西に分割する案が示された。古川康知事が選挙区画定審議会(区割り審)の意見照会に対して回答した佐賀県案をそのまま踏襲した内容となった。
新1区は佐賀市、鳥栖市、神埼市、神埼郡吉野ケ里町、三養基郡基山、上峰、みやき町の3市4町で、新2区は唐津市、多久市、伊万里市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、東松浦郡玄海町、西松浦郡有田町、杵島郡大町、江北、白石町、藤津郡太良町の7市6町。市町村合併に伴い、現行では同じ行政区でも選挙区が分かれていた佐賀市、神埼市、武雄市の「分割」は解消される。
それぞれの選挙区の人口(2010年国勢調査時点)は、1区が40万9120人、2区が44万668人で、2区が3万1548人多い。県内を東西に分割する際、焦点となっていた小城市については、区割り審が示した改定案作成方針に沿って、1、2区の人口差が小さくなるように2区に編入した。
全国最少選挙区の鳥取2区に対する格差は、佐賀1区が1・405倍、2区が1・514倍になる。
2013年03月29日更新
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細かい部分を抜いてエイヤ!で行くと
山梨:旧1区を分割し
旧3区→新1区
旧2区→新2区
福井:旧2区を分割し
旧1区→新1区
旧3区→新2区
徳島:旧3区を分割し
旧1区→新1区
旧2区→新2区
高知:旧1区を分割し
旧2区→新1区
旧3区→新2区
佐賀:旧2区を分割し
旧1区→新1区
旧3区→新2区
ってことだすね
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【自民党空白区】(除く公明との選挙協力区)
山形3区 :加藤紘一 【無所属・阿部寿一が当選】
千葉4区 :藤田幹雄 【民主当選】
京都2区 :上中康司 【民主当選】
大阪1区 :大西宏幸 【維新当選】
大阪10区:大隈和英 【維新当選】
大阪11区:井脇ノブ子【維新当選】
大阪13区:神谷宗幣 【維新当選】
大阪17区:岡下信子 【維新当選】
大阪18区:神谷昇 【維新当選】
大阪19区:谷川とむ 【維新当選】
兵庫11区:頭師暢秀 【民主当選】
兵庫12区:岡崎晃 【民主当選】
【0増5減 自民党調整】
■山梨県
旧1区:宮川典子
旧2区:堀内詔子(比例復活)
旧3区:中谷真一(比例復活)
無所属2区当選:長崎幸太郎
2016年参院選 :未定
無所属の長崎を入れると4人を2選挙区に納めなくてはならないどーしようもない状態。
比例優遇も千葉・神奈川県連が黙って無さそう。参院に空きがあるので転出か?
(選挙区が分割された&2010年参院選出馬歴あることから宮川典子が参院転出か?)
■福井県 >>9
旧1区:稲田朋美
旧2区:山本拓
旧3区:高木毅
2016年参院選 :山崎正昭
いずれも中堅議員で引退や比例転出は難しそう。
参議院・山崎正昭が1942年生まれのため引退濃厚。
いずれかの議員(選挙区が分割された山本拓?)が参院転出か?
■徳島県
旧1区:福山守
旧2区:山口俊一
旧3区:後藤田正純
2016年参院選 :中西祐介
山梨県以上に、どーしようもない状態。
参院選転出も出来ず、知事も徳島市長も若く首長転出も難しそう
一番年上の山口俊一さえ1950年生まれであり、比例転出も容認しづらい
■高知県 >>10
旧1区:福井照
旧2区:中谷元
旧3区:山本有二
2016年参院選 :未定
あっさりと福井照が選挙区出馬断念>>10
年齢もまだ若いので参院転出するか?
■佐賀県
旧1区:岩田和親
旧2区:今村雅弘
旧3区:保利耕輔
2016年参院選 :福岡資麿
保利引退が既定路線。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8366
今村が引き継げば問題なし。
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【自民党比例単独】
老:引退済県議など →次回引退または下位搭載で問題なし
事:党事務局 →次回引退または下位搭載で問題なし
若:公募などの新人 →揉めそう
議:議員経験者 →もっと揉めそう
■北海道
渡辺孝一 :議 北海道10区調整(公明) →比例単独1位当選
清水誠一 :老 11年道議選落選(帯広選挙区) 元道議 1949年生まれ
勝沼栄明 :若 11年道議選落選(札幌市西区選挙区)政治塾 1974年生まれ
■北関東
新谷正義 :若 医師 1975年生まれ 出身は広島。北関東に地縁はなさそう
■東京
赤枝恒雄 :老 医師 1944年生まれ
田畑毅 :若 元日銀職員 1972年生まれ
■北陸信越
永山文雄 :事 富山県事務長
助田重義 :事 福井県事務長
■東海
川田隆 :事 静岡県事務長
■中国
吉野正芳 :議 福島5区調整 1948年生まれ
上杉光弘 :議 元参院議員(宮崎県) 1942年生まれ
池田道孝 :老 岡山県議(井原市・小田郡)1947年生まれ
*2011年県議選出馬せず
■四国
泉原保二 :議 元代議士(奈良1区) 1941年生まれ
■九州
西川京子 :議 福岡10区調整 1945年生まれ
林田彪 :議 熊本2区調整 1944年生まれ
新開裕司 :議 福岡1区調整 古賀誠秘書 1968年生まれ
末吉光徳 :老 11年県議選落選(南島原選挙区) 元道議 1946年生まれ
湯川一行 :事 鹿児島県事務長
若手は
北海道の≪勝沼栄明≫、北関東≪新谷正義≫、東京≪田畑毅≫、
どこか引退選挙区に滑りこめれればラッキー(大塚拓のように)
議員経験者等は
≪上杉光弘≫≪泉原保二≫の2人は引退でしょう。
揉めそうなのが
北海道≪渡辺孝一≫ 次回も公明に譲るしかないか?(柳本卓治化)
中国 ≪吉野正芳≫ 引退するには少し若い。福島5区当選の坂本剛二が1944年生まれなので引退の可能性あり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7906
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8129
九州 ≪西川京子≫ 福岡10区当選山本幸三1948年生まれと揉めること必至
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7483
九州 ≪林田彪≫ 熊本2区当選の野田毅が1941年生まれなので引退の可能性あり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6620
九州 ≪新開裕司≫ 福岡1区当選井上貴博1962年生まれと揉めること必至
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6613
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7234
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/453828.html
石川議員辞職へ 陸山会事件、上告取り下げぬ方針(03/31 06:20、03/31 08:25 更新)
【帯広】小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反の罪で二審で有罪判決を受け、上告した新党大地の石川知裕衆院議員(比例代表道ブロック)が、議員辞職する意向を関係者に伝えたことが30日分かった。裁判で最後まで潔白を訴えたいとして、上告は取り下げない方針。今週中にも同党の鈴木宗男代表と協議して最終判断する見通し。
石川議員は30日、帯広市内で関係者に「議員の職にしがみつくつもりはない」と辞職する意向を伝えたという。31日以降、地元後援会の意見を聞いた上で、鈴木代表と会談するものとみられる。<北海道新聞3月31日朝刊掲載>
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/5696
ということで、石川知裕議員辞職に伴い
鈴木貴子が繰り上げです。
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http://mainichi.jp/select/news/20130401k0000m010027000c.html
石川知裕衆院議員:辞職も含め、進退を後援会と協議中
毎日新聞 2013年03月31日 19時42分(最終更新 03月31日 19時59分)
石川知裕衆院議員=平田明浩撮影
拡大写真 小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、2審で控訴が棄却され、最高裁に上告した新党大地の石川知裕衆院議員(39)が議員辞職も含めて進退について後援会と協議していることが31日、分かった。
石川議員は同日、帯広市内で、報道陣に「上告を取り下げるつもりはなく、議員を継続する」としながらも、「全ての可能性を排除して協議することにはならない。議席については鈴木(宗男・新党大地)代表とも協議しなければならない」と述べ、議員辞職も選択肢であることを示唆。8日の連合後援会拡大役員会で「(進退についての)一任を取り付けたい」と述べた。
石川氏の進退を巡っては、鈴木代表が3月17日の大地の会合で、有罪が確定した場合の石川議員の公民権停止が3年間となることから、次期衆院選への出馬を目指して上告を取り下げるべきだとの考えを示していた。
石川議員が辞職した場合、大地の比例代表道ブロックで次点だった鈴木氏の長女貴子氏(27)が繰り上げ当選となる。【三沢邦彦、円谷美晶】
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8495 名前:チバQ 投稿日: 2013/04/06(土) 17:55:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130405/stt13040523320012-n1.htm
0増5減 自民がコスタリカ方式で調整へ 石破氏が意向 反発は必至
2013.4.5 23:29
衆院の「一票の格差」是正のため、選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正をにらみ、自民党の石破茂幹事長は5日、区割り変更で現職が競合する選挙区について「コスタリカ方式」での調整を検討する考えを示した。対象となる議員の反発は必至で、石破氏ら執行部は党内にまた1つ難題を抱え込むことになった。
「議席が減る選挙区の同志が議席を確保できるよう万全の対応を取る。法案が通ったが、党の態勢ができていないという状況は避けなければいけない」
石破氏は5日の記者会見で、公選法改正案の法案審議と合わせて5減対象県の現職に理解を求めていく考えを強調した。
自民党は8日の選挙制度調査会総会から、改正案の党内手続きを本格化させる。政府は12日にも法案を閣議決定する。国会審議と同時並行で党内調整を進めることで「審議波乱の芽を摘み取りたい」(幹部)というわけだ。
0増5減で減区となるのは山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県。昨年12月の衆院選では山梨2、3区を除く13選挙区で自民党が勝利した。その中でも高知、福井は自民党が下野した平成21年の衆院選でも全勝した自民党の金城湯池。選挙に強い議員が居並ぶ。
自民党は野党時代、候補が競合する場合、都道府県連による「予備選」で決める方針を決めている。予備選導入を訴えてきた中堅からは「現職同士でも予備選で決めればいい」との声もあるが、執行部は「とても不可能」と判断。コスタリカ方式での調整を進める意向だ。とはいえ、後援会組織を抱える議員側がすんなり快諾するはずはなく、難航は確実だ。
参院への「くら替え」で調整する手もあるが、そのハードルも高そうだ。
今月に入って、5減対象県の議員が血相を変えて党本部に駆け込んだ。
「党が私に対して参院へのくら替えを打診したという話が流されているが、本当なのか!」
詰め寄られた選対幹部は「そんな事実はない、ない」と大慌てで首を振り、否定するしかなかった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130413-00001230-yom-pol
上告中の石川議員、辞職へ…宗男氏長女繰り上げ
読売新聞 4月14日(日)8時56分配信
小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記入)事件で有罪判決を受け、上告中の新党大地の石川知裕衆院議員(比例選北海道ブロック)が5月下旬にも議員辞職を表明する見通しとなった。
同党関係者によると、親しい議員らにはすでに議員辞職する意向を伝えているという。
石川氏は13日、札幌市で開かれた同党の会合で、自身の議席を「鈴木宗男代表や新党大地の仲間のために勝ち取った1議席だ。重みを十分に心得ている」と述べ、近く進退について最終判断する考えを示した。石川氏が議員辞職すれば、惜敗率で2位だった鈴木代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選する。
一方、石川氏は「不当判決に対しては、これからも断固戦っていく」と語り、裁判については今後も上告を取り下げず、無罪主張を続ける考えを示した。鈴木代表は、有罪判決を早期に確定させて3年間の公民権停止後の衆院選に再出馬できるよう、石川氏に上告取り下げを促している。
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2013年04月12日
民主党県連、斉藤・斉木両氏を総支部長解任
民主党県連が前衆議院議員の斉藤進さんと斉木武志さんの選挙区総支部長を
解任したことが関係者への取材で分かった。22日に開かれる常任幹事会で
正式に報告し、党本部に届け出る予定。夏までは榛葉賀津也参議院議員が
7区、8区の総支部長を兼任する。斉木さんは「今後も政治活動は続ける。
離党するかどうかは決めていない」とコメントしている。
[SATV 県内] 2013年04月12日
http://www.satv.co.jp/0100news/#shizuoka4
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130417-OYT8T01627.htm
加藤紘一氏、事実上の引退…後継に三女
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会合終了後、無言でタクシーに乗り込んだ加藤氏(17日午後8時17分、鶴岡市大東町の事務所前で) 昨年12月の衆院選で落選し、去就が注目されていた自民党元幹事長の加藤紘一氏(73)が17日、三女の鮎子氏(33)を後継に指名し、政界の一線から退く意向を示した。県政界で大きな存在感を示し、一時は首相候補にも挙がった大物政治家の「引退表明」に、支援者からは「一つの時代が終わった」との声が漏れた。
◆「党員投票で公認選定を」の声も
同日夜、鶴岡市大東町の自らの事務所で開いた後援会関係者との非公開の会合で、「自分としては、鮎子を後継にしたいと考えている」と語った。加藤氏は会合終了後、無言を貫いたが、加藤氏に近い県議は「事実上の政界引退だ。以前から、鮎子氏に引き継ぐタイミングを模索していた」と明かした。
加藤氏は鶴岡市出身。東大卒業後、外務省に入省。1972年に衆院議員に初当選し、防衛長官、官房長官、党幹事長など、政府や党の要職を歴任し、「将来の首相候補」と目された。
しかし、2000年に森喜朗首相に辞任を迫った「加藤の乱」に失敗。02年には元事務所代表の脱税事件の責任を取って議員辞職に追い込まれるなど、政界での影響力は低下していた。
14選を目指した昨年の衆院選で、山形3区から出馬したが、前酒田市長の阿部寿一氏(無所属)に敗れた。その後も政治活動は継続しており、1月には日中関係の改善を目指して、村山富市元首相らと訪中し、要人と会談するなどした。
鮎子氏は鶴岡市在住で、加藤氏の秘書役を務めている。関係者によると、17日の会合に出席した際、「よろしくお願いします」とあいさつしたという。
ただ、同党県連の志田英紀幹事長は「党本部から『世襲する場合は党員の信任を受けるように』と通知が来ている。党員投票を行って公認候補を決定したい」と述べ、3区の公認は党員投票を踏まえて決めるべきだとの考えを示した。
(2013年4月18日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130418-00000599-san-pol
「後進の応援に回る」 久間元防衛相が政界引退へ
産経新聞 4月18日(木)19時13分配信
自民党の久間章生元防衛相(72)は18日、政界引退の意向を明らかにした。産経新聞の取材に対し「後進の応援に回る」と述べた。
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http://www.yamagata-np.jp/news/201304/19/kj_2013041900450.php
加藤氏去就、支持者ら困惑 衆院県3区
2013年04月19日 09:27
先の衆院選県3区で落選した加藤紘一氏(73)が17日夜に三女鮎子氏(33)を後継者に指名する意向を示したことを受け、18日、支持者の中に困惑が広がった。次期衆院選に向け、加藤氏の明確な意思表示がなかったためで、「やめるとは言わなかった。現時点ではまだ政治活動を続けるのではないか」と受け止める支持者がいる一方、「(17日の)説明は次の選挙は出ないという意味だと思った」との声も聞かれた。
加藤氏は昨年12月に落選後、最近まで周辺に政界復帰への意欲を漏らしてきた。17日の紘友会鶴岡田川支部総会では「加藤家としては後継を三女にしたい」と心情を語ったという。ただ次の選挙に対する考えなどには触れず、政治活動を続けるとの趣旨の話をしたとされる。
早坂剛後援会長は18日、「(加藤氏は)これからも政治活動を続けていくので、後援会としては応援していく。後継者の話が出るのは自然なこと。鮎子さんを後継者にするかどうかはこれから話し合う」と説明した。しかし、17日の支部総会出席者は「半信半疑。健康になれば次も出たいのだと思う。いずれは三女にという意味にもとれる」とした。会合に出席しなかった後援会関係者は「やめると言わないのはまだ葛藤しているから」という見方を示し、一方で別の支持者は「次の選挙は出ないから自分の代わりに三女だと受け止めた」と明確な政界引退表明と捉えた。
加藤氏はこの日も沈黙を守り、取材に応じた鮎子氏は「引退するかどうかは本人しか分からない。25日に開く支援者への『感謝の会』で気持ちを伝えたいとしており、それまでは(後継者を含めて)明確にしないという自身の考えがあるようだ」と語った。
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http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1304190600002.html
加藤氏、一転「引退」
昨年12月の衆院選で落選し、支持者に頭を下げる加藤紘一氏=鶴岡市
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∞ 「三女を応援したい」 資金管理団体総会で意向
前衆議院議員の加藤紘一氏(73)が、資金管理団体の支部総会で三女の鮎子氏(34)を後継指名する意向を示したことが、18日までに明らかになった。昨年12月の衆院選落選後も政治活動は続けるとしていたが、後継指名で事実上の「引退表明」をした。一時は首相候補とも称された大物政治家は、自らの舞台に幕を下ろすことになった。
加藤氏は17日夜、鶴岡市大東町にある精三会館事務所で開かれた会合で「引退」の意向を明らかにした。出席した関係者らによると、加藤氏は冒頭のあいさつで昨年の敗戦をわび、体調回復を目指していることを説明したうえで「以前から打ち明けられてはいたが、改めて鮎子から政治への意欲を聞いて父親として応援したい気持ちになった」などと述べ、「加藤家としては」の前提で、「鮎子を後継にしたい」との意向を示したという。
また、鶴岡商工会議所会頭で資金管理団体役員の早坂剛氏により、資金管理団体の存続と鮎子氏支援で役員会が一致したことなどが報告され、満場の拍手を受けたという。
鮎子氏は18日、朝日新聞の取材に対し、「25日に開く『感謝する会』で、父から後援会のみなさまに正式にお伝えします。私の考えはその後にお話ししたい」と答えた。
加藤氏は昨年12月の衆院選山形3区で落選した後も、「政治活動は続けていきたい」と、中国との関係改善や選挙制度改革などに取り組む意欲を示し、今年1月にも訪中するなどしていた。自らの後継問題に言及したのはこれが初めて。
資金管理団体の役員の一人は「お疲れ様といいたいが、昨年の選挙は敗れた気がしない。残念な気持ちだ」と話している。
自民党県連の志田英紀幹事長は「3区の候補者をどうするかは、基本的には3区支部で決める話だ」としながら、「引退した議員の子どもを後継にする場合、党本部は党員投票で信任を得るよう求めている。県連としても原則をもとに考えることになる」と話した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20130419ddlk26010490000c.html
行政ファイル:自民2区支部長に上中氏 /京都
毎日新聞 2013年04月19日 地方版
自民府連は18日、次期衆院選京都2区公認候補となる予定の2区支部長に、上中康司氏(50)が党本部決定したと発表した。17日付。上中氏が昨年、同選挙区で落選してから、支部長不在になっていた。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/42017.html
維新衆院福井1区支部長に鈴木氏 党が再任発表、次期総選挙へ意欲
(2013年4月23日午前7時08分)
日本維新の会は22日までに、昨年12月の衆院選で福井1区に党公認で出馬した鈴木宏治氏を衆院福井1区支部長に再任したと発表した。鈴木氏は「次の衆院選を目指したい」と話し、次期総選挙に向けた政治活動を進めるとした。
日本維新の事務局によると、3月に開いた執行役員会で内定していた。次期衆院選の公認内定ではないが「出馬に向けて活動することを認めた」(事務局)としている。
鈴木氏は近く県選管に支部設立届を提出し、5月に福井市内に支部事務所を開設する予定。党員確保も支部を経由して党本部で登録できるようになる。
一方、県組織となる「日本維新の会県総支部(仮称)」の設立準備も進めており、鈴木氏は「5〜6月ごろ」と述べた。
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118: 2013/04/21 11:05:15 PnnnlzHT [sage]
衆議院選挙区支部長再任のお知らせ
ttp://j-ishin.jp/activity/news/2013/0419/217.html
1.宮城4区 畠山昌樹
2.埼玉3区 谷古宇勘司
3.神奈川7区 松田学(前回比例単独のため新任)
4.神奈川10区 石川輝久
5.福井1区 鈴木宏治
6.愛知5区 小山憲一
7.京都1区 田坂幾太
8.福岡2区 頭山晋太郎
現職以外で活動続ける気なのはこれだけか
ちなみに競合してたみんな候補
埼玉3 宮瀬英治 都議選
神奈川10 久米英一郎 支部閉鎖 中西健治秘書
京都1 平智之 参院比例
神奈川7 田中朝子 都議選
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http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2013042400417
今野東氏死去=元民主党参院議員
今野 東氏(こんの・あずま、本名東吾=とうご=元民主党参院議員)24日午前0時32分、肺炎のため仙台市の病院で死去、65歳。宮城県出身。自宅は非公表。葬儀は27日午前10時半から、仙台市青葉区一番町1の13の12の仙台東一番丁教会で。喪主は妻裕美子(ゆみこ)さん。
フリーアナウンサーを経て、2000年衆院選で宮城1区から初当選。03年に再選されたが、陣営の選挙違反事件により議員辞職した。07年参院選の比例代表で国政に復帰し、野田内閣で復興副大臣などを務めた。参院任期途中の12年衆院選に出馬したが落選した。 (2013/04/24-17:10)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130424-OYT1T00753.htm?from=ylist
石原宏高議員、選挙収支85万訂正…人件費削除
自民党の石原宏高・衆院議員(48)が、昨年12月の衆院選を巡り、実際には払っていない人件費計85万5000円を選挙運動費用収支報告書に記載していたとして収支報告書を訂正したことが24日分かった。
石原事務所は「事務的なミスだった」としている。
収支報告書によると、石原議員は衆院選の期間中、事務員12人とウグイス嬢15人に報酬として1日1万〜1万5000円ずつ支払ったと記載していた。
しかし、石原事務所などによると、事務員12人のうち7人は公職選挙法で報酬の支払いが認められない運動員としてビラ配りなどに従事。また、ウグイス嬢として働く予定だった女性ら2人は都合が合わなかったため選挙に参加しておらず、この9人には、報酬を支払っていなかったことが分かったという。
領収書の筆跡が受け取った側ではなく、事務所の担当者のものだったことなどから調べたところ、事務員やウグイス嬢として働いてもらう場合に備え、あらかじめ用意していた領収書の「ひな型」を、実際の領収書と一緒に間違って提出してしまったという。
また、ウグイス嬢6人の職業を訂正したほか、経費処理が終わっていなかった運動員の宿泊費や交通費計16万8940円を追加報告した。
石原事務所は「世間に誤解を招いたことを反省しています」とコメントした。
(2013年4月24日14時39分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1304260600002.html
2013年4月26日
加藤紘一氏、三女を後継に正式指名
∞ かつて世襲を批判 後援会に疑問の声
昨年末の衆院選で14選を目指して敗れた元自民党幹事長の加藤紘一氏(73)は25日、鶴岡市内で開いた後援会の「感謝する会」で、次の衆院選には立候補せず、政界の一線から引退することを表明した。現職時代、議員の世襲批判をしてきたが、後継には自らの三女・鮎子氏(34)を推す意向を示した。
同日夕方から市内の結婚式場で開いた会合には後援会員や鶴岡市長ら約300人が出席。加藤氏は壇上で「(日中問題など)政治活動は続けるが、選挙にはもう出ません」と言明した。養豚農家を回って勉強した若い時期などを振り返りつつ、「つらい仕事でしたが40年間、有意義な仕事をさせて頂いた。心から感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。自らの後継については「これから」「地域の信望がないと出来ない」と前置きしつつ、「うちの中では三女の鮎子となった。アドバイスしていきたい」と述べた。
加藤氏は一昨年秋、病を発症して以来、リハビリに取り組んだものの言葉などに障害が残り、一時は出馬も危ぶまれた。昨年12月に「国際関係などでやるべきことがある」と立候補したが、前酒田市長の阿部寿一氏に1465票差で敗れた。鮎子氏は、衆院選前から加藤氏の秘書役を務めて各地の集会で代理出席するなど、後継候補とのうわさもでていた。
加藤氏の資金管理団体「紘友会」は今月17日の会合で、今後も会を存続し、鮎子氏を支援していくことを役員会として確認したと報告している。だが、後援会の一部には「世襲批判もしてきただけに、そのまま一枚岩というわけには行かない」との声もある。(溝口太郎)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130425-OYT1T01722.htm?from=ylist
王国維持の狙い…加藤氏後継の三女「保守旗印」
集会を終え、支援者らと握手をする加藤氏(左)と鮎子氏(山形県鶴岡市で) 昨年の衆院選で山形3区から出馬し、落選した自民党の加藤紘一元幹事長(73)が25日、鶴岡市で開かれた後援会の集会で、三女の鮎子氏(34)を後継に指名し、自身は政界の一線から退くことを正式に表明した。
同日夜に開かれた集会には、加藤氏の後援会関係者約300人が出席。加藤氏は、40年間に及ぶ議員活動への支援を感謝した後、「去年の暮れ、皆様から預かった議席を失った。政治活動は続けるが、選挙にはもう出ない」と明言。日中関係の改善などに取り組む考えを示した。
加藤氏はこれまで、世襲については否定的な考えを示していたが、「鮎子がやりたいと言っている。親としてはブレーキをかけてきたが、決心が固い。父親としてアドバイスしていきたい」と述べた。
鮎子氏は「地域に根ざした保守政治を旗印にして、この地域から立派な政治家になっていきたい。皆さんの温かいご支援を受けながら学んでいきたい。よろしくお願いします」とあいさつした。
鮎子氏は慶大卒業後、民間企業に勤めた後、米コロンビア大大学院を修了。昨年から加藤氏の事務所に入り、秘書役を務めている。
◆世襲に批判も 公認不透明◆
加藤氏がこの時期に三女の鮎子氏を後継指名したのは、無所属の阿部寿一衆院議員に対するけん制との見方が強い。阿部氏は夏の参院選後にも、自民党入党の動きを本格化させるとみられているためだ。
加藤氏が先の衆院選で阿部氏に敗れた後、今後の去就を明確にしなかったことで、支持者の一部に離反の動きも出ていた。早期の後継指名に踏み切ることで、「加藤王国」を維持する狙いもあるとみられる。
ただ、鮎子氏が衆院山形3区の党公認候補となるかは微妙な情勢だ。加藤氏は国会議員の世襲を批判してきた経緯があり、後援会内部にも「娘を後継指名するのは過去の発言と食い違う」との声が聞こえる。
県連は、3区の公認候補を党員投票で決める方針。現職の強みを生かして阿部氏が勢力を拡大する中、鮎子氏が加藤氏の支援者をつなぎとめ、新たな支持層を掘り起こすことができるか。先行きは見通せない状況だ。(大前勇)
(2013年4月26日07時55分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130426/stt13042619110005-n1.htm
石川議員が来月辞職 上告は取り下げず
2013.4.26 19:07
石川知裕衆院議員
生活の党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われ、1、2審で有罪となり上告した新党大地の石川知裕衆院議員(比例代表北海道ブロック)が5月に議員辞職することが26日、分かった。上告は取り下げないという。
石川氏は昨年12月の衆院選に北海道11区から出馬し、比例復活で当選した。辞職に伴い、新党大地の北海道ブロックで惜敗率が次点だった鈴木宗男・新党大地代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選する予定だ。
鈴木氏はこれまで、上告を取り下げ、公民権停止期間を経て次期衆院選に備えるべきだと進言。石川氏は後援会から一任を取り付けていた。
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1460 名前:チバQ 投稿日: 2013/05/06(月) 01:03:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130430mog00m010013000c.html
参院山口補選:落選の平岡氏、次期衆院選出馬を念頭
2013年04月30日
参院山口補選に無所属で出馬して落選した平岡秀夫元法相は29日、岩国市内で街頭演説に立ち、「無党派層の半数近くから支持を得た。夏の参院選で大きな力になると確信した」と述べ、参院選に向けて、民主党を中心に再度、野党勢力結集を図る考えを示した。
また「捲土重来(けんどちょうらい)を期す」と述べ、次期衆院選への出馬を念頭に政治活動を続ける意向も表明。
一方、民主党県連の役職などへの復帰を報道各社から問われると「ノーコメント」とした。
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>>22
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201305040153.html
'13/5/4
コスタリカ方式復活を検討 自民、調整難航も
自民党が、衆院小選挙区定数の「0増5減」に伴う候補者調整で、衆院選のたびに小選挙区と比例代表候補を入れ替える「コスタリカ方式」を復活させる方向で検討している。定数減の県で同じ小選挙区からの立候補を希望する現職同士の公認争いを避けるためだ。昨年の衆院選で小選挙区から当選したのに比例代表に回るよう求められる議員が反発するのは必至で、調整難航も予想される。
衆院の「1票の格差」是正に向けた0増5減に伴い区割りを改定する公選法改正案は4月に衆院を通過。与党は参院で多数を占める野党が否決しても衆院で再可決する方針で、今国会中の成立が確実視される。さらなる小選挙区定数の削減がなければ、次の衆院選では福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県で定数が各3から2に減る。
「味方同士のいす取りゲームだ」。対象県の自民党現職の1人は、小選挙区からの出馬にこだわる考えを強調。党幹部は「多くの議員が『粘った者勝ち』を狙うかもしれない」と述べ、調整が展望を欠く実情を認める。
コスタリカ方式は比例に転出する候補が名簿上位で優遇されるのが通例。自民党は2009年までこの方式を維持したが、昨年の衆院選では解消された。だが、衆院選大勝と1票の格差是正への対応で、再び「火種」となる同方式と向き合うことになる。
山梨を除く4県では、昨年の衆院選で自民党の小選挙区候補が全員当選した。山梨も比例復活を含め3選挙区全てで、それぞれ地盤を持つ議員が誕生。次回は定数に収まらない「ぜいたくな悩み」(幹部)を抱えた。
例外は高知。1区選出の福井照文部科学副大臣が小選挙区を譲る意向を示し、調整はスムーズに進むとみられる。
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5735 名前:チバQ 投稿日: 2013/05/06(月) 19:21:15
■福岡9区
氏名(年齢)党派重複前元新得票数
三原朝彦(65)自民九州ブロック元97,419票
緒方林太郎(39)民主九州ブロック前62,186票
荒木学(47)維新九州ブロック新30,093票 →北九州市議選当選
真島省三(49)共産九州ブロック新22,109票
■岡山4区
橋本岳(38)自民中国ブロック元91,155票
柚木道義(40)民主中国ブロック前64,293票
赤沢幹温(51)維新中国ブロック新29,798票 →倉敷市議選当選
須増伸子(46)共産新11,125票
■静岡1区
上川陽子(59)自民東海ブロック元81,278票
牧野聖修(67)民主東海ブロック前53,773票
尾崎剛司(36)維新東海ブロック新41,479票 →静岡市議選当選
小池政就(38)みな東海ブロック新34,457票
河瀬幸代(61)共産新13,646票
■大分1区
穴見陽一(43)自民九州ブロック新84,848票
吉良州司(54)民主九州ブロック前74,590票
桑原宏史(42)維新九州ブロック新34,367票 →佐伯市議選当選
山本茂(61)共産新9,316票
小手川裕市(45)未来九州ブロック新8,586票
染矢誠治(48)無属新1,149票
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>>18
■北関東
新谷正義 :若 医師 1975年生まれ 出身は広島。北関東に地縁はなさそう
参院選茨城に名前が挙がってた人だったか
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/320
前副知事の上月良祐氏(49)、筑西市出身の総務官僚で新潟副市長の塚田桂祐氏(56)、鹿嶋市の医療法人理事長の新谷正義氏(37)の3人を候補予定者とし、10月5日に支部長ら150人による選考会を開いて公認候補を決める。
最も若い新谷氏は、広島県出身。帝京大医、東大経済卒の医師で、鹿嶋市の医療法人晴生会理事長。日頃の診療を通じ、地域医療存続の不安を肌で感じているといい、「医師不足や地域医療の崩壊を食い止めるためにどうにかしたい。国政に若い価値観を届けたい」と力を込める。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/299
新谷氏は帝京大医学部、東京大経済学部を卒業した医師で、鹿嶋市の医療法人「晴生会」理事長。父は病院や介護老人保健施設などを全国展開する葵会グループ理事長。広島県出身。
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8505 チバQ 2013/05/17(金) 20:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000m040111000c.html
石川知裕議員:辞職を表明 陸山会事件で有罪判決
毎日新聞 2013年05月17日 00時45分
小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、有罪判決を受けて最高裁に上告した新党大地の衆院議員、石川知裕氏(39)=比例代表北海道ブロック=が16日、帯広市で開かれた連合後援会の拡大役員会で議員辞職の意向を表明した。記者会見で石川氏は「不当な判決を認めるわけにはいかず、上告を断念せず戦うという決断をした」と理由を説明、一方で「私は政治家が天職だと思っている」とも述べた。辞職願は17日に衆院議長宛てに提出する。
石川氏の辞職が決まると、大地の鈴木宗男代表の長女貴子氏(27)が繰り上げ当選する。
石川氏は3月13日の2審判決後、支持団体の地元民主党や各地の後援会に裁判の経緯を説明。4月8日の連合後援会拡大役員会で進退を自分で判断するとの了解を得ていた。16日の拡大役員会では、支持者に辞職を決めた経緯と裁判闘争の継続を説明した。会見後、鈴木代表は「重大な決断で言葉もない。裁判での無罪を信じており、石川さんの再起に向けて今後も連携していきたい」と話した。
石川氏は09年の衆院選で北海道11区(十勝管内)から民主党公認で立候補し当選。事件後は離党し、大地に加わった。昨年12月の衆院選では大地から立候補し、比例道ブロックで復活当選した。【三沢邦彦】
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もし辞職したら清水鴻一郎が繰り上げか
5763 名前:旧ホントは社民支持@鹿児島市 投稿日: 2013/05/17(金) 19:31:34
一連の発言の是非はともかくとしても,まぁ,維新は評判を確実に下げちゃったことだけは確か。
維新、西村衆院議員を除名へ 「売春婦」発言、辞職要求
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013051701001899.html
日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日午後、従軍慰安婦をめぐり「日本には韓国人の売春婦がうようよいる」とした自身の発言に問題があったとして、離党届と会派離脱届を提出した。これを受け幹事長の松井一郎大阪府知事は西村氏を除名処分とし、議員辞職を求める方針を示した。
松井氏は府庁で記者団に「発言は人権侵害であり言葉の暴力だ。われわれの党にいてもらうわけにはいかない」と述べた。共同代表を務める橋下徹大阪市長の従軍慰安婦発言が批判されていることとの関連性については「趣旨が全く違う」と指摘した。
処分は、橋下氏と石原慎太郎共同代表を交えて最終決定する考えも明らかにした。
5764 名前:旧ホントは社民支持@鹿児島市 投稿日: 2013/05/17(金) 19:36:01
西村議員の発言要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051700791
日本維新の会の西村真悟衆院議員の党代議士会での発言要旨は次の通り。
外電(外国メディア)では橋下(徹共同代表)さんの報道が捏造(ねつぞう)され始めている。慰安婦がセックススレイブ(性奴隷)と転換されている。これが国際的に広がれば反日暴動、謀略が成功しかねない。
われわれは積極的に「売春婦とセックススレイブは違うんだ。売春婦は日本にまだうようよいるぞ、韓国人」(と主張し)、反撃に転じた方がいいと思う。大阪の繁華街で「お前、韓国人。慰安婦やろ」と言ってやったらいい。戦いましょう。
(党幹部から撤回を求められ)韓国人(と言ったの)は撤回します。(2013/05/17-18:49)
5765 名前:名無しさん 投稿日: 2013/05/17(金) 19:38:35
ヤフコメでは西村擁護論が圧倒的
平日の昼間からあんなに大量にコメントできる環境がうらやましい
少しではあるが有給や夜勤の人もいるかもしれないが
5766 名前:チバQ 投稿日: 2013/05/17(金) 20:06:38
ギャグ政党になってきた
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130517-OYT1T01019.htm?from=ylist
維新・西村議員除籍へ、慰安婦問題で不適切発言
日本維新の会の西村真悟衆院議員(比例近畿)は17日、国会内で開かれた同党の代議士会で「売春婦はまだ日本にうようよいる。韓国人。大阪の繁華街で『お前韓国人、慰安婦』と言ってやったらよろしい。戦いましょう」などと発言した。
維新の会の松井幹事長は、発言は極めて不適切だとして、同党から除籍(除名)する考えを表明した。
発言は、いわゆる従軍慰安婦問題を巡る発言が米国などから批判されている同党の橋下共同代表を擁護したもの。代議士会はメディアにも公開されていた。出席者の指摘を受け、西村氏はその場で発言を撤回したが、党内外で批判が噴出、西村氏は「党に迷惑をかけた」と離党届を提出した。
これを受け、松井氏は大阪府庁で記者団に、離党届を受理せず、除籍する考えを示したうえで、「橋下氏の発言と中身が全く違う。人権侵害だ。議席を返してもらいたい」と述べ、西村氏に議員辞職を促す考えも示唆した。除籍は、橋下、石原両共同代表と協議し、正式に決定するという。
(2013年5月17日19時32分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130531/elc13053112180000-n1.htm
新党大地の鈴木氏が繰り上げ当選 石川氏辞職で
2013.5.31 12:17
鈴木貴子氏
衆院比例代表北海道ブロックの選挙会は31日、新党大地の石川知裕前衆院議員の辞職に伴い、同党の名簿順位に基づき鈴木宗男代表の長女、鈴木貴子氏の繰り上げ当選を決めた。貴子氏は受諾する意向。
鈴木 貴子氏(すずき・たかこ)カナダ・トレント大卒。NHK職員。27歳。北海道出身。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130604/k10015062371000.html
民主・山村明嗣氏 繰り上げ当選
6月4日 15時54分大江康弘元参議院議員の辞職に伴い、平成19年に行われた参議院選挙の民主党の比例代表名簿から、山村明嗣氏の繰り上げ当選が決まりました。
これは中央選挙管理会が4日、総務省で選挙会を開いて決めたものです。
山村明嗣氏は東京都出身で37歳。東京・品川区議会議員を1期務めたあと、平成19年に行われた参議院選挙の比例代表に民主党から立候補していました。
山村氏の任期は、大江氏の残りの任期である来月28日までとなります。
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間違えた
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鳩山元首相、民主離党へ 6月末、慰留に応じず
民主党の鳩山由紀夫元首相が、6月末に同党を離党することになった。鳩山氏の地元選挙区だった北海道室蘭市の
民主党室蘭支部が7日、明らかにした。
鳩山氏は今月2日、室蘭支部の幹部らと面会。鳩山氏が離党の意向を示し、幹部らの慰留にも応じなかった。
党費が納められている6月いっぱいで離党するという。
http://www.asahi.com/politics/update/0607/TKY201306070327.html
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1867 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/08(土) 21:41:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130608ddlk02010051000c.html
2013参院選:生活・横山氏が離党、無所属新人の工藤氏支援のため /青森
毎日新聞 2013年06月08日 地方版
生活の党の前衆院議員、横山北斗氏(49)は7日、党本部に離党届を提出した。今夏の参院選で、無所属新人で出馬予定の前県農協中央会長の工藤信氏(59)を支援するためとしている。
横山氏によると、以前から工藤氏に参院選での協力を持ちかけられていた一方、横山氏を支持する地方議員からも離党をうながす声があったという。離党の理由について、横山氏は「昨年12月の衆院選で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対で工藤氏にお世話になっており、今回は応援するのが当然。(同党参院議員の)平山幸司氏に(衆院選で)応援してもらったことはない」と話している。
民主党県連は工藤氏を推薦しており、横山氏は「昔の(民主党)県連の仲間と一緒にやれればいいという考えはある」と述べ、民主党との連携にも含みをもたせた。
横山氏は民主党衆院議員だった昨年7月、消費増税法案などに反対し、平山氏らとともに離党。昨年末の衆院選で青森1区から日本未来の党(当時)から出馬し落選した。【酒造唯】
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8508 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/16(日) 19:07:23
>今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。
とりあえずここに張っておきます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3571
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130605ddlk13010214000c.html
’13都議選:議員の仕事/中 国政への「踏み台」 都民との距離縮まらず /東京
毎日新聞 2013年06月05日 地方版
<議員(センセイ)の仕事>
自治会の会合や懇親会などの予定で埋め尽くされた手帳。鉛筆の走り書きが、慌ただしい日々を物語る。
青梅市選挙区選出の山下容子都議(54)は4年前、自民党が半世紀守っていた議席を奪い「民主躍進」のシンボルになった。だが民主を離党し、次の都議選には出馬しない。「元々、国政志望だった」と理由を語る。
出身は立川市で、落下傘候補だった。地域行事には市長、市議会議長らと一緒に必ず出席を求められ「休みはなかった」。小学校での救急救命教育やオフィスビルでの室内緑化など、こだわりのテーマを都政に反映させてきた自負はある。それでも内心は、農業や環境政策、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加交渉などに関わりたかった。「一生懸命やっても、都議の仕事は注目を浴びにくい」との思いをぬぐえなかったという。
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毎日新聞の集計では直近の国政選挙(2012年衆院選と7、10年参院選)に立候補した都議経験者は少なくとも延べ22人に上り、うち9人が当選した。今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。事情はそれぞれだが、結果的に都議会は国会への「踏み台」になっている面がある。
大手ドラッグストアチェーン会長で前民主党衆院議員の樋口俊一氏(61)も、都議からの転身組の一人だ。93年、日本新党ブームに乗って中野区選挙区でトップ当選したが、任期中の96年に新進党に担がれて衆院東京7区から出馬した。
樋口氏も大阪出身の落下傘候補。無党派層が多い東京では、地元で強く引き留める支持者もいなかった。「都議では結局、国のやることに手を突っ込めない」との不満もあった。ある現職都議は「都議選と衆院の小選挙区は、選挙区がほぼ重なる。他道府県のように地盤を広げる必要がなく、政党の側も擁立しやすい」と解説する。
■
国会議員と肩を並べる厚遇でありながら、都議への都民の関心は高くない。都議選の過去5回の投票率は5割前後にとどまり、直後の国政選挙より3〜22ポイント低かった。「風頼みで簡単に都議になり、簡単にリクルート(転身)する」(ベテラン都議)風潮が、有権者との距離感を広げている面は否めない。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
8509 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/16(日) 20:12:54
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3553
3553 :アーバン:2013/05/29(水) 18:08:37
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130529ddlk13010258000c.html
選挙:都議選 民主、葛飾区選挙区で公認取り消し 維新は渋谷区選挙区に擁立 /東京
毎日新聞 2013年05月29日 地方版
民主党都連は28日、都議選で葛飾区選挙区の現職、佐藤由美氏(41)の公認を取り消すと発表した。佐藤氏は次期衆院選で東京16区(江戸川区)からの出馬を目指すとしている。葛飾区の民主候補は現職1人に一本化され、これで同党の公認予定は44人(現職39人、新人5人)になる。
また、日本維新の会都総支部は同日、渋谷区選挙区で新人の小林崇央氏(42)の擁立を発表し、江戸川区選挙区の新人、中津川将照氏(27)の公認は本人から申し出があったとして取り消した。
定数2の渋谷区は、選挙協力を解消したみんなの党も新人の擁立を決めている。維新の公認予定は35人(現職3人、元職3人、新人29人)。【竹内良和】
〔都内版〕
*2000年衆院選茨城1区民主党公認で同姓同名で出馬してるけど、
年齢が合わないので別人の模様
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死票率56%に上昇=民主は惨敗で8割超―衆院選【12衆院選】
時事通信 12月17日(月)16時31分配信
16日投開票された衆院選で、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票
に上った。小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となった。
今回は「第三極」として新たに日本維新の会や日本未来の党が参戦して12党が乱立。共産党も前回までの方針を転換し、原則として全選挙区に候補者を立てた。当
選者が1人の小選挙区制では、候補が多数で票が分散されれば当選ラインは下がり、落選候補の合計得票数が増える傾向があることから、前回より死票率が上がっ
たとみられる。
死票率を政党別にみると、小選挙区で237議席を獲得した自民党は12.9%で、大敗した前回の74.0%から大きく低下。一方、惨敗した民主党は前回の13.2%から
82.5%に大幅上昇した。第三極同士で共倒れが目立った維新も81.9%。小選挙区全勝の公明党は0%だった。
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>>16-17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130625-00000236-yom-pol
「5減」の県、衆院選の公認レース早くも火花
読売新聞 6月25日(火)9時5分配信
読売新聞
衆院小選挙区の1票の格差を巡り、「0増5減」を実現する区割り法が24日成立し、今後、昨年大勝した自民党の候補者調整が焦点の一つとなる。
山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県では議席数が3から2に減り、次の選挙を見据えたレースが早くも過熱している県もある。
◆徳島
昨年の衆院選で、自民が全3選挙区で勝利した徳島県。今後は1人が比例選にまわるなどの候補者調整が必要だが、石破幹事長が今年4月、「衆院選の得票を上回らないといけない」と参院選で得票の積み増しを指示し、事態が一変した。
県連は新しい区割りでの候補者調整は参院選後まで棚上げしているが、県連幹部は「考慮されるのは党への貢献度だ」と語る。県内の3衆院議員は、来月の参院選を前に票の掘り起こしに懸命。現役閣僚を招いた大掛かりな地元集会を計画するなど、県連関係者も「まるで自分の選挙のようだ」と舌を巻く。
◆山梨
山梨県では、2議席を巡って3選挙区を地盤とする3議員の駆け引きが早くも始まっている。候補者調整は参院選終了まで議論せず、選挙区外での活動も「凍結」された。しかし、5月末から参院選の応援については選挙区外での活動も解禁。水面下のレースが始まったが、当面は衆院が解散する見通しもなく、先の見えない長い戦いだ。議員は「会合に出れば『どの選挙区から出るのか』と必ず聞かれるので、返答が難しい」と語る。
◆2倍未満
一方、議員1人あたりの人口の最大格差を2倍未満にするため、東京16区では区割りを変更。人口約1400人の江戸川区上一色3丁目地区が隣接する葛飾区などの17区に移され、人口が最も少ない鳥取2区の「1・998倍」に収まった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20130624-OYT8T01566.htm
衆院選挙区 県内「3」→「2」
衆院小選挙区の1票の格差を是正するため、定数を「0増5減」する改正公職選挙法が24日、衆院本会議で再可決され、山梨選挙区は次回の選挙から定数が3から2に削減されることが決まった。3人の現職議員を抱える自民党県連は候補者調整が必至で、新しい選挙区を争う「イス取りゲーム」は参院選後に本格化しそうだ。
新しい区割りは、1票の格差が2倍未満に収まるよう、政府の選挙区画定審議会(区割り審)が2010年の国勢調査を基に作成。県内では、全国最少となる鳥取2区(29万1103人)を下回る現1区を分割し、甲府市と市川三郷町などを現3区と統合して新1区(53万1991人)、甲府市より東側の市町村で新2区(33万1084人)を編成する。
24日の衆院本会議では、県関係の国会議員7人のうち5人が賛成票を投じた。1区が地盤の小沢鋭仁氏(維新・比例)は「これまでの選挙区が真っ二つに分割されるが、これも運命と党方針に従った」、2区の長崎幸太郎氏(無所属)は「山梨は人口格差が広がり、不完全な区割りだが、何もやらないよりはましだ」と賛成した理由を話した。一方、3区の後藤斎氏(民主)と、同区が地盤の中島克仁氏(みんな・比例)は、選挙制度改革としては不十分だとして、反対票を投じた。
3人の現職議員の調整が課題となる自民党県連。中でも去就が注目されるのが、唯一選挙区で勝利し、出身地の山梨市と大票田の甲府市が分かれてしまう1区の宮川典子氏だ。宮川氏は「支援者から候補者調整に関する質問が多くなるのは確実だが、まずは(参院選に立候補予定の)森屋宏さんに勝ってもらわなければ」と述べるにとどまり、区割りについては明言を避けた。2区が地盤の堀内詔子氏(比例)は「参院選後に自らの対応を話す機会を作りたい」、3区が地盤の中谷真一氏(比例)も「今後、党の調整があると思うが、今は参院選に全力投球することが先決」としている。
しかし、今回の区割りを巡っては、変更案が発表された3月末、比例復活した2区の堀内氏の夫が、2区に統合される山梨市であいさつまわりをしていたことが後に発覚し、堀内陣営が関係者に謝罪する一幕もあった。同県連では現在、調整に関する議論は禁句で、選挙区外の活動も森屋氏の選挙に関係するものしか認められていない。
皆川巌幹事長は「参院選の途中で候補者調整の話になってしまったら、森屋氏の選挙に支障が出る。今は参院選に挙党一致で臨むことが重要」と強調している。
(2013年6月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130624-OYT8T01697.htm
衆院「0増5減」成立 自民候補者調整に注目
衆院小選挙区定数の「0増5減」を実現する区割り法(改正公職選挙法)が衆院で成立した24日、定数が3から2に減る福井県では、自民党の現職3人の今後の候補者調整が注目される。また、関係者からは中選挙区制の復活を望む声も聞かれた。(酒本友紀子、原典子)
区割り内容は、3月に衆院選挙区画定審議会(区割り審)が安倍首相に勧告した通り、旧2区を新1区と新2区に分割する形。26万〜28万人だった選挙区ごとの人口は、新1区が約47万人、新2区が約33万6000人となる。
旧1区の稲田朋美議員(3期)は「最高裁の判決がある以上、仕方がない」と談話を発表。「数は減っても福井の声はしっかり届けていきたい」とする一方、県連会長の立場から「今の最優先課題は参院選での勝利だ」として、候補者調整についての言及はなかった。
旧2区の山本拓議員(6期)は、「違憲状態の解決のため、やむを得ず賛成したが、取りあえずの緊急措置だ」と言明。「最終的には中選挙区制になるのでは」と話し、小選挙区制のまま次の選挙が行われた場合については「党本部が決めること」と述べるにとどめた。
旧3区の高木毅議員(5期)は、候補者調整について「全く白紙」としたうえで、「引き続き選挙区から出たいという思いは皆同じ。関係者で知恵を出し合ってスムーズに調整できるよう努力する」と述べた。
自民、民主の県連幹部も今後の候補者調整が悩みの種。石川与三吉・自民県連幹事長は「党本部からの押しつけではなく地方の声を重視するべきだ。現職の本人同士で決めるか、県連で会議を重ねて決めることになるだろう」と話した。
民主県連も新区割りでの候補者選考は難航が必至。前回選に出馬した3人のうち、旧3区が地盤の松宮勲氏は引退したが、糸川正晃・県連代表(旧2区)が拠点とする坂井、あわら両市と、笹木竜三・県連幹事長(旧1区)が地盤を置く福井市は共に新1区となった。
糸川代表は「どちらも現職ではないので党本部が決めることになる」と話し、今回の改正には「0増5減だけでは、都会重視、地方軽視が進む」と批判した。
(2013年6月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20130624-OYT8T01454.htm
徳島1減 各党渋面 衆院区割り法成立
◇与党「やむを得ない」/野党「遅すぎる」
衆院小選挙区定数の「0増5減」が盛り込まれた区割り法(改正公職選挙法)が衆院の再可決で成立した24日、県内の3小選挙区が1減となることが決まった。小選挙区で3人の衆院議員を抱える与党からは「違憲状態だけにやむを得ない」と受け入れる声が出る一方、野党からは「遅すぎるし、もう少し減らすべきだ」などの批判が相次いだ。(川本修司、苅田円)
自民党の藤田豊・県連幹事長は「違憲状態と裁判所から言われているので仕方がない」と冷静に受け止める一方、「削減される5県にとってはやはり不満。地域の声を吸い上げてくれるのか心配だ」と漏らした。
また、公明党の長尾哲見・県本部代表も「当面の格差是正のため、第一歩としては必要だった」と強調。しかし、「小選挙区制の弊害も改め、より民意が反映される制度を早急に協議すべきだ」と注文を付けた。
一方、野党・民主党の松崎清治・県連幹事長は「野田前首相との党首討論で『抜本的な選挙制度改革もやる』と言ったのに、0増5減だけ先行させてごまかそうという姿勢は大変遺憾だ」と批判した。
日本維新の会県総支部の岡佑樹・代表代行は「違憲状態の解消になっていない」と指摘。「次の衆院解散までにこの国の新しいかたちを決められるよう、十分な議論をしてほしい」と要望した。
みんなの党県支部の森本尚樹・代表幹事は「衆院選後、半年たっての対応は遅すぎる。もっと早くに決めなければならなかった」とし、「今回も一つの妥協であり、そろそろ大改革が必要になる」と話した。
共産党県委員会の上村秀明・委員長は「投票価値の平等を保障する憲法の要請に応えず、民意をゆがめる小選挙区制を固定化する」と懸念し、「党利党略の制度改正は許されない」と非難した。
社民党の寺前学・県連代表は「小選挙区制は党勢の衰退につながりかねない制度で、到底納得できない。少数政党の意見を反映させるため、全議員を比例代表制で選ぶべきだ」と述べた。
(2013年6月25日 読売新聞)
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2490869.article.html
「0増5減」佐賀県関係衆院議員の反応
衆院小選挙区定数の「0増5減」に伴い、佐賀県は東西二つに分ける新たな区割りに変更される。現行の3選挙区を独占している自民党は、参院選後の早い時期に候補者調整を本格化させる方針を示した。
自民党県連会長の福岡資麿参院議員は「再可決はやむを得ないが、参院はきちんと意思を示すべきだった。これでは参院不要論が高まる」と野党の対応を強く批判した。
次の衆院選に向けた候補者の絞り込みについては「まずは1〜3区の当事者同士で話し合ってもらいたい。さらに各選挙区で誰を支部長にすべきか、地元の意見を聞きたい」と2段階の調整案を示した。時期については「参院選後、間を置かずにやりたい」と話した。
1区の岩田和親議員は「中ぶらりんの状態は当事者にとっても大変なこと。新しい選挙区にどう対応するか、早く決めてもらいたい」と早期の調整を求めた。
2区の今村雅弘議員は「人口だけで区割りが決められたのは残念だが、決まった以上は仕方がない」と述べ、候補者調整については「今後のこと」と述べるにとどめた。
3区の保利耕輔議員は「違憲状態を解消するために党としてやったことで、圧倒的多数で再可決できた。結構なことだ」と述べ、候補者調整については言及しなかった。
一方、民主党は前回、1区原口一博議員(比例九州)、2区大串博志議員(同)で戦い、3区には公認候補を擁立しなかった。新たな区割りで区域は拡大するが、従来の体制で臨むとみられる。
県連代表の原口議員は「今国会で抜本改革をやるという約束が守られなかったわけで、極めて残念。参院の意義まで問われる事態だ」と与党を強く批判した。新たな区割りについては「佐賀ではこれまでも選挙区が度々変わっており、有権者に大きな戸惑いを与えている」と続けた。
副代表の大串議員は選挙区の拡大を踏まえ、「今まで以上に動いて有権者の声を聞き、国会議員が身近な存在だと行動で示したい」と切り替えていた。
■知事「評価できる」
古川康知事は、衆院小選挙区の区割り改定法成立を受け、「法改正は知事意見に沿うもので、評価できると受け止めている。今後も引き続き選挙制度の抜本改革について検討されるが、地方の声が国に届くものになるよう対応をお願いしていきたい」とのコメントを発表した。
2013年06月25日更新
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130626-OYT8T01581.htm
衆院3区の自民公認へ 参院選で貢献度競う
自民党で衆院山形3区の公認候補予定者の座を巡り、元党幹事長の加藤紘一氏(74)が後継指名した三女の鮎子氏(34)と、加藤氏を破って当選した無所属の阿部寿一氏(53)が争っている。次期衆院選の公認がかかっており、両氏は参院選で党への貢献度をアピールしようと、活動を活発化させている。
鶴岡市で26日夜に開かれた鮎子氏の後援会発足式。約200人の支持者を前に鮎子氏は、参院選山形選挙区に党公認で立候補を予定している新人の大沼瑞穂氏(34)の名を挙げ、「支援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
鮎子氏は4月の後継指名以降、県連大会など党関連の行事に積極的に出席。大沼氏と共に3区の支持者回りをしたり、父の事務所を大沼氏の後援会支部に提供したりするなど、支援に努めてきた。
ただ、加藤氏を支えた秘書が全員去ったほか、支持者も加藤氏の現役時代とは温度差があり、「鮎子氏が支援に力を入れても、組織が弱体化しているので広がりは限定的」(鶴岡市議)との見方もある。
一方、現時点で党員ではない阿部氏。22日、来賓として出席した酒田市議の後援会の会合で、大沼氏のパンフレットを出席者に配りながら、「大沼さんをお願いします」と訴えて回った。
酒田市で同日行われた大沼氏の事務所開きでは、阿部氏に近い県議が「(参院選で)阿部氏をすり切れるまで使ってほしい」と訴える場面もあった。
阿部氏は、4月下旬に大沼氏から、6月上旬には遠藤利明県連会長から選挙支援を要請された。県連は酒田市長選で阿部氏を推薦した経緯もあり、もともと近い間柄だ。阿部氏側は支持者に「阿部を自民党に入党させるため、大沼氏を頼む」(後援会幹部)と働きかけを強める。
県連の野川政文幹事長は「勝利のため、保守系無所属の国会議員に支援を要請するのは当然」と話す。両者のアピール合戦は熱を帯びるが、野川幹事長は「参院選と3区の公認問題は無関係」と強調する。県連は参院選終了後、党員投票などで3区の公認候補予定者を選ぶ方針を示している。
ただ、県連内には「2人の公認争いが、伸び悩んでいた3区の票の掘り起こしにつながれば」との期待感も出ている。
参院選山形選挙区にはこのほか、みどりの風現職の舟山康江氏(47)、いずれも新人で共産党の太田俊男氏(59)、幸福実現党の城取良太氏(36)の3人が立候補を表明している。
(2013年6月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20130627-OYT1T00296.htm?from=popin
公認目指す加藤紘一氏の三女…父の秘書全員去る
自民党で衆院山形3区の公認候補予定者の座を巡り、元党幹事長の加藤紘一氏(74)が後継指名した三女の鮎子氏(34)と、加藤氏を破って当選した無所属の阿部寿一氏(53)が争っている。
次期衆院選の公認がかかっており、両氏は参院選で党への貢献度をアピールしようと、活動を活発化させている。
鶴岡市で26日夜に開かれた鮎子氏の後援会発足式。約200人の支持者を前に鮎子氏は、参院選山形選挙区に党公認で立候補を予定している新人の大沼瑞穂氏(34)の名を挙げ、「支援をよろしくお願いします」と呼びかけた。
鮎子氏は4月の後継指名以降、県連大会など党関連の行事に積極的に出席。大沼氏と共に3区の支持者回りをしたり、父の事務所を大沼氏の後援会支部に提供したりするなど、支援に努めてきた。
ただ、加藤氏を支えた秘書が全員去ったほか、支持者も加藤氏の現役時代とは温度差があり、「鮎子氏が支援に力を入れても、組織が弱体化しているので広がりは限定的」(鶴岡市議)との見方もある。
一方、現時点で党員ではない阿部氏。22日、来賓として出席した酒田市議の後援会の会合で、大沼氏のパンフレットを出席者に配りながら、「大沼さんをお願いします」と訴えて回った。
酒田市で同日行われた大沼氏の事務所開きでは、阿部氏に近い県議が「(参院選で)阿部氏をすり切れるまで使ってほしい」と訴える場面もあった。
阿部氏は、4月下旬に大沼氏から、6月上旬には遠藤利明県連会長から選挙支援を要請された。県連は酒田市長選で阿部氏を推薦した経緯もあり、もともと近い間柄だ。阿部氏側は支持者に「阿部を自民党に入党させるため、大沼氏を頼む」(後援会幹部)と働きかけを強める。
県連の野川政文幹事長は「勝利のため、保守系無所属の国会議員に支援を要請するのは当然」と話す。両者のアピール合戦は熱を帯びるが、野川幹事長は「参院選と3区の公認問題は無関係」と強調する。県連は参院選終了後、党員投票などで3区の公認候補予定者を選ぶ方針を示している。
ただ、県連内には「2人の公認争いが、伸び悩んでいた3区の票の掘り起こしにつながれば」との期待感も出ている。
参院選山形選挙区にはこのほか、みどりの風現職の舟山康江氏(47)、いずれも新人で共産党の太田俊男氏(59)、幸福実現党の城取良太氏(36)の3人が立候補を表明している。
(2013年6月27日10時06分 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130702t11021.htm
揺れる自民・伊藤氏親子の地盤 古川など旧4市町
4区から6区への変更をあらためて確認した自民党古川支部の総会。伊藤信太郎党県連会長は多忙で代理出席だった
衆院選小選挙区定数「0増5減」に伴う区割り改定法が衆院で6月24日に再可決、成立して1週間余り。宮城4区からの分離が決まった宮城県大崎市の旧古川市と旧志田郡(松山、三本木、鹿島台の3町)には、自民党の故伊藤宗一郎元衆院議長、党県連会長の信太郎衆院議員の親子2代を長年支えてきた支持者も多い。7月4日の参院選公示を前に、「伊藤ブランド」との別れに揺れる支持者の胸中を探った。(大崎総局・松田佐世子)
◎衆院宮城4区から分離/長年の支持者、思い複雑/理解「編入区の党候補支援」/落胆「もう党員やめる」の声
次期衆院選で旧古川市は気仙沼、栗原の各市などを含む宮城6区に、旧志田郡は石巻市などがある5区にそれぞれ移る。
6月30日夜に大崎市で開かれた自民党古川支部の年次総会。県議の菊地恵一支部長は「古川は6区に変わる。小野寺五典防衛相の地元に入る。慣れ親しんだ区割りの変更は非常に残念だが、致し方ない」と、6区での活動と参院選への協力を呼び掛けた。
伊藤氏親子を支持してきた支部幹部は「ずっと支えてきたのに、面白くない。大崎市をまた分断した。党県連会長なら区割り案に意見を言えたはずだ」と、伊藤氏に憤る。
県内2選挙区だった中選挙区時代、旧古川市と旧志田郡は仙台、白石の各市などと同じ旧宮城1区で、宗一郎氏は1960年に初当選。小選挙区制で初の選挙戦となった96年、続く2000年は宮城4区で当選した。
信太郎氏は、宗一郎氏死去に伴う01年の補選で初当選。政権交代劇の09年は敗れたが、昨年末に議席を奪還した。宗一郎氏は14戦1敗の当選13回、信太郎氏は5戦1敗の当選4回と、親子が地盤とした期間は実に半世紀以上に及ぶ。
5区に編入される大崎市三本木の農業男性(69)は「次の衆院選から投票用紙に『伊藤』と書くことはないのか。さびしい」と語る。伊藤氏親子を支え続け、落選中に動きの鈍かった信太郎氏にはハッパもかけた。「坊ちゃんみたいで心配。今後も気に掛ける」と話す。
自民党鹿島台支部の高塒(たかとや)仁支部長は「高齢だし、信太郎さんを応援できないならやめる、と言う党員もいる」と明かす。
取材中、旧志田郡では、民主党の5区現職と参院選宮城選挙区候補予定者の顔写真が並ぶポスターをたびたび目にした。参院選を舞台に、新区割りによる衆院選への地盤固めも繰り広げられそうだ。
2013年07月02日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130709t51020.htm
参院選山形選挙区 鮎子氏と阿部氏、自民もう一つの戦い
自民党新人候補の応援で気勢を上げる鮎子氏
自民党新人候補の個人演説会に出席した阿部氏
参院選山形選挙区(改選数1)で現職と新人計4人による争いが展開される中、次期衆院選山形3区の自民党公認候補となる党支部長の座をめぐり、加藤紘一元党幹事長の三女鮎子氏(34)と、前回衆院選で加藤氏を破った無所属現職の前酒田市長阿部寿一氏(53)がもう一つの戦いを繰り広げている。参院選での貢献度は支部長選定の有力な判断材料になるとみられ、2人のアピール合戦は熱を帯びてきた。
鮎子氏は6月26日、次期衆院選に党公認で立候補を目指す考えを明らかにした。同じ日に鶴岡市で開いた後援会設立総会では、参院選山形選挙区に立候補する党新人のパンフレットを配り、支持者らに支援を呼び掛けた。
党員の鮎子氏は早くから積極的に動いてきた。党新人の庄内地方でのあいさつ回りには6月初めから同行し、後援会幹部が新人選対に名を連ねた。
「地道な作業を陰で支えるだけ」。鮎子氏は裏方を強調し、自らマイクを握ることこそないものの、発足したばかりの後援会組織をフル稼働させる。阿部氏の動きに鮎子氏は「無所属の方からの支援はありがたい」と平静を装う。
一方、阿部氏は鮎子氏の立候補表明から2日後の28日、自民新人の支援に本格的に動きだした。自身の後援会役員会を開催し、幹部50人に「自民新人への応援の輪を広げてほしい」と訴え、会合後には一緒に企業を回った。後援会組織は選対に入らず、勝手連的に応援している格好だ。
表舞台にも立つ。8日には新庄市であった自民新人の個人演説会に駆け付け、自民党主催の集会に衆院選後初めて出席した。
応援演説する機会はなかったが、菅義偉官房長官、岸宏一参院議員と壇上に並び「今回は菅長官と岸先生に招待された」と党とのつながりを強調。「要請があればいつでもマイクを握る」と話し、自民党入りと支部長就任に向け、自ら前面に出て現職としての存在感を示す考えだ。
支部の一部には、加藤紘一氏の14選を阻んだ阿部氏への反発と同時に、鮎子氏への世襲批判が交錯する。2人の後援会関係者は参院選での支援を、こうした党員の思いを払拭(ふっしょく)する機会とも位置付ける。
3区支部長の人選について、野川政文県連幹事長は「2人が公認候補を支援することで相乗効果を期待したいが、参院選と支部長問題は全くリンクしない。支部長をどうするかは選挙後に考えるつもりだ」と話す。県連は党員投票も視野に入れて決めるとみられる。
2013年07月09日火曜日
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/130723/kng13072318140005-n1.htm
民主の中林氏 神奈川1区総支部長辞任届を受理 県連決定
2013.7.23 18:14
民主党神奈川県連は23日の常任幹事会で、昨年12月の衆院選神奈川1区(横浜市中区、磯子区、金沢区)で落選した同党の中林美恵子氏(52)が参院選前に提出していた1区暫定総支部長の辞任届を受理することを決めた。総支部長は次期衆院選の候補予定者で、対応は党本部が判断する。
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>>61
そうですか……。
ちょっと残念ですね。
やはり、後任は佐藤謙一郎氏の関係者か
または中林氏のような落下傘になるのか
個人的には注視していきたいと思います。
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菅元首相に離党勧告へ 鳩山元首相は除籍検討
民主党の海江田万里代表は23日、参院選東京選挙区で党公認候補ではなく、無所属候補を応援した
菅直人元首相に対し、離党勧告する方針を固めた。24日に菅氏と会談して伝える。
菅氏が拒否すれば、除籍(除名)処分も辞さない構えだ。
民主党は公示直前、現職2人のうち大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化。
菅氏は大河原氏を支援して事実上の分裂選挙になり、結果として両氏とも落選した。
23日の党役員会では幹部から「また民主党がもめているとの印象を植え付けた」と菅氏への厳しい批判が
相次いだ。
一方、鳩山由紀夫元首相が6月、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について「中国側からみれば、盗んだと
思われても仕方ない」と発言した問題で、海江田氏は鳩山氏を除籍する意向だ。
鳩山氏はすでに5月末に離党しているが、離党前にさかのぼって処分を検討する。
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY201307230473.html
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/44527.html
3議員「いす取り」はや意識 衆院選の県内区割り1減で
(2013年7月30日午前7時00分)
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参院選の自民党新人候補の初当選をバンザイで祝う稲田朋美(右)、山本拓(右から2人目)、高木毅(後列左)の各衆院議員=21日夜、福井市大手3丁目
福井県の衆院小選挙区定数が「3」から「2」に減る「0増5減」の改正公選法が1カ月間の周知期間を経て、28日施行された。2選挙区で行われる次期衆院選を見越し、先の参院選では、本県選出の自民党衆院議員3人が“いす取り合戦”に乗り遅れまいと選挙応援に対する貢献ぶりをアピールする場面が見られた。秋には党県連会長選も控える中、選挙区確保という思惑が絡んで水面下で駆け引きが始まっている。
「うちは0増5減の後のことを常に意識して動いている」
参院選の自民党候補の個人演説会場で懸命に応援演説する本県衆院議員を横目に、議員秘書がささやいた。参院選で「しょせんは他人の選挙」と映る非協力的な姿勢を見せれば、今後行われる衆院の選挙区調整の中で“失点”にカウントされる可能性があるということだ。
衆院小選挙区の新1区は、旧1区に旧2区の大野、勝山、あわら、坂井各市と旧3区の旧越廼村(現福井市)、旧清水町(同)が加わる。新2区は、残りの旧3区と旧2区の鯖江市、池田町、旧今立町(現越前市)。現在のところ、選挙区を失う議員は比例名簿上位を条件に、北陸信越ブロック比例に回るとの見方が強まっている。
参院選で、党県連会長の稲田朋美氏(旧1区)は女性閣僚として県外の応援に引っ張りだこだった。県内になかなか専念できないハンディがあったが、旧1区内に張り巡らせた後援組織のメンバーが選挙応援に積極的にかかわった。
山本拓氏(旧2区)は取材に対して「0増5減後は意識していない。自民党候補を応援するのは当たり前」と涼しい顔だったが、旧知のベテラン県議は「自分の選挙基盤にかかわる話。そりゃもう一生懸命にやっている」。参院選候補の選対幹部は「地元鯖江を中心にしっかり票をまとめてくれた」と感謝している。
個人演説会で「(候補を)弟分として育てたい」と持ち上げたのは高木毅氏(旧3区)。嶺南の遊説では選挙カーにほぼ1日乗り込み、候補者と一緒に酷暑の街頭や個人演説会でマイクを握る姿が目立った。
応援が加熱するあまり、ある衆院議員は自らの地盤以外で開かれた個人演説会にも度々出席。将来の有権者になり得る聴衆を前に熱弁を振るう姿に、県議の1人は「まるでもう自分の選挙が始まったよう」と苦笑いした。
焦点の一つになりそうなのは、9月にも開かれる党県連定期大会。2年任期の県連会長の改選を迎えるからだ。関係者の間には「県連会長に就けば選挙区から外されるとは考えにくい」との見方がある。その一方で「県連トップの立場で最初に自分のいすを抱え込むような態度は取りにくい」という意見もあり、改選の行方は見通せない。
現職3人は現時点では、昨年12月の衆院選で大勝した旧選挙区を含む選挙区からの出馬を希望している。比例へのくら替えには否定的だ。旧2区が大きく分断された山本氏に関しては「中選挙区時代の後援組織が、まだ(旧2区以外に)生きている」(党関係者)との指摘もある。
二つしかない選挙区に名乗りを上げられるのは誰と誰なのか。ある党関係者は「党本部の判断基準は勝てる候補かどうか。いずれ党本部は徹底的に調査を始める」と見通している。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013080100664
民主・横光氏が政界引退
民主党の横光克彦元衆院議員(69)が次期衆院選には出馬せず、政界を引退する意向を固めたことが1日、分かった。5日に記者会見し正式に発表する。
横光氏は俳優出身で、民主党政権では環境副大臣を務めた。昨年12月の衆院選に大分3区から立候補したが、落選した。(2013/08/01-16:14)
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2919 名前:チバQ 投稿日: 2013/08/05(月) 23:22:08
http://yamagata-np.jp/news/201307/25/kj_2013072500793.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[3] 自民、衆院県3区の事情
2013年07月25日 11:50
岸宏一氏(中央)の脇で、握手を交わす大沼瑞穂氏(右)と阿部寿一氏。勝利を経ても衆院県3区の保守の溝は残ったままだ=10日、新庄商工会館
(クリックで拡大表示します)
「誰の応援だろうと、もらわないといけないよ、今回は。あの人が嫌いだから、では駄目だ」―。新庄市内で8日開かれた官房長官菅義偉の国政報告会。参院議員岸宏一はあいさつの最後をこう締めくくった。昨年12月の衆院選で自民公認の加藤紘一と無所属の阿部寿一が激突して以降、保守の間でしこりの残る衆院県3区。自民新人大沼瑞穂が、みどりの風現職舟山康江と激戦を演じる中、岸は危機感をあらわにした。
◆加藤派の退席
今回の戦いで、衆院県3区の大沼陣営の各選対は、先の衆院選で阿部に敗れた加藤派を中心に構成された。その選対が最も重視したのが、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に断固反対ののろしを上げ、舟山を推薦した県農政連対策。とりわけ庄内地域のJAは、舟山支援の意志が強固で、公示前に農相林芳正が庄内入りし、説得しても覆ることはなかった。そこで選対は、阿部によるJA切り崩しに期待。自民県連が阿部に支援を要請した。
だが、JA関係者は最後まで意地を示す。JA庄内みどり組合長の阿部茂昭は酒田市で開かれた舟山陣営の個人演説会で「選挙では中立を保ってきたつもりだ。今回なぜ、こんなに関わっているのか、それはTPPへの怖さからだ」と語気を強め、舟山支援を誓ってみせた。
農業票切り崩しの難航は、加藤派主体の大沼選対と、阿部派との関係をさらにぎくしゃくさせた。11日に戸沢村、15日に新庄市でそれぞれ開かれた大沼の個人演説会。阿部が演説を始めると、ある集団が一斉に退席した。大半が、衆院選で加藤を支持した団体のメンバーだった。その場面は、県3区の保守層の現状を象徴していた。
◆「3年後の話」
分裂状態の保守の関係修復。今回は、衆院選から7カ月に及ぶあつれきを解消する絶好の機会となるはずだった。しかし、次期衆院選の公認候補争いが、両者の溝を表面化させた。自民公認を狙う阿部と、加藤の後継指名を受けた三女・鮎子が“貢献度争い”を演じる。阿部は応援演説で「アベノミクスに共鳴した」「(酒田)市長時代は自民推薦だった」などと言葉を並べて自民に秋波を送る。一方の鮎子は、当初選対スタッフという裏方を務めていたが、中盤からは大沼の選挙カーに同乗し、鶴岡市内の集会では弁士も務めた。「誰の選挙をしているのか…」。2人の行動に、最上地域の自民関係者はあきれた口調で語った。
3年前の前回参院選で、現職岸は3選を目指し出馬表明したが、当時の自民県連は会長加藤の下、岸か大沼かを選ぶ党員投票を実施した。激戦の危機感を強調した岸も選挙期間中、そのわだかまりを示すように「(阿部が)自民に入りたいといっているのに邪魔する人がいる。ぜひ、入れてやってほしい」などと繰り返し、加藤派を刺激した。
終わってみれば衆院県3区は、遊佐を除く各市町村で大沼の得票が舟山を上回り、全体でも3選挙区の中で大沼の得票率が最も高かった。酒田市内の事務所で21日夜、全国的な自民圧勝の開票結果を見守った大沼の酒田飽海地区選対本部長の県議森田広が漏らした。「今は勝利を喜びたい。次期衆院選の公認争いは3年後の話だ」。“場外”の争いを封印するようなその言葉は、県3区の事情の複雑さを物語っていた。(敬称略)
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>>56
元々反自民だったので一度も保利氏に投票したことはない
個人的には、自分の県の選挙区が一つ減っても別にどうってことはないな
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20130817ddm005010043000c.html
民主党:支部長差し替え 次期衆院選候補、新たな火種に
毎日新聞 2013年08月17日 東京朝刊
民主党の海江田万里代表は、次期衆院選の公認候補になる小選挙区総支部長の選任作業に着手する。昨年12月の衆院選で落選した候補者も「暫定措置」として総支部長に充てているが、7月の参院選で党の支持拡大にどの程度、貢献したかなどの評価も踏まえ、差し替えを検討する。ただ、差し替えは今の総支部長に「強権的な対応」と映りかねず、参院選で惨敗した執行部の求心力が一層低下する危うさもある。
民主党は、衆院選投開票日の昨年12月16日までとしていた総支部長の任期を暫定的に8月末まで延長。7月の参院選で票の掘り起こしを図る狙いもあり、活動費として月額50万円を支給してきた。
しかし、海江田氏は今月9日、「総支部長はそのまま残るわけにはいかない」と記者団に述べ、選任に取り組む考えを表明。衆院選での惜敗率や選挙区情勢のほか、参院選の結果や活動実績、都道府県連の意向などを踏まえて判断する方針だ。
海江田氏には、党改革の「第1弾」として次期衆院選に向け、総支部長の差し替えをリードすることで、求心力を高めたい思惑があると見られるが、党内には海江田氏の辞任論がくすぶり続けている。
昨年の衆院選で落選した総支部長の一人は、執行部の方針について「執行部に対し『あなたたちに判断できるほどの正当性があるのか』との反発も出てくるだろう」と指摘。党の新たな火種になる可能性も高まっている。【笈田直樹】
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>>68
何の説明もなしに一方的な差し替えでは、海江田代表だけでなく民主党そのものに対する信用を失墜させるリスクが高くなると思われる。
慎重にすべきではないか。
そして、人材に困って輸入候補に頼ったり、参院選落選者のくら替えで新鮮味に欠ける候補者では一新したとはいえなくなるのでやめるべきである。
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http://news24.jp/nnn/news8825389.html
筒井信隆・前衆議院議員が政界引退へ
(新潟県)
■ 動画をみる 去年12月の衆議院選挙で新潟6区で出馬し落選した筒井信隆・前衆議院議員が、次の選挙に出馬せず、政界を引退する考えを明らかにした。
筒井前議員は取材に対し、「去年の衆議院選挙が最後の選挙と思っていた。これからは弁護士の活動に専念したい」と述べた。他の選挙にも出馬せず、政界を引退するという。
筒井前議員は68歳。1990年、当時の社会党から出馬し初当選、衆議院議員を5期務めた。
後継者については「私が指名することはない」と述べ、民主党の6区の関係者に委ねる方針だ。
筒井前議員は来月1日に開く民主党6区総支部の会合で、政界引退を報告する。
[ 8/22 14:14 テレビ新潟]
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http://www.at-s.com/news/detail/744826094.html
民主総支部長、人選は難航も 県内6選挙区
(2013/8/23 7:54)
都内で22日、開かれた全国幹事長・選挙責任者会議で党再生を誓った民主党。鍵を握るのは衆院選小選挙区立候補予定者となる総支部長の人選だ。県内では昨年の衆院選で当選した5区細野豪志氏(42)、6区渡辺周氏(51)を除く六つの選挙区が選考対象となり、新人起用や再任などの調整が行われる見通しだが、党の支持率低迷で難航も予想される。
■簡単ではない
党本部の決定に先立ち、津川祥吾氏(41)が総支部長辞任の意向を固めた2区。地元支援者は「本人の意志を尊重しなければならないが、過去5回の衆院選を戦った津川氏の後任を探すのは簡単ではない」と漏らす。
7区と8区は既に、総支部長が不在。この三つの選挙区は新人の起用を目指すことになりそうだが、地元では具体的な動きが出ていないのが実情だ。
■再任も不透明
1区牧野聖修氏(68)、3区小山展弘氏(37)、4区田村謙治氏(45)の処遇も焦点になる。3氏は静岡新聞の取材に対し、いずれも党公認候補として次期衆院選への挑戦に意欲を見せた。
ただ、党本部は衆院選の惜敗率や選挙区情勢などを勘案して結論を出す考え。県連幹部は「本人の意志と党本部の判断が別になることもあり得るのではないか」と述べ、再任されるかどうかは不透明との認識を示す。
■決意を新たに
参院選惨敗で野党再編もささやかれる中、党本部が「党勢回復の決戦」と位置付ける2015年春の統一地方選まで1年半。総支部長は支持拡大に向けた活動の要となる存在だけに、県議の一人は「不在が長引くようなことになれば、党再生は遠のく」と決意を新たにしていた。
「けじめつけたい」 2区津川氏、辞任意向
民主党の県第2区総支部長を辞任する意向を固めた元衆院議員の津川祥吾氏(41)は22日、静岡新聞社の取材に対し「衆院選での有権者の判断をしっかりと受け止め、けじめをつけることが大事と考えた」と心境を語った。一問一答は次の通り。
−なぜ選挙に出ない考えを固めたのか。
「政治家を10年以上続けてきた。逆風だから(衆院選で)負けていいわけではない。選挙は1、2回であきらめるべきではないが、もう5回やった」
−今後の予定は。
「県内を拠点に発達障害児の学習支援や居場所づくりの事業を始めようと考えている」
−党への思いは。
「海江田(万里)さんがまだ代表になったばかり。代表を支え、野党としてコツコツとやるべきことを積み重ねていくべき」
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>>69
民主党に対する信用なんて既に失墜している。
海江田も開き直って70歳以上or低惜敗率候補を機械的に切ればいいさ。
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2013/8/31 07:15
民主・岡田康裕氏離党へ 元衆院議員
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201308/0006296690.shtml
民主党の元衆議院議員岡田康裕氏(38)=兵庫10区=が離党の意向を示していることが30日、分かった。同党は8月末に、昨年末の衆院選で落選した全国の総支部長を見直す方針で、同区総支部長を務める岡田氏は、それに合わせて離党するとみられる。
岡田氏は神戸新聞社の取材に「ゼロに戻って自分を見詰め直したい」と述べた。来年夏に予定される加古川市長選への立候補を検討しているとみられるが、同選挙についてのコメントは避けた。
岡田氏は神戸市出身、加古川市在住で、ハーバード大大学院修了。3度目の挑戦となった2009年衆院選で、民主党から立候補し初当選。党税制調査会事務局次長などを務めたが、昨年12月に落選した。
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次期衆院選で田中真紀子氏 民主にこだわらない? 直紀氏が発言
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/08/29/kiji/K20130829006510080.html
昨年の衆院選新潟5区で落選した民主党の田中真紀子前文部科学相(69)に関し、夫で同党の参院議員、直紀元防衛相(73)が29日、本人に確認していないと断った上で「(次期衆院選に)出馬するとなればどんな形でも出馬するだろう。民主党にこだわるようなことはないだろう」と述べた。
新潟市内で記者団の取材に応じ、民主党が次期衆院選の候補者となる小選挙区支部長の選任に関し「2016年1月時点で70歳以下」とする基準案をまとめたことを念頭に発言した。
また直紀氏は、民主党の海江田万里代表や執行部を「野党としての責任が果たせていない」と批判し、代表交代を求める考えも示した。 [ 2013年8月29日 19:59 ]
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民主党:石森氏が月内にも離党 /栃木
毎日新聞 2013年08月26日 地方版
民主党の前衆院議員、石森久嗣氏(51)は25日、宇都宮市内で開いた後援会の会合で月内にも離党する意向を表明した。
「当面は県内の病院で医師の活動に専念する」というが、将来の政界復帰にも含みを残した。
石森氏は2009年の衆院選に栃木1区から出馬し、初当選。11年9月から12年7月まで党県連代表を務めたが、昨年12月の衆院選で落選した。【中津成美、松本晃】
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http://www.jiji.com/jc/zc?k=201308/2013080300181
岐阜県連代表が離党表明=民主
民主党岐阜県連代表の柴橋正直元衆院議員は3日、岐阜市内で記者団に対し、「政治活動の原点に返る」として離党の意向を表明した。柴橋氏は同日、県連に対して代表辞任を届け出た。
同氏は昨年12月の衆院選に再選を目指して岐阜1区から出馬したが、落選した。(2013/08/03-15:25)
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柴橋氏「政治活動見つめ直す」 民主1区総支部に離党表明
2013年08月30日08:56
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130830/201308300856_20811.shtml
元衆院議員で民主党県第1区総支部長の柴橋正直氏(34)が29日、岐阜市内で開かれた同支部の常任幹事会で離党の意向を表明した。9月2日に党県連に離党届を提出する。出馬が取り沙汰される年明けの岐阜市長選に関しては、今回も明言を避けた。
出席者によると、会合で柴橋氏は2日の県連常任幹事会に合わせて離党届を提出する意向だと表明、理由については「自分の政治活動を見つめ直すため」と述べるにとどめた。同支部幹部からは「理由になっていない」などと明確な理由を求める声が相次いだという。会合後の取材に対し、柴橋氏は市長選について言及しなかった。
離党は総支部長辞任と直結するため県連は常任幹事会で離党を承認するかを協議する。
柴橋氏は2005年に第1区総支部長に就任、党公認で05年、09年、12年の衆院選に出馬した。昨年10月から党県連代表を務めていたが、同年の衆院選、今年7月の参院選で党候補者が落選した責任を取るとして、今月に代表を退いていた。
離党の意向について同支部幹部は「今後についてはっきりと言ってくれないと判断しようがない。民主党を裏切る形にもなる」と不満を語った。一方、県連幹部は「貴重な人材なので残念だが、長い政治活動を考えたときいろんな視点で政治活動をしたいと本人が決断したならやむを得ない」と理解を示した。
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http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20130903064319.html
田中真紀子氏の支部長選任示唆
民主党の海江田代表
民主党の海江田万里代表は2日の会見で、党が次期衆院選候補者となる小選挙区支部長に年齢制限を設ける方針を固めたことに関連し、新潟5区支部長の田中真紀子前文部科学相(69)について「年齢だけで決めることではない」と述べ、引き続き支部長に選任する意向を示唆した。
党本部がまとめた支部長選任の基準案は「2016年1月時点で70歳以下」「前回参院選での支援実績」など。基準を適用すれば真紀子氏は年齢で対象外になる。
会見で海江田氏は「真紀子さんは私が尊敬する政治家。(支部長に)名前が挙がってきてほしい」と述べた。年齢制限に関しては「70歳は一つの基準としてはあるが、それだけで全て決めてしまうことはない」と説明し、実績などを総合的に判断するとした。
真紀子氏をめぐっては、夫の田中直紀・同党参院議員が8月29日、「(真紀子氏が)次期衆院選に出馬するとなれば民主党にこだわるようなことはないだろう」と述べ、年齢制限について「人材不足の民主が言える状態ではない」と批判していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20130903-OYT8T01173.htm
民主・奥村前議員引退へ
民主党の前衆院議員の奥村展三氏(69)が、政界を引退する意向を固めたことがわかった。今月中旬に開かれる同党県連の幹事会で正式に表明する。
奥村氏は読売新聞の取材に対し、「長い間、議員の仕事を続けさせていただいたが、昨年末の衆院選と、今年の参院選では自らの力不足で当選できなかった。年齢も考えて身を引くことを決めた」と話した。
奥村氏は湖南市出身で、立命館大文学部中退。県議を経て、1995年に新党さきがけから参院選滋賀選挙区に出馬して初当選。その後、2000年の衆院選に挑戦したが落選。民主党に移籍して03年の衆院選で初当選し、3期務めた。民主党政権時代には文部科学副大臣も務めた。
昨年末の衆院選では滋賀4区から出馬して落選、今夏の参院選でも比例選候補となったが、議席には及ばなかった。
(2013年9月4日 読売新聞)
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空席の2、7、8区 総支部長を選考へ 民主県連 静岡
2013.9.5 02:05
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130905/szk13090502060002-n1.htm
民主党県連は4日、常任幹事会を開き、空席となっている静岡2、7、8区の総支部長を新たに選考することを決めた。この日、2区総支部長だった津川祥吾氏(41)の政界引退が報告され、7、8区は昨年12月の衆院選後から空席となっている。
1区の牧野聖修氏、3区の小山展弘氏、4区の田村謙治氏はいずれも留任を希望しており、続投の見込み。
民主党本部は、今月中旬をめどに総支部長の選任基準などについて各県連に通達するとしており、県連では通達を待って選考に着手する。人選について県連の阿部卓也幹事長は「地元の態勢とかけ離れていては、いけない。党本部から下ろしてくるのではなく、地方議員を中心にボトムアップで行いたい」と述べた。
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718 :名無しさん:2013/09/09(月) 11:37:19
沈みゆく民主党
http://blogos.com/article/69683/
民主党の中で異変が起こっている。
沈みゆく船から逃げようとするネズミよろしく、落選議員の離党が相次いでいるのだ。8月1日に岐阜1区の柴橋正直氏が自身の後援会に離党の意思を伝えたのを皮切りに、宮崎1区の川村秀三郎氏が、9月6日には参院大阪選挙区で落選した梅村聡氏などが相次いで離党の意思を表明している。
梅村氏は民間のシンクタンクに就職、柴橋氏は地元の市長選に、川村氏は知事選に出馬する予定だという。何が彼らを離党にかきたてるのか――。
カネの切れ目が・・・
8月22日午後、民主党本部で「全国幹事長・選挙責任者会議」が開かれた。
参院選の総括が行われた同会議は、「ガス抜き」の場になるはずだった。同党執行部が描いた作戦は、リーダーシップを欠く海江田万里代表に対する批判を吐き出させ、形だけでも結束を印象付ける、というもの。狙いはあたって一応の総括を終えたが、同時に新たな火種を抱え込むことになった。
「2009年の衆院選で自民党が負けて下野した時、自民党は莫大な借金を抱えつつも、落選した議員を支え続けた。しかし民主党はそれをしようとしない」―怒りに震えるのは、昨年12月の衆院選で落選した前議員だ。
民主党の落選議員は8月末で総支部長の地位を解かれ、月額50万円の「活動費」が停止された。新たに総支部長に任命されるとしても、年内に何がしかの支払いが行われる予定はないという。「これではどうやって活動していいかわからない。首長選に出て別の道を探すか、民間に転出するか。どちらにしても、党を見限るしか生きていく術はない」(同前議員)。カネの切れ目が縁の切れ目ということか。
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後藤田正純氏、県連会長を辞任…小選挙区減
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130909-OYT1T01190.htm
自民党徳島県連は8日、徳島市内のホテルで常任総務会を開き、衆院議員の後藤田正純氏(徳島3区)の県連会長退任を承認し、後任の会長に県議の竹内資浩氏を選任することを決めた。
後藤田氏は辞任の理由について、衆院定数の0増5減により、県内の小選挙区が3から2となることに伴う候補者調整を理由に挙げ、「当事者が会長であることは客観性、公平性を欠く」と述べた。
竹内氏は常任総務会のあいさつで「候補者調整が最大の役目」とし、「私の任期は暫定的。来年の県連大会までに問題を解決し、会長を退く」と明言。会合後の記者会見では、「調整は全くの白紙。県民にも広く意見を聞きながら、県連の党三役ら10人程度で集中的に考える」と述べるにとどめた。任期は県連大会を開く10月6日から1年間。県連によると、県議が県連会長を務めるのは県では初めてという。
このほか、県連幹事長も交代し、県議の嘉見博之氏が就任することも決まった。嘉見氏は2009〜12年にも幹事長を務めており、2回目。
(2013年9月10日18時18分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20130910ddlk36010667000c.html
自民県連:後藤田氏、会長退任へ 衆院選候補者調整で−−後任に竹内県議 /徳島
毎日新聞 2013年09月10日 地方版
自民党県連は8日、常任総務会を開き、後藤田正純会長が今期限りで退任し、後任に会長代行の竹内資浩県議を充てる人事を内定した。衆院選の1票の格差是正に伴い、次の総選挙から徳島選挙区が3議席から2議席に削減されるが、後藤田氏自身が立候補者選定の対象になるため、選定手続きに公平性を期すためとしている。
10月6日の党県連大会で正式決定する。会長の任期は1年間で、県議が会長に就くのは初めて。会長の交代に伴い、藤田豊幹事長も退任し、後任に県議の嘉見博之幹事長代行を充てる人事も了承した。
後藤田氏は常任総務会で「県連には大変な候補者調整が待っている。私自身も対象者なので客観性、公平性の観点から(会長にとどまるのは)良くない」と理由を説明。後任の竹内氏については「これまでの知見や経験から竹内氏しかいない。政策調査活動を拡充し、進化した県連を作ってほしい」と述べた。【阿部弘賢】
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130914-OYT1T00767.htm?from=ylist
政権交代実現できた…民主・奥村前議員引退表明
昨年末の衆院選と今夏の参院選で落選し、政界引退の意向を示していた民主党の奥村展三・前衆院議員(69)が13日、大津市の民主党滋賀県連で記者会見を開き、正式に引退表明した。
奥村氏は引退理由を「年齢も考え、今が潮時と決断した」とし、「民主党と縁があり、政権交代の実現までできた」と振り返った。文部科学省副大臣として東京五輪招致に尽力していたことにも触れ、「招致が決定した時には胸が熱くなった」と述べた。
同県連の相談役にはとどまり、「今後は滋賀やスポーツ界のために経験を生かして恩返しをしたい」と語った。後継候補の指名については「県連で考えること。厚かましいことはできない」とした。
(2013年9月14日19時24分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130917-00000024-asahi-soci
徳洲会東京本部など捜索 公選法違反容疑で東京地検
朝日新聞デジタル 9月17日(火)14時25分配信
医療法人「徳洲会」グループをめぐる選挙違反疑惑で、東京地検特捜部は17日、公職選挙法違反の疑いで、東京都千代田区の徳洲会東京本部などに家宅捜索に入るなど強制捜査に乗り出した。
朝日新聞の調べによると、同グループは昨年12月の衆院選で、多数の病院職員を欠勤扱いにした上で、自民党の徳田毅衆院議員(42)が立候補した鹿児島2区(鹿児島市など)に派遣し、選挙運動に専従させていた疑いがもたれている。欠勤で減額された給与は、同月の賞与に上乗せして補填(ほてん)していたとされる。
公選法は、候補者の支持を有権者に直接働きかける運動員に対し、手話通訳者らを除いて報酬を支払うことを禁じており、同グループの職員派遣は運動員買収に当たる可能性がある。徳田氏は昨年12月まで徳洲会の常務理事を務めていた。
徳洲会は66病院を含む280以上の医療施設を持つ国内最大の医療グループ。徳田氏は、会創設者で元自由連合代表の徳田虎雄元衆院議員の次男。虎雄氏の後継で2005年に無所属で鹿児島2区から立候補し、初当選。06年に自民に入党した。
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朝日新聞社
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徳洲会病院出身のあの人ですかねぇ>野党代表
徳洲会グループは理事長一族の「選挙マシン」 前例ない組織的動員の疑い
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130917/crm13091710050003-n1.htm
昨年の衆院選で徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民・鹿児島2区=を当選させるため、徳洲会グループが全国50余りの病院職員を選挙運動に大量動員していたことが16日、明らかになった。公的な役割を担うべき医療法人が、理事長一族の「選挙マシン」として働かされていたという、過去に例のない組織的な選挙違反の疑いがある。
徳洲会は、創業者の徳田虎雄氏(75)が理事長を務める医療法人徳洲会、特定医療法人沖縄徳洲会など計51の法人で構成され、運営する総合病院は全国66に上るほか、診療所、老人保健施設、介護事業所、特別養護老人ホームなど計361もの施設を運営する国内最大級の医療・福祉グループだ。
医療法人は国や自治体から多額の補助金を受ける非営利法人であり、中でもグループの2法人は、法人税、固定資産税が免除される社会医療法人の認可を受けており、高い公益性が求められている。
昨年の衆院選で徳洲会グループは、小規模な病院を除いた50余りの病院職員を鹿児島県に派遣し、徳田毅氏の選挙運動にあたらせたほか、虎雄氏の盟友といわれる野党代表の陣営にも、神奈川県内の4病院の職員を派遣していた。
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【徳洲会選挙違反容疑】
徳田議員「ご迷惑をかけて申し訳ない」
2013.9.17 17:46 [自民党]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130917/stt13091718010003-n1.htm
昨年12月の衆院選で徳田毅(たけし)衆院議員の陣営が、徳洲会グループの各病院が日当などを支給した職員の派遣を受けて選挙運動をさせていた問題で、同党の石破茂幹事長は17日、徳田氏から電話で事情聴取したことを党本部で記者団に明らかにした。徳田氏は石破氏に「ご迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝。聴取は東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで徳洲会東京本部などを家宅捜索したのに先立ち行われた。
石破氏は関係先が家宅捜索を受けたことについて「捜査機関が公にそのような行動に出たということはそれなりの重みがある。事実は事実として粛然と受け止めたい」と語った。
党としての処分に関しては「まだ捜査の段階で確たる事実が判明していない。事態の推移を注視する」と述べるにとどめた。また、徳田氏本人と会う可能性については「その段階とは思っていない」とした。
菅義偉(すがよしひで)官房長官も記者会見で「捜査内容や事実関係がよく分からないのでしばらく推移を見たい。政府の人間ではないので、私から(徳田氏と連絡を)取ることはない」と述べた。
徳田氏は2月、女性問題をめぐるトラブルで国土交通・復興政務官を引責辞任したが、党の処分は受けていない。
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>>86
>神奈川県内の4病院の職員を派遣していた。
神奈川と書いてあるから、まず間違いなし。
ちなみに徳洲会は医者の世界ではアウトローコース
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013091700797
徳田氏問題、政権に冷や水=議員辞職求める声も
自民党の徳田毅衆院議員の陣営が17日、公職選挙法違反(買収)の疑いで東京地検特捜部の捜査を受けたことで、安倍晋三首相の好調な政権運営は冷や水を浴びせられた。与党は表向き捜査の行方を見守る姿勢だが、一部では徳田氏の議員辞職を求める声も出始めた。
自民党の石破茂幹事長は17日、徳田氏から「迷惑を掛けて申し訳ない」と謝罪の電話があったことを記者団に明かし、「粛然と受け止め、事態の推移を注視したい」と表明。菅義偉官房長官も「個別事案に関わる捜査なのでコメントは差し控える。事実関係もよく分からない。しばらく推移を見てみたい」と述べるにとどめた。
公明党の山口那津男代表は記者団に「本人がよく説明することが望ましい」と語り、まずは徳田氏の釈明を聞く考えを示した。
自民党内では「支持団体が勝手にやったことなら本人に責任はない」(ベテラン)と徳田氏を擁護する声もある。ただ、徳田氏は2月、女性問題を理由に国土交通政務官を辞任した経緯もあり、ある公明党幹部は「議員辞職すべきだ。議員の資格はない」と厳しく批判した。 (2013/09/17-18:20)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20130917ddlk01010125000c.html
鉢呂元経産相:衆院選で再起を目指し 民主4区の会合で表明 /北海道
毎日新聞 2013年09月17日 地方版
民主党の鉢呂吉雄・元経済産業相(65)は16日、小樽市内であった民主党道4区総支部の常任幹事会で「皆さんに望んでもらえるならば、先頭に立って民主党を再生し、国民生活の明るさを取り戻すために再び頑張りたい」と述べ、次期衆院選で再起を目指すことを表明した。
鉢呂氏は昨年末の衆院選で道4区(札幌市手稲区、小樽市、後志管内)から8選を目指して出馬し落選。その後は進退を明らかにしていなかった。鉢呂氏は取材に対し「地元支援者の中に再度やれとの声が圧倒的に多く、決意した」と話した。
これを受けて同総支部は同日、次期衆院選の公認候補予定者となる総支部長に鉢呂氏を内定した。【円谷美晶】
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http://news24.jp/nnn/news8883163.html
自民候補者調整 党本部がヒアリングへ
(山梨県) 衆院選・山梨選挙区が3から2に削減されるのを受け18日、自民党県連の候補者調整がスタートした。まず党本部が衆院議員3人からヒアリングを行う。
18日は県連の清水武則会長と皆川巌幹事長が党本部を訪れ、石破茂幹事長らと候補者調整への対応を協議した。この結果、まず党本部が衆院議員3人と1人ずつ面談し、それぞれの考え方などを確認することを決めた。また既に野党議員が新選挙区で活動を始めていることから、これまで認めていなかった選挙区外の活動を、市町村選挙の応援に限り解除することを確認した。
県連は候補者調整について「慎重な対応が必要」としていて、今後も党本部と協議を重ねる方針。
[ 9/18 21:02 山梨放送]
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http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201309/0006347839.shtml
2013/9/18 14:00
05、09年衆院選でも不正か 徳洲会グループ
「読後破棄」として職員派遣の具体的な指示を記した徳洲会の内部文書(画像の一部を加工しています)
「読後破棄」として職員派遣の具体的な指示を記した徳洲会の内部文書(画像の一部を加工しています)
自民党の徳田毅衆院議員(42)陣営に職員を派遣し、選挙運動の報酬を支払ったとして、医療法人「徳洲会」東京本部が公選法違反(買収)容疑で家宅捜索を受けた事件で、昨年12月だけでなく、2005年と09年の衆院選でも同様の不正な派遣をしていた疑いのあることが18日、徳洲会関係者への取材で分かった。
関係者によると、徳洲会側は選挙運動に派遣した職員に「捜査当局に事情を聴かれた場合は『ボランティア活動』と言うように」などと指示しており、不正の発覚を避けるための偽装工作だった疑いがある。
東京地検特捜部は徳田議員本人や、父親の徳田虎雄理事長の認識についても慎重に見極める方針。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130918/k10014622761000.html
徳洲会 系列病院から責任者が選挙区入りか
9月18日 12時12分 K10046227611_1309181216_1309181230.mp4
大手医療法人「徳洲会」グループが、去年の衆議院選挙で、自民党の徳田毅議員の支援を巡り、東京地検特捜部の捜索を受けた事件で、徳洲会の全国の系列病院から事務担当の責任者が選挙区に入り、それぞれ割り振られた地区を取り仕切るなど違法な選挙運動を組織的に展開していた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
東京地検特捜部は、徳洲会が去年12月の衆議院選挙で、徳田虎雄理事長の次男の徳田毅議員を支援するため、多数の職員を運動員として派遣し、その報酬を負担していたとして17日公職選挙法違反の疑いで関係先を捜索しました。このうち東京・千代田区にある医療法人徳洲会東京本部の捜索はおよそ50人態勢で18日5時前まで続き、押収した大量の資料が運び出されました。
関係者によりますと、職員の派遣は徳洲会の幹部からまず全国の拠点病院に指示され、そこから各地にあるおよそ40の病院に伝えられたということです。
この指示を受けて、各地の病院は、その規模に応じた人数の職員を派遣したほか、それぞれの病院の事務担当の責任者が選挙区に入り、割り振られた地区で職員の選挙運動を取り仕切っていたということです。
特捜部は、違法な選挙運動を組織だって展開していた疑いがあるとみて、幹部などから事情を聴いて実態解明を進めることにしています。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013091802000230.html?ref=rank
徳洲会 運動員報酬 成果主義か
2013年9月18日 夕刊
医療法人「徳洲会」グループが昨年十二月の衆院選で、自民党の徳田毅衆院議員(42)の選挙運動に職員を派遣し、報酬を支払ったとされる公選法違反容疑事件で、グループが職員の選挙運動の成果に応じ、報酬額に差をつけていた疑いのあることが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、選挙運動に従事したのは、系列病院の職員ら数百人。期間を区切ってローテーションで鹿児島2区(鹿児島市など)に入り、戸別訪問や電話で投票を呼び掛けていたとされる。
戸別訪問では、有権者を後援会に勧誘する際「名前を書いてもらっていくら、の歩合制です」と、有権者獲得などで報酬額が上がる成果主義を示唆する運動員もいたという。
選挙期間中、職員たちは欠勤扱いとなり、給与は減額されたが、グループ側はその後に、事実上の報酬としてボーナスへの上乗せで補填(ほてん)していたとされる。
公選法は、運動員に金品を支払うことなどを禁じている。報酬額の格差は、給与減額分の穴埋めだけでなく、選挙運動への報酬の意味合いがあったことのより強い裏付けになる。
東京地検特捜部による徳洲会グループ東京本部(東京都千代田区)への家宅捜索は十数時間に及び、十八日早朝まで続いた。特捜部は押収資料を分析し、グループ内の指示系統や幹部の関与などを調べる。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130918/trl13091811390002-n1.htm
「新生」特捜部の試金石に 徳洲会グループ選挙違反
2013.9.18 11:37
徳洲会グループの選挙違反事件は、特捜検察にとって政界を対象とした久々の独自捜査案件となった。大阪地検の押収資料改(かい)竄(ざん)事件以来、不祥事続きで沈黙せざるを得なかった特捜検察。「供述偏重主義」から「証拠至上主義」への脱皮を図る過程で、今回の捜査は新生特捜部の行方を占う試金石となりそうだ。
平成22年9月に発覚した押収資料改竄事件では、押収した証拠に手を加えていたことが判明して現職検事が逮捕され、大林宏検事総長(当時)が引責辞任する事態に発展した。
事件を契機に特捜部以外の検事が特捜事件をチェックする制度を導入。独自捜査要員を減らし、国税庁などから事件を受ける態勢を拡充した。ただ「独自捜査は放棄しない。特捜部が必要とされる事件は必ずある」(検察幹部)との声は根強く、捜査の端緒を粘り強く探り続けた。
選挙違反の捜査は投開票後、加速度的に物証が減っていくうえ、候補者の失職に直結するため関係者の口が堅いことが多い。「物証を固める緻密な捜査が要求される。『ストーリーに沿った供述を取る』と批判されてきた捜査手法が本当に変わったのかが試されている」。検察幹部はそう話している。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130918/trl13091815000003-n1.htm
徳田議員の関与争点 グループ内紛で疑惑浮上
2013.9.18 14:59 (1/2ページ)[自民党]
昨年12月の衆院選から約9カ月。東京地検特捜部は国内最大級の医療・福祉グループの強制捜査に乗り出した。今回の公職選挙法違反容疑は、徳洲会グループの創業者一族と事務方の内紛で浮上し、情報を入手した特捜部は慎重に内偵捜査を進めてきた。今後は徳田毅(たけし)衆院議員(42)らが不正をどこまで認識していたのかが焦点となり、病床に伏しながらグループに君臨する徳田虎雄・元衆院議員(75)の聴取の可否も注目される。
平成14年に全身の筋肉が動かなくなる進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)を発症した虎雄氏は、徐々に病状が進行。関係者によると、意思伝達の手段は目の動きで文字盤を追うだけに限られるようになり、やがて虎雄氏の親族と事務方の対立が表面化するようになった。
虎雄氏が代表だった政党、自由連合が平成22年に解散した際の約77億円に上る借入債務の返済方法をめぐり、グループ内部では全額返済を主張する事務方と、それに反対する一部親族の間で意見が対立。全額返済を主張した幹部職員は排除され、親族支配が強まる事態となったという。
昨年秋以降、争いは泥沼化し、双方が内情を暴露する展開に発展。水面下でさまざまな疑惑が取り沙汰され、特捜部も独自に情報収集を始めた。
複数の疑惑について公訴時効の壁などから立件は困難とみられたが、そうした中、特捜部が着目したのが虎雄氏の次男、徳田議員に対する選挙応援だった。特捜部は「手弁当」が基本の選挙運動で、派遣された職員に勤務先の病院などから給料や交通費が支給されていた疑いがあることをつかみ、関係者から任意で事情聴取するなど内偵捜査を進めた。
医療法人は国や自治体から多額の補助金を受ける非営利法人であり、中でも徳洲会グループの2法人は法人税、固定資産税が免除される社会医療法人の認可を受けている。特捜部は「きわめて大規模、組織的に選挙違反が行われた疑いがあり、公益性の観点からも看過できない」(捜査幹部)と判断、今夏の参院選や秋の臨時国会などの日程をにらみ、強制捜査のタイミングを計ってきた。
今後は押収資料の分析を急ぐが、ある病院関係者は「芋づる式に新たな疑惑が噴出する可能性もある」と指摘している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013091902000247.html
徳洲会選挙違反 徳田理事長 直接指示か
2013年9月19日 夕刊
昨年十二月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件で、神奈川県鎌倉市の系列病院に入院中の徳田虎雄理事長(75)が、鹿児島県内で開かれていた次男の徳田毅衆院議員(42)陣営の会合にテレビモニターで参加し、幹部に選挙運動を直接指示していた疑いのあることが、関係者への取材で分かった。
東京地検特捜部が、理事長が入院する「湘南鎌倉総合病院」を捜索し、理事長の発言が記録されているパソコンを押収したことも分かった。理事長が違法な選挙運動に関与した可能性もあるとみて、慎重に調べている。
関係者によると、徳田議員の地元の鹿児島2区の選挙事務所では選挙期間中、陣営幹部が朝は「朝礼」、夜は「終礼」として集まっていた。朝礼ではその日の活動方針を確認し、終礼では運動員にその日の成果を報告させていた。グループ理事が出席し、理事長自身も病院の自室のテレビに映し出された会合の様子を見ていた。
理事長は「前回選挙の得票数を超えないといけない」と叱咤(しった)することも。現地入りしていた系列病院幹部が仕事のため選挙区を離れたのを、映像を見て気付き激怒。以降、派遣された職員が選挙区を離れる際は理事長の許可が必要になったという。
徳田理事長は二〇〇二年、全身の筋肉が萎縮する進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症し声を出せない状態。陣営への指示は、目で文字盤を追う方法で、秘書を通じて意思を伝えていた。
徳田理事長は一九九〇年の衆院選で初当選し四期目の〇四年に引退を表明。翌年の衆院選で、地盤を引き継いだ徳田毅議員が初当選した。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/492373.html
民主北海道 小選挙区総支部長 鉢呂氏、逢坂氏続投の公算 めど立たない地域も(09/18 09:45)
民主党北海道の次期衆院選候補となる小選挙区総支部長選びが本格化してきた。4区(札幌市手稲区、後志管内)の鉢呂吉雄元経済産業相(65)、8区(渡島、檜山管内)の逢坂誠二氏(54)ら前衆院議員の続投が確実視される支部がある一方、人選のめどが立たない地域もある。党北海道は10月中の取りまとめを目指すが、選考は長期化するとの見方も強い。
昨年の衆院選大敗を受け、道内全12選挙区で支部長を続けているのは、1区(札幌市中央、南、西区)の横路孝弘氏、3区(札幌市白石、豊平、清田区)の荒井聡氏の現職2人のみだ。
支部長選考は地元の推薦を経て、党北海道が党本部に申請する流れ。党本部は、年内をめどに新支部長を決定する方針だ。ただ衆院選大敗のショックが響き「ほとんど動いていない支部もある」(党北海道幹部)のが現状。まずは地元の理解を得ることが「次」の挑戦権を得る鍵となる。
勝部賢志・党北海道幹事長は、選定が年内に間に合わない総支部は引き続き準備を進めてもらうと説明。「時間がかかっても次期衆院選に本当にふさわしい人物を選ぶことが重要」と強調する。<北海道新聞9月18日朝刊掲載>
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00000026-jij-soci
徳田議員事務所を捜索=公選法違反事件―東京地検
時事通信 9月20日(金)9時13分配信
昨年12月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反容疑事件で、東京地検特捜部は20日、同容疑で徳田毅衆院議員(42)=自民、鹿児島2区=の鹿児島市の事務所を家宅捜索した。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130920-OYS1T00243.htm
昨年衆院選、徳洲会が「裏選対」組織
医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で、昨年12月の衆院選の際、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)の選挙対策本部とは別に、徳洲会が「裏」の選対を組織して選挙戦を展開していたことがわかった。選挙区をエリアごとに分けてグループ幹部が責任者となり、病院職員らの選挙運動を指揮したという。東京地検特捜部と警視庁は選挙運動の実態を解明するため、20日から全国の関係先を順次、捜索する方針。
「徳洲会は地元の選対とは別に拠点を構え、病院職員らが選挙区を回っていた」。昨年の衆院選で徳田議員の地元選対本部長を務めた園田修光・元衆院議員(56)は、そう明かす。選対の元幹部らによると、地元選対は議員の後援会や友好団体のメンバー、ボランティアらで組織され、鹿児島市内の事務所を拠点に、知人や有力者らに支援を呼びかけた。
これに対し徳洲会の「裏」選対は、この事務所とは別に、同じ敷地内に100人は入れるプレハブ事務所を急造。事務所内には、グループ関連会社社長を務める議員の姉らの専用部屋も設けられていたという。
(2013年9月20日 読売新聞)
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ドイツ首相・ポーランド大統領は親戚か?
http://ichiba.geocities.jp/gbsg0309/0204/48/311.html
千葉ロッテマリーンズ監督バレンタインも親戚の可能性が高い。
世界中の有名人は支配者一族の人間たちだ。
その一族は、天皇一族に違いあるまい。
(仮説を含む)
( http://ichiba.geocities.jp/gbsg0309/0102/4/164.html )
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130918/crm13091809310006-n1.htm
【父子の野望 「徳田王国」の実像(上)】
政界の中枢へ 集金・集票部隊 フル回転
2013.9.18 09:26 (1/3ページ)
衆院選翌日に開催した政治資金パーティーで、安倍晋三氏から激励を受ける徳田毅氏=平成24年12月17日、東京都港区(川畑仁志撮影)
衆院選の自民党圧勝劇から一夜明けた昨年12月17日、都内のホテルで徳田毅(たけし)(42)の政治資金パーティーが開かれた。
2千人収容する大宴会場が人で埋まり、入りきれない人の列が階下まで続く。ステージ上では自民党三役らが次々とマイクを握り、遅れて到着した次期首相の安倍晋三(58)は「自民党のホープ。日本のホープ。とにかく選挙に強い」と徳田を最大限に持ち上げた。
徳田がかつて所属していた宏池会の会長、岸田文雄(56)はこう述べた。「これだけ(人を)集められるのは、徳田先生以外に思い当たらない。国対委員長だった私より(国対副委員長の徳田の方が)お金を集め、選挙に強い」
政治家の力の源泉は、集金力と集票力。そのいずれにおいても徳田は折り紙付きだ。
徳田はこの年秋、政界の「集金力ナンバーワン」の座に躍り出ていた。
毎年秋に公表される前年分の政治資金収支報告で、政治資金パーティー収入や党支部の寄付収入などの合計額が2億5185万円。2年連続トップだった小沢一郎(71)を抑え、当選2回(当時)の若手が永田町の話題をさらっていた。
◆95%が親族の寄付
徳田の政治資金を分析すると、収入の大半は父、徳田虎雄(75)率いる徳洲会グループの病院経営の上に立脚していることが分かる。
端的なのが、毅が支部長を務める自民党鹿児島県第2選挙区支部の収入内訳だ。平成22年分の個人寄付金の総額5510万円のうち、95%が父母や姉ら親族10人からの寄付だった。この10人はいずれも徳洲会グループ法人から役員報酬などを得ている。
また、法人寄付金の総額6568万円のうち、95%が徳洲会グループ企業から。これらの企業はそれぞれ、保険代理や不動産賃貸、機器の調達やリースなど、グループ病院との取引で成り立っている。
「要するに徳洲会では、病院が得るべき医業収入の一部をこれらのグループ企業に付け替え、そこから政治資金を捻出してきた。そのやり方が近年、露骨になってきた」(関係者)
◆パー券にはノルマ
「徳洲会が動けば、パーティー券の1億や2億は簡単に売りさばける」。鹿児島県内の徳洲会病院関係者はこう言い切る。
「パーティー券は、病院などグループ傘下の各施設と出入り業者の一部にノルマを課して売らせた。病院と取引する業者は、買わないわけにはいかない」
徳洲会は全国361もの施設を急速なペースで設けてきた。徳田家の地元・奄美群島では、隅々にまで施設が整備され、地元の建設業界を潤わせてきた。
「平成20年4月に徳之島のホテルで開かれた毅さんの政治資金パーティーでは、1枚3千円のパーティー券を島内3町の各建設業協会に100枚ずつ計300枚割り振って売りさばかせた。島の病院でも約200人の職員のうち60人ほどがあちこちへ売った」
こうして集めた資金でホテルへの支払いを賄う予定だったが、金額が不足したため、病院が穴埋め資金を捻出したと証言する。
全国66にのぼる病院は、選挙のときに職員を動員する「集票マシン」だけでなく、政治資金を稼ぐ「集金マシン」としても使われてきたのだ。
◆「総理大臣にする」
「毅を総理大臣にする。まず派閥を持たせる」
昨年12月の衆院選期間中、鹿児島市内の選挙事務所に、虎雄のこんな言葉が伝えられた。
その虎雄自身は衆院議員を4期務め、平成5年に自民党入りしたが、短期間で党を追われ、ミニ政党党首で終わった過去を持つ。
政権与党の中枢を目指すという、父子二代の野望。それを果たすため、公益を担うべき医療・福祉の巨大組織が「集金・集票部隊」としてフル回転させられていた。(敬称略)
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前例のない大掛かりな選挙違反が暴かれた徳洲会グループ。その実像を伝える。(徳洲会取材班)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130919/crm13091912550010-n1.htm
【父子の野望 「徳田王国」の実像(中)】
「金を敷き詰めろ」4年前の総選挙でも買収
2013.9.19 12:53 (1/3ページ)[汚職・政治家疑惑]
徳洲会東京本部を家宅捜索し、押収物が入った段ボールを運び出す東京地検特捜部の係官ら=18日未明、東京都千代田区
「金を敷き詰めろ」。医療法人徳洲会理事長、徳田虎雄(75)が衆院選を戦った時代、虎雄からこんな言葉で有権者に金をまくよう指示されたと元側近が告白する。
札束が飛び交う選挙区として全国に悪名をとどろかせた奄美群島。ここで虎雄は小選挙区比例代表並立制移行後も含め7度の衆院選を戦い、戦績は4勝3敗。選挙のたび、現金買収などで末端運動員の摘発が繰り返されたが、虎雄の関与が暴かれることはなかった。
買収を含む汚れた選挙運動を陣頭指揮してきたのは、虎雄の命を受けて東京などから送り込まれた徳洲会グループの幹部たちだったという。
「最も金を使ったのは、初当選した平成2年だった。この選挙で裏の資金を30億使った」と、金の差配を任された元側近が語る。
現金は箱に詰めて航空便で送られたほか、虎雄が自分で運ぶこともあった。当時、現地の選対幹部だった地元病院元幹部が語る。
「空港で理事長(虎雄)を出迎えると、駐車場で札束の入った箱を開けて、○○町に1千万、○○町に1千万と手渡された」
こうして届いた金は、各地区に配置された幹部らに分配された。当時、奄美で選挙は「第4次産業」とまで言われ、選挙戦中に買収金額がつり上がり、投票当日には1人10万円まで払ったという。「今思うと、皆、感覚がまひしていた」
裏資金は数億円
こうした買収選挙は、虎雄の後を継いだ次男、徳田毅(たけし)(42)の時代になっても、手法を変えて引き継がれたと複数の関係者が証言する。
「最後の総力戦になったのは平成21年の総選挙だった。民主党が大勝する選挙で、自民党入りした毅さんにとっては背水の陣だった。百戦錬磨の徳洲会職員たちが現地に乗り込み、期日前投票で約1万票を数億円で買った計算だった」と関係者が明かす。
どうやって期日前に票を買ったのか。
「衆院解散の前から選挙区に入り、昼間からパチンコ店にいる若者などに声をかけ、仲間を集めさせて組織を作る。1人5千円で期日前投票に行ってもらうが、取りまとめ役には事前に飲み食いの費用などを別に渡す。そういう組織を何カ所も作った」
選挙公示後、まとめ役が各地区の選対を訪ね、集めた有権者の名簿を提出し、人数分の現金を受け取ったという。「名前が重複することがあるので、こちらはその都度、パソコンに名前を打ち込んでチェックした。すでに払った人の分は金を出さない」
21年の衆院選に先立ち、前年にも衆院解散の機運になったため買収組織作りをした結果、経費を2度かけることになり、裏の費用は数億円にのぼったという。
「こうして期日前に稼いだ票が約1万で、これが結局、対立候補との得票数差とほぼ同じ数字だった」
追及は沙汰やみ
金で買われた議席。その資金はどこから捻出されたのか。
徳洲会グループでは今年初め、解雇された元幹部がグループ企業から引き出していた仮払金の残額が問題になったことがあった。
仮払いされたまま未処理で残った金額は、平成13年時点で約1億7千万円だったが、24年時点には7億8586万円まで膨らんでいた。このうち21年の衆院選当時に引き出されたのが約5億円だった。
元幹部は、虎雄の親族らとの対立から解雇に追い込まれたが、かつては腹心として選挙戦の陣頭指揮を任される立場だった。
解雇に先立ち、徳洲会グループの顧問弁護士が元幹部に、仮払金の使途を明かせと詰め寄った。元幹部が、支出の大半は選挙運動の裏資金だったとして明細書を示したところ、追及は沙汰やみになった。
「これ以上つけばヤブヘビになる。だから追及をやめたのでしょう」と関係者は語っている。(敬称略)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130920/trl13092014370003-n1.htm
【父子の野望 「徳田王国」の実像(下)】
「全病院からピンハネ」利益集中のカラクリ
2013.9.20 14:29 (1/3ページ)[汚職・政治家疑惑]
徳洲会病院の関係者が住んでいるとみられるマンション =19日、東京都千代田区三番町(荻窪佳撮影)
「子孫に美田を残さず」。医療法人徳洲会理事長、徳田虎雄(75)は、かつて著書などでよくこの言葉を引用した。財産を蓄えることを嫌い、入る金は右から左で選挙と病院開設につぎ込んだという。
「ところが、理事長(虎雄)が療養生活に入った平成15年頃以降、徳田ファミリーが徳洲会グループの法人から利益を吸い上げる仕組みが徐々に整えられてきているように見える」とグループ幹部が語る。
グループの中核会社、株式会社徳洲会(通称・カブトク、東京都千代田区)の役員報酬がその一例だ。
決算書などによると、同社の社長と取締役を務める虎雄の長女夫妻は、22年頃まで、同社から2人で年に計1億800万円もの役員報酬を得ていた。夫妻は他のグループ法人からも報酬を得ている。
「理事長は23年に1億円報酬のことを知って驚き、長女を叱責した。『家族全員の所得の明細を持ってこい』と命じるほど怒っていた」と関係者。
翌24年3月のカブトクの決算書によると、長女夫妻の年間の役員報酬は計約4500万円に減額されていた。ところが、これと同じ時期、不可解な不動産の売買が行われていた。
長女は15年3月、千代田区三番町の新築マンションの一室を母と共同で購入。持ち分は長女が3分の2で、関係者によると、取得金額は税込みで1億9千万円余りだったという。
その8年後の23年6月、このマンションを長女と母からカブトクが買い取った。買い取り金額は約2億5千万円。購入時より5千万円余り高値で自分の会社に買わせた形だった。
そして、売買した月から翌年まで、長女はカブトクに毎月30万円の家賃を支払っていた。
ただし、長女が購入後に部屋の造作に金をかけるなどしたため価値が上がり、高値で買い取られた可能性もある。
■不明朗な支出も
鹿児島市坂之上。急な坂道沿いに民家が連なる丘の頂に、ひときわ目立つ白塀の邸宅がある。眼下に鹿児島湾や桜島が一望できる絶好のロケーション。24年に新築された虎雄の次男で衆院議員、徳田毅(42)の自邸だ。
土地と建物を所有するのは、毅の母が社長を務めるファミリー会社。この会社は銀行からの借り入れで家を建てたというが、同じ時期、カブトクからも2億円余りの借入金があった。毅が母の会社に家賃をいくら払ってきたのかは不明だ。
22年にも、カブトクは約2億円で外部から買ったマンションを4カ月後、虎雄の次女の会社に約1億4千万円で売っている。
このほかにも、カブトクの決算書には、虎雄の親族らへの不明朗な顧問料の支出、貸付金などが目立っている。
■直接調達させず
「平たく言うと、グループの全病院からピンハネをして太ってきた会社です」。徳洲会グループの地方病院幹部は、カブトクの仕組みについてこう語る。
カブトクは全病院が調達する物品を一手に仕入れて病院に納める。注射針などの消耗品は一律8%、高額な医療機器は20%の利益を乗せて納める決まりだが、これより大きい利益を取ることの方が多いという。
「なんで直接調達させてくれないのかと直談判したこともあるが、だめだった。われわれ地方病院が頑張って収益を上げても、それがファミリーのマンションや高級車になるだけ。北朝鮮のような組織です」と病院幹部は嘆く。
グループ内には不満が渦巻き、今年に入り、中堅クラスの退職が相次いでいる。3月には、東北地方の病院長3人が連名の要望書をグループ執行部に突きつけた。
「関連法人の過去5年間の決算書と役員報酬額」「徳田ファミリー各人の過去5年間の確定申告書」などを開示するよう求める内容だった。
「カブトクは理事長が全株を保有する個人企業」などの理由で、グループ側は開示を拒んだという。(敬称略、徳洲会取材班)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013092000814
自発的辞職求める声=徳田議員側への強制捜査に−与野党
医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件で、東京地検特捜部などが自民党の徳田毅衆院議員の事務所や自宅などを家宅捜索したことを受け、与野党からは20日、捜査の行方次第では徳田議員の辞職は避けられないとの声が相次いだ。自民党内にも自発的な辞職を促す意見が出ている。
自民党執行部は、捜査の行方を慎重に見守る方針。ただ、ある中堅議員は20日、「自ら辞めた方がいい。いずれ辞職に追い込まれる」と語り、自発的な辞職が望ましいと指摘した。公明党の井上義久幹事長も、福島県いわき市内で記者団に「公正にもとることがあれば、選挙で当選したこと自体が否定される。そこは厳しく対応していくべきだ」と述べ、公選法違反が明らかになれば、辞職はやむを得ないとの認識を示した。
野党側も捜査の進展をにらみながら、徳田議員に対する追及を強める構えだ。民主党幹部は「明らかに公選法から逸脱した行為だ」と指摘。別の同党幹部は「将来的には議員辞職勧告決議まで話が進むかもしれない」との見通しを示した。
みんなの党の渡辺喜美代表は記者会見で、事件の詳細を把握していないとして「一般論」と前置きしつつも、「(徳田議員が)何か自分で思い当たる節があれば、自ら辞職するのは当然ではないか」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長は取材に「まずは本人が事実を明らかにすべきだ。大掛かりな組織ぐるみの選挙違反が事実なら、議員辞職に値する」と述べた。 (2013/09/20-19:47
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http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY201309200516.html
トラブル示談金、徳洲会が負担 徳田議員、法人私物化か [PR]
昨年12月の衆院選で、医療法人「徳洲会」グループから違法な選挙支援を受けた疑いが浮上した自民党の徳田毅衆院議員(42)が、女性とのトラブルの示談金の一部800万円を、徳洲会に肩代わりさせていたことがわかった。支払いに関わったグループ関係者が、朝日新聞社に証言した。グループは公益性の高さから税優遇や国の補助金を受けており、私物化とも呼べる実態が明らかになった。
さらにグループ関連企業が2009年から約4年半の間、徳田氏の事実上の秘書として活動する男性(69)の給与を支払っていたことも判明。総額は2千万円以上に上るという。
訴訟記録や徳洲会の内部資料によると、女性とのトラブルは04年2月に発生。女性が07年2月、「無理やり酒を飲まされ、性的関係を強要された」として、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こし、同年5月に1千万円を支払うことなどを条件に示談が成立した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000059-san-l22
衆院3選挙区の総支部長申請へ 民主県連、党本部に 静岡
産経新聞 9月25日(水)7時55分配信
民主党県連は24日、静岡市内で常任幹事会を開き、次期衆院選の公認候補となる衆院静岡1、3、4区の総支部長について、公認申請の第1次締め切りの来月12日までに党本部に申請することを決めた。
公認申請するのは1区の牧野聖修氏、3区の小山展弘氏、4区の田村謙治氏の3氏。党本部の通達では「8月末まで総支部長だった者に限って申請する」としており、新人の公認申請はないという。残る2、7、8区の総支部長については、選挙区ごとに選考作業を進めて決定することにしている。
また、同会では県連役員の追加承認を行い、県連顧問に岡本護県議と三ツ谷金秋県議を、政策調査会の副会長に曳田卓県議と鈴木智県議、総合選挙対策本部の地方選副選対本部長(東部担当)に橋本一実県議などを決定した。
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http://mainichi.jp/select/news/20130926k0000m010027000c.html
徳洲会事件:自民、自発的な離党促す声も
毎日新聞 2013年09月25日 18時53分
自民党が、医療法人「徳洲会」グループを巡る公職選挙法違反容疑事件に頭を悩ませている。グループ理事長の次男である自民党の徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=の事務所も家宅捜索を受けたが、捜査の進展が見通せず動きを取れない。10月15日召集予定の臨時国会を前に、自発的な離党を促す声も出始めた。
「捜査が着手された段階で、こうすると断定的に申し上げる段階ではない」。石破茂幹事長は24日の記者会見で、徳田氏の処分についての言及を避けた。事件発覚時は徳田氏に事情を聴く考えも示したが、東京地検特捜部による捜査が進み、発言も慎重にならざるを得ない。
野党側は「事実関係を精査し、臨時国会で取り上げることが必要だ」(民主党の大畠章宏幹事長)と追及の姿勢を強めている。自民党は高い支持率を維持しているが、事件が拡大すれば批判が高まる懸念もあり、党幹部は「野党が国会で追及するネタが増えた」と頭を抱える。
徳田氏は17日、電話で石破氏に陳謝した。しかし自民党は十分に実態を把握できているわけではなく、石破氏も「選挙で選ばれた重い立場を勘案しなければならない」と述べるのが精いっぱいだ。国対関係者は「知らなかったではすまされない。離党やむなしだろう」と自発的離党は免れないとの認識を示した。【念佛明奈】
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http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309280022/
民主党の再生かけ選考へ 次期衆院選・小選挙区総支部長/神奈川
2013年9月29日
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民主党が党の再生をかけ、次期衆院選の公認候補者となる小選挙区総支部長の選考を本格化させている。県内でも現職を除く総支部長は8月末で“リセット”されており、党本部は選考基準に沿って10月中にも第1次内定者を絞る予定。ただ、県連幹部は「必ずしも前総支部長ばかりを再任するわけではない」と差し替えも辞さない考えを示しており、すべての総支部長が決まるまでには紆余(うよ)曲折がありそうだ。
■総合的に勘案
党本部が示した主な選考基準は▽2016年1月現在で満70歳以下▽7月の参院選の活動状況▽昨年の衆院選の惜敗率▽党員・サポーターの獲得実績−など。県連の金子洋一代表は「総合的に勘案して選ぶ」とし、前総支部長の意向を確認する面談を進めている。
一方で、参院選での票の掘り起こしのため、衆院選の落選者を暫定的に総支部長に据え、活動費として月50万円を支給してきた経緯を重視。金子代表は「参院選で活動が乏しかった人物を選ぶことはあり得ない」とも述べ、参院選での活動状況は特に重く見る考えだ。
加えて、国会議員偏重の党運営に苦言を呈してきた地方議員からは「われわれと連携できる人材かどうかも最低限の条件」との声が上がっている。
総支部長への“復帰”を希望する前総支部長にはすでに申請書類が届けられ、複数の前総支部長が「申請に向け準備中」としている。
■基準に波紋も
波紋を広げているのは「定年制」の導入だ。党の馬淵澄夫選対委員長は「多角的に判断する」とし、柔軟な対応もあり得るとの認識を示すが、この基準を適用すれば、県内でも閣僚経験者を含む2人が該当する。
若手の前総支部長は「世代交代は進めるべき」と肯定的に受け止める一方、定年制に引っ掛かる前総支部長は「高齢化社会で、高齢者の立場を理解して政治を進めることが求められる中、年齢だけで線引きするのはいかがなものか」と苦言、「各自が地域で築いた組織の意向も十分に考慮してほしい」と注文する。別のベテラン前総支部長も「ばかげている。参院選ではベテランの前職が一生懸命活動し、党候補者の当選に結びつけた面もある」と指摘する。
ただ、民主党は05年にも前原誠司代表(当時)が「新人60歳未満、前・元職65歳未満」の年齢制限を導入したが結局、形骸化。今回も「都道府県固有の政治状況などは考慮する」としており、厳格に適用されるかは不透明だ。
■他党動向も鍵
野党再編の動向を見据え、慎重に選考を進めるよう求める意見もある。自民党1強で、かつての政権党も単独で対抗するのは困難な状況。政党支持率でも自民党に大きく水をあけられている事情を念頭に、県内の現職の1人は「いい人材は早期に総支部長にすべき」とする一方、「他の野党との選挙区のすみ分けを視野に入れることも必要で、悩ましい」と明かす。
引き続き総支部長を目指す意向の前職は「総支部長の肩書や、党からの金銭面の支援があって初めて党勢拡大に貢献できる」と早期選定を求める。
別の前職も思いは同じだが、こうも吐露する。「自分のことを度外視すれば、理念・政策の一致を前提に(他党と)一つの塊になった方がいい」
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130930/crm13093020390010-n1.htm
虎雄氏に反旗…院長ら16人、系列全病院に批判声明文
2013.9.30 20:37
昨年12月の衆院選で、医療法人「徳洲会」グループの各病院が徳田毅衆院議員(42)=自民・鹿児島2区=陣営に職員を派遣、日当などを支給していたとされる公職選挙法違反事件をめぐり、グループ病院の院長ら16人が30日、医療法人徳洲会理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)ら幹部を批判する内容の声明文を系列の全66病院とグループ東京本部にファクス送信した。
声明文では事件について「本部の指示で行った政治活動の違法性に気づいた」とし、「虎雄氏やファミリー各氏から何の説明もなく、『(捜査当局と)徹底抗戦する』という信じられない方針が伝えられつつある。徳洲会を崩壊・破滅させる行為だ」と対応を批判している。
その上で、「緊急事態への対処を検討するため」として、中止に追い込まれた幹部会など各種会合の開催を要求している。
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民主党鹿児島
会合ではこのほか、次期衆院選候補となる総支部代表を決める審査委員会を県連内に設置した。まずは前衆院議員が務める1、2、4区の代表に再任の意思を確認し、10月に第1次の候補者として党本部に申請する方針。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131001-00000011-mai-pol
<藤村前官房長官>政界引退へ 衆院選で落選
毎日新聞 10月1日(火)6時15分配信
<藤村前官房長官>政界引退へ 衆院選で落選
民主党の藤村修前官房長官(63)=大阪7区、昨年12月の衆院選で落選=は30日、政界を引退する意向を地元後援者に伝えた。10月2日に記者会見して正式表明する。野田佳彦前首相を側近として支え、消費増税や沖縄県・尖閣諸島の国有化などに取り組んだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131001-00000013-asahi-pol
藤村修氏、政界引退へ 野田政権の官房長官
朝日新聞デジタル 10月1日(火)7時1分配信
藤村修氏、政界引退へ 野田政権の官房長官
【南彰】野田佳彦前首相のもとで官房長官を務めた前民主党衆院議員の藤村修氏(63)が政界を引退する意向を固めた。2日に大阪府庁で記者会見を開き、正式に表明する。
藤村氏は1993年に日本新党から旧衆院大阪3区に立候補して初当選。6回連続で当選し、外務、厚生労働両副大臣や民主党幹事長代理などを歴任した。昨年末の衆院選では大阪7区で落選。比例復活もできず、現職官房長官として初の落選となった。
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壮大な演出が行われた改革
http://music.geocities.jp/jphope21/0203/32/207_1.html
寛政の改革の本来の目的はロシアの開国要求をかわすことだった。
( http://music.geocities.jp/jphope21/0103/37/256.html )
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/131007/kng13100721220012-n1.htm
民主党神奈川県連 5選挙区の総支部が解散
2013.10.7 21:22
民主党神奈川県連は7日の常任幹事会で、神奈川1、8、11、15、18区の5選挙区で総支部を解散する方針を確認した。総支部長は次期衆院選の公認候補者となるが、5選挙区で候補予定者が不在となる。
ただ、県連幹事長の滝田孝徳県議は記者団に「誰しもが認める良い候補者がいれば、すみやかに手続きに入りたい」と語った。
現在、昨年12月の衆院選で総支部長が落選した総支部については、10月1日付で県連が代表の金子洋一参院議員を暫定総支部長として選任。解散の5選挙区と現職が総支部長を務めている9区と16区を除く、残りの11選挙区で正式な総支部長の選考を進めている。
参院選での活動状況や地方議員との連携などを判断材料に、県連が公認の是非などについて評価した上で、党本部に上申するという。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131007ddlk21010032000c.html
民主県連:次期衆院選の候補、三つの区で空白 1・2・4区、離党や辞退 /岐阜
毎日新聞 2013年10月07日 地方版
民主党県連は6日、前回衆院選で2、4区から出馬した候補者が、次期衆院選への公認申請を辞退したことを明らかにした。1区の候補者だった柴橋正直氏が同日付で離党したため、三つの総支部で衆院選の立候補予定者が空白となった。
伊藤正博幹事長によると、同日行われた幹事会で、次期衆院選への公認申請の希望があったのは、いずれも前職で3区の園田康博氏(46)と5区の阿知波吉信氏(50)の2人。2区の堀誠氏(39)と4区の熊崎陽一氏(26)からは辞退の申し入れがあったことが報告された。県連は空白区となった1、2、4区について、各総支部と協議しながら立候補予定者を決定したいとしている。
今後党本部の決定を経て正式な候補者となる。【加藤沙波】
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http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000e040214000c.html
福井前副文科相:政治団体資産差し押さえ 貸付金未返済で
毎日新聞 2013年10月08日 15時00分
福井照(てる)・前副文部科学相を支援した政治団体(解散)の資産が差し押さえの対象になっていることが分かった。福井氏の後援団体幹部だった男性(65)が知人らへの損害賠償を裁判所から命じられたが、支払いに応じないため、男性が政治団体に貸し付けた400万円の債権が差し押さえられた。総務省によると、政治団体への差し押さえは異例だという。
裁判は、男性が持ちかけた輸出入事業に出資した2人が2008年、男性と福井氏に対し810万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴。判決は福井氏の賠償責任は問わなかったが、男性に全額の賠償を命じた。
出資者の代理人弁護士によると、差し押さえ対象は福井氏を支援した政治団体「黄山(こうざん)会」で、福井氏の当時の政策秘書が代表、福井氏の父親が会計責任者を務めた。出資を募った男性が幹事長を務める福井氏の後援団体「新アジア再生連合」と黄山会の所在地は大阪市内のビルの同じ一室だった。
黄山会の政治資金収支をまとめた官報によると、男性は04年、黄山会に1300万円を貸し付けた。黄山会は男性に900万円を返済したが、残り400万円を未返済のまま、09年12月に解散した。
判決などによると、男性は福井氏の政治力を利用するような発言をして知人らから出資を募ったが、事業は実現しなかった。大阪地裁は11年、「実現の見通しがないのに偽って金をだまし取った」として、05〜06年に2人から集めた計810万円の賠償を男性に命じた。大阪高裁も1審判決を支持し確定した。
しかし、男性が賠償を実行しないため、出資者の弁護士が今年8月、男性の住所地の徳島地裁に、男性が黄山会に対して持つ400万円の債権の差し押さえを申し立てた。地裁は先月、黄山会を債務未清算の団体と判断し、差し押さえ命令を出した。
ただ、黄山会代表だった元政策秘書の男性は「黄山会に資金は残っておらず、支払えない」と話しており、債権回収の可否は不透明だ。政治資金規正法には、政治団体が解散する際の債務清算について規定がなく、法律の不備が指摘される事態になっている。【向畑泰司、杉本修作】
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http://mainichi.jp/select/news/20131008dde041040015000c.html
徳洲会公選法違反:徳田理事長、突き上げで退陣決断 系列幹部、「政治利用」に憤り
毎日新聞 2013年10月08日 東京夕刊
初めての病院開設から40年。「徳洲会」グループを66病院、職員2万7000人を擁する巨大医療組織に育て上げた徳田虎雄理事長(75)が8日、退任を表明した。昨年の衆院選での選挙違反容疑事件を巡り、東京地検特捜部が強制捜査に乗り出して半月余り。浮かび上がる病院の「政治利用」に憤った全国の病院長らが突きつけた退陣勧告に、身を引く決断を迫られた。【山田奈緒、近松仁太郎】
「私の最後の願いは、離島・僻地(へきち)医療をはじめ全国各地で患者様中心の医療、福祉介護を実践すること。私個人や家族のことではない」。この日、東京都千代田区の徳洲会東京本部で開かれた記者会見に、徳田氏は姿を見せず、代わりに公表した「声明文」に自らの思いを乗せた。声明文は、各系列病院にも8日朝までにファクスされた。
東北地方の病院長は「選挙に駆り出された職員には、とかげのしっぽ切りのように責任を押しつけられる不安が広がっていた。混乱が続く中、退任しか方法はなかった。強いリーダーシップのある理事長の穴を誰が埋めるのか不安は大きいが、現場は患者さんのために医療に取り組むしかない」と話した。東日本の別の病院長は「退任は遅すぎたが評価したい。徳洲会が変わるには、一族が支配する組織を改革する必要がある」と指摘した。
地元からは惜しむ声も聞かれる。無医地区だった奄美群島の加計呂麻(かけろま)島に徳洲会が開いた診療所の事務長を務めた松林家福(いえよし)さん(71)は「医者のいない苦しみに耳を傾け、医療環境を整えてくれた理事長への感謝は忘れない」と話す。衆院議員時代の秘書も務めた松林さんは「どんな場所にも医療を提供するという理念は、理事長のバイタリティーがあればこそ。徳洲会は理念を消さずに受け継いでいってほしい」と話した。
会見で一般社団法人徳洲会の鈴木隆夫理事長は、今後の徳田氏の関与を問われると「誰もなし得なかった実績があり、助言をいただくことになるかもしれない」と絞り出した。
徳田氏は1973年、第1号となる「徳田病院」を大阪府松原市に開設。その後全国に拡大し、86年には地元の鹿児島・徳之島に念願の病院を開いた。離島や僻地での医療展開に力を注ぎ、「年中無休・24時間オープン」を理念に据えた。幼くして病気の弟が、診察を受けられず息を引き取った経験が原動力となったとされる。
病院開設は医師会と対立を生んだ。徳田氏は「政治力が必要」と83年、衆院選に立候補。激戦の末に落選したが、多額の現金が飛び交ったとうわさされた。3度目の挑戦で90年に初当選。当時から選挙戦に病院組織がフル稼働されたという。
2002年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。政治活動は次男・毅氏(42)に引き継がれ、毅氏は05年の衆院選で初当選した。以後も、グループ職員らが選挙活動する選挙の仕組みは引き継がれた。
特捜部の捜査を引き金に、全国の系列病院長らグループ幹部が「グループの再生」を訴えた。9月末には系列病院長らの「再生を願う有志の会」が、理事長らに抗議する声明文を全国の病院に発送。今月5日には、関西の病院長らが理事長退任などを求める決議をし、退陣を迫っていた。
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◇徳田虎雄理事長と徳洲会
1973年 1月 徳田病院を大阪府松原市に開設
75年 1月 医療法人徳洲会を設立
83年12月 衆院鹿児島・旧奄美群島区から初めて立候補し落選
86年10月 郷里・徳之島に徳之島徳洲会病院を開設
90年 2月 衆院鹿児島・旧奄美群島区に3度目の挑戦で初当選
93年 7月 衆院鹿児島・旧1区で当選
94年12月 政党・自由連合を発足
96年10月 衆院鹿児島2区で落選
2000年 6月 衆院鹿児島2区で当選
02年 4月 筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断
03年11月 衆院鹿児島2区で当選
05年 8月 政界引退を表明
9月 次男・毅氏が衆院鹿児島2区で初当選
12年12月 毅氏が衆院鹿児島2区で3選
13年 9月 東京地検特捜部が徳洲会グループを家宅捜索(17日)
10月 理事長職の退任を表明(8日)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131008-00000133-san-soci
知人女性への傷害容疑 自民・大塚議員を書類送検
産経新聞 10月8日(火)15時11分配信
知人女性に暴行し、けがをさせたとして、大阪府警が8日、自民党の大塚高司衆院議員(49)=比例近畿=を傷害容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、女性は8月30日に「大塚議員から自宅マンションのエレベーターで暴行を受け、軽傷を負わされた」との内容で府警に被害届を提出していた。9月に示談が成立しており、府警は厳しい処分を求めない「寛大処分」の意見を付けた。
大塚議員は参院議員秘書などを経て、平成17年9月の衆院選大阪8区で初当選し、昨年12月の衆院選で比例近畿ブロックから2度目の当選を果たしていた。
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http://www.hab.co.jp/headline/news0000012315.html
民主・奥田建氏、次期衆院選立候補せず (08日)
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衆議院議員を4期務め、去年の衆議院選挙・石川1区で落選した民主党の奥田建氏が次の衆議院選挙に立候補しない考えを表明しました。8日開かれた民主党県連の幹事会では、次の衆議院選挙に向けた党の公認申請と現在の各支部長に、選挙の候補者として支部長を続ける意思があるか確認しました。この席で、石川1区総支部長の奥田氏は、今月4日に党本部の馬淵澄夫選挙対策委員長と面談したことを報告。その上で、次の衆議院選挙に立候補しない考えを表明しました。奥田氏は「前の選挙が終わり、燃えるものがなくなった」と話しました。しかし政界引退については「ささやかながらも政治活動を続けていきたい」と話し否定しました。奥田建氏は、父・敬和氏の死去に伴い行われた、98年の衆院選石川1区の補欠選挙に立候補し、初当選。これまで4期にわたって衆議院議員を務め、国土交通副大臣などを歴任していました。 (21:34)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddlk25010549000c.html
民主県連:選挙対策本部を設置 衆院選・滋賀2区、田島氏を擁立方針 /滋賀
毎日新聞 2013年10月09日 地方版
来夏の知事選と再来年の統一地方選に向け、民主県連は8日、代表の三日月大造衆院議員を本部長とする対策本部を設置した。また、次期衆院選滋賀2区に前職の田島一成氏を擁立する方針を確認した。近く党本部に公認申請する。
民主は、参院選と同日選挙となった2010年知事選で嘉田由紀子知事を支持した。三日月代表は次回知事選への対応について、「これまでの経過を踏まえつつ、県政の課題を検証して決める」と述べるにとどめた。【加藤明子】
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勝てる思いなかったの間違いでしょうに
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddlk17010715000c.html
奥田・民主前衆院議員:次期衆院選、立候補辞退 「燃える思いなかった」 /石川
毎日新聞 2013年10月09日 地方版
次期衆院選に立候補しないことを8日明らかにした、民主党前衆院議員の奥田建氏(54)=石川1区。政界引退は否定したが、父の奥田敬和運輸相(1998年死去)から続く「奥田党」は大きな節目を迎えることとなった。
県連は次期衆院選に向け、公認候補となる小選挙区(1〜3区)総支部長の選考を進めており、この日は金沢市内で常任幹事会を開いた。昨年12月の衆院選で敗れた奥田氏は公認申請を辞退し、「次に対して燃える思いがなかった」と理由を説明した。
98年の初当選以来4期、約15年務め、野田内閣では副国土交通相に就いた。「古里のためにも仕事ができ、走り続けた時間だった。支援者に感謝したい」と振り返った。一方で「引退という年齢ではない」として、政治活動を続けていく意向。不出馬について近藤和也県連代表(39)は「寂しい思いだ」と語った。
昨年末の衆院選で、民主は1〜3区全てで候補者が落選。常任幹事会では3区の近藤代表の公認申請を決めたが、2区の宮本啓子氏(65)については9日以降に決定するという。1区について近藤代表は「2015年の統一地方選前には決めたい」と話した。【丹下友紀子】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddlk31010625000c.html
選挙:衆院選・鳥取2区 民主県連、候補に湯原氏 常任幹事会で承認 /鳥取
毎日新聞 2013年10月09日 地方版
民主党県連の常任幹事会が8日、鳥取市賀露町の県連事務所であり、次期衆院選鳥取2区の候補者として前衆院議員で県連副代表の湯原俊二氏(50)が承認され、9日にも党本部に公認申請することが決まった。
湯原氏に決めた理由を、県連の興治英夫幹事長は「県のさまざまな事業、社会資本整備のため、議員1年生にもかかわらず予算を獲得するなど成果を上げた点を高く評価した」などと説明した。また、鳥取1区と参院選の候補者については「白紙」とした。
湯原氏は県議を経て、2009年の衆院選で初当選。昨年の衆院選で落選した。湯原氏は「民主党の訴えてきたことは間違っていないので、改めて有権者の皆様に地道に訴えていく」と話した。【川瀬慎一朗】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddp041010030000c.html
古賀・前衆院議員:民主・古賀一成氏、衆院選に不出馬 福岡6区
毎日新聞 2013年10月09日 西部朝刊
民主党の古賀一成・前衆院議員(66)は8日、次期衆院選へ立候補しない考えを明らかにした。取材に対し「国会議員という縛りを離れたところでやりたいことがある。アジアとの関係構築など自由人の立場で進めたい」などと語った。
古賀氏は衆院議員を7期務め、福岡6区から出馬した昨年12月の選挙で落選。比例復活もならなかった。地元の福岡県久留米市で6日に開かれた党総支部の定期大会では「次期衆院選に向け、党公認申請はしない」と発言していた。
党福岡県連の藤田一枝幹事長は「古賀さんから正式な話は聞いていない。福岡6区が空白区になるなら、新たな候補者の選考を検討する」と話した。
古賀氏は旧建設省出身で、1990年の衆院選で自民党から出馬して初当選。その後、新進党を経て民主党に移り、党両院議員総会長や衆院東日本大震災復興特別委員会の委員長などを歴任した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131009ddlk31010625000c.html
選挙:衆院選・鳥取2区 民主県連、候補に湯原氏 常任幹事会で承認 /鳥取
毎日新聞 2013年10月09日 地方版
民主党県連の常任幹事会が8日、鳥取市賀露町の県連事務所であり、次期衆院選鳥取2区の候補者として前衆院議員で県連副代表の湯原俊二氏(50)が承認され、9日にも党本部に公認申請することが決まった。
湯原氏に決めた理由を、県連の興治英夫幹事長は「県のさまざまな事業、社会資本整備のため、議員1年生にもかかわらず予算を獲得するなど成果を上げた点を高く評価した」などと説明した。また、鳥取1区と参院選の候補者については「白紙」とした。
湯原氏は県議を経て、2009年の衆院選で初当選。昨年の衆院選で落選した。湯原氏は「民主党の訴えてきたことは間違っていないので、改めて有権者の皆様に地道に訴えていく」と話した。【川瀬慎一朗】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131010ddlk38010634000c.html
選挙:衆院選 次期候補に永江、白石氏内定−−民主党県連 /愛媛
毎日新聞 2013年10月10日 地方版
民主党県連は9日、松山市三番町5のえひめ共済会館で常任幹事会を開き、次期衆院選の立候補予定者として1区に永江孝子氏(53)、3区に白石洋一氏(50)=いずれも元職=を内定した。10日にも党本部に申請する。残る2、4区の選定作業も進める。
永江、白石両氏は2009年衆院選で初当選したが、12年衆院選で落選していた。会議後に記者会見した都築旦代表代行は「勝てる候補として満場一致で選んだ」と選出理由を説明した。
一方、都築氏は今後の県市町議選の候補者選定に公募制を導入する意向を明らかにした。15年4月に任期満了の県議選からを想定している。【伝田賢史】
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民主党高知県連が新高知1区に大石氏を公認申請
2013年10月13日08時08分
民主党高知県連(代表=武内則男前参院議員)は12日、高知県内小選挙区が1減の2となる次期衆院選の新しい高知1区(県東部)の党公認候補に、元県議の大石宗氏(33)を擁立する方針を固め、党本部に公認を申請した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131014ddlk19010007000c.html
選挙:次期衆院選 民主県連、「後藤氏の新1区」確認 /山梨
毎日新聞 2013年10月14日 地方版
民主党県連は、甲府市で常任幹事会を開き、後藤斎衆院議員(県連代表)が次期衆院選新1区を拠点に活動していく方針を確認した。後藤氏は昨年の衆院選旧山梨3区で当選した。また、同党を離党した坂口岳洋元衆院議員の復党を打診する方針も確認。坂口氏は7月の参院選で「非自民」の結集を狙って無所属で出馬したが、落選した。
衆院新1区を巡っては、日本維新の会の小沢鋭仁衆院議員(同県総支部代表)が既に同区を拠点に活動する方針を示している。【屋代尚則】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20131015-OYT8T01213.htm
民主県連 次期衆院選で公認上申へ
. 民主党県連は14日、昨年の衆院選で、同党公認で立候補し落選した前衆院議員の福島伸享氏(43)(1区)と同高野守氏(54)(4区)を、次期衆院選で公認するよう、党本部に上申することを決めた。一方、他選挙区では、早々と自らの小選挙区の総支部長を辞任したり、総支部の解散手続きを始めたりする落選議員もおり、県連は衆院選大敗で負った組織的ダメージを修復しきれていない状態だ。
前回衆院選では大畠章宏氏(66)(5区)のみが当選。福島氏、高野氏、石津政雄氏(66)(2区)、大泉博子氏(63)(6区)、柳田和己氏(63)(7区)の現職5人が落選した。
党規約では、現職議員や公認候補予定者が務める総支部長の任期は、国政選挙期日まで。昨年末の衆院選で落選した総支部長はすぐに退任となるはずだったが、落選議員が大量にいたため、党本部は7月の参院選への悪影響を懸念し、8月までは総支部長にとどめる一方で、新総支部長の選考も進めている。
公認申請していた福島、高野両氏は、今夏の参院選で同党候補の当選に貢献したとして、14日の県連常任幹事会では、上申に異論は出なかったという。公認の可否は党本部に委ねられた。現時点で他に公認を申請している落選議員はいない。
前回衆院選で「政界再編」を訴えて戦った福島氏は公認申請の理由について、取材に対し、「自民党に代わる新しい政治を作ろうというのが原点だから」と述べ、高野氏は「民主党として筋を通してきたので(今後も)筋は通したい」と答えて、共に次期衆院選を民主党候補として戦いたいという姿勢を明確にした。
一方、他の小選挙区では、柳田氏が4月に総支部長を辞任。大泉氏は衆院選後、「今の民主党のままでは政権は取れない」として、民主党内の改革を主張。さらに、自らが総支部長を務めていた党県第6区総支部の解散の手続きを進めていることを明らかにし、「(次期)衆院選には出るつもりだが、民主党から出るかどうかはわからない。政界再編の波に乗っていきたい」と話し、政界再編をにらんで柔軟に対応していく考えを示した。
石津氏は取材に対し、「近くゆっくり話したい」と述べるにとどめている。
(2013年10月16日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m010169000c.html
民主党:次期衆院選に「勝てる候補」 落選議員は戦々恐々
毎日新聞 2013年10月17日 07時20分(最終更新 10月17日 08時30分)
民主党は次期衆院選の公認候補となる小選挙区総支部長の選考について、10月中にも決定する「1次」段階では20〜30人に絞り込む方針を固めた。昨年末の衆院選で落選した約100人が申請したが、「勝てる候補」を厳選するため、前回候補の差し替えも検討している。落選議員からは「今の民主党にまで見捨てられたら、地元に説明できない」と動揺が広がっている。
総支部長選考の対象者は前回選挙で落選した207人のうち引退者などを除いた143人で、次期衆院選で立候補を希望する約100人が申請した。馬淵澄夫選対委員長が9月中旬から面接を始めており、▽支援団体の連合や地方議員との関係▽後援会の状況−−などについて聞き取り、7月の参院選での活動状況、都道府県連の意向なども踏まえて判断する。
海江田万里代表は15日の両院議員総会で、「誰が見ても民主党の候補者として衆院選を戦い抜くのにふさわしい人になってもらう」と述べ、候補者を絞る考えを強調した。
総支部長は1次に続き、随時追加で選任される見通し。ただ、面接を終えた落選者からは「選ばれなかったら離党を考えないといけない」「1次でここまで絞るという状況認識が間違っている」との声が出ている。
民主党は衆院選後、落選者に参院選での協力を前提に、月額50万円の活動費を支給していた。だが、政党助成金の大幅減もあり8月末で支援を打ち切った。少人数に絞り込む背景には同党の台所事情もありそうだ。【笈田直樹、影山哲也】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20131017-OYT8T01435.htm
民主、次期衆院選の1区公認1年先送りを上申
民主党県連が次期衆院選の群馬1区について、昨年末の衆院選で落選した前衆院議員の宮崎岳志氏(43)を公認するかどうか、1年間の活動内容を見極めて判断したいと党本部に上申したことが17日わかった。公認の1年先送りが認められれば、次期衆院選の公認候補者が務める総支部長が県内全5選挙区で不在となることから、同県連は、市町村単位で任意の支部を積極的に組織し、2015年の統一地方選に向けた体制作りを進める方針も同時に固めた。
民主党は、昨年の衆院選に続き7月の参院選でも惨敗したため、全国で総支部長の大幅見直しに着手。都道府県連に対し、前回選に出馬した総支部長を次期衆院選でも公認するかどうか、今月12日までに上申するよう求めていた。
県内では、同党は群馬5区を除く1〜4区に公認候補を擁立したが、4人とも落選。4人のうち、1区の宮崎氏だけが次期衆院選への出馬意向を示していた。
県連は、宮崎氏本人や連合群馬など支持団体から意見を聴取。その結果、「宮崎氏自身の支持拡大への活動が不十分」などの意見が多かったという。
そのため、県連は、宮崎氏の出馬の意志を尊重しつつ、今後1年間の活動内容を考慮したうえで、改めて公認の可否を検討する方針を決めた。
また、国政選挙での敗北の反省から、これまでの総支部中心の選挙活動を見直し、市町村単位で任意の支部を積極的に組織することにした。草の根的な活動を活発化させ、2年後の統一地方選に向けて支持層の拡大を図る狙いがある。
同党の組織規則によると、行政区支部は党籍を有する都道府県議か政令市議が代表を務めると規定されている。任意の支部であれば、政治資金規正法上の優遇措置は受けられないものの、代表資格のない市議でも支部長となれる。今月上旬には、任意の支部として同党高崎市支部が組織された。
(2013年10月18日 読売新聞)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131022ddlk36010536000c.html
衆院選挙制度改革:小選挙区減巡り、選定方法を協議−−自民党県連会合 /徳島
毎日新聞 2013年10月22日 地方版
次期衆院選から県内の小選挙区が3から2に減ることを巡り、自民党県連(竹内資浩会長)は21日、衆院支部長選定等改革本部の初会合を徳島市内のホテルで開き、今後の選定のプロセスを協議した。党員らにアンケート調査し、現職議員3人による話し合いなどを行ったうえで、来年9月末までに2人に絞り込むことを決めた。
改革本部は、県議をはじめ各選挙区の関係者3人ずつ計9人で構成。本部長を務める竹内会長は、現職3人のうち1人が比例代表に回る可能性が高いという見通しを示し、「党員や職域支部などいろいろな意見を聞きながら、一番公平で公正な選定をしなければいけない」と述べた。
また、「比例代表候補の後押し」のため、現在約4000人にまで落ち込んでいる県内の党員数を1万人に増やす目標も確認した。【阿部弘賢】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131023/stt13102321220006-n1.htm
神奈川18区支部長に中田氏 維新、地方組織を強化
2013.10.23 21:18
衆院予算委員会で対馬のパネルを示しながら質問に立つ日本維新の会・中田宏氏=22日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
日本維新の会は23日、衆院神奈川18区支部長に中田宏国対委員長代理(衆院比例北陸信越)、神奈川3区支部長に新人で会社役員の湯沢大地氏をそれぞれ充てたと発表した。平成27年の統一地方選をにらみ地方組織の強化につなげる狙いがある。
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>>134
ちょっとビックリですね。
流石に横浜へは戻って来れないよね。
選挙区の宮前区は元々地盤だったところ。
江田憲司氏は今何を思う。
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茨城1区に県議擁立=共産
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013103000430
共産党茨城県委員会は30日、次期衆院選の茨城1区に、新人で県議の大内久美子氏(64)を公認候補として擁立すると発表した。 (2013/10/30-12:14)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131030-OYT1T01017.htm
民主総支部長を決定、年齢オーバーの真紀子氏も
. 民主党は30日の常任幹事会で、次期衆院選の公認候補となる小選挙区総支部長34人を決定した。
選考方針では「2016年1月時点で満70歳以下」との年齢制限を設けていたが、田中真紀子元外相(69)(新潟5区)、三井辨雄前厚生労働相(70)(北海道2区)の2人が選ばれた。12月中にさらに追加決定する。
昨年12月の衆院選で落選後、今年7月の参院選まで政治活動を続けた総支部長143人のうち、次期衆院選への立候補を希望した97人から申請があった。
(2013年10月31日07時38分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20131031-OYT8T00042.htm
民主県連 総支部長「不在」に戸惑い
民主党が30日に決定した次期衆院選の公認候補となる小選挙区総支部長で、県内から応募した中村友信元県議(青森2区)、県連代表の田名部匡代前衆院議員(同3区)、津島恭一前衆院議員(同4区)の3氏はいずれも選ばれなかった。県内のすべての小選挙区で総支部長が「不在」となる異例の事態が長期化するおそれも出ており、県連内には戸惑いが広がっている。
中村氏は読売新聞の取材に対し、小選挙区総支部長に選ばれなかったことについて、「状況を見て今後の対応を考えていきたい」と言葉少なに語った。
党県連は9月中旬から小選挙区総支部長の選考作業に着手し、応募のあった3氏について意見書を添え、党本部に上申した。党本部は選考基準として、〈1〉昨年12月の衆院選での惜敗率〈2〉今夏の参院選での活動実績が十分か〈3〉地方議員や支援団体との連携が図れているか――などを列挙し、3氏は「公認候補にふさわしい条件が整っていない」と判断した。
党本部は12月中に小選挙区総支部長を追加決定する方針だが、3氏が認められるかどうかは不透明だ。複数の県連関係者からは「自民党が強い青森で頑張っていることを評価してもらいたい。このまま誰も選ばれなかったら青森の民主党はなくなる」と反発する声が出る一方、「県連内は危機感に乏しい。それは(惨敗した)参院選の結果を見れば明らかだ。日常的な活動が不十分だというのを自覚する良い機会だ」との指摘も出ている。
(2013年10月31日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20131101-OYT1T00057.htm
上申しなかったのに…真紀子氏、民主公認内定
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民主党が10月30日、次期衆院選の候補者となる新潟県内3選挙区の総支部長を一挙に決めたことで、6区以外の5選挙区で自民党と民主党の顔ぶれが固まった。
ただ、新潟県連が党本部に候補として上申しなかった田中真紀子・前文部科学相(69)が突如、5区で選ばれたことについては、「県連無視だ」との不満が出ている。
民主党本部が発表した総支部長は全300小選挙区のうち34小選挙区。本県は、田中氏のほか、1区に西村智奈美・元厚生労働副大臣(46)、3区に黒岩宇洋・元法務政務官(47)が選ばれた。いずれも事実上の「公認内定」となる。
内定を受け、黒岩氏は31日、「重く受け止めている。有権者の信頼を得る活動をこれからも地道に続けていきたい」と語った。
2、4区には、比例選北陸信越ブロックで復活当選した現職がいる。6区は筒井信隆・前議員が引退を表明したため公募を行っているが、昨年12月の衆院選から1年たたずして県内での対決の構図がほぼ固まった格好だ。
田中氏が総支部長に選ばれたことについて、後援会長岡地域連合協議会の佐藤成二会長(70)は、「今まで通り民主党ということで、従来通り応援していきたい」と述べ、胸をなで下ろす。
田中氏は落選後、後援会関係者にすら去就を明言しておらず、県連に総支部長就任の希望も出していなかった。党本部が掲げた▽2016年1月時点で満70歳以下▽参院選での支援実績――などの基準にも抵触していた。ただ、党本部は、田中氏の知名度などを無視できず、海江田代表が田中氏本人と面会して意欲を聞くなどして、選任に踏み切った。
民主党県議の一人は、「参院選に全く顔を出さなかったのになぜ選ばれるんだ。県連の頭越しに決まった」と不満を隠さない。
県連内には、「国民からは基準が形骸化したと受け取られる。こんなことでは党再生もおぼつかない」との指摘も出始めている。
次期参院選では、田中氏の夫の直紀氏が改選を迎えるが、組織は一枚岩になりきれていない。(米川丈士、浜田萌)
(2013年11月1日07時12分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131101-OYT8T01431.htm
自民「衆院3区」3人目浮上か
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◇佐藤ゆかり氏 頻繁に庄内・最上へ 阿部寿一氏、加藤鮎子氏 動向警戒
自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)が今夏の参院選以降、衆院山形3区の庄内、最上地方を頻繁に訪れていることが、関係者の間で波紋を広げている。党の公認候補予定者が不在の3区をめぐっては、無所属の阿部寿一衆院議員(54)と、落選した加藤紘一元自民党幹事長(74)の三女・鮎子氏(34)による争いが水面下で続くが、「第三の候補」として佐藤氏が名乗りを上げるとの見方もささやかれ始めた。
10月30日、酒田市議選に出馬予定の現職議員の集会。応援に駆け付けた佐藤氏は、酒田港の活用など地域経済の活性化策に言及したうえで、「酒田も(安倍首相の経済政策)アベノミクスの風に乗っていただきたい」と訴えた。
集会終了後、3区からの出馬の意欲を問う記者団に対し、佐藤氏は「(参院選の)比例選の拠点作り。自民党の衆院議員がいない3区こそ、要望を聞かなければならず、来る回数が増えているだけ」と述べ、衆院議員への転身を否定した。
佐藤氏は外資系金融機関のエコノミストを経て、2005年衆院選で岐阜1区から出馬し、比例復活で初当選。09年は東京5区に「国替え」したが落選、10年参院選で比例選から初当選した。佐藤氏は東京都出身だが、父方が新庄藩士の家系で、菩提(ぼだい)寺が新庄市にあるという。
佐藤氏の活動が臆測を呼ぶのは、今回の酒田市議選だけでなく、10月の鶴岡市議選でも自民党系候補者の応援に訪れるなど、旺盛な行動力にある。政策面でも、安倍政権が成長戦略の柱に掲げる国家戦略特区に、県と鶴岡市などが応募するよう関係者に働きかけるなど、「まるで地元選出の国会議員」(自民党県議)のような対応を見せている。
党県連への所属申請をしていることや、水面下で県連関係者と相次いで接触し、一部の幹部らに3区からの出馬の可否を打診していることも、「第三の候補」説が消えない原因となっている。
阿部氏、鮎子氏の関係者は、佐藤氏の動向を警戒しつつも、表向きは静観の構えを見せる。両氏とも、公募による3区の党公認候補選びを前提に、準備を着々と進めている。
阿部氏は最近、同党県連の手違いで、入党が取り消されるトラブルに巻き込まれたが、現職の強みを生かして、地盤の酒田市以外でも地歩を固めつつある。鮎子氏は鶴岡市議選で自民党系候補の支援をしたほか、3日告示の酒田市議選でも応援に入ることを検討。自らと年代の近い支持者の獲得に力を入れている。
(2013年11月2日 読売新聞)
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http://gendai.net/articles/view/news/145612
落選議員34人を内定 真紀子を公認し、仙谷は公認しなかった民主党
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2013年10月31日 掲載
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公認要件を満たさない2人/(C)日刊ゲンダイ
なぜ、田中真紀子(69)は“合格”なのに、仙谷由人(67)は“不合格”なのか――。民主党は30日落選議員を対象に次期衆院選の「公認候補」を選考し、34人を内定した。
昨年12月の衆院選で落選した207人のうち、希望者97人からヒアリングし、勝てる可能性の高い34人に絞ったという。
「落選議員にとって“公認候補”になるかどうかは死活問題です。公認されれば党から月額50万円程度の生活費が支給されますからね」(民主党関係者)
注目を集めたのは、真紀子が公認されたのに対し、“陰の総理”とまで呼ばれた実力者・仙谷由人の名前が34人の中になかったことだ。
「原則、2016年1月現在で満70歳以上は公認されないことになっています。その時、真紀子さんは72歳。しかも、締め切りまでに県連に“公認申請”もしなかった。このまま引退するか、小沢一郎が率いる“生活の党”から出馬する気じゃないか、と囁かれていました。ところが、本人は引退する気はサラサラなく、地元をドサ回りしている。数十人の会合でも顔を出しています。どうやら、海江田代表に“私は年齢制限も例外扱いにしてよね”と直談判したようです」(政界事情通)
その一方、仙谷由人は、政治から興味を失っているらしい。表向き「次の衆院選に出馬する」と表明しているが、ほとんど地元活動もしていないという。
「もともと弁護士だった仙谷さんは、いま東京・新橋に事務所を構えてビジネスに精を出していますよ。ミャンマーやベトナムに近かった強みを生かして、進出を考える企業へのアドバイザーをしている。政治は疲れた、というのが本心でしょう。しかも、定数是正によって、地元の徳島は3選挙区から2選挙区に減らされる可能性も高い。もし、出馬するなら比例区から、と考えているようです」(県政関係者)
勝手な連中が多いだけに、海江田執行部も頭を抱えているのではないか。
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民主、衆院選1次公認34人を内定 年齢制限は形骸化
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/TKY201310300536.html
朝日新聞2013年10月30日(水)21:54
【二階堂友紀、大野亨恭】民主党は30日、次期衆院選の第1次公認内定者34人を決定した。「誰が見てもふさわしい候補」を選ぶ方針だったが、惜敗率や年齢制限といった基準は形ばかりに。党内の不満に配慮せざるを得ない海江田執行部の弱さが露呈した。
民主党は9月、選定に際し10項目の「考え方」をまとめた。昨年末の衆院選の惜敗率と7月の参院選の支援実績、党員・サポーター獲得実績に加え2016年1月現在で満70歳以下と年齢制限も設けた。116人と面接し、申請してきた97人から選んだ。
だが、年齢制限への反発は根強く、党本部で面接した馬淵澄夫選対委員長に「先輩を呼びつけるとはけしからん」との不満も出た。結局、年齢制限に抵触する田中真紀子元外相(69)と三井辨雄前厚生労働相(70)が選ばれた。惜敗率は7割以上を原則とすべきだとの意見もあったが、城島光力前財務相や平岡秀夫元法相ら5割台の閣僚経験者も含まれた。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131104/crm13110418010006-n1.htm
【疑惑の濁流】
「選挙の裏資金30億」「信号で止まると激怒」…巨大医療法人・徳洲会の“君主”、徳田虎雄氏の「情熱と業」
2013.11.4 18:00 (1/5ページ)[疑惑の濁流]
医療法人徳洲会理事長の徳田虎雄・元衆院議員
一代で巨大医療グループを立ち上げた男の胸中は、いかに−。昨年12月の衆院選をめぐり、公職選挙法違反容疑での捜査が続く医療法人徳洲会グループ。選挙違反を主導したとの見方が強いのが、創設者の徳田虎雄・元衆院議員(75)だ。著書などからは、エネルギッシュな医師・政治家としての一面が浮かぶが、一方で関係者は「暴君」の面も口にする。選挙に「命をかけ続けた」とし、人もカネも投入した虎雄氏。その情熱が招いたのが、自らの王国・徳洲会への捜査だった。
「弟の死」で医師を決意、苦学の末開業
《弱きを助け、悪しきをくじく。これが私のすべての行動の判断基準だ》(引用(1))
虎雄氏は昭和13年に兵庫県高砂市に生まれ、2歳で鹿児島県・徳之島に移住。生活は貧しく、病気の弟が医者に看てもらえず亡くなった経験から医師を志したという。《どんな人でも助けるのが医師の役目だ》(引用(2))
その後、3浪の末に大阪大学医学部に進んだ虎雄氏。在学中はアルバイトで弟の学費を捻出し、既に結婚していた妻も薬学部に進学させ、さらに郷里に仕送りをする生活を続けたという。「こうしたエピソードを方々で繰り返し語り、周囲に『苦労・努力の人』とアピールをした」(徳洲会関係者)。
卒業後、「年中無休」「24時間体制」など自らが理想とする救急医療体制を構築するために、昭和48年に大阪府松原市に徳田病院(現松原徳洲会病院)を開設。その後、診療所や老人保健施設など計361の施設を抱える国内最大級の医療・福祉グループに成長した。
逮捕者を出しながら政治の道に
《医療をよくするには政治は避けて通れない》(引用(2))
全国に病院を建設するという目標の一方で、「病院建設にも政治の力が必要」と感じた虎雄氏は、昭和58年に中選挙区制時代の衆院奄美群島選挙区(定数1)に出馬。以降、保岡興治氏(自民)との間で、現金が飛び交うとされた激しい選挙戦を繰り広げた。保岡氏と虎雄氏との戦いは、「保徳(やすとく)戦争」とも呼ばれた。
《政治は道徳だ》《政治の原点は福祉にある》(ともに引用(1))とのスローガンを掲げる一方で、選挙違反で逮捕者を出しながら、平成2年に衆院議員に初当選した。
「この初当選した選挙で裏の資金を30億使った」と元側近は述懐する。
当時、現地の選対幹部だった地元病院元幹部は「空港で理事長(虎雄氏)を出迎えると、駐車場で札束の入った箱を開けて、○○町に1千万、○○町に1千万と手渡された」と語る。
6年に自由連合を結党。豊富な資金力を背景に、13年の参院選で作家や歌手、スポーツ選手など多様な顔触れを立候補させたが、1議席も取れなかった。
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そんな虎雄氏を周辺は「信念の人」とも「ワンマン」とも評する。「法律やルールを逸脱した男。世の中は自分中心に回っていると考えている節がある」と、徳洲会関係者は振り返る。
かつて虎雄氏の運転手をしたこともあるというこの関係者は振り返る。「車には缶入りのお茶が常備されていて、これでいつも殴られる。理事長は信号が嫌いで、信号で止まるだけで殴られる。だから、信号ができるだけ少ないルートを調べ、そこだけを通った」。
難病で状況に変化…「猜疑心強く」
意気軒高な虎雄氏だったが、14年に全身の筋肉が動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)になり、状況が一変する。現在は眼球しか自由に動かせない状態となっており、意思表示は、文字盤を使って目の動きを秘書に読み取らせる形で行っている。
当初は《元気なときは無駄な動きが多かった。私の人生はこれからだ》(引用(1))などと活動的な様子を見せているが、「病状が悪化するに従って猜疑心が強くなったというか、今まで以上に耳当たりのよい言葉しか信じなくなった」(病院元幹部)。側近の事務方を遠ざけ、グループ企業の役員を務める親族を重用するようになった。
病魔で潰えた政界での野望を託したのが、次男の徳田毅衆院議員(42)だった。「(毅氏を)総理大臣にする。自民党を乗っ取らせる」「まず派閥を持たせる」といった言葉が漏れるようになった。
そんな中、迎えたのが、昨年12月の衆院選だった。
「保徳戦争」で完成した人員供出システム
関係者によると、昨年の衆院選で徳洲会グループはグループ傘下の病院に対し、毅氏の陣営に職員を運動員として派遣するよう指示。日当などを支給した上、投開票前日の12月15日まで選挙運動の手伝いをさせた疑いがある。派遣された職員は少なくとも370人に上る。
関係者によると、こうした人員供出の仕組みは、虎雄氏が現役だった時代の保徳戦争を通じて完成されていき、選挙ごとに動員される職員数も増えていったという。
昨年の衆院選で虎雄氏は、病床から衛星回線まで使って選挙活動について指示。「前回選挙の得票数を超えなくてはならない」「どれぐらい差をつけられるかが重要だ」などと運動員にハッパをかけ、自らの息子の圧勝を期した。
「票の買収をしていないから大丈夫」…自らも聴取
さらに虎雄氏は「今回の選挙は選挙区で票の買収をしていないから、選挙違反に当たらない」という趣旨の言葉を陣営に伝達していた。
「いったい、これまでどれだけ金をばらまくような選挙を展開してきたのだろうか。感覚のずれを感じる」(捜査関係者)。
東京地検特捜部はこうした順法意識の低さを重く見て、警視庁などとも連携し、病院関係者から聴取。派遣された職員の陣頭指揮を執っていた毅氏の親族の聴取を続けている。
捜査の手は虎雄氏自身にも及び、特捜部は療養生活を送る湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)で聴取を行った。虎雄氏は文字盤を目で追いながら、「知らない」と関与を否定したが、特捜部は立件の可否を慎重に検討している。
《歴史上、一番苦労を背負う男、徳田虎雄。いつも崖っぷちに立っている。生涯逆境に生きる》(引用(1))
かつてそう語った男は、捜査の手が進む様子をどんな思いで病床から見つめているのだろうか。
※引用(1)は「命だけは平等だ」(PHP)より、引用(2)は「徳田虎雄外伝」(主婦の友社)より
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131101-00000020-yamagata-l06
参院・佐藤ゆかり氏、頻繁に県内入り 県3区から出馬?−保守層に広がる臆測
山形新聞 11月1日(金)11時12分配信
今夏の参院選以降、自民党の佐藤ゆかり参院議員(比例代表)が精力的に県内入りしている。際立つのが衆院県3区(庄内、最上)での動き。先の鶴岡市長選、同市議選のほか、3日告示の酒田市議選でも立候補予定者の会合などに顔を出す。佐藤氏は「比例代表の拠点づくり」と強調するが、衆院選への転身を視野にした行動とみる向きもあり、無所属の阿部寿一衆院議員、加藤紘一元衆院議員の後継者である三女鮎子氏を抱える県3区の保守層に波紋を広げている。
関係者によると、佐藤氏は父方の祖父が新庄藩戸沢家に仕えたなど地縁があり、以前から墓参りなどで最上地域を訪問。昨年10月の酒田市長選での応援演説を契機に県3区入りの頻度が増えたという。選挙以外でも企業視察や知人らとの会食、イベントに顔を出し、市町村議員らへのアプローチも重ねる。
「最初は純粋に応援で来ているのかと思ったが、あまりに頻繁だ。本心は見えず悩ましい」と酒田市の保守系市議。最上地域の自民関係者は「衆院県3区から選挙に出たい気持ちはあると思う」としつつ「なぜこの時期に」と困惑する。
佐藤氏の動きに阿部氏は「どういう意図で動いているのか分からないので、コメントできない」。鮎子氏も「(いろんな)考えがあってのことでしょうから」と、ともに静観の構えだ。
酒田市で30日夜に開かれた市議選立候補予定者の会合に出席した佐藤氏。会合後、現在の県3区を「自民にとっての政治空白」とし「与党議員としてお手伝いしている状況」と話した。
佐藤氏の意図が不明瞭な中、三つどもえの次期衆院選県3区をイメージする保守層も出始めている。庄内地域のある自民県議は「衆院選、参院選、それに知事選と続く中で(佐藤氏の)考えが見えてくるのではないか」と見通した。
山形新聞社
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131107ddlk19010031000c.html
自民党:1人を参院選に擁立 衆院選県内1減に対応 /山梨
毎日新聞 2013年11月07日 地方版
次期衆院選で県内小選挙区が3から2に減る問題で、自民党県連の皆川巌幹事長は5日、石破茂・同党幹事長らと党本部で会談し、党所属の県内3衆院議員のうち1人を2016年参院選に擁立して候補者調整することで合意した。年内に3氏に意向を確かめる。
現在は衆院旧1区選出の宮川典子氏と、それぞれ旧2区、旧3区から出馬し比例代表で復活当選した堀内詔子(のりこ)、中谷真一両氏の現職3衆院議員がいる。次期衆院選では3氏とも選挙区での出馬を希望している。
皆川幹事長によると、会談では現在未定の16年夏参院選の候補者に1人が回る方針で党本部と一致。皆川幹事長は「次は衆参同日選の可能性が高く現実的な選択。人選もなるべく早く決めたい」と述べた。【春増翔太】
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20131107-OYT1T00280.htm
田中慶秋元法相ら公認申請せず…民主県連
昨年12月の衆院選で落選した民主党の田中慶秋元法相(神奈川5区)と池田元久元経産副大臣(6区)の両氏が、次期衆院選の候補者となる小選挙区の総支部長に再任されない見通しとなった。
両氏は党本部が掲げた「2016年1月時点で満70歳以下」という基準に抵触しており、6日までに本人から同党神奈川県連に申請書が提出されなかった。
県連は6日、中塚一宏前金融相(12区)と首藤信彦氏(7区)を追加で総支部長として公認申請し、「これで(申請には)一定のめどがついた」としている。ただ、首藤氏については「地方議員から立候補を求める意見が出なかった」として、公認に厳しい意見を付した。
県内18選挙区のうち、県連はこれまでに前総支部長7人を公認申請し、党本部は城島光力前財務相(10区)と本村賢太郎氏(14区)の公認内定を発表している。候補者が決まっていない空白区について、県連幹事長の滝田孝徳県議は「(他党との)選挙協力という考え方もある。慌てて埋める考え方はとらない」と述べ、全選挙区での候補者擁立にはこだわらない考えを示した。
(2013年11月8日07時57分 読売新聞)
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>>149
首藤氏は離党のようです
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1311080022/
民主・首藤氏が離党届、衆院選で落選/神奈川
2013年11月9日
昨年の衆院選で7区(横浜市港北、都筑区)から立候補し、落選した民主党の首藤信彦前衆院議員が8日までに、同党県連に離党届を提出したことが分かった。県連幹部は「慰留する必要性はない」とし、今後の対応を検討する。
離党届の提出は6日。首藤氏は神奈川新聞の取材に「党が変質してしまった。今の民主党は保守と労働組合の政党で、我々の目指したリベラルが結集した党ではない」と理由を説明。今後については「市民政治を追求し、新たなリベラル勢力をつくっていく」とし、「私が手づくりしてきた7区で引き続き政治活動をしていく」と述べた。
県連は6日、首藤氏を次期衆院選の公認候補となる7区総支部長として党本部に上申したが、厳しい意見も付記していた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131112ddlk14010112000c.html
首藤・前衆院議員:民主党に離党届 次期衆院選、無所属で7区出馬へ /神奈川
毎日新聞 2013年11月12日 地方版
首藤信彦・前衆院議員(68)が11日、民主党に離党届を提出したことを明らかにした。当面は無所属で活動し次期衆院選に神奈川7区(横浜市港北・都筑区)から出馬する意向を示している。
記者会見した首藤氏は離党の理由について「昨年末の衆院選で敗北し野党となった後、民主党は自公政権の補完勢力となっており癒着している。右傾化する与党への協力が顕著で、結党時の精神と歴史的意義を喪失した」と話した。
首藤氏は衆院選で3回当選したが、昨年末の衆院選は7区で落選した。【北川仁士】
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20131119084421.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
津島恭一氏が民主離党へ
民主党の津島恭一元衆院議員(59)は18日、本紙取材に対し、同党を離党する考えを明らかにした。同日までに党県連幹部に伝えた。今後は無所属の立場で政治活動を続けるという。
津島氏は離党理由の一つに昨年12月の衆院選での落選を挙げ、「与党の議席を守れず惨敗だった。責任の全ては私にある。けじめとして党を離れるという結論を出した」と語った。
一方で、野田佳彦首相(当時)による衆院解散について「与党としての責任が見えない判断だった」と言及。今年10月に行われた党県第4区総支部長選考にあたっての党本部との面談でも、こうした党運営に対する自らの「思い」を伝えたことを明らかにし、以前から離党を考えていたことを示唆した。
津島氏は10月下旬に発表された総支部長の選考に漏れたが「(衆院選での)惜敗率も低く(再任は)難しいと思っていた。面談でも留任させてほしい−とは話していない」とし、離党との関連性を否定した。
今後については、他党に移る考えはないとした上で「現時点で具体的なゴールは決めていない。国政を含めた選挙に自分が挑戦できるのか。フラットな気持ちで模索したい」と強調した。
今月16日に弘前市内で開いた後援会拡大幹部会で離党の意思を伝え、了承された。
津島氏は自民党、国民新党を経て、2008年に民主党入り。09年の衆院選比例代表東北ブロックで3選を果たし、任期中は国土交通大臣政務官、党国対委員長代理などを務めた。
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衆院支部長8人を発表=維新
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013111900913
日本維新の会は19日、次期衆院選の候補者となる衆院支部長人事を発表した。神奈川5区には、7月の参院選で落選した水戸将史氏を充てた。
同氏以外の支部長は次の通り。(敬称略)
宮城2区 畠山昌樹▽茨城3区 石井章▽東京5区 渡辺徹▽東京6区 加藤義隆▽東京22区 鹿野晃▽三重2区 深尾浩紹▽長崎2区 奥村慎太郎(2013/11/19-20:56)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000405-yamagata-l06
衆院自民3区支部長の選出、年明けにも検討着手 遠藤会長「公募で決める方向」
山形新聞 11月18日(月)9時50分配信
衆院県3区で阿部寿一衆院議員(無所属)を自民会派入りさせようという酒田市議有志らの動きが顕在化し、3週間が経過した。その後に酒田市議選があり、現在は正副議長選や委員長ポストをめぐる調整が行われていることなどから、次期衆院選の公認候補となる自民の3区支部長の選出問題は棚上げ状態となっている。党県連幹部は年明けにも3区内で選出の検討に着手するよう求める意向だ。
自民の3区支部長をめぐっては加藤紘一元衆院議員の三女鮎子氏、頻繁に3区入りする佐藤ゆかり参院議員、酒田市議有志らが会派入りを後押しするよう県連に要望書を提出した阿部氏による“三つどもえ”の争いとの臆測も出ている。
要望書に関し、酒田市議の一人は「(阿部氏)本人に確認したわけではなく、自発的な行動。政策的に近く、自民として、いつまでも支部長を空席のままにしておけないと考えた」と説明する。
7月の参院選の期間中には、岸宏一参院議員が演説会などで阿部氏の自民会派入りに言及した。しかし、岸氏がその後、2カ月間入院したこともあり、動きは足踏み状態に。要望書は打開の一手だったと話す関係者もいる。
ただ、酒田市議会は10日の選挙を経て会派構成が15日に決まり、19日に始まる臨時会での正副議長選を控える。要望に加わった酒田市議の一人も今後については「当面、積極的にアクションを起こすつもりはない」と話す。
当の阿部氏も「次の選挙のことは現時点で具体的に考えていない。支持者の多くが自民からの出馬を望んでいることは真摯(しんし)に受け止めている」と、これまでのスタンスを崩さない。
これに対し遠藤利明県連会長は3区支部長の選出について「公募で決める方向」とする。野川政文県連幹事長も公募を前提に「(10月の)鶴岡市議選、酒田市議選が終わり、衆院選からも間もなく1年が経過する。年明けにも話し合いを始めてほしい」と3区内での調整を先行するよう求める考えだ。
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宮城2区 畠山昌樹 →12年宮城4区から出馬 (中野正志は引退)
茨城3区 石井章 →09年民主比例下位当選 12年生活落選 13年参院選 県区落選
東京5区 渡辺徹 →12年も出馬落選 (明治天皇の玄孫)
東京6区 加藤義隆 →12年東京1区から出馬 (花輪智史はどうする?)
東京22区鹿野晃 →12年も出馬落選
三重2区 深尾浩紹 →13年参院選 県区から落選
長崎2区 奥村慎太郎→13年参院選 比例落選(12年無所属出馬落選)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131120t21006.htm
津島前議員、民主離党 昨年衆院選・青森4区落選
離党を表明した津島氏
民主党の津島恭一前衆院議員(59)は19日、青森県弘前市内の事務所で記者会見し、離党する意向を明らかにした。津島氏は「国政に挑戦するかしないか、何の選挙に向かえばいいのかを含め、地元の声を聞いて考える」と述べ、無所属で政治活動を続ける考えを示した。
昨年12月の衆院選青森4区での落選を離党の理由に挙げ、「現職でありながら、議席を確保できなかった。全て私の責任。けじめをつけたいと思った」と話した。
党本部が10月に行った次期衆院選公認候補の1次選考で内定を得られなかったことには「1次、2次(選考)と分ける必要があるのか全然分からない。決め方、進め方が少し稚拙な気がする」と不満も漏らした。
離党の意向は17日に田名部匡代県連代表に「口頭で伝えた」という。
津島氏は自民党、国民新党を経て、2008年に民主党入り。09年の衆院比例東北で復活当選し3選を果たした。任期中は国土交通政務官や党国対委員長代理を務めた。
2013年11月20日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131124-OYT1T00941.htm
落選・離党…民主の区総支部、相次ぎ解散した県
民主党茨城県連は24日、党県第6区総支部が解散したことを明らかにした。
同総支部長として、昨年の衆院選で党公認で立候補し落選した大泉博子氏(63)が、解散届を県選管に提出し、受理された。解散は10月31日付。県内では、昨年の衆院選前に同党を離党した小泉俊明氏(56)が総支部長を務めていた同第3区総支部も昨年12月に解散している。
総支部は衆院選の小選挙区単位に置かれる民主党の地域組織で、総支部長を現職議員や公認候補予定者が務める。県連によると、大泉氏から書面で、第6区総支部の解散について、連絡があったという。
県連の長谷川修平幹事長は「事実として受け止める。県連として体制づくりに取り組まなければならない」と述べた。
県連は24日の常任幹事会で、来年12月と目されている県議選に向けて選挙対策本部を設置し、擁立候補者の検討作業を本格化させることを決めた。
(2013年11月25日13時28分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20131125ddlk08010066000c.html
民主県連:6区総支部が解散 大泉・元総支部長「無所属で活動」 /茨城
毎日新聞 2013年11月25日 地方版
民主党県連は24日、常任幹事会を開き、茨城6区(土浦市、つくば市など)総支部が10月31日付で解散したことを明らかにした。総支部長を務めた前衆院議員の大泉博子氏が、県選挙管理委員会に解散届を提出した。総支部長でないと次期衆院選の同党候補となれないが、大泉氏は毎日新聞の取材に対し「民主党から(衆院選に)出るつもりはない。茨城6区を拠点に無所属で、自由な立場で活動したいと考えている」と述べ、衆院選を目指して政治活動は続ける意向を示した。【岩嶋悟】
党の規約では落選した時点で総支部長職を外れるが、党本部は、2012年12月の衆院選での落選者について今年8月末まで暫定的に任期を延長。大泉氏も8月末まで6区の総支部長を務めていた。
党県連の長谷川修平幹事長は「来年2月の定期大会までにできるかわからないが、態勢を早く整えるよう努力しないといけない」と語り、現職衆院議員が不在の小選挙区について、総支部長の選定を急ぐ考えを示した。
12年に落選した前衆院議員のうち、1区(水戸市、筑西市など)の福島伸享氏、4区(常陸太田市、ひたちなか市など)の高野守氏の2人は、党本部に公認を申請している。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131125-OYT1T00447.htm
自民の支部、3セクから140万円寄付…埼玉
自民党衆院議員で経済産業省の田中良生政務官(50)が代表を務める自民党埼玉県第15選挙区支部が、同県蕨市が出資する第3セクター「蕨ケーブルビジョン」から140万円の寄付を受けていたことが25日、分かった。
政治資金規正法は、地方自治体が出資する第3セクターが、地方公共団体の議員選や首長選で推薦や支持を出す政治団体に対し寄付することを禁じている。
同支部の政治資金収支報告書によると、蕨ケーブルビジョンは昨年の衆院選公示後の12月7日に20万円、同25日に120万円を寄付した。
田中氏の事務所は「担当者がいないのでコメントできない」とし、同社の担当者は「コメントできない」と話している。
田中氏は2005年の衆院選で初当選し、現在2期目。当選前の03〜05年に同社社長を務めていた。
(2013年11月25日12時17分 読売新聞)
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>27日にはさらに、昨年の衆院選で東京6区から党公認で立候補し、落選した候補者が離党
落合貴之
5922 名前:チバQ 投稿日: 2013/11/27(水) 21:32:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131127-00000103-mai-pol
<秘密保護法案>みんなの党 衆院採決で造反の3人を処分へ
毎日新聞 11月27日(水)21時15分配信
みんなの党は27日、特定秘密保護法案を巡る衆院本会議の採決で、党の賛成方針に従わなかった江田憲司前幹事長、井出庸生(ようせい)、林宙紀(ひろき)両氏からそれぞれ事情を聴いた。執行部は近く3人を処分する方針だ。同日審議入りした参院でも採決で再び造反者が出る可能性があり、党内は分裂含みの様相だ。
「一番厳しい処分を想定すれば議席を返すことになる」
26日の衆院本会議で反対した林氏は、山内康一国対委員長から事情を聴かれた後、国会内で記者団にこう語り、議員辞職も覚悟していることを示唆した。
修正協議を担当しながら反対した井出氏も「党を出て行けという議論も出てくることは覚悟している」と離党に言及した。
一方、採決前に退席した江田氏は「執行部が適正な手続きで判断するだろう」と述べ、自らを幹事長から更迭した渡辺喜美代表ら執行部をけん制。「党内には鬱々とした雰囲気がある」として山内氏に党内融和を求めたことを明らかにした。
参院では、法案への反対を公言する所属議員がいる。川田龍平氏は自身のブログで「この法案の拙速な成立に一貫して反対の立場だ」と明言。27日の参院本会議で質問に立った真山勇一氏は「政権にとって都合の悪い人間を消すのに、これほど便利な法律はない」と法案への懸念を指摘。渡辺氏が主導した与党との修正合意に対する不満がくすぶる。
27日にはさらに、昨年の衆院選で東京6区から党公認で立候補し、落選した候補者が離党。26日には世田谷区議2人が離党を表明するなど、永田町の混乱が地方組織にも波及し始めている。【笈田直樹、小田中大】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131202ddlk36010361000c.html
選挙:衆院選 新2区、民主は高井氏 県連が公認方針「貢献度から適任」 /徳島
毎日新聞 2013年12月02日 地方版
民主党県連は1日、幹事会を徳島市内で開き、次期衆院選の徳島2区の公認候補予定者に、前衆院議員の高井美穂氏を選任することを決めた。近く党本部に上申する。
衆院選の1票の格差是正に伴い、次の衆院選から徳島県内の3選挙区は1減の2選挙区となる。従来の選挙区に対応した同党総支部長は、2区の高井氏のほか、1区に仙谷由人氏、3区に仁木博文氏と、いずれも前衆院議員が就いていた。
高井氏の公認候補予定者の決定について、県連の松崎清治幹事長は「貢献度などから最適任である判断した」と理由を説明した。
また、新1区については「勝てる候補者を選ぶため、県連内で継続して議論していく」と述べた。【山本健太】
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http://news24.jp/nnn/news8825923.html
民主6区 梅谷守県議を総支部長候補に
(新潟県) 民主党の次の衆議院選挙の候補者となる6区総支部長の選考委員会が8日、開かれ、梅谷守県議が支部長候補となることが決まった。
6区総支部長の選考委員会は8日、上越市で開かれ、公募に応じた梅谷守県議と糸魚川市の会社員の2人の面談が行われた。
民主党・新潟6区は、前回の衆議院選挙で敗れた筒井信隆さんが、ことし9月、6区総支部長を辞任し、政界を引退。次の選挙の候補者となる総支部長を公募で選ぶことにしていた。
面談の結果、選考委員会は、筒井さんの娘婿でもある梅谷県議を6区総支部長候補とすることを決めた。新しい総支部長は、今後、6区の役員会と県連の決定を経たあとで上申され、党本部で正式決定される。
[ 12/9 12:47 テレビ新潟]
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/131209/ngn13120920080002-n1.htm
民主県連と連合長野が懇親会 衆院2区・4区で協議へ 長野
2013.12.9 20:06
民主党長野県連(代表・北沢俊美参院議員)と連合長野(中山千弘会長)の懇親会が8日、長野市のホテルメトロポリタン長野で行われ、連合長野が反発している衆院2区と4区の候補者に理解を得るため、候補者本人を含めた協議を行うことで一致した。
懇親会には今回初めて、同党の県連役員以外の県選出国会議員も出席した。この中で、連合側は民主党が次期衆院選の候補者について2区は下条みつ、4区は矢崎公二氏とそれぞれ元職を内定したことについて、「今のままでは白紙でやらざるをえない」と改めて批判。これに対し、県連側は理解を求め、今後、選挙区ごとに下条、矢崎氏を含めて、連合など関係団体と協議の場をもっていくことで一致した。
一方、6日成立した特定秘密保護法については、民主党側から「成立したが、執行まで1年あり、それまでにさまざまな課題に対応していかなければならない」との認識が示された。
これに関連、同党の羽田雄一郎参院幹事長は記者団に対し、「他の野党とも協議して、来年の通常国会に廃止法案か修正法案を提出したい」と述べた。
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http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131209/news20131209071.html
民主県連、永江・白石氏内定か 次期衆院選公認候補2013年12月09日(月)
【写真】民主党県連の常任幹事会後、会見する都築旦代表代行=7日、松山市三番町5丁目 民主党県連の都築旦代表代行は7日、愛媛県松山市で開いた常任幹事会後に会見し、17日の党本部常任幹事会で前衆院議員の永江孝子(愛媛1区)、白石洋一(同3区)の両氏が次期衆院選の公認候補に内定される可能性が高いとの見方を示した。
両氏は10月の1次選考から外れていた。都築代表代行は「(内定は)楽観視はできないが、私たちの熱意は十分理解できているとの話だった。期待する方向でやってくれると党本部を信じている」と述べた。
現職・新人2人に加え、3人目の擁立を目指す来春の松山市議選をめぐり、特定秘密保護法の成立強行などで政権批判が広がるとし「最低現状維持、3議席は勝ち取りたい」と強調。市議会混乱を「理解しがたい問題が出ている。新人には追い風だ」と分析した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131211/stt13121107100002-n1.htm
東国原氏、都知事選出馬意向 議員辞職、橋下氏が了承
2013.12.11 07:09
東国原英夫衆院議員
日本維新の会の東国原英夫衆院議員(比例近畿)が議員辞職し、知事選出馬を目指す意向を固めたことが10日、分かった。複数の維新幹部が明らかにした。東国原氏は10日夜、大阪市内で橋下徹共同代表(大阪市長)と会談した。橋下氏は慰留したが、東国原氏の意志は固く、最終的に橋下氏は議員辞職を了承した。
平成27年1月に任期満了となる宮崎県知事選か、医療法人徳洲会グループ側からの5千万円受領問題で揺れている東京都の猪瀬直樹知事が辞職した場合に行われる都知事選に出馬したい考えという。
東国原氏は宮崎県知事を経て、平成23年の都知事選に立候補し落選。昨年12月の衆院選で初当選した。
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清水鴻一郎が繰り上げか
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5980 名前:チバQ 投稿日: 2013/12/12(木) 21:33:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131212/wlf13121210470010-n1.htm
「橋下代表から何か言われたわけでもなく…、実感なし」 東国原議員辞職認められれば“繰り上げ当選”の清水氏
2013.12.12 10:46
日本維新の会京都府総支部の幹事長、清水鴻一郎氏。東国原英夫衆院議員(比例近畿)の議員辞職が認められた場合、名簿次点の清水氏が繰り上げ当選する
知事選、新党…東国原氏が離党届、惜しむ声少なく
11日に日本維新の会に離党届を提出した東国原英夫衆院議員の議員辞職が認められた場合、比例代表近畿ブロックの同党の比例名簿で次点だった同党京都府総支部幹事長、清水鴻一郎氏(67)が繰り上げ当選する。
同党府総支部から初めての衆院議員が誕生することになるが、清水氏は同日、「橋下徹共同代表から何か言われたわけでもなく、こういう形での当選は経験がないので実感はないが、正式に決まれば、有権者の期待には応えたい」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013121402000110.html?ref=rank
徳洲会選挙違反 徳田議員 失職見通し
2013年12月14日 朝刊
医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件で、徳田毅衆院議員(42)への投票を依頼する買収資金を提供したとして、公職選挙法違反容疑で逮捕された姉のスターン美千代容疑者(46)に対する勾留理由開示の法廷が十三日、東京地裁であった。同容疑者は「徳田家は違法な選挙の中心にいた。応分の責任を取るべきだ」と全面的に容疑を認めた。
東京地検特捜部は、百日以内に判決を出す「百日裁判」を東京地裁に申請しているが、弁護人によると、裁判では争わない方針。来年の早い段階で有罪が確定し、連座制が適用され、徳田議員は失職する見通し。
ただ、過去に連座制の対象となった国会議員は、失職前に自ら辞職したケースが多い。
スターン容疑者は法廷で、二枚つづりの書面をはっきりとした口調で読み上げ「逮捕、起訴された事件にまったく異論はないし、素直に認めたい」と意見を述べた。
特捜部が在宅で取り調べを続けている父の徳田虎雄前理事長(75)や、逮捕され勾留中の母の秀子容疑者(75)ら家族に「何事も隠さず、罪を恐れず、真実を語ってほしい。違法な選挙がなぜ行われたか考えなければ私たち家族は決して救われない」と呼び掛けた。
昨年十二月の衆院選で、スターン容疑者は「金庫番」の役割を果たしたとされ、特捜部は今月三日、公選法の運動員買収の罪で起訴。翌四日には、同法の買収資金交付容疑で再逮捕した。
閉廷後、会見した弁護人によると、スターン容疑者は当初、容疑を否認していたが、起訴の前に一転して容疑を認めたという。弁護人は「徳田議員を応援するため職員に働いてもらったことが大ごとになり、やはり関わりがないとは言えないという心境になっていた」と語った。
関係者によると、特捜部は十三日、療養中の病院で徳田前理事長に四回目となる聴取をしたが、容疑を否認。他の家族もこれまで否認したり、黙秘したりしているという。
<連座制> 候補者と一定の関係にある者が買収など悪質な選挙違反で刑が確定した場合、候補者本人が関与していなくても連帯責任を問う制度。当選を無効とし、同一選挙区での立候補を5年間禁止する。選挙運動の総括主宰者や地域主宰者などは罰金以上、親族や秘書、組織的選挙運動管理者は禁錮以上の刑確定で対象となる。公選法は連座制適用に向けて迅速に公判を進めるために、起訴から100日以内に判決を出すよう努めなければならないと定めている。
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597 無党派さん sage 2013/12/14(土) 12:55:54.83 ID:TolzidKQ
梅谷は筒井信隆の娘婿だからね
別ソース
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20131210ddlk15010049000c.html
>梅谷氏は、筒井氏の娘婿で県議2期目。総支部長に決まった場合も、県議は2015年4月の任期まで務める意向を示している
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131214ddlk28010361000c.html
選挙:衆院選 自民県11区、支部長に頭師氏 /兵庫
毎日新聞 2013年12月14日 地方版
自民党県連は13日、選挙対策委員会を開き、次期衆院選の県11区(姫路市)候補となる支部長に流通科学大准教授の頭師暢秀(ずしのぶひで)氏(43)=同市=を再任した。近く党本部に届ける。頭師氏は昨年12月の衆院選で落選し、支部長を退いていた。【幸長由子】
〔播磨・姫路版〕
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>>169
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131216/ngt13121620030003-n1.htm
民主、次期衆院選・新潟6区の候補予定者 梅谷県議に決定
2013.12.16 20:03
梅谷守新潟県議
民主党新潟県6区総支部の役員会は、県議の梅谷守氏(40)を次期衆院選の新潟6区候補者として公認内定の申請を行うことを決めた。同党は衆院選候補者が総支部長を務めることになっている。
党県連も常任幹事会で事前承認している。党本部への申請時期は、党県連の菊田真紀子代表と市川政広幹事長に一任した。
梅谷氏は16日、「光栄で期待もひしひしと感じ、気が引き締まる思いだ」と語った。
新潟6区では、昨年の衆院選で同党の筒井信隆氏(69)が落選、引退した。梅谷氏は筒井氏の娘婿で、平成19年の県議選で初当選し現在2期目。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013121600580
生活・斎藤恭紀氏が引退表明
生活の党の斎藤恭紀元衆院議員(44)は16日、宮城県庁で会見し、次期衆院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明した。斎藤氏は「捲土(けんど)重来を期すことも考えていたが、経済的に厳しい」と理由を説明した。 (2013/12/16-15:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013121600712
楠田大蔵氏が民主離党表明
民主党の楠田大蔵元衆院議員(38)は16日、福岡県庁で記者会見し、同党を離党する意向を表明した。楠田氏は「民主党の中で10年余り力を尽くしてきたが、私の役割は終わったので卒業させていただきたい」と理由を説明した。次期衆院選に向け政治活動は続けるという。
楠田氏は当選3回。民主党政権で防衛政務官を務めた。 (2013/12/16-18:08)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013121700907
衆院選公認33人追加=民主
民主党は17日の常任幹事会で、次期衆院選に向けた第1次の公認内定者の追加分として33人を決めた。元職31人と新人2人で、昨年末の衆院選の落選者から選んだ。第1次公認は67人となった。
新たな公認内定者は以下の通り。(敬称略)
【元職】青森3区 田名部匡代▽宮城3区 橋本清仁▽茨城1区 福島伸享▽同4区 高野守▽埼玉8区 小野塚勝俊▽同13区 森岡洋一郎▽神奈川3区 勝又恒一郎▽同12区 中塚一宏▽同17区 神山洋介▽東京4区 藤田憲彦▽同10区 江端貴子▽同24区 阿久津幸彦▽福井2区 糸川正晃▽岐阜3区 園田康博▽静岡3区 小山展弘▽同4区 田村謙治▽三重4区 森本哲生▽同5区 藤田大助▽京都5区 小原舞▽大阪16区 森山浩行▽兵庫2区 向山好一▽同5区 梶原康弘▽同7区 石井登志郎▽鳥取2区 湯原俊二▽広島3区 橋本博明▽同5区 三谷光男▽徳島2区 高井美穂▽愛媛1区 永江孝子▽同3区 白石洋一▽福岡3区 藤田一枝▽鹿児島2区 打越明司
【新人】愛知4区 刀禰勝之▽高知1区 大石宗(2013/12/17-19:57)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131214t51006.htm
佐藤ゆかり氏、酒田に事務所 山形3区くら替えの臆測も
自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)=比例=が山形県酒田市に後援会事務所を開設したことが13日、分かった。佐藤氏が次期衆院選で、同市を含む山形3区に「くら替え」立候補するとの見方もあり、臆測が広がりそうだ。
関係者によると、事務所は「庄内・新庄最上地域後援会事務所」の名称で、親交のある市内の個人宅を借りる形になっている。事務所開きは行わず、看板も設置しない。
佐藤氏は、昨年から3区内のイベントや地方選挙に顔を出すなど積極的に活動しているが、「あくまでも比例の拠点づくり」と説明している。
次期衆院選山形3区は自民党の公認候補がおらず、無所属現職で前酒田市長の阿部寿一氏(54)、加藤紘一元党幹事長の三女鮎子氏(34)が公認に意欲を見せている。
2013年12月14日土曜日
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131219ddlk32010503000c.html
選挙:次期衆院選 小室氏、民主党公認ならず 立候補厳しく /島根
毎日新聞 2013年12月19日 地方版
民主党は17日、次期衆院選の小選挙区の追加公認候補33人を発表した。島根1区の前衆院議員、小室寿明氏(53)は入らなかった。一定期間内に課題を克服したと判断されれば公認の可能性もある「継続調整選挙区」枠(約20人)からも漏れ、現時点で小室氏の立候補は厳しくなった。
民主党の公認候補は、10月に発表した第1回公認と合わせて計67人となった。島根は1、2区とも空白区が続く。
小室氏は県議を経て、2005年の衆院選で国政(島根2区)に初挑戦したが落選。民主党に政権交代した09年の衆院選では小選挙区(島根1区)で敗れながら、比例代表中国ブロックで復活当選した。しかし昨年12月の衆院選(同)では自民の細田博之氏に約6万5000票差で敗れた。惜敗率も42%と低迷した。
党本部の決定について同党県連の和田章一郎代表は「想定内ではあったが、厳しい結果。ただ、(小室氏の出馬が)皆無になったとは受け止めていない。可能性を残しつつ、新しい候補の発掘作業もしていきたい」と話した。【金志尚】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131219ddlk06010113000c.html
選挙:次期衆院選 佐藤ゆかり氏、3区から出馬意欲 酒田市議会自民系会派に伝える /山形
毎日新聞 2013年12月19日 地方版
自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)=比例=は18日、酒田市議会を訪れ、「山形3区支部長として活動したい」と伝えた。「支部長」は次期衆院選の公認候補を意味することから、山形3区からの出馬に意欲を示した格好だ。3区公認候補を巡っては、無所属現職で前酒田市長の阿部寿一氏(54)と加藤紘一・元党幹事長の三女鮎子氏(34)も意欲を見せており、三つどもえの様相を呈してきた。【佐藤伸】
佐藤氏は同日、自民党系議員が所属する3会派を訪れた。関係者によると、佐藤氏は「世襲の方(鮎子氏)や党員でない方(阿部氏)がいるが、アベノミクスの予算が次の選挙までに切れるかもしれない。3区支部長は空席でもあり、党の支部長として役目を果たさせてほしい」などと述べた。
佐藤氏によると、佐藤氏の家系は旧戸沢藩士。別の関係者によると、佐藤氏が地縁を基に新庄最上地域に顔を見せるようになったのは3年ほど前からという。以降、3区に足繁く通い出した。昨年10月の酒田市長選や同12月の衆院選、今年の参院選、鶴岡市長・市議選、酒田市議選とたびたび顔を出している。酒田市議選告示直前の10月30日には「3区出馬」を記者団に問われると「拠点作りを目的に訪問している」と説明した。
昨年の衆院選で加藤氏が阿部氏に敗れて以来、3区支部長は空席で、遠藤利明党県連会長が代行している。衆院選では酒田市の自民党が加藤、阿部両氏の支持を巡って分裂。加藤氏が敗れたことで確執は深まっている。それでも自民入党を渇望する阿部氏は今年10月、党県連に党員申請した。しかし手続きミスから入党は無効となり、今も無所属で活動している。
鮎子氏は3区をこまめに回っている。鶴岡市長・市議選や酒田市議選、新庄最上地域の各種会合に顔を出すなど知名度アップに懸命だ。一方で、根強い世襲批判をどう越えるかが課題になっている。
3区支部長は党県連が公募の後、党員投票で決める方針だが、佐藤氏は18日、「党員投票について党本部は否定的。課題を迅速に解決する政治家は誰か。支部長選びは重要」と述べ、党員投票の動きをけん制した。一方、訪問を受けた酒田市議は「衆院選では阿部氏を推した。複雑な心境だが、あいさつは拒まない」。別の市議は「なぜ山形3区なのか。県民がどう受け止めるかだと思う」と述べた。
佐藤氏は2005年衆院選で、野田聖子氏の岐阜1区に小泉チルドレンの刺客として出馬し、比例東海で復活当選した。09年衆院選では東京5区で落選。10年参院選で当選した。今月に入り、酒田市若竹町1に後援会事務所を設置した。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20131219-OYT1T00287.htm
佐藤ゆかり氏出馬意欲に「フライングだ」と県連
酒田市議との会合後、記者団の取材に応じる佐藤氏(酒田市役所で) 自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)が18日、同党公認候補予定者が不在の衆院山形3区からの出馬に意欲を示したことが、関係者の間で波紋を広げている。
3区の公認候補を争うとみられていた現職で無所属の阿部寿一衆院議員(54)と、先の衆院選で落選した加藤紘一・元同党幹事長(74)の三女・鮎子氏(34)の後援会幹部らは警戒を強めている。
佐藤氏は同日、開会中の山形県酒田市議会の本会議前に、同党と関係が深い3会派の控室を相次いで訪問した。居合わせた複数の議員によると、佐藤氏は「私は今、山形3区での支部長選任を目指して活動している。酒田市に住んで活動を展開していくことになった」「現職議員なので、即戦力として酒田のために頑張らせていただきたい」などとあいさつしたという。
議員へのあいさつ後、佐藤氏は記者団に対し、「自民党の衆院議員が不在の3区で活動する中、支援者から3区の支部長を目指してほしいという声があった。選択肢の一つだと思っている」と述べた。
佐藤氏は10月の鶴岡市議選、11月の酒田市議選で候補者の応援に訪れているほか、3区内の祭りなどにも積極的に参加。今月に入ってからは、市町村の12月議会に合わせ、自民党系議員へのあいさつ回りを行うなどしている。また、酒田市に「庄内・新庄最上地域後援会事務所」を設立し、拠点作りにも力を入れ始めた。
こうした動きに対し、阿部氏の有力支援者は「地盤の酒田市だけでなく、鶴岡市や最上地方でも後援会設立の準備を進めており、焦る必要はない」と平静を装うが、「どのような人が佐藤氏を支持しているかを調べ、対応を考えないといけない」と話す。
鮎子氏の後援会幹部は「こちらは新人だが、佐藤氏は現職で知名度が高く、自民党の役職もある。首長の中には陳情などで頼りたいという人もいると思う」と危機感をあらわにする。
同党県連は、3区の公認候補予定者の選考を公募で行うとしている。ただ、党員投票で決めるのかなど、詳細については確定しておらず、年明けにも選考方法などの具体的な検討に入る方針を示している。
佐藤氏の発言について、県連の野川政文幹事長は「各地でそうした発言をされていると聞いている。選考のルールを決める前に『支部長になりたい』などと言うのはフライングだ」と不快感を示した。
(2013年12月19日11時35分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131219/stt13121918130011-n1.htm
民主離党の山口氏、自民・二階派へ
2013.12.19 18:09
山口壮・元外務副大臣
民主党に離党届を提出している山口壮・元外務副大臣(衆院兵庫12区)が自民党二階派(二階俊博会長)に「特別会員」として入会する見通しであることが19日、分かった。山口氏は派閥入会を足掛かりに自民党入りを模索する構え。当面は無所属で活動するとみられる。二階派には無所属の中村喜四郎、長崎幸太郎両衆院議員も特別会員として入会している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/131219/hrs13121902060004-n1.htm
みんなの党広島支部解散 支部長「本部の党運営に疑問」
2013.12.19 02:07
みんなの党県広域第1支部が18日解散し、武内正支部長は県庁で会見して解散届を党本部に提出したことを明らかにした。武内支部長も同日付で離党届を提出。支部の解散は党本部の合意を得ており、週明けにも県選管に届け出るとしている。
武内氏によると、解散と離党に至ったのは、本部の党運営に疑問を抱いたためとしている。10月に突然、党唯一の県組織である広域第1支部を解散して県連を発足させる方針を示され、地方組織の意見を聞かずに方針を決定する運営方式が、党是としている「地域主権」の考え方と乖離(かいり)していると感じたことが主な理由という。
みんなの党から離脱した江田憲司衆院議員らが「結いの党」を設立したこととは直接の関係はないとしているが、「所属国会議員の約4割を占める14人が離脱し、どちらが正しいか判断できない状態」と述べ、結いの党に参加するかは未定としている。
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>>175
保守系はどうせ新党志向だし、新たな志願者は絶望だろうから 惜敗率や年齢で切る場合でもないだろうに。
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県議時代の選挙区は近江八幡市か。地元ってことで。
滋賀4区に元参院議員=民主県連
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122400540
民主党滋賀県連は24日、次期衆院選の滋賀4区に、元参院議員の徳永久志氏(50)を擁立する方針を決めた。近く党本部に公認申請する。 (2013/12/24-14:26)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122500836
保利元文相が政界引退へ
自民党の保利耕輔元文相(79)=衆院佐賀3区=は25日、佐賀県唐津市内で講演し、次期衆院選には出馬せず、政界引退する意向を表明した。
佐賀は「0増5減」関連法により、次期衆院選で定数が3から2に減る。保利氏は講演で「次の選挙は1区と2区で戦っていくことになる。随分考えたが、次の選挙が3年後なら、82歳になる」などと引退の理由を語った。
保利氏は1979年の総選挙で初当選。文相、自治相、党政調会長などを経て、現在は衆院憲法審査会長や党憲法改正推進本部長を務める。父は衆院議長などを歴任した故保利茂氏。当選12回。 (2013/12/25-20:36)
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野党が総選挙で勝つには
支持層の9割を固めて、
無党派の6割の票を取り、
自民支持層の3割に食い込む必要があると言われてるけど、
野党第一党の民主は支持層も無党派も自民支持層への食い込みも
まったくできてないな。
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保利は予想通り引退するけど、
残り4つ高知、徳島、山梨、福井はどうするかなあ。
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>>182
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/60176
保利耕輔氏、次期衆院選は不出馬 佐賀3区、後継言及せず [佐賀県]
2013年12月25日(最終更新 2013年12月25日 21時14分)
次期衆院選に立候補しないことを表明し、晴れやかな表情で演壇を降りる保利耕輔衆院議員(右)=25日午後7時20分すぎ、唐津市
写真を見る
自民党衆院議員の保利耕輔元文相(79)=佐賀3区=は25日、佐賀県唐津市で開いた議員生活35年を振り返る講演会で「来年で80歳になる。次の選挙には出ません」と述べ、次期衆院選に立候補しない意向を明らかにした。
保利氏は、6月に小選挙区割りを改める改正公選法が施行され、佐賀県の3選挙区が2選挙区に減ることにも触れ「私の決断は自然のなりゆき」と語り、党県連が立候補予定者の選考に入る時期に合わせた表明だったことを説明した。取材に対し、後継となる立候補予定者については「私がどうだ、こうだという立場にない」と話した。
保利氏は1979年の衆院選で初当選し、文相、自治相などを歴任。「保利党」とも称される強固な支持基盤に支えられ、無所属で出馬した2005年の郵政選挙、民主党への政権交代が起きた09年の選挙でも圧勝し、12回連続で当選した。自民党憲法改正推進本部長として12年には憲法改正の党原案を取りまとめた。
=2013/12/25 西日本新聞=
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>>184
徳島は>>10 福井が選挙区出馬断念なので
あっさり決まると思う
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>>186
thx
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2601360.article.html
自民、新2区体制づくり急ぐ 保利氏勇退で
去就が注目されていた保利耕輔氏が今期限りでの勇退を表明した。任期を3年近くも残したこの時期に表明した背景には次期衆院選から新たな区割りとなる新2区の候補者調整を進め、選挙に向けた体制づくりを急ぐ狙いがある。
佐賀選挙区は衆院定数の「0増5減」に伴い、次期選挙から1減となる。県内に小選挙区の現職3人を抱える自民党県連は新たな区割りでの候補者調整について、7月の参院選後にも始める予定だったが、佐賀市などの首長選対応もあり、具体的な協議には入っていなかった。
一方、前回衆院選で比例復活した2人の現職がいる民主党は、11月に新選挙区の支部長を正式に決定した。実質的には昨年12月の選挙以降、新2区では、大串博志氏が積極的に活動している。
対応が遅れる形となった自民党県連内では、新2区の幹部らから「早めに候補を決めるべき」という声も上がっていた。保利氏の勇退はいわば織り込み済みで、焦点は次の候補者。現職の今村雅弘氏を軸に調整は進むとみられるが、父茂氏の時代から70年支え続けた唐津や伊万里地区では「地元」にこだわる声も多く、調整は難航も予想される。
2013年12月26日更新
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http://mainichi.jp/select/news/20131229k0000m010053000c.html
維新の会:京都と奈良の支部2氏を除名処分「反党行為」
毎日新聞 2013年12月28日 20時56分(最終更新 12月28日 21時08分)
日本維新の会は28日、昨年の衆院選で落選した、京都3区の山内成介氏(48)と奈良1区の大野祐司氏(53)について、「反党行為があった」などとして除名処分にし、重複立候補した比例近畿ブロック名簿から削除した、と発表した。
山内氏は7月の参院選京都選挙区でも落選し、京都府総支部が「選挙に非協力的だった」として処分を求めていた。大野氏は同月の奈良市長選に、党方針に反して無所属で立候補し、落選した。維新は23日の執行役員会で処分を決めた。
比例近畿で当選した同党衆院議員、新原秀人氏が実質管理する歯科医院で診療報酬の過大請求が今月発覚し、松井一郎幹事長が「監督官庁の判断によっては本人がけじめをつけるのは当然」とコメント。仮に新原氏が議員辞職した場合には、山内氏が繰り上げ当選する立場だった。【熊谷豪】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20131228-OYT8T00721.htm
衆院現職3人の意見聞き議論へ
区割り法(改正公職選挙法)の成立で次期衆院選の県内の小選挙区数が3から2に減ることを受け、自民党県連は28日、代表役員会を開き、衆院佐賀1〜3区の現職3人の意見を聞いた上で、候補者選定の議論に入る方針を決めた。
会議は非公開。党県連によると、次期衆院選への立候補の意思や望ましい候補者の選び方について聞き、来年1月中旬までに代表役員会を開くという。
党県連の福岡資麿会長は「民主の動きが先行しており、県連大会を開く来年5月までに目処をつけたい」と語った。
(2013年12月29日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013122900038
自民森屋議員、県議に牛肉=公選法抵触の可能性−山梨
自民党の森屋宏参院議員(56)=山梨選挙区=が、山梨県議21人に贈答用の牛肉を贈っていたことが29日、分かった。有権者への物品供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。同日に会見した森屋氏は「妻や秘書が季節のあいさつとして贈った。私は知らなかった」と説明した。
森屋氏によると、妻が贈り先の名簿を用意し、政策秘書が米沢牛のすき焼きセット(7000円相当)を注文。森屋氏の名前で、自民党や無所属の県議計21人に贈ったという。
森屋氏は「お歳暮などの贈り物は妻に任せていた。妻には重たいことという認識はなかった。県民や県議に迷惑を掛け、おわびする」と陳謝。議員辞職は否定した。
森屋氏は山梨県議を経て、7月の参院選で初当選した。(2013/12/29-14:58)
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違った参院議員だ
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20131229ddlk41010231000c.html
選挙:次期衆院選 候補選考「5月めど」−−自民県連会長 /佐賀
毎日新聞 2013年12月29日 地方版
保利耕輔・衆院議員(79)=3区=が今期限りの引退を表明したことを受け、自民県連は28日、代表役員会を開いた。県内小選挙区が二つになる次期衆院選の候補者選びについて、現職の岩田和親氏(1区)と今村雅弘氏(2区)に「出馬への意思や、選考について意見を聞いた上で検討する」と結論を来年に持ち越した。福岡資麿・県連会長は取材に「個人的な思いとして来年5月の県連大会が一つのめど」と述べた。
会合は非公開。冒頭、保利氏が自身の年齢など、引退の理由を説明したという。福岡会長によると、会合で「現職の意見を踏まえなければ次に進めない」との意見が出たという。福岡会長と中倉政義幹事長が今後、保利氏を含む現職議員に聞き取りをした上で、選考方法などについて改めて代表役員会で議論するという。
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民主、衆院選候補の擁立抑制 再編にらみ小選挙区の半数に
2014/1/2 23:50 情報元 日本経済新聞 電子版
民主党は野党再編をにらみ、次期衆院選の候補者擁立を抑制する。全選挙区擁立に固執せず、当面は295小選挙区の半数程度にとどめる。民主党を中心に置く野党再編を進めるため、他党との合流や選挙協力の障壁を少なくする狙いがある。
同党は第1次公認で、2012年衆院選の落選者を中心に計67人を内定した。
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http://www.shinmai.co.jp/news/20140105/KT140104ATI090004000.php
長野1区に武田氏、参院選県区に唐沢氏 共産が擁立方針
01月05日(日)
共産党県委員会は4日、次期衆院選で長野1区に党県常任委員の武田良介氏(34)=長野市=を、2016年参院選の県区には党県若者・雇用対策室長の唐沢千晶氏(43)=同=を、それぞれ擁立する方針を明らかにした。今井誠・県委員長は取材に、衆院2〜5区については「検討を続ける」としている。
武田氏は中野市出身で、信州大卒。12年の衆院選で長野1区、昨年の参院選では比例代表に立候補し、落選した。4日に長野市で開いた党県委員会などの旗開きで「特定秘密保護法に対し、国民は怒っている」と述べ、衆院の解散も念頭に準備を進めていく考えを示した。
唐沢氏は千曲市出身で、明治学院大卒。昨年の参院選県区に出馬し、落選した。旗開きで、唐沢氏は「格差と貧困が広がる社会は絶対に間違っている。安倍政権は、暮らしを壊す消費税の大増税や社会保障の切り捨てなどに走り、国民のための施策は何一つない」と訴えた。
今井委員長は旗開きで、8月に実施される見通しの知事選について「阿部県政の転換を求め、保守層や無党派層と幅広く力を合わせていこう」と呼び掛け、市民団体などと共同候補の擁立を目指す姿勢を強調した。
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http://jbbs.shitaraba.net/study/12033/
不思議と荒れないしたらばvipper
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http://www.chibanippo.co.jp/news/politics/173201
松崎氏、政界引退へ 副大臣務めた民主元衆院議員
2014年01月05日 14:38
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松崎公昭氏 元総務副大臣で、民主党元衆院議員の松崎公昭氏(70)が政界引退する意向を支援者らに伝えていたことが4日、明らかになった。松崎氏は第一線を退く方針ながら、後任となる同党千葉8区の次期衆院選候補者選考をサポートする考えで、当面は政治活動を継続するという。
松崎氏は周辺に、「長い政治生活中は大変お世話になりました。今後は次の世代のために少しでも役に立ちたいと考えています」などとあいさつ。政界引退の意向を表明している。
一昨年12月の衆院選で落選後、同党が昨年実施した次期衆院選候補者となる千葉8区総支部長の継続を申請しなかった。
同党は次期衆院選候補者選定基準に「70歳定年制」などを定めており、一部で除外規定があるものの、定年制に従って申請しなかった。
松崎氏は柏市議(3期)、県議(3期)を経て1996年に衆院選に挑戦し初当選。一昨年12月まで4期務め、11年9月から12年10月まで、野田内閣で総務副大臣。同党県連でも代表、代表代行などを長く務め、地方組織強化にも尽力した。一昨年の衆院選では約5万7千票を得たが、自民党の桜田義孝衆院議員に敗れた。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131220t51005.htm
次期衆院山形3区 自民・佐藤ゆかり氏、起意を明言
自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)=比例=は19日までに、次期衆院選の山形3区に自民党公認で立候補する意思を固めた。酒田市議会を18日訪れ、複数の保守系議員に「3区支部長を目指し頑張っている。即戦力として働きたい」などと述べた。
3区内の市町村議員によると、佐藤氏は今月に入り、新庄・最上、庄内地域の各議会などを訪ね、支援を要請した。
党公認候補となる3区支部長には、無所属現職で前酒田市長の阿部寿一氏(54)、加藤紘一元自民党幹事長の三女鮎子氏(34)も意欲を見せている。
佐藤氏は支援要請の際、阿部氏が自民現職を破って当選したことや、紘一氏が現職時代に世襲批判を訴えていたことを挙げ、「2人の支部長就任や公認は筋が通らない」と強調したという。
佐藤氏は昨年以降、3区内の議員選挙で自民党系候補を応援するなど積極的に活動を展開。今月には酒田市に後援会事務所を開設した。佐藤氏は「あくまで比例の拠点づくり」と説明していた。
2013年12月20日金曜日
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799 :穏健保守系無党派:2014/01/07(火) 19:38:32 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014010700825
五十嵐文彦前衆院議員を略式起訴=参院選で事前運動、罰金30万円−大津簡裁
大津区検は7日までに、昨年7月の参院選に民主党から比例代表で出馬し、落選した元財務副大臣の五十嵐文彦前衆院議員(65)を公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)罪で略式起訴した。
滋賀県警が昨年8月、同容疑で書類送検していた。略式起訴は昨年12月16日付。大津簡裁は同25日、罰金30万円の略式命令を出した。納付の有無は明らかにされていない。
起訴状によると、五十嵐氏は昨年5月下旬〜6月中旬ごろ、複数の秘書と共に、埼玉県狭山市の郵便局から滋賀県米原市の有権者ら20人に投票を依頼する文書を郵送したとされる。
五十嵐氏は1993年の衆院選で初当選。2010年9月から12年10月まで財務副大臣を務めたが、同12月の衆院選で落選した。(2014/01/07-19:24)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20140109/CK2014010902000044.html
【静岡】
次期衆院選公認候補 民主県連、2氏承認
2014年1月9日
民主党県連は八日、静岡市葵区で常任幹事会を開き、二〇一二年の衆院選で落選した小山展弘(38)=静岡3区=と田村謙治(45)=4区=両氏の総支部長復帰を承認した。既に1区総支部長に復帰した牧野聖修氏(68)とともに次期衆院選の公認候補となる。
県内八つの小選挙区で民主現職がいるのは5、6区のみ。2、7、8区の公認候補は未定で、県連会長の榛葉賀津也参院議員(46)は閉会後「2、7、8区はもともと民主が議席を持っていた選挙区。勝てる要素はある」と早急に空白区の候補者を選ぶ意向を示した。一方、幹事長の阿部卓也県議(47)は「全区での擁立が前提ではない。地方主導で決めていく」と強調した。
常任幹事会では、小山氏が「地元から積み上げて捲土(けんど)重来を期す」と決意表明。田村氏と牧野氏も初心回帰や政権奪還などを訴えた。
(唐沢裕亮)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140109/szk14010902440002-n1.htm
民主県連常任幹事会、3区の小山氏、4区の田村氏も公認内定 静岡
2014.1.9 02:44
民主党県連(会長=榛葉賀津也参院議員)は8日、静岡市内で常任幹事会を開き、党本部が次期衆院選小選挙区の第1次公認候補として静岡3区の小山展弘氏、4区の田村謙治氏を内定したことを報告。すでに内定済みの1区の牧野聖修氏を含めた3人を承認し、県連の常任幹事への復帰を決めた。
今期限りで会長を引退する榛葉氏は「県議会の民主党・ふじのくに県議団は知事与党会派として頑張ってほしい。私も来春の統一地方選に向けた仕込みの1年として取り組んでいく」とあいさつ。
牧野、小山、田村の3氏もそれぞれ「再び政権を奪還すべく戦っていく」などと決意を示した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140109/stt14010917280003-n1.htm
新年会400件、生き残りに奔走する安倍チルドレン
安倍チルドレンたちは次期衆院選での生き残りをかけ新年をどう迎え、今後の活動をどう展開していこうとしているのか。
元日午前0時。東京2区の新人、辻清人(34)は台東区の玉姫稲荷(いなり)神社境内で、本殿を背に参拝客に大きな声をかけながら深々と頭を下げていた。
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
辻は党総務会長や通商産業相などを務めた深谷隆司の地盤を引き継いで当選したが、選挙区内で名前が浸透しているとは言い難い。
単調なあいさつではあっても、とにかく名前と顔を売り込もうと考えている。大みそか深夜から辻は選挙区内の10カ所の神社を回った。
5日には地元町内会の新年会に参加。約40人の出席者一人一人に酒やウーロン茶をお酌して回り、カラオケでは年配の支持者を意識して鶴田浩二の歌も披露した。こうして多い日には10件以上の新年会に顔を出している。
1年前の年末年始、幹事長の石破茂は新人議員に対し、正月の日程を事前に党に提出するよう指示した。当選直後の新人らが約1カ月先の通常国会召集まで気を抜かないようにくぎを刺す狙いがあり、辻も約250件あった新年会などの予定を提出した。
今年は党からの指示はないが、辻が招かれた新年会は約400件に増えている。辻は「地元を1年間回って成果が出つつある」と振り返るが、
今年4月の消費税率8%への引き上げ、来年10月に想定される10%への引き上げで「次の選挙は確実に厳しくなる」と不安も隠せない。
辻の政治の師、深谷からは「人の選挙を一生懸命支援することで、自分の選挙に返ってくる」と指導を受けたという。世話になっている区議や都議への選挙応援で地道に汗を流せば自身の顔も浸透するからだ。
次期衆院選が任期満了となる28年中に実施されると仮定すれば、直近の大きな選挙は来年春の統一地方選となる。辻は自身のサバイバルを見据え「来年が勝負の年だ」と意気込む。
東京23区の新人、小倉将信(32)は2日朝、JR町田駅前に立った。近くのデパート前には福袋を求めて列を作る買い物客の姿はあったが、駅前を行き交う通行人は少ない。それでも小倉は経済再生への取り組みを訴え続けた。
「こまめに街頭に立つことが大切だ」と考えたからだ。
23区は、民主党に政権交代した21年夏の衆院選で自民党の閣僚経験者が民主党新人に敗れた選挙区だ。前回衆院選で元閣僚は自民党の公認を得られず、その親族が日本維新の会から出馬した。
ごたごた続きに古い自民党支持者の中には不満や不信もくすぶり、政治経験のなかった小倉は引き継ぐべき地盤もなかったに等しい。選挙活動はまさにゼロからのスタートだった。
選挙は3年3カ月の民主党政権への不満から同党候補に2万票以上の大差をつけ当選したが、いまだ自民党への信頼を取り戻したとはいえない状態だ。
小倉もこの年越しに神社をめぐり、月内は各地区の新年会を精力的に回り、地元の町田市長選が落ち着く3月以降は、各地区でのミニ集会に力点を移す。昨年の集会は約50回を重ね、今年の開催目標は70〜80回と設定している。
小倉がミニ集会に力を入れるのは、官房長官の菅義偉(すが・よしひで)の助言がきっかけだった。菅は秋田県出身だが、都市部の神奈川2区で6回にわたって連続当選を続けている。
小倉は菅から「地区ごとのミニ集会を頻繁に開き、交流を絶やさないことだ」とアドバイスされた。支持者の少ない地区では数人程度しか集まらないときもある。それでも小倉は「口コミで伝われば効果はある」とめげない。
集会で寄せられた苦情や要望には即座に応え、各戸に配布するビラでの報告も励行している。
昨年、町田市鶴間地区でのミニ集会で、国道立体化事業で計画されている遮音壁が他の地区より低いとの苦情が出た。小倉はすぐに管轄する国土交通省に掛け合い、高さを他と同じにするよう求め実現させた。
小倉は「まずは要望に丁寧に応えて信頼関係を築くこと。強い支持基盤がなければ国益を背負って活躍する以前に消えることになる」と話す。足場を固める前に議席を失い国政から退場した多くの"先人"もまた、小倉の反面教師だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20140111-OYT8T01084.htm
民主県連 国政、地方選候補公募へ
民主党県連は11日、松山市内で常任幹事会を開き、今後行われる国政選挙や地方選挙で、候補者を公募して選ぶことを決めた。20日から県連のホームページに募集要項を掲載する予定。
2015年の統一地方選に向けて、党勢の立て直しと支持拡大を目指す取り組みの一環。県議選や各市町議選をはじめ、候補者が未定の衆院選愛媛2、4区と参院選愛媛選挙区も対象とする。今月から毎月末に書類審査を行い、通過者を面接して選考する。
常任幹事会の終了後、福田剛・幹事長代行は取材に「常に広く候補者を求めていくことにした」と話した。
(2014年1月12日 読売新聞)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140114ddlk01010118000c.html
元民主候補:衆院選出馬の中前氏、自民秘書に 高木議員に「生活のため」 次期選挙巡り波紋広がる /北海道
毎日新聞 2014年01月14日 地方版
2012年の衆院選道5区(札幌市厚別区、石狩管内)に民主党公認で出馬し落選した元国土交通省職員、中前茂之氏(41)が、今月から自民党の高木宏寿衆院議員(道3区)の公設秘書として働いていることが分かった。民主党関係者の間では「民主候補者として多くの支援を受けてきたのに、何を考えているのか」と波紋が広がっている。
09年の衆院選で、道5区で当選した小林千代美氏が北海道教職員組合が絡む選挙違反事件で議員辞職した。中前氏は翌年の衆院補選に初出馬したが、自民党の町村信孝元官房長官に約3万票差で敗れ、12年の衆院選でも町村氏に約6万票差をつけられた。
昨年3月、次期衆院選には出馬しない考えを表明し、民主5区総支部長を辞任した。関係者によると、中前氏は以前から知り合いの高木氏に「生計を立てたい」と相談し、高木氏の東京事務所に勤めることになった。
民主党道連内では「次は自民から選挙に出るつもりでは」(道連幹部)などと臆測する声が渦巻いている。中前氏は毎日新聞の取材に「先のことは分からない。今は代議士の政治活動を支えることで地域に貢献したい」と話した。【円谷美晶】
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2607608.article.html
新2区候補選定、支部意見聴取へ 自民県連
自民党佐賀県連(会長・福岡資麿参院議員)は13日、代表役員会を開き、衆院新2区の候補選定の方法を協議した。県連の意思決定機関である総務会を早期に開き、選定方法について地域支部や職域支部に意見を聞く方法を提案することを確認した。
会議は非公開で行った。福岡会長によると、選考方法などについて保利氏を含めた現職3氏からのヒアリング結果を報告。現1区の岩田和親氏、2区の今村雅弘氏は、ともに出馬する意向を示し、定数削減に伴う比例ブロックでの優遇を党本部に求める意見などが出たという。保利氏は選考手続きを執行部に一任する意向を示したが、現3区の関係者の意見を聞いて進めてほしいと要望したという。
今後は総務会を開き、3氏の意見と選考基準などの党規約を明示した上で、各市町村や職域支部から、書面で考え方を出してもらう方法を提案する。
福岡会長は「選考方法は多数決で決める訳にはいかない。挙党態勢を組むことが大切で、関係者がある程度納得できる方法を模索したい」と話した。
2014年01月14日更新
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>>205
http://mainichi.jp/select/news/20140115k0000m010012000c.html
元民主候補:中前氏、自民議員の秘書に 「生活のため」
毎日新聞 2014年01月14日 17時52分(最終更新 01月14日 18時07分)
2012年の衆院選北海道5区(札幌市厚別区、石狩管内)に民主党公認で出馬し落選した元国土交通省職員、中前茂之氏(41)が、今月から自民党の高木宏寿衆院議員(道3区)の公設秘書として働いていることが分かった。民主党関係者の間では「民主候補者として多くの支援を受けてきたのに、何を考えているのか」と波紋が広がっている。
09年の衆院選で、道5区で当選した小林千代美氏が北海道教職員組合が絡む選挙違反事件で議員辞職した。中前氏は翌年の衆院補選に初出馬したが、自民党の町村信孝元官房長官に約3万票差で敗れ、12年の衆院選でも町村氏に約6万票差をつけられた。
昨年3月、次期衆院選には出馬しない考えを表明し、民主5区総支部長を辞任した。関係者によると、中前氏は以前から知り合いの高木氏に「生計を立てたい」と相談し、高木氏の東京事務所に勤めることになった。
民主党道連内では「次は自民から選挙に出るつもりでは」(道連幹部)などと臆測する声が渦巻いている。中前氏は毎日新聞の取材に「先のことは分からない。今は代議士の政治活動を支えることで地域に貢献したい」と話した。【円谷美晶】
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>>205
http://mainichi.jp/select/news/20140115k0000m010012000c.html
元民主候補:中前氏、自民議員の秘書に 「生活のため」
毎日新聞 2014年01月14日 17時52分(最終更新 01月14日 18時07分)
2012年の衆院選北海道5区(札幌市厚別区、石狩管内)に民主党公認で出馬し落選した元国土交通省職員、中前茂之氏(41)が、今月から自民党の高木宏寿衆院議員(道3区)の公設秘書として働いていることが分かった。民主党関係者の間では「民主候補者として多くの支援を受けてきたのに、何を考えているのか」と波紋が広がっている。
09年の衆院選で、道5区で当選した小林千代美氏が北海道教職員組合が絡む選挙違反事件で議員辞職した。中前氏は翌年の衆院補選に初出馬したが、自民党の町村信孝元官房長官に約3万票差で敗れ、12年の衆院選でも町村氏に約6万票差をつけられた。
昨年3月、次期衆院選には出馬しない考えを表明し、民主5区総支部長を辞任した。関係者によると、中前氏は以前から知り合いの高木氏に「生計を立てたい」と相談し、高木氏の東京事務所に勤めることになった。
民主党道連内では「次は自民から選挙に出るつもりでは」(道連幹部)などと臆測する声が渦巻いている。中前氏は毎日新聞の取材に「先のことは分からない。今は代議士の政治活動を支えることで地域に貢献したい」と話した。【円谷美晶】
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http://mainichi.jp/select/news/20140115k0000m010037000c.html
維新の会:新原衆院議員、兵庫県総支部代表を辞任
毎日新聞 2014年01月14日 19時12分
日本維新の会兵庫県総支部代表で歯科医の新原秀人衆院議員(51)=比例近畿=が、実質的管理者だった歯科医院で診療報酬を過大請求していたことが発覚した問題を受け、同総支部は14日、新原氏が総支部代表を辞任したと発表した。代表は当面、空席とし、代表代行を幹事長の三木圭恵(けえ)衆院議員(47)=同=が兼任する。
新原氏は、神戸市で13日開かれた同総支部の全体会議で「騒動を起こし、けじめを付けたい」と辞意を申し出て、全会一致で了承された。【山口朋辰】
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http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/01/15/03.html
2014年1月15日(水)
民主党の石田氏、次期衆院選「不出馬を決意」 後援会幹部に手紙
民主党政権で内閣府副大臣を務め、2012年末の総選挙で埼玉2区から立候補、落選した石田勝之氏(59)が「次期総選挙には出馬しないことを決意しました」「熟慮の結果です」とする手紙を後援会幹部に送っていたことが14日、分かった。
手紙は毛筆書きで印刷され「総選挙で小選挙区制のすさまじい破壊力の中で敗北」「敗北の責任は、自分自身で取らなければ」などと悔しさをにじませ「今後政治活動は継続し、事務所も構え秘書を常駐させる」としている。
総選挙後、母校の日本大で客員教授を務めたが、昨年9月に公募審査の結果、今年4月から国際政治を担当する教授として正式採用されたという。
石田氏は日大在学中から鳩山邦夫氏の秘書を務め、1987年に県議当選。93年に衆院議員に初当選し、12年末まで通算4期務めた。自民党の新藤義孝総務相と議席を激しく争ってきた。
手紙で石田氏は、埼玉高速鉄道や鳩ケ谷市と川口市の合併の実現、児童虐待防止法の成立などを実績として挙げ「微力ながら地元や国益に資することができたと思う」と振り返っている。
手紙を受け取った後援会幹部の一人は「責任感の強い人で、言ったことはやり通す」と話した。
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政界では民主党という経歴は足枷だからね。それよりも教育界に潜り込み、無知な学生を巧みに洗脳して裏から反自民キャンペーンを行なった方が色々と都合がいい。
「対案代案は無いが、とにかく
自民党の足を引っ張る」
これが非自民最大のテーマだから。
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>>210
http://mainichi.jp/area/saitama/news/m20140117ddlk11010205000c.html
石田・元衆院議員:政界引退 支援者に手紙−−2区選出 /埼玉
衆院埼玉2区(川口市)選出で民主党の元衆院議員、石田勝之氏(58)が政界からの引退を明らかにした。10日ごろ、支援者ら約3000人に「次期総選挙には出馬しないことを決意しました」との内容の手紙を送った。
石田氏は手紙で、昨年9月に日本大学の専任教授審査に応募し11月に合格したと報告。4月から教授に就任し、国際政治や政治学を教える。
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6072 名前:穏健保守系無党派 投稿日: 2014/01/18(土) 14:34:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014011800187
牧元厚労副大臣、結いの党に
2012年の衆院選で落選した牧義夫元厚生労働副大臣が結いの党に入党することが18日、関係者の話で分かった。牧氏は消費増税関連法に反対して民主党を離党。その後、生活の党などを経て13年4月に無所属となっていた。 (2014/01/18-12:56)
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>>213
生活→結いとは珍しい移籍だなあ
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http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2014/01/18/new1401181402.htm
総支部長を党内公募/民主青森県連(2014/01/18 14:04)
民主党青森県連(田名部匡代代表)は17日、青森市で常任幹事会を開き、次期衆院選の候補となる小選挙区総支部長の選考で、空白区の1、2、4区について党内から新人を公募することを決定した。2月12日まで受け付け、県連内で選考した上で党本部に上申する。
非公開の会合後、取材に応じた山内崇幹事長によると、県連内の選考委員会、常任幹事会を経て応募者の中から候補を絞り込み、党本部との間で公認に向けた協議を始める。党本部が昨年決めた1次公認に漏れた立候補経験者は、公募の対象としないという。
【写真説明】
不在となっている衆院小選挙区総支部長の選考などについて話し合った常任幹事会=17日、青森市
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元国民新党幹事長、亀井久興氏が引退表明「表舞台に立つことはない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140120/stt14012013000003-n1.htm
元国民新党幹事長の亀井久興氏(74)は20日、共同通信の取材に対し「今後、表舞台に立つことはしない」と述べ、政界を引退する考えを明らかにした。
今後については「長い経歴を生かし、党派を超え自由な立場でものを言いたい」とした。
亀井氏は昭和49年、参院島根選挙区に自民党公認で初当選し、衆参両院で当選計7回。国土庁長官などを歴任した。
郵政民営化に反対し、平成17年に自民党を離党し、国民新党幹事長となり、衆院島根2区に立候補、比例で復活当選した。21年衆院選は落選した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014012100779
民主、衆院選公認4人内定
民主党は21日の常任幹事会で、次期衆院選の公認候補4人を内定した。内定者は計71人となった。今回の内定者は次の通り。
▽北海道6区 佐々木隆博▽奈良4区 大西孝典(以上元)▽滋賀4区 徳永久志▽長崎2区 大久保潔重(以上新)。 (2014/01/21-19:27)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014012100812
山口元副大臣を除籍=民主
民主党は21日の常任幹事会で、山口壮元外務副大臣が昨年12月に提出した離党届を受理せず、除籍(除名)処分とする方針を決めた。山口氏は自民党二階派(二階俊博会長)への入会が決まっており、党の倫理規則で処分対象と定めている「他政党を利する行為」に当たると判断した。党倫理委員会の手続きを経て、正式に決定する。 (2014/01/21-20:12)
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>>214
次々断られて最後に行き着いたという感じでしょ。支持率社民党以下の結いは議員経験アリなら馬鹿でもアホでも欲しいんだろう。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140122t51002.htm
衆院選山形3区 次期支部長は公募へ
自民党山形県連は21日、次期衆院選山形3区の党公認候補となる支部長の選任に関し、3区内の党県議による協議を始めた。党本部の基本方針に沿い、公募による選考を行うことを再確認し、具体的手続きは支部総会で検討することを決めた。
協議は山形市で非公開で行われた。県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)によると、出席者からは「(意欲を示す人の)動きが活発化している」と選考の早期実施を求める声の一方、「慌てる必要はない」と来春の県議選以降にすべきだとの意見もあったという。
森田広県議から出された支部幹事長の辞表を受理するかどうかを含め、新執行部体制を早急に固めることで一致。各地域支部の体制も整えた上で、3区支部総会で公募選考に向けたスケジュールを検討するとした。
遠藤氏は協議後、「3区の方々がやりやすい選考方法を採用し、やりやすい支部長を選ばなければいけない」と述べた。
3区支部長をめぐっては、無所属現職で前酒田市長の阿部寿一氏(54)、加藤紘一元幹事長の三女鮎子氏(34)が意欲を見せるほか、党参院議員の佐藤ゆかり氏(52)=比例=もくら替え立候補の意思を表明している。
2014年01月22日水曜日
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http://news24.jp/nnn/news8874766.html
自民党県連3区支部長 「公募」で強調
(山形県)
意見交換の中で次期衆院選の公認候補となる3区支部長について、遠藤会長は「党本部の基本方針でもあり、きょうの出席者にも了承を得た」として、公募の方針を強調した。意見交換後、報道陣に対し、遠藤会長は「(佐藤ゆかり参院議員、阿部寿一衆院議員、加藤鮎子氏の)必ずしも3人に限定した話ではなく、公募すれば、もっと手を上げるかもしれない。そこは決めつける話ではない」と語った。3区支部の幹事長を務める森田広県議が役員辞任を申し出ていて、公募の時期については執行部の態勢が整った後に決める方針。公募後の選定方法については会長一任や党員投票などが考えられ、支部総会で決定する見込み。
[ 1/21 21:01 山形放送]
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140122/crm14012220460020-n1.htm
柴山衆院議員ら不起訴 公選法違反など嫌疑不十分
2014.1.22 20:45
さいたま地検は22日、自民党所沢支部が2010〜11年の政治資金収支報告書を埼玉県選挙管理委員会に提出しなかったなどとして、政治資金規正法違反と公選法違反の疑いで告発された当時の支部長で同党の柴山昌彦衆院議員(埼玉8区)と、支部の元会計責任者を嫌疑不十分で不起訴処分とした。
さいたま地検は「犯意を認めるに足りる十分な証拠がないと判断した」としている。
所沢市民オンブズマンが12年10月と13年2月に告発状を提出していた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140123ddlk29010552000c.html
選挙:次期衆院選・奈良4区 大西氏、候補に 「地域密着し意見聞く」 /奈良
毎日新聞 2014年01月23日 地方版
次期衆院選奈良4区で民主党公認として立候補が内定した前衆院議員、大西孝典氏(57)は22日、奈良市で記者会見し「総選挙は多分2年以上先。地域にしっかり密着し、生活する方の意見を聞くことから活動を再開したい」と述べた。
大西氏は国会議員秘書などを経て、2009年衆院選の奈良4区に立候補し比例復活で初当選。12年12月の衆院選では再選を果たせず、13年7月の参院選奈良選挙区にも立候補したが落選した。
21日に党が公認を決めた全国の5人のうちの1人。前川清成県連代表は「(候補者が直前まで決まらなかった)参院選を引き受けていただいた点が大きく評価されたのでは」と述べた。【釣田祐喜】
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民主県連、衆院選候補者白紙に 1、3区総支部長交代へ
北日本新聞 (会員登録)-2014/01/20
民主党県連は20日、富山市のボルファートとやまで常任幹事会を開いた。次期衆院選候補予定者が兼ねる総支部長について、1区の村井宗明前衆院議員、3区の朴沢宏明氏を1月末で交代させることを決めた。候補予定者はいったん白紙となり、県連が予定し ...
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山口壮氏が民主会派離脱=衆院
民主党は23日、除籍処分とした山口壮元外務副大臣の会派離脱届を衆院事務局に提出した。衆院の新たな勢力分野は次の通り。
自民293▽民主・無所属クラブ55▽日本維新の会53▽公明31▽みんな9▽結い9▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属13(2014/01/23-21:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014012300937
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014013000676
衆院選、5人当選目指す=社民選挙方針案
社民党は30日の常任幹事会で、2014〜15年の選挙闘争方針案と運動方針案を策定した。次期衆院選で、比例代表の各ブロックで2%以上得票し、小選挙区でも議席を得て、最低でも5人(現有2人)当選させることを目標に掲げた。
16年参院選では、比例代表での得票を13年参院選の126万票から240万票に増やし、改選2議席を絶対確保するとともに、選挙区での議席奪還も目指すとした。
運動案では、消費税増税と憲法改正の阻止、脱原発実現などに向け、「(安倍政権の)国民無視・米国追従の暴走政治を許さない闘いを強める」と強調した。
選挙、運動の両方針案は2月22、23両日に東京都内で開かれる党大会で正式決定される。(2014/01/30-16:36)
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http://www.47news.jp/47topics/e/249897.php
【2014東京都知事選】 各陣営、投票率注視 50%台後半が分岐点
2月9日投開票の東京都知事選で、各陣営が投票率を注視している。前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)=共産・社民推薦、元首相の細川護熙氏(76)両陣営は、無党派層の取り込みを狙って高い投票率を期待。自民、公明両党が支える元厚生労働相の舛添要一氏(65)陣営は、分厚い組織票を生かすには「低め」が望ましいと踏む。「50%台後半」に届くかが勝負の分岐点となりそうだ。
最近の都知事選は、投票率の振れ幅が大きい。前回2012年は衆院選と同日実施だったため、62・60%まで伸びた。それまでの3回は40%台半ばから50%台後半で推移している。
近年の国政選挙での政党得票を分析すると、都内で自民党は約125万票、公明党は約65万票の組織票を持つとみられる。有権者数は昨年12月時点で約1080万人。舛添氏陣営の幹部は「投票率が50%程度なら、200万票取れば勝てる。与党の支持層を固めれば届く」と計算する。
ただ、首都の組織票固めは容易ではない。1999年の都知事選で、自民党推薦候補は69万票余りしか取れず4位に沈んだ。今回は元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が「保守票の一部を奪う」との見方がある。公明党も、国政選挙並みのフル回転には至っていない。
一方、細川氏陣営は無党派層の比重が増す「50%台後半」に達するか否かが勝敗を決めると分析。脱原発で一致する小泉純一郎元首相とのタッグで選挙戦を盛り上げ、投票率をできるだけ上げようともくろむ。
投票率が50%台後半に届けば、当選には250万票以上が必要となる公算が大きい。舛添氏陣営は、都知事選に注目が集まったことで投票率が予想を上回る展開を警戒。組織固め一辺倒ではなく、無党派層の獲得にも力を入れる。
発明家のドクター・中松氏(85)らも立候補している。
2014/01/30 17:23
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誤爆
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http://www.chibanippo.co.jp/news/politics/177207
4区支部長選定先送り 自民千葉県連、統一選後に
2014年01月31日 17:18
自民党千葉県連は30日朝、党本部で県選出国会議員団会議を開いた。会合後、桜田義孝会長と渡辺博道選対委員長は千葉日報社の取材に対し、県内で唯一空席となっている衆院千葉4区支部長について、「選定は来春の統一地方選後になるだろう」との見通しを示した。
同党県連は昨年4月に「2013年中の選定」を掲げたが、次の参院選までおよそ2年半、国政選挙が行われない可能性が高いことから、先送りへと方針転換した。
4区支部長は、次期衆院選の予定候補者。前々回(09年)と前回(12年)の衆院選は藤田幹雄氏が立候補したが、落選。「連敗した支部長は原則再任されない」という党のルールが適用される見通しで、後任選びが課題となっている。
ただ、藤田氏は前回衆院選で重複立候補した比例代表南関東の次点。比例復活当選した同党6議員のいずれかが辞職などした場合には繰上当選する可能性が残っている。
衆院千葉4区の議席は現在、民主党の野田佳彦前首相が確保している。
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>>229は私です。クッキーが消えていた…
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ただの威しだろうけど実現すれば公明党の議席減らせるのでとっても楽しみだ♪
橋下共同代表:「衆院の公明選挙区で出馬準備」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/20140208k0000e010259000c.html
毎日新聞2014年2月8日(土)12:51
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は8日、公明党が議席を持つ衆院小選挙区に、「いざという時は僕と松井一郎大阪府知事(維新幹事長)らで、立候補を考えて準備していかないといけない」と発言した。自らの国政進出の意思を明言したのは初めてだが、持論の大阪都構想に慎重な公明を挑発する狙いとみられる。
この日大阪市内で開講した「維新政治塾」のあいさつで発言した。大阪府内4選挙区を念頭に「『常勝関西』と言われてきた公明の流れを断ち切る。死ぬまで公明の選挙区に出続ける」とも述べた。
維新と公明は2012年衆院選で選挙協力し、大阪市政でも協力関係を築いていたが、都構想の議論を巡り決裂した。【熊谷豪】
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橋下氏、公明の対立候補に? 衆院選「とことん行く」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASG28451GG28PTIL00L.html
朝日新聞2014年2月8日(土)13:39
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は8日午前、「公明党にはあれだけ裏切られたのだから、とことん行く。いざというときには僕と松井一郎幹事長で、大阪市内の公明党が出ている選挙区に立候補することも考える」と語った。次の衆院選を念頭に公明党の対立候補となることを示唆。大阪都構想をめぐり対立する公明党を牽制(けんせい)した。
来春の統一地方選に向けた候補者発掘のため、この日開講した「近畿ブロック維新政治塾」での講演。出席者によると、橋下氏は「『常勝関西』と言われてきた公明党の流れをなんとか断ち切るため、あらゆる手段を講じる」と語ったという。維新は2012年衆院選で、公明党が候補者を立てたうち関西の6選挙区で擁立を見送っていた。
橋下氏、大阪で「公明つぶし」も
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140208X887.html
時事通信2014年2月8日(土)13:19
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は8日、大阪市内で開いた「近畿ブロック維新政治塾」開講式であいさつし、公明党が「大阪都」構想の制度設計案絞り込みに反対したことに触れ、「いざというときには大阪市内の公明党が出ている(衆院)選挙区に僕と松井一郎幹事長が出る」と述べ、同党をけん制した。
維新は2012年の衆院選で、公明党が候補者を立てた大阪府と兵庫県の6選挙区で擁立を見送った。橋下氏はその見返りが都構想への協力だと主張し、同党を「約束違反」と批判している。
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衆院山形3区からの出馬に意欲を示す自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)は
9日、山形県鶴岡市で開いた集会で後援会設立を報告し、
「現職の強みを生かし、3区のために働いていきたい」と決意を述べた。
佐藤氏が3区内に後援会を設立するのは初めて。
同市美咲町の結婚式場で行われた集会には、支援者約300人が参加。
佐藤氏は講演で、先祖が新庄藩士であったことなど3区との縁を強調したほか、
酒田港の活性化や日本海沿岸東北自動車の整備の必要性などを訴えた。
16日には新庄市でも後援会を発足させる。
3区には無所属の阿部寿一衆院議員(54)がいるほか、
加藤紘一・元自民党幹事長(74)の三女・鮎子氏(34)が
出馬に向けた準備を進めている。
(2014年2月10日11時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140210-OYT1T00422.htm
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140213ddlk02010018000c.html
選挙:次期衆院選 山内氏4区出馬の意向 民主県幹事長、公募に応じる /青森
毎日新聞 2014年02月13日 地方版
民主党の元県議で県連幹事長の山内崇氏(58)が12日、次期衆院選で青森4区から出馬する意向を明らかにした。県連は空白区となっている青森1、2、4区の候補者選考を行っていて、12日に締め切られた追加公認の公募に山内氏が手を挙げた。山内氏は毎日新聞の取材に「青森の地域の実情や民主党の現状を考え、国政を目指すという最も困難な選択をした。巨大与党に対峙(たいじ)できる民主党を作っていく」と話した。
前回衆院選で4区からは前衆院議員の津島恭一氏(60)が公認で出馬したが落選。津島氏は昨年11月に次期衆院選の公認から漏れたことなどに反発して離党していた。山内氏は「津島氏の離党とは関係なく、4区が空白区になったので出馬を決めた」と述べた。
山内氏は弘前市選出の県議を4期務め、2011年の知事選で三村申吾知事に敗れた。
県連の追加公認公募で1区と2区には応募者がいなかった。公認は県連の選考委を経て党本部が決定する。【酒造唯】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140214ddlk12010251000c.html
選挙:衆院選・千葉2区 共産県議団長の小松氏出馬表明 /千葉
毎日新聞 2014年02月14日 地方版
共産党県議団長の小松実氏(65)は13日、県庁で記者会見し、次期衆院選で千葉2区(千葉市花見川区、習志野市、八千代市)から党公認で出馬する意向を表明した。
小松氏は千葉市花見川区選出の県議で、87年に初当選し、現在7期目。来春の統一地方選に行われる予定の次期県議選の同区には、昨年7月の参院選に千葉選挙区から出馬、落選した党県委員の寺尾賢(さとし)氏(37)が後継として立候補する予定だ。
小松氏は「戦争する国づくりが進んでいる。安倍(晋三)首相の異常な暴走に正面からストップをかける」と述べ、集団的自衛権の行使容認のための憲法解釈見直しを批判。特定秘密保護法廃止も訴えた。【宮地佳那子】
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自民党員、5年ぶり1万人超 県3区公認争い効果?
山形新聞 2月15日(土)11時7分配信
県内の自民党員が5年ぶりに1万人を超えた。特に衆院県3区の増加が顕著で、同党県連は「次期衆院選で党公認候補となる支部長選出をめぐる動きが激化している。
党員投票の可能性もあるため、増えているのではないか」と分析している。
県連によると、県内の党員数のピークは1991年の6万4396人。以降、職域支部の相次ぐ廃止などを背景に徐々に減少し、2001年からは12年連続のマイナス。12年には過去最低の8192人となっていた。
13年は状況が一変し、3区を中心に衆院の全選挙区で増加。選挙区別では1区が140人増、2区が31人増だったのに対し、3区は1359人増えた。
支部別では鶴岡市の786人増が最多で、酒田市が312人増、新庄市が192人増と3区内の支部が上位を占めた。4番目以下は天童市90人増、真室川町60人増、山形市58人増と続いた。職域支部では建設支部が611人増えたのが目立った。
空席の自民県3区支部長選定をめぐり、3区は現在、現職で無所属の阿部寿一氏、元党幹事長・加藤紘一氏の三女加藤鮎子氏、佐藤ゆかり参院議員による三つどもえの争いとなる可能性が出ている。
公募の実施が確認されているが、その後の選出方法については、3区内の役員体制を確立した上で決めることになっており、党員投票の可能性もある。
県連は13日に党員数を確定させ、近く党本部に報告する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140215-00000319-yamagata-l06
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20140217-OYT8T00034.htm
自民県連、次期衆院選の候補選び意見集約へ
自民党県連は16日、佐賀市内で総務会を開き、県内の小選挙区が3から2に減る次期衆院選の候補者選びについて、各支部から意見を集約することを決めた。3月20日までに集約し、対応を協議する。
県連によると、衆院佐賀1〜3区の自民現職3人のうち、1、2区の2人が次期衆院選に立候補の意向を示している。ただし、区割りが変わることによって党員の一部に混乱が生じる恐れや公募を求める声もあることから、福岡資麿・県連会長は、党員の意見を集約する考えを示していた。
県連によると、党本部の規約では、現職を優先することになっているが、区割り変更後の候補者選びの明確な決まりはないという。福岡会長は「(各支部の)意見が一致すれば、すぐに決められるが、多様な意見があれば、党本部にも聞きながら選考プロセスを協議したい」と話した。
総務会では、長崎・佐賀の両選挙区を合併させるなど参院の選挙制度改革も議題となり、「都道府県単位の選挙区維持」を党本部に求めることを決めた。
(2014年2月17日 読売新聞)
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衆院鹿児島2区補欠選挙は4月15日告示、27日投開票となる見通し。
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>>239
ワンポイントリリーフだったら金子県議(元議長,大島郡区,67歳)かなあ。
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春の補選ってGWにかかるんでしたっけ?
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014022400457
徳田氏が議員辞職願=4月27日補選
記者会見を終え、退席する徳田毅衆院議員。「議員バッジを着けるのは今日が最後」と話した=24日午後、東京・永田町の衆院第1議員会館 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で親族が逮捕・起訴され、自民党を離党した徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=は24日午後、秘書を通じ、伊吹文明衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。早ければ28日の衆院本会議で許可される見通し。3月15日までに辞職すれば、公選法の規定により、衆院鹿児島2区補欠選挙は4月27日に行われる。
徳田氏は辞表提出後、衆院議員会館で記者会見し、「国民に政治に対する不信を招いた」として陳謝。公選法違反事件への自身の関与については「私自身は法に触れるとは夢にも思っておらず、関与はなかった」と否定した。
第2次安倍政権発足後の国政選挙は2013年7月の参院選以来。補選としては同年4月の参院山口選挙区以来となる。4月1日の消費税率引き上げ直後となり、「政治とカネ」の問題のほか、安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなどが主要な争点になりそうだ。
自民党の石破茂幹事長は24日の記者会見で、補選への対応について「当然公認候補を立て、公明党の協力も得ないといけない。(擁立)作業を最大限加速させる」と語った。
民主党は打越明司元衆院議員を擁立する方針だが、同党鹿児島県連では、野党各党の支援を取り付けるため、「無所属での立候補も排除しない」(青木寛県連会長)との声も出ている。海江田万里代表は会見で「野党共闘も探りたい」と述べた。(2014/02/24-19:14)
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春の補選ってGWにかかるんでしたっけ?
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014022400457
徳田氏が議員辞職願=4月27日補選
記者会見を終え、退席する徳田毅衆院議員。「議員バッジを着けるのは今日が最後」と話した=24日午後、東京・永田町の衆院第1議員会館 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で親族が逮捕・起訴され、自民党を離党した徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=は24日午後、秘書を通じ、伊吹文明衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。早ければ28日の衆院本会議で許可される見通し。3月15日までに辞職すれば、公選法の規定により、衆院鹿児島2区補欠選挙は4月27日に行われる。
徳田氏は辞表提出後、衆院議員会館で記者会見し、「国民に政治に対する不信を招いた」として陳謝。公選法違反事件への自身の関与については「私自身は法に触れるとは夢にも思っておらず、関与はなかった」と否定した。
第2次安倍政権発足後の国政選挙は2013年7月の参院選以来。補選としては同年4月の参院山口選挙区以来となる。4月1日の消費税率引き上げ直後となり、「政治とカネ」の問題のほか、安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなどが主要な争点になりそうだ。
自民党の石破茂幹事長は24日の記者会見で、補選への対応について「当然公認候補を立て、公明党の協力も得ないといけない。(擁立)作業を最大限加速させる」と語った。
民主党は打越明司元衆院議員を擁立する方針だが、同党鹿児島県連では、野党各党の支援を取り付けるため、「無所属での立候補も排除しない」(青木寛県連会長)との声も出ている。海江田万里代表は会見で「野党共闘も探りたい」と述べた。(2014/02/24-19:14)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140224/kgs14022419140000-n1.htm
民主、打越前衆院議員を擁立へ 鹿児島2区補選 野党共闘模索
2014.2.24 18:12
民主党の海江田万里代表は24日の記者会見で、徳田毅衆院議員が議員辞職することに伴う鹿児島2区補欠選挙に、打越明司前衆院議員(55)を党公認候補として擁立する意向を表明した。その上で「野党共闘は必要だ。できるだけ努力したい」と述べた。
民主党は昨年4月の参院山口選挙区補選に独自候補を擁立したが落選。先の東京都知事選でも「組織的勝手連」で支援した細川護煕(もりひろ)元首相が敗北している。
鹿児島県は山口県同様、民主党の基盤が弱い地域とされるが、海江田氏は党勢回復のために安倍晋三政権との対決姿勢を鮮明にする必要があると判断し擁立に踏み切った。
同党の馬淵澄夫選対委員長は徳田氏の議員辞職を想定して昨年秋から水面下で候補者選定に入り、今年1月には現地入りして補選の準備を進めていた。
第46回衆議院議員総選挙 鹿児島県第2区
当 徳田毅 41 自由民主党 前 109,744票 66.7% 公明党推薦
打越明司 54 民主党 前 45,707票 27.8% 国民新党推薦
三島照 70 日本共産党 新 9,177票 5.6%
第45回衆議院議員総選挙 鹿児島県第2区
当 徳田毅 38 自由民主党 前 114,102票 55.7%
比当 打越明司 51 民主党 新 88,562票 43.2%
神村ミフ子 64 幸福実現党 新 2,169票 1.1%
第44回衆議院議員総選挙 鹿児島県第2区
当 徳田毅 34 無所属 新 87,737票 42.9%
園田修光 48 自由民主党 元 71,858票 35.1%
打越明司 47 無所属 新 44,853票 21.9%
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補選?
自民圧勝だね。自民系分裂でも自民が勝つ。
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”自民分裂選挙でも自民が勝つ”つまらない選挙
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140225k0000m010096000c.html
徳田毅議員:辞職願提出 地元・鹿児島は一気に選挙モード
毎日新聞 2014年02月24日 22時02分(最終更新 02月24日 22時11分)
記者会見で議員辞職を表明する徳田毅氏=衆院第1議員会館で2014年2月24日午後2時59分、竹内幹撮影
記者会見で議員辞職を表明する徳田毅氏=衆院第1議員会館で2014年2月24日午後2時59分、竹内幹撮影
拡大写真
徳田毅衆院議員(42)が辞職願を提出し、衆院鹿児島2区補選が4月15日告示、27日投開票の日程で実施される見込みとなった。消費増税直後の国政選挙として注目されそうだ。議席を守る側の自民は「辞表が提出されても国会手続きがある。補選の対応はそれを見極めてから」としている。野党側も慌ただしく準備を始め、地元・鹿児島は一気に選挙モードに突入する。
鹿児島2区は、鹿児島市南部や指宿市など本土側と、奄美群島の離島部から成る。有権者約28万人の約3分の1に当たる約9万5000人を離島部が占めるため、ここでの得票がカギとなる。このため、自民関係者の間では既に奄美出身のベテラン県議らの名前が取りざたされている。ただ、森山裕・県連会長は24日「今後のことは党本部や県連と協議し、速やかに対応したい」とコメントするにとどめた。
民主は過去3回、衆院選で徳田氏に敗れた打越明司氏(55)の擁立を決定。野党勢力結集のため、民主公認ではなく無所属で出馬する可能性もあるという。青木寛・県連代表は「『政治とカネ』が最大の争点。金権政治にまみれた政治風土一掃を訴えたい」。来月に予定していた選対準備会を今月開催に変更するなど、準備を加速させている。
共産の県委員会幹部も「早急に候補者を決定したい。政治とカネ、安倍政治を問う選挙にしたい」。一方、日本維新の会県総支部は「独自候補を立てるか民主と連携するか、全て白紙」としている。【山崎太郎】
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>>245
つまらない選挙ってことは独裁だろうがなんだろうが政権・政党が安定してるということ。
文句は自民党じゃなく こういう状況を作り出した非自民に言ってくれw
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20140225-OYS1T00292.htm
衆院鹿児島2区補選、自民が金子県議擁立へ
衆院鹿児島2区選出の徳田毅議員が24日、医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件を受けて提出した議員辞職願。辞職は近く許可される見通しで、県内の各政党は今後、4月実施予定の補欠選挙に向け、動きを本格化させる。
自民党県連は、補欠選挙に奄美群島選出の県議、金子万寿夫・前県議会議長(67)を擁立する方向で調整している。
金子氏は瀬戸内町出身。1991年に県議選・大島郡区から初当選し、現在6期目。2005年から昨年3月まで県議会議長を務め、全国都道府県議会議長会長などを歴任した。
複数の県連関係者によると、短期決戦となる見通しを踏まえ、長く要職を務めた金子氏を候補者とする方針を固めたという。
民主党県連は前衆院議員の打越明司氏(55)を予定候補者に決定済み。15日の県連定期大会で必勝を掲げ、準備会を設けて態勢づくりを進めている。
青木寛代表は徳田氏の辞職について、「説明責任を果たさないままで残念。政治家として道義的、政治的責任は免れない」と言及。補選に向けて「一昨年の衆院選、昨年の参院選で大敗した党の再生に向け、議席を必ず取りに行く」と語り、他の野党との連携も視野に入れる考えを示した。
共産党県委員会も候補の擁立を目指し、3月2日に開く奄美地区委員会の会合で協議する予定。
野元徳英委員長は「辞職するには遅く、説明せずに辞めるのは二重の意味で国民を裏切っている」と批判。「憲法解釈や自衛隊の海外派遣など、安倍内閣の危険な民主主義を正面から問う。命を守る政策を訴えていきたい」と述べた。
(2014年2月25日 読売新聞)
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”自民分裂選挙でも自民が勝つ”つまらない選挙
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>>249
正確に言うと,“自民分裂選挙でも紱田が勝つ”選挙区だったんだよなあと。
海の向かいの選挙区が“自民分裂選挙でも農協が勝つ”選挙区なのと同じ。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140224/trl14022422280005-n1.htm
「もっと早く辞めるべきだ」「残念」 グループ内部から複雑な反応 徳田議員辞職表明
2014.2.24 22:26 [徳洲会事件]
記者会見を終え、目を閉じ会場を後にする徳田毅衆院議員=24日午後、衆院第1議員会館
徳田毅衆院議員が辞職願を提出したことを受け、徳洲会グループ内部では「遅すぎる」と怒りの声も上がる一方、グループ総出の選挙運動で政界に送った候補者だったこともあり、「残念だ」との声も漏れた。
「もっと早く辞めるべきだった」と語気を強めるのは新庄徳洲会病院(山形県新庄市)の笹壁弘嗣院長(56)。「当選させようと働いた多くの職員が本来受けなくていい取り調べを受けたのに、今まで逃げ隠れしていた」と憤る。
一方、徳田虎雄元衆院議員の時代から選挙に携わった東北地方の病院幹部の50代男性は「毅氏当選のためにがんばってきたので残念だが、辞職は仕方がない」と複雑な胸中も明かす。
親族らの裁判で有罪が確定すれば連座制が適用され、同一選挙区からの出馬が5年間禁止されるが、毅氏は「期待があれば政治の道を志したい」と話し、再出馬を否定しなかった。虎雄氏は関連法人社長を務めるなど今も経営に大きな影響力を持ったままだ。
「グループに変わろうとする雰囲気がない。今さら毅氏が辞めても何がどうなるわけでもない」と、関東地方の病院幹部の50代男性は冷めた様子で話した。
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>>250
徳田でした。文字化けした。
ちなみに金子県議は,過去の選挙で打越氏を支持した過去あり。@地元民放報道
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140225k0000m010096000c.html
徳田毅議員:辞職願提出 地元・鹿児島は一気に選挙モード
毎日新聞 2014年02月24日 22時02分(最終更新 02月24日 22時11分)
記者会見で議員辞職を表明する徳田毅氏=衆院第1議員会館で2014年2月24日午後2時59分、竹内幹撮影
拡大写真 徳田毅衆院議員(42)が辞職願を提出し、衆院鹿児島2区補選が4月15日告示、27日投開票の日程で実施される見込みとなった。消費増税直後の国政選挙として注目されそうだ。議席を守る側の自民は「辞表が提出されても国会手続きがある。補選の対応はそれを見極めてから」としている。野党側も慌ただしく準備を始め、地元・鹿児島は一気に選挙モードに突入する。
鹿児島2区は、鹿児島市南部や指宿市など本土側と、奄美群島の離島部から成る。有権者約28万人の約3分の1に当たる約9万5000人を離島部が占めるため、ここでの得票がカギとなる。このため、自民関係者の間では既に奄美出身のベテラン県議らの名前が取りざたされている。ただ、森山裕・県連会長は24日「今後のことは党本部や県連と協議し、速やかに対応したい」とコメントするにとどめた。
民主は過去3回、衆院選で徳田氏に敗れた打越明司氏(55)の擁立を決定。野党勢力結集のため、民主公認ではなく無所属で出馬する可能性もあるという。青木寛・県連代表は「『政治とカネ』が最大の争点。金権政治にまみれた政治風土一掃を訴えたい」。来月に予定していた選対準備会を今月開催に変更するなど、準備を加速させている。
共産の県委員会幹部も「早急に候補者を決定したい。政治とカネ、安倍政治を問う選挙にしたい」。一方、日本維新の会県総支部は「独自候補を立てるか民主と連携するか、全て白紙」としている。【山崎太郎】
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140225/trl14022508180001-n1.htm
抗戦一転、崩れた一族の結束 王朝にほころび? 徳田議員辞職表明
2014.2.25 08:13 (1/2ページ)[徳洲会事件]
議員辞職を表明した会見が終了し、会見場を後にする徳田毅衆院議員=24日午後、東京・永田町の衆院議員会館(栗橋隆悦撮影)
公職選挙法違反事件をめぐっては、起訴された徳田毅衆院議員の親族が次々と罪を認めており、連座制適用による失職が不可避な情勢となり毅氏の辞職を後押しした。昨秋から始まった捜査の段階では、グループ創設者の徳田虎雄元衆院議員が「徹底抗戦」を主張。だが、次女のスターン美千代被告(46)が起訴内容を認めたことで状況は一変した。
キーマンが次々
「今後は一人慎み、誠実に時間を過ごしたいと思います」
美千代被告は12日の最終意見陳述で自省の念を語り、深々と頭を下げた。
虎雄氏から「カネは美千代」と呼ばれた美千代被告。社長を務めていたグループ法人から、裏の選挙資金を捻出するなどカネの動きを差配した。「最重要人物の一人。否認なら、有罪獲得の障壁となる可能性もありえた」(検察幹部)。
他のファミリーや幹部も起訴内容を認め、「人は徳美(なるみ)」と呼ばれて人員管理などを担った長女、越沢徳美被告(50)も13日の初公判で謝罪。虎雄氏の妻、秀子被告(75)も28日に開かれる初公判で、起訴内容を認める見通しだ。
家族らは任意捜査の段階から逮捕段階まで、違法な選挙への関与を一貫して否定していた。虎雄氏が、昨年9月17日の特捜部の強制捜査後に、捜査に「徹底抗戦」を言及していたことが背景にあったとみられる。虎雄氏は選挙期間中も「票の買収はしていないから選挙違反には当たらない」とのメッセージを選挙事務所に伝達するなど、強硬姿勢であり続けていた。
徳洲会の構造変化?
関係者は、家族が否認から転じた理由について、(1)実刑を免れたい意向があった(2)毅氏本人への本格捜査を回避したい思惑があった−などと解説する。「ただ、正直ここまでバンザイ(容疑を認める状態)になるのは意外だった」と検察幹部は話す。
こうした状況を受け、虎雄氏は2月上旬、逮捕されたグループの病院事務局長に「各自の判断で罪状認否をしてよい。争わなくてよい」とするメッセージを伝達。強気の姿勢を崩していた。
別の検察幹部は「カネの流れを把握していた美千代被告が認めたことで、事件全体を否定することが難しくなったのではないか」と指摘。「文字通りの上意下達で、虎雄氏の意向が支配した徳洲会の構造が変化しているのかもしれない」と分析している。
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>>240 さすがです!
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20140225-OYS1T00292.htm
衆院鹿児島2区補選、自民が金子県議擁立へ
衆院鹿児島2区選出の徳田毅議員が24日、医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件を受けて提出した議員辞職願。辞職は近く許可される見通しで、県内の各政党は今後、4月実施予定の補欠選挙に向け、動きを本格化させる。
自民党県連は、補欠選挙に奄美群島選出の県議、金子万寿夫・前県議会議長(67)を擁立する方向で調整している。
金子氏は瀬戸内町出身。1991年に県議選・大島郡区から初当選し、現在6期目。2005年から昨年3月まで県議会議長を務め、全国都道府県議会議長会長などを歴任した。
複数の県連関係者によると、短期決戦となる見通しを踏まえ、長く要職を務めた金子氏を候補者とする方針を固めたという。
民主党県連は前衆院議員の打越明司氏(55)を予定候補者に決定済み。15日の県連定期大会で必勝を掲げ、準備会を設けて態勢づくりを進めている。
青木寛代表は徳田氏の辞職について、「説明責任を果たさないままで残念。政治家として道義的、政治的責任は免れない」と言及。補選に向けて「一昨年の衆院選、昨年の参院選で大敗した党の再生に向け、議席を必ず取りに行く」と語り、他の野党との連携も視野に入れる考えを示した。
共産党県委員会も候補の擁立を目指し、3月2日に開く奄美地区委員会の会合で協議する予定。
野元徳英委員長は「辞職するには遅く、説明せずに辞めるのは二重の意味で国民を裏切っている」と批判。「憲法解釈や自衛隊の海外派遣など、安倍内閣の危険な民主主義を正面から問う。命を守る政策を訴えていきたい」と述べた。
(2014年2月25日 読売新聞)
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>>255
ちばさん、少し上くらい見てから貼ろうよ
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だったね
失礼
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お前は、喫煙して「他人に迷惑をかける」から死んでくれ!!
http://www.youtube.com/watch?v=sixBUhZbJqo
車内や密室での喫煙を全面禁止!! 窓等を開けて喫煙も、全面禁止!! 煙!の匂いが、髪の毛や他に染み着く!!
屋内喫煙の全面禁止!、屋内喫煙場所は撤去!、屋内に喫煙場所は設置しない!
喫煙者の為に、灰皿を準備するな!! 喫煙を推奨してるのか!
喫煙者は、絶対に屋外喫煙!! 屋外の野天のみ!!、喫煙可能で後始末の義務化!!
喫煙者に、灰皿等の持参と後片付けを義務づけ!! 強力な罰則規定を!
全ての煙草、一律に1箱1000円へ!!
宜しく!!
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140226ddlk09010217000c.html
柏倉・衆院議員:選挙区知人に供花 公選法違反の恐れ /栃木
毎日新聞 2014年02月26日 地方版
2012年の衆院選で栃木2区(鹿沼、日光市など)から立候補し、比例代表北関東ブロックで復活当選した柏倉祐司衆院議員(44)=みんなの党=が、選挙区内の知人の葬儀に供花していたことが分かった。公職選挙法は選挙区内の有権者への供花などを含めた寄付行為を禁止しており、県選挙管理委員会は「法に違反している恐れがある」としている。
みんなの党本部によると、柏倉氏は24日に鹿沼市内で営まれた知人の葬儀に際し、秘書に「選挙でお世話になった大切な人なので、きちんと対応してほしい」という趣旨の指示をした。勘違いした秘書が、柏倉氏の役職や個人名を記載した生花を贈ったという。柏倉氏は「来賓の受け付けや駐車場の整理などを念頭に言ったが、もっと丁寧に説明するべきだった」と話しているという。【松本晃】
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http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55107
衆院鹿児島2区 徳田議員辞職で4月補選、県内政党の準備本格化
(2014 03/01 11:30)
徳田毅衆院議員の辞職に伴い4月の鹿児島2区補選が正式に決まった28日、県内の民主、共産各党は「政治とカネが争点」と気勢を上げた。与党・自民は2日の会合を皮切りに候補選定を急ぐ。
民主党県連(青木寛代表)は28日、鹿児島市で選挙対策本部の準備会初会合を開いた。党本部の馬淵澄夫選対委員長も参加し情勢や組織態勢、今後の日程などを確認した。
県連所属の元国会議員や地方議員らが約2時間協議した。当初、県連内の選対本部を早急に設ける計画もあったが、党本部が元衆院議員の打越明司氏(55)を立候補者として正式決定するのを待って設置することとした。
会合後、青木代表は「上旬には党本部の決定が出るだろう。その後直ちに県連内の選対を立ち上げたい。争点は金銭で議席を買うような『政治とカネ』の選挙風土」と述べた。
共産党県委員会は既に人選や公約策定の詰めの作業に入った。2日の奄美地区委員会党会議で方向性を決め、週明けにも発表する予定。4日に選対本部を発足させる。桂田成基書記長は「金権選挙の一掃、消費税増税が争点。全国の反自民の声を反映させる戦いになる」と力を込めた。
県議の金子万寿夫氏(67)を軸に水面下で候補選びが続く模様の自民党県連は2日、鹿児島市で執行部役員と選挙対策常任委員の合同会議を開き、候補選定の手順や流れを決める。鶴田志郎幹事長は「選考の枠組みを決めるのが先。それ以前にできることはない。県連幹部の意見を聞き方針を出す」と話した。
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>>260
応援演説にはカネにクリーンでオープンな面々を呼べばいい。
野田 前原 蓮舫あたりを呼べば自民党に勝てるぞ。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140228-OYT1T00216.htm
全総支部長を1人が兼務する民主県連…2人退任
民主党富山県連は27日、富山市内で常任幹事会を開き、第1区総支部長の村井宗明氏と第3区総支部長の朴沢宏明氏が退任したと報告した。
両氏は県連副代表も退く。1、3区とも高田一郎代表(富山市議)が暫定総支部長に就任する。高田氏は、県内全総支部の暫定総支部長を兼務することになった。
党の規定では、各小選挙区ごとの総支部長は現職国会議員か国政選への擁立が決まっている候補者が務めることになっている。
次期衆院選について、朴沢氏は出馬する意向だが、党本部が選ぶ1次公認に選ばれなかった。村井氏は出馬を明言していない。2人とも総支部長の要件を満たさないため、2月4日に党本部で退任が決まった。
前回の衆院選富山2区で、民主党は候補者を擁立しておらず、高田氏は2区の暫定総支部長も務めている。村井氏の支援者が多い第1区総支部の組織の見直しにも取り組む方針。村井氏は、県連の常任顧問に就任した。
村井氏は2009年の衆院選富山1区で、自民の現職を破った有力候補者で離党の予定はなく、党員拡大にも積極的だという。高田代表は「おそらくある時期には(出馬の)決断を下してくれるだろう」と期待を寄せた。
(2014年2月28日10時11分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/articles/ASG325DKQG32TLTB00L.html
衆院鹿児島2区補選、自民2人名乗り 9日までに一本化
2014年3月2日20時45分
徳田毅氏(42)の議員辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(4月27日投開票)に向けた自民党の候補者選考で、鹿児島県議の金子万寿夫氏(67)、元衆院議員の園田修光氏(56)の2人が党鹿児島県連に立候補する意向を示した。2日にあった県連の会議で、森山裕県連会長が明らかにした。
県連は9日までに意見を集約して候補者を絞り込み、党本部に公認申請する方針。
金子氏は鹿児島2区に含まれる奄美大島出身。保岡興治衆院議員の秘書を経て県議6期目。県議会議長を昨年まで8年務め、全国都道府県議長会長経験もある。
園田氏は1996年に衆院鹿児島2区で初当選し、衆院議員を1期務めた。前回の2012年の衆院選では、徳田氏の選対本部長を務めていた。
このほか民主党は前衆院議員の打越明司氏(55)の擁立を内定。共産党も独自候補の擁立を検討している。
徳田氏は「徳洲会」グループの公選法違反容疑事件で親族が逮捕されたのを受けて昨秋に自民党を離党、先月末に議員辞職した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20140302-OYT8T00988.htm
衆院2区補選 自民9日までに候補選定へ
自民党県連は2日、医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件に絡む衆院鹿児島2区の補欠選挙(4月27日投開票)へ向け、執行部役員と選対の合同会議を開き、党本部に公認申請する候補者を9日までに選定することを決めた。森山裕・県連会長によると、元衆院議員の園田修光氏、前県議会議長の金子万寿夫氏が立候補に意欲を示している。
合同会議には2月28日付で辞職が許可された徳田毅氏も姿を見せ、冒頭、地元選出の国会議員や県議らに「大変ご迷惑をおかけしました。2区にはまだ政治課題が残っているので、党で対応して頂きたい」と謝罪。この後、公認候補者の選考方法やスケジュールを確認した。
森山会長は、会議後の記者会見で、園田、金子両氏が立候補に意欲を示していると説明。そのうえで、「2人以外にも広く希望者を募るが、当選確実な人を選びたい」「安倍政権への評価を問う選挙になる。何としても必勝を期したい」などと語った。
県連は、県議団や鹿児島市議などの地方議員、友好団体などにも意見を求め、候補者を絞り込む方針。
(2014年3月3日 読売新聞)
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/2980-2981
↑で名前もでたのに、園田修光が出馬したがってるとは・・・
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140303ddlk46010279000c.html
選挙:衆院選・鹿児島2区補選 自民県連、2氏が立候補意思表明 金子、園田両氏軸に選定 /鹿児島
毎日新聞 2014年03月03日 地方版
徳田毅衆院議員(42)の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(4月15日告示、27日投開票)について、自民党県連は2日、県議の金子万寿夫氏(67)と元衆院議員の園田修光氏(56)を軸に公認候補を選定していくことを決めた。9日までに県連として決め、党本部の承認を得る。
2日開かれた同県連の執行部役員・選対常任委員合同会議で、森山裕・県連会長が両氏から立候補の意思表明があったことを明かし、「安倍政権となって初の衆院選挙。必ず勝てる候補を選ぶ」と述べた。
金子氏は、1991年に県議初当選。現在6期目で、昨年3月まで県議会議長を8年間務めた。園田氏は、96年衆院選で鹿児島2区から初当選したが、2000年に落選した。
また、会議の冒頭には徳洲会グループの選挙違反事件にからみ辞職した徳田氏が謝罪。会議は非公開で森山会長によると、徳田氏は「大変ご迷惑をかけた。2区には政治課題があるのでよろしく対応してほしい」と話したという。【津島史人】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140304/elc14030421090000-n1.htm
鹿児島2区補選 維新が民主擁立の打越氏支援を検討
2014.3.4 21:07
日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長は4日の記者会見で、鹿児島2区補欠選挙(4月15日告示、27日投開票)に民主党が擁立する打越明司前衆院議員(55)について、支援を検討する考えを示した。「維新内からわが党の考え方に近いのではないかという意見が出た。野党共闘の立場からそういう選択肢もあり得る」と述べた。
民主党執行部は松野氏に「民主党の公認にはこだわらず、各党が乗りやすい形で対応を考えたい」と呼びかけていた。
結いの党の江田憲司代表は4日の会見で「わが党と政策協定というものが結べるのか、打越氏の政策を見極めたい」と述べ、民主党との連携が可能かどうか検討する考えを示した。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/m20140305ddlk02010148000c.html
民主県連:田名部代表、退任へ 次期衆院選の活動専念 /青森
前衆院議員の田名部匡代・民主党県連代表(44)が、4月の県連定期大会での役員改選の際、続投せずに退任する意向を固めたことがわかった。関係者によると、次期衆院選に向け、衆院青森3区での活動に専念するためという。
田名部氏は2月28日に八戸市の事務所に系列の県議、市議を集めて退任の意向を伝えた。出席者から異論は出なかったという。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014030400623
4野党が共闘調整=打越氏、無所属出馬へ−衆院補選
民主、日本維新の会、結い、生活の野党4党は4日、衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)で打越明司元衆院議員を無所属の統一候補として擁立する方向で調整に入った。民主党は打越氏を次期衆院選の公認候補に内定しているが、補選では公認を見送る方針。
民主党は4日の常任幹事会で、補選での「野党共闘」に向けて各党と調整を進めることを確認。この後、同党幹部は「打越氏が無所属で出馬し、各党が推薦する形が一番協力しやすい」と語った。
維新の松野頼久国会議員団幹事長は同日の記者会見で、「打越氏はわが党の考え方に近いという意見が(党内から)出た。共闘の選択肢もあり得る」と説明。結いの江田憲司代表も会見で「打越氏と政策協定が結べるのか見極める」と述べた。
また、生活幹部は「打越氏支援で党内の了承を得た」と明らかにした。 (2014/03/04-21:35)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140305/kgs14030520390000-n1.htm
共産、三島氏を擁立 鹿児島2区補選
2014.3.5 20:25
共産党鹿児島県委員会は5日、衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)に党奄美地区副委員長の三島照氏(72)を擁立すると発表した。三島氏は元奄美市議。平成24年衆院選に鹿児島2区から出馬し落選した。
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http://www.news24.jp/nnn/news8724667.html
衆院2区補選 民主打越氏 無所属出馬へ
(鹿児島県)
衆議院鹿児島2区の補欠選挙民主党県連は元衆議院議員で副代表の打越明司氏を予定候補者に定め準備を進めていたが、党は公認を見送り打越さんを「推薦」する方針を固めた。党幹部らが日本維新の会や結いの党など野党各党に共闘を呼びかけ最終調整に入っている。維新の会・国会議員団の松野幹事長は4日の会見で打越氏から直接電話があったことを明かし「野党共闘の立場からもそういう選択肢もありうるのかなという感想を持っている」と前向きな姿勢を示した。結いの党江田代表は「安倍政権の信任を問う重要な選挙、積極的に関わりたい」とした上で「打越さんが無所属で出馬するならば政策協定を結べるか見極める」と話した。また社民党の吉田党首は5日午後、民主党の大畠幹事長から選挙協力の要請があったことを明かした。一方自民党は県議会議員で前議長の金子万寿夫氏と元衆議院議員の園田修光氏が立候補に名乗りをあげている。5日午後開かれた県議団の総会では県連の選対常任委員会の判断に委ねることを決めた。今月9日までに決定する方針。共産党は前回の衆院選に出馬した党奄美地区副委員長の三島照氏を擁立することを発表。3日に党本部の公認を受けた。鹿児島2区の補欠選挙は来月27日に投開票。
[ 3/5 19:52 KYT鹿児島読売テレビ]
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ま,妥当なところかと。
地元紙では,関係者の話として,園田は無所属でも出る,とあったけどまあ多分ないかと。
鹿児島2区に金子氏=自民県連
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014030900130
自民党鹿児島県連は9日、執行部役員・選対常任委員合同会議を開き、徳田毅前衆院議員の辞職に伴う鹿児島2区補選(4月27日投開票)に、新人で前県会議長の金子万寿夫県議(67)を擁立する方針を決めた。10日に党本部に公認申請する。
同補選には園田修光元衆院議員も出馬の意向を示しているが、県連は内部で話し合った結果、県会議長などの実績から金子氏が「勝てる候補」と判断したという。(2014/03/09-17:06)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014030901002140.html
自民鹿児島、衆院補選に金子氏 園田氏、無所属出馬に含み
2014年3月9日 19時28分
自民党鹿児島県連は9日、鹿児島市で幹部会合を開き、衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)に元県会議長の金子万寿夫県議(67)を擁立することを決めた。党本部に10日、公認申請する。県連会長の森山裕衆院議員は記者会見し「勝てる候補として選んだ」と述べた。
金子氏とともに出馬の意欲を示していた元衆院議員園田修光氏(56)は決定後、記者団に「今後の対応は後援会と相談して決めたい」と述べ、無所属での出馬に含みを持たせた。
補選は、医療法人「徳洲会グループ」の選挙違反事件を受けた徳田毅氏の衆院議員辞職に伴い行われる。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140310-OYT1T00423.htm
奄美の県議か元代議士か…衆院補選、保守分裂も
奄美群島出身の前鹿児島県議会議長・金子万寿夫氏(67)か、鹿児島市谷山地区などを地盤とする元衆院議員・園田修光氏(56)か。
衆院鹿児島2区の補欠選挙(4月27日投開票)で自民党県連は9日、金子氏を公認候補として党本部に申請することを決めたが、園田氏が出馬に含みを残し、保守分裂の可能性も出ている。
補選を巡っては徳田毅氏の辞職を受けて、金子、園田氏が立候補に意欲を表明した。県連は県議会や鹿児島市議会、関係団体などに意見を聴取。奄美群島や友好団体などを中心に金子氏を推す声がある一方、谷山地区や指宿市を中心に園田氏待望論が出ていた。
9日、最終選考のために執行部と選挙対策常任委員の合同会議を開いた県連は、両氏の決意表明の後、改めて関係団体からの意見を聴取。執行部が金子氏を公認候補とすることを提案し、全会一致で承認された。
ただ、園田氏は報道陣に対し、無所属での出馬にも含みを持たせた。会議後、記者会見した森山裕・県連会長は「勝てる候補で探した。わだかまりは残っていない」と強調し、園田氏が無所属で出馬した場合については、「そうなったら除名処分は免れない」とけん制した。
県連は10日、党本部に公認申請する。森山会長と並んで記者会見した金子氏は「分権型の国家を築き上げていくためになすべき事がある。地方の声を代弁したい」とし、アベノミクス効果を離島にも浸透させる決意などを語った。
(2014年3月10日12時36分 読売新聞)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140310ddp041010007000c.html
衆院選:鹿児島2区補選 自民県議擁立へ−−党県連
毎日新聞 2014年03月10日 西部朝刊
自民党鹿児島県連は9日、徳田毅氏の辞職に伴う衆院鹿児島2区の補欠選挙(4月27日投開票)で、新人で前県議会議長、金子万寿夫(ますお)氏(67)を党本部への推薦候補とすることを決めた。党本部に10日、公認申請する。
金子氏は同2区内の瀬戸内町(奄美大島)出身で現在、県議6期目。離島選出の県議として初めて議長となり、2009〜11年には全国都道府県議会議長会長も務めた。
自民党では金子氏と、元衆院議員の園田修光氏(56)が候補に名乗りを上げていた。奄美での票固めが見込めることや、金子氏の政治経験が評価された。
補選は医療法人「徳洲会グループ」の選挙違反事件で徳田氏が辞職したことに伴うもので、民主が前職の打越明司氏(55)、共産が新人の三島照(てらし)氏(72)の擁立を決めている。打越氏は野党勢力結集のため無所属での出馬も視野に入れている。
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http://373news.com/_senkyo/14/syuuin2hosen/index.php
衆院鹿児島2区補選 自民県連、金子氏擁立を決定「地方に精通、最適任」
(2014-03-10)
自民党鹿児島県連(森山裕会長)は9日、徳田毅氏の議員辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)の公認推薦候補に、県議で議長を務めた金子万寿夫氏(67)を選んだ。10日に党本部に公認申請する。森山会長は「県議や市議、友好団体などの意向も聞き、大方の意見が(金子氏推薦に)集約された。(奄美に加え)鹿児島市南部、指宿を含めて地方の事情に詳しく最適任」と述べた。
2月28日の徳田氏辞職を受け、金子氏と元職の園田修光氏(56)が名乗りを上げていた。県連は、県議団や鹿児島市議会自民4会派、友好団体への意見聴取を基に、9日の執行部役員・選対常任委員会合同会議で一本化した。
金子氏は「感謝と同時に重い責任を感じる。クリーンな選挙を実践し、しっかりと勝ち抜きたい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140311/kgs14031116270000-n1.htm
地元県議きょう公認 衆院鹿児島補選で石破幹事長
2014.3.11 11:33
自民党の石破茂幹事長は11日の記者会見で、衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)をめぐり、鹿児島県議の金子万寿夫氏(67)を11日中に公認決定する考えを示した。
同時に「消費税率が上がって地方でどう実感されるかを含め、多くの国政や地域の課題について審判をいただきたい」と述べた。
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繰り上がりは川端かね
今夏の滋賀県知事選に、民主党県連代表で衆院議員(比例近畿)の三日月大造氏(42)が
立候補に向けて関係者と調整に入ったことが10日、分かった。
三日月氏は京都新聞社の取材に、「自分がこれまでに培った経験を滋賀のために生かしたい」と語った。
党派については「確たることは言えないが、首長選挙は党を離れて無所属で戦うべきだと思っている」と述べた。
知事選をめぐって、嘉田由紀子知事(63)は進退を明らかにしていない。
民主党県連は嘉田県政の総括を続けており、誰を候補者として支援するかは決めていない。
三日月氏は大津市出身、一橋大経済学部卒。
JR西日本、松下政経塾を経て2003年に衆院滋賀3区で初当選し、現在4期目。
民主党政権で国土交通副大臣などを務めた。
知事選にはこれまでに、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が立候補を表明し、
自民党県連が推薦を決めている。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140311000011
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川端達夫が繰り上げ当選の予定。
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徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(4月15日告示、同27日投開票)に出馬する自民党公認で新人の
金子万寿夫県議は12日、県庁で記者会見し、「アベノミクス効果を地方の隅々まで行き渡らせたい。地方の声を党の
経済政策にしっかり織り込む役割を果たす」と出馬の決意を語った。
一方、打越明司元衆院議員も会見し、民主党を離党して無所属で出馬する意向を表明。
打越氏は「政治とカネを争点に訴えていく。賛同していただける方と戦っていきたい」と述べ、
民主のほか、日本維新の会など野党各党の支援を求めた。
補選には、共産党公認候補として、新人で元奄美市議の三島照氏も立候補を予定している。
時事通信 3月12日(水)17時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140312-00000087-jij-pol
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>>278
川端「三日月君。私はもう年齢的に議員が出来るのも最後だ。君はまだ若い。わかってるな?」
三日月「・・・・・・・・」
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打越氏無所属で出馬表明、衆院鹿児島2区補選
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20140313-OYS1T00218.htm
医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件に絡み、徳田毅氏の辞職に伴って実施される衆院鹿児島2区の補欠選挙(4月27日投開票)で、民主党前衆院議員・打越明司氏(55)が12日、鹿児島市内で記者会見し、民主党を離党して無所属で立候補すると表明した。
打越氏については、民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党、社民党が支援を検討しており、野党の「統一候補」との立場になりそうだ。
打越氏は記者会見で、「今回の補選は『政治とカネ』の問題が争点になる。各党の政策を超えて野党が協力して戦うべきと考えた」と強調。民主など5党に加え、みんなの党にも支援要請する考えを示した。民主党には12日、離党届を提出し、受理されたという。
補選では、自民党が前鹿児島県議会議長・金子万寿夫氏(67)、共産党が元同県奄美市議・三島照氏(72)を擁立する。
(2014年3月13日 読売新聞)
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>無所属での出馬を模索していた元衆院議員の園田修光氏は13日、東京都内で河村建夫選挙対策委員長と会い、出馬断念を伝えた。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140313-OYT1T00845.htm
民主、離党した前議員推薦…「看板隠してない」
民主党は13日、徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)に、同党を離党した前衆院議員の打越明司氏の推薦を決めた。
民主党の大畠幹事長は13日の記者会見で「(打越氏は民主党の)看板を外したが、隠してはいない」と説明した。
打越氏は13日、民主党本部で記者団に対し「無所属として多くの皆さんの受け皿になる」と述べ、野党勢力結集に期待感を示した。
一方、同補選で自民党の公認を得られず無所属での出馬を模索していた元衆院議員の園田修光氏は13日、東京都内で河村建夫選挙対策委員長と会い、出馬断念を伝えた。
自民党は前県議会議長の金子万寿夫氏を公認候補に決定している。
(2014年3月13日22時11分 読売新聞)
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みんなの党がどうでるかが焦点ですね
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http://mainichi.jp/select/news/20140314k0000m010094000c.html
衆院鹿児島2区補選:「野党統一候補」実現がカギ
毎日新聞 2014年03月13日 21時41分(最終更新 03月13日 23時56分)
最近の衆院補選の結果
拡大写真 徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(4月27日投開票)は13日、与野党対決の構図が大筋で固まった。4月の消費増税後、初の国政補選で、投票には安倍政権への評価も反映される。野党は前民主党衆院議員が民主を含む6党に推薦を要請。統一候補として出馬できるかが、今後の再編に向けた試金石になる。一方、必勝を期す与党は保守分裂を回避。自民党公認の前県議会議長を公明も推薦する見通しだ。【笈田直樹、光田宗義、飼手勇介】
◇与党は分裂回避
立候補を表明しているのは、自民公認の前県議会議長、金子万寿夫氏(67)▽無所属の前民主党衆院議員、打越明司氏(55)▽共産党公認の元同県奄美市議、三島照(てらし)氏(72)。
民主からの離党を12日に表明した打越氏は13日、民主党、日本維新の会、みんなの党、結いの党、生活の党、社民党の幹部と個別に会談。打越氏は記者団に「完全な無所属で、できる限り多くのみなさんの支援を頂くため各党に推薦をお願いした」と語った。民主は推薦を決定。生活、社民も推薦の見通し。維新、結いも前向きだ。みんなは消費増税の凍結で一致できなければ推薦しない構え。
打越氏は昨年12月、民主の次期衆院選公認候補に内定していた。民主の大畠章宏幹事長は記者会見で、打越氏の離党について「維新や結いも力を入れてやるというので、環境を整えるために本人が判断した」と説明。野党共闘を優先し、本人の意向を認めざるを得なかった事情をうかがわせたが、民主党内には「離党まですることはなかった」(幹部)と複雑な感情もくすぶる。
一方、与党は自民党の石破茂幹事長と河村建夫選対委員長が13日、同補選で無所属での出馬を検討していた園田修光元同党衆院議員(57)と東京都内で会談。園田氏は「今回は出馬しない」と伝え、保守分裂を免れた。
与党は「ねじれ解消後、初の国政選挙で、消費増税など多くの国政上の課題がある」(石破氏)として補選を政権への「審判」と位置付ける。
ただ、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件を受け辞職した徳田氏は、もともと自民公認で当選しており、同党には「逆風」への警戒感も強い。候補一本化のしこりを懸念する声も出ている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140228-OYT1T00216.htm?from=navr
全総支部長を1人が兼務する民主県連…2人退任
民主党富山県連は27日、富山市内で常任幹事会を開き、第1区総支部長の村井宗明氏と第3区総支部長の朴沢宏明氏が退任したと報告した。
両氏は県連副代表も退く。1、3区とも高田一郎代表(富山市議)が暫定総支部長に就任する。高田氏は、県内全総支部の暫定総支部長を兼務することになった。
党の規定では、各小選挙区ごとの総支部長は現職国会議員か国政選への擁立が決まっている候補者が務めることになっている。
次期衆院選について、朴沢氏は出馬する意向だが、党本部が選ぶ1次公認に選ばれなかった。村井氏は出馬を明言していない。2人とも総支部長の要件を満たさないため、2月4日に党本部で退任が決まった。
前回の衆院選富山2区で、民主党は候補者を擁立しておらず、高田氏は2区の暫定総支部長も務めている。村井氏の支援者が多い第1区総支部の組織の見直しにも取り組む方針。村井氏は、県連の常任顧問に就任した。
村井氏は2009年の衆院選富山1区で、自民の現職を破った有力候補者で離党の予定はなく、党員拡大にも積極的だという。高田代表は「おそらくある時期には(出馬の)決断を下してくれるだろう」と期待を寄せた。
(2014年2月28日10時11分 読売新聞)
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>>287は既出でした(>>262に自分で貼っていた)。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031600091&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
2014年3月16日(日)
ホーム > 政治・行政 > 指定記事
衆院補選、候補者を公募=山本参院議員
山本太郎参院議員(無所属)は16日、鹿児島市内で行われた反原発集会であいさつし、衆院鹿児島2区補選(4月15日告示、同27日投開票)の独自候補擁立に向けて、公募を開始する方針を明らかにした。山本氏は新党結成についても言及。今週にも記者会見し、詳細を説明すると述べた。 (2014/03/16-15:47)
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>>289
向原祥隆(県知事選次点)でも出すのだろうか。
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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20140317-OYS1T00203.htm
「徳洲会票」動き見えず、鹿児島2区補選
町の中心部に立つ徳之島徳洲会病院(中央、鹿児島県徳之島町で)
医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件に絡み、徳田毅氏(42)の辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(4月15日告示、27日投開票)の告示まで1か月。自民、共産両党の各公認候補、民主党など複数野党が推す無所属候補による選挙戦が見込まれるが、奄美群島に絶大な影響力を持つ「徳洲会票」に動きが見えない中、かつて「戦争」と呼ばれた島の選挙は大きく変わりそうだ。
■虎雄氏の意向
「補選はどのように対応しますか」
2月下旬、毅氏の父で徳洲会を一代で築いた徳田虎雄・前理事長(76)の側近が、神奈川県内の病院を訪れた。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で入院している虎雄氏の意向を確認するためだ。
体を動かすことも、言葉を発することもできない虎雄氏は、眼球を動かし、文字盤を使って意思を伝える。しかし、側近の質問を聞いても、ぎょろりとした目は動かなかった。「今回は動くなということだな」。側近はそう理解した。
(2014年3月16日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/articles/ASG3J5GQDG3JTLTB00F.html
山本太郎氏が反原発候補「擁立」へ 衆院鹿児島2区補選
2014年3月16日20時31分
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山本太郎参院議員(無所属)は16日、徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(4月15日告示、27日投開票)に、川内原発の再稼働反対を主張する候補者を公募し、独自に擁立する考えを明らかにした。
この日、鹿児島市であった川内原発再稼働に反対する市民集会であいさつし、「本当に原発を止める気概を持った候補者、政党が出てきますか。鹿児島2区に候補者を立てます」と述べた。近く募集条件を発表、山本議員が面接して決めるという。
同補選には自民新顔の金子万寿夫氏(67)、共産新顔の三島照氏(72)、無所属前職の打越明司氏(55)の3氏が立候補を表明している。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031800609
幸福実現党が新人擁立=鹿児島2区補選
政治団体「幸福実現党」は18日、徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(4月27日投開票)に新人で同党県本部副代表の松沢力氏(32)を擁立すると発表した。(2014/03/18-15:38)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031800390
維新、打越氏を推薦へ=鹿児島補選
日本維新の会国会議員団は18日の役員会で、衆院鹿児島2区補欠選挙(4月15日告示、同27日投開票)に無所属で立候補する打越明司元衆院議員を推薦する方針を決めた。近く持ち回りの執行役員会を開き、正式に決定する。(2014/03/18-12:36)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031700688
生活が打越氏推薦=鹿児島2区補選
生活の党は17日の幹事会で、衆院鹿児島2区補選(4月27日投開票)に無所属で立候補する打越明司元衆院議員を推薦することを決めた。(2014/03/17-18:16)
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1390309210/36
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/245815/
山本太郎議員「新党ひとりひとり」を結党
2014年03月18日 10時45分
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埼玉12区に本多氏=次期衆院選公認候補−民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031900759
民主党は19日の常任幹事会で、次期衆院選埼玉12区の公認候補として元職の本多平直氏(49)を内定した。(2014/03/19-17:39)
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http://news24.jp/nnn/news8883858.html
衆院候補者調整「党本部が全責任」
(山梨県)
自民党の石破茂幹事長が23日来県し、衆院山梨選挙区の減少に伴う候補者調整について「党本部で全責任を負う」と、決定への理解を求めた。
石破幹事長は甲府市で開かれた自民党の県連大会で講演し、衆院山梨選挙区減(3→2)に伴う候補者調整について、都知事選や豪雪対応で協議が遅れている経緯を説明した。その上で「全責任を持って党本部で決定する」と5回繰り返し、「決まった際は決定通り3人が3人、国のために働けるよう力を貸してほしい」と理解を求めた。この後、石破幹事長は調整の時期について「いつとは言えないができるだけ早くしたい」とした。
[ 3/23 19:06 山梨放送]
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20140324-OYT1T00216.htm
衆院山梨選挙区での調整遅れ、石破幹事長が陳謝
定数が3から2に削減される衆院山梨選挙区の新しい区割りでの自民党の候補者調整を巡り、同党の石破幹事長が23日、山梨県昭和町で開かれた同党県連大会のあいさつの中で調整遅れを陳謝し、「いつまでもこういう状態をひっぱっておいて良いはずもない。党本部の責任で決定する」と述べ、近く候補者決定を行う考えを示唆した。
同党には、1区選出の宮川典子氏、2区が地盤の堀内詔子氏(比例)、3区が地盤の中谷真一氏(比例)の3人の衆院議員がおり、新しい二つの小選挙区の候補者選びが課題になっている。
石破幹事長は講演後、報道陣に対し、山梨のほか福井など他の4県でも候補者調整が進んでいることに触れ、「他の進捗状況も見ながら、なるべく早く決めたい」と言及。調整で漏れた候補者の参院へのくら替えの可能性については「いろんな選択肢があるが、総合的に党が責任を持って決める」と述べるにとどめた。
(2014年3月24日10時46分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20140323-OYT8T00758.htm?from=popin
新区割り 自民・衆院候補、近く決定か
定数が3から2に削減される衆院山梨選挙区の新しい区割りでの自民党の候補者調整を巡り、同党の石破幹事長が23日、昭和町で開かれた同党県連大会のあいさつの中で調整遅れを陳謝し、「いつまでもこういう状態をひっぱっておいて良いはずもない。党本部の責任で決定する」と述べ、近く候補者決定を行う考えを示唆した。
同党には、1区選出の宮川典子氏、2区が地盤の堀内詔子氏(比例)、3区が地盤の中谷真一氏(比例)の3人の衆院議員がおり、新しい二つの小選挙区の候補者選びが課題になっている。
石破幹事長は講演後、報道陣に対し、山梨のほか福井など他の4県でも候補者調整が進んでいることに触れ、「他の進捗状況も見ながら、なるべく早く決めたい」と言及。調整で漏れた候補者の参院へのくら替えの可能性については「いろんな選択肢があるが、総合的に党が責任を持って決める」と述べるにとどめた。
(2014年3月24日 読売新聞)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140327ddp041010023000c.html
衆院選:鹿児島2区補選あと1カ月 鍵握る奄美票 自民「政権の信任投票」 「政治とカネ」野党結集
毎日新聞 2014年03月27日 西部朝刊
徳田毅前衆院議員(42)の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選の投開票(4月27日)が1カ月後に迫った。消費増税後の初の国政補選で、与野党対決の構図となる見通し。自民党はアベノミクスなどを含めて「安倍政権への信任投票」と強気の姿勢をみせる。一方、徳田氏を支援した医療法人「徳洲会」グループの公選法違反事件が発端だけに、野党側は「政治とカネ」の問題を突くことで結集する。【内田久光】
「事件で多くの徳洲会職員が事情聴取を受けた。組織として動くなんてありえない」
徳田氏と父虎雄元衆院議員(76)=徳洲会前理事長=の親子2代の選挙を長年支えた徳洲会関係者の男性は、2人の写真が壁に並ぶ鹿児島市の仕事場で「今回は暗黙の自主投票」とつぶやいた。
2006年に入党した徳田氏を09年、12年と公認してきた自民。今回は徳田家が地盤とした奄美大島出身で前県会議長の金子万寿夫氏(67)を擁立し、議席死守を目指す。
中選挙区制時代に唯一の1人区だった奄美群島区は、虎雄氏が初出馬した1983年以降、自民の保岡興治元法相(74)との「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれる激しい選挙戦を展開してきた。「選挙は第4次産業」と皮肉られるほど現金が飛び交い、選挙違反が横行して徳洲会事件を起こす土壌が生まれた。
奄美群島には徳洲会の医療・福祉施設が約40。従業員は1000人超といわれ、自民関係者は「徳洲会が動かなければ投票率は下がる。前回のように6万票以上の大差をつけて勝つのは無理だ」と渋い表情を見せる。鹿児島2区は奄美群島▽鹿児島市谷山地区▽指宿市−−に大別され、徳洲会による高い投票率に支えられてきた奄美群島は自民にとって当落の鍵を握るからだ。
奄美は基幹産業のサトウキビや大島紬(つむぎ)の低迷で地域経済の疲弊が激しい。金子氏の陣営幹部は「安倍政権は長期になるとのイメージだ。野党が当選して奄美のために何ができるのかという有権者心理がある」と余裕もみせ、「接戦でなければ政権への信任といえる」と予防線を張ることも忘れない。
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>>301
民主は離党して無所属で出馬予定の前衆院議員、打越明司氏(55)を推薦。生活の党、日本維新の会、結いの党、社民党との5党共闘態勢を敷く。民主県連幹部は「補選の原因になった『政治とカネ』こそが最大の争点。政権の信任投票は問題のすり替えだ」と主張し、「奄美で自民が得票を減らせば本土で逆転できる」と、やはり「奄美」を注目する。
だが、各党とも地方組織が弱く、どこまで共闘が機能するかも未知数だ。打越氏は「幅広い人々の受け皿になりたい」と草の根で選挙戦に挑む方針で、関係者は「自民が圧勝したら安倍政権の暴走が止まらなくなる」と懸命になっている。
共産党は元奄美市議の三島照氏(72)を擁立。原発再稼働や消費増税などで政権批判を繰り広げる。
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次期衆院選、福井氏は比例へ=定数減で自民高知県連
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014032900285
自民党高知県連は29日の常任総務会で、区割り変更に伴って定数減となる次期衆院選に関し、高知1区支部長に中谷元氏(現高知2区)、2区支部長に山本有二氏(同3区)を選任した。現1区の福井照氏は比例に回る。4月6日の県連大会で報告後、党本部に上申する。
県連によると、定数減の対象となった福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県で候補者調整が付いた初のケースという。高知県連は福井氏を比例代表四国ブロックの名簿順位1位にするよう求める方針。
衆院小選挙区を「0増5減」して区割りを変更する改正公職選挙法が昨年6月に成立したのを受け、5県で定数1が削減される。(2014/03/29-19:13)
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自民・福井照衆院議員、比例へ 定数是正で調整
http://www.asahi.com/articles/ASG3Y4QVZG3YPLPB00G.html?iref=comtop_list_pol_n01
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衆院定数の「0増5減」を受け、自民党高知県連は29日の常任総務会で、福井照氏(60)=高知1区=を次の衆院選で比例四国ブロックの名簿1位の候補者として党本部に申請することを決めた。同県内の3小選挙区は自民党が独占しているが、次回以降は2に減るため対応を迫られていた。
ほかに福井、山梨、徳島、佐賀の4県で同様に小選挙区が1ずつ減るが、候補者調整が決まるのは初めて。4月6日の高知県連大会で正式に決定する。
福井氏は文部科学副大臣などを歴任し、現在5期目。中谷元・元防衛庁長官(56)=高知2区=と山本有二・元金融相(61)=同3区=はいずれも8期目で、福井氏は当選回数が少ないことなどを理由に比例に回る考えを事前に示していたという。
この日の会合では、中谷氏が新1区、山本氏が新2区から立候補することも決まった。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140331ddlk36010360000c.html
選挙:衆院選 民主の新1区立候補、仙谷・仁木両氏とも意向 /徳島
毎日新聞 2014年03月31日 地方版
衆院選の1票の格差是正に伴って区割りが改定された衆院新1区で、民主党旧1区総支部長の仙谷由人元官房長官(68)と旧3区総支部長の仁木博文前衆院議員(47)の両氏ともに、次期衆院選に立候補する意向を示していることが30日、同党県連幹部への取材で分かった。また、県連は同日、徳島市内のホテルで開いた幹事会で、新1区の暫定総支部長に県連代表で元副文部科学相の高井美穂前衆院議員(42)を、総支部長代行に仙谷、仁木の両氏を充てることを決めた。近く党本部常任幹事会に上申する。
一方、県連は15年春の統一地方選の選挙対策本部を同日付で設置した。選対本部長には高井氏が就任。組織体制などについては高井氏に一任された。【立野将弘】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014040100840
山本太郎氏、衆院鹿児島2区補選に新人擁立
山本太郎参院議員は1日、鹿児島市内で会見し、徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補欠選挙(15日告示、27日投開票)に、新人で介護福祉士の有川美子氏(42)を自らが代表を務める政治団体「新党ひとりひとり」から擁立すると発表した。山本議員はこれまで、同補選での独自候補擁立に向けて公募を行っていた。 (2014/04/01-15:56)
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衆院2区補選に有川美子さん出馬表明 [04/01 19:05]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014040100002069
2週間後の今月15日に告示、27日に投票が行われる衆議院鹿児島2区補欠選挙で、立候補予定者を公募していた山本太郎参議院議員は1日、自身が代表を務める政治団体「新党ひとりひとり」から、鹿児島市の介護福祉士、有川美子さんを擁立すると発表しました。有川美子さんは鹿児島市の介護福祉士で42歳。応募した8人の中から選ばれたもので、山本太郎参議院議員が代表を務める政治団体「新党ひとりひとり」の公認候補として出馬します。川内原発再稼働阻止のほか、福祉・介護事業者の報酬引き上げで福祉介護分野を経済成長の柱にすること、消費税増税廃止に向けて、当面は生活必需品を非課税にすることなどを訴えています。衆議院鹿児島2区補欠選挙には、ほかに自民党新人の金子万寿夫さん、無所属元職の打越明司さん、共産党新人の三島照さん、幸福実現党新人の松澤力さんの4人が立候補を表明しています。
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http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55878
衆院鹿児島2区補選 反原発の山本氏、有川氏を擁立
(2014 04/02 09:00)
15日告示の衆院鹿児島2区補欠選挙で、原発再稼働反対などを訴える候補者を公募していた山本太郎参院議員は1日、代表を務める政治団体「新党ひとりひとり」から新人で介護福祉士の有川美子(よしこ)氏(42)=鹿児島市=を擁立すると発表した。
県庁で立候補を表明した有川氏は川内原発再稼働反対、消費増税に対応する生活必需品の非課税化といった政策を挙げ「暮らしをよくしようという市民目線の政治を実現する」と主張。介護・福祉分野を経済成長の柱に据えるべきだと訴えた。
会見に同席した山本氏は「市民からの寄付とボランティアで勝ちに行く。それが政治とカネの問題を解決する形だ」と述べた。
有川氏は鹿児島市生まれで、祖父母が奄美大島出身。鹿児島南高校を卒業後、東京の信用金庫勤務を経て、2011年鹿児島市の医療法人三州会に入社。2区補選の立候補に伴い14年3月31日に退社した。
補選には、自民新人の金子万寿夫氏(67)、無所属元職の打越明司氏(55)、共産新人の三島照氏(72)、政治団体・幸福実現党新人の松沢力氏(31)が既に立候補を表明。ほかに、龍郷町在住の40代男性が無所属での立候補を模索している。
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>>308
>ほかに、龍郷町在住の40代男性が無所属での立候補を模索している。
衆院補選、碩利昭さんが立候補表明 [04/02 18:42]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014040200002085
今月15日告示、27日投票の衆議院鹿児島2区補欠選挙に、龍郷町の碩利昭さんが立候補を表明しました。記者会見で、立候補の理由を、選挙の争点が分かりずらいとした碩さんは、さらに「選挙にお金がなければ立候補できない仕組み。お金があるほうが有利に選挙ができる。選挙がフェアでない」と話しました。碩利昭さんは、龍郷町の自営業で46歳。脱原発の活動を続けていますが、核廃棄物の処理や、原発の廃炉の方法などが確立された場合は再稼動も否定しないと語り、特定の政党や団体などの支援は受けないとしています。衆議院鹿児島2区の補欠選挙には、このほか自民党新人の金子万寿夫さん、無所属元職の打越明司さん、共産党新人の三島照さん、幸福実現党新人の松澤力さん、新党ひとりひとりの新人有川美子さんの5人が立候補を表明しています。
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http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55899
衆院鹿児島2区補選 無所属・碩氏が立候補表明
(2014 04/03 09:00)
龍郷町赤尾木の自営業、碩(せき)利昭氏(46)は2日、奄美市内で記者会見し、15日告示の衆院鹿児島2区補欠選挙に無所属で立候補することを表明した。
碩氏は補選のきっかけとなった徳洲会グループの公選法違反事件に触れ、「金のかからない選挙」を主張。政策面では環境と調和した暮らしの実現を挙げた。
碩氏は奄美市出身で奄美高校卒。都内の専門学校を経て、理容師として働き、2010年に帰郷。11年の奄美市議選に立候補し落選した。13年からは食料品の移動販売をしている。
2区補選では、これまで自民新人の金子万寿夫氏(67)、無所属元職の打越明司氏(55)、共産新人の三島照氏(72)、政治団体・幸福実現党新人の松沢力氏(31)、政治団体・新党ひとりひとり新人の有川美子氏(42)が立候補を表明しており、碩氏で6人目。小選挙区制度による衆院選が実施された1996年以降、補選も含めて1選挙区6人は、県内では最多となる。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140409/stt14040913500006-n1.htm
「0増5減」による候補調整急ぐ 自民執行部、次期衆院選などにらむ
2014.4.9 13:48 [自民党]
自民党の石破茂幹事長と河村建夫選対委員長らは9日、党本部で選対幹部会合を開き、山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県で衆院小選挙区定数が減る「0増5減」措置に伴う候補者調整を急ぐ方針を確認した。次期衆院選や来年春の統一地方選をにらみ、新たな区割りで候補者を確定させて地元活動を速やかに始める必要があると判断した。
対象県のうち、高知では福井照氏(高知1区)を、次期衆院選で比例代表に回す方向だ。佐賀は保利耕輔元自治相(佐賀3区)の政界引退が決まっているが、候補者調整が続いている。ほかの3県も党本部や県連が候補者選定を進めている。
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>>311
高知は参院空いてるからそこに入れればいいのに。逃げ場無しの徳島こそ比例四国だろう。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140410ddlk46010665000c.html
選挙:衆院選・鹿児島2区補選 打越氏支援せず、社民は自主投票 /鹿児島
毎日新聞 2014年04月10日 地方版
徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(15日告示、27日投開票)について、社民党県連は9日、自主投票とすることを決めた。
既に民主、日本維新の会、結い、生活の野党4党が、民主党を離党した打越明司・前衆院議員(55)への「推薦」を決めている。
しかし社民党県連はこの日の会合で「(打越氏が)原発再稼働について明確に反対姿勢ではない」との意見が根強く、自主投票になったという。【柳瀬成一郎】
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小選挙区制導入で96年から保岡氏が鹿児島1区に転出し、「戦争」は一応落ち着いた。だが、虎雄氏の後継の毅氏が2006年に自民入りした後も、首長選で双方が対立するなど火種はくすぶる。
2月下旬、金子氏の地元の奄美大島・瀬戸内町の町議長が自民党を離党。毅氏を支援してきた議長は「どうしても投票用紙に『金子』と書けない。同じように悩む島民は多い」と話す。
徳洲会は事件を受け、「今回は特定候補を推さない」方針を決めた。選挙違反があったとはいえ、前回衆院選での毅氏の奄美群島での得票率は82%。自民党県連関係者は「このうち金子氏にどれだけ引き継がれるか読めない」と困惑する。
元衆院議員打越明司氏(55)は民主党を離党して無所属で立候補する。関係者によると、無所属としたのは徳洲会票を取り込む狙いもあるという。ただ、毅氏と衆院選で3度戦っており、奄美大島の徳洲会関係者は「『徳洲会票』は行き場を失っている。棄権や白票、『徳田毅』と書く無効票が増える」と推測した。
補選には共産党の三島照氏(72)、政治団体・幸福実現党の松沢力氏(31)も立候補を表明している。
=2014/03/28付 西日本新聞朝刊=
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衆院鹿児島2区補選(15日告示、27日投開票)の告示を間近に控えた5、6日の休日、国会議員や芸能人の応援が相次ぎ、立候補予定者の各陣営は選挙本番さながらの前哨戦を展開した。ただ、聴衆の反応はいまひとつで、低投票率を懸念する声も上がった。
自民党新人の金子万寿夫氏(67)は、奄美大島と喜界島を遊説した。同行した元法相の保岡興治衆院議員は各会場で「奄美は一つという思いで取り組もう」と述べ、群島民一丸となった支援を呼び掛けた。
共産党副委員長の小池晃参院議員は鹿児島市谷山のホールで演説。川内原発再稼働や解釈改憲を目指す安倍政権を「ブレーキが利かず右しか向かない車」と批判し、同党新人の三島照氏(72)への支持を訴えた。
無所属元職の打越明司氏(55)には、民主党から前首相の野田佳彦衆院議員や蓮舫参院議員が駆けつけた。野田前首相は同市和田の街頭で「徳洲会事件の反省もなく候補を出すべきでない」と自民党を批判した。
政治団体「新党ひとりひとり」の新人有川美子氏(42)は、山本太郎参院議員と鹿児島市や奄美市で演説。政治団体「幸福実現党」の新人松沢力氏(31)は、女優小川知子さんの鹿児島市での催しに参加した。無所属新人の碩利昭氏(46)も奄美市内で演説した。
買い物のついでに演説を聴いた鹿児島市谷山中央2丁目の飲食店勤務の男性(56)は「消費税増税による売り上げ減の不安でみんな選挙どころではない。投票率は下がるのではないか」と話した。
=2014/04/07付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/kyushu_senkyo/article/81596
【衆院鹿児島2区補選】「徳洲会」票どこへ 消えぬ保徳戦争のしこり
2014年03月28日(最終更新 2014年04月11日 20時34分)
支持者と気勢を上げる鹿児島2区の立候補予定者(手前右から2人目)。短期決戦は前哨戦も本格化してきた=25日夜、鹿児島市内
写真を見る
医療法人・徳洲会グループをめぐる公職選挙法違反事件に端を発した衆院鹿児島2区補選は、4月27日の投開票まで1カ月を切った。焦点の一つが、辞職した徳田毅氏(自民党を離党)の父虎雄氏の代から、奄美群島を拠点に「集票マシン」として父子を支えた徳洲会支持層の動向だ。今回、自民党が公認したのは、虎雄氏と激しく争った政敵の元秘書。しこりが今も残る上に、事件で会が組織的に動けない中、投票率低下を懸念する声もある。
「(徳洲会支持層からも)支援をいただけると考えている」。16日、奄美大島のホテル。自民党県連は、公認候補となる前県議会議長金子万寿夫氏(67)の後援組織発足の記者会見を開いた。徳洲会系の県議も出席させて陣営の一枚岩ぶりを強調してみせたが、居合わせた地元町議は「しこりは消えていない」と漏らした。
奄美では、旧奄美群島区時代の1983年に虎雄氏が初出馬して以来、自民党の保岡興治衆院議員と「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれる激しい選挙を展開。有権者は二分され、買収、尾行、監視が横行した。各島に病院や医療施設を持つ徳洲会は、職員や患者がフル回転して創設者の虎雄氏を支援。その渦中、金子氏は90年まで保岡氏の秘書を務めた。
小選挙区制導入で96年から保岡氏が鹿児島1区に転出し、「戦争」は一応落ち着いた。だが、虎雄氏の後継の毅氏が2006年に自民入りした後も、首長選で双方が対立するなど火種はくすぶる。
2月下旬、金子氏の地元の奄美大島・瀬戸内町の町議長が自民党を離党。毅氏を支援してきた議長は「どうしても投票用紙に『金子』と書けない。同じように悩む島民は多い」と話す。
徳洲会は事件を受け、「今回は特定候補を推さない」方針を決めた。選挙違反があったとはいえ、前回衆院選での毅氏の奄美群島での得票率は82%。自民党県連関係者は「このうち金子氏にどれだけ引き継がれるか読めない」と困惑する。
元衆院議員打越明司氏(55)は民主党を離党して無所属で立候補する。関係者によると、無所属としたのは徳洲会票を取り込む狙いもあるという。ただ、毅氏と衆院選で3度戦っており、奄美大島の徳洲会関係者は「『徳洲会票』は行き場を失っている。棄権や白票、『徳田毅』と書く無効票が増える」と推測した。
補選には共産党の三島照氏(72)、政治団体・幸福実現党の松沢力氏(31)も立候補を表明している。
=2014/03/28付 西日本新聞朝刊=
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140411ddm005010091000c.html
選挙:衆院選・鹿児島2区補選 与党、増税批判を警戒 野党「政治とカネ」で共闘
毎日新聞 2014年04月11日 東京朝刊
徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(27日投開票)が15日、告示される。消費増税後では初の国政選挙で、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件を受け、「政治とカネ」の問題にも厳しい視線が注がれる。野党は、民主を含む4党が前民主党衆院議員を推薦する共闘態勢を仕立てたが、票の掘り起こしに苦戦。与党は、自民党公認の前県議会議長を公明が推薦し、必勝の態勢で臨む。【内田久光、光田宗義】
「選挙違反はあってはならない。今後も努力する。政治とカネは争点にはならない」。自民党鹿児島県連会長の森山裕衆院議員は10日、東京都内で記者団にこう強調した。今回の補選は同党を離党した徳田毅前衆院議員の辞職が発端。政府・与党は「政治とカネ」の争点化を避けようと懸命だ。
さらに安倍晋三首相は、4月に実施された消費増税への不満から政権批判が高まる展開を警戒。増税後初の国政選挙の位置づけを問われた森山氏は「いろいろな見方ができる」と述べるにとどめた。
自民党は石破茂幹事長らの調整で保守陣営の分裂を回避。同党公認の金子万寿夫氏は公明党の推薦も受ける。ただ、徳田氏の支持組織だった医療法人「徳洲会」が、事件の影響で「動きが取れない」(自民県連幹部)のが不安要素だ。河村建夫選対委員長は3月末の金子氏の事務所開きで「鹿児島の党支持率は決して低くないが、アリの一穴という言葉もある」と引き締めた。
◇社民、みんな離反
「打越氏は幅広い人々の受け皿になりたいから、選挙戦での主張の大半は『政治とカネ』になる」。民主党を離党した無所属の打越明司前衆院議員の陣営の民主党県議は、狙いをこう説明する。
打越氏は民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の4党が推薦している。与党の失策を好機ととらえた民主党の大畠章宏幹事長らが当初、打越氏を野党統一候補として擁立しようと画策したが、打越氏は無党派層を取り込もうと離党。民主党はメンツをつぶされる形となったが、「政治とカネ」の問題に集中することで何とか4党連携の体裁を整えた。
ただ、政策を後回しにしたことで、社民党やみんなの党の離反を招いた。鹿児島2区は、優先審査対象として今夏にも再稼働が見込まれる九州電力川内原発(薩摩川内市)に近い。脱原発を掲げる社民党は10日、打越氏は再稼働を容認する姿勢を示しているとして、常任幹事会で自主投票を決定。消費増税に反対のみんなも、現職時代に消費増税法案に賛成した打越氏と考えが異なるため、支援を見送った。
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◇予想される顔ぶれ
金子万寿夫 67 前県議長 自新=[公]
打越明司 56 前衆院議員 無元=[民][維][結][生]
三島照 72 前奄美市議 共新
有川美子 42 介護福祉士 諸新
松沢力 32 元会社員 諸新
碩利昭 46 自営業 無新
※年齢は投開票日時点
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140413ddlk40010219000c.html
選挙:次期衆院選 民主県連、8区の山本氏を4区くら替えへ /福岡
毎日新聞 2014年04月13日 地方版
民主党福岡県連は12日の常任幹事会で、前回衆院選の福岡8区(飯塚市など)で落選した山本剛正氏(42)を、福岡4区(宗像市など)の総支部長として党本部へ推薦することを決めた。党本部が決定すれば、次期衆院選で同4区の公認候補予定者に内定する。
前回の福岡4区は党公認の岸本善成氏(39)が落選した。藤田一枝・県連幹事長は、山本氏のくら替えの理由について「山本さん本人の非常に強い希望」と説明した。【中山裕司】
〔福岡都市圏版〕
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太郎ちゃん相手じゃ勝てないっすよ ってことか
福岡4区
当 宮内秀樹(50)自民 新 86,039票
当比河野正美(51)維新 新 42,319票
岸本善成(38)民主 新 31,432票
古賀敬章(59)未来 前 17,237票
新留清隆(57)共産 新 11,946票
吉冨和枝(53)諸派 新 3,543票
福岡8区
当 麻生太郎(72)自民 前 146,712票
山本剛正(40)民主 前 46,213票
新井高雄(63)共産 新 21,678票
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140413ddp041010011000c.html
現場発:衆院鹿児島2区補選、15日告示 徳洲会票が行方を左右 どう流れる?期待寄せる各陣営
毎日新聞 2014年04月13日 西部朝刊
徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選(27日投開票)は15日、告示される。医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件が発端となった選挙で、「政治とカネ」を争点化したい野党に対し、徳田氏を公認した責任の追及をかわしたい自民。だがともに意識するのは、当落を左右しかねない“徳洲会票”の動向だ。【内田久光、津島史人、神田和明】
「若き友人の徳田毅君が大きな決断で議員辞職した。カラスが鳴かない日はあっても、徳田君が奄美を語らない日はなかった」。約6万4000人が暮らす鹿児島県奄美大島。12日、島出身で前県議会議長の自民新人、金子万寿夫氏(67)の応援演説に訪れた同党の石破茂幹事長が持ち上げたのは、補選の要因をつくり、離党した徳田氏だった。
徳洲会は徳田氏の父虎雄氏(76)が興した日本最大級の民間医療グループだ。虎雄氏は奄美が地盤の元衆院議員。奄美大島や徳之島など奄美群島にはグループの医療・福祉施設が約40あり、従業員だけでも1000人を超すと言われる。患者や出入り業者ら関係者を含めれば「徳洲会票」は倍々に膨らむ。地盤を受け継いだ次男の毅氏はこの票をバックに2009年と12年の2回、いずれも10万票以上を得て圧勝した。
その徳田氏の後継となった金子氏だが、期待する徳洲会票を読み切れない事情がある。金子氏が秘書として仕えた保岡興治元法相(74)と虎雄氏は中選挙区制時代に唯一の1人区だった奄美群島区で、買収などの選挙違反が絶えない「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれる激しい選挙戦を繰り広げた。奄美地区で徳田氏の選挙に長年関わった徳洲会関係者は「『保徳戦争』での恨みから、金子氏に拒否感を持つ徳田派の人は少なくない」と言う。
こうした金子陣営の弱点を突いて「政治とカネ」を争点化し、野党共闘を図ろうというのが、民主を離党した無所属元職の打越明司氏(56)の作戦だ。12日、応援のため鹿児島市入りした民主党の海江田万里代表も「県民が金権選挙を許すのか、汗まみれの打越さんを選ぶのかが問われている」と強調。徳田氏の後継で、しかも「保徳戦争」のもう片方の当事者側でもあった金子氏を暗に批判した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140415ddg041010006000c.html
衆院選:鹿児島2区補選 告示 乏しい政策論争 有権者、しらけムードも
毎日新聞 2014年04月15日 西部夕刊
徳洲会グループの選挙違反事件をきっかけにした衆院鹿児島2区補選が告示された。消費増税後初の国政選挙として注目を集めるが、「政治とカネ」を争点化したい野党候補とそれを避けようとする与党候補との間で具体的な政策論争はなく、増税の是非も置き去りにされたまま。離島や過疎地を抱え、「アベノミクス」による景気回復の実感が乏しい選挙区で、負担感だけが増す有権者にはしらけムードも漂う。【内田久光、津島史人、柳瀬成一郎】
「失われた政治への信頼を取り戻したい」。民主など野党4党が推す無所属前職の打越明司氏(56)は第一声のほとんどを、選挙違反事件への批判に費やした。出馬を決めた際に離党したが、それまでは与党時代に3党合意で消費増税を決めた民主党に在籍していた経緯があるだけに打越氏にとって消費税はもろ刃の剣だ。
一方、自民新人の金子万寿夫氏(67)は第一声で「安倍政権の取り組みで国全体に躍動感が出ている」と「アベノミクス効果」を強調。消費増税は福祉の充実を掲げて決まったが、「人生が安定して設計できるようになった」とさらりと言及したのみ。訴えを聞いた鹿児島市の主婦、生田愛さん(29)は「もう少し触れても良いのに」と首をかしげた。
鹿児島2区は鹿児島市南部や指宿市、奄美群島などで構成。有権者からは「都会の大企業などと違って給料が上がるわけでもなく、アベノミクスの実感はない」といった声が聞こえてくる。奄美市で雑貨店を営む70代女性は「消費税を払うのがやっとの中小零細業者は運転資金すら回らない」と嘆いた。
「増税で交通費がかさむのがきつい。興味のある会社でも、説明会が東京や福岡だと諦めてしまう」。選挙区の鹿児島市南部で1人暮らしする鹿児島国際大4年、緒方駿介さん(23)にとっては、就職活動に欠かせない交通費などの値上がりが悩みの種だ。
毎月の収入は実家の仕送り5万円と奨学金5万円、就職活動の合間に不定期で行うアルバイト代のみ。交通費を工面するため食費も切り詰める。「増税分は本当に福祉に使われているのだろうか」。投票には必ず行き、「生活者の目線を持った候補に入れたい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140415/elc14041522480003-n1.htm
与党陣営に徳州会事件の暗い影 野党共闘は早くもほころび
2014.4.15 22:48 (1/3ページ)[九州・沖縄]
医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件を受けた衆院鹿児島2区補選は15日告示された。計6人が出馬したが、自民新人で元鹿児島県議会議長の金子万寿夫氏(67)=公明推薦=と、無所属の元衆院議員の打越明司氏(56)=民主、維新、結い、生活推薦=の事実上の一騎打ちとなる。第2次安倍晋三政権の真価が問われるだけに、自民、公明両党は総力戦で臨むが、徳洲会事件はなお暗い影を落とす。一方の打越氏は民主党を離党して野党共闘に勝機を見いだそうとするが、野党4党の足並みは揃いそうもない。(田中一世、谷田智恒)
「安倍政権の真価が問われる選挙です。『政策はバラバラでも、とにかく与党候補に対抗できればよい』というような選挙ではない」
自民党の石破茂幹事長は午前9時半、鹿児島市卸本町の駐車場で開かれた金子陣営の出陣式で、支持者約2千人(主催者発表)を前にこう力説した。
公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「公明党が推薦した以上は、公明党の力で当選させる決意で頑張る」と断言。金子氏は「アベノミクスの波をこの地域に引き寄せなくてはならない。県議、県会議長の経験を生かして国と地方の連携を進めます!」と力を込めた。
消費税増税後初の国政選挙であり、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉や、集団的自衛権の憲法解釈変更に向けた議論も大詰めを迎える。自公両党にとっては辛勝すら許されない戦いだけに、首相自らも選挙区入りを予定するなど盤石の態勢で臨む。
鹿児島県は自民党が分厚い支持基盤を誇る。平成24年12月の衆院選では、鹿児島2区に自民党公認で出馬した徳田毅氏=議員辞職=が10万9744票、得票率66・7%という数字を叩き出し、民主党公認で出馬した打越氏に6万票以上の大差をつけた。比例代表でも鹿児島県内の自民党の得票率は34・5%で九州7県で最も高かった。
ところが、今回ばかりは不安材料が多い。
鹿児島2区は、徳田氏の父、虎雄氏が築き上げた「徳洲会王国」であり、徳洲会グループを中心とした集票網が津々浦々まで張り巡らされていたが、選挙違反事件を受け、機能しそうもないからだ。
中でも、虎雄氏の出身地である奄美群島は、鹿児島2区の有権者数の3割強を占める票田で、徳洲会の医療・福祉施設が40以上あり、従業員は1千人を超える。ところが、金子氏が、かつて虎雄氏の政敵だった元法相の保岡興治衆院議員=鹿児島1区=の秘書を務めていたこともあり、徳田シンパの動きは鈍い。
金子氏にとっても、徳洲会から支援を受けると、「政治とカネ」の争点化を図る他陣営の餌食になりかねない。金子陣営幹部は「徳洲会の支援は両刃の剣だ。下手なことをせず、安倍政権の実績を訴えていく方がよい」と語った。
一方、打越氏は鹿児島市南栄の公園に約300人を集めて出陣式を開いた。演説時間の大半を「政治とカネ」問題に費やし、「まず選挙や政治に対する信頼を取り戻さなければならない。4月27日の投開票日を、鹿児島2区が全国に強い強い決意を示したという日にできるようがんばりましょう」と語った。
だが、頼みの綱の野党共闘はほころびばかりが目につく。党首で応援に駆けつけたのは、民主党の海江田万里代表だけ。「私の父の故郷は鹿児島です。『貧しくても心は豊か』が鹿児島県民の心意気。今回の選挙は県民の名誉を回復する戦いなんです」と語り、西郷隆盛の漢詩「幾度か辛酸を経て、志、初めて堅し」をそらんじてみせたが、支持者の盛り上がりは今一つだった。
というのも、争点となるはずの原発再稼働や消費税増税、集団的自衛権などに関する4党の主張はバラバラ。打越氏は元々自民党県議で、憲法改正や消費税増税に賛成、原発再稼働も是認しているだけに統一歩調を取りようがないのだ。
労働組合の集票力も期待できない。連合鹿児島は、打越氏が民主党を離党して無所属で出馬したことへの不快感を持っており、推薦は出さず「支持」にとどめた。選挙スタッフも送り込まなかった。
それでも打越陣営幹部は「今回は政党対決ではなく政治家個人の戦いだ。草の根選挙を展開していけば勝機はある」と語る。狙いは、有権者数の5割を占める鹿児島市南部。住宅街が広がり、無党派層が多いだけに票の掘り起こしに躍起になっている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140415/elc14041523330004-n1.htm
【鹿児島2区補選】
与党は「安倍人気」も守りの戦い 野党は「政治とカネ」でにわか共闘
2014.4.15 23:33 [九州・沖縄]
15日告示の衆院鹿児島2区補選で、与党は消費税増税による逆風を警戒、安倍晋三内閣が高支持率を維持する中でも「守りの選挙」を強調している。野党は4党が統一候補を推す態勢を整え、「政治とカネ」の問題で反転攻勢に出ようとしている。だが、支援態勢に温度差もあり、共闘はかけ声倒れの様相を呈しつつある。(千葉倫之)
自民党の石破茂幹事長は15日、選挙区入りし、同党公認候補陣営での第一声で消費税増税について「安定財源を確保するためだ」と理解を求めた。菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官も記者会見で「消費税の引き上げもあった。政権が今日まで進めてきた経済や安全保障の政策で国民に信を問う選挙だ」と補選の意義を訴えた。
また、選挙区内の奄美群島は、大詰めを迎えた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で自民党が「聖域」としている「農産品重要5分野」の一つ、サトウキビの大産地だ。選挙期間中、与党はこれらのテーマについて説明に追われる可能性が高い。
政権の命綱になっている好調な経済をアピールしたくても、地方への波及は道半ばだ。石破氏は「全国に景気回復の実感が及ぶには地方を分かっている人が選ばれなければいけない」とも強調した。
説明責任が問われる選挙になることは公明党の山口那津男代表も重々承知しており、15日の記者会見では「消費税の意義や政府の対応策を提示し理解を求める機会だ。『政治とカネ』をめぐりいろいろなことがあった。信頼を取り戻すきっかけにしたい」と述べた。
民主、日本維新、結い、生活の4党は、元民主党衆院議員を推薦した。第一声に駆け付けた民主党の海江田万里代表は「アベノミクスで暮らしは良くなったか。国民生活を脅かすような事態にブレーキをかける」と声を張り上げた。
ただ、4党共闘の内実はもろい。第一声に加わった党首は海江田氏だけ。海江田氏は12日にも選挙区に入る熱の入れようだが、他の3党党首は現段階で現地入りする予定がない。
唯一の結集軸とする「政治とカネ」も、結いの江田憲司代表は15日、記者会見で「政治とカネの問題は重要だが国民にかかわる景気が最大の焦点」と語った。そもそも4党は、徳洲会グループの選挙違反事件を追及した形跡がなく、にわか仕立ての共闘という印象を拭えないのが現状だ。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140416ddp041010021000c.html
現場発:衆院鹿児島2区補選、論戦スタート 細る奄美 サトウキビ、TPPで岐路 生活保護率、全国の約3倍
毎日新聞 2014年04月16日 西部朝刊
◇有権者「島の将来を語って」
15日に補欠選挙が告示された衆院鹿児島2区は、鹿児島市から与論島まで南北約500キロにわたる特異な選挙区だ。中でも有権者の3分の1を占める奄美群島は、とりわけ厳しい現実に直面している。人口減と高齢化、脆弱(ぜいじゃく)な産業構造ゆえの生活保護の増加。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の行方次第では特産のサトウキビもどうなるか分からない。そうした中迎えた国政選挙。島民たちは活発な論戦を求めている。【内田久光】
奄美で第一声を上げたのは諸派新人の1人だけだった。今回の補選は医療法人「徳洲会グループ」の選挙違反事件をきっかけに行われる。奄美に多数の医療施設を抱え、選挙でも大きな影響力を持つ徳洲会だが、事件を受けて今回は表立って動けない。奄美の島々はいつも以上に静かな告示を迎えた。
とはいえ島には重要課題が山積している。奄美大島北部の鹿児島県奄美市笠利町。約4・6ヘクタールの畑でサトウキビを栽培する久木山達麿(たつまろ)さん(63)はTPPがどうなるか気をもんでいる。「今でも厳しいのに、安い外国産が入ってきたら島のサトウキビ農家は壊滅してしまう」
国はサトウキビなどの甘味資源作物を「重要5項目」の一つとして、米国に関税撤廃対象から外すよう求めている。それでも久木山さんは不安だ。「コメなどの“聖域”を守るために、砂糖は捨てられるかもしれない」
島の経済を長く支えてきた「本場奄美大島紬(つむぎ)」も岐路に立たされている。昨年の生産数は5866反。戦後のピークだった1972年(約28万反)の約50分の1まで落ち込んだ。「島の路地では大島紬を織る音が聞かれなくなった。存亡の危機です」。本場奄美大島紬協同組合の山田伸一郎理事長(82)は顔を曇らせる。
奄美群島の人口は現在約11万人。基幹産業の衰退に伴い、この30年で約4万人減った。高齢化率は約30%。生活保護を受ける人の割合は2月現在、奄美市で7・1%、奄美群島平均で5・07%と、県平均(1・96%)や全国平均(1・7%、1月現在)を大きく上回っている。
奄美市営住宅の管理人を務める70代の女性が声を潜めて言う。「住民の中には利息が週1割というヤミ金融で借金が膨らんだり、私に1000円を無心したりする人もいる。奄美の人間はおおらかで表に出さないが、実際はギリギリで生活している人が多い」
米国占領下から1953年に日本に復帰した奄美の島々には、道路や港湾施設などのインフラ整備にこれまで2兆円以上が投じられた。だが、復帰後の島を見続けてきた元奄美市議の男性は「ゼネコンなど本土の企業が潤うばかりで、島の人にはわずかな恩恵しかない」と嘆く。
選挙戦は12日間。今週末には安倍晋三首相も奄美入りする見込みだ。久木山さんは候補者らに注文する。「TPPを進めるにしても、島の農業は絶対に守ってもらわないと困る。そして島の人たちが今後も島で生活ができるように新しい産業を作るなど、島の将来を語ってほしい」
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866: 無党派さん [sage] 2014/04/17(木) 17:59:20.74 ID:tFIac8HF
今日の夕刊フジより
鹿児島二区補選だが、金子優位は変わらない前回は60%だが今回は40%位だろう3万票差で逃げ切る
打越は連合は支持にとどめた
理由は連合に相談無く勝手に立候補表明したから連合はカンカンに怒り打越陣営に全く入らない
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共同通信
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20140420-1288407.html
自民新人、野党元職が接戦 鹿児島補選
消費税増税後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙で、共同通信社は19、20両日、電話世論調査を実施、取材も加味し情勢を探った。
公明党が推薦する自民党新人金子万寿夫氏(67)と、民主、維新、結い、生活の4野党が推薦する無所属元職打越明司氏(56)による接戦となっている。4割近くは誰に投票するか決めておらず、選挙戦に影響しそうだ。
金子氏は自民党支持層の6割、公明党支持層の4割しか固められず、一部は打越氏に流れている。打越氏は民主党支持層の8割、日本維新の会支持層の6割をまとめたが、「支持政党なし」の無党派層からの支持は3割にとどまる。
徳洲会グループの選挙違反事件を受け、自民党を離党した徳田毅氏の議員辞職に伴う補選。前回衆院選で徳田氏に投票した有権者のうち、金子氏に投票するとの回答は6割だった。
最大の争点としては「政治とカネ」を選んだ人が最も多く、「社会保障と福祉」「消費税増税」「景気と雇用」などが続いた。
共産党新人の三島照氏(72)は、共産党支持層の6割近くをまとめたが苦戦。諸派の有川美子氏(42)、無所属の碩利昭氏(46)、諸派の松沢力氏(32)の3新人も支持が広がっていない。(共同)
[2014年4月20日20時53分]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140421ddp041010005000c.html
現場発:衆院鹿児島2区補選 初の週末、大物舌戦 与党「経済、観光振興」PR 野党「政治とカネ」を追及
毎日新聞 2014年04月21日 西部朝刊
徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島2区補選は、27日の投開票に向けて選挙戦も中盤に突入した。消費増税後初の国政選挙を「安倍政権への信任投票」と位置付け、快勝で追い風にしたい与党と、「自民1強」に一矢を報いたい野党。週末にかけて与野党の大物が相次いで選挙区に入り、火花を散らした。
「私たちが政権を取ってから観光においても成果が出ています。景気が良くなれば観光もどんどん伸びていきます」。2区の有権者の3分の1が暮らす奄美群島。奄美出身の自民新人、金子万寿夫氏(67)の応援のため、19日、奄美大島入りした安倍晋三首相が声を張り上げた。「アベノミクス」による恩恵を受けにくく、不満も聞かれる離島の奄美。現職首相として初めて奄美大島を訪れた安倍氏は、世界自然遺産登録を目指す奄美の観光振興を語ることで、島民の期待をあおった。
一方、民主を離党した無所属前職の打越明司氏(56)を推す民主と日本維新の会、結いの党、生活の党の野党4党も各党の党首級を続々投入し、総力戦を繰り広げている。民主は18日に野田佳彦前首相、19日には海江田万里代表が選挙区入り。20日には生活の小沢一郎代表が鹿児島県指宿市で演説し、「安倍さんは大企業寄りで強いものをどんどん強くしている。消費増税で一番困るのは地方なのに」とアベノミクス批判を展開した。
野党側が最大の武器とするのが「政治とカネ」の問題を追及することだ。「なぜこの時期にこの地域だけ選挙が行われることになったのか思い出してほしい」(野田前首相)などマイクを握るたびに取り上げ、医療法人「徳洲会グループ」の選挙違反事件を受けて辞職した徳田氏の後継でもある金子氏を暗に批判している。
消費増税後初の国政選挙となる今回の補選は、与党にとって「政権の真価を問う選挙」(石破茂・自民幹事長)だ。「保守王国」の鹿児島で苦戦するようなことになれば、アベノミクスや消費増税への批判ととらえられかねない。それだけに、金子陣営の幹部も「圧勝しなければならない」と話す。
だが選挙戦も中盤を迎え、情勢は接戦の様相を呈している。両陣営がカギを握ると見るのが奄美の投票率だ。
奄美を地盤とする徳田氏は父虎雄氏(76)が興した徳洲会グループの集票力をバックに圧勝してきた。しかし、金子氏は徳田氏の後継とはいえ、虎雄氏とかつて激しい選挙戦を繰り広げた保岡興治元法相の秘書を務めた「過去」がある。
「金子氏に抵抗感のある人は多い。今回は奄美では過去に経験のない低調な選挙だ」。徳洲会関係者は言う。自民時代の徳田氏を支えた奄美の投票率が下がれば、それだけ野党を利することになる。民主幹部もそれを意識し、「奄美の負けを小さくし本土(鹿児島市、指宿市)で逆転したい」と話す。
一方の自民は、奄美の有権者に向けた政策パンフレットを急きょ作製するなどてこ入れに懸命だ。今後も党幹部が応援に入る。
補選には、ほかに諸派の有川美子氏(42)▽共産の三島照氏(72)▽無所属の碩(せき)利昭氏(46)▽諸派の松沢力氏(32)−−の4新人も立候補している。【内田久光、神田和明、柳瀬成一郎】
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2667546.article.html
自民県連候補調整急ぐ 比例優遇枠要望も
自民党佐賀県連(福岡資麿会長)は20日、代表役員会を開いた。次回選挙から定数が3から2に1減となる衆院選佐賀選挙区の候補者選定に関し、党本部に比例代表九州ブロックでの優遇枠確保を継続して要望するとともに3人の現職ともあらためて協議し、調整を急ぐ方針を確認した。
この日の会議は、各市町村支部と職域支部から上がってきた意見を踏まえて論議した。福岡会長によると、多くの支部から「選挙区の定数が減る以上、比例優遇で1枠を確保すべき」との意見が出た。一方、既に候補者を決めている民主党の動きが活発なことを踏まえ、比例優遇での党本部決定を待たずに、早急に結論を出すべきとの意見も出たという。
福岡会長は今後の候補者選定について、これまで5月25日の県連大会を一定のメドとしていたことも踏まえ「党本部や現職の3人ともより詰めた協議をしていきたい」とし、「できれば5月18日に開く代表役員会・総務会までに一定の方向性が出せればと思っている」と述べた。
2014年04月21日更新
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140421-OYS1T50003.html
金子氏を打越氏追う、鹿児島2区補選・読売調査
2014年04月21日
読売新聞社は、27日投開票の衆院鹿児島2区補欠選挙について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。自民党の金子万寿夫氏を、無所属の打越明司氏が激しく追う展開となっている。ただ、有権者の3割弱は態度を明らかにしておらず、情勢には流動的な面もある。
金子氏は、自民支持層と推薦を受ける公明党の支持層からそれぞれ約7割の支持を得た。打越氏は推薦を受ける民主党の支持層の約8割をまとめ、無党派層の4割弱が支持している。諸派の有川美子氏、共産党の三島照氏、無所属の碩利昭氏、諸派の松沢力氏は伸び悩んでいる。
今回の補選は、医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件に絡み、徳田毅氏(自民党を離党)が辞職したことに伴って、15日に告示された。
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3719 名前:チバQ 投稿日: 2014/04/22(火) 20:02:17
http://www.data-max.co.jp/2014/04/22/11_444_dm1718.html
福岡11区をめぐる自民党内闘争の事情
社会2014年4月22日 11:07 13日に投開票が行なわれた行橋市選挙区の福岡県議会議員補欠選挙で、無所属の新人・堀大助氏が、現防衛副大臣・武田良太衆議院議員の秘書・小堤千寿氏に競り勝ち、初当選を果たした。行橋市は武田氏の選挙区である福岡11区に含まれており、小堤氏は行橋支部の青年局長を務めていた人物。順当ならば、小堤氏が自民党の公認または推薦を受けてもおかしくはないのだが、今回、自民党福岡県連(会長:松山政司参議院議員)が推薦したのは勝った堀氏。このことに武田氏(11区支部)と同党行橋支部は抗議して小堤氏を推薦。自民党が2つに分かれての選挙となった。
自民党福岡県連と前県連会長・武田氏が、それぞれ異なる候補を擁して対決した行橋市の県議補選は、同党県連内の権力闘争を象徴する出来事だ。約1年前、県連会長という立場で衆院選を戦い抜き、11選挙区中10選挙区(福岡6区は無所属候補が当選し、選挙後に復党)で全員当選という成果へつなげた武田氏は、党にとっての功労者。その武田氏が、わずか1年後に、身内から地盤を脅かされる憂き目にあっているのはなぜか――。
実のところ、武田氏への反発が表面化したのは今回だけではない。武田氏の県連会長時代、いくつかの選挙で立候補者をめぐるトラブルが発生した。まず、2011年4月の福岡県知事選挙。武田県連会長は当初、実力者・蔵内勇夫県議団長に推薦を出していたが、麻生太郎氏が強くプッシュする元経産省OB・小川洋氏にチェンジ。次に、12年12月の総選挙。当初、福岡1区に古賀誠氏の秘書・新開裕司氏の公認申請をする方向で県連(武田氏)は動いていたが、これも麻生氏が党本部に働きかけ、井上貴博福岡県議(当時)に切り替わった。その後の13年5月に行なわれた豊前市・築上郡部の県議補選では、武田氏秘書の西元健氏が自民党公認で初当選したものの、県連は別の元豊前市議を推薦している。そのため西元氏は、いまだ自民党県議団に所属していない。
事は、麻生と武田、両氏の対立というほど単純ではない。両氏は、中選挙区時代に同じ選挙区でしのぎを削った間柄ではあるが、麻生氏には武田氏の強権的な手法への反感があるようだ。そして、『反武田連合』の狼煙は、以前からまことしやかに流れている武田氏の健康不安説がきっかけとなって上がった。行橋市の県議補選では、自民党福岡が推薦する堀氏に、農政連、民主党、市職労もついた。小選挙区への移行で地元・行橋市を離れた山本幸三衆議院議員も堀氏陣営に加わっている。公明党は武田氏側に回ったが惜敗。その差は1,152票である。さまざまな勢力が動いたが、どれか1つが欠けても結果は変わっていただろう。
行橋市を舞台とした自民党内の対立には、もう1つのファクターがある。それは東九州自動車道の開通で、同市を含む福岡県東部エリアの価値が高まったことだ。選挙直前の13年3月26日、苅田北九州空港IC・行橋IC間8.6kmが開通した。反武田の狼煙が上がった行橋市と豊前市・築上郡部への交通アクセスは非常に良くなり、今後の再開発が期待されている。
かつてNET-IBのインタビューに、九州の東回りエリアの発展に資するインフラ整備を重点項目として語っていた武田氏だが、将来への期待の高まりの裏にある"現状への不満"が降りかかったと言える。行橋市は、12年12月の衆院選で、武田氏に惨敗した対立候補(今回、県議補選で当選した堀氏)が、武田氏1万5,501票に対し、1万1,505票と唯一善戦した地域であったことも特筆すべき点だ。「前回(衆院選)は堀氏への支持ではなく、田川出身・武田氏に対する反発が数字になっただけ」と、地元有権者は語る。
国政一強多弱の安定期を迎えている自民党だが、外敵をなくした組織において、権力をめぐるし烈な内部抗争が始まるのは歴史の常。福岡に限らず、今後も各地で同様の闘争が起きるかもしれない。
【山下 康太】
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140423/kgs14042302060001-n1.htm
産業衰退と人口減−苦しむ奄美 鹿児島 2区補選
2014.4.23 02:07
奄美空港近くに広がるサトウキビ畑。基幹農作物だが農家の高齢化が進み、生産量は年々減っている=奄美市笠利町
■島民「沖縄がうらやましい…」
徳洲会グループの選挙違反事件を受けた衆院鹿児島2区補欠選挙(27日投開票)で、有権者の3割強を占める奄美群島。鹿児島市から約400キロ離れた島々では、産業衰退と人口減少が進む。補選でも、島民の関心は奄美の活性化。どの政党、候補が奄美を苦境から救ってくれるのか−。(田中一世)
◇
奄美大島、徳之島、与論島など8つの有人島からなる奄美群島は、昭和20年8月の終戦で米軍の統治下に置かれ、日本への復帰は講和条約発効より1年半遅れの28年12月だった。
翌29年に奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)が施行され、政府は奄美の自立的発展に向け、これまでに総額2兆円以上を投じ、道路、港湾、空港、屎尿(しにょう)処理施設などの整備を進めてきた。
だが、人口は減り続けた。昭和30年、奄美群島には20万5千人が住んでいたが、昨年10月時点は11万4千人で44%も減っている。
沖縄県と比べると差は歴然としている。
昭和47年の復帰後、沖縄県には総額10兆円もの公的資金が投入され、税制の特例措置、政策金融支援が続けられた。米軍普天間飛行場の移設問題後はさらに上積みされた。沖縄県の人口は、昭和50年に104万人だったが、今年3月は142万人と36%も増加している。
奄美市の自営業の女性(71)はこうこぼした。
「都会に出た息子夫婦や孫たちは飛行機代が高いからと言って盆や正月も帰ってこない。沖縄はにぎやかでうらやましいですよ…」
× × ×
人口減の要因の一つが、島の産業基盤の弱体化だ。
「若い人は高校や大学進学で本土の都会に出ると戻ってこない。島に帰っても働き口が少ないからね…」
サトウキビ畑が広がる奄美大島の奄美市笠利町。3月末に収穫を終え、畑を耕していた平江誠司さん(58)はこう語った。
平江さんは建設会社に勤める傍ら、祖父母の代から続くサトウキビ畑を守ってきた。だが、息子2人は関西と中部で就職しており、自分が引退した後、サトウキビ畑を誰が継ぐのか、見通しは立っていない。
台風が多い奄美群島では、風雨に強いサトウキビが基幹農産物だが、23年度のサトウキビ栽培量は28・7万トンで、昭和60年の最盛期の4割まで落ち込んだ。奄美群島だけ製造が許可されている黒糖焼酎の出荷額も76億円で、最盛期(平成17年)の7割に減った。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉でも、サトウキビなど甘味資源作物は俎上に載っている。日本政府は関税維持を求める重要5項目の一つとしているが、交渉の行方次第では、基幹農産物の環境はさらに厳しくなる。
下り坂なのはサトウキビだけでない。柑橘類のタンカン、伝統工芸の大島紬(つむぎ)などの産業も低迷している。建設業は公共事業費削減により苦しんでおり、観光産業も高額な航空運賃がネックとなって伸び悩む。
徳洲会グループを創設した徳田虎雄元衆院議員の信望がいまだに厚いのは、この衰退する奄美に「医療・福祉」という産業を興したからだ。同グループは奄美群島で約40の医療・福祉施設を運営し、従業員だけで1千人以上、取引先を含めれば、その数倍の雇用を生み出した。
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>>331
>事は、麻生と武田、両氏の対立というほど単純ではない。両氏は、中選挙区時代に同じ選挙区でしのぎを削った間柄ではあるが、
ん?中選挙区時代、麻生は旧2区(現8区、9区)、武田は旧4区(現10区、11区)から立候補してたから同じ選挙区で戦ったことはないぞ。
この記者大丈夫か?
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4791 名前:チバQ 投稿日: 2014/04/24(木) 19:52:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140424ddlk46010584000c.html
選択。:衆院鹿児島2区補選 離島振興 奄美にLCC参入 観の起爆剤へ、群島挙げた取り組み模索 /鹿児島
毎日新聞 2014年04月24日 地方版
ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)の「バニラ・エア」(本社・千葉県成田市)が7月1日から、奄美−成田線を開設する。奄美へLCCが参入するのは初めて。今春、鹿児島に届いた明るいニュースだ。これはまさに離島振興に直結しており、振興策は衆院鹿児島2区補選の争点の一つ。新空路が観光の起爆剤になれば、人口減が続く島々に活気をもたらすことになるはずだ。【柳瀬成一郎】
石井知祥社長が4日、伊藤祐一郎知事を表敬訪問、空路開設を伝えた。伊藤知事が「料金は安いんですか」と尋ねるなど終止和やかなムードに包まれた。同社によると、1日1往復で、最安値で8000円と大手航空会社の半額以下となった。
奄美では2014年度に航空運賃の軽減に活用できる奄美群島振興交付金が創設され、同社は世界自然遺産候補にも挙がっている奄美との路線を検討してきた。石井社長は「沖縄とは異なった自然の魅力がある奄美の交流人口拡大にも貢献したい」と期待を込めた。
◇ ◇ ◇
青い海や自然が残る山、郷土料理、伝統芸能、島唄−−。どれも「沖縄に負けない魅力がある」と県観光課の倉野満課長は語る。世界自然遺産を見据え、今後の奄美観光を「地元の人たちで受け入れ態勢を描くのが理想的」と話す。
地元主導が理想的な理由は、新たな観光客にも対応できるようにソフト面の充実が必要だからだ。観光客のニーズに応じられる地元に精通したボランティアガイドや通訳の育成のほか、民泊の受け入れ態勢など。多くの人にリピーターになってもらえるような島を挙げた取り組みが待たれる。倉野課長は「ホテルで散策コースを設けたり、島をじっくり満喫してもらえる態勢づくりが大切です」という。
格安運賃による新空路開設のメリットは、「格安」で浮いた分を長期間の滞在費に充ててもらい、島々を巡る人たちが増えることにもつながることだ。
奄美群島12市町村で構成する奄美群島広域事務組合は「群島全体での取り組みが必要」といい、官民が集まった実行委の設立を検討している。奄美大島観光物産協会も「具体的な計画は今からだが、奄美市だけではなく、船を生かし群島全体を回ってもらえるようになれば」と意気込む。
県大島支庁によると、奄美群島外からの客数は2010年の48万5319人から増える傾向にあり、13年は50万4739人と以前の50万台を回復。福岡からの空路利用者が増え、大型連休や夏休みなどに好天が続いたことも主な理由だという。同支庁は「LCC参入は今後への好材料」と期待。倉野課長は「LCC参入は何年に1度のチャンス。旅行会社へのPRも強化したい」と長期的視野で見据える。
そして、受け入れる側の地元の人たちのアイデアを結集させたら、島民の活力にもなる。LCC参入が島の「元気」のきっかけになれるかが、注目されている。
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>>331
気づかなかったけど、datamaxです
誤報も多いサイトですので・・・
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140423ddlk46010630000c.html
選択。:衆院鹿児島2区補選 消費増税 「生活さらに苦しく」高齢者ら シンクタンク「中小は厳しくなる恐れ」 /鹿児島
毎日新聞 2014年04月23日 地方版
消費税率が8%に引き上げられてから、全国で最初の国政選挙となる衆院鹿児島2区の補欠選挙。更に来年は10%に引き上げられる可能性も。年金生活者が多い高齢者を中心に生活への不安を率直に訴える声が聞こえてくる。増税の波に消費者と向き合ってさまざまな取り組みを模索している小売り現場を訪ねた。【土田暁彦】
「食費を削っている」「子供のノートや運動靴を非課税にしてほしい。大根とダイヤモンドが同じ税率で良いのか」−−。
これは昨年末、組合員から生協コープかごしま(本部・鹿児島市広木)に届いた消費増税反対のメッセージの一部だ。政府宛てに募集を呼びかけると約1800通が集まり、幅広い年齢層の切実な声がつづられていた。
コープかごしまは一貫して消費税に反対している。理由は「低所得者ほど税負担が高い」と明快だ。どれだけ消費税を払っているかを実感してもらおうと、毎月1日は「消費税反対の日」として値引き販売。増税後の今月1日も「暮らし応援コープの日」と決め、商品を5%引きで販売した。
年金暮らしの指宿市大牟礼の女性(81)は、数年前からこのキャンペーンに足を運ぶようになった。「年金は下がる一方なのに、私たちの身にこれ以上の税負担はきつい。増税反対と言っても変えられないでしょう。せめて税金は高齢者が安心して暮らせる社会のために使ってほしい」と、税金の使い方に関心を寄せた。
コープかごしまなどの調査(2012年)によると、1世帯(4人)当たり、消費税として支払う年間平均額は5%で16万円▽8%で25万円▽10%で32万円となる。中山仁志機関運営・組合員活動チームリーダーは「アベノミクスともてはやされているが、非正規労働者の比率や、いわゆる『働く貧困層』が全国的に増えている。増税に耐えられる層がどれほどいるのでしょうか」。
◇ ◇ ◇
週末の買い物客でにぎわうイオン鹿児島店(鹿児島市東開町)。増税に合わせ、プライベートブランド5000品目など計2万品目の本体価格を下げ、税込み価格を据え置いた。同店の相良尚優次長は「思ったほど値上げの印象はお客様にないはず」。3月の駆け込み需要の反動で家電製品は売り上げの減少が大きいが、食品などは回復傾向という。
シンクタンクの鹿児島経済研究所(KER)と鹿児島銀行の調査によると、県内主要企業の57%が2014年度の賃上げを計画していると、3月のアンケート(357社)で回答しており、前年度比で15%上回った。
公共工事の増加や駆け込み需要で小売り業の売り上げが伸びたことなどが要因と分析するが、KERの福留一郎経済調査部長は「今後の反動減を見極めなければいけない」と楽観していない。「体力のある大手企業と比べ、規模が小さいほど消費増税の影響は大きい。デフレ経済で企業はコスト削減を続けてきた。県内の中小企業は経営的に厳しくなる恐れがある」と話している。
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>>335は俺です
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140427/kgs14042702040001-n1.htm
小沢氏&海江田氏、そろい踏みで政権批判 鹿児島2区補選きょう投開票
2014.4.27 02:04
「安倍政権は強者の論理に立っている」と批判する生活の党の小沢一郎代表=26日午後、鹿児島市
「安倍政権は強者の論理に立っている」と批判する生活の党の小沢一郎代表=26日午後、鹿児島市
■「アベノミクスは意味不明」
徳洲会グループの選挙違反事件を受けた衆院鹿児島2区補欠選挙は27日、投開票を迎える。26日は生活の党の小沢一郎代表と民主党の海江田万里代表がそろい踏みで鹿児島入りし、政権批判を繰り広げた。
小沢氏は午後4時半、鹿児島市和田のスーパー前で聴衆約300人を前に演説し、「アベノミクスという意味不明の言葉に踊らされている間に格差は広がるばかりだ。私たちが補選に勝利すれば、弱者を切り捨てる政権を変えることができる」と語り、無所属の打越明司氏(56)=民主、維新、結い、生活推薦=への支持を訴えた。
海江田氏は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する日米協議について「首脳会談で合意できなかったと報道されたが、鹿児島県民に大きな影響がある豚肉と牛肉は早々と譲歩してしまったとの情報もある」と批判。「今回の選挙を通じて鹿児島県の誇りを全国に発表しようじゃありませんか」と絶叫した。
一方、自民党の林芳正農水相は、自民新人の金子万寿夫氏(67)=公明推薦=の応援に駆けつけた。「最後のお願い」は鹿児島市桜ヶ丘のスーパー前。300人を前に「農林水産業は国の基礎だ。TPP交渉でも譲れないものがある。今後もその方針は変わらない」と訴えた。
15市町村にまたがる鹿児島2区の選挙人名簿登録者数(今月14日現在)は27万8643人。
◇
▽衆院鹿児島2区補選(届け出順)
有川 美子 42 介護福祉士 諸 新
三島 照 72 党県委員 共 新
金子万寿夫 67 元県議 自 新 【公】
碩 利昭 46 食品販売業 無 新
松沢 力 32 党県副代表 幸 新
打越 明司 56 元民主県代表 無 元 【民】【維】【結】【生】
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NHK出口調査
金子氏当選確実
金子50〜60%程度,打越30%程度
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014042700161
4野党「金権批判」共闘は不発=政策バラバラ、再編険しく−衆院鹿児島2区補選
27日投開票の衆院鹿児島2区補選で、民主、日本維新の会、結い、生活の4野党が推薦した無所属の元職が敗北した。金権批判を共通項にスクラムを組んだ4党だが、消費税増税へのスタンスをはじめ政策はバラバラで、高支持率を維持する安倍政権に有効打を浴びせられず、共闘は不発に終わった。
今回の補選の原因が徳田毅前衆院議員(自民離党)陣営の選挙違反事件だったことから、4野党は「カネまみれの政治に終止符を打つ」と金権選挙批判に照準を合わせ、自民批判票を集めることに全力を挙げた。
しかし、消費税率引き上げ後最初の国政選挙で、増税推進の民主党と、増税に批判的な生活などが「呉越同舟」となり、増税の是非を正面から争点化できなかった。原発政策や集団的自衛権をめぐっても4党には温度差があり、「安倍政権の暴走を止める」(海江田万里民主党代表)と対決姿勢を示しても迫力を欠いた。
野党再編の積極派議員からは「勝っていたら、『一強多弱』の状況から反転攻勢に出るきっかけにできた」(民主党中堅)と落胆の声が上がる。
もっとも海江田氏ら民主党執行部は再編に慎重。既に合流に向けて協議を進めている維新と結いでさえ、憲法観の違いなどから合意を見通せていない。政権への明確な対抗軸を打ち出せない状況では、再編の道のりは険しいままだ。(2014/04/27-21:24)
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本土計 金子36.96% 打越51.78% 有川5.62% 三島3.61%
奄美計 金子71.19% 打越18.26% 有川3.48% 三島5.26%
全体計 金子52.59% 打越36.47% 有川4.64% 三島4.36%
2009
114,102(55.70%)徳田__毅 自民前 公 当選
_88,562(43.24%)打越_明司 民主新 国 比例
__2,169(01.06%)神村みふ子 幸福新
2012
109,744(66.66%)徳田__毅 自民前 公 当選
_45,707(27.76%)打越_明司 民主前 国
__9,177(05.57%)三島__照 共産新
2014補選
_66,360(52.59%)金子万寿夫 自民新 公 当選
_46,021(36.47%)打越_明司 無所元 民維結生
__5,858(04.64%)有川_美子 諸派新
__5,507(04.36%)三島__照 共産新
__1,283(01.02%)松澤__力 幸福新
__1,152(00.91%)碩__利昭 無所新
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140428/kgs14042802080002-n1.htm
鹿児島2区補選 「安倍人気」なお追い風、金子氏初当選
2014.4.28 02:08
徳洲会グループの選挙違反事件を受けた衆院鹿児島2区補欠選挙は27日投開票され、自民新人で元鹿児島県議会議長の金子万寿夫氏(67)=公明推薦=が、無所属で元民主党衆院議員の打越明司氏(56)=民主、維新、結い、生活推薦=ら5氏を破り、初当選を果たした。過去に鹿児島2区で強力な集票マシンの役割を果たした徳洲会グループが動けぬ中、自民、公明両党は安倍晋三政権の実績を前面に打ち出したことが奏功した。一方、政策なき野党共闘は“共倒れ”に終わった。(田中一世)
◇
■政策なき野党“共倒れ”
「政権への期待を感じる選挙戦だった。消費税増税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などの課題を有権者に説明するのにもよい機会だった。政策がバラバラの野党が『反自民』だけで手を組んで勝てるものではない」
金子陣営で陣頭指揮にあたった自民党鹿児島県連の森山裕会長(衆院議員)は、鹿児島市谷山中央の選挙事務所で胸を張った。
とはいえ、決して楽な選挙ではなかった。議員辞職した徳田毅元衆院議員の父、徳田虎雄元衆院議員が創設した徳洲会グループの従業員、取引先、患者らを中心とした後援会の組織票は、鹿児島2区全体で5万票以上あるといわれる。これが選挙違反事件の後遺症で動けなかったからだ。
中でも鹿児島2区の有権者の3割強を占める奄美群島は、徳田虎雄氏と、保岡興治元法相=現在は衆院鹿児島1区=が壮絶な「保徳戦争」を繰り広げた地域。金子氏が、保岡氏の元秘書だったこともあり、島民の反応は冷ややかだった。
そこで金子陣営は、アベノミクスを追い風に自公政権の是非を問う選挙戦を展開した。安倍首相も19日、歴代首相として初めて奄美入りし「宝石のような美しい島で温かい歓迎をいただき感激しています」と語り、航空運賃大幅引き下げをはじめ、離島振興策や農業振興策の“飴”をてんこ盛りでプレゼント。金子氏も一貫して自分よりも自民党への支持を訴え、「この地域の代表者を安倍政権から失ってはならない」と繰り返した。
それでも選挙戦中盤の世論調査では打越氏に差を縮められ、一部メディアには「接戦」と報じられた。そこで金子陣営は、浮動票の多い鹿児島市南部のベッドタウンでの支持拡大に力を入れた。
奥の手も使った。徳田毅氏は親族2人の有罪判決が確定したことから公選法の連座制適用により、鹿児島2区からの立候補を5年間禁じられる公算が大きい。陣営はこれを逆手に取って、徳洲会系組織に「5年過ぎたら金子氏は毅氏に議席を禅譲する」との密約を持ちかけ、協力を求めた。森山氏も奄美市の街頭演説会で「毅氏がまた鹿児島県民のみなさんの審判を受けるときが来ると思う」と密約をほのめかした。
徳洲会元幹部は「私たちは約束を決して忘れない。立候補禁止期間終了後に毅氏が公認がもらえず、無所属で出馬することになっても全力で相手を引きずり下ろす」と語った。自民党は勝利したとはいえ、将来に重い課題を背負った。
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ただ、敵失に救われた面も少なくない。
打越氏は、反自民勢力を幅広く結集しようと民主党を離党し、無所属で出馬した。民主党、日本維新の会、生活の党、結いの党の4党の推薦を得て野党共闘を打ち出した。
だが、原発再稼働、消費税増税、集団的自衛権の政府解釈変更など重要案件への賛否はバラバラ。仕方がないので「アベノミクスは弱者切り捨て」(小沢一郎生活の党代表)など紋切り型の政権批判や、「県民の誇りを取り戻す戦い」(海江田万里民主党代表)など具体性ゼロの主張を繰り返すしかなく、有権者に「野合」を印象づけるだけの結果を招いた。
そもそも打越氏は元自民党県議だったこともあり、消費税増税や原発再稼働に賛成し、憲法改正も是認している。このため、反原発勢力や護憲勢力はそっぽを向いてしまった。
それだけではない。民主党を離党しての出馬に連合鹿児島は不信感を募らせ、「推薦」を見送り、組織的な選挙支援は一切しなかった。動員もほとんどかけなかったため、盛況だったのは、知名度の高い蓮舫元行政刷新相が駆けつけた時くらい。海江田氏らが街頭演説しても哀れなほど聴衆は少なかった。
「政治とカネ」を争点に打ち出したのも失敗だった。そんなことをすれば、金子氏を快く思っていない徳洲会票でさえそっぽを向くに決まっているからだ。
このため奄美群島では徳洲会を持ち上げる戦術に切り替えた。野田佳彦前首相は「徳洲会は日本の医療の革命児です。虎雄さんの地域医療への大変な貢献は正当に評価されるべきだ」、蓮舫氏も「徳洲会が日本中で全否定されていることに心が痛んでならない。地域医療を根付かせた功績は否定されてはなりません」と徳洲会を礼賛した。
こんな付け焼き刃のおべんちゃらで島民が支持するはずもない。選挙戦は、政策なき野党共闘がいかに難しく、野党再編の道のりがいかに険しいかを印象づける結果となった。
◇
■金子氏「地方こそが原点」
衆院鹿児島2区補選で初当選を決めた自民新人で元鹿児島県議会議長の金子万寿夫氏(公明推薦)=写真中央=は27日夜、鹿児島市谷山中央の選挙事務所で、鹿児島県連の森山裕会長=同右=とがっちり握手した。
午後8時すぎ、当確の一報が伝えられると事務所に支援者約100人が続々と集まった。金子氏は「人生最大の感激です。選挙戦を通じて安倍政権への有権者の期待が大きいと感じた。地方こそが私の原点。鹿児島の色んな課題に果敢に挑戦したい」と語り、万歳三唱で喜びを分かち合った。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014042802000127.html
政策 足並みそろわず 補選、共闘の課題浮き彫り
2014年4月28日 朝刊
二十七日投開票の衆院鹿児島2区補選は「政治とカネ」に端を発した自民党議員の辞職に伴う選挙だったにもかかわらず、民主党など野党が共同推薦した無所属候補が敗れ、今後の野党共闘の課題が浮き彫りになった。
民主党は、補選を「暴走し始めた安倍政権にブレーキを掛ける」(海江田万里代表)選挙と位置付け。前回の衆院選に民主党公認で出馬したが敗れた打越明司氏は野党共闘を優先し、離党して無所属で補選に臨んだ。民主に加え日本維新の会、結いの党、生活の党の四党推薦候補として政権への打撃を狙った。
しかし、四党が一致して訴えることができた重要課題は「政治とカネ」に限られた。消費税増税や隣接する鹿児島3区にある川内(せんだい)原発の再稼働問題、集団的自衛権などの重要施策は四党で賛否が異なる。選挙戦でも政権批判の足並みはそろわず、迫力不足は否めなかった。
民主党の馬淵澄夫選対委員長は二十七日夜、「ともに(打越氏を)推薦した政党と手を携えて、安倍政権と厳しく対峙(たいじ)する」との談話を出したものの、前途は険しい。
一方、安倍晋三首相は都内で記者団に「今まで進めてきた政策に一定の評価をいただいた。さらに景気回復、(経済)成長に全力を尽くす」と述べた。
勝利を受け、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲、環太平洋連携協定(TPP)交渉、成長戦略など、安倍色の濃い政策を加速させる構えだ。
しかし、解釈改憲には与党の公明党が強く反対している。景気回復を地方が実感するには至っていない。内閣支持率は高いが個別政策には反対の世論が強い。足並みがそろわない野党候補との補選で勝利しても信任とは言い難く、安倍路線の追い風となる状況ではない。 (新開浩)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140429/kgs14042902070001-n1.htm
衆院鹿児島補選 金子氏勝利は徳洲会頼み…
2014.4.29 02:07
■九州本島では打越氏の後塵拝す
消費増税後初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙は、自民新人の金子万寿夫氏(67)=公明推薦=が初当選を果たし、安倍晋三政権の強さを見せつけた。だが、得票の内訳を分析すると、議員辞職した徳田毅元衆院議員を支援する徳洲会グループの組織票があってこその勝利で、内実は薄氷を踏む戦いだったことが浮き彫りになった。(田中一世)
◇
金子氏は66360票(得票率52・5%)を獲得し、無所属で元民主党衆院議員の打越明司氏(56)=民主、維新、結い、生活推薦=に2万票以上の大差をつけた。
勝因は奄美群島での大量得票にある。有権者数では奄美群島は2区全体の33・9%にすぎないが、投票率が高いため投票者数では45・7%を占めた。この大票田で金子氏は41021票(71・1%)と打越氏に3万票以上の差をつけた。
奄美群島は、徳洲会グループが強力な集票力を誇り、先の衆院選で徳田氏は58082票(81・7%)を獲得した。金子氏はかつて徳洲会と敵対関係にあっただけに、これには遠く及ばないが、それでも徳田票の7割が金子氏を支持した計算となる。
これに比べて、九州本島では、金子氏は打越氏の後塵(こうじん)を拝した。
指宿市と南九州市の一部(旧頴娃町)は、打越氏が自民党県議時代に地盤とした地域だけに、打越氏が14941票(61・1%)を固め、金子氏を7千票近く引き離した。
住宅街が広がり、浮動票の多い鹿児島市南部(旧谷山市、旧喜入町)でも金子氏は17211票(38・9%)しか獲得できず、打越氏(20561票、46・5票)に3000票以上水をあけられた。
共同通信社の出口調査によると、鹿児島2区全体で、金子氏は自民党支持層の74・3%、公明党支持層の86・7%を固めたが、自民党支持層の21・7%が打越氏に流れた。金子氏は、徳洲会グループの票と、打越氏を推した野党4党の足並みの乱れという“敵失”に救われたと言っても過言ではない。
今回の補選はもう一つ重要な民意を示した。
九州電力川内原発(薩摩川内市)を抱える鹿児島県では、原発再稼働の是非も大きな争点となった。
だが、再稼働反対を声高に訴えた共産新人の三島照氏(72)と、諸派(新党ひとりひとり)新人の有川美子氏(42)の得票数は11365票(9・0%)に過ぎない。
これに対し、金子、打越両氏はともに「安全が確認された原発は再稼働すべき」との立場だった。2人の合計得票数は11万2381票(89・0%)。無責任な原発即ゼロに圧倒的な民意が「NO!」を突きつけたと断言できる。
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▽衆院鹿児島2区補選
開票終了
当 66360 金子万寿夫 自 新 【公】
46021 打越 明司 無 元 【民】【維】【結】【生】
5858 有川 美子 諸 新
5507 三島 照 共 新
1283 松沢 力 幸 新
1152 碩 利昭 無 新
金子(かねこ)万寿夫(ますお) 67 〔1〕
元県議(党県幹事長・衆院議員秘書)大島高
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140428ddp041010004000c.html
衆院選:鹿児島2区補選 「政治とカネ」逃げ切る 耐えて金子さん、組織締め自民完勝
毎日新聞 2014年04月28日 西部朝刊
「政治とカネ」を巡る攻防戦は、金権政治批判をしのいだ自民に軍配−−。27日に投開票された衆院鹿児島2区補選は、自民新人の金子万寿夫さん(67)が、4野党が共闘して推した候補らを退け、初当選を果たした。補選の発端となった選挙違反事件に加え、消費増税直後という逆風下、支援組織を引き締め自民の議席を守った金子さんは安堵(あんど)の表情を浮かべた。【内田久光、津島史人、杣谷健太】
27日夜、当選が確実になると、鹿児島市谷山中央にある金子さんの選挙事務所では拍手と歓声が湧き起こった。支持者と万歳をした金子さんは笑顔を見せ「人生最大の感激。地方政治が原点という政治姿勢を貫いて期待に応えていきたい」と喜びをかみしめた。
鹿児島2区は60万都市・鹿児島市の南部と、農業と観光が主体の鹿児島県指宿市・南九州市、八つの有人島の奄美群島からなる。
奄美大島南部の瀬戸内町出身で、6期23年間県議を務めた金子さんは、やはり奄美を地盤とする徳田毅前衆院議員の後継候補として国政に初挑戦した。同じ選挙区でも奄美と本土との経済格差は大きく、金子さんは「奄美が結束し、国政の代表を送り続けなければいけない」と訴えた。
だが、奄美は1980〜90年代、徳田氏の父虎雄氏と保岡興治元法相が「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれる激しい選挙戦を繰り広げた土地。徳田氏の支持者の間では、保岡氏の秘書だった金子さんへの抵抗感が根強く、一時「苦戦」も伝えられた。
そうした中で、金子さんは県議時代に議長を8年務め、全国都道府県議会議長会の会長も経験するなど、地方自治の豊富な実績をアピール。「アベノミクスの効果を隅々まで行き渡らせ、地方の活力を取り戻したい」と政権与党としての強みを強調し、最後は建設業界など自民の支持団体の組織を引き締めて約2万票差をつけた。
一方、前民主党衆院議員で無所属の打越明司さん(56)は、2005年から4回連続の挑戦。過去3度敗れた徳田氏を支えた医療法人「徳洲会」グループによる選挙違反事件が発端だけに、訴えを「政治とカネ」に絞り、比例代表で復活した09年以来の当選を目指した。
選挙前に民主党を離党した打越さんは野党4党の推薦を受け、地盤の指宿市や鹿児島市南部など無党派層も多い本土側で支持を集めた。ただ徳洲会が影響力を持ち、「政治とカネ」に触れることが逆効果になりかねない奄美では支持拡大の決め手を欠いた。
鹿児島市南栄の選挙事務所で落選の報を受けた打越さんは「今回の(低い)投票率は政治への不信感が深いものがあると感じさせる。私の力不足というしかない」と語った。
選挙期間中は与野党の幹部も相次いで応援に入った。ただ「地域代表」をアピールする金子さん、「政治とカネ」で一点突破を目指した打越さんの両陣営とも、消費増税や原発再稼働、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などの政策課題で論戦が盛り上がることはなかった。徳洲会が選挙違反事件の余波で組織として動かなかったことも影響し、投票率が下がった。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140428ddm003010178000c.html
クローズアップ2014:衆院鹿児島2区補選 自公、批判かわす
毎日新聞 2014年04月28日 東京朝刊
当選を確実にし支持者らと万歳して喜ぶ金子万寿夫氏(中央)=鹿児島市で27日午後8時34分、須賀川理撮影
当選を確実にし支持者らと万歳して喜ぶ金子万寿夫氏(中央)=鹿児島市で27日午後8時34分、須賀川理撮影
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自民党を離党した徳田毅氏の議員辞職に伴う27日の衆院鹿児島2区補選は、自民新人の金子万寿夫氏(67)=公明推薦=が野党4党が支援した打越明司氏(56)らを破った。「政治とカネ」問題や4月の消費増税、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉など政権側には不安要素もあったが、保守王国・鹿児島で順当に議席を維持した。消費増税後初の国政選挙を乗り切ったことで、政権は安堵(あんど)している。安倍晋三首相は集団的自衛権の行使容認など自らの目指す政策課題への取り組みを強める構えだ。
◇増税影響は限定的
補選の勝利を受け、首相は27日夜、東京・赤坂のイタリア料理店で昭恵夫人らとの会食後に「これからも景気回復、成長に全力を尽くす」と記者団に語った。自民党の石破茂幹事長は「安倍政権への期待が大きかった」と分析。4月の消費税率8%への引き上げやTPP交渉についても、与党の訴えが通ったと胸を張った。
今回の補選は、2012年衆院選で自民党から出馬して大勝した徳田氏の支持母体を巡る事件が発端。また消費増税直後の時期だけに、与党は有権者の批判の高まりを警戒した。首相は19日に現職首相として初めて奄美大島を訪問。その後の鹿児島市で「我々の経済政策を前に進めるべきか決める選挙だ」と、アベノミクスの正当性を訴えた。「安倍カラー」の安全保障政策でも、「アジア太平洋の安保環境も変わる。断固たる決意で国を変える」と意気込みを示した。
保守王国・鹿児島で与党候補の勝利は半ば織り込み済みだったが、徳田氏が圧勝した12年衆院選に比べ、与党には「今回は差が縮まる」との見方が多かった。自民党幹部は「徳田氏の支持母体・徳洲会が事件で動けなかったから」と説明する。
一方、野党4党は「政治とカネ」に特化して与党のイメージダウンを図った。消費増税への嫌気に加え、選挙中にオバマ米大統領が来日し、「TPP交渉の進展が農業県・鹿児島の与党離れを招くのでは」(党関係者)との懸念もあった。
結局、金子氏が打越氏に約2万票差で勝ったが、自民候補の得票率は12年衆院選に比べ、約14ポイント落ちた。与党の勢いにもややかげりが見える。アベノミクスや集団的自衛権の行使容認を巡る議論にも、微妙な影響を与える可能性がある。
安倍政権は4月の消費増税に伴う景気後退を防ぐため、6月にも決定する「骨太の方針」に、法人実効税率の引き下げなど、新たな成長戦略を盛り込もうと懸命だ。年末には、来年10月の消費税率10%の是非について、首相が難しい判断を迫られる。自民党ベテラン議員は「経済しか基盤のない安倍政権は一度転ぶともろい」と漏らす。
選挙戦のさなか、集団的自衛権の行使容認を巡り、自民、公明両党のさや当ても起きた。15日に現地入りした石破氏は「戦争をしないために法制を整備すると正面から訴える」と記者団に表明。「勝ち試合」を利用して、集団的自衛権の行使容認を是とする流れを作りたいという思惑が透けていた。行使容認に慎重な公明党の山口那津男代表は27日夜、「安全保障がストレートに争点になったり、評価されたりしたということではない」とクギを刺した。
大型連休明けにも、首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が、集団的自衛権の行使を容認する報告書を提出する見通し。その後に自民、公明両党の協議が本格化するが溝は深く、補選の勝利が行使容認に「お墨付き」を与えたとは到底言えない。
首相は6月の通常国会閉会後の内閣改造・党人事を明言し、自民党の慎重派の抑え込みに成功しているが、今後の支持率の動向次第では公明党だけでなく、自民党内でも再び異論が強まる可能性もある。【高橋恵子、水脇友輔】
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◇野党、敵失生かせず
民主、日本維新の会、結い、生活の野党4党は、異例の共闘態勢で打越氏を支援した。
15日の告示日以降、4党の幹部は続々と鹿児島入り。23日には4党幹事長が鹿児島県指宿市でそろって街頭演説に立った。民主党の海江田万里代表は15日、19日に続き、26日にも選挙区を遊説。鹿児島市内での集会では同党の大畠章宏幹事長に加え、生活の小沢一郎代表、鈴木克昌幹事長も顔をそろえた。
野党は安倍政権誕生後、「1強多弱」の政治状況に甘んじてきた。今回の補選は、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件という「敵失」がきっかけ。民主はこの好機を逃すまいと懸命だった。打越氏の党公認での擁立も検討したが、野党共闘を優先。無所属での野党統一候補の形を作った。
議席は奪えなかったものの、打越氏の得票率は12年衆院選より伸びた。民主党の馬淵澄夫選対委員長は27日夜、党本部で記者団に「野党がバラバラで戦っては与党に物を言えない。今回は一定の方向性で力を合わせることができた。プラスに評価すべきだと思う」と述べ、共闘の意義を強調した。
一方で、政策の隔たりが大きい4党を束ねるため「政治とカネ」の1点に絞り込む戦術に徹し、消費増税や原発政策、TPPなど主要政策の違いは棚上げ。このため、政権の弱点になるはずの消費増税やTPPで攻めきれず、課題が残った。
結いの小野次郎幹事長は27日、記者団に「一緒に連携できる野党のすべてが加わってはいなかった。もっと幅広く野党の力を結集する努力が必要だ」と指摘した。今後の野党連携にどうつなげていくかが問われる。【影山哲也】
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「支部長公募、議員辞職後に」佐藤ゆかり氏不満
2014年05月03日 12時25分
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20140502-OYT1T50196.html
自民党の衆院山形3区の公認候補予定者が不在となっている問題で、支部長選考の公募に応じる意向を示している同党の佐藤ゆかり参院議員(52)は1日夜、後援会幹部らを集めた会合を山形県鶴岡市で開いた。
公募に際して「参院議員辞職」などを条件とした県連の決定について協議した。佐藤氏は3日、今後の対応を明らかにするとみられる。
会合は非公開で行われた。複数の出席者によると、佐藤氏は、現職の参院議員が公募に応じる場合、議員辞職後でなければならないとした今回の決定について、強い不満の意を表明。出席者からも「せっかくここまで組織を作って活動してきたのに、このままでは収まりがつかない。党に抗議すべきだ」などと同調する意見が相次いだという。
2014年05月03日 12時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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加藤紘一の三女、加藤鮎子
http://ks.c.yimg.jp/res/chie-0/203/718/i4/_________01.jpg
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>衆院鹿児島1区について「川内博史前衆院議員をなぜ公認しないんだ」と異論が相次いだ。川内氏には当選5回の実績があるが、党幹部は「1区には維新の山之内毅衆院議員(比例復活当選)がおり、維新と連携を模索している」と解説する。
6249 :チバQ:2014/05/06(火) 19:56:04
http://mainichi.jp/select/news/20140506k0000e010099000c.html
集団的自衛権:野党再編の関門に 一致点探るも溝深く
毎日新聞 2014年05月06日 11時26分
自民党の「1強」状態が続く中、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認にどう対応するかが、野党再編の当面の関門になりつつある。野党各党が安全保障政策でばらばらのままでは、再編どころか、昨年の特定秘密保護法同様、与党に分断されるだけに終わりかねない。野党第1党の民主党と第2党の日本維新の会は何とか接点を探ろうとしているものの、前段の選挙協力を含め、隔たりはなお大きい。
「結い、みんな、民主を含めて野党再編をする場合の政策協議案をまとめにかかる。集団的か個別的かより、今の自衛権を不十分と感じているかどうかが分かれ目だ」
維新の橋下徹共同代表は2日、大阪市役所で記者団に強調した。橋下氏は集団的自衛権問題で政府・与党に対抗するため、個別的か集団的かを区別しない「自衛権」を持ち出し、野党間で一致点を見いだそうとしている。
一方、民主の海江田万里代表は3日の東京都内の街頭演説で「平和主義の考え方をここで180度変えていいのか」と強調、行使を認めることに慎重な姿勢を示した。しかし、党内に行使容認派を抱え、「野党再編が進展しないのなら代表を代えるしかない」(中堅議員)との不満もくすぶる。党の立て直しを最優先する海江田氏にとって、橋下氏の提案は、民主への「助け舟」というより揺さぶりに近い。
同党は14日に安全保障総合調査会を開き、自衛隊の活動事例と集団的自衛権の関係の検証を始める。さらに執行部は今後、維新をはじめ他党と個別に幹事長・国対委員長会談を行う予定。海江田氏も、再編を視野に重い腰を上げた格好だ。
民主は既に、維新との選挙協力に着手している。3月下旬の民主の常任幹事会では、衆院鹿児島1区について「川内博史前衆院議員をなぜ公認しないんだ」と異論が相次いだ。川内氏には当選5回の実績があるが、党幹部は「1区には維新の山之内毅衆院議員(比例復活当選)がおり、維新と連携を模索している」と解説する。
民主は次期衆院選に向け、300小選挙区の半分以上が公認候補のいない空白区のまま。「今後の野党再編に備えている」(党幹部)面はあるにしても、再編の動きが停滞すれば、選挙準備で出遅れる危険性をはらむ。
一方、維新と結いの党との合流協議も順調とはいえない。参院では既に統一会派を結成し、橋下氏と結いの江田憲司代表は夏までの合流を目指しているが、維新の石原慎太郎共同代表は「憲法観が違う」と慎重だ。【影山哲也、重石岳史】
◇TPPでは共闘
野党各党は、政策ごとの連携を将来の再編につなげようと試行錯誤を続けている。
民主、みんな、結い、生活、社民の5党は4月、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などの通商交渉で国会への情報開示を義務付ける「TPP等情報開示促進法案」を衆院に提出した。また、民主、維新両党は同月、教育委員会の廃止を柱とする地方教育行政に関する法案を共同提出。複数の野党による共同提案は、ほかにも会社法改正案や放送法改正案などがある。【葛西大博、光田宗義】
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>>350
http://www.asahi.com/articles/CMTW1405070600002.html
佐藤氏「不当な制約」
2014年5月7日10時48分
◆ 自民衆院3区 県連方針に異議
衆院山形3区の自民党公認候補に意欲をみせている同党参院議員の佐藤ゆかり氏は3日、候補の公募に関して「現職の参院議員は辞職しない限り応じられない」との方針が示されたことについて「不当な制約だ」と述べ、異議を唱える姿勢を示した。新庄市内で後援会関係者との会合後、報道陣の取材に応じた。
3区の公認候補選びをめぐっては、4月30日の党支部の合同会議で「現職の国会議員は任期中は原則として他院の選挙で公認・推薦しない」と定めている党の要綱に沿って進める方針が示された。佐藤氏によると4月24日に党本部の河村建夫選対委員長からも同様の説明を受けていたという。
しかし、佐藤氏は党の要綱の規定について「党が公認を出すのは公示の1〜2日前で、『現職』かどうかは、その時点を指すと解釈できる」と主張。現職の参院議員でも公募に応じることは可能、との考えを示した。
佐藤氏は今後の対応について「あらゆる可能性を排除せず、支援者と話し合って判断したい」と語った。
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阿部⇒当選したから第一候補だね
加藤娘⇒ 一応前議員の娘だしね。 ゴネるのは仕方ないね
佐藤ゆかり⇒ は?
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佐藤ゆかり氏、衆院山形3区からの出馬を断念
2014年05月10日 22時08分
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20140510-OYT1T50092.html
次期衆院選で山形3区からの出馬に意欲を示していた自民党の佐藤ゆかり参院議員(52)は10日、山形県鶴岡市で開いた後援会の会合で、出馬を断念する考えを明らかにした。
同区では、現職で無所属の阿部寿一衆院議員(54)、2012年衆院選で落選した加藤紘一・元同党幹事長の三女・鮎子氏(35)も自民党公認での立候補を目指しており、山形県連は近く公募で候補を決定する方針。同県連が参院議員の辞職を応募の条件としたため、佐藤氏の後援会から衆院選の出馬に反対する声が出ていた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014051300565
岐阜1区に県議=共産
共産党岐阜県委員会は13日、次期衆院選岐阜1区に新人で県議の大須賀志津香氏(54)を公認候補として擁立すると発表した。(2014/05/13-15:00)
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牧義夫:11年衆院選は未来から出馬
落合貴之:11年衆院選はみんなから出馬
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014051300784
愛知4区に元職=結い
結いの党は13日、次期衆院選の立候補予定者として、愛知4区支部長に元民主党衆院議員で元厚生労働副大臣の牧義夫氏(56)を、東京6区支部長に新人で元議員秘書の落合貴之氏(34)をそれぞれ選任したと発表した。(2014/05/13-17:32)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140513/elc14051321560001-n1.htm
民主、衆院選候補2人を内定
2014.5.13 21:56
民主党は13日の常任幹事会で、次期衆院選の公認候補として岐阜5区に阿知波吉信元衆院議員(50)、兵庫3区に元神戸市議の横畑和幸氏(42)をそれぞれ内定した。衆院小選挙区の公認内定者は計73人となった。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140514ddlk06010267000c.html
自民県連:衆院3区支部長公募 加藤鮎子氏、改めて意欲 「いち早く手挙げたい」 /山形
毎日新聞 2014年05月14日 地方版
2012年12月の衆院選で、自民党の加藤紘一元幹事長が落選して以降、空席となっている自民党の衆院山形3区支部長の公募について、加藤氏の三女鮎子氏が13日、改めて応募への意欲を示した。
鶴岡市内での支援者の会合に先立ち、記者団に「公募が始まれば、いち早く手を挙げたい。党員からの支持、手応えを感じている」と語った。
3区の支部長を巡っては、応募の意向を示していた佐藤ゆかり参院議員=比例=が、応募条件で議員辞職が必要なため、断念した経緯がある。
佐藤氏の対応について尋ねられた鮎子氏は「他の人が出る、出ないということは考えず、自分自身が信任してもらえることだけを考えていく」と述べた。
3区支部長には、現職で無所属の阿部寿一衆院議員も応募に前向きな姿勢を見せている。【前田洋平】
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>>129
1区:後藤斎
2区:坂口岳洋
http://news24.jp/nnn/news8884087.html
民主党県連 新2区に坂口氏を擁立へ
(山梨県)民主党県連は18日、甲府市内で常任幹事会を開き、次の衆議院選挙から導入される新2区の候補として坂口岳洋・元衆院議員を擁立する方針を決めた。今後、ヒヤリングなどを行い正式決定した上で党本部に上申する。坂口氏は去年夏、民主党を離党し無所属で参院選に出馬した。一方、日本維新の会・県総支部は来年の統一地方選に向けて対策本部を設置した。維新の会は「結いの党」との合流を前提に政治塾の塾生を中心に候補者を擁立する方針だ。
[ 5/18 19:05 山梨放送]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140519ddlk06010169000c.html
自民県連:衆院3区支部長公募 来月8日受け付け開始へ 日程、内容決まる /山形
毎日新聞 2014年05月19日 地方版
自民党の加藤紘一元幹事長が2012年12月の衆院選で落選して以降、空席となっている自民党の衆院山形3区支部長の公募について、県議と3区内代表者による世話人会が18日、三川町であり、公募を6月8日から受け付けることが内定した。25日に3区内の関係者を集めた合同会議を開いて正式に決める。
応募には党員20人の推薦が必要。7月中に個人演説会などを実施し、8月にも党員投票で支部長候補者を決めて党本部に伝える。党員選挙の投票資格は4月30日までに登録した党員。また応募者には「党員投票で敗れた場合は衆院選に立候補しない」という内容の誓約書提出を求める。
3区支部長公募では、加藤氏の三女鮎子氏と、現職で無所属の阿部寿一衆院議員が意欲を示している。【前田洋平】
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/64847
比例優遇枠確保を優先 新2区候補選考先送り
2014年05月19日 10時36分
自民党佐賀県連(福岡資麿会長)は18日、佐賀市で代表役員会と総務会を開き、定数減に伴う衆院佐賀選挙区の候補者選考について、比例代表九州ブロックでの「優遇枠」確保に向け、党本部への要請を先行することを決めた。25日の県連大会をめどに候補を選考したい考えだったが、「比例枠」の有無が選考に影響するため、比例枠確保を優先した。8月末までをめどにしている。
衆院選候補者選定では、保利耕輔議員が次期選挙に出馬しないことを表明。各支部からは、新2区候補として現職の今村雅弘議員を推す声のほか、唐津地区など旧3区を中心に新たな候補擁立を求める意見が上がった。
ただ、比例優遇枠の有無によっては、比例と選挙区で3人を選ぶか、選挙区だけで2人を選ぶのかの違いがあり、優遇枠確保を優先することにした。8月末までに党本部から確約が得られなかった場合、対応はあらためて協議する。
当面の活動としては、新2区で民主党の動きが活発なため、現職の衆院議員は選挙区枠にこだわらず、ポスター掲示や政治活動などができるように決めた。
また、参院選の「一票の格差」是正で、選挙制度協議会の脇雅史座長が示した佐賀と福岡両県の「合区」案については、党本部に反対する要請書を提出することも決めた。
福岡会長は新2区の選考について「現職には当面、選挙区の枠を外して活動してもらうが、選考も速やかに行いたい」とし、参院選の合区問題は「対案をまとめるかどうかは、他県の動きなどを踏まえて判断したい」と話した。
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やっと引退。まぁ、遅かったくらいだよね。
http://www.asahi.com/articles/ASG5S51VVG5SULOB00P.html
民主・田中慶秋氏が引退へ 次期衆院選に立候補せず
元法務大臣で民主党の田中慶秋前衆院議員(76)が次の衆院選に立候補しないことが24日、分かった。25日に横浜市内である後援会の総会で表明する。
田中氏は朝日新聞の取材に対し、「政治活動は続けるが、選挙には出ない。後継者を探したい」と話した。
田中氏は県議を経て1983年の衆院選で旧民社党から立候補して初当選。以後、通算で6期務めた。
民主党政権下の2012年10月には法相として初入閣したが、暴力団との過去の交際などが発覚し、在任23日間で辞任。
同年12月の衆院選で神奈川5区から立候補し、落選していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20140526-OYT1T50134.html?from=ytop_main1
引退の田中元法相「遠くない時期に後継者披露」
2014年05月26日 15時15分
民主党の田中慶秋・元法相(76)は25日、横浜市内で開かれた後援会の会合で、「一つの節目として、議員には立候補しない。後進に道を譲ることが大切と考えた」と述べ、引退を正式表明した。
また、「遠くない時期に(衆院神奈川5区での)後継者を披露する場を作りたい。来年の統一地方選で後継者は政治を体で覚えてほしい」とも述べた。
田中氏は神奈川県議を務めた後、1983年の衆院選で初当選。民社党、新進党などを経て民主党に加わり、同党副代表などを歴任。2012年の衆院選で神奈川5区から出馬したが落選した。
2014年05月26日 15時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/67362
自民「3人体制守る」 石破幹事長、比例枠言及せず
2014年05月26日 10時53分
自民党佐賀県連のセミナーで「佐賀の衆院議員3人体制は守る」と明言した石破茂幹事長=佐賀市のマリトピア
衆議院佐賀選挙区の定数削減問題で、自民党の石破茂幹事長は25日、佐賀市内で講演し、「佐賀から現在出ている3人は必ず党として守っていく」と明言、現在の「議員3人体制」維持に向け、党本部として対応する考えを示した。佐賀県連は選挙区定数の1減に伴い、比例代表九州ブロックでの「単独上位枠」確保を要請しているが、石破幹事長は「いかなるやり方をしても守る」とし、方法については言及を避けた。
「1票の格差」是正のため、佐賀選挙区は次期選挙から定数が3から2に削減される。保利耕輔議員が昨年12月に次期選挙の不出馬を表明。候補者調整を進めている県連は、8月末をめどに比例代表での優遇枠確約を党本部に求めている。
石破幹事長は「衆議院定数の0増5減は憲法上の要請で、佐賀の定数も減る」と理解を求めた上で、「佐賀から出ている議員を減らすことがあっては絶対にならない。いかなる形態であっても、3人は必ず党として守っていくということで全力を尽くす」と話した。
講演後、比例での優遇枠確保について報道陣に問われた石破幹事長は「いかなるやり方をしても、ということ。やり方を限定したわけではない」と述べた上で、決定の時期についても「期限が決まっているわけではない。拙速でもいけないが、できるだけ早くしたい」との考えを示した。
県連の福岡資麿会長は「極めて大きな一歩だが、(比例枠確保が)最終的に決まったわけではない」とし、「県連としては、組織決定まで早くもっていけるように、詰めの協議を進めたい」と話した。
石破幹事長は県連大会後に開いた政経セミナーで講演し、玄海原発の再稼働問題にも言及。「世界最高度の安全・安心が確認されなければ再稼働しない」とした上で、「再生可能エネルギーの発展にも資金がいる。そのためにも地元の理解を得て、再稼働が必要」と、規制委員会が適合性を確認した場合、再稼働させる方針を説明した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014052700697
愛知1区に元職=民主
民主党は27日の常任幹事会で、次期衆院選愛知1区の公認候補として元職の吉田統彦氏(39)を内定した。小選挙区の同党の公認内定者は74人となった。 (2014/05/27-17:59)
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http://www.hab.co.jp/headline/news0000013473.html
福井の候補者を比例単独で上位に (13日)
衆議院小選挙区の定数是正に伴い、福井県の定数が3から2に減ることを受け、自民党石川県連は、福井県連の候補者を比例代表の単独候補として認める方針を了承しました。13日の県連役員会では、選挙区を失う福井県連について、党本部が示した優遇措置を協議。役員会では、次回とその次の選挙の2回について、福井県連の候補者1人を比例代表の単独候補として、当選が見込まれる上位に優遇することを了承しました。自民党県連の木本利夫幹事長は「福井県に比例代表を単独で1人与えるということは、石川県の3人がリスクを負うことになってくる。県連も賛成したからには、覚悟をして絶対県内の3人を当選させるという決意で臨まなくてはいけないと思う」と話していました。 (20:13)
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http://news24.jp/nnn/news8672781.html
自民党、衆院減区の徳島の候補を比例で優遇
(徳島県)
■ 動画をみる
衆議院小選挙区の定数削減にともなう候補者調整に関して、自民党執行部は12日、次期衆議院選挙で小選挙区から外れる徳島の現職1人を比例名簿の上位に登載し、優遇する方針を県連幹部に伝えました。これは党本部で自民党の石破茂幹事長と川村建夫選対委員長が四国4県の県連会長らと会談し、「0増5減」に伴う対応方針として示したものです。出席した県連の嘉見幹事長によりますと、次期衆議院選挙で選挙区から外れる徳島の現職1人と高知の現職1人を比例名簿の上位に登載し優遇する方針を伝えられたということです。自民党県連の嘉見幹事長は「県連としては思いが通って喜んでいる」と話しました。県内の選挙区はもともと3議席でしたが、区割りの改定で2議席に削減されました。自民党県連は福山守氏、山口俊一氏、後藤田正純氏のうち2人を選挙区の候補者に選び選挙区から外れた1人を比例代表にまわす方向で調整を進めます。嘉見幹事長は今月中に比例に回る人を決定したいとしています。
[ 6/13 19:04 四国放送]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140613ddlk19010074000c.html
自民党県連:比例で「山梨枠」設置 次期衆院選小選挙区減 県内から3人候補確保 /山梨
毎日新聞 2014年06月13日 地方版
次期衆院選で県内小選挙区が3から2に減る問題で、自民党県連の清水武則会長は12日、比例代表南関東ブロックの同党名簿で新たに「山梨枠」を設ける見通しになったと発表した。選挙区と比例で県内から3人の立候補枠を確保したことになる。ただ、具体的な名簿順位は決まっておらず、現在3人いる同党衆院議員のうち誰が比例に回るかの調整はこれからで、曲折も予想される。
2012年衆院選で自民党は1区・宮川典子、2区・堀内詔子、3区・中谷真一の3氏を擁立し、全員当選した(堀内、中谷両氏は比例復活)。
12日に定数削減に関する会合が同党本部であり、石破茂幹事長らが「3議席は確保したい」などと山梨枠の確保を提案。同じ南関東ブロックの千葉、神奈川両県連も了承したという。
前回選で同党は小選挙区の重複候補を比例1位で並べた。県連関係者は「山梨枠はそれより上位」との見方を示したが、具体的な順位の話は出なかったという。【山縣章子】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140613/elc14061313290001-n1.htm
選挙区失う現職議員、比例単独上位に処遇 「0増5減」で自民
2014.6.13 13:29
自民党の石破茂幹事長は13日の記者会見で、衆院小選挙区定数「0増5減」で選挙区を失う現職議員に関し、次期衆院選で比例単独名簿の上位で処遇する方針を明らかにした。「定数の枠に収まらない場合には比例の上位で処遇するとした党の基準に従って運用する」と述べた。
「0増5減」は福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県が対象で、それぞれ定数が3から2に減る。自民党は各選挙区に現職議員がいるため、選挙区から外れた1人が比例に転出する。
「0増5減」は衆院の「1票の格差」是正のための措置で、昨年6月の法改正で実現した。自民党は今国会中にも候補者調整を終えたい考えだ。石破氏は12日に各県連に方針を説明した。
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1406120600002.html
早められた公募 支部長の座めぐり争い
2014年6月12日09時56分
◆ 要綱が壁、佐藤氏は断念/3区の行方(上)
「地域自治をよく知り、3区の発展のために活躍できる。そんな方にぜひ応募してもらいたい」
8日、自民党県連大会後の記者会見で、会長の遠藤利明衆院議員はこう話した。衆院山形3区の党公認候補でもある3区支部長の公募が、同日始まった。
2012年に加藤紘一氏が落選し、空席となったこの座をめぐり、2人が水面下で争ってきた。加藤氏を破り自民党入りに意欲を示す無所属現職の阿部寿一氏(54)と、加藤氏の三女で後継の鮎子氏(35)だ。
当初県連内では「衆院選はしばらく先。支部長選考は来春の統一地方選後でいい」という声が強かった。「(前倒しの)発端は、佐藤ゆかりだ」。ある自民党県議はこう話す。佐藤ゆかり参院議員(52)=比例=が空席の山形3区に狙いをつけた。
以前の衆院選で岐阜、東京の支部長を務めた佐藤氏は、祖父が新庄市出身という縁を頼りに数年前から地域の祭りなどに顔を出すようになった。昨年3月には県連に入会願いを提出。遠藤会長の預かり扱いとなった。
激戦となった13年夏の参院選では、非改選の佐藤氏に県連が「押し切られ」(党関係者)、応援活動を認めた。鮎子氏、阿部氏も積極的な選挙活動を展開。3氏の激しい「功績争い」が繰り広げられた。
参院選後も3区内で頻繁に会合を開くようになった佐藤氏に呼応し、鮎子氏と阿部氏の活動も活発になっていった。
「党として誰を推すのかはっきりさせてほしい」。地元議員や首長らからは「後援会の会合に誰を呼んだらいいか分からない」「統一選を控えて身動きがとれない」「一枚岩になるためにも早く決めるべきだ」との声が上がった。
今年1月、3区支部の県議は「公募」で支部長を選ぶことを確認。3月ごろには「早めに公募を行う」方針を固めた。
4月中旬、野川政文幹事長ら県連幹部は東京の党本部を訪れ、支部長選定を公募で行うことを報告した。党本部の河村建夫選対委員長はその場で「党の選挙対策要綱に基づき、現職の参院議員は辞職しなければ公募に応じられない」という方針を示した。要綱には、党は、現職の国会議員について他の議院選挙には原則として公認・推薦しないとの記述がある。しかし例外もあり、他県では、党の判断で現職の参院議員に衆院選の公認を出すケースもあった。
佐藤氏によると、党本部から要綱の解釈が伝えられたのは4月下旬、文書は4月9日付だったという。佐藤氏は「不当な制約だ」と憤り、報道陣を前に「特定の候補者を有利に持っていく仕掛けがあり、公正な形の公募と考えない人は多い」と訴えた。だが、党本部の方針は変わらず、佐藤氏は公募の応募断念に追い込まれた。
3区の自民党公認をめぐる争いは2氏に絞られた。
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自民の衆院山形3区についての動きを報告します。
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1406130600002.html
決着、次期衆院選か 対決の構図続く
2014年6月13日10時20分
◆ 阿部氏、今月末にも態度表明/3区の行方(下)
「このまま党員投票をやれば大混乱になる。ほかにいい知恵はないのか」
5月18日、自民党3区支部長の公募方法について3区内の代表者で話し合う会議の席上、阿部寿一氏(54)に近い県議の1人はこう発言した。3区支部長は、公募後に党員投票で決めることが、4月末の3区支部合同会議で決定していた。加藤鮎子氏(35)を支援する別の出席者は「話を後戻りさせるな」と反発。結局、事務局の公募案に沿って議論は進んだ。
3区内では、この1年で自民党員が急増した。党員投票の権利がある3区党員は5710人。前年と比べて地域支部の党員だけで1300人以上増えた。うち約800人は鮎子氏が地盤とする鶴岡市の新規党員だ。他陣営は「名ばかり党員だ」と批判するが、鮎子氏は「公認を目指す人が党勢拡大に貢献するのは当然。そのために切磋琢磨(せっ・さ・たく・ま)をしたのであり、批判にはあたらない」と言い切る。
先月15日、阿部氏を支持する酒田市議会議長経験者3人は、党本部の石破茂幹事長や河村建夫選対委員長宛てに「有権者が納得できる支部長選考のお願い」と題した文書を提出した。文書は、4月末の会議で公募・党員投票の方針を決めたことを「あまりにも拙速で、有権者に不親切」と批判。提出者の1人は「急増した党員による投票は、民意を反映したものとは言えない」と憤る。
公募には、さらに阿部氏にとって不利な条件がある。応募の際には、県連の規約と党議に従うとの誓約書の提出――つまり、公募に落ちた場合は選挙に出ず、党公認候補を応援するという約束が求められる。阿部氏は表向きには「応募を前向きに検討する」とコメントするが、後援会幹部は「公募に落ちれば立候補できず、受け入れられない」と話す。
3区現職の阿部氏は、当選直後から自民党入りに意欲を示してきた。党に所属することで、党内の勉強会に参加でき、政権幹部に会うルートもできる。当選後、無所属議員が自民党入りするケースは珍しくない。しかし県連幹部は「全国で自民の議席が足りない状況ではそういうこともあるが、今はそういう状況ではない」と話す。阿部氏は県連に入党届を提出したが、国会議員は党本部の判断が必要で、受理されていない。
阿部氏は、今月末にも態度を明らかにするとしている。3区の自民党関係者の中には「無投票で鮎子氏が公認候補に決まっても、党が一枚岩というわけにはいかないのではないか」「このままでは遺恨を残す」と懸念の声もある。
県連は「正当な手続きで進めてきた。決定には従ってもらうしかない」との姿勢だ。阿部氏が次期衆院選に無所属で立候補した場合、加藤紘一氏を破った前回と同じ対決構図となる可能性が高い。
ある県連幹部は、鮎子氏が国会議員になれない可能性は低いとみる。「今回は健康問題もないし、党公認になれば党本部から応援もくる。仮に選挙区で負けても、比例で復活当選できるはずだ」。別のベテラン県議はこう話す。「代議士は育てるのに時間がかかる。今の阿部さんにどれだけの力があるんだ。代議士は若い方がいい」(この連載は松本紗知、溝口太郎、伊東大治、上田真仁が担当しました)
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民主衆院7区に中谷県議 県連が党本部に上申
http://www.kanaloco.jp/article/73244/cms_id/87033
2014.06.19 09:50:00
民主党県連が次期衆院選の候補予定者となる7区(横浜市港北区、都筑区)の総支部長に中谷一馬県議(30)=港北区選出=を充て、党本部に上申したことが18日、分かった。
中谷氏は菅直人衆院議員秘書などを経て2011年4月、県議選に初当選。現在1期目で、党の青年委員会副委員長、県連の青年局長などを務めた。
今月2日には馬淵澄夫選対委員長も横浜市内で7区総支部の地方議員と会合を持ち、「一定の期間を経た後、正式決定できれば」との考えを示したという。
中谷氏は来年春の県議選で公認候補予定者となっているが、7区総支部長に決まった段階で、県議選の公認は取り消される見通し。
滝田孝徳県連幹事長は、神奈川新聞社の取材に対し「中谷氏は行動力のある有能な人物。地元総支部の県議、横浜市議が全員一致で推したことも重視した」としている。
7区では、12年の前回衆院選で自民党の鈴木馨祐氏が当選。民主党の首藤信彦前衆院議員は落選後に離党し、現在の総支部長は暫定的に金子洋一県連代表が務めている。
【神奈川新聞】
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どうやら神戸の家は関の選挙区だったらしく,「関です」とペンで書かれた名刺がポストに入っていて猛烈に不愉快になった。
まあ秘書が配り回っているのであろうけど,自分らがやってることが人を不愉快にすることを自覚して欲しいところヽ(`Д´)ノ
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群馬1区に宮崎氏=民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014062400909
民主党は24日の常任幹事会で、次期衆院選群馬1区の公認候補に元職の宮崎岳志氏(44)を内定した。(2014/06/24-19:07)
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>>17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014062600405
徳島1区・福山氏比例へ=自民
自民党徳島県連は26日、衆院小選挙区の「0増5減」による定数減に伴い、次期衆院選で新徳島1区の公認候補となる支部長に後藤田正純氏(現3区)、新2区支部長に山口俊一氏(現2区)をそれぞれ充てる方針を固めた。現1区の現職福山守氏は比例四国ブロックに転出させ、党本部方針に基づき名簿上位での処遇を求める。29日の県連常任総務会で決定し、党本部に上申する。 (2014/06/26-11:45)
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世襲後藤田>>>>>>>>仙谷(民主党・大将クラス)のクビ取った福山
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140629-OYT1T50025.html?from=ytop_main6
橋下氏と松井氏、公明幹部の地元で衆院支部長に
2014年06月29日 11時21分
大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は28日、大阪市内で開かれた維新の全体会議で、日本維新の会の衆院大阪3区支部長に橋下氏、同16区支部長に松井一郎幹事長(大阪府知事)が就任する方針を示した。
3区は公明党の佐藤茂樹・府本部代表、16区は北側一雄・党副代表の地元。自らが国政に進出する可能性を示すことで、大阪都構想を巡って対決姿勢を強める公明党をけん制する狙いがある。
橋下氏は全体会議で、日本維新の会が分党することを踏まえ、「新しい党では松井幹事長が公認権を持っている」と説明。衆院大阪3区、16区の支部長に、それぞれ自身と松井氏が就任する考えを明らかにした。
衆院選挙区の支部長は通常、衆院議員や立候補予定者が務めるが、橋下氏は「知事、市長を辞めて国政に出るわけではない」と当面の国政進出は否定。そのうえで「都構想実現のため、ありとあらゆる方策をとりたい」と理解を求めた。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20140629-OYTNT50416.html
衆院3区自民公募 阿部氏が断念…無所属出馬へ
2014年06月30日
記者会見で断念の理由を説明する阿部氏(庄内町で) 自民党県連が実施している衆院山形3区の公認候補予定者を決める公募で、同区選出で無所属の阿部寿一衆院議員(54)が29日、庄内町で記者会見を開き、応募を断念し、次期衆院選に無所属で出馬する考えを明らかにした。現時点で公募に応じているのは加藤紘一元同党幹事長(75)の三女・鮎子氏(35)のみで、鮎子氏が無投票で支部長に選出される見通しとなった。
会見で阿部氏は「公募に付された条件を検討した結果、誓約書の提出が課されているが、次の衆院選を辞退せざるを得ないことになった場合、支持していただいた有権者の皆さんに申し開きできない」と述べ、党員投票に敗れた場合、次期衆院選に出馬しない旨を誓約書で約束しなければならないことが、断念の理由になったとした。
次期衆院選への対応については、「次期選挙に挑戦してほしいという声があり、無所属でもしっかりと戦っていく」としたうえで、「(酒田)市長時代から、自民党、保守系の方と歩んできた。(自民党入党を)今後も模索していく」と語った。
阿部氏は会見に先立ち、3区内の市町村議や後援会幹部ら有力支援者を集めた非公開の会合を開催。複数の出席者によると、阿部氏は、3区の党員数が急増し、そのほとんどが鮎子氏を支持するとみられることに触れ、「党員投票ではとても勝負にならない。次回の総選挙に立候補できないということはあってならない。公募には応募せず、無所属でも地域の皆さんとともに戦う」と述べたという。
今回の公募を巡っては当初、阿部氏と鮎子氏のほか、同党の佐藤ゆかり参院議員(52)の3人が意欲を示していたが、結果的に鮎子氏以外の2氏は、党県連が示した「現職参院議員は辞職が条件」「党員投票で敗れた場合、衆院選に立候補しない旨の誓約書を提出する」などとする条件を前に、断念に追い込まれた形だ。
一部には「現職の国会議員に厳しすぎる」との声も上がっているが、阿部氏は「公募、党員投票ということは、話し合われて決めたこと。良い悪いをコメントする立場にない」としながらも、「現職の議員が立候補を断念せざるを得ない条件は受け入れがたい」と不満をにじませる場面もあった。
また、鮎子氏側が党員集めを積極的に行ったことを念頭に、「党員は、党の考え方を支持して、党勢を盛り上げていこうという方が自発的に申し込むのが基本。だから私はあえて、党員投票のための入党をお願いしなかった」とも述べた。
県連によると、29日現在、公募に応じたのは鮎子氏のみ。30日の締め切りまでにほかに応募がなければ、7月1日の選挙管理委員会で鮎子氏の当選が確定する。
2014年06月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140630_51005.html
次期衆院選山形3区 現職阿部氏、応募せず 無所属で出馬へ
支部長選への応募断念を表明する阿部氏 次期衆院選山形3区の自民党公認候補となる党3区支部長選びで、無所属現職で前酒田市長の阿部寿一氏(54)は29日、県連の公募に応じない意向を表明した。30日に締め切られる公募には、加藤紘一元党幹事長の三女鮎子氏(35)が既に名乗りを上げている。阿部氏の応募断念により、鮎子氏が支部長に選任される公算が大きくなった。
阿部氏は山形県庄内町で記者会見し「支持者らの意見を聞いた結果、応募しない決断に至った」と述べた。次期衆院選は無所属で立候補する。
県連が応募条件とした「党員投票に敗れた場合は立候補せず、党公認候補を支援する」との誓約書提出を理由に挙げ「(支部長選びの)結果によって立候補辞退することは、有権者に申し開きができない」と説明した。
「現職議員が結果的に断念せざるを得ない条件を私自身も後援会も受け入れることはできない」とも語り、条件設定した県連を暗に批判した。
阿部氏は昨秋に自民党入りを模索した経緯がある。記者会見で「政権与党に属するよう努力することは私の責務だ」と述べ、支部長選には応じないものの、引き続き入党を目指す考えを示した。
支部長公募は現時点で鮎子氏以外に目立った動きはない。応募が鮎子氏1人の場合、県連は7月1日の選挙管理委員会で鮎子氏を当選者と決定。その後の選対会議で正式に支部長に選任する。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140630ddlk36010324000c.html
自民党県連:衆院新区割りで支部長決定 1区・後藤田、2区・山口両氏 /徳島
毎日新聞 2014年06月30日 地方版
衆院小選挙区定数の「0増5減」で、徳島の小選挙区が3から2となる区割り改定について自民党県連は29日、新1区支部長を3区の後藤田正純氏(44)、新2区支部長を2区の山口俊一氏(64)にすることを正式決定した。旧1区支部長の福山守氏(61)は衆院比例区第1支部長として比例へ転出する。徳島市内のホテルで常任総務会があり、全会一致で決定した。30日に党本部に上申する。
今回の決定について嘉見博之・県連幹事長は「今までの実績を基準に、勝てる候補者を選んだ」と説明。今後、新1区支部長としての後藤田氏の浸透を図るとしている。
一方、比例へ転出する福山氏は常任総務会で「選挙区で戦いたかったが、県連をばらばらにする争いは避けたい。後藤田、山口両氏を支える」と自らの考えを述べた。【加藤美穂子】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140630ddlk36010326000c.html
民主党県連:衆院新1区の公認候補、透明性確保し選定−−幹事会 /徳島
毎日新聞 2014年06月30日 地方版
民主党県連の幹事会が29日、徳島市内のホテルで開かれ、衆院小選挙区の区割り改定による新1区の公認候補選びについて、3月の県連大会で示した「公開討論会や党員・サポーターの世論調査などを行い、透明性を確保したやり方で選定する」ことを確認した。
自民党県連が新1区の支部長を後藤田正純氏(44)に決めたことについて、松崎清治・県連幹事長は報道陣の取材に「自民党が決めたからと言ってばたばたせず、粛々と選定を進めていきたい」と述べた。【立野将弘】
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20140701-OYT1T50055.html
支部長は加藤紘一氏の三女・鮎子氏…保守分裂か
2014年07月01日 10時31分
自民党山形県連は30日、衆院3区の公認候補予定者を決める公募の受け付けを終了した。
応募したのは加藤紘一元同党幹事長(75)の三女・鮎子氏(35)のみで、鮎子氏が支部長に選出されることが確実となった。
ただ、直前で応募を断念した現職の阿部寿一衆院議員(54)は、無所属で次期衆院選に出馬する意向を明らかにしており、2012年の前回衆院選同様、保守分裂選挙になる公算が大きい。
◆早めの党員確保奏功
支部長に就任する見通しとなった30日、鮎子氏は「支部長になることが目標ではなく、本選挙で勝利することが新人としての目標だ。その実現に向けて、気を引き締めて支持拡大に努める」と抱負を語った。
13年4月に紘一氏が議員活動からの引退を表明して以降、鮎子氏は公募による党員投票をにらみ、党員の維持・確保に取り組んできた。紘一氏の後援会関係者の支持のつなぎ留めを図る一方、若手の支援グループ「サポーターズ」を創設するなどして、約2000人の党員を確保したという。
ただ、鮎子氏には「世襲候補」という批判がつきまとう。支援者からも「『親の七光り』という声は根強い。鮎子氏の顔と名前が一致しない人も多く、知名度不足は否めない」と不安の声が上がる。紘一氏から引き継いだ後援会組織の高齢化も課題で、自前の組織づくりが当面の課題だ。
◆公認問題再浮上狙う
応募断念に追い込まれた阿部氏だが、6月29日の記者会見では終始穏やかな表情を見せた。阿部氏周辺は「父親の地盤を引き継ぐ鮎子氏に、党員投票で勝ち目がないのは最初から分かっていた。断念表明まで時間をかけたのは、自民党入りを熱望する支持者を説得するためだった」と明かす。
阿部氏やその支持者が同党公認獲得に向けて模索したのが、党員投票以外による方法だ。実際、12年衆院選の際の山形2区の公認候補予定者は、2区内17市町の支部役員による投票で決められている。
しかし、13年5月の県連大会で、阿部氏の後見人と目されていた岸宏一参院議員ではなく、遠藤利明県連会長が再任を決めたことにより、鮎子氏に近い県議らによる「公募による党員投票」の流れができた。今年4月末の3区幹部による会合で、阿部氏に近い県議が「(党員投票は)時期尚早だ」と再考を求めたが、賛同者はほとんどなかった。
自民党入りを希望しながら、再び同党公認候補と対決する可能性が高くなった阿部氏。後援会幹部は「鮎子氏に比例復活(当選)を許さない大差で勝利すれば、再び公認問題が浮上するはず」とあきらめていない。(加藤亮、藤井亮)
2014年07月01日 10時31分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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↑鮎子の発言
議員になるのが目的なんかい
議員になって「なにがしたい」くらい言えないんすかね?
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*>>384
チバQさんのお気持ちも分かりますが、
新人の時(当選前)の小泉進次郎氏は、
殆ど喋らなかったからね。
当時の対立候補の横粂勝仁氏にそのことを突っ込まれてたからね。
加藤鮎子氏もこれら小泉進次郎氏のように立派なブレーンが付くかどうかで
政治家人生が決まると思う。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140704/20140704031.html
公明党と「一緒に沈む」 橋下市長、大阪3区支部長就任
2014年7月4日
橋下徹大阪市長(日本維新の会代表)は3日の会見で、衆院選の大阪3区支部長に就任したことに言及した。大阪3区は公明党現職の選挙区。大阪都構想について公明党が対立していると捉え、橋下氏は「人生最大の裏切りを受けた。住民投票までと約束したんだから(関係の)修復がなければ一生懸けて一緒に沈んでいく」と語った。
公明党の現職議員がいる選挙区支部長への就任をめぐっては、松井一郎大阪府知事(日本維新の会幹事長)も大阪16区の支部長に就任したことを6月30日に明らかにしていた。
大阪3区は公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表、同16区は北側一雄党副代表の選挙区。北側氏は「どこに誰が立候補するかは、まったく自由だ」と話していた。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140704d
民主党県第3総支部、解散へ 三井氏、政党交付金は返還
一昨年12月の衆院選で秋田3区に民主党公認で立候補し、落選した三井マリ子氏(66)=長野県富士見町=が3日、県庁で会見し、自身が総支部長を務める党県第3総支部を解散する意向を明らかにした。党本部から総支部に配分された政党交付金約440万円は、国庫に返還する。
三井氏によると、党本部から6月26日付で、総支部を解散するか、総支部長を退任するよう要請があった。落選後、活動がほとんどないため、総支部の解散を決めた。
これを受け、選挙資金として党本部から配分された政党交付金の残額を国庫に返還することを決めた。三井氏は会見で「(党県連代表の)松浦大悟氏側から政党交付金の使途について詳細な説明がなかった。使わなければ国に返すのが原則だ」と述べた。
(2014/07/04 08:42 更新)
ソーシャル用ボタン
こみっとで日記
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140706/plc14070618000008-n1.htm
【岡田浩明の永田町便り】
「領地没収」で泣くのは誰か…自民、候補者調整難航 「0増5減」の波紋
2014.7.6 18:00 (1/3ページ)[岡田浩明の永田町便り]
「一票の格差」を是正する衆院選挙区の「0増5減」に伴う自民党の候補者調整が難航を極めている。「5減」対象は山梨、福井、佐賀、高知、徳島の5県。いずれも選挙区3から2に減少する。特に山梨は無所属候補の出方も絡み、出口がみえない。国会議員にとって駆けずり回ってきた選挙地盤を手放す事実上の「領地没収」は死活問題。仁義なき“甲州戦争”が水面下で繰り広げられている。
「定数の枠に収まらない場合は、比例の上位で処遇するとした党の選挙対策要綱に従って運用する」
選挙を仕切る自民党の石破茂幹事長は先月13日の記者会見で、「0増5減」で選挙区を手放す現職議員の扱いについて、次期衆院選で比例単独名簿の上位で処遇する考えを明かした。
ただ、要綱で比例単独での立候補は原則2回までとしている規定を踏まえ、石破氏は「(この処遇は)未来永劫というわけではない」と付け加えた。
昨年6月、選挙区の区割りを改定する改正公職選挙法が成立し、「0増5減」の区割り変更は次期衆院選から適用される。一票の格差是正措置とはいえ、平成24年の衆院選で大勝し、政権復帰を果たした自民党にとって「5減」は決してプラスに作用しない。削減対象の5県、計15選挙区の候補者全員が比例復活も含めて当選しているからだ。
とりわけ山梨はいずれも1年生議員で、1区の宮川典子、2区の堀内詔子、3区の中谷真一の3氏のうち、1人が選挙区を手放さざるを得ない。3氏とも選挙区からの出馬を望んでいるが、このうち宮川氏は他の2人に比べて最も厳しい環境に置かれている。
区割り変更の結果、山梨は県都・甲府市を含む1区が2区と3区、つまり次期衆院選の新1区と新2区に選挙地盤が分割されてしまうからだ。
山梨県内の市町村別の有権者数でみれば、宮川氏の苦悩は深まる。山梨1区の有権者数は大票田の甲府市が約15万人、宮川氏の出身地を含めた残る山梨、甲州市などは計約6万人。次期衆院選では新1区に甲府市が、新2区に山梨市など残る自治体がそれぞれ編入される。宮川氏は「(3氏のうち)選挙区で雄一、勝利したことを評価してもらい」と語る。だが、新1区か、新2区か−。出馬する選挙区は後援会の意見も分かれ、決め切れていないのが実情だ。
新2区に焦点をあてれば、現在の2区で復活当選の堀内氏のほか、無所属の長崎幸太郎氏が出馬に向けて準備を進めている。長崎氏は17年の郵政選挙で郵政造反組の堀内光雄元総務会長に対する刺客候補として出馬、比例で復活当選を果たした。
その後、堀内光雄氏の復党に伴い、20年の衆院選で自民党公認を得られず無所属で出馬するも落選。24年の衆院選で再選し、無所属のまま自民党二階派に入会している。
「今後もずっと新2区から出馬する」と明言する長崎氏にしてみれば、次期衆院選の新2区に現在の1区から編入される山梨、甲州両市の新たな選挙地盤を開拓するのは当然。対する宮川氏の陣営は「うちの地盤に土足で入り込んでもらっては困る」と不快感をあらわにする。
長崎氏が4月に甲州市などに働きかけて開催した「全国ブドウサミット」に対しても、宮川氏の陣営は「政治利用だ」と反発すれば、二階派の同僚議員が自治体の首長から陳情を受ける席上、長崎氏が同席していたことに自民党山梨県連は反発。「けしからん。猛省を促す」と党本部に抗議した。
票田を着々と開拓する長崎氏の“侵入”に、宮川氏の陣営が神経質になるのも当然。同時に、新1区か、新2区か、それとも比例転出か−処遇が決まらず、身動きがとれない宮川氏の陣営は焦りを募らせる。
加えて二階派の夏の研修会は山梨県で開催し、宮川氏陣営を牽制しようとする思惑が垣間見える。堀内詔子氏が所属する岸田派も前回に続き、山梨県で開く予定だ。
山梨を含む5県の候補者調整の裁定を委ねられている自民党。調整のメドがついたのは高知と徳島だけ。もともと候補者調整を済ませる時期について、昨年の時点で「年内」と決めていたが、「今春先」「今国会中」とずれ込み、今度は「お盆前」をメドに決める意向だ。
処遇が決まらなければ、お盆時期の恒例行事への参加や、あいさつ回りもできないからだ。ポスターの掲示場所さえ決まらない。そのスキを縫って対抗馬が新たな票の掘り起こしに奔走する。こんな事態に、自民党選対幹部はこうぼやく。
「泥沼の争いを早く収めたいが…」
果たして誰が笑い、誰が泣くのか−。
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千葉7区支部長に新人=結い
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014070800773
結いの党は8日、次期衆院選の立候補予定者として、千葉7区支部長に新人で司法書士の石塚貞通氏(47)を充てると発表した。 (2014/07/08-18:45)
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2012年にみんなの党から出た人か
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ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140710d
次期衆院選秋田1区、山内氏を擁立 共産、2、3区も検討進める
共産党県委員会(米田吉正委員長)は9日、次期衆院選秋田1区の党公認候補として、党県議の山内梅良氏(66)=秋田市雄和=を擁立すると発表した。比例代表との重複立候補については未定だという。
県庁で会見した山内氏は「集団的自衛権の行使容認など、安倍政権の暴走政治を止めなければならない。暮らしを良くしてほしいとの願いを背負い、県民に希望を与えたい」と述べた。訴える政策として、学費や医療費の無償化、環太平洋連携協定(TPP)への参加反対などを挙げた。
山内氏の擁立は8日の党県委員会総会で決定。次期衆院選2、3区と、次期参院選本県選挙区の擁立作業も進めている。
(2014/07/10 10:02 更新)
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県議のままの方がいいのにねぇ。
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5月の記事
集団的自衛権の解釈変更に向け、消えない衆院解散論
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140517/plc14051718000002-n1.htm
2014.5.17 18:00[松本浩史の政界走り書き]
先行きがおぼつかないから、いかにもとっぴな打開策がささやかれる。集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更をめぐり、20日から行われる自民、公明両党の協議は、双方の見解が食い違うため、心許ない見立てばかりが取り沙汰されている。こんな袋小路に光明を差し入れるため、衆院解散・総選挙の可能性に言及する向きも出始めた。
中国の野心的な海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル問題など、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しており、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)が15日、行使容認を提唱する報告書を取りまとめたのは、実に当たり前のことであり、安倍晋三首相も記者会見で積極姿勢を見せたのは、「自国を自分の手で守る」という覚悟がにじみ出ていて、一国のリーダーたる風格が漂っていた。
これを受けた自公協議では、漁民に偽装した武装集団による離島占拠など、武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」への対応を先行して議論する運びだ。公明党も憲法問題が生じにくいことから、これには理解を示しており、うまくいけば自衛隊法改正は今秋の臨時国会で処理できるかもしれない。
ところが、言われているように、公海上で攻撃を受けた米艦の防護やシーレーン(海上交通路)における戦闘下での掃海活動など、肝心の集団的自衛権に絡む議論になると、今にも地割れが始まりそうだ雰囲気だから、気をもんでしまう。
「日米防衛協力の指針(ガイドライン)の年内改定を控えており、それとない落とし所が自公両党で了解されていなくてはならなかった。けれども、落とし所を詰め切れないまま協議が始まることになった」
政府関係者は協議の見通しに関し、「見切り発車」であることを認める。自民党は、昭和34年の最高裁砂川判決を踏まえ「限定容認論」を提唱し、これらの事例に対応できるとしている。これに対し、公明党はいずれも個別的自衛権や警察権で対応可能としており、解釈変更の必要などさらさらない−との立場を貫いている。対立はこの上なく底深いわけだ。
公明党とすれば、「平和の党」としての存在意義が問われている面もある。自民党との連立後、イラクの非戦闘地域での人道支援や多国籍軍への支援を可能にするイラク復興支援特別措置法などに賛成したが、憲法の平和主義はしたたかに党体質に刻まれている。ところが、行使容認は、支援組織である創価学会の婦人部などに「海外での武力活動につながる」などと慎重論が強いだけに、妥協は容易ではない。
となれば、折り合うのはかなりの難事であり、事の次第によっては、連立政権に重大なきしみが生じかねない。そこで、どうとも動けなくなるような事態を回避するカードとして唱えられているのが衆院解散論で、いわば民意を追い風に解釈変更に弾みをつけようというわけだ。当然ながら、自公両党の与党で過半数を獲得できるとの読みがある。
「(集団的自衛権の解釈変更は)衆院選や参院選での国民との約束を実行に移すものだ」
首相は15日、安保法制懇の報告書を受け取った後、記者会見に臨み、改めて国政選挙で信を問うことは考えていないとの姿勢を示した。しかし、その可能性に早くから触れていたのは誰あろう、首相本人である。2月の衆院予算委で「政府答弁に責任を持って、その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける」と明言し、公明党の反発を買った。
自民党幹部は「解散を持ち出すことで公明党を牽(けん)制(せい)し、歩み寄りを促す思惑があったのだろう。けれども、今では公明党に配慮することで譲歩を引き出そうとしている」と説明する。首相が会見で与党協議の結果に基づき解釈変更の閣議決定をする考えを示したのも、そうした思惑が透ける。
ただ、党内には、内閣支持率が高く、「アベノミクス」効果で経済が好調な今秋あたりに衆院解散を打てば、確実に自公両党で過半数を獲得できると見て、「衆院解散に踏み切り、世論の支持を大義にして解釈変更を実現させた方が得策」(中堅)との意見がある。「慎重論が根強い創価学会の説得材料にもなり得る」(同)という期待感もうかがえる。
政府・自民党とすれば、解釈変更がかなうもかなわないも、公明党の出方次第なため、目配り、気配りにぬかりがあってはならない。けれども、公明党に歩み寄りの気配がいささかもみられないとき、果たしてもつれをほどく有効な一打はあるのか。協議の底流に衆院解散論が渦巻いていることは知っておいていい。
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最近の記事
「解散風」じわり 今秋も「衆参ダブル」はかすむ 「今年10月説」…拉致問題を成果に? 「来年8月説」も
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140709/plc14070923160024-n1.htm
2014.7.9 23:16
政府・自民党内でにわかに衆院解散論議がかまびすしくなっている。一時、安倍晋三首相の念頭にあった平成28年夏の「衆参同日選」は影を潜め、今ささやかれているのは、北朝鮮による日本人拉致被害者が帰国した場合の「10月解散説」だ。また、来年8月に解散し、翌9月末が任期満了となる党総裁選になだれ込むシナリオも浮上している。(水内茂幸)
「消費税、エネルギーや農業の政策、安全保障で国会の議論を尽くし、賛成であれ反対であれ、国論が醸成されたときだ」
自民党の石破茂幹事長は8日、BSフジ番組で、消費税や安保法制をめぐる議論が衆院解散の引き金になる可能性に言及した。「党利党略で、今やれば自民党が増えるとか、そういう話ではない」とも強調した。
しかし、解散に「党利党略」はつきものだ。今秋を展望すると、首相が解散を断行しやすい環境になることが分かる。
北朝鮮による拉致被害者の調査結果が8月末にも出る。北朝鮮は調査対象を「拉致被害者を含むすべての日本人」と幅広く設定しており、もし拉致被害者らの帰国が実現すれば内閣支持率が上がるのは確実だ。野党側の再編や選挙態勢は進んでおらず、自民党幹部は「年内選挙なら野党を根絶やしにできる」とほくそ笑む。
9月上旬にも内閣改造で態勢を整え、臨時国会召集直後に衆院を解散する−というシナリオが出ているのはこのためだ。東京電力福島第1原発事故後初となる福島県知事選の10月26日に合わせる案も出ている。ただ、衆院選の「大義」が見当たらないのが難点だ。
逆に、11月以降は首相にとって厳しい政治環境に入る。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の移設問題が争点となる沖縄県知事選は11月16日が投開票。年末には消費税率を27年10月に10%へ引き上げるかどうかの判断を迫られる。
連立を組む公明党は、来年4月の統一地方選に力を入れており、「統一選前後3カ月の解散は避けたいのが本音」(自民党幹部)という。公明党は衆参同日選にも否定的だ。
一方、首相周辺は「今後は政権の成果を積み上げる。統一選の結果が芳しくなくても、その影響が消える来年8月の解散なら問題ない。圧勝すれば、その勢いで総裁選で再選し、長期政権の礎を築く」との戦略を描く。
政府は、集団的自衛権行使を容認するための関連法案を来年の通常国会で一括提出する方針で、法案の本格審議は統一地方選後になる見通しだ。自民党は安保論議を通じて野党が分断することをもくろむ。しかし、行使容認の閣議決定で内閣支持率が低落したことから、首相にとってはもろ刃の剣といえる。
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>>392
年齢的に県議の世代交代ついでの「最後のご奉公」出馬な気が・・・
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140712/stt14071208500001-n1.htm
0増5減、徳島と高知は月内決着 自民、福井はコスタリカで調整
2014.7.12 08:50 (1/2ページ)
自民党は11日、衆院選挙区定数を「0増5減」する区割り変更をめぐり党内で難航している候補者調整について、選挙区数を3から2に減らす5県のうち、徳島は1区の福山守氏、高知は1区の福井照元文部科学副大臣を選挙区から比例代表に回す方針を固めた。今月中に正式決定する。福井については、2人を選挙区と比例代表で交互に擁立する「コスタリカ方式」の導入で調整している。
比例に回る徳島の福山氏と高知の福井氏は、ともに四国ブロックの名簿順位上位で優遇する方針だ。
福井では、1区の稲田朋美行政改革担当相、2区の山本拓衆院拉致問題特別委員長、3区の高木毅国土交通副大臣がいずれも選挙区からの出馬を求めている。県連レベルで調整がつかなかったため、党執行部は裁定に入っており、県庁所在地の福井市の大部分を選挙区に抱える稲田氏を選挙区候補者として残した上で、山本、高木両氏をコスタリカ方式で対応する方向で調整している。
残る山梨と佐賀は調整が難航している。山梨では、1区の宮川典子氏だけが選挙区で当選しており、2区の堀内詔子、3区の中谷真一両氏はともに南関東ブロックでの比例復活当選。2区で当選している長崎幸太郎氏は無所属だが、かつては自民党衆院議員だったことから、長崎氏の存在が調整を難しくしている。
長崎氏は、「郵政造反」組でその後復党した堀内光雄元総務会長と2区をめぐる選挙区争いに敗れ、平成21年7月に自民党を離党した。長崎氏は復党を求めており、執行部からは「いつまでも無所属議員に選挙区を取られていて、よいわけがない」として、復党させるべきだとの声が上がる。ただ県連は復党に反発、事態は複雑化している。
佐賀では、3区の保利耕輔元自治相が昨年末に引退を表明したが、県連は現在の3人態勢の維持を求めており、石破茂幹事長は5月の県連大会で「定数は減るが、佐賀から出ている3人は必ず党として守る」と明言した。しかも保利氏は意中の後継者がいるとされ、1区の岩田和親氏、2区の今村雅弘元農水副大臣が選挙区を分け合うという円満決着になるかどうかは見通せない。
執行部は「夏に地元回りができない状態なのは望ましくない」として決着を急いでいるが、月内に決まるのは、四国の2県にとどまりそうだ。
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>>396
佐賀は保利インタイデ簡単に決まるかと思いきや新人擁立する気なのか
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民主、青森4区に新人=次期衆院選
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014072200959
民主党は22日の常任幹事会で、次期衆院選青森4区の公認候補に新人で党青森県連幹事長の山内崇氏(59)を内定した。一方、埼玉13区で擁立予定だった元職の森岡洋一郎氏(39)の公認取り消しを決めた。本人の健康問題が理由という。(2014/07/22-21:06)
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07時点での経歴
>山内氏は弘前市(旧相馬村)出身。父親は旧社会党の衆院議員・故山内弘氏。一九九五年、旧社会推薦で県議に初当選した。
> 九六年の衆院選で木村氏を支援し、社民党を離党。木村氏の自民復党後の二〇〇〇年三月に自民入りした。
> しかし〇三年、木村氏の父で当時の木村守男知事の女性問題をめぐる不信任案への対応で、知事辞任の流れをつくった党県連執行部に同調し、木村氏から離れた。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/1571
09年衆院選
>民主は今回、自民を飛び出した県議の山内崇との候補者調整の結果、国民新だった津島を「勝てる候補」として公認し、非自民勢力を一本化。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/576
11年知事選
>注目は得票差。三村氏が約34万9000票を獲得したのに対し、山内氏は4分の1にも満たない約8万3000票だった。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/1752
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http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014073101001062.html
自民、山梨1区はコスタリカ方式 次回は宮川典子氏
自民党は31日、衆院の1票の格差を是正する「0増5減」で定数が3から2に減る山梨県について、新1区を選挙のたびに小選挙区と比例代表候補を入れ替える「コスタリカ方式」とすることを決めた。次期衆院選は選挙区から宮川典子氏(山梨1区)が、比例代表南関東ブロックの名簿上位で中谷真一氏(比例南関東)が立候補する。
石破茂幹事長が宮川氏らと党本部で会談し、合意した。新2区は堀内詔子氏(比例南関東)が支部長となる。自民党はコスタリカ方式を09年衆院選の群馬1区などを最後に解消したが、復活することとなった。
次々回選挙では中谷氏が新1区、宮川氏が比例となる。
2014/07/31 12:58 【共同通信】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140731/stt14073121050006-n1.htm
自民「コスタリカ方式」復活 次期衆院選 山梨新1区
2014.7.31 21:05
自民党は31日、衆院の「一票の格差」を是正する「0増5減」で定数が3から2に減る山梨県について、新1区を選挙ごとに選挙区と比例代表候補を入れ替える「コスタリカ方式」にすることを決めた。同党は平成21年の衆院選を最後にコスタリカ方式を廃止したが、候補者調整が難航したため復活させた。
次期衆院選では、現1区選出の宮川典子氏を選挙区で擁立し、中谷真一氏を比例代表南関東ブロックの名簿上位に登載する。新2区は同ブロックの堀内詔子氏を充てる。石破茂幹事長と河村建夫選対委員長が31日、3氏と会談し、確認書を交わした。
現2区で堀内氏を破った無所属の長崎幸太郎氏は、堀内光雄元総務会長との選挙区争いに敗れて自民党を離党した経緯がある。党内には長崎氏の復党を求める声もあり、河村氏は記者団に「今後はその調整もしなければならない」と述べた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140802ddlk19010064000c.html
衆院選:自民新1区「コスタリカ」に批判意見相次ぐ 宮川氏後援会 /山梨
毎日新聞 2014年08月02日 地方版
県内の選挙区定数が3から2に減る次期衆院選で、自民党本部が現職の宮川典子、中谷真一両氏を新1区と比例で交代で立候補させる「コスタリカ」方式としたことを巡り、宮川氏の後援会は1日、緊急役員会を甲府市内で開いた。後援会幹部は会合後、「批判的な意見が多く出た。選挙で勝って(党に)ものを言えるようにしたい」などと述べた。
コスタリカ方式は31日、党本部で石破茂幹事長、宮川氏ら現職3議員、県連幹部らが合意。次回選挙は宮川氏が新1区、中谷氏が比例代表とし、次々回は交代する一方、新2区は堀内詔子氏を候補とする内容の裁定書に署名した。
選挙区での出馬を要望していた宮川氏は、1日の役員会後の記者会見で「(新2区の)峡東地域で私が多くの票を得たことが忘れられている。複雑な思いだが、まず新1区で有無を言わせぬくらい勝ちたい」と述べた。【屋代尚則】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140801ddlk19010042000c.html
衆院選:小選挙区定数減 「たらい回し」批判も 自民新1区、「コスタリカ」で決着 /山梨
毎日新聞 2014年08月01日 地方版
3候補者らが署名した裁定書を示す自民党県連の皆川巌幹事長(右)と清水武則会長
3候補者らが署名した裁定書を示す自民党県連の皆川巌幹事長(右)と清水武則会長
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1票の格差是正に伴い、県内の衆院小選挙区が3から2に減る問題で、自民党は31日、現職3議員のうち宮川典子氏(35)と中谷真一氏(37)が次回衆院選から新1区と比例代表で選挙のたびに交代で立候補する「コスタリカ方式」にすることを決めた。新2区は堀内詔子氏(48)を候補とする。前回選で唯一選挙区で勝った宮川氏の支援者からは不満の声が漏れる一方、識者からは「格差是正の趣旨にもとる」などと“議席のたらい回し”への批判も出ている。【片平知宏、山縣章子】
2012年の前回衆院選では山梨1区で宮川氏が当選、2区の堀内氏、3区の中谷氏は選挙区で落選したが比例復活した。県連は定数削減を受け、調整を党本部に一任。中谷氏は新1区、堀内氏は新2区を希望し、宮川氏は「選挙区での出馬」を要望していた。
31日に3議員と清水武則・党県連会長らが党本部に赴き、石破茂幹事長らから提示された裁定書に署名した。次回は宮川氏が新1区から出馬し、中谷氏は比例・南関東ブロックで名簿単独上位で載せる。次々回は中谷氏が新1区、宮川氏が比例とし、選挙ごとに交代するとしている。
2人とも選挙区出馬の機会を与える一方、比例に回る時は名簿上位で議席を「約束」する内容で、記者会見した清水会長は「党本部は相当苦慮した。3人に異論はないと思う」と述べた。
宮川氏は取材に「いろんな思いはあるが、党人として従う」とし、中谷氏は「決定に従い、引き続き努力したい」と述べた。堀内氏は「3人ともバッジを付ける可能性を残そうと懸命に考えてもらった結果」などと話した。
ただ、宮川氏の支持者は複雑な反応だ。2010年に参院選で惜敗したが、後援会組織などを地道に強化して12年衆院選は圧勝。ある女性支援者は「比例は納得できない」と憤る。後援会「ひまわり典支(てんし)会」の末木好臣会長は「次で良い得票を出し、意見を言える立場になりたい」と含みを残した。
比例で上位優遇する「山梨枠」も見通しは不透明だ。党の選挙対策要綱では優遇は「原則2回」とされ、石破茂幹事長は今年6月の記者会見で「未来永劫(えいごう)に保証するものでもない」と述べている。
「コスタリカ方式」は新1区の候補者の絞り込みに伴う党内調整の「痛み」を先送りしたとも言え、なお曲折は避けられそうもない。
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■ことば
◇コスタリカ方式
衆院選の小選挙区で同じ政党の現職同士が競合する場合、選挙区と比例代表で選挙のたびに交互に立候補する方式。1996年の衆院選で同一政党から複数の当選が可能だった中選挙区制から小選挙区制に変わったのをきっかけに、候補者調整のため主に自民党で行われてきた。同一選挙区で国会議員の連続再選を禁じる中米・コスタリカの選挙制度をヒントに名付けられたが、趣旨は全く異なる。
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>>375
惜敗率50%以上で末公認(引退・年齢制限除く)
北海道⇒無し
東北⇒石山
北関東⇒中野
東京⇒加藤
南関東⇒村越 三村
北信越⇒村井
東海⇒無し
近畿⇒北神 市村
中国⇒和田
四国⇒仁木
九州⇒城井 川内
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152409
「福田赳夫の孫」恐々 蓮舫氏が進める「衆院東京6区」鞍替え
2014年8月7日
参院議員に初当選してからはや10年。民主党の蓮舫元行政刷新相(46)が、衆議院に鞍替えする準備を進めているという。
将来、総理の椅子を狙っている蓮舫にとって、衆院への鞍替えは至上命題。過去にも何度か囁かれたことがあるが、今回はテッパンのようだ。
「鞍替えのネックになっていたのが選挙区です。蓮舫にすれば、自宅のある東京5区から出たいところですが、ここは民主党前職の手塚仁雄が再起を図ろうとしているから無理。自民党石原環境相の東京8区か、下村文科相の東京11区も候補といわれていましたが、結局、東京6区に決まったそうです。9月解散があるかもしれないから、民主党は急ピッチで調整を進めたようです」(関係者)
■「お姉さん」の地盤引き継ぎ
東京6区は小宮山洋子元厚労相が長く守ってきた地盤。蓮舫は小宮山を「政界のお姉さん」と慕ってきたが、その小宮山は前回の衆院選に敗れ、今年1月に政界引退を表明した。蓮舫は姉貴分の地盤を引き継ぐことになる。
これに戦々恐々なのが、小宮山と過去に4回対決し、2勝2敗の自民党の現職、越智隆雄(50)だ。
越智は元首相の福田赳夫と福田康夫が祖父と叔父で、父親が元金融相の越智通雄という“サラブレッド”。その割に選挙は強くない。
「世田谷区の9割をカバーする東京6区は新興住宅街が多くあり、無党派層がたくさんいます。蓮舫さんは区長の保坂展人さんの支援が見込めるでしょうし、何より知名度がある。出馬したら有利に選挙戦を進めることになると思います」(政治評論家の伊藤達美氏)
事務所に問い合わせると、「蓮舫と連絡を取ります」と秘書が言ったが、5日夜までに回答はなかった。
2010年参院選
蓮舫 1,710,73428.06% 民主 現 行政刷新相
竹谷とし子 806,86213.23% 公明 新 公認会計士
中川雅治 711,17111.66% 自民 現 〈元〉環境事務次官
小川敏夫 696,67211.43% 民主 現 弁護士
松田 公太 656,02910.76% みんな 新 〈元〉飲食会社長
===当落線===================
小池 晃 552,1879.06% 共産 現 党政策委員長
東海 由紀子 299,3434.91% 自民 新 〈元〉日本GE部長
山田 宏 200,6923.29% 諸派 新 〈元〉杉並区長
小倉 麻子 120,0231.97% た日 新 弁護士
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ほお。
“小沢ガールズ”太田和美元衆院議員、維新へ 生活離党、千葉8区から出馬 【政風ちば】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00010007-chibatopi-l12
生活の党の元衆院議員、太田和美氏(34)が同党を離党し、日本維新の会に入党する意向であることが8日、関係者への取材で分かった。次期衆院選では維新公認で千葉8区から立候補するとみられる。
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>>406
予想通りとはいえ、福島を見棄てるんですね
福島に嫁に来ましたとか言ってなかったか?こいつ
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離婚する自由もある。最後は金目の福島に愛想が尽きたのかもね。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140808/stt14080800050001-n1.htm
民主、衆院選候補選び進まず 党勢低迷影響 野党連携狙い自制? でもすでに40区超で競合
2014.8.8 00:05 (1/2ページ)
早期の衆院解散・総選挙がささやかれる中、民主党の候補者選びが難航している。党勢低迷の中、295小選挙区のうち内定者は130人で、半分以下の状況だ。海江田万里代表は自民党が突出した「1強多弱」の下、他の野党と選挙協力を進める方針だが、野党間で競合する選挙区はすでに40選挙区を超えている。
「早ければ今年の秋、遅くとも来年夏に安倍晋三首相は衆院を解散するのではないか」
民主党内では最近、こうした情報がしきりに飛び交う。衆院議員の任期満了は平成28年12月で、折り返しの2年も過ぎていない。だが、党支持率が30%台で安定する自民党と対照的に民主党は1桁台に沈み、「今の態勢では、また惨敗だ」との焦りが広がる。これが海江田氏の来年9月の任期満了を待たない代表選の前倒し要求にもつながった。
候補者擁立作業も足踏みが続く。次期衆院選の小選挙区の公認候補を意味する総支部長は、次回から消滅する山梨3区の後藤斎衆院議員を除き130人。内訳は現職55人、前職69人、新人6人となっている。
大畠章宏幹事長は7日の記者会見で「秋の臨時国会までに安倍政権の内閣支持率と不支持率を逆転させる」と意気込んだ。だが、ある現職の中堅議員さえ「地元を回っても、民主党というだけで敬遠される」とぼやく。3年3カ月にわたる政権時代の負のイメージを払拭し切れておらず、来春の統一地方選に向けても「地方議員の離党が相次いでいる」(岡田克也前副総理)という状態だ。
一方、あえて候補者擁立作業を自制しているとの見方もある。選対幹部は「いろいろな人から公認認定の圧力があるが、党の基準を厳正に守っている」として、「勝てる候補」の選定に慎重を期す。
海江田氏は野党が一つにまとまる「野党再編」には消極的だが、野党が統一候補を絞って自民党に対峙(たいじ)する「野党連携」には前向きだ。6月から本格化させた他の野党との党首会談でも候補者調整を持ちかけている。自前の候補を早く決めると、後の調整が難航することになりかねない。
選挙協力の進展は不透明だが、すでに次期衆院選に向けて40選挙区以上で民主党と他の野党候補予定者は競合する。現職議員に限っても、大阪10区の辻元清美氏と日本維新の会の松浪健太氏など11選挙区でかち合っており、難しい調整は避けられそうにない。(酒井充)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20140810-OHT1T50050.html
【永田町ノート】逆風に翻弄される新人議員2014年8月10日15時0分 スポーツ報知
119対1。永田町でよく話題になるこの数字。何を意味するか、おわかりだろうか?
自民、民主両党の当選1回の衆院議員の数だ。「1」は、民主党でたった1人の新人議員、寺島義幸氏(長野3区)。羽田孜元首相の秘書、長野県議会議長を経て国会議員になっただけに、還暦を過ぎた新人である。
2012年の前回衆院選では、引退した羽田氏の地盤を引き継いで辛勝した。本人は「オヤジ(羽田氏)のおかげ」と謙虚に語るが、県議6期で培った人脈と後援会がなければ、他の民主党候補と同様、逆風に吹き飛ばされていただろう。
新人は、知名度が低い上に地盤も弱いため、特に逆風に弱いと言われている。寺島氏は、次の選挙で再び逆風が吹くかどうかについて、「民主党の再生次第」と指摘し、「政府・与党へのチェック機能をしっかり果たし、中道の民意をくみ上げる政党として国民にアピールできるかがカギだ」と表情を引き締める。
一方の自民党。119人の新人の中で、異彩を放つ11人の集団がある。疾風にも負けない強い草を意味する「勁草(けいそう)の会」だ。
11人は、自民党が政権から転落した09年衆院選で落選したものの、前回に初当選を果たした「リベンジ組」。穴見陽一(大分1区)、橋本英教(比例東北)氏らが中心メンバーだ。
逆風と追い風の両方を経験した穴見氏らは「逆風が来ても負けずに、勁草のごとく勝ち続ける」と誓い合い、会を発足させた。毎月1回、元自民党幹事長の野中広務、加藤紘一、中川秀直氏ら、引退した大物政治家を招いて政治家の心得を学んでいる。目先の選挙テクニックではなく、政治家としての資質を磨くのが目的だ。
近年の衆院選は、圧倒的な議席を獲得する政党が選挙のたびに替わり、「振り子現象」と呼ばれている。逆風に翻弄された新人議員たちは、その経験を踏まえ、しっかりと根を張ることができるか―。(谷)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140813ddm005010033000c.html
選挙:次期衆院選 野党、50選挙区で競合 候補調整が難航
毎日新聞 2014年08月13日 東京朝刊
次期衆院選に向けた野党の選挙区調整が難航しそうだ。毎日新聞の調べでは、民主党、日本維新の会など7党の候補予定者が競合しているのは、295小選挙区で50選挙区に上った。自民党の「1強多弱」に対抗するために、候補が重複しないよう選挙協力をすべきだとの声は出ているものの、具体策はまったく浮かんでいないのが実情だ。【葛西大博】
民主、維新両党と次世代の党、みんなの党、結いの党、生活の党、社民党で、現職議員か元職や新人などの公認候補が決定している選挙区を調べた。衆院選の選挙協力に否定的な共産党、衆院議員のいない新党改革の2党は除いた。
候補の競合は都市部で目立ち、東京は8選挙区、大阪は4選挙区で重複していた。民主党の海江田万里代表は12日、BS日テレの番組収録で「選挙協力はやらなければいけない。他の党もそれぞれあるから、調整に入る前段階のさばきをやったほうがいい」と述べ、調整を急ぐ考えを示した。
民主党は現職56人、元職・新人75人の計131人が候補に内定している。現職を含む54人が内定している日本維新の会とは、維新の本拠地がある大阪での調整が課題だ。大阪10区で重複する民主の辻元清美氏、維新の松浪健太氏はいずれも現職。11区は民主前職の平野博文元官房長官と維新現職の伊東信久氏が重なっており、一本化はたやすくない。
維新幹部は「民主などとの野党連携で一番問題になるのが大阪だ」と指摘する。民主党が8日に開いた会合では、大阪府連から「維新とは組めない。戦わないといけない」と、選挙協力に難色を示す意見が出された。
ただ、民主党は、維新の松野頼久国会議員団代表(熊本1区)▽みんなの浅尾慶一郎代表(神奈川4区)▽結いの江田憲司代表(神奈川8区)▽生活の小沢一郎代表(岩手4区)らの選挙区では候補を決めていない。党幹部は「野党再編に備えた埋め方をしている」と解説する。
野党の候補者が1人もいない「空白区」も多く、295選挙区のうち約3分の1に及んでいる。
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◇次期衆院選で野党候補が重複する選挙区(共産、改革除く)
北海道 1区、2区、3区
青森 3区
岩手 1区
宮城 1区
山形 2区
栃木 2区
群馬 1区
埼玉 4区、8区、10区
千葉 1区、9区、13区
神奈川 3区、9区
山梨 新1区
東京 1区、2区、5区、6区、7区、10区、19区、23区
長野 1区、2区、3区
静岡 1区、3区、6区
愛知 4区、5区、12区
滋賀 4区
京都 3区、4区
大阪 7区、10区、11区、19区
兵庫 3区、5区、7区
広島 3区
愛媛 3区
福岡 10区
長崎 2区、4区
※山梨新1区は定数削減で区割り変更対象
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140813-00000276-yamagata-l06
共産党市議団、加藤鮎子氏「司会」に苦言 16日の鶴岡赤川花火大会
山形新聞 8月13日(水)12時5分配信
自民党県3区支部長に就いた加藤鮎子氏が赤川花火大会(16日、鶴岡市)で総合司会を務めることとなり、日本共産党鶴岡市議団は12日「特定の政党、(衆院選)立候補予定者の売名につながる運営が行われる」として、大会に1200万円の補助金を支出する鶴岡市に苦言を呈した。
関徹団長ら同市議団3人が同日、市役所で佐藤茂商工観光部長に適切な対応を求めるとする要請書を提出。書面で「大会は市民に親しまれる祭りとして定着し、市民の募金、企業からの協賛金と市の補助金が支出される事業」とした上で、「祭りを楽しみたいという市民の願いを損ない、県内外の人にも不信の念を抱かれる」と指摘した。
大会の主催は鶴岡青年会議所(JC)などでつくる大会実行委員会。同市議団は多額の公金が支出することの是非が問われるとの理由から、市に実行委員会への働き掛けを求めた。
これに対し、市から市議団の意向が伝えられた斎藤亮一実行委員長は「昨年は渋滞の影響で依頼した司会者が間に合わず、地元から選出しようという声が上がった」と説明し、「昨年も実行委員として運営に関わった加藤氏が、6日の実行委員会で適任と決まった。台本を読むだけで、売名行為には当たらないと思う。変更は考えていない」と述べた。
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>>411
誰か競合してる政党と候補者をリスト化してくれないかなあー
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140820ddm005010068000c.html
選挙:次期衆院選 民主、徳島新1区の候補者調整難航
毎日新聞 2014年08月20日 東京朝刊
民主党は19日の常任幹事会で、次期衆院選で小選挙区が3から2に減る徳島県について、新1区の暫定総支部長に新2区総支部長の高井美穂前衆院議員を充てることを決めた。新1区からの立候補を目指している仙谷由人元官房長官と仁木博文前衆院議員はいずれも同区総支部長代行とする。総支部長は衆院選の公認候補になるが、両氏の調整は難航しそうだ。
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野党競合区リスト(北海道・東北・北関東編)(本部未承認含む)
民:民主党 維:日本維新の会 結:結いの党 次:次世代の党 み:みんなの党 生:生活の党 無:野党系無所属
北海道1 横路孝弘(民) 大竹智志(維)
北海道2 三井辨雄(民) 高橋美穂(維)
北海道3 荒井聡(民) 小和田康文(維)
青森3 田名部匡代(民) 山内卓(生)
山形2 近藤洋介(民) 川野裕章(維)
宮城1 郡和子(民) 林宙紀(結)
岩手1 階猛(民) 達曽洋子(生)
栃木2 福田昭夫(民) 柏倉裕司(み)
群馬1 宮崎岳志(民) 上野宏志(次)
埼玉4 神風英男(民) 青柳仁士(維)
埼玉8 小野塚勝俊(民) 並木正芳(維)
埼玉10 坂本裕之輔(維)松崎哲久(生)
埼玉12 本多平直(民) 永沼宏之(み)
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野党競合区リスト(南関東編)(本部未承認含む)
民:民主党 維:日本維新の会 結:結いの党 次:次世代の党 み:みんなの党 生:生活の党 無:野党系無所属
千葉1 田島要(民) 田沢隆志(次)
千葉9 奥野総一郎(民)西田譲(次)
千葉13 若井康彦(民) 椎木保(維)
神奈川3 勝俣浩一郎(民)湯沢大地(維)
神奈川7 中谷一馬(民) 松田学(次)
神奈川9 笠浩史(民) 椎名毅(結)
神奈川10 城島光力(民) 横田光弘(次)
神奈川12 中塚一宏(民) 甘粕和彦(次) 阿部知子(無)
神奈川14 本村賢太郎(民)中本太衛(次)
神奈川18 中田宏(次) 樋高剛(生)
山梨1 後藤斎(民) 小沢鋭仁(維) 中島克仁(み)
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野党競合区リスト(東京編)(本部未承認含む)
民:民主党 維:日本維新の会 結:結いの党 次:次世代の党 み:みんなの党 生:生活の党 無:野党系無所属
東京1 海江田万里(民) 野沢哲夫(生)
東京2 中山義活(民) 大熊利昭(み)
東京4 藤田憲彦(民) 犬伏修一(次)
東京5 手塚仁雄(民) 渡辺徹(次) 三谷英弘(み)
東京6 加藤義隆(維) 落合貴之(結)
東京7 長妻昭(民) 岡本幸三(生)
東京10 江端貴子(民) 多ヶ谷亮(生)
東京15 田中美絵子(民) 柿澤未途(結)
東京19 末松義規(民) 山田宏(次) 渡辺浩一郎(生)
東京22 山花郁夫(民) 鹿野晃(次)
東京23 櫛渕万里(民) 伊藤俊輔(次)
東京24 阿久津幸彦(民) 藤井義裕(次)
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>>416
[誤]千葉1区 田沢隆志(次)
[正]千葉1区 田沼隆志(次)
[誤]神奈川3区 勝俣浩一郎(民)
[正]神奈川3区 勝又恒一郎(民)
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>>417
東京7は民主→旧維新→次世代の吉田浩一郎も出馬準備をしてる模様
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野党競合区リスト(北信越・東海編)(本部未承認含む)
民:民主党 維:日本維新の会 結:結いの党 次:次世代の党 み:みんなの党 生:生活の党 無:野党系無所属
長野1 篠原孝(民) 宮沢隆仁(次)
長野2 下条みつ(民) 百瀬智之(維)
長野3 寺島義幸(民) 井出庸生(結)
愛知4 刀禰勝之(民) 牧義夫(結)
愛知5 赤松広隆(民) 小山憲一(維)
愛知12 中根康浩(民) 重徳和彦(維)
岐阜4 今井雅人(維) 藤井孝男(次)
静岡1 牧野聖修(民) 小池政就(結)
静岡3 小山展弘(民) 鈴木望(維)
静岡6 渡辺周(民) 日吉雄太(生)
静岡8 源馬謙太郎(維)太田真平(生)
三重3 岡田克也(民) 深尾浩紹(次)
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野党競合区リスト(近畿・中国・四国・九州編)(本部未承認含む)
民:民主党 維:日本維新の会 結:結いの党 次:次世代の党 み:みんなの党 生:生活の党 無:野党系無所属
大阪7 上西小百合(維) 渡辺義彦(生)
大阪10 辻元清美(民) 松波健太(維)
大阪11 平野博文(民) 伊東信久(維)
大阪19 長安豊(民) 丸山穂高(維)
滋賀4 徳永久志(民) 岩永裕貴(維)
京都3 泉健太(民) 清水鴻一郎(維)
京都4 畑本久仁枝(維) 豊田潤多郎(生)
兵庫1 井戸正枝(民) 井坂信彦(結)
兵庫3 横畑和幸(民) 新原秀人(維)
兵庫5 梶原康弘(民) 三木圭恵(維)
兵庫7 石井登志郎(民) 畠中光成(結)
徳島1 仙谷由人(民) 仁木博文(民) 岡佑樹(次)
愛媛3 白石洋一(民) 森夏枝(維)
広島3 橋本博明(民) 中丸啓(次)
福岡2 稲富修二(民) 頭山晋太郎(次)
福岡4 河野正美(維) 古賀敬章(生)
福岡10 城井崇(民) 佐藤正夫(み)
長崎2 大久保潔重(民) 奥村慎太郎(維)
長崎4 宮島大典(民) 末次精一(生)
鹿児島1 川内博史(民) 山之内毅(維)
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有り難うございます。
それ程多いって訳でもないんですねー。(まあ十分多いって見方もありましょうけど。。)
多くは無いとは云え話し合いで選挙区移動とかは難しいでしょうから,96年でしたか新進と旧民主がぶつかって自民に漁夫の利をもたらした総選挙の様に一回は激突して得票見ないと話し合いの気運は出てこないんでしょうねぇ。。
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木っ端政党同士で一生争ってていいよ。その方が日本のためになるから。
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>>415-421
名無しさん ありがとうございます!
>>422
多くはないとはいえ、「野党が勝てるならココ」ってところが軒並み
競合区ですからねえ。国替え先はロクなところがないですからね・・・
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/104214
自民候補者選考に焦り 定数1減の衆院佐賀
2014年09月14日 15時27分
衆院定数削減を受けた候補者選定などを協議した自民党佐賀県連の代表役員会。具体的な進展はなく、今後も難しい調整が予想される=佐賀市のマリトピア
衆院小選挙区の「0増5減」に伴い、次期選挙から定数が3から2に「1減」となる佐賀選挙区で、自民党佐賀県連の候補者調整が進まない。党本部が比例代表での優遇枠を含め現在の公認「3枠」の確保を約束したものの、今期限りで引退する保利耕輔議員(現3区)の後継が定まらず、誰を比例候補にするかも決めかねている。現職2人に続く新人候補に、保利氏後継として名前が浮上する古川康知事は去就判断を11月以降に先送り。来年秋の解散総選挙もささやかれるなか、関係者には焦りの色が見え始めた。
「いたずらに時間はかけられない。10月11日の代表役員会・総務会までには、現職2人のどちらが比例に回るかを決め、新たな候補をどう選ぶかを議論したい」。約4カ月ぶりに開いた13日の代表役員会。調整に向けた具体的進展はなく、会長の福岡資麿参院議員の報道陣への説明も、歯切れが悪い言葉が続いた。
新1、2区の調整をめぐっては、現職の岩田和親議員(現1区)と今村雅弘議員(現2区)が出馬の意向を示していた。県連は「現有3議席」確保を目的に、党本部に小選挙区とは別に比例優遇枠の確保を要請。6月の党本部決定を受け、「前提が整った」として本格調整に入った。
党本部は「比例優遇枠は現職を充てるべき」との方針を示しており、県連内部では、期数が多く経験豊富な今村氏の比例転出が常識的という見方でほぼ一致している。新1区は、選挙区が従来と大きく変わらない岩田氏に落ち着くとの声が多い。
最大の焦点は新2区の候補だ。県連が条件に挙げるのは「民主党候補に勝てて、選挙区内がまとまって推せる候補」。条件を満たす人物として新2区の関係者が口をそろえるのが古川知事と福岡参院議員の2人だ。ただ、福岡氏は県連会長として調整の「行司役」を務めており、唐津市の県連関係者からは古川氏の出馬に期待が高まっていた。
そこに「想定外」の事態が舞い込む。7月下旬、政府が自衛隊の新型輸送機オスプレイを佐賀空港に配備する計画を公表した。突然の計画浮上で「思惑が狂った」と県西部の県議。古川氏は9月の去就表明を見送り、知事の衆院選出馬に期待していた唐津の支援者たちも身動きが取れなくなった。
保利後援会幹部の一人は「困ったことが起きたが、国防の問題は短期間で決着する話ではない。大きな流れができたら、次の人に任せ、(国政転身を)決断してもいいのでは」と事態の好転を祈る。別の党関係者も「改革派と呼ばれた知事たちは2〜3期で勇退している。行政課題はいつだって残る。古川さんも同じような判断をすると思う」と期待を寄せる。
自民の候補者選定が立ち遅れるなか、対立候補となる民主党の大串博志議員は、唐津市などで精力的な活動を展開する。「イベントだけでなく、その準備会にも顔を出しており、個人人気も浸透してきている。これだけ入ってこられたら、ひっくり返すのは相当大変だ」。関係者の危機感は強く、早期の調整を求める声も日増しに高まっている。
参議院の選挙制度改革の行方も調整に影響を見せ始めている。現在、座長案として示されている福岡県との「合区」になった場合、佐賀の議席確保は困難との見方が強い。2年後に改選を控える現職の福岡氏に対し、衆院へのくら替えを望む声も上がっている。
「行司役で今回は駄目という話だが、古川知事が出られないなら話は別。参院の選挙制度が不透明なら、これを機にもう一度、衆院に転身してもいいのでは」とある唐津市議。福岡氏は自身のくら替えを否定するが、ベテラン県議の一人は「福岡会長なら唐津を含めて選挙区はまとまる。行司役として自分から声は上げられないが、タイミングが来たら周りから要請する」。状況次第で「福岡擁立」のシナリオを描く。それぞれの思惑が交錯し、候補者選定は混沌(こんとん)としている。
▽衆議院定数の「0増5減」
「1票の格差」是正のため、2013年6月に公選法を改正。次期選挙から佐賀、山梨、福井、徳島、高知の5県の定数が3から2へ「1減」される。対象県のうち、自民党では佐賀と福井両県の調整が終わっていない。民主党佐賀県連は、新1区に原口一博議員、新2区に大串博志議員を充てることを決定している。
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>>416
神奈川10 城島光力(民) との競合解消か?
でも、東京1東京7は競合のままですね>>417
http://mainichi.jp/select/news/20140917k0000m010023000c.html
次世代の党:衆院支部長3人決める
毎日新聞 2014年09月16日 18時40分
次世代の党は16日、次期衆院選で党公認候補になる小選挙区支部長3人を決めた。横田光弘氏を神奈川10区から同1区に、渡辺徹氏を東京5区から同1区にそれぞれ変更し、東京7区に吉田康一郎氏を充てた。
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>>426
神奈川一区は、生活の党、次世代の党が候補者を決定。
民主党、みんなの党、維新の党も候補者を擁立するだろうから、
野党統一候補者なんてとても無理だろうね。
松本純氏は高みの見物だね。
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次期衆院選で民主 中谷氏ら3氏内定
カナロコ by 神奈川新聞 9月17日 7時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140916-00101737-kana-l14
民主党は16日の常任幹事会で、次期衆院選の公認候補として、北海道9区に山岡達丸元衆院議員(35)、神奈川7区に中谷一馬・神奈川県議(31)、京都4区で北神圭朗元衆院議員(47)の3氏を内定した。
最終更新: 9月17日 7時3分
カナロコ by 神奈川新聞
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20140919ddlk36010544000c.html
選挙:民主県連代表は1区公認候補に 高井・前衆院議員意向 /徳島
毎日新聞 2014年09月19日 地方版
元副文部科学相で民主党県連代表の高井美穂・前衆院議員(42)は18日、県庁で記者会見し、自身が来春の県議選に立候補するに伴い、3月に就いた県連代表の役職を、次期衆院選新徳島1区の公認候補に譲る意向を明らかにした。新1区には、仙谷由人元官房長官と仁木博文前衆院議員が民主党公認で立候補を目指しており、県連が現在、どちらかを選ぶために党員を対象にしたアンケートを実施している。
高井氏は新2区の公認候補に内定していたが、今月中に党本部へ辞退の文書を送るという。
高井氏はこの日、県議選三好1区(定数2)からの立候補を正式に表明した。党公認を得るかは「厳しい選挙になると思うので、どんな形で出るか熟慮したい」と述べ、無所属での立候補も視野に入れていることを明らかにした。【加藤美穂子】
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http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141008-OYTNT50270.html
衆院4区 自民が候補公募
2014年10月09日
自民党県連は8日、次期衆院選に向け、民主党・野田佳彦前首相が前回圧勝し、県内唯一の自民現職空白区となっている千葉4区(船橋市)の候補者を公募する方針を固めた。来春の統一地方選後に候補者を決定する。統一地方選に向けては、候補者の公認・推薦基準案を初めてまとめた。次期参院選には、千葉選挙区(改選定数3)への2候補擁立を本格的に検討する。
東京・永田町の自民党本部で同日開かれた県選出国会議員団会議で確認された。
同党は衆院千葉4区に、2009年、12年と続けて藤田幹雄元衆院議員を擁立したが、野田氏に7万票以上の大差で連敗した。県連は「現状打破のため新たな人材を募る必要がある」と判断した。
年内にも公募に向けた委員会を県連内に設置し、選考基準を決めて募集を始める。来春の統一選後、速やかに候補者を決定したい考えだ。藤田氏の応募も受け付ける方向で検討している。
一方、初めて明文化した統一選の公認・推薦のための基準案は、県議選の擁立で「選挙区の現職の意向を考慮する」と明記。新人候補は、地域支部からの申請のみ受け付けるとした。党勢拡大に向け、現職を含め50人以上の党員獲得も公認・推薦の条件に掲げた。
基準は10月中に開く県連の選挙対策委員会で正式決定する。年内に第1次公認・推薦を決定する見通しだ。
16年夏の参院選に向けては、県連幹部がこの日の会議で、千葉選挙区への2人の公認候補擁立を提案した。改選を迎える現職の猪口邦子氏に加え、新人を擁立する案だが、会議では「党勢を見極めた上で判断すべきだ」との意見もあり、結論を先送りした。統一選後に改めて協議する。
次期参院選の千葉選挙区では、猪口氏のほか民主党の小西洋之参院議員、みんなの党の水野賢一幹事長が改選となる。自民党は、改選定数が2から3に増えた07年以降、3回連続で公認候補を2人擁立している。
2014年10月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141012-OYS1T50009.html
佐賀2区の今村氏 自民県連が比例単独候補に
2014年10月12日
自民党佐賀県連は11日に総務会を開き、衆院小選挙区を「0増5減」する区割り変更に伴う候補者調整で、現佐賀2区の今村雅弘氏(67)を比例九州ブロックの単独候補とすることを決めた。近く、党本部に申請し、正式に決定する見通し。
佐賀県は九州で唯一、区割り変更の対象で、次期衆院選から小選挙区が3から2に減る。自民党は、選挙区を失う現職を比例単独候補として各ブロックの名簿上位で処遇する方針を決めている。
県連はこの日、現佐賀1区の岩田和親氏(41)を、新たな佐賀1区に擁立することも決めた。新2区の候補は未定で、選考作業を進める。現3区の保利耕輔氏(80)は引退を表明している。
2014年10月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20141011-OYTNT50266.html
自民新2区人選に焦点 衆院小選挙区
2014年10月12日
総務会であいさつする福岡氏(左)と今村氏(右から2人目)
衆院小選挙区を「0増5減」する区割り変更に伴う候補者調整で、現2区の今村雅弘氏(67)を比例九州ブロックの単独候補とすることを、11日の総務会で決めた自民党県連。次期衆院選で3から2に減る小選挙区と比例で、現状維持となる3人の当選を目指す。現3区の保利耕輔氏(80)は引退を表明しており、今後は「空白」となった新2区の人選に焦点が移る。
0増5減は1票の格差是正が目的。対象の山梨、福井、徳島、高知、佐賀5県のうち、対応が決まっていないのは福井、佐賀両県。6月に5県の現職1人が比例単独候補として立候補すれば、名簿上位で処遇することが決まり、県連では岩田氏と今村氏のどちらを比例候補とするかの調整が続いていた。
この日の総務会では、今村氏の比例転出に加え、新1区の候補に現1区の岩田和親氏(41)を選んだ。終了後、今村氏は報道陣に対し、「県全体のことを考えて決断した。保利氏が引退するが、県連の戦力が低下しないよう自分が先頭に立つ」と決意を語った。
総務会の出席者は読売新聞の取材に対し、唐津市などを含む新2区の候補について、同市出身の古川知事(56)と、県連会長の福岡資麿氏(41)(参院佐賀選挙区)の名前を挙げた。
来年4月に3期目の任期を終える古川知事は7日の定例記者会見で、自らの去就について「11月にも判断する」と言及。新2区の地方議員の1人は「知名度が高い知事が本命」と漏らす。ただ、別の議員は、7月に急浮上したオスプレイの佐賀空港配備問題を考慮して「現状では難しいのでは」と慎重な見方を示す。
一昨年の衆院選や昨年の参院選で、県連会長として県内全域をくまなく回り、知名度もある福岡氏に、参院議員からのくら替えを望む関係者も少なくない。
新2区内のある県議は「地元では、『(福岡氏は)若くて人柄がいい』と、支持する声が多い」と将来性に期待する。
県連は11月23日に再び総務会を開き、新2区の人選方法を決める予定だ。県連の地域組織や職域支部の意見を聞いて進める方針で、福岡氏は「挙党一致態勢が何より大事。一刻も早く勝てる候補を擁立したい」と早急に作業を進める考えを示した。
2014年10月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/113956
古川知事の去就焦点 新2区選定「道半ば」
2014年10月12日 09時32分
今村雅弘衆院議員の比例転出を決めた自民党佐賀県連の総務会。今後、新2区の候補者選定が焦点になる=佐賀市のマリトピア
今村雅弘衆院議員の比例転出を決めた自民党佐賀県連の総務会。今後、新2区の候補者選定が焦点になる=佐賀市のマリトピア
衆院の小選挙区「0増5減」に伴う自民党佐賀県連の候補者調整で、現職で佐賀2区の今村雅弘氏の比例代表転出と、現佐賀1区の岩田和親氏の新1区起用が11日、決まった。今後、新2区の候補者選定が本格化するが、選挙区最大の有権者を抱える唐津市などの関係者からは古川康知事の擁立を望む声が上がる。来年4月に任期満了を迎え、来夏の衆院解散もささやかれる中、古川知事が「11月」としている去就の決断が最大の焦点になる。
「まだ道半ば」。この日、立て続けに会議を開いた県連の福岡資麿会長は現状をそう説明した。保利耕輔議員の勇退表明から9カ月余り。ようやく現職2人の処遇には道筋をつけたが、ある県連幹部は「これからが本番。しっかり手順を踏み、挙党態勢をつくることが重要」と指摘する。
総務会では、新2区候補の選定遅れに強い危機感を訴える声が上がった。西部地区の支部長は「相手は100メートル競走で既に60メートルまで走っているのに、うちはスタートさえ切っていない。遅れれば遅れるほど届かなくなる」と、一刻も早い調整を要請した。
県連が掲げる候補の条件は「県連全体が一体感を持って推し、民主党に勝てる候補」。唐津市出身で世論調査の評価も高い古川知事は「願ったり」(県中部の県議)の候補だ。唐津を代表する老舗企業宮島醤油社長で、唐津商工会議所会頭の宮島清一氏(63)が古川知事の後援会長に就いたこともあり、「新2区の席を空けて待つ態勢を整えた。あとは知事の決断次第」と期待感を口にする。
その古川知事はこの日、公務で県内を駆け回った。「今村さんの判断について、私から言えることは何もない。ただ、私自身の知事選への判断は、予定通り11月に話させていただく」。唐津市関係者から「保利後継」として国政転出への期待の声がある一方、佐賀市の支持者には「知事続投」を望む声も。「佐賀の声と、唐津の声を聞くたびに心が揺れるんだよね」。複雑な心境をのぞかせた。
ただ、県連内には古川知事への期待だけが先行することに懸念の声も漏れる。唐津市の関係者は「古川さんには、知事として残ってもらった方が地元にはプラスという声もある」と言い、中部地区の県議は「古川知事にふられた場合、どうするのか」。西部地区の県議は「唐津主導で古川知事を担いでも、鹿島市などの意向はどうなのか。新幹線長崎ルート問題の感情的なしこりが完全に消えたわけではない」と指摘する。
県連は今後、候補選定の手順について市町村支部などに意見を聞きながら、11月23日の総務会で方針を決める。福岡会長は「民主党が先行しているが、追いつき、追い越すには挙党一致が必要。どんな形で支部の声を吸い上げていくか。選考過程に関わったと感じてもらうことが大切」。あえて期限を切らず、丁寧に手続きを踏む考えを強調した。
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【0増5減 自民党調整】
■山梨県
旧1区:宮川典子 →新1区コスタリカ
旧2区:堀内詔子(比例復活) →新2区
旧3区:中谷真一(比例復活) →新1区コスタリカ
無所属2区当選:長崎幸太郎
■福井県 未定
旧1区:稲田朋美
旧2区:山本拓
旧3区:高木毅
■徳島県
旧1区:福山守 →比例
旧2区:山口俊一 →新2区
旧3区:後藤田正純 →新1区
■高知県
旧1区:福井照 →比例
旧2区:中谷元 →新1区
旧3区:山本有二 →新2区
■佐賀県
旧1区:岩田和親 →新1区
旧2区:今村雅弘 →比例
旧3区:保利耕輔 →引退
古川康知事?福岡資麿参議員?→新2区
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141012-OYT1T50036.html?from=yartcl_blist
野党4党が「統一候補」構想…次期衆院選向け
2014年10月13日 18時57分
民主党、維新の党、次世代の党、みんなの党の4党が、次期衆院選に向けて選挙区調整を行う構想が浮上している。
ライバルに選挙区を譲ってでも、自民党の「1強」体制に対抗する狙いがあるが、各党とも事情は複雑で、前途多難だ。
構想を主導するのは民主党だ。枝野幹事長は10日の日本記者クラブでの記者会見で、「自分の党の当選がベストシナリオだが、勝ち目がない時のセカンドベストは、自公より他の野党が議席を取り、『1強多弱』を解消することだ」と述べ、野党間の協力を推し進めたい意向をにじませた。
次回から五つ減って295となる小選挙区で、民主党の候補予定者は現在133人、維新の党は67人、次世代の党は25人、みんなの党は6人となっている。4党の候補予定者がいない「空白区」は計113選挙区あり、選挙区を互いに譲り、すみ分けた場合、自公に対して勝算はぐっと高まるとみられる。民主党幹部は「4党の『統一候補』を100人擁立できれば、新党並みのインパクトだ」と期待を寄せる。
一方で、この構想にはハードルも多い。
民主党は過去、衆院選で小選挙区に270人前後の候補者を擁立してきたが、次回、一定の選挙区を他党に譲る場合、候補者を減らさなければならない。岡田克也代表代行は4〜5日、維新の本拠地・大阪に入り、落選中の民主党前議員に会い、「維新との選挙区調整を実現したい」と頭を下げた。こうした執行部の方針に対し、次回も公認を狙う前議員からは「国政をあきらめろということか」と不満の声も漏れている。民主と維新が競合する選挙区も、現在31あり、調整は容易ではない。
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>>431-434
どっちにしろ早く新2区の候補者決めて欲しい。
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佐賀2区は保利直系を出すと云うことなんでしょうね〜。
我が奈良2区は気色悪い高市の選挙区。
なんとしても落としたい。野党統一候補に山下生駒市長を担ぎ出したい。。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141021ddg041010009000c.html
衆院選:民主福岡1区 元復興相の松本氏、出馬せず
毎日新聞 2014年10月21日 西部夕刊
2012年12月の衆院選福岡1区で落選した民主党の松本龍・元環境相(63)が次期衆院選に出馬しないことが21日、分かった。松本氏は取材に対し「(前回衆院選から)1年10カ月さまざまなことを見て、考えてきた。結論として出馬しないと思い至った」とコメントした。既に党本部や福岡県連幹部に意向を伝えたという。
松本氏は1990年衆院選で初当選以降、衆院議員を連続7期務めた。民主党政権で環境相を務めたが、復興担当相として東日本大震災の被災地を訪れ「知恵を出したところは助け、出さないやつは助けない」と発言。猛反発を受け、2011年7月に就任9日目で引責辞任した。その後の前回衆院選で自民新人に大敗した。【中山裕司】
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>>437
古川康知事?福岡資麿参議員?ってことだから直系ではないような・・・
唐津から代議士(古川)を出したい唐津の意地と、新人だと比例上位を狙えないという県連の理由じゃないですかね?
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民主党久しぶりの「新人」じゃないですか?
http://www.sankei.com/region/news/141021/rgn1410210034-n1.html
2014.10.21 07:02
衆院静岡2区候補予定者、民主が松尾氏選任へ
民主党県連(会長=細野豪志衆院議員)は20日、静岡市内で常任幹事会を開き、衆院静岡2区の候補予定者となる空席の同区総支部長に、元環境省課長補佐の松尾勉氏(30)を選任する方向で調整していることが報告された。
松尾氏は群馬県出身。東大文学部を卒業後、環境省に入省。同省水・大気環境局総務課長補佐などを務めた。既に環境省を退職後、細野会長の秘書を務めている。衆院静岡2区総支部長は津川祥吾氏が辞任し、空席となっており、松尾氏の選任は同区総支部からの申請を受け、来月の常任幹事会で正式決定する見通し。
また、来春の統一地方選に向け、県議選で現職の佐野愛子氏(藤枝市選挙区)と浜松市議選で現職の丸井通晴氏の公認、県議選で元職の戸塚久美子氏(掛川市選挙区)の推薦が決定したことも明らかになった。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014102300856
衆院選候補100人以上=維新方針
維新の党は23日、結党後初の選挙対策委員会の会合を開き、次期衆院選に向け、100人以上の候補者を早期に擁立する方針を決めた。江田憲司共同代表は記者会見で「できたての新党だ。民主党や他党との候補者調整は考えずに、公募や新人発掘を精力的に進める」と語った。
維新の公認内定者は現在、現職を含め70人弱。橋下徹共同代表は、民主党との候補者調整に否定的な考えを示している。 (2014/10/23-20:26)
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前回維新は何人立てたんですかね?
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5703 名前:チバQ 投稿日: 2014/10/23(木) 21:03:55
http://www.sankei.com/politics/news/141023/plt1410230004-n1.html
2014.10.23 09:00
消滅区、異例の選挙戦 衆院山梨3区、来年4月補選へ
ブログに書く0
来年4月に衆院山梨3区で補欠選挙が行われる見通しとなった。山梨県知事選(来年1月8日告示、25日投開票)に同選挙区選出の民主党の後藤斎(ひとし)氏が出馬する意向で、近く辞職するためだ。「一票の格差」是正の「0増5減」により、山梨3区は次期衆院選で統合されるため、各党は「消える選挙区」への対応に頭を痛めそうだ。
後藤氏は21日、枝野幸男幹事長に離党届を提出した。枝野氏は「預かり」としたが、後藤氏は18日の甲府市での記者会見で「人口減少が進む山梨の現状に政治経験を生かしたい」と述べている。
山梨は次期衆院選で選挙区数が3から2に減り、3区は1、2両区の一部と統合して「新1区」になる。それでも、後藤氏が知事選に立候補すると、衆院解散がない限り、3区補選は統一地方選の市区町村長選と同じ来年4月26日投開票で実施される。
安倍晋三政権の行方を左右する重要な選挙になるが、自民党は地方組織が統一選対応に追われるため、選挙態勢の構築が課題であり、民主党は「消える選挙区」のための新たな候補者探しに苦労しそうだ。
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>>439
「唐津にゆかりのある人物」に、そこまで拘るとは。
やはり、旧3区は保守王国・佐賀の中でも究極、ガチガチの保守地区なんだと痛感した。
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調べてみた。
>>442
立候補者数 172
(内訳)
小選挙区 151
比例区 172(重複 151)
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http://www.sankei.com/politics/news/141028/plt1410280004-n1.html
2014.10.27 22:42
【次期衆院選】
民主と維新 難航必至の候補者調整 競合すでに30選挙区 維新は独走 100人以上擁立へ
年内の衆院解散論がささやかれる中、民主党と維新の党は国会での共闘関係を強めている。だが、次期衆院選で目指す選挙協力では維新が候補者100人以上の擁立を宣言しており、調整は難航が必至となっている。
民主、維新両党の国対委員長は27日、国会内で会談し、安倍晋三首相が出席する30日の衆院予算委員会の対応として、両党であらかじめ質問のすみ分けを行った上で首相を追及することを確認した。
一方、選挙態勢については、維新の江田憲司共同代表が23日の記者会見で「候補者100人以上の擁立を目指す。新人発掘を精力的に進めていきたい。民主党とバッティングすると考えていたら、できるわけない」と語り、独自に取り組みを本格化させる考えを示した。民主党との選挙協力に否定的なのは、共同代表の橋下徹大阪市長が「大阪都構想」などの政策で民主党や同党支持労組の自治労などと対決していることが大きい。
これに対し、民主党の海江田万里代表は27日の記者会見で「国会での共同歩調は順調だ。選挙の調整うんぬんはそこから先の話だ」と言葉を濁した。
野党第一党の民主と第二党の維新が小選挙区の候補者を調整しなければ、自民、公明両党相手に共倒れするのは明らかだ。民主党の公認内定者は約130人、維新は約70人で、両党だけですでに30選挙区で競合している。選挙協力に合意したとしても現実にはそう簡単に調整がつきそうもない。
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http://mainichi.jp/select/news/20141028k0000m010094000c.html
政治:じわり解散ムード…閣僚不祥事、相次ぎ
毎日新聞 2014年10月27日 23時08分
小渕優子前経済産業相らの「ダブル辞任」に続き、後任の宮沢洋一経産相の「政治とカネ」問題が浮上し、政府・与党は宮沢氏を擁護して事態を乗り切ろうと懸命だ。だが、安倍晋三首相が12月に判断する消費再増税や、来春以降の集団的自衛権の行使容認を巡る法整備など、今後も政権への批判が高まる展開が懸念される。政府・与党の一部には「負け幅が少ないうちに」と早期解散を求める意見がくすぶり始めている。【小田中大】
首相は消費税率10%への引き上げ是非について、12月8日以降の年内に判断する予定。この判断を注視する政府・与党幹部の間で、早期解散を求める声は表面化しておらず、首相自身も衆院解散について、6日の衆院予算委員会で「今の段階では全く考えていない」と答弁している。
安倍政権は消費増税の判断以降も▽来年4月の統一地方選▽集団的自衛権などに関する安全保障法制の国会審議−−などが相次いで控えている。このため9月の改造以降、こうした重要日程を越えた来夏以降に衆院解散があり得る、との見方が与野党に強かった。
ただ、相次ぐ閣僚の不祥事が発覚したことを受け、国民に慎重論がある消費再増税や、強い政権批判を招いた集団的自衛権の法整備が、さらにやりづらくなる可能性が指摘され始めている。
このため、自民党執行部に近い中堅議員は「再増税の判断を保留し、12月解散に踏み切ってはどうか」とつぶやく。なお堅調な内閣支持率を踏まえ、消費増税を争点化させないまま来年初頭の衆院選で政権が信任を得て、改めて重要政策に着手するシナリオだ。
一方、増税慎重派議員からも「増税を先送りし、早期解散すべきだ」との声が上がる。「当面消費税を上げない」または「消費増税の見送り」を旗印にすれば、衆院選で国民の支持を得やすい、との皮算用が働くためだ。
ただ消費再増税の延期や中止は、政府内の混乱が予想され、国際市場から日本の財政再建への姿勢も問われかねない。安倍政権が閣僚の不祥事どころでないリスクを抱え込む懸念もはらんでいる。
◇野党、選挙準備加速へ
野党は安倍内閣の閣僚で相次ぐ「政治とカネ」の問題を受け、政府・与党に早期の衆院解散・総選挙を迫る姿勢だ。高支持率を維持してきた安倍政権への反転攻勢のきっかけとしたい思惑もあり、総選挙に向けた準備を加速させる方針だ。
「任期の半分を過ぎればいつ解散があってもおかしくない『常在戦場』だ」。民主党の海江田万里代表は27日の記者会見でこう強調。枝野幸男幹事長も25日のテレビ番組で「(政府・与党の)問題点が浮き彫りになってきた。早く解散していただければこんなにありがたいことはない」と語るなど、挑発を繰り返している。
党幹部が相次いで解散に言及するのは、盤石だった安倍政権への支持が、閣僚の不祥事で揺らいでいるとみているためだ。政権の進める安全保障法制の整備など、賛否を明確にできないことが党の結束を妨げてきた経緯もあり、「解散ムード」をあおることで党内を引き締める狙いもありそうだ。
ただ、足元での選挙準備は十分ではない。民主党の公認候補は295小選挙区中133人と過半数に届かず、協力を模索する維新の党も約70人で目標を下回っている。
民主党は今月上旬、国政選挙対策本部を発足させ、空白区での候補擁立や野党間の候補者調整を急いでいる。民主党幹部は「200人近くを擁立したい」と意気込むが、与党への攻勢を維持するためには、さらなる作業の加速が迫られそうだ。【村尾哲、葛西大博】
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枝野君が吠えてるように 今解散してもいいんだよ?
野党が困るだけだから。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20141029b
寺田氏、次期衆院選秋田1区出馬へ 民主に復党、公認要請
元衆院議員の寺田学氏(38)=秋田市手形山=は28日、次期衆院選に秋田1区から立候補する意向を明らかにした。昨年の秋田市長選を機に離党した民主党の公認を得たいとしている。党公認が得られない場合は「無所属で出馬する」と話した。
寺田氏は取材に対し、「安倍政権の進めるアベノミクスは地方に恩恵をもたらさない。集団的自衛権の行使容認も認められない。自分が対立軸を示すべく、出馬を決めた」と語った。
今月15日、党県連に復党と党公認での出馬を申し入れた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141103ddm002010203000c.html
衆院選:共産が比例候補発表
毎日新聞 2014年11月03日 東京朝刊
共産党の志位和夫委員長は2日、東京都内で4年ぶりに開かれた「赤旗まつり」で講演し、安倍晋三政権について「集団的自衛権や沖縄新基地建設など国民の批判に耳を傾ける姿勢が全くない強権体質だ。古い金権体質でもある」と批判。消費再増税について「アベノミクスは悪循環の大失敗に陥っている。この経済状況での増税強行は自殺行為だ」とも述べた。
志位氏は昨年の東京都議選、参院選での議席増に触れ、「(来春の統一)地方選、国政選挙でこの躍進を本格的な流れに発展させる」と訴えた。
また、共産党は2日、次期衆院選比例代表の第1次公認候補19人(現職7人、新人12人)を発表した。佐々木憲昭氏(東海ブロック)は今期限りで引退する。候補者は次の通り。(敬称略)
北海道 畠山和也(新)▽東北 高橋千鶴子(現)▽北関東 塩川鉄也(現)、梅村早江子(新)▽南関東 志位和夫(現)、畑野君枝(新)▽東京 笠井亮(現)、宮本徹(新)、池内沙織(新)▽北陸信越 藤野保史(新)▽東海 本村伸子(新)▽近畿 穀田恵二(現)、宮本岳志(現)、清水忠史(新)、堀内照文(新)▽中国 大平喜信(新)▽四国 浜川百合子(新)▽九州 赤嶺政賢(現)、田村貴昭(新)
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>>437
保利氏の息子か娘が出る可能性は無いのだろうか?
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014110500924
衆院選へ公募開始=維新
維新の党は5日夜、東京と大阪でテレビ会議による執行役員会を開き、次期衆院選に向けた候補者の公募を週内に開始する方針を確認した。また、結党後初となる党大会を来年2月22日に大阪市内で開催することも決めた。
席上、江田憲司共同代表は「衆院は常在戦場だ。いつ(選挙が)あっても活動できる体制を一日も早く整えていこう」と訴えた。衆院選の候補者について、国会議員団は「100人以上」を早期に擁立する方針を確認しているが、松井一郎幹事長(大阪府知事)は記者団に「今の時点で何人でいいという線引きはしない」と語った。(2014/11/05-21:04)
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山梨3区補選に中谷真一が出馬した場合
http://www.chibanippo.co.jp/news/politics/223347
藤田氏繰り上げ当選の可能性 山梨知事選で思わぬ波紋 候補者公募決めた矢先 衆院千葉4区【政風ちば】
2014年11月6日 05:00
民主党の野田佳彦前首相が強固な地盤を誇る衆院千葉4区(船橋市、一部除く)。自民党は有力対抗馬の発掘へ候補者の公募を決めたばかりだが、1月に行われる山梨県知事選が思わぬ波紋を呼んでいる。民主党の地元議員が鞍替え出馬を表明、これに伴う衆院補欠選挙の構図によっては千葉4区の支部長を退いた藤田幹雄元議員が比例区で繰り上げ当選するためだ。自民党が政権を奪還した前回衆院選から間もなく2年。すでに藤田氏は地元政治活動を行っておらず、自民党内に困惑も見え隠れする。
“小泉郵政劇場”の風が吹いた2005年9月の衆院選。自民党の落下傘候補として千葉4区に出馬した藤田氏は野田氏に惜敗したが、 ・・・
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141108ddlk19010228000c.html
選挙:知事選 後藤氏が辞職願、出馬へ 衆院3区補選「消滅選挙区」に苦悩 /山梨
毎日新聞 2014年11月08日 地方版
来年1月25日に行われる知事選を巡り、すでに出馬を表明している後藤斎・衆院議員(57)=山梨3区、民主党に離党届を提出=は7日、議員辞職願を提出した。近く許可される見通しだ。辞職に伴い、来年4月26日に3区で補欠選挙が実施される見込み。しかし、3区は定数削減に伴い補選後の次期衆院選で「消える選挙区」。各党とも対応に頭を悩ませる。【山縣章子、屋代尚則、片平知宏】
衆院の1票の格差是正に伴う定数削減で、県内の小選挙区は3から2に減り、山梨3区は次期衆院選からはなくなり、新1区と新2区に再編される。しかし、後藤氏の辞職が許可されると、公職選挙法の規定で、現在の区割りのまま補欠選が実施される。
現在の衆院議員の任期は最長で2016年12月。補選で当選してもその間に衆院解散があればさらに任期が短くなる可能性もある。
前回、2012年12月の衆院選では後藤氏のほか、自民党の中谷真一氏(38)、みんなの党の中島克仁氏(47)、共産党の花田仁氏(53)が立候補。中谷氏と中島氏が比例復活した。
立候補が取りざたされる中谷氏の関係者は「地盤で選挙が行われる以上は、準備を進めていく」と話す。自民党県連の皆川巌幹事長は「これから検討する」とコメントした。
一方、民主党の中には逆風下で後藤氏が小選挙区で当選した実績を重んじ、県連内に「独自候補を擁立すべきだ」との声があるという。飯島修幹事長は「人物や政策を含めて、いろいろな角度から検討したい」と話した。
また、中島氏は「党の判断も考慮し、対応を検討していきたい」と述べるにとどまる。維新の党県総支部の丸山国一幹事長は「近く開かれる役員会で補選への対応を含め検討したい」と述べた。
前回、独自候補を擁立した共産党の花田県委員長は「擁立を前提に検討している」、社民党の山田厚県連代表は「消費税10%に反対するなど、政策で応援できる候補がいれば支持する」と答えた。
◇長崎氏は回答持ち越し 自民本部の出馬打診に
一方、自民党本部から出馬の打診を受けている元自民党の長崎幸太郎衆院議員(46)=山梨2区、無所属=は7日、打診に対する党本部への返答を持ち越した。関係者によると来週にもずれ込む見通しという。自民党は県連と共に引き続き独自候補擁立を模索するが、選挙戦まで残された時間は少ない。県連内には立候補を表明した後藤斎氏への「相乗り」論も浮上している。
長崎氏は既に周囲に現状では出馬は難しいとの見方を漏らしており、打診を断る可能性が高い。二階俊博総務会長、河村建夫前選挙対策委員長は同日、党本部で谷垣禎一幹事長と会談。「山梨が円満にいくよう」長崎氏も所属する派閥の意見を谷垣氏に伝えた。
自民党は県議会で二つの会派に分かれて対立が続き、両会派とも一致して支援できる候補者は擁立できていない。そこで、すでに立候補を表明し民主党県連代表を辞任した後藤氏を、自民党県連が相乗りして支援する方針もささやかれ始めた。
県連関係者からは「相乗りの可能性がないわけではない。候補がいないんだから」と諦め気味の声も。一方、後藤氏の陣営関係者は「交渉をするなら相手は県連ではなく自民党本部」と話すなど、県連への不信感を隠さない。【片平知宏】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141108ddm005010049000c.html
永田町:解散風ざわつく 想定3シナリオ
毎日新聞 2014年11月08日 東京朝刊
今後の政治日程と「早期解散」シナリオ
今後の政治日程と「早期解散」シナリオ
拡大写真
年末年始の衆院解散・総選挙をめぐる臆測で永田町がざわめいている。安倍晋三首相は7日、BSフジ番組で「解散について首相に聞けば『考えていない』というのが決まりなんです。実際に考えていない」とけむに巻いたが、解散に踏み切るとしたら、どんな可能性があるのか。シナリオを探った。【影山哲也】
◇ケース(1)増税先送り月内
政府・与党内でささやかれる最も早い解散・総選挙のシナリオが「11月中の解散、12月21日投開票」を軸とした日程だ。背景には、首相が年内に消費税再増税の是非を決めるという、重い選択を迫られている事情がある。
首相は9日から北京に出発し、一連の国際会議から帰国する17日には、消費税率10%への引き上げの判断材料となる7〜9月期国内総生産(GDP)の速報値が発表される。速報値が市場の予測を大幅に下回った場合、予定通りの消費税率引き上げは難しくなる。
首相がこの数字を踏まえ引き上げの延期を決めれば、景気の足を引っ張る要因は小さくできるが、消費増税で社会保障財源の確保を目指した2012年夏の民主、自民、公明の3党合意はほごになる。
11月解散説が浮上するのは、景気回復を優先させたことへの信任を得ることが大義名分になるとの見方があるためだ。
◇ケース(2)年またぎ総選挙
年内に衆院を解散、総選挙は年明け−−というシナリオも可能性はある。
菅義偉官房長官は12月8日のGDP改定値発表を待ったうえで首相が判断すると説明してきた。各種の経済統計が出そろったうえで消費増税の是非を判断し、解散に踏み切る場合、解散は年内になるものの、選挙は年明けにずれ込む。与党は、デフレからの脱却を確実にするための経済政策を掲げる選挙となりそうだ。選挙時期はケース(1)より遅くなるが、4月の統一地方選までまだ時間もあり、自民、公明両党とも厚い地方組織を活用しやすい。
11月30日に今国会は閉会するため、会期の延長がない場合、解散するため短期の臨時国会を再び開く必要が出てくる。
◇ケース(3)1月補正成立後
解散と総選挙が年末年始をまたぐケースは近年例がなく、正月をはさんだ選挙運動は世論の批判を浴びかねない。このため、より有力なのは通常国会を召集したうえでの「1月解散」だ。
過去には通常国会の冒頭で解散した例もあるが、自民党内には「通常国会で景気対策のための補正予算を成立させた後で解散に踏み切った方が選挙では有利」との声がある。消費税を予定通り引き上げる判断をした後の解散・総選挙では、景気対策の実績がより重みを増すことになる。
自民党は12年衆院選で294議席を獲得。次回の衆院選で議席を維持するのは容易ではないと見られており、野党から「早く解散してもらえればありがたい」(民主党の枝野幸男幹事長)との声も上がる。自民党内には「首相が解散の選択肢を持っておくことが大事だ」(派閥領袖(りょうしゅう))と、早期解散論が浮上する背景には首相の求心力を高める意図があるとの見方もある。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014110902000117.html
解散説くすぶる 年内総選挙?
2014年11月9日 朝刊
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安倍晋三首相が年内に衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測が、与野党にくすぶっている。現段階で解散した場合、大義が乏しいため、可能性は低いとの見方が根強いが、衆院議員にとって自身の身分に直撃する問題だけに、臆測が臆測を呼んでいる。 (原田悟)
首相は国会やテレビ番組で解散について「考えていない」と繰り返している。ただ首相の専権事項の衆院解散については「ウソをついていい」というのが永田町の常識。自民党の谷垣禎一幹事長は七日の記者会見で「われわれの世界は『常在戦場』であることも事実だ」と述べている。
年内解散説は九月の内閣改造後、閣僚の「政治とカネ」問題で、政権運営の雲行きが怪しくなるのに併せて浮上した。
背景には「二〇〇八年の失敗」の反省がある。この年、首相に就任した麻生太郎氏が解散機を逸し、結局、自民党の支持が底値となった翌年の衆院選で惨敗、野党に転落した。今回は政権の体力があるうちに、安倍首相が解散を打つとの見方につながっている。
野党側は表向きには早期解散を歓迎するコメントを出しているが、選挙協力が整わず、早期解散を望まない本音ものぞく。解散風を吹かせることで「政治とカネ」問題で追及を強める野党を制する狙いもある。自民党内では「今やれば、議席は増えはしないが、大きく減らすことはない」というのが共通認識だ。
ただ国民に信を問うには、大義が必要だ。国民に争点を示す必要もある。自民党内ではスケジュールの関係から首相が年内に可否を判断する消費税率の引き上げ問題を大義にしようと語られている。十七日に七〜九月期の国内総生産(GDP)速報値が公表されたあと、10%引き上げの先送りを表明して解散。その是非を国民に問うとして、十二月下旬投票の日程で衆院選を行うというシナリオだ。
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しかし、増税を見送る「政策転換」だけをして、その後の経済政策をどうするかを論じずに解散しても、国民はどう評価していいか分からない。野党も維新、みんな、生活の三党が増税の延期法案を提出しており、与野党の争点とはなりにくい。そもそも消費税増税の前提となる、議員定数削減などの「身を切る改革」の方は、ほぼ手付かずのままだ。
過去には、〇五年に当時の小泉純一郎首相が郵政民営化の是非を掲げて解散を断行。〇九年衆院選は、「政権選択」が争点になった。これら過去の選挙と比べると、今回は大義も争点も乏しい。このため自民党内では「首相にこだわりのある、安全保障政策や改憲を前面に出すならともかく、今の筋書きは露骨な党利党略に映る」と否定的意見が多いのも、また事実だ。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141111k0000m010089000c.html
衆院:広がる年内解散論 消費増税巡り 与党幹部も言及
毎日新聞 2014年11月10日 21時41分
安倍晋三首相が消費税率の10%への引き上げを先送りし、年内の衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの見方が、政府・与党内で広がっている。早ければ7〜9月の国内総生産(GDP)速報値が17日に発表されるのを受け、判断するのではないかとの見立てだ。与党幹部からは選挙準備を促す発言も飛び出している。
二階俊博総務会長「解散がいろいろ議論になっているが、状況報告してほしい」
谷垣禎一幹事長「首相が熟慮して判断する。仮に前へ進むことになれば、大義名分は何かと、きちっとしたスケジュールが必要だ」
10日の自民党役員会。谷垣氏は解散する場合、予算編成などの日程に配慮する必要があるとの認識を示した。
自民党の茂木敏充選対委員長は那覇市で記者団に「いつ解散があってもいいように選挙準備を推進する。常在戦場の気持ちで日々、活動するのは極めて重要だ」と党内の引き締めを図った。
首相は9日、解散について「全く考えていない」と強調。首相周辺は「消費増税反対派に対し、『増税させないなら解散するぞ』という脅しではないか」と推測する。
だが、政府内からも「3党合意をひっくり返すことだから、信を問うことは大義名分になりえる」(高官)と年内解散の可能性を認める声は出ている。
首相は海外出張から帰国する17日のGDP速報値の発表を受け、18日にも経済対策を盛り込んだ14年度補正予算の編成を指示する意向。19日にも解散するのではないかとの見方があるほか、26日の党首討論の際に解散を表明するとの臆測も出ている。11月中下旬の解散となれば、12月14日か21日の投開票が有力視されている。【影山哲也、松本晃】
◇「議席は増」と皮算用の民主、維新の党「今のままでは……」
野党も早期解散の可能性があるとして、組織の引き締めを図っている。前回、大惨敗した民主党は議席増を見込むが、第3極として躍進した維新やみんなの両党などは勢いに陰りも見え、危機感が高まっている。
2012年の前回衆院選で議席が4分の1に減る大惨敗を喫した民主党は「議席は増える」と皮算用している。海江田万里代表は10日の記者会見で、「解散をやるなら正面から受けて立つ」と強調。枝野幸男幹事長も9日、青森市内で記者団に、首相が消費増税を先送りして衆院解散に踏み切った場合、「アベノミクスがうまくいっていないことの裏返しだ。アベノミクスの失敗が争点になる」と語った。
同党は10月から候補者が内定した選挙区の情勢調査を行っており、立候補予定者に結果を通知し、選挙準備を急がせる考えだ。
野党第2党の維新の党も、年内に新人候補を30人近く増やし、100人程度を擁立する方針。ただ、共同代表の橋下徹大阪市長は「解散になれば(野党間連携が)まとまる所はまとまるが、今のままでは野党惨敗だ」と懸念も示した。
みんなや次世代、生活の3党からは「存在感が低下しており、党の存続に関わる」との声も出ている。【佐藤慶】
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141110-OYT1T50038.html
与野党、候補調整急ぐ…民主は不信任案提出も
2014年11月10日 16時24分
安倍首相が今国会での衆院解散・総選挙の検討を始めたことを受け、与野党は、衆院選へ向けた準備を本格化させた。
自民党は、小選挙区を「0増5減」する区割り変更に伴う候補者調整を急ぐ。民主党は、政府・与党との対決姿勢をアピールするため、安倍内閣に対する内閣不信任決議案を提出する方向で調整に入った。
自民党の茂木敏充選挙対策委員長は10日午前、那覇市内で記者団に、「いつ解散があってもいいように準備を進める。(空白区を)埋めろというなら、いつでも埋められる」と述べ、選挙準備に自信を見せた。
次期衆院選は、「0増5減」の影響で、小選挙区が295選挙区になる。自民党は、対象の5県のうち、福井新1区、福井新2区、佐賀新2区で調整を終えていないが、278選挙区で候補予定者を決めている。9選挙区で公明党を支援する方針だ。残る5選挙区は空白区となっている。
民主党は、内閣不信任案提出を通じて維新の党などとの共闘態勢をつくり、選挙協力につなげる考えだ。民主党の枝野幹事長は9日、青森市内で記者団に、「消費税を上げないとすれば、アベノミクスがうまくいっていないという裏返しだ。そこが争点になる」と語った。民主党関係者は「『自民1強体制』に対し、野党の足並みがそろう状況になった。選挙協力に弾みをつけたい」と語った。
ただ、野党各党は基本政策での相違が目立ち、選挙協力の成否は不透明だ。小選挙区の候補予定者の擁立も、9日現在、民主党が133人、維新の党67人、次世代の党25人、みんなの党7人などと出遅れている。
安倍首相は9日午前、「解散については全く考えていない」と述べた。中国への出発に先立ち、羽田空港で記者団の質問に答えた。
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いよいよですかねぇ〜♪
税金上げないかどうかで信なんて問うたら自民が圧勝するの必定なんだから,民主は解散上等なんて態度してるとまたまた惨敗すんで〜(;´Д`)
まあ今回は野党にとっては次の次の選挙協力の為の基礎調査みたいなもんだから敗北は仕方が無いし,惨敗した方が再編の気運高まりそうだから惨敗も仕方がないけど。(´+ω+`)
共闘か再編の気運醸成が次の参院選に間に合うかどうかが個人的な関心事だなぁ。
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個人的には,解散しない,消費税は上げる,と読んでますが。
いろんな意味で最近外しっぱなしなのよねぇ。
安倍首相、衆院解散を検討=増税判断後、月内視野
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111100899
安倍晋三首相は11日、衆院を早期に解散する検討に入った。17日の経済指標発表を受けて消費税率再引き上げの是非を判断した上で、月内の解散を視野に入れているとみられる。月内解散であれば、選挙日程は「12月2日公示−同14日投開票」か「12月9日公示−同21日投開票」が有力となる。首相は経済政策「アベノミクス」の推進を掲げて戦う構えだ。
首相は11日、訪問先の北京での内外記者会見で解散のタイミングを問われ、「何ら決めていない。私自身、解散に言及したことは一度もない」と述べ、早期解散を否定しなかった。
首相がアジア3カ国歴訪から帰国する17日、7〜9月期の国内総生産(GDP)の速報値が発表され、18日には有識者らによる消費税点検会合が終わる。与党内では、これを受けて首相が、来年10月の消費税率10%への再引き上げの是非を判断し、間を置かずに解散に踏み切るとの見方が強い。
首相が早期解散に傾いた背景には、「政治とカネ」の問題で2閣僚が辞任し、来年1月召集の通常国会にかけて野党がさらに攻勢を強めてくる可能性が高いこともあるようだ。
来年は、原発再稼働や安全保障法制の整備など重要課題が山積している。こうした課題を乗り切るため、選挙によって政権基盤を固める狙いもあるとみられる。自民党内には「野党の選挙準備が整っていない今が、最も議席を維持できるタイミング」(幹部)との声がある。
自民党の二階俊博総務会長は11日の記者会見で「解散の風が吹き始めることは間違いない。万全の態勢を整えていく」と語った。
連立を組む公明党は、来年春の統一地方選に近い時期や、集団的自衛権問題で与野党の対立が激化する来年夏から秋ごろ、2016年夏の参院選とのダブル選は避けたい考えで、年内選挙は容認しているもようだ。同党の山口那津男代表は11日の党幹部会で、年内の衆院解散・総選挙に備えるよう指示した。支持母体の創価学会も同日、東京都内で幹部会を開いた。(2014/11/11-19:10)
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141111/k10013115423000.html
民主党は「半数以上の選挙区で擁立を」
11月11日 16時10分
民主党は「半数以上の選挙区で擁立を」
民主党は緊急の幹部会を開き、衆議院の解散・総選挙が年内に行われる可能性があるとして295の小選挙区のうち半数以上の選挙区で候補者の擁立作業を進めるとともに、野党の候補者どうしが競合しないよう選挙区調整を急ぐ方針を確認しました。
民主党本部で開かれた幹部会には海江田代表や枝野幹事長らが出席し、安倍総理大臣の消費税率引き上げを巡る判断しだいでは衆議院の解散・総選挙が年内に行われる可能性があるという認識で一致しました。
そのうえで、295の小選挙区のうち半数以上の選挙区で候補者の擁立作業を進めるとともに野党の候補者どうしが競合しないよう、ほかの野党との選挙区調整を急ぐ方針を確認しました。
枝野幹事長は幹部会のあと記者団に対し、「今の流れの中で解散になれば大義のない、疑惑や矛盾隠しの党利党略解散としか思えない。この2年間の安倍政権の暴走にブレーキをかけ、政権の選択肢があることを位置づける選挙にしたい」と述べました。
また、維新の党も党の役員会で衆議院の年内の解散に備えて民主党など、ほかの野党との選挙区調整を進める方針を確認しました。
さらに次世代の党の山田幹事長は記者会見で、衆議院が年内に解散された場合50人以上の候補者の擁立を目指す考えを示しました。
民主・海江田代表「堂々と受けて立つ」
民主党の海江田代表は、党の代議士会で、「安倍総理大臣が衆議院を解散するのであれば、われわれは堂々と受けて立つ。
これから緊張した毎日が続くが脇をしっかりと固めて事態に対処していかなければならない。
執行部としても万全の態勢を取るが、この国会、そして選挙への備えを、しっかりと行ってほしい」と述べました。
維新・江田共同代表「経済失政が招いた結果」
維新の党の江田共同代表は、党の役員会で、「安倍総理大臣が解散をしたいというのならば、どうぞご自由におやりになればよい。
ただ、それは、みずからの経済失政が招いた結果だということを認識すべきだ。
消費増税を訴えて300議席以上を得た与党が、その増税を諦めるのだとすれば、国民への背信行為であり、わが党としても、しっかり追及していく」と述べました。
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決まってない5選挙区ってどこですかね?
>自民党は、対象の5県のうち、福井新1区、福井新2区、佐賀新2区で調整を終えていないが、278選挙区で候補予定者を決めている。9選挙区で公明党を支援する方針だ。残る5選挙区は空白区となっている。
【自民党空白区】(除く公明との選挙協力区)
■確実に公認が出てない3区
千葉4区 :藤田幹雄 【民主当選】 繰り上げ当選?
大阪11区:井脇ノブ子【維新当選】
兵庫12区:岡崎晃 【民主当選】
■公認が出ているっぽう選挙区
山形3区 :加藤紘一 【無所属・阿部寿一が当選】 →加藤鮎子
京都2区 :上中康司 【民主当選】 公認 >>29
大阪1区 :大西宏幸 【維新当選】 自民HPより
大阪10区:大隈和英 【維新当選】 自民HPより
大阪18区:神谷昇 【維新当選】 自民HPより
大阪19区:谷川とむ 【維新当選】 自民HPより
兵庫11区:頭師暢秀 【民主当選】 公認>>170
■公認が出てない? 便宜的に支部長に府議がついてるだけ?
大阪13区:神谷宗幣 【維新当選】 →宗清皇一(府議) 自民HPより
大阪17区:岡下信子 【維新当選】 →岡下昌平(府議) 自民HPより
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比例下位の皆さんはどうなるかな?
18 :チバQ:2013/03/31(日) 01:44:25
【自民党比例単独】
老:引退済県議など →次回引退または下位搭載で問題なし
事:党事務局 →次回引退または下位搭載で問題なし
若:公募などの新人 →揉めそう
議:議員経験者 →もっと揉めそう
■北海道
渡辺孝一 :議 北海道10区調整(公明) →比例単独1位当選
清水誠一 :老 11年道議選落選(帯広選挙区) 元道議 1949年生まれ
勝沼栄明 :若 11年道議選落選(札幌市西区選挙区)政治塾 1974年生まれ
■北関東
新谷正義 :若 医師 1975年生まれ 出身は広島。北関東に地縁はなさそう
■東京
赤枝恒雄 :老 医師 1944年生まれ
田畑毅 :若 元日銀職員 1972年生まれ
■北陸信越
永山文雄 :事 富山県事務長
助田重義 :事 福井県事務長
■東海
川田隆 :事 静岡県事務長
■中国
吉野正芳 :議 福島5区調整 1948年生まれ
上杉光弘 :議 元参院議員(宮崎県) 1942年生まれ
池田道孝 :老 岡山県議(井原市・小田郡)1947年生まれ
*2011年県議選出馬せず
■四国
泉原保二 :議 元代議士(奈良1区) 1941年生まれ
■九州
西川京子 :議 福岡10区調整 1945年生まれ
林田彪 :議 熊本2区調整 1944年生まれ
新開裕司 :議 福岡1区調整 古賀誠秘書 1968年生まれ
末吉光徳 :老 11年県議選落選(南島原選挙区) 元道議 1946年生まれ
湯川一行 :事 鹿児島県事務長
若手は
北海道の≪勝沼栄明≫、北関東≪新谷正義≫、東京≪田畑毅≫、
どこか引退選挙区に滑りこめれればラッキー(大塚拓のように)
議員経験者等は
≪上杉光弘≫≪泉原保二≫の2人は引退でしょう。
揉めそうなのが
北海道≪渡辺孝一≫ 次回も公明に譲るしかないか?(柳本卓治化)
中国 ≪吉野正芳≫ 引退するには少し若い。福島5区当選の坂本剛二が1944年生まれなので引退の可能性あり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7906
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/8129
九州 ≪西川京子≫ 福岡10区当選山本幸三1948年生まれと揉めること必至
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7483
九州 ≪林田彪≫ 熊本2区当選の野田毅が1941年生まれなので引退の可能性あり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6620
九州 ≪新開裕司≫ 福岡1区当選井上貴博1962年生まれと揉めること必至
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6613
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7234
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112k0000m010070000c.html
安倍首相:年内総選挙で調整 解散、来週判断
毎日新聞 2014年11月11日 21時20分(最終更新 11月11日 21時37分)
安倍晋三首相は来週にも衆院を解散し、年内の総選挙に踏み切る調整に入った。消費税率を10%に引き上げるかの判断材料となる7〜9月期の国内総生産(GDP)の速報値が17日に発表されるのを受け、最終判断する。第2次安倍改造内閣の発足後、閣僚の「政治とカネ」に関する疑惑追及が続き、政権の求心力を回復するためにも早期解散が望ましいとの判断に傾いた。政府・与党内でも勝算があるとして年内総選挙への容認論が強まっている。
◇「来月14日」有力
首相は11日夕、北京市内のホテルで記者会見し、早期の衆院解散・総選挙について「タイミングは何ら決めていない。臆測に基づく報道には答えないが、私自身、解散に言及したことは一度もない」と強調し、言質を与えなかった。
一方、日銀の追加金融緩和以降の円安に関し、「輸入価格の高騰で影響を受けている中小企業や地方にはしっかり目配りしなければいけない。必要に応じて対策を打っていく」と経済対策の実施に言及した。
首相は解散時期を明言していないが、自民党の二階俊博総務会長は会見で、「解散の風が吹き始めることは間違いない。それに対して、しかるべく万全の態勢を整えていく」と語った。
公明党の山口那津男代表も会見で、党国会役員会議で年内総選挙への準備を指示したことを明らかにし、「早ければ『年内に』というシナリオがあるわけだから、それらに対応できるような構えをとっていきたい」と強調。支持母体の創価学会も、地方ブロック責任者を集めた会議を東京都内で開き、速やかに選挙準備に着手するよう指示した。
首相はオーストラリアで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議から17日に帰国する予定。GDP速報値が同日に発表されるが、「相当悪い数字になる」(自民党派閥領袖(りょうしゅう))ことは織り込み済みで、消費増税に関し有識者から意見を聞く政府の「点検会合」の最終日となる18日を待って、首相は消費税率を引き上げるか最終判断する。
首相が早期解散に傾いた背景には、「政治とカネ」の問題で小渕優子前経済産業相ら2閣僚が辞任した「悪い流れを断ち切りたい」(与党幹部)との思惑があるようだ。総選挙の大義名分として、消費増税を先送りし衆院解散に踏み切るとの見方が有力だ。ただ、法律通り来年10月の消費税10%への引き上げを決断したうえで、衆院を解散するシナリオも政府・与党内では取りざたされている。
最も早い場合、首相は18日に解散判断について記者会見などで国民に説明し、19日に解散する方向。衆院選は「12月2日公示−14日投開票」という日程が有力になっている。「9日公示−21日投開票」の可能性もあるが、23日の天皇誕生日に国会議員が出席する皇室行事があり、「避けた方がいい」(自民党幹部)という判断に傾いている。
来週中に解散した場合、労働者派遣法改正案と女性活躍推進法案の今国会成立は絶望的になる。4月の統一地方選を念頭に、与党は「まち・ひと・しごと創生(地方創生)」関連2法案の会期内成立を目指す考えで、19日の参院本会議で成立を図りたい意向だ。
一方、民主党は政権との対決姿勢を強めており、他の野党と連携し内閣不信任案を提出することも検討している。【古本陽荘、北京・松尾良】
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早期解散は「間違い」=自民・野田氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111100966
自民党の野田毅税制調査会長は11日、東京都内での会合であいさつし、安倍晋三首相が検討している早期の衆院解散について「まともな考えでいけば、常識的に解散はない」と述べ、反対する考えを示した。その上で野田氏は、「人間は間違うことがある。(首相が)間違った判断をされないと信じている」と語った。
野田氏は「大義名分のない選挙はよくない。国民の声を恐れることが大事だ」とも指摘。消費税率10%への再引き上げについては「先延ばししたら、金利が上がることは間違いない」と述べ、来年10月に予定通り実行すべきだとの考えを強調した。 (2014/11/11-20:27)
自民・二階氏「解散風が吹き始めた」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141111/k10013111121000.html
自民党の二階総務会長は記者会見で、衆議院の解散について「風が吹き始めていることは間違いない」と指摘したうえで、年内の解散・総選挙も想定して、党として準備を急ぐ必要があるという考えを示しました。
安倍総理大臣は消費税率を来年10月に予定どおり10%に引き上げるかどうかを判断するにあたって、新たな経済対策を打ち出すことや、引き上げを先送りしたうえで、衆議院を解散して国民に信を問うことも排除せず、今後の政権運営の在り方を総合的に検討することにしています。
これに関連して、自民党の二階総務会長は「衆議院の解散の風が吹き始めていることは間違いない。衆議院議員である以上、常在戦場だ」と指摘しました。
そのうえで、二階氏は「選挙準備に立ち遅れがあってはならず、時が来れば果敢に戦い、自民党が圧勝できる態勢を整えなければならない」と述べ、年内の解散・総選挙も想定して、党として準備を急ぐ必要があるという考えを示しました。
これに先立って、11日の自民党の総務会で、村上・元行政改革担当大臣は「円安が進み、庶民が生活に苦しんでいるときに、予算や税制の問題をほっておいて選挙などやっていいのか。衆議院の解散には大義名分がない」と述べました。
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>>460
いろんな意味って他にはどんなっすか?
ここまで解散風吹かせて解散しなかったら決断できない指導者になってしまうからそれは嫌なんじゃないでしょうかねぇ??
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青木率!?
年内解散総選挙、消費再増税延期の公算高まる 安倍・自民にとってベストシナリオ
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141111/Bizjournal_mixi201411_post-1992.html
ビジネスジャーナル 2014年11月11日 21時46分 (2014年11月12日 17時00分 更新)
どうやら衆議院に解散風が本当に吹き出した。
戦後25回の解散(任期満了を含む)があるが、11月解散3回(1972年、83年、2012年)、12月解散5回(45年、48年、66年、67年、76年)と、11・12月は他の月に比べて解散が多い。12月は最多月で、次いで11月が続く。
今最も可能性が高いといわれているのは、11月19日解散・12月16日総選挙説だ。また、11月26日の党首討論で安倍晋三首相が解散を宣言し、12月21日総選挙という説もある。このほかにも今国会を若干延長し、12月上旬解散、12月28日総選挙とするなど、年内総選挙のパターンは数多く考えられ、1月中旬総選挙もあり得る。
安倍晋三首相は11日の記者会見(中国・北京)で、衆院解散について「私はなんら決めていない。国内で臆測に基づく報道があるが、私自身、解散について言及したことは一度もない」と発言。しかし、この言葉を真に受ける向きは少なく、自民党と連立与党を組む公明党の山口那津男代表は同日、年内の衆院解散・総選挙に向け準備に着手するよう党内に指示。民主党含めた野党も選挙準備に着手した。新聞やテレビも一斉に年内解散・総選挙ムードに傾き、NHKは「首相 解散排除せず政権運営を総合的に検討」と報じている。解散への動きは加速する様相を呈しており、想定されうる最も早いスケジュールである11月19日解散・12月16日総選挙が有力とみられている。
周知のとおり、消費税率を来年10月に8%から10%に引き上げるということは、法律上すでに決まっている。12年8月に民主、自民、公明の3党合意に基づいて成立した消費税増税法は、5%だった消費税率を今年4月に8%、来年10月には10%へ引き上げることを規定している。この法律の規定をひっくり返すには、新たな法律を制定するか、消費税増税法の改正法案を成立させる必要がある。これには政治の力業が必要だが、現職国会議員の大半はかつて同案に賛成しているため、彼らを翻意させるのは容易ではない。
そこで安倍政権の中から、消費再増税の是非を国民に問うために解散・総選挙をしようという動きが出てきているわけだ。そのため、総選挙の争点は「消費増税を来年10月に引き上げるべきか否か」となる。ここで消費再増税の先送りについて白黒はっきりさせれば、その手続きにすぎない法案の処理は容易になる。
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>>467-468
さらに、野党の選挙準備が整っていない。民主党の衆院議員候補予定者は現職を含めて130人程度と、前回選挙から約2年がたった今も全295小選挙区の半分も埋まっていない。野党同士がつぶし合う選挙区もあり、これから候補者調整は急ピッチで行われるだろうが、与党にとっては非常に戦いやすい。安倍政権としては、いずれにしろ解散は今後2年以内に行わざるを得ないものであり、タイミング的には今がベストである。
●日本経済にとってチャンスか
与党・自民党としては、12年12月の総選挙で獲得した294議席から議席数を増やせるのか、もしくは減少をどれだけ最小限に食い止められるかがポイントとなってくる。獲得議席数は個々の選挙区で見ると複雑な事情があるが、総計だけをみると、直近の政党支持率と内閣支持率(政権党の場合。非政権党の場合には内閣不支持率)の合計、いわゆる「青木率」とかなり密接な関係がある。
青木率とは、青木幹雄・元自民党参院議員会長が提唱した「青木の法則」の指標だが、衆院議員定数が480になった00年以降の5回の総選挙と、その直近の自民党の青木率の関係から推測できることは、現時点で自民党の青木率は90%程度なので、仮に自民党が総選挙を行えば270議席程度を獲得できる公算が高い。青木率は時間の経過とともに低下する傾向がある。00年以降の歴代政権の青木率の推移を見ると、小泉政権と今回の第2次安倍政権を除き、発足当初に高かった支持率が1年程度で低下し、40〜60%程度まで下がったところで退陣している。
今の状況をみても、9月の内閣改造で閣僚入りした小渕優子元経産相・松島みどり法務相両氏のダブル辞任後も、内閣は新たな火種を抱えている。今後さらにスキャンダルが発覚すれば、青木率は一気に下がる可能性もある。さらに今週末16日に投開票される沖縄知事選では自民が推す仲井眞弘多現知事は苦戦しており、消費増税による景気後退が持ち直さずに、来年4月の統一地方選で自民党は苦戦する可能性もある。
与党にとっては、解散するなら「今でしょ」という状況の中で、当然のように解散風が吹いてきた。消費増税による景気冷え込みに苦しむ日本経済にとっては、またとないチャンスである。
(文=高橋洋一/政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授)
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>>462
千葉4区、大阪11区、兵庫12区と
大阪14区:長尾敬 【維新当選】
熊本4区 :前回は園田博之(当時日本維新の会)が出馬
の5つですかね。
大阪13区、17区は宗清のブログに支部長=次期衆議院選挙の公認候補予定者とあるので、便宜的なものではないと思いますが…。
http://ameblo.jp/km101010/entry-11939450643.html
宗清→塩川正十郎元秘書、岡下→岡下信子元秘書ですし、選挙区に縁がある候補者ですね。
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http://www.sankei.com/politics/news/141112/plt1411120029-n1.html
2014.11.12 20:16
【衆院解散風】
なぜ「年内解散?」 民主の「政治とカネ」追及が闘争心に点火 今なら「公明党が気持ちよく戦える」
ブログに書く0
(1/2ページ)【永田町の「解散風」】
参院本会議で新聞各紙のコピーに目を通す民主党議員、石上俊雄氏(手前)ら=12日午前、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)
安倍晋三首相が年内の衆院解散を決断した。来年は、統一地方選や集団的自衛権の行使容認に絡む安全保障法制関連法案の審議など、政権運営に影響しかねない政治日程が立て込む。公明党も統一選や関連法案の審議に近い時期の衆院選を嫌がっていた。野党が「政治とカネ」をめぐる閣僚のスキャンダル追及を緩めないことも首相の闘争心に火を付け、早期解散の引き金になったといえる。
「解散は首相の専権事項だ。判断はお任せしたい」
公明党の井上義久幹事長は12日、都内で自民党の谷垣禎一幹事長らと会談し、衆院解散に関し首相の判断に従う考えを示した。
安保法制関連法案の審議は、来年度予算の成立後となる来年5月から始まり、「6月に会期末を迎える通常国会を8月まで延長し、お盆前に成立できる見通し」(自民党国対幹部)という。
集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更は、公明党の支持母体である創価学会に慎重論が根強くある。首相は一時、来年9月の自民党総裁選前後の衆院選も検討した。しかし、「関連法案成立直後の選挙では支持者の選挙運動に身が入らない」(公明党幹部)との懸念がある。
また、公明党は約2900人の所属地方議員を擁する。来年4月12日と26日に行われる統一地方選に向けて、「数カ月前から組織的な運動を展開する」(同)という。
本来、首相は公明党と憲法観などを異にするが、「2年前の政権復帰以来、首相は公明党を特に大切にしてきた」(首相周辺)。集団的自衛権に関する与党協議でも、首相は行使容認に慎重な公明党に配慮して「限定容認論」を採用している。
今回の衆院解散は、安倍政権の長期化も狙うだけに、「公明党が気持ちよく戦える年内の選挙は、首相にとってはリーズナブル」(閣僚経験者)という見方が強い。年明けから原発再稼働が本格化することも、首相の年内解散の判断を後押ししたとみられる。
野党は今国会で、「政治とカネ」の問題をめぐって小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相を辞任に追い込み、引き続き宮沢洋一経産相らを追及している。
首相はごく近い周囲に、目を輝かせながらこう語ったという。
「ならば野党の選挙態勢が整っていない今はどうか」(水内茂幸)
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000006234.shtml
■次期衆院選 維新が公明の選挙区に候補者擁立へ
永田町で解散風が吹き荒れる中、維新の党の橋下代表は公明党との対決姿勢を明確にしています。
「公明党にやられましたので、このままでは人生は終わらすことできない。やられたらやり返すのは1回はやっておかないと納得できない」(維新の党・橋下徹代表)
前回の衆院選では協力関係にあった維新と公明党。
府議会と市議会で公明党が大阪都構想案を否決したことから、次の衆院選では公明党の現職がいる大阪、兵庫の6選挙区に対立候補を擁立するということです。
そして、気になる橋下代表と松井幹事長の出馬については…。
Q、ご自身の出馬は?
「いろいろ考えます」(維新の党・橋下徹代表)
「今の時点で、自分たちのことについては戦略なので今は言えない」(維新の党・松井幹事長)
と、二人とも出馬に含みを残しました。
また、国会議員の間で始まっている民主党との選挙協力について橋下代表は、「今の状況では難しい」と話しました。 (11/12 19:19)
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http://www.sankei.com/politics/news/141112/plt1411120023-n1.html
2014.11.12 18:41
【衆院解散風】
共産、全選挙区擁立へ
ブログに書く1
【永田町の「解散風」】
共産党は12日、都道府県委員長会議を党本部で開き、次期衆院選への対応について、原則として全ての小選挙区に候補を擁立する方針を決めた。志位和夫委員長は、衆院解散が想定される19日までに準備を整えるよう指示した。
民主党など他の野党では、同じ選挙区で候補が競合しないよう調整を進めている。志位氏は会議後の記者会見で、独自候補を擁立する理由に関し「集団的自衛権の行使容認、消費税増税など国政の根本問題で政権と正面から対決する政党は共産党だけだ」と述べた。
衆院選の意義については「昨年の東京都議選、参院選以来の党躍進の流れを、さらに本格的にするチャンスと捉えて頑張りたい」と強調した。
会議では、衆院選比例代表で「650万票、得票率10%以上」の獲得を目指す方針も確認した。
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>>469
ありがとうございます
熊本5区とか完全に忘れてました
14区の長尾も府連ページ載ってないんで>>469ななしさんおいうとおり
っぽいですね
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112ddf007010018000c.html
選挙:次期衆院選 維新、公明に対抗候補 大阪、兵庫6選挙区で検討
毎日新聞 2014年11月12日 大阪夕刊
維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は12日、衆院解散・総選挙があった場合、公明党現職のいる大阪、兵庫の6選挙区への候補者擁立を検討していることを明らかにした。維新(当時は日本維新の会)は2012年衆院選で、大阪都構想への協力と引き換えに6選挙区での擁立を見送ったが、その後決裂している。
市役所で記者団に語った。都構想を巡っては先月、大阪府・市両議会で公明など野党の反対で協定書(設計図)議案が否決された。対決姿勢を強めてけん制する狙いがあるとみられる。橋下氏は自身の立候補についても「選択肢はいろいろ考える」と語った。
一方、維新は今年6月、公明幹部の現職議員がいる衆院大阪3区と16区の選挙区支部長に、橋下氏と松井一郎幹事長(大阪府知事)がそれぞれ就任したと明らかにしていたが、実際には就任していないことが分かった。維新幹部によると、都構想の実現を優先するため橋下、松井両氏の出馬は見送る方針という。【熊谷豪】
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>民主党は元職の宮崎岳志氏が1区の公認候補として決まっているだけで、2〜5区はあてがない状態
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112k0000m010148000c.html
解散風:群馬「なぎ状態」一変 「今しか」「あまりに急」
毎日新聞 2014年11月12日 08時00分(最終更新 11月12日 12時25分)
辞任を表明した記者会見で額に手をやる小渕優子経産相=2014年10月20日、徳野仁子撮影
辞任を表明した記者会見で額に手をやる小渕優子経産相=2014年10月20日、徳野仁子撮影
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安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙で調整する見通しとなった11日、群馬県では自民党県連幹部から「早くやってもらうなら今しかない」という声が漏れる一方、選挙準備が整っていない一部野党からは「あまりに急で候補者を擁立できない」と悲鳴が上がった。小渕優子前経済産業相(衆院群馬5区)の関連政治団体の不明朗会計に端を発する政局の流動化は、地元政界の「なぎ状態」を一変させそうだ。【吉田勝】
自民党県連の織田沢俊幸幹事長(県議)は「あまりに突然で困惑している。県議選前の大事な時期なのに、支持拡大の活動がストップしてしまう」とため息交じり。小渕問題の影響についても「この時期の解散となると、政治とカネの問題が注目されかねない」と懸念する。しかし、別の県連幹部は「唐突感は否めないが、今なら選挙態勢をしっかり組んで動ける」と本音をのぞかせる。小渕氏問題についても「現段階なら訴追を受けているわけでもないし、小渕さんは党公認で出馬できるだろう」と分析。年内解散なら受け止められるとの見通しを示す。
民主党は元職の宮崎岳志氏が1区の公認候補として決まっているだけで、2〜5区はあてがない状態。10日には党本部から県連に「選挙準備を」とメールで指示があったという。黒沢孝行県連会長(県議)は「候補者1人を決めるのだって簡単なことじゃない。来春の県議選対策を一時中断して衆院選に打ち込まなければならない。自民党は野党側の候補者が整っていないことを見抜いている。戦略としては優れている」と指摘する。それでも2〜4区には独自候補を立て、5区は社民党との連携を目指す構えで、15日の県連常任幹事会で方針を確認する予定だ。解散風が強まる中、宮崎氏は「政治活動は日々やっている。いつ総選挙があってもいいように臨む」と意気込む。当面は選挙公約をまとめたり、選挙用チラシのデザインを考えたりするという。「争点は消費増税ではなく、政治とカネになる」。選挙戦では、この問題を中心に訴えるという。
維新の党県総支部の石関貴史代表(衆院北関東比例)は「消費増税が争点になるのか疑問。ただ、いつ解散されてもおかしくはない。淡々と受け止めている」。党本部レベルでの野党連携を期待しているという。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141112ddlk11010185000c.html
衆院:年内解散へ調整 「大義ない」困惑も 各党、候補者選び急ぐ /埼玉
毎日新聞 2014年11月12日 地方版
年内の解散・総選挙の空気が濃厚となった11日、県内の各政党組織からは総選挙準備を加速させる声が聞かれた。一方で、前回選から約2年と、野党の多くは本格的な候補者選定を始めた時期だけに、「大義なき解散だ」などと戸惑いの声も上がった。【西田真季子、川畑さおり、鈴木梢】
全小選挙区支部長が現職の自民党。県連幹事長の鈴木聖二県議は「正確な話が党本部から来ていないが、選挙はいつあっても良いように準備する」と臨戦態勢だ。一方で「個人的には、アベノミクスの成果や地方創生を掲げて統一地方選を戦おうとしていたので、消費税を争点にというのは戸惑いがある」とも語った。
公明党県本部代表の西田実仁参議院議員は「解散は首相の専権事項だが、自民党の茂木敏充選対委員長も準備すると明言された以上、我々も準備をする必要がある」と党本部と同様の見方を示した。また、総選挙となった場合の目標については「比例北関東ブロックの現有3議席は確保したい」とした。
民主党は現職3人を含め、15選挙区中8人の立候補予定者決定にとどまっている。県連幹事長の畠山稔県議は「統一地方選だけでも大変な状況」とし、「自民は本気で国政選挙をやるつもりなのか」と困惑する。
一方で、「周囲から『アベノミクスの経済効果を感じられない』といった安倍政権に対する不満の声、民主党に期待する雰囲気も少しずつだが感じている」と期待感も示した。
前回選で9選挙区に擁立した維新の会県支部代表の坂本祐之輔衆院議員は「解散はアベノミクスがうまくいかなかったということ」と批判。立候補者数や人選はこれから本格的に行う予定だ。
現時点で立候補が正式に決定しているのは1人という、みんなの党県支部の永沼宏之幹事長は「野党の準備が整っていないうちに求心力を保つための解散という印象」と批判した。
共産党県委員会の荻原初男委員長は「解散は安倍政権の暴走に審判を下す絶好の機会。消費増税、集団的自衛権行使に反対する」と意気込む。決定している候補者は1人だが、全選挙区で擁立を目指す。
生活の党の小宮山泰子衆議院議員は「大幅な任期を残した税金の無駄遣いで、大義なき解散。再増税を行わないなら、生活の党はじめ野党提案の『消費増税凍結法案』に賛同すればよい」とした。
◇ ◇
上田清司知事は11日の定例記者会見で、消費増税を争点とした年内解散について「(増税を)国民に問う大義はある」とする一方、「2年間の安倍政権の成果をきちんと検証し、景気対策をしっかりやるのも大切」と注文を付けた。また自身の衆院選出馬については「ありません」と否定した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014111202000113.html
年内総選挙の流れ 首相、来週解散を検討
2014年11月12日 朝刊
写真
年内に衆院解散・総選挙が行われる流れになった。安倍晋三首相は、来年十月に予定される消費税率の10%への引き上げを延期する場合、解散して国民の信を問うことの検討を始め、アジアなどの歴訪から十七日に帰国した後、早ければ来週中に増税と解散をするかどうか決断する。与党内には年内衆院選の容認論が広がり、公明党の山口那津男代表は党幹部に衆院選準備を急ぐよう指示。野党各党も衆院選への態勢づくりを加速させた。
年内衆院選なら十二月二日公示で十四日投開票、九日公示で二十一日投開票などの案が想定されている。
山口氏は十一日、公明党幹部と国会内で協議し、選挙準備を指示。公明党の支持母体である創価学会も同日、地方組織の選挙責任者を集めた緊急会合を都内で開き、衆院選をにらんで対応策を議論した。
山口氏は記者会見で「早ければ年内衆院選というシナリオもある。対応できる構えを取っていきたい」と表明。首相は十七日発表の七〜九月期の国内総生産(GDP)速報値などの経済指標を検討材料に、消費税増税の是非を判断する考えを示しており、山口氏は「首相が総合的に判断するだろう」と指摘した。
自民党は役員会で、谷垣禎一幹事長が「首相が海外に出掛けたので申し上げることはない」と説明。記者会見でも「首相が留守の間は発言しない」と帰国後の判断を待つ考えを示した。執行部は空白区の候補者擁立作業などを始めており、二階俊博総務会長は記者会見で「解散風が吹き始めることは、もう間違いない。自民党が圧勝できる態勢を整えたい」と強調した。
民主党は、海江田万里代表ら幹部が党本部で対応を協議。早期解散に備え、候補者の擁立作業を加速させることや、選挙区での野党共闘を重視する方針を確認した。枝野幸男幹事長は会合後、首相が衆院解散に踏み切れば「大義なき疑惑隠しの党利党略解散だ」と批判した。
維新の党は役員会で、野党間の候補者調整を急ぐため、他党との協力を進めていくことで一致。小沢鋭仁国会議員団幹事長は記者団に「野党統一の形が見える姿を目指したい。基本的な政策調整は不可欠だ」と述べた。
首相は十一日、北京での記者会見で、衆院解散・総選挙に関し「解散のタイミングは、私は何ら決めていない。臆測に基づく報道に答えることはしないが、私自身、解散について言及したことは一度もない」と述べるにとどめ、早期解散を否定しなかった。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014111202000116.html
「年内総選挙」走る与野党 「大義ない」「受けて立つ」
2014年11月12日 朝刊
◆最速で「来月14日」
衆院選が年内に行われる流れになり、十一日には政府や国会では選挙をにらんだ動きが広がった。医療保険制度改革の厚生労働省試案の公表が中止になり、与野党の多くの議員も最速なら来週に衆院解散、十二月十四日投開票と予想し、落ち着かない雰囲気。解散権を握る安倍晋三首相が外遊で不在の間に、与野党が候補者の擁立準備に走りだすなど解散は既成事実化されている。
衆院本会議に先立つ自民党代議士会では、首相の不在中は衆院選の議論は控えるとした谷垣禎一幹事長の方針を踏まえ、解散に関する発言は出なかった。それでも、所属議員の話題は選挙一色。会合後は、各議員が「野党の相手が決まっていないから不安だ」「もう選挙用のポスターを撮影したよ」などと話しながら議場に向かった。
自民党日本経済再生本部は党本部で勉強会を開いたものの、開始時点の出席者はわずか四人。終了時には二人しかいなかった。
首相が来年十月予定の消費税率の10%への引き上げを延期し、その是非を衆院選で問う筋書きには自民党内に不満もくすぶる。党総務会では、村上誠一郎衆院議員が「消費税再増税をやめて国民に信を問うのは言語道断。大義がない」と主張。野田毅党税制調査会長は公明党議員の会合で「高齢化に対応する財源をどうするのか。先延ばしして良くなる保証はない」と解散論を批判した。
◆法案審議ストップ
公明党の代議士会では、九州ブロック選出議員が今月十六日投開票の那覇市長選への協力を求めると、出席議員から「それどころじゃない」とやじが飛んだ。
野党側は、消費税増税を先送りした解散は、安倍政権の経済政策の失敗を明らかにするとして「大義なき解散」を追及する構えだ。民主党の海江田万里代表は代議士会で「解散をやれるものならやってみなさい。われわれは堂々と受けて立つ」と語った。
解散論は法案審議にも影響した。衆院厚生労働委員会は十一日の理事懇談会で、十二日の委員会開催を見送ると決めた。派遣労働者の受け入れ期間制限を撤廃する労働者派遣法改正案の審議の段取りを協議する予定だったが、共産を除く野党が欠席したからだ。
野党側の委員は「与野党の対立が激しい改正案だが、審議している段階ではなくなった」と説明した。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141112-OYT1T50080.html?from=ycont_latest
野田前首相の地元、自民が候補者公募を前倒しへ
2014年11月12日 14時19分
年内の衆院解散・総選挙に備え、自民党千葉県連は11日、県内唯一の現職空白区となっている千葉4区(船橋市)の候補者公募を、来春の統一地方選後から前倒しする方向で検討に入った。
複数の県連関係者が明らかにした。14日に緊急の県選出国会議員団会議を開いて方針を決定する。1週間程度の募集期間を設け、月内に選考する案が浮上している。
同党は同選挙区に前回、前々回と藤田幹雄元衆院議員を擁立したが、いずれも民主党の野田前首相に大敗した。藤田氏は支部を解散し、活動を休止しているため、県連は候補者公募の上、統一地方選後に決定することを10月に確認していた。
全国で五つしかない自民、公明両党候補の空白区の一つとなっており、ここにきて自民党本部が早期の候補者選定を急いでいる。県連幹部の一人は「知名度が高く、地元からも歓迎して受け入れられるような若い候補を立てたい」と語った。
2014年11月12日 14時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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福井
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141112-OYT1T50045.html
「国盗り合戦」水面下で…2選挙区の自民3現職
2014年11月12日 10時26分
衆院の解散風が強まり月内解散の可能性もある中、1票の格差を是正するため、全国で小選挙区を五つ減らす「0増5減」の対象で、次期総選挙では選挙区が3から2に減る福井県内では、自民党現職3人の選挙区調整が進んでいない。
現状では、新福井1区を希望するのは稲田朋美氏(福井1区、当選3回)だけとみられ、山本拓氏(福井2区、同6回)、高木毅氏(福井3区、同5回)が共に希望する新福井2区の調整が焦点となる。
「0増5減」を実現する区割り法(改正公職選挙法)は昨年7月に施行。福井、山梨、徳島、高知、佐賀の5県で選挙区が各1減と決まり、政党は各県で候補者調整が必要になった。
自民党は、党本部の協議などで、福井と佐賀以外は7月に、コスタリカ方式の採用などを決め調整を終了。福井の現職3人の調整も8月に行われる予定だったが、当事者の日程が合わず、そのまま持ち越しとなっている。
新選挙区は、ほぼ2分割された福井2区や同3区の福井市の一部が福井1、3区に振り分けられる形で誕生した。
1区に奥越2市と坂井、あわら市などが加わる形になった新1区を希望するのは稲田氏だけとみられる。党政調会長でもある稲田氏は、「党に判断を一任」と慎重な態度を崩していないが、新1区となる地域の県議らからは「優秀な女性だ」と早くも歓迎する声が聞かれ、9月には新たに1区に入る県連支部の集会にゲスト参加する姿もみられた。
山本、高木両氏は新2区を希望。新2区には山本氏は鯖江、高木氏は敦賀と、共にそれぞれの父親が市長を務めた時代からの地盤が含まれる。山本氏は取材に「鯖江から出たい」としつつも、「県連会長として、円満に解決し、県連が協力できるようにしないといけない」と話した。
ただ、既に新2区の嶺南地方で山本氏の後援会報が配られるなどの動きもあり、「“国盗り合戦”は水面下で始まっている」とする党関係者も。後援会関係者も「中選挙区時代から選挙をしており、嶺南にも支援者はいる」と自信をみせる。
高木氏も新2区を希望したうえで、「(調整を一任する)党本部が遅きに失することなく決めるだろう」と話す。新2区候補になった場合、新たに加わる地域の対策は「やってみないとわからない。決まらぬうちに(新2区に)入るのは信義に反する。政治活動は現選挙区で」と話した。(原典子)
【コスタリカ方式】 選挙ごとに小選挙区と比例の候補者を交互に入れ替えて出馬させる方式。同一選挙区での連続立候補を禁じたとされる中米・コスタリカの選挙制度を参考に命名された。どちらが先に小選挙区に回るか、順番が問題になるケースが多い。
2014年11月12日 10時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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山梨3
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141112-OYT1T50036.html?from=ycont_latest
補選決まったが「消える選挙区」解散風に揺れる
2014年11月12日 10時22分
来年1月25日投開票の山梨県知事選出馬に向け、後藤斎・衆院議員(57)(山梨3区、民主党を離党)の議員辞職願が11日の本会議で了承され、衆院山梨3区補欠選挙の実施が決定した。
一方で、安倍首相が検討しているとされる年内の衆院解散・総選挙の話が急浮上していることから、状況を見極めたり、選挙態勢の構築を急いだりと、各党は補選と総選挙の両にらみでの準備に迫られている。
公職選挙法に基づき、補選は来年4月の第4日曜日に実施される。今回は、統一地方選の後半戦と同じ4月26日投開票となる。
一方、県内は次期衆院選から「1票の格差」是正に伴う「0増5減」で、区割りが3から2に再編されることが決定しており、山梨3区は「消える選挙区」。さらに、年内に衆院解散・総選挙となった場合、4月の補選は実施されない。確定した補選と、未確定の解散・総選挙は密接に関係するため、各党は両にらみで準備を進めている。
前回衆院選の山梨3区で後藤氏に敗れ、比例で復活当選したみんなの党の中島克仁・衆院議員(47)は補選への出馬について、「解散風が吹き始めたのでそれどころではない。まずは動向を見極めたい」と慎重な姿勢を示す。同じく前回3区で敗れ、復活当選した自民党の中谷真一・衆院議員(38)は、「党が決めることだが、自分が出る可能性はあると思うので準備を進めたい」と前向きな姿勢を見せた。
各党からは今のところ、2人のほかに具体的な候補者名は聞かれない。
民主党県連の飯島修幹事長は補選について、「後藤氏が前回衆院選で勝ち取った小選挙区の議席であり、死守したい気持ちもあるが、様々に議論して検討したい」と述べるにとどまった。
維新の党県総支部の小沢鋭仁代表は「補選の前に解散があれば補選はなくなる。解散に備え、対応を加速させたい」と述べ、社民党県連の山田厚代表は「党として補選、総選挙ともに独自候補の擁立はないが、消費増税など政策に対する姿勢から支持する候補者を検討したい」と話した。
公明党県本部の安本美紀代表と共産党県委員会の花田仁委員長は、それぞれ国政選挙について党本部の判断を待つ姿勢を示した。
2014年11月12日 10時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111200836
全選挙区に候補擁立方針=共産委員長「政権と対決」
共産党の志位和夫委員長は12日、国会内で記者会見し、次期衆院選では295の小選挙区の原則全てに候補者を擁立すると発表した。安倍晋三首相が19日にも衆院解散に踏み切るとの見方があることから、同日までに候補者選定を終える方針で、志位氏は「安倍政権と正面から対決できるのは共産党だ。全国(の小選挙区)に立てるのは当然の責任」と強調した。
志位氏は「昨年の都議選、参院選に続いてさらに党躍進の流れを本格的な流れにしていく上でのチャンス。必ず物にしたい」と語った。また、社民党現職がいる沖縄2区に関しては、同党との調整次第で候補者擁立を見送る可能性があることを明らかにした。
共産党は12日午後、都道府県委員長会議を緊急開催。選挙準備を急ぐよう指示した。 (2014/11/12-19:46)
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宮城
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141112_11034.html
<年内解散か>与党も困惑 野党焦り
安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を検討していると報じられたのを受け11日、県内の政界関係者の多くは与党も含め「大義が見えない」と困惑の表情を浮かべた。野党は6小選挙区に候補者が出そろっておらず、焦りも見せる。
自民党は前回、5区以外の公認候補5人が当選。5区で敗れた大久保三代氏も比例東北で復活した。解散となれば、全選挙区で現職がそろった状態で選挙戦を迎える。
中島源陽県連幹事長は党本部に「今は地方創生などの政策を具体化するのに全力を挙げてほしい」と注文。その上で「解散するなら県連として態勢を整える。候補者は支部の総意を尊重して決める」と淡々と語る。
公明党県本部の庄子賢一幹事長は「景気や雇用拡大、賃上げなどの取り組みは正念場。解散のタイミングかどうかは懐疑的に受け止めざるを得ない」と強調した。東北の主戦場は比例東北で「解散となれば短期決戦だ」と臨戦態勢の準備に入る。
民主党県連の内海太幹事長は「政権の延命を優先するような大義なき解散を国民は受け入れない」と批判する。党は1区で郡和子(比例東北)、3区で元議員橋本清仁、5区で現職安住淳の各氏を公認。2、4、6区では擁立を見送る方向で検討を進めている。
1区は前回みんなの党公認で立候補し、比例東北で復活当選した維新の党県総支部代表の林宙紀氏も地盤とする。県内での野党共闘に向けて民主、維新両党は、郡、林両氏の選挙区調整を模索するが現状では未解決だ。
林氏は「(野党が共同提出した再増税の延期法案などの)審議を尽くしてから判断するのが筋だ」と早期の解散に疑問を呈した。
次世代の党県連の中野正志代表は「集団的自衛権などの懸案について国民に信を問えばいい」と解散総選挙を是認。県連は近く1〜6区の候補者を公募する。みんなの党の和田政宗県総支部長も消費税再増税を見送った上での解散に理解を示し「可能な選挙区には候補者を擁立したい」と話した。
共産党県委員会は6小選挙区に候補者を擁立する方針。中島康博委員長は「集団的自衛権、沖縄の米軍基地問題など対立軸は明確」と意気込む。
社民党県連の岸田清実幹事長は「解散すればそれは党利党略。閣僚辞任もあり、切羽詰まった」と指摘し、全選挙区での候補擁立を検討する。
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鳥取
http://www.nnn.co.jp/news/141112/20141112042.html
2014年11月12日
県内政党は混乱気味 年内の衆院解散が急浮上
安倍晋三首相の消費税再増税の判断に絡み、年内の衆院解散・総選挙が急浮上。強さを増す“解散風”に、鳥取県内の政党関係者は混乱気味だ。衆院鳥取1区、2区ともに議席を独占する自民党は、来年4月に控えた統一地方選への影響を読み切れずにいる。民主党は1区の候補者が未定で、早期解散となれば2区に全力を傾注する展開に。共産党も候補者選びを急ぐ。与野党は臨戦モードに突入する。
1区の石破茂氏(57)=9期=は地方創生担当相、2区の赤沢亮正氏(53)=3期=は内閣府副大臣と、自民党の2現職は安倍政権の要職にある。対抗馬は、鳥取2区で民主党公認が内定している元職の湯原俊二氏(51)のみだ。
赤沢氏は「安倍首相が経済情勢を総合的に判断し結論を出すが、私は首相の判断を尊重する」と身構え、湯原氏も「まだ民主党への逆風は強いが、選挙になれば正々堂々と受け、安倍政権の危うさを有権者に訴える」とリベンジを狙う。
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福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57000.html
衆院年内解散説で候補者調整急ぐ 福井県内各政党、定数減で
(2014年11月11日午前7時20分)
与野党内で10日、早期の衆院解散・総選挙があり得るとの見方が広がった。衆院が解散し総選挙になれば、福井選挙区は「1票の格差」を是正する衆院選挙区の「0増5減」により定数が3から2に減ることになる。県内各政党は年内解散説も踏まえ、区割り変更に伴う候補者調整を急ぐ。
県内3選挙区は自民党が独占しており、同党現職議員は党の前執行部のときに、区割り変更に伴う候補者調整を党幹事長に一任。6月の党役員会では選挙区を失う現職の処遇について、次期衆院選の比例単独名簿上位に載せる方針を決めている。まだ調整は終わっておらず、党県連の田中敏幸幹事長は「解散が早まるなら、(候補者選びを)早く決定してほしい」と話している。
民主党は昨年12月の常任幹事会で、福井新2区の公認候補に、前衆院議員で党県連代表の糸川正晃氏を内定。ただ、党県連は新1区の候補者が決まらない現状や、他の野党との連携などを踏まえ「今夏ごろから全体的な見直しを含めて検討している。年内解散への対応策は早急に話し合う必要がある」(玉村和夫幹事長)としている。
維新の党県総支部は、新1区は前回衆院選で福井1区から出馬した前県議の鈴木宏治氏が立候補を予定。新2区は、他の野党との選挙協力も含めて党本部の判断を待っている状況という。
前回の衆院選で3区ともに候補者を擁立した共産党県委員会の南秀一委員長は「2区とも候補者を立てる方向で、これから検討していく」と話している。
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埼玉
>次期衆院選埼玉9区の公認候補として、元読売新聞記者の新人、鷲巣真大(わしのす・まさひろ)氏(28)を擁立すると発表した。
http://www.sankei.com/region/news/141113/rgn1411130036-n1.html
014.11.13 07:07
迫る解散…埼玉県内各陣営も臨戦へ 選管も対応に追われる
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「年内総選挙」に向けて突風のように吹き始めた衆院の「解散風」を受け、県内の各陣営は12日、選挙事務所の確保やポスター準備など、臨戦態勢の確立に向けて走り出した。選挙事務を担当する県選挙管理委員会でも、資料を手にした職員らが投票用紙の確認などに追われた。
◇
「(平成17年8月の)郵政解散の時よりも、時間がない印象だ」
選挙キャリア30年以上の自民党県連事務担当者は11、12の両日、ポスターの印刷所選定や、なじみのウグイス嬢に声をかけるなど、急加速した選挙準備に追われた。「仮押さえをしておかなければ取り合いになる」。早ければ12月2日に公示される可能性があり、「地方と違って埼玉は15選挙区と多い。やることは山ほどある」と話す。
現職の地元事務所では、選挙事務所の候補地探しを急ぐ。「今からプレハブを建てる時間はないので、居抜き物件を借りるしかない。どこかによい場所はないだろうか」とスタッフ。
県選管では「年内総選挙」を予測する報道を受け、職員らが投票用紙の必要枚数や投開票速報システムを確認し、立候補予定者説明会の資料作成に追われた。担当者は「選挙で『できません』や『間違えました』は許されない」と緊張した表情をのぞかせた。
県内の野党陣営では候補者擁立の動きが本格化する一方、突然の解散風に批判の声もあがった。
共産党県委員会は、幹部が「大臣辞任が相次いだ頃から、準備をすべきという話は出ていた」と説明しつつも、「(来春の)統一地方選が先と踏んでいた」。候補者は1人しか決定しておらず、残る14選挙区での擁立を目指し、12日夜の県幹部会議で協議した。
民主党の大島敦氏や維新の党の坂本祐之輔氏、生活の党の小宮山泰子氏ら現職は同日、「定数削減もしておらず、ご都合主義だ」「1回の選挙で約700億円の税金がかかる。無駄遣い解散だ」などと、「年内総選挙」を批判するコメントを相次いで出した。
◇
民主党県連は12日、次期衆院選埼玉9区の公認候補として、元読売新聞記者の新人、鷲巣真大(わしのす・まさひろ)氏(28)を擁立すると発表した。鷲巣氏は入間市出身。同日県庁で会見し、「林業を核とした新しい仕事や付加価値を作れるよう国政に働きかけたい」と語った。
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茨城
http://www.sankei.com/region/news/141113/rgn1411130061-n1.html
2014.11.13 07:07
迫る解散…茨城県議選候補予定者ら困惑 「トリプル」の可能性も
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年内の衆院解散・総選挙の観測が強まったことで、県や市町村の選挙管理委員会や県議選の立候補予定者らには、「寝耳に水」と驚きが広がっている。県内では12月5日告示−14日投開票の日程で県議選が予定されているが、“いざ総選挙”となれば、県議選とのダブル選挙、市議選などとのトリプル選挙の可能性も出てきた。関係者は事態の推移に神経をとがらせるが、「状況を見守るしかない」と困惑を隠せない。
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◆日程変更は可能
衆院が年内に解散した場合、「12月2日公示−14日投開票」「9日公示−21日投開票」の選挙日程が有力視されている。
県選管によると、衆院選が21日投開票となった場合、県議選の日程を変更して衆院選に合わせることは「制度上は可能」という。ただ、「本当に解散するかどうかも分からない。(解散しても)いつ解散するかにもより、日程を変更するかどうかは現段階では分からない」と話す。
県選管では衆院選が実施される場合を想定し、複数の日程でスケジュール確認などを行っているが、「状況を見守るしかなく、市町村選管に指示を出すことはできない」と困り顔だ。
水戸市選管では「実際に衆院解散・総選挙となれば、人員配置も含め、現場はかなりの混乱が予想される。一刻も早く情報がほしい」と、本音を漏らす。
土浦市選管も「(衆院選を想定した)予算の積算や職員の人数設定などの下準備は始めているが、日程が決まらないのは困る」と頭を抱える。
◆開票作業に影響
県議選と同日程で市議選や町長選を抱える自治体はより深刻だ。県議選と同じ12月14日投開票を予定している坂東、稲敷両市議選は21日が任期満了日。このため、仮に衆院選、県議選の投開票が21日となっても日程を合わせることができない。
稲敷市選管は、「(衆院選や県議選の)期日前投票と市議選の投票が重なることも考えられ、できるだけ混乱しないよう調整したい」と説明する。投開票日が変われば、開票所となる体育館などの会場確保も必要となることから、「現在、可能性のある日程の試合や大会などの予定を確認している」という。
一方、14日に町長選の投開票を控える大子町選管も、「入場券などの印刷物も発注を済ませてしまった」と困惑する。衆院選、県議選、町長選のトリプル選挙となった場合、「職員で対応できる部分は、厳しくても何とかなる」というが、開票作業が深夜まで続くことは必至だ。
◆問い合わせ複数
突然の解散風は県議選の立候補予定者も困惑させている。県選管には、立候補予定者から問い合わせが複数寄せられているという。
県南地区の立候補予定者は「衆院選があれば、日程が重ならなくても国会議員や市議の支援があまり期待できない。有権者の目も国政に向いてしまい県議選への関心が薄れてしまうのではないか」と心配する。
県西地区の立候補予定者も「県議選の日程が変更されれば、事務所や駐車場の賃貸料、人件費もかさむ。選挙費用があまりないので無駄な出費は抑えたいが、早く日程が決まらなければ対応のしようがない」と嘆いた。
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群馬
http://www.sankei.com/region/news/141113/rgn1411130048-n1.html
2014.11.13 07:01
迫る解散…群馬県内でも各党走り出す 統一選控え戸惑いの声も
年内の衆院解散・総選挙の観測が強まったことを受け、県内でも12日、各党の動きが活発化し始めた。12月に投開票のシナリオで衆院選が実施される場合、公示まですでに1カ月を切っており、野党は候補者の擁立を急ぐ考えだ。ただ、来春の統一地方選に向けた準備をしていた時期だけに、自民党を含めた各政党からは戸惑いの声も聞こえてくる。
◇
◆「淡々と準備」
自民党県連の織田沢俊幸幹事長は「統一地方選の準備を一生懸命進めているところで解散の話が出て困惑している。11、12月は(統一地方選の)後援会や選対固めなどで大事な時期。準備に後れが出てしまう」と戸惑いを隠さない。一方で、「さまざまなことを考えると(年内解散は)確かに一つのタイミングであるとも思う」と一定の理解も示す。
特に党本部からは衆院選に向けた指示はないというが、「準備は淡々と進めていく」と話した。小渕優子氏=群馬5区=が政治資金をめぐる問題で経済産業相を辞任した問題の影響については、「党の世論調査の結果を見ないとなんとも言えない」と述べるにとどめた。
◆反応はさまざま
民主党県連は、現状では元職の宮崎岳志氏が1区の公認候補として決まっているだけで、2〜5区の人選は進んでいない。後藤克己幹事長は「統一地方選に集中していただけに、これからが大変だ」と候補者擁立を急ぐ考えだ。
15日の常任幹事会で対応を検討するが、「党本部レベルで野党連携を決められると頭が痛い」と困惑の表情を浮かべる。5区については前回と同様、社民党との連携も取り沙汰されているが、「もう少し積極的な対応を党本部と模索している」と話した。
維新の党県総支部の石関貴史代表は「何のための解散かわからない。大義が全くない。来年の選挙では議席が減るということを想定した(自民の)党利党略に基づく解散だ」と指摘。その上で「いざ解散となれば全力で戦う」と力を込めた。
公明党県本部の福重●浩代表は「解散の風が強まってきたのは実感している。山口那津男代表も解散のシナリオについて話しており、われわれもその方向で対応を考えている」と話した。
次世代の党県連の上野宏史会長は「解散は首相の判断。それまでは議員としての責務を尽くすことが大切」としたうえで、自身が1区の公認候補になっているだけの状況について「具体的な候補者が出てくれば党本部と調整することになる」と述べた。また、野党連携の動きについては「本部レベルでの話し合いで決まれば、粛々と進めていく」とした。
共産党県委員会の有馬良一書記長は、年内の衆院解散について、「国民の気持ちとギャップがある」と安倍晋三首相を批判。「衆院選は『政治とカネ』が選挙の焦点になると思うが、今の段階では党本部から『それなりの態勢を取れ』とだけ言われている」と述べた。
社民党県連の大野貞義幹事長は、「11日に本部から『解散するのでは』という話を聞いた。単独での擁立は難しいが、今まで通り最低1人は擁立したい」と話している。
●=隆の生の上に一
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兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007498703.shtml
2014/11/13 06:30
解散風焦る県内野党 候補者の調整めど立たず 衆院総選挙
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安倍晋三首相が来週にも衆院解散に踏み切るとの見方が強まる中、兵庫に拠点を置く政党組織も選挙準備に着手した。ただ、突然吹き始めた「解散風」だけに、本格的な動きはこれから。特に、野党サイドは立候補予定者の調整で出遅れが否めず、焦りを募らせている。
「政権の延命以外、全く(解散の)理由がない」。民主党県連幹部は憤りを隠せない。
前回2012年衆院選では、県内12小選挙区で2議席獲得にとどまる惨敗。現職の除名もあり、空白区解消のめどは立たない。「正直、候補者がいない。海江田万里代表は『受けて立つ』と言ったが地方の現場はガタガタだ」と嘆く。
かつて野党連携の鍵とみられた維新の党も、他党との調整に苦慮する。共同代表の橋下徹大阪市長は12日、公明党現職がいる兵庫2、8区に候補者を擁立する意向を示したが、県総支部役員は「兵庫での候補者調整は流動的」とする。
みんなの党は前回衆院選で比例復活当選した現職2人が維新に転じ、兵庫を拠点とする国会議員がゼロに。党地方議員の一人は「党本部での共闘の動きを見極めるしかない」とこちらも今後の動向は不透明だ。
共産党県委員会は11日から、県内11カ所の地区委員会に立候補予定者を選ぶよう指示。幹部は「全選挙区に何とか立てたい」と決意をにじませた。
一方、連立与党の自民、公明両党。前回衆院選で大勝し、県内10小選挙区に現職(自民8、公明2)がいるだけに、野党ほどの戸惑いはない。
自民党県連は最短とされる「12月2日公示−14日投開票」の日程を想定し、選挙カーや運転手の確保に動きだした。公明党県本部も近く緊急会合を開く予定で、幹部は「歯車がはまり、完全に動き始めた」と選挙モードを強調した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141113ddm001010139000c.html
選挙:次期衆院選 民主・維新、共通公約作り検討 行革、安保で
毎日新聞 2014年11月13日 東京朝刊
民主党と維新の党は12日、次期衆院選に向けた共通公約作りの検討に入った。来週中にも、行政改革や社会保障、安全保障などの分野で一致する政策を取りまとめ、他の野党にも連携を呼びかける方向だ。
民主党の枝野幸男幹事長と維新の党の松野頼久国会議員団会長が東京都内で会談し、こうした方針を確認。両党の政調会長会談では、維新の片山虎之助国会議員団政調会長が「行政改革、地方分権、社会保障の充実、現実的な安全保障」を共通公約の例に挙げた。今国会では両党など4党が、地方活性化の法案や労働者の待遇を定めた「同一労働・同一賃金」推進法案を共同提出しており、12日には民主、維新両党が「領域警備法案」の協議を開始した。両党はこれらの法案も参考に共通公約をまとめる考えだ。【佐藤慶】
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/126707
古川知事が衆院選出馬へ 佐賀2区、自民要請受け
2014年11月13日(最終更新 2014年11月13日 03時00分)
原発再稼働
古川康佐賀県知事
古川康佐賀県知事
写真を見る
佐賀県の古川康知事(56)=3期目=は12日、近く辞意を表明し、次期衆院選で新佐賀2区から立候補する意向を固めた。複数の自民党関係者が明らかにした。早期の衆院解散となれば、任期中の辞職となり、辞職から50日以内に知事選が行われる。
古川氏と自民党関係者が12日、電話で会談。23日の県連総務会で合意を得た上で、自民党側から古川氏に立候補を要請。これを受け古川氏が県議会定例会開会日の25日、国政転身を理由に辞意を表明することを確認した。
古川氏は12日、西日本新聞の取材に対し、去就について、「いろんな要素、あらゆることを視野に入れて、最終判断する」と述べた。
古川氏の周辺によると、国政転身は多選批判などを考慮した。周囲や知人に「来春の知事選は出ない」「次の知事は(玄海原発再稼働などで)大変だ」などと語っていた。早期の衆院解散は「誤算」で、当初は来年4月の任期満了まで続けるつもりだったという。
新佐賀2区は衆院小選挙区の「0増5減」に伴い、従来の県内3区が2区に減った。自民党県連は10月、現2区の今村雅弘衆院議員(67)の比例転出を決定。古川氏の決断を念頭に、新2区は「空席」にしていた。古川氏は新2区で最も有権者が多い唐津市出身で、県連幹部は、「古川氏こそ自民党で勝てる候補」とする。
古川氏は東京大学卒業後、自治省(現総務省)入り。長崎県総務部長などを歴任し、2003年4月の佐賀県知事選に無所属で立候補して初当選した。
新佐賀2区には、民主党公認の大串博志衆院議員(比例九州)が立候補する意向を表明している。
=2014/11/13付 西日本新聞朝刊=
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http://www.sankei.com/west/news/141112/wst1411120078-n1.html
2014.11.12 23:02
【衆院解散風】
青天の霹靂にセンセイ悲鳴「与党はずるい」「どうしたら!?」 西日本各陣営
(1/2ページ)【永田町の「解散風」】
にわかに強まる“解散風”に、近畿地方や西日本の現職国会議員や立候補予定者の陣営は12日、慌ただしく選挙準備に乗り出した。「与党はずるい」「どうしたらいいのか!?」。青天の霹靂(へきれき)ともいえる年末選挙の公算に、与野党双方の陣営から悲鳴に近い声が上がった。
「全区に擁立は困難」
「与党はずるいよ。こんなひどい状況ないよ」
民主の奈良県連関係者はそうぼやく。4つある奈良の選挙区では、自民は候補者が決まっているが、民主や維新は擁立作業が難航している。
2つの選挙区で候補者が決まり、残る2つは「調整作業中」(県連幹部)としているが、ある幹部は「調整作業という段階にもまだない」と焦りを隠さない。
維新の県総支部幹部も「現実問題として、すべての選挙区で候補者を立てるのは難しい」とため息をつく。「落下傘的に候補者が来ない限りは無理。ポスター発注や事務所の手配なども間に合うかどうか…」とお手上げの状態だ。
半信半疑の陣営も
解散を仕掛ける格好の自民だが、時間のない状況は同じだ。
「どうしたらいいんですか!?」。京都府内にある自民ベテラン議員の事務所には、前回選挙で初当選した1回生議員の事務所から電話がかかった。
当選から約2年。任期4年の折り返し地点を迎えてはいるものの、次期選挙への対策をしている陣営はほとんどないという。
「選挙事務所はもう確保しておいた方がいいんですか?」。焦る若手陣営に、ベテラン議員の事務所担当者が「うちもまだ何もしてないよ」と諭すと、「そうなんですか」と安心したように電話をきった。
ある現職議員は「『常在戦場』なので選挙は覚悟している」と話すが、事務所の確保などは「全然これから」と首をすくめた。
まだ解散に半信半疑の陣営も。「第3極」の一角、次世代の中丸啓衆院議員(広島3区、比例復活)の地元事務所は、12日午後の段階で党中央や議員本人からの指示はなく、「安倍晋三首相の17日の帰国で事態がどう動くかを見守っている状態」と話す。
連携めぐりジレンマ
野党間の選挙協力を探る動きも、時間不足に悩まされる。
維新と民主の連携が注目される兵庫1区では、立候補を予定する維新の井坂信彦議員(比例近畿)が「調整する時間はないし、現状のまま行くのではないか」と話した。前回選挙では自民候補に約3千票差まで肉薄したが、民主の候補と共倒れした。今回、維新と民主が候補を1本化できれば、議席奪還も見えてくる。しかし、相手方の民主県連の岸口実幹事長は「連携しなければいたずらに自民を利するだけ。しかし、維新とは支持基盤が違う。やれといわれてすぐにできるものではない」とジレンマを口にする。
19の選挙区を抱える大阪府では、強い支持基盤を持つ維新の幹事長の松井一郎大阪府知事が「今ばたばたしても有利になることはない。やってきたことを評価してもらうだけ」と構える。対する自民党の大阪府連の幹部も「維新はまだまだ強い」と警戒感を隠さないが、大半の選挙区で候補者が決まっていることもあり「落ち着いてやれることをやるだけ。日程は厳しいが、それは他党も同じ」と余裕を見せた。
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>>492
佐賀
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/124412
衆院にわかに解散風 県選出議員、臨戦モード
2014年11月12日 09時55分
■新2区、知事転身が焦点
衆院の「年内解散」がにわかに現実味を帯びてきた11日、佐賀県選出の衆院議員や地元事務所は戸惑いながらも選挙準備に着手、臨戦モードに入った。
総選挙一色となった東京・永田町。新1区から出馬を予定する自民の1期目、岩田和親議員は議員会館で「こんなにも突然、解散風が吹くとは」と驚きを隠さない。先月、新1区支部長に決まり、拡大した選挙区の地域支部幹部との顔合わせもまだ終わっておらず、態勢づくりを秘書らに指示した。
■「必ず候補者を」
自民の懸案は新2区の候補者選定。県連は23日に総務会を開き、選定手続きを決める予定だが、首相が来週にも解散に踏み切るという臆測が飛び交う。県連会長の福岡資麿参院議員は「緊迫感は増してきた。急な情勢でも必ず候補者を立てる」。緊急の会議は招集せず解散の動きをにらむ。
その視線の先には、新2区の主地盤唐津市から待望論がある古川康知事の去就判断がある。
知事続投か国政転身かで注目される古川知事。夕方、県庁で記者団に囲まれると、急浮上した年内解散論について「冗談みたいな話だと思っていたが、現実味を帯びてきた」。去就には「悩んでいる。もう少し考えてさせてほしい」と明言を避けた。
自民党関係者は「この状況で知事の決断がもたつくようなら、福岡氏に対して新2区へのくら替えの圧力が強まるだろう」とみる。
現2区から比例代表九州ブロックに転出する今村雅弘議員の事務所は「これまでとは戦い方が変わってくる。九州の各県連との連携が大切になる」と情報収集を急いだ。
■「常在戦場」
一方、野党も解散・総選挙に向けて走り始めた。新2区から出馬する民主党県連代表の大串博志議員は「このタイミングでの解散にいったい何の大義があるのか」と与党を批判しつつも「私たちは常在戦場」と強調。選挙事務所の場所探しなど準備を加速させる。
新1区の原口一博議員は8月下旬に右膝を複雑骨折し、現在も佐賀市内の病院に入院している。今後、数回の手術を予定し退院時期さえ未定という。秘書の1人は「歩き回って選挙戦を戦うのは到底無理。その時の回復状況に応じて最善を尽くすしかない」と困惑気味に語る。
前回、各選挙区に擁立した共産党県委員会の今田真人委員長は「国政は公認候補を擁立する」と明言、選定に動き始めた。
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福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/57202.html
定数減の福井、選挙区外れるのは誰 衆院解散風で自民など調整急ぐ
(2014年11月13日午前7時40分)
衆院の年内解散・総選挙の流れが強まる中、小選挙区の定数が3から2に減る福井県では、自民党現職3人の選挙区調整が決着しておらず、一方の野党も候補者擁立を模索している状況だ。候補者選びへ各政党の動きは急速に慌ただしくなっている。
県内3選挙区を独占している自民党は、現職3人が人選に関して「党執行部に一任」で合意しているが、3人ともに小選挙区での出馬を目指している。候補者調整がまだ終わっていない。
新1区は福井市と現2区の奥越やあわら、坂井両市などで構成される。現1区で当選し党政調会長を務める稲田朋美議員が候補者になるとの見方が多い。稲田氏は、政調会長就任後初めて帰福した9月13日、坂井市で講演。党県連地域支部の要請にこたえた形だが、地盤固めの効果があったとみる関係者は少なくない。ある県議は「当選3回で、党三役という実績を持つ稲田氏は新1区で決まりだろう。実質的には新2区の争い」と解説する。
現2区の山本拓、現3区の高木毅両議員は「候補者調整は党執行部が決めること」と口をそろえる。その上で、高木氏は「解散になれば、党本部は早急にやるだろう」と話す。ある自民党関係者は「(16日投開票の)沖縄県知事選後、すぐにでも決まるのではないか。遅くても月内」と推測する。
選挙区を外れた現職の処遇について、党本部は比例単独名簿上位に載せる方針。ただ、選挙ごとに小選挙区と比例の候補者を入れ替えるコスタリカ方式にするのか、同じ人物を連続で比例上位で指名するのかなどの調整は残っている。党関係者は「解散と同時に選挙区候補を発表してもらわないと、選挙前の周知活動ができない」と頭を悩ませる。
突然の解散風は、来春の知事選にも微妙に絡む。党県連の会長を務める山本氏は、知事選での党推薦の新人候補擁立を模索しているが、こうした動きが一時ストップする可能性もある。
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静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141113/CK2014111302000088.html
突然の解散風 県内は
写真
突然吹き始めた解散風が強まり、師走の衆院選が濃厚になってきた。二年前の師走総選挙で、静岡県内八小選挙区の候補全員が比例復活を含めて当選した自民党は「さあ選挙だ」と勢いづく。一方の野党は候補予定者が未定の小選挙区を抱えるなど準備不足が目立ち、「解散・総選挙に大義がない」と反発している。
◆自民「全勝」めざす 野党「大義がない」
自民党県連幹事長の大石哲司県議は十二日、全八小選挙区に現職が出馬し、全員の当選を目指す方針を示し、「民主党政権時代のような外交・安保政策に戻してよいのかと、自民党の政策を訴えていく」と強調した。
公明党県本部幹事長の蓮池章平県議は「安倍晋三首相が週明けにどういう発言をするかだが、衆議院はいつ解散があってもおかしくない。常在戦場だ」と前向きだ。ただ、「重要法案をしっかり通してから解散してもらいたい」と訴えた。
野党陣営からは批判が相次いだ。「与党は政局のことしか考えていない。国民生活に関わる重要な法案の審議を放棄して解散するなんて、まったく大義がない」と民主党県連幹事長の岡本護県議。「安倍政権の経済政策が失敗したから、消費税率の引き上げを先送りせざるをえなくなった。定数や歳費の削減など、議員の身を切る改革をまったく進めずに選挙をするのはおかしい」と話した。
民主は現在、7区、8区の候補者が不在。「十分に準備は進んでいないが、選挙となれば、閣僚の不祥事なども含め、自民党政権の問題点を徹底的に指摘していく」と力を込めた。
維新の党は1、3、8区で擁立を調整中。党県総支部代表の小池政就衆院議員(比例東海)も解散の見通しに「大義が見当たらない。経済指標が悪いことを見越した、党利党略の目くらましだ」と強調。安倍首相が今国会のテーマとしていた地方創生や女性活躍推進の法案審議が進んでいない状況だと指摘し「国会軽視だ。なぜこの時期に解散なのか、誰もが納得できない」と疑問を投げかけた。
渡辺浩美共産党県委員会副委員長は「安倍政権はアベノミクス、経済政策の失敗で消費税増税を先送りするまでに追い詰められた」と分析。八小選挙区に候補者を擁立する方針で「時間がなく準備は大変だが受けて立つ」と話した。
大義名分がないとの批判に、自民県連の大石幹事長は「(消費税増税を決めた自民、民主、公明党の)三党合意と違う結論を出すなど、大きな問題の際には衆院選で民意を問うべきだ。大義名分があるかないかは選挙民が判断することだ」と述べた。
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民主・森本前議員、衆院選出馬せ ず 4区総支部長辞任へ
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20141113/CK2014111302000022.html
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>>497の本文
2014年11月13日
撿
民主・森本前議員、衆院選出馬せず 4区総支部長辞任へ
民主党の森本哲生前衆院議員が県第四区総支部長を辞任する意向であることが十二日、分かった。総支部長は衆院選の党公認候補が就くポストで昨年十二月、党公認候補の内定を受けていた。本紙の取材に森本氏は「今、当選しても国会議員としての責任が果たせない」と述べ、年内解散が浮上した次期衆院選に出馬しない考えを明らかにした。
森本氏は十二日夕、松阪市内で開かれた同総支部役員会で、辞任の了承を得た。十五日に開かれる党県連幹事会で正式に認められる見通し。岡田克也県連代表には既に辞意は伝えてあるという。
森本氏は辞任の理由を「周囲を取り巻く環境の急激な変化があった」とだけ説明。「支えてくれた方には申し訳ない。後継指名できなかったのは不徳の致すところ」と話した。
森本氏は二期目の二〇一二年の衆院選で落選していた。
(大沢悠)
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http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30101/124815
想定外の衆院解散風 決断迫られる古川知事
2014年11月13日 09時50分
離島振興に関する要望で、唐津市の坂井俊之市長や県議らと会談した古川康知事=12日、佐賀県庁
離島振興に関する要望で、唐津市の坂井俊之市長や県議らと会談した古川康知事=12日、佐賀県庁
■「任期残し転身」厳しさも
年内の衆院解散・総選挙が現実味を増し、小選挙区で自民党候補が未定の新佐賀2区をめぐり、擁立待望論がある古川康知事の去就判断時期が焦点となってきた。「19日解散、12月2日公示、14日投開票」を軸とした日程案も取り沙汰され、国政転身する場合は近日中の決断を迫られる事態が予想される。一方で、任期を5カ月残しての辞職となれば批判も避けられず、転身する環境は厳しい状況になったとの見方も広がる。
古川氏はこれまで去就について「11月にも判断する」と明言し、県議会開会予定日の25日前後に表明するとみられていた。知事続投でも国政転身でも、どちらでも対応できる時期設定。国政転身を期待する自民県連幹部は「知事選に出る、出ないの表明だけ。2区出馬は、その後の県連の選考手順を踏まえて表明することになる」と見立てていた。
ところが「想定外」の解散風で状況が一変する。県連は23日に総務会を開き、2区候補の選考方法を決める予定だった。総務会前の19日に解散した場合、「23日の総務会で候補を決めないといけない」(県連幹部)と切迫した状況になる。
ベテラン県議の一人は「県連内の一体感をつくるためには丁寧な手順が欠かせないが、今回は非常事態。知事が国政に来るなら、一日でも早い表明が必要」と早期の決断を求める。複数の古川氏の後援会幹部も「最終的に2区から出ることになるだろうと思っていた。判断は少し早くなるかもしれない」と予想する。
ただ、この時期の解散では、古川氏の国政転身の判断が難しくなったとの声も出ている。ある県議は「任期途中で辞職すれば、佐賀空港へのオスプレイ配備計画などの大きな県政課題を放り出す形になる。当然、批判は出る」と懸念する。
さらに11月議会への影響を指摘する声もある。開会1週間前の18日に知事が議会招集を告示し、提出議案を送付する。県幹部の一人は「仮に国政に行く場合、自分が招集し、議案まで提出した議会を無視する形で辞職することになる。その判断は困難ではないか」と指摘する。
県連内では、古川氏が国政転身を決断しない場合、県連会長の福岡資麿参院議員の「くら替え」や、既に不出馬を表明した保利耕輔衆院議員の「再登板」を求める声も出始めており、23日の総務会までの党内の動きも注目が集まる。
渦中の古川氏は12日、唐津市の離島振興要望を受けるなど精力的に公務をこなした。去就に関し「まだ決めていない。悩んでいる」と繰り返した。ただ、「任期は全うしたいか」との質問に、「そりゃ、したいですよ」。揺れ動く心境をのぞかせた。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCF3DW1GCFTTHB002.html
佐賀の古川知事、衆院選へ 新2区・自民公認で調整
2014年11月13日15時34分
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佐賀県の古川康知事(56)が近く知事を辞職し、総選挙に立候補する意向を固めたことが、関係者の話でわかった。安倍晋三首相が年内に衆院を解散する方針を固めたのを受け、衆院の一票の格差是正による「0増5減」で誕生する新佐賀2区に自民党公認で立候補する方向で最終調整に入った。
関係者によると、自民党佐賀県連幹部と県選出の同党国会議員が12日までに、東京都内で面会し、総選挙に向けた対応を協議した。その後、県連幹部が古川氏に電話で打診。古川氏は出馬の意向を伝えたという。
古川氏は13日朝、記者団に「現時点で何も決まっていない」とした上で、「(25日から始まる)県議会のスタート時に態度を明確にしたい」と語った。
古川氏は自治省(現総務省)出身。2003年の知事選で当時全国最年少の知事として初当選し、現在3期目。公職選挙法の規定で辞職が決まってから50日以内に知事選が行われるため、来春の統一地方選で実施予定だった知事選も前倒しになる見通しだ。
佐賀県内の小選挙区は次の総選挙で3から2に減る。自民党は、2区の今村雅弘氏(67)の比例九州ブロックへの転出、1区の岩田和親氏(41)の新1区からの立候補を決める一方、3区の保利耕輔氏(80)が昨年末に引退表明したのを受け、新たな候補者を模索していた。
県連内では、知名度がある古川氏の擁立論が浮上。古川氏側も、来春の知事選に出ると4選目を目指すことになり、多選批判への懸念があった。防衛省のオスプレイの佐賀空港配備や、九州電力玄海原発の再稼働といった重要課題もあり、去就について慎重に検討していた。
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http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m010064000c.html
佐賀知事:古川氏が衆院選出馬検討 新佐賀2区から
毎日新聞 2014年11月13日 20時02分(最終更新 11月13日 20時07分)
佐賀県の古川康知事(56)が次期衆院選で新佐賀2区から自民党公認で立候補を検討していることが13日、複数の自民党関係者の話で分かった。自民党県連は23日に古川氏への出馬要請を決め、古川氏は25日の県議会開会日に辞意を表明する方向で最終調整している。古川氏が辞職すれば、50日以内に知事選が実施される。
古川氏は13日、報道陣に「現時点で何か決まっているということはない。11月議会のスタートの時ぐらいには進退について説明したい」と述べた。
古川氏は現在3期目で、任期は来年4月22日まで。自民党県連幹部によると、古川氏は多選の弊害を懸念していたという。
古川氏は新佐賀2区の拠点都市、唐津市出身で、県選出の自民党国会議員や県連幹部が「知名度が高く、浸透している」と国政転身を働き掛けていた。
佐賀県の小選挙区は衆院の1票の格差を是正する「0増5減」に伴い、次期衆院選で現行の3区から2区に減少する。現3区の現職、保利耕輔氏は引退を表明しており、県連は10月、現2区の現職、今村雅弘氏の比例九州ブロックへの転出を決めていた。
古川氏は1982年に自治省(現総務省)入り。長崎県総務部長などを経て、2003年の知事選で初当選した。【松尾雅也、原田哲郎、石井尚】
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http://mainichi.jp/select/news/20141113k0000m010153000c.html
維新の党:橋下氏、公明と全面対決へ 衆院選なら対立候補
毎日新聞 2014年11月13日 00時56分
維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は12日、衆院解散・総選挙があった場合、公明党と全面対決する考えを示した。公明現職がいる大阪・兵庫の6選挙区に候補を擁立する方針を示し、橋下氏自身の立候補の可能性も否定しなかった。かつての友党は態度を硬化させる一方、大阪都構想実現を目指す維新内部からは「国政に力を割いている場合でない」との声も上がる。
関連記事
「公明にやられたまま人生を終わらすことはできない。やられたらやりかえす」。橋下氏は市役所で記者団に語った。自身の立候補は「いろいろ考える」と話した上で、「立候補すれば市長投げ出しになる」との質問には「仕方がない」と答えた。
維新(当時は日本維新の会)は前回衆院選で、大阪・兵庫の6選挙区で公明現職を支援した。大阪市議会で過半数を持たない維新にとって、都構想に対する協力との引き換えだった。しかし今年1月、都構想の区割り案絞り込みを巡り公明と決裂。橋下氏は「裏切られた」と批判した。
橋下氏の12日の発言について、公明の市議は「橋下氏は都構想について『是々非々でいい』と言っていた。裏切られたのはこっちだ」と反発した。府議団幹部も「徹底勝負するしかない」と話した。公明は次期衆院選と来年4月の統一地方選で、自民党と選挙協力の体制を固める。
一方、地域政党・大阪維新の会の議員の間では橋下氏の立候補について、「国政に力を割いている場合でない」(府議団幹部)、「市長がいなくなれば市議団がまとまらなくなる」(市議)と否定的な声が上がる。それでも対決にこだわる理由について、維新市議は「都構想実現には公明を説得するか首長の専決処分しかない。国政選挙で公明を痛い目に遭わせれば、交渉材料になる」と分析する。ただ、別の市議は「もし負けたらその後の統一選に悪影響だ」と語り、リスクを抱える戦略でもあることを認める。【重石岳史、山下貴史、林由紀子】
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http://www.sankei.com/politics/news/141113/plt1411130041-n1.html
2014.11.13 19:48
【衆院解散風】
「民主党の辻元さんと選挙区調整はできない」と維新・橋下氏 自らは出る?出ない? 民主との選挙協力にも影響
ブログに書く1
(1/2ページ)【永田町の「解散風」】
橋下徹・大阪市長
安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙の意向を固める中、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が出馬するかどうか注目されている。その橋下氏は民主党との選挙協力に否定的だ。戸惑い気味なのが民主党との共闘に前向きな党国会議員団。もっとも、橋下氏が出馬すれば、党の存在感が増すのは間違いなく、民主党との共闘は足かせになりかねない。橋下氏は出るのか、出ないのか−。
橋下氏は13日、市役所内で記者団に「民主党の辻元清美さんと選挙区調整はできない。国会議員団が何をしようとしているのかよく分からない。日本のためにならない」とリベラル系の辻元氏を名指しし、民主党との選挙協力に前のめりな国会議員団を牽(けん)制(せい)した。
大阪都構想に反対し、労働組合がバックに控える民主党は、橋下氏にとって丸ごと連携できる相手ではない。「民主、維新、みんなの党などから同じ思いのメンバーが集まれば100人ぐらいになる。それで一つの党を作ればいい」と衆院選前の野党再編も訴えた。
これに対し、民主党との選挙協力に前向きなのが“古巣”が民主党の松野頼久国会議員団会長や小沢鋭仁国会議員団幹事長らだ。
だが、民主党との選挙協力が奏功する保証はない。維新は旧日本維新の会として戦った平成24年の前回衆院選の際、選挙協力の見返りに公明党が都構想に一定の協力を行うという合意を取り付けていた。しかし、公明党は都構想をめぐり非協力的な姿勢を示したことから、維新と公明の関係は悪化した。
橋下氏は公明党大阪府本部代表、佐藤茂樹衆院議員の選挙区の大阪3区、松井一郎幹事長(大阪府知事)は公明党の北側一雄副代表の大阪16区への出馬をにおわせている。民主党と選挙協力せず、かつ橋下氏も出馬することになれば、特に大阪では「維新対公明」の構図がより鮮明になるだけに、維新にとって効果てきめんだ。
維新は13日夜、東京と大阪を結ぶテレビ会議方式で幹部会を開催した。橋下氏は国政進出について否定も肯定もしなかった。ただ、橋下氏周辺は「(選挙ポスター用の)写真撮影は済んでいる」とし、橋下氏の“参戦”をにおわせている。(内藤慎二)
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http://www.asahi.com/articles/ASGCF446YGCFUTFK007.html
社民、30人以上の擁立目指す 衆院小選挙区
2014年11月13日18時41分
社民党の又市征治幹事長は13日の記者会見で、解散・総選挙が行われる場合、小選挙区に30人以上の候補者擁立を目指す方針を明らかにした。また、他の野党と選挙協力を行うよう努力するとも述べた。同党の吉田忠智党首は、同日の常任幹事会で「党の再建、再生の足がかりを築く大きな戦いと位置づけたい」と語り、前々回の2009年衆院選で獲得した7議席以上の獲得を目標に掲げた。
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山形
http://yamagata-np.jp/news/201411/13/kj_2014111300257.php
年内総選挙有力、対応急ぐ民主県連 県1、3区の候補者未定、想定外の短期決戦へ
2014年11月13日 07:52
年内の衆院解散・総選挙の可能性が高まる中、民主党県連(会長・近藤洋介衆院議員)は県1、3区の候補者が未定で、想定外の短いスケジュールでの態勢構築を迫られている。短期決戦に焦りの声も上がる中、近日中に常任幹事会を開くなど、対応を急ぐ構えだ。
県内の民主の議席は2012年の前回衆院選で近藤会長が比例復活した1議席のみ。県連第2区総支部長を務める近藤会長が、1区と3区の総支部長を兼務している。
これまで来春の県議選に向けた候補者擁立を優先してきたが、思わぬ解散風に“シフトチェンジ”を余儀なくされた。1区については「支援労組と話を詰めている最中だった」と県連幹事長の吉村和武県議。解散を見据えて早急に候補者選びに切り替えるとし、近藤会長は「県都・山形市を含む1区の候補者擁立については全力を注ぐ」と力を込める。
3区に関しては、独自候補を擁立しなかった前回衆院選から2年がたとうとする中で候補者選定が具体化しないまま、解散ムードが急速に膨らむ。この現状に、関係者は焦りをにじませる。県連第3区総支部長代行の阿部昇司県議は、残された時間はわずかだとした上で「早急に県連、3区総支部で協議の場を持ち、来週中にも方針を決めたい」と話す。
県連政調会長の石黒覚県議は、党公認候補で3区を戦ったのが斎藤淳氏を擁立した03年の衆院選までさかのぼると指摘。「公党として独自候補を立て、戦いに挑みたいという思いが個人的にある」と心境を明かす。今回も公認不在となれば、有権者の支持が離れるとの危機感があり「県連がどう判断するかが先決で、1区、3区の議論を進めたい」と続けた。
前回衆院選では「反自民」の流れを結集し、連合山形とともに民主と共闘した社民党県連も県内での候補者擁立については白紙の状態だ。15日に常任幹事会を開き、民主県連、連合山形との連携も視野に対応を協議する。
前回は県3区に出馬した当時現職の吉泉秀男代表が比例でも敗れ、社民にとって東北唯一の議席を失った。幹事長の高橋啓介県議は「比例東北の1議席奪還に照準を定めた戦いになる。県内の選挙区は情勢を分析し、民主県連とも話をしながら早急に候補者擁立を検討したい」。
連合山形の大泉敏男会長は「民主県連、社民県連の考え方を聞いた上で対応したい。それがないと前に進むことはできない」と、両党の動きを注視する考えを示した。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141113-OYT1T50026.html
細川、小泉両氏「選挙には関わらない」
2014年11月13日 10時02分
地熱発電施設を視察する小泉氏(左)と細川氏(12日、大分県九重町の九州電力八丁原地熱発電所で)
脱原発を掲げて一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立した元首相の細川護煕、小泉純一郎両氏が12日、大分県九重町の九州電力八丁原地熱発電所を視察した。
5月に推進会議を作って以降、2人そろって発電施設を見学するのは初めて。九電の担当者の説明を受けながら約1時間視察し、細川氏は「自然エネルギーに国が積極的に取り組めば、いい方向に進む」、小泉氏も「地熱は非常に有効。政治が後押しすれば、どんどん発展する」と語った。
同発電所は2基で計11万キロ・ワットを発電。国内の地熱発電所(17か所)の約51万5000キロ・ワットの約2割を占めている。
一方、衆院の解散について、2人は「選挙には関わらない」と述べた。細川氏は九電川内原子力発電所の再稼働手続きが進んでいる時期の解散について「再稼働隠しだ」と批判。小泉氏は原発問題を争点にできるかについて「野党がどう取り組むかが大きい」と述べ、野党勢力の結集を求めた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141113ddlk19010016000c.html
選挙:解散風に準備加速 各党対応に追われる /山梨
毎日新聞 2014年11月13日 地方版
安倍晋三首相が年内にも解散・総選挙に踏み切る調整に入ったことを受け、県内でも各陣営や政党関係者が選挙準備や候補者選考などを加速させた。県内は、衆院の1票の格差是正による定数削減に伴い県内の3小選挙区は新1区と新2区に再編され、多くの候補予定者にとって従来よりも活動区域が広がる。厳しい条件での「短期決戦」に備え、早くも浸透に躍起だ。【片平知宏、屋代尚則、山縣章子】
◆自民
自民党は新1区と比例代表を衆院選ごとに交互に立候補する「コスタリカ方式」を採用する。新1区からの出馬が決まっている自民党の宮川典子衆院議員=山梨1区=は「まさか選挙があるとは」と驚きを隠さない。「支援者へのあいさつ回りもできていない」。地元事務所は、解散を見越した打ち合わせや、選挙事務所の下見に追われた。県連の清水武則会長は「候補も決まっており準備は整う。国民の信を問うことも必要だ」と語った。
◆民主
民主党県連は新2区候補に元衆院議員の坂口岳洋氏を党本部に申請。飯島修幹事長は「アベノミクスの失敗による解散になる」と指摘する。16日の常任幹事会で対応を検討する。
◆維新
維新の党の小沢鋭仁衆院議員(比例)は「(解散の場合は)全力で戦う」と強調。12日にみんなの党側と候補者調整を進める方針を確認したが「山梨に関しては具体的な話は出ていない」とした。
◆公明
公明党県本部・安本美紀代表は「準備を統一選から衆院選に切り替える」。比例南関東ブロックでの議席増を目指すという。
◆みんな
みんなの党の中島克仁衆院議員(比例)は「態勢強化を図る」として15日に地元の役員会で対応を協議する。
◆共産
共産党は両選挙区で独自候補擁立を目指す。花田仁県委員長は「国民が政権の暴走にノーを突きつけるチャンス」と力を込める。
◆社民
社民党の山田厚県連代表は解散時期について、「各種政策の結果が出る前に国民の審判を問おうとする卑劣なタイミング」と批判、支持先を模索する。
◇
一方、来年春まで解散がなければ、公職選挙法の規定に基づき同4月26日に現行の区割りによる山梨3区補選の投開票が行われる。来年1月の知事選への出馬を表明した後藤斎・前衆院議員の議員辞職に伴うもの。
また自民党から知事選の出馬要請を受けたものの、不出馬の見方が強まる無所属の長崎幸太郎衆院議員=山梨2区=は12日、富士吉田市などで解散を想定した体制づくりなどを支持者と相談した。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCF5GK0GCFUTFK00H.html
維新・橋下代表「民主と選挙協力しない」 幹部会で明言
2014年11月13日23時03分
維新の党は13日の幹部会で、衆院解散・総選挙への対応を協議した。橋下徹代表は民主党との選挙協力について、政策面で一致していないとして「協力しない」と明言。一方で、維新の党の立候補予定者がいない選挙区にはあえて擁立せず、すでに決まった立候補予定者の当選を優先することで合意した。
幹部会には橋下徹、江田憲司両代表、松井一郎幹事長、松野頼久国会議員団代表らが出席。東京と大阪をインターネットでつないで議論した。幹部らは総選挙で「与党を利する形にはしない」戦術で臨むことでも一致した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111300823
維新、内定選挙区譲らず=民主と30区競合も−衆院選
衆院本会議場で話し込む民主党の海江田万里代表(奥)と枝野幸男幹事長=13日午後、国会内
安倍晋三首相が来週、衆院解散に踏み切る流れが強まる中、維新の党は13日、現職を中心に内定している衆院選挙区候補はそのまま擁立する方針を決定した。これにより、民主党が譲歩しない場合、民主党と維新は30選挙区程度で競合する可能性が出てきた。維新は、新たに選挙区候補を擁立する場合には民主党との競合は避けることも決めた。
政治資金でキャバクラ?=民主、防衛相を追及
公認が内定している選挙区は、民主党が134で維新は67。このうち両党が競合している選挙区は30で、全295選挙区の1割強に相当する。同一選挙区で野党が競合すれば共倒れとなりかねず、民維両党の候補者調整は当面の焦点となっている。
維新は13日、東京と大阪のテレビ会議による執行役員会を開催。松井一郎幹事長(大阪府知事)は会合後、民主党との選挙協力について「無理だ」と明言。ただ、「与党を利する戦いにならないよう(自民党と野党の)一対一の直接対決をやれるようなものはつくれる」と記者団に語り、共倒れを避けるための「候補者調整」には応じる考えを示した。
民主党の枝野幸男幹事長は13日の記者会見で「与党に漁夫の利を得させるのは避けるべきだ。政策に違いはあっても連携が図れる部分はあり得る」と訴えた。同党は維新との候補者調整を進めたい考えだが、既に競合している選挙区で擁立を見送るかどうかの判断も迫られる。
一方、みんなの党は、維新などと選挙協力の協議に入りたい考え。ただ、渡辺喜美前代表と浅尾慶一郎代表の「路線論争」が再燃。党内には分党を探る向きもあり、選挙準備に専念できない状態となっている。 (2014/11/13-22:04)
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よみうりは違った表現
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141113-OYT1T50136.html?from=ytop_ylist
維新、民主と選挙区調整へ…対自民で橋下氏決断
2014年11月13日 22時51分
維新の党は13日、最高幹部会議を開き、次期衆院選の小選挙区で民主党との候補者のすみ分けを進める方針を決めた。
自民党の「1強」体制に対抗するため、民主党との選挙区調整に慎重だった橋下共同代表が受け入れた。野党第1党と第2党の連携にめどが立ったことで、他の野党を含めた選挙協力に弾みがつく可能性がある。
東京―大阪間をテレビ会議システムで結んだ会議には、橋下、江田両共同代表や松井幹事長、松野頼久選挙対策委員長らが出席した。
橋下氏は労組排除を掲げる立場に加え、看板政策の大阪都構想に民主党大阪府連が反対していることから、民主党との選挙協力に否定的だったが、今回、「与党を利するような対応は取らない」と方針転換した。ただ、両党候補の相互推薦など高いレベルの協力は見送り、共通公約も作らない。
13日現在で、全295小選挙区のうち、民主党は134人、維新の党は67人を擁立予定で、30選挙区で競合している。両党は今後、選挙区の変更などで可能な限り競合区を減らし、共倒れを避ける考えだ。
30選挙区のうち7選挙区では現職同士が重なっているが、松井氏は会議後、記者団に対し、「比例復活の場合は、地元に浸透していないのに無理にやるより、違うところで戦う方が勝利が見えてくればそっちじゃないか」と述べ、情勢次第では民主党に選挙区を譲る可能性に言及した。
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宮崎
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20141113-OYTNT50064.html
民主や社民県連、衆院選対応協議
2014年11月14日
民主党県連は13日、常任幹事会を開き、12月にも実施される次期衆院選で、宮崎1区などでの候補者の擁立作業を進めることを確認した。
同党県連は2012年の前回衆院選で宮崎1区と2区に前議員を立てたが、いずれも自民党候補に敗れた。現時点で立候補が決定している選挙区はない。
田口雄二・民主党県連代表は「公募などを実施する時間はないものの、戦わずに負けるわけにはいかない」と述べ、社民党など非自民勢力との共闘を視野に擁立を模索する意向を示した。
また、社民党県連も同日、緊急の4役会議を開き、宮崎1〜3区で候補の擁立に向けて取り組むこととした。非自民勢力との統一候補になるかは、今後検討を進める。
会議終了後、鳥飼謙二代表は「党や支援団体、(民主、社民の両党県連などで構成する)CNP会議で議論し、来週中には候補者を決めたい」と述べ、民主党との競合を避けるのが望ましいとの考えを示した。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/126940
知事選なら年越し選挙も 衆院選との重複難しく [佐賀県]
2014年11月14日(最終更新 2014年11月14日 01時53分)
国政転出の意向を固めた古川康知事が11月定例県議会冒頭の25日に辞職した場合、後任を決める知事選が異例の年越し選挙となる可能性が浮上している。想定されるのは12月25日告示、1月11日投開票。県選挙管理委員会によると、12月2日公示、14日投開票が有力視される衆院選と重なれば、知事選の準備に支障を来す恐れがあるためという。
公職選挙法の規定では、25日に県選管に辞職が通知された場合、知事選は翌26日から50日以内に行われる。その場合、1月14日までとなり、12月25日告示、1月11日投開票が最も遅い日程。直近は12月18日告示、1月4日投開票だが、正月三が日直後で設定は難しいとされる。
県内での年越し選挙は、県選管などによると知事選では例がないという。国政選挙では1949年衆院選、82年の参院補選のみ。
12月中の投開票も法的には可能だが、衆院選に関連する業務が印刷業者に集中し、知事選の投票用紙など必要書類が用意できず、選挙を実施しても無効選挙となる恐れがあるという。
県選管は「年越し選挙となって候補関係者や有権者に影響が出るとしても、要件をしっかり満たして選挙ができる日程を選ぶ可能性は高い」としている。
=2014/11/14付 西日本新聞朝刊=
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http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m010133000c.html
衆院選:「0増5減」で実施 各党は候補者調整急ぐ
毎日新聞 2014年11月14日 00時10分(最終更新 11月14日 00時17分)
次期衆院選は小選挙区の1票の格差を是正する「0増5減」で実施される。各党は選挙区数が3から2に減る山梨、福井、徳島、高知、佐賀5県で候補者調整を進めてきたが、安倍晋三首相が衆院解散を決断したのを受け、動きが急加速している。
自民党は小選挙区から比例代表に転出する現職を、名簿の単独上位で優遇する方針。山梨県では新1区と比例代表の候補者を選挙ごとに交代させる「コスタリカ方式」を採用し、次期衆院選では宮川典子氏が新1区、中谷真一氏(比例南関東)が比例代表とすみ分けが成立した。佐賀県では古川康知事が新2区から立候補する方向になり、今村雅弘氏は比例代表に移る。
これに対し、候補者が未定の福井県について、同党幹部は「無理やりにでも間に合わせる。最悪、公示前日までに決まれば何とかなる」と語る。
民主党は佐賀以外の4県で現職議員がいない。徳島県では、前職の高井美穂氏が来春の県議選に立候補するとして新2区の公認内定を辞退。新1、2区とも候補者が決まっていない。
山梨県では、前回山梨3区で当選し、新1区支部長だった後藤斎氏が来年1月の知事選に立候補するため議員辞職。民主党は、来年4月の衆院補選を目指していた後任候補選びを急ぐ必要に迫られている。【影山哲也】
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http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20141113164220
吉田氏が維新の党から富山1区出馬へ
(2014年11月13日 18時41分)
安倍総理大臣は13日、来月14日を軸に衆議院の総選挙を行う意向を自民党幹部に伝えました。解散風が強まる中、県内では、おととしの前回選挙で富山1区に立候補し、落選した吉田豊史氏が維新の党の公認候補として出馬する意向を表明するなど、動きが活発化しています。
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富山
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20141113-OYTNT50483.html?from=ycont_top_txt
解散風 県内各党も準備
2014年11月14日
◆自民「着々」 野党「不意打ち」
安倍首相が来週中にも衆院を解散する可能性が出ていることを受け、県内でも各党が選挙準備に動き始めている。現在、県内小選挙区3議席を独占している自民党が着々と態勢を整えているのに対し、公認予定者が決まっていない野党からは「(解散なら)不意打ちだ」と嘆く声も出ている。
自民党は、いずれも現職で、1区の田畑裕明氏(41)、2区の宮腰光寛氏(63)、3区の橘慶一郎氏(53)が、それぞれ事務所探しなどを始めている。前回選は1区で長勢甚遠氏の引退に伴い、候補者選びが難航したが、次期衆院選は現職3人の出馬が既定路線。県連の鹿熊正一副会長は「いつ解散するか分からないのは衆院議員の宿命。各選挙区とも怠りなく態勢を整えるはずだ」と話す。
公明党県本部は前回選と同様に、小選挙区では自民党候補を支援し、代わりに比例選で自民党から支援を受けることを見込んでいる。吉田勉代表は「自公両党は選挙区、比例ともに、現職議員が出馬することになるのではないか」との見通しを示す。
一方、野党は、準備がこれからというところが多い。
民主党県連は、1区で前衆院議員の村井宗明氏(41)を擁立すべく、説得に乗り出す方針。前回選では1区の村井氏に加え、3区でも新人を擁立したが、次期衆院選の予定者は現時点で1人も決まっておらず、調整を急ぐ。
全小選挙区で候補者を擁立する方針の共産党県委員会は、衆院解散の可能性がある19日までに、県内の予定者3人の発表を目指している。
社民党は前回選で、民主党とすみ分ける形で2区のみで擁立したが、次期衆院選は民主党との選挙協力が整うかどうかを含め、現時点で「全くの白紙」(柴義治県連幹事長)だという。
2014年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbunom=ycont_top_txt
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大分
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/11/12/233201968
与党、選挙へ準備 野党、完全に想定外 年内解散検討
安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を選択肢に検討に入ったことが11日に表面化し、県内でも「解散風」が吹き始めた。県選出の自民党現職3氏は「解散は首相の専権事項」としながら選挙準備を視野に入れる。野党サイドは候補者の擁立作業を急ぐが「このタイミングは完全に想定外」との声も聞かれた。
【与党】大分1区の穴見陽一氏(自民)は「消費税増税を先送りし、国民に信を問う選挙になるのでは」。自身の選挙準備は「まだ国会が動いており、重要法案も残っている」と国会優先の姿勢を強調した。
一方「国会議員は“常在戦場”」と日頃の準備が重要と話すのは2区のベテラン、衛藤征士郎氏(自民)。12月中の投開票なら「国会の日程的には問題ないだろう」として、早期解散の可能性は高いとする。
3区の岩屋毅氏(自民)は「山積する国政の課題を粛々と解決していく方が望ましいとは思う」とした上で、首相の意図を「増税延期なら重大な政策転換。国民に信を問いたいのだろう」と推し量った。
公明党の河野成司県本部代表は「(来春の)統一地方選の予定候補が地域で実績報告会を開いており、解散になればそこで比例のお願いもできる」とする。
【野党】2012年の前回選挙は2区で次点、比例で復活当選した吉川元氏(社民)は「野党共闘が整う前に選挙をやりたいのだろう」と分析。今週末にも選挙ポスター用の写真撮影や政策資料の作成に取り掛かるという。
前回1、3区で議席を失った民主党。足立信也県連代表は「解散に大義もなく、重要法案の審議もストップしかねない」と批判した。1区は元職の吉良州司氏の擁立を内定済みで、空白の3区で擁立作業を急ぐ構え。これまで社民党が候補を立てている2区での擁立も「模索する」という。
共産党県委員会は前回と同様、3選挙区全てに公認候補を擁立する方針。11日の常任委員会では解散すれば直ちに候補者を確定することを確認した。
前回「第三極」と注目された各党は県内の組織化が遅れている。維新の党県総支部の桑原宏史代表代行は「党本部と候補擁立を協議する」と述べた。
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京都・滋賀
http://kyoto-np.jp/politics/article/20141112000145
解散風に批判も臨戦態勢 京都・滋賀の国会議員印刷用画面を開く
衆院で解散風が強まり、京滋の国会議員も浮足立っている。降ってわいた解散風に「大義名分がない」と批判も出るが、解散は首相の「伝家の宝刀」。風が吹き始めた週明けから特に地盤が強固でない1回生議員らは地元に戻ったり、選挙を勝ち抜くキャッチフレーズを検討したりするなど慌ただしい動きをみせた。
自民党の宮崎謙介氏(京都3区)は12日、国会日程の合間に地元を回った。2年前の前回衆院選で216票差の初当選だっただけに、次の選挙も厳しいとみられている。それだけに解散風を「冷たい風」と危機感をあらわにする。
自民の衆院勢力は294人で、うち120人が1回生議員。選対幹部は「前回は自民に追い風だったし、候補者乱立の構図に助けられた。今度の選挙は1回生が何人戻ってこられるかが焦点」とする。
1回生の武藤貴也氏(滋賀4区)も今週初め、地元後援会に「選挙がある」と伝え、来週末に選対会議を開く。12日は選挙に備えたポスターのキャッチフレーズやレイアウトを秘書と相談するなど準備を急いだ。
公明党の竹内譲氏(比例近畿)は「総選挙になった際には必要な態勢が取れるように府本部に指示した」と臨戦態勢に入った。
一方の野党。自民の宮崎氏に僅差で敗れた民主党の泉健太氏(比例近畿)は「昨日、選挙カーの手配と後援会役員への連絡を行った」と選挙準備を加速させた。前原誠司氏(京都2区)も27日に予定していたグループ「凌雲会」の会合を、急きょ12日に前倒し、解散に対応できるようハッパを掛けた。
前回京都6区で立候補し敗れた維新の党の清水鴻一郎氏は昨年12月に比例近畿で復活して1年もたっていない。「総選挙の大義名分が明確ではない。与党の横暴だ」と憤りながら、「まだ十分に準備できていない」と焦りも。同じ維新で解散に半信半疑の岩永裕貴氏(比例近畿)も「心の準備はできている」と声を強めた。
共産党は12日、緊急都道府県委員長会議を開催。国対委員長の穀田恵二氏(比例近畿)は「今度の解散は自民党の党利党略ではあるが、自民は追い詰められた末の解散で、国民は安倍政権に審判を下せる機会だ」と力を込めた。
【 2014年11月12日 21時30分 】
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福島
http://www.minyu-net.com/news/news/1112/news1.html
自民・5区の調整課題 県内選挙区、民主・空白区擁立鍵
年内の衆院解散・総選挙を視野に入れた与野党の探り合いが進んだ11日、県内政党でも情勢を探る動きが出始めた。自民党の候補者選びは福島5区を地盤とする現職2人の動向が焦点となる。最大野党の民主党は空白区の福島1、2、4区への候補者擁立が急務だ。
自民で公認候補の前提となる5区支部長は坂本剛二氏。2012(平成24)年の前回で「原発事故災害復興枠」として比例中国に回った吉野正芳氏も、5区から出馬する意向を示している。小選挙区と比例代表の候補を順番に入れ替える「コスタリカ方式」が解消されて以降、保守分裂を避けるために両者間の調整が課題となっており、解散が現実味を帯びれば両陣営のつばぜり合いが再燃する可能性がある。
一方、民主党は前回の県内小選挙区で唯一議席を獲得した3区・玄葉光一郎氏の立候補が確実。比例東北で復活した吉田泉氏も5区から立候補を予定するが、1、2、4区は候補者不在が続く。
(2014年11月12日 福島民友ニュース)
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http://www.mbs.jp/news/jnn_2349708_zen.shtml
民主・みんな、合流視野に入れた調整が本格化
来週中の衆議院の解散が確実視される中、民主党とみんなの党が合流を視野に入れた調整を本格的に進めていることが明らかになりました。
民主党の海江田代表と、みんなの党の浅尾代表は14日、国会内で会談し、衆議院選挙に向けて選挙区での候補者調整や共通の政策をまとめるなどして与党に対抗していく方針を確認しました。
野党幹部によりますと、民主党が消費増税の凍結を打ち出したことを受けて、みんなの党と民主党との間で合流を視野に入れた調整が本格的に進んでいるということです。実際の合流は選挙後になると見られます。
一方、国会では、この両党に加えて維新や生活なども合わせた若手の野党議員50人余りが集会を開き、野党の「大同団結」の必要性を訴えました。(15日01:20)
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>>518福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014111519254
自民吉野氏、本県5区に意欲 坂本氏も立候補予定
12月の衆院選実施が濃厚となる中、自民党の現職吉野正芳氏(66)=比例中国、いわき市在住=は14日、次期衆院選に本県5区から立候補する意向を表明した。前回、同区で当選した自民党の現職坂本剛二氏(70)も立候補する予定。党公認をめぐる党県連、本部の対応も注目される。
平成24年の前回衆院選でも吉野氏と坂本氏は党公認を争い、吉野氏が比例中国の単独候補に回り、坂本氏が本県5区から立候補した。
吉野氏はいわき市内で開いた連合後援会の役員会終了後、取材に対し「5区公認の立候補を目指したい」と語った。さらに「5区は現段階で誰も(自民)公認を受けていない。これからが公認争い。党本部に働き掛けたい」と強調した。
一方、坂本氏は党県第5選挙区支部長を務めている。福島民報社の取材に対し、「衆院選が実施される場合、党公認を受けて5区から立候補する」と述べた。
( 2014/11/15 09:01 カテゴリー:主要 )
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東スポ
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/333656/
有田芳生氏への鞍替え打診でわかった民主の深刻な候補者不足
2014年11月15日 09時00分
有田芳生氏
安倍晋三首相(60)が「12月14日総選挙で調整を」と指示したと報じられ、解散が確実になった永田町では、野党が候補者擁立に四苦八苦している。そんな中、民主党は現役の参院議員の有田芳生氏(62)に東京11区からの鞍替え出馬を打診していた。
永田町関係者は「有田氏が衆院選に鞍替えするという情報があります。有田氏といえば、最近はヘイトスピーチを規制する法律を作ろうという活動で、注目を浴びています。出馬となれば規制に向けた流れに勢いがつくはずです」と話す。とはいっても現役議員の鞍替えは、落選のリスクをはらんでいる。落ちてしまえば勢いも何もあったものではない。
当の有田氏は「ええ、非公式ですが打診はありました」。打診の理由はこうだ。現在、東京11区には民主党の候補者がいない。他の野党と統一候補を出そうとなった場合、ほかの野党から統一候補が出てしまえば、落選したとしても支持基盤ができ、今後の区議選や都議選でその野党のプラスになりかねない。地方選への影響を考えると、民主党から統一候補を出しておきたいわけだ。
そこで2009年に11区から出馬したことのある有田氏に白羽の矢が立ったというわけ。
「でも、昨日断りました。私としてはヘイトスピーチと拉致問題を途切れさすわけにはいかない。相手は下村博文文科相だし、比例で当選する保証もない。冒険をするつもりはありません」(有田氏)
下村氏は6期連続当選中。逆風の選挙でも勝ち上がっており、選挙を戦うには厳しい相手だ。参院議員として任期を残している有田氏にとってはリスクでしかない。ヘイトスピーチや拉致問題の関係者からも「(鞍替えしてほしいという)声はないですよ」と有田氏は言う。野党関係者は「現役参院議員を落選覚悟で鞍替えさせようなんて、民主党はよっぽど候補者がいないんじゃないか」と民主党の焦りを指摘。大丈夫なのか?
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/574532.html
衆院選・道5区、勝部氏出馬へ 民主道幹事長、支部きょう要請(11/15 07:10)
民主党道第5区総支部は14日、次期衆院選で道5区(札幌市厚別区、石狩管内)に、党北海道幹事長の勝部賢志道議(55)=江別市=を擁立する方針を固めた。15日の幹事会で正式に決定する。勝部氏も要請を受諾する見通し。
関係者によると、安倍晋三首相が年内に衆院解散・総選挙を行う意向を固めたことを受け、同総支部内で勝部氏を推す声が高まった。勝部氏は14日、北海道新聞の取材に対し「まだ解散が決まった訳ではない。仮に要請を受ければ、周囲と相談してどうするべきか判断したい」と述べた。
勝部氏は千歳市生まれ。道教大札幌校卒業後、小学校教諭を経て、2003年4月の道議選に民主党などの推薦を受け無所属で出馬し初当選。現在3期目で、13年から党北海道幹事長に就任した。<どうしん電子版に全文掲載>
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兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007504398.shtml
2014/11/15 07:00
次期衆院選 民主が辻氏擁立へ 兵庫6区、元参院議員
年内に想定される衆院解散・総選挙で、民主党兵庫県連が兵庫6区(伊丹、宝塚、川西市)に、元参院議員の辻泰弘氏(58)を擁立する方針を固めたことが14日、関係者への取材で分かった。近く党本部に公認申請し、了承される見通し。
安倍晋三首相は来週にも衆院を解散する方針で、総選挙の日程は「12月2日公示−14日投開票」が有力とされる。短期決戦に備え、同県連は一定の知名度がある辻氏に立候補を打診し、辻氏も意欲を示したとみられる。
辻氏は2001年の参院選兵庫選挙区で初当選し、07年に再選。2期目には厚生労働副大臣を務めたが、13年の参院選で落選した。
兵庫6区では、自民党現職の大串正樹氏(48)と、次世代の党現職の杉田水脈氏(47)=比例近畿=の立候補が確実。共産党新人など複数が立候補する準備を進めている。(田中陽一、岡西篤志)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141115-OHT1T50047.html
がんの中松氏は出馬断念
2014年11月15日6時0分 スポーツ報知
今回は出馬を断念したドクター・中松氏 今回は出馬を断念したドクター・中松氏
末期の悪性がんと闘いながらその治療法の発明を目指している発明家のドクター・中松(本名・中松義郎)氏(86)は14日、年内に解散となった場合に行われる衆院選への出馬を断念する意向を示した。
都内で会見し、米国でのイグ・ノーベル賞授賞式の報告とがん撲滅発明の一部を発表。衆院選には「1回の選挙で666億円の浪費となる。このお金で新産業を生み、がん撲滅のために使うべき」と批判。中松氏は医師から余命を2015年末までと宣告されているという。一方、「がん撲滅の発明は守りの部分の2割まで成功した。攻めの8割はがん撲滅ロボットを発明しなくてはならない」と研究開発に専念する意向を示した。
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宮城
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141115_11011.html
<年内解散か>民・維の候補調整、宮城で実現か
衆院解散・総選挙を見据えた民主党と維新の党の選挙協力で、宮城1、2区の「候補者調整」が水面下で動き始めた。ともに比例東北の現職で、1区を地盤とする民主の郡和子氏(57)と維新の林宙紀氏(37)がすみ分けられるかどうかが焦点。東北最大の票田をめぐる前哨戦が熱を帯びてきた。
東京・永田町に解散風が吹いた11日、維新の党県総支部長を務める林氏は、民主党県連の安住淳代表と都内で会談した。
関係者によると、会談は安住氏が林氏に呼び掛けた。安住氏は2区からの立候補の可能性を尋ね、林氏は回答を留保したという。
両党は政策をすり合わせる選挙協力には後ろ向きだが、共倒れを防ぐ候補者調整の必要性では認識が一致している。
候補者が競合する選挙区は全国に30あり、現職が相まみえるのは東北の25小選挙区では宮城1区だけ。調整の行方が焦点となっている。
民主は1区で前回同様に郡氏を公認。元議員の今野東氏が死去した2区は候補者がいない。県連内では2区を他党に譲り、全面支援する案が取り沙汰されてきた。
安住氏は「仙台で協力できれば自民と十分戦える」と話す。2区では民主以外の前回立候補者も参院転出や政界引退をしており、野党統一候補が実現すれば一気に台風の目となる可能性がある。
ただ、調整は一筋縄では進まなそうだ。維新は11月に県総支部を正式に設置。1区は林氏を公認する見込みで、2区には前回4区から立候補した畠山昌樹氏(40)が意欲を見せている。
維新関係者は「2人とも地道に活動しており、国替えなど簡単に受け入れられる話ではない。仮に県レベルで話がまとまっても、党本部が認めるかどうか分からない」と話す。橋下徹共同代表の意向で、党本部は候補者が内定済みの選挙区は譲らない方針だ。
「地元を譲れない気持ちは一緒だが、お互いに突っ張れば結果は厳しいものとなる」と郡氏。林氏は「巨大与党に対抗できなければ選挙を戦う意味がない。党対党の話し合いで結論を急がなければならない」と語る。
<2012年の宮城1、2区開票結果>
【1 区】
当 87,482土井 亨 自元(2)
(比当)60,916郡 和子 民前(3)
(比当)38,316林 宙紀 み新(1)
16,557横田 匡人 未新
13,454角野 達也 共新
6,547桑島 崇史 社新
【2 区】
当 76,595秋葉 賢也 自前(4)
45,316中野 正志 維元
35,085今野 東 民元
34,348斎藤 恭紀 未前
23,138菊地 文博 み新
14,494福島 一恵 共新
2014年11月15日土曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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http://www.sanspo.com/geino/news/20141115/pol14111505030004-n1.html
2014.11.15 05:03(1/3ページ)
石原氏、解散総選挙なら引退示唆「老兵は死なず、消えていくのみ」
政界引退の意向を示した次世代の党の石原慎太郎最高顧問。党は必死に慰留しているという
政界引退の意向を示した次世代の党の石原慎太郎最高顧問。党は必死に慰留しているという【拡大】
次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は14日、年内に衆院解散・総選挙が行われる場合の自身の進退について「老兵は死なず、消えていくのみだ」などと述べ、政界を引退する意向を示した。石原氏は保守層に影響力を持ち、次期衆院選でも一定の集票力が見込まれるため、党執行部を中心に慰留を続けている。
石原氏が“衝撃発言”だ。この日、年内に行われる見込みとなった次期衆院選の出馬について記者団に問われると、第二次世界大戦後に連合国軍最高司令官を務めたダグラス・マッカーサーが退任時に残した名言を引用して、政界を引退する考えを示した。
「老兵は死なず、消えていくのみだ。私は最高齢者で肉体的な条件もあり、みんなに迷惑をかけてはいけない」
この発言を受け、西野弘一幹事長代理ら同党の若手議員は石原氏と面会。「活躍の場はまだまだあります。ぼくらも何とかしがみついて(衆院選を)生きて帰ってくるので一緒にやってほしい」と出馬を要請した。
一方、石原氏は「年もいっているし、体力的にもきつい」と応じるにとどめ、進退を明らかにしなかった。だが、同席した一人は「スパッと辞めるのかなという気がした」と語った。
2012年10月、当時80歳の石原氏は東京都知事を辞職し、国政復帰することを表明して世間を驚かせた。橋下徹氏(45)=維新の党共同代表、大阪市長=とタッグを組み、日本維新の会代表として臨んだ同年12月の衆院選では、実に54議席を獲得。自身も17年ぶりに衆院議員として国政復帰を遂げた。
ただ、憲法観の違いなどから維新の会は分裂し、石原氏のグループはこの夏に次世代の党を設立。石原氏は党首ではなく最高顧問に就き、一歩引いた立場を取っていた。
しかし、石原氏のカリスマ性は絶大。次期衆院選でも集票を見込めることから、党は強く慰留している。石原氏は周囲に「世話になった人や、かわいがっている人がいる。そういう人たちを応援しなければいけない」とも漏らしており、その決断に注目が集まる。
(紙面から)
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香川
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20141114-OYTNT50197.html
3区で社民候補擁立へ 民主、連合と3者協力
2014年11月15日
安倍首相が衆院解散を検討していることを受け、民主党県連と社民党県連、連合香川の3者は14日、高松市内で衆院選への対応について協議した。香川3区については、社民党が2012年の前回に続いて候補を擁立する方針を表明。1、2区で立つ民主党現職を含め、引き続き3者で支援し合う方向となった。
この日、高松市内のホテルで連合香川の定期大会があり、社民党県連の砂川保代表はあいさつで「3区は社民が立てる」と明言。その後、同会場で開かれた3者協議で、砂川代表と民主党県連代表の小川淳也衆院議員(比例四国ブロック)、連合香川の進藤龍男会長が協力関係を維持していくことを確認したという。
小川氏は取材に対し、3区について、3者の協力関係を前提に「党内に持ち帰り、早急に結論を出したい」と述べた。
連合香川の大会では、来春の統一地方選に向け、「働く者、生活者の立場に立った政治勢力の拡大に向けた反転攻勢の足がかりとするため、総力を結集し戦い抜く」との宣言を決議。県議選や高松市議選などに立候補する25人の推薦を決めた。
共産3選挙区擁立へ 共産党県委員会は、13日の常任委員会で、県内3小選挙区に候補者を擁立する方針を決めた。
2014年11月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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秋田
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20141114-OYTNT50348.html?from=yartcl_popin
衆院選へ 各党準備着々
2014年11月15日
寺田氏の復党など衆院選対応を説明する民主党県連の松浦大悟代表(右)と沼谷幹事長兼政調会長(秋田市で)
来週にも予想される衆院解散に向け、県内各政党が選挙準備を加速している。民主党県連は14日、秋田市で常任幹事会を開き、次期衆院選への立候補を表明している寺田学前衆院議員の復党と、秋田1区での公認を党本部に要請することを決めた。2区、3区で候補者擁立を目指す方針も確認した。他党も選対本部役員を決めたり、幹部会議を前倒ししたりして態勢づくりを急いでおり、冬の陣がますます現実味を帯びてきた。
会議後の記者会見で、沼谷純・幹事長兼政調会長は寺田氏の復党希望を受け入れた理由について、「疲弊する秋田のために国政に戻って仕事がしたい。再出発したいとの強い意志があった」と説明。常任幹事会も「もう一度チャンスを与えるべきだ」と、全会一致で認めたという。寺田氏は昨年4月の秋田市長選に立候補するにあたって離党したが、沼谷幹事長は「首長選は無所属での立候補がスタンダード」と述べ、問題視していないと強調した。
復党が決まり、寺田氏は「真摯しんしに受け止め、努力したい」と話した。寺田氏が既に秋田1区での立候補を表明していることから、県連はこの日、党本部に公認を申請した。
また、沼谷幹事長は「自公政権の行き過ぎた部分を取り戻したい」と述べ、2区、3区にも候補者を擁立する考えを示した。「速やかに決めたい」という。維新の党・村岡敏英衆院議員の地盤である3区での同党との連携については「党本部の決定次第」と述べ、連携しない場合も想定して候補者擁立を進めるとした。
一方、3選挙区すべてに現職を抱える自民党県連はこの日、4役会議を開き、選対本部の設置と、本部長に県連会長の金田勝年衆院議員、本部長代行に副会長の鈴木洋一県議を充てることを決めた。鶴田有司幹事長は「衆院選は各選挙区で候補者が選対本部を作るが、県連も側面支援する」と述べた。
社民党県連は、22日に開く予定だった常任幹事会を19日に前倒しした。候補者擁立などについて話し合う方向で、石川ひとみ代表は「できるだけ早く方針を決めたい」と話した。
3区で村岡氏が立候補予定の維新の党は、16日に秋田市で橋下徹共同代表らを招いた集会を開催し、支持の掘り起こしを図る。村岡氏の事務所は「集会は以前から予定していたが、タイミングがいい。PRにつなげたい」と話している。
1区で山内梅良県議を擁立する共産党県委員会は、2区、3区にも擁立する方針。人選を進めており、近く臨時総会で決定する。米田吉正委員長は「安倍政権の暴走にストップをかける選挙。1日も早く準備を整えたい」と力を込めた。
公明党県本部の田口聡代表は「対応の検討はこれから。自民党から支援依頼が来ると思うので、そこから検討したい」と述べた。
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茨城
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20141114-OYTNT50483.html?from=yartcl_popin
衆院3区 前議員2人出馬意向
2014年11月15日
前衆院議員の石井章氏(57)と小泉俊明氏(57)が14日、読売新聞の取材に対し、いずれも次期衆院選に茨城3区(龍ヶ崎市、取手市、牛久市など)から立候補する意向を示した。維新の党県総支部代表代行の石井氏は同党から立候補する予定で、小泉氏は政党の公認や推薦を調整中という。
石井、小泉両氏はともに元取手市議で、元民主党衆院議員。
小泉氏は2000年衆院選で茨城3区から立候補し、比例重複で初当選。石井氏は09年の衆院選で比例単独の立候補で初当選した。12年の前回選では、2人とも消費増税に反対して日本未来の党に移り、小泉氏は茨城3区で、石井氏は比例単独で立候補したが、いずれも落選。石井氏は昨年の参院選で、茨城選挙区に旧日本維新の会から立候補し、落選した。
石井氏は、「国民の給料が上がらないのに増税をする、ばかげた政治はやめさせなければならない。消費増税を凍結させ、新たな財源をつくるための改革に取り組みたい」と語った。
小泉氏は、「生活が苦しくなってきているのに、消費税増税など絶対にやってはいけない。中小企業の現場で働いてきた自分だからこそ、政治の場でこの誤りを正したい」と話した。
2014年11月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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長野
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20141114-OYTNT50101.html?from=yartcl_popin
各党 衆院選の準備加速 民主、全5区に擁立へ
2014年11月15日
安倍首相が、消費税率10%への引き上げを2017年4月に先送りし、来週中にも衆院解散に踏み切る方向で検討していることを受け、県内でも各党が選挙準備や候補者擁立作業を加速させている。巨大与党の余勢で小選挙区の議席増を目指す自民に対し、民主も全小選挙区に候補者を擁立して巻き返しを狙う模様だ。
選挙日程は、最短なら「12月2日公示、14日投開票」が想定されている。
自民は、現職5人(1区・小松裕氏、2区・務台俊介氏、3区・木内均氏、4区・後藤茂之氏、5区・宮下一郎氏)が準備を進める。
このうち、小松氏と木内氏は前回、比例での復活当選となった。同党県連の後藤茂之会長は「候補者はすべて現職で準備は整っている」として、アベノミクスの成果を訴えて5選挙区制覇を目指す。
前回選で、小選挙区の獲得数が前々回の5から2に減った民主。前回選で当選した1区の篠原孝氏、3区の寺島義幸氏に加え、2区は下条みつ氏、4区は矢崎公二氏の前議員が立候補予定。候補者不在だった5区も、元衆院議員秘書の中嶋康介氏が出馬を検討中だ。
同党県連の倉田竜彦幹事長は「今後は選挙準備に全力投球」としている。
前回選では、「日本維新の会」と「みんなの党」がともに民意を集めて躍進。県内でも維新2人とみんな1人が復活当選した。
維新出身の百瀬智之氏とみんな出身の井出庸生氏は今回、同じ「維新の党」から出馬。百瀬氏は2区、井出氏は3区から出る見通し。維新出身のもう1人、宮沢隆仁氏は「次世代の党」から1区に出馬する予定。
共産党は全小選挙区に候補者を立てる方針で、1区は前回選と同様に武田良介氏を擁立。他の選挙区候補も週明けに決まる見通し。
自民と連立与党を組む公明は小選挙区には候補者を立てず、比例選での議席確保を目指す。一方、社民党は候補者擁立について現段階では「全くの白紙」(竹内久幸同党県連代表)だ。
2014年11月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>508
>維新の党の立候補予定者がいない選挙区にはあえて擁立せず、すでに決まった立候補予定者の当選を優先することで合意した。
これは最大限の選挙協力じゃあないか。民主と組んだら維新の票減るし大阪府下では抵抗勢力の一つだし。
>>510
>松井氏は会議後、記者団に対し、「比例復活の場合は、地元に浸透していないのに無理にやるより、違うところで戦う方が勝利が見えてくればそっちじゃないか」と述べ、情勢次第では民主党に選挙区を譲る可能性に言及した。
此処迄行ったら普通の選挙協力やんけ
ってことで結局>>510レベルは避け>>508に落ち着いたってことだね。
維新、民主との全面協力見送り 橋下氏が反対
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141113594.html
産経新聞2014年11月13日(木)21:39
維新の党は13日、幹部会を開き、次期衆院選での民主党との連携の在り方を協議し、大阪10区など両党が競合する約30の選挙区での候補者調整など全面的な選挙協力を見送る方針を確認した。模索していた共通政策の策定も断念する。大阪都構想をめぐって地元の民主党と対立する橋下徹共同代表(大阪市長)らが強く反対した。
ただ今後の候補者擁立では、他の野党との競合は避ける考え。党の国会議員団は、民主党を含めた野党の連携を引き続き検討する。
橋下氏は幹部会で「大阪都構想で戦っている立場からすると、国会議員側が和気あいあいとやるのは受け入れ難い」と異議を唱えた。
終了後、松井一郎幹事長(大阪府知事)は記者団に「政策的に一致しない民主党との協力は無理だ」と明言。小沢鋭仁国会議員団幹事長は「与党を利することがないよう柔軟に対応する」と述べるにとどめた。
幹部会は東京と大阪の党本部をテレビ会議方式で結んで開催した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141114ddlk08010139000c.html
選挙:次期衆院選 大泉氏出馬の意向 無所属で6区から /茨城
毎日新聞 2014年11月14日 地方版
次期衆院選を巡り、前衆院議員の大泉博子氏(64)が13日、毎日新聞の取材に対し、「アベノミクスに欠けている社会保障や中小企業振興といった視点を指摘し、新しい政治の流れを作りたい」などと述べ、無所属で茨城6区(つくば市など)から出馬する意向を明らかにした。
大泉氏は東大卒。旧厚生省課長や山口県副知事などを経て、2009年衆院選・茨城6区に民主党公認で立候補し、初当選した。前回12年衆院選で落選し、13年参院選後に離党していた。大泉氏は「民主党は与党時の総括ができておらず、国民の生活を第一にした政治はできないと考えた」と離党の理由を説明した。【中里顕】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141114ddlk12010247000c.html
選挙:次期衆院選 前県議の西尾氏、千葉4区出馬へ /千葉
毎日新聞 2014年11月14日 地方版
千葉4区に前県議の西尾憲一氏(63)が13日、無所属で立候補する意向を明らかにした。毎日新聞の取材に答えた。
西尾氏は「4区には自民党系の候補がおらず、市民から『出てほしい』との声が寄せられた。集団的自衛権の行使と原発再稼働については容認できないという気持ちを持ってきたので、やむにやまれぬ気持ちで(出馬を)決意した」と述べた。自民、公明には13日、支持の申請書を提出したという。
西尾氏は船橋市議1期の後、県議選に5回当選。2000年の衆院選同区に自民公認で出馬したほか、昨年の船橋市長選などにも挑戦したが、いずれも落選している。
今のところ同区は、現職の野田佳彦前首相(57)のほかに立候補の動きはない。【市村一夫】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141114ddlk12010230000c.html
選挙:次期衆院選 千葉13区、野党候補一本化へ 民主、維新、みんなの党 調整急ピッチ /千葉
毎日新聞 2014年11月14日 地方版
衆院解散が予想される中、千葉13区を巡り、野党で候補者が一本化されそうだ。2012年の前回では、自民党候補に、民主党と維新の党(旧日本維新の会)の候補者が敗れたが、両党の候補とも比例復活当選を果たした。野党関係者は「野党協力が果たされれば、自民党に勝つことができる」と話している。
民主党は前回、約5万票を獲得し次点だった若井康彦氏(68)=比例南関東ブロック=の擁立を決定した。当選した自民の白須賀貴樹氏(39)は約7万5000票を獲得したが、維新の椎木保氏(48)=同=も約4万票を獲得。若井、椎木両氏の獲得票の合計は白須賀氏を上回る計算だ。
また、今回の衆院選から新しい選挙区割りが適用される。同区には民主の野田佳彦前首相の地盤である4区の一部が編入されるため、民主関係者は「若井票を伸ばすことができる」と期待する。
このため、民主、維新、みんなの党は同区について「野党一本化で自民に勝つ可能性が高い選挙区」と判断。みんなは擁立を見送るほか、椎木氏が出馬する選挙区の調整などを急ピッチで進めている。【野原大輔】
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千葉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141114ddlk12010226000c.html
選挙:次期衆院選 首相、来週中にも解散決断 各党、準備を本格化 野党、候補者擁立急ぐ /千葉
毎日新聞 2014年11月14日 地方版
安倍晋三首相が来週にも衆院解散を決断し、年内の総選挙実施を検討しているとされる状況を受け、県内の主要政党も選挙準備を本格化させている。自民党は現職が唯一不在の「空白区」である4区で候補者擁立を模索。民主党をはじめ野党側は出遅れ感がささやかれるが、「自民一強」の牙城を崩そうと、候補者の擁立を急ぐ。【岡崎大輔】
■自民・焦点は空白区
「千葉4区は勝てるだろうか」。自民党関係者によると、安倍首相は6日夜、公邸で会食した県内を地盤とする議員にこう話しかけたという。
同党で現在、立候補予定者がいないのは、民主党の野田佳彦前首相がいる4区のみ。県連は公募を決めたが、解散風が強まり、14日に党本部で県選出の国会議員団が対応を協議することにした。そのほかの選挙区は現職が立候補の方針だ。
連立政権を組む公明党は、小選挙区の擁立はなく、県本部代表の富田茂之氏の比例南関東ブロックでの当選を目指す。12日、支持母体の千葉創価学会は会議を開き、選挙戦の準備を本格化させることを確認した。
■民主2選挙区で難航
「衆議院の解散も近いようです。(自民党による)格差拡大に歯止めをかけるのが、民主党の政治」。9日、野田前首相は、松戸市議選の応援演説でこう訴えた。
民主党は1、4、6、9、10、13区の候補予定者は固まった。党本部が「女性候補の擁立」を重点項目に掲げていることから、3区では女性候補を擁立する方向で調整。2、7、8区で新人の擁立を目指し、5区は元職が準備を進めている。
自民党が野田前首相の4区に候補を立てることを模索していることについて、県連幹部は「誰が出ても結果は(野田氏勝利で)見えている。自民党は(擁立を)見送るのではないか」とけん制。田中信行県連幹事長は降って湧いた衆院選への準備を急ぎつつ、「(来春の)統一地方選に向けた流れにつなげたい」と話す。
■再起期す第三極
みんなの党は6区の擁立が基本。県総支部幹部は「前回参院選で、自民党に次ぐ票を得た5区にも擁立したい」と意欲を示す。水野賢一幹事長は、統一選での選挙協力で合意した維新の党との選挙区調整も視野に入れる。
維新と分かれた次世代の党は田沼隆志氏が1区、西田譲氏が9区に立候補を予定(ともに前回衆院選で比例南関東で復活当選)。県支部連合会幹事長の西田氏は「二つの区以外は空いている。自民より保守(的立場)の党の考えに賛同できる候補がいれば」と話す。生活の党は元職3人が立候補する構えだ。
■政権批判強める共産
「(解散は)待ってましたという感じ。大歓迎だ」
共産党県委員会の浮揚幸裕委員長は自信を見せる。集団的自衛権やアベノミクスに対する批判を強め、浮揚氏は「有権者にとっては、自民か共産か。選択肢ははっきりしている」と他の野党との「違い」を強調する。
2区に現県議を擁立するほか、11区と12区の計3選挙区で新人の擁立が既に決定。全選挙区での擁立を目指し、更に作業を急ぐ。
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第1区=千葉市(中央区、稲毛区、美浜区)
第2区=千葉市(花見川区)、習志野市、八千代市
第3区=千葉市(緑区)、市原市
第4区=船橋市の一部
第5区=市川市の一部、浦安市
第6区=市川市の一部、松戸市の一部
第7区=松戸市の一部、野田市、流山市
第8区=柏市の一部、我孫子市
第9区=千葉市(若葉区)、佐倉市、四街道市、八街市
第10区=銚子市、成田市、旭市、匝瑳市、香取市など
第11区=茂原市、東金市、勝浦市、山武市、いすみ市、大網白里市など
第12区=館山市、木更津市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市など
第13区=船橋市の一部、柏市の一部、鎌ケ谷市、印西市、白井市、富里市など
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茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14158882763779
2014年11月14日(金)
次期衆院選 元職2人、出馬意欲
6区・大泉氏、3区・小泉氏
12月実施が濃厚な衆院選で、ともに元職の大泉博子氏(64)と小泉俊明氏(57)が13日、茨城新聞の取材に対し、出馬する意向を示した。大泉氏は無所属で茨城6区から立候補する考え。同3区を予定する小泉氏は所属政党については「まだ決めていない」と答えた。
大泉氏は2009年8月の衆院選茨城6区に民主党公認で立候補し、県医師連盟などの応援を受けて初当選した。12年12月の前回衆院選も同党公認で再選を目指したが落選し、昨年の参院選後に離党した。
大泉氏は「マニフェスト違反した民主党は反省も総括もしていない。ほかの野党もばらばら。健全な野党を無所属からつくっていきたい」とした上で、政策については「この2年間、社会保障の話が全く進んでいない。農業や中小企業の視点も欠けている。しっかり訴えていきたい」と話した。
小泉氏は2000年6月の衆院選茨城3区に民主党公認で立候補し、小選挙区で落選したが比例当選。09年に同3区で3回目の当選を果たしたが、離党届を出した上で当時の民主党政権に対する内閣不信任決議案に賛成し、除籍処分を受けた。前回は日本未来から出馬して敗れた。
小泉氏は「日本経済は疲弊している。世界の先進国の中で日本だけが経済成長していない。日本経済をぜひとも再生させたい」と語った。
このほか、前回民主党公認で茨城2区から出馬した石津政雄氏(67)は「まだ決めていない。話す段階にない」とし、同じく茨城7区の柳田和己氏(64)は「よく周囲と相談して決めたい」と出馬の可能性をにおわせた。
石津氏は党員のままだが、次期立候補予定者となる第2区総支部長には就いておらず、柳田氏は落選後離党している。(小池忠臣)
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http://www.sankei.com/politics/news/141114/plt1411140068-n1.html
2014.11.14 20:53
【衆院選】
田母神、西村両氏 次世代の党から出馬か
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近く衆院解散・総選挙が行われる場合、田母神俊雄元航空幕僚長と西村真悟衆院議員が所属する「太陽の党」が、候補者届け出政党の要件をクリアできない可能性が高いことが14日、分かった。
公選法は要件として「国会議員5人の所属」などを定めているが、同党の所属国会議員は西村氏のみ。このため、両氏が友党関係にある次世代の党に入り、総選挙に挑む案が浮上している。
ただ、次世代の党の中には“過激”な発言で知られる両氏の加入を警戒する声もあり、党幹部は慎重に検討を進めている。
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静岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141114-00000001-at_s-l22
<衆院解散方針>静岡県内野党、候補選び加速
@S[アットエス] by 静岡新聞 11月14日(金)7時28分配信
安倍晋三首相が年内解散、総選挙の意向を固めたことを受け、野党が県内小選挙区での候補者擁立に向けた動きを加速させている。想定される日程が迫る中、野党同士の選挙協力が具体化する可能性も浮上。ぎりぎりの模索が続く。
2年前の衆院選で政権の座を明け渡した民主党。立候補予定者に当たる「総支部長」が7区と8区で決まっていない。10日の県連役員会でも公募による選定などが俎上(そじょう)に上ったが、結論には至らなかった。
県連幹部の一人は来春の統一地方選に向けた態勢構築も視野に入れ、「手法はどうあれ、適任者を選ぶべきだ」と話す。だが、最大の壁は残された時間だ。別の幹部は「今から公募するのは物理的に無理。現状で独自候補の擁立は難しい」とみる。
一方、民主党本部は維新の党と選挙協力をめぐって協議。これに対し、維新は13日、競合選挙区での候補者調整などの協力は見送る方針を決めた。県内で維新は1区と3区で比例区の現職2人が立候補を予定するほか、8区でも元県議が準備を進める。
ある民主県連関係者はこうした動きを踏まえ、「本気になって共闘しなければ自民に勝てない。8区は統一候補にした方が良い」と述べる。しかし、元県議が民主とたもとを分かった経緯から「一緒にやっていこうという気にはならない」(同幹部)との声も強く、結論は出ていない。
他の野党も準備時間が足りない状況に変わりはない。みんなの党は県内選挙区での候補擁立を見送る方向で調整中。共産党は県内全選挙区に候補者を立てる予定で、選定作業を続けている。
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3910 :チバQ :2014/11/15(土) 10:25:46
富山
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20141114164044
衆院・富山1区 民主は村井氏に出馬要請へ
(2014年11月14日 18時39分)
衆議院の解散・総選挙にむけた動きです。
県内選挙区の立候補予定者が1人も決まっていない民主党県連が、14日、緊急の選挙対策会議を開き、おととしの前回選挙で落選した村井宗明(むらい・むねあき)氏に富山1区への出馬を正式に要請することを決めました。
この会議は、衆議院の解散・総選挙にむけた機運が高まってきたことを受けて、急きょ開いたもので、民主党県連の高田一郎(たかた・いちろう)代表など、県議や市議あわせて8人が出席しました。
会議は非公開でおよそ50分おこなわれ、おもに富山1区の対応について意見を交わしました。
衆議院・富山1区は、自民党・現職の田畑裕明(たばた・ひろあき)氏の出馬が確実なほか、前回、無所属で出馬して落選した元自民党県議の吉田豊史(よしだ・とよふみ)氏が、維新の党の公認で出馬する意向です。
また、共産党県委員会も候補擁立にむけて人選を急いでいます。
民主党では、これまで、村井宗明(むらい・むねあき)氏が富山1区での勝利と比例復活であわせて3回当選していますが、前回の選挙では自民党候補に敗れ、比例復活もなりませんでした。
現在は東京のIT企業の役員を務めていて、次の衆議院選挙について態度を明らかにしていません。
14日の会議では、短期決戦となる中で不戦敗を防ぎ、勝てる候補をたてるという観点から、村井氏に富山1区での出馬を正式に要請することを決めました。
2区と3区の候補擁立は難航していて、当面は富山1区に専念する方針です。
富山1区をめぐっては維新の党が吉田氏を反自民勢力の統一候補にしたい考えを示していますが、民主党県連は、公認候補の擁立を優先する構えです。
このあと速やかに村井氏に会って意向を確認し、解散当日までの擁立決定をめざすとしています。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111500171
次世代・中丸氏が選挙区変更=民主との競合避ける−広島
次世代の党の中丸啓衆院議員(比例中国)は15日、広島市で記者会見し、前回衆院選で出馬した広島3区で民主党元職との競合を避けるため、次回は同党が候補者を決めていない4区から立候補すると表明した。各党が19日の衆院解散を想定して選挙準備を進める中、野党は同一選挙区での共倒れを防ぐため候補者調整を急いでおり、正式表明は初のケースだ。
中丸氏は会見で、選挙区を変更する理由について「民主党とつぶし合うのは国益にかなわない」と説明。次世代が党本部レベルで民主党に対し、4区には候補者を擁立しないよう13日に申し入れたことを明らかにした。
民主党は3区で、元職の橋本博明氏の公認を既に内定。前回衆院選での中丸、橋本両氏の得票数を合計すると、当選した自民党の河井克行氏を600票余り上回る。(2014/11/15-12:54)
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しまった,前回の結果がどっかに仕舞いこんでしまって手許にない。。
なんだかなんだで調整付く選挙区もありそうですねぇ。
もうちょっと待てば野党の候補者が乱立して手が付けられなくなっただろうにw
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念のためってw
解散の大義見えず=野党一斉批判、自民苦慮
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-141114X510.html?fr=rk
時事通信2014年11月14日(金)20:39
安倍晋三首相が来週、衆院解散に踏み切ることに対し、民主党など野党各党は、国民に信を問うべき「大義」が見えないと批判を強めている。一方、自民党も解散方針は受け入れながらも、国民向けの明確な理由付けに苦慮している。
「重大な約束違反だ。強い憤りを覚える」。民主党の野田佳彦前首相は14日の講演で、こうまくしたて、首相の解散方針を厳しく非難した。
14日はくしくも、野田氏が首相だった2年前の2012年当時、自民党総裁だった安倍首相に対し、党首討論で衆院解散を表明した日だ。自民党から議員定数削減などの約束を引き出して野田氏は解散に踏み切ったが、抜本的な定数削減は実現していない。政治家の「身を切る改革」は置き去りにされたままだ。
野田氏は、首相が決断する消費税増税先送りににも触れ「政府は景気が悪いと思っている。増税しろなんて野党だって言うわけがない。争点じゃない」と一蹴した。
他の野党からも発言が相次いだ。維新の党の松野頼久国会議員団会長は「国会は開店休業状態だ。700億円という国費を使って解散する意味が分からない」と批判。次世代の党は、政権の経済政策は行き詰まっているとして「アベノミクス失敗隠しを狙う大義のない解散には断固反対する」と決議した。
共産党と生活の党も、それぞれ記者会見で「党利党略だ」などと断じた。
自民党は解散が急浮上した当初、ベテランを中心に党内で異論が相次いだが、解散への流れは止まらず今では沈静化している。それでも、疑問を呈する声はくすぶっており、村上誠一郎元行政改革担当相は記者団に「やっぱり大義名分がない」と不満げに漏らした。若手の一人は「解散の理由を地元でどう説明すればいいか分からない」と嘆いた。
「この道でいいのかを再確認する『念のため選挙』だ」。高村正彦副総裁は自民党役員連絡会で解散のネーミングを「発案」したが、周囲の幹部は黙って聞いているばかりだった。
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まだ新聞等には出ていないようですが、11月11日の民主党常任幹事会にて、下記の候補に内定が出たそうです。
埼玉9区 鷲巣 真 大ワシノス マサヒロ 28歳 元読売新聞記者
新潟6区 梅谷 守 ウメタニ マモル 40歳 新潟県議会議員
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>>543
失礼しました。チバQさんがもう載せてましたね。。。
>>487 >>171
梅谷氏は県連の公認申請から、承認までに1年と随分かかりましたね。
一応URLはっときます。
http://www.dpj.or.jp/article/105425/%E7%AC%AC%EF%BC%96%EF%BC%92%EF%BC%96%E5%9B%9E%E5%B8%B8%E4%BB%BB%E5%B9%B9%E4%BA%8B%E4%BC%9A%E3%82%92%E9%96%8B%E5%82%AC
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<衆院>急な解散風、野党出遅れ 前回完敗、共闘を模索 /青森
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141115ddlk02010205000c.html
毎日新聞2014年11月15日(土)11:26
来週の衆院解散が取りざたされる中、県内の各党も対応を急いでいる。県内は、衆院4選挙区の現職はいずれも自民党が占める「一強他弱」。野党各党は共闘を模索しているが、野党ですでに立候補を表明しているのは、民主党の3区(田名部匡代氏)と4区(山内崇氏)の2人だけ。共産党は4選挙区すべてに候補者を立てる方針で準備を進める。急な「解散風」で、野党側の選挙態勢は出遅れている。【まとめ・宮城裕也】
前回2012年の衆院選では自民党が圧勝し、他党は比例復活さえできない完敗を喫した。翌13年の参院選でも自民候補が有効票の過半数を取る一方、野党側は四分五裂し、5人の候補者のうち4人が法定得票にも達しなかった。
この事態を打開しようと民主党県連が10月に入ってから社民党県連と維新の党県総支部とに連携を呼びかけ始めていた。
11月9日の民主県連の政治資金パーティーでは、来年の統一地方選を念頭に、米価下落対策での連携を民主党側が呼びかけ、社民県連の三上武志代表が「一致する政策で具体的な行動をして前向きな議論をしていきたい」、維新県総支部代表代行の升田世喜男氏が「真剣に受け止めたい」と呼応する考えを示していた。来県中だった民主党の枝野幸男幹事長もこの動きを歓迎していたが、直後に解散の動きが表面化。社民県連の三上代表は「連携はあくまで統一地方選。衆院選でも協力するかは何とも言えない」と頭を抱える。
突然の「解散風」に民主党県連幹部は「なぜ今解散なのか意味不明だ」と困惑する。同党は3、4区では選挙事務所の確保など選挙準備を急ピッチで進めている。しかし、1、2区の候補擁立は困難とみられ、「特に県都の1区には出したいが、勝てる見込みのない人を出すわけにはいかない」と苦慮する。維新県総支部幹部によると、升田氏は1区での出馬を目指し、民主県連との共闘を視野に入れているという。
民主離党組が中心のみんなの党県連協と生活の党県連はこうした野党連携の動きにほとんど関与していない。今回の解散の動きに対しても、みんなの党県連協会長の波多野里奈氏は「検討中」と答えた。生活の党県連代表の平山幸司氏は「現段階では白紙だが、野党乱立は自民党を利するだけなのは明らか。解散すれば反自民勢力がまとまる流れは加速していくはず」と話した。
共産党県委員会は4選挙区の候補予定者を解散直後に発表し、比例東北ブロックに現職を擁立する。畑中孝之委員長は野党共闘の動きを「安倍政権の主張に賛成する面もある中での共闘では野党としてまとまっていない」と指摘した。
一方、現職4人の出馬が確実視される自民党。ある県連幹部は過熱する早期解散報道に驚きを隠さず、「新たな候補者を選ぶ必要がない分、焦りはないが、まだ選挙モードにはなっていない」と打ち明ける。野党連携の動きについては「他党は気にせず自分たちの戦いをするだけ」と冷静に受け止めつつ、「争点が見えにくいのは確か。票の上積みより目減りを抑えたい」と気を引き締める。
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県内各党、年内総選挙へ奔走 調整遅れ野党に戸惑いも
http://news.goo.ne.jp/article/saitama/region/saitama-30113425.html
埼玉新聞2014年11月15日(土)10:05
国会内で年内にも衆院解散・総選挙の流れが強まる中、県内各党、各陣営は「師走決戦」を念頭に準備に入った。2012年の前回、15小選挙区のうち13選挙区で勝利、比例復活を含め全選挙区に現職を有する自民党関係者は「衆院は常在戦場」と準備を加速させる。一方、党勢回復を期す民主党など野党関係者は「大義なき解散」「ご都合解散」と批判。突然の"解散風"に候補者が決まっていない選挙区もあり、新人候補の擁立や野党連携に向けた調整に奔走する。
安倍晋三首相に近い自民県連会長の新藤義孝前総務相(衆院2区)は「既に与野党が解散を前提に動いている。総選挙となれば社会保障改革や経済の安定、地方創生の推進などに関する政策を国民に提示していくことになるだろう。県内では全員(現職15人)の当選を目指す」と語る。
県連は来春の県議選に向け新人候補の擁立準備を進めているが解散となれば、状況も変わる。鈴木聖二幹事長(県議)は「衆院候補と県議候補が連携して動ける。相乗効果が期待できる」との見方だ。
比例が主戦場となる公明党の西田実仁県本部代表(参院埼玉選挙区)は「解散は首相の専権事項。どうなるか分からないが備えはしっかりやらなければならない」と強調し、選挙となれば県選出の現職2人を含む「比例北関東3議席の死守」を掲げ戦う構え。塩野正行幹事長(県議)は「そのために総力戦を展開する」と早くも選挙モードだ。
一方、野党陣営には戸惑いが広がる。民主党は14日現在、現職3人を含む9選挙区で候補者を立てる方針だが、6選挙区が候補者不在の「空白区」。大島敦県連代表(衆院比例北関東)は「できるだけ多くの候補者を立てられるようにしたい」と擁立作業を急ぐ。解散風の強まりに大島代表は「何のための解散か全く分からない」と憤慨。前回は各政党が候補者を乱立。自民圧勝の背景には非自民勢力の"共倒れ"があったため「野党同士で乱立を避けるよう調整を進めている」と語った。
前回、比例復活で2議席を得た維新の党の坂本祐之輔県総支部代表(衆院比例北関東)は「党利党略の解散の流れは止められない。早くても解散は来年の夏と想定していた」と話す。維新は現時点で現職2人を含む5選挙区で候補者を立てる方針だが、坂本代表は「党はさらに増やす意向。野党協力も調整している」と話す。
共産党は前回同様、全15選挙区に候補者を擁立する方針。大野辰男県書記長は「19日解散が濃厚とみて、それまでに候補者を決める。暴走する安倍内閣打倒を打ち出し、選挙を戦う」と力を込めた。
生活の党の小宮山泰子衆院議員(比例北関東)は「首相と自民は自分たちの都合で解散しようとしている」と指弾。候補者の人選、擁立については「全て党で一括調整している」と述べるにとどめた。
みんなの党は12区に新人候補を擁立する予定だが、党代表と前代表が方針をめぐって対立している状態。行田邦子県総支部代表(参院埼玉選挙区)は「早く党の方針を定めてほしい。衆院選になっても動けない」とこぼす。
社民党県連合の佐藤征治郎代表(県議)は「政権を維持するための自己都合解散」と断じ、選挙になれば「1区を中心に候補者擁立を考えている。不戦敗はしない」と語った。
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http://mainichi.jp/select/news/20141116k0000m010098000c.html
安倍晋三首相が19日にも衆院解散・総選挙に踏み切ることを受け、民主党など野党各党は選挙協力の調整を急いでいる。2012年の前回衆院選では、自民党への対抗候補が小選挙区で競合して共倒れするケースが相次ぎ、「自民党1強」につながったとの反省があるため。15日には、民主党と次世代の党の競合区で初めて候補者調整が実現したが、どこまで広げられるか時間との競争ともなっている。
石破茂地方創生担当相は15日、鳥取県米子市で講演し、衆院解散・総選挙の時期について「15年度予算編成のことを考えると、(12月)21日の投開票では作業がきつくなる」と指摘。衆院選は「12月2日公示−14日投開票」の日程になるとの見通しを示した。
衆院解散・総選挙が迫るなか、衆院広島3区では15日、次世代の党の現職、中丸啓氏(比例中国)が広島市で記者会見し、広島4区に転出する意向を表明した。民主党前職の橋本博明氏との競合を避けるためで、野党による候補者調整の第1号となった。
野党では民主党、維新の党、次世代の党、みんなの党、生活の党の5党が絡む競合区は、東京や大阪の大都市部を中心に全国で計55小選挙区を数える。このうち民主と維新の立候補予定者が重なる小選挙区は北海道、千葉、東京、神奈川、静岡、大阪など30あるが、両党関係者によると、一方の立候補予定者が比例に転出するなどの調整が一部で進んでおり、今週にも競合解消区を発表できる見通しだという。共産、社民両党は今週以降、小選挙区の立候補予定者を発表する。
ただ、すべての競合区を短期間に解消するのは困難で、民主の辻元清美前幹事長代理と維新の松浪健太国対委員長がともに出馬する見通しの大阪10区など、大阪では両党の調整は難航している。東京では25小選挙区のうち10小選挙区で野党が競合しており、どこまで調整が進むかが焦点となっている。【葛西大博】
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http://mainichi.jp/select/news/20141116k0000m010120000c.html
衆院選:橋下氏が出馬示唆 週内に最終判断
毎日新聞 2014年11月16日 08時00分
維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は15日、大阪市内の街頭演説で、「大阪都構想実現のため、公明党の議席を奪うしかない。衆院選に勝ち、(大阪市長・知事の)ダブル選に勝つ」と話し、解散・総選挙になった場合、松井一郎幹事長(大阪府知事)と一緒に市長、知事を辞職して出馬し、後継を選ぶ両選挙の可能性に言及した。橋下氏らは公明党から協力を得るため水面下で交渉を続けているが、難航しており、状況は緊迫している。橋下氏は出馬について16日からの週内に最終判断する見通しを示した。
橋下氏はこの日、市内3カ所で演説。解散・総選挙について、「今回の衆院選は大阪都構想を実現するため」と主張。「まだ決めたわけではない」とした上で「状況を打開しようと思えば、自分で道を切り開くしかない」と訴えた。
2012年の前回衆院選で維新(当時は日本維新の会)は、都構想への協力を条件に、公明候補がいる大阪・兵庫の6選挙区に候補を擁立しなかった。その後、公明から都構想に協力を得られなくなった経緯について橋下氏はこの日、「手のひらを返され、許せない」と批判。「どうやって公明をこっちに向き合わせるか。大阪と兵庫(の議席)を奪う。市長も知事も辞めなければならない」と話し、衆院選と知事、市長のダブル選に勝った上で、「(来年4月の)統一地方選(府議選・市議選)に勝つ。その状態になって公明党と協議したい。判断は来週させてもらいたい」と語った。
橋下氏は、公明大阪府本部代表の佐藤茂樹氏が現職の衆院大阪3区、松井氏は公明副代表の北側一雄氏の同16区からの出馬を想定している。出馬した場合、市長、知事とも任期を1年残しての辞任になる。橋下氏は市長を辞職して3月の出直し選で再選されたばかりで、批判も強まりそうだ。
公明府本部幹部は橋下氏のこの日の発言を受け、「(大阪府市両議会で)都構想の議案を否決した重みは大きい。真っ向勝負だ」と対決姿勢を鮮明にした。【林由紀子、重石岳史、松井聡】
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>>529茨城
>生活の党の支持も取り付けた
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/m20141115ddlk08010094000c.html
選挙:次期衆院選 石井氏、出馬の意向 維新から茨城3区に /茨城
衆院の解散・総選挙が迫る中で、元衆院議員の石井章氏(57)が14日、毎日新聞の取材に対し、茨城3区(取手市など)から、維新の党公認で立候補する意向を明らかにした。生活の党の支持も取り付けたとしている。
石井氏は「国民の可処分所得が少なくなっており、消費増税に反対する。アベノミクスは失敗した。衆院の定数や報酬削減など、身を切る改革をやるべきだ」と語った。
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佐賀
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/125945
師走の衆院選短期決戦 県内与野党臨戦ムード
2014年11月16日 09時44分
県選出の自民党国会議員5人が出席した農政問題懇談会=佐賀市のホテルマリターレ創世
県選出の自民党国会議員5人が出席した農政問題懇談会=佐賀市のホテルマリターレ創世
首相補佐官として支えた野田佳彦前首相を招き、時局講演会を開いた民主党の大串博志衆院議員=唐津市の虹の松原ホテル
首相補佐官として支えた野田佳彦前首相を招き、時局講演会を開いた民主党の大串博志衆院議員=唐津市の虹の松原ホテル
■慌ただしくイベントはしご
年内の衆院解散・総選挙に踏み切る安倍晋三首相の意向が表面化して初の週末となった15日、佐賀県選出の衆院議員は地元で選挙準備を加速した。関係者は選挙区内のイベントをはしごするなど、短期決戦に向けて慌ただしく動き出した。
新1区から出馬する現職の岩田和親議員や比例代表に転出する今村雅弘議員ら自民党の県選出国会議員5人が勢ぞろいした県農政協議会との懇談会。「佐賀が農業県であることを忘れず、共に戦っていければ」(中野吉實会長)「意見は来週にも始まる公約づくりに生かしていく」(福岡資麿自民県連会長)。環太平洋連携協定(TPP)交渉や農協改革で緊張感漂う政府と農業団体だが、両組織のトップからは来月の総選挙を見据えた言葉が続いた。
会議を終え、佐賀市内で開かれていた農業団体のイベントに顔を出した岩田氏。会う人ごとに「本当に解散するんですか」と、突然の解散風の真偽を問われ「まだ2年しかたってませんが、また、お世話になります」。一人一人と握手し、次の会場へ向かった。
自民の新2区候補には、古川康知事の転身が濃厚。福岡県連会長は「23日の総務会で最終的に決めないといけない状況。これから1週間、関係者と調整し、結論を出せるようにやっていきたい」と挙党一致体制づくりに気を配る。
「(出馬が)根も葉もない話かというとそうではない。葉はある」。佐賀大学で開かれた日本自治学会のシンポジウムで司会者から「いつまで知事と呼んでいいのか」と尋ねられた古川知事。「当面、呼んでいただいてよろしいかと。まだ決めてないです」とはぐらかし、シンポ終了後はすぐに公用車に乗り込んだ。
一方、新2区で古川氏と戦うことになりそうな民主県連代表の大串博志議員は補佐官として支えた野田佳彦前首相を招いた講演会を唐津市で開いた。夏から計画していたが、図らずも絶好のタイミングに。大串氏は「相手がどうだというより、自分の訴えを丁寧に届けていきたい」と気を引き締めた。小城市や多久市のイベントにも顔を出し、夕方は事務所で選挙に備えた態勢づくりを話し合った。
1区で自民と激闘を繰り広げてきた原口一博氏は8月下旬に右膝を複雑骨折し、13日に数回目の手術を終えたばかり。佐賀市の病院に見舞いに訪れた県議によると、術後の経過は順調で、原口氏は「今は必ず治ると信じ、けがと戦うしかない。選挙では迷惑をかけるが力を貸してほしい」と話したという。事務所では秘書らが政策ビラの打ち合わせなどに追われていた。
両選挙区で候補を擁立する共産党県委員会は佐賀市の街頭で佐賀空港へのオスプレイ配備計画や原発再稼働の反対を訴えた。20日の県委員会総会で立候補予定者を決める。
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間違えた
2626 :チバQ :2014/11/16(日) 10:45:09
京都
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141116000023
京都府内各党、衆院選モードに 統一地方選から急きょシフト印刷用画面を開く
パーティーの席で熱弁をふるう政党幹部。衆院解散が迫るとされる中、支持者に語りかける言葉にも力がこもる(15日、京都市内のホテル)
パーティーの席で熱弁をふるう政党幹部。衆院解散が迫るとされる中、支持者に語りかける言葉にも力がこもる(15日、京都市内のホテル)
安倍晋三首相が近く衆院解散に踏み切るとされるなか、京都府内の各党は15日、衆院選をにらんだ動きを加速させた。地方議員の集まった会議で選挙準備を促したり、パーティーで国会議員が熱弁をふるったりして早くも臨戦態勢に入った。比例票の獲得目標を定めた党もあり、これまで来年4月の統一地方選に備えてきた各党は急きょ「衆院選モード」にシフトした。
自民党府連は京都市中京区の府連事務所で、統一地方選の第2次公認候補を決定する選対会議を開催した。西田昌司会長は冒頭、「解散との報道がある。常在戦場なので、それに向けて取り組んでほしい」と述べ、早めの選挙準備を呼び掛けた。
会議には府議や京都市議ら約50人が出席。西田会長は「衆院選を勝ちきることで統一地方選が戦える」と強調した。会議後の記者会見では野党が選挙協力を検討していることについて「政策的に離れている。野合だ」とけん制する一方、「一本化するなら気をつけないといけない」と警戒感ものぞかせた。
民主党府連は下京区のホテルで政治資金パーティーを開催した。統一地方選に向けた決起集会になる予定だったが、泉健太府連会長は開会あいさつで「総選挙の決起集会になった」と切り出し、「安倍首相は約束だった国会議員の定数削減に、権力を持ちながら一切取り組まなかった」と批判のボルテージを上げた。
会場に集った約1200人には「暴走を止めるのは民主党の議員」と書かれた機関紙号外も配られ、対決姿勢を前面に押し出した。
共産党府委は、衆院選の立候補予定者6人を発表した。渡辺和俊委員長は記者会見で、府内の比例票が自民に次いで2位だった昨年7月の参院選にふれ、「小選挙区で自民に挑む力があるのは共産党だ」と声を強めた。また、「当面は統一地方選向けに予定していた催しの中身を衆院選に切り替える」として、16日に北区と山科区で開くイベントに立候補予定者らが参加する。
府内の小選挙区には擁立しない公明党府本も、役員会と幹事会を開き、衆院選の選挙対策本部の体制を決め、府内の比例票の獲得目標を「15万票超」に設定した。大道義知幹事長は「短期間なので総力戦で取り組み、できることはすべてやる」と意気込んだ。
府内の三つの選挙区に候補者を立てる予定の維新の党は、党府議が16日に東山区で開く会合に衆院選の立候補予定者も出席して名前を売り込む。
社民党府連は23日に定例会議を開き、衆院選に臨む方針を決める。
【 2014年11月16日 09時30分 】
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http://www.asahi.com/articles/ASGCH5TP9GCHUTIL01C.html
解散風、1年生議員走る 「正直怖い」「何問う選挙か」
2014年11月16日08時35分
衆院解散が近づき、2年前に初当選した議員が週末の15日、それぞれの地元を走った。確たる支持組織がない立候補予定者もいる1回生議員。解散の意味をどう有権者に伝えるか悩む議員もいた。
小学校、講演、裏千家の茶会――。自民の辻清人議員(35)=東京2区=は15日、地元・浅草の行事を回った。「会う人会う人に選挙の話をされた」。移動中も携帯電話で都議や区議らに支援を訴え、週明けに立ち上げる選対会議の調整を続けた。
解散は想定外だ。18日に自身の結婚披露パーティーを予定していたが、事実上の「決起集会」になりそうだという。消費増税先送りに絡んで見込まれる解散。「国民にきちんと分かってもらった上での選挙にしないといけない」と考える。
2年前は、民主の候補に約2万票の差をつけて初当選した。「(選挙に)正直怖い思いはあるが、2年間の成果を打ち出したい」
自民の金子恵美議員(36)=新潟4区=は15日朝、小雨の中、新潟県三条市の事務所前で行き交う車に手を振った。約850人が集まった党県連のセミナーでは「議席は守り抜きます」と声を張り上げた。
2年前は選挙区で民主の候補を破ったが、その候補は比例区で復活当選。安倍首相の経済再生の成果は、まだ地元に届いていないと感じる。「支持者には今の自分の思いを話したい。解散したら総理の言葉や公約を伝えます」
維新の党の井出庸生議員(36)=比例=は15日夕、長野県佐久市の街頭で演説に立った。「いったい何を問うための解散、総選挙なのか。安倍政権延命のためなら断固戦う」。この2年、原発事故の賠償問題など国会で質問を重ねた。「やり残したことはまた当選してやる」と話す。
維新の林宙紀議員(37)=比例=は15日、仙台市で演説した。選挙事務所や看板、車、アルバイトの手配を終えたが、肝心の選挙区が変わるかもしれない。
2年前はみんなの党公認で宮城1区に立候補し、比例で復活当選。結いの党に参加し、維新に合流した。今回も、前回当選の自民議員、比例復活の民主議員らとの争いになりそうだ。維新と民主の選挙区調整で宮城2区に回る可能性もある。「他党との調整は何も決まっていないが、争点が分からない選挙で現政権が国民を見ていないことを問いかけたい」
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/574698.html
道内はや臨戦態勢 議員、相次ぎ地元入り 総選挙ムード高まる(11/16 06:45)降りしきる雪の中で演説する現職議員=15日、札幌市内
降りしきる雪の中で演説する現職議員=15日、札幌市内
安倍晋三首相が年内に衆院解散・総選挙を行う意向を固めた後、最初の週末を迎えた15日、道内でも選挙ムードは一気に高まった。2012年の前回衆院選で大勝した自民党などの当選1回議員は地元入りし、早速、各地で街頭演説。一方、小選挙区で敗北し、比例代表道ブロックで復活当選した民主党ベテラン議員は小選挙区での勝利を期し、選挙態勢の構築を急いでいる。
「消費税増税を先送りし、地方経済を上向かせる。首相が(そう判断して)解散するならば支持します」。当選1回の自民党現職は15日、雪が舞い散る札幌市内で声を張り上げた。別の当選1回の現職は同日、地元のオホーツク管内で後援会や党関係者との会合を重ね、衆院選への対応を慌ただしく協議した。
自民党は前回衆院選で新人が大量当選。道内でも12小選挙区で7人、比例代表で3人が初当選した。これら当選1回組は就任後2年足らずで「支持基盤の不安定さ」(党道連関係者)が拭えない中、衆院選で活動への評価を下されることになり、「実績を地道に訴えるしかない」と気を引き締める。
これに対し、「比例復活組」の民主党ベテラン議員は同日、後援会役員会を緊急開催し、選挙戦の戦略について協議。その後は地元の札幌市内で街頭演説を行い「経済対策、安全保障政策をしっかりと訴えていく」と意気込んだ。
民主党北海道では、道5、7、10、11、12区の空白区のうち、候補予定者が固まったのは5区だけだ。党北海道関係者は「出遅れ感は否めないが、早急に擁立作業を進める」と強調。22日の常任幹事会までの予定者内定を目指す方針だ。
他党の当選1回議員では、新党大地現職が15日、札幌市内で演説後、釧路市内で支持者にあいさつ回り。記者団に「街頭では『何のための解散か』という声が圧倒的」と述べ、解散の判断自体も追及する考えを示した。
維新の党現職は出馬を検討する札幌の選挙区内で、公明党現職も自宅のある札幌市内で、それぞれ演説をスタートした。
突然の「解散風」と「短期決戦」となる見通しの下、道内には広大な選挙区も多いだけに、ある議員の後援会関係者は「どれだけ支持者を回れるのか」と頭を悩ませている。
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福井
>高木毅元国土交通副大臣(3区)を新2区の支部長とする方針を固めた。山本拓元農水副大臣(2区)は比例代表
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/57450.html
衆院選・自民、選挙区の候補者内定 定数減の福井、2区は高木毅氏
(2014年11月16日午前6時55分)
自民党は15日、衆院の1票の格差を是正する「0増5減」で定数が3から2に減る福井県の小選挙区について、稲田朋美政調会長(1区)を新1区、高木毅元国土交通副大臣(3区)を新2区の支部長とする方針を固めた。山本拓元農水副大臣(2区)は比例代表に回る。党幹部が明らかにした。
稲田氏は福井新聞の取材に対し、聞いていないとした上で「今まで日本の再生と福井の発展のために頑張ってきた。多くの応援と掛け替えのないご縁をいただいてきたので、期待に応え古里に恩返しするために新1区の代表として頑張りたい」とコメントした。
山本、高木両氏は「まだ聞いていない」としている。
現職3氏は自民党が政権交代を許した2009年の衆院選でも議席を守るなど、しっかりとした地盤があり、旧選挙区を含む選挙区からの立候補を希望。候補者調整では今年1月までに「党執行部に一任」で合意したが、いずれも内閣や党の要職を経験する中堅だけに党本部の調整は長引いていた。
0増5減をめぐっては、区割り改定法案が昨年6月に成立した。最高裁が09年衆院選の1票の格差を「違憲状態」と判断したことを踏まえ、5県の定数を1減とし、1選挙区当たりの人口最大格差を1・998倍に縮減した。5県のうち山梨、徳島、高知で候補者調整が決着。福井と佐賀は調整が続いていた。
自民党は6月の役員会で選挙区を失う現職の処遇について、次期衆院選の比例単独名簿上位に載せる方針を決めている。
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千葉
http://www.sankei.com/region/news/141116/rgn1411160035-n1.html
2014.11.16 07:04
衆院選・千葉4区、自民県議2人前向き 地元から、公募までに一本化
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自民党の県内の衆院選小選挙区で唯一候補者が決まっていない千葉4区の候補者公募について、地元の自民党船橋支部が同市選出の木村哲也県議(45)か斉藤守県議(61)のいずれかを推薦する方向で調整していることが15日、同党関係者への取材で分かった。2人は出馬に前向きな姿勢を示しており、17日の公募開始までに話し合って一本化を図るという。
15日、船橋市内で開かれた斉藤県議の県政報告会では、斉藤県議が「地元の支持者からは落下傘(候補)はこりごりだという声が上がっている。船橋を愛している人を送り出したい」と話し、来賓席にいた木村県議を壇上に呼んで2人でがっちりと握手する一幕もあった。木村県議は「地元の支持者の声に応えるために、2人で責任を持って話し合いたい」。斉藤県議は「どちらかの立候補が決まれば、もう1人が全力で支援する方針だ」と話した。
公募をめぐっては比例代表選出の衆院議員も候補に浮上していることが判明。4区では民主党の野田佳彦前首相と、無所属で元県議の西尾憲一氏が出馬する。
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http://www.sankei.com/politics/news/141115/plt1411150037-n1.html
2014.11.15 20:05
【衆院選】
みんなに民主との合流構想 両党に「異論」「難色」渦巻く
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【永田町の「解散風」】
みんなの党の浅尾慶一郎代表は15日、12月の衆院選について「選挙で選択肢を示すことが必要だ。国民の期待感を上げていく枠組みの一つが民主党、みんなの党だ」と述べ、民主党との合流を視野に入れていることを明らかにした。合わせて維新や次世代、生活の各党も含む野党結集の必要性も強調した。横浜市で記者団に語った。
合流構想は、積極的な両党の中堅議員が接触しているが、みんなの党内でも強い異論がある。それを見越した民主党は難色を示しており、見通しは不透明だ。
みんなの党は渡辺喜美前代表の8億円借り入れ問題などで支持率が急落し、「みんなの党の看板で戦ったら全員討ち死にだ」(幹部)との危機感が強い。そこで、浅尾氏が在籍した民主党に目をつけた。
しかし、みんなの党は、安倍晋三政権への協力を唱える渡辺氏や同氏に近い議員、次世代との連携を志向する議員も存在し、合流構想の推進は分裂、分党含みとなる。渡辺氏は15日夜、千葉県松戸市の街頭演説で「民主党に吸収される、身売りするようなばかなことはさせない」と、合流阻止の考えを示した。
一方の民主党執行部は合流に慎重な構えだ。浅尾氏と激しく対立する渡辺氏の存在が不安定要素と映っており、党幹部は「渡辺氏がどうするかはっきりしないと、その先はない。内紛に巻き込まれるのは絶対に避ける」と指摘する。
枝野幸男幹事長は15日夜、都内で記者団に「合流ではなく、連携を最大限深めることで協議を進めている。いろいろな選択肢があるが、最大限のことをやろうということだ」と述べるにとどめた。別の党幹部は「そんな(合流)話は聞いたこともないし、一緒になるつもりもない」と全否定した。
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http://www.sankei.com/politics/news/141115/plt1411150046-n1.html
2014.11.15 23:20
【衆院選】
社民党、民主などと候補者調整の方針
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【永田町の「解散風」】
社民党の又市征治幹事長は15日、衆院解散・総選挙に関し「可能な限り、野党の候補者競合を避けるのは当然だ」と述べ、民主党や生活の党と候補者調整を進める考えを明らかにした。党本部で記者団の質問に答えた。
党の会合では小選挙区に30人以上、全国11の比例ブロック全てに候補者を擁立する方針も確認した。
福島瑞穂副党首は青森県八戸市で記者会見し、民主党とみんなの党の合流構想について「暴走する安倍内閣を止める一つの方法だと思う」と述べた。
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宮城
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141116_11009.html
衆院宮城 民主・維新の候補者調整が決着
民主党と維新の党による衆院選宮城1、2区の候補者調整で、維新現職の林宙紀氏(37)=比例東北=が2区から立候補する意向を固めたことが15日、関係者への取材で分かった。両党が正式合意すれば1区からの立候補を予定する民主現職の郡和子氏(57)=同=とすみ分けが成立し、自民現職に対抗する構図となる。
2012年の前回衆院選で林氏と郡氏はともに1区から立候補し、比例東北で復活当選した。1区は東北の25小選挙区で唯一、民主と維新の現職が競合し、調整の行方が焦点となっていた。
関係者によると、林氏は同日、民主県連の安住淳代表と会談。2区からの立候補を正式に要請された。後援会もおおむね同意しているという。
林氏は河北新報社の取材に「地盤の1区から再び立つことを目指してきたが、暴走する『1強多弱』体制に歯止めを掛けるため決断した。東日本大震災の被災地がある2区でも引き続き、復興に力を注ぐ」と話した。
2区では前回4区から立候補し、落選した維新県総支部幹事長の畠山昌樹氏(40)が意欲を見せており、林氏は畠山氏や党本部との調整を急ぐ。
自民は1区に土井亨氏(56)、2区に秋葉賢也氏(52)の両現職を擁立する。
2014年11月16日日曜日
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>>555千葉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk12010134000c.html
選挙:次期衆院選 自民、比例の現職浮上 千葉4区、2県議の名前も /千葉
毎日新聞 2014年11月15日 地方版
自民党の現職が唯一、空白区になっている千葉4区について、次期衆院選の同党の候補として、比例代表選出の現職衆院議員と県議2人の名前が浮上していることが14日、分かった。同区は、強い地盤を持つ民主党の野田佳彦前首相の選挙区であり、自民の候補者選定が焦点になっている。【岡崎大輔】
自民党県連は同日、党本部で県選出の国会議員団会議を開き、国政で連立政権を組む公明党と連携することを確認したほか、同区についての対応を協議。人選や選考方法などを桜田義孝県連会長に一任した。
県連関係者によると、この日の会議で候補者について具体的な話は出なかった。ただ、水面下では2012年の衆院選に比例単独候補として出馬し、初当選を果たした衆院議員の名前が取りざたされているという。前回は比例で選挙区を持っておらず、白羽の矢が立ったとみられる。一方、「落下傘候補ではなく県内に根付いた候補者を」との要望もあり、衆院議員の他にも県議2人の名前が取りざたされている。
当初、党県連は同区の候補者を公募し、来年4月の統一地方選後に決定する方針だった。しかし、解散風が一気に強まり、今回は急きょ、擁立作業に着手した「緊急措置」(県連幹部)。ある国会議員は「次々回は(今回の候補者も含めた)公募を実施して判断すべきだ」と注文した。
安倍晋三首相が来週にも衆院解散し、総選挙を実施することを検討しており、桜田県連会長は「13選挙区、全員必勝態勢でやる。必ず全部勝ち、取りこぼしのないよう万全を期す」と強調する。
ただ、同党は4区に09、12年と続けて藤田幹雄元衆院議員を擁立したが、いずれも野田前首相に大敗。県連幹部は「民主党が崩壊しても、あの票数は野田氏個人への票だ」と話し、別の県連幹部も「『前首相』の力はすごい」と苦戦を覚悟している。
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青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk02010205000c.html
衆院:急な解散風、野党出遅れ 前回完敗、共闘を模索 /青森
毎日新聞 2014年11月15日 地方版
来週の衆院解散が取りざたされる中、県内の各党も対応を急いでいる。県内は、衆院4選挙区の現職はいずれも自民党が占める「一強他弱」。野党各党は共闘を模索しているが、野党ですでに立候補を表明しているのは、民主党の3区(田名部匡代氏)と4区(山内崇氏)の2人だけ。共産党は4選挙区すべてに候補者を立てる方針で準備を進める。急な「解散風」で、野党側の選挙態勢は出遅れている。【まとめ・宮城裕也】
前回2012年の衆院選では自民党が圧勝し、他党は比例復活さえできない完敗を喫した。翌13年の参院選でも自民候補が有効票の過半数を取る一方、野党側は四分五裂し、5人の候補者のうち4人が法定得票にも達しなかった。
この事態を打開しようと民主党県連が10月に入ってから社民党県連と維新の党県総支部とに連携を呼びかけ始めていた。
11月9日の民主県連の政治資金パーティーでは、来年の統一地方選を念頭に、米価下落対策での連携を民主党側が呼びかけ、社民県連の三上武志代表が「一致する政策で具体的な行動をして前向きな議論をしていきたい」、維新県総支部代表代行の升田世喜男氏が「真剣に受け止めたい」と呼応する考えを示していた。来県中だった民主党の枝野幸男幹事長もこの動きを歓迎していたが、直後に解散の動きが表面化。社民県連の三上代表は「連携はあくまで統一地方選。衆院選でも協力するかは何とも言えない」と頭を抱える。
突然の「解散風」に民主党県連幹部は「なぜ今解散なのか意味不明だ」と困惑する。同党は3、4区では選挙事務所の確保など選挙準備を急ピッチで進めている。しかし、1、2区の候補擁立は困難とみられ、「特に県都の1区には出したいが、勝てる見込みのない人を出すわけにはいかない」と苦慮する。維新県総支部幹部によると、升田氏は1区での出馬を目指し、民主県連との共闘を視野に入れているという。
民主離党組が中心のみんなの党県連協と生活の党県連はこうした野党連携の動きにほとんど関与していない。今回の解散の動きに対しても、みんなの党県連協会長の波多野里奈氏は「検討中」と答えた。生活の党県連代表の平山幸司氏は「現段階では白紙だが、野党乱立は自民党を利するだけなのは明らか。解散すれば反自民勢力がまとまる流れは加速していくはず」と話した。
共産党県委員会は4選挙区の候補予定者を解散直後に発表し、比例東北ブロックに現職を擁立する。畑中孝之委員長は野党共闘の動きを「安倍政権の主張に賛成する面もある中での共闘では野党としてまとまっていない」と指摘した。
一方、現職4人の出馬が確実視される自民党。ある県連幹部は過熱する早期解散報道に驚きを隠さず、「新たな候補者を選ぶ必要がない分、焦りはないが、まだ選挙モードにはなっていない」と打ち明ける。野党連携の動きについては「他党は気にせず自分たちの戦いをするだけ」と冷静に受け止めつつ、「争点が見えにくいのは確か。票の上積みより目減りを抑えたい」と気を引き締める。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/127331
野党、選挙区調整を加速 現職優先、共倒れ回避へ
2014年11月16日(最終更新 2014年11月16日 00時45分)
政界再編・国政選挙1票の格差消費税増税
衆院解散に備え、民主党、維新の党、みんなの党の野党3党は選挙区調整を加速させている。295小選挙区のうち民主と維新は約30選挙区、民主とみんなは3選挙区で候補者が競合する。3党は現職を優先させるなどして共倒れを回避する方針。2012年の前回衆院選で大勝した自民党の「1強多弱」から野党が局面を打開できるかは、選挙区調整の成否が鍵を握る。
前回衆院選は野党10党が乱立して票を奪い合った。300の小選挙区で自民党は得票率が43%だったが、8割に当たる237選挙区で議席を獲得。野党の共倒れが自民党を利する結果になったことは明らかだ。
小選挙区で議席を得た野党の現職議員が少ないため、今回は調整が比較的しやすい環境にある。共産党を除き野党の空白区は80を超えている。12月2日が有力視される告示まで半月という短期間に、候補者をどれだけそろえられるかがむしろ焦点だ。
民主の枝野幸男幹事長と維新の松野頼久代表代行は12日、選挙区調整を開始。13日には維新内で、橋下徹共同代表らと国会議員団幹部がインターネットを通じた緊急幹部会で選挙区調整の対応策を話し合った。
今回の衆院選は1票の格差是正のため小選挙区は「0増5減」し、295となる。このうち民主は134人、維新は67人を擁立予定。約30選挙区で候補者が競合するが、維新の幹部会では「民主がいる選挙区に無理やり(候補者を)立てる労力より、現職を勝たせることに力を入れる」(松井一郎幹事長)ことを確認した。
維新のお膝元である大阪府内では、橋下氏らが掲げる大阪都構想に民主党府連が反対するため選挙区調整はしない方針。だが、競合するのは大阪10区など3選挙区程度にとどまり、大きな溝にはならないとの見方が多い。
選挙区調整で難航しそうなのは、民主と維新の現職が競合する7選挙区。維新の江田憲司共同代表は13日の記者会見で「巨大与党とがっぷり四つに組み、戦わなければいけない。政策も大事だが、選挙の手法や戦術を練るのは当然」と述べ、何とか共闘態勢を整えたい考えだ。
14日には、民主の海江田万里代表とみんなの浅尾慶一郎代表も急きょ会談。「空白区は埋め、バッティングは避ける」方針で選挙区調整を進めることで一致した。民主が14日、消費税率引き上げの先送りを容認する方針を打ち出したことで、増税に反対するみんなとの合流を目指す動きも出ている。
民主、維新、みんなの超党派の若手議員約40人は14日、国会内で急きょ集会を開き、維新の柿沢未途政調会長は野党共闘をさらに加速させるよう訴えた。
=2014/11/16付 西日本新聞朝刊=
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http://getnews.jp/archives/701174
細川元厚労相が出馬表明=埼玉
2014.11.15 14:47 時事通信社
民主党政権で厚生労働相を務めた細川律夫元衆院議員は15日、埼玉県越谷市で記者会見し、次期衆院選に埼玉3区から出馬する意向を表明した。同党に公認申請している。
[時事通信社]
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20141116-00000002-ann-pol
みんなの党・渡辺氏「民主との合流絶対に許さない」
テレビ朝日系(ANN) 11月16日(日)1時8分配信
みんなの党の渡辺前代表が、民主党との合流を視野に入れて調整している浅尾代表に対し、「絶対に許さない」と合流に反対する姿勢を強調しました。
みんなの党・渡辺喜美前代表:「合流するというのが、早い話が民主党に身売りして、みんなの党を消滅させちゃおうということですから。こんなことは絶対にありえない話で、阻止します」
みんなの党の渡辺前代表はこのように述べ、民主党との合流に反対する姿勢を示していて、安倍政権との連携を目指したい考えです。
みんなの党・浅尾慶一郎代表:「最善の選択肢を取るにあたって、あらゆる手段は排除されないだろうと思います」
一方、代表の浅尾氏は、民主党の海江田代表と次の衆院選での候補者調整や共通政策作りで合意し、合流も視野に入れた調整を進めていて、自公政権に対抗する野党の一大勢力を結集したい考えです。しかし、党内には離党を示唆する議員もいて、路線対立による党存続の危機が依然続いています。
最終更新:11月16日(日)1時8分テレ朝 news
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東スポ
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/334032/
石原慎太郎氏 引退してもゆっくりできない党事情
2014年11月16日 11時00分
次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が14日、衆院解散・総選挙となった場合、衆院選へ立候補をせずに引退すると示唆した。解散風は石原氏の“終活”に大きく影響しかねない。
石原氏は解散時の進退を問われ「老兵は死なず、消えていくのみだ。私は最高齢者で肉体的な条件もあり、皆に迷惑はかけてはいけない」とダグラス・マッカーサー米元帥の退任あいさつで有名なフレーズを引用し、政界引退の意向を示した。
「石原氏の“2度目の政治家引退”は既定路線。予算委員会や街頭演説では変わらず雄弁ですが、昨年、軽い脳梗塞を発症して以降、体力低下が著しく、本会議への出席は相当、こたえている。その日に備え、身辺整理も進めているようです」(野党関係者)
石原氏は今年、生まれ育った神奈川・逗子の邸宅を売却し、所蔵していた約3200冊もの本を地元図書館に寄贈。「太陽の季節」の初版、英語、フランス語版から実弟・裕次郎さんの関連本、同年代の著名作家が石原氏へ宛てた揮毫(きごう)入り本などコレクター垂ぜんの本ばかりだ。「ご自身が書いた本ももう手元にないのでは」(逗子市立図書館)。同図書館は「石原慎太郎文庫」と題し、閲覧コーナーを設置。記念式典で石原氏は涙を流したという。
着々と“終活”は進んでいるが、政界だけはうまく事が運びそうにない。石原氏は維新から分裂した次世代の党最高顧問のほか、西村真悟衆院議員(66)、田母神俊雄元航空幕僚長(66)が復活させた太陽の党の応援団長も務めている。
「次世代の現職19人中16人が、前回維新の風で当選した比例組。今回選挙となれば、半数でも生き残れば御の字。太陽の党に至っては、田母神氏は2年後の参院選狙いで、西村氏が落選してしまえば消滅危機で、次世代への合流も取りざたされている」(永田町関係者)
“石原頼み”の選挙では応援依頼が舞い込むのは必至。自身は出馬せずとも、簡単に“政界引退”とはいきそうにない。
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兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007506310.shtml
2014/11/15 20:14
次期衆院選 県議の大前氏が立候補表明 兵庫7区
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大前春代氏
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大前春代氏
兵庫県議の大前春代氏(30)=西宮市選出=は15日、次期衆院選兵庫7区(西宮、芦屋市)から立候補することを表明した。西宮市内で会見した大前氏は「国から地方を変える必要がある」と語った。
大前氏は西宮市出身で、大前繁雄元衆院議員の次女。2009年の県議補選で無所属で初当選、現在2期目。来春に予定されている統一地方選では自民党の公認を受けていた。
次期衆院選兵庫7区からは、自民現職の山田賢司氏(48)が立候補する予定。大前氏は17日にも公認申請を出す意向だが、「認められなかった場合は無所属で立候補する」とした。年内解散の場合は県議を辞職せず、「自動失職」を選ぶ方針。
一方、自民党西宮支部は党県連に大前氏の除名を求める方針。
兵庫7区では山田氏のほか、維新現職の畠中光成氏(42)=比例近畿、民主前職の石井登志郎氏(43)が立候補の準備を進めている。(前川茂之)
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浅尾慶一郎氏が離党した経緯を考えると
みんなの党との合流を反対する気持ちは
理解できる。
http://www.sankei.com/region/news/141116/rgn1411160054-n1.html
民主党神奈川県連、衆院選の候補者擁立を本部に一任
民主党県連は15日、臨時の常任幹事会を開き、安倍晋三首相が月内に衆院を解散した上で12月中に衆院選を行う意向を固めたことを受け、
県内選挙区の候補者擁立を党本部に一任することを決めた。
県連代表の金子洋一参院議員は「党本部としての戦略がある。県連としてどの選挙区でどういう人を擁立できるかを伝え、判断は党本部に委ねる」と決定理由を説明した。
これまでは県連の役員会や常任委員会の決定を経て党本部に上申する形を取っていた。
県連幹事長の滝田孝徳県議は「ほとんど全ての選挙区で候補者を立てることができると(党本部に)伝えた」と述べた。
また、民主党とみんなの党の合流案が浮上しているとする報道について、金子代表は「事実とすれば甚だ遺憾。
みんなの党は昨日まで、民主党では改革を推し進めることはできないといっていた」と不快感を示した。県連の総意として党本部に抗議するという。
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三重1区野党分裂へ
衆院:一気に選挙モード 自民・民主、候補者選び急ぐ /三重 毎日新聞 2014年11月16日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141116ddlk24010037000c.html
来週中の衆院解散が確実視される中、自民党県連(川崎二郎会長)の役員会、 民主党県連(岡田克也代表)の幹事会が15日に開かれ、候補者や選挙態勢につ いて協議するなど、一気に選挙モードに突入した。自民は各小選挙区の世論調査を実施した上で候補者を決定するとし、公認予定候補の交代がある可能性を示唆した。民主は県内5小選挙区のうち、岡田代表ら2、3、5区の候補予定者を決 定。1区の候補予定者については最終調整をしていることを明らかにした。ただ し1区では前回2012年の衆院選に落選した維新の党県総支部代表代行で元津市長の松田直久氏が出馬に強い意欲を示している。民主が候補者を決定した場合、野党の選挙協力の動きが加速する中で候補者調整の有無が注目される。【田中功一、谷口拓未】
松田氏は同日、「13日に党本部から出馬意思の確認があり、『いつでも行ける準備はできている』と答えた」と出馬への意欲を表明。河内孝治幹事長も「今 回、出なければ次はない。選挙事務所の場所も確保した。打って出て最後の勝負をしたい」と話した。
これに対し、民主候補には高橋千秋・前参院議員の名前が浮上しており、幹事 会後の記者会見で、芝博一代表代行は「(党本部が)18日に予定している常任 幹事会で決定してもらえるようにやりたい。最後の調整をしている」と述べた。 その際の候補者調整について、岡田代表は「調整は基本的には現職(同士)を考 えている。仮に維新から出ても調整の対象になるということでは必ずしもない」 としながらも「議論の俎上(そじょう)には上ると思う」と語った。
4区については、森本哲生・前衆院議員から「一身上の都合」を理由に立候補 予定者が務める支部長を14日付で辞任する申し出があったとし、新たな候補者選定に向け「鋭意努力中」とした。
一方、自民の川崎会長は役員会後の記者会見で、今回の選挙について「前回衆院選は我々に風が吹いたが、今回は苦しい選挙戦になる。候補者の政策力や発言 力、行動力などが問われる」と語った。野党の選挙協力については、政策の違いを指摘し、「難しいだろう。どう調整するか、非常に興味を持っている」と述べ た。解散に「大義がない」とする野党の批判に対しては、消費増税の先送りを引き合いに「(安倍晋三首相は)経済状況が悪いので、公約を自分の判断で変える という話をすると思う。国民が大義がないと思うかどうか」とかわした。
自民は5小選挙区にいずれも現職(比例を含む)を抱えるが、今回は、解散以降に党本部から示される見込みの世論調査の結果などを基に、具体的な候補者を決めるとし、「現職で勝つのが難しければ、候補を変えることをちゅうちょすべきではない」と話した。
〔三重版〕
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>>567 別ソース
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225003015/4481
>民主党県連もこの日、幹事会を開いた。記者会見では、衆院選の候補予定者が決まっていない三重1区で、高橋千秋・元参院議員が立候補する可能性に質問が及び、高橋氏は「様々な意見をいただいているのは事実で、考慮中」と述べた。
>1区には前回も出馬した前津市長が維新から出馬するとみられてい る。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141116-OYS1T50001.html
現職知事が出馬検討 衆院新佐賀2区動き急
2014年11月16日
安倍首相が週明けにも衆院を解散する可能性が濃厚となる中、突然の解散風を受けて佐賀県が揺れている。同県は九州・山口・沖縄で唯一、小選挙区の「0増5減」の対象で、選挙区が3から2に減る。新佐賀2区を巡っては、古川康・佐賀県知事が出馬を検討しており、行方が注目される。
「少なくともシンポジウムが終わるまでは知事です」
15日、佐賀市で開かれた日本自治学会のシンポジウム。司会者から衆院選への出馬について尋ねられた古川知事は苦笑いしながら、「まだ決めていないが、根も葉もない話かというと、葉はある」と含みを持たせ、会場の笑いを誘った。
選挙区減が決まり、自民党は旧3区の現職が引退を表明し、旧2区の現職は比例九州への転出が決定。古川知事は新2区から同党公認での出馬を検討しており、党県連が23日に対応を協議し候補者を決める方針だ。県連関係者は「知事が来年4月までの任期を全うしたうえで、新2区に出馬するシナリオだったが、突然の解散風で予定が狂った」と語る。
「最大の争点は、消費税を上げる環境をつくれなかったアベノミクスの失敗だ」。15日、新2区に立候補を表明している民主党現職(比例九州)の大串博志氏の講演会が開かれた佐賀県唐津市内のホテルで、応援に駆けつけた野田前首相が声を張り上げた。160席を用意した会場には約200人が詰めかけ、急きょイスを追加した。
大串氏は「戦う相手は誰でも同じ。安倍政権のブレーキ役が必要だ」と強調。最後には、早くもガンバロー三唱で締めくくった。
新2区には、共産党県委員会も候補者擁立を検討している。
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http://news24.jp/nnn/news8858471.html
民主党県連・次期衆院選岩手2区と4区候補者擁立見送りへ
(岩手県)
■ 動画をみる
来月の実施が予想される衆議院選挙で、民主党県連は、岩手2区と4区への候補者の擁立を見送ることを決めた。民主党県連は16日役員会を開き、来月予想される衆議院選挙について岩手1区と3区では現職の必勝を期す一方で、岩手2区と4区については候補者擁立を見送ることを決めた。ほかの野党との選挙協力については、党本部の指示を待って判断するとしている。
[ 11/16 17:57 テレビ岩手]
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山梨
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141116ddlk19010007000c.html
衆院選:新1区での出馬強調 維新・小沢、みんな・中島両氏 /山梨
毎日新聞 2014年11月16日 地方版
12月14日の投開票が見込まれる衆院選を巡り、維新の党とみんなの党の県総支部は15日、それぞれ役員会を開き、対応を協議した。両党は候補者が選挙区で競合しないよう調整を進める方針を確認している。この日は維新・小沢鋭仁衆院議員(比例南関東)、みんな・中島克仁衆院議員(同)ともに新1区からの立候補を強調した。
小沢氏は役員会後、記者団の取材に対し、「やるからには小選挙区で勝ちたい」と改めて意欲を示した。一方、野党連携については「当然必要」と語り、中島氏との選挙区調整には「今の段階で何も言えない。私自身全く分からない」と述べるにとどめた。
また、中島氏は役員会後、「新1区から立候補するつもりで準備している」と小選挙区からの出馬を念頭に語った。さらに、野党連携については「党本部で調整しているので、各論はこれから」と話しており、野党共闘候補擁立に向けた動きは流動的だ。【屋代尚則、松本光樹】
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福島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141116ddlk07010077000c.html
院:自民、5区で公認争い 総選挙へ準備 民主、1区で出馬打診 /福島
毎日新聞 2014年11月16日 地方版
安倍晋三首相が来週、衆院を解散する見通しとなり、県内の五つの選挙区でも各政党が総選挙に向けた準備を急ピッチで進めている。原発事故の影響が最も大きい双葉郡といわき市からなる5区は、自民党の現職2人が一つの党公認候補の座を巡って、早くも火花を散らす。一方、民主党は1区(福島市など)で、県連幹部が元参院議員の金子恵美氏(49)に立候補を打診するなど、擁立作業を進めている。【岡田英、栗田慎一】
「悩みの種は5区。このままでは自民党の地元組織は分裂してしまう」。浜通りの自民県議は頭を抱えた。自民党は1〜4区は現職がそれぞれ立候補する見通しで、候補者選びの焦点は5区だ。
5区は、ともに現職の坂本剛二氏(70)=5区選出=と吉野正芳氏(66)=比例中国ブロック選出=が地盤としている。
自民党は小選挙区比例代表並立制が96年に導入された後、5区で坂本氏と吉野氏が小選挙区と比例代表を選挙ごとに交代する「コスタリカ方式」を取ってきた。しかし、09年選挙で党本部が同方式を解消。坂本氏が5区で出馬、吉野氏が3区に移ったがともに落選し、吉野氏だけが比例復活した。12年選挙は坂本氏が5区の公認候補となり、吉野氏が比例中国に回ってともに当選した。
坂本氏は現在、公認の前提となる、党県第5選挙区支部長。15日の毎日新聞の取材に「公認候補は僕でしょう。自分は支部長を務めている」と語り、党公認に自信を見せた。吉野氏も同日の取材に「丸9年も(地元支持者に)名前を書いてもらう選挙をやっていない。今回は古里(の5区)からだ」と強調。「公認を得るために党本部に説明していく」と述べた。
自民党県連の杉山純一幹事長は「公認はあくまで党本部が決めること」と本部の調整を待つ考えを示している。
一方、民主党は3区(白河市など)と5区で現職が立候補する見込み。それ以外の1区、2区(郡山市など)、4区(会津若松市など)が空白区となっている。うち、1区では県連の亀岡義尚幹事長が14日、元参院議員の金子氏に立候補を打診した。県連幹部によると、金子氏は「熟慮したい」と回答を保留。改めて意向を聞き、16日に県連の党県第1区総支部の幹部会合で対応を協議する。
民主県連は2区でも、増子輝彦参院議員が中心となって候補者の擁立を目指している。一方、4区は維新の党の現職、小熊慎司氏(46)が地盤としており、県連は維新との選挙協力を見据えて候補者を立てない見通しが強まっている。
また、1区では、前回(12年)、日本未来の党(当時)から立候補した前衆院議員の石原洋三郎氏(41)が取材に「前回落選した時から次の選挙には出ると言っている」と述べ、出馬に意欲を見せた。みんなの党の公認を得たい考えも示している。
共産党県委員会は党の方針に従って、19日までに1〜5区の全小選挙区で候補者選定を終えたい考え。社民党県連は「小選挙区でせめて1人は候補を立てたい」(小川右善代表)との立場だが、具体的な対応は18日にも県連幹部で協議する。
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/574698.html
北海道内はや臨戦態勢 議員、相次ぎ地元入り 総選挙ムード高まる(11/16 07:01、11/16 12:31 更新)降りしきる雪の中で演説する現職議員=15日、札幌市内
降りしきる雪の中で演説する現職議員=15日、札幌市内
安倍晋三首相が年内に衆院解散・総選挙を行う意向を固めた後、最初の週末を迎えた15日、道内でも選挙ムードは一気に高まった。2012年の前回衆院選で大勝した自民党などの当選1回議員は地元入りし、早速、各地で街頭演説。一方、小選挙区で敗北し、比例代表道ブロックで復活当選した民主党ベテラン議員は小選挙区での勝利を期し、選挙態勢の構築を急いでいる。
「消費税増税を先送りし、地方経済を上向かせる。首相が(そう判断して)解散するならば支持します」。当選1回の自民党現職は15日、雪が舞い散る札幌市内で声を張り上げた。別の当選1回の現職は同日、地元のオホーツク管内で後援会や党関係者との会合を重ね、衆院選への対応を慌ただしく協議した。
自民党は前回衆院選で新人が大量当選。道内でも12小選挙区で7人、比例代表で3人が初当選した。これら当選1回組は就任後2年足らずで「支持基盤の不安定さ」(党道連関係者)が拭えない中、衆院選で活動への評価を下されることになり、「実績を地道に訴えるしかない」と気を引き締める。
これに対し、「比例復活組」の民主党ベテラン議員は同日、後援会役員会を緊急開催し、選挙戦の戦略について協議。その後は地元の札幌市内で街頭演説を行い「経済対策、安全保障政策をしっかりと訴えていく」と意気込んだ。
民主党北海道では、道5、7、10、11、12区の空白区のうち、候補予定者が固まったのは5区だけだ。党北海道関係者は「出遅れ感は否めないが、早急に擁立作業を進める」と強調。22日の常任幹事会までの予定者内定を目指す方針だ。
他党の当選1回議員では、新党大地現職が15日、札幌市内で演説後、釧路市内で支持者にあいさつ回り。記者団に「街頭では『何のための解散か』という声が圧倒的」と述べ、解散の判断自体も追及する考えを示した。
維新の党現職は出馬を検討する札幌の選挙区内で、公明党現職も自宅のある札幌市内で、それぞれ演説をスタートした。
突然の「解散風」と「短期決戦」となる見通しの下、道内には広大な選挙区も多いだけに、ある議員の後援会関係者は「どれだけ支持者を回れるのか」と頭を悩ませている。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20141116-1397090.html
松井知事、衆院選も橋下氏と同一行動へ
維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は16日、共同代表の橋下徹大阪市長が衆院選に出馬する場合、自身も立候補する意向を明らかにした。
松井氏は「やるときは2人でやる。今までずっとセットでやってきたから」と強調。一方、不出馬の際も両氏が共同歩調を取るとの考えを示した。
立候補する場合の選挙区は、2人がそれぞれ党支部長を務める大阪3区と16区が有力とみられているが、松井氏は「いろんなことを考えている」として、決めていないとの姿勢を強調した。
両氏が衆院選に立候補した場合の市長、知事のそれぞれの後継候補擁立については「さまざまな方から意見も来ており、考えている」と述べた。
野党との連携については「与党を利することにならないよう、選挙区調整を国会議員団が話し合っている」と説明。民主党との全面的な選挙協力は「できない。政策が相いれない」と従来の主張を繰り返した。
秋田市内での党所属衆院議員のパーティーに橋下氏と共に出席後、記者団に語った。関係者によると、橋下氏は報道陣には非公開だったパーティーのあいさつで、松井氏と2人で衆院選に出馬した場合「知事、市長選に候補者を出す」と述べたという。(共同)
[2014年11月16日20時30分]
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>>530
決まりではない感じですね
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32765
衆院選長野5区 民主が中嶋氏擁立へ
更新:2014-11-15 6:00
民主党長野第5区総支部は14日、次期衆院選の長野5区に、新人で元国会議員秘書の中嶋康介氏(37)=諏訪市豊田=を擁立する方針を決めた。同日付で党県連に公認申請書を提出。県連は常任幹事会で決定し、週明けには党本部に公認申請する予定。
中嶋氏は取材に「党から要請を受けた。ただ相談しなければならない人が多くいるため、現時点では前向きに検討している状態」と述べた。
中嶋氏は松本市出身。松本深志高校、立命館大学法学部卒。民主党参院議員の秘書を経て就職情報誌などを手掛けるリクルートに勤務し、上下伊那地方を中心に担当した。2010〜13年に長野4区の同党前職、矢崎公二氏の秘書を務めた。現在は人材コンサルティング会社の役員を務めている。立候補が正式に決まれば、近く5区へ住所を移す予定。
5区ではほかに、自民党現職の宮下一郎氏(56)が立候補を予定している。
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>>534
椎木保が国替えですね。
・社会人時代の茨城2区
・千葉13区に隣接していて空白区の千葉2区
ってところですかね
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>民主党は14日現在、現職3人を含む9選挙区で候補者を立てる方針だが、6選挙区が候補者不在の「空白区」
党本部には8人しかいないから調べてみたら、
県連HPに10区弓削勇人(12年落選) が載ってますね。
>>543-544の鷲巣のほうが先に本部公認とは、なんかあるんですかね?
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>>523 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007508936.shtml
2014/11/16 22:33
次期衆院選 元国土交通政務官の市村氏が立候補表明 兵庫6区
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市村浩一郎氏
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市村浩一郎氏
元民主党衆院議員の市村浩一郎氏(50)は16日、宝塚市内で取材に応じ、年内に想定される次期衆院選に兵庫6区(伊丹、宝塚、川西市)から立候補すると表明した。「民主党とは一線を画し現在は無所属」とする一方、「野党協力の動きがあれば、政党の公認などを受ける考えはある」と述べた。
市村氏は福岡市出身。松下政経塾を経て、2003年の衆院選で初当選し、3期目には国土交通政務官を務めたが、12年の衆院選で落選した。
民主党兵庫県連は、兵庫6区に元参院議員の辻泰弘氏(58)を擁立する方針を決定。市村氏によると、今年6月にあった同党党員の更新手続きをしなかったという。
兵庫6区では、自民党現職の大串正樹氏(48)、次世代の党現職の杉田水脈氏(47)=比例近畿=が立候補の準備を進めている。(田中真治)
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>>562 埼玉3区
細川律夫:71歳で公認されるのか!?
そして維新(谷古宇勘司)と競合区になるし
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>>577
維新の坂本と調整するんだろ
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生活の党が達曽洋子の公認取り下げ=岩手1区の候補者調整的な記事を読んだ気がするんだが
まったく見つからない。
でも、生活の党の候補者から消えてるから、そのこと自体は事実っぽいんだけど・・・
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>>580
そうだった、失礼
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http://www.sankei.com/politics/news/141115/plt1411150037-n1.html
ただ、みんな内では、与党志向の渡辺喜美前代表が野党との連携に否定的で、浅尾氏が目指す方向で意見集約が進まない可能性もある。
民主党は、みんなを吸収する形での協議であれば応じる構えだが、候補者調整はこれからで今回の衆院選前の合流は困難との見方もある。
枝野幸男幹事長は15日、さいたま市内で記者団に、合流構想を否定しなかったが「現実問題として、最大限できることを模索しようということだ」と語った。
一方、野党側では共倒れを避ける動きが具体化し始めた。生活の党は14日、民主党と競合する青森3区と岩手1区の候補予定者を取り下げた。
また、広島3区で立候補を予定していた次世代の党の現職は15日、民主党元職との競合を避けるため、広島4区に移ると発表した。
ほいさ
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http://www.sanyonews.jp/sp/article/96301/1/?rct=area_syuyo
民主、岡山1区と3区擁立せず
民主党岡山県連は16日、岡山市内で常任幹事会を開き、衆院解散・総選挙への対応を協議し、岡山1、3区で候補者の擁立を見送る方針を決めた。同党は1998年の結党以来、5回の衆院選で県内5小選挙区すべてに候補者を立ててきたが、途切れることになる。
現職では2区に津村啓介氏(比例中国)、4区に柚木道義氏(同)の擁立を決めた。
非公開の会議後に県連代表の柚木氏、同幹事長の津村氏が説明。1区は複数の人にアプローチして擁立を模索したが断念。3区は他の野党とのすみ分けを図るべきだと判断した。5区は最終調整中で、数日以内に結論を出すという。
柚木氏は「全選挙区に候補者を立てられない責任を感じており、残念」とし、津村氏は「全国的な野党のすみ分け、乱立阻止の一環に位置付けられる。選択と集中により議席最大化を狙う戦略的な判断」と話した。
同党は2012年の前回衆院選で、県内5小選挙区で全敗。津村、柚木両氏が比例で復活当選した。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/miyazaki/20141114-OYS1T50024.html
衆院宮崎1区、外山元参院議員出馬の意向
2014年11月14日
元参院議員の外山斎氏(38)は12日、12月にも実施される次期衆院選で、宮崎1区から立候補する意向を明らかにした。政党からの出馬を予定しているという。
外山氏は読売新聞の取材に「地方はアベノミクスの効果を受けていない。消費税の再増税を先送りするなら、安倍政権の失政だと訴えたい」などと話した。
外山氏は、2007年の参院選宮崎選挙区(改選定数1)に無所属で初当選後、民主党入り。12年7月に離党し、同12月の衆院宮崎1区に日本未来の党から立候補し落選した。その後生活の党に入り、昨年8月に離党した。
2014年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20141115-OYTNT50235.html
衆院選へ県内も各党準備
2014年11月16日
安倍首相が衆院解散を検討していることを受け、県内でも15日、各党が選挙準備を進め、慌ただしい動きをみせた。解散前の最後の週末の可能性もあり、立候補予定者らはあいさつ回りをするなど、一挙に選挙ムードが高まった。
現職4人を抱える自民党県連。外遊中の安倍首相(山口4区)を除く3人は県内に入り、催し会場を巡るなどした。県連会長の岸信夫衆院議員(山口2区)は山口市内で報道陣に対し「解散が決まれば、すぐに態勢をつくらなければならない」と述べた。
連立を組む公明党の山口総支部は同日夜、防府市で結党50年の集いを開催。県本部代表の桝屋敬悟衆院議員(比例中国)は「50年の歴史を総括するような戦いが必要だ。新たな歴史を開く取り組みになる」と訴えた。
一方、民主党県連代表の平岡秀夫前衆院議員は、岩国市で開かれた後援会の会合に出席。「石にかじりついてでも議席を取り戻したい」とあいさつした。立候補予定者が不透明な1、4区への対応については、報道陣に「今からの擁立は難しい」と語り、他の野党が擁立した際、連携する可能性も示唆した。
共産党は所属県議らが山口市で街頭活動を行った。県委員会の佐藤文明委員長は「国民から総スカンを受ける中、追い込まれて解散する。自民と対立軸を持っているのは共産党だけだ」と対決姿勢を鮮明にしており、17日に立候補予定者を発表する。
社民党県連の佐々木明美代表は「小選挙区での候補擁立は厳しい。比例中国ブロックでの擁立を模索したい」とした。
2014年11月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>566とか
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20141115-OYTNT50476.html
民・み合併案 浅尾氏、野党結集訴え
2014年11月16日
講演するみんなの党の浅尾代表(15日、横浜市栄区で)
民主党とみんなの党の合併案が浮上していることが明らかになった15日、県内の政党関係者に波紋が広がった。選挙戦の準備を急ぐ衆院選の立候補予定者からは期待する声が上がる一方、多くの地方議員を抱える民主党県連は党本部に抗議することを表明した。みんなの党の地方議員からも、来春の統一地方選への影響を心配する声が出ている。
「各党が自分の党にこだわっていたのでは物事が前に進まない。必要なことを実現するための枠組みが求められている」
みんなの党代表の浅尾慶一郎氏(衆院神奈川4区)は15日、横浜市内の講演で野党結集の必要性を訴えた。終了後には記者団に対し、「(候補予定者が決まっていない)空白区を埋め、候補者調整をする中で最善の選択肢を取っていく。あらゆる手段は排除されない」と述べた。衆院選前に、民主党などの野党と新党を設立し、比例名簿を統一する可能性に言及したものだ。
この動きに対し、次期衆院選に立候補を予定する民主党の元議員の一人は「非自民の受け皿の一本化は良いこと。新党に変わって支持が拡大するなら、党名変更を含めて検討すべきだ」と歓迎の声を上げた。
一方、民主党県連は15日、衆院解散に備えて開いた臨時常任幹事会で、みんなの党との合併協議に「強く遺憾の意を表明したい」として、党本部に文書で抗議することを決定した。金子洋一代表(参院議員)は「『民主党には改革を進められない』と言っていた政党となぜ合併話が持ち上がるのか。選挙目当てや野合だと言われる。認めることはできない」と批判した。
民主党は現在、県内18選挙区のうち半分の9選挙区で候補者が決まっておらず、この日の会合で、今後の候補者の擁立作業は党本部に一任することを決めた。
浅尾氏と同じ4区(横浜市栄区、鎌倉、逗子市、葉山町)では、前回の衆院選に民主党から出馬した候補者が9月に離党し、現在は同党の空白区になっている。この候補者は無所属での出馬を目指しており、野党間の選挙区調整について、「選挙で生き残るために自己保身に走っても大義がない」と批判を強める。
来春の統一地方選を控える両党の地方議員も困惑を隠せない。
みんなの党県議団の塩坂源一郎団長は「衆院議員のスケジュールだけで物事をはかってはいけない。大きな転換になる時は、地方議員や有権者に丁寧な説明をお願いしたい」と求めた。
同党の横浜市議の一人も「国政は地方選挙のことを考えていない。民主党の候補者とぶつかる選挙区では離党者が出る」と不満を募らせており、民主党の川崎市議も「地方のことを考えていないのではないか。今後どうなっていくのか」と不安そうだった。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141116-OYT1T50023.html
合併に新党…政策後回し?野党再編でにわか構想
2014年11月16日 11時10分
衆院解散の公算が大きくなる中、民主党とみんなの党の合併案が浮上している。
衆院選小選挙区の候補を一本化する現在の協力関係を発展させるもので、自民党「1強」体制と対決する姿勢をアピールする狙いがある。さらに、民主党の一部と維新の党、みんなの党が合流する構想も持ち上がっているが、基本政策のすり合わせは後回しで、にわか仕立ての「再編劇」が支持を広げられるかどうかは不透明だ。
みんなの党の浅尾代表は15日、横浜市内で記者団に、民主、みんな両党の合併案について、「政界再編を進めなければいけない。一番大切なことは幅広い枠組みを作ることだ」と述べ、前向きな姿勢を示した。
両党は14日の党首会談で、候補一本化で合意し、競合する3小選挙区の調整を始めたばかりだ。両党合併案には、比例選でも「非自民」票の受け皿を一つに絞る狙いがある。労働組合の組織力とつながる民主党が、みんなの党を「吸収合併」する方法が軸だ。
民主党幹部は15日、「野党の当選者が増えるなら、こういう選択肢もある」と語り、「民・み」合併を歓迎する考えを示した。しかし、自民党との連携を重視する渡辺喜美前代表が反発するのは確実で、「渡辺新党」を設立する可能性があるとみられている。次世代の党に移る意向の議員もおり、みんなの党の所属議員20人(衆院8人、参院12人)がまるごと民主党に移ることは難しい状況だ。「みんなの党が空中分解する」との見方もある。
民主党の一部、維新の党、みんなの党の3党が合流する新党構想は、民主党の前原誠司元代表やみんなの党の水野幹事長らが積極的だとされる。前原氏と維新の党の橋下、江田両共同代表は幅広い野党勢力を結集させて2大政党制の実現を目指す考えを共有している。
この構想の特徴は、民主党を分党することだ。再編に慎重な海江田代表らの「民主党A」と、積極的な前原氏らの「民主党B」に分党したうえで、「B」を受け皿に、労組排除を掲げる橋下氏やみんなの党を結集し、「野党の大同団結」を図るものだ。「民・維・み」の3党合流による新党構想に関わる議員は、「衆院解散までのここ2〜3日が勝負だ」と語った。
2014年11月16日 11時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20141115-OYTNT50113.html
自民衆院議員「新2区」2氏地元入り
2014年11月16日
◇山本氏「円満に解決」/高木氏「声援力強い」
衆院解散の足音が近づく中、県内小選区選出の自民党衆院議員が15日、相次いで地元入りした。選挙区の区割りが変更される新福井2区で立候補を希望する2人は、それぞれ報道陣の取材に応じ、党本部の決定を待つ心境を語った。(平井宏一郎、井上敬雄、原典子)
全国で衆院の小選挙区を次回総選挙から5減らす「0増5減」により、県内の選挙区は3から2に減る。そのため、稲田朋美氏(55)(福井1区、当選3回)、山本拓氏(62)(福井2区、同6回)、高木毅氏(58)(福井3区、同5回)のうち1人は比例に回る必要があり、ともに新2区を希望する山本、高木両氏に注目が集まっている。
2人はこの日の午前中、若狭町の町制施行10周年記念式典にそろって参加。来賓席では隣り合い、時折、顔を近づけて言葉を交わす姿が見られた。式典後、山本氏は鯖江市、高木氏は敦賀市内でそれぞれ報道陣の取材に応じた。
山本氏は、全県選挙だった中選挙区も経験している。次回から新2区になる現3区の地域でも活動していたため、「(旧武生市など現3区中心に)今年に入り党員を1400人増やした」と、既に一定の支持基盤があることを説明した。
「大切なのは県内で自民党が安定して2議席を獲得すること。最後は円満に」と強調。党本部の調整については「今から集まって協議するのは難しい。我々は一任状を出しており、党本部のご沙汰を待つだけだ」と話した。
高木氏は「新2区で、との意向は党本部に伝えている。そういう結果になってくれれば」と期待。「県民からも、ぜひという声があり、力強く思っている」と話した。
さらに、現3区より選挙区が広がることにも、「新たに加わるのは今立、池田、鯖江。既に色々な形で交流はある。新しいところなので、しっかりやらなければとは思うが、違和感はない」と自信を見せた。
一方、2人の候補者が選挙区と比例で交互に出馬する「コスタリカ方式」に対して、高木氏は「いい制度ではない。比例、選挙区できちんとすみ分けた方がよい」としたうえで、「選挙区の決定後は、3人で協力しながらやっていけると思っている」と述べた。
◇民主が選対本部 新1区は調整中
民主党県連は15日、福井市内で選挙対策会議を開き、衆院選に向けた「総合選挙対策本部」を設置した。新福井2区では元衆院議員で県連代表の糸川正晃氏(39)(当選2回)の公認が内定しており、同区の選挙責任者に糀谷好晃・政調会長を選んだ。
この日は県連幹部の県議、市議らが出席。総合選対本部長は玉村和夫・幹事長が務めることを決めた。
候補者が未定の新福井1区については、維新の党などとの選挙協力の調整が終わっていないことから「調整中」とし、党本部の方針に従うことを申し合わせた。昨年12月の第2次公認選考で漏れながらも政治活動を続けている元衆院議員で県連顧問の笹木竜三氏(57)(同4回)には、玉村幹事長が近く面談して意向を確認するという。
2014年11月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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福島
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201411166
迫る衆院選 県内動き本格化
12月の衆院選実施が濃厚となる中、県内各党と立候補予定者の動きが本格化してきた。
有力視される「12月2日公示−14日投票」だと、かつてない短期決戦となる。
しかし、ほとんどの党で態勢が固まらず、選挙区の構図は流動的となっている。
1区は自民党の現職亀岡偉民氏(59)が3選へ向けて立候補を予定している。
民主党は人選作業に入り、元参院議員を推す声が出ている。
前々回選挙で民主から出て初当選し1期務めた元職石原洋三郎氏(41)は、みんなの党からの立候補に意欲を示している。
ただ、民主とみんなが合流する動きもあり、今後の展開次第では両党の候補者擁立に影響しそうだ。
2区は自民の現職根本匠氏(63)が7選を狙う。
民主は同区を地盤とする現職参院議員の動向が注目を集める。
経済人や医師の名前も浮上している。
維新の党も動きを見せている。
3区は民主の現職玄葉光一郎氏(50)が8回目の当選を目指している。
自民は前回同区で敗れたが比例東北で復活し初当選した現職菅野佐智子氏(61)が立候補を予定している。
4区は自民の現職菅家一郎氏(59)と維新の現職小熊慎司氏(46)がともに再選へ準備を進める。
前回も両氏が戦い、菅家氏が勝利し、小熊氏が比例東北で復活当選した。
民主も候補者擁立を模索するが、党本部が維新と選挙協力する可能性があり、動向を見ながらの対応となる。
5区は現時点で現職3人が名乗りを上げている。
自民は7期の現職坂本剛二氏(70)と5期の現職吉野正芳氏(66)が意欲を示す。
前回は吉野氏が比例中国の単独候補に回り、坂本氏が5区で当選した。
党公認をめぐり、今後、党本部と県連の対処が注目される。
民主は現職吉田泉氏(65)が5回目の当選を目指す。
吉田氏は前回、5区で敗れたが比例東北で復活した。
共産党は県内の全5選挙区に擁立する方針で、人選に着手した。
社民党は少なくとも1選挙区に候補者を立てることを確認した。
公明党は県内の選挙区には擁立せず、比例東北で議席を狙う。
2014年11月16日 10時20分 配信
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鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/127324
総選挙へ動き加速 県内の与野党、会合や候補選定急ぐ [鹿児島県]
2014年11月16日(最終更新 2014年11月16日 00時03分)
政界再編・国政選挙消費税増税
衆院解散を見据え、鹿児島県内の政党や関係団体は15日、それぞれ会合を開いた。現職の県選出衆院議員らが駆けつけ、「師走選挙」への意気込みと支援のお願いをし、各党は早くも「選挙モード」に突入した。
自民党県連は執行部・選挙対策常任委員会の会合を開催。来春の県議選立候補予定者の公認を決める予定に衆院選準備が急きょ加わった。安倍晋三首相の解散表明後、選挙対策の会合を直ちに開くことを決めた。
県連会長の森山裕衆院議員は「2日公示、14日投開票の日程は動かない。1〜5区を完勝し、県関係の比例1議席の枠も守る」と出席者にハッパを掛けた。
1区選出の現職は、安倍首相が消費税再増税を先送りする公算が大となったことを受け「消費税を上げられる経済情勢を必ずつくろうと訴えたい」と述べ、選挙戦で経済振興の主張に力を入れる考えを示した。
民主、社民両党を支援する連合鹿児島は、鹿児島市で定期大会を開いた。栄留道夫会長代行は「労働者が犠牲になる格差社会を変えるには選挙に勝つしかない。候補者擁立を急ぎ、立てた選挙区は必ず勝利する」と決意。16日に両党などとの会合を持ち、候補者選定作業を本格化させる。
立候補を目指す民主元職は「アベノミクスの失敗を覆い隠すための解散だ。最大争点は安倍首相の政治そのもの」と政権との対決姿勢を強調した。3区選出の無所属現職は「非自民の議席を守らなければならない」と支援を求めた。
共産党県委員会が加盟する「平和・民主・革新の日本をめざす県の会」は鹿児島市で総会を開催。野元徳英党県委員長は「総選挙で審判を下し、『安倍暴走政治』にストップを掛けよう」と呼び掛けた。同党は県内全5区に候補者を擁立する。
=2014/11/16付 西日本新聞朝刊=
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>>583ななしさんありがと!
>>581の謎が解けた
生活の党
青森3区:山内卓 (民主は田名部匡代)
岩手1区:達曽洋子(民主は階猛)
が出馬取りやめと
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>>584
岡山1区擁立せずとは思い切りましたね。
他党も候補者いないし・・・
3区は次世代平沼ってことですね
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>>586
山口県
3区は擁立するあてありってことで、
三浦昇でしょうね。3区総支部長やってるみたいだから
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>>587
>浅尾氏と同じ4区(横浜市栄区、鎌倉、逗子市、葉山町)では、前回の衆院選に民主党から出馬した候補者が9月に離党し、現在は同党の空白区になっている。この候補者は無所属での出馬を目指しており、野党間の選挙区調整について、「選挙で生き残るために自己保身に走っても大義がない」と批判を強める。
荻原隆宏が出馬検討
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やっと2014年候補者リスト作れた
解散急すぎやねん!
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http://www.kanaloco.jp/article/80440/cms_id/111916
分裂覚悟のみんな 民主と合流構想で党内対立最終局面
2014.11.17 03:00:00
衆院解散・総選挙が確実視される中、みんなの党の浅尾慶一郎代表ら執行部が民主党との合流も視野に選挙協力に動き始めた。両党政調会長は16日、衆院選で掲げる共通政策をまとめ大筋合意した。だが、みんなの党内には安倍政権への協力を主張して野党連携を否定する勢力が存在し、まとまって行動するのは極めて困難な状況だ。執行部が分裂覚悟で野党再編にかじを切ったことで、“元祖第三極”の路線対立の行方は最終局面に突入する。
「民主とは空白区を埋め、候補者調整する中で、最善の選択肢を取っていく。あらゆる手段を排除しない」−。浅尾氏は15日、横浜市内でこう述べ、合流を視野に入れていることを明らかにした。「結党の原点である手段としての政界再編も進めないといけない」とも強調、他の野党との再編路線に進むとの姿勢を鮮明にした。
■「ピンポン球」
これに対し、党内からは早速、反発の声が上がった。「民主党政権を徹底批判してきたのがわれわれだ。民主を離党して来た浅尾代表が、民主に身売りなんかしたらピンポン球だと言われますよ」。渡辺喜美前代表は同日、千葉県内の街頭演説で浅尾氏を痛烈に批判。記者団には「政策でなく選挙第一の動きだ。木っ端野党が集まっても木っ端みじんにされるだけだ」と、民主との選挙協力を真っ向から否定した。
松沢成文氏も「党の原点は自民でも民主でもない第三極だったはず。原点に戻れと主張する」と異議。民主との連携は「大きな路線変更で、両院議員総会での議論が不可欠だ」と指摘し、「このままでは執行部の独裁政治になる」とくぎを刺す。
ただ、浅尾氏は「(9月の)両院総で決めた方針の範囲内でやっている」と、現時点での両院総開催は必ずしも必要ではないとの立場。15日の集会では支持者から党分裂を危惧する声も出たが、「最終的にはその人の判断だ」と、積極的には引き留めないことを示唆し、分裂も辞さないとの決意を示した。
■拒否、批判、憂い
浅尾氏は4月の代表就任以降、しばらくは与党にも政策提言し、野党とも連携する「等距離外交」に徹してきた。それが解散・総選挙が現実味を増すこの時期に民主との連携を本格化させたことは、周囲から急な局面転換を図る「窮余の一策」とも映っている。
民主県連は「われわれでは改革は進められないと言ってきた相手と、どうして合併話なのか」と拒否反応。浅尾氏と同じ4区で民主が公認を見送り、無所属で活動する荻原隆宏氏は「選挙直前に、国民に約束するものもないまま合流するとすれば、大義なき党利党略。与党と何ら変わらない」と批判する。
「やむにやまれぬ事情だろう。こうでもしなければみんなの党は戦えない」。合流構想についてそう語った維新の党の江田憲司共同代表の表情からは、分裂、路線対立で衰弱する古巣への憂いが見て取れた。
【神奈川新聞】
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2626 :チバQ:2014/11/16(日) 10:45:09
京都
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141116000023
京都府内各党、衆院選モードに 統一地方選から急きょシフト印刷用画面を開く
パーティーの席で熱弁をふるう政党幹部。衆院解散が迫るとされる中、支持者に語りかける言葉にも力がこもる(15日、京都市内のホテル)
パーティーの席で熱弁をふるう政党幹部。衆院解散が迫るとされる中、支持者に語りかける言葉にも力がこもる(15日、京都市内のホテル)
安倍晋三首相が近く衆院解散に踏み切るとされるなか、京都府内の各党は15日、衆院選をにらんだ動きを加速させた。地方議員の集まった会議で選挙準備を促したり、パーティーで国会議員が熱弁をふるったりして早くも臨戦態勢に入った。比例票の獲得目標を定めた党もあり、これまで来年4月の統一地方選に備えてきた各党は急きょ「衆院選モード」にシフトした。
自民党府連は京都市中京区の府連事務所で、統一地方選の第2次公認候補を決定する選対会議を開催した。西田昌司会長は冒頭、「解散との報道がある。常在戦場なので、それに向けて取り組んでほしい」と述べ、早めの選挙準備を呼び掛けた。
会議には府議や京都市議ら約50人が出席。西田会長は「衆院選を勝ちきることで統一地方選が戦える」と強調した。会議後の記者会見では野党が選挙協力を検討していることについて「政策的に離れている。野合だ」とけん制する一方、「一本化するなら気をつけないといけない」と警戒感ものぞかせた。
民主党府連は下京区のホテルで政治資金パーティーを開催した。統一地方選に向けた決起集会になる予定だったが、泉健太府連会長は開会あいさつで「総選挙の決起集会になった」と切り出し、「安倍首相は約束だった国会議員の定数削減に、権力を持ちながら一切取り組まなかった」と批判のボルテージを上げた。
会場に集った約1200人には「暴走を止めるのは民主党の議員」と書かれた機関紙号外も配られ、対決姿勢を前面に押し出した。
共産党府委は、衆院選の立候補予定者6人を発表した。渡辺和俊委員長は記者会見で、府内の比例票が自民に次いで2位だった昨年7月の参院選にふれ、「小選挙区で自民に挑む力があるのは共産党だ」と声を強めた。また、「当面は統一地方選向けに予定していた催しの中身を衆院選に切り替える」として、16日に北区と山科区で開くイベントに立候補予定者らが参加する。
府内の小選挙区には擁立しない公明党府本も、役員会と幹事会を開き、衆院選の選挙対策本部の体制を決め、府内の比例票の獲得目標を「15万票超」に設定した。大道義知幹事長は「短期間なので総力戦で取り組み、できることはすべてやる」と意気込んだ。
府内の三つの選挙区に候補者を立てる予定の維新の党は、党府議が16日に東山区で開く会合に衆院選の立候補予定者も出席して名前を売り込む。
社民党府連は23日に定例会議を開き、衆院選に臨む方針を決める。
【 2014年11月16日 09時30分 】
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秋田
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141117_41045.html
<解散風>維新、秋田1区競合回避
維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は16日、共同代表の橋下徹大阪市長が衆院選に立候補する場合、自身も出馬する意向を明らかにした。
党衆院議員の会合出席のため、橋下氏と共に訪れた秋田市内で、報道各社の取材に答えた。松井氏は「今まで2人セットでやってきた。(衆院選に)出るときも出ないときも2人だ」と述べた。
立候補する場合の選挙区は、2人がそれぞれ党支部長を務める大阪3区と16区が有力とみられているが、松井氏は「いろんなことを考えている」として、決めていないとの姿勢を強調した。
民主党との全面的な選挙協力に関しては「政策が相いれないためできない」とあらためて主張。一方で、秋田1区から立候補を予定し、民主党に公認申請中の寺田学氏(38)について「民主党の中で一緒に組める人の1人。秋田1、2区は調整中だ」と話し、擁立の見送りも視野に検討を進める考えを示した。
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福岡
http://sp.mainichi.jp/select/news/20141117k0000e010201000c.html
衆院選:民主が福岡1区に山本剛正氏擁立
3時間前
民主党は17日、衆院福岡4区で立候補予定だった元衆院議員、山本剛正氏(42)を福岡1区で擁立する方針を決めた。党本部が18日に正式決定する。次期衆院選に向けて維新の党との選挙協力を進めており、福岡4区は維新の党の現職、河野正美氏(53)=比例九州=を優先する。民主は元環境相、松本龍氏(63)が不出馬を表明し福岡1区は空白区だった。山本氏は毎日新聞の取材に「衆院選の最大の目的は巨大与党に向かって一人でも多く勝ち進むこと」と話した。【中山裕司】
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静岡
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111700325
静岡2区に新人擁立=民主
民主党静岡県連は17日、衆院静岡2区に元環境省職員で新人の松尾勉氏(30)を擁立する方針を決めた。18日に党本部に公認申請する。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141115000121
共産、衆院選京都6選挙区に6候補 現職1人と5新人
共産党京都府委員会は15日、次期衆院選で府内の小選挙区に擁立する党公認の立候補予定者6人を発表した。現職1人と新人5人で、5区を除き2012年の前回衆院選と同じ顔ぶれ。
1区は現職で党国対委員長の穀田恵二氏(67)、2区は左京地区委員長の原俊史氏(47)、3区は党府委員の石村和子氏(64)、4区は西地区副委員長の吉田幸一氏(40)、5区は舞鶴地区委員長の山内健氏(46)、6区は党府青年学生部員の上條亮一氏(28)。
渡辺和俊府委員長は、原発や経済など課題ごとに諸団体と進めてきた「一点共闘」が「京都でもかなり進展してきた」と語り、「1区をはじめ小選挙区でも必ず勝ち抜くという思いで、解散総選挙に向けた活動を始めたい」と述べた。
【 2014年11月15日 23時19分 】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddf007010017000c.html
衆院選:佐藤ゆかり氏が大阪11区に
毎日新聞 2014年11月17日 大阪夕刊
自民党大阪府連は16日の選対会議で、次期衆院選について支部長が空白になっていた衆院11区に佐藤ゆかり参院議員、14区は長尾敬元衆院議員を党本部に公認申請することを決めた。
佐藤氏は2005年衆院選で、岐阜1区で敗れたが比例代表で復活当選。09年衆院選では東京5区に国替えして落選し、10年参院選の比例代表で当選した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111700530
共産、6道県で候補発表=衆院選
共産党は17日、北海道、山形、長野など6道県で次期衆院選の公認候補を発表した。候補者は次の通り。(敬称略)
北海道7区 石川明美▽山形1区 石川渉▽同3区 長谷川剛▽長野1区 武田良介▽同2区 清沢達也▽同3区 唐沢千晶▽同4区 上田秀昭▽同5区 水野力夫▽奈良1区 谷川和広▽同2区 和泉信丈▽同3区 正木敦▽同4区 山崎タヨ▽山口1区 藤井直子▽同2区 赤松義生▽同3区 藤井岳志▽同4区 吉田貞好(以上新)▽高知1区 春名直章(元)▽同2区 谷崎治之(新)。 (2014/11/17-18:04)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk39010356000c.html
選挙:次期衆院選 民主2区候補、武内氏で調整 /高知
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
民主党県連は16日、臨時の幹事会を開き、次期衆院選高知2区に、前参院議員で県連代表代行の武内則男氏(56)を軸に擁立を調整すると決めた。県連代表の広田一参院議員(46)が近く、党本部に公認を求める。
幹事会は非公開で、終了後に取材に応じた広田代表によると、武内氏が「大変厳しい選挙になるだろうが、立候補したい」と強い意欲を示した。「2区の擁立を見送り、1区に集中すべきだ」との意見もあったが、来春に統一地方選を控えており、党再生を期すため、候補擁立でまとまったという。
2区では、自民は山本有二・元金融担当相(62)が立候補を予定。共産も候補を擁立する。【上野宏人】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk43010231000c.html
選挙:上天草市長選 元市長の何川氏、立候補を表明 /熊本
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
元上天草市長で会社役員の何川一幸氏(67)が16日、市内で記者会見して次期市長選に立候補することを表明した。市発注業務の入札を巡る贈収賄事件の責任を取って川端祐樹市長(43)が辞職し、出直し市長選に出馬する意向を示した他、市議の田中辰夫氏(54)も出馬表明している。
何川氏は「市民や職員の不安、市の信用の失墜を強く感じ、これでは駄目だと立候補を決意した」と話した。
何川氏は旧大矢野町長を経て、2004年に4町が合併した上天草市の初代市長となった。07年に任期途中で辞職し、県議選に出馬したが落選した。【志村一也】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk12010158000c.html
衆院選:木村氏が応募へ 千葉4区自民公募、地元県議一本化 /千葉
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
衆院選千葉4区について、県議の木村哲也氏(45)=船橋市選出=が16日、自民党県連の候補者公募に応募する意向を明らかにした。県連は17日に4区公認候補の公募を開始し、21日まで受け付ける。24日に県選出国会議員団会議で公認候補を最終決定する方針だ。
4区は2000年から連続5回、現職の野田佳彦前首相(57)が当選しており、唯一の自民空白区。木村氏は同じ船橋選出の斉藤守県議(61)との間で応募の調整を続けていたが、若い木村氏に譲る形で一本化したという。
木村氏は「パイプ役として国から船橋を支えたい」と語った。【市村一夫】
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山梨
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk19010049000c.html
選挙:次期衆院選 独自候補前提で調整 民主県連が方針 /山梨
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
民主党県連は14日、甲府市内で常任幹事会を開き、次期衆院選で独自候補擁立を前提に早急に調整を進める方針を確認した。野党連携では具体的な話し合いはなかったという。
前県連代表の後藤斎氏が離党・議員辞職して知事選への出馬を表明しており、新1区の候補予定者は白紙。幹事会後に会見した飯島修県連幹事長によると、具体的な名前は上がらなかった。新2区について県連は今年5月、元衆院議員の坂口岳洋氏(43)を候補予定者として党本部に上申したが、保留されたまま。飯島幹事長は「なぜ(立候補予定者として)内定されないのかなどを党本部に聞き、早急に対応したい」と述べるにとどめた。【山縣章子】
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宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk04010030000c.html
衆院選:維新・林氏、2区出馬へ 民主と調整合意 自民は批判 /宮城
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
次期衆院選について、維新現職の林宙紀氏(比例東北)は16日、宮城1区(仙台市青葉、太白区)から2区(同宮城野、若林、泉区)にくら替え出馬する方針を明らかにした。1区は東北で唯一、民主と維新の現職が競合し、野党間協力の行方が注目されていた。民主は2区で候補擁立を見合わせ、林氏を実質支援する。対する自民からは「選挙のためだけの協力」と批判の声も上がる。【伊藤直孝】
維新県総支部長の林氏は15日に民主党県連の安住淳代表と会談。安住氏が林氏に、民主の公認候補が決まっていない2区への転出を打診したという。
林氏は前回、1区からみんなの党公認で出馬。比例で復活当選し、その後、結いの党を経て維新に加わった。林氏は取材に「葛藤はあったが、『宮城県の野党としてやってくれないか』と申し出をいただき、重く受け止めている。以前から巨大与党に対抗する勢力を作るという思いはあった」とくら替えに同意した理由を語った。
安住氏は16日の県連幹事会後に記者会見し「特定秘密保護法案の反対投票など、県連として林さんの姿に好感を持ってきた。野党間協力の象徴的な戦いを仙台で繰り広げていきたい」と述べた。
民主党県連は幹事会で、残る空白区の4、6区の調整を、安住氏に一任することを決めた。維新では前回4区で出馬した新人の畠山昌樹氏も2区などでの出馬を模索しており、全県で両党の協力が成るかは未知数の部分もある。安住氏は4区について「流動的な要素があるが、乱立にはしない」と述べるにとどめた。
1区には自民現職の土井亨氏、民主現職の郡和子氏、共産新人が出馬を予定する。土井氏は14日の自民党県連の会合で「解散風が吹いてから当選のためだけに協力だ、調整だと動きがあるが、日本を思うなら前回の選挙が終わった後からやるべきこと。私は全く政治姿勢の違う候補者とは、堂々と戦っていきたい」と野党間協力を批判した。
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北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141117ddlk01010072000c.html
衆院選:小選挙区の勝敗左右 野党、共闘駆け引き 候補選考急ぐ民主、鍵握る大地 /北海道
毎日新聞 2014年11月17日 地方版
衆院解散・総選挙が迫る中、民主の候補者選考と新党大地など野党との選挙協力が成立するかに注目が集まっている。前回の衆院選は自公が道内全12小選挙区をすべて制したが、うち5選挙区は共産以外の野党候補の合計得票数が自公の当選者を上回った。選挙協力が勝敗を左右する可能性があるだけに、公示直前までぎりぎりの駆け引きが続きそうだ。【山下智恵、近藤卓資、横田信行、鈴木斉、野原寛史】
■全区擁立に慎重論
「大地に対していろんな(党から)アプローチがあるので、解散が決まった段階で最終判断したい」。民主との選挙協力をめぐって鍵を握るとみられる大地の鈴木宗男代表は14日、札幌市内で開いた党の集会でこう述べ含みを持たせた。
民主は現在、12選挙区のうち候補者が決まらない「空白区」が五つある。道連は全選挙区で公認候補の擁立を目指しているが、慎重論もくすぶっている。
例えば前回、民主候補の得票数が自民候補の3分の1以下だった7区(釧路市など)。次点となった大地の現職、鈴木貴子氏(比例道ブロック)と合わせると自民候補とほぼ並ぶことから、ある道連幹部は「ここには候補を立てず、比例は民主にしてもらうのが理想。全区擁立なんて意地を張る必要はない」と話す。
■市長選でしこり?
民主道7区総支部の酒巻勝美幹事長(釧路市議)は「7区は民主が弱いが、今月末には候補が決まるのではないか。大地との協力の予定は今のところ全くない」とにべもない。別の地元総支部幹部も「選挙区調整で民主が擁立を見送ったところに大地が出るといっても、代わりに比例で『民主』と書いてくれるのか。見返りもないのに協力する意味があるのか疑問で、その辺りをしっかり決めないと地方は動かない」と突き放す。
大地は、2010年の旭川市長選で民主とともに現職を推薦したにもかかわらず、今月9日に投開票された今回の市長選では自民の推薦候補を支援した。こうしたいきさつも、しこりとなっているようだ。
■道議選も意識か
地方総支部が選挙協力に消極的な背景として来春の道議選との関連を指摘する声もある。民主道連の関係者は「(衆院選に)落ちても、道議選に出るのを前提にすれば名前を売るチャンスになる」と話し、実際に候補者の決まらない地元総支部が道議の擁立を求めているケースもあるという。
11区(帯広市など)を抱える道11区総支部の鈴木仁志幹事長(帯広市議)は「『負けたら来春の道議選に出ればいい』というのは有権者をバカにしているように思う。道議に頼むのは最後の最後。そういう事態にはしたくないのだが、まだ分からない」と話す。
■政権の思惑通り?
民主との選挙協力の必要性については、維新との間でも取りざたされている。前回2区(札幌市北区など)から立候補し、比例道ブロックで復活当選した維新の現職、高橋美穂氏(49)は「短期決戦だけに、選挙区調整をしっかりやらないと自民を勝たせてしまう」と危機感を募らせる。
だが、連合北海道の幹部は「維新との選挙区調整はまずない。中央にごり押しされれば分からないが、北海道でOKするわけがない。『反自民』をまとめたいだけじゃ現場は動かない」と話した。
「野党の選挙準備が整わないうちに解散した方が有利に戦える」−−。政権の思惑通りの事態となっている。
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◇前回の衆院選で共産以外の野党候補の合計得票数が自公候補を上回った選挙区
【1区】
自民 86015 民主 79933
維新 46671
大地 44785
計 171389
【2区】
自民 83575 民主 55520
維新 47139
みんな 24606
計 127265
【3区】
自民 88360 民主 64599
維新 35907
大地 31024
計 131530
【6区】
自民 103064 民主 69272
みんな 48736
計 118008
【10区】
自民 87930 民主 62998
大地 39818
計 102816
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岩手
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141117_31044.html
<解散風>民主と生活 岩手はすみ分け
12月に想定される次期衆院選の岩手4選挙区で、民主党と生活の党によるすみ分けが成立する見通しとなった。民主党岩手県連が16日、公認候補を現職がいる1、3区に絞ることを決めた。生活は2、4区にそれぞれ現職を立てる。両党は連携の可能性も探る。
民主党県連は同日の三役会議で、1、3区でそれぞれ現職の階猛氏(48)、黄川田徹氏(61)の公認を申請し、2、4区は候補擁立を見送る方針を決めた。
高橋元県連幹事長は「総選挙まで時間がなく、2、4区には有力候補がいない。中央の野党連携の流れを考慮した」と説明した。
民主党が擁立を見送る岩手2区は生活現職の畑浩治氏(51)=比例東北=、4区は生活代表の小沢一郎氏(72)が立候補する見込み。
民主、生活のすみ分けによる連携について高橋幹事長は「野党が共倒れする構図は避けたい。もともと4年前まで一緒だった仲間。敵対関係にはない。1、3区の必勝のために必要なことを考える」と前向きな考えを示した。
前回衆院選で民主党は、岩手1、3、4区に公認候補を擁立。生活系は4選挙区に候補を立て、民主党と激突した。
2014年11月17日月曜日
関連ページ:岩手政治・行政
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宮城
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141117_11014.html
<解散風>衆院6区 自民は攻勢、野党沈黙
支持者から激励を受ける小野寺氏(中央)。決戦を前に新たな地盤固めを急ぐ
次期衆院選の宮城6区で、新たに4区から編入される大崎市の旧古川市地区が主戦場の一つになっている。同地区の有権者は約6万2000人で、前回2012年の衆院選では自民、民主両党の候補が激戦を繰り広げた。新6区に立候補を表明しているのは自民現職の小野寺五典前防衛相(54)のみ。出遅れる野党を尻目に新票田で着々と地歩を固める。
8日夜、小野寺氏は大崎市古川で初の政経セミナーを開いた。「新たに古川の皆さんにお世話になる。地元・古川の課題を勉強させていただく」。約400人の出席者を前に、小野寺氏は深々と頭を下げた。
セミナーには伊藤康志大崎市長が駆け付け、「小野寺氏には全幅の信頼を寄せている。これからは古川のことも応援してもらう」と激励した。
旧古川市の6区編入は、昨年6月成立した小選挙区定数「0増5減」の区割り改定法に伴う措置。旧6区は小野寺氏の地元・気仙沼市をはじめ登米市、栗原市などで構成されていた。旧古川市が加わることで、有権者は約22万人から3割増の約28万人となった。
4区では前回、今回選挙区が変わる旧古川市と旧志田郡(5区に編入)で自民と民主の候補が激しく争った。両地区での獲得票は自民候補の1万7365票に対し、政権崩壊の逆風にさらされていた民主候補は1万5422票。野党などの合計票数は2万5000を超え、強固だった自民の地盤のほころびが目立った。
野党が沈黙する中、小野寺氏は防衛相で培った知名度を武器に、自民の支持基盤の修復と獲得を進める。近く、選挙区内で4カ所目となる事務所を古川に構える予定。
8日のセミナーであいさつした小野寺氏は「これほど多くの事務所を持つ国会議員は私だけだがどの地域も大事。秘書を置き、基盤を固める」と得票拡大に自信をみせた。
2014年11月17日月曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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>戸井田氏は元衆院議員戸井田徹氏(62)の長男。
http://www.sankei.com/politics/news/141117/plt1411170059-n1.html
2014.11.17 19:53
【衆院選】
兵庫12区に新人の公認申請 自民県連
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自民党兵庫県連は17日、次期衆院選の兵庫12区で元衆院議員秘書の新人戸井田真太郎氏(36)の公認を党本部に申請したと発表した。
同区には前回民主党で当選し、現在は無所属ながら自民党二階派に参加する現職山口壮氏(60)がおり、党本部での調整が難航する可能性もある。戸井田氏は元衆院議員戸井田徹氏(62)の長男。
また県連は同日、自民現職がいる兵庫7区から、無断で出馬表明した兵庫県議大前春代氏(30)を除名処分とした。
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http://www.sankei.com/politics/news/141117/plt1411170051-n1.html
2014.11.17 19:07
石原慎太郎氏、次期衆院選出馬へ
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臨時総務会に臨む石原慎太郎最高顧問=14日午前、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)
次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が次期衆院選への出馬を決めたことが17日、分かった。同党の藤井孝男選挙対策委員長が明らかにした。
石原氏は高齢を理由に政界からの引退を示唆していたが、若手議員らが続投を求めていた。石原氏は平成24年12月の前回衆院選で比例代表東京ブロックから出馬して当選。今回も比例代表候補として出馬するとの見方が強まっている。
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自民は熊本4区以外これで名前出たかな。
民主の出遅れがかなり酷いけど
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福島
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411170700001.html
3党、候補者調整加速
2014年11月17日11時11分
●選挙区 民主・維新・みんな、対自民で連携
年内の衆院解散・総選挙に向け、県内でも民主、維新、みんなの3党の選挙協力を探る動きが加速している。非自民の受け皿を作り、自民党の現職議員に対抗する狙いだ。ただ、急な解散風で、調整は党本部の動向もにらんだ時間との戦いになりそうだ。
民主党県連の代表を務める吉田泉衆院議員(65)は16日、いわき市内で「野党の実質的な合併が必要だ。統一名簿まではぜひともやりたい」と記者団に話した。「実質的な新党結成。民主、維新、みんながまとまって、そこから出るというプラットホームをつくらなければならない」
中央政界では野党が連携を加速させる。16日も民主、みんな両党の幹部が会談し、一致する政策を確認。民主と維新にも連携を模索する動きがある。
県内で民主の現職議員がいるのは、玄葉光一郎氏(50)の3区と吉田氏の5区だけ。その分、選挙協力の余地があるともいえる。
吉田氏がまず思い描くのは、1区でのみんなの党との連携だ。
1区では、民主党県連がすでに前参院議員の金子恵美氏(49)に立候補を打診。一方、前回衆院選に未来の党から立候補した元福島市議の石原洋三郎氏(41)も「みんなの党から要請があった」として、立候補準備を進めてきた。両者が競合すれば票が割れ、共倒れの可能性が強まる。
そこで民主党県連内で浮上しているのが、「選挙区で金子氏を出し、比例区では石原氏を優遇する」(幹部)案だ。県連幹事会が開かれる22日まで検討を進め、党本部に公認申請する候補者を決める方針だ。ただ、現時点では「福島に関する党本部の意向がよくわからない」(幹部)といい、党の裁定待ちになりそうだ。
知事選を機に県連代表を辞めた増子輝彦参院議員(67)のおひざ元、福島2区は増子氏中心に候補者選びを進める。周辺は「本人が出ることはない」。
維新も呼応する。前回4区で立候補し、比例で復活当選した県総支部代表の小熊慎司衆院議員(46)は16日、民主とみんなが候補者を立てる選挙区では競合を避ける考えを示した。朝日新聞の取材に「自民の大義なき選挙に対抗するには、水面下でつぶしあわないよう、今までの衣を捨て新しい船をつくらなければいけない」と述べた。夏ごろから民主と協力する可能性を探ってきたという。民主側も「4区は小熊さんを支援するのが暗黙の了解だ」(県連幹部)と、独自候補は擁立しない構えだ。
一方、共産党は、すべての選挙区で候補者を擁立する方針で、19日までに候補者を絞り込むという。久保田仁党県委員長は「全区で必ず出す」と話す。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141117/1780033
みんな・渡辺氏 柏倉氏の「離党」けん制 国替え含め本人は否定 「何も決めていない」
11月17日 朝刊
みんなの党の渡辺喜美前代表は16日、矢板市内で記者団の取材に応じ、前回衆院選に栃木2区から出馬した同党の柏倉祐司衆院議員について「民主党に移り、栃木1区から出るといううわさが飛んでいるが、そんなことをしたら自殺行為になる」と述べ、柏倉氏の離党と選挙区替えをけん制した。柏倉氏は下野新聞社の取材に「現段階で何も決めていない」と、渡辺氏の発言を否定した。
渡辺氏は「直接本人からは聞いていない」と前置きした上で「(前回衆院選で)支援をいただいた有権者への裏切り行為になる。冷静に判断してほしい」と柏倉氏に強く自制を求めた。柏倉氏との関係については「(近く会う予定は)まったくない。(今月下旬の後援会会合にも)呼んでいない」と距離感をにじませた。
柏倉氏は「みんなの党執行部からも民主党からも、『1区から出てほしい』という話は一切されていない」と説明。「(野党)執行部同士の結論を見守りたい」と述べるにとどめた。
民主党県連の松井正一幹事長は「中央においては政党間協力の話し合いがされていることは承知しているが、個別案件は現在未決定であり、コメントすることはできない」とした。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141116/1779001
各陣営“臨戦態勢” 師走の総選挙視野 週末の栃木県内選挙区
国会で吹き荒れる突然の解散風。年内の衆院解散・総選挙が濃厚となる中、県内では、短期決戦に向けた動きが活発化した。
栃木2区の福田昭夫衆院議員は、16日に投開票を控えたさくら市議選の候補者を応援。街頭で「皆さんの力をお借りしたい」と訴え、放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題に取り組む考えを強調した。
みんなの党の柏倉祐司衆院議員は地元で支持者らと会合を重ねた。自民党の西川公也農相は公務で県外に出張した。
同3区では現職の立候補予定者がそろって地元入りした。
自民党の簗和生衆院議員はイベント会場を訪れ、あいさつ回り。秘書は「やれることをやり頑張るしかない」と意気込んだ。
みんなの党の渡辺喜美前代表も地元入り。秘書は「急な解散風はいつものこと。粛々と準備を進めたい」と話した。
同4区選出の自民党の佐藤勉国対委員長は夕方、宇都宮市で開かれた母校の日大工学部県校友会総会に出席。「来週には解散という運びは免れないと思う」と言及。「皆さんのご支援をお願いしたい」と述べた。
みんなの党から立候補予定の党4区支部長の藤岡隆雄氏は小山市内の事務所で、後援会の関係者約20人と打ち合わせをした。前回衆院選は次点で落選した藤岡氏は「すべての思いをぶつけて戦い抜こう」と出席者に呼び掛けた。
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生活:菅川洋と競合
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014111700148
広島1区に新人擁立=次世代
次世代の党広島県連は17日、衆院広島1区に新人で衆院議員秘書の伊藤真二氏(47)を公認候補として擁立することを決めた。近く党本部に公認申請する。 (2014/11/17-10:03)
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静岡
http://www.at-s.com/news/detail/1174142302.html
<衆院解散見通し>野党連携めぐり"神経戦" 静岡3区
(2014/11/17 08:14)
あいさつ回りする3区の立候補予定者。選挙戦の構図はいかに―=16日午前、森町
年内の衆院解散、総選挙の見通しが強まる中、自民、維新の現職と民主元職が出馬の準備を急ぐ静岡3区。3氏は16日、地元の同じイベントに顔を出すなど臨戦ムードが漂った。ただ、中央政界では野党連携の動きが進み、県内の野党関係者からも自民へ対抗するための候補者調整の必要性を指摘する声は根強い。選挙戦の構図はいまだ流動的で、各立候補予定者が今後の動向を意識しながらの“神経戦”の様相も呈している。
森町で開かれた「もりもり2万人まつり&農協祭」。3氏が相次いで姿を見せ、会場内を精力的に回った。
「地元の代表として景気回復などへの期待に応えなければならない」。あいさつ回りを終えた自民現職の宮沢博行氏(39)はこう意気込みを語った。候補者調整などの野党連携が実現した場合は「厳しい戦いになる」と覚悟する一方で、「2人とも信念を持っている方。よもや、そういうことはないだろうなと思う」とけん制。「自分の戦いをやっていくだけ」と述べた。
これに対し、維新現職の鈴木望氏(65)=比例東海=は消費税再増税の先送りが争点になるとの見方に、「維新も凍結法案を出している。国会で対決しているわけでもないのにおかしい」と批判しながらも、「解散となればやるだけ」と意気込む。「国民は政権の受け皿となる野党の再結集を望んでいる。短期間だが、その努力はしなくてはいけない」との認識を示した。
民主元職の小山展弘氏(38)は党本部や県連から野党連携の「具体的な話はない」と説明。「調整ということはあまり考えず、支持してくれる方々の意見を代表していくことが大事」とし、「アベノミクスの恩恵を受ける人がいることは否定しないが、かえって疲弊している地方や業界がある。国民が将来に向けて安心できる生活第一の経済政策などを訴えたい」と強調した。
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こんなこと言ったら逆効果じゃないのか?>商品券
首相、商品券配布で消費支援指示 低所得や省エネ住宅新築時
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014111701001995.html
安倍晋三首相は、7〜9月期の国内総生産(GDP)がマイナス成長となったことを受け、経済対策の策定を関係省庁に18日指示する。所得が低い人や省エネ住宅を新築した人に商品券などを配り、個人消費を直接支援する考え。円安によるエネルギー価格上昇の影響緩和策も盛り込む。首相は18日に衆院解散を表明する方針で、経済対策は衆院選での与党公約の骨格となる見通しだ。
消費刺激や地域経済の活性化を柱とし、地方自治体が自由に使える交付金を創設。所得の低い人に自治体が商品券を配布する。
省エネ住宅の新築や改築にポイントを付与する「住宅エコポイント」を復活させる方針。
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大久保三代ブログ
解散は不可避との見方で、臨戦態勢を整えています。しかし、この時期での解散総選挙は、最大の被災地石巻にとっていいことではないと、私は考えています。
(1)政治的空白期間が生じる。予算編成時期にも影響が
(2)国民の皆様が、震災を被災地を忘れる速度が早まりかねな
そして何より
(3)政権与党自民党の国会議員を、解散総選挙で失えば石巻と国政とのパイプ役がいなくなることを、何より懸念致します。
そこで、昨日開催された自民党宮城県連の会議において訴えて参りました。
「自民党宮城県連におかれましては、最大の被災地石巻の与党議員を、時期総選挙で失うことがないよう”勝てる候補”強敵安住淳氏と”戦える候補”の人選を、現職優先にとらわれず行っていただけるよう、お願い申し上げたい」
「大久保は、選ばれた自民党公認候補者に、名簿等全て引き継ぎ最大限の応援をすることを約束する」
「また、”宮城五区はオオクボで”ということが、党本部・県連の決定であればどんなに厳しい選挙になろうとも、逃げず投げ出さず、選挙に挑むことも合わせてお約束する」
会議終了後、マスコミに取り囲まれて「大久保さん、冒頭のお話きいたところでは、引退しちゃうのかと思いましたけど、そんなことはないんですよね?」などと聞かれましたが、未だ非常時にある被災地を思えば、大久保の進退なんて、ちっちゃい話だってこと。
繰り返しになりますが、大切なのは、最大の被災地石巻が、政権与党の国会議員を失うことが絶対にないようにすることです。
そのためにできること、今の状況でできうる最善の方策を自民党員が一致団結してとっていくことが、自民党宮城県連に求められている。
小選挙区制度は、出たい人が出る選挙ではない。政党対政党の闘いだという原理原則にたった対応を期待するものです。
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>>567-568 の続報
三重1区 野党対決か
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20141117-OYTNT50059.html
■民主・高橋氏、維新・松田氏
年内に実施される見通しの次期衆院 選で、前津市長の松田直久氏(60) が16日、三重1区に維新の党から出 馬する意向を表明した。民主党三重県 連も同区に前参院議員の高橋千秋氏 (58)を擁立する方針を固めた。全 国的に選挙区調整を進めている両党が 三重県では対決する可能性が出てき た。
維新の党県1区支部長の松田氏はこの日、津駅前で行った演説で「国 民不在の解散が行われそうだ。維新が期待に応えられるよう選挙戦に臨 みたい」と述べた。
松田氏は県議を経て2006年、合併に伴う津市長選で初当選。2期 目途中の11年に知事選へ立候補して落選後、12年の衆院選三重1区 に日本維新の会(当時)から出馬し、落選した。
高橋氏は参院議員を3期務め、昨夏の参院選で落選。三重1区からの 出馬について、高橋氏は15日、「現在考えているところだ」と述べ た。
同区にはこのほか、自民党現職の川崎二郎氏(67)が出馬する見通 しで、共産党も候補擁立を目指している。
2014年11月17日 Copyright ** The Yomiuri Shimbun
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>>562>>579
http://www.sankei.com/region/news/141118/rgn1411180028-n1.html
2014.11.18 07:06
次期衆院選で民主埼玉県連、細川元厚労相を公認
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民主党県連は17日、常任幹事会を開き、次期衆院選で3区の公認候補として、元厚生労働相の元職、細川律夫氏(71)を擁立することを決めた。今後、党本部の認定を経て正式に決定する。
同県連は同日、選挙対策本部を設置。県内15選挙区のうち9区で候補者の擁立が進んでいるが、残る6区について大島敦代表は「候補者を公募するかどうかは保留。残り2週間で何ができるかを県連や党本部と考えていく」と話した。
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>>618
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141118/CK2014111802000154.html
解散見据え臨戦モード 現職 続々と選挙区入り
2014年11月18日
衆院の解散が現実的となり、県内でも選挙戦を見据えた動きが加速している。現職の多くは支持者回りを強化し、既に臨戦態勢に。各政党の県組織は、来春の統一地方選の準備を抱えながらも、新人候補のリストアップや事務所の確保に乗り出し、早くも選挙戦モードに突入した。 (大野暢子)
県内五つの選挙区のうち、二〇一二年の前回選挙で議席を一から四に伸ばした自民党は十五、十六日の週末、ほとんどの現職衆院議員が地元入りした。
宇都宮市内では十五日、船田元氏(栃木1区)が作新学院の同窓会、佐藤勉氏(4区)が母校の日大工学部県校友会総会にそれぞれ出席。茂木敏充氏(5区)、簗(やな)和生氏(比例北関東)も、地域行事を精力的に回った。2区選出で農相の西川公也氏は、公務で県外に出張した。
前回、非自民で唯一議席を守ったみんなの党の渡辺喜美氏(3区)は、今月末に大田原市で予定していた後援会総会を決起集会に切り替えるなど、着々と日程を埋めている。十六日には県北部の祭りに姿を見せ、民主・みんなが選挙協力のために接近していることについて、記者団に「民主と組んでも政権は取れない」と不快感を示した。
同じくみんなの党で、前回は2区から立候補し、比例北関東ブロックで復活当選した柏倉(かしわくら)祐司氏は、東京と県内を往復し、支持者らと打ち合わせを重ねた。民主、みんなの両党本部は現在、現職の候補予定者が競合する2区で候補者の調整を急いでおり、柏倉氏は方針の決定を待った上で、衆院選での態度を明確にするという。
2区で議席奪還を目指す民主党の福田昭夫氏(比例北関東)は十五日、さくら市内で、市議選候補者の街頭演説に応援弁士として登場。街頭では衆院選への明言を避けつつも、「次は私の番。もう一度議席を獲得したい」と語り、高濃度の放射性物質を含む「指定廃棄物」の問題などの解決に意欲を示した。
各党の県組織も、印刷物の用意や人員配置を急ピッチで進めている。県内の全選挙区に候補を擁立する方針の共産党県委員会は、統一選の準備に忙しい各陣営に配慮し、各立候補予定者の事務所探しを手伝っている。公明党県本部は前回と同様、自民候補を推薦することを想定し、県内の県議や市町議に、衆院選に備えて日程を空けておくよう呼び掛けている。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141118/1781099
全選挙区に擁立確認 衆院選対応で民主党栃木県連 2区除き候補名挙がらず
11月18日 朝刊
民主党県連(福田昭夫代表)は17日、宇都宮市内で幹事会を開き、12月にも想定される次期衆院選に向け、栃木1〜5区の県内全小選挙区で候補者擁立を目指す方針を確認した。また同日付で衆院選の選挙対策本部を設置し、衆院選への臨戦態勢に入った。選対委員長には県連副代表の佐藤栄県議、副委員長には同じく県連副代表の田城郁参院議員が就任した。ただ現時点で2区の福田代表しか擁立のめどが立っておらず、公示までに全5選挙区に候補者を擁立できるかは不透明だ。
幹事会後の記者会見で松井正一幹事長は、みんなの党との選挙協力について「党本部マター」とした上で「代表から(党本部の方針などの)報告はなかった」と述べた。
民主、みんな両党の合流構想などに伴い、前回栃木2区から出馬したみんなの党の柏倉祐司衆院議員が選挙区替えする可能性に関して、松井氏は「今日は(その話は)なかった」と話した。
民主党は栃木2区に現職の福田氏が立候補を予定しており、松井氏は「2区の候補者は福田代表で確認された」と前置きし「1、3、4、5区についても(選挙まで)短い日程だが、ギリギリまで擁立を頑張ることを確認した」と説明し、公示日前日までの擁立を目指す。
この日の会合では小選挙区の候補者空白区をなくす方針に「(出席者から)異論は出なかった」(松井氏)。ただ具体的な候補者の氏名は浮上しなかったという。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20141117-OYTNT50660.html?from=ycont_top_txt
民・み候補者調整進む…衆院2区
2014年11月18日
衆院選対策などを話し合った民主党県連の幹事会
週内にも衆院解散の公算が大きくなる中、民主党とみんなの党が選挙協力に向けた協議を進めている。県内では、栃木2区で両党の現職が競合しており、候補者調整が進むことへの期待もあるが、みんなの党では解党論も浮上するなど、党同士の協力が実現できるかどうかは不透明な情勢だ。
民主党県連は17日、宇都宮市内で幹事会を開き、衆院選について協議した。県連代表の福田昭夫氏は会議の冒頭、「われわれ野党も連携できるものはしっかり連携して、負けない戦いをやらなくてはいけない」と意気込んだ。
みんなの党の柏倉祐司氏は自らのフェイスブックで、「選挙区調整が行われているのは事実だ。2区で出馬したいと党執行部に伝え、調整をお願いしている。今は一日千秋の思いで朗報を待っている。結果次第で決断をしていく」と記し、1区など国替えも視野に入れていることをにおわせた。
一方、民主党の支持組織の連合栃木の加藤剛会長は読売新聞の取材に対し、「解散後どうなるのか見極めて対応する」とした上で、「いきなり野党共闘といってもこれまでの関係がある。急に一緒になって、仲良くやれるのか、半信半疑だ」と冷静な見方を示した。
みんなの党では、浅尾代表が民主党との合流に前向きだが、党内では賛否が分かれている。渡辺喜美前代表も16日、那須塩原市内で記者団に「政策実現をやるためには特に安倍内閣をテコの原理で動かしていく」と自民党との連携を重視する考えを改めて示し、他党との合併については「体を張って阻止する。民主党に身売りするのは愚の骨頂だ」と反発を強めている。
2014年11月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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民主党は阿部知子氏を支持するのかもしれないね。
中塚一宏氏は国替えか?
民主、中塚氏擁立せず 神奈川12区
http://www.kanaloco.jp/article/80506/cms_id/112088
2014.11.18 03:00:00
民主党本部が、次期衆院選の神奈川12区(藤沢市、高座郡)で中塚一宏元衆院議員を擁立しない意向を固めたことが17日、分かった。同党県連幹部が、神奈川新聞の取材に明らかにした。
同幹部は「党本部が、まずは戦略的な空白区にした、と受け止めている」と説明している。
中塚氏は民主党政権で金融担当相を務め、前回衆院選で落選。12区の総支部長として活動を続けていた。
【神奈川新聞】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111800246
民主新人が出馬取りやめ=埼玉9区
次期衆院選で埼玉9区の民主党公認候補に内定していた新人の鷲巣真大氏(28)が出馬を辞退する意向を固め、県連幹部に伝えたことが18日分かった。体調不良が理由だという。(2014/11/18-10:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111800401
滋賀3区に守山市議=民主県連
民主党滋賀県連は18日、次期衆院選滋賀3区の公認候補として、同県守山市議の小川泰江氏(51)を党本部に申請することを決めた。同区の支部長は、衆院議員だった三日月大造氏が滋賀県知事に転身したため空席となっていた。 (2014/11/18-12:23)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk01010242000c.html
衆院選:三井氏が不出馬意向 道2区・民主 体調不良理由に /北海道
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
2012年12月の前回衆院選で、道2区で落選した三井辨雄(わきお)・元厚生労働相(71)が次期衆議選に立候補しない意向を固めたことが17日、関係者への取材で分かった。体調不良を理由に挙げ、18日に札幌市で開かれる民主党道2区常任幹事会で表明する予定。
三井氏は当選4回。副国土交通相や党道代表などを歴任し、12年10月に厚労相に就任した。13年10月、民主党道2区の公認候補に内定していた。【山下智恵】
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http://www.asahi.com/articles/ASGCL3CCXGCLPUTB007.html
民主・仙谷由人氏、政界引退へ 次期衆院選に立候補せず
民主党の仙谷由人(せんごくよしと)・元官房長官(68)が次期衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。党徳島県連の高井美穂代表に伝えたという。
18日夜にある県連の緊急幹事会後に記者会見を開き、正式表明する見通し。
仙谷氏は7選をめざした2012年の衆院選(旧徳島1区)で落選した。次期衆院選から徳島県内の小選挙区が3から2に減ることから、
旧1区の仙谷氏と旧3区の仁木博文・前衆院議員(48)のどちらが新1区から立候補するか協議していた。高井氏によると、仙谷氏は15日の仁木氏との会談後、政界引退を高井氏に伝えたという。
仙谷氏は1996年の旧民主党の結成に参画した中核メンバー。2009年の政権交代後に発足した鳩山内閣で行政刷新相、国家戦略相、菅内閣では官房長官を務めた。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141118-OYT1T50044.html?from=ycont_top_txt
田中美絵子氏の擁立検討…民主県連、石川1区に
2014年11月18日 10時42分
民主党石川県連が、12月に行われる公算が大きくなっている衆院選の石川1区の公認候補として、元衆院議員の田中美絵子氏(38)の擁立を検討していることが17日、わかった。
県連幹部など複数の関係者によると、田中氏も立候補を検討する姿勢を示している。ただ、県連内には田中氏の立候補に難色を示す声も一部あり、調整が難航する可能性もある。
田中氏は金沢市出身。元民主党衆院議員の河村たかし氏(現名古屋市長)の秘書などを経て、2009年の衆院選で「小沢ガールズ」の一人として石川2区から立候補。森喜朗元首相に惜敗したが、比例選で復活当選を果たした。
12年の前回衆院選では、週刊誌のスキャンダル報道などが原因で、地元の県議や市議から石川2区での立候補に反対する声が上がったため、東京15区から立候補し、落選した。
田中氏は同党の東京15区の公認候補に内定しておらず、複数の関係者によると、党本部は田中氏の県内での知名度に期待し、石川1区での立候補に前向きな意向を示しているという。
県連幹部が今月、数回にわたり田中氏に石川1区での立候補を打診したところ、田中氏は「戻って来られる条件が整うなら、戻って来たい」と話したという。
県連は18日の常任幹事会で石川1区と2区の候補者について議論する。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111800667
衆院選14人を公認=民主
民主党は18日の常任幹事会で、次期衆院選の小選挙区公認候補14人を決めた。また、三重4区の元職森本哲生氏の公認を取り消した。新たな公認候補は次の通り。(敬称略)
【元職】埼玉3区 細川律夫▽千葉5区 村越祐民▽愛知6区 森本和義▽山口3区 三浦昇▽福岡1区 山本剛正▽鹿児島1区 川内博史
【新人】茨城6区 青山大人▽千葉3区 青山明日香▽長野5区 中嶋康介▽静岡2区 松尾勉▽愛知15区 関健一郎▽三重1区 高橋千秋▽滋賀3区 小川泰江▽兵庫6区 辻泰弘。 (2014/11/18-16:59)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111800667
民主党は18日の常任幹事会で、次期衆院選の小選挙区公認候補14人を決めた。また、三重4区の元職森本哲生氏の公認を取り消した。
新たな公認候補は次の通り。(敬称略)
【元職】埼玉3区 細川律夫▽千葉5区 村越祐民▽愛知6区 森本和義▽山口3区 三浦昇▽福岡1区 山本剛正▽鹿児島1区 川内博史
【新人】茨城6区 青山大人▽千葉3区 青山明日香▽長野5区 中嶋康介▽静岡2区 松尾勉▽愛知15区 関健一郎▽三重1区 高橋千秋▽滋賀3区 小川泰江▽兵庫6区 辻泰弘。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111800509
みんな、解党へ=路線対立で結束困難に
みんなの党(衆院8人、参院12人)が18日、解党する方向となった。衆院解散・総選挙を前に、民主党との合流を目指す浅尾慶一郎代表の路線に強い異論が出て、党の結束を保つのが困難になったためだ。浅尾氏は、解散前に両院議員総会を開いて路線問題を決着させる考えを示しながらも、「党の存続とはならないと思う」との見通しを記者団に明らかにした。
みんなの党は、自民党を離党した渡辺喜美前代表が2009年8月、自民、民主二大政党に対抗する第三極として旗揚げした。しかし、渡辺氏が巨額の借入金問題で今年4月に引責辞任して以降、党としての求心力を失い、5年余りで幕を閉じることになった。(2014/11/18-17:35)
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建白勢力の独占とならんかねぇ。。
衆院選へ動き加速 沖縄県内予想の顔ぶれ
http://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-30142972.html
沖縄タイムス2014年11月18日(火)08:29
安倍晋三首相が18日にも衆院解散を表明する意向を固め、沖縄選挙区でも、現職7氏が選挙準備に乗り出すとともに、新たな候補者を擁立する動きが加速している。16日の知事選で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長雄志氏(64)が当選した影響は大きく、全国的な争点になる消費増税だけではなく、普天間問題でも激しい論戦が繰り広げられる見込みだ。県政を失い痛手を負った自民は現職4議席の死守を目指す。現職議員を擁立する社民、共産、生活も支持拡大に力を入れる。普天間の県内移設断念を政府に求める「建白書」の実現を掲げ、翁長氏を勝利させた勢力の動向が選挙戦の大きな目玉になりそうだ。
■1区
自民、態勢立て直し
2012年衆院選の沖縄1区で当選した国場幸之助氏(41)=自民=が2期目に挑戦する。国場氏の選挙を支えてきた那覇市議の一部が知事選の対応をめぐり、自民を離れた。態勢の立て直しと、自公共闘の維持が課題になる。
前回選挙区から出馬し、比例で復活した赤嶺政賢氏(66)=共産=は知事選で新県政を誕生させた建白書勢力との協力を視野に入れる。共産党県委員会関係者は「原則は選挙区と比例の重複だが、知事選での枠組みも大切だ」として比例単独に含みを残す。
民主党県連は連合沖縄や建白書勢力との協力関係構築が最優先とし、特定の候補は決まっていない。ただ、今後の協議で県連代表の花城正樹氏(36)を擁立する可能性もある。
知事選で敗れた元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)の国政復帰を待望する声もある。前民主党県連代表の喜納昌吉氏(66)は1区か3区で検討している。
■2区
保革の一騎打ちか
前回衆院選、革新勢力で唯一選挙区を勝ち抜いた現職の照屋寛徳氏(69)=社民=が立候補する。知事選に続き争点化される見込みの普天間飛行場返還問題などを中心に訴え、これまで築いた基盤を生かして衆院5選を目指す。
前回、比例復活した現職の宮崎政久氏(49)=自民=は選挙区でのリベンジに挑む。革新地盤とされる2区で、自民の協力関係にある宜野湾市、浦添市の両市長との連携を図り、県議や市町村議員と運動を展開する見通しだ。
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>>637-638
■3区
現職2氏に新顔か
現在1期目の比嘉奈津美氏(58)=自民=の出馬が既定路線となっている。出身の沖縄市で今年5月の市長選で自公による桑江朝千夫新市長を誕生させており、市政交代の勢いを衆院選に生かすとみられる。
比例当選の玉城デニー氏(55)=生活=は選挙区で3選を狙う。社民など知事選を同じ枠組みの中で戦った政党などとの協力を視野に入れている。
維新の会県総支部は独自候補擁立を含めて対応を検討。党本部から候補者擁立の指示が出た場合には、元金武町長で実績や知名度がある儀武剛氏(53)の名前が上がりそうだ。
■4区
現職に対抗馬模索
自民党県連会長で現職の西銘恒三郎氏(60)が立候補する。9月の第2次安倍改造内閣では県出身議員で初めて総務副大臣に就任。国土交通政務官などの実績をアピールし、4期目を目指す。
これに対し、知事選で翁長氏を支援した建白書勢力は独自候補の擁立を摸索している。県商工会連合会会長で、「建白書の実現を求める島ぐるみ会議」の発起人に名を連ねた照屋義実氏(67)の擁立が取りざたされている。経済界とのパイプも太く、知事選選考でも一時、野党から名前が挙がった。南部の首長で唯一、翁長氏支援に回った南風原町長の城間俊安氏(66)を推す声もある。
■県内政党、枠組み議論に熱
年内実施が濃厚となっている衆院の解散総選挙に向け、県内政党も動き始めた。現職7人の擁立はほぼ確定。自民党と公明党は知事選で崩れた協力体制を維持できるのか、翁長氏を支援した県政野党の「建白書勢力」は議席増を狙うのか。各党の選挙協力や枠組みの議論が加速しそうだ。
自民党県連(西銘恒三郎会長)は17日に国会議員でつくる「かけはしの会」や一部役員が協議。1〜4区で支部長を務める現職4氏の出馬がほぼ確実だ。18日の県連役員会で再度対応を話し合う。社民党県連(新里米吉委員長)は2区で現職の照屋寛徳氏を擁立する。19日の執行委員会では空白となっている4区の対応なども協議する。
公明党県本部(糸洲朝則代表)は17日現在で協議の場などは未定だが「選挙区は自民、比例は公明」との選挙協力は従来方針で対応するとみられる。共産党県委員会(赤嶺政賢委員長)は前回1区で出馬し、比例当選した赤嶺氏を擁立する。全選挙区での候補者擁立が原則だが、18日の常任委員会で赤嶺氏を前回同様に比例と選挙区の重複とするかなど議論する。
そうぞう(當間盛夫代表代行)は前代表で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏の衆院選擁立も視野に入れ、協議する。維新の会県総支部(儀間光男代表)は週内にも会議を開き、候補者擁立も視野に入れた対応を協議する。
社大党(糸数慶子委員長)は知事選を戦った建白書勢力との協力を確認。今後、他党や候補者擁立の状況を注視する。民主党県連(花城正樹代表)は17日の常任幹事会で選対本部を設置。「反自民」の政治姿勢の下、連合沖縄や翁長県政を誕生させた県内政党との協力を最優先としている。
生活の党県連(玉城デニー代表)は16日に選対本部準備会を開き、前回比例で当選した現職の玉城氏を3区で擁立する方針を確認した。
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衆議院解散は21日。
景気弾力条項は撤廃し,2017年4月の増税は必ず実施。
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http://mainichi.jp/select/news/20141119k0000m010063000c.html
みんなの党:19日にも解党…路線対立、支持率低迷の末
毎日新聞 2014年11月18日 20時00分(最終更新 11月18日 20時13分)
みんなの党(衆院8人、参院12人)の浅尾慶一郎代表は18日、両院議員総会を19日にも開き、同党の解散を決定する意向を表明した。浅尾氏は「党でまとまって政界再編に動けないなら解党はやむを得ない」と国会内で記者団に説明。執行部は総会で決定後、早急に解散を総務省や東京都選挙管理委員会に届け出る意向だ。【村尾哲】
同党では政界再編などをめぐり、浅尾氏と渡辺喜美前代表の路線対立が続いた上、浅尾氏らが検討した民主党との合流にも強い反発が出ていた。解党後、松沢成文参院議員ら一部の議員が新党結成を模索すると見られるほか、民主、維新、次世代など野党各党に合流する動きも出てくる見通し。
役員会では、「与党再編路線の渡辺氏と野党再編路線の浅尾氏で違いがあり、解党が必要だ」「みんなが民主と合流するなど状況が変わるなら解党はやむを得ない」など、解党を求める声が続出。浅尾氏は「民主との合流ありきでなく、まだ交渉中だ」と説明したが、最終的に両院議員総会の開催を認めた。
浅尾氏は役員会後、「党を解散すべきだという意見が多く、党の存続とはならないと思う」と述べ、総会で解党の結論が出るとの見通しを示した。一方で、「解党すると、政界再編で弱い立場になるので解党を決めるべきではないと思う」と本音も漏らした。自らの身の振り方については「ただの民主の補完勢力にはならない」と述べた。
みんなは昨年12月、安倍晋三首相に近い渡辺氏に反発した江田憲司元幹事長(現維新の党共同代表)ら14人が離党したのに続き、江口克彦最高顧問も今年7月に離党するなど、分裂が続いた。
党支持率が低迷する中、残った20人の中でも、民主や維新との連携を強める浅尾氏と与党に近い渡辺氏の亀裂が深まる一方、両氏から距離を置く議員が増加し、党内が三つに割れていた。
浅尾氏は解党に抵抗していたが、両氏から距離を置く松田公太参院議員らから18日、解党を求める署名を過半数(11人)集めたとして解党を迫られ、党存続を断念した。
みんなの所属議員は役員会後、「対立にもう嫌気がさした」「今は選挙のためのビラも作れない。あいまいだったツケが最悪の形で出た」などと不満を口にした。渡辺氏は「支持者らへの裏切り行為で解党に徹底的に反対する」と述べた。
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http://mainichi.jp/select/news/20141119k0000m010064000c.html
野党再編:衆院選前は困難…若手の新党の動き広がらず
毎日新聞 2014年11月18日 20時02分(最終更新 11月18日 20時47分)
みんなの党の解党が確定的になり、野党再編に向けた動きは急速にしぼんだ。民主など野党5党の若手には、なお新党結成を模索する動きがあるものの、衆院選前の再編は極めて困難な状況だ。
維新の党の橋下徹共同代表は4日、前原誠司、細野豪志、野田佳彦各氏らの名前を挙げ、「民主党の閣僚経験者が旗を振れば、維新もみんなも次世代も集まる。(民主を)飛び出して新党を作ってほしい」と呼びかけた。
ただ、想定外の早期解散ムードに民主党内が結束。新党の顔を期待された前原氏は「民主党を中心とした再編をすべきだ」と述べ、新党構想を否定した。
再編を目指す野党の若手は18日、国会内で会合を開いた。民主党の玉木雄一郎衆院議員は「時間的・技術的制約があるのであらゆる可能性を探る」と語ったが、再編に向けた動きは広がっていない。【村尾哲】
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http://mainichi.jp/select/news/20141118k0000e010233000c.html
衆院選:橋下氏の出馬濃厚 公明の都構想拒否で
毎日新聞 2014年11月18日 15時00分(最終更新 11月18日 15時46分)
橋下徹・大阪市長(維新の党共同代表)が、衆院解散・総選挙の場合、市長を辞職して衆院選に立候補する可能性が高まった。看板政策の大阪都構想を巡り、公明党との関係修復が困難になったためで、都構想を国政から進め、状況を打開する狙いがあるとみられる。その場合、松井一郎・大阪府知事(維新幹事長)も知事を辞職して、ともに衆院選に立候補する見通し。橋下氏は大阪3区、松井氏は大阪16区から立候補予定で、公明幹部の現職と対決することになる。
維新は法改正による都構想実現を目指す公約作りに着手した。一方、市議会の公明、自民、民主系、共産の4会派は18日、橋下氏が出馬した場合、統一候補を擁立し、維新の後継候補と対抗する方針を確認した。
大阪都構想は、公明など他党の反対で大阪府・市両議会が否決。橋下氏らは公明側に都構想の是非を問う住民投票実施まで協力するよう求めていたが、公明は「議会で都構想議案を否決した重みは大きい」と拒否する方針を決めた。橋下氏周辺は「公明との話し合いが駄目なら出るだろう」と語り、当初は出馬に慎重だった維新幹部も「2人とも出馬意欲は強く、止められない」と話した。
ただし、両氏とも任期を約1年残しているだけでなく、橋下氏は今年3月に出直し市長選で再選されたばかりで、「投げ出し」との批判は避けられない。
維新は2012年衆院選で、公明から都構想への協力を得る代わりに、公明候補のいる大阪・兵庫6選挙区で維新候補を立てない選挙協力をしたが、今年1月、決裂。橋下氏が公明の対応を「裏切り」と批判し、今月15日、大阪市内の街頭演説では「都構想実現のため、公明党の議席を奪うしかない」と発言していた。
大阪3区は大阪市住吉区、西成区などで、公明党大阪府本部代表の佐藤茂樹氏が、大阪16区は堺市堺区などで、公明党副代表の北側一雄氏が、それぞれ立候補予定。【熊谷豪、重石岳史】
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141118/k10013297181000.html
橋下市長 大阪3区の維新の党支部長に
11月18日 18時40分
維新の党は、共同代表を務める大阪市の橋下市長が、大阪都構想への公明党の対応次第では、衆議院選挙に立候補する考えを示していることを踏まえ、18日、橋下市長を公明党が議席を持つ大阪3区の支部長とする届け出を、大阪府選挙管理委員会に行いました。
維新の党の共同代表を務める大阪市の橋下市長は、大阪府と大阪市を統合して再編する「大阪都構想」を巡って対立する公明党の対応しだいでは、衆議院選挙で、公明党が議席を持つ大阪の選挙区にみずから立候補する考えを示しています。
これを踏まえ、維新の党は、橋下市長が立候補する場合の準備を進める必要があるとして、18日午後、橋下市長を公明党の議員が選出されている大阪3区の支部長とする届け出を、大阪府選挙管理委員会に行いました。
また、橋下市長と行動を共にする考えを示している党の幹事長を務める大阪府の松井知事も、公明党の議員が選出されている大阪16区の支部長とすることを届け出ました。
橋下市長と松井知事は、衆議院選挙に立候補するかどうか、今週中にも判断するとしています。
橋下市長「すべては僕の心の中に」
大阪市の橋下市長は、18日夜、記者団に対し「どういう判断をしたとしても、きちんと対応できるように準備しておくのが僕のやり方だ」と述べました。
そのうえで、橋下氏は衆議院選挙に立候補するかどうかについて、「間に合うまでの間に判断する。すべては僕の心の中に基準がある。これからよく考える」と述べました。
また、橋下氏は大阪都構想について、「すべてやれる範囲でやっていると思う」と述べました。
そして、記者団が「都構想で積み残したことはないのか」と質問したのに対し、橋下氏は「ない」と述べました。
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http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20141118155920
村井前衆院議員が引退表明 非自民候補支援へ
(2014年11月18日 18時59分)
民主党県連から富山1区への出馬を要請されていた村井宗明前衆議院議員が18日、富山市内で会見し、次の衆議院選挙には出馬せず、富山1区の非自民統一候補の支持にまわることを表明しました。
「この身を投げ打って野党結集。富山1区をひっくり返す」(村井宗明氏)
村井宗明氏は18日の会見でこう述べ、今後、選挙には立候補せず、引退する考えを示しました。そのうえで、民主党政権のときに比べて国内総生産が4・4兆円減ったとして、自民党政権を倒すために全力をあげることを強調しました。
村井宗明氏は、民主党職員などを経て2003年の衆議院選挙に民主党公認で立候補しました。2009年までに比例復活も含めて3回連続当選しましたが、おととしの選挙で落選しました。
現在は東京のIT会社に勤務し、民主党県連からは次の衆議院選挙で富山1区に公認候補として出馬するよう要請されていました。
次の衆議院選挙では、民主党と維新の党の党本部が候補の競合によって共倒れしないよう、すみ分けを図ることにしています。
しかし、村井氏は、党本部主導の選挙区調整が今回の短期決戦では難しいとの見解を示しました。
村井氏の引退表明を受けて、民主党の候補者選考は振り出しに戻りました。「残念。ほかの候補をさがす」「維新の候補者を応援できるかは党本部とも協議する」(民主党県連・高田代表)
民主党県連は午後6時から選挙対策会議を開き、対応を協議しています。
衆議院・富山1区には、自民党・現職の田畑裕明氏の出馬が確実なほか、元県議の吉田豊史氏が出馬する意向を示し、維新の党に公認申請しています。また、共産党県委員会が19日にも候補者を発表する方針です。
1強多弱といわれる政治情勢の中、富山1区で非自民・非共産勢力が結集するかどうか、注目されます。
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ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141118/plt1411181830009-n1.htm
財務省OB22議員当落は? 自民、増税派の野田毅氏を「見せしめ」非公認か (1/2ページ)
2014.11.18
大蔵・財務OB議員 当落予測【拡大】
安倍晋三首相は18日夜、記者会見を開き、消費税再増税を先送りし、衆院解散・総選挙に踏み切ることを表明。7〜9月期のGDP(国内総生産)速報値が2四半期連続のマイナス成長になったことを踏まえ、国民の信任を得て、民主党政権以来の増税路線を転換し、景気対策を最優先させる構えだ。こうしたなか、官邸サイドが「税調のドン」であり、増税派を率いる自民党の野田毅税制調査会長(73)の公認を見送るよう、党執行部に働きかけていることが分かった。
「『天気晴朗なれど波高し』という状況かもしれない」
安倍首相は17日夜、3カ国歴訪から帰国後、都内で開かれた公明党結党50周年の「感謝の集い」に駆け付けた。あいさつのなかで、アベノミクスの現状について、こう語った。
「天気晴朗…」は、世界の海戦史上に残る一方的勝利となった日露戦争の日本海海戦直前、連合艦隊が大本営に宛てた電文の一節だ。選挙戦に挑む心境が伝わった。
安倍首相は前出のあいさつで、GDP速報値について「残念ながらいい数字ではない」との認識を示した。同時に「われわれは長く続いたデフレから脱却するチャンスをつかんだ。これを手放すわけにはいかない」と語気を強め、再増税延期を強く示唆した。
国民に増税路線の転換を問う選挙日程は、「12月2日公示−14日投開票」で実施される。衆院を解散する本会議は、地方の活力を引き出す地方創生関連法案を成立させるため、21日となる。
与野党議員が走り出すなか、驚くべきニュースが飛び込んできた。
官邸サイドが、今回の衆院選で「税調のドン」として君臨する野田氏の衆院熊本2区での公認を見送るよう党執行部に働きかけているというのだ。野田氏が衆院の「73歳定年」という党の内規に抵触するため、比例代表から立候補できないことを理由に挙げているという。
ただ、大蔵省OBである野田氏は、財政規律に固執する財務省と歩調を合わせて再増税を一貫して求めてきた。衆院解散論が浮上した後も、「国民から理解されるような大義が提示されないと、とんでもないしっぺ返しを受けることもあり得る」などと、公然と批判していた。
官邸サイドは以前から、「予算編成権を握る最強省庁・財務省と、永田町の増税派が結託して、経済情勢を無視して再増税を断行させるため抵抗している」と強い不快感を持っていた。このため、野田氏を「見せしめ」にして、財務省や増税派を牽制する意図もあるとみられている。
かつて、自民党税調会長は絶対的な権力を持ち、山中貞則会長時代は「総理大臣よりも影響力を持つ」といわれた。野田氏周辺は「熊本2区で出るのは当然だ」と反発しているという。
さて、野田氏を筆頭に「増税派」というイメージが強い、大蔵・財務省OBの衆院議員の選挙情勢を探ってみた。与野党22人いるが、野田氏が熊本2区で出馬するとして、落選危機はたった3人という圧倒的強さなのだ=別表。
分析・予測した政治評論家の浅川博忠氏は「官僚出身議員でも、大蔵・財務省OBは別格だ。再増税先送りは逆風にならない。逆に、景気回復への期待が追い風になる」といい、こう続けた。
「地方に行けば行くほど、同省OBは『予算を引っ張ってきてくれる』として期待されている。選挙区ではまず、地元の金融機関が応援する。さらに、金融機関と取引がある地元企業もこれに加わる。こうした構図は、与党も野党もあまり関係ない。極めて裾野が広い。安倍首相は『景気回復を優先する』として再増税を先送りする。有権者は『景気回復』という言葉に弱い。今回の解散・総選挙は、同省OBにとって追い風だ」
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/575136.html
民主・三井氏が不出馬 衆院選・道2区(11/18 18:17)
民主党道第2区総支部代表の三井辨雄(わきお)元厚生労働相(71)は17日、次期衆院選で道2区(札幌市北、東区)に立候補しない意向を固め、同総支部幹部に伝えた。体力面での不安が理由で、18日の同総支部常任幹事会で表明して了承される見通し。
三井氏は17日、北海道新聞の取材に、来月14日投開票とみられる衆院選について「断腸の思いだが、真冬の選挙を戦い通せるか体調面、体力面で不安が出た」と述べた。三井氏の意向を聞いた同総支部の幹部も「今でも期待する声はあるが、本人の意志は固い」として了承する考えを示した。
三井氏は札幌市出身。2000年の衆院選比例代表道ブロックで民主党から初当選した後、03、05、09年の衆院選道2区で自民党候補を下し、当選4回。12年衆院選では、現職の厚労相として臨んだが、同党候補に敗れ、比例復活当選も果たせなかった。
道2区をめぐっては元農水政務官の松木謙公氏(55)の立候補も取りざたされている。松木氏は、同区から出馬したことがある。
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千葉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk12010165000c.html
衆院選:野党が候補者調整 8区、太田氏出馬意向 /千葉
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
次期衆院選で野党各党が競合して共倒れすることを防ぐため、県内13選挙区でも候補者の調整が進んでいる。関係者の話を総合すると、千葉8区では、維新の党から前衆院議員の太田和美氏(35)が出馬の意思を固め、民主党などが擁立を見送る方向で協議。13区では民主党の現職、若井康彦氏(68)=比例南関東ブロック=が立候補し、維新やみんなの党は候補者を擁立しない方針で、その他の区でも調整が行われているという。ただ、急速な候補者調整に対し、地元議員などの反発もあり、流動的な面もある。共産党は全13区に擁立する方針だ。
【岡崎大輔、野原大輔、橋本利昭】
太田氏は柏市出身。2005年3月の県議補選(松戸市)に民主党から立候補して初当選。06年衆院千葉7区補選で初当選し、09年衆院選では福島2区に転出して再選された。小沢一郎衆院議員(生活の党代表)らと共に民主を離党すると、前回衆院選は小沢氏らが率いた日本未来の党から立候補し落選。昨年の参院選では生活から千葉選挙区で出馬し落選した。その後、維新の勉強会などに出席するなどしていたという。
民主は8区では前職の松崎公昭氏(71)が引退を決意し、候補者が不在となっていた。そのため、維新などと候補者調整を進める党本部の意向で、地盤がある8区からの出馬を希望していた太田氏に譲る形になるとみられる。ただ、「太田氏は離党した裏切り者」(県連関係者)として地元の反発は強い。17日には県選出国会議員が党本部に対し、県議の擁立を求めるなど難航している。
一方、民主は、3区で元衆院議員秘書の青山明日香氏(32)、5区で前職の村越祐民氏(40)を擁立する方針をそれぞれ固めた。両区では維新などが候補者を立てない方向で調整しているという。両氏とも前回衆院選で出馬し落選した。また、11区では生活の前職の金子健一氏(57)が出馬する意向。同区で共産、生活以外の野党が候補者を擁立する動きは今のところない。
また、13区を巡っては、前回衆院選で若井氏と同様、同区で落選し比例復活当選した維新の椎木保氏(48)については近畿地方の選挙区での出馬を調整している。みんなは擁立しない方針。
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埼玉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk11010229000c.html
衆院選:9区民主新人の鷲巣氏出馬断念 「体調不良」 /埼玉
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
次期衆院選で埼玉9区(入間市など)から立候補を表明していた民主党新人の元読売新聞記者、鷲巣真大氏(28)が出馬を断念したことが17日、わかった。民主党県連によると、さいたま市浦和区で同日開かれた常任幹事会で報告された。鷲巣氏は毎日新聞の取材に「体調不良のため断念せざるを得なかった。戦える状況ではない」と話した。【川畑さおり】
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北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk01010238000c.html
衆院選:自公協力の象徴、道10区 駆け引き活発化 自民支部擁立の構えも /北海道
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
衆院解散・総選挙が近づく中、自民・公明による選挙協力の象徴とされる衆院道10区(空知、留萌管内など)をめぐり、駆け引きが活発化してきた。前回2012年の衆院選では、自民が候補擁立を見送り公明が小選挙区での初の議席を手にした。今回は自民の地元支部が、所属する比例代表道ブロックの現職を擁立する構えを見せており、一筋縄では行きそうにない。【袴田貴行、小川祐希、吉田競】
■支部長選出を
自民党道連10区支部に所属する現職は、前回の衆院選で初当選した渡辺孝一氏(56)。支部長代行の釣部勲道議は14日、毎日新聞の取材に対し「今回は『選挙区』で立候補の考えだ。22日に役員会を開き、渡辺氏を10区支部長に選出して党本部に願い出る」と明らかにした。
岩見沢市長を3期務めた渡辺氏は前回、10区からの出馬を表明。支部も党本部に公認申請する方針だったが、当時比例道ブロックで現職だった公明の稲津久氏(56)も立候補する意向を表明していたため、党本部同士の調整で「稲津氏が10区、渡辺氏は比例道ブロックで単独1位」と決定。選挙協力が順調に進み両氏とも当選した。
■無所属出馬?
自民が歴史的勝利を果たした前回と異なるのは、今回が「大義なき解散」とも言われ追い風が期待できないとの見方もあることだ。
そうした中、渡辺氏側が小選挙区への出馬を模索するのは、「初出馬だった前回以上に後援会組織が出来上がっている」(自民道連幹部)こともあるとみられる。また、現段階では比例単独1位に登載されるとの保証がないため、比例単独に回ったとしても下位だった場合は当選がおぼつかなくなってくる。
ただ、現状では党本部が渡辺氏の支部長就任を認める可能性は少ない。別の道連幹部は「もし(渡辺氏の)比例の順位を下げたら無所属で出るんじゃないか。そうなれば公明党との選挙協力もぐちゃぐちゃになって、影響は全国に及ぶかもしれない」と危機感を募らせる。
■揺さぶり?
混乱も予想される10区の候補者選考。道連10区支部のある幹部が思い出すのは、05年の郵政解散・総選挙だ。その時は、現職の山下貴史氏が党の公認を得られず、無所属で立候補して落選。党が擁立した元東京都職員の女性候補は比例道ブロックで復活当選した。幹部は「山下氏への締め付けを思い出せば、渡辺氏が無所属で出馬するなんてあり得ない。前回同様に比例で1位を確保するための揺さぶりではないか」と推し量る。
ある関係者は「(公明に)不義理なことをすると全体に迷惑がかかる。答えを待つしかない」ともどかしそうな表情を浮かべた。
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宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk04010119000c.html
衆院選:「次世代」「みんな」合意 県内選挙区で協力 /宮城
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
次期衆院選について、次世代の党とみんなの党が県内選挙区で選挙協力することで基本合意した。次世代の中野正志県連会長とみんなの和田政宗県総支部長が17日、それぞれ取材に対して明らかにした。次世代は候補予定者1人を内定し、みんなも衆院解散後に候補者の公募を始める方針だ。
ただ、みんなは党本部が民主党と選挙協力の協議をしており、中央と「ねじれ」が生じる可能性もある。県内では民主と維新の党が選挙協力する方針を打ち出している。
中野氏は17日記者会見し、「小選挙区と東北ブロックの重複立候補者を1人内定した」と発表、18日にも党本部が正式決定するとした。選挙区は未定だが、中野氏が5回出馬し、地盤のある2区の可能性が高いという。東北6県の選挙区に擁立する候補者の公募も始めた。
中野氏はみんなとの選挙協力について「できれば統一候補にしてパワーの分散を防ぎたい。理念政策はおおむね一致している」と強調。和田氏も「県内で候補者を立てることになれば、選挙区を調整し、互いに選挙戦の支援もすることになる」と述べた。党本部が模索する民主との選挙協力については「考え方が違いすぎ、協力はあり得ない」と否定した。【百武信幸】
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静岡
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk22010021000c.html
選挙:次期衆院選 野党の候補調整難航 民主・維新 一本化、着地見えず /静岡
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
19日にも衆院解散が予想され、総選挙に向けた動きが本格化する中、自民党の対抗馬同士の競合を避ける民主党、維新の党の候補者調整が県内でも難航しそうだ。民主は17日、県内全8区のうち候補者未定だった7区(浜松市西、浜北区など)、8区(同市中区、東区など)での擁立方針を確認。一方の維新も出馬に意欲的な現職らを抱え、着地点は見えていない。【平塚雄太、西嶋正信、立上修】
民主県連は同日の常任幹事会で、2区に元環境省職員の松尾勉氏(30)を擁立する方針を正式決定し、1〜6区の候補予定者が決まった。細野豪志・県連会長は「全区で戦える体制を整える」と、残る7、8区でも独自候補を擁立する考えを明らかにした。
候補予定者となる両区の総支部長は前回落選後に退任し、実質不在となっている。
維新には前回比例復活した1区の小池政就氏、3区の鈴木望氏の現職2人のほか、8区には新人の源馬謙太郎氏がいる。
1、3区は既に候補予定者が両党で並立した状態で、民主県連によると、党本部で調整中という。
8区は県連として重点区としてきた経緯があり、競合を前提に擁立を進めるという。
細野会長は「自民党に代わり得る選択肢として弱くなる。(候補は維新との)一本化が望ましい」としながらも「比例の票を掘り起こすことも重要」と、8区での擁立の意義を説明した。人選は最終段階に入っているとしたが、公表時期は「できるだけ早めに」と述べるにとどまった。
維新県総支部代表でもある小池氏は「一本化は望ましいが私は当事者であり、気にかかるところもある。有権者目線に立った時に(一本化する)意義がどのくらいあるか」と慎重な姿勢を示した。
全敗した前々回(09年)から前回は六つの区で議席を獲得する復調を見せた自民党のある陣営は、「与党とはいえ逆風は感じない。野党の候補者調整も一筋縄ではいかないだろう」と余裕を見せた。
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滋賀
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk25010428000c.html
衆院選:嘉田・前知事が不出馬を明言 /滋賀
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
前知事の嘉田由紀子・びわこ成蹊スポーツ大学長が17日、県庁で報道陣の取材に答え、「(総選挙での)出馬は考えていない」と明言した。自らが代表を務める政策集団「チームしが」についても、「国政には直接は関わらない」と述べた。
嘉田氏は12月に総選挙が行われることが確実となっていることについて、「突然だ。行政も企業も大変な時期で忙しくなる。『なぜ今解散なのか』を、安倍晋三首相は国民に説明すべきだ」と疑問を投げかけた。一方、かつての盟友、橋下徹・大阪市長が立候補へ意欲を見せていることについて、「えらく前のめり。びっくりした」と話した。
嘉田氏はこの日、県庁で三日月大造知事に面会し、大学と県の連携強化について話し合った。【加藤明子】
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福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk18010318000c.html
選挙:次期衆院選 初の2小選挙区 加速する候補者調整 自民、1人が比例へ 党本部の決定待ち /福井
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
◇民主・維新、協力を模索 共産も擁立検討
安倍晋三首相が衆院を解散する見通しとなった。次期衆院選は、1票の格差を是正するため全国で小選挙区を五つ減らす「0増5減」が実施され、県内の選挙区は従来の3から2に減って初めての選挙となる。このため県内各党は、候補者調整など選挙戦に向けた準備を加速させている。【山衛守剛】
県内の旧小選挙区は、▽旧1区が福井市の大部分と永平寺町▽旧2区が大野、勝山、あわら、坂井、鯖江の各市など▽旧3区が越前市の一部(旧武生市)と福井市の一部、嶺南地域など−−だった。これが、▽新1区=福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町の5市1町▽新2区=敦賀市、小浜市、鯖江市、越前市、池田町、南越前町、越前町、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町の4市7町−−へと再編された。
旧3区はいずれも自民党の、▽1区=稲田朋美氏▽2区=山本拓氏▽3区=高木毅氏−−の3氏が議席を占めている。次期選挙では3氏とも小選挙区での出馬を希望しているため候補者調整が必要。調整は党本部に一任されており、1人は比例代表(北陸信越ブロック)に回るとみられる。
新1区に関しては、福井市を地盤とする稲田氏が擁立される公算が大きく、新2区は越前市や鯖江市など丹南地域を基盤とする山本氏か、嶺南地域を基盤とする高木氏のいずれかとなる見通し。小選挙区と比例代表の候補者を選挙ごとに交代させる「コスタリカ方式」も含めて検討が進んでいる。自民党県連によると、党本部の正式決定はまだという。
一方野党側では、民主党県連代表で前職の糸川正晃氏が、昨年12月の党常任幹事会で既に新2区の公認候補に内定。新1区に関しては、前職の笹木竜三氏が昨秋に党本部に公認申請したが承認されておらず、他党との選挙協力も含めて模索している。
また、維新の党は県総支部代表代行の鈴木宏治氏が新1区からの出馬の意向を示しているが、新2区は未定。民主と維新の両党間では、選挙協力を巡る協議も進められており、鈴木氏は「(1区と2区で民主と)すみ分けをすることになるのでは」と話している。この他、共産党が候補者擁立を検討中だ。
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徳島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141118ddlk36010551000c.html
衆院選:仁木・元衆院議員が出馬へ 新1区、民主公認で /徳島
毎日新聞 2014年11月18日 地方版
民主党の仁木博文元衆院議員(48)が、来月にも実施される衆院選に、徳島新1区から党公認で立候補する意向を固めたことが17日、分かった。新1区の民主党候補を巡っては、衆院議員を6期務めて前回1区で落選した仙谷由人元官房長官(68)と、09年に3区から出馬して比例復活当選で1期務めた仁木氏が、共に立候補の意向があるとされ、候補者選定の行方が注目されていた。
民主党県連は18日にも、仁木氏の擁立を正式決定する見通し。関係者によると、両氏は15日に県内で会談し、仙谷氏が立候補の意向を取り下げた。仙谷氏は政界引退も含め、18日に後援会関係者らと協議する予定。
仁木氏は毎日新聞の取材に対し、「徳島にはアベノミクスの恩恵を受けている人は少ない。野党として対抗軸を示せる人物が必要との声もあり、出馬するチャンスだと思う」と話した。
衆院小選挙区の1票の格差を是正する「0増5減」で、次の衆院選から徳島は定数が3から2に減り、区割りが変更される。新1区には、自民党が現職の後藤田正純氏(45)の擁立を既に決めている。【立野将弘】
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http://www.asahi.com/articles/ASGCK6675GCKOIPE024.html
減税日本の河村代表、前回衆院選並みの擁立断念
2014年11月17日21時16分
地域政党・減税日本代表の河村たかし名古屋市長は17日、年内に衆院解散・総選挙がある場合の候補者擁立について「(立候補の希望が)ないわけじゃないが、なかなか難しい」と語った。2012年の前回は東海3県で減税系候補は十数人にのぼったが、今回は大幅に減りそうだ。
減税は前回衆院選では日本未来の党に合流。減税によると、東海3県で未来の小選挙区候補16人のうち12人、愛知県では13人のうち10人は減税系だった。ただ、今回は連携する政党がなく、準備期間も短いことから、減税幹部は「前回並みはあり得ない」と語る。
河村市長は、前回に減税の佐藤夕子・前衆院議員が出て約6万票を取った愛知1区の対応は「ややこしい話なので」と語るにとどめ、自身の出馬についても「真面目に市長としての仕事をやっている」としながら明言を避けた。
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福島
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141118_61003.html
<解散風>福島5区 今回も自民公認争い?
福島県知事選の個人演説会で顔をそろえた坂本氏(前列左端)、吉野氏(右から2人目)、吉田氏(右端)。戦いの構図はどうなるのか=10月18日、いわき市
衆院解散・総選挙を前に、福島5区で今回も自民党の公認争いが繰り広げられている。順当なら現職で5区支部長の坂本剛二氏(70)に落ち着くが、もともと5区で戦ってきた比例中国の現職吉野正芳氏(66)が「今度こそ古里で名前を書いてもらう」と強い執念を見せる。比例での処遇を含め、党本部がどんな決着を図るのか。地元関係者は固唾(かたず)をのんで決定を待つ。
吉野氏は16日、いわき市川前地区の催しに足を運んだ。住民に「先生、今度の選挙どうするの」と聞かれると、「ここ(5区)から出るわい。当たり前だっぺ」と笑顔を振りまいた。
共にいわき市が地元の吉野、坂本両氏は2000年から3回、コスタリカ方式で5区と比例に交互に出馬した。同方式が解消された09年は坂本氏が5区に立ち、落選。吉野氏は福島3区で敗れ、比例で復活当選した。
前回12年も吉野氏は5区出馬を熱望したが、党は坂本氏を選択。比例東北での優遇が難しいため、吉野氏を安倍晋三総裁の地元、比例中国に回す「裏技」で当選させた。
吉野氏はその後も専ら福島で活動し、小さな催しにも顔を出してきた。5区はいわき市と福島第1原発事故で多くが避難区域の双葉郡が選挙区。吉野氏は「原発、被災地のことを最も知るのは私だと、党本部に訴える」と力を込める。
自民党が最も恐れるシナリオは、吉野氏が公認争いに敗れ、無所属で出馬する分裂選挙だ。吉野氏は「最後に5区で出馬した05年から9年がたち、支持者にマグマがたまっている。公認が前提で、仮定の話はできない。その時はその時の状況で判断する」と語る。
一方の坂本氏は「支部長が公認を得るのは当然。吉野氏がどんな選択をしようと、やることは同じだ」と準備を急ぐ。民主党は前回坂本氏に敗れ、比例で復活した吉田泉氏(65)が選挙区の議席奪還を狙う。
いわき市の自民党関係者は「分裂すれば吉田氏が浮かび、共倒れしてしまう。吉野氏の5区へのこだわりは強いが、普通に考えれば現実的ではない」と指摘。「党本部が公認から漏れた方を比例でどう処遇するかが、焦点。内容次第では、状況が大きく変わる可能性もある」と解説する。
前回、自民党本部が5区の候補者を坂本氏に決めたのは公示1週間前、吉野氏が決定を受け入れたのは5日前だった。
吉田氏は「2人とも出馬してくれれば一番いいが、そうはならないだろう。公認争いで公示直前まで相手が決まらないのは毎回のこと。淡々と準備するだけ」と話す。
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栃木
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141118/1782104
みんなの党・柏倉氏、栃木2区から出馬希望 民主との選挙区調整認める
11月18日 朝刊
みんなの党の柏倉祐司衆院議員は17日、来月14日の投開票が有力視されている衆院選への対応に関し、交流サイトのフェイスブックで「現在の(栃木)2区で出馬したいと党執行部に伝え、調整をお願いしている」と明らかにした。
柏倉氏は「みんなの党と民主党との間で選挙区調整が行われているのは事実」とした上で「朗報を待っている」と記している。
民主党では同じ栃木2区で現職の福田昭夫氏が立候補を予定している。
取材に対し柏倉氏は「党幹部から、これから調整になると伝えられた。2区から出たい意向も伝えた」と自身が調整対象になっていることを認めた。
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沖縄
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91024
衆院選へ動き加速 沖縄県内予想の顔ぶれ
2014年11月18日 08:29
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安倍晋三首相が18日にも衆院解散を表明する意向を固め、沖縄選挙区でも、現職7氏が選挙準備に乗り出すとともに、新たな候補者を擁立する動きが加速している。16日の知事選で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長雄志氏(64)が当選した影響は大きく、全国的な争点になる消費増税だけではなく、普天間問題でも激しい論戦が繰り広げられる見込みだ。県政を失い痛手を負った自民は現職4議席の死守を目指す。現職議員を擁立する社民、共産、生活も支持拡大に力を入れる。普天間の県内移設断念を政府に求める「建白書」の実現を掲げ、翁長氏を勝利させた勢力の動向が選挙戦の大きな目玉になりそうだ。
■1区 自民、態勢立て直し
2012年衆院選の沖縄1区で当選した国場幸之助氏(41)=自民=が2期目に挑戦する。国場氏の選挙を支えてきた那覇市議の一部が知事選の対応をめぐり、自民を離れた。態勢の立て直しと、自公共闘の維持が課題になる。
前回選挙区から出馬し、比例で復活した赤嶺政賢氏(66)=共産=は知事選で新県政を誕生させた建白書勢力との協力を視野に入れる。共産党県委員会関係者は「原則は選挙区と比例の重複だが、知事選での枠組みも大切だ」として比例単独に含みを残す。
民主党県連は連合沖縄や建白書勢力との協力関係構築が最優先とし、特定の候補は決まっていない。ただ、今後の協議で県連代表の花城正樹氏(36)を擁立する可能性もある。
知事選で敗れた元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)の国政復帰を待望する声もある。前民主党県連代表の喜納昌吉氏(66)は1区か3区で検討している。
■2区 保革の一騎打ちか
前回衆院選、革新勢力で唯一選挙区を勝ち抜いた現職の照屋寛徳氏(69)=社民=が立候補する。知事選に続き争点化される見込みの普天間飛行場返還問題などを中心に訴え、これまで築いた基盤を生かして衆院5選を目指す。
前回、比例復活した現職の宮崎政久氏(49)=自民=は選挙区でのリベンジに挑む。革新地盤とされる2区で、自民の協力関係にある宜野湾市、浦添市の両市長との連携を図り、県議や市町村議員と運動を展開する見通しだ。
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■3区 現職2氏に新顔か
現在1期目の比嘉奈津美氏(58)=自民=の出馬が既定路線となっている。出身の沖縄市で今年5月の市長選で自公による桑江朝千夫新市長を誕生させており、市政交代の勢いを衆院選に生かすとみられる。
比例当選の玉城デニー氏(55)=生活=は選挙区で3選を狙う。社民など知事選を同じ枠組みの中で戦った政党などとの協力を視野に入れている。
維新の会県総支部は独自候補擁立を含めて対応を検討。党本部から候補者擁立の指示が出た場合には、元金武町長で実績や知名度がある儀武剛氏(53)の名前が上がりそうだ。
■4区 現職に対抗馬模索
自民党県連会長で現職の西銘恒三郎氏(60)が立候補する。9月の第2次安倍改造内閣では県出身議員で初めて総務副大臣に就任。国土交通政務官などの実績をアピールし、4期目を目指す。
これに対し、知事選で翁長氏を支援した建白書勢力は独自候補の擁立を摸索している。県商工会連合会会長で、「建白書の実現を求める島ぐるみ会議」の発起人に名を連ねた照屋義実氏(67)の擁立が取りざたされている。経済界とのパイプも太く、知事選選考でも一時、野党から名前が挙がった。南部の首長で唯一、翁長氏支援に回った南風原町長の城間俊安氏(66)を推す声もある。
■県内政党、枠組み議論に熱
年内実施が濃厚となっている衆院の解散総選挙に向け、県内政党も動き始めた。現職7人の擁立はほぼ確定。自民党と公明党は知事選で崩れた協力体制を維持できるのか、翁長氏を支援した県政野党の「建白書勢力」は議席増を狙うのか。各党の選挙協力や枠組みの議論が加速しそうだ。
自民党県連(西銘恒三郎会長)は17日に国会議員でつくる「かけはしの会」や一部役員が協議。1〜4区で支部長を務める現職4氏の出馬がほぼ確実だ。18日の県連役員会で再度対応を話し合う。社民党県連(新里米吉委員長)は2区で現職の照屋寛徳氏を擁立する。19日の執行委員会では空白となっている4区の対応なども協議する。
公明党県本部(糸洲朝則代表)は17日現在で協議の場などは未定だが「選挙区は自民、比例は公明」との選挙協力は従来方針で対応するとみられる。共産党県委員会(赤嶺政賢委員長)は前回1区で出馬し、比例当選した赤嶺氏を擁立する。全選挙区での候補者擁立が原則だが、18日の常任委員会で赤嶺氏を前回同様に比例と選挙区の重複とするかなど議論する。
そうぞう(當間盛夫代表代行)は前代表で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏の衆院選擁立も視野に入れ、協議する。維新の会県総支部(儀間光男代表)は週内にも会議を開き、候補者擁立も視野に入れた対応を協議する。
社大党(糸数慶子委員長)は知事選を戦った建白書勢力との協力を確認。今後、他党や候補者擁立の状況を注視する。民主党県連(花城正樹代表)は17日の常任幹事会で選対本部を設置。「反自民」の政治姿勢の下、連合沖縄や翁長県政を誕生させた県内政党との協力を最優先としている。
生活の党県連(玉城デニー代表)は16日に選対本部準備会を開き、前回比例で当選した現職の玉城氏を3区で擁立する方針を確認した。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141117-OYS1T50034.html?from=sytop_main7
衆院福岡1区、民主が山本前議員擁立へ
2014年11月17日
民主党福岡県連は17日、次期衆院選の福岡1区に、前衆院議員の山本剛正氏(42)を擁立する方針を固めた。持ち回りの常任幹事会で承認し、党本部に公認申請する。党本部で近く正式に決定する見込み。
福岡1区は、松本龍・元復興相が2012年の衆院選で落選し、次期衆院選への不出馬を表明している。民主党県連は当初、山本氏を福岡4区に擁立する予定だったが、同区で候補を擁立する予定の維新の党との選挙協力に向けて調整を進めていた。
山本氏は09年の衆院選で福岡8区から立候補し、自民党の麻生副総理に敗れたが、比例で復活当選。12年は議席を得られなかった。読売新聞の取材に対し、「与えられた選挙区で民主党の議席を取り戻すために頑張りたい」と語った。
2014年11月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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滋賀
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014111800401
滋賀3区に守山市議=民主県連
民主党滋賀県連は18日、次期衆院選滋賀3区の公認候補として、同県守山市議の小川泰江氏(51)を党本部に申請することを決めた。同区の支部長は、衆院議員だった三日月大造氏が滋賀県知事に転身したため空席となっていた。 (2014/11/18-12:23)
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静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141118/CK2014111802000100.html
民主県連「全区に候補」方針
◆静岡2区には松尾氏内定
総選挙に向けて候補者擁立を急ぐ考えを示す細野県連会長(左から2人目)=17日午前、静岡市葵区で
写真
民主党静岡県連は十七日の常任幹事会で、衆院選に向け、候補者が不在の静岡7、8区を含む全選挙区で独自候補擁立を目指す方針を確認した。支持母体の連合静岡の池冨彰会長も同日、県連会長の細野豪志衆院議員(静岡5区)らと会い、独自候補の擁立を要請。党本部レベルで進む維新の党との選挙協力が県内で実現するかが焦点となる。
非公開の常任幹事会では榛葉賀津也参院議員を選対本部長に選任。静岡2区の候補予定者となる同区支部長に元環境省課長補佐の松尾勉氏(30)を内定した。
終了後の会見で細野氏は「今週中にも解散するという情勢だが、民主党として全選挙で戦い抜く」と強調。維新の新人候補と競合する可能性がある静岡8区についても「民主党にとって非常に重要な選挙区。比例票の掘り起こしも必要で、独自候補を立てたい」と訴えた。一方、臨時国会を通じた与党との論戦で野党側の足並みがそろってきたことに触れ「1、3区は民主党の二人の元職が野党の統一候補としてふさわしい」と述べた。
池冨会長は取材に「民主党が全選挙区に候補を立て、連合が全力で支援することを約束した。統一地方選も見据え、組合員に分かりやすい選挙戦を望む」と話し、維新候補への応援に難色を示した。
一方、静岡1区からの出馬を模索する維新の党県連会長の小池政就衆院議員(比例東海)は中日新聞などの取材に「候補一本化は党の方針や交渉を見守りたい。有権者目線でどの程度意義があるか考えている」と説明。「私は選挙区で戦いたいが、政策理念が第一だ」と話した。
(石原猛)
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http://www.news24.jp/nnn/news86222127.html
民主が愛知6区に森本和義さん擁立
(愛知県)
■ 動画をみる
衆院選の候補者調整を行っている民主党は、愛知県の春日井市、小牧市、それに犬山市を含む愛知6区に、元衆議院議員・森本和義さんを擁立することを決めた。森本さんは2009年に愛知15区から立候補して初当選。前回は落選していた。森本さんは選挙区を移ったことについて、会見で「高校まで春日井市在住でもう一度チャレンジしたいと思った」と話した。愛知6区には、自民党の現職・丹羽秀樹衆議院議員が立候補を予定しているほか、共産党が候補者を立てる方針。また、民主党愛知県連は愛知15区には新たな候補者を擁立するが、県内15の選挙区のうち14区では擁立を見送る方針で、現在の民主党となった1998年以降、愛知県内に候補者がいない空白区が生じるのは今回が初めてとなる。
[ 11/18 19:27 中京テレビ]
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ちなみに石井章前衆院議員は現在維新の党の3区支部長になってます。
選挙:次期衆院選 小泉氏も出馬へ 茨城3区を念頭に /茨城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk08010099000c.html
次期衆院選を巡り、元衆院議員の小泉俊明10+件氏(57)が14日、毎日新聞の取材に「消費増税を凍結し、国民の生活を豊かにしなければならない」と述べ、地盤の茨城3区を念頭に立候補する意向を明らかにした。政党の支援については「急転直下の話なので、詰めているところだ」としている。
小泉氏は「この20年間で国民がどんどん貧しくなっている。もっと所得を持たなければならない」と語った。
小泉氏は2000年の衆院選で民主党公認の比例代表北関東ブロック初当選。03年に比例で再選、09年に茨城3区で当選した。民主党政権で国土交通政務官などを歴任。消費増税に反対して離党し、前回の12年は日本未来の党から出馬10+件して落選した。現在は無所属。【安味伸一】
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>>630-631とか貼ってありましたね
失礼
川内博史今更公認ですか。。。
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>>635とか
愛知15区 関健一郎
元NHK記者ってことくらいしかわからんですね
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>>645
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141113-OYT1T50023.html
解散、大義ないとしっぺ返し…野田税調会長
2014年11月13日 09時21分
自民党の野田毅税制調査会長は12日の党税調の会合後、記者団に、安倍首相が消費税率10%への引き上げ先送りを判断した場合の解散を検討していることについて、「国民に理解される(解散の)大義が提示されないと、しっぺ返しを受ける」と批判した。
ただ、会合では、「今、悪性の風邪(解散風)がはやっており、腰が落ち着かない。私も悪性の風邪をひいた」とせき込みながらあいさつ。年末に向けた2015年度税制改正の議論について、解散を念頭に、「他動的な理由で日程変更になるかもしれない」と語った。
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http://www.sankei.com/west/news/141118/wst1411180077-n1.html
2014.11.18 22:40
衆院選へ走る陣営 「無所属」亀井氏、出馬固まらず
(1/2ページ)
安倍晋三政権の発足から約2年、与党が圧倒的多数を誇る勢力図のなかで、任期を半分残しての衆院解散・総選挙。各陣営の担当者は、態勢の固まらない中で選挙戦に走り出した。
「地元で打ち合わせをしており、まだ答えられない」
広島6区。前回の衆院選で日本未来の党の公認を受けて立候補した亀井静香氏の事務所では、ポスターなどの準備に追われている。現在は無所属だが、このまま出馬するかどうかさえ固まっていない。
選挙区では前回の衆院選で比例復活当選を果たした自民の小島敏文氏(64)が、2選を目指す。亀井氏には78歳という年齢がハンデにもなる。
亀井氏の出身地、庄原市でこそ「力になってくれるのは亀井さんだけ」との声が聞かれるが、支持基盤が比較的弱い尾道市では「近年は衰えた印象」=飲食店経営の女性(72)=との声もあり、連続13回の当選は不透明だ。
■大阪3区
維新の党共同代表の橋下徹大阪市長が出馬するかで揺れる大阪3区(大阪市大正区・住之江区・住吉区・西成区)。“実行部隊”となる3区内の維新市議たちの思いもさまざまだ。
市議の一人は「支持者は橋下代表の出馬に批判的な人が多い」と明かすが、「出馬するのであれば必死にやる」。別の市議は選挙協力で公明に3区を譲った前回選挙で当時、支持者から「なぜ出さない」と突き上げられた苦い経験から「今回、3区に候補者を立てるのは当然」と話す。しかし、橋下氏の出馬には反対といい「橋下代表でなくても勝てる。代表は大阪で都構想や市政改革をやり遂げるべきだ」と訴える。
■大阪11区
参院議員からくら替えし大阪11区(枚方、交野市)から出馬予定の自民党の佐藤ゆかり氏。地元の関係者は「これだけ慌ただしい選挙戦は初めて」と漏らす。
自民の同区は前回選挙後、選挙区支部長の不在が続き、党府連が佐藤氏の公認を党本部に推薦することを決めたのは16日になってから。
同区は平野博文元官房長官が議席を守り続けてきた“民主の牙城”で、前回、維新の党(旧日本維新の会)の伊東信久氏が破り、初当選を果たした。佐藤氏の関係者は「大阪ではまだ維新に勢いがあるし、平野氏も手ごわい」と分析しつつも、「佐藤氏の知名度を生かし、広く自分たちの主張を訴え続けていくだけだ」と話した。
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http://www.sankei.com/politics/news/141118/plt1411180054-n1.html
2014.11.18 21:52
【衆院選】
維新・橋下氏が出馬検討 公明党は戦々恐々
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維新の党は18日、橋下徹共同代表(大阪市長)を支部長とする衆院大阪3区の選挙区支部の設立届を大阪府選挙管理委員会に提出した。橋下氏は「大阪都構想」をめぐり、公明党の協力が得られなければ、次期衆院選に公明党現職の対抗馬として出馬することを検討しており、3区選出の佐藤茂樹公明党府本部代表らは橋下氏の動きに戦々恐々としている。
橋下氏は18日、市役所で記者団に対し、衆院選への対応について週内に態度を決める考えを重ねて強調した。市長としての努力には限界があるとの認識を示し、積み残している取り組みは「ない」と語った。
橋下氏が立候補を検討するのは、平成24年の前回衆院選で公明党に協力したにもかかわらず、公明党が橋下氏の看板政策「大阪都構想」に非協力的だからだ。自らの出馬を強くにじませることで、協力を取り付けようとする狙いもある。
佐藤氏は初当選が同期の安倍晋三首相と親しいとされる。安倍政権と良好な関係にある橋下氏が首相に近い佐藤氏に報復を仕掛ける構図となっているが、橋下氏は意に介しておらず、12日には「公明党にやられたまま人生を終われない」と強調してみせた。
一方、佐藤氏は警戒を強めている。「(橋下氏は)手ごわい相手だ。その土俵に乗り、泥仕合にならないようにしなくてはいけない」と周辺に語る。18日には大阪3区を地盤とする自民党の柳本卓治参院議員と国会内で会談し、衆院選での支援を求めた。
維新は、松井一郎幹事長(大阪府知事)が支部長を務める16区支部の設立届けも府選管に提出した。松井氏は橋下氏が立候補した場合は、足並みをそろえて出馬する考えだ。維新と公明党が“全面戦争”に突入する可能性が高まっている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141118/plt1411180052-n1.html
2014.11.18 21:50
【衆院選】
みんな所属委員どこへ… 野党再編の触媒になる!?
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みんなの党は、野党再編を志向する浅尾慶一郎代表と安倍晋三政権への協力姿勢を崩さない渡辺喜美前代表の路線対立が収まらず、平成21年の結党からの歴史に幕を下ろす運びとなった。衆院8人、参院12人の所属議員が模索する身の振り方はバラバラ。雲散霧消しそうだが、結党の原点にあった政界再編の“触媒”となる可能性はある。
「ここから出て行け、この野郎」
国会内で18日に開かれた党役員会。意見を述べようと部屋に入った渡辺氏に近い三谷英弘衆院議員を、浅尾氏を支える水野賢一幹事長が怒鳴りつけた。ケンカ別れを象徴するシーンだ。
役員会は紛糾したが、解党を決める両院議員総会を19日にも開くことが多数決で決まった。役員会後、浅尾氏は「党の存続ということにはならない」と明言した。浅尾氏らが目指すのは民主党や維新の党を巻き込む形の野党再編だ。それが実現しなかった場合も、民主か維新のどちらかに合流したい考えの議員もいる。
一方、党の存続にこだわる渡辺氏は18日、「国会議員の都合で決めるのは手続きが間違っている」と指摘し、党大会の開催を主張した。170人を超える地方議員らを頼りにしたい考えのようだが、同調者は広がりを欠いている。
さらに、浅尾、渡辺両氏と距離を置く松沢成文参院議員は和田政宗参院議員と解党後に新党の立ち上げを模索する考えを表明した。次世代の党との連携が念頭にあり、5人以上が参画するとみられる。
政党交付金を原資とする10億円超の党の資産を「分党」することで分けようとする向きもあったが、水野氏は記者会見で「国会議員で山分けしようという不届きな考えはない」と語り、国庫に返納する考えを強調した。
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千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20141119/CK2014111902000140.html
首相解散表明 県内でも臨戦態勢 主要政党「大義ない」批判の声も
2014年11月19日
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安倍晋三首相が十八日に衆院解散・総選挙の実施を表明したことを受け、候補者の選定を進める県内の主要政党も一気に臨戦モードとなった。自民党県連幹部からは「やるなら今しかない」という声が上がる一方、野党からは「大義なき解散」と批判も集まる。 (砂上麻子、村上一樹)
自民党県連の浜田穂積幹事長(県議)は「なぜこの時に選挙をやるんだという声もあるが、自民への支持を再確認するという意味では良いのでは。半年後だと統一選になってしまい、やるなら今しかない」と理解を示す。
県内では全十三選挙区のうち、民主の野田佳彦前首相のお膝元・4区だけ空白。十七日から候補者の公募を受け付け、すでに船橋市選出の県議が名乗り出た。
民主党県連の田中信行幹事長(県議)は「政治とカネの問題など自民の古い体質が見え始めている。もう一回、自民の暴走にブレーキをかけるのは民主との期待をもらえれば」と話す。
小選挙区で議席を持つ1、4区に加え、6、9、13区は比例復活の現職、5、10区は元職、3区は新人が立候補の予定。さらに2、7、8区で新人の擁立を目指す。11、12区は前回と同じく出馬は難しい状況。
維新の党県総支部の椎木保代表は「大義なき解散だ。われわれは消費増税凍結法案を提出しており、審議をして賛成するべきだ」と語気を強める。7区で新人を擁立。前回椎木氏が出馬した13区では、維新と民主で比例当選の現職が競合しており、椎木氏は「13区で自民に勝つためには自らの選挙区替えも辞さない」と覚悟を見せる。
公明党県本部の藤井弘之幹事長(県議)は「しっかりと自公で手を取り合わないと厳しい。協力体制をこれまで以上に固めたい」と語る。小選挙区には候補を立てず、比例南関東ブロックでの富田茂之議員の再選に全力を挙げる。
次世代の党県連の田沼隆志会長は「アベノミクスがうまくいっていないことを隠すための偽装解散だ」と批判。田沼氏が前回出馬した1区と、9区の現職再選を目指す。
みんなの党はこの日、浅尾慶一郎代表が解党の見通しを示した。同党県総支部の水野文也幹事長(県議)は「国会議員に振り回されている」と怒りを隠さない。6区で新人を擁立する方針だったが「白紙」になるという。
共産党県委員会の浮揚幸裕委員長は「いかに自民党の議席を減らし、共産党が伸びて悪政をできなくさせるかだ」。全選挙区で新人を擁立する。
生活の党県連の岡島一正代表は「増税を先送りすることも、解散する必要は無く大義はない」と力を込める。2、3、11区でいずれも元職が出馬予定。
社民党県連合の小宮清子代表(県議)は「安倍政権の延命のための選挙で、私たちも全力を挙げて臨みたい」と語るが、まだ候補者は決まっていない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014111902000125.html
野党、共倒れ危機感強く 地方主導で進む候補者競合回避
2014年11月19日 朝刊
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十二月二日公示、十四日投開票が固まった衆院選に向け、野党間で小選挙区の競合を避けるための候補者の移動が始まっている。党本部の調整を待たず、地方が主体的に動いているのが特徴だ。自民党を相手に野党が乱立すれば、共倒れするとの危機感が背中を押している。
次世代の党の中丸啓衆院議員(比例中国)は十五日、次期衆院選に広島4区から出馬する意向を表明した。前回出馬した広島3区は民主党と競合するためで「野党同士のつぶし合いは国益にかなわない。与党を利する」と説明した。
民主と次世代は政策の違いが大きく、中央では目立った選挙協力の協議はしていない。しかし、次世代は中丸氏の動きを受け、広島4区に候補者を立てないよう民主に要請した。
維新の党の林宙紀衆院議員(比例東北)は十六日、宮城1区から宮城2区に選挙区を移すと明言した。1区では前回に続き、民主党の郡和子衆院議員(比例東北)が出馬する予定。民主党宮城県連から、すみ分けを図る選挙協力を要請され、受け入れた。
林氏は記者団に「巨大与党に対抗すべきだという思想があった」と国替えの理由を説明した。民主と維新は、中央では競合の回避へ調整する方針で一致しているが、地方が先行した。林氏は近く維新に公認される見込みだ。
民主、維新両党が競合する選挙区は東京2区など約三十。民主と次世代の競合は千葉1区など約十。衆院選公示をにらみ、今後も選挙区の移動は続くとみられ、民主党幹部は「調整は地方でやるのが一番いい。党本部側から言ってもうまくいかないこともある」と指摘した。 (城島建治)
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57663.html
笹木竜三氏、衆院選出馬見送り 民主党福井県連顧問
(2014年11月19日午前7時40分)
次期衆院選をめぐり、福井新1区に出馬する意向を示していた民主党福井県連顧問で元衆院議員の笹木竜三氏(57)が18日、立候補しない意思を県連幹部らに伝えた。笹木氏は福井新聞の取材に対し、「現在の状況などを総合的に考えて判断した。別のとき(選挙)に勝負を懸けたい」と述べた。
笹木氏は1990年の中選挙区制の衆院選に33歳で初めて立候補し、小選挙区制導入後は旧1区に移り、2012年の前回選挙まで8回連続で出馬。無所属、新進党、民主党で比例復活を含めて4回当選し、10〜11年には文部科学副大臣を務めた。
昨秋、笹木氏は次期衆院選に出馬の意向を示し、党本部に公認候補の申請をしたが、内定を得られない状況が続いていた。笹木氏は「いま野党は大変な状況。現状では困難だと思うところがあった」と不出馬の理由を語り、今後については「政治に対する熱は高まるばかりなので、他日を期したい」と述べ、衆院選に限らず出馬を模索していく考えを示した。
民主党は新2区で公認候補に同党県連代表の糸川正晃氏を内定しているが、新1区で新たな候補者を擁立するのは困難とみられる。新1区には前回衆院選に出馬した維新の党県総支部代表代行の鈴木宏治氏が立候補を予定しており、県内2選挙区は事実上、両党が競合を避ける「すみ分け」となりそうだ。
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栃木
http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190018-n1.html
2014.11.19 07:08
衆院解散表明 栃木の各陣営も臨戦態勢 みんな動向で構図不透明
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安倍晋三首相が18日、衆院解散を表明し、12月の衆院選に向けて各陣営は臨戦態勢に入った。これまでに自民5人、民主1人、みんな2人の現職が立候補を準備しているほか、新人では、みんな2人、次世代1人が立候補を目指す。民主は今後も候補者擁立を目指し、共産も全区擁立の方針で、20日にも各区候補予定者を発表する意向。
県内の構図を複雑にしているのは、解党が決定的となったみんなの動向だ。民主との連携を強く批判してきた前代表の渡辺喜美氏(62)のお膝元でもあり、野党間の候補者調整とは別に、独自の動きを展開する可能性が大きい。
大票田の宇都宮市などが選挙区の栃木1区は、自民現職の船田元氏(60)が11選を目指す。みんな新人の荒木大樹氏(43)も立候補の意思を示している。民主は「不戦敗だけは絶対に避ける」(県連幹部)として、県議擁立などの可能性が残るが、野党の選挙協力の動き次第で流動的な面がある。
日光市や鹿沼市などの2区は、自民の西川公也氏(71)、民主の福田昭夫氏(66)、みんなの柏倉祐司氏(45)の3人の現職が争う構図。柏倉氏の1区転出と1、2区での民主との選挙協力も取り沙汰されたが、県内関係者は現段階での調整の事実を否定。柏倉氏も2区での出馬の意向を示している。ただ、みんな解党の流れが固まり、先行きは不透明だ。各陣営関係者は「ばたばたしていて大急ぎで予定を組んでいる」「粛々と準備を進めている」と話す。
県北の3区は自民の簗和生氏(35)とみんなの渡辺氏の両現職が2度目の対決。8億円借り入れ問題の影響が懸念される渡辺氏は「一番厳しい選挙になると覚悟している。今回は代表ではなく、自分の選挙を重点にできる」と話す。一方、簗氏の陣営は「何としても選挙区で勝ちたい」と意気込む。大田原市内に事務所を構え、週末は地元の行事に参加し、知名度アップに力を入れてきた。
県南の中心都市・小山市などが票田の栃木4区は、自民現職の佐藤勉氏(62)に、前回次点のみんな新人の藤岡隆雄氏(37)らが挑む構図になりそう。次世代新人、植竹哲也氏(44)も出馬の意向だが、野党間の連携などが不透明。各候補予定者は「政策を愚直に訴えていく」「情勢を見極めながら判断したい」としている。
足利市、佐野市などの5区は、自民現職の茂木敏充氏(59)が8選を目指す。現段階で対立候補擁立は決まっていない。茂木氏は5回連続で10万票以上獲得しており、後援会幹部は「投票率が懸念されるが、10万票台は死守したい」という。
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茨城
http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190090-n1.html
2014.11.19 07:07
解散表明 自民は茨城県議選と共闘、比例に注力
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安倍晋三首相が18日、衆院解散を表明したことを受け、自民党や民主党の県連も選挙態勢に突入した。自民党県連は、県議選とのダブル選挙による相乗効果で議席増を目指す一方、民主党は茨城6区の候補者を決定。遅れていた候補者擁立を進めるなど、議席奪還に向けて動き出した。
衆院解散の表明を受け、自民党県連は近日中に緊急の対策会議を招集し、対応を協議する。田山東湖幹事長は「党としては相手が見えない選挙だ。衆院選は国会議員に頑張ってもらい、われわれ県議は既に終盤の県議選に集中し、ともに勝利を目指す」と強調した。
衆院解散・総選挙が突然だったことから衆院選と県議選の立候補予定者双方に戸惑いもあるが、田山幹事長は「衆院選と県議選でどう共闘できるか、すり合わせを進める。比例代表が心配なので、県議選では各候補が(比例代表の)取りこぼしがないよう声をかけていきたい」と述べた。
一方、民主党県連の郡司彰会長は「(国内総生産速報値の)数字を見てもアベノミクスの失敗は明らか。大義なき解散であっても、やるなら堂々と受けて立つ」と強調。「茨城は県議選との調整が難しい部分もあるが、準備は進めている」と説明した。
◇
■民主、6区公認候補に青山氏決定
民主党本部は同日、茨城6区の公認候補として、土浦市区選出の県議で党県副幹事長の青山大人(やまと)氏(35)の擁立を決めた。青山氏は自民党の丹羽雄哉衆院議員(70)=茨城6区=の秘書を経て平成18年の県議選で初当選し、現在2期目。
青山氏の擁立に伴い、民主党県連では県議選土浦市区の後継候補擁立も急ぐ。
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http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190040-n1.html
2014.11.19 07:07
衆院解散表明 準備不足の元職や新人に焦り 福岡
急転直下、福岡1区からの出馬が決まり、記者会見する山本剛正氏(右)=18日午後、福岡市博多区
安倍晋三首相が18日に衆院解散を表明し、九州・山口の立候補予定者たちも、12月2日公示・14日投開票とみられる衆院選に向けて、本格的に動き出した。永田町で“解散風”が強まったのがわずか1週間ほど前。返り咲きを狙う元職や新人からは「青天の霹靂(へきれき)だ。準備時間が足りない」と嘆きも聞こえる。(田中一世)
◇
「まさに青天の霹靂のような話だ。党の決定には従うしかない。大変短い期間で選挙戦をやらなければならないが、あらゆる手段で、私を知っていただくしかないと思います…」
急遽(きゅうきょ)、福岡1区からの出馬が決まった民主党の山本剛正(ごうせい)・元衆院議員(42)は18日、福岡市内で出馬表明の記者会見を開き、焦りをにじませた。
山本氏は平成21、24年の衆院選で、麻生太郎・副総理兼財務相がいる福岡8区から出馬したが、いずれも敗れた(21年は比例復活)。麻生氏の壁はあまりに厚く、山本氏は福岡4区に拠点を移し、自転車遊説や街頭演説を重ねてきた。
民主党福岡県連は4月、次期衆院選で山本氏を4区公認とするよう党本部に申請したが、4区には比例復活した維新の党の現職がいる。党本部レベルで民主・維新両党が選挙協力を加速させているため、公認はなかなか下りない。
調整の結果、松本龍元環境相の不出馬表明で空白区となっていた福岡1区への国替えを県連幹部から打診されたのが16日深夜のことだ。その場で了承し、18日午後に公認が内定した。
山本氏は18日、1区内の県議、市議、党関係者らへのあいさつ回りに奔走し、夕方に記者会見を開くなど慌ただしく過ごした。自身の後援会組織を築き上げる時間のない状況で選挙を戦わなければならない。山本氏は「松本龍先生には『とにかくがんばれ』と言われた。相談しながら(選挙活動を)進めたい」という。
民主党政権時代、防衛大臣政務官などを歴任した福岡5区の楠田大蔵氏(39)は今年2月に離党し、次期衆院選に向けて無所属で活動していた。だが、急速に解散風が強まったことで17日、復党願を出した。
18日は、自身の行動について支援者らへの説明に回った。楠田氏は「頭の片隅には常に解散総選挙があったが、さすがに準備時間が足りない。自民現職相手に、(民主党候補という)自分のスタンスを明確に示して戦いたい」と語る。
24年の衆院選で、熊本2区からみんなの党公認で出馬した本田顕子氏(43)。解党論が高まる同党から、今のところ働きかけはない。一方、前回は民主候補らを抑えて次点となった集票力を持つだけに、この1週間で複数の野党からラブコールが届いたが、断った。
父親で元参院議員(民主党)の良一氏は「衆院選は来夏くらいだろうと思っていたが、あまりに急な話。想定外だ。出るか出ないかも含めて、どうすべきか対応に苦慮しています」と明かした。
別の理由で、早期解散が大誤算となった候補もいる。
佐賀1区から出馬予定の民主党の原口一博・元総務相(55)は8月、佐賀市の自宅の階段で転倒し、右脚を複雑骨折する重傷を負った。完治が遅れ、現在も同市内で入院中だ。
後援会関係者によると、一時的に外出することは可能だが、1日中出歩くのは難しい状況という。選挙戦では、これまでのように街頭演説や個人演説会をこまめに行うのは難しそうだ。
後援会関係者は「選挙がこんなに早くなければ間に合ったはずだが…。(有権者に)本人の顔をあまり見せられない、厳しい戦いになる。われわれも勝つためにやれることを精いっぱいやるだけです」と悲壮感を漂わせた。
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千葉
http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190052-n1.html
2014.11.19 07:05
次期衆院選 民主は3、5区が内定、維新13区は国替え濃厚 千葉
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民主党が18日に発表した次期衆院選の公認内定候補で、県内の選挙区では、これまでに内定していた現職5人と千葉10区の元職に加え、新たに千葉3区に新人の青山明日香氏(32)と千葉5区に元職の村越祐民氏(40)が選ばれた。
民主党の残りの県内の空白区は2、7、8、11、12区の5選挙区。同党県連幹部によると、県連はこのうち7、8区で地元の県議を擁立する方向で調整中。2区は他党との選挙協力を模索しているが、11、12区での候補者擁立は見送るという。
また、維新の党は前回13区から出馬した現職の椎木保氏(48)の県外への国替えが濃厚な情勢。同党関係者によると、8区の擁立候補には、平成18年の衆院選千葉7区補選で民主党公認で初当選し、昨年の参院選の千葉県選挙区に生活の党から出馬して落選した元職の太田和美氏(35)の名前も上がっているという。一方、みんなの党の解党が決定的となったことを受け、6区に立候補を予定していた同党の鴈野聡氏(45)の出馬は白紙となった。
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神奈川
http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190030-n1.html
2014.11.19 07:05
衆院解散表明・みんな解党へ 「なぜ…」神奈川県内議員困惑“恨み節”も
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県内を大きな地盤とするみんなの党の解党が決定的となった18日、同党県総支部の地方議員は確認作業に追われるなど、慌ただしさを増した。同日夜には、安倍晋三首相が21日の衆院解散を決断。県内には約40人の所属議員がいるが、総選挙前の“迷走”に困惑の声が相次いだ。(川上朝栄)
◇
「なぜこういう事態になったのか(国会議員から)全く説明もない」
同党県総支部の塩坂源一郎幹事長は、こう憤った。
塩坂氏は午後、県庁で会見に応じ、「この思いをどこにぶつければよいのか分からない」と、党本部の“ゴタゴタ”に苦り切った表情を浮かべた。
今年7〜9月期の国内総生産(GDP)速報は予想以上に落ち込むなど、アベノミクスの問題点も指摘される中での解党劇に、塩坂氏は「(改革政党として)絶好の巻き返しのチャンスとなるはずだったのに…」と悔しがる。
総選挙に向け同党は、代表の浅尾慶一郎衆院議員(4区)のほかにも、県内で候補者擁立を検討していた。しかし、解党に伴い、候補者擁立は白紙化の見込みで、現職の浅尾氏以外の出馬は困難な情勢。同党県総支部は来春に統一地方選を控え、新人発掘を目的とした「みんなの党かながわ政治塾」を4月に開講、10月には同党県総支部設立記念パーティーを横浜市内で開催したばかりだった。
統一地方選で改選を迎える同党県総支部の地方議員の中には、「このまま無所属で戦うわけにもいかず、どうすればいいのか」と途方に暮れる者も多いという。
浅尾氏が民主党からみんなの党に合流する際に行動を共にしたために民主党から除名された地方議員もおり、「今さら戻る所はない」との“恨み節”も噴出する。
平成21年に発足したみんなの党は現代表の浅尾氏と現在、維新の党の共同代表を務める江田憲司衆院議員(8区)という県内に地盤を有する「2枚看板」で存在感を示し、一時は県内で60人を超える地方議員を抱えるまでに勢力を拡大した。
しかし、元代表の渡辺喜美衆院議員との路線対立で江田氏が離党すると、県内でも約20人が離脱。その後、浅尾氏が代表に就任したが、党勢回復に歯止めがかからなかった。
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埼玉
http://www.sankei.com/region/news/141119/rgn1411190023-n1.html
2014.11.19 07:01
衆院解散表明 与野党、候補擁立急ぐ 民主は出遅れ感 埼玉
安倍晋三首相が18日夜に衆院解散を表明し、県内各党では間近に迫った選挙に向け、候補者擁立の動きが急ピッチで進んでいる。平成24年の前回選挙で全15選挙区のうち13区で勝利した自民が勢力維持を目指す一方、巻き返しを図る民主は現時点で7選挙区で候補者が決まっていない。野党側は衆院解散の急激な動きに出遅れた格好で、候補者の調整はぎりぎりまで続きそうだ。
◇
「追い風は前回ほど期待できない」と語るのは、自民党県連会長の新藤義孝氏。前回は敗れた2選挙区でも比例復活を果たす“ほぼ完勝”で、今回は全選挙区での勝利を目指す。しかし、新藤氏は「前回初当選し、後援会などの組織体制が整備途上の議員には、この時期の解散は大きな影響が出るだろう」とも述べ、楽観視はできないという認識を示した。
野党第一党の民主党は、現時点で公認候補の決定は8選挙区にとどまる。唯一の新顔として期待され、12日に県連幹部が同席して9区からの出馬を表明した元読売新聞記者、鷲巣真大(わしのす・まさひろ)氏(28)は「体調不良」を理由に出馬を撤回。鷲巣氏は県連関係者に「資金が足りない」と説明しており、民主の足並みの乱れを露呈する格好となった。
前回、比例復活で2議席を確保した維新は、今月7日から全国で候補者の公募を始めた矢先の解散。県内で現職2人を含む5選挙区で擁立方針を決めたが、中央で野党協力の議論が進められていることから、県総支部代表の坂本祐之輔氏は「他に擁立できるとしても限られた選挙区になるだろう」との見方を示した。
一方、解党が現実味を帯びたみんなの党は「大変な混乱状況」(県総支部幹事長、永沼宏之氏)。前回は6人を擁立したが、現時点で準備は進んでいない。永沼氏は18日、報道陣に対し自身が12区で出馬を検討していることを明らかにしたが、「解党すれば見送る。民主に吸収されるということで、本来の姿ではない。県内で私以外が出る可能性は少ない」と話した。
共産党は18日、県内13人の選挙区候補者を発表した。生活の党は7区で現職が立候補を予定し、10区でも元職が出馬を目指す動きがある。社民党は前回擁立した1区で候補者を選定しており、県連合の佐藤征治郎代表は「20日に正式決定する」としている。
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宮城
>拉致被害者家族会事務局長の増元照明氏(59)が、次世代の党が次期衆院選宮城2区に擁立する比例重複の公認候補に内定
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141119_71011.html
<解散へ>増元氏・宮城2区出馬 次世代公認内定
北朝鮮による拉致被害者家族会事務局長の増元照明氏(59)が、次世代の党が次期衆院選宮城2区に擁立する比例重複の公認候補に内定したことが18日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、増元氏は同日、同党の藤井孝男選対委員長と協議し、立候補することで合意した。党の決定を経て、20日にも宮城県内で正式に立候補表明する見通し。
増元氏は鹿児島市生まれ。北海道大卒。2004年参院選に東京選挙区から無所属で立候補し落選した。05年から現職。
党宮城県連代表の中野正志参院議員(比例)は河北新報社の取材に「増元氏は党の政策に共鳴している。立候補が正式に決まれば、全力で支援する」と話した。
宮城2区は自民党現職の秋葉賢也氏(52)、民主党との候補者調整に応じた維新の党現職の林宙紀氏(37)=比例東北=が立候補を予定。共産党も候補者を擁立する。
◎宮城4区に井戸氏擁立/民主方針
民主党は18日、次期衆院選宮城4区に、兵庫1区の元議員、井戸正枝氏(48)を公認候補として擁立する方針を固めた。井戸氏は19日、仙台市内で正式に立候補を表明する。
井戸氏は仙台市出身。宮城二女高(現仙台二華高)、東京女子大卒。出版社勤務、松下政経塾を経て兵庫県議を2期務めた。前々回の2009年衆院選で兵庫1区から民主党公認で立候補し初当選。前回12年は落選した。
現在は出版社代表の傍ら、東京、兵庫を拠点に子どもの人権問題などに取り組むNPO法人の代表理事を務める。井戸氏は河北新報社の取材に「政治を生活者の手に取り戻し、古里のために戦う」と話した。
宮城4区は自民党現職の伊藤信太郎氏(61)が5選を目指しており、井戸氏は反自民票の取り込みを図る考え。4区では共産党も候補者を擁立する方針だ。
◎元アナの緑川氏秋田2区出馬へ/民主に公認申請
次期衆院選秋田2区で、新人の元秋田朝日放送アナウンサー緑川貴士氏(29)が民主党公認で立候補する意思を固めたことが18日、分かった。党本部に公認申請中で、決まり次第、正式に立候補を表明する見通し。
党2区総支部によると、緑川氏は埼玉県出身、2009年に秋田朝日放送入社。「政治の道に進みたい」と来年4月の統一地方選での立候補も視野に、ことし9月に退社した。同総支部は、意欲や若さなどを評価し緑川氏の擁立を決めた。
2区では自民党現職の金田勝年氏(65)が3選を目指すほか、共産党も候補者を擁立する方針。
民主党は18日、常任幹事会を開き、秋田1区への立候補を表明している元衆院議員寺田学氏(38)の公認を決定した。
◎共産青森県委4新人を公認
共産党青森県委員会は18日、次期衆院選の青森1〜4区で、いずれも新人を公認したと発表した。1区に党地区委員長吉俣洋氏(40)、2区に党地区委員小笠原良子氏(65)、3区に党地区委員長松橋三夫氏(65)、4区に党地区委員長千葉浩規氏(53)を擁立する。
吉俣氏は神戸市出身。八戸工大卒。党准中央委員も務める。国政選挙に過去3回、知事選に1回挑戦した。小笠原氏は東京都足立区出身。埼玉県立与野高卒。新日本婦人の会県委員。前回衆院選にも立候補した。
松橋氏は八戸市出身。八戸高卒。党中央委員会勤務を経て衆院選に5回立った。千葉氏は奥州市出身。弘前大卒。党県常任委員も兼務する。前回衆院選にも立候補した。
◎岩手も4新人
共産党岩手県委員会は18日、衆院選の岩手1〜4区に擁立する党公認候補者を発表した。いずれも新人で、1区は党県常任委員の吉田恭子氏(33)、2区は党県農漁民副部長の久保幸男氏(56)、3区は党県常任委員の菊池幸夫氏(55)、4区は元花巻市議の高橋綱記氏(66)。
吉田氏は岩手県紫波町出身。和光大卒。盛岡市職労職員を経て党県女性・児童副部長。
久保氏は岩手県九戸村出身。伊保内高卒。国政選挙に立つのは03年衆院選岩手2区に続き2回目。
菊池氏は栃木市出身。東北大中退。国政挑戦は13年参院選岩手選挙区に続いて6回目。
高橋氏は花巻市出身。岩手大卒。花巻市議を5期務めた。岩手4区への立候補は4回目となる。
2014年11月19日水曜日
関連ページ:広域政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141119_71012.html
<解散へ>東北の野党、遅れる擁立作業
安倍晋三首相が18日表明した衆院解散に伴う12月の総選挙で、東北の25小選挙区は野党の候補擁立が遅れている。前回22選挙区で候補者を立てた民主党の立候補予定は同日現在、13選挙区にとどまる。野党間の候補者調整が各県で進んでおり、「自民1強」に対抗できる体制を構築できるか大詰めを迎えている。共産党は、全選挙区に公認候補を擁立する。
青森は民主が1、2区で未定、維新は1区で新人を立てる。擁立を模索する社民を含めた3党間での候補者調整が解散後、詰めの段階に進むとみられる。
岩手は民主と生活が競合回避に向け、すみ分ける方針を固めた。民主は1、3区に現職、生活は2区に比例東北現職、4区に現職が立つ。社民は擁立するかどうかを検討している。
宮城は仙台市の1、2区で民主と維新の候補者調整が成立。1区に民主、2区には維新の両比例東北現職が立つ。民主は3区に元議員、4区に兵庫1区からの元議員、5区に現職を擁立。次世代は2区で独自候補を内定した。
秋田は民主が3区、維新は1、2区で候補が決まっていない。選挙協力が実現すれば、それぞれ空白区には擁立しない見込み。社民は2区で擁立の可能性を探るが、人選が難航している。
山形は共産を除き、1、3区で野党の立候補予定者が空白。民主は2区に比例東北現職を立て、1区は人選が最終段階に入った。3区も擁立を模索しており、民主、社民、連合山形の「3者共闘」の成立が焦点。
福島は、民主と維新の選挙協力が進む。民主現職の3区と5区(比例東北)、維新現職(同)が地盤の4区では、共闘態勢を組む方針。1、2区は両党がそれぞれ人選を急いでいる。
2014年11月19日水曜日
関連ページ:広域政治・行政
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神奈川
http://www.kanaloco.jp/article/80550/cms_id/112242
民主、阿部氏推す動き 中塚氏擁立見送り受け/神奈川12区
2014.11.19 03:00:00
次期衆院選の神奈川12区(藤沢市、高座郡)で、民主党内から阿部知子衆院議員(比例南関東)を推す動きがあることが18日、分かった。同党本部は中塚一宏元衆院議員を擁立しない意向をすでに固めており、同党県連幹部は「党本部が、まずは戦略的な空白区にしたと受け止めている」と説明している。
阿部氏は前回衆院選直前に社民党を離党し、日本未来の党で12区から出馬、比例復活で現在5期目。平和などをめぐる政治的立場に共通点があるとして、民主党内で協力を探る動きがある。
阿部氏は神奈川新聞社の取材に対し、「今こそ安倍政権の暴走を止める野党大連合が必要。野党はどこも手をつないで、対抗すべきと思っている。環境が整えば、その方向で考えたい」と述べた。
民主党県連は15日の常任幹事会で、次期衆院選で候補者未定の選挙区については、党本部の決定に一任にすることを確認している。
◆離党、引退は否定中塚氏
民主党元衆院議員の中塚一宏元金融担当相(49)は18日、神奈川新聞社の取材に対し、次期衆院選の神奈川12区(藤沢市、高座郡)から出馬しない意向を明らかにした。
中塚氏は「次の衆院選には出ない。務めている民間企業の役員の仕事が忙しくなってきた上、自然エネルギー普及の活動も充実しており、今回は選挙に出ないことにした」と説明。
一方で、「再び国政のために仕事をさせていただきたいと思えば、立候補することもあるかもしれない。離党もしない」と述べ、政界からの引退は否定した。
中塚氏は2000年に衆院議員初当選。12年10月に野田第3次改造内閣で金融担当相を務め、同年12月の総選挙で落選した。今年5月に小泉純一郎、細川護熙(もりひろ)両元首相が脱原発を目指して設立した一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の事務局長を務めている。
【神奈川新聞】
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http://www.jcp-tokyo.net/?p=2224
衆議院小選挙区候補を発表
日本共産党は東京の25小選挙区すべてに擁立
衆院東京1区 冨田 直樹
衆院東京2区 石澤 憲之
衆院東京3区 香西 克介
衆院東京4区 山本 純平
衆院東京5区 沢井 正代
衆院東京6区 岸 武志
衆院東京7区 太田 宜興
衆院東京8区 沢田 真吾
衆院東京9区 原 純子
衆院東京10区 今 秀子
衆院東京11区 山内 金久
衆院東京12区 池内 沙織
衆院東京13区 祖父江 元希
衆院東京14区 阿藤 和之
衆院東京15区 吉田 年男
衆院東京16区 大田 朝子
衆院東京17区 新井 杉生
衆院東京18区 結城 亮
衆院東京19区 小泉 民未嗣
衆院東京20区 池田 真理子
衆院東京21区 吉岡 正史
衆院東京22区 坂内 淳
衆院東京23区 松村 亮佑
衆院東京24区 市川 克宏
衆院東京25区 井上 宣
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>>683
さおりちゃん、また出るのねー
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埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/11/19/05.html
2014年11月19日(水)
<衆院解散>みんなの党、解党か存続か 大揺れに気もむ県内議員
みんなの党が党の路線をめぐり、解党か存続かで揺れている。同党県総支部の行田邦子代表(参院埼玉選挙区)は「みんなの党の議員一人一人が、今こそ結党時の精神を思い出す時」と強調した。自身の今後の去就については明言を避けた。
同党県総支部幹事長で衆院小選挙区12区に出馬を検討している永沼宏之氏は、党が衆院選をにらんで民主党との野党連携に意欲を見せていることに言及。永沼氏は「民主党と選挙区調整すると報道されているが、解党して合流を目指している。党内で反発している人も多い。真っ二つと言われているが、実際はもっと細かく分かれるのではないか」との見通しを示した。
永沼氏は「これまで自民でも民主でもないところを志向してきたわれわれが、民主に吸収されるのは本来の姿ではない気がする」と疑問を呈した。
地方議員も党の動向に気をもんでいる。藤沢慎也県議は「急な展開で、われわれの判断が及ばない。(みんなの党に)期待していただいている方に申し訳ない」と述べた。「埼玉の地方議員の気持ちはみんな一緒だと思うが、各自の考えや地域の事情がある」と、解党となれば地方にも影響が及ぶことは避けらないとみる。藤沢県議は「解党による不安はさほどない。自分自身の政策実現に向けて活動していく基本姿勢は変わらない」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141119-OYT1T50008.html
「みんな」バラバラ…政界再編の主導権握れず
2014年11月19日 10時48分
第3極の草分け的な存在だったみんなの党が、衆院解散・総選挙を目前にして解党する見通しとなった。
解党すれば、衆参の党所属議員20人は民主党、維新の党、次世代の党などに移る見通し。党内の路線対立が続き、政界再編の主導権を握れないまま、2009年の結党からわずか5年で事実上、「空中分解」の危機にひんしている。
「出て行け、この野郎。おまえは何の権限でここにいるんだ」
国会内で18日開かれたみんなの党役員会は、部屋の外にまで怒声や机をたたく音が響き、緊迫した雰囲気に包まれた。
浅尾氏は役員会で「(衆院選で)衆院議員が戻ってこられるよう、最善の道を模索している。みんなの党の立党の原点は政界再編だ。民主党に限らず、各党に呼びかけて政界再編を進めていく」と提案した。
しかし、民主、維新両党は既に再編路線に見切りをつけ、選挙区調整を優先しており、浅尾氏の路線は実を結びそうにない。衆院解散が目前に迫るなか、現実的な方針が打ち出せない浅尾氏に、解党を求める党内の不満は頂点に達していた。
浅尾氏は「解党すれば、再編する上で他党との交渉力がなくなる」などとして説得に努めたが、解党を求める意見に押し切られ、結局、浅尾氏も解党方針に応じざるをえなかった。近く開く両院議員総会は、解党が賛成多数で決まる見通しだ。
浅尾氏は終了後、周囲に「断腸の思いだ」と語った。
2014年11月19日 10時48分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141119/plt1411191203006-n1.htm
みんなの党、結党から5年で雲散霧消 渡辺前代表は存続にこだわるが…
2014.11.19
みんなの党の相関図【拡大】
みんなの党は、野党再編を志向する浅尾慶一郎代表と、安倍晋三政権への協力姿勢を崩さない渡辺喜美前代表の路線対立が収まらず、結党から5年で解党する方向になった。衆院8人、参院12人の所属議員が模索する身の振り方はバラバラで、雲散霧消しそうだ。
「ここから出ていけ、この野郎!」
国会内で18日に開かれた党役員会。意見を述べようと部屋に入った渡辺氏に近い三谷英弘衆院議員を、浅尾氏を支える水野賢一幹事長が怒鳴りつけた。ケンカ別れを象徴するシーンだ。
役員会は紛糾したが、解党を決める両院議員総会を19日に開くことが多数決で決まった。
民主党や維新の党を巻き込む形の野党再編を念頭に置く浅尾氏は役員会後、「党がまとまって政界再編の方向に動けないなら解党はやむを得ない」と記者団に語った。
一方、党の存続にこだわる渡辺氏は「国会議員の都合で決めるのは手続きが間違っている」と指摘し、党大会の開催を主張したが、同調者は広がりを欠いている。
さらに、浅尾、渡辺両氏と距離を置く松沢成文参院議員は、解党後に新党の立ち上げを模索する考えを表明した。次世代の党との連携が念頭にあり、5人以上が参画するとみられる。
地方議員も同党に愛想を尽かした。
同党所属の蔦田恵子・滋賀県議は18日、浅尾氏が民主党との連携を視野に入れている点を挙げ、「選挙に勝つ手段としてはありなのかもしれないが、(両党間の)政策の協議が見えてこず、ついていけない」といい、離党の意向を表明した。
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群馬
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411191000002.html
総選挙へ陣営走る
2014年11月19日15時40分
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安倍晋三首相が18日夜の記者会見で、消費税率引き上げの先送りで国民の信を問うとして衆院解散を表明した。唐突に解散風が吹いてから1週間あまり。想定される12月14日の投開票に向け、県内5選挙区でも立候補予定者や陣営、各政党が慌ただしく走り出した。
3区の自民党現職、笹川博義氏はすでに写真撮影を終え、ポスターと名刺の校正作業を進めている。太田市内に選挙事務所用地も確保した。前回総選挙では民主、日本未来、共産各党と議席を競ったが、今回は他陣営の動きが見えないという。「かえって怖い。自民党に追い風が吹いているわけでもない」と地元幹部は話す。
民主党が県内でただ一人公認を内定している1区の前職、宮崎岳志氏。自民党、日本維新の会の候補に敗れて議席を失った前回の雪辱を期す。この日は、前橋市の事務所で電話応対やスタッフとの打ち合わせに追われ、「とにかく忙しい」。
やはり1区に立つ次世代の党の現職、上野宏史氏(比例北関東)の前橋市内の事務所。先週から、選挙事務所の入る物件を探したり、宣伝カーや印刷物の手配を始めたりした。街頭演説やビラ配りなど準備は進めているが、秘書は「急な選挙になった分、人繰りなどが大変だ」という。
5区の自民党現職、小渕優子氏はこれまでの総選挙では7割を超える得票で圧勝してきた。今回は政治とカネの問題で閣僚を辞任した直後とあって、一転、逆風下の選挙戦になる。
16日午後、渋川市であった後援会の会合。本人の姿はなく、後援会幹部や系列県議ら約30人が顔をそろえた。出席者によると、「有権者は簡単に許してくれない」「選挙演説では、まず騒ぎを起こしたことの謝罪を」など厳しい意見も出たという。過去の選挙では他候補の応援に走り回り、ほとんど地元入りしなかった小渕氏だが、今回は5区に張り付き、こまめに演説会をこなすという。
5選挙区すべてに現職がそろう自民党に対し、野党は擁立作業を急ピッチで進めている。
民主県連は1区の宮崎氏が決まっているだけ。15日の常任幹事会では、黒沢孝行会長と後藤克己幹事長に候補者選任を一任した。黒沢会長は18日、「すでに名前は挙がっている」。焦点の5区は、前回候補を立てた社民党県連合と調整を進める考えだ。
その5区で前回立候補した社民党県連合の小林人志代表は「県内で最低1人は擁立する。5区は全国有数の注目区になる」。21日の拡大4役会議までに候補者を決めるという。
共産党県委員会は19日に全5区の予定候補を発表する。党本部が先週、全国295選挙区に擁立することを確認した。県委員会の有馬良一書記長は「バタバタだからこそ早め早めに準備を整えて、選挙に挑みたい」。
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1411191000002.html
松木氏「無所属でも」北海道2区に出馬へ
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前衆院議員の松木謙公氏(55)は19日、次期衆院選で北海道2区から出馬する意向を固めた。共同通信の取材に明らかにした。松木氏は民主党や維新の党との選挙協力を模索しており「野党が一つの輪になれるように努力したい」と話した。
北海道2区では、民主党の三井辨雄元厚生労働相(71)が18日に不出馬を表明。過去に同区からの立候補経験がある松木氏を後継に指名した。
松木氏は、2011年6月に衆院本会議の採決で当時の菅直人内閣の不信任決議案に賛成し、民主党を除籍された経緯を踏まえ「無所属でも出馬する」としたが「そうならないよう最大限力を尽くす」と強調した。
三井氏の不出馬を受け、民主党は北海道2区の新たな候補を選定中だが、松木氏支援には否定的な声が強いという。
松木氏は03年衆院選で北海道12区に民主党から出馬し、比例で復活し初当選。3期務めた後、12年衆院選は新党大地から立候補し落選した。(共同)
[2014年11月19日16時30分]
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秋田2区、また無風ですねぇ。社民はどうなるか分かりませんが。
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>>690
緑川貴士が民主公認で出るんじゃないんですか?
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141119_41051.html
次期衆院選秋田2区で、新人の元秋田朝日放送アナウンサー緑川貴士氏(29)が民主党公認で立候補する意思を固めたことが18日、分かった。党本部に公認申請中で、決まり次第、正式に立候補を表明する見通し。
党2区総支部によると、緑川氏は埼玉県出身、2009年に秋田朝日放送入社。「政治の道に進みたい」と来年4月の統一地方選での立候補も視野に、ことし9月に退社した。同総支部は、意欲や若さなどを評価し緑川氏の擁立を決めた。
2区では自民党現職の金田勝年氏(65)が3選を目指すほか、共産党も候補者を擁立する方針。
民主党は18日、常任幹事会を開き、秋田1区への立候補を表明している元衆院議員寺田学氏(38)の公認を決定した。
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http://mainichi.jp/select/news/20141120k0000m010120000c.html
衆院選:すでに「総選挙モード」 与野党走る 21日解散
毎日新聞 2014年11月19日 22時03分
安倍晋三首相の衆院解散表明から一夜明けた19日、与野党は「総選挙モード」に突入した。安倍政権が衆院選の「目玉政策」と位置付ける地方創生の関連2法案は21日の参院本会議で成立する見通しとなり、自民、公明両党は与党で合計270議席以上を目指す方針を確認。選挙公約の策定を急ぐ。一方、野党側は各党首がそれぞれ街頭演説に繰り出して政権批判を展開。民主党などは幹部を除く全国会議員に地元選挙区で活動に専念するよう指示し、各党が早くも臨戦態勢を敷きつつある。【田中裕之、佐藤慶、高橋克哉】
政府が提出した「まち・ひと・しごと創生(地方創生)」2法案は19日の参院地方創生特別委員会で、与党と次世代の党の賛成で可決された。民主、みんな、維新、共産の野党4党は「首相の解散表明で国会が不正常化した」などとして審議を欠席。与党側は質疑の打ち切りと採決を求める動議を提出し、淡々と採決された。
自民党は12月2日公示−14日投開票の衆院選で、経済政策「アベノミクス」の効果が波及していないと不満を持つ地方側に対し、地方創生の取り組みを訴えて支持を広げたい考えだ。首相は19日、東京都内の全国町村長大会で「自治体や現場にどんどん足を運び、地方の声に徹底して耳を傾ける」とアピールし、「選挙戦でしっかり説明し、勝ち抜いて政策を前に進める」と訴えた。
地方創生法案は人口減少対策や地方活性化に向け、国と自治体が5カ年計画の「総合戦略」を策定すると明記。政府は優れた施策を講じる自治体に交付金支給などを想定している。しかし与党からは衆院選に向け「決め手になる具体策がない」と不安の声も上がっており、自民党の地方創生実行統合本部(本部長・河村建夫元官房長官)は19日、首相に新たな施策を求める緊急提言を提出した。
菅義偉官房長官は19日の記者会見で「選挙経費の無駄遣い」との批判が出ていることに対し、「衆院解散・総選挙は憲法にもうたわれている。首相が国民に思いを問うのは自然なことだ」と反論した。それでも与党中堅議員の一人は「地元では『なぜ選挙をやるのか』という空気で、納得してもらうのは大変だ」とこぼした。
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http://www.sankei.com/politics/news/141118/plt1411180055-n1.html
2014.11.18 22:17
【衆院選】
自民、増税派と先送り派の「しこり」残したまま 選挙モードに突入
ブログに書く1
(1/2ページ)【永田町の「解散風」】
安倍首相の記者会見を報じるニュースが表示された家電量販店のテレビ=18日午後7時20分、大阪市浪速区(沢野貴信撮影)
安倍首相の衆院解散表明を受けて、自民党は挙党態勢の構築を急ピッチで進めることが迫られる。来年10月に予定した消費税率10%への再引き上げは、1年半の先送りでひとまず決着がついたが、増税派と先送り派の間で、しこりがくすぶっている。結党50年を迎えた公明党といかに連携を密にするかも課題といえる。
増税派は殊勝な発言
「大変力強い提言をいただいた」。首相は18日、消費税再増税の1年半延期を柱にした提言を首相官邸に持参した自民党の山本幸三衆院議員ら「アベノミクスを成功させる会」のメンバーに、そうねぎらいの言葉をかけた。
首相は、山本氏の説明に耳を傾けながら提言の中にあった「経済対策の実施」の部分に線を引いた。そして、「デフレ脱却、経済再生と財政再建の二(に)兎(と)を追って解決する必要がある。このような提言を出してもらい、大変うれしい」と語りかけ、財務省出身の首相秘書官の方を見て「財務省はどう言うか知らないけどね」とちゃかしてみせた。
首相は、よほど機嫌を良くしたのか、自ら議員一人一人と記念撮影に応じるサービスぶりだった。
「成功させる会」のこれまでの動きを苦々しく思ってきたのが増税派の牙城、党税制調査会のメンバーたちだ。
ただ、党本部で18日に開いた党税調総会では、首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相が出席する中、野田毅税調会長は「平成27年度の税制でもデフレ脱却、日本経済再生を念頭に置いて対応しなければならない」と殊勝な発言に終始した。町村信孝顧問に至っては総会後、記者団に「最終的な判断を首相に任せるのは、われわれは早々と合意している」と言ってのけた。
野田氏は一貫して再増税先送りに反対してきた。このことは、官邸サイドが、衆院の「73歳定年」という党の内規に抵触するため比例代表から立候補できないことを理由に、野田氏の公認を見送るよう党側に働きかけているのと無関係ではなさそうだ。熊本県連会長の山本秀久県議は党本部で谷垣禎一幹事長と会談し、対応を協議した。
公明との連携も腐心
衆院選で自民党は、政権の「ブレーキ役」を自負している公明党といかに連携していくかにも腐心しそうだ。首相は18日、記者会見に先立ち、山口那津男代表と官邸で会談した。今回の衆院選の公明党のキャッチコピーは「いまこそ、軽減税率実現へ。」。会談でも山口氏は消費税率10%への再引き上げと同時に軽減税率を導入するよう求めた。
集団的自衛権の行使容認をめぐって、首相サイドに譲ったとの意識が強い党執行部には、「軽減税率は何としても勝ち取りたい」(幹部)との思いが強い。軽減税率の導入要請に対し、首相は「承っておきます」と述べるにとどめた。
その言いぶりには、結党50年の節目を迎え、いまだ自民党の「げたの雪」と揶(や)揄(ゆ)される現状を打破したい山口氏との微妙な距離感がにじんでいた。
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http://www.sankei.com/politics/news/141119/plt1411190052-n1.html
2014.11.19 15:31
【衆院選】
公明、1次公認34人 太田氏ら定年制例外に
【衆院解散へ】
公明党は19日の臨時中央幹事会で、衆院選の第1次公認候補として選挙区9人、比例代表25人の計34人の擁立を決めた。漆原良夫中央幹事会会長(70)、太田昭宏国土交通相(69)、井上義久幹事長(67)の計3人は、内規の「69歳定年」の例外として公認された。
1次公認は次の通り。(「新」は新人。表記のない者は現職。敬称略)
北海道10区=稲津久、東京12区=太田昭宏、神奈川6区=上田勇、大阪3区=佐藤茂樹、同5区=国重徹、同6区=伊佐進一、同16区=北側一雄、兵庫2区=赤羽一嘉、同8区=中野洋昌
(比例代表)北海道=佐藤英道▽東北=井上義久、真山祐一(新)▽北関東=石井啓一、岡本三成、輿水恵一▽南関東=富田茂之、古屋範子▽東京=高木陽介、高木美智代▽北陸信越=漆原良夫▽東海=大口善徳、伊藤渉▽近畿=竹内譲、浮島智子、樋口尚也、浜村進▽中国=斉藤鉄夫、桝屋敬悟▽四国=石田祝稔、中野英雄(新)▽九州=江田康幸、遠山清彦、浜地雅一、吉田宣弘(新)
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中曽根康隆
http://www.sankei.com/politics/news/141119/plt1411190076-n1.html
2014.11.19 21:26
【衆院選】
群馬1区で中曽根元首相の孫推す動き 福井、三重、九州は…
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衆院解散を21日に控え、自民党の候補者調整は最終段階に入った。群馬県連の中沢丈一副会長らは19日、茂木敏充選対委員長と党本部で会談し、群馬1区選出の佐田玄一郎元行政改革担当相(61)について「勝てる候補を見つけたいので1区支部長である佐田氏の差し替え、更迭をお願いしたい」と公認しないよう求めた。
茂木氏は「世論調査の結果は良い。意見は承った」と述べるにとどめた。県連内には中曽根康弘元首相の孫、康隆氏(32)を推す動きがある。康隆氏は父、中曽根弘文元外相の秘書を務めている。
また、自民党は選挙区の「0増5減」で定数が3から2に減る福井県に関し、1区の稲田朋美政調会長(55)を新1区、3区の高木毅元国土交通副大臣(58)を新2区の候補者にすると発表。2区の山本拓元農水副大臣(62)は比例代表に回る。
比例代表九州ブロック選出の宮路和明衆院議員(73)は、次期衆院選に出馬せず政界を引退する意向を固めた。宮路氏は前回衆院選で鹿児島3区で落選、比例代表で復活当選した。後任には次男、拓馬氏を充てる方向。
自民党は三重3区について、世論調査などを基に、前回落選し比例代表東海ブロックで復活当選した桜井宏衆院議員(58)を公認せず、弁護士の嶋田幸司氏に差し替える方針。
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秋田
http://www.news24.jp/nnn/news8617532.html
候補者擁立の動きが加速
(秋田県)
■ 動画をみる
安倍総理が衆議院の解散を表明したことから、各政党では候補者擁立の動きが加速しています。共産党秋田県委員会は、衆議院選挙の秋田2区と3区に独自候補を擁立することを発表しました。
共産党秋田県委員会は19日、来月2日公示の衆議院選挙に出馬する予定の2人を発表しました。秋田2区から出馬を予定しているのは藤本金治氏68歳です。藤本氏は「労働者や農家の収入アップを実現したい」と訴えています。秋田3区から出馬を予定しているのは我妻桂子氏60歳です。我妻氏は「良い思いをしていない人に光を当てたい」と出馬を決めた理由を話しています。秋田1区では、自民党の現職、冨樫博之氏と民主党の前の衆議院議員の寺田学氏、それに共産党の新人、山内梅良氏の3人が立候補を予定しています。秋田2区では、自民党の現職、金田勝年氏が立候補する予定です。秋田3区では自民党の現職、御法川信英氏と維新の党の現職、村岡敏英氏が立候補する予定です。なお、民主党秋田県連は、秋田2区に秋田朝日放送の元アナウンサー、緑川貴士氏を擁立する方針のほか、秋田3区について県連の幹部は、維新の党との協力も含めて調整中だと話しています。一方、社民党秋田県連は19日、常任幹事会を開きました。今の段階では他の党との選挙協力は考えずに今月25日まで独自候補の擁立作業を続ける方針を確認しています。
[ 11/19 20:00 秋田放送]
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http://www.sankei.com/west/news/141119/wst1411190063-n1.html
2014.11.19 18:40
維新・松井大阪府知事 衆院選出馬を強く示唆「ぎりぎりの戦い トップが先頭に立つ」
【衆院解散へ】
松井一郎・大阪府知事
維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は19日、「政治力を持つしか、今の閉塞(へいそく)した状況は変えられない。ぎりぎりの戦いをするときはトップの自分たちが先頭に立つ」と述べ、維新が掲げる看板政策、大阪都構想の実現に向け衆院選で維新共同代表の橋下徹大阪市長とともに出馬する可能性を強くにじませた。府庁で記者団の質問に答えた。
仮に2人が出馬した場合の大義について「都構想をやりきるために政治的影響力を持つことだ」と強調。知事、市長が辞任することで都構想の実現可能性が低下するのではないかとの質問には「(傘下の大阪維新の会には)『維新スピリッツ』を持った人材が大勢いる。僕や(橋下)市長じゃなくても大阪の改革は成し遂げられる」と述べた。
出馬が取り沙汰されている衆院大阪16区で公明現職との厳しい選挙戦になることを指摘されると、「恐れていては何も始まらない。相手が強いか弱いかは勝負してみなければ分からない」と息巻いた。
府政投げ出しとの批判を浴びる可能性もあるが、「(都構想を実現すると)約束をした府民への筋を通すために出馬という道もある」と語った。
また、知事としての2年間について、「やれることは全てやりきった。あとは議会が同意しなかっただけだ」と語気を強めた。
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青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk02010287000c.html
衆院:首相解散表明 野党連携、1区が焦点 「非自民勝利」の実績 /青森
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
18日に安倍晋三首相が衆院解散を明言したことで、県内の各陣営も12月2日の衆院選公示、同14日投開票とのスケジュールで動き始めた。共産党は18日に4選挙区すべての公認候補を発表したものの、他の野党は急な解散で「『安倍チーム』にしてやられた」(野党県連幹部)形となり準備不足は明らか。当面は、衆院青森1区での野党連携の模索が続きそうだ。【松山彦蔵、石灘早紀、佐藤裕太】
1区が野党連携の焦点となるのは、2009年の衆院選で民主公認候補(その後12年に離党)が「自民県連公認」の無所属候補に勝利したほか、12年の前回衆院選でも非自民・非共産系3候補の合計票が自民公認候補の得票を上回った実績があるからだ。
18日までに青森1区からの出馬が確実なのは、自民現職の津島淳氏と共産新人の吉俣洋氏の2人で、維新の党県総支部の升田世喜男代表代行も立候補の方向だ。民主県連は「今からの擁立は難しい」(関係者)として、維新の党と社民党との連携を探っている。
一方、生活の党県連は16日に、県連代表の平山幸司・前参院議員に1区から出馬するよう要請。平山氏は「乱立では戦えない。1対1で自民党と戦える統一候補として自分が戦えるなら戦いたい」と保留中で、17日に東京で同党の小沢一郎代表にこうした動きを報告したものの、連携の成否を注視して18日も明言を避けた。
1区では、みんなの党県連協の波多野里奈会長も12年衆院選で民主公認として出馬した経験があるが、みんなの党自体の解党が取りざたされる中、対応は決まっていない。
◇自民は着々と
自民党は着々と準備を進めている。17日夜には、弘前市で4区選出の木村太郎衆院議員を囲む「市町村議員懇話会・OB会」が開かれた。講師となった自民県連の大島理森会長は「先ほど総理から電話がありました。『アベノミクス定着のために少し考えねばならない』と言っていた。31年の議員経験で12月2日公示、14日投票の衆院選は確定だと思う」と言明。大島氏の当初の演題は「来春の統一選に向けて」だったが、統一地方選に関する話題は全く出ず、「この場を木村議員の必勝の決起大会にしてほしい」と呼びかけ、会場は「衆院選一色」に染まった。
急な解散には自民系地方議員も戸惑い気味だ。ある出席者は「4選を目指す三村申吾知事を県連で推薦する方向に傾いた経緯を大島氏から聞きたかったのに」と苦笑いしていた。
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■前回と前々回の衆院選の開票結果
▼前回2012年
◇1区
当 73237 津島淳(自民)
47400 升田世喜男(維新)
32050 横山北斗(未来)
17066 波多野里奈(民主)
11217 斎藤美緒(共産)
◇2区
当 81937 江渡聡徳(自民)
18836 中村友信(民主)
18180 中野渡詔子(未来)
6683 小笠原良子(共産)
◇3区
当 74946 大島理森(自民)
46184 田名部匡代(民主)
12878 山内卓(未来)
5593 松橋三夫(共産)
◇4区
当 104544 木村太郎(自民)
35141 津島恭一(民主)
17594 千葉浩規(共産)
▼前々回2009年
◇1区
当 101290 横山北斗(民主)
68910 津島淳(無所属)
35283 升田世喜男(無所属)
12847 渡辺英彦(社民)
7976 吉俣洋(共産)
1483 上田一博(諸派)
◇2区
当 86654 江渡聡徳(自民)
比 64334 中野渡詔子(民主)
7164 熊谷ヒサ子(無所属)
2288 森光浄(諸派)
◇3区
当 90176 大島理森(自民)
比 89809 田名部匡代(民主)
2249 中西修二(諸派)
◇4区
当 112563 木村太郎(自民)
比 97747 津島恭一(民主)
3719 石田昭弘(諸派)
※「当」は小選挙区での当選。「比」は重複立候補した比例代表での当選
※政党名の「維新」は「日本維新の会」、「未来」は「日本未来の党」
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鹿児島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk46010262000c.html
安倍首相:衆院解散表明 戸惑い隠せぬ各陣営 「大義名分」見えぬまま、師走総選挙へ /鹿児島
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が18日夜、衆院解散の意向を表明した。総選挙が現実のものとなり、県内の政党関係者も近づく師走の足音と共に一気に選挙モードへ。ただ解散の「大義名分」は見えず、唐突感が拭えない。各陣営は戸惑いを隠せないまま、短期決戦の選挙に入る。【津島史人、杣谷健太、土田暁彦】
「(12月)14日の投票は動かない。1区から5区まで戦い抜く」
鹿児島市真砂町の自民党県連で15日にあった選対の会合で、県連会長を務める森山裕衆院議員=5区=は力を込めた。本来は、来春の県議選のための会合だったが、15日の時点で、既に総選挙への流れが加速。会合後の会見で、自らも衆院選の当事者となる森山会長は「解散後にすぐに(衆院選のための)選対会議を開きたい」と語った。
現職の保岡興治・元法相=1区=は既に事務所開きの日程を組んだ。陣営は支援者へ送る案内状の準備を急ぎ、臨戦態勢だ。
突然吹き荒れた解散風に、多くの陣営は戸惑いを隠せない。今年4月の補欠選挙で選出されたばかりの金子万寿夫衆院議員=2区=の陣営は「地方再生に向け、じっくりと国政に腰を据えて仕事する時期だけに、残念との思いはある」。わずか半年あまりの国政経験に本音がにじむ。
現職の小里泰弘・副環境相=4区=陣営は公務のため、自身の選挙スケジュールが定まらない。「一生懸命やるだけ」と解散に向け、気を引き締める。
戸惑いながら走り出したのは野党も同じだ。民主党県連で立候補が確定したのは1区のみ。以前から立候補に意欲を見せ、18日に党本部から公認の内定を得た民主前職、川内博史氏陣営は「ばたばたしているが、選挙は常に戦場だから」と語った。
共産党県委員会は1〜5区の県内全選挙区に候補を擁立する方針だ。「どこの陣営も急なことだが、安倍政権の暴走を止める絶好のチャンス」と意気込む。
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>>689
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk01010127000c.html
衆院選:三井元厚労相が松木氏推す意向 不出馬へ /北海道
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
三井辨雄(わきお)・元厚生労働相(71)は18日、札幌市内で開かれた民主党の会合後、報道陣の取材に応じ、健康上の理由で次期衆院選への立候補を見送るとともに、道2区の後継候補として前回道12区で落選した松木謙公氏(55)を推す意向を明らかにした。
三井氏は松木氏について「民主党で一緒に仕事をしてきた。野党が共闘しなければ自民党に勝てない」と述べた。
松木氏は道2区に立候補したことがある。その後民主党に移ったが2011年に除籍(除名)処分を受けた経緯があり、民主党道2区総支部関係者は松木氏擁立について「現状ではありえない」としている。総支部は25日までに後継候補を決める方針。【久野華代】
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茨城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk08010498000c.html
衆院解散:正式表明 経済政策に県民賛否 「なぜいま総選挙?」 首相決断に疑問の声も /茨城
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
家電量販店で安倍晋三首相の記者会見を見つめる男性客=水戸市笠原町で
家電量販店で安倍晋三首相の記者会見を見つめる男性客=水戸市笠原町で
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師走の総選挙が正式決定した。安倍晋三首相は18日、記者会見を開き、衆院解散を正式表明。経済政策「アベノミクス」の是非を国民に問う考えを示した。県内有権者からは「短期的だが、効果が出ている」「地方には効果がない」とアベノミクスへの賛否の声が上がる一方、「大義なき解散」と言われる首相の決断に対し、「なぜいま、総選挙?」と素朴な疑問の声も出ている。【衆院選取材班】
◇「何も変わらず」
集団的自衛権行使容認の閣議決定や特定秘密保護法制定などを行ってきた第2次安倍政権。水戸市東野町の会社員、阿部啓也さん(62)は「行動することは良いこと」と評価する一方、アベノミクスへの評価は「景気がよくなると期待させておいて、特に何も変わっていない」と辛辣(しんらつ)だ。
古河市の飲食店経営、小林万利子さん(63)も「私の周りには、『景気が良くなった』なんて言っている人は一人もいない。『増えたのは残業ばかりだ』と言っていますよ。夜もお酒を飲む人がめっきり減っている」と効果を疑問視する。
◇「増税は不平等」
安倍首相は来年10月の消費税率10%への引き上げを1年半先送りする方針も表明した。つくば市の学生、沼畑大介さん(20)は「赤字国債を考えると、再増税は必要」と容認する考え。一方、取手市の主婦、桜田早苗さん(59)は「私たち庶民もお金持ちも一律にかかっていて平等ではない。増税の前に、国会議員の議員報酬削減など身を切ることをやるべきだ」と批判する。
土浦市乙戸の市民団体「議員さんを知る会」代表の小池詠子さん(64)も「より(生活が)厳しくなる人が多く、全体への配慮が全く感じられない。上げるべきではない」と反対する。
◇「政権の延命?」
日立市相賀町の自営業、軍司道男さん(66)は「守りに入った政権の延命しか考えない解散だ」と指摘した上で、小渕優子前経済産業相の「政治とカネ」問題に触れ、「政治家の体質は相変わらずだ。小渕さんも説明責任を果たしておらず、お粗末すぎる」と不信感を隠さない。
潮来市上戸の農業、内野幸夫さん(63)は「米の買い取り価格が下がって困っている。せめてTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉を決めてから解散してほしかった。何の対策も取らずに解散するのは無責任。今のままでは苦しい状況が続いてしまう」と訴えた。
◇経済対策へ影響を懸念−−知事会見
橋本昌知事は18日の定例記者会見で、「予算編成に遅れが出ないようにしてほしい」と述べ、経済対策などへの影響に懸念を示した。また、消費税率引き上げの先送りについては「経済指標を見ると、延期はやむを得ない」と理解を示した。さらに「日本や県の財政を考えると、景気が良くなって状況が許すなら、できるだけ早いほうがいい」と述べ、消費税率の早期引き上げを求めた。【蒔田備憲】
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反医師会派の青山としては大泉支援はのめないわな
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk08010202000c.html
衆院選:青山県議、6区出馬へ 民主本部の打診受け /茨城
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
次期衆院選を巡り、県議の青山大人氏(35)が18日、毎日新聞の取材に対し、「アベノミクスの波及効果が茨城に届いていないことを国政に訴えたい」などと述べ、茨城6区(つくば市、土浦市など)から民主党公認で立候補する意向を表明した。
青山氏は慶大卒。茨城6区選出で自民党の丹羽雄哉衆院議員(70)の私設秘書を経て、2006年県議選(土浦市区)で初当選。現在2期目。
当初は12月5日告示・14日投開票の県議選に立候補する予定だったが、数日前に党本部の打診を受けて国政挑戦を決意したという。青山氏は「6区は東京からも近く、可能性のある地域であることを訴えたい」と抱負を述べた。【中里顕】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/2462
(10年県議選)
奥田氏は、青山氏との関係が悪化した地元の県医師連盟土浦支部が、青山氏への事実上の対抗馬として擁立した。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/640
県医師会の政治団体、県医師連盟は民主党支持を打ち出し、大泉博子氏(60)を応援した。
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やなまし
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk19010075000c.html
みんなの党:中島氏、民主と連携模索も 新1区、解党後見据え /山梨
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
みんなの党で解党に向けた動きが強まる中、新1区での出馬に意欲を示す同党の衆院議員・中島克仁氏(47)=比例南関東=が、民主党との連携を模索していく考えを複数の地元関係者に伝えていたことが分かった。来月2日の公示に向け、選挙区での候補者調整を含めた民主党側の対応が焦点となりそうだ。
みんなの党は民主党との合流を検討する浅尾慶一郎代表と、政権への協力姿勢をみせる渡辺喜美前代表の対立状態が続く。この対立を背景に、解党に向けた動きが加速する。
2012年の衆院選では、来年の知事選に立候補を表明した前民主党衆院議員の後藤斎氏(57)が旧3区で当選。中島氏は、3区で重複立候補して比例復活、初当選した。
今回、後藤氏が知事選に転出したことで民主の後継候補は空席のままだ。さらに、衆院の一票の格差是正に伴う定数削減で、3区は新1区に吸収される。中島氏の動きは解党後を見据えたものとみられ、公示までの間に後藤氏の地盤を維持したい民主党と思惑が一致するかがカギとなるとみられる。甲斐市にある中島氏の事務所は「本人が決めたことに基づき進めていく」としている。【屋代尚則、片平知宏、山縣章子】
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福島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk07010181000c.html
衆院解散表明:自民党本部 5区公認漏れ候補者、比例上位で優遇せず /福島
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
衆院選で、自民党の現職2人が一つの公認枠を争っている5区(いわき市、双葉郡)について、党本部が、公認から漏れた方の候補者を比例上位で優遇する措置は行わない方針を県連に伝えていたことが18日、県連関係者への取材で分かった。
5区では、ともに現職の坂本剛二氏(70)=5区選出=と吉野正芳氏(66)=比例中国ブロック選出=が地盤としており、公認候補として出馬を望んでいる。
県連の岩城光英会長と杉山純一幹事長は17日、党本部の方針を聞くため上京し、茂木敏充選対委員長と会談した。県連関係者によると、茂木氏は公認から外れた方の候補者を比例名簿の上位に記載して優遇することについて「難しい」との考えを示したという。
2012年の前回選挙は、坂本氏が5区の公認候補となり、吉野氏が優遇措置を受けたうえで比例中国に回り、当選した経緯がある。県連は今回も同様の措置を期待していたが、公認枠を巡る調整はより難しくなった。【岡田英】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk07010174000c.html
安倍首相:衆院解散表明 「復興に水差す」の声も 自公は「従うのみ」 /福島
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が18日、衆院を21日に解散すると表明し、県内の各政党では、政権与党の自民、公明が「首相の決定に従うのみ」などと理解を示す一方、民主や社民などの野党からは「復興に水を差す」「政権維持のための党利党略解散」といった批判の声が相次いだ。とはいえ12月2日公示、14日投開票の総選挙に向け、「時間がない」事情は共通で、候補者擁立作業や選対本部の準備に追われている。【岡田英】
●自民
自民党県連の杉山純一幹事長は「首相が考えたうえで決めたこと。後は勝つ選挙にしていくために準備するのみだ」と淡々と語った。
自民党は1〜4区は現職が出馬する見通しで、焦点は一つの公認枠を2人の現職が争う5区(いわき市、双葉郡)の候補者調整だ。県連は25日に総合選対本部の事務所開きを予定しており、それまでに候補者を決めたい考えだ。
●公明
中央で連立政権を組む公明党の甚野源次郎・県本部代表は「消費税増税先送りは、県民の生活への影響を抑え、復興を遅らせないという意味で良い判断」と解散に理解を示す。公明党は、県内の小選挙区では候補者を立てず、比例東北ブロックで1増の2議席獲得を目指し、小選挙区では自民党の候補を支援する方向だ。
●民主
「復興水差し解散だ」。民主党県連の亀岡義尚幹事長は解散をこう名付け、「知事選が終わって『オールふくしま』で復興へ進もうとした矢先。被災地のことをまったく考えていない」と批判した。
民主は3、5区では現職が立候補する予定で、1、2区でも候補者擁立に向けて検討している。維新の党の現職が立候補予定の4区では、選挙協力を見据えて、候補者擁立は見送る見通し。県連は22日にも常任幹事会を開き、党本部に公認申請する候補者を固めたい考えだ。
●維新
維新の党県総支部の本田朋幹事長は「特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認など、安倍政権の暴走を止めるチャンス」と話す。そのうえで「暴走を止めるには野党が協力するしかない」と、候補者の擁立で野党同士の協力が必要との考えを強調した。
●共産
共産党県委員会の久保田仁委員長は「政治とカネの問題などで追及を受けた末の、追い込まれ解散」と批判する。党中央の方針を受け、県内の全選挙区に候補者を立てる方針で、今週中には顔ぶれを公表する予定という。
●社民
社民党県連の小川右善代表も「沖縄知事選で負けた自民党ができるだけ早く劣勢をリセットしたかったのでは」といぶかる。小選挙区で1人は候補者を立てたい考えだが、「急な解散で時間がない。候補者選びも今週中に調整がつくかどうか」と頭を抱えた。
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三重
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddq041010006000c.html
衆院選:三重1区、野党「分裂」 維新出馬予定 民主、前参院議員公認
毎日新聞 2014年11月19日 中部朝刊
民主党の高橋千秋・前参院議員(58)が衆院三重1区から党公認で立候補することになった。1区には前回衆院選で落選した維新の党の松田直久・前津市長(60)も出馬の意向を表明。野党の選挙協力が進む中、民主党の岡田克也代表代行(三重3区)のお膝元で非自民票が分裂する。
高橋氏は昨夏の参院選三重選挙区で落選。三重県庁で18日行った記者会見で、現在同党の空白区となっている1区からの出馬について「(1区内の)津市で生まれ育った。ここ以外は考えられなかった」と語った。
民主党は三重4区も空白区になっているが、高橋氏の意向を尊重して1区からの立候補を公認。同党県連は松田氏に水面下で4区での出馬を打診していた。松田氏の陣営幹部は「野党の選挙協力と逆のことを党の責任的立場にある岡田さんの地元でやるのはおかしい。解散直前に『そちらが4区へ』と言われても納得できない」と不快感を示した。
三重1区には他に自民現職の川崎二郎・元厚生労働相(67)が立候補を予定。
共産党も18日、橋本マサ子・前同県名張市議(68)の擁立を発表した。【田中功一】
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石川
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk17010268000c.html
安倍首相:衆院解散表明 各党準備加速 3小選挙区、候補擁立を本格化 /石川
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が18日、衆院を21日に解散すると表明し、県内の主要各党も県内の衆院3小選挙区への候補擁立作業を本格化させている。2年間の安倍政権の評価やアベノミクスの是非を争点に、県内政界も一挙に師走の総選挙へと突入する。【大原一城、竹田迅岐】
■自民
自民は、2012年の前回、小選挙区で勝利した1区・馳浩氏(53)、2区・佐々木紀(はじめ)氏(40)、3区・北村茂男氏(69)の現職3氏を、公認候補として擁立する方針。21日に県連で議員協議会を開き、正式承認する見通し。
県連の木本利夫幹事長(県議)は安倍首相の衆院解散表明について「決断に従って準備を進めていく」と述べた。来年10月に予定されていた消費税率10%への引き上げ先送りについては「アベノミクス効果が地方にまで行き渡っているとはまだ感じられず、妥当な判断だ」とした。
■民主
民主は、3区に前職で県連代表の近藤和也氏(40)が出馬する。18日には県連常任幹事会を開き、1、2両区でも候補を立てることを決めた。近藤氏は「必ず候補者を出し、選択肢を示さなければならない」と述べ、1区、2区の地元組織に候補者選びを委ねる方針を示した。さらに「社民など他党とも話をしている」として野党間の連携も探る。
近藤氏は「自己保身のための解散総選挙だ」と政権を批判し、「真っ向から立ち向かっていく」と述べた。
■公明
公明は、県内の3小選挙区には公認候補を立てず、比例の北陸信越ブロックで前回当選した漆原良夫氏(70)の議席死守に全力を挙げる考え。
県本部の増江啓代表(県議)は消費増税先送りについて「想定以上に悪い景気状況を考慮すれば仕方がない」と理解を示した。さらに「(17年4月の再増税のタイミングが)現衆院議員の任期を超えるので、国民に審判を仰ぐ必要がある」と述べ、首相の解散表明に賛意を示した。
■共産
共産は18日、1区に亀田良典氏(65)、2区に西村祐士氏(60)、3区に渡辺裕子氏(29)を公認候補として擁立すると発表した。
同日県庁で記者会見した県委員会の秋元邦宏委員長は消費増税について「先送りではなく中止すべきだ」とし、消費税に頼らない社会保障充実や財政再建の必要性を訴えた。「アベノミクスの大失政が日本の経済と暮らしを壊した。暴走政治に対する厳しい世論に追い込まれての解散で、大義はない」と断じた。
■社民
社民は、従来から選挙協力してきた民主との連携を重視する。県連の盛本芳久代表は「今の大きな勢力の自民を相手にするには野党が一緒に戦わなければいけない」と話す。
盛本氏は「解散は身勝手で憤りを感じるがそうなる以上はしっかり戦う。県内でも安倍政権に違和感を覚える人は少なくなく、経済政策の破綻も指摘していきたい」と話した。
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兵庫
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk28010370000c.html
安倍首相:衆院解散表明 年末決戦へ、熱帯び 県内政党、戸惑いも /兵庫
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が衆院を21日に解散する方針を表明した18日、県内も事実上の選挙戦に突入した。今月に入って突然「解散風」が強まっただけに、各政党や陣営とも候補者選定や選挙態勢の準備期間が不十分なままで、現場では戸惑いも広まっている。来月2日に想定される衆院選の公示日に向け、年末の決戦は一気に熱を帯びる。【衆院選取材班】
■与党
2012年の前回衆院選で12議席中10議席と圧勝し「再」政権交代に成功した自民、公明両党の与党は、現職議員を多数有するだけあって、多少の混乱はあるとはいえ、比較的余裕もみられる。
自民は現職8人がそのまま立候補する予定で、空白区の12区の立候補予定者も17日の党県連選対委員会で選定を終えた。党県連幹部を中心に支持団体回りも始めたが、現職のいる7区に党所属の県議が無所属での立候補を表明するなど、調整不足も生じている。ある県連幹部は「相手が決まっていない選挙区もあるが、絶対に勝たなければいけない」と語気を強める。
一方、公明党は2、8区の現職の再選に力を入れる方針で、地元事務所はスタッフの確保など準備に追われた。党県本部幹部は「急な解散で短期決戦なので、多くはできない。考えを正々堂々と訴え、直球で勝負していくだけだ」と話す。
■野党
与党とは対照的に、野党各党は選挙期間の短さから、候補者擁立でさえ十分にできていないケースも目立つ。
前回衆院選で現職の相次ぐ落選で2議席となり、野党に転落した民主党は前回の大敗が尾を引き、現職1人を含む6人しか候補者選定を終えていない。15日に神戸市内で開かれた県連常任幹事会で急きょ、6区の立候補予定者を決めたが、議席を保持していた4、10区は模索が続く。党県連幹部は「他の野党との調整など、党本部から具体的な方針は来てない。時間的余裕はないが、候補者が半分というのは少ない」と打ち明ける。
半面、共産党は県委員会が全12選挙区での候補者擁立を目指して先週から準備を進め、既に立候補予定者11人を決定した。党県委員会幹部は「党勢躍進のチャンスとなる選挙だ」と意気込む。
■第三極
前回衆院選で存在感を見せた「第三極」だが、準備不足は否めないのが実情だ。
維新の党は現職の4人が立候補する方針。橋下徹共同代表(大阪市長)は公明党現職がいる選挙区に候補者を擁立する方針を示したが、2、8区の「対公明区」は現時点で空白だ。県総支部幹部は「空白区には少しでも多く候補者を立てたい」と話す。ただ「対『与党』としてできることがないか模索したい」と他党との連携にも含みを持たせる。
次世代の党は現職1人が立候補を予定。党県連関係者は「他に手を挙げてくれる人がいれば」と期待を寄せる。
〔神戸版〕
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和歌山
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk30010424000c.html
安倍首相:衆院解散表明 “連続選挙”へ準備加速 県内でも賛否 短期決戦へ各党始動 /和歌山
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相は18日夜、消費増税を先送りして21日に衆院を解散し、総選挙に踏み切る考えを表明した。県内でも、30日に投開票を迎える知事選に動いていた各政党は衆院選に向けて一気に動きを加速、短期決戦が始まった。【知事選・衆院選取材班】
急な解散に県内の各政党でも意見が分かれた。
総選挙では争点として安倍政権の経済対策の成否が注目される。18日に党本部から戻った自民党の吉井和視・県連幹事長は「争点は経済対策だけではなく、今までの施策全体。集団的自衛権や外交政策など、2年間の信を問う時期としては間違っていない」と成果を強調する。毎回小選挙区で自民候補を推薦する公明党の角田秀樹・県本部代表も「自公連立でデフレ脱却を果たしたのは評価すべきで、アベノミクスは失敗していない」と、今回も選挙協力に力を入れる姿勢を示した。
一方、選挙を年末に実施する判断について、野党からは批判的な意見も出た。民主党の浦口高典・県連幹事長は「選挙で景気はより冷え込む。年末のかき入れ時に選挙をするという判断が、そもそも国民無視の姿勢を象徴している」、維新の党の阪口直人・県総支部長も「県民も相当な不信感を持っている。年を越すため必死で働いている人がいる中、解散は今すべきことなのか」と批判した。共産党の下角力・県委員長は「今回は政権が追い詰められての解散。このタイミングでの選挙はチャンスと言うべき」と選挙戦への意気込みを語った。
◇「簡単にリセットしないで」−−有権者の声
有権者からもさまざまな声が聞かれた。
和歌山市の会社員、野田耕介さん(36)は「何のために選挙するのか。解散というのはテレビゲームのリセットボタンを押すようなもの。簡単にボタン押さないでほしい」と首をひねった。
新宮市の製材会社社長、稲垣幸二さん(59)は「アベノミクスがうまくいっているのかそうではないのか分からない。一時的な経済効果ではなく、20年、30年先を見据えてやるべきだ」と指摘した。
橋本市の主婦、前原真由美さん(49)は「消費増税には絶対反対。5%から8%になった時も便乗値上げで3%増ではすまなかったのが実感。広告で安売りの店を探すなど努力しているが、もう限界」と訴えた。
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岡山
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk33010473000c.html
安倍首相:衆院解散表明 総選挙へ準備加速 公認手続きや事務所確保 /岡山
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相は18日夜、衆院の解散を表明した。県内では、現職の国会議員らが解散を見込んで15、16両日に地元で政策を訴えるなどした。一方、民主党県連は1区と3区で公認候補者擁立の見送りを発表。共産党県委員会は全5選挙区で候補者を擁立する方針で19日に発表予定だが、2区の候補予定者はまだ手続き中だという。後援会も事務所の確保など、総選挙に向け準備が加速している。【前本麻有、小林一彦、五十嵐朋子、原田悠自】
◇民主、1・3区で擁立見送り
◇現職、地元で政策訴え
◇共産、全5区で擁立の方針
「県庁所在地である1区の擁立を見送り、全選挙区で候補者を立てられない責任を感じている」。岡山市内で16日にあった民主党県連の常任幹事会後、柚木道義・県連代表は硬い表情で述べた。前回選は1区で自民・逢沢一郎氏に敗れるなど、5小選挙区で全敗。比例復活した柚木代表(4区)と津村啓介県連幹事長(2区)の両氏が中心となって「複数人にアプローチしてきた」が、立候補にはつながらなかった。3区は次世代の党・平沼赳夫党首が立候補予定で、野党連携と乱立回避のため見送り、5区は調整中だという。
自民党の現職議員たちも慌ただしく奔走している。選挙区が広域の3区・阿部俊子氏の後援会は、美作、赤磐、備前にも事務所を置きたいところだが、まだ確保できていないという。「なぜこの時期に解散なのか」と困惑する支援者もおり、少人数の集会でも足繁く通って理解を求めるつもりだ。「1年生議員」の山下貴司氏(2区)の陣営は「『2回目の選挙は厳しい』と言われているので、こまめに支援者をまわりたい」と気を引き締めるが「事務所開きをする時間の余裕はないかも」と話す。
4区では16日、毎月第3日曜にJR倉敷駅前の商店街で開かれる「くらしき朝市三斎市」で、自民現職・橋本岳氏と民主現職・柚木氏が来場者と握手を交わし、政策を訴えるなどの姿が見られ、早くも「選挙モード」だ。一方、5区立候補予定の自民現職、加藤勝信・副官房長官は、安倍首相の随行で17日に帰国。地元事務所によると、衆院解散に伴い、12月6日の政治資金パーティーは延期する予定。
共産党県委員会は「公認の手続きなどでバタバタしているが、全5選挙区で候補者を擁立する」としている。
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人島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk34010455000c.html
安倍首相:衆院解散表明 自民党は意気込む 野党は手法を批判 有権者からは理解と不満 /広島
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
衆議院の解散が決まった−−。安倍晋三首相は18日、消費税増税先送りの是非を問い、21日の衆院解散を表明。県内の各野党は、閣僚の相次ぐ不祥事や実質国内総生産(GDP)の速報値が予測を下回ったことなどを挙げ、「失政隠しのための解散だ」と批判を強め、有権者からは民意を問うことへの理解と不満の声が入り交じった。【加藤小夜、植田憲尚、大西岳彦、菅沼舞】
■各党の対応
野党からは安倍首相の手法に批判の声が上がった。民主党の宮政利県連幹事長は「傷ついた内閣と経済失政を覆い隠すのに持ってこいの解散だ」と批判。候補未定の広島1、4、6、7区については今週末をめどに対応を固める。他の野党との連携については「党本部が決める話であり、県連でどうこういうレベルではない」と述べるにとどめた。共産党県委員会の小浜一輝書記長は「GDP速報値が予測を大きく下回ったのは消費増税を強行した結果で、延期ではなく中止すべきだ」と指摘した。
次世代の党県連の中丸啓会長(比例中国)は「消費増税は安倍政権が取って付けた大義で争点ではない」と切り捨てた。次世代の党は1、4、7区に候補者を擁立を決めているが、これ以上擁立はしない方針。維新の党県総支部の灰岡香奈事務局長は「本部が全て仕切っており、情報がまだ降りてこないが、候補者が決まれば支部全体で応援していく」と話した。
受けて立つ自民党の宇田伸県連幹事長は、「今度の選挙はアベノミクスに対する国民の審判を仰ぐ意味がある。(景気回復を)実感できるよう国民の理解をいただいて、進めていきたい」と意気込んだ。
■有権者は
有権者からは解散総選挙に理解を示す声が上がる一方、安倍首相の政権運営に不信感も。南区の会社員、大竹厚実さん(57)は「一般市民の負担を考えると増税は受け入れられない。増税を先送りするからには、一度国民に選挙のような形で問うのは当然の手続きだと思う」。佐伯区の酒類販売店専務、清水美和子さん(50)は「忙しい師走の選挙は歓迎しないが、政権を継続するためには仕方ないと思う。商店街が活気づくよう政策を進めてほしい」と期待した。
佐伯区の無職、横原由紀夫さん(73)は「アベノミクスの理論の間違いを潔く認めるべきだ。特定秘密保護法や集団的自衛権の議論を解散で棚上げしているとしか思えない」と批判。福山市霞町3の布団店経営、神野光治さん(52)は「何で解散せにゃいかんのか分からない。消費増税先送りで民意を問うなら、むしろ5%に戻してくれと言いたい。定数削減するはずだったのも国民はみな忘れている」と浮かない顔だった。【立石信夫、石川裕士、石川将来】
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6490 :チバQ :2014/11/19(水) 23:11:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119k0000e010243000c.html
衆院選:再編進まぬ野党 維新二分、みんな解党危機
毎日新聞 2014年11月19日 12時59分(最終更新 11月19日 14時42分)
野党再編の動き
野党再編の動き
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安倍晋三首相の解散表明を受け、与野党は12月2日に公示される衆院選に向けて準備を本格化させた。過去2回の衆院選は結果がいずれも政権交代に直結したが、自民党の「1強」状態で迎える今回は様相がやや異なる。野党各党が、安倍政権との距離感の違いから、離合集散を繰り返してきたためだ。選挙前の再編を見送った野党は、候補者調整で活路を見いだそうとしている。
◇候補者調整に活路
2012年12月の衆院選後、大きな動きがあったのは「第三極」を掲げた日本維新の会(当時)とみんなの党だ。石原慎太郎元東京都知事と橋下徹大阪市長の「二枚看板」で第3党に躍り出た旧維新は、原発政策や憲法を巡って党内の路線対立が激しくなり、今年5月に分党を決めた。
一方、みんなの党は渡辺喜美代表の発信力で党勢を拡大してきたが、その渡辺氏は自身の8億円借入金問題が浮上し代表を辞任した。これに先立ち、もともと渡辺氏と距離のあった江田憲司氏らは離党して結いの党を結成。さらに橋下氏らと維新の党を結成した。
江田氏らが離れたみんなの党は所属衆院議員が8人に減ったが、内紛は収まらず、浅尾慶一郎代表が18日、党の解散を表明。同党は19日中に両院議員総会を開き、解党する見通しだ。
旧維新で橋下氏とたもとを分かった石原氏らは8月に次世代の党を結成。石原氏は一時、今期限りでの引退を示唆していたが、18日に次期衆院選への立候補を表明した。次世代に参加した19人の衆院議員のうち12人は当選1回で、しかも11人が比例代表選出。次回も石原氏の知名度と集票力にすがりたい党の事情がにじむ。
前回衆院選で注目された日本未来の党は選挙直後に分裂し、小沢一郎氏らは生活の党を結成した。亀井静香、阿部知子両氏はみどりの風を経て現在は無所属で活動している。
前回大敗した民主党は、山口壮元副外相が昨年末、「党に限界を感じた」と離党届を提出し除籍処分になったものの、なんとか結束を維持してきた。三日月大造氏は滋賀県知事に転身(川端達夫氏が繰り上げ当選)。後藤斎氏は今月11日に議員辞職し、来年1月の山梨県知事選への立候補を準備している。
自民党では徳田毅氏が2月、親族の公職選挙法違反事件で議員辞職した。新党大地の石川知裕氏も昨年5月、資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件での有罪判決を受けて辞職した。旧維新に所属していた東国原英夫氏は「党の理念や方向性が変質した」として昨年12月に政界を去った。【高山祐】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk37010604000c.html
衆院選:社民・高田氏、出馬へ 3区きょう正式擁立 /香川
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
次期衆院選の香川3区に社民党県連幹事長の高田良徳県議(54)が立候補する意向を固めた。19日に高松市内で開かれる常任幹事会と県連委員会で正式に擁立を決定する。
高田氏は善通寺市出身。2002年の県議補選で初当選し、現在4期目。高田氏は出馬理由を「安倍政権は集団的自衛権の行使を閣議決定したが、全然議論されていない。今後、自衛隊法改正なども控え、反対する声を上げたい」と説明している。
香川3区には、自民現職の大野敬太郎氏(46)が出馬する予定で、共産も候補者擁立を決めている。【鈴木理之】
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愛媛
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk38衆院選:愛媛1区 民主・永江氏、出馬表明 「国民の声を聞く政権に」 /愛媛
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
民主党県連代表の永江孝子・前衆院議員(54)が18日、県庁で記者会見し、次期衆院選愛媛1区で同党公認で立候補する意向を表明した。「国民の声を聞かない今の政権運営を変えたい」と述べた。
永江氏は今回の解散を「『政権にダメージが少ない』という党利党略の政治で判断した」と批判。国会議員の定数削減によって税金の無駄遣いをなくすことを訴えの柱に置く、とした。
永江氏は松山市出身。神戸大を卒業後、南海放送のアナウンサーを務めた。2009年の衆院選愛媛1区で落選したが、比例復活で初当選。12年衆院選で落選した。
1区からは、自民党現職の塩崎恭久・厚生労働相(64)らが立候補する見込み。【伝田賢史】010586000c.html」
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>>172 復党
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk40010533000c.html
衆院選:5区に楠田氏を擁立 民主県連 /福岡
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
民主党県連は18日の持ち回り常任幹事会で、次期衆院選の福岡5区に元衆院議員、楠田大蔵氏(39)を擁立することを決めた。
楠田氏は2003年衆院選で福岡5区から出馬し、比例復活して初当選した。通算3期務めたが、12年衆院選で落選。13年12月に「党での私の役割は終わった」と離党届を出し、同党は今年2月に離党を認めていた。しかし、衆院解散が濃厚になり、楠田氏は一転して復党願を出していた。【中山裕司】
〔福岡都市圏版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk12010164000c.html
みんなの党:解党へ 「解散直前になぜ」 千葉6区調整も白紙に /千葉
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
次期衆院選と来春の統一地方選で勢力拡大を狙う「第三極」のうち、みんなの党が解散直前に解党する見通しとなり、県内の所属議員には「国会議員の『エゴ』に振り回された」などと怒りの声が漏れた。候補の擁立を模索していた千葉6区の調整も白紙化される見通しとなり、現場には徒労感だけが残された。【岡崎大輔】
安倍晋三首相が衆院解散を表明した18日。みんなの浅尾慶一郎代表は「解党」に言及した。渡辺喜美前代表から最近「みんなの党は残すから」とのメールを受けたという県総支部筆頭副幹事長の石崎英幸市川市議(党青年局次長)は「大事なこの時期に『解党』するというのは、党員や地方議員を見捨てる行為で、執行部の反党行為。断じて許されない」と怒りをあらわにした。
関係者によると、みんなは、次期衆院選で6区の候補者擁立に向けて調整を続け水面下ではほぼ固まっていたという。今回の「解党」方針について、県総支部幹事長の水野文也県議は「党本部から何も連絡はない。国会議員は自分のことばかり。本質的に地方のことなど考えていない向きが多いのだろう」と吐き捨てるように言った。
県内では、県総支部代表を務める水野賢一幹事長(参院議員)の運営手法を巡って、溝が深まっていた。一例では、4人を擁立したにもかかわらず、現有1議席の確保にとどまった16日投票の松戸市議選。4人の擁立を「無謀だ」という反対意見が出たが、水野幹事長が押し切ったという経緯がある。
「1勝3敗では惨敗だ」。統一地方選の試金石とも言われた松戸市議選だっただけに、県総支部のある幹部は水野幹事長ら執行部を念頭に「地方議員のことを単なる駒としか考えてないのか」との反発が強まっていた。
既に中央では、浅尾氏と渡辺氏の路線対立が決定的。県内議員も、渡辺氏に賛同する議員が5人前後おり、解党が正式決定すれば、ささやかれる「渡辺新党」への参加も含め、対応が分かれそうだ。
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>>695
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120k0000m010107000c.html
衆院選:群馬1区の佐田氏公認推薦せず 自民党前橋支部
毎日新聞 2014年11月19日 21時37分
自民党前橋支部は19日、次期衆院選で群馬1区(前橋市など)の現職、佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=の公認を求めない方針を決め、党本部の茂木敏充選対委員長に伝えた。
佐田氏は2006年の第1次安倍内閣で行政改革担当相として初入閣したが、関連政治団体が架空の事務所費を計上していたことが発覚して辞任。昨年7月に女性問題に関する週刊誌報道を受け、衆院議院運営委員長を辞任した。
前橋支部関係者によると、この日の会合で「週刊誌報道に有権者が強く反発している」といった発言が相次ぎ、佐田氏が務める1区支部長の差し替えを求めることで一致。現職の場合、支部推薦なしで党本部が公認することも可能だが、群馬では極めて異例という。【吉田勝】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120k0000m010127000c.html
衆院選:自民、小渕優子氏公認へ
毎日新聞 2014年11月19日 22時53分(最終更新 11月19日 23時00分)
参院経産委員会で質問に答える小渕優子前経産相=国会内で2014年10月16日、藤井太郎撮影
参院経産委員会で質問に答える小渕優子前経産相=国会内で2014年10月16日、藤井太郎撮影
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自民党は19日、政治資金問題で辞任した小渕優子前経済産業相(衆院群馬5区)について群馬県連から申請が上がり次第、公認する方針を固めた。
小渕氏をめぐっては、後援会の観劇会などに関する不明朗な政治資金が問題となり10月に経産相を辞任。その後、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで、元秘書の自宅などを家宅捜索した。
ただ、捜査中に過ぎず、実際に逮捕者などが出ていないことから、自民党幹部は「県連からの申請を拒否する理由は何もない」としている。小渕氏は来月の衆院選での6回目の当選を目指し準備を進めている。【影山哲也】
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>>693
【大蔵・財務OB議員 当落予測】
≪自民党≫
野田 毅 熊本2 当選14 ○
伊吹文明 京都1 当選10 ○
山本幸三 福岡10 当選6 ○
加藤勝信 岡山5 当選4 ○
後藤茂之 長野4 当選4 ○
寺田 稔 広島5 当選3 ○
金田勝年 秋田2 当選2 ○
木原誠二 東京20 当選2 △
鈴木馨祐 神奈7 当選2 ○
小林鷹之 千葉2 当選1 ○
古賀 篤 福岡3 当選1 △
石崎 徹 新潟1 当選1 △
村井英樹 埼玉1 当選1 △
≪民主党≫
古川元久 愛知2 当選6 ○
大串博志 佐賀2(比) 当選3 ▼
岸本周平 若山1 当選2 △
玉木雄一郎 香川2 当選2 ○
≪次世代の党≫
中山成彬 宮崎1(比) 当選7 △
桜内文城 愛媛4(比) 当選1 ▼
松田 学 比南関 当選1 ▼
≪無所属≫
小泉龍司 埼玉11 当選4 ○
長崎幸太郎 山梨2 当選2 △
○…当確 △…やや優勢 ▼…苦戦
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> 解党後、浅尾氏らは民主と合流を模索。このうち山内康一国対委員長は20日、民主党に入党届を出す予定で、中島克仁衆院議員も同調する見通しだ。
みんなの党、解党決定 渡辺前代表「抹殺事件だ」と批判
http://www.asahi.com/articles/ASGCM4TMSGCMUTFK00D.html?iref=comtop_6_03
みんなの党(衆院8人、参院12人)は19日、両院議員総会を開き、過半数の賛成で解党を決めた。自民、民主の二大政党と一線を画す第三極のみんなの党が、今月28日で5年の歴史に幕を下ろすことになった。
総会では「対立が鮮明な以上、解党し、それぞれの議員が行動を判断すべきだ」との意見が出た。一方、党を創立した渡辺喜美前代表は「党の政策は政権に受け入れられてきた。なぜ解党する必要があるのか」と反対。結局、13人の賛成で解党が決まった。
浅尾慶一郎代表は総会後、記者団に「解党は大変残念。政策の違いではなく路線の違いで解党することになり、期待していただいた多くの国民の声を受けとめられなかった」と涙ながらに語った。渡辺氏は「極めて独裁的な『みんなの党抹殺事件』だ」と批判した。
解党後、浅尾氏らは民主と合流を模索。このうち山内康一国対委員長は20日、民主党に入党届を出す予定で、中島克仁衆院議員も同調する見通しだ。渡辺氏は安倍政権と連携するため、新党立ち上げをめざす。松沢成文参院議員らも別の新党の可能性を探っている。
みんなの党は脱官僚や地域主権の実現を掲げ、自民党を離党した渡辺氏が2009年に結党。昨夏の参院選後には衆参36人の勢力まで拡大した。だが、昨年末に渡辺氏の右腕だった江田憲司氏ら14人が離党して結いの党を結党。今年4月には、渡辺氏が化粧品大手会長から8億円を借りた問題で代表辞任に追い込まれ、求心力を失っていた。
久米英一郎 @Eiichiro_Kume · 4時間 4時間前
支援者や地方議員の受け皿を残さない無責任な解党に最後まで反対票を投じた義士6名で団結して、みんなの党の理念・覚悟を継承する新党を!
三谷・渡辺衆院議員、薬師寺・渡辺・井上・山口参院議員の6名の義士!
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>>721
山内氏は渡辺直系だと思ってたんだけど民主なんですねぇ。。
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6769 :チバQ :2014/11/19(水) 23:25:39
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141119_20.html
<衆院選>東北の野党、遅れる候補擁立
安倍晋三首相が18日表明した衆院解散に伴う12月の総選挙で、東北の25小選挙区は野党の候補擁立が遅れている。前回22選挙区で候補者を立てた民主党の立候補予定は同日現在、13選挙区にとどまる。野党間の候補者調整が各県で進んでおり、「自民1強」に対抗できる体制を構築できるか大詰めを迎えている。共産党は、全選挙区に公認候補を擁立する。
青森は民主が1、2区で未定、維新は1区で新人を立てる。擁立を模索する社民を含めた3党間での候補者調整が解散後、詰めの段階に進むとみられる。
岩手は民主と生活が競合回避に向け、すみ分ける方針を固めた。民主は1、3区に現職、生活は2区に比例東北現職、4区に現職が立つ。社民は擁立するかどうかを検討している。
宮城は仙台市の1、2区で民主と維新の候補者調整が成立。1区に民主、2区には維新の両比例東北現職が立つ。民主は3区に元議員、4区に兵庫1区からの元議員、5区に現職を擁立。次世代は2区で独自候補を内定した。
秋田は民主が3区、維新は1、2区で候補が決まっていない。選挙協力が実現すれば、それぞれ空白区には擁立しない見込み。社民は2区で擁立の可能性を探るが、人選が難航している。
山形は共産を除き、1、3区で野党の立候補予定者が空白。民主は2区に比例東北現職を立て、1区は人選が最終段階に入った。3区も擁立を模索しており、民主、社民、連合山形の「3者共闘」の成立が焦点。
福島は、民主と維新の選挙協力が進む。民主現職の3区と5区(比例東北)、維新現職(同)が地盤の4区では、共闘態勢を組む方針。1、2区は両党がそれぞれ人選を急いでいる。
2014年11月19日水曜日
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野党の準備が整わない内に解散したせいで候補者調整めっちゃスムーズ(予想以上ってこと。まあ候補者の保身もあるからなぁ。。)ですね。。
これで勝てないとというか,まあ勝てはしないと思うけど善戦出来ないとなると今後の野党共闘が厳しくなるなぁ。。ずっと応援してるへたれ前原とかますます動けなくなりそうだ(;´Д`)
野党共闘というか候補者の調整が進んだ以上結果出して欲しい所。
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前回衆院選で日本未来の党(当時)から出馬、落選した山岡賢次氏(71)が現在は党参院比例区第5総支部代表を務めているが、衆院選での擁立はしないこと
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk09010215000c.html
衆院解散:首相表明 県内も慌ただしい動き 現職5人、自民は粛々 /栃木
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が消費増税の先送りと21日の衆議院解散を表明した18日、県内の政治関係者の間にも慌ただしい動きが広がった。【藤田祐子、田内隆弘、長田舞子、猪飼健史】
◇民主難航、擁立2区のみ
復活当選者を含め県内5選挙区すべてに現職の衆院議員を有する自民党。候補者擁立に奔走する他党をよそに、党県連事務所は来る総選挙に備えて粛々と準備を進める。以前から予定されていた選挙対策本部会議や役員会を今週末に前倒しするなど、総選挙に向けた態勢作りは着々。県連関係者は18日、「解散だからといって特に何かを焦ってやるようなことはない」と落ち着いた様子だった。
民主党は17日夜、宇都宮市内で幹事会を開催。松井正一・県連幹事長は「(現職がいない)1、3、4、5区もぎりぎりまで擁立の努力をすると確認した」と話したが、18日時点でめどが立っているのは2区の現職、福田昭夫氏のみ。その2区では、みんなの党の現職、柏倉祐司議員も出馬の準備を進めている。民主とみんなの合流構想も浮かんだが、松井幹事長は候補者調整について「党本部のマター(問題)」とかわした。
前回衆院選で当時党代表だった渡辺喜美氏が唯一、小選挙区で勝利したみんなは18日、解党が確定的となり、見通しが立たなくなっている。柏倉議員は17日、自身のフェイスブックに「2区で出馬したい」、18日には「解党を求める署名はしていない」と書き込んだ。陣営関係者は「もう迷っている時間はない。無所属となる覚悟もしている」。
共産党県委員会は18日、「県内5選挙区すべてで候補者を擁立するめどは立った。早ければ20日にも発表できる」との見通しを示した。同党本部は「19日までに全295小選挙区で独自候補を擁立する」との方針を示している。県委員会関係者は「世論が解散に追い込んだ。消費増税やTPP、原発などへの反対の声は大きい。解散はこうした課題にストップを掛けるチャンスだ」と意気込んだ。
生活の党は、前回衆院選で日本未来の党(当時)から出馬、落選した山岡賢次氏(71)が現在は党参院比例区第5総支部代表を務めているが、衆院選での擁立はしないことを18日、事務所関係者が明らかにした。
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http://kumanichi.com/news/kyodo/main/201411/20141119010.xhtml
みんなの党、28日に解党 3衆院議員、民主合流へ2014年11月19日
写真
みんなの党の解党決定後、記者の質問に答える浅尾代表=19日午後、衆院第2議員会館
みんなの党(衆院8人、参院12人)は19日午後、両院議員総会を国会内で開き、解党を賛成多数で決定した。28日付で解党する。浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表の路線対立が激化し、結束が困難になった。衆院解散・総選挙が迫る中、山内康一(比例北関東)、中島克仁(比例南関東)、杉本和巳(比例東海)の3衆院議員は解党を前に近く離党届を提出し、民主党から立候補する方向で調整に入った。さらに増える可能性がある。
浅尾氏も民主党との連携を図る考え。渡辺氏は解党に反対した議員に呼び掛け、新党結成を模索。松沢成文参院議員は一部の議員との新党立ち上げや次世代の党との連携を探る。(共同)
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北海道
有権者の声省略
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411190100002.html
首相、解散表明 野党、擁立へ動き急
2014年11月19日10時01分
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■目立つ空白区/選挙協力も模索か
安倍晋三首相が18日、衆院を21日に解散すると発表した。自民・公明は道内12小選挙区すべてに現職議員を擁するが、野党には立候補予定者が決まっていない「空白区」が目立つ。12月2日の公示に向け、各党は慌ただしく擁立作業に追われている。
18日夕、札幌市北区で民主党の道2区総支部の常任幹事会が開かれた。当選4回で厚生労働相も務めた三井辨雄氏(71)が立候補しない意向を突然示し、その対応を協議するためだ。三井氏は「健康上の問題で、厳しい冬に選挙をやるのは無理」と記者団に説明。出席者からは三井氏に翻意を求める声も出たが、最終的に承認され、候補者選考を一からやり直すことになった。
2区(札幌市北区、東区)には元衆院議員の松木謙公氏(55)が出馬の意向を示しているが、松木氏は民主党議員だった2011年、菅政権への内閣不信任決議案に賛成して同党を除名された身だ。
民主党で18日までに立候補予定者が決まっているのは道内12小選挙区の半分だけ。道連は原則として全選挙区で候補者を擁立する方針で、22日に札幌市内で開かれる運営委員会までに決めるよう各総支部に求めている。2区総支部の幹部は「もう尻に火がついている。選考を早くしなければ」と焦るが、22日には間に合いそうにない。
候補者擁立が難航する総支部では、来春の統一地方選に立候補する予定だった道議を擁立する動きもある。5区(札幌市厚別区、江別市など)の総支部は15日、道連幹事長も務める勝部賢志道議(55)=江別市=に出馬を要請することを決めた。支部役員は「急な解散で準備なんかできていない。何度も会議を開いて決めるという通常の手続きをしていては間に合わない」と打ち明ける。
共産党は16日、来春の道議選に立候補する予定だった釧路市議の石川明美氏(63)を急きょ7区(釧路市、根室市など)に擁立することにした。同党は18日に4選挙区、19日には7選挙区で立候補予定者を発表し、全小選挙区で擁立する予定だ。
新党大地は、解散が決まった段階で立候補予定者を発表するとしている。鈴木宗男代表は「あらゆる想定をしている」と話しており、民主党との選挙協力も探るとみられる。
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鹿児島
宮路拓馬
http://www.news24.jp/nnn/news8725613.html
3区宮路和明氏が引退し後継に二男擁立へ
(鹿児島県)
衆議院の解散総選挙を巡り、鹿児島3区から出馬予定だった宮路和明さんが引退し後継に二男を据える意向を固めたことが分かった。宮路和明さんは現在73歳で、1990年の衆院選で初当選。2年前の衆議院選挙では、鹿児島3区から出馬し、比例九州で復活当選を果たすなどこれまでに8回当選している。関係者によると、宮路さんは引退し、後継に二男の拓馬さんを据える意向を固めたことが分かった。宮路拓馬さんは、現在34歳で鶴丸高校を卒業後、東京大学法学部へ進学。その後、総務省に入省し、広島市役所の企画調整部の課長や内閣官房の参事官補佐などを歴任している。鹿児島3区には、これまでに無所属で現職の野間健さんと共産党の山口陽規さんが出馬を予定している。
[ 11/19 11:58 KYT鹿児島読売テレビ]
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長野
http://www.shinmai.co.jp/news/20141119/KT141118ATI090056000.php
総選挙へ 県内5選挙区で18人準備
11月19日(水)
安倍晋三首相が衆院解散を表明した18日現在、長野県内の5小選挙区では現職5人と、比例北陸信越ブロック選出の現職5人、前職2人、新人6人の計18人が立候補の準備をしている。いずれも自民党、民主党、維新の党、次世代の党、共産党の公認で出馬する予定。自民党3、民主党2の小選挙区議席の現構図が変わるかどうかが焦点だ。比例北陸信越選出を含め、現行選挙制度で最多の10人の県関係衆院議員数の増減も注目される。
自民、民主、共産の3党が全選挙区に候補を擁立する。維新の党も2区と3区、次世代の党も1区で、それぞれ現職の選挙区当選を目指す。
18日は、各選挙区で立候補予定者や支援者らが選挙事務所の確保、各種会合や街頭演説などの動きを強め、準備を活発化させた。
現時点で出馬意向を表明している18人のほか、維新が2区と3区以外の選挙区に擁立する可能性に含みを持たせている。社民党は擁立を模索しており、週内にも対応を決めたい考え。前回選で2区に新人候補を立てた政治団体の幸福実現党も対応を探っている。
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/334965/
引退撤回し衆院選出馬意向の石原慎太郎氏…若手では票取れない「次世代の党」
2014年11月19日 07時00分
次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が、次期衆院選に立候補する意向を固めたことが17日、分かった。複数の党幹部が明らかにした。比例代表単独か、小選挙区の重複かは今後、党内で検討する。
石原氏は14日、党所属の若手議員から出馬を促された際「もう年もいっているので、体力的にきつい」などと不出馬を示唆した。
藤井孝男選対委員長は17日、党所属国会議員に対する次期衆院選立候補の意向確認を始めた。
しかし、石原氏の出馬を不安視する声もある。永田町関係者は「選挙カーに登れないほど体調が悪かった時期もあった。比例代表なら応援演説がほとんどだが、どこまでできるのか」と指摘。
実際、昨年、軽い脳梗塞を発症して以降、体力低下が著しく、いまでも本会議への出席は相当、こたえるという声がある。
かつて同じ釜の飯を食った維新の党関係者は「82歳ということは(任期が4年だから)『86までやらせてください』ってことで、理解されにくい。前回の選挙では石原氏と同世代の人がエールを込めて投票してましたが、2度目となるとどうだろう。もう休ませてあげては?」と話す。
次世代の党で票が取れそうなのは石原氏ぐらいか。衆院比例は政党の得票数に応じて、各党の当選者が決まる。石原氏は強力な援軍となるし「やはり体力的にきつい」として石原氏が辞めても、次点の候補が繰り上げ当選となる。
それにしても、引退したがっていた本人を若手議員らが引き留めたというが、看板通りの“次世代”の党になるのはいつなのか。
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/575226.html
自民・渡辺氏、比例1位に 衆院選・道10区は公明・稲津氏(11/19 08:00)
自民党は18日、衆院選で比例代表道ブロック選出の現職渡辺孝一氏(56)を2012年の前回衆院選と同じく道ブロックの比例名簿単独1位に登載する方向で最終調整に入った。渡辺氏が地盤とする道10区(空知、留萌管内)には公明党現職の稲津久氏(56)が立候補する。
自民党道10区支部内には渡辺氏の10区出馬を求める声もあるが、12月2日の公示までに自公両党の調整時間がなく、自民党道連は道内の選挙戦全体を有利に運ぶためにも自公協力を維持すべきだと判断、党本部も同様の認識だ。
自民党道10区支部は22日の会合で、渡辺氏の今後の対応について協議する。
道10区をめぐっては前回の衆院選で、比例道ブロック現職だった稲津氏を10区に擁立した公明党に対し、新人で前岩見沢市長の渡辺氏は当初無所属で出馬する構えをみせた。最終的に渡辺氏を比例単独1位で処遇し、他の道内11小選挙区で公明党が自民候補を推薦する選挙協力が成立した。
自民党道連幹部によると、小選挙区の現職11人は比例代表にも重複立候補し、比例名簿では全員を2位に並べる方針。渡辺氏以外で比例単独出馬した現職の清水誠一氏(65)、勝沼栄明氏(39)についても前回同様、それぞれ名簿13位と14位に登載する方針だ。
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長野
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32799
行政・政治 : 21日解散首相表明 長野5区も臨戦態勢
更新:2014-11-19 6:00
安倍首相の衆院解散の意向表明を受け、県内選挙区でも選挙モードに突入した。長野5区はこれまでに、4選を目指す自民党現職で財務副大臣の宮下一郎氏(56)、民主党新人で元国会議員秘書の中嶋康介氏(37)、共産党新人で党飯田下伊那地区委員会副委員長の水野力夫氏(34)の3人が立候補を予定。臨戦態勢に入った。
■自民・宮下氏
財務副大臣として安倍政権を支えてきた宮下氏は「総理のデフレ脱却への強い決意が感じられる会見だった。アベノミクスは道半ば。国民の合意なしには成長戦略は動かない。このタイミングの総選挙は、前向きな国民運動の起爆剤として有効だ」と首相の決断を支持した。
アベノミクス第3の矢として掲げた成長戦略、特に地方活性化による産業振興、少子化対策、社会保障対策などを主要政策に掲げ、「三遠南信道路やリニア中央新幹線などの基盤整備も前向きにとらえ、みんなで協力して伊那谷から地方創生を成功させたい」と決意を示した。
■民主・中嶋氏
中嶋氏は「解散は家計などの実体経済に打撃を与えたアベノミクスの失敗隠しで、大義に欠ける」と現政権を批判。総選挙では「国民の暮らしを安定させる課題改善に向けた党の政策を訴えて支持拡大に努めたい」と5区民主の議席奪還を狙う。
22日には長野市内で正式に出馬表明する予定で、近く飯田市へ転居する一方、同市や伊那市内に事務所を開設する見通し。「まずは選挙区内の人たちに私自身のことや党の政策を知ってもらうことが第一。地域課題を踏まえ、日本の未来をつくるために必要な施策を提言したい」として選対の組織固めを急ぐ。
■共産・水野氏
水野氏は「安倍首相は解散で信を問いたいと言うが、追い詰められている印象だ」と指摘。消費税の再増税先送りについては「共産党は消費税そのものに反対している」としたほか、「この2年間で、特定秘密保護法、原発再稼働、TPPなど暴走を続けてきた」と安倍政権を批判、対決姿勢を鮮明にした。
5区については「リニアも大きな問題だ」と主張。「建設計画、工事に対する住民の不安は大きい。着工の強行は許さない」とした。「ブラック企業」に勤めた経験から「できるだけ多くの人と接し、声なき声を吸い上げていきたい」と決意を述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20141118-OYTNT50329.html?from=oytop_ymag
衆院解散表明 決戦ムード一気
2014年11月19日
家電店に並ぶテレビでニュースに見入る客(和歌山市のエディオン紀ノ川店で)
◇景気争点知事選影響も
安倍首相が衆院を解散する方針を表明した18日、県内でも、与党関係者は「経済政策アベノミクスの実績を訴えて信任を得る」、野党関係者は「大義のない解散だ。アベノミクスの失敗を有権者に問う」とそれぞれに声を上げ、対決ムードが一気に高まった。景気回復への着実な道筋をつけることができるのは、どの政党なのか。それを有権者が注視する中での師走の衆院選となる。
現在、県関係の衆院議員は、三つの小選挙区から選ばれた3人と比例近畿ブロックで復活当選した2人の計5人の現職がいる。このうち自民の3人はそれぞれ小選挙区での出馬を予定。民主、維新の各1人も小選挙区から立候補する見込みだ。共産党県委員会はこの日、小選挙区で出馬する3人の立候補予定者を発表した。
自民の3人は強気の構えだ。党総務会長の二階俊博氏(3区)は読売新聞の取材に、「全力投球し、全ての選挙区での圧勝を目指す」と意気込みを見せ、「党務をこなしつつ可能な限り地元に入る」と述べた。
1区で出馬予定の門博文氏(比例近畿)は「県の経済を浮揚させるためにもアベノミクスは必要だ。政策の継続を今一度、国民に問いかける」とした。また、石田真敏氏(2区)は「政権が掲げる『地方創生』のためには消費増税の先延ばしもやむを得ない」として安倍首相の考えに理解を求めた。
民主は、前回選で唯一、県内小選挙区で勝利した党県連代表の岸本周平氏(1区)が議席死守を誓う。岸本氏は「大義なき解散だ。円安で中小企業は苦しみ、庶民の実質的な賃金も目減りし、アベノミクスは失敗している」と断じた。
維新は、党県総支部代表の阪口直人氏(比例近畿)が2区での出馬を予定する。阪口氏は「消費増税の道筋はできていたのに延期せざるを得なくなったのは安倍政権の失政」と述べた。
共産は1区には党県常任委員の国重秀明氏、2区は元橋本市議の富岡清彦氏、3区は党県書記長の原矢寸久氏を擁立する方針を発表した。
3人はそろって県庁で記者会見し、国重氏は「消費増税が国民の暮らしと地域経済を壊したのは明らかだ」、富岡氏は「介護、福祉に注力する政治を実現する」、原氏は「農林水産業を基幹産業にした国づくりを目指す」と述べた。
県内の小選挙区で候補を立てない政党も比例選での躍進を狙う。
公明党県本部の角田秀樹代表は「雇用や賃金は好転しており、連立政権の経済政策に一定の評価は必ず得られるはずだ」とし、社民党県連の野見山海代表は「なぜ今、解散するのか理解できない。党利党略による解散は政治不信を高めるだけ」と批判した。
◎
和歌山市の家電量販店では夜、衆院解散の方針を表明する安倍首相の記者会見のニュースが展示商品のテレビで流れ、足を止めて見入る買い物客の姿もあった。
同市の会計事務所職員、元木亮さん(32)は「景気回復は足踏み状態で、選挙で政権への信を問うのは理解できる。これを機に増税の時期や効果について、どの党も明確に政策提言してほしい」と話した。また同市の主婦、勇いさみ久代さん(67)は「前回の衆院選が2年前にあったばかり。税金の無駄遣いのような気がする」と釈然としない表情だった。
◇
30日投開票の知事選にも衆院解散の余波がじわりと影響を及ぼしそうだ。仁坂吉伸候補(64)(自民、民主、公明推薦)と畑中正好候補(62)(共産推薦)の両陣営からは受け止め方で対照的な声が聞かれた。
与野党相乗りで支援を受ける仁坂候補の陣営幹部は「衆院選では政党同士が争うことになるが、知事選への影響はあまり心配していない」としつつも、「中央の政局に知事選が埋没してしまわないよう、有権者に投票を呼びかけていきたい」と話した。
畑中候補の陣営は、この時期の解散を歓迎。陣営幹部は「消費増税や安全保障問題などで暴走する安倍政権と、その政権に言いなりの仁坂県政という我々の批判が、県民により伝わりやすくなった。その主張に賛同する声は日ごと大きくなっている」とした。
2014年11月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141119ddlk28010384000c.html
安倍首相:衆院解散表明 事実上の選挙戦に 準備不足、各陣営戸惑いも /兵庫
毎日新聞 2014年11月19日 地方版
安倍晋三首相が衆院を21日に解散する方針を表明した18日、県内も事実上の選挙戦に突入した。今月に入って突然「解散風」が強まっただけに、各政党や陣営とも候補者選定や選挙態勢の準備期間が不十分なままで、現場では戸惑いも広まっている。来月2日に想定される衆院選の公示日に向け、年末の決戦は一気に熱を帯びる。【衆院選取材班】
■与党
2012年の前回衆院選で12議席中10議席と圧勝し「再」政権交代に成功した自民、公明両党の与党は、現職議員を多数有するだけあって、多少の混乱はあるとはいえ、比較的余裕もみられる。
自民は現職8人がそのまま立候補する予定で、空白区の12区の立候補予定者も17日の党県連選対委員会で選定を終えた。党県連幹部を中心に支持団体回りも始めたが、現職のいる7区に党所属の県議が無所属での立候補を表明するなど、調整不足も生じている。ある県連幹部は「相手が決まっていない選挙区もあるが、絶対に勝たなければいけない」と語気を強める。
一方、公明党は2、8区の現職の再選に力を入れる方針で、地元事務所はスタッフの確保など準備に追われた。党県本部幹部は「急な解散で短期決戦なので、多くはできない。考えを正々堂々と訴え、直球で勝負していくだけだ」と話す。
■野党
与党とは対照的に、野党各党は選挙期間の短さから、候補者擁立でさえ十分にできてhttp://rentalbbs.shitaraba.com/rule/warning_r18.htmlいないケースも目立つ。
前回衆院選で現職の相次ぐ落選で2議席となり、野党に転落した民主党は前回の大敗が尾を引き、現職1人を含む6人しか候補者選定を終えていない。15日に神戸市内で開かれた県連常任幹事会で急きょ、6区の立候補予定者を決めたが、議席を保持していた4、10区は模索が続く。党県連幹部は「他の野党との調整など、党本部から具体的な方針は来てない。時間的余裕はないが、候補者が半分というのは少ない」と打ち明ける。
半面、共産党は県委員会が全12選挙区での候補者擁立を目指して先週から準備を進め、既に立候補予定者11人を決定した。党県委員会幹部は「党勢躍進のチャンスとなる選挙だ」と意気込む。
■第三極
前回衆院選で存在感を見せた「第三極」だが、準備不足は否めないのが実情だ。
維新の党は現職の4人が立候補する方針。橋下徹共同代表(大阪市長)は公明党現職がいる選挙区に候補者を擁立する方針を示したが、2、8区の「対公明区」は現時点で空白だ。県総支部幹部は「空白区には少しでも多く候補者を立てたい」と話す。ただ「対『与党』としてできることがないか模索したい」と他党との連携にも含みを持たせる。
次世代の党は現職1人が立候補を予定。党県連関係者は「他に手を挙げてくれる人がいれば」と期待を寄せる。
◇「なぜこの時期に」有権者に波紋
「なぜこの時期に」「判断材料が少ない」−−。18日夜の安倍晋三首相の衆院解散表明で有権者の間に波紋が広がった。尼崎市内で聞いた。
尼崎中央4丁目商店街振興組合の理事長で寝具店経営の桝谷郁男さん(58)は「なぜ今、選挙をするのか、よく分からない」と首をかしげる。消費増税の先送りについては「景気悪化を防ぐためであり、国民は理解している。選挙で信を問う必要がない」と思うからだ。一方で、師走の商店街への影響について「政党や候補者の応援で忙しくなる人も多い。客足が鈍らなければいいが」と懸念する。
市内の金属製品メーカーの男性役員(57)も「選挙の前に、社会保障や外交問題など取り組むべきことはいっぱいあるはずだ」と疑問を投げかける。だが、安倍政権の経済政策は評価している。「今年上半期は消費増税の反動で出荷が落ち込んだが、10月以降は持ち直した。まだ景気回復の助走期間で、アベノミクスの効果が出るのはこれからだ」と期待する。
一方、市内の主婦、溝口美香さん(30)は「首相は、消費増税先送りの是非を国民に問うためというが、選挙をする必要があるのか、分かりにくい」と語る。その上で「年末のこの時期に急に言われても、どの候補や政党に投票すればいいか、判断材料が少ない」と困惑していた。【米山淳、大森治幸】
〔阪神版〕
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188 :チバQ :2014/11/20(木) 00:21:53
かながわ
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20141118-OYTNT50372.html
解散表明 自民「丁寧な説明を」
2014年11月19日
安倍首相は18日、衆院を21日に解散する意向を表明した。首相は消費税率10%への引き上げを1年半先送りする考えを示し、「国民に信を問う」と述べたが、野党各党の県組織は「大義のない解散」と一斉に反発。自民党県連からも丁寧な説明を求める声が上がった。各党は12月14日投開票の衆院選に向け、選挙準備を本格化させる。
「解散は総理の専権事項で是非を言う立場にはないが、大義のない選挙では国民が納得できない」
自民党県連の竹内英明幹事長は記者団に対し、今回の解散総選挙の意義について安倍首相に丁寧な説明を求める要請文を送る考えを示した。
同党は2012年の衆院選で、比例復活も含め、県内で擁立した17選挙区の候補者全員が当選。今回も公明党の候補者を支援する6区を除き、17選挙区で現職を擁立する。県連幹部は「『こんな師走に意味の分からない選挙はやっていられない』と党員の士気が上がらないことが一番怖い」とこぼす。
公明党県本部の上田勇代表は「連立政権は今がまさに正念場。経済政策の効果も上がっており、正しい方向に推し進めるため、信を問う重要な選挙になる」と語り、「争点が見えにくいのは、野党側に対案がないことが最大の原因」と指摘した。
一方、民主党県連の金子洋一代表は「与党は約束した1票の格差是正や、議員定数の削減、社会保障の改革すら行っておらず、600億円の税金をかけて選挙を行う大義が全く見えない」と批判。景気次第で増税を見送る「景気条項」を撤廃する考えを首相が示したことに対しても「言語道断だ」と指摘した。
同党は12年衆院選は17選挙区で候補者を擁立したが、比例復活を含めても15人が落選。今回は全選挙区での擁立を目指さず、現時点での公認内定者は7人にとどまっている。党本部主導で野党との選挙区調整を急ぐ考えだ。
維新の党県総支部の青柳陽一郎代表も「アベノミクスの行き詰まりや政策の失敗を隠すための解散だ」と批判。県内では現職3人に加え、5区で元参院議員が出馬する予定で、「想定していなかった選挙なので万全ではないが、各党とも条件は同じ。堂々と戦うだけだ」と意気込んだ。
次世代の党も、現職2人を含めた5人を擁立する方針。松田学県連会長は「他の政党も国民の大半も、『消費税率引き上げを先送りにすべきだ』と思っており、国民の信を問う争点ではない。解散の理由は『今なら負けが少ない』という自己都合解散だ」との見方を示した。
2014年11月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120k0000m010172000c.html
衆院選:本当に出るの? 大阪市長も知事も? 戸惑う市民
毎日新聞 2014年11月20日 01時46分
本当に出るの? 市長も知事も?−−大阪都構想を巡る対立の果てに、維新の党共同代表の橋下徹大阪市長は「公明の議席を奪うしかない」と、今回の衆院選への出馬を検討していることを明らかにした。維新幹事長の松井一郎大阪府知事も同調、2人は公明現職のいる大阪3区と16区に出馬する公算が大きくなっている。選挙の構図が突然大きく変わる両選挙区の有権者からは「選択肢が増える」と歓迎の声が上がる一方、「なぜここで」と戸惑いの声も多く聞かれる。【藤顕一郎、山口朋辰】
公明現職に、前回も出馬した共産新人が挑む構図が予想されていた大阪3区。公明候補は1996年の小選挙区比例代表並立制導入以来、2009年の衆院選以外は全勝している「牙城」の一つ。「市長出馬か」の情報に、公明支援者らは注目している。公明候補を支援する商店主(60)=大阪市西成区=は「歴史的にうちは西成では強いんや」と胸を張るが、「市長の顔と名前は売れとる。一生懸命やらんと勝たれへん」と気を引き締める。
西成区の紳士服店主(76)は、「公明、民主、共産ばっかりだったから選択肢が増えるのは歓迎したい。(橋下市長は)『西成を変えたい』とずっと言ってくれてる。高齢者ばっかりの街を元気にしてくれそうだ」と期待する。一方、大正区のたばこ店主(80)は「『公明党は許さない』とか威勢よく言っているが、僕らには子どものけんかみたいに見える。大阪のために頑張ってきたと思うが……」とがっかりした様子で話した。
松井知事が出馬を検討している大阪16区。有権者からは期待の声もあるが、「都構想の実現」を理由にした出馬には懐疑的な声も。堺市北区の主婦(37)は「都構想のために首長を辞めるという理屈が理解できない」とする一方で、「与党に対抗できると言う意味で橋下さんには期待している。ただ維新の党も最近、何がしたいのかよく分からない。どうすべきか迷う」と戸惑う胸の内を明かした。北区の飲食業の男性(47)は松井氏の出馬検討には「どんな理由であれ、挑戦は自由」と理解を示すとともに、「単なる府政・市政の投げ出しか、それを上回る可能性が見いだせるのか見極めたい」と話した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddm005010045000c.html
衆院選:勝敗ライン「与党で過半数」 自民党内で不安噴出 「270議席以上」幹部ら修正、火消し
毎日新聞 2014年11月20日 東京朝刊
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安倍晋三首相が18日の記者会見で、衆院選の勝敗ラインを「与党で過半数」(238議席)と明言したことが与党内に波紋を広げている。現有議席は自民が295(伊吹文明衆院議長含む)、公明が31の計326議席で、「数十議席減らすと宣言したようなものだ」(自民党派閥幹部)などと不安の声が噴出。与党幹部らは19日、目標を「270議席以上」と上方修正を図り、収束に乗り出した。【影山哲也、高本耕太】
菅義偉官房長官は19日の記者会見で「政府の立場は首相が言ったことが全てで、与党で政策を遂行する意味で過半数というのは当然だ」と強調した。
次期衆院選(12月2日公示、14日投開票)は1票の格差是正のための「0増5減」で衆院の定数が480から475に減る。単純比較はできないが、90議席近くを失っても「勝利」を宣言できる計算となる。目標のハードルを下げることにより、首相の続投を確実にする意図があったものとみられる。
だが、野党からは「首相が自信を失っている。ニゲ(逃げ)ノミクスだ」(維新の党の松浪健太国対委員長)などの指摘が一斉に上がった。身内の自民党からも「そこまで自信がないのか」(自民党幹部)と冷ややかな声が出た。
自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長ら幹部は19日朝、東京都内のホテルに集まり、目標を「与党で270議席以上」とする方針を確認。首相が示した過半数(238議席)を事実上、上方修正した。与党が全ての常任委員会で委員長を出し、委員数も野党を下回らない「安定多数」は249議席、さらに委員長ポストを独占し、委員が過半数を占める「絶対安定多数」は266議席。270議席は、余裕を持って絶対安定多数を確保することを念頭に置いた目標だ。
ただ、それでも自民党内から不安の声がやまず、自民党の大島理森前副総裁は同日昼、記者団に「全員が当選できる環境を作ることが責務で、今の時点で何議席という話は早すぎる」と指摘。別の同党幹部も「(目標は)一議席でも多くだ。勝敗ラインなんてあまり口にしない方がいい」と苦言を呈した。
こうしたドタバタを受け、自民党の茂木敏充選対委員長は同日夕、「最終的な目標、基本的な考え方は、全員当選を目指すということだ。ただ、(与党で過半数の)上積みの目標ということで絶対安定多数を目指すという話をした」と語り、事態の収束を図った。
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山形
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141120_51002.html
<衆院選>山形3区 自民に足並みの乱れ
選挙態勢について協議した自民党山形3区支部長・幹事長合同会議。地域支部などの「造反」を指摘する声が上がった
自民党新人の加藤鮎子氏(35)が立候補する衆院選山形3区で、党地域支部長らが18日夜、無所属現職の阿部寿一氏(55)を支援するとして突如辞任した。前酒田市長の阿部氏が、加藤氏の父親で元党幹事長の紘一氏を破って初当選した前回同様、自民党内で懸念された足並みの乱れが、安倍晋三首相の衆院解散表明と同時に噴出した。
辞任したのは、自民党八幡支部(酒田市)で支部長を務めていた酒田市議(60)と幹事長。役員会が急きょ開かれ、交代が決まった。取材に対し酒田市議は「これで100パーセント阿部に行ける」と語気を強めた。
前回、14期連続当選を狙った紘一氏が敗れた大きな要因は、党内の「造反」だった。阿部氏が地盤とする酒田市の4地域支部のうち3支部幹部が、阿部氏支持を表明して相次いで辞任し、同市選出の一部県議の後援会も阿部氏支援に回った。
選挙後も一部県議や地域支部役員が阿部氏の会合に出席するなど動きは継続した。看過できないとして、自民党山形県連はことし9月、加藤氏が公募で3区支部長に決まったことを契機に「相手側支援は党則上利敵行為につながる」などと警告する異例の文書を3区各支部に送った。県議らにも口頭で注意を促した。
締め付けとは裏腹に、造反は鎮まりそうにない。
三川町で17日にあった3区支部長・幹事長合同会議では「最上地方の支部が相手候補を呼んで集会をするとの情報がある」「酒田の支部が加藤氏のポスター張りを拒否したようだ」などの指摘が相次ぎ、県連に対し党規に基づいた対応を求める声が上がった。
3区支部幹事長の田沢伸一県議は「選挙間近で時間的余裕がなく、単なるうわさに対応はできない」との姿勢を示す一方で、「相手候補を会合に招くような行為があれば即アウトだ。先例を党本部に問い合わせており、党規違反には厳しく対処する」と選挙後の処分を明言する。
合同会議に前後して、酒田市選出の県議が開く会合に阿部氏が出席する予定との情報も広まり、党支部幹部らは神経をとがらせる。
一方、阿部氏支持を表明している保守系酒田市議の一人は「締め付ければ締め付けるほど、反発は強まるだけだ。自民党県連の強権的な態度は、党勢に悪影響を及ぼすだろう」と、県連の対応を批判している。
2014年11月20日木曜日
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>和田氏は〜次世代の党が2区に擁立する候補者を個人的に支援したい考えだ。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141120_11015.html
<みんな解党>宮城の地方議員「結束を」
みんなの党の解党が正式決定した19日、県内の地方議員ら関係者に困惑が広がった。党勢拡大のチャンスだった衆院選を目前に解党が決まり、戦略の見直しを余儀なくされた。民主、維新両党など野党間の選挙協力が加速する中、県総支部は21日に役員会を開き、衆院選や来年の統一地方選に向けた対応を協議する。
「党の役員会で党を残すよう主張したが、力が及ばなかった」。解党の決定を1日後に控えた18日、県総支部長の和田政宗参院議員は総支部幹部に相次ぎ電話をかけた。
柳橋邦彦県総支部長代行はすかさず、県内の地方議員と連絡を取り「結束を崩さないことが大事だ。崩れて何もできなくなる最悪の事態は避けなければならない」と訴えた。
県内には現在、県議2人に加え仙台、七ケ浜など3市2町に8人の地方議員がいる。
大半が若手で、議長経験もある仙台市議の柳橋氏が引き締めている。2013年12月の結いの党旗揚げに伴い、林宙紀衆院議員(現維新の党)が離党したが、地方議員は残る道を選んだ。
今回の解党劇で、和田氏は県内の衆院6小選挙区で予定していた候補者公募を白紙撤回。速やかな新党結成を模索しながら、次世代の党が2区に擁立する候補者を個人的に支援したい考えだ。
柳橋氏は「われわれ地方議員には党の分裂など困難を乗り越えてきた結束力がある。和田氏が新党へ移っても、10人が行動を共にするか現時点では分からない」と言う。
県議の堀内周光幹事長は「解党は国会議員の都合で残念。地方議員は地道に活動し、地域に浸透してきた」と述べ、有権者の間に政治不信が高まることを懸念する。
「衆院選で戦える態勢を整えるのは厳しい」と明かすのは、県議の境恒春政調会長。「統一選まで1年を切った。支援者らの意見を聞き、早急に今後の方向性を固める必要がある」と話す。
2014年11月20日木曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/20/kiji/K20141120009313900.html
幸福実現党、衆院選比例全11区出馬 釈党首「解散には憤り」
会見する幸福実現党の加藤幹事長と釈党首
東京・赤坂の党本部で会見する幸福実現党の加藤文康幹事長と釈量子党首(右)
Photo By スポニチ
幸福実現党は19日、衆院選比例全11区に出馬する42人を決め、東京・赤坂の党本部で会見した。
東京ブロックから立候補する釈量子党首(45)と同南関東ブロックの加藤文康幹事長(52)が出席。「この国に、もっと自由を。」をテーマに掲げた釈党首は「私どもは一貫して消費増税について話をしてきた。今回は単なる時間稼ぎで、延命のための選挙。自己都合の解散には憤りを感じている」と持論を展開した。
具体的には「消費減税、教育改革、国防強化」を打ち出し、選挙戦に突入する考えで「幸福実現党はもっとも自由な政党」と訴えた。
[ 2014年11月20日 05:30 ]
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香川
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【14衆院選】戦いの構図固まる
2014年11月20日
◇共産全区、社民3区に新人
衆院選に向けて19日、共産党が香川1〜3区に、社民党が3区に、それぞれ新人の擁立を正式に発表した。今のところ、ほかに立候補の動きはなく、全3区の〈戦いの構図〉が、ほぼ固まった。衆院選の日程は12月2日公示、14日投開票。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成否や安全保障政策などを巡り、県内でも論戦が本格化する。
香川1区は、前回2012年に勝利した自民党現職の平井卓也氏(56)、比例復活した民主党現職の小川淳也氏(43)、共産党新人が争う。
香川2区は前回と同じ顔ぶれ。四国の民主党候補で唯一、小選挙区の議席を守った玉木雄一郎氏(45)、比例復活で初当選した自民党の瀬戸隆一氏(49)と、共産新人が出馬する。
香川3区は、前回初当選した自民党の大野敬太郎氏(46)と、共産党と社民党の両新人がぶつかる、前回と同じ構図となった。
◇「転換の好機」(共産)
共産党県委員会は、香川1区に党県書記長の河村整氏(55)、香川2区に党西讃地区副委員長・佐伯守氏(54)、香川3区に同地区委員長・土岐一郎氏(62)を擁立すると発表した。
県庁で3氏とともに記者会見した党県委員会の松原昭夫委員長は、衆院解散について「急な展開だが、政治の転換をかけた絶好のチャンス」と強調。「消費税を8%に上げたことで国民が打撃を受けたのは間違いない。消費増税を中止するしかないと訴えたい」と話した。
6度目の国政挑戦となる河村氏は「安倍政権になって、景気と国民の暮らしは落ち込んでいる。増税に頼らない道があると訴えたい」と語った。愛媛県出身で、鳥取大農学部卒。生協労連中央委員などを務めた。
2区に前回に続いて出馬する佐伯氏は「アベノミクスで庶民は潤わない。労働者の賃金を上げ、景気がよくなる土台を作る」と述べた。広島県出身で、四国学院大文学部卒。坂出民主商工会などで勤務した。
土岐氏は「(集団的自衛権を巡り)平和憲法の理念を閣議決定で変えたのは許せない」と主張した。丸亀市出身で、香川大経済学部卒。党県書記長などを歴任し、過去に2度、衆院選に出馬した。
◇「香川方式」維持(社民)
社民党県連は、高松市内で記者会見し、この日開かれた常任幹事会と県連委員会で、香川3区に県連幹事長の高田良徳県議(54)を擁立することを正式に決めたと発表した。
会見には、砂川保代表のほか、民主党県連の山本悟史常任幹事、連合香川の進藤龍男会長も出席。連合香川の仲立ちで、1、2区の民主党現職と支援し合う「香川方式」を、今回も維持することで合意したことを明らかにした。近く両党県連が連合香川とそれぞれ政策協定を結ぶ。
高田氏は、争点に消費増税の撤回、集団的自衛権の行使反対、農政改革を挙げ「社民党を護憲勢力として残していかなければならない」と述べた。善通寺市出身で、高松高専中退。同市議を経て、県議4期目。
2014年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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「みんな」解党 浅尾代表「私の力量不足」
2014年11月20日
みんなの党は19日、両院議員総会で解党を正式に決定した。神奈川県を「党発祥の地の一つ」とし、自民党、民主党に代わる「第3極」として脚光を浴びたみんなの党は、5年3か月余りで幕を閉じることになった。12月14日投開票の衆院選や来春の統一地方選に向け、準備を進めていた立候補予定者は複雑な思いを明かした。
「いろんな人の思いを実現するのが代表の務めだと思うが、すべての期待に応えられず、申し訳ない。私の力量不足だ」
両院議員総会の終了後、浅尾慶一郎代表(衆院神奈川4区)はこう言って涙を浮かべた。地方議員からは反発の声も上がっているが、「総選挙が間近に迫っている中で、地方議員の声を聞く機会が持てなかった」と釈明した。
解党決定を受け、衆院神奈川18区(川崎市高津、宮前区など)から出馬準備を進めていた同党の船川治郎さん(47)は「方向性が合わずに解党というのは理解できないが、今回のことを反面教師にして選挙に臨みたい」と複雑な心境を語った。現在は無所属での出馬を検討中で、「国民に訴えることは変わらない」と気持ちを切り替えていた。
党県総支部幹事長の塩坂源一郎県議は「どのような経緯で、誰が解党を主張したのか。党本部から全く説明がない。このままでは地域の党員に説明できない」と強い憤りを見せる。浅尾氏には19日朝に電話をかけてもつながらず、前県知事の松沢成文参院議員(神奈川選挙区)からは「『与党再編』『野党再編』『中間派』のグループが三つに分かれてどうにもならなかった」と説明を受けたという。
今年1月に党県総支部を設立し、10月に設立記念パーティーを開いたばかり。「1か月でこんな状況になるとは誰も思わなかった。党執行部や県選出の国会議員には、地元でしっかり説明してもらわなければ困る」と語気を強めた。
2009年に5人で結成した同党には民主党を離党した浅尾氏、現在は維新の党共同代表の江田憲司氏(衆院神奈川8区)、自民党を離党した山内康一氏の3人が県内から参加した。
松沢氏は国会内で記者団の取材に応じ、「優れたリーダーシップの欠如だ」と批判。「新党も含めた動きを模索していきたい。地方議員も抱えており、まずはみんなの党内の議員で議論していく」と、新党結成を模索する考えを示した。
みんなの党県総支部は来年4月の統一地方選の候補者擁立に向け、今年4月から「みんなの党かながわ政治塾」を開講。これまでに県議選や市議選に新人6人の擁立を決定し、さらなる候補者の選定作業を進めていた矢先だった。
来年4月の相模原市議選に同党から出馬する予定だった学習塾代表の松川公浩さん(52)は「今日も駅前で街頭演説をしていると、支持者から『この醜態はなんだ』と批判の声を受けた」と明かしながらも、「より大きな第3極の流れを作るための発展的な解党だと思う」と前向きに受け止めていた。
2014年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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[14衆院選]中島氏が民主入党意向
2014年11月20日
来月の衆院選に向け、各党の動きが加速する中、19日に解党が決まったみんなの党に所属し、新山梨1区からの立候補の意向を表明している中島克仁衆院議員(47)(比例南関東)が、民主党に入党する意向を周辺に伝えていたことがわかった。新1区には政権与党・自民党の宮川典子衆院議員(35)(山梨1区)と、野党からは維新の党の小沢鋭仁衆院議員(60)(比例南関東)、共産党の新人、遠藤昭子氏(63)が立候補を表明しており、野党勢力の結集が進むかどうかが注目される。
複数の関係者によると、みんなの党内の路線対立が激化した今月までに、中島氏から「みんなの党が存続しない場合、民主党で活動する可能性がある」などと伝えられたという。中島氏は衆院解散表明のあった18日、民主党県連顧問の輿石東・参院副議長(現在は会派離脱中)と面会していた。
中島氏は19日、取材に対し、「自分を受け入れてくれる党の側が決めることだ」としたうえで、「自分は安倍政権に対峙たいじする野党の立場。野党再編の軸になるのは民主党だと以前から考えており、医療など政策も近いので、可能性は高いと思う」と発言。無所属での出馬については「国会での質問など活動が制限される。無所属で当選後に入党するケースもあるが、選挙の前に政党に所属するのが筋だ」と述べ、否定的な考えを示した。
民主党県連は、新1区の候補予定者となる総支部長を務めていた後藤斎・前衆院議員(57)が知事選出馬のため離党後、後任の人選が進んでおらず、野党連携の可能性を否定していない。
ただ、新1区には維新の党の小沢氏も今月15日、立候補の意向を表明。選挙区内での野党連携の可能性について「当事者なので党本部に判断を委ねたい」と発言するなどしており、調整の困難が予想されている。
一方、自民党は新1区でコスタリカ方式を採用し、次期衆院選は宮川氏が小選挙区で立候補し、中谷真一衆院議員(38)(比例南関東)が名簿上位の比例単独立候補となることが決まっている。
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[14衆院選]「みんな」解党 県議ら落胆
2014年11月20日
みんなの党の解党が19日に決まったことを受け、渡辺喜美前代表のおひざ元である本県のみんな系県議や衆院選の立候補予定者、支持者らから落胆の声が出た。一方で、新党結成といった新たな展開を期待する声も上がった。
県議会会派「みんなのクラブ」は、同党発足にあわせ、2009年8月、自民党を離党した中川幹雄、相馬憲一両県議によって、同党の政治理念を県政でも実現することを旗印に結成。
11年4月の県議選では13人が当選し、第2会派に躍り出た。その後、市長選出馬や渡辺前代表の多額借り入れ問題などで議員辞職や離党者が相次ぎ、所属議員は現在9人に。
今月、代表になったばかりの相馬氏は「党存続にわずかな望みを託していたのに残念だ」とため息を漏らし、「県議選では党の公約を掲げて当選しているので、支持してくれた有権者のためにも任期満了までは会派を存続させたい」と苦しい胸の内を明かした。
一方、中川氏は「党ありきで作った会派だ。党がないのならば、議員それぞれの哲学で考えていかなければならない」と語り、「個人的には保守新党をつくり、自民党との連立がよいと思っている。渡辺前代表と同じ考えだ」と新党結成に期待感を示した。
渡辺前代表の那須塩原市内の事務所には支持者らが集まり、「浅尾代表が1人出ていけば、済んだことなのに」と解党を伝えるテレビニュースを苦々しく見ていた。事務所幹部は「29日の後援会総会を総決起大会に切り替えて、一丸となって逆風に立ち向かう」と気持ちを新たにしていた。
前回衆院選で栃木1区から同党新人として立候補した荒木大樹氏は「1区から出たい」と答えたが、「どこの党から出るかわからない。一両日中に決めたい」と解党に戸惑った様子だった。
福田知事は読売新聞の取材に、「渡辺前代表の突破力や、『官から民』などの政策の具現化を期待されて支持を集めていたと思うので、それが不発に終わってしまったのは残念だ」と語った。
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富山
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衆院選 野党共闘、進まぬ調整
2014年11月20日
◆民主の方針定まらず
衆院選に向けた「野党共闘」の調整が進んでいない。野党第1党の民主党県連が、県内の3選挙区でいずれも候補擁立のめどが立たず、他の野党と選挙協力を行うかどうかの方針が定まらないためだ。維新の党や社民党などは野党共闘の構築に期待しているが、衆院選公示まで残された時間が少なくなる中、民主党県連が早期に結論を出せるかどうかが注目される。
民主党県連の候補擁立作業は、富山1区から出馬を要請していた村井宗明・前衆院議員が政界引退を表明したことで振り出しに戻った。県連内では「擁立は非常に厳しい状況だ」との意見が出ているが、同党の最大の支援団体である連合富山の尾谷康弘会長は19日、富山市内で開いた執行委員会で「我々の政策に合致する候補者が出てくることを期待する」と述べ、民主党が独自候補擁立へ努力するよう求めた。
民主党県連は昨年の参院選で、結成以来の国政選で初めて公認・推薦候補者がいない「不戦敗」となり、連合など支援団体から不興を買った。高田一郎代表も18日の記者会見で「擁立に向けて全力投球する」と繰り返した。ただ、今回は突然の解散で準備が整っていなかった上に、村井氏に代わる有力な候補者名も挙がっていないのが実情だ。
「非自民」での共闘に期待する他の野党は、民主党の対応が定まらない状況にしびれをきらしつつある。
維新の党は村井氏が引退した1区で公認候補擁立を目指している。自民党現職と戦うため、民主党との選挙協力が欠かせないとみて、民主、維新両党本部間の調整を待っている状況で、県連レベルでは話し合いを行えない状況だ。
社民党県連は前回衆院選で1、3区に候補者を擁立した民主党とすみ分ける形で2区に公認候補を擁立した。今回も独自候補擁立を検討しているが、民主党との選挙協力については、柴義治幹事長は「前回とは状況が変わったので、まだ何とも言えない」と話す。
生活の党県連の呉松福一代表代行は「他党と協力したいが、民主党が(擁立を)あきらめていないようだから、なかなか協議に踏み出せない」と気をもんでいる。
県内で現職の議席維持を目指す自民党県連の幹部は「非自民・非公明で批判票を一手に集められるのは怖い」と話し、野党共闘の成否を注視している。
共産党は県内3選挙区で公認候補を擁立し、他党とは一線を画して戦う構えだ。
2014年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014112002000061.html
減税、愛知1区に広沢県議 河村氏地盤の奪還目指す
河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」は十九日、次期衆院選愛知1区(名古屋市東、北、西、中区)に、党幹事長の広沢一郎愛知県議(50)=瑞穂区選出、一期=を擁立する方針を決めた。
広沢氏は取材に「消費税のあり方が争点となる国政選挙で、増税に一貫して反対する党の存在感を示したい」と意欲を語った。
愛知1区は、河村氏の衆院議員時代の選挙区。市長に転じた後の二〇〇九年衆院選では、後に党副代表となる佐藤夕子氏(51)が当選したが、一二年の前回選挙で議席を失った。減税は、古くからの市長支持者が多い愛知1区で議席を獲得できれば、来春の統一地方選に向けても勢いを得られると判断。広沢氏擁立を決めた。
愛知1区には、自民現職の熊田裕通(ひろみち)氏(50)、民主元職の吉田統彦(つねひこ)氏(40)、共産新人の大野宙光(ひろみつ)氏(51)も出馬を予定している。
◆佐藤夕氏は市議選出馬へ
減税日本は、来年四月の名古屋市議選東区選挙区(定数二)に、党副代表の元衆院議員佐藤夕子氏(51)を擁立する方針を決めた。佐藤氏は取材に「党代表の河村市長を支えることを最優先に考えた」と語った。
減税所属で、東区選出の現職市議近藤徳久氏(51)は、市議選に向けた公認申請を党に提出せず、出馬を辞退した。これを受け、党関係者が佐藤氏に出馬を要請していた。
佐藤氏は、河村氏の秘書を経て二〇〇七年四月、愛知県議選東区選挙区で初当選。〇九年八月の衆院選では、河村氏の後継として、愛知1区に民主党公認で出馬し、当選した。減税日本に移った後、一二年十二月の前回衆院選で敗れた。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCM5D4FGCMUUHB00H.html
栃木)みんなの党、解党 県内にも波紋
長谷川陽子、堀井正明2014年11月20日03時00分
新旧代表の路線対立が続いていたみんなの党が19日、ついに解党を決めた。結成から5年。「創業者」の渡辺喜美前代表のおひざもとの県内では、戸惑いと強気が交錯した。
間近に迫る衆院選。「今のような路線闘争に明け暮れる無秩序な状態で、国政政党として有権者の付託にこたえられるのか。残念ながら解党という選択肢も受け入れなくてはならない」。民主党との候補者調整で栃木2区から1区への国替えも取り沙汰されている柏倉祐司衆院議員は、こんなコメントを出した。
その栃木1区から出馬を検討する荒木大樹氏は「栃木でみんなの党がなくなるなんてありえない。身の振り方は考えるが、どういう形であれ絶対に(衆院選には)出る」。栃木4区で出馬を検討する藤岡隆雄氏も「いかなる形でも4区で衆院選を戦い抜く」と語った。
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富山
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20141119113414
来月の衆院選 広野氏が出馬を検討
(2014年11月19日 11時33分)
来月おこなわれることが確実になった衆議院選挙に、生活の党の広野(ひろの)ただし前参議院委員が出馬を検討してることがわかりました。
関係者によりますと、広野氏は来月おこなわれる衆議院選挙で、県内選挙区と比例代表の重複立候補を検討しているということです。
具体的な選挙区は未定で、非自民候補の競合によって共倒れするのを防ぐため、党本部間でのすみわけ調整を経て決めるということです。
広野氏は、富山市出身の71歳。
旧通産省職員を経て衆議院議員を1期、参議院議員を2期務めました。
去年の参議院選挙で落選したあと、元秘書がウグイス嬢に法定金額をこえる報酬を支払った事件で連座制が適用されましたが、衆議院選挙には立候補できます。
今後、党本部での調整を踏まえ、今週末にも地元で会議を開き、態度を正式決定する方針です。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014111900599
山形、静岡などで候補者発表=比例も追加−共産【14衆院選】
共産党は19日、次期衆院選で山形や新潟、静岡などの小選挙区に擁立する候補者と、比例代表各ブロックの候補者を追加発表した。候補者は次の通り。(敬称略)
【小選挙区】山形2区 白根沢澄子▽茨城2区 川井宏子▽茨城3区 小林恭子▽茨城4区 堀江鶴治▽茨城5区 福田明▽茨城6区 井上圭一▽茨城7区 白畑勇▽群馬1区 店橋世津子▽群馬2区 藤掛順恒▽群馬3区 渋沢哲男▽群馬4区 萩原貞夫▽群馬5区 糸井洋▽山梨1区 遠藤昭子▽山梨2区 秋山晃一
▽新潟2区 五位野和夫▽静岡1区 河瀬幸代▽静岡2区 四ツ谷恵▽静岡3区 松浦敏夫▽静岡4区 杉田保雄▽静岡5区 大庭桃子▽静岡6区 佐藤龍彦▽静岡7区 野沢正司▽静岡8区 落合勝二▽岡山2区 井上素子
【比例代表】東北 岩渕友▽東京 坂井和歌子▽南関東 岡崎裕▽東海 島津幸広▽近畿 坪田五久男▽中国 矢引亮介▽九州 伊勢田良子(2014/11/19-16:39)
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先日の書き込みでは、久々の書き込みなのに挨拶せず失礼しました。
地元2区は、地味な知名度しかない若手元アナなんで無風でしょう。
1区は、補佐官時代が響きますかねぇ?
3区は、本荘地区vs大仙・横手地区の人口比較だけで厳しいですかね?
秋田選挙区は、候補者が有名人化してきているのが情けないです。
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まぢか。。。。
生活の党、小沢氏除き全員民主入りの方向 衆院解散目前に急転
http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200022-n1.html
衆院は21日午後の本会議で解散される。「12月2日公示−14日投開票」の日程で行われる衆院選に向け、与野党各党は事実上、選挙戦に突入する。第2次安倍晋三政権が発足してから約2年。これまでの政権の経済政策「アベノミクス」の評価が最大の争点となる。
政府は21日午前の閣議で解散詔書を決定。午後の衆院本会議で伊吹文明議長が解散詔書を朗読し、解散を宣言する。
自民党は25日に、公明党は来週中に公約を決める。自公両党とも円安対策や地方創生などが中心になりそうだ。公明党は消費税再増税の際の軽減税率導入を前面に訴える。野党各党も公約の策定を急いでいる。
一方、解党が決まったみんなの党の山内康一(比例北関東、中島克仁(比例南関東)両衆院議員は20日、民主党に入党を申請した。また、小沢一郎代表以外の生活の党議員が民主党入りする方向となったことも同日、分かった。民主党は正式に入党申請があれば受け入れる方針だ。
最大の焦点は、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が衆院大阪3区から立候補するかどうかで、党内には最終的に出馬に踏み切るとの見方が強まっている。
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http://news24.jp/nnn/news8884896.html
みんなの党の中島氏が民主党入り
(山梨県)
21日の衆議院の解散・総選挙を前に解党が決まったみんなの党の中島克仁氏が民主党への入党を申請した。これを受け民主党は中島氏を山梨1区に擁立する方向で最終調整に入った。
中島氏は20日、解党が決まったみんなの党に離党届を提出し、民主党本部を訪れて入党を申入れた。
中島氏は海江田代表や枝野幹事長との面談で、山梨1区に立候補する意向を伝え、枝野幹事長は公認として戦えるように入党手続きを急ぐ考えを示した。
中島氏は「民主党と共有できる部分がたくさんある」と民主党からの山梨1区立候補へ意欲を示した。
1区には維新の党・国会議員団幹事長の小沢鋭仁氏も立候補を予定していて、野党連携となる選挙区での候補者調整が焦点となるが、枝野幹事長は「調整がつくか分らない」と述べるに留めている。
[ 11/20 19:36 山梨放送]
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91452
小沢氏、現職らの離党容認 生活の党、衆院選有利なら
2014年11月20日 19:59
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生活の党の小沢一郎代表が、次期衆院選に立候補を予定している現職や一部元職に、選挙戦に有利だと判断した場合は離党を容認する考えを伝えていたことが分かった。選挙区事情に応じ、立候補する際の政党を自ら検討するよう求めたという。複数の同党関係者が20日、明らかにした。
生活の党は衆院議員7人、参院議員2人。関係者によると、小沢氏は19日、党所属の衆院議員らと順次会談し「新党を模索したが時間切れで無理になった。それぞれ衆院選で勝ち残れるよう考えてほしい」と述べ、各議員に移籍を希望する政党を伝えるよう求めた。(共同通信)
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自民25%、民主9%…比例投票先で大差 「与野党伯仲」期待は過半数 共同通信調査
http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200026-n1.html
共同通信社が19、20両日、衆院選への有権者の関心度や政党支持の傾向を探るため実施した全国電話世論調査(第1回トレンド調査)によると、比例代表の投票先政党は自民党が25・3%で、民主党9・4%の2倍以上に達した。望ましい衆院選結果を聞いたところ「与党と野党の勢力が伯仲する」が51・4%で過半数を占めた。
安倍晋三首相が衆院解散を表明したことについては「理解できない」との回答が63・1%となり、「理解できる」の30・5%を大きく上回った。
比例投票先は「まだ決めていない」との回答が44・4%あり、情勢が変化する可能性がある。自民、民主両党以外は、公明党4・6%、共産党4・2%、維新の党3・1%、社民党0・9%、生活の党0・3%、みんなの党0・2%、次世代の党0・1%の順。望ましい選挙結果に関し「与党が野党を上回る」は31・6%、「与党と野党が逆転する」は9・1%だった。
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200022-n1.html
2014.11.20 18:30
【衆院選】
生活の党、小沢氏除き全員民主入りの方向 衆院解散目前に急転
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【衆院解散へ】
衆院は21日午後の本会議で解散される。「12月2日公示−14日投開票」の日程で行われる衆院選に向け、与野党各党は事実上、選挙戦に突入する。第2次安倍晋三政権が発足してから約2年。これまでの政権の経済政策「アベノミクス」の評価が最大の争点となる。
政府は21日午前の閣議で解散詔書を決定。午後の衆院本会議で伊吹文明議長が解散詔書を朗読し、解散を宣言する。
自民党は25日に、公明党は来週中に公約を決める。自公両党とも円安対策や地方創生などが中心になりそうだ。公明党は消費税再増税の際の軽減税率導入を前面に訴える。野党各党も公約の策定を急いでいる。
一方、解党が決まったみんなの党の山内康一(比例北関東、中島克仁(比例南関東)両衆院議員は20日、民主党に入党を申請した。また、小沢一郎代表以外の生活の党議員が民主党入りする方向となったことも同日、分かった。民主党は正式に入党申請があれば受け入れる方針だ。
最大の焦点は、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が衆院大阪3区から立候補するかどうかで、党内には最終的に出馬に踏み切るとの見方が強まっている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200011-n1.html
2014.11.20 11:57
みんなの党解党で山内、中島両氏が民主へ入党申請
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みんなの党から民主党への入党が決まり、海江田万里代表(中央)と握手を交わす(右から)中島克仁、山内康一両衆院議員。左から福山哲郎政調会長、枝野幸男幹事長=20日午前、東京・永田町の民主党本部(酒巻俊介撮影)
解党が決まったみんなの党の山内康一、中島克仁両衆院議員が20日午前、民主党本部を訪れ、入党を申請した。民主党は受け入れる方針で公認調整に入った。山内氏は埼玉県内の選挙区から、中島氏は山梨1区からの出馬を調整している。
両氏は海江田万里代表ら幹部と会談し、山内氏は「政策的な考えは今ある政党の中で一番近い」と入党理由を説明。中島氏は「社会保障の問題で民主党と連携をしてきた。選挙には民主党の一員として精いっぱい努力したい」と述べた。
海江田氏は「心から歓迎する。今日からは自分こそが民主党だというつもりで選挙にむけてがんばってもらいたい」と応じた。
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200013-n1.html
2014.11.20 08:00
【衆院選】
民主悲壮感「1議席でも増やせれば」目標定められず
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(1/2ページ)【衆院解散へ】
安倍晋三首相が21日の衆院解散を表明した新聞記事のコピーを見る議員=19日、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)
野党は、衆院選で自民党による「1強多弱」の国会勢力図を打ち壊し、反転攻勢の機会にしたいところだ。しかし、党勢は回復していない上、選挙準備の遅れは否めず、野党第一党の民主党ですら議席獲得目標を明確に示せていない。候補者調整を急ぐも、「絶対安定多数(266議席)」という強気な与党を打ち砕く戦略を描けずにいる。
「立候補する全ての仲間を当選させたい。あえて言えばそれが目標だ。与党の都合で行われる選挙だから、1議席でも増やせれば現状よりはいい」
民主党の枝野幸男幹事長は19日、国会内で記者団にこう述べた。海江田万里代表と同じように、勝敗ラインや議席獲得目標に言及しなかった。
民主党は、次期衆院選の公認候補内定者が18日現在で、147人。前回衆院選の大敗北から2年がたつが、「政権の受け皿になりたくても、党が実施した世論調査の結果も芳しくはない。これ以上議席を減らしたら、民主党は終わりだ」(閣僚経験者)と党内には悲壮感が漂う。
党関係者は「選挙区の候補者は160人程度になるだろう」とし、平成10年の結党以来初めて200人を割り込みそうだ。
野党第二党の維新の党は、選挙区の公認候補が全体で70〜80人程度になる見通しだ。獲得議席目標については、橋下徹共同代表(大阪市長)の立候補が決定すれば大きく変動するとして、定まっていない。(楠城泰介)
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>衆院選岐阜1区(岐阜市)に、民主党は党県連副代表の吉田里江(りえ)氏(48)=名古屋市西区、写真=を擁立する方向で最終調整に入った
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014112090112604.html
減税、愛知1区に広沢県議 河村氏地盤奪還目指す
河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」は19日、次期衆院選愛知1区(名古屋市東、北、西、中区)に、党幹事長の広沢一郎愛知県議(50)=瑞穂区選出、1期=を擁立する方針を決めた。
広沢氏は取材に「消費税のあり方が争点となる国政選挙で、増税に一貫して反対する党の存在感を示したい」と意欲を語った。
愛知1区は、河村氏の衆院議員時代の選挙区。市長に転じた後の2009年衆院選では、後に党副代表となる佐藤夕子氏(51)が当選したが、12年の前回選挙で議席を失った。減税は、古くからの市長支持者が多い愛知1区で議席を獲得できれば、来春の統一地方選に向けても勢いを得られると判断。広沢氏擁立を決めた。
愛知1区には、自民現職の熊田裕通(ひろみち)氏(50)、民主元職の吉田統彦(つねひこ)氏(40)、共産新人の大野宙光(ひろみつ)氏(51)も出馬を予定している。
◇
減税日本は、来年4月の名古屋市議選東区選挙区(定数2)に、党副代表の元衆院議員佐藤夕子氏(51)を擁立する方針を決めた。佐藤氏は取材に「党代表の河村市長を支えることを最優先に考えた」と語った。
減税所属で、東区選出の現職市議近藤徳久氏(51)は、市議選に向けた公認申請を党に提出せず、出馬を辞退した。これを受け、党関係者が佐藤氏に出馬を要請していた。
佐藤氏は、河村氏の秘書を経て2007年4月、愛知県議選東区選挙区で初当選。09年8月の衆院選では、河村氏の後継として、愛知1区に民主党公認で出馬し、当選した。減税日本に移った後、12年12月の前回衆院選で敗れた。
◇
衆院選岐阜1区(岐阜市)に、民主党は党県連副代表の吉田里江(りえ)氏(48)=名古屋市西区、写真=を擁立する方向で最終調整に入った。近く県連の会合を開いて正式に決める。複数の党関係者が明かした。
吉田氏は国会議員の秘書を経て、2013年7月の参院選岐阜選挙区に民主公認で出馬したが落選している。
1区では他に、自民党現職の野田聖子氏(54)と共産党新人の大須賀志津香県議(55)が立候補を予定している。
(中日新聞)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddh041010005000c.html
衆院選:民主が岐阜1区、吉田氏を擁立へ
毎日新聞 2014年11月20日 中部夕刊
民主党岐阜県連が衆院岐阜1区(岐阜市)に、県連副代表で元国会議員秘書の吉田里江氏(48)を擁立する方針を固めた。近く正式決定する。
吉田氏は国会議員秘書などを経て、2010年の参院選茨城選挙区で、たちあがれ日本の公認候補として出馬、13年の参院選で岐阜選挙区から民主公認で出馬し、いずれも落選している。
岐阜1区には自民現職の野田聖子氏(54)、共産新人の大須賀志津香氏(55)が立候補を予定している。【道永竜命】
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群馬
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk10010319000c.html
2014衆院選:自民1区、佐田氏公認求めず 前橋支部「選挙支えられぬ」 /群馬
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
衆院の解散・総選挙に向けて各陣営が一斉に走り始めた19日、自民党前橋支部の幹部らが上京し、党本部に佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=を群馬1区の公認候補から外すよう求めた。現職議員の公認申請が見送られるのは極めて異例。群馬5区では、小渕優子前経済産業相(40)の自民党公認での出馬の意思が明らかになった。一方、共産党は県内全選挙区での候補者擁立を発表。21日の解散を前に、群馬の政界が熱を帯びてきた。
佐田氏の公認を求めない方針を決めた自民党前橋支部(支部長・中沢丈一県議)の会合では、厳しい意見が相次いだ。「昨年の週刊誌報道で2回目の要職辞任。有権者の批判は厳しいものがある。選挙戦を戦えない」。会合後、中沢支部長らが上京し、党本部の茂木敏充選対委員長に伝えた。しかし、今のところ支部側は代わりの候補の具体名を明らかにしておらず、混乱が広がっている。
佐田氏は2006年の第1次安倍内閣で行政改革担当相として初入閣したが、関連政治団体が架空の事務所費を計上していたことが発覚して辞任。昨年7月には女性問題に関する週刊誌報道を受けて衆院の議院運営委員長を辞任している。
前橋支部は19日朝、前橋市内で緊急会議を招集し、役員ら約20人から意見を聴いた。「佐田さんが出馬しても支持を得られない。選挙戦を支えることもできないし、辞退してもらうしかない」「現状は厳しく、本人から公認申請が出てきたとしても認められない」といった「佐田降ろし」の声が9割を占めたという。佐田氏が1区支部長を務めているため、党本部に「支部長交代」を求める方針を確認した。
前橋支部を除く群馬1区内の支部役員による会合でも、基本的に前橋支部の方針が追認された。
佐田氏の地元事務所は「本人は『至らないところがあれば誠心誠意おわびしたい』と言っている。こちらとすれば、ひたすらお願いするしかない」と話している。【吉田勝、田ノ上達也】
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栃木
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk09010104000c.html
2014衆院選:「みんな」解党へ 戸惑う「発祥の地」 立候補予定者陣営「無所属でも」 /栃木
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
みんなの党が28日に解党することが決まった。「党発祥の地」で衆院選に向けて準備を進めている県内の関係者は戸惑いを隠さなかった。【柴田光二、藤田祐子、田内隆弘】
那須塩原市西朝日町にある渡辺喜美前党代表の事務所には19日夕方から、ニュースで解党を知った支持者からの電話が相次ぎ、秘書らが対応に追われた。地元秘書の1人は「寄せられる声は『残念だ』『これからどうなるんだ』がほとんど。尋ねられても今後のことはまったく分からないので困った。新しい船出です、としか伝えられない」と苦慮していた。渡辺前代表を長年支持してきたという大田原市の会社員(51)は「会社ぐるみで支持してきたので、しっかりしてほしかった。党代表を退き、今度は衆院選だというのに解党とは。消費税8%への増税で地方の景気は良くないまま。出直して頑張ってもらいたい」と話した。
4区からの立候補を予定している藤岡隆雄氏の事務所でも、関係者が「何も情報が入ってこず、事務所の全員でテレビを見ている状態」と困惑の様子。藤岡氏はこの日も予定通りに支持者回りをしたという。陣営は「立候補するという本人の意思は変わらない。いざとなれば無所属でも、という気持ちは固めているが……」と弱っていた。
解党が決まる前から離党や選挙区替えが一部で取り沙汰されていた柏倉祐司議員の陣営は「本人から連絡はない。(渡辺前代表と)ずっと一緒にやってきてショックも大きいと思う」と話し、「数日内には何らかの決断があると思う。粛々と準備を進めるだけ」。
県議会みんなのクラブの相馬憲一代表は「残念だ、としか言えない」と話した。9月に地方議員を集めて開かれた党の会合では結束を固めるよう意見したといい「あれから1カ月余りでこんなことになるとは」。斎藤淳一郎県議は「取材の問い合わせが第一報。何も分かりません。解党の定義は何だと過去の例を調べても分からない」と苦笑いしつつ「選挙戦へのマイナスは否定できないが、党がどうなろうと目の前の選挙をやり抜くしかない」と話した。鶴貝大祐県議は「党を信じていた有権者の方々に対して、申し訳ないの一言だ。解党という結果だけでなく、党代表の交代以降バタバタ続きで、有権者の方を向いていなかった」と肩をすくめていた。
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青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk02010033000c.html
2014衆院選:野党3党が連携協議 民主・維新・社民「非自民」受け皿へ 1、3、4区「すみ分け」 /青森
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
安倍晋三首相が21日の衆院解散を表明したことを受け、県内各党も衆院選に向けた臨戦態勢に入った。民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連の3党と連合青森は19日、選挙での連携の協議を青森市内で始めた。民主が3区で田名部匡代氏、4区で山内崇氏の擁立を内定している一方、維新は1区で升田世喜男・県総支部代表代行が立候補する。社民は来春の統一地方選での連携を視野に協議に臨んでいる。協議では、3党が「すみ分け」することで非自民の受け皿を結集し、政策協議を急ぐ方向で一致した。【森健太郎、宮城裕也、石灘早紀】
非公開の協議の後、3党幹部はそろって記者会見。民主県連の田名部定男代表は「小異を捨てて大同につくということ。非自民という枠は大切にしたい」と強調。維新の升田氏は「自民1強多弱時代を打ち破るために、さらに一歩進んだ連携体制が必要」と語り、社民県連の斎藤憲雄幹事長は「まず一致できる部分は一致し、残った課題について協議する」と話した。会見終了後、民主県連幹事長の山内氏の発案で、3党の4幹部の握手を報道陣に撮影させる場面もあった。
3党は今年10月、民主県連の呼びかけで連携の調整を開始。当初は統一地方選に向けた県内の政策課題の合致点を探る動きだったが、急な「解散風」で情勢は一変。衆院選での連携が先行することとなった。
とはいえ、各党本部間の選挙協力の協議はこれからで、地方組織レベルでは「すみ分け」が精いっぱい。しかし、すみ分けにより、1区での「勝てる候補」擁立が難しい民主県連は不戦敗を回避し、維新の升田氏も乱立による票の分散を避けられる。社民県連は2010年の参院選を最後に国政選の選挙区候補を擁立できておらず、今回の3党連携に加わることで統一地方選での連携につなげる思惑がある。
3党は27日に再度協議する方針だが、3党間では原発や安全保障などの重要政策での隔たりも大きく、すみ分け以上の協力には課題が多い。民主県連幹部は「(連携を明文化せず)暗黙の了解になる可能性もある」と漏らした。
◇維新・升田氏、立候補を明言 波多野氏不出馬へ
維新の党県総支部の升田世喜男代表代行は19日夜、青森市内での自身の青森後援会幹事会で衆院選立候補を明言。「少なくとも民主、社民との3党で一体となって自民に立ち向かう」と語った。19日午後の民主、社民両県連との協議を踏まえ、「野党がばらばらでは自民と戦えず、青森県の声を届けられない。スクラムを組み、声を国へ届けたい」と意気込みを示した。
一方、みんなの党県連協の波多野里奈会長は18日夜、毎日新聞の取材に「23日の県連協の会議で最終的な協議をするが、8割方、出馬はしない」と話した。生活の党県連から1区での出馬要請を受けている平山幸司代表は19日も明言を避けた。
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宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk04010031000c.html
2014衆院選:野党候補擁立急ピッチ /宮城
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
安倍晋三首相が21日に衆院を解散すると表明したことを受け、県内では19日、各党による次期衆院選(12月2日公示、14日投開票)の公認候補擁立の動きが相次いだ。またみんなの党の解党が決定し、県総支部幹部が帰仙して急きょ記者会見を開くなど、県内政界は超短期決戦へ向け、慌ただしさを増している。
◇民主・井戸氏が出馬表明 兵庫1区からくら替え−−宮城4区
民主元職でNPO代表理事の井戸正枝氏(48)は19日、仙台市青葉区のホテルで記者会見し、宮城4区からの立候補を表明した。仙台市出身で、兵庫1区からのくら替え出馬となる。
井戸氏は「アベノミクスの弊害で、経済的に基盤の弱い方などにしわ寄せが来ていることを訴えたい。震災があったふるさと宮城を任された責任を感じており、何としても1議席を勝ち取りたい」と決意を述べた。
井戸氏は松下政経塾を経て、経済評論家として活動後、兵庫県議を2期、衆院には2009年に兵庫1区で初当選し1期務めた。
同席した安住淳・民主党県連代表は「地元の候補者なので、短期間だが強力な支援体制を取れると思う。4区の野党の受け皿は井戸さんだと確信している」と期待を込めた。
4区には、自民現職の伊藤信太郎氏(61)らが立候補を予定する。【近藤綾加】
◇共産公認6人発表 「安倍政権の暴走止める」−−小選挙区
共産党県委員会は19日、県内6小選挙区で公認候補として擁立する6人を発表した。中島康博委員長は「前回衆院選、昨年の参院選と続く党躍進の流れを引き継ぎ、安倍政権の暴走を食い止めたい」と語った。
候補予定者はいずれも新人で、1区=党1区くらし・教育相談室長の松井秀明氏(45)▽2区=党県女性・児童部長の大内真理氏(36)▽3区=党3区くらしの相談室事務局長の吉田剛氏(33)▽4区=党4区雇用子育て相談室長の小高(こだか)洋氏(34)▽5区=党県平和運動部長の高村直也氏(31)▽6区=党北部地区委員長の内藤隆司氏(56)。
また中島委員長は比例東北ブロックについては計約45万票、県内で11万5000票を目指すと表明。「若い候補者とともに、自民の対抗軸は共産だと訴えたい」と述べた。【伊藤直孝】
◇増元氏が出馬へ 次世代、拉致被害者家族会−−宮城2区
北朝鮮による拉致被害者家族会事務局長を務める増元照明氏(59)が宮城2区から次世代の党公認で出馬することが19日、同党への取材で分かった。21日に仙台市で開く結党報告会で正式発表する。
増元氏は鹿児島市出身。2004年の参院選で東京選挙区から無所属で出馬し、落選した。増元氏の姉るみ子さん(行方不明時24歳)は1978年8月、鹿児島県の海岸で交際相手の市川修一さん(同23歳)とともに拉致された。
宮城2区には自民現職の秋葉賢也氏(52)、維新現職の林宙紀氏(37)らが出馬を予定する。【百武信幸】
◇次世代の党と協力を継続へ みんな県総支部長
解党が決まったみんなの党の和田政宗・県総支部長(参院議員)は19日、仙台市内で記者会見し、次期衆院選に向け「みんなの党の精神を受け継ぐ新党を作り、衆院選を戦いたい」と述べた。解散後に予定していた候補者公募は白紙に戻し、新党からの擁立についても「総合的に判断したい」と述べるにとどめた。新党は松沢成文参院議員らとのグループで結成を模索している。
次世代の党と基本合意した県内選挙区の協力は個人として継続し、同党が宮城2区に擁立予定の増元照明氏(59)について「拉致は個人的にも極めて優先度の高い問題で、応援すべきと考えている」と述べた。【百武信幸】
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福島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk07010243000c.html
2014衆院選:民主・1区 金子前参院議員擁立へ 県総支部「被災地の状況熟知」 /福島
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
民主党県第1区総支部は19日、衆院選に関する役員会を開き、1区(福島市など)に前参院議員の金子恵美氏(49)を擁立する方針を決め、立候補を要請した。県連関係者によると、金子氏は「一致協力していただけるなら前向きに考える」と立候補に意欲を示しているといい、20日に受諾する見通し。
県連関係者によると、県連幹部が14日に、内々に金子氏に出馬を打診。金子氏が19日に立候補に意欲を示したことを受け、同総支部は役員会を開き、「国会議員経験者の金子氏が立候補予定者に適任」と一致した。
県連の亀岡義尚幹事長は、要請後に開いた記者会見で、金子氏について「震災・原発事故後、復興政務官としてさまざまな課題に果敢に立ち向かった。被災地の状況も熟知している」と評価。金子氏は会見では「重く受け止める」と述べるにとどめ、要請への回答は20日に行う考えを示した。
県連は22日に常任幹事会を開き、党本部に公認を申請する候補者を決定する予定。
金子氏は旧保原町議、伊達市議をへて2007年の参院選で初当選。昨年の参院選では自民党の現職に敗れた。
1区では他に、自民の現職、亀岡偉民氏(59)と、2012年の前回選で日本未来の党(当時)から立候補した前衆院議員の石原洋三郎氏(41)が出馬に意欲を見せている。【小林洋子、岡田英】
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福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk18010260000c.html
2014衆院選:顔ぶれ、ほぼ固まる 小選挙区、自民候補者調整終わる /福井
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
次期衆院選の候補者調整を続けていた自民党が19日、現職で党政務調査会長の稲田朋美氏(55)=旧1区=を新1区に、現職で前副国土交通相の高木毅氏(58)=旧3区=を新2区に公認候補者として擁立することを決めた。この結果、同じく現職で元副農林水産相の山本拓氏(62)=旧2区=は比例代表北陸信越ブロックへ回ることになった。一方、2012年の前回衆院選で旧1区から出馬・落選した民主党前職で元副文部科学相の笹木竜三氏(57)は出馬を見送り、県内の選挙戦の構図がほぼ固まった。【山衛守剛】
◇民主・笹木氏は出馬せず
笹木氏は昨秋、新1区で民主党本部へ公認を申請。出馬を模索していたが、現時点で公認が得られていない。出馬見送りについて笹木氏は毎日新聞の取材に「他日を期したい」と述べ、今後も政治活動を続けていく考えを示した。
これで新1区は、稲田氏と、共産新人の党県書記長、金元幸枝氏(56)、これまでに出馬の意向を示している維新の党新人で党県総支部代表代行、鈴木宏治氏(40)の3氏の争いとなる公算が大きくなった。
一方、新2区は高木氏のほか、民主が前職で元厚生労働政務官、糸川正晃氏(39)の公認を内定。共産は党県常任委員の宇野邦弘氏(63)を公認候補として擁立すると発表しており、こちらも3氏が名乗りを上げている。
他の県内各党は、公明党は候補者を立てず、自民の支援に回るとみられる。また、前回衆院選では候補者を立てた社民党も、今回は候補者を擁立せず、野党の支援を模索する。
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沖縄
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121k0000m010027000c.html
衆院選:沖縄4区、辺野古反対候補を擁立へ 翁長氏陣営
毎日新聞 2014年11月20日 18時37分(最終更新 11月20日 19時26分)
沖縄県知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対して当選した翁長雄志氏(64)を支援したグループは20日、次期衆院選の沖縄4区に辺野古移設に反対する候補者を無所属で擁立することを決めた。
共産、生活、社民、地域政党沖縄社会大衆の各党に、自民党を除名された那覇市議の代表が協議した。
知事選で翁長氏を支援した枠組みを大切にすることを確認した。1区は赤嶺政賢氏(共産、比例)▽2区は照屋寛徳氏(社民)▽3区は玉城デニー氏(生活、比例)−−の現職が立候補する見通しのため、候補を擁立しない。支援方法については各組織が判断するとした。【佐藤敬一】
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/575447.html
大地、民主と連携模索 衆院選・道7区で貴子氏擁立軸に検討(11/20 07:01、11/20 10:48 更新)
12月2日の衆院選公示に向けて、新党大地が道内での候補者擁立作業を急いでいる。鈴木宗男代表は道7区(釧路、根室管内)で長女・鈴木貴子衆院議員(28)=比例代表道ブロック=の擁立を軸に検討。道内の他の選挙区も含め、民主党と水面下で選挙協力を協議している。ただ現時点では政党要件を満たしていないため、小選挙区と比例代表の重複立候補ができないという課題もある。
「25日までには候補者を決めたい」。宗男氏は19日、北海道新聞の取材に対し、作業が終盤を迎えていることを強調。貴子氏以外の候補者擁立も含め「いろいろな選択肢を考えている」と含みを持たせた。
宗男氏は17日、民主党の国政選挙対策本部副本部長を務める玄葉光一郎前外相と東京都内で会談。民主党の候補者がいない道7区を中心に、選挙協力について協議したもようだ。
大地が他党との連携を探る背景には、「所属国会議員5人以上」など公職選挙法上の政党要件を満たしていない事情もある。候補を擁立しても小選挙区と比例代表で重複立候補できず、小選挙区で敗れた場合、比例復活当選の道が閉ざされているためだ。
ただ、大地は2012年の前回衆院選の比例代表道ブロックで、公明党(28万9千票)を上回る34万6千票を獲得するなど、道内各地で一定の存在感を保つ。民主党は12年衆院選で大地との協力協議が決裂し、候補を立てた道内11小選挙区で全敗した経緯から、民主党本部の幹部は「結果的に自民党を利する結果を招いた」と、今回は一定の協力に前向きな姿勢を示す。
大地はこのほか、道10区(空知、留萌管内)で道議選出馬を表明した浅野貴博前衆院議員(36)の擁立も取り沙汰されている。宗男氏に近い自民党現職との選挙協力の可能性もささやかれ、道内各党が動向を注視している。
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福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112019357
金子氏に立候補要請 衆院選で民主1区
12月2日公示、14日投票の衆院選で、民主党県第1区総支部は19日、元参院議員の新人金子恵美氏(49)=伊達市=に本県1区からの立候補を要請した。金子氏は「重く受け止めたい」と前向きな姿勢を示した。後援会と協議の上、20日の同総支部常任幹事会で立候補の意思を表明するとみられる。
立候補要請は福島市の党県連事務所で行われた。金子氏は「重要な選挙で要請いただいたことを重く受け止め、しっかり検討したい」と答えた。
要請に先立つ同総支部の役員会では「国会議員経験者で実績もあり、1区の中で(候補者に)一番ふさわしい」として全会一致で擁立を決めた。要請後の記者会見で亀岡義尚県連幹事長は「(民主党政権時に)復興政務官を務め、県内の被災状況を熟知している」と選定理由を語った。
金子氏は福島女(現橘)高、法政大文学部卒。カリフォルニア州立大大学院、福島大大学院修了。保原町議、伊達市議などを経て平成19年の参院選で初当選し1期を務めた。民主党副幹事長、党政調副会長、復興政務官などを歴任した。
◇ ◇
民主党県連は「空白区」の2区でも人選の最終調整を進めた。国政選挙経験のある男性医師ら複数の名前が浮上している。20日に候補者を絞る方針。一方、4区は、党本部が選挙協力を視野に入れる維新の党の現職小熊慎司氏(46)が立候補予定のため、独自候補の擁立を見送る方向だ。
( 2014/11/20 08:41 カテゴリー:主要 )
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山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411200600001.html
社民、選挙区擁立見送りも/2014衆院選
2014年11月20日10時20分
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社民党県連合は19日、予定していた常任幹事会を延期し、衆院選の対応についての調整を進めた。過去3回は山形3区に公認候補を立てたが、全国的に党勢が衰える中、今回は選挙区での候補者擁立を見送り、比例区に絞って選挙運動を行うことも検討している。
社民党は16日に仙台市で東北ブロック協議会役員会を開き、前回「0」に終わった比例区東北ブロックでの議席獲得を目指して、各県で選挙区の候補者を立てるよう努力することを申し合わせた。これを受けて県連合は19日、吉泉秀男代表ら3役が協議したが、結論は出なかった。幹部の一人は「選挙区での運動に力を分散させるより、全県で比例区のための活動を行った方が良いとの考え方もある」と語った。
過去3回の衆院選で、社民党は民主党と選挙協力を行い、3区での公認候補の得票の上乗せを目指した。いずれも選挙区の当選ラインに届かなかったが、2009年総選挙では吉泉氏が、1議席を獲得した比例区東北ブロックの中で、惜敗率が1位となり、「復活当選」を果たした。しかし、12年は選挙区、比例区とも大幅に票を減らし、東北全体で議席ゼロに終わった。
社民党関係者は「人と資金の両方で先細りとなっており、選挙区を戦うのは難しくなっている」と指摘する。ただ、選挙運動を比例区だけに限定した場合は、テレビの政見放送など有権者にアピールする機会が減ることにつながる。
◆ 共産の候補擁立 2区は白根沢氏
共産党県委員会は19日、衆院山形2区の党公認候補として、米沢市議の白根沢澄子氏(64)を擁立すると発表した。白根沢氏は近く市議を辞職するという。
白根沢氏は米沢市出身。小学校の養護助教諭や保育士、職業安定所相談員などを経て、1999年に米沢市議に初当選。現在4期目。
白根沢氏は「地方を本当に再生し、良くしていくには、国政に打って出て、根本的なところにメスを入れて政治を変えていかなければいけないと考えた」と話し、「憲法9条と平和を守る取り組みをしていきたい。また、これ以上の増税をストップさせること、原発をなくして自然のエネルギーに変えていくことが重要だ」と抱負を語った。
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兵庫
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007517682.shtml
2014/11/20 07:10
社民兵庫県連、県内小選挙区の擁立断念 衆院選
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社民党兵庫県連は19日、神戸市内で緊急幹事会を開き、12月14日投開票の衆院選で、県内小選挙区での公認候補擁立を見送る方針を決めた。旧社会党時代を含め、戦後初めて擁立しなかった2012年に続き、2回連続の断念となった。
社民党は社会党から党名を変更した1996年以降も阪神間で公認候補を擁立。09年も兵庫8区(尼崎市)に立てたが落選し、その後途切れた。05、09年は比例復活も含め議席を失った。
今回も独自候補の擁立を模索したが調整が難航。近畿比例での議席獲得を目指すという。(岡西篤志)
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熊本
http://www.tku.co.jp/web/news_article/%E8%87%AA%E6%B0%91%E7%9C%8C%E9%80%A3%E3%80%80%EF%BC%94%E5%8C%BA%E5%9C%92%E7%94%B0%E6%B0%8F%E3%81%AB%E9%9B%A2%E5%85%9A%E8%A6%81%E8%AB%8B%E3%81%B8?iframe=true&width=560&height=420
自民県連 4区園田氏に離党要請へ
衆議院の解散を明日に控え県内政界の動きも風雲急を告げてきました。自民党県連は熊本4区選出で次世代の党の園田博之衆議院議員に対して離党して無所属で出馬するよう求めることを20日正式に決めました。一方、候補者調整が難航している熊本2区については党本部に対応を一任しています。20日行われた自民党県連の緊急常任総務会。日曜日に行われた熊本市長選で初当選した大西一史さんが選挙戦のお礼に訪れた冒頭部分のみ撮影が許されました。しかしお祝いムードはここまで。非公開で行われた衆院選に向けた取り組みでは、選挙区ごとに所属県議が話し合い、特に難しい問題を抱えた選挙区で対応が協議されました。まずは4区。前回2年前の選挙では自民党は候補者を立てず当時維新の会に所属していた園田博之さんを地元議員が支援しましたが、維新の分裂に伴い園田さんは現在「次世代の党」に所属しています。【西岡一成県議】「われわれもずっと党派は違っても園田代議士と近いところで活動してきた県会議員ばかりです。4区は特に。そういう流れの中で急々だったけど園田さんに『ぜひ無所属になってほしい』と(伝えた)」(次世代の党を離党しろと?)「そういうことですよ」一方、これまで野田毅さんと林田彪さんが選挙区と比例区で交互に出馬するコスタリカ方式をとってきた熊本2区。県連幹部はおととい党本部を訪れ「2人が当選できる形をとってほしい」と要望しました。20日の会議後山本 秀久県連会長は「党本部の判断を待っているところ」としながらも野田、林田両氏ともに公認申請を出すよう指示したということです。一方民主党県連は19日夜の常任幹事会で熊本2区と3区への候補者擁立を目指すことを確認しました。【民主党県連・鎌田代表ON】「候補者ゼロは避けたい」鎌田代表によると熊本1区に出馬予定の維新の党・松野頼久衆議院議員が推薦・支持などを求めて県連レベルでの連携を打診。また連携を進める社民党県連合が4区と5区で候補者選定を進めていることから選挙区が重ならない2区・3区への擁立を目指し今週末をメドに候補者の絞り込みを終えたいとしています。
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熊本
http://www.news24.jp/nnn/news8683163.html
自民県連 熊本2区の結論出ず
(熊本県)
■ 動画をみる
自民党県連は20日、衆院選の小選挙区の党本部への公認申請について話し合ったが、2人の現職議員が出馬を目指している熊本2区については結論が出なかった。会議には自民党所属の県議会議員や国会議員の秘書など約40人が出席し非公開で行われた。自民党県連の幹部によると、1区、3区、5区については現職の木原稔さん、坂本哲志さん、金子恭之さんの公認申請を党本部にすることを確認したという。一方で、2区の現職野田毅さんと比例九州ブロック選出の現職林田彪さんがともに出馬の意向を示している2区については結論が出なかった。自民党県連は党本部の谷垣幹事長に対し「2人とも当選できるよう配慮してほしい」と要請したことへの回答や、今週末に予定される第2選挙区支部の話し合いなどを踏まえ公認申請期限の今月24日までに判断するという。また4区については次世代の党の現職園田博之さんに対し、地元の県議団が選挙で支援をするためには次世代の党を離党し無所属となるよう要請するという。
[ 11/20 19:36 熊本県民テレビ]
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112000547
福島、広島などで候補者発表=共産【14衆院選】
共産党は20日、次期衆院選に福島、島根、広島、佐賀、大分で擁立する公認候補を発表した。候補者は次の通り。(敬称略)
福島1区 渡部保子▽福島2区 平善彦▽福島3区 横田洋子▽福島4区 田中和加子▽福島5区 吉田英策▽島根1区 上代善雄▽島根2区 向瀬慎一▽広島4区 中石仁▽佐賀1区 古賀誠▽大分1区 山本茂▽大分2区 山下魁▽大分3区 大塚光義。 (2014/11/20-20:18)
佐賀1区 古賀誠!?
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埼玉
http://www.sankei.com/region/news/141120/rgn1411200004-n1.html
2014.11.20 07:02
みんなの党解党 「一寸先は闇」無力感 衆院選、永沼氏が出馬断念 埼玉
「政治の世界は、一寸先は闇だ」。みんなの党の解党が正式決定した19日、同党から衆院選出馬を予定していた男性は無力感をにじませた。自民でも民主でもない「第三極」として存在感を発揮し、地方でも議員を増やしていた同党。「どうにかして存続してほしかった」「いや、早めにうみが出てよかった」。県議ら県内の関係者は、さまざまな表情で解党の現実を受け止めた。
「現代表と元代表の路線対立が平行線をたどり、第三極だった結党時の立ち位置と変わってしまった。政党としての体をなしていない」。県総支部長の参院議員、行田邦子氏(49)は同日の両院議員総会で、解党に賛成。その理由をこう説明した後、「国民、県民に申し訳ない。私自身の身の振り方は、今後考えて報告する」と疲れた声で話した。
県内では、12区から衆院選出馬の意向を示していた元行田市議の永沼宏之氏(46)が同日、立候補断念を表明。永沼氏は「前回の選挙でも野党連携で二転三転しており、免疫はついている」としながらも、「党の理念に感銘を受けて活動してきたが、一寸先は闇ということ。党の体制が脆弱(ぜいじゃく)だった」と声を落とした。
同党県総支部の公式サイトによると、同党に所属する県議、市町議は計16人。旗印を失った一人、藤沢慎也県議(37)は来春に統一地方選を控え、難しい選択を迫られることになる。内部対立が続く中、行田氏を通じて地方の声を国政に届けてきたが、「解散に伴う今回の動きはあまりにも急だった。憤りよりも残念という気持ちが強い」と嘆いた。
一方で、「無所属も視野に入れて、これまで通り政治活動を続ける」と話すのは、統一地方選のさいたま市議選に出馬を予定する佐久間翔一氏(25)。証券会社を辞め、10月ごろに党公認を得たばかりだが、「ゴタゴタが続いていたので、なるべくしてなったと思う」と冷静に語った。
県総支部関係者によると、同党が県内で地方議員を初めて誕生させたのは平成22年だった。初代県支部長を務めた元県議、松本佳和氏(49)は「若手を中心によくまとまっていた支部で、党は埼玉をモデルケースにして全国に広げようとしていた」と往時を振り返る。「たくさんの時間を費やし、思い入れがあるだけに、消滅は残念だ」と話した。(川畑仁志)
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/575562.html
維新、松木氏を公認へ 衆院選・道2区(11/20 17:00)
次期衆院選道2区(札幌市北、東区)に出馬する意向を表明している松木謙公前衆院議員(55)に対し、維新の党が公認に向けて調整していることが20日、分かった。同党からは前回衆院選で道2区に出馬し、比例代表道ブロックで復活当選した現職の高橋美穂氏(49)が同区に出馬する意向を示しており、同党は高橋氏の処遇を検討する。
道2区への不出馬を表明し、松木氏を後継指名した民主党の三井辨雄元厚生労働相(71)は20日、松木氏について記者団の取材に対し「維新の党はここで公認を出したいと(言っている)」と述べた。三井氏は当初、民主党に松木氏の公認を求めたが、同党北海道は拒否。このため松木氏側は維新の党との協力に転換した。民主党は維新の党と全国で候補者調整を進めているが、党北海道は道2区に独自候補を擁立したい考えだ。
松木氏は民主党政権時代に菅内閣不信任決議案に賛成して、同党から除籍された。その後、新党大地・真民主(現新党大地)に参加し、12年の衆院選、13年の参院選で落選した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112000669
比例北海道に3現職=自民道連【14衆院選】
自民党北海道連は20日、次期衆院選の比例代表北海道ブロックの単独候補として、いずれも現職の渡辺孝一(56)、清水誠一(65)、勝沼栄明(39)の3氏を党本部に公認申請する方針を決めた。3氏とも前回衆院選で比例単独で初当選した。名簿登載順位は前回と同じく、渡辺氏1位、清水氏13位、勝沼氏14位となり、2位に選挙区候補11人が重複で並ぶ見通しだ。 (2014/11/20-17:14)
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>支部長を務めていた桜井宏衆院議員(58)=比例東海=は、比例代表に転出する見通し
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112000578
三重3区に新人擁立=自民県連【14衆院選】
自民党三重県連は20日、次期衆院選三重3区に新人で弁護士の嶋田幸司氏(40)を公認候補として擁立すると発表した。近く党本部に公認申請する。これまで支部長を務めていた桜井宏衆院議員(58)=比例東海=は、比例代表に転出する見通し。 (2014/11/20-15:38)
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141120/1784193
【とちぎ衆院選】 民主、柏倉氏擁立へ 栃木1区
11月20日 朝刊
関連用語:
・衆院選
2012年の衆院選で、みんなの党公認で栃木2区から立候補した柏倉祐司衆院議員(45)=比例北関東=を、民主党が12月の衆院選栃木1区の公認候補として擁立する方針を固めたことが、19日分かった。複数の関係者が明らかにした。柏倉氏は現在1期目。みんなの党は19日に解党が決まった。
栃木2区は自民党の西川公也農相(71)と、柏倉氏と同じく比例で復活当選した福田昭夫民主党県連代表(66)が競合する激戦区だった。
柏倉氏は取材に対し「民主党の枝野幸男幹事長と相談したのは事実だが、正式なことは何も決まっていない」と話した。
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>>769
10年参院選に立候補した岡部かな?
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チバQ調べだと
・野党系候補がいないのは64選挙区
・野党同士の競合区が63 競合する可能性がある選挙区が9ありますね
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5762 :チバQ :2014/11/20(木) 21:06:42
http://getnews.jp/archives/704516
民主入りの山内氏、埼玉13区から出馬【14衆院選】
2014.11.20 18:49 時事通信社 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 時事通信社
みんなの党に離党届を出し、民主党入りが決まった山内康一衆院議員(比例北関東ブロック)は20日午後、埼玉県庁で記者会見し、次期衆院選に同党公認で埼玉13区から出馬する意向を表明した。
[時事通信社]
5763 :チバQ :2014/11/20(木) 21:07:06
http://getnews.jp/archives/704512
民主・糸川氏、出馬撤回【14衆院選】
2014.11.20 19:11 時事通信社 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 時事通信社
次期衆院選の福井2区で民主党が公認を内定していた元職の糸川正晃氏は20日、福井市で記者会見し、出馬を取りやめると表明した。理由については「現在の政治の在り方と自分の理想がずれてきている」と説明した。
[時事通信社]
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200037-n1.html
2014.11.20 23:01
【衆院選】
自民「勝てる候補」へ電撃差し替え…「大義」批判にピリピリ
(1/2ページ)
自民党は20日、衆院解散を翌日に控え、候補者調整などの選挙準備を加速させた。執行部は選挙区に浸透できていない議員らを「勝てる候補」に差し替えることも辞さない構えで、三重3区で現職の更迭劇が表面化した。閣僚や党役員は12月2日の衆院選公示後、地元入りを原則禁じ、接戦区に集中投入する計画だ。
■三重3区、比例復活の桜井氏に「浸透してない」
「解散の大義がないと揶揄(やゆ)する声もあるが、厳しい選挙をあえて行い民意を問うことこそ大義でないか」
自民党の谷垣禎一幹事長は20日の全国商工会連合会の大会であいさつし、緊張感をあおった。党執行部は獲得目標議席を公明党と合わせて266議席に上方修正しており、取りこぼしは許されない。
そのため、平成24年の前回衆院選で初当選した新人議員119人の「選別」という形で、党内の引き締めも図っている。
党執行部は前回、三重3区で落選し比例代表東海ブロックで復活当選した桜井宏氏(58)について、同区からの再出馬を認めず、新人の弁護士、嶋田幸司氏(40)に差し替える方針だ。
桜井氏は前回、民主党の岡田克也代表代行の対抗馬として立候補したが、「選挙区で浸透しておらず、党三重県連との折り合いも悪い」(党幹部)と判断。嶋田氏の知名度アップのため、複数の閣僚経験者らが応援演説に入る日程も整えた。党幹部は「東北や南関東など他の地域でも候補者差し替えの可否を検討している」と打ち明ける。
■「楽勝ムードが変わりつつある」
党内がピリピリしたムードに包まれているのは、今回の衆院選が決して楽な戦いにはならないとの認識が急速に広まっているからだ。
安倍首相の解散方針を受け、衆院選の争点になるはずだった消費税再増税の先送りに野党各党が賛成姿勢を表明。自民党幹部は「各地で『大義』をしつこく問われ、楽勝ムードが変わりつつある」と表情を曇らせる。新人議員に対しては投票率の低下を見込み、地方議員や支持団体の組織票を確実にまとめるよう、厳しく指示を出している。
党執行部は、現職閣僚や知名度の高い前閣僚らの遊説日程を全て党で管理する方針だ。「地元入りより応援を優先させ、激戦区に計画的に投入する」(党選対関係者)という。ある前閣僚は「自分の選挙も危ういのに…」と、想像以上の緊迫感に肩をすくめている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200023-n1.html
2014.11.20 18:30
【衆院選】
生活の党幹事長ら、民主から出馬 小沢−岡田会談で固まる
【衆院解散へ】
衆院は21日午後の本会議で解散される。「12月2日公示−14日投開票」の日程で行われる衆院選に向け、与野党各党は事実上、選挙戦に突入する。第2次安倍晋三政権が発足してから約2年。「アベノミクス」の評価が最大の争点となる。
政府は21日午前の閣議で解散詔書を決定。午後の衆院本会議で伊吹文明議長が解散詔書を朗読し、解散を宣言する。
自民党は25日に、公明党は来週中に公約を決める。自公両党とも円安対策や地方創生などが中心になりそうだ。公明党は消費税再増税の際の軽減税率導入を前面に訴える。野党各党も公約の策定を急いでいる。
解党が決まったみんなの党の山内康一(比例北関東)、中島克仁(比例南関東)両衆院議員は20日、民主党に入党を申請し、受け入れが決まった。また、民主党の岡田克也代表代行と生活の党の小沢一郎代表が20日に会談し、生活の鈴木克昌幹事長(比例東海)と小宮山泰子衆院議員(比例北関東)が民主党から出馬することが固まった。
最大の焦点は、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が大阪3区から立候補するかどうかで、党内には最終的に出馬に踏み切るとの見方が強まっている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141120/plt1411200032-n1.html
2014.11.20 21:14
【衆院選】
膨らむ民主…みんなも小沢系ものむ 維新は橋下出馬で野党保守系糾合の青写真
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(1/3ページ)【衆院解散へ】
民主党と維新の党が野党共闘の主導権争いをめぐり神経戦を繰り広げている。解党が決まったみんなの党からの民主党入りの動きが表面化するなど、その光景は民主党が主導しているように映る。ただ、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が衆院大阪3区から出馬すれば、維新が民主党の保守系と糾合する可能性が高まり、主導権は維新が握ることになりそうで、野党共闘の最終形はまだ見えてこない。
山梨1区でガチンコ対決の様相
民主党の海江田万里代表と枝野幸男幹事長は20日、党本部でみんなの党の山内康一(比例北関東)、中島克仁(比例南関東)両氏と会談。入党を申請した2人に海江田氏は「参加を心から歓迎する」と受け入れを表明し、山内氏らと握手を交わした。
山内氏はその後、記者会見し「安倍晋三政権への対抗軸を作っていかなければならない。核になるのは民主党しかないと前から思っていた」と言ってのけた。埼玉13区から出馬する見通しだ。
中島氏は山梨1区から出馬の予定だが、同区の維新の候補者は小沢鋭仁(さきひと)国会議員団幹事長。小沢氏と犬猿の仲として知られる民主党の輿石東(こしいし・あずま)参院副議長は小沢氏落選に向け、徹底的に中島氏を支援するとみられる。
維新の江田憲司共同代表は20日の会見で「ここは譲らない」と明言。橋下氏に近い国会議員団幹部は「民主党は強気になっている。ガチンコでいい」と受けて立つ構えだ。山梨1区が民主と維新の間で火種になるのは間違いない。
小沢氏、新党ダメなら「丸ごと復党」画策
同時並行で生活の党議員の民主党への復党問題も動き出した。
関係者によると、生活の小沢一郎代表は10月下旬、都内で輿石氏と会談した。小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相が辞任したのは同月20日。年内解散の可能性を感じ取った小沢代表は、生活と民主との合流を打診した。だが、会談に立ち会った民主党幹部は、首を縦に振らなかった。
そこで小沢代表が提案したのが、小沢代表以外の鈴木克昌幹事長ら生活議員の民主党への「復党」だった。小沢代表は周囲に「俺は無所属でいいんだ」と漏らしているが、理想は新党結成とされる。
前原・細野氏は「維新と新党を」要求
そうした民主党を軸とした動きが表面化してきたことから、維新サイドは警戒している。「維新が主導権を握るには橋下氏の出馬しかない」と訴えるのは国会議員団幹部。橋下氏の存在は維新の切り札で、大阪3区への立候補が決まれば、そのインパクトは大きく、民主党の存在感は相対的に低下する。
橋下氏に近い民主党の前原誠司、松本剛明両元外相や細野豪志元幹事長、長島昭久元防衛副大臣は19日、国会内で海江田氏と会い、維新との新党結成を求めた。海江田氏は「民主党で戦う」と受け入れなかったが、そうした前原氏らの行動は橋下氏の国政進出を見越した上での行動とみられる。
橋下氏はかねて労組系議員を忌避している。橋下氏が民主党の保守系議員と手を握れば、主導権は橋下氏サイドに移る。橋下氏が希望するのは民主党の分裂だ。橋下氏は20日、市役所での記者会見で、こう語った。
「自分で基準を決め、それに照らし合わせて判断する。最後は自分の判断を信じるしかないですよね」
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141120/CK2014112002000135.html?ref=rank
野党側、候補者絞り込み模索 競合、乱立避け与党に対抗
2014年11月20日
衆院選に向け、野党の小選挙区の候補者調整が注目されている。民主党や維新の党、次世代の党などが競合する選挙区で候補者を絞り、県内十八選挙区すべてに現職を抱える自民・公明の与党に対抗しようというのだ。共産党は全選挙区で擁立する方針。 (皆川剛、上條憲也、原昌志)
「一強多弱の中で乱立は避けてもらいたい」。衆院神奈川5区(横浜市戸塚、泉、瀬谷区)で維新から立候補する予定の水戸将史氏は一本化への期待を語る。5区は前回の二〇一二年衆院選で六党が乱立し、自民現職の坂井学氏が十万七千票超を得て、次点にダブルスコア以上の圧勝だった。だが、落選者の得票を合計すれば、共産を除いても坂井氏を上回る。民主も田中慶秋元法相の後継者擁立を検討中だが、いずれかに絞られるなら野党側の勝機が広がるとみられている。
こうした選挙区は自公が制した十五選挙区中、十二ある。前回の数字で現職に束になってもかなわなかったのは菅義偉官房長官の2区(横浜市西、南、港南区)、小泉進次郎氏の11区(横須賀、三浦市)、河野太郎氏の15区(平塚、茅ケ崎市など)だけだ。
とはいえ、県庁所在地の「花の1区」(横浜市中、磯子、金沢区)のように「譲るのは難しい」(民主党支部関係者)といった地域事情はある。民主現職の笠浩史氏が小選挙区で当選した9区(川崎市多摩、麻生区)も、比例で復活した自民の中山展宏氏、維新の椎名毅氏の両現職などが絡んだ激戦になりそうだ。
民主は十五日に公認予定候補者未定の十選挙区を党本部一任とした後、公認予定だった12区(藤沢市など)で中塚一宏元金融担当相の擁立を見送った。自民現職の星野剛士氏に対し、旧未来で比例復活当選した無所属現職の阿部知子氏、次世代新人の甘粕和彦氏が立候補する予定。民主県連の滝田孝徳幹事長は「党本部が戦略的に空白区にしたと理解している」とするが、県連では阿部氏の支援に回るとみられている。
野党間調整には、1区と18区(川崎市高津、宮前、中原区の一部)で擁立を決めている生活の党や、複数選挙区で擁立予定の社民党も前向き。ただ、次世代の横田光弘県第一選挙区支部長が「神奈川は野党がまとまれば自民と拮抗(きっこう)できる選挙区が多いが、結集には限度がある」と話すように、どれだけ実現するかは未知数だ。
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東京6区民主は大河原氏に決定のようです。
http://www.eda-jp.com/
夜になって、大河原雅子さんの東京6区での民主党公認出馬が決定し
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>>781
エクセルとかにまとめたなら下さいヽ(゚∀゚)ノ
>>787
お久しぶりです。今回も予想やりますか!?
楽しみにしてます♪
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>>776
しかし、維新と大地って政策が真逆だと思うんだが....
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とはさん どぞ!
http://fast-uploader.com/file/6972053581746/
大河原は未反映です
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141120-00000119-mai-pol
<田中真紀子氏不出馬>関係者らに驚き 影響力の低下必至
毎日新聞 11月20日(木)21時42分配信
前回衆院選で野田佳彦前首相(左)の応援を受けた田中真紀子氏(手前右)=新潟県長岡市内で2012年12月8日
次期衆院選新潟5区から立候補を予定していた民主党の田中真紀子前衆院議員(70)の不出馬が明らかになった20日、民主党県連などの政界関係者は揺れ、5区の立候補予定者陣営や有権者にも驚きが広がった。田中氏は政界引退をしない意向を示しているが、地元との距離感は広がる一方で、影響力の低下は必至とみられる。「田中王国」の再建は厳しさを増しそうだ。【湯浅聖一、米江貴史、山本愛、柳沢亮】
長岡市内にある田中氏の事務所によると、同日午前に本人から不出馬の連絡が入った。民主党県連にも同様の内容の文書で伝えられた。地元秘書は「(田中氏がオーナーを務める)越後交通グループの経営や大学の客員教授などの仕事が忙しく、衆院選に立候補できないということだった」とだけ話し、詳細は説明しなかった。
民主党県連の内山五郎幹事長は毎日新聞の取材に応じ、「今日初めて把握した。田中家という伝統ある議席。おやめになるのは残念だ」と述べた。新潟5区の候補者について、早急に検討するとしたが、「意中の人ははっきりしていない」とした。
田中氏の不出馬は、5区の立候補予定者陣営や他の政党にも波紋を広げた。
4期目を目指して着々と選挙準備を進める自民現職の長島忠美氏(63)陣営の関係者は「田中氏は出馬すると思っていたが……」と驚いた表情だった。陣営は「大先輩に挑戦する気持ちで戦いたい」(長島氏)と田中氏の立候補を想定していたが、状況の変化でさらに引き締めを図る考えだ。
同党の星野伊佐夫・県連会長は「びっくりしたが冷静に受け止めている」と語った。斎藤隆景同総務会長は「一つの時代が終わった印象だ」と淡々と話した。
前回に引き続いて服部耕一氏(45)の擁立を決めている共産党の斉藤実・中越地区委員会委員長は「田中氏が出馬しないのは大きな情勢変化。我が陣営としては自共対決が鮮明になり好都合だ」と歓迎した。その上で「有権者の自民党への批判は高まっている。(田中氏の不出馬を)チャンスにしなければ」と話した。
有権者の反応も複雑だった。小千谷市片貝町、飲食店員、山口静子さん(62)は「今まで新潟のために精力的に動いてくれた人なので不出馬は残念」と話した。長岡市山古志竹沢、無職、相崎文雄さん(54)は「自民党から民主党にくら替えして影響力もなくなったのを田中さんも分かっているのではないか。独特の真紀子節も良い印象を与えていない」と話した。
田中氏は元首相である父角栄氏の長女。1993年に無所属で衆院初当選し、自民入り。小泉政権で外相に就任したが、官僚との対立で更迭された。2002年には秘書給与流用疑惑で議員辞職。無所属を経て09年に民主党入りした。野田政権では文部科学相を務めた。12年の衆院選で落選。次期衆院選では民主党の公認に内定していたが、安倍晋三首相の衆院解散表明を受けても準備を進める気配はなく、動向が注目されていた。
元首相が築いた強固な地盤も、最近は支持者が高齢化。前回の衆院選では支持者幹部が長島氏支援に回るなど後援会の弱体化が言われていた。かつての支持者は「地元に帰らないし、今回出馬しても勝てる見込みがないと判断したのでは」と話し、後援会組織の立て直しが進んでいない現状を指摘した。
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あざ〜す!!ヽ(゚∀゚)ノ
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141120-00000138-mai-pol
<衆院選>生き残り図る野党 議員の流動化加速
毎日新聞 11月20日(木)23時58分配信
<衆院選>生き残り図る野党 議員の流動化加速
衆院解散を翌日に控えた20日、自民党への対抗軸作りを模索する野党の流動化がさらに進んだ。解党を決めたみんなの党だけでなく、生活の党からも民主党に合流する動きが表面化した。ただ、小政党からの合流は議員の「生き残り」の側面もあり、「野合」批判を招く懸念もある。選挙区調整の「時間切れ」を前に自党の候補擁立を優先する動きもあり、野党連携は壁にぶつかりつつある。【村尾哲、飼手勇介】
「自分が正に民主党だという気持ちで頑張ってほしい」
海江田万里代表は20日、みんなに離党届を提出した山内康一国対委員長と中島克仁衆院議員を党本部に迎え、満面の笑みで握手を交わした。
現職の合流は、候補者不足に悩む民主にとっては朗報だ。山内氏は埼玉13区、中島氏は山梨1区で擁立する調整に入った。
みんなは2012年衆院選で18議席を獲得したが、解党決定で「四分五裂」(関係者)となった。山内氏らに加え柏倉祐司、杉本和巳の両氏も民主からの立候補を調整中だ。渡辺喜美前代表は新党結成を模索しており、維新の党への合流を目指す議員もいる。渡辺氏と対立した浅尾慶一郎代表は、無所属での立候補を検討中だ。
一方、生活の党の小沢一郎代表は20日までに、衆院議員が選挙に有利と判断すれば、離党を認める意向を周囲に伝えた。右腕である鈴木克昌幹事長は民主への復党が決まり、青木愛氏も離党を検討している。
小沢氏は衆院選に向け分裂した民主との連携を目指したが、「小沢アレルギー」の強い民主と溝が埋まらなかった。生活にとどまる衆院議員は小沢氏や、同日午後に離党を断念した村上史好氏らとなりそうだ。小沢氏としては側近議員の「延命」を図り、衆院選後の連携の芽を残す狙いもあるとみられる。
みんななど「第三極」は前回衆院選で存在感を示したが、「分裂ばかりで存在感が低下した」(維新幹部)ままでの解散・総選挙となった。土壇場での民主合流は、議席増が見込まれる民主のほうが比例復活の可能性が高まるとの議員心理が働いたとみられる。
これに対し、民主は「安倍政権への対抗軸を作るため、合流を歓迎したい」(幹部)とこの流れを加速させたい考えだ。消費増税をめぐる12年の分裂劇では、造反者に除籍(除名)など厳しい処分を下した。復党には規約上、一定の手続きが必要となるが、18日の常任幹事会では、過去に除籍された議員でも柔軟に復党を認める可能性を確認した。
◇選挙区調整に影響
民主党が、合流する中島克仁氏の擁立を検討する山梨1区には、維新の党の小沢鋭仁国会議員団幹事長も出馬を予定している。維新の江田憲司共同代表は20日の記者会見で「譲るつもりはない」と強い不快感を示した。みんなの党の解党が、民主と維新の連携に影を落とした形だ。
中島氏は、前回衆院選で旧山梨3区から立候補して比例復活したが、「0増5減」の定数是正で選挙区がなくなり、1区への選挙区替えを希望した。民主幹部は「地盤の厚い山梨での擁立見送りは難しい」として維新の理解を求める考えだ。
中島氏と共に民主に合流する山内康一氏は埼玉13区から立候補する方向で、次世代の党の新人と競合しそう。民主と次世代の競合区はさらに増える見通しだが、保守色の強い次世代との調整は「これ以上は困難」(民主幹部)として立ち消えとなりそうだ。
そのぶん、民主は維新との協議を引き続き積極的に進める方針だ。枝野幸男幹事長は20日、記者団に「自民党に漁夫の利を得させてはいけない」と述べた。
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12年未来から出馬落選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141120-00000154-jij-pol
馬3区に元県議=民主【14衆院選】
時事通信 11月20日(木)21時7分配信
民主党群馬県連は20日、次期衆院選に新人で元県議の長谷川嘉一氏(62)を群馬3区の公認候補として擁立することを決めた。
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>民主党は次世代の党との候補者調整はしない方向に傾いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141120-00000144-jij-pol
野党糾合、時間との戦い=民主への合流加速【14衆院選】
時事通信 11月20日(木)20時23分配信
21日の衆院解散を前に、野党糾合に向けた民主党の動きが加速してきた。20日には、解党するみんなの党の2議員の入党を決定。かつてたもとを分かった生活の党からも合流の動きが表面化した。一方、野党第2勢力である維新の党との候補者調整は進んでいない。衆院選公示まで2週間足らずで、調整作業は時間との戦いだ。
「なぜ違う党にいるのかと思っていた2人だ。共に一つの旗の下で戦っていきたい」。民主党の枝野幸男幹事長は20日、みんなを離党した山内康一、中島克仁両衆院議員と一緒に記者会見に臨むと、2人の入党を手放しで歓迎してみせた。
みんなからは、民主党への合流がさらに続く見通しだ。民主党執行部は、安倍晋三首相と近い渡辺喜美前代表を含む「丸ごと」合流には慎重だったが、政策が近い議員を個別に取り込む方法なら、自民党から「野合」批判を受けてもかわせると踏んでいる。
生活の党でも、党運営を担う鈴木克昌幹事長が20日、生き残りを懸けて民主党に復党する意向を固めた。党勢拡大への道筋を示せない小沢一郎代表に見切りを付けたとみられる。民主党は小沢氏に対しては依然、拒否反応が強いが、他の議員については受け入れられると判断すれば、急ピッチで野党空白区に擁立を進める考えだ。
こうした中、野党勢力拡大の鍵を握る民主党と維新の党の候補者調整は見通しが立っていない。
例えば、みんなから民主入党が認められた中島氏は、小選挙区の「0増5減」で区割りが変更される山梨新1区から出馬し、維新現職で国会議員団幹事長の小沢鋭仁氏と競合する。維新の江田憲司共同代表は20日の会見で「ここは譲るつもりはない」と明言しており、双方の激突は必至だ。
一方、民主党は次世代の党との候補者調整はしない方向に傾いている。保守的な次世代は自民党と支持層が重なり、同一選挙区で戦えば自民、次世代が票を食い合う展開になると分析しており、民主党が逆に「漁夫の利」を得られるとの計算だ。「次世代は立ててくれた方が自民党にマイナスだ」。民主党幹部はこう語った。
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>>790
分かり易いですね。いただきます
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>>790
山口壮は二階派に入ったし自民系無所属でいいのでわ?
しかしこうやって見るとまだまだ擁立出来てない選挙区多いっすねぇ。。
山田宏は区長やった8区から出ろよなぁw
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57797.html
糸川氏が衆院選福井2区不出馬表明 民主党県連代表も辞任、引退は否定
(2014年11月21日午前7時05分)
来月2日公示の衆院選をめぐり、福井新2区で民主党の公認候補に内定していた前衆院議員で党県連代表の糸川正晃氏が20日、福井市内で記者会見し、一転して立候補しない意向を表明した。県連代表も同日に辞任したが、離党や政界引退は否定した。
同日、福井市の党県連事務所で開かれた党県連の緊急役員会で、糸川氏が衆院選の不出馬と代表辞任の意向を伝え了承された。
不出馬の理由について「自分の理想として掲げている政治と、現在の党利党略の政治のあり方にずれを感じる。(衆院議員の)4年間の任期で県民、国民に対して責任を負える自信がない」と述べた。
「(2012年の衆院選で)落選してから今の政治についていろいろと考えるようになった」とした上で、「現時点で自分の(信念で)語れるものがない」とも語った。
一方で「もう少し勉強して精進したい。そしてまた政界に戻りたい」と強調し、今後の国政選挙出馬への意欲もみせた。今後の県内での選挙活動については「全くの白紙」という。
糸川氏は国民新党を経て民主党に移り、09年衆院選の旧2区で出馬。比例復活当選し、厚生労働政務官などを務めたが、12年衆院選で落選した。昨年10月、次期衆院選に出馬する意向を示し、党本部に公認候補を申請。同12月、党本部から福井新2区の公認候補の内定を受けていた。18日に党本部に不出馬の意思を伝え、正式に内定が取り消された。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007520749.shtml
2014/11/21 07:00
兵庫1区、民主初の空白も 結党以来、擁立見送る公算
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きょう21日の衆院解散を受け、12月2日公示、14日投開票の日程で行われる総選挙で、民主党が兵庫1区(神戸市東灘、灘、中央区)への候補者擁立を見送る公算だ。「1区」は都道府県庁所在地を含み、各党が毎回激しくしのぎを削るが、民主は今回、突然の解散などの影響で、いまだに20以上の府県で空白のまま。兵庫で断念すれば1998年の結党以来、初のケースとなる。
一般的に農漁村部で強いとされる自民党に対し、民主は都市部の無党派層から支持を集めて党勢を拡大。党として初めて総選挙に臨んだ2000年には16都道県、政権交代を果たした09年には37都道府県で1区を制した。
しかし、政権の座から滑り落ちた前回12年は47都道府県中わずか5勝にとどまり、自民が41勝、維新の党が1勝(大阪)。兵庫では00年以降、自民とほぼ互角の戦いを繰り広げてきたが、前回は票が全く伸びず、比例復活もかなわなかった。
安倍政権の支持率が比較的高水準で推移し、党勢を回復できないまま迎えた今回の解散劇。民主県連は1区で公認できそうな人材を急きょ探したが、見つからないまま21日を迎えた。
既に、民主が連携を模索する維新現職が立候補を予定し、自民現職と共産新人も準備を進めている。民主県連の幹部は「衆院で圧倒的な議席を持つ自民に対抗する枠組みを強化するには、1区に(民主独自の)候補者を擁立しないことが最大の協力になる。地方議員からも異論はなく、今回はやむを得ない」と苦渋の表情を見せた。
近畿では20日現在、大阪、京都両府の1区も民主は空白のまま。また、県内では1区以外の計5選挙区(4、8、9、10、12区)でも擁立作業が難航している。(田中陽一、岡西篤志)
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埼玉
http://www.sankei.com/region/news/141121/rgn1411210084-n1.html
2014.11.21 07:03
みんな・山内氏が民主入党 衆院選は13区から出馬 埼玉
みんなの党に離党届を提出し、民主党への入党を申請した山内康一衆院議員(41)=比例北関東=が20日、県庁で記者会見し、同党の空白区だった13区から出馬する意向を表明した。山内氏は「安倍政権への対立軸になり得るのは民主党しかない。対抗勢力を結集するなかで一員としてやりたい」と語った。
山内氏は会見で、13区から出馬を希望した理由を「生活の党や維新の党などが候補を擁立していない選挙区で、空いている所があまりなかった」とし、「その中で、13区は東京に通う若い世代が多いという地域特性がある。条件を考えるなかでいいところだと思った」と述べた。
自民党、みんなの党を経ての民主党入りに「立ち位置は変えていない。党の状況が変化したときに党に合わせるか、自分の意志に合わせて党を変えるのかという違いだ」と山内氏。「約1カ月前から親しい民主党議員に入党の意向を伝えてきた」と説明した。
13区からは、自民現職の土屋品子氏▽次世代新人の中村匡志氏▽共産新人の秋山文和氏−の3人が出馬を予定している。
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/575659.html
衆院選・道2区、乱立模様 維新は松木氏公認へ 高橋氏、出馬意向 民主も擁立模索(11/21 07:00)
衆院選道2区(札幌市北、東区)をめぐって20日、維新の党が松木謙公前衆院議員(55)の公認に向けて調整していることが明らかになり、同区に出馬予定だった現職高橋美穂氏(49)=比例代表道ブロック=陣営に衝撃が走った。高橋氏は地盤とする同区に出馬する意向を崩していない。民主党北海道も独自候補を擁立する考えで、候補が乱立しそうだ。
「今回の解散・総選挙に意味があるのでしょうか」。高橋氏は20日朝、北区で街頭演説を行い、道2区の立候補予定者としての立場を訴えた。自身と維新の橋下徹共同代表が写ったポスターも約600枚作成し、同日から選挙区内に張り出した。議員としての実績を記したチラシ約20万枚も選挙区内に配布し終えたばかりだ。
維新の党内で突如浮上した公認差し替えの動き。関係者によると、高橋氏は数日前、党幹部から「道2区での擁立は難しい」と伝えられたという。高橋氏は20日、北海道新聞の取材に対し「党本部の最終判断を待ちたいが、私は一歩も引く気はない」と、あくまで道2区に出馬する考えを強調した。
維新の党では、前回衆院選で道1区と3区に立候補し落選した2人も、引き続き党公認で同じ選挙区での出馬に意欲を示していた。関係者によると、同党は民主党との選挙協力を理由に、両区でも出馬取りやめや国替えを求めることを検討しているという。
民主党側には、支持母体の官公労を批判してきた維新の党に根強い抵抗感があるのが実情だ。松木氏に対しても、民主党政権時に菅内閣不信任決議案に賛成して党を除籍した経緯から「支援は難しい」との声が大勢だ。党北海道は党所属の道議などから候補を選ぶ構えで、「松木氏が維新公認で出馬すれば推薦か支持を出すべきだ」との意見も一部にとどまっている。
維新は前回衆院選で、比例代表道ブロックで公明党の28万9千票を上回る33万3千票を獲得。
現在は当時ほどの勢いはなくなっているとの見方もあり、民主党は、道内全小選挙区での独自候補擁立を目指す党内の主戦論も踏まえ、詰めの調整を急ぐとみられる。
道2区にはほかに自民党現職の吉川貴盛氏(64)、共産党新人の金倉昌俊氏(40)が、それぞれ党公認で出馬する予定。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20141120-OYTNT50253.html?from=ycont_top_txt
<衆院選>野党苦境 目立つ候補者空白区
2014年11月21日
衆院の解散・総選挙を目前に控え、野党関係者が候補者擁立に頭を抱えている。県内の全4選挙区に現職がいる自民党に対し、民主党や維新の党などは空白区が目立つ。県内組織の幹部らは、野党共闘を旗印にした党本部レベルでの候補者調整に期待を寄せているが、受けて立つ与党側は「苦肉の策だろう」と冷ややかだ。(近藤修史、森安徹)
「正直に言うと厳しい状況だ」。解散が翌日に迫った20日、民主党県連幹部はため息をついた。政権与党として臨んだ前回は県内全選挙区に候補を立てたが、今回決まっているのは、1区の現職と、今年1月に公認が内定した4区の元議員だけ。選挙用ポスターやビラの準備などを考えるとリミットが迫るが、2、3区はめどすら立たない。
維新の党(当時は日本維新の会)も前回、全選挙区に擁立。当選はかなわなかったが、県内最多の比例票を掘り起こし、党の躍進につながった。しかし、今回は態勢が整わず、1人も確定していない。県組織レベルでの擁立作業は断念し、「党本部の指示を待っている状況」(県総支部)だ。
民主も維新も候補予定者がいない2区で、準備を進めるのが、前回落選した生活の党(当時は日本未来の党)の元議員。前回選挙戦を支えたスタッフらに協力依頼のはがきを送り、チラシの増刷なども始めた。ただ、出馬するかは党本部の判断待ちという。
自民の「1強」にくさびを打ち込もうと、にわかに始まった野党間の候補者調整。ある野党の県連幹部は「政策が完全に一致できなくても、反自民で結束すべきだ」と話すが、党本部主導で行われており、県内組織は気をもむばかりだ。
野党では、共産党だけが県内全選挙区に擁立を決めている。
対する自民党は、急な選挙にも顔ぶれはそろっており、着々と臨戦態勢を整える。県連幹部は「野党の準備が整わないうちに解散する首相の戦略が奏功し、優位に立っている。政策も合わない政党同士の共闘は、ただの数合わせでしかなく、支持を広げるのは難しいだろう」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20141120-OYTNT50431.html
自民県連 比例名簿順位で要請文
2014年11月21日
衆院小選挙区を「0増5減」する区割り変更に伴い、比例単独に回った山梨県選出の現職議員について、自民党が比例選の名簿順位を上位とする方針を示したことを受け、同党神奈川県連は「1人を上位で処遇するならば山梨県の他の候補者は下位にすべきだ」と求めている。19日には、所属衆院議員の署名を添え、党本部に「納得のいく決定」を求める要請文を提出した。
比例選では、選挙区選で落選した重複立候補者が同一名簿順位に複数いる場合、選挙区選での惜敗率が高い順に復活当選する。
自民党は2012年の衆院選で、重複立候補した南関東ブロック(神奈川、千葉、山梨3県)の候補者全員を1位で並べた。今回の衆院選では、山梨県の定数が3から2に削減されるため、選挙ごとに選挙区選と比例選の候補者が交代する「コスタリカ方式」を採用する方針を決定。同県の現職3人のうち1人を比例単独候補とし、名簿上位で処遇する考えを示している。
神奈川県連は「県内の候補者の当落に直結する」として、「山梨県の残る2人は、神奈川、千葉両県の候補者より名簿順位を下位にしてほしい」と主張。山梨、千葉両県と党執行部で協議する機会を求めている。
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栃木
http://www.asahi.com/articles/ASGCN3FLKGCNUUHB008.html
栃木)民主、みんな・柏倉氏を1区で擁立へ
佐藤太郎2014年11月21日03時00分
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柏倉祐司氏
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12月に予定されている衆院選で、民主党は栃木1区にみんなの党現職の柏倉祐司氏(45)=比例北関東=を擁立することがわかった。民主党関係者が明らかにした。みんなの党の解党が19日の両院議員総会で決まり、民主党と合流して野党再編を掲げるグループや安倍政権と連携していくグループなどに分かれており、柏倉氏は民主党と合流して活動していくとみられる。
柏倉氏は2012年の前回衆院選で、栃木2区からみんなの党公認で立候補。小選挙区では3位だったが重複立候補していた比例区北関東ブロックで復活し初当選した。
今回、柏倉氏の栃木1区への国替えが浮上した背景には、宇都宮市出身で宇都宮高を卒業するまで地縁がある▽前回民主党公認で1区で立候補し次点だった石森久嗣氏と同じ医師で、医療関係者の支援を受けやすい▽民主党とみんなの党の前回衆院選の得票数を足すと自民党の現職、船田元氏の得票数を上回る――といった判断が働いたとみられる。
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千葉
http://www.sankei.com/region/news/141121/rgn1411210089-n1.html
2014.11.21 07:08
きょう衆院解散 各陣営早くも臨戦態勢 千葉
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衆議院は21日に解散し、県内の立候補予定者の各陣営も事実上の選挙戦に突入する。20日は各地で立候補予定者らが積極的に駅頭に立ってアピールしたり、ボランティアらがあいさつ文の準備を進めたりするなど、各陣営ともに熱気を帯びてきた。
◇
◆現職3人ひしめく混戦 1区
民主、自民、次世代の党の現職3人がひしめく混戦の千葉1区。各候補ともわずかな時間を見つけては国会と地元を往復している。
「アベノミクスでみなさんの生活は良くなりましたか」。民主現職の田嶋要氏(53)は朝、千葉市内の駅前でマイクを握り、声を張り上げた。知名度が高く、握手を求められることも多い。2年前の前回衆院選では党への逆風の中でも1区を制した。田嶋氏の秘書は「今回も他候補は手ごわいが、小選挙区で勝ちにいきたい」と表情を引き締める。
自民現職の門山宏哲氏(50)も地元の行事に参加。選挙戦に向け、準備のペースを徐々に上げる予定だ。前回は田嶋氏に約7千票差で敗れ、比例で復活しており、秘書は「チャレンジャーの気持ちで挑む」と話す。
次世代の現職、田沼隆志氏(38)の事務所では、女性ボランティアら数人が後援会の会員らに配布するあいさつ状の発送準備を進めた。秘書は「支援者は熱を持っている人が多い。その熱を選挙区で広げていければ」と話した。
1区ではこのほか、共産党の新人、吉田直義氏(27)が出馬を予定している。
◆駅前で訴える前首相 4区
「(駅頭立ちは)原点ですから。元気が出ます」
前回約16万票を集め大勝した民主現職で前首相の野田佳彦氏(57)は朝、東武野田線新船橋駅(船橋市山手)前に立った。冷気の中、黒いスーツ、青いネクタイ姿で「おはようございます」と声をかけながらビラを配る。赤ちゃんを抱いた若い母親は「子育てしやすい政策実現をお願いします」と要望した。
約2時間駅頭に立った野田氏は「なぜ今、総選挙なのか、大義がわからない。堂々と戦うのみ」と決意を語った。
県内13区で、唯一現職がいない「空白区」の解消を狙う自民党の公認候補はまだ決まっていない。
県連の候補者公募に応募している県議、木村哲也氏(45)はJR船橋駅(同市本町)前で「日本の礎(いしずえ)、地方の経済を元気にして、医療・福祉を充実させよう」と訴えた。周囲には応援に駆けつける船橋市議らも増えている。ともに駅頭立ちした斉藤守県議は「公認はまだだが、周囲はすでに事実上の選挙態勢。町の人々の反応がまだ弱いので、知名度アップを図りたい」と話した。
4区には無所属新人の西尾憲一氏(63)と、共産党新人の斉藤和子氏(40)も出馬する。
◆5度目対決の軍配は? 10区
千葉10区は過去4回の選挙で激しい選挙戦を繰り広げた自民現職の林幹雄氏(67)と民主元職の谷田川元氏(51)が今回も激突する。
林氏は国会や党本部でのスケジュールをこなし、選挙区入りは23日になる見込み。26日に地元の銚子市松本町で事務所開きを行い活動を本格化させる。
返り咲きを狙う谷田川氏は、解散表明前後から動きを活発化させており、20日も午前5時から成田市内の駅頭などで演説。午後は地元の香取市内を中心に支援者へのあいさつ回りを行った。
10区には共産新人の笠原正実氏(60)も出馬する。
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福島
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20141120-OYTNT50101.html
[14衆院選]きょう解散 政党動く
2014年11月21日
衆院選を巡り、県内では20日も政党関係者らの激しい動きが続いた。小選挙区では1区と2区で立候補表明などが相次いだが、3区では出馬予定だった現職議員の断念が伝えられた。立候補者の発表などの記者会見も続いた。投開票日は12月14日。残り約3週間という超短期決戦に向けて、衆院はきょう、解散される。
◆1区 民主・金子氏 出馬表明
自民党現職の亀岡偉民氏(59)がいる1区を巡って20日、民主党の金子恵美・前参院議員(49)は記者会見し、「復興は道半ば。国政にもう一度戻って古里再生のために働きたい」と述べ、出馬の意向を正式表明した。同党県連は21日にも党本部に公認を申請する。
1区での立候補に意欲を示していた前衆院議員の石原洋三郎氏(41)は20日、読売新聞の取材に対し、「出馬したい」と改めて語った。
共産党は、党福島相馬地区原発被害対策委員長の渡部保子氏(72)を擁立する。
◆2区 維新・本田県議が意欲
維新の党の本田朋県議(40)(二本松市選挙区)は20日、読売新聞の取材に対し、「安倍政権に対峙たい・じする軸となりたい」などと2区からの立候補に意欲を示した。既に党本部に公認申請したというが、「野党連携が重要」とも話し、野党間の選挙協力を模索する党本部と民主党との協議結果を踏まえて最終判断する考えだ。
2区には自民党現職の根本匠前復興相(63)がおり、公認が見込まれている。民主党は独自候補擁立を目指しており、参院選に立候補経験がある医師と首長経験者の名前が挙がっている。
共産党は党県委員の平善彦氏(62)を立てる。
◆自民・菅野氏 3区は辞退
民主党現職の玄葉光一郎氏(50)がいる3区について、自民党県連は別の候補者を立てる方針を決めた。複数の県連幹部によると、出馬の意向を示していた菅野佐智子衆院議員(61)(比例東北)が3区からの出馬を辞退するとし、比例選での処遇を求めてきたという。同党県連は23日に選挙区支部の会合を開いて別の候補者の人選を進める。
菅野氏は2012年末の選挙で3区から立候補したが、玄葉氏に敗れ、重複立候補した比例で復活当選していた。民主党は今回も3区で玄葉氏を公認する見込み。
共産党からは党県南地区委員の横田洋子氏(56)が立候補する。
◆公明・真山氏 会見
公明党の比例東北ブロックの単独候補として立候補予定の参院議員秘書、真山祐一氏(33)は20日、県庁で記者会見した。党東北方面本部青年局長でもある真山氏は記者会見で、「復興は道半ばで、これからが正念場だ。政治の果たす役割は大きい」と強調した。
◆共産 全選挙区擁立
共産党県委員会も20日、記者会見し、全小選挙区の候補者を発表した。4区は党県委員の田中和加子氏(58)、5区は同、吉田英策氏(55)で、比例東北ブロックには党県常任委員の岩渕友氏(38)を擁立するという。
久保田仁県委員長は記者会見で、「12万人を超える県民が避難生活を余儀なくされている。福島から、原発ゼロの日本への転換を訴える」と語気を強めた。
◆社民は4区に候補
社民党県連は20日、県内16地区の総支部代表らを集めた会議を福島市で開き、公認候補を立てる小選挙区を4区に絞ることを決めた。具体的な人物は今後決めるという。終了後、取材に応じた小川右善うぜん県連代表は「今後、早急に候補者選定に当たりたい」と述べた。
2014年11月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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福島
http://www.minyu-net.com/news/news/1121/news1.html
自民菅野氏が「衆院選」3区不出馬、比例転出へ
「12月2日公示―14日投票」で行われる衆院選で、自民党の福島3区の候補者擁立をめぐり、公認候補の前提となる3区支部長で現職の菅野佐智子氏(61)=比例東北=は20日、支部長を辞任し、同選挙区から立候補しない考えを表明した。比例東北ブロックに転出する方向で調整が進む見通し。
菅野氏の辞任表明を受け、県連は23日、矢吹町で3区支部長・幹事長会議を開き、新支部長となる新たな候補者の人選に入る。
菅野氏は20日、都内で会見し「2年間の政治活動を振り返り、党勢拡大のため若く、意欲のある人に支部長を託したい」と語った。
後任支部長について、岩城光英県連会長(参院福島選挙区)は同日、福島民友新聞社の取材に「複数の該当者がいる。24日の党本部への公認申請に間に合わせたい」と人選を急ぐ考えを示した。
民主金子氏が出馬表明
衆院選の福島1区をめぐり、民主党からの立候補の意思を固めていた元参院議員の金子恵美氏(49)=伊達市=は20日、福島市の県連事務所で開かれた1区総支部の常任幹事会で党からの出馬要請を受諾し、立候補を正式表明した。
金子氏は常任幹事会終了後に記者会見し「福島の復興は道半ば。復興に携わり多くの人たちの意見を聞いてきた立場として、もう一度、国政に戻ってやり残したことをしっかりやり遂げたい」と意欲を語った。
同じく1区で出馬の意思を示している元職の石原洋三郎氏(41)=福島市=は21日、県庁で記者会見して出馬を正式表明する。みんなの党公認での出馬を目指していたが、同党が解党するため政党からの出馬になるかどうかは未定という。
(2014年11月21日 福島民友ニュース)
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福島
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141120/news5.html
新党改革、本県選挙区擁立なし 比例での党勢拡大目指す
来月の衆院選に関し、新党改革代表の荒井広幸参院議員(比例)は19日、福島民友新聞社の取材に対し、現段階で本県の小選挙区に候補者を擁立する考えがないことを明らかにした。
比例での党勢拡大を目指し、比例東京ブロックでの候補者擁立を目指す。来週にも候補者や衆院選公約を発表する見通し。
(2014年11月20日 福島民友衆院選ニュース)
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福島
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141120/news3.html
自民県連、比例東北での優遇求める 他県議員は否定的
自民党の東北選出国会議員でつくる東北ブロック両院議員会は19日、党本部で会合を開き、衆院選比例東北ブロックの在り方を協議した。本県連会長の岩城光英参院議員(福島選挙区)らが本県選挙区の事情に配慮した対応を求めたが、他県議員は「比例名簿の順位は選挙区で重複立候補する全員に平等であるべきだ」として否定的に受け止めた。
本県選挙区への配慮について岩城氏らは具体的な選挙区などを挙げず、本県関係議員の比例名簿の上位登載を暗に求めた。福島5区で選挙区支部長の坂本剛二、比例中国選出の吉野正芳両衆院議員が出馬を検討している現状を踏まえた対応。ただ東北ブロックでは全員同列での名簿登載の方向で議論が進む見通し。
(2014年11月20日 福島民友衆院選ニュース)
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141120/news2.html
自民3区は新人含め候補者調整 党本部が県連に要請
自民党本部が党県連に対し、福島3区で新たな候補者の擁立を含め調整するよう要請していることが19日、分かった。3区で公認候補の前提となる選挙区支部長を務めるのは、前回比例復活で初当選した菅野佐智子氏(61)。県連は菅野氏を引き続き擁立するか、別の候補者を立てるか協議を進めるもようだ。
同選挙区では、民主党から8選を目指す元外相玄葉光一郎氏(50)が立候補する予定。
自民党本部は、菅野氏が前回玄葉氏に敗れた経緯などを踏まえ、調整を求めているとみられる。
(2014年11月20日 福島民友衆院選ニュース)
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山口
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=106870&comment_sub_id=0&category_id=576
【山口】自民正副総裁に「不戦敗」 民主県連、党勢回復できず
2014/11/20
次期衆院選の山口1、4区への候補者擁立見送りを、19日の幹事会で決めた民主党県連。政権与党だった前回2012年は全4選挙区に擁立できたが、政権転落後は党勢を回復できず、本来なら野党第1党が最も重視すべき安倍晋三首相(4区)、高村正彦自民党副総裁(1区)と対決する両選挙区で「不戦敗」となった。
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【広島】特定政党支援せず JA広島中央会
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=107162&comment_sub_id=0&category_id=576
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1区に船山女史とかは?今何処で何してるんでしたっけ?
神奈川県議て表題だけど山形県ネタ。
<2014衆院選>民主県連、神奈川県議・吉田氏3区に擁立へ 1区も最終調整 /山形
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141121ddlk06010073000c.html
毎日新聞2014年11月21日(金)12:06
民主党県連は20日、来月に行われる総選挙に向け、衆院山形3区(鶴岡市・酒田市など)に、神奈川県議の吉田大成氏(45)を擁立する方針を固めた。一方、山形1区には県内在住の候補者を立てる方向で最終調整しており、21日の衆院解散後、常任幹事会を開いて2候補の擁立を正式決定する見通し。県内全選挙区で候補者擁立のめどが立ち、野党第1党としての存在感を示す態勢を整えた。
県内の3選挙区では、1区は自民現職と共産新人の2氏▽2区は自民現職、民主現職、共産新人の3氏▽3区は無所属現職、自民新人、共産新人の3氏−−がそれぞれ立候補を予定。民主党が新たに1区と3区に候補者を立てる方針を明確にしたことで、総選挙での与野党対決の構図がほぼ固まった。
民主党は前回2012年衆院選で、県内の獲得議席は2区で近藤洋介・県連会長が比例復活当選した1議席にとどまり、1区・3区は空白区となっていた。1区では、11回にわたって衆院当選を果たした鹿野道彦・元農相の後継候補が決まらず、調整が難航していた。
総選挙を控え、民主党県連は17日の常任幹事会で「安倍晋三首相が解散・総選挙を断行するのであれば、野党第1党として受けて立つ」(近藤会長)として、「県都・山形市を擁する1区で候補者擁立を期す」との方針を確認。3区についても「最大限の努力を払う」としていた。【光田宗義、高橋不二彦】
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>民主と維新の連携も具体化している。4区で出馬予定だった青柳氏は9区への転出がほぼ固まった。青柳氏は20日、選挙区内にある駅前に立ち、初めて政策を訴えた。3区で立候補準備を進めていた谷古宇勘司氏も、民主「空白区」の2区への移行が検討されている。
2014衆院選:野党が候補者調整 「1強」打破へ連携模索 /埼玉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk11010157000c.html
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
21日の衆院解散を控え、民主や第三極の候補者調整が最終局面を迎えている。解党が決まったみんなの党の国対委員長、山内康一衆院議員は20日、民主公認予定で埼玉13区から出馬することを表明。民主新人が出馬を辞退した9区には、4区で立候補予定だった維新の青柳仁士氏が転出する方向で調整が進んでいる。自民の「1強」を打ち破ろうと非自民が結集しつつあり、選挙区情勢が揺れ動いている。
20日現在、県内15選挙区で民主公認が決まっているのは8選挙区と約半分にとどまる。このため、民主は空白区を埋めるため、みんな、維新などと連携を模索。衆院解散が現実的となった1週間ほど前から、各党本部と候補予定者レベルで繰り返し協議が進められてきた。
さらに、19日にみんなの党の解党が決まり、候補者選考は急展開。同党を離党した山内氏は20日、県庁で記者会見し、民主に入党して埼玉13区から立候補する意向を表明した。山内氏は比例北関東ブロック選出で、現在3期目。13区では自民現職の土屋品子氏が立候補するとみられ、「安倍政権に対峙(たいじ)する勢力の軸になり得るのは、民主党しかない」と説明した。
一方、埼玉12区からの出馬を検討していたみんなの永沼宏之氏は、解党を理由に出馬を断念。永沼氏は毎日新聞の取材に対し「党本部のゴタゴタに地方が振り回された感はある。改革を掲げて活動していたのに、政策と関わりがないところで出馬を取りやめざるを得ないのは残念だ」と語った。
また、民主と維新の連携も具体化している。4区で出馬予定だった青柳氏は9区への転出がほぼ固まった。青柳氏は20日、選挙区内にある駅前に立ち、初めて政策を訴えた。3区で立候補準備を進めていた谷古宇勘司氏も、民主「空白区」の2区への移行が検討されている。
選挙区を替えて出馬する可能性がある候補予定者は「これまで付き合ってくれた支援者もおり、選挙区を移るのはたやすくない。ただ、自民との対立軸を鮮明にするには、新天地で選挙戦に挑むしかない」と覚悟を固めていた。【川畑さおり、鈴木梢】
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残るは空白区が11区・14区の2選挙区で競合が8区・10区の2選挙区で巧く行くと重複無く揃いそうだ。
<衆院解散>総選挙へ 民主党悩ます「空白区」 県内15中7選挙区が未定 /埼玉
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141119ddlk11010267000c.html
毎日新聞2014年11月19日(水)13:02
安倍晋三首相が衆院の解散・総選挙を表明した18日、各党は本格的な選挙準備に走り出した。2年前の選挙で政権与党から野党に転落した民主党は、埼玉9区(入間市など)から立候補を表明していた新人が急きょ出馬を断念するなど、候補者擁立に苦慮している。県連幹部は「すべての空白区で(候補者擁立を)模索しているが、時間がない中でどこまでできるか」と頭を抱えている。【川畑さおり、橋本政明】
前回は県内15選挙区のうち14選挙区に候補者を擁立したが、今回は18日時点で公認候補が決まっている、もしくは立候補を表明している候補者がいるのは8選挙区にとどまる。
「空白区」の9区から立候補予定だった元読売新聞記者の鷲巣真大氏(28)が16日、体調不良を理由に県連に出馬辞退を申し出た。県庁での出馬会見からわずか4日後。唯一の新人候補の出馬取りやめに、ある民主党県議は「有権者に申し訳ない。こんなことになって県連としては相当まずい。組織としてなっていない」と危機感を抱く。県連によると、9区で別の候補者を立てる予定はないという。
維新やみんなの党でも擁立の動きがある12区。民主元職の本多平直氏は18日、熊谷市内で報道陣に対し、立候補の意向を示した。野党共闘を検討する動きもある中、県連代表の大島敦衆院議員は17日にあった県連の常任幹事会後、報道陣に「県連としては本多さんを応援していくことに変わりない」と述べた。
維新と生活の党の現職がいる7、10、14区についても、大島代表は「手伝うとか手伝わないとか、現場レベルで話は一切していない」と語った。県連幹部も「党本部の指示に従うしかない」と述べるにとどまった。
一方、自民党は全選挙区に候補者を立てる方針。共産党も全選挙区に立てる方向で調整を進め、18日に12人の候補者名を発表した。
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◆県内選挙区の民主党擁立進展状況◆(8月時点での競合区)
1区 さいたま市浦和区など 現職・比例復活
2区 川口市 △未定(石田不出馬>>210) 2区より維新・谷古宇検討>>813
3区 草加、越谷市 細川・元職>>562>>579 谷古宇(維)→2区検討>>813
4区 朝霞、新座市など 神風・元職 青柳仁士(維)>>415は4区へ
5区 さいたま市大宮区など 枝野・現職・小選挙区
6区 上尾、桶川市など 大島・現職・比例復活
7区 川越、富士見市など 未定→生活より入党の小宮山>>784
8区 所沢市、三芳町など ■小野塚勝俊・元職 並木正芳(維)>>415
9区 飯能、入間市など △新人出馬断念→4区より青柳(維新)
10区 東松山、坂戸市など ■未定 坂本裕之輔(維)松崎哲久(生)>>415
11区 深谷、秩父市など ●未定
12区 羽生、加須市など 本多・元職 みんな新人永沼出馬断念>>775
13区 白岡、蓮田市など 未定(森岡出馬断念>>398)→みんなより入党の山内>>782
14区 幸手、三郷市など ●未定
15区 さいたま市南区など 高山・元職
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民主に人が居なくて維新・升田,みんな・波多野,生活・平山が犇めいていたのか。。
元々平沼系の升田より波多野ちゃんがよかったんだけど仕方が無いかねぇ。。波多野は次の参院で平山は2区とか。。
2014衆院選:野党3党が連携協議 民主・維新・社民「非自民」受け皿へ 1、3、4区「すみ分け」 /青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141120ddlk02010033000c.html
毎日新聞 2014年11月20日 地方版
安倍晋三首相が21日の衆院解散を表明したことを受け、県内各党も衆院選に向けた臨戦態勢に入った。民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連の3党と連合青森は19日、選挙での連携の協議を青森市内で始めた。民主が3区で田名部匡代氏、4区で山内崇氏の擁立を内定している一方、維新は1区で升田世喜男・県総支部代表代行が立候補する。社民は来春の統一地方選での連携を視野に協議に臨んでいる。協議では、3党が「すみ分け」することで非自民の受け皿を結集し、政策協議を急ぐ方向で一致した。【森健太郎、宮城裕也、石灘早紀】
非公開の協議の後、3党幹部はそろって記者会見。民主県連の田名部定男代表は「小異を捨てて大同につくということ。非自民という枠は大切にしたい」と強調。維新の升田氏は「自民1強多弱時代を打ち破るために、さらに一歩進んだ連携体制が必要」と語り、社民県連の斎藤憲雄幹事長は「まず一致できる部分は一致し、残った課題について協議する」と話した。会見終了後、民主県連幹事長の山内氏の発案で、3党の4幹部の握手を報道陣に撮影させる場面もあった。
3党は今年10月、民主県連の呼びかけで連携の調整を開始。当初は統一地方選に向けた県内の政策課題の合致点を探る動きだったが、急な「解散風」で情勢は一変。衆院選での連携が先行することとなった。
とはいえ、各党本部間の選挙協力の協議はこれからで、地方組織レベルでは「すみ分け」が精いっぱい。しかし、すみ分けにより、1区での「勝てる候補」擁立が難しい民主県連は不戦敗を回避し、維新の升田氏も乱立による票の分散を避けられる。社民県連は2010年の参院選を最後に国政選の選挙区候補を擁立できておらず、今回の3党連携に加わることで統一地方選での連携につなげる思惑がある。
3党は27日に再度協議する方針だが、3党間では原発や安全保障などの重要政策での隔たりも大きく、すみ分け以上の協力には課題が多い。民主県連幹部は「(連携を明文化せず)暗黙の了解になる可能性もある」と漏らした。
◇維新・升田氏、立候補を明言 波多野氏不出馬へ
維新の党県総支部の升田世喜男代表代行は19日夜、青森市内での自身の青森後援会幹事会で衆院選立候補を明言。「少なくとも民主、社民との3党で一体となって自民に立ち向かう」と語った。19日午後の民主、社民両県連との協議を踏まえ、「野党がばらばらでは自民と戦えず、青森県の声を届けられない。スクラムを組み、声を国へ届けたい」と意気込みを示した。
一方、みんなの党県連協の波多野里奈会長は18日夜、毎日新聞の取材に「23日の県連協の会議で最終的な協議をするが、8割方、出馬はしない」と話した。生活の党県連から1区での出馬要請を受けている平山幸司代表は19日も明言を避けた。
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千葉も形になってきているね〜。
1 田島・民主 田沼・次世代(維新)
2 他党と調整(樋口氏難色) 維新の党や生活の党(前回出馬の黒田?,3区地盤の岡島?)が擁立を模索。
3 青山明日香氏(32)新人
4 野田・民主
5 村越祐民氏(40)元職
6 生方・民主 みんな・鴈野聡氏(45)の出馬は白紙
7 民主県連・礒部裕和県議(33)維新:司法書士の石塚貞通氏(47)
8 民主県連・中田学県議(41)維新:前職の太田和美氏(35)
9 奥野・民主 西田・次世代(維新)
10 谷田川・民主
11 擁立断念
12 擁立断念
13 若井・民主 現職の椎木保氏(48)の県外への国替えが濃厚
次期衆院選 民主は3、5区が内定、維新13区は国替え濃厚 千葉
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20141119041.html
産経新聞2014年11月19日(水)08:06
民主党が18日に発表した次期衆院選の公認内定候補で、県内の選挙区では、これまでに内定していた現職5人と千葉10区の元職に加え、新たに千葉3区に新人の青山明日香氏(32)と千葉5区に元職の村越祐民氏(40)が選ばれた。
民主党の残りの県内の空白区は2、7、8、11、12区の5選挙区。同党県連幹部によると、県連はこのうち7、8区で地元の県議を擁立する方向で調整中。2区は他党との選挙協力を模索しているが、11、12区での候補者擁立は見送るという。
また、維新の党は前回13区から出馬した現職の椎木保氏(48)の県外への国替えが濃厚な情勢。同党関係者によると、8区の擁立候補には、平成18年の衆院選千葉7区補選で民主党公認で初当選し、昨年の参院選の千葉県選挙区に生活の党から出馬して落選した元職の太田和美氏(35)の名前も上がっているという。一方、みんなの党の解党が決定的となったことを受け、6区に立候補を予定していた同党の鴈野聡氏(45)の出馬は白紙となった。
<衆院選>民主が2区の擁立断念 7、8区も野党調整で協議 /千葉
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141121ddlk12010301000c.html
毎日新聞2014年11月21日(金)11:55
12月2日に公示される衆院選で、民主党県連は、千葉2区での公認候補擁立を断念する方針を決めた。既に千葉11、12区でも擁立しないことを決定しており、千葉7、8区についても、全国で候補者の野党調整を進めている党本部と擁立しない方向で協議している。
2区について、県議や市議らが2012年の衆院選で2区から出馬し落選した党本部職員、樋口博康氏(55)の擁立を目指していたが、樋口氏が難色を示したことなどから断念した。12年衆院選でも擁立作業が難航しており、樋口氏の出馬が決まったのは公示1週間前だった経緯がある。2区では、維新の党や生活の党が擁立を模索している。
党本部は今月中旬、2、7、8区の3選挙区について「他の野党との調整のため、独自候補の擁立はできない」と県連に通達。維新の公認候補として、7区は司法書士の石塚貞通氏(47)、8区は前職の太田和美氏(35)が出馬する意向だ。
しかし、各区で新人擁立を目指していた県選出国会議員などが強く反発。これを受け、県連は19日、7区で礒部裕和県議(33)、8区で中田学県議(41)の擁立を求め、党本部に2氏の公認申請を出した。県連幹部は「ひっくり返すのは難しいだろうが、選挙区調整は比例票や統一地方選にも影響する。納得できる地元への説明がほしい」と訴えている。【円谷美晶】
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突発選挙かながわ2014:野党一本化で対抗 民主、維新中心 候補者調整大詰め
http://www.kanaloco.jp/article/80651/cms_id/112669
2014.11.21 11:30:00
次期衆院選の政党別擁立状況
3自民維共
5自_維共
6公_維共
9自民維共
衆院選に向けた野党間の候補者調整が、県内でも水面下で進められている。乱立した候補が共倒れした前回衆院選を教訓に、野党候補の一本化で「自民1強」に対抗するのが狙いだ。民主党や維新の党を中心に党本部レベルでの調整が大詰めを迎えている一方、重複選挙区の候補予定者からは「絶対に譲らない」との覚悟がのぞく。21日の解散で選挙戦が実質スタートするが、“円満解決”は見通せていない。
「絶対に譲らない。互いに現職なので、ぶつかるのは仕方ない」
自民、民主、維新の現職3人と共産の新人が争う構図の9区(川崎市多摩・麻生区)。維新から出馬予定の椎名毅氏はこう力を込める。初出馬で比例復活し「地盤」として浸透を図ってきた。維新と民主は小選挙区での候補者すみ分けを進めており、他の選挙区に移るなどの動きがあれば、無所属での出馬も示唆する。
一方、民主の笠浩史氏は「現職が3人いる選挙区だから、それを前提としている。党と党のことは全国の問題。現場は現場のことをやる」。自民の中山展宏氏は「野党連携は基本政策の一致を度外視すれば、選挙が終わっても難しいだろう」との見方を示す。
同様に民主と維新の両党候補者がぶつかる3区(横浜市鶴見・神奈川区)は、自民の現職・小此木八郎氏に、民主の元職・勝又恒一郎氏と維新の新人・湯沢大地氏、共産の新人・木佐木忠昌氏が絡む構図。「維新が別の選挙区に移れば、民主が有利な展開になる」(民主県連)との見方もあり、維新側は警戒している。
12月2日公示の衆院選。政権与党の自民、公明両党が県内全18選挙区に擁立するのに対し、民主が現時点で擁立を予定しているのは、現職がいる2選挙区を含む計7選挙区。前回は17選挙区に擁立したが、今回は「与党に漁夫の利を得させてはならない」(枝野幸男幹事長)と、競合を避けるために選挙区を絞る考えだ。
一方の維新は5選挙区で候補を立てており、このうち2選挙区が民主と重複。残る5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区)は維新の新人・水戸将史氏が、6区(同市保土ケ谷・旭区)は現職・青柳陽一郎氏が立候補する予定。いずれも民主が“常連”の選挙区で調整を進めている。
民主党はこのほか、みんなの党の浅尾慶一郎代表の4区や維新の江田憲司共同代表の8区も、現在のところ空白区としている。
民主党県連の滝田孝徳幹事長は「立てられるところには、すべて立てるべきだ。候補者となる人はいる。ある種の歯がゆさを感じている」。維新の党県総支部の赤野孝之幹事長は「どういう結果になるか分からないが、一人でも多くの候補者を出したい」との意向を示している。
【神奈川新聞】
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突発選挙かながわ2014:事務所や車 整わず 師走決戦 各陣営が奔走
http://www.kanaloco.jp/article/80656/cms_id/112674
2014.11.21 11:44:00
「想定外」の師走決戦の準備に、与野党の各陣営が悲鳴を上げている。21日に衆院が解散され、“号砲”は12月2日に迫るが、選挙事務所や車などの確保がままならないからだ。「決起集会が予定通り行えない」「事務所開きはできそうもない」。審判を前に嘆き節も漏れる。
「車体に傷の付いたポンコツしか用意できなかった」。横浜市内の選挙区から出馬を目指す元職(→誰だろ?)は士気が上がらない。なじみの業者に選挙カーの手配を依頼したものの、「すべて出払っている」と断られた。仕方なく別の業者から借りた車は、「ボロボロなのに前回と同じ30万円もする。傷はポスターか何かで隠すしかない」と嘆息する。
いつ解散総選挙になるか分からない衆院への返り咲きを狙う以上、「常在戦場」のつもりでいたが、出遅れは否めない。野党間の候補者調整が固まらず、公認が得られるか分からない状況も重なり、「街頭に立つ予定も決められない。のぼりは新調せず、以前からあるものを使うしかない」と苦々しい表情だ。
9区(川崎市多摩・麻生区)から出馬予定の民主・笠浩史氏の陣営は、政治資金パーティーの開催予定日が公示日に。300人規模で招待状も発送していたが「解散が急に決まって、もうできない」(陣営担当者)と延期を決めた。
急ごしらえなのは、与党も同じだ。8区(横浜市青葉・緑区)から立候補予定の自民・福田峰之氏の陣営がようやく押さえた決起集会の会場は農協の会議室。「500人規模のホールは既に予約でいっぱいだった。貸してもらえるだけでありがたい。とにかくホッとしている」と陣営関係者。6区(横浜市保土ケ谷・旭区)の公明・上田勇氏の陣営も「通常の事務所を選挙事務所にするしかない。本来なら別に用意するが、時間のない今回は仕方がない」という。
一方、運動に必要なポスターや車、備品などを提供する業者は“特需”に沸く。選挙カーをレンタルするグリーンオート(大井町)は「沖縄県知事選に貸し出していた3台を急きょ船便で戻している」。レンタル可能な約30台は、ほぼ契約済み。「引き合いは全国からあるが、何十件も断っている」状況だ。
思わぬ余波も広がる。黒岩祐治知事の後援会は12月9日に横浜市内のホテルで政治資金パーティーを予定していたが、年明けの1月7日に延期する。
「公選法で選挙期間中のパーティーでは政治に関する話題を口にできない。解散が表明されるまでは予定通り開催するつもりでいたのだが…」と事務所の男性。案内状を送付済みの約7千人には、解散表明の翌日に変更案内をあらためて送ったという。「新年会と時期が重なる。払い戻しへの対応が必要になる」と作業に追われていた。
【神奈川新聞】
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常に野党乱立の神奈川。
神奈川…民主は候補者擁立を本部に一任>>566
1(横浜市中、磯子、金沢区) ●横田光弘 次(10区から移動)>>426 岡本(生)>>786
2 <菅圧勝>
3 ●勝又恒一郎(民) 湯沢大地(維・新)>>416>>411
4 浅尾 民→み→無(民?)
5(横浜市戸塚、泉、瀬谷区) 民主…田中慶秋元法相の後継者擁立を検討中 水戸将史(維新)…自分への一本化を期待>>786
6 青柳 み→無
7 ●中谷一馬・神奈川県議(31)民主新人>>428 松田学(次)>>416
8 江田 み→結→維 中田(次・18区)地盤
9(川崎市多摩、麻生区) ●笠浩史(民) 椎名毅(結→維) >>416>>411>>786 松沢(み→無(次?))地盤
10 城島光力(民) (横田光弘(次)→1区へ)>>426
11(横須賀市・三浦市) <小泉圧勝>
12(藤沢市など) 阿部 社→生→み 中塚は不出馬>>682 甘粕和彦(次・新)>>416
13 <甘利地盤>
14 本村賢太郎(民)中本太衛(次)>>416
15(平塚市・茅ヶ崎市など) <河野圧勝>
16 後藤 民・比
17 神山 民・前
18(川崎市高津、宮前区など) ●中田宏(次・比例上信越) 樋高剛(生)>>416>>786 船川治郎 み→無?>>742
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民主は最終的に小選挙区擁立は180人は超えるのではないか?
民主、村尾氏擁立へ 衆院宮崎1区
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_9370.html
2014年11月21日
民主党宮崎県連(田口雄二代表)は、衆院選宮崎1区に、長崎県佐世保市出身で東京都在住の専門学校講師村尾英俊氏(51)を公認候補として擁立する方針を固めた。20日に開かれた非自民6団体で構成するCNP会議で提示し、社民党県連に選挙協力を求めた。社民は1区の候補者選定のめどがつかないため擁立を見送り、民主公認候補への協力態勢を協議する。
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生活の党 第1次公認候補者発表
http://www.seikatsu1.jp/activity/party/20141121generalelection.html
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いやあ,生で見てたけど衝撃的だった。しまらない選挙を象徴するしまらない詔書朗読。イブキング,さてはわざとやったな。
恒例の万歳三唱 「異例」のやり直し
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141121/t10013396531000.html
衆議院が解散された21日の衆議院本会議で、恒例の万歳三唱をやり直す場面がありました。
衆議院を解散する手続きが行われる本会議では議長が解散詔書を読み上げたあと、本会議場で多くの議員が万歳三唱することが恒例となっています。
午後1時から開かれた衆議院本会議では伊吹議長が事務総長から解散詔書を受け取ったあと全員が起立し、「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する」と読み上げたところで、議場から「万歳」という声が上がり、万歳三唱が行われました。
その後、伊吹議長が「御名・御璽、平成26年11月21日、内閣総理大臣・安倍晋三」という部分を読み上げ、「以上です。万歳はここでやってください」と発言し、再び議場から「万歳」の声が上がり、万歳三唱が行われました。
伊吹議長は記者会見で「解散は、あくまで天皇陛下の国事行為として解散詔書が出されてなされるもので、憲法7条によって衆議院を解散することと、天皇陛下の御名・御璽が押されていることを言わなくてはならず、その前に万歳や拍手をしては困る」と述べました。衆議院本会議の議事録によりますと、平成に入ってからの過去8回の解散の際には議長が「衆議院を解散する」と読み上げたところで万歳三唱が始まったということで、国会や与野党の関係者は「万歳三唱のやり直しは、前代未聞で異例のことだ」と話しています。
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746 無党派さん sage 2014/11/21(金) 19:32:18.24 ID:iQFUt4h/
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112100866
福島2区に新人=民主【14衆院選】
民主党福島県連は21日、次期衆院選福島2区に新人で医師の岡部光規氏を公認候補として擁立する方針を決めた。
岡部光規⇒2010参院福島から出馬して落選
これで23個目の民主維新競合区
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91575
衆院沖縄4区 仲里元県議会議長が出馬へ
2014年11月21日 15:29
2日公示、14日投開票の衆院選で、元県議会議長の仲里利信氏(77)が沖縄選挙区第4区から立候補する方針を固めた。知事選で翁長雄志氏(64)を支持した那覇市議会保守系の新風会や県議会野党勢力などの「建白書」勢力が擁立し、無所属で出馬する見通し。仲里氏は22日に出馬会見を開く。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112100910
社民が1次公認発表【14衆院選】
社民党は21日、衆院選に小選挙区で擁立する第1次公認候補6人を発表した。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
岩手1区 細川光正=新▽埼玉1区 松本翔=新▽大阪8区 服部良一=元▽香川3区 高田良徳=新▽大分2区 吉川元=前▽沖縄2区 照屋寛徳=前(2014/11/21-19:49)
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半年後に統一地方選(県議選)があるから、
「落選しても半年後には再就職できる」し
「むしろ知名度アップになって県議選に有利」
的な県議の出馬が多いですね。
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>>821
新潟5区に森裕子を持ってきましたね
あとは、松崎哲久が比例単独。維新坂本祐之輔を支援か?
(民主弓削勇人も出馬する気だけど)
≪岩手県第2区≫
畑浩治 (はた こうじ) 1963年9月28日 51歳 現2
≪岩手県第4区≫
小沢一郎 (おざわ いちろう) 1942年5月24日 72歳 現15
≪千葉県第2区≫
黒田雄 (くろだ ゆう) 1959年3月22日 55歳 元1
≪千葉県第3区≫
岡島一正 (おかじま かずまさ) 1957年11月3日 57歳 元2
≪千葉県第11区≫
金子健一 (かねこ けんいち) 1957年11月2日 57歳 元1
≪神奈川県第1区≫
岡本英子 (おかもと えいこ) 1964年9月19日 45歳 元1
≪神奈川県18区≫
樋高剛 (ひだか たけし) 1965年11月24日 48歳 元3
≪東京都第10区≫
多ヶ谷亮 (たがや りょう) 1968年11月25日 45歳 新
≪東京都第12区≫
青木愛 (あおき あい) 1965年8月18日 49歳 現3
≪新潟県第5区≫
森裕子 (もり ゆうこ) 1956年4月20日 58歳 新(参2)
≪大阪府第6区≫
村上史好 (むらかみ ふみよし) 1952年6月10日 62歳 現2
≪奈良県第2区≫
中村哲治 (なかむら てつじ) 1971年7月24日 43歳 元2(参1)
≪長崎県第4区≫
末次精一 (すえつぐ せいいち) 1962年12月2日 51歳 新
≪沖縄県第3区≫
玉城デニー (たまき でにー) 1959年10月13日 55歳 現2
【比例区】
≪北関東ブロック≫ 単独
松崎哲久 (まつざき てつひさ) 1950年4月14日 64歳 元2
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新潟
http://www.news24.jp/nnn/news8827620.html
新潟5区 森裕子・前参議院議員が出馬へ
(新潟県)
来月2日の衆議院選挙の公示に向け、立候補をめぐる動きもあわただしくなっている。田中真紀子さんが出馬を見送ることが明らかになった新潟5区に、前参議院議員の森裕子さんが「生活の党」から出馬することになった。
森裕子さんは21日、東京で取材に応じ、新潟5区から「生活の党」公認で出馬すると表明した。
森さんは2001年の参議院選挙で、新潟選挙区から出馬し初当選。参議院議員を2期12年務め、民主党政権では文部科学副大臣を務めた。去年7月の参議院選挙では、生活の党から出馬し落選した。
新潟5区をめぐっては、今月20日、民主党の公認候補に内定していた田中真紀子さんが出馬を見送ることが分かった。衆議院選挙への出馬を模索していた森さんは、21日、民主党県連の菊田真紀子代表と協議し、5区からの出馬を決定。民主党本部も生活の党との野党共闘を決めた。
新潟5区ではこのほか、自民党の長島忠美さん、共産党の服部耕一さんが出馬を表明している。また、森さんの出馬表明を受け、新潟5区から出馬を検討していた米山隆一さんは立候補を見送る考えを示している。
[ 11/21 19:36 テレビ新潟]
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112100634
次世代が1次公認発表【14衆院選】
次世代の党は21日、衆院選の第1次公認候補27人を発表した。候補者は次の通り。(敬称略、新は新人、元は元職、特記以外は前職)
【宮城】2区 増元照明=新
【群馬】1区 上野宏史
【埼玉】13区 中村匡志=新
【千葉】1区 田沼隆志▽9区 西田譲
【神奈川】1区 横田光弘=新▽7区 松田学▽12区 甘粕和彦=新▽14区 中本太衛=元▽18区 中田宏
【東京】1区 渡辺徹=新▽4区 犬伏秀一=新▽7区 吉田康一郎=新▽19区 山田宏▽22区 鹿野晃=新▽24区 藤井義裕=新
【長野】1区 宮沢隆仁
【大阪】13区 西野弘一
【兵庫】6区 杉田水脈
【岡山】3区 平沼赳夫
【広島】4区 中丸啓
【愛媛】4区 桜内文城
【熊本】4区 園田博之
【比例単独】東京 石原慎太郎
【選挙区未定】藤井孝男▽三宅博▽中山成彬(2014/11/21-17:18)
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>>829
・今村洋史(前回維新の東京比例単独2位)が未公認
・坂元大輔(前回維新から広島7区)が未公認
・中山成彬(前回維新から宮崎1区)が選挙区未定
ってのがトピックスですかね
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112100645
準備不足で前職立候補も=不出馬・引退、保利氏ら3人【14衆院選】
衆院の前職議員のうち、これまでに衆院選への不出馬や政界引退が明らかになったのは、自民党の保利耕輔元文相と宮路和明元厚生労働副大臣、共産党の佐々木憲昭氏の計3人にとどまっている。解散風が吹き始めてから安倍晋三首相の解散表明までの期間が短く、後進に道を譲ろうにも準備が間に合わず出馬せざるを得なくなったケースもありそうだ。
公明党は、太田昭宏国土交通相、井上義久幹事長、漆原良夫中央幹事会長について、任期中に69歳を上回らないとする内規に抵触するものの、対象外として公認。次世代の党の石原慎太郎最高顧問は、健康面の不安から出馬見送りを検討していたが、慰留を受け立候補を表明した。
一方、2012年の前回衆院選で落選した民主党の元職では、仙谷由人元官房長官や田中真紀子元外相らが出馬しない意向を示している。(2014/11/21-15:55)
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>藤岡隆雄氏も入党を申請し認められた
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112100781
みんな・柏倉氏が民主へ=生活・鈴木、小宮山両氏も−衆院解散【14衆院選】
民主党に入党し、枝野幸男幹事長(左)と握手する柏倉祐司氏=21日午後、東京・永田町の同党本部
解党を決めたみんなの党の柏倉祐司前衆院議員(比例北関東)は21日、民主党本部を訪ね、枝野幸男幹事長に入党を申し入れた。これに対し、枝野氏は「選挙区で勝って一緒に仕事をしよう」と述べ、受け入れる考えを示した。
また、柏倉氏とともに、渡辺喜美みんな前代表の秘書を務めた藤岡隆雄氏も入党を申請し認められた。柏倉氏は栃木1区、藤岡氏は同4区からそれぞれ立候補する。柏倉氏らはこれに先立ち、みんなの党に離党届を提出し受理された。
一方、生活の党の鈴木克昌幹事長(比例東海)、小宮山泰子前衆院議員(比例北関東)は同日、衆院議員会館でそろって記者会見し、同党を離党してそれぞれ民主党への復党手続きに入る考えを明らかにした。鈴木氏は愛知14区、小宮山氏は埼玉7区から出馬する。 (2014/11/21-18:39)
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民主公認!?
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/575776.html
鈴木貴子氏、道7区出馬 民主公認へ(11/21 17:00)
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新党大地の鈴木貴子前衆院議員(28)=比例代表道ブロック=が衆院選で道7区(釧路、根室管内)から、民主党公認で出馬する方向で最終調整に入ったことが21日分かった。複数の関係者が明らかにした。
民主党は比例代表道ブロックとの重複立候補を検討している。代わりに大地は道内の他の小選挙区で民主党候補を支援する方向で調整している。
鈴木氏は大地の鈴木宗男代表の長女。宗男氏は民主党関係者と水面下で選挙協力について協議してきた。大地は「所属国会議員5人以上」など公職選挙法上の政党要件を満たしておらず、現状では候補を擁立しても小選挙区と比例代表で重複立候補できない。小選挙区で敗れた場合、比例復活当選の道が閉ざされていた。政治団体としての新党大地は存続する見通し。
民主党側も2012年の前回衆院選で大地との協力協議が決裂し、候補を立てた道内11選挙区で全敗した経緯から、大地との選挙協力に前向きな姿勢を示していた。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_tankikessen/249929.html
突入 短期決戦 この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
<上>解散、大義より勝算 来年以降は不利の読み GDPマイナスで決断(2014/11/20)
衆院解散権―。ただ一人、この巨大な権限を握る安倍晋三首相は18日夜、首相官邸で行った記者会見で、抜き身の「宝刀」を手に高揚感にあふれていた。「国民の判断を仰ぎたい」「私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、明らかにしていく」。攻めの解散に打って出たことを、高らかに宣言してみせた。
本当に攻めの解散なのか。
話は9月の内閣改造後にさかのぼる。女性の積極登用で起用した小渕優子前経済産業相ら2閣僚の不祥事が相次いで発覚し、野党が攻勢を強めていたころ、首相は周囲にこう漏らした。「このままじゃ(政権は)持たないな」。官邸内では、閣僚の相次ぐ不祥事が退陣の引き金になった第1次政権の失敗を繰り返すとの危機感も拡大。ひそかに解散時期を探り始めた。
首相が手本にしたのは「1966年に佐藤栄作首相が行った『黒い霧解散』」(政府関係者)だ。当時、閣僚の不祥事や汚職で逆風を受けた佐藤首相は、求心力回復のため解散を断行。自民党は解散前の勢力をほぼ維持し、佐藤政権は7年を超える長期政権を築いた。首相とともに解散のタイミングを探っていた菅義偉官房長官は「政権は解散するたびに求心力が増し、改造するたびに求心力が落ちるんだ」と周囲に話した。
菅氏は当初、2016年夏の衆参ダブル選を想定し研究を進めていた。それが、組織力の分散を嫌う公明党内の根強い異論を前に断念。一方、15年夏以降では安全保障法制の整備などをめぐって世論の逆風を受ける可能性が高く、16年夏の参院選以降だと「追い込まれ色」が強まる。現実的には「解散のタイミングは極めて限られていた」(自民党選対関係者)。
では、年内解散はどうか。景気回復の足取りがもたつく中、消費税増税を先送りして解散すれば反対する有権者も少ない。政権側には「今より議席を減らすだろうが、野党の選挙準備が整う前の方が、負け幅を抑えることはできる」(中堅議員)との読みがあった。首相サイドはすぐに、極秘で党に世論調査を依頼。自民党が単独過半数を維持し、公明党も現有議席を守れるとの結果が出た。
アジア・オセアニア歴訪に向かう直前の11月初旬、再増税の判断材料となる7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値がマイナスに落ち込むとの見通しを伝え聞いた首相は色を失ったという。「そんなに悪いのか」。首相が、再増税延期を名目とした解散・総選挙を決断した瞬間だった。
11月5日。首相は官邸で麻生太郎副総理兼財務相と会い、年内に解散・総選挙を行う意向を打ち明けた。早期解散論者の麻生氏は否定せず「公明党の山口(那津男)代表に伝えた方がいい」と助言したという。
首相は解散に際し、消費税増税法の「景気弾力条項」を削除して17年4月の再増税を確約した。財政規律派への配慮と、国際公約の再増税を延期すれば国債の信認低下を招きかねないとの批判を抑えるのが狙いだ。それは、再増税までに景気を好転させなければ、アベノミクスの責任を問われるリスクも同時に負ったことを意味する。
さまざまな要因で決断に追い込まれた首相は、さらに17年4月までの確実な景気回復という難題も抱え込んだ。「この解散は、賭けだ」。自民党幹部はそう漏らした。(東京報道 宇野一征)
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首相が任期を2年以上残して衆院解散に打って出た。高い内閣支持率で安定飛行を続けながら、なぜ「伝家の宝刀」を抜いたのか。野党はどう動くのか。解散戦略の舞台裏を探った。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_tankikessen/249930.html
突入 短期決戦 この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
<下>民主「次の次」へ布石 野党結集、調整進まず(2014/11/21)
「みなさまを歓迎したい」。20日午前、民主党本部。枝野幸男幹事長は、前日に解党を決めたみんなの党の山内康一国対委員長と中島克仁氏が民主党に入党を申し入れる場で、2人と握手して笑顔を見せた。
山内氏と中島氏が出馬するのは、それぞれ民主党空白区の埼玉13区と山梨1区。このうち山梨1区は当選7回を誇る維新の党の小沢鋭仁国会議員団幹事長が相手。みんな幹部は「単に民主党空白区を埋めるための選挙区調整。第三極をつぶし、自分が太ることが狙いではないか」といぶかる。
安倍晋三首相が野党の準備不足を突いて断行する今回の衆院解散・総選挙。にもかかわらず、民主党執行部に焦りの色は見えない。
「今回の衆院選は政権奪還をかけた『決勝戦』ではなく『準決勝』」。ある党幹部は、安倍政権の高支持率が続く中、党の信頼回復を進めながら、まずは他の野党に競り勝ち、次の次の衆院選で政権交代を狙える議席を確保する―とのシナリオを明かす。
2012年の前回衆院選では、維新やみんななど第三極が反自民票の受け皿となり民主党は大敗。この苦い経験から、表向きは自民党に対抗するための野党結集を呼び掛ける。その一方で「ほかの野党が沈めば、反自民の受け皿は民主だけになる」(民主党国対幹部)との読みもある。
実際、野党第2党の維新と競合する約30選挙区のうち、調整がついたのは宮城1区のみ。維新の側も「前回は反自民、反民主で戦った。民主と協力するのは筋が通らない」とし、「維新は維新として戦う」(江田憲司共同代表)姿勢に転じ始めている。
「年明けには(大阪市長選、府知事選の)ダブル選挙だ」。維新の橋下徹共同代表は18日夜、大阪市内で側近議員らに語り、市長を辞任し、府知事の松井一郎幹事長と国政に打って出る可能性を示唆した。
橋下氏らの知名度で第3党に躍進した前回衆院選に比べ、維新の党勢低迷は顕著。橋下氏の出馬で世間の耳目を集め、失地回復を図るのが狙いだ。ただ、自らが進める大阪都構想を放棄したと取られる懸念もあり、出馬の可能性は「まだ半々」(橋下氏側近)。大阪以外で支持拡大を図る妙案は浮かんでいない。
「アベノミクスがダメなら、どうすればいいのか具体的に語るべきだ」。野党の事情を見透かすように、首相は挑発する。実際、野党が民意を取り戻すには政権批判だけでは厳しい。
民主党の海江田万里代表は20日、記者団に「アベノミクスによって富める者がますます富み、中間層が細り貧困世帯が増えている。こういう社会はあってはならない」と強調した。
選挙戦では、非正規労働者らの増加に歯止めをかける「分厚い中間層の復活」を打ち出し、輸出型の大企業に恩恵が集中しているとの批判があるアベノミクスへの対案として、潜在需要のある介護や子育て、環境の関連産業を育て、雇用創出や内需拡大を図る政策を打ち出す方針。維新も自民党政権で思うように進まない統治機構改革を旗印に掲げる構えだ。
衆院は21日に解散、事実上の選挙戦に突入する。(東京報道 上家敬史)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/575769.html
民主・道11区は三津氏出馬(11/21 16:30)
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【帯広】民主党道11区総支部は21日、衆院選の道11区(十勝管内)に、同党道議の三津丈夫氏(68)=帯広市=を擁立する方針を決めた。三津氏は同日夕に記者会見し、正式表明する。
三津氏は北海道新聞の取材に対し、「安倍晋三政権によって環太平洋連携協定(TPP)交渉が進む中、十勝にとって大切な農業政策の是非を問い直す戦いにしたい」と述べた。三津氏は小樽生まれ、帯広三条高卒。帯広市議などを経て、1991年の道議選で初当選し現在5期目。2011年から2年間、道議会副議長を務めた。
民主党は12年の前回衆院選で、道11区では新党大地公認の石川知裕元衆院議員を支援した。しかし、石川元議員は小選挙区で落選、比例代表道ブロックで復活当選した後、小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体をめぐる収支報告書虚偽記入事件で有罪判決が確定し、公民権停止となったため、民主党にとって同選挙区は空白区になっていた。
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福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk18010255000c.html
2014衆院選:民主前職・糸川氏、出馬見送り 「今の政治、理想とずれ」 /福井
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
◇県連「新たな候補者探す」
民主党県連代表で、衆院選に新2区から立候補するとみられていた前職で元厚生労働政務官の糸川正晃氏(39)が20日、立候補を取りやめると表明した。「(前回衆院選で)落選してから、何をもって政治家として戦うのかという信念が揺らいでいる」などと理由を説明。衆院解散直前の突然の立候補辞退に、県連は新たな候補者選定を迫られた。既に維新の党の候補予定者がいる新1区には候補者を立てず、維新とはすみ分ける形となる新2区で候補者を探すという。【村山豪、山衛守剛】
糸川氏は20日夕、福井市大手2の党県連事務所で記者会見に臨み、冒頭「福井(新)2区でという話をいただいていたが、辞退申し上げる。他の選挙区や他党からの出馬もない」と表明。「現在の党利党略の政治と、自分の理想との間にずれがある。4年間の任期で県民や国民に責任を負える自身がない」などと説明した。
衆院選での公認内定が、地盤と重なる県北部の新1区ではなく、越前市や嶺南などの新2区だったことについては「落下傘的に下りていくという環境の中で、(辞退を)判断した」と述べ、不出馬の要因の一つだったことを示唆した。「今後も福井に軸足を置くか」との質問には「今は全くの白紙」としたが、「県民の皆様にご期待をいただいている中での決断で、政治をあきらめるわけではない。いろんな意見をいただきながら努力していきたい」と語り、民主党にとどまって国政への挑戦を続けると誓った。
また、会見に先立ち、県連緊急幹事会で幹部らに県連代表を辞退する意向も伝えたという。当面は県議で選対本部長の玉村和夫代表代行が代表職を務める。
糸川氏の会見後、玉村代表代行は報道陣に対して、「反自民の受け皿として糸川さんで頑張っていこうと思っていただけにこのタイミング(の辞退)は非常に残念」と話した。
糸川氏に代わる候補者について玉村氏は「公言できないが、(あては)いくつか考えている。できればある程度今まで県連の中でやってきたような人でと考えている」と話し、党員や地方議員を中心に模索する考えを示した。また、自身の衆院選出馬については否定した。
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>>833 北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk01010214000c.html
2014衆院選:師走選挙へ加速 民主、大地と連携協議 道7区、鈴木氏公認で調整 /北海道
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
衆院が21日解散されるのを前に、道内では20日、難航していた「野党共闘」で、民主党が道7区で大地、道2区で維新と選挙協力する方向で調整が進んだ。選挙戦の構図が固まりつつある中、自民党の選対事務所開きには公明党幹部が姿を見せ結束ぶりを示し、各陣営が師走選挙に向けて一気にスパートする。
◇民主、大地と連携協議 道7区、鈴木氏公認で調整
民主党が新党大地の鈴木宗男代表の長女で、現職の鈴木貴子氏(28)=比例代表道ブロック=を道7区(釧路、根室管内)の公認候補として擁立する案が浮上していることが分かった。関係者によると、代わりに大地は他選挙区で候補を立てず、民主党を支援するとの条件で調整が進んでいるという。
道7区は民主党の立候補予定者が決まっていない。同党道連の関係者によると、党本部国政選挙対策本部の玄葉光一郎副本部長が17日、大地の鈴木代表と東京都内で会談し、道7区を中心とした選挙協力について協議したという。
前回の衆院選(2012年)で大地は、比例代表道ブロックで約34万6000票を集め、11区(帯広市など)で落選した石川知裕氏(41)が復活当選。比例では自民党(約69万2000票)、民主党(約47万7000票)に次ぐ得票数で、公明党(約28万9000票)を上回った。
民主党道連は前回、大地との選挙協力を模索したが交渉が決裂。結局、候補を立てた11の小選挙区で全敗した。道連幹部は「二度と同じ失敗はしない。野党共闘がかなえば戦える選挙区は多い」と期待する。
貴子氏は前回、道7区で落選したが、石川氏が13年5月に議員辞職すると比例で繰り上げ当選。今回も立候補予定だが、前回選挙後に大地が政党要件を失ったため比例の重複立候補が認められず、小選挙区で落選すると復活の見込みがない。
民主と大地が選挙協力を模索する背景には、道内で集票力のある大地から幅広い支援を得たい民主と、鈴木代表の長女・貴子氏を何としても当選させたい大地の思惑が絡んでいるとみられる。民主党道連のある関係者は「貴子氏は人材としても民主党にとって有意義」と明かす。党内には貴子氏を将来の民主党の道知事候補として期待する声も一部であるとされる。
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青森 12年は未来から落選
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk02010009000c.html
衆院選:青森2区 中野渡氏が出馬表明 維新の党公認で /青森
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
12月14日投開票の見通しの衆院選で、元衆院議員の中野渡詔子氏(43)が20日、十和田市内で記者会見し、青森2区で立候補すると表明した。19日に維新の党から1次公認の内定を得たという。これで、衆院選での立候補予定は県内4選挙区で計12人。自民、共産両党が全選挙区に公認を立て、民主党が3区と4区、維新の党が1区と2区に公認を立てる構図だ。
中野渡氏は会見で「2区でも経済が良くなると言われたが、貧富の差は拡大し、生活が追い詰められている。2区の非自民勢力で国民のための政治ができるのは私しかいない」と出馬理由を説明。震災復興や農漁業者の生活安定、子育て支援などを訴えるとした。
中野渡氏は2009年の衆院選で2区から民主公認で出馬し比例で復活当選したが、その後離党。12年衆院選は日本未来の党から出馬して落選し、その後無所属となった。今回の維新公認に関し「消費増税反対など、自分の政治姿勢はぶれていない」と説明した。
青森2区ではほかに、自民現職の江渡聡徳防衛相(59)と、共産新人の小笠原良子氏(65)が立候補する。【宮城裕也】
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岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk03010112000c.html
2014衆院選:区割り変更に戸惑い 2区→3区、山田町 現職支援者ら落胆 固い地盤失う /岩手
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
衆院選小選挙区の区割り変更で今回、山田町が岩手2区から3区に変わる。2区の自民党現職・鈴木俊一氏(61)には「漁民宰相」と言われた父・善幸元首相以来の金城湯池。前回も、生活の党(当時は日本未来の党)で次点の畑浩治氏(51)の4・7倍にもなる7300票余りを獲得した。この票田を失うことに支持者は戸惑いを隠さない。
鈴木父子を支えてきたのが町の産業を担う漁業者たちだ。「無念だ」と肩を落とすのは、同町鈴木俊一後援会長の生駒利治・三陸やまだ漁協組合長。減票を取り戻すため、2区の宮古市や下閉伊郡に出掛けて支援を続ける。26日に開く漁協役員会では3区の自民党候補支援に向けた対応を協議するが、俊一氏も出席する27日の後援会と党支部の役員会では、俊一氏支援の体制固めをする。
後援会は解散せず、「いずれ選挙で『鈴木俊一』と書ける日が来る」と、中選挙区への逆戻りに備える向きもある。生駒組合長は「東日本大震災で被災した県内108漁港の現状復帰に尽力したのは俊一さんだ。水産業に無くてはならない存在」と話す。
一方、選挙に距離を感じているのは藤原義光さん(65)。震災で自宅兼店舗が全壊し、同町柳沢地区の共同仮設店舗に構えた鮮魚店がピンチだ。14日に近くに大規模店がオープンし、売り上げが激減した。町や商工会に相談したが「被災者の利便性、雇用でもいいこと。復興を促進する」と取り上げてはもらえなかったという。
町水産商工課によれば震災後、町内に大規模店4店が進出し、1店が再進出を検討中。「2区から3区に変わろうが、零細業者には関係ない」と、藤原さんは冷ややかだ。
区割り変更を前向きに受け止めるのは同町後楽町の赤坂満夫さん(78)。「3区の政治家はよく知らないが、個人名に縛られて投票する時代は終わった。原発や消費増税など政策で選べばいい。町民の選挙意識を変えるいい機会だ」と指摘した。【鬼山親芳】
◇人口比で編入、隣接4市町で
山田町が衆院岩手2区から3区に変更されたのは、小選挙区の「0増5減」に伴い昨年7月に施行された改正公職選挙法による。
2010年国勢調査に基づき、全国最少とした鳥取2区の人口29万1103人を下限に、それより少ない9選挙区の区割りを変更。708人少ない岩手3区は、隣接する2区の山田町と宮古市、4区の奥州市と花巻市のうち、人口1万8617人で影響が最も少ない山田町を3区にした。
選挙区が縮小する2区の候補だけでなく、拡大する3区候補にも戸惑いが広がる。民主党現職の黄川田徹氏(61)の事務所スタッフは「山田まで最も遠い一関市から選挙カーを走らせたらどれだけ時間がかかることやら……」と語る。
衆院は21日に解散し、選挙に向けた活動はさらに活気を帯びる。【安藤いく子】
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群馬
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk10010148000c.html
2014衆院選:民主が長谷川氏擁立 3区「最重点」に勢力結集 /群馬
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
民主党県連は20日、衆院選で群馬3区(太田市など)に元県議で歯科医師の長谷川嘉一氏(62)を擁立すると発表した。長谷川氏は前回の衆院選では日本未来の党(当時)公認で3区から出馬し、民主党候補と共倒れ。今回は自民党に対抗する野党勢力結集を目指し、出馬を決意したという。民主党県連は3区を「最重点区」と位置付ける方針。【角田直哉、吉田勝】
長谷川氏は元自民党県議。2009年の太田市長選で落選後、12年には未来の党公認で衆院選に立候補し3万3793票を獲得したが3位で落選。次点の民主候補も3万7878票で、当選した自民党の笹川博義氏(48)の8万4363票には遠く及ばなかった。
民主党県連は19日、党本部に長谷川氏の公認を申請。20日に県庁で記者会見した黒沢孝行県連会長(県議)は「政策面で民主党と近く、公認しても何ら問題ないと思い、擁立することにした」と語った。長谷川氏は「民意を反映していない今の政治に歯止めをかけるため、民主党を中心とした野党が一体となるべきとの思いで政策合意に至った」と説明した。
民主党県連は1区で元職の宮崎岳志氏(44)を公認し、5区では社民党と連携して擁立を目指している。2区と4区は未定。3区では、共産党の渋沢哲男氏(55)も立候補を表明している。
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群馬
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk10010150000c.html
2014衆院選:自民1区公認問題 24日に再協議 /群馬
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
群馬1区の現職、佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=の党公認問題で、自民党群馬1区支部の県議と県連役員ら13人が20日、前橋市内で会合を開き、今後の対応を協議した。公認候補差し替えを求めた前橋支部に対し、党本部からの回答はなく、公認申請期限の24日に改めて協議することになった。
会合では、18日に上京して1区支部長交代を直訴した前橋支部長の中沢丈一県議らが党本部での茂木敏充選対委員長とのやり取りを報告。公示まで時間がないため、党本部に回答を催促することで一致した。後任となるべき候補者については24日に協議する。
県議の一人は取材に対して「仮に党本部が『佐田氏で選挙を戦ってくれ』と言ってきてその通りにしたら、県連が有権者から怒られる」と語った。会合終了後、中沢県議は「党本部から回答が来ないと後任候補決定には動けない。支部長を公募するという選択肢はない」と説明した。【吉田勝】
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>前回衆院選でみんな公認で出馬、落選した荒木大樹氏も1区からの立候補の意向
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk09010111000c.html
2014衆院選:柏倉氏1区擁立へ 民主が調整 みんなの党解党で /栃木
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
前回衆院選で2区から立候補した柏倉祐司衆院議員(45)=みんなの党=について、民主党が12月の衆院選で1区から擁立する方向で調整していることが20日、分かった。
柏倉氏は2区で落選したが比例北関東ブロックで復活当選し、現在1期目。みんなは28日で解党することが決まっている。
2区は自民現職の西川公也農相と民主党現職の福田昭夫氏が立候補予定で、共産党も候補者擁立を進めている。民主党県連関係者らによると、候補者の衝突を避けるため、みんなの解党が決まる前に両党本部の間で進められていた選挙協力の結果だという。柏倉氏の事務所スタッフも「選挙区を替えるのは自ら望んだことではないが、そういう方向性になるだろう」と話した。一方、3区から出馬予定の渡辺喜美前代表は民主との連携に強く反対していた。
1区は自民現職の船田元氏が立候補を予定している。一方、民主党は前回衆院選1区で落選した前職が政治活動から身を引き、候補者が不在だった。また、前回衆院選でみんな公認で出馬、落選した荒木大樹氏も1区からの立候補の意向を示している。【猪飼健史、藤田祐子】
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山口
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk35010511000c.html
衆院選:1区 高邑氏が出馬へ 維新の公認内定 /山口
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
来月の衆院選で、山口1区に、元衆院議員、高邑勉氏(40)が維新の党から立候補する意向を固めた。維新の関係者によると、すでに党公認が内定しているという。近く、正式表明する。
高邑氏は、2009年の衆院選山口1区に民主公認候補として出馬したが落選、比例代表ブロックで復活当選した。また、12年の知事選に議員辞職して無所属で出馬し、落選。今年2月の知事選にも無所属で出馬し、落選した。
高邑氏は20日、毎日新聞の取材に「選択肢を提示するのが政治家・政党の役割」として、地方の産業空洞化対策、景気・雇用対策などに力を入れたいと語った。また「自身の出馬を含め、野党共闘を模索してきた。現在も複数の野党に共闘を呼びかけている」と述べ、野党共闘を視野に態勢作りを進めていると説明。議員時代に所属していた民主党県連にも推薦願を提出した。
一方、民主党県連は19日の幹事会で、高邑氏推薦の判断を党本部に委ねることを確認した。【脇山隆俊、蓬田正志】
〔山口版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141121ddlk44010277000c.html
衆院選:3区、民主が浦野氏擁立へ きょう最終確認 /大分
毎日新聞 2014年11月21日 地方版
民主党県連は20日、大分市内で常任幹事会を開き衆院選の大分3区(別府市など)に社会保険労務士の浦野英樹氏(45)擁立の方針を決めた。浦野氏は出馬の意向で、21日に県連幹部と面談して最終確認する。浦野氏は中津市出身で、昨年7月の参院選にみんなの党公認で立候補している。
民主党は3区を巡り、前回落選し引退を決めた横光克彦氏(71)の後継候補を探していた。だが、「来春の統一地方選が最大の目標だった。衆院選は15年夏だと思っていた」(県連代表の足立信也参院議員)こともあり、選定が遅れていた。このため、党本部も大分3区を「空白区」と位置づけていたという。
しかし、衆院解散が現実味を帯びたため、県連は10日ごろから擁立作業を本格化。2世、3世議員ではなく、実社会の経験があることや、ある程度名前が知られていることなどを条件に擁立作業を進めてきた。
浦野氏は2007年に東京都三鷹市議に初当選。その後、大分県に戻り、昨年の参院選に立候補した。ただ、出馬表明が公示まで2週間余りと全県的に浸透する時間がなく、4万4542票にとどまった。【佐野格】
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宮城2
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122k0000m040071000c.html
衆院選:増元さんが出馬表明 拉致被害家族会は支援せず
毎日新聞 2014年11月21日 20時22分
北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は21日、「家族会は(被害者家族の一人で家族会事務局長を務めていた)増元さんの選挙運動にはタッチしない」とのコメントを発表し、衆院選に宮城2区から次世代の党公認で出馬を表明した増元照明氏(59)について、家族会として支援する考えのないことを表明した。
また、飯塚代表は20日付で増元氏が事務局長を辞任したことも明らかにした。【斎川瞳】
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福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112119379
各党人選加速 衆院選 2区岡部氏、民主に公認申請
12月2日公示、14日投票の衆院選で、衆院解散を翌日に控えた20日、県内選挙区の動きが一気に加速した。2区は参院選に立候補経験のある医師の新人岡部光規氏(46)=郡山市=が民主党県連に公認申請を提出した。地元の民主党県第2区総支部内には元二本松市長の新人三保恵一氏(65)=二本松市=を推す動きがある。3区は自民党の現職菅野佐智子氏(61)=田村市=が選挙区からの立候補辞退を表明した。比例東北に回る見通し。
1区は、民主党の元参院議員の新人金子恵美氏(49)=伊達市=が20日、福島市の県連事務所で開かれた県第1区総支部常任幹事会で立候補を正式表明した。記者会見した金子氏は「復興は道半ば。もう一度国政の場に戻り、古里再生のため働きたい」と決意を語った。
自民党からは現職亀岡偉民氏(59)=福島市=が3選を目指す。元職石原洋三郎氏(41)=同=はみんなの党の解党に伴い、無所属の立場も視野に入れ、21日に立候補を表明する意向だ。
2区は、医師の新人岡部光規氏の公認申請を受け、民主県連が事務手続きに入った。岡部氏は浅川町出身で、平成22年の参院選本県選挙区に党公認で立候補した。
ただ、県連内には元二本松市長の三保恵一氏を推す声もあり、21日にも党本部が調整に入る見通しだ。
自民は現職根本匠氏(63)=郡山市=が7回目の当選を目指す。維新の党は県議の新人本田朋氏(40)=二本松市=が立候補に意欲を示している。
3区は、自民の現職菅野佐智子氏が都内で記者会見し、選挙区からの立候補を辞退、比例東北の単独候補として公認を目指す考えを明らかにした。
菅野氏は「衆院の解散が想定外に早い時期で動揺している」と述べ、短期間で選挙態勢を整えるのが困難であると説明した。
県連は3区の新たな候補者の擁立作業を急ぐ。県南地方にゆかりのある元国会議員秘書らを中心に調整する方針だ。
民主からは現職玄葉光一郎氏(50)=田村市=が8回目の当選を狙う。
4区は、自民の現職菅家一郎氏(59)=会津若松市=、維新の現職小熊慎司氏(46)=同=がともに再選へ準備を進める。前回は菅家氏が勝利し、小熊氏が比例東北で復活当選した。独自候補の擁立を模索する民主からは元県議の名前などが浮上しているが、党本部が維新との選挙協力を視野に入れており、候補擁立は厳しい状況だ。
5区は、自民から当選7回の現職坂本剛二氏(70)=いわき市=と、同5回の現職吉野正芳氏(66)=比例中国、いわき市在住=が立候補を予定している。党いわき総支部は22日に拡大役員会を開き、党公認について調整する。
民主からは現職吉田泉氏(65)=いわき市=が5選を目指す。
( 2014/11/21 08:35 カテゴリー:主要 )
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福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112119391
急展開、県連に衝撃 3区菅野氏の立候補辞退 衆院選
20日午前、県庁3階にある自民党県議の控室に衝撃が走った。衆院選で自民の現職菅野佐智子氏(61)が本県3区からの立候補を辞退すると一報が入った。「急展開だ」。県連幹部は虚を突かれた様子だった。
党本部は選挙区情勢を分析し、17日に県連幹部を東京・永田町に呼んだ。3区の戦況は厳しいとして、候補者の再検討も含め最善の策を講じるよう求めた。
党本部の意向を持ち帰った県連幹部は地元県議らを交え、水面下の協議を始めた。「現職に代わる候補者はいるのか」。県議らの名前が出ては消えた。話し合いは平行線をたどった。
安倍晋三首相が解散を表明した18日夜、菅野氏は国会審議の合間を縫って地元に戻った。支援者へのあいさつ回りを続け、立候補の準備を加速させた。しかし、その時には党本部の包囲網が動きだしていた。
それから2日後。菅野氏は態度を一変させ、記者会見に臨んだ。「党勢拡大のため、若い人に議席を託したい」と述べ、自らの判断で小選挙区の立候補を辞退したと説明した。
県連関係者は「党本部が引導を渡したのではないか。偶然とは思えない」と勘繰る。知事選で県連に独自候補を擁立させなかった党本部の「力業」を思い出したという。
3区の自民候補は平成12年の衆院選以降、5回連続で民主党の現職玄葉光一郎氏(50)に敗れている。その都度、候補者を交代し、擁立作業が難航した。今回も選挙直前で待ったなしの調整を迫られる。
◇ ◇
一方、民主党は同日、懸案だった空白区のうち、1区で道筋を付けた。ただ、擁立までの道のりは曲折があった。
1区の人選作業は国政選挙経験者を対象に進めた。参院議員を務めた元知事の佐藤雄平氏(66)にも立候補の意思があるか打診した。
立候補する元参院議員の金子恵美氏(49)は態度保留を続けた。後援会内に3年後の伊達市長選への立候補を期待する声などがあったためだ。しかし、最後は「国政の場で再び活動したい」との思いが勝り、衆院選への挑戦を決意した。
金子氏の態度表明は、回答期限とした19日だった。県連内では立候補を辞退した場合の議論も重ね、県連幹部らの名前が浮上していた。
( 2014/11/21 09:01 カテゴリー:主要 )
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http://www.sankei.com/politics/news/141121/plt1411210042-n1.html
2014.11.21 17:51
【衆院選】
解散と公示の間がわずか10日…現行制度で最短 在職期間は706日
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【衆院解散、総選挙へ】
夕闇に包まれる国会議事堂=21日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
衆院が21日に解散となり、前回の衆院選に当選した前議員の在職日数は、平成24年12月16日から数えて706日で、戦後7番目の短さとなった。
戦後、在職日数が最も短いのは第4次吉田茂内閣の165日。衆院議員任期の半分の2年を待たず解散となるのは、17年8月の第2次小泉純一郎内閣以来だ。
また、12月2日公示−14日投開票の日程で行われる今回の衆院選は、解散日と公示日の間の日数が10日間となり、現行の小選挙区比例代表並立制が実施された平成8年以降、第1次橋本龍太郎内閣(解散日8年9月)、第1次森喜朗内閣(同12年6月)と並ぶ最短期間となる。
戦後の現行憲法下での最短記録は、昭和23年12月の第2次吉田内閣の3日。大日本帝国憲法下の帝国議会では解散から公示日までの日数が0日の例もあった。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141121/1785279
【とちぎ衆院選】藤岡氏が民主から出馬へ 衆院選栃木4区
11月21日 15:32
関連用語:
・衆院選
次期衆院選に栃木4区から立候補予定で、みんなの党を離党した元議員秘書の藤岡隆雄氏(37)が、民主党公認で同選挙区から立候補することが21日、分かった。
藤岡氏は元金融庁職員で、課長補佐時代に当時金融相だった渡辺喜美氏の下で金融商品取引法の企画・立案を担当。その後退官し、みんなの党代表となった渡辺氏の政策秘書を務めた。
前回の衆院選で栃木4区から立候補し約4万9千票を獲得したが、自民党前職の佐藤勉氏(62)に約6万票の差を付けられ次点で落選。その後も4区で政治活動を続け、衆院選への出馬の準備を進めてきた。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141121-1398910.html
真紀子氏「出ない」 寝耳に水の地元困惑
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12年衆院選で落選し、今回の衆院選で新潟5区の民主党公認候補に内定していた田中真紀子氏(70)が、不出馬の意向を党側に伝えたことが20日、分かった。「今回は出馬は難しい」としているが、出馬を前提に臨戦態勢だった地元支援者には寝耳に水。「十分、勝機はあった」と困惑が広がる。後継者問題も難航し、父の角栄元首相の代から続く「田中王国」は、崩壊の危機だ。衆議院は今日21日、解散される。来月2日公示、14日投開票に向け、師走決戦が始まる。
真紀子氏は、海江田万里代表に「今回は出馬しない」と伝えた。政界は引退しないとも述べたという。枝野幸男幹事長は、会見で「落選中で、さまざまなお仕事をされている状況を考え、今回は難しいということだろう」と述べ、急な解散で、出馬の環境が整わなかったとの見方を示した。
ただ、地元では、真紀子氏の出馬を前提に準備が進んでおり、不出馬表明は唐突だった。地元関係者は、日刊スポーツの電話取材に「理由が分からない。こちらは、選挙をやるもんだとばかり思っていた。何の相談もなかった」と話した。
前回の衆院選で、真紀子氏は、自民党の長島忠美氏に敗北。このときは日本維新の会(当時)が候補を擁立、野党の票が割れたが、今回は調整が進むとみられていた。前出の関係者は「今出れば勝てるのに。真紀子さん、一緒にやりましょうと言いたい」。角栄氏、真紀子氏と田中家を2代にわたり支えた古参秘書にも、連絡はなかったという。
真紀子氏は、父角栄氏が築いた「田中王国」の地盤を継いだ。しかし鉄の結束を誇った後援会組織、越山会は高齢化が進んだ。真紀子氏について行けず、長島氏支援に回った会員も少なくない。真紀子氏も落選後、選挙を見据えた活動はほとんどしておらず、情勢が厳しいと判断、出馬を見送った可能性が高い。
後継者問題も深刻だ。かつて名前が出た、長男で公認会計士の雄一郎氏は、政界入りを否定。今も「継ぐ気はなさそうだ」(関係者)。元支援者は「田中家が出馬しないと寂しい、という感情がないわけではない。せがれでも出れば変わるんだろうけれど」と世代交代への期待もにじませた。
民主党は新たな候補者を探すが、「簡単ではない」(枝野氏)。選挙区で活動しなければ、支持者が離れるのは政治家の常。真紀子氏の影響力低下は避けられず、今度こそ田中王国は本当に崩壊してしまうのか。
◆12年12月衆院選での真紀子氏 新潟5区で立候補。民主党への強い逆風に加え、文科相として大学の認可・不認可をめぐる発言なども影響し、支持は広がらなかった。約8万票を集めて当選した長島忠美氏(自民党)に大差を付けられ、5万1503票で落選。比例復活もできず、「田中王国」の崩壊とされた。投開票日の12月16日は角栄氏の命日だった。
[2014年11月21日9時39分 紙面から]
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http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141121146762.html
民主県連5区 野党共闘も視野
直紀氏トップに人選
民主党県第5区総支部長で公認候補の田中真紀子前衆院議員(70)が次期衆院選に出馬しないことが明らかになったことを受け、民主党県連は20日、新たな候補者擁立に向けた準備を始めた。新潟5区での「不戦敗」は避けたい考えで、夫の田中直紀参院議員が擁立委員長となり、野党との候補者調整も視野に入れながら人選を進める。
直紀氏は20日、新潟日報社の取材に対し、真紀子氏の不出馬について「党本部とも相談の上、総合的に判断して出馬を見送ったのだろう」とし、後任の候補者に関しては「5区の関係者と話して決めたい」と語った。
党県連の内山五郎幹事長は「直紀氏と連合新潟と相談し候補を決めたい。勝てる候補を出せるよう急ぎたい」と話した。
12月2日の公示まで12日。民主党本部の枝野幸男幹事長は20日の記者会見で、「田中前議員は仕事の関係者に迷惑を掛けるので、出馬は難しいと判断したようだ。新たな候補者擁立は簡単ではないが、新潟県連が検討する」と話した。
田中氏が20日に民主党県連に出した文書では、代表取締役会長を務める越後交通やグループ企業の経営と大学の客員教授の仕事で「多忙を極めている」とした上で、「私が担っている社会的責任の重さに鑑み、今回立候補して二足のわらじを履くことは難しい状況にある。政界は引退しないが、立候補を見合わせる」と説明。
民主党の海江田万里代表には面談して既に伝え、新たな5区総支部長が決まれば決定に従うとしている。
田中氏は衆院当選6回。父・角栄元首相が築いた地盤を引き継ぎ、1993年に初当選し自民党入り。歯に衣(きぬ)着せぬ発言などで全国的な人気も高く、科学技術庁長官や外相を歴任した。2002年には秘書給与疑惑が発覚し議員辞職したが、03年に復活。無所属を経て、09年に民主党に入り文部科学相を務めた。12年衆院選で自民党の長島忠美氏に敗れ落選した。
田中氏が総支部長を務める新潟5区からは、長島氏と共産党の服部耕一氏が立候補を予定している。
【政治・行政】 2014/11/21 09:21
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http://www.shinmai.co.jp/news/20141121/KT141121ATI090022000.php
社民、県内選挙区擁立せず 社会党時代含め戦後初
11月21日(金)
社民党県連(竹内久幸代表)は21日午前、長野市内で常任幹事会を開き、今回の衆院選で、県内小選挙区での候補擁立を見送ると決めた。同党が衆院選の県内選挙区で候補を立てないのは旧社会党時代も含め戦後初めて。比例北陸信越ブロック(定数11)には、単独候補として新人で党県連副幹事長の石合祐太氏(25)=上田市=を擁立する方針を固めた。近く党本部に推薦する。
同党は2003年衆院選で参院を含め県関係の国会議員議席を失った。05年衆院選で2区に元職を立てたほか、09年選で2、5区、12年選で5区にいずれも新人を擁立したが落選。会合後、竹内代表は取材に「今までの結果を見ると極めて厳しい。比例票をどう全県で確保するかを考えれば、比例単独の方が戦いやすい」と述べた。
石合氏は立正大卒。会社員などを経て現職。3月の上田市議選に立候補し、落選した。
党県連は、比例北陸信越ブロックの名簿登載順位について、ブロック内の富山、新潟県から小選挙区と比例代表に重複立候補する候補より下位になるとの見通しを示した。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-234819-storytopic-125.html
知事選枠組みで衆院選 翁長氏陣営、4区仲里氏擁立へ
2014年11月21日
仲里 利信氏
知事選で翁長雄志氏を擁立した社民、共産、社大、生活の各党と県議会会派の県民ネット、那覇市議会会派の新風会の代表者による「調整会議」は20日、12月の衆院選も知事選の枠組みを重視する方針を決め、沖縄4区の候補者選考委員会を設置し同日、元自民党県連顧問の仲里利信元県議会議長(77)に出馬を打診した。同氏が受諾した場合は無所属で出馬する見込み。
知事選の枠組みからは1区で共産党の赤嶺政賢氏(66)、2区で社民党の照屋寛徳氏(69)、3区で生活の党の玉城デニー氏(55)の現職3人の出馬が確定的なため、調整会議は枠組み内の他党が対立候補を擁立しないことも決めた。4区は名護市辺野古の新基地を造らせない姿勢を堅持する候補を無所属で擁立する方針。
仲里氏は自民県連顧問でありながら1月の名護市長選で移設反対を訴える稲嶺進氏を支援したとして、県連から除名された。選考委員らは、米軍普天間飛行場の辺野古移設に一貫して反対している仲里氏の姿勢を評価しており、保守層の切り崩しにも期待する。
候補者の支援方法は各政党、組織に一任し、辺野古移設を容認する自民党現職4人の落選を目標に掲げ、選挙協力をする見込みだ。比例は各党ごとに戦う。
連合沖縄が知事選で翁長氏を推薦したことから、調整会議は今後、連合沖縄を通して民主党県連にも協力を呼び掛ける予定だ。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112100946
維新が1次公認発表【14衆院選】
維新の党は21日、衆院選の第1次公認候補72人を発表した。いずれも選挙区。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【北海道】2区 松木謙公=元▽3区 小和田康文=新▽10区 大竹智和=新
【青森】1区 升田世喜男=新▽2区 中野渡詔子=元
【宮城】2区 林宙紀=前
【秋田】3区 村岡敏英=前
【福島】4区 小熊慎司=前
【茨城】3区 石井章=元
【群馬】2区 石関貴史=前
【埼玉】8区 並木正芳=元▽9区 青柳仁士=新▽10区 坂本祐之輔=前▽14区 鈴木義弘=前
【千葉】2区 藤巻健太=新▽7区 石塚貞通=新▽8区 太田和美=元
【神奈川】1区 篠原豪=新▽5区 水戸将史=新▽6区 青柳陽一郎=前▽7区 豊田有希=新▽8区 江田憲司=前▽9区 椎名毅=前▽13区 伊藤優太=新
【山梨】1区 小沢鋭仁=前
【東京】2区 大熊利昭=前▽6区 落合貴之=新▽9区 木内孝胤=元▽15区 柿沢未途=前▽16区 初鹿明博=元▽23区 伊藤俊輔=新
【富山】1区 吉田豊史=新
【福井】1区 鈴木宏治=新
【長野】2区 百瀬智之=前▽3区 井出庸生=前
【岐阜】4区 今井雅人=前
【静岡】1区 小池政就=前▽8区 源馬謙太郎=新
【愛知】4区 牧義夫=元▽12区 重徳和彦=前
【三重】1区 松田直久=新
【滋賀】4区 岩永裕貴=前
【京都】1区 田坂幾太=新▽3区 清水鴻一郎=前▽4区 畑本久仁枝=新
【大阪】1区 井上英孝=前▽2区 椎木保=前▽7区 上西小百合=前▽8区 木下智彦=前▽9区 足立康史=前▽10区 松浪健太=前▽11区 伊東信久=前▽14区 谷畑孝=前▽15区 浦野靖人=前▽17区 馬場伸幸=前▽18区 遠藤敬=前▽19区 丸山穂高=前
【兵庫】1区 井坂信彦=前▽3区 新原秀人=前▽4区 永井寿也=新▽5区 三木圭恵=前▽7区 畠中光成=前▽10区 松井雅博=新▽12区 村上賀厚=新
【和歌山】2区 阪口直人=前
【広島】1区 白坂理香=新
【山口】1区 高邑勉=元
【愛媛】4区 森夏枝=新
【福岡】4区 河野正美=前
【熊本】1区 松野頼久=前
【宮崎】1区 外山斎=新
【鹿児島】1区 山之内毅=前(2014/11/21-21:02)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112100949
民主が1次公認発表【14衆院選】
民主党は21日、衆院選の第1次公認候補152人を発表した。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
〔選挙区〕
【北海道】1区 横路孝弘=前▽3区 荒井聡=前▽4区 鉢呂吉雄=元▽5区 勝部賢志=新▽6区 佐々木隆博=元▽8区 逢坂誠二=元▽9区 山岡達丸=元
【青森】3区 田名部匡代=元▽4区 山内崇=新
【岩手】1区 階猛=前▽3区 黄川田徹=前
【宮城】1区 郡和子=前▽3区 橋本清仁=元▽4区 井戸正枝=元▽5区 安住淳=前
【秋田】1区 寺田学=元▽2区 緑川貴士=新
【山形】1区 原田和広=新▽2区 近藤洋介=前▽3区 吉田大成=新
【福島】3区 玄葉光一郎=前▽5区 吉田泉=前
【茨城】1区 福島伸享=元▽4区 高野守=元▽5区 大畠章宏=前▽6区 青山大人=新
【栃木】2区 福田昭夫=前
【群馬】1区 宮崎岳志=元
【埼玉】1区 武正公一=前▽3区 細川律夫=元▽4区 神風英男=元▽5区 枝野幸男=前▽6区 大島敦=前▽8区 小野塚勝俊=元▽12区 本多平直=元▽15区 高山智司=元
【千葉】1区 田嶋要=前▽3区 青山明日香=新▽4区 野田佳彦=前▽5区 村越祐民=元▽6区 生方幸夫=前▽9区 奥野総一郎=前▽10区 谷田川元=元▽13区 若井康彦=前
【神奈川】3区 勝又恒一郎=元▽6区 三村和也=元▽7区 中谷一馬=新▽9区 笠浩史=前▽10区 城島光力=元▽14区 本村賢太郎=元▽16区 後藤祐一=前▽17区 神山洋介=元
【東京】1区 海江田万里=前▽2区 中山義活=元▽3区 松原仁=前▽4区 藤田憲彦=元▽5区 手塚仁雄=元▽7区 長妻昭=前▽10区 江端貴子=元▽18区 菅直人=前▽19区 末松義規=元▽21区 長島昭久=前▽22区 山花郁夫=元▽23区 櫛渕万里=元▽24区 阿久津幸彦=元
【新潟】1区 西村智奈美=元▽2区 鷲尾英一郎=前▽3区 黒岩宇洋=元▽4区 菊田真紀子=前▽6区 梅谷守=新
【石川】1区 田中美絵子=元▽3区 近藤和也=元
【長野】1区 篠原孝=前▽2区 下条みつ=元▽3区 寺島義幸=前▽4区 矢崎公二=元▽5区 中嶋康介=新
【岐阜】1区 吉田里江=新▽3区 園田康博=元▽5区 阿知波吉信=元
【静岡】1区 牧野聖修=元▽2区 松尾勉=新▽3区 小山展弘=元▽4区 田村謙治=元▽5区 細野豪志=前▽6区 渡辺周=前
【愛知】1区 吉田統彦=元▽2区 古川元久=前▽3区 近藤昭一=前▽4区 刀祢勝之=新▽5区 赤松広隆=前▽6区 森本和義=元▽7区 山尾志桜里=元▽8区 伴野豊=元▽9区 岡本充功=元▽11区 古本伸一郎=前▽12区 中根康浩=前▽13区 大西健介=前▽15区 関健一郎=新
【三重】2区 中川正春=前▽3区 岡田克也=前▽5区 藤田大助=元
【滋賀】1区 川端達夫=前▽2区 田島一成=元▽3区 小川泰江=新▽4区 徳永久志=新
【京都】2区 前原誠司=前▽3区 泉健太=前▽4区 北神圭朗=元▽5区 小原舞=元▽6区 山井和則=前
【大阪】10区 辻元清美=前▽11区 平野博文=元▽12区 樽床伸二=元▽16区 森山浩行=元▽19区 長安豊=元
【兵庫】2区 向山好一=元▽3区 横畑和幸=新▽6区 辻泰弘=新▽7区 石井登志郎=元▽11区 松本剛明=前
【奈良】1区 馬淵澄夫=前▽4区 大西孝典=元
【和歌山】1区 岸本周平=前
【鳥取】2区 湯原俊二=元
【岡山】2区 津村啓介=前▽4区 柚木道義=前
【広島】2区 松本大輔=元▽3区 橋本博明元▽5区 三谷光男=元
【山口】2区 平岡秀夫=元▽3区 三浦昇=元
【徳島】1区 仁木博文=元
【香川】1区 小川淳也=前▽2区 玉木雄一郎=前
【愛媛】1区 永江孝子=元▽3区 白石洋一=元
【高知】1区 大石宗=新▽2区 武内則男=新
【福岡】1区 山本剛正=元▽2区 稲富修二=元▽3区 藤田一枝=元▽9区 緒方林太郎=元▽10区 城井崇=元
【佐賀】1区 原口一博=前▽2区 大串博志=前
【長崎】1区 高木義明=前▽2区 大久保潔重=新▽4区 宮島大典=元
【大分】1区 吉良州司=元▽3区 浦野英樹=新
【鹿児島】1区 川内博史=元(2014/11/21-21:05)
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>>821>>827
あざ〜す。
>>815>>577
松崎は比例に移ってバッティング回避ですね。これで埼玉10は維新坂本に一本化?
弓削の公認とかあるんですかねぇ。今は県連HPにも載ってないような
http://www.minshu.org/2014shugiin/index.html
>>816
書き忘れてたけど千葉11は金子氏に一本化できてたのか。
千葉2は民主が立てない決定>>816したので黒田で一本化可能?
千葉3は引くなら新人の青山だろうけど民主が2区も3区も譲るってのは無理かも。。
1 田島・民主 田沼・次世代(維新)
2 黒田・生活
3 青山明日香氏(32)新人 岡島・生活
4 野田・民主
5 村越祐民(40)民主・元
6 生方・民主
7 維新:司法書士の石塚貞通氏(47)>>389
8 維新:前職の太田和美氏(35)>>406
9 奥野・民主 西田・次世代(維新)
10 谷田川・民主
11 金子・生活
12 擁立断念
13 若井・民主 現職の椎木保氏(48)の県外への国替えが濃厚>>534
次世代とは調整しないとして3区のどちらかを12区に移せば完了だけど12区では展望開けないからなぁ
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>>819>>827[生]>>829[維]>>855[次]>>856[民]
神奈川
1 ■篠原豪(維)新 横田光弘 次(10区から移動)>>426 岡本(生)>>786
2 <菅圧勝>
3 勝又恒一郎(民) (湯沢[維]>>416>>411は一次公認せず>>855)
4 浅尾 民→み→無(民?)
5 水戸将史(維新)>>786
6 青柳 み→維>>855
7 ■中谷一馬・神奈川県議(31)民主新人>>428 松田学(次)>>416 豊田(維・新)>>855
8 江田 み→結→維
9 ●笠浩史(民)椎名毅(結→維)>>416>>411>>786
10 城島光力(民) (横田光弘(次)→1区へ)>>426
11 <小泉圧勝>
12 ▲阿部 社→生→み 中塚は不出馬>>682 甘粕和彦(次・新)>>416
13 <甘利地盤>
14 ▲本村賢太郎(民)中本太衛(次)>>416
15 <河野圧勝>
16 後藤 民・比
17 神山 民・前
18 ■中田宏(次・比例上信越) 樋高剛(生)>>416>>786 船川 無?>>742
民主と維新の競合●は9区のみ。民主と次世代の競合▲が7,12,14の3区
3党以上競合の■は1区は維新・生活・次世代,7区が民主・維新,次世代,18区が次世代・生活・旧みんな。
競合選挙区
民主と次世代の競合…4
民主と維新の競合…2
民主と生活…0
次世代と生活…2
次世代と維新…2
維新と生活…1
6選挙区競合して4選挙区空白。
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維新のトピックス
・北海道2区:高橋美穂(比例復活)未公認(松木謙公擁立)
・北海道10区:大竹智和は1区から国替え
・宮城2区:畠山昌樹未公認(林宙紀の1区→2区国替えに伴う)
・山形2区:川野裕章未公認 民主との調整か?
・東京9区:木内孝胤 生活の党未公認と思ったら、さらりと維新から出馬
・東京16区:初鹿明博 さらりと公認されてる
・静岡3区:鈴木望(比例復活)未公認
・愛知5区:小山憲一未公認
・京都3区:清水鴻一郎(比例繰上)再度国替え 05年自民3区 09年自民3区 12年維新6区
・大阪2区:椎木保(比例復活)千葉13から国替え *大阪2は林原由佳が12年維新出馬比例復活
・大阪4区:村上政俊(小当選)未公認
・兵庫12区:村上賀厚(13参院大阪みんな出馬予定を断念)
・奈良3区:西峰正佳未公認
・長崎3区:奥村愼太郎未公認 →民主大久保潔重との調整か?
・宮崎1区:外山斎が公認
お初の名前
・千葉2区藤巻健太 だれ?藤巻兄弟の縁者?
・神奈川1区篠原豪 横浜市議
・神奈川7区豊田有希 横浜市議
・神奈川13区伊藤優太 座間市議
・兵庫4区永井寿也
・兵庫10区松井雅博
・広島1区白坂理香
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>>859
藤巻健太は藤巻兄者の息子らしい
ソースは議選板
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>>827[生]>>829[維]>>855[次]>>856[民]
東京
10 多ヶ谷亮[生・新]
12 青木愛[生・現3]
1 渡辺徹[次・新]
4 犬伏秀一[次・新]
7 吉田康一郎[次・新]
19 山田宏[次]
22 鹿野晃[次・新]
24 藤井義裕[次・新]
2 大熊利昭[維・前]
6 落合貴之[維・新]
9 木内孝胤[維(民)・元]
15 柿沢未途[維(結)・前]
16 初鹿明博[維(民)・元]
23 伊藤俊輔[維・新]
次世代と生活…0
維新と次世代…0
維新と生活…0
一次公認では東京で保守3新党の重複は無い
維∪次∪生…非自民保守政党で被覆される(選択肢が有る)東京の選挙区…1・2・4・6・7・9・10・12・15・16・22・23・24(13選挙区)。その逆に被覆されない(選択肢が無い)選挙区は12。
民主保守の松原や長島を入れると有:無=15:10。
1 海江田万里[民・前]
2 中山義活[民・元]
3 松原仁[民・前]
4 藤田憲彦[民・元]
5 手塚仁雄[民・元]
7 長妻昭[民・前]
10 江端貴子[民・元]
18 菅直人[民・前]
19 末松義規[民・元]
21 長島昭久[民・前]
22 山花郁夫[民・元]
23 櫛渕万里[民・元]
24 阿久津幸彦[民・元]
民主と維新…2(2,23)=2/6
民主と次世代…6(1,4,7,19,22,24)=6/6:次世代の全擁立区で民主と競合
民主と生活…1(10)=1/2
民主だけで13選挙区
維∪次∪生∪民=一次公認で選択肢がある選挙区(18/25)…18選挙区:1[民次]・2[民維]・3・4[民次]・5・6[維]・7[民次]・9・10[民生]・12[生]・15・16・18・19[民次]・21・22[民次]・23[民維]・24[民次]
Ω-(維∪次∪生∪民)=同じく無い選挙区…7選挙区:8(伸晃)・11(下村)・13(鴨下)・14(松島)・17(平沢)・20(木原)・25(井上)
次世代を無視しても全選挙区で民主と次世代がバッティングしているので選択肢の有無に変化は無い。
次世代と生活を無視して民主と維新に絞ると10区が空白となるので選択肢有り:無しは17:8
重複選挙区が9(次世代除くと3)で候補者不在選挙区が7。
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民主のトピックスは
山形1区:原田和広 だれ?
神奈川6区:三村和也 2区→6区に国替え 維新青柳陽一郎と競合
ってところかな
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>>861
チバQまとめファイル(感謝!)だと,13区に木村剛志(生)が居る。11区の有田は拒否>>521の様だ。
併しなんで20区とかに手が挙がらないのだ?!
2012年東京20区結果
98,070(40.4%) 木原 誠二 42 自民(公)元2(元)党青年局次長
61,519(25.3%) 加藤 公一 48 民主(国)前 (元)法務副大臣
50,031(20.6%) 野田 数 39 維新 新 (元)都議
33,092(13.6%) 池田 真理子 58 共産 新 党都委員
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>>859
東京6区の維新同士の競合区は
落合貴之 →公認 (元みんな)
加藤義隆 →非公認 (元維新)
ですね
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141119-OYT8T50133.htm
l
争点
〈上〉長期政権にらみ決断
2014年11月19日 14時30分
安倍首相が、消費税率10%への引き上げを先送りし、衆院解散に踏み切る考えを表明した。首相が衆院議員任期を2年余り残して解散を決断した背景と、与野党の動きを探る。
◇
「消費税引き上げを18か月延期すること、私たちが進めてきた経済政策、成長戦略をさらに前に進めていくべきかどうかについて、国民の判断を仰ぎたい」
18日夜に首相官邸で行われた記者会見で、首相は何度も手を振り上げ、解散の意義を訴えた。
「突然の解散」にも見えるが、実際は違う。首相は夏頃から、解散のタイミングを水面下で探っていた。来年9月の自民党総裁選後の解散、2016年の衆参ダブル選挙――。様々な案が浮上した中で、選んだのが年内解散だった。
年明け以降、原発再稼働、安全保障法制の整備など政権にとって「体力」が必要なテーマが待ち構える。女性2閣僚の辞任にもかかわらず、内閣支持率は安定している。野党の選挙準備も整っていない。ならば、早期解散で勝利した勢いで政策課題に臨もう、というわけだ。
年明けの通常国会冒頭解散も最後まで選択肢にあったが、「年明けだと4月の統一地方選と近すぎる」との公明党の主張を受け入れた。9日からの外遊出発前には、一部の与党幹部にだけ、年内解散に踏み切る意向を告げた。
「参考にしたのは中曽根内閣の『死んだふり解散』だ」。首相周辺は明かす。中曽根首相は1986年6月2日に解散し、野党の裏をかいて衆参ダブル選に踏み切って大勝した。中曽根氏は解散直前の記者会見でも「今のところ、解散は考えていないというこれまでの私の発言を変える段階にはない」としらを切り通した。
安倍首相は16日、外遊先の豪州で同行記者団と懇談し、「私自身は解散に言及したことは一度もありません。この言い方をいま変える段階にはない」と述べ、中曽根氏の発言を引用した。中曽根氏はダブル選勝利で党内基盤を固め、総裁任期の1年延長に成功した。次期衆院選に勝ち、来年9月の総裁選を乗り切れば、首相も長期政権が現実味を帯びる。
安倍ペースと見える解散劇だが、誤算も生じている。17日発表された7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値は2四半期連続のマイナスで、与党内には「厳しい数字」(自民党の谷垣幹事長)に動揺が広がる。野党は好機と見て、「アベノミクスは失敗だ」と批判を強めている。
「消費増税を1年半先送りすれば、3回賃上げできる。アベノミクスの恩恵を受ければ、増税できる環境は整う」
首相は周囲にこう語る。次期衆院選では、まさにアベノミクスの是非が問われることになる。
2014年11月19日 14時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141120-OYT8T50005.html
〈中〉守りの議席目標 波紋
2014年11月20日 09時30分
安倍首相の衆院解散表明から一夜明けた19日、首相が掲げた「自公で過半数(238議席)」の勝敗ラインが与党内で波紋を広げた。
19日朝、自公両党の幹部らが都内で集まった会合で、目標議席に話題が及ぶと、公明党の井上幹事長が「首相は『自公で過半数』と言ったが、我々は安定過半数を目指そう」と切り出した。
井上氏の言う安定過半数とは、与党の安定的な国会運営が可能となる絶対安定多数(266議席)の意味で、出席者は同意した。
この日、自民党東北ブロック両院議員会を開いた大島理森・前副総裁らは、谷垣幹事長らに「『与党で過半数』のような消極的な物言いではなく、『全員当選を期す』との強い気迫と決意で陣頭指揮してほしい」と申し入れた。
首相の発言を修正する動きに、菅官房長官は19日の記者会見で「首相の言う通り、過半数が基本だ」とかばったが、与党内で議席の目減りを容認するように受けとられた。過去、2005年8月に「郵政解散」を決断した小泉元首相も勝敗ラインに「自公で過半数」を掲げたが、自民党の当時の公示前勢力は212議席で、295議席(伊吹衆院議長を含む)を有する現在と大きく環境が異なっている。
首相の真意について、自民党幹部は「首相が長期政権を狙うための『守りの解散』だからだ」と解説する。
12年12月に発足した第2次安倍内閣は「アベノミクス」への期待もあり、順調な政権運営が続いていたが、今年9月の内閣改造後まもなく女性2閣僚が辞任するなど陰りも見られていた。首相自身が「辞任した女性2閣僚の任命責任の信を問いたい」と明言するように、今回の解散はこれまでのマイナス要因をリセットする意味合いがあるとみられる。
自民党選対は今回の衆院選を浮動票が大きく動く「風」頼みではなく、組織中心の戦いになるとみて動いている。このため、来年4月に統一地方選を控える地方議員と、「小選挙区に平均2万票」といわれる公明党の支持母体・創価学会の集票力への期待は大きい。
首相は消費税率の10%への引き上げの1年半先送りとアベノミクスの評価を主要争点に掲げるが、現場では戸惑いも広がる。自民党ベテランはこうつぶやく。
「民主党も増税先送りを容認しており、アベノミクスも道半ばだ。どれも訴えにくく、何を話せばいいのだろうか」
2014年11月20日 09時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbu
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141121-OYT8T50056.html
〈下〉焦る野党 擁立も後手
2014年11月21日 10時00分
民主党の海江田代表、枝野幹事長、岡田克也代表代行ら党幹部は19日夜、党本部に集まり、衆院選の戦略を練った。出席者からは、選挙情勢を踏まえて、厳しい声が相次いだ。
「世論はまだ、『民主党は政権時代の反省をしたのか』と厳しく見ている。政権の受け皿だと認知されていない」「今回、政権奪還を掲げるのは時期尚早だ。次の選挙でいい」
海江田氏は、うなずきながら意見を聞いた。党執行部は、衆院選の目標を、将来の政権奪還の足がかりを築くために「一定の勢力」を確保することに決めた。
民主党は、新しいメンバーを加えた1998年の結党以来、「自民か、民主か」を問う「政権選択」を争点に選挙戦を展開してきた。小選挙区の候補者も、必ず200人以上擁立してきた。
しかし、今回初めて候補者は200人を下回る公算だ。党本部が発表した候補予定者は20日現在、149人にとどまっている。前回の獲得議席が57どまりだったことを踏まえ、当選目標も「100人」や「80人」といった声が出ている。民主党は、「2大政党」対決や「政権交代」の旗をいったん降ろすことになる。
安倍首相の狙い通り、年内解散は、民主党に限らず、準備不足の野党を慌てさせている。295小選挙区のうち、維新の党の公認候補予定者は67人、次世代の党も25人だ。みんなの党は瓦解した。共産党を除く野党の候補予定者がいない「空白区」は84選挙区にのぼる。
野党各党が競合していると自民党に対抗できないことは、前回12年衆院選で明らかになった。民主党の前原誠司元代表は、野党を糾合する新党構想を掲げたが、頓挫した。野党再編は実現せず、かつて民主党を離党した生活の党の鈴木克昌幹事長、小宮山泰子国会対策委員長らは、生き残りをかけて「古巣」に戻ろうとしている。生活の党の小沢代表は、民主入りを希望した側近に「自分は新党構想を模索する。君は君の道を進めばいい」と語った。
民主党と維新の党は20日、両党の候補予定者が競合していた33選挙区のうち、10選挙区程度で「一本化」を実現することで合意した。ただ、両党の地方組織では、党本部の方針に納得せず、一戦を交えようとする動きも散見される。
衆院選では、自民党も勝算があるわけではない。麻生副総理は20日、記者団に「向かい風でも、追い風でもない。風が暖かいのか、冷たいのかも分からない」と語った。それでも、野党がバラバラに「1強」自民に戦いを挑むのは、容易ではないとみられている。
2014年11月21日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>857を投入する前に>>855で情報が更新されてた(;´Д`)
整理し直し
>>827[生]>>829[次]>>855[維]>>856[民]
千葉
2 黒田雄[生・元1]
3 岡島一正[生・元2]
11 金子健一[生・元1]
2 藤巻健太[維(結?)・新]
7 石塚貞通[維・新]
8 太田和美[維(生)・元]
1 田沼隆志[次]
9 西田譲[次]
1 田嶋要[民・前]
3 青山明日香[民・新]
4 野田佳彦[民・前]
5 村越祐民[民・元]
6 生方幸夫[民・前]
9 奥野総一郎[民・前]
10 谷田川元[民・元]
13 若井康彦[民・前]
民主と次世代が重複…2選挙区(1・9) 2/2
民主と維新が重複…0選挙区 0/3
民主と生活が重複…1選挙区(2) 1/3
維新と次世代が重複…1選挙区(1)
維新と生活が重複…1選挙区(2)
次世代と生活が重複…0選挙区 0/5
民主と生活が補完…2選挙区(2・11) 2/3
民主と維新が補完…3選挙区(2・7・8) 3/3
重複具合…1[民次]・2[維生]・3[民生]・4・5・6・7・8・9[民次]・10・11[生]・12(不在)・13
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http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033303741.html
静岡3区鈴木望、公認辞退
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議員選挙板に藤巻息子と書いた人間だけど
ソースはフェイスブック
経歴が一緒だし藤巻幸夫についても触れてる
https://www.facebook.com/kenta.fujimaki
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・は野党系
○は与党系トピックス
■北海道
・2区比例復活の維新:高橋美穂がどう動くか?
・3区が民主:荒井聡と維新:小和田康文が競合
・12区がめど立たず
・それ以外は10区維新。1.4〜9.11は民主(含む7区鈴木貴子)で棲み分け
■青森
・1.2維新。3.4民主で棲み分け
■岩手
・1区が民主社民で競合しているものの
・1.3民主。2.4生活で棲み分け
■宮城
・2区が混戦。次世代増元照明。維新公認林宙紀。維新非公認畠山昌樹の3人
・6区目途たたず
・残りの1.3〜5は民主
■秋田
・1.2民主。3維新で棲み分け成立
■山形
・民主は1〜3に擁立
・2区維新川野裕章は公認されず。選挙協力の可能性残るか?
○3区は、加藤鮎子と阿部寿一の保守分裂
■福島
・1区民主金子恵美とみんな石原洋三郎で競合
・2区民主岡部光規と維新本田朋で競合
・上記4名とも未公認であり調整する気持ちはある模様
・3.5民主。4維新で棲み分け
○3区菅野佐智子は小選挙区出馬辞退 (気持ちはわかるが・・・)
○5区は坂本剛二と吉野正芳の壮絶な公認争い
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■茨城
・2区7区目途立たず
・3区維新石井章、小泉俊明で競合 元民主→生活の2人
・6区民主青山大人、無所属(12年民主落選)大泉博子 の競合
反医師会と医師会系の争いなので調整は難しそう
・1.4.5は民主
○比例下位:新谷正義は茨城2区内に事務所あり
○7区はいつもどおり、永岡桂子vs中村喜四郎
■栃木
・1区 みんな→民主移籍の柏倉祐司が1区出馬。12年みんな1区出馬の荒木大樹が出馬の可能性
・2区は調整終わり民主。3区はみんな渡辺の牙城。4区はみんな→民主移籍の藤岡隆雄
・5区はめど立たず
■群馬
・1区次世代上野宏史、民主宮崎岳志の競合
・2区維新3区民主で棲み分け
・4区は維新宮原田綾香は出馬するか?
・5区は社民が案山子を立てるか?
○1区佐田玄一郎非公認、中曽根康隆擁立の可能性
■埼玉
・8区民主小野塚勝俊維新並木正芳で競合
・10区はたぶん維新坂本祐之輔でまとまる
(民主弓削勇人断念? 生活松崎哲久は比例単独)
・11区は無所属小泉龍司を支援する?
・13区は民主山内康一(みんな移籍)次世代中村匡志競合
・残りは1民2維3民4民5民6民7民9維12民14維15民で棲み分け
・あぁ、1区に社民が立ててたけど・・・
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>>827[生]>>829[次]>>855[維]>>856[民]
近畿
滋4 岩永裕貴[維・前]
京1 田坂幾太[維・新]
京3 清水鴻一郎[維・前]
京4 畑本久仁枝[維・新]
大1 井上英孝[維・前]
大2 椎木保[維・前]
大3 橋下徹?[維・新]
大7 上西小百合[維・前]
大8 木下智彦[維・前]
大9 足立康史[維・前]
大10 松浪健太[維・前]
大11 伊東信久[維・前]
大14 谷畑孝[維・前]
大15 浦野靖人[維・前]
大16 松井一郎?[維・新]
大17 馬場伸幸[維・前]
大18 遠藤敬[維・前]
大19 丸山穂高[維・前]
兵1 井坂信彦[維・前]
兵3 新原秀人[維・前]
兵4 永井寿也[維・新]
兵5 三木圭恵[維・前]
兵7 畠中光成[維・前]
兵10 松井雅博[維・新]
兵12 村上賀厚[維・新]
和2 阪口直人[維・前]
大13 西野弘一[次(維)]
兵6 杉田水脈[次]
大6 村上史好[生・現2]
奈2 中村哲治[生・元2(参1)]
滋1 川端達夫=前
滋2 田島一成=元
滋3 小川泰江=新
滋4 徳永久志=新
京2 前原誠司=前
京3 泉健太=前
京4 北神圭朗=元
京5 小原舞=元
京6 山井和則=前
大10 辻元清美=前
大11 平野博文=元
大12 樽床伸二=元
大16 森山浩行=元
大19 長安豊=元
兵2 向山好一=元
兵3 横畑和幸=新
兵6 辻泰弘=新
兵7 石井登志郎=元
兵11 松本剛明=前
奈1 馬淵澄夫=前
奈4 大西孝典=元
和1 岸本周平=前
民主と次世代の重複…0
民主と生活の重複…0
維新と次世代の重複…0
維新と生活の重複…0
次世代と生活の重複…0
民主と維新の重複…8or9?選挙区:滋4(岩永・徳永)・京3(泉・清水)・京4(北神・畑本)・大10(辻元・松波)・大11(伊東・平野)・大16?(森山・松井?)・大19(長安・丸山)・兵3(横畑・新原)・兵7(石井・畠中)
野党空白区…6?or7選挙区:大3?<公明>(橋下?)・大4<中山>(村上?[維])・大5<公明>・兵8<公明>・兵9<西村>・奈3<奥野>・和3<二階>
橋下・松井が出るとすると重複9選挙区に空白6選挙区。
大阪で激しく対立している民維なんで致し方が無い部分も有るが兵庫3・7と兵庫8・9辺りでバーター出来ないか?
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>>827[生]>>829[次]>>855[維]>>856[民]
東海(徐岐阜)
民主
静1 牧野聖修[民・元]
静2 松尾勉[民・新]
静3 小山展弘[民・元]
静4 田村謙治[民・元]
静5 細野豪志[民・前]
静6 渡辺周[民・前]
愛1 吉田統彦[民・元]
愛2 古川元久[民・前]
愛3 近藤昭一[民・前]
愛4 刀祢勝之[民・新]
愛5 赤松広隆[民・前]
愛6 森本和義[民・元]
愛7 山尾志桜里[民・元]
愛8 伴野豊[民・元]
愛9 岡本充功[民・元]
愛11 古本伸一郎[民・前]
愛12 中根康浩[民・前]
愛13 大西健介[民・前]
愛14●鈴木克昌[民(生)・前]=予定
愛15 関健一郎[民・新]
三1●高橋千秋[民・新(参元)]
三2 中川正春[民・前]
三3 岡田克也[民・前]
三5 藤田大助[民・元]
維新
静1 小池政就[維・前]
静8 源馬謙太郎[維・新]
愛4 牧義夫[維・元]
愛12 重徳和彦[維・前]
三1 松田直久[維・新]
減税
愛1 広沢一郎[減・新] 愛知県議=瑞穂区選出①・党幹事長
次世代と生活は無し
民主はとりま三重1での公認を控えた様だ。また14では鈴木克昌が確定的
民主と維新・減税の重複…静1(民維)・愛1(民減)・愛4(民維)・愛12(民維)
野党の候補不在の選挙区…静7<城内>・愛10<江崎>・愛14(鈴木)・三4
するなら小池を静1→静7だけど静岡市から浜松市へ候補者移動は無謀乱暴かw
愛4・12から1人は10に持って行けそうだけど。。
高橋は三重4でいいのではないのかなぁ。。
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4171 チバQ 2014/11/21(金) 21:15:51
福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57810.html
衆院解散直前も民主党候補者いない 糸川氏辞退で福井県連、擁立急ぐ
(2014年11月21日午前8時23分)
衆院福井新2区の民主党公認候補に内定していた糸川正晃氏が20日突然、不出馬を表明し党福井県連代表も辞任したことで、解散直前にもかかわらず、同党は県内2選挙区ともに候補がいない異例の事態に陥った。党県連には衝撃が走り、候補者選びは振り出しに戻った。県連は来月2日の公示が迫る中で党公認の県内候補者ゼロを避けるため、擁立に向けた調整を急ぐとともに、ほかの野党との連携協力も模索している。
党県連の緊急幹事会が始まったのは20日の午後4時半ごろ。糸川氏がその席で、不出馬を伝えた。糸川氏の新2区公認は昨年12月に早々と内定していただけに、出席したある県議は「初めて聞いた。無念のひと言」と驚きを隠さなかった。玉村和夫幹事長(代表代行)も「このタイミングでの不出馬は想定外の出来事」と嘆いた。
今後の候補者の擁立について、玉村幹事長は「2区を中心に候補者擁立を進めたい」と述べたが、擁立時期については「なるべく早いうちに…」と述べるにとどまり、調整の難しさをにじませた。
糸川氏の不出馬の理由の一つには、県内小選挙区の定数が3から2に減り、区割りが変わったことがある。糸川氏は前回の衆院選で旧2区から出馬。今回の新2区では旧2区で地盤にしていた奥越、坂井、あわら市が外れ、新たに嶺南などが加わった。盤石とはいえず糸川氏は会見で「新たな選挙区が、今回の不出馬の理由の少しにはなっている」と打ち明けた。
新1区は、党県連顧問で元衆院議員の笹木竜三氏が出馬を望んでいたが、党公認が得られない中で18日に断念し、玉村幹事長は「候補者擁立は事実上困難」との見方だ。一方で、前回衆院選に旧1区で出馬した維新の党県総支部代表代行の鈴木宏治氏が立候補を予定している。新1区と新2区で民主、維新の競合を避けるため候補者の「すみ分け」となる見込みだ。
民主が1区の公認候補擁立を見送れば、1998年の結党以来初めてになるが、玉村幹事長は「勝つために2区に重点を置くことも一つの考え方」と強調。公認候補の擁立を見送る方針の社民党などにも協力を仰ぐ。
自民1強に対抗するため、民主は近日中に他の野党との合同会議を開き、対応を協議する考え。玉村幹事長は「野党連合でできるだけ一本化を図り、与党の批判票を集めるために強くアピールできる態勢をつくりたい」としている。
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みんな、生活の数人に続いて阿部知子も民主に駆け込みか…
717 無党派さん sage 2014/11/21(金) 23:59:55.09 ID:JFZ6nBHC
神奈川12区 民主中塚⇒アベトモへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00000603-san-pol
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8選挙区24人立候補予定
NHK静岡放送局
>>869
県内の8つの小選挙区にはこれまでに合わせて24人が立候補を予定しています。
新旧別では、前の議員が11人、元議員が3人、新人が10人です。
党派別では、自民党が8人、民主党が6人、維新の党が2人、共産党が8人です。
維新の党は21日、静岡3区の公認候補として前の議員の鈴木望氏を擁立すると発表しましたが、鈴木氏は党に公認を辞退する意向を伝えてきたということです。
県内の小選挙区では、このほかにも立候補を模索する動きがあり、公示日には候補者が増える可能性があります。
11月21日 19時47分
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>>863
20区は多分この人
http://blog.goo.ne.jp/takeda-mitsuaki/e/17155a978d31ce55e10f375b161b8b46
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>>876
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00000603-san-pol
衆院選 阿部知子氏が民主から出馬へ
産経新聞 11月21日(金)23時53分配信
民主党神奈川県連は21日、衆院神奈川12区に、無所属前職の阿部知子氏(比例南関東)を民主の公認候補として擁立すると発表した。近く正式決定する。
阿部氏は平成12年に初当選。社民党を離れて日本未来の党から出馬した前回、小選挙区で敗れ、比例代表で復活当選した。生活の党への分党時に離党した。
民主は神奈川12区で、前回、金融担当相ながら落選した中塚一宏氏を公認予定だったが、中塚氏は21日までに公認申請を取り下げていた。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007523860.shtml
2014/11/21 23:35
兵庫5区 梶原氏公認漏れ支援者ら困惑
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民主党の兵庫5区公認候補に内定していた梶原康弘氏が21日、公認されないことになった。全国的な選挙協力のため、維新の党の前職を優先させた格好だが、擁立の準備を進めてきた関係者に衝撃が走った。
「今朝、仲間から(公認の)内定を取り消されたと連絡が入った。納得できない。どういうことか説明してほしい」
衆院の解散後に開かれた民主党両院議員総会で、兵庫県連代表の水岡俊一参院議員(兵庫選挙区)は、選挙担当の岡田克也代表代行に詰め寄った。岡田氏は「心苦しい中での説得。本人は納得していない。全ての責任は私がとる」とだけ話し、理由や経緯は明らかにしなかった。
篠山市西岡屋にある梶原氏の事務所では、この日も支援者が選挙準備を続けていた。市内の男性(58)は「あまりに突然。公認を前提に準備を進めていたのに」と困惑。梶原氏本人とも、連絡がつかない状態が続いた。
民主県連は15日の常任幹事会で、他党との調整でも公認候補を変えない、との方針を確認したばかり。岸口実幹事長は「どういう経緯があったのか全く分からない」と絶句。22日の会議で対応を協議するという。
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維新公認で生活の支持を得た石井氏が有利で小泉氏は断念か?
選挙:次期衆院選 石井氏、出馬の意向 維新から茨城3区に /茨城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk08010094000c.html
毎日新聞 2014年11月15日 地方版
衆院の解散・総選挙が迫る中で、元衆院議員の石井章氏(57)が14日、毎日新聞の取材に対し、茨城3区(取手市など)から、維新の党公認で立候補する意向を明らかにした。生活の党の支持も取り付けたとしている。
石井氏は「国民の可処分所得が少なくなっており、消費増税に反対する。アベノミクスは失敗した。衆院の定数や報酬削減など、身を切る改革をやるべきだ」と語った。
石井氏は取手市議を経て2009年衆院選で民主党比例代表北関東ブロックで初当選。消費増税に反対して離党し、12年の衆院選で日本未来の党同ブロックから立候補。昨年の参院選では日本維新の会公認で茨城選挙区から出馬し、いずれも落選した。【安味伸一】
選挙:次期衆院選 小泉氏も出馬へ 茨城3区を念頭に /茨城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141115ddlk08010099000c.html
毎日新聞 2014年11月15日 地方版
次期衆院選を巡り、元衆院議員の小泉俊明氏(57)が14日、毎日新聞の取材に「消費増税を凍結し、国民の生活を豊かにしなければならない」と述べ、地盤の茨城3区を念頭に立候補する意向を明らかにした。政党の支援については「急転直下の話なので、詰めているところだ」としている。
小泉氏は「この20年間で国民がどんどん貧しくなっている。もっと所得を持たなければならない」と語った。
小泉氏は2000年の衆院選で民主党公認の比例代表北関東ブロック初当選。03年に比例で再選、09年に茨城3区で当選した。民主党政権で国土交通政務官などを歴任。消費増税に反対して離党し、前回の12年は日本未来の党から出馬して落選した。現在は無所属。【安味伸一】
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>前回民主党公認で茨城2区から出馬した石津政雄氏(67)は「まだ決めていない。話す段階にない」とし、同じく茨城7区の柳田和己氏(64)は「よく周囲と相談して決めたい」と出馬の可能性をにおわせた。
>石津氏は党員のままだが、次期立候補予定者となる第2区総支部長には就いておらず、柳田氏は落選後離党している。
2014年11月14日(金)
次期衆院選 元職2人、出馬意欲
6区・大泉氏、3区・小泉氏
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14158882763779
12月実施が濃厚な衆院選で、ともに元職の大泉博子氏(64)と小泉俊明氏(57)が13日、茨城新聞の取材に対し、出馬する意向を示した。大泉氏は無所属で茨城6区から立候補する考え。同3区を予定する小泉氏は所属政党については「まだ決めていない」と答えた。
大泉氏は2009年8月の衆院選茨城6区に民主党公認で立候補し、県医師連盟などの応援を受けて初当選した。12年12月の前回衆院選も同党公認で再選を目指したが落選し、昨年の参院選後に離党した。
大泉氏は「マニフェスト違反した民主党は反省も総括もしていない。ほかの野党もばらばら。健全な野党を無所属からつくっていきたい」とした上で、政策については「この2年間、社会保障の話が全く進んでいない。農業や中小企業の視点も欠けている。しっかり訴えていきたい」と話した。
小泉氏は2000年6月の衆院選茨城3区に民主党公認で立候補し、小選挙区で落選したが比例当選。09年に同3区で3回目の当選を果たしたが、離党届を出した上で当時の民主党政権に対する内閣不信任決議案に賛成し、除籍処分を受けた。前回は日本未来から出馬して敗れた。
小泉氏は「日本経済は疲弊している。世界の先進国の中で日本だけが経済成長していない。日本経済をぜひとも再生させたい」と語った。
このほか、前回民主党公認で茨城2区から出馬した石津政雄氏(67)は「まだ決めていない。話す段階にない」とし、同じく茨城7区の柳田和己氏(64)は「よく周囲と相談して決めたい」と出馬の可能性をにおわせた。
石津氏は党員のままだが、次期立候補予定者となる第2区総支部長には就いておらず、柳田氏は落選後離党している。(小池忠臣)
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■新潟
・1〜4,6区民。5区生活(森裕子)で棲み分け
何気に全国屈指のガチンコ勝負の県
■富山
・1区維新
・2,3区未定。生活が広野ただし擁立検討
■石川
・1.3区民主
・2区未定
■福井
・1区維新
・2区未定
○定数削減で山本拓が比例に
■長野
・1〜5区に民主擁立済
・1区に次世代宮沢隆仁、2・3区に維新の現職百瀬智之・井出泰介がいて調整は困難
■岐阜
・1,3,5区民主。4区維新で棲み分け済
・2区未定
・次世代藤井孝男が選挙区未定で公認。4区出馬だと乱戦に・・・
■静岡
・1区民主(牧野聖修)維新(小池政就)が競合
・2〜5区民主
・6区民主(渡辺周)生活(日吉雄太)が競合 ただし日吉は未公認
・7区生活(野末修治)ただし未公認
・8区維新
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http://www.sankei.com/politics/news/141122/plt1411220011-n1.html
2014.11.22 01:12
【衆院選】
“膨張路線”ひた走る民主 安倍首相は「烏合の衆」と批判
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衆院が解散され、民主党の会合で気勢を上げる海江田代表(左)と、自民党の会合でげきを飛ばす安倍首相=21日午後
衆院が21日に解散され、野党は安倍晋三政権に代わる勢力の結集を目指している。ただ、12月2日の衆院選公示を前に民主党に駆け込む前議員は後を絶たず、21日に発表された維新の党の公認候補に前回は他党から立候補した元議員らの名も少なくない。候補者のいない選挙区を急ぎ埋める“膨張路線”にひた走り、「選挙互助政党」になりつつある両党の姿がうかがえる。
「これから自民党に4年間任せたら、日本はとんでもない方向にいってしまう。私たちこそ、その流れをただす勢力になる」
民主党の海江田万里代表は21日、衆院解散直後の両院議員総会で気勢を上げた。民主党の議席増をあてこみ、他党からの駆け込みが相次ぐ現状への自信がうかがえる。
この日は、解党が決まったみんなの党から新たに柏倉祐司前衆院議員らが党本部に枝野幸男幹事長を訪ね、入党を願い出た。柏倉氏は栃木1区で民主党公認候補となる方向だ。
生活の党の鈴木克昌、小宮山泰子両氏は国会内で記者会見し、民主党への復党を発表した。民主党が消費税増税を凍結したことで「壁が取れた」(鈴木氏)と語った。
しかし、柏倉氏は民主党や同党支持団体の労働組合を批判してきたみんなの党の渡辺喜美前代表の側近として活動してきた。生活の党と民主党は原発再稼働をめぐり立場が異なる。
このほか、前回は日本未来の党から出馬した無所属前職の阿部知子氏の民主党公認が決まった。政治団体「新党大地」前職の鈴木貴子氏の民主党公認も検討されている。
民主党と維新は21日、それぞれ1次公認候補を発表する一方で、競合する小選挙区の調整を続けた。維新の松野頼久国会議員団会長は記者団に「230〜240の選挙区は一本化できている」と語り、選挙協力は順調との見通しを示した。
民主党の前原誠司元代表らは維新と合流して新党をつくるべきだと訴える。ただ、この点には「政権運営に失敗したと国民にみられている民主党の党名と、発信力に欠ける海江田代表を、新党結成をきっかけに代えたいだけだろう」(閣僚経験者)と冷ややかに見る向きもあり、党内で広がりを欠く。維新の橋下徹共同代表(大阪市長)は21日になっても衆院選に出馬するかどうか明言せず、停滞の要因となっている。
民主党と維新は21日、衆院選共通政策を発表した。ただ、(1)一括交付金の創設(2)同一労働同一賃金法の制定(3)領域警備法の制定(4)ヘイトスピーチ規制法の制定(5)議員定数削減、一票の格差是正−だけ。旧日本維新の会と結いの党が合併した際の65項目とはほど遠く、両党の「急ごしらえの連携」の印象は拭えない。
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>>878
有り難うございます!!
2009年民主党東京比例下位落選・2012年東京25区民主公認落選ですか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%94%B0%E5%85%89%E6%98%8E
ブログの西多摩の事務所を閉鎖し,ってのは25区内の事務所を引き払ってって事で東村山に事務所開設ってのは20区内に転居ってことなんですな。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200020
みんな・渡辺氏が新党結成へ=5人参加、24日にも表明【14衆院選】
解党を決めたみんなの党の渡辺喜美前代表は21日、新党を結成する意向を固めた。同党関係者が明らかにした。24日にも記者会見して表明する。19日のみんなの党両院議員総会で解党に反対した渡辺氏と、これに同調した三谷英弘前衆院議員ら計5人が参加する。
渡辺氏は党名や主要政策の詰めを急いでいるが、かねての主張通り安倍政権への協力姿勢を打ち出すとみられる。 (2014/11/22-01:15)
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今日の読売新聞立候補予定一覧より
・維新未公認高橋は一先ず比例北海道に
・大阪1熊田篤嗣が無所属立候補扱い
・福岡5浜武振一が無所属立候補扱い
・長崎2奥村慎太郎が維新から
・中山成彬は宮崎1から
・東京16中津川が無所属立候補扱い
・広島7坂元は次世代候補が扱い
・島根1民主から和田章一郎立候補
・大阪4吉田治は無所属立候補扱い
・広島1白坂理香は「土木会社社長」
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読売新聞の予想顔ぶれだと
宮城6区鎌田さゆりが民主で
埼玉12区盛田俊和(元県議)が無所属で
神奈川7区首藤信彦(元民主)が無所属で
東京14区木村剛司(元生活)が無所属で
東京16区中津川博郷(元維新)が無所属で
新潟6区栗原博久(元維新)が無所属で
静岡7区で松本泰高が民主で
大阪1区で熊田篤嗣(元未来)が無所属で
大阪4区で吉田治が無所属で
島根2区で和田章一郎が民主で(県連代表)
愛媛2区で西岡新(元維新)が無所属で
福岡5区で浜武振一(元未来)が無所属で
の名前を発見
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888ゲットーΣ(・∀・|||)
って、解散時点で1000行ってないのか、このスレ
887ななしさん、被ってしまいましたね
どうもですー
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読売買ってこないと♪
俺も昨日レスアンカーつけててそれ思いました。
>1000行ってない
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14神奈川衆院選:県内は64人出馬見込み
カナロコ by 神奈川新聞 11月22日 7時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141121-00112802-kana-l14
神奈川新聞社の21日現在の集計では、県内18小選挙区には64人が立候補する見込みとなっている。自民が公明を支援する6区を除く全選挙区で候補を決めている一方、野党は多くの空白区を抱える。野党候補が競合し共倒れした前回の反省から、民主と維新などは候補者調整も模索している。
内訳は▽自民17人▽民主9人▽維新7人▽公明1人▽次世代5人▽共産18人▽▽みんな1人▽生活2人▽無所属4人。公示までにさらに増える可能性もあるが、83人が立候補した前回よりは減りそうだ。
前回14人が選挙区で当選した自民は臨戦態勢が整う。比例復活の3人と、公明を支援する6区を含め全選挙区で前職をそろえた。
民主は9人にとどまる。候補者未決定区の扱いを党本部に一任しており、追加公認の可能性もあるが、17人を擁立した前回とは一変した。12区は元職不出馬を受け、対抗馬だった無所属前職の公認を決めたほか、みんな代表の4区、維新代表の8区などは候補を立てていない。
維新は、前回みんなで当選した前職3人を含む7人を擁立。民主元職と競合していた3区では、予定した新人を取り下げた。
次世代は、旧日本維新の会から分かれた前職2人を含む5人を擁立した。
公示前に解党するみんなは前回13人を立てたが、今回は党代表の4区のみ。
生活は1、18区で元職が出馬予定。共産は全選挙区に候補者を立て、比例票の上積みを狙う。
県内での候補者調整は民主、維新を中心に党本部レベルで進められているが、9区は民主、維新の前職とも譲らず、6、7区は21日の公認発表で競合区となった。
◇
(続く)
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>>891
県内の小選挙区立候補予定者(敬称略、並び順は衆院勢力順)
◇1区(横浜市中・磯子・金沢区)=12自09民
松本純64 元官房副長官 自麻前(5)
篠原豪39 横浜市議 維新
横田光弘56 元県議 次新
明石行夫55 元団体役員 共新
岡本英子50 元横浜市議 生元(1)
◇2区(横浜市西・南・港南区)=12自09自
菅義偉65 官房長官 自前(6)
三輪智恵美60 元県議 共新
◇3区(横浜市鶴見・神奈川区)=12自09民
小此木八郎49 元経産副大臣 自前(6)
勝又恒一郎51 元県議 民元(1)
木佐木忠晶30 党地区常任委 共新
◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡)=12み09民
山本朋広39 文科政務官 自前(2)
加藤勝広70 党地区委員 共新
浅尾慶一郎50 党代表 み前(2)
荻原隆宏44 元横浜市議 無新
◇5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区)=12自09民
坂井学49 元国交政務官 自前(2)
水戸将史52 元参院議員 維新
横山征吾43 党県委員 共新
◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区)=12公09民
三村和也39 元経産省職員 民元(1)
青柳陽一郎45 党県代表 維前(1)
上田勇56 党県本部代表 公前(6)
北谷真利52 元会社員 共新
◇7区(横浜市港北・都筑区)=12自09民
鈴木馨祐37 党国対副委長 自麻前(2)
中谷一馬31 県議 民新
豊田有希39 横浜市議 維新
松田学57 党県連会長 次前(1)
大山奈々子51 党県委員 共新
首藤信彦69 元東海大教授 無元(3)
◇8区(横浜市緑・青葉区)=12み09み
福田峰之50 元法務委理事 自前(2)
江田憲司58 党代表 維前(4)
若林靖久29 党地区常任委 共新
◇9区(川崎市多摩・麻生区)=12民09民
中山展宏46 元衆院内閣委 自前(1)
笠浩史49 元文科副大臣 民前(4)
椎名毅39 弁護士 維前(1)
堀口望38 党県委員 共新
◇10区(川崎市川崎・幸区、中原区の一部)=12自09民
田中和徳65 党組織本部長 自前(6)
城島光力67 前財務相 民元(4)
中野智裕56 党地区委員長 共新
◇11区(横須賀・三浦市)=12自09自
小泉進次郎33 内閣府政務官 自前(2)
瀬戸和弘62 党県委員 共新
◇12区(藤沢市、高座郡)=12自09民
星野剛士51 元県議 自前(1)
阿部知子66 小児科医 民前(5)
甘粕和彦31 衆議員秘書 次新
味村耕太郎25 党准県委員 共新
◇13区(大和・海老名・座間・綾瀬市)=12自09民
甘利明65 経済再生相 自前(10)
伊藤優太29 座間市議 維新
高久良美60 元大和市議 共新
◇14区(相模原市の一部)=12自09民
赤間二郎46 総務政務官 自麻前(2)
本村賢太郎44 元県議 民元(1)
中本太衛49 松下政経塾員 次元(1)
中野渡旬66 党地区常任委 共新
◇15区(平塚・茅ケ崎市、中郡)=12自09自
河野太郎51 党行革本部長 自麻前(6)
沼上徳光28 党地区職員 共新
池田東一郎53 元蔵相秘書官 無新
◇16区(厚木・伊勢原市、相模原市の一部、愛甲郡)=12自09民
義家弘介43 党副幹事長 自町前(1)
後藤祐一45 党政調副会長 民前(2)
池田博英52 党地区委員長 共新
◇17区(小田原・秦野・南足柄市、足柄上・下郡)=12自09民
牧島かれん38 大学客員教授 自麻前(1)
神山洋介39 党区総支部長 民元(1)
吉田福治59 元会社員 共新
◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部)=12自09民
山際大志郎46 経産副大臣 自前(3)
中田宏50 元横浜市長 次前(4)
塩田儀夫64 元東芝社員 共新
樋高剛48 元環境政務官 生元(3)
舩川治郎47 会社社長 無新
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こんにちは。たいへんお久しぶりです。
みなさんお元気ですか?
選挙情報に関して、けっこう疎かになってましたがまたお世話になろうと思います。よろしくお願いします。
2ch議員板なんかでも、変な論争してる暇あれば擁立情報スレ作ればいいと思うんですけどね。今回はこれがキモでしょうね。野党再編関係とともに。
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>>893
お〜!お久しぶりです♪
今誰の選挙区にご在住ですか?!またオフ会やりたいっすねぇ〜。
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チバQさんありがとうございます。でしゃばりました(笑)。。2ちゃんスレで様々な信者が頑張ってるに呆れてます(笑)
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>>887-890
読売買ってきた♪
・北海道:(調整やるなら)2区小和田(維)→12区しかないのでは
・埼玉:(調整するなら)8区(ふじみ野市)並木(維)→11区(深谷市),13区(春日部)中村(次)→2区(川口)
・千葉:(調整やるなら)維生競合の2区,民次競合の1区・9区は放置で,3区青山(民)→12区ぐらい?
・神奈川:(民維のみ調整するなら)4区萩原(無[民]),6区三村(民)or青柳(維),7区中谷(民)or豊田(維),9区椎名(維)の4人→民維空白区の2区,11区,15区,18区で決着する。1区と18区が野党系3人出馬のカオスになるけど。。
・東京…野党系空白区が6つもある。
・静岡…1区牧野(民・69才)はそろそろお疲れ様でいいのではないか?
・三重…参院元職で全県から当選したこともある高橋が1区を譲って4区に移るべきであろう。岡田の選挙責任者としての実行力に懸かっている。
・京滋…3・4・滋4の民維競合はちと残念。ただ選挙区調整の余地がないね・・。
・大阪…ここ大阪で民維が共闘しては野合批判でマイナスもあろう。10区(松浪・辻元)は調整しない方が良いだろうし,11区は平野が圧勝してくれる筈なんで問題は19区ぐらいでは?
・兵庫…大阪より寧ろ兵庫が問題で3区(須磨垂水)と7区(西宮芦屋)で競合。空白区の8区・9区へ回すべき。3区横畑(民)→9区,7区畠中(維)→8区とかでええんちゃうか。
・福岡…意外に野党空白区が多い。5区(筑紫野)浜武(無[未])は6区(久留米)か7区(大牟田)に移り,10区(門司小倉)佐藤(無[み])は8区(飯塚)か11区(行橋)に映るべきであろう。
・鹿児島…1区川内(民)は可及的速やかに2区(4区でも5区でも可)へ移るべきだヽ(`Д´)ノ
・沖縄…共産が原則擁立の現状で日本で二大勢力が対峙するのはここ沖縄だけだw
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みんな柏倉、藤岡氏 民主合流 直前の転身 決意固く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141122/CK2014112202000148.html
2014年11月22日
二〇一二年の前回衆院選で、みんなの党公認候補としてともに出馬した前職の柏倉祐司氏(比例北関東)と、新人の藤岡隆雄氏が、次期衆院選では民主党から立候補する見通しになった。二十一日に民主党本部を訪れた二人は心機一転、決戦に向けて決意を語った。
両氏はこの日までに、みんなの党に離党届を提出。十二月二日に公示される衆院選では、柏倉氏が前回出馬した2区から1区に国替えし、藤岡氏は前回と同じく4区から出馬する意向で、民主党本部は近く、両氏を公認候補とする方針。
民主、みんな両党は、衆院選に向け、民主党の福田昭夫氏(比例北関東)と柏倉氏の二人が立候補を予定していた2区で、候補者調整を実施。柏倉氏が1区に移るのが最善と判断した。また、みんなの党は路線対立の激化により、今月二十八日付の解党を決定。所属議員は無所属での出馬か、他党への合流かの選択を迫られていたため、双方の利害が一致した。
柏倉、藤岡両氏は衆院解散後、福田氏とともに枝野幸男幹事長を訪問。柏倉氏は「全身全霊で頑張る」、藤岡氏は「暮らしの安定を守るため、自民党政権と徹底して対峙(たいじ)したい」と決意表明した。福田氏も「私を含む三人全員の当選を目指す」と述べ、四人で固く握手した。
訪問後、取材に応じた柏倉氏は、今回の判断について「みんなの党が解党し、医療福祉の充実に取り組める政党でチャレンジしたいと考えた」と話した。藤岡氏も、離党の最大の理由は党の解党だと説明。かつて秘書として仕えた、みんなの党の渡辺喜美氏については「今も感謝している。解党決定後に連絡したら、政治決断については任せると言われた」と明かした。 (大野暢子)
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>>895
いえいえ。自分が気付いてないことも書いてくださってますし!
ありがとうございます
最近議選板全く見てないなあ
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神戸新聞(共同通信?)も一緒に買ってきた。
大阪4 吉田が無所属では無く民主公認となっている。
宮城6 鎌さゆは載っていない。
福島1 これは読売も同じだけど石原が載っていない。
埼玉2 谷古宇(維)
埼玉12 森田無所属
新潟4 栗原の名は無し
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>>898
こっちの読売だと静岡7は自共対決になってるので、地域によって微妙に違ってる一覧表みたいですね。
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>>900
情報提供,御世話になっております♪
チバQさんは(勿論)千葉なんですが,887さんはどちらなんでしょうか?
地元からの情報で差し替えのタイムリミットとか各地で変わってくるんでしょうかねぇ。
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選挙は強いが大臣になれないでお馴染み。逢沢一郎氏の地元です。
一応民主以外で擁立の動きがある。って地元紙の記述はありますが・・・高井たかしが皆の顔に泥ぬったからなぁ
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なるほど〜。西日本版と東日本版で違うのかもしれませんねー。
もうあの辺に江田五月の地盤とかどこにもないんですかねぇ(;´Д`)
高井氏は05市長選落選・09総選挙比例復活・12衆院選落選・13参院選落選・13岡山市長選落選と落選しまくってますが,泥を塗ったのは「参院選で御世話になったのに相乗りしたい民主・連合の反対押し切って立候補した(とは想像)」岡山市長選ってことですかね?
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224913247/?q=%B9%E2%B0%E6%BF%F2%BB%D6
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/?q=%B9%E2%B0%E6%BF%F2%BB%D6
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>>415>>477>>679>>685>>775>>813
みんなの党解党 「一寸先は闇」無力感 衆院選、永沼氏が出馬断念 埼玉
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20141120002.html
産経新聞2014年11月20日(木)08:06
「政治の世界は、一寸先は闇だ」。みんなの党の解党が正式決定した19日、同党から衆院選出馬を予定していた男性は無力感をにじませた。自民でも民主でもない「第三極」として存在感を発揮し、地方でも議員を増やしていた同党。「どうにかして存続してほしかった」「いや、早めにうみが出てよかった」。県議ら県内の関係者は、さまざまな表情で解党の現実を受け止めた。
「現代表と元代表の路線対立が平行線をたどり、第三極だった結党時の立ち位置と変わってしまった。政党としての体をなしていない」。県総支部長の参院議員、行田邦子氏(49)は同日の両院議員総会で、解党に賛成。その理由をこう説明した後、「国民、県民に申し訳ない。私自身の身の振り方は、今後考えて報告する」と疲れた声で話した。
県内では、12区から衆院選出馬の意向を示していた元行田市議の永沼宏之氏(46)が同日、立候補断念を表明。永沼氏は「前回の選挙でも野党連携で二転三転しており、免疫はついている」としながらも、「党の理念に感銘を受けて活動してきたが、一寸先は闇ということ。党の体制が脆弱(ぜいじゃく)だった」と声を落とした。
同党県総支部の公式サイトによると、同党に所属する県議、市町議は計16人。旗印を失った一人、藤沢慎也県議(37)は来春に統一地方選を控え、難しい選択を迫られることになる。内部対立が続く中、行田氏を通じて地方の声を国政に届けてきたが、「解散に伴う今回の動きはあまりにも急だった。憤りよりも残念という気持ちが強い」と嘆いた。
一方で、「無所属も視野に入れて、これまで通り政治活動を続ける」と話すのは、統一地方選のさいたま市議選に出馬を予定する佐久間翔一氏(25)。証券会社を辞め、10月ごろに党公認を得たばかりだが、「ゴタゴタが続いていたので、なるべくしてなったと思う」と冷静に語った。
県総支部関係者によると、同党が県内で地方議員を初めて誕生させたのは平成22年だった。初代県支部長を務めた元県議、松本佳和氏(49)は「若手を中心によくまとまっていた支部で、党は埼玉をモデルケースにして全国に広げようとしていた」と往時を振り返る。「たくさんの時間を費やし、思い入れがあるだけに、消滅は残念だ」と話した。(川畑仁志)
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みんなの党:柏倉氏、杉本氏が離党届 民主に転身
http://mainichi.jp/select/news/20141122k0000m010134000c.html
毎日新聞 2014年11月21日 22時49分
解党を決めたみんなの党の柏倉祐司(衆院比例北関東)と杉本和巳(同東海)両前衆院議員は21日、離党届を提出した。両氏は衆院選で民主党から立候補する考え。
このうち、柏倉氏は同日、民主党本部を訪ね、枝野幸男幹事長に入党を申請し、枝野氏が受け入れる考えを示した。杉本氏は調整を続ける。
また、みんなの渡辺喜美前代表の秘書を務めた藤岡隆雄氏も同日、民主党に入党を認められた。柏倉氏は栃木1区、藤岡氏は同4区から立候補する方針。
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>>894
ずっと馳浩です…。
オフ会やりましょう!
前にお伝えした電話番号等は変わってしまってます。すみませぬ。
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>>903
江田支持=民主支持って訳では無いので。。そこに民主の候補は苦しみ、中にはケンカ別れもありました。
高井氏に関しては、立候補打診→国政希望で固辞→民主大森市長推薦→直前に突如市長選立候補&民主と連合を敵視する選挙展開→皆ぶちギレ。って経緯なんで。。
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前回2012年の記憶は俺の中で抹消されてたけど今回6区で維新とぶつかる民主候補は前回2012年は今んところ空白の2区で出たのか。空白の2区に戻りやがれヽ(`Д´)ノ
42 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/21(金) 23:24:28.64 ID:t4HEiC/l
6区三村って・・・なんだこりゃ?
維新でも民主でもどっちでもいいけど、2区くらいは候補者立てておけよ・・・
そうじゃなくても11区と15区がどうにもならないんだから、これ以上不毛の地を増やすな。
43 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/22(土) 15:05:04.46 ID:28ZbARTF
>>42
三村は敵前逃亡だな
菅が相手じゃ勝てないから
中田と水戸は性懲りもなく出てくるのか
【2012】
神奈川2区
38,040(57.9%) 菅 義偉 64 自民(公)前6 党幹事長代行 当選
71,302(29.9%) 三村和也 37 民主(国)前 党政調会長補佐
28,947(12.1%) 児玉俊明 50 共産 新 党地区常任委員
神奈川6区
82,147(37.4%) 上田 勇 54 公明(自) 元6 (元)財務副大臣 当選
69,511(31.6%) 青柳陽一郎43 みんな 新1 (元)参院議員秘書 比当
51,819(23.6%) 池田元久 71 民主 前 (元)経産副大臣
16,369(7.4%) 藤井 悦雄 60 共産 新 党県委員
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>>906
俺は連絡先変わってないかと思います♪
またどっかで皆で集まれるといいですねぇ〜。後輩が馳の所にいるけど最近はなかなか行く機会がないなー。。
>>907
うわ,酷いっすね。これではもう担ごうとは思わないですね。。
岡山は群馬や山口と似たところがあって地方工業都市圏域なのに民主が弱いというか自民が強いっすねぇ・・
本来は静岡や三重ぐらいの拠点になってもよさそうなものなのに。。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200225
大地・鈴木氏、民主から出馬へ=北海道7区【14衆院選】
新党大地の鈴木貴子前衆院議員(28)が、衆院選の北海道7区から民主党公認で立候補することが分かった。関係者が22日、明らかにした。大地は道内の選挙区で公認候補の擁立を見送り、民主党と選挙協力する見通しだ。
民主党道連は22日、北海道2区で社会福祉士の池田真紀氏(42)、同10区で参院議員秘書の神谷裕氏(46)、同11区で道議の三津丈夫氏(68)、同12区で北見市議の水上美華氏(32)をそれぞれ擁立する方針を決めたと発表した。(2014/11/22-17:54)
おいおい、維新と調整するんじゃなかったのかよww
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>>910
うお。。頭痛いなぁ。。
まあ北海道の民主はリベラルでしかも地盤でもあるし保守には乗れないと云う判断ですかねぇ。
大地と組めば勝てる的な。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200187
沖縄4区に元県会議長【14衆院選】
元沖縄県議会議長の仲里利信氏(77)は22日、那覇市内で記者会見し、衆院選で沖縄4区から出馬する意向を表明した。共産、社民、沖縄社会大衆各党などの支援を受ける。(2014/11/22-15:46)
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民主党情報をまとめて
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200166
広島7区に新人=民主【14衆院選】
民主党広島県連は22日、衆院選の広島7区に、新人で参院議員秘書の村田享子氏(31)を公認候補として擁立することを決めた。同日にも党本部に公認申請する。(2014/11/22-14:22)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200186
宮城6区に元職擁立=民主【14衆院選】
民主党宮城県連は22日、衆院選の宮城6区に元衆院議員の鎌田さゆり氏(49)を公認候補として擁立すると発表した。(2014/11/22-15:46)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200241
民主、8人を追加公認【14衆院選】
民主党は22日、衆院選の選挙区の公認候補8人を追加発表した。同党の選挙区候補は計165人となった。追加候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【栃木】1区 柏倉祐司=前▽4区 藤岡隆雄=新
【東京】8区 円より子=新▽11区 熊木美奈子=新▽13区 長谷川貴子=新▽14区 木村剛司=元▽20区 竹田光明=元▽25区 山下容子=新(2014/11/22-18:07)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200164
宮城2区に新人=社民【14衆院選】
社民党宮城県連は22日、衆院選の宮城2区に、新人で県連職員の桑島崇史氏(35)を公認候補として擁立すると発表した。同日中に党本部へ公認申請する。(2014/11/22-14:19)
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>>913
しれっと木村たけつかが復党してて笑える
11区は落選した前都議、25区は国政志望と言って都議選不出馬だった前都議だな
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200239
三重1区、民主擁立見送り=維新に譲歩【14衆院選】
衆院選に三重1区から立候補する予定だった民主党の高橋千秋元参院議員が出馬を見送ることが22日、民主党関係者への取材で分かった。
同区には維新の党が新人の擁立を決めており、調整の結果、民主党が譲歩した。
一方、民主、維新両党の調整で静岡3区からの立候補を取りやめた維新の前職、鈴木望氏が静岡市で記者会見し、比例代表東海ブロック単独での出馬を目指す意向を表明した。
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>>909
岡山市と倉敷市は別物ですからね。柚木は本人の活動+労組+橋本岳の評判の悪さで壁を壊したんです。
後こちらのニュースで民主県連5区も断念とありました
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NHKの討論見てます。
岡田@民主党と山下@共産党は鋭いし頼もしいなぁ。
茂木もふてぶてしい態度で結構良い味だしてるけどw
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>>916 高橋氏を南隣の4区に移せないものか
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127 無党派さん sage 2014/11/22(土) 20:41:34.01 ID:UeoM6SaD
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200290
みんな佐藤氏、選挙区出馬断念【14衆院選】
解党が決まったみんなの党の佐藤正夫前衆院議員は22日、北九州市内の会合で「今の選挙区制度では政党がなければ戦えない」と述べ、衆院選で選挙区からの立候補は断念する意向を表明した。
佐藤氏は前回衆院選で福岡10区で敗れたが、比例代表九州ブロックで復活当選した。
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>>861改
【東京】
>>827[生]>>829[次]>>855[維]>>856[民I]>>913[民II]
<民主リベラル>
1 海江田万里[民・前⑥]
2 中山 義活[民・元④]
3 松原 仁[民・前⑤]
4 藤田 憲彦[民・元①]
5 手塚 仁雄[民・元③]
6 大河原雅子[民(ネ)・新]>>787=未公認
7 長妻 昭[民・前⑤]
8 円より子[民・新]
9●木内 孝胤[維(生)・元①]
10 江端 貴子[民・元①]
11 熊木美奈子[民・新]
12●青木 愛[生(未)・前③]
13 長谷川貴子[民・新]
14 木村 剛司[民(生)・元①]
15●柿沢 未途[維(結)・前②]
16●初鹿 明博[維(ど)・元①]
17 <未定>
18 菅 直人[民・前⑪]
19 末松 義規[民・元⑤]
20 竹田 光明[民・元①]>>878>>885
21 長島 昭久[民・前④]
22 山花 郁夫[民・元③]
23 櫛渕 万里[民・元①]
24 阿久津幸彦[民・元③]
25 山下 容子[民・新]
<改革保守>
1 渡辺 徹[次・新]
2 大熊利昭[維・前]
3●松原 仁[民・前]
4 犬伏秀一[次・新]
5 三谷英弘[み・前]
6 落合貴之[維・新]
7 吉田康一郎[次・新]
8 <石原(自)>
9 木内孝胤[維(民)・元]
10▲多ヶ谷亮[生・新]
11 <下村(自)>
12▲青木 愛[生・現3]
13 <鴨下(自)>
14 <松島(自)>
15 柿沢未途[維(結)・前]
16 初鹿明博[維(民)・元]・中津川博郷[無(維)・元]
17 <平沢(自)>
18 <菅(民)>
19 山田 宏[次]
20 <木原(自)>
21●長島昭久[民・前]
22 鹿野 晃[次・新]
23 伊藤俊輔[維・新]
24 藤井義裕[次・新]
25 <井上(自)>
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>>917
岡山も他県での1区現象に相当する選挙区が1区と2区の2選挙区もあるのに,なかなか安定的に勝てないっすね。。
工業県の県都は茨城・群馬・静岡・三重・山口と1区は必ずしも自民が弱くないと云えるのかも知れませんが。。
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>>916>>919
>>874や>>896で纏めてて思いましたが,ほんとそうですよねー。
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野党は所詮烏合の衆だからな。烏合の衆どもに調整なんて無理。
消えるまでとことん潰し合ってよし。
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そもそも1+1=2 じゃないんだよなぁ。維新と連合民主なんて相容れないわけで。
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岡田がさっきの番組で云ってた様に結局(自民党利権に構造に切り込まないと出来ない)規制緩和とか自民党支持層に痛みのある改革をできるかどうかが成長戦略として実行出来るかで,安倍にそれは出来ずに軍国主義政策ばかりやってたんだから民主はガソリンの補助金なって,高速道路無料化やガソリン値下げ隊みたいな下らん政策出す必要ないっつーの┐('〜`;)┌
民主、「豊かな中間層」復活 経済政策3本柱
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112201001420.html
民主党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」が社会格差を拡大させているとして「厚く、豊かな中間層」復活を目指し衆院選で訴える経済政策3本柱を固めた。党関係者が22日明らかにした。政策パンフレットなどの形式で有権者に示し、アピールしたい考えだ。
3本柱は(1)国民生活に十分留意した柔軟な金融政策(2)生活の不安を希望に変える人への投資(3)未来につながる成長戦略―で構成している。
アベノミクスの極端な「異次元」金融緩和が「円安、物価高、実質賃金低下を招いた」と批判。柔軟な金融政策を日本銀行に求め、ガソリンや軽油の価格高騰に補助金で対応することを掲げた。
2014/11/22 18:27 【共同通信】
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京都1区を維新に譲るという形にして3区と4区は譲ってもらえないかねー。3区とか僅差で負けたりしそう。。
京都1区で民主擁立を断念 京都府連、結党以来初
http://kyoto-np.jp/politics/article/20141122000018
民主党京都府連は21日、衆院選(12月2日公示、14日投開票)で京都1区への独自候補擁立を断念した。党本部への公認候補申請期限までに候補者を選定できなかったため。候補者を擁立するかどうかの最終判断は、野党連携を模索中の党本部に委ねられることになる。1区に候補が立たなければ民主としては1998年の結党以来初めてとなる。
京都1区で、民主は2009年衆院選で新人の平智之氏が初めて小選挙区で議席を獲得。平氏が離党後の12年衆院選では、元長岡京市議の祐野恵氏を擁立したが大差で敗れた。
府連は新たな候補者擁立を検討していたが、「前回の敗戦の傷が深く、独自候補を押し立てていこうという機運が醸成されなかった」(府連幹部)という。今後は党本部の指示に従う、としている。
【 2014年11月22日 08時44分 】
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宇佐美は何をやりたいんだ?!
石原氏1区への立候補見送り
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112219411
元衆院議員の石原洋三郎氏(41)=福島市=は21日、県庁で記者会見し、衆院選本県1区への立候補見送りを表明した。
立候補を予定していたみんなの党が解党を決めた上、野党が一本化しなければ自民党に対抗できないとし断念した。
( 2014/11/22 10:48 カテゴリー:主要 )
維新の本田氏が2区への出馬断念
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112219410
維新の党の県議本田朋氏(40)=二本松市=は21日、県庁で記者会見し、衆院選本県2区への立候補を断念すると表明した。党本部に公認申請していたが、民主党との選挙協力を図る上では候補者の一本化が必要と判断したとした。
( 2014/11/22 10:47 カテゴリー:主要 )
5区、宇佐美氏が前向きに検討 擁立状況見て最終判断
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112219412
12月2日公示、14日投票の衆院選で、元衆院議員の宇佐美登氏(47)は21日、福島民報社の取材に対し、本県5区への立候補を前向きに検討していることを明らかにした。
宇佐美氏は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興が第一。(各党の)状況を見ながら慎重に対応したい」と述べた。各党の擁立状況を踏まえて所属政党などを調整した上で立候補するかどうかを最終判断する方針だという。
宇佐美氏は東京都出身。早大理工学部卒。平成24年の前回の衆院選で本県5区に日本維新の会公認で立候補したほか、25年のいわき市長選に立候補した。
( 2014/11/22 10:48 カテゴリー:主要 )
調整難航の見通し 自民5区の党公認問題
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112219413
5区からの立候補を予定している自民党の前職坂本剛二氏(70)と同党の前職吉野正芳氏(66)=比例中国、いわき市在住=の党公認をめぐっては、調整の難航が予想される。
党いわき総支部は22日に開く拡大役員会で協議する。ただ、坂本氏と吉野氏はいずれも副大臣など政府や国会、党の要職経験がある。総支部として両氏のいずれかを選択することは困難。このため、二人とも議員活動を継続できるよう対応を求めるとみられる。県連は持ち回りの総務会を開き、党本部が公認申請を締め切る24日までに結論を出したい考えだ。
また、県連は同党の前職菅野佐智子氏(61)=比例東北=が立候補を断念した3区の新たな候補者の擁立作業も急ぐ。党県第3選挙区支部は23日に支部長・幹事長会議を開き、人選について話し合う。
( 2014/11/22 10:49 カテゴリー:主要 )
流れ変えた電話 民主2区人選「組織分断させるな」
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112219414
21日に開かれた民主党県連常任幹事会の衆院選本県2区の人選では、自ら公認申請した医師の岡部光規氏(46)と、地元の党県第2区総支部が公認を申し入れた元二本松市長の三保恵一氏(65)の2人の名前が上がった。協議は難航も予想されたが、一本の電話が流れを変えた。
「組織を分断させるわけにはいかない」
電話の声の主は、2区を地盤とする増子輝彦参院議員(本県選挙区)だった。常任幹事会に出席している県議から協議の中間報告を受けると、増子氏は三保氏の擁立を断念するよう、この県議に指示した。岡部氏の公認が事実上、決定した瞬間だった。
常任幹事会は開会前から重苦しい空気に包まれた。第2区総支部の関係者は「総支部が正式な手続きで選考した人物が選ばれるのが当然」と強気に臨んだ。
協議は平行線をたどり、県連は調整が不調の場合、党本部に判断を委ねる考えを示した。
県連幹部は「三保氏は自民党県連の幹部経験者。党本部の判断になれば、民主一筋の岡部氏が有利」とみていた。
このような背景もあり、地元県議は「増子氏は三保氏が不利と判断し、争いを避けたことも考えられる」と語った。
( 2014/11/22 10:49 カテゴリー:主要 )
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/128821
初の「自共一騎打ち」か 福岡6区、7区 公認候補未定、苦悩の民主 異例の構図「最後まで探したい」 [福岡県]
2014年11月23日(最終更新 2014年11月23日 03時00分)
写真を見る
12月2日の衆院選公示が迫る中、福岡6区、7区がある筑後地区で、共産以外の野党が公認候補を擁立できずにいる。小選挙区制の導入以降、自民(推薦候補含む)に対抗する政党が共産だけという選挙戦は、両選挙区では例がない。初の「自共一騎打ち」という異例の構図になりかねない状況に、鍵を握る野党第1党・民主の苦悩は深い。
22日夜、福岡市で開かれた民主党県連のパーティー。「総選挙で安倍(晋三)首相を討ち果たす」と訴える海江田万里代表とともに壇上に並んだ公認候補の中に、6区、7区は含まれていなかった。
両選挙区では前回衆院選で民主公認候補が共に敗れ、その後、次期選挙への不出馬表明や参院への転身があり、後任候補が不在の状況が続いていた。
そこに降って湧いた衆院解散。民主関係者は現職の地方議員を含め、候補者探しを迫られた。6区では一時、別の選挙区を地元としていた元職を“落下傘候補”として擁立する動きが浮上したが、結局実現しなかった。
1996年から導入された小選挙区制で、両選挙区では自民の公認か推薦候補に対して、民主や社民など、共産以外の公認候補が必ず立候補してきた。
それだけに今回、民主には「前代未聞。何とか最後まで探したい」(地方議員)、「野党第1党として公認候補を出さなければ存在感がますます薄れる」(支部幹部)といった危機感は根強い。ただ「間に合わない。急に誰かを立てて無謀な選挙をするくらいなら、1回休んだ方がいい」(支持者)との意見もある。
こうした状況に、自民の地方議員からは「こんな楽な選挙は見たことがない」。共産関係者からも「このままでは選挙がしらけて、投票率が上がらない」と、“奮起”を促す声すら上がっている。
=2014/11/23付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/128819
「第三極」風無し難局 選挙区調整、解党… 「正念場」「判断遅れ」
2014年11月23日(最終更新 2014年11月23日 03時00分)
不出馬か、選挙区替えか。“降って湧いた”衆院解散・総選挙で、九州の「第三極」政党が試練の時を迎えている。2012年の前回、元タレントで発信力を売りにもてはやされた橋下徹ブームは一変。民主党との選挙区調整が絡み、みんなの党や維新の党の前職は、地元小選挙区での出馬がすんなり認められなくなっているためだ。
「しがらみのない維新に今度も改革を任せて」。鹿児島市内の高台で22日、鹿児島1区の維新前職山之内毅(32)=比例九州=はマイクを握った。街宣車で党共同代表、橋下徹の演説も流す。
どこかほっとした表情を浮かべていたのには訳がある。実家は鹿児島4区の姶良市内の神社。自身も神職で顔が広い。競合する民主との候補者調整で山之内は地縁のある4区に転出−。こんな観測が飛び交っていたからだ。
前回、橋下ブームの象徴だった維新政治塾1期生。旧日本維新の会公認で1区から選挙に初挑戦した。得票は3位ながら比例復活で滑り込み。この2年、中高の同級生らを核に後援会拡大に努めた。転出は到底、のめなかった。周囲に「現職優先が筋」とアピールし続け、解散日の21日、ようやく党公認が決まった。
ただ、13年参院選直前、橋下の慰安婦発言問題を境に党勢は陰り、「前回は風頼み。今回が正念場」。かつて橋下が来援し、約千人が鈴なりとなった繁華街・天文館に事務所を置く。夜、同級生ら15人が集い、作戦を練った。
■ ■
こみ上げてくるものをこらえた。「まだ政治は諦めていません。ご理解を」。22日夜、北九州市のホテル。衆院福岡10区のみんな前職、佐藤正夫(59)=比例九州=は政治資金パーティーで声を詰まらせた。佐藤はこの席で、10区からの出馬断念を表明した。
みんなは19日、解党を決定。佐藤は、党代表の浅尾慶一郎が新党を結成すれば、行動を共にする覚悟だ。浅尾の地元、南関東ブロックから比例単独での出馬も視野に入れる。
地元の福岡県議を15年務め、前回、九州でただ一人の同党議員として赤じゅうたんを踏んだ。地盤を離れるのは断腸の思いだ。
今月中旬。にわかに吹き始めた解散風が、佐藤を翻弄(ほんろう)した。「維新から出ないか」。維新の共同代表、江田憲司から電話があったのは10日ほど前。民主からも誘いがあったが、首を縦に振らなかった。新党を目指す浅尾の「待ってくれ」との言葉を信じた。
10区には民主元職が出馬予定。佐藤が出れば、政権批判票を食い合う構図。第三極に2年前の勢いはなく、比例復活も見込めない。
「判断が遅れた。自分のミスだ」。解散前夜の20日、佐藤は地元の居酒屋で同志たちと卓を囲んだ。熱かんを傾けるペースはいつになく控えめだった。
22日のパーティー直前、携帯が鳴った。「もう少し待ってくれ」。浅尾はまた同じ言葉を繰り返した。 =敬称略
=2014/11/23付 西日本新聞朝刊=
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http://www.kanaloco.jp/article/80723/cms_id/112930
14神奈川衆院選:国替え、急きょ公認… 準備大にわらわ
2014.11.23 03:00:00
衆院が21日に解散され、事実上の選挙戦に突入した。22日は初めて迎える週末、しかも3連休の初日とあって、県内各地でも立候補予定者が各選挙区内を精力的に駆け回り、街頭や駅頭などで演説する様子が見られた。そんな中、野党間では候補者調整が遅れたこともあり、さっそうとスタートを切りたいところ、事務所探しやポスター作成などの下準備に追われる陣営もあった。
「民主党の新しい候補者として挑戦させていただきます」−。22日午後、横浜市西部。民主党から立候補を予定している元職は初めて選挙区内での演説に立ち、有権者に政策を訴えた。
党から公認の連絡を受けたのは衆院解散の約1時間前。しかも、出馬を目指していた同市東部から西部への国替えだっただけに、支援者への説明や新たな選挙区で活動を始める準備に追われている。
特に急務となっているのが、選挙事務所の確保だ。「条件は1階で広くて目立つ場所にあることだが、家賃も含めてそんなことを言っていられない」と切羽詰まった様子。「短期決戦なだけに効率的に動かなければいけない」と元職だけにやるべきことは分かっているが、「土地勘がないのでどこで演説するのが効果的かも分からない」と心もとない。新人のように連休中は地元の市議と選挙区内を回り、レクチャーを受けるつもりだという。
横浜市北部で維新の党から立候補を予定している新人も、やはり衆院解散当日に「公認発表する」と連絡を受けた。今は現職の市議。国政を視野に入れながら活動していたが、突然の選挙に「3週間前は解散なんてないと思っていた。21日と22日でなんとか間に合わせるメドが立った」と、こちらは安堵(あんど)の表情を浮かべた。
21日から選挙事務所の物件探しやポスター作成に取り掛かるなど準備をスタート。急きょ支援者に集まってもらい、仕事のある人には休んでもらうよう、お願いをしたという。
22日は報道機関に提出するための経歴書作成など事務作業を行う傍ら、事務所にかかってくる電話に応対。せっかくの3連休も「街頭に出るのは難しい。来週から出馬のごあいさつや街頭活動を始める」と話した。
川崎市で共産党から立候補を予定している新人はまだ党からの連絡は早かった。とはいえ16日に出馬を打診され、翌17日に決断という程度。準備期間はなく、やはり選挙事務所探しに苦慮している。「まごまごしているうちに選挙が終わってしまう」とぼやく。個人演説会などの会場確保も思い通りに進まず、超短期決戦の難しさを痛感している。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/80726/cms_id/112933
14神奈川衆院選:「神奈川はガチンコ」 民主と維新の調整土壇場で決裂
2014.11.23 03:00:00
衆院選で自公政権に対抗するため、水面下で模索されてきた野党間の候補者調整。とりわけ、第1党の民主、第2党の維新両党間の候補一本化の成否は、選挙戦全体の帰趨(きすう)を決めかねないとして、解散直前までぎりぎりの神経戦が繰り広げられた。ふたを開けてみれば、全国では一定の調整が進むものの、神奈川では解散日の公認発表で2選挙区が新たに競合。幹部同士の調整は土壇場で決裂し、“ハードパンチ”の応酬劇となった。
「神奈川はガチンコだ。話にならない」。21日昼、衆院解散の本会議に向かう維新・江田憲司共同代表はぶぜんとした表情でそう言い、早足で歩を進めた。
解散後、記者団に民主との候補者調整を問われた際も、「あくまで維新として、独自の戦いをしていく」。数日前、「民主とは政策的にかなり近づいてきている。野党連携を考えないといけない」としていた語り口からは一変していた。
念頭に、地元・神奈川の「遺恨」があったのは間違いない。ポイントは6区(横浜市保土ケ谷、旭区)だ。6区は維新が県総支部代表の前職青柳陽一郎氏の再選に向け、「必勝区」と位置付けていた地。そこに民主は21日、それまで横浜市内の別の選挙区で活動していた元職の三村和也氏を国替えまでさせて、ぶつけた。
解散前日まで、通産官僚時代の先輩後輩で旧知の仲の江田氏と民主・岡田克也代表代行が水面下で続けてきた「民維交渉」が、神奈川では決裂したことを物語る象徴区となった。
青柳氏は「一瞬でも候補者調整を考えた自分を恥じたい。選挙前に突然出てきた候補に負けるようなら、この2年間、何をやってきたのかということになる」と対決モード。三村氏も「3歳から社会人になるまで育ってきた地元で、党の強い支持がある選挙区。重要な場所を任された」と、不退転の決意だ。
維新も応戦した。狙いを定めたのは、民主が新人の中谷一馬氏の擁立を決めていた7区(同市港北、都筑区)。21日に新人の豊田有希氏をぶつけた。この結果、7区は自民前職に対し、民主、維新、次世代、共産、無所属候補が乱立する大混戦の構図に。次世代・前職の松田学氏は「これでは自民党を利するだけ」と野党候補の乱立に苦言を呈する。
「水面下でいろいろ努力したが、最終的には別の党。さまざまな検討の結果ということにとどめたい」。民主の枝野幸男幹事長は21日、神奈川での調整の不調についてそう述べ、壮絶な舞台裏は明かさなかった。ただ、維新側は「統一地方選にも影響する」と、遺恨は根深そう。
野党の“つぶし合い”を横目に、ある与党陣営は「野党の状況がどうなろうと、戦い方は変わらない」と平静を装いつつも、「共産を除く野党候補が一本化されたら厳しいと思っていたよ」と、にんまりした。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/80725/cms_id/112932
14神奈川衆院選:野党乱立の12年は自公圧勝 候補者調整が鍵に
2014.11.23 03:00:00
2012年の衆院選では、自民、公明両党で全国320を超える議席を得た。
県内では、18の小選挙区のうち自民が14議席、公明が1議席の計15議席を獲得。一方、民主党は1議席、みんなの党は2議席だった。議席数では自公の圧勝だったが、投票数の合計からみると、様相は変わってくる。
12年の衆院選で、県内の小選挙区で候補者を擁立した政党は、自民、公明のほか民主、日本維新の会、みんな、日本未来の党、共産党、社民党(政党名は当時)。このうち自民・公明の候補者が勝った15選挙区で、民主、維新、みんな、未来の候補者の得票数を合計すると、2区、11区、共産の候補者のみだった15区を除く12選挙区で自公候補者の得票数を上回る。中には候補者を擁立した3党の得票数の合計が、当選者の得票数を5万票以上上回る選挙区もあった。自民・公明両党以外の政党候補乱立が、自公の圧勝をアシストした側面もあるといえる。
来月2日公示の選挙に向け、民主や維新を中心に候補者調整が大詰めを迎えている。現在の「自民1強」を崩せるかどうかは、野党がどこまで共闘できるかが鍵になりそうだ。
【神奈川新聞】
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http://kumanichi.com/news/local/main/20141122008.xhtml
1区は維新の松野氏支持 民主県連、3区断念 2014年11月22日
民主党県連(鎌田聡代表)は22日、衆院選で熊本1区に立候補を予定している維新の党前職の松野頼久氏を支持することを決めた。3区への候補者擁立は断念。今後は2区での選考に専念する。
熊本市中央区の県連事務所で開いた選挙対策会議で決めた。松野氏については、同氏側からの協力要請を受けて対応を協議。「反自民・公明の立場で野党の連携が必要」(鎌田代表)と判断したという。
2012年の前回衆院選では、松野氏は公示前に民主党を離党し、熊本1区で同党候補と争った。鎌田代表は「協議の中で意見も出たが、今回は野党が結集して力を合わせるべきだ」と述べた。
松野氏は、民主党と協力関係にある連合熊本にも選挙協力を求める意向。(蔵原博康)
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http://kumanichi.com/news/local/main/20141122007.xhtml
2区は野田氏公認申請 自民県連2014年11月22日
自民党県連(山本秀久会長)は22日、衆院選の熊本2区に前職の野田毅氏(73)、比例代表九州ブロックに前職の林田彪氏(70)をそれぞれ公認申請することを決めた。林田氏を比例候補者名簿の上位に記載するよう求める付帯決議を添えて同日、党本部に提出した。
熊本市中央区の党県連会館で役員会を開いて決めた。終了後に記者会見した前川收・会長補佐は、党が定めた比例代表の定年ルールに野田氏が触れることなどを挙げ、「2人とも当選というのが県連の使命。目的達成にはこの道しかない。両者の了承を得ている」と述べた。
野田氏と林田氏は2003年衆院選から、2区と比例代表で交互に立候補してきた。12年衆院選は野田氏が選挙区、林田氏が比例で当選。ただ、今回はともに2区から立候補する意向を示していた。
党県連はこのほか、熊本1区に木原稔氏(45)、同3区に坂本哲志氏(64)、同5区に金子恭之氏(53)の前職3人を公認申請した。
4区は独自候補の擁立を見送り、次世代の党の前職園田博之氏(72)の推薦を決めた。地元県議の中には園田氏の離党を求める声もあったが、前川会長補佐は「園田氏とは長年、友好関係にある。4区の全市町長から県連推薦を要請されたことも踏まえた」と話した。25日に政策協定を結ぶ。(渡辺哲也)
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http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=549293216
鳥取 2区・赤沢氏と2氏争い 1区・石破氏は共産と
<鳥取1区>
自民党前職の石破茂地方創生担当相(57)=9期=と共産党新人の塚田成幸党県東・中部地区委員長(50)が出馬を予定。民主党は前回に続き、不戦敗が濃厚だ。
石破氏は政権運営安定の必要性を強調する。党幹事長だった前回は公示後、選挙区を空けたが今回は2日間入る予定。陣営は肩書きの「地方創生」を押し出し、期待感をあおる。
塚田氏は自民党政治が農業破壊、大企業優遇で地方創生と矛盾するとして批判。農業振興や中小企業支援、消費税増税中止を訴える。
民主党は候補擁立のめどが立っていない。
<鳥取2区>
自民党前職の赤沢亮正内閣府副大臣(53)=3期=と、民主党元職の湯原俊二党県連副代表(52)が3度目の対決となる。共産党は前回選に続き、福住英行党県西部地区委員長(38)を擁立。3人の争いとなりそうだ。
前回選で湯原氏に4万票以上の差を付けた赤沢氏は、経済政策アベノミクスの継続を訴える。副大臣としての業績を売りに、支持基盤を固める。
湯原氏は実質賃金の低下などアベノミクスの弱みを突く。支持母体である連合鳥取の推薦を取り付け、21日には党公認候補に決まった。浮動票を掘り起こす。
街頭活動を精力的に進める福住氏は、増税中止に加え、中国電力島根原発の廃炉などを訴え、政権に批判的な票を取り込む構えだ。
('14/11/22 無断転載禁止)
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http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=549292216
島根 1区・細田氏に民、共挑む 2区・竹下氏と共産対決
<島根1区>
自民党前職の細田博之党幹事長代行(70)=8期、民主党新人の和田章一郎党県連代表(67)、共産党新人の上代善雄党県書記長(60)が出馬を予定し、三つどもえの争いが濃厚だ。
細田氏は前回選の65%を上回る得票率が目標。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を説き、安全を確保した上での島根原発2号機の再稼働も訴える。
21日に党県連が擁立を決めた和田氏は、労働者の保護や都市と地方の経済格差の是正などを主張。近く連合島根の推薦を取り付け、臨戦態勢を整える。
上代氏は、安倍晋三首相が2017年4月に実施するとした消費税再増税の阻止や、島根原発の稼働反対などを訴え「反自民」の有権者の取り込みを図る。
<島根2区>
自民党前職の竹下亘復興相(68)=5期=に共産党新人の向瀬慎一党県西部地区委員会副委員長(43)が挑む。
東日本大震災の復興に取り組む竹下氏は「ふるさと再生」を柱に据え、地域資源を生かした産業振興を訴える。陣営は帰県が限られる本人を支えるため、23日に4カ所で地域支部幹部らを集め、引き締めを図る。
20日に出馬表明した向瀬氏は、街頭演説で消費税増税反対や島根原発の即時廃炉を主張。22日から浜田、江津、出雲市内であいさつ回りを行うほか、街頭で支援を呼び掛けるなど、活動を本格化させる。
('14/11/22 無断転載禁止)
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/57936.html
維新が鈴木宏治氏を福井1区公認 県内2選挙区で5人が準備
(2014年11月22日午前7時20分)
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維新の党が福井1区で公認した鈴木宏治氏
維新の党が福井1区で公認した鈴木宏治氏
福井県の小選挙区は、衆院の1票の格差を是正する「0増5減」により定数が3から2に減って初の選挙となる。21日時点で新1区は自民党前職、維新の党新人、共産党新人の3人。新2区は自民党前職、共産党新人の2人が立候補を準備している。
新1区は、自民党政調会長の稲田朋美氏(55)に、維新の党県総支部代表代行の鈴木宏治氏(40)、共産党県書記長の金元幸枝氏(56)が挑む構図。3人は2012年の前回選挙の旧1区で戦った。
新2区は、元国土交通副大臣の高木毅氏(58)に共産党県常任委員の宇野邦弘氏(63)が原発ゼロを訴え挑戦する。原発が立地する嶺南を抱える選挙区だけに大きな争点となりそうだ。
民主党は解散直前に元衆院議員2人が相次いで不出馬を表明。新1区、新2区ともに候補者ゼロという異例の事態だが、新2区で候補者擁立を模索している。
比例に回った自民党前職で元農林水産副大臣の山本拓氏(62)は比例代表北陸信越ブロックの名簿単独上位の登載が決まっている。同じく前職の助田重義氏(54)の処遇は党本部に一任されている。
× × ×
維新の党は21日、衆院選小選挙区の第1次公認候補72人を発表し、福井新1区は新人で党県総支部代表代行の鈴木宏治氏(40)=福井市印田町=に決めた。最終的に80人以上の擁立を目指し、鈴木氏を含め、全員を比例代表との重複立候補にする。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_11057.html
<衆院選>冬の攻防、早くも過熱 宮城
衆院が21日解散し、衆院選(12月2日公示、14日投開票)は事実上の選挙戦に突入した。21日現在、県内の6小選挙区に立候補を表明しているのは18人に上る。午後の衆院本会議で「万歳」を繰り返した前議員はそれぞれ地元にとんぼ返り。元議員や新人も早速、街頭や集会で有権者に支持を求めた。
<1区>
自民党前議員の土井亨氏(56)は夕方、青葉区内であった出身高校の同窓会に出席。「アベノミクスを成し遂げ、地方創生に取り組む。震災の集中復興期間の延長も実現したい」と語った。
民主党前議員の郡和子氏(57)は、青葉区内の会合で支持者に「急に慌ただしくなり、大変な戦いとなる」と説明。「身を粉にし、全身全霊で選挙区を回る」と言い、足早に別会場に向かった。
共産党新人の松井秀明氏(45)は午前中、太白区内で党の街宣車を走らせた。午後5時からは青葉区の中心部で街頭演説し「安倍政権が進める原発再稼働を阻止する」と強調した。
<2区>
自民党前議員の秋葉賢也氏(52)は、選挙戦で使用するポスターのデザインを決めた。「選挙はいつも興奮する。『アベノミクスを後退させていいのか』と政策論争を仕掛けたい」と話した。
維新の党前議員の林宙紀氏(37)は解散後、新幹線で帰仙。泉区の市地下鉄泉中央駅前でマイクを握り、帰宅のサラリーマンらに「1強多弱の政治体制を崩さないといけない」と訴えた。
次世代の党新人の増元照明氏(59)は夜、宮城野区であった結党報告会に出席。「拉致被害者に報いるために戦っていきたい」と決意を示した。報告会には中山恭子参院議員が駆け付けた。
共産党新人の大内真理氏(36)は、解散の午後1時に合わせてJR仙台駅東口の街頭に立った。「子どもたちや女性が未来に希望を持てる社会の実現に全力を尽くす」と支持を求めた。
<3区>
自民党前議員の西村明宏氏(54)は解散後も副大臣の公務に追われた。22日地元に入り、連休中に支部役員会を開き態勢を固める。地元秘書は「やれる限りのことを尽くす」と気を引き締めた。
民主党元議員の橋本清仁氏(43)は、支持者らのあいさつ回りを各地で精力的に展開。「地方は米価下落、中小企業の対策が必要なのに、与党自ら政治的空白をつくるのは無責任」と批判した。
共産党新人の吉田剛氏(33)は、選挙ポスターの撮影、スタッフとの日程調整を慌ただしくこなした。夕方は名取、岩沼両市で街頭に立ち、「安倍政権の暴走にストップを」と訴えた。
<4区>
自民党前議員の伊藤信太郎氏(61)は夜、地元に戻った。4区支部の各市町村後援会は午後、塩釜市の支部事務所で役員会を開き、選挙戦略を確認した。
民主党元議員の井戸正枝氏(48)は朝から、友人や同級生へのあいさつ回りをこなした。夜は事務所を開設する多賀城市内で、党市議と打ち合わせをした。
共産党新人の小高洋氏(34)は朝、塩釜市で街頭に立ち、脱原発や消費増税中止を訴えた。午後からは同市内の党支持者にあいさつ回りをし、支持を呼び掛けた。
<5区>
民主党前議員の安住淳氏(52)は慌ただしく選挙区に戻り、夜は石巻市河南地区と涌谷町で後援会の会合に出席した。22日は朝から石巻市内で街頭演説、30日に総決起集会を開く。
自民党前議員の大久保三代氏(38)も夜に石巻市に入った。22日に予定していた党5区支部の会議が中止になり、22、23日は石巻市や美里町でイベントに顔を出したり、支持者を回ったりする。
共産党新人の高村直也氏(31)は仙台市内でポスター用の写真を撮影した後、美里町で街頭に立ち「安倍政権の暴走を止める」などと訴えた。連休中は石巻市を中心に活動する予定だ。
<6区>
自民党前議員の小野寺五典氏(54)は夜、地元の気仙沼市に入り、支援団体の会合に出席した。支持者のあいさつ回りに終日追われた秘書らは「やることが山のようにある。作業を加速させないといけない」と気を引き締めた。
共産党新人の内藤隆司氏(56)は、栗原市若柳の支持者宅で衆院解散を伝えるテレビ中継を見守った。登米、栗原両市で街頭演説し「農業を大切にしないで何が地方創生だ。消費増税を決めた安倍政権に任せてはおけない」と訴えた。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_11061.html
<衆院選>宮城5区/自民・大久保氏の公認不透明
2012年に衆院宮城5区で落選し、比例東北で復活した自民党前議員の大久保三代氏(38)が、2日公示の衆院選で5区の党公認を申請できるか不透明な状況となっている。21日現在、必要な申請書類がそろわない見通しのためだ。大久保氏は書類不備でも、県連に申請する意向を示す。
党内規によると、5区の公認申請には(1)候補者本人の公認申請書(2)石巻市支部の推薦書(3)本人以外が記載する5区支部の推薦書−などが必要。推薦書には、支部内の議論経過を説明する文書も添付する必要がある。
大久保氏は衆院選の対応を議題に、22日に支部長・幹事長会議を開催することを呼び掛けた。
しかし公認に反対する地元県議らが「任期中に地元への貢献が少なかった」と出席を拒否。大久保氏は対応の一任を取り付けようとしたがかなわず、中止となった。石巻市支部とは、連絡が取れない状態だという。
県連は23日に支部の公認申請を締め切り、24日開く総務会で公認を内定する。県連の上申を受けた党本部が、25日に正式決定する見通し。
大久保氏は河北新報社の取材に「自分で用意できる書類は県連に提出したい。25日に公認が得られなくても、12月2日の公示日まで公認を得られるよう努力する。他党や無所属で立候補するつもりはない」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_21039.html
<衆院選>青森の立候補予定者と情勢
◎青森1区/民・維・社 共闘なるか
再選を目指す自民前議員の津島淳と、維新新人の升田世喜男が立候補し、共産は新人の吉俣洋を立てる。生活の党県連代表で、元参院議員の平山幸司が「他党と連携できるなら戦いたい」と立候補に含みを持たせる。
民主、維新、社民の各県組織は10月、来春の統一地方選に向け連携協議に着手。19日に衆院選の共闘協議も始めたが、合意できるかは流動的だ。
前回未来が擁立した無所属元議員横山北斗は「動向を見極めて判断する」と話す。みんなの党県連絡協議会長の波多野里奈は出馬しない方針。
◎青森2区/中野渡氏は維新から出馬
9月の内閣改造で初入閣した自民前議員の江渡聡徳が6選を目指す。前回、未来から立候補した元議員中野渡詔子は維新から出馬。共産は新人の小笠原良子を立てる。
江渡は国会で政治資金収支報告書訂正問題を追及されたが、影響は限定的とみられる。
前回、新人を立てた民主はことし2月に選挙区支部を解散した。民主、維新、社民が選挙協力を模索しており、民主が候補者を擁立するかどうかが焦点となる。
◎青森3区/大島氏、田名部氏が攻防
自民前議員の大島理森に、民主元議員の田名部匡代が6度目の戦いを挑む。共産は、衆院選に過去5回立候補した新人松橋三夫を擁立する。
大島は地元政界を二分する「八戸戦争」と呼ばれる因縁の対決を全て制し、5連勝中。安倍政権の経済政策の継続を訴え、党県連会長として全選挙区の勝利を目指す。
田名部は前回、約2万8700票差をつけられた。ことし4月に県連代表を退き、あいさつ回りや街頭活動に打ち込んできた。個人を前面に出した活動で再起を期す。
前回、未来から立候補した山内卓は来春の県議選を見据えるが、動向は流動的。
◎青森4区/木村氏が実績強調
7選を目指す自民前議員の木村太郎に、民主新人の山内崇が挑む。共産は、前回に続き新人の千葉浩規を擁立する。
木村は首相補佐官として重ねた実績を強調。ひょう被害があったりんご園をいち早く訪ねるなど地元重視の姿勢をアピールする。全国を巡る対話活動も継続する。
衆院選初挑戦の山内は、他陣営に先駆けて街頭演説を開始。農家の戸別所得補償制度の復活を訴える。他党との連携に手応えをつかみ、非自民勢力の結集を目指す。
千葉は4月の弘前市長選にも立候補。環太平洋連携協定(TPP)反対を訴えの柱に掲げる。
【1 区】 (3)12自 09民
津島淳48 党県支部長 自(額)前(1)
升田世喜男57 党県代表代行 維 新
吉俣洋40 党地区委員長 共 新
【2 区】 (3)12自 09自
江渡聡徳59 防衛相 自(大)前(5)
中野渡詔子43 元会社員 維 元(1)
小笠原良子65 党地区委員 共 新
【3 区】 (3)12自 09自
大島理森68 前党副総裁 自(大)前(10)
田名部匡代45 党県代表代行 民 元(3)
松橋三夫65 党地区委員長 共 新
【4 区】 (3)12自 09自
木村太郎49 首相補佐官 自(町)前(6)
山内崇59 党県幹事長 民 新
千葉浩規53 党地区委員長 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_31038.html
<衆院選>岩手の立候補予定者と情勢
◎岩手1区/階氏、民・生 連携が鍵
4選を目指す民主前議員の階猛に、前回は比例で復活した自民前議員の高橋比奈子が挑む。共産は吉田恭子、社民は盛岡市議細川光正の両新人が立候補する。前回、候補を立てた生活(当時・日本未来)は民主とのすみ分けで擁立を見送った。
階は毎週末、支持者回りで足場固め。前回得票は5万5000。党分裂の影響で09年から半減した。生活に回った支持層の取り込みが鍵。野党連携の試金石になりそう。
環境政務官の高橋は公務の合間に地元を回り、安倍政権の政策実行力を訴える。前回は4万4000票を得たが、野党連携が懸念材料。保守票の掘り起こしを狙う。
来年秋の知事選に3選立候補する知事達増拓也の動向も焦点。
◎岩手2区/区割り変更で鈴木氏危機感
自民前議員の鈴木俊一と、前回は比例で復活した生活前議員の畑浩治が競り合う。共産は新人の久保幸男を立てる。民主は擁立せず、争いは前回と同じ構図。
通算8選を狙う鈴木は前回、9万6000票を獲得。うち7300票を得た山田町が区割り変更で3区になった。同町は父で元首相の故善幸からの地盤。危機感を強め、経験をアピールする。
3選を目指す畑は、震災の復興事業用地の取得を促す復興特区法改正にこぎ着けた実績を強調。前回得票は6万3000にとどまった。非自民票の結集で、09年に獲得した11万票に迫る狙い。
◎岩手3区/黄川田氏が上積み狙う
6選を期す民主前議員の黄川田徹と、前回は比例東北で復活し再選を狙う自民前議員の橋本英教が争う。共産は新人の菊池幸夫が立つ。生活は擁立しない。
黄川田は被災地復興が訴えの柱。日本未来が候補を立てた前回得票は6万2000にとどまり、今回は大幅な上積みを狙う。民主党政権時代に復興副大臣を務めた実績をアピールする。
橋本は被災地の住宅再建や地方創生を訴える。前回得票は3万6000だった。黄川田の得票の5割強を得た大票田の一関市や、2区から編入された保守地盤の山田町で浸透を図る。
◎岩手4区/小沢氏の地盤健在
16選を狙う前議員で生活代表の小沢一郎に、前回は比例で復活した自民前議員の藤原崇が挑戦する。共産は新人の高橋綱記を立て、民主は参戦を見送った。政界で求心力が低下した小沢だが、強固な後援会組織は健在。藤原は昨夏の参院選で元復興相平野達男を支持した層や反小沢票の取り込みが鍵。
小沢の前回得票は7万8000。震災直後に被災地入りしなかったなどの批判や民主候補がいたことで、09年から5万余り減らした。後援会幹部は「(民主が立たず)プラスに働く」と話す。
藤原は若さを前面に押し出す。1月の花巻市長選では自民、社民などの反小沢連合が応援した新人が生活支援の現職を破った。力学変化はあるが、自前組織は広がっていない。
【1 区】 (4)12民 09民
高橋比奈子56 環境政務官 自(大)前(1)
階猛48 党副幹事長 民 前(3)
吉田恭子33 党県常任委員 共 新
細川光正65 党県幹事長 社 新
【2 区】 (3)12自 09民
鈴木俊一61 元環境相 自(岸)前(7)
久保幸男56 党地区委員長 共 新
畑浩治51 党政審会長 生 前(2)
【3 区】 (3)12民 09民
橋本英教47 党支部長 自(町)前(1)
黄川田徹61 党県代表 民 前(5)
菊池幸夫55 党県常任委員 共 新
【4 区】 (3)12未 09民
藤原崇31 党支部長 自(町)前(1)
高橋綱記66 元花巻市議 共 新
小沢一郎72 党代表 生 前(15)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_11040.html
<衆院選>宮城の立候補予定者と情勢
◎宮城1.2区/民・維が選挙協力自に対抗
<1区>
自民前議員の土井亨と民主前議員の郡和子が4度目の対決に臨む。土井は2005、12年に小選挙区を制した。郡は09年に勝ち、05、12年も比例で復活した。共産は新人松井秀明を擁立する。
3選を期す土井は、9月の内閣改造まで国土交通政務官を務めた。対話集会を重ね、地方創生や農業政策などに理解を求める。前回、前々回とも9万票弱を安定して獲得した。党の地方議員団をフル回転させ、組織票固めを急ぐ。
4選を目指す郡は、前回1区で争った維新前議員林宙紀が2区に国替えし、候補者調整が成立した。民主が政権交代した09年の約15万票が、逆風下の12年には約6万票に激減。選挙協力による反自民票の受け皿を狙う。
<2区>
5選を期す自民前議員の秋葉賢也、前回比例東北で復活した維新前議員の林宙紀、次世代新人の前拉致被害者家族会事務局長増元照明、共産新人の大内真理が出馬する。社民は新人桑島崇史を擁立する方向で検討中。
秋葉は毎週月曜朝、大票田の仙台市泉区で街頭活動を展開。週末には民家などでミニ集会を開いてきた。厚生労働副大臣や党外交部会長を務めた実績をアピールする。
林は前回は1区でみんなから立候補した。宮城野区のJR仙台駅東口で演説を重ねるが、足場は強くない。泉区などでも活動を増やし、反自民票の結集を目指す。
前回は6人が出た東北の最激戦区の一つ。秋葉以外に出馬した民主元議員は死去、旧維新の元議員は参院選に転出した。旧未来元議員、みんな新人は政界を引退。共産新人は来秋の県議選に出る。
◎宮城3区/自・民2氏 対決5度目
自民前議員の西村明宏と、民主元議員の橋本清仁が5度目の対決。小選挙区では西村3勝、橋本1勝。共産党は前回に続き新人吉田剛を立てる。
西村は9月の内閣改造で国土交通・復興・内閣府副大臣に就任。政務の傍ら地域を小まめに回った。地方議員と連動、分厚い支持基盤を整える。
橋本は政権与党時代に国土交通・復興政務官を務め、復旧復興や原発事故対策に取り組んだ実績を強調。地方議員や連合宮城と態勢構築を急ぐ。
◎宮城4区/伊藤氏、組織再構築図る
自民前議員の伊藤信太郎が5選を目指す。民主は元議員(兵庫1区)の井戸正枝を擁立。共産は新人の小高洋が立候補を表明した。
伊藤は、衆院議長を務めた父の故宗一郎時代から地盤だった大崎市旧古川地区が6区に編入され、内陸部での選挙態勢を再構築する。前回、農協組織は民主候補を推薦し、農業票の行方も焦点。
井戸は仙台市出身。4区での知名度は未知数だが、維新との選挙協力を視野に政権批判の受け皿づくりを急ぐ。
◎宮城5区/安住氏、7選へ態勢固め
民主前議員の安住淳が7選を目指し、前回比例復活で初当選した自民前議員の大久保三代が小選挙区で議席を狙う。共産は前回6区から出た新人の高村直也を立てる。
財務相などを務めた安住は政権交代後、小まめに地元入り。15日に連合後援会の会合を開き、態勢固めを急ぐ。5区に編入された大崎市旧志田郡の鹿島台、松山両地区で後援会を設立。三本木地区でも近く発足させる。
大久保は前回衆院選後に大票田の石巻市に事務所を構え、週末を中心に地域のイベントに顔を出すなどしてきた。党頼みの選挙戦となるが、支部内の足並みが乱れ、態勢立て直しを迫られる。
◎宮城6区/小野寺氏支持拡大
自民前議員の小野寺五典が6選を狙う。民主は前回に続き、元議員の鎌田さゆりを立てる方向で調整している。共産は内藤隆司を擁立する。
大崎市の旧古川市地区が4区から編入され、有権者が約3割増えた。小野寺は8日、古川で初の政経セミナーを開催。選挙区全域で市長や地方議員の支援を受け、着々と地盤を固める。
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【1 区】 (3)12自 09民
土井亨56 前国交政務官 自(町)前(2)
郡和子57 元復興政務官 民 前(3)
松井秀明45 党准県委員 共 新
【2 区】 (4)12自 09民
秋葉賢也52 前厚労副大臣 自(無)前(4)
林宙紀37 党県総支部長 維 前(1)
増元照明59 前団体事務局長 次 新
大内真理36 党県常任委員 共 新
【3 区】 (3)12自 09民
西村明宏54 国交副大臣 自(町)前(3)
橋本清仁43 元国交政務官 民 元(2)
吉田剛33 党県委員 共 新
【4 区】 (3)12自 09民
伊藤信太郎61 党県会長 自(大)前(4)
井戸正枝48 会社役員 民 元(1)
小高洋34 党地区委員 共 新
【5 区】 (3)12民 09民
大久保三代38 党県支部長 自(無)前(1)
安住淳52 元財務相 民 前(6)
高村直也31 党県委員 共 新
【6 区】 (2)12自 09自
小野寺五典54 前防衛相 自(岸)前(5)
内藤隆司56 党県委員 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_41037.html
<衆院選>秋田の立候補予定者と情勢
◎秋田1区/冨樫氏と寺田氏再激突
自民前議員で再選を目指す冨樫博之と返り咲きを狙う民主元議員の寺田学が再び激突し、共産新人の山内梅良が割って入る。維新は選挙区調整による寺田との連携をにおわせる。
冨樫は前回、4選を狙う寺田に約2万4000票差をつけた。こまめに地元入りし、県議時代からの地盤固めに余念がない。
寺田は昨年の秋田市長選に伴い離党した民主に復党。支持団体などを精力的に回る。与党への批判票の結集に期待を寄せる。
◎秋田2区/支持拡大へ 金田氏着々
3選を狙う自民前議員の金田勝年に、民主新人の元アナウンサー緑川貴士が挑む。共産は新人の藤本金治を擁立する。
党県連会長の金田は、野党の出遅れを尻目に県北部全域に支持基盤を広げる。党県議と連動し着々と票固めを図る。
緑川は21日に立候補を正式表明。前回衆院選以降、弱体化した党組織の再構築を急ぐ。
社民は独自候補擁立を目指すが難航している。
◎秋田3区/御法川氏と村岡氏 4度目決戦
自民前議員で4選を目指す御法川信英と維新前議員の村岡敏英が4度目の対決をする。共産は新人の我妻桂子を立てる。
御法川は前回、自民圧勝の勢いに乗って返り咲き、9月の内閣改造で財務副大臣に就いた。有権者の多い内陸部を地盤とし、分厚い保守層と公明支持層に支えられる。
村岡は前回、旧日本維新の会から立候補し、比例で復活当選した。沿岸部を地盤に、野党再編で維新に合流した元秋田県知事の参院議員寺田典城と連携を強める。
【1 区】 (3)12自 09民
冨樫博之59 党選対委員 自(無)前(1)
寺田学38 元首相補佐官 民 元(3)
山内梅良66 県議 共 新
【2 区】 (3)12自 09無
金田勝年65 元外務副大臣 自(額)前(2)
緑川貴士29 元民放アナ 民 新
藤本金治68 党県委員 共 新
【3 区】 (3)12自 09民
御法川信英50 財務副大臣 自(無)前(3)
村岡敏英54 党幹事長代理 維 前(1)
我妻桂子60 党県委員 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_51036.html
<衆院選>山形の立候補予定者と情勢
◎山形1区/鹿野氏引退で構図一変
7選を狙う自民前議員の遠藤利明に民主新人の原田和広、共産新人の石川渉が挑む。小選挙区制導入後、遠藤と元農相鹿野道彦が連続6回激突し、3勝3敗と分け合った激戦区。鹿野の政界引退で構図は大きく変わる。
遠藤は17日、山形市で政経セミナーを開催。集票の核となる後援会を引き締めた。来春に統一地方選を控える党県議、市町議と連携した組織戦を展開する。
原田は山形市の職業訓練会社で常務を務める。来春の山形市議選への立候補を目指し、活動していた。鹿野の地盤を引き継げるかどうかが焦点。
◎山形2区/選挙区議席 民主奪還狙う
再選を目指す自民前議員の鈴木憲和と、前回比例東北で復活した民主前議員の近藤洋介が再び激突する。共産は新人の白根沢澄子を擁立する。
鈴木は前回、環太平洋連携協定(TPP)反対を主張。当選後は党TPP慎重派議連の事務局次長を務め、農業票の取り込みを狙う。
近藤は解散が濃厚になった15日、活動を本格化させた。小選挙区奪還を期す。支援者と会合を重ね、元労相の父故鉄雄からの支持基盤を固める。
前回旧日本維新の会として候補を立てた維新は、民主との野党連携で合意し擁立を見送った。
◎山形3区/阿部氏、加藤氏 保守分裂
再選を目指す無所属前議員の阿部寿一と、自民新人の加藤鮎子による保守対決が軸になる。民主は新人の吉田大成を擁立。共産新人の長谷川剛は3度目の挑戦となる。
阿部は前回、元自民幹事長の加藤紘一を破った。自民党入りを一時模索したが、党3区支部長選には応募せず断念した。地盤の酒田市を中心に後援会を設立。新庄・最上地域への浸透を急ぐ。
加藤は紘一の三女。支部長選に唯一応募し公認候補となった。党の厚い組織力に頼る一方、鶴岡市が地盤の紘一後援会と融合する形で、自身の後援会の組織化を進める。
吉田は4期目の神奈川県議から転身する。党神奈川県連幹事長も務めた。
【1 区】 (3)12自 09民
遠藤利明64 元文科副大臣 自(無)前(6)
原田和広41 会社役員 民 新
石川渉40 党県委員 共 新
【2 区】 (3)12自 09民
鈴木憲和32 元農水省職員 自(無)前(1)
近藤 洋介49 党国対副委長 民 前(4)
白根沢澄子64 米沢市議 共 新
【3 区】 (4)12無 09自
加藤鮎子35 元議員秘書 自 新
吉田大成45 神奈川県議 民 新
長谷川剛36 党県委員 共 新
阿部寿一55 前酒田市長 無 前(1)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_61035.html
<衆院選>福島の立候補予定者と情勢
◎福島1区/民・共が亀岡氏追う
3選を目指す自民前議員の亀岡偉民に、民主の元参院議員金子恵美と共産新人の渡部保子が挑む。みんな公認が内定していた無所属元議員の石原洋三郎は21日、解党を受け立候補を断念した。
亀岡は前回、12万票を獲得し、東北の小選挙区トップの得票数で返り咲いた。復興政務官の実績を強調し「国との太いパイプになる」と訴える。
元復興政務官の金子は昨年の参院選福島選挙区で落選し、衆院での国政復帰を目指す。
前回、5万票を得た石原は「非自民勢力が割れれば自民を利する」と話しており、石原票の行方に注目が集まる。
◎福島2区/根本氏、実績掲げ7選目指す
自民前議員の根本匠が7選を目指す。民主は21日、新人の岡部光規の擁立を決めた。共産は新人の平善彦を立てる。維新に公認申請していた福島県議の本田朋は同日、党本部の意向で出馬を断念した。
根本は前復興相の実績を掲げる。16日に郡山市であった支援者らとの会合では「復興を加速させ、新しい福島をつくる」と訴えた。
岡部は2010年の参院選福島選挙区で落選した。共産を除く野党の選挙協力が成立する見通しで、維新と社民は岡部支援に回る予定。
◎福島3区/玄葉王国 固い基盤
民主前議員の玄葉光一郎が8選を目指す。前回比例東北で復活当選した自民前議員の菅野佐智子は20日、党本部の意向を踏まえ、選挙区からの立候補を断念した。共産は、新人の横田洋子を擁立する。
玄葉は、民主に逆風が吹いた前回も10万票を超す得票で他候補に2倍以上の差をつけた。全国上位の得票率を毎回維持し、「王国」の基盤は揺るがない。
自民は菅野に代わり、前議員の国替えか、地元出身の新人を立てる方向で調整している。
◎福島4区/菅家氏に小熊氏挑む
再選を目指す自民前議員の菅家一郎に、維新前議員の小熊慎司(比例東北)が挑む。民主は独自候補を見送り、小熊を支援する。共産は新人の田中和加子を擁立。社民も候補を立てる予定。
前回、連続14回当選の民主・渡部恒三が引退し、自民は小選挙区導入以来初めて議席を獲得した。菅家は「アベノミクスの真価と地方創生が問われる」と強調する。
前回、比例1位で復活当選した小熊は「今回は比例優遇はない」と陣営を引き締める。
社民は独自候補を立てる4区以外は、民主候補を支援する方針。
◎福島5区/坂本氏、吉野氏公認争い再び
自民は前議員の坂本剛二に加え、いわき市出身で比例中国の前議員吉野正芳が立候補に強い意欲を見せる。民主は前回、比例東北で復活した吉田泉が小選挙区奪還を目指す。共産は新人の吉田英策を立てる。
坂本と吉野は前回も公認を争い、党本部が坂本の擁立を決め、吉野は「震災枠」の特例措置で中国の比例に回った。
順当なら5区支部長の坂本が公認候補となるが、吉野も臨戦態勢を整える。党本部は「どちらか一方を比例で優遇する考えはない」との方針で、党本部と県連が調整作業を進めている。
【1 区】 (3)12自 09民
亀岡偉民59 前復興政務官 自(町)前(2)
金子恵美49 元参院議員 民 新
渡部保子72 元中学教諭 共 新
【2 区】 (3)12自 09民
根本匠63 前復興相 自(岸)前(6)
岡部光規46 医師 民 新
平善彦62 党県委員 共 新
【3 区】 (2)12民 09民
玄葉光一郎50 元外相 民 前(7)
横田洋子56 党地区委員 共 新
【4 区】 (3)12自 09民
菅家一郎59 党国対委員 自(町)前(1)
小熊慎司46 党議員団役員 維 前(1)
田中和加子58 党県委員 共 新
【5 区】 (4)12自 09民
坂本剛二70 元経産副大臣 自(町)前(7)
吉野正芳66 元環境副大臣 自(町)前(5)
吉田泉65 党県連代表 民 前(4)
吉田英策55 党県委員 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141122_71034.html
<衆院選>比例代表の立候補予定者と情勢
◎比例/自民5議席維持なるか
自民は前回、小選挙区で敗退した重複立候補者全員を復活当選させた。5議席を維持できるかどうかが焦点となる。民主は3議席にとどまった前回からの上積みを目指す。維新は日本維新の会として前回獲得した2議席を狙う。公明は50万票超えで、悲願とする2議席が目標。共産は1議席死守に全力を挙げる。社民は前回初めて失った議席の奪還を掲げる。
【幸 福】 (3)12年0人 09年0人
城取良太37党山形県役員 新
矢内筆勝53党総務会長 新
油井哲史34党宮城県役員 新
【公 明】 (2)12年1人 09年1人
井上義久67党幹事長 前(7)
真山祐一33元議員秘書 新
【共 産】 (2)12年1人 09年1人
高橋千鶴子55党常幹委員 前(4)
岩渕友38党県常任委員 新
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20141122-1399673.html
マック赤坂氏、衆院選への出馬は「無理」
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「東大美女図鑑」と笑顔で記念撮影をするマック赤坂氏(撮影・峯岸佑樹)
「東大美女図鑑」と笑顔で記念撮影をするマック赤坂氏(撮影・峯岸佑樹)
マックが東大の学園祭に乱入!? スマイル党のマック赤坂氏(66)が22日、東京・目黒区の東大駒場キャンパスの学園祭「駒場祭」に来場し、次期衆院選(12月2日公示、14日投開票)について「金がないから無理」と出馬しないことを明らかにした。
衆議院解散翌日、マック氏は東大にいた。スーパーマンに扮(ふん)したマック氏は、明日23日に同所で開催される講演会のビラ配りに追われ、既に“ドブ板選挙”が始まっていた。正門前で現役東大生美女を集めた「東大美女図鑑」に囲まれ、笑顔で記念撮影に応じていた。
記者がマック氏に衆院選出馬について尋ねると「お金がないから無理。ないね」と完全否定。安倍晋三首相が命名したこの時期での「アベノミクス解散」に関しては「何が、アベノミクス解散なのか意味が分からない。ただの『わがまま解散』で、お坊ちゃまにはお金の大切さが分からないんだよ」と安倍首相を皮肉った。
名古屋市出身。東大受験に失敗し、京大農学部に入学した。伊藤忠商事退社後、レアアースの輸入商社を設立。政治活動は07年4月の港区議選を皮切りに、衆院選や都知事選などに出馬するもいずれも落選した。今年3月には、大阪市長選で橋下徹市長の個人演説会に参加し、質問をしようとしたところ、会場にいた男性に羽交い締めにされる騒動もあった。
23日の講演会(11号館)では、これまでの経験を生かし、「東大に入学しなくても失敗しない人生」について語る予定という。
[2014年11月22日19時13分]
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112200298
大阪4区に市議擁立へ=維新【14衆院選】
維新の党の松井一郎幹事長(大阪府知事)は22日夜、大阪府箕面市内で記者団に、衆院選の大阪4区に新人で大阪市議の吉村洋文氏(39)を公認候補として擁立する考えを明らかにした。吉村氏は地域政党「大阪維新の会」に所属し、市議団の政調会長を務めている。(2014/11/22-21:16)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007525290.shtml
2014/11/22 17:39
衆院選、県議の和田有一朗氏が立候補表明 兵庫3区
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和田有一朗氏
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和田有一朗氏
兵庫県議の和田有一朗氏(50)=神戸市垂水区選出=が22日、衆院選に兵庫3区(神戸市須磨、垂水区)から無所属で立候補することを表明した。衆院選は12月2日公示、14日投開票の日程で実施される。
和田氏は同市灘区出身。同市議を2期務めた後、2005年の県議補選で初当選し、現在3期目。
県庁で会見した和田氏は既存政党や現在の国政について「選挙のたびに離合集散を繰り返す。有権者や地方と向き合っていない」と批判。取り組みたいテーマに、沖縄県・尖閣諸島などをめぐる外交問題や少子化対策、地方創生などを挙げた。
兵庫3区では、自民前職の関芳弘氏(49)▽民主新人の横畑和幸氏(43)▽維新前職の新原秀人氏(52)▽共産新人の冨士谷香恵子氏(62)−が立候補の準備を進めている。(岡西篤志)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007524868.shtml
2014/11/22 16:00
都構想で亀裂、公明と維新 兵庫2、8区に対立候補か
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12月2日公示、14日投開票が決まった衆院選に向けて、公明党と維新の党の緊張関係が兵庫県内でも高まっている。大阪都構想をめぐる駆け引きから、前回の総選挙では協調路線をとったかつての“盟友”も、この2年間で状況が一変。大阪での決裂の余波が兵庫にも及んでいる。
「政策の一致もなく、野合するようなところに政権は任せられない」。衆議院解散直後の21日夕、兵庫2区(神戸市兵庫、北、長田区)の公明前職は街頭に立ち、急ピッチで連携を進める野党をけん制した。
2012年の衆院選で、公明は2区と8区(尼崎市)の兵庫県内2選挙区で公認候補を擁立し、日本維新の会(当時)が推薦を出した。維新の原点でもある大阪都構想実現に向け、過半数を切る大阪市議会で公明の協力が必要という維新の思惑があった。
ところが、この2年間で、公明は維新の都構想への反対姿勢を鮮明にした。維新の橋下徹共同代表は12日、「やられたらやり返す」と述べ、公明前職が議席を持つ兵庫2、8区に対立候補を立てる方針を明らかにした。
「一体誰が立つのか」。09年の衆院選で大物の落下傘候補に8区の議席を奪われた公明幹部は、維新の動きに神経をとがらせる。8区は維新の本拠・大阪に隣接。昨年6月の尼崎市議選では公認候補5人のうち4人が当選した実績もある。
一方、民主元職が立候補予定の2区では、維新が擁立見送りも検討。維新関係者は「橋下共同代表は『与党を利することがあってはならない』とも言っており、候補を一本化するのも対抗の一つの判断だ」と説明する。公明関係者は「維新の動きで構図が変わる。どんな事態にも対応できるよう態勢を整える」と話した。
(岡西篤志、小川 晶)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007524737.shtml
時計2014/11/22 12:42
兵庫6区 市村氏が立候補取りやめ
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衆院選に兵庫6区(伊丹、宝塚、川西市)から立候補する意向を表明していた元民主党衆院議員の市村浩一郎氏(50)が22日、宝塚市内で会見し、立候補を取りやめると発表した。
市村氏は2003年の衆院選で初当選し、3期目には国土交通政務官を務めたが、12年の衆院選で落選。今年6月にあった民主党の党員更新手続きをしておらず、無所属での立候補を表明していた。
市村氏は「現在の民主党には賛同できず、模索されていた(野党勢力などの)新党結成も実現しなかったため、断念を決めた」と語った。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122ddlk44010323000c.html
2014衆院選おおいた:県内各区、少数激戦か /大分
毎日新聞 2014年11月22日 地方版
21日に衆院が解散され、事実上の選挙戦がスタートした。県内3小選挙区で計14候補が乱立した前回2012年から一転、各区とも立候補を予定しているのは3氏と、少数激戦の様相を示している。各区の現在の情勢を紹介する。
◆1区
小選挙区制で初めて得た自民の議席死守を目指す前職、穴見陽一氏(45)に、前回は候補乱立の中で涙をのんだ民主元職、吉良州司氏(56)が雪辱を期する。共産新人、山本茂氏(63)は、不安定な非正規雇用の問題などを訴える。
◆2区
要職を重ねてきたベテランの自民前職、衛藤征士郎氏(73)に、共産新人、山下魁氏(37)と、前回比例で復活した社民前職、吉川元氏(48)が挑む。社民は1、3区には擁立せず、吉川氏に注力。山下氏は農業振興などを主張する。
◆3区
これまで何度も自民前職、岩屋毅氏(57)と民主元職、横光克彦氏(71)が激戦を演じてきた。民主は横光氏引退を受け、解散日になって新人、浦野英樹氏(45)の擁立を発表した。共産新人の大塚光義氏(59)は景気対策などに力を入れる。
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◇県内各区の立候補状況◇
1区 2区 3区
今回予定(21日現在) [自][民][共] [自][共][社] [自][民][共]
2012年12月 <自>[民][維][共][未][無] <自>[社][維][共] <自>[民][み][共]
09年 8月 <民>[自][共][諸] <社>[自][諸] <民>[自][諸]
05年 9月 <民>[無][自][共] <自>[社][共] <自>[民]
03年11月 <無>[自][共][無] <自>[社][共] <自>[社][共]
※得票順、<>が当選。今回予定は解散時の衆院勢力順
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122ddlk29010616000c.html
2014衆院選:県内各選挙区情勢 /奈良
毎日新聞 2014年11月22日 地方版
衆院が21日、解散された。選挙は12月2日公示、14日投開票の日程で行われる。県内の各選挙区の情勢を報告する。【衆院選取材班】
◇1区 議席死守図る馬淵氏
自民、民主、共産各党の3候補の出馬が確実だ。
自民党前職の小林茂樹氏は前回の2012年衆院選に県議から転じて出馬。民主党前職の馬淵澄夫氏に敗れたが、比例復活で初当選した。県議だった父以来の支援者も多く選挙区で雪辱を期す。
5選を目指す馬淵氏は国土交通相などを務めた知名度、こまめな選挙区回りで地盤を固める。民主党が大敗した前回選でも維持した、県内唯一の同党議席の死守を図る。
共産党新人の谷川和広氏は13年参院選に続く国政出馬。「消費増税の中止」などを柱に訴えている。
◇2区 高市氏、7選目指す
7選を目指す自民党前職の高市早苗氏は12年衆院選では次点の旧日本維新の会新人に4万票差を付けて圧勝した。安倍政権で女性登用の象徴として総務相に抜てきされ、知名度を生かしたいところ。
共産党北和地区委員会職員の和泉信丈氏は初の国政挑戦で「暮らしを守る政策」を訴え、支持を呼び掛ける。
生活の党元職、中村哲治氏は「野党が連携した上での出馬」を目指す。民主党は現時点で空白区だが、生活が民主から前回選前に分裂した経緯があり、連携の行方が注目される。
◇3区 自共擁立も民は空白
出馬が確実なのは自民党前職の奥野信亮氏と共産党新人の正木敦氏。民主党は現時点で空白区となっている。
奥野氏は09年衆院選で落選したが、12年の衆院選では維新や民主などの候補を抑え、雪辱を果たした。父は法相など歴任した誠亮氏で、組織力を生かして4選を目指している。
共産党中南和地区委員長の正木氏は街頭演説などを通じて浸透を図り、比例票の掘り起こしも図る。
◇4区 前職自民に民共挑む
自民、民主、共産各党が候補を擁立することが確実だ。
自民党前職の田野瀬太道氏は12年の前回選で元党総務会長の父良太郎氏の引退に伴って出馬し、得票率5割、8万票余りを獲得して初当選した。強固な地盤を武器に再選を目指す。
民主党元職の大西孝典氏は09年衆院選で比例復活で初当選したが、逆風となった12年衆院選で落選。連合の支援も受けながら国政復帰を目指す。
共産党新人の山崎タヨ氏は新日本婦人の会橿原支部長などを務める。前回選に続く国政挑戦で子育て支援策などを訴える。
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◆予想される顔ぶれ◆
◇1区=12[民]09[民]
小林茂樹 50 [元]県議 (1)自 前
馬淵澄夫 54 [元]国交相 (4)民 前
谷川和広 36 党県書記長 共 新
◇2区=12[自]09[民]
高市早苗 53 総務相 (6)自 前
和泉信丈 31 党地区職員 共 新
中村哲治 43 [元]参院議員 (2)生 元
◇3区=12[自]09[民]
奥野信亮 70 [元]副法務相 (3)自 前
正木敦 43 党地区委員長 共 新
◇4区=12[自]09[自]
田野瀬太道 40 団体理事長 (1)自 前
大西孝典 58 党県副代表 (1)民 元
山崎タヨ 64 婦人団体役員 共 新
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141122000135
県内各選挙区の情勢/2014総選挙香川
2014/11/22 09:38
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衆院は21日解散され、2年ぶりの選挙戦が事実上スタートした。同日現在、県内の3小選挙区に立候補を表明しているのは前職5人、新人4人の計9人。与党として審判を仰ぐ自民は2005年以来の「小選挙区独占」を目指し、再び野党として臨む民主は社民の協力も得て1、2区での勝利を期す。共産は前回と同様に全3選挙区に候補者を立て、社民は民主との「共闘」で3区の議席を狙う。各選挙区の情勢を探った。
(文中敬称略、名簿は衆院の勢力順。)
1区 前職2人、5度目対決
(高松市=旧高松市、小豆郡、直島町)
6選を期す自民・平井卓也、前回は比例復活の民主・小川淳也の両前職による5度目の対決に、1区で4度目の出馬となる共産新人・河村整が参戦。
平井は街頭演説やあいさつ回りで5期14年の実績を強調。「デフレから脱却できるかどうかの正念場だ」と安倍政権への支持継続をアピールする。
小川は後援会の会合や街頭演説などで「大義なき解散」と与党批判を強め、「一強他弱の状況からの復権へ向け全力で取り組みたい」と意気込む。
河村は「1区の前職は消費税増税を決めた党の2人。政治を変える絶好機だ」と自民、民主を攻撃。増税批判票の受け皿を狙い精力的に活動する。
2区 前回と同じ顔合わせ
(高松市=旧高松市以外の区域、丸亀市=旧綾歌町と旧飯山町、坂出市、さぬき市、東かがわ市、三木町、綾歌郡)
前回比例復活で初当選した自民・瀬戸隆一、小選挙区での3選を目指す民主・玉木雄一郎、共産新人の佐伯守が立候補。前回と同じ顔ぶれの見込み。
瀬戸は「1期目の成果と政策実行力」を強調。坂出、さぬきの両市に拠点を置いて後援会組織の強化を図り、小選挙区での雪辱に照準を合わせている。
玉木は前回同様、坂出、さぬきの両市に選対本部を立ちあげる予定。組織を引き締めつつ、街宣、集会、ポスティングによる支持の拡大に余念がない。
前回に続いて2度目の出馬となる佐伯は、地元の坂出市を中心に集会や街頭演説をこなし、消費増税の中止や集団的自衛権の行使容認反対を訴える。
3区 前職に新人2人挑む
(丸亀市=旧丸亀市、善通寺市、観音寺市、三豊市、仲多度郡)
前回初当選した自民前職の大野敬太郎に、共産・土岐一郎、社民・高田良徳の両新人がぶつかる構図。高田は民主、連合香川からも支援を受ける。
大野は「議員生活2年間では新人と同じ」と危機感を強め、支援者回りに力を注ぐ。来週末に丸亀市と観音寺市で事務所を開き、臨戦態勢を整える。
土岐は中選挙区時代の1993年以来の衆院選出馬。党西讃地区委員長として築いた人脈をバックに、街宣活動や演説などで支持を呼び掛けている。
高田は19日に出馬を表明。急ピッチで態勢づくりを進める。消費税増税の撤回や米価下落に苦しむ農家の保護などを主張の柱に、初の国政選挙に挑む。
県内立候補予定者
21日現在の政党勢力順
【1区】
平井 卓也 56 党IT戦略特命委員長 自前(5)
小川 淳也 43 党副幹事長 民前(3)
河村 整 55 党県書記長 共新
【2区】
瀬戸 隆一 49 党総務副部会長 自前(1)
玉木雄一郎 45 党政調副会長 民前(2)
佐伯 守 54 党県西讃地区副委員長 共新
【3区】
大野敬太郎 46 党外交副部会長 自前(1)
土岐 一郎 62 党県西讃地区委員長 共新
高田 良徳 54 党県連幹事長 社新
(()内の数字は当選回数)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/575890.html
衆院区割り、ねじれたまま 幌延と幌加内、道10区 「釈然としない」「残念」(11/22 07:00)
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12月14日投開票の衆院選は、小選挙区定数の「0増5減」に伴い一部で区割りを変更して実施される。しかし道内では、小選挙区と行政区域がねじれている宗谷管内幌延町と上川管内幌加内町について変更はなく、両町では引き続き道10区(空知、留萌管内)のまま選挙が行われる。
2010年の道の支庁制度改革で、幌延町は留萌管内から12区の宗谷管内に、幌加内町は空知管内から6区の上川管内に移行した。
選挙区変更には公職選挙法の改正が必要。しかし首相に小選挙区の区割りを勧告する衆院選挙区確定審議会(区割り審)は、0増5減による「1票の格差」是正を優先、両町の変更は議論の対象とならなかった。このため昨年6月に改正公職選挙法が成立したが、両町の選挙区はねじれたままとなっている。
幌加内町の守田秀生町長は「福祉分野での広域連携も進み『上川(管内)の一員』という意識は、2年前の衆院選時に比べても強くなっている。(是正されないままの選挙に)釈然としない気持ちだ」と話す。幌延町も「行政区と同じ選挙区にしてほしいと国や道に要望し続けていたが、変わらないまま衆院選に突入することは大変残念」(岩川実樹総務課長)としている。
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岐阜
http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20141122-OYTNT50183.html
衆院選 民主候補擁立難航 空白区の可能性も
2014年11月23日
2012年以来2年ぶりの衆院選となり、前回選挙で大敗した民主党の候補擁立が難航している。衆院解散から一夜明けた22日、同党県連は選対本部を設置したが、全5小選挙区のうち2区(大垣市など)と4区(高山市など)の候補は決まらないまま。1998年の結党以来全小選挙区で候補を擁立してきたが、初めて「空白区」が生まれる可能性が高まっている。
22日午前に党県連で開かれた選対本部会議には、県連幹部や立候補予定者ら約20人が出席、立候補予定者のいる1、3、5区を中心に選挙準備を加速することを確認した。
会議後、伊藤正博幹事長は記者団に、「2区についてはギリギリまで努力する。4区は候補擁立は難しい」と話した。4区では維新の党の前議員が立候補を予定している。「党本部の指示を待つ」と述べ、選挙協力を検討していることを明らかにした。
民主党は前回衆院選で、比例復活もならず3人が議席を失った。3、5区では元議員の公認が早くから内定していたが、22日に党県連で出馬表明した1区の公認候補は、昨年の参院選岐阜選挙区に立候補した元衆院議員秘書で、擁立方針が20日に決まったばかり。伊藤幹事長は、「あまりにも準備の時間が足りない」としつつも、「これまでに具体的な候補が決まっていなかったことは反省しなければならない」と話した。
同県連は、公示1週間前となる来週半ばをめどに候補を確定させたいとしている。
2014年11月23日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>950
http://www.sankei.com/west/news/141122/wst1411220074-n1.html
維新、大阪4区に市議擁立 前職を公認せず
維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は22日、12月2日公示、14日投開票の衆院選で、大阪4区(大阪市北、都島、福島、東成、城東区)から傘下の大阪維新の会市議団政調会長の吉村洋文氏(39)=北区選出=を擁立すると発表した。4区には維新前職の村上政俊氏(31)がいたが、松井氏は「支えてくれた府議会や市議会の地方議員の心をつかみ切れないのに国民の心はつかめない」として、公認しなかった。
村上氏は衆院選への出馬について明言していない。
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http://www.sankei.com/west/news/141122/wst1411220059-n1.html
2014.11.22 19:04
【衆院選】
出馬か否か…橋下氏をだまらせた〝温度差〟 「野党再編の中心」期待も陰る求心力
(1/4ページ)【衆院解散、総選挙へ】
衆院選を間近に控え、出馬が取り沙汰される維新の党共同代表、橋下徹氏(大阪市長)の存在がクローズアップされている。突然の解散で準備不足が露呈した野党からは「野党再編の中心人物になる」と注目されるが、大阪ではかつての勢いをなくし、看板施策の大阪都構想も崖っぷちで地方議員の間では慰留を求める声が強い。その“温度差”に橋下氏も「賛否両論あるが、自分の基準で決める」と多くを語らなくなった。
公明への恨み「やり返す」
今月12日、橋下氏は自身と幹事長の松井一郎氏(大阪府知事)の出馬をにおわせた。理由として繰り返したのは野党再編ではなく、公明党への恨みだった。
「やられたらやり返す。納得できませんから」
前身の日本維新の会が勢いに乗っていた前回衆院選。大阪市と大阪府の役所機能を再編する都構想の実現に向けて公明から協力の約束を取り付け、公明候補がいた大阪の4選挙区、兵庫の2選挙区で候補者擁立を見送った。
その後、制度設計の進め方をめぐり決裂。維新単独で過半数を持たない市議会、府議会で実行力を失い、10月には都構想議案が公明など野党の反対多数で廃案となった。
「このままでは人生を終われない」。維新として6選挙区で公明から議員バッジを奪うと宣言した。
「『橋下選挙』になる」
「橋下氏、出馬も」。そのニュースに永田町はざわついた。衆院選に立つことになる維新の前職は解散前、与野党の議員から「本当に出るのか」と質問攻めにあった。
「橋下代表の話題でもちきり。今回の選挙に国民は冷めているはずだから、橋下代表が出馬すれば『橋下選挙』になる」。維新の前職は期待を膨らませる。
別の前職は「代表は以前から『首長と国会議員の兼職を可能にすべきだ』と言っており、国政進出の思いはあった。今回は自分でタイミングを作ろうとしているのかもしれない」と分析する。
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生活の党幹部は「橋下氏が国政に来れば野党再編の中心になる」と歓迎。橋下氏に近い民主党の前原誠司元外相らが今月19日に海江田万里代表に維新との新党結成を求めたとされるのも、橋下氏の国政進出を見越した行動とみられる。
再び国政で存在感を増してきた橋下氏。だが視線を大阪の地方政治に移せば、違った心象風景も見えてくる。標的にされている公明府本部の幹部は「相当追い詰められているのだろうね」と余裕をみせた。
屈辱的な敗北
開票率0%で相手陣営に「当選確実」。大阪での選挙で圧倒的ともいえる力を誇ってきた橋下維新は昨年9月の堺市長選で、屈辱的な敗北を味わった。
都構想に堺市が加わるかを争点に、現職の竹山修身(おさみ)氏に対抗馬を擁立。橋下氏は公務の合間をぬっては選挙カーに乗ったが、聴衆の輪は往時ほど広がらなかった。昨年5月の慰安婦発言や参院選での伸び悩みを経て、大阪でも橋下氏の求心力は衰えていた。
都構想実現を確実にするには来春の府議選、大阪市議選で過半数を握る必要があるが、「失速した現状ではかなり厳しい」(維新市議)。こうした中、力ずくで公明に協力を迫る出馬カードが切り出された。
だが3月に出直し市長選を強行し、任期約1年を残しての辞職は「放り出し」批判のリスクをはらみ、既に維新の地方議員は支持者の突き上げをくらう。松井氏も現状を連立方程式にたとえ、「難しい。悩みに悩んでいる」と漏らす。
「最後は自分の判断を信じるしかない。決めたときに理由は話すが、記者会見を開くような、たいそうな話ではない」。橋下氏は20日、記者団の質問にそっけなかった。
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>解党に反対した渡辺氏のほか、同調した三谷英弘前衆院議員、井上義行、薬師寺道代、渡辺美知太郎の各参院議員が参加し
http://www.sankei.com/politics/news/141122/plt1411220020-n1.html
2014.11.22 15:57
【衆院選】
渡辺新党結成へ 党名に「みんな」は使えず
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【衆院解散、総選挙へ】
解党が決まったみんなの党の渡辺喜美前代表が、離党して新党を結成することが22日、分かった。24日にも記者会見して表明する。関係者によると、19日のみんなの党両院議員総会で解党に反対した渡辺氏のほか、同調した三谷英弘前衆院議員、井上義行、薬師寺道代、渡辺美知太郎の各参院議員が参加し、政党要件を満たす5人を確保した。
代表には渡辺氏が就任し、教育減税など若い世代向けの政策を柱に据える。渡辺氏は21日、記者団に「てこの原理で安倍晋三内閣を動かすことで、政策を実現できる」と述べ、政権への協力姿勢を示した。
衆院選には北関東や東京を中心に10人程度の候補者擁立を目指す。ただ、みんなの党が28日に解党し、公示日の12月2日に総務省などに届け出る方針のため、新党名に「みんな」は使えない。有権者に浸透するのは難しい情勢だ。
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>>932
>解散前日まで、通産官僚時代の先輩後輩で旧知の仲の江田氏と民主・岡田克也代表代行が水面下で続けてきた「民維交渉」が、神奈川では決裂した
うーん,神奈川の野党分裂はもう恒例だけど,やはり>>908でもみたけどわざわざ移してぶつけてくるのはアホだなぁ。。
2区三村(民),6区青柳(維),7区中谷(民)なんなら松田(次)で民維棲み分けできないのかなぁ。。
今朝の朝日朝刊にも大阪市で民主は維新と対峙する=自公に協力しかねない勢いだったし,江田と橋下のお膝元で拗れるのは良くないなぁ。
まあ橋下のは全面的に自業自得なんだけど。
>>952
兵庫は2区民主・8区維新で棲み分け出来るか,ですねぇ。。
>>953
市村は維新に公認貰うつもりがダメだったんですかねぇ・・
>>955
今朝の朝日奈良版には民主奈良2区擁立見送りの記事が出てました。
但し,
>22日,県庁で報道各社の取材を受けた中村氏は,民主党,維新の党,社民党に推薦を依頼したい考えを明らかにした。
としたものの
>民主党本部の選対委員長を務める馬淵氏は22日,中村氏への対応について「県連から(推薦などの)相談を受けていない。党本部としては,推薦しない」と語った。
とそっけない対応の様だ。。
>>961
公明への遺恨で選挙やられたらたまったもんじゃないけど,そんな理由で大義になるのかねぇ。
橋下が出たら橋下劇場になって話題かっさらいそうで票と議席は上積み出来そうだけど当選後国政をあの調子で引っかき回されたら,将来政権交代出来たとしてもまともな政権運営とか出来なくなりそうだ・・。
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2014.11.23 07:08
秋田3区で維新「選挙協力を」 民主は「擁立へ努力」
http://www.sankei.com/region/news/141123/rgn1411230056-n1.html
衆院秋田3区(県南部など)の維新の党前職、村岡敏英氏(54)=比例復活=は22日、県庁で開いた記者会見で「民主党と協力できる関係の選挙区ではそれを進めていきたい」と述べ、民主党が3区で候補者を擁立せず、選挙協力することに期待を表明した。
3区では村岡氏のほか自民党前職の御法川信英氏(50)と共産党新人の我妻洋子氏(60)が立候補を予定しているが、民主党は候補者を決めていない。村岡氏は「政策の一致が前提なので、民主党さんと会って政策を詰めたい」と話した。
一方、民主党県連の松浦大悟代表は21日の記者会見で「候補者擁立に向けて、ぎりぎりまで努力を続けたい」と語った。
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出馬断念か?橋下の再選挙とかなければもっと決断出来てただろうから選挙の時期見誤ったねー。
2014.11.23 07:00
【衆院選】
「最後の最後で心配を掛けることしない」松井氏不出馬 〝台風の目〟橋下氏も見送り公算 都構想実現を優先
http://www.sankei.com/west/news/141123/wst1411230012-n1.html
衆院選(12月2日公示、14日投開票)で大阪16区からの出馬が取り沙汰されている維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事(50)が、出馬を断念することが22日、関係者への取材で分かった。3区からの出馬を検討している維新共同代表の橋下徹大阪市長(45)は20日の定例会見で「どっちの方向に行くにしても2人でいっしょにやります」と明言しており、出馬を見送る公算が大きい。
両氏は大阪都構想の議論の進め方をめぐってたもとを分かった公明党の前職への対立候補になることを検討していたが、任期を約1年残しての辞職は「投げ出し」の批判が避けられず、都構想実現の足かせになると判断したとみられる。
関係者によると、松井氏は21日、周辺に「最後の最後で心配を掛けることはしない。安心してほしい」と語ったという。
これまで橋下氏は公明が姿勢を転じて都構想に協力しなければ、公明の佐藤茂樹大阪府本部代表(55)の選挙区である大阪3区、松井氏は北側一雄党副代表(61)の選挙区である大阪16区から出馬する可能性を表明。橋下氏は15日の街頭演説で「公明の議席を取り、市長、知事のダブル選挙に勝ち、統一地方選(府議選と市議選)にも勝って公明と話すしかない」と強調していた。
維新は前回衆院選で、都構想への協力と引き換えに公明候補者がいる大阪、兵庫の6選挙区への候補者擁立を見送った。しかし、双方はその後、都構想の議論の進め方をめぐり対立。都構想の設計図にあたる協定書議案は10月、府市両議会で否決された。
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http://www.sankei.com/west/news/141123/wst1411230017-n1.html
2014.11.23 09:08
【衆院選】
1人に絞り込んでいたのに…野党調整で擁立見送り 民主、奈良2区で苦渋のすみ分け
民主党奈良県連は22日、常任幹事会を開き、奈良2区での候補者擁立を見送る方針を決めた。民主党本部の岡田克也代表代行と生活の党の小沢一郎代表の会談で決定、21日に前川清成県連代表に連絡があったという。2区には生活の党から元職1人が立候補予定で、野党間の「すみ分け」が成立した形だが、県連では候補者の絞り込みを終えて最終調整に入っていただけに、県連内部からは複雑な声も上がった。
「本部決定なので仕方ないが、有権者に『民主』の受け皿を示せず、残念」。ある県連幹部はこの日の常任幹事会後、苦渋の表情でこう語った。県連では奈良1区で前職、4区で元職がそれぞれ立候補予定。空白区となっていた2、3区についても、自民党「1強」に対抗しようと公認候補擁立に向けた調整が続いていた。
2区については、複数の候補者から1人に絞り込む段階まで進み、本人も突然の選挙戦にも意欲を示していたという。だが、党本部決定で事態は急変。この日、常任幹事会では党の決定を了承し「2区には党公認候補を出さない」との結論に至った。
ただ、県連としては生活の党の立候補予定者に推薦や支持は行わない予定。藤野良次幹事長は「民主の公認候補を出したいという思いはあったが、全国的に野党調整が進む中で、致し方ないという思い」。ある幹部は「党本部にも擁立作業をしていることは伝わっていたはずなのに…」とぼやいた。
3区については引き続き、候補者擁立作業を続けるとしている。
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014112390090720.html
三重4区も断念 民主の候補擁立
民主党三重県連は、12月2日公示の衆院選で、三重4区の候補者擁立を見送る。23日に発表する。同党は三重1区でも公認が内定していた前参院議員の高橋千秋氏(58)の擁立を断念。県内5選挙区のうち2区で擁立できないのは1998年の結党以来、6度目となる衆院選で初めて。
4区では元衆院議員の森本哲生氏(65)が公認内定を受けていたが、15日に党県第4区総支部長を辞任し、内定も取り消された。県連は代わりの候補者を探したが、めどが立たないと判断した。4区では自民党前職の田村憲久氏(49)と共産党新人の松木豊年氏(62)が出馬を予定している。
1区で出馬を表明していた高橋氏の擁立断念は、前津市長の松田直久氏(60)が維新の党公認で出馬するため。
1区では自民党前職の川崎二郎氏(67)、共産党新人の橋本マサ子氏(68)が出馬を予定している。
(中日新聞)
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http://www.minpo.jp/news/detail/2014112319418
福島5区 2人公認を県連に要請 自民いわき総支部
12月2日公示、14日投票の衆院選で、本県5区の自民党公認をめぐり、党いわき総支部は22日、ともに5区への立候補を目指す同党の前職坂本剛二(70)、前職吉野正芳(66)両氏のどちらかを公認申請する判断を見送り、選挙区、比例代表のいずれかで双方を公認申請するよう県連に要請した。県連は24日に対応を協議する。党本部は一方の候補者を比例代表で優遇しない方針を示しており、先行きは不透明な情勢だ。
いわき総支部は市内で開いた拡大役員会で要請文をまとめ、県連に提出した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で甚大な被害を受けたいわき市と双葉郡の復興には坂本、吉野両氏が不可欠と強調。「何としても選挙区、比例代表で当選を果たさなければならない」とし、両氏の当選に特段の配慮を求めた。
青木稔総支部長は拡大役員会終了後、「復興は道半ば。維持してきた2議席の確保が必要」と述べた。坂本、吉野両氏のどちらを選挙区、比例代表の公認候補にするかは党本部の決定に従う考えを示した。ただ、比例代表となった候補者は名簿の上位に登載するよう求めるとした。
青木総支部長によると、双葉郡総支部はいわき総支部の要請に同意する方針。また、党県第5選挙区支部長は坂本氏が務めているが、茂木敏充党選対委員長は県連幹部に対し「選挙区支部長が公認候補者になるとは限らない」との考えを伝えたという。
( 2014/11/23 08:32 カテゴリー:主要 )
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/57993.html
民主、福井2区候補を党役員に絞る 1区は擁立見送りを決定
(2014年11月23日午前7時10分)
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衆院選に向けて空白となっている福井新1、2区の対応を協議した民主党福井県連の幹事会=22日、福井市の福井県教育センター
衆院選に向けて空白となっている福井新1、2区の対応を協議した民主党福井県連の幹事会=22日、福井市の福井県教育センター
12月2日公示の衆院選に向けて民主党福井県連は22日、福井市内で幹事会を開き、空白となっている福井新1、2両区の対応を協議。新2区の候補者選びでは、党県連の若手役員1人に絞って交渉し擁立することを確認した。会議終了後、玉村和夫幹事長は「現段階で(候補者名は)発表できないが、近日中に正式に発表する」と述べ、交渉していることを明らかにした。
幹事会は地方議員ら20人が出席し、非公開で行われた。
会議では、玉村幹事長が新2区の選定作業の結果、1人に絞ったことを説明し、同意を求めた。異論は出ず、交渉や党本部への公認申請など今後の手続きを玉村幹事長に一任することを確認したという。
選定作業に関して玉村幹事長は記者団に「県連の中で活動している人で、できるだけ将来に可能性のある人を選んだ」と述べた。
一方、新1区については候補者の擁立を見送り、比例区に集中し選挙運動を行う方針を確認した。県都・福井市を含む1区に党公認候補を擁立しないのは1998年の結党以来初めてとなる。
候補者擁立の見送りについて玉村幹事長は「理不尽で身勝手な解散で、自民党の勢力を減らす努力をしないといけない立場の中、候補者を立てられないのは残念で悔しい」と話した。ただ選挙対策本部は1区にも設けており、比例区のポスター貼りや、街宣活動などの選挙運動を展開していく。
維新の党や社民党との野党連携は依然模索中だが「選挙区に(民主党の)候補者がいないのが初めて。どういう形での協力できるかシミュレーションができていない」とした。
党県連の候補者擁立をめぐっては、解散直前に元衆院議員2人が相次いで不出馬を表明。新1区、新2区ともに候補者ゼロという異例の事態になっている。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576065.html
民・維共闘に暗雲も 党本部とねじれ道2区独自候補(11/23 07:00)
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民主党北海道が22日、衆院選道2区(札幌市北、東区)に新人の池田真紀氏(42)の公認申請を決めたことで、松木謙公元衆院議員(55)を擁立する維新の党との協力のため、独自候補擁立を見送るとした党本部方針とねじれが生じた。同党を支援する労組への批判を繰り返してきた維新に対する党北海道の根強い抵抗感などが背景にある。公認の行方は党本部との協議に委ねられるが、選挙協力に期待してきた維新側からは不信感も生じ、両党共闘に暗雲が漂いだした。
「一緒にやるのは無理だ」。党北海道の横路孝弘代表は公認申請決定後の記者会見で、道2区で維新との協力を求める党本部の方針に応じない考えを示した。池田氏が公認されない場合「無所属でも出馬させて推薦を出す」(党北海道幹部)との見方が広がる。
党北海道が道2区での独自候補擁立にこだわるのは、維新と政治姿勢の隔たりが大きいことも影響している。同党の橋下徹共同代表は民主党の支持母体である官公労を繰り返し批判。松木氏は民主党衆院議員だった2011年、菅直人政権への内閣不信任決議案に賛成して党を除籍された。
道2区で民主党が公認候補を擁立しないと、比例代表の票が減る懸念もある。同区内で比例票の掘り起こしが進まないためだ。道内で維新の存在感は低下しているとの見方があり「選挙区を譲るメリットはない」(党北海道幹部)との計算も働いている。
民主党関係者によると、党が独自に行った直近の世論調査では道内複数の小選挙区で同党が優勢だったという。前回衆院選で惨敗した党勢が道内で復調していることも、党北海道の強気な姿勢を後押ししている。
一方、維新の党の松野頼久代表代行は21日の記者会見で「道2区は(民主党と)協力関係ができている」と強調。道内の選挙区調整は決着済みとの認識を示していた。民主党北海道の動きについて、維新関係者は22日、「理解不能だ。野党が競合すれば自民党を利するだけだ」と不信感を募らせる。自民党道連関係者は「民主党本部も地元の意向を無視できないのではないか」と述べ、野党乱立による「非自民票」の分散に期待感をにじませた。
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http://www.sankei.com/region/news/141123/rgn1411230025-n1.html
014.11.23 07:00
【衆院選2014】
維新・鈴木氏は民主と候補者調整、比例代表から出馬へ 静岡
維新の党と民主党間で候補者調整が難航していた静岡3区からの出馬を辞退した維新の党前職の鈴木望氏(65)らが22日、県庁で会見を開き、出馬辞退の経緯などを説明した。鈴木氏は「細野(豪志・民主党県連会長)先生と松野(頼久・維新の党国会議員団会長)先生と協議した結果、第1次公認候補は辞退することになった」と述べた上で、比例代表に立候補する考えを明らかにした。
会見に同席した細野会長は「鈴木先生には自民党に代わる選択肢を作るためにご尽力いただいた。私の方から若い政治家を育てるために決断してもらえないかとお願いをしてきた」と説明。「前職が元職に選挙区を譲るのは極めて異例。結果を出さないといけない」と述べた。
鈴木氏はこれまで中部電力浜岡原子力発電所の廃炉を主に訴えてきており、3区の野党統一候補となる民主党元職の小山展弘氏(38)と協議した結果、「浜岡原発はやめざるを得ないという認識で一致した」と話した。
一方、細野会長は野党統一候補の調整を行っている1区と8区について触れ、「1区はかなり厳しい」と話した。
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群馬1区でも5区でもいいから出てくれたら面白いんだけどねぇ。
「小渕優子」も蒼くなる「中曽根大勲位」ハンサム孫が群馬で出馬!
http://www.gruri.jp/article/2014/11190815/
新世代の上州戦争とも言われる。小渕優子前経産大臣(40)の政治資金問題は、東京地検特捜部が強制捜査に乗り出し、もはや大臣の職を辞しただけでは収まりそうにない。しかし、懸念が一つ。議員バッジを外した場合、後釜の大本命に挙げられているのが他でもない、“大勲位”中曽根康弘元総理(96)の孫なのである。
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“デタラメ政治資金”の疑惑が発覚してから、小渕代議士は自宅にも戻らず、今なお家族とともに都内のホテルで引き籠もり状態を続けている。議員バッジを外すことは否定しているものの、政治部記者によれば、
「これから東京地検特捜部の捜査は進んでいくわけなので、次々に疑惑が飛び出し、政治生命が絶たれるようなことになるよりも、早く議員も辞めた方がいいという声は自民党内にも少なくない。なおかつ、不祥事を抱える議員が居座れば野党からの追及が止まず、安倍政権が追い込まれることにもなるわけです」
一旦、議員辞職すれば、禊のためにも次の選挙には出馬しないのが通例。
それゆえ、地元有権者は、小渕代議士の後釜として群馬5区から出馬する候補者が誰になるのか、ということに関心を寄せている。そこで、一躍、スポットライトを浴びるようになったのが、中曽根大勲位の孫、つまりは中曽根弘文参院議員の長男である康隆氏(32)なのだ。
■シングルプレイヤー
見た目はハンサムだが、どのような人物なのか。
親しい知人が言う。
「彼は、慶応幼稚舎からエスカレーター式で、大学まで進んだ慶応ボーイです。高校、大学では、ゴルフ部の活動に熱心でした。今でも、シングルの腕前です。大学卒業後は、ニューヨークのコロンビア大学大学院に2年間留学している。たまたま一緒になった小泉進次郎さんと、日本の政治・外交などが専門のジェラルド・カーチス教授の授業を受けていたと聞きました」
留学を終えると、外資系企業のJPモルガンに就職し、数年間、金融マンとして働いていたという。
そして、昨年7月、父親の私設秘書に転じた。
前出の記者が続ける。
「普段、康隆さんは永田町の議員会館に詰め、父親に付き添うときはカメラを持ってブログ掲載用の写真を撮影している。本人は東京生まれの東京育ちなので、群馬の支援者にはほとんど顔が売れていません。そのため、秘書になってからは頻繁に地元に戻り、お祭りに参加したり、農家との懇親会などに出向くようにしているみたいです」
もともと、康隆氏は中曽根大勲位を尊敬していると公言し、政治家志向だったという。
後援会幹部の話。
「彼は選挙に出る気満々です。小渕優子さんは中曽根家に選挙区を奪われてしまいますから、なかなか議員辞職という選択肢は採れないかもしれません。となれば、女子大生との援助交際疑惑が明るみに出た佐田玄一郎代議士の群馬1区へのシフトも視野に入れている。公募ならば、イメージダウンも甚だしい佐田議員に勝ち目はないはず。ただ現状では、父親の弘文さんが自分の現職の間は待てと戒めているのです」
上州名物“世襲政治”は健在なり、か。
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>>931
三村和也は党主導で6区に国替えしたかんじですね
野党競合区でもないのになぜ?
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民主の比例得票が結構高い地域て譲れなかったとか?
神奈川1区さん,なにか解説ありませんか〜??
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>>974>>975
三村和也氏の場合、「同一の小選挙区で2回連続以上落選した新人・元職候補は次の選挙で公認しない」という民主党が定めた衆院候補選定基準に抵触するんだよね。
だから、神奈川二区では公認候補者になれない。
ただ、何故神奈川六区になったのかはよくわからない。
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>>976
2005年の基準では、新人は2回連続、元職は3回連続のようだけど、その後変わったの?
http://www.eda-jp.com/dpj/2005/051108.html
もし基準が厳しくなっていたにせよ、相手が選挙強い菅官房長官だから、5回連続で大島に負けたけど青森3区で公認された田名部匡代や、3回連続で梶山に負けたけど茨城4区で公認された高野守らと同様、三村が続ける気があれば公認されそうな元職であるように思うけれど。
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>>977
確かに地域によってケースバイケースなのは確か。
三村和也氏の場合、神奈川二区で公認内定を貰ってなかったから、
党本部は別の候補者を考えている可能性はあると思う。
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ありがとうございます。
楽勝な選挙ではあったけど難敵の菅相手に一度は比例復活(可成りの肉薄)したんだから2区再挑戦が順当だと思うんですがねぇ。。
しかも基準は無能な候補者が選挙区に居坐るのを防ぐ為に,今回みたいな急で候補者が足りないときに適応しなくても良いような気もするんだけど。。
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>>976
>「同一の小選挙区で2回連続以上落選した新人・元職候補は次の選挙で公認しない」という民主党が定めた衆院候補選定基準
これはwikipediaからの引用だと思うけれど、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%B1%B1%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90
>>更に2005年11月、民主党は「同一の小選挙区で2回連続以上落選した年齢65歳以上の新人・元職候補は次の選挙で公認しない」という衆院候補選定基準を発表。
このwikipediaの記事が間違いで、2005年11月に定められた基準で正しいのは>>977にあるように、
http://www.eda-jp.com/dpj/2005/051108.html
>>前職・元職候補者について、小選挙区で3回連続して当選に至らなかったものは、原則として公認しない。但し、年齢や惜敗率等を勘案して、公認することもあり得る。なお、前職・元職の公認候補者は、公認内定時の年齢を満65歳未満とする。
というもの。
よって、三村和也が民主党が定めた衆院候補選定基準に抵触するから、神奈川二区では公認候補者になれない、
というのは誤り。
基準とは関係ない事情での国替えと思われる。
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三村は今月入ってからも、ずっと2区で辻立ちをしてたから、急転直下の国替えだったようだ。
http://mimurakazuya.net/
2014年11月21日
新天地での挑戦
本日、衆議院が解散されました。今回の解散総選挙は、国家の難題が山積している中、政策課題を置き去りにし、アベノミクスのほころびが顕在化する前に、不祥事もなかったことにするためという誤魔化しの大義なき選挙であり、与党の暴走をなんとしても止めなければなりません。
今回の総選挙において、私は横浜市保土ヶ谷区、旭区(神奈川6区)において、新たに民主党の旗の下、国政に挑戦することとなりました。この地は、私が3歳から社会人になるまでずっと育ってきた地元の地域です。先週来、解散が確定している中でみなさまに活動報告等もできないまま徒らに時が経過しましたが、本日3時正式に発表されました。
安定した公務員の立場を捨て、政治の世界に飛び込んでからの6年間、活動を続けてきた神奈川2区(西区、南区、港南区)を去ることは断腸の思いです。しかしながら、今回の選挙で与党の暴走を止めるために一議席でも多くの民主党の議席の獲得をとの党の方針に従って、神奈川6区からの立候補を決断するに至りました。
私には、未来の日本にツケを残さないため責任世代の政治家として改革を進めるという使命があります。それを実現するため、なんとしても今回の総選挙で衆議院の議席を奪還し、全力で働きたいと考えております。短期決戦になりますが全力で走りぬきます。どうかみなさんのお力をお貸しください。
明日から早速保土ヶ谷区、旭区で活動を開始します。週明け25日15時30分には記者会見、その後の予定は今後早急に詰めていきます。
みなさん、どうぞ宜しくお願いします!
三村和也
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スイマセン、間違いました。
三村和也氏は解散前、公認内定を貰っていなかったから、
神奈川二区はどうするのかなとは思っていました。
どっちにしても、民主党が神奈川二区に候補者擁立を目指しているのは間違いないんだけどね。
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>>981-982
よっぽど菅を落とせる可能性のある大物(知名度ある候補?)が2区出馬したがっててそれで空けた,ぐらいしか思いつかないですね。。
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単純に菅官房長官の選挙区は勝ち目が無いから
他に移ったと考えるのが自然だと思うけど
河野太郎の選挙区から3区に移った勝又のように
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そういう見方だとずっと2区で辻立ちしてたけど三村氏は2区の菅は強いし本来の地元である6区に実は戻りたくて執行部にそれが認められたって事になりますね〜。
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秋田1区と2区についてですが、
当初、緑川アナは1区から出るつもりだったかもしれませんね。だけど、離党した寺田が復党して2区に追い出されたのでしょうかね。
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>>986
さっきNHKでもやってましたね。
で,代わりに他の誰か立てるのかどうするのでしょうかねぇ。
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693 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/22(土) 20:31:53.04 ID:p6ZDdPQk
和田有一朗きたーーー http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007525290.shtml
694 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/22(土) 23:53:24.87 ID:0pnnJjK1
和田は、前回は維新に公認申請していた。今回は無所属とはどういうことだ?
695 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 02:15:00.26 ID:nfJY6Y5O
元自民の和田
関は地盤が固まってない
新原は診療報酬問題
696 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 02:24:30.54 ID:Zu2G83G2
1区か2区で
坊という人がアップしてるらしいが
どんな経歴の人ですか?
697 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 02:50:20.72 ID:T8ySGYeI
は?ありえねー
1区はモリヤマ
2区は赤羽さん
それで坊って。
でもモリヤマは厳しいね。
698 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 09:27:19.18 ID:uEiFEHKq
確かに坊市議は少しの資金はあり、選挙もそこそこに強い。
代議士秘書をしていたので代議士を夢見るのもわかる。
彼が国政に出て何になるか?
それだけのこと
無理、駄目、不要
699 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 10:39:33.64 ID:T8ySGYeI
それを言うなら、大前はるよの同じこと。
あんなのが国会に行って何になる?
700 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 11:26:05.44 ID:KXMpm+KU
自民党で下克上を起こすなら今しかないと
大前も坊も和田も計算したんだろ
701 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/23(日) 11:27:46.11 ID:oYYSh2PC
和田有一朗はいいね
真正保守だ
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300182
民主、8人を追加公認【14衆院選】
民主党は23日、衆院選の公認候補8人を追加発表した。社民党政審会長や政治団体「日本未来の党」代表を務めた阿部知子前衆院議員の入党を認め、神奈川12区に擁立する。民主党の選挙区候補は計173人となった。追加候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
北海道11区 三津丈夫=新▽宮城6区 鎌田さゆり=元▽埼玉7区 小宮山泰子=前▽13区 山内康一=前▽神奈川12区 阿部知子=前▽山梨1区 中島克仁=前▽福井2区 辻一憲=新▽広島7区 村田享子=新。 (2014/11/23-20:06)
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>>990
福井2区の辻一憲は旧福井3区で96年小選挙区当選、00年落選の辻一彦元衆議の長男
http://sougi.bestnet.ne.jp/php/funeral_jump.php?select_year=2008&select_month=9&type=FP&start_id=1&rcv_funeral_id=QGi3853smExy4v1PMA
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580 無党派さん sage 2014/11/23(日) 21:53:11.13 ID:cU5+gy5w
これ既出?
蓮舫氏は鞍替え出馬はせず
参院から、衆院東京6区への鞍替えが取りざたされていた民主党の蓮舫参院議員が、出馬しない方向になったことが分かった。
同党と維新の党による選挙区調整が進む中、維新は21日、同区に新人の落合貴之氏を擁立すると発表した。関係者によると、当初蓮舫氏とは別の候補が民主党からの出馬を検討していたが、調整の結果、最終的に維新候補の出馬が決まった。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141122-1399402.html
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>>910>>990
道連の主張を中央は一旦は押し止めましたね。
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77 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/23(日) 23:02:33.89 ID:8ALkX9pC
>>70
中田宏初参戦で面白いです。神奈川のフィクサーと呼ばれる
神奈川港運協会会長藤木幸夫(藤木企業社長、横浜スタジアム会長、エフエム横浜社長)が
ガッチリ後ろに就いて支援体勢に入りました。
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>>992
>当初蓮舫氏とは別の候補が民主党からの出馬を検討していたが、調整の結果、最終的に維新候補の出馬が決まった。
上の方で出ていた大河原の出馬は見送られたってことなのだろうか?
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大阪8区は社民にゆずったんかw
民維、競合区25程度=野党50超空白、擁立急ぐ【14衆院選】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-141123X769.html
時事通信2014年11月23日(日)21:56
12月2日公示の衆院選を前に、民主党など野党各党の1次公認候補が出そろった。民主、維新両党は約10選挙区で競合を避ける調整を進めたが、なお25選挙区程度が残った。一方、共産党を除く主要な野党の候補がいない空白区は、まだ約50ある。各党は穴埋めを急ぐが、今後の擁立次第で競合区がさらに増える可能性もある。
「できるだけ幅広く、強力な野党間の連携を図っていくことが、自民党一強体制を変えていくためには不可欠だ」。民主党の枝野幸男幹事長は23日、新潟市内で記者団にこう語り、候補者調整の必要性を強調した。
民主、維新両党の協議の結果、民主党が兵庫5区では元職の擁立を見送り維新に譲歩。維新も宮城1区から擁立を予定していた比例代表の前職を同2区に「国替え」させるなど、支持基盤の弱い選挙区で調整に応じた。
2012年の衆院選で見ると、東京6区は自民党候補が約9万8000票を獲得して当選したが、共産党を除く非自民候補の得票数を合算すると約17万5000票で、自民票を大きく上回る。秋田3区も自民票約9万7000票に対し、非自民票は約12万3000票だ。両選挙区とも、今回は維新候補で一本化している。
民主党は、生活、社民両党とも「住み分け」を進めている。新潟5区では民主党の田中真紀子元外相の不出馬を受け、生活の新人に候補を一本化。社民党にも配慮し、大阪8区や大分2区などで候補擁立を見送った。
ただ、急な選挙準備を強いられ、地方によっては混乱も生じている。維新が北海道1区で民主党との競合を避けるため、新人を同10区に転出させると、民主党北海道連は同区への新人擁立を党本部に申請。「維新は北海道に足場がない。協力するメリットはない」。同党道連関係者はこう語り、維新との激突をいとわない構えを見せる。
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>>995
そういうことになりますね〜。
神奈川はとりま6区と7区だけでも調整して欲しいなぁ。。
14神奈川衆院選:野党乱立の12年は自公圧勝 候補者調整が鍵に
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-30198211.html
神奈川新聞2014年11月23日(日)05:00
2012年の衆院選では、自民、公明両党で全国320を超える議席を得た。
県内では、18の小選挙区のうち自民が14議席、公明が1議席の計15議席を獲得。一方、民主党は1議席、みんなの党は2議席だった。議席数では自公の圧勝だったが、投票数の合計からみると、様相は変わってくる。
12年の衆院選で、県内の小選挙区で候補者を擁立した政党は、自民、公明のほか民主、日本維新の会、みんな、日本未来の党、共産党、社民党(政党名は当時)。このうち自民・公明の候補者が勝った15選挙区で、民主、維新、みんな、未来の候補者の得票数を合計すると、2区、11区、共産の候補者のみだった15区を除く12選挙区で自公候補者の得票数を上回る。中には候補者を擁立した3党の得票数の合計が、当選者の得票数を5万票以上上回る選挙区もあった。自民・公明両党以外の政党候補乱立が、自公の圧勝をアシストした側面もあるといえる。
来月2日公示の選挙に向け、民主や維新を中心に候補者調整が大詰めを迎えている。現在の「自民1強」を崩せるかどうかは、野党がどこまで共闘できるかが鍵になりそうだ。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300186
次世代が7人追加公認=衆院選【14衆院選】
次世代の党は23日、衆院選の公認候補7人を追加発表した。同党の候補は計34人となった。また、擁立先を調整していた前職の中山成彬氏は比例九州ブロックに決まった。追加候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
埼玉7区 根本千裕=新▽12区 森田俊和=新▽千葉6区 遠藤宣彦=元▽東京10区 神谷ちづ子=新▽13区 和田智之=新▽広島1区 伊藤真二=新▽7区 坂元大輔=前。
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http://www.kinki.zaq.jp/azamahajime/
【次期衆院選、大阪3区での挑戦について】(平成26年11月24日)
渡辺新党から大阪3区で出るようだな
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薬師寺が渡辺側近グループから離脱したので、政党要件を満たせなくなったんですね。
とはいえ、松沢、和田、松田は今のタイミングで渡辺新党には入らないし、そもそも今から"みんな"ではない渡辺新党作っても比例復活枠は北関東以外取れるはずがないからなぁ。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300185
民維、競合区25程度=野党50超空白、擁立急ぐ【14衆院選】
12月2日公示の衆院選を前に、民主党など野党各党の1次公認候補が出そろった。民主、維新両党は約10選挙区で競合を避ける調整を進めたが、なお25選挙区程度が残った。一方、共産党を除く主要な野党の候補がいない空白区は、まだ約50ある。各党は穴埋めを急ぐが、今後の擁立次第で競合区がさらに増える可能性もある。
「できるだけ幅広く、強力な野党間の連携を図っていくことが、自民党一強体制を変えていくためには不可欠だ」。民主党の枝野幸男幹事長は23日、新潟市内で記者団にこう語り、候補者調整の必要性を強調した。
民主、維新両党の協議の結果、民主党が兵庫5区では元職の擁立を見送り維新に譲歩。維新も宮城1区から擁立を予定していた比例代表の前職を同2区に「国替え」させるなど、支持基盤の弱い選挙区で調整に応じた。
2012年の衆院選で見ると、東京6区は自民党候補が約9万8000票を獲得して当選したが、共産党を除く非自民候補の得票数を合算すると約17万5000票で、自民票を大きく上回る。秋田3区も自民票約9万7000票に対し、非自民票は約12万3000票だ。両選挙区とも、今回は維新候補で一本化している。
民主党は、生活、社民両党とも「住み分け」を進めている。新潟5区では民主党の田中真紀子元外相の不出馬を受け、生活の新人に候補を一本化。社民党にも配慮し、大阪8区や大分2区などで候補擁立を見送った。
ただ、急な選挙準備を強いられ、地方によっては混乱も生じている。維新が北海道1区で民主党との競合を避けるため、新人を同10区に転出させると、民主党北海道連は同区への新人擁立を党本部に申請。「維新は北海道に足場がない。協力するメリットはない」。同党道連関係者はこう語り、維新との激突をいとわない構えを見せる。
空白区をどこまで埋められるかも課題だ。衆院選公示まで1週間余。擁立できなければ、自民党の「不戦勝」が事実上決まることになる。(2014/11/23-21:59)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300200
福島3区に新人=自民【14衆院選】
自民党福島県3区支部は23日、衆院選の同区に新人で元参院議員秘書の上杉謙太郎氏を擁立する方針を決めた。県連の了承を取り付けた上で、党本部に申請する。2012年衆院選で同区で次点となり比例復活した前職の菅野佐智子氏は、比例代表東北ブロック単独での出馬を目指す。(2014/11/23-21:15)
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2012年も出馬
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300126
富山2区に新人=社民【14衆院選】
社民党富山県連は23日、衆院選の富山2区に、新人で参院議員秘書の東篤氏(54)を公認候補として擁立すると発表した。 (2014/11/23-18:13)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112300102
新潟2区に県連幹事長=社民【14衆院選】
社民党新潟県連は23日、衆院選の新潟2区に、新人で県連幹事長の渡辺英明氏(64)を公認候補として擁立することを決めた。 (2014/11/23-17:25)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141123-00000557-san-pol
「老兵」石原慎太郎氏が引退から一転出馬を決意した理由は…
産経新聞 11月23日(日)20時45分配信
「老兵」石原慎太郎氏が引退から一転出馬を決意した理由は…
14日、次世代の党の臨時総務会に臨む石原慎太郎最高顧問。この日は引退を示唆した=衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
衆院最高齢だった次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が、引退示唆から一転、次期衆院選への立候補を決めた。まさかの解散風に吹かれて存亡の危機に直面した党を救うべく、再び立ち上がったのだ。裏を返せば、石原氏の代わりとなる“スター”が存在しない党の寂しいお家事情がある。「老兵」の決断に同僚議員は勇気づけられているが…。
「私は出ます。出る限り、東京の比例区では必ず人を通します」
石原氏は18日の党臨時総務会終了後、国会内で記者団にこう断言し、2年前の前回と同じ比例代表東京ブロックで立候補する考えを表明した。
わずか数日前の14日は「老兵は死なず、消えていくのみだ。体力的にも厳しい」と発言していた。しかし、党は「老兵」の引退をすんなり認めようとはしなかった。
特に若手議員は、一丸となって「引退しないでください」などと直接熱い思いをぶつけた。平成22年の「たちあがれ日本」の結党から石原氏と行動を共にする藤井孝男選対委員長は「非常に意気に感じたと思う。『ぜひ出てほしい』という純粋な気持ちが通じた」と、最高顧問の気持ちを代弁するように語った。
党が懸命に石原氏の説得にあたったのには理由がある。8月の発足以来、党の認知度は一向に上がらず、主な世論調査の政党支持率はときに0(ゼロ)%という数字が出るほど低次元を抜け出せずにいる。衆院選での苦戦は十分予想される。
石原氏は都知事選などで100万を超える票をたたき出した実績がある。石原氏の知名度に党はすがったといえる。
新人議員の一人は、石原氏の出馬決断について「根強い人気があるので、お国のためにクビを締めてでも出てもらいたかった」と述べ、ほっとした表情を浮かべた。
次世代の党には、経済産業大臣などを歴任し、保守の論客でならす平沼赳夫党首をはじめ、杉並区長を務めた山田宏幹事長と横浜市長を務めた中田宏国対委員長の「ダブル宏」と、知名度のある衆院議員が少ないわけではない。特に山田氏は最近、慰安婦問題の報道をめぐる朝日新聞への追及で株を上げた。参院には、北朝鮮による日本人拉致問題で存在感を示した中山恭子元拉致問題担当相や、アントニオ猪木氏らがいる。
それでも「党を代表する発信力」は石原氏に及ばない。
石原氏続投には不安要素もある。
石原氏は、“過激”な発言が絶大な人気を集め、批判も浴びる田母神俊雄元航空幕僚長や西村真悟前衆院議員と親しい。両氏が所属する「太陽の党」は、現状では候補者届け出政党の要件をクリアできない可能性が高く、次期衆院選は友党関係にある次世代の党から出馬する可能性がささやかれている。
両氏は19日、都内の平沼氏の事務所を訪れ、衆院選の対応を話し合った。終了後、両氏は「政党から出馬する場合の最有力候補は次世代の党だ」との認識をいずれも示した。
ただ、次世代の党内には毒にも薬にもなり得る両氏の加入に慎重な意見もある。「他党に警戒感を抱かせ、衆院選における野党間協力の実現を遠のかせる」との理由だ。中田氏は両氏の入党について「党内に反対論があるのは事実だ」と強調する。
中田氏はまた、石原氏に頼りがちな党の状況について次のように戒める。
「選挙事情はそれぞれ異なり、現状は非常に厳しい。全員が満足するベストシナリオはない」
自民党でも民主党でもない「第三極」では老舗のみんなの党は、12月2日の衆院選公示を前に28日の解党が決まった。次世代の党も、年末にかけてタダでは済まないかもしれない。(政治部 内藤慎二)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576070.html
前道議の東氏、自民比例名簿登載申請へ(11/23 07:00)
自民党道連は22日、衆院選の比例代表道ブロックの単独候補として、新たに前道議の東国幹氏(46)を、比例名簿15位に登載するよう党本部に申請する方針を固めた。道連は14位までについては、申請に向けた調整を終えている。東氏は9日投開票の旭川市長選で、3選した西川将人市長に敗れていた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576068.html
「渡辺氏を小選挙区に」 自民道10区支部、公認要請へ(11/23 07:00)
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【岩見沢】自民党道10区支部は22日、岩見沢市内で幹部会合を開き、衆院選道10区(空知、留萌管内)に同党の比例代表道ブロック前職渡辺孝一氏(56)を公認候補として擁立するよう党本部に要請すると決めた。同区には公明党前職の稲津久氏(56)が前回に続いて立候補する予定。自民党道連は渡辺氏について、前回と同じ比例単独1位を党本部に求めている。
会合には渡辺氏や道議、地域支部長ら約70人が出席。渡辺氏は「みなさんが小選挙区から戦えと決断すれば、(無所属でも)男らしく戦う覚悟に変わりない」と強調した。出席者からは「(小選挙区で)他党の人間の名前は書けない」など、渡辺氏の10区出馬を求める意見が相次いだ。
支部長代行の釣部勲道議は終了後の記者会見で「党員が無所属でやれとなれば、離党を覚悟して戦う」と述べた。党本部が25日に小選挙区の1次公認候補や比例名簿の登載順位を発表後、道10区支部は幹部会合を開いて対応を協議する。
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>大阪5区、6区、兵庫2区、8区についても立てない方針を固めた
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007529164.shtml
2014/11/24 07:00
維新・橋下氏ら立候補せず 兵庫2、8区も立てず
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維新の党共同代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事が23日、大阪市内で開いた松井氏の後援会会合で、来春の統一地方選を優先するため衆院選立候補を見送ると表明した。両氏は大阪都構想をめぐって対立関係にある公明党が前職を擁立する大阪3区、大阪16区での立候補を検討していた。
維新は両選挙区に加え、同様に公明党への対立候補擁立を検討していた大阪5区、6区、兵庫2区、8区についても立てない方針を固めた。関係者が明らかにした。
橋下氏は15日、都構想をめぐり公明党との折衝が続いているとの認識を示し、協力要請に応じない場合、立候補の方向で本格調整していると明らかにした。ただ公明党は強く反発、橋下氏らは「圧力」を強めても効果が見込めないと判断したとみられる。都構想に実現のめどが立たない中、任期途中で辞職して国政に挑戦すれば「投げ出し」との批判を受ける懸念もあった。
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千葉
http://www.sankei.com/region/news/141124/rgn1411240028-n1.html
2014.11.24 07:06
【衆院選2014】
「自民対非自民」鮮明 民・維の選挙区調整進む 千葉
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解散から投開票まで20日間余りの「超短期決戦」となった今回の衆院選は、解散後に維新や次世代などが公認候補を発表し、県内13選挙区の構図が徐々に固まりつつある。前回衆院選では県内過去最多の66陣営が乱立したが、今回出馬を予定しているのは23日時点で45陣営。自民党の「1強」を打破するために選挙区調整が進み、「自民対非自民」の構図が鮮明になっている。
◇
自民は唯一の「空白区」となっている千葉4区の公募を21日まで実施した。複数の候補者が応募したが、地元の同党船橋市支部の推薦を受けた県議の木村哲也氏(45)の選出が濃厚とされている。24日に決定する予定で、前回約16万票を集め圧勝した民主の前首相、野田佳彦氏(57)に挑む。
民主と維新は、互いに躍進を図るために選挙区調整を行った。維新はすでに立候補予定者が決まっていた7区に加え、2区に新人で参院議員秘書の藤巻健太氏(31)、8区に元職の太田和美氏(35)の公認を発表。自民、民主、維新の三つどもえ状態だった13区では、前回比例復活した前職の椎木保氏(48)を大阪2区に“国替え”することを決めた。
一方の民主も、維新が公認候補を立てた3つの選挙区で擁立を見送った。だが、7、8区では県連が解散前に地元選出の県議をそれぞれ公認申請したものの、選挙区調整を進める党本部に認められなかった経緯があり、県連関係者や支持者の一部に不満も渦巻いている。ある県議は「人口が多い地域の2、7、8区で戦わなくて良いのかという声はある。ただ、この期に及んで党がバラバラになってはいけないから…」と苦渋の表情を浮かべた。民主は11、12区でも擁立を見送っている。
次世代は1、9区を地盤とする前職2人のほか、23日に6区で元職の遠藤宣彦氏(51)の擁立を発表。3選挙区では自民、民主の前職も立候補を予定しており、激しい選挙戦となる見通しだ。
共産は全選挙区でいずれも新人の候補者を擁立。生活は2、3、11区で元職3人が返り咲きを狙う。社民は候補者擁立の調整を続けているが、難航している。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141124_11025.html
<衆院選>宮城2区・乱戦模様/自民前議員に4野党挑む
12月2日公示される衆院選(14日投開票)で東北最大の選挙区、宮城2区が激戦の様相を呈している。立候補予定者も現時点で、6県の25小選挙区で最も多い5人。いち早く民主党との候補者調整に応じた第三極の前議員に加え、拉致被害者救出活動で知名度のある新人もいて、全国的に注目を浴びそうだ。
2区は仙台市宮城野、若林、泉区で構成され、選挙人名簿登録者は43万5388人(9月2日現在)で東北最多。自民党、維新の党、次世代の党、共産党、社民党が候補を擁立する。
<自 民>
自民前議員の秋葉賢也氏(52)は解散翌日の22日、地盤の泉区であった国政報告会で「しっかりとした成績でカムバックしたい」と誓った。
任期中は党外交部会長を担う傍ら、各地域に後援会を設立した。「都市部の選挙は、浮動票に期待する政党が候補を擁立しやすい」と分析する。
<維 新>
「野党勢力結集で巨大与党に対抗する」と語るのは維新前議員の林宙紀氏(37)。2012年の前回は1区から出馬、比例東北で復活当選した。
無党派層が多い泉区への浸透を重視。泉中央駅前などでの街頭活動に力を入れ、短文投稿サイト「ツイッター」や動画配信でも政策を発信する。
<次世代>
次世代は、前拉致被害者家族会事務局長で新人の増元照明氏(59)に白羽の矢を立てた。
04年参院選で、東京選挙区から出馬した経験がある。党県連の中野正志会長は「健全な保守政党であるわが党が存在感を発揮する好機。自民だけではない選択肢を示していく」と意気込む。
<共 産>
共産が擁立する新人の大内真理氏(36)は5人の中で唯一の女性。党県委員会の加藤幹夫書記長は「女性や子育て世代の思いを堂々と訴え、支持を広げたい」と話す。
5政党が絡む乱戦模様に、加藤書記長は「あくまで『自共対決』として戦い、対立軸を示す」と冷静だ。
<社 民>
社民は、民主が2区への候補擁立を見送ったのを見計らい、前回は1区から出た新人の桑島崇史氏(35)を立てる。
党県連の岸田清実幹事長は「本来なら民主の候補を推薦しただろう連合宮城とわれわれは協力関係にある。維新は自公に近く、批判勢力の立場にない」と指摘する。
2014年11月24日月曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141123_31003.html
<衆院選>自民「鈴木票」どこへ 岩手3区
地元支持者らが全国に募金を呼び掛け、2008年に建立した鈴木善幸元首相の銅像=岩手県山田町の中央公民館前
衆院選(12月2日公示、14日投票)で、区割り改定に伴い岩手2区から3区に編入される岩手県山田町の票をめぐり、自民党内に戸惑いと期待が交錯している。同町は故鈴木善幸元首相の出身地で、銅像も建つ保守の本丸。地盤を継ぎ、2区で通算8選を狙う自民党前議員の長男俊一氏(61)は足元を裂かれ、伝統ある「鈴木票」の行方が揺れている。
中選挙区時代、山田町は旧岩手1区。善幸氏が1947年衆院選で初当選以来、16回連続当選を支えた町だ。
善幸氏は引退後も町民から「ぜんこうさん」と親しまれ、名誉町民にもなった。同町の仮設商店街で営業する女性(55)は「昔から選挙は町のために働いた鈴木さん。3区の知らない人の名前を投票で書くのは抵抗がある」と困惑する。
前回衆院選(2012年)の山田町の投票結果は表の通り。鈴木俊一氏は町全体の8割近くを獲得。比例で復活し、今回も激突する生活の党前議員の畑浩治氏に、2区全体で約3万3000票差をつけ大勝した。
勢いの維持が焦点だが、陣営は「どんな風が吹くか分からない」と鉄板地盤を失う影響を危惧する。俊一氏も「頭の痛い問題だ」と漏らす。
対照的に、前回3区で3番手だった自民比例東北前議員の橋本英教氏にとって、山田町はプラス材料だ。3区の自民系町議は「俊一さんが声を掛ければ、山田の鈴木票の8割は来る」と読む。
3区沿岸の大槌町、釜石市は中選挙区時代、山田町と同じ旧1区で血縁関係は強い。古参の自民系町議は「善幸さんは党内融和を重んじた政治家」と振り返り、俊一氏の配慮に期待する。
山田町の鈴木後援会の思いは複雑だ。幹部は「われわれは鈴木先生の後援会。選挙になれば2区の宮古市に行って俊一さんを手伝うつもりだ」と言い切る。
「党本部や鈴木先生の指示があればポスターぐらいは貼るが、橋本氏とは面識もない」となじみの薄さを強調する。
区割り変更は復興の行方にも影を落とす。佐藤信逸山田町長は「町ゆかりの国会議員を出す選択肢を奪われ、被災地の声が国に届きにくくならないか不安だ」と懸念する。
◇衆院選立候補予定者
【岩手2区】
鈴木俊一(61) 自(岸)前(7)
久保幸男(56) 共 新
畑浩治(51) 生 前(2)
【岩手3区】
橋本英教(47) 自(町)前(1)
黄川田徹(61) 民 前(5)
菊池幸夫(55) 共 新
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宮城2区
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141123_11034.html
<衆院選>維新の畠山氏、立候補断念
維新の党宮城県総支部幹事長の畠山昌樹氏(40)は22日までに、衆院選に立候補しないことを決めた。
地盤の宮城2区からの出馬に意欲を見せていたが、党本部が前議員の林宙紀氏(37)を2区公認候補としたのを受け決断した。畠山氏は「党勢拡大と宮城での1議席獲得に全力を尽くす」と話した。
2014年11月23日日曜日
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>>1002
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141124_61015.html
<衆院選>福島3区・上杉氏/比例東北・菅野氏/自民
自民党福島県連は23日、衆院選福島3区に元参院議員秘書で新人の上杉謙太郎氏(39)、比例東北ブロックに前議員の菅野佐智子氏(61)をそれぞれ擁立すると発表した。24日に党本部へ公認申請する。
上杉氏は神奈川県茅ケ崎市出身。IT会社役員などを経て、前回の衆院選に新党改革公認で比例東北ブロックに立候補した。
菅野氏は福島県小野町出身。学習塾経営など経て、前回衆院選に福島3区から自民党公認で立候補し比例で復活当選。今回は党本部の意向で3区からの出馬を断念した。
上杉氏は取材に「原発事故や除染の問題を解決し復興を加速させたい」と抱負を語った。菅野氏は「上杉氏とともに自民党の長期政権を築きたい」と述べた。
福島3区には民主党前議員の玄葉光一郎氏(50)、共産党新人の横田洋子氏(56)が立候補を予定している。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141124_21018.html
<衆院選>非自民、結集なるか/青森・3野党
連携協議後に会見する(左から)山内幹事長、田名部代表、斎藤幹事長、升田代表代行
来春の統一地方選に向けて10月から連携を模索していた青森県の民主、維新、社民各党が、急転直下の衆院選(12月2日公示、14日投開票)に苦悩している。3党は衆院選でも共闘するために話し合いを始めたが、関係者からは「地方選と異なり、連携は容易ではない」との声が上がる。協議次第では今後の選挙協力に禍根を残しかねず、各党県幹部は神経をとがらせている。
<原発など対極>
青森市で開かれた19日の3党協議には、民主県連の田名部定男代表、山内崇幹事長、維新県総支部の升田世喜男代表代行、社民県連の斎藤憲雄幹事長らが出席した。
4氏は非公開の協議後の記者会見で「非自民の結集は必要だ」と固い握手を交わしたものの、社民関係者の中には「国政選挙での維新と協力などあり得ない」と本音を漏らす人もいる。
社民は、集団的自衛権の行使容認や原発再稼働などで、特に維新に対する抵抗感が強い。ただ、斎藤幹事長は「いまは一致点を見つけ、どういうレベルで協力できるか話し合う段階だ」と柔軟に対応する姿勢を示す。
社民には、わが道を歩くほどの余裕がないのが実情。1975年の旧社会党時代、県内には国と県、市町村で計58人の議員を擁したが、現在は市町議員9人にとどまる。
2012年の前回衆院選、13年の参院選では候補者を立てられず、支持者から「県連存続の危機」との声も上がった。「一番の眼目」(斎藤幹事長)と捉える地方選は野党連携が不可欠。他党関係者は「『今回は協力したくない』と簡単に言える情勢ではないだろう」と話す。
<移籍候補が壁>
一方の維新は、09年の衆院選青森2区で民主から立候補し、比例東北で当選した元議員の存在を気に掛ける。今回は維新から同区に立候補する元議員が党を移った経緯が、連携実現の「壁」になりかねないからだ。
消費税増税法案に反対した元議員は12年、小沢一郎代表が結成した国民の生活が第一(当時)に合流し、民主を除籍となった。民主県連内には不快感が残っており、県連幹部は「出て行った人を応援する気はない」と冷ややかだ。
さまざまな思惑を乗り越え、非自民勢力の結集は図れるのか。3党協議の関係者は「各党がどこまで『大人』になれるかに懸かっている。衆院選さえなければ、地方選の協力協議はスムーズにいくはずだった。頭が痛い」と顔をしかめた。
2014年11月24日月曜日
関連ページ:青森政治・行政
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91836
衆院選へ決意 「建白書」勢力支援受ける4氏
2014年11月24日 05:53
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衆院選への出馬を表明する(前列左から)赤嶺政賢氏、照屋寛徳氏、玉城デニー氏、仲里利信氏=23日、那覇市泉崎
衆院選への出馬を表明する(前列左から)赤嶺政賢氏、照屋寛徳氏、玉城デニー氏、仲里利信氏=23日、那覇市泉崎
衆院選に立候補する前職で1区の赤嶺政賢氏(66)=共産、2区の照屋寛徳氏(69)=社民、3区の玉城デニー氏(55)=生活=と新人で4区の仲里利信氏(77)=無所属=が23日、那覇市内で合同の出馬会見を開いた。
4氏は、知事選で翁長雄志氏を支援した県議会野党や那覇市議会保守系の新風会などによる「建白書」勢力の支援を受け出馬する。
赤嶺氏は「民意を無視する安倍内閣は理不尽だ。県民の総意を国民の総意にし、国会で翁長氏を支えるために4人で当選したい」と強調。照屋氏は「最大の争点は県民との公約を破った自民党国会議員に鉄槌(てっつい)を下すこと。オール沖縄の枠組みで、建白書実現のために頑張りたい」と訴えた。
玉城氏は「安倍内閣の2年間の政権運営に審判を下す。公約を守り抜き信念をぶらさない、この一心で戦う」と公約順守を表明。仲里氏は「公約を守ることを約束する。保守の代表として当選し、沖縄の農業を守りたい」と決意を述べた。
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>>880三木圭恵との調整
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141123-OYTNT50302.html
<衆院選>5区梶原氏、出馬断念
2014年11月24日
民主党県連は23日、衆院選兵庫5区で立候補を予定していた同党の元議員・梶原康弘氏が、出馬を断念したことを明らかにした。
同県連によると、梶原氏は、維新の党との全国的な選挙調整により民主党の公認内定を取り消され、支援者らと進退について協議。この日、水岡俊一県連代表に「総合的に判断して不出馬を決めた」と連絡があったという。県連は5区への独自候補の擁立を断念した。
同県連幹部は「党本部からは5区の対応について『維新の党を支援しろ』というような指示は一切ない。候補を立てられないのは残念だが、比例選への投票を呼びかける」としている。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/128946
長崎3区、民主候補者擁立難航 勝てる区優先それとも比例票考慮 [長崎県]
2014年11月24日(最終更新 2014年11月24日 03時00分)
電光石火の衆院解散を受け、長崎3区の民主党の候補者選定が難航している。県連内には「比例票をにらみ、不戦敗は避けるべきだ」との意見と「勝てる選挙区に全力を注ぐべきだ」との声が入り交じる。県連は野党共闘も視野に候補者擁立の模索を続けている。
「手応えを感じるまで至っていない」。タイムリミットとなる公示を10日後に控えた22日、高木義明県連代表は候補者擁立の状況を記者団に説明した。
長崎3区は2012年の前回選で、山田正彦元農相が民主党を離党し、新党から立候補。県連が今回も候補者擁立を見送れば、2回連続の「不戦敗」となる。10月に3区大票田の大村市長選で民主党推薦の新人候補が、自民、公明党推薦の現職に8千票差で敗れた影響も残る。
県連内には「3区で影響力が薄まる。自民1強に対抗するためにも比例票が必要だ」との声があるが、適当な人材を育てられていないのが現状。県連幹部は「今回は政権交代を問う選挙ではない。無理して戦うより、可能性のある選挙区に集中し、1議席でも増やしたいのが本音だ」と悩む。
関係者によると、県連は維新の党などとの連携も視野に入れ、県議や元県議、元参院議員の出馬を検討。しかし、県議に出馬の意向がないなど、調整は思うように進んでいない。
こうした状況に、対する立候補予定の自民前職の谷川弥一氏は「公示日の締め切りまで誰が出てくるか分からない。そのつもりで仮想の敵をつくって準備していく」としながらも「(女優の)吉永小百合さんか(俳優の)役所広司さんが落下傘で降りてこない限りは(大丈夫)」と余裕をうかがわせる。共産新人の石丸完治氏は「一対一だったら有権者にも分かりやすい。反自民の票が集まると思う」と歓迎する。
高木代表は「あらゆるチャンネル(窓口)を使って擁立に取り組んでいる。公示ぎりぎりまで検討する」としている。
=2014/11/24付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/128947
衆院選佐賀 古川知事2区擁立、自民県連が決定 「挙党一致」異論なし [佐賀県]
2014年11月24日(最終更新 2014年11月24日 03時00分)
古川知事への衆院選立候補要請を決定し、記者会見する自民党県連の福岡会長(右)
古川知事への衆院選立候補要請を決定し、記者会見する自民党県連の福岡会長(右)
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異論は全く出なかった。23日、自民党県連は総務会で衆院選佐賀2区に古川康知事(56)の擁立を決めた。福岡資麿県連会長が24日、古川氏に直接伝える。とはいえ「古川氏出馬」は関係者にとっては本人が明言していないだけで「周知の事実」(県連幹部)。主役登場の「お膳立て」がようやく整い、あとは古川氏の表明を待つばかりとなった。
「古川知事がふさわしいと満場一致で判断した」。福岡会長は総務会後の記者会見で「満場一致」の言葉を繰り返した。この日まで古川氏の擁立話は報道が先行。県連の一部には「聞いていない」「これまで党への貢献がない」と不満もくすぶっていた。だが、総務会は約20分間であっさり終了。福岡会長は「挙党一致で全力を尽くしていく」と強調した。
県内の衆院小選挙区は従来の3から2に減る。2区で最も有権者が多いのは唐津市。昨年12月、その唐津市の旧3区で「保利党」とも呼ばれる堅固な地盤を築いていた保利耕輔元文相が引退表明。以降、県連は後継者選定を進めてきた。
3月の県連地域、職域62支部アンケートでは旧2区前職の今村雅弘氏、参院議員の福岡会長、古川氏の3氏の名が挙がった。しかし、10月に今村氏の比例九州転出を決定。福岡会長も「会長は調整役」と自ら否定。新2区はあえて「空席」にし、古川氏と水面下で調整を続けてきた。当初は来年4月の古川氏の任期満了を待つ構えだったが、衆院解散劇で一気に決めた。
総務会に出席した自民関係者は「選挙は目の前。私も言いたいことはあるけれど、異論を唱える暇はない」と話した。
2区には民主前職の大串博志氏(49)と共産新人の御厨さとみ氏(33)も立候補の意向を表明。その大串氏は地盤だった旧2区に加え、唐津市でも小まめに集会参加を続けている。
「まだ古川さんからのあいさつがない。保利党がそのまま古川さんを支援するとは限らない」。2区の自民党関係者は、古川氏の出遅れ感に不満を抱えつつ、保利氏の後援会に全面協力をあおぐ考えを示した。
=2014/11/24付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/128953
【短期決戦・衆院選ふくおか】<1区>2人の自民前職、鍵を握る [福岡県]
2014年11月24日(最終更新 2014年11月24日 03時00分)
消費税増税
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身長185センチの大きな体を折り曲げ、次々と握手する。自民前職の井上貴博(52)は衆院解散翌日の22日午前、福岡市東区の防災関連イベント会場にいた。「助け合いの地域づくりを目指しましょう」。2時間以上にわたって、参加者と触れ合った。
祖父、父と県議を務め、自身も県議選で3期連続当選した。地元博多区に強固な地盤があり、2012年の衆院選は次点に2倍以上の差をつけた。東区も小まめに回り、浸透を図る。
その井上にも不安材料がある。同じ1区が地元の自民前職の新開裕司(46)=比例九州=の存在だ。前回、党県連はいったん新開を党本部に公認申請したが、井上に差し替わった。
新開は「1区で戦いたい」とこだわる。17日、福岡市内で開いた国政報告会では、かつて秘書として仕えた自民党元幹事長の古賀誠が登壇。「一緒にいばらの道を選択せざるを得ないかもしれない」と、公認争いでは不利な立場にあることを示唆した。27日には500人規模の集会を予定。「無所属でも1区で出馬するのか」との臆測も呼ぶ。
小選挙区制導入後、民主の元環境相、松本龍が5回連続当選していた1区。自身の失言問題などで前回落選した松本は出馬を見送った。後を引き継ぐのが元職の山本剛正(42)だ。
民主が政権を奪った09年の前々回、福岡8区から初めて立候補し、比例で復活した。前回落選後、再起を目指して今春から4区に選挙区を替えて活動していたが、民主と維新による一本化調整の末、4区は維新前職に譲り、山本は空白区となっていた1区に回った。
4区内に構えていた後援会事務所は、24日に東区内に引っ越し予定。党派を超えた支持があった松本からの支援については「初めからは頼らない」とし、自転車で選挙区を回り、知名度アップに努める。
共産新人の比江嶋俊和(67)は前回に続く立候補。生活相談会など日頃の草の根活動で浸透を図ってきた。街頭では、消費税増税反対や格差是正などを訴える。 (敬称略)
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衆院選が12月2日公示される。投開票日は14日。解散から公示まで、わずか11日間の短期決戦。2年前の師走決戦と同様、与党が圧勝するのか、それとも野党が巻き返すのか−。県内11選挙区の直前情勢を追った。
=2014/11/24付 西日本新聞朝刊=
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http://toyokeizai.net/articles/-/54164
自民に"危機ばね"、候補者選びで相次ぐ異変
野党の議席大幅増は本当か、都市伝説か
有馬 晴海 :政治評論家 2014年11月23日
安倍首相の頭の中では想定の範囲であった選挙だろう。だが、多くの現職衆議院議員は、突然の解散に戸惑いを見せている。
「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙で落ちたらただの人」とは、ひと昔前の政治家の言葉だ。
だが、実際はただの人どころか、失業者になってしまう。選挙で当選しなければ職を失うわけだから、政治家として活動するためには当選することも大事な仕事。だから、ぼやきながらも準備を急ぐが、これまでの活動評価が下されるのも、選挙だ。
野党間の協力は進まず
現行の小選挙区制度は、一つの選挙区で票の獲得が一番多い人を当選者とするが、選挙区で敗れても当選者との惜敗率により比例復活で救われる道もある。一度死んだ者が復活することからゾンビ議員というが、これはトップの得票との兼ね合いで当選が決まるルールだから、選挙戦前に少々不利と思われても、やってみないとわからないというのが議員心理だ。
今回の選挙は、当落の決め手が候補者調整を含めた野党共闘の成否にかかるが、降ろされた候補の支持者が、急に別の候補を応援してくれるとは思えないから困難だ。これまで選挙運動を続けてきた候補者は、地盤替えや出馬取りやめの決断ができず、調整が遅々として進まないのは当然だ。
一方、受けて立つ自民党だが、選挙協力の調整が不十分な野党の隙をついた安倍首相の戦略が当たっており、情勢調査では有利な選挙戦になるだろうと伝えられている。事は思惑通りに運んでいるように見えるが、実は自民党内でも、水面下では熾烈な候補者調整が行われているのはあまり知られていない。
ようやく自助努力を始めた自民党
11月19日、自民党群馬県連が候補者の差し替えを求め、群馬1区で現職の佐田玄一郎氏を公認しないよう、党本部に申し入れた。当選8回で大臣経験者でもあり、なんといってもまだ61歳だ。永田町ウォッチーは一様に驚いたが、同時に昨年発覚した女性問題で院の議員運営委員長を引責辞任した件が原因であることは想像がつく。
ただ、これまでの自民党の長い歴史では、プライベートの問題は個人の責任として、選挙で落とされることはあっても、よほど自民党にとってのマイナスイメージがない限り、公認剥奪などありえなかったことだ。
結局、党本部は公認候補にする予定のようだが、県支部が手足になって動かないと、勝利はおぼつかない。群馬だけではない。三重県では、小選挙区では敗れたが、比例復活当選した現職議員が、地元での活動実態がないことを理由に、支部長を外され、選挙区での出馬が閉ざされてしまった。
さらに、同様のケースが福島でも起きている。報道によると、菅野佐智子氏は前回立候補した福島3区からの出馬を取りやめて、比例区単独での出馬を希望すると本人の意思を伝えている。
表向きは、「当党政拡大を図るため、小選挙区は、若い人に任せたい」との意向だが、実際は2年間の活動が乏しく、支部長剥奪という有様だ。聞けば約10か所の選挙区で、同様のケースでの公認調整が検討されているという。
当たり前といえば当たり前。いまさらという気もするが、自民党自体が、自助努力を始めたということだ。
中選挙区制度から小選挙区制度に変更され、政党政治がより色濃くなり、「党にとって都合のいい人」を、比例上位で優遇することへの不満が噴出していた。
地元が支持する候補者選びが始まった
「各選挙区で予備選を経て、より良い候補者選定に努める」といいながら、世襲など、党の息の掛かった都合のいい候補者選びの実態に、地元は辟易していた。
だが、自民から民主、民主から自民とオセロゲームのような政権交代が起こる事態に、自民党の党勢拡大に貢献する、日ごろから熱心に活動する候補者選びが行われているようだ。
選挙の気まぐれな風に吹き飛ばされず、地に根付いた活動をしている候補選びが、ようやく行われ始めたということだろう。
そもそも議員は、ひとかどの人間がやるものだと思うが、小選挙区制導入後、多党化したために、各党とも候補者探しが困難ななか、比例区の票の堀起こしのためにも空白区を埋めなければならず、少々でたらめな人物でも立てないわけにはいかない事情がある。
今回の選挙も、まだまだ候補者不足の政党だらけだ。だが、この国のリーダー選びで、「国の将来を託せる人物」という最低限のレベルを基準にしなければならない。
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>>827[生]>>829[次]>>855[維]>>856[民I]>>913[民II]
次世代が7人追加公認=衆院選【14衆院選】
http://getnews.jp/archives/705841
2014.11.23 20:20 時事通信社
次世代の党は23日、衆院選の公認候補7人を追加発表した。同党の候補は計34人となった。また、擁立先を調整していた前職の中山成彬氏は比例九州ブロックに決まった。追加候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
埼玉7区 根本千裕=新▽12区 森田俊和=新▽千葉6区 遠藤宣彦=元▽東京10区 神谷ちづ子=新▽13区 和田智之=新▽広島1区 伊藤真二=新▽7区 坂元大輔=前。
[時事通信社]
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http://www.sankei.com/politics/news/141123/plt1411230025-n1.html
2014.11.23 19:34
【衆院選】
幻の“3強面会談”戸惑い隠して走る自民重鎮「アベノミクス」封印でにじむ首相との距離
ブログに書く1
(1/3ページ)【衆院解散、総選挙へ】
自民党の大島理森衆院予算委員長(右)のパーティーに駆けつけた二階俊博総務会長=22日、青森県八戸市のホテル(水内茂幸撮影)
安倍晋三首相による突然の衆院解散に、自民党重鎮の中には、戸惑いを隠しながら選挙戦に臨む前議員も少なくない。二階俊博総務会長は22日、青森県八戸市で大島理森(ただもり)衆院予算委員長のパーティーに出席したが、両氏とも首相が命名した「アベノミクス解散」という言葉を封印。自らの思いを胸に秘めつつ、民主党政権時代の混乱ぶりを強調し、与党の安定的な政権運営への支持を訴えた。
「このタイミングが私の講演の日になるとは…。ある意味、芸術です。『越後屋』さんも来たかったに違いない」
二階氏はパーティーでの講演でそう語ると、出席者は一様に薄笑いを浮かべ、会場に微妙な空気が流れた。「越後屋」とは、公明党の漆原良夫中央幹事会会長のことだ。
実は当初、「越後屋」の漆原氏と「悪代官」と呼ばれる大島氏、和歌山県出身の「紀伊国屋」こと二階氏が安倍政権の行方などを約1時間、自由に語り合う予定だった。名付けて「政界3強面(こわもて)時代劇風鼎談(ていだん)」−。
ところが、首相が前日の21日に衆院を解散。漆原氏は党の選挙準備に追われ、八戸行きを断念した。
二階氏は無理を押して八戸入りしたが、東日本大震災での民主党政権の不手際などを語るのみ。「今回の試練を乗り越えて、もう一度政治を浄化したい」と言い残し、足早に帰京した。
そもそも大島、二階両氏は「再増税先送りと早期解散に慎重な立場」(自民党閣僚経験者)とされる。
大島氏は「景気回復の実感が薄い地方ではアベノミクスがピンとこない」と周囲に漏らす。22日のパーティーでも「なぜ今、解散なのか。この師走の寒い中、(前回衆院選から)まだ2年間しかたっていないじゃないか!という思いもあるでしょう」と語った。
2人は「アベノミクス」という言葉を一切使わず、「アベノミクス解散」と命名した首相との距離をうかがわせた。
ただ、12月2日には、いや応なく衆院選が公示される。大島氏は「税の形を変えようというときに国民に意見を聞くのは、政治の王道で大義だ」と力説し、選挙をにらんで首相と歩調を合わせた。来年4月の統一地方選に出馬する次期県議・市町村議選の候補者を壇上に上げ、「統一選とともに頑張ろう」と拳を上げた。
党執行部は投票率の低下を見越し、衆院選では地方議員の組織票を固めるよう指示している。悪代官は会合後、「お手本じゃ」と頬を緩ませた。
(水内茂幸)
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埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/11/23/02.html
2014年11月23日(日)
<衆院選>県内11選挙区で自民VS非自民VS共産
衆院解散を受け各党は師走の審判を目指し、事実上の選挙戦に突入した。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」継続の是非が主要争点となる。埼玉新聞の調べで22日現在、県内衆院15小選挙区で立候補の準備を進めているのは49人。2012年の前回は自民が13議席を獲得し圧勝した。13年に参院の「ねじれ」も解消され、国政の構図が二大政党から「1強」に代わった中、今回は民主、維新などの野党間調整により、共産を除く「非自民」勢力の候補者一本化が進んだ。
立候補を予定する49人のうち女性は9人。内訳は現職23、元職6、新人20人。党派別では自民15、民主10、維新5、共産15、次世代1、社民1、無所属2人。政党の陣容はほぼ固まったが、まだ流動的な要素もある。
戦後最多の72人が立候補した前回は第三極の乱立により、1選挙区に5人以上の候補者が立つ混戦区が12選挙区あった。票の分散で三極勢が共倒れし、結果的に自民圧勝の流れをつくった。野党同士による共倒れを防ぐため、民主と維新は今回、競合区の立候補予定者を可能な限り空白区に転出させるなどの調整を図った。その結果、「自民VS非自民VS共産」の構図となる三つどもえ選挙区が現時点で11選挙区に上る。
前回、13選挙区で勝利、比例復活を含め擁立した全15人が当選した自民は迎え撃つ選挙となる。地域組織を固めるベテラン議員がいる一方、1期生議員が7人。県連幹部は「不安要素もあるが、2年間の実績を丁寧に訴えたい」と話す。野党の候補者調整については「野合」と批判する。
自民と共闘する公明は比例区(北関東)が主戦場。選挙区では自民と選挙協力へ向けた準備を進める。
一方、前回選挙区で1議席にとどまった民主は党勢回復を期す。前職、元職を10選挙区に立て議席奪還を目指す。7区は生活から復党の前職、13区はみんなから移籍の前職が出馬の準備を進める。維新は前元新の5人を立てる予定。野党間調整による選挙区のくら替えがどう影響するか。
民主と維新は共通政策5項目を掲げて衆院選に臨む方針を決めた。陣営関係者は「巨大与党に対抗するためには可能な限り共闘していく必要がある。(候補者調整は)野合ではない」と与党側の批判に対して反論する。
共産は前回に続いて全15選挙区に新人候補者を擁立。得票を伸ばした13年参院選と同様、「自共対決」を鮮明に掲げて戦い、比例票の伸張につなげる戦略を描く。社民は1区のみに新人候補者を立て、都市部を中心に比例票の底上げを図る。10区で立候補を検討していた生活の元職は比例区に回る方針。12区で出馬予定の無所属新人は次世代に公認申請している。
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http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=549306216
社民が山本氏擁立 島根2区
山本 誉氏
社民党島根県連は22日、江津市内で幹事会を開き、12月2日公示、14日投開票の衆院選島根2区に、江津市議で党県連2区支部連合代表を務める山本誉(ほまる)氏(57)=同市和木町=を擁立する方針を決めた。近く党本部に公認を申請する。
幹事会では、島根1区に出馬する民主党島根県連代表の和田章一郎氏(67)の推薦も決定。これに対し、同党は島根2区で山本氏を推薦する考えで、野党共闘で戦いに臨む。
社民党島根県連は11月中旬以降、独自候補の擁立を検討。連携を模索していた民主党県連の1区での擁立方針や、県西部4市に社民党所属の市議を擁し、地盤を生かせるため、2区に絞って人選を進めていた。
山本氏は山陰中央新報社の取材に対し、「生活者の暮らしを守るため、安倍首相の暴走政治に歯止めを掛けたい」と話した。
同氏は江津高卒業後、JR西日本に勤務。1998年の江津市議選で初当選し、現在5期目。
島根2区ではこのほか、自民党前職の竹下亘復興相(68)=5期=と、共産党新人の向瀬慎一党県西部地区委員会副委員長(43)が出馬する予定。
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山形
http://yamagata-np.jp/news/201411/22/kj_2014112200476.php
【2014衆院選】死守、奪取へ「冬の陣」 県内3小選挙区の構図
2014年11月22日 08:04
衆院が21日に解散され、衆院選の県内3小選挙区に立候補を予定している10人は事実上の選挙戦に突入した。県1区は自民前職が新人の挑戦を受ける構図。県2区は自民と民主の両前職がしのぎを削り、県3区は前回に続き保守分裂含みの様相で、それぞれ激戦が予想される。(文中敬称略)
【1区】遠藤氏に2新人挑む
長年続いた自民の遠藤利明対民主の鹿野道彦という激戦の構図が鹿野の勇退によって一変。遠藤が、民主新人の原田和広の挑戦を受ける。共産の石川渉は党勢拡大を目指す。
前回、鹿野に約3万票差を付けて勝利した遠藤は、大量得票による圧倒的勝利を目標に掲げる。激戦の構図が崩れたことで、組織の上滑りを警戒する声があるが、選挙区内全3市2町に組織した後援会組織をフル稼働させ、手堅くまとめる。遠藤自身も小まめに地元入りするなどして支持拡大を図っている。17日には、山形市内で約1300人を集めた政経セミナーを開催。23日には山形市表蔵王で事務所開きを行う。
前回衆院選で議席を失った民主は、年内解散の見込みが高まったことを受け急きょ、候補者擁立を進めた。県連会長の近藤洋介、幹事長の吉村和武を中心に、前回衆院選で共闘した連合山形の意向を踏まえながら擁立作業を急ぎ、1区内の出身者に的を絞った結果、来春の山形市議選に出馬する準備を進めていた原田の擁立にこぎ着けた。
衆院選4度目の挑戦となる石川は街頭演説や有権者との直接対話を続けてきた。比例東北に出馬する高橋千鶴子(共前)と連動した運動で、支持拡大を狙う。
【2区】鈴木氏と近藤氏、事実上一騎打ち
前回初陣を飾った自民の鈴木憲和に対し、民主の近藤洋介が雪辱を期す。事実上の一騎打ちとなることが濃厚。共産は急きょ米沢市議の白根沢澄子を擁立した。
鈴木は初当選以来、地道に支持者や支援団体と意見交換を繰り返しているほか、農林業分野などで自身の政策を訴え、各市町の農業委員や若手農業者らとの勉強会も重ねてきた。昨年12月には、2区内7市10町の全市町議のうち、半数超の約130人による後援組織も発足している。
今年7月に置賜で発生した豪雨災害では、与党議員として被害対応や復興に奔走。村山や南陽、長井の市長選などでも支持候補の応援に動き、存在感を示した。党所属県議や市議らの会合にも精力的に出席し支持固めを進めている。
近藤は前回、政権党への逆風に加え、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる自身への逆風をダブルで浴び票を半減させた。経営者の後援組織、地区後援会、労組による連携で草の根戦術に徹する。先週末に村山と置賜で緊急幹部会議を開き「一極集中・一強にNO」をスローガンに掲げたが、風を読めず戦略づくりに苦心している。
先に税理士50人が名を連ねた後援会が発足。寒河江と米沢などで大規模な女性集会を開いた。党県連会長として1、3区の擁立を終え、ようやく自身の選挙に集中できる環境になった。
白根沢は市議4期。反原発などを掲げ二大政党への批判票取り込みを図る。
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【3区】保守分裂含みの様相
2年前、5人が議席を争った3区。今回は、前回衆院選で元自民幹事長の加藤紘一を下し初当選を果たした無所属の阿部寿一と、加藤紘の三女で自民の加藤鮎子、共産の長谷川剛の両新人が名乗りを上げ、衆院解散当日の21日には民主が神奈川県議の吉田大成の擁立を発表した。
4人による争いが濃厚。注目は阿部と、“世代交代”した加藤鮎との保守分裂含みの戦い。それぞれの地盤が違う地域事情や、阿部に自民入りを勧めてきた自民参院議員岸宏一、3区支部長就任に一時意欲を示し、大阪11区に転じる自民参院議員(全国比例)佐藤ゆかり支持層の動向も焦点となる。
自民3区支部長選考への応募を断念した阿部は、今回も無所属で再選を期す。特定政党の支援を得ない考えだが、今年に入って加藤鮎の地盤・鶴岡市や庄内町余目地域、酒田市平田地域と相次いで後援組織を設立。足場づくりを進めてきた。解散風が強まった今月は足しげく地元に戻り、庄内、最上地域の支援者回りに奔走している。
加藤鮎は、加藤紘の後継指名を受けての初陣。加藤紘の支持母体、自民組織を基盤に戦う。今年8月、空席だった3区支部長に就任。昨年6月に自らの後援会を立ち上げた後、地元・鶴岡市で学区単位に編成する細やかな後援組織を積み上げている。今月になって酒田市に連日足を運び同年代とのミニ集会など、支持拡大を図っている。
2003年以降、3区で独自候補を擁立できず、危機感を募らせていた民主は神奈川県議の吉田の擁立にこぎ着けた。知名度不足や出遅れは否めない状況。連合山形や、元職・吉泉秀男の後継者選定に難航する社民などと連携し、第三極になれるかが鍵。
長谷川は、3区から3度目の挑戦。支持者回りなどを急ピッチでこなし、地元・鶴岡市や酒田、新庄両市への浸透を目指す。
■県内小選挙区の立候補予定者(敬称略)
【県1区】
遠藤利明(64) 元文科副大臣 自民前
原田和広(41) 会社役員 民主新
石川渉(40) 政党役員 共産新
【県2区】
鈴木憲和(32) 前衆院議員 自民前
近藤洋介(49) 元経産副大臣 民主前
白根沢澄子(64) 米沢市議 共産新
【県3区】
阿部寿一(55) 元酒田市長 無所属前
加藤鮎子(35) 党3区支部長 自民新
吉田大成(45) 神奈川県議 民主新
長谷川剛(36) 党鶴岡副委長 共産新
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http://yamagata-np.jp/news/201411/22/kj_2014112200494.php
【2014衆院選】急転直下〜県内の攻防(上) 地力試される自民
2014年11月22日 13:57
衆院が21日解散された。女性閣僚のダブル辞任など課題を抱えながらも高支持率を維持する安倍内閣。急転直下の解散風に野党は虚をつかれ、与党内には「過半数では勝敗ラインが低すぎる」と勝利は当然とのムードも漂うが、県内に目を転じれば、各選挙区で候補予定者がそれぞれの事情を抱えながら激戦を演じている。県内3小選挙区の与野党攻防を探る。(文中敬称略)
今月15日、山形市の自民党県連会館で開かれた県2区選対会議。自民の鈴木憲和は「謙虚な気持ち、チャレンジャーのつもりで戦う」と熱い口調で決意を語った。集まった関係者は、政権奪取の追い風を受け、民主の近藤洋介に2万票近い差を付けて勝利した2012年の前回衆院選の結果を振り払うように「厳しい戦い。気を引き締めよう」と認識を共有した。
2年間、鈴木は選挙区内を精力的に回った。村山、南陽、長井などの首長選や災害復興など、与党議員としてフル稼働。30歳代、1期目の議員ながら地元と国をつなぐパイプ役となり、知名度も格段に増した。選挙区内の17市町には議員約130人による支援組織ができ、各地に新たな後援会もできた。
しかし、鈴木本人も党関係者も2年前の結果が“地力”とは確信しきれていない。安倍首相が積極的に進めようとする環太平洋連携協定(TPP)交渉問題への農業団体や生産者の反発、そこにきての米価下落などが、農業を主軸に活動してきた鈴木にとって大きな不安要素になっている。
足元が揺らいでいるとの指摘もある。「政権奪取の熱気があった前回とは全く違う」。県連関係者は後援会や県議の動きの鈍さを指摘する。不安を振り払うかのように鈴木は、これまでにも増して選挙区内の支持者や支援団体回りに奔走。党所属の県議や市議の会合に精力的に顔を出し、足場固めに力を注いでいる。
県3区では、元自民党幹事長・加藤紘一を父に持つ自民新人の加藤鮎子が無所属の阿部寿一に挑む。だが、党公認となる県3区支部長に就任したのが8月ということもあり、陣営関係者は「まだまだ時間が足りない」と焦りの表情を見せる。
立ちはだかる現職の壁に、関係者の慌ただしさは増す。今月に入り、にわかに吹いた「解散風」に酒田市や新庄市では急きょ、後援会長の人選を進め、鶴岡市内では学区、集落単位の後援会づくりを急ぐ。前回、支援体制を構築し、事務所の場所や日程を早々に決定した阿部陣営とは対照的な動きだ。しかも、前回の阿部と加藤紘一との戦いで生じた保守分裂状態も解消していない。今月18日に八幡支部長の酒田市議が、阿部支援を理由に支部長を辞任するなど自民系の県議や市町村議は、一枚岩になりきれていない。
県内3小選挙区の自民勢で唯一、安定感のある戦いぶりを見せる県1区の遠藤利明。長年、激戦を展開してきた民主の鹿野道彦が12年の衆院選と13年の参院選で落選し、勇退。民主は後継として原田和広の擁立にこぎ着けたが、その挑戦を受ける自民の県連幹事長・野川政文は「全く心配していない」と意に介していない。
しかし、与党パートナーの公明県本部の関係者はこう語る。「激戦の2、3区をともに落とすようなことがあれば、山形県は全国でも象徴的な県になる」。党幹事長の谷垣禎一を側近として支える遠藤にとって、県2、3区も県連会長として負けられない戦いになる。「県内自民勢力の地力が試される」。遠藤陣営の関係者は急転直下の戦いをこう位置付けた。
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http://yamagata-np.jp/news/201411/23/kj_2014112300510.php
【2014衆院選】急転直下〜県内の攻防(下) 不意突かれた野党
2014年11月23日 09:50
2012年の前回衆院選の県1区で、民主は自民の遠藤利明に約3万票差を付けられ、鹿野道彦の議席を失った。敗戦から2年。「県都・山形市を含む1区での不戦敗は許されない」「準備期間が少なく、擁立を見送ってもよいのではないか」。党県連や支援団体のさまざまな意見が交錯する中、勇退した鹿野の後継選びは、解散風が吹き始めた今月12日に始まり、約1週間でスピード決着した。
後任に決まった会社役員の原田和広(まさひろ)は山形市出身。候補者選びに当たっては、県1区内の出身者を重視した。11年の山形市長選で、自民が擁立した対立候補が県外出身だったことから「県外者を擁立すれば、“落下傘はノー”と言ってきた過去と矛盾する。筋が通らず、応援ムードは高まらない」と支援団体幹部。
新人ながら以前から国政挑戦への意欲を持っていた原田は、当人と党県連の意向が一致する人物だった。準備期間が短く、知名度不足解消の課題が重くのしかかるが、スタートラインに立つことには成功した。
「2年前のような大逆風はないが、追い風も全くない」。解散が現実味を帯びだした先週末、県2区内を中心に約50人の税理士が名を連ねた後援会の設立総会で、民主の近藤洋介は率直に語った。
前回は党への逆風に加えて、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる自身への逆風をもろに受け、票を半減させた。分厚い組織を誇る自民候補に対し、草の根で攻める近藤陣営にとって風の見極めは重要。追い風をつくるスローガンは命運を握ると言ってもいい。先週末に村山と置賜で開いた緊急幹部会で「東京集中にNO」「地域に力を」を2本柱に掲げた。
初当選を果たした2003年のキャッチフレーズは「新しい力」。以来「選手交代」「明日への責任」「地元の代議士」など元新聞記者らしくある時はチャレンジャーとして、ある時は政権党として的を射たスローガンを繰り出してきた。しかし、今選挙は前回から2年がたち「もう相手を落下傘扱いはできない。構図がぼやけ気味」と後援会関係者。結局はアベノミクスの弊害を指摘するフレーズで落ち着いた。
22日の事務所開き。事務局長は式後にスローガンの徹底を要請した上で「前回は(逆)風もあったが、油断もあったのかもしれない。風を起こしうねりにしていこう」と呼び掛けた。
県3区で、民主は神奈川県議の吉田大成の擁立に成功した。前回衆院選前に当時の県3区総支部長が酒田市長選出馬のため離党。吉田は、その後任として名前が挙がったことがあったが実現せず、翌年の参院選前には県選挙区の候補者公募にも応じていた。
吉田の出馬で県3区の情勢は一気に混沌(こんとん)としてきた。前回、元自民幹事長の加藤紘一に1400票差で競り勝ち、初陣を飾った無所属の阿部寿一。全国で自民が圧勝した前回、阿部が重鎮の自民前職を破った要因として、地盤・酒田市の保守分裂票とともに、一定の民主支持層が流れたとされる。民主関係者は吉田について「全てではないだろうが、阿部に流れた支持層の受け皿になり得る」と話す。
一方、阿部の後援会幹部の一人は、吉田の登場は自陣営にとって“好ましくない状況”との認識を示した上で、こう語る。「2年前、新庄最上地域での知名度もなく、自民にあれだけの追い風が吹いても当選した」。積み上げてきた後援組織を足場に、民主擁立の影響をカバーできると自信をにじませる。
突然の解散風に不意を突かれた形の野党、無所属陣営。ようやく態勢を整えたものの、見通しは不透明なまま、冬の政治決戦への出陣を余儀なくされている。(文中敬称略)
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http://kyoto-np.jp/politics/article/20141123000111
平氏が出馬意向 衆院選京都1区印刷用画面を開く
元衆院議員の平智之氏(55)が23日、衆院選に京都1区から無所属で立候補する意向を固めた。
京都新聞の取材に対し、「リベラルの旗がなく、支援者から背中を押され立候補を決意した。『禁原発』を訴えたい」としている。
平氏は政策シンクタンク会社社長などを経て、2009年衆院選に京都1区から民主党公認で立候補し、初当選した。12年6月、民主党政権が大飯原発再稼働を決めたことに反発して離党。同年の衆院選は1区にみんなの党から立ったが落選した。13年参院選にも比例区で出たが及ばなかった。
【 2014年11月23日 23時19分
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http://www.sankei.com/region/news/141123/rgn1411230059-n1.html
014.11.23 07:10
【衆院選2014】
民主が福岡県内5選挙区で擁立断念
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民主党福岡県連は22日、福岡市内で常任幹事会を開き、衆院選の福岡1、2、3、5、9、10区以外の5選挙区について、公認候補の擁立を断念すると発表した。藤田一枝・県連幹事長は「擁立は一区切りする。新たな候補者を探すより、今の公認候補者の支援をする方が重要だ」と述べた。
また民主党は、今年2月に離党し、復党願を提出していた元衆院議員の楠田大蔵氏(39)について、福岡5区の公認候補とすることを決めた。
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>>748
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk16010218000c.html
2014衆院選:生活・広野氏が2区で出馬検討 /富山
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
生活の党元副代表の広野允士元参院議員(71)が衆院選富山2区に同党公認での立候補を検討していることが22日分かった。同党県連の呉松福一代表代行が同日、砺波市内であった維新の党県総支部設立総会でのあいさつで明らかにした。
広野氏は1993年の初当選後、衆院議員1期、参院議員2期を務めた。2013年、参院選比例代表に生活の党公認で立候補したが落選した。
富山2区は自民前職の宮腰光寛氏(63)と共産新人の平崎功氏(58)が立候補の意向を表明している他、社民党も候補者の擁立を検討している。「野党共闘」を目指す各党との調整の結果によっては、広野氏が比例単独で立候補する可能性もあるという。【成田有佳】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk28010287000c.html
2014衆院選:予定者続々地元へ 10区「民主空白」巡り攻防 /兵庫
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
衆院解散で播磨地域でも22日、立候補予定者が続々選挙区入りした。同時に候補者がいない空白区を残す野党もいる。
解散の日に4、10、12区に維新が新たな公認候補者を急きょ擁立する中、民主も第1次候補リストを発表。しかし、10区に名前はなかった。神戸製鋼所の労組が影響力を持つとされ、09年には岡田康裕氏が公認で当選している。岡田氏は前回(2012年)次点で敗れた後、今年6月に加古川市長選に当選。その後は後継の候補者を擁立できていない。衆院が解散した21日、ベテラン市議は「労働運動では知名度が高い人がいるが、党派を超えて支持を得ることも必要」と語る。「一時は元国会議員を擁立する動きもあった」と話すが、結局他区で立候補する見通しとなった。
一方、「民主空白」となるのか、他党の関心は高い。前回小選挙区では同区の維新と民主の得票を合算すると、自民を上回った。来年統一地方選で、維新から出馬を検討中の前市議は「民主空白」を念頭に「アンチ自民の受け皿となるはずだ」とみる。支持者の一人も「生ぬるい行財政改革に不満な人たちをはじめ、潜在的な支持者は多いはず」と期待をかける。【高橋一隆】
〔播磨・姫路版〕
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民主入りすると思われたけど無所属出馬ですね
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddq041040002000c.html
衆院選:愛知10区 みんな・杉本氏、「無所属」で出馬
毎日新聞 2014年11月23日 中部朝刊
解党を決めたみんなの党の杉本和巳・前衆院議員(54)は22日、愛知県一宮市で記者会見し、衆院選に無所属で愛知10区から立候補する意向を表明した。
民主党への復党を模索していた杉本氏は「離党の経緯や、地域の方々の思いもあって無所属での立候補を決断した」と述べた。杉本氏は2009年の衆院選に民主党から立候補して初当選。前回の衆院選を前に、離党届を出して除籍され、みんなから立候補、比例代表で復活当選した。
また、愛知10区で立候補を予定していた次世代の党の今村洋史・前衆院議員(52)は、準備不足を理由に立候補を断念した。前回は比例東京ブロックで当選したが、一宮市内に事務所を移して約1カ月前に活動を始めたばかりだった。今村氏の秘書は22日、取材に対し「突然の解散で時間がなかった。次の次の衆院選に向け、準備したい」と語った。
愛知10区には、自民前職の江崎鉄磨氏(71)と共産新人の板倉正文氏(56)も立候補を予定している。【河部修志、式守克史】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk19010021000c.html
2014衆院選:新1区 維新、民主「共闘」不調か 小沢氏「ありえない対応」 /山梨
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
来月の衆院選で新1区で出馬する意向を表明している維新の党の小沢鋭仁・前衆院議員(60)は22日、甲府市内で記者団の取材に、民主党入りを表明して新1区で出馬を目指す中島克仁・前衆院議員(47)との選挙協力について「(党本部の)調整は終わったが、不調だった」と述べ、1区で両党間の「共闘」が成立しないとの見通しを示した。小沢氏は比例代表と重複立候補する。
小沢氏によると、民主党本部が中島氏の1区擁立にこだわったことから、維新の党が山梨では選挙協力を行わない方針を決定。小沢氏は「全国的な観点から考えて、ありえない民主党の対応だ」と批判した。
一方、中島氏は同日、後援会の拡大役員会を甲斐市で開き、みんなの党から民主党で活動することへの理解を求めた。記者団の取材に「海江田万里代表からは『1区で公認するつもりなので、準備してほしい』と言われている」と述べた。【屋代尚則】
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk19010027000c.html
2014衆院選:民主・坂口氏、出馬消極的 /山梨
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
民主党の元衆院議員の坂口岳洋氏(43)は22日、後援会幹部会を開き、支援者からは「戦うチャンスではない」など衆院選への出馬を見送るべきだとの意見が多くを占めたという。坂口氏も出馬には消極的で、23日に開かれる民主党県連の常任幹事会で正式に意向を伝えるという。
坂口氏は2009年の衆院選で旧2区で初当選。昨年7月の参院選に無所属で出馬し、その後、民主党に復党した。党県連は坂口氏を新2区の候補として党本部に上申しているが、保留されたままだ。【山縣章子】
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>>940とか
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122ddlk04010337000c.html
衆院選:自民、5区で混迷 大久保氏と県議ら対立 /宮城
毎日新聞 2014年11月22日 地方版
自民の宮城5区支部(石巻市)が、公認候補の推薦を決められない異常事態に陥っている。前職で支部長の大久保三代氏(比例東北)について、県議4人が18日に「地元への貢献が不足している」として別の候補者擁立を県連に要請。支部の推薦者を決める幹事会は欠席者多数で開催のメドが立たないうえ、大久保氏が21日にブログで地元県議を批判し対立が表面化している。
大久保氏は2012年衆院選に5区から初出馬し、比例で復活当選した。今回も公認申請を目指しているが、22日に開かれる予定だった5区支部幹事会は、欠席者が多く、委任状も集まらず開催できなくなった。
この事態に大久保氏は自らのブログで「私は県議さんに嫌われている」とする一方、「5区を自民空白区にしないため全力をかけている」などと意欲を示した。
県連は各立候補予定者に23日までの支部推薦提出を求め、24日に県連総務会で党本部に上げる公認候補を決める。大久保氏は取材に「石巻には自民の国会議員が必要。別の人が決まれば準備をやめるが、決まらないなら続ける」とし、支部推薦がなくても公認申請する考えを表明した。中島源陽県連幹事長は「前例のない事態。24日の執行部会で相談する」と話している。【百武信幸】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122ddlk10010198000c.html
衆院選:社民、5区に小林氏 県連合が擁立方針決定 /群馬
毎日新聞 2014年11月22日 地方版
社民党県連合は21日、小林人志代表(63)を群馬5区に擁立する方針を決めた。26日の常任幹事会で正式決定し、党本部に公認申請する。民主党は社民党と選挙協力する方針で、5区では小林氏を支援する。小林氏は太田市職員を経て2011年まで太田市議を3期務めた。取材に対し「解散のきっかけの一つになった政治とカネの問題を訴え、社民党の存在感を示したい」と話した。
5区では自民党の小渕優子前経済産業相(40)と共産党の糸井洋氏(46)も立候補予定で、前回と同じ顔ぶれになりそうだ。【吉田勝】
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91839
下地氏、衆院選出馬表明へ 維新公認見通し
2014年11月24日 08:24
維新の党沖縄県総支部の儀間光男代表や政党そうぞうの當間盛夫代表代行らは23日、下地幹郎元郵政民営化担当相に衆院選沖縄1区から出馬するよう要請した。下地氏の後援会からも出馬待望論が上がっており、下地氏は近く正式に出馬表明する方向で調整に入った。
所属政党は、維新県総支部の儀間代表が維新国会議員団の松野頼久会長と調整を進めており、維新の公認を得られる見通しという。
維新は民主党と選挙区調整を続けており、下地氏側は民主の推薦を受けることも視野に、党本部に働き掛けている。
儀間氏は下地氏に「長年国会議員の職を務め、党の要職や閣僚を歴任するなど豊かな経験を有し、国政の場に送り出した暁には、必ずや県民の繁栄に資する」と期待感を示した。
下地氏は「知事選の結果を踏まえ、後援会とも相談し、早めに結論を出したい」と述べた。
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http://www.sankei.com/west/news/141124/wst1411240013-n1.html
014.11.24 08:23
維新対立候補擁立せずも〝密約〟「一切ない」公明大阪府幹部 維新幹部は「いろいろある」と含みも
維新の党共同代表の橋下徹大阪市長(45)と幹事長の松井一郎大阪府知事(50)が、衆院選への出馬を断念したことを受け、維新幹部は23日夜、都構想への協力と引き換えに前回衆院選で候補者擁立を見送った公明候補者がいる大阪、兵庫の6選挙区について、今回も見送ることを明らかにした。
擁立見送りにあたって公明と水面下で何らかの交渉があったのかと聞かれた別の維新幹部は「いろいろある」と含みを持たせたが、公明府本部幹部は「一切ない」と否定した。
橋下氏は23日、「どうすれば大阪がもっとよくなるのかと考えた。今回は出馬せずに統一選を戦おうという結論になった」と話した。
松井氏は「一挙に国政で勝負するより地道に一歩ずつ統一選を目指すと覚悟した」と述べた。さらに、前回衆院選後に都構想の議論の進め方をめぐって公明と対立し、都構想の協定書(設計図)議案が10月、府市両議会で否決されたことを念頭に、「他会派に頼らなくても都構想を実現できる地盤を作りたい」と語った。
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>>990-991
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58062.html
民主、福井新2区に辻一憲氏を擁立 元衆院議員故辻一彦氏長男
(2014年11月24日午前7時50分)
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辻一憲氏
辻一憲氏
民主党は23日、衆院選の公認候補として、福井新2区に党福井県連青年局長で福井市のNPO法人理事長の辻一憲氏(49)=同市松本1丁目=を擁立すると発表した。辻氏は小浜市出身の元衆院議員、故辻一彦氏の長男。
辻氏は越前市内で記者会見し「国民が主役の政治を取り戻していくことが必要で、それを担うのは民主党。民主主義の再生のために力を尽くしたい」と意欲を語った。出馬要請は21日に党県連からあったとし「青天のへきれきという状況だったが、私がやれることを精いっぱいやりたいと市民活動や地域活動の中で思い続けてきた。県連関係者と話をする中で頑張ってみようという決意に至った」と述べた。
辻氏は高志高から早稲田大に進学し、在学中に国際協力活動に取り組み中退。1999〜2000年に一彦氏の秘書を務めた。01年に福井に戻り、自然体験や国際交流活動を行うNPO法人を設立した。2009年に民主党員となり、今年3月に県連青年局長に就いた。選挙は初挑戦。
民主党の衆院選の候補者擁立をめぐっては、福井新2区の公認候補となることが内定していた糸川正晃氏が20日に不出馬を表明。党県連が23日に辻氏の擁立を決め、同日党本部に公認申請した。
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http://www.news24.jp/nnn/news8884903.html
坂口岳洋氏 衆院選立候補を見送り
衆院選・山梨2区からの立候補が有力視されていた民主党・坂口岳洋氏が23日、立候補しないことを表明した。
坂口氏は県連常任幹事会で、今回の衆院選には立候補しない考えを明らかにし、了承された。
坂口氏は「去年立候補した参院選から時間が経っておらず、今回の衆院選への準備ができていない」と説明した。
これを受け県連は、候補擁立に向け党本部と対応を協議する方針だが、有力視されていた坂口氏の断念で候補を擁立できるかは不透明な情勢。
また幹事会では民主党入りした中島克仁氏を山梨1区に擁立することを確認。県連は党本部に中島氏の公認を申請し同日、追加公認された。
ただ山梨1区からは維新の党・小沢鋭仁氏も立候補を予定していて、中島氏は「時間がある限り候補者調整を続けてほしい」としている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk24010044000c.html
2014衆院選:1区民主・高橋氏出馬断念 「何があったんだ?」 県政界に戸惑い、憤る支援者も /三重
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
衆院が解散された21日深夜に出馬断念が決定的になった−−。三重1区から民主公認で出馬を表明していた高橋千秋・前参院議員(58)が、維新の党との候補者調整で公認が得られず、立候補を取りやめた。同党など県政界関係者は「何があったんだ?」と戸惑い、支援者からは「党からはしごを外された」と憤りの声が上がった。【田中功一、谷口拓未、岡正勝】
1区では、維新新人で前津市長の松田直久氏(60)が出馬準備を進めていた。民主党は松田氏に対し水面下で4区からの出馬を打診するとともに、安倍晋三首相が解散を表明した18日、高橋氏を公認候補として内定。野党の候補者調整で民主、維新両党本部の協議が進む中、高橋氏は支援者へのあいさつ回りなど、事実上の選挙戦をスタートさせていた。
21日も選対会議などを終えた後、夜には地元県議が開いた集会に参加した。その間、解散直前まで続いた候補者調整は成立せず、維新は同日夕、松田氏の1区での公認を正式発表した。
関係者によると、集会後の午後10時から、党県連代表の岡田克也氏と会談。岡田氏から公認できないことを伝えられ、出馬を断念したという。
岡田氏は22日、報道陣の取材に「両党がバッティングし、自民に漁夫の利を与えることは避けたい。いろんなものを乗り越えないと巨大与党に立ち向かえない。理不尽であることは間違いない。調整する立場なので、申し訳なく思う」と説明した。
これに対し、高橋氏の支援者の一人は「はしごを外されるとは、まさにこのことだ。あまりにひどい仕打ちだ」と憤り、同党県議は「何があったか分からない。党本部の調整とはいえ、高橋さんが可哀そうだ」と話した。
一方、報道陣から高橋氏の出馬断念を知らされた松田氏は「本当なのか」と驚きながら、「責任が重大になる」と気を引き締めていた。
松田氏らを迎え撃つことになる自民前職の川崎二郎・元厚労相(67)は「大変な、難しい選挙になった」と警戒感を募らせ、「自分の陣営を固めるだけの選挙ではなく、アベノミクスで業績や給料が上がった会社などにも支持を呼び掛けていく」と戦術転換を示唆した。
共産新人の橋本マサ子氏(68)は「形だけの共闘ではなく、政治を変えようという内容が伴わなければ意味がない。自民と違う選択肢を示し、対抗していけるのは共産党だけ」と強調した。
〔三重版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk10010117000c.html
上州変動:2014衆院選 野党結集、主導役なく 民主、維新の連携見えず /群馬
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
「野党みんなで自民党に対抗していく。安倍晋三首相に怒りをぶつけ、敗北に追い込まなければいけない」
衆院解散翌日の22日、1区の民主党公認候補となる宮崎岳志氏(44)は前橋市で街頭演説し、野党結集の意義を訴えた。2012年の前回衆院選で乱立した野党各党は共倒れに終わり、「自民1強」の国会情勢を招いた。次期衆院選に向け、野党各党が党本部レベルで候補者調整を急ぐのに対し、県内の野党勢結集の動きは、まだ途上にある。
政府・与党内で師走選挙の動きが加速した15日、民主党県連は常任幹事会を開き、候補者擁立作業を本格化させた。県連会長の黒沢孝行県議は「2〜5区で原則、独自候補を立てる。ただし、5区では前回選挙と同様、社民党と連携する」との基本方針を示し、会長一任を取り付けた。しかし、この場で1区の元職・宮崎氏を除き、具体的な候補者名は挙がらなかったという。
民主党県連が小選挙区に擁立した4候補が全員落選した前回選挙からほぼ2年。同党県連は次期衆院選をにらんだ候補者発掘を先送りしてきた。黒沢会長は「衆院選は来春の統一地方選後だと思っていた。完全に不意を突かれた」ともらす。別の県連幹部は「民主党本部から何の指示もなかった。党本部は群馬を重視していない」と語り、候補者擁立が遅れた原因は党本部にもあると言いたげだ。
民主党はかねて、地方組織の弱さを指摘されてきた。とりわけ県内では前回衆院選での惨敗もあり、県選出国会議員が不在。県議中心の県連執行部は国政から遠く、野党第1党でありながら、他党の前衆院議員を含めた候補者調整を主導できない。民主党県連は1区に続き、3区で党公認候補の擁立を決めたものの、他の野党にも大所高所から県内を束ねる「柱」となる存在がいないのだ。
象徴的なのが、2区から立候補を予定している維新の党前職・石関貴史氏(42)をめぐる民主党県連との根深いしこりだ。石関氏は12年9月に民主党を離党し、日本維新の会(当時)に合流。前回衆院選で小選挙区で敗れたものの、比例代表で復活当選した。離党当時、「マニフェストと反対に近いことをやっている」と民主党を厳しく批判。離党後も民主党県連の帳簿などをそのまま所持し、同県連が返還を求めた経緯がある。
民主党県連による2、4区の候補者擁立は難航している。しかし、「他の野党との連携を期待する」と話す石関氏との2区連携について、民主党県連幹部は「党本部が『候補者調整をしろ』と言ってきても、独自に対応する」と否定的。民主党の支持団体・連合群馬も「あっさり別の党に移った人を支援できない。県連が『対自民』の一点で、石関氏に選挙協力するとしても、勝手にやってくださいだ」(幹部)と冷ややかだ。
民主党は21日、衆院選用のポスターを発表し、海江田万里代表の写真とともに「今こそ、流れを変える時。」とのキャッチフレーズをうたった。野党各党が安倍政権との対決姿勢を強める一方で、県内の野党勢力はまとまりを欠き、自民優位の「一強多弱」の流れは変わっていない。来月2日の公示日を控え、野党結集の時間切れが迫っている。
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新潟2区に県連幹事長=社民【14衆院選】
http://getnews.jp/archives/705773
2014.11.23 17:23 時事通信社 カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 時事通信社
社民党新潟県連は23日、衆院選の新潟2区に、新人で県連幹事長の渡辺英明氏(64)を公認候補として擁立することを決めた。
[時事通信社]
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>>1032>>1038
これで,民主執行部が輿石のご機嫌を損ねてまで中島を2区に回せるかってところでしょうねぇ。
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民主・維新・次世代・みんなが推せるか?
713 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/24(月) 08:56:11.09 ID:5sdfC1Kp
http://www.kinki.zaq.jp/azamahajime/
【次期衆院選、大阪3区での挑戦について】(平成26年11月24日)
前・みんなの党参議院大阪府第2支部長の安座間 肇です。
安座間 肇 Website をご覧頂きましてありがとうございます。
「論破する政治から納得される政治」を目指す闘いを大阪3区に求めるべく、渡辺新党結党と連動し、
手順を踏んで闘いの駒を進めていた矢先、ひとりの参議院議員の翻意により、状況が流動的になりました。
政治家の言葉は軽くなっただけでなく、真実でないと疑ってかからねばならない。
渡辺新党が結党されなくなった訳ではありませんが、大阪3区の挑戦をここまで引き延ばすのは準備上、
厳しく、この度、本来の筋、手順を違え、ここに挑戦することを表明いたします。
正式には、今月26日の選挙説明会後に行います。
残り暫くは東京において、みんなの党の魂を受け継ぐ政党の誕生、もしくは、
流れをくむ勢力の出現を見極めたいと存じます。
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手打ち!?
>維新の党は、公明党の前衆院議員が出馬を予定する大阪、兵庫の6小選挙区すべてで候補者擁立を見送る方針だ。
維新の橋下・松井氏、衆院選不出馬を表明
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141123-OYT1T50073.html?from=ycont_top_txt
2014年11月24日 08時55分
維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は23日、衆院選(12月2日公示、14日投開票)への立候補を見送る考えを表明した。
橋下氏は同日、大阪市内のホテルで開かれた松井氏の後援会の会合で、「今回は戦わず、(来春の)統一地方選で戦いたい」と述べた。松井氏は、「僕も(橋下)市長も国政には挑戦しません」とあいさつした。
また、維新の党は、公明党の前衆院議員が出馬を予定する大阪、兵庫の6小選挙区すべてで候補者擁立を見送る方針だ。
橋下氏は今月12日、自らは衆院大阪3区、松井氏は同16区からの出馬を検討すると表明していた。両選挙区は公明党幹部が出馬を予定しており、維新の党が進める大阪都構想に反対する公明党側へのけん制との見方も出ていた。
2014年11月24日 08時55分
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2014.11.24 13:32
平智之氏が京都1区から無所属で出馬へ
http://www.sankei.com/west/news/141124/wst1411240025-n1.html
衆院選京都1区に、元衆院議員の平智之氏(55)が無所属で立候補する方針を固めたことが23日、分かった。平氏は平成21年の衆院選に京都1区で民主から立候補して初当選。その後、離党し、24年の衆院選はみんなから立候補したたものの、落選。みんなからも離党していた。
平氏は産経新聞の取材に「このままでは焦点がはっきりしない選挙になりかねない。私が立候補することで原発問題などをきちんと主張したい」としている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141122ddlk19010029000c.html
「1減」の余波:衆院選/上 解散、臨戦態勢 時間との闘い切迫 /山梨
毎日新聞 2014年11月22日 地方版
◇選挙区拡大、陣営頭抱え
「人選は終わっていいるが、まだ承諾をもらっていない。年内には終わらせるつもりだったんだが……」。新1区から立候補予定の自民・宮川典子前衆院議員=旧1区=の後援会関係者は頭を抱える。新1区は旧3区がそのまま加わるなど、選挙区が一気に拡大した。南北に長い旧3区では、後援会の地区役員の選任が間に合っていないところもある。
後援会は通常、市町村レベルの下部組織を構える。各組織は立候補予定者と有権者とをつなげる大切な足がかりの場。主要な活動となるミニ集会が開けなければ、有権者に直接自分の考えを伝える機会を得にくくなる可能性が出てくる。
衆院の「1票の格差」を是正する「0増5減」に伴い、山梨は東日本で唯一「1減」となった。これにより自民の現職が3人いた県内で、候補者を調整する必要に迫られ、7月に「コスタリカ方式」の導入が決まった。新1区に宮川氏、旧3区が地盤の中谷真一・前衆院議員=比例南関東=が比例にまわることになった。さらに任期を半分残しての突然の衆院解散。宮川氏を応援する立場の中谷氏の陣営は「(宮川陣営は)旧3区の党支部長宅を全部は回り切れていない。短期決戦なのに」と懸念する。
通常の段取りなら、公示の1、2カ月前には配布可能な立候補予定者の活動報告などのチラシ、後援会への入会願いなどの各種書類が準備されている。旧3区の自民党のある支部幹部は「今回はまだ何も用意されていない。選挙準備をするにも配るものもなければ、党員に指示も出せない」と手持ちぶさただ。
立候補予定者が早々に決まっていた自民党ですら時間不足は否めない中、野党陣営はさらに深刻さを増す。
解党が決まったみんなの党から離党し、民主に入党を申請した中島克仁・前衆院議員の事務所。入り口の立て看板は党名に白いテープを張り、見えないように隠した。21日、事務所ではスタッフらが集会の案内を郵送する準備に追われていた。
解散後に使えるよう、所属の政党名やロゴを入れずに封筒やチラシなどを急きょ、印刷し直した。政党の広報板には党名を隠すためにステッカーを手配する。さらに民主党に正式に入党すれば新たに政党名を入れたリーフレットを作成する予定で、「やることは山のようにあって、終わらない」と話す。
12月6日にはみんなの党幹部を招いた国政報告会が計画され、案内文は既に発送済み。まさかの解党に、事務所側は「公示後の貴重な時期。個人演説会になる予定だ」という。
選挙区域の拡大に伴い、遊説計画も見直しを迫られそうだ。ある政党関係者は「これまでなら区内を何巡もできた遊説も、今回は間違いなく数が減るはず」と話す。
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新選挙区が決まり、立候補予定者、政党、有権者も準備がままならない中で動き出す衆院選。その現場を歩いた。(この企画は、片平知宏、屋代尚則、山縣章子、松本光樹が担当します)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk19010016000c.html
「1減」の余波:衆院選/中 大規模な区割り変更 有権者の半数影響 /山梨
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
◇地理的に疎遠、違和感も
県内では今回衆院選で、小選挙区が3から2に減る「1減」によって、大規模な区割り変更を余儀なくされた。今回、有権者の半数近くが選挙区が変わることになる。
国が違憲の目安とされる1票の格差が2倍を超えない範囲の最小限で定数を減らし、同じ市町村での分断区を解消するといった基準で区割りを変更した結果だ。総務省の資料などによると、2012年の衆院選では有権者数で最多だった千葉4区と山梨1区の格差は2・28倍あったが、今回の選挙では同最多の東京1区と山梨新2区を比べ1・83倍に是正される見通し。1票の格差は縮まる一方、住民には戸惑いが広がる。
これまで甲府市などの旧1区で自民党の候補者に投票していたという山梨市小原西の無職、小俣富雄さん(65)は「新2区の候補者は分からない。(同じ選挙区になる)郡内は山一つ越えた先、甲府市などに比べて親近感もわかない。どの候補に入れるかまだ何も考えられない」と漏らす。
これまで旧2区は御坂山地と大菩薩嶺を境にした県東部の郡内地方を中心としていた。今回新たに2区に加わった山梨市や甲州市などを含む県中西部の国中地方とは一部の方言も異なったり、峠を越える必要があるなど地理的にも住民の「距離感」は否めない。
山梨市小原西の主婦(43)は、「新2区の候補は山梨市のことを知っているのか。山梨市のことを知らない人に『地元を良くします』と言われても違和感がある」と話す。
旧3区から新1区に加わることになった地域でも不満は根強い。富士川町の農業男性は「甲府市に併合されるようで不快。過疎地の声がより届きにくくなるのでは」と懸念した。
今回選挙区調整で影響を受けるのは、旧1区から新2区になる約6・5万人▽旧2区から新1区になる約2・5万人▽旧3区から新1区に変わる約25万人などの計約34万人で、これは全有権者数の半数近くに当たる。
「選挙ごとに候補がころころ変わるのは良くない。政治家には根を張って、一貫してもらわないと」。甲府市下向山町(中道地区)の農業、長田睦夫さん(81)はため息をつく。
甲府市中道地区は旧2区から新1区に組み入れられる。一方で、新1区は、自民党で小選挙区と比例代表候補を交互に入れ替える「コスタリカ方式」を適用。二つの影響によって、この地域の自民党支持者にとって、12年衆院選の小選挙区候補者は堀内詔子氏(49)だったが、今回は区割り変更で宮川典子氏(35)、次回はコスタリカ方式の適用によって中谷真一氏(38)とめまぐるしく候補者が入れ替わる。中道地区以外も、市川三郷町、旧豊富村(中央市)旧下部町(身延町)も同様の状況にある。
突然の衆院解散に加え、選挙制度変更で翻弄(ほんろう)される有権者。訴えは届くのか。候補者の手腕が問われている。
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<旧1区>
甲府(旧中道町など除く)、山梨、甲州、笛吹市(旧東八代郡除く)
<旧2区>
甲府(旧中道町など)、富士吉田、都留、大月、笛吹(旧春日居町除く)、上野原、中央市(旧豊富村)、南都留、北都留、西八代、南巨摩郡(旧下部町)
<旧3区>
韮崎、南アルプス、北杜、甲斐、中央市(旧玉穂町など)、中巨摩、南巨摩郡(旧下部町除く)
<新1区>
甲府市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、中央市、市川三郷町、早川町、南部町、身延町、富士川町、昭和町
<新2区>
富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、笛吹市、上野原市、甲州市、道志村、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk19010027000c.html
「1減」の余波:衆院選/下 野党共闘 民主・維新、譲らず /山梨
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
◇みんな解党、波乱の新1区
23日午前、甲府市で開かれた民主党県連の常任幹事会。みんなの党に離党届を出し、新1区で民主党の公認が決まった中島克仁・前衆院議員=みんなの党で南関東比例=は自ら出席者に近づき、一人ひとりと握手した。山梨での野党共闘は不調に終わる可能性が高まった。
2012年の衆院選挙では小選挙区で野党の候補が乱立し、共倒れした。小選挙区制度は元々、政権交代が可能な「2大政党」を前提とした制度で、最大野党以外は選挙区で苦戦を強いられる。今回のような「1強多弱」の構図では、与党に有利に働くことから、野党各党が公示前の候補者調整を模索する。
比例代表を例に県内の得票率をみると、12年の衆院選で自民党と公明党の合計が38・2%、民主党と維新の党、みんなの党は合計で48・7%。13年の参院選では自公で48・5%、民主など3党で37・6%。12年の衆院選のような得票ができれば、共闘候補は数字の上では勝つ可能性があるからだ。
当初、野党共闘は民主党と維新の党、みんなの党の組み合わせで模索された。しかし、今月19日のみんなの党の解党決定を引き金に、新1区は一気に動いた。
新1区は直近まで、維新の党の小沢鋭仁・前衆院議員が立候補を予定し、民主党の候補は不在。そこに、中島氏が20日、民主党に入党を申請した。中島氏は12年衆院選で旧3区で出馬し、比例復活した。今回、小選挙区が「1減」となることに伴い、旧3区はなくなり、全域が新1区の一部となる。民主党の前県連代表だった後藤斎・前衆院議員=旧3区=の知事選転出で、新1区の候補がいなかった民主党には、後藤氏と同じ選挙区だった中島氏の入党申請は「渡りに船」だった。
維新の党の国会議員団幹事長の小沢氏は元々、民主党政権で環境相まで務めた存在だが、逆に古巣の民主党から推す声は上がらなかった。維新の党の江田憲司共同代表は20日の記者会見で「(1区で)譲るつもりはない」と、平行線をたどった。
背景の一端には、民主党の輿石東参院副議長と小沢氏との長年にわたる確執が横たわるとされる。共に民主党だった2人は1996年の総選挙で選挙区調整を行い、旧1区が輿石氏、小沢氏は比例にまわった。さらに、その後にあった党の県支部の代表を巡る争いで関係は悪化し、「今日まで尾を引いている」(後援会関係者)とも言われる。2012年の衆院選前には、小沢氏が維新合流のため民主党を離党すると、輿石氏は即座に小沢氏に対抗馬を立てることを明言している。
党本部同士で「共闘」だけ決めても、個別の地域事情や過去の経緯を一朝一夕で乗り越えることは難しい。ある政党関係者は「すりあわせをしないといけない考え方や政策の違いもあるが、結局は候補を含めた人間関係がネックになっている」と苦言を呈した。
県内2小選挙区のいずれも候補を擁立する共産党は、野党共闘とは距離を置く。花田仁・県委員長は「他党から野党共闘をよびかけられたこともない」と話す。民主と維新が21日にようやく五つの共通政策を発表したことに触れ、「政策は二の次で、選挙目当ての共闘。国民不在だ」と批判する。公示まで残された時間はわずか。有権者の目には、どう映っているのだろうか。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk02010125000c.html
2014衆院選:みんな県連協解散へ 波多野会長が不出馬表明 /青森
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
みんなの党県連絡協議会の緊急役員会が23日開かれ、波多野里奈会長が衆院選不出馬を表明した。波多野氏は前回2012年の衆院選で民主党公認として1区から出馬し、落選している。
県連協は、みんなの党が解党する28日付で解散し、今後は無所属で活動を続ける波多野氏の後援組織として活動する。
波多野氏は非公開の役員会後、報道陣に対し、民主党へは復党しない考えを示した。また、近く渡辺喜美前代表が結成するとみられる新党については「できてみないと何とも言えない」と述べるにとどまった。その上で、「逆に信頼できる人を見極めるチャンス。政策で集える政党ができたら飛び込んでいきたい」と話した。
一方、維新の党公認で1区から出馬予定の升田世喜男氏(57)は23日、青森市浜田で事務所開きをした。県議や後援者ら約100人が集まり、升田氏は「青森の目線、生活者の目線、納税者の目線を訴えながら、選挙区で勝ちたい」と決意表明した。
◇自民県連は遊説
自民党県連は、青森1〜4区に出馬予定の候補者らが各地で街頭演説会を実施。県内全9カ所でマイクを握った大島理森会長は弘前市内で「民主党の混乱した政権運営が経済に影響し、日本の成長そのものがマイナスになってしまった」と野党批判を強めた。【石灘早紀、森健太郎】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk15010026000c.html
2014衆院選:元副農相・栗原氏、立候補取りやめ−−4区 /新潟
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
衆院選で4区から立候補すると表明していた元副農相の栗原博久氏(67)が23日、毎日新聞の取材に対し、一転して立候補を取りやめることを表明した。理由について栗原氏は「諸般の事情から立候補しないことに決めた」と述べるにとどめ、詳しい事情は明らかにしなかった。一方、比例代表での立候補については「検討している」と含みを持たせた。
栗原氏は新潟市秋葉区出身。衆院議員秘書などを経て1993年に自民党公認で衆院選に立候補して初当選、3期務めた。前回衆院選では4区から、昨夏の参院選には比例代表で、いずれも日本維新の会(当時)の公認候補として立候補していた。【山本愛】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk10010083000c.html
衆院選:佐田氏公認問題、再考を 自民1区、党本部が前橋支部に /群馬
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
衆院選で自民党前橋支部が1区の前職、佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=の公認を求めない意向を党本部に伝えた問題で、自民党本部は23日、前橋支部に再検討を促した。支部は公認申請期限の24日、県議や県連幹部らが会合を開いて最終判断する。
自民党選対は「現職優先」としており、前橋支部は改めて佐田氏公認を認めるかどうか協議する。24日の会合では佐田氏に代わる候補として中曽根弘文県連会長の長男の名前も挙がるとみられるが、意見がまとまらない場合は党本部に一任する可能性もあるという。
この問題では、1区支部の役員らが19日、支部長を務める佐田氏の交代を党本部に申し入れ、回答を待っていた。23日午後になって回答があり、「党本部は、こちらが投げたボールをそのまま投げ返してきた」という。【吉田勝】
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141124-OYT1T50016.html?from=ycont_latest
なじみ薄い選挙区、公認遅れ…焦るくら替え組
2014年11月24日 10時53分
衆院選直前に、所属政党を変えた「くら替え」組の立候補予定者は悪戦苦闘している。
衆院解散から初の日曜日の23日、みんなの党を離党し、民主党入りした山内康一氏は街頭に立たず、イスと机だけのがらんとした埼玉県春日部市(衆院埼玉13区)の事務所にいた。
民主党内の選挙区調整の結果、埼玉13区で出馬の方向となったが、「駅前に来たことがある」程度でなじみは薄い。街頭演説の場所などを、地元市議から手取り足取り指南を受けた。
民主党の公認発表が23日夕にずれ込み、本格的な活動はこれから。「この時期なら朝から晩まで街頭に立っていてもおかしくない」と焦りを隠さない。後援会組織もゼロ同然だ。
山内氏は福岡県出身。2005年衆院選は自民党公認で神奈川9区から出馬し初当選した。09、12年衆院選ではみんなの党の公認を得て比例北関東ブロックで当選。今回は12月14日の投開票日まで短期決戦だが、「やれるだけやろう」と決めた。
23日は自身のブログで、埼玉13区の前任者・民主党の森岡洋一郎元衆院議員を引き合いに必死に売り込みを図った。
「森岡さんの論文を読ませていただき驚きました。私と関心分野がかなり重なっています。森岡さんの意志や政策を継承し、埼玉13区でがんばりたい」
◇
少年野球チームが汗を流す埼玉県川越市(衆院埼玉7区)のグラウンドには、生活の党を離党した小宮山泰子氏の姿があった。衆院解散の後、事務所のプリンターで印刷した急ごしらえの名刺を配った。裏側には「民主党への復党を申請」と記した。
「700億円も税金を使って衆院選をする意図がわからない。700億円あれば、学童保育の予算2年分でおつりが来る」
安倍首相による衆院解散の決断を批判する一方、自身のくら替えについては、「民主党に戻り、戦う決意をさせていただきました」などと述べるだけで、多くを語らなかった。
それでも、支持者の反応は悪くないという。埼玉7区は民主党公認として初当選した時からの地元だ。旧知の支持者から「(7区に)民主党の立候補予定者がいなくてよかったね」と声をかけられたという。小宮山氏は「(民主党も生活の党も)目指す所は変わらない。国民の生活を守る政治をやっていきたい」と強調する。
2014年11月24日 10時53分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400123
熊本5区に新人=社民【14衆院選】
社民党熊本県連は24日、衆院熊本5区に新人で県連幹事長の今泉克己氏(64)を公認候補として擁立することを決めた。(2014/11/24-14:32)
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14神奈川衆院選:比例名簿めぐり火花 山梨厚遇に神奈川県連反発
カナロコ by 神奈川新聞 11月24日 13時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141124-00113065-kana-l14
衆院選公示(12月2日)を目前に控え、比例南関東ブロック(神奈川、千葉、山梨)の名簿順位をめぐり、自民党の地方組織が火花を散らしている。1票の格差を是正する「0増5減」のあおりで、定数が3から2に減る山梨県で選挙区を譲った議員1人が比例名簿の上位に回ることが発端。神奈川県連は「他の2県と公平性に欠く」として是正措置を求めている。
火種は夏の党本部決定だった。党本部は7月末、衆院の小選挙区と比例代表の候補を選挙ごとに入れ替える「コスタリカ方式」を山梨県の新1区で適用することを決めた。
次期衆院選では宮川典子氏(山梨1区)が小選挙区、中谷真一氏(比例南関東)が比例上位に回る。その次は宮川氏が比例代表、中谷氏が小選挙区に出る。難航した候補者調整を廃止したはずのコスタリカ方式で解決したわけだ。
しかし、党の決定に神奈川、千葉の議員らは反発。前回衆院選で3県の重複立候補者が同列1位だったように、通常は重複候補が同じ順位で並び、選挙区の惜敗率の高い順に復活当選が決まる。上位の比例単独候補が増える分だけ復活の枠が減るため、「比例復活組には死活問題」(党関係者)となる。
神奈川県連は3県連に呼び掛け、各会長、幹事長を集めた会議を9月10日に党本部で開催。神奈川は「山梨の1人が比例上位に回ることは仕方がない」と理解を示しつつも、名簿順位の不公平感を解消する独自案を党本部に提案した。
神奈川、千葉の重複候補が前回と同数と仮定してこの案を説明すれば、1位に山梨の候補、2位に神奈川(16人)、千葉(13人)の重複候補全員を置き、31位に選挙区で立候補する山梨の2人を置くというもの。だが山梨県連も党本部もいまだに明確な回答は示していないという。
さらに、安倍首相の解散表明直後には不穏な情報も流れた。以前からあった山梨2区の無所属長崎幸太郎氏の復党を求める党内の動きと絡み、「2枠目」となるコスタリカの導入があるという未確認情報だった。
神奈川、千葉の衆参国会議員は19日、機先を制して国会内で緊急の合同会議を開催。党本部に「もし本当なら絶対に看過できない」とする要請文を提出した。
前回の衆院選で3人が復活当選した神奈川。県連の竹内英明幹事長は「比例当選も含め県内ではいま(公明党前職の6区を除く)17選挙区すべてで国会議員がいる。山梨を厚遇する名簿のせいで、県内で復活当選できない議員が出る事態は絶対に避けたい。神奈川県連として譲れない問題だ」と語気を強める。名簿順位が公表されるのは公示直前。残された時間は少なく、県連は早急に3県連と会合を開くよう党本部に求めている。
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今日のローカルニュースにて片山虎之助が「岡山で維新の候補を立てる」と。出すなら1区か5区で、1区は元衆院議員も選択肢の中にあるって事だそうで。高井崇志が維新公認って流れになりそう
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正式に決定
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400094
千葉4区に県議擁立=自民【14衆院選】
自民党千葉県連は24日、次期衆院選の千葉4区に新人で千葉県議の木村哲也氏(45)を公認候補として擁立することを決めた。(2014/11/24-12:50)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400089
自民県連、群馬1区に佐田氏推さず=中曽根元首相・孫に出馬の動き【14衆院選】
自民党群馬県連は24日、前橋市内で会合を開き、前職の佐田玄一郎元行政改革担当相が党支部長を務める衆院群馬1区について、同氏を公認候補者としては推さず、党本部に対応を一任することを決めた。佐田氏をめぐっては、週刊誌に報じられた女性問題や、後援会活動が不十分なことに対して不満の声が上がっていた。
一方、24日に県選挙管理委員会が実施した立候補予定者説明会には中曽根康弘元首相の孫で弘文元外相の長男の康隆氏(32)の陣営関係者が出席。同関係者は「本人は公認を得られれば1区で出たいと考えている」と記者団に語った。 (2014/11/24-17:18)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400218
宮城5区、大久保氏推さず=自民県連【14衆院選】
自民党宮城県連は24日、仙台市内で会合を開き、前職の大久保三代氏が支部長を務める衆院宮城5区について、同氏を公認候補として推さないことを決めた。今後の対応は党本部に一任するとしている。
大久保氏に対しては、県議らから「地元への貢献が足りない」などと不満の声が出ていた。(2014/11/24-17:39)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400214
松沢氏に入党要請=次世代幹部
次世代の党の山田宏幹事長は24日、参院議員会館で解党が決まったみんなの党の松沢成文参院議員に会い、次世代への入党を要請した。この後、松沢氏は「前向きに考えたい」と記者団に語った。
山田、松沢両氏は議員連盟「自主憲法研究会」のメンバーで、松沢氏は「路線は共通のものがある」と指摘。入党の条件として、自身が力を入れてきた「受動喫煙防止法」の制定などに次世代が取り組むよう求めたことも明らかにした。
松沢氏は新党の結成も模索しているが、調整は難航しているとみられる。(2014/11/24-17:29)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124rky00m010006000c.html
衆院選:辺野古が最大争点に 翁長陣営全4区で協力 /沖縄
2014年11月24日
沖縄県知事選で当選した前那覇市長の翁長雄志氏の選挙陣営「ひやみかち・うまんちゅの会」は23日、那覇市で記者会見し、来月14日に行われる衆院選の県内4選挙区で自民前職と対峙して出馬する4氏を同会の枠組みで支援し、政党間の選挙協力を進めると正式に発表した。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設反対を掲げ、党派を超えて翁長新知事を国政から支える姿勢を明確にした。知事選に続き辺野古移設の是非が争点となり、安倍政権の評価などの対立軸が鮮明となった。
同会は社民、共産、社大、生活の各党と県議会会派の県民ネット、自民党を除名された那覇市議会会派の新風会などで組織する。衆院選では沖縄1区で赤嶺政賢氏(共産)、同2区で照屋寛徳氏(社民)、同3区で玉城デニー氏(生活)、同4区で仲里利信氏(無所属)を支援する。
同会の新里米吉調整会議議長(社民党県連委員長)は会見で、前回衆院選の公約を覆して辺野古移設容認に転じた自民党前職を強く批判し「県民を裏切った自民党に勝ち抜いていく」と決意を述べた。
比例代表については各党で対応する。選挙協力について新風会の金城徹会長は「うまんちゅの会の結束の下に国政選挙も戦う」と述べた。
一方、衆院選の県内4小選挙区には自民党から1区の国場幸之助氏、2区の宮崎政久氏、3区の比嘉奈津美氏、4区の西銘恒三郎氏の前職4人が出馬を予定している。翁長氏側の4人とそれぞれ対決する構図となる。
経済政策や外交・安全保障などを含め、第2次安倍政権の約2年間の実績や評価をめぐって活発な論戦が展開されそうだ。
(琉球新報)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddn041010009000c.html
衆院選:橋下・松井氏不出馬 公明揺さぶり不発 「チキンレース」10日で幕
毎日新聞 2014年11月24日 大阪朝刊
「統一地方選を戦う」。橋下徹・大阪市長(維新の党共同代表)と松井一郎・大阪府知事(維新幹事長)は23日、衆院選への立候補見送りを表明した。出馬を示唆してから約10日。大阪都構想を巡って決裂した公明党を名指しし、「やられたらやり返す」などと挑発して協力を引き出そうとしたが、失敗に終わった。【野口武則、寺岡俊、重石岳史】
午後6時から大阪市内のホテルで非公開で開かれた松井氏の後援会会合。支援者ら約1000人を前に、両氏が不出馬を明らかにすると、大きな拍手が上がった。後援会役員の男性(64)は「大阪の改革をまとめてから国政に出てほしい」と、判断を支持した。橋下、松井両氏は会合後、記者団に何も語らず会場を後にした。
「当初は、出るか出ないか曖昧にして、公明を揺さぶる戦術だった」。橋下氏の側近議員は明かす。衆院の解散風が強まった今月11日、橋下氏は周辺に「(衆院選に)出られるわけない」と語っていた。松井氏も同じころ、「今の時期に知事選はできない」と漏らした。12日、橋下氏が記者団に出馬を示唆すると、維新幹部は「公明の態度が変わってきている」と期待感を示した。
公明党大阪府本部も内部で議論を続けた。松井氏との水面下での協議も一時検討に上がった。しかし、府議や市議が「否決した協定書を今さら認められない」と猛反発した。16日午後、大阪市内の府本部であった議員総会。約200人の所属議員を前に、橋下氏が出馬を検討した衆院大阪3区の佐藤茂樹府本部代表は「(橋下氏が)出るのは自由。出るなら戦う」と言い切った。公明市議も「橋下氏の発言は、あの手この手で『話したい』ということを言いたかったのだろう。維新は焦っているが、つまらない裏取引はしない」。橋下氏らの思惑は外れた。
「衆院選で負けて国政での立場が弱くなれば、これ以上、公明と駆け引きができなくなる」。両氏の立候補について橋下氏周辺は懸念を漏らしていた。維新市議が「公明と最後のチキンレースだった」と例えるように、橋下氏らは「引くに引けない状況」に陥っていた。
佐藤氏は23日夕、大阪市内で街頭演説後に記者から橋下氏の出馬見送りを聞き、淡々と語った。「にわかに聞いたので驚いている。一喜一憂せず、自分の選挙戦を戦うだけだ」
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◇公明「脅しに使われた」 維新府議「地元心強い」
橋下徹、松井一郎両氏の衆院選不出馬表明では、大阪の各党にも波紋が広がった。
橋下氏が非難していた公明党。大阪市議団の待場康生幹事長は「脅しに使われた。妥協しなくて正解だった」と憤りを隠さず、「我々は粛々と戦うだけだ」と言い切った。
自民府議団の花谷充愉幹事長は「出馬を検討すると言った時点で、知事・市長としては失格だ。都構想の行き詰まりを自ら認めたに等しい」と話した。
橋下氏が出馬を検討していた大阪3区で、反維新勢力の結集を目指して動いていた民主系の松崎孔市議は「ここまで消極的な戦略に出るとは考えていなかった。選挙に向け気を引き締める」と語った。
市長・知事の職を辞し、国政進出の可能性を見せたことで、議会での追及も強まりそうだ。共産市議団の山中智子幹事長は「有権者をもてあそぶのもいいかげんにすべきだ。代表質問などを通して、自覚を問いただしていく」と意気込んだ。
維新内部では両氏の立候補を懸念する声もあったが、副代表の今井豊府議は「発信力のある2人が大阪にいるのは強みだ。都構想実現のための署名集めと統一地方選に全力を注ぐ」と語った。【林由紀子、大久保昂】
◇「騒ぐだけ」「残念」−−街の声
橋下徹・大阪市長と松井一郎・大阪府知事が立候補見送りを表明したことについて、2人が出馬を想定していた選挙区の住民はさまざまな感想を漏らした。
橋下氏が出馬を検討していた大阪3区。大阪市住吉区の飲食店経営の女性(67)は「期待して橋下氏に投票してきたが、派手に打ち上げるばかりで政策に実がない。市民のための市政をしてほしい」と注文をつけた。洋服販売店に勤める同区の男性(54)は「橋下市長になり、役所の応対も丁寧になった。立候補して国会議員の定数削減をしてほしかった。後継者が見つかれば投げ出しにはならないはずで、残念だ」と話した。
松井氏が想定していた大阪16区に当たる堺市堺区の飲食店員の男性(33)は「今回の衆院選への興味が一気に薄れた」と残念がった。同市北区の主婦(38)は「維新は何がしたいのか分からない。今回も騒ぐだけ騒いだという感じ」と指摘した上で、「本当に大阪都構想を実現したいなら、知事と市長は辞めるべきではない」と語った。【山下貴史、山口朋辰】
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総支部長じゃなくて、副支部長なの?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk45010193000c.html
2014衆院選みやざき:民主「短期決戦をプラスに」 1区副支部長に、新人の村尾氏就任 /宮崎
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
民主県連は23日、拡大常任幹事会を開き、衆院選で1区に擁立する新人、村尾英俊氏(51)の県連政策委員、1区副支部長就任を決めた。
村尾氏が県連の会合に出席するのは初めて。村尾氏は冒頭、「短期決戦をプラスにして精いっぱい頑張る」とあいさつした。村尾氏は講師を務める東京の専門学校の仕事で24日にいったん宮崎を離れ、27日までに再び来県して選挙活動を本格化させる予定という。
CNP会議で民主県連との選挙協力に合意した社民県連幹部も近く村尾氏と会談し、具体的な支援策を決める。【中村清雅】
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2014.11.24 09:32
前回は民主・前原氏の得票の約10分の1…社民京都府連は衆院選への候補者擁立断念
http://www.sankei.com/west/news/141124/wst1411240016-n1.html
【衆院解散、総選挙へ】
社民府連は23日、常任幹事会を開き、衆院選(12月2日公示、14日投開票)への候補者擁立を見送る方針を決めた。比例票の掘り起こしに専念するとしている。社民府連は、平成24年の前回衆院選で2区で新人を擁立したが、当選した民主、前原誠司氏の約10分の1の7416票しか得票できず、最下位だった。今回も2区を軸に候補者擁立を模索していたが、人選などが難航していたという。
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相当厳しい数字出てんのかな。。・゚・(ノД`)・゚・。
2014.11.15 19:34
【衆院選】100議席厳しい 民主・馬淵氏
http://www.sankei.com/politics/news/141115/plt1411150035-n1.html
【永田町の「解散風」】
民主党の馬淵澄夫選挙対策委員長は15日、奈良市で開いた会合で、12月の衆院選の獲得議席に関し「3桁を目指すと言い続けるが、厳しい状況だ」と述べ、現段階で100議席確保は難しいとの認識を示した。
公認候補を擁立する小選挙区について、他の野党との「候補者競合を避けるため」として「おおむね150から160選挙区になる」との見通しを述べた。
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>>1055
ありがとうございます!
連合との関係考えたら順当の様ですね・・。
取り敢えず非自公で候補者でることが大事ですから。
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865 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/24(月) 19:23:02.63 ID:O9WvT1z3
北海道2区の高橋が大阪に国替えするようだ
12区あたりが有力か
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勿論アベノミクスとかの前の話で維新旋風が吹いてた選挙だけどタイラ出なかったら田坂が勝ててたんちゃのヽ(`Д´)ノ
平め(`Д´)つ)ノД`)・゚・。
856 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/24(月) 18:12:01.70 ID:O9WvT1z3
田坂は元府議会議長で維新と関係なく地盤が強いのが特徴
京都民主とも古くからのパイプがあり、民主票が見込める(京都民主が田坂支援に前向き)
平が出るらしいが無所属なので、みん党票もある程度見込める
伊吹がしぶといのは知っているが反自民票・反伊吹票を纏めた田坂が勝つと予想
穀田は基礎の4万票がせいぜいだろう
京都1区
伊吹(自民) 69,287
田坂(維新) 47,273
穀田(共産) 41,349
平智(みん) 24,591
祐野(民主) 24,129
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松木の元秘書でもあるのか。。
民主北海道、道12区に水上氏擁立 道7区除き公認申請(11/23 07:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576069.html
民主党北海道は22日の運営委員会で、衆院選道12区(オホーツク、宗谷管内)に北見市議の水上美華氏(32)を擁立すると決めた。
水上氏は道2区(札幌市北、東区)で維新の党から立候補する予定の松木謙公元衆院議員の秘書を務めたこともある。2010年の北見市議選で初当選し、現在2期目。
運営委員会では、民主党から道7区(釧路、根室管内)に出馬する方向で調整している新党大地の前職鈴木貴子氏(28)以外の道内11小選挙区の立候補予定者を党本部に公認申請することを決めた。
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>>1067
こんな意見も。。
836 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/24(月) 02:50:11.33 ID:dqXpIwxk
維新に朗報だよ
維新の田坂が出る京都1区に
元民主の議員が出るよ
これで反維新の票が分裂して
維新の芽が出たかもしれないね
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次世代スレより。小政党は次々とニュースを放っていかないと埋没するから戦略としてはいいのかも。
平沼・石原・田母神・西村と集まってどの程度集票出来るのでしょうかねぇ。
山田は兎も角,松沢や中田や園田はこんなのと一緒にやっても平気なくらい右翼なんですねぇ。。
116 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/24(月) 20:23:32.42 ID:stcXXa5c
473 :無党派さん:2014/11/24(月) 20:06:17.32 ID:TWtQy1Y2
本日、福岡で田母神氏の講演あり、生で聴きました。
明日か、明後日には、次世代の党からの立候補を表明するそうです。
選挙区その他は不明、太陽の党では、年をまたいでいないので、政党要件を満たさないからだそうです。
お、少しはワンちゃんできたか??
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112400298
民主、2人追加公認【14衆院選】
民主党は24日、衆院選の北海道7区に前衆院議員の鈴木貴子氏(28)を、島根1区に新人の和田章一郎氏(67)をそれぞれ公認候補に決めた。同党の選挙区候補は計175人となった。(2014/11/24-20:34)
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http://www.sankei.com/west/news/141124/wst1411240040-n1.html
2014.11.24 19:52
あえぐ民主…重鎮も危機感、1区でさえ候補者擁立難航
(1/3ページ)
前回衆院選の大敗から、捲土(けんど)重来を期す民主。24日には「生活者」の視点に立つとしたマニフェスト(政権公約)を発表、無党派層の取り込みに躍起だ。ただ突然の衆院解散で準備不足の感は否めず、得意としてきた都市部でも候補者擁立が難航。リベンジに燃える重鎮や立候補を決めた新人も、焦りと危機感を抱えながら地元を奔走している。
■風はどこに
「読めないんですよ。街の空気。これから民意がどう動くのか」
12月2日の公示を前に困惑気味に話すのは奈良1区(奈良市)の民主前職、馬淵澄夫氏(54)。平成15年以降4回連続で当選し、国土交通相も務めたベテランだ。選挙での勝負強さは「馬淵の壁」と対立陣営から恐れられ、前回衆院選でも民主への逆風をはねのけた。
その馬淵氏ですら不安を募らせる今回の世論の行方。「解散をけしからんと思っている人は棄権し、投票に行かない層が圧倒的に増える可能性がある」と推測し、風が吹かない“無風”になることを懸念する。
相次ぐ閣僚辞任で揺らいだとはいえ、現政権人気は根強い。「間違いなく今までで一番厳しい選挙になる」(陣営幹部)
「初心に帰って走り回っています」。大阪11区(枚方・交野市)からの立候補を予定している民主元職の平野博文氏(65)が地元のもちつき大会で声を張り上げていた。
同選挙区では知名度の高い自民元職、佐藤ゆかり氏(53)が参院議員からくら替え。維新前職や共産新人を交えた激戦が予想されている。
民主政権時代の官房長官ながら、前回選挙では比例復活すらままならない屈辱的な大敗を喫した。今回は選挙区内をくまなく回る「どぶ板」で臨む構えだ。
■花の1区でも…
都道府県庁の所在地を舞台とする1区は無党派層が多く、民主が得意としてきた選挙区だが、今回は候補者擁立さえ危ぶまれるケースも少なくない。
兵庫1区(神戸市中央区など)で前回の雪辱を目指していた民主元職、井戸正枝氏(48)は「断腸の思い」と悔しさをにじませた。18日に党本部から宮城4区で出馬するよう連絡があったからだ。「(来年の)阪神大震災20年を見届けたかった」
党が「国替え」を決めたのは、井戸氏が宮城出身だからという理由だけではない。水面下で維新と調整し、候補者の一本化を図ったことが背景にある。「花の1区」でさえ、野党共闘で譲らざるを得ないというわけだ。
京都1区でも、民主府連は独自候補の擁立を断念、党本部に判断を委ねることにした。党関係者は「1区だからとこだわっていられる状況ではない。今回は取り戻せるところを取り戻す、そういう選挙になる」と話す。
■「あまりに急」
「候補者を決め、県民に選択肢を示すのが政党としての最低限の務めだ」。17日に松江市で開かれた民主の意見交換会で代表代行の岡田克也氏(61)が訴えた。
それまで島根では1、2区とも擁立作業が難航。20日になってようやく、県連代表で県議の和田章一郎氏(67)自らが1区から立つことを決めた。
和田氏は「現政権に白紙委任を与えることはあってはならない」と出馬理由を語ったが「候補を発掘しようとしたが、(解散が)あまりに急転直下だった」と本音も漏らした。
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中島と聞いても全然結びつかなかったけどそうなんか!
377 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/24(月) 12:02:44.22 ID:vlDLr5q4
個人的には山梨一区を最も注目している
民主・維新の激突の選挙区であり、民主党の実力者輿石副議長のおひざ元
しかも、民主党の候補者は自民党元参議院議員の子息で輿石氏の盟友の子息
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減税のおひざ元に旅行してきました
やっと記事が読めます・・・
>>913 東京25区民主:山下容子
>>50の記事が生きました笑
>青梅市選挙区選出の山下容子都議(54)は4年前、自民党が半世紀守っていた議席を奪い「民主躍進」のシンボルになった。だが民主を離党し、次の都議選には出馬しない。「元々、国政志望だった」と理由を語る。
2009年都議選当選
2013年3月 1人会派「緑の地球クラブ」を結成
2013年都議選は出馬せず
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東京11区熊木美奈子は09年都議選当選。13年落選組 (板橋区)
13区長谷川貴子は足立区議ですね。
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>>1073
中島家の本来の地盤が甲府であること、
中島が前回出馬した3区が新1区に移行したこと、
前回の小沢鋭の減らしっぷりが顕著で、地力が疑われること、
輿石のプッシュ、
があって、今回普通にやっても民主公認中島が維新公認小沢を上回る可能性が高いんだろうなと思われますね…。
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>>941
青森1区:前回未来が擁立した無所属元議員横山北斗は「動向を見極めて判断する」と話す。
出馬の可能性あるのか
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山形2区 >>946
>前回旧日本維新の会として候補を立てた維新は、民主との野党連携で合意し擁立を見送った。
ってことで、川野裕章は出馬断念のようですね。
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>>990-991
社会党の代議士だったんですね。
新進党もいる中で小選挙区勝利とはすごいなあ
第42回衆議院議員総選挙 福井県第3区(2000年)
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 推薦・支持 比例重複
当 高木毅 44 自由民主党 新 81,698票 52.5% ○
辻一彦 75 民主党 前 66,398票 42.7% ○
小柳茂臣 46 日本共産党 新 7,384票 4.7%
第41回衆議院議員総選挙 福井県第3区(1996年)
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 推薦・支持 比例重複
当 辻一彦 71 民主党 前 52,473票 36.8% ○
高木毅 40 自由民主党 新 48,762票 34.2% ○
松田篤之 58 新進党 新 32,426票 22.7% ○
吉田一夫 71 日本共産党 新 8,974票 6.3%
第40回衆議院議員総選挙 (1993年(平成5年)7月18日執行)
当日有権者数:617,444人 投票率:76.19%(前回比:)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 当選回数
当 山本拓 41 自由民主党 前 103,901票 22.2% 2
当 笹木竜三 36 無所属 (革新系) 新 97,382票 20.8% 1
当 辻一彦 68 日本社会党 前 85,524票 18.3% 4
当 平泉渉 63 自由民主党 前 81,054票 17.3% 6
牧野隆守 67 自由民主党 前 80,400票 17.2%
金元幸枝 35 日本共産党 新 19,973票 4.3%
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>>1059とか
仲里利信の選挙歴が見つからないんですけどどこかに落ちてないですかね・・・
いつまで選挙でてたんだろ?
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亀井静香もそろそろ落選しそうだけど。。(;´Д`)
【広島】6区で亀井氏推薦 民主県連
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=107764&comment_sub_id=0&category_id=576
民主党広島県連は22日、衆院選広島6区で、無所属前職の亀井静香氏(78)を推薦すると決めた。党公認候補の擁立は見送る。
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>>1026山形3区吉田大成
山形が地元なのかなんかあるのかと思ったら?
http://www.yoshidataisei.com/profile
昭和44年11月
川崎市麻生区(当時:多摩区)百合丘で誕生
平成6年4月
衆議院議員松沢しげふみ事務所…主に麻生区担当秘書として5年間研鑽を積む
って感じでずっと神奈川川崎の人ですね
なんで、こんな保守地盤で出ようと思ったんだろうか!?
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>>1072
>兵庫1区(神戸市中央区など)で前回の雪辱を目指していた民主元職、井戸正枝氏(48)は「断腸の思い」と悔しさをにじませた。18日に党本部から宮城4区で出馬するよう連絡があったからだ。「(来年の)阪神大震災20年を見届けたかった」
>党が「国替え」を決めたのは、井戸氏が宮城出身だからという理由だけではない。水面下で維新と調整し、候補者の一本化を図ったことが背景にある。「花の1区」でさえ、野党共闘で譲らざるを得ないというわけだ。
井戸正枝の希望ではなく、党本部が国替えを決めたんですね
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仲里利信氏、出馬を表明/衆院選沖縄4区
「辺野古新基地を阻止」/TPPにも反対する姿勢
衆院選への出馬を表明した仲里利信氏=22日、那覇市
【那覇支社】元自民党県連顧問で元県議会議長の仲里利信氏(77)は22日、那覇市内で記者会見し、衆議院議員総選挙(12月2日公示、14日投開票)に宮古2市村などを含む沖縄第4区から無所属で出馬することを正式に表明した。社大、社民、共産各党などの支援を受ける。
会見で仲里氏は「辺野古に新基地は造らせない。農業のTPP(環太平洋経済連携協定)も絶対に許すわけにいかない。信念を持って選挙戦を戦い、当選を果たして県政発展のために翁長新知事を支えながら、ともども頑張りたい」と、出馬への決意を述べた。
仲里氏は、16日の県知事選挙で前那覇市長の翁長雄志氏を初当選させた社大、社民、共産、生活、県議会会派の「県民ネット」、保守系那覇市議団の「新風会」など、「建白書」実現を目指す勢力で構成する沖縄4区候補者選考委員会から20日に出馬要請を受け、22日に立候補を承諾した。
立候補の理由では「政治家は公約が命と思っている。公約違反は絶対に許せず、選挙民への裏切りだ。戦争体験者として2度とあのような戦争を子や孫に引き継ぐわけにはいかない」と強調し、仲井真弘多知事の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設容認を厳しく批判した。
選挙戦では辺野古の新基地建設阻止と、TPP交渉の自由化反対などを公約の柱に掲げて取り組む方針を示した。
仲里氏は、自民党県連が同じ4区で擁立する前職の西銘恒三郎氏(60)の後援会長を昨年5月に辞退した。会見で退任理由を聞かれ、「(西銘氏は)普天間基地の危険性の除去は国外・県外移設と公約したが、相談もなしに辺野古を承認した。本人に会って撤回するかどうかとなったが、結果的に私が辞めることになった」と経緯を説明した。
仲里利信(なかざと・としのぶ)=新・無所属=1937年3月16日生まれ、77歳。
南風原町出身、琉球大学卒。会社代表などを経て1992年県議会議員に初当選し4期務める。
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>>1080
>>1084
>仲里利信(なかざと・としのぶ)=新・無所属=1937年3月16日生まれ、77歳。
>南風原町出身、琉球大学卒。会社代表などを経て1992年県議会議員に初当選し4期務める。
つまり、08年までは県議だった、ん?
と思ったら案の定ありました。
http://tohazugatali.digi2.jp/politics/2004okinawa.html
選挙区は島尻郡区ですね。
これ以上古いのは図書館行って、新聞記事探さないとないかと。
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>>1017含めると新開の無所属出馬もありそうですね
>このうち1区では、公認調整が続く自民から2陣営が出席した。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/129071
立候補説明会に34陣営 衆院選福岡県内小選挙区 [福岡県]
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 00時38分)
衆院選(12月2日公示、14日投開票)を控え、県選挙管理委員会は24日、福岡市博多区のホテルで県内11小選挙区の立候補予定者説明会を開いた。
既に立候補を表明している30陣営のほかに、立候補を検討している4陣営が参加。このうち1区では、公認調整が続く自民から2陣営が出席した。
出席者は選挙活動の場所の制限や、供託金の納入方法などについて説明を受けた。
県選管は26〜28日に県庁で立候補届け出書類の事前審査を行う。
=2014/11/25付 西日本新聞朝刊=
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http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=549315216
衆院選 : 選挙区入り限定、冬の悪天候… 離島、山間の遊説苦慮
中山間地を遊説し、有権者と握手する立候補予定者(左)=鳥取市内
衆院選の中山間地や離島への遊説で、山陰両県の小選挙区の立候補予定者や陣営が頭を悩ませている。政府や党の要職に就く自民党前職は“お国入り”の日数が限られ、有権者数の多い市部を優先せざるを得ない。さらに、野党を含め、もともと「時間」と「天候」という課題を抱える離島への訪問は、冬場と異例の短さの戦いとなって一段と困難に。「地方創生」の必要性が叫ばれる中、最も政治の力を求める地に足を運びにくいジレンマを抱える。
「皆さん、ご無沙汰して、すみません」−。解散後初めて23日に鳥取1区へ入り、鳥取市内の農村部で集まった70人に語り掛けた自民党前職の石破茂地方創生担当相(57)に、農業の男性(80)は「忙しい人。ありがたい」と喜んだ。
同日はこのほかにも、鳥取県智頭町など中山間地を遊説した。公示後、選挙区でマイクを握られるのは2日間だけ。鳥取、倉吉両市などが中心となるだけに、後援会の本多達郎顧問は「強行軍でも、公示前に回っておかないといけない」と、背景を語った。
事情は島根1、2区の自民党前職も同じだ。島根2区の竹下亘復興相(68)の選挙区入りは、公示日と最終日のみとなる見通し。前回選は全市町を本人が回ったが、閣僚の今回は「物理的に厳しい」(佐々木雄三選対本部長)という。
そういった時間的な制約の影響が最も表れるのが、島根1区の隠岐諸島への遊説。地元に張り付けるのが4日間に限られる、細田博之党幹事長代行(70)は前回選同様、隠岐入りを見送る。冬場の悪天候で船が欠航した場合、その後の日程に支障が出るためだ。県選出の党参院議員が、代わりに海を渡る方向で調整している。
悩みは野党にも共通する。民主党新人の和田章一郎党県連代表(67)、共産党新人の上代善雄党県書記長(60)も、公示前に隠岐入りを済ます方針。共産党県委員会の尾村利成副委員長は「短期決戦で、船が欠航しかねないリスクは無視できない」と明かす。
これに対し、有権者は理解を示しつつ、人口減少や少子高齢化などにあえぐ地域の切実な思いを届けられない無念さを抱く。
島根2区の西端に位置する津和野町吹野上自治会の竹長常雄会長(63)は「突然の解散で、候補者が来るのは難しいと思う」と話す一方で、「地域の現状を見てほしい」と強調。隠岐の島町中町で衣料品店を経営する井本新さん(67)も「直接対話できるなら、地方創生の具体的な考えを聞きたい」と願った。
('14/11/24 無断転載禁止)
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http://www.sankei.com/region/news/141124/rgn1411240026-n1.html
2014.11.24 07:04
【衆院選2014】
事務所準備に陣営一苦労 神奈川
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3連休の中日となった23日、衆院選の立候補予定者らは、選挙事務所開きや駅頭演説を精力的にこなした。“選挙戦”が本格化する中で、事務所の準備に苦労する陣営もあり、「超短期決戦」の慌ただしさに追われている。
16区の前職、義家弘介氏(43)=自民=は23日、厚木市田村町で事務所開きを行った。義家氏は支援者らを前に、「突然の解散でどこを事務所にしたらいいかと悩んでいた中、自分の生活を後回しに探してくれた仲間たちに感謝している」と頭を下げ、事務所探しでの苦労をねぎらった。
1区の元職、岡本英子氏(50)=生活=が横浜市中区内に新たに選挙事務所を立ち上げたのは、衆院が解散された21日。
今月上旬に年内の解散が現実味を帯びてから慌てて物件を探したが、物件所有者から「短期の貸し出しはできない」「解散が決まっていないのに本当に借りてくれるのか」といった反応があり、現在の物件に決まるまで10日ほどかかったという。
「急ピッチで地元の事務所探しを進めているが、まだ決まっていない」。こう話すのは、21日に2区からの6区への国替えが決まった元職、三村和也氏(39)=民主=の事務所担当者だ。
担当者は「2区に本来の事務所はあるので選挙戦ができないわけではないが、地元(6区)での拠点がなく、出陣式の案内が出せない」と焦りをにじませた。(衆院選取材班)
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福島
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411230700002.html
5区結論持ち越し 自民県連
2014年11月24日15時28分
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●前職2人譲らず
12月2日公示・14日投開票の衆院選をめぐり、自民党県連は22日、福島5区のいわき市で地盤が重なる自民前職の坂本剛二氏(70)と吉野正芳氏(66)の意向を確認した。2人とも同区での公認を望み、どちらを24日に党本部に公認申請するかの結論は持ち越された。
両氏には県連の岩城光英会長と杉山純一幹事長がそれぞれ面会した。前回は比例中国ブロックに回った吉野氏は「県連幹部には5区から出たいという私の思いをぶつけた」と説明。5区前職の坂本氏も「私は5区の支部長だ。調整が必要なのは吉野氏をどうするかだけ」と記者団に語り、ともに譲らない姿勢を強調した。
この日は地元の党いわき総支部も拡大役員会を開いたが、どちらが5区公認にふさわしいか結論は出なかった。公認から外れた前職を比例名簿の上位で優遇することを念頭に、「特段の配慮」を県連に求める要望書を提出することを全会一致で決定。青木稔総支部長(県議)は「我々ではどちらかに絞れない」と記者団に語った。
解散から一夜明けても担ぐみこしが決まらない状況に、県連やいわき総支部内には焦燥感も漂う。公認から漏れた前職が譲らずに無所属で立候補すれば、自民票は割れ、野党を利することにもなりかねない。いわき総支部の関係者は「(坂本氏と吉野氏が)譲り合えば1人は当選するかも知れないが、ケンカすれば議席はゼロだ」と漏らす。
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>>1085ありがとうございます。
おひざ元とは総研に情報がありましたね 汗
2004年が最後の選挙ということは10年選挙してないんですね。
後援会も解散しているでしょうね。
仲里利信
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予想通りではあるが比例単独
http://www.sankei.com/politics/news/141124/plt1411240018-n1.html
2014.11.24 19:26
【衆院選】
次世代藤井氏は比例単独
【衆院解散、総選挙へ】
次世代の党総務会長の藤井孝男前衆院議員(71)は24日、岐阜県美濃加茂市で開かれた後援会会合で、衆院選に比例単独候補として東海ブロックから立候補すると表明した。
同県白川町出身。次世代の党は藤井氏の公認を決めたが、選挙区などが未定だった。前回衆院選では日本維新の会から比例単独で出馬し当選した。
記者団に「発足したばかりの党で認知度が低く厳しい戦いだが政策を率直に訴える」と語った。
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>>1082
神奈川新聞によると
吉田大成氏の両親が山形県出身だそうです。
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>>1082>>1092
>山形県内から衆院選に出馬する理由について「両親がともに高畠町出身で、妻が鶴岡市で幼少時代を過ごした。年を重ねるにつれて自身のルーツに関心を抱くようになり、魅力的な山形の地で、党勢回復のため空白区から立候補することを決意した」と述べた。
http://yamagata-np.jp/news/201411/21/kj_2014112100449.php
【2014衆院選】民主党、県内不在区の擁立候補決める 1区に原田氏、3区は吉田氏
2014年11月21日 08:00
民主党本部は20日、同党公認の衆院選候補予定者が不在の県1区に会社役員の原田和広(まさひろ)氏(41)=山形市鈴川町2丁目=、県3区に神奈川県議の吉田大成氏(45)=川崎市麻生区=をそれぞれ擁立することを決めた。民主県連が近く発表する見通し。これで県内3小選挙区はいずれもほぼ構図が固まり、21日の衆院解散とともに実質的な激しい選挙戦になだれ込む見通しとなった。
原田氏は山形東高を卒業後、慶応大に進学。その後、英・ケンブリッジ大などを経て、現在、山形市内の職業訓練会社で役員を務めている。来春行われる山形市議選に立候補する準備を進めていた。
国政挑戦の理由を「アベノミクスが続けば国民の格差が広がる。歯止めを掛け、今の政策を是正するために出馬を決意した。県1区に民主の議席を取り戻し、自民の対抗勢力として戦っていきたい」と話した。
吉田氏は東洋大卒で、神奈川県知事となった松沢成文衆院議員(当時)の秘書を務めた後、同県議に当選し、現在4期目。近く県議の辞職願を提出する。
山形県内から衆院選に出馬する理由について「両親がともに高畠町出身で、妻が鶴岡市で幼少時代を過ごした。年を重ねるにつれて自身のルーツに関心を抱くようになり、魅力的な山形の地で、党勢回復のため空白区から立候補することを決意した」と述べた。
衆院選では、県1区は自民現職の遠藤利明氏(64)と共産新人の石川渉氏(40)が既に立候補を表明。原田氏を含めた三つどもえの戦いが想定される。県2区は自民現職の鈴木憲和氏(32)、民主現職の近藤洋介氏(49)=比例東北、共産新人の白根沢澄子氏(64)が激突。県3区は無所属現職の阿部寿一氏(55)、自民新人の加藤鮎子氏(35)、共産新人の長谷川剛氏(36)が出馬を表明しており、吉田氏を含め4氏が争う構図となる。
社民県連は小選挙区での候補擁立作業が難航、比例東北ブロックへの候補者擁立を軸に最終調整を進めている。
http://blog.livedoor.jp/tisiysd/archives/923883.html
大成私信
September 21, 200915:09
高畠町
妻の実家がある鶴岡市から、今日は我がルーツである高畠町へ。
今春亡くなった祖母を始め、ご先祖様のお墓参りに。
[写真]は、母の実家のブドウ棚。
もうオシマイだけど、甘さは抜群です。
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http://www.sankei.com/region/news/141125/rgn1411250031-n1.html
【衆院選2014】
自民群馬県連、前職・佐田氏を推薦せず
自民党県連は24日、1区の公認候補に前職、佐田玄一郎氏(61)を党本部に推薦しない方針を決めた。佐田氏に代わる推薦候補は「未決定」とし、誰を公認するかは党本部に一任した。前職が立候補の意向を示しながら県連が公認申請しない異例の事態だ。一方、中曽根弘文参院議員の長男、康隆氏(32)が1区からの立候補に意欲を示している。(浜田慎太郎)
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佐田氏は平成18年12月、関連政治団体の資金処理の責任を取って行革担当相を、昨年は週刊誌で女性問題が報じられ衆院議院運営委員長を辞任。こうした経緯から党衆院1区支部の県議や役員の間では「選挙が戦えない」などとして支部長である佐田氏の公認申請に難色を示す動きが続いている。
1区支部の県議らは24日、推薦候補を調整するため前橋市内の県連本部で対応を協議したが、佐田氏に代わる後任候補については結論が出ず、判断を県連に一任。これを受け、県連の選挙対策部が協議し、推薦者を「未決定」とする最終判断を下した。
1区支部前橋支部長の中沢丈一県議は会合後、記者団に対し、「本日までに党本部に公認申請をあげる予定になっていたが、意見がまとまらなかった」とし、選挙対策部長の南波和憲県議は「(推薦者未決定という)1区で決めたことは素直に受け止める」と述べるにとどめた。
1区支部関係者によると、これまでの県議らの議論の過程では、中曽根康隆氏の擁立も話題に挙がったという。ただ、解散から選挙までの時間が限られていることもあり、候補者を一本化するまでに至らなかったとみられる。
これに関連し、康隆氏は1区からの立候補に意欲を示しており、党公認が得られれば、立候補する意向を固めたとされる。関係者によると、康隆氏は23日までに前橋支部に立候補の意思を伝えたという。ただ、県連がこの日、判断を党本部に一任したことで、公認が得られるかどうかは微妙な情勢だ。公認が得られなければ、立候補するかどうかは未定だという。
康隆氏は24日、自身のブログで立候補について、「郷土群馬と国家の発展のために全身全霊で頑張らせていただきたいという強い決意をもっておりましたが、県連が党本部へ一任することにより、私への公認は難しい状況になってまいりました」などと記した。
一方、佐田氏は、24日朝に県連本部に姿を見せ、選挙での支援を求め、会合に訪れた県議ら一人一人に頭を下げた。出席した県議によると、佐田氏は「よろしくお願いします」「やっかいになります」などと話したという。佐田氏の事務所は、「自民党の公認をもらえるよう引き続きお願いしていく」としている。
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衆院選の立候補予定者説明会が24日、前橋市のぐんま男女共同参画センターで開かれ、県内5選挙区への立候補を検討している計16陣営が出席した。
1区では、自民党から佐田玄一郎氏と中曽根康隆氏の両陣営を含む計5陣営が出席。このほか、2区に3陣営、3区3陣営、4区2陣営、5区からは3陣営が出席した。
県選挙管理委員会によると、説明会は通常平日に開かれており、祝日の開催は異例。公示までの期間が短く、事前審査などの日程を考慮して開催したという。
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http://www.sankei.com/region/news/141125/rgn1411250022-n1.html
2014.11.25 07:03
【衆院選2014】
野党共闘にほころび 神奈川
来月の衆院選を前に、自民党に対する対抗軸として期待される、民主党や維新の党を中心とした野党共闘にほころびが見え始めている。野党各党は競合区の調整を急いでいたが、衆院が解散した21日に維新が新人3人を擁立するなど複数の選挙区で激突が不可避となった。足並みがそろわない野党に、「票が割れる」との懸念の一方、「有権者の選択肢が増える」との声も上がる。(衆院選取材班)
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県内で「野党共闘崩壊」の象徴となったのが、6区だ。公明前職の上田勇氏(56)に対し、維新前職の青柳陽一郎氏(45)らが挑む構図だったが、21日に大きく様相が変わった。当初、2区から出馬を目指していた民主元職の三村和也氏(39)が突如6区に国替えしたのだ。
青柳氏が「影響はないと言えば嘘になる。ただし、準備期間がわずかな三村氏に振り回されるようでは、それは私自身の責任だ」とする一方で、三村氏陣営も「6区には民主党所属の横浜市議もおり、維新よりも固い支持基盤がある」と対抗意識をむき出しにする。
6区はもともと、公明と民主が激しい競争を繰り広げてきた地域で、「地力のある民主を意識せざるを得ない」(上田氏陣営)との見方だ。
野党共闘のカギを握っていた維新だが、21日に1、7、13区に新人を急遽(きゅうきょ)擁立した。中でも7区では、民主が新人の中谷一馬氏(31)の擁立を決め、次世代前職の松田学氏(57)らも出馬するなど、「野党乱立で、票が割れる」(民主党県連幹部)との懸念が現実味を帯びている。
7区に出馬する維新新人の豊田有希氏(39)は「候補者調整の話は(江田憲司)共同代表からは一切なかった」と明かし、「選択肢の多さは有権者にとっていいこと。自分たちの政策をしっかり打ち出していくだけだ」と話している。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576328.html
民主党本部、道2区と10区の公認見送り 池田氏は出馬(11/25 07:00)
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民主党本部は24日、党北海道が衆院選候補として公認申請していた道2区(札幌市北、東区)の池田真紀氏(42)、道10区(空知、留萌管内)の神谷裕氏(46)について、公認しない方針を党北海道に伝えた。このうち2区の池田氏は無所属でも出馬する意向で、党北海道は推薦する方針。党道第10区総支部は神谷氏に関する対応を協議する。
民主党の道2区候補をめぐっては、党道第2区総支部代表を務める三井辨雄元厚生労働相が不出馬を表明し、2011年に同党を除籍された松木謙公元衆院議員(55)を後継に指名。
その後、民主党本部と選挙区調整を進める維新の党が松木氏を公認したため、民主党本部は道2区に独自候補を立てない方針を固め、これに反発した党北海道が池田氏の公認を申請していた。維新の党は道10区でも候補を発表しており、民主党本部は維新との協力を優先した。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576327.html
維新・高橋氏、東京17区に(11/25 07:00)
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維新の党は24日、衆院道2区(札幌市北、東区)での出馬を検討し、処遇が未定となっていた高橋美穂前衆院議員(49)を、東京17区から公認候補として擁立する方針を固めた。比例代表東京ブロックにも重複立候補させる見通し。25日にも正式発表する。
高橋氏は2012年の前回衆院選で道2区から出馬し、比例代表道ブロックで復活当選した。しかし同党は今回、松木謙公元衆院議員(55)を道2区で公認すると21日に発表。高橋氏の去就は決まっていなかった。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576329.html
勝沼氏、宮城5区転出へ 自民党道連(11/25 07:00)
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自民党道連は24日、衆院選の比例代表道ブロック単独候補として名簿14位に登載する予定だった前職勝沼栄明氏(39)を、宮城5区に転出させる方針を固めた。名簿15位に登載を予定していた前道議の東国幹氏(46)は14位に繰り上げる。
宮城5区は民主党の安住淳元財務相の地元。道連は比例代表でもう1人擁立し、小選挙区との重複立候補を含め、計15人を出馬させる方針だ。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_11015.html
<衆院選>宮城5区 自民、大久保氏公認見送り
石巻かきまつりで出店者に笑顔であいさつする大久保氏(左)=23日、石巻市のサン・ファンパーク
自民党県連は24日、衆院選宮城5区からの立候補を目指す比例東北前議員大久保三代氏(38)の公認を、党本部に上申しないことを決めた。地元支部からの推薦書など申請書類がそろわなかったため。5区の公認候補選任は党本部に対応を一任する。(1.2.23.24面に関連記事)
大久保氏は県連が同日開いた総務会に、必要な石巻市支部の推薦書、本人以外が記載した5区支部の推薦書を提出しなかった。地元には「任期中の貢献が少ない」との声があり、推薦されなかったとみられる。
総務会終了後、仙台市青葉区の県連会館で記者会見した伊藤信太郎会長は「規則に従い、粛々と決めた。県連の足並みは乱れていない」と繰り返し強調した。
だが、党内には県連執行部の調整力不足を指摘する声もある。
ある地方議員は、執行部が5区の公認問題の収拾に積極関与しなかった点を問題視。「役割を果たせなかった会長らの責任は重い」と言う。大久保氏以外を擁立するとみられる5区の選挙戦を「不戦敗を避けるためだけの戦いだ」と嘆いた。
県連は同日、5区を除く県内5選挙区については全て前議員の公認を内定し、公明党県本部に推薦を依頼した。選対本部長には愛知治郎参院議員を選出した。
2014年11月25日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_11018.html
<衆院選>宮城5区に勝沼氏浮上 自民
衆院選宮城5区の自民党公認候補の選考で、比例北海道の前議員勝沼栄明氏(39)が立候補の打診を受けていることが24日、分かった。複数の党関係者が明らかにした。
勝沼氏は横浜市出身。北海道大医学部を卒業し、札幌市などの病院に勤務した。2012年12月の衆院選で比例北海道ブロックから立候補し、初当選した。
宮城5区の公認候補をめぐっては、党5区支部長だった前議員大久保三代氏(38)=比例東北=が党県連に申請。地元支部の推薦書など書類がそろっていなかったことから、県連は24日、大久保氏の公認上申を見送り、党本部に候補選任を一任することを決めた。
2014年11月25日火曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_21003.html
<衆院選>八戸戦争早くも火花
田名部氏(左端)の事務所開き。公示前日には父匡省さん(手前右)の80歳を祝う会を開く=24日
解散翌日に開かれた大島氏(中央)の政治資金パーティー=22日
衆院選(12月2日公示、14日投開票)を前に、青森3区の自民前議員大島理森氏(68)と、民主元議員田名部匡代氏(45)の両陣営の会合日程が「絶妙」と話題だ。解散前から決まっていた大きな集まりがともに選挙日程とぴたりと重なり、因縁の「八戸戦争」の前哨戦に早くも火花を散らしている。
◎大島氏/解散翌日に集会 田名部氏/公示前日祝う会
大島氏陣営は解散翌日の22日、八戸市で政治資金パーティーを開いた。来賓で出席した二階俊博党総務会長は「神業だ。きょうの日にこんな会合を開いている人はいない」と大絶賛した。
集会には800人が詰め掛け地元の滝沢求参院議員(青森選挙区)が「この会合を総決起大会に変えたい」と切り出すと会場は拍手に包まれた。
席の最前列には三村申吾知事ら首長が並んだ。大島氏は「三村さんは来年選挙だ。自民党は応援します」と共闘を呼び掛け、知事は「圧倒的に勝って地方の思いを国政に」と応じた。
一方、田名部氏陣営は公示前日の12月1日、元農相の父匡省さんの80歳を祝う会を開く。党派を超えた集まりには約300人が参加する。
後援会幹部は「最高のタイミング。仕事の関係で大島さんの名前を書く人も、匡省さんを見て昔を思い出してほしい」と期待し、選対本部長の松尾和彦県議は「出陣式を28日に前倒しし、結果として2度おいしい仕掛けを展開できる」と言う。
匡省さんは24日、市内であった事務所開きに出席し「娘がやるという限りは当選させなきゃな」と強調。田名部氏は「親を頼りにするのは申し訳ないが、今回は遠慮しない。動ける人に動いてもらう」と語った。
◇衆院選立候補予定者
【青森3区】
大島理森68 自(大)前(10)
田名部匡代45 民 元(3)
松橋三夫65 共 新
2014年11月25日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_61020.html
2氏が出馬意欲 福島5区公認、党本部に一任 自民
自民党福島県連は24日の選挙対策委員会で、衆院選福島5区の候補者擁立について協議し、ともに立候補の意思を示している5区前議員の坂本剛二氏(70)、いわき市出身で比例中国前議員の吉野正芳氏(66)のどちらを公認候補とするかの判断を党本部に一任することを決めた。
委員会後、杉山純一幹事長は「両氏とも復興に尽力していただき、1人に絞ることはできなかった」と説明。5区で公認されない前議員の処遇については「2人に当選してほしいというのが地元の意見。比例代表での優遇は厳しい状況だが、特段の配慮を継続して求めていく」と述べた。
県連は22日、岩城光英会長と杉山幹事長が坂本、吉野両氏と面談し、立候補の意思を確認。地元の党いわき総支部は同日の拡大役員会で候補者選考を見送り、5区と比例で2人が当選できるよう県連に要請していた。
2014年11月25日火曜日
関連ページ:福島政治・行政
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http://toyokeizai.net/articles/-/54192
自民、「勝つ候補選び」へギリギリの調整
素行の悪い新人議員を"排除"
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年11月25日
12月2日の衆院選公示を控え、各党が「勝てる候補」を擁立しようと動き出している。
自民党は、2012年の選挙で当選した1年生議員の『素行』を調査し、次期選挙では公認をすげ替えることも考えている――こうした話は、解散風が吹く前から筆者の耳に入っていた。
宮城5区をどうするか
その代表的な議員が宮城5区(石巻市、東松島市など)の大久保三代氏だ。そもそも2012年の衆院選では、自民党宮城県連は民主党の安住淳元財務相が強かったため、独自候補を立てる予定はなかったという。そこに落下傘で降りてきたのが大久保氏。「元NHKニュースキャスター」という経歴が売りで、元NHK政治部記者の安住氏とぶつけた次第である。
この時は自民党に猛烈な追い風が吹いたが、安住氏の得票6万2000に対し、大久保氏の得票は3万と半分に及ばず。東北ブロックで復活当選したものの、大久保氏の永田町での評価は芳しくなかった。
まずは当選直後の挨拶回りだ。子どもをベビーカーに乗せ、普段着姿で各事務所を回る大久保氏に、自民党の女性秘書たちは眉をしかめた。さらに天皇陛下がご臨席される通常国会の開会式でお召し(礼装ではない)を着用していたことも顰蹙をかった。
彼女のブログも問題になった。2013年の参院選で候補者の1000枚のポスターを貼るように石破茂幹事長(当時)から指示されたことを「ストレス性イシバ症候群」と名付け、「説教したって無駄なのにさ、あー胃が痛い」(2013年6月4日の「いつみてもSOCIAL WORK」)と茶化したことも、1年生議員の態度として疑問視された。
こうしたことも背景にあったのだろう、自民の宮城5区支部は大久保氏の公認推薦を拒否。その理由として「任期中に地元への貢献が少なかったこと」を挙げている。大久保氏は「5区を自民空白区にしないため12月2日の公示日まで全力をかけて公認を獲得すべく努力する」などと意欲を示しているが、果たしてどうなるだろうか。
東京1区(千代田区、港区、新宿区)の山田美樹氏も公認を得ることは厳しそうだ。山田氏は元経産省キャリア官僚で、ボストンコンサルティンググループやエルメス・ジャポンを経て、2012年の衆院選で民主党の海江田万里氏に僅差で競り勝っている。
民主党代表に勝った候補者が、なぜ公認を得られそうにないのか。その理由は、与謝野馨氏の支持基盤を、山田氏がうまく引き継げなかったことが問題視されているようだ。選挙中に谷垣禎一総裁(当時)が応援演説に入ったものの、聴衆がわずか5〜6人ということもあった。今度は自民党への風は吹かないと踏んだ自民党は、他の勝てそうな候補を検討しているようだ。
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野党でもさまざまなドラマ
野党も『勝てる候補』を模索している。維新の党は大阪4区(北区・都島区・福島区・東成区・城東区)に前職の村上政俊氏を外し、大阪市議で「大阪維新の会」市議団政調会長の吉村洋文氏を擁立した。小選挙区で勝った議員を差し替えるのは異例のことだ。
また北海道2区(札幌市北区・東区)では高橋みほ氏に代わって元新党大地幹事長の松木謙公氏を擁立。その理由を松野頼久・代表代行は21日の第一次公認発表で、「最高最大に勝てる候補を選んだ」と述べている。
確かに、松木氏は高橋氏より勝てる可能性は高い。前回の衆院選まで松木氏は12区(網走支庁、宗谷支庁などを含む地域)を地盤としていたが、もともとは札幌市出身だ。さらに2区を地盤とした民主党の三井辨雄氏が松木氏の応援に付き、選対本部長を務めるという。民主王国北海道の力が松木氏に注がれることになる。
一方ではじかれた高橋氏は大阪6区(大阪市旭区・鶴見区、守口市、門真市)を打診されたが、地元が反発したため、東京17区(葛飾区、江戸川区の一部)で落ち着くことになった。17区は平沢勝栄氏の強固な地盤で、誰も手を上げる者がいなかった。前回の選挙では、国交省官僚(当時)とのスキャンダルが発覚した田中美絵子氏(民主党)に割り当てられた選挙区である。
静岡でも、野党が勝つための候補者調整を行った。3区(浜松市天竜区、磐田市など)の鈴木望氏は21日に維新の党から公認されたものの、その直後に辞退し比例単独に転じている。民主党から出馬する小山展弘氏と調整したためだ。
静岡3区では前回の衆院選で鈴木氏が獲得した票数は6万3931票で民主党の小山展弘氏は6万2259票。これを合わせると、自民党の宮沢博行氏の9万4477票を上回る。39歳の宮沢氏に対抗するため、66歳の鈴木氏が38歳の小山氏に譲った形になった。
そこで思い出すのは、衆院解散直後、本会議場から出ていく鈴木氏を細野豪志氏(静岡5区)が呼び止め、2人で歩きながら何やら話していたことだ。この時に細野氏が鈴木氏を説得したのだろうか。
世論調査は自民圧勝だが・・・
共同通信が11月19日と20日に実施した衆院選第1回トレンド調査によると、小選挙区で自民党に投票すると答えたのは26.4%で、民主党が9.4%。比例区については自民党が25.3%で、民主党が9.4%だった。この数字だけ見れば自民党が圧勝するように見える。
しかし、自民には逆風がある。12月8日には7〜9月期の実質GDPの確定値が発表される。安倍晋三首相が11月に解散に踏み切ったのは同速報値が前期に続きマイナスを記録したためで、さらに実質値が悪化するとの情報を得たからと言われている。これは与党に不利に働くだろう。
そうした影響を小さくするため、自民はギリギリまで候補者調整を進める。それに野党はどう挑むのか。2日の公示まで目が離せない。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20141124-OYTNT50081.html
藤井票の行方注視 比例単独出馬表明で4区陣営
2014年11月25日
事務所開きであいさつする4区の立候補予定者
次世代の党前議員藤井孝男氏(71)(比例東海)が24日、衆院選で比例東海ブロックの単独候補として出馬する意向を表明した。岐阜4区(高山市など)を地盤とする藤井氏はかつては自民党に所属し、日本維新の会から比例選に出た前回は、同党の選挙区候補とタッグを組んだ。選挙区の投票について、藤井氏は「支援者の判断で決めること」としたが、強固な後援会組織を持つだけに、各陣営とも票の行方を気にかけている。
4区には、自民党前議員金子一義氏(71)、維新の党前議員今井雅人氏(52)、共産党新人伊嶌明博氏(63)が立候補を予定する。衆院が解散した21日は「比例か選挙区か五分五分」としていた藤井氏だが、24日の後援会役員会で意向を表明、「党選対委員長として、中心となって動かなければならない」と説明した。
藤井氏は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、金子氏と小選挙区と比例選に交互に立候補する「コスタリカ方式」でともに議席を守ってきた。2005年の郵政選挙では激突して落選したが、参院にくら替えして09年の衆院選は金子氏を支援。その後、たちあがれ日本、維新の会と所属を変え、12年の衆院選で再びくら替えし、選挙区では、当時同じ党だった今井氏を支援した。
藤井氏の比例選出馬について、金子氏は可児市での事務所開きの後、「(藤井氏の支持者が)もし私を応援してもらえるのであればありがたい」と述べた。今井氏は美濃加茂市のスーパー前での演説後、取材に応じ、「藤井さんと私の支持層は違う。何ともいえない」と話した。伊嶌氏はこの日は選挙に向けた活動はせず、選対幹部が「党の歴史、候補の人柄を見てもらい、できれば支持してもらいたい」と話した。
2014年11月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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群馬
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20141124-OYTNT50321.html?from=ycont_top_photo
<衆院選>自民1区 党本部に一任
2014年11月25日
「候補者未決定」となった経緯を説明する自民党前橋支部長の中沢県議(前橋市の群馬県政会館で)
次期衆院選群馬1区の自民党候補の選考を巡り、同党県連は24日、「候補者は未決定」と党本部に伝え、公認候補の選考を一任した。前議員の佐田玄一郎・元行政改革相の公認に否定的な1区の自民支部や地元県議団の意向を踏まえた決定だ。同区を巡っては、中曽根元首相の孫で、元外相の弘文参院議員の長男、康隆氏(32)も党公認を目指す動きを見せている。党本部からは早ければ25日にも候補者が伝達される見通し。
同県連ではまず、佐田氏の「非公認」を決めた党前橋支部幹部や地元県議団が再協議した。会議の1時間前から佐田氏が玄関前で県議団一人一人に握手を求め、支援を訴えた。
会議後、前橋支部長の中沢丈一県議は「佐田さんを公認申請しないとの考えに変わりなかったが、誰を推すかは様々な意見があり、県連に一任した」と述べた。
その後、県連選挙対策部の会議が行われ、県連幹事長や選挙対策部長ら9人が前橋支部の考えを受け、「該当者がいない」として党本部への一任を決めた。
県連選対部長の南波和憲県議は「(党本部が佐田氏で決定した場合)一任しているわけで党本部の議論ですから何も言えない」と語った。
一方、佐田氏の事務所は、「党本部の決定が出るまでは、コメントは出せない」とした。
総理経験者4人を出した同党県連としては異例の事態で、県連の織田沢俊幸幹事長は「前橋支部と県議団の出した結論を尊重した。(未決定は)あまり見慣れませんが……」と話した。
2014年11月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20141124-OYTNT50323.html?from=yartcl_popin
<衆院選>元首相の孫、中曽根康隆氏公認求める
2014年11月25日
群馬1区の自民党公認を巡り、中曽根康弘元首相の孫の康隆氏(32)が公認候補として立候補することを目指していることがわかった。24日に前橋市内で開かれた立候補予定者説明会に関係者が出席し、「本人は公認をもらって1区から出たいという気持ちが強い」と明かした。
説明会に出席したのは、父・弘文参院議員の前橋事務所長を務める男性。同事務所によると、康隆氏は外資系企業を経て、同党県連会長でもある弘文氏の東京事務所で私設秘書を務めている。23日までに党前橋支部に公認を求める意向を伝えたという。
県連は24日、党本部に1区の公認候補選定を一任することを決めたが、事務所長は「まだ結論が出ていない。(可能性が)ゼロになったわけではない」と話した。
ただ、公認がとれず、無所属で出馬する可能性については「党の一員としてよくない」と述べた。
康隆氏は同日、ブログで立候補を模索していることを明かし、「郷土群馬と国家の発展のために全身全霊で頑張りたいという強い決意を持っていたが、県連が党本部へ一任することにより、私への公認は難しい状況になってきた」と記した。
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24日の立候補予定者説明会には、県内5小選挙区で6政党、計16陣営の関係者が出席した。
2014年11月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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群馬
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20141124-OYTNT50326.html
<衆院選>民主 2、4区擁立見送りへ
2014年11月25日
次期衆院選に向け、民主党県連が、群馬2、4区での候補者擁立を見送る方針であることが分かった。両選挙区で他の野党と選挙協力する見通しは低く、比例票の獲得に全力を注ぐ方針。
同党が21日に発表した1次公認では、群馬1区で宮崎岳志氏、3区で長谷川嘉一氏をそれぞれ公認。5区は社民党県連との選挙協力を予定している。一方、2、4区は候補者不在の空白区となっていた。
このうち2区は、党本部主導の候補者調整で、維新の党前議員、石関貴史氏との選挙協力が検討される可能性もあった。だが、24日に行われた民主党の全国幹事長・選挙実務者会議でも正式発表はなく、都道府県連単位で協力の可否を判断するよう要請があったという。石関氏は2012年衆院選の直前に同党を離党した経緯があり、「協力は難しい」(県連幹部)として見送られる見込みだ。
2014年11月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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滋賀
http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/feature/CO012092/20141123-OYTAT50054.html
決戦へ14衆院選
<上>自民「風」見込めず危機感
2014年11月23日 05時00分
解散前、事実上の決起集会となった自民党議員の政治資金パーティーに集まった関係者(大津市で)
「普段の備えと初動。災害対応と同じで、短期決戦の選挙はこの二つで勝負が決まるんです」。安倍首相の衆院解散表明前夜の17日。滋賀1区で出馬を予定する自民党前議員の大岡敏孝(42)は、大津市で開いた政治資金パーティーでこう力を込めた。
すでに選挙区内には自身のポスターを4000枚貼った。事実上の決起集会となったこの夜、「相手は何もできていない。大きなチャンスだ」と気勢を上げると、600人近い支持者から拍手がわき起こった。
民主党政権時代、衆参全6議席の独占を許した滋賀の自民党。2年前の衆院選は、政権運営への失望から民主に逆風が吹き、県内小選挙区の全4議席を奪った。今回は、安倍政権が経済政策「アベノミクス」による景気回復を掲げて信を問うが、任期を2年残した中での解散と選挙とあって、県内関係者の思いは、他党以上に複雑だ。
党利党略の戦法で理解が得られないのではと危惧致します――。野党が「大義なき解散」と攻勢を強める中、県連幹部の県議さえブログにこうつづった。
30〜40歳代の前議員4人は2期の1人を除き、3人は1期。地元にゆかりが薄い前議員もいる。ある県議は「経験が少なく、まだ仕事ができていないのに2年で解散とは」と嘆き、陣営関係者も「民主には要職を歴任した大物もいる。本格的に動き出せば、すぐに追いつかれてしまう」と焦りを見せる。
固まりきらない地盤のもろさは、7月の知事選でも露呈した。延べ約200人もの与党国会議員が来援し、党本部の全面的な支援を受けながら、推薦候補は民主党衆院議員から転身した三日月大造(43)に約1万3000票差で惜敗。期間中には政府が集団的自衛権行使を限定容認したことで逆風が吹き、公明党との協力関係もぎくしゃくした。
あれから4か月。総括もまとまっていない中、自民党関係者からは「今回も中央の動きに翻弄される」「地方では景気回復の実感がわかないのに、何を訴えればいいのか」との不満も渦巻く。「各選挙区で危機感を持ち、活動するしかない」。8月に辞した県連会長に翌月再任された2区の前議員、上野賢一郎(49)は、自身に言い聞かせるように語る。
21日の解散当夜。大岡、上野と3区の武村展英(42)、4区の武藤貴也(35)の前議員4人は、東京から県内入りするや大津市の公明党県本部に向かい、推薦を依頼した。「4人そろって、すぐに行けたのはよかった」と、協力関係を確認した自民党県連幹部は胸をなで下ろす。ただ、安倍首相の主張にアレルギーを持つ公明支持層も多く、「対応を間違えば、知事選の二の舞いになる」との懸念もぬぐえない。
2年前のような「敵失」や「風」が見込めず、失ってはならないものがある今回の選挙戦。県連関係者は自問する。
「果たして解散は正解だったのか。予想以上に厳しい戦いになる」
(敬称略)
◇
2年ぶりの衆院選が、12月2日に公示、14日投開票される。刻々と迫る決戦を前に、県内各勢力の今を追う。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/feature/CO012092/20141123-OYTAT50066.html
決戦へ14衆院選
<中>解散 民主攻勢吹き飛ばす
2014年11月24日 05時00分
記者会見に臨む小選挙区の立候補予定者ら(大津市で)
解散風が現実味を帯びる前の今月7日。近江八幡市のホテルに民主党の支持基盤「連合滋賀」の関係者らが集まった。「知事選がホップ、統一選がステップ、国政選挙がジャンプです」。息巻く党県議の呼びかけに、「反転攻勢」への機運が高まった。
全4小選挙区を独占する「民主王国」が、自民党に全敗を喫した衆院選から2年。7月の知事選では前知事・嘉田由紀子(64)の後継を掲げ、3区の民主党衆院議員からくら替えした三日月大造(43)が、与党推薦候補を破った。その勢いを来春の統一選につなげて地方議員を増やし、来たるべき衆院選で議席奪還へ――。しかし、そのシナリオは、一気に強まった解散風で吹き飛んだ。
3区の後任が決まったのは解散表明があった18日。白羽の矢が立った守山市議の小川泰江(51)に党籍はなく、本人も統一選の準備に取りかかるところだった。昨年の参院選で自民党候補に敗れ、4区の奥村展三(70)の引退を受けて挑む元参院議員の徳永久志(51)も「来年以降の衆院選を想定し、奥村さんの後援会と連携を始めたところだった」と明かす。
全国的に民主党の支持が伸び悩む中、県内で失った議席奪還への道は依然険しい。知事選でも、三日月は離党した上で推薦を得ず、相手陣営から「民主隠しでの勝利だ」との声が飛んだ。党の要職を歴任し、10選を目指す川端達夫(69)が臨む衆院1区に重なる大津、高島両市では、相手が三日月の得票を上回った。
県連がそれでも連携に期待を寄せるのは、三日月県政誕生に関わった嘉田だ。3区に立つ小川は、嘉田が代表を務め、三日月の選挙戦を支えた政策集団「チームしが」の幹部。嘉田は小川の後援会長にも就いた。県連関係者は「近い人が立ち、嘉田さんが動くことで、他の選挙区にもいい影響が出れば」と無党派層の取り込みももくろむ。
ただ、その嘉田も「チームしがは、あくまで地域政策集団。小川さんについては後援会であって、選挙母体に関わるのではない」と、国政選と一定の距離を保つ態度を崩していない。前回選では民主党と一線を画し、知事在職のまま「日本未来の党」の代表に就いた経緯もある。
解散翌日の22日。大津市で立候補予定者らが記者会見に臨んだ。「国からの押しつけではなく、滋賀のことは滋賀で決めるという知事選での思いを、もう一度結集したい」。参院議員で県連会長の林久美子(42)はこう切り出し、前回4選を阻まれた2区の田島一成(52)も「チームしがと、しっかりスクラムを組んでいく」と強調した。
ただ、「大義なき解散を受けて立つ立場」ながら、ある県議は「政権交代を果たした2009年のような追い風が吹いているわけではなく、批判を受けた2年前から劇的な変化があったわけでもない」と分析。「国政選挙は国政選挙。気を引き締めてかからないと」と懸念を示す。
ステップを飛び越え、「民主王国」の再建まで一気にジャンプできるのか。想定を超えた展開に、「反転攻勢」の確かな手応えは、まだつかめない。(敬称略)
2014年11月24日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/feature/CO012092/20141124-OYTAT50006.html
決戦へ14衆院選
<下>維新 議席死守へ孤軍奮闘
2014年11月25日 05時00分
街頭で声を張り上げる維新前議員(甲賀市で)
「フルパワー」と大書したオレンジ色の幟のぼりと、自身の写真をあしらった立て看板。4区から再選を目指す維新の党の前議員、岩永裕貴(41)の陣営が掲げる道具には、党名が書かれた幟も、共同代表を務める橋下徹(45)の写真ポスターもない。解散翌日の22日夕、出身地・甲賀市の商業施設近くでマイクを取った岩永は、スタッフがインターネット配信するタブレット端末を向けられながら演説。「地元の岩永」をアピールして締めくくった。
自民党でも民主党でもない無党派層の受け皿として、2年前の衆院選で存在感を高めた「第三極」。維新の党の前身「日本維新の会」は滋賀で1、3、4区に候補者を立て、岩永が比例復活を果たした。比例では自民党の約18万票に次ぐ約15万票を獲得。かつての自民党議員を父に持つとはいえ、陣営関係者は「全然準備もできていなかったのに、よく通ったものだ」と率直に振り返る。
だが、維新はその後の地方選や参院選で伸び悩み、分裂や他党との合流を重ねた。前回衆院選で協力したみんなの党は解党が決まり、第三極の勢いにかげりが見える。滋賀でもこの2年、甲賀市議選や長浜市長選などで候補者を擁立したが、地方議員は現在、甲賀と東近江で市議が1人ずついるのみ。来春の統一地方選の対応も決めかねる矢先の衆院解散だった。
中央で進む民主党との選挙協力もここでは見えない。衆院選の立候補予定者は岩永以外決まっておらず、その4区は自民、民主、維新、共産の4党が準備を進める県内最激戦区だ。組織戦を仕掛ける他党に、維新の県総支部幹部は「とにかく議席を死守するしかない」と額にしわを寄せる。
岩永が「出れば大きなインパクトになる」と期待した大阪市長の橋下も23日に出馬見送りを表明した。「2年間、地道に活動してきた自負」と「2年で地域に密着できるほど甘くない」という惑い。党を前面に出した2年前から一変した孤軍奮闘に、不安は拭えない。
◇共産 独自色どう訴える
紅葉シーズンで観光地がにぎわった3連休中日の23日。共産党書記局長の山下芳生(54)を迎えた大津市民会館は、900人の支持者で埋まった。「暴走する安倍政権に審判を下す選挙に」「政治を変えてほしいという熱い思いに応えられるのは共産党しかない」。1区の佐藤耕平(32)、2区の中川睦子(56)、3区の西川仁(67)、4区の西沢耕一(36)が順番に壇上へ上がり、声を張り上げた。4新人のうち中川、西川、西沢は前回に続く挑戦。佐藤は他党を含め、県内の立候補予定者で最も若い。
集まった支持者の中には、若者の姿も目立つ。雇用環境の改善などを訴える主張に、昨年の参院選以降、県内の党員は約300人増加。街頭でマイクを握ると、声をかけてくれる若い女性もいるという。党県委員会の幹部は「与党失策の対案を示し、政党政治への不信で選挙を棄権する人を取り込みたい」と意気込む。
ただ、自民、民主の二大勢力が軸になってきた県内で、党勢拡大が課題になってから久しい。県選出の共産党国会議員は、1986年に衆院議員を5期務めた瀬崎博義が議席を失ってから、衆院、参院ともに出ていない。2011年の県議選では、3議席を全て失った。
前回衆院選は、自民と民主への批判の受け皿を維新などの「第三極」に奪われ、小選挙区で敗退。比例も前々回より約2万5000票減らした。「議席がないことで、有権者との距離ができてしまったことは否めない」。党県委員会幹部の言葉には焦りもにじむ。
継続して訴える消費増税中止や原発再稼働反対といった独自色を、どう有権者に訴え、票を伸ばすか。長い模索が続く。(敬称略)
(この企画は、小野圭二郎、岡本久美子が担当しました)
2014年11月25日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>1076
なるほど〜♪
自民が分裂する山梨県だからちと期待したいんだけど,それではそれで中島が自民を上回れるかって所なんですけどちと難しいですかねぇ。。
前回の小沢票には1区と3区で維新とみんなで推薦を出しあったみたいですが,中島票って小沢に乗ってたんでしょうかねぇ?
3区の後藤票は知事選出るんで反自民では動かないでしょうし。。
山梨1区 (選管確定)
54,930(43.6%) 宮川 典子 33 自 新1 (元)中学高校教諭 当
34,414(27.3%) 小沢 鋭仁 58 維=み 前7 (元)環境相 比当
26,070(20.7%) 斎藤 勁 67 民=国 前 官房副長官
10,694(8.5%) 植村 道隆 39 共産 新 党地区委員長
山梨2区 (選管確定)
62,135(40.5%) 長崎 幸太郎 44 無 元2 (元)財務省職員 当
55,012(35.8%) 堀内 詔子 47 自 新1 美術館長 比当
29,534(19.2%) 坂口 岳洋 41 民=国 前 党県顧問
6,924(4.5%) 渡辺 正好 54 共 新 党地区委員長
山梨3区 (選管確定)
50,362(33,4%) 後藤 斎 55 民=国 前4 党国対委長代理 当
50,190(33.3%) 中谷 真一 36 自 新1 (元)参院議員秘書 比当
38,620(25.6%) 中島 克仁 45 み=維 新1 総合診療所院長 比当
11,680(7.7%) 花田 仁 51 共 新 党地区委員長
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>>1082-1083
高畠町は2区だし奥さんが鶴岡(三区)とは云ってもなかなか難しそうですねー。。
酒田(阿部)vs鶴岡(加藤)に埋没しそうだ。。新庄とかの縁者の方が良かった様な気もするけどまあそうは云ってられないし吉田氏には頑張って貰わないと。
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>>1082>>1092-1093
レスアンカーまちがえた。。
高畠町は2区だし奥さんが鶴岡(三区)とは云ってもなかなか難しそうですねー。。
酒田(阿部)vs鶴岡(加藤)に埋没しそうだ。。新庄とかの縁者の方が良かった様な気もするけどまあそうは云ってられないし吉田氏には頑張って貰わないと。
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>>1090>>1085
おお,役にたっとる。。
2011年の統一選の情報は多分散逸してしまってるけどちゃんとやっとかないとダメだったなぁ。。(沖縄県議選は統一選開催じゃないけど。。)
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今回,民主も維新も(自民も一部で)かなり執行部が頑張って調整して候補者移動させてますね〜。
自分も地縁目線のレス(>>1114)つけてるけど,本来地縁とか関係なくなる選挙が定着すれば良いんだけど。
その為にも民主から右派の松原だの長島だの出て行って安全保障等で統一見解纏められるようになるといいんだけど。
勿論,右派の重しが無くなって今更昔の社会党的な安保政策出されても困るんだけれども。。
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今朝の朝日朝刊だと奈良3区は維新が新人を立てるとのこと。
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>>630>>746>>1072>>1083
井戸さん,団長の思いとは云え,前回の結果がこれでは選挙区譲るのも仕方が無いっすね。。宮城4区は伊藤鉄板でどうしようも無い印象だったけど石山氏頑張ってたけど今回は出ないんですねぇ。維新と共闘出来れば数字上は拮抗するんだけど。。
まあ今回は農協票は伊藤に乗るだろうから80,000vs60,000ぐらいに出来れば上出来って感じでしょうか。下手すりゃ100,000vs40,000ぐらいに終わりそう・・。
2012年総選挙結果
兵庫1区 (選管確定)
当選 76,401(37.2%) 盛山 正仁 59 自民=公明 元2 党県常任顧問 ○
比当 73,587(35.8%) 井坂 信彦 38 みんな=維新 新1 (元)神戸市議 ○
37,584(18.3%) 井戸 正枝 47 民主=国民 前 (元)県議 ○
18,059(8.8%) 筒井 哲二朗 41 共産 新 党地区常任委員
宮城4区 (選管確定)
当選 80,250(44.3%) 伊藤 信太郎 59 自民=公明 元4 (元)外務副大臣 ○
54,25(29.9%) 石山 敬貴 42 民主=国民・農協(>>943) 前 党県副代表 ○
30,722(17.0%) 畠山 昌樹 38 維新=みんな 新 整形外科医師 ○
13,492(7.4%) 戸津川 永 30 共産 新 党地区常任委員
2,518(1.4%) 村上 善昭 40 諸派 新 幸福実現党員
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>>1067>>1069
田坂に民主票が乗れば平が出ても当選の2012の数字ですが,アベノミクス賛成票と衆院議長票が乗るし,共産好調で,辛くも伊吹逃げきりかなぁ。。平はとれても一万票ぐらい?
京都1区 (選管確定)
当選 69,287(33.2%) 伊吹 文明 74 自民=公明 前10 (元)財務相
47,273(22.7%) 田坂 幾太 60 維新 新 (元)府議・議長 ○
比当 41,349(19.8%) 穀田 恵 65 共産 前7 党国対委員長 ○
24,591(11.8%) 平 智之 53 みんな(民) 前 大学嘱託講師 ○
24,129(11.6%) 祐野(ゆうの) 恵 33 民主 新 (元)長岡京市議 ○
1,932(0.9%) 田部 雄治 36 諸派 新 幸福実現党員
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>>857>>868>>896
2012年反省会
民主が譲らなかった2・3区。岡島も黒田も3万票ではなかなか譲るとはならないねぇ。。
2区は藤巻で当選いけるんでわ?3区は青山で次点ぐらいで次の次に交渉か。
千葉2区 (選管確定)
当選 100,551(40.3%) 小林 鷹之 38 自民=公明 新1 (元)財務省職員 ○
54,123(21.7%) 中田 敏博 44 維新 新 (元)投資会社代表 ○
46,883(18.8%) 樋口 博康 53 民主=国民 新 党職員 ○
30,122(12.1%) 黒田 雄(ゆう) 53 未来[生]=大地 前 社福法人理事 ○
17,604(7.1%) 入沢 俊行 35 共産 新 (元)習志野市議
千葉3区 (選管確定)
当選 80,710(44.2%) 松野 博一 50 自民=公明 前5 (元)文科副大臣 ○
31,161(17.1%) 岡島 一正 55 未来=大地 前 (元)NHK職員 ○
30,565(16.8%) 小林 隆 49 維新=みんな 新 映像配信会社長 ○
28,979(15.9%) 青山 明日香 30 民主=国民 新 (元)衆院議員秘書 ○
9,298(5.1%) 石川 正 67 共産 新 党地区常任委員
1,723(0.9%) 井上 由紀子 62 無所属 新 文化教室経営
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2区と3区で調整http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/5327とか云ってる場合じゃなくなってきたな。。
2014.11.25 11:49
【衆院選】
「民主党が約束をほご」維新・大竹氏、北海道1区に 10区からの出馬撤回
http://www.sankei.com/politics/news/141125/plt1411250014-n1.html
維新の党公認で次期衆院選北海道10区から立候補を予定していた新人の大竹智和氏(37)は25日、札幌市内で記者団に対し、北海道1区から出馬すると明らかにした。
大竹氏は平成24年の前回衆院選で1区から立候補したが、民主党との選挙協力により、10区に移る予定だった。民主党北海道連が10区から国会議員秘書を擁立すると決めており、大竹氏は「民主党が約束をほごにした」と話した。
北海道1区からは自民党前職、民主党前職、共産党新人が出馬を予定している。
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おお,埼玉は1箇所というか2箇所,解決♪
維新と次世代は無意味にバッティングしてる気がするけど。。
299 名前:Adblock Plusで広告を消そう@転載禁止[] 投稿日:2014/11/25(火) 18:32:38.60 ID:YkUvQkFV
桜内に続き、中田氏も維新に刺客を立てられ無事死亡
維新の党 第二次公認発表
埼玉2区 矢古宇勘司(63)
神奈川18区 北村造(31)
東京17区 高橋美穂(49)
大阪4区 吉村洋文(39)
大阪12区 堅田壮一郎(28)
奈良3区 栗原絵里子(45)
岡山1区 高井崇志(45)
愛媛2区 横山博幸(64)
沖縄1区 下地幹郎(53)
以上9名
また第一次公認の埼玉8区並木正芳を比例単独に転出
https://ishinnotoh.jp/activity/news/2014/11/25/296.html
300 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/25(火) 18:33:24.55 ID:LDsB6Wz5
≪次世代と維新が被ってる選挙区≫
宮城2区 :増元照明/ 林宙紀
東京16区:石井義哲/初鹿明博
神奈川7区:松田学/豊田有希
神奈川18区:中田宏/北村造
大阪14区:三宅博/谷畑孝
愛媛4区 :桜内文城/森夏枝
広島1区 :伊東真二/白坂理香
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結局高井か・・・本気逢沢に投票したろかな
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秋田
http://www.sakigake.jp/p/special/14/shuinsen/feature/01/article_01.jsp
連載企画:2014冬の陣へ 県内、戦いの構図
[1区]
自民と民主再び激突 読めぬ風、無党派層が鍵
自民党前職の冨樫博之氏(59)と民主党元職の寺田学氏(38)が、2012年の前回選挙に続き再び激突する。そこに共産党新人で県議の山内梅良氏(66)が割って入る。今回は前回選のような与野党への逆風、順風といった「風」がはっきりせず、無党派層の票がどこに向かうのか注目される。
前回選は自民党が圧勝。県議を辞して出馬した冨樫氏は7万3千票余りを獲得し、4選を目指した元首相補佐官の寺田氏に約2万4千票差で初当選した。第三極といわれた日本維新の会と日本未来の党(いずれも当時)の公認候補が計2万5千票余り取り、非自民票が割れたことも勝因の一つとされた。
冨樫氏は「前回とは確実に環境が違う。挑戦者のつもりで戦わなければいけない」と気を引き締める。今回の衆院選を「アベノミクスを進めるか否かを問うものだ」とした上で、「景気回復にはアベノミクスしかない」と話す。
選挙戦では約30の後援会をフル稼働させ、組織戦を展開する構えだ。陣営幹部は「短期決戦では支持者への声掛けが重要になる」と強調する。
◇ ◇
寺田氏は、衆院解散が取りざたされる直前の10月下旬に立候補の意向を表明。今月中旬に民主党に復党した。支持者へのあいさつ回りなど、選挙準備を進めている。
前回選後に無所属で臨んだ13年の秋田市長選では現職に敗退。その後、子育てに専念してきたが、今年4月に政治活動再開を宣言。「周囲から首長選への出馬も勧められたが、やはり国政で勝負したい」と再挑戦を決めた。
アベノミクスを「大都市、大企業中心。恩恵を受けている県民はほとんどいない」と批判。社会保障の充実と雇用安定を訴えの柱に掲げる。党県連の沼谷純幹事長は「有権者にしらけムードが漂う中、政治への関心を掘り起こして反自民票を集められるかが鍵となる」と語る。
◇ ◇
山内氏は国政選挙に初めて挑戦する。旧雄和町議を通算7期務めた後、03年から県議3期。共産党県委員会は長年の政治経験と論戦力に期待を寄せる。
「安倍政権に対する県民の不満は強まっている。消費税増税に反対し、集団的自衛権や原発再稼働の問題でも徹底的に政権と対決してきた共産党への支持は広がるはずだ」と山内氏。民主党に対しても消費税率引き上げや環太平洋連携協定(TPP)を推進してきたと批判。街頭演説や小集会を通じ、党支持層以外にも浸透したい考えだ。
◇ ◇
日本維新の会と結いの党が合流した維新の党は今回、民主党に配慮して候補者擁立を見送る。維新の寺田典城参院議員は「非自民でまとまろうということだ」と説明する。
(2014/11/23 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/14/shuinsen/feature/01/article_02.jsp
連載企画:2014冬の陣へ 県内、戦いの構図
[2区]
自民前職に2氏挑む ベテランと新人対決
自民党前職の金田勝年氏(65)に新人2人が挑む。民主党新人で元秋田朝日放送アナウンサーの緑川貴士氏(29)は21日に立候補を表明、共産党新人で党北鹿地区委員長の藤本金治氏(68)は18日に公認された。急な解散に準備不足が否めない野党の新人を、与党のベテランが迎え撃つ構図だ。
過去2回の選挙は、金田氏と民主元職・川口博氏が事実上の一騎打ち。前回選挙は民主への逆風も味方に9万票余りを獲得し金田氏が圧勝。僅差で敗れ、比例復活した前々回選の雪辱を果たした。
金田氏は「秋田のため、日本のために懸命に努力してきた。引き続き貢献できるよう選挙戦を勝ち抜く」と述べ、農業、雇用、福祉などの政策を訴えていく考えだ。選挙戦では約60の後援会をフル稼働させる。
アベノミクスについては「景気を良くして、その成果を秋田に及ぼす。そして、お年寄り、女性、農業などに優しい、将来の見える政治をしていく」と継続を訴える。党総務会副会長として党の公約作りに携わっており、陣営は「党務もあり、公示前に地元でできることは限られる」と気を引き締める。
◇ ◇
緑川氏は出馬表明から一夜明けた22日に選挙区入り。松浦大悟党県連代表と共に党支持者らへのあいさつ回りや街頭演説を始めた。2区内で暮らした経験はなかったが、若さや元アナウンサーの知名度を生かし、民主党支持層や無党派層を中心に支持を広げたい考えだ。アベノミクスを「都市偏重」と批判。地方の経済状況に対する不満を掘り起こし、安倍政権に対する批判票の取り込みを目指す。
後援会はまだなく、県連代表代行の虻川信一県議(大館市)の後援会や党組織を基盤に活動。「暮らしを守る」と訴え、労組や非正規雇用の労働者にも浸透を図る。
連合秋田や川口氏に支援を求めている。有権者の多い大館市に加え、川口氏の得票率が高かった小坂町や鹿角市を中心に支持を固め、他地区でも票の上積みを狙う。
◇ ◇
藤本氏は2005年に続き2度目の衆院選挑戦となる。「安倍政権の右傾化の動きに危機感を持つ人が増えている。今のところ候補者が決まっていない社民党の支持層の取り込みも強めていきたい」と力を込める。
地方にはアベノミクスの恩恵がなく、既に期待もしぼんでいると指摘。農業を立て直すことを戦いの重点に掲げ、「米価下落対策をはじめ、農家が安心できる政治を実現する」と訴える。
自共対決に持ち込み、都市部で躍進を果たした昨夏の参院選の流れを地方で再現させたい考え。東北比例の1議席(高橋千鶴子氏=能代市出身)死守も目指す。
◇ ◇
前回選で公認候補を出した社民党は擁立を模索中。維新の党は2区の候補者擁立を見送る。
(2014/11/24 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/14/shuinsen/feature/01/article_03.jsp
連載企画:2014冬の陣へ 県内、戦いの構図
[3区]
自民、維新の前職激突 鍵握る「民主系の票」
5人が乱立した前回選挙と異なり、今回は三つどもえとなる。自民党前職の御法川信英氏(50)と維新の党前職の村岡敏英氏(54)による激突に、共産党新人の我妻桂子氏(60)が絡む構図だ。
草刈り場とみられる横手平鹿、湯沢雄勝地域の票の行方が鍵を握る。前回選で民主系候補2人が得た約4万9千票と、米価下落で将来に不安を抱く農家票がどこに向かうかも注目される。
前回選は元職で出馬した御法川氏が9万7千票余りを獲得し、返り咲いた。今回は財務副大臣として、経済回復に力を入れる安倍政権を支える立場で臨む。
陣営は「厳しい選挙戦になる」と危機感を募らせる。民主、維新両党が全国の小選挙区で候補者を調整し、反 自民勢力の結集を図るからだ。現段階で3区に民主党候補擁立の動きは見られず、自民党県連幹部も「民主系の 票が維新に流れる可能性がある」と警戒を強める。
地方ではアベノミクス効果が実感できないとの声を受け止めながら、御法川氏は「政策の方向性は間違っていない」と強調。選挙戦では経済政策や農業振興策などを訴える考えだ。後援会組織をフル稼働させて有権者の3分の1を占める地盤の大曲仙北を固め、支持拡大に努める方針だ。
◇ ◇
村岡氏は前回選で御法川氏に約2万3千票差で敗れたものの、比例復活で初当選。「対峙(たいじ)する野党がいなければ与党は暴走する。野党再編は必要だ」と話し、小選挙区での雪辱を期す。民主と選挙協力を確立し、「野党統一候補」として臨む考えで、維新の寺田典城参院議員と手を組み、票の掘り起こしを狙う。
安倍政権の経済政策については「地方では物価が上がっているのに、賃金はさほど伸びていない。アベノミクスで日本は再生できない」と批判。農業再生や観光振興を政策の柱に据え、青森、岩手、山形と連携し地方から日本を活性化させたい考えだ。
本荘由利地域を地盤とする村岡氏は、にかほ市内で旧3町単位の後援会組織を強化する一方、昨年から横手市中心部にも事務所を構え、票の上積みを目指す。
◇ ◇
我妻氏は2003年以来、2度目の国政挑戦。今回は解散直前の出馬表明となったが、07年、11年の県議選で横手市選挙区から出馬しており、同市を中心に一定の知名度がある。共産党は昨年の都議選、参院選で議席数を伸ばしていることから、選挙対策本部は「躍進のチャンス」とみる。
我妻氏は街頭演説などで「安倍政権の恩恵を受けているのは大企業や一部の富裕層。暮らしを守るために選挙で政治を変えよう」と主張。批判票の取り込みを図り、支持拡大を狙う。
(2014/11/25 付)
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広島
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO012091/20141123-OYTAT50043.html
短期決戦14衆院選
自公結束 思惑にズレ<上>
2014年11月24日 05時00分
◇集票力に期待/見返りに不満も
「この2年間で世の中が明るくなったのは公明、自民の連立政権の力」
衆院解散翌日の22日朝。前夜、広島に戻った自民党前議員の平口洋(2区)は廿日市市で、公明党の街宣車の上から、同党前議員の斉藤鉄夫、桝屋敬悟(いずれも比例中国ブロック)と並んで街頭演説に臨み、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果と、自公の結束を強調した。
自民党と公明党の立候補予定者がそろって参加した街頭演説(22日、廿日市市で)
自民党は前回、県内7選挙区のうち、6選挙区で勝利。唯一敗れた6区も公認候補が比例で復活、7人の候補者全員が当選した。
だが、アベノミクスへの評価が最大の争点となる今回、2年前のような勢いはみられない。今もなお景気回復を実感できない、という有権者が多いからだ。自民党県連幹部は「アベノミクスによるこの国の将来像を十分に理解してもらえなければ、弱みになりかねない」と危惧する。
■ □
自民党を支えてきた組織票にも揺らぎが生じている。
環太平洋経済連携協定(TPP)推進を掲げる安倍政権は、農業の競争力強化を旗印に、TPPに慎重な全国農業協同組合中央会(JA全中)の抜本改革を打ち出し、両者の対立は激化した。かつては自民党候補を推してきた県内でも、この余波で方針が定まらない。
JA広島中央会長の香川洋之助は20日の記者会見で「個人的には(JAが)どの政党を支持するか、今回は明らかにすべきでないと思う」とし、自民党支持を明言することはなかった。
突然の解散で地盤を固めきれない前議員もいる。前回、初当選した小林史明(7区)は「2年間、しっかり地元を回った」と自負するが、後援会組織を整えきれないまま、戦いを強いられる。「来年までに、と考えていた。これほど早く選挙になるとは思わなかった」と戸惑いを隠せない。
こうした不安要素を抱える自民党県連が前回以上に期待するのは「県内いずれの選挙区にも2〜3万票はある」(公明党県本部)とされる公明党の集票力だ。
平口は、22日の街頭演説で「2区は平口、比例は公明」と締めくくり、蜜月関係をアピールした。「やはり確実な数字が見込めるというのはありがたい」
□ ■
期待をかけられる公明党県本部の危機感も強い。
比例選の県内得票数は支持層の高齢化などで、23万票以上集めた2005年をピークに減り続け、12年は17万7000票にとどまった。それでも前回は投票率の低迷もあって、09年に失った議席の奪還に成功したが、今回、至上命令とされる2議席死守は「票の上積みがなければ難しい」(県本部幹部)との見方だ。
自民党の各候補にどこまで協力するかは、比例選への見返りがどの程度確約されるかを厳密に評価した上で判断する、という。
ある県本部幹部は強い口調で言い切った。「毎回、こちらが協力しているほどの見返りはない。今回、それでは済まされない」(敬称略)
2014年11月24日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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1区の川内の代わりでも鹿児島2区でもよかったんちゃうか。。
>鹿児島市出身で東大法学部、早大文化構想学部卒。派遣労働者として働いた経験
衆院選:「安倍政権に憤り」 民主の村田氏、7区出馬会見 /広島
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk34010341000c.html
次期衆院選の広島7区に、民主党から立候補が決まった新人で参院議員秘書の村田享子氏(31)が24日、県庁で出馬会見を開いた。村田氏は「このまま安倍政権の政策を進めていくことは絶対に許してはならないという、強い憤りから挑戦を決意した」と述べた。
鹿児島市出身で東大法学部、早大文化構想学部卒。派遣労働者として働いた経験から「生活や仕事への不安を多く聞いた。安心して働けることが暮らしの基本」と述べ、雇用の改善や医療・介護、子育てなど社会保障政策の充実を中心に訴えた。【吉村周平】
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http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO012091/20141124-OYTAT50013.html
短期決戦14衆院選
民主苦渋 残る空白区<下>
2014年11月25日 05時00分
◇野党共闘も難しく
「何とか空白区を解消したかったのだが……。候補者が決まった選挙区で必勝を期して頑張るしかない」
広島市内で22日に開かれた民主党県連の常任幹事会。1、4区での擁立断念を発表した県連代表の参院議員森本真治は会議終了後、苦渋の表情で胸の内を明かした。幹事会では、6区で無所属前議員の亀井静香の県連推薦も決定。結果として県内7選挙区のうち、擁立は4選挙区にとどまり、歯止めがかからない組織の弱体化を改めて露呈した。
前回、6区以外の6選挙区で公認候補を立てながら、全敗。比例での復活もかなわず、2009年に比例復活を含めて獲得した6議席をすべて失った。
「来春の統一選の準備を最優先にし、解散に全く備えていなかった。組織力の弱さ」と森本は認める。態勢が整わないまま、強いられる戦いに最大の支援組織、連合広島の関係者は「与党時代と同じことを求めても無理」と自嘲気味に話す。
政権与党としての3年余りの間に失った国民の信頼。空白区を埋められない現状を踏まえ、連合広島の石井一清会長は「民主党はいまだに信頼を取り戻せていない」と苦言を呈する。
■ □
戦いが「自民一強」の様相を見せる中、候補者の調整で活路を見いだそうとする政党もある。
結党報告会で拳を突き上げる次世代の党の立候補予定者や県連幹部ら(広島市西区で)
2年前、県内でも、比例復活によって旧日本維新の会が2議席を獲得するなど躍進した「第3極」。前回のような追い風は期待できず、維新は分党、みんなの党は解党を決めた。かつての勢いは見る影もない。
こうした中、維新から分かれた次世代の党前議員の中丸啓は前回立候補した3区から4区に国替えして出馬することを決めた。「野党同士の無益な争いを避けたかった」と中丸。自民党前議員に対抗して民主党が元議員、共産党が新人を立てる3区に対し、自民党前議員の中川俊直と共産党新人の中石仁が立候補を予定する4区は民主党との対決を回避できるからだ。
両区で民主党との選挙協力が約束されたわけではないが、選挙区を調整することで反自民票の受け皿を目指す。「与党に白紙の委任状は渡せない」と次世代の党県連幹部は強調する。
□ ■
だが、他の選挙区で野党間の調整は進んでいない。
「できれば、野党で一本化したかった。不毛な争いだ」。次世代の党前議員の坂元大輔(7区)は22日に広島市内で開かれた中国ブロック結党報告会後、記者団に対し、民主党が同日、7区で新人村田享子の擁立を決めたことへの不快感を隠さなかった。民主党県連代表の森本は「党本部からの指示」と繰り返す。
次世代の党新人の伊藤真二が出馬を表明していた1区では衆院が解散した21日になって、維新の党が新人の白坂理香を擁立すると発表した。次世代の党に事前の連絡は全くなかった。
次世代の党県連幹部は危機感をあらわにする。「このままでは結局、野党のつぶし合いになり、自民党を利するだけだ」(敬称略)
(この連載は内田郁恵、浦野親典、薮上遼介、大槻浩之が担当しました)
2014年11月25日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk39010368000c.html
衆院選:高知1区 ネットTV代表・藤島氏が出馬表明 /高知
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
インターネットテレビ局「街カフェTV」代表の藤島利久氏(52)は24日、県庁で記者会見し、次期衆院選に高知1区に無所属で立候補すると表明した。
藤島氏は、旧春野町(高知市)で2006年3月、スクールバスと衝突した白バイの交通機動隊員が死亡した事故で、バスの元運転手が業務上過失致死罪で服役した後、再審請求していることに触れ、「白バイ事件を解決する」と述べた。また「脱原発、集団的自衛権の行使反対」などを訴える。【上野宏人】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk43010184000c.html
2014衆院選・くまもと:前職同士の接戦か 1区、自民VS共闘野党 /熊本
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
次期衆院選(12月2日公示、14日投開票)の熊本1区は与野党の前職同士がぶつかる「激戦区」として注目を集めている。立候補を表明している自民前職、木原稔氏(45)と維新前職、松野頼久氏(54)は過去3回の選挙で木原氏が1勝、松野氏が2勝。党の若手リーダーを目指す木原氏と、野党第2党の幹部で民主県連と共闘する松野氏が四度、相まみえる。【取違剛】
「前回は野党が割れた。今回は違う」。解散翌日の22日、報道各社の共同インタビューに臨んだ松野氏は手応えを強調した。
前回、2009年の衆院選では公示の約3カ月前に民主を離党し、旧日本維新の会から出馬した。民主が対立候補を立てたため反自民票が割れ、小選挙区で初勝利した木原氏に2万8173票の差をつけられた。
しかし、民主の対立候補が得た2万8229票を合わせると、わずか56票差ながら木原氏を上回る。今回は民主県連の支持を受け、「来年春の統一地方選では民主の候補を支援する」とまで言う松野氏の陣営関係者には「前回と同じ轍(てつ)は踏まない」との思いがある。
一方の木原氏。24日の共同インタビューで松野氏と民主県連の共闘について問われ「前回は敵同士だった。支持を受けることで得るものと失うものがあるんじゃないか」と受け流した。小学校区単位にまで個人後援会を張り巡らせ、過去3回の選挙でいずれも10万票前後を得た自信をにじませる。
防衛政務官を務め、かつて安倍晋三首相や小泉進次郎氏も務めた党青年局長に就いた木原氏。一方の松野氏も維新の党代表代行、国会議員団会長の要職に就き全国を飛び回る。熊本1区は自民と「共闘野党」が激突する全国の象徴区でもある。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk29010277000c.html
2014衆院選:維新、3区擁立へ 40代女性 民主、厳しい判断に /奈良
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
12月2日公示の衆院選で、維新の党が奈良3区に40代の1級建築士の女性を擁立する方針を固めた。近く公認を発表する。3区では自民党前職の奥野信亮氏(70)、共産党新人の正木敦氏(43)が既に出馬を表明。民主党はこれまで独自候補擁立を目指す方針を示しており、各党が野党連携を探る中で厳しい判断を迫られる。
維新の前身である旧日本維新の会は前回2012年衆院選で、奈良1〜4全区に候補を擁立。いずれも落選したが、比例代表では県内で自民を上回る20万票以上を獲得した。今回、維新は「(非自民の)有権者の受け皿を示したい」(県総支部関係者)として民主空白の3区で候補擁立を模索していた。
維新関係者によると、女性は神奈川県鎌倉市で建築事務所を経営。維新政治塾の1期生で、前回衆院選で3区の維新候補の応援に入ったことがあるという。
一方、民主党県連は22日、2区で「自民を利さぬため」(藤野良次幹事長)として生活の党との候補者調整に応じ、同党元職の中村哲治氏(43)の出馬を容認して独自候補擁立を断念すると発表したばかり。一方「3区に集中する」として既に具体的人選にも入っていた。擁立の可否は週内に判断する方針で、対応が注目される。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk10010131000c.html
2014衆院選:民主2、4区擁立断念 維新・石関氏と選挙協力せず /群馬
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
民主党県連は24日、群馬2、4区の独自候補擁立を事実上断念した。公認候補は1区と3区のみとなる見通しで、2区の前職、石関貴史氏(42)=維新=に対しては県連として選挙協力しない方針。
民主党の候補者擁立は2区、4区とも難航した。2区では石関氏の民主党離党後のトラブルが尾を引き、支援について「党本部からの指示はなく、県連は一切ノータッチ」(黒沢会長)という。民主党の擁立断念について石関氏は「民主県連は前回、私を落とそうとして候補を擁立した。見送りは私にとって良い話。脱原発などの政策は民主党系のリベラルな人にも支持してもらえるのでは」と話した。
4区で民主党県連は所属県議や他党に移った人物ら複数に出馬を打診したものの、本人や連合群馬などの理解が得られず、断念せざるを得なかったという。4区で前回2012年に日本維新の会公認で出馬して落選した宮原田綾香氏(30)は維新の党公認で大阪12区から出馬する見込みとなった。【吉田勝、角田直哉、田ノ上達也】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk10010123000c.html
2014衆院選:自民1区 候補、党本部に一任 佐田氏公認の可能性大 /群馬
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
衆院群馬1区の前職、佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=の公認問題で、自民党前橋支部や1区の県議団が24日、「候補者未決定」として党本部に一任することを決めた。佐田氏の公認推薦申請を認めない方針を確認する一方、中曽根弘文県連会長の長男康隆氏(32)の公認推薦申請についても「県内で親子2議席は有権者の理解が得られない」として見送った。この結果、佐田氏が1区の公認候補となる公算が大きくなった。【吉田勝、角田直哉、田ノ上達也】
24日午前の会合には1区内選出の県議9人が出席。開会前、会場入り口では佐田氏が一人ひとりに深々と頭を下げ、両手を差し出して握手を求めた。
会合では、佐田氏の公認推薦申請見送りでは一致したが、康隆氏については「中曽根弘文参院議員が今期限りで辞める確約があるなら別だが、意思が明確でなく認められない」などの意見が大勢を占めた。県連は24日午後、書面で「候補者未決定」を党本部に伝え、康隆氏から公認要請があったことを付記して提出したという。
24日午後の県選管の立候補予定者説明会には、中曽根弘文氏の前橋事務所長が出席。「(康隆氏)本人は党公認を得て出馬したいと思っている。公認を得られない場合、どうするかは白紙だ」と説明した。
党本部が佐田氏公認を決定した場合について、県議の一人は「党の回答に対してつべこべ言えない」と話した。別の県議は「佐田氏に『当選した場合は今期限りで辞める』といった条件をのんでもらわなければ素直に支援できない」と述べた。
佐田氏の事務所は「この件に関しコメントは出さない」と話した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk10010130000c.html
2014衆院選:中曽根康隆氏が出馬を希望 ブログで応酬、山本一太氏「断固反対」 /群馬
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
中曽根康弘元首相(96)の孫、康隆氏(32)が24日、衆院群馬1区から自民党公認での立候補を目指しているとブログで明らかにした。これに対し同党の山本一太・前科学技術担当相(56)=参院群馬選挙区=がブログで「擁立には断固反対する!」と論陣を張り、康隆氏との間で応酬が繰り広げられている。
康隆氏は、元外相で自民党県連会長の中曽根弘文参院議員(68)の長男。昨夏から弘文氏の秘書を務め、衆院選出馬を目指して準備を進めてきた。一方、山本氏は今月下旬からブログで「政治は『ファミリー独占ビジネス』ではない」と繰り返し批判。康隆氏が「人を誹謗(ひぼう)中傷し、おとしめる内容だ」と反発すると、山本氏は一部の事実誤認を認めて修正した上で「何の実績もない人をブランドだけで選ぶのは反対だ!」と改めて強調した。ブログでは「明日、議員バッジを外してもいい覚悟」と、自らの衆院選出馬を示唆する記述もしている。
弘文氏は24日、毎日新聞の取材に「事実誤認もあり、息子は抗議した。一連のブログの内容は一方的で失礼だ」と話した。山本氏からは取材依頼に対する回答を得られなかった。【吉田勝、角田直哉】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk02010124000c.html
2014衆院選:「平山氏は比例単独へ」 生活の党・小沢代表が会見で方針 /青森
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
生活の党の小沢一郎代表は24日、盛岡市で記者会見し、衆院選に同党県連代表の平山幸司前参院議員を比例単独候補として擁立する方針を明らかにした。
小沢代表は「比例票は非常に大事。東北ブロックは特に支持者が多い」と述べた。生活の党は、第1次公認候補として小選挙区に14人、比例単独で1人を発表しており、小沢代表は「あと5、6人は増えると見込んでいる」と語った。【安藤いく子】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk01010028000c.html
2014衆院選:民主、大地と選挙協力 野党共闘へ一歩 維新とは難航 /北海道
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
民主党と新党大地は24日、12月2日公示−14日投開票の衆院選で選挙協力を行うと正式に発表した。「野党共闘」に向けた大きな一歩となったが、民主党本部が選挙協力を進める維新の党との調整は道2区(札幌市北、東区)などで難航しており、全選挙区の構図が固まるにはなお時間がかかりそうだ。【山下智恵】
◇大地・鈴木貴子氏公認 7区で民主
■「失敗繰り返さぬ」
「大地と民主の政策は同じ方向を向いている。北海道から政治の流れを変えるため共に戦う」。24日、札幌市内のホテルで記者会見した民主党の玄葉光一郎・選対副本部長は、大地の鈴木宗男代表と固い握手を交わした。
選挙協力は、鈴木代表の長女で大地前職の貴子氏(28)が民主党に入党し、道7区(釧路、根室管内)から同党公認候補として出馬、比例代表道ブロックにも民主候補として重複立候補するという内容。大地は他の選挙区や比例では候補を立てず、民主の公認候補を推薦する。貴子氏の比例順位について玄葉氏は「大地の実績に基づき公正に判断したい」と述べるにとどめた。
民主と大地は、前回2012年の衆院選では選挙協力交渉が決裂し、結果、双方とも小選挙区で全敗した経緯がある。鈴木氏は「前回は民意がまとまらず、自民を利した。この愚を避けなければならない」と強調した。
■本部方針に道連反発
民主と大地の選挙協力が固まった一方で、難航しているのが民主と維新の調整だ。民主党本部は維新との選挙協力を模索するが、民主党道連代表の横路孝弘氏(73)は22日の記者会見で「維新と一緒にやるのは無理だ」と協力を否定した。
道2区では、民主元職の三井辨雄(わきお)氏(72)=元厚生労働相=が不出馬を表明し、前回は大地公認で道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)から出馬した元職、松木謙公氏(55)が維新公認での立候補を表明。民主党本部は道2区に独自候補を立てない方針を固めたが、道連側は応じず、来春の札幌市議選に擁立する予定だった新人、池田真紀氏(42)の公認申請を行った。党本部は公認に難色を示している。
道連幹部は「道内で大した力もなく道議も市議もいない維新に、なぜ2区を明け渡さなければならないのか」と猛反発。別の幹部は「2区で独自候補を出さなければ比例全体の票が減る。本部が公認を出さなくても無所属で出馬させる」と話し、道連が推薦を出すことを検討している。
■複雑に絡み合う利害
民主党本部と道連の間で溝が生じているのは、2区だけではない。党本部は道10区(空知、留萌管内)に出馬予定の新人、神谷裕氏(46)の公認も見送る姿勢を示している。道連が公認申請していたが、同区から維新公認で立候補する予定の新人、大竹智和氏(37)に配慮したとみられる。民主党道連幹部は「党本部はまだ協力を模索しているようだが、道内で維新の勢力は衰えており、組んでもメリットはない。ねばり強く説得したい」と話す。
「野党共闘」という旗を目指しながらも、複雑な利害が絡み一筋縄ではいかない候補者調整。「比例で大地票を取り込みたい」民主と、「民主から選挙区と比例に重複立候補させて貴子氏を当選させたい」大地は、互いに利害が一致し選挙協力に至ったが、民主関係者には冷めた見方もある。
「貴子氏を当選させて、翌日に(民主を)出て行くかもしれないが、それでも構わない。比例の大地票で(民主が)選挙に勝つためだけだから。大地も党勢を取り戻せば(貴子氏を)呼び戻すんじゃないか」
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125k0000e010149000c.html
衆院選:短期決戦…キャッチコピー 各党が知恵絞る
毎日新聞 2014年11月25日 10時56分(最終更新 11月25日 11時34分)
衆院選に向けた与野党のキャッチコピー
衆院選に向けた与野党のキャッチコピー
拡大写真
衆院選(12月2日公示、14日投開票)に向けた各党のキャッチコピーがほぼ出そろった。衆院解散から投開票日まで3週間あまりしかない「短期決戦」となり、各党とも急ピッチで、有権者にアピールするイメージ戦略を練り上げた。
自民党は25日午後、衆院選公約を発表する。ポスターもほぼ完成。毎日新聞が入手した公表前のポスターは、赤い背景に「景気回復、この道しかない。」と白字で書き込んだ。安倍晋三首相が解散直後の記者会見で「私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、他に選択肢はあるのか。国民にうかがいたい」と主張したのを受けたもので、衆院選を経済政策「アベノミクス」への信任投票と位置付ける姿勢を前面に打ち出している。
首相はすでに21日に衆院選出馬予定の約180人との写真撮影を終えた。スポーツ紙や海外メディアの取材にも応じるなど、露出の機会を増やしている。
公明党は短期決戦に向けて「争点の一本化で分かりやすくすることが大切」(幹部)として、生活必需品の消費税率を低く抑える軽減税率の導入を公約の柱に据えた。来春の統一地方選のため用意していたポスターのデザインを援用し、キャッチコピーも「人が生きる、地方創生。」から「いまこそ、軽減税率実現へ。」に差し替えた。
野党各党は安倍政権への対決姿勢を示しつつ、埋没しないよう独自色を出すことに懸命になっている。
民主党が21日発表したポスターでは、自民党と同じ赤を基調に「今こそ、流れを変える時。」と掲げた。物価高などを理由にアベノミクスの見直しを促すと同時に、首相の政治手法の転換が必要と訴えるものだ。海江田万里代表は「攻めの選挙をやるためにポスターの色を燃える赤にした」と強調。ただ、擁立した候補者数などで自民に大きく後れを取っており、2009年衆院選で掲げた「政権交代」は見送った。
維新の党は「身を切る改革。実のある改革。」とのキャッチコピーで改革姿勢を強調。「業界団体の意向を強く受けた自民党には改革は不可能」と訴える選挙戦に備えたものだ。結党間もない次世代の党は「次世代が希望を持てる日本を」とキャッチコピーに党名を盛り込み、主張のみならず、党名の浸透を図ることに工夫をこらした。
共産党は「暴走ストップ!政治を変える」と、安倍政権との対決姿勢を鮮明にした。生活の党と社民党も近くポスターやキャッチコピーを正式に決定する。【水脇友輔】
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141125-OYT1T50063.html?from=ycont_top_txt
自民公約案、「経済再生」「財政再建」が柱に
2014年11月25日 16時38分
自民党は25日午前の総務会で、衆院選政権公約案の全文を示した。
安倍政権が掲げる経済政策「アベノミクス」の実績を強調した上で、「経済再生・復興加速」と「財政再建」を主要な2本柱に掲げている。政権の看板政策である地方創生や女性活躍も重視し、自治体にとって使いやすい交付金の創設や待機児童の解消を目指すことなどを盛り込んだ。同党は公約案の文言を一部修正した上で、同日午後に発表する予定だ。
公約案は、「経済再生・復興加速」で、経済の好循環をさらに拡大し、全国各地への波及を図るとしたほか、「燃油高騰や米価下落などに十分配慮し、力強い景気対策を速やかに実施する」ことを掲げた。
「財政再建」では、2020年度における国・地方の基礎的財政収支の黒字化達成に向けた具体的な計画を来年夏までに策定することを盛り込み、安定した社会保障制度を確立するため、「17年4月に消費税率を10%にします」と明記した。
2014年11月25日 16時38分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141125-OYT1T50020.html?from=ycont_top_txt
民主公約、経済政策批判が前面…政権時の政策も
2014年11月25日 11時10分
民主党が24日発表した衆院選公約は、安倍首相の経済政策「アベノミクス」への批判を前面に打ち出す一方、最低保障年金制度の創設など実現や維持が容易ではなかった民主党政権の目玉政策の一部も引き継いだ。
公約は、衆院選最大の争点のアベノミクスに対し、「過度な異次元緩和」「バラマキ財政」などと批判。「雇用をつくり、所得を増やし、暮らしを安定させます」と強調した。
消費税引き上げは「延期」としたが、今後の引き上げの見通しは示さなかった。財政健全化については、「予算を消化できないようなバラマキは見直す」などとした。環太平洋経済連携協定(TPP)を巡っては、「脱退も辞さない厳しい姿勢」で臨むとした。
民主党は、今回も生活者重視の立場から、農家の所得向上を図るための戸別所得補償制度の法制化や所得制限のない高校無償化制度を目指すとした。社会保障では、最低保障年金制度の創設も改めて掲げた。ただ、これらの政策には、財源などの面で実現性が乏しいとの批判がある。
外交・安全保障では、集団的自衛権行使を限定容認した7月の閣議決定について、「立憲主義に反する」として撤回を求めるが、民主党の考え方はあいまいなままだ。原発再稼働についても、無責任だとの指摘がある「2030年代原発ゼロ」を掲げた。
2014年11月25日 11時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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「厚く、豊かな中間層」復活…民主が衆院選公約
2014年11月24日 21時30分
民主党は24日、衆院選公約を発表した。
安倍首相の経済政策「アベノミクス」を「期待はずれ」と批判する一方、子育て世代や高齢者の支援に加え、雇用の安定などで可処分所得を増やすとし、「『厚く、豊かな中間層』を復活させる」と強調した。
公約は、アベノミクスからの転換のため、〈1〉国民生活に十分留意した金融政策〈2〉生活の不安を希望に変える人への投資〈3〉未来につながる成長戦略――を「民主党の経済政策3本柱」として掲げた。
「批判ばかりで対案がない」といった同党への指摘があることから、経済政策の対案を示す狙いがあるとみられる。
消費税率の引き上げについては、「国民生活の悪化、約束していた社会保障の充実・安定化及び議員定数削減が果たされていない」ことから、「延期します」とした。
外交・安全保障では、集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定について撤回を求めた。
2030年代の「原発ゼロ」を目指す公約を継続し、「責任ある避難計画がなければ、原発を再稼働すべきではありません」と強調した。
2014年11月24日 21時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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多忙な閣僚、遠い地元…前回最多8人落選
2014年11月25日 09時21分
3連休最後の24日、安倍内閣の閣僚の中には衆院選の立候補予定者として、地元で支持を訴える姿が目立った。
2012年の前回衆院選では、現憲法下で最多の8人の閣僚が落選して涙をのんだだけに、現閣僚たちは自分の選挙区の情勢に神経をとがらせている。
霞が関では政策通で知られ、厳しい表情を見せることが多い塩崎厚生労働相。だが、24日午前、地元松山市(衆院愛媛1区)内で開いた後援会幹部の会合では満面の笑みで登場し、会場の入り口で出席者一人一人を握手で迎え、頭を下げた。
「すいませんね」「よろしくお願いします」
エボラ出血熱への備えで厚労相と厚労副大臣・政務官は順番に都内で待機しなければならない。さらに、23日に北京で開かれた「日中韓保健担当相会合」に続き、近く「東京開催の先進7か国(G7)保健担当相会合を主催する」(塩崎氏)など、公務の予定が数多い。
このため、地元不在の日が多くなり、家族や後援会に頼らざるを得ない。塩崎氏は「今までにない厳しい選挙になる。家族や後援会の皆さんには今まで以上に歩いてもらう」と語る。
「うちわ問題」で辞任した松島みどり前法相のリリーフ役を任された上川法相も24日午前、地元の静岡市葵区(衆院静岡1区)で開かれたお茶祭りに参加。焼きそばや大学芋、特産のお茶を使った料理などの出店を巡り、来場者と握手を交わした。法相就任後の地元入りは今回が2回目という。
だが、候補予定者から応援演説を依頼されるのも閣僚の「宿命」。上川氏も午後には地元を離れ、福島県内で開かれる自民党の前衆院議員の集会に向かった。上川氏は静岡を離れる前、「地元にいられる時間の一瞬、一瞬が大切だ」と強調した。
23日には静岡市で事務所開きが行われたが、上川氏は支持者らに「ただただ、ただただお力をお借りするのみです」と訴える途中で感極まり、涙を流した。
この上川氏と長年、静岡1区で当落相次ぐ激戦を展開してきた民主党の牧野聖修・元経済産業副大臣は「相手は安倍政権の主要メンバーだけに、アベノミクスなど政権の政策を厳しく批判していく」と闘志を隠さない。
閣僚になれば知名度がアップして支持者らの士気も上がり、選挙戦に有利、とは限らないことは前回衆院選で証明された。果たして今回は――。
2014年11月25日 09時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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維新と次世代は東京ではなんとなく棲み分け出来てたのに遂に競合
三宅はwikiによると反解同の様なので谷畑の首とりにきたか?長尾から右翼票奪いに来たなら高評価♪
東京6
越智隆雄[自・前]
落合貴之[維・新]
石井義哲[次・新・元自衛官]
大阪4
神奈川1
松本 純[自・前]
篠原 豪[維・新]
岡本 英子(生)
神奈川3
小此木八郎[自]
横田 光弘[次]
勝又恒一郎[民]
大阪14区
三宅 博[次(維)・前・元八尾市議]
谷畑 孝[維・前]
273 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/25(火) 16:49:55.19 ID:WpySDsEz
東京16区に新人=次世代【14衆院選】
次世代の党は25日、衆院選の東京16区に新人で元自衛官の石井義哲氏を公認候補として擁立すると発表した。
前職で、擁立先を調整していた藤井孝男氏は比例代表東海ブロック、三宅博氏は大阪14区と決まった。また、神奈川1区で出馬する予定だった新人の横田光弘氏を同3区に移した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000079-jij-pol
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112500507
みんな佐藤氏、不出馬撤回=福岡10区【14衆院選】
解党が決まったみんなの党の佐藤正夫前衆院議員は25日、北九州市内で記者会見し、次期衆院選で福岡10区から無所属で立候補すると表明した。22日に選挙区での出馬を断念する意向を示したが、「(支持者の間で)立ってほしいという声が多かった」と説明した。(2014/11/25-14:43)
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>4区で前回2012年に日本維新の会公認で出馬して落選した宮原田綾香氏(30)は維新の党公認で大阪12区から出馬する見込みとなった
樽床の所
2014衆院選:民主2、4区擁立断念 維新・石関氏と選挙協力せず /群馬
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk10010131000c.html
民主党県連は24日、群馬2、4区の独自候補擁立を事実上断念した。公認候補は1区と3区のみとなる見通しで、2区の前職、石関貴史氏(42)=維新=に対しては県連として選挙協力しない方針。
民主党の候補者擁立は2区、4区とも難航した。2区では石関氏の民主党離党後のトラブルが尾を引き、支援について「党本部からの指示はなく、県連は一切ノータッチ」(黒沢会長)という。民主党の擁立断念について石関氏は「民主県連は前回、私を落とそうとして候補を擁立した。見送りは私にとって良い話。脱原発などの政策は民主党系のリベラルな人にも支持してもらえるのでは」と話した。
4区で民主党県連は所属県議や他党に移った人物ら複数に出馬を打診したものの、本人や連合群馬などの理解が得られず、断念せざるを得なかったという。4区で前回2012年に日本維新の会公認で出馬して落選した宮原田綾香氏(30)は維新の党公認で大阪12区から出馬する見込みとなった。【吉田勝、角田直哉、田ノ上達也】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112500796
2次公認9人発表=沖縄1区に下地氏−維新【14衆院選】
維新の党は25日、衆院選の第2次公認候補9人を発表した。いずれも選挙区で、沖縄1区には元郵政民営化担当相で元職の下地幹郎氏を擁立した。また、埼玉8区で出馬予定だった並木正芳氏を、比例代表に転出させることも決めた。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【埼玉】2区 谷古宇勘司=新
【神奈川】18区 北村造=新
【東京】17区 高橋美穂=前
【大阪】4区 吉村洋文=新▽12区 堅田壮一郎=新
【奈良】3区 栗原絵里子=新
【岡山】1区 高井崇志=元
【愛媛】2区 横山博幸=新
【沖縄】1区 下地幹郎=元(2014/11/25-19:09)
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>>1122>>1144-1145
大阪12区宮原田はガセか。
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>>1146
神奈川18:維新(北村造)、次世代(中田宏)、生活(樋高剛)、みんな系(船川治郎)
とわけわからない事態に・・・
非自民で4人の混戦はあとは神奈川7くらいですね
東京17:高橋美穂は北海道2区からの国替え
大阪4:吉村洋文は村上政俊を押しのけての公認
大阪12:堅田壮一郎は兵庫12からの国替え 樽床伸二との競合
岡山2:高井崇志は上にも出てるけど民主からの鞍替え
愛媛2:横山博幸は民主県議→離党 西岡新は出馬するのか?
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たけつか@東京みたいに地方選ですっきり帰れる者も居れば松木や高井@岡山みたいに拗れたままのと色々ですねぇ。。
>貴子氏を当選させて、翌日に(民主を)出て行くかもしれないが、それでも構わない
可成り本音ベースの発言だなぁ(;´Д`)
2014衆院選:民主、大地と選挙協力 野党共闘へ一歩 維新とは難航/北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk01010028000c.html
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
民主党と新党大地は24日、12月2日公示−14日投開票の衆院選で選挙協力を行うと正式に発表した。「野党共闘」に向けた大きな一歩となったが、民主党本部が選挙協力を進める維新の党との調整は道2区(札幌市北、東区)などで難航しており、全選挙区の構図が固まるにはなお時間がかかりそうだ。【山下智恵】
◇大地・鈴木貴子氏公認 7区で民主
■「失敗繰り返さぬ」
「大地と民主の政策は同じ方向を向いている。北海道から政治の流れを変えるため共に戦う」。24日、札幌市内のホテルで記者会見した民主党の玄葉光一郎・選対副本部長は、大地の鈴木宗男代表と固い握手を交わした。
選挙協力は、鈴木代表の長女で大地前職の貴子氏(28)が民主党に入党し、道7区(釧路、根室管内)から同党公認候補として出馬、比例代表道ブロックにも民主候補として重複立候補するという内容。大地は他の選挙区や比例では候補を立てず、民主の公認候補を推薦する。貴子氏の比例順位について玄葉氏は「大地の実績に基づき公正に判断したい」と述べるにとどめた。
民主と大地は、前回2012年の衆院選では選挙協力交渉が決裂し、結果、双方とも小選挙区で全敗した経緯がある。鈴木氏は「前回は民意がまとまらず、自民を利した。この愚を避けなければならない」と強調した。
■本部方針に道連反発
民主と大地の選挙協力が固まった一方で、難航しているのが民主と維新の調整だ。民主党本部は維新との選挙協力を模索するが、民主党道連代表の横路孝弘氏(73)は22日の記者会見で「維新と一緒にやるのは無理だ」と協力を否定した。
道2区では、民主元職の三井辨雄(わきお)氏(72)=元厚生労働相=が不出馬を表明し、前回は大地公認で道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)から出馬した元職、松木謙公氏(55)が維新公認での立候補を表明。民主党本部は道2区に独自候補を立てない方針を固めたが、道連側は応じず、来春の札幌市議選に擁立する予定だった新人、池田真紀氏(42)の公認申請を行った。党本部は公認に難色を示している。
道連幹部は「道内で大した力もなく道議も市議もいない維新に、なぜ2区を明け渡さなければならないのか」と猛反発。別の幹部は「2区で独自候補を出さなければ比例全体の票が減る。本部が公認を出さなくても無所属で出馬させる」と話し、道連が推薦を出すことを検討している。
■複雑に絡み合う利害
民主党本部と道連の間で溝が生じているのは、2区だけではない。党本部は道10区(空知、留萌管内)に出馬予定の新人、神谷裕氏(46)の公認も見送る姿勢を示している。道連が公認申請していたが、同区から維新公認で立候補する予定の新人、大竹智和氏(37)に配慮したとみられる。民主党道連幹部は「党本部はまだ協力を模索しているようだが、道内で維新の勢力は衰えており、組んでもメリットはない。ねばり強く説得したい」と話す。
「野党共闘」という旗を目指しながらも、複雑な利害が絡み一筋縄ではいかない候補者調整。「比例で大地票を取り込みたい」民主と、「民主から選挙区と比例に重複立候補させて貴子氏を当選させたい」大地は、互いに利害が一致し選挙協力に至ったが、民主関係者には冷めた見方もある。
「貴子氏を当選させて、翌日に(民主を)出て行くかもしれないが、それでも構わない。比例の大地票で(民主が)選挙に勝つためだけだから。大地も党勢を取り戻せば(貴子氏を)呼び戻すんじゃないか」
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>>1143が次世代3次公認ですね
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>>1143とはさん
石井義哲は6区じゃなくて16区です
まぁ、初鹿明博がいるので維・次の競合区の誕生ではありますが
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112500805
自民が1次公認発表【14衆院選】
自民党は25日、衆院選の第1次公認候補291人を発表した。内訳は選挙区281人、比例代表単独10人。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
〔選挙区〕
【北海道】1区 船橋利実=前▽2区 吉川貴盛=前▽3区 高木宏寿=前▽4区 中村裕之=前▽5区 町村信孝=前▽6区 今津寛=前▽7区 伊東良孝=前▽8区 前田一男=前▽9区 堀井学=前▽11区 中川郁子=前▽12区 武部新=前
【青森】1区 津島淳=前▽2区 江渡聡徳=前▽3区 大島理森=前▽4区 木村太郎=前
【岩手】1区 高橋比奈子=前▽2区 鈴木俊一=前▽3区 橋本英教=前▽4区 藤原崇=前
【宮城】1区 土井亨=前▽2区 秋葉賢也=前▽3区 西村明宏=前▽4区 伊藤信太郎=前▽5区 勝沼栄明=前▽6区 小野寺五典=前
【秋田】1区 冨樫博之=前▽2区 金田勝年=前▽3区 御法川信英=前
【山形】1区 遠藤利明=前▽2区 鈴木憲和=前▽3区 加藤鮎子=新
【福島】1区 亀岡偉民=前▽2区 根本匠=前▽3区 上杉謙太郎=新▽4区 菅家一郎=前
【茨城】1区 田所嘉徳=前▽2区 額賀福志郎=前▽3区 葉梨康弘=前▽4区 梶山弘志=前▽5区 石川昭政=前▽6区 丹羽雄哉=前▽7区 永岡桂子=前
【栃木】1区 船田元=前▽2区 西川公也=前▽3区 簗和生=前▽4区 佐藤勉=前▽5区 茂木敏充=前
【群馬】1区 佐田玄一郎=前▽2区 井野俊郎=前▽3区 笹川博義=前▽4区 福田達夫=前▽5区 小渕優子=前
【埼玉】1区 村井英樹=前▽2区 新藤義孝=前▽3区 黄川田仁志=前▽4区 豊田真由子=前▽5区 牧原秀樹=前▽6区 中根一幸=前▽7区 神山佐市=前▽8区 柴山昌彦=前▽9区 大塚拓=前▽10区 山口泰明=前▽11区 今野智博=前▽12区 野中厚=前▽13区 土屋品子=前▽14区 三ッ林裕巳=前▽15区 田中良生=前
【千葉】1区 門山宏哲=前▽2区 小林鷹之=前▽3区 松野博一=前▽4区 木村哲也=新▽5区 薗浦健太郎=前▽6区 渡辺博道=前▽7区 斎藤健=前▽8区 桜田義孝=前▽9区 秋本真利=前▽10区 林幹雄=前▽11区 森英介=前▽12区 浜田靖一=前▽13区 白須賀貴樹=前
【東京】1区 山田美樹=前▽2区 辻清人=前▽3区 石原宏高=前▽4区 平将明=前▽5区 若宮健嗣=前▽6区 越智隆雄=前▽7区 松本文明=前▽8区 石原伸晃=前▽9区 菅原一秀=前▽10区 小池百合子=前▽11区 下村博文=前▽13区 鴨下一郎=前▽14区 松島みどり=前▽15区 秋元司=前▽16区 大西英男=前▽17区 平沢勝栄=前▽18区 土屋正忠=前▽19区 松本洋平=前▽20区 木原誠二=前▽21区 小田原潔=前▽22区 伊藤達也=前▽23区 小倉将信=前▽24区 萩生田光一=前▽25区 井上信治=前
【神奈川】1区 松本純=前▽2区 菅義偉=前▽3区 小此木八郎=前▽4区 山本朋広=前▽5区 坂井学=前▽7区 鈴木馨祐=前▽8区 福田峰之=前▽9区 中山展宏=前▽10区 田中和徳=前▽11区 小泉進次郎=前▽12区 星野剛士=前▽13区 甘利明=前▽14区 赤間二郎=前▽15区 河野太郎=前▽16区 義家弘介=前▽17区 牧島かれん=前▽18区 山際大志郎=前
【新潟】1区 石崎徹=前▽2区 細田健一=前▽3区 斎藤洋明=前▽4区 金子恵美=前▽5区 長島忠美=前▽6区 高鳥修一=前
【富山】1区 田畑裕明=前▽2区 宮腰光寛=前▽3区 橘慶一郎=前
【石川】1区 馳浩=前▽2区 佐々木紀=前▽3区 北村茂男=前
【福井】1区 稲田朋美=前▽2区 高木毅=前
【山梨】1区 宮川典子=前▽2区 堀内詔子=前
【長野】1区 小松裕=前▽2区 務台俊介=前▽3区 木内均=前▽4区 後藤茂之=前▽5区 宮下一郎=前
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【岐阜】1区 野田聖子=前▽2区 棚橋泰文=前▽3区 武藤容治=前▽4区 金子一義=前▽5区 古屋圭司=前
【静岡】1区 上川陽子=前▽2区 井林辰憲=前▽3区 宮沢博行=前▽4区 望月義夫=前▽5区 吉川赳=前▽6区 勝俣孝明=前▽7区 城内実=前▽8区 塩谷立=前
【愛知】1区 熊田裕通=前▽2区 東郷哲也=前▽3区 池田佳隆=前▽4区 工藤彰三=前▽5区 神田憲次=前▽6区 丹羽秀樹=前▽7区 鈴木淳司=前▽8区 伊藤忠彦=前▽9区 長坂康正=前▽10区 江崎鉄磨=前▽11区 八木哲也=前▽12区 青山周平=前▽13区 大見正=前▽14区 今枝宗一郎=前▽15区 根本幸典=前
【三重】1区 川崎二郎=前▽2区 島田佳和=前▽3区 嶋田幸司=新▽4区 田村憲久=前▽5区 三ツ矢憲生=前
【滋賀】1区 大岡敏孝=前▽2区 上野賢一郎=前▽3区 武村展英=前▽4区 武藤貴也=前
【京都】1区 伊吹文明=前▽2区 上中康司=新▽3区 宮崎謙介=前▽4区 田中英之=前▽5区 谷垣禎一=前▽6区 安藤裕=前
【大阪】1区 大西宏幸=新▽2区 左藤章=前▽4区 中山泰秀=前▽7区 渡嘉敷奈緒美=前▽8区 大塚高司=前▽9区 原田憲治=前▽10区 大隈和英=新▽11区 佐藤ゆかり=元▽12区 北川知克=前▽13区 宗清皇一=新▽14区 長尾敬=元▽15区 竹本直一=前▽17区 岡下昌平=新▽18区 神谷昇=新▽19区 谷川とむ=新
【兵庫】1区 盛山正仁=前▽3区 関芳弘=前▽4区 藤井比早之=前▽5区 谷公一=前▽6区 大串正樹=前▽7区 山田賢司=前▽9区 西村康稔=前▽10区 渡海紀三朗=前▽11区 頭師暢秀=新
【奈良】1区 小林茂樹=前▽2区 高市早苗=前▽3区 奥野信亮=前▽4区 田野瀬太道=前
【和歌山】1区 門博文=前▽2区 石田真敏=前▽3区 二階俊博=前
【鳥取】1区 石破茂=前▽2区 赤沢亮正=前
【島根】1区 細田博之=前▽2区 竹下亘=前
【岡山】1区 逢沢一郎=前▽2区 山下貴司=前▽3区 阿部俊子=前▽4区 橋本岳=前▽5区 加藤勝信=前
【広島】1区 岸田文雄=前▽2区 平口洋=前▽3区 河井克行=前▽4区 中川俊直=前▽5区 寺田稔=前▽6区 小島敏文=前▽7区 小林史明=前
【山口】1区 高村正彦=前▽2区 岸信夫=前▽3区 河村建夫=前▽4区 安倍晋三=前
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【徳島】1区 後藤田正純=前▽2区 山口俊一=前
【香川】1区 平井卓也=前▽2区 瀬戸隆一=前▽3区 大野敬太郎=前
【愛媛】1区 塩崎恭久=前▽2区 村上誠一郎=前▽3区 白石徹=前▽4区 山本公一=前
【高知】1区 中谷元=前▽2区 山本有二=前
【福岡】2区 鬼木誠=前▽3区 古賀篤=前▽4区 宮内秀樹=前▽5区 原田義昭=前▽6区 鳩山邦夫=前▽7区 藤丸敏=前▽8区 麻生太郎=前▽9区 三原朝彦=前▽10区 山本幸三=前▽11区 武田良太=前
【佐賀】1区 岩田和親=前
【長崎】1区 冨岡勉=前▽2区 加藤寛治=前▽3区 谷川弥一=前▽4区 北村誠吾=前
【熊本】1区 木原稔=前▽2区 野田毅=前▽3区 坂本哲志=前▽5区 金子恭之=前
【大分】1区 穴見陽一=前▽2区 衛藤征士郎=前▽3区 岩屋毅=前
【宮崎】1区 武井俊輔=前▽2区 江藤拓=前▽3区 古川禎久=前
【鹿児島】1区 保岡興治=前▽2区 金子万寿夫=前▽3区 宮路拓馬=新▽4区 小里泰弘=前▽5区 森山裕=前
【沖縄】1区 国場幸之助=前▽2区 宮崎政久=前▽3区 比嘉奈津美=前▽4区 西銘恒三郎=前
〔比例代表〕
【北海道】渡辺孝一=前
【東北】菅野佐智子=前
【南関東】中谷真一=前
【北陸信越】山本拓=前
【東海】桜井宏=前
【四国】福山守=前▽福井照=前
【九州】西川京子=前▽今村雅弘=前▽林田彪=前
(2014/11/25-19:31)
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https://www.jimin.jp/news/activities/126583.html
第47回衆議院選挙 自民党公認候補予定者
平成26年11月25日
自民党は11月25日、第47回衆議院選挙における公認候補予定者を発表しました。
群馬1区は前職の佐田、熊本2区も前職の野田で決着
福島5区と福岡1区が決まらず
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-11-25/2014112501_04_0.html
日本共産党比例代表予定候補の名簿登載順位
山下書記局長が発表
日本共産党の山下芳生書記局長は24日、党本部で記者会見し、総選挙(12月2日公示、同14日投票)での各ブロックの比例代表予定候補の名簿登載順位と比例第3次予定候補を発表しました。搭載順位は次の通りです。氏名に続く丸囲み数字が順位。前職・新人の別。ブロック名の下の数字は定数です。(敬称略)
【北海道―8】
はたやま和也 (1) 新
金倉まさとし (2) 新
【東北―14】
高橋 ちづ子 (1) 前
いわぶち 友 (2) 新
【東京―17】
笠井 亮 (1) 前
宮本 徹 (2) 新
池内 さおり (3) 新
坂井 和歌子 (4) 新
大田 朝子 (5) 新
吉岡 正史 (6) 新
【北関東―20】
塩川 鉄也 (1) 前
梅村 さえこ (2) 新
大内 くみ子 (3) 新
おくだ 智子 (4) 新
【南関東―22】
志位 和夫 (1) 前
はたの 君枝 (2) 新
さいとう和子 (3) 新
えんどう昭子 (4) 新
岡崎 ゆたか (5) 新
【北陸信越―11】
藤野やすふみ (1) 新
上田ひであき (2) 新
【東海―21】
もとむら伸子 (1) 新
しまづ 幸広 (2) 新
大野ひろみつ (3) 新
高橋ゆうすけ (4) 新
【近畿―29】
こくた 恵二 (1) 前
宮本 たけし (2) 前
清水 ただし (3) 新
堀内 照文 (4) 新
石村 かず子 (5) 新
谷川かずひろ (5) 新
原 やすひさ (5) 新
坪田 いくお (8) 新
【中国―11】
大平よしのぶ (1) 新
矢引 亮介 (2) 新
【四国―6】
浜川 ゆりこ (1) 新
春名なおあき (2) 元
【九州・沖縄―21】
あかみね政賢 (1) 前
田村 貴昭 (2) 新
まじま 省三 (3) 新
いせだ 良子 (4) 新
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>>1154-1155
北海道:勝沼栄明は宮城5区に
東北 :宮城5 大久保三代公認されず 北海道比例下位の勝沼栄明が公認
福島5 空白区
福島3降ろされた菅野佐智子は比例で公認
北関東:群馬1 佐田玄一郎は公認された 中曽根康隆はどうする?
東海 :三重3降ろされた桜井宏は比例で公認
近畿 :兵庫12戸井田真太郎公認されず
九州 :福岡1井上貴博公認されず 新開裕司との調整か?
佐賀2空白区 本日古川康知事が出馬表明
*5増5減で比例転出組は全員公認
*前回の比例下位組は基本的に未公認だが
・勝沼栄明は宮城5区で公認
・西川京子と林田彪は公認
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http://www.tku.co.jp/web/news_article/%E6%B0%91%E4%B8%BB%EF%BC%92%E5%8C%BA%E6%93%81%E7%AB%8B%E6%96%AD%E5%BF%B5%E7%B5%90%E5%85%9A%E4%BB%A5%E6%9D%A5%E5%88%9D%E3%81%AE%EF%BC%90?iframe=true&width=560&height=420
民主2区擁立断念結党以来初の0
来月14日の投開票まで3週間足らずとなった衆院選。熊本2区での候補者擁立を模索してきた民主党県連は擁立を断念したことを明らかにしました。これで民主党は結党以来初めて、県内5つの全選挙区に1人も候補者を立てられないという、いわば異常事態となりました。現在、前職の国会議員が不在の民主党県連では当初、2区と3区に絞って候補者を立てる方針を確認していましたが、その後の会議で「3区で候補者を立てることは難しい」として2区だけの擁立に向け、ぎりぎりの調整を続けてきました。民主党県連ではこれまで複数の候補に出馬を打診しましたがまとまらず、最後は鎌田代表の出馬も検討されましたが合意には至りませんでした。民主党は1998年の結党以来初めて衆院選で県内5つの選挙区いずれも候補者を擁立できなかったことになります。
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民主は熊本以外に富山と沖縄も候補擁立できてないですね
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>>1130
有名人?白バイ事件を解決するとかいっちゃうあたり泡沫臭がするんですが。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112500706
菅官房長官も積極応援へ=官邸不在、危機管理課題に【14衆院選】
首相官邸は25日から、衆院選(12月2日公示、同14日投開票)に対応した公務削減の一環として、通常は午前と午後の計2回開いている菅義偉官房長官の定例記者会見を午前の1回に減らした。菅氏は、公示後は会見を参院議員の世耕弘成官房副長官らに代行させ、自らは積極的に選挙応援に入る意向。安倍晋三首相、菅氏とも遊説で官邸を空けることが予想され、危機管理が課題となりそうだ。
衆院選の期間中は、毎週火・金曜日の定例閣議も12月9日だけとなる見通し。歴代政権も選挙中の閣議や記者会見を間引いているが、遊説で全国を回る首相に代わり、官房長官は基本的に官邸にとどまるのが慣例だった。2012年の前回衆院選では、藤村修官房長官(当時)が1日だけ地元の大阪府に帰ったのを除けば、連日官邸に出勤し、記者会見もこなした。
現政権下では、今年9月17日に首相が福島県、菅氏が沖縄県をそれぞれ訪問して官邸不在となった「前例」がある。政府関係者は「首相や官房長官と常時連絡を取れる態勢で危機管理には万全を期す」と強調する。緊急時には菅氏が会見することも想定しているが、大規模災害や北朝鮮のミサイル発射などで適切な初動対応が取れなければ、選挙戦に響く可能性もある。(2014/11/25-17:45)
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129238
推薦の自民か古巣の民主か 北九州市長“板挟み” 選挙応援、立ち位置苦悩
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 16時12分)
「レクリエーション祭り」の会場を回る北九州市長の北橋健治氏=23日午前10時すぎ、北九州市八幡東区
「レクリエーション祭り」の会場を回る北九州市長の北橋健治氏=23日午前10時すぎ、北九州市八幡東区
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来年1月の北九州市長選で3選を目指す現職の北橋健治(61)が、立ち居振る舞いに苦悩している。もともとは、福岡9区の民主党衆院議員。現職市長として今回、自民党政権とのパイプを求め、かつての政敵が示した「自民単独推薦」をのんだ。そんな中で降って湧いた衆院解散・総選挙。同市を選挙区とする9区と10区は、自民、民主の対決構図が予想され、身動きが取りにくい状況だ。
解散後、初の日曜日となった23日。自民前職の9区三原朝彦(67)と10区山本幸三(66)がそれぞれ事務所開きに臨んでいたころ、北橋は市内のイベント会場で笑顔を振りまいていた。この連休中、立候補予定者と地域の祭りなどですれ違ったが、「誰とも話さなかった」と北橋。周辺は「誰かに肩入れしたように映ると、市長選の票が減る」。あくまで中立を強調する。
ただし、自民市議にすれば、旗幟(きし)を鮮明にしない北橋の態度は大いに不満だ。「単独推薦を受けたのだから、自民候補を応援するのが当然」。とりわけ9区は、かつて北橋のライバルだった自民の三原と、民主元職の緒方林太郎(41)の接戦が予想されている。ある自民地方議員は「ある情勢調査では、すぐに逆転される数字らしい」と神経をとがらせる。
民主も同様に、北橋の動きを注視。4年前の市長選で北橋は21万4千票を獲得。「この半数ぐらいは、過去の衆院選で9、10区の民主候補に投票してくれていたはずだ」(側近)。北橋が自民候補の支援に回れば、党勢回復に苦しむ民主にとっては死活問題。10区の民主元職、城井崇(41)は24日、「出陣式に、ぜひ招きたい」と秋波を送った。
国とのパイプを太くして「市の発展に全力で取り組みたい」と受け入れた自民単独推薦。予想外の衆院解散・総選挙はしかし、北橋の言動を縛る。民主に肩入れすれば政権との関係を損ない、かといって古巣への恩を仇(あだ)で返すような言動も避けたい−。
北橋側は、出席を約束していた12月3日、自民山本の集会への出席をキャンセル。同6日に福岡市である自民党福岡県連の会合は、知事らも出席するため「首長として同席する」意向。一方で、民主党への配慮も示すため、11月22日の同党県連大会に足を運んでみせた。「両党には、分かってもらっている」と繰り返す北橋。25日には、自民党本部で安倍晋三から推薦証を受け取る予定だ。 =敬称略
=2014/11/25付 西日本新聞朝刊=
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>>1151
ご指摘ありがとうございます。記憶とか色々錆び付いててあちこちにぬるいレスあるかも。。(;´Д`)
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22時点の記事 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250034.html
道内の立候補予定者と情勢 この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
<北海道1区>船橋と横路の対決軸(2014/11/22)
船橋利実 54 自麻前 《1》 党1区支部長
横路孝弘 73 民 前 《11》 党北海道代表
野呂田博之 56 共 新 党1区役員
前回選挙は自民党の船橋が初当選、民主党の大ベテラン横路が小選挙区で初めて落選し、自民党の世代交代と民主党王国北海道の崩壊という、道内の衆院選を象徴する結果となった。今回も船橋と雪辱を期す横路の対決が軸になる。
船橋は北見市出身で市議、道議時代も地盤は北見だった。前回は落下傘候補ゆえの知名度不足も懸念されていただけに、当選後は地下鉄駅前での街頭演説や地域行事への参加を重ね、浸透を図ってきた。
前回は民主党への逆風と、候補が5人と乱立したことも有利に働いた。船橋は「横路ブランドは残っているし、状況は前回と同じではない」と警戒感を隠さない。陣営関係者は「この2年間の成果が問われる」と気を引き締める。
前回、比例復活当選に甘んじた横路は「完全勝利を目指す」と1区の議席奪還に強い意欲を見せる。衆院解散前、街頭宣伝用ビラに得意の憲法・安全保障政策のほか、アベノミクスの問題点を加筆するよう急きょ指示を出した。安倍政権批判に争点を絞り攻勢をかける考えだ。
ただ、長年の支持者は高齢化が進んでおり、若年層にどこまで浸透できるかが課題となる。党の道代表として、崩壊した民主党王国の再生にも責任を負う。
共産党の野呂田は前回に続く挑戦。消費税増税や原発再稼働に対する明確な反対姿勢で他陣営との差別化を図り、無党派層へ支持を広げたい考えだ。
◇
<名簿の見方>立候補予定者は11月21日現在。予定者の並べ方は衆院解散時の勢力順。氏名、年齢、党派、自民党の派閥、前元新別、当選回数、代表的肩書(元は前職を含む過去の肩書)の順で表記した。党派は自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、空欄は未定。自民党派閥は町=町村派、額=額賀派、岸=岸田派、麻=麻生派、二=二階派、無=無派閥。「前回の得票状況」の維新は、日本維新の会。得票率は、小数点第2位を四捨五入したため、合計が100にならない場合がある
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250035.html
<北海道2区>三井不出馬で構図変化(2014/11/22)
吉川貴盛 64 自無前 《4》 党経理局長
松木謙公 55 維 元 《3》 元農水政務官
金倉昌俊 40 共 新 党2区役員
自民党前職の吉川と、元農水政務官の松木、共産党新人の金倉の戦いになりそうだ。
民主党元職の三井辨雄が体力面の不安から急きょ出馬を断念。これを受け、過去4回は12区から出馬していた松木が、もともとの地盤だった2区から出馬を決め、維新の党が公認した。前回2区から立候補し、比例代表で復活当選した維新前職の高橋美穂(49)の処遇は未定となっている。
民主党は党本部が維新と選挙協力について協議し、候補擁立を見送る方向で最終調整している。ただ、地元支部は候補者の選定作業を続けている。
吉川は農水副大臣や党の環太平洋連携協定(TPP)対策委員会事務局長など政府や党の要職を歴任、TPP交渉で情報収集に当たるなど政権与党議員の実績をアピールする。ただ、副大臣などの職務で地元に戻る機会は限られていたのも実情。まずは前回の支持を確実に固められるかどうかが焦点だ。候補が前回の5人から3人に減ったことも選挙情勢に影響しそうだ。
共産党の金倉は消費税増税反対と、増税に頼らない社会保障費の充実など他党とは一線を画した主張で支持拡大を図る。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250036.html
<北海道3区>前職2氏、支持固め直し(2014/11/22)
高木宏寿 54 自二前 《1》 党3区支部長
荒井聡 68 民 前 《6》 党代議士会長
小和田康文 44 維 新 党3区支部長
吉岡弘子 63 共 新 党3区役員
前回、道議から初当選した高木は、毎週末に地元で街頭演説や地区集会を開催。豊平区では昨年9月に死去した元道議の父・高木繁光から引き継いだ地盤を固め直してきた。国会では衆院地方創生特別委員会の委員を務め、選挙戦では政府が進める地方創生の重要性を訴える考えだ。
ただ、白石区、清田区では知名度不足を解消したとは言い難い。前回のように自民党への強い追い風がない中で正念場の戦いとなる。
前回、比例復活した荒井は、経済政策と安全保障政策の2点を中心に掲げ、戦いに臨む考え。「富裕層がプラスになるアベノミクスからの転換、子どもや孫の世代の将来を守るために集団的自衛権の行使容認反対を訴える」と力を込める。
今夏には30カ所の地域後援会で集会を開催した。訴えが浸透し始めたと手応えを感じるものの、前回の民主党への大逆風で離れた票を短期決戦でどこまで呼び戻せるかが鍵を握る。
前回初出馬し、3位だった維新の小和田は支持拡大を目指して活動を続けてきた。「北海道に活力を」と変革を訴え、無党派層への浸透を図る。
共産党の吉岡は市議選に2回出馬した地元清田区に比べ知名度の劣る豊平、白石両区で重点的に街頭演説などを行い、脱原発や消費税増税反対を訴える。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250038.html
<北海道4区>中村と鉢呂、再び火花(2014/11/22)
中村裕之 53 自麻前 《1》 党4区支部長
鉢呂吉雄 66 民 元 《7》 元経済産業相
酒井隆裕 40 共 新 党4区役員
2期目を目指す自民党の中村に、返り咲きを狙う民主党の鉢呂が挑む事実上の一騎打ちの戦いとなる見通しだ。
中村は2012年の前回選挙で、大票田の札幌市手稲区と小樽市に後援会組織がないまま、自民党への追い風を受け、鉢呂に大差をつけて初当選した。
後援会を増やして地盤固めを進めてきたが、3期目の途中まで務めた道議時代の選挙区の後志管内町村部に比べて手稲、小樽での知名度は「まだ不十分」(後援会幹部)。北海道横断自動車道の余市―共和間の着工決定への貢献など実績を訴え、支持の浸透を図る考えだ。
鉢呂は前回選挙では、民主党選対委員長として衆院選を取り仕切ったことで地元入りの機会が限られた。
この2年間は党員・サポーター、企業など地元回りに徹し、「現職の時はこれほどできなかった」と言う。通算で7期22年の実績を訴え、得意の「どぶ板選挙」を展開する考え。「急速な円安や物価上昇が国民生活や中小企業に大きな打撃を与えている」と安倍政権の経済政策を批判。陣営は「逆風は収まってきた」と議席奪還をうかがう。
酒井は消費税増税反対で、先送りを掲げる他党との差別化を図り、原発再稼働やカジノ誘致にも反対。道議選小樽市の候補予定者と共に支持拡大を図る。
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<北海道5区>民主・勝部、町村に初挑戦(2014/11/22)
町村信孝 70 自町前 《11》 元官房長官
勝部賢志 55 民 新 党道幹事長
鈴木龍次 54 共 新 党道委員
12選を目指す自民党の町村と、民主党道議の勝部の対決が軸となる。
2012年の自民党総裁選中に体調を崩した町村は、同年の前回衆院選で選挙期間中に一度も地元入りできず、後援会や地元道議がカバーして議席を守った。
体調が回復した現在は、ほぼ毎週札幌に戻り、自民党札幌市支部連合会(札連)会長として来年4月の札幌市長選の陣頭指揮を執ってきた。町村陣営の幹部は「衆院選で勝利し、札幌市長選に向けて勢いをつけたい」と意気込む。
民主党の勝部は道議3期目で国政選挙は初挑戦。千歳市出身の元小学校教諭で、党北海道幹事長として道知事選の候補擁立作業にも当たってきた。出身母体の北教組や、連合北海道も組織を挙げて支える構えだ。
ただ、勝部の出馬表明は解散前日の20日。知名度不足は否めず、勝部自身も「不可能を可能にする力が必要だ」と強調する。組織票に加え無党派層をどこまで取り込めるかが鍵を握る。
共産党の鈴木は、消費税増税反対や環太平洋連携協定(TPP)参加反対を訴え、支持拡大を図る。
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<北海道6区>今津、佐々木が三たび(2014/11/22)
今津寛 68 自額前 《6》 元防衛庁副長官
佐々木隆博 65 民 元 《2》 党道副代表
荻生和敏 65 共 新 党道委員
現職で7期目を目指す今津と、返り咲きを狙う佐々木による3度目の対決が軸。過去の戦いは小選挙区で1勝1敗で、双方とも不安材料を抱えての戦いとなりそうだ。
今津は企業や支援者回りを強化し、民主党政権時代に減少した道開発予算や農業基盤整備予算の確保に尽力してきた実績を訴える。
ただ、大票田旭川では、今月の市長選で自民、公明、新党大地の支援を集め「保守団結」を掲げた新人が民主推薦の現職に1万3千票差で敗れた。保守が3派に分かれていた中選挙区時代のしこりもいまだにささやかれ、敗北を乗り越えて結集できるかが鍵を握る。
元農水副大臣の佐々木は地元士別や旭川を中心に支持者回りを続けてきた。農家出身で環太平洋連携協定(TPP)反対を訴えて農業票固めを図るほか、旭川では市長選を制した勢いを生かす戦略だ。
昨年の参院選に比例代表で出馬し、農業票の受け皿を目指したが、結果的に連合の組織内候補と票を奪い合う形となり落選。労組へあいさつ回りをするなど関係修復に追われている。
共産の荻生は衆院選に4回目の出馬となる。「小規模農家への手厚い支援が重要」とし、TPP交渉からの脱退、農家への価格保障や所得補償制度充実などを訴える。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250041.html
<北海道7区>前職・伊東、鈴木が激突(2014/11/22)
伊東良孝 65 自二前 《2》 党道連会長
石川明美 63 共 新 釧路市議
鈴木貴子 28 前 《1》 大地代表代理
昨年、新党大地から比例代表道ブロックで繰り上げ当選した鈴木が民主党公認で出馬する方向で最終調整している。3選を目指す自民党の伊東との前職同士の対決で激戦も予想される。
党道連会長を務める伊東は2012年の前回選挙で、鈴木に約2万2千票の差をつけて再選された。財務政務官などの要職も務め、存在感を増す。週末を中心に頻繁に地元入り。選挙戦では政権与党の実績などをアピールする考えだ。
鈴木は衆院解散まで現役最年少の国会議員で、若さと行動力をアピールする。大地は政党要件を満たしていないため、大地公認では比例の重複立候補はできないが、民主党公認となることで民主比例に重複立候補することも検討している。
民主党は前回選挙で落選した仲野博子の引退後、候補者不在が続き、新党大地との連携も模索していた。前回の仲野と鈴木の得票数を単純に足すと、伊東と400票弱まで迫ることになり、連携がスムーズにいけば激戦となりそうだ。
共産党は道議選釧路市に出馬予定だった石川を急きょ公認候補とした。消費税増税や集団的自衛権の行使容認反対などを訴えていく。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250042.html
<北海道8区>逢坂、前田に雪辱期す(2014/11/22)
前田一男 48 自町前 《1》 党8区支部長
逢坂誠二 55 民 元 《2》 党道副代表
原田有康 66 共 新 党地区委員長
前回選挙で初当選した自民党の前田に対し、議席奪還を目指す民主党元職の逢坂が挑む。共産党は新人の原田を擁立する。
道南の自民党として12年ぶりに衆院の議席を得た前田は、町村部で党支部を新設したり休眠していた党支部を再開したりするなど、中選挙区時代から佐藤孝行、阿部文男(ともに故人)両派で分裂していた保守陣営の立て直しを図ってきた。電源開発が年内に新規制基準への適合性審査を申請する大間原発(青森県大間町)については「まだ完成していない原発であり、稼働させる必要はない」との姿勢を示している。
前回、前田に約3万票差をつけられ8区で民主党初の敗北を喫した逢坂は、函館市内で連日街頭演説を行い、集団的自衛権の行使容認や原発の再稼働を進める安倍政権の政策を批判している。民主党政権時代に建設再開を認めた大間原発に関しては、建設に反対する市民集会に足しげく出席。「前回選挙で自民党候補は建設を止めると言ったが、現与党は建設の前提となる核燃料サイクル推進を決めた」と指摘している。
共産党は旧渡島管内戸井町議を24年間務めた原田が、2000年選挙以来の挑戦。大間原発について「前回選挙では反対を訴えておきながら、党の考えを正してこなかった」と前田、逢坂の姿勢を批判している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250043.html
<北海道9区>再選狙う堀井、追う山岡(2014/11/22)
堀井学 42 自町前 《1》 党9区支部長
山岡達丸 35 民 元 《1》 党9区代表
工藤良一 60 共 新 党9区役員
元首相鳩山由紀夫が引退した2012年の前回選挙で圧勝、再選を目指す自民党の堀井に、民主党の山岡が2度目の戦いを挑む。共産党は6月の苫小牧市長選で党の基礎票以上の得票を出した工藤を擁立した。
前回、道議から出馬した堀井はかつて鳩山に流れていた保守票の取り込みを果たし、さらに経済界への支持拡大を進める。
各級選挙でも「9区の顔」として精力的に企業を回り、首長や省庁とのパイプ作りにも力を入れている。9区管内全18市町でトップ得票だった前回の流れを保つために「何が何でも勝つ」(陣営)と全力を注ぐ構えだが、「陣営の緩みが著しい」(関係者)ことが懸念材料だ。
山岡は前回、鳩山の突然の引退を受け出馬したが、知名度不足と出遅れから惨敗。こまめに行事や集会に顔を出し浸透を図ってきた。
鳩山時代は党、連合、後援会の「3軸」で戦っていたが、自身の後援会発足には至っていない。鳩山が拠点とした室蘭など西胆振でも知名度不足で、態勢確立が課題となっている。鳩山後援会幹部を選対本部に迎え入れ、「鳩山票を掘り起こす」(陣営)狙いだ。
工藤は来春の苫小牧市議選に出馬する方向だったが、急きょ公認候補となった。西胆振や日高での知名度不足が懸念されるが、カジノ誘致と消費税増税に反対、即時原発ゼロなどを掲げて無党派層への浸透を図る。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250044.html
<北海道10区>自公協力に微妙な影(2014/11/22)
大竹智和 37 維 新 元民放社員
稲津久 56 公 前 《2》 党道本部代表
木村賢治 63 共 新 党10区役員
公明党の稲津と維新の党の大竹、共産党の木村が出馬を予定する。民主党は国会議員秘書の神谷裕(46)を擁立する方向で最終調整に入った。
前回選挙で10区への出馬を目指した自民党の比例代表道ブロック前職渡辺孝一は、今回も比例単独1位で処遇される方向だ。ただ、同党道10区支部内には「小選挙区で戦うべきだ」との声がくすぶり、自公選挙協力に微妙な影を落とす。
前岩見沢市長の渡辺は前回、公明党に配慮した自民党本部や同党道連の要請を受け、最終的に比例単独1位に回って稲津を支援。共に当選を果たした。
しかし、今回も比例に回ることに地元では「無所属でも10区に立候補してほしい」と強く反発する支援者もおり、党道10区支部は22日の会合で渡辺の今後の対応について協議する。
稲津陣営は、既に安倍晋三首相と稲津のツーショットポスターを作製し、18日から選挙区内に張り出した。公明党関係者は「(自民党道10区支部には)理解してほしい」として、自公協力に期待する。
民主党は前回8選を目指した小平忠正が落選。小平に代わる候補の選考は難航したが、小平の元秘書で現在は同党参院議員の徳永エリの秘書を務める神谷の擁立作業を進めている。
大竹は前回選挙で道1区に出馬し落選。今回は10区に選挙区を移した。元道立高教員で前回も出馬した木村は、支持拡大を図る。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250045.html
<北海道11区>中川に民主・三津挑む(2014/11/22)
中川郁子 55 自二前 《1》 農水政務官
三津丈夫 68 民 新 道議
畑中庸助 63 共 新 党地区役員
再選を目指す中川に、道議会副議長を務めたベテラン道議の三津が衆院選に初めて挑む。
中川は街頭演説や支持者へのあいさつ回りを本格化。9月の内閣改造で農水政務官に就任し、基幹産業の1次産業振興に携わってきた実績をアピール。22日には帯広市内で選対事務所開きを予定しており、初当選した前回選挙を上回る得票を目指す。
ただ、来年4月の道議選帯広市(定数3)では、自民党公認の候補予定者2人のほかに、保守系2人が無所属で出馬する意向で、保守分裂は不可避の状況。党内には選考作業をめぐり中川の指導力を疑問視する声もくすぶり、衆院選で一枚岩になれるか不安が残る。
民主党は前回、新党大地から出馬した元衆院議員石川知裕を支援したが、石川元議員は生活の党代表小沢一郎の資金管理団体「陸山会」をめぐる収支報告書虚偽記入事件で政治資金規正法違反の罪に問われ、有罪判決が確定。公民権が3年間停止となったため、衆院が解散した21日、ようやく三津の擁立にこぎつけた。
三津の準備不足は否めないが、帯広市選出道議5期の実績と知名度で支持拡大を目指す。労組票などを確実に固められるかどうかと同時に、石川後援会や新党大地との連携の成否、町村部での浸透が鍵を握る。
畑中は共産党支持層を軸に、街頭演説やミニ集会などで支持を訴えている。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250046.html
<北海道12区>武部の対抗馬、民主難航(2014/11/22)
武部新 44 自二前 《1》 党12区支部長
菅原誠 41 共 新 党地区役員
2期目を目指す自民党の武部に、共産党の菅原、民主党が挑む。民主党は12区総支部代表で元衆院議員山崎摩耶(67)の擁立を軸に調整している。
武部は初出馬の2012年の前回選挙で2位に4万票近い差をつけて圧勝。元自民党幹事長の父・武部勤の地盤を継いだばかりで、自民党の政権復帰への追い風が強かったこともあり、今回は「自分にとって政治家として初めての選挙」と位置付ける。自民党農林、水産両部会副部会長としての活動を訴えるが、安倍政権が進める環太平洋連携協定(TPP)参加交渉、農協改革などについて地域の理解が得られるかが課題だ。
菅原は05年、12年にも12区から立候補して落選している。3度目の挑戦となる今回は、消費税増税や原発再稼働への反対などを訴え、安倍政権に批判的な無党派層への浸透を狙う。
民主党は前回衆院選で、党を除籍されて新党大地に移った松木謙公と、比例代表道ブロックから転じた党公認の山崎がそれぞれ出馬し、支持層が分裂。選挙後に松木が地元を離れたことで、さらに勢力が拡散した。15日の12区総支部臨時大会での候補擁立論議も難航。山崎を軸に調整することを決めたものの、地元道議など別の候補を探る動きもあり、決定には至らなかった。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_dounaijousei/250049.html
<比例代表>議席奪還目指す共産(2014/11/22)
【自民党】
渡辺孝一 56 岸前 《1》 元岩見沢市長
清水誠一 65 二前 《1》 元道議
勝沼栄明 39 二前 《1》 党青年局次長
【公明党】
佐藤英道 54 前 《1》 農水政務官
【共産党】
畠山和也 43 新 党道書記長
【幸福実現党】
森山佳則 47 新 党道本部副代表
瀬戸優一 27 新 元会社員
比例代表道ブロック8議席のうち、前回は自民党3、民主党2、日本維新の会(現維新の党)、公明党、新党大地が各1ずつだった。
前岩見沢市長の渡辺を再び比例単独1位で処遇する自民党は、小選挙区の前職11人は比例にも重複立候補させて、全員を2位に登載する。前回と同じく清水は13位、勝沼は14位とする見通しだが、勝沼は道外の小選挙区からの出馬の可能性も模索している。
民主党は、前回同様、小選挙区候補を全員、比例にも重複立候補させ、比例単独候補は置かない方針。
公明は前回道議から初当選した佐藤を名簿に登載。道内で14年ぶりの議席奪還を目指す共産党は、畠山を単独候補で1位とし、2区に出馬する金倉を重複立候補させる。社民党は候補擁立を検討中。幸福実現党は森山、瀬戸を擁立した。
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>>1140-1141
アベノミクス止めちゃうとかいっちゃー不味いと思うんだけどなぁ。。
必要なのは金融緩和で時間稼ぎしつつ,その間に自民には出来なかった無駄な公共事業減らして規制緩和で利権集団に打撃を与えて国民に利益還元なんだけど,しがらみが多い民主にはそれ云うの無理かなぁ(;´Д`)
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昔の物品税みたいに内税強制すりゃええねん。支払う段になってぎょっとする程高くて痛税感半端ない(大袈裟だけどw)し,昔は内税で普通に複数税率こなしてた訳だし。問題は何を軽減するかってことなんだけど,弱者保護とかいうのは基本的に物不足とか物価高騰とかの経済的混乱をもたらして終わりやからなぁ。。(まあ其処迄の保護は日本ではありえないだろうけど程度の問題としてある。)
2014衆院選:軽減税率時期、自公さやあて 公約表現巡り
毎日新聞 2014年11月25日 東京朝刊
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddm002010096000c.html
生活必需品の消費税率を抑える軽減税率制度について、公明党が消費税率10%への引き上げと同時の「2017年4月の導入を実現」を衆院選公約に明記しようとしたところ、自民党から「努力目標にとどめるべきだ」と横やりが入り、調整が難航している。両党は共通公約で消費再増税との同時導入を目指すことで合意したが、党独自の公約で踏み込みたい公明党は「党の公約はわれわれで決める」と反発している。
与党税制協議会(会長・野田毅自民党税調会長)の20日の合意では、軽減税率は「17年度からの導入を目指す」とされた。公明党の主張通り「17年4月1日の導入」と読める半面、「4月以降」への先送りにも含みを持たせた文面。軽減税率を衆院選でアピールしたい公明党が時期の明記にこだわったため、本音では導入を先送りしたい自民党が提示した「ぎりぎりの折衷案」(自民党税調幹部)だった。
野田氏は20日の記者会見で「読んで字のごとし。『目指す』は文字通りだ」と強調。公明党の斉藤鉄夫税調会長は「4月1日からの導入を(公約の)柱にする」と記者団に語っていた。
公明党の公約の内容を伝え聞いた自民党税調幹部は21日、「そこまでは合意していない。信義則違反だ」と激怒。共通公約を破棄する可能性まで口にした。しかし、公明党は「政党単独の公約にまで注文をつけてくるのは筋違いだ」(幹部)と一歩も引かない構え。山口那津男代表は衆院解散後、東京都内の街頭演説で「軽減税率導入を目指すことが第一の柱」と訴えた。12年衆院選と13年参院選で軽減税率導入を掲げてきた公明党には、主張をさらに進めたいという思惑がある。同党は27日に公約を発表する予定だ。【高本耕太】
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141125_11027.html
<衆院選>自民批判の大久保氏を「担げない」
2012年12月の衆院選で、5区で落選し比例東北で復活した自民党前議員の大久保三代氏(38)は今回も公認に意欲を示したが、申請に必要な地元支部の推薦を取り付けられなかった。12年5月に県連の公募で公認候補となる5区支部長に選ばれた当時から、ブログで党批判を繰り返した。党関係者の反発を招き、はしごを外された形になった。
「若いし、子育てしながらの政治活動は頼りないし、金がないし、ネットでの問題発言や服装が受けいれ難いと5区の県議さんらに嫌われています。(中略)大久保の性格が悪かったからといって、差し迫る選挙を自民党公認候補不在で迎えていいとはならない」
県連への公認申請締め切り直前の21日、支部からの推薦が得られない中で大久保氏はブログに心情をつづった。
公認に反対した県議は「いろいろ教えても言うことを聞かず、注意すればすぐブログで悪口を書く。東日本大震災の最大被災地である地元のための働きもなく、到底担げない」と突き放す。
大久保氏は鹿児島県出身。5区支部長に就き、落下傘候補として石巻市などで政治活動を始めた。前回の選挙戦は、当時野党だった自民党を「古い体質を変えようと、自分を選んだ」と逆説的にPRする戦術を展開。民主党の安住淳氏(52)に3万票以上の差で敗れたが、比例で復活した。
当選後もブログでの発信は続き、党本部幹部を批判し週刊誌でも取り上げられた。出産と子育てで政治から離れざるを得ない時期もあり、「地元での活動が見えない」とささやかれた。
衆院解散後、大久保氏は再び立候補に向け動き始めた。23日も石巻市の石巻かきまつりなどに顔を出していた。
公認を見送る党県連の判断に、大久保氏は河北新報社の取材に対し「5区を自民党の空白区にするわけにはいかない。公認候補が決まるまでは準備を進める」と語った。
ある県議は「資質を問題視するが、そもそも誰が最初に選んだのか。自分たちで選んでおいて、『言うことを聞かない』と引きずり下ろす。責任は県連にある」と吐き捨てた。
内紛劇の陰で、被災地の有権者は置き去りにされている。
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>大久保は前々から申しておりますとおり、今回の衆議院選挙においては
>宮城五区からは出馬はしません。
>前衆議院議員として今後どうするかは、まったく未定ですが、次の参議院選挙を
>視野にいれることもありえます。
http://ameblo.jp/okb-34/entry-11956810087.html
2014-11-25 17:17:58
宮城五区自民党公認候補は勝沼先生
テーマ:ブログ
夕刻、自民党本部より公認候補者リストが明らかにされ、
宮城五区からは、勝沼前衆議院議員が公認候補に選ばれました。
私は最大の被災地である宮城第五選挙区をお譲りするのであれば、
地元の方(地方議員経験者など)に
または、
野党候補者と互角に闘える知名度をお持ちの方に
と考え、自民党宮城県連ならびに党本部にもお願いしてまいりましたが、
このような結果となり、地元の皆様には
私の力足らずをお詫び申し上げます。
しかしもう決定してしまったわけですから、勝沼先生の善戦をお祈り
するまでです。
ご依頼があれば、お手伝いはいたしますので、何なりとお申し付け
くださいませね。
大久保は前々から申しておりますとおり、今回の衆議院選挙においては
宮城五区からは出馬はしません。
前衆議院議員として今後どうするかは、まったく未定ですが、次の参議院選挙を
視野にいれることもありえます。
自民党員としてどうするかですが、もう十分お勤めは果たしたという思いです。
まずは家族との時間を取り戻し、執筆途中の博士論文に
取り組みたいと考えています。私は医療政策の研究者でしたが
議員を経験した参与観察(ブログ)結果をまとめるのも
私ならではの仕事かなと考えています。
最後に、力足らずでしたが、地元の復興のため、一生懸命できる
精いっぱいのことはしたつもりです。悔いはございません。
お支えいただいた皆様に心よりのお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
前衆議院議員 大久保三代
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群馬1区は佐田公認。
自民が1次公認発表【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112500805
自民党は25日、衆院選の第1次公認候補291人を発表した。内訳は選挙区281人、比例代表単独10人。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
〔選挙区〕
【北海道】1区 船橋利実=前▽2区 吉川貴盛=前▽3区 高木宏寿=前▽4区 中村裕之=前▽5区 町村信孝=前▽6区 今津寛=前▽7区 伊東良孝=前▽8区 前田一男=前▽9区 堀井学=前▽11区 中川郁子=前▽12区 武部新=前
【青森】1区 津島淳=前▽2区 江渡聡徳=前▽3区 大島理森=前▽4区 木村太郎=前【岩手】1区 高橋比奈子=前▽2区 鈴木俊一=前▽3区 橋本英教=前▽4区 藤原崇=前【宮城】1区 土井亨=前▽2区 秋葉賢也=前▽3区 西村明宏=前▽4区 伊藤信太郎=前▽5区 勝沼栄明=前▽6区 小野寺五典=前【秋田】1区 冨樫博之=前▽2区 金田勝年=前▽3区 御法川信英=前【山形】1区 遠藤利明=前▽2区 鈴木憲和=前▽3区 加藤鮎子=新【福島】1区 亀岡偉民=前▽2区 根本匠=前▽3区 上杉謙太郎=新▽4区 菅家一郎=前
【茨城】1区 田所嘉徳=前▽2区 額賀福志郎=前▽3区 葉梨康弘=前▽4区 梶山弘志=前▽5区 石川昭政=前▽6区 丹羽雄哉=前▽7区 永岡桂子=前【栃木】1区 船田元=前▽2区 西川公也=前▽3区 簗和生=前▽4区 佐藤勉=前▽5区 茂木敏充=前【群馬】1区 佐田玄一郎=前▽2区 井野俊郎=前▽3区 笹川博義=前▽4区 福田達夫=前▽5区 小渕優子=前【埼玉】1区 村井英樹=前▽2区 新藤義孝=前▽3区 黄川田仁志=前▽4区 豊田真由子=前▽5区 牧原秀樹=前▽6区 中根一幸=前▽7区 神山佐市=前▽8区 柴山昌彦=前▽9区 大塚拓=前▽10区 山口泰明=前▽11区 今野智博=前▽12区 野中厚=前▽13区 土屋品子=前▽14区 三ッ林裕巳=前▽15区 田中良生=前
【千葉】1区 門山宏哲=前▽2区 小林鷹之=前▽3区 松野博一=前▽4区 木村哲也=新▽5区 薗浦健太郎=前▽6区 渡辺博道=前▽7区 斎藤健=前▽8区 桜田義孝=前▽9区 秋本真利=前▽10区 林幹雄=前▽11区 森英介=前▽12区 浜田靖一=前▽13区 白須賀貴樹=前 【神奈川】1区 松本純=前▽2区 菅義偉=前▽3区 小此木八郎=前▽4区 山本朋広=前▽5区 坂井学=前▽7区 鈴木馨祐=前▽8区 福田峰之=前▽9区 中山展宏=前▽10区 田中和徳=前▽11区 小泉進次郎=前▽12区 星野剛士=前▽13区 甘利明=前▽14区 赤間二郎=前▽15区 河野太郎=前▽16区 義家弘介=前▽17区 牧島かれん=前▽18区 山際大志郎=前【山梨】1区 宮川典子=前▽2区 堀内詔子=前
【東京】1区 山田美樹=前▽2区 辻清人=前▽3区 石原宏高=前▽4区 平将明=前▽5区 若宮健嗣=前▽6区 越智隆雄=前▽7区 松本文明=前▽8区 石原伸晃=前▽9区 菅原一秀=前▽10区 小池百合子=前▽11区 下村博文=前▽13区 鴨下一郎=前▽14区 松島みどり=前▽15区 秋元司=前▽16区 大西英男=前▽17区 平沢勝栄=前▽18区 土屋正忠=前▽19区 松本洋平=前▽20区 木原誠二=前▽21区 小田原潔=前▽22区 伊藤達也=前▽23区 小倉将信=前▽24区 萩生田光一=前▽25区 井上信治=前
【新潟】1区 石崎徹=前▽2区 細田健一=前▽3区 斎藤洋明=前▽4区 金子恵美=前▽5区 長島忠美=前▽6区 高鳥修一=前【富山】1区 田畑裕明=前▽2区 宮腰光寛=前▽3区 橘慶一郎=前【石川】1区 馳浩=前▽2区 佐々木紀=前▽3区 北村茂男=前【福井】1区 稲田朋美=前▽2区 高木毅=前【長野】1区 小松裕=前▽2区 務台俊介=前▽3区 木内均=前▽4区 後藤茂之=前▽5区 宮下一郎=前
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【岐阜】1区 野田聖子=前▽2区 棚橋泰文=前▽3区 武藤容治=前▽4区 金子一義=前▽5区 古屋圭司=前【静岡】1区 上川陽子=前▽2区 井林辰憲=前▽3区 宮沢博行=前▽4区 望月義夫=前▽5区 吉川赳=前▽6区 勝俣孝明=前▽7区 城内実=前▽8区 塩谷立=前【愛知】1区 熊田裕通=前▽2区 東郷哲也=前▽3区 池田佳隆=前▽4区 工藤彰三=前▽5区 神田憲次=前▽6区 丹羽秀樹=前▽7区 鈴木淳司=前▽8区 伊藤忠彦=前▽9区 長坂康正=前▽10区 江崎鉄磨=前▽11区 八木哲也=前▽12区 青山周平=前▽13区 大見正=前▽14区 今枝宗一郎=前▽15区 根本幸典=前【三重】1区 川崎二郎=前▽2区 島田佳和=前▽3区 嶋田幸司=新▽4区 田村憲久=前▽5区 三ツ矢憲生=前
【滋賀】1区 大岡敏孝=前▽2区 上野賢一郎=前▽3区 武村展英=前▽4区 武藤貴也=前【京都】1区 伊吹文明=前▽2区 上中康司=新▽3区 宮崎謙介=前▽4区 田中英之=前▽5区 谷垣禎一=前▽6区 安藤裕=前【大阪】1区 大西宏幸=新▽2区 左藤章=前▽4区 中山泰秀=前▽7区 渡嘉敷奈緒美=前▽8区 大塚高司=前▽9区 原田憲治=前▽10区 大隈和英=新▽11区 佐藤ゆかり=元▽12区 北川知克=前▽13区 宗清皇一=新▽14区 長尾敬=元▽15区 竹本直一=前▽17区 岡下昌平=新▽18区 神谷昇=新▽19区 谷川とむ=新【兵庫】1区 盛山正仁=前▽3区 関芳弘=前▽4区 藤井比早之=前▽5区 谷公一=前▽6区 大串正樹=前▽7区 山田賢司=前▽9区 西村康稔=前▽10区 渡海紀三朗=前▽11区 頭師暢秀=新【奈良】1区 小林茂樹=前▽2区 高市早苗=前▽3区 奥野信亮=前▽4区 田野瀬太道=前【和歌山】1区 門博文=前▽2区 石田真敏=前▽3区 二階俊博=前
【鳥取】1区 石破茂=前▽2区 赤沢亮正=前【島根】1区 細田博之=前▽2区 竹下亘=前【岡山】1区 逢沢一郎=前▽2区 山下貴司=前▽3区 阿部俊子=前▽4区 橋本岳=前▽5区 加藤勝信=前【広島】1区 岸田文雄=前▽2区 平口洋=前▽3区 河井克行=前▽4区 中川俊直=前▽5区 寺田稔=前▽6区 小島敏文=前▽7区 小林史明=前【山口】1区 高村正彦=前▽2区 岸信夫=前▽3区 河村建夫=前▽4区 安倍晋三=前
【徳島】1区 後藤田正純=前▽2区 山口俊一=前【香川】1区 平井卓也=前▽2区 瀬戸隆一=前▽3区 大野敬太郎=前 【愛媛】1区 塩崎恭久=前▽2区 村上誠一郎=前▽3区 白石徹=前▽4区 山本公一=前【高知】1区 中谷元=前▽2区 山本有二=前
【福岡】2区 鬼木誠=前▽3区 古賀篤=前▽4区 宮内秀樹=前▽5区 原田義昭=前▽6区 鳩山邦夫=前▽7区 藤丸敏=前▽8区 麻生太郎=前▽9区 三原朝彦=前▽10区 山本幸三=前▽11区 武田良太=前【佐賀】1区 岩田和親=前【長崎】1区 冨岡勉=前▽2区 加藤寛治=前▽3区 谷川弥一=前▽4区 北村誠吾=前【熊本】1区 木原稔=前▽2区 野田毅=前▽3区 坂本哲志=前▽5区 金子恭之=前【大分】1区 穴見陽一=前▽2区 衛藤征士郎=前▽3区 岩屋毅=前【宮崎】1区 武井俊輔=前▽2区 江藤拓=前▽3区 古川禎久=前【鹿児島】1区 保岡興治=前▽2区 金子万寿夫=前▽3区 宮路拓馬=新▽4区 小里泰弘=前▽5区 森山裕=前【沖縄】1区 国場幸之助=前▽2区 宮崎政久=前▽3区 比嘉奈津美=前▽4区 西銘恒三郎=前
〔比例代表〕
【北海道】渡辺孝一=前【東北】菅野佐智子=前【南関東】中谷真一=前【北陸信越】山本拓=前【東海】桜井宏=前【四国】福山守=前▽福井照=前【九州】西川京子=前▽今村雅弘=前▽林田彪=前
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>>1116と折角喜んでたのに今日でまた増加傾向な気も。。
<増加>
>>1121・維新:北海道10区→1区(民主は10区の道連推薦候補を公認するのか?)
>>1128・民主:広島7区(維新と競合)
>>1129・次世代:広島1区(維新とバッティング)
>>1143・次世代・東京16区(維新と無所属とバッティング)
>>1143・次世代・神奈川1区→3区(民主とバッティング)
>>1146・維新:神奈川18区(次世代・生活とバッティング)
>>1146・維新:大阪12区(民主とバッティング)
<競合区解消>
>>1122・維新:埼玉8区→比例北関東
>>1122・維新:埼玉3区→2区(正式決定)
<空白区解消>
>>1146・維新:大阪4区
>>1146・維新:東京17区
>>1146・維新:奈良3区(但し民主も擁立模索)
2014衆院選:野党間の候補者調整、競合は53選挙区 前回の4分の1に縮小
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddm005010112000c.html
毎日新聞 2014年11月25日 東京朝刊
民主党と維新の党を軸にした野党の衆院選候補者調整がほぼ終了した。2012年衆院選では、共産党と諸派、無所属を除く野党候補が300小選挙区中227選挙区で競合したが、今回調整がついていないのは24日現在で53選挙区。競合状態は4分の1まで縮小した。野党の選挙準備が整う前に解散に踏み切った安倍晋三首相を、野党共闘でどれだけ押し返せるかが焦点だ。【飼手勇介】
12年衆院選では民主党に逆風が吹く中、「第3極」を目指す日本維新の会(現維新の党)、みんなの党、日本未来の党などの候補者が乱立し、多くが共倒れした。これを教訓に、野党各党は今回、競合区の解消を最重要課題と位置付け、協議を進めてきた。
民主、維新両党の間では、選挙区の情勢分析を踏まえてすみ分けを検討。民主前職の若井康彦氏と維新前職の椎木保氏が競合した千葉13区では、椎木氏が維新の地盤の大阪2区に移ることで決着した。一方、民主党は三重1区で高橋千秋前参院議員の公認内定を取り消し、維新の松田直久氏(前津市長)に譲った。両党は「野合」批判を招かないよう、衆院が解散した21日、国会議員定数削減など5項目の共通政策も発表した。
山梨1区ではみんなから民主に移った中島克仁前衆院議員と維新の小沢鋭仁幹事長代行がぶつかるなど、民主、維新両党はなお22選挙区で競合する。それでも当初は30〜40あった競合区が減ったのは事実で、民主党関係者は「維新の本拠地の大阪など調整不可能な選挙区以外は全部、話がついた」と語る。枝野幸男幹事長は22日、「圧倒的な自民1強体制に新しい流れを生み出す野党のすみ分けは大義がある。想像以上にうまくいった」と評価した。
ただ、民主党が24日に党本部で開いた「全国幹事長・選挙実務者会議」では、自前の候補者を擁立できなかった県連の幹部が、岡田克也代表代行ら執行部に対し「候補者の用意ができているのに擁立できないなら、党勢拡大につながらない」「調整のせいで県内の半分の選挙区しか擁立できていない」などと不満をぶつける場面もあった。
共闘を進める野党各党の小選挙区の立候補予定者は、民主175人▽維新72人▽次世代30人▽生活14人▽社民6人─の計297人。今回、立候補予定者数が減ったことが、選挙協力を後押しした面もある。
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>>1130>>1160
いや泡沫です
http://www.news24.jp/nnn/news8775504.html
衆院選高知1区に藤島利久氏無所属で出馬
(高知県)
衆議院選挙高知1区への出馬表明したのは、元衆議院議員秘書で自営業の藤島利久氏(52)。藤島氏は長岡郡本山町の出身で、国政への挑戦は2010年の参議院選挙の高知選挙区に出馬して以来、衆・参合わせて4度目。今回出馬した理由について藤島氏は「衆議院解散を受けて支援者から後押しを受けた」と語った。藤島氏は「脱原発、反増税、反TPP」を掲げて戦うとしている。
[ 11/25 9:42 高知放送]
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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91953
衆院沖縄、自民と「建白書」勢力が全面対決 公示まで1週間
2014年11月25日 08:21
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衆院総選挙は12月2日の公示まで1週間となった。沖縄1〜4選挙区では前職7氏、新人3氏、元職1氏の計11氏が立候補する見通し。解散後に沖縄に戻った前職は選挙事務所の立ち上げや地域回りに奔走し、新人や元職も出馬に向けた議論や組織づくりを本格化させている。
16日の知事選で米軍普天間飛行場返還の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志氏の初当選を支えた社民・共産・生活などの「建白書」勢力と、危険性除去が原点として辺野古移設を容認する自民党県連が、それぞれ1〜4区で候補者を擁立し、全面対決となる。
1区ではそれぞれ前職の国場幸之助氏(41)=自民、赤嶺政賢氏(66)=共産=が出馬の準備を進める。元郵政民営化担当相で元職の下地幹郎氏(53)も維新の党公認として出馬することを決めた。
2区はいずれも前職の照屋寛徳氏(69)=社民、宮崎政久氏(49)=自民=が立候補し一騎打ちとなりそうだ。
3区はそれぞれ前職の比嘉奈津美氏(56)=自民、玉城デニー氏(55)=生活=が出馬予定。前金武町長の儀武剛氏(53)を新人として擁立を模索する動きもある。
4区は前自民党県連会長の西銘恒三郎氏(60)=自民=の対抗馬として、元県議会議長の仲里利信氏(77)が「建白書」勢力の枠組みで無所属・新人で出馬を表明した。
前参院議員の喜納昌吉氏(66)は1区か3区の出馬に意欲を示している。
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4次公認ですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000152-jij-pol
復党の鈴木克昌氏を公認=民主【14衆院選】
時事通信 11月25日(火)21時38分配信
民主党は25日、生活の党から復党した前衆院議員の鈴木克昌氏(71)を衆院選愛知14区の候補として追加公認した。民主党の選挙区候補は計176人となった。
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違った5次公認でした
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>>1175-1176残り5選挙区
熊本4→前回同様立てない(次世代 園田)
佐賀2→古川知事
福島5→坂本vs吉野
兵庫12→戸井田vs山口
福岡1→井上vs新開
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126k0000m010105000c.html
衆院選:自民党…福岡1区はまず前職2人の公認争いから
毎日新聞 2014年11月25日 22時06分
自民党が25日公表した衆院選小選挙区の第1次公認候補予定者で、福岡1区(福岡市博多区など)だけが結論先送りとなった。共に1区での出馬を希望する前職2人の対立が原因だ。前回2012年の衆院選から続く2人の戦いは、福岡が地元の麻生太郎財務相と古賀誠元自民党幹事長の「代理戦争」とも言われる。党県連は一本化を断念、両者の名前を併記し、公認申請を「保留」して党本部に判断を委ねている。
公認を争っているのは前回、麻生氏の支援を受け1区で初当選した井上貴博氏(52)と、1区での出馬を断念して比例単独に回り初当選した元古賀氏秘書の新開裕司氏(46)。県連は前回、新開氏を1区公認として申請したが、党本部は公示の5日前になって井上氏に差し替えた。
今回再燃した両者の公認争いは過熱し、「1区支部長の井上が公認されると思っている」(井上陣営)、「小選挙区で自民公認を得ることを貫徹したい」(新開陣営)などと互いに一歩も引く気配がない。
「保留」とした理由について、県連幹部は「県連レベルで決着できる問題ではない。選挙戦への悪影響だけは避けたい」とこぼす。また県連関係者は「原則論で言えば、1区で勝利した井上氏が引き続き1区から出馬すべきだ」と指摘、「あえて『保留』としたのは、新開氏の比例の扱いへの配慮を求めるメッセージだ」と解説する。【中山裕司、井本義親】
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>>1136
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141125094753.asp
2014年11月25日(火) 東奥日報 ニュース
■ 比例東北に平山氏擁立 生活・小沢代表が方針
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生活の党の小沢一郎代表は24日、12月2日公示の衆院選の比例代表東北ブロックに、同党県連代表の平山幸司元参院議員(45)を擁立する方針を明らかにした。
▼2014年あおもり衆院選の関連記事を見る
小沢代表は盛岡市で開いた記者会見で「比例は非常に重要だ。東北は特に支持者が多いことを考えなければならない。平山氏を比例に擁立したい」と述べた。
最終的な比例東北ブロックの擁立人数については「比例票の獲得予想によって人数が増えることもある」との見解を示した。
生活の党本部事務局は、平山氏の擁立について「まだ正式決定ではない。今週中に衆院選の第2次公認候補者を発表する予定で、正式に決まれば平山氏の名前が入ってくる」と説明。平山氏の事務所関係者は取材に「まだ(平山氏)本人がコメントできる段階ではない」と語った。
生活の党県連は16日に青森市内で開いた緊急役員会で、平山氏に衆院選本県1区への出馬を要請。平山氏は翌17日、1区出馬をめぐり都内で小沢代表と会談した。
平山氏は五所川原市出身。2007年の参院選本県選挙区に民主党公認で出馬し、初当選。12年に消費税増税に反対して党を離れ、13年の参院選は生活の党から出馬したが、落選した。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141125094742.asp
2014年11月25日(火)
■ 元衆院議員の横山北斗氏は不出馬/衆院選
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元衆院議員の横山北斗氏は24日の取材に対し、12月2日公示の衆院選に出馬しない考えを明らかにした。
横山氏は、今回の衆院選を「税金無駄遣いの選挙」と位置付けた上で、「私は議員になることだけが目的で、これまで選挙に出てきたのではない。こんな選挙に立候補したら、私が私でなくなってしまう。出馬を促す方々の説得に時間がかかったが、今回は不出馬としたい」と述べた。
特定の陣営の選挙にも関わらない考えを示した。一方、24日の立候補予定者説明会に横山氏の関係者が出席したが、「(関係者が)『行く』と言うので認めた」と説明した。
横山氏は2003年の衆院選から連続4回、本県1区に出馬。民主党公認を受けた05年に比例代表東北ブロック、09年に選挙区でそれぞれ当選したが、12年は日本未来の党から出馬し、落選した。現在は無所属。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141124103547.asp
2014年11月24日(月)
津島恭一氏、衆院選の出馬「対応未定」
元衆院議員の津島恭一氏(60)=無所属=は23日、本紙取材に対し、12月2日公示される衆院選への自らの出馬の有無について「(支持者ら)さまざまな人と話をさせてもらっているが、現段階で何も決めていない」と語った。また、出馬を見送った場合に他の候補を支援するかどうかも「未定」とした。
津島氏は4選を目指した2012年の前回衆院選で、本県4区に民主党公認で出馬し落選。13年11月に同党を離党した。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141124103510.asp
2014年11月24日(月)
波多野氏、不出馬表明
みんなの党が28日付で解党するのを受け、同党県連絡協議会は23日、青森市内で緊急役員会を開いた。終了後の取材に、波多野里奈会長は今回の衆院選に関し、自身の不出馬と、県連絡協として自主投票を決定したと明らかにした。
解党に伴い県連絡協は解散し、波多野氏の後援会として存続するという。波多野氏は当面無所属で政治活動を続ける意向を示した上で「野党再編を否定するわけではないが、いまの野党共闘の動きは選挙を乗り切るための小手先の一本化。政策が一致し、時代の奔流を担っていける再編には至っていない」とし、選挙後の動きを見据えて所属政党を選びたい−と述べた。
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静岡
http://www.at-s.com/news/detail/1174144363.html
1区、候補者調整まとまらず 「票分散」冷めた声も
(2014/11/24 07:37)
県都決戦の行方やいかに−。衆院選(12月2日公示―14日投開票)静岡1区は民主党と維新の党が競合したまま選挙戦に突入する情勢がほぼ固まった。前回に続いて自民党を軸にした混戦の様相だ。民主、維新の2氏は選挙区での出馬意思が固く、候補者調整の“決裂”は「既定路線だった」との見方が強い。ただ、「非自民の受け皿が分散するだけでは」と冷めた声も聞かれる。
「40年間頑張ってきた思いがある」
民主元職の牧野聖修氏(69)は23日、静岡市内で選挙区に懸ける思いを口にした。
候補者調整は党方針で進んだが、牧野氏は当初から党の結論にかかわらず1区で立候補する考えを示していた。この日も「まだ党から結果を聞いていない」としつつ、「野党が分裂しても従来通り戦うだけ」と強調した。
競合相手の維新前職小池政就氏(40)も小選挙区へのこだわりは同じ。民主サイドから、他選挙区に国替えするよう“民主ありき”の案を打診されたとした上で、「私が現職」と応じなかったという。「一本化できなかったのは想定通り。自民でも民主でもない違いを訴える」と話した。
こうした状況に安堵(あんど)感もうかがえるのは自民前職の上川陽子氏(61)陣営。23日に静岡市内で行った事務所開きで、選対関係者は3区で実現した民維の候補者一本化も念頭に「うちは良かった。正直ほっとしている」と明かした。「とはいえ油断は禁物」と気を引き締める。
選挙では共産新人の河瀬幸代氏(63)も前回選に続いて立候補を予定している。
自民に追い風だった前回、1区の非自民票は全体の6割を超えた。だが4候補に分散され、当時みんなの党だった小池氏は比例で復活し、牧野氏は議席を守れなかった。ある野党関係者は「毎回同じ構図に有権者が何を感じるかだ」と指摘した。
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http://www.at-s.com/news/detail/1174144564.html
独自候補か断念か 民主、ぎりぎりの調整 静岡8区
(2014/11/25 07:25)
民主党全国幹事長会議で腕組みしながら海江田万里代表のあいさつを聞く岡本護県連幹事長(中央)=24日午後、民主党本部
衆院選(12月2日公示―14日投開票)で民主党から静岡8区に独自候補を出すかどうかの方向性をめぐり、党本部と党県連関係者の温度差が浮き彫りになっている。党本部は維新の党との調整を経て、公認候補を立てない方針を固めた。一方、県連関係者は「民主の灯を消さない」と独自候補の擁立を目指す。24日もぎりぎりの協議が続いた。
「党が全体のバランスの中で公認をしなくても、擁立は断念していない」。24日、民主党の全国幹事長会議後、岡本護県連幹事長はそう強調した。
民主党は自民党候補に対抗するため、維新の党との競合が予想される選挙区で候補者調整を進めている。県内は1、3、8区が対象だった。このうち3区は21日、維新前職が比例に回ることで、民主元職への一本化が成立した。
一方、1〜8区の全てで独自候補擁立を目指していた民主県連関係者に、3区の一本化と併せて「8区で候補を立てても公認は出せない」との党本部側の意向が伝わった。「3区と8区がバーターなのでは」。関係者の一人はそうみる。
地元側が8区での独自候補擁立にこだわる背景には、維新新人の候補予定者が、2012年の前回選で民主を離れ、日本維新の会(当時)で立候補した経緯がある。民主最大の支援組織、連合静岡を中心に「抵抗感がある」との声が聞かれ、県連幹部の一人も「統一候補として応援することはできない」と話す。
ただ、地元側に具体的に8区で出馬の準備を進める人物がいたわけではない。急な解散を受け、複数の現職県議らまでも対象に含めて急きょ、選定を始めたのが実情だ。党本部が公認を出さなければ、比例での復活当選も望めないことを意味する。独自候補擁立へのハードルはさらに高くなった。
それでも独自候補を立てることで、維新新人への票の流れを食い止め、8区に将来に向かって民主の候補枠を残そうとする模索が続いている。
8区は09年の衆院選で民主公認候補が制したが、前回選は自民が勝利した。県連関係者の間では「比例票のためにも空白をつくらず、『民主』の候補を立てるべき」との声は根強い。
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>>1092-1093
吉田大成:縁がないわけじゃないけど・・・まぁ落下傘同然ですね
県議辞めてまで保守地盤に国替えとはストイックですね
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一応新党改革が公認・推薦候補を出しましたので。
http://shintokaikaku.jp/web/kouho.html
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なにげに維新:森夏枝は愛媛3区→4区に国替えしてたんですね
民主白石洋一との競合を避け、次世代桜内文城と激突
うーむ・・・
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>>1124
>維新の寺田典城参院議員は「非自民でまとまろうということだ」と説明する。
そら、息子に対抗馬は立てられないわな
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>>1143
http://www.sankei.com/politics/news/141125/plt1411250031-n1.html
014.11.25 23:27
【衆院選2014】
次世代が追加公認 東京16区に田母神氏側近の元自衛官
ブログに書く0
次世代の党は25日、衆院選の東京16区に元自衛官で新人の石井義哲氏(57)を公認候補として擁立すると発表した。石井氏は航空自衛隊出身で、元航空幕僚長の田母神俊雄氏と関係が深く、田母神氏との共著もある。(「新」は新人。表記のない者は前職。敬称略)
(小選挙区)東京16区=石井義哲(新)▽神奈川3区=横田光弘(新)▽大阪14区=三宅博
(比例代表)東海=藤井孝男
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>>1179
共産党は沖縄2.3.4以外の492選挙区に擁立ですかね?
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>>1170
この段階では山崎摩耶が候補だったんですね
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渡辺喜美氏、新党結成を断念 無所属で出馬へ
みんなの党の渡辺喜美・前代表は25日、同党の解党を踏まえ、模索していた衆院選前の新党結成を断念する方針を周辺に伝えた。
来月2日に公示が迫るなか、政党要件となる衆参議員5人が集まるめどが立たず、無所属で立候補するという。
ただ、衆院選後には改めて新党をめざす可能性がある。
みんなの党は、党内の路線対立などで28日に解党。
党所属議員は民主党や次世代の党、無所属などそれぞれの行き先が分かれた。
渡辺氏は2009年にみんなの党を立ち上げ、昨年の参院選後には衆参36人まで党勢を拡大した。強いリーダーシップで党を率いてきたが、巨額献金問題などをめぐって求心力が低下していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141126-00000003-asahi-pol
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>>1190
推薦者になんか特徴ありますかね??
新党改革公認候補者
http://shintokaikaku.jp/web/kouho.html
選挙区「埼玉県15区」・比例「北関東ブロック」候補
中川 幸司(なかがわ こうじ)1980年3月1日生 34歳
◆略 歴 埼玉県出身
第二十二回参議院通常議員選挙に新党改革公認候補として埼玉選挙区
より出馬(2010年)
アジア経営戦略研究所株式会社(設立メンバー・役員)
◆学 歴 埼玉県熊谷高等学校 卒業
慶應義塾大学 卒業
(英国)Harrogate語学単科学校留学 卒業
(中国)北京大学大学院 卒業
◆政治活動・地域貢献・ボランティアなど
NPO法人学生協働支援機構(理事・国際的な学生間交流組織
比例「東京ブロック」候補
後藤 昌代(ごとう まさよ)1961年1月9日生 53歳
◆略 歴 大阪府出身
練馬区議会議員選挙に出馬(2007年)
非常勤大学講師
(立教大学、西シドニー大学、ニューサウスウエールズ大学、マッコリー大学)
◆学 歴 大阪府宣真高等学校 卒業
メルボルン大学 卒業
シドニー大学 卒業
ニューサウスウエールズ大学 卒業
◆政治活動・地域貢献・ボランティアなど
シドニー裏千家茶道 デモンストレーター
シドニー日本人会 非常勤講師等
推薦候補者
新党改革は自由民主党公認候補予定者を「推薦」します。
◆北海道11区 中川 郁子 ◆岩手2区 鈴木 俊一 ◆宮城3区 西村 明宏
◆福島1区 亀岡 偉民 ◆福島2区 根本 匠 ◆福島3区 上杉 謙太郎
◆福島4区 菅家 一郎 ◆東京25区 井上 信治
◆石川1区 馳 浩 ◆石川2区 佐々木 紀 ◆富山3区 橘 慶一郎
以上11名(2次推薦も予定しております)
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参った。誰に投票しよう……。
入れる候補者がいない……。
14神奈川衆院選:民主が7選挙区擁立せず 1区の空白は県内初
カナロコ by 神奈川新聞 11月26日 7時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00113343-kana-l14
民主党県連の滝田孝徳幹事長は25日、衆院選の県内小選挙区での公認候補擁立について、党本部が1、2、8、11、13、15、18の計7選挙区を空白区とする方針を固めたことを明らかにした。1996年の小選挙区制導入以降、同党が県庁所在地の1区に候補者を擁立しないのは神奈川では初めて。
同党は、前回の衆院選では県内17選挙区に公認候補を擁立したが、今回は現時点で9選挙区。決まっていない4、5区については、「確定的なことが言える状況ではない」(滝田幹事長)としている。
滝田幹事長は「今回の衆院選は、野党で連携して過半数を取る戦略なので、候補者が絞られる」と説明、党本部が野党共闘を視野に候補者擁立を見送ったとの認識を示した。一方で「出そうと思えば出せるので歯がゆいが、党全体の戦略での判断だと理解しなければならない」と述べた。
同党県連は候補者未定の選挙区について、党本部の決定に一任することを確認している。
最終更新: 11月26日 7時8分
カナロコ by 神奈川新聞
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>>1168
ひでえなぁ,山岡。。
>鳩山時代は党、連合、後援会の「3軸」で戦っていたが、自身の後援会発足には至っていない。鳩山が拠点とした室蘭など西胆振でも知名度不足で、態勢確立が課題となっている。鳩山後援会幹部を選対本部に迎え入れ、「鳩山票を掘り起こす」(陣営)狙いだ。
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船川断念だそうな。
136 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/26(水) 07:00:59.33 ID:jQAlJXZs
今朝の読売
・民主、1・2・11・15・18で断念、4・5・8・13はまだ流動的
・18区、舩川は断念
・1区次世代の横田は3区へ
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首藤は断念したのか。まあいいこんだ。リベラルな首藤氏は応援してたけど。。
129 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/26(水) 00:11:14.30 ID:rUqW22Ng
首藤は辞退したよ
でも中谷の応援はしないって
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鋭いなぁw
果たして日本国民は教育出来るのかなぁ。。(;´Д`)
816 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/26(水) 07:34:23.78 ID:nCK57MGZ
国民をなめきった幼児性満点の
マザコン総理に、親離れをうながす
教育的選挙。
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14神奈川衆院選:5区に後藤田氏 民主地元総支部元法相長女擁立
カナロコ by 神奈川新聞 11月26日 7時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00113339-kana-l14
民主党神奈川第5区総支部は25日までに、衆院選の神奈川5区に会社員の後藤田弥生氏(48)を擁立する方針を決めた。現在、党本部に公認を求めている。
後藤田氏は衆院議員秘書を経て、日立製作所のグループ会社に23年間勤務。マーケティング部門を担当し、2児の母親。5月に政界を引退した田中慶秋元法相の長女。
関係者によると、同総支部は今月15日に後藤田氏の擁立を内定。田中氏の連合後援会も20日に支持することを決定した。神奈川民社協会や関係団体に対して支援要請にも動いている。
党本部は野党間の話し合いを踏まえて空白区も視野に検討しているが、県庁で25日にあった県選管の候補者説明会には後藤田氏の関係者が出席するなど選挙準備を急いでいる。
最終更新: 11月26日 7時8分
カナロコ by 神奈川新聞
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元法相の長女の後藤田某ときいてカミソリ後藤田かと思ったw
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>>1202
政界再編ごっこばかりしている木っ端野党を消滅させる選挙だよ。
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野党でも個々人はいいヤツもいる。だが政権を任せようとはならないんだよな 暗黒の民主党時代があまりにも大きすぎた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112600465
愛知1区に新人=社民【14衆院選】
社民党愛知県連は26日、衆院選の愛知1区に、新人で県連副代表の平山良平氏を公認候補として擁立すると発表した。(2014/11/26-14:02)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112600013
知事辞職の古川氏が出馬表明=自民から佐賀2区で【14衆院選】
佐賀県知事を辞職した古川康氏は26日未明、県庁で記者会見し、衆院佐賀2区に自民党から立候補する意向を正式に表明した。古川氏は「これからは一人の政治を志す者として地域に飛び込み、耳を傾け、目的を全うしたい」と述べた。
古川氏は25日、県議会に辞職願を提出。ただ、任期途中の辞任に野党が反発し、辞職の同意は同日深夜にずれ込んだ。(2014/11/26-00:33)
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http://www.47news.jp/FN/201411/FN2014112601001351.html
太陽の党の西村代表、次世代の党公認で出馬
次世代の党は、太陽の党の西村真悟代表を衆院選の公認候補として擁立すると発表。西村氏は太陽の党を離党。
どうやら、大阪17区から大阪16区に鞍替えしての出馬のようです
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112600631
民主元職が出馬断念=広島5区【14衆院選】
民主党広島県連は26日、衆院選で広島5区から立候補を予定していた元職の三谷光男氏が出馬を断念したと発表した。体調不良が理由という。(2014/11/26-16:38)
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http://hosei29.blog.shinobi.jp/Entry/5007/
「安倍政権の延命を許さず、労働者が社会の主人公に」鈴木たつお、衆院選に東京8区から出馬表明
http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260027-n1.html
「余命は来年末」公表のドクター・中松氏出馬へ 「がん撲滅運動で患者を助けたい」
発明家ドクター・中松氏(86)=本名・中松義郎=が26日、東京都庁で記者会見し、次期衆院選に東京5区から無所属で立候補すると表明した。6月に「末期がんで余命が2015年末までと診断された」と公表していた。
中松氏は「がん撲滅の運動をして患者を助けたい。選挙戦も激務だが、全国の患者にその姿を見てほしい」と話した。
東京都出身。都知事選に過去7回出馬している。衆院選は初めての立候補になる。
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体調不良という名の逃亡ね。
民主の中国四国九州は特に絶望的だからな。
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逃亡なら逃亡で構わないけど、昨日江田五月と一緒に挨拶回りしといて翌日に立候補辞めますって仁義に反するよ
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>>1212>>1214
かもしれませんな。。>逃亡
これで民主・維新・次世代・亀井の候補者が8人で選挙区7だからなんとか調整できんかなぁ。。
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盛り上がってるなぁ,次世代スレ。。
613 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/26(水) 15:33:40.21 ID:wpC/owAo
【詳細は】次世代の党・公式発表@議員会館【現場で】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv201387851
現在生放送中、西村眞悟さんは、大阪16区から次世代の党公認で出馬
620 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/26(水) 15:40:30.21 ID:Z70b7inE
>613
山田幹事長じゃなくて、平沼と藤井がいるぞ
他の議員の了解得たのかよ 嫌な予感がする
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だってさ。としかいいようがなくって。。。
西村眞悟より支援者の皆様へ
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西村眞悟より支援者の皆様へ
いつも西村眞悟にご支援賜り、誠にありがとうございます。
さて、元航空幕僚長の田母神俊雄氏とともに、石原慎太郎初代代表の意志を引き継いで私が代表を務めておりました「太陽の党」は、この度「次世代の党」(平沼赳夫党首)と合体致しました。
私は、本日付で、次世代の党衆議院大阪第16区(堺市堺区、東区、北区)支部長に就任し、新たな活動を展開します。
「戦後体制から脱却して、誇りある日本を取り戻す」という志実現のために、太陽が昇ってこそ次世代があるとの強い決心の下、全身全霊を込めて真の保守勢力確立のために新天地にて戦います。
時節柄、主旨ご理解の上、皆様の変わらぬご指導ご支援の程、何卒宜しくお願い致します。
平成26年11月26日
西村 眞悟
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112600730
渡辺氏が新党断念表明=新党改革と統一会派も−みんな【14衆院選】
解党するみんなの党の渡辺喜美前代表は26日、栃木県那須塩原市で記者会見し、新党結成を断念し、衆院選には無所属で出馬すると表明した。衆院選後は、政策で一致する新党改革と連携する考えがあることも明らかにした。
渡辺氏は新党を断念した理由について、「政党要件の(国会議員)5人は上回っていたが、分裂の火種を抱えるような党であってはいけない。安易な妥協をせずに、純化路線でやっていく立場を貫いた」と説明した。
衆院選後については、新党改革の荒井広幸代表の名前を挙げ、「アベノミクスに好意的で法案を一緒に提出してきた経緯もある。いきなり政党をつくることが全てではない。参院での統一会派などが考えられる」と指摘した。 (2014/11/26-18:16)
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ほんと云ったのかな!?
854 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/26(水) 10:41:05.76 ID:Z9dt7pif
公明山口w
「野党はアベノミクスは失敗だと言いますが、そんなことはありません!
民主党政権の最後の頃と比べると我々の努力によって株の値段は倍に上がったではありませんか!!
(聴衆に向けて)ちょっと拍手が少ないですね・・・そりゃそうだよね(汗)
みんな株持ってないもんね。私も持っていません。なかなか実感がわきませんwwwwwwww
・・・でも(株価が)倍になれば、年金保険料の積立金は運用のやり方で増えていく! 我々の政権でなんと25兆円も増えた(キリ)!!」
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600667
2次公認7人発表=維新競合区取り消しも−生活【14衆院選】
生活の党は26日、衆院選の第2次公認候補7人を発表した。一方、1次公認の黒田雄氏(千葉2区)と岡本英子氏(神奈川1区)について、野党候補の共倒れを避けるため、公認を取り消すことも発表した。競合していた維新の党に選挙区を譲った形だ。
これにより生活の公認候補は選挙区、比例代表合わせて20人となった。2次公認候補者は次の通り。(敬称略、元=元職、新=新人)
〔選挙区〕
【神奈川】2区 岡本幸三=新
〔比例代表〕
【東北】平野貞夫=新 ←!?
【東京】川島智太郎=元
【北陸信越】河上満栄=元
【東海】渡辺義彦=元
【近畿】豊田潤多郎=元
【九州】太田真平=新(2014/11/26-17:26)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600801
秋田1区に新人=社民【14衆院選】
社民党秋田県連は26日、衆院選で秋田1区に新人で県連委員の伊藤正通氏を公認候補として擁立すると発表した。 (2014/11/26-19:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600805
比例北海道に新人=社民【14衆院選】
社民党北海道連は26日、衆院選の比例代表北海道ブロックに新人で党道連代表の道林実氏を擁立すると発表した。(2014/11/26-19:13)
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129239
《県内11選挙区直前情勢》 福岡2区 自、民とも不安抱え再戦
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 16時12分)
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九州最大都市の都心部を抱える福岡2区は、無党派層がかなりを占める。前回、前々回が物語るように振れ幅が大きい民意をどう取り込むか−。各党が「重点区」と位置付ける。
「もう少し身ぶり手ぶりを入れてみては?」。23日、福岡市博多区のスタジオで政見放送の収録に臨んだ自民前職の鬼木誠(42)に撮影スタッフが助言した。前職として迎える初の「防衛戦」に緊張感が漂う。
銀行員時代に培った知識を生かし、安倍晋三首相の経済政策アベノミクスの正当性を訴える。「2年間、与党議員として経験を積んだ」との自負もある。中選挙区時代から福岡市を地盤に通算12期、衆院議員を務めた派閥の元領袖(りょうしゅう)、山崎拓を今回も選対本部長に据え、組織力で乗り切る構えだ。
不安はある。1期生としての期間はわずか2年。認知度は高くなく、陣営幹部は「頻繁に地元に帰れず、地盤を固めたとは言い難い」。現状打開のため、鬼木自身も頻繁に街頭に立つ。
「政党としての稚拙さを、私は分かっていなかった」。福岡2区で3度目の出馬となる民主元職の稲富修二(44)は衆院解散翌日の22日、同市中央区で開いた集会で約200人の支持者に“反省の弁”を述べた。
国民の期待を背に誕生した民主政権だったが、党内の混乱の果てに3年で下野した。2012年の前回衆院選時に計約千人いた2区の党員とサポーターは今、700人台。稲富自身も「民主だから(自分を)応援する、という人はいない」と不安を吐露する。
「浪人中」はつじ立ちに加え、清掃活動や行事参加など地域に根を張った。民家や事業所に貼られる自身のポスターは、落選後に激減したが、今では最少時の2倍以上の約千枚に増えた。民主系の市議や県議、来春の統一選に出馬予定の新人も雪辱を後押しする。
共産新人の倉元達朗(47)は同市城南区を拠点に16年間、市民の生活相談を受けた経験を生かし、消費増税反対などを主張。23日の事務所開きでは「アベノミクスにノーを」と訴えた。投票日までに千回の街頭演説をこなす構えだ。 (敬称略)
=2014/11/25付 西日本新聞朝刊=
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk31010317000c.html
2014衆院選:各党の事情と思惑/上 自民、消費税「説明難しい」 公明、比例票上積みに全力 /鳥取
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
「むちゃくちゃな解散だ」。降って湧いたような衆院選に、自民党県連会長の山口享県議はそうこぼした。
鳥取1区は当選9回で元党幹事長の石破茂氏、同2区は当選3回で副内閣相の赤沢亮正氏と、いずれも実績と強固な支持基盤を備え、周囲から「圧勝」を期待される。だが、解散の「大義」とされた消費増税は与野党が先送りで一致。「国民に訴えるほどのインパクトはなく、難しい選挙になる」と感じた。
県連幹事長で、23日に発足した2区選対本部事務局長を務める稲田寿久県議も自らの支援者から「なぜこの時期に解散か」と批判を受けた。「消費税の問題は複雑で有権者に説明が難しい部分もあり、街頭演説では伝えづらい」と指摘し、「個人演説会で丁寧に説明してもらう」方針だ。
選対の要職を担うのは県議だが、県議会は来月2日の公示日に代表質問が重なり、今回の選挙期間中は本会議の日程が詰まり身動きが取りづらい。過去の国政選挙で指導力を発揮してきたベテラン県議の広江弌(はじめ)氏が2013年に死去したことの影響を懸念する声もある。
県内の党員・支持者から「いずれは首相に」との期待を集める石破氏は9月の内閣改造で紆余(うよ)曲折の末に地方創生相となった。求心力への影響も注目されるが、山口県議は「地方が疲弊する中で、どう対応できるかを示すことが求められている。選挙にプラスに作用するポストだ」と受け止める。
公明党は今回も小選挙区では候補は立てず、1、2区とも自民党候補を推薦する方向で検討中。力を入れるのは比例票の上積みだ。
前回2012年は比例得票が4万5950票で民主を約5600票下回り、県本部代表の銀杏泰利県議も「かつて無いほど少なかった」と言う。13年の参院選で5万1000票を超え、今回の目標は5万2000票。「イメージをぶち上げて耳目を集める選挙は得意じゃない。軽減税率の導入などを地道に訴える」と銀杏代表。そのためには時間もかかり、「短期決戦だけに心配もある」と打ち明ける。【高嶋将之】
◇
公示まで1週間と迫った衆院選。1区には自民と共産の2人、2区には自民、民主、共産の3人がそれぞれ立つ見通しだ。想定外だった師走の戦いを迎える県内の各党が抱える事情と思惑を探った。
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◇国政選挙での県内比例得票
2012年衆院選 13年参院選
自民 11万2542票 11万5477票
(38.36%) (41.94%)
公明 4万5950票 5万1327票
(15.66%) (18.64%)
民主 5万1573票 4万6653票
(17.57%) (16.94%)
共産 1万5276票 1万9706票
(5.20%) (7.15%)
維新 3万6622票 1万8186票
(12.48%) (6.60%)
みんな 1万2878票 1万881票
(4.38%) (3.95%)
※カッコ内は得票率(小数点3位以下切り捨て)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk31010594000c.html
2014衆院選:各党の事情と思惑/下 民主 基盤の弱さ、悪循環も 共産 政権批判、受け皿強調 /鳥取
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
◇民主 基盤の弱さ、悪循環も
衆院鳥取1区で自公政権批判票の受け皿を提供できない民主党県連。代表の伊藤保県議は25日の候補者擁立断念の記者会見で「有権者におわび申し上げる」とうなだれた。
1区での擁立は政権交代を実現した前々回(2009年)が最後。12年に1590人だった県内の党員・サポーターは13年に501人に減少。同年の参院選では県選挙区で現職が自民党新人に完敗、県内比例得票も公明党に抜かれた。
それでも2区には元職の湯原俊二氏(52)擁立を13年10月に発表。14年は党員・サポーターが675人に増え、今月の鳥取市議選でも支援候補3人が当選しただけに、県都を抱える1区で連続の「不戦敗」は避けたかった。
支持団体の連合鳥取の五十嵐美知義会長は「2年たって立てられないのは努力不足」と厳しく批判。「自民党に批判的な人は選挙自体に行かなくなるかも知れず、比例票にも響く」と懸念する。
01年の衆院選では党外に候補者を求めて難航し、最終的に県連副代表だった県議が立候補して落選。伊藤県議は「県議1人無くすことで党運営が非常に大変になった」と振り返る。党所属の地方議員は今も19人で、自民、公明、共産に比べて脆弱なままだ。党所属県議らは「来春の統一地方選に向け走っている」といい、基盤強化が課題だが、国政選との悪循環の恐れはぬぐえない。
◇社民は湯原氏支持
社民党県連は2区で湯原氏を支持する方針を固めた。1区は自主投票の見込み。いずれも比例の票集めに力を入れる。
◇共産 政権批判、受け皿強調
「大義のない解散に私たちが追い詰めた。暴走を止めるチャンスだ」。19日、1区と2区の共産党公認候補の立候補会見で、同党の小村勝洋県委員長は強調した。同党は16日に投開票された鳥取市議選でも「安倍政権の暴走を止めたい」「増税にストップを」と国政への審判を訴えた。独自に実施した市民アンケートで増税など暮らしに関わる要望が多かったからで、党公認の3人全員が当選。「(解散は)想定外だが、結果的に市議選で良い流れができた」と小村委員長は言う。
1、2区共に前回選と同じ新人で挑む。2区の福住英行氏は、同じく安倍政権を批判する民主党元職を念頭に「共産党はしっかりとした対案を出す。増税は延長ではなく中止。応能負担にする」などと違いを強調。1区の塚田成幸氏は自民前職との一騎打ちの見込みで「自共対決を前面に出す」と意気込む。
もっとも、小村委員長も「小選挙区は当落線に上がるにはまだ途上」と話し、本命は比例中国ブロックでの11年ぶりの議席奪取だ。「昨年の参院選で躍進の足がかりをつかんだ。今回は本格的な流れになる」と自信を見せる。前回選で躍進した「第三極」の各党も分裂・解党が相次ぐなど、他の野党の停滞も追い風と見て、安倍政権への批判票の「受け皿」としての存在感を強調する。【高嶋将之、川瀬慎一朗】
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流石に永江>塩崎は考えにくいけど。。
醜聞大臣総選挙大苦戦 塩崎恭久、望月義夫、松島みどり氏ら
2014.11.26 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20141126_288490.html
安倍内閣は9月の内閣改造で就任したばかりの閣僚たちのスキャンダルが噴出する中で、解散・総選挙を迎えた。安倍首相の“お友達”のスキャンダル大臣たちは軒並み大苦戦が予想される。
その筆頭が「口利きメール疑惑」の塩崎恭久・厚労相(愛媛1区)だ。さる11月16日に投開票が行なわれた松山市長選と愛媛県知事選のダブル選挙では、塩崎氏は市長選に新人候補を立てて毎週末のように地元入りしてフル稼働したが、現職の野志克仁氏にダブルスコアの大敗。知事選は約9倍の票差で政敵の中村時広・知事が再選された。
「ダブル選挙で大勝した市長、知事コンビを懸命に応援したのが塩崎氏の対立候補である民主党の永江孝子(元代議士)だ。永江は知事と市長の選挙態勢をそのまま引き継いで選挙に突入したから勢いに乗っている。現職大臣とはいえ、形勢は互角か大臣のほうが厳しいくらいです」(保守系市議)
本誌がスクープした口利きメールは、塩崎氏が擁立した市長候補の後援会長夫人の特別養護老人ホームに便宜を図った内容だけに、政治権力を使った利益誘導にいよいよ有権者の審判が下される。
塩崎氏とともに松山市長選の応援に立った西川公也・農水相(栃木2区)も危ない。本誌スクープで明らかになった親族企業を利用した政治資金私物化疑惑が批判を浴びているうえ、地元の栃木2区はみんなの党の解党によって野党乱立状態から民主党現職の福田昭夫氏に一本化する調整が進んでおり、そうなると前回得票からみても西川氏は福田氏に逆転される可能性が高い。
望月義夫・環境相(静岡4区)も大接戦。悲願の大臣就任は選挙に追い風だったはずだが、政治資金疑惑が発覚すると真夜中に記者会見を開いて「死んだ妻のせい」にしたことで強い逆風にさらされている。
就任早々スキャンダルで辞任に追い込まれた小渕優子・前経産相(群馬5区)と松島みどり・前法相(東京14区)。「うちわ」配布の松島氏の前回得票率は43%にとどまり、対立候補の乱立で勝った“漁夫の利”組だけに野党が候補者を一本化すれば形勢は苦しくなる。
小渕氏はスキャンダルがあっても父(小渕恵三・元首相)から受け継いだ強力な地盤で当選は固いと見られるものの、東京地検特捜部による捜査を受けており、当選してもいばらの道だ。
ちなみに“SM大臣”の宮沢洋一・経産相は2009年総選挙で落選後に参院に鞍替えしたため今回は有権者の審判を受けない。“叩かれ強い”政治家だ。
※週刊ポスト2014年12月5日号
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福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014112419446
「しこり」残る自民 短期決戦挑む民主 衆院直前情勢1区
「出席者の顔触れが前回と変わった。知事選の影響かもしれない」。23日に福島市で行われた自民党の前職亀岡偉民(59)の事務所開きで、選対関係者が、平成24年の衆院選を思い出しながらつぶやいた。知事選で党県連がいったん擁立した立候補予定者の支援に動いた人の一部が消えていた。亀岡にとって、党への批判が出た今秋の知事選のしこりが不安材料になっている。
同じころ、民主党の元参院議員の新人金子恵美(49)は、地元・伊達市の祭礼で支持者にあいさつして回った。参院選より有権者との距離が近くなる衆院選には初めての挑戦だ。きめ細やかな組織づくりが急がれる。
◇ ◇
亀岡は、福島、伊達、相馬、南相馬各市などに事務所や連絡所を計10カ所程度構える。前回選挙より2カ所増やす。それぞれの事務所開きをはじめ、公示以降の個人演説会日程なども決まり、選挙準備は順調に進む。
ただ、支援者には、知事選の際の苦い思いが胸をよぎる。党県連が擁立を決めた人物の支援を始めたが、党本部の意向で立候補は立ち消えとなったためだ。選対関係者は「投票までにしこりを解消しなければならない。知事選の事情を丁寧に説明するしかない」と明かす。亀岡の支援団体友亀(ゆうき)会会長の高橋博は「政党色よりも、亀岡の人柄や復興政務官だった実績を前面に出していきたい」と強調した。
◇ ◇
金子が昨年7月の参院選で落選してから、後援会は休止状態が続いていた。突然の立候補表明を受け、慌ただしく支部ごとに会合などを開いている。
事務所と連絡所は福島、伊達両市などに計4カ所設ける予定。民主党県連、連合福島などと連携しながら短期決戦に挑む。公示後、金子は復興政務官を務めた際に策定した施策の成果や福祉への取り組みを訴え、票の掘り起こしに努める方針だ。
関係者らは、非自民勢力の分断回避を理由に1区での立候補を見送った元職石原洋三郎(41)の動向を注視する。石原は長年、民主党に籍を置き、21年に福島1区で初当選した際は金子が選対本部長を務めた。
前回、石原は日本未来の党から立候補し、約5万票を獲得した。金子の連合後援会長を務める菅野庄一は「立候補表明が遅れ、組織づくりに不安を残す。石原の支援を受けられれば追い風となる」と期待を寄せる。
石原は支援についての態度を明らかにしていない。亀岡の支援者からは「石原は前回、非自民、非民主の立場だった」として、票の行方は不透明との見方も出ている。
◇ ◇
共産党の新人渡部保子(72)は、党福島相馬地区原発被害対策委員長として活動した経験を前面に打ち出す。24日、地元の福島市に事務所を開く。
党福島相馬地区委員長の山田裕は「民意に背く悪政を続ける安倍政権を止めるため、党の政見を全力で訴え候補者の支持拡大につなげたい」としている。=文中敬称略=
( 2014/11/24 10:29 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600812
佐賀2区・古川氏を追加公認=自民【14衆院選】
自民党は26日、衆院選の佐賀2区に新人で前佐賀県知事の古川康氏を追加公認すると発表した。(2014/11/26-19:18)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600816
北海道で2人追加公認=民主【14衆院選】
民主党は26日、衆院選の北海道10区に新人で参院議員秘書の神谷裕氏を、同12区に新人で北見市議の水上美華氏を、それぞれ公認候補に決めた。一方、広島5区から立候補を予定していた元職の三谷光男氏について、本人の申し出により公認を取り消した。同党の選挙区候補は計177人となった。(2014/11/26-19:22)
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>>1197
福島が5区以外に全員推薦してるのは当たり前だけど
農水族が多いような感じがしますね
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112600882
民主道連、無所属新人を支援=北海道2区【14衆院選】
民主党北海道連は26日、衆院選の北海道2区で擁立する方針だった新人で社会福祉士の池田真紀氏の公認が党本部に認められなかったと発表した。池田氏は無所属で立候補し、道連は同氏を推薦する。
同区では、元職の松木謙公氏が維新の党から立候補する予定。民主党本部は維新との「すみ分け」を狙って池田氏を公認しなかったとみられるが、同氏が道連の支援を受けて出馬することで、民主、維新の共闘は不発となった。(2014/11/26-20:49)
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>>1218
>戦後体制から脱却して、誇りある日本を取り戻す
敗戦から立ち直って物凄い勢いで経済成長した戦後日本を誇れない奴は原始人からやり直すといいね。。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk01010330000c.html
衆院選:民主と維新、選挙協力決裂か 大竹氏、1区から出馬表明 /北海道
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
12月2日公示、14日投開票の衆院選で維新の党から道10区(空知、留萌管内など)での出馬が決まっていた元テレビ局ディレクターで新人の大竹智和氏(37)は25日、道1区(札幌市中央、南、西区)からの出馬に変更すると表明した。道1区には民主党のベテラン前職が出馬する予定で、民主と維新の選挙協力は道内で決裂する可能性が高まっている。
大竹氏は前回衆院選で道1区から出馬したが落選。維新は21日、民主党との選挙協力のため大竹氏を道1区から道10区にくら替えすると発表した。
しかし、その後も民主党道連は道10区での独自候補擁立を模索。22日には新人の参院議員秘書、神谷裕氏(46)の公認を党本部に申請した。これに大竹氏は「約束が違う」と反発。25日朝、維新の党本部に「道1区から出馬したい」と伝えて了承を得たという。党本部は25日、2次公認候補を発表したが大竹氏は道10区のまま。党本部は毎日新聞の取材に「大竹氏の発言は確認中」としている。
民主党道連幹部は大竹氏の道1区出馬について「協力は決裂ということ」と強調。既に民主公認の立候補予定者がいた道3区に維新が立候補予定者を立てた経緯もあり、別の道連幹部は「話が違うのは維新だ」と不快感を示した。
横路孝弘・道連代表は22日の記者会見で「政策が対立する維新とやるのは無理」と協力を拒否。道10区や維新公認候補が出馬を表明している道2区(札幌市北、東区)でも独自候補の公認申請を党本部にした。だが、維新との協力を模索する党本部は道2区では公認を出さない方針だ。
道1区では維新前職の高橋美穂氏(49)=比例代表道ブロック=の元秘書、飯田佳宏氏(41)が25日、毎日新聞の取材に出馬を検討していると表明。情勢はさらに混迷しそうだ。
一方、維新は25日、前回道2区で落選し比例で復活当選した高橋氏が、東京17区から維新公認で出馬すると発表した。比例代表東京ブロックにも重複立候補する。
高橋氏は道2区内での出馬準備を進めてきたが、民主元職の三井辨雄(わきお)氏(72)に後継指名された松木謙公氏(55)が維新公認を得たため、処遇が検討されていた。【小川祐希、山下智恵、久野華代】
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>7区の擁立見送りは昨年の参院選で民主党候補を支援した中村喜四郎氏(65)が出馬するため
!?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk08010197000c.html
2014衆院選:民主3、7区断念 社民、野党連携に参加せず /茨城
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
12月2日公示・同14日投開票の衆院選で、民主党は茨城3区、7区の独自候補擁立を断念することが25日、同党県連幹部への取材で分かった。県内7小選挙区のうち、残る空白区となっている2区については、党本部が最終調整をしているものの、県連は擁立見送りの方針を固めており、候補擁立は厳しい情勢となっている。
県連幹部によると、3区は野党共闘の姿勢を見せている維新が候補者を擁立することから、競合回避のため擁立を見送った。また、7区の擁立見送りは昨年の参院選で民主党候補を支援した中村喜四郎氏(65)が出馬するためだという。
一方、社民党県連は県内小選挙区の候補者擁立を断念し、野党連携にも参加しないことを決めた。県連幹部は「野党連携に参加しても現段階ではメリットがない」と話している。【中里顕】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk10010221000c.html
2014衆院選:自民、1区公認に佐田氏 地元の支援は微妙 /群馬
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
自民党が25日、衆院選の公認候補を発表し、県内では5選挙区とも前職が公認された。前橋支部が候補差し替えを求めていた1区は、党本部が「前職優先」の方針により佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=を正式に公認。これを受け、中曽根弘文県連会長(参院議員)の長男康隆氏(32)は立候補断念を表明した。5区は政治資金の不明朗会計問題で経済産業相を辞任した小渕優子氏(40)が公認された。2区は井野俊郎氏(34)▽3区は笹川博義氏(48)▽4区は福田達夫氏(47)。これで県内全選挙区の立候補予定者がほぼ出そろい、選挙戦の構図が固まった。【吉田勝、角田直哉、田ノ上達也】
党本部の決定を受け、1区の前橋支部や県議団は26日午前、支部役員ら約20人を集めて今後の対応を協議する。これまで支部役員らから「佐田さんの選挙戦は支えられない」という意見が噴出しており、実質的に支援に動くかどうかは微妙な状況だ。
「佐田氏公認」の一報を受けた中沢丈一・前橋支部長(県議)は「党本部に一任していたので決定に対しては何とも言えない。しっかり受け止め、支部役員らに説明して、どうしていくべきか皆で考えたい」と述べるにとどめた。
佐田氏は毎日新聞の取材に「謙虚な気持ちで受け止め、おわびするところはおわびして故郷群馬のために全力で頑張る」と話した。しかし、支部役員の一人は「組織として決まったことだから支部の党員には号令をかけるが、動かないものは動かないだろう」と話した。
参院議員会館内の中曽根弘文氏の事務所には、報道各社から康隆氏の今後の動向に関する問い合わせが相次いだ。康隆氏は事務所を通じ「党選対本部は佐田先生を1区公認候補と決定した。私は今後も従来通り中曽根弘文の秘書として本県の発展のために微力を尽くしてまいりたい」とコメントを発表。今回は立候補を見送る意向を示した。
1区の別の県議は康隆氏が出馬の意向を示したことについて「親子で2議席は佐田さんよりまずい」と述べた。
1区は民主の元職、宮崎岳志氏(44)▽次世代の前職、上野宏史氏(43)▽共産の新人、店橋世津子氏(53)の3人も立候補を予定している。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk04010143000c.html
2014衆院選:自民・5区 大久保氏、公認せず 勝沼氏がくら替え /宮城
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
自民前職の大久保三代氏(38)=比例東北=と地元県議との摩擦が表面化し、迷走した衆院選宮城5区の公認問題で、党本部は25日、代わりに前職の勝沼栄明(しげあき)氏(40)を比例北海道ブロックからのくら替えで擁立すると発表した。大久保氏は立候補を断念する意向を示した。
大久保氏は前回に続き公認で5区への立候補を目指していたが、地元県議らと対立して支部推薦が得られず、党県連が本部に判断を一任していた。前職を外して落下傘候補を立てる異例の形で決着した。
大久保氏は、取材に対し「私より使い勝手がいい人に替えたという感じしかしない。私が外されたことより、(選んだのが)再び落下傘候補だったことが残念だ」と不満を表明した。今後については「離党するかは分からない。無所属で出ても票が割れるだけなので出馬しない。被災地・石巻に自民党の議員が必要だとの考えは変わらず、要請があれば支援したい」と述べた。
大久保氏の公認に反対していた県議は「再び落下傘候補で厳しい戦いになるが、自分たちで(大久保氏を)降ろした以上、まとまって応援する」と話した。
勝沼氏は横浜市出身。北大医学部を卒業後、形成外科医院長などを経て、2012年の衆院選比例北海道ブロックで初当選した。勝沼氏は取材に「被災地の復興のため、医師の経験を生かし骨をうずめる覚悟で頑張りたい」と述べた。20日ごろ、茂木敏充・党選対委員長からくら替えの打診を受けていたという。
5区には、民主前職の安住淳氏(52)、共産新人の高村直也氏(31)が立候補を予定している。【百武信幸】
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>>1221
すげえ!やはり小沢だ。
あんなに乱立してた神1が次世代の選挙区移動と民主の擁立断念,生活の擁立回避であっという間に非競合区に様変わりだ。
小沢としては樋高と岡島に全力投球といったところか。
で,神奈川2区は野党空白区だけど岡本って誰だ?
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk07010005000c.html
2014衆院選:ピリピリ、必勝祈願 5区、公認争う2氏も出席 自民県連 /福島
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
衆院選に向け、自民党県連は25日、福島市内で必勝祈願祭と、選対本部の事務所開きを行った。5区(いわき市、双葉郡)で一つの党公認の座を争う「渦中」の前職2人も出席。どちらかが公認されるか決着しない中、司会者が紹介の仕方に気を使うなど、関係者がやきもきする中での「出陣」となった。
県内五つの小選挙区のうち、県連は1〜4区では24日に候補者を決めて公認申請を提出。5区は坂本剛二氏(70)、吉野正芳氏(66)の両前職が党公認を求めているが、県連は公認決定を党本部に一任し、どちらが公認候補か決まっていない。
自民党の各立候補予定者は25日朝から福島市宮町の福島稲荷神社に集まり、必勝祈願祭の神事に臨んだ。5区の候補予定者が決まっていないため、司会を務めた県連関係者が、あえて選挙区名を出さずに全員を「衆院選の立候補予定者の○○様」という表現で名前を読み上げるなど、ピリピリした雰囲気の中、玉串奉納が行われた。
5区からの出馬について、坂本氏は祈願祭後、報道陣に「それしか考えていない」、吉野氏も「それは当然」と譲らない考えを強調。一方で、公認問題が決着しないがゆえに、両氏ともに選対本部を発足できず、ポスターや名刺にも「5区候補者」と入れられないなど準備が難航する事態となっている。【岡田英、栗田慎一】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk23010094000c.html
2014衆院選:減税日本、追加擁立に否定的 河村・名古屋市長が示す /愛知
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
名古屋市の河村たかし市長は、12月2日公示の衆院選に絡み、代表を務める地域政党・減税日本からの追加の候補者擁立について、「準備などもあり、なかなか難しい」と否定的な見方を示した。25日の定例記者会見で語った。
減税日本は、愛知1区(同市北区など)に、党幹事長で県議の広沢一郎氏(50)の擁立を決めている。河村氏は会見で、市内の他の選挙区に立候補の意欲を示している人がいることを明かしたうえで、「(タイムリミットは)あと1日か2日だが、準備ができない」などと述べた。
一方、歴史的価値がある建築物とされた同市中村区の旧料理店「鳥久」が焼失したことについて、「かけがえのない宝を焼失させてしまい、私からも市民におわびを申し上げたい」と話した。【井上直樹】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk16010312000c.html
2014衆院選:2区 生活の広野氏、出馬を見送り /富山
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
生活の党県連の呉松福一代表代行は25日、富山市内で記者会見し、衆院選への出馬を検討していた元党副代表の広野允士元参院議員(71)の擁立を見送ると発表した。広野氏は富山2区への立候補を模索していたが、既に社民新人が立候補を表明。「野党共闘」を目指す観点から、見送りを決めた。広野氏は比例単独での出馬もしない考え。
呉松氏は会見で「自民党に対抗する候補者を立てられなかったことをおわびする」と謝罪。「議席を取ることは難しいと判断した」と不出馬の理由を説明した。一方、他党との協力については、要請があれば、富山1区に新人を擁立している維新の党への協力を検討することを示唆。2区については、自主投票とする方針を示した。
また、広野氏が県連代表に就任することも併せて発表。広野氏の政界引退については否定した。【大東祐紀】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk29010626000c.html
2014衆院選:民主、3区擁立困難に 維新が新人公認、野党調整も /奈良
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
維新の党が25日、奈良3区に新人の1級建築士、栗原絵里子氏(45)を公認候補として擁立すると発表した。26日に記者会見で出馬を正式表明する。一方、3区での候補擁立を目指してきた民主党は人選が難航しており、野党連携の観点からも擁立は困難との見方が広がっている。
2012年衆院選で3区は自民、民主、維新、共産の構図となり、自民党の奥野信亮氏(70)が当選。民主、維新両党候補の合計票は奥野氏を上回った。
民主党県連の前川清成代表は同日、3区の独自候補について取材に「最後まで擁立に努力するが時間がない。前回選で民主と維新の候補で票が割れて共に落選したことを踏まえて行動したい」と述べ、反自民票の結集を図るため擁立断念も示唆した。同党県連関係者も「(擁立は)もう厳しい」と述べた。
民主党県連は28日に会合を開き、3区への最終的な対応方針を決める。
3区では共産党新人の正木敦氏(43)も既に出馬を表明している。【松本博子、宮本翔平】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112600882
民主道連、無所属新人を支援=北海道2区【14衆院選】
民主党北海道連は26日、衆院選の北海道2区で擁立する方針だった新人で社会福祉士の池田真紀氏の公認が党本部に認められなかったと発表した。池田氏は無所属で立候補し、道連は同氏を推薦する。
同区では、元職の松木謙公氏が維新の党から立候補する予定。民主党本部は維新との「すみ分け」を狙って池田氏を公認しなかったとみられるが、同氏が道連の支援を受けて出馬することで、民主、維新の共闘は不発となった。(2014/11/26-20:49)
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>>1233
>道1区では維新前職の高橋美穂氏(49)=比例代表道ブロック=の元秘書、飯田佳宏氏(41)が25日、毎日新聞の取材に出馬を検討していると表明。情勢はさらに混迷しそうだ。
しっちゃかめっちゃか。。orz
維新の3区擁立が引き金なんか?
>既に民主公認の立候補予定者がいた道3区に維新が立候補予定者を立てた経緯もあり
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http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260037-n1.html
2014.11.26 18:59
【衆院選2014】
「何とか一郎、誰だか分かる?」 壊し屋も今や「過去の人」に…苦しむ小沢氏 側近に離党促す
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(1/2ページ)【衆院解散、総選挙へ】
会見で、生活の党の政権公約をまとめた冊子を手にする小沢一郎代表=26日午後、参院議員会館(酒巻俊介撮影)
生活の党の小沢一郎代表が苦しんでいる。衆院解散直前まで模索した新党構想は不発に終わり、側近らに離党を促す窮余の策に出た。生活の党も自らも展望がないことを証明したようなものだ。47歳で自民党幹事長に上り詰め、「剛腕」の名をほしいままにした小沢氏は「過去の人」になりつつある。
「今回の選挙は政権交代を目指す選挙戦にはならなかった」
24日、岩手県一関市内で開かれた生活の党岩手3区総支部の会合。小沢氏はあいさつで、今回の衆院選について早くもこう語った。こんなことを言うのも、自ら目指した最善の形が実現しなかったためだ。
「壊し屋」過去のこと
政党の離合集散で常に中心にあり、「壊し屋」ともいわれた小沢氏だが、ここ数年は思い通りに物事が進まず、政治力も確実に低下している。
平成24年7月、消費税増税に反対し、民主党から約50人の議員を引き連れて「国民の生活が第一」を結成した。増税反対で民意をつかめると踏んだのだが、そういう見通しがないと分かると、同年11月の衆院解散を受けて、当時の嘉田由紀子滋賀県知事を口説いて、日本未来の党(代表・嘉田氏)の結党に参加、原発ゼロを目指す「卒原発」を掲げて衆院選に臨んだ。それでも惨敗した。
直後に嘉田氏側と対立し、未来の党は空中分解。小沢系が居残る形で名称を生活の党に変えた。
今回、衆院解散の気配をいち早く察知した小沢氏は民主党などを巻き込んだ野党統一戦線の形成を模索した。狙いは「選挙協力や選挙区調整よりも、最も効果が出る新党の結成」(生活幹部)だった。だが、小沢氏が絡む新党構想に、多くの野党幹部らは警戒した。
次善の策として、小沢氏を除くメンバー全てを民主党に復党させる計画も浮上したが、これも頓挫。個々の選挙区事情に加え、民主党側が小沢氏に近いメンバーを全て受け入れるはずもなかった。
時間切れと判断した小沢氏は「政治生活を続けていくため、自分の思う一番いい方向に進んでよろしい」と党所属議員に通告し、離党を容認する考えを示した。「仲間が別の政党で議員として生き残れば展望が開ける可能性がある」(別の生活幹部)というわけだ。
民主になお秋波送る
「民主党が旗を振って野党の統一戦線をつくらなくちゃいけないということは最初から言っている」
24日、盛岡市内で記者会見した小沢氏は、民主党になおも秋波を送った。
だが、輿石東参院副議長ら一部を除き、民主党側に現在の小沢氏を評価する向きはない。
岡田克也代表代行は26日発行の夕刊フジの特別インタビューで、生活幹事長だった鈴木克昌氏らの民主党への移籍を決めた小沢氏との会談について「小沢氏の復党という話は一切ない」と語っており、党内に「小沢アレルギー」がいかに強いかをうかがわせる。
「ここは日本の政治を牛耳ってきた、ある政治家の党の部屋です。何とか一郎、誰だか分かるかな?」
21日、衆院解散を直後に控えた国会議事堂内で、国会見学の小学生らを案内していた民主党のある衆院議員(当時)は、生活の党控室前でクイズを出題した。その言いぶりは、もはや小沢氏を「過去の人」と言わんばかりだった。(原川貴郎)
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http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260005-n1.html
2014.11.26 05:00
【衆院選2014】
前回選で大量当選の自民「1年生」 戸惑いと強気が交錯
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(1/3ページ)【衆院解散、総選挙へ】
来月2日に公示される衆院選に向け、自民の「1年生議員」が地盤固めに奔走している。平成24年12月の前回選挙では119人の自民新人議員が誕生したが、近年の選挙では、大量当選した新人議員の多くが次回選挙で落選。地盤が決して盤石でなく、そのときどきの世論の“風”に翻弄されやすい「1年生」の陣営では、戸惑いと強気が交錯する。
知名度に不安
「政権の座に居座りながら消費税増税を先送りするのは簡単。しかし、解散せずにそれをやっては政治が信頼されなくなる」
東京都内で厳しい冷え込みとなった21日朝のJR大久保駅前(新宿区)。東京1区の自民前職、山田美樹氏(40)が解散・総選挙の正当性を繰り返し訴えていた。
前回は、民主政権への批判を追い風に受け、民主前職、海江田万里氏(65)と大接戦の末、選挙区で初当選した。だが、海江田氏は選挙後に党代表となり、頻繁に報道にも登場する。知名度は明らかに差をつけられている。
「焦っても仕方がない」と山田氏は前を向く。だが、支援者の一人は「新人は風の影響を受けやすいし、今回は少なくとも前回ほど自民に“風”は吹いていない」と不安を漏らす。
ほぼ壊滅
17年の「郵政選挙」、21年の「政権選択選挙」、24年の「近いうち解散」を経た前回のそれぞれで新人候補は追い風や逆風に翻弄されてきた。
郵政選挙で誕生した「小泉チルドレン」と呼ばれた自民新人は83人。政権選択選挙では「小沢チルドレン・ガールズ」と呼ばれた民主新人143人が当選したが、小泉チルドレンで再選したのはわずか10人。前回でも小沢チルドレンが惨敗した。
ある自民党関係者は「今なら議席減を最低限に抑えられる」と予測するが、2期目を目指す自民陣営は不安を隠しきれない。
否めぬ出遅れ
小選挙区の定数が3から2に減った佐賀県。区割り変更の影響で、候補者調整がずれ込み、自民前職の岩田和親氏(41)は10月に新しい佐賀1区の衆院選候補に決まったばかりだ。選挙区内の有権者は約9万人増えたが、「新しく選挙区になった地域に入ろうと準備していたら解散になった。そもそも区割りの変更すら知らない人も多い」と嘆く岩田氏は「出遅れ感は否めない」と焦りを募らせる。
前回、北海道1区で当選した自民前職の船橋利実氏(54)は北海道知事を3期務めた民主前職の横路孝弘氏(73)を破る大金星を挙げた。元々は別地域選出の道議で、ベテランの横路氏に比べると組織は決して盤石ではない。
だが、船橋氏の陣営関係者は道議5期の経験と実行力を挙げ、「小泉チルドレンより政治家としての立ち居振る舞いは身についている」と過去の「1年生」との違いを強調。船橋氏も「この2年の実績はこちらが上。時代は変わり始めている」と自信を見せる。
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>>1213ドクター中松
>>524で出馬断念してたのに
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http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260035-n1.html
2014.11.26 18:50
【衆院選2014】
渡辺喜美氏、新党結成断念 松沢、和田両氏は次世代入り
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【衆院解散、総選挙へ】
解党が決まったみんなの党の渡辺喜美前代表は26日、栃木県那須塩原市で記者会見し、衆院選前の新党結成を断念した上で栃木3区から無所属で立候補すると表明した。これとは別に、同党の松沢成文、和田政宗両参院議員も国会内で記者会見し、解党後の29日に次世代の党に入党することを明らかにした。
渡辺氏は会見で、新党設立に必要な5人の国会議員を確保していたと語った。衆院選前の新党結成を見送った理由については「分裂の火種を抱える党ではいけない。安易に妥協せず、純化路線を貫いた結果だ」と強調した。渡辺氏は産経新聞の取材に対し、「選挙結果を踏まえて新党結成を模索する。腰を据えて同志を結集していく」と述べ、引き続き新党結成を目指す考えを示した。
次世代は、松沢氏を副党首、和田氏を副幹事長にそれぞれ起用する方針だ。
http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260053-n1.html
2014.11.26 20:52
【衆院選2014】
「党は消えても喜美は消えず」 渡辺氏が無所属で出馬表明
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(1/2ページ)
会見で、無所属で立候補する意向を明らかにした渡辺喜美氏=26日午後、栃木県那須塩原市朝日町(伊沢利幸撮影)
解党が決まったみんなの党の渡辺喜美前代表(62)は26日、那須塩原市内で記者会見し、12月2日公示の衆院選では栃木3区から無所属で立候補をすることを表明した。みんなの党解党で新党結成を目指してきたが、会見では渡辺氏は「選挙後に改めて政界再編をやろうと決断した」と述べた。
「裸一貫、無所属という道を積極的に選ばせてもらった」。渡辺氏は会見で強気の姿勢を貫いた。
「みんなの党を応援してくれた人には申し訳ないが、腰を落ち着け選挙後に改めて政界再編をやろうと決断した」と述べ、新党結成は選挙後になるとの意向を示した。また、24日に那須塩原市内の事務所で開かれた後援会最高幹部会で「ハンディキャップはあるが、無所属で戦うべきだ」との意見が大半を占めたことも無所属を選択した理由として挙げた。
実際、地元の支援者には「新党はメリットが少ない」「選挙後でも遅くない」とする声が根強かった。
渡辺氏の後援会幹部は「みんなの党解党が決まった段階から無所属でやるべきだと主張してきた。慌てて新党を作っても浸透は図れないし、選挙が終わってからでも遅くはない」と無所属出馬を歓迎。今回は、前回よりも厳しい選挙になるとの認識があり、新しい党の候補者を応援するため全国を回る余裕がなく、渡辺氏本人に地元での活動に注力してもらいたいとの思いがあったという。
また、渡辺氏系列の那須塩原市議は「党がなくなった影響は若干はあるが、やむを得ないとの声が強い。逆にばたばたするよりも良かったかもしれない。党の名前で選挙を勝ち抜いてきたわけではない」と、時間が足らなかったことを挙げ、準備不足の新党には、あまりメリットがないとの見方。「とはいえ、今回はかつてない厳しい選挙になる。全力で支援していきたい」と、引き締めた。
会見要旨
−−新党を断念した理由は
「数の上では政党要件の5人を上回っていたが、分裂の火種を抱える党であってはいけないと考えた。無理やり数を集めて票やお金目当ての選挙互助会のような政党を作るつもりはない。じっくり腰を落ち着け選挙後に改めて政界再編をやろうと決断した」
−−無所属での選挙戦は
「戦術論からいえば、政党候補と違い、ビラの枚数や看板が立てられないなどの制限があり厳しいが、信念をまっとうするには分かりやすい手段。原点に返って訴えていきたい。党は消えても喜美は消えず。まずはこの選挙を無所属で勝ち残り、次のステップに進みたい」
−−自民党への復党は
「そういう発想は全くない」
−−前回、みんなの党から出馬した荒木大樹氏が1区で(渡辺新党からの)出馬に意欲をみせていたが
「私ができるのは、党がなくなって申し訳なかったというおわびと、今どういう形で動いているかの説明だけ。あとは、ご自身の判断になると思う」
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http://www.sankei.com/politics/news/141126/plt1411260045-n1.html
2014.11.26 19:50
【衆院選2014】
「小沢王国」切り崩せるか…首相、岩手から遊説開始
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【衆院解散、総選挙へ】
記者会見する生活の党の小沢一郎代表=26日午後、参院議員会館(酒巻俊介撮影)
安倍晋三首相は26日、衆院選に向けた地方遊説を岩手県で開始した。岩手は、生活の党の小沢一郎代表が君臨する「小沢王国」といわれてきた。小沢氏の影響力の低下は鮮明だが、自民党への支持が浸透しているわけでもなく、首相自らが乗り込み、切り崩しにかかったといえる。
首相は盛岡市内で街頭演説を行い、「東北の復興なくして日本の再生はない。これは安倍政権の基本的な姿勢だ。復興を必ず加速させていきたい」と訴えた。
消費税再増税を1年半先送りしたことには「来年、その翌年も賃金を上げていけば消費税を上げる環境が整うと判断した」と強調。「税制で重大な変更をした以上、国民の信を問うべきだと決断した」と語った。
政権の経済政策「アベノミクス」をめぐっては「15年間苦しんだデフレから脱却するチャンスをつかんだ。この流れを止めてはならない」と訴えた。集団的自衛権の行使を容認する7月の閣議決定にも触れ、「日本の70年にわたる平和国家としての歩みは全く揺らぎがない。むしろ、地域や世界の平和を守っていく責任を果たしていくために有意義な決定だった」と理解を求めた。
首相は、街頭演説に先立ち、陸前高田市の仮設住宅や商店街を視察、復興への取り組みをアピールした。
27、28両日は、民主党の地盤が固い北海道と社民党が一定の勢力を保つ大分県にそれぞれ入り、その後は無党派層が多い千葉県や神奈川県などに行く予定だ。
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http://www.rbc.co.jp/news_rbc/%E8%A1%86%E9%99%A2%E9%81%B81%E5%8C%BA%E3%80%80%E4%B8%8B%E5%9C%B0%E5%B9%B9%E9%83%8E%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%87%BA%E9%A6%AC%E8%A1%A8%E6%98%8E/
2014/11/26 19:06 政治・経済
衆院選1区 下地幹郎氏が出馬表明
来月14日に行われる衆議院選挙で、元郵政民営化担当大臣の下地幹郎さんが沖縄1区から維新の党公認で立候補すると表明しました。
「私が訴えてきた政策をまた東京の立場から、国の立場から沖縄県と一緒になって実現をしていく、解決をしていくというようなこともやっていきたい」(出馬表明する下地幹郎氏)
後援会関係者らが出席する中、下地さんは衆議院選挙の沖縄1区から維新の党公認で出馬すると表明しました。
今月の県知事選挙で県民投票の実施を主張した普天間基地の移設問題については、反対を訴えた翁長次期知事の当選が「実質的な県民投票だった」として、今後は「中止、撤回」を訴えていく考えを強調しました。
このほかの政策では、消費税の10%引き上げに反対するとともに、過重な基地負担を考慮し沖縄全域を消費税5%にする軽減税率の導入などを公約として掲げました。
沖縄1区ではこのほか自民党の国場幸之助さんと共産党の赤嶺政賢さんも立候補を予定しています。
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>>1237
岡本幸三氏は、
前回の総選挙、東京七区から未来の党公認で
立候補しています。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014112600889
熊本4区の擁立見送り=自民【14衆院選】
自民党は26日、衆院選で熊本4区の候補者擁立を見送る方針を固めた。同区には、次世代の党の園田博之氏が立候補する予定。
自民党は原則として全ての小選挙区に与党の候補を擁立する方針だったが、園田氏は2010年4月の自民党離党後も、同党熊本県連と良好な関係を維持。県連が園田氏の推薦を決めるなどしたため、対立候補を立てないこととした。 (2014/11/26-21:08)
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http://news24.jp/nnn/news8692863.html
民主党県連、全選挙区で候補者の擁立断念
(富山県)
来月2日公示の衆院選に向けて民主党県連は26日富山市で緊急の常任幹事会を開き県内3つの選挙区すべてで候補者の擁立を断念することを決めた。立候補の予定は富山1区が3人、2区も3人、3区は2人で県内3つの選挙区すべてをあわせると8人になる見通し
[ 11/26 20:10 北日本放送]
http://www.hab.co.jp/headline/news0000014273.html
民主、衆院石川2区の候補者擁立を断念 (26日)
来月2日に公示される衆議院選挙で、民主党県連は石川2区での候補者擁立を断念すると発表しました。一川保夫・県連代表代行は「この石川2区において、民主党の公認候補を今回立候補するということを断念しました。2区の有権者に心からお詫びを申し上げたい」と述べ、擁立断念を発表しました。民主党では、一川代表代行を中心に候補者の擁立の作業を進めていました。選挙までの準備期間が短い中で、県外の民主党候補者や現職の県議・市議など10人前後に立候補を打診したものの、擁立には至らなかったと話しました。また一川氏本人の出馬が取りざたされた点については「自らが今回の選挙に出るということについては考えておりませんでした」と述べるにとどまりました。一川氏は「今後石川1区と3区の民主党の公認候補の支援に全力を挙げる」と話しています。なお衆議院選挙石川2区では、自民党・前職の佐々木紀氏、共産党新人の西村祐士氏が立候補を表明。また自営業で無所属新人の浜崎茂氏も立候補する意向を示しています。 (20:34)
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徳島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk36010676000c.html
2014衆院選:民主、2区調整で迷走 友好団体意向受け、擁立断念から一転 /徳島
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
民主党県連による徳島2区の候補者擁立が迷走している。県連は25日、友好関係にある社民党県連、連合徳島、全徳島建設労組(フレッセ)の3団体幹部と、2区の候補者について徳島市内で協議した。民主党県連は席上、擁立断念の考えを伝えたが、3団体側が反発し、結論は出なかった。民主党県連の松崎清治幹事長は「ぎりぎりまで調整するしかない」としたが、公示まで1週間を切り、擁立できるか微妙な情勢だ。【立野将弘】
松崎幹事長によると、24日に東京都内であった民主党の全国幹事長・選挙実務者会議で、県連は「徳島は仁木(博文氏)だけ」(県連幹部)と報告し、党本部も「やむなし」との見解を示したという。
このため、25日にあった3団体幹部との協議でも同様の考えを説明した。ところが、3団体側から「不戦敗は避けるべきだ」「自民、共産以外の候補者を県民に示さなければならない」などと反対意見が噴出。民主党県連も引き続き、候補者擁立を模索する方針に同意した。
出席したメンバーの一人は「明日、明後日のうちに最終判断を出さなければ本当に間に合わない」と話しているが、民主党県連幹事会や3団体との会議の日程は未定のままだ。
徳島2区を巡っては、高井美穂元衆院議員(42)が公認候補者に内定していたが、今年9月に来春の県議選への転出を表明したため、白紙になった。県連は候補者の人選を進めていたが、難航していた。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141126_51024.html
<衆院選>山形知事、一転「恩返し」不完全?
「『恩返し』していない方がいるようだ」。吉村美栄子山形県知事は25日の定例記者会見で、衆院選で特定候補を支援する可能性に言及した。17日の記者会見では「恩返しはした」と中立の姿勢を示唆したが「完全ではなかった」と一転させ、揺れる心中を吐露した。
吉村知事は過去の国政選で「義と恩を大切にしたい」と強調し、自身が初当選した2009年知事選で支援を受けた国会議員を応援してきた。
吉村知事は25日の記者会見で、山形3選挙区の立候補予定者に「恩を受け、返していない人がいるようだ」との認識を示し「(就任後)5〜6年間のことをしっかり精査している」と明かした。
2区の民主党前議員は09年知事選当時、吉村氏を支援した党県連の会長だった。1区の同党新人は前々回(09年)衆院選で吉村氏が「恩返し」した鹿野道彦元農相の後継として立候補する。
ただ、吉村知事は「自分はずっと『県民党』でやってきたし、そういう立場でもある」と強調し「間もなく県議会(12月定例会)も開会する」と時間を割けない事情も説明。実際に支援に動くかどうかは「考え中というところ」とはぐらかした。
2014年11月26日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141126_61027.html
<衆院選>自民・福島5区、前回に続き一本化難航
自民党本部が25日発表した衆院選の第1次公認で、前議員2人が名乗りを上げている福島5区は候補者決定が先送りされた。党福島県連が同日行った必勝祈願と選挙本部の事務所開きには、2人が肩を並べて出席。ともに出馬への強い意欲をみなぎらせた。
福島市の党県連であった事務所開きでは、1区から順に候補予定者が壇上であいさつした。
4区候補予定者の次にマイクの前に立ったのは、5区前議員の坂本剛二氏(70)。「中間貯蔵施設など、自民党が復興を進める」。続いて、5区出馬を表明している比例中国前議員の吉野正芳氏(66)が「浜通りにロボット産業を集積する。ご支援をお願いします」と声を張り上げた。
全員のあいさつ後、候補予定者らは壇上で握手を交わしたが、2人が手を握ることはなかった。
県連は24日、5区の候補者選考を党本部に一任するとともに、2人とも当選できるよう比例代表での「特段の配慮」を求めた。
事務所開き後、報道陣に吉野氏は「党本部がいい判断をしてくれると信じている」、坂本氏は「平常心だ。周りは騒ぐが当事者はそうでもない」と述べ、ともに地元のいわき市に戻って支持者回りなどをこなした。
2012年の前回も、両氏は5区の公認を争い、党本部は公示の1週間前に坂本氏に決めた。両氏の陣営とも既に臨戦態勢を整えているが、今回はさらに、候補者決定が遅れる事態となる。
坂本氏の事務所は「2人の公認争いではなく、吉野氏をどう処遇するかの問題。難しい問題なので、ぎりぎりまで公認が決まらないのは想定済み」と説明。吉野氏の支持者は「党本部は、支部長イコール候補者とは限らないと言っているようだ。早く良い結論が出ることを期待している」と期待する。
衆院選立候補予定者
【福島5区】
坂本剛二 70 自(町)前(7)
吉野正芳 66 自(町)前(5)
吉田泉 65 民 前(4)
吉田英策 55 共 新
2014年11月26日水曜日
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141126/1790449
【とちぎ衆院選】渡辺氏、新党を断念 3区から無所属で出馬
11月26日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選
解党が決まったみんなの党の渡辺喜美前代表は25日、下野新聞社の取材に、衆院選前の新党結党を断念し、無所属で栃木3区から立候補することを決めたと明らかにした。渡辺氏は「大変厳しい戦いになることは覚悟の上での不退転の決意。裸一貫、信念を貫くことにした」と述べた。新党については「まず選挙に勝ち残り、政界再編を目指す」と、選挙後に行動を起こす考えを示した。
無所属の立候補に渡辺氏は「戦術上は大変不利になる」との認識を示し「戦術よりも自らの信念を優先させていただきたい、という決断」と強調。さらに解党に至ったことを支持者にわびた上で「もう一度振り出しに戻って、出直しをさせていただきたい。そのみそぎの選挙になる」と述べた。
選挙前の新党立ち上げを見送った理由は「(みんなの党と)別の新党で短期間に支持者の理解が得られるか大変疑問」と説明した。
渡辺氏はこれまで、党内の解党反対者を中心に準備を進めていることを明らかにしていた。しかし、この日は「人数は足りていた。党の内外から募っていた」とする一方で「誰と組むかを間違えると失敗することがある」と述べ、解党のきっかけにもなった路線問題が先送りの要因となったことを示唆した。
今後の方向性は「政策の実現こそ政党の魂」と強調。消費税増税凍結などを例に挙げ「安倍内閣の基本方針と私が訴えてきたことは、非常に親和性が高い」として、あらためて現政権に協力する姿勢を示した。政界再編は「何をやるかを基準に、与野党の垣根を越えて進めたい」と述べた。
渡辺氏の決断に、おいでもあるみんなの党の渡辺美知太郎参院議員は「党の理念は前代表にあり、理念を残したい。行動を共にする」と、当面は無所属で活動することを明らかにした。さらに「多くの地方議員が残り、各地に受け皿を切望する声がある」として、渡辺前代表と新党を模索していく考えを示した。
渡辺氏は同日、後援者らへの連絡を開始。地元では「(政党要件の国会議員)5人の確保が間に合わなかったのでは」「新党代表より無所属での出馬の方が有利と判断したのか」などの見方も出ている。
栃木3区には今回、自民党前職の簗和生、共産党新人の秋山幸子の両氏も立候補する予定。
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http://www.kanaloco.jp/article/80846/cms_id/113346
14神奈川衆院選:調整よりも主戦論 空白の民主5区 地元が抵抗感
2014.11.26 03:00:00
民主党が公認候補を擁立しない「空白区」を視野に調整している神奈川5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区)で、地元組織の主戦論が強まっている。党側は「党全体の大きな戦略の中で考える選挙区」と野党間の候補者調整をしているが、地元の神奈川第5区総支部は擁立見送りによる党勢へのマイナスを懸念。背景には、「来春の統一選をにらみ、闘わないわけにはいかない」という意向も色濃くにじむ。
「あくまで党の公認を求めている。衆院選で民主の票を眠らせてしまうわけにはいかない」
地元の市議は同選挙区について、民主党の地方議員も多く組織基盤がしっかりしているとし、こう息巻く。地元県議も「地方議員が7人もいる選挙区総支部が擁立を決めているのだから、党本部には公認してほしい。もし候補者を立てなければ、来年春の統一地方選に大きな影響がある」と、衆院選で“闘う”ことの意義を強調する。
地元で主戦論が強まるもう一つの理由は、同選挙区で維新の党から出馬を予定している元参院議員の水戸将史氏が、2年前に消費税増税法案に反対し民主党を離党した候補予定者だからだ。地元の民主議員などには今もしこりが根強く残っており、野党間の候補者調整には抵抗感があるのが実情だ。
前任の5区総支部長である元法相の田中慶秋元衆院議員は県議3期、衆院議員を通算6期務め、今年5月に政界から引退した。
田中氏は「この選挙区は県内でも民主党の組織が最もしっかりしていると自負している。それは地方議員や党員が日々の活動を熱心に続けてきたからだ」と説明。その上で「他党との調整で候補者を立てないとなれば、党員は落胆するのではないか」と話している。
【神奈川新聞】
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>>1257
自分の保身しか考えてない地方議員どもめヽ(`Д´)ノ
>>1256
>「人数は足りていた。党の内外から募っていた」とする一方で「誰と組むかを間違えると失敗することがある」
政党要件満たそうと思ったら満たせたけど政策合わなかったからやめたって誰のこといってるのか解らないけど,ひどく失礼な物言いだなぁ・・
強がりなんだとは思うけどなんか混乱してしまってて冷静に発言出来なくなってる気がする。
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>>1200
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20141125-OYTNT50360.html
衆院選 民主5選挙区で擁立なし
2014年11月26日
民主党県連は25日、12月2日公示の衆院選で、神奈川1区、2区、11区、15区、18区の計5選挙区を公認候補を立てない空白区とする方針を明らかにした。野党間の選挙区調整などが理由。公認候補が出馬する予定の9選挙区を除く4選挙区(4区、5区、8区、13区)については「まだ流動的」としている。
記者会見した県連幹事長の滝田孝徳県議は「野党間の共闘などを視野に党本部が選択した」と説明、「おおむね妥当で理にかなった戦略だと思っている」と語った。
◇維新18区北村氏擁立 次世代3区に横田氏
維新の党は25日、衆院神奈川18区に、不動産投資顧問会社員の新人・北村造いたる氏(31)を公認候補として擁立すると発表した。北村氏は取材に、「国民が政治を諦めてしまわないよう活動したい」と語った。
また、18区からの出馬を検討していた船川治郎氏(47)は25日、「選挙まであまりにも時間がない」として出馬しない意向を明らかにした。船川氏はみんなの党の18区支部長を務めていたが、解党決定後は無所属での出馬を検討していた。
◇
1区からの立候補を予定していた次世代の党の元県議、横田光弘氏(57)は25日、県庁で記者会見を開き、3区から出馬することを明らかにした。
維新の党が21日、前横浜市議の篠原豪氏(39)を1区の公認候補に決定。横田氏は「同じ第3極として維新とすみ分けを図ったが、かぶってしまった。3区で自民、民主と違う第3のオプションがあると訴えたい」と述べた。
2014年11月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>1250
有り難うございます。岡本英子とは無関係っすか??
>>1253
ここは仙谷さんが是非。。
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>>1221
千葉2区:生活黒田雄は維新の新人の藤巻健太に譲るってことか
自民も小林鷹之でまだ地盤ない。
そんな状況で良く降りたいな
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〔選挙区〕
【神奈川】2区 岡本幸三=新 →東京7区から国替え (民主長妻との調整)
〔比例代表〕
【東北】平野貞夫=新
【東京】川島智太郎=元 →09東京比例下位 09東京比例下位
【北陸信越】河上満栄=元 →09近畿比例下位 12年は千葉9区に国替え
【東海】渡辺義彦=元 →09近畿比例下位 12大阪7区
【近畿】豊田潤多郎=元 →09近畿比例下位 12京都4区
【九州】太田真平=新 →12静岡8
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生活の党スレではガセだろと云われてたけど大阪在住なら橋下が出られなかった3区とかにいいんでわないか?!
817 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/26(水) 09:07:11.60 ID:oPMRSTto
大阪16区に元衆院議員の福田衣里子氏擁立へ 生活
生活の党の小沢一郎代表は24日、盛岡市で記者会見し、大阪16区に元衆院議員の福田衣里子氏を擁立する方針を示した。
福田氏は今は結婚し夫と住んでる大阪から出たい意向を持っていた。
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>小選挙区に関しては1区で出馬を表明している升田世喜男氏(57)を自主的に応援する考え。
生活として推薦出したりすると野党統一候補共闘っぽくなるんだけどな〜。
>>1184(11/25付)では比例単独という話しもあったけど平野に譲って>>1262出馬断念という感じか。
2014/11/26 水曜日
平山氏が衆院選出馬見送り
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2014/11/34052.html
12月2日公示、14日投開票の衆院選で出馬が取り沙汰されていた生活の党県連代表の平山幸司氏(45)は25日、青森1区、比例代表東北ブロックの出馬について、「熟慮の結果見送ることにした」とし、出馬しない方針を発表した。小選挙区に関しては1区で出馬を表明している升田世喜男氏(57)を自主的に応援する考え。
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>>1240
富山2区は社民党が擁立するのに自主投票なんですね
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衆院選へ決意 「建白書」勢力支援受ける4氏
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91836
2014年11月24日 05:53
衆院選に立候補する前職で1区の赤嶺政賢氏(66)=共産、2区の照屋寛徳氏(69)=社民、3区の玉城デニー氏(55)=生活=と新人で4区の仲里利信氏(77)=無所属=が23日、那覇市内で合同の出馬会見を開いた。
4氏は、知事選で翁長雄志氏を支援した県議会野党や那覇市議会保守系の新風会などによる「建白書」勢力の支援を受け出馬する。
赤嶺氏は「民意を無視する安倍内閣は理不尽だ。県民の総意を国民の総意にし、国会で翁長氏を支えるために4人で当選したい」と強調。照屋氏は「最大の争点は県民との公約を破った自民党国会議員に鉄槌(てっつい)を下すこと。オール沖縄の枠組みで、建白書実現のために頑張りたい」と訴えた。
玉城氏は「安倍内閣の2年間の政権運営に審判を下す。公約を守り抜き信念をぶらさない、この一心で戦う」と公約順守を表明。仲里氏は「公約を守ることを約束する。保守の代表として当選し、沖縄の農業を守りたい」と決意を述べた。
衆院沖縄4区 保守陣営ねじれ 首長、元県議ら割れる
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235010-storytopic-125.html
2014年11月26日
衆院選沖縄4区は、自民党前職の西銘恒三郎氏(60)と元自民党県連顧問で無所属新人の仲里利信氏(77)が出馬の意向を示している。仲里氏は西銘氏の後援会長を務めていたが、西銘氏が米軍普天間飛行場の県外移設公約を撤回し、辺野古移設を容認したため昨年5月に会長を辞任した。一方、かつて自民県議として県議会議長も務めた仲里氏は、ことし1月の名護市長選で移設反対候補を支援したとして自民党を除名された。因縁の対決となる中、選挙区内の保守系支持者らの動向も、前回衆院選や先の知事選から変化し、ねじれが生じている。
西銘氏は23日、後援会事務所で市町村長や県議らを交えた拡大対策集会や市町村議も交えた会議を開き、態勢を確認。16日の知事選では辺野古移設反対の翁長雄志氏を支援した城間俊安南風原町長の姿もあった。
城間氏は「(西銘氏と翁長氏は)辺野古問題以外は共通する点が多く、人脈もある。新人が(衆院議席の)475分の1となっても、国政に大きな声は届けられない。継続が県益につながる」と強調した。4区の市町村長もほとんど西銘氏支持に回る見通しだ。
一方、仲里氏は今回、知事選で翁長氏を推した社民、共産、社大、生活の野党各党と県議会野党会派の県民ネット、那覇市議会保守系会派の新風会が合同で擁立した。2012年の前回衆院選では西銘氏を支持した元自民県議の親川盛一氏が南城支部長を務める。
親川氏は「仲里氏は普天間の国外、県外移設を掲げている。政治家は公約を着実に真摯(しんし)に実施することが大切だ。翁長次期知事を支えるために、仲里氏を当選させたい」と強調する。選挙区の本島南部では同様に、仲里氏支持に回る保守系元首長らも出ている。
仲里氏は西銘氏の落選中も後援会長を務めていた。西銘氏は「一番厳しい時に後援会長を引き受けていただき、感謝の気持ち以外にない」としつつも「選挙は選挙で割り切ってやる」と語る。
一方、仲里氏は「(西銘氏は)相談もなく辺野古を容認した。簡単に公約を翻しては信頼は得られない」と話している。
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維新の党 奈良3区は西峰正佳(12年衆院選出馬落選)が支部長についているけど
公認されず。栗原絵里子が公認。
西峰はどうする?
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横山博幸はみんなの党県連代表だった
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk38010648000c.html
2014衆院選:維新から2氏出馬 2区は横山氏、4区は森氏 /愛媛
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
松山市・上浮穴郡選出の横山博幸県議(64)が25日、衆院選愛媛2区から維新の党公認で立候補する意向を表明した。横山氏は「政策の対立軸を示す」と述べた。また維新の党県代表代行の森夏枝氏(33)も同日、4区に党公認で立候補する意向を表明した。「愛媛の農産物を国内外に発信するセールスウーマンになりたい」と述べた。
横山氏は久万高原町出身、旧松山商大(現松山大)卒。松山市議を1期務め、現在は県議2期目。解党が決まったみんなの党で県連会長を務めていた。
「社会的弱者に配慮する維新の政策に共感した」とし、選挙戦で公務員や国会議員の人件費削減▽脱原発▽中小企業振興−−を訴えるとした。
会見には維新幹事長代理の小野次郎参院議員も同席。2区での擁立に「民主とのバッティングを避けた結果だ」と述べた。
一方の森氏は西条市出身で、前回選では3区から日本維新の会公認で出馬し、落選。今回は党の方針で4区に回った。
「党利党略の解散であり、アベノミクスは失敗だ」と安倍政権を批判。「日本を変えられるのはしがらみのない維新しかない」と主張し、四国電力伊方原発の再稼働には反対を表明した。【伝田賢史、渕脇直樹】
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20141125-OYTNT50231.html
民・維進まぬ共闘/3、4区競合「政策違う」
2014年11月26日
衆院選(12月2日公示、14日投開票)で、「自民1強」に対抗するための野党間の選挙協力が、府内では進んでいない。3、4区は、民主党と維新の党が競合したまま選挙戦に突入する見通しで、立候補予定者は「理念も政策も違う。引くに引けない」と覚悟を決めている。一方、1区は民主党が候補者擁立を事実上断念。新人が立つ維新側は「選挙戦で協力を」と秋波を送るが、民主党側は消極的だ。(辻田秀樹、都築建)
■危機感あらわ
「以前、私にもらった票が割れている。うまく、維新と調整ができたらありがたいというのが本音」
当選2回の4区の民主元議員はこう漏らす。22日の事務所開きでは危機感をあらわにし、「知り合いに支持を広げて」と訴えた。
4区では前々回、この元議員が当選。前回選では8人が乱立し、自民候補が勝利した。2位は民主、3位は日本維新の会の候補で、得票を足せば自民候補を上回っただけに、野党共闘実現への期待感が強かった。
維新の党から4区に立候補予定の新人も、胸の内は複雑だ。「私に引け、と言うなら、比例選で優遇してもらいたいが、新人の私には高望み」。事務所には「野党の候補がぶつかっても、自民党を利するだけだ」という趣旨の電話やメールが届く。
4区では自民前議員、共産新人も立候補を予定。生活の党元議員も出馬準備を進める。
■自民に勝たねば
民主、維新両党の候補者調整を巡っては、両党幹部が個別の選挙区について協議したが、京都は調整がつかなかった。民主党府連幹部は「維新の候補者が多い関西ではもともと競合する選挙区が多く、厳しかった」という。
3区では前議員同士がぶつかる。民主前議員は「前回も3区から維新の候補は出ていたし、仕方ない。それより、前回僅差で敗れた自民候補に勝たなければ」。維新前議員は「理念も政策も違う別々の党なので、どちらかが降りる道理がない。政策をぶつけ合う」と対抗心を隠さない。
3区は自民前議員、共産新人も立候補の準備を進める。両陣営とも「他党は関係ない。自分の選挙をやるだけ」としている。
■協力を期待
一方、1区では、民主党が1998年の結党以来初めて、候補者を擁立しない見通しだ。前回に続く立候補となる維新新人は、「自民の対抗勢力の代表として戦う。自民の暴走を止めるという大義の上に立ち、民主党にも協力していただけたら」と期待する。
これに対し民主党府連の幹部は、「党本部への候補者申請期限までに時間がなかっただけで、3、4区で維新とぶつかる以上、1区だけ協力するのはあり得ない。民主党支持者の票が自民党にいかないことだけは確かだが……」と話す。
1区からはこの他、自民、共産両党の前議員と、前回選でみんなの党から立候補した無所属元議員が出馬の構えを見せている。
2014年11月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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減税に社民に次世代と,愛知1区が段々カオティックになってきたな。
次世代が4人を追加公認【14衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141126-00000152-jij-pol
時事通信 11月26日(水)21時35分配信
次世代の党は26日、衆院選の公認候補4人を追加発表した。これにより同党候補は計39人となった。追加候補は次の通り。(敬称略、前=前職、新=新人)
〔選挙区〕
【神奈川】5区 河野敏久=新
【愛知】1区 身玉山宗三郎=新
【大阪】16区 西村真悟=前
〔比例代表〕
【東海】深尾浩紹=新
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奥村慎太郎は維新2区支部長だけど出馬無さそう
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20141125-OYTNT50139.html
衆院選立候補説明会に12陣営
2014年11月26日
衆院選(12月2日公示、14日投開票)の立候補予定者説明会が25日、長崎市内のホテルで開かれた。県内4小選挙区で立候補を予定している計12陣営が出席した。
内訳は、1区と2区がそれぞれ自民、民主、共産の3陣営。3区は自民、共産の2陣営、4区が自民、民主、共産、生活の4陣営が出席した。
説明会では、県選管の萩原康雄・委員長職務代理者があいさつで、「ルールにのっとった公明正大な選挙を行われるようお願いしたい」と呼びかけた。その後、選管職員が、立候補届け出に必要な書類や手続きなどについて説明。出席者はメモを取るなどして職員の話に聞き入っていた。
出席した陣営関係者は「選挙まで時間がないが、抜かりのないよう準備を進めたい」と話していた。
県選管は、公示日の立候補受け付けを円滑に行うため、26〜28日に県庁で事前審査を行う。
2014年11月26日 Copyright © The Yomiuri S
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富山
http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20141125-OYTNT50384.html
<衆院選>立候補8人の公算
2014年11月26日
生活の党県連は25日、衆院選(12月2日公示、14日投開票)で県内のいずれかの選挙区から出馬を検討していた同党前参院議員の広野允士氏(71)の擁立を見送ると発表した。広野氏の不出馬により、県内3選挙区は8人が出馬する公算が大きくなった。
同党県連の呉松福一代表代行は同日、富山市内で記者会見し、「野党で共闘して自民党に勝つ選挙をしたかったが、不可能になったと判断した」と述べた。広野氏は富山1、2区からの出馬を目指していたが、1区に維新の党、2区に社民党がそれぞれ公認候補を擁立したことから、検討の結果、断念したという。広野氏は県連代表と1区の総支部長に就任し、今後の衆院選や参院選富山選挙区への出馬を目指す。
県内の選挙区では、民主党県連も1区と2区での公認候補擁立を見送り、3区で擁立を模索している。ただ、衆院選公示まで1週間となった25日の時点でも、具体的な候補予定者の選考は進んでおらず、3選挙区すべてで擁立を見送る可能性が高い。同党県連は27日の常任幹事会で最終的な対応を決める予定だ。
この結果、県内の選挙区では、1区は自民党の前議員、維新の党の新人、共産党の新人の3人、2区は自民党の前議員、共産党の新人、社民党の新人の3人、3区は自民党の前議員と共産党の新人の2人が出馬予定で、県内の選挙区では計8人が立候補する見込みだ。共産党以外の野党は、県内の3選挙区で候補者が重複しておらず、野党共闘を念頭にすみ分ける形となりそうだ。
しかし、民主党の最大の支持団体である連合富山は傘下に公務員労組を抱え、公務員改革を旗印に掲げる維新の党に対する拒否感が強い。2区の候補者擁立を巡っては生活、社民の両党県連間の調整がスムーズに進まなかったこともあり、県内で野党各党の選挙協力が実際に進むかどうか、不透明な要素もある。
野党の公認予定者が、1人も選挙用事務所の設置を終えていないのとは対照的に、自民党前議員の3陣営は24日までに選挙用事務所開きを済ませ、衆院選に向けた準備を着々と進めている。
ただ、野党の候補擁立作業が進み、各選挙区の対決構図が固まってきたことを受け、自民党県連の幹部は「批判票の受け皿が出来つつあるのは警戒しなければいけない」と気を引き締めている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141126/CK2014112602000159.html?ref=rank
茨城2・3・7区に 民主、候補擁立せず
2014年11月26日
民主党の大畠章宏常任幹事会議長は二十五日、衆院選で、茨城2、3、7各区に党公認候補を擁立しない方針を明らかにした。水戸市内で開かれた連合茨城との会合に出席後、記者団に語った。
野党間の競合を避けるためで、3区は維新の党公認で元職の石井章氏が出馬を予定。大畠氏は、2区も維新が公認候補の擁立に向けて最終調整していると説明した。7区は出馬予定で無所属前職の中村喜四郎氏から、民主が昨年の参院選で支援を受けたため、対立候補を立てないことに決めたという。
民主は二〇一二年の衆院選で、3区を除く六選挙区に候補者を擁立。大畠氏が当選した5区以外は全員が落選し、比例代表でも復活しなかった。 (妹尾聡太)
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>>1191>>1268
愛媛ですが,民主にまともな組織票があるとは思えないし維新は連合票狙いって事なんでしょうかねぇ??
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>林田氏は比例名簿の順位次第では小選挙区で出馬する意向を表明
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/129404
5選挙区で構図固まる、公示まで1週間 県選管が立候補予定者説明会開く
2014年11月26日(最終更新 2014年11月26日 10時11分)
衆院選立候補予定者説明会で、県選管などの説明を聞く関係者たち
衆院選立候補予定者説明会で、県選管などの説明を聞く関係者たち
写真を見る
県選管は25日、県庁で衆院選(12月2日公示、14日投開票)の立候補予定者説明会を開き、県内5小選挙区で立候補を表明するなどしている各政党の計13陣営が出席した。公示まで1週間と迫り、選挙戦の構図がほぼ固まった。
出席した陣営は、熊本1区は、いずれも前職の自民党木原稔(45)、維新の党松野頼久(54)両氏と共産党新人高本征尚氏(29)。同2区は、いずれも自民党前職の野田毅(73)、林田彪(70)両氏と共産党新人広瀬由美氏(58)。自民党は同日、小選挙区で野田氏、比例代表九州ブロックで林田氏をそれぞれ公認すると発表したが、林田氏は比例名簿の順位次第では小選挙区で出馬する意向を表明している。
同3区は自民党前職坂本哲志氏(64)、共産党新人芋生よしや氏(59)。このほか、同区から立候補を検討しているという熊本市北区の塗装業男性(67)も出席した。
同4区は次世代の党前職園田博之氏(72)、共産党新人井芹栄次氏(58)。同5区は自民党前職金子恭之氏(53)と、いずれも新人の共産党橋田芳昭(59)、社民党今泉克己(64)両氏。
説明会では、26〜28日に立候補の事前審査を行うことや選挙公報の申請法などが説明された。
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411260600002.html
新庄最上 8市町村長の支持は
2014年11月26日10時41分
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◆ 3町村長が「阿部氏」「加藤氏」3市町村長
来月の衆院選で激戦が予想される山形3区について、新庄最上8市町村長が25日、新庄市であった記者懇談会で、それぞれが支持する立候補予定者を明らかにした。
大蔵村の加藤正美村長は、無所属前職の阿部寿一氏への支援を明言した。前回衆院選では自民前職の加藤紘一氏(落選)を支持していた。「阿部(寿一)さんには、広い心で村の事業を支援して頂いた。私は中間ということは、好まない」。鈴木洋金山町長、元木洋介鮭川村長も、前回と同じく阿部氏を支持するという。
一方、新庄市の山尾順紀市長と渡部秀勝戸沢村長は自民新顔の加藤鮎子氏を支持する。加藤陣営の新庄最上地区選挙対策本部長に就いた山尾市長は24日、後援会事務所開きで「ここは厳しい注目の選挙区。新庄最上が自民党を支えることが、この地域を支えることになる」とあいさつした。井上薫真室川町長も加藤氏支持だ。
また、前回加藤紘一氏を支持した最上町の高橋重美町長と奥山知雄舟形町長は今回は中立の立場を取るという。(上田真仁)
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58242.html
連合、維新公認候補にどう対応? 福井1区の選挙協力に抵抗感も
(2014年11月26日午前8時30分)
福井県内約4万人の労働組合員を抱える連合福井は、民主党の最大支持団体として2区は民主公認の辻一憲氏を推薦する方向で議論する一方、民主が候補者を擁立しない1区で、維新の党公認の鈴木宏治氏との選挙協力をどうするのか悩ましい問題に直面している。
「何も協力しない自主投票をゼロ、推薦を100とするとゼロも100もない。その間でどうするかを今から決めていく」。山岸克司会長は25日、取材に対し苦渋の表情で語った。連合は小選挙区で民主党を主軸に推薦、支援する方針を決めており、山岸会長は「無所属や社民なら別だが、それ以外の候補者を推薦するのは無理」と話す。
同日午前、鈴木氏、辻氏は相次ぎ連合福井にあいさつに訪れた。辻氏が推薦を要請したのに対し、鈴木氏はこうした事情も理解してか推薦要請はしなかった。
ただ、大きな支持組織がない鈴木氏は、1区の組合員約2万人の票を取り込みたいのが本音。民主を離党するまで一緒に活動した組合員の心情的な「個人」への支援にも期待する。
しかし、山岸会長は「維新の党の橋下徹共同代表が労働組合に敵対心を持っているので疎遠な関係。その党から出てくると、いくら鈴木さんでも…となってしまう。抵抗感がある組合員は結構いる」という。前回の衆院選で鈴木氏が民主を離党し、当時の日本維新の会から出馬したことへの不信感も残っている。
1区は比例重視の姿勢で臨む方針だが、選挙区を自主投票にすると投票に行かず、民主の比例票が伸びない懸念もある。山岸会長は「一強多弱の状態で自民を利することはしたくないが、全面的に鈴木さんを支援するとも言えない」と対応に苦慮。「例えば、政策的に近い候補者や、働く者にとってプラスになる候補者を選ぶよう呼び掛けることはできないか」とも話し、選択肢が限られる中、現実的に可能な協力を探りたい考えを示した。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58234.html
福井県内「非自民」結集なるか 複数野党が協力関係を模索
(2014年11月26日午前7時30分)
衆院選をめぐり、福井県内複数の野党が自民1強に対抗するため選挙協力の体制づくりを急いでいる。民主党と維新の党は県内2選挙区ともに競合を回避。28日に社民党を加えた3党を中心に合同会議を開き、「非自民」で協力することを確認する予定。ただ、相互の選挙応援や推薦など具体的な取り組みはいまだ模索中で、公示が迫る中、強固な協力関係を築けるかは不透明だ。
2012年の前回衆院選では、県内選挙区に現行選挙制度導入後で最多となる候補者13人が乱立。民主や第三極の候補者らが非自民票を奪い合ったことが、自民党大勝の一因となった。
今回は突然の衆院解散・総選挙で候補擁立の時間がないこともあり、共産党を除く県内の野党幹部は「野党の勢力を結集しなければ自民に勝てない」「候補者の競合は与党を利するだけ」と共倒れを防ぐ必要があるとの見解で一致している。
県内野党の候補者擁立をめぐっては、民主は1区で維新の鈴木宏治氏との競合を避け、結党以来初めて同区での擁立を断念。2区では公認候補に内定していた元衆院議員が突如不出馬を表明し混乱したものの、23日に辻一憲氏擁立が決まり、結果的に1区維新、2区民主ですみ分けた形となった。
民主党県連の玉村和夫幹事長は「すみ分けは最大の選挙協力」と前向きにとらえる。鈴木陣営の藤野利和選対本部長は「(民主の最大支持団体の)連合福井の協力を得た上で、政党間の協力関係が構築できれば」としている。
野党共闘に向けて民主、維新は、県内選挙区に公認の擁立を見送る社民党にそれぞれ協力を求めており、同党は「野党が一本化して非自民の受け皿になるべきだ」(龍田清成県連合代表)と理解を示している。
しかし、各党間の協力態勢について具体的な形は現時点で見えない。ある野党幹部は「他党の協力や応援をよく思わない関係者がいるのは事実で調整は難しい。積極的というよりは、緩やかな選挙協力になる可能性がある」との見方だ。28日の合同会議では協力のあり方などを協議するとみられる。
一方、共産は独自の戦いを展開する。消費税増税についても唯一、増税中止を訴えており、1区の金元幸枝氏は「他の野党は対立軸がはっきりしない」と批判。2区の宇野邦弘氏も「安倍政権の暴走政治と真正面から対決するのは共産党」と“自共対決”を強調する。
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>>1270
【神奈川】5区 河野敏久=新 →12年未来落選 未来→次世代の移籍ってすごいな
【愛知】1区 身玉山宗三郎=新
【大阪】16区 西村真悟=前 →大阪17区から国替え
〔比例代表〕
【東海】深尾浩紹=新 →13年参院選三重落選
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>>1263
そもそも福田夫妻は東京在住でしかも出産したばかりというね
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>>1280
ガセかぁ。。
ありがとうございました。
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元厚生族のドンの丹羽は未だ医師会と喧嘩しているの??
小泉不出馬とのこと。
749 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/27(木) 04:58:03.78 ID:7LSPXyOP
茨城の話題が出てるから聞きたいんだけど
6区の大泉ってなんで無所属で出てんの?
民主離党したらしいが前回選挙では民主公認だったのになんで?
別の元県議が民主公認で出るらしいし民主分裂(保守分裂に対してこの場合なんて言うんだろ)って珍しくない?
それと3区の小泉は何処かから公認得て出たいと書いてあったが、
この時期になっても決まらないってことは結局無所属でしょうかね。
かつて所属した未来は無いし維新は候補出してるし。
民主が候補出してないのに復党しないってことは相当関係が悪くなってるんでしょうかね。
750 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/27(木) 05:05:45.10 ID:1rmjBJqk
>>749
大泉のバックに医師会が付いてて
民主公認の青山は反医師会の模様
757 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/27(木) 06:00:33.76 ID:7LSPXyOP
>>750
なるほど。
前回民主支持だった医師会は今自民支持だから民主にいる訳にはいかないという事ですか。
あと今朝の朝刊見てたら小泉不出馬って書いてありました。
公認もらおうとしてた政党には別の選挙区から出ろと言われたと。
既に候補がいる維新から出ようとしたのかな?
維新石井は民主時代比例だからそっちを移してもらえると考えたとか。
考えてみれば太陽と維新が合併した時に橋下が減税拒否しなけりゃ維新入れてたわけで
この人もついてないね。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141127/CK2014112702000161.html
<衆院選>とちぎの岐路 初の無所属出馬 渡辺氏表明
2014年11月27日
みんなの党の解党決定を受けて表明した新党構想から一転、次期衆院選に栃木3区から無所属で出馬することを二十六日に表明した渡辺喜美氏。那須塩原市の事務所で開いた会見では、「積極的に無所属を選んだ」との立場を強調した。
会見で渡辺氏は、二十四日に行われた自身の後援会幹部会で、「次期衆院選は無所属で戦うべきだ」との声が大勢だったことが新党設立見送りの最大の理由と説明。「私の信念を全うするため、一番分かりやすい方法が無所属だった」と、あくまでも前向きな選択であることをアピールした。
一緒に新党結成を目指していた他の議員との対立は否定したものの、「無理やり数合わせの新党をつくることは、長期的に見てプラスにならない」とも語り、結党を目指す中で意見の違いがあったことも示唆。内部対立の末、解党することになったみんなの党の反省を踏まえ、新党結成に慎重を期したと報告した。
渡辺氏にとって次期衆院選は七度目の戦いになるが、無所属での出馬は初めて。「戦術論からいけば、無所属は厳しい。しかし政党の党首でなくなった分、選挙期間の大半を自分の選挙活動に充てることができる」とメリットも語り、地元に密着した選挙戦を展開することを明言した。 (大野暢子)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007536511.shtml
2014/11/27 07:09
7区と12区 自民、公認争いでくすぶる火種
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12月2日公示の衆院選で、兵庫12区(旧姫路市域を除く西播磨)と兵庫7区(西宮、芦屋市)で自民党が火種を抱えている。12区では党県連が新人の公認を党本部に申請したが、同党の派閥に入った元民主党の前職もいるため、公認は下りないまま。一方、自民前職がいる7区では同党会派所属だった県議が名乗りを上げ、構図が複雑化している。
兵庫12区の“公認争い”のきっかけは、前々回、前回と民主公認で同選挙区を制した前職山口壮氏(60)の動き。昨年末、民主に離党届を出して自民・二階派に党籍のない「特別会員」として入会。その後、民主を除名された。
無所属などを含めて山口氏は同選挙区に6回立ち、自民候補者と激しく戦ってきただけに、地元の自民関係者には感情的なしこりがある。党県連は祖父も父も自民衆院議員だった新人戸井田真太郎氏(36)の擁立を決め、今月17日、「地元議員の総意」として党本部に公認申請した。
ところが、25日に発表された1次公認に戸井田氏の名前はなかった。党県連関係者は「実力者の二階俊博議員(二階派会長)の存在が事態を難しくしている」とし、「戸井田氏と山口氏のどちらも公認されず、無所属のまま選挙に突入するだろう」との見方を示す。
前回、公募候補として初当選した前職山田賢司氏(48)がいる兵庫7区では、父が自民衆院議員だった県議大前春代氏(30)が衆院解散直前に立候補を表明。党県連は大前氏を除名処分としたが、父の代からの支持者も少なくないとみられる。
両選挙区とも保守票が分散する可能性があり、党県連の幹部は12区について「山口氏の派閥入りは県連には事後報告で、残念」、7区は「無所属での立候補を妨げることはできないが、公認候補を支援する」としている。
兵庫12区では維新新人の村上賀厚氏(55)と共産新人の堀譲氏(64)、兵庫7区では民主元職の石井登志郎氏(43)、維新前職の畠中光成氏(42)、共産新人の浜本鶴男氏(70)も立候補の準備を進めている。(永田憲亮)
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http://www.sankei.com/region/news/141127/rgn1411270069-n1.html
2014.11.27 07:08
自民「1区公認」決定の佐田氏が地元支部に説明へ 群馬
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1区の公認候補が前職の佐田玄一郎氏となったことを受け、自民党1区支部の県議や役員らが26日、前橋市の県連本部で今後の対応などを協議し、近く佐田氏本人から選挙への意気込みなどを聞く場を設けることが決まった。支部内には佐田氏擁立に否定的な意見も多く、混乱が収拾するかが焦点だ。
会合には約50人が出席。出席者から「週刊誌報道があった問題の説明は私たちの力ではできない」とする厳しい意見や、「インフラ整備をはじめ、さまざまな部分で佐田さんも一生懸命頑張っている」と擁護する意見が挙がったという。
前橋支部長の中沢丈一県議は記者団に「自民党としての戦いを進めていかなければならない」と強調し、県連選対部長の南波和憲県議は「皆さんの心の中にそれぞれ(考えが)あるが、とにかく党を重点に考え、折り合いを付けて選挙をやるということだ」と話した。
県連に姿を見せた佐田氏は会合後、県連幹部から報告を受け「ご意見を厳粛に受け止めて、誠心誠意皆さま方にお願いしていく」などと述べたという。佐田氏は記者団の質問には答えず県連本部を後にした。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576746.html
衆院選・道2区、野党分裂で混戦 民主北海道、池田氏が出馬表明(11/27 07:00)
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民主党北海道は26日、衆院選道2区(札幌市北、東区)に、新人で社会福祉士の池田真紀氏(42)を無所属の推薦候補として擁立することを発表し、池田氏は出馬表明の記者会見を行った。これにより民主党本部と維新の党との選挙協力は事実上破談に終わり、同選挙区は自民党前職の吉川貴盛氏(64)に対し、維新の党の元職松木謙公氏(55)、共産党新人で党東区地区委員長の金倉昌俊氏(40)、池田氏の野党系候補3人が挑む構図が固まった。
池田氏は会見で党本部の公認が得られないことを「残念」としたものの、「迷いなく戦う」と強調した。
党北海道は当初、党本部に池田氏の公認を求めたが、維新と選挙区調整を進める党本部は松木氏に譲ることを決定。反発した党北海道は池田氏を無所属で出馬させ推薦する形を取った。
これに対して、松木氏側も野党共闘が崩れるのを回避しようと最後まで粘った。この日午前、松木氏を後継指名した民主党の三井辨雄元厚生労働相の後援会長を務める木本由孝・元自民党道議が札幌市内の横路孝弘・党北海道代表の事務所を訪れ、池田氏を擁立しないよう直談判したが、関係者によると横路氏は「もう時間がない」などと拒否した。
民主党北海道が、党本部とのねじれを抱えて公認を受けられず無所属候補を擁立するのは初めて。2区唯一の女性候補となる池田氏は労組などの基礎票を固めつつ、無党派層取り込みを狙う戦術を取るとみられるが、三井氏の個人票を期待できない点が課題となる。
一方、野党共闘の破綻について吉川陣営には有利になるとの見方もある半面、複雑な事情もある。
松木氏はもともと北区が地元の自民党員。吉川氏が初出馬した1996年の衆院選に際しては、党北区連に推されて吉川氏と自民党公認を争った間柄だ。
敗れた松木氏は96年は自由連合公認、2000年は無所属として道2区で出馬し、いずれも約2万票を獲得した実績を持つ。03年の民主党入りに伴い道12区に転出し、比例代表道ブロックから2区に回った三井氏に地盤を譲った。
今回「会社役員で経済人にも顔が利く」(民主党関係者)とされる三井氏の支援を受けることで、松木陣営は保守層の取り込みに期待。後援会長の木本氏の人脈も生かしたい考えだ。
吉川氏は、選挙戦の構図が固まったことを「相手が誰でも挑戦者の気持ちで挑む」と冷静に受け止めるが、陣営幹部は「松木氏の地元北区では保守票も動くかもしれない」と警戒感も口にする。
共産党の金倉陣営は「誰が出馬しようと、こつこつやるだけだ」とし、消費税増税反対など独自の主張で支持を広げる方針だ。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141127_71019.html
<衆院選>東北・社民党の退潮止まらず
12月2日公示の衆院選で、東北の社民党6県連の態勢構築が遅れている。2012年の前回衆院選で失った比例東北の1議席奪還を最重要課題に掲げるが、比例票上積みの鍵となる小選挙区への擁立は岩手、宮城、秋田の3県3人止まり。前回の5県5人を下回るのは確実で、退潮傾向が続く党勢回復に歯止めをかけられないでいる。
青森県連は25日、選挙区、比例とも候補擁立を断念した。衆院選で選挙区候補が不在となるのは前回に続き2回目。斎藤憲雄幹事長は「党組織の高齢化が進行し、若い人材がいない。票が取れる候補を見つけられない」と声を落とす。
山形県連も選挙区への擁立は諦め、比例単独で木村正弘県連副幹事長(48)を立てる。選挙区での不戦敗は旧社会党時代を含め初めて。
吉泉秀男代表は「社民票が年々目減りしているのが現実。党勢回復には比例に集中すべきだと判断した」と説明する。
過去6回の衆院選で社民の比例東北の得票状況はグラフの通り。党東北ブロック協議会は今回「比例30万票、1議席獲得」を目標に掲げる。
福島県連は、10月の知事選で共闘した民主党の候補が不在の4区で擁立を目指すが難航する。県連は小川右善県連代表(65)の立候補を提案したが、地元の会津若松支部は24日の常任幹事会で拒否。佐藤龍彦副幹事長は「厳しい。党本部と協議し、27日には結論を出す」と頭を抱える。
宮城県連の岸田清実幹事長は「国政政党として東北で一定の影響力を発揮できるか、瀬戸際の選挙だ」と悲壮感をにじませる。県連は、前回1区に立てた県連職員の桑島崇史氏(35)を2区に擁立。民主候補が不在の2区で、労組票の掘り起こしに期待をかける。
秋田県連は26日、1区への候補擁立にこぎ着けた。石川ひとみ代表は「比例だけでなく、候補の名前を書きたいとの声が多かった」とほっとした表情で語った。
岩手県連は1区に細川光正県連幹事長(65)を立てる。小西和子代表は「脱原発などで差別化を図り、護憲の党として訴えを強める」と話す。
2014年11月27日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141127_11015.html
<衆院選>農業と建設業界 自民回帰鮮明に
県内の各組合長らを前にあいさつする石川会長(右端)
12月2日公示の衆院選(14日投開票)で、農業、建設の両業界団体が与党支持を鮮明にしている。政権交代含みで対応が割れた2012年の前回とは一変。政権継続を見据え、自民党の支持組織に全面回帰した形だ。ただ、農政改革や公共事業などの個別政策では不満もくすぶる。
県農協政治連盟は26日、仙台市内で運営委員会を開き、グループの自己改革尊重、米価下落対策など、推薦候補と取り交わす5項目の政策協定書を決めた。今回は宮城5区を除く県内5選挙区の自民前議員と、公明党の比例東北前議員を推薦する方針だ。
運営委に先立つ会合で、石川寿一会長は各組合長に対し、「米価下落や農協改革など喫緊の課題を抱える中で総選挙を迎える。農業者、農協に不安はあるが、政権支持の姿勢が問われる」と呼び掛けた。
前回は、与党だった民主党との間で難しい立ち位置を迫られた。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の賛否を「踏み絵」に据え、4区で民主候補を推薦、3区は自主投票、2区は自民と野党を支援するなど、選挙区ごとに対応は異なった。
農協幹部は「安倍政権の急進的な農政改革に不満はあるが、しばらく政権を担い続けると考えると強硬な態度は取れない。地道に理解者を取り込むしかない」と明かす。
県建設業協会(佐藤博俊会長)は25日、県内6選挙区の自民候補の推薦を早々と決めた。前回は公示直前まで方針決定が遅れ、6小選挙区の自民候補6人と民主の4前議員を推薦する異例の措置を取った。
東日本大震災からの復興加速に加え、国土強靱(きょうじん)化に伴う公共事業が業界を支える。千葉嘉春専務理事は「資材高への対応も評価できる」と強調。ある理事は「誰のおかげで飯を食えているか考えれば答えは一つ」と言い切る。
協会内にも、復興が一段落した先の将来に懸念は残る。千葉専務理事は「橋や道路など公共インフラの長寿命化に伴う事業にも力を入れてほしい」と期待を込めた。
2014年11月27日木曜日
関連ページ:宮城政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141127_11010.html
<衆院選>増元氏出馬に家族会の思い複雑
事務所開きで乾杯する増元氏(左から2人目)
衆院選宮城2区に次世代の党から立候補する拉致被害者家族の増元照明氏(59)を、家族会メンバーや支援者が複雑な思いで見詰めている。「被害者救出を後押しする」との期待の半面、「超党派の活動に水を差す」という懸念が交錯するからだ。増元氏は拉致問題の前進を訴えの柱に据え、出馬への理解を求める。
26日午後、仙台市宮城野区であった増元氏陣営の事務所開きに「救う会宮城」の安藤哲夫会長が姿を見せた。
2001年に発足した同会は、仙台七夕まつりで増元氏と共に署名活動を展開してきた。日朝協議が進展しない現状を踏まえ、安藤会長は「切実な正義感に駆られたのだろう」と思いやる。
増元氏はかねて「政治家にならないと拉致問題は解決しない」「次世代の党と考え方が重なる」との思いを抱いていた。
今回、候補擁立を模索していた次世代の党宮城県連会長の中野正志参院議員と意見が一致。中野氏の地盤、宮城2区からの立候補につながった。
選挙戦では拉致問題を最重要課題に掲げる方針だが、家族会の飯塚繁雄代表は「家族会は選挙にノータッチ。応援はしない」と言い切る。
飯塚氏は、オールジャパン体制で取り組んできた被害者救出活動への影響を不安視し「特定の党派を支持する立場ではない」と説明。増元氏は出馬に当たり、家族会事務局長を辞任した。
思わぬ余波も広がっている。政府の拉致問題対策本部は選挙期間中、全国の自治体と共催する啓発ドキュメンタリー映画上映会中止を決めた。増元氏が出演しているのを問題視したためだ。
救う会には次世代以外の政党支持者もおり、安藤会長は「有志が陰ながら増元氏を応援する」と語る。宮城県議会の超党派拉致議連の相沢光哉県議(自民)は「政治力を行使したい思いは理解するが…」と一線を画す。
増元氏は「拉致問題が前に進まない状況を選挙で問いたい」と話した。
[メ モ]政府は1977年〜83年に失踪した男女17人を北朝鮮に拉致されたと認定。増元さんの姉るみ子さん=失踪当時(24)=は78年、鹿児島県日置市の吹上浜で拉致された。警察庁は拉致の可能性が排除できない行方不明者を約880人と判断している。
◎参院選立候補予定者
【宮城2区】(5)
秋葉賢也52 自(無)前(4)
林宙紀37 維 前(1)
増元照明59 次 新
大内真理36 共 新
桑島崇史35 社 新
2014年11月27日木曜日
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/27/kiji/K20141127009358530.html
野田氏は他候補応援前に地元入り 「基礎票多い」自民候補に危機感
船橋市の高根公団駅前で演説する野田氏
船橋市の高根公団駅前で演説する野田氏
Photo By スポニチ
野田氏は26日朝、地元・船橋市の飯山満駅前で演説した。前回の選挙では、お国入りはなかった。だが今回は17日から連日、市内を回っている。連休中日の23日も高根公団駅前で約60人の聴衆に「大義なき解散。安倍政権にお灸(きゅう)を据えないといけない」と強調した。
前回は自民候補にダブルスコアで圧勝。だが、陣営にはおびえが垣間見える。候補者選びが遅れた自民が県議の木村哲也氏(45)を擁立。これまでの自民は“落下傘候補”だっただけに、選対関係者は「相手は市議も経験し基礎票も多い。うちは前回、首相になって最初の選挙でご祝儀票もあったから…」と危機感を口にする。
木村陣営も「落下傘で本気にならなかった自民系市議や県議が“地元の人を国政に”と本気で支援してくれる」と大物食いに虎視眈々(たんたん)。前回以上にミニ集会を行い支援の輪を広げる方針という。
公示後は、応援演説などで地元を空ける期間が長い野田氏。帰ってみたら足元が消えている可能性もある。本紙の取材に「来られるうちに来とかないと」と答えた。
[ 2014年11月27日 05:30 ]
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/27/kiji/K20141127009358570.html
菅直人氏 地元に張りつき「原発ゼロ」訴えも…有権者反応は?
前回選挙同様「原発ゼロ」を掲げ、駅頭で演説する菅直人氏
前回選挙同様「原発ゼロ」を掲げ、駅頭で演説する菅直人氏=東京都武蔵野市内
Photo By スポニチ
衆院選へ向け、民主党の首相経験者2人の選挙戦は対照的だ。東京18区の菅直人氏(68)は選挙区での議席奪取を狙い、地元に張りついて「原発ゼロ」を訴える。一方、千葉4区の野田佳彦氏(57)は、選挙期間中は他候補の応援に回ることを想定し、“貯金”戦法を敷いている。
菅氏は26日、大票田である府中市内の府中本町駅でマイクを握り、その後は支援者回りを続けた。当選11回を誇るベテランならではの“カン”なのか、解散風をいち早く察知。今月13日から、5カ月ぶりに駅頭での演説を開始した。これまでの安倍政権への批判や、持論である「原発ゼロ」を時折、大きな手ぶりを交えて有権者に訴えた。
東京に「25」ある選挙区のうち、18区は2005年の郵政選挙で民主が唯一守った“最後のとりで”。前回は、首相時代の原発事故対応への批判が集中し、自民の土屋正忠氏(72)に初めて議席を明け渡した。比例で復活したが、投開票日翌日未明にようやく決まるという辛酸をなめた。
選挙期間中は他候補の応援にはほとんど回らず、“妖怪・地元縛り”に遭ったかのごとく、地元から離れず、足元を固める戦法。それでも「前回に比べビラも受け取ってくれるし、ケンカを売ってくる人もいない」(陣営)と手応えを感じている様子。だが、菅氏に握手を求めてくる人の姿は数えるほどで、多くが見向きもせずにスルーする状況だ。菅氏の姿が見えていないのか!?
ある有権者は「もう終わっちゃってる人だからね」と冷ややかに話した。
[ 2014年11月27日 05:30
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http://www.asahi.com/articles/ASGCT5DRTGCTTIPE025.html
九州の民主、擁立苦戦 熊本0・鹿児島と宮崎1
2014年11月27日01時17分
12月の衆院選に党勢復活をかける民主党が、九州各地で態勢を整えられずにいる。候補を1人も立てられない県もあり、民主が安倍政権への対決姿勢を示しても、有権者が選挙区で同党候補を選べないケースが相次ぐ可能性もある。
■熊本
「有権者に選択肢を示せず、申し訳ないと思っている」。民主熊本県連代表の鎌田聡県議は25日に記者会見し、県内5選挙区すべてで独自候補の擁立を断念したことを明らかにした。1998年の結党以来6回目となる衆院選で初めての事態だ。鎌田氏は「不意打ち的な解散に対応できなかったのは極めて残念だが、見送らざるを得ない」と話した。
県連は「党の存在意義を出すためにも(独自候補が)ゼロじゃいかん」(鎌田氏)と、熊本2区と3区で候補を立てる考えだった。2012年の前回衆院選でみんなの党から立候補した本田顕子氏や、前参院議員の松野信夫氏らに打診したが、固辞されたという。
「野党共闘」も影響した。熊本1区では維新前職の松野頼久氏に協力することを約束。5区では社民の立候補予定者を支持する方針を決めた。鎌田氏は野党共闘と比例区に全力を注ぐとするが、県連幹事長の上田芳裕・熊本市議は「票は人に入れるものなのに、人がいない」と戸惑う。別の県連幹部からは、こんな冷めた声も漏れる。「党本部も『民主の弱い熊本で無理に出さなくていい』と言っている。わざわざ負け戦に出る理由もない」
■鹿児島
急な解散に、民主のほかの県連でも準備が追いついていない。鹿児島県では元職2人が立候補を見送った。5選挙区のうち、民主が擁立するのは1区の元職、川内博史氏だけになりそうだ。県連幹事長の泉広明・前鹿児島市議は「解散は早くても来年と考えていた。唐突で準備する時間がない。安倍政権への反発を受け止める選択肢を示さないといけない時に申し訳ない」と話す。
前回衆院選では民主公認の3人が落選し、比例復活もかなわなかった。その一人、打越明司氏は今回の解散当日、「解散総選挙の意義を見いだすことができない」と不出馬を表明。前回衆院選と、昨年の参院選で落選した元職の皆吉稲生氏も、立候補を見送った。
■宮崎
宮崎2区では民主は00年以来、独自候補を立て続けたが、今回は断念する見込みだ。
2区内にある延岡市の民主系市議は、旭化成労組の支援もあって県内で最多の8人に上る。だが関係者によると、旭化成労組はすでに来春の統一地方選の準備に入っており、「ここに来て国政選挙か」との声も出たという。
それでも県連は、県内3選挙区すべてでの擁立をめざしているが、決まっているのは1区の新顔、村尾英俊氏のみ。先週、本人に打診して急きょ決まった。県連幹事長の渡辺創県議は「安倍政権に対してNOといえる人物を探した」と話す。
■沖縄
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画をめぐり、衆院選でも「移設推進」と「移設阻止」の対決となる沖縄でも、民主の影は薄い。
沖縄県連は25日、今月の知事選で「移設阻止」を掲げて当選した翁長雄志・前那覇市長を支えるグループに、2、3区で足並みをそろえることを確認した。グループが擁立した前職2人を支援する方針で、「野党共闘」に乗っかる選択をした形だ。同じグループが支える4区の新顔の支援も調整している。
知事選では、前県連代表の喜納昌吉氏が出馬したが惨敗。民主の支持母体の連合沖縄は当選した翁長氏を推薦しており、県連と連合の関係にもひびが入った。県連は衆院選を通じ、連合や翁長氏側との関係修復を探っている。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCV7J3YGCVUTFK02K.html
社民、比例1位に同性愛公表の石川氏擁立 衆院選
江口達也2014年11月27日06時54分
社民党は26日、12月2日公示の衆院選で、同性愛者であることを公表している東京都豊島区の石川大我区議(40)を比例区東京ブロックの単独1位で擁立する方針を決めた。
石川氏は昨年、17年ぶりの選挙戦となった同党の党首選に立候補。吉田忠智・現党首に敗れたが、党再建に向けた「党改革推進本部」のメンバーになっていた。(江口達也)
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http://www.sankei.com/region/news/141127/rgn1411270023-n1.html
2014.11.27 07:09
福岡1区に金出氏が無所属で出馬へ
元福岡市議で体操教室代表の金出公子氏(67)=福岡市=は26日、福岡県庁で記者会見し、衆院選福岡1区に無所属で立候補すると明らかにした。鹿児島市出身で、福岡市議を2期務めた。16日投開票の福岡市長選にも立候補し、落選した。
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>>1286
木本が三井の後援会長なのか?
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>>1273
>7区は出馬予定で無所属前職の中村喜四郎氏から、民主が昨年の参院選で支援を受けたため、対立候補を立てないことに決めたという。
そんな経緯があったとは。民主党会派入りの可能性もあるのか?
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>>1286>>1295
ここ20年ぐらいのオールキャストですねw
木本は自由党とか這入ってたけど今は民主に近いんですねぇ。
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>>1296
流石に会派入りはないんでは?
もう恒例だし昔よりは力が衰えたんでしょうかねぇ。。武平も引退したし次は後継擁立でしょうかね。
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>>1279
河野敏久氏は、ハッキリ言って泡沫だよね。
確か、2009年総選挙は新党日本から立候補していると思います。
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>>1299
なるほど。さすがに民主党とは組まないか。
今回は茨城県議選が同日になるので、そこも注目ですね。
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>>1293
同性愛公表の初の国会議員だった尾辻かな子氏(民主)は今回は出馬しないのか?
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喜四郎は49年生まれだから意外と若いですよ
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>1303
茨城7区は面白い処で、日常的に現職議員が街宣車を廻してアピールをしており、喜四郎先生引退する気は無いですね。
彼は無所属でも二階派に入会しており、二階氏とは体質が合うのでは。
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http://www.news24.jp/nnn/news87110117.html
民主党、石川2区での候補者擁立 断念
衆院選の公示まで1週間を切る中、まだ決まっていなかった民主党の石川2区の候補者。民主党は26日、その2区での候補擁立を断念した。
民主党県連は、一川保夫代表代行を責任者として石川2区での候補擁立に努力していたが26日、断念したことを明らかにした。一川代表代行によると、これまで市議など10人程度に出馬を打診したものの不調に終わった。このため、一川氏自身の出馬も検討されたが、候補者の定年を70歳とする党のルールを理由に見送ったという。一川代表代行は「私にも出馬すべきという意見もたくさんあった。他の人達にも決断してもらえなかったのは今の民主党の力量からすると申し訳なかった。」と述べた。この衆院選については、比例票の獲得に向けて活動したいとしている。石川2区には、自民の佐々木紀氏共産の西村祐士氏無所属の浜崎茂氏が出馬を表明している。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112700386
福島4区に新人=社民【14衆院選】
社民党福島県連は27日、衆院選の福島4区に、新人で県連代表の小川右善氏を公認候補として擁立すると発表した。比例代表東北ブロックに重複立候補する。(2014/11/27-11:38)
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>>1274
愛媛に限らず、連合が維新を支援することはほぼ無いでしょう。
連合内で力がある自治労、日教組は骨の髄まで反橋本ですから、まして愛媛では自治労、県教組はやらないし、民間労組ではUAゼンセン、電労がありますが???ですね。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk40010472000c.html
’14衆院選ふくおか:藤中副代表を11区に擁立へ−−社民県連 /福岡
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
社民党県連は党県連副代表の藤中寛之氏(40)を11区から擁立することを決めた。27日に本人が県庁で記者会見して出馬表明する。
藤中氏は北九州市八幡西区の出身。2002年に琉球大大学院を修了、昨年1月の北九州市議選で八幡西区から社民公認で立候補、落選している。県内では今のところ、小選挙区で唯一の社民候補となる。
11区では自民の武田良太・前副防衛相(46)と共産の山下登美子氏(61)が出馬表明している。民主党が候補を立てておらず、社民と民主の選挙協力が実現する可能性がある。【山本紀子】
〔福岡都市圏版〕
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112700648
鹿児島4区に新人=社民【14衆院選】
社民党鹿児島県連は27日、衆院選の鹿児島4区に、新人で県護憲平和フォーラム事務局長の野呂正和氏を公認候補として擁立すると発表した。比例代表九州ブロックに重複立候補する。 (2014/11/27-15:46)
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>>1303
今,年齢見ました。確かに意外に若い。。
それにしても15年ぐらい選挙趣味してると時の移ろい思い知らされますね。。
まだまだ若造と思ってた前原とかもう50越えてるし。。
>>1301
民主と組んじゃったらそれこそ中村系県議が離叛しちゃうでしょうねー。
>>1304
情報提供感謝。さすがあの辺はまだ都市化の波もそれ程及んでないかなりの田園地帯なんでどぶ板も盛んなんでしょうねえ。北関東は政争も大好きな傾向あるしw
山口壮も無所属の二階派ですね。二階自身も出戻りだしその辺の志向も重なるのかも。
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>>1308
なつかしい!田川を中心にそういえば11区は社民の一定の地盤でしたね(当選は無理だけど。。)。
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>>1307
有り難うございます。
コテ名,社民党支持者さまでいらっしゃいますか!?いや,社民ならsdpか。。
橋本は労組弾圧派で小沢鋭も旧社会党系のボスの輿石とガチンコですが,江田や松野は割りと穏健で一部で支援があっても良さそうな感じもしますが。。
まあ現代の特に国政選挙は組織に縛られない無党派が大宗を占めるので,候補者ぶつけあわないことが一番大事で,あとはポスター貼りなどの実働部隊が労組が担うか固い保守の後援会が担うかなのかもしれません。。
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上野が隠れ自民に変更。。なんなら自民市連推薦とか欲しがりそう。。まあ市連の本命は中曽根氏で上野氏はお呼びじゃあ無さそうだけど。。
衆院選 次世代の上野氏が無所属で出馬へ 群馬1区
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141127543.html
産経新聞2014年11月27日(木)18:09
次世代の党の上野宏史前衆院議員は27日、群馬県庁で記者会見し、「より多くの保守層、党派を超えた形でご支持をいただきたい」と述べ、衆院選群馬1区に無所属で立候補する考えを表明した。
群馬1区では自民党前職の佐田玄一郎元行革担当相が党公認で立候補予定だが、政治活動に問題があるとして地元支部や県連が推薦しなかった経緯もあり、自民支持層を取り込む狙いがあるとみられる。
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大阪4区は吉田治。そんなに出たいんなら公明候補の所で出ろってか民主も公明の選挙区に出せよなぁ。。
前回3区・5区で共産党にも勝てなかったけど・・
<衆院選>民主、大阪市内は公認ゼロ 「維新共闘」地元反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000034-mai-pol
毎日新聞 11月27日(木)12時19分配信
民主党本部が大阪市内で公認候補を擁立しない方針を示し、地元が猛反発している。「野党共闘」を目指す党本部は、維新の党との競合区を減らしたい思惑だが、維新の地元・大阪では大阪都構想を巡って両党が対立。大阪市内での擁立を見送れば1998年の結党以来初めてとなる。府連は「大都市で候補者ゼロは耐えられない」として独自での擁立も検討している。
2012年の前回選で、民主は公認候補を擁立した大阪府内の小選挙区で全敗した。府連は今回の選挙で再起を期すが、現在、党の公認を受けたのは府内19選挙区のうち大阪10、11、12、16、19各区の5人だけ。大阪1〜6区の大阪市内6選挙区はゼロだ。
大阪府・市を再編する都構想を進める維新に対し、府議・市議レベルでは民主と公明、自民が連携して対決姿勢を強めている。しかし、全国では事情が異なる。前回選で、維新など「第三極」や民主は300小選挙区のうち227選挙区で競合。多くが共倒れし、「自民1強」を招いた。今回、野党は候補者調整を進め、競合は全国295選挙区のうち53選挙区(24日現在)まで縮小している。
24日に民主党本部で開かれた会議。府連幹部が「大阪は候補者調整と関係ない。空白区での擁立を認めてほしい」と訴えたが、岡田克也代表代行は「新たな競合区は作れない」とかたくなに拒んだ。
大阪10区(高槻市など)で維新候補と対決する民主前職(54)は「大阪の維新は安倍(晋三)首相にエールを送り、野党か与党か分からない」と批判する。大阪4区(大阪市北区など)で立候補を目指す元職(52)は「大阪市内で勝利し、大阪から風を吹かせたい」と意気込むが、党本部に出した公認申請の返答はまだない。府連は本部が公認しない場合、無所属のまま府連が独自に推薦して戦う姿勢を見せている。
一方で、大阪3、5、6区は維新が候補を擁立しないものの、党勢が弱く、すぐに候補を見つけられないという側面もある。府連幹部は「選挙区を絞って戦う」としている。
民主は都心部の兵庫1区、京都1区でも維新との競合を避け、候補擁立を見送る方針。いずれも結党以来初めてとなる。【寺岡俊、熊谷豪】
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青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141124101742.asp
2014年11月24日(月)
津島氏、野党共闘を警戒 升田氏は組織拡大課題
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「青森に全てをささげる覚悟。厳しい選挙戦。命をかけて戦っていく」。自民党・津島淳は23日、鶴田町での街頭演説を、まるで選挙戦最終盤のような激しい口調で締めくくった。
▼2014年あおもり衆院選の関連記事を見る
演説は、自民党県連の全県遊説の一環。ただ1〜4区の全県で同日演説した9カ所のうち、1区は4カ所とほぼ半分を占めた。同行した党県連会長・大島理森は「北五から青森市内まで(1区は)広いから」と記者を煙に巻いたが、ある県連幹部は打ち明ける。「(1区は)最重点地区。全面的にバックアップする」。同党にとって、政権や党の要職にあるベテランが出馬する2〜4区に比べ、1区での津島の地盤は決して強固ではないからだ。
前回初当選を果たした津島に、4度目の挑戦となる維新の党・升田世喜男、国政選挙・知事選4回出馬の共産党・吉俣洋が挑む。青森市を中心とする1区は無党派層が多く、各党が県組織の事務所を構えている。このため1996年以降に行われた小選挙区制での衆院選では、2〜4区に比べ、候補者が乱立する傾向にあった。このまま三つどもえの争いとなれば、96年以降、候補者は最も少ない。
さらに非自民候補一本化の動きが、戦況を複雑にしている。最近3回の結果を見ると、共産を除く非自民候補の合計得票が、いずれも自民候補の得票を上回っている。2012年の前回は、升田ら非自民候補3人の得票を足すと、津島を約2万3千票上回る。
ある自民党県議は「後ろから(升田の)足音が聞こえるくらい危機感があるだろう」と、津島の心中をおもんぱかる。それでも今のところ陣営の動きは鈍い。10月に青森市議選を終えたばかりの党市議からは「『どうせ淳さんが勝つ』という議員は多い。本腰を入れて活動しない議員もいるのでは」との声が漏れる。
升田が最近用意した名刺には目立つ文字で「今度こそ」と書いてある。23日の事務所開きでも升田は「選挙区できっちりと勝たせていただきたい。頑張ります。力を貸してください」と絶叫調で支援を呼び掛けた。
選挙区での勝利に強くこだわるのは、苦い記憶があるからだ。前回衆院選で升田は日本維新の会(当時)の比例代表東北ブロック名簿2位に登載された。しかし陣営内に、第三極の風の期待感から「選挙区で落選しても比例で復活できる」との意識が広まり、結局比例でも2位同士の惜敗率の差で敗れた。「失敗は繰り返さない」と升田は誓う。
今回は民主、維新、社民3党の県組織が野党連携を模索しているのが好材料。伊織忠夫選対本部長は「千載一遇のチャンス」と捉える。ただ、1区内に維新所属の自治体議員はおらず、党組織は実質的に升田個人の後援会。民主党県連も組織強化が長年の課題だ。升田は非自民勢力の結集に期待しながら、「単純な票の足し算にはならない」と気を引き締める。
一方、吉俣は、自ら「台風の目になる」と鼻息が荒い。背景にあるのは、3千票近く得票を伸ばし、現有6議席を維持した青森市議選だ。この選挙を、吉俣は東青地区委員長として仕切った。「安倍政権の暴走ストップ」といった党の主張への反応の良さを感じており、引き続き浸透を図る。
生活の党の元参院議員平山幸司は1区への出馬を検討している。みんなの党の波多野里奈は23日、不出馬を明らかにした。
◇
12月2日の衆院選公示まで10日を切った。事実上の選挙戦に突入した本県選挙区の情勢を探った。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141125094805.asp
2014年11月25日(火)
江渡陣営“主なき選挙” 中野渡氏「ゼロから」
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「帰りたくても地元に帰ってこられない。どうぞ私に成り代わって支えていただきたい。勝たせていただきたい」。自民党の江渡聡徳は24日、解散後初めて地元十和田市入りし約90人の後援会関係者に頭を下げた。
▼2014年あおもり衆院選の関連記事を見る
当選5回を重ね、安定した戦いで非自民候補を退けてきた江渡陣営は今回、初めての“主なき戦い”を強いられる。防衛相兼安全保障法制担当相の要職に就いた9月以降、江渡は公務で多忙を極め、思うように地元入りできていない。選挙期間中は公務に加えて他県候補の応援もこなさなければならず、「3〜4日ぐらいしか選挙区にいられないのではないか」(陣営関係者)という。
前日の23日、むつ市で開かれた下北地域の党支部長会議後、報道陣から選挙戦への自信を問われた江渡は、「全然時間がない。逆に不安の方が大きい」と珍しく焦燥感をあらわにした。
懸念材料はほかにもある。大臣就任後に発覚した政治資金収支報告書の訂正問題では、国会で野党から厳しい追及を受ける場面があった。選対本部長を務める県議・田中順造は「街頭演説などの機会は限られるが、本人が自らの言葉で理解を得られるように説明していくしかない」と強調。2区内に張り巡らされた党支部や後援会組織の引き締めを図り、県議らが中心となって選挙戦を進める構えという。
前回衆院選で議席を失い、3度目の国政挑戦となる中野渡詔子は維新の党から出馬する。元同僚議員の横山北斗を介して、夏ごろから維新所属の旧知の議員らにアプローチ。県内で民主、維新、社民3党の連携協議が進む中、元職の実績を掲げて自ら維新の党本部に“売り込み”をかけた。
「民主党は古巣ではあるが、除籍されているので、選択肢にはなかった。自民党に対抗できる勢力を拡大しなければ。維新の党に自分が期待し、自分が党のために何ができるのかを考えた」という中野渡。2年間の浪人中は無所属の立場で、表立っての政治活動はほとんどしていない。しかも、過去の経緯から民主党県連との距離感は否めず、野党連携の対象にはならない見通し。このため、非自民保守勢力の受け皿となるのは難しい状況だ。
24日、中野渡は十和田市内の地域イベントに顔を出し、旧十和田湖町内や湖畔休屋地区で支持者らへのあいさつに走り回った。
2区内には維新の組織もなく、中野渡にあるのは党公認という“お墨付き”だけ。議員時代のつてを頼りスタッフを集め、事務所の立ち上げと「ないないづくしのスタート」(中野渡)。急ピッチで公示に備える。
21日の解散から毎日欠かさず街頭に立ち、「安倍政権の暴走政治をノックアウトしたい」と訴える共産党・小笠原良子。原子力関連施設を抱える2区で、原発反対を主張している。
陣営は、防衛相として集団的自衛権行使に向かう江渡、政党をコロコロ変えている中野渡−とそれぞれ批判。「共産党は長年国民の嘆きに応えてきた。その誇りを持って戦いたい」と、小笠原は強調する。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141126100629.asp
2014年11月26日(水)
大島氏、組織引き締め 田名部氏、支持拡大急ぐ
25日、夕闇の八戸市中心街。のぼりを立て、つじ立ちで訴える自民党・大島理森の姿があった。「地元にある素晴らしい宝を一生懸命磨けば、本当の地方の時代になる」。1時間前に新幹線で戻ったばかり。参院議員・滝沢求と党県議団が周りを固めた。
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22日に市内で開いた大島の政治資金パーティーには知事・三村申吾、八戸市長・小林眞ら首長、県議、市議、財界の大物と、重厚な顔ぶれがそろった。時間をかけ構築した組織は今回も盤石。気掛かりは「大義なき解散」との批判に加え、選挙費用700億円に疑問を呈する世論だ。さらに、党の重鎮だけに党務や他県候補の応援などもあり、地元での滞在時間が限られる。陣営は「これまで以上に丁寧な選挙戦をしたい」。
前回、3区には民主党・田名部匡代と、父が民主党県議だった日本未来の党の新人が出馬し、非自民票が分散した。だが今回、その気配はない。前回、仮に同新人が出馬せず非自民票が割れなければ、田名部の比例復活を許した可能性があった。民主党が政権を取った2009年の衆院選では田名部に367票差まで肉薄された。それだけに、大島陣営は緩みを警戒する。
「今度の選挙は急な戦い。頼りは皆さんです」。11期目を目指す大島が22日の選対本部会議であいさつした。非公開の会議室のドア越しに滝沢の声が響いた。「前回と構図が違う。大変厳しい選挙戦になる」
「おはようございます。また来ました」。23日、八戸市の館鼻岸壁日曜朝市で、民主党・田名部の明るい声が響いた。出店者はすっかり顔なじみ。「おいしいよ。食べてみて」と手渡された試食の洋ナシに「選挙は甘くないけど、これは甘〜い。癒やされました」と笑顔の田名部。別の店主からも「今回は何としても頑張ってよ」と激励の握手を受けた。
後援会事務所には解散前後から、若い男女のボランティアが駆けつけ活気がある。多くは交流サイト「フェイスブック(FB)」のつながりで集まった。だが「それがどのくらいの票に結びつくのか」と、陣営には懐疑的な見方もある。
落選から2年、田名部の活動不足を指摘する声も。元参院議員の父匡省から引き継いだ支援組織との関係は年々細り、再び血を通わせるのが課題。独自の支持層開拓も必要だ。陣営幹部は「集団的自衛権など、安倍政権の強引な手法を(有権者に)伝え、無党派層を取り込む“空中戦”になる」とみる。
6度目の戦いの相手となる大島は、田名部にとって高く、厚い壁。しかも、民主党に対する国民の信頼回復にはまだ遠い。だが、田名部は「落選後は一時、政治から離れることも考えたが、もう気持ちを固めた。たとえ結果が出なくても、何度でも挑戦する」と、国政への強い思いを語る。「どんな形でも、国会に行かせたい」。陣営関係者の口ぶりには、比例復活も視野に入れた思いがにじんだ。
共産党の松橋三夫は「準備期間が少ない」と焦りつつ、街頭よりあいさつ回りに力を入れ、消費税増税中止と原発再稼働反対を訴えの中心に据える。
24日、市内のホテルで開いた集会は急きょ、決起大会となった。集会後、会場から出た高齢の女性が、スタッフに声を掛けた。「自民党の政治にがっかりしたから、共産党の話を聞いてみた。来て良かったよ」
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141127102636.asp
2014年11月27日(木)
組織戦、木村氏真骨頂 「初陣」山内氏、連合と連携
選対会議、支部協議会、支部長幹事長支援団体役員合同会議−。
▼2014年あおもり衆院選の関連記事を見る
衆院が解散した21日の夕方。自民党・木村太郎の陣営は弘前市で立て続けに三つの会合を開催した。22日からは旧市町村単位での後援会拡大総会がスタート。7選へ向けた活動を本格化させた。
解散後も首相補佐官の公務が続く木村。首相からは選挙中、若手の応援に行くよう頼まれたといい、地元にいる時間は限られる。21日の合同会議で木村は、不在が多くなることをわび、「一方的にお願いすることもある」と頭を下げた。
とはいえ、衆院議員、知事を務めた父・守男時代から各地域に張り巡らせた強固な組織を生かした総力戦は木村の真骨頂。過去6回の得票は全て10万票を超え、陣営幹部は「10万票は最低ライン。大臣を狙える7期目を見据え、選挙に強い木村−と党内に印象づけるには圧勝しかない」と“自分との戦い”を口にする。
一方で民主党・山内崇への警戒も緩めない。県議4期を務めた山内の基盤が一定程度あるとみており、弘前市議有志で結成した木村の支援市議団副会長を務める宮本隆志は「今回の相手は決してあなどれない」と陣営を引き締める。
山内はかつて自民党に所属し木村を支援してきたが、07年に衆院選出馬を目指して離党。その後、民主党内の調整で出馬を断念した経緯がある。木村陣営の一部にはわだかまりも残る。山内の出身地、旧相馬村(現弘前市)で22日に行った後援会拡大総会。相馬を地盤とする弘前市議・清野一榮は、山内は木村に恩義があるはず−とし、山内を公然と批判した。「真摯(しんし)に恩を返さないといけないのに、砂をかけて出て行った」
「足かけ7年でようやく衆院初挑戦…。俺も頑張るなあ」。解散が目前に迫った17日、ようやく訪れた国政選挙「初陣」のチャンスについて語る山内の表情はどこか感慨深げだった。
22日、解散後初の街頭演説を弘前市内数カ所でこなした山内は好感触を得ていた。「解散前と解散後では(有権者の)反応が違う。アベノミクスで地方の暮らしが逆に厳しくなっているのを背景に、民主党や野党に対する期待が高まってきていると受け止めたい」
ただ、組織力では木村に大きく劣る。陣営内からは「野党各党は(選挙の)準備で遅れをとった。自民党にやられたなという感じがある」との声も漏れる。
推進力として陣営が期待を寄せるのは、民主党の有力支持団体・連合青森の存在。21〜23日は連日、山内と連合青森会長の内村隆志ら幹部が共に活動する場面をつくるなど連携をアピールした。傘下の労働組合員は4区内に7千人以上いるといい、事務局長の長嶺渉は「(山内支持を)浸透させられれば力になる。時間との戦い」と支持拡大を急ぐ。
元職で現在無所属の津島恭一は対応を白紙−としている。津島をはじめ民主党を離れた非自民勢力との協力も鍵を握る。
共産党の千葉浩規は2カ月前に弘前市議選への出馬が決まって以降、支持者を回ってきた。今回は急きょの出馬決定だが、2年前の前回衆院選、今年4月の弘前市長選にも立候補。同党津軽地区委員会副委員長の酒井雄二は「弘前市外でも知名度が上がってきた」と手応えを語る。千葉は連日消費増税反対などを訴え「自共対決」を打ち出す。
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香川
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO012111/20141124-OYTAT50001.html
対決の構図 衆院選2014
<1区>自民に挑む「香川方式」
2014年11月25日 05時00分
アベノミクスなどを巡り、ミニ集会での舌戦が始まった(高松市内で)
「中堅からベテランへ移ってきた。政治家として今が一番、力を出せる。次に勝たせていただければ、閣僚候補の1人になれると思う」
解散翌日の22日、高松市内で開いた国政報告会で、自民党の平井は自身の立ち位置をこうアピールした。
同じ2000年に初当選した議員には、既に複数の閣僚経験者がいる。平井は当選5回で「適齢期」だ。
一方で、危機感は強い。党が政権に返り咲いた2012年の前回、平井は党が下野した09年の前々回より得票を減らした。
「党県連の職域支部が頼り」(陣営幹部)というなかで、大票田の旧高松市エリアの浮動票をどうつかむかが課題だ。党県連の関係者は「選挙の大義と、デフレ脱却への意欲を丁寧に説明していかなければならない」と表情を引き締める。
平井も報告会で、民主政権時代より景気が上向いたと力説。「もう少し我慢してもらえば、地方にも景気回復の実感は必ず届く」と強調した。安倍政権と自身への信任を訴える戦いだ。
■ □
「10年間続けてきた『香川方式』を維持したい」。民主党県連代表として14日、高松市内で社民党県連、連合香川との協議に臨んだ小川は終了後、そう報道陣に明かした。1、2区は民主党、3区は社民党が候補を立てて支援し合うことが事実上、この日に決まった。
民主党県連は今回、水面下で3区への候補擁立を模索していた。3者共闘を続けることになった背景には、過去の苦い敗北がある。
03年、1区で初出馬した小川は、社民党が立てた元議員と共倒れした。前回は当時の日本維新の会の新人が2万票余りを獲得。小川の票と合わせると、当選した平井とほぼ並ぶ。「非自民で割れることは避けたい」というのが民主党県連内の共通認識だ。
「一強多弱」とされる政治状況の中、小川の支えの一つは、草の根の支持層だ。「安倍政権が(前回解散時に約束した)衆院の定数削減もせず、1000億円近い選挙費用をかけることへの憤りを、皆さんと共有したい」。22日、小川は高松市の事務所開きで声を張り上げた。
■ □
前回、前々回に続いて1区に出馬する共産党の河村は、8月の知事選を戦ったばかり。「知事選で県民の声を聞き、消費増税が大きな負担になっていると痛感した。10%への引き上げは延期ではなく中止すべきだと訴えたい」と話す。
構図や投票率は異なるが、知事選での河村の得票率は16・4%で、前回衆院選の4・7%を上回った。選対責任者の中谷浩一・党県東部地区委員長は「政権批判の声を、さらに得票に結びつけたい」と意気込んだ。
◇
短期決戦となった師走の衆院選。県内3選挙区の戦いの構図を見る。(敬称略)
◆1区予想の顔ぶれ
平井卓也56 自前《5》
小川淳也43 民前《3》
河村整55 共新
氏名(敬称略)、24日現在の年齢、所属政党、新旧、当選回数。並び順は解散時の衆院勢力順。自=自民、民=民主、共=共産。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO012111/20141125-OYTAT50022.html
対決の構図 衆院選2014
<2区>民主の要所迫る自民
2014年11月26日 05時00分
立候補予定者の演説に聞き入る支援者ら
「小選挙区で勝たないと意味がないと言われてきた。この言葉を忘れたことはない。ぜひ、お力を」
解散風が吹き荒れていた15日、自民党の瀬戸は、東かがわ市で開かれた党地域支部の総会で切々と訴えた。
2012年の前回、総務官僚から党の公募に応じて立候補。民主党への逆風にも助けられ、当選した同党の玉木と接戦を展開し、比例復活で初当選を果たした。
今回は雪辱を期す一方で、与党として批判を受ける立場でもある。党や自身の主張を選挙区の隅々にまで届けるための地盤固めを急ピッチで進めている。
とくに今回は、選挙区が減った高知、徳島の現職が比例選に回り、名簿順位の上位を占める見通しだ。陣営は「選挙区で勝ち上がるしかない」と危機感をあらわにする。
頼りは、党の組織力だ。前回同様、地方議員らが企業や団体回りを支援する。
「2年間、地元のために汗をかく姿勢を見せてくれた。総力戦で地方創生への意欲を有権者に訴え、勝利に導きたい」。東讃地域のある市議は誓った。
■ □
「誰も外を歩いていないと思ったら、住民は全員ここですか」。23日、玉木がさぬき市寒川町で開いた国政報告会。来援の蓮舫参院議員が冗談を飛ばすと、会場の約600人がどっと沸いた。
玉木は「アベノミクスが届けたのは、物価上昇と格差拡大だけだ」と安倍政権を批判。「田んぼが広がり、山が見える古里が誇り」と、農業を重視する視点をアピールすることも忘れなかった。
熱っぽい語りを見つめた三木町の農業男性(68)は「わしらは『玉木党』」と言い切った。
民主党が大敗した前回、四国で小選挙区の議席を守った同党候補は玉木だけ。その力の源が、農村部を中心に日頃の豊富な運動量で培った「風に影響されない個人票」(民主党関係者)だ。
一方で、今の「一強多弱」のままでは、掲げる政策を実行できないことは、玉木も認める。解散前には、党を代表して他の野党の若手議員に声をかけ、大同団結を模索する会合を開いた。「実質賃金も米価も下がった。今こそ一強にストップを」。政策実行力をかけた戦いだと訴える。
■ □
共産党の佐伯は、前回に引き続いての出馬だ。地元の坂出市を中心に街頭演説を重ね、「消費増税により家計の購買意欲が冷え込み、経済がさらに悪化した」とアベノミクス批判を展開している。
党は昨年6月の都議選で議席を倍増させ、同年7月の参院選でも改選3議席を8に増やした。一方で、2003年以来、四国に議席はない。松村久・選対事務局長は「消費税率の引き上げ中止など他党との主張の違いを際立たせ、比例選の得票も伸ばしたい」と力を込めた。(敬称略)
◇香川2区 予想の顔ぶれ
瀬戸隆一49 自前《1》
玉木雄一郎45 民前《2》
佐伯守54 共新
◎
氏名(敬称略)、25日現在の年齢、所属政党、新旧、当選回数。並び順は解散時の衆院勢力順。自=自民、民=民主、共=共産。
2014年11月26日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO012111/20141126-OYTAT50045.html
対決の構図 衆院選2014
<3区>社民存亡かけた戦い
2014年11月27日 05時00分
「まだ会えていない有権者が少なくない。最大の危機だと、ご理解を賜りたい」。24日、丸亀市内のホテルで初めて開いた陣営会議の冒頭、自民党の大野は、居並ぶ後援会幹部に深々と頭を下げた。
香川3区は同党の牙城だ。小選挙区制となった1996年以降、負け知らず。前々回まで議席を守った元防衛長官の父・功統の地盤を引き継いだ大野も、前回は自民躍進の風にも乗って初当選した。
危機感を訴える理由は「時間不足」(陣営幹部)だ。前回、党の公募手続きを経て出馬が決まってから、選挙まで3か月弱。選挙区をくまなく歩く余裕はなかった。以来2年。校区別に丁寧に回る体制づくりを進めているさなか、衆院が解散された。
限られた時間のなか、主張で力点を置くのは、地方創生への熱意だ。10月に同党議員の有志で結成した「人口減少対策議員連盟」の事務局長に就任。24日に丸亀市内で開かれたシンポジウムで、こう力説した。「対策が1年遅れたら、30年後にはものすごい差になる。国会は明日の税制や予算の議論が中心だが、30年後の日本の姿を考えたい」。古里の未来づくりを訴える。
■ □
共産党の土岐は、中選挙区時代に旧香川2区で2度立候補して以来、21年ぶりの国政挑戦だ。
この間、党県委員会で広報などを担ってきたが、「消費増税や解釈改憲など、平和と暮らしをないがしろにする安倍政権と真っ向から戦いたい」と出馬を決意したという。「人生をかけた戦い」と意気込む。
前回、県内小選挙区で3区の得票率が最も高かった。尾崎淳一郎・選対責任者は「昨年の参院選で党は議席を大きく増やした。訴えを理解してくれる人は増えており、勢いを保って選挙戦に臨みたい」と話す。
■ □
「平和と民主主義を守ってきた党を、護憲勢力として残していく」。19日、高松市で開いた出馬の記者会見で、社民党の高田は、国政初挑戦にかける決意をにじませた。
長く護憲勢力の中核を担った社会党の流れをくむ社民党だが、現有議席は衆院2、参院3の計5議席。今回、全国で2議席以上か2%以上の得票を確保できなければ、政党要件を失う可能性があり、党の存亡をかけた戦いだ。
全国で多くの労組が民主党を支持するなか、県内では官公労を中心に社民党支持層が一定の勢力を維持。前回、3区に立った同党候補の惜敗率(当選者の得票と比較した割合)は全国トップで、比例復活を果たした大分2区の候補を上回った。
同党県連は今回も、連合香川、民主党県連の3者で共闘する「香川方式」を維持し、県議として4回の当選を重ねてきた高田で必勝を期す。四国唯一の党公認候補として、他の3県連の支援も得た。
集団的自衛権の行使を限定容認する閣議決定をした安倍政権に対し、会見で高田は「一内閣で憲法解釈を変える暴挙。歴史を逆戻りさせてはならない」と力を込めた。(敬称略)
◇香川3区 予想の顔ぶれ
大野敬太郎46 自前《1》
土岐一郎62 共新
高田良徳54 社新
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氏名(敬称略)、26日現在の年齢、所属政党、新旧、当選回数。並び順は解散時の衆院勢力順。自=自民、共=共産、社=社民。
2014年11月27日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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神奈川
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk14010060000c.html
大義迷分:2014衆院選 予想される顔ぶれと情勢/上 /神奈川
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
衆院選の県内18の小選挙区には24日現在、65人程度が立候補を予定している。突然の解散で争点が見えにくく、与党は「アベノミクスへの信任」、野党は「大義がない選挙」などと訴え、早くも論戦の熱が帯びている。与党の批判票の受け皿を目指す野党側も候補者調整などの連携は十分とは言えず、県内でもいまだに候補者の擁立は流動的だ。予想される顔ぶれと各選挙区の情勢を、3回に分けて紹介する。【衆院選取材班】
◆1区
◇反自民結集ならず
「反自民」勢力の結集はならず、前回選挙で圧勝した松本氏が有利な情勢だ。
党政調会長代理の松本氏は党の公約作りにも関わり「景気回復と財政再建の二兎(にと)を追えるのはアベノミクスだけ」と主張する。篠原氏は現職の横浜市議。解散当日に急きょ出馬が決まり、「政治に求められるのは次代に責任ある国・地域づくり」と訴える。
衆院選3回目の挑戦となる横田氏は「アベノミクスは明らかに失敗」と新産業への投資による雇用創出などの経済政策を掲げる。岡本氏は3区から出身地の1区に国替え。少子高齢化や教育問題に取り組んできた実績を訴える。
明石氏は「カジノはいらない。内需中心で雇用を守ることが大事だ」などと主張する。
◆2区
◇菅氏が盤石な戦い
安倍政権で官房長官を務める菅氏が盤石な戦いを進めそうだ。
知名度も実績も抜群で、自民が政権を失った2009年も小選挙区で勝利。地元入りの日数は限られる見込みだが、優位は動きそうにない。
三輪氏は県議2期の経験から一定の知名度がある。「反自民」の受け皿として集団的自衛権行使容認を強く批判。「戦争だけは絶対だめ」と真っ向から訴える。
◆3区
◇事実上一騎打ちへ
前回は計6人が乱立したが、事実上の与野党一騎打ちの構図となりそうだ。
前回圧勝で議席を取り戻した小此木氏は「解散は消費税率引き上げの延期を問うもので大義はある」とし、中小企業や個人商店にアベノミクス効果を訴える。
勝又氏は2年間の浪人生活からの巻き返しを図る。「今回は分かりやすい構図で国民の声が聞ける」とし、社会保障を中心とした政策を主張する。木佐木氏は若さをアピール。消費増税の中止を訴え、「若者を正規雇用して賃金を引き上げ、税収増を図るべきだ」と訴える。
◆4区
◇みんな解党が影響
みんなの党解党への有権者の反応が、行方を左右しそうだ。
同党代表の浅尾氏は、解党後の党の方向性について対応に追われており、自らも無所属出馬を含め検討するなど流動的だ。
山本氏は前回、京都から国替えで出馬。約4万3000票差で浅尾氏に敗れ、比例で復活当選した。選挙区での知名度も上がり、景気回復などを訴える。
前回は民主元職の後継として出馬した荻原氏は無所属で挑戦。落選中は毎朝駅前で政策を訴え続けた。
加藤氏は生活支援などに取り組む経験から「高齢者を社会全体でサポートできる体制を」と主張する。
◆5区
◇衆参前職の戦い
前回選挙で当選6回の民主元職を破り、大差で勝利した坂井氏に、前参院議員の水戸氏が挑戦する構図となりそうだ。
坂井氏は与党としての経験をアピールしながら、消費税率の引き上げ先送りを「成長戦略のため」と訴え理解を求める。
県議と参院議員を務めた水戸氏は新人ながら知名度は高い。「反自民」の受け皿として支持拡大を狙い、エネルギーや教育問題の実績も訴える。
横山氏は2回目の挑戦。消費税率の引き上げや集団的自衛権の行使容認反対を主張する。
◆6区
◇野党勢力が競合
上田氏に前回比例で復活当選した青柳氏が挑む与野党前職対決が予想されたが、解散直後に2区から三村氏の国替えが決まり、野党勢力が競合することになった。
上田氏は前回同様、県内唯一の小選挙区候補。自民の地方議員らの支援を得ながら自公政権継続や軽減税率導入などを主張する。
新人ながら上田氏に1万2000票差に迫った青柳氏はみんな、結いを経て維新の党結党に参加。無党派の保守層への浸透を図る。
三村氏は「与党の暴走ストップ」を訴えて返り咲きを目指し、「6区は社会人になるまで過ごした『地元』」とアピールする。
北谷氏は通信社での勤務経験から秘密保護法反対や憲法9条の維持などを掲げる。
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◇1区=12[自]09[民]
松本純 64 [元]官房副長官 (5)自 前
篠原豪 39 横浜市議 維 新
横田光弘 57 [元]県議 次 新
明石行夫 55 党1区役員 共 新
岡本英子 50 [元]横浜市議 (1)生 元
◇2区=12[自]09[自]
菅義偉 65 官房長官 (6)自 前
三輪智恵美 60 [元]県議 共 新
◇3区=12[自]09[民]
小此木八郎 49 [元]副経産相 (6)自 前
勝又恒一郎 51 [元]県議 (1)民 元
木佐木忠晶 30 党3区役員 共 新
◇4区=12[み]09[民]
山本朋広 39 文科政務官 (2)自 前
浅尾慶一郎 50 党代表 (2)み 前
加藤勝広 70 党4区役員 共 新
荻原隆宏 44 [元]横浜市議 無 新
◇5区=12[自]09[民]
坂井学 49 党国交部会長 (2)自 前
水戸将史 52 [元]参院議員 維 新
横山征吾 43 党5区役員 共 新
◇6区=12 [公]09[民]
三村和也 39 [元]経産省職員 (1)民 元
青柳陽一郎 45 党県代表 (1)維 前
上田勇 56 党県代表 (6)公 前
北谷真利 52 党6区役員 共 新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk14010114000c.html
大義迷分:2014衆院選 予想される顔ぶれと情勢/中 /神奈川
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
◆7区
◇自民に野党4人挑む
野党間の調整が難航し、自民に野党候補4人が挑む混戦。
鈴木氏は「改革、断行。」をキャッチフレーズに農協などの既得権益打破を掲げる。自転車も活用し、有権者に接する機会を増やす。
県議の中谷氏は、9月に衆院選出馬が内定。短い準備期間ながら情報技術を活用した行政のスマート化による無駄の削減、効率化などを訴える。
豊田氏は解散当日に国政挑戦が決まり、25日に市議を辞職。市議会では特定団体や業界に頼らない政治を掲げ「フェアな社会を目指す」と主張してきた。
前回比例南関東で初当選した松田氏は「党利党略の『自己都合解散』」と与党を批判。野党勢力の中で「本当に必要な第三極は『次世代』」とアピールする。大山氏は「消費増税が前提の解散はおかしい」と主張。景気・経済対策だけでなく、集団的自衛権の行使容認反対も強調する。
当初、無所属での出馬を予定していた首藤信彦氏は「与党勢力を減少させなければという政治課題に水を差す」として取りやめた。
◆8区
◇支持基盤固い江田氏
知名度が高い江田氏が優勢な状況だ。
江田氏はみんなの幹事長として前回圧勝。現在は維新の党共同代表として地元から離れることも多いが、支持基盤は固い。
前回江田氏に約6万6000票差で敗れ比例で復活当選した福田氏は水素エネルギー社会の実現などに取り組み、インターネットも活用して政策を訴える。若林氏はデンマークへの留学経験から「安倍政権の暴走は民主主義の危機」と訴える。
◆9区
◇4人中3人が前職
前回と同じ4人が立候補を表明。うち3人が前職の激戦区となった。
笠氏は党が惨敗した前回も、県内で唯一小選挙区で当選を果たした。専門の教育問題を中心に「人づくりなくして国づくりなし」と訴える。
中山氏は衆院内閣委員会で安倍政権の重要政策に関わった経験を強調。「消費増税までに経済を成長軌道に乗せる」と訴える。
みんなを離党し維新から立候補する椎名氏は、全国的な民主との候補者調整を「哲学が合わない」と批判。「既存政党にはできない改革をやる」と訴える。堀口氏は「国民の声を聞かない安倍政権にノーを」と主張。2歳の娘を持つ子育て世代として、保育所の増加や待機児童ゼロを訴える。
◆10区
◇前回得票の行方注目
前回立候補したみんなと維新の新人2人に出馬の動きがなく、2人が集めた計約8万8000票の行方が勝敗を左右しそうだ。
田中氏は川崎市議、県議出身で地方行政に明るい。市議時代からの地盤があるが、党組織運動本部長の要職に就き、選挙区に戻りづらいのが悩みだ。
消費増税に関する3党合意に関わった城島氏は、国会議員の抜本的な定数削減が行われていない現状を「約束違反」と批判。雇用政策の訴えにも重点を置く。
中野氏は「税収は企業の減税のために使われている」と消費増税反対を強調。「まじめに働けばそれなりの暮らしができる社会を目指す」と訴える。
◆11区
◇小泉氏の態勢盤石
地元で圧倒的な人気の小泉氏に、父の純一郎氏と2度対決した瀬戸氏が挑む親子2代との一騎打ちとなった。
小泉氏は前回同様、応援演説や復興政務官の公務で地元を離れがちにするとみられるが、父の時代から本人不在選挙に慣れた選挙態勢は盤石だ。
瀬戸氏は米軍基地強化反対、集団的自衛権行使容認反対を中心に唱え、反小泉票の取り込みを狙う。「自衛隊員の命を守るために党の躍進を」と訴える。
◆12区
◇前職2人に新人挑戦
頭一つ抜け出る前職の星野氏と阿部氏に、甘粕氏と味村氏の新人2人がどう絡むか。
星野氏はアベノミクスによる経済効果に加え、積極的平和主義を掲げる外交・安全保障分野での安倍政権の実績を強調。「持続する社会保障政策」を訴える。
今回民主入りした阿部氏は「野党勢力の結集のため」と説明。格差拡大と集団的自衛権の閣議決定を批判し、原発ゼロに向けた取り組みなどを訴える。
甘粕氏は前回維新からの初挑戦で3万票以上を獲得。この2年間街頭演説を続け、自主憲法制定、愛国心を養う歴史教育の充実などを訴える。味村氏は来春の藤沢市議選立候補予定から急きょ衆院選に回り、消費増税中止、戦争する国づくりストップなどを訴える。
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◇7区=12[自]09[民]
鈴木馨祐 37 [元]大蔵省職員(2)自 前
中谷一馬 31 県議 民 新
豊田有希 39 [元]横浜市議 維 新
松田学 57 党県会長 (1)次 前
大山奈々子 51 党7区役員 共 新
◇8区=12[み]09[み]
福田峰之 50 [元]横浜市議 (2)自 前
江田憲司 58 党共同代表 (4)維 前
若林靖久 29 党8区役員 共 新
◇9区=12[民]09[民]
中山展宏 46 [元]衆議員秘書(1)自 前
笠浩史 49 [元]副文科相 (4)民 前
椎名毅 39 弁護士 (1)維 前
堀口望 38 党9区役員 共 新
◇10区=12[自]09[民]
田中和徳 65 党組織本部長(6)自 前
城島光力 67 [元]財務相 (4)民 元
中野智裕 56 党10区役員 共 新
◇11区=12[自]09[自]
小泉進次郎 33 復興政務官 (2)自 前
瀬戸和弘 62 党11区役員 共 新
◇12区=12[自]09[民]
星野剛士 51 [元]県議 (1)自 前
阿部知子 66 [元]病院長 (5)民 前
甘粕和彦 31 [元]設備会社員 次 新
味村耕太郎 25 党12区役員 共 新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk14010137000c.html
大義迷分:2014衆院選 予想される顔ぶれと情勢/下 /神奈川
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
◆13区
◇新人抑え甘利氏優位
安倍政権で経済再生担当相を務める甘利氏が2人の新人を抑え優位な情勢だ。
甘利氏は「アベノミクスこの道しかない解散」と訴え、今後も経済再生・財政再建を推進すると強調。13区の過半数の票獲得を目指す。伊藤氏は2年間務める座間市議からの転身。アベノミクスの先頭で旗を振った甘利氏の是非を問い、「同一労働・同一賃金の社会実現」を訴える。
高久氏は与党の大企業中心の政策を批判。消費税中止、原発ゼロ、集団的自衛権の撤回、米軍基地ノーを掲げ、無党派層への浸透を図る。
◆14区
◇赤間、本村氏が激戦か
事実上、前職の赤間氏、元職の本村氏の一騎打ち。過去2回は1勝1敗で、いずれも烈風が吹き荒れ、勝敗に大きく影響した。
赤間氏は、多数の業界団体からの支援を受ける。集会や街頭ではアベノミクスでの景気底上げ、消費税の増税先送りを丁寧に説明する。本村氏は集団的自衛権と原発再稼働、消費増税などに反対。アベノミクスによる格差社会の疲弊を訴え、失地回復を目指す。
中本氏は2000年に自民公認で初当選。その後、太陽などを経て5度目の挑戦となる。「大義ない解散」と自民支持層への浸透を図る。中野渡氏は「格差を広げるアベノミクス、秘密保護法制定、集団的自衛権の行使容認などは安倍政権の暴走」と批判する。
◆15区
◇河野氏に挑む2新人
知名度が高い河野氏に沼上氏と池田氏の新人2人が挑む構図になりそう。
河野氏は前回、全国最多の19万2604票を獲得。後援会組織も万全で、党行革推進本部長として税金の無駄遣いにメスを入れてきた実績を強調する。
沼上氏は「真っ向から自民と戦う。雇用破壊を食い止める」など自民批判票の集結を図る。池田氏は1996年の選挙にも出馬して河野氏と競り合った。「自民政治にブレーキ」「しがらみのない政治」などを訴える。
◆16区
◇前職2氏、接戦の様相
義家氏と後藤氏の事実上の一騎打ちで、接戦となる様相。
義家氏は前回選挙で参院から衆院へ転じて、小選挙区で勝利。国道246号バイパス整備などに奔走したことを強調する。前回比例で復活当選の後藤氏は「(義家氏との)約8000票差の悔しさは忘れない」と奪回を宣言。後藤党といわれる地元組織を固める。
新人の池田氏は同区再挑戦。「アベノミクスは悪循環」と訴え、暮らしの格差拡大ストップや雇用の維持を主張する。
◆17区
◇前元新が三つどもえ
前職の牧島氏に、返り咲きを狙う神山氏と新人の吉田氏が挑む三つどもえの戦い。前回から立候補者が2人減ると予想され、計約9万8000票の行方に注目が集まる。同区は以前は元衆院議長の河野洋平氏の地盤。前回選挙で初当選の牧島氏は、女性の視点から「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進」などを訴える。
神山氏は17区出身で、河野氏が引退した09年衆院選で初当選。「株価は上がったが実感はない」と与党を批判し、子育て世代として「未来への責任」を強調する。吉田氏は「民間企業で働いた経験を生かして労働者の代表として頑張りたい」などと働きやすい社会づくりを主張する。
◆18区
◇野党4氏、前職に挑戦
前回選挙で議席を奪還した山際氏に、比例北陸信越ブロックからくら替えの中田氏ら野党4氏が挑む構図。区割り変更により川崎市中原区の一部が編入された影響がどのように出るかも注目される。
山際氏は内閣府政務官、副経済産業相として「アベノミクスのど真ん中」で経済再生に当たった実績を強調。デフレ脱却は「この道しかない」と訴える。
北村氏は旧結いの党政治アカデミー出身。約10年間、金融業界に身を置き「アベノミクスで真の経済再生はない」と主張。若さと清廉さをアピールする。
中田氏は過去2回の衆院選で川崎市宮前区を含む旧神奈川8区で当選。「地域に恩返しを」と18区から出馬する。「既得権に穴を開ける」と意気込む。
樋高氏は小沢一郎代表の側近。民主党政権で環境政務官を務め、東日本大震災後のがれき処理に携わった。落選中は巻き返しを期して毎朝駅頭で訴えた。
塩田氏は長年、安い賃金で企業に勤めた経験から「現場の労働者が報われる世の中に」と主張する。
また、みんなから立候補を準備していた舩川治郎氏は突然の解党の影響などから今回の出馬を見送った。
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◇13区=12[自]09[民]
甘利明 65 経済再生相 (10)自 前
伊藤優太 29 座間市議 維 新
高久良美 60 [元]大和市議 共 新
◇14区=12[自]09[民]
赤間二郎 46 総務政務官 (2)自 前
本村賢太郎 44[元]県議 (1)民 元
中本太衛 49 党県副会長 (1)次 元
中野渡旬 66 党14区役員 共 新
◇15区=12[自]09[自]
河野太郎51党行革本部長 (6)自 前
沼上徳光28党15区役員 共 新
池田東一郎53[元]蔵相秘書官 無 新
◇16区=12[自]09[民]
義家弘介43党副幹事長 (1)自 前
後藤祐一45党政調副会長 (2)民 前
池田博英52党16区役員 共 新
◇17区=12[自]09[民]
牧島かれん 38 大学客員教授 (1)自 前
神山洋介 39 [元]生保会社員 (1)民 元
吉田福治 59 党17区役員 共 新
◇18区=12[自]09[民]
山際大志郎 46 副経産相 (3)自 前
北村造 31 投資会社員 維 新
中田宏 50 [元]横浜市長 (4)次 前
塩田儀夫 64 党18区役員 共 新
樋高剛 49 [元]環境政務官 (3)生 元
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埼玉
http://www.sankei.com/region/news/141125/rgn1411250037-n1.html
2014.11.25 07:02
【衆院選2014戦いの構図】
1−5区 5区枝野氏と牧原氏、4度目対決 埼玉
【1区】
自民の村井英樹、民主の武正公一の両前職が正面からぶつかる。6期目を目指す武正は前回、元財務官僚の新人村井に敗北(比例復活)。「与党として厳しい審判を受けたが、民主への風当たりは底を打った」と雪辱を期す。村井は今回も「あくまでチャレンジャー」として自民の改革者の顔もアピール。共産の松村敏夫、社民で県内唯一の選挙区候補となる松本翔は、安倍政権批判と党の政策を訴える。
【2区】
自民の前職、新藤義孝に維新新人の谷古宇勘司が挑み、そこに共産新人で県議の奥田智子が絡む。2区で新藤と長年議席を争った民主の元職は今回出馬せず、新藤は総務相などを務めた実績を背景に「短期間でいかに地域に自分の声を届けるか」という選挙戦。県議8期の谷古宇は、野党の候補者調整で前回の3区から2区に国替えしての出馬で、浸透が課題。奥田は3月に県議補選で初当選したばかりで国政に挑む。
【3区】
自民の前職、黄川田仁志と民主の元職、細川律夫が再び対決する。前回は非自民候補が乱立し、新人の黄川田が勝利したが、今回は共産を除き細川に一本化。前回維新、みんなが獲得した計約8万3千票の行方が焦点。引退も示唆した細川は、党幹部から出馬を要請され「今の政権を見ていると、もう一度やりたくなった」。黄川田は「浮動票を獲得して前回より票を伸ばしたい」。共産の宮川雅之は党勢の拡大を目指す。
【4区】
自民の前職、豊田真由子に、議席奪還を目指す民主の元職、神風英男、元志木市議の共産新人、桜井晴子という前回と同じ3人が出馬を予定。維新新人の青柳仁士が9区に国替えしたため、自・民対決が鮮明になった。厚労省課長補佐から前回転身した豊田は、安倍政権の女性政策などをアピール。神風は「自分の陣営を固めただけでは勝てない」と中間層に厚い政策などを訴える。
【5区】
前職2人の4度目の対決に、共産新人が絡む。民主幹事長の枝野幸男は、選挙区で自民の牧原秀樹に3連勝。党の顔として中央で活動するため、地元の支持基盤を総動員する。牧原は前回を含め2度比例復活当選しており、目標は選挙区での初勝利。「株価上昇などで自民党を応援している人は前回より増えている」と手応えを語る。共産の山本悠子は元県教組副委員長で教育政策などを訴える。=敬称略
◇
衆院選の公示まであと1週間。立候補予定者はほぼ出そろい、事実上の選挙戦がスタートしている。県内15の選挙区の戦いの構図を一覧する。
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http://www.sankei.com/region/news/141126/rgn1411260078-n1.html
2014.11.26 07:02
【衆院選2014戦いの情勢】
6−10区 9区民主空白区に青柳氏国替え 埼玉
【6区】
3期目を目指す自民の中根一幸、6期目を目指す民主の大島敦の両前職が4度目の対決。共産新人の戸口佐一も前回に続いて出馬する。中根、大島がともに約9万票を獲得した前回は、わずか198票差で中根が制した。維新候補が約3万6千票を獲得しており、非自民が票を食い合った格好だが、今回の「民主一本化」の効果がどれだけ表れるか。戸口は安倍政権への批判などを通じて、比例代表での共産票の上積みも目指す。
【7区】
県議から前回初当選した自民前職の神山佐市に対し、5期目を狙う前職の小宮山泰子は生活から古巣の民主にくら替え。共産新人で元幼稚園教諭の長沼チネも前回に続いて出馬し、さらに次世代から公募で新人の根本千裕が立候補する。神山は自民県議らを稼働させて10万票超を目指す。小宮山は前回、民主から対立候補を立てられながら比例で復活。再び民主で戦うが、相次ぐくら替えが懸念材料か。元商社員の根本は、初めての選挙で保守票獲得を目指す。
【8区】
5期目を目指す自民前職の柴山昌彦と、民主元職の小野塚勝俊、共産新人の辻源巳が出馬を予定。前回3位で約3万7千票を集めた維新元職の並木正芳は、当初8区で公認が決まっていたが、比例単独に転出することが25日に発表。共産を除く非自民の一本化が実現する見通しだ。柴山は総務副大臣などの実績を前面に出した選挙戦。元日銀行員で経済が専門の小野塚はアベノミクスの問題点を訴える。辻は護憲など党の主張を展開する。
【9区】
前回、民主候補にダブルスコアで勝った自民前職の大塚拓が3期目を目指す。民主は当初擁立予定だった元新聞記者の男性が立候補を辞退。民主空白区となり、4区から野党間調整で国替えした維新新人の青柳仁士が出馬する。狭山市議で共産新人の広森すみ子も国政転身を目指す。選挙区で1勝1敗の大塚は地域への定着が問われる戦い。青柳は選挙区の民主県議らの協力も得て国替えのハンデ克服に努める。広森は市議8期のキャリアをアピールする。
【10区】
6期目を目指す自民前職の山口泰明、前回次点で比例復活した維新前職の坂本祐之輔、共産新人の石井祐一の3人が名乗りをあげる。前回は民主、旧未来からも候補が出たが、前回未来から出た生活の松崎哲久は野党間調整で7回目の選挙区出馬を取りやめ、比例北関東ブロックに。山口は市町単位にある後援会を軸に着実に足元を固める。坂本は東松山市長4期の実績を背景に、「国民不在」と安倍政権を批判。石井は児童福祉政策などを訴える。=敬称略
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http://www.sankei.com/region/news/141127/rgn1411270055-n1.html
2014.11.27 07:05
【衆院選2014戦いの情勢】
11〜15区 12区、元自民県議の争い再び
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【11区】
無所属前職の小泉龍司、自民前職の今野智博、共産新人の柴岡祐真の前回と同じ3人が出馬を予定。平成17年の郵政選挙で造反し自民を離れた小泉は、草の根の支持の強さで前々回、前回とダブルスコア以上で勝利。5期目を狙い、比例復活を許さない圧勝を目指す。2期目を目指す今野は、政党相手ではない11区特有の戦いの中で、2月の雪害での助成金や本庄道路の予算確保など、地域への貢献を強調し支持を訴える。柴岡は安倍政権批判に力を入れる。
【12区】
自民前職の野中厚、民主元職の本多平直、次世代新人の森田俊和の3人は前回と同じ顔触れで、共産新人は元北川辺町議の鈴木千賀子。前回はともに県議から転身を目指した加須の野中、熊谷の森田の2人が自民公認を争い、敗れた森田は無所属で出馬したが次点。次世代に立場を変えて再挑戦する。一方の野中は熊谷への浸透度が試される選挙。本多は「夏頃から激励の声が増えた」と民主の党勢回復を期待する。鈴木も党の政策を訴える。
【13区】
6期目を狙う自民前職の土屋品子、みんな解党で民主に合流した前職の山内康一、次世代新人の中村匡志、共産新人の秋山文和が立候補を予定。前回、公明の推薦なしで圧勝した土屋は、厚労副大臣の実績と医療福祉政策などを訴える。4期目を目指す山内は、埼玉選挙区からは初の出馬で、自民と異なる「穏健な中道」の必要性を主張。中村は次世代を「本物の保守」として安倍政権の外交などを批判する。秋山は春日部市議8期の実績をアピールする。
【14区】
自民の三ツ林裕巳、維新の鈴木義弘の前職2人がともに2期目を目指す。共産新人の苗村光雄は4度目の出馬。ほかに元三郷市議が出馬を検討している。祖父、父、兄から受け継いだ議席を守りたい三ツ林は、地域貢献の面で与党議員のメリットを強調。元自民県議の鈴木とは保守票を奪い合う格好だ。前回選挙区で敗北しながらも八潮、三郷で自民を上回る維新比例票を掘り起こした鈴木は、教育政策など持論をアピール。苗村は安倍政権退陣を訴える。
【15区】
自民前職の田中良生、民主元職の高山智司が4度目の対決。共産新人の田村勉のほか、新党改革新人、中川幸司が出馬を予定している。3期目を目指す田中は、経営者としての経験と経産政務官の実績から、中小企業振興策などを訴える。3期連続当選から前回落選した高山は、駅頭や集会で支持を求める「初出馬の頃に戻った」選挙戦で、非自民の受け皿を目指す。田村は安倍政権を批判。中川は平成22年の参院選に続く出馬となる。=敬称略
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>>1313
上野は幸福実現党票の取り込みまで図っているようで。
国会議員が文科省と議論 - 幸福の科学大学不認可問題について
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8759
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東京
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141123ddlk13010102000c.html
2014衆院選:各区の情勢/1 /東京
毎日新聞 2014年11月23日 地方版
衆議院が解散し、12月2日公示、同14日投開票の総選挙が事実上スタートした。都内25選挙区の情勢を紹介する。
◆1区
◇山田氏、海江田氏競り合う
再選を狙う山田氏と7選を目指す海江田氏が激しく競り合いそうだ。山田氏は地元区議や都議と連携し、支援者回りや街頭演説に力を入れる。海江田氏は党代表という知名度を生かし、前回、比例の復活当選となった雪辱を期す。前回5区で出馬した渡辺氏は2度目の国政への挑戦。冨田氏は消費増税反対などを訴え、浸透を図る。
◆2区
◇辻氏と中山氏、激しい戦い
前回初当選した辻氏と、返り咲きを図る中山氏が激しい選挙戦を展開しそうだ。辻氏はこの2年間、地元行事に参加するなど浸透を図ってきた。中山氏も区議時代からの地盤を固めつつ中小企業支援を訴える。前回みんなの党で出馬し、比例で復活当選した大熊氏は維新の党に移った。石沢氏は雇用環境の改善を訴える。
◆3区
◇石原氏と松原氏、攻防展開
前回、わずか2000票差で返り咲いた石原氏と比例で復活当選した松原氏が、今回も激しい攻防を展開しそうだ。石原氏は外務政務官など政権与党の実績を強調。松原氏は与党時代の閣僚経験をアピールしつつ、庶民派をうたって石原氏との差別化を狙う。香西氏は前回に続いての挑戦となり、新たな支持層の拡大を図る。
◆4区
◇平氏を3氏が追う構図
4選を目指す平氏を元職の藤田氏、元区議の犬伏氏、山本氏の3氏が追う構図となりそう。平氏はクールジャパン戦略などに関わった実績を強調。藤田氏は大義なき総選挙、景気失速など現政権の問題点を指摘。犬伏氏は集団的自衛権の全面的容認など外交・安全保障に注力する。山本氏は原発即時ゼロや社会保障の充実を訴える。
◆5区
◇若宮氏、手塚氏と新人、前職
前回勝利した若宮氏と、返り咲きを目指す手塚氏の対決に新人と前職が加わる。若宮氏は防衛政務官としての実績をアピール。手塚氏は都議時代からの地盤を固め、議席奪還を狙う。前回比例復活した三谷氏は所属党が解党し、仕切り直しで臨む。国政初挑戦の沢井氏は区議の経験を生かし、消費増税阻止や生活重視を訴える。
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◆各選挙区の立候補予定者
◇1区(千代田、港、新宿区)
山田美樹 40 [元]経産省職員(1)自前
海江田万里 65 党代表(6)民前
渡辺徹 36 会社社長 次新
冨田直樹 38 党1区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 82,013 山田美樹 自新
比 80,879 海江田万里 民前
48,083 加藤義隆 維新
31,554 小斉太郎 み新
18,763 冨田直樹 共新
14,875 野沢哲夫 未新
1,999 伊藤希望 諸新
1,011 又吉光雄 諸新
614 亀山教明 無新
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◇2区(中央、文京、台東区)
辻清人 35 [元]米研究所員(1)自前
中山義活 69 党都顧問(4)民元
大熊利昭 51 党都副代表(1)維前
石沢憲之 27 党2区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 84,663 辻清人 自新
64,676 中山義活 民前
比 48,704 大熊利昭 み新
38,564 松本和巳 維元
23,035 桑名文彦 共新
2,045 井上雅弘 無新
◇3区(品川区、大田区北西部、島部)
石原宏高 50 [元]外務政務官(2)自前
松原仁 58 [元]拉致担当相(5)民前
香西克介 38 党准中央委員 共新
…………12年開票結果…………
当 122,314 石原宏高 自元
比 120,298 松原仁 民前
25,773 池田剛久 未新
23,167 香西克介 共新
◇4区(大田区中南部)
平将明 47 副内閣相(3)自前
藤田憲彦 41 会社社長(1)民元
犬伏秀一 57 [元]大田区議 次新
山本純平 40 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 96,810 平将明 自前
44,999 犬伏秀一 維新
42,424 藤田憲彦 民前
34,902 広瀬雅志 み新
24,167 山本純平 共新
2,603 佐野秀光 諸新
◇5区(目黒区、世田谷区南部)
若宮健嗣 53 [元]防衛政務官(2)自前
手塚仁雄 48 [元]首相補佐官(3)民元
三谷英弘 38 弁護士(1)み前
沢井正代 65 [元]目黒区議 共新
…………12年開票結果…………
当 85,408 若宮健嗣 自元
65,778 手塚仁雄 民前
比 46,629 三谷英弘 み新
45,518 渡辺徹 維新
19,462 丸子安子 未新
15,796 三浦岩男 共新
1,089 曽我周作 諸新
……………………………………………………
<一覧の見方>立候補予定者は敬称略で、氏名、年齢、主な職業・肩書、当選回数、党派名、前元新の区別。党派名は自=自民、民=民主、維=維新、次=次世代、み=みんな、共=共産、諸=諸派、無=無所属。解散時の党派別勢力順。未は旧未来。開票結果の「比」は比例復活当選。
〔都内版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk13010021000c.html
2014衆院選:各区の情勢/2 /東京
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
◆6区
◇越智氏に2新人が挑む
越智氏と4度にわたり競ってきた民主の小宮山氏が引退。3選を目指す越智氏に2新人が挑むが、民主が候補者調整の最終段階にあり、戦いの構図は流動的。越智氏は安倍政権の経済政策について丁寧な説明を心がける。前回、みんなから出馬した落合氏は精力的に街頭演説をこなす。岸氏は原発再稼働中止などを訴え浸透を図る。
◆7区
◇松本氏、長妻氏と2新人
前回比例で復活当選した松本氏と、6選を目指す長妻氏が5回目の対決。アベノミクスの成果を訴える松本氏に対し、長妻氏は景気失速などの問題点を指摘し、知名度で無党派層への浸透を図る。前回は維新の会で立候補し、4万5000票余を獲得した吉田氏は次世代の党に移った。太田氏は4度目の挑戦で支持層拡大を目指す。
◆8区
◇石原氏、円氏、沢田氏名乗り
前回圧勝し9選を目指す石原氏と、円氏、沢田氏の3氏が名乗りを上げる。石原氏は党幹事長や閣僚など多くの要職を経験した実績を強調。前回は公示直前の立候補表明で出遅れ3位に甘んじた円氏は、庶民派として幅広い層への浸透を図る。沢田氏は2011年の杉並都議補選に立候補し4万1000票余を獲得した実績を持つ。
◆9区
◇菅原氏、木内氏と新人攻防
5選を目指す菅原氏と返り咲きを狙う木内氏の攻防に、新人が加わる。菅原氏は組織固めに加え毎朝の駅頭演説を欠かさず、高い知名度で無党派層へも支持拡大を図る。前回未来の党で出馬した木内氏は維新へ移り、野党相乗りによる幅広い支持層の結集を期す。初挑戦の原氏は消費増税反対などを訴え、浸透を図る。
◆10区
◇小池氏、江端氏3回目対決
8選を目指す小池氏と、返り咲きを期す江端氏が3回目の対決。今、多ケ谷の新人2氏も浸透を図っている。小池氏はアベノミクスの継続とデフレ脱却を強調する。江端氏は雇用環境の改善や議員定数削減を主張。今氏は保育士の経験を踏まえ子育て支援の充実を訴える。多ケ谷氏は消費増税に反対の姿勢を掲げている。
==============
◆各選挙区の立候補予定者
◇6区(世田谷区北西部)
越智隆雄 50 内閣政務官 (2)自前
落合貴之 35 [元]銀行員 維新
岸武志 43 [元]世田谷区議 共新
…………12年開票結果…………
当 98,112 越智隆雄 自元
70,126 小宮山洋子 民前
52,734 花輪智史 維新
52,325 落合貴之 み新
24,725 佐藤直樹 共新
◇7区(渋谷区、中野区)
松本文明 65 [元]総務政務官(2)自前
長妻昭 54 [元]厚労相 (5)民前
吉田康一郎 47 党7区支部長 次新
太田宜興 38 党7区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 100,872 長妻昭 民前
比 79,048 松本文明 自元
45,556 吉田康一郎 維新
19,495 太田宜興 共新
17,437 岡本幸三 未新
1,315 西野貞吉 無新
-
◇8区(杉並区)
石原伸晃 57 [元]環境相 (8)自前
円より子 67 [元]党副代表 民新
沢田真吾 29 党8区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 132,521 石原伸晃 自前
71,028 山本太郎 無新
54,881 円より子 民新
23,961 上保匡勇 共新
◇9区(練馬区中西部)
菅原一秀 52 [元]副経産相 (4)自前
木内孝胤 48 [元]三菱銀行員 (1)維元
原純子 50 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 145,013 菅原一秀 自前
55,736 木内孝胤 未前
45,386 福村隆 民新
24,976 坂尻正由喜 共新
◇10区(豊島区、練馬区東部)
小池百合子 62 [元]防衛相 (7)自前
江端貴子 54 製薬会社役員 (1)民元
今秀子 66 党10区役員 共新
多ケ谷亮 45 会社役員 生新
…………12年開票結果…………
当 108,983 小池百合子 自前
47,493 江端貴子 民前
24,414 多ケ谷亮 未新
22,044 今秀子 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk13010122000c.html
2014衆院選:各区の情勢/3 /東京
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
◆11区
◇下村氏に2新人が挑む
7選を目指す下村氏に新人2氏が挑む構図だ。下村氏は民主に追い風が吹いた2009年の衆院選でも小選挙区で勝利しており、地盤は固い。22日に公認された熊木氏は都議2期を務めた実績をアピールし、無党派層にも浸透を図る。山内氏は板橋区議を7期務めたベテラン。憲法改正反対や原発再稼働反対などを訴える。
◆12区
◇前回と同じ顔ぶれか
前回と同じ顔ぶれで与野党が争う見通し。7選を狙う太田氏は自公の選挙協力で組織票をまとめ、2位に2倍の票差をつけた前回の再現を狙う。前回4万票余を集めた池内氏は政権批判を前面に出し、さらなる上積みを目指す。2009年に追い風で太田氏を破った青木氏は、前回は比例で復活当選し、今回も追う戦いとなる。
◆13区
◇前職鴨下氏と新人3氏
8選を目指す鴨下氏に民主、次世代、共産の3新人が挑む構図。鴨下氏は環境相のほか党国対委員長などを歴任した実績などをアピール。足立区議2期目の長谷川氏は、社会的弱者への支援拡充を訴える。和田氏は街頭活動で自主憲法制定などを掲げて戦う。祖父江氏は地元選出の都議などと連携し消費増税の中止などを訴える。
◆14区
◇法相辞任松島氏に元新2氏
「うちわ」配布問題で法相辞任に追い込まれた松島氏が5選を目指すが、陣営関係者は「有権者の間に温度差がある」と序盤情勢を厳しい目で見つめる。対するは、民主に復党し返り咲きを期す木村氏と、2度目の挑戦の阿藤氏。中小企業がひしめく下町で、各氏の経済政策がどこまで浸透するかが勝負の行方を左右しそうだ。
◆15区
◇前職2人に2新人の戦い
前回は比例で復活した秋元氏と、小選挙区を制した柿沢氏に吉田氏、猪野氏が挑む。秋元氏はアベノミクス継続や東京五輪に向けたインフラ整備などを訴える。柿沢氏はみんな、結いを経て維新結党に参加。父柿沢弘治元外相以来の地盤を固める。吉田氏は4度目の出馬で消費増税中止などを訴える。猪野氏は前回11区で出馬した。
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◆各選挙区の立候補予定者
◇11区(板橋区)
下村博文 60 文科相 (6)自前
熊木美奈子 53 [元]都議 民新
山内金久 66 [元]板橋区議 共新
…………12年開票結果…………
当 116,521 下村博文 自前
49,334 猪野隆 維新
36,144 太田順子 民新
27,726 須藤武美 共新
26,469 橋本久美 未新
◇12区(北区、足立区西部)
太田昭宏 69 国交相 (6)公前
池内沙織 32 党12区役員 共新
青木愛 49 保育園理事 (3)生前
…………12年開票結果…………
当 114,052 太田昭宏 公元
比 56,432 青木愛 未前
41,934 池内沙織 共新
9,359 服部聖巳 諸新
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◇13区(足立区中東部)
鴨下一郎 65 [元]環境相 (7)自前
長谷川貴子 41 足立区議 民新
和田智之 40 ライター 次新
祖父江元希 39 党准中央委員 共新
…………12年開票結果…………
当 115,797 鴨下一郎 自前
46,947 川口浩 維前
26,438 藤尾直樹 民新
23,091 祖父江元希 共新
17,906 本多正樹 未新
◇14区(墨田区、荒川区)
松島みどり 58 [元]法相 (4)自前
木村剛司 43 [元]経産委員 (1)民元
阿藤和之 43 党准中央委員 共新
…………12年開票結果…………
当 90,608 松島みどり 自元
40,312 野口東秀 維新
35,334 木村剛司 未前
24,277 犬塚直史 民新
20,298 阿藤和之 共新
1,677 藤田直樹 無新
608 渋江勝義 無新
◇15区(江東区)
秋元司 43 党内閣部会長 (1)自前
柿沢未途 43 党政調会長 (2)維前
吉田年男 66 党地区委員長 共新
猪野隆 49 [元]国税庁職員 無新
…………12年開票結果…………
当 88,222 柿沢未途 み前
比 74,159 秋元司 自新
29,355 田中美絵子 民前
28,518 東祥三 未前
18,667 吉田年男 共新
……………………………………………………
<一覧の見方>立候補予定者は敬称略で、氏名、年齢、主な職業・肩書、当選回数、党派名、前元新の区別。党派名は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、み=みんな、共=共産、生=生活、諸=諸派、無=無所属。解散時の党派別勢力順。未は旧未来。開票結果の「比」は比例復活当選。
〔都内版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk13010180000c.html
2014衆院選:各区の情勢/4 /東京
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
◆16区
◇大西氏と元新3氏が対決
前回初当選の大西氏と返り咲きを狙う初鹿氏、新人の石井氏、大田氏が出馬の見通し。大西氏は区議や都議を経験し、経済政策のほか地元課題への取り組みもアピール。前回選の直前に民主を離れた初鹿氏は「維新と民主が協力する統一候補」と主張。石井氏は自主憲法制定を強調し、大田氏は雇用問題などを若者の視点で訴える。
◆17区
◇平沢氏に2氏挑む混戦に
6期の実績を持つ平沢氏、3度目の挑戦となる新井氏に加え、前回は北海道2区から出馬し比例代表で復活当選した高橋氏も参戦、混戦の様相を帯びてきた。警察庁出身で知名度抜群の平沢氏に対し、「消費増税の中止」を街頭で地道に訴える新井氏、初の東京での出馬となる高橋氏がどこまで浸透を図れるかが勝敗を分けそうだ。
◆18区
◇宿命のライバル争い激戦
宿命のライバル、土屋氏と菅氏の激戦となりそうだ。前回、小選挙区を制した土屋氏はアベノミクスの継続を訴え、組織票の積み上げを図る。比例復活で議席を守った菅氏は脱原発を主張、安倍首相の集団的自衛権などの政策を批判し、支持を呼びかける。初挑戦の結城氏は労組専従活動が長く、くらしと平和を守る政治を訴える。
◆19区
◇2氏競り合いに前職出馬
松本氏と末松氏の競り合いに、山田氏が割って入る構図となりそうだ。3選を目指す松本氏は内閣政務官としての実績をアピール。末松氏は前回の落選後も街頭演説を続け、地道に浸透を図ってきた。山田氏は今夏に結党した次世代の幹事長に就任したばかりで、第三の選択肢を訴える。共産の小泉氏は連日街頭に立つ。
◆20区
◇自・民・共の構図変わらず
自民、民主、共産で議席を争う構図は変わらないが、民主は25区から転じた竹田氏が木原氏に挑む。木原氏は外務政務官としての実績と、中小企業での勤務経験を踏まえた地元企業支援をアピール。竹田氏は地元での初挑戦に「初心に帰って頑張る」と訴える。池田氏は消費増税の中止を訴え、自民、民主との差別化を図る。
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◆各選挙区の立候補予定者
◇16区(江戸川区中南部)
大西英男 68 党都副会長 (1)自前
初鹿明博 45 社団法人役員(1)維元
石井義哲 57 [元]自衛官 次新
大田朝子 30 党准都委員 共新
…………12年開票結果…………
当 95,222 大西英男 自新
46,537 中津川博郷 維前
43,179 上田令子 み新
27,525 初鹿明博 未前
22,741 今野克義 民新
15,145 島長香代子 共新
◇17区(葛飾区、江戸川区北部)
平沢勝栄 69 [元]外務委員長(6)自前
高橋美穂 49 党役員(1)維前
新井杉生 55 党地区委員長 共新
…………12年開票結果…………
当 131,471 平沢勝栄 自前
45,285 小林等 維新
37,592 早川久美子 民前
24,181 新井杉生 共新
-
◇18区(武蔵野、府中、小金井市)
土屋正忠 72 [元]武蔵野市長(2)自前
菅直人 68 [元]首相(11)民前
結城亮 44 党18区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 84,078 土屋正忠 自元
比 73,942 菅直人 民前
44,828 横粂勝仁 無前
28,837 五十嵐勝哉 維新
15,873 杉村康之 未新
13,419 柳孝義 共新
◇19区(小平、国分寺、国立、西東京市)
松本洋平 41 [元]銀行員(2)自前
末松義規 57 [元]外交官(5)民元
山田宏 56 党幹事長(2)次前
小泉民未嗣 36 党地区委員長 共新
…………12年開票結果…………
当 101,362 松本洋平 自元
81,490 末松義規 民前
比 64,857 山田宏 維元
24,660 井出重美津子 共新
22,445 渡辺浩一郎 未前
◇20区(東村山、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山市)
木原誠二 44 [元]外務政務官(2)自前
竹田光明 59 社福法人理事(1)民元
池田真理子 60 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 98,070 木原誠二 自元
61,519 加藤公一 民前
50,031 野田数 維新
33,092 池田真理子 共新
………………………………………………………
<一覧の見方>立候補予定者は敬称略で、氏名、年齢、主な職業・肩書、当選回数、党派名、前元新の区別。党派名は自=自民、民=民主、維=維新、次=次世代、み=みんな、共=共産、無=無所属。解散時の党派別勢力順。未は旧未来。開票結果の「比」は比例復活当選。
〔都内版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk13010219000c.html
2014衆院選:各区の情勢/5止 /東京
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
◆21区
◇前職2氏争い新人絡む
5選を目指す長島氏と、前回は比例で当選した小田原氏が争い、吉岡氏が絡む展開が予想される。今回は第三極から立候補の動きがなく、無党派層にいかに浸透するかがカギ。長島氏はアベノミクス批判や外交安保面の実績で、小田原氏は毎朝駅頭に立つなど地道な活動で票の上積みを目指す。吉岡氏は格差是正などを訴える。
◆22区
◇自前VS民元に新人2氏
伊藤氏と山花氏が5回目の対決。前回、議席を回復した伊藤氏は地方創生推進などを訴えて支持を呼びかける。雪辱を期す山花氏は格差や集団的自衛権に問題を絞り、安倍政権への批判票掘り起こしを図る。鹿野氏は前回の日本維新の会から次世代の党に移っての出馬となる。坂内氏は消費増税反対を重点に街頭演説を続ける。
◆23区
◇前職小倉氏に元新3氏
前回初当選した小倉氏と元職の櫛渕氏が争い、伊藤氏と松村氏が追う構図か。小倉氏は経済政策の恩恵を広く行き渡らせると主張。櫛渕氏は政権批判を展開し、格差是正を訴える。伊藤氏は、元衆院議員の父公介氏の地盤を生かし、足固めに取り組む。松村氏は革新層を掘り起こす。浮動票の行方が焦点になりそうだ。
◆24区
◇自・民対決に2新人加わる
萩生田氏と阿久津氏による5回目の対決に、新人の藤井氏と市川氏が加わる。萩生田氏は八王子の中核市移行を意識し「民主党政権で止まった開発事業の再開」を訴える。阿久津氏は苦境の中小企業を念頭に「アベノミクスは上から目線」と強調。藤井氏は観光産業振興での経済再生を、市川氏は格差拡大阻止などを訴える。
◆25区
◇自民前職に民共新人挑む
5選を目指す井上信氏に民主、共産の2新人が挑む。井上信氏は副環境相時代の実績を強調し、地盤固めに力を入れている。山下氏は、自民現職を破り初当選した2009年都議選の再現を狙って無党派層に支持を訴える。2回目の挑戦となる井上宣氏はアベノミクス批判、若者の正規雇用確保などを中心に街頭演説を続ける。=おわり
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◆各選挙区の立候補予定者
◇21区(立川、昭島、日野市)
小田原潔 50 党支部長 (1)自前
長島昭久 52 [元]副防衛相 (4)民前
吉岡正史 40 党准中央委員 共新
…………12年開票結果…………
当 82,831 長島昭久 民前
比 70,070 小田原潔 自新
36,734 佐々木理江 維新
21,762 吉岡正史 共新
11,408 藤田祐司 未新
4,413 谷川博之 無新
◇22区(三鷹、調布、狛江、稲城市)
伊藤達也 53 [元]金融担当相 (6)自前
山花郁夫 47 [元]副法相 (3)民元
鹿野晃 41 医師 次新
坂内淳 53 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 115,290 伊藤達也 自元
66,210 山花郁夫 民前
40,698 鹿野晃 維新
37,805 津山謙 み新
25,740 坂内淳 共新
2,180 井原義博 諸新
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◇23区(町田、多摩市)
小倉将信 33 [元]日銀職員 (1)自前
櫛渕万里 47 NPO理事長 (1)民元
伊藤俊輔 35 物流会社社長 維新
松村亮佑 34 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 87,192 小倉将信 自新
63,969 櫛渕万里 民前
59,166 伊藤俊輔 維新
39,676 白川哲也 み新
21,006 松村亮佑 共新
18,125 石井貴士 未新
◇24区(八王子市)
萩生田光一 51 総裁特別補佐 (3)自前
阿久津幸彦 58 [元]首相補佐官 (3)民元
藤井義裕 39 [元]衆議員秘書 次新
市川克宏 40 党地区役員 共新
…………12年開票結果…………
当 121,433 萩生田光一 自元
60,784 阿久津幸彦 民前
40,922 小林弘幸 み新
30,042 藤井義裕 維新
21,448 峯岸益生 共新
◇25区(青梅、福生、羽村、あきる野市、西多摩郡)
井上信治 45 [元]副環境相 (4)自前
山下容子 56 [元]都議 民新
井上宣 40 党地区委員長 共新
…………12年開票結果…………
当 100,523 井上信治 自前
28,751 竹田光明 民前
27,258 松本鉄平 維新
17,720 井上宣 共新
10,689 真砂太郎 未新
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<一覧の見方>立候補予定者は敬称略で、氏名、年齢、主な職業・肩書、当選回数、党派名、前元新の区別。党派名は自=自民、民=民主、維=維新、次=次世代、み=みんな、共=共産、諸=諸派、無=無所属。解散時の党派別勢力順。未は旧未来。開票結果の「比」は比例復活当選。
〔都内版〕
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兵庫
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk28010220000c.html
2014衆院選:予想される顔ぶれ/1 /兵庫
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
12月2日公示の衆院選に向けて事実上の選挙戦が始まった。県内12選挙区の立候補予定者の顔ぶれを紹介する。
◆1区
◇自維前職に共産新人
2012年の前回選で返り咲いた自民前職の盛山氏、維新前職の井坂氏、共産新人の筒井氏の3氏が準備を進めている。
盛山氏は、政務官も経験し党法務部会長なども務めるが、週末はなるべく選挙区で地元の声を聴いてきた。法務関係の実績を強調し、政権継続を訴える。
前回衆院選ではみんなの党で立候補した井坂氏は、結いの党を経て維新に合流。2年間選挙区をこまめに回り支持拡大に努めてきた。議席獲得を目指す。
筒井氏は前回衆院選に続き1区から2度目の国政挑戦。「消費税増税は国民の生活を苦しくしている。延期ではなく、中止すべきだ」と力を込める。
◆2区
◇6選前職に2氏挑む
返り咲きを狙う民主元職の向山氏、7選を目指す公明前職の赤羽氏、共産新人の平松氏の3氏の争いになる見通し。
向山氏は、労組出身で連合兵庫の支援を受ける。2年間は選挙区内をくまなく回り、有権者の声に耳を傾けてきた。アべノミクスを批判し支持を訴える。
前回選で議席を奪還した赤羽氏は、この2年間、東日本大震災の復興に懸命に取り組んだ実績などを強調。「復興と経済再生をやりぬく」と訴える。
5度目の国政選挙となる平松氏は母子家庭で育ったという経験から、子育て世代への支援を重点政策に掲げ、「国民が主人公の政治に」と訴える。
◆3区
◇5氏が名乗り混戦
自民前職の関氏、民主新人の横畑氏、維新前職の新原氏、共産新人の冨士谷氏、無所属新人の和田氏と5氏が立候補する見通し。
関氏は、銀行出身で経産政務官を務めるなど、経済への精通と実績をアピール。原付きバイクで回り、「都市部の景気回復を地方にも」と訴えている。
横畑氏は、民主所属の県議、市議らと連携し、知名度アップを懸命に図ってきた。朝夕も連日駅前に立ち、政治と金の問題などを訴えている。
新原氏は市議、県議を経て出馬した前回衆院選で比例復活で初当選。選挙戦では街宣車を使わず自転車で選挙区を回り、支持の拡大を図る。
冨士谷氏はアベノミクスを「大企業優遇の間違った政策」と指摘。民主商工会の勤務経験を生かし、「中小企業を応援していきたい」と強調する。
和田氏は22日に立候補表明したばかりだが、地元での知名度は高い。「今の国会議員は何をやってるのか」などと、国政への批判の「受け皿」も狙う。=つづく
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◆1区
盛山正仁 60 [元]法務政務官 (2)自前
井坂信彦 40 [元]神戸市議 (1)維前
筒井哲二朗 43党地区役員 共新
◆2区
向山好一 57 [元]神戸市議 (1)民元
赤羽一嘉 56 [元]副経産相 (6)公前
平松順子 65 党県常任委員 共新
◆3区
関芳弘 49 経産政務官 (2)自前
横畑和幸 43 [元]神戸市議 民新
新原秀人 52 党国対副委長 (1)維前
冨士谷香恵子 62 党地区委員 共新
和田有一朗 50 県議 無新
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk28010238000c.html
2014衆院選:予想される顔ぶれ/2 /兵庫
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
◆4区
◇自前職に維共の新人
再選を狙う自民前職の藤井氏、維新新人の永井氏、共産新人の林氏が立候補を予定している。
前回衆院選で初当選した藤井氏は、党総務副部会長などの実績を強調。「あるもの」を生かした地域再生などを呼び掛け、自公政権の継続を訴える。
21日に公認が発表された永井氏は維新政治塾1期生。東京出身だが、前回衆院選で4区の党公認候補陣営スタッフだった。「現場の声を国へ」と訴える。
林氏は初の国政挑戦。「集団的自衛権の行使容認で、『孫が兵隊に取られる』という有権者の声を聞いた。憲法9条を守りたい」と訴える。
◆5区
◇自維前職に共産新人
前回選で5区を制した自民前職の谷氏、比例復活で初当選した維新前職の三木氏、共産新人の西中氏の3氏が立候補を予定している。
谷氏は、地域活性化や経済対策への取り組みをアピール。実績を掲げて、但馬地域の支持を固め、丹波地域や三田市などにも支持拡大を図っていく。
三木氏は、子育て経験に基づき子育て支援や教育、福祉の充実などを訴える。拠点の三田市に加え豊岡市などにも事務所を置き、南から北へ浸透を図る。
西中氏は、消費増税中止のほか、原発再稼働、集団的自衛権への反対を訴える。丹波市に拠点を置き、三田市を中心に丹波・但馬地域へ浸透を図る。
◆6区
◇前職2人VS2新人
自民前職の大串氏、民主新人の辻氏、次世代前職の杉田氏、共産新人の吉岡氏の4氏が立候補を予定している。
大串氏は松下政経塾出身の大学客員教授で、前回選に党の公募を経て出馬し初当選。保守系県議や市議らの支援を受け「消費税について国民の判断を仰ぐのは当然」と訴える。
前参院議員の辻氏は、副厚労相の経験から福祉や社会保障問題を中心に訴える。首相と自民の「一強多弱」に「野党勢力が歯止めをかけなければ民主主義は危うい」と唱える。
普段から動画サイトでの情報発信に取り組む杉田氏は、駅頭での演説の模様もネットで生中継。「正論で切り込める党」と、結党後約3カ月の党の知名度向上にも努める。
吉岡氏は、消費税増税中止などを掲げ「国民の声が届く政治を」と訴えている。党の宣伝カーに同乗し、駅頭や住宅地などを細かく回りながら、周知を図っている。
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◆4区
藤井比早之 43 党青年局次長 (1)自前
永井寿也41 会社社長 維新
林政人 61 党地区職員 共新
◆5区
谷公一 62 復興相補佐官 (4)自前
三木圭恵 48 党女性局長 (1)維前
西中孝男 65 [元]三田市議 共新
◆6区
大串正樹 48 大学客員教授 (1)自前
辻泰弘 58 [元]副厚労相 民新
杉田水脈 47 党県会長 (1)次前
吉岡健次 45 党地区職員 共新
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk28010389000c.html
2014衆院選:予想される顔ぶれ/3 /兵庫
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
◆7区
◇前職2人に民元職ら
自民前職の山田氏に返り咲きを目指す民主元職の石井氏、前回選は比例復活した維新前職の畠中氏に共産新人の浜本氏、県議で無所属新人の大前氏の5氏が立候補を予定している。
山田氏は、元銀行員の経験を生かして経済政策を主張の中心に据え、安倍晋三首相の経済政策アベノミクスの継続を唱える。
石井氏は「アベノミクスの失敗を修正する選挙」と訴える。前回の落選直後からこまめに地域の会合に参加、支持拡大を図ってきた。
畠中氏は前回選でのみんなから結い、維新と所属が替わった。「身を切る改革」を信条に、国会議員の定数削減や議員報酬の見直しを掲げる。
19日に立候補を表明した浜本氏は知名度アップを図ろうと、党組織を挙げて臨む。消費税増税中止などを主張する。
県議で元自民の大前氏は今月中旬、急きょ出馬を表明。元衆院議員の父から地盤を引き継ぎ、国政への転身に支援者の理解を求める。
◆8区
◇公前職に共新人挑む
公明前職の中野氏が再選を目指し、共産新人の庄本氏が挑む。他に立候補を模索する動きもある。
前回、故冬柴鉄三氏の地盤を引き継ぎ、議席を奪還した中野氏は、あいさつ回りを重ね支援組織を固める。街頭では政権の経済政策の成果を強調。消費増税延期にも理解を求め、政権継続を訴える。
庄本氏は5回連続の衆院選立候補。消費増税の即時中止や集団的自衛権の容認の撤回などを訴える。共産支持層だけでなく無党派層への浸透を狙い、街頭演説を精力的にこなしている。
◆9区
◇自前職と共新人対決
自民前職で5回目の当選を目指す西村氏と、共産新人の新町氏が立候補を予定している。前回選で候補を擁立した民主、維新は表立った動きがない。
副内閣相として経済再生を担当する西村氏はアベノミクスの成果を掲げ、「地方経済や中小企業に重点を置いた第2章を」と、地方の景気回復を目指す考えを強調。防災や健康医療戦略にも積極的に取り組む姿勢を示す。
前県議の新町氏は、集団的自衛権の行使容認や原発再稼働、TPP交渉を進める安倍政権を批判し、「総選挙は政権の暴走を止めるチャンス」と主張。「消費税10%への増税は先送りでなく、中止すべきだ」と訴える。=つづく
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◇7区
山田賢司 48 [元]銀行員 (1)自 前
石井登志郎 43 [元]衆議員秘書(1)民 元
畠中光成 42 [元]生保会社員(1)維 前
浜本鶴男 70 党地区委員 共 新
大前春代 30 [元]衆議員秘書 無 新
◇8区
中野洋昌 36 党学生局長 (1)公 前
庄本悦子 60 党地区役員 共 新
◇9区
西村康稔 52 副内閣相 (4)自 前
新町美千代 67 [元]県議 共 新
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk08010255000c.html
2014衆院選:小泉氏、出馬せず 選挙区調整が難航 /茨城
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
12月2日公示・同14日投開票の衆院選で、茨城3区を軸に立候補の意向を示していた元衆院議員の小泉俊明氏(57)が26日、毎日新聞の取材に対し、「後援会幹部と打ち合わせした結果、今回は(立候補を)見送ることにした」と述べ、出馬しない考えを明らかにした。
小泉氏は民主党衆院議員として計3期を務め、国土交通政務官などを歴任。消費増税に反対して離党し、前回2012年衆院選は日本未来の党公認で3区から出馬・落選していた。現在は無所属で政治活動している。
小泉氏は「政党名は言えないが、ある党幹部と選挙区調整をしてきた。しかし、提示された選挙区が希望の区ではなかった」と出馬断念の理由を説明。無所属での立候補については「(野党候補と)共倒れになる。自民を利することになる」と話した。【安味伸一】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112700982
比例北信越に弁護士=自民石川【14衆院選】
自民党石川県連は27日、衆院選の比例代表北陸信越ブロックに、新人で弁護士の佐藤俊氏を擁立する方針を決め、党本部に公認申請したと発表した。(2014/11/27-21:38)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112700758
社民2次公認発表=衆院選【14衆院選】
社民党は27日、衆院選の第2次公認候補として、小選挙区12人、比例代表7人を発表した。いずれも新人。候補者は次の通り。(敬称略)
【選挙区】宮城2区 桑島崇史▽秋田1区 伊藤正通▽福島4区 小川右善▽群馬5区 小林人志▽千葉7区 阿部治正▽新潟2区 渡辺英明▽富山2区 東篤▽愛知1区 平山良平▽島根2区 山本誉▽福岡11区 藤中寛之▽熊本5区 今泉克己▽鹿児島4区 野呂正和
【比例代表】北海道 道林實▽東北 木村正弘▽南関東 木村栄子▽東京 石川大我▽北信越 石合祐太▽東海 山登志浩▽近畿 藤田高景(2014/11/27-17:37)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112700756
自民171人を1次推薦=公明【14衆院選】
公明党は27日の中央幹事会で、自民党の衆院選公認候補171人を第1次の推薦対象に決めた。無所属の中村喜四郎氏(茨城7区、前職)の推薦も決めた。推薦対象の自民候補は次の通り。(敬称略、前=前職、新=新人)
【北海道】1区 船橋利実=前▽2区 吉川貴盛=前▽3区 高木宏寿=前▽4区 中村裕之=前▽5区 町村信孝=前▽6区 今津寛=前▽7区 伊東良孝=前▽8区 前田一男=前▽9区 堀井学=前▽11区 中川郁子=前▽12区 武部新=前
【青森】1区 津島淳=前▽2区 江渡聡徳=前▽3区 大島理森=前▽4区 木村太郎=前
【岩手】1区 高橋比奈子=前▽2区 鈴木俊一=前
【宮城】1区 土井亨=前▽2区 秋葉賢也=前▽3区 西村明宏=前▽4区 伊藤信太郎=前▽6区 小野寺五典=前
【秋田】1区 冨樫博之=前▽2区 金田勝年=前▽3区 御法川信英=前
【福島】2区 根本匠=前▽4区 菅家一郎=前
【茨城】2区 額賀福志郎=前▽4区 梶山弘志=前▽6区 丹羽雄哉=前
【栃木】1区 船田元=前▽2区 西川公也=前▽3区 簗和生=前▽4区 佐藤勉=前▽5区 茂木敏充=前
【群馬】2区 井野俊郎=前▽3区 笹川博義=前▽4区 福田達夫=前▽5区 小渕優子=前
【埼玉】1区 村井英樹=前▽2区 新藤義孝=前▽4区 豊田真由子=前▽5区 牧原秀樹=前▽7区 神山佐市=前▽10区 山口泰明=前▽12区 野中厚=前▽13区 土屋品子=前▽14区 三ッ林裕巳=前▽15区 田中良生=前
【千葉】3区 松野博一=前▽6区 渡辺博道=前▽7区 斎藤健=前▽8区 桜田義孝=前▽9区 秋本真利=前▽10区 林幹雄=前▽11区 森英介=前▽12区 浜田靖一=前
【東京】2区 辻清人=前▽6区 越智隆雄=前▽7区 松本文明=前▽8区 石原伸晃=前▽9区 菅原一秀=前▽10区 小池百合子=前▽11区 下村博文=前▽13区 鴨下一郎=前▽15区 秋元司=前▽16区 大西英男=前▽18区 土屋正忠=前▽20区 木原誠二=前▽23区 小倉将信=前▽24区 萩生田光一=前▽25区 井上信治=前
【神奈川】1区 松本純=前▽2区 菅義偉=前▽3区 小此木八郎=前▽4区 山本朋広=前▽5区 坂井学=前▽8区 福田峰之=前▽9区 中山展宏=前▽10区 田中和徳=前▽12区 星野剛士=前▽13区 甘利明=前▽15区 河野太郎=前▽16区 義家弘介=前▽17区 牧島かれん=前
【福井】1区 稲田朋美=前▽2区 高木毅=前
【長野】1区 小松裕=前▽2区 務台俊介=前▽4区 後藤茂之=前▽5区 宮下一郎=前
【岐阜】1区 野田聖子=前▽2区 棚橋泰文=前▽3区 武藤容治=前▽4区 金子一義=前▽5区 古屋圭司=前
【静岡】1区 上川陽子=前▽2区 井林辰憲=前▽4区 望月義夫=前▽5区 吉川赳=前▽6区 勝俣孝明=前▽7区 城内実=前▽8区 塩谷立=前
【愛知】1区 熊田裕通=前▽7区 鈴木淳司=前▽8区 伊藤忠彦=前▽9区 長坂康正=前▽10区 江崎鉄磨=前
【三重】1区 川崎二郎=前▽4区 田村憲久=前▽5区 三ツ矢憲生=前
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【滋賀】1区 大岡敏孝=前▽2区 上野賢一郎=前▽3区 武村展英=前▽4区 武藤貴也=前
【京都】1区 伊吹文明=前▽5区 谷垣禎一=前
【大阪】2区 左藤章=前▽4区 中山泰秀=前▽7区 渡嘉敷奈緒美=前▽8区 大塚高司=前▽9区 原田憲治=前▽10区 大隈和英=新▽12区 北川知克=前▽13区 宗清皇一=新▽15区 竹本直一=前▽17区 岡下昌平=新
【兵庫】1区 盛山正仁=前▽3区 関芳弘=前▽4区 藤井比早之=前▽5区 谷公一=前▽6区 大串正樹=前▽7区 山田賢司=前▽9区 西村康稔=前▽10区 渡海紀三朗=前▽11区 頭師暢秀=新
【和歌山】1区 門博文=前▽2区 石田真敏=前▽3区 二階俊博=前
【鳥取】1区 石破茂=前▽2区 赤沢亮正=前
【島根】1区 細田博之=前▽2区 竹下亘=前
【岡山】1区 逢沢一郎=前▽5区 加藤勝信=前
【広島】1区 岸田文雄=前▽4区 中川俊直=前▽5区 寺田稔=前
【山口】1区 高村正彦=前▽2区 岸信夫=前▽3区 河村建夫=前▽4区 安倍晋三=前
【徳島】1区 後藤田正純=前▽2区 山口俊一=前
【愛媛】1区 塩崎恭久=前▽2区 村上誠一郎=前▽3区 白石徹=前▽4区 山本公一=前
【高知】2区 山本有二=前
【福岡】4区 宮内秀樹=前▽6区 鳩山邦夫=前▽10区 山本幸三=前
【長崎】3区 谷川弥一=前
【熊本】2区 野田毅=前▽3区 坂本哲志=前▽5区 金子恭之=前
【大分】2区 衛藤征士郎=前
【宮崎】2区 江藤拓=前
【鹿児島】2区 金子万寿夫=前▽5区 森山裕=前
【沖縄】1区 国場幸之助=前
(2014/11/27-17:36)
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http://www.sankei.com/politics/news/141127/plt1411270049-n1.html
2014.11.27 21:21
【衆院選2014】
自民“難題”4選挙区 麻生VS古賀「代理戦争」の福岡1区
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(1/2ページ)【衆院解散、総選挙へ】
衆院選(12月14日投開票)をめぐり、自民党の選挙区候補者の調整が大詰めを迎えた。党は27日までに公明党候補の推薦を含め291選挙区で候補者を決めた。残る4選挙区には、派閥領袖級の「代理戦争」など難題を抱えているところもある。28日にも第2次公認を発表するが、対応を一歩誤れば特定の選挙区で火種を抱えることになる。
与党の候補者が選挙区で決まっていないのは、福岡1区▽福島5区▽兵庫12区▽熊本4区−の4つ。
このうち自民党執行部が最も頭を悩ませているのが、前職2人が公認を求める福岡1区の扱いだ。平成24年の前回衆院選で初当選した井上貴博氏は、麻生太郎副総理兼財務相の側近。前回は比例代表九州ブロックに回った新開裕司氏は古賀誠元幹事長の元秘書だ。
麻生、古賀両氏は、福岡で“勢力”を競い合っており、今回の公認争いはいわば「代理戦争」。県連は前回、1区で新開氏を公認申請したが、党本部は公示の5日前に井上氏に差し替えた。安倍晋三首相に近い麻生氏の影響とされる。
今回、福岡県連は「一本化は困難」として対応を党執行部に一任した。執行部は選挙ごとに選挙区と比例代表の候補者を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、茂木敏充選対委員長が周囲に「いっそ2人が無所属で出たらどうか」と漏らすほどだ。
執行部は今回も井上氏を選挙区から出馬させ、新開氏を九州ブロックの名簿上位で処遇する方向だ。ただ九州ブロックは苦戦しそうな沖縄も含まれる。上位での処遇が必要な候補者は少なくなく、比例名簿の順位でも調整が難航しそうだ。
一方、福島5区は、坂本剛二元経産副大臣と吉野正芳元環境副大臣の「町村派ベテラン勢」同士の公認争い。前回、坂本氏は選挙区で返り咲いたが、吉野氏は関係性の薄い比例代表中国ブロックから出馬を強いられた。両氏については、平成21年の衆院選までコスタリカ方式を採っており、吉野氏は選挙区での出馬を譲らない構えだ。
兵庫12区は、民主党を離党し無所属のまま自民党二階派に所属する山口壮(つよし)元外務副大臣が、公認に意欲をみせる。山口氏の後ろ盾は二階派会長の二階俊博総務会長。ただ、兵庫県連は戸井田徹元衆院議員の長男、真太郎氏を公認申請している。党内では、直近2回の衆院選で選挙区からの当選を果たしている山口氏を選挙区の候補者として推薦するとの見方が強い。
熊本4区については、党熊本県連が次世代の党の園田博之衆院議員を県連推薦した。自民党は前回同様、公認候補の擁立を見送る方針だ。(水内茂幸)
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http://mainichi.jp/select/news/20141128k0000m010094000c.html
衆院選:主要8政党公約出そろう 独自成長戦略など掲げ
毎日新聞 2014年11月27日 21時30分
衆院選(12月2日公示−14日投開票)に向けた主要8政党の公約が27日、出そろった。安倍晋三首相が自らの経済政策「アベノミクス」の信任を問う考えを示したことに対し、野党側も独自の成長戦略などを掲げ、基本的な姿勢の違いが鮮明になっている。原発再稼働や社会保障政策でも政党間の違いは大きく、幅広い分野で論戦が繰り広げられそうだ。
自民党は、アベノミクスの継続を前面に押し出した。アベノミクスは(1)円安誘導で輸出企業の国際競争力を高める大胆な金融緩和(2)景気刺激のための財政出動(3)規制改革を核とした成長戦略−−の三本の矢で、デフレからの脱却と経済成長を図る。過去2年間で、約100万人の雇用を創出し、賃上げ率は過去15年間で最高の2・07%を記録したほか、企業の倒産件数も24年ぶりの低水準にあると成果を強調。そのうえで「日本再生のためには、この道しかない」と訴えた。
27日に公約を発表した公明党もデフレからの脱却や経済再生を目指す考えを示し、自民党と足並みをそろえたが、アベノミクスという言葉は公約で使わなかった。代わりに、生活必需品の消費税率を低く抑える軽減税率の導入に最重点を置いている。
野党側では、民主党は急激な円安や物価高を招き、「国民生活が疲弊した」とアベノミクスを批判。「今こそ、流れを変える時」と訴え、アベノミクスからの転換を呼び掛けた。大企業の好業績が、やがて中低所得者や地方にも広がるとのアベノミクスの発想を真っ向から否定し、雇用の安定や中小企業支援の拡充を通じ、「厚く、豊かな中間層」を復活させることを掲げた。
維新の党は、「第三の矢(成長戦略)がかけ声だけに終わっている」などとして、アベノミクスの方向性には賛同しつつ、業界団体との結びつきの強い自民党の改革姿勢を批判。国会議員の歳費や定数の削減、行政改革などの徹底で「実のある改革」を断行するとしている。共産、生活の両党は再生可能エネルギーへの転換などで地域経済の成長を促せるとしている。
首相が消費税率10%への引き上げを来年10月から1年半延期したことは各党とも容認しているが、民主は「アベノミクスによる国民生活の悪化」で引き上げができなくなったと批判。維新は首相が「引き上げ再延期はしない」と明言していることに反対し、景気状況により引き上げを判断すべきだとの立場だ。生活は「凍結」、共産は「中止」、社民は「5%に引き下げ」を求めている。
自民党が企業の成長を促すためとして目指している法人税減税には、民主、次世代も基本的に賛成。公明の公約に記載はなかった。
原発を巡っては、自民が「重要なベースロード電源」と位置づけ、再稼働への意欲を示したのに対し、公明は「原発に依存しない社会・原発ゼロを目指す」と与党内で温度差が露呈。
民主は与党時代に掲げた「2030年代原発ゼロ」を継承しつつも再稼働自体は容認。維新は「『核のゴミ』の最終処分の解決なくして原発再稼働なし」と実質的に再稼働反対の姿勢を示した。
JA全中の権限の縮小が争点となっている農協改革では、自民は「議論を深め着実に推進」と改革志向を示した。公明は「農協がこれまで果たしてきた役割や現場の実態に即した自己改革を踏まえ、検討を進める」と記載するにとどめた。維新は「地域農協における金融部門の分離、JA全中の抜本改革」などと自民以上に急進的な改革を掲げた。【宮島寛】
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http://mainichi.jp/select/news/20141128k0000m030063000c.html
台湾:統一地方選が29日投開票 首長選で激しい中部攻防
毎日新聞 2014年11月27日 20時17分(最終更新 11月27日 22時07分)
【台北・鈴木玲子】2016年の次期総統選挙の前哨戦となる台湾の統一地方選が29日、投開票される。6直轄市を含む22の県市の首長や地方議員など九つの選挙が行われる史上最大規模の選挙戦。台湾では北部が与党の国民党、南部は野党の民進党勢力が強いが、今回の首長選では与野党勢力の分水嶺(ぶんすいれい)である中部での攻防が激しくなっている。地盤が動けば総統選にも影響しかねず与野党はトップが頻繁に中部入りし、支持を訴える。
与野党の勢力図は、中部を流れる濁水渓を境に南北に分かれるため「濁水渓の攻防」とも言われる。川の北に位置する台中市、彰化県、南投県は国民党が握る。しかし、今回は国民党の牙城とされてきた台中市の市長選で民進党新人の林佳龍氏(50)が国民党現職の胡志強氏(66)をリードする。
「台湾をひっくり返す。中部台湾から変えよう」。25日、応援で台中に乗り込んだ蔡英文・民進党主席が訴えた。同党は林氏の人気に乗じ、中部を重点地域に置く戦略を鮮明にし、勢力拡大を図る。
隣接する彰化県でも、民進党新人の魏明谷氏(50)が終盤で猛追する。魏氏は25日、林氏と共に立法委員(国会議員)辞職願を出し、背水の陣を演出し、逆転勝利を狙う。
これに対し国民党も党主席の馬英九総統ら幹部がこぞって中部入りし、地盤死守に躍起だ。台中市の現職、胡志強氏は、党の実力者の一人だが、合併前の旧台中市長を含め既に任期が13年に及んでおり、「多選」批判に苦しむ。23日に落成した「台中国家歌劇院」など台中発展への貢献を強調し、必死に巻き返す。
また川の南にある雲林県は民進党が2期県政を担ってきたが、今回は与野党の新人同士の接戦となっている。国民党は、地方派閥を率いる元県長の妹を擁立し、奪還を狙う。成功すれば勢力南下への大きな布石となる。
一方、全体で見れば無所属の花蓮県を除き現有勢力は国民党15に対し民進党が6。馬総統の支持率が低迷する中、現有を守り抜きたい国民党に対し、民進党は7以上を目指す。
また、国民党政権のお膝元である台北市長選では、野党系の無党派新人で台湾大の医師、柯文哲氏(55)が、国民党の連戦・名誉主席の長男、連勝文氏(44)にリード。同党は支持基盤である退役軍人らに訴え、最後の追い上げを図る。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576840.html
維新・大竹氏は比例単独に 衆院選(11/27 16:00)
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維新の党の松木謙公道ブロック代表代行は27日、札幌市内で記者会見し、同党から衆院選道1区(札幌市中央、南、西区)に立候補する意向を表明していた大竹智和氏(37)について、比例代表道ブロック単独候補として出馬することが固まったと明らかにした。
松木氏は「大竹氏から『自分はサポートに回り、皆を支えたい』という言葉があった」と述べた。道2区に出馬する松木氏と道3区の小和田康文氏(44)は比例に重複立候補して名簿1位で並べ、大竹氏は3位登載の方向という。
大竹氏は維新と民主党本部との選挙区調整により、2012年の前回衆院選で出馬した道1区から国替えして道10区(空知、留萌管内)の公認候補となった。しかし、民主党北海道が道10区に独自候補を擁立したため、道1区から出馬する意向を示していた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014112702000136.html
「うちわ」で辞任松島前法相 東京14区の風向きは…
2014年11月27日 朝刊
うちわを有権者に配って辞任に追い込まれた自民党の松島みどり前法相(58)の地元、東京14区(墨田、荒川区)。来月二日公示の衆院選では、松島さんに元職と新人が挑む構図になりそうだ。「うちわ」が起こした風は、どう吹くのか。 (中山高志)
「辞任で、地元に大変なご迷惑をおかけしました」。冷たい雨風が身に染みる二十五日早朝、東京スカイツリー(墨田区)の真下にある押上駅前で、トレードマークの赤い上着姿の松島さんが声をからした。
足早に過ぎる通勤客に向け、おわびの言葉を一時間半で百五十回以上繰り返し、そのたび深々と頭を下げた。うちわ配りは、公職選挙法で禁止されている寄付に当たると指摘された。
謝罪とともに、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を訴える党のちらしを手渡した。「これだけ受け取ってもらえるとは」と笑顔も見せた。
しかし、地元の自民区議は「街の見る目は厳しい」と話す。うちわ問題が指摘された当時の釈明ぶりが、「素直さがない印象を与えた」という。
衆院解散直後の二十三日夕には、墨田区の曳舟駅前でマイクを手にした。商店から駆け寄った男性が「頑張れ」と握手したかと思うと、数分後には高齢女性が「あんた、いいかげんなこと言っちゃ駄目だ」と厳しい言葉を浴びせた。
「アベノミクスの恩恵は全くない。そんな皆さんの声を代弁させてほしい」。二十四日午後、荒川区の南千住駅近くの商業施設前で、元職の木村剛司(たけつか)さん(43)が声を張り上げた。
前回は民主党を離党して日本未来の党から出馬し、落選。今回は解散を受けて民主に復党したばかりで、党のちらしを懸命に配っていた。
支援者の男性(80)は「うちわの件は相手にとってマイナス」とみるが、木村さんは「ネガティブキャンペーンはしない」と、この日の約二十分の演説では問題に触れなかった。幼児を連れて買い物に訪れた会社員女性(30)は「うちわ問題って何ですか? そもそも政治に期待していない」と素っ気なかった。
共産新人の阿藤和之さん(43)は「うちわの件は政治不信につながる」と指摘しつつも、「消費税が争点と思っている。うちわ問題を中心に訴えることは考えていない」と話す。
二十四日正午、荒川区の町屋駅前での演説で取り上げたのは、消費税増税や原発再稼働、そして解釈改憲による集団的自衛権の容認−。周囲で支援者らが党のちらしを配る中、安倍政権の政策をことごとく批判し「うちわを配って大臣を辞めた方に、負けるわけにはいかない」と対抗心ものぞかせた。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20141127-1401764.html
民主党、鈴木氏の比例名簿単独1位検討
来月の衆院選で民主党公認候補として北海道7区と比例代表から重複立候補する政治団体「新党大地」の鈴木貴子前衆院議員(28)について、
民主党が鈴木氏の比例北海道ブロックでの名簿順位を単独1位とする案を検討していることが27日、同党関係者への取材で分かった。
鈴木氏が単独1位の場合、道内でほかに重複立候補する横路孝弘元衆院議長らは同列2位となる案。ただ、民主党内には最近党員となったばかりの鈴木氏の単独1位に反対の声もあるという。
民主党は比例名簿順位では、小選挙区候補者を同列1位とするのが通例。鈴木氏を異例の形で優遇する動きの背景には、鈴木氏の議席を事実上保証することで、道内で一定の集票力を持つ大地票を民主党に取り込む狙いがあるとみられる。
民主党は前回衆院選の比例道ブロックで2議席、09年衆院選では4議席を獲得。鈴木氏の比例名簿の単独1位が決まれば、道7区で落選しても比例復活が確実となる。
鈴木氏の父で新党大地の鈴木宗男代表と民主党の玄葉光一郎選対副本部長は24日、衆院選での選挙協力を発表。玄葉氏は鈴木氏の名簿順位について「これまでの大地の国政選挙での実績を踏まえ判断したい」と語っていた。
大地は前回衆院選では、小選挙区、比例代表ともに候補者を立てたが、今回は擁立せず、民主党が公認する道内の全候補を推薦し、支援に回る。
こんな事すれば7区落とす可能性上がるだけなのに馬鹿だなあ
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http://www.kanaloco.jp/article/80899/cms_id/113565
14神奈川衆院選:「第三極」の同志いずこ? 維新と次世代が3選挙区で競合
2014.11.27 12:06:00
第三極の維新の党と次世代の党が競合する選挙区が、県内で目立ち始めた。神奈川では民主と維新の候補者調整が不調に終わった側面が強く、そのあおりを受けて“律義”に出馬を控えてきた次世代も参戦し、26日時点で5、7、18区の3選挙区が競合状態に。「1強多弱」の結果を生んだ前回衆院選が再現されたかのような野党乱立に、関係者からは「残念だ。敵は自民なのに」との嘆きが漏れる。
「残念ながら重なる状況になり、移ることになった」。25日、出馬予定の選挙区を神奈川1区から3区に替えた次世代の新人・横田光弘氏は、顔をしかめ「この土壇場に来て乱立を誘発している」と維新の対応を批判した。
伏線は民主と維新の候補者調整が一部で“決裂”したことにある。民主は21日、維新の前職・青柳陽一郎氏が再選を目指す6区に、別の選挙区の元職をぶつけてきた。維新も同じ日に1、7区などに新人を擁立。横田氏はそのあおりで3区に国替えした格好だ。
次世代の県連会長を務める前職・松田学氏が出馬予定の7区も競合する形となり、維新へのいらだちを隠さない。維新とは「競合を避けようとの紳士協定がある」と認識していたからだ。だが「それが反故(ほご)にされた。乱立は本意ではない。出馬したいという人をこれまで私が抑えてきたが、もう抑えられない」。26日には、維新の新人が出馬表明している5区に新人を擁立すると発表した。
一方、維新側の認識は異なる。江田憲司共同代表は24日、横浜市都筑区で記者団に「この選挙戦は、維新の党として独自に戦い抜く。与党を利さないよう、できればすみ分けていくのがいいという程度の話。7区は最も維新らしい地域で、ここで立てない選択肢はない」。
維新の青柳氏は「今、総選挙をやれば、野党は混乱するという与党の解散戦略に翻弄(ほんろう)されてしまっている面はある」とし、こう続けた。「こうなった以上、各党が国民のために何をやるかをしっかり提示し、戦っていかなければならない」
【神奈川新聞】
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北海道
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411270100003.html
民主・維新、きしむ共闘 複数選挙区で競合
2014年11月27日09時30分
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■自公、一時緊張も支援確認
12月2日公示の衆院選に向け小選挙区で「野党共闘」を探る動きが全国で起きているが、道内は民主党と維新の党との選挙協力がまとまらず、混迷を深めている。一方、自民と公明は前回衆院選同様の協力関係を確認した。
今回の衆院選で、民主と維新は両党本部の主導で、選挙区が競合しないよう調整が進められていた。野党の票を一つにまとめることで自公に打ち勝つためだ。だが民主道連は、政策の違いや道内での維新の地盤が弱いことなどから、選挙区調整をせず、全選挙区での独自候補の擁立を進めた。
きしみがはっきりと表れたのは、民主の三井辨雄・元厚生労働相が不出馬を表明した2区。三井氏は維新公認の松木謙公氏を後継指名した。松木氏が過去に、自身の地盤だった2区を三井氏に譲って12区に移った経緯があったためだ。民主党本部も2区には独自候補を立てずに松木氏への協力を模索したが、道連はこれに強く反発し、来春の札幌市議選に出馬予定だった社会福祉士の池田真紀氏を擁立した。
26日午前、三井氏の後援会幹部らが横路孝弘・民主道連代表の事務所を訪ね、松木氏へ一本化するよう協力を求めた。
だが横路氏は維新との協力をかたくなに拒否。「池田で自民に勝てる」と突っぱねた。後援会幹部は「自民だけ利する戦いをしても意味がない」と食い下がったが、20分ほどの話し合いは平行線。池田氏は党本部の公認を得られない事態になった。26日に記者会見した池田氏は「公認がないのは残念だが、道連の決断は心強い。迷いなく戦う」と話した。
道連が独自候補にこだわる理由を幹部は「道内で力がない維新と協力してもメリットがない。政策も異なる。比例票が維新に奪われるだけ」と話す。
前回衆院選に1区から立候補した維新の大竹智和氏は今回、横路氏との競合を避ける目的で10区に転身していた。だが民主道連は10区に国会議員秘書の神谷裕氏を擁立したため「話が違う」と1区へ再び戻ることを明らかにした。
10区は自民・公明の選挙協力の象徴でもあるが、その関係に一瞬、緊張が走った場面があった。
前回の衆院選では、自民が10区で公明・稲津久氏の支援に回り、民主候補を破った。公明はこの見返りに道内の他の小選挙区で自民候補を支援した。
だが今回、自民の10区支部関係者から「なぜ、この選挙区だけ支部長がいないのか」などと不満が噴出。同支部は比例道ブロックの前職、渡辺孝一氏を支部長として党本部に推薦して小選挙区で公認を得る方針を立てた。
こうした動きに、他選挙区の自民の立候補予定者の事務所開きに公明が欠席する事態に。自民10区支部と公明党道本部の幹部が25日夜、札幌市内で対応を協議し、稲津氏が10区から立候補して自公で支援することを確認した。自民の釣部勲道議は記者団に「すっきりした。公明との共闘で、できる限りのことをしたい」と表明。自民党道連幹部は「公明との選挙協力に影響はない」としている。
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>>1302
まぁ、参院比例向きですよね。
セクシャルマイノリティーとして出馬するなら
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>>1313
どーせ、北関東で比例復活はないだろうだから
無所属が有利と判断したか
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>>1326-1327
神奈川16区池田東一郎が出るのか
第41回衆議院議員総選挙 神奈川県第15区
当日有権者数:人 最終投票率:%(前回比:ポイント)
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 得票率 推薦・支持 比例重複
当 河野太郎 33 自由民主党 新 84,723票 36.4% ○
池田東一郎 35 新進党 新 71,426票 30.7%
富塚三夫 67 民主党 元 47,506票 20.4% ○
山本一雄 51 日本共産党 新 28,820票 12.4%
2012年は神奈川5区。みんなの党から出馬落選
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>>1342-1344
張ってなかった
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk28010383000c.html
2014衆院選:予想される顔ぶれ/4止 /兵庫
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
◆10区
◇7選前職VS維共新人
民主の擁立見送りが濃厚となる中、8選を目指す自民前職の渡海氏に、解散日に公認された維新新人の松井氏、前回も出馬した共産新人の井沢氏が挑む構図が予想される。
渡海氏は、安倍内閣の教育再生政策の一つだった教育委員会制度改革、初当選から取り組んできた東播磨道の一部開通などの実績を強調。手堅さをアピールしている。
松井氏は、マッキンゼー勤務や政策秘書の経験から、グローバル社会での世代交代の緊急性、世襲の弊害、政務活動費に代表される金権問題などを挙げ、「改革」を訴える。
共産の井沢氏は、原発再稼働の動きや消費税10%への増税予定、集団的自衛権行使への法案整備について、徹底した反対意見を展開。支持の拡大を図っている。
◆11区
◇民前職に自共新人
自民新人の頭師氏と民主前職の松本氏、共産新人の苦瓜氏が選挙戦に向け準備する。
頭師氏は2度目の挑戦。解散後、支援者回りを重ねながら街頭演説。陣営は「急な解散」と時間不足を認めつつも、「姫路には自民党の国会議員が必要」と政権与党の強みを生かそうと奔走する。
民主に逆風が吹いた前回衆院選でも議席を守った松本氏は外相や党主要役職を歴任した実績をアピールし、6選を目指す。景気回復は限定的とし、地方や中小企業に幅広く届く経済対策を掲げる。
苦瓜氏は来春の姫路市議選に立候補予定だったが、急きょ衆院選出馬が決定。共産市議らと選挙区を回り、浸透を図る。「格差を広げる消費増税は延期ではなく、中止すべきだ」と主張する。
◆12区
◇3新人が前職に挑む
維新新人の村上氏、共産新人の堀氏が、民主を離党して無所属で5選を目指す山口氏に挑む。さらに、自民1次公認から外れた新人の戸井田氏も加わる形になりそうだ。
村上氏は公認が解散の日にずれ込み、巻き返しを狙う。週末から12区入りして「急な解散は無意味で、税金の無駄遣い」「原発再稼働には反対」などと街頭で呼びかける。
「解散は政治を変える大きなチャンス」ととらえる堀氏は区内の党籍を持つ町長や市町議の支援を受け、無党派層への浸透を狙う。「若者の雇用確保」を公約にする。
山口氏は「日本の繁栄なくして12区の繁栄なし」と主張。「イノベーション(新機軸)で新産業、新事業を創出して雇用に結びつける」などと唱え、実績も強調する。
自民公認を目指す戸井田氏は「若さと行動力」をアピール。JR竜野、本竜野駅などで精力的に街頭に立つ。さらに、衆院議員だった父徹氏らの支援者の掘り起こしも図る。=おわり
==============
◇10区
渡海紀三朗 66 [元]文科相 (7)自前
松井雅博 35 [元]衆議員秘書 維新
井沢孝典 64 党地区副委長 共新
◇11区
頭師暢秀 44 大学准教授 自新
松本剛明 55 [元]外相 (5)民前
苦瓜一成 60 党地区職員 共新
◇12区
村上賀厚 55 会社役員 維新
堀譲 64 党地区委員 共新
山口壮 60 [元]副外相 (4)無前
戸井田真太郎 36 [元]衆議員秘書 無新
〔神戸版〕
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>>1326-1327>>1359
開成中学卒業して開成高校卒業して東京大学医学部保健学科卒業して国家公務員採用試験Ⅰ種行政職合格して労働省入省して河野太郎に唯一善戦した(96年新進党公認・民主との協力がなっていれば・・)池田氏なのにその後の政治生活は不遇で既に53才に。
最近はみんなの党に入党していたみたいだがこれも解党。11.25付けの朝日新聞には出馬に名が載っていましたが出るようですね♪
だらだら文章推敲している内にチバQさんに先を越されてちょっと口惜しいけどめげずに投下(笑)
池田東一郎氏
http://www.toichiro.com/
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元衆院議員の石津政雄氏(67)は26日、読売新聞の取材に対し、12月14日投開票の衆院選で茨城2区から出馬する意向を明らかにした
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20141126-OYTNT50459.html
[衆院選]東海村、「5区」浸透急ぐ
2014年11月27日
通勤客らにチラシを配る立候補予定者(左)(25日、東海駅で)
12月2日公示、同14日投開票の衆院選は、東海村が区割り変更で茨城4区から5区に編入されて行われる。「従来の5区とつながりのある地域だ」「住民の反応はよい」――。公示を前に、立候補予定者は村議らの支援を得ながら知名度の向上を図っている。
「衆議院が解散しました。選挙があります」
立候補予定者の一人は25日早朝、JR東海駅改札前で30分間、通勤客らに声をかけながらチラシを配ったり、有権者と握手をしたりした後、雨の中、駅の東側で傘を片手に15分ほど政策を訴えた。演説に先立ち、地元の村議があいさつし、立候補予定者を紹介した。
駅の反対側では、別の立候補予定者の所属する政党の関係者が演説していた。
村内には東海第二原発をはじめ、原子力関連施設が立地する。ある立候補予定者は、「原発再稼働ストップの願いを我々に託してほしい」と訴えた。別の立候補予定者は演説後、「村は科学技術の集積地だが、農林業などの振興によって若者の雇用も確保できる可能性がある。地域ごとの成長戦略も大事だ」と語った。
5区の選挙人名簿登録者数(9月2日現在)は大票田の日立市が15万6260人、北茨城市が3万8441人、高萩市が2万5515人、東海村が3万179人。ある陣営は「通勤などで日立市や高萩市などとつながりの深い地域だ」と重視し、別の陣営も「新しい選挙区だが、手応えはある」と浸透を急ぐ考えだ。
◇元議員小泉氏、出馬を断念
元衆院議員の小泉俊明氏(57)は26日、読売新聞の取材に対し、「野党勢力での候補者調整がつかず、今回は見送る」と述べ、12月2日公示、同14日投開票の衆院選で立候補を断念する考えを示した。
小泉氏は茨城3区から立候補する意向を表明し、政党と調整しながら県内のほかの選挙区からの出馬も模索していた。ただ、「今後も政治には関わる」として、政界引退はしないという。
3区では、自民前議員の葉梨康弘氏(55)、維新元議員の石井章氏(57)、共産新人の小林恭子氏(64)が立候補を予定している。
◇元議員石津氏、2区出馬へ
元衆院議員の石津政雄氏(67)は26日、読売新聞の取材に対し、12月14日投開票の衆院選で茨城2区から出馬する意向を明らかにした。石津氏は民主党の公認を得たい考えで、「調整してもらっている」と述べた。
石津氏は大洋村(現鉾田市)の村長を4期務め、2009年の衆院選で2区から同党公認で出馬し初当選。12年の前回選で落選した。
石津氏は、「一時は出馬を断念すると支援者や団体の皆さんに伝えたが、その後もたくさんの支持者の声に押され、出馬を決意した」と決断に至った経緯を説明。「格差社会の是正など、これまで訴えてきた政策を丁寧に有権者に説明していきたい」と語った。
同党の枝野幸男幹事長は26日、水戸市内で2区の公認候補擁立について、「県連と党本部で最終的な調整をしている。できるだけ空白区を作らないような努力を進めていく」と話した。
◇枝野幹事長来県、ダブル選を応援
民主党の枝野幸男幹事長が26日、12月14日投開票の衆院選と県議選の立候補予定者を応援するため、水戸市とひたちなか市、土浦市で街頭演説を行った。
水戸駅前では安倍首相の経済政策について、「強いものをより強くし、そこに引っ張り上げられてみんなの暮らしも良くなるはずだという考え方」とした上で、「重たいものほど下からしっかりと支えて持ち上げていかなければ。この下からの押し上げがアベノミクスに対する明確な対抗軸」と強調。「(自公政権に)4年間もの白紙委任状を渡してはいけない」と訴えた。
2014年11月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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非共産野党系未擁立は
茨城7、栃木5、群馬4、埼玉11
千葉12、神奈川2、神奈川11 (神奈川15は池田東一郎を野党系としてカウント)
東京8
富山3、石川2
岐阜2、三重4
大阪5、兵庫8、兵庫9、和歌山3
鳥取1、岡山5、広島5、山口4
徳島2、
福岡6、福岡7、福岡8、長崎3、熊本2、熊本3
宮崎2、宮崎3、鹿児島2、鹿児島5
合計31選挙区ですかね たぶん
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>>1362
>>1273に「2区も維新が公認候補の擁立に向けて最終調整していると説明した」
か。競合区になったりして
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>>1347-1348
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235077-storytopic-125.html
公明、自民候補推薦へ 県内選挙区 比例協力を優先
2014年11月27日
12月14日の衆院選で公明党が県内4選挙区で自民公認候補を推薦する方向であることが分かった。両党の関係者が26日、明らかにした。公明党は選挙区ごとに推薦について判断する予定で、沖縄1区の自民前職、国場幸之助氏は早ければ27日に発表される公明党の第1次公認・推薦名簿に推薦者として記載される見通し。2、3、4区も候補者から推薦願を受けており、手続きを進める。
公明党は普天間飛行場の移設に伴う仲井真弘多知事の辺野古埋め立て承認に反発し、16日投開票の県知事選では自主投票で臨み、自公連携が崩れていた。衆院選でも自民党が辺野古推進を公約に明記しているため、対応が注目されていた。
これまで通り「選挙区は自民、比例は公明」の選挙協力を構築することで、選挙区、比例代表双方で両党公認候補の戦いを有利に進めたいと判断した模様だ。
公明党県本の糸洲朝則代表は26日、2区の自民前職、宮崎政久氏(比例九州)の事務所開きに出席、金城勉幹事長は3区の自民前職、比嘉奈津美氏の事務所開きに出席した。27日に行われる国場氏の事務所開きにも糸洲代表らが出席する予定だ。知事選では仲井真氏の事務所開きなどに公明党県本幹部が出席することはなかった。
糸洲代表は宮崎氏の事務所開きで「比例区で勝負をする以上、選挙区と選挙協力をしなければならないという認識だけは共通して持っている」と連帯のあいさつを述べた。(稲福政俊)
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山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1411250600003.html
遠藤氏追う新顔2氏/2014衆院選
2014年11月25日12時01分
衆院選の公示が12月2日に迫っている。自民、民主、共産各党は県内の3選挙区にそれぞれ公認候補を擁立することを発表し、3区では無所属前職が再選を目指している。各選挙区の情勢を探った。
◆ 1区
自民党の遠藤利明氏と民主党の鹿野道彦氏が激しい争いを繰り広げてきた1区は、前回敗れた鹿野氏が昨年の参院選比例区で落選した後、選挙への不出馬を宣言したことで状況が一変した。自民党内でもベテランの域に入り、「入閣候補」とされる遠藤氏を、民主、共産両党の40代の新顔が追いかける展開だ。
「谷垣(禎一)幹事長から『幹事長特別補佐として少し東京にいて、手伝え』と言われている。たびたび党本部や他の選挙区に応援に行かなければならない。皆様からお力添えをいただかなければならない」
遠藤氏は23日の事務所開きで、こう訴えた。陣営も候補者不在の状況も織り込みながら、地域別の後援会や企業経営者らの後援会といった組織を活用した選挙戦を展開する方針だ。
今年夏には、来秋の山形市長選に立候補する予定の佐藤孝弘氏と2人の顔写真を使ったポスターを同市内約千カ所に貼っていた。陣営幹部は「こちらの選挙が先になるとは思わなかった」とこぼしながら、PRの効果に期待を寄せる。
候補者擁立の発表が解散当日となった民主党は出遅れを挽回(ばん・かい)するのに懸命だ。
原田和広氏は22日朝、山形市内で初めて街頭に立ち、行き交う車に手を振った。その後、報道陣に対して、今回の立候補について「10年先、20年先になって『あの人は鹿野先生、遠藤議員を超えたな』と市民の皆さんに評価してもらえる第一歩になれば、と思っている」と語った。
陣営は連合山形や民主党に所属する地方議員のほか、鹿野氏を応援してきた企業経営者からの支援も期待する。選挙への立候補は今回が初めてで、知名度不足は否めないだけに、民主党県連幹部は「建物の中で支援者に話すのではなく、できるだけ外に出てアピールしたい」と話している。
共産党の石川渉氏は4回目の立候補となる。前回は遠藤、鹿野両氏に大きく引き離されながら、現在の区割りになった2003年衆院選以降、共産候補として最多の約1万4千票を獲得した。今回は街頭で、安倍晋三首相が17年4月に消費増税を実施することを明言したことを挙げて「争点が明確になった。10%を決めるか、どうかの重要な選挙だ」と訴える。
共産党は1996年に現在の小選挙区比例代表制の衆院選が初めて実施されてから毎回、比例東北ブロックで1議席を獲得している。今回の選挙でも「比例区の高橋千鶴子氏の議席確保が絶対の目標であり、2議席獲得を目指していきたい」(本間和也県委員長)として、1区の運動を通じて、比例票の掘り起こしを図っていく方針だ。(戸松康雄)
◆ 現時点で予想される候補者(敬称略)
遠藤利明 64 自前(6)党政調会長代理
原田和広 41 民新 職業訓練校役員
石川渉 40 共新 党県委員
〈注〉敬称略。名前、年齢、公認政党(予定を含む)、前職・新顔の別、当選回数。並び順は解散時の衆院の勢力順。
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1411260600003.html
自・民前職2氏に新顔/2014衆院選
2014年11月26日10時59分
前回衆院選で初当選を果たした自民前職の鈴木憲和氏と、鈴木氏に約1万9千票差で敗れ、比例で復活当選した民主前職の近藤洋介氏。前職2氏の争いに、共産新顔の白根沢澄子氏が加わる。
◆ 2区
「アベノミクスにはいろんなご意見があると思うが、少なくとも、3年前よりは悪くはなっていない。ここからが、地域がよくなるかどうかの本番です」
解散当日の21日、鈴木氏は小国町で開かれた自民党県議の県政報告会で、アベノミクスの継続を訴えた。陣営関係者は「前回は反TPPを訴えて勝った。今も立場は変わらないが、今回は『アベノミクスの継続』を前面に訴える」と話す。
陣営が懸念するのは、コメの概算金の下落や、TPP問題などを不満に思う農家からの逆風だ。2区内のある県議は「選挙区を回っていると『戸別所得補償制度があった民主党時代の方がよかった』など、厳しい声を聞く」という。陣営は元農水官僚で、党農林部会の副部会長も務める鈴木氏だからこそ、その影響は小さくないとみる。
ただ、この2年間与党議員として活動したことで無名だった前回と比べて知名度は上がった。1年前には、2区内の市町議員100人超による後援組織も発足。県連の遠藤利明会長は「2区は県内で一番自民党が強い地域」と自信をのぞかせる。別の県連幹部も「2区内に民主の県議は1人だが、こっちは10人以上。それぞれがちゃんとやれば、問題ない」。
「原点に戻り、同志の皆さんと一緒になって、今回の審判を仰ぎたい」。22日、米沢市内の事務所開きで、近藤氏は「原点」という言葉を繰り返し使った。
前回選挙では新顔だった鈴木氏に敗れた。近藤氏は「前回大逆風だったのは事実。今回も追い風があるとは全く思わない」。
過去4回の当選で、選挙区で勝ったのは2009年の1度だけ。残る3回は比例での復活当選だが、当選回数では鈴木氏を上回る。近藤氏は「頼るべき大きな組織があるわけではない。この地域で育ててもらった政治家として、近藤洋介という人間を信じてもらう。その『原点』に立ち返る」と話す。
陣営は「草の根」での支援の広がりを目指す。「東京集中(アベノミクス)にNO」「地域に力を」のスローガンを掲げ、陣営幹部は「風によって大きく変わるのが現在の選挙。一人ひとりの声がけで、うねりを起こして行く」と力を込めた。
白根沢氏は、米沢市議を4期務めた実績を生かし、無党派層を含めた票の取り込みを図る。本間和也県委員長は「安倍内閣の暴走にストップをかける選挙。議席の獲得に向けて全力を尽くす」と意気込んでいる。(松本紗知)
◆ 現時点で予想される候補者(敬称略)
鈴木憲和 32 自前(1)〈元〉農水省職員
近藤洋介 49 民前(4)党県会長
白根沢澄子 64 共新 米沢市議
〈注〉敬称略。名前、年齢、公認政党(予定を含む)、前職・新顔の別、当選回数。並び順は解散時の衆院の勢力順。
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1411270600002.html
無前・自新 保守を二分/2014衆院選
2014年11月27日11時39分
前回、元自民党幹事長の加藤紘一氏を破り初当選した無所属前職の阿部寿一氏と、紘一氏から後継指名された三女で自民新顔の加藤鮎子氏が、今回も保守層を二分した争いを展開。民主が擁立した神奈川県議の吉田大成氏と、共産新顔の長谷川剛氏を加えた4氏による選挙戦になる見通しだ。鶴岡市と酒田市の地域意識も絡んだ混戦となりそうだ。
元酒田市長の阿部氏は、今回も自民系を軸に同市議15人の支持を固めた。
自民党県連は、阿部氏が応募を断念した党3区支部長の公募で、加藤氏を選出した後、9月1日付で野川政文幹事長名の文書を各支部に送り、「無所属現職議員の会合に出席することなどは党則上、利敵行為につながる」と警告した。
しかし、前回と同様、酒田市議らの動きは止められず、11月18日に党八幡支部長の市議が「阿部氏を支援するには辞めるしかない」として支部長を辞任した。
阿部氏の陣営は酒田・飽海郡など11地区に加え、今年1月、加藤氏の地盤で空白だった鶴岡市の後援会も立ち上げた。県境の道路事業の進展などを自らの実績と強調。「私は政党のために選挙をしているわけではない。地方を守るためにはどうすべきかだ」と語る。
加藤氏を支える自民党県連は衆院解散を控えた17日に開いた3区支部長・幹事長合同会議で「党主導で選挙を戦う」との方針を確認した。
県連は「公認候補で2度続けて敗れるわけにはいかない」と重点地区に位置づける。党支部組織の引き締めに懸命で、野川幹事長は「党規を守るよう呼びかけるのは公党として当然。国会議員であろうと、違反があれば厳正に対処する」という。
加藤氏の陣営は鶴岡市で学区単位を軸に組織作りを展開しており、幹部は「(加藤紘一氏の)旧後援会の7、8割は押さえた」と話す。酒田、新庄両市でも後援会長を選任して組織作りを進めている。「与党」の立場を生かそうと、業界などへの働きかけも強めている。
加藤氏は「急だが、ある意味早くチャンスが来た。政権与党のパイプとして地方から日本を元気よくしていく」と語る。
民主は神奈川県議の吉田氏の擁立を決め、連合山形も推薦を決めた。前回は社民党候補を推したが、社民党の擁立断念で、03年衆院選以来11年ぶりに公認候補を立てる。「自民党的な政治でない選択肢を提示したい」と吉田氏。知名度をいかに高めていくかが課題だ。
共産は前回に続き党地区副委員長の長谷川氏を立てた。長谷川氏は「安倍政権にストップを」と呼びかけ、地元の鶴岡をはじめ全域の組織を生かして浸透と党勢拡大を図る。(溝口太郎)
◆ 現時点で予想される候補者(敬称略)
加藤鮎子 35 自新 〈元〉衆院議員秘書
吉田大成 45 民新 神奈川県議
長谷川剛 36 共新 党地区副委員長
阿部寿一 55 無前(1)〈元〉酒田市長
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>>1363
東京8区 民主は円様ですよ。
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http://www.at-s.com/news/detail/1174145192.html
静岡8区で擁立調整 民主県連
(2014/11/27 07:12)
12月2日公示―14日投開票の衆院選で、民主党県連が静岡8区で現職県議の擁立に向けて調整していることが26日、分かった。一両日中にも最終判断するとみられる。ただ、党本部はすでに公認候補を立てない方針を決めているため、党県連が無所属で候補者を擁立できるか、詰めの協議を急いでいる。
県内の小選挙区では8区だけ民主の公認候補予定者がいない。同区では自民、維新、共産の公認候補が出馬を表明している。
民主の地元関係者や支援組織の連合静岡は、8区での維新との野党共闘を見送り、独自候補の擁立を求める声が強い。県連幹部は公示直前まで擁立を模索する姿勢を見せている。
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>>1369
あ゛っ。。。
指摘感謝です。
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http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=108826&comment_sub_id=0&category_id=576
【広島】4区の空本氏も立候補を断念
2014/11/27
衆院選広島4区から無所属で立候補することを検討していた元職の空本誠喜氏(50)は26日、立候補を断念すると表明した。「大きなけがからの手術明けで、選挙活動を制限しなければならない」と説明している。
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>>1368
神奈川2区は生活から岡本氏っす。>>1222>>1250
俺も纏めてみました。市議や県議育てろって事で主な都市名入り♪
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1417101518/5
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>>1370
8区の県議は
岡本護 選挙区/浜松市中区 現7期
しか居ないっポイですね
http://www.dpj-sz.gr.jp/member08.html
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>>1373
東京17区は
自民 前06 *69 平沢**勝栄**
民主 ---- --- ×擁立見送×
共産 再** *55 新井**杉生**
維新 重01 *49 高橋**美穂**
ですね。
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>>1375
そうでしたm(_ _)m
北海道から転入でしたね,忘れてました。
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>「なぜ知事選不出馬の決定に時間を要したのか」。無所属の長崎幸太郎・前衆院議員(46)は、こんなチラシを解散直前に急きょ印刷した。来年1月の知事選で独自候補を擁立できない自民党県連の混乱を経て、党本部から水面下で出馬の打診を受けたことに対し、新2区から国政に出ることへの熱意などを説いているものだ。
>前々回衆院選の公認争いで自民党を離党した長崎氏だが、今回の擁立劇で他陣営からは「自民党と近いというアピールに成功した」との見方も出る。
衆院選出馬予定者 整わぬ準備
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20141126-OYTNT50212.html
2014年11月27日
◆来年の知事選も影響
12月2日の衆院選公示まで1週間を切った。今回は、1票の格差を是正する「0増5減」で、県内の選挙区が3から2に減った初めての選挙となる。突然の衆院解散で各陣営の準備は整っておらず、今月初めまで県政界が激しく動いていた、来年1月の知事選の候補者選びの余波も影を落とす。7人が立候補する構図がほぼ固まったとみられる2選挙区の現状を報告する。
◆新山梨1区
「皆さんのお力を貸して下さい」。新1区に立候補を予定する自民党の宮川典子・前衆院議員(35)は26日、南アルプス市で開いた集会で力を込めた。会場には韮崎市など山梨3区から新1区に入った地域の地方議員も駆けつけ、宮川氏とがっちりと握手を交わした。
区割りの変更で調整が難航した自民党は7月末、新1区では特例としてコスタリカ方式を決定。今回は比例単独に回る中谷真一・前衆院議員(38)と協力することになった。
ところが、わずか4か月後に迎えた解散で、準備不足は否めない。2年前の衆院選で山梨1区から選出された宮川氏にとって、新1区になる3区への浸透は大きな課題で、この日の集会でも出席者から「短期決戦で時間がない」と不安視する声も出たという。
一方、野党勢力は共闘を模索してきたが、分裂選挙の方向だ。
みんなの党に離党届を提出した中島克仁・前衆院議員(47)が民主党から新1区の立候補予定者として公認され、維新の党も新1区の立候補予定者として小沢鋭仁・前衆院議員(60)を公認。自民批判票を奪い合い、結果的に自民党を利することを危惧する立場から、水面下でどちらかの比例単独への転出や新2区への国替えもささやかれたが難航。民主党県連関係者からは「共倒れになることを避けるために党本部に公示ぎりぎりまで掛け合うべきではないか」との声も聞かれる。
共産党は新人の遠藤昭子氏(63)を擁立し、支持の拡大を目指している。
◆新山梨2区
「なぜ知事選不出馬の決定に時間を要したのか」。無所属の長崎幸太郎・前衆院議員(46)は、こんなチラシを解散直前に急きょ印刷した。来年1月の知事選で独自候補を擁立できない自民党県連の混乱を経て、党本部から水面下で出馬の打診を受けたことに対し、新2区から国政に出ることへの熱意などを説いているものだ。
前々回衆院選の公認争いで自民党を離党した長崎氏だが、今回の擁立劇で他陣営からは「自民党と近いというアピールに成功した」との見方も出る。
前回も長崎氏と戦った自民党の堀内詔子・前衆院議員(49)は、支持の拡大を急いでいる。長崎氏が知事選を巡るやりとりで自民党本部と接近したことに危機感を深め、自民党公認候補をアピールするため、27日には同党本部の茂木敏充・選挙対策委員長が甲州市などの会合に駆けつける予定だ。宮川氏の地盤だった山梨市など、新たに加わった地域についても引き継ぎを受け、積極的にあいさつ回りで浸透を図る。陣営関係者は「前回と違い、今回はできるだけ多くの人と直接会うようにしている」と意気込む。
一方、民主党は次期衆院選候補に想定していた元衆院議員が不出馬を表明し、自主投票の方針。長崎氏が知事選に立候補表明した後藤斎・元民主党衆院議員(57)の支持を明言したことで、自民党支持者からは「自主投票になった新2区の民主票の一部が流れるのでは」との声も出ている。
このほか共産党の新人、秋山晃一氏(61)は唯一の野党候補として自民批判票の受け皿となって支持拡大を狙っている。
2014年11月27日
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112800384
大阪9区、元職出馬へ【14衆院選】
辻恵・元衆院議員は28日、大阪府庁で記者会見し、衆院選に大阪9区から無所属で立候補する意向を表明した。辻氏は、2003年衆院選で大阪3区から民主党公認で出馬し敗れたが、比例復活で初当選。前回12年の衆院選では大阪17区で旧日本未来の党から出馬し、落選した。当選2回。 (2014/11/28-12:51)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112800389
比例東京に4人擁立=改革【14衆院選】
新党改革は28日、衆院選の比例代表東京ブロックに公認候補4人を擁立すると発表した。いずれも新人。候補者は次の通り。(敬称略)
藤野靖▽新唯ジン▽後藤昌代▽中川幸司。 (2014/11/28-13:00)
1人通るのも難しいのに4人も立てるなんて・・・
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東京11区に謎の候補者!?
http://togetter.com/li/750191
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>>1331
割と本気で頑張ってますね〜(笑)
>>1380
お,若いし良いんじゃ無いの!?(゚∀゚)
>>1379
昔右翼政党が参院東京選挙区とかに定数以上の公認候補立てたりしてましたがあれって何のためでしたっけ?
今回は政党要件がらみで東京比例区で2%以上とった方がいいとかあるんでしょうかね?
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新党改革は現時点で公職選挙法の政党要件(衆参どちらかの直近の選挙で2%もしくは5名の国会議員)を満たしてないから
定数の2/10の候補を擁立する必要があって
比例東京に候補出すには4人立てるしかない
幸福実現党が比例東京に4人立ててるのと同じ理由
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>>1382
ありがとうございますm(_ _)m
要件失うと比例に出すのも結構大変なんですねぇ。
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10人出さなきゃいけないのは参院比例でしたっけ?
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政党要件満たしてない党はそうだよ
前回なら緑の党(比例と選挙区合わせて10人立てた)
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福島3区の自民新人は、荒井広幸の秘書。
復党に向けて着々と手をうっているのか。
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何票取るのか。そして生活・共産・次世代とどこが一番票を取るのか,興味あるなぁ。
ここに住んでたら誰に入れればいいのやら。
次世代の田母神氏、公明・太田氏と激突 東京12区に出馬へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000541-san-pol
次世代の党は28日、次期衆院選で、元航空幕僚長で太陽の党代表幹事の田母神(たもがみ)俊雄氏(66)を公認し、東京12区で擁立する方針を固めた。田母神氏は今年2月の東京都知事選に挑み、60万票以上を獲得した。
東京12区は公明党の太田昭宏国土交通相が出馬する。田母神氏は産経新聞の取材に「軍隊を創設しなければ国家は自立できないが公明党は反対している。自民、公明両党を分離させ、実現への道を開きたい」と述べた。
太陽の党で活動を共にしてきた西村真悟衆院議員は次世代の党に移り、公明党の北側一雄副代表が出馬を予定する大阪16区で立候補する予定だ。
田母神氏は防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊し、第6航空団司令、航空総隊司令官などを歴任。平成20年に先の大戦をめぐり政府見解と異なる内容を含む論文を公表し、空幕長を更迭された。
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>>1381
候補が10人以上いれば確認団体になって,演説会ができたり自動車が増やせたりポスターたくさん貼れたりといろいろと便利。
参院選は全国で10名以上出せば確認団体なんですが,83年の比例導入に合わせて「名簿届出政党」である必要が出てきます。
ほんで,選挙区の供託金が200万,比例区の供託金が400万だったので,比例×10よりも,選挙区×9+比例区×1の方が安上がり。
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>>1387自己レス。
自民党の立てない公明議員のところで擁立して,自民票をかっさらおうというせっこい戦略が見え見えでもうなんともはや。
そんな人たちが,国家の誇りとかって何かね。。。
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141128_15.html
<衆院選>民・維・社が青森で選挙協力
打倒自民で連携を決めた(左から)社民県連三上代表、民主県連山内幹事長、維新県総支部升田代表代行、連合青森内村会長
衆院選をめぐり、民主党青森県連、維新の党県総支部、社民党県連は27日、青森市で2度目の3党協議を開き、共通政策で合意、選挙協力することを決めた。社民県連によると、維新との連携は全国でも例がない。
青森4区に出馬方針の民主県連の山内崇幹事長、1区出馬予定の維新県総支部の升田世喜男代表代行、社民県連の三上武志代表、連合青森の内村隆志会長らが出席した。
3党と連合は、農林水産業の振興や中小零細企業支援の充実、雇用の安定など5項目の共通政策で合意。山内氏は「自民党の(県内衆参6)議席独占を打ち破ることに一致協力する」と意気込んだ。
維新から立候補予定の1区新人升田、2区の元議員中野渡詔子両氏を民主が応援。民主から出馬予定の3区の元議員田名部匡代氏、4区の山内氏を維新が支援する。「建前にこだわりたくない」(升田氏)と候補者を推薦、支持する手続きは行わない。
社民県連は民主候補を支持し、維新候補が立つ1、2区は「自主投票」という形で協力する。三上代表は「維新とは政策協議する時間が足りなかったが、非自民では一致している」と述べた。
升田氏は「経緯を踏まえれば、自主投票はやむを得ない。3党が同じテーブルに着いたこと自体が画期的だ。ありがたく思っている」と話した。
2014年11月28日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141128_16.html
<衆院選>秋田1区 社民参戦、票の行方は…
衆院選秋田1区に、元県教組委員長の社民新人が26日に出馬表明し、戦いの構図が変わった。小選挙区制導入後、社民が1区で戦うのは初めて。社民がどれほどの票を積み上げるかの判断材料が乏しく、既に立候補予定者が動きだしている自民、民主、共産の3陣営の戦いに少なからず影響を与えている。
解散時、秋田1区の構図は、自民前職の冨樫博之氏(59)と民主元職の寺田学氏(38)が火花を散らし、共産新人の山内梅良氏(66)が隙をうかがう形で固まったかに思われた。だが、社民の伊藤正通氏(63)の参戦で、県都の戦いに波紋が広がった。
社民の登場で有利に働くとみられる冨樫氏の陣営。選対部長を務める工藤嘉範県議は「反自民票は割れるが、影響は限定的になるだろう。引き続き寺田氏を警戒する」と厳しい姿勢を崩さない。
反自民票の結集を狙っていた民主は割を食う。県連の沼谷純幹事長は「社民に協力を要請していたが、結果として自民を利する形になり残念だ」と話す。
共産県委員会の奥井淳二選対本部長は「社民が1区で戦うのは珍しい。他陣営に影響はあるだろうが、わが陣営に影響はない」と語る。
擁立断念が相次いだ東北の社民の中で、秋田は候補の担ぎ出しを実現させた。石川ひとみ県連代表は「支持者の声に応えられた」と言う。一方で「来春の県議選を見据え、石川代表の露出を増やしたいだけではないか」と冷ややかに見る別の政党関係者もいる。
連合秋田は、社民から伊藤氏の推薦を要請された27日、寺田氏の支持を決定した。この日の会議は、寺田氏の扱いを検討する場になるはずだったところに、伊藤氏の推薦要請が飛び込み「久しぶりに深い議論になった」(藤井真悟事務局長)という。組織内の民主を押すグループと社民を押すグループとの歩調の合わせ方が、新たな課題に浮上している。
2014年11月28日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141126_03.html
<衆院選>気流旋風(上)「なぜ今」身内も疑問/自民・足元弱い若手動揺
自民党青森2区支部の役員会で出席者と握手を交わす江渡氏=23日、むつ市
抜き打ち解散の陰で、閣僚が釈明に追われた。
「ご心配を掛け、申し訳ない」。23日、むつ市であった自民党青森2区支部の役員会で、前議員の防衛相江渡聡徳(59)が頭を下げた。
江渡は閣僚就任間もない9月末、資金管理団体の政治資金収支報告書の記載ミスが発覚。「政治とカネ」の問題で辞任した前経産相小渕優子、前法相松島みどりらとともに野党の追及を受けた。
首相安倍晋三は、2006〜07年の第1次政権の体力を奪った「閣僚辞任ドミノ」のトラウマを抱える。問題はしかし、11月上旬に解散風が吹くと幕引きの形となった。
歴史的圧勝の歓喜に包まれた前回衆院選から1年11カ月。政権を奪還した自民党はこの間、集団的自衛権行使を容認し、特定秘密保護法を制定した。九州電力川内原発の再稼働にも踏み込んだ。
それでも安倍は21日の記者会見で「アベノミクス解散だ。私たちの経済政策が間違っているのか正しいのか、他に選択肢はあるのか国民に聞きたい」と繰り返した。
一枚看板で政権の延命を図るかのように映る急転の解散劇。虚を突かれたのは野党だけではなく支持基盤の不安定な身内の若手も同じだった。
<農家を意識>
山形2区の前議員鈴木憲和(32)は初当選した前回、民主党前議員近藤洋介(49)の比例復活を許した。
短い任期で後援会組織の構築は道半ば。組織力では、父で元労相の故鉄雄の代から根を張る近藤に一日の長がある。
「政権への厳しい声は承知している。挑戦者のつもりで戦う」。山形市内で15日あった2区支部の会議で、鈴木は悲壮な覚悟をにじませた。
鈴木が意識するのは近藤だけではない。前回味方に付けた農業者の離反も不安材料だ。選挙区は東北有数のコメどころなのに、県産主力米はえぬきの価格が過去最低に下落。党県連会長遠藤利明は「アベノミクスが地方に波及するには時間差がある。当面の課題はコメだ」と認める。
17日発表された7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算マイナス1.6%。予想以上の景気減退が鮮明になった。共同通信社が19、20日に行った世論調査では「解散を理解できない」が63.1%を占めた。
<無風が一転>
「大義なき解散」。世論を追い風にじわりと攻勢を強める野党は、空白区解消を加速させ、自民の背中を追いかける。
前議員伊藤信太郎(61)が5選を目指す宮城4区。民主党は19日、兵庫1区の元議員井戸正枝(48)を送り込んだ。当初の「無風区」が、にわかに緊張感を帯びてきた。
「被災地復興もままならない今、なぜ選挙するのか分からない」。伊藤の後援会幹部は「自民のプラス要素が見当たらない。相手は反自民票をかなり集めるだろう」と表情を引き締めた。
◇
衆院選は12月2日の公示まで1週間に迫った。巨大与党の維持をもくろむ自民、公明両党に、前回の大敗から捲土(けんど)重来を狙う民主党。維新の党など第三極は生き残りを懸ける。東北を舞台に繰り広げられる前哨戦を追った。(敬称略)
2014年11月26日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141127_03.html
<衆院選>気流旋風(中)多弱まとめ1強追う/民主・乱立回避 共闘に道
街宣車で手を挙げる安住氏(左から2番目)ら民主党公認候補。傍らには維新の林氏(左端)の姿もあった=22日、仙台市青葉区
虚を突く首相の解散を逆手に取り、勝機を見いだす戦略が整った。
解散から一夜明けた22日、仙台市中心部で宮城1、3〜6区の民主党公認候補予定者5人がそろって手を振った。
「1強多弱にピリオドを打つ絶好機」。5区から7選を狙う県連代表の前議員安住淳(52)は反転攻勢に自信をのぞかせた。
<国替え成功>
2012年の前回衆院選。民主は230議席を57議席に減らす大惨敗を喫した。相次ぐ首相交代、あるいは東日本大震災の対応が象徴する政権運営の未熟さに有権者は鉄ついを下した。小選挙区5議席を誇った民主王国は崩壊した。
当時、党本部で幹事長代行を務め、政権陥落の責任者の一人とされた安住が、捲土(けんど)重来を期して地元で温めてきたのが「野党共闘」のシナリオだった。
1区には前回、6人が立候補した。6万票にとどまった前議員郡和子(57)は8万7000票を集めた自民党候補に屈し、3万8000票で3位に付けた維新の党前議員林宙紀(37)=当時みんなの党=と反自民票を分け合う結果に終わった。
解散風が一層強まった11月中旬。安住はわずか数日間の交渉で、公認を立てない2区への国替えを林に受諾させた。
「2区も公認と同等に支援する」と公言してはばからない安住。「短期間で自民に対抗できる土俵をつくれたのは上出来だ」と胸を張る。
<背中見えた>
「国政に戻りたい。戦わせてください」
23日夜、福島1区に立つ民主党元参院議員金子恵美(49)は、伊達市の公民館で支援者を前に2度、土下座した。
1区には、前回東北最多の12万票を集めた自民党前議員の亀岡偉民氏(59)が君臨。無風とみられたが、金子の高い知名度を頼る党の再三の説得が実り、解散前日の20日に出馬を表明した。
亀岡の安泰ムードをさらに一変させたのが、前回次点の無所属元議員石原洋三郎(41)の不出馬表明だった。
公認が内定していたみんなの党解党を受け、石原は21日「自民を利することはできない」と身を引いた。保守層にも食い込む金子陣営は「相手の背中が見えてきた」と勢いづく。
民主党秋田県連は、秋田市長選出馬を理由に離党した元議員寺田学(38)の復党要請を認め、秋田1区に擁立する。県選出国会議員ゼロの県連にとって、当選3回で首相補佐官を務めた寺田の実績を頼る以外、戦うすべはなかった。
24日、秋田市のJR秋田駅前で「アベノミクスの恩恵を受けるのは大企業のみだ」と政権批判をぶち上げた寺田。
「確かに自民に向かい風が吹き始めたが、だからと言って野党の追い風はまだ感じられない」と慎重な姿勢を崩さなかった。(敬称略)
2014年11月27日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141128_13.html
<衆院選>気流旋風(下)第三極 問われる存在/中小政党・浮上へすみ分けも
緊急集会で演説する村岡氏=26日、由利本荘市
「第三極」の存在が問われる攻防が始まった。
「巨大組織の自民党に再び挑戦する」。秋田3区から立候補する維新の党前議員村岡敏英(54)は26日夜、由利本荘市で緊急集会を開き、約400人の支持者を前に決意を語った。
前回2012年の衆院選では日本維新の会から出馬。選挙区で自民候補に敗れたが、比例東北の議席をつかんだ。代表石原慎太郎、代表代行橋下徹の二枚看板を掲げ、全国で議席を5倍にした党の勢いにも乗った。
<有権者離れ>
第三極勢力は、前回衆院選で民主、自民の二大政党の対抗勢力として台頭した。しかし、13年の参院選で自民が圧勝すると流動化が進行。分裂、合流を重ね、躍進の面影は薄れた。
有権者離れも進む。共同通信社が19、20の両日に行った全国世論調査によると、比例の投票先政党は自民が25.3%でリード。民主が9.4%で続き、維新は5番手の3.1%に沈む。
勝機を探ろうと、21日の解散後、維新は民主に猛接近する。東北では全25小選挙区で候補者調整が成立。秋田、青森、宮城、福島の計5選挙区で民主の支援を獲得した。
前回みんなの党公認で宮城1区から立候補し比例復活した維新前議員林宙紀(37)は今回、全国に先駆けて民主との候補者調整に応じ、2区へ国替えした。「野党勢力結集でおごりの見える巨大与党を崩す」と共闘での勝利に意欲を燃やす。
13年参院選では、みんなの党県支部長として新人を擁立した。民主のベテラン現職を引きずり落としたが、党の内紛で離党。結いの党、維新と渡り歩いた。新天地での有権者の評価は未知数だ。
「野党が候補者をどんどん立てると、自民を有利にさせるだけ。理解してほしい」
<競合避ける>
生活の党代表の前議員小沢一郎(72)は24日、解散後初めて地元入りし、岩手3区の党関係者に説明した。岩手4選挙区で生活は2区に比例東北の前議員畑浩治(51)、4区に小沢が立つ。1、3区には民主の前議員が立候補し、両党のすみ分けが実現した。
小沢は野党間競合を避けるため、2議員が民主に移ることも容認。かつての「剛腕」は、野党協力に生き残りを懸ける。
1強多弱の打破へ、他の中小野党も戦略を練る。次世代の党は東北最大の激戦区、宮城2区に新人を擁立。全選挙区に候補を立てる共産党は、比例東北で前回獲得した1議席の死守を狙う。社民党は議席奪還を目指す。
与党の公明党は比例東北に2人を擁立し悲願の2議席を目指す。比例東北に立候補する前議員井上義久(67)は21日夕、仙台市内で演説し、自信に満ちた口調で訴えた。
「政治のかじ取りを委ねるのは自公政権か、野党か。国民に選択してもらう」
解散から公示までわずか11日間。超短期決戦の号砲は4日後に迫った。
(敬称略)
2014年11月28日金曜日
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>>1388
たびたび自己レス。
衆議院は確認団体が25人とさらにハードルが高かった。
1990年総選挙では真理党が25人を擁立し確認団体に。
1993年総選挙では,国民党と雑民党が東京都と愛知県に大量に候補を擁立して確認団体に。
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>>1187
>ここに住んでたら誰に入れればいいのやら。
自分がもしココの選挙区住人だったら迷わず共産に入れるね。
他はカルトと極右と小沢・・・・。
消去法で共産しかないでしょ。
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しまった。>>1396のレス番間違えた。>>1387だった。
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茨城
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141126/CK2014112602000162.html
<衆院選>各選挙区 予想の顔ぶれ(上)
2014年11月26日
写真
十二月二日公示、同十四日投開票の衆院選に向け、県内の七つの小選挙区に出馬する候補者の顔ぶれが固まりつつある。前回、二〇一二年の選挙では過去最多の三十人が出馬したが、急な選挙だったことや、共倒れした教訓で野党が候補者調整を進めていることから、今回は二十人強となる見込み。少数激戦の様相の各区の立候補予定者の顔ぶれ、情勢を三回にわたり紹介する。
◆<1区>前・元・新 三つどもえ
田所嘉徳 60 党国交副部会長 自前<1>
福島伸享 44 大学客員教授 民元<1>
大内久美子 65 県議 共新
二〇〇九年の政権交代選挙で自民が民主に明け渡した議席を、前回の一二年、初挑戦で自民前職の田所嘉徳氏が奪取した。
この二年間のアベノミクスの是非が、田所氏には問われることになる。安倍政権は消費税増税を先送りする考えだが、増税までの間に、いかに経済を上向かせることができるか、政策通として道筋を選挙戦で示したいところだ。精力的に支持者回りを続け、民主の追撃を用心する。
民主元職の福島伸享氏は前回、第三極の女性新人二人に票を奪われ、比例復活もできず「信じられない」と落胆を隠さなかった。「思った以上に早く勝負の時が来た」と、急な選挙を歓迎する。「アベノミクスに代わる経済政策を示す」と真っ向勝負の構え。浪人時に広げた人脈をてこに、票の掘り起こしを進める。
共産新人の大内久美子氏は水戸市議二十年、県議二十年を務め、満を持しての国政挑戦。比例重複名簿にも登載され、「茨城から党初の女性国会議員を」と意気込む。「消費税増税をやめさせる選挙」と位置付け、原発再稼働中止、集団的自衛権行使容認撤回も訴える。 (林容史)
◆<2区>自共対決 維も模索
額賀福志郎 70 (元)財務相 自前<10>
川井宏子 49 党准地区委員 共新
自民前職のベテラン額賀福志郎氏に、共産新人の川井宏子氏が挑む。民主は候補擁立を断念する方針で、維新が独自候補を模索している。
当選十回の額賀氏は、前回は次点の民主候補に二倍以上の得票で圧勝し、前々回に小選挙区で敗れた雪辱を果たした。二十四日から地元入りして支持者を回り、保守層の多い選挙区で票固めを図る。
川井氏は、今年四月に鹿嶋市議補選に立候補して落選。今回、二度目の選挙戦で国政を目指す。保育士や介護福祉士として、福祉の現場で長く働いた経験をアピールし、街頭活動を中心に浸透を狙う。
民主は、前回落選した元職が出馬を辞退。党本部が維新と協議しながら候補者調整を試みたが、擁立には時間がないと判断した。
(宮本隆康)
◆<3区>自に挑む維元・共新
葉梨康弘 55 法務副大臣 自前<3>
石井章 57 (元)海賊特理事 維元<1>
小林恭子 64 (元)農民組合職員 共新
自民前職と維新元職、共産新人三氏の争いとなる様相だが、無所属元職も出馬を模索しており、その去就次第では混戦となりそうだ。
自民前職の葉梨康弘氏は「(アベノミクスへの)逆風は感じない」と、経済政策に自信を見せ、突然の解散にも慌てていない。史上初の県議選とのダブル選挙になったが、選挙区エリアの県議選出馬予定者には実力者がそろい、選挙活動での相乗効果を追い風にする構えだ。
維新元職の石井章氏は、二〇〇九年の選挙で、民主の比例北関東単独候補として当選した経歴がある。やはり相乗効果を狙ってか、維新は県議選に二人の公認候補を選挙区内に擁立する。「常在戦場」の信条通り、九月上旬には党街宣車で政策を訴え始め、市民団体、支持者などの集会をこまめに回る。
前回に続き二度目の挑戦となる共産新人の小林恭子氏は、県南農民組合で二十四年間、農業問題に関わってきた。TPP(環太平洋連携協定)交渉からの撤退、消費税増税反対の二本柱を中心に訴え、党勢拡大を狙う。
(坂入基之)
(注)並べ方は衆院解散時の各党勢力の順。丸数字は当選回数
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141127/CK2014112702000144.html
<衆院選>各選挙区 予想の顔ぶれ(中)
2014年11月27日
写真
◆<4区>安定の自、挑む民・共
梶山弘志 59 (元)国交委員長 自前<5>
高野守 55 (元)経産委理事 民元<1>
堀江鶴治 73 (元)常陸大宮市議 共新
六選を目指す自民前職の梶山弘志氏に、二期ぶりの議席獲得を狙う民主元職の高野守氏、共産新人の堀江鶴治氏が挑む。
梶山氏は常陸太田市を中心に強固な地盤を誇り、自民への逆風が吹き荒れた二〇〇九年の衆院選でも県内の小選挙区で唯一、自民の議席を死守。一二年の衆院選では、高野氏の二倍以上の得票数で圧勝した。今回は「地方創生」を重要テーマに据えている。
高野氏が梶山氏と争うのは四期連続。過去三回は敗れたものの、〇九年には都市部で支持を伸ばして約七千票差に迫り、比例復活で初当選した。今回も厳しい戦いを強いられそうだが、「安倍政権の経済政策では国益が守れない。非自民の受け皿になる」と訴える。
国政選挙は初となる堀江氏は、一九七二年から旧緒川村議を八期、〇四年から今年七月まで常陸大宮市議を三期務めた。その経験から、厳しさを増す地方自治体の財政確保、農業保護などを掲げている。(妹尾聡太)
◆<5区>前回の3氏、再び対決
石川昭政 42 (元)党選対職員 自前<1>
大畠章宏 67 (元)党幹事長 民前<8>
福田明 58 (元)北茨城市議 共新
九期目を目指す民主前職の大畠章宏氏、前回比例復活で初当選した自民前職の石川昭政氏、共産新人の福田明氏と、二年前と同じ三氏の争いに。区割り変更で東海村が5区になり、約三万人の新たな有権者の票の行方が注目されている。
大畠氏は強固な支持基盤に支えられ、前回も逆風の中、県内で唯一、民主の議席を死守した。今回は「安倍政権の暴走を止める選挙」と位置付け、解散直後に地元入りして街頭演説や支持団体回りに力を注ぐ。東海村には新たに事務所を開設する予定だ。
石川氏は「二年目の解散でやり残したことが多々ある」と、続投に強い意欲を示す。若さと震災復興に取り組んだ実績を強調、「アベノミクスを県北へ」を合言葉に、地域経済の活性化を訴える。東海村では党県連会長の梶山弘志氏から後援会を引き継ぎ、選挙運動でも連携する構えだ。
福田氏は地盤とする北茨城市を中心に支持拡大を図る。東海村は「脱原発の訴えが届きやすい地域だ」として編入を歓迎する。(成田陽子)
(注)並べ方は衆院解散時の各党勢力の順。丸数字は当選回数
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141128/CK2014112802000169.html
<衆院選>各選挙区 予想の顔ぶれ(下)
2014年11月28日
◆<6区>重鎮に挑む民・共新人
丹羽雄哉 70 (元)厚相 自前<11>
青山大人 35 県議 民新
井上圭一 52 葬祭会社社長 共新
十二回目の当選を目指す自民前職の丹羽雄哉氏に、民主新人の青山大人(やまと)氏、共産新人の井上圭一氏が挑む。無所属元職の大泉博子氏も立候補の予定だったが、二十七日に見送る考えを表明した。
丹羽氏は「これまでの実績と経験を生かし、県南地域のインフラ整備や地方創生に取り組みたい」と強調する。二〇一二年の前回衆院選では自民の元県議が無所属で出馬し、丹羽氏と自民支持層の票を奪い合う形になった。丹羽氏はこの混乱について「もう終わったこと。(十一月下旬に元県議から)『ご迷惑をかけた』などと申し出があり、胸のつかえが下りた」としている。
青山氏は丹羽氏の秘書を経て民主県議になった。十二月の県議選で三選を目指す予定だったが、党本部の打診を受け、衆院選への出馬を決意。「生まれ育った県南地域の代表として、県南の住民の思いを国政につなげたい。五十年後を見据えて日本の将来をつくっていきたい」と世代交代の必要性を訴える。
井上氏は二十代後半まで約九年間、陸上自衛隊の自衛官だった。「安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことで、専守防衛や災害派遣に取り組んできた自衛隊員が、安心して勤務できない状況になるのはおかしい」とし、閣議決定の撤回を訴える。 (松尾博史)
◆<7区>無所属と自・共争う
永岡桂子 60 厚生労働副大臣 自前<3>
白畑勇 62 団体嘱託職員 共新
中村喜四郎 65 (元)建設相 無前<12>
ベテランの無所属前職の中村喜四郎氏と、前回は比例復活した自民前職の永岡桂子氏、共産新人の白畑勇氏の三つどもえの争いになりそう。
中村氏は、後援会「喜友会」を選挙区内にきめ細かく張り巡らせる。女性だけの「県西なでしこ会」も組織し、女性票も手堅く固める。無所属で比例復活がないことから、陣営は「背水の陣」で臨む。
永岡氏は過去三回の選挙で中村氏に敗れ、「悲願の小選挙区当選」を目標とする。九月には厚生労働副大臣に就任し、与党の実績を強調。主婦の経験から医療、福祉などの得意分野をアピールする。
白畑氏は前回に続き二回目の挑戦。競争社会が強まっていると安倍政権を批判し、保守層以外の受け皿を狙う。比例票の上積みを図る戦略だが「だれもが普通に働いて、普通に生活できる社会が一番」と訴える。 (原田拓哉)
(注)並べ方は衆院解散時の各党勢力の順。丸数字は当選回数
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大分
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/129608
第三極、存在感薄く 「風」なく苦悩
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 03時00分)
早朝、交差点で車に向かい手を振り、支持を訴える立候補予定者(写真の一部を加工しています)
早朝、交差点で車に向かい手を振り、支持を訴える立候補予定者(写真の一部を加工しています)
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既存政党に飽き足らない層の受け皿となってきた「第三極」政党が、衆院選を前に存在感を示せないでいる。2012年の前回衆院選は大分1−3区全てで候補を立て、一定の支持を集めたが、今回は擁立が難航。突然の解散総選挙で準備が整わなかったうえ、党内の確執で解党が決まったケースもあり、野党間で候補者の「すみわけ」を優先せざるを得なかった形だ。
25日朝、中津市街地の交差点。大分3区に出馬予定の民主新人、浦野英樹氏(45)は、車に手を振り続けた。終了後、「アベノミクスのしわ寄せが地方に来ている。このまま続けていいのか、不安を感じている人は多い」と語った。
浦野氏は、13年の参院選大分選挙区にみんなの党から出馬し落選。世論調査で同党の支持率が低迷する事情などで10月に離党し、民主の出馬要請で「くら替え」を決めた。「自民から政権交代できる対立軸をつくる点で(民主と)考えは一致している」と語る。
一方、盟友に去られたみんなの党。前回衆院選で大分3区に新人を立てたが、党内対立で28日の解党が決まった。党大分市議会第1支部長の堤智通・大分市議(59)は「候補の立てようがない」と力なく話す。
堤市議は有権者に、自民や民主、社民支持でない中間層がいると感じている。「中間層に選択肢を示すのは第三極の役目なのだが。こんなことになり残念だ」。近く県選管に支部解散届を提出するという。
前回衆院選で大分1、2区に擁立した旧日本維新の会は、旧結いの党と合流して維新の党となった。同党県総支部代表代行の桑原宏史・佐伯市議(44)は、現在も擁立を模索している。
13日、党本部(大阪市)であった会議に出席し、橋下徹共同代表の「パッション(情熱)を伝えていくしかない」との言葉に共感。「橋本氏が国政に出るなら出馬するか、心が動いた」と言う。だが、参戦の難しさも感じる。大阪都構想が難航する党内事情もあり「第三極への市民の受け止め方は変わった。大阪以外では実績もない」。固い支持組織を持つ既存政党に対して、草の根選挙や“追い風”頼みの側面もある厳しい現状を明かす。生活の党も擁立は難しいという。
前回衆院選で、旧日本維新の会とみんなの党、旧日本未来の党(現・生活の党)は、県内の比例代表の合計得票率が約28%に上り、自民の約29%に肉薄した。「第三極は小選挙区制では厳しい。せめて中選挙区制なら当選の可能性があるのだが」。みんなの党関係者は嘆いた。
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014112800397
みんなの党が解党=浅尾氏は無所属で出馬
最後の記者会見を終え、外されたロゴプレートを手にするみんなの党の浅尾慶一郎代表=28日午後、国会内
みんなの党の浅尾慶一郎代表は28日、国会内で記者会見し、同党の解党を発表した。来月2日に総務相に届け出る。浅尾氏は支持者に陳謝した上で「与党の補完をしたいグループが(党内に)一定程度いたのは事実。選挙に突入してその後分裂した場合には、有権者に説明ができない」と語った。自民、民主二大政党への不満の受け皿として誕生した第三極のみんなの党は、5年余りで幕を閉じることになった。
みんなの党は特定目的会社を設置して、解党に伴う財産の清算手続きに入る。政党交付金を所属国会議員に選挙資金などとして支給した上で、12億円以上を国庫に返還する予定だ。
同党は、渡辺喜美前代表が2009年8月に旗揚げ。当初、所属国会議員は5人だったが議席を増やし、13年参院選後には36人にまで党勢を拡大した。しかし、政治路線の対立で、江田憲司氏らが集団離党。その後も内部対立が収まることはなかった。
浅尾氏は会見で衆院選に無所属で出馬する意向も表明し、「選挙前に党を解党した代表が新党の代表になるのは論理的、世間的に認められない。選挙後、政治勢力の結集に向けて努力したい」と述べた。解党までの経緯を振り返り、「それぞれ(の議員)にいろいろな感情や思惑がある。私は不器用だった。これからは器用に生きていきたい」と胸中を吐露した。 (2014/11/28-17:06)
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山梨
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk19010035000c.html
2014衆院選:新2区 自民党員「誰を支援したら…」 /山梨
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
◇党四役の2人がそれぞれ別候補応援に 保守分裂、知事選巡り拍車
12月2日公示の衆院選を前に、自民党四役の茂木敏充選対委員長と二階俊博総務会長が、新2区でそれぞれ別の保守系の立候補予定者の総決起集会に出席する計画が浮上し、地元に波紋が広がっている。元々保守系が分裂していることに加え、来年の知事選の候補者選考を巡るゴタゴタが対立に拍車をかけている。自民党員らからは「誰を支援したらいいのかわかりにくい」との声も漏れる。
「堀内さんが2区の唯一の党公認立候補予定者だ」。27日夜、新たに2区となる甲州市であった自民党公認の前職、堀内詔子氏(49)の総決起集会で茂木氏はこう繰り返した。一方、同区で対決する元自民党で無所属の前職、長崎幸太郎氏(46)を念頭に「自分が自民党から期待されているとの誇大広告をしている」と暗に批判した。
長崎氏は現在は無所属だが、2005年の「郵政選挙」では郵政民営化に反対した元党総務会長の堀内光雄元衆院議員への「刺客」として党公認を得て旧2区から出馬。堀内氏に敗れたが、比例で復活当選した。
その後、堀内氏が復党したことで09年の衆院選では、逆に公認を得られず離党し無所属で出馬して堀内氏と共に落選。12年衆院選では堀内氏の後継で、義理の娘詔子氏を破って当選した。長崎氏はこの間、復党を求め続けてきた。自民党の派閥の一つ、二階派(志帥会)に特別会員として名を連ねている関係から、29日には二階氏が長崎氏の集会に出席する予定だ。地元で二階氏の顔写真入りのチラシも作成した。
構図を複雑にしたのが、来年1月の知事選を巡る党本部の動きだ。党県連が独自候補を擁立できない中、党本部は「不戦敗」を避けるため、党員でない長崎氏に水面下で出馬を打診。最終的に長崎氏が固辞した経緯がある。この時期の茂木氏の地元入りに長崎氏の支援者は「知事選で出馬を打診した義理があるのに、なぜわざわざ(相手候補予定者の)総決起集会に出るのか」と不信感を募らせた。
一方、二階氏の山梨入りに県連の皆川巌幹事長は25日、党本部で開かれた全国幹事長会議で、二階氏が長崎氏の応援で地元入りの予定があることを問題視。「2区に公認候補予定者がいるのに、組織として示しがつかない」などと訴え、二階氏の動きをけん制。さらに27日夜、堀内氏の集会で応援演説に立った江口英雄上野原市長は「何で自民党三役(の二階氏)が対立候補側に平気で応援に行くのか。絶対に許せない」と不満をぶちまけた。
茂木氏の山梨入りについて、堀内陣営側は、知事選で茂木氏が長崎氏に出馬打診で動いたことを挙げて「早めに堀内氏側との関係を修復したいのだろう」と推測している。【小田切敏雄、山縣章子、片平知宏】
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◆2区
◇新2区の顔ぶれ
堀内詔子 49 私立美術館長(1)自 前
秋山晃一 61 党県委員 共 新
長崎幸太郎 46 [元]財務省主査(2)無 前
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◇旧山梨2区での長崎氏と、堀内光雄・詔子両氏との対決結果
2005年
長崎幸太郎(自)比例復活
堀内光雄(無)当選
2009年
長崎幸太郎(無)落選
堀内光雄(自)落選
2012年
長崎幸太郎(無)当選
堀内詔子(自)比例復活
※(自)は自民公認、(無)は無所属、敬称略
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk08010281000c.html
2014衆院選:無所属・大泉氏、6区出馬断念 「勝つことは難しい」 /茨城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
12月2日公示・同14日投開票の衆院選で、茨城6区に立候補を表明していた元民主党衆院議員で無所属の大泉博子氏(64)が27日、つくば市で記者会見し、「民主党が候補者を出したので、(自身が)勝つことは難しい。勝てない選挙をやっても仕方がない」と述べ、出馬断念を表明した。
さらに、大泉氏は「次のチャンスにチャレンジしたい。今後は国政選挙と首長選などを考えている」として政界は引退せず、茨城を拠点に政治活動を続ける考えも示した。
大泉氏は旧厚生省課長、山口県副知事を経て、2009年衆院選で茨城6区から出馬して初当選。12年衆院選で落選し、13年参院選後に民主党を離党していた。
6区は自民党の丹羽雄哉氏(70)、民主党の青山大人氏(35)、共産党の井上圭一氏(52)が立候補を表明している。【福沢光一】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk40010497000c.html
2014衆院選ふくおか:民主 6、7区候補擁立断念 両総支部、準備間に合わず /福岡
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
民主党の県第6、第7総支部は27日、来月2日公示される衆院選で、福岡6、7区への候補者擁立を断念したことを明らかにした。両区とも、突然の解散で準備が間に合わなかった。
第6総支部は26日夜、久留米市内で開いた臨時常任幹事会で福岡6区への候補擁立断念を確認した。
6区は2012年の前回選で敗れた古賀一成氏(67)が昨秋引退し、現在、後継者を探している段階という。幹事会では比例代表の戦いに力を入れる方針を決定。総支部幹部は「連合とも協力し、比例で頑張る」と話す。
6区は自民前職の鳩山邦夫氏(66)=公明推薦=と共産新人の金子睦美氏(53)の一騎打ちとなる見込み。自共のみの対決は、小選挙区制導入の1996年以降初めて。
一方、第7総支部は27日、福岡7区に公認候補を擁立しないと発表した。7区では自民前職の藤丸敏氏(54)と共産新人の江口学氏(40)以外に立候補の動きがなく、こちらも自共対決になりそうだ。
民主党は前回と前々回の衆院選に野田国義氏(56)を擁立。野田氏は前回選に落選後、2013年の参院選で当選した。
第7総支部の松尾哲也幹事長は「準備不足があった。党本部にも候補擁立の支援を願ったがかなわかった」と唇をかんだ。
民主が7区に立候補者を擁立しないのは、03年以来。【上村里花、近藤聡司】
〔筑後版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk35010531000c.html
2014衆院選やまぐち:自民の公認候補推薦依頼 県農政連、態度保留? 農協改革への反発も /山口
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
JAグループでつくる自民党の支持母体・県農協農政推進連盟(県農政連)が、来月2日の衆院選公示を前に、同党公認候補への推薦依頼について態度を決めかねている。突然の衆院解散で意見集約の会議が開けていないためだが、背景には政府が進めようとしている農協改革への反発もある。
県農政連は、前回2012年の衆院選では県内の4選挙区すべてで自民公認候補を推薦した。だが今回は27日現在、対応はまだ決まっていない。
政府は規制改革として農協制度の見直しを進める方針を示しており、自民党が25日に発表した衆院選の公約にも「農協改革」が盛り込まれた。関係者は「農協改革には賛否両論ある。農政連として、どのように選挙対応していくかは未知数だ」と話した。
◇連合山口は民主候補対応分ける
一方、民主党を支持政党とする連合山口は候補によって対応を分けた。22日に山口市内であった執行委員会で、2区から民主党公認で出馬予定の平岡秀夫氏の推薦を決定。しかし、党公認候補の三浦昇氏が立候補予定の3区については自主投票とした。
三浦氏は11年の県議選で連合山口の支援を受けたが、12年に辞職した経緯がある。中繁尊範会長は「信頼関係が築けていない」と話した。【蓬田正志】
〔山口版〕
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112800822
田母神氏、東京12区で出馬へ=次世代が追加公認【14衆院選】
次世代の党は28日、衆院選の追加公認候補6人を発表した。いずれも新人。党最高顧問の石原慎太郎氏に近い元航空幕僚長の田母神俊雄氏を、東京12区で擁立する。田母神氏は、石原氏らが結成した太陽の党を今年9月に継承したが、同党は離党する。次世代の衆院選候補は計45人となった。追加候補は次の通り。(敬称略)
【選挙区】東京12区=田母神俊雄▽愛知5区=安田庄一▽大阪8区=上田孝之
【比例代表】北海道=安田聡▽東北=莵田中子▽九州=頭山晋太郎。 (2014/11/28-19:33)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112800822
田母神氏、東京12区で出馬へ=次世代が追加公認【14衆院選】
次世代の党から出馬が決まり、記者会見する元航空幕僚長の田母神俊雄氏=28日午後、東京・永田町の衆院第2議員会館
次世代の党は28日、衆院選の追加公認候補6人を発表した。いずれも新人。党最高顧問の石原慎太郎氏に近い元航空幕僚長の田母神俊雄氏を、東京12区で擁立する。田母神氏は、石原氏らが結成した太陽の党を今年9月に継承したが、同党は離党する。次世代の衆院選候補は計45人となった。追加候補は次の通り。(敬称略)
【選挙区】東京12区=田母神俊雄▽愛知5区=安田庄一▽大阪8区=上田孝之
【比例代表】北海道=安田聡▽東北=莵田中子▽九州=頭山晋太郎。 (2014/11/28-19:33)
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>>1407
かぶりました汗
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神奈川
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141128150150001.html
1区野党 撤退次々
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12月2日公示の衆院選で、1区(横浜市中区、磯子区、金沢区)で異変が起きている。野党がいったんは候補を決めながら、1人が国替え、1人が取りやめに。きっかけは維新の党の新顔擁立。民主党も初めて空白区にする方針で、結果的に野党間の候補者調整が進んだことになる。
1区では衆院解散前から、次世代の党の新顔、横田光弘氏(57)、生活の党の元職、岡本英子氏(50)が立候補を準備していた。解散日の21日には、維新が新顔の篠原豪氏(39)を擁立することを決めた。共産新顔の明石行夫氏(55)を加え、自民前職の松本純氏(64)に野党の4人が挑む構図となっていた。
だが、25日には次世代が横田氏を3区(横浜市鶴見区、神奈川区)へ国替えさせると発表。26日には生活の岡本氏の公認が取り消された。
維新が急きょ、横浜市議だった篠原氏を擁立したことが、候補者調整の引き金を引いたとみられる。横田氏は党本部から選挙区変更の指示があったことを明かしたうえで「(維新とは)すみ分けるはずだった」と漏らす。岡本氏も、直前に党代表の小沢一郎氏に東京に呼び出され、「野党票が割れるので立候補は見送った方がいい」と諭されたという。岡本氏は「押すだけではなく、引くのも選挙です」と理解を示す。
1区は県庁所在地を含むため、各党にとって象徴的な選挙区とされる。民主党も小選挙区制が導入されてから県内初となる「1区の擁立見送り」の方針。注目を集める1区は自民、維新、共産の戦いとなる公算が大きい。
前回の衆院選での野党候補の得票数を足すと、共産を除いても、当選した自民の松本氏を上回る。松本氏の陣営幹部は野党間の候補者調整に「有権者には非常にわかりにくく、選択肢が狭まる。棄権が増えるのでは」と批判する。
■今回の選挙 県内だけで35億円
県は27日、衆院選にかかる費用が県内で約35億円になることを明らかにした。すべて国費でまかなわれる。
県によると、約24億円はポスター掲示場の設置や投開票事務などのために各市町村に配られる。約8億円は一定の票数を得た候補者のポスターやチラシなど選挙活動の一部に使われる。候補者の主張などを載せた選挙公報や投票用紙の印刷代などの消耗品にも約2億円かかるという。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141128/1792577
【とちぎ衆院選】 荒木氏が出馬見送り 栃木1区
11月28日 19:06
関連用語:
・とちぎ衆院選
衆院選栃木1区に立候補を模索していた荒木大樹氏(43)は28日、県庁で記者会見し、出馬を断念することを明らかにした。「今回は出馬を見送り、3区の渡辺氏を支援する」などと述べた。
荒木氏は2012年の衆院選では、みんな公認で栃木1区に立候補し、5万票余りを集めた。宇都宮市在住。
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山内康一 中島克仁 柏倉祐司 阿部知子 鈴木貴子 鈴木克昌 小宮山泰子
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141128-OYT1T50084.html?from=y10
寄らば民主、7人移動…公示控え野党間駆け込み
2014年11月28日 15時07分
衆院選の公示が12月2日に迫る中、前衆院議員が政党を移動するケースが相次いでいる。
21日の衆院解散後、新たな所属政党で公認を受けた立候補予定者は8人に上り、うち7人が民主党(解散時55人)に移った。みんなの党(同8人)が28日に解党するなど、いわゆる「第3極」の党勢低迷が背景にある。
読売新聞社の集計では、みんなの党の3人をはじめ、生活の党(同7人)2人、諸派の新党大地(同1人)と無所属各1人の計7人が民主党に移った。太陽の党(同1人)代表だった西村真悟氏は次世代の党(同19人)に入った。全員が小選挙区で戦う予定だ。
このうち、無所属から民主党入りした阿部知子氏は、2009年までは社民党、12年は日本未来の党で当選した。今回、神奈川12区から立候補予定だったが、民主党の元議員が出馬を見送ったため民主入りを決めた。
みんなの党に所属していた山内康一氏は、05年衆院選で自民党公認として初当選した後、09年衆院選の直前にみんなの党の結成に参画。12年衆院選も含め連続当選を果たしたが、解党に伴い、民主党入りを決めた。
移動先が民主党に集中したのは、野党第1党の知名度と全国規模の支援組織があてにできるためとみられる。「寄らば大樹の陰」というわけだ。「第3極」の維新の党に流れる前議員はいなかった。看板政策の大阪都構想が行き詰まっているという事情もありそうだ。
同じく第3極だったみんなの党の浅尾代表は28日午前の記者会見で、「独自の道をそれぞれ歩んでいく」とし、解党後、自らは無所属で出馬する考えを表明した。
一方で、生活の党の動向が臆測を呼んでいる。小沢代表は前議員が他党から立候補することを容認しており、鈴木克昌、小宮山泰子の両氏が民主党に復党した。2人は小沢氏側近として民主党時代から行動を共にしており、「選挙後の野党再編をにらんだ布石」との見方も出ている。
2014年11月28日 15時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>みんなの党に所属していた杉本和巳前衆院議員(54)が民主党への復党を検討していたが、過去の離党の経緯などから復党が認められず無所属での出馬
http://www.news24.jp/nnn/news86222290.html
民主が衆院選愛知10区で小林弘子さん擁立
(愛知県)
■ 動画をみる
来月の衆院選で民主党が愛知10区から立候補予定者を擁立することが分かった。これで民主党は愛知県内すべての区で擁立することになる。一宮市などがエリアの愛知10区で、民主党が愛知県江南市議の小林弘子さん(75)を擁立することが県連などへの取材で分かった。小林さんは民主党に所属する現在6期目のベテランで、江南市で初の女性議長を務めている。これで、民主党は愛知県内15の区すべてに立候補予定者を擁立することになる。愛知10区では解党が決まったみんなの党に所属していた杉本和巳前衆院議員(54)が民主党への復党を検討していたが、過去の離党の経緯などから復党が認められず無所属での出馬を表明している。また、自民党の江崎鉄磨前衆院議員(71)、共産党の板倉正文さん(56)がそれぞれ立候補を予定している。
[ 11/28 12:30 中京テレビ]
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>>1407>>1408
安田庄一→23回参院選、自民岐阜県連予備選挙候補
http://jimin-gifu.jp/collectionlaw/primary.html
上田孝之→21回参院選、国民新党比例出馬(落選)
http://www.kyudan.com/2007hirei/kokumin/ueda-takayuki.htm
頭山晋太郎→46回衆院選、福岡2区出馬(日本維新の会)
かな?
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近藤さんは引退したんだとばっかり。あと尾身娘とか若狭弁護士とか。
比例46人を追加発表=自民【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014112800900
自民党は28日、衆院選の比例代表単独候補46人を追加発表した。これにより同党の比例単独候補は56人となった。候補者は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【北海道】東国幹=新▽金沢知歌子=新▽清水誠一=前
【東北】村上文人=新▽吉田修=新
【北関東】尾身朝子=新▽佐藤明男=新▽下田彰一=新▽冨山ひで子=新▽百武公親=新
【南関東】金子真理子=新▽角田宏子=新▽出畑実=新▽藤田幹雄=元▽文月涼=新▽三沢英生=新
【東京】赤枝恒雄=前▽鈴木隼人=新▽田畑毅=前▽前川恵=新▽若狭勝=新
【北陸信越】佐藤俊=新▽助田重義=前▽田伏加南代=新▽轟好人=新
【東海】浅田恵理=新▽川田隆=前▽佐橋靖隆=新▽速水桂二=新
【近畿】木村弥生=新▽近藤三津枝=元▽清水克実=新▽湯峯理之=新
【中国】秋田博紀=新▽池田道孝=前▽木村光寿=新▽古賀直子=新▽新谷正義=前▽古田圭一=新
【四国】泉栄恵=新▽永井一郎=新▽湯浅満=新
【九州】安里政晃=新▽泉幸親=新▽末吉光徳=前▽湯川一行=前(2014/11/28-22:14)
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>>1415 分かる範囲で
東国幹→旭川市長選落選、村上文人→秋田県職員、吉田修→党職員
尾身朝子→20・21回参院選比例落選、佐藤明男→栃木県職員、下田彰一→群馬県職員、百武公親→埼玉県職員、冨山ひで子→茨城県下館支部女性部長(2012年)
出畑実→政治資金団体員、藤田幹雄→前回千葉4落選、文月涼→IT評論家、角田宏子→23回参院選比例落選(元横浜市議)
若狭勝→23回参院選比例落選(次点)、轟好人→長野県職員、田伏加南代→富山県女性部長
佐橋靖隆→愛知県職員、速水桂二→岐阜県職員、清水克実→滋賀県職員、湯峯理之→和歌山県職員
秋田博紀→島根県職員、木村光寿→旅行会社社長、永井一郎→愛媛県職員、湯浅満→香川県職員
安里政晃→23回参院選沖縄落選、泉幸親→大分県職員
前回衆院選にも立候補しているのは、村上、吉田、佐藤、下田、百武、出畑、藤田、文月、轟、佐橋、秋田、木村、永井、泉と前職かな?
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http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141128148108.html
栗原博久氏、自民党に復党
自民党県連は27日、新潟市中央区で選挙対策委員会を開き、12月2日公示の衆院選で新潟4区からの出馬をとりやめた元職の栗原博久氏(67)の復党を承認した。
会合は非公開。出席者によると、県連党規委員会が栗原氏の復党の賛否を調べた結果、賛成多数だったことから了承した。栗原氏は衆院選の比例代表北陸信越ブロックでの出馬を希望しているが、県連として推すことには反対の意見があったという。終了後、小野峯生県連幹事長は「出馬には賛否があったことを党本部に報告したい」と話した。
栗原氏は前回衆院選で自民を離党し、日本維新の会から4区で出馬し落選した。今回衆院選でも立候補の意向を示していたが、23日に不出馬を表明。自民前職の金子恵美氏(36)を支援するとして、県連に復党願を出していた。
4区では、民主前職の菊田真紀子氏(45)、共産新人の西沢博氏(34)も出馬を予定している。
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http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000039676.html
立候補取り消さなければ射殺」小渕優子氏に脅迫文(11/28 22:08)
小渕優子前経済産業大臣の事務所に、「立候補を取り消さなければ射殺する」などと書かれた脅迫文が届いたことが分かりました。
小渕氏の後援会事務所によりますと、脅迫文は群馬県高崎市にある事務所に27日、郵便で届きました。脅迫文には「私は閻魔(えんま)大王である。小渕優子が今回の選挙立候補を取り消さなければ射殺する」「弾丸1発でお前を地獄へ招待するから楽しみにしておれ」などと書かれていました。事務所は28日の午後8時半ごろ、警察に被害届を提出し、受理されたということです。小渕氏は、来月の衆議院選挙で群馬5区から出馬する意向を示しています。
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http://www.sankei.com/politics/news/141129/plt1411290011-n1.html
2014.11.29 00:19
【衆院選】
次世代・石原慎太郎氏は比例名簿下位に 「後輩を1人でも多く」
次世代の党は28日、衆院選の比例代表東京ブロックに出馬する石原慎太郎最高顧問(82)について、比例代表の名簿登載順位を下位で登録する方針を決めた。同党で選挙区から出馬する重複立候補者よりも低い順位となる見通しで、当選圏内に入るのは難しくなりそうだ。複数の党関係者が明らかにした。
党関係者によると、名簿の下位登載は石原氏の強い希望によるもので、周囲には「後輩に一人でも多く当選してほしい」と話しているという。高齢の石原氏の体調も考慮したとみられる。石原氏は平成24年の衆院選では、日本維新の会から比例代表東京ブロックの名簿登載第1位として出馬していた。
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安田聡は写真家だそうな
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/577089.html
次世代の党、東京12区に田母神氏擁立 北海道の比例に安田聡氏(11/28 18:44、11/29 00:09 更新)
次世代の党は28日、太陽の党代表幹事で新人の田母神俊雄・元航空幕僚長ら6人を衆院選の公認候補として新たに擁立すると発表した。田母神氏は太陽の党を離党し、東京12区から立候補する。
また、比例代表道ブロックには札幌市の写真家安田聡氏(44)を擁立する。安田氏によると、安田氏は静岡市出身で、1995年から9年間、JR北海道に勤務した。
全国では小選挙区と比例代表に3人ずつで、小選挙区の3人は比例代表に重複立候補する。次世代の党の公認候補は計45人となった。
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>>1233
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/576961.html
元国会議員秘書の飯田氏出馬表明 道1区(11/28 08:15)
札幌市在住の元国会議員秘書飯田佳宏氏(41)は27日、北海道新聞の取材に対し、衆院選道1区(札幌市中央、南、西区)に無所属で出馬する意向を明らかにした。飯田氏は留萌管内天塩町出身、北海学園大卒。
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http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141128-OYT1T50026.html
日航、共同運航申請先送りへ…スカイマーク打診
2014年11月28日 09時11分
日本航空との共同運航を検討しているスカイマーク(羽田空港で)
スカイマークから羽田空港発着便での共同運航を打診されていた日本航空は、認可申請を先送りする方針だ。
スカイマークは収益改善のため日航との提携に活路を見いだしたい考えだが、国土交通省は難色を示している。国交省には全日本空輸も加えた共同運航を促す構想も浮上している。スカイマークが利用している羽田の発着枠を巡り、日航、全日空がどう動くかが焦点になる。
◆増収効果
「共同運航は制限されていないはずだ」。スカイマークと日航の幹部は国交省の対応に不満を漏らす。
今回の共同運航はスカイマーク便の座席の2割程度を日航が自社便名で販売する仕組みで、スカイマークは年間約80億円の増収効果が期待できる。日航にとっても利便性が高い羽田発着路線の販売増につながり、国内線事業を強化できる。
国交省が両社の共同運航に難色を示しているのは、公的支援を受けて再建中の日航の事業拡大につながり、全日空などとの公正な競争を妨げるとの判断が背景にある。日航が公的資金を受けて再建することが決まった後に国交省が公表した文書「8・10ペーパー」は、新規投資と新たな路線の開設を制限している。国交省は今回の共同運航も制限されるとの解釈だ。日航とスカイマークとの共同運航は、事実上、日航の発着便枠の拡大につながるとみている。
今後の調整は難航が必至で、スカイマークが目指す2月の共同運航開始は先送りになる可能性がある。
2014年11月28日 09時11分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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広島
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO012131/20141125-OYTAT50030.html
14衆院選 県内の情勢
1区 自民・岸田に3新人挑む
2014年11月26日 05時00分
岸田文雄57 自〈岸〉前《7》
白坂理香48 維 新
伊藤真二47 次 新
大西理48 共 新
8選を目指す自民・岸田に、維新・白坂、次世代・伊藤、共産・大西の3新人が挑む。前回は新人を立てた民主が候補者の擁立を断念し、その支持層の行方が焦点の一つとなるが、民主は現在のところ、対応を決めていない。
前回、有効投票の約6割を獲得し、圧勝した岸田は外相としての実績に加え、安倍政権の経済政策「アベノミクス」で企業収益や雇用の改善が進んだ点を強調し、政策の継続を訴える。外相の公務や派閥会長としての応援などで選挙期間中も地元を空ける日が多くなりそうだが、保守系県議らが強固な組織を支える。
伊藤は他の野党に先駆けて17日に次世代からの出馬を表明、街頭演説を繰り返す。これに対し、維新は21日に次世代前議員の秘書を務めたことがある白坂の擁立を発表。次世代側は「不意打ち」と反発する。
両党の主張には重なる点もあり、支持層の奪い合いとなる可能性もある。ともに浮動票の獲得に加え、民主支持層をいかに取り込むかなどが課題となる。
大西は2010年の参院選、前回衆院選など6回目の国政挑戦となり、消費増税の中止や脱原発などを訴える。
◇2区 平口と松本5度目対決
平口洋66 自〈額〉前《2》
松本大輔43 民 元《3》
藤本聡志60 共 新
自民・平口、民主・松本、共産・藤本の3人が立候補を予定している。平口と松本は5回目の対決。過去は2勝2敗で、今回も激しい戦いが予想される。
3選を目指す平口は党務などをこなしながら、頻繁に地元に戻り、地域の行事に顔を出してきた。前回、「民主批判」を追い風にして松本を5万票近く引き離したが、今回は突然の解散に「有権者の反発もある」とみて、組織の引き締めに懸命だ。アベノミクスの継続や中小企業支援、地域創生などを掲げ、公明との強固な協力関係も生かして票の上積みを目指す。
返り咲きを狙う松本はこの2年、ほぼ毎朝、街頭に立ち、選挙区内もくまなく歩いて支持拡大を図ってきた。日没が早く寒い冬の戦いを考慮し、夕方以降にミニ集会をこなす「インドア作戦」を展開する方針。「衆院選挙制度の抜本改革など2年前の3党合意が守られず、党利党略のための大義なき選挙」と安倍政権を批判し、暮らしを守る政策などを主張する。
過去7回、国政選挙に挑戦してきた共産・藤本は消費増税に頼らない財政再建や集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定の撤回を訴える。(敬称略)
<注>氏名、25日現在の満年齢、所属政党。自民の<>囲みは派閥。新旧、当選回数。並びは解散時の衆院勢力順、予定者の前・元・新などの順。
2014年11月26日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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14衆院選 県内の情勢
3区 復興掲げて三つどもえ 4区 国替え中丸の動き焦点
2014年11月27日 05時00分
◇3区立候補予定者◇
河井克行51 自 前《5》
橋本博明44 民 元《1》
清水貞子67 共 新
3・4区の情勢
前回も戦った自民・河井と民主・橋本に、共産・清水が加わる構図だ。8月の土砂災害で大きな被害を受けた安佐南、安佐北両区を選挙区に抱え、3人とも災害からの復興を前面に掲げて戦う。2年前、約3万7000票を獲得した次世代・中丸が4区に回り、その票の行方も注目される。
6選を目指す河井は、自民党の土砂災害防止法改正検討プロジェクトチームの座長として、法改正に尽力した。地元では被災地の自治会を精力的に回り、計画の遅れが指摘される砂防ダムの早期完成を訴えるなどしている。山間部でも保守層を中心に支持を固める。
前回、民主への逆風で苦杯をなめた橋本は平日の毎朝街頭に立ち、土砂災害ではボランティアセンターで活動してきた。安倍政権の経済政策「アベノミクス」では「地方に恩恵が届いていない」などと訴え、連合系労組票や都市部の無党派層の取り込みを図る。
消費増税の阻止や「憲法改悪の反対」を掲げる清水は、拠点の安佐北区に加え、安佐南区でも街頭演説をこなして政策の浸透を目指す。
◇4区立候補予定者◇
中川俊直44 自 前《1》
中丸啓51 次日維前《1》
中石仁52 共 新
自民・中川と次世代・中丸、共産・中石が立候補を予定する。父の秀直から地盤を引き継いだ中川に対し、民主は候補擁立を断念、3区から急きょ国替えを決めた中丸が、民主支持層や無党派層をどこまで取り込めるかが焦点となりそう。
中川は当選後も頻繁に地元に戻って有権者との対話を続けてきた。今年からは座談会も始め、既に約130回開いた。水資源保全を目的とした議員立法に取り組んだ実績をアピールするほか、アベノミクスによる企業収益の改善や雇用拡大などを強調、「強い経済への立て直し」を掲げる。
中丸は、4区での立候補により、野党同士がつぶし合う状況の回避を狙う。街頭演説や支援者へのあいさつ回りを続け、「反自民の受け皿」としての存在を訴える。ただ、旧日本維新の会からの分党後、党自体の知名度も上がっておらず、短期決戦でどこまで地域に浸透できるかが課題だ。
過去に4区で3回出馬している中石は、消費増税に反対。街頭演説などで、国民の暮らしを最優先に考えた経済政策を訴える。(敬称略)
<立候補予定者一覧の味方> 氏名、26日現在の満年齢、所属政党。丸囲みは前回衆院選後に所属政党を替えた立候補予定者の元政党。新旧、当選回数。並びは解散時の衆院勢力順、予定者の前・元・新などの順。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO012131/20141127-OYTAT50044.html
14衆院選 県内の情勢
5区 民主見送りで自共対決 6区 無所属亀井に2氏挑戦 7区 4党擁立で激戦の様相
2014年11月28日 05時00分
◇5区立候補予定者◇
寺田稔56 自〈岸〉前《3》
尾崎光62 共 新
自民・寺田、共産・尾崎が立候補を予定している。民主元議員・三谷光男が突然、出馬断念を表明したが、民主は代替候補の擁立を見送る方針だ。これで県内7選挙区のうち、1、4、6区と合わせて計4選挙区が民主の空白区となる。
寺田は義理の祖父で元首相・池田勇人から引き継いだ保守地盤を着実に固め、地元経済界の厚い支援も受ける。地元のイベントに頻繁に顔を出し、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による「地方創生はこれから」と訴え、島しょ部を含む選挙区をくまなく回る。
三谷は持病の再発で選挙を戦い抜くのは困難と判断した。27日の記者会見では「手応えを感じていただけに無念。支援者に申し訳ない」と述べた。三谷が過去5回立候補してきた選挙区とあって、民主党県連幹部は「今更、代替というわけにはいかない」と話す。
前回に続く挑戦となる尾崎は駅前や商店街などで街頭演説を繰り返す。「反自民」票の取り込みを狙い、消費増税や原発再稼働の中止などを訴える。
◇6区立候補予定者◇
小島敏文64 自〈岸〉前《1》
寺田明充63 共 新
亀井静香78 無(みど)前《12》
13選を目指す無所属・亀井と、前回は比例選で復活当選した自民・小島、新人の共産・寺田が立つ。実績があり、幅広い支持を受ける亀井に対し、3度目の対決となる小島は地道な支持者回りで選挙区での初勝利を目指す。
小島は地元・世羅町を中心に、保守層の票固めと公明支持者の取り込みを図る。10月には因島(尾道市)に後援会ができ、三次市でも組織作りを始めるなど準備は進めていたが、「今回、風はこちらに吹いていない」と気を引き締める。初挑戦の2009年、前回12年と選挙区で敗れた亀井を相手に、「1票でも上回り、今度こそ勝つ」と意気込む。
03年にも出馬した寺田は消費増税の中止、脱原発などを掲げ、地元・三原市を中心に街頭活動を繰り広げる。「庶民の懐を温めて活力を取り戻す」と訴える。
日本未来の党、みどりの風を経て、初めて無所属での戦いとなる亀井は「一部の大企業や富裕層に富が集まり、地方が切り捨てられている」と、アベノミクスを批判。民主県連の推薦を得たことで、連合系労組などの支援に期待する。かつて議席を争った生活の党の前参院議員、佐藤公治が選対本部入りし、一心同体をアピールして支持固めを図る。
◇7区立候補予定者◇
小林史明31 自〈岸〉前《1》
村田享子31 民 新
坂元大輔32 次みど前《1》
小浜一輝58 共 新
自民・小林に民主・村田と次世代・坂元、共産・小浜の3人が挑む。民主と次世代が共に候補を擁立することになり、激戦が予想される。
小林は2年間、あいさつ回りなどを精力的にこなし、支持基盤の拡大に努めてきた。街頭演説では安倍政権の経済政策の実績と地方に手厚い支援の推進を強調。福山市が地盤の宮沢洋一参院議員の後援会や、自民系県議、同市議の協力を得て、組織戦でも優位に立つ。
柳田稔参院議員の公設秘書を務める村田は23日にようやく、立候補が決まったばかり。「アベノミクスではなく、暮らしを守るために安定した雇用実現を」と訴え、連合系労組の支持を固めることを最優先に、準備を進めている。
前回は日本維新の会から立候補し、比例選で復活当選した坂元は憲法改正などを訴え、保守票の取り込みを目指す。非自民票を民主と争うが、「アベノミクスの否定ではなく、必要なのは軌道修正」と差別化を強調する。
小浜は、消費増税の中止や集団的自衛権の行使容認反対などを街頭演説で訴え、安倍政権批判票の掘り起こしを図る。(敬称略)
(おわり)
<立候補予定者一覧の見方>氏名、27日現在の満年齢、所属政党。自民の四角囲みは派閥。丸囲みは前回衆院選後に所属政党を替えた立候補予定者の元政党。新旧、当選回数。並びは解散時の衆院勢力順、予定者の前・元・新などの順。
2014年11月28日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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比例中国の古賀直子氏は助産婦だそうです
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宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129609
「短期決戦の構図」 宮崎1区 「野党競合」で本番へ
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 17時06分)
民主、維新、共産の野党3新人が自民前職に挑む宮崎1区。1強の自民に対抗する「野党共闘」の実現ができないまま選挙戦に突入しようとしている。
解散風が吹いた11月中旬、自民前職の武井俊輔は、宮崎市内であったイベントで武者にふんして「この格好はまさに、常在戦場の姿」と笑みを浮かべた。
元県議の武井は前回、党の公募に応じて初めて立候補。次点の民主候補者に3万票以上の大差をつけた。当選後、週末にはミニ集会を開くなど支持拡大を図り、任期半ばの解散にも「衆院ならあるもの」と冷静に受け止める。農業者などの各団体や公明の支援などを見据えて戦う。
民主は急な解散の余波をまともに受けた。社民や連合宮崎との連携は急いで取り付けたが候補者が決まらず、解散の21日、新人村尾英俊の擁立をようやく決めた。村尾は米国で銀行や証券会社の勤務を経て、現在、東京で経済や政治を教える専門学校講師を務める。
翌22日に宮崎市で開かれた連合の集会。空路駆けつけた村尾は緊張した表情ながらも「やる気は満々。安倍政権にストップをかけたい」と強調した。だが選挙も街頭演説の経験もない。連合の推薦は得たが、社民との具体的な支援態勢もまだ固まっていない。不安をかき消すように陣営幹部は「短期間でも、1人でも多くの有権者に浸透させていく」と語気を強めた。
維新新人の外山斎(いつき)も党公認決定は21日で、党ののぼりも週明けに届いたばかり。それでも、参院初当選を含め国政に3度挑んだ経験から行動力を発揮する。繁華街や交通量の多い交差点に立った外山は「今回の解散に大義はない。自民の暴走を止める」とマイクを手に訴えた。
共産新人の松本隆は前回に続く挑戦。消費増税反対や原発ゼロ社会の実現を訴え、支持を広げる構えだ。
前回、比例復活した次世代の党の中山成彬(71)は今回、比例九州のみで戦う。当選7回のベテラン票の行方にも注目が集まる。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129860
「短期決戦の構図」 宮崎2区 民主不在で自民優位
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 21時34分)
1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、宮崎2区は江藤隆美と長男の江藤拓の“指定席”状態が続く。政権が民主に移った前々回(2009年8月)の衆院選でも、江藤拓は自身最高となる12万票余を獲得して3選を決め、自民が政権復帰した前回(12年12月)も11万票余で4選を果たした。
5選目を狙う自民前職の江藤は今回、元農水副大臣、元衆院農水委員長の要職を歴任した強みを発揮し、抜群の知名度を持って戦いを進める。他県候補の応援で選挙区を離れる可能性もあるが、かつて父隆美が選挙応援で地元を離れ、落選(1990年2月)した苦い経験もあり、できるだけ地元に密着する意向だ。
衆議院が解散した21日夜、東京から戻った江藤は宮崎県高鍋町で国政報告会を開いた。千人の動員目標に来場者は700人ほど。後援会スタッフは「雨天ではこんなものでしょう」とつぶやきつつ、「投票率の低下が心配」と空席が目立つ会場を見回した。
民主は27日現在、候補者を擁立できていない。このままなら、中選挙区制時代の旧民社党以来初めて、候補者不在となる。民主候補が獲得した前々回の8万票、前回の4万票の行方にも注目が集まる。江藤陣営は獲得票の上積みを狙うが、問題は投票率。「選挙戦が盛り上がらないまま獲得票を減らしたら面目が保てない」と危機感ものぞかせる。
21日に立候補が決まった、2度目の挑戦となる共産新人の吉田貴行。民主候補不在の中で、江藤の無投票再選を阻止した格好だが、選挙準備はこれから。「アベノミクスで暮らしは悪くなり、景気は悪循環に陥った。今回の選挙は消費増税の先送りではなく、きっぱり中止させる絶好の機会」と自共対決を前面に押し出し、反自民票、無党派層への浸透を図る。 =敬称略
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130090
「短期決戦の構図」 宮崎3区 自共対決同じ顔ぶれ
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
写真を見る
2012年の前回選挙に続き、自民対共産の対決となる見通し。
衆院解散翌日の22日、都城市に帰ってきた自民前職古川禎久は、後援会支部長との打ち合わせや、事務所開きなど3連休中、地元でフル稼働した。
古川は前回選挙で約11万9千票、得票率8割を超えて圧勝。今回も13万票以上の獲得を目指す。強固な支持基盤を支えるのは、選挙区内すべての市町に置いた後援会組織だ。古川自身もこの2年間、週末ごとに帰郷し、こまめに各支部幹部と意見を交わした。
今回選挙で陣営が心配するのは、他県候補の応援で全国を回らなければならず、選挙期間中に地元にいることができるのは4日間しかないこと。古川自身も「候補者として地元を離れるのはじくじたる思いだが、後援会を信じて任せたい」と話す。
前回に続き、民主が候補者を擁立できず、社民も断念。「安倍政権の暴走に歯止めをかける」と訴え、名乗りを上げたのが共産新人来住一人だ。前回衆院選、参院選に続き3度目の国政挑戦となるが「今回ほど追い風が吹いている選挙はない」と手応えを感じている。
県議選への立候補を予定していたため、この夏から街頭での演説に力を入れていた。有権者からの反応が前回以上にいいと語る。
「消費税率引き上げの延期を決めたこと自体がアベノミクスの失敗を意味する。延期ではなく、断念にまで持ち込みたい」と党勢拡大に意欲を燃やす。
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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>党5区総支部が公認を求めていた後藤田弥生氏は無所属で出馬
http://www.kanaloco.jp/article/81005/cms_id/113877
14神奈川衆院選:民主が県内9選挙区で確定擁立、前回より8区減
2014.11.29 03:00:00
民主党は28日までに、衆院選の神奈川5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区)について、公認候補を擁立しない方針を決めた。同党県連の滝田孝徳幹事長が「党本部に空白区との方針を確認し、地元総支部に伝えた」と、明らかにした。
党5区総支部が公認を求めていた後藤田弥生氏は無所属で出馬する。
滝田幹事長は、4区についても空白区になるとの見通しを示し、民主党が今回の衆院選で公認候補を立てるのは、県内18区のうち9選挙区と確定した。前回は17選挙区に擁立していた。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/81006/cms_id/113878
14神奈川衆院選:維新2県議が党に従わず 18区で次世代支援の意向
2014.11.29 03:00:00
衆院選の神奈川18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部)で、維新の党の県議2人が、同党が擁立した公認候補予定者を支援せず、次世代の党の中田宏氏を支援する意向を示していることが28日、分かった。2人は野党の候補者乱立を避けるよう党側に伝えてきたというが受け入れられなかったとして、このうち1人は離党届を提出した。
中田氏の支援に回るのは、斉藤尊巳(川崎市高津区)と飯田満(同宮前区)の両県議。斉藤氏は26日、県総支部の赤野孝之幹事長に離党届を提出した。飯田氏は態度を明らかにしていない。
斉藤氏は神奈川新聞の取材に対し「地域主権を唱える党なのに、地方議員の声を聞いてもらえなかった。納得いく説明がなく、このままでは応援できない」と述べた。
また、来春の川崎市議選で維新の公認候補として立候補を予定している小野寺義明、久家繁の両氏も26日、赤野幹事長に離党届を提出した。
18区では衆院解散時の21日時点で、次世代の前職・中田氏のほか、自民党の前職・山際大志郎氏、共産党の新人・塩田儀夫氏、生活の党の元職・樋高剛氏が立候補を予定。維新の党は25日に新人の北村造氏を擁立することを決め、少なくとも5人で争う激戦区となることが予想されている。
赤野幹事長は「残念ではあるが、自党の候補を応援できないのであれば離党はやむを得ない」と述べた。
【神奈川新聞】
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http://www.sankei.com/politics/news/141129/plt1411290016-n1.html
2014.11.29 01:28
【衆院選】
連合、維新候補支援を容認 選挙後の連携視野
(1/2ページ)
民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)が維新の党の衆院選候補者に対する支援を容認していたことが28日、分かった。連合関係者が明らかにした。連合本部自体は維新候補の推薦を見送る一方、各都道府県にある傘下の地方連合会による支援は、民主党県連の要請や連合の政策に理解を示すことなどを条件に実施する。連合は衆院選を契機に維新内で“労組シンパ”を育て、自民党に対(たい)峙(じ)できる野党勢力の結集を目指す構えだ。
連合本部は28日の持ち回り中央執行委員会で選挙区の民主党立候補予定者に対する2次推薦を決定した。これで推薦者は計116人になったが、橋下徹共同代表が官公労批判を繰り返す維新は除外した。
その一方で、「働く者、生活者のための政治勢力拡大のため、地方連合会が協力可能と判断できる場合は、おのおのの基準に従い判断する」とする条件を28日までに決定。維新の候補への選挙協力の道を残した。具体的には地方連合会が「支持」「支援」などの対応を決める。
この条件に合致しそうなのが宮城2区だ。前回衆院選ではみんなの党公認で宮城1区から立候補し比例復活した維新の前職、林宙紀氏は今回、民主との候補者調整に応じて宮城2区へ国替えする予定だ。熊本1区から立候補予定の維新の松野頼久代表代行に対する支援も検討している。いずれも民間中心の産業別労働組合による支援が主となる見込みだ。
連合本部が維新支援を容認したのは、同党の近畿以外の地方組織が脆(ぜい)弱(じゃく)なため、労組票を期待する候補が出てきているからだ。ただ、橋下氏が官公労批判を繰り返してきたため、連合本部は「橋下氏の牙城、大阪で維新の支援はしない」(幹部)としている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddm002010154000c.html
2014衆院選:非共産野党、39選挙区不在 過半数獲得遠く
毎日新聞 2014年11月29日 東京朝刊
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12月2日の衆院選公示に向け、各党の候補擁立作業が最終盤に入っている。自民、公明の与党と共産党がほぼすべての選挙区で候補者を擁立したのに対し、共産党以外の野党候補がいない選挙区が28日現在で39選挙区あることが毎日新聞の集計で分かった。民主党や維新の党などの候補者数は伸び悩んでおり、与党を過半数割れに追い込むハードルは高い。【飼手勇介】
前回の2012年衆院選で民主は267人、維新は172人を擁立した。今回は民主党は28日現在で177人で、最終的に200人前後にとどまるとみられる。維新も28日現在で81人で前回に比べ大幅に減少する見通しだ。
候補者数の減少は野党間の選挙区調整が進んだためもある。しかし、公示直前になっても全選挙区の1割強で候補擁立すらできないでいることは、両党の党勢の衰えを表している。民主党幹部は「政権交代は次の次で目指す」と説明する。
民主、維新両党の候補が不在の選挙区は自民党の地盤が強い九州で特に多い。安倍晋三首相の山口4区や石破茂地方創生担当相の鳥取1区など、野党候補には手ごわい「大物選挙区」も目立つ。ただ、解党したみんなの党の浅尾慶一郎代表(神奈川4区)や渡辺喜美前代表(栃木3区)が無所属で出馬する選挙区など、事実上の選挙区調整もある。
民主党は目標に「自公過半数阻止」を掲げているが、候補全員が当選したとしても過半数には遠く及ばず、野党共闘が前提だ。
しかし、次世代の党と生活の党、社民党の目標議席の合計は48議席。3党が目標を達成し、共産が解散前の議席から倍増の16議席を獲得したとしても、与党を過半数割れに追い込むためには、民主、維新両党で解散前の倍増に近い約170議席を獲得しなければならない。
自公幹部は、目標議席に、与党がすべての衆院常任委員長を独占し、委員が過半数を占める「絶対安定多数」(266議席)以上を掲げている。両党は解散前から60議席も減らす計算だが、それでも維新幹部は「与党の絶対安定多数を阻止するために、野党で210議席以上を取るのもかなり厳しい」と語った。
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>>1370>>1374
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000028-at_s-l22
民主、現職県議の擁立断念 衆院静岡8区
@S[アットエス] by 静岡新聞 11月28日(金)14時35分配信
衆院選(12月2日公示―14日投開票)静岡8区への独自候補擁立を目指す民主党の地元関係者や連合静岡が、現職県議の擁立を断念したことが28日、関係者への取材で分かった。民主県連幹部は公示直前まで模索を続ける姿勢を見せているが、候補擁立は再び厳しい情勢になった。
関係者によると、いったんは地元県議の擁立で最終調整に入ったが、県議側が28日までに出馬しない意向を関係先に伝えた。公示までの期間が短いことなど、総合的に判断したとみられる。
8区は民主党本部が、維新の党との候補者調整で公認候補を立てない方針を決めた後も、地元関係者などが無所属の民主系候補擁立を模索している。8区には自民党、維新の党、共産党の公認候補が立候補を予定している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00010004-khks-pol
<衆院選>中小政党・浮上へすみ分けも
河北新報 11月28日(金)10時13分配信
<衆院選>中小政党・浮上へすみ分けも
緊急集会で演説する村岡氏=26日、由利本荘市
「第三極」の存在が問われる攻防が始まった。
「巨大組織の自民党に再び挑戦する」。秋田3区から立候補する維新の党前議員村岡敏英(54)は26日夜、由利本荘市で緊急集会を開き、約400人の支持者を前に決意を語った。
前回2012年の衆院選では日本維新の会から出馬。選挙区で自民候補に敗れたが、比例東北の議席をつかんだ。代表石原慎太郎、代表代行橋下徹の二枚看板を掲げ、全国で議席を5倍にした党の勢いにも乗った。
<有権者離れ>
第三極勢力は、前回衆院選で民主、自民の二大政党の対抗勢力として台頭した。しかし、13年の参院選で自民が圧勝すると流動化が進行。分裂、合流を重ね、躍進の面影は薄れた。
有権者離れも進む。共同通信社が19、20の両日に行った全国世論調査によると、比例の投票先政党は自民が25.3%でリード。民主が9.4%で続き、維新は5番手の3.1%に沈む。
勝機を探ろうと、21日の解散後、維新は民主に猛接近する。東北では全25小選挙区で候補者調整が成立。秋田、青森、宮城、福島の計5選挙区で民主の支援を獲得した。
前回みんなの党公認で宮城1区から立候補し比例復活した維新前議員林宙紀(37)は今回、全国に先駆けて民主との候補者調整に応じ、2区へ国替えした。「野党勢力結集でおごりの見える巨大与党を崩す」と共闘での勝利に意欲を燃やす。
13年参院選では、みんなの党県支部長として新人を擁立した。民主のベテラン現職を引きずり落としたが、党の内紛で離党。結いの党、維新と渡り歩いた。新天地での有権者の評価は未知数だ。
「野党が候補者をどんどん立てると、自民を有利にさせるだけ。理解してほしい」
<競合避ける>
生活の党代表の前議員小沢一郎(72)は24日、解散後初めて地元入りし、岩手3区の党関係者に説明した。岩手4選挙区で生活は2区に比例東北の前議員畑浩治(51)、4区に小沢が立つ。1、3区には民主の前議員が立候補し、両党のすみ分けが実現した。
小沢は野党間競合を避けるため、2議員が民主に移ることも容認。かつての「剛腕」は、野党協力に生き残りを懸ける。
1強多弱の打破へ、他の中小野党も戦略を練る。次世代の党は東北最大の激戦区、宮城2区に新人を擁立。全選挙区に候補を立てる共産党は、比例東北で前回獲得した1議席の死守を狙う。社民党は議席奪還を目指す。
与党の公明党は比例東北に2人を擁立し悲願の2議席を目指す。比例東北に立候補する前議員井上義久(67)は21日夕、仙台市内で演説し、自信に満ちた口調で訴えた。
「政治のかじ取りを委ねるのは自公政権か、野党か。国民に選択してもらう」
解散から公示までわずか11日間。超短期決戦の号砲は4日後に迫った。
(敬称略)
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>>1431
そりゃまぁ、公募のぽっと出を応援するなら
気心知れた前市長を応援した岩名
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中田宏
青葉区が地元で、18区:川崎市から出馬だからけっこう国替えなんですね
(宮前はいっしょだけど)
完全地元の8区から出て江田憲司とガチンコする気はなかったのか・・・
(>>134の時点では2人とも日本維新の会所属だったか)
93年:衆院選旧1区(日本新党) 横浜市の北半分
96年:衆院選8区(新進党) 青葉区宮前区
00年:衆院選8区(無所属の会) 青葉区宮前区
02年:横浜市長選
06年:横浜市長選
10年:参院選比例(創新)
12年:衆院選北陸比例(維新)
14年:衆院選(維新) 高津区宮前区中原区の一部
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・斉藤尊巳(川崎市高津区) みんな→由井→維新だから江田憲司系統っぽい
・飯田満(同宮前区) 民主→維新 中田宏の元秘書だけど次世代について行かなかったんですね
飯田満→はざまと読みたくなるのは我ながら千葉県民ですね・・・
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http://www.sankei.com/west/news/141129/wst1411290014-n1.html
2014.11.29 07:32
【衆院選】
肩すかし有権者「選挙が面白くない」 維公激突回避の大阪4選挙区「また選択肢が減った」
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「また選択肢が減った」と有権者は肩すかしをくらった。大阪都構想をめぐり維新の党と公明党が激突する可能性があった大阪の4選挙区で維新が対抗馬擁立を見送った。公明と連立を組む自民も候補者を出さないため、早くも有権者から「選挙が面白くない」と不満が漏れる。維新と自民が候補者を出さない構図は前回衆院選でも同じ4選挙区でみられ、高い無効投票率を記録した。こうした状況下で、公明側は存在感のアピールに懸命だ。
「どう説明すれば」
「今の維新に分散して戦う体力はない」。26日夜、大阪市内の維新本部で開かれた全体会議。幹事長の松井一郎氏(大阪府知事)は維新のお膝元である大阪3区、5区、6区、16区に候補者を擁立しないことについて、こう説明した。共同代表の橋下徹氏(大阪市長)も「大阪のためになる判断をした。信じてほしい」と理解を求めた。
維新は当初、都構想をめぐりたもとを分かった公明の前職がいる4選挙区と、兵庫の2選挙区への対抗馬の擁立を検討。うち大阪3区に橋下氏、同16区に松井氏が出馬することも取り沙汰された。
「支持者にどう説明すればいいのか」。維新空白区となった選挙区を地盤とする維新市議は会議後、複雑な表情を浮かべた。
他の区がうらやましい
「またか。選挙が全然面白くない。他の選挙区の有権者がうらやましい」。橋下氏の出馬を期待していた大阪3区の無職男性(68)はがっかりした様子で話した。
2年前の前回衆院選でも、維新は都構想実現に向けて公明の協力を取り付けるため、候補者擁立を見送った。大阪で勢いに乗っていた維新、政権交代の期待を背負った自民の候補者が出ないことで、当時も、大阪の4選挙区の有権者の間には落胆が広がった。
府選管によると、白票などの無効投票が占める無効投票率は3区が10・83%、5区が10・2%、6区が11・14%、16区が6・83%。府内全19選挙区の上位4位を占めた。
結局選挙は、公明に維新以外の野党が挑むという同じ構図に落ち着きそう。現時点で公明前職と共産新人の出馬が予定されている3区の主婦(46)は「こんな状況なら、投票にはいかないかもしれません」と冷めた表情で話した。
公明、存在感アピール
「なっちゃんでございます!」。6区内にある大阪府守口市の守口市駅前で、街頭演説に立った公明の山口那津男代表がこう第一声を放つと、集まった支援者から歓声が湧いた。
「経済の活性化をこれからも力強く進めていく必要がある。これができるのは自公の連立政権しかない」。山口氏が熱弁を振るう中、スタッフが通行人にチラシを手渡していた。
「維新との対決がなくなり、注目が集まらなくなる。有権者にとっても、面白くない選挙になるかもしれない」。公明の府本部幹部も認めながらも、「国政で主張している軽減税率の導入などを訴え、理解を求めていく」と存在感アピールを意気込む。
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http://www.minpo.jp/news/detail/2014112919541
自民、5区公認先送り 決着、公示前日も 衆院選
12月2日公示、14日投開票の衆院選で、本県5区の公認候補を調整している自民党本部は、党県連が判断を示すよう求めていた期限の28日も結論を見送った。党本部は5区から立候補する意思を示している、ともに同党前職の坂本剛二氏(70)と吉野正芳氏(66)に、選挙区と比例代表のいずれからの立候補にも対応できるよう準備を指示したもようだ。
党本部は25日に一次公認候補を発表したが、5区の決定を先送りした。その際、県連の杉山純一幹事長は選挙準備を考慮し、28日までに結論を出すべきとの見解を示していた。
■安倍総裁が最終判断
党本部は県連から対応を一任されており、総裁の安倍晋三首相が最終判断する方針だが、現時点での調整の進捗(しんちょく)状況を明らかにしていない。
党関係者によると、党本部は28日までに坂本、吉野両氏に対し、選挙区と比例代表のいずれの立候補も想定し、準備を進めるよう求めた。公認問題の決着が公示直前になることを想定しているとみられる。
29、30の両日、安倍首相は千葉、神奈川両県を遊説し、茂木敏充党選対委員長は地元の栃木5区に入る。党本部は12月1日、本県5区の地元関係者を交えた協議を行う準備に入った−との情報もある。党関係者は「公示前日まで決定がずれ込む可能性がある」とみている。
公認問題が決着しないことについて、坂本氏は「5区で戦う意思は変わらない」と話した。吉野氏は「粛々と自分の選挙をする」と語った。
杉山幹事長は「党本部には一日も早く結論を出してほしい」と述べ、両氏のどちらが5区に立候補しても当選できるよう選挙準備を進める考えを示した。
5区は坂本、吉野両氏と民主党の前職吉田泉氏(65)、共産党の新人吉田英策氏(55)が立候補を予定している。
( 2014/11/29 08:24 カテゴリー:主要 )
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http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141129/CK2014112902000096.html?ref=rank
2014年11月29日
古橋氏出馬へ 静岡8区、4候補の争い
写真
十二月二日公示−十四日投開票の衆院選の静岡8区に、無所属で、東京都目黒区の貿易業、古橋和大(かずひろ)氏(38)=写真=が立候補する。連合静岡が推薦し、静岡県西部の民主系地方議員らが「勝手連」として支援する見通し。二十八日夜に浜松市中区で開かれた連合静岡浜松地域協議会の定期大会で発表された。
古橋氏は福岡市出身。関西学院大を卒業後、商社勤務を経て、現在は途上国などを相手にした貿易業を営む。民主党の榛葉賀津也参院議員の東京後援会役員も務めており、榛葉氏と協議する中で出馬を決断した。連合静岡が来月一日にも、正式に推薦を決定する。
定期大会であいさつした古橋氏は「8区の民主の火は消させない、との思いを肝に銘じて努力する」と強調した。
民主党本部では、静岡8区に公認候補を立てない方針を決めている。榛葉氏は報道陣の取材に「党のルールは守る。私個人として、できるだけのことをしたい」と話した。同党の細野豪志県連会長は同日、報道陣に「県連で推薦することはない」と説明した。
同区にはこれまで自民前職の塩谷立氏(64)、維新新人の源馬謙太郎氏(41)、共産新人の落合勝二氏(70)が出馬を表明しており、選挙戦の構図が事実上固まった。
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http://www.sankei.com/politics/news/141128/plt1411280071-n1.html
2014.11.28 22:02
【衆院選】
野党結束なお遠く 民主vs維新の競合区は24カ所 民主公認は177人
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野党の選挙協力が焦点の一つとなっている衆院選(12月14日投開票)で、民主、維新、次世代、生活の野党4党の競合区は28日現在、58選挙区に上っている。民主、維新が「一強多弱」の打破を目指して選挙区調整を進めたことから、共産、社民両党を除く主要野党間の競合区は、平成24年の前回衆院選から151選挙区も減った。しかし、「58」という数字は決して少ないわけではなく、野党が結束して自民党に挑む構図からは程遠い。
前回衆院選では民主、維新、みんな、日本未来の4党のうち、2党以上が候補者を立てた選挙区は209に上った。今回、選挙区調整は野党第一党の民主党が主導し、野党第二党の維新とは、10以上の選挙区で競合を解消し、競合区は24になった。
みんなとは、3選挙区で民主との競合が予想されていたが、みんなの解党や国替えで解消した。生活とは9選挙区で競合していたが、小沢一郎代表が民主党の岡田克也代表代行と会談し、3選挙区に減少。2人が民主党に復党して立候補する。
それでも、民主と維新の調整が順調に進んだとは言い難い。山梨1区には、維新前職の小沢鋭仁元環境相が出馬するが、民主はみんなから移籍した前職、中島克仁氏を擁立した。
北海道2区では、引退表明した民主元職の三井辨雄(わきお)元厚生労働相が、今回維新から出馬する元民主党衆院議員の松木謙公氏を後継指名した。ところが、民主党道連が無所属新人の池田真紀氏を支援するため、松木氏は実際上、野党統一候補になれなかった。
また、次世代の党は選挙区調整に消極的だった。宮城2区は、民主と維新が選挙協力で一致し、維新前職の林宙紀氏が出馬、民主は候補者擁立を見送ったが、次世代は北朝鮮による拉致被害者家族会事務局長だった増元照明氏を擁立した。
突然の解散で候補者調整に手間取り、新たな候補者を発掘する時間もなかったため、民主、維新、次世代、生活の候補がいない空白区は50近くに上る。民主党幹部は「今回は野党のつぶし合いを防ぐことに主眼を置いている」としているが、空白区がわずかな自民党との差は大きい。
民主党の公認候補者は28日時点で177人にとどまっており、平成10年の結党以来、初めて過半数(238議席)を下回るのが確実な情勢だ。
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わろたw
54 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/28(金) 16:11:33.71 ID:f2do6LrO
大阪自民は二階派が牛耳っているが、
二階との2連ポスターって逆効果では?
で応援はネット誤爆でおなじみ、片山さつき(二階派)。
本当に応援になっているのか?
http://ameblo.jp/okashita-shohei/entry-11957957424.html
55 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/28(金) 19:36:53.83 ID:ibBWemnZ
安倍総裁をオーダーしたら片山さつき
小泉進次郎をオーダーしたら片山さつき
だれもよんでもいないのに片山さつき
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>>1438
むかし東京メトロ東西線使ってましたが、船橋のは、飯「山」満で、は「さ」ま、ですよ。
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http://www.sankei.com/region/news/141129/rgn1411290055-n1.html
2014.11.29 07:07
【衆院選】
浅尾氏地盤で自民攻勢 菅官房長官、4区で応援演説 神奈川
28日付で解党したみんなの党代表で、来月の衆院選に無所属で出馬する前職、浅尾慶一郎氏(50)が固い地盤を築く4区で、自民党が攻勢を強めている。菅義偉(すが・よしひで)官房長官(65)が同日、自民前職の山本朋広氏(39)の応援に入り、テコ入れを図った。解党を機に、みんなの党の“牙城”を切り崩したい考えだ。
「路線対立で解党するとは、(浅尾氏は)どちらに向いているか分からない」
鎌倉市で開かれた山本氏の決起大会で菅氏は、こう浅尾氏を痛烈に批判した。
前回選挙は比例代表で復活当選を果たした山本氏だが、小選挙区では約4万票差で浅尾氏に敗れた。安倍晋三首相も応援に入る予定で、「これほどの支援は初めて」(山本氏)と驚きを隠さない。
一方、受けて立つ浅尾氏は同日、鎌倉市内で記者会見し、「改革勢力への期待感を醸成するためにも(無所属出馬で)、筋を通す」と決意を語った。前回は党幹部として全国を応援に回る機会が多かったが、次回は地元に密着した選挙戦となる見通しだ。
4区では他に、無所属新人、荻原隆宏氏(44)も「現在の与野党には期待できない。政治を市民の手に取り戻す」として出馬を予定。共産新人の加藤勝広氏(70)も出馬を予定するなど、前回と同じ顔ぶれによる激戦が予想されている。(衆院選取材班)
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>>1441
http://www.sankei.com/region/news/141129/rgn1411290071-n1.html
2014.11.29 07:05
【衆院選2014】
民主、8区に候補者 各党、選挙態勢整う 静岡
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次期衆院選で、民主党県連が8区に東京都内の男性会社員(38)を擁立する方針を決めたことが28日、同党関係者への取材でわかった。29日に静岡市内で会見する。ただ、同党本部は8区での公認見送りを決めているため、連合推薦で無所属として立候補する予定。一方で自民党県連は28日、静岡市内で友好団体の決起集会を開催して選挙支援を呼びかけた。公示日を4日後に控え、各党ともに選挙態勢が整ってきた。
◇
◆野党として選んで
民主党関係者によると、8区に立候補するのは、東京都目黒区の会社員、古橋和大氏。29日に静岡市内の連合静岡本部で会見し、出馬の経緯などを説明する。次期衆院選で民主党の選挙対策本部長を務める榛葉賀津也参院議員の後援会の役員を務めているという。
1、3、8区で維新との統一候補の擁立を模索してきた民主党は、3区では維新前職が比例に回ったために、統一候補の擁立に成功。しかし、1区では維新前職と民主元職ともに立候補の意志が固く、「調整は難しい状況」(細野豪志・民主党県連会長)だ。同党県連の岡本護幹事長は「2区と7区は遅くなったが決定した。期待はそれなりに大きいと思う。選挙区によっては維新との共闘もある。かなり戦う姿勢が出てきた」と話している。
また、維新の党県総支部の源馬謙太郎幹事長は「1区は党本部で調整が付くのが一番望ましい。時間はないがまだ期待している。3区は、本人を含めて党本部で調整した結果だと思う。このことでどのくらいの票が動くかはわからないが、野党として非自民として有権者に選んでほしい」と期待を示した。
◆ひるむ候補者いない
一方、静岡市内で自民党県連が28日開いた各種友好団体総決起大会には、谷垣禎一幹事長が出席。県連の大石哲司幹事長は「突然の解散総選挙。谷垣幹事長からは厳しいげきをもらった。軽トラに20トントラックの重みを載せられたみたいだが、解散総選挙にひるむ候補者は一人もいない。全候補者が当選できるように、熱い支援をお願いします」と述べ、集まった建設業など友好団体の関係者200人に組織選挙に向けた協力を呼びかけた。
谷垣幹事長は、団体の関係者に支援を呼びかけるとともに「アベノミクスの成功で、デフレ脱却の出口が見えるところまで来た。全国津々浦々に、景気回復の実感が届くように訴えたい」と意気込みを語った。
自民党本部はすでに全ての選挙区で候補者の公認を決定。連立政権を組む公明党からも3区を除く全ての区で第1次推薦を受けており、3区についても、今後、2次推薦を受ける予定だ。3区は28日までの段階で野党が統一候補を擁立した唯一の選挙区で、一躍、注目選挙区となっている。
一方、共産党県委員会は衆院解散直前の19日に全区の候補者を発表。浜岡原発廃炉や消費税に頼らない経済再建などを訴え、浮動票を取り込んでいく構えだ。
◆投票用紙 各市区町に発送
12月2日公示、14日投開票の日程が決まった衆院選の投票用紙が28日、沼津市内の印刷工場から県内各市区町の選挙管理委員会に発送された。
県選管によると、投票用紙は小選挙区と比例代表の合わせて616万900枚。段ボール352箱に詰められた投票用紙はトラックで県内東、中、西部の3ルートで配送された。
静岡市には午後1時ごろ、市役所に葵区と駿河区分約80万枚が運ばれた。このうち葵区分の投票用紙について、同区選管職員が段ボール箱から投票用紙を取り出して確認作業をした後、厳重に保管された。
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http://www.sankei.com/region/news/141129/rgn1411290089-n1.html
2014.11.29 07:05
【衆院選2014】
新潟5区 森氏出馬、様相一変 長島陣営は知名度警戒
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民主、田中真紀子氏(70)の立候補辞退を受ける形で、生活新人、森裕子氏(58)が出馬を表明した5区。自民前職、長島忠美氏(63)は、知名度の高い森氏の攻勢を受けることになった。共産新人、服部耕一氏(45)も2人の間隙を突こうとしている。戦いの様相が大きく変わった5区を見てみた。
田中氏の辞退表明の翌21日、立候補を明らかにした森氏。その理由について、「安倍政権は国民生活の視点からかけ離れている。国会へ戻るためこの衆院選で全国のどこかから出ようとしていたところ、急に5区が空いた」と説明する。
民主県連は5区から擁立しないことを決め、社民とも選挙区調整がついた。連合新潟の支持も得て態勢は整いつつある。
消費税増税をめぐり民主と分裂した過去を問われると「しこりは乗り越えた。だからここまで話が進んだ」と強調した。
地元ではない出馬には「参院議員時代にも5区から多くの陳情があり、事情は分かっているつもりだ」と発言。「田中(直紀、真紀子)両先生の支援を頂戴したい」と述べるなど、5区への浸透と田中票の取り込みは勝利に欠かせない。
一方、前回選は「あれ以上やりようがなかった」(星野伊佐夫自民県連会長)という攻めの選挙に徹し8万票を獲得した長島氏。田中氏に3万票近くの差をつけた。
森氏の出馬について、長島陣営の総括本部長を兼ねる星野会長は「知名度があり、大変な強敵だ」と警戒。一転、受けて立つ「守りの戦い」に、五十嵐修一選対事務所長も「攻めよりも数倍のエネルギーが必要だ」と引き締めを図る。
陣営は「生活がどういう戦いを挑んでくるのか」と大きな関心を払いつつ、着々と組織固めを進める。
公示まで残りわずか。長島氏は「じっとしていられず」(同陣営)、少しでも知人らに会う時間を割き、あいさつまわりに余念がない。
服部氏は、消費税率の10%への引き上げ中止や原発再稼働への反対など5つの政策転換を訴え、長島氏との対立軸を鮮明化することで、与党の牙城を崩したいという。
「街を回るとアベノミクスの恩恵は受けていないとの反応が返ってくる」。生協職員として培った庶民感覚を武器に街頭演説を重ね、支持を広げる考えだ。
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↑で話題になってた候補者
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/29/kiji/K20141129009368700.html
無所属新人「新しい下村」掲げ、下村文科相の東京11区から出馬
12・14衆院選「政怪ウォッチ」
東京11区から出馬予定の下村めい氏
東京11区から出馬予定の下村めい氏
Photo By スポニチ
衆院選東京11区に出馬予定の無所属新人、下村めい氏(27)が28日、東京都板橋区内で決起大会を行った。
千葉県医療技術大学校(現千葉県立保健医療大)卒業後、作業療法士として病院に勤務しリハビリを担当。また、中学時代にいじめを経験したことから「日本の教育、福祉、減税に革命を」と出馬を決意したという。
キャッチフレーズは「子供とシニアを支えるジャンヌ・ダルク」。同区は自民党の下村博文文科相(60)の選挙区でもあるが「新しい下村」を掲げてアピールした。
[ 2014年11月29日 05:30 ]
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http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141128-OYTNT50327.html?from=ycont_top_txt
〈衆院選〉大票田・旧古川市に照準
2014年11月29日
昨年の区割り変更後、初の衆院選が行われる大崎市で、宮城4区から6区に移った旧古川市に注目が集まっている。約6万2000人の有権者を抱える大票田で、新興住宅街が並び無党派層が比較的多いとされるためで、6区の立候補予定者たちの動きが加速化している。
区割り変更は「1票の格差」を是正するために行われ、これまで4、5、6区に分かれていた大崎市は、5、6区の2選挙区となった。6区には旧古川市が編入され、有権者数は約28万人と約3割増えた。
6区の立候補予定者のうち、自民前議員の小野寺五典氏の陣営は昨夏、旧古川市担当の秘書を配置。地元市議と県議らへのあいさつ回りや、後援会の設立に向けた準備を進めてきた。小野寺氏も防衛相だった今年4月、公務の合間を縫って旧古川市で市民病院の完工式に出席するなど、アピールを続けている。
今月30日には6区の中で4か所目となる事務所をJR古川駅近くに開設するほか、12月2日の公示日には、従来の場所ではなく、旧古川市中心部で第一声を上げる予定という。前回選では次点候補に5倍近くの得票差で圧勝したが、陣営関係者は「油断は禁物。突然の解散だったが、最低限の準備はできた」と語る。
民主元議員の鎌田さゆり氏は28日、衆院選を前にした初の街頭演説をJR古川駅前で行った。「生活を守るには、今の自民党政権でいいのかと訴えたい」と声を張り上げ、枝野幸男幹事長らも応援に駆けつけた。
鎌田氏は前回選で、選挙区のほぼ中央に位置する登米市に事務所を置いたが、今回は南端の旧古川市に構える。前回選では自民と民主の得票が伯仲した地区だけに、陣営幹部は「古川は反自民票も少なくない。まずはここで頑張る」と意気込む。6区では、長く気仙沼市の出身者が当選を続けているとあって、鎌田氏は「同じ所の議員ばかりでいいのかと内陸の人に問いかけたい」と語る。
衆院選2回目の挑戦となる共産新人の内藤隆司氏も、居住する旧古川市に事務所を構える。内藤氏は「地元の古川を中心に、6区全域を回って支持を広げていきたい」と力が入っている。
2014年11月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>1444
あっほんとだ
脳内変換で飯山満県議と思ってました汗
はさま/はざまはどっちも読むらしいですよ
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58465.html
衆院選で農政連とJAに隔たり 福井、農協改革で足並みそろわず
(2014年11月29日午前7時30分)
拡大
自民候補者の推薦を決めたと発表する県農政連の山田会長=28日、福井市の県農業会館
自民候補者の推薦を決めたと発表する県農政連の山田会長=28日、福井市の県農業会館
福井県農政連(山田俊臣会長)は28日、来月の衆院選で自民党公認の稲田朋美氏と高木毅氏を推薦することを決めた。一方で、政権公約に農協改革を掲げた自民党に対する反発は強く、農政連の動きとは別に、26日には県内11JAの組合長が衆院選では中立の立場で臨むことを確認。表裏一体の県農政連とJAは足並みがそろわない状況となっている。
政府の規制改革会議は全国農業協同組合中央会(JA全中)の一般社団法人化など、制度の大幅見直しを提言しており、政府や自民党は農協法改正案の通常国会への提出を目指している。一方、JA全中は現状維持を求める内容の自己改革案を発表している。
28日は、県農政連の県内8支部長やJA組合長、JA県5連役員など約40人による選挙対策委員会を福井市の県農業会館で開催。稲田、高木両氏を呼び、農政に関する考えなどを聞いた。稲田氏によると「決して農協潰しでなく、地域の農協や農業者が創意工夫ができるようにすべきという考えで改革を進めていることなどを説明した」という。
会合後に会見した山田会長は「2人を推薦し、比例の山本拓氏については全国農政連に推薦依頼を出すことに決めた」と述べ、「政権与党」であることが決定の理由とした。JAグループによる自己改革が実現できるような政策・制度の確立に取り組むことを求めた政策協定を求めたが、候補者側から反発があり、要請書とすることにした。
一方JAは、経済事業の100%出資会社への譲渡など、独自路線をいくJA越前たけふが、26日の定例理事会で自民候補者の推薦を決定しているが、ほかの県内11JAの組合長は中立の立場で臨むことを確認した。関係者によると、複数の組合長から「政策協定を結べない状況で、自民を応援すべきでない」との意見が出たという。
過去には05年の郵政選挙で、JA県5連の池端昭夫会長が自民党公認新人だった稲田氏を、県農政連の山田会長が松宮勲氏を応援したことがある。
農政連はJAの組合員らを代表する政治組織で、盟友数は3万4777人。県内JAの正准組合員数は12年6月時点で約11万人。
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141129/1792588
【とちぎ衆院選】3、5区擁立は事実上断念 民主栃木県連幹事会
11月29日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選
民主党県連は28日、12月2日公示の衆院選で立候補予定者がいない栃木3、5区の擁立を事実上断念した。同日、宇都宮市内で開いた幹事会後の記者会見で、松井正一幹事長は「努力してきたが、現時点で擁立に至っていない。(幹事会で)事実上、擁立は困難と確認した」と明かした。3、5区は前回も擁立できなかった。
松井氏は「3、5区の比例代表選挙はしっかりやっていく。連合栃木とも具体的に確認した。民主党の比例票獲得に最大限取り組む。本部からの(落下傘候補などの)指示があるかもしれないので(幹事会で)『断念』という言葉は使っていない」と述べた。
前回の衆院選では解散直前に富岡芳忠氏が離党し、5区は候補者がいなくなった。3区は前回、前々回に続き3回連続で候補者不在となる。
県連として今回の選挙で重点的に訴える政策は、アベノミクスからの転換や労働法制の改悪阻止、国会議員定数削減など10項目。放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場選定問題も重点政策に挙げ、特措法や基本方針の見直しを訴えていく。松井氏は「(塩谷町の候補地選定に関し)白紙撤回の署名が17万人超集まった民意を尊重する」と説明した。
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>>1450
脳内変換込みで千葉県民っていってるのかと思いましたw
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千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014112702100010.html
立候補予定者の顔ぶれ(上)
写真
衆院選の公示(十二月二日)が五日後に迫った。安倍政権の是非を問う選挙戦は県内でも事実上始まっている。全十三選挙区の主要な立候補予定者の顔ぶれを三回に分けて紹介する。=文中敬称略 (衆院選取材班)
◆<1区>前職3人、激戦区に
◆千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲50 弁護士 自<前><1>
田嶋要53 (元)経産政務官 民前<4>
田沼隆志38 (元)市議 次<前><1>
吉田直義27 党准地区委員 共新
二〇一二年の前回選挙で勝利した民主田嶋と、比例復活当選した自民門山、次世代(当時は日本維新の会)田沼の前職三人が激突する激戦区。共産からは新人吉田が挑む。民主県連代表の田嶋は、民主が大敗した前回も、4区の前首相・野田とともに議席を死守した。門山は前回中央区での得票がトップで、今回は小選挙区での勝利を目指す。田沼は朝の駅立ちがライフワークでこれまでに千回を超えた。吉田は県内の立候補予定者で最年少。
◆<2区>民主擁立見送りへ
◆千葉市花見川区、習志野・八千代市
小林鷹之39 (元)財務省職員 自前<1>
藤巻健太31 (元)銀行員 維新
小松実66 県議 共新
前回選挙で初当選し議席維持を目指す自民小林に対し、民主と維新が候補者調整を進め、民主は擁立を見送る見通し。維新は新人藤巻を擁立した。共産は新人小松が出馬を予定。
財務省出身の小林は前回、公募で初挑戦し初当選。二年間で知名度を着実に上げている。
藤巻は二十一日に維新が擁立を発表。同党の藤巻健史参院議員の長男で、近く選挙区での活動を始める。元教員の小松は県議七期二十八年の実績をアピールする。
◆<3区>民主と生活が競合
◆千葉市緑区、市原市
松野博一52 党副幹事長 自前<5>
青山明日香32 (元)衆院議員秘書 民新
椛沢洋平35 党地区支部員 共新
岡島一正57 (元)内閣委理事 生元<2>
文部科学副大臣などを務めた自民中堅の松野に民主、共産、生活が挑む。
民主では県内唯一の女性候補となる青山は前回に続き二度目の挑戦。
生活岡島は前回消費税増税に反対し民主を離党。今回、党内の一部に民主復党の動きがある中、生活にとどまり、県連代表として党勢拡大を図る。民主と生活が競合するのは3区のみ。
共産は、来春の千葉市議選への出馬を予定していた椛沢が初挑戦する。
◆<4区>前首相に3人挑む
◆船橋市(中・南部)
木村哲也45 県議 自新
野田佳彦57 (元)首相 民前<6>
斉藤和子40 党県委員 共新
西尾憲一63 (元)県議 無新
小選挙区の〇増五減に伴う区割り変更で、選挙区は船橋市全域から北部を除いた地域に縮小された。民主野田は首相時代に控えていた駅頭活動を再開。安倍政権の経済政策に批判の矛先を向け、六回連続の小選挙区当選を狙う。
自民は船橋選出の県議木村が公募で選ばれた。議席奪取に向け、地元支部が全面支援を誓い、態勢を整えつつある。
母となった共産斉藤は前回に続く挑戦。無所属西尾は穏健保守をアピールする。
(注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014112802100006.html
立候補予定者の顔ぶれ(中)
写真
◆<5区>自・民が5回目激突
◆市川(南部)・浦安市
薗浦健太郎42 外務政務官 自前<2>
村越祐民40 (元)外務政務官 民元<2>
浅野史子44 党県女性部長 共新
石田和男77 不動産賃貸業 無新
前職の自民薗浦と元職の民主村越が五回連続で対決する。戦績は二勝二敗の五分。共産浅野は前回に続き挑戦する。今回も「千葉都民」と呼ばれる無党派層の票が影響を及ぼしそうだ。
薗浦は地方議員や後援会など足場を固めつつ、支援者の会合で政策を訴える。村越は二年間の浪人生活中も対話型集会を定期的にこなし、浸透を図ってきた。浅野は女性や母、生活者の視点を前面に、自・民対決に風穴を開けたいと狙う。
◆<6区>前回出馬の4氏争う
◆市川(北部)・松戸市(南部)
渡辺博道64 (元)経産副大臣 自前<5>
生方幸夫67 (元)環境副大臣 民<前><5>
遠藤宣彦51 (元)郵政省職員 次元<1>
三輪由美59 (元)県議 共新
二年前は六党の六氏が争ったが、今回はそのうち四氏が再び激突する。
前回雪辱した自民渡辺と、比例復活当選の民主生方は渡辺が比例代表に回った二〇〇〇年を除き六度目の対決。渡辺は「アベノミクス継続による成長」、生方は「アベノミクス失敗隠し解散」で火花を散らす。
次世代遠藤は「確かな第三極」を前面に、既得権益の壁の打破を訴える。共産三輪は、党の得票が伸びた十一月の松戸市議選を勢いに「命・暮らし最優先の政治」をアピールする。
◆<7区>自民前職に3氏挑む
◆松戸(北部)・野田・流山市
斎藤健55 (元)環境政務官 自前<2>
石塚貞通47 司法書士 維新
渡部隆夫71 党地区委員 共新
阿部治正60 流山市議 社新
前回は県内最多の七党が候補者を擁立した激戦区。今回は民主と維新の調整もあり、自民前職の斎藤に、維新石塚、共産渡部に加え、社民阿部が初めて挑む。
小選挙区での二期連続当選を目指す斎藤は党の農林政策の責任を担うなどの実績を強調。前回はみんな、今回は維新で立つ石塚は「しがらみを断ち切る改革」を柱に掲げる。渡部は高齢者が安心して利用できる医療・介護を訴える。最終局面で名乗りを上げた阿部は、アベノミクスからの転換を柱にアピールする。
◆<8区>民主が擁立を見送り
◆柏(旧柏市)・我孫子市
桜田義孝64 (元)文科副大臣 自前<5>
太田和美35 (元)議運委理事 維元<2>
小野里定良67 (元)柏市議 共新
党副幹事長を務め、県連会長の自民桜田に、野党間で候補者を調整した維新の太田と、共産の小野里が挑む。これまで自民と激戦を繰り広げてきた民主は、独自候補の擁立を見送る。
太田は昨年の参院選の千葉選挙区で生活から出馬したが落選。今回は維新にくら替え出馬する。柏出身をアピールし、脱原発など対決路線を鮮明にする。
福島県出身の小野里は、原発事故後に放射線量が高くなったホットスポット地域で原発ゼロを訴える。
(注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。敬称略
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014112902100006.html
立候補予定者の顔ぶれ(下)
写真
◆<9区>前職3氏激しく争う
◆千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市
本真利39 (元)富里市議 自前<1>
奥野総一郎50 党広報委長代理 民<前><2>
西田譲39 党国対委長代理 次<前><1>
鴨志田安代59 党地区委員長 共新
自民秋本、民主奥野、次世代西田(当選時は日本維新の会)の前職三人が激しくぶつかる。
二〇一二年の衆院選で新人ながら小選挙区で初当選を果たした秋本は、政権与党の成果を訴え、支持を固める。前回、比例復活当選の奥野は、羽田空港の県内騒音問題などに取り組んだ実績をアピールし、雪辱を期す。次世代西田は無党派層の取り込みを目指す。共産鴨志田は安倍政権のアベノミクス批判で票の掘り起こしを狙う。
◆<10区>自民前職に2氏挑戦
◆銚子・成田・旭・匝瑳・香取市、香取・山武郡(横芝光町<旧光町>)
林幹雄67 (元)防災担当相 自前<7>
谷田川元51 (元)拉致特委理事 民元<1>
笠原正実60 党地区委員長 共新
当選七回の自民林に民主の元職谷田川と共産の笠原が挑む。ほぼ、前回選挙と同じ構図となった。
東総地域に強固な地盤を持つ林は、各地の行事などに積極的に顔を出し、票固めに努める。谷田川は、二年間の浪人期間中に街頭演説や戸別訪問などを重ねた。今回も駅立ちなどで、草の根の支持を訴える。二度目の挑戦となる笠原は、農業や医療など地域の抱える問題への対策を訴え、票の掘り起こしを狙う。
◆<11区>自、共、生の3氏激突
◆茂原・東金・勝浦・山武・いすみ・大網白里市、山武(九十九里・芝山・横芝光町<旧横芝町>)・長生・夷隅郡
森英介66 (元)法相 自前<8>
椎名史明57 党地区委員長 共新
金子健一57 (元)災害特委理事 生元<1>
強固な地盤で九選を目指す自民森に、共産新人の椎名、前回は未来で戦い議席を逃した生活金子が挑む。前回選挙と同じ構図。
森は遊説を中心に、集会などで支持を固める。前回は地元で自らの選挙に専念したが、今回は他選挙区の一年生議員の応援にも駆けつける予定。
二度目の出馬の椎名は、街頭演説でのアピールに力を入れる。金子はこの二年、若者を中心に支持を呼び掛けてきた。農業や漁業関係者の支援も取り付ける。
◆<12区>共一騎打ちの公算
◆館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦・南房総市、安房郡
浜田靖一59 (元)防衛相 自前<7>
米本展久63 党地区委員長 共新
初めて自共の一騎打ちとなる公算。自民浜田は、父親時代からの強固な保守地盤を受け継ぎ、前回、県内小選挙区の自民候補では最多の約十三万九千票を得た。一方、未来(当時)の候補が約五万八千票を獲得。陣営は今回、政権与党への批判票の行方を警戒する。
共産米本は前回に続く挑戦で、安倍政権への対決姿勢を前面に打ち出す。政府が進める陸上自衛隊木更津駐屯地の米軍オスプレイ整備拠点化計画についても反対を訴える。
13区
区割り変更どう影響
◆船橋(北部)・柏(旧沼南町)・鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡
白須賀貴樹39 歯科医 自前<1>
若井康彦68 (元)国交政務官 民<前><3>
中川勝敏68 党市委員長 共新
小選挙区の〇増五減に伴う区割り変更で、船橋市の北部が4区から編入された。前回選挙で初当選した自民の白須賀と、民主若井の前職同士が対決する。
前回、比例で復活当選した維新は野党の候補者調整により擁立しない方針で、各陣営が票の取り込みを狙う。
編入される地域は前首相の民主野田のお膝元で、若井は支持層の引き継ぎを急ぐ。白須賀は、新地域での知名度アップを目指す。共産中川は、都市部を中心に街頭活動をする。
(注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。敬称略
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>>1450
>はさま/はざまはどっちも読むらしいですよ
それは知りませんでした。ありがとうございます。
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埼玉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk11010159000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/1 /埼玉
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
(敬称略)
衆院選(12月2日公示、同14日投開票)が目前に迫っている。郵政民営化や政権選択が争点となった直近3回の総選挙と異なり、今回は「風」が読みづらく、激しい選挙戦になることが予想される。県内15選挙区の構図を紹介する。
◇1区−−自民に民主、共産、社民挑む
自民圧勝の追い風に乗って前回初当選した自民・村井に、惜敗して比例復活した民主・武正、共産・松村、社民・松本が挑む構図。
村井は、前回選で大差をつけた岩槻区に事務所を構え、県議や市議も動員し、組織戦で臨む。
強固な後援会組織をもつ武正は前回選後、国政での地元貢献をアピールし、地元回りも強化してきた。
前回擁立のみんなが解党。同党の支持層や無党派層へ、松村や松本も浸透を目指す。【西田真季子】
◇2区−−民主元職不出馬、情勢大きく変化
自民・新藤と6度にわたる激しい議席争いを続けた民主元職が1月、次期衆院選への不出馬を表明し、情勢は大きく変わった。
新藤は前回選以降、総務相を務めるなど着々と実績を積み上げた。地元に帰る機会が少ないが、強固な基礎票に加え、保守支持層の掘り起こしを急ぐ。
民主空白区に維新・谷古宇が3区から「国替え」。出遅れを挽回し、民主票など自民批判票をどこまで取り込めるかが焦点。
共産・奥田は2回目の出馬。3月の県議補選で当選するなど知名度を上げている。【鴇沢哲雄】
◇3区−−今回も自民・民主対決構図
今回も自民・民主の対決構図。前回選では自民・黄川田が勝利。民主・細川が返り咲けるかが注目される。
黄川田は追い風の前回と違い、政権党としての批判を警戒。駅立ちで若さと行動力をアピール、前職としての実績を訴える。
当選7回で、元厚生労働相の細川は高い知名度と長年培った固い地盤が強み。「アベノミクスは失敗」と自民批判を強める。
共産・宮川は「安倍政治暴走ノー」と支持基盤の拡大を図る。
2区へ回る維新の支持層にどこまで浸透できるかがポイントとなる。【飯嶋英好】
◇4区−−自民、民主、共産 前回同じ顔ぶれ
自民・豊田、民主・神風、共産・桜井と、2年前の前回選とほぼ同様の顔ぶれが立候補する見通し。
豊田は福祉と医療に精通した元厚労省職員の実績をアピール。アベノミクスへの信任を訴える。
元防衛政務官の神風は候補者擁立を見送った維新支持層への浸透を図り、非自民の受け皿を目指す。
元志木市議の桜井は4度目の挑戦。消費増税や集団的自衛権行使への反対を掲げる。【衛藤達生】=つづく
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予想される顔ぶれ
◆1区
村井英樹34 自前(1)
武正公一53 民前(5)
松村敏夫40 共新
松本翔29 社新
◆2区
新藤義孝56 自前(5)
谷古宇勘司63 維新
奥田智子45 共新
◆3区
黄川田仁志44 自前(1)
細川律夫71 民元(7)
宮川雅之39 共新
◆4区
豊田真由子40 自前(1)
神風英男53 民元(3)
桜井晴子58 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk11010130000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/2 /埼玉
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
(敬称略)
◇5区−−民主・枝野に自民、共産が挑戦
党幹事長を務める民主・枝野に、4度目の挑戦となる自民・牧原と共産・新人の山本が挑む。
枝野は、幹事長として他候補の応援で全国を遊説。前回以上に地元での活動がままならないが、週2回のつじ立ちなどで支持固めを図る。
前回比例復活の牧原は地元在住で、地域との絆を強調。毎朝のつじ立ちで子育て支援の充実など若い世代へ支持を訴える。
共産の山本は、消費増税反対などを訴え、支持拡大を狙う。【川畑さおり】
◇6区−−自民、民主対決に共産・戸口が絡む
連続4回目となる自民・中根と民主・大島の対決に、共産・戸口が絡む。
前回初めて小選挙区で当選した中根は、教育委員会制度改革など2年間の取り組みを強調。戸別訪問やミニ集会を開いて、こまめに選挙区内を回る。
前回比例復活の大島は民主政権下で副総務相などを歴任した実績をアピール。JR上尾駅など主要駅を中心につじ立ちを重ね、支持を訴える。
共産の戸口は前回に続き2度目の挑戦。脱原発などを訴える。【川畑さおり】
◇7区−−自民・神山に民、次世代、共挑む
前回初当選の自民・神山に、生活から民主に復党した小宮山と次世代・根本、共産・長沼が挑む。
レジャー施設会社を経営する神山は経済政策の重要性を掲げ、大票田の川越市などで組織固めを狙う。
小宮山は前回選で比例復活。4期11年の経験を生かし、後援会強化を図る。
根本は国際競争力の強化などを掲げ、前職2人を追い上げる。
長沼は3度目の挑戦。原発ゼロなどを訴え、支持拡大を目指す。【大島英吾】
◇8区−−自民、民主激戦区 共産支持拡大へ
前回、前々回と風向きで自民と民主の勝敗が入れ替わる激戦区。柴山と小野塚が3たび正面からぶつかる展開に共産・辻が絡む。
柴山は前回、公明から推薦を得られずに伸び悩んだが、何とか8万票台を得て雪辱。今回も公明への浸透が課題となる。
前々回は11万票以上を集めて圧勝した小野塚は前回、第三極候補と票を分け惨敗。今回は野党候補の一本化で非自民の結集を図る。
連続立候補となる辻は比例での共産議席増を目指し、前回以上の得票を目指す。【海老名富夫】=つづく
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◇予想される顔ぶれ
◆5区
牧原秀樹 43 自前(2)
枝野幸男 50 民前(7)
山本悠子 62 共新
◆6区
中根一幸 45 自前(2)
大島敦 57 民前(5)
戸口佐一 64 共新
◆7区
神山佐市 60 自前(1)
小宮山泰子 49 民前(4)
根本千裕 55 次新
長沼チネ 64 共新
◆8区
柴山昌彦 48 自前(4)
小野塚勝俊 42 民元(1)
辻源巳 43 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk11010141000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/3 /埼玉
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
(敬称略)
◇9区−−固い保守地盤、自に維・共挑む
固い保守地盤を手堅くまとめつつある自民・大塚に、4区から転出して立候補する維新・青柳と、共産・広森が挑む。
大塚は前々回の敗戦を反省。地元にも重点を置き、行事などに小まめに顔を出すなどして自民支持拡大を図ってきた。
前々回は15万票獲得するも前回は5万票に届かなかった民主は候補擁立を断念。青柳は非自民と民主支持層の受け皿を目指す。
狭山市議連続8期の広森は比例区の共産議席増を目指し党勢拡大を図る。【海老名富夫】
◇10区−−民・生が擁立せず、野党共闘がカギ
6期目を目指す自民・山口と、前回は小選挙区で敗れたものの比例復活で初当選した維新・坂本、共産・石井が立候補を表明。民主と生活は公認候補を擁立せず、野党共闘の成否がポイントになる。
山口は雪害対策などの実績を強調し、選挙区内の後援会を軸に地域再生などを訴える。
坂本は「大義なき解散」を批判、「しがらみや既得権益にとらわれない政治」を掲げる。
石井は「消費税増税の中止」などの党政策を訴え、支持拡大を図る。【中山信】
◇11区−−前回同様顔ぶれ、2自民系と共産
自民系2候補と共産が前回と同じ顔ぶれで出馬表明。明確な争点が見つからず前職の信任投票になりそう。
比例で復活当選し、2期目を狙う自民・今野は街頭やミニ集会などで2年間の実績をアピールし、短期決戦に備える。
共産・柴岡は即時原発ゼロなどを訴え、若さを売りに無党派層の取り込みを目指す。
前回、全得票数の6割を獲得し、次点に大差を付けた小泉は広大な選挙区を網羅する後援会を軸に更なる地盤固めを図る。【橋本政明】
◇12区−−前回のみんな票巡り激戦の予想
解党で候補擁立を見送ったみんなが前回獲得した3万5500票を巡り、激しい選挙戦が予想される。
2期目を狙う自民・野中は加須市を基盤に支持を固め、今春には熊谷市にも事務所を設置し知名度アップに躍起だ。
野中に議席を譲り渡した民主・本多は党、政府の要職を務めた実績を訴え、返り咲きを狙う。
前回無所属で出馬し次点に泣いた森田は今回次世代から出馬。地元・熊谷以外で票を伸ばし初当選を目指す。
9年ぶり3度目の挑戦の共産・鈴木は党勢拡大を目指す。【橋本政明】=つづく
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◇予想される顔ぶれ
◆9区
大塚拓 41 自前(2)
青柳仁士 36 維新
広森すみ子 66 共新
◆10区
山口泰明 66 自前(5)
坂本祐之輔 59 維前(1)
石井祐一 63 共新
◆11区
今野智博 39 自前(1)
柴岡祐真 30 共新
小泉龍司 62 無前(4)
◆12区
野中厚 38 自前(1)
本多平直 49 民元(2)
森田俊和 40 次新
鈴木千賀子 59 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk11010155000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/4止 /埼玉
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
(敬称略)
◆13区
◇みんなから民主、山内参戦で混戦
自民・土屋と次世代・中村の議席争いに、共産・秋山がどう絡むかが当初、注目された。しかし、解党するみんなから民主に移った山内の参戦で混戦模様になった。
土屋は解散前日、後援会幹部らを早朝に集め緊急会議。組織体制を確認し戦闘態勢に入った。
「落下傘候補」の山内はみんなと民主の支持層をまとめられるかがカギ。
中村は維新から次世代に移り再挑戦。自主憲法制定など党の政策を街宣する。
秋山は市議31年。知名度もあり党の支持拡大を図る。【栗原一郎】
◆14区
◇2保守系前職軸、共産が絡む展開
ともに再選を狙う自民・三ツ林と維新・鈴木の両保守系前職を軸に、共産・苗村が絡む展開になりそう。
南北に延びる選挙区で、三ツ林は地盤の幸手市など北部を中心に組織固めを急ぐ。追い風が吹いた前回と異なり、今回は南部に浸透できるかがカギ。
鈴木は県議4期の知名度を生かし、前回は大票田の三郷、八潮両市で得票が三ツ林を上回った。反自民票の分裂を防ぐため、野党共闘にも期待を寄せる。
福島出身の苗村は反原発などを訴え、支持拡大を目指す。【夫彰子】
◆15区
◇自・田中と民・高山、4度目の対決へ
自民・田中と民主・高山の4度目の対決。これまで田中の2勝1敗で、前回敗れた高山にとっては背水の陣。共産・田村も浮動票の獲得争いに参戦する。
田中は忙しい合間をぬって、こまめに地元の集会にも顔を出してきた。3選へ向け地元・蕨市に加え、大票田のさいたま市南部へ浸透を図る。
高山は前回、民主党への逆風で敗れた。組織に頼らず、小集会やつじ立ちで訴え、議席奪還を期す。
田村は、党の支持基盤から票の上積みを狙う。【鴇沢哲雄】=おわり
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◇予想される顔ぶれ
◆13区
土屋品子 62 自前(5)
山内康一 41 民前(3)
中村匡志 37 次新
秋山文和 67 共新
◆14区
三ツ林裕巳 59 自前(1)
鈴木義弘 52 維前(1)
苗村光雄 58 共新
◆15区
田中良生 51 自前(2)
高山智司 44 民元(3)
田村勉 66 共新
-
長野
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk20010010000c.html
2014衆院選:1区の情勢 篠原氏に3氏が挑む /長野
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
衆院選(12月2日公示、14日投開票)に向けて、県内の各政党や立候補予定者が事実上の選挙戦に入った。県内の5小選挙区では24日現在、5党の18人が立候補を予定し、活動を活発化させている。各選挙区の対決構図と情勢を追う。【衆院選取材班】
民主党前職の篠原孝氏に、いずれも2012年の前回衆院選で比例代表で復活当選した自民党の小松裕氏と次世代の党の宮沢隆仁氏の前職2人と、共産新人の武田良介氏が挑む構図だ。
小松氏は初挑戦の前回選で篠原氏に約9500票差で敗れており、選挙区初当選を目指す。諏訪市出身で前回、公募で公認されたことから、後援会などの組織固めや街頭演説などで知名度向上に取り組んできた。今回の選挙を「有権者がこの2年間を判断する選挙」と位置付ける。スポーツ庁創設などを訴えている。
5期目を目指す篠原氏は初当選した03年以降、小集会を約700回開くなど地道な活動を続けてきた。副農相を務めた経験から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に反対する。今回の衆院戦を「安倍政権継続の是非を問う選挙だ」と強調し、小集会を中心に支持を訴える方針という。
前回選で日本維新の会から出馬し、初当選した宮沢氏は、戸別訪問や小集会などで有権者の声に触れてきた。自身が個人や団体からの献金を受けていないことを強調し、今回衆院選を「政治とカネ問題の決着選挙」と捉える。消費税については「景気回復が遅れているなら下げることも選択肢の一つ」と訴える。
前回に続き2回目の挑戦の武田氏。安倍政権の特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を批判。3人の子供の父親として「戦争ができる国にしてはならない。命や暮らしを守るために語っていきたい」と、反戦平和を強調する。長野1区では最も若い35歳。街頭で訴え、若い世代を中心に幅広い層への浸透を図る。
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<立候補が予想される顔ぶれ>
◇1区=12年民・09年民
小松裕 53 党国対委員 (1)自前
篠原孝 66 [元]副農相 (4)民前
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前
武田良介 35 党県常任委員 共新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=長野市(旧信州新町、豊野町、大岡村、戸隠村、鬼無里村、中条村を除く)、須坂市、中野市、飯山市、上高井郡、下高井郡、下水内郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk20010047000c.html
2014衆院選:2区の情勢 4氏が立候補へ準備 /長野
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
2012年の前回選で、初当選した自民前職の務台俊介氏と民主元職の下条みつ氏、比例で復活当選した維新前職の百瀬智之氏、さらに共産新人の清沢達也氏の4人が立候補の準備を進めている。
務台氏は前回選後、選挙区の16市町村すべてに30を超す後援会を設け、地盤固めや地域課題の把握に力を入れてきた。アベノミクスによる経済再生の実績を掲げる一方で、生活実感の改善に至っていないことを意識して「恩恵が地方に及ぶように具体策を示して地方創生、地域経済振興を図る」と訴える。
09年の前々回選まで3期連続当選だった下条氏は2万9000票差で落選後、選挙区内を回って現場の声に耳を傾けると共に、後援会の態勢強化のため若返りを進めたという。各地で個人集会を開き、街頭演説では「景気がいいのは一部の大企業だけ。物価は上がり生活は良くならない」とアベノミクス批判に力を入れる。
百瀬氏は当選後も「新しい政治スタイルを」と後援会組織を作らず、地方活性化など国会などで取り組む課題や活動を載せたチラシを2、3カ月ごとに2区内のほぼ全戸に配布し、週末には街頭演説をしてきた。「活動内容や人物で選ばれるようにしたい」と強調し、安倍政権の経済政策を巡って「地方に恩恵がない」と訴える。
東京都出身で長野市在住の清沢氏は、街頭演説で「消費税の再増税は先送りではなく中止に」と訴え、小集会を重ねて知名度向上と党への支持拡大に努める。若い世代の雇用、特にいわゆる「ブラック企業」問題に取り組んできた実績を掲げ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを積極的に活用して情報発信をする。
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇2区=12年自・09年民
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自 前
下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民 元
百瀬智之 31 党県共同代表(1)維 前
清沢達也 40 党県准委員 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=長野市(旧信州新町、豊野町、大岡村、戸隠村、鬼無里村、中条村)、松本市、大町市、安曇野市、東筑摩郡、北安曇郡、上水内郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk20010088000c.html
2014衆院選:3区の情勢 寺島氏に挑む自、維、共 /長野
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
羽田孜元首相の後継者として前回(2012年)初当選した民主前職の寺島義幸氏に、比例代表で1期務めた自民前職の木内均氏、同じく維新前職の井出庸生氏、共産新人の唐沢千晶氏が挑む。前回に続き、選挙区議席を巡って激戦が予想される。
木内氏は佐久市出身。学生時代に政治を志して松下政経塾で学び、佐久市議、県議を経て、前回は自民の公募に応じて立候補した。この2年で中部横断道整備など「与党として着実に実績を残した」と強調。「経済政策のアベノミクスで信を問うのは大義がある」と訴える。来春の県議選と連動する形で組織の整備も進めてきた。
羽田氏の秘書を経て県議を務めた寺島氏は立科町出身。前回は元首相の長男・雄一郎参院議員の後継断念で急きょ、元首相後援会「千曲会」の指名で立候補して激戦を制した。今回も千曲会と自身の後援会、連合長野を基盤に臨む。「政権延命の解散総選挙」と自民を批判し、「中央のために地方を犠牲にするな」と訴える。
元NHK記者の井出氏は10年参院選で落選後、前回衆院選で2位に食い込んだ。祖父が井出一太郎元官房長官という政治家の血を引く。みんなの党から結いの党、維新の党と所属政党を替えたが、「自分の信条を通してきた」と自信を示す。「政権延命の色が濃い与党とは一線を画す」と主張。ネット戦術も駆使して戦う。
昨年の参院選に立候補した唐沢氏は次期参院選にも出馬が決まっていたが、急な解散総選挙に伴って衆院選に参戦する。出身は千曲市。「安倍政権で私たちの暮らしは悪くなるばかり。国民の声が通る政治をつくろう」と呼び掛ける。陣営は「前職と張り合える党のエース」とし、選挙区と連動して比例代表票の上積みも目指す。
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇3区=12年民・09年民
木内均 50 党3区支部長(1)自前
寺島義幸 61 党県副代表 (1)民前
井出庸生 37 党県共同代表(1)維前
唐沢千晶 44 党県常任委員 共新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、南佐久郡、北佐久郡、小県郡、埴科郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk20010199000c.html
2014衆院選:4区の情勢 後藤氏に2氏が挑む /長野
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
5選を目指す自民前職の後藤茂之氏に、返り咲きを狙う民主元職の矢崎公二氏と衆院5度目の挑戦となる共産新人の上田秀昭氏が挑む構図だ。アベノミクスや安全保障など安倍政権2年間の是非が争点になる。
民主が政権を取った2009年選挙で矢崎氏に惨敗した後藤氏は、その反省から地元に軸足を置き後援会を再構築。12年の前回選で雪辱を果たした。急ピッチで態勢固めした各後援会や職域支部にあいさつ回りし、29日には諏訪市で事務所開きをする。「地域を元気にするため道半ばの成長戦略をしっかりと進める」と訴える。
09年の10万票超での初当選から一転、前回選で後藤氏に敗れた矢崎氏は、この2年間朝のつじ立ちや人通りの多い場所での街頭演説を重視してきた。「手応えを感じる」と言う。茅野市にある後援会と支援グループによる少数精鋭で短期決戦に挑む。「連合長野の推薦も決まり、働く者の思いを実現したい」と訴える。
上田氏は、街頭演説が中心。アベノミクス効果は諏訪地方では実感がないとするほか、消費増税、集団的自衛権行使容認、沖縄基地などの問題について、「国民の多くが反対にもかかわらず安倍政権はごり押しをしている」と厳しく批判。「お年寄りも子供も安心して暮らせる社会の実現を」と訴える。党は比例票の獲得に重点を置いている。【衆院選取材班】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇4区=12自09民
後藤茂之 59 党県会長 (4)自 前
矢崎公二 55 党県副代表 (1)民 元
上田秀昭 60 党地区委長 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=諏訪市、岡谷市、茅野市、塩尻市、諏訪郡、木曽郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk20010044000c.html
2014衆院選:5区の情勢 宮下氏に挑む2新人 /長野
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
4選を目指す副財務相の自民前職、宮下一郎氏に対し、ともに30代の民主新人、中嶋康介氏と共産新人、水野力夫(ちかあき)氏が議席奪取を狙う。
国の経済政策に関わる立場になった宮下氏は「アベノミクスの着実な成果」を強調したうえで、「地方から日本を再生していこう」と訴える。解散後に上伊那、下伊那地区で後援会役員会や町村議員連盟総会を開催。市町村単位の選対設置の会合には1日に数カ所ずつ顔を出している。2009年の落選後に始めたブログの更新も続ける。
松本市出身の民主新人、中嶋氏は4区の民主元職、矢崎公二氏の元秘書。急きょ、出馬することになり飯田市に転居した。「落下傘批判」は覚悟のうえだが、街頭演説や連合傘下の労組を含むあいさつ回りで、「間違っていない」という民主の政策と本人を売り込む。27日に伊那市であった労組選対の事務所開きでは「人を大事にする」と訴えた。
共産新人の水野氏は来春の県議選飯田市選挙区の候補予定者だった。陣営幹部が「知名度向上」を課題に挙げる上伊那地区をはじめ、街頭演説や支援者宅などでの「囲む会」、市部の決起集会で安倍内閣を強く批判し、「消費税は中止に追い込む」と主張する。雇用政策では、大卒後の就職先がブラック企業だったという体験も交えて語る。【衆院選取材班】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇5区=12自09民
宮下一郎 56 副財務相(3)自 前
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民 新
水野力夫 34 党地区副委長 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=飯田市、伊那市、駒ケ根市、上伊那郡、下伊那郡
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>>1431>>1436>>1437>>1438
中田宏氏は横浜市民に結構嫌われているからね。
中田宏氏自身は神奈川8区で出馬したかったんだろうけど、今の江田憲司氏には勝てないと思っているんだろうね。
神奈川18区なら、松沢成文氏の応援も得られるし、比例復活も可能と考えたのでしょう。
江田憲司氏と中田宏氏は一緒の政党にいたことはないです。
中田宏氏は橋下徹氏が江田憲司氏と組んだから、次世代の党に行ったんですよ。
次世代の党が神奈川8区に候補者を擁立したら面白いけど、無理だろうね。
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>>1467
そんなに嫌われてるんですかね??
なんか後を濁して辞めましたっけ?
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>>1468
開国博Y150でググろう
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内閣不支持が逆転、共同世論調査 比例自民28%、民主10%
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112901001545.html
共同通信社が28、29両日実施した衆院選に関する全国電話世論調査(第2回トレンド調査)によると、比例代表の投票先政党で自民党は28・0%と前回調査(19、20日)から2・7ポイント増加した。民主党は10・3%で0・9ポイント増にとどまった。内閣支持率は43・6%、不支持率47・3%で、不支持が支持を逆転した。
望ましい選挙結果について「与党と野党の勢力が伯仲する」が53・0%と過半数で、前回に比べ微増した。
第2次安倍政権の経済政策で景気が良くなったと実感しているか聞いたところ「実感していない」が84・2%を占めた。
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>>1469
ありがとうございます!
ありましたねぇ,そんなの。
赤字なら横路の北海道食の祭典とかありましたがそんなに人気落としてないよね,と思ったけど中田のは赤字なだけじゃなくて面白くないダメコンテンツだったみたいっすね。
まあ食の祭典もそんなに面白くなかったから赤字になったんでしょうけど,もう昔のことでみな忘れてるのかなぁ。。
超絶つまらないと評判の横浜開国博Y150を体験してきた
http://tokyodeep.info/y150_1/
開国博Y150が不人気だった理由は何だと思いますか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1231128582
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中田宏氏応援で維新の2県議が離党 江田代表「致し方ない」
カナロコ by 神奈川新聞 11月30日 7時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141129-00114007-kana-l14
衆院選の神奈川18区の公認候補擁立をめぐり、維新の党の県議らが次世代の党の中田宏氏を支援する意向を示し、離党届を提出した問題で、維新の江田憲司共同代表は29日、「致し方ない。選挙には影響ない」との見方を示した。横浜市旭区で神奈川新聞などの取材に答えた。
江田氏は「18区は改革を訴える維新らしい地域。その地域で候補擁立の努力もせず、他党候補の応援をするのなら、致し方ないことだ」と述べた。
青柳陽一郎県総支部代表も同日、「残念だが、維新の政策に賛成し、18区で挑戦したいという候補がいる以上、積極的に擁立するのが選挙戦の鉄則」と指摘。「党本部の方針として、次世代とは候補者調整をしないことになっている」と説明した。
今回、中田氏を支援する意向を示しているのは斉藤尊巳(川崎市高津区)、飯田満(同宮前区)の両県議。斉藤氏は26日に離党届を提出した。ほかに、来春の川崎市議選で維新から立候補を予定していた2人も離党届を出した。
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>>648>>630>>487>>543
既出でこの引退のお陰で野党の共闘が進んだんだけど12日に擁立発表で17日に体調不良ってちょっとなんかありそうやね。。
選挙:次期衆院選に鷲巣氏出馬へ 民主・9区 /埼玉
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141113ddlk11010220000c.html
毎日新聞 2014年11月13日 地方版
民主党県連は12日、次期衆院選の公認候補として、元読売新聞記者の鷲巣真大氏(28)が埼玉9区(入間市など)から立候補すると発表した。県庁で記者会見した鷲巣氏は会社員として働く中で社会の矛盾を感じ、「国政の場に出て不公平さを正して、ともに支え合うような社会を築ける国にしたいという思いが強くなった」と立候補の理由を述べた。鷲巣氏は入間市出身で早稲田大大学院卒。
鷲巣氏は、選挙区の飯能市や越生町など山間部では高齢者が多く人口減が進んでいると指摘。「林業が盛んな土地なので、林業を核に新しい雇用創出や付加価値をつけた強い林業作りなどを提案したい」と語った。【川畑さおり】
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>>813>>1146
>青柳氏は「納得したわけではないが、いい政治をつくるために決断した」と述べた。
維新の青柳氏は9区出馬へ変更
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014112202000205.html
衆院選の埼玉4区(朝霞、和光市など)に維新の党から立候補することを表明していた新人の元国連職員青柳仁士(ひとし)氏(36)は二十一日、選挙区を変更して埼玉9区(飯能、狭山市など)に出馬することを明らかにした。維新と民主党による候補者調整のためという。
民主は4区の公認候補者に元職の神風(じんぷう)英男氏(53)を内定。9区には新人の男性の擁立を決めたが、男性が突然出馬を辞退していた。二〇一二年の前回衆院選に続いて4区に出馬予定だった青柳氏は「納得したわけではないが、いい政治をつくるために決断した」と述べた。
一方、埼玉3区(草加、越谷市)に維新から立候補を予定していた新人の元県議谷古宇(やこう)勘司氏(63)は、維新がこの日発表した一次公認から漏れた。関係者によると、他選挙区への転出も視野に調整が進んでいるという。 (服部展和、竹内章)
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選挙態勢は確立したので後は民維で票を掘り起こして欲しい埼玉。
9区の大塚断然有利っぽいけど,鉄板と迄は云えない様な。。
194 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 17:31:31.42 ID:tPuq4eWY
2区の進藤と9区の大塚は鉄板に決まってんだろ、埼玉の選挙区が15ある中でこれより堅い所はない
その次に堅いのが11区の小泉と13区の品子になんのかな? 北部のほうはよくわからん
195 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 18:10:39.15 ID:cdJ+ys2R
>194
その9区の大塚はだったらなぜ2009年で比例復活できなかったんだ?
比例復活した二人は一応鉄板だろ。
196 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 19:04:59.36 ID:FuumvWWM
>195
五十嵐が当選回数もそれなりで知名度はあった
大野松茂の地盤の継承が半ばだった
共産が候補立てなかった
197 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 19:17:45.04 ID:QxKlgb8C
9区の狭山・入間・飯能・日高・毛呂山・越生は東京のベッドタウン
埼玉都民って言われる住民が多数を占めている。
選挙で騒いでいるのは古くからの住民だけでほとんど無関心だから、
なんとなく雰囲気で野党に投票しちゃう。
200 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 22:16:03.39 ID:NOZoUJJy
大野は地元の人間だが大塚はなんの縁もゆかりも無い
こんなやつかやっぱり関係ない鞍替えかしかいないとか
まだ狭山市議出してる共産の方がましだろ
202 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 22:32:45.35 ID:3jxPH2O5
大野松茂の後継者争いで地元の連中が共倒れしたから小泉チルドレンの大塚拓が送り込まれたんだろ。
9区は民主党の鷲巣に逃げられたのは痛いよな。
民主党と維新じゃ政策違うだろ、「仲良くしろ」たってムリポ。
206 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 01:39:07.90 ID:Juk4BN30
13区は自民後援会が荒れてるってどっかで見たような
さらに次世代の中村が保守側から自民票を荒らす
結果として山内ワンチャンスあれば面白いのだが
ついでにいうと埼玉で次世代がどれほど活躍するのか?
7区12区13区
比例票の掘り起こしで捨て駒?
だとすると12区森田なんか無所属のままの方がよかったくらいだが
210 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/29(土) 11:26:04.69 ID:4yu4kwmj
>>206
春日部の土屋派と佐久間派だっけ?
あの争いがまた再燃したら荒れそうだな
211 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 12:59:32.12 ID:A9a19e3J
>>195
以前の9区は狭山市長だった大野松茂という超地元がが後継者を立てずに引退して地元に縁もなく知名度もゼロの若造、大塚が落下傘で降りてきた
メディアが「政権交代」と煽り、共産党すら後継者を立てずに反自民の票を結集する圧倒的に民主有利な状況での選挙、これで当選できる落下傘候補がいたら怪物だ
でもその選挙で民主の五十嵐が15万票に対し大塚が約11万票取ってる
大塚の票は、すなわち自民(あるいは大野の幻影)の支持票にすぎないが自民党は毎回10万票ほどを取ってて大塚はそれをラッキーにも受け継いでる
対するに、民主は今までの候補が選挙違反というイメージ最悪の形で消滅
その後も地区支部長がいなくて国政選挙を事実上放棄してる状態
維新などの新興政党も地元で名が知られた候補者ではなく意外と広い選挙区で街宣カーもポスターも目につくものはない
これで9区が鉄板じゃないとしたら何だ
情けないのは大塚の能力や知名度による得票じゃないということだな
地元では嫁の丸川が「大塚珠代」名義で援護射撃してるのが唯一の武器
212 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 13:04:32.71 ID:/JsQ9MXp
14区は三ツ林でしょ。
三郷市長が前回選対本部長だったのに今回降りてるのが大きい。
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<衆院選>谷古宇氏、2区での出馬断念 地元後援会を説得できず
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/11/30/08.html
12月2日公示の衆院選埼玉2区(川口市)で維新の党の公認で出馬を予定していた元県議会議長の谷古宇勘司氏(63)は29日、埼玉新聞の取材に対し「3区(越谷、草加市)のこれまでの地元後援会を説得できず、2区候補としての維新の公認は辞退することにした。後援会は維新の公認が必要との考えであり、3区で無所属で出馬することもない」と語った。
谷古宇氏によると、28日夜に後援会幹部会が開かれ、後援会側は「2区から出るなら後援会を解散する」などと2区での出馬に猛反対した。
谷古宇氏は「維新の本部に対し、あらためて3区での公認を申し入れているが、受け入れられる感触はない。比例で(自分の扱いが)どうなるか分からないが小選挙区での出馬は断念することになるだろう」としている。
谷古宇氏は「次回は3区から出たい」と語っており、後援会が解散されれば「出戻り」が不可能になる。
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なんと。。細川高齢だし次は谷古宇が3区で2区民主でしょうかねぇ・・。
谷古宇ももう63でそんなに若い訳でも無いけど。。
とりま神奈川の民維重複区から誰かこちらへ持ってこられないかな??
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どうやら今回自民は各比例ブロックに女性候補を擁立するように支持したみたいです。(下記から一部抜粋)
http://nakanishi-satoshi.hatenablog.com/entry/2014/11/29/223323
これに加えて四国比例区に新たに福井さんの秘書をやっている泉栄恵(さかえ)さんが候補予定者となる事が、中谷県連会長、山本、福井両副会長の話し合いで一昨日の夜決まり、昨夜党本部から公表された。
これは安倍総裁の強い意向で、党本部から全国の各ブロックに女性候補を擁立するようにとの要請があり、高知県連がこれに応えたものです。
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女性活用といいながら前回の大勝で新しく擁立の余地はあんま無かったですもんね。。
上位に登載するのかな?
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福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk18010355000c.html
2014衆院選:民主・維新・社民が協力 「反自民」で連携、牙城に挑む /福井
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
衆院選(12月2日公示、14日投開票)に臨む民主党、維新の党、社民党の県内野党3党の選挙協力体制がほぼ固まった。県内では、2000年以降の5度の衆院選で小選挙区の議席をいずれも自民党が獲得しており、「自民1強」が長く続いている。今回、野党3党は「反自民」を旗印に、選挙区ごとに候補者がすみ分けるなどして、議席をうかがう。ただ、解散からの期間の短さや、各党間で政策の隔たりもあることから、協力は緩やかなものに。自民の牙城を崩せるかは未知数だ。
県内2選挙区からは、1区から維新公認の鈴木宏治氏(41)、2区は民主公認の辻一憲氏(49)がそれぞれ立候補を表明。自民公認の1区稲田朋美氏(55)、2区高木毅氏(58)の両前職に挑む。社民は公認候補を出さず、比例代表での支持を訴える。
民主党県連の玉村和夫代表代行と鈴木陣営の藤野利和選対本部長、社民党県連の龍田清成代表は29日に福井市内で会談。会談後に記者会見した玉村氏は「お互いに協力しようという信条を持ちながら、それぞれの立場でやっていく」と語った。
民主は候補者を立てない1区を自主投票とするが、「自民以外となれば自(おの)ずと(投票先は)決まるだろう」と玉村氏は話し、実質的には鈴木氏を支援する方針だ。
一方維新は県内の組織が弱く「勝手連」(藤野氏)の状態だが、他党から支援を求められれば協力するという。藤野氏は、13年の参院選に民主公認で立候補したこともあり、野党協力では経歴がプラスに働きそうだ。
社民は県内の党員を通じて、1区は鈴木氏、2区は辻氏への投票を支援者に呼びかける。龍田氏は「投票率が下がると自民が勝つ傾向にある。社民の比例代表に投票してもらう中で、他党とも協力できれば」と話す。ただ、3党とも推薦や街頭演説での応援などは現時点で考えていない。
一方、共産党は1区に金元幸枝氏(56)、2区に宇野邦弘氏(63)を擁立。消費増税反対や原発ゼロを強く訴え、独自に選挙戦を展開する方針だ。【村山豪】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk07010094000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、5区 コスタリカ解消 公認争いで自民混乱 野党着々と支持拡大図る /福島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「まさか、こんなことになるとは……」。衆院選公示まであと3日に迫った29日。いわき市内であった自民党いわき総支部の選対本部開設式に、県議や市議らに交じって5区(いわき市、双葉郡)の党公認の座を争う坂本剛二(70)と吉野正芳(66)の前職2氏の姿があった。本来なら公認候補があいさつし、一丸となって選挙戦をスタートさせる場。総支部長の青木稔・県議会副議長は、公認が決まらないままの選対本部発足に「前代未聞だよ」とため息をついた。
坂本、吉野両陣営にとっても想定外の事態だった。坂本氏はこの日、党いわき総支部の選対本部開設に先立ち、約1週間前に決めていた選挙事務所の開所式を開いたが、「公認が決まらず申し訳ない」とあいさつ。吉野氏も「前回(2012年)は公示5日前に公認が決まった。ここまで遅れるとは」と焦りの色を隠さなかった。
今回、公認争いを背景に自民党が第1次公認(25日発表)を見送った小選挙区は、5区のほか福岡1区と兵庫12区の計3つ。福岡と兵庫は派閥間の確執が背景にあるが、5区は同じ派閥(町村派)内の争いだ。しかも、中選挙区から小選挙区比例代表並立制に移行後の00年からは、坂本氏と吉野氏が小選挙区と比例代表を選挙ごとに交代する「コスタリカ方式」となったが、09年に同方式が解消されてからは選挙のたびに公認争いとなり、党本部に判断が委ねられてきた。
「正直、いつまでこんなことを続けるのかという気持ちだ」。自民党のある若手議員は、公認を一本化できない党や派閥、県連執行部に不満を抱く。「選挙のたびに両氏の支持者間に確執が顕在化する。結果、自民として一枚岩になれない」との思いがあるからだ。
ただ、「今回はこれまでより状況は複雑だ」と県連関係者は指摘する。「党本部は前回のような比例優遇枠に消極的なので、両陣営にとって公認獲得は政治生命をかけた戦いになっている」と言い、「来年は県議選もある。(5区内に選挙区のある)県議の多くは、地盤に坂本氏と吉野氏を支援する市議らが控えている。態度を明確にしにくい」と打ち明ける。
自民の混乱で選挙の構図が固まらない中、野党勢力は着々と支持拡大を図る。維新やみんななど候補者が6人もいた前回と違い、今回は自民を含め、民主前職の吉田泉氏(65)と共産新人の吉田英策氏(55)の計3人の戦いとなる見通しだ。
「自民党は完全にフリーズ状態。支持を拡大するチャンスだ」。29日朝、いわき市内であった民主の吉田氏の選挙事務所開設式で幹部がげきを飛ばした。吉田氏も「2年続いた安倍政権の評価が問われる選挙だ」とあいさつ。前回衆院選で約7000票差の次点で落選、比例復活した経緯に触れ、5区奪還に闘志を燃やした。吉田氏の後援会幹部は「(前回衆院選で)維新やみんなの候補者が得た票をどこまで取り込めるかが勝負だ」と戦術を練る。
共産の吉田氏も、街頭演説を中心に事実上の選挙活動に突入している。「足を止める人が増え、『頑張って』と声をかけてくれる。安倍政権への不満は確実に高まっている」と手応えを語った。【栗田慎一】
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◆12年衆院選の得票◆
当 坂本剛二 自元 61440
吉田泉 民前 54497
宇佐美登 維元 26299
吉田英策 共新 16479
菅本和雅 み新 10177
松本喜一 未新 6937
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk10010128000c.html
2014衆院選:1区 公明、自主投票へ 佐田氏選対本部長に中曽根氏 /群馬
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
自民党1区支部は29日、前橋市内で選対準備会議を開き、北関東ブロックの比例単独候補として出馬する尾身朝子氏(53)と連携して選挙戦に臨む方針を確認した。1区では佐田玄一郎・元行政改革担当相(61)=当選8回=が自民公認で立候補する。佐田陣営が尾身氏当選に向けて有権者に「比例も自民へ」と呼びかけることから1区では公明党が自主投票となる公算が大きくなった。推薦を見送れば、1999年に自民と公明の連立政権が発足して以来、県内初となる。
公明党は既に2〜5区で自民候補の推薦を決定。1区については「佐田氏から推薦要請があり次第、可否を検討する」としていた。県本部関係者は「日々状況が変わる中でさまざまな検討をしているが、現実的には難しそうだ」と話している。
朝子氏は尾身幸次・元財務相の長女。2004年と07年の参院選比例代表で落選し、現在は幸次氏が理事長を務めるNPO法人事務局長。自民党は今回、1区を重点区とし、佐田氏の選対本部長には元外相の中曽根弘文県連会長(69)=参院議員=が就任する。
1区は民主の元職、宮崎岳志氏(44)▽次世代離党を表明した前職、上野宏史氏(43)▽共産の新人、店橋世津子氏(53)も立候補を予定している。【吉田勝、角田直哉】
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_13.html
<衆院選>岩手知事、2区・畑氏の支援表明
畑氏(左)のパーティーに出席し、握手する達増知事
達増拓也岩手県知事は29日、衆院選岩手2区に生活の党公認で立候補する比例東北前議員の畑浩治氏(51)の政治資金パーティーに出席し、支援することを表明した。知事が今回の衆院選の立候補予定者への支援を明らかにしたのは初めて。
達増知事は盛岡市であった畑氏のパーティーで「引き続き、岩手の復興のため国会で仕事をしていただかなければならない」とエールを送った。4月に成立した復興事業用地の早期取得を図る改正復興特区法を、畑氏が議員立法としてまとめた実績を強調した。
終了後、知事はほかにも応援に入る立候補予定者がいるかどうかについて「(岩手選出の)前議員8人全員に当選してもらいたい」とだけ語った。
前回衆院選で知事は政党色を鮮明にし、生活(当時・日本未来の党)の候補を支援。来年秋に予定される知事選には政党の推薦を受けない「県民党」の立場で3選立候補する意向を表明した。
衆院選に関しては「自由に関わる。県民党、オール岩手の姿勢で臨みたい」と説明。動向が注視されている。
2014年11月30日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_14.html
<衆院選>維新・寺田典氏が秋田3区・村岡氏支援
緊急集会で「頑張ろう」と腕を突き出す寺田典城氏(右端)と村岡氏(右から4人目)=26日、由利本荘市
◎「旧敵」から「盟友」へ
衆院選秋田3区から立候補する維新の党前議員の村岡敏英氏と、元秋田県知事で同じ党所属の寺田典城参院議員(比例)が、今回の衆院選で初めて共闘関係になる。両氏の親族は過去に2回、選挙を戦った間柄だが、「反自民」の立場から手を組んだ。村岡氏の陣営は、寺田氏がかつて市長を務めた横手市などで支持を広げ、宿敵の自民党前議員御法川信英氏に迫る戦略だ。
「大先輩の寺田参院議員に来ていただいた」。26日夜、村岡氏が地元由利本荘市で開いた緊急集会。約400人の支持者を前に、村岡氏は旧敵から盟友に変わった寺田氏を紹介した。
寺田氏は「村岡さんは(党内で)若手のリーダー。小選挙区で当選できるように応援したい」と演説した。
村岡氏は12年の衆院選で日本維新の会から出馬して次点となり、比例東北で復活当選。寺田氏はみんなの党と結いの党を経て9月、野党再編で誕生した維新の党に入り、村岡氏と同僚になった。
両氏の因縁は深い。1996年衆院選の秋田3区で村岡氏の父兼造氏が寺田氏の長男創氏の挑戦を退けた。01年知事選では、再選を目指した寺田氏が村岡氏の兄兼幸氏を破った経緯がある。ただ、村岡氏は「県政、国政のためにお互いが力を尽くすことが重要だ」と連携の必要性を強調する。
村岡陣営は、寺田氏がかつて市長を務めた横手市を決戦場と位置付ける。12月2日の公示日には、地元の由利本荘市に加え横手市でも出陣式を行い、内陸部に強い支持層を持つ御法川氏に迫る。
御法川氏を支援する自民県議は「寺田氏の影響力は読めない。御法川氏にとって楽な選挙戦でないことは確かだ」と警戒する。
両陣営の攻防が激化する中、共産党新人の我妻桂子氏は「自分としては共産対自民の選挙と位置付けている。維新は戦う野党とは言えない」と批判し、訴えの浸透に専念している。
<衆院選立候補予定者>
【秋田3区】(3)
御法川信英50 自(無)前(3)
村岡敏英54 維 前(1)
我妻桂子60 共 新
2014年11月30日日曜日
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青森
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_12.html
<衆院選>維新、読めぬ連合票
連携することで合意後、記者会見する維新青森県総支部代表代行の升田氏(手前左)と、内村連合青森会長(同右)=27日
衆院選で民主、維新、社民の3党協力が決まった青森県内で、5万はあると言われる連合青森の組織票の行方に注目が集まっている。連合は3党との共通政策に合意したものの、公務員労組と対立する橋下徹共同代表(大阪市長)が率いる維新へのアレルギーは根強い。維新の関係者は「連合はどこまで本気になってくれるのか」と気をもんでいる。
「自民の暴走の中で労働者に対するさまざまな弊害が出ている。連合は3党協力を支援していく」。民主、維新、社民が選挙協力を決めた27日の記者会見で、連合青森の内村隆志会長は厳しい表情で語った。
連合青森は、ともに民主公認で立候補を予定する青森3区の元議員田名部匡代氏、4区の新人山内崇氏の推薦を決めた。一方、維新から立つ1区の新人升田世喜男氏、2区の元議員中野渡詔子氏に関しては「自主投票」とした。内村会長は「自主投票ではあるが間接的な応援だ。非自民、反共産という形で票は集中させる」と前向きに支援していく姿勢を強調した。
ただ連合内に、公務員の人件費削減などを基本政策に掲げ、大阪市では公務員労組と対立する維新に反発心があるのも事実。前回衆院選で中野渡氏が民主を離れ、日本未来の党(当時)から出馬したことへの不信感も残る。内村会長は「組合員の中に抵抗感はあり、投票を棄権する人もいると思う。維新へどのくらい票が入るかは読めない」と打ち明ける。
連合青森は組合員約3万7000人で、OBや家族を合わせ県内全体で約5万票持つとされる。最大の農協グループに次ぐ規模の組織票だ。それだけに、大きな支持組織がない維新は連合票を取り込みたいのが本音だ。
維新県総支部の関係者は「今回は前回のような維新旋風が吹いていない選挙だけに、組織票は正直欲しい。青森の議席が自民に独占されたままでいいのか、ということを前面に訴えたい」と話す。
2014年11月30日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_11.html
<衆院選>岸氏、自民選対本部長辞退 山形3区
自民党の岸宏一参院議員(74)=山形選挙区=は29日、衆院選山形3区に立候補する党新人加藤鮎子氏(35)からの選対本部長就任要請を、前哨戦を繰り広げる無所属前議員阿部寿一氏(55)への配慮を理由に断ったことを明らかにした。選挙期間中は「公務がある」として3区入りしない方針も示す。挙党態勢を掲げる県連などはベテラン議員の動きを注視している。
岸氏は地元の山形県金山町で、「加藤氏に何の恨みもないが、阿部氏には義理がある。板挟み、中立ということだ」と理由を説明した。「公示日は1、2区には行く。期間中は(党幹部が応援に来ても)3区には入らない」と話した。
加藤氏の後援会関係者らによると、今月18日に加藤氏が上京し、選挙区全体を統括する本部長就任を要請した。岸氏は21日に同じ理由を示して辞退を伝えたという。選対の顧問としては名を連ねている。
岸氏と加藤氏の父紘一元党幹事長との間では、確執が取りざたされてきた。岸氏が3選された2010年参院選で、当時県連会長だった紘一氏が異例の公募を実施したことなどが契機。阿部氏が前回衆院選で紘一氏を破って以降は、阿部氏の後ろ盾として動いてきた。
鶴岡、酒田、新庄市で相次いで開かれた加藤氏の事務所開きに岸氏の姿はなく、メッセージもなかった。岸氏は参院予算委員長の要職にある。
遠藤利明党県連会長は29日、「大変残念。党として決めたら一丸となるべきだ。利敵行為に当たるかどうかは今後の岸氏の行動次第。最後は支援してくれると確信している」とけん制した。
阿部氏は解散後、岸氏の地元新庄市に事務所を開設した。阿部氏はあいさつで「私に義理があるということだが、私の方こそ大変恩義がある。岸先生のためにも頑張らないといけない」と蜜月ぶりを披露した。
2014年11月30日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_02.html
衆院選>みんな系苦慮/県議ら10人「決められぬ」
みんなの党解党を受け、東北で最も組織化が進んでいた宮城県内の地方議員が、衆院選(12月14日投開票)公示を前に対応に苦慮している。同志だった前議員が維新の党、参院議員は次世代の党と合流先が二手に分かれたためだ。2人の国会議員を支援してきた地方議員は「どちらも応援したいが…」と頭を抱える。
<「恩をあだで」>
解党が2日後に迫った26日、みんな県総支部長だった参院議員の和田政宗氏(40)=宮城選挙区=は次世代入りを正式発表。宮城2区から立候補する次世代新人で前拉致被害者家族会事務局長の増元照明氏(59)の全面支援を明言した。
2区ではみんなとたもとを分かち、9月に維新に合流した比例東北前議員の林宙紀氏(37)が立候補を予定する。和田氏が初当選した2013年参院選で林氏は選対本部長を務めた。
「林さんには恩義があるが、増元さん当選に全力を尽くす」と言う和田氏に対し、林氏陣営は「恩をあだで返す行為だ」と憤る。
2人の対決を地方議員らは複雑な心境で見詰める。堀内周光県議(仙台・宮城野)は「同じ方向を向いていたのが、つぶし合いの形になってしまった」と胸の内を語る。
<多くは静観へ>
県内では県議2人を含め、仙台、七ケ浜など3市2町の議員計10人が在籍した。このうち9人は現在1期目だ。
選挙戦に向け、取り込みを図る陣営もあるが、郷右近剛史七ケ浜町議は「どちらかに肩入れすれば有権者から『そっちの党に入るのか』と思われる。決められない」と話す。早坂敦仙台市議(青葉区)も「どう動くかはそれぞれの判断。今回は静観したい」と語った。
分裂、合流、解党と、政治の波に地方議員が翻弄(ほんろう)される状況に、大友康信名取市議は「投票してくれた有権者は残念な思いをしているだろう。私自身も同じ気持ちだ」と嘆く。
来年、改選が待ち受ける議員もいる。議長経験がある柳橋邦彦仙台市議(泉区)は「統一地方選が近い。『自分の選挙を大事にマイナスにならない行動を取りなさい』と助言したい」と訴えた。
2014年11月30日日曜日
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http://www.nnn.co.jp/news/141130/20141130006.html
2014年11月30日
さまよう民主票 鳥取1区、2回連続”不戦敗”
12月2日に公示される衆院選。鳥取1区は民主党が候補擁立を断念し、自民前職と共産新人の2氏の戦いとなる見込みだ。民主党県連は2012年の前回選に続き2回連続の“不戦敗”。過去、1区の民主候補は4万8千〜6万3千票を獲得しており、支持者からは「誰に投票したらいいのか」といった声も噴出。“民主票”は行き場を失っている。
鳥取1区の候補擁立断念を正式表明した民主党県連幹部=25日、鳥取県庁
▼▼▼力量不足
「選択肢を示せずおわびしたい」。11月25日に県庁で開いた会見で、民主党県連の伊藤保代表は頭を下げた。
民主にとって党勢回復の足掛かりとしたい衆院選。県連事務局には「候補者を出せ」と〓咤(しった)激励も届いたが、支持者の期待に応えることはできず、県連の力量不足をあらためて印象付けた。
政権を失った12年総選挙後の総括で、県連は組織力強化を打ち出した。地方議員は党員・サポーター獲得に奔走したが、ことし9月現在675人。党本部が割り当てた県内目標1400人の半分以下だ。8月には「米子支部」を設立するなど地域に根差した活動を模索し始めたが、取り組みは道半ば。
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141130-OHT1T50031.html
若狭弁護士、自民比例で出馬 でも選挙運動しない?
2014年11月30日6時0分 スポーツ報知
比例自民党公認 テレビでもおなじみの元東京地検特捜部の若狭勝弁護士(57)が、衆院選の比例東京に自民党の公認候補として立候補することが29日までに、明らかになった。
党執行部は、昨年の参院選に比例で出馬し次点で落選した若狭氏に、今回の衆院解散後に出馬を打診。「法律家としてのキャリアを国や国民のために生かしたい気持ちは変わらずあります」と受諾した。ただ、「今回は個人名を書くと無効票になる。おとなしく推移を見守ります」と、事務所は構えず、街頭演説などもしない異例の選挙戦となるという。
参院選で次点の若狭氏は、改選の5年後までに自民現職に欠員が出ると繰り上げ当選する権利を持つ。総務省選挙課によると、権利は、仮に今回当選して、衆院議員になっても失われず、欠員が出た際に参院を選ぶことが可能。若狭氏は「もちろん衆院議員になったらしゃかりきに頑張りますが、じっくり取り組める参院の方が向いていると思う。現時点では、繰り上げ当選の権利を得たら参院に移る気持ちの方が強いです」と話している。
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http://www.chunichi.co.jp/ar静岡8区 急転の民主系擁立劇
◆維新と協議、3区のみ実現
衆院開会中に議員食堂で協議する(左から)鈴木望氏、細野豪志氏と維新の党の松野頼久氏=国会で
写真
衆院選の公示まであと二日。急転直下の擁立劇で、静岡8区に民主党系無所属新人の立候補が決まり、静岡県内全選挙区の構図が固まった。巨大与党に対し、焦点だった野党共闘が実現したのは3区のみ。1、8区は候補者調整がつかず、民主党と維新の党が票を奪い合う戦いとなる。
衆院解散の直前、二十一日午後一時すぎ。民主の細野豪志県連会長と維新の松野頼久代表代行、鈴木望氏(比例東海)が衆院内の食堂に集まっていた。鈴木氏が静岡3区からの出馬を辞退する代わりに民主は何ができるか。詰めの協議が進んでいた。
8区も俎上(そじょう)に上った。細野氏は公認候補を立てない方針を説明したが、無所属の民主系候補が出馬する可能性は否定しない。「票が割れる事態は防いでもらわないと」と語気を強める松野氏。十五分で協議を切り上げると三人は険しい表情で本会議場に向かった。「一人でも貴重な仲間を失うわけにはいかない」。松野氏は去り際、細野氏に念押しした。
翌二十二日、静岡県庁。細野、鈴木両氏と民主元職小山展弘氏は3区の候補者を小山氏に一本化すると発表し、固く握手を交わした。8区について細野氏は「しかるべき時期に結論を出す」と述べたが、維新との調整役として、県連としての候補擁立を見送る考えを固めていたとみられる。
急転したのは二十八日午前十時ごろ。連合静岡の池冨彰会長の携帯電話が鳴った。「大変お待たせしました。ようやく決まりました」。相手は民主県連選対本部長の榛葉賀津也参院議員。8区の候補者決定を告げる電話だった。
公示日が迫る中、全八選挙区の候補擁立にこだわる榛葉氏は連日、連合幹部らと協議を重ねていた。8区に立つ維新新人源馬謙太郎氏は、前回衆院選の直前に民主系県議を辞任、維新にくら替えした経緯がある。民主票が見込める8区での源馬氏への候補一本化には地元の反発が強かった。
県議らの名前が浮かんでは消える中、榛葉氏の東京後援会幹事の古橋和大(かずひろ)氏を連合静岡の推薦で擁立すると発表されたのはその夜。池冨氏は取材に「政党には全国に二百九十五ある選挙区の一つだが、地元にとっては重要な一つの選挙区。擁立が実現して本当に良かった」と目を潤ませた。
候補者を一本化した3区にも火種は残る。連合傘下の電力総連静岡総支部は二十八日、脱原発を掲げる鈴木氏と組んだ小山氏への推薦を見送る方針を決めた。民主と維新、連合が共同歩調を取れるか。鈴木氏の支援者がどれだけ小山氏を応援するのかも不透明だ。
一方、1区では維新前職小池政就氏と民主元職牧野聖修氏の出馬意志が固く、調整は早々と見送られた。牧野氏は「非自民の票が割れるのは良くないが、どうしても小選挙区で戦いたい気持ちがある」と説明。小池氏は「一本化できない事態は最初から想定していた。自分の政策を有権者に訴えるだけだ」。野党共闘はできぬまま選挙に臨む。ticle/shizuoka/20141130/CK2014113002000081.html
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>>1480
反安倍政権としては、福井1区は維新を応援せざるを得ない。
ココの有権者の皆さんには良識ある選択をして頂きたいものだ。
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http://mainichi.jp/select/news/20141130k0000m030105000c.html
台湾:統一地方選の与党国民党敗北 対中融和路線も岐路に
毎日新聞 2014年11月30日 01時33分
【台北・鈴木玲子】台湾の統一地方選での与党・国民党の敗北により、馬英九政権が進めてきた対中融和路線は岐路に立たされることになる。将来の統一を目指す中国は国民党を軸に台湾との関係強化を進めてきたが、馬政権が「レームダック(死に体)化」すれば、次期総統選を見据えて馬総統と距離を置く可能性もある。
国民党は終盤で劣勢をはね返そうと、中国との安定した関係が台湾の発展につながるとして対中関係重視を強調し、中台サービス貿易協定に反対する野党・民進党への批判を強めたものの、有権者に支持を広げられなかった。2008年の政権発足以来、中台関係の改善を政権最大の功績と自負してきた馬総統にとっては大きな痛手だ。
中国側にとって懸念材料となるのは、台北市長選で無所属新人で当選した柯文哲氏の存在だろう。中台が関係改善の基礎と位置づけている「1992年合意」について、中国の台湾政策を担う国務院(政府)台湾事務弁公室トップの張志軍主任が25日、柯氏が当選した場合も92年合意の共通認識を持つよう望むと発言したのに対し、柯氏は「92年合意の内容は何?」と疑問を呈して波紋を広げた。92年合意は「一つの中国」を認めつつ、その解釈は中台各自に委ねるとの内容だ。柯氏は当選後、中国との経済交流を継続するとしたが「重要なのは、全ての人が共に享受し、特権階級のものにならないことだ」とけん制した。
中国国営新華社通信によると、台湾事務弁公室の馬暁光報道官は29日夜、「両岸(中台)同胞がようやく得た成果を大切にし、両岸関係の平和的発展を共に守り、引き続き推進するよう望む」とコメントした。
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http://www.sankei.com/west/news/141129/wst1411290068-n1.html
2014.11.29 23:43
維新 風なき選挙へ 比例復活組に危機感
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(1/2ページ)【維新の党】
風なき選挙に維新の党内で焦りが広がっている。旧日本維新の会として初めて国政に挑んだ平成24年の前回衆院選では衆院第3党に躍進したが、当時の勢いはもはやなく、切り札として期待された共同代表の橋下徹氏(大阪市長)の出馬も見送られた。前回、選挙区で敗れ、比例復活した前職陣営の危機感はとりわけ強い。
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「橋下氏出馬見送り」のニュースが流れた11月23日、熊本1区から出馬予定の維新前職、松野頼久氏(54)は熊本市内の事務所で、「残念だ。ぜひ出てほしいと言ったんだけどな」と、ショックな様子で側近にもらした。
党代表代行で国会議員団会長だが、選挙戦は楽観視できない。24年秋、民主党政権の“崩壊前夜”に民主から日本維新の会へ移った。維新旋風が吹き荒れてはいたが、民主候補と票を分け合う形で自民党前職の木原稔氏(45)に敗れ、比例復活する憂き目を見た。
今回は、打倒自民の旗印のもと、民主党熊本県連は熊本1区に候補者を立てずに松野氏を支持し、連合熊本も「協力支援」を決めた。だが民主凋落の時期に党を飛び出し、民主や労働組合に批判的な橋下氏のもとに移ったことに、地元の民主党関係者は「党再生のリーダーとして期待したが、政界再編の中心にいたくて民主を捨てていった」と厳しい。
懸念を抱えた協力体制に松野氏の陣営幹部も不安を漏らす。「選挙で橋下氏が大々的に民主党を批判すれば、反発を招いて協力関係に影響するのではないか」
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「既得権益を追及してきました!」。11月26日早朝、大阪7区から出馬予定の維新前職、上西小百合氏(31)は大阪府吹田市内で駅立ちを行い、自らが国会で行った質問や、維新の府議会での定数削減の実績などを訴えた。
通勤途中の女性(63)はチラシを受け取り、感心した様子でこう語った。「ようしゃべれるようになったねぇ」
24年、政治経験のない会社員だった上西氏は維新の政治塾の門をたたき、前回衆院選に出馬。街頭演説で何度も言葉に詰まり「完全に風頼り」(陣営関係者)の選挙戦で、自民前職の渡嘉敷奈緒美氏(52)に敗れ比例復活した。
今回は「地力が試される戦いになる」(陣営関係者)が、業界団体などの組織票は期待できず、駅立ちや地元回りが頼みの綱だ。
「しっかり2年間の私の取り組みを訴えていきたい」。上西氏は緊張感を隠さない。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58514.html
社民と維新、福井選挙区で呉越同舟 衆院選、全国でも珍しい協力
(2014年11月29日午後5時40分)
来月2日公示、14日投開票の衆院選に向けて非自民勢力の結集を模索してきた民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連合は29日、福井市内で3党協議を開き、「反自民」で協力することを確認した。ただ共通政策や候補者の相互推薦はなく、協力態勢は各党に一任。「各党の主体性を尊重して可能な方法で取り組む」という。
今回の衆院選は、維新が福井1区に鈴木宏治氏、民主が2区に辻一憲氏を擁立。社民は両区とも候補者を擁立せず、結果的に県内選挙区で「すみ分け」となる。
選挙協力に関し、民主の玉村和夫幹事長、維新・鈴木氏陣営の藤野利和選対本部長、社民の龍田清成代表らが非公開で協議した後、会見した。
発起人の玉村幹事長は「時間的制約や各党の政策の違いがある中、反自民という一点で一致。互いに協力しようという『共通の心情』の形で申し合わせた」と説明した。
社民県連によると、社民と維新の協力は全国でも珍しいという。龍田代表は「(3党で)政策を一つ一つ編み上げることはできないが、1強多弱の中で何もしないことは避けなければならない」と指摘し、今回の協力を「呉越同舟」と例えた。
各党とも比例は自身の党の投票を呼び掛けることを前提に、選挙区については民主は1区を「自主投票」とし、維新は2区について「民主から要請があれば辻氏をできる限り応援する」(藤野本部長)。社民は維新か民主の候補に投票するよう呼び掛けるという。
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>>1494
青森に続いて2県目ですな〜
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››1490
榛葉さんよお、何やっとんねん。。
›全8区擁立にこだわる
電力総連とも反原発でどういう手打ちができるか考えないとあかんねぇ。。
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草加には谷古宇橋なんてあるみたいだし後援会も強硬に草加離れるの反対するし何者だ!?
草加の旧家出身なんでしょうかねぇ。。
草加今昔 谷古宇橋
http://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1002/a40/04.html
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141123-OYT8T50012.html
政治の現場・直前ルポ
〈1〉悩める「財政再建派」
2014年11月23日 09時00分
12月2日公示、14日投開票の衆院選に向け、立候補予定者たちはすでに走り出している。選挙を間近に控えた選挙区の現場を追う。
千葉4区・野田前首相 持論を封印
安倍首相が、消費税率10%への引き上げの1年半先送りを決めたことで、予定通りの増税を訴えてきた「財政再建派」は難しい立場に立たされている。
22日午後、民主党の前首相・野田佳彦は千葉県船橋市習志野台の商店街近くでマイクを握っていた。
「(消費増税を)先延ばしにしていいですかと言って、上げろという国民がいますか? 野党だってそうです」
野田は、約300人の聴衆に、首相の「増税先送り」を容認した民主党の立場を説明した。聴衆と握手して回る野田に対し、一人の男性が「社会保障の財源はどこから持ってくるのか。きちんと訴えてください」と語りかけた。野田は真顔に戻り、「分かりました」とうなずいた。
野田が長年、街頭演説でよく使ってきたフレーズがある。小学生を見かけると、「背中のランドセルの中には借金が詰まっている」と訴えるのだ。
「昔から、赤字国債による将来世代へのツケを、一年でも早く減らすべきだという思いがあるようだ」
4歳違いの弟の船橋市議・剛彦は解説する。
国の借金を減らす財政再建が持論の野田は2012年8月、首相として民主、自民、公明の3党合意を主導し、消費税率を段階的に10%に上げることを明記した社会保障・税一体改革関連法を成立させた。11月には解散に踏み切ったが、民主党は衆院選で歴史的大敗を喫し、多くの同僚議員の落選と野党転落を経験した。
多大な犠牲を払いながら消費増税を主導した野田の心中は、揺れ動いている。
今月10日、野田は自らのホームページで公表した政策ビラ「かわら版」で、「法律通りに粛々と判断すべきだ」と予定通りの増税を主張した。
その4日後の14日。民主党の海江田代表らが党として「先送り容認」を決めると、野田は記者団にこう語った。
「景気回復が遅れていることを政権が認めている中、増税しろと私たちは言えません」
だが、18日午前7時過ぎ、船橋市のJR船橋駅前に立った野田は再び、本音をのぞかせた。
「願わくば、願わくば、法律に準じて粛々と(増税を)実施するべきだ」
野田は16日、船橋市内の事務所で、党4区総支部幹事長を務める民主党県議・堀江はつに頭を下げていた。
「衆院選になれば、一人でも多くの仲間を国会に戻すために全国を回る。地元を空けることになるが、よろしく頼みます」
12月2日の公示後は、ほとんど地元には入らず、12年衆院選で落選した同僚の応援に奔走する考えだ。
「増税を訴えたら選挙にならない」という党内の声を背景に、野田は持論を封印しようとしている。(東慶一郎)
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熊本2区・野田税調会長「首相に従う」
自民党の財政再建派の筆頭格である党税制調査会長の野田毅も苦慮している。
今月15日、熊本市内で、自民党の支持団体でもある市保育園連盟の体育祭が開かれた。野田は熊本県のPRキャラクター「くまモン」柄のネクタイを締めて開会式に現れ、若い保育士らを前にあいさつを始めた。
「衆院解散は首相がおやりになることだから善しあしは何とも言えません。だが、消費税との関わりで保育士の処遇改善がマイナスにならないように、断固として体を張ります」
保育士の処遇改善などの政府の子育て支援策の財源は、税率10%への引き上げによる増収を当て込んでいる。安倍が18日に増税先送りを正式表明するまで、野田は繰り返し予定通りの増税を求めてきた。
だが、党内で「首相に批判的な野田は衆院選で党公認から外される」「首相官邸の意向のようだ」などのうわさが飛び交った時期と重なるように、野田の態度にも変化が出始める。野田は周囲に公認外しについて、「あり得ないよな」と不満をぶちまけながらも、「首相が先送りを正式に表明したら従うよ」とも語るようになった。
衆院が解散された21日、野田は吹っ切れた表情で語った。
「もう解散になったんですから。(当選して)何としても戻って来ます」
自民党熊本県連は22日の役員会で、熊本2区で野田を公認するよう党本部に申請することを決めた。(高橋宏平、熊本支局 後藤敬人)=本文は敬称略。
2014年11月23日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141125-OYT8T50221.html
政治の現場・直前ルポ
〈2〉定数減直撃 微妙な空気
2014年11月25日 04時00分
福井2区・選挙区調整 高木氏に軍配
今回の衆院選は、小選挙区の「0増5減」が行われる。小選挙区数が3から2となる5県の中に、福井も含まれる。
自民党は福井1区に引き続き稲田朋美、2区に旧3区の高木毅を擁立し、0増5減で消える旧2区の山本拓は比例選に回り、北陸信越ブロック上位で処遇する。
「今回の選挙は、私は比例で、北陸信越をしっかりと底上げしていく役割分担になった」
23日、福井市内で開かれた自民党福井県連の会合。県連会長の山本は、そうあいさつした。
福井の選挙区調整は、高木と山本がともに2区出馬を希望し、党本部に裁定が委ねられた。自民党の茂木敏充選挙対策委員長は、選挙ごとに小選挙区と比例選の候補が交代する「コスタリカ方式」は採用しない方針を決めていた。「地盤も定着せず、2人の間でしこりが続く」ためだ。
しかし、突然、ライバル関係となった高木と山本の関係はギクシャクした。山本からは「一度、(稲田と)3人で食事しないか」と誘われたが、高木は「党本部に一任しているから」とやんわり断った。「高木有利」との下馬評も広がるなか、山本が10月10日、茂木に直談判する一幕もあった。業を煮やした茂木は「2人とも無所属で競わせる」との強硬案を一時検討したが、解散から2日前の今月19日、高木に軍配が上がった。
土壇場まで選挙区争いでもつれた高木と山本の間には、なお微妙な空気が漂っている。
裁定の場となった19日の党本部で、2区擁立が決まった高木は山本に「よろしくお願いします」と頭を下げた。5万4000人を超える有権者を抱える県内第5位の大票田・鯖江市などの旧2区に浸透するには山本の協力が不可欠だ。しかし、敗者となった山本への気兼ねから、具体的な協力要請は言い出せなかった。
共闘自体は徐々に形となりつつある。24日には、山本を支持する自民党県議らが同行し、鯖江市内の支持者宅約40か所に高木を案内した。「よろしくお世話になります」。高木は初対面の支持者に名刺を手渡すと、1メートル84の長身を90度折り曲げ、深々と頭を下げた。
しかし、山本の動きは目に見えないままだ。29日には鯖江市に置かれる選対本部の本部長に就く予定だが、党本部の裁定以来、高木と山本が直接会ったことはない。高木の選挙活動に不可欠な旧2区の後援会名簿も、まだ受け取っていない。
山本は23日の県連会合で高木支持を呼びかけた直後、記者団にこうつぶやいた。「小選挙区は1回、1回の公認。それだけのこと。明日のことは分からない。現職であっても引きずりおろされる可能性もあるんだ」
山本はどこまで本気で支援してくれるのか――。高木陣営は不安と期待を抱えたまま、12月2日の公示日を迎えようとしている。
一方、民主党は公認が内定していた元衆院議員の糸川正晃が20日、出馬を断念した。地盤の大半が1区に組み込まれ、展望が開けないと見たためだ。23日に辻一憲を擁立したが、出遅れを懸念する声がある。
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福井1区・稲田氏「地元」拡大に不安
「なかなかこの2年間、地元に帰れず、今回は新しい選挙区で不安な気持ちもあるが、頑張っていきたい」
福井市内で24日行われた事務所開きで、あいさつに立った稲田朋美は感極まって涙声になった。
第2次安倍政権で、稲田は行政改革相、政調会長を歴任し、安倍首相が掲げる「女性活躍推進」の旗頭とも言える存在だ。衆院選では全国の自民党候補の応援にかり出され、地元を回れるのは4日程度しかない。
稲田はこの日も、トレードマークの黒の網タイツに眼鏡姿で臨んだ。いずれも福井の特産品だ。本人は視力がよく、実際は、だて眼鏡だ。タイツは「派手なものをはいて……」と苦言を呈されることもあるが、「福井のPRになれば」と割り切っている。
しかし、地元を回る余裕のない稲田にとって、山本拓の地盤だった旧2区から1区に組み込まれた大野、あわら両市などでの知名度不足は悩みの種だ。
陣営幹部は「投票箱のふたを開けてみたら『山本』の名前があることが一番怖い」と語る。保守王国の福井にあって、山本支持を貫いてきた有権者に頭を切り替えてもらうのは簡単なことではない。(福田麻衣、福井支局 原典子)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇福井1区◇福井市、大野市、坂井市など
稲田朋美55自前《3》
鈴木宏治41維新
金元幸枝56共新
◇福井2区◇敦賀市、小浜市、越前市など
高木毅58自前《5》
辻一憲49民新
宇野邦弘63共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
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政治の現場・直前ルポ
〈3〉無風一転 自民に対抗馬
2014年11月26日 09時00分
山形1区・民主、解散当日 急きょ擁立
急ごしらえの事務所内には、厨房ちゅうぼうやカウンター、テーブルが残っていた。自民党政調会長代理の遠藤利明は23日朝、山形市郊外に借りた元そば屋の空き店舗で事務所開きに臨んだ。
「法律が出来たら、もしかしたらなれるよ、という話もあったが、今度の解散で飛んでしまった。自分にとっては次のステージに上る大きな選挙になる」
遠藤のあいさつに、集まった支援者約60人からひときわ大きな拍手が起きた。
「法律」とは、2020年東京五輪・パラリンピックに関する専任閣僚を置く特別措置法案のことだ。スポーツ行政に明るい遠藤は五輪相の最有力だったが、法案は衆院解散で廃案となり、初入閣も流れた。
遠藤が最近よく披露する「閣僚になり損ねた」話には、次に当選すれば「入閣切符」を手に出来るとの思いが込められる。陣営の士気を高める効果は大きい。
だが、前回選とは異なる構図に、陣営には「ギリギリまで相手が見えず、戦いにくい」と戸惑いもある。21日に解散した時点では、対抗馬は共産党の石川渉だけで、野党第1党の民主党の候補予定者が明らかになっていなかったためだ。
今回の衆院選では、突然の解散で不意をつかれた野党の準備不足が目立ち、与党と共産党以外に主要政党の候補予定者がいない選挙区も数多く残る。
遠藤は1996年の小選挙区制導入以降、民主党の元農相、鹿野道彦と激戦を繰り広げてきた。戦績は3勝3敗。もともと自民党出身の鹿野は、「保守王国」の山形で「鹿野党」として強固な地盤を築き、11回の当選を重ねてきた。遠藤も「山のような大きな存在」と敬意を払う。
前回選で遠藤に敗れた鹿野は、13年の参院比例選でも苦杯を喫し、政界引退を表明した。その後1年間、地盤を譲る相手を探していたが、早期解散で目算が狂い、候補者の選定を民主党県連に委ねた。解散日の21日、鹿野は周囲に「選挙は来年の通常国会の後だと思い、そこに向けて後継者を探していたんだが……」と悔しさをにじませた。
慌てた民主党県連は21日夜、来年4月の山形市議選への出馬を目指していた会社役員、原田和広の公認を急きょ発表した。原田は、鹿野が主宰する人材育成塾の塾生で、翌22日の記者団の取材に「鹿野先生からは『頑張りなさい』と言われている。遠藤先生に実績では劣るが、時間が少ないのは全員同じですから」と対抗心をあらわにした。
土壇場での民主党の擁立劇に、遠藤の陣営幹部は、今川義元が織田信長に敗れた桶狭間の戦いを引き合いに、気を引き締めた。
「兵力で勝る今川軍がなぜ負けたかを胸に刻まないといけない。浮かれムードでは絶対に勝てない」
(谷川広二郎、山形支局 大前勇)
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東京25区・野党統一候補を警戒
24日昼過ぎ、自民党の前環境副大臣・井上信治は、東京都青梅市のホームセンター前に自転車を止め、買い物客らに「増税先送りが正しいかどうか、判断してほしい」と声を張り上げた。
水色のダウンジャケットに「本人」のたすき。車は使わず、自転車で1日50キロを走る。ターゲットは都市部に多い無党派層だ。
井上は前回、非自民候補の乱立にも助けられ、次点に7万票余りの大差をつけて勝利した。しかし今回は、民主党や維新の党が「野党統一候補」を立てようと調整を進める。実現すれば反自民票の受け皿となり、無党派層の動向が大きなカギを握ることになる。
解散後も、共産党の井上宣以外に候補者を立てる動きが見えず、支持者の間では「楽勝ムード」も漂っていた。ところが、民主党が22日になって、前都議の山下容子の公認を発表した。山下陣営は「野党が乱立しない方向でやりたい」と候補一本化に自信を見せる。
ようやく相手の顔が見えてきた自民党の井上は、統一候補の動きに警戒を強め、秘書らを鼓舞した。
「これでやっと政策論争が出来る。気合を入れていこう」
(上村香代)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇山形1区◇山形市、上山市、天童市など
遠藤利明64自前《6》
原田和広41民新
石川渉40共新
◇東京25区◇青梅市、福生市、羽村市など
井上信治45自前《4》
山下容子56民新
井上宣40共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
2014年11月26日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141127-OYT8T50020.html
政治の現場・直前ルポ
〈4〉「橋下人気」地元で健在
2014年11月27日 09時00分
大阪3区・幻の維新「包囲網」
曇り空とは裏腹に、「台風一過」のような晴れ晴れとした表情だった。
「私の相手になろうかという方が、出馬を断念することになった」
26日午後、大阪市住之江区の市営住宅前で街頭演説した公明党大阪府本部代表、佐藤茂樹の語り口は、数日前までの絶叫調とは打って変わり、終始落ち着いたものだった。
口調が和らいだ理由は、出馬の構えを見せていた維新の党共同代表の橋下徹が23日、不出馬を表明したためだ。かつての勢いを失ったとはいえ、大阪市長を兼務する橋下の人気は地元では脅威だ。共産党の渡部結との一騎打ちの構図が固まり、佐藤の心境に変化が生まれたのは間違いない。
そもそも、橋下が出馬を考えたのは、看板政策である大阪都構想をめぐる公明党への「遺恨」による。
2012年の前回衆院選で、日本維新の会(現維新の党)は、都構想への協力を得るため、公明党が候補を擁立してきた大阪と兵庫の計6選挙区に維新候補を立てず、橋下自身も佐藤ら公明党候補の応援に入った。
ところが、公明党はその後、都構想を進める橋下の手法が強引だとして反対に転じ、都構想は暗礁に乗り上げた。激怒した橋下は今回、6選挙区に対抗馬を立てる方針を表明し、自らも出馬に向けてポスターや選挙カーの手配を進めた。
公明党の危機感は並大抵ではなかった。大阪・兵庫の6選挙区は「常勝関西」の異名を取る地元創価学会の強固な集票力に支えられた金城湯池だ。しかし、民主党が政権交代を果たした09年衆院選では全選挙区を落とす不覚を取った。「橋下旋風」が吹けば、「悪夢の再来」(党関係者)となりかねない。
何としても議席を死守したい公明党は一時、維新側との協議を通じた「衝突回避」も検討したが、地元議員らは「今さら維新と手は結べない」と反発を強め、立ち消えとなった。橋下が出馬した場合は、全国の党所属議員を挙げて総力戦で挑む腹を固めていた。
佐藤は21日の衆院解散後、すぐさま大阪に戻った。本会議場で万歳三唱をした約4時間後には街頭に立ち、「常勝の源流、大阪3区の牙城を守らせてください」と声を張り上げた。
市議レベルでは「橋下包囲網」づくりも模索した。公明党市議団幹部は今月中旬、共産党市議団幹部にひそかに会い、「橋下が出てきたら、候補取り下げをお願いできないか」と打診した。両党は全国的には対立することが多いが、大阪では「反橋下」の立場で一定の信頼関係がある。共産側は応じなかったが、「『反維新』キャンペーンを展開する」と共闘を約束した。民主党の有力市議も「結束して橋下と勝負しよう」と包囲網の輪に加わった。
「大阪のためになると判断した。出ないという選択肢がベストだ」
橋下自身は、不出馬の理由について、そう語るだけだ。公明党への遺恨が消えたわけではなく、今後、どんな動きに出るのか読めない部分もある。ただ、不出馬という転機を迎え、「維新の勢いはしぼむ一方だ」(公明党市議団幹部)との楽観論が広がっている。
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大阪2区・知名度頼みの「国替え」
維新の党の椎木保は25日午後、大阪市阿倍野区で初めてマイクを握った。
「橋下徹と心中する覚悟で、国政に取り組む」
約35分間の街頭演説で、自分の名前を売り込む代わりに、「橋下」を16回も連呼した。期待された橋下の国政転身は見送られたが、縁もゆかりもない大阪では、その知名度が頼りだ。
民主党と候補者をすみ分ける選挙区調整のため、千葉13区から大阪2区への「国替え」が党から打診されたのは6日前。大阪入り後はホテル暮らしを続け、名刺には「千葉県総支部代表」の肩書が残る。
事務所は、維新の大阪市議から間借りした。選挙区内に9人いる維新の地方議員がサポート役となり、急ピッチで準備を進める。
対する自民党の防衛副大臣・左藤章は前回、維新旋風が吹いた大阪でも選挙区を勝ち上がった強敵だ。苦戦は必至だが、椎木は悲壮な決意を固めている。
「橋下さんの発信力で国会議員にしてもらった。どこで出ても、橋下維新のために捨て石になる思いだ」
(西山幸太郎、大阪社会部 上村真也)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇大阪3区◇大阪市大正・住吉・西成区など
佐藤茂樹55公前《7》
渡部結33共新
◇大阪2区◇大阪市阿倍野・東住吉・平野区
左藤章63自前《3》
椎木保48維前《1》
山本陽子60共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
2014年11月27日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/feature/20141128-OYT8T50025.html
政治の現場・直前ルポ
〈5〉民・維「恨み」超え握手
2014年11月28日 09時00分
熊本1区・前回の「共倒れ」反省
戦国武将・加藤清正が築いた名城・熊本城にほど近い熊本市中心部のホテルで今月22日、維新の党代表代行の松野頼久が自らの後援会幹部らによる選挙対策会議を開いた。駆けつけた民主党熊本県連代表で県議の鎌田聡がマイクを握った。
「前回の得票は松野頼久が6万6195、民主党が2万8229。相手(自民党)が9万4368で、相手を勝たせてしまった」
鎌田は、前回選挙の衆院熊本1区で、松野と民主党候補の得票を足せば、わずか56票差ながらも、当選した自民党の木原稔を上回ったことを強調した。さらに、「先ほど、民主党県連として松野氏を支持すると決定した。色々なことはのみ込んで、力を合わせたい」と報告すると、会場から大きな拍手がわき起こった。
鎌田がいう「色々なこと」とは、松野が2012年9月に民主党へ離党届を出し、維新の党の前身・日本維新の会の結成に参画したことを指す。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった維新の会の国会議員団代表に就任。華やかな転身を果たした。政権末期だった民主党からは「一番つらい時に党を捨てるのか」との恨み節が噴出し、松野は除籍(除名)された。
松野は選対会議のあいさつで、「2年前は政党を移動した真意を皆さんに伝えきれなかった」と神妙な様子だった。選対会議に先立つ熊本県庁での記者会見では、「消費増税に納得できず離党した。決して、民主党に背を向けたことはない」と釈明した。
松野に対するわだかまりが消えたわけではない。ただ、松野支援を決めた22日の熊本県連の会合では、「党を出て行った人を支援するのはいかがなもんか」などと慎重論は出たものの、大きな反対論はなかった。連合熊本には、維新の党共同代表の橋下徹が公務員労組への批判を繰り返していることから、「連日、組合批判をされれば面白くない」(幹部)との不満もくすぶるが、26日の執行委員会で松野支援を決めた。
民主、維新両党には、前回選挙で多くの党が候補者を乱立させ、自民、公明両党を利したことへの反省がある。民主党は、熊本県内の全5小選挙区で候補を擁立できていないという苦しい事情も大きく影響した。
今月17日朝、松野は熊本市内の鎌田の事務所を訪ねていた。
松野は「野党が一つにならないと厳しい。支援をいただきたい」と頭を下げた。
鎌田は「党を出て行かれた方へのアレルギーは一部にありますよ」と指摘しながらも、会談の最後に、「頑張りましょう」と手を差し出し、固い握手を交わした。
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大阪10区・協力「聞いたことない」
維新の党の「総本山」である大阪府では、維新が目指す「大阪都構想」に民主党府連が反対していることもあり、両党は激しい火花を散らす。
今月16日朝、大阪府島本町の役場前に、真っ赤なマフラーを首からかけた維新の党の松浪健太が現れた。マフラーは、日本維新の会から次世代の党に移った参院議員アントニオ猪木から贈られたもので、「闘魂」のサイン入りだ。
松浪の目当ては、町の一大イベント「町農林業祭」の野菜の即売会などに集まる大勢の客だ。松浪は長蛇の列の先頭から順に、笑顔で握手を始めた。
数分後、ピンク色のマフラーを巻いた民主党の辻元清美も到着。同じように握手を始め、途中、松浪に追いついたが、互いに言葉を交わすことはなかった。
辻元と松浪は2005年以降の3回の衆院選を戦い、松浪、辻元、松浪と交互に小選挙区で当選を果たしてきた因縁のライバルだ。辻元は民主と維新の選挙協力について、「大阪は対象外。今まで通りですわ」と公言し、松浪も周囲に「選挙協力なんて聞いたことない」と語り、双方一歩も譲らない。松浪が地元を回れば「辻元を落としてや」と声をかけられ、辻元の事務所には「選挙区調整なんかしたらあかんで」と激励の電話が相次ぐなど、支持者も熱を帯びている。
(海谷道隆、熊本支局 帆足英夫)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇熊本1区◇熊本市東、中央・西・北区の一部
木原稔45自前《2》
松野頼久54維前《5》
高本征尚29共新
◇大阪10区◇高槻市、島本町
大隈和英45自新
辻元清美54民前《5》
松浪健太43維前《4》
浅沼和仁53共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
2014年11月28日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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政治の現場・直前ルポ
〈6〉雪辱期す民主ベテラン
2014年11月29日 10時00分
大阪12区・党名出さずアピール
選挙準備の遅れが目立つ民主党の中にも、今回の選挙を歓迎する向きもある。2012年に落選し、返り咲きを狙うベテランだ。
「アベノミクスにストップをかけることが衆院選の最大の目的だ。今度こそ、今度こそ、全力で取り組んでまいります」
元総務相・樽床伸二は28日午前、大阪・四條畷市の住宅街に立った。約10分間の演説では、もちろん自分の名前をアピールしたが、「民主党」の党名を口にすることはなかった。
樽床は民主党政権時代、「次代のホープ」ともてはやされた。10年の代表選に出馬したほか、国会対策委員長や総務相を歴任。岡田克也、枝野幸男、前原誠司らと並び、党を引っ張る「民主党7奉行」の一人に数えられた。しかし、7奉行のうち今回出馬を見送った仙谷由人と、樽床は12年に落選。樽床の得票は大阪12区の3番手で、みんなの党の新人にも敗れるという無残な結果だった。
樽床が落選後、行く先々で渡している名刺の表には、「樽床伸二」の名前だけが印刷され、「民主党」も「元総務相」の文字もない。離党したわけではないが、維新の党のお膝元・大阪で、民主党の看板を強調するのは、マイナスに作用する可能性がある。「樽床党」と呼ばれる熱心な支持者を増やした方がいいとの判断からだ。
樽床は05年の「郵政選挙」でも落選を経験した。12区は住宅街が多く、無党派層に左右されやすい。樽床も、小選挙区制の「振り子」に苦労している一人だ。
維新は25日、12区に党職員だった新人を擁立した。樽床陣営は「今回も厳しいのは事実。落選中に積み重ねた活動を信じるしかない」と悲壮感を漂わせている。樽床が選挙中に貼る予定のポスターには、「捲土けんど重来」の4文字が躍っている。
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神奈川10区・逆風「2年前よりまし」
1日平均約19万7000人が利用するJR川崎駅(川崎市)。平日朝は、神奈川10区の各党にとって街頭活動を行うには格好の場だ。各党は「月曜は社民、火曜は自民……」といった具合に使う日を分ける「紳士協定」を結んでいる。
27日の木曜は、民主党の日だ。前財務相の城島光力は、「城島です」「城島です」とあいさつしながら、改札に急ぐ通勤客ら一人ひとりにビラを差し出した。しかし、受け取ってくれるのは、30〜40人に1人程度しかいない。
「まだ逆風だね。それでも、2年前に比べればましだよ」と語る。
前回衆院選で、城島は街頭で通行人から「死ね」「裏切り者」といった罵声を浴びせられた。傘で殴りかかられたこともあった。結局、大差で敗れ、比例復活もできなかった。現職財務相の落選は異例だった。
落選後、家族からは「もう政治家はやめてほしい」と頼まれたが、城島は「次がラストチャンス」と決め、借金をしながら事務所を維持してきた。
「解散風」が吹き始めて以降、城島を支持する食品関係の労組などは活発に動き出したが、雌雄を決するのは、前回は候補を擁立したが、今回は見送る維新の党(前身・日本維新の会)と、解党したみんなの党の票の行方とみられている。両党は前回、計8万8000票を獲得した。今回は自民、民主、共産の三つどもえとなりそうだ。
城島は05年の「郵政選挙」で東京13区から出馬し、落選を経験した。09年衆院選は、党の指示で「国替え」した結果、返り咲いた。城島陣営は「城島の生き死には、今の民主党が『非自民』の受け皿として認知されているかどうかにかかっている」とみている。
(羽尻拓史、東慶一郎、川崎支局 樽田直樹)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇大阪12区◇寝屋川市、大東市、四條畷市
北川知克63自前《4》
樽床伸二55民元《5》
堅田壮一郎28維新
吉井芳子52共新
◇神奈川10区◇川崎市川崎・幸区、中原区の一部
田中和徳65自前《6》
城島光力67民元《4》
中野智裕56共新
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
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政治の現場・直前ルポ
〈7〉確執10年 分断の自民
2014年11月30日 10時00分
山梨2区・公認騒動 「4度目」対決
衆院山梨2区で、自民党の堀内詔子と、自民党への復党を目指す無所属の長崎幸太郎が、激しいつばぜり合いを演じている。
「自民党が山梨2区で唯一公認したのは堀内詔子だ。選挙が始まれば、我が党の正規軍が応援に入らせていただきたい」
27日夜、山梨県富士吉田市の市民会館で開かれた堀内の総決起集会で、党選挙対策委員長の茂木敏充が声に力を込めた。会場は、支持者約1000人の熱気であふれ、上着を脱いだ茂木は、シャツの袖をまくった。
マイクを引き継いだ堀内は、「たとえば幼児保育の問題。女性がもっと声を上げ、政策に届かせることが出来ればもっと踏み込んだ解決ができる」と訴え、「女性候補」であることを前面に打ち出した。
定数1の小選挙区で、茂木があえて「唯一公認した」と強調したのは、自民党に極めて近い位置にいながら無所属出馬する長崎を意識してのことだ。
長崎は2005年衆院選の初当選から09年まで、自民党に所属していた。現在も、党総務会長の二階俊博が率いる二階派に「特別会員」として参加し、復党の機会をうかがっている。茂木の「正規軍」という言葉には、長崎を支援するのは「反党行為」であるとのけん制が込められている。
29日夜、長崎は同県大月市の市民会館大ホールで総決起集会を開いた。応援に駆けつけたのは二階だった。
「山梨県から出すとすれば、この人以外いないじゃないか。自民党公認だとか公認でないとか、そんな小さなことはどっちでもいいじゃないですか」
二階が、「反党行為」など意に介さないかのように声を張り上げると、約1000人の支持者から割れるような拍手が起きた。
続けて、長崎は「集大成の選挙にしたい。もうそろそろ終止符を打たなければいけない」と、堀内との対決に決着をつける考えを強調した。
両者の確執は、郵政民営化が最大の争点となった05年の衆院選までさかのぼる。長崎は、郵政民営化に反対した元総務会長の堀内光雄への「刺客」として、旧2区に送り込まれた。無所属となった堀内光雄が選挙区で当選し、長崎は比例復活を果たした。
光雄は第1次安倍政権で復党し、09年衆院選では長崎から公認の座を奪い返す。納得のいかない長崎は無所属で出馬するも落選。12年の前回衆院選は、光雄の後継で長男の妻の詔子が党公認で立候補したが、今度は無所属の長崎が勝利し、詔子は比例復活した。
小選挙区の「0増5減」で山梨県の選挙区が3から2に減った今回の衆院選で、「堀内家」と長崎は戦いの場を新2区に移し、4回目の対決をすることになる。
党山梨県連も、堀内に近い執行部と長崎の支持者が多い反執行部とに分かれて、何かと反目を続けている。県議会の県議団も2会派に割れており、党本部も「山梨は真っ二つでどうにもならない」(幹部)と、悩みの種だ。元自民党副総裁の金丸信を生んだ固い保守地盤を持つ山梨は、長年、自民党内の激しい政争が続いてきた土地柄でもある。
党執行部の一人は10月末、長崎に対し、来年1月の山梨県知事選への出馬を打診した。「長崎が知事、堀内が衆院議員」とすみ分けることで、県連を巻き込んだ長年の対立に終止符を打つ「円満解決」の妙案にも見えた。だが、長崎は「とても勝てる状況ではない」と固辞した。長崎としては、堀内支持派からの支援が確実でない以上、乗れない話だった。
12月2日の衆院選公示が近づくにつれ、両陣営の対立は激しさを増している。
堀内支持派の県議で党県連幹事長の皆川巌は「長崎を支援した党幹部には厳しい処分を要請する」と周囲に語り、強気の構えだ。
一方の長崎陣営の県議は、こう息巻く。
「大差をつけて勝利し、堀内の比例復活を阻止する。そうすれば、今後、自民党公認候補になるのは長崎だ」
(前田毅郎、甲府支局 久保拓)(おわり)=本文は敬称略
予想の顔ぶれ
◇山梨2区◇富士吉田市、都留市、山梨市など
堀内詔子49自前《1》
秋山晃一61共新
長崎幸太郎46無前《2》
(読売新聞社調べ。解散時の衆院の党派勢力順)
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北海道
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk01010196000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/1 /北海道
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
安倍晋三首相が「アベノミクス解散」と銘打ち仕掛けた12月14日投開票の衆院選。同2日の公示まで1週間を切り、各党とも決戦に向け準備を急ぐ。道内では前回2012年の衆院選で全小選挙区を独占した自民、公明の牙城に、野党が挑む。12選挙区の情勢を報告する。
◆1区 札幌市中央・南・西区
◇自民対民主の対決軸
「前回は相手が転んだだけ。今回対抗するのは並大抵ではない」。自民前職の船橋利実氏は23日にあった事務所開きで危機感をあらわにした。
道1区は高い知名度を誇る民主前職の横路孝弘氏が当選を重ねる「民主の牙城」。だが前回は候補者5人が乱立。民主への逆風もあり、北見市選出の道議から落下傘候補として初出馬した船橋氏が辛勝、横路氏は比例代表で復活当選した。今回は民主と大地が協力態勢を構築し、前回ほど自民への追い風もないとみられる。
「安倍政権の2年間で暮らしは疲弊し、民主主義は危機にさらされた」。横路氏は24日、札幌市西区の街頭で声を張り上げた。アベノミクス批判を軸に政権批判を強め、反自民票の取り込みを狙う。
共産新人の野呂田博之氏は原発再稼働や消費増税に明確な反対姿勢を示し、無党派層の票を掘り起こしたい構え。
当初は道10区から維新公認で出馬する予定だった新人の大竹智和氏(37)は前回に続き道1区への変更を表明。「自民も民主も嫌という声を取り込みたい」と意気込むが、道内では民主と維新の候補者調整が難航しており、維新本部は扱いを保留している。【山下智恵】
◆2区 札幌市北・東区
◇民主・維新協力破談か
不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)氏(72)が、過去に道2区で出馬したことのある維新元職の松木謙公氏を後継指名した。全国的に民主と維新の候補者調整が進む中、松木氏と自民前職の吉川貴盛氏との対決構図を描こうとしたが、民主道連は「維新とは共闘できない」として新人の池田真紀氏を擁立した。
「野党団結のため我々も知恵を出す。時間がほしい」。三井氏の後援会は26日、横路孝弘・民主道連代表に野党候補の一本化を申し入れたが、道連の意向は固い。民主2区総支部関係者は池田氏について「松木氏と吉川氏に勝てる候補は、女性で福祉に詳しい池田氏しかいない」と自信をのぞかせる。池田氏は民主本部の公認が得られず、無所属で出馬する意向だ。
前回は民主と維新、みんながそれぞれ候補者を出し、合計得票数が吉川氏を4000票以上、上回った。候補が乱立するほど自民は有利とされるが、吉川陣営の関係者は「『アベノミクス解散』の意義が支持者に伝わっていない。相手陣営への批判より丁寧な説明に重きを置く」と引き締めを図る。共産新人の金倉昌俊氏は安倍政権の経済政策に批判を強め、支持拡大を目指す。【久野華代】
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◆3区 札幌市白石・豊平・清田区
◇前職2氏が競り合う
自民と民主が毎回競り合ってきた激戦区。過去4回の結果は2勝2敗。政権交代への期待が高まった09年には民主のベテラン、荒井聡氏が自民候補に大差で勝利した。しかし民主への逆風が吹き荒れた前回は大地や維新も候補を擁立したこともあり、自民新人の高木宏寿氏が制した。
高木氏は初当選から約2年で再び選挙を迎え、地盤固めが万全とはいえないという。前回ほど自民に追い風がない中、「この2年間の実績を訴えていく」と言い、名前が浸透していない白石区と清田区に力を入れる方針。
一方、荒井氏は前回、比例復活で6回目の当選を果たした。今夏、地域の約30の後援会組織を回り、集団的自衛権などをテーマに国政報告会を重ねた。「かなり浸透してきていると思う」と手応えを感じている。アベノミクスへの批判など経済政策や安全保障問題を訴えるという。
前回、候補者5人が乱立した中で初出馬で3位にくい込んだ維新新人の小和田康文氏は、経済政策と地方分権を中心に2大政党との違いを訴えたいとしている。共産は新人の吉岡弘子氏を擁立。消費増税の中止や集団的自衛権行使容認反対などを掲げる。【三股智子】=つづく
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■立候補予定者
◇1区
船橋利実 54 [元]道議 (1)自前
横路孝弘 73 [元]衆院議長 (11)民前
野呂田博之 56 党地区副委長 共新
◇2区
吉川貴盛 64 [元]副農相 (4)自前
松木謙公 55 [元]農水政務官 (3)維元
金倉昌俊 40 党地区委員長 共新
池田真紀 42 社会福祉士 無新
◇3区
高木宏寿 54 [元]道議 (1)自前
荒井聡 68 [元]国家戦略相 (6)民前
小和田康文 44 行政書士 維新
吉岡弘子 63 党地区委員 共新
※26日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(27日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk01010252000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/2 /北海道
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
◆4区 札幌市手稲区、後志管内
◇民主元職、奪還狙う
「後志の皆さんからも、手稲や小樽の方たちに声をかけてもらいたい」。自民前職の中村裕之氏は23日、地元・余市町の事務所開きで、後志地方の支援者を前に訴えた。
道横断道・余市−共和インターチェンジ間の着工決定など実績を強調する中村氏だが、鍵となるのは有権者が多い手稲など都市部の票だ。自民道連幹部は「手稲でどれだけ相手の票を奪えるかが勝負だ」と話す。
一方、民主元職の鉢呂吉雄氏は今回の選挙を「最大のチャンス」と位置づける。朝は手稲区や小樽市の駅前で街頭演説、その後は街宣車で街中を回ったり、企業訪問したりするなど「どぶ板選挙」を展開している。
7期通算22年のベテランだが、前回、落選した後は支援者や企業など地元回りを精力的にこなした。鉢呂氏は「地元経済が疲弊しているとよく分かった。前回とは比べものにならないほど民主への期待を感じる」と自信をみせる。
共産新人の酒井隆裕氏は北海道電力泊原発を抱える選挙区だけに、原発再稼働に反対姿勢を鮮明にする。小樽を中心に街頭に立ち浸透を図っている。【遠藤修平】
◆5区札幌市厚別区、石狩管内
◇自民重鎮に民主挑む
「今回は自分で選挙区を回って活動できると考えています」。12選を目指す自民の重鎮、町村信孝氏は前回、体調不良で自ら選挙活動ができなかったが、今回は回復ぶりをアピールする。
11月は道内外の集会を精力的に回り、陣営からも「無理はさせられないが、今回は安心して選挙に臨める」と安堵(あんど)の声も。派閥の領袖(りょうしゅう)だけに、選挙期間中は他陣営の応援に回る機会が増えるが、その間は道議や各市町村議がフル稼働し、本人が不在がちの地盤を引き締める。
「今回の選挙は安倍政権の経済政策を続けるか止めるのかが争点になる選挙です」。民主新人の勝部賢志氏は24日に札幌市厚別区で聴衆に訴えかけた。総支部長の不在が長く続き、道連幹事長を務める自身が道議を辞して挑むことになった。ただ、ある民主市議が「地盤の江別市外に出れば、勝部と言う名は誰も知らない」と指摘するように、出馬表明が遅れたこともあり、知名度が高くないのが大きな課題だ。活動量を増やして本人が前面に出て、遅れを挽回する狙い。
共産は前回に続き、新人の鈴木龍次氏を擁立。早朝のつじ立ちを繰り返しており、党の政策の浸透を図る。【野原寛史】
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◆6区上川管内の一部
◇自・民、3度目の対決
自民前職の今津寛氏と民主元職の佐々木隆博氏は過去、風を交互に受けて1勝1敗。3度目の対決となる。最大票田の旭川市では今月あった市長選で民主推薦の西川将人市長が自民推薦の前道議を破って3選を果たしただけに、両陣営は今回の衆院選での風向きをさぐっている。
22日にあった佐々木氏の事務所開きには、西川市長も姿を見せた。陣営は連合や農民連盟など市長選の実働部隊と重なるだけに、「激戦を制した流れを生かす」と意気込む。
今津氏も23日に事務所開きをしたが、「アベノミクスの効果が地方に届いていない中での厳しい選挙」と危惧する声が相次いだ。だが自民の支持率は依然高く、経済界を中心に保守地盤は強固だ。
共産新人の荻生和敏氏は自・民対決による埋没を警戒。24日に事務所開きを行い、与党の自公だけでなく、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加への道筋を付けたとして民主批判も展開する。
鍵を握るのが、みんなと大地の動向だ。みんなは前回、公認候補が5万票近くを獲得したが解党した。大地は09年は佐々木氏、12年は今津氏を推薦。今津陣営は今回も支援を期待したが、大地が民主との選挙協力を結んだことに落胆を隠さず、佐々木陣営は胸をなでおろす。【横田信行】=つづく
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■立候補予定者
◇4区
中村裕之 53 [元]道議 (1)自前
鉢呂吉雄 66 [元]経産相 (7)民元
酒井隆裕 40 党地区委員 共新
◇5区
町村信孝 70 [元]官房長官 (11)自前
勝部賢志 55 党道幹事長 民新
鈴木龍次 54 党地区委員長 共新
◇6区
今津寛 68 党安保調会長 (6)自前
佐々木隆博 65 [元]副農相 (2)民元
荻生和敏 65 党道委員 共新
※27日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(28日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk01010178000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/3 /北海道
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◆7区 釧路、根室管内
◇自民道会長に民・大共闘
「白黒をはっきりつけたい」。25日に開かれた後援会の事務所開きで、3選を目指す自民前職の伊東良孝氏は言い切った。民主が政権を取った09年の衆院選で初当選。自民で唯一、小選挙区で勝利し、1年生議員では異例の道連会長に就任した。釧路市議、道議、釧路市長の経験を生かし、地方自治に精通した政策通としての存在感を増している。
前回は大地前職の鈴木貴子氏に約2万2000票差をつけた。だが、今回は民主と大地が共闘して挑んでくる。前回3位だった民主候補との得票を合わせると互角になるため、陣営は危機感を募らせている。
前回、約5万1000票を獲得したものの落選した鈴木氏は、比例代表で復活当選した石川知裕氏の辞職に伴い繰り上げで当選。その後は大地唯一の国会議員として毎週末、地元に戻って活動を続けてきた。今回は民主の公認候補として出馬する。鈴木氏は「今は(民主と)考えや思いが合致している」と訴えるが、支援者の一部からは「筋が通らない」との声もある。
共産新人の石川明美氏は1996年に続く2回目の挑戦。消費増税の中止や原発再稼働の反対などを訴える。【近藤卓資】
◆8区 渡島、檜山管内
◇民主、議席奪還めざす
「2年間の政治活動を評価していただく選挙。命がけで制したい」。函館市で23日にあった事務所開きで、自民前職の前田一男氏は約500人の支持者を前に頭を下げた。
前回、佐藤孝行派、阿部文男派(いずれも故人)で分裂していた保守層をまとめて初当選。休眠状態だった党の地方組織を再建し、地域のイベントにまめに顔を出した。安倍晋三首相を迎えた27日の決起集会では「アベノミクスを成功させて国全体の税収を上げ、思い切った地方創生を行いたい」と訴えた。
民主元職の逢坂誠二氏は前回の落選から2年間、函館駅前などでほぼ毎朝、街宣活動を続けた。特定秘密保護法や原発再稼働など安倍政権の政策に批判の声を上げ、議席奪還をめざす。
16日に函館市であった連合の集会で、逢坂氏は「与党の議席は減るだろうが、減り方が少なければ集団的自衛権などの政策を進める口実にされる。しっかりとした勝ち方をしなければ」とあいさつした。
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道南の有権者が注目するのは青森県大間町で建設が進む大間原発。共産新人の原田有康氏を含め、立候補予定者3人とも反対の立場。候補予定者の所属政党が公約に示す原発政策も、有権者の投票行動に影響を及ぼしそうだ。【鈴木勝一】
◆9区 胆振、日高管内
◇自民前職に民・共挑む
鳩山由紀夫元首相の引退に伴い新人対決となった前回選挙を制した自民前職の堀井学氏に、民主元職の山岡達丸氏と共産新人の工藤良一氏が挑む。
堀井氏は2年間の実績を掲げて地域を回り、企業や経済団体への浸透を図る。23日に苫小牧市であった事務所開きでは「アベノミクスの経済成長戦略が北海道に届くように頑張る」と力を込めた。
鳩山氏の引退で前回短期決戦に挑んだ山岡氏は、知名度不足に泣いた。今回は労組など組織票を固める一方、支援企業や団体を足しげく訪ねて支持拡大を目指す。「街頭演説では足を止めてくれる人が確実に増えた」と陣営は手応えを感じている。「灯油値上がりなど暮らしを置き去りにした政治を問いたい」という。選対には旧鳩山後援会幹部も名を連ねて支持層の掘り起こしを図る。
苫小牧地区労連議長などを務めた工藤氏は、6月の苫小牧市長選に立候補し、共産の基礎票の2倍以上を獲得した。今回も「脱原発や集団的自衛権など、私たちの暮らしが危険にさらされている」と生活者の視点で訴え、支持拡大を図っている。【斎藤誠、横尾誠治】=つづく
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■立候補予定者
◇7区
伊東良孝 66 党道会長(2)自前
石川明美 63 党地区委員 共新
鈴木貴子 28 大地代表代理(1)民前
◇8区
前田一男 48 [元]松前町長(1)自前
逢坂誠二 55 [元]首相補佐官(2)民元
原田有康 66 [元]戸井町議 共新
◇9区
堀井学 42 [元]道議(1)自前
山岡達丸 35 [元]NHK記者(1)民元
工藤良一 60 党9区役員 共新
※28日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(29日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk01010024000c.html
2014衆院選:12選挙区情勢/4止 /北海道
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◆10区 空知、留萌管内など
◇自公協力で3選めざす
3期目を目指す公明前職の稲津久氏は安倍晋三首相とのツーショット写真入りのポスターを張り出し、自公協力をアピールする。一方、前回議席を失った民主は候補者選考に難航した末、前回落選した小平忠正氏の元秘書で現在は徳永エリ参院議員の秘書を務める神谷裕氏を擁立することを決めた。
神谷氏は23日に立候補を表明。26日に民主の公認を得て、29日に事務所開きという、かつてないドタバタで短期決戦に臨む。どこまで名前を浸透できるかが鍵を握る。
稲津氏は前回、選挙区内の全市町村で民主候補を上回った得票数の上乗せを目指す。比例代表に回った自民前職の渡辺孝一氏(57)が同区からの出馬を検討していただけに、「他候補との差を広げ、大勝利を」と陣営は引き締める。26日には公明の山口那津男代表が空知入りした。
一方、小平氏の支持母体だった空知農民連合は神谷氏への支援を明確にせず、自主投票を決めた。幹部は「比例代表で渡辺氏を支援する以上、両てんびんはかけられない」と説明する。
前回も出馬した共産新人、木村賢治氏は党の政策を訴え、支持拡大を図る。【吉田競、渡部宏人】
◆11区 十勝管内
◇「中川王国」に民主挑む
「前回は挑戦者だったが、今回は2年間の実績が十勝の有権者に評価される戦い」。衆院解散の翌22日、早々と帯広市内で事務所開きを行った自民前職の中川郁子氏は、自身に言い聞かせるように「厳しい戦いになる」と繰り返した。
1期目としては異例の農水政務官に抜てきされ、「中川王国」と称される地盤を持つが、来春の道議選帯広市(定数3)で4氏が自民公認を申請し、漏れた2氏が無所属での出馬の意向を示すなど、足元では一枚岩とは言い難い不安材料を抱える。陣営幹部が「保守一丸」を強調する裏事情だ。
それ以上に厳しさを感じているのが民主陣営。前回は大地から立候補した石川知裕氏(41)を支援したが、政治資金規正法違反で有罪が確定し、3年間の公民権停止を受けた。今回、候補者選考に手間取り、道議だった三津丈夫氏に託すしかなかった。
三津陣営は選対本部長に石川氏の妻(30)を迎え、大地の協力を一層明確にすると同時に、求心力に期待を寄せる。
共産は新人の畑中庸助氏を擁立。安倍政権を批判し、無党派層の取り込みを図る。【鈴木斉】
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◆12区 宗谷の一部 オホーツク管内
◇再選狙う自民に女性
2期目を目指す自民前職の武部新氏は「地方の景気を回復させるためアベノミクスの第2幕として、もう一度我々に力を」と、批判も多い今回の衆院解散の大義を力説する。
民主は北見市議で新人の水上美華氏を擁立。候補者選考では党総支部代表の山崎摩耶氏(67)と、「山崎氏では戦えない」として連合が推す道議との間で調整が付かず、道連が「第三の候補」として水上氏を立てて収める形になった。
前回、大地との選挙協力が決裂し、惨敗につながったのに対し、今回は大地の推薦を獲得。出遅れに加え、北見市以外での知名度不足は否めないが、陣営は「いい戦いができる」と自信をみせる。
武部陣営も当初は「横綱相撲」との声さえ聞かれたが、「若さで挑戦」をキャッチフレーズにする水上氏の登場に「今まで戦ったことのないタイプ」と警戒する。共産は過去に2回立候補している新人の菅原誠氏を擁立。「安倍政権の暴走政治に審判を下すチャンス」と訴える。【山田泰雄】=おわり
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■立候補予定者
◇10区
神谷裕 46 参議員秘書 民新
稲津久 56 [元]農水政務官(2)公前
木村賢治 63 [元]夕張高教頭 共新
◇11区
中川郁子 55 農水政務官(1)自前
三津丈夫 68 [元]道議 民新
畑中庸助 63 党地区委員 共新
◇12区
武部新 44 党国際局次長(1)自前
水上美華 32 北見市議 民新
菅原誠 41 党地区副委長 共新
※29日現在、毎日新聞社調べ。氏名、年齢(30日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。
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福島
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk07010381000c.html
2014衆院選:選挙区情勢 1区 野党乱立回避 民主、非自民票結集カギ /福島
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
◇知事選「しこり」 盤石・自民に不安も
「(自民の立候補予定者は)3日前に事務所を構えたが、我々の候補は出馬表明したばかり。一歩も二歩も出遅れた感じだ」
民主新人の金子恵美氏(49)の立候補表明から4日後の24日、地元・伊達市であった金子氏の後援会の拡大役員会で、菅野庄一後援会長は短期決戦に焦燥感をのぞかせた。
金子氏は、元衆院議員の亡父・金子徳之介氏の地盤を引き継ぎ、2007年の参院選で初当選。民主党政権下で震災後は復興政務官として対応にあたったが、民主党への逆風を受け、昨年の参院選では落選した。
浪人中は家族の介護などもあって、金子氏も「組織作りをする時間がなかった」と悔やむ。そんな中、急転直下で決まった衆院解散。陣営は「(共産を除く対自民党勢力を)一本化しないと絶対に勝てない」と危機感を募らせた。12年の前回選では、民主の新人候補と、日本未来の党(当時)の石原洋三郎氏(41)が票を食い合い、いずれも敗れた経緯があるからだ。
今回も当初、石原氏は立候補に意欲を見せたが、公認を得ようとしていたみんなの党の解党が決まり、支持者らの説得もあって出馬を断念。石原氏の支持者の一人は「今回も(民主候補と石原氏が)2人出たのでは全然話にならない。『金子さんで』という声が支持者の中にあった」と明かす。
野党候補が乱立する構図は回避され、ある民主党関係者は「石原さんは『英断』した。水面下で協力を働きかけていく」と期待感を示す。ただ、石原氏は民主党に在籍していた12年、消費増税法案などに衆院採決で反対して除籍(除名)された経緯がある。民主党内には「石原票」がそのまま金子氏に流れるか疑問視する声もあり、どこまで非自民票を取り込めるかが鍵となる。
自民前職の亀岡偉民氏(59)は解散前日の20日に福島市に入り、拠点となる各地区の事務所開きや、決起大会の日時・場所、公示後の遊説方針を確認。選対に入った自民県議の一人は「こちらはもう体制は整っている」と余裕を見せる。
亀岡氏は1990年の初出馬以降、落選5回、当選2回の「苦労人」。浪人時代に後援会の組織づくりを地道に進めてきた。
不安材料は10月にあった知事選の影響。亀岡氏が推し、自民党県連でも一度擁立を決めた候補者が党本部の了解を得られず、出馬断念に追い込まれた。亀岡氏は「しこりはあるし、がっかりした人もたくさんいるが、それはそれ」と割り切るが、金子氏の陣営関係者は「知事選で自民に不信感の募った人を取り込みたい」と支持基盤の切り崩しを図る。
共産新人の党相馬地区原発被害対策委員長、渡部保子氏(72)は「福島の話は忘れられていくという時に、諦めずに原発のことを発信するのは大事」と話し、原発再稼働反対などを訴え支持を呼びかける。【小林洋子】
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12月2日の衆院選公示まで1週間を切った。政権の経済政策などが大きな争点となるが、県内外に12万人を超える避難者がいる福島では、震災と原発事故からの復興にかける有権者の思いは強い。山積する課題への対応を誰に委ねるのか。各選挙区の構図と情勢を探った。
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◆12年衆院選の得票◆
当 亀岡偉民 自元 121235
石原洋三郎 未前 50141
大場秀樹 民新 44599
渡部チイ子 共新 21896
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk07010039000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、2区 前回、非自民大敗 民主、一枚岩になれるか 郡山市長選敗戦、自民に懸念材料も /福島
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
「アベノミクスは失敗か、成功か。日々の暮らしで答えを見つけ、選挙にぶつけてほしい。地域の声に耳を傾けて政治を進める」
民主新人の医師、岡部光規氏(46)は24日、郡山市のJR郡山駅前で出馬表明後初めて街頭に立った。スピーカーを肩にかけてマイクを握る。司会も応援弁士もおらず、聴衆はまばらだ。21日に公認が決まったばかりで、報道陣に配った名刺は4年前、民主公認で参院選に出馬した際に作ったものだった。「後援会を組織する時間すらない」(岡部氏)中で、短期決戦に臨む。
2年前の前回、県内全選挙区で独自候補を擁立した共産を除き、2区の非自民勢力は、民主、日本未来(当時)、維新の各党から候補が乱立、いずれも大敗した。今回は維新が擁立を見送ったため、自民前職に民主、共産が挑む構図となり、岡部氏の陣営は「非自民勢力を結集できる。脱原発グループとも連携し、支持を広げたい」ともくろむ。
だが、最大の焦点は、民主党が一枚岩になって選挙戦を展開できるかどうかだ。4年前の参院選で政権の座にあった民主は福島選挙区で2議席独占を狙い、現職の増子輝彦氏(67)に加え、公募に応じた岡部氏も擁立。増子氏はトップ当選、岡部氏は落選したが、関係者によると、両陣営は民主票、非自民票の奪い合いとなり、しこりが残ったとされる。
郡山市を中心とした2区を地盤とする増子氏は今回、県連側が推した岡部氏に同調せず、前二本松市長の擁立に動いた。これを受けて県連の下部組織である2区の総支部は前市長でまとまったが、党本部に公認申請する候補者を協議した21日の党県連常任幹事会は、2区総支部が岡部氏の擁立に反発して紛糾。評決まで取った揚げ句、2区総支部が結局、前市長の擁立を取り下げるという異例の展開をたどり、岡部氏に決まった。反自公を掲げる郡山市議は「自公政権を倒すために野党連携が進む中、民主が内輪もめしている場合ではない」と嘆く。
7選を目指す自民前職の根本匠氏(63)は、前復興相としての実績を強調。総決起大会を開くホテルの会場を素早く押さえるなど着々と準備を進める。24日に会見した根本氏は、消費増税を先送りし、今の時期に解散した自民に向かう風について「いろいろな意見がある。ひとくくりで風は表現しにくい」と淡々と述べた。
一方で、懸念材料となっているのが昨年4月の郡山市長選の結果だ。安倍晋三首相や根本氏との太いパイプを強調し、3選を狙った現職が落選。当時、安倍内閣の支持率が66%と高い中での敗戦だった。根本氏の陣営は「選挙は甘くない」と引き締めを図る。
前回に続いての挑戦となる共産新人で党郡山安達地区副委員長の平善彦氏(62)は遊説初日の23日、「安倍政権の暴走に審判をくだす絶好の機会」と抱負を語った。街頭では「民主や第三極には、自民との対決姿勢がない」と野党批判も繰り広げ、支持拡大を目指す。【浅田芳明】
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◆12年衆院選の得票◆
当 根本匠 自元 98913
緑川一徳 維新 27673
太田和美 未前 26821
斎藤康雄 民新 26208
平善彦 共新 10194
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk07010038000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、3区 毎回変わる自民候補 急な擁立、支持固め課題 民主、勝ち慣れの緩み警戒 /福島
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
「はじめまして。よろしくお願いします」。自民党の県内の立候補予定者が顔をそろえた、25日の県連の選対本部事務所開き。細身のスーツに紺色のネクタイ姿で壇上に立った自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、ほぼ初対面の県連の自民党員たちに初々しくあいさつした。
上杉氏の擁立が決まったのは、公示まで10日を切った23日。立候補会見には、3区からの出馬を断念した自民前職、菅野佐智子氏(61)も同席し、「まだ戦いたいという気持ちは正直あるが、若い人に引き継ぐのが党のためにも3区のためにも良いと判断した」と時折言葉を詰まらせ、悔しさをにじませた。
2012年の前回、自民党の候補者選びが進まない中で手を挙げ、急きょ出馬、比例復活当選を果たした菅野氏。今回も当初、立候補が既定路線とみられていた。しかし、前回のような追い風が期待できない中、自民党内に「比例復活すら危うい」との見方が広がり、菅野氏は「辞退」に追い込まれ比例東北ブロックに回った。
1996年の小選挙区制導入以降、3区では自民候補の顔ぶれが毎回変わっている。00年からは民主前職の玄葉光一郎氏(50)が5回連続で勝っており、自民党関係者は「(玄葉氏には)なかなか勝てない。みんな3区から出たくない」と打ち明ける。
そんな中、名乗りを上げた上杉氏は、3区を地盤とする荒井広幸参院議員(新党改革)の元秘書。前回は新党改革から比例東北ブロックに立候補したが落選。神奈川県出身で強固な地盤を持たず、選挙戦は自民党が全面的に担う。他党出身の「新顔」を急に担ぐことになった自民が、基盤を固め切れるかが課題だ。
これに対し、県内の立候補者で最多となる8選を目指す玄葉氏。直近の衆院選では5回連続で得票が10万票を超え、政権交代の風が吹いた09年には7割を超える得票率を挙げるなど、地盤は強固だ。選対関係者からは「10万票を下回るようでは、ある意味負けだ」との声も聞かれる。
外相だった前回は、選挙期間中に北朝鮮のミサイル発射の対応に追われ、数少ない地元入りの機会をキャンセルするなど、満足な選挙運動ができなかった。しかし、野党になったこの2年間は、選挙区内外に足しげく通えた自負がある。玄葉氏は「地道に足を運んだ分、皆さんが何を考えているかよく分かった」と支持の広がりに自信を見せる。
不安材料は、勝ち戦に慣れた選対本部の新陳代謝が思うように進まず、高齢化が進んでいることだ。5回目の本部長を務める前西郷村長の菊地国雄さん(73)は「選挙は『楽観ムード』が怖い。一度緩むと引き締めは容易ではない」と話す。
共産党は、党福島3区くらし・福祉対策委員長の横田洋子氏(56)を擁立。消費増税阻止や米価下落対策などを中心に「多くの国民の願いや希望がかなう政治をつくるために全力で頑張る」と支持拡大を図る。【高橋隆輔】
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◆12年衆院選の得票◆
当 玄葉光一郎 民前 107737
菅野佐智子 自新 48796
小山田智枝 共新 16313
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk07010029000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、4区 「恒三票」の行方 後継は維新、かすむ民主 連勝へ自民、「反発」狙う /福島
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
「2年前の選挙でようやく自民の議席を取ることができた。この流れを止めずに、ぜひ『アベノミクス』を進化させて地方にも波及させてもらう」
23日、会津若松市であった自民前職、菅家一郎氏(59)の事務所開きで、選対副本部長を務める平出孝朗県議長が声を張り上げた。1996年の小選挙区制導入以降、2009年まで自民候補は民主党顧問の渡部恒三氏(82)の前に5連敗を喫した。渡部氏が引退した12年の前回、菅家氏は全国的な自民への追い風にも乗って初当選した。
来賓席には、会津地方の首長や議長らがずらり。菅家氏は「与党の会津の窓口として課題解決に取り組んできた」と強調した。「連勝」に向け、態勢は盤石にみえる。
しかし、陣営関係者は「楽な選挙じゃない」と口をそろえる。解散のタイミングに「支持者でもしらけムード」で、前回ほどの追い風が見込めない上、やはり気がかりは「恒三票」。ある市議は「会津は『党』より『人』で選ぶ。引退しても恒三先生の存在は大きい」と気を引き締める。
「俺が生きている限り応援する」と渡部氏の全面的な支援を受けるのが、維新前職の小熊慎司氏(46)。前回は菅家氏に敗れたが、比例復活当選した。解散翌日の22日、報道陣の取材に「恒三先生は党利党略でなく、会津、日本の未来を考えた大きな心で私を推した。それを担った私の責務は大きいと思う」と語り、後継者としての「自覚」を示した。
小熊氏は、自民優位の「一強他弱」の現状が「安倍政権の暴走を招いている」と主張。事務所の壁に掲げられた「新二大政党 日本と会津のために」の言葉には、渡部氏が民主党で実現しようとした「二大政党」を受け継ぐ思いも込められている。ただ、小熊氏は「非自民勢力の結集」を呼びかけるものの、実現は難しい情勢だ。
両陣営が動向を注視していた社民党は、維新との連携が「政策が違いすぎる」と念頭になく、26日に県連代表の小川右善氏(65)の擁立を決定した。小川氏は27日の出馬会見で「反原発を掲げてきた社民が福島で候補者を立てないわけにはいかない」と強調。社民党は前回失った比例東北ブロックでの1議席奪還が目標で、比例票を伸ばすためにも県連は党本部から小選挙区での擁立を求められていた。
民主党は維新との候補者調整もあり、渡部氏の牙城である4区で独自候補を立てるのを断念。ただ、民主の4区総支部内には小熊氏への支援に回る渡部氏への不満もくすぶる。ある民主関係者は「『恒三後援会=民主』と思ってもらっては困る」と反発を隠さない。4区総支部は26日、「個人の対応に任せる」と他党の候補の支援はせず、自主投票を決めた。
共産党は新人の田中和加子氏(58)を擁し、「消費増税は延期ではなく中止すべきだ」などと主張する。
「(小熊支持は)維新というより、非自民。常に政権を担当できる政党が2、3あって民主主義」と対自民勢力の確立を願う渡部氏。その思いと裏腹に、4区では野党票の分裂が危ぶまれている。
自民の菅家陣営は「恒三先生は脅威だが、反発もある」と離反票の取り込みをもくろむ。これに対し、小熊氏の支援者は「もし今回、自民に連勝を許せば、今後10年は独走されるかもしれない」と危機感を募らせる。【喜浦遊】
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◆12年衆院選の得票◆
当 菅家一郎 自新 71751
小熊慎司 維新 50036
小川右善 社新 15718
原田俊広 共新 8903
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk07010094000c.html
2014衆院選:選挙区情勢、5区 コスタリカ解消 公認争いで自民混乱 野党着々と支持拡大図る /福島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「まさか、こんなことになるとは……」。衆院選公示まであと3日に迫った29日。いわき市内であった自民党いわき総支部の選対本部開設式に、県議や市議らに交じって5区(いわき市、双葉郡)の党公認の座を争う坂本剛二(70)と吉野正芳(66)の前職2氏の姿があった。本来なら公認候補があいさつし、一丸となって選挙戦をスタートさせる場。総支部長の青木稔・県議会副議長は、公認が決まらないままの選対本部発足に「前代未聞だよ」とため息をついた。
坂本、吉野両陣営にとっても想定外の事態だった。坂本氏はこの日、党いわき総支部の選対本部開設に先立ち、約1週間前に決めていた選挙事務所の開所式を開いたが、「公認が決まらず申し訳ない」とあいさつ。吉野氏も「前回(2012年)は公示5日前に公認が決まった。ここまで遅れるとは」と焦りの色を隠さなかった。
今回、公認争いを背景に自民党が第1次公認(25日発表)を見送った小選挙区は、5区のほか福岡1区と兵庫12区の計3つ。福岡と兵庫は派閥間の確執が背景にあるが、5区は同じ派閥(町村派)内の争いだ。しかも、中選挙区から小選挙区比例代表並立制に移行後の00年からは、坂本氏と吉野氏が小選挙区と比例代表を選挙ごとに交代する「コスタリカ方式」となったが、09年に同方式が解消されてからは選挙のたびに公認争いとなり、党本部に判断が委ねられてきた。
「正直、いつまでこんなことを続けるのかという気持ちだ」。自民党のある若手議員は、公認を一本化できない党や派閥、県連執行部に不満を抱く。「選挙のたびに両氏の支持者間に確執が顕在化する。結果、自民として一枚岩になれない」との思いがあるからだ。
ただ、「今回はこれまでより状況は複雑だ」と県連関係者は指摘する。「党本部は前回のような比例優遇枠に消極的なので、両陣営にとって公認獲得は政治生命をかけた戦いになっている」と言い、「来年は県議選もある。(5区内に選挙区のある)県議の多くは、地盤に坂本氏と吉野氏を支援する市議らが控えている。態度を明確にしにくい」と打ち明ける。
自民の混乱で選挙の構図が固まらない中、野党勢力は着々と支持拡大を図る。維新やみんななど候補者が6人もいた前回と違い、今回は自民を含め、民主前職の吉田泉氏(65)と共産新人の吉田英策氏(55)の計3人の戦いとなる見通しだ。
「自民党は完全にフリーズ状態。支持を拡大するチャンスだ」。29日朝、いわき市内であった民主の吉田氏の選挙事務所開設式で幹部がげきを飛ばした。吉田氏も「2年続いた安倍政権の評価が問われる選挙だ」とあいさつ。前回衆院選で約7000票差の次点で落選、比例復活した経緯に触れ、5区奪還に闘志を燃やした。吉田氏の後援会幹部は「(前回衆院選で)維新やみんなの候補者が得た票をどこまで取り込めるかが勝負だ」と戦術を練る。
共産の吉田氏も、街頭演説を中心に事実上の選挙活動に突入している。「足を止める人が増え、『頑張って』と声をかけてくれる。安倍政権への不満は確実に高まっている」と手応えを語った。【栗田慎一】
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◆12年衆院選の得票◆
当 坂本剛二 自元 61440
吉田泉 民前 54497
宇佐美登 維元 26299
吉田英策 共新 16479
菅本和雅 み新 10177
松本喜一 未新 6937
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青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk02010186000c.html
急戦:2014衆院選・青森/上 「焦土状態」の野党 民主と離党組に「遺恨」 共産、立ち上がり早く /青森
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
25日夜、県内の各報道機関に1枚のファクスが届いた。生活の党県連の平山幸司代表が、党本部の小沢一郎代表が求めていた比例東北ブロックでの衆院選立候補を断り、青森1区で維新の党公認の升田世喜男氏を「自主的に応援する」と表明する内容だった。記者会見は開かれなかった。
平山氏は2007年の参院選青森選挙区で30万票以上を獲得し、民主党公認で初当選。自民党現職を5万票以上突き放す快勝で、県内選挙区に基盤を持つ国会議員が民主4人、自民4人と並んだ。民主党が09年に政権を奪取した衆院選では1区で民主公認が勝利し、残り3選挙区でも民主公認が比例復活。県選出国会議員は民主6人、自民3人となった。
しかし、その後の民主は中央の内紛を反映して離党者が続出。12年衆院選と13年参院選は四分五裂の状態で臨んで大敗した。09年の民主6議員のうち田名部匡省氏(参院)は引退し、平山、横山北斗(1区)、中野渡詔子(2区で比例復活)の3氏は12年7月に消費増税に反対して離党。津島恭一氏(4区で比例復活)も12年衆院選で落選後の昨年11月に離党した。残ったのは今回3区で出馬する田名部匡代氏だけだ。こうした結果、現在の県選出の衆参6議員は自民が独占し、野党は比例復活すらいない「焦土状態」となっている。
今回、民主離党組で出馬するのは、維新公認で2区から立候補予定の中野渡氏だけの見通し。2区での非自民・非共産系候補の乱立を回避できそうだったことが大きく、中野渡氏自身、20日の出馬会見で「この後、(2区で)民主から候補者が出る可能性は低いと踏んでいる」と語った。
一方、1区では維新の升田氏に民主が協力する方向だ。民主県連関係者は「あんな別れ方をした離党組に、いまさら県連から協力を要請することはない」と切り捨てる。
これに対し、1区の民主公認での当選経験を持つ横山氏(無所属)は毎日新聞の取材に「民主だって個人的な恨みつらみがあり、とても野党共闘だなんて言えない」と反論。12年衆院選で1区の民主公認だった波多野里奈・みんなの党県連協会長は23日の記者会見で「今の野党共闘は選挙を乗り切る小手先の一本化。後援会は自主投票だ」と距離を置く姿勢だ。
09年と12年に4区の民主公認だった津島恭一氏は、24日の毎日新聞の取材に「今回は出ないが政界引退ではない、という気持ち」と話した上で、民主県連について「話し合いのテーブルに着く前に(離党組の)『この人はだめ』『あの人はどうなの』と排除の姿勢で視野が狭い。野党連合を本気で作りたいのか疑問を感じる」と語った。
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突然の解散に対し、共産党の立ち上がりは早かった。18日には県内4選挙区の公認候補を決定。各選挙区での事務所開きも他党に先行する陣営が多かった。県委員会の畑中孝之委員長は18日の記者会見で「待っていたチャンスだ。安倍政権の暴走に審判を下す」と強調。非共産系野党の連携には「彼らは時に政権の暴走を容認し、後押ししてきた。今回は『自共対決』だ」と力を込める。比例東北ブロックの1議席維持を最低ラインとし、13年参院選の比例票4万7484票を大幅に上回る7万票を目指す。
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「野党の態勢が整わないうちに」と安倍晋三首相が仕掛けた「急戦」。12月14日投開票の衆院選を巡る県政界の動きを追った。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk02010007000c.html
急戦:2014衆院選・青森/中 米価下落、対策で農業票確保へ 「無風」見据える自民 公明、比例票減で苦言も /青森
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
■TPP言及せず
「今度の米価下落、お叱りを含め皆さんにご意見を頂戴しています。年を越せる対応をしっかり考えます」
解散後の3連休中日の23日。自民党県連の県内遊説で、大島理森県連会長は米価対策に多くの時間を割いた。
背景にあるのは、農協が契約農家に前払いする2014年産米の概算金(1俵60キロあたり)の大幅下落だ。9月に発表された主力品種「つがるロマン」の概算金は7600円で、前年比で3200円も安くなるなど「米価ショック」が広がる。
青森市内で27日にあった県農業経営者協会のセミナーでは、佐山孝文稲作部会長が「これからどうやっていけばいいのか」と悲痛な声を上げた。佐山氏は「農村票の7割は昔から自民支持者。でも、国の農政は日替わり弁当のようにころころ変わる」と悩ましげだ。
一方、自民県連の遊説では、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に関する言及はほとんどなかった。前回12年の衆院選では多くの自民候補がTPP交渉に否定的だったが、安倍政権はTPP交渉を推進。農家には「裏切り行為だ」との不満も募る。
時の政権への猛烈な逆風が吹いた09年と12年の衆院選。経済情勢好転が自民に有利に働いた13年参院選。今回、どの党にも風は吹いていない。多くの自民議員は逆風に直結しかねないTPPへの言及を封印し、米価対策をアピールすることで農業票のつなぎ止めをはかっている。
■1区に危機感
「1区は最重点区。自分の選挙の試金石だと思って、気合を入れてやってくれ」
24日に青森市内であった自民党支部の会合。1区の前職・津島淳氏の選対本部長に就いた山崎力参院議員は、出席した県議らに活を入れた。政府・党の要職にある2〜4区のベテランに比べ、当選1回の津島氏は知名度不足を否めず、危機感は強い。県連幹部も「2〜4区から1区に人を入れるように、と言っている」と明かす。
青森市を中心とする1区は無党派層が多い。自民が圧勝した12年衆院選でさえ、非自民・非共産の3候補の合計票が津島氏を上回った。昨年4月の青森市長選では自公推薦の前副知事を、鹿内博市長が2万票差で破った。今回は非自民・非共産候補が維新の党新人の升田世喜男氏に一本化されそうだ。陣営幹部は「選挙は足し算も引き算もある。相手ではなく、時間との闘いだ」と引き締める。
■「政治とカネ」封印
今回の解散の遠因ともなった閣僚の「政治とカネ」の問題。2区の前職・江渡聡徳防衛相も資金管理団体の会計処理で批判の矢面に立ったが、県内での論戦は低調だ。地元有権者からも「どの議員も大なり小なりやっているだろう」と黙殺ムードが漂う。
◇ ◇ ◇
連立を組む公明党は、選挙区で自民候補を支援し比例票で協力を得る「あうんの呼吸」(自民県連幹部)の関係を続け、今回は比例8万票を目指す。ただ、05年衆院選で約10万9000票だった公明の比例票は09年に約7万8000票、12年は過去最低の約5万9000票まで減った。支持者からは「選挙協力が本当に機能しているのか」と疑問の声も漏れるという。
26日に八戸市であった大島・自民県連会長の事務所開きでは、公明の畠山敬一県議が露骨にけん制する場面も。畠山氏は「前回、私どもは県内で5万9000票で過去最低でした」と過去3回の比例票数を具体的に示し、自民側に奮起を求めた。また、24日に自民県連が公明県本部に小選挙区4候補への推薦を要請した際も、伊吹信一・公明県本部代表が「今回の数字が今後、重要になる」と迫った。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk02010006000c.html
急戦:2014衆院選・青森/下 「同床異夢」の民主・維新・社民 共闘未満の「すみ分け」 力不足、候補立てきれず /青森
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
■升田氏の感慨
「衆院選は4度目だが、正直、これほど(自民党と)『戦える』土壌ができたことはこれまでなかった。感謝しながら勝っていきたい」
27日の青森市内。維新の党公認で青森1区から立候補する升田世喜男・県総支部代表代行は高揚感に包まれていた。過去3回は5〜6人が乱立した1区だが、今回の構図は一変。升田氏が非共産系の唯一の野党候補となることが固まったためだった。前回2012年の衆院選でも、升田氏を含む非共産系3候補の合計票は自民候補を上回る。升田氏は05年の衆院選出馬で県議を辞職して以来10年弱の浪人生活を送ってきただけに、感慨は深い。
■当初は地方選想定
直前にあった民主党県連、社民党県連、連合青森と維新の「4者協議」では、民主が1、2区の維新候補を支援し、維新は3、4区の民主候補を支援する選挙協力で合意。社民県連は3、4区で民主候補を「支持」し、1、2区では自主投票とした。協議後の記者会見では、4区で出馬する山内崇・民主県連幹事長も「事実上の野党共闘だ」と息巻いた。
ただ、実態は共闘というより「すみ分け」だ。「勝てる候補」を擁立しきれない3党が乱立を避ける休戦協定のようなものだ。もともと、3党と連合の枠組み自体が「統一地方選をにらんだバーターのため」(民主関係者)だった。社民県連も10年参院選を最後に国政選挙での公認を擁立できていない苦境にある。社民幹部は「維新とは基本政策に隔たりがあり、連合を接着剤にして民主をはさんだ『ブリッジ共闘』。地方選を視野に民主、連合との連携のメリットがある」と認める。
27日の会合後には出席者が握手を交わしたものの、記者会見では社民県連の三上武志代表が「自主投票で相対的に升田氏の当選を願う気持ちだ」と語るなど、テンションに差がある。民主県連幹部も「本当は全選挙区で擁立したかった。維新の組織は升田氏の後援会だけで、3区と4区には実態がない」と協力の実効性を疑問視。同床異夢の状態だ。
■中野渡氏出馬で混乱
3党協議の過程では、民主離党組の中野渡詔子氏の動きが混乱と困惑をもたらした。升田氏の頭越しに維新党本部と接触し、公認内定を得たとして20日に記者会見したためだ。
報道で中野渡氏の動きを知った升田氏は、民主県連の田名部定男代表との電話でも「まだ連絡がない」とぼやき、民主県連関係者も「もし中野渡氏が出ると最初から分かっていたら、升田氏との協力はなかったかもしれない」と漏らした。
結局、3党の協議では中野渡氏の問題を棚上げした。27日の合意後の会見で山内氏は「きょうの議題ではない。全体の底上げの影響は2区にもあるだろう」と冷ややか。連合青森の内村隆志会長は「民主除名(離党)の経過を考えれば、(傘下の労組に)若干の抵抗感はあるだろう」と認めた。民主県連幹部も「2区は何もしない」と苦い顔だ。
一方、中野渡氏自身は20日の出馬会見で「増税してはならない、と民主を離党した。自分の政治への思いや姿勢はぶれていない」と語るなど意気軒高だ。26日に升田氏と初めて会った後には、報道陣に「私も国会にいた身で、まずあいさつしなければいけないのは(国会の)維新の先輩方」と話し、「当選経験」を示してみせた。
すみ分けによって自民と対決する構図が固まりつつある今回の衆院選での野党陣営。しかし、内実は「1強多弱」の中での各党の組織力不足が招いた枠組みだ。四分五裂を繰り返した過去のマグマは今も残っている。=おわり
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宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk04010343000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/上 /宮城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
安倍晋三首相の突然の解散表明で動き出した2年ぶりの衆院選は、来月2日に公示が迫った。前回は28人が立候補したが、今回は27日現在で20人の出馬が見込まれる。争点が見えづらい中、候補予定者は何を訴え、どう戦おうとしているのか。県内6小選挙区の構図を3回に分けて紹介する。
◆1区
◇乱立回避で自・民・共対決
6人が乱立した2012年の前回選から一転、自民と民主の前職の対決に共産新人が挑む構図になる見通し。選挙区は仙台市中心部の住宅街が中核を占め、無党派層の動向が鍵を握る都市型選挙の色あいが濃い。
自民の土井亨氏と民主の郡和子氏は3回連続で激戦を展開し、土井氏が2勝1敗。前回は土井氏が約2万6000票の大差をつけて返り咲いた。これに対し突然の解散で「1強多弱」の流れが続くのを避けたい民主陣営は、維新との間で選挙協力を一気にまとめた。今回2区にくら替えした維新の林宙紀氏が前回1区で獲得した約3万8000票を、郡氏が「非自民の代表」として取り込めるかが勝敗の鍵を握る。
土井氏は、第2次安倍内閣で国交政務官に就任、宮城担当の被災地要望対応支援チーム長として復興事業の窓口となった。「復興は道半ば。10年間の計画で、私たちが責任を持ってやり遂げる」と、政権の続投の必要性をアピールする。
郡氏は、党の復旧・復興推進本部の視察で月に1度は被災地に足を運び、産業復興や仮設の暮らしについて意見交換を重ねた。「巨大与党に塊になってものを言い、議論できる場を作ることが国民のためになる」と野党結集の意味を訴える。
共産の松井秀明氏は前々回北海道1区から出馬して以来、2回目の挑戦となる。集団的自衛権の行使容認の反対などを訴え、安倍政権との対決色を強く打ち出す。【近藤綾加】
◆2区
◇民主見送りも5党混戦
5選を目指す自民前職に、維新前職が民主との選挙協力で1区からくら替え出馬して挑む。次世代、共産、社民が新人を擁立し、前回同様の混戦模様だ。
自民の秋葉賢也氏は「アベノミクスの評価を問う選挙」と位置づけ「景気の好循環が地方に波及しつつある」と主張、副厚労相や副復興相を務めた実績を強調する。他党の連携の動きも「誰が来ようと、即戦力の政治家は誰なのかを有権者に訴える」と意に介さない。
民主党県連が候補者擁立を見送り、代わって推薦を受ける維新の林宙紀氏。「おごりの見える安倍自民党を、力を結集して打ち崩す」と訴え、野党第2、第3勢力の共闘で挑む。維新との協力に違和感を抱く民主支持層も意識し、非正規雇用の待遇改善など共通する政策を前面に出して戦う考えだ。
次世代は、拉致被害者家族会元事務局長の増元照明氏を擁立。増元氏は「このままでは拉致問題は解決しない」と安倍政権を批判し、政権に不満を持つ保守層への浸透を図る。解党するみんなの和田政宗参院議員も次世代に合流し、支援する。
共産の大内真理氏は「女性や子どもの声を政治に真っすぐ届けたい」と子育て世代に訴える戦略をとる。福島県出身で、「即時原発ゼロ」の主張にも力を入れる。やはり1区から移る社民の桑島崇史氏は「非正規雇用が拡大、地方に効果が行き渡らず、アベノミクスの失敗は明らか」と力説。陣営も「自公に政策が近い維新より、反自民票の受け皿になれる」と期待する。【百武信幸】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇1区=仙台市青葉・太白区
土井亨 56 [元]国交政務官 (2)自 前
郡和子 57 [元]復興政務官 (3)民 前
松井秀明 45 党県准委員 共 新
◇2区=仙台市宮城野・若林・泉区
秋葉賢也 52 [元]副復興相 (4)自 前
林宙紀 37 党県総支部長 (1)維 前
増元照明 59 [元]家族会役員 次 新
大内真理 36 党県常任委員 共 新
桑島崇史 35 党県職員 社 新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk04010081000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/中 /宮城
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◆3区
◇自・民2氏が5度目対決
選挙区は都市部、農村、沿岸被災地と多様なニーズを抱える名取市以南4市9町。前回と全く同じ顔ぶれによる三つどもえの選挙戦は、自民前職・西村明宏氏に、民主元職・橋本清仁氏と共産新人・吉田剛氏が挑む構図になりそうだ。
西村氏と橋本氏の対決は小選挙区で今回で5回目となり、これまでは西村氏の3勝、橋本氏1勝。ただ2003年は242票差で、惜敗率99%の橋本氏が比例復活当選するなど集票力は伯仲している。それだけに「郵政」「政権交代」などの「風」が勝敗を大きく左右してきた面もある。
選挙区内では4月以降、山元町、亘理町、岩沼市、柴田町、七ケ宿町と首長選が相次いで行われた。西村、橋本両氏はどの選挙でも候補者の応援に入り、激励のマイクを握るなど、地域密着をアピールしてきた。
西村氏は9月の内閣改造で副国交相・副復興相に就任したばかりで、震災復興での実績をアピールする。政権与党の立場を前面に押し出し、「ぶれない実現力」による復興の加速化を訴える。
橋本氏も与党時代、国土交通・復興政務官を務め、復興対策での実績を強調する。落選後も地域イベントや会合にこまめに顔を出し、「郵政解散ほどの逆風は感じない」と巻き返しに自信を見せる。
吉田氏は「安倍政権の暴走ストップ」を合言葉に、消費増税の中止、年金・医療・介護の充実、原発ゼロなどを重点公約に掲げ、支持基盤の拡大を図る。【豊田英夫】
◆4区
◇自民に挑む国替え民主
自民前職に、くら替えの民主元職、共産新人が挑む。選挙区は水産業や工業の盛んな沿岸部から、農業地帯、都市化が進む仙台郊外のベッドタウンを含む地域。区割り変更で大崎市(旧古川市)が外れ、有権者が約8万人減った。津波被災地と、原発事故に伴う指定廃棄物最終処分場の候補地二つを抱え、震災後の対応も大きな争点になりそうだ。
前回返り咲いた自民の伊藤信太郎氏は、父宗一郎氏から受け継いだ強固な地盤と後援会組織を持ち、公明とも選挙協力。知名度を生かし5期目を目指す。衆院環境委員長や東日本大震災復興特別委員長を務め、地元に入る機会も多かった。
民主は、兵庫1区からのくら替えで井戸正枝氏を擁立。仙台市出身で選挙区内に知人・友人も多く「落下傘候補ではない」と強調する。5児の母親として教育政策や子育て支援策に精通し、幅広い女性票の掘り起こしを目指す。
前回選では民主と日本維新の会(当時)候補の合計票が伊藤氏を上回った。今回は第三極が擁立を見送る見込みで、伊藤陣営は警戒感を強める。井戸陣営は「野党勢力を結集すれば十分戦える」と反自民の「風」を狙う。
共産の小高洋氏は来秋の塩釜市議選に出馬予定だったが、突然の総選挙に党の若手ホープとして白羽の矢が立った。「消費増税は先送りでなく中止を」の主張を前面に打ち出し、党勢拡大を図る。労組活動などの経験から雇用対策にも力を入れる。【渡辺豊】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇3区=白石、名取、角田、岩沼の4市、亘理、柴田、大河原、丸森町など
西村明宏 54 副国交相 (3)自 前
橋本清仁 43 [元]国交政務官(2)民 元
吉田剛 33 党県委員 共 新
◇4区=塩釜、多賀城の2市、利府、富谷、大和、加美町など
伊藤信太郎 61 [元]副外相 (4)自 前
井戸正枝 48 NPO代表 (1)民 元
小高洋 34 党地区委員 共 新
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山形
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk06010097000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/上 1区 「解散不意」民主出遅れ 7期目に向け自民盤石 /山形
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
「この時期の解散など、考えていなかった。かつて遭遇したこともない事態だ」
衆院が解散された21日の夜。山形市内であった民主党県連の候補者発表会見に同席した鹿野道彦・元農相は、本音をさらけ出した。憤りと戸惑いが入り交じったようだった。
鹿野氏は2年前の衆院選で落選し、事実上の引退を表明。後継となる山形1区の支部長は空席だった。県連のある幹部は「本格的な後継候補選びは、来春の統一地方選で足元を固めてからと考えていた」と話す。解散に不意を突かれたことは明らかだった。
県連は「1区候補者の擁立を期す」として、水面下での人選を急いだ。その過程では、神奈川県出身で今回、民主公認候補として3区から出馬する吉田大成氏(45)の名前が挙がったほか、地元県議ら擁立への待望論もあり、ぎりぎりの調整が続いた。
民主党は2011年の山形市長選で地元出身でない自民党系候補を「落下傘」と批判した経緯もあり、最終的に山形市出身で同市議選への出馬準備を進めていた職業訓練会社の役員、原田和広氏(41)に白羽の矢が立った。原田氏は安倍政権の経済政策アベノミクスについて「弱い立場の人に届かない。ノーを突きつけたい」と対立軸を打ち出し、出遅れを盛り返そうと懸命だ。
対照的に、当選6回の自民党前職・遠藤利明氏(64)は、圧倒的な知名度、組織力を誇る。17日に山形市内で開催された政経セミナーには1300人もの支援者が集まり、さながら衆院選決起集会の様相を呈した。
1996年の小選挙区制度実施以降、1区で3勝3敗の激戦を繰り広げてきた遠藤氏にとって、「巨大な山」だった鹿野氏の姿はない。自民党県連幹部も「全く心配ない」と太鼓判を押す。
「選挙が弱いと、『頻繁に地元に帰る』と思われる。それでは政府や党の重責は任せられない」。遠藤氏は政経セミナーで、今回の衆院選の得票が、自身の将来を左右すると示唆。事務所開きでは、「次のステージに上る大きな選挙だ。それだけに、圧倒的な力添えを」と語気を強めた。
遠藤氏は、自民党の谷垣禎一幹事長から「幹事長特別補佐」に任命され、選挙期間中、東京での党務もこなす。県連会長として、山形2区、3区での応援に力を入れる必要もある。遠藤氏陣営は、「候補者本人が選挙区を留守にしても勝つだけの地力を見せつけたい」と意気込む。
安倍政権との対決姿勢を鮮明にする共産党は、1区には党県委員の石川渉氏(40)を擁立した。選対幹部は「民主は候補者擁立も遅れ、自民党との対立軸もはっきりしない。前回、鹿野氏が獲得した『反自民票』も我々に流れてくる」とみる。【前田洋平、光田宗義】
◇
12月2日公示、14日投開票の衆院選を前に、県内3選挙区の構図に迫った。
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◇1区の立候補予定者◇
遠藤利明 64 [元]副文科相 (6)自 前
原田和広 41 会社役員 民 新
石川渉 40 党県委員 共 新
※かっこ数字は当選回数
(山形市、上山市、天童市、山辺町、中山町)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk06010232000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/中 2区 農業票の行方焦点に 米価下落、自民に反発強く /山形
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
今年9月、県内農家に衝撃が走った。JA全農山形が、県産米の販売委託を受けた際に支払う概算金の大幅引き下げを発表したからだ。「はえぬき」の概算金は、60キロあたり8500円と過去最低額を記録した。
「農家の自民党への反発は強い。(はえぬきの概算金額を引き合いに)『8000円解散』と言っている農家もいるよ」
自民前職の鈴木憲和氏(32)を支持する衆院山形2区内の首長はこう語った。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉開始、農協改革、コメの生産調整(減反制度)廃止など、安倍政権は大胆な改革姿勢を次々と打ち出してきた。そこに米価下落が追い打ちをかけ、さらに農家の不安をあおった。自民党県連幹部も「自民は『農家の所得倍増』と言い続けて、この米価下落。民主党政権時代の戸別所得補償に戻せと言われかねない」と懸念を示す。
2区は、県内で庄内平野に次ぐ米どころと言われる川西町など、農業が盛んな地域。農家の票の行方が選挙戦に大きく影響する。元農水省職員で、「農業のプロ」(遠藤利明・県連会長)とも言われる鈴木氏にとって正念場の選挙だ。
2年前、当時の民主党政権が進めていたTPP交渉開始に、鈴木氏は反対姿勢を示し、農家の支持も得て初当選を果たした。だが、自民党は政権奪取後にTPP交渉を開始。鈴木氏は「交渉開始後も、私は『TPP賛成』とは言っていない。自民党の農政に100%納得してはいないが、1期目で力不足だった。党内で強く主張できる立場になりたい」と支持を呼びかける。
これに対し、民主前職の近藤洋介氏(49)は、前回衆院選時にTPP交渉参加を容認すると表明。「今、自民党が交渉を進めている中、農家の人には『洋ちゃんはうそをつかなかった』と言ってもらえる」と話す。米価下落についても「農村社会が不安を感じている。戸別所得補償制度の復活しかない」と語気を強め、農業票の取り込みを図る。
11月22日、米沢市内であった近藤氏の事務所開きには、支持母体である連合山形の大泉敏男会長も駆けつけ、「まだ(鈴木氏に)小差で負けているが、世論は反自民に傾いている。気を引き締めてがんばってほしい」とあいさつ。当選4回を誇る近藤氏は、地元の一部保守層も含め、鈴木氏に劣らぬ強固な地盤を持っており、選挙区での議席奪還に全力を挙げる。
農家の本音は、まだ定まっていないようだ。自民、民主のどちらの政策でも簡単には立ち直らない農業。地元農家の男性も「憲和を育てるべきか、古くから地元に根付く近藤を支えていくべきか」と頭を悩ます。
TPP交渉参加に明確に反対する共産党は2区で、米沢市議を務めた白根沢澄子氏を立てている。【前田洋平、佐藤良一、光田宗義】
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◇2区の立候補予定者◇
鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自 前
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民 前
白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共 新
※かっこ数字は当選回数
(米沢市、寒河江市、村山市、長井市、東根市、尾花沢市、南陽市、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk06010076000c.html
急転・対決の構図:2014衆院選/下 3区 鶴岡VS酒田、再び激戦 「与党入り」巡る駆け引きも /山形
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
公示が迫った27日昼、庄内町余目地区の公民館。無所属前職の阿部寿一氏(55)が、地区住民数十人に支持を訴えていると、高齢の男性がすっと手を挙げ、震える声を張り上げた。
「無所属では政界で数の力に負けて、やりたいことができないのではないか。私は阿部さんか、自民党か悩んでいる。阿部さんは今後も無所属でやっていくのか」
保守系無所属か自民党かという問いは、2年前の衆院山形3区の選挙戦と重なる。阿部氏は、自民党元幹事長の加藤紘一氏を1400票あまりの小差で破って初当選。今回、自民党は加藤氏の三女・鮎子氏(35)を擁立し、再度激戦が繰り広げられそうだ。
3区は、鶴岡と酒田の争いとも評される。この点も前回と同様だ。鶴岡は当選13回を数えた加藤氏の牙城。一方の阿部氏は、かつて市長も務めた酒田に固い地盤を築いている。紘一氏が当選を重ねたため酒田は長らく国会議員を輩出できなかった。だからこそ、酒田市を中心に阿部氏への期待は高い。
一方、阿部氏は自民系地方議員の支援も得ている。無所属にとどまることへの不安や、自民入党を望む支持者の声は根強い。「政権与党入り」の成否は今後の政治活動、選挙での集票にも直結する。
冒頭の質問に対し、阿部氏は無所属でもやれることがあるとした上で、「もう一度国政に押し上げていただければ、展望が開けるかもしれない」。再選を果たした暁には、自民に入党する可能性をあえて示唆してみせた。
加藤氏陣営は、こうした阿部氏の言動に神経をとがらせている。鮎子氏は28日の鶴岡市での会合で「庄内地方をこのままにしてはいけない。与党とのパイプを持ち、政策を推し進める。今度こそ自民党がしっかり議席を取る」と「与党候補」の立場を強調した。
25日に酒田市で開かれた事務所開きでは、自民党の逢沢一郎・前衆院議員が「3区は次もその次の選挙も(自民公認は)鮎子さんだ」と、阿部氏の自民入りを打ち消した。遠藤利明・県連会長も3区に話が及ぶたびに「谷垣禎一・自民党幹事長は加藤紘一氏の教え子。党本部は鮎子さんを全力で応援する」と強調する。
もう一つ、選挙戦に影響を与えるとみられるのが、元金山町長で自民党の岸宏一参院議員が影響力を持つとされる最上地方の動きだ。これまで陰に陽に阿部氏を支援してきた岸氏は29日、毎日新聞の取材に対し「今回は中立を保つ。有権者の判断に委ねたい」と述べ、静観の構えを示した。岸氏は鮎子氏から選対本部長就任を打診され、辞退した。自民党県連は岸氏や周辺が阿部氏を支援すれば「利敵行為にあたる」とけん制。これについて岸氏は「過去のつながりや義理が複雑に入り組んでいる。(党員の中にも)敵だ味方だと単純に分けられない人はいる」と語った。
前回、社民党の候補を推した民主党は、元神奈川県議の吉田大成氏(45)を公認する。保守系2人の争いに対して「自民党的でない政策を示す」としており、吉田氏の得票が選挙戦にどう影響するかが注目される。共産党は前回に続き、長谷川剛氏(36)を擁立した。【前田洋平、高橋不二彦、長南里香、光田宗義】
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◇3区の立候補予定者◇
加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自 新
吉田大成 45 [元]神奈川県議 民 新
長谷川剛 36 党地区副委長 共 新
阿部寿一 55 [元]酒田市長 (1)無 前
※かっこ数字は当選回数
(鶴岡市、酒田市、新庄市、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、三川町、庄内町、遊佐町)
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141128_11.html
<衆院選>青森/野党3党の結束が鍵/攻防の焦点
急転直下の解散で迎える衆院選公示が12月2日(14日投開票)に迫った。東北の25小選挙区に立候補を予定するのは27日現在、82人。過去最多だった前回2012年衆院選の108人から一転、少数激戦の様相を帯びている。全選挙区に候補を立てる方針の自民に対し、野党は選挙区調整で対抗、巨大与党の切り崩しに掛かる。各県で展開される攻防の焦点を見る。
前回衆院選で4議席を独占した自民党が、全選挙区に前議員を立てる。野党は民主党が青森3、4区、維新の党が1、2区に候補を擁立。「打倒自民」で選挙協力を決めた両党に加え、小選挙区擁立を断念した社民の3党が、どこまで結束できるかが鍵になる。
<地盤固める自民>
自民は13年参院選で議席を奪還し、県内の衆参全6議席を制覇した。
3区には11期目を狙う前議員を立てる。八戸市で22日にあった決起集会には三村申吾知事や県内首長ら約800人が出席。三村知事は「圧倒的に勝利させたい」と盛り上げた。党県議全30人も各選挙区で地盤を固める。
民主、維新、社民は27日に開いた2度目の連携協議で「自民の議席独占を打破しよう」と結束を確認した。
<不透明感も漂う>
ただ、共闘には不透明感も漂う。民主が1区の維新新人と2区の同党元議員、維新が3区の民主元議員と4区の同党新人を支援するのに対し、社民は民主候補を支援するものの、政策面の隔たりが大きい維新候補については「自主投票」にとどめた。
維新の選対幹部は「社民の票がどの程度回るかは、ふたを開けるまで分からない」と気をもむ。
<候補擁立見送り>
全選挙区に候補者を立てる共産党は、10月の青森市議選で、定数6減にもかかわらず6議席を守った。党県委員会幹部は「市民からの期待は膨らんでいる」と意気込む。
生活の党県連代表の平山幸司元参院議員(45)は比例東北に立候補せず、自主的に1区の維新新人を応援する方針。解党したみんなの党県連絡協議会の波多野里奈会長(41)、前回日本未来の党が擁立した元議員の無所属横山北斗氏(41)は出馬を見送った。
◎青森・小選挙区立候補予定者
【1 区】(3)
津島淳48 党県支部長 自(額)前(1)
升田世喜男57 党県代表代行 維 新
吉俣洋40 党地区委員長 共 新
【2 区】(3)
江渡聡徳59 防衛相 自(大)前(5)
中野渡詔子43 元会社員 維 元(1)
小笠原良子65 党地区委員 共 新
【3 区】(3)
大島理森68 前党副総裁 自(大)前(10)
田名部匡代45 党県代表代行 民 元(3)
松橋三夫65 党地区委員長 共 新
【4 区】(3)
木村太郎49 首相補佐官 自(町)前(6)
山内崇59 党県幹事長 民 新
千葉浩規53 党地区委員長 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141128_31025.html
<衆院選>岩手/民・生協力、自民包囲/攻防の焦点
1、3区は自民党と民主党が争い、2、4区は自民と生活の党が激突する。解散前議席は民主2、自民1、生活1。地元選出の比例東北は自民3、生活1。民主、生活のすみ分けに対し、自民がどれだけ議席を守れるかが焦点となる。
<野党協力が影響>
自民は2区に強固な地盤がある前議員を擁立。1、3、4区には比例東北前議員を立てるが、基盤は弱い。前回は民主と生活(当時・日本未来)が分裂選挙となったため、自民の得票率が上がり比例復活に届いた。今回、民・生は組織力のある候補に一本化しており、自民県連幹部は「野党協力がかなり影響する」と危機感を強める。
公明党は「勝ち上がれる候補を推す」と1、2区で自民候補を推薦。3、4区は「保留」とした。主戦場の比例東北の得票目標は、前回を1万7000上回る6万に設定。自民からの比例の「見返り」を見定める。
<すみ分けを図る>
民主は1、3区に前議員を擁立。生活前議員が立候補する2、4区は候補を立てず、すみ分けを図った。隣接する1、2区では民・生協力が加速する可能性がある。
生活は4区に党代表の小沢一郎氏、2区に比例東北前議員が立つ。前回は1、3区で民主に刺客をぶつける剛腕ぶりを見せたが、今回は生き残りへ野党協力を優先した。
<知事は「県民党」>
前回、生活を支援した達増拓也知事は衆院解散直前に来年の知事選への3選立候補を表明。政党の推薦を受けない「県民党」を掲げた。「自由に動く」と言う知事の動向も注視される。
社民党は1区にのみ新人を擁立する。共産党は全4選挙区に新人を立てる。それぞれ比例票の上積みを狙う。
◎岩手・小選挙区立候補予定者
【1 区】(4)
高橋比奈子56 環境政務官 自(大)前(1)
階猛48 党副幹事長 民 前(3)
吉田恭子33 党県常任委員 共 新
細川光正65 党県幹事長 社 新
【2 区】(3)
鈴木俊一61 元環境相 自(岸)前(7)
久保幸男56 党地区委員長 共 新
畑浩治51 党政審会長 生 前(2)
【3 区】(3)
橋本英教47 党支部長 自(町)前(1)
黄川田徹61 党県代表 民 前(5)
菊池幸夫55 党県常任委員 共 新
【4 区】(3)
藤原崇31 党支部長 自(町)前(1)
高橋綱記66 元花巻市議 共 新
小沢一郎72 党代表 生 前(15)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_41006.html
<衆院選>秋田/民・維連携、独占崩すか/攻防の焦点
民主党は1、2区に元議員と新人、維新の党は3区に前議員を擁立。1、3区は前回、共産党を除いた非自民党候補の合計票が自民候補を上回っており、今回も激戦になりそうだ。民主、維新の連携で、自民独占の3議席が崩れるかどうかに注目が集まる。
<米価下落に懸念>
自民は1〜3区に前議員を立てる。選挙準備が遅れた野党に対し、現職の強みを生かして着々と支持を固める。県議26人が軸となり、全県で組織戦を展開する。優位な展開が進むと見られるが、党県連の鶴田有司幹事長は「米価下落に対する農家の批判が与党に向かっている。アベノミクスの成果が地方に届いていないという声も大きい」と分析。公明県本部の田口聡代表も「与党に風はなく、相当厳しい戦いになる」と気を引き締める。
<3期経験生かす>
民主は昨年参院選で議席を失い国会議員がゼロ、県議は3人で組織力は劣勢だ。主戦場は1区。秋田市長選出馬のため一度は離党した元議員が復党し、県都決戦に臨む。
3期の経験と首相補佐官を務めた知名度は健在。解散直前に擁立にこぎ着けた2区の新人と共に、組織立て直しを託された。松浦大悟県連代表は「風は確実に変わりつつある」と意気込む。
<毎回激戦を展開>
維新は前回3区で戦い、比例復活した前議員が雪辱を期す。過去3度、4選を目指す自民前議員らと激戦を展開。民主の擁立見送りで、自民、維新の2人が事実上の一騎打ちを初めて演じる。維新参院議員で元知事の寺田典城氏との連携も好材料だ。共産は全3区に新人を擁立し比例票上積みを図る。社民党は公示直前、1区に小選挙区制導入後初の候補擁立を決めた。
◎小選挙区立候補予定者
【1 区】(4)
冨樫博之59 党選対委員 自(無)前(1)
寺田学38 元首相補佐官 民 元(3)
山内梅良66 県議 共 新
伊藤正通63 団体役員 社 新
【2 区】(3)
金田勝年65 元外務副大臣 自(額)前(2)
緑川貴士29 元民放アナ 民 新
藤本金治68 党県委員 共 新
【3 区】(3)
御法川信英50 財務副大臣 自(無)前(3)
村岡敏英54 党幹事長代理 維 前(1)
我妻桂子60 党県委員 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_11005.html
<衆院選>宮城/自の地盤に民・維攻勢/攻防の焦点
県内6選挙区の解散前議席数は自民党5、民主党1だった。維新の党との候補者調整などで攻勢を仕掛ける民主を、強力な地盤を抱える自民がどう迎え撃つかが焦点になる。
<5区で不協和音>
自民は前回の2012年衆院選に続き、全選挙区に候補をそろえた。1、2、3、4、6区は前議員、5区には比例北海道の前議員を立てる。
5区では前回比例東北で復活当選した前議員が立候補を目指したが、公認をめぐり地元支部との不和が表面化。党県連が党本部に対応を一任した。県連内では、伊藤信太郎会長ら幹部の責任を問う声も上がった。
民主の分裂や第三極政党の進出などで6選挙区に計28人が出馬した前回、自民は6人で計46万票を集めた。得票率は約45%で、政権交代を許した09年の前々回に比べ3ポイント余り伸ばした。
<勝機を探り共闘>
民主は1区に比例東北で復活した前議員、3区に元議員、4区に兵庫1区の元議員、5区に前議員、6区には元議員を擁立する。
政権交代選挙となり、擁立した5人全員を当選させた09年の得票率は約50%に達したが、12年は一転、30%に届かなかった。
このうち1区では、維新前議員とのすみ分けに成功し、維新の前議員は2区に国替えした。党県連の安住淳代表は「2区も民主公認と同等に支援する」と確約し、共闘による勝機の拡大に意欲をみせる。
<1区から2区へ>
2区の維新前議員は前回1区から出馬し、民主前議員としのぎを削って比例東北で復活当選した。今回は民主との選挙協力で県内の1議席を死守し、さらに比例票の上積みを目指す。
次世代の党は、県連会長の中野正志参院議員が地盤とする2区に新人を擁立した。
共産党は前回に引き続き、全選挙区に6人を立てた。社民党は前回1区から立った新人を2区に回し、比例票との相乗効果を狙う。
◎小選挙区立候補予定者
【1 区】(3)
土井亨56 前国交政務官 自(町)前(2)
郡和子57 元復興政務官 民 前(3)
松井秀明45 党准県委員 共 新
【2 区】(5)
秋葉賢也52 元厚労副大臣 自(無)前(4)
林宙紀37 党県総支部長 維 前(1)
増元照明59 前団体事務局長 次 新
大内真理36 党県常任委員 共 新
桑島崇史35 党県職員 社 新
【3 区】(3)
西村明宏54 国交副大臣 自(町)前(3)
橋本清仁43 元国交政務官 民 元(2)
吉田剛33 党県委員 共 新
【4 区】(3)
伊藤信太郎61 党県会長 自(大)前(4)
井戸正枝48 会社役員 民 元(1)
小高洋34 党地区委員 共 新
【5 区】(3)
勝沼栄明40 医師 自(二)前(1)
安住淳52 元財務相 民 前(6)
高村直也31 党県委員 共 新
【6 区】(3)
小野寺五典54 前防衛相 自(岸)前(5)
鎌田さゆり49 党県支部長 民 元(2)
内藤隆司56 党県委員 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141130_51033.html
<衆院選>山形/3議席独占 自民狙う/攻防の焦点
全3選挙区で自民党と民主党が激突し、3区は無所属も加わる。前々回は民主に2議席、前回は無所属に1議席を奪われた自民が、3議席独占で「王国」復活を果たせるかどうかが焦点となる。
<3区は分裂選挙>
自民は1、2区に前議員、3区に新人を擁立する。2区は初陣の前回、民主に1万8000票差をつけた。後援組織の拡大が道半ばで突発解散となり、支持基盤に弱さを抱える。農村地域が多く、米価下落にあえぐ農業票の行方も鍵を握る。
3区は前回同様、自民に近い無所属前議員との「分裂選挙」。党県連は新人を公募で選んだ正統性を訴え、造反の押さえ込みに躍起だ。民主の擁立がどう影響するかが注目される。県連幹部は「3区で勝ち、初めて政権奪取が完成する」と語り、前回1400票差で競り負けた雪辱を期す。
公明党は3選挙区で自民と選挙協力する。県内で比例10万票を目指す。
<奪還へ民維連携>
民主は1、3区に新人、2区に比例東北の前議員を擁立する。1区は強固な地盤を誇る鹿野道彦元農相の政治塾出身で、後継として支援を受ける。3区新人は神奈川県議から転身した。
2区は前回立てた維新と野党連携で合意した。前回の民主、維新票を合わせると自民を上回るため、分厚い後援組織を動かし議席奪還を狙う。全選挙区で自民と争うのは03年以来、11年ぶり。県連幹部は「野党第1党として自民と対峙(たいじ)する」と気を吐く。
<初の社民不戦敗>
社民党は結党以来、初の不戦敗。3選挙区は民主を支持するが、前回までの選挙協力は解消するため、民主票の消長を左右する可能性もある。
共産党は3新人を立て比例票の上積みを狙う。
◎小選挙区立候補予定者
【1 区】 (3)
遠藤利明64 元文科副大臣 自(無)前(6)
原田和広41 会社役員 民 新
石川渉40 党県委員 共 新
【2 区】 (3)
鈴木憲和32 元農水省職員 自(無)前(1)
近藤洋介49 元経産副大臣 民 前(4)
白根沢澄子64 元米沢市議 共 新
【3 区】 (4)
加藤鮎子35 元衆議員秘書 自 新
吉田大成45 元神奈川県議 民 新
長谷川剛36 党地区副委長 共 新
阿部寿一55 前酒田市長 無 前(1)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141130_61032.html
<衆院選>福島/自民4議席維持 焦点/攻防の焦点
前々回(2009年)の衆院選は民主党が5選挙区を独占し、前回(12年)は自民党が4議席を奪還。過去2回は目まぐるしく議席が入れ替わった。今回は自民が前回の獲得議席を維持できるかどうかが最大のポイントになる。
<激しい公認争い>
自民は1、2、4区に立つ前議員が組織戦を展開。3区は、前回比例復活した前議員を解散直後に差し替え、新人を送り込んだ。
5区はいわき市出身の前議員2人が公認を争い、党本部の裁定を待つ。決定は公示前日の12月1日となる見通し。
<みんな解党影響>
民主は維新の党前議員がいる4区以外に候補を立てる。野党間協力の調整はスムーズに進んだ。前議員が立候補する3区、比例東北の前議員が立つ5区は維新、社民両党の支援を受け、着々と支持を広げている。
1区には伊達市出身の元参院議員が立候補を予定する。無所属元議員の石原洋三郎氏はみんなの党解党を受け、出馬を断念。石原氏が前回獲得した5万票の行方が勝敗を左右しそうだ。
<維新4区で攻勢>
維新は、前回4区で落選し、比例復活した前議員が立つ。前回衆院選の直前に引退した元民主党最高顧問渡部恒三氏の支援者の応援を受け、初の小選挙区当選を目指す。
比例東北で2議席確保を目指す公明党は2、4区の自民前議員を推薦した。県内の比例票は前回より2万5000票多い11万票の獲得が目標。自民候補に「比例は公明」と明言するよう働き掛けを強めている。
共産党は全5選挙区に候補者を立て、県内比例10万票獲得へ全力を挙げる。社民は民主候補がいない4区のみ新人を立て比例票の上積みを図る。
◎小選挙区立候補予定者
【1 区】 (3)
亀岡偉民59 前復興政務官 自(町)前(2)
金子恵美49 元参院議員 民 新
渡部保子72 元中学教諭 共 新
【2 区】 (3)
根本匠63 前復興相 自(岸)前(6)
岡部光規46 医師 民 新
平善彦62 党県委員 共 新
【3 区】 (3)
上杉謙太郎39 会社役員 自 新
玄葉光一郎50 元外相 民 前(7)
横田洋子56 党地区委員 共 新
【4 区】 (4)
菅家一郎59 党国対委員 自(町)前(1)
小熊慎司46 政党役員 維 前(1)
田中和加子58 党県委員 共 新
小川右善65 党県連代表 社 新
【5 区】 (4)
坂本剛二70 元経産副大臣 自(町)前(7)
吉野正芳66 元環境副大臣 自(町)前(5)
吉田泉65 党県連代表 民 前(4)
吉田英策55 党県委員 共 新
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鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141125-OYTNT50057.html
【1区】民主、維新一本化ならず 衆院選戦いの構図
2014年11月26日
■予想される顔ぶれ
1区 鹿児島市の一部、三島村、十島村
保岡興治 75 自民 前《12》
川内博史 53 民主 元《5》
山之内毅 32 維新 前《1》
山口広延 39 共産 新
(氏名の並びは衆院解散時の党派勢力順。白抜き数字は当選回数)
民主、維新による「野党共闘」の行方が注目されたが、候補の一本化はなくなった。前回選で勝利した自民前議員の保岡に、民主元議員の川内、維新前議員の山之内、共産新人の山口が挑む構図になりそうだ。
「経済再生の兆しを生んだ安倍政権と国民がスクラムを組み、引き続きこの道を進むことを約束する選挙です」
衆院が解散した21日、保岡は急ぎ、東京から鹿児島に戻った。野党が「大義なき解散」と批判を強める中、夜に行われた支援組織の会合にさっそく姿を見せ、解散に理解を求めた。
選挙区内で月2回の国政報告会を継続的に行うなど、足場固めに余念はない。陣営は「候補者が乱立すれば、長く地域に根ざしてきた保岡に有利に働く」と自信を見せた。
対する野党。2年前に落選し、返り咲きを目指す川内は「アベノミクスは破綻しており、その是非を問う選挙だ」と位置づける。
2009年の前々回の衆院選では保岡を抑えて勝利。しかし、前回選は逆に3万票以上の差をつけられた。
22日、川内は自転車で天文館に現れた。買い物客に名刺を配って握手を求める従来のスタイル。「一人ひとりに自分の思いを訴えていく」と意気込む。
民主県連幹部は「当選5回の実績がある候補の擁立は当然だ」と強調した。
一方、維新側も「一本化するのなら、現職が優先されるべきだ」と譲らなかった。山之内は前回、1区で3番目の得票だったが、比例選で復活当選した。今回は小選挙区での初勝利を狙っている。
衆院解散後の3連休中、街頭で「アベノミクスの恩恵は鹿児島に届いていない」と政権への批判のトーンを強めた。陣営は「大きな支持基盤はない」と認める。それでも「若さ」や「しがらみのない政治」を前面に掲げ、無党派層への浸透も図っている。
共産の山口はこの選挙区で3回連続の国政挑戦。遊説に力を入れて、原発再稼働と消費増税の中止、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加反対など党の政策を訴える。
「子どもや青年を二度と戦場に行かせないため、集団的自衛権の行使容認に反対の審判を下したい」。政権に対する批判票の受け皿となることを目指している。
(敬称略)
2014年11月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141126-OYTNT50124.html
【2区】自共の対決か 衆院選戦いの構図
2014年11月27日
■予想される顔ぶれ
2区 鹿児島市の一部、奄美市、指宿市など
金子万寿夫 67 自民 前《1》
祝迫光治 71 共産 新
(白抜き数字は当選回数)
4月の補欠選挙で初当選した自民前議員の金子、共産新人の祝迫による戦いとなる見通し。補選で次点だった無所属元議員の打越明司は衆院が解散した21日、出馬を見送る意向を表明した。
解散後の3連休、金子は地元の奄美群島で支持を訴えた。「1年で2回目の選挙は大変だが、覚悟を決め、新たな決意で戦う」。24日の国政報告会で、そう声を張り上げ、県議を23年務めた経験も踏まえて「地方自治、奄美が政治の原点。地方創生の実現のため全力投球したい」と語った。
補選では奄美群島で強さを見せ、打越に約2万票の差をつけて勝利した。だが、鹿児島市(谷山地区など)や指宿市では、打越に及ばなかった。安倍首相ら党幹部の相次ぐ来援を受ける一方、医療グループ「徳洲会」の公選法違反事件に絡んで元自民議員が辞職したことで「事件の影響も受けた」と陣営は分析する。
陣営幹部は「今回は本当の意味で金子自身への評価になる」と知名度向上に力を入れている。
対する祝迫は1998年の参院選鹿児島選挙区、2000年の衆院選鹿児島1区に続いて3度目の国政挑戦。この選挙区からの立候補は初めてとなる。
街頭演説などでは、消費増税の中止や原発の再稼働反対といった党の政策を掲げる。さらに、奄美大島への自衛隊配備計画について、「TPP(環太平洋経済連携協定)を推進し、基幹産業をぶち壊しながら、景気浮揚のために自衛隊基地を作るというのは、島民の思いとは違う」と主張している。
24日には鹿児島市谷山地区に事務所を構え、集まった支援者を前に、「暴走を続ける安倍内閣を打倒し、国民の声に応えるために全力を尽くす」と決意を述べた。
補選で打越が獲得したのは約4万6000票。金子、祝迫両陣営とも、かつて打越が所属した民主の支持層や無党派層の動向を気にしながら、支持拡大を図っている。
ただ、補選から8か月足らずの選挙に、戸惑う有権者もいる。打越を支持してきた指宿市の会社役員男性(64)は「経済が冷え切った状況で、選挙どころではない」とこぼした。
補選では6人が論戦を交わしたのに対し、今回、立候補の動きを見せているのは2人。選択肢が少ないことが投票率に影響する可能性もある。
(敬称略)
2014年11月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141127-OYTNT50253.html
【3区】ベテラン引退 情勢に変化 衆院選戦いの構図
2014年11月28日
■予想される顔ぶれ
3区 薩摩川内市、日置市、枕崎市など
宮路拓馬 34 自民 新
山口陽規 61 共産 新
野間健 56 無所属前《1》
(白抜き数字は当選回数)
再選を目指す無所属前議員の野間に、自民新人の宮路、共産新人の山口が挑む構図になりそうだ。衆院議員を8期務めた宮路の父親が20日に引退表明し、次男に地盤を引き継いだことで、情勢が変わった。
「世襲批判があるのは事実だが、サラブレッドはサラブレッドなんです」
22日夜、さつま町で開かれた宮路の初めての演説会。応援に駆けつけた町議会議長の舟倉武則は約60人を前に語気を強めた。
支持者らは父・和明の引退に驚きながらも、宮路の若さや総務省職員を務めてきた経験に期待する。一方、選挙区内には世襲を疑問視する声もある。
宮路は出馬表明の記者会見で「批判を払拭できるくらい這はいつくばって頑張る」と強調した。「新しいことに果敢にチャレンジし、地方創生の鹿児島モデルを示していく」と意気込む。
もう一人の新人、山口は選挙区内の薩摩川内市にある九州電力川内原子力発電所の再稼働反対を前面に掲げている。
3連休最後の24日、南さつま市の街頭でマイクを握ると、「安倍内閣は原発を再稼働しようと暴走している。衆院選で再稼働をストップさせよう」と声を張り上げた。
3区から国政に挑戦するのは初めて。原発に不安を抱く有権者らの受け皿になろうと、街頭演説を繰り返す。
迎え撃つ野間にとっても今回は「新たな戦い」だ。
「無所属なので大変なんです」。22日朝、いちき串木野市で行われたグラウンドゴルフ大会会場で、野間は一人ひとりに握手を求めていた。
前回選は国民新党から立候補し、初当選した。その後、党は解党し、無所属で活動している。有権者からは「無所属のままでは地元の要望が国に届かない」と懸念する声も上がる。
元郵政改革・金融相の松下忠洋(故人)から引き継いだ後援会は元々自民に近く、野間に自民入りを促す声もあった。だが宮路の出馬でその道はたたれた。今回は社民県連の支援、連合鹿児島の推薦を受ける。
野間は23日の選対会議で、「草の根運動で戦おう」と呼びかけた。社会資本整備、新農業分野である薬草の実証栽培など、初当選後の実績も強調していく。(敬称略)
2014年11月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141128-OYTNT50081.html
【4区】社民が名乗り三つどもえ 衆院選戦いの構図
2014年11月29日
4区 霧島市、姶良市、出水市など
小里泰弘 56 自民 前《3》
永田義人 65 共産 新
野呂正和 63 社民 新
(白抜き数字は当選回数)
自民前議員の小里、共産新人の永田に加え、27日に社民新人の野呂が名乗りを上げ、3人の戦いになる見通しとなった。前回選で落選した民主元議員の皆吉稲生は「選挙で戦える態勢を作ることが困難だ」として立候補の断念を表明している。
「アベノミクスの効果は確かに出ている。日本経済を、確かな成長軌道に乗せようではありませんか」
23日夕、霧島市で開かれた後援会の決起大会。小里は安倍政権の経済政策に理解を求めた。約250人が話に聞き入っていた。
自民総務会長を務めた父、貞利の地盤を引き継ぎ、今回、4選を目指す。「後援会の再構築」を掲げ、環境副大臣に就任以降もこまめに地元に入った。後援会の数は2012年の約120から約250に増えた。災害に強い国土づくりや中小企業支援などを掲げる。
対する野党。共産の永田は「アベノミクスの恩恵は地方に届いていない」と主張。「真っ向から自民と対決したい」と意気込む。
4区から国政に挑戦するのは2回目。消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)参加の反対に加えて、水俣病で苦しむ人たちの全面救済などを政策に挙げる。知名度向上のため、前哨戦から街頭演説に力を入れている。
一方の民主。皆吉は2009年の前々回で、小里に敗れたものの比例選で復活当選した実績がある。だが、今回は出馬を断念。突然の選挙に、県連幹部も「候補者を立てたいが、現時点では困難だ」と漏らす。
こうした中、「参戦」を表明したのが、社民の野呂だ。出馬記者会見では、九州電力川内原子力発電所の再稼働阻止などを訴えた。「私が立つことで、投票先に迷っていた有権者の受け皿になりたい」と言う。
社民県連が県内の衆院選小選挙区に独自候補を擁立するのは2003年以来となる。県連代表の北森孝男は「11年ぶりに戦うことができる。党全体で頑張りたい」と語る。民主県連が野呂の推薦を決めたのに続き、連合鹿児島も28日、支持すると決定した。
前哨戦は熱を帯びつつある。(敬称略)
2014年11月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141129-OYTNT50148.html?from=ycont_top_txt
【5区】自共同じ顔ぶれで対決 衆院選戦いの構図
2014年11月30日
■予想される顔ぶれ
5区 鹿屋市、曽於市、西之表市など
森山裕 69 自民 前《4》
野口寛 69 共産 新
(白抜き数字は当選回数)
5選を目指す自民前議員の森山に、共産新人の野口が挑む。2012年の前回選と同じ顔ぶれによる自民、共産の戦いになりそうだ。両陣営ともそれぞれの支持基盤を固めながら、無党派層などの新たな票の取り込みも図っている。
「アベノミクスしか日本の景気浮揚とデフレ脱却の道はないことを訴え、有権者の理解を得たい」。24日に鹿屋市内で開かれた事務所開きで森山は語気を強めた。地元首長や議員を含む約300人がその話に聞き入る。森山は「消費増税の先送りは重い判断。政権与党として、正しい選択をしたのかについて国民に信を問うための選挙」と、突然の解散に理解を求めた。
04年の補欠選挙で衆院選初勝利を挙げて以来、毎回10万票以上を集める強さを見せ、当選を重ねてきた。1次産業を中心とした地域振興策などを掲げている。
対する野口は西之表市議を9期務め、地域の課題に向き合ってきた。初めて国政に挑んだ前回選では、県内全5選挙区の共産公認候補の中で最多の約2万2000票を獲得。翌13年の参院選鹿児島選挙区にも出馬し、落選したものの5万票余りを集めた。
20日に鹿屋市内で開いた事務所開きでは「この2年間、各地を巡り、住民から安倍政権への不平不満を聞いた。消費増税や原発再稼働に真っ向から反対するなど党の政策を訴えたい」と声を張り上げた。共産関係者は「間違いなく票の上積みが期待できる候補」とエールを送る。
前回選では、民主の前議員(当時)が衆院解散翌日に「国替え」を表明。民主空白区となり、この前議員を支援してきた連合大隅地域協議会が、5区の投票行動を「反自民、非共産」として周知することを申し合わせる事態になった。自民、民主など3人の戦いとなった09年の投票率が72・43%だったのに対し、前回は55・62%に落ち込んだ。
選挙区内では、論戦の盛り上がりに期待する有権者がいる一方、「自共対決が繰り返されるだけでは投票率は上がりにくい。もう少し選択肢がほしい」との声も聞かれる。
(敬称略)
-
長崎
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk42010268000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 1区 「自」「民」前職同士対決へ /長崎
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
「私たちはアベノミクスを掲げ、日本を動かし始めました」。衆院解散から一夜明けた22日、自民前職の冨岡勉氏は事務所に近い長崎市千歳町の街頭で訴えた。自民が政権に返り咲いた2年前、3回目の対決となった民主前職の高木義明氏を初めて破り、長崎1区を制した。
前回、冨岡氏は高木氏に約1万票差で勝ったものの、高木氏に比例復活を許した。今回、労組の組織力に支えられた高木氏の巻き返しを警戒。24日の選対会議では、自民の金子原二郎参院議員が約150人の支援者らに「1区は厳しい。もうこれ以上のことはしないでもいい、というくらいまで手を打ってほしい」と訴えた。
医師の冨岡氏は、医師連盟や商工連盟、企業などへの支援要請を急ぐほか、毎朝約1時間の街頭演説で、安倍政権の経済政策や再生医療推進に向けた法整備などの実績を強調。公明の国会議員らも出席した選対会議で「比例は公明」と呼びかけるなど、共闘する公明票固めにも懸命だ。
一方、前回、初めて1区で敗北を喫した高木氏。選対事務局長の五輪清隆・長崎市議は「絶対負けられない。今回負ければ、今後、長崎1区ではもう勝てなくなる」との強い危機感を語り、高木氏の出身母体である三菱重工労組長崎造船支部(約5100人)や連合長崎などを中心に背水の陣を敷く。
高木氏は前回、民主への強い逆風に苦しんだ。13万票近くを獲得し政権交代の一翼を担った前々回(2009年)から約4万7000票を減らした。労組幹部は「今も『民主へは任せられない』という声は根強いが、逆風は和らいだ」と語り、10万票前後を当選ラインとみて支持拡大を図る。
公示前には、岡田克也・党代表代行の応援が予定されるほか、約2000人規模の決起集会を開く。22日、長崎市中心部の商業施設前で演説した高木氏は安倍政権による特定秘密保護法の制定などを批判し、「巨大与党に断固立ち向かい、国民のため、長崎のために闘っていかねばならない」と強調した。
共産新人の中西敦信氏は、街頭演説などで支持拡大を図る。「アベノミクスは経済格差を広げる。集団的自衛権の行使容認と特定秘密保護法は憲法9条を壊す」と安倍政権を批判。「大企業や富裕層からより多く税金を取り、正規雇用を増やして国民の所得を上げる。被爆地・長崎から平和を願う思いを発信すべきだ」と若者にメッセージを発し、比例票の掘り起こしにも力を注ぐ。【樋口岳大、竹内麻子】
◇ ◇
12月2日公示、14日投開票の衆院選で、県内4選挙区には今のところ、12人が立候補の動きを見せ激しい前哨戦を展開している。安倍政権の2年が問われる“師走決戦”。各選挙区の構図を探った。
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■立候補予定者■
=敬称略
冨岡勉 66 自前(2)
高木義明 68 民前(8)
中西敦信 34 共新
〔長崎版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk42010359000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 2区 自民前職軸に波乱含み /長崎
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
自民前職の加藤寛治氏に対し、民主が2013年参院選で落選した前参院議員の大久保潔重氏を擁立し、議席奪還を狙う。前回、無所属で立候補し次点だった前雲仙市長の奥村慎太郎氏(60)の動向にも注目が集まり、波乱含みだ。
加藤氏は26日、諫早市内で事務所開き。「アベノミクスは道半ば。地方が元気になって初めて日本が元気になる。地方再生をこれからも進めたい」とあいさつした。
県議選島原市区で当選8回。元JA組合長で、島原半島を中心に農業、建設業など自民の強固な支持基盤に支えられ、2区内の自民県議8人が支援している。自民県連幹部からは「常識的に考えて、負けることはない」との声も上がる。ただ、大票田の諫早市への浸透が課題で、7月20日投開票の南島原市長選で保守系が3陣営に分かれた「しこり」を懸念する声もある。
民主新人の大久保氏は昨年の参院選で落選し、出身地の諫早市を含む衆院長崎2区にくら替えした。40代の若さと新幹線西九州ルート着工認可などに取り組んだ参院議員1期の実績を訴える。
「アベノミクスによる急激な円安で輸入品の価格が上がり、庶民の生活は厳しい」。安倍晋三首相が衆院解散を表明した翌日の19日、早朝から約40分間、諫早市内の国道交差点で街頭演説し、無党派層の支持獲得に向け、動き始めた。
27日には民主党の福山哲郎政調会長が来県し、諫早市内3カ所で「大久保さんを再び国政に」と応援演説。30日には岡田克也代表代行も来県の予定だ。
また、奥村氏は久間章生・元防衛相の元秘書で、県議4期、雲仙市長2期を務めた。保守分裂選挙となった前回は無所属で立候補し、加藤氏の9万3000票に次ぐ5万1000票を獲得。民主前職の3万6000票を上回った。
ただ、昨年の参院選にも維新から比例代表で立候補したが落選するなど「国政選挙2連敗中」で、立候補見送りの公算が大きくなっている。
大久保氏の陣営は「非自民票を奥村氏と共に掘り起こしたい」として、奥村氏との野党共闘を模索している。
共産新人の矢崎勝己氏は、諫早市や地元の雲仙市を中心に党の市議らと街頭宣伝に回り「消費増税に断固反対」などと訴え、政権批判を繰り広げている。【古賀亮至、大場伸也】
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■立候補予定者■
=敬称略
加藤寛治 68 自前(1)
大久保潔重 48 民新
矢崎勝己 64 共新
〔長崎版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk42010461000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 3区 自共が候補、民主は断念 /長崎
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
自民前職、谷川弥一氏と共産新人、石丸完治氏が立候補を表明し、自共対決となっている。前回まで谷川氏としのぎを削ってきた山田正彦元農相は今回不出馬。民主は一時、県議や元県議の名前が浮上したが、結局擁立を断念。前回は山田氏が民主を離党して出馬したため、2回続けて「不戦敗」となった。
26日夜、大村市であった谷川氏の総決起大会。参議院議員や県議、大村市議らが顔をそろえ、口々に「投票率を上げ、圧倒的勝利を」と呼びかけた。谷川氏は「アメリカの力を借りるためには、集団的自衛権の見直しは必要。でなかったら、彼らは本気で日本に手を差し伸べてくれない」と訴え、さらにアベノミクスへの理解を求めた。
取材に対し谷川氏は、来春の県議選にらみで「五島は4月ごろから動いている」と言い、「大村は市長選で頑張った。五島、大村は万全の態勢ができている」と話す。
問題は、今選挙から編入された佐世保市の早岐・三川内・宮3支所管内(有権者数約3万2500人)。解散後、急きょ後援会5支部を組織。27日には地元選出県議や市議も出席して佐世保事務所開き。出席者は「今回は谷川弥一と書いて」と名前の売り込みに力を注いでいた。
一方の石丸氏。26日、大村市の大型商業施設近くの街頭演説で「収入は上がらないのに、物価だけ上がる。『消費税10%』は先送りでなく中止させる選挙に」と声をからした。
演説の準備中、脇を通りかかった車から女性ドライバーが窓を開けて声をかけた。「健全な野党がないと、日本はダメになります。頑張ってください」
石丸氏は「ああいう人が増えている。全県的に反応がいいんです」と手応えを語った。今後も街頭演説やミニ集会を重ね、比例での得票増も目指し「集団的自衛権や沖縄の基地問題、原発、政治家と金の問題など、ひっくるめて明らかにしていきたい」と話す。【武内靖広】
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■立候補予定者■=敬称略
谷川弥一 73 自前(4)
石丸完治 65 共新
〔長崎版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk42010247000c.html
2014師走の決戦!!:衆院選の構図 4区 区割り改定、影響注目 /長崎
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
自民前職の北村誠吾氏に対し、民主元職の宮島大典氏、共産新人の石川悟氏、生活新人の末次精一氏が挑む。佐世保市の早岐・三川内・宮の3支所管内(有権者数約3万2500人)が3区に編入する区割り改定がどう影響するか注目される。
佐世保市中心部の国道35号沿いのビルに事務所を構える北村氏。駐車場を隔てた目と鼻の先のビルには宮島氏の事務所が入居し、互いをけん制するかのように昼夜明かりがついている。期せずして29日午前10時、事務所開きも一緒だった。
6期目を目指す北村氏は解散から一夜明けた22日、地域の祭りやイベントに自らハンドルを握って奔走した。宮島氏とは今回で5度目の対決となるが、民主への逆風で圧勝した前回と異なり、「政治とカネ」に絡む閣僚辞任や「大義なき解散」との批判があり、北村氏は「自民にマイナスの風が吹いている。前回に劣らない態勢を構築する」と気を引き締める。
副防衛相や衆院安全保障委員長の経歴を前面に押し出し「アベノミクス第2弾で津々浦々に好況の波を行き届かせる」と訴える。28日には出身地の小値賀島や宇久島などを行脚。これまで培った保守地盤を固めるため地域回りに力を入れる。
宮島氏は2009年の当選後、約3年の民主党政権時代に党副幹事長や防衛政務官を経験した。2年前、民主大敗の渦に巻き込まれ“浪人生活”に。地域のボランティア活動などをしながら雪辱に向けて準備を進めてきた。
21日に佐世保市内で開かれた選対会議で「アベノミクスは一部の人に恩恵をもたらしたが、大都市と地方、大企業と中小零細企業の格差は拡大している」と指摘。「政治の発想を大転換し、地方や庶民の暮らしを守る方向にかじを切らねばならない」と気勢を上げた。27日には民主党の福山哲郎政調会長が同市中心部のアーケードで応援演説。「思ったより早く宮島氏に国政に戻ってもらえるチャンスが訪れた」とエールを送った。
石川氏は後援会を中心に支持拡大を図る。「安倍政権は暴走している」として、集団的自衛権、消費増税、原発再稼働、地元の課題の石木ダム事業などの反対票を狙う。
末次氏は前回、日本未来の党公認で出馬したが、宮島氏と票を奪い合い共倒れとなった。今回も民主との調整が進められていた反自民共闘が頓挫した。安倍政権を「沈みゆく船」と批判。1日約50カ所の街頭演説で「国の仕組みを地域主権に変えないといけない」と訴え、無党派層の掘り起こしを目指す。このほか、無所属新人も立候補を検討している。【梅田啓祐、井上和也】=おわり
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■立候補予定者■
=敬称略
北村誠吾 67 自前(5)
宮島大典 51 民元(2)
石川悟 62 共新
末次精一 51 生新
〔長崎版〕
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鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/129408
「短期決戦の構図」 鹿児島1区 風止まりせめぎ合い
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 17時01分)
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浮動票が多い都市部の鹿児島1区。24日正午すぎ、自民前職の保岡興治は鹿児島市中心部で街頭演説に立った。周りを固めるのは党の県議や鹿児島市議たち。党の地方議員との連携は、今回も盤石だ。町内会単位で網羅した後援会は、まとめ役だけで2千人いる。
組織力で優位に立つ保岡だが、一つ懸念材料があった。解散直前、民主と維新が選挙区での競合を避けるため、候補の一本化に動いたのだ。2012年の前回選挙で2位だった民主元職の川内博史、3位だった維新前職の山之内毅の得票を足すと、当選した保岡を2千票余り上回る。「2人がそろって1区で出てくれて、ほっとした」。後援会幹部は胸をなで下ろす。
残る不安は75歳の高齢と多選への批判だ。保岡もそれを意識し、21日の会合で「認知症のテストで問題なかった」と冗談を飛ばし、支持者を笑わせた。事務所には錦江湾横断遠泳を果たした自身の写真を飾り、健康ぶりをアピールする。
山之内は前回、維新ブームに乗り、得票3位ながら比例で復活した。「風がなくなった今回が正念場」と自ら認めている。ただ、急な選挙戦で後援会の拡大は思うように進んでいない。民主との一本化をめぐっては、山之内の方が実家のある鹿児島4区に転出するとの観測まで流れた。
こうした状況を打開するため、自民や民主の国会議員秘書を長く務めた人物を党の県組織に招いた。経営者らによる支援団体も設立した。親子ほど年齢が違う保岡を意識し、今回は「世代交代」を前面に掲げる。
川内は民主党本部の公認決定に1年以上かかった。昨年の参院選東京選挙区で無所属の山本太郎を支援。民主候補が落選したため「反党行為」と批判を浴びたのだ。それでも「党執行部にもの申す立場は前回と変わらない」と言い切る。前回の落選後は、民家に張った5千枚のポスターを1軒ずつ張り替えてきた。
党の支持率が相変わらず低迷する中、川内は照準を無党派層に絞り、解散直前に購入した自転車で選挙区を回る。政治家を志した二十数年前から続けている「山形屋」前でのつじ立ちも、回数を増やした。
共産新人の山口広延は若者の貧困や就職難の解消を中心に訴えている。1区での立候補は3回目で、選挙区の課題は熟知している。原発再稼働反対票などの結集を目指す。 =敬称略
◆ ◆
安倍晋三首相による突然の衆院解散で動きだした「師走選挙」。12月2日公示、14日投開票へ向け、立候補予定者たちは事実上の選挙戦に熱を入れている。鹿児島、宮崎の各選挙区で「短期決戦」の構図を追う。
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/s/129610
「短期決戦の構図」 鹿児島2区 徳洲会票の行方焦点
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 17時02分)
「7カ月で2度も選挙をするとは思わなかった」。22日、党県連の会合に出た自民前職の金子万寿夫は繰り返した。鹿児島2区は、4月に医療法人徳洲会の選挙違反事件を受けて補選があったばかり。6人が乱立した補選とは一変し、今回の短期決戦は自共の一騎打ちになりそうだが、補選と同様に「徳洲会票」の行方が焦点になりそうだ。
2区には今も「保徳戦争」のしこりが残る。徳洲会創設者の徳田虎雄は、今は鹿児島1区の自民前職保岡興治と1980〜90年代、衆院選のたびに選挙区を二分する激しい選挙を展開。徳洲会は職員を大量動員して徳田を支えた。2004年に徳田の次男毅に代替わりし、06年に毅が自民入りしても徳洲会を挙げての支援が続いた。
補選では、かつて保岡の秘書だった金子に抵抗感を示す徳洲会支持層の一部が民主元職の打越明司を応援。棄権者も多く出て、投票率は過去最低の45・99%に落ち込んだ。金子の得票は、前回の徳田の得票から4万3384票減った。
金子陣営はこの約4万票を「徳洲会票」とみる。今回、打越は「国民の理解を得られない選挙に参加する気持ちを持てない」と立候補を見送った。金子の後援会幹部は「徳洲会票を取り込む好機。ここで圧勝しないと強固な地盤はつくれない」と言い切る。
金子は奄美大島出身で、補選での本土3市の得票はいずれも打越に及ばなかった。本土での集票力を高めようと、今回の金子の予定表には、本土の企業・団体への「あいさつ回り」がずらりと並ぶ。
「無党派層がどちらに投票するかが鍵だ」。共産新人の祝迫光治は24日の事務所開きで強調した。党が川内原発再稼働に反対し、幅広い反自民勢力と共闘を続けてきたことから「政権批判の受け皿になれる基盤はできた」と言い切る。
金子への反発から補選では棄権に回った「徳洲会票」にも秋波を送る。「投票所に行ってもらえれば、こちらにも勝機が出てくる」 =敬称略
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/129861
「短期決戦の構図」 鹿児島3区 因縁対決、新たな局面
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 03時00分)
かつては自民の「コスタリカ方式」で選挙区と比例の議席を分け合いながら、2005年の郵政選挙でたもとを分かった宮路和明と故松下忠洋の因縁を引きずる鹿児島3区。衆院解散の前日に宮路は引退表明し、次男の拓馬を電撃的に後継指名。因縁対決は、新たな局面に移っている。
「相手は東京から来たスポーツカー。小回りのきく軽トラとどちらが地域に必要かを問う選挙だ」。無所属前職の野間健は訴える。12年9月に松下の急死を受け、後を継いだ野間。郵政民営化に反対する国民新党の公認を受け同年10月の補選では宮路に5千票差で敗れたが、2カ月後の前回選挙で6千票差で雪辱した。
13年3月の党の解党を受け、無所属で活動。この2年間で82回の国政報告会を重ね、知名度向上と松下から引き継いだ後援会組織の強化に努めてきた。
陣営は高齢の宮路なら組みやすいとみていたが、34歳の拓馬との戦いに。「前回訴えた世代交代や若さをアピールできないのは痛い」と陣営幹部。固い結束で「松下党」と呼ばれた支持層を固めつつ、連合鹿児島の推薦を受け反自民票の掘り起こしを図る。
懸念材料は郵政団体の自民回帰だ。3区の「郵政票」は七、八千票とされる。ただ、ある郵政関係者は「郵政民営化反対の約束をほごにした宮路は許せない。前面には出ないが、野間を支援する」と言い切る。
「3区は落としてはならない選挙区」。自民党県連会長の森山裕は県連を挙げて新人の拓馬を支援する姿勢を強調する。自民に風が吹いた前回ですら選挙区を取りこぼした宮路の差し替えは、県連も望むところだった。後援会も世襲は織り込み済み。若手総務省官僚という拓馬の経歴を「フレッシュで手あかがついておらず、おやじより戦いやすい」(後援会幹部)と前向きにとらえる。拓馬は「世襲批判は正面から受け止める。その上で自分という人間を見て判断してほしい」と語り、自民の友好団体や選挙区内の首長へのあいさつ回りに余念がない。
共産新人の山口陽規(はるき)は選挙区の薩摩川内市にある九電川内原発の再稼働阻止を訴えの中心に据える。「原発再稼働など、暴走する安倍政権に対峙(たいじ)できるのは共産党だけ」と自共対決をアピールする。 =敬称略
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/130091
「短期決戦の構図」 鹿児島4区 社民擁立で自民厳戒
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
26日夕、自民前職の小里泰弘の全250の後援会支部にファクスが流れた。「油断せずに戦おう」。社民が急きょ新人の野呂正和を擁立するとの報道を受け、組織の引き締めを訴える内容だった。
当初、共産新人永田義人との一騎打ちとみられた鹿児島4区。23日夜に霧島市であった決起集会では、参院議員の野村哲郎が「小里先生には1日でも激戦の1区と3区に入ってほしい」と呼び掛けるなど、楽勝ムードが漂っていた。突然の3人目の候補の出現で状況は一変、小里陣営には緊張がみなぎっている。
小里は2009年選挙で冷や汗をかいた。政権交代の風に乗った民主元職の皆吉稲生に約2千票差まで迫られた。野呂は県内の反原発運動をリードする存在。「何が起きるか分からない」と支援者は警戒する。
一方、後援会幹部は「勝ち方が重要だ」と強調する。農林水産政務官を経て9月の内閣改造で環境副大臣に就いた小里。続いて大臣への道を歩むためには、圧倒的な得票が鍵になる。10〜30人規模の車座形式の国政報告会を年に100回開き、労相などを務めた父貞利から継いだ後援会を維持してきた。今回も後援会中心の組織選挙を展開する。
「再稼働阻止を前面に戦う」。反原発の市民団体で活動する野呂は公示5日前の27日、県庁で立候補を表明した。社民が県内で公認候補を擁立するのは11年ぶりだ。「党是の反原発の象徴として、再稼働目前の川内原発がある鹿児島でぜひ擁立を」と、党本部から強い要望があったという。4区は大規模工場が多いこともあり、伝統的に旧社会党などの革新系が強い地域。民主が擁立を断念したことで、一定の労組票の取り込みも見込めるという。
4区には川内原発30キロ圏の4市町がある。野呂の地元の姶良市議会は再稼働反対と廃炉を求める意見書を可決しており、野呂は「姶良には(反原発の)大きな流れがある」と意気込む。ただ、元高校教諭の野呂にとって選挙活動は初めて。九州比例での惜敗率による復活当選もにらみながら、浸透を図っていく。
共産の永田は党専従職員歴が長く、党支持層からの信頼が厚い。消費増税中止や川内原発再稼働阻止を掲げ、街頭演説を重ねていく。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/130275
「短期決戦の構図」 鹿児島5区 有権者 乏しい選択肢
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
自民前職の森山裕と共産新人の野口寛が名乗りを上げた衆院選鹿児島5区。民主は擁立できず、前回と同じ顔ぶれとなる見込みだ。
「得票率全国1位を達成し、森山の名を全国にとどろかそう」。24日、鹿児島県鹿屋市での事務所開き。首長や県議が詰めかけた事務所に、威勢のいい声が上がった。
参院から転身して以来、4選の森山。郵政民営化に反対して無所属で出馬した2005年の選挙も、自民が政権を失った09年の選挙も10万票以上を獲得。前回は全国2位の得票率8割を超す強さを見せつけた。支持者は「さらなる大勝で、大臣就任の弾みに」と期待する。合併前の旧市町全てに連絡所を設置して強固な体制を築く。党選対副委員長を務めるため、公示後の選挙区入りが6日程度となることだけが「若干の不安要素」(陣営)だ。
西之表市議を9期務めた野口は20日、事務所開きで「おもしろい選挙になると思う」と笑顔を見せた。「原発再稼働や消費増税、集団的自衛権行使に反対する共産党の姿勢は民意と一致している」と野口。昨年、曽於市で共産党籍の市長が誕生したことなどを挙げ「前進する条件はそろっている」と意気込む。3回目の国政挑戦となる今回も、街頭演説を中心に支持を訴え、無党派層や反自民票の取り込みを図る。
故山中貞則、故二階堂進ら有力保守政治家が覇を競った5区では、今も「自民王国」が健在だ。前回選挙では、衆院解散の翌日、民主前職(比例)だった網屋信介が「5区では勝つ見込みが薄い」と、浮動票が見込まれる神奈川18区への突然の選挙区替えを表明。民主を支援してきた連合などの労組員には今も「裏切られた」といった感情的なしこりが残る。
そうした背景から行き着いた2回連続の無風の自共対決。有権者からは「選択肢があまりに少なすぎる」と嘆き混じりの声も聞かれる。 =敬称略
=おわり
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129609
「短期決戦の構図」 宮崎1区 「野党競合」で本番へ
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 17時06分)
民主、維新、共産の野党3新人が自民前職に挑む宮崎1区。1強の自民に対抗する「野党共闘」の実現ができないまま選挙戦に突入しようとしている。
解散風が吹いた11月中旬、自民前職の武井俊輔は、宮崎市内であったイベントで武者にふんして「この格好はまさに、常在戦場の姿」と笑みを浮かべた。
元県議の武井は前回、党の公募に応じて初めて立候補。次点の民主候補者に3万票以上の大差をつけた。当選後、週末にはミニ集会を開くなど支持拡大を図り、任期半ばの解散にも「衆院ならあるもの」と冷静に受け止める。農業者などの各団体や公明の支援などを見据えて戦う。
民主は急な解散の余波をまともに受けた。社民や連合宮崎との連携は急いで取り付けたが候補者が決まらず、解散の21日、新人村尾英俊の擁立をようやく決めた。村尾は米国で銀行や証券会社の勤務を経て、現在、東京で経済や政治を教える専門学校講師を務める。
翌22日に宮崎市で開かれた連合の集会。空路駆けつけた村尾は緊張した表情ながらも「やる気は満々。安倍政権にストップをかけたい」と強調した。だが選挙も街頭演説の経験もない。連合の推薦は得たが、社民との具体的な支援態勢もまだ固まっていない。不安をかき消すように陣営幹部は「短期間でも、1人でも多くの有権者に浸透させていく」と語気を強めた。
維新新人の外山斎(いつき)も党公認決定は21日で、党ののぼりも週明けに届いたばかり。それでも、参院初当選を含め国政に3度挑んだ経験から行動力を発揮する。繁華街や交通量の多い交差点に立った外山は「今回の解散に大義はない。自民の暴走を止める」とマイクを手に訴えた。
共産新人の松本隆は前回に続く挑戦。消費増税反対や原発ゼロ社会の実現を訴え、支持を広げる構えだ。
前回、比例復活した次世代の党の中山成彬(71)は今回、比例九州のみで戦う。当選7回のベテラン票の行方にも注目が集まる。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129860
「短期決戦の構図」 宮崎2区 民主不在で自民優位
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 21時34分)
1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、宮崎2区は江藤隆美と長男の江藤拓の“指定席”状態が続く。政権が民主に移った前々回(2009年8月)の衆院選でも、江藤拓は自身最高となる12万票余を獲得して3選を決め、自民が政権復帰した前回(12年12月)も11万票余で4選を果たした。
5選目を狙う自民前職の江藤は今回、元農水副大臣、元衆院農水委員長の要職を歴任した強みを発揮し、抜群の知名度を持って戦いを進める。他県候補の応援で選挙区を離れる可能性もあるが、かつて父隆美が選挙応援で地元を離れ、落選(1990年2月)した苦い経験もあり、できるだけ地元に密着する意向だ。
衆議院が解散した21日夜、東京から戻った江藤は宮崎県高鍋町で国政報告会を開いた。千人の動員目標に来場者は700人ほど。後援会スタッフは「雨天ではこんなものでしょう」とつぶやきつつ、「投票率の低下が心配」と空席が目立つ会場を見回した。
民主は27日現在、候補者を擁立できていない。このままなら、中選挙区制時代の旧民社党以来初めて、候補者不在となる。民主候補が獲得した前々回の8万票、前回の4万票の行方にも注目が集まる。江藤陣営は獲得票の上積みを狙うが、問題は投票率。「選挙戦が盛り上がらないまま獲得票を減らしたら面目が保てない」と危機感ものぞかせる。
21日に立候補が決まった、2度目の挑戦となる共産新人の吉田貴行。民主候補不在の中で、江藤の無投票再選を阻止した格好だが、選挙準備はこれから。「アベノミクスで暮らしは悪くなり、景気は悪循環に陥った。今回の選挙は消費増税の先送りではなく、きっぱり中止させる絶好の機会」と自共対決を前面に押し出し、反自民票、無党派層への浸透を図る。 =敬称略
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130090
「短期決戦の構図」 宮崎3区 自共対決同じ顔ぶれ
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
2012年の前回選挙に続き、自民対共産の対決となる見通し。
衆院解散翌日の22日、都城市に帰ってきた自民前職古川禎久は、後援会支部長との打ち合わせや、事務所開きなど3連休中、地元でフル稼働した。
古川は前回選挙で約11万9千票、得票率8割を超えて圧勝。今回も13万票以上の獲得を目指す。強固な支持基盤を支えるのは、選挙区内すべての市町に置いた後援会組織だ。古川自身もこの2年間、週末ごとに帰郷し、こまめに各支部幹部と意見を交わした。
今回選挙で陣営が心配するのは、他県候補の応援で全国を回らなければならず、選挙期間中に地元にいることができるのは4日間しかないこと。古川自身も「候補者として地元を離れるのはじくじたる思いだが、後援会を信じて任せたい」と話す。
前回に続き、民主が候補者を擁立できず、社民も断念。「安倍政権の暴走に歯止めをかける」と訴え、名乗りを上げたのが共産新人来住一人だ。前回衆院選、参院選に続き3度目の国政挑戦となるが「今回ほど追い風が吹いている選挙はない」と手応えを感じている。
県議選への立候補を予定していたため、この夏から街頭での演説に力を入れていた。有権者からの反応が前回以上にいいと語る。
「消費税率引き上げの延期を決めたこと自体がアベノミクスの失敗を意味する。延期ではなく、断念にまで持ち込みたい」と党勢拡大に意欲を燃やす。
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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大分
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/130274
県都市長選にらみ火花 前哨戦はやヒートアップ 1区の自民、民主
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
衆院選大分1区に出馬予定の自民前職と民主元職の戦いが、大分市長選(来春)の前哨戦の様相を呈してきた。1区と市長選は選挙区がほぼ重なる上、予想される対決構図が類似するからだ。市長選は40年近く自民以外が当選する「非自民の牙城」。自民はその牙城を崩そうと1区で勝って勢いを付け、市長選の勝利も狙う。現職市長は進退を明らかにしていないが、有力支持組織が1区を「代理戦争」と位置づけて民主元職の支援を始めるなど水面下で火花を散らしている。
「応援いただいている穴見先生を、全力でご支援申し上げたい」−。24日、市内であった自民前職、穴見陽一氏(45)の事務所開き。市長選に出馬予定の元中小企業庁次長、佐藤樹一郎氏(57)があいさつに立ち、声を張り上げた。
穴見氏は2012年の前回衆院選で、1996年の小選挙区制導入後、自民候補として初の議席を得た。
今回の衆院解散前、佐藤氏は穴見氏と一緒にあいさつ回りを続け、自民からの推薦も得た。28日に大分市であった安倍晋三首相の街頭演説では、衛藤晟一首相補佐官の紹介で首相に会い、激励されたという。
街頭には穴見氏と佐藤氏のポスターが並び立つ。穴見氏の後援会幹部は「佐藤さんには言ったんだよ。穴見が倒れれば、あなたも倒れますよって。佐藤さんが自分の支持母体で穴見を推せば、こちらの票の上積みになる」と明かす。
現職市長の釘宮磐氏(67)は進退を明らかにしていない。92年の参院選大分選挙区に自民公認で、00年の衆院選大分1区に民主公認で出馬し、ともに当選した経歴を持つ。関係者によると、今回の戦いを「見守るしかない」と周囲に漏らしているという。
しかし、穴見氏と佐藤氏の共闘を目の当たりにして、釘宮氏の有力支持組織は民主元職、吉良州司氏(56)の支援に動き始めた。
今月上旬にあった釘宮氏の支援組織の会合に吉良氏自らが出席し「頭を下げて、支援を求めた」(関係者)。元民主党衆院議員だった釘宮氏を推す組織は民主の吉良氏に対して、これまで自主的だった支援から一転、組織を挙げて取り組むことを決めたという。関係者の男性は「吉良さんが負ければ市長選に響く。だから、組織として吉良さんを通すために支援することになった。今回の1区は磐さんの選挙でもあるんだ」と解説した。
大分1区には共産新人の山本茂氏(63)も立候補を予定している。
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130088
「短期決戦」 熊本1区 野党共闘に思惑交錯
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
衆院選の12月2日の公示が迫る。県内では五つの小選挙区に、自民党と維新の党、次世代の党、共産党、社民党の5党から計12陣営が立候補を予定。短期決戦に向けた準備を本格化させている。どのような戦いが繰り広げられるのか。各選挙区の直前情勢を探った。
「いろんなことはのみ込んで、力を合わせて全力で頑張りたい」。22日、熊本市内であった維新の党前職松野頼久の選対本部立ち上げ式。民主党県連として「支持」を決めた直後、駆け付けた県連代表の言葉に、松野はほっとした表情を浮かべた。
民主党公認で4連勝してきたが、前回衆院選では公示直前に離党した。同党が急きょ立てた独自候補と票を奪い合い、3度目の対決で初めて自民党前職木原稔に敗れ、比例復活した。
4連勝時と同じ選挙構図が見込まれ、陣営関係者は民主党の支持団体、連合熊本の組織票を「最大限取り込みたい」と力を込める。ただ連合熊本は、松野の離党への反発が根強く、26日には「支持」よりも弱く、内部に選対をつくらない「協力・支援」を決めた。
一方の木原は、野党共闘への危機感をあらわにする。前回の松野と民主党候補の票を合わせれば、わずかながらも木原を上回る。「かなり厳しい選挙になる」。木原が25日の事務所開きであいさつすると、陣営には緊張感が高まった。
首相の安倍晋三と信条が近く、安倍も務めた自民党青年局長の役職を務める。全国から応援演説が求められる立場だが、党本部には「県外に出るのは控えたい」と要望し、地元に張り付く戦略だ。すでに小学校区ごとに後援会を組織し、党の友好団体など200以上に推薦願を出した。陣営幹部は「防衛大臣政務官などの要職を担った実績を広く訴えていく」と強調する。
共産党新人高本征尚は「集団的自衛権の行使容認の閣議決定撤回」などを訴え、安倍政権への批判票の受け皿を目指す。
熊本都市圏が区域の1区は、組織票を固めるだけでは勝てない。3陣営とも無党派層への浸透に懸命だ。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130089
「短期決戦」 熊本2区 構図前回と様変わり
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
「熊本市長選の勢いに、そのまま乗りたい」。自民党前職野田毅の陣営は、直前の同市長選で大勝した同党推薦候補の事務所を転用し、余勢を駆って選挙戦に臨む構えだ。
当選14回の党重鎮で、県選出の党国会議員団団長も務める野田。県議や市議など系列議員も多く、企業や各種団体の支援も受ける。公明党の推薦も決まり、組織は盤石だ。
同じ2区を地盤とする自民党前職林田彪は「比例代表の名簿登載順位が納得できなければ出馬する」と明言。選挙準備を今も進めるが、順当ならば野田との協力に徹する方針。
共産党新人広瀬由美は、消費税10%増税反対や特定秘密保護法の廃止などを掲げ、現政権との対決姿勢を前面に打ち出す。
民主は擁立を模索したが断念。5人が争った前回とは様変わりした選挙戦になりそうだ。 =敬称略
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130271
「短期決戦」 熊本3区 自共一騎打ちの公算
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
「確実に票を伸ばし、圧倒的な勝利を目指す」。自民党前職坂本哲志の陣営は、地元の首長や同党県議が各地域の選対本部長となり、9万5千票以上を獲得した前回を上回る得票を目指し、支持拡大に取り組む。
当選4回目の2年間で、総務副大臣や衆院農水委員長などの要職を経験。合併前の旧市町村レベルで組織する27の後援会が、活発に活動しているのも強みだ。
共産党新人芋生よしやは、保育士の経験を生かし、教育や子育て支援などを訴える。国営立野ダム(大津町、南阿蘇村)建設に反対の立場も鮮明にする。
民主党は当初、擁立を検討していたが断念。前回は4人での争いだったが、自共の一騎打ちとなる公算が大きい。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130272
短期決戦」 熊本4区 次世代と共産が対決
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
当選9回の次世代の党前職園田博之は、前回衆院選で自主投票だった自民党との関係維持に腐心した。
「できれば戻って頑張ってほしい」。天草市内で24日に開かれた選対会議では、園田を支持する首長や県議から自民党復党を望む声が聞かれ、園田自身も「与党に近いところで、これからの政治活動をしたい」と古巣への思いがにじむ。今回、自民党県連とアベノミクス推進などに最大限協力するとした政策協定を結び、推薦を得た。
自民、民主の与野党第1党の公認候補が共にいない全国でも数少ない選挙区。共産党新人井芹栄次は「現職批判票の受け皿になりたい」と訴え、民主、社民支持層や浮動票の取り込みを目指す。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/130273
「短期決戦」 熊本5区 自民対社・民の共闘
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
「ローカル・アベノミクス、すなわち地方創生のスタートの選挙だ」。25日、津奈木町であった自民党前職金子恭之の選対会議。験担ぎのとんかつ定食を平らげた金子は、芦北、津奈木両町長や県議、市議など約70人を前に必勝宣言した。
逆風が吹いた2009年衆院選。議席は守ったものの、対立候補で現在の社民党県代表中島隆利に八代市では敗れ、比例復活当選を許した。陣営幹部は「12年の前回選挙同様、(今回から5区に編入された)美里町を含む全16市町村で勝利し、社民の比例復活を阻止する」と息巻く。業界団体に推薦を求め、徹底した組織戦を展開する構えだ。
共産党新人橋田芳昭は、5回目の国政挑戦。積極的に街頭に立ち、支持拡大を急ぐ。
社民党は、中島の後継として新人今泉克己を擁立。今泉は「反自民の受け皿になる」と強調する。連合熊本が推薦し、民主党県連も支持を決め、共産党を除く野党共闘態勢が整った。今泉は、連合傘下の労働組合などを精力的に回り、浸透を図る。ただ、地方選を含め立候補は初めてで、知名度不足の解消が課題となりそうだ。 =敬称略
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_saga/article/130087
[選挙区の構図] 佐賀1区 動けぬ民主、危機感強く
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
市街地から離れた山間部。衆院解散から一夜明けた22日朝、自民前職の岩田和親(41)は神埼市脊振町の小さな集落にいた。消防団の詰め所で約30人の住民を前に、自らに言い聞かせるかのように語った。
「アベノミクス(安倍政権の経済政策)は地方では実感できていないが、佐賀で良かったと思えるように働かせてください。まだまだ顔は売れていないが、脊振のために頑張りたい」
衆院定数の「0増5減」で県内小選挙区は3から2に減った。山間部や農漁村が多かった旧2区はなくなり、新1、2区に分散編入。新1区の有権者数は約32万7千人で、岩田が現職だった旧1区から約9万人増えた。
2012年の前回衆院選で旧1〜3区を独占した自民党の候補者調整は、誰が退くかをめぐって遅れていた。旧2区の今村雅弘(67)が比例九州に回り、岩田が新1区と決まったのは10月中旬。そこに衆院解散が降って湧いた。陣営が「今村氏に遠慮して回り切れていなかった」という旧2区は未開の地も同然だった。
岩田は前回初当選。県議を3期務めたが、国政では1期の「安倍チルドレン」。05年の郵政選挙、09年の民主党による政権交代選挙。多くのチルドレンが生まれては消えた。
師走の選挙に不満の声も届く中、陣営は分厚い地方議員のネットワークをフル活用し、約250の団体から推薦をかき集める。
■ ■
「大きなけがをして、まだ病院にいます。悔しくてなりません」
ダークスーツに赤いネクタイ姿がスクリーンに映し出された。26日夜、佐賀市であった民主前職、原口一博(55)の後援会会合。8月に右脚を骨折して長期入院中の原口は、病院で撮影した約6分間の映像を通して、アベノミクス批判や雇用の安定を訴えた。
小選挙区になった1996年以降、比例復活も含めて6期連続当選。テレビ出演多数で知名度抜群。だが、外出できないもどかしさの中で公示を迎える。
前回は、消費税増税法案の採決棄権で党に背を向け「信用していいのか」(連合佐賀幹部)と身内からも批判を受けた。だが、連合佐賀は今回、早々と推薦を決定。前回は自主投票だった社民党県連合も26日に支持を決めた。
「自民1強」の現状に多弱の野党が手を結ぶ。ただ「本人不在」の影響は大きく、党の支持率も低迷したまま。陣営幹部は「今までで最も厳しい選挙だ」とため息をつく。
■ ■
「今、若い人の働き方には悲惨な実態があります。佐賀にもあるブラック企業を是正したい」。26日、通勤客が行き交うJR佐賀駅前で共産新人の古賀誠(29)は声を張り上げた。
手には演説用のメモ紙。「言いたいことを確実に言わないといけないから」
共産党が古賀の公認を発表したのは衆院解散前夜の20日。選挙に立候補するのは初めてで、出遅れ感は否めない。
それでも街頭で訴えを重ねる。「私もブラック企業で働いていたことがある。同じ思いをしている若者はたくさんいる。政治の力で世の中を変えたい」 (敬称略)
◇ ◇
安倍首相が消費税の10%引き上げを見送り「信を問う」と断行した衆院解散、総選挙の公示が12月2日に迫る。佐賀1区、2区の直前の動きを追った。
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_saga/article/130269
[選挙区の構図] 佐賀2区 自民と民主が“総力戦”
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
「知事選は3回戦っているが、衆院選は全く違う。ほとんど準備ができておらずチャレンジャー。しっかりとした訴えをする」
26日未明の県庁記者会見室。深夜に及んだ県議会で知事辞職の同意を得た自民新人の古川康(56)は、満を持して衆院選佐賀2区からの国政挑戦を表明した。周囲には出遅れを懸念する声もあるが、水面下で自民党本部と着々と準備を進めてきた。
党本部は同日、古川をすぐさま公認。党県連は古川の会見から10時間後には実動部隊となる2区内の市議ら60人を武雄市に集め、選対会議で組織や行動計画を次々と決めた。
古川のそばには今回の衆院解散で政界を引退した旧3区の自民前職、保利耕輔が座った。新2区の有権者の3割を占める唐津市を中心に「保利党」とも呼ばれる強固な支持基盤を持つ実力者は「古川さんの出馬に感謝し、一丸となって頑張っていただく」と全面協力の意思を明言した。
保利は27日、古川の出身地でもある唐津市で離島回りにも同行。神集島では「古川さんが(国会議員)バッジをはめることができなければ、私は死んでも死にきれない」と熱弁した。
古川の任期途中での辞職に、野党は「県政投げ出し」批判を浴びせる。今回衆院選で比例九州に回る旧2区の自民前職、今村雅弘(67)の地盤の鹿島市では「今村さんは当選確実だから小選挙区は民主でいい」との声も聞かれる。陣営は「前知事といえども油断は禁物」と組織を締め直す。
■ ■
衆院解散から一夜明けた22日朝、民主前職の大串博志(49)は唐津市街地の交差点で行き交う車に向かって、安倍政権のアベノミクスが景気後退を招いたと訴えた。「手を振っていて、思ったよりも知った顔が見えた。支持はそれなりに広がっていると思う」
東京大学卒で財務省出身。旧2区で2度の比例復活を含めて当選3回。2005年の初当選以来、週末ごとに選挙区内に戻っては、小まめに地域の催しや会合に顔を出してきた。昨年夏以降は「力の大半を新たな選挙区に注ぐ」と、旧3区だった唐津市や伊万里市などにも足しげく通う。
15日、唐津市で開いた時局講演会には首相補佐官として仕えた野田佳彦前首相が登壇。支持者約200人と気勢を上げ「後援会の会合を積み重ねてきて、ちょうどよい節目になった。(支持拡大は)決して雲をつかむような話じゃない」と手応えを口にした。
フットワークが軽く、腰は低い。「電話一本で大串ひろし」−。どんなに少人数でも呼ばれれば駆け付けるという草の根の活動スタイルで、自民の厚い地盤を切り崩したい構えだ。
■ ■
共産新人の御厨さとみ(33)は衆院解散2日後の23日に立候補表明。党から出馬要請を受けたのは、そのわずか3日前だった。
「突然の解散で準備が遅れた」と党県委員会の今田真人委員長。
知名度抜群の古川、大串に対し「大きなゾウにアリが挑む構図」(陣営幹部)となるが「若者や女性の代表として声を上げたい」と支持拡大を目指す。
九州電力玄海原発(玄海町)を抱える2区で「再稼働反対」を訴え、反原発票の取り込みも狙う。 (敬称略)
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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>>1017 1区
>>1223 2区
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129400
《県内11選挙区直前情勢》 福岡3区 都市と農村 自、民が綱引き
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時42分)
福岡市西区、早良区の人口が集積する都市部と糸島市郊外の農漁村部が混在しており、無党派層、保守層への浸透が鍵を握る。
23日、糸島市のJA糸島波多江支店の会議室。自民前職の古賀篤(42)は、来年春の統一地方選で実施される県議選で自民が公認予定の立候補予定者の決起大会に駆け付けた。「今回の衆院選は大変厳しい戦いだ」。古賀が危機感を募らせると、そばにいた元農相の太田誠一もうなずいた。
古賀は2012年の前回初当選。引退した太田の後援会など地盤は引き継いだものの知名度は低く、週末ごとに選挙区入りし、地域のイベントや会合に顔を出してきた。「前回と比べ、明らかに浸透している」と陣営は手応えを語る。
だが、自民の地盤とされる糸島地区でも安倍政権の農政には不満がくすぶる。環太平洋連携協定(TPP)交渉、農協改革…。「政権は農業に冷ややか。自民は好かん」と憤る地元JA幹部も。陣営は「古賀はTPP反対の立場。現場の声をくみ取り、足場を固めたい」と語る。
一方、3区で6度目の選挙戦に挑む民主元職の藤田一枝(65)は政権交代を遂げた09年の前々回と同様、無党派に期待を寄せる。衆院が解散した21日には早速、早良区西新の街頭に立ち、「政権交代が可能なバランスの取れた政治に近づける。自民の一人勝ちはいけない」と声を張り上げた。
民主が大敗北を喫した前回は「街頭ではやじを飛ばされるような逆風を感じた」(スタッフの一人)。だが、今回の風向きは「どう説明されようと解散に対する疑問は、党派にかかわらずある」と読む。陣営は「街頭での反応、支持者たちの意気込みは明らかに上向き。反自民の票を取り込み、接戦に持ち込む」と意気込む。前回、票が分散した「第三極」の出馬の動きがないことも好材料と受け止める。
共産新人の川原康裕(33)は「自民との対立軸は明確」とし、TPP反対や消費増税中止、原発ゼロに加え、若者の雇用創出とブラック企業への規制強化を主張する。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129401
《県内11選挙区直前情勢》 福岡4区 民維共闘 受けて立つ自民
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時43分)
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「アベノミクスは地方に届かなかった。私たち維新にもう一度力を貸していただければ、必ず地方を元気にしていく」
3連休初日の22日午後、福津市の大型ショッピングモール前で、維新前職の河野正美(53)は信号待ちのドライバーに訴えかけた。「短期決戦。直接有権者に顔を見せて、風を起こさなければならない」
「第三極」が競い合った2012年の前回、福岡4区には6人が立候補した。民主を離党した未来前職とその対抗馬として民主が擁立した新人が票を奪い合う中、旧日本維新の会から出馬した河野は比例復活ながら初当選した。それから2年。後援会組織も整わないままの突然の解散に、陣営は危機感を募らせる。
1強自民に、いかに立ち向かうか−。民主は前回福岡8区で立候補し落選した元職を4区に擁立する方針だった。しかし、維新との共闘を優先し、元職は福岡1区へ。河野は「野党統一候補」として再選に挑む。陣営は「前回と比べると逆風だが、共闘で少しだが追い風が吹き始めた」と意気込む。
自民前職の宮内秀樹(52)は22日、宗像市日の里地区で、高齢化が進む大型団地再生のための住民会議に参加した。「親が建てた一戸建てに子どもが続けて住むケースはどれくらい?」「Uターンを呼び掛けては?」。有権者と交わった。
党国土交通部会の副部会長。住民会議では臨時国会に議員立法で提案予定だった「無電柱化推進法」に触れ、「日の里を無電柱化のモデル地区に」と提案。政権党の実績と地域密着の姿勢をアピールした。
「この2年間、週末はできる限り地元のイベントに顔を出した。負けは許されない」と陣営。同じ日には後援会の代表者200人が集まる選対会議を開き、態勢づくりを加速させた。
共産新人の新留清隆(59)は4度目の立候補。3連休は福祉施設やイベント会場を訪問しつつ、国道沿いなどで演説。消費税増税について「他党は皆、先送り。反対をしているのは共産党だけだ」と対決姿勢を鮮明にする。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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>>1561
>8月に右脚を骨折して長期入院中
よっぽど大けがじゃないと4か月も入院しないっすよね。
ただの骨折ではないのでわ?!
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129600
《県内11選挙区直前情勢》 福岡5区 「高齢」「復党」どうかわす
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時44分)
衆院解散翌日の22日、自民前職の原田義昭(70)は朝倉市甘木であったイルミネーションの催し会場を訪れた。一人ずつ「頑張ります」と声を掛けて握手を交わした。朝倉地区の別の会合に出席後、急きょ参加を決めたという。
当選6回。文部科学副大臣などを歴任したベテランだが、2009年の前々回は「政権交代」の逆風にさらされた。陣営関係者は「落選を経験し、本人も地道な活動の大切さが身に染みた。最近は予定外の場所に本人の意志で行くことがよくある」。
今回も公明や県農政連、企業の推薦を視野に組織を固めるが、「高齢多選」の批判もちらつく。原田を支持する地方議員は「地元で『辞めるんじゃなかったのか』と聞かれる」と明かす。原田自身は「政治家は経験、蓄積が大事。世の中もそういう人を必要としている」と強気の姿勢だ。
原田と5回目の対決となる民主元職の楠田大蔵(39)。「野党統一候補として自民前職と真っ向から戦います」。連休中の23日、朝倉市から那珂川町まで催し会場を駆け回りながら、交差点や商業施設前で車を降り、演説を繰り返した。
楠田は今年2月、民主を離党。解散直前の17日に復党願を出した。党内や支持労組には反発もくすぶる。地元自治体の労組幹部は「短期間に出たり戻ったり、理解できない」とため息をつく。後援会幹部は「ゼロからやり直すつもりで頑張るしかない」と話す。
当選3回。前々回は小選挙区で初勝利したが、12年の前回は惨敗。民主への逆風に加え、「第三極」の候補が乱立し、票が分散した。今回は共産を除く「野党統一候補」として訴え、政権批判票の結集を図る。原田へ対抗するため「世代交代」を打ち出して自公支持層の取り込みも狙う。
前回に続く挑戦となる共産新人の田中陽二(58)は党の街宣車に乗り「安倍政権の暴走にストップを」と訴える。第三極が候補擁立を見送る公算が大きいことから「民主も第三極も駄目。自公政権へ対抗できるのは共産しかない」と強調する。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129599
《県内11選挙区直前情勢》 福岡6区 首相応援団長に共産挑む
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時44分)
衆院解散直後の3連休。自民前職の鳩山邦夫(66)は連日、選挙区内のイベントに顔を出した。しかし、あいさつで選挙について触れる時間はわずか。24日の秋祭りの会場では「紅葉狩り万歳。選挙よろしく。終わり」と、40秒足らずでマイクを手放した。
「選挙は始まる時に、もう終わっている」と淡々と語るように、ほぼ毎週、地元入りを重ね、浸透を図ってきた自信が垣間見える。
一方で鳩山は、周囲にこう漏らす。「まだ相手が決まらない。戦いにくい」
福岡6区に選挙区替えして4度目となる衆院選。過去3回は必ず民主候補がいたが、今回は擁立見送りを決めた。今のところ相手は、共産新人の金子睦美(53)だけ。このままいけば1996年の小選挙区導入以来、初の「自共対決」となる。
民主は前回敗れたベテランが不出馬を表明し、後継探しが進まないまま解散を迎えた。野党第1党として存在感が問われる中、他の選挙区を地盤とする元職を候補とする案や、立候補を望む党外の人物からの売り込みもあったが、いずれも不調に終わった。
首相安倍晋三の「信任投票」ともいわれる今回の衆院選。鳩山は、一度挫折した安倍の首相再登板を支えた「応援団長」を自任するだけに、安倍政権を真っ向から批判する民主にとっては格好の標的なのだが−。
共産の金子は23日の集会で「自民の“大金持ち”に挑まずして議席を与えるようなことはしない」と、2度目の対決となる鳩山を挑発し、政権批判を展開する。ただ、他の野党が参戦しない状況に、陣営幹部は「もっと声を大にして信を問うべきなのに…。このままでは投票率が心配」と本音ものぞかせる。
前回、鳩山が自民を離党していた影響で自民系の候補も立候補したが、今回はそうした保守分裂の気配はない。盤石と見える状況が固まる中、鳩山は選挙戦の期間中、全国へ応援に出向く調整を進めている。「基盤が安定しているわけではない若手もいる。懸命に応援しないとね」 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129853
《県内11選挙区直前情勢》 福岡7区 民主不在、初の自共対決へ
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 03時00分)
「安倍(晋三)首相を討ち果たす」。22日夜、福岡市であった民主県連パーティー。壇上で意気揚々と衆院選への意気込みを語る党代表の海江田万里(65)を、7区関係者は複雑な思いで見上げていた。代表とともに並んだ各選挙区の公認候補予定者の中に「7区」の姿がなかったからだ。
民主は2012年の前回衆院選で擁立した野田国義(56)が落選。野田は13年参院選で当選したものの、衆院の後継は決まっていなかった。そこに「寝耳に水」の解散。不戦敗を避けようと慌てて候補者を探したが、27日、擁立断念を発表した。「出馬を要請したい相手から探すマイナスのスタート。大義のない解散なんだから、候補者さえ出せれば勝負できる自信はあったが…。やるせないよ」と地元の民主系議員は吐露する。
野党第1党の民主が不在の中で、名乗りを上げているのは自民前職の藤丸敏(54)と、共産新人の江口学(40)。このままいけば、小選挙区制が導入された1996年以来、初となる「自共一騎打ち」となる。
藤丸は前回、当選10回を重ねた元自民幹事長古賀誠(74)の後継者として二人三脚で選挙区を回り、初当選。強固な地盤を引き継ぎ、古賀と並んだポスターの掲示を続けるなど、いまだに「2人はセット」のイメージが根強い。陣営側は「こんなに早い解散は想定外。藤丸の名前はまだ浸透しておらず、知名度の低さがネック」とみていた。
しかし、自共対決となれば話は別。「古賀はほとんど応援には入らない」(陣営幹部)という。「独り立ち」を求める支持者の声も多いことから、今回をその好機ととらえ、本人の姿が見える選挙カーでの遊説に力点を置く作戦を練る。
対する共産。2回目の立候補となる江口は、解散当日の夕方、いち早く大牟田市内で街頭演説した。「解散を先延ばしすれば、自分たちがずるずると追い込まれる。そんなよこしまな考えで解散に打って出た」と政権批判を展開。「共産はぶれない政党」と、自共対決を際立たせている。 (敬称略)
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129854
《県内11選挙区直前情勢》 福岡8区 自民の地盤さらに強固に
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 03時00分)
晴天に恵まれた23日、自民前職の麻生太郎(74)は地元飯塚市の事務所開きに出席した。副総理兼財務・金融担当相で派閥領袖(りょうしゅう)の麻生は多忙。今回の衆院選も12月2日の公示日以外は地元に戻れない見込み。「(2017年4月に)消費税が2%上がってもいいと思っていただける景気、経済対策をやっていく。なかなか地元に帰れませんが変わらぬご支援を」と訴えた。
「この選挙は何か変な気がする。相手がおらんような、おるような」。あいさつで違和感を口にした選対幹部は「油断して票が出ないと大変。(麻生を)日本を代表する政治家にしていただきたい」と支援者にハッパをかけた。
麻生は09年の衆院選で約7万票、12年は約10万票の大差で、民主の山本剛正を破った。圧倒的な強さ−。民主は山本を福岡1区に選挙区替えし、8区からは“撤退”した。民主空白は小選挙区になって初めてのことだ。
麻生以外に立候補を表明しているのは共産新人の河野祥子(34)だけ。行き場をなくした民主支持票はどこへ行くのか。
「今回の解散には大義がない。12月14日には賢明な投票行動を」。飯塚市・嘉穂郡選出の民主県議吉村敏男は25日に飯塚市で開いた活動報告会でそう訴えた。しかし講演前には「比例票の掘り起こしに頑張るが、小選挙区の候補がいないと気持ちが入らない」とこぼした。出席者からは「白票を入れる」「山本剛正と書く」との声も漏れた。
民主撤退で投票率低下が懸念される。麻生陣営は「投票率が前回より下がらないように活動しなければ…。得票も1票でも前回を上回りたい」と気を引き締めている。
共産は突然の衆院解散に急ピッチで対応した。河野が立候補を打診されたのは17日。過去に選挙に出たことはなく、解散した21日に初めて直方市で街頭演説し、「消費税10%はきっぱり中止を」などと訴えた。まだ選挙区の一部しか回っていないが、陣営幹部は「安倍首相の暴走政治にストップをかけるチャンス」と意気込む。 (敬称略)
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/130085
《県内11選挙区直前情勢》 福岡9区 自、民の3度目対決が軸
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
「アベノミクスは北九州市の特色を生かした産業を興します」。26日早朝、通勤通学の市民が行き交う北九州市八幡西区のJR黒崎駅前。自民前職の三原朝彦(67)は市議ら約20人と2年ぶりの街頭演説に臨んだ。当選6回。ベテラン議員として党副幹事長などの役職を務め、その分、地元を留守しがちになった。陣営は「2年間、新しい支持を得る努力ができなかった」と嘆くが、これまで培った組織力で乗り切る構えだ。
企業や団体にあらためて支援を要請しているほか、公明との選挙協力を進める組織「明朝会」も気合が入る。23日の事務所開きには自民の県議や市議に加え公明の元参院議員も招いた。
三原と3度目の対決となる民主元職の緒方林太郎(41)。前回選挙では世論の逆風を受け、初当選時の得票から半分に減らし敗れた。「街頭だけでは浸透できない」と反省し、この2年間、重点を置いたのが地域回り。山奥まで足を運び、約1万5千人と会ったという。緒方は「一人一人の話を聞き、人口減少など街の課題と向き合うことができた」と自負する。
24日には地元市議や支援者ら約40人を集めた選対会議を開催。翌25日には「基幹労連」と政策協定を結ぶなど支持固めにも余念がない。「これで全力で動く態勢が整った」。陣営幹部は意気込む。
前哨戦が熱を帯び始める中、両陣営が気に掛けているのが来年1月の北九州市長選。三原のおい朝利(36)が出馬の予定だが、自民党本部が推薦したのは、かつて三原と議席を争った現職市長の北橋健治(61)。それだけに三原陣営の間からは「理屈に合わない」(長年の支援者)との不満も漏れる。
北橋の後を継いだ緒方の陣営でも、他党に推薦を求めないとする自民の条件を北橋が受けたことに「一部の支援者が混乱している」(民主市議)といい、選挙戦への影響が気がかりだ。
共産新人の真島省三(51)は3度目の立候補。住宅街や商業施設の前で、正規雇用の拡大や消費税増税の中止などを訴えている。 (敬称略)
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/130084
《県内11選挙区直前情勢》 福岡10区 「指南役」に挑む民・共・無
2014年11月29日(最終更新 2014年11月29日 03時00分)
「私と総理が手を携えて進めてきたアベノミクスを継続させてください」。24日、北九州市小倉北区のJR小倉駅前に立った自民前職の山本幸三(66)は通行人に訴えかけた。首相安倍晋三の経済政策を支え、「アベノミクスの仕掛け人」とも呼ばれる元大蔵官僚の山本。20分間の演説の大半を経済政策に費やした。
11区が地盤だった山本は前回、10区に選挙区を替えた。当時は知名度不足が課題だったが、その後はミニ集会を重ね「地域に浸透してきた」(陣営)。2009年の前々回に自民公認で10区に立ち、前回比例代表に転じた前職の西川京子(69)は今回も比例で戦うことが決定。公明との連携も強め態勢づくりを急ぐ。
気がかりはアベノミクス批判票。中小企業経営者から「恩恵は地方に及んでいない」との不満も伝わる。
山本が演説した2日後の26日夜。民主元職の城井崇(41)もJR小倉駅前に立った。「北九州には景気回復の実感はない。アベノミクスの失敗を正す仕事をなしとげたい」。15分間の演説はほとんどがアベノミクス批判。城井は「国民の暮らしは改善していない。正攻法で戦う」と言う。
前々回は政権交代への期待を追い風に12万票を超える得票で当選。だが、追い風が逆風に変わった前回の得票は半減、涙をのんだ。2年間の浪人生活。支持者回りを徹底し、朝立ちも続け、28日には連合福岡の推薦も受けた。陣営は「地方に安倍政権への不満はくすぶっている。相手陣営に切り込みたい」と意気込む。
前回比例復活した無所属前職の佐藤正夫(59)は所属していたみんなの党が解党。いったん10区からの立候補断念を表明したが、25日に無所属で立つことを決めた。「自民でも民主でもない受け皿をつくる。しがらみのない政治を実現させたい」。消費税を5%から8%に引き上げたことなどを批判し、引き続き「第三極」として支持拡大を図る。
共産新人の高瀬菜穂子(54)は街頭などで「アベノミクスは大企業と大金持ちだけがもうけを上げた」と批判し、原発再稼働反対も訴える。 (敬称略)
=2014/11/29付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/130266
県内11選挙区直前情勢》 福岡11区 社民滑り込み論戦熱く
2014年11月30日(最終更新 2014年11月30日 03時00分)
「安倍政権の暴走を止めたい一心で立候補します」。衆院選公示を4日後に控えた28日夜、社民新人の藤中寛之(40)は田川市内の労組関係者にあいさつして回った。その前日に立候補表明したばかりだ。
前回、社民の候補者擁立は公示13日前。結果、得票数は前々回の3分の1以下に激減した。「今回はさらに1週間以上遅い」と陣営。28日は田川地区の市議や町議が市内に集まったほか、推薦した民主県連代表の大久保勉が社民田川総支部事務所を訪れ、「私を使ってください」と協力を誓った。公示日には社民党首の吉田忠智も来援予定だ。
藤中があいさつ回りをしていたころ、自民前職の武田良太(46)は香春町や糸田町など4カ所で「拡大世話人会」を開き、それぞれ100人を超す支援者を前に声をからしていた。「5期目になれば本物の政治家として力を発揮できる。皆さんに恩返ししたい」
25歳で初めて国政に挑み、3度落選した後に4回連続当選。選挙戦の厳しさを熟知しており幅広い団体や企業の推薦を受け、行政区ごとの「世話人」を通して地盤を固める。陣営は「次は大臣。それにふさわしい結果を」と圧勝を目指す。
陣営関係者が「鍵を握る」と見るのが、かつて激しく議席を争い、前回から10区に替わった自民前職の山本幸三(66)の地盤の京築地区。前回出馬した維新新人は落選したものの京築地区で大きく票を伸ばしたほか、今年4月の県議補選(行橋市区)には自民県連の推薦で立候補し、対立候補の武田の秘書を破った。このため、武田陣営は26日に行橋市で開いた拡大世話人会に党地方創生実行統合本部長の河村建夫を招くなど、てこ入れに懸命だ。
3度目の挑戦となる共産新人の山下登美子(61)は「これまでにない有権者の反応。京築地区では特にすごい」と手応えを語る。短期決戦の今回は「元気な姿を見せる」と20日から毎日街宣車で選挙区内を回っている。社民の参入で演説にも力が入る。「有権者にとっては選択肢が増えていいこと。お互いにしっかり戦いたい」 (敬称略)
=おわり
=2014/11/30付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/129851
古賀市長選とは距離 福岡4区の立候補予定者
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 03時00分)
史上最多の6候補が論戦を展開している古賀市長選。30日の投開票の2日後には衆院選公示を迎えるが、同市を選挙区にする福岡4区の立候補予定者たちは、市長選とは距離を置く姿勢を貫いている。別の選挙に便乗して、自らをアピールすることは、選挙では常とう手段の一つだが、6人による混戦の市長選に、4区の立候補予定者は「支持者の中でも、市長選では誰を支持しているのか分かれている。特定の候補を支援しにくい」と、積極的な関与を避けているようだ。
市長選には、再選を目指す現職、返り咲きを狙う元職のほか、新人4人が立候補。1997年の市制施行後、最多の顔触れとなった。
市内の幹線道路近く。4区に立候補予定の維新前職の後援会事務所から約500メートル離れた場所に、市長選の新人候補の選挙事務所がある。さらに約600メートル先に別の新人候補の選挙事務所が立つ。市長選候補の選挙カーともよく出くわすが、陣営幹部は「市長選はまれに見る混戦。時期が時期だけに、深入りしたら、こちらの印象にも影響する。『君子危うきに近寄らず』ですよ」と冷静だ。
特に頭を悩ましているのは自民前職の陣営。「複数の市長選候補の支持者の中に、それぞれうちの後援会員がいる。特定の候補を応援すると、反発を招きかねない」。市長選告示日には、自民が推薦する候補の出陣式に出席したが、その後の選挙運動に合流する場面は今のところない。
市長選のある陣営幹部は「市長選、衆院選と続くことで、有権者が選挙にうんざりしている感触がある」と話す。与党の一角である公明党も、市長選の複数の陣営から推薦願を受けたが、自主投票を決め、一定の距離を置いた格好だ。
4区内では、12月21日告示、28日投開票の福津市議選(定数18)もあり、20陣営以上が出馬準備を進めているが、衆院選の立候補予定者たちは「まずは自分の選挙」と、短期決戦に向けた態勢づくりに躍起だ。
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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神奈川6・7だけでも統一せえや・゚・(ノД`)・゚・。
258 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/29(土) 22:45:09.86 ID:CK7P8wv7
自民・接戦選挙区リストって感じかな?
732 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/29(土) 21:49:49.24 ID:5Evo1FhB [1/3]
11月30日(日)安倍総裁遊説日程
10:10〜たまプラーザ駅北口
12:45〜小田急本厚木駅北口
14:30〜JR鎌倉駅北口
16:00〜相鉄二俣川駅北口
17:00〜小田急新百合ヶ丘南口デッキ
276 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/30(日) 14:04:36.04 ID:gieIUM8s
>258
たまプラーザ駅北口 神奈川8区 福田峰之−江田憲司
小田急本厚木駅北口 神奈川16区 義家弘介−後藤祐一
JR鎌倉駅東口ロータリー 神奈川4区 山本朋広−浅尾慶一郎
相鉄二俣川駅北口 神奈川6区 上田勇−青柳陽一郎、 池田元久
小田急新百合ヶ丘駅南口デッキ上 神奈川9区 中山展宏−笠浩史、椎名毅
268 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/30(日) 11:35:58.59 ID:t09m72cl
朝日横浜版
6区 ともに前職の公明上田と維新青柳が軸になると見られていたが、2区から民主元職の三村が国替えで
名乗りを上げて激戦の様相だ。
上田は県内で唯一の公明選挙区候補者で、自民も支持
三村は「保土ヶ谷区は地元」と街頭で訴え、前原誠司元外相が現地入りするなど党全体で後押しする。
青柳は「既得権を打破する」として徹底した行政改革を主張する。 (以下共産略)
地元保土ヶ谷区民からは「なんで一本化しねえんだよバカ」の声を多く聴きます
275 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/30(日) 13:20:49.66 ID:CaV67boF
神奈川で維新っていうのも微妙だと思う。
関西の地域政党というイメージもさることながら、
ロウアーミドル以下のイメージが、
見栄っ張りの神奈川県民にはウケが悪そう
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次世代が自民削るかどうかは民主でも自民でもどっちでも良い保守無党派層がどの程度居るかって事になるんだけど,どうなんかなぁ。
33 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/11/20(木) 23:18:54.67 ID:Ftyakt7l
…次世代の党が出たら民主や維新へのアシストになりそう。
自民の票を削りそうだから。
特に1区、18区が元生活、12区は元社民→元未来では民主候補の票を割ることは期待できそうにない。
というか民主(非共産野党候補)が左派のところばかりだして自民の足引っ張るのが目的のように見えてしまう。
38 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/21(金) 19:36:35.17 ID:t4HEiC/l
>>33
>というか民主(非共産野党候補)が左派のところばかりだして自民の足引っ張るのが目的のように見えてしまう。
野党が与党の票を削りに行くのは当然でしょ?今の政権政党は民主じゃないぞ。
つーか、自民だってそれくらい織り込み済みだろ。
それが嫌なら次世代と連立するなり選挙協力するなり手段はあったのだから。
選挙において最大の敵は、真っ向から主張が対立する相手ではなく、主張が近いにも関わらず選挙協力できない相手だよ。
安倍執行部は次世代をぶっ潰す気満々だし、平沼は今回の解散に激おこだよ。
党そのものが崩壊したみん党や生活を除けば、野党の中で一番解散に憤っているのが次世代だろう。
(橋下もかなり怒っているけど、あれはどちらかというと大阪での公明の態度に怒っているだけだしな)
まあ、次世代は表立っては自民票を徹底的に削りに行くだろうね。裏で民主をチクチク刺しながらかもしれないけど。
ただし、18区はちょいと事情が異なるので、もしかしたら自民票も民主票も本気で削りに行くかもだけどね。
中田の元の支持層は民主右派や非自民保守系無党派層だしな。
さすがに市長逃亡の前歴が加わった今の中田にかつての強さはもうないだろうから、
(前回網屋に投票したであろう)民主右派層がどれだけ中田に流れるのかは皆目不明だが、
解党に失望したみん党支持者票を拾い集めつつ、樋高を上回れる可能性が全くないとも言い難いんだよな。
いずれにしても、山際票を削りに行かなければ勝ち目はほぼゼロな上に、次世代の南関東比例議席獲得も絶望的なので、
中田本人に僅かでも勝つ気があるなら、メインターゲットが山際になるのは必然と思うが、
一回捨ててでも野党を整理したいなら、討ち死にすれば引退する可能性もある樋高をまず狙いに行く可能性もなきにしもあらず。
下手に山際を狙いに行くとボーダーが下がって樋高に比例復活の目が出てしまうので、中田にとっても痛し痒しなんだよな。
もっとも当人の思惑とは無関係に、中田が為す術なく負ける可能性もなきにしもあらず・・・だが。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk34010277000c.html
2014衆院選:決戦の構図 1区 自民前職、強固な地盤 民主、間に合わず断念 /広島
毎日新聞 2014年11月24日 地方版
「久しぶりに国政報告に立たせていただいております」。解散から一夜明けた22日夕、自民前職の岸田文雄氏が中区八丁堀でマイクを握った。2年前の外相就任後は公務に忙しく、地元での街頭演説は約1年ぶりという。
祖父の代から続く強固な地盤を支えに、2012年の前回選では他候補を圧倒し7選。だが、「楽な選挙はない」と身を引き締める。幾人もの首相を送り出した派閥「宏池会」の会長、さらに外相として、選挙期間中の半分は他候補の応援に回るという。「経済と政治に推進力を与える選挙」と位置づけ、安倍政権の実績や今後の政策を訴える。
09年衆院選では公認候補が岸田氏に約8000票差まで迫り、比例で復活を果たした民主党。今回も候補擁立を模索したが、22日開かれた県連幹事会で擁立しないことを決めた。県連代表の森本真治参院議員は「空白区は解消したかったが、突然の解散で(擁立は)厳しい」と説明した。
民主が候補擁立を断念するなか、「空白区を作るのは与党を利する」と立候補表明したのは次世代の党新人、伊藤真二氏。22日に中区で事務所開きを行い、繁華街で街頭演説。元海上自衛官として国防政策や災害時の対応を訴え、「置き去りにされた人への思いやりや道徳を若い世代に伝えたい」と語る。
共産新人の大西理氏は、解散前から街頭演説に力を入れ、消費増税中止のほか、集団的自衛権の行使容認や原発再稼働など安倍政権の批判を強める。「維新や次世代も自民党の補完勢力だと明らかになりつつある。対立軸が明確になった」と意気込む。
維新は、新人で会社社長の白坂理香氏を公認、擁立の方針を決めた。【加藤小夜】
◇
安倍晋三首相による衆議院解散を受けて、議員の任期を半分残して、総選挙が12月2日に公示される。県内では全7選挙区で、自民前職に野党の前職や元職、新人が挑む構図となりそうだ。各選挙区の構図と情勢を紹介する。
※維新新人の白坂理香氏は25日に出馬会見をするため、顔写真は26日に掲載します。
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◇予想される立候補者
岸田文雄 57 外相 (7)自 前
白坂理香 48 会社社長 維 新
伊藤真二 47 [元]海上自衛官 次 新
大西理 48 党地区委員長 共 新
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◇2012年開票結果
当 103689 岸田文雄 自前
25429 野中幸市 民新
21698 菅川洋 未前
12444 大西理 共新
◇2009年開票結果
当 95475 岸田文雄 自前
比 87557 菅川洋 民新
8945 藤本聡志 共新
5438 上村好輝 社新
2889 中村文則 無新
1393 山本浩徳 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk34010339000c.html
2014衆院選:決戦の構図 2区 自・民2氏、2勝2敗 共産新人、差別化図る /広島
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
自民前職・平口洋氏と民主元職・松本大輔氏の対決は、今回で5回目。これまで2勝2敗と、その時々の政治状況を反映するように、勝者が入れ替わってきた。
解散が告げられた21日午後1時すぎ、松本氏は西区のショッピングセンターへ向かう買い物客にビラ配りの最中だった。「今度は頑張ってくださいよ」。励ましを受けて、握手を交わす。
政権与党として臨んだ2012年の前回選。党への逆風をもろに受けて、ビラさえ受け取ってもらえなかった。「2年前は握手してもらえることもほとんどなかった。今は激励も多く、期待に応えたい」と力を込める。
一方の平口氏。前回勝利したとはいえ、「敵失」に助けられた面もある。第三極ブームの中、維新が新人を擁立。自身の票は落選した09年から横ばいだった一方、松本氏は得票が前回の約4割と、維新・共産候補に大きく票を食われた。今回は、現時点で第三極に大きな動きはなく、民主が失った票をどこまで獲得できるかがかぎとなる。
実質的な選挙戦に突入した22日、平口氏の姿が前日の松本氏と同じショッピングセンターにあった。公明の街頭演説会で、中国ブロックの前職2人にはさまれて「3人4脚でやってきた」と、自公連立の実績を強調。公明の固い組織力に期待を込めた。
共産・藤本聡志氏は、反増税など他党との違いを挙げて存在感をアピール。既に街頭演説もスタートさせ、「安倍政権は国民無視だ」と訴える。【高橋咲子】
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◇予想される立候補者
平口洋 66 [元]法務政務官 (2)自 前
松本大輔 43 [元]副文科相 (3)民 元
藤本聡志 60 党県地区役員 共 新
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◇2012年開票結果
当 109823 平口洋 自元
61373 松本大輔 民前
36979 辻康裕 維新
12619 中森辰一 共新
◇2009年開票結果
当 149227 松本大輔 民前
110238 平口洋 自前
5458 宮内香織 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk34010483000c.html
2014衆院選:決戦の構図 3区 野党票、奪い合い回避 被災地対応もアピール /広島
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
「本当なんですか、その話は」。今月中旬、自民前職の河井克行氏は報道陣に2度、問い直した。2012年の前回選、同じ3区で日本維新の会から立候補し、比例中国ブロックで復活当選した中丸啓氏(現在は次世代の党)が4区に移ったことに驚きを示した。野党票の奪い合いの回避を狙ったくら替え。前回選の得票数を見ると、次点だった民主元職・橋本博明氏に中丸氏の票を加えると、当選した河井氏の票数とほぼ同じ。この「中丸票」の行方が選挙戦を左右するとみられる。
3区には、8月の広島市北部の土砂災害で大きな被害が出た安佐南、安佐北両区が含まれる。候補者の事務所関係者は「被災者の方々に、軽々しく演説会に来て下さいとは言えない。慎重に、丁寧にやらないと。これまでとは違う」と語る。
河井氏は土砂災害対策強化のプロジェクトチームで党の座長を務め、改正土砂災害防止法が成立した成果を強調。「国会において、復旧復興の先頭に立たせ続けてもらいたい」と力を込める。
一方、09年に初当選しながら前回選では落選した橋本氏。解散後初の週末となった22日、中区の商店街で街頭に立った。「土砂災害復旧へ道半ばの中、なぜ政治空白を作るのか」と安倍首相を批判し、「政権の暴走について確認する選挙にする」と強調した。さらに災害直後から被災地に入り、泥出し作業などを手伝った経験もアピールの一つだ。
共産・清水貞子氏も災害からの復興の重要性を訴える。「まだまだ被災地は途方に暮れている。生活再建できるように頑張りたい」と意欲を見せている。【大西岳彦】
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◇予想される立候補者
河井克行 51 [元]副法相 (5)自 前
橋本博明 44 党県副代表(1)民 元
清水貞子 67 党県委員 共 新
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◇2012年開票結果
当 87993 河井克行 自前
51666 橋本博明 民前
比 36993 中丸啓 維新
13875 藤井敏子 共新
◇2009年開票結果
当 133994 橋本博明 民新
96065 増原義剛 自前
5825 日高順子 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk34010447000c.html
2014衆院選:決戦の構図 4区 自民支持層票の行方 共産「消費税反対」で勝負 /広島
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
「本物の政治か、対案のないまま組む野合連合か。どっちが正しいのか有権者に問うていかなければならない」。衆議院解散翌日の22日、東広島市内で記者会見を開いた自民前職の中川俊直氏は、次世代の党前職の中丸啓氏の3区から4区へのくら替えを問われると、野党間の選挙区調整を批判した。民主党は今回、4区に候補者を擁立しない。
中丸氏の参入で波風が立ちそうなのが自民支持層の票だ。中丸氏は元自民県議の蔵田義雄・東広島市長と姻戚関係にある一方、中川氏は2006年の市長選に出馬し、蔵田氏と対決した経緯がある。
4区には、9月中間連結決算で過去最高益を上げたマツダの関連工場があり、東広島市の工業団地も分譲率が97%以上と好調だ。中川氏は企業をこまめに回り、アベノミクス効果をアピールする。
中丸氏は「前回の3区のように三つどもえになれば与党を利するだけだ。勝てる可能性の高い選択をしなくては」と4区での出馬について説明した。課題は地元での知名度の低さで、党名も十分に浸透していない。「次世代の党より、中丸の名前の方がまだ知られている。個人名と同時に党名もPRしたい。前回選挙で第三極は全国で2000万票を集めた。今回もその受け皿に」と意気込む。
自主憲法の制定など新保守路線を掲げており、民主支持層の票の行方も注目される。
4回目の立候補となる共産新人の中石仁氏は、ストレートに「消費税反対」のワンフレーズで勝負する。「アベノミクスで恩恵を受けたのは一部の企業と株主だ」と批判。消費税8%にあえぐ有権者の心に訴える。【菅沼舞】
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◇予想される立候補者
中川俊直 44 [元]衆議員秘書 (1)自 前
中丸啓 51 党県支部会長 (1)次 前
中石仁 51 党県委員 共 新
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◇2012年開票結果
当 91606 中川俊直 自新
53339 空本誠喜 民前
13575 中石仁 共新
◇2009年開票結果
当 102435 空本誠喜 民新
比 97296 中川秀直 自前
4003 沖ゆり 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk34010408000c.html
2014衆院選:決戦の構図 5区 自公前面“ドブ板”様に 民主断念 共産、反自民票結集狙い /広島
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
24日朝、JR呉駅前。「他党は対案を出さず、名前も変われば主張も変わる。信頼できるのは自公政権だ」。自民前職の寺田稔氏が公明党演説会で声を張り上げると、大きな拍手がわき起こった。
妻の叔父、池田行彦元外相の急逝を機に「跡継ぎ」として担ぎ出されたが、主計官という大蔵官僚のエリート街道を歩んできただけに、後援会幹部は「当時は、泥臭い選挙のことをあまり知らなかった」と振り返る。引き継いだ地盤は、当初から強固だったわけではない。
逆風下の2009年の衆院選では民主の三谷光男氏に敗北。この挫折が寺田氏を変えたと、関係者は見る。前回選で復帰後も、週末は地元に戻って街頭活動やミニ集会を重ねる“ドブ板”が様になった。2カ月に一度、各業界団体が集まる勉強会「新はちどり会」に自ら足を運び、支持拡大を図ってきた。
一方、三谷氏は解散後初の週末、呉市蒲刈町の祭りで「なんとか私を押し上げてください」と支援を訴えた。解散当日には母の墓前に出馬報告。しかし、母の命日となる26日に出馬断念を表明した。翌日の記者会見で、三谷氏は「かつてから胸に違和感を覚えて受診したところ、労作性狭心症の症状が再燃した。熟慮の末の(立候補断念の)決断。誠に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。県連幹部は新たな候補について「打つ手がない」と、擁立は難しいとしている。
21日に「民主は足腰が弱っている。対決軸は『自公』対『共産』」と、再出馬を表明した共産新人の尾崎光氏。一騎打ちの様相のなか、消費増税中止や集団的自衛権、原発再稼働阻止を訴え、共産党が躍進した参院選同様、反自民票の集約に全力をあげる。【吉村周平】
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◇予想される立候補者
寺田稔 56 党国対副委長(3) 自 前
尾崎光 62 党地区委員長 共 新
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◇2012年開票結果
当 99842 寺田稔 自元
49356 三谷光男 民前
9126 尾崎光 共新
◇2009年開票結果
当 99770 三谷光男 民前
93594 寺田稔 自前
2738 塚本能照 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk34010444000c.html
2014衆院選:決戦の構図 6区 小島、亀井両氏 3度目対決 共産交えた三つどもえ /広島
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
自民が大勝した前回、県内で唯一議席を得られなかった6区。比例中国ブロックで復活当選した自民前職の小島敏文氏と、13選を目指す無所属前職の亀井静香氏の3度目の対決を軸に、共産新人の寺田明充氏を交えた三つどもえの戦いが見込まれる。
「短期決戦。たとえ1票差でも小選挙区で勝って、堂々と議員活動したい」。小島氏は25日、地元・世羅町での事務所開きを前に力を込めた。
この2年間は週末を使って地道に選挙区内を回り、知名度アップに努めてきた。亀井氏の地盤が厚い、課題の県北部での浸透を目指して三次市に後援会を立ち上げ、亀井氏に近い地方議員への働き掛けを強める。連立を組む公明支持層の取り込みも図る。「景気回復とアベノミクスの成功を目指し、地方が元気になる施策を訴えていく」
一方、前回未来の党から立候補して議席を守った亀井氏は、初の無所属での戦いに「昔の自民党は弱者いじめはしなかったが、今は一部の大企業や富裕層に富が集まり、地方は切り捨てる。今回は一揆を起こす」と古巣への対抗意識を前面に押し出す。
民主県連が初めて推薦し、連合系労組などの支援を期待する。有権者が多い県南部対策に、尾道が地盤の生活の前参院議員、佐藤公治氏を選対本部に迎え入れ、一心同体をアピールする。「富士山だってすそ野があるから山がある。中央は地方あってのこと。日本がだめにならないようがんばる」
2003年に続き2度目の挑戦となる寺田氏は、消費増税の中止や脱原発、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回などを掲げる。「安倍政権の暴走にストップをかけるため、党の議席を増やしたい」と意気込み、地元三原を中心に街頭活動を繰り広げる。選挙区内の地方議員もそれぞれが街に出て、党の政策浸透を図っている。【高田房二郎】
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◇予想される立候補者
小島敏文 64 党副部会長(1)自 前
寺田明充 63 党県委員 共 新
亀井静香 78 [元]建設相(12)無 前
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◇2012年開票結果
当 91078 亀井静香 未前
比 78747 小島敏文 自新
16046 花岡多美世 共新
◇2009年開票結果
当 137287 亀井静香 国前
69808 小島敏文 自新
17383 花岡多美世 共新
3689 胡本協子 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk34010286000c.html
2014衆院選:決戦の構図 7区 前職2人、始動早く 3人が31、32歳 若さ前面に /広島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「寝耳に水」の解散ではあったが、「常在戦場」と福山市郊外に事務所を構えていた前職2人は、いち早く始動。共産、民主は新人を慌てて擁立し、結果的に前回とほぼ同じ構図の戦いになりそうだ。
総選挙の日程が大きく報じられた週末の16日。自民前職の小林史明氏は、福山市の景勝地・鞆の浦であった駅伝大会に出場。選挙区と同じ最終7区を走った。汗をしたたらせながら、「追い風はない」と真顔で話した。
参院に転身した宮沢洋一経済産業相の“後継”としてデビュー。28日の事務所開きには市議会(定数40)の半数を超える保守系市議が出席したが、「解散の大義など疑問や不満を持つ有権者に丁寧に話をしていく選挙です」と謙虚に語った。
前回は日本維新の会から出馬、比例中国ブロックで復活した次世代の党前職の坂元大輔氏も16日、今月移転したばかりの事務所前で“第一声”を上げた。ヘッドセット型のマイクを着け、8月の分党で結成した党名のアピールに躍起だった。
「前回は、橋下徹さん(大阪市長)らへの期待など維新への風があったのは確か。サカモト個人への支持にどれだけ変わったかが大事」と力説。「国政報告会27回、街頭演説150回以上」と2年間の活動を強調した。
民主新人の村田享子氏は、柳田稔参院議員の公設秘書。党幹部らにくどかれ、立候補を決断したのは解散前日の朝だった。29日朝の事務所開きでは、時折、メモを見ながらあいさつし、「初々しさがいい」と陣営は自画自賛。2009年には推薦候補を当選させている連合福山地協の幹部は「自主投票は避けたかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
共産新人の小浜一輝氏は、小学校教員の妻が福山市出身という縁しかなかったが、「夜の鞆の浦は本当にすばらしい」とほれ込んだ様子。連日十数カ所のつじ立ちなどで党の政策を訴えている。
国政選挙では異例といえる31、32歳の3人が並び立つ“若さ”も注目されている。小林、村田、坂元3氏とも異口同音に「若い人が政治に積極的に関わっていくことが大切」と前向きに捉え、闘志を燃やす。一方、ほぼ倍の年齢の小浜氏は「私は共産党員歴40年。エネルギーは負けない」と受けて立つ構えだ。【立石信夫】
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◇予想される立候補者
小林史明 31 党青年局次長(1)自 前
村田享子 31 参院議員秘書 民 新
坂元大輔 32 党副幹事長 (1)次 前
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk33010421000c.html
2014衆院選:1区 自維共、三つどもえ 組織固め、各陣営急務 /岡山
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
岡山1区は民主党が公認候補の擁立を見送ったが、自民前職と共産新人に続いて、元民主の元職が維新から出馬を表明。3人による選挙戦になる見通しが強まっている。
10期目を目指す自民の逢沢一郎氏は、小選挙区制度導入以降、毎回10万票以上を獲得。選挙慣れした組織力を生かしたい。衆院解散前の16日、民主党が擁立見送りを表明。逢沢氏は「誰が出ようとも、自らの政策を訴えることに集中したい」と話していた。解散後の25日、維新が前々回選(2009年)に4076票差に詰め寄った高井崇志氏(当時民主)を擁立。3度目の対決が濃厚となった。
逢沢陣営は27日、岡山市内で開かれた千人規模の拡大選対会議で、前回選(12年)の岡山1区の結果や「対立候補より、先手必勝の心がけ」と記した資料を配った。維新には地元出身のベテラン参院議員、片山虎之助氏がいる。逢沢陣営は「危機感を持って態勢を固めなければ」との雰囲気になり、逢沢氏は「いつも以上に結束し、緊張感と集中力を持って臨みたい」と話す。
一方、高井氏は「民主時代から私が訴えてきた議員定数削減や行財政改革など、維新の政策と一致する」と立候補を決意したという。昨夏、民主を離党して参院選に挑んだ後、昨秋には岡山市長選に出馬。2007年参院選で当時自民の片山氏が民主候補に敗れていることもあり、支援者や関係者からは戸惑いの声もある。高井氏は「岡山を日本一住みやすい街にする目標のため、(出馬)反対の声も説得した」という。浮動票が多い岡山1区で、いかに「反自民」の受け皿になり得るかが焦点となる。
共産新人の向谷千鳥氏も「安倍政権の暴走を止める」と、組織票だけでなく「反自民」の票を重ねたい。東京・武蔵野市議を務めた経験があり、「岡山1区は県の中心部でありながら、中山間地域もある。農業政策など幅広い視野を持ち、有権者の声に耳を傾けたい」と話す。党では地区の女性部長も務め「本当に女性が輝く社会を作るためには、共産党の躍進が必要」と、街頭演説で精力的に施策を訴えている。【前本麻有】
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◆岡山1区・予想される顔ぶれ
逢沢一郎 60 [元]党国対委長(9)自 前
高井崇志 45 IT会社社長(1)維 元
向谷千鳥 56 党地区役員 共 新
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<一覧の見方>左から順に、氏名、年齢、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別
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2区見つからず
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk33010483000c.html
2014衆院選:3区 民主3万票どこへ 次世代、若者へ浸透課題 /岡山
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
3区は、民主党県連が公認候補の擁立を見送ったため、2012年の前回選で当選した次世代前職、比例代表で復活した自民前職、前回選にも立候補した共産新人の三つどもえとなる公算が大きい。支持者の高齢化や支援体制の変化に加え、前回選で民主党候補が得た3万弱の票の行方が鍵を握りそうだ。
12期目を目指す次世代党首の平沼赳夫氏(75)は、今回は党が変わったものの、支持者は「『保守の国作り』という基本線は変わっていない」。安全保障制度の充実、公平な社会保障制度などを訴える。
盤石と言われた平沼氏の後援会組織は、支持者の高齢化を懸念。後援会幹部は「『次世代』という名前と、その政策を浸透させることが大事」と気を引き締める。
過去3回、比例中国ブロックで復活当選した自民の阿部俊子氏(55)は「相手は関係なく、私の政策を訴える」と強調し、雇用の創出を成長戦略に掲げる。第2次安倍改造内閣で副農相を務め、「小規模事業者対策を進め、新規事業を興す。第一線の農業者・林業者・漁業者の所得を倍増させたい」。
一方、阿部氏の元秘書の小倉博俊氏が今年8月、新庄村長に返り咲いたが、小倉氏は「(首長の)立場上、表だって支援することは難しい」。自民が追い風を受けた前回選でも、阿部氏の得票は前々回(09年)と比べ1360票の上積みにとどまっており、支援体制に課題がありそうだ。
前回選では民主党公認候補が2万9095票を獲得。この票の動向について、平沼、阿部両陣営ともに「棄権して投票率が下がるのでは」と推測している。ただ、浮動票が多いとされる備前、赤磐両市などの東備地域の状況などによって、情勢が変わる可能性もある。前回選で、平沼、阿部両氏を推薦したJA系の政治団体「県農政連盟」は「公示までに推薦の結論を出す」としている。
前回も立候補した共産の古松国昭氏(69)は、県北地域を中心に巡回。原発再稼働やTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の反対、消費増税の中止などを主張。「安倍政権は国民の願いに逆行している。正義の転換を」と訴え、支持拡大を図る。【原田悠自】
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◆岡山3区・予想される顔ぶれ
阿部俊子 55 副農相 (3)自 前
平沼赳夫 75 党首 (11)次 前
古松国昭 69 党県委員 共 新
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<一覧の見方>左から順に、氏名、年齢、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk33010430000c.html
2014衆院選:4区 投票率が勝負左右 共産、比例重視の展開 /岡山
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
4区は、自民と民主の前職に、共産の新人が絡む公算が大きい。前回、候補を擁立した維新は今回、擁立を見送る方向だ。
自民の橋本岳氏(40)と民主の柚木道義氏(42)のぶつかり合いは、連続4回目。初対戦の2005年の「郵政選挙」は、ともに10万票前後の激しい争いとなり、柚木氏が約6000票差の10万2000票余りで制し、岡山4区で初めて自民以外の当選者となった。橋本氏は比例中国で復活当選。次の09年の「政権交代」選挙は、全国的な民主への追い風を受け、柚木氏が13万4000票余りを獲得。橋本氏は自民への逆風の中、05年より1000票近く増やしたが落選。比例での復活当選もかなわず、祖父の龍伍元厚相、父の龍太郎元首相と3代続いた「橋本」の名が岡山政界から消えた。
そして前回12年。民主への激しい逆風の中、柚木氏は6万票台と半減。橋本氏も落選時より6000票減らした(9万1000票余り)が当選し、小選挙区での3連敗を免れた。柚木氏は比例で復活した。
同世代の2人の勝敗を決める要素について、両氏陣営関係者の見方は、ほぼ一致する。基礎票は「ともに約6万票」。そこに「(橋本氏には)公明票が加わる」。一方、柚木氏が勝った2回は、ともに岡山4区の投票率が60%を超えたが、前回は54・40%。柚木氏が初めて立候補し、龍太郎氏に挑んだ03年の衆院選も54・33%で、龍太郎氏の10万4000票余りに対し、次点の柚木氏は約6万6000票だった。
4区の自公の協力が従来通りなら、投票率が大きなポイントとなる。このため、「50%前後」と予測する橋本氏陣営に対し、柚木氏陣営は「『なんでこの時期に選挙なのか』と解散を批判する声は多く、それが棄権ではなく、投票に結びつけば」と期待する。
一方、岡山4区の共産候補は前回12年が約1万1000票。直近の5回の衆院選での最多得票約2万1000票(00年)からほぼ半減し、公認候補を擁立しなかった前々回09年を除けば、最も少なかった。今回、出馬予定の垣内雄一氏(50)の陣営幹部は「前回は反自民、反民主の票の一部が維新に流れるなどの影響があった」と振り返る。今回は昨年の参院選で同党の議席増もあり、「さらに飛躍させる好機」と意気込む。同党は比例中国での議席獲得を重視しており、「参院選時の勢いがあれば実現可能。ここで踏ん張り、来春の統一地方選にもつなげたい」。【小林一彦】
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◆岡山4区・予想される顔ぶれ
橋本岳 40 厚労政務官 (2) 自 前
柚木道義 42 党県代表 (3) 民 前
垣内雄一 50 党県常任委員 共 新
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<一覧の見方>左から順に、氏名、年齢、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk33010299000c.html
2014衆院選:5区 保守基盤、揺るがず 自共、初の一騎打ちに /岡山
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
岡山5区は、自民前職と共産新人が立候補を表明。1996年に小選挙区制となって以来候補を出してきた民主が、今回は擁立を見送る方向のため、初の自共一騎打ちになりそうだ。
自民は5選目に挑む加藤勝信氏(59)が立候補する。5区では過去6回の選挙で、自民候補が常に10万票を超え、投票の過半数を得てきた。自民への逆風が激しかった2009年でもそれは変わらず、保守基盤の分厚さが際立つ。
1996〜05年の4回の選挙は村田吉隆・元国家公安委員長が、09年と12年は加藤氏が制した。加藤氏は05年の郵政選挙で村田氏と5区の公認を争った。だが、公認が得られず、公示直前まで無所属で出馬の構えを見せた。結局、小選挙区と中国比例で両氏が交互に出る「コスタリカ方式」とすることで決着した。
前回12年は村田氏が5区で出馬予定だったが、解散直後に突然、引退を表明。比例中国で準備を進めていた加藤氏が急きょ5区に出た。過去の経緯もあり、村田氏支持層との“しこり”を指摘する声もあったが、5区で初めて投票率が60%を割る55・93%だったにもかかわらず、やはり10万票を超え、改めて自民の支持基盤の堅さを見せつけた。
前回選では、支援する県議らが「(加藤氏に)国政で存分に活躍してもらえるよう、地元の基盤を揺るぎないものにしよう」と呼びかけて陣営を鼓舞した。加藤氏の事務所関係者も「選挙で、どんな風が吹いても無関係に当選を重ねられるようになるのが理想」と話す。安倍晋三首相側近の官房副長官として公務をこなしながらの選挙戦となる今回は、その「理想」実現に向け、どこに何が必要か、点検の場になるという。
共産は、美見芳明氏(57)を擁立する。「日本民話の会」会長で、民俗・民話研究や語りの活動で知られる総社市の立石憲利さん(76)=共産党県西部地区後援会長=は「各地の文化活動関係者との集まりで、『今の自民は怖い』という話がよく出る」と話す。集団的自衛権や特定秘密保護法の問題などに「きな臭さを感じる」。
「消費税が上がって生活が良くなったという話は聞かない。今回の解散に疑問を持つ人は多い」。5区の共産候補の獲得票は、候補を擁立しなかった09年を除き、有効票の4〜7%の間だが、今回、美見氏は5区で反自民の唯一の選択肢となる可能性が大。「消費税率を上げる必要がない具体的政策があることや、憲法9条を守ることなどを訴え、10%以上の獲得を目指す」。【小林一彦】
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◆岡山5区・予想される顔ぶれ
加藤勝信 59 官房副長官 (4)自 前
美見芳明 57 党県委員 共 新
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<一覧の見方>左から順に、氏名、年齢、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別
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下見つからず
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=549340216
選挙区リポート(上) 島根1区 島根2区
自民 目標高くし引き締め
野党 出遅れの挽回に必死
衆院選の公示まで、1週間となった。山陰両県の4選挙区で議席を独占する自民党に対し、野党も候補を擁立し、追撃態勢に入った。各選挙区の情勢を探る。
島根1区
「得票率は65%」―。自民党前職の細田博之党幹事長代行(70)の陣営が22日に開いた選対会議。本部長の細田重雄県議は、圧勝した前回選の64・6%を超える目標を示した。
前回選は、迷走が続いた民主党政権に対する批判が全国的な自民党への追い風となり、「政権奪還」の期待感があった。支持を固める「時間」もあった。
しかし、今回は停滞する景気をはじめ、2年間の政権運営の審判を仰ぐ受け身の立場。民主、共産両党の候補擁立が遅れて危機感にも乏しい。あえて高いハードルを設け、集票の動機づけとする必要があった。
守りの戦いだけに、組織のほころびは防ぎたい。選対会議では、農協改革への農家の不満を背景に「農業票対策をきちんとしてほしい」と注文する出席者もあった。細田県議は「投票率も下がる。難しい選挙になる」と気を引き締める。
これに対し、本来は攻める側の民主党は解散直前にようやく、新人の和田章一郎党県連代表(67)の擁立にこぎ着け、出遅れた。社民党と連合島根の推薦を受け、態勢は整えたものの、大田選挙区選出の県議だけに「知名度不足」も否めない。
連合島根が急きょ、経歴や政策を紹介した機関紙5千部を作製し、配布したのも単組回りや支持者カードで足場を固める時間がない裏返し。原田圭介事務局長は「組織内に浸透させるのは難しい」と吐露する。
陣営は街頭演説に活路を求め、「反自民票」の掘り起こしを急ぐ。
一方、共産党新人の上代善雄党県書記長(60)は、中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)の稼働反対を前面に押し出す。
4〜6月に松江、出雲両市で実施したアンケート調査で反対意見が7割を占めたとし、党県委員会副委員長の尾村利成県議は「有権者の根底に原発への不安はある」と説く。ただ、どこまで票に結び付くかは未知数。松江市内での街頭演説を強化し、ミニ集会も重ねて受け皿を目指す。
島根2区
自民党前職の竹下亘復興相(68)の陣営は2000年の初当選以来、最高となる得票率70%の獲得を目標に掲げた。
13万5千票を得た過去2回の戦いを振り返ると、前々回選は党への強い逆風を危機感に変え、バネにした。前回選は追い風に乗った。
対する今回は「なぜ、この時期に解散か」と支持者から疑問の声を受ける県議もいるが、他の選挙区同様、有権者の動向を測りかねているのが実情だ。短期決戦で支持者カードの配布、回収を見送らざるを得ず、強固な組織力が機能しているか点検も難しい。
このため、高い目標を課し、佐々木雄三選対本部長は「大臣にふさわしい結果を」と引き締めに懸命だ。
社民党新人の山本誉党県連2区支部連合代表(57)は民主党の推薦は受けたものの、原発政策の違いから、連合島根の推薦が得られず「支持」にとどまったのが痛手となる。
福原宗男党県連代表は「単組ごとに考えは違う」とし、脱原発で共通する自治労を足場に支持拡大を図る考え。県西部に地盤があり、過去に共闘してきた亀井亜紀子元参院議員の支援者にも接触を試みる。
共産党新人の向瀬慎一党県西部地区委員会副委員長(43)は、消費税増税反対や島根原発の即時廃炉、集団的自衛権の行使反対などを訴える。一方、社民党の候補擁立で「自共対決」のムードが薄れ、課題となっている。
過去2回の衆院選結果
【1区】
2012年(投票率64・32%)
細田博之氏(自民)112,605票
小室寿明氏(民主) 47,343票
吉儀敬子氏(共産) 14,173票
2009年(投票率76・69%)
細田博之氏(自民)122,595票
小室寿明氏(民主) 80,789票
石飛育久氏(共産) 8,923票
池田健一郎氏(諸派) 2,060票
【2区】
2012年(投票率67・02%)
竹下亘氏(自民)135,270票
石田祥吾氏(民主) 48,046票
向瀬慎一氏(共産) 16,442票
2009年(投票率79・86%)
竹下亘氏(自民)135,296票
亀井久興氏(国民)108,192票
相浦慎治氏(諸派) 2,925票
('14/11/25 無断転載禁止)
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愛媛
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk38010646000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 現職閣僚に2氏挑む 1区、小選挙区導入後最少に /愛媛
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
突如吹き始めた解散風から、あれよという間に12月2日公示、14日投開票へとなだれ込んだ衆院選。各党、各陣営の擁立作業が急ピッチで進められ、県内4選挙区の顔ぶれが固まりつつある。各区の戦いの構図を報告する。
愛媛1区では、自民前職で厚生労働相の塩崎恭久氏(64)▽民主元職で党県連代表の永江孝子氏(54)▽共産新人で党中予地区委員長の田中克彦氏(47)−−の3人が立候補を表明している。小選挙区導入後では最も少ない。2012年の前回選では日本維新の会(当時)が新人を擁立したが、今回維新の党は候補を立てていない。維新票の行方が注目される。
●塩崎氏
前回選は11万票余りを得て圧勝。今回は閣僚として2氏の挑戦を受けるが、23日は中国出張、その後は他選挙区の応援と、閣僚ならではの制約も。急な解散に後援会内にも疑問の声はあるが、「増税を18カ月延期するという決断に審判を仰ぐ」と理解を求める。
今月16日の松山市長選で推した新人が大敗し、求心力低下も懸念される。陣営幹部は「勢いは出しにくいが、支持者は『しっかり応援する』と言ってくれている」と強調する。
●永江氏
議席を失った前回選後から毎朝、街頭演説を続けてきた。前回は日本維新の候補と共に4万票台で涙。今回は競合が回避され、「国民の声を聞かない安倍政権の批判の受け皿になる」と非自民票を結集しての捲土(けんど)重来を期す。22日夜には蓮舫参院議員の来援も受けた。連合愛媛の推薦を受ける。
16日の知事選、松山市長選で民主県連は、いずれも再選された中村時広知事と野志克仁市長を推薦したが、両氏は自民県議らからも支援を受けたことから静観の構え。
●田中氏
新人候補として戦った松山市長選から息つく間もなく転戦。「市長選で訴えてきた、消費増税反対や原発ゼロの主張は国政にも通じる。市長選の流れのままに戦う」と、意に介さない。
解散後は直ちに街頭活動を始め、23日には事務所も開いた。
前回選では約1万票を獲得した。林紀子・党県委員長は「自公政権に正面から対決する。比例代表で得票率10%以上を目指す」と比例票にも力を入れる考えだ。【伝田賢史】
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■愛媛1区 過去の構図
00年
塩崎恭久 自民 108655
宇都宮真由美 民主 52046
林紀子 共産 17429
永和淑子 社民 16512
太田博之 自連 5485
03年
塩崎恭久 自民 113516
玉井彰 民主 43903
林紀子 共産 14222
永和淑子 社民 11653
岡 靖 無属 4007
05年
塩崎恭久 自民 138068
玉井彰 民主 59985
野口仁 社民 14380
田中克彦 共産 12788
岡靖 無属 3277
09年
塩崎恭久 自民 130330
永江孝子 民主 127562
田中克彦 共産 8035
谷村耕治郎 諸派 1666
郡昭浩 無属 578
12年
塩崎恭久 自民 115798
永江孝子 民主 49382
池本俊英 維新 48171
田中克彦 共産 9902
郡昭浩 無属 875
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk38010649000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 急な参入、構図に変化 2区、前職2氏に新人2氏 /愛媛
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
愛媛2区では自民前職の元行革担当相、村上誠一郎氏(62)▽維新の党新人の県議、横山博幸氏(64)▽共産新人の党県常任委員、植木正勝氏(62)▽無所属前職の会社役員、西岡新氏(41)−−の4人が出馬予定だ。三つどもえの構図とみられていたが、党本部間で民主と選挙区調整を進める維新が25日、民主空白区を埋める形で横山氏を擁立、現新4氏の争いに急変した。
●村上氏
10選を目指すリベラル派の重鎮。特定秘密保護法案衆院採決では途中退席、集団的自衛権行使容認にも自民党総務会で唯一反対した。「憲法改正が筋。正しいと思うことを説明し、支持をお願いするしかない」と選挙戦でも信念を訴える構え。
前回2012年の得票は7万票台。昨今の言動で存在感が増す一方、政権批判に党支持者が反発する恐れもあり影響が注目される。東予と中予の事務所を拠点に企業、各種団体を回り支持を固める。
●横山氏
県連会長を務めたみんなの党が解党を決めた1週間後、維新の党から電撃的に立候補を表明。「自民の政治に異論があった。対立軸を示す」と語る。記者会見に同席した小野次郎幹事長代理が、両党の政策の近さを伝え立候補を促したという。
松山市・上浮穴郡選出の県議。主戦場の今治市には後援会組織がなかったが、「今治は中小零細企業が多い。しっかりと手当てをして地域経済活性化を図る」と政策面でアピールする考えだ。
●植木氏
前回戦った3区から2区に選挙区を替えて挑戦。19日に立候補を表明した。高校時代は旧東予市から今治市に通って地域にはなじみがある。「この2年間ではっきりしたことは、安倍自公政権と正面から対決できるのは共産しかないということ」と対決姿勢を鮮明に打ち出す戦略だ。消費増税や原発再稼働への反対、アベノミクス批判を強調する。
地域の党員や来春の統一地方選候補予定者らとも行動をともにし、支援を求める。
●西岡氏
前回は日本維新の会から出馬し4万8000票余りを獲得、比例四国で復活当選した。しかし今夏の分党の際、「政局に左右され国会や地元活動をないがしろにするぐらいなら」と無所属を選んだ。
党組織の後ろ盾はなくしたが、地元行事にまめに出席し地域浸透を図ってきた。前回連携した県議らの「愛媛維新の会」も25日に推薦を表明した。地域の景気回復、外交防衛、社会保障を3本柱に訴え、連日、街頭演説やあいさつ回りを重ねて再選を目指す。【松倉展人、伝田賢史】
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■愛媛2区 過去の構図
00年
村上誠一郎 自民 113616
梅崎雪男 社民 42673
秋山勝美 共産 20952
03年
村上誠一郎 自民 99208
斉藤政光 民主 43553
梅崎雪男 社民 15150
田中克彦 共産 12206
05年
村上誠一郎 自民 115297
斉藤政光 民主 64874
越智啓治 共産 14553
09年
村上誠一郎 自民 94843
岡平知子 社民 85299
楠橋康弘 無属 12002
森田浩二 諸派 5485
12年
村上誠一郎 自民 77078
西岡新 維新 48762
友近聡朗 未来 28805
竹中由美子 共産 10205
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk38010586000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 自、民、共三つどもえ 3区 維新の転出、どう影響 /愛媛
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
愛媛3区は、自民前職で元日本青年会議所副会頭の白石徹氏(58)▽民主元職で党県連副代表の白石洋一氏(51)▽共産新人で党東予地区委員長の一色一正氏(64)−−が立候補を予定しており、三つどもえの戦いとなりそうだ。2012年の前回選で日本維新の会(当時)から立候補した森夏枝氏(33)は今回、維新の党公認で4区に転じた。党本部の調整で民主とすみ分けた形で、その影響も注目される。
●白石徹氏
09年の前々回選では白石洋一氏に敗れたが、前回選では3万票近くの大差をつけて初当選した。安倍政権の支持率は安定しているが「経済政策は道半ば。『アベノミクスの効果が届いていない』と有権者の厳しい声を聞くこともある」と気を引き締める。
解散後の25日からつじ立ちを始めた。企業なども精力的に回る。県議時代に3期連続トップ当選した新居浜市を地盤に、公明の協力も受け票固めを図る。
●白石洋氏
前回の落選から2年間、選挙区内をくまなく回った。「党への強い反発は薄れてきた」と手応えを語る。突然の解散に「何のための選挙なのか憤りを感じる。怒りを原動力にしたい」と力を込める。
初挑戦の09年は労組票などを基盤に党への追い風を受け10万票以上を獲得、県内小選挙区で初めて自民候補を破った。前回は一転逆風のうえ森氏と票を分け合い敗れたが、森氏と合わせた得票は白石徹氏と同等。非自民票を結集できるかが鍵だ。
●一色氏
突然の解散を受け党から白羽の矢が立った。05年以来の3区出馬となる。選挙区内の後援団体を回り支持を呼び掛ける日々が続く。「消費税は延期でなく中止すべきだ。国内の第1党は無党派であり、政策を訴え抜けば勝機はある」と無党派層への浸透を狙う。
街頭演説では、自民の経済政策批判だけでなく、原発問題や企業のブラック化も指摘する。「有権者の反応がこれまでとは違う。政治は動きつつある」と自信をのぞかせる。【高谷均】
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■愛媛3区過去の構図
00年
小野晋也 自民 82345
藤原敏隆 民主 35309
藤田高景 社民 22601
平本哲郎 共産 13607
03年
小野晋也 自民 74160
高橋剛 民主 41030
藤田高景 社民 11757
一色一正 共産 10931
藤原敏隆 無属 8238
05年
小野晋也 自民 92245
高橋剛 民主 60937
一色一正 共産 16224
09年
白石洋一 民主 103431
白石徹 自民 79924
宮脇繁 諸派 2856
12年
白石徹 自民 71033
白石洋一 民主 42725
森夏枝 維新 29695
植木正勝 共産 7147
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk38010515000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 4区 自、維、次、共、4党混戦 民主票の行方、焦点に /愛媛
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
南予全域に加え伊予市と内子町小田地区が加わった愛媛4区。8選を目指す自民前職で元副総務相の山本公一(67)▽維新の党新人で党県代表代行の森夏枝(33)▽次世代前職で党政調会長の桜内文城(49)▽共産新人で党南予地区委員長の西井直人(57)−−の4氏の混戦となった。
日本維新の会が維新の党と次世代に分かれたことに加え、民主と維新の党が選挙区を調整したことで、かつて日本維新で仲間だった森氏と桜内氏が激突することに。過去2回の選挙では、桜内氏と民主の票を単純合算すると山本氏を上回るだけに、民主票の行方と森氏のくら替えがどう影響するか注目される。
●山本氏
有権者に解散への疑問の声が残ることに戸惑いながらも、企業や団体回りを続ける。円高是正や株価上昇など、アベノミクス効果については一定の評価をしている。「まだ道半ばで成否を論じるには早い。地方創生による景気回復を実現して完成させるべきだ」と訴える。
党地域支部や職域支部を通じた組織固めにも注力。公明の推薦も得た。「自民が軸の国家運営が一番正しい。安定政権を続けるかが争点だ」と意気込む。
●森氏
前回は日本維新の会から地元3区で出馬し、落選。今回は維新の党と民主の調整で4区へ。南予には親戚もおらず「金も組織も知名度も全くない」戦いだが、「自民の党利党略選挙に勝利したい」と決意した。
宇和島市での事務所確保は解散後。さらに法定ビラに証紙を張るスタッフがおらず、フェイスブックで募集を始めた。民主側の支援は「考えていない」と否定的。「日本を変えられるのは維新しかない」と刷新を訴える。
●桜内氏
無所属、みんな、日本維新の会を経て、次世代に。党の政策のとりまとめ役である政調会長として討論番組出演もこなす。「第三極」ブームだった2012年の前回選では日本維新で比例復活できたが、今回は「小選挙区で勝つことが生き残りの条件」だ。
アベノミクスの軌道修正と世代交代を掲げ、手薄だった北部地域で組織強化を目指す。公示後、石原慎太郎・党最高顧問や平沼赳夫党首が応援に駆けつける予定。
●西井氏
「安倍政権の暴走政治に怒りがわき起こっている。国民の期待に応えられるのは共産党だけ」。前回選に続く戦いに力を込める。
自宅は松山市だが党の方針で南予へ。所属議員や支援者と各地を歩き、党勢拡大に努めてきた。消費増税中止や原発廃炉、TPP交渉撤退などの訴えに、「共産に頑張ってもらわないと」との声が寄せられているという。「70、90年代に続く第3の躍進の時」と、議席獲得を目指して街頭演説に力を入れる。【渕脇直樹】
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■愛媛4区 過去の構図
00年
山本公一 自民 142982
徳内厚美 共産 28044
03年
山本公一 自民 117252
浜口金也 民主 37564
徳内厚美 共産 9818
05年
山本公一 自民 115501
浜口金也 民主 52824
山本弘志 共産 14654
09年
山本公一 自民 73085
高橋英行 民主 65578
桜内文城 無属 44777
露口礼子 諸派 1365
12年
山本公一 自民 65744
桜内文城 維新 51435
高橋英行 民主 30322
西井直人 共産 4899
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk29010476000c.html
票層深層:’14衆院選 1区 馬淵氏「原点に戻り挑む」 組織票の小林氏、谷川氏は街宣に力 /奈良
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
衆院選の公示(12月2日)まで1週間を切った。県内4小選挙区ではこれまでに計12人が立候補を表明している。「第三極」のうねりが起きた前回選(2012年)とは打って変わり、野党各党は自民の「1強」を打破するために限られた時間の中で連携を探り、激しい前哨戦を展開している。各選挙区の情勢を探った。
馬淵氏が4連続当選し、県内の衆院選挙区で唯一、民主議席を守る選挙区。前回2012年衆院選では自民、民主、共産に加えて旧日本維新の会新人が参入する激戦となり、小林氏が次点で比例復活した。今回は再び自、民、共の三つどもえと予想され、都市部の浮動票の動向も含め、有権者の判断が注目される。
馬淵氏は民主党政権下で国土交通相を務め、東日本大震災では首相補佐官として原発事故の対応にあたった。民主党への逆風で政権再交代が起きた前回選では、約5万票を減らしながらも当選し、勝負強さを発揮した。
その源泉は地道な地盤作りにある。党公認から15年に及ぶ政治活動で年1万円の個人献金によるフラットな後援会組織を構築。4期目は党選対委員長として全国各地へ赴き、地元で過ごせる週末は半分ほどだったが、毎月の集会、地域の行事や葬祭など精力的に回り、自民支持層の切り崩しを図ってきた。今選挙はほぼ地元で活動する予定で「原点に戻り、挑むしかない」と必勝を誓う。
小林氏は前回選で県議から鞍替えして出馬。組織票に押し上げられて当選した。奈良市議の祖父、県議の父と3代続く後援会組織があるが、「自分の知名度は大したことがなかった」と馬淵氏への敗北を率直に反省。当選後は主要駅での街頭活動や意見交換会を重ねてきた。住宅会社の経営者として奈良青年会議所理事長も務めた人脈も生かしたいところだ。
前回同様、公明に推薦願いを出した。安倍政権への一定の支持率を背景に票の上積みも期待される。「地域の皆さんの力を借り、再び国政の場に」と県都の奪還を意気込む。
谷川氏は衆院解散が固まった17日に出馬を表明。2013年参院選に続き、国政は2度目の挑戦になる。共産党県委員会の若手のホープとして、「ブラック企業」の実態調査や、脱原発の街頭活動など、小さな声を政治に届けようと動いてきた。
街宣では「消費増税の中止」「戦争する国づくりに反対」などと他党との違いをアピールし、手応えを感じている。22日に奈良市で開かれた奈良赤旗まつりでは、市田忠義党副委員長が応援に駆けつけ、てこ入れを図った。比例代表での共産票掘り起こしも併せて図り、地区ごとの遊説や各種団体、支持者へのあいさつ回りを精力的に行っている。【松本博子、中津成美】
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◆立候補予定者
◇1区=12[民]09[民]
小林茂樹 50 [元]県議 (1)自前
馬淵澄夫 54 [元]国交相 (4)民前
谷川和広 36 党県書記長 共新
==============
◆前回選(2012年)の結果
当68712 馬淵澄夫 民
比61043 小林茂樹 自
38791 大野祐司 維
12954 伊藤恵美子 共
(投票率62.85%)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk29010601000c.html
票層深層:’14衆院選 2区 高市陣営「閣僚らしい勝利を」 「批判結集」中村氏、若さPR和泉氏 /奈良
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
自民、共産、生活の三つどもえの構図が固まった。いわゆる「第三極」も含めて5人が争った前回の2012年衆院選とは様相が大きく変わりそうだ。民主は野党連携の一環で生活との候補者調整に応じ、結党以来初めて2区で独自候補の擁立を見送った。民主支持層、前回選で比例票が自民を上回った維新票(当時は日本維新の会)の動向も注目される。
前回は候補の乱立にも助けられる形で大勝した高市氏。安倍晋三首相に近く、閣僚の一員として選挙を迎える。公務や他候補応援で地元に帰る機会は限られ、「政見放送と選挙公報が唯一の使えるツールになるかもしれない」と語る。27日には奈良市で後援会の集会を開き、協力を呼びかけた。
高市氏は「郵政選挙」の2005年に1区から移って当選。民主が政権を獲得した09年は選挙区で敗れ、後援会活動を強化してきた。知名度を生かし、前回選の得票は自民、公明両党の比例合計票を約1万7000票上回った。非共産の対抗馬が統一されたことを警戒しつつ、陣営幹部は「閣僚にふさわしい勝利を」と表情を引き締める。
民主で衆院2期、参院1期途中まで務めた中村氏。2年前に公約になかった消費増税に反対して離党し、旧日本未来の党から出馬して敗れた。大和郡山市に事務所を構え、月1回のニュース発行、平日朝の駅立ちを続けた。
野党間の調整で民主の候補擁立見送りが決まって出馬を表明。「アベノミクスの失敗は明らかで、安倍政権の是非を問う選挙」と話す。民主、維新の党などに推薦を依頼する考えで、政権批判票を結集できる態勢作りを目指す。
ただ、古巣の民主関係者の中村氏への反発は根強い。2区は大手電機メーカーの工場もあり、民主の主要支援組織である労組、連合の活動が活発だが、民主党県連幹部は「(中村氏への)支援の話は出ないと思う」と話す。擁立見送り以上の「協力」は困難な状況だ。
和泉氏は来春の県議選生駒市選挙区の候補者に決まっていたが、解散を受けて急きょ出馬することになった。非正規雇用の現場で、不安定な働き方に苦しんだ自らの体験を踏まえ、「人を大切にする社会実現を」と街頭活動を中心に訴えている。
消費税の10%引き上げ中止、原発再稼働の阻止、集団的自衛権の行使容認反対など党の政策の浸透を図りながら、「若い力で政治を変える」と力を込める。【熊谷仁志】
==============
◆立候補予定者
◇2区=12[自]09[民]
高市早苗 53 総務相 (6)自前
和泉信丈 31 党地区職員 共新
中村哲治 43 [元]参院議員 (2)生元
==============
◆前回選(2012年)の結果
当 86747 高市早苗 自
45014 並河健 維
22321 百武威 民
19200 中村哲治 未
12444 中野明美 共
(投票率63・90%)
※「維」は日本維新の会、「未」は日本未来の党
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk29010550000c.html
4選を目指す自民の奥野氏、共産の正木氏に加え、25日に維新が栗原氏の公認を発表した。民主は独自候補の擁立を見送り、自・維・共による三つどもえの構図がほぼ固まった。民主支持層の票の行方も注目される。
奥野氏は民主政権が誕生した2009年衆院選で元法相の父誠亮氏の代から45年守った議席を失った。市町単位の集会を重ね、地方選を通じた首長との関係も培って臨んだ12年衆院選では、旧日本維新の会や民主などの候補を抑えて返り咲いた。今回は対抗馬が未知数の女性新人らという点も意識し、組織の引き締めを図る。
27日に大和高田市で開いた集会で奥野氏は支持者に「アベノミクスで経済再生を」と訴えた。日産自動車役員も務めた経済人だけに「金融政策だけでなく二の矢、三の矢を徹底しなければ。政治にスピードを」と話す。
栗原氏は維新政治塾の1期生。前回選挙で3区の旧維新候補の選対本部長を務めた。
維新の党結成が9月で、今月に県総支部の体制が刷新されたばかり。公認発表は公示1週間前と準備不足は否めないが、懸命に選挙態勢を整える。
旧維新は前回選でいわゆる「第三極」として注目され、比例では自民を上回る20万票余りを県内で獲得。今回も大阪府内に通勤する「奈良府民」らを意識し、浮動票の取り込みに重点を置く方針だ。栗原氏は「街頭演説や辻説法で改革を訴えたい」と言う。
民主は28日の会合で候補擁立を断念。人選の難航に加え、前回選で民主、旧維新候補の合計票が奥野氏を上回ったものの結果的に票が割れて「共倒れ」した経緯も踏まえた。
正木氏は05年衆院選以来、4度目の国政挑戦となる。17日に出馬を表明し、早朝の駅前での街頭演説などを精力的に続ける一方、支援者の集会へ足を運んでいる。
閣僚辞任など“政治とカネ”の問題を取り上げて「日本の政治が金の力でゆがめられている。政治腐敗の根をたつ絶好の機会」と指摘し、「国民との約束を守る、うそのない政治を実現させる」と強調。消費増税の中止、原発ゼロなど党の政策を訴えて比例票の掘り起こしも図る。【山本和良】
==============
◆立候補予定者
◇3区=12[自]09[民]
奥野信亮 70 [元]副法務相(3)自 前
栗原絵里子 45 1級建築士 維 新
正木敦 43 党地区委員長 共 新
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◇前回選(2012年)の結果
当 76073 奥野信亮 自
49928 西峰正佳 維
35974 吉川政重 民
14466 豆田至功 共
(投票率62.27%)
※「維」は旧日本維新の会
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何だこのコピペスレは
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk29010331000c.html
票層深層:’14衆院選 4区 自・民・共の3氏再び 「地方のアベノミクス効果」論戦 /奈良
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
県内小選挙区で最も面積が広く、農村や山間地が多い奈良4区。いずれも前回2012年衆院選に出馬した自民・田野瀬、民主・大西、共産・山崎の3氏が立候補を予定している。地方での「アベノミクス」効果などについて既に論戦が始まっている。
00年以降は自民が約8万〜11万票を獲得し、5回連続で選挙区の議席を守る。一方、前回選では「定番」の自・民・共の構図に加えて維新(旧日本維新の会)の新人が立候補。次点に食い込んで注目された。
田野瀬氏は前回選で、元自民党総務会長で衆院議員を6期務めた父良太郎氏の地盤を継いで初当選。この2年間、積極的に党内の勉強会などに出席し、地元に戻れば街頭に出るなど知名度の向上に努めてきた。
今回の衆院選を「アベノミクスを今後も進めて良いか判断する選挙」と言う。県南部は「恩恵が表れていない」と分析した上で「地方創生の施策で、現在は大企業や都市部中心のアベノミクスの影響を地方に波及させたい」と話す。
大西氏は民主が大敗した前回選で落選。駅前での演説、こまめな選挙区回りなどで支援者拡大に努めてきた。13年参院選にも出馬し、知名度もある。
街頭演説などでは「物価は上昇し、実質賃金は低下した。地方は不満がたまっている」とアベノミクスを批判し、経済政策の転換、中間所得層の拡大を訴える。「2年前は有権者に避けられたが、今は演説に足を止めてくれる。変わってきた」と手応えを口にする。
前回選で大西氏と旧維新新人の得票合計は7万1000票余りで、田野瀬氏の得票とは約1万票差。政権批判票を取り込み、票の積み増しを図る。
山崎氏は2度目の国政挑戦だ。集団的自衛権の行使容認など安倍政権の強行的な政権運営を批判。アベノミクスは大企業、富裕層のための政策だとし、「国民の懐を温める政治を」と訴えている。
橿原市に隣接した田原本町長選(今月16日投開票)で党推薦候補が現職相手に善戦したことなども「党勢拡大の弾み」と捉える。
同党候補の4区得票は00年以降、1万票前後で推移する。固い支持層に加え、無党派層への浸透も狙い、街頭演説などに積極的に取り組む方針だ。【矢追健介】=おわり
==============
◆立候補予定者
◇4区=12[自]09[自]
田野瀬太道 40 保育園理事長 (1)自 前
大西孝典 58 党県副代表 (1)民 元
山崎タヨ 64 女性団体役員 共 新
==============
◇前回選(2012年)の結果
当 82125 田野瀬太道 自
35969 松浪武久 維
35636 大西孝典 民
8723 山崎タヨ 共
(投票率63.54%)
※「維」は旧日本維新の会
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk26010548000c.html
2014衆院選:師走決戦の構図 1区/2区 /京都
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
◆1区
◇自共前職と維・新人、無元職 民主票の行方注目
解散まで衆院議長を務めた自民前職の伊吹文明に、自民出身で維新府総支部代表の田坂幾太と、長く党の論客であり続ける共産前職の穀田恵二、一度は伊吹を破った無所属元職の平智之が挑む。民主は擁立を見送る公算が大きいため、多い時は10万、少なくても2万4000票を数えた民主票がどこに流れるかが注目される。
財務相や党幹事長などを歴任した伊吹は常に6万票以上を確保。09年の「政権交代選挙」こそ自民への逆風で比例復活に回ったが、それ以外は安定した戦いを見せており、支持層を確実に固める。
田坂は自民時代に府連幹事長も務め、北区を中心に強い地盤を持つ。民主票については「そこに期待をするような選挙はしない」と毎朝街頭に立つ。
穀田は6回連続で比例復活。高い知名度から応援演説に駆り出されることも多いが、「自共対決」を前面に出して反自民票も狙う。
平は09年に民主公認で10万票超で小選挙区を制したが、党の原発政策を批判して離党。前回選はみんなから出馬し、落選した。原発の即時廃止を訴える。
◆2区
◇7選民主に自共新人挑む 社民は擁立を断念
政府や党の要職を歴任した民主前職の前原誠司に、いずれも新人で自民の上中康司、共産の原俊史が挑む。前回、前々回と候補を立ててきた社民は、擁立を断念した。
前原は、逆風下の前回選でも約5割の得票率を誇り、自民候補に比例復活もさせない安定感を見せつけた。応援で選挙区を空けることも多くなりそうだが、後援会など支持層を固める。
上中は公募候補として前回選が初挑戦。府内の自民候補として唯一議席を得られなかったが、2年間で後援会を組織し、地道に街頭に立ってきた。「アベノミクス効果を中小企業に」と訴える。
原は、2区で5回連続の挑戦で、毎回2万5000票前後を得ている。集団的自衛権行使容認反対などを掲げ「安倍政権の暴走をやめさせる」と訴える。
◇
師走の衆院選(12月2日公示、14日投開票)が迫ってきた。府内の6小選挙区では、顔ぶれ自体は前回選(2012年)と大きく変わらないものの、政党の存廃や協力関係の変遷などで、構図の変化も生まれている。21人(27日現在)が立候補の動きを見せている各選挙区の構図を紹介する。(敬称略)
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◇1区予想される顔ぶれ
=12自09民
伊吹文明 76 [元]衆院議長 (10)自前
田坂幾太 62 [元]府議長 維新
穀田恵二 67 党国対委員長 (7)共前
平智之 55 大学嘱託講師 (1)無元
▽前回(12年)得票数
◎ 69287 伊吹文明 自
47273 田坂幾太 維
○ 41349 穀田恵二 共
24591 平智之 み
24129 祐野恵 民
1932 田部雄治 諸
※「◎」は小選挙区、「○」は比例復活の当選者。所属政党は当時
◇2区予想される顔ぶれ
=12民09民
上中康司 52 NPO理事長 自新
前原誠司 52 [元]党代表 (7)民前
原俊史 47 党地区委員長 共新
▽前回(12年)得票数
◎ 72170 前原誠司 民
42017 上中康司 自
24633 原俊史 共
7416 佐藤大 社
※「◎」は小選挙区の当選者。所属政党は当時
-
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk26010510000c.html
2014衆院選:師走決戦の構図 3区/4区 /京都
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◆3区
◇自民維の3前職ひしめく 見えない野党の連携
前回わずか216票で競り勝った自民の宮崎謙介、5選を小選挙区でつかみ取りたい民主の泉健太、さらに元の地盤に戻った維新の清水鴻一郎という前職3人がひしめき、共産新人の石村和子が挑む。民主と維新の協力の形は見えないままで、威信をかけた各党候補の激戦になりそう。
前回、公募で初挑戦ながら選挙区で当選を果たした宮崎は「アベノミクス成功のための解散には大義がある」とし、固めた自民票から支持層拡大を狙う。
泉は、トップクラスの国会質問回数など実績を訴え「追い風も向かい風もない本当の実力が問われる選挙」とし、前回苦杯をなめた選挙区での当選を目指す。
清水は2005年に自民で比例復活。10年にみんなから参院選に挑み、12年衆院選は6区で維新で比例復活した。「党は変わっても医療充実など政策は変わらない」と訴える。
小選挙区制導入以降、府内で唯一共産が選挙区で議席を獲得(1996年)した実績がある3区。5度目の挑戦の石村は、原発即時ゼロや福祉充実を掲げる。
◆4区
◇再選狙う自、再起図る民 8人乱立から一転4人
郵政選挙(05年)では自民、無所属、民主の候補が得票率1ポイント差内にひしめき、前回選は保守分裂で8人が乱立するなど激戦が多い4区。今回は再選を目指す自民前職の田中英之、捲土(けんど)重来を期す民主元職の北神圭朗に、維新新人の畑本久仁枝と共産新人の吉田幸一という顔ぶれが予想される。民主と維新の連携の動きは見えず、小選挙区で一時出馬の動きを見せた生活元職の豊田潤多郎は比例単独となった。
田中は、京都市議選で4回当選した右京区を地盤に前回初挑戦で当選。自民の支持団体を手堅くまとめ、浮動票取り込みも狙う。
北神は5回連続の挑戦で、これまで選挙区(09年)、比例復活(05年)で計2回当選。アベノミクス批判を展開し、再起を図る。
畑本は、「前回のような維新の風はない」とする一方、公示直前に擁立が決まった前回とは異なり2年間の活動実績が問われる。
吉田は3回目の挑戦。集団的自衛権行使容認反対や消費増税中止など、党の政策を訴える。
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◇3区予想される顔ぶれ
=12自09民
宮崎謙介 33 党青年局次長 (1)自前
泉健太 40 [元]内閣政務官 (4)民前
清水鴻一郎 68 医師 (2)維前
石村 和子 64[元]小学校教諭 共新
▽前回(12年)得票数
◎ 58951 宮崎謙介 自
○ 58735 泉健太 民
41996 山内成介 み
26674 石村和子 共
※「◎」は小選挙区、「○」は比例復活の当選者。所属政党は当時
◇4区予想される顔ぶれ
=12自09民
田中英之 44 [元]京都市議 (1)自前
北神圭朗 47 [元]首相補佐官(2)民元
畑本久仁枝 59 会社役員 維新
吉田幸一 40 党府委員 共新
▽前回(12年)得票数
◎ 73162 田中英之 自
48934 北神圭朗 民
36587 畑本久仁枝 維
25276 吉田幸一 共
13283 石田哲雄 み
12505 中川泰宏 無
9271 豊田潤多郎 未
1745 和田美奈 諸
※「◎」は小選挙区の当選者。所属政党は当時
-
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk26010312000c.html
2014衆院選:師走決戦の構図 5区/6区 /京都
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◆5区
◇11選自民に挑む民共 舞鶴市議選の影響注目
自民前職で当選11回の谷垣禎一に、前回の雪辱を期する民主元職の小原舞、共産新人の山内健が挑む。
谷垣は9月の党幹事長就任後、選挙区にはほとんど戻らず、公示後も党の顔として各地を遊説するため“あるじ無き選挙戦”になりそう。知名度で圧倒するが「油断大敵」(陣営)と後援会組織がフル稼働で支持を訴える。
小原は小集会や街頭演説を重ね、円安コスト高の影響を受ける中小企業経営者など不安を抱える自民支持層への食い込みを狙う。民主が政権奪取、自身が8万票を獲得して比例復活した前々回(09年)以来の再起を図る。
初挑戦の山内は消費税増税、アベノミクスに伴う格差拡大、集団的自衛権行使容認など安倍政権の政策を批判。党地区委員長を務め、今月の舞鶴市議選で共産が1議席増やした勢いで支持拡大を目指す。
◆6区
◇自民共の三つどもえ 維新7万票の行方が鍵
逆風をはねのけて前回に5選を果たした民主前職の山井和則に、約9000票差で敗れ比例代表で復活当選した自民前職の安藤裕、共産新人の上條亮一が挑む三つどもえの激戦になる見通し。前回選で約7万票を獲得した維新前職が今回は3区から立候補を予定しているため、維新票の行方が鍵を握る。
山井は議員立法による過労死防止法成立や労働者派遣法改正案を廃案にした実績を強調。「人を大切にする政治」を掲げ、自民1強からの脱却を訴える。
安藤は「自民の議員が育たない6区で勝つことで府南部の政治の歴史が変わる」と主張。「アベノミクスを成功させる」と訴え、選挙区での雪辱を期す。
上條はブラック企業根絶や労働者派遣法改悪反対を街頭で訴えている。来春の統一地方選に立候補予定の共産府議や地元市議が支援する。(敬称略)
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◇5区予想される顔ぶれ
=12自09自
谷垣禎一 69 党幹事長 (11)自前
小原舞 40 党府副会長 (1)民元
山内健 46 党地区委員長 共新
▽前回(12年)得票数
◎ 87879 谷垣禎一 自
39009 小原舞 民
19225 吉田早由美 共
9434 沼田憲男 未
※「◎」は小選挙区の当選者。所属政党は当時
◇6区予想される顔ぶれ
=12民09民
安藤裕 49 税理士 (1)自前
山井和則 52 [元]厚労政務官 (5)民前
上條亮一 28 党府委員 共新
▽前回(12年)得票数
◎ 89672 山井和則 民
○ 80990 安藤裕 自
○ 69691 清水鴻一郎 維
26938 上條亮一 共
※「◎」は小選挙区、「○」は比例復活の当選者。所属政党は当時
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk28010384000c.html
政党奔流:2014年衆院選・兵庫/上 自・公 揺らぐ「1強」状態 /兵庫
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
◇「野党協力」に危機感
「県連や県議団、地元の支部に断りなく立候補を表明した。『反党』行為だ」
安倍晋三首相が衆院解散を表明した記者会見前日の今月17日夕、神戸市中央区の自民党県連事務所の一室で急きょ開かれた党紀委員会は、重苦しい空気が支配した。来月2日公示の衆院選で、党所属の現職議員の擁立が決まっていた兵庫7区(西宮、芦屋市)に、党内の県議が突如、立候補を表明していたからだ。県連には事前に、現職が所属する派閥の会長・麻生太郎副総理から県議を除名処分とするよう、強い指示があったとされる。県議の除名処分が決まるまで、浜崎為司委員長をはじめ、その場のメンバーに笑顔が浮かぶ間はなかった。
2012年の前回衆院選を野党で迎えた自民は、推薦をした公明党の候補者を含め、県内12選挙区のうち10議席を獲得。「再」政権交代への潮流は、県内でも大きなうねりを生み出した。それから2年の月日を経ても、安倍政権が各社の世論調査で5割近い内閣支持率を維持し、比例代表の投票先政党を尋ねても自民の「1強」状態が際立つなど、数字上の「楽勝ムード」の足元は実は揺れている。
7区のような「保守分裂」に加え、自民「楽勝」を揺さぶるもう一つの要因が、民主党と維新の党を軸にした「野党協力」だ。
「大変厳しい選挙だ。みなさんのご理解をいただきたい」
兵庫1区(神戸市東灘区など)に立候補を予定する前職は解散後から連日、市内中心部の駅前で早朝からマイクを握る。前回衆院選で次点となったみんなの党の候補者との差は3000票弱。比例代表で復活当選し、維新にくら替えしたその候補とは、今回も1区で再び議席を争う。しかも野党間の候補者調整の結果、前回衆院選で候補者を立てた民主は擁立を見送った。党県連関係者は「単純に足し算にはならないだろうが……」と不安を拭い去れずにいる。
安倍政権や自民への高支持率に反し、今回の衆院解散には「理解できない」「大義がない」と批判的な声が高まっている。残り2年間の安定政権が約束されていた安倍首相の「賭け」は功を奏するのか。山本敏信・党県連選挙対策委員長は一段と声を強めた。「正直、危機感を強く持っている」
◇ ◇
「結党100年に向けてスタートした初陣の戦い。何としても負けるわけにいかない」
今月26日夜、神戸市内で開かれた公明党県本部の「結党50年記念の集い」。斉藤鉄夫・党選挙対策委員長が声を張り上げると、支持者ら1000人超で埋め尽くされた会場は拍手がとどろいた。事実上の総決起集会に、ある県本部幹部は「結果的に良いタイミングでの集いになった。勢いがついた」と明かす。
県内の公明関係者を勢いづかせたのが、隣の大阪の「事情」。大阪市長の橋下徹・維新共同代表が、大阪都構想を巡って決裂した公明に反発。公明が候補者を擁立する大阪の選挙区のみならず、前職を立てる兵庫2区(神戸市兵庫区など)と8区(尼崎市)にも、維新候補を擁立する方針を打ち出したからだ。
維新の前身となる日本維新の会は、前回衆院選で2、8区の公明候補を推薦。今回も2区で立候補する公明前職には前回、橋下氏自らが応援に駆け付けた経緯もある。兵庫への思わぬ「飛び火」は、維新の候補者擁立の見送りで決着が付いたが、野口裕・党県本部代表代行は淡々と語った。「どちらにしろ『反公明』という勢力に負けないよう、しっかりとやっていくだけだ」【久保聡】
◆ ◆
来月2日公示、14日投開票の衆院選が近づいてきた。異例の短期決戦の「奔流」にある県内の政党の今を追う。
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk28010355000c.html
政党奔流:2014年衆院選・兵庫/中 民主、共産 「擁立劇」四苦八苦 /兵庫
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◇「勝てる選挙区なのに」
「兵庫5区の公認内定を取り消す。全国レベルの話なので、了解してほしい」
衆院解散の本会議が開かれた今月21日。水岡俊一・民主党県連代表の電話が着信を告げた。電話の相手は岡田克也・党代表代行。維新の党との「野党協力」で候補者調整を進める党の窓口役だった。「県連としては納得も承服もできない」。水岡氏は語気を強めたが結局、地元で準備を進めていた元職に公認が下りることはなかった。伊吹文明議長が解散詔書を読み上げたのは、電話からわずか30分程後だった。
2012年の前回衆院選で政権の座から転落した民主が候補者を擁立したのは、県内12選挙区のうち5選挙区と半分以下にとどまる。5区(豊岡市など)など、維新との「野党協力」で擁立を見送ったケースもあるとはいえ、「前回、多くの仲間を失った。その穴を埋めるのに2年は短かすぎた」(県連幹部)と、候補者をそろえられずにいるのも実情だ。
「誰に投票したらいいの?」
兵庫10区(加古川市など)のある党所属地方議員の事務所は解散以降、こう尋ねる支援者の電話が増えた。選挙区内には支持団体の連合兵庫傘下の組合員も多く、民主元職が加古川市長に転じたこともあり、県連は「県内の最重要選挙区」(県連幹部)と位置づけ、候補者の擁立を模索。現職県議ら複数の名前は上がったものの、最終的には不調に終わった。ある県連幹部は「勝てる可能性のある選挙区なのだが……」と悔やむ。
二転三転する候補者の「擁立劇」に、足元の現場から不満の声も漏れ始めている。維新との候補者調整が進んだ5区のある労組幹部は「比例代表は民主、小選挙区は自主投票だが、維新候補には絶対投票しない」とする機関決定を検討している。「大阪で労組つぶしをしている維新を選挙区で応援する選択肢はあり得ない」。言葉の端々に怒りがにじむ。
今月下旬の3連休。買い物客で賑わう神戸市兵庫区の商店街で党の「顔」の一人、前原誠司・元外相がマイクを握った。「給料は確かに上がったが、物価はもっと上がった。アベノミクスを続けさせてはいけない」。演説に足を止め、前原氏と握手する人波の多さに、前回衆院選で議席を失った元職は「どん底だった前回とは、えらい違う」と、傍らで自然と口元を緩めた。
野党に転落した民主への風向きは変わったのか。その風をつかみうる候補者さえそろえられない現状に、ある県連幹部は肩を落とした。「ただ残念としか言えない」
◇ ◇
今月下旬、神戸市役所の一室。報道各社の写真取材を受けようと、来年4月の市議選の立候補予定者が集まった。撮影を待つ列の中で、共産党公認のある立候補予定者が苦笑いを浮かべた。実は今回の衆院選でも、県内のある選挙区から立候補する意向を既に表明していたからだ。
突然の衆院解散に、党県委員会は「民主も維新も自民の“補完勢力”。有権者に選択肢を示さなければならない」と県内の全12選挙区に候補者を立てる方針を早々と決定。その結果、擁立した12人の候補者のうち、統一地方選など別の選挙の候補者を兼ねるケースは5人と過半数に迫る。「ベストの候補者を選ぼうと、統一地方選の立候補予定者も含めて検討した」(県委員会幹部)。短期決戦の「奔流」がうねりを強める。【久野洋、神足俊輔】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk28010213000c.html
政党奔流:2014年衆院選・兵庫/下 維、み、次 「第三極」薄れる印象 /兵庫
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◇「受け皿」へ協力模索
衆院解散前夜の今月20日夜。維新の党の江田憲司・共同代表の携帯電話が着信を知らせた。「兵庫の3区と7区、なんとかしてやって下さい」。電話口から党県総支部幹部の甲高い声が響く。「野党協力」を目指し、候補者調整を進めていた江田氏と岡田克也・民主党代表代行との会談が、同日夜に予定されていたからだ。
維新前職が立候補を予定していた兵庫3区(神戸市須磨区など)と7区(西宮市など)には、民主も新人と元職を擁立する方針を既に決めていた。「事情はよく分かった」。淡々と答えた江田氏の言葉通り、3、7の両区は両党の候補者調整が見送られた。「野党の共倒れを避けるのが基本線。けれども、県レベルでは調整されているとは言えない状況だった」。ある県総支部幹部が打ち明ける。
とはいえ、県内で存在感を強めてきた維新は急激に印象を薄れさせ、野党協力に頼らざるを得ない現状を突きつけられている。
維新の前身となる日本維新の会は、前回衆院選の県内の比例代表票で「再」政権交代に成功した自民党を上回る約75万票を獲得。13年の参院選でも全国的な維新「退潮」ムードにも反し、民主現職から議席を奪い、初の参院議員を送り込む躍進を見せつけた。結いの党との合流でさらに2議席を加え、力を蓄えるべきはずにも関わらず、有権者の関心は急速に衰えている。
ここ最近の報道各社の世論調査では支持率5%前後が“定位置”。大阪都構想を巡る攻防で維新の橋下徹・共同代表(大阪市長)らが衆院選への「くら替え騒ぎ」を演じるなど「大阪は都構想しか考えていない。冷めた感じだ」(党総支部関係者)と党内に微妙な空気も流れ始めた。「維新の看板に、前回のような求心力はないだろう」。ある陣営関係者が打ち明ける。
衆院解散後の今月下旬の早朝。駅前で維新前職と一緒にビラを配る民主の県議の姿があった。「要請したわけではないし、あくまで個人的なつながり。彼(県議)は他の人に知られたら困るかもしれない」(維新前職)、「個人的に親しみを感じている」(民主県議)。短期決戦の「奔流」は、維新にも“渦”を生み出しつつある。
◇ ◇
みんなの党が両院議員総会で解党を決めてから一夜明けた今月20日、党所属の地方議員に浅尾慶一郎代表から1件のメールが届いた。「解党について」と件名に書かれたメールは「これでみんなの党のアジェンダ(政策課題)が終わったわけではない」とつづられていた。「地方の議員が増え、ようやく中央と『神経』がつながってきていた。もったいないな」。ある地方議員が思わず漏らした。
前回衆院選で2議席を比例代表の復活当選で勝ち取ったみんなは、県内各地の地方議員選でも議席を拡大するなど、県内政界の「一翼」を担ってきた。党内の路線対立に伴う結いの党の分裂騒ぎで議席を失ったとはいえ、「民主でも維新でもない受け皿を求めている有権者はいるはず」(元党所属の地方議員)と、比例票の積み上げを目指し、地方議員が街頭で呼びかける計画も用意されていた。
今回の衆院選にも、みんな時代の“盟友”が党の「看板」を変えて立候補を予定しているが、ある地方議員はこう言い切った。「今は他の党の候補者。来春の統一地方選では、維新の候補とも相対することになる」
◇ ◇
次世代の党は前職1人が立候補を予定しているが「他の候補を擁立する余裕はない」(党県連関係者)のも実情。与党でも野党でもない「第三極」を有権者に提示する試みは、県内政界の「奔流」に飲み込まれるのか。来月14日の投開票日が、その審判の日にもなる。【神足俊輔】
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk16010209000c.html
2014衆院選:戦いの構図/上 1区 再選目指す自民 野党、議席へ2新人が挑む /富山
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
12月2日公示、同14日投開票の衆院選に向け、県内の小選挙区への出馬を表明した各立候補者は、事務所開きや街頭演説、業界団体へのあいさつ回りなど、衆院解散から1週間で既に選挙本番さながらの態勢を作り上げている。自民党が県内小選挙区の3議席を独占し「保守王国」を印象付けた前回選から2年。県内各区の戦いの構図を紹介する。
前回選は、当時の与党だった民主党から自民党が議席を奪還し、国政の縮図が再現された形の富山1区。この議席を守り、再選を目指す自民前職の田畑裕明氏(41)に、維新新人の吉田豊史氏(44)、共産新人の高橋渡氏(51)が挑む三つどもえの様相となっている。
前回選、田畑氏は知名度では民主前職の村井宗明氏(41)より劣ったが、ふたを開けてみれば3万票近い差を付けて初当選。政権奪還の追い風と長勢甚遠元法相から継承した地盤の力を見せつけた。
23日の事務所開きで選対最高顧問の長勢氏は「緊迫感、緊張感を持ち、平成15(2003)年のような事が起こらないことが大事」と発破をかけた。村井氏が比例で復活当選した03年以降、選挙の度に票差が縮み、09年についに議席を奪還されたことを念頭に置いた発言だった。30日には自民党の稲田朋美政調会長が来県し、事務所前や中心市街地で遊説する予定で再選に向け、盤石を期す。
一方の野党。解散風が吹き始めた当初、民主党県連は村井氏へ再挑戦を打診したが、村井氏は不出馬と政界引退を宣言した。野党同士の“共倒れ”を回避し、吉田氏に自民批判票を集中させたいとの狙いだ。村井氏に近い民主党の笠井和広県議は22日に砺波市内であった維新の党県連設立総会に出席し、「野党共闘が実って新しい政治の流れを」と激励した。
元県議の吉田氏は県議2期目だった前回選、長勢氏の後継者選びで自民党富山市連からの擁立を受けられないと判断して同党を離党した。前回は日本維新の会とみんなの党(いずれも当時)が推薦した無所属候補だったこともあり、今回は維新の党公認で出馬。他の野党からも支援の声があり、小矢部市出身で同党の柴田巧参院議員は「議席を獲得しうる選挙区」と息巻く。
「野党共闘」にくみしない高橋氏は「自民党政権に対する明確な対決軸がない中で集まっても、憲法観に違いがあって一緒にできるわけがなく、自民党にとっては痛くもかゆくもないと思う」と分析する。昨年の参院選や東京都議選での共産党の議席拡大などを追い風とし、票の積み重ねを狙う。
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◆立候補予定者
◇1区 12[自]09[民]
田畑裕明 41 [元]厚労委員 (1)自 前
吉田豊史 44 [元]県議 維 新
高橋渡 51 党県書記長 共 新
◆過去の衆院選投票結果◆
◇12年(前回)
田畑裕明(自民) 当 70268
村井宗明(民主) 43072
吉田豊史(無所属) 24370
山田哲男(共産) 7023
投票率56・30%
◇09年(前々回)
村井宗明(民主) 当 90377
長勢甚遠(自民) 比 82040
佐伯めぐみ(共産) 6974
吉田かをる(諸派) 1684
投票率70・00%
※当は当選、比は比例復活当選
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk16010362000c.html
2014衆院選:戦いの構図/中 2区 三つどもえの様相 前回と同じ、自・社・共に /富山
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
自民前職の宮腰光寛氏(63)、共産新人の平崎功氏(58)、社民新人の東篤氏(54)の3氏が争う三つどもえの様相を示す。自民、社民、共産3党の候補者が戦う構造は前回と同じで、その時は宮腰氏が7万票以上の大差をつけて圧勝。民主党が政権交代を果たした2009年でさえ、その差は3万票以上だった。
宮腰氏は選対本部総括責任者に黒部市の堀内康男市長、選対本部長にベテラン県議の鹿熊正一氏を据える盤石の布陣で臨む。解散した21日に選挙区に戻り、早速、地元市議の後援会会合にも出席した。同日夜、報道陣の取材に応じた宮腰氏は「1区から3区まで協力体制を構築し、自民党一丸となって選挙に臨みたい」と県連会長としての意気込みを語った。
ある陣営幹部は「突然の解散だったので、街頭演説に出る時間がなかなか取れない」とこぼすが、宮腰氏は支持者へのあいさつ回りに奔走し、支持を固めている。
平崎氏は「本当に自分勝手過ぎる解散」と安倍政権を批判。「住民の怒りが高まっている今こそ共産党が頑張らなければならない。この選挙で大躍進したい」と意気込む。3氏の中では最も早く街頭演説に乗り出し、増税反対や原発再稼働反対を訴えている。
「演説の際に声をかけられることが多くなった」と語る平崎氏。反自民票の受け皿を目指し、支持拡大を図る。
生活の党と社民党による党本部レベルでの「すみ分け協議」を経て、自民、共産両党以外では唯一、出馬表明した東氏だが、強固な野党共闘体制の構築は難しいのが現状だ。生活の党県連は東氏支援に消極的。民主党も含めて、2区は自主投票となる公算が大きい。社民党県連の柴義治幹事長は「『候補者が出ない』ということが協力の形。具体的には難しい」と話す。
それでも「自民党への批判は着実に高まっていると思う。批判票の受け皿となりたい」と柴幹事長は強調する。「自民対反自民」の対立軸で戦い、無党派層を取り込むことができるかが鍵だ。
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◆立候補予定者
◇2区12[自]09[自]
宮腰光寛 63 [元]副農相 (6)自 前
平崎功 58 党地区委員長 共 新
東篤 54 参院議員秘書 社 新
◆過去の衆院選投票結果◆
◇12年(前回)
宮腰光寛(自民) 当 102251
東篤(社民) 25396
高橋渡(共産) 8646
投票率56.22%
◇09年(前々回)
宮腰光寛(自民) 当 105828
藤井宗一(社民) 73597
小野彦治(諸派) 3579
投票率72.78%
※当は当選
-
下(3区)がまだだった
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東海注目区
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddq041010006000c.html
2014衆院選・東海:風なき戦い/上 三重1区 民主、苦渋の擁立断念
毎日新聞 2014年11月28日 中部朝刊
◇維新、反自民票取り込み期待
津市で23日に開かれた連合三重の会合。居並ぶ民主党三重県連や連合三重の幹部の表情は厳しく、三重1区での独自候補擁立が幻に終わった無念さがにじみでていた。
「これは維新との選挙協力ではなく、候補者調整だ」。会合後、芝博一・党県連代表代行は報道陣に強調。土森弘和・連合三重会長も「連合大阪が維新と大阪で戦っている。維新の候補者を応援することにはならない」と、選挙協力を否定した。
安倍晋三首相が衆議院解散を表明した18日、民主の前参院議員、高橋千秋氏(58)が三重1区からの立候補を表明した。維新の党の新人、松田直久氏(60)も立候補を望んだ。維新との調整を委ねられた民主党本部は結局、高橋氏の公認内定を取り消した。党代表代行で県連代表の岡田克也氏は「直前に出ると言った高橋さんと、(前回衆院選以降の)2年間、維新でやってきた松田さんとの比較で、我々の思うような結論にならなかった」と苦渋の決断を語った。
民主の擁立断念から一夜明けた24日。松田氏は三重県名張市で「責任は非常に重い。私に一本化していただいた民主党の大英断に対して、恥ずかしくない戦いをしなければならない」と街頭演説した。松田氏と民主との因縁は深い。2011年の知事選に民主推薦で挑み、惜敗した。前回衆院選は民主からの出馬要請を断り、日本維新の会(当時)から立候補した。民主が擁立した新人と票を奪い合い、自民の川崎二郎氏(67)に敗れた。
過去の経緯もあり、民主関係者の反応は「支援できない」「かつての仲間なので、応援したい」と分かれる。松田氏陣営の幹部は「民主支持者も比例代表の投票に行く。小選挙区では自民や共産候補に投票する人は少ないはず」と、民主支持層の取り込みに期待する。
田畑が広がる同県伊賀市で23日、川崎氏は「維新は大阪の党だからコメのことはどうでもいい。農村地域を守り抜くのは私だけだ」と訴えた。反自民票が分散しにくくなる事態に「大変な、厳しい選挙になった」と表情を引き締める。「アベノミクスで業績や給料が上がった会社や労働組合にも、私の考えを聞いてもらわなければ」と、民主支持層の切り崩しを示唆する。
共産新人の橋本マサ子氏(68)は23日、津駅前で消費増税中止や原発再稼働反対を訴え、安倍政権との対決姿勢を打ち出した。「今回は頑張り次第で、票を伸ばすことができる」と意気込む。【田中功一、谷口拓未】
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衆院選の公示が12月2日に迫った。突然の解散による選挙に、民意という風がどう吹くのか見えない。東海3県で激戦が予想される1区の戦いを追った。
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◇三重1区の立候補予定者
川崎二郎 67 [元]厚労相=自前(10)
松田直久 60 [元]津市長=維新
橋本マサ子 68 [元]名張市議=共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddq041010012000c.html
2014衆院選・東海:風なき戦い/中 愛知1区 減税「聖地」奪還へ躍起
毎日新聞 2014年11月29日 中部朝刊
◇河村氏の影と戦う他陣営
「愛知1区は我々にとって聖地。奪還しなければならない」。名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党・減税日本から愛知1区への挑戦を表明した新人の広沢一郎氏(50)が週末の22日、栄の繁華街で声を上げた。
愛知1区は河村氏が中選挙区時代の1993年から5期連続当選。前々回(2009年)は減税副代表の佐藤夕子氏(51)が民主から立候補し大勝。党の中心人物2人が19年間にわたり議席を守った「聖地」だ。
だが、佐藤氏は前回(12年)で議席を失った。前回選、日本未来の党と合流して臨んだ減税系の候補者16人は、前職6人を含む全員が落選し、国会議員はゼロに。所属地方議員の不祥事や離反は止まらず、党勢拡大の糸口さえ見えない。河村氏は「後ろを向いてやっとってもいかん。山が見えたら登っていくんですわ」と苦しい胸の内をさらす。
それでも、他陣営にとって河村氏の知名度は脅威だ。「河村氏の人気を支えるのは高齢層で、保守票が食われる」との見方もあり、票の流れは読めない。
23日、あいさつ回りに奔走する自民前職の熊田裕通氏(50)は「この選挙区に立つ以上、河村さんの影は常に感じる」と漏らした。元県議の1期生は地元に年150回以上戻り、集会などを回った。「地元に顔を出した回数は県議時代と変わらない。この戦いに勝利し、真の景気回復を実現する」とアベノミクスの成果を主張の中心に据える。
前回選で佐藤氏に代わり、比例から回って落選した民主元職の吉田統彦氏(40)はこの2年、朝夕のつじ立ちを続けてきた。医師の視点で細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン無料化などに取り組んだ実績を訴え「本当にアベノミクスで生活は豊かになったのか。格差は広がった」と政権批判に力を入れる。23日、一緒に街頭を回ったスタッフは「解散後は反応が良くなった」と表情を緩めた。
「問われているのは、増税するかどうか」と西区の駅前で23日に演説した共産新人の大野宙光氏(51)は、消費税増税反対を力説した。「税負担は能力に応じたものでなければ。(一律減税の)河村氏も消費税も、この大原則を無視している」と違いを強調する。
公示まで1週間を切った26日、社民新人の平山良平氏(66)が「集団的自衛権行使容認の閣議決定は日本の良心に反する」と、次世代の党新人の身玉山宗三郎氏(41)が「憲法は改正すべきだ」と、相次いで立候補を表明し、にわかに激戦区の様相を呈してきた。【井上直樹、町田結子】
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◇愛知1区の立候補予定者
熊田裕通 50 [元]県議=自前(1)
吉田統彦 40 医師=民元(1)
身玉山宗三郎 41 行政書士=次新
大野宙光 51 党地区委員長=共新
平山良平 66 党県副代表=社新
広沢一郎 50 県議=諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddq041010005000c.html
2014衆院選・東海:風なき戦い/下 岐阜1区 女性3人、論戦熱く
毎日新聞 2014年11月30日 中部朝刊
◇自民「解散反対」から一転
岐阜市で24日開かれた自民前職の野田聖子氏(54)の後援会幹部会議で、党県連青年局長の長屋光征県議は「全国で最初に当確を決めましょう」と呼び掛け、県連の衆議院解散反対決議には触れず、あいさつを終えた。
長屋県議ら50人が出席した県連常任総務会は15日、「(総選挙は)国民生活に与える影響を考えると異常。大義はない」と、解散に断固反対する決議を全会一致で採択した。21日に衆院が解散され、県連は「選挙になれば戦うだけ」と矛を収めた。野田氏の陣営関係者は「もう済んだ話。影響は全くない」と話す。長屋県議は取材に対し「決議のことを聞かれれば説明するが、そもそも聞いてくる人がいない」と答えた。
野田氏は、前々回(2009年)の衆院選岐阜1区で、民主の柴橋正直氏に敗れ、比例復活した苦い経験がある。前回(12年)は柴橋氏に約3万5000票の差をつけて大勝したものの、陣営幹部は「楽観ムードが一番の敵」と引き締め、10万票を目標にする。野田氏はこれまで男性候補と戦う選挙が多かったが、今回は立候補予定者3人が全員女性という構図になった。野田氏は「かつての選挙では、女性より男性のほうが仕事をできそうに思われる男女差別を受けた。それがなくなってうれしい」と言う。
「候補者が決まっていない」。突然の解散の動きに、民主は慌てた。離党して今年2月の岐阜市長選に挑んで落選した柴橋氏に、再び1区からの立候補を打診するも断られた。県連代表の小見山幸治参院議員の元秘書で、昨夏の参院選岐阜選挙区で落選した新人の吉田里江氏(48)の擁立を正式に決めたのは、解散翌日の22日。県連幹部は「自信を持って送り出した」と胸を張るが、出遅れは否めない。吉田氏は「象のように大きくライオンのように強い方にアリがぶつかっていく戦い。私は普通の主婦で大多数の女性の代弁者」と、野田氏との違いを打ち出す。
25日の県議会議会運営委員会に、共産新人の大須賀志津香県議(55)が出席すると、自民のベテラン県議が次々に握手を求め、「お疲れさん」「頑張れよ」と声を掛けた。自民党県連の猫田孝幹事長も「存在感がある」と一目置く。東海3県で唯一の現職共産県議の大須賀氏は、岐阜市議を3期務め、県議2期目と知名度は高い。大須賀氏は「女性同士というのは気にしていない。政策は負けないし、ぶれない」と語る。
女性3人はそれぞれの政策を掲げ、熱い論戦を繰り広げそうだ。【道永竜命】
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◇岐阜1区の立候補予定者
野田聖子 54 [元]党総務会長=自前(7)
吉田里江 48 [元]衆議員秘書=民新
大須賀志津香 55 県議=共新
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http://www.at-s.com/news/detail/1174144136.html
<静岡1区>民維2氏、出馬意思固く
(2014/11/23 09:18)
「本人不在を前提に予定を組まなければ」
衆院が解散した21日午後。自民前職上川陽子氏の後援会幹部は危機感を隠さなかった。法相の上川氏は公務や他選挙区の応援でお国入りの機会が限られそう。陣営は3連休中日の23日に事務所開きし、態勢づくりを急ぐ。
上川氏自身も解散風が吹き始めて以降、週末になると選挙区に入り、自民、公明市議や団体関係者との接触に余念がない。26日に静岡市農協の推薦を、近く公明の支援をそれぞれ取り付ける考えだ。
陣営が「最も怖い」と警戒する野党勢力の候補者調整は民主県連サイドが22日、事実上困難との見方を表明した。維新前職小池政就氏と民主元職牧野聖修氏の一本化を図ったが、両氏とも出馬意思が固く、21日で中央レベルの協議を終了した。
民主関係者によると、維新側に他の非自民空白区で出馬する案などを打診したものの、不調に終わったという。前回選同様、自民候補に複数の非自民が挑む構図が固まりつつある。
小池氏は野党合流などを経て現在が三つ目の所属政党になる。地元に支持基盤を構築する余裕のないまま今度の選挙を迎え、「組織らしい組織とは言えない選対本部」(後援会幹部)で臨む。
日本維新の会(当時)の分党に合わせ7月に無所属となった市議ら旧知の人脈に今後、協力を仰ぐ。2年間でこまめに重ねた企業回りの浸透度合いにも期待する。
「厳しい戦いだが、常に全力でやってきた」と小池氏。解散までにJR静岡駅前の事務所を押さえ、支援者は手弁当で最後まで支える方針を確認した。
牧野氏は捲土(けんど)重来を期する。21日の解散当日は静岡市内の街頭演説で安倍晋三首相の政権運営について、「増税を先送りしてあえて信任を得ようという魂胆が透けて見える」と批判を強めた。
既に後援会組織をフル稼働し、顔なじみの支援者をあらためて訪ねてきた。「有権者の不満も聞こえ始めた。2年前の逆風と一転している」と強気だ。
現時点で支持基盤の団体関係者が「上部からまだ指示が下りていない」と様子見状態なのが課題。選対は「無党派層にどれだけ訴えを届けられるかが勝負」と戦略を練る。
共産新人河瀬幸代氏は消費税の再引き上げの反対姿勢を前面に訴える。元静岡市議の経験を生かした街頭活動も重ねる。
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衆院が解散し12月2日公示、14日投開票に向けた事実上の選挙戦が始まった。準備期間が極めて短い中で“1強”状態の自民に野党が挑む構図に攻防は激しさを増す。県内各選挙区の動きを追った。
◇立候補予定者
上川陽子 61 自前(4) 法相
牧野聖修 69 民元(4) (元)経済産業副大臣
小池政就 40 維前(1) (元)財務金融委員
河瀬幸代 63 共新 (元)静岡市議
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http://www.at-s.com/news/detail/1174144393.html
<静岡2区>若手元官僚、政策で対決
(2014/11/24 08:49)
安倍晋三首相による衆院解散表明から一夜明けた19日朝、民主新人の松尾勉氏はJR島田駅前に立ち、人生初の街頭演説を行った。
「目の前の人に名前や人柄を知ってもらい、自分の思いを、少しでも届けたい」。知名度不足は認識している。それを少しでも補おうと、名前と顔を売り込み、通行人に大きく手を振った。
群馬県出身で地縁は全くない。トランク一つで2区に入ったのは、解散風が吹き始めた直後の今月12日。知名度も、組織も、時間もない中で、陣営も苦しい戦いを覚悟する。
そんな中でも「現場にこだわる」と各地を細かく回って街頭演説を重ねる。安倍政権を批判し「生まれ変わる民主党」を強調。2区の前任総支部長、津川祥吾元衆院議員の支援者をはじめ、民主系の市議、県議らの全面協力も受け、反自民の支持層への浸透を進める。環境省時代の経験を生かした環境政策を前面に出し、無党派層の取り込みも狙う。「残り3週間を一気に駆け抜けていく」と言葉に力を込めた。
迎え撃つのは国土交通省出身で自民前職の井林辰憲氏。新人だった前回選では民主党で要職にあった津川氏を破り、2500回の街頭演説を重ねたフットワークと自民の底力を見せつけた。追われる立場の今回選では1期目の実績も問われる。
「九段会館建て直しの法律が昨日成立しました」。解散の翌22日朝。島田市遺族会親善グラウンドゴルフ大会の会場で声を弾ませて報告した。解散の陰に隠れたが、21日の衆院本会議で九段会館の土地を遺族会に無償貸与し続けられる改正法(九段会館建替法)が成立していた。後援会幹部は「支援者の前でこうした具体的な話ができるのが前職の強み」と強調する。
南海トラフ特措法や空き家対策特措法成立にも携わった。実績を引っ提げ、持ち前の機動力で大小問わず各地の催しや集会を駆け回り、支援者固めに励む。「前職だからこそ追う立場の意識で臨みたい。新人時代と変わらぬ思いで政局より政策や実績を訴えていきたい」。楽観ムードはない。
共産新人の四ツ谷恵氏は組織票に加え、安倍政権への批判票取り込みに躍起だ。市議選の準備に入っている焼津市をはじめ、各地区の市議と連携してミニ集会を重ねる方針。藤枝市が拠点の井林、松尾両氏に対し地元島田市に事務所を構える。陣営は2年前の前回選から倍以上の上乗せを目標に掲げ、「党として比例に連動させたい」ともくろむ。
◇立候補予定者
井林辰憲 38 自前(1) 党環境副部会長
松尾 勉 30 民新 (元)環境省課長補佐
四ツ谷恵 62 共新 党地区副委員長
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http://www.at-s.com/news/detail/1174144568.html
<静岡3区>民維連携 自民に危機感
(2014/11/25 08:02)
「維新との統一候補として戦うことになった。政党同士の決定に従って頑張る」。22日夜、民主元職の小山展弘氏は掛川市で開かれた民主支援者の打ち合わせで、こう報告した。
その数時間前、県庁で臨んだ記者会見。同席した維新前職の鈴木望氏(65)が「政権を担える固まりをつくらなくてはいけない」と、自身の小選挙区出馬辞退と小山氏支援を明言した。両氏は前回選、自民候補も含めた事実上の三つどもえで激しく議席を争った。非自民の票は割れた。「同じ構図ならば再び自民に利する」。この危機感は民主、維新双方が持っていた。
一本化の行方を見守ってきた連合静岡の幹部は「これでスタートラインに立てた」と評価する。23日に掛川市内を回る小山氏に「調整が付いて良かった」と声を掛け、握手を求める支援者もいた。
ただ連携が思惑通り機能するかは未知数だ。理由の一つは鈴木氏が前面に掲げてきた中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)廃炉。小山氏は「現時点ではやめざるを得ない」と公約を受け継ぐとしているが、中電関係労組など「従来からの支持層が離れるリスクもある」(陣営関係者)。
鈴木氏の支援者が一枚岩で小山氏を支えられるかも焦点。県庁での会見後、磐田市で経緯を説明した鈴木氏に、後援会からは「悔しい」「がっかりした」と落胆の声もあった。
こうした野党の動きを横目に、前回選で両氏を抑えて初当選した自民前職の宮沢博行氏は、着々と基盤固めを進める。衆院が解散した21日の夜は掛川市内で選対組織の会議を開き、自民の市町支部の役員らに協力を要請した。3連休は選挙区内の農業関連行事などをはしごして支持層への売り込みに奔走。24日は甘利明経済再生担当相も出席しての緊急集会で気勢を上げた。
陣営内には、民主・維新の候補一本化で「厳しい戦いになるのは間違いない」との見方が広がる。だが一方で「組織の引き締めにつながる」(選対関係者)と強気の声も少なくない。
宮沢氏も「死に物狂いでやらなければいけない状況になったことで、逆に力強く戦いを展開することができる」と焦る様子は見せない。「対戦相手がどうであろうと、自分のやることは変わらない」と強調し、アベノミクスの継続の必要性を末端にまで浸透させると意気込む。
共産新人の松浦敏夫氏は浜岡原発の再稼働反対や「中小業者の声を国会に届ける」と訴え、支持拡大を図る。
◇立候補予定者
宮沢博行 39 自前(1) 党経産副部会長
小山展弘 38 民元(1) (元)党政調会長補佐
松浦敏夫 62 共新 党県委員
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http://www.at-s.com/news/detail/1174144890.html
<静岡4区>実績を競い5度目対決
(2014/11/26 07:43)
23日午前、静岡市清水区の由比漁港は海産物祭典の「浜の市」が盛況だった。
オレンジ色のジャンパー姿で場内を回った田村謙治氏は「ここは民主党政権時代に施設の完成を早めた思い出の場所」とさりげなく実績をアピール。前後して物販ブースを歩いた望月義夫氏も、記者団に囲まれると「サクラエビのブランド化や漁港整備に力を入れてきた」と胸を張った。
互いに譲らない「義夫さん」と「たむけん」。姓よりも名やニックネームで呼ばれるほど有権者に浸透した自民、民主の両者は5度目の対決を迎えた。「風はどちらでもない」「(政策の)中身が問われる」と両陣営。知名度十分な2人は、第2次安倍政権の実績への評価で真っ正面から対峙(たいじ)する。
望月氏は衆院解散の21日、夕刻から静岡市清水区、富士宮市、再び清水区と巡った。大臣の公務に加え、今後は他選挙区へ応援に出向く役目もある。「時間だとか訴え方を集中してやらなければいけない」と寸暇を惜しんだ。
候補者不在の選挙戦を覚悟する陣営に楽観はない。同日清水区で開いた後援会の会合で、村上光広会長は環境相の仕事を紹介するとともに「本人は厳しいスケジュールで動いている。容赦いただきたい」と頭を下げた。
望月氏はこの2年間の雇用の改善状況などを挙げ、「安倍政権が立て直した経済を本当の意味で好循環させるため、われわれに力を与えてほしい」と訴える。対する田村氏は19日に清水区で開いた後援会の会合で「GDP速報値を見ても、経済政策がうまくいっていないのは明らか」とアベノミクスにノーを突き付けた。自民党議員の政治資金問題にも触れ、「当たり前の真面目な政治を実現する」と強調した。
ただ、田村氏陣営は当初、総選挙を来秋以降と読んでいた。「走りながら態勢を築く戦い」(選対幹部)の中で、連合など党の支援組織との連携をどこまで深められるかが鍵になる。後援会の秋山浩史幹事長は「自公に今後4年間の白紙委任状は与えられない。チェック役の田村をどんな形でも国政に送る」と復活を期する。
共産の杉田保雄氏は富士宮、富士の両市を政治活動の地盤にしてきた。2度の衆院選経験があるものの、いずれも5区で、清水区を含むエリアでの戦いは今回が初めて。党組織、市議などを足掛かりに消費増税の中止などを広く無党派層に訴え、比例東海での集票も目指す。
◇立候補予定者
望月義夫 67 自前(6) 環境相
田村謙治 46 民元(3) (元)内閣府政務官
杉田保雄 67 共新 党県委員
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http://www.at-s.com/news/detail/1174145208.html
<静岡5区>「大物」の壁に挑む若手
(2014/11/27 08:46)
安倍晋三首相が衆院解散を表明した翌日の19日夜。民主前職の細野豪志氏は地元・三島市の豊岡武士市長の総決起大会にいた。
「願わくば、お認めいただけるならば、私も…」。12月7日告示の市長選の再選を期す豊岡市長とともに細野氏が自身の支援を求めると、会場は大きな拍手に包まれ、「私も」の後のくだりは拍手でかき消された。
終了まで約1時間半、舞台上に残った。その後も会場出入り口に立ち、来場者と雑談したり、若い女性たちと写真撮影に臨んだりして抜群の存在感と人気を誇示した。
昨夏、党幹事長を降りて以降、積極的に地元の祭りや若手経営者との飲み会に参加。後援会や連合、地元有力企業に加え、商工関係といった自民系団体の支持も固い。
ただ、陣営には懸念も。関係者は「今回も本人不在の選挙戦。『また帰ってこないのか』との声は支援者の間で増している」。不在理由は全国の若手や落選中の立候補予定者の応援。ことしに入り党内グループを立ち上げ若手育成に力を注ぐ。若手に少しでも好機をと比例名簿掲載を辞退し、小選挙区1本に絞る。
対する自民前職の吉川赳氏は衆院が解散した21日以降、「重点区域」(後援会幹部)の富士市を中心にイベントに顔を出す。保守系市議の忘年会や親戚の会合にも出席予定で「距離が近く、いつでもどこでも誰とでも会える国会議員」(吉川氏)として細野氏との違いを鮮明にする。
この2年、地元首長と中央官庁との橋渡し役を担ったり、地域の課題をテーマに県議や市議らによる勉強会を企画したりと「政権与党の議員だからできる仕事」(陣営関係者)を重ねた。ここで構築した人脈を生かし、選挙区の首長選や議員選では現職の支援を惜しまなかった。
保守系県議は「若い人にも浸透している」と強調。太いパイプがある福祉関係を伝い、病院関係の切り崩しを図る。
しかし「大物」の壁はまだ厚いという。陣営関係者は「もう少し時間が欲しい」と“想定外”の衆院解散を悔やむ。前回選の得票は約8万5千票で細野氏にダブルスコアで敗れ、比例区で復活当選した。別の保守系県議は「一気に追い越すのは相当なハードル。どれだけ差を縮められるかが鍵」とみる。
共産新人で元函南町議の大庭桃子氏は前回選に続く出馬。街頭演説を中心にこなし原発再稼働反対などを訴え、前回得票(約1万5千)からの上積みを目指す。
◇立候補予定者
吉川赳 32 自前(1) 党青年局次長
細野豪志 43 民前(5) (元)環境相
大庭桃子 58 共新 (元)函南町議
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http://www.at-s.com/news/detail/1174145503.html
<静岡6区>民主の指定席狙う自民
(2014/11/28 07:37)
「自民政権の力ずくのやり方にブレーキをかける。国会に緊張感を与えなければならない」。民主前職の渡辺周氏は24日に下田市で開いた国政報告会で、野党の存在意義を強調した。突然の解散を受けて急きょ計画されたにもかかわらず、会場には予想を上回る約150人が詰め掛け、熱気に包まれた。
民主への逆風が吹いた前回選から2年。「民主への冷ややかな視線は和らいだ」と非自民の受け皿として期待を感じるという。前回選は自民の新人だった勝俣孝明氏に約1万2千票差に迫られ、比例当選を許した。さらに2009年の衆院選から約8万票も減らした。「新人候補にあれだけの僅差。相手を意識せざるを得ない」。陣営は危機感を募らせる。
解散以降、後援会や連合などを通じて支持拡大を図り、精力的に支援者回りやつじ立ちに取り組む。地盤の沼津市や長泉、清水町を固め保守層が強い伊豆地域にも足しげく通う。陣営幹部は「必死に1票ずつ積み重ねる」と民主の牙城死守に気持ちを引き締める。
一方、衆院解散から一夜明けた22日に開いた自民前職の勝俣氏の選対会議。党市町支部の代表者約70人を前に、沼津市選出の杉山盛雄県議が「比例復活でなく得票で勝つ」とげきを飛ばすと、勝俣氏は「2年間の活動に悔いはない。小選挙区で勝ち上がりたい」と深々と頭を下げた。
前回選は公募で選ばれた後、準備期間は十分にあった。だが、今回は「常在戦場を肌で感じた」と話す。勝敗の鍵と見据える沼津地区を重点に約60回の小集会を重ねてきた。出席者わずか3人の時もあったが、対話を大切にしてきた。イベントにもできる限り顔を出した。
地道な活動は、民主の“指定席”を切り崩すために、党組織とは別の後援会の設立が狙いだった。「もう少し時間が欲しかった」と言うものの、党派を超えた支援者が集まる後援会が清水町で誕生した。19日に急きょ臨時役員会を開き、支援体制を確認して動き始めた。陣営は自民友好団体への推薦依頼も出し、自民支持層の結集にも力を注いでいる。
共産新人の佐藤龍彦氏は「アベノミクスにより格差が拡大した。労働者が未来に希望を持てない」と安倍政権批判を強め、若年層への支持拡大を目指す。
伊東市内に開設した事務所が基盤。伊東市議を9期務めた母、美音氏の知名度を生かして地元票の上積みを狙う。選対関係者は「頼れる野党がいない中、政権批判票の受け皿になる」と言う。
◇立候補予定者
勝俣孝明 38 自前(1) 党青年局次長
渡辺周 52 民前(6) (元)防衛副大臣
佐藤龍彦 38 共新 党地区役員
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http://www.at-s.com/news/detail/1174145813.html
<静岡7区>有力前職に2新人挑む
(2014/11/29 07:41)
衆院解散翌日の22日、自民前職の城内実氏は浜松市中区のホテルで選対会議に臨んだ。前回選は次点候補に3倍以上の大差で圧勝。集まった後援会幹部ら約200人を前に発した「日本一の後援会として活動を積み重ねてほしい」の言葉に自信がみなぎった。
城内氏の動きは早かった。外遊中に解散風を察知すると、帰国と同時に選挙準備に取り掛かった。安倍晋三首相が解散を表明する3日前の16日には、選挙のための事務所を浜松市北区の国道沿いに確保し、その足で街頭演説もこなした。
選挙期間中はアベノミクスの正当性と自身の外務政務官、外務副大臣としての実績を訴える。中小企業経営者や個人事業主の多い7区だけに、安倍政権による地方創生の実現を強調。有権者に訴えが届きにくいとされる外交分野は、浜名湖周辺への主要国首脳会議(サミット)誘致に向けた取り組みと絡めてアピールする。
ただ、既に県内外の自民若手立候補予定者から応援依頼が相次ぎ、選挙期間中も選挙区を数日間、空けざるを得ない。本人不在中も信頼する後援会に地元を託すが、陣営の緩みが懸念材料だ。
城内氏とは対照的に、対抗する立候補予定者2氏には出遅れ感が否めない。
26日夜、湖西市で開かれた連合静岡湖西地域協議会の会合に、民主新人松本泰高氏の姿があった。選挙区の集会に足を運んだのはこれが初めて。廊下ですれ違う連合関係者に「ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします」と頭を下げた。
21日に急きょ、出馬が決まった「落下傘候補」。個人後援会はなく、民主県連と地元の民主系市議、県議の支援が頼みだ。ようやく選挙事務所が決まり、本格的な活動はこれからとなる。
民主は7区総支部長だった斉木武志氏が前回選で敗れた後、公認見送りとなり、総支部長が空席になっていた。支援団体からは「いざ選挙となると、これまでの総支部長不在が相当なマイナス」との嘆きが漏れる。
期待は松本氏の弁論術。学生時代、多くの政治家を輩出した早大雄弁会に所属し、東日本学生弁論大会で優勝した経験を持つ。「広い7区を細かく回るのは難しい。論戦で存在感を高めたい」(選対幹部)と、反自公票の取り込みを狙う。
共産新人の野沢正司氏は、地方選を含めて初めての出馬。若者の雇用環境改善や安倍政権の経済政策の転換などを訴える。党支持層を固めるとともに、精力的な街頭活動で浸透を図っている。
◇立候補予定者
城内実 49 自前(3)外務副大臣
松本泰高 67 民新 政治ジャーナリスト
野沢正司 65 共新 党地区委員
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http://www.at-s.com/news/detail/1174146054.html
<静岡8区>土壇場、野党共闘消える
(2014/11/30 08:20)
「できたてほやほやの8区の連合推薦候補を紹介したい」。衆院選公示が目前に迫った28日夜。浜松市中区で開かれた連合静岡浜松地域協議会の定期大会で、松浦信司同協議会議長の高揚した声が響いた。壇上に立ったのは民主の榛葉賀津也参院議員の東京後援会役員古橋和大氏。「民主の灯を消させない」と声を張り上げた。
県内で民主公認候補不在は8区だけ。擁立作業が難航し、奔走する榛葉氏の姿にほだされ、27日に自ら出馬を切り出したという。
党本部は維新との調整で8区の公認見送りを決め、古橋氏は党県連推薦も望み薄だ。厳しい選挙戦を承知で、地元民主関係者や連合静岡は独自候補にこだわった。「選挙区候補不在で、比例だけ『民主』と書いてもらうのは至難の業。小選挙区での不戦敗は次の国政選挙にも響く」
土壇場での民主系候補擁立で、野党共闘の道筋も途絶えた。
「野党がバラバラになれば自民を利する。反省すべきところは反省し力を尽くすので、どうか統一候補として戦わせてください」。安倍晋三首相が解散表明した19日の前後、維新新人源馬謙太郎氏は知己の地元議員らを訪ね、メモを残した。
前回選8区の維新と民主候補の票を足せば自民票を上回る。民主関係者の一部に「源馬氏が無所属なら応援できる」との声もあったが、結果的に互いの距離は縮まらなかった。源馬氏が前回選で民主を離れ、維新公認で戦った経緯を理由に挙げる声は多い。
29日、いつも通り街頭に立った源馬氏。4人目の候補の出馬表明については「残念だ」と淡々と述べた。
自民前職塩谷立氏の陣営は、古橋氏の出馬を冷静に捉える。一報は28日夕の選対会議のさなかに舞い込んだ。選対幹部は「自分たちの選挙を地道にやるだけだ」と話し、「連合の素の力が分かる」とも指摘した。
塩谷氏は党支部や県議、市議のネットワークを生かし、業界、団体回りを中心とした選挙戦を展開する。衆院解散した21日には後援会関係者約600人が集まり、支援固めを確認した。選対幹部は来春に控えた統一地方選の前哨戦と位置付け、「きっちり勝っていかないと」と引き締めを図る。塩谷氏自身、統一地方選に出馬予定の現職県議のパーティーに足を運んで「解散の大義」を語り、来場者に支持を求めた。
共産新人の落合勝二氏は、浜岡原発再稼働反対や雇用問題を訴え、党組織を基盤に選挙に挑む。
◇立候補予定者
塩谷立 64 自前(7) (元)文部科学相
源馬謙太郎 41 維新 (元)県議
落合勝二 70 共新 (元)浜松市職員
古橋和大 38 無新 貿易業
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125ddlk20010010000c.html
2014衆院選:1区の情勢 篠原氏に3氏が挑む /長野
毎日新聞 2014年11月25日 地方版
衆院選(12月2日公示、14日投開票)に向けて、県内の各政党や立候補予定者が事実上の選挙戦に入った。県内の5小選挙区では24日現在、5党の18人が立候補を予定し、活動を活発化させている。各選挙区の対決構図と情勢を追う。【衆院選取材班】
民主党前職の篠原孝氏に、いずれも2012年の前回衆院選で比例代表で復活当選した自民党の小松裕氏と次世代の党の宮沢隆仁氏の前職2人と、共産新人の武田良介氏が挑む構図だ。
小松氏は初挑戦の前回選で篠原氏に約9500票差で敗れており、選挙区初当選を目指す。諏訪市出身で前回、公募で公認されたことから、後援会などの組織固めや街頭演説などで知名度向上に取り組んできた。今回の選挙を「有権者がこの2年間を判断する選挙」と位置付ける。スポーツ庁創設などを訴えている。
5期目を目指す篠原氏は初当選した03年以降、小集会を約700回開くなど地道な活動を続けてきた。副農相を務めた経験から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に反対する。今回の衆院戦を「安倍政権継続の是非を問う選挙だ」と強調し、小集会を中心に支持を訴える方針という。
前回選で日本維新の会から出馬し、初当選した宮沢氏は、戸別訪問や小集会などで有権者の声に触れてきた。自身が個人や団体からの献金を受けていないことを強調し、今回衆院選を「政治とカネ問題の決着選挙」と捉える。消費税については「景気回復が遅れているなら下げることも選択肢の一つ」と訴える。
前回に続き2回目の挑戦の武田氏。安倍政権の特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を批判。3人の子供の父親として「戦争ができる国にしてはならない。命や暮らしを守るために語っていきたい」と、反戦平和を強調する。長野1区では最も若い35歳。街頭で訴え、若い世代を中心に幅広い層への浸透を図る。
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<立候補が予想される顔ぶれ>
◇1区=12年民・09年民
小松裕 53 党国対委員 (1)自前
篠原孝 66 [元]副農相 (4)民前
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前
武田良介 35 党県常任委員 共新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=長野市(旧信州新町、豊野町、大岡村、戸隠村、鬼無里村、中条村を除く)、須坂市、中野市、飯山市、上高井郡、下高井郡、下水内郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk20010047000c.html
2014衆院選:2区の情勢 4氏が立候補へ準備 /長野
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
2012年の前回選で、初当選した自民前職の務台俊介氏と民主元職の下条みつ氏、比例で復活当選した維新前職の百瀬智之氏、さらに共産新人の清沢達也氏の4人が立候補の準備を進めている。
務台氏は前回選後、選挙区の16市町村すべてに30を超す後援会を設け、地盤固めや地域課題の把握に力を入れてきた。アベノミクスによる経済再生の実績を掲げる一方で、生活実感の改善に至っていないことを意識して「恩恵が地方に及ぶように具体策を示して地方創生、地域経済振興を図る」と訴える。
09年の前々回選まで3期連続当選だった下条氏は2万9000票差で落選後、選挙区内を回って現場の声に耳を傾けると共に、後援会の態勢強化のため若返りを進めたという。各地で個人集会を開き、街頭演説では「景気がいいのは一部の大企業だけ。物価は上がり生活は良くならない」とアベノミクス批判に力を入れる。
百瀬氏は当選後も「新しい政治スタイルを」と後援会組織を作らず、地方活性化など国会などで取り組む課題や活動を載せたチラシを2、3カ月ごとに2区内のほぼ全戸に配布し、週末には街頭演説をしてきた。「活動内容や人物で選ばれるようにしたい」と強調し、安倍政権の経済政策を巡って「地方に恩恵がない」と訴える。
東京都出身で長野市在住の清沢氏は、街頭演説で「消費税の再増税は先送りではなく中止に」と訴え、小集会を重ねて知名度向上と党への支持拡大に努める。若い世代の雇用、特にいわゆる「ブラック企業」問題に取り組んできた実績を掲げ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを積極的に活用して情報発信をする。
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇2区=12年自・09年民
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自 前
下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民 元
百瀬智之 31 党県共同代表(1)維 前
清沢達也 40 党県准委員 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=長野市(旧信州新町、豊野町、大岡村、戸隠村、鬼無里村、中条村)、松本市、大町市、安曇野市、東筑摩郡、北安曇郡、上水内郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk20010088000c.html
2014衆院選:3区の情勢 寺島氏に挑む自、維、共 /長野
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
羽田孜元首相の後継者として前回(2012年)初当選した民主前職の寺島義幸氏に、比例代表で1期務めた自民前職の木内均氏、同じく維新前職の井出庸生氏、共産新人の唐沢千晶氏が挑む。前回に続き、選挙区議席を巡って激戦が予想される。
木内氏は佐久市出身。学生時代に政治を志して松下政経塾で学び、佐久市議、県議を経て、前回は自民の公募に応じて立候補した。この2年で中部横断道整備など「与党として着実に実績を残した」と強調。「経済政策のアベノミクスで信を問うのは大義がある」と訴える。来春の県議選と連動する形で組織の整備も進めてきた。
羽田氏の秘書を経て県議を務めた寺島氏は立科町出身。前回は元首相の長男・雄一郎参院議員の後継断念で急きょ、元首相後援会「千曲会」の指名で立候補して激戦を制した。今回も千曲会と自身の後援会、連合長野を基盤に臨む。「政権延命の解散総選挙」と自民を批判し、「中央のために地方を犠牲にするな」と訴える。
元NHK記者の井出氏は10年参院選で落選後、前回衆院選で2位に食い込んだ。祖父が井出一太郎元官房長官という政治家の血を引く。みんなの党から結いの党、維新の党と所属政党を替えたが、「自分の信条を通してきた」と自信を示す。「政権延命の色が濃い与党とは一線を画す」と主張。ネット戦術も駆使して戦う。
昨年の参院選に立候補した唐沢氏は次期参院選にも出馬が決まっていたが、急な解散総選挙に伴って衆院選に参戦する。出身は千曲市。「安倍政権で私たちの暮らしは悪くなるばかり。国民の声が通る政治をつくろう」と呼び掛ける。陣営は「前職と張り合える党のエース」とし、選挙区と連動して比例代表票の上積みも目指す。
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇3区=12年民・09年民
木内均 50 党3区支部長(1)自前
寺島義幸 61 党県副代表 (1)民前
井出庸生 37 党県共同代表(1)維前
唐沢千晶 44 党県常任委員 共新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、南佐久郡、北佐久郡、小県郡、埴科郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk20010199000c.html
2014衆院選:4区の情勢 後藤氏に2氏が挑む /長野
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
5選を目指す自民前職の後藤茂之氏に、返り咲きを狙う民主元職の矢崎公二氏と衆院5度目の挑戦となる共産新人の上田秀昭氏が挑む構図だ。アベノミクスや安全保障など安倍政権2年間の是非が争点になる。
民主が政権を取った2009年選挙で矢崎氏に惨敗した後藤氏は、その反省から地元に軸足を置き後援会を再構築。12年の前回選で雪辱を果たした。急ピッチで態勢固めした各後援会や職域支部にあいさつ回りし、29日には諏訪市で事務所開きをする。「地域を元気にするため道半ばの成長戦略をしっかりと進める」と訴える。
09年の10万票超での初当選から一転、前回選で後藤氏に敗れた矢崎氏は、この2年間朝のつじ立ちや人通りの多い場所での街頭演説を重視してきた。「手応えを感じる」と言う。茅野市にある後援会と支援グループによる少数精鋭で短期決戦に挑む。「連合長野の推薦も決まり、働く者の思いを実現したい」と訴える。
上田氏は、街頭演説が中心。アベノミクス効果は諏訪地方では実感がないとするほか、消費増税、集団的自衛権行使容認、沖縄基地などの問題について、「国民の多くが反対にもかかわらず安倍政権はごり押しをしている」と厳しく批判。「お年寄りも子供も安心して暮らせる社会の実現を」と訴える。党は比例票の獲得に重点を置いている。【衆院選取材班】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇4区=12自09民
後藤茂之 59 党県会長 (4)自 前
矢崎公二 55 党県副代表 (1)民 元
上田秀昭 60 党地区委長 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=諏訪市、岡谷市、茅野市、塩尻市、諏訪郡、木曽郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk20010044000c.html
2014衆院選:5区の情勢 宮下氏に挑む2新人 /長野
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
4選を目指す副財務相の自民前職、宮下一郎氏に対し、ともに30代の民主新人、中嶋康介氏と共産新人、水野力夫(ちかあき)氏が議席奪取を狙う。
国の経済政策に関わる立場になった宮下氏は「アベノミクスの着実な成果」を強調したうえで、「地方から日本を再生していこう」と訴える。解散後に上伊那、下伊那地区で後援会役員会や町村議員連盟総会を開催。市町村単位の選対設置の会合には1日に数カ所ずつ顔を出している。2009年の落選後に始めたブログの更新も続ける。
松本市出身の民主新人、中嶋氏は4区の民主元職、矢崎公二氏の元秘書。急きょ、出馬することになり飯田市に転居した。「落下傘批判」は覚悟のうえだが、街頭演説や連合傘下の労組を含むあいさつ回りで、「間違っていない」という民主の政策と本人を売り込む。27日に伊那市であった労組選対の事務所開きでは「人を大事にする」と訴えた。
共産新人の水野氏は来春の県議選飯田市選挙区の候補予定者だった。陣営幹部が「知名度向上」を課題に挙げる上伊那地区をはじめ、街頭演説や支援者宅などでの「囲む会」、市部の決起集会で安倍内閣を強く批判し、「消費税は中止に追い込む」と主張する。雇用政策では、大卒後の就職先がブラック企業だったという体験も交えて語る。【衆院選取材班】
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◆立候補が予想される顔ぶれ
◇5区=12自09民
宮下一郎 56 副財務相(3)自 前
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民 新
水野力夫 34 党地区副委長 共 新
(区名の後は前回、前々回の選挙区当選者の所属政党、年齢は12月14日現在)
=飯田市、伊那市、駒ケ根市、上伊那郡、下伊那郡
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk03010008000c.html
’14衆院選:選挙区事情 1区 自民前職、実績を強調 「生活」擁立見送り、民主に勢い /岩手
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
「超短期戦」といわれる衆院選は12月2日に公示、14日に投開票され、立候補予定者は慌ただしく準備を進めている。民主が大勝した2009年、自民が力を示した12年、そして今回は? 県内4小選挙区の動きを追った。
「安倍内閣で環境政務官を拝命した。日本を代表して会議に出席し、貴重な経験をさせてもらった」
衆院選岩手1区に立候補予定の自民前職、高橋比奈子(ひなこ)氏(56)は、盛岡市のホテルで24日開かれた党支部選対会議で“実績”をアピールした。1期目ながら重職に起用された自信をにじませた。支持者へのあいさつ回りでも肩書を売り文句にし、ポスターでも強調する。
一方、公務を外せない日もあり、選挙準備の足かせになっている面も否めない。だが、それ以上に今回の選挙を苦しくさせそうなのが、生活の党の候補者擁立の見送りだ。
前回の2012年は、民主党の階(しな)猛氏(48)、民主から分裂した日本未来の党の達増(たっそ)陽子氏(49)と事実上の三つどもえの戦いとなった。民主党の流れをくむ票は階氏と達増氏に分かれた結果、高橋氏は次点ながら惜敗率が高くなり、比例復活を遂げた。
だが今回、未来から変わった生活が「野党乱立によって自民を利する」事態を避けるため、1区に候補者を立てないことにした。こうなると高橋氏にとって小選挙区当選もそうだが、比例復活も容易でない。ある選対幹部は「階(氏)を見るんじゃない。党内の戦いだ」と語る。比例東北ブロックで惜敗率が何番目に入るか。既にそんな計算もしている。
階氏は民主前職として4選を目指す。22日の国政報告を兼ねた後援会拡大役員会には150人が集まった。NTT労組OB(67)は「2年前の選挙より勢いを感じた」と話した。党関係者は「前回分かれた票を集め直す。09年の政権交代時の11万6000票獲得も現実味がある」と強気だ。「圧勝、完勝してみせる」とまで言ってみせる党関係者もいる。
共産新人の吉田恭子氏(33)は3歳児の母。同じ子育て世代への支援や、脱原発を掲げる。党所属の盛岡市議の協力を受けて支持者回りや集会を重ねる。陣営は「自民との対立軸がはっきりしており、有権者の反応はこれまでになく良い」と手応えを強調する。
社民からは新人の細川光正氏(65)が出る。党は社会党時代から県内で一定の勢力を保ってきたが、最近は衰退を余儀なくされている。巻き返しに向け盛岡市議の職を辞し、支持団体の平和環境県センターと連携して護憲や脱原発を訴える。【浅野孝仁】
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◇立候補予定者
高橋比奈子 56 環境政務官 (1)自 前
階猛 48 党副幹事長 (3)民 前
吉田恭子 33 党県常任委員 共 新
細川光正 65 党県幹事長 社 新
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◇2012年岩手1区の得票◇
当 階猛(民) 55909
比 高橋比奈子(自) 44002
達増陽子(未) 41706
伊沢昌弘(社) 9922
八幡志乃(共) 9473
※比は比例復活当選
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>>1622 4区がまだだったので明日はります
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栃木
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk09010144000c.html
師走決戦:2014衆院選・各党の布陣/上 自公にも危機感 アベノミクス評価、予想外に厳しく /栃木
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
公示を目前に控えた衆院選。県内5小選挙区には27日現在、14人が立候補を表明している。師走の選挙戦へ向けて慌ただしく走り出した各党の事情を紹介する。【田内隆弘、長田舞子、猪飼健史】
風はどちらに吹いているか。自民党の各陣営は慎重に見極めている。
安倍晋三首相の決断によって事実上の選挙戦は突然、火ぶたが切られた。動揺する野党を横目に5小選挙区で前職候補を擁立し、着々と準備を整えているかのように見える。すでに約70の団体から推薦を獲得し、最終的には約150に達する見込み。27日には連立を組む公明党との選挙協力を発表し、目標を「小選挙区での自民党候補者全勝利、比例代表北関東ブロックでの公明党3議席確保」と定めた。自身も5区から出馬する茂木敏充県連会長は「政治の安定が経済の発展につながる。自公以外に安定した政権を作ることはできない」と力を込める。
しかし50%近い内閣支持率にもかかわらず、陣営に楽勝ムードはうかがえない。公明党県本部の山口恒夫代表はこの日、1区を例に「前回はみんなと民主が別々に立候補したが、この二つが一緒(候補者を一本化)になったら船田元さんの票を超える。決して安泰ではない」と危機感を示した。船田氏自身も、弱い逆風を感じているという。「アベノミクスに対する評価が思った以上に厳しい。今回の解散理由がよく分からないという意見も相当ある。なぜ今か、きちんと説明しなければ」
風が行き場を決めかねる中、各候補は自身の足元を固めることに懸命だ。4区・佐藤勉氏陣営は「国対委員長という立場で(他候補の)応援要請は断りにくいが、できれば行かせたくない」と明かす。野党の選挙協力を警戒しつつ「後援会をしっかりと固め、今まで通りの票を取れれば」と戦略を練る。
現職農相として臨む2区・西川公也氏は順風の選挙になるはずだった。本人は「実績を残し、全国的なイメージになった。祭りに行っても(有権者)皆が集まって物珍しそうに見てくれる。感触が今までと違う」と笑う。
しかし、陣営関係者は「厳しい選挙を想定している」。入閣後、西川氏が代表を務める党支部が親族企業に事務用品代などとして支出をしていたことなどが指摘され、説明に追われた。西川氏は「影響はない。近くの人はよく分かっている」と強調するが、選挙戦前半は応援に出ず地元にとどまる予定だ。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk09010120000c.html
師走決戦:2014衆院選・各党の布陣/下 「降ってきた」候補者 みんなの党解体で、民主歓迎 /栃木
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
「初心に帰り、裸一貫となることを積極的に選択した」。26日、みんなの党元代表の渡辺喜美氏(62)=3区=は、模索していた新党の設立を断念し、無所属での立候補を地元・那須塩原市の事務所で正式に表明した。強気な言葉とは裏腹に、表情は終始硬かった。
結党は前々回の衆院選直前の2009年8月。元代表の押し出しの強さから「渡辺党」「よしみ党」と言われることもあったが、存在感は次第に増し、一時は衆参両院に計36議員を擁して「政権のキャスチングボートを握る第三極」を自任するまでになった。「党発祥の地」の栃木でも前回衆院選では5区すべてに候補者を立て、盤石の前代表に加え、柏倉祐司氏(45)=2区=の比例復活当選で力を示した。潮目が大きく変わったのは今春。化粧品会社会長からの8億円借り入れ問題で渡辺氏が代表辞任に追い込まれると、路線対立が激化し、解散風とともに急転直下の解党に至った。
党という求心力を失った結果、元代表の同志らが移った先は民主党だ。前回4区で苦杯をなめた後も地元で活動を続けてきた渡辺氏の元秘書、藤岡隆雄氏(35)はくら替えし、柏倉氏は1区に国替えまでした。元代表は「残念だが、選挙を目の前にしたら、どう勝ち残るかは誰しも考えること」と唇をかんだ。
その民主党にとっても、解散直前までは前職の福田昭夫氏(66)=2区=以外に候補者を立てられない恐れがあった。00年と09年の衆院選で「風」に乗って自民候補を破る「1区現象」を起こした選挙区での不戦敗は避けたかったが、元職の水島広子氏は05年の落選後は政治の世界を離れて東京でテレビ出演などをこなし、同じく元職の石森久嗣氏も12年に落選した後は政治活動から身を引いた。
そこで目を付けたのが、2区で福田氏と競合する柏倉氏だった。解党騒ぎの前から水面下で進んでいた民主とみんなの選挙協力は、みんなの解党で一変。2区からの出馬にこだわっていた柏倉氏も民主党入り後は「党の調整に従うのは当然」と国替えを決断した。
衆院が解散した21日、民主党本部で柏倉、藤岡両氏と固く握手を交わした枝野幸男党幹事長(50)は「故郷の栃木に、若く実績のある有力な候補を迎えることができてうれしい」と破顔して歓迎。皮肉にも独自候補の擁立が難航した結果、土壇場で他党から候補者をすんなり迎え入れることができた。
ただ、有権者にも受け入れられるかは別だ。海江田万里代表(65)が県内入りした27日、立ち止まって街頭演説を聴く人の中からは「それで、今度出る人はどの人なの?」と尋ねる声も漏れた。みんな解党で図らずも“降ってきた”2人の立候補予定者。党の都合が前面に立った候補者調整が吉と出るかどうか、公示後が正念場となる。
◇
共産党は県内5選挙区すべてに候補を擁立。前回衆院選で日本未来の党から4区に出馬した生活の党の元職、山岡賢治氏(71)は不出馬を表明している。【藤田祐子、柴田光二、花野井誠】
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2区谷古宇勘司は出馬断念
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk11010159000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/1 /埼玉
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
(敬称略)
衆院選(12月2日公示、同14日投開票)が目前に迫っている。郵政民営化や政権選択が争点となった直近3回の総選挙と異なり、今回は「風」が読みづらく、激しい選挙戦になることが予想される。県内15選挙区の構図を紹介する。
◇1区−−自民に民主、共産、社民挑む
自民圧勝の追い風に乗って前回初当選した自民・村井に、惜敗して比例復活した民主・武正、共産・松村、社民・松本が挑む構図。
村井は、前回選で大差をつけた岩槻区に事務所を構え、県議や市議も動員し、組織戦で臨む。
強固な後援会組織をもつ武正は前回選後、国政での地元貢献をアピールし、地元回りも強化してきた。
前回擁立のみんなが解党。同党の支持層や無党派層へ、松村や松本も浸透を目指す。【西田真季子】
◇2区−−民主元職不出馬、情勢大きく変化
自民・新藤と6度にわたる激しい議席争いを続けた民主元職が1月、次期衆院選への不出馬を表明し、情勢は大きく変わった。
新藤は前回選以降、総務相を務めるなど着々と実績を積み上げた。地元に帰る機会が少ないが、強固な基礎票に加え、保守支持層の掘り起こしを急ぐ。
民主空白区に維新・谷古宇が3区から「国替え」。出遅れを挽回し、民主票など自民批判票をどこまで取り込めるかが焦点。
共産・奥田は2回目の出馬。3月の県議補選で当選するなど知名度を上げている。【鴇沢哲雄】
◇3区−−今回も自民・民主対決構図
今回も自民・民主の対決構図。前回選では自民・黄川田が勝利。民主・細川が返り咲けるかが注目される。
黄川田は追い風の前回と違い、政権党としての批判を警戒。駅立ちで若さと行動力をアピール、前職としての実績を訴える。
当選7回で、元厚生労働相の細川は高い知名度と長年培った固い地盤が強み。「アベノミクスは失敗」と自民批判を強める。
共産・宮川は「安倍政治暴走ノー」と支持基盤の拡大を図る。
2区へ回る維新の支持層にどこまで浸透できるかがポイントとなる。【飯嶋英好】
◇4区−−自民、民主、共産 前回同じ顔ぶれ
自民・豊田、民主・神風、共産・桜井と、2年前の前回選とほぼ同様の顔ぶれが立候補する見通し。
豊田は福祉と医療に精通した元厚労省職員の実績をアピール。アベノミクスへの信任を訴える。
元防衛政務官の神風は候補者擁立を見送った維新支持層への浸透を図り、非自民の受け皿を目指す。
元志木市議の桜井は4度目の挑戦。消費増税や集団的自衛権行使への反対を掲げる。【衛藤達生】=つづく
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予想される顔ぶれ
◆1区
村井英樹34 自前(1)
武正公一53 民前(5)
松村敏夫40 共新
松本翔29 社新
◆2区
新藤義孝56 自前(5)
谷古宇勘司63 維新
奥田智子45 共新
◆3区
黄川田仁志44 自前(1)
細川律夫71 民元(7)
宮川雅之39 共新
◆4区
豊田真由子40 自前(1)
神風英男53 民元(3)
桜井晴子58 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk11010130000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/2 /埼玉
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
(敬称略)
◇5区−−民主・枝野に自民、共産が挑戦
党幹事長を務める民主・枝野に、4度目の挑戦となる自民・牧原と共産・新人の山本が挑む。
枝野は、幹事長として他候補の応援で全国を遊説。前回以上に地元での活動がままならないが、週2回のつじ立ちなどで支持固めを図る。
前回比例復活の牧原は地元在住で、地域との絆を強調。毎朝のつじ立ちで子育て支援の充実など若い世代へ支持を訴える。
共産の山本は、消費増税反対などを訴え、支持拡大を狙う。【川畑さおり】
◇6区−−自民、民主対決に共産・戸口が絡む
連続4回目となる自民・中根と民主・大島の対決に、共産・戸口が絡む。
前回初めて小選挙区で当選した中根は、教育委員会制度改革など2年間の取り組みを強調。戸別訪問やミニ集会を開いて、こまめに選挙区内を回る。
前回比例復活の大島は民主政権下で副総務相などを歴任した実績をアピール。JR上尾駅など主要駅を中心につじ立ちを重ね、支持を訴える。
共産の戸口は前回に続き2度目の挑戦。脱原発などを訴える。【川畑さおり】
◇7区−−自民・神山に民、次世代、共挑む
前回初当選の自民・神山に、生活から民主に復党した小宮山と次世代・根本、共産・長沼が挑む。
レジャー施設会社を経営する神山は経済政策の重要性を掲げ、大票田の川越市などで組織固めを狙う。
小宮山は前回選で比例復活。4期11年の経験を生かし、後援会強化を図る。
根本は国際競争力の強化などを掲げ、前職2人を追い上げる。
長沼は3度目の挑戦。原発ゼロなどを訴え、支持拡大を目指す。【大島英吾】
◇8区−−自民、民主激戦区 共産支持拡大へ
前回、前々回と風向きで自民と民主の勝敗が入れ替わる激戦区。柴山と小野塚が3たび正面からぶつかる展開に共産・辻が絡む。
柴山は前回、公明から推薦を得られずに伸び悩んだが、何とか8万票台を得て雪辱。今回も公明への浸透が課題となる。
前々回は11万票以上を集めて圧勝した小野塚は前回、第三極候補と票を分け惨敗。今回は野党候補の一本化で非自民の結集を図る。
連続立候補となる辻は比例での共産議席増を目指し、前回以上の得票を目指す。【海老名富夫】=つづく
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◇予想される顔ぶれ
◆5区
牧原秀樹 43 自前(2)
枝野幸男 50 民前(7)
山本悠子 62 共新
◆6区
中根一幸 45 自前(2)
大島敦 57 民前(5)
戸口佐一 64 共新
◆7区
神山佐市 60 自前(1)
小宮山泰子 49 民前(4)
根本千裕 55 次新
長沼チネ 64 共新
◆8区
柴山昌彦 48 自前(4)
小野塚勝俊 42 民元(1)
辻源巳 43 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk11010141000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/3 /埼玉
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
(敬称略)
◇9区−−固い保守地盤、自に維・共挑む
固い保守地盤を手堅くまとめつつある自民・大塚に、4区から転出して立候補する維新・青柳と、共産・広森が挑む。
大塚は前々回の敗戦を反省。地元にも重点を置き、行事などに小まめに顔を出すなどして自民支持拡大を図ってきた。
前々回は15万票獲得するも前回は5万票に届かなかった民主は候補擁立を断念。青柳は非自民と民主支持層の受け皿を目指す。
狭山市議連続8期の広森は比例区の共産議席増を目指し党勢拡大を図る。【海老名富夫】
◇10区−−民・生が擁立せず、野党共闘がカギ
6期目を目指す自民・山口と、前回は小選挙区で敗れたものの比例復活で初当選した維新・坂本、共産・石井が立候補を表明。民主と生活は公認候補を擁立せず、野党共闘の成否がポイントになる。
山口は雪害対策などの実績を強調し、選挙区内の後援会を軸に地域再生などを訴える。
坂本は「大義なき解散」を批判、「しがらみや既得権益にとらわれない政治」を掲げる。
石井は「消費税増税の中止」などの党政策を訴え、支持拡大を図る。【中山信】
◇11区−−前回同様顔ぶれ、2自民系と共産
自民系2候補と共産が前回と同じ顔ぶれで出馬表明。明確な争点が見つからず前職の信任投票になりそう。
比例で復活当選し、2期目を狙う自民・今野は街頭やミニ集会などで2年間の実績をアピールし、短期決戦に備える。
共産・柴岡は即時原発ゼロなどを訴え、若さを売りに無党派層の取り込みを目指す。
前回、全得票数の6割を獲得し、次点に大差を付けた小泉は広大な選挙区を網羅する後援会を軸に更なる地盤固めを図る。【橋本政明】
◇12区−−前回のみんな票巡り激戦の予想
解党で候補擁立を見送ったみんなが前回獲得した3万5500票を巡り、激しい選挙戦が予想される。
2期目を狙う自民・野中は加須市を基盤に支持を固め、今春には熊谷市にも事務所を設置し知名度アップに躍起だ。
野中に議席を譲り渡した民主・本多は党、政府の要職を務めた実績を訴え、返り咲きを狙う。
前回無所属で出馬し次点に泣いた森田は今回次世代から出馬。地元・熊谷以外で票を伸ばし初当選を目指す。
9年ぶり3度目の挑戦の共産・鈴木は党勢拡大を目指す。【橋本政明】=つづく
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◇予想される顔ぶれ
◆9区
大塚拓 41 自前(2)
青柳仁士 36 維新
広森すみ子 66 共新
◆10区
山口泰明 66 自前(5)
坂本祐之輔 59 維前(1)
石井祐一 63 共新
◆11区
今野智博 39 自前(1)
柴岡祐真 30 共新
小泉龍司 62 無前(4)
◆12区
野中厚 38 自前(1)
本多平直 49 民元(2)
森田俊和 40 次新
鈴木千賀子 59 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk11010155000c.html
衆院選:各選挙区の情勢/4止 /埼玉
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
(敬称略)
◆13区
◇みんなから民主、山内参戦で混戦
自民・土屋と次世代・中村の議席争いに、共産・秋山がどう絡むかが当初、注目された。しかし、解党するみんなから民主に移った山内の参戦で混戦模様になった。
土屋は解散前日、後援会幹部らを早朝に集め緊急会議。組織体制を確認し戦闘態勢に入った。
「落下傘候補」の山内はみんなと民主の支持層をまとめられるかがカギ。
中村は維新から次世代に移り再挑戦。自主憲法制定など党の政策を街宣する。
秋山は市議31年。知名度もあり党の支持拡大を図る。【栗原一郎】
◆14区
◇2保守系前職軸、共産が絡む展開
ともに再選を狙う自民・三ツ林と維新・鈴木の両保守系前職を軸に、共産・苗村が絡む展開になりそう。
南北に延びる選挙区で、三ツ林は地盤の幸手市など北部を中心に組織固めを急ぐ。追い風が吹いた前回と異なり、今回は南部に浸透できるかがカギ。
鈴木は県議4期の知名度を生かし、前回は大票田の三郷、八潮両市で得票が三ツ林を上回った。反自民票の分裂を防ぐため、野党共闘にも期待を寄せる。
福島出身の苗村は反原発などを訴え、支持拡大を目指す。【夫彰子】
◆15区
◇自・田中と民・高山、4度目の対決へ
自民・田中と民主・高山の4度目の対決。これまで田中の2勝1敗で、前回敗れた高山にとっては背水の陣。共産・田村も浮動票の獲得争いに参戦する。
田中は忙しい合間をぬって、こまめに地元の集会にも顔を出してきた。3選へ向け地元・蕨市に加え、大票田のさいたま市南部へ浸透を図る。
高山は前回、民主党への逆風で敗れた。組織に頼らず、小集会やつじ立ちで訴え、議席奪還を期す。
田村は、党の支持基盤から票の上積みを狙う。【鴇沢哲雄】=おわり
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◇予想される顔ぶれ
◆13区
土屋品子 62 自前(5)
山内康一 41 民前(3)
中村匡志 37 次新
秋山文和 67 共新
◆14区
三ツ林裕巳 59 自前(1)
鈴木義弘 52 維前(1)
苗村光雄 58 共新
◆15区
田中良生 51 自前(2)
高山智司 44 民元(3)
田村勉 66 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk12010329000c.html
2014衆院選:県内選挙区の情勢/1 /千葉
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
安倍政権の経済政策「アベノミクス」を最大の焦点とし、12月2日公示、同14日投票の衆院選に向けた戦いが既に始まっている。野党間の候補者調整もあり、前回の12年衆院選よりも立候補者数が大幅に減少する見込みで、22人少ない44人が出馬準備を進めている。
前回、政権を奪い返した自民党は、県内の全13小選挙区に候補者を擁立し、全勝を目指す。対する野党は、民主党に逆風が吹く中、「第三極」を目指す日本維新の会(現維新の党)、みんなの党などの候補者が乱立し、多くが共倒れした前回の教訓から、候補者を調整。民主、維新の競合区はゼロとなり、解党が決まったみんなの出身者からの出馬もない見込み。一方、調整がつかなかった生活の党は3区で擁立、共産党は全選挙区に候補者を立てる予定だ。
県内の小選挙区情勢を各区ごとに報告する。
◆1区
◇みんな票の行方が鍵
前職3人に共産の新人を加えた4人が立候補を予定する。前回衆院選では民主の田嶋要氏が当選したが、自民の門山宏哲、次世代の田沼隆志(当時は日本維新の会)の両氏も比例で復活当選を果たすなど接戦。解党したみんなの党の獲得票の行方が大きなポイントとなりそうだ。
前回7000票差で次点だった門山氏は「アベノミクスを確かなものにし、景気回復を日本の津々浦々まで行きわたらせる」と訴える。地元後援会の会合などにこまめに出席。街頭演説を行い、票の掘り起こしを狙う。
5選を目指す田嶋氏は前回、民主大敗の中で小選挙区の議席を死守した。実質賃金の減少などを指摘し「アベノミクスは失敗」と強調。地域行事を積極的に回り、支援団体の労働組合もフル回転。支持拡大を図る。
維新の会が解散・分党した次世代の田沼氏は、発足4カ月という党の知名度不足を補うため、千葉市議時代の地盤の稲毛区を中心に街頭演説。「集団的自衛権などに取り組む。我々はぶれない第三極だ」と訴える。
共産新人の吉田直義氏は、県内小選挙区の立候補予定者のうちで最年少の27歳。若さをアピールし、「若者の雇用をまもる」と訴える。【円谷美晶】
◆2区
◇自民現職に維新挑む
自民が圧勝した05年の「郵政選挙」でも比例復活を果たすなど民主の強い地盤と言われていたが、前回は野党擁立が相次ぎ票が分散した結果、自民が抜け出す格好となった。今回は民主の前回の候補者が出馬を辞退。野党調整の結果、民主が擁立を見送った。
再選を目指す自民前職の小林鷹之氏は地元市議と連携し、街頭演説などに注力し支持拡大に努める。「(経済状況の悪化で)逆風が吹きつつある」と危機感を募らせ、「経済はこれからよくなる」と気を引き締める。
藤巻健史参院議員の長男で秘書の維新新人、藤巻健太氏は衆院解散日に公認が発表された。知名度向上のため支援者などをこまめに訪問。「歳費削減など議員が身を切る改革が必要」などと訴え、無党派への浸透を図る。
共産の小松実氏は県議7期の知名度を生かしながら「消費増税を断固中止」と訴え、積極的に街頭演説などを行う。
生活元職の黒田雄氏は出馬に向けて動きをしていたが、複数の関係者によると、維新側との調整の結果、26日、立候補を断念した。【円谷美晶、渡辺暢】
◆3区
◇野党の候補調整ならず
長く、自民前職の松野博一氏と生活元職の岡島一正氏の「2強」が競り合い、議席を交互に獲得してきたが、前回、岡島氏が民主を離党して構図が一変。第三極が入り乱れ、民主支持層の票が分散し、松野氏が混戦を一歩抜け出す格好になった。このため今回、野党による候補者調整が注目されたが、共産を除く一本化はならず、民主と生活の両党が擁立を決めた。
6選を目指す松野氏は「デフレ脱却を優先させた判断は妥当」と、株価を上げた安倍内閣の実績を強調。大小100超の後援会の組織固めを急ぐ。
前回、落選した民主新人の青山明日香氏は「大義のない総選挙、国民生活を考えていない政府に憤りを覚える」と強調。唯一の女性候補をアピールする。
共産新人の椛澤洋平氏は震災後、子供たちを放射能から守る市民運動に取り組み、それがきっかけとなり入党。「子育て世代の声を代弁したい」と語る。
岡島氏は「消費増税延期は解散しなくてもできた。他に狙いがある」と、安倍内閣の原発再稼働などの動きを警戒。「それに待ったを」と訴える。【阿部義正】=つづく
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk12010171000c.html
2014衆院選:県内選挙区の情勢/2 /千葉
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
◆4区
◇野田・前首相に3新人挑む
県内唯一の自民空白区。前首相で民主前職の野田佳彦氏が強い地盤を持ち、00年から連続5回当選している。自民は過去3回、選挙区出身でない「落下傘候補」を擁立し敗北。今回は地元県議で新人の木村哲也氏で挑む。このほか、共産新人の斉藤和子氏、00年に自民公認で出馬した経験を持つ無所属新人の西尾憲一氏が出馬。今回から船橋市の北部が千葉13区に移る区割り変更があり、その影響も注目される。
自民は、県議2人や国会議員が意欲を見せたが、「地元がまとまる候補」として木村氏に一本化。地元議員らが総力で支える環境が整った。木村氏は街頭演説や個人演説会を行い、「地方からの経済再生」などを訴え、96年以来18年ぶりの議席を目指す。
野田氏は、首相就任などで中断していた駅頭のつじ立ちを昨年、復活させた。地元での露出を増やし、知名度を生かした選挙戦を展開。「格差が拡大し二極分化しているアベノミクス(安倍政権の経済政策)は根本的に誤っている」などと訴え、支持拡大を図る。
斉藤氏は「首相の思いだけで憲法解釈を変えた安倍政権は許せない」として、街頭演説などで浸透を図る。西尾氏も、集団的自衛権の行使容認阻止と原発再稼働反対を中心に訴えて支持拡大を狙う。【市村一夫】
◆5区
◇「第三極」票の行方に注目
自民前職の薗浦健太郎氏と民主元職の村越祐民氏が03年から5回連続で対決する。これまで2勝2敗の因縁の勝負に、共産新人の浅野史子氏らが加わる構図。前回は「第三極」が乱立したが、今回は野党の候補者調整などで、維新などは擁立しない。前回の「第三極」3候補で集めた8万以上の票の行方が注目される。
薗浦氏は、街頭演説などで、過労防止法などの議員立法に取り組んだ実績や「人材立国」の持論などを展開。後援会や地方議員の組織を基盤に精力的に各地を回り、保守票を固めるほか、三極票の取り込みも狙う。
「できうる手段で(三極の)票を集めるのが勝負」という村越氏。26日には蓮舫参院議員とともに街頭演説。ツイッターなどを生かし「アベノミクスで生活が圧迫された多数の人たちに目を向けた政治をする」と訴える。
前回から引き続き出馬する浅野氏は「消費増税や集団的自衛権などの問題を訴え、自・民の戦いに風穴を開けたい」と意気込む。無所属新人の石田和男氏も出馬を表明し、自転車で街を回る選挙をするという。【市村一夫】
◆6区
◇前回出馬の4人で争う
過去5回にわたって争ってきた自民の渡辺博道、民主の生方幸夫の現職2氏に加え、前回は「第三極」が乱立、6人の争いとなり、票が割れた。今回は野党の候補者調整により、維新と解党が決まったみんなの党は擁立しない。一方、前回、維新(旧日本維新の会)公認で出馬し、3位に食い込んだ元職の遠藤宣彦氏が次世代から立候補する。前回出馬した同じ4人で争う構図で、維新とみんなの両党の票をどこがつかむかが鍵となりそうだ。
渡辺氏は「前回よりも野党票が割れない」として警戒。地域イベントへの参加やミニ集会の開催などを積極的に行い、「雇用の創出や暮らし満足度を高める」などと訴え、支持固めを急いでいる。
生方氏は、街頭演説などを積極的に実施。「(今回の解散は)大義がないが、これまでの安倍政権にノーを突きつけるチャンスだ」と訴え、反自民票を取り込み、支持の拡大を図っている。
遠藤氏の公認が発表されたのは23日。遅れを取り戻すため、政策ビラの作成などを急ぎ、「安心して子供たちが暮らせる社会の実現」を訴える。共産新人の三輪由美氏は消費増税に反対、「安倍政権の暴走にストップをかけよう」と支持を訴える。【橋口正】=つづく
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk12010177000c.html
2014衆院選:県内選挙区の情勢/3 /千葉
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◆7区
◇自・維・共・社4人の争い
「第三極」を目指す政党が乱立した前回は、7人の候補者が立つ乱戦を自民前職の斎藤健氏が1人抜け出し、大差で当選した。今回は、野党の候補者調整やみんなの党の解党により、民主などが候補者擁立を見送る一方、維新新人の石塚貞通氏が出馬。自民、維新、共産、社民4人の争いの構図となりそうだ。
斎藤氏は後援会をフル回転させて支持固めを進め、環境政務官などを務めた実績などを強調。「アベノミクス(安倍政権の経済政策)を完遂しないと、経済が悪化し、全てがだめになる」と訴え、支持拡大を図る。
石塚氏は前回はみんなから出馬し5位。その後、結いの党に参加し同党が維新に合流した。「民主やみんなの票をどう取り込むかが鍵」といい、「つじ立ち一日30カ所」を課して各地を回り脱原発、脱官僚などを訴える。
前回に続き出馬する共産新人の渡部隆夫氏は、福島出身であることから原発ゼロなどを強く訴えるほか、消費増税中止などを主張。社民新人の阿部治正氏は流山市議。「貧困を拡大するアベノミクスに歯止めを」と訴え、地盤がある流山を中心に支持拡大を図る。【橋口正】
◆8区
◇民主支持層の動き焦点
自民前職の桜田義孝氏と民主元職の松崎公昭氏が議席を争い、これまで2勝2敗。前回は、みんななど「第三極」も参入し民主支持層の票が分散し、桜田氏が大差で返り咲いた。
松崎氏は「70歳を超えた」ため引退を決意したが、後継が決まらず、党本部主導で「野党調整区」に。民主ではなく、維新元職の太田和美氏が出馬することになった。ただ、太田氏が民主を離党した経緯もあり、民主県連の抵抗感は強く、民主支持層がどう動くかが焦点となる。
桜田氏は「株価が倍になり、経済は明るくなってきた。アベノミクスを前進させるため、安定政権を」と主張。副文部科学相として東京五輪の準備を進めてきたことも強調する。野党の候補者調整に「政策に責任を持てるのか」と強気で、後援会を固め、街頭で無党派層取り込みも図る。
太田氏は柏市出身。06年衆院7区補選で民主候補として初当選したが、福島2区に国替え後、離党。昨年の参院選は生活の党から千葉で出馬し落選した。今回も「故郷で再出発」と決意。「消費増税先送りを認めるなど、政策で今の民主と垣根はない」と訴え、野党の団結を呼びかける。
共産新人の小野里定良氏は柏市議を1期務めるなど地域での活動に約20年携わってきた。「集団的自衛権など危険な安倍内閣に対決できるのは共産党」と強調、党勢拡大を目指す。【武田良敬】
◆9区
◇前職3人と新人が激戦
前回初当選した自民の秋本真利氏と、民主への逆風の中、地力を見せて比例復活した民主の奥野総一郎氏、同じく比例復活した次世代の西田譲氏(前回は日本維新の会公認)の前職3人に加え、共産新人の鴨志田安代氏が名乗りを上げる激戦区。解党したみんなの党幹事長で、かつて自民から9区で出馬していた参院議員の水野賢一氏を支持する層の動きが注目されている。
秋本氏はイベントにこまめに顔を出すなど精力的に地元を回り、基盤固めを図る。持論の再生可能エネルギーの積極導入にも「党が委員会を立ち上げた」と実現性を強調。「今がデフレ脱却の最後のチャンス」とアベノミクスの推進を訴える。
9区は佐倉市などで市民活動が活発で民主支持層が一定の厚みがあるものの、奥野氏は「民主への不信感は今も残る」と危機感は強い。毎朝続ける駅頭立ちで呼びかけを徹底。「安倍政権では肝心の成長戦略が進められない」と訴える。
西田氏は前回、維新での当選だが、陣営は「(関西が本拠地の)維新への風は強く吹いていなかった」と分析し、西田氏本人が浸透しつつあると強調。積極的に会合などを回り「安全保障政策を引っ張る」と主張し、保守票取り込みを図る。
鴨志田氏は「アベノミクスによる貧困層増加、格差拡大を止めなければ」と強調、支持拡大を目指す。【渡部暢】=つづく
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk12010163000c.html
2014衆院選:県内選挙区の情勢/4止 /千葉
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◆10区
◇自民前職に挑む民共
前回立候補した4人のうち3人が再び、出馬。自民前職の林幹雄氏に民主、共産が挑む構図となった。特に林氏と民主元職の谷田川元氏は5回連続の対決。これまで林氏の3勝1敗で、敗れた前々回の2009年衆院選でも比例で復活した。
8期目を目指す林氏は「元気な地方を取り戻す」と景気対策を前面に訴え、アベノミクス推進を主張。東日本大震災の津波被害からの復興や国土強じん化などを掲げる。街頭演説はほとんどしないが、支持者や団体にあいさつ回りを徹底。従来からの支持層固めを進める。
谷田川氏は前回落選後、地元に張り付き「地域のために最も仕事をするのは自分」と訴えて回った。今回、「アベノミクスの恩恵は地方に届いていない」と批判。駅立ちや地元のイベント回りなどを積極的に行い、無党派層への浸透も狙うほか、野田佳彦前首相らが応援に入っている。
共産は党北部地区委員長の新人、笠原正実氏を前回に続いて擁立。「消費税引き上げは先送りではなく中止すべきだ」などと訴える。【早川健人】
◆11区
◇民主空白、自生共の争い
民主の空白区。前回と同じ自民前職の森英介氏、共産新人の椎名史明氏、生活元職の金子健一氏の3氏が争う構図となっている。
9選を目指す森氏は、政権交代した前々回、当時民主の金子氏に約4000票差に追い上げられた反省から、県議らを中心に17市町村の組織を立て直し、盤石な態勢作りを急ぐ。今回は党の新人候補への応援遊説が予定される傍ら、街頭演説などを精力的に行う。
椎名氏は、アベノミクスの失敗や沖縄の基地問題などを訴え、精力的な街頭活動を展開。党勢拡大を狙う。
金子氏は民主を離党し前回、日本未来の党から出馬し敗北。突然の解散で選挙準備が整っていないが、「地域の声を国政に伝えなければ」と立候補を決めた。街頭演説などで安倍政権を「アベノミクスで所得格差が増大する」などと批判、非自民票の取り込みを狙う。【吉村建二】
◆12区
◇自共が初の一騎打ち
小選挙区が導入された1996年の衆院選以来、初めて自・共の戦いとなりそうだ。
自民前職の浜田靖一氏は、2年前に亡くなった父幸一氏が育てた強固な地盤を引き継ぎ、これまで盤石の強さを発揮してきた。自民の候補者調整で比例に回った00年衆院選を含め、7期連続当選。今回も公示後は県外遊説に追われそうだが、「どんな選挙も楽な選挙はない」と陣営を引き締める。積極的に街頭に立つなどアベノミクス完遂や成長戦略の遂行などを訴える。
共産新人の米本展久氏は前回に続き2度目の挑戦。「安倍政権は消費増税とアベノミクスで国民の格差を広げ、戦争をする国作りを推し進めている。暴走は許せない」と対決姿勢を鮮明にする。
民主は前々回の09年衆院選で中後淳氏が比例当選したが、離党。前回も中後氏が未来から出馬して落選した。以来、「自民1強」を崩す野党共闘の展望すら描けない情勢が続く。【中島章隆】
◆13区
◇自民共三つどもえ
「1票の格差」是正を目指した区割り変更で、4区の一部(船橋市北部、有権者数約5万7000人)が編入される注目の選挙区。前職3人がひしめき、激烈な争いが予想されたが、野党の選挙区調整で前回、約4万票を獲得した維新前職が大阪2区に国替え。自民と民主の前職に、共産新人を加えた三つどもえの構図になった。
前回、新人の落下傘候補で当選した自民の白須賀貴樹氏。この2年間で小規模の座談会を200カ所でこなすなど、若さのアピールと名前の売り込みに力を入れてきた。支部組織をフル回転させて支持層固めを急ぐ一方、「雇用と所得が増え、景気回復を実感できるようにする」と強調。人口減少社会に対応した長期的な政策を訴え、票の掘り起こしに懸命だ。
民主の若井康彦氏は前回、逆風にさらされ、比例で復活。今回は「経済は良くなっていない」と政権批判を強め、「地方に景気回復が波及するよう経済政策の見直しが必要だ」と訴え。反自民票の受け皿として得票増を目指す。特に、今回から編入される野田前首相の地元、船橋市を最重点地区と位置づけ、区割り変更を周知させて野田票の獲得を狙う。
共産の中川勝敏氏は、地元の白井市などを中心に「安倍政権の暴走ストップ」と訴え、得票率10%超を最低目標に比例票の上積みを目指す。【橋本利昭】=おわり
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141125/CK2014112502000114.html
衆院選 各区の顔ぶれ<1>
2014年11月25日
写真
衆院選の公示(十二月二日)まで一週間余となった。急な解散で立候補予定者の動向に流動的な面を残すが、現段階の主な顔ぶれを紹介する。 (敬称略)
◆<1区>花の1区 各党乱立
松本純 64 (元)官房副長官 自前<5>
篠原豪 39 横浜市議 維新
横田光弘 56 (元)県議 次新
明石行夫 55 党地区委員 共新
岡本英子 50 (元)厚労委理事 生元<1>
元官房副長官で党政調会長代理などを務める自民前職松本に、野党が入り乱れて挑む構図。県庁所在地の象徴的選挙区だけに、各党とも独自色の打ち出しに意欲を見せる。
民主は地元からの独自候補擁立を断念し、党本部主導で模索する。維新は衆院解散当日に新人篠原の擁立を発表。次世代は前回、旧維新の会で比例単独候補だった新人横田が参戦する。生活は、前回3区で破れた元職岡本が選挙区を移って挑戦する。社民も検討している。
共産は新人明石が前回に続いて立候補する。
◆<2区>民主転出 一騎打ち
菅義偉 65 官房長官 自前<6>
三輪智恵美 60 党県委員 共新
官房長官として安倍晋三内閣を支える自民前職の菅が、これまで以上に存在感を高めて七選を狙う。
菅はかつて民主候補と激戦を展開し、二〇〇九年は民主新人に約五百票差まで迫られたが、前回は圧勝。全国行脚でほとんど地元を不在にするとみられるものの、固い組織で地盤を固める。民主は今回、立候補を準備していた元職を6区に転出させ、独自候補は空白に。他の党にも目立った動きはない。
過去に県議二期を務めた共産新人の三輪は、消費増税反対や脱原発を訴え、批判票の取り込みを期す。
◆<3区>乱戦一転 三つどもえ
小此木八郎 49 (元)経産副大臣 自前<6>
勝又恒一郎 51 (元)法務委理事 民元<1>
木佐木忠晶 30 党地区常任委員 共新
六党の候補者が乱立した前回は野党の票が分散し、保守票を中心に手堅くまとめた自民前職の小此木が制した。今回は生活元職が1区に転出、立候補予定だった維新の新人も取りやめ、三つどもえの様相だ。
県連会長も務める小此木は二〇〇九年の落選後、親子三代にわたって継いできた地元を細かく回り、後援組織を強化。民主元職の勝又は、前回出馬した落選者で唯一、今回も続けて参戦する。街頭演説などで二年間訴えた主張をさらに浸透させ、議席を狙う。共産は若手の新人木佐木をぶつけ、政権批判を強める。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3) =(4)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は当選回数。(4)は推薦、支持政党。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、み=みんな、生=生活、社=社民、太=太陽、諸=諸派、無=無所属
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141126/CK2014112602000138.html
衆院選 各区の顔ぶれ<2>
2014年11月26日
写真
(敬称略)
◆<4区>4氏が無党派争奪戦
山本朋広 39 文部科学政務官 自<前><2>
加藤勝広 70 (元)NTT社員 共新
浅尾慶一郎 50 党代表 み前<2>
荻原隆宏 44 (元)横浜市議 無新
無党派層の動向が大きく情勢を左右する選挙区。解党するみんな代表の前職浅尾と、自民前職の山本を軸に、共産新人の加藤と無所属新人の荻原が絡む。
浅尾は高い知名度があるが、党解党の引き金を引いた形になったことの影響が注目される。別の政党に属するのか無所属になるのか態度は明らかにしていない。京都から移って4区で二度目となる山本は、固い党支持層以外への幅広い浸透を目指す。
加藤は前回に続き挑戦。荻原は民主党総支部長だったが、党の公認見送り方針を受けて離党した。
◆<5区>自民前職に3氏挑戦
坂井学 49 (元)国交政務官 自前<2>
水戸将史 52 (元)参院議員 維新
横山征吾 43 党県委員 共新
後藤田弥生 48 団体役員 無新
自民前職の坂井は、地道な活動で築いた支持基盤を基に、党への信任を訴える。野党側は維新と共産の新人が名乗り。さらに一人が出馬の準備をしている。
引退した民主の田中慶秋元法相が六回の当選を重ねた地域だが、党逆風の前回は同氏の不祥事もあり惨敗。民主は後継候補の選定が難航し、独自候補見送りの公算となった。
維新は元民主参院議員の水戸、共産は前回と同じ横山が挑戦する。田中元法相の後継として民主公認を目指す元衆院議員秘書の後藤田は、非公認でも無所属で参戦する構え。
◆<6区>自公協力の象徴地域
三村和也 39 (元)海賊特委理事 民元<1>
青柳陽一郎 45 党県代表 維<前><1>
上田勇 56 (元)財務副大臣 公前<6>
北谷真利 52 (元)会社員 共新
自民が県内選挙区で唯一、公認候補を立てない自公協力の象徴地域。公明前職の上田と維新前職の青柳を中心とした構図に、急きょ2区から「国替え」となる民主元職の三村が絡む。
前々回までは上田と民主候補の競り合いだったが、前回はみんな(当時)から青柳が参戦。事実上の三つどもえを上田が制して青柳も比例復活当選し、民主は候補予定者不在の空白区となっていた。野党の候補者調整が取りざたされていたが、民主が衆院解散の二十一日に三村の公認を発表した。共産は新人女性の北谷が挑む。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
=(4)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。(4)は推薦、支持政党。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、み=みんな、生=生活、社=社民、太=太陽、諸=諸派、無=無所属
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141127/CK2014112702000124.html
衆院選 各区の顔ぶれ<3>
2014年11月27日
写真
◆<7区>自民前職に4氏挑戦
鈴木馨祐 37 (元)党総務 自前<2>
中谷一馬 31 県議 民新
豊田有希 39 (元)横浜市議 維新
松田学 57 党政調会長代理 次<前><1>
大山奈々子 51 党県委員 共新
自民前職の鈴木に、四党の前職・新人が挑む。無党派の多い選挙区で、当選者の入れ替わりが激しい。
鈴木は落選後に返り咲きを目指した前回、五党乱立の中で次点に大差をつけて当選した。今回は顔ぶれが変わり、民主は県議の中谷、維新は元横浜市議の豊田と、若手を擁立。次世代は、旧維新の会の比例単独候補として当選した前職松田を立てる。
共産は元教員の新人大山で自公政権に異議を唱える。前回民主から出馬し落選後、離党した元職首藤伸彦は無所属で立候補を目指したが、取りやめた。
◆<8区>維新前職に迫れるか
福田峰之 50 党遊説局長 自<前><2>
江田憲司 58 党共同代表 維前<4>
若林靖久 29 党地区常任委員 共新
無党派層が多く、常に非自民が強さを見せてきた地域。維新共同代表の前職江田の牙城とされる中、自民前職の福田がどこまで迫るかが焦点。
江田は政策面に加え、みんなを離党して結いの党、維新の党結成など政局的な流れの中でも注目を浴び、知名度は抜群。福田は比例復活当選した前回、当選枠の最後の一つに滑り込んだ。自民支持層を固めて上乗せを目指したいところ。
民主は過去、推薦候補を含めて常に擁立してきたが、今回は見送る方針。共産は二十九歳の若手新人の若林でアピールする。
◆<9区>民主牙城 挑む自維共
中山展宏 46 (元)衆院議員秘書 自<前><1>
笠浩史 49 (元)文科副大臣 民前<4>
椎名毅 39 弁護士 維<前><1>
堀口望 38 党県委員 共新
前回は逆風の中、県内で唯一小選挙区の民主議席を守った前職の笠に、比例復活した自民中山と維新椎名、共産新人の堀口が挑む。前回と同じ顔ぶれになりそうだ。
前回は民主の牙城を死守した笠だが、初当選して議員として実績を積んだ中山と椎名に危機感を持ち、支持固めに加え無党派層の掘り起こしを狙う。雪辱を期す中山は民主支持層の切り崩しを図り、公示直前には安倍首相が応援に入る予定だ。椎名はフットワークの軽さで細かく地元を回って支持を広げる。堀口は駅頭を中心に政権批判を展開する。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
=(4)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。(4)は推薦、支持政党。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、み=みんな、生=生活、社=社民、太=太陽、諸=諸派、無=無所属
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141128/CK2014112802000156.html
衆院選 各区の顔ぶれ<4>
2014年11月28日
写真
◆<10区>前・元の激しい争い
田中和徳 65 (元)環境副大臣 自前<6>
城島光力 67 (元)財務相 民元<4>
中野智裕 56 党地区委員長 共新
0増5減の区割り変更により川崎市中原区の一部が18区へ移った。縮小した選挙区で前職と元職の激しい争いに、新人も名乗りを上げる。
民主政権への批判を力に前回圧勝した田中は、党組織運動本部長で全国に目配りしつつも、時間をつくって街頭に立ち、安倍政権への信任を目指して野党を迎え撃つ。
ともに「大義なき解散」を批判する野党側。城島は第三極に擁立の動きがなく、競合を避けられたことも追い風に、国政復帰を目指す。中野は自共の対立軸を強調しながら、組織を生かして戦いを挑む。
◆<11区>盤石自民に共産挑む
小泉進次郎 33 内閣府政務官 自前<2>
瀬戸和弘 62 党地区副委員長 共新
圧倒的な知名度と人気がある自民前職の小泉に、共産新人の瀬戸が挑む。瀬戸は小泉の父・純一郎元首相が仕掛けた二〇〇五年の郵政選挙でも立候補しており、親子二代に挑戦する。民主など他党は擁立を見送る方向。
小泉は全国の応援に走り回り、選挙期間中はほとんど選挙区を不在にすることが確実。だが、日常的に地元を小まめに回るなど支持者をつかんでおり、留守を預かる陣営の士気は高い。瀬戸は原発ゼロや、米軍横須賀基地を拠点にする原子力空母への反対を訴え、自公政権に対する批判票の取り込みに全力を挙げる。
◆<12区>自・民前職軸に2新人
星野剛士 51 (元)県議 自前<1>
阿部知子 66 (元)厚生労働委員 民<前><5>
甘粕和彦 31 (元)衆院議員秘書 次新
味村耕太郎 25 党准県委員 共新
アベノミクス加速を前面に出す自民前職の星野と、民主入りした前職阿部を軸に、次世代の甘粕、共産の味村の両新人が挑む。
前回は初挑戦だった星野が五党の乱戦を制し、当時未来に所属していた阿部が比例復活。この時落選した民主の中塚一宏元金融担当相は今回、自らの意志で再参戦を取りやめ、脱原発で政策が一致する阿部が民主で戦う。甘粕は前回の旧維新の会からの出馬に続く挑戦で、食い込みを期す。平成生まれの味村は消費税の10%への引き上げ中止などを訴える。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、み=みんな、生=生活、社=社民、太=太陽、諸=諸派、無=無所属
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141129/CK2014112902000127.html
衆院選 各区の顔ぶれ<5>
2014年11月29日
写真
◆<13区>重要閣僚に迫れるか
甘利明 65 経済再生担当相 自前<10>
伊藤優太 29 座間市議 維新
高久良美 60 (元)大和市議 共新
安倍晋三政権の重要閣僚、経済再生担当相の甘利が安定感を増して臨む。民主は前回落選して再起を目指していた元職が、来春の大和市長選に出馬する意向を示し空白区に。そんな中、維新は新人の伊藤を擁立し与党との対決姿勢を鮮明にした。共産新人も政権批判でアピールする。
甘利は全国遊説で選挙区の滞在はわずかとなるが、固い組織が留守を預かる。伊藤は野党が共同提案した「同一労働同一賃金」を訴え、野党勢力の結集を期待。共産の高久は、米軍厚木基地の騒音問題解消などを掲げて戦う。
◆<14区>1勝1敗の自・民激突
赤間二郎 46 総務政務官 自前<2>
本村賢太郎 44 (元)文科委理事 民元<1>
中本太衛 49 (元)外務委員 次元<1>
中野渡旬 66 党地区常任委員 共新
自民前職の赤間と民主元職の本村が激しくぶつかる。過去二回の対戦は一勝一敗。ともに地道に支持層固めに努めてきた成果を競う。次世代の中本、共産の中野渡もくさびを打とうと支持を訴える。
赤間は県議から転身した二〇〇五年、民主の重鎮・藤井裕久元蔵相を破り初当選。〇九年は藤井元蔵相の元秘書で県議だった本村が引き継いで雪辱し、前回は赤間が制した。安倍政権路線を有権者がどう評価するかがカギになりそう。
中本は保守層へ、中野渡は革新系支持層へ浸透を図る。
◆<15区>人気の前職に2新人
河野太郎 51 (元)法務副大臣 自前<6>
沼上徳光 28 党地区委員 共新
池田東一郎 53 (元)蔵相秘書官 無新
自民党内で脱原発を訴えるなど独自色が持ち味の前職河野は、前回は全国最多得票で当選するなど地元の人気は高い。共産新人の沼上と無所属新人の池田がどこまで崩せるか。
河野はデフレ脱却や有効求人倍率の改善などアベノミクスの成果を挙げつつ、「民間活力による通常の経済状況に戻さなければ」とも。前回5区でみんなの党から出馬した池田は、かつて新進党公認で15区で挑戦した。今回は「しがらみのない政治」を掲げて挑む。
茅ケ崎で生まれ育った沼上は労働環境改善などを訴える。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、生=生活、社=社民、諸=諸派、無=無所属
(敬称略)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141130/CK2014113002000112.html
衆院選 各区の顔ぶれ<6>
2014年11月30日
写真
◆<16区>自・民の両前職が激突
義家弘介 43 (元)文科政務官 自前<1>
後藤祐一 45 党政調副会長 民<前><2>
池田博英 52 党地区委員長 共新
自民前職の義家と、比例復活当選の民主前職の後藤が再び激突。共産新人の池田も前回に続く挑戦で、票の上積みに力を注ぐ。
「ヤンキー先生」として知られる義家は前回、参院議員からのくら替えで参戦。今回はアベノミクスの成果や、地元の道路整備への貢献などを訴える。選挙区への浸透度が試される戦いになりそう。
前回、惜敗率約92%だった後藤は「アベノミクスは庶民の生活をほったらかしだ」と批判、地元出身の豊富な人脈を生かして小選挙区議席の奪還に執念を燃やす。
◆<17区>自・前職と民・元職が軸
牧島かれん 38 党女性局次長 自前<1>
神山洋介 39 (元)安保委理事 民元<1>
吉田福治 59 (元)会社員 共新
五党の候補者が立った前回と一転、自民前職の牧島と民主元職の神山を軸に、共産新人の吉田の三人が争う。
河野洋平元自民党総裁の「指定席」だった地域だが、河野氏引退後の二〇〇九年、神山が非自民で初めて小選挙区当選。後継の牧島は前回一二年に議席を自民へ奪い返したが、第三極が複数擁立する中での勝利だった。今回は「責任ある政治の実現が使命」と訴え、二年間の成果を有権者に問う。神山は安倍晋三政権に「大義なき解散」と批判を強め、返り咲きを期す。
◆<18区>経産副大臣に4人挑む
山際大志郎 46 経済産業副大臣 自前<3>
北村造 31 投資顧問会社員 維新
中田宏 50 党国対委員長 次<前><4>
塩田儀夫 64 (元)東芝社員 共新
樋高剛 48 (元)環境政務官 生元<3>
0増5減の区割り変更で中原区の一部が加わった。経産副大臣として安倍政権の経済政策を担う自民前職の山際に、維新、次世代、生活を軸に共産を含め四人が挑む。
比例からくら替えする次世代前職の中田は宮前区がかつての地盤。前回落選した元環境政務官の生活樋高は連日駅頭で広く支持を訴えてきた。共産は元東芝社員の塩田を擁立した。解散後の二十五日に急きょ維新が擁立した新人の北村は、アベノミクスに疑問を投げかける。みんなの党で前回次点だった船川治郎氏は解党の影響などで出馬を見送った。
【記事の見方】
◆選挙区
名前 年齢 肩書(1)(2)(3)
※掲載順は国会の勢力順。(1)は届け出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。<前>は前回比例代表での当選者。(3)は当選回数。党派は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、生=生活、社=社民、諸=諸派、無=無所属
=おわり
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk35010375000c.html
2014衆院選やまぐち:顔ぶれと情勢/上 /山口
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◆1区
◇高村氏に挑む維共
自民前職の高村正彦氏(72)と共産新人の藤井直子氏(62)に、維新元職の高邑勉氏(40)も加わった三つどもえの展開になりそうだ。
「(自民の)対立候補がいない。誰かが絶対に出ないといけない」。高邑氏は24日、防府市中心部に設けた事務所で、支持者約20人を前に語気を強めた。民主党が候補者擁立に苦慮する中、高邑氏が目指すのは野党共闘だ。26日には、生活の党から推薦を得た。
だが、幅広い共闘態勢を作り上げるのは難しい。高邑氏は前々回2009年の衆院選で、1区に民主から立候補。比例代表中国ブロックで復活当選したが、12年7月の知事選に出馬するため、離党・辞職した。以来、民主党との関係はこじれている。高邑氏から推薦依頼を受けた民主県連には「けじめがまだ付いていない」との声もある。
一方、連続12選を目指す高村氏は、衆院解散後も党務などで山口と東京を往復する。「常在戦場の人」(自民県議)らしく、解散以前から地元ではミニ集会を重ねるなど支持固めに余念がない。27日に山口市内のホテルで開かれた会合には、用意した約150席を大幅に上回る支持者が集まった。会合後、高村氏は「争点はアベノミクスを続けるかどうか。成長の実感を地方、中小企業に届けたい」と話した。
藤井氏は連日、街頭演説に駆け回る。原発ゼロや集団的自衛権の行使容認反対などを訴え、自民党と対立的な立場を際立たせている。
◆2区
◇自民、民主議席争い
自民前職の岸信夫氏(55)に、民主元職の平岡秀夫氏(60)が議席奪還の戦いを挑む。2年前の前回と攻守所を変えた。共産新人の赤松義生氏(60)も前回に続く出馬で、比例候補との連携で党勢拡大を目指している。
「安倍政権の経済、安全保障政策を今後も推進していく、大きな力を得るため、勝利を勝ち取っていきたい」。岸氏は25日、岩国市内であった事務所開きで力を込めた。「地方に安倍政権の経済政策アベノミクスは届いていない。有権者はしらけている」(自民県議)との警戒感があるからだ。岸氏自身「副外相時代に地元に戻れず、甘い選挙ではない」と、解散の21日夜には空路地元入りし、企業回りなどを続ける。
平岡氏も24日、岩国市内に事務所を開設した。2000年の初当選以来守ってきた議席を失い、県内4小選挙区の自民独占を許して2年。失地回復へ「政治生命をかけて戦う。死に物狂いで頑張る」と決意は固い。
昨年は参院補選に無所属で挑み、自民候補に惨敗。「信頼を回復しなければ」と重ねた街頭演説は280回を超えた。自民1強に危機感を募らす連合山口も幹部を選対に張り付け全面支援の態勢だ。
一方、赤松氏は「自民、民主、さらに第三極に対しても有権者の失望が広がっている」とみる。空母艦載機の岩国基地移転と上関原発建設への反対を訴え、解散前の19日から街頭演説を始めた。すでに選挙区内を1周半し、支持の拡大を図っている。
◇ ◇
衆院選は来月2日に公示される。山口1〜4区は計11人が出馬する見通しだ。県内選挙区の構図や立候補予定者の動きを2回に分けて紹介する。【衆院選取材班】
==============
■予想される顔ぶれ■
◇1区
高村正彦 72 党副総裁 (11)自前
高邑勉 40 会社役員 (1)維元
藤井直子 62 党県委員 共新
◇2区
岸信夫 55 [元]副外相 (1)自前
平岡秀夫 60 [元]法相 (5)民元
赤松義生 60 党県委員 共新
※敬称略。表は氏名、年齢、肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の順。
〔山口版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk35010181000c.html
2014衆院選やまぐち:顔ぶれと情勢/下 /山口
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◆3区
◇「団結」自に「しこり」民
9選を目指す自民前職の河村建夫氏(72)に、民主元職の三浦昇氏(44)、共産新人の藤井岳志氏(28)が挑む形になりそうだ。
「党内で一致団結してやっていく」。25日、萩市であった事務所開きを終えた河村氏は、報道陣にこう答えた。
前回2012年の衆院選では、3区で党総裁の座をうかがう林芳正参院議員のくら替えの動きがあったが、最終的に党本部は議席を持つ河村氏を公認した。今回は急な衆院解散でもあり、県連幹部は「くら替えの話は全くない。一枚岩で戦う」と意気込む。
党の要職にあるため、他県への応援などもあって地元入りは限られる模様だが、陣営は得票を前回より約2000票上積みした11万票を目指している。
一方の三浦氏は、前々回09年の衆院選も3区に比例重複で出馬したが落選した。11年に県議選で当選を果たしたものの、12年に民主党の衆院議員が辞職したため繰り上げ当選が決まり、県議を辞職して衆院議員となった。だがこの際、支援を受けてきた連合山口の了解を得なかったことから関係が悪化。連合の支持政党の公認候補でありながら、推薦を見送られた。
三浦氏は「身から出たサビで仕方ない」と割り切り、約10年続けているという宇部市内での街頭演説や各地区をこまめに回ることで、支持拡大を訴える。
藤井氏は宇部市内を中心に街頭演説を繰り返し、若さを前面に出して、知名度アップを図る。原発ゼロ、若い人の働きやすい社会づくりなどを訴え、公示後も1日10カ所以上の街頭演説やミニ集会を予定している。
◆4区
◇「不在」安倍氏に共新
自民前職で首相の安倍晋三氏(60)に、共産新人で党県書記長の吉田貞好氏(61)が挑む。民主県連は独自候補の擁立見送りを決め、自主投票とした。
党総裁としてほとんど地元入りしなかった前回と同様、今回も留守を預かる妻昭恵さん(52)が前面に立ち、党の組織に支えられながらの戦いとなりそうだ。27日の事務所開きで昭恵さんは「総理としてふさわしい票となるようお願いします」と頭を下げた。
政権交代の期待感が追い風となり次点の約6倍の11万8696票を獲得した前回と比べ、安倍政権の信を問う今回の選挙について陣営は「前回以上の得票での圧勝」を目標としている。アベノミクスの恩恵が地方に及んでいない現状を認めた上で「日本経済はデフレ脱却に進んでおり、この流れを止めてはいけない」とアベノミクスに懐疑的な層への理解を求めていく。
共産県委員会が12日に擁立を決めた吉田氏は2004、07年の参院選と09年の衆院選山口1区に立候補した。党県委員会幹部の立候補で安倍氏の地元での「象徴的な自共対決」で党勢拡大を目指す。4区全域を1巡し、街頭演説や小集会などで支持を訴える。
消費増税撤回やアベノミクスの失敗、集団的自衛権行使容認の撤回、原発再稼働反対など対決姿勢を打ち出し「安倍政権の暴走を止めるために共産党の躍進で政治を変える」と存在感をアピールしていく。【衆院選取材班】
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■予想される顔ぶれ■
◇3区
河村建夫 72 [元]官房長官 (8)自前
三浦昇 44 会社役員 (1)民元
藤井岳志 28 党准県委員 共新
◇4区
安倍晋三 60 首相 (7)自前
吉田貞好 61 党県書記長 共新
※敬称略。表は氏名、年齢、肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の順。
〔山口版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk25010453000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/上 /滋賀
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
衆院選の公示が来月2日に迫った。県内の4選挙区は民主党が政権を奪取した2009年に民主が全勝。自民が政権に復帰した12年は、逆に自民が独占した。今回は1〜3区に3人、4区に4人が立候補を表明している。各選挙区の構図を2回にわたって紹介する。
◆1区
◇「維新票」取り込みしのぎ削る
2012年の前回衆院選で初当選した自民前職の大岡氏と、10期目を目指す民主前職の川端氏、共産新人の佐藤氏が立候補を予定している。
民主党政権への批判が高まっていた前回、党副代表で文科相や総務相などの要職を歴任した川端氏が逆風をまともに受けて落選。比例復活した三日月大造氏が知事選出馬に伴って議員辞職したため、今年5月に繰り上げ当選した。
その知事選では三日月氏が当選したが、得票を選挙区別でみると、1区は県内で唯一、自民が推薦した候補が三日月氏を上回った。前回衆院選で約4万3000票を獲得した維新の候補が今回は出馬しないだけに、各陣営が票の取り込みにしのぎを削る。
大岡氏は知事選後、選挙区内にポスター4000枚を貼り、課題の知名度向上を図ってきた。選挙区を縦断する国道161号の整備やいじめ防止対策推進法制定などの実績をアピールし、駅立ちや企業回りに力を入れる。
雪辱を期す川端氏は、「(自民)1強にノー」の気持ちを込め、今回は初めて笑顔でないポスターを製作した。抜群の知名度を生かし、「暮らしを守る」をスローガンに、無党派や維新支持層などへの浸透を図る。
選挙初挑戦の佐藤氏は、街頭演説で「若さ」をアピール。若者の雇用環境改善などを掲げ「子や孫を持つ世代にとっても重要な問題」と訴える。原発再稼働や安倍政権に反対する住民デモにも姿を見せて支持拡大を狙う。【竹下理子】
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<1区立候補予定者>
大岡敏孝 42 中小企診断士 [自]前(1)
川端達夫 69 党国対委員長 [民]前(9)
佐藤耕平 32 党県常任委員 [共]新
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□過去2回の開票結果□
【12年衆院選】
大岡敏孝 67259 [自]新
川端達夫 60921 [民]前
奥村利樹 43003 [維]新
節木三千代 19643 [共]新
西田幸光 2048 無新
【09年衆院選】
川端達夫 112590 [民]前
上野賢一郎 82262 [自]前
川内卓 19920 [共]新
対中章哲 2037 諸新
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◆2区
◇保守牙城、知事選では「互角」
3期目を狙う自民前職の上野氏に、民主元職の田島氏、共産新人の中川氏が挑む構図となっている。
2区は2003、05年に保守分裂選挙となったが、「本来、保守が強い土地」とされる。前回の12年は、1区から2区に移った上野氏が、4選を目指した田島氏に2万票近くの差を付けて大勝。自民が9年ぶりに2区の議席を奪還した。
県内の他の3選挙区が接戦だっただけに、「保守の牙城」を印象付けたが、今夏の知事選では、元民主衆院議員の三日月氏が、自公推薦候補と2区内でほぼ互角の戦いを展開。各陣営の担当者が有権者の投票行動に気をもむ。前回みんなの党の候補が得た約2万7000票の行方も注目される。
上野氏は05年の郵政選挙で初当選。出身地・長浜市を含む2区で再選してからも1万枚以上の名刺を配って名前の定着を図った。今秋の内閣改造で国交政務官に就任し、「故郷のために仕事をしたい」と意気込む。
田島氏は彦根市議、県議を経て、03年の衆院選で初当選。12年に落選後、駅前などで街頭活動を続けた。中山間地域の市民団体や農家を回り、「苦境をつぶさに見聞きした。アベノミクスで格差は広がった」と訴える。
中川氏は、原発が多く立地する福井県出身。若狭湾岸の原発から2区までは最短13キロと近く、再稼働反対の署名集めなどにも積極的に取り組む。消費増税にも反対の立場を明確にし、「中止しかない」と主張する。【加藤明子】
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<2区立候補予定者>
上野賢一郎 49 国交政務官 [自]前(2)
田島一成 52 [元]副環境相 [民]元(3)
中川睦子 56 党県委員 [共]新
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□過去2回の開票結果□
【12年衆院選】
上野賢一郎 67182 [自]元
田島一成 48924 [民]前
世一良幸 26978 [み]新
中川睦子 12084 [共]新
【09年衆院選】
田島一成 109885 [民]前
藤井勇治 66959 [自]前
池田信隆 3205 諸新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk25010284000c.html
2014衆院選:選挙区の構図/下 /滋賀
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◆3区
◇鍵を握る大票田の浮動票
再選を目指す自民前職の武村氏と、民主新人の小川氏、共産新人の西川氏が出馬を表明している。
前回は武村氏が草津、守山、栗東の3市で、4選を目指した民主の三日月大造氏の得票を上回り初当選。2002年に現在の区割りとなって以降、自民が初めて議席を得た。
一方、比例復活した三日月氏は今年7月の知事選に無所属で出馬。嘉田由紀子知事(当時)から後継指名を受けて非自民勢力や無党派層の支持を集め、初当選を果たした。特に3区での得票は自民が推薦した候補に約1万3000票差の圧勝。前回選で3万票以上を集めた維新が今回は候補擁立を見送っただけに、草津など大票田の浮動票の行方が当落の鍵を握りそうだ。
武村氏は解散直後から自民党支部などを回り、組織票固めを進めている。街頭では、公認会計士の資格を生かし、有効求人倍率の改善状況など具体的な数字を示してアベノミクスの成果を強調し、支持拡大を狙う。
小川氏は三日月氏と嘉田氏が設立した政策集団「チームしが」の事務局次長。出馬表明後は、嘉田前知事が後援会長に就任した。「知事選の再現」を狙い、両氏との距離の近さをアピールする。
西川氏は、草津市議を8期、県議を1期務めた経験を買われて出馬が決まった。中心市街地の住民の高齢化対策、介護難民を生まない福祉政策、最低賃金の引き上げなどに取り組む姿勢をPRし、党の支持者以外への浸透も目指す。【村松洋】
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<3区立候補予定者>
武村展英 42 公認会計士 [自]前(1)
小川泰江 51 [元]守山市議 [民]新
西川仁 67 [元]県議 [共]新
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□過去2回の開票結果□
【12年衆院選】
武村展英 57828 [自]新
三日月大造 53257 [民]前
久保田暁 32281 [維]新
西川仁 9828 [共]新
【09年衆院選】
三日月大造 103445 [民]前
宇野治 54894 [自]前
木村眞佐美 9957 [共]新
森川貢次 1725 諸新
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◆4区
◇4人出馬表明、激戦の様相
再選を目指す自民前職の武藤氏に、元参院議員で民主新人の徳永氏、前回選で比例復活した維新現職の岩永氏、共産新人の西沢氏が挑む。
都市部、山間部、農村地帯と異なる課題を抱える選挙区。2009年の衆院選では民主候補が圧勝したが、前回は逆に民主批判の受け皿となった武藤氏が初当選した。今回は民主と維新の候補者調整が実現しなかったため、県内で唯一4人が出馬を表明。各陣営とも激戦を予想する。
武藤氏は当選後、専門家を地元に招き、自身が得意とする外交や安全保障などに関する勉強会を開いてきた。解散後は各地でミニ集会や街頭活動を重ね、有権者に国の施策を説明。無党派層などへも浸透を図る。
徳永氏は、細川護熙政権で官房長官を務めた元知事の武村正義氏、湖南市出身の奥村展三元衆院議員の地盤を引き継ぐ。衆院選は初挑戦で、地元の近江八幡市を中心に街頭活動を重ね、知名度向上に務める。
岩永氏の陣営は前回の衆院選後、選挙区内をくまなく歩き、街頭演説を1500回重ねて有権者にアピールしてきた。今回はインターネットを活用した選挙運動を積極的に展開し、若者への支持拡大も目指す。
西沢氏は、浮動票の掘り起こしを狙って街頭活動に力を入れる。地元市議らも組織票を固めるため、支援者回りを徹底。公示後は若者向けの選挙はがきを作成し、雇用の安定や原発廃止などを訴えるつもりだ。【村松洋】
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<4区立候補予定者>
武藤貴也 35 党青年局次長 [自]前(1)
徳永久志 51 [元]参院議員 [民]新
岩永裕貴 41 党県代表 [維]前
西沢耕一 36 党県委員 [共]新
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□過去2回の開票結果□
【12年衆院選】
武藤貴也 57049 [自]新
岩永裕貴 47715 [維]新
奥村展三 44231 [民]前
西沢耕一 12674 [共]新
小西理 12308 無元
【09年衆院選】
奥村展三 113801 [民]前
武藤貴也 61311 [自]新
坪田五久男 19420 [共]新
曽我周作 4971 諸新
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http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20141128-OYTNT50229.html
衆院選2014滋賀の情勢「上」
2014年11月29日
◇自と9選の民、新人
1区
大岡敏孝 42 自民前《1》
川端達夫 69 民主前《9》
佐藤耕平 32 共産新
再選に向けて準備を進める大岡、10選を目指す川端、新人の佐藤による三つどもえの戦いが見込まれる。
大岡は浜松市議、静岡県議を経て前回、出身地の滋賀でくら替えして初当選。街頭での活動に力を入れ、2年間の実績を示しながら知名度アップを図っている。「選挙にはチャレンジャーの姿勢で挑んでいきたい」と意気込んでいる。
川端は前回選で比例復活とならず、5月に繰り上げ当選したばかりだが、9期の実績と要職を歴任してきた知名度が強みだ。「地域経済は疲弊し、暮らしが壊れている。こんな政治を許してはならない」と主張している。
初出馬となる佐藤は32歳の若さを前面に出し、無党派層を含めた幅広い世代の支持獲得を目指している。積極的に街頭へ足を運び、「増税中止や原発再稼働ストップなど、国民の願いをまっすぐ届け、国民主人公の政治に変える」と訴える。
(池内亜希)
◇3人前回と同じ顔
2区
上野賢一郎 49 自民前《2》
田島一成 52 民主元《3》
中川睦子 56 共産新
3選を目指す上野に、返り咲きを狙う田島、新人の中川が立候補を表明。2年前と同じ顔ぶれが並び、混戦が予想される。
前回、1区から出身地の2区に国替えし、再選を果たした上野は今秋、国土交通政務官に就任。「古里のために、引き続き国政で仕事をさせてほしい」と語る。無党派層への浸透を図るため、街頭演説やミニ集会も積極的に行う。
前回、4選を阻まれた田島はこの2年間、朝の駅立ちやボランティア活動に参加するなど、草の根運動を展開。「市民と触れ合い、現場の悲鳴を聞いた。一部富裕層のための政権ではだめ」とし、党幹部の応援を得て捲土けんど重来を目指す。
中川は農村部にも積極的に足を運び、地域の切実な訴えを聞く。消費増税の中止を1番に掲げ、「国民の苦難解決が活動の基本。暮らしを守る」と強調。子育て支援や原発再稼働反対なども掲げ、女性や子育て世代にアピールしている。
(黒川武士)
(敬称略。氏名の並びは解散時の政党の衆院勢力順。年齢は28日現在。白抜き数字は当選回数。)
2014年11月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20141129-OYTNT50376.html?from=yartcl_popin
衆院選2014滋賀の情勢「下」
2014年11月30日
◇自、共、知事継ぐ民
3区
武村展英 42 自民前《1》
小川泰江 51 民主新
西川仁 67 共産新
子育て世代を中心に人口増が続く3区。再選を目指す武村に、知事に転身した三日月大造の後継となる小川、草津市議、県議を経て前回に続いて出馬する西川が挑む。
武村は草津市出身で、前回は三日月を4571票差で破った。地域の行事や支援団体を回り、29日に決起集会を開催。琵琶湖再生法成立などに向けて取り組んだ1期2年間のほか、「経済再生をやり遂げなければならない」と強調している。
守山市議だった小川は18日に擁立が決定。後援会長には、前知事の嘉田由紀子が就いた。地域の集会にもこまめに顔を出し、「生活者の視点を大切にし、女性が輝き、子どもや高齢者が安心して暮らせる社会を」とアピールする。
西川は職場単位などの支部や後援会を固める一方、精力的に選挙区内4市を巡り、多い日は街頭で15〜20回マイクを握る。「アベノミクスは方向性が間違っている。消費増税を中止し、暮らし中心の政策を」と主張し、支持を広げる。
(藤井浩)
◇自、民、維、共が激戦
4区
武藤貴也 35 自民前《1》
徳永久志 51 民主新
岩永裕貴 41 維新前《1》
西沢耕一 36 共産新
再選を目指す武藤、元参院議員の徳永、比例で復活当選した岩永、新人の西沢が予定し、激戦の様相だ。
武藤は地域の会合などに積極的に顔を出し、支部役員を若手中心に刷新。若者や無党派層への浸透を図る。アベノミクスの継続を訴え、「デフレ脱却を図り、経済成長を実現するのが何より最優先だ」と話す。
国政への復帰を狙う徳永は解散前からJR各駅で朝立ちを行い、夕方には駅前などで街頭演説を重ねる。県議や参院議員を務めた実績をアピールし、「雇用安定を図り、社会保障を充実させる」と強調する。
岩永は小選挙区での当選に強い意欲を見せる。この2年間、各地をくまなく巡り、街頭演説も1500回をこなした。「どの候補よりも地域が何を望んでいるかを知っている」と力を込める。
2度目の挑戦となる西沢は消費増税反対などをPR。無党派層やアベノミクスに批判的な有権者の票の取り込みにも力を注ぐ。「貧困や格差解消を求める声をよく聞く」と語り、市民目線の政治を掲げる。
(小宮宏祐、清水貞次)
(敬称略。氏名の並びは解散時の政党の衆院勢力順。年齢は29日現在。白抜き数字は当選回数。)
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1区の記事しかないけど 長野
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO012174/20141127-OYTAT50018.html
14衆院選 戦いの構図
5選目指す篠原 挑む3人
2014年11月27日 05時00分
県都決戦には、2012年の前回衆院選と全く同じ顔ぶれの前議員3人が並び立つ。5選を目指す民主の篠原孝に、ともに比例で復活当選した自民の小松裕、次世代の宮沢隆仁に加え、共産の武田良介が挑む。
篠原は前回、民主への逆風が吹き荒れる中、小松に1万票差をつけ、議席を死守した。党の低迷は今も続くが、「篠原という人間の考え、政策を訴え、支持を得ていく」と話す。
週末には選挙区内をくまなく回り、農水官僚出身らしく、特に農村部での集会や戸別訪問に力を入れる。党内では「次の内閣」の農相を任される。集団的自衛権の行使容認など「強引な安倍政権の是非を問う選挙」と位置づけ、自民との対決姿勢を強めている。
小松は前回、公示直前に公募で立候補。この2年間は、長野市が地盤の小坂憲次、若林健太の両参院議員の後援会組織の支援も受け、知名度アップや後援会組織の充実に奔走。毎週月曜朝には長野駅前などで街頭演説を続けている。
内科医で、五輪選手のスポーツドクターを務めたことから、医師会や企業など数多くの団体から推薦を受ける。「アベノミクスの効果を長野にも波及させていく」と景気回復策やスポーツ振興策などを訴える。
宮沢は前回、日本維新の会に所属し、「第3極ブーム」の追い風に乗って当選した。今回は、次世代の党に移り、「自民や民主には政治を任せられない」と、自主憲法制定など党の独自政策を訴えて臨む。ただ、結党から3か月余りで、党の認知度や支持率も低く、比例復活の原動力にもなった浮動票をどこまで取り込めるかがカギとなる。
共産の武田は前回選に続く2回目の挑戦。安倍政権の集団的自衛権の行使容認や消費増税を批判し、若い世代や低所得層への浸透を狙う。「安倍政権の暴走にストップをかける」と、街頭演説やミニ集会を重ねている。(敬称略)
1区
小松裕52 自 前《1》 内科医師
篠原孝66 民 前《4》 (元)農水副大臣
宮沢隆仁59 次 前《1》 党副幹事長
武田良介35 共 新 党県常任委員
《》内の数字は当選回数。並び順は解散時の衆院勢力
〈過去2回の衆院選結果〉
【2012年】
篠原孝 民前 89,400
小松裕 自新 79,860
宮沢隆仁 維新 47,870
武田良介 共新 27,119
【2009年】
篠原孝 民前 161,543
小坂憲次 自前 124,136
山口典久 共新 26,872
横田基文 諸新 2,535
2014年11月27日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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これも1区しかないけど 静岡
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/feature/CO012173/20141126-OYTAT50082.html
14衆院選 対決の構図
(上)野党 競合で共倒れ懸念
2014年11月27日 05時00分
県都決戦を前に立候補予定者は買い物袋をぶら下げながら地元の祭りをはしごした(22日午前、静岡市内で)
1区 静岡市葵区(瀬名川3丁目の一部除く)、駿河区
小選挙区立候補予定者
上川陽子61自前《4》
牧野聖修69民元《4》
小池政就40維前《1》
河瀬幸代63共新
(白抜き数字は当選回数。並びは、解散時の衆院勢力順)
「天下分け目の一戦だ」
衆院解散後、3連休の中日となった23日、静岡市葵区で開かれた決起大会で牧野聖修は、約350人の支援者を前に気勢を上げた。2012年の前回選で落選し、今回の衆院選に照準を合わせてきた牧野。「大多数の国民の生活は苦しくなった」と安倍政権の経済政策「アベノミクス」批判を強く訴える構えだ。
自民の現職閣僚に野党が挑む構図を受け、民主党と維新の党は、維新が民主空白の選挙区に転出するなどの候補者一本化による選挙協力を模索してきた。ただ、牧野、小池の出馬の意思は固く、交渉は凍結している。
牧野は「反自民票の受け皿は不可欠」と勝つための協力関係の必要性は認めながら、1区からの出馬に強いこだわりをみせる。
一方、小池も戦いに向け、着々と準備を進めている。
安倍首相が解散を表明し、一夜明けた19日、JR静岡駅前の小会議室に小池の支援者約30人が駆け付けた。小池は身ぶり手ぶりを交え、「安倍政権の暴走を止める。これから約1か月、みなさんと共に最後まで走っていく」と闘志を燃やした。
選挙区調整について小池は、「(有権者の)信任がどれくらいあるのか見極めて考える」と言葉を濁すが、調整に応じる気配はない。陣営の一人は「自分は『現職』という意地がある」と、立候補の決意は揺るがないとみる。
両党はこれまで、「現職優先」に前回選の得票など「選挙区事情」を考慮し、落としどころを探ってきた。
前回選は、法相の上川陽子が8万1278票で勝ち、牧野は次点の5万3773票で議席を失った。当時みんなの党の小池は4位の3万4457票だったが、自民、民主に対抗する「第3極」の勢力として注目され、比例で復活した。
現職優先なら小池、選挙区事情なら牧野という「ねじれ」(民主県連幹部)が、調整を難しくした。民主県連会長の細野豪志は「二人の意思は強く、調整はかなり厳しい」と漏らす。党本部同士の話し合いは終わり、牧野、小池とも立候補する公算は大きい。野党競合の共倒れも懸念される中、短期決戦に挑むことになる。
野党共闘の足踏みを横目に、上川は農協や医師会などの組織票を取り込み、票を積み上げるシナリオを描く。それでも陣営には、ピリピリとした緊迫感が漂う。
閣僚としてお呼びがかかれば、他候補の応援に駆り出される。地元入りはままならず、本人不在の戦いを余儀なくされるからだ。前回選では現憲法下で最多の8人の閣僚が落選した。閣僚が必ずしも有利と言えないことが、陣営の危機感につながっている。
「ただただお力をお借りするのみです」。上川は23日の事務所開きで声を詰まらせ、何度も頭を下げた。
09年の牧野、12年の上川と、「風」をつかんだことも勝因だった。「風」がやみつつある今回、確実な1票の積み上げが県都決戦を制する近道となる。
共産党新人の河瀬幸代は出馬表明が出遅れたが、街頭演説などで浮動票の取り込みを狙う。(敬称略)
2014年11月27日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>1553 村尾英俊は未公認ですね 維新:外山斎と調整する気があるのか?
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http://www.asahi.com/articles/ASGCY5GRLGCYUTFK004.html
自民・稲田氏、地元農政連と和解 衆院選前に歩み寄り
相原亮2014年11月30日00時32分
安倍政権が進める農協改革をめぐり、意見のすれ違いが指摘されていた稲田朋美・自民党政調会長と、地元の福井県農政連が28日、衆院選を目前に控えて「和解」した。稲田氏が改革策について「農協潰しではない」と説明。農政連は「自民党支持」の立場から、同氏の推薦を決めた。
衆院解散・総選挙へ
政権は、成長戦略の柱として農協改革を掲げる。農協への監査権などを持つ全国農業協同組合中央会(全中)の権限を弱める内容で、農協の政治団体である全国農政連や各地の農政連が反発していた。
福井1区から立候補予定の稲田氏は28日、福井県農政連の山田俊臣会長らと会談。改革策について「きちんと議論する場を持たなかったことは反省する」と説明。全国農政連会長も務める山田会長は「自民はやはり政権政党。ほかの農業問題も取り組んでもらわなければならない」と応じた。
農協改革をめぐる立場の違いはなお残るが、衆院選を前に両者が歩み寄った形だ。ただ、推薦する農政連は通常なら立候補予定者と政策協定書を交わすが、稲田氏には「要請書」を渡す形で決着した。(相原亮)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000491
民主、大地と協力=北海道【衆院選情勢】
民主は道内で一定の支持層を持つ大地との連携を決め、自公に対抗する。1区は前回初めて小選挙区の議席を奪われた民主横路が、自民船橋と戦う。2区は自民吉川に対し、民主元職が不出馬を決め、維新の前職松木の支援に回った。民主執行部は野党共闘を優先して公認擁立を見送ったが、反発した道連は無所属新人の池田の推薦を決めたため、共闘関係は崩れた。3区は自民高木、民主荒井の前職同士の争いに維新新人小和田が加わる。4区は自民中村と、返り咲きを狙う民主鉢呂の対決が軸。
5区は12選を目指すベテランの自民町村に対し、民主は新人で元道議の勝部を擁立。6区は、自民今津と民主佐々木が争う。7区は、民主が大地の前職鈴木を公認し、自民伊東にぶつける。8区は民主逢坂が、自民前田に雪辱を期して戦う。9区は再選を目指す自民堀井に民主山岡が再挑戦。
10区には公明稲津が出馬し、自民の推薦を受け3選を狙う。民主は参院議員秘書の神谷を公認した。11区は2期目を狙う自民中川に、民主は元道議で新人の三津を立てた。12区は民主が北見市議の新人水上を立て、自民武部と争う。共産は全選挙区に候補者を擁立した。(2014/11/30-18:12)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000490
1、3、4区で民・維協力=青森【衆院選情勢】
前回と同じ顔触れで4議席独占を目指す自民に対し、民主と維新は1、3、4区の選挙協力で合意。社民も3、4区で民主候補を支援する。1区は前回初当選した自民前職の津島と、4度目の挑戦となる維新新人升田の対決。2区は自民前職の防衛相江渡に、民主、旧日本未来の党を経て維新に移った元職中野渡が挑む。3区は11選を狙う自民ベテラン大島と民主元職の田名部が争う。4区は自民前職木村に民主新人山内が初挑戦。共産は全選挙区に候補者を立てた。(2014/11/30-18:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000489
民主・生活が競合回避=岩手【衆院選情勢】
前回2区以外で競合した民主と生活(旧日本未来の党)は今回、選挙区を調整。生活は前職のいる2、4区に戦線を絞り、1、3区は民主に譲った。1区は前回議席を守った民主階と、比例復活した自民高橋の対決に、社民、共産の新人が参戦。2区を死守したい自民はベテラン鈴木が、前回比例復活した生活畑を迎え撃つ。3区は民主黄川田に自民橋本が挑む。4区は16回目の当選を期す生活の小沢に、自民藤原がチャレンジ。共産は全選挙区に候補者を立てた。(2014/11/30-18:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000488
2区は5候補混戦=宮城【衆院選情勢】
1区は自民前職土井と、前回比例復活した民主郡が4度目のライバル対決。前回みんなから出馬し比例復活した林は、維新公認で2区から立候補。民主県連の支援を受け、自民前職の秋葉に挑戦する。2区では次世代が拉致被害者家族会の前事務局長増元を立てたほか、共産、社民も新人を擁立し、5人が争う混戦となった。
3区は自民前職西村に、前回落選した民主橋本がリベンジを期す。4区の自民前職伊藤は、兵庫1区選出衆院議員を1期務めた仙台出身の民主井戸を迎え撃つ。5区は7選を狙う民主前職安住に、自民は前回比例北海道で当選した勝沼を擁立。6区は自民前職小野寺に、民主が前回に続き元職鎌田をぶつける。(2014/11/30-18:12)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000487
民主・維新が選挙協力=秋田【衆院選情勢】
3議席を死守したい自民に対し、民主と維新が選挙協力。維新は1、2区で、民主は3区でそれぞれ候補擁立を見送る。1区の民主元職寺田は、前回の落選後、秋田市長選に出馬したが敗退。今回は父の寺田典城参院議員が所属する維新と連携し、国政復帰を目指して自民前職の冨樫に挑む。2区は自民前職の金田に、民主新人で地元民放アナウンサー出身の緑川がチャレンジ。3区は自民御法川と、前回比例復活の維新村岡が争う。共産は全選挙区に、社民は1区に新人を立てた。(2014/11/30-18:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000486
3区は保守分裂の様相=山形【衆院選情勢】
1区は議席維持を期す自民の前職遠藤に対し、民主は前回落選し、引退した元農水相鹿野道彦の後継として新人原田を擁立。2区は自民の前職鈴木に、前回比例復活の民主近藤が議席奪還に挑む。3区で自民は、元幹事長加藤紘一が後継に指名した三女鮎子を公認。前回、加藤を破った元酒田市長の無所属阿部と争う。自民系県議や市議に阿部を支援する動きもあり、保守分裂の様相だ。前回は独自候補を見送った民主も新人吉田を立てて参戦する。(2014/11/30-18:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000485
自民、5区で調整難航=福島【衆院選情勢】
自民は5区で前職坂本と、前回は比例中国に回った吉野がそれぞれ公認を求めて譲らず、調整が難航している。民主は前回比例で復活した吉田が立つ。1区は自民の前職亀岡に対し、民主の元参院議員金子が国政復帰を目指す。2区は自民の前職根本に、民主の新人岡部が挑む。
3区は固い地盤で8選を期す民主の前職玄葉に、自民新人上杉が初挑戦。前回比例復活の自民菅野は比例東北に絞る。4区は自民前職の菅家が、前回比例復活した維新小熊と対決。民主は4区で擁立を見送り、社民は新人を立てた4区以外で民主を支援する。共産は全区に候補をそろえた。(2014/11/30-18:12)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000484
民・維が2区で共闘模索=茨城【衆院選情勢】
1区は自民の前職田所に対し、前回落選の民主福島が返り咲きを誓う。2区では強固な地盤を背景に11選を目指す自民額賀を相手に、民主が維新との統一候補擁立を模索している。3区では4選を狙う自民葉梨と維新元職石井の争いが軸。
4区は自民の前職梶山と民主の元職高野が4度目の対決。5区は前回、民主で唯一議席を死守した大畠が比例復活した自民石川を迎え撃つ。自民丹羽が12選を目指す6区では、丹羽の秘書を経験した民主の新人青山が「師弟対決」に臨む。7区は固定的な支持層を持ち13選を期す無所属中村に、前回比例復活の自民永岡が挑む。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000483
みんな解党で構図激変=栃木【衆院選情勢】
前回全選挙区に候補を擁立したみんな「発祥の地」は、同党の解党で構図が一変。1区で11選を目指す自民船田に対し、みんなから民主に移った前職柏倉が国替えして挑戦。共産は新人野村が参戦する。2区は農水相の自民西川と、柏倉との選挙区調整で残った民主前職の福田が票を奪い合う構図に、共産新人の阿部が絡む。
注目の3区では、みんな前代表の渡辺が無所属で出馬、自民前職の簗と対決する。巨額借り入れ問題による代表辞任や解党で求心力が弱まる中、渡辺が父の代からの地盤をいかに固められるかが焦点。4区は7期目を狙う自民佐藤に、みんなから民主に移籍した新人藤岡、共産新人山崎が挑む。5区は自民選対委員長の茂木と共産新人川上の一騎打ち。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000482
1、5区で自民に試練=群馬【衆院選情勢】
自民が全5区を独占する保守王国だが、1区と5区で前職が試練に直面した。1区は9選を目指す自民佐田がスキャンダルに見舞われ、県連が公認申請を拒む事態に。民主の元職宮崎、次世代から無所属に転じた前職上野が議席をうかがう。
5区は「政治とカネ」の問題で経産相を引責辞任した前職小渕に対し、前回と同じく民主の支援を受ける社民小林、共産糸井の両新人が共に「クリーンな政治」を掲げて挑戦する。
2区では自民井野、維新石関の前職2人が再戦に臨み、3区は再選を期す自民笹川に、民主の新人長谷川が挑む。4区は自民の前職福田と共産新人萩原以外に立候補の動きはない。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000481
7、13区に民主復入党組=埼玉【衆院選情勢】
1区は自民前職村井と前回比例復活に甘んじた民主武正が対決。社民は県内選挙区で唯一、新人松本を擁立する。2区は前総務相の自民新藤に、民主との調整で3区から国替えした維新谷古宇が挑む。3区は自民前職黄川田が元厚労相の民主元職細川と再戦。4区は自民前職豊田に民主元職神風が雪辱を期す。5区は前回県内で唯一民主議席を守った枝野が比例復活の自民牧原を迎え撃つ。
6区は、前回僅差で敗れ比例復活した民主大島が自民中根から議席奪還を目指す。7区は生活から民主に復党した小宮山、自民前職神山、次世代新人根本が争う。8区は5期目を狙う自民柴山と、維新と一本化した民主元職小野塚の戦い。9区は自民前職大塚に4区から移った維新青柳が挑戦する。
10区は自民山口と維新坂本、11区は無所属小泉と自民今野のいずれも前職対決。12区は自民前職野中に民主元職本多、次世代森田が挑む。13区は自民前職土屋に、民主はみんなから迎えた前職山内、次世代は新人中村をぶつける。前回14区で比例復活の維新鈴木は自民三ツ林の議席奪取を狙う。15区は前回同様、自民田中と民主高山の対決。共産は全選挙区に新人を立てた。(2014/11/30-18:11)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000480
民・維7選挙区で競合回避=千葉【衆院選情勢】
前回は全13選挙区で自民が11勝。このうち8選挙区で民主と第三極が共倒れした。この反省から今回、民主と維新は7選挙区で候補者を調整。自民との事実上の一騎打ちに持ち込む。
4、5、10、13区は自民と民主の対決。このうち4区は前首相の民主野田に、自民の公募新人木村が挑む。5区は自民の前職薗浦と民主の元職村越が5度目の対決。
2、7、8区は自民と維新の争いが軸。7区は自民前職の斎藤と維新新人石塚の争いに、社民新人の阿部が絡む。8区は自民前職の桜田に、民主、旧日本未来の党、生活、維新と渡り歩いた元職太田が挑む。
1、6、9区は自民、民主の前職の争いに次世代も加わって実質的な三つどもえ。1区は前回激戦を制した民主田嶋と、比例復活した自民門山、次世代田沼の前職3人が再び相まみえる。
生活は3、11区に元職を擁立。共産は全選挙区に新人を立てた。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000478
野党、8選挙区で一本化=神奈川【衆院選情勢】
自民は、公明上田を推薦した6区以外の17選挙区で前職を擁立した。全選挙区に新人を立てる共産を除く野党陣営で候補者を一本化できたのは、みんなの党を解党した浅尾が無所属で立ち、自民山本とぶつかる4区を含めて8選挙区となった。
1区では自民松本に維新篠原が、2区では自民菅に生活岡本が挑む。8区では維新共同代表の江田が自民福田と対決。10区は自民田中と民主城島が、13区は自民甘利と維新伊藤が、16区は自民義家と民主後藤が、17区は自民牧島と民主神山がそれぞれ激突する。
野党競合区は3、5、6、7、9、12、14、18区。このうち6区は公明上田に対し、前回比例復活の維新青柳と、民主元職の三村が出馬。前回民主が唯一勝利した9区では、笠が自民中山、維新椎名を迎え撃つ。
12区では旧日本未来の党代表を務めた前職阿部が民主に移って自民星野に挑む。次世代甘粕も参戦する。自民山際が議席死守を目指す18区は維新北村、次世代中田、生活樋高が立つ乱戦区。11区の自民小泉、15区の自民河野は、それぞれ共産新人の挑戦を受ける。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000473
1区で自・民・維前職激突=山梨【衆院選情勢】
1票の格差是正に向けた「0増5減」による定数減に伴い、自民は新1区でコスタリカ方式を採用。前回、旧3区で敗れ比例復活した自民中谷が比例単独に回る。これに伴い、1区は自民宮川、解党を決めたみんなから民主に移った中島、維新小沢の前職3人の争いが軸となりそう。2区は前回比例復活した自民の堀内と、無所属で前職の長崎が保守票を奪い合う事実上の一騎打ち。民主は独自候補擁立を断念した。(2014/11/30-18:10)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000479
野党、13選挙区ですみ分け=東京【衆院選情勢】
全25選挙区中、民主、維新を中心とする候補者調整により、13選挙区で共産を除く野党候補の一本化が実現。選挙協力を強める自民、公明と対決する。維新は7人、次世代は10人、生活は2人を擁立。共産は全選挙区で新人が立つ。
前回小選挙区で21勝3敗の自民は、今回も24人を擁立。比例復活だった7、15、21区を含め全勝を狙う。14区は「うちわ問題」で法相を辞任した松島が、前回は日本未来の党から出馬して民主に復党した元職木村とぶつかる。6区越智は維新の新人落合の挑戦を受け、9区菅原は、未来から維新に移った木内と争う。17区平沢は北海道2区から国替えした維新前職の高橋と対決。5区は若宮が民主手塚の挑戦を受け、元みんなの三谷も無所属で参戦する。
10区小池は民主江端、次世代神谷、生活多ケ谷と争う。15区は前回比例復活の秋元が維新政調会長の柿沢に挑む。16区では大西が維新初鹿、次世代石井を迎え撃ち、19区松本は民主元職の末松、次世代幹事長山田と戦う。12区で自民は公明の国土交通相太田を推薦し、生活青木と次世代田母神と対決する。
前回2勝22敗の民主は19選挙区で候補を擁立。2、23区以外で維新とすみ分け、非自民票の取り込みを狙う。1区は代表海江田が自民山田に、3区では元拉致問題担当相の松原が自民石原に、18区では元首相菅が自民土屋にそれぞれ挑み、いずれも前回小選挙区で敗れた雪辱を期す。4、20、22、24区には元職、8、11、13、25区は新人を立て、自民前職に挑戦する。(2014/11/30-18:11)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000477
5区で生活・民主共闘=新潟【衆院選情勢】
5区は、前回落選した民主の田中真紀子が不出馬を表明。自民前職の長島に対し、民主は生活が擁立した元参院議員の新人森を推して共闘する。4区は、自民前職の金子に、民主前職菊田が雪辱を期す女性対決となる。
1区は自民の前職石崎に対し、民主元職の西村が返り咲きを狙う。2区は自民前職の細田と、前回は比例復活の民主鷲尾がぶつかり、社民が脱原発を掲げて立てた新人渡辺も参戦する構図。3区は自民前職の斎藤と民主の元職黒岩が対決。6区は3選を目指す自民高鳥に、民主は元県議の新人梅谷が挑む。共産は全6選挙区に候補者を擁立し、反自民票の取り込みを狙う。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000476
民主が全区で擁立断念=富山【衆院選情勢】
民主は野党間のすみ分けなどを理由に、全選挙区で候補者擁立を断念した。1区は自民前職の田畑に対し、前回は自民を離党し無所属で出馬した元県議の新人吉田が、維新公認で挑戦する。2区は自民前職宮腰に、社民が幹事長又市征治の公設秘書を務めた新人東を擁立した。
3区は自民橘が3選を目指す。共産は全ての選挙区に新人を立てた。(2014/11/30-18:11)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000475
自民、全区独占目指す=石川【衆院選情勢】
自民が前回に続き全選挙区独占を目指す。1区は自民前職の馳が6期目の当選をうかがう。民主元職の田中は2009年衆院選で2区から出馬し比例復活したが、前回は東京15区から立候補し落選。出身地に国替えして国政復帰を期す。2区は自民前職の佐々木が議席維持を狙う。民主は候補者の擁立を断念した。3区は自民前職の北村と民主元職の近藤が三たび対決。共産は全選挙区に新人を擁立した。(2014/11/30-18:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000474
民・維がすみ分け=福井【衆院選情勢】
選挙区の数が3から2に減り、自民は前回それぞれ選挙区で議席を得た3人のうち、旧2区の山本を比例に回した。民主と維新が2選挙区ですみ分けを図った。
新1区では、第2次安倍政権下で行政改革担当相や党政調会長を務めて知名度を高めた自民稲田に、維新新人で元県議の鈴木が再び挑戦する。新2区は、国土交通副大臣を務めた自民高木と民主新人の辻が対決する。共産は両区に新人を擁立した。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000472
野党、1〜3区で競合=長野【衆院選情勢】
1〜3区で共産を除く野党が競合している。1区は前回議席を守った民主篠原が、いずれも比例復活した自民小松と次世代宮沢を再び迎え撃つ。2区は自民務台に対し、議席奪還を狙う民主元職の下条と比例復活の維新百瀬が挑む。3区は寺島が前回、民主新人で唯一勝利した選挙区。寺島と、ともに比例復活の維新井出、自民木内が対決する。
4区は、前回議席を奪還した自民後藤を相手に、民主元職の矢崎が雪辱を期す。自民宮下が4選を目指す5区で民主は、元議員秘書で新人の中嶋を急きょ擁立した。共産は全5選挙区に新人を擁立、比例票の掘り起こしも狙う。(2014/11/30-18:10)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000471
自民、全区独占の再現狙う=岐阜【衆院選情勢】
前回は自民が5選挙区を独占、前職5人が野党の挑戦を受ける。1区は8選を目指す自民野田に民主新人吉田が挑む。2区は民主が候補擁立を見送り、自民棚橋と共産森桜が一騎打ちの構図。3区は自民武藤と民主元職園田が激突。4区は自民金子と維新今井が3度目の戦い。同区を地盤とする次世代藤井の出馬が取り沙汰されたが、比例東海に回った。5区は前拉致相の自民古屋と民主元職阿知波が争う。共産は2区以外の4選挙区にも新人を擁立した。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000470
1区で自・民・維が激突=静岡【衆院選情勢】
1区は法相の自民上川に民主の元職牧野、維新の前職小池が挑む。前回は非自民が乱立したが、今回も野党の選挙区調整は不調に終わった。2区は自民の前職井林と民主の新人松尾の戦い。3区は野党の候補者調整の結果、維新前職が比例単独に回り、自民の前職宮沢と民主の元職小山が事実上の一騎打ちで戦う構図となった。4区は環境相の自民望月と民主の元職田村が激突する。
5区は高い知名度を誇る民主細野に、前回比例復活した自民吉川が再挑戦。6区は民主渡辺と自民勝俣の前職同士の対決。7区は強固な地盤を持つ外務副大臣の自民城内に民主の新人松本がぶつかる。8区は自民の前職塩谷と維新の新人源馬が対決。共産は8選挙区に新人を擁立した。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000469
10選挙区で「自・民対決」=愛知【衆院選情勢】
前回、民主や維新など非自民勢力の候補者乱立で自民圧勝を許したが、今回は共産を除く野党候補が一本化され、全15選挙区のうち10選挙区で「自民・民主対決」の構図となった。
2区は7選を目指す民主古川に自民東郷が挑む。3区は自民池田に前回比例復活の民主近藤が雪辱を期す。6区は自民丹羽と、15区から移った民主森本の争い。7〜9区は自民前職と民主元職の事実上の一騎打ちとなる。11区は民主古本に自民八木が再挑戦し、13区は自民、民主の前職同士の戦い。14区は生活を離党した鈴木が民主から出馬し、自民今枝とぶつかる。15区は自民が前職、民主が新人を擁立した。
野党が競合する1区は、自民前職の熊田と民主元職の吉田の争いに、次世代、社民、減税日本が参戦。4区は自民前職工藤と民主新人刀禰に、維新元職牧が割って入る。5区は自民神田と民主赤松の前職対決に次世代安田が加わる。10区は自民の前職江崎と民主新人小林、みんなを離党した無所属の前職杉本が激突。12区も自民青山、民主中根、維新重徳の前職三つどもえの戦い。共産は全選挙区に新人を擁立した。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000468
民・維1区で共闘=三重【衆院選情勢】
1区は自民前職の川崎に維新新人の元津市長・松田が挑む。民主は元参院議員を擁立する予定だったが、野党共闘を優先して譲歩した。2区は民主中川と自民島田による前職対決。前回は維新も候補を立てたが、今回は民主に一本化された。3区は強固な地盤を誇る民主代表代行の岡田と自民新人嶋田の戦い。4区は民主が元職の公認を取り消し候補者擁立を断念。前厚労相の自民田村と共産松木の一騎打ちの構図だ。5区は自民三ツ矢と民主元職藤田が3度目の争い。共産は4区以外の4選挙区にも新人を擁立した。(2014/11/30-18:10)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000467
民主巻き返し焦点=滋賀【衆院選情勢】
前回は自民が全4選挙区を独占。7月の知事選で民主系候補が勝利し、前々回は4選挙区で勝った民主がどこまで巻き返せるかが焦点だ。
1区は自民大岡と民主川端の前職同士が対決する。前回落選した後、比例で繰り上げ当選したベテラン川端が雪辱を期す。2区は自民前職の上野に対し、民主元職の田島が議席奪還を狙う。
3区は自民前職の武村に、民主新人で元市議の小川が初挑戦。小川は前知事嘉田由紀子の側近。4区は自民前職の武藤に、比例復活の維新岩永と前回参院選で敗れてくら替えした民主徳永が挑む。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000466
3、4区で民・維競合=京都【衆院選情勢】
1区は11選を目指す自民伊吹に、維新の新人田坂と前回比例復活した共産の前職穀田、無所属の元職平の3人が挑む。2区は民主前職の前原に、自民新人の上中と共産新人の原が挑戦する。
前回接戦だった3区は、いずれも前職の自民宮崎、民主泉、維新清水が激突。共産も新人石村をぶつける。4区は自民前職の田中と、民主元職の北神、維新新人の畑本、共産新人の吉田が争う。
5区は自民幹事長の谷垣に、民主元職の小原が再挑戦。共産は新人の山内を擁立した。6区は民主前職の山井が、比例復活した自民前職の安藤を迎え撃つ。共産新人の上條も出馬する。(2014/11/30-18:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000465
維新、公明との競合回避=大阪【衆院選情勢】
維新は全19選挙区のうち14選挙区で候補を擁立、旧日本維新の会として前回獲得した12を上回る議席を狙うが、共同代表(大阪市長)橋下徹は出馬を見送った。維新は公明前職が立つ3、5、6、16区への対抗馬擁立も行わず、公明はこれら4選挙区で議席死守を狙う。公明とすみ分けた自民は15選挙区で候補を擁立。民主は候補を立てる5選挙区のうち、四つで維新と競合する。
前回3議席の自民は、2、7、12区で議席を維持した上で、上積みを目指す。1区は維新の前職井上に、自民の新人大西らが挑む。4区は前回比例復活の自民中山が、維新の新人吉村、無所属の元職吉田と対決。8区は自民前職の大塚、維新前職の木下、次世代新人の上田、社民元職の服部が、9区は自民前職の原田、維新前職の足立、無所属元職の辻がぶつかる。10区は自民の新人大隈、民主の前職辻元、維新の前職松浪による激戦区。11区は参院からくら替えした自民佐藤、民主元職の平野、維新前職の伊東が争う。
自民新人の宗清が立つ13区は維新が候補擁立を見送り、次世代前職の西野を支援。14区は維新前職の谷畑が、自民元職の長尾らと戦う。15区は自民竹本と維新浦野による前職対決が軸。17区は維新前職の馬場と自民新人の岡下が、18区は維新前職の遠藤と自民新人の神谷が出馬。19区では維新前職の丸山、自民新人の谷川、民主元職の長安が争う。共産は全選挙区に新人を立てる。(2014/11/30-18:10)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000464
野党競合は3選挙区=兵庫【衆院選情勢】
全12選挙区のうち、民主、維新、次世代の候補が競合するケースが3選挙区に上り、自公に対抗する野党側のすみ分けは不完全。共産は全選挙区に新人を立てる。
3区は自民前職の関と、民主新人の横畑、比例復活組の維新新原らが対決。6区では自民前職の大串に、民主新人辻と比例復活の次世代杉田が争う。7区も混戦。自民前職の山田に、比例復活した維新畠中、民主元職の石井、無所属新人の大前がぶつかる。
公明前職が立つ2区と8区では、維新が対立候補を立てる方針を撤回した。1、4、5、10区はそれぞれ自民前職に、維新の比例復活組や新人が挑む自・維対決が軸の構図。9区では自民前職の西村に対し、共産以外の候補は決まっていない。11区は前回議席を死守した民主前職の松本が、自民新人の頭師を迎え撃つ。12区は民主を離党した前職山口が無所属で立候補。自民県連が公認申請中の新人戸井田、維新は新人村上が挑む。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000463
民主が議席死守期す=奈良【衆院選情勢】
前回衆院選で唯一自民が敗れた1区では、民主前職の馬淵が、比例復活した自民前職の小林を迎え撃つ。2区は固い地盤を持つ総務相の自民高市に、生活の元職中村が挑む。3区では自民前職の奥野に、維新が新人栗原をぶつけた。民主は2、3区ともに擁立を見送った。4区は自民前職田野瀬と、返り咲きを目指す民主元職大西の争い。共産は既に全ての選挙区で新人擁立を決めた。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000462
自・民、1区で激戦=和歌山【衆院選情勢】
1区は前回300票差の激戦を制した民主前職の岸本と、比例復活した自民前職の門が再び対決する。自民は前回、県内で唯一敗れた選挙区だけに、議席獲得に全力を挙げる。2区は自民前職の石田に、比例復活組の維新阪口が挑む。前回は全選挙区で候補を擁立した維新だが、今回は2区のみに絞った。3区は盤石な地盤を持つ自民総務会長の二階に、共産新人の原が挑戦する自共対決の構図。共産は1区、2区でも新人が立つ。(2014/11/30-18:09)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000461
自民、2議席独占狙う=鳥取【衆院選情勢】
自民が県内2議席の独占を目指すのに対し、民主は前回に引き続き1区での候補擁立を断念。2区での議席獲得に全力を挙げる。
1区は強固な地盤を誇る地方創生相の自民石破が10選を目指すのに対し、共産の新人塚田は「自共対決」を前面に打ち出し、非自民票の取り込みを狙う。2区では自民の前職赤沢と民主の元職湯原がぶつかる。共産も新人の福住を立てる。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000460
民・社共闘で自民に挑戦=島根【衆院選情勢】
1996年の導入時から小選挙区では自民による議席独占が続くが、今回は1、2両区で民主と社民の共闘が実現。お互いの公認候補を県連レベルで支援し合い、「保守王国」に立ち向かう。
1区は、9選を目指す自民細田に対し、民主は前回敗れた元職に代え県連代表の新人和田を擁立。2区では、復興相の自民竹下に、社民が新人山本をぶつける。共産も両選挙区に新人を立てる。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000459
2、4区で自・民前職対決=岡山【衆院選情勢】
2区と4区で自民、民主の前職同士が激突する。2区は自民山下に対し、比例復活だった民主津村が雪辱を期す。4区でも比例に救われた民主柚木が、自民橋本から議席奪還を狙う。
1区は10選を目指す自民逢沢に、前回は民主だった元職高井が今回は維新に移って挑戦。3区は次世代党首の平沼が12選を目指すのに対し、過去3回とも比例復活だった自民阿部は選挙区での初勝利が目標。官房副長官の自民加藤が立つ5区には、共産が新人美見を擁立。共産は1〜4区にも新人を立てた。(2014/11/30-18:09)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000458
次世代前職が選挙区替え=広島【衆院選情勢】
1区は自民の前職岸田に、維新の新人白坂と次世代の新人伊藤が挑む。2区は自民の前職平口に、民主の元職松本が雪辱を期す。
3区は自民の前職河井と民主の元職橋本の争い。4区は自民の前職中川に、前回、3区から出馬した次世代の前職中丸が選挙区を移って挑戦。5区は立候補予定だった民主元職が出馬を断念し、自民の前職寺田が4選を目指す。
6区は前回、県内で自民が敗北を喫した唯一の選挙区。比例復活だった前職小島が、13選を目指す無所属亀井に挑戦する。7区は、自民前職の小林、次世代前職の坂元の戦いに、民主新人の村田が割って入る。共産は全区に新人を擁立した。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000457
民主、2区で雪辱期す=山口【衆院選情勢】
自民は前回、2区に首相安倍の実弟である岸を参院からくら替え出馬させ民主から議席を奪還、全選挙区を制した。今回も勢力維持を狙う。
1区は自民副総裁の高村に維新の元職高邑が挑む。2区は岸に対して元法相の民主平岡が雪辱を期す。3区は、自民前選対委員長の河村に、民主の元職三浦が挑戦する。4区は「アベノミクス」継続の是非を争点に選挙を仕掛けた安倍が8選を目指す。共産はいずれの選挙区にも新人を擁立した。(2014/11/30-18:09)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000456
1区で自・民が激突=徳島【衆院選情勢】
「0増5減」の対象となり、選挙区が2に減った。1区は自民前職の後藤田に民主元職の仁木が挑む。旧3区で選挙戦を展開してきた両者の対決は今回が5回目。旧1区の自民の前職福山は比例に転出。民主元職の仙谷は出馬を見送り仁木の選対本部長に就いた。共産は新人の古田を擁立した。
2区は現職閣僚の自民山口と共産の新人久保の一騎打ちに。民主は候補者調整が付かず、擁立を断念した。(2014/11/30-18:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000455
3区で社民・民主共闘=香川【衆院選情勢】
1区は6選を目指す自民の前職平井と、前回比例復活した民主の前職小川による5度目の対決。共産は新人の河村が出馬する。2区では、大逆風が吹く前回衆院選で選挙区を勝ち上がった民主の玉木に対し、比例復活した自民の瀬戸が雪辱を期す構図に。共産は新人佐伯を擁立した。
3区は再選を目指す自民の前職大野に対し、社民高田と共産土岐の両新人が挑戦する。高田は連合を仲介役として民主との共闘態勢を整えつつあり、基礎票の上積みを図る。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000454
1、3区で自・民対決=愛媛【衆院選情勢】
1区は現職閣僚の自民塩崎に対し、民主元職の永江が挑む。2区は10選を目指す自民のベテラン村上に、前回は維新から出馬し比例復活した無所属・西岡が再挑戦する。維新も新人横山の擁立を決めた。
3区は再選を目指す自民前職の白石徹に対し、前回敗れた民主元職の白石洋一が雪辱を期す。自民前職の山本が8選を目指す4区では、次世代が前回比例復活した桜内、維新が新人の森をそれぞれぶつける。共産は全区で新人を擁立した。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000453
自民ベテランに民主挑戦=高知【衆院選情勢】
「0増5減」の対象となり、選挙区定数が3から2に。前回、旧1区以外で擁立を見送った民主が自民のベテラン前職に挑む構図となった。
1区は9選を目指す自民前職の中谷に対し、民主は県議出身の新人大石をぶつけた。共産は元職の春名を擁立した。2区は9選を期す自民前職の山本に、元参院議員で民主新人の武内が挑む。共産は新人の谷崎を立てた。(2014/11/30-18:08)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000452
8選挙区で野党一本化=福岡【衆院選情勢】
全11選挙区に前職を擁立した自民に対し、共産を除く野党は県連レベルで調整を進め、8選挙区で候補を一本化。そのうち「自民・民主」対決区は6選挙区で、いずれも自民前職に民主元職が議席奪還を期して挑む構図だ。
1区は自民井上と民主山本剛正、2区は自民鬼木と民主稲富、3区は自民古賀と民主藤田、5区は自民原田と民主楠田、9区は自民三原と民主緒方、10区は自民山本幸三と民主城井がそれぞれ争う。ただ、1区は自民の前職新開も公認を求めており調整中。10区には解党したみんなの党出身の前職佐藤が無所属で再選を目指す。
民主が擁立を見送った4区は自民宮内と維新前職河野の戦い。同じく11区は自民武田に社民新人藤中が挑戦する。共産は全区に候補を立てた。野党候補が共産だけの「自民・共産」対決区は3選挙区に上り、6区は自民鳩山、7区は自民藤丸、8区は自民麻生が共産新人に胸を貸す。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000451
前知事、2区から出馬=佐賀【衆院選情勢】
衆院小選挙区の「0増5減」の対象となり、選挙区が3区から2区に減少した。1区では自民前職岩田と、前回は比例復活だった元総務相の民主原口が再びぶつかる。2区は佐賀県知事を辞した新人古川が自民から出馬。民主前職の大串との対決となる。共産は両区に新人を擁立。旧2区の自民前職今村は今回、比例九州ブロックに回る。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000450
冨岡と高木、4度目対決=長崎【衆院選情勢】
1区は3選を狙う自民冨岡と、前回比例復活し、9選を目指す民主高木の前職同士の戦いに、共産新人の中西が加わる。冨岡と高木の対決は4度目。2区は自民前職の加藤に、民主の元参院議員の大久保、共産矢崎が挑む。3区は自民前職の谷川と共産新人の石丸の争いで、民主は候補者選定を断念。4区は自民前職の北村、民主宮島、共産石川と、2012年は日本未来の党から出た生活末次の顔触れ。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000449
民主、全区で擁立見送り=熊本【衆院選情勢】
民主は5選挙区全てで候補者擁立を見送り、維新など他の野党の支援に回る。1区は自民前職木原と、前回は比例復活の維新松野の4度目の戦いに、共産新人高木が割って入る。2区は自民前職野田と共産新人広瀬、3区は自民前職坂本と共産新人芋生が立ち、それぞれ自共対決の構図。4区は10選を目指す次世代園田に共産新人井芹が挑戦。自民は候補を擁立しない。5区は自民前職金子、共産新人橋田、社民新人今泉が争う。(2014/11/30-18:08)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000448
社民、2区で議席狙う=大分【衆院選情勢】
1区は自民前職の穴見と、前回落選し返り咲きを期す民主元職の吉良が争う。2区は、元衆院副議長で11回連続当選を目指す自民前職の衛藤を相手に、社民前職の吉川が選挙区での議席獲得を狙う。吉川は、2000年以降衛藤と戦った社民前幹事長重野安正の後継として前回初出馬し、比例で復活を果たした。3区は自民前職の岩屋に民主の新人浦野が挑む。共産は全区で新人を立てた。(2014/11/30-18:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000447
自民、全区勝利目指す=宮崎【衆院選情勢】
自民が全3選挙区で議席維持を目指す。1区は自民前職武井に、民主村尾、維新外山、共産松本の3新人が挑む。前回旧日本維新の会から出馬し、比例復活した次世代前職の中山は比例九州ブロックに転出する。2区は自民前職江藤と共産吉田の戦い。3区は自民前職古川と共産来住の争い。民主の2、3区への擁立は難しい状況。(2014/11/30-18:08)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000446
1区で自・民・維争う=鹿児島【衆院選情勢】
1区は13選を狙う自民前職保岡に対し、民主元職の川内、前回比例復活した維新山之内が挑む。共産は新人山口を擁立する。2区では、公職選挙法違反事件に絡んだ議員辞職に伴い4月に行われた補欠選挙で初当選の自民金子が共産新人祝迫の挑戦を受ける。3区は引退した自民前職の次男・宮路が自民公認で出馬。前回国民新党から出た前職野間は無所属で出馬、連合の推薦を得て戦い、共産新人山口も参戦する。4区は自民前職の小里、共産新人永田、社民新人野呂の争い。5区は自民前職の森山と共産新人野口がぶつかる。(2014/11/30-18:07)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014113000445
自共維1区で三つどもえ=沖縄【衆院選情勢】
1区は自民国場と共産赤嶺の前職同士の争いに、先の沖縄県知事選に立候補した元職下地が維新から出馬し、三つどもえの戦い。2区は小選挙区で5選を狙う社民照屋に、前回、比例復活した自民前職宮崎が挑む。3区は自民前職比嘉と生活前職玉城の対決。4区は自民前職西銘に、元県議会議長で西銘の後援会長だった無所属仲里が挑戦する。(2014/11/30-18:07)
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http://www.sankei.com/politics/news/141129/plt1411290041-n1.html
2014.11.29 22:53
【衆院選2014】
二階氏「公認関係ない」 山梨2区で対抗馬支援
自民党の二階俊博総務会長は29日、衆院選で山梨2区に無所属で立候補する長崎幸太郎前衆院議員の決起集会に出席し、支持を求めた。党は同区で堀内詔子前衆院議員を公認したが、二階氏は「公認など関係ない。一部の人が決めたことだ」と強調した。
長崎氏は平成24年の衆院選の旧山梨2区に無所属で出馬し、堀内氏を破って再選を果たした。二階派に特別会員として所属している。二階氏は衆院解散前、谷垣禎一幹事長に長崎氏の復党を働き掛けていた。
http://www.sankei.com/politics/news/141130/plt1411300028-n1.html
2014.11.30 18:47
【衆院選2014】
山梨県連が自民本部に抗議 二階氏の対抗馬応援で
自民党山梨県連は30日、二階俊博総務会長が衆院選山梨2区に無所属で立候補する長崎幸太郎前衆院議員の決起集会に出席したことへの抗議文を党本部に提出した。県連が同日、明らかにした。党は同じ選挙区の堀内詔子前衆院議員を公認しており、県連は「党三役として最大の反党行為」と批判している。
県連は、二階氏が29日の決起集会で「公認とか公認でないとか、そんな小さいことはどっちでもいい」などと発言したのを問題視。「選挙の当落を左右する」として、党本部に早急な対応を求めた。
県連の清水武則会長は、甲府市内で開いた記者会見で「公認をないがしろにする発言で言語道断。全国の候補への冒涜行為だ」と語気を荒らげた。
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>>1043
安座間肇 /大阪3区 出馬断念しています
http://ameblo.jp/azama-hajime/entry-11957032364.html
大阪、近畿での今回の闘いに恥をさらして潔く撤退します。
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あとは↓くらいですかね
■出馬するかもしれない的な情報があって動向不明な面々
>>928福島5区宇佐美登: 続報ないですね さすがに出馬断念ですかね?
>>816千葉7区礒部裕和県議、千葉8区中田学県議:これも続報なしですね 強硬無所属出馬はナシか?
>>817神奈川3区湯沢大地:続報なし 出馬断念か?
大阪2林原由佳:動静不明
>>
>>960大阪4村上政俊:比例?出馬断念?
■野党系が擁立するかもしれないところ
>>1655 茨城2民主が維新との統一候補擁立を模索している。
>>1476 埼玉2谷古宇勘司が出馬断念
■自民が公認決定してないところ
福島5、兵庫12、福岡1
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk07010103000c.html
衆院選:自民5区、あす公認決定 /福島
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
衆院選で、自民党の公認枠を巡り、坂本剛二氏(70)と吉野正芳氏(66)の両前職が争う5区(いわき市、双葉郡)について、党本部が公示前日の来月1日に決着をつける見通しとなった。2人を党本部に呼んで結果を直接伝える。
自民党関係者によると、この日は同党の比例ブロックの名簿順位も発表される予定で、いずれかが比例に回るよう指示される。両氏とも「5区公認」を求めているが、比例に応じるかについて坂本氏は「(特例措置などの)中身次第」と語り、吉野氏は「仮定の話はしない」と語るなど、公認獲得に強気の姿勢を崩さなかった。
5区の公認選定を巡っては、党本部の茂木敏充・選対委員長が「選挙区支部長イコール公認とは限らない。勝てる人物を」と県連幹部に伝えたが、県連は「決められない」として党本部に判断を一任。これを受けて党本部は坂本、吉野の両氏に対し、小選挙区と比例代表どちらの出馬にも対応できるよう準備を求めている。
2012年の前回は、浪人中だった坂本氏が5区から立候補、吉野氏が震災特例として比例中国ブロックに回り、それぞれ当選した。【栗田慎一】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201k0000m010047000c.html
衆院選:福岡1区「代理戦争」痛み分け
毎日新聞 2014年11月30日 22時07分(最終更新 11月30日 22時33分)
◇自民前職 2人とも無所属に
自民党本部は30日、公認候補が未定だった衆院小選挙区の福岡1区(福岡市博多区など)で、ともに出馬を希望していた前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の公認を見送る方針を固めた。2人は無所属で立候補する意向で、自民は2人とも推薦する見通し。福岡1区は自民の分裂選挙が確実になった。
前回2012年衆院選から続く2人の戦いは、井上氏を支援する麻生太郎財務相と、自らの秘書だった新開氏を推す古賀誠元自民幹事長の「代理戦争」と言われてきた。県連は前回、1区の公認候補に新開氏を申請したが党本部は公示5日前に井上氏に差し替えた。県連は今回も調整できず、党本部に判断を委ねていた。
古賀元幹事長は17日、新開氏の国政報告会で「新開先生と心中してでも一緒にいばらの道を選択せざるをえないかもしれない」と述べ、前回、比例単独に回った新開氏が1区で公認されなければ、無所属で立候補する可能性を示唆していた。【中山裕司、井本義親】
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141130_51016.html
<衆院選>岸氏、自民選対本部長辞退 山形3区
自民党の岸宏一参院議員(74)=山形選挙区=は29日、衆院選山形3区に立候補する党新人加藤鮎子氏(35)からの選対本部長就任要請を、前哨戦を繰り広げる無所属前議員阿部寿一氏(55)への配慮を理由に断ったことを明らかにした。選挙期間中は「公務がある」として3区入りしない方針も示す。挙党態勢を掲げる県連などはベテラン議員の動きを注視している。
岸氏は地元の山形県金山町で、「加藤氏に何の恨みもないが、阿部氏には義理がある。板挟み、中立ということだ」と理由を説明した。「公示日は1、2区には行く。期間中は(党幹部が応援に来ても)3区には入らない」と話した。
加藤氏の後援会関係者らによると、今月18日に加藤氏が上京し、選挙区全体を統括する本部長就任を要請した。岸氏は21日に同じ理由を示して辞退を伝えたという。選対の顧問としては名を連ねている。
岸氏と加藤氏の父紘一元党幹事長との間では、確執が取りざたされてきた。岸氏が3選された2010年参院選で、当時県連会長だった紘一氏が異例の公募を実施したことなどが契機。阿部氏が前回衆院選で紘一氏を破って以降は、阿部氏の後ろ盾として動いてきた。
鶴岡、酒田、新庄市で相次いで開かれた加藤氏の事務所開きに岸氏の姿はなく、メッセージもなかった。岸氏は参院予算委員長の要職にある。
遠藤利明党県連会長は29日、「大変残念。党として決めたら一丸となるべきだ。利敵行為に当たるかどうかは今後の岸氏の行動次第。最後は支援してくれると確信している」とけん制した。
阿部氏は解散後、岸氏の地元新庄市に事務所を開設した。阿部氏はあいさつで「私に義理があるということだが、私の方こそ大変恩義がある。岸先生のためにも頑張らないといけない」と蜜月ぶりを披露した。
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http://www.sankei.com/west/news/141130/wst1411300067-n1.html
2014.11.30 22:22
【衆院選】
「野党共闘」ままならぬ大阪の事情…「民主VS維新」4区で競合、都構想の因縁引きずる
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自民と対抗するため、野党が競合する選挙区で候補者の一本化を図る民主だが、「大阪都構想」をめぐって維新の党と激しく対立する大阪では、民主が候補者を擁立する5選挙区のうち、4選挙区で維新も候補者を擁立する構図となった。党本部が公認を絞り込む形で維新に“配慮”してきた民主だが、激戦区の大阪12区でも新たに新人の擁立を決めた維新に、府連幹部は憤りを隠さない。大阪では、野党共闘とはほど遠い状況のまま、12月2日の公示を迎えようとしている。
「私の名前は知られていないかもしれないが、維新の実績は浸透している」。維新が12区から擁立する新人、堅田壮一郎氏(28)は11月27日、大阪府庁での立候補表明会見で自信をのぞかせた。
同区は、昨夏の参院選で、維新候補が選挙区内の寝屋川、大東、四條畷の各市で最多得票。堅田氏を支援する維新府議は「候補者を立てないという選択肢はない」と語り、選挙戦突入後は、橋下徹共同代表(大阪市長)も応援に入る予定だ。
維新の候補者擁立にやりきれないのが民主府連だ。12区は自民の前職、北川知克氏(63)と民主の元職、樽床伸二氏(55)が選挙戦のたびに小選挙区の議席を奪い合う激戦区で、この状況に堅田氏が割り込む形となる。
樽床氏は「自分の主張をするだけ」とあくまで平静を装うが、府連幹部は「民主と維新で反自民票が割れてしまう」と嘆く。
民主は前回(平成24年)の衆院選の際、大阪の15選挙区で候補者を擁立したが、小選挙区では全敗。巻き返しを図る府連は当初、少しでも多くの選挙区に候補者を擁立する方針だった。しかし、自民と対抗するため、維新との競合を避けたい党本部は、樽床氏を含めた5人しか公認しなかった。
一方の維新は今回、前回と同数の14選挙区に候補者を擁立。結局、民主候補が立候補する5選挙区のうち4選挙区で競合する見通しになった。
11月24日、民主党本部で行われた会議で、府連側は「4区と7区でも公認申請を認めてほしい」と、党本部の岡田克也代表代行に求めたが、岡田氏は「新たな競合区は作らない」とつれなかった。
維新は翌25日に12区での候補者擁立を発表。たまりかねた尾立源幸・府連代表が党本部に問い合わせたが、納得できる回答は得られなかった。「何で俺たちばかりが我慢せなあかんねん」。ある府連幹部は憤りを隠さない。
こうした状況に同選挙区の自民、北川氏の陣営は「選挙情勢は最後まで分からない」と引き締め、共産が擁立する新人、吉井芳子氏(52)の陣営は「反自民の受け皿になり得るのは共産だけ」と訴える。
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http://www.sankei.com/west/news/141129/wst1411290027-n1.html
2014.11.29 12:00
【衆院選】
生活・社民、生き残りかける選挙区は… ピンチはチャンス?拡大狙う共産
(1/2ページ)【衆院解散、総選挙へ】
自民党の対立軸となる民主党や維新の党をはじめとする「第三極勢力」が、候補者擁立や幹部の出馬見送りなどで揺れるなか、生活の党と社民党は生き残りをかけた戦いを強いられている。一方、共産党は非自民の受け皿として党勢拡大をねらう。
厳しいが…いずれまた
解散翌日の22日午前、大阪6区から出馬予定の生活の前職、村上史好氏(62)は大阪府門真市の京阪古川橋駅前でマイクを握った。
「大義のない選挙だが全力で頑張る決意です」。党ののぼりを地面に立てて声を張ったが、「正直、厳しい」と本音も漏れる。
「今回は生き残ることを優先したらいい。生き残っていれば、いずれまた一緒にできる」。解散前、代表の小沢一郎氏は所属議員にこう告げたという。
前回衆院選で小沢氏と当時の滋賀県知事、嘉田由紀子氏がけん引した日本未来の党が惨敗。その後、分党し生活となったが、国政で存在感を示せていない。
小沢氏の言葉に、一部は古巣の民主党に戻ったが、村上氏は党にとどまった。幹事長だった鈴木克昌氏が離党したため、幹事長代理として、選挙区に不安を抱えながら東京でのテレビ出演などもこなす。
「古くからの支援者はもちろん、保守層の地元議員らも陰ながら支えてくれる。総力戦で戦う」
戦える選挙区
「護憲、平和主義、民主主義を訴える勢力を残していかなくてはいけない」。
19日、香川3区からの立候補を表明した社民党県議、高田良徳氏(54)は危機感をにじませた。
香川3区の社民候補は、平成24年の前回、自民党前職の大野敬太郎氏(46)に敗れた。しかし、選挙区で唯一議席を確保した沖縄2区を除き、最も高い惜敗率を記録。「戦える選挙区だ」(県連)と位置づけられている。
解散の観測が強まり始めた今月13日には、候補人選に取りかかるなど対応も素早かった。香川県内の3選挙区はここ10年、連合香川を仲介役に民主と社民が連携し、“野党共闘”も安定している。県連の砂川保代表は「強固な協力態勢で臨む」と話す。
参院選の勢い本物か
対照的に衆院選を「大きなチャンス」ととらえているのが共産だ。
昨年の参院選では、解禁されたネット選挙を駆使して政策を訴えて「非自民」の受け皿となった結果、大阪選挙区で15年ぶりに議席を獲得した。入党希望者も増えているといい、今回の衆院選でもSNSや動画を活用したネット選挙で支持拡大を図る。
党大阪府委員会の幹部は、今回の選挙を「政党間の力関係が激変する選挙」と分析。長い間遠ざかっていた小選挙区の議席も狙う。立候補予定者の1人は「二大政党や第三極への失望から、共産が議席を争う可能性は高い」と自信をのぞかせる。
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>>1347
自民21人を追加推薦=公明【14衆院選】
公明党は28日、自民党公認の衆院選候補21人の推薦を決めた。27日発表した第1次推薦の追加扱い。鹿児島3区候補のみ新人で、それ以外は前職。
推薦対象の21人は次の通り。(敬称略)
【新潟】1区 石崎徹▽2区 細田健一▽3区 斎藤洋明▽4区 金子恵美▽5区 長島忠美▽6区 高鳥修一
【福岡】3区 古賀篤▽7区 藤丸敏▽9区 三原朝彦▽11区 武田良太
【佐賀】1区 岩田和親
【長崎】1区 冨岡勉▽2区 加藤寛治▽4区 北村誠吾
【大分】1区 穴見陽一▽3区 岩屋毅
【宮崎】1区 武井俊輔▽3区 古川禎久
【鹿児島】1区 保岡興治▽3区 宮路拓馬▽4区 小里泰弘(2014/11/28-11:56)
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2区は協力しないのか。
1、3、4区で民・維協力=青森【衆院選情勢】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014113000490
前回と同じ顔触れで4議席独占を目指す自民に対し、民主と維新は1、3、4区の選挙協力で合意。社民も3、4区で民主候補を支援する。1区は前回初当選した自民前職の津島と、4度目の挑戦となる維新新人升田の対決。2区は自民前職の防衛相江渡に、民主、旧日本未来の党を経て維新に移った元職中野渡が挑む。3区は11選を狙う自民ベテラン大島と民主元職の田名部が争う。4区は自民前職木村に民主新人山内が初挑戦。共産は全選挙区に候補者を立てた。(2014/11/30-18:12)
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やれやれだなぁ。。
>自民党内では投票率は低くなるとの見方が支配的で、2年前の地滑り的大勝で獲得した議席の維持へ期待感が漂い始めた
自民、議席維持に期待感=投票率低下の見方広がる【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014112900216&rel=j&g=pol&relid=1_3
12月2日公示−同14日投開票の衆院選に向け、各党の候補者擁立作業がほぼ完了した。295選挙区のうち、自民党が285を埋める見通しなのに対し、同党の「1強」崩しを狙う民主、維新両党のいずれかが候補者を立てる選挙区は235選挙区にとどまった。自民党内では投票率は低くなるとの見方が支配的で、2年前の地滑り的大勝で獲得した議席の維持へ期待感が漂い始めた。
「調査は悪くない」。自民党幹部は重点選挙区で実施した世論調査結果をこう評価した。同党中堅は「自民党はあまり議席を減らさないだろう」との見通しを示した。
安倍晋三首相(自民党総裁)は解散を表明した18日の記者会見で「信なくば立たず」と小泉純一郎元首相が好んだ言葉を使い、21日の会見では「アベノミクス解散」と命名して単一争点化を図った。小泉氏による2005年の郵政解散を意識しているのは間違いないが、当時の熱狂は今回の解散後には見られない。谷垣禎一幹事長は28日の報道各社のインタビューで「今回はあまり風(が吹いている)という感じではない」との認識を示した。
有権者の関心が低い「無風」状態は投票率の低下につながり、自民党にとって好条件だ。民主党を支持する労働組合は組織率の低下に歯止めがかかっておらず、維新の党は浮動票に頼る部分が大きい。これに比べ、自民党は各種団体から安定した得票が見込める上に、強固な組織票を持つ公明党の支援もあり、投票率が下がるほど相対的に浮かび上がる構図だ。政府高官は「投票率は下がる」と断定的に語った。
民主党が当選可能性の高い候補に絞った擁立作業を進めてきたことも、自民党を助けている側面がある。民主党との対決選挙区が少なくなり、激戦区に人的、物的資源を集中投入できるからだ。
自民党と共産党が一騎打ちとなっている選挙区は首相の立つ山口4区など26あり、こうした選挙区の自民党候補に対しては、首相自ら他の候補の応援に注力するよう指示している。自民党内では、早くも「これで『安倍1強』時代が続くのではないか」(中堅)との声が漏れている。(2014/11/29-18:26)
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http://mainichi.jp/select/news/20141201k0000m010047000c.html
衆院選:福岡1区「代理戦争」痛み分け
毎日新聞 2014年11月30日 22時07分(最終更新 11月30日 22時33分)
◇自民前職 2人とも無所属に
自民党本部は30日、公認候補が未定だった衆院小選挙区の福岡1区(福岡市博多区など)で、ともに出馬を希望していた前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の公認を見送る方針を固めた。2人は無所属で立候補する意向で、自民は2人とも推薦する見通し。福岡1区は自民の分裂選挙が確実になった。
前回2012年衆院選から続く2人の戦いは、井上氏を支援する麻生太郎財務相と、自らの秘書だった新開氏を推す古賀誠元自民幹事長の「代理戦争」と言われてきた。県連は前回、1区の公認候補に新開氏を申請したが党本部は公示5日前に井上氏に差し替えた。県連は今回も調整できず、党本部に判断を委ねていた。
古賀元幹事長は17日、新開氏の国政報告会で「新開先生と心中してでも一緒にいばらの道を選択せざるをえないかもしれない」と述べ、前回、比例単独に回った新開氏が1区で公認されなければ、無所属で立候補する可能性を示唆していた。【中山裕司、井本義親】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddh001010002000c.html
2014衆院選:市長選と「ダブル」愛知6、9区 汗・知恵、絞れ 公選法の制限に直面
毎日新聞 2014年11月29日 中部夕刊
来月2日公示の衆院選に先立って選挙区内で市長選がある愛知6区と9区の立候補予定者の陣営が、政治活動の制約に直面し、知恵比べに追われている。公示前に有権者にアピールする機会として利用される政党などの活動が、市長選の告示後は公職選挙法の規定でその市では限定されるからだ。【河部修志、花井武人】
衆院選の選挙運動は公示で解禁される。だが公示前、政党をアピールする街頭演説や宣伝車の使用、ビラ配りなどは比較的自由にできるため、前哨戦で活用される。一方で公選法は、市長選告示後に政治活動ができる団体を限定し、内容も「演説会2回」「宣伝車1台」などと細かく規定している。
市長選が30日に告示、12月7日に投開票される稲沢市は、愛知9区で有権者の約4分の1を占める最大の票田だ。衆院選に出馬する共産新人は、政党パンフレットの配布が制限され「痛い」と話す。党は市長選告示後、推薦予定の市長候補のミニ集会を増やしてもらい、応援弁士に加えることで浸透を図る考え。
自民前職の陣営も、市長選に立候補する現職の個人演説会で一緒に有権者の前に立つ作戦だ。ただし「市長選が終わった後に選挙ムードが低調になることが心配だ」と話す。
民主元職陣営は「制約を受ける中で戦術を考えなければ」と街頭演説などの日程調整に知恵を絞る。公示後の第一声は、当初予定した稲沢市の名鉄国府宮駅前を避ける方針という。
一方、市長選の投票日が30日に迫った犬山市は愛知6区の有権者の1割以上が住む。自民前職は市長選告示以降、現職候補の個人演説会で連日、応援弁士を務める。共産新人の陣営は「少ない時間で効率よく活動するだけ」と、告示前日の22日に党関係の宣伝車を市内に集中させた。愛知15区から「国替え」する民主元職の陣営は「制約は痛いが、泣き言を言っていられない」と、犬山市外の選挙区を走り回る作戦で臨む。
稲沢市選挙管理委員会は実質的なダブル選に大わらわだ。投開票事務に従事する職員は、市長選で約610人が必要で、続く衆院選では約950人態勢になるため、人員確保に追われている。「期日前投票で、市長選と衆院選の投票用紙を取り違えて投票しないか」との心配もあるという。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news1/20141129-OYT1T50041.html
急な解散で準備不足?各党の女性擁立数伸び悩み
2014年11月29日 14時20分
衆院選(12月2日公示、14日投開票)で、女性候補の擁立が伸び悩んでいる。
読売新聞の調べでは、28日現在で総数(1131人)の約16%にあたる184人にとどまっている。安倍首相が「女性の活躍」を掲げる自民党は1割に低迷し、一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」導入を訴える民主党も15%程度。各党は公示に向け、さらなる擁立を目指しているが、急な衆院解散で準備が整っていないというのが実情のようだ。
自民党は政権公約で、安倍政権の看板政策である「女性活躍推進」を重点政策に挙げ、「『社会のあらゆる分野で、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度にする』という目標の確実な実現」を明記した。しかし、候補予定者342人のうち、女性は36人(小選挙区22人、比例選単独14人)にとどまっている。
2012年の前回選で大勝した自民党は今回、小選挙区295の大半の候補予定者が前議員で埋まっており、新たに女性を擁立する枠が少ないという事情がある。急な解散で人材を発掘する時間もなく、谷垣幹事長は28日の報道各社のインタビューで、女性候補の擁立について、「無理に短期にやろうとしても必ずしも成果が出るわけではない。日頃から育てていく努力をしないとなかなかうまくいかない」と語った。
それでも首相(党総裁)は解散後、党幹部に対し、「比例選に女性候補を積極的に擁立するように」との指示を出しており、公示ぎりぎりまで比例選での女性擁立に力を注ぐ方針だ。
民主党は、政権時代に閣議決定した第3次男女共同参画基本計画で、「クオータ制」の検討を各政党に求めた経緯がある。海江田代表は今年10月の段階で、「次の選挙にぜひ実現したい」とクオータ制導入に意欲を示していた。
ところが、予期せぬ解散で準備が間に合わず、断念せざるを得なかった。海江田氏は28日、さいたま市で記者団に対し、「本当は30%を目指さなければいけないが、まだ擁立作業途上で、もう少し増やすつもりだ」と述べるにとどめた。
維新の党の女性候補予定者数は9人で全体の11%。候補者の擁立作業そのものが遅れており、党幹部は「候補者自体が足りないのに、女性にこだわってはいられない」と打ち明ける。
2014年11月29日 14時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>>1314>>1676
>民主党本部で行われた会議で、府連側は「4区と7区でも公認申請を認めてほしい」と、党本部の岡田克也代表代行に求めたが
大阪4区は吉田治でしょうね(→無所属出馬へ)
大阪7区は誰を想定してたんですかね?前回落選の藤村修は引退したもんな
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http://minsyu.jp/profile/le_syuuin.html
あと、府連のHPみると吉田治は府連推薦で出馬ですね
池田真紀@北海道2 後藤田弥生@神奈川5と同じになりそうです
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>>1677
>香川3区の社民候補は、平成24年の前回、自民党前職の大野敬太郎氏(46)に敗れた。しかし、選挙区で唯一議席を確保した沖縄2区を除き、最も高い惜敗率を記録。「戦える選挙区だ」(県連)と位置づけられている。
いや惜敗率50%なんですけ・・・
香川3区 (選管確定) 得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 肩書・経歴 重複
当選 85,463(62.7%) 大野 敬太郎 44 自 民(公) 新 1 (元)衆院議員秘書 ○
42,907(31.5%) 米田晴彦 54 社 民新 党県副代表 ○
7,888(5.8%) 藤田均し 52 共 産新 党県委員
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/130403
派閥の意地 自民分裂へ 福岡1区 新開氏 無所属で出馬意向 有権者不在の全面衝突
2014年12月01日(最終更新 2014年12月01日 03時00分)
衆院選福岡1区をめぐる自民党の公認問題で、同党前職の新開裕司氏(46)=比例九州=は30日、無所属で立候補する意向を固めた。1区前職の井上貴博氏(52)も再選を目指しており、自民前職同士が戦う分裂選挙の公算が大きくなった。党本部は両氏とも公認せず、推薦とすることなどを検討している。
新開氏はこの日、西日本新聞の取材に対し「(選挙区から)立候補する腹を固めた」と述べた。井上氏も「党本部の決定に従う。無所属でも戦う」と話した。前回衆院選で同党福岡県連は新開氏公認の方針を伝えたが、公示直前に党本部が井上氏を公認し、新開氏は比例に回った。
1区にはほかに、民主党元職の山本剛正氏(42)、共産党新人の比江嶋俊和氏(67)、諸派新人の明石健太郎氏(42)、無所属新人の金出公子氏(67)が立候補を予定している。
自民党の衆院選福岡1区をめぐる公認問題は30日、ヤマ場を迎えた。2年前の前回、比例に回った前職の新開裕司が小選挙区で出馬の意向を表明。前職の井上貴博も受けて立つ構えを見せ、自民分裂が濃厚となった。井上は副総理麻生太郎の派閥に身を置き、新開は元幹事長古賀誠がかつて率いた派閥所属。公示直前の攻防の裏で、政界の大物2人が意地をぶつけ合った。
11月30日昼すぎ。「自民党同士で戦ってほしくない。あと数時間頑張ってみる」。調整に当たる党選対関係者は、こう漏らした。
公示まで残り2日。小選挙区での出馬か、比例上位への処遇を求めて譲らない新開。旧古賀派を引き継いだ派閥領袖(りょうしゅう)で外相の岸田文雄も週末、決裂回避へ何度も電話を鳴らした。新開はしかし、首を縦に振らない。
「生まれ育った博多で政治を語りたい」。新開は福岡市内の事務所で同夜、選挙区出馬を最終決断した。
攻防は、衆院解散前から熱を帯びた。17日、同市内で開かれた新開の国政報告会。古賀は壇上で「一緒にいばらの道を選択せざるを得ないかもしれない」と援護射撃した。
井上も引かない。1区は民主党の元環境相松本龍が小選挙区制導入から連続5期当選。前回、松本を下した井上にすれば「(民主の)牙城を崩したのは自分だ」。2年前は麻生の後ろ盾もあり、「新開公認」の県連方針が党本部で覆った。今回も手応えがあった。
「分裂選挙はさせられない」(県連幹部)。24日、県連は結論を出せぬまま、党本部にげたを預けた。
だが、事態は動かない。党側から新開を比例とする案を示された岸田は「当選できる順位でなければのめない」。県連幹部は、新開の意向確認に追われた。2年前の公認問題に関わったベテランは「古賀の存在があり、党本部は動けない」。
麻生周辺は、2人が無所属で戦う主戦論をぶち上げた。「決着をつければ相手に次のチャンスはない」(井上周辺)。井上事務所は急きょ、「無所属」と印刷されたシールを発注した。
前回、党総裁として井上公認の裁定を下した首相安倍晋三も29日、周辺にこう伝えるしかなかった。「無所属で勝負して、はっきりすればいい」
12月1日、麻生は井上事務所を激励に訪れる。古賀周辺も「選挙になれば古賀軍団を1区に入れる」と息巻く。有権者不在の分裂劇。党公認の候補不在のまま、安倍政権2年の審判を仰ぐ選挙戦を迎えそうだ。 =敬称略
=2014/12/01付 西日本新聞朝刊=
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>>1574-1575
この様な構図の選挙区も良くあったけどどの程度取れるのかってのは今回の注目点。
ただ露木は本来民主に擁立して欲しかったリベラルな候補。知らなかったか忘れたかしてるけど12年出てたんですねぇ〜。
35 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/21(金) 01:06:25.65 ID:iE7FQX4O
17区は接戦じゃないか?
38 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/11/21(金) 19:36:35.17 ID:t4HEiC/l
>35
「(井上・露木の)98000票あまりが宙に浮いている」と言えば、民主にとって何となく魅力的な状況に見えなくもないが、残念ながら井上票は隠れ自民票みたいなものだろ。
露木票のほぼ全てと井上票の6割程度をまとめなければならないのは、ちょいと無理ゲーだと思われ。
民主が勝てる可能性があるのは、自民に地すべりが起こらない限りは9区の笠と精々16区の後藤くらいだと思う。
(あと、浅尾や阿部が最終的に民主入りするかどうかという問題も残されているが・・・)
2012年総選挙
神奈川17区 (選管確定)
当選 98,019(38.8%) 牧島 かれん 36 自民=公明 新1 大学客員教授 [比]
54,337(21.5%) 井上 義行http://www.inoue-yoshiyuki.com/profile.html 49 みんな=維新 新 (元)首相秘書官(安倍)→みんなの党参院比例 [比]
46,654(18.4%) 神山 洋介 37 民主=国民 前 (元)松下政経塾生 [比]
44,013(17.4%) 露木 順一http://junwind.net/ 57 未来=大地 新 党県代表代行・96年総選挙無所属出馬落選・(元)開成町長(2世)・(元)NHK記者 [比]
9,848(3.9%) 横田 英司 55 共産 新 党県委員
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埼玉ニュース
2014衆院選各小選挙区情勢
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014112702100011.html
衆院選は十二月二日に公示される。決戦への準備が慌ただしく進む中、各小選挙区の情勢を紹介する。
◆<1区>村井、武正の接戦か
◆さいたま市見沼・浦和・緑・岩槻区
村井英樹34 党青年局次長 自前<1>
武正公一53 (元)財務副大臣 民<前><5>
松村敏夫40 党県委員 共新
松本翔29 農業 社新
前回は村井が小選挙区を制して初当選し、村井に敗れた武正は比例復活で五選を果たした。今回もこの二人の接戦になりそうだ。
前回はみんな新人を含む五人が出馬したが、今回はみんなを除く四人の争いになる見通し。村井陣営は「今回は非自民票が分散しないだろう」と危機感を強める。武正は駅頭やミニ集会で安倍政権への批判を強め、幅広い層の支持を呼び掛けている。県内唯一の社民候補となる松本は党一丸の支援を受ける。松村は「消費税増税反対」「脱原発」など党の政策を訴える。
◆<2区>維新新人3区から転出
◆川口市
新藤義孝56 (元)総務相 自前<5>
谷古宇勘司63 (元)県議長 維新
奥田智子45 (元)県議 共新
元総務相で自民県連会長の新藤に、「対自民」による野党共闘で急きょ2区での立候補が決まった谷古宇と、元県議の奥田が挑む。過去六回は新藤と民主元職の石田勝之が激しく争ったが、前回落選した石田は政界から引退。民主は独自候補の擁立を見送った。
六選を目指す新藤は「前回ほどの追い風は期待できない」と気を引き締める。草加市が地盤の谷古宇は前回に続き地元3区からの出馬を表明していたが、民主とのすみ分けで2区に転出する。奥田は二月の県議補選で初当選したばかりだが、県議を辞職して出馬する。消費税増税中止や脱原発などを訴える。
◆<3区>黄川田と細川争い再び
◆草加・越谷市
黄川田仁志44 党青年局次長 自前<1>
細川律夫71 (元)厚生労働相 民元<7>
宮川雅之39 (元)越谷市議 共新
自民県連の公募で選ばれ前回初当選を果たした黄川田と、議席奪還を目指す元厚生労働相の細川の争いが軸になる。
黄川田はこの二年間、地域行事などに小まめに足を運んで知名度アップに注力。「前回のような(民主の)敵失はない」と気を引き締める。通算七期の実績を誇る細川は前回落選後に「後継者にバトンを渡す時期」と政界引退を考えたが、党幹部から要請を受け出馬を決断した。
元越谷市議の宮川は国政初挑戦。比例票上積みも視野に入れる。
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◆<4区>維新票の行方がカギ
◆朝霞・志木・和光・新座市
豊田真由子40 (元)厚労省職員 自前<1>
神風英男53 (元)防衛政務官 民元<3>
桜井晴子58 (元)志木市議 共新
再選を目指す豊田に、返り咲きを狙う神風と、四度目の立候補となる桜井が挑む。
民主と維新の候補者調整の結果、前回4区から出馬した維新新人の青柳仁士が今回は9区(飯能、狭山市など)から立候補することに。青柳が前回得た約四万六千票の行方が当落の鍵を握りそうだ。
豊田と神風の前回の票差は約一万八千。豊田陣営は「今回は厳しい戦いになる」と危機感を抱き、神風陣営も「すべての票が流れてくるわけではない」と激戦を覚悟する。元志木市議の桜井は消費税増税反対などを訴えて支持拡大を図る。
◆<5区>枝野、牧原の激戦に
◆さいたま市西・北・大宮・中央区
牧原秀樹43 (元)環境政務官 自<前><2>
枝野幸男50 党幹事長 民前<7>
山本悠子62 党地区委員 共新
八選を目指すベテラン枝野に、牧原が四度目の戦いを挑む。
牧原は前回、自民への追い風を受けて枝野に九千四百票差にまで迫ったが、小選挙区では敗北。比例復活で二期目の当選を果たした。だが「今回はより厳しい」と陣営幹部。子育て支援など身近な政策を訴え無党派層の取り込みを図る。
枝野は党幹事長として迎える初の衆院選。抜群の知名度を誇るが、選挙期間中は党候補者の応援で全国を飛び回るため、自身の選挙区にはほとんど入れないという。「今回は風向きが読めない」と気をもむ。山本は消費税増税中止や集団的自衛権の行使容認反対を主張し、支持拡大を目指す。
◆<6区>中根・大島、対決4回目
◆鴻巣(旧鴻巣市、旧吹上町)・上尾・桶川・北本市、伊奈町
中根一幸45 外務政務官 自前<2>
大島敦57 (元)内閣府副大臣 民<前><5>
戸口佐一64 党地区常任委員 共新
前回は中根が小選挙区を制して二期目の当選を果たしたが、次点の大島とはわずか百九十八票差。今回で四回目となる二人の対決はさらに激しくなりそうだ。
中根は主要事務所を鴻巣市から大票田の上尾市内に移転し、支持拡大を図っている。前回は比例で復活当選した大島は六選を目指し、労働組合などの組織票固めに力を入れる。
二度目の挑戦となる戸口は消費税増税の中止などを訴える。
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◆<7区>自民VS復党の小宮山
◆川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)
神山佐市60 (元)県議(富士見市) 自前<1>
小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>
根本千裕55 (元)会社員 次新
長沼チネ64 党地区委員長 共新
前回、小選挙区を制して初当選した神山に、生活から民主へ復党した小宮山が挑む。富士見市出身の神山は川越市での得票がかぎ。「この二年間で浸透している実感がある」と語り、前回の八万票弱から二万票以上の上積みを目指す。
前回、維新新人に次ぐ三位の得票で比例復活した小宮山は今回、民主票と維新に流れた無党派票を狙うが、陣営は「政党が変わったことへの疑問の声もあり、楽観できない」と引き締めを図る。
長沼は「安倍政権の暴走、特に戦争をする国づくりを止めたい」と訴える。根本は「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。
◆<8区>自民前職に2人挑戦
◆所沢・ふじみ野市(旧大井町)、三芳町
柴山昌彦48 (元)総務副大臣 自前<4>
小野塚勝俊42 (元)財金委理事 民元<1>
辻源巳43 党地区委員長 共新
五選を目指す柴山と議席奪還を狙う小野塚、三度目の挑戦となる辻の争い。維新元職の並木正芳は前回立候補した8区での公認が決まっていたが、民主との調整で維新の比例単独に転出することになった。
並木はかつて自民党員だったため柴山陣営は「『並木票』はそのまま民主には行かない」と分析しつつも警戒感を強める。前回は柴山に四万近い票差を付けられた小野塚は「民主と自民、共産の構図となり、戦いやすくなった」と、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の批判などを展開している。
辻は消費税増税中止や脱原発などを訴える。
◆<9区>維新新人 選挙区替え
◆飯能・狭山・入間・日高市、毛呂山・越生町
大塚拓41 法務政務官 自前<2>
青柳仁士36 (元)国連職員 維新
広森すみ子66 狭山市議 共新
三選を目指す大塚に、青柳、広森の新人二人が挑む。民主党本部は今月十一日、公認候補として新人の男性を内定したと発表したが、男性はその後に立候補を辞退。民主と維新の調整の結果、4区(新座、朝霞市など)に出馬予定だった青柳が選挙区を変えて出馬することになった。
大塚陣営は、両党の共闘について「どう影響するかは未知数」として引き締めを図り、支持者固めに力を注ぐ。青柳は、維新や民主の元衆院議員らの支援を受け、浸透を図る。
狭山市議八期目の広森は今回が初挑戦。「安倍政権の暴走阻止」、消費税増税中止などを訴える。
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◆<10区>1強と維新、共産対決
◆東松山・坂戸・鶴ケ島市、比企郡
山口泰明66 (元)内閣府副大臣 自前<5>
坂本祐之輔59 党県代表 維<前><1>
石井祐一63 党地区委員 共新
前回、圧勝で返り咲いた山口に坂本、石井の二人が挑む。前回10区に出馬した生活元職の松崎哲久は比例単独に回り、民主は独自候補の擁立を見送る。
六選を目指す山口は三市七町の後援会を中心に組織選挙で臨む。「二月の豪雪被害でもいち早く国に支援要請した」と地元への貢献をアピールする。元東松山市長で前回は比例復活で初当選した坂本は「当時は維新への追い風があったが、今回はまったくの無風」と自覚するが、「非自民」票の取り込みを期待する。
初挑戦の石井は「山口さんとのがっぷり四つに持ち込みたい」と、自民対共産の演出を狙う。
◆<11区>自民系の2人激突
◆熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡
今野智博39 党青年局次長 自<前><1>
柴岡祐真30 党准中央委員 共新
小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>
小泉と今野の自民系二人が再び激突する。民主は、過去二回に続いて独自候補の擁立を見送る。
郵政民営化に反対し二〇〇五年に自民を離党した小泉は、四回続けて無所属での出馬となる。強固な後援会組織を武器に五選を狙う。自民県連の公募で選ばれた今野は前回、小泉にダブルスコアの票差を付けられたが、比例復活で初当選を果たした。この二年間に市町村単位で築いた党組織を軸に再選を目指す。
二度目の挑戦となる柴岡は反自民の姿勢を強調し、野党票固めを狙う。
◆<12区>地域間対立が激化
◆熊谷(旧熊谷市、旧大里・妻沼町)・行田・加須・羽生・鴻巣市(旧川里町)
野中厚38 (元)県議 自前<1>
本多平直49 (元)経産政務官 民元<2>
鈴木千賀子59 (元)北川辺町議 共新
森田俊和40 (元)県議 次新
加須市が地元の野中と、熊谷市が地盤の森田との地域間の綱引きが激化している。前回にみんな公認で出馬した元行田市議が今回は出馬せず、行田市の票の行方にも注目が集まる。
野中、森田はともに元県議で自民会派に所属していた。森田は前回は自民の公認争いで野中に敗れ、無所属で出馬したが落選。次世代公認で挑む今回も、保守系熊谷市議らの支援を受ける。野中は精力的な支持者回りで票固めを図る。
本多は街頭演説などで安倍政権の経済政策の問題点などを訴え、返り咲きを狙う。九年ぶりの立候補となる鈴木は、消費税増税中止などを訴える。
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>>1689-1693
◆<13区>民主は「空白区」回避
◆春日部(旧春日部市)・久喜(旧久喜市、 旧菖蒲町)・蓮田・白岡市、宮代町
土屋品子62 (元)厚労副大臣 自前<5>
山内康一41 (元)みんなの党役員 民<前><3>
中村匡志37 法務翻訳業 次新
秋山文和67 (元)春日部市議 共新
前回返り咲いた土屋に三人が挑む。民主は候補者擁立を断念する見通しだったが、みんなの党解体に伴い民主入りした山内の擁立を急きょ決めた。
土屋は厚生労働副大臣の職務や党務のため地元入りが激減したが、「緊張感を持って選挙戦に臨む」と気を引き締める。
福岡県出身の山内は、埼玉の小選挙区への出馬は初めて。「(街頭演説中心の)空中戦になるのはやむを得ない」と話し、「穏健な中道勢力の結集」を訴える。前回は旧日本維新の会公認で出馬した中村は次世代で再挑戦する。秋山は春日部市議を三十一年間務めた知名度を生かし、非自民票の受け皿をアピールする。
◆<14区>三ツ林と鈴木の激戦
◆春日部(旧庄和町)・久喜(旧栗橋・鷲宮町)・八潮・三郷・幸手・吉川市、杉戸・松伏町
三ツ林裕巳59 内科医 自前<1>
鈴木義弘52 (元)経産委理事 維<前><1>
苗村光雄58 党県委員 共新
自民、維新、共産の三つどもえ。ともに前職の三ツ林と鈴木の激戦になりそうだ。民主は候補擁立を見送り、前回の民主候補が獲得した約四万二千票の行方が注目される。
選挙区が南北に長い地域にわたるのが特徴。前回小選挙区を制した三ツ林は北部の幸手市が地盤。この二年間で後援会組織を拡充し、南部での駅立ちなどにも力を入れてきた。元県議の鈴木は三郷市を中心とする南部が地盤で、前回は比例復活で初当選した。北部での票の上乗せを狙う。
四度目の挑戦となる苗村は民主、自民の支持層への食い込みを図り、前回得票の上積みを目指す。
◆<15区>田中と高山、4度目対決
◆さいたま市桜・南区、蕨・戸田市
田中良生51 (元)経産政務官 自前<2>
高山智司44 (元)環境政務官 民元<3>
田村勉66 党県委員 共新
三選を目指す田中と、返り咲きを狙う高山の四度目の対決が軸。前々回は高山、前回は田中が、それぞれ大差をつけて圧勝した。「埼玉都民」が多い都市部だけに、無党派層の取り込みが勝敗を左右する。
第二次安倍政権で経済産業政務官を務めた田中は「(安倍首相の経済政策の)『アベノミクス』を前に進める」とアピールする。民主政権時代に環境政務官などを務めた高山は、地域の集会に数多く足を運び「社会保障の充実を実現させる」と訴えている。
田村は消費税増税の中止や脱原発などを訴える。
※敬称略
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>>1475
>三郷市長が前回選対本部長だったのに今回降りてるのが大きい
これはすっかり忘れてたけどこういうことか。
地域対立があるから保守系に基盤があるし,今回は民主もいないしいけそうだ。
立場上政権与党候補の対立候補の選対本部長に市長はつきにくいわな。
2012
埼玉14区 (選管確定)
当選 84,263(37.9%) 三ツ林 裕巳 57 自民=公明 新 1 内科医師 [比]
比当 71,949(32.4%) 鈴木 義弘 50 維新=みんな 新1 (元)県議(自民・4期) [比]
42,655(19.2%) 中野 譲 45 民主=国民 前 (元)外務政務官 [比]
20,190(9.1%) 苗村 光雄 56 共産 新 党地区副委員長
3,161(1.4%) 大塚 克雄 65 無所属 新 ビル管理会社員
選挙:衆院選・埼玉14区 自民三郷支部が「反旗」 地元県議擁立の動き /埼玉
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/1832
次期衆院選で埼玉14区(幸手、三郷、吉川、八潮市など)の候補者擁立をめぐり、自民党県連の方針に同党三郷支部が「反旗」を翻している。県連が日大医学部教授の三ツ林裕巳氏(56)を公認候補と決めたのに対し、三郷支部側が地元選出の鈴木義弘県議(49)=自民・4期=擁立の動きを進めているためだ。
県連は10年12月に同区の次期衆院選候補者を公募し、両氏らが応じた。選考の結果、三ツ林氏の擁立を決め、昨年3月に党本部としての公認が了承された。
しかし、三郷支部は今月2日、鈴木県議の擁立を正式決定。木津雅晟三郷市長が発起人となって政治活動を行う確認団体「日本元気再生会議」の設立総会を27日に開くなど活動を本格化させている。背景には三郷、八潮市など14区の南部地区からの候補者待望論があるとみられる。
毎日新聞の取材に対し、鈴木県議は「4期13年、県議を務めたが、地方議会の限界を感じる。国政の場で日本と地域の再生に挑戦したい」と話している。【飯嶋英好、西田真季子】
。
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マジか!?
834 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/12/01(月) 09:45:11.94 ID:NYXkLU3Z
zoomcar63 (ズームカー)
維新・小沢鋭人氏 比例近畿単独1位 山梨1区回避の方針
松井氏は、小沢氏について、他党との交渉役として国政に残すため山梨1区の選挙事情を踏まえ変更すると説明。
(産経2014.12.01朝刊より)
12月1日 8時15分 Twitter Web Clientから
http://twitter.com/zoomcar63/status/539195949755535360
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>>1655>>1362
石津氏は出る決心をしたが正式決定には至っていないと云う事は,石津氏の周辺に反対があるのか,維新が難色を示しているのか?
民・維が2区で共闘模索=茨城【衆院選情勢】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014113000484
1区は自民の前職田所に対し、前回落選の民主福島が返り咲きを誓う。2区では強固な地盤を背景に11選を目指す自民額賀を相手に、民主が維新との統一候補擁立を模索している。3区では4選を狙う自民葉梨と維新元職石井の争いが軸。
4区は自民の前職梶山と民主の元職高野が4度目の対決。5区は前回、民主で唯一議席を死守した大畠が比例復活した自民石川を迎え撃つ。自民丹羽が12選を目指す6区では、丹羽の秘書を経験した民主の新人青山が「師弟対決」に臨む。7区は固定的な支持層を持ち13選を期す無所属中村に、前回比例復活の自民永岡が挑む。(2014/11/30-18:11)
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>>1695
これ思いきりましたね
時事通信でも出ています
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>>1695>>1697
探してきました。
輿石とガチ=橋下の維新と合致なんでしょうね〜。
江田や松野に任せておくと連合とどんどん協力しかねないし。。
維新・小沢氏は比例近畿1位【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120100336
維新の党は衆院選に山梨1区から出馬を予定していた小沢鋭仁国会議員団幹事長を、比例代表近畿ブロックに転出させ、名簿単独1位で処遇することを決めた。関係者が1日、明らかにした。 (2014/12/01-12:16)
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比例北海道で「支持政党なし」という強烈な名前の政党が出てきます。
調べてみると,あ,懐かしい人が。。。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120100587
次世代、3人を追加公認【14衆院選】
次世代の党は1日、衆院選の公認候補3人を追加発表した。また、群馬1区から立候補する予定だった上野宏史氏が無所属で出馬する意向を示したため、公認を取り消した。これにより、同党候補は計47人となった。追加候補は次の通り。(敬称略、新=新人)
〔選挙区〕
【兵庫】3区 和田有一朗=新
〔比例代表〕
【東海】今井良博=新
【四国】椙山三也=新(2014/12/01-16:13)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141201-00000029-at_s-l22
維新・鈴木氏 比例九州転出へ
維新の党の前職鈴木望氏(65)が衆院選(2日公示―14日投開票)比例代表九州ブロックの同党単独候補として出馬する方向で調整していることが1日、分かった。名簿搭載順位について最終調整をしている。
鈴木氏は静岡新聞社の取材に「党の方針には従う。比例票掘り起こしのために全力を尽くす。国会に戻れば本県の議員として活動していきたい」と答えた。
鈴木氏は衆院静岡3区で立候補を検討していたが、11月22日に候補者を民主党の元職小山展弘氏(38)に一本化し、自身は比例単独候補に回る方向で合意していた。
鈴木氏は2012年の衆院選で日本維新の会=当時=から出馬し、比例復活で初当選。同会県総支部代表を務めた。
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>>1701
小沢@山梨→近畿に続き維新はここまでやってくれてんだから民主は牧野聖修@静岡1区を熊本2区あたりに,川内@鹿児島1区を鹿児島2区辺りに飛ばそうYO(;´Д`)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120100828
衆院福島5区に吉野氏=兵庫と福岡で公認見送り−自民【14衆院選】
自民党は1日、候補者調整が難航していた衆院福島5区について前職の吉野正芳氏の公認を決めた。兵庫12区と福岡1区については、ともに公認候補を擁立しないことを決定した。これにより、自民党の選挙区候補擁立作業は完了し、候補者は計283人となった。
吉野氏は福島5区を地盤とするものの、2012年の衆院選では比例代表中国ブロックの単独候補となっていた。前回同区で当選した前職の坂本剛二氏は比例近畿ブロックに回り、名簿登載順位は選挙区との重複立候補者より下の40位に決まった。
兵庫12区では、党県連が公認を求めた新人の戸井田真太郎氏と、党内の一部に推す声があった元民主党所属の前職、山口壮氏がそれぞれ無所属で出馬する見通し。
福岡1区でも、前回選挙区で勝利した前職の井上貴博氏と、比例単独候補として九州ブロックで当選した新開裕司氏が公認を争ったが調整が付かず、両氏とも無所属で立候補することになった。茂木敏充選対委員長はこの後、福岡1区については、勝利した方を選挙後に追加公認する考えを記者団に示した。(2014/12/01-20:19)
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坂本40位か!
しかも近畿。
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近畿の40位でも当選出来ると言う魂胆なんでしょうね
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120100600
自民62人を追加推薦=公明【14衆院選】
公明党は1日の持ち回り中央幹事会で、衆院選の自民党公認候補62人を第2次の推薦対象に決めた。これにより、自民党の推薦候補は計254人となった。
中央幹事会では、熊本4区から次世代の党公認で出馬する前職の園田博之氏の推薦も決定。また、公明党の比例代表単独候補として九州ブロックに新人の中山英一氏の擁立を決定した。
推薦対象の自民党候補は次の通り。(敬称略、前=前職、新=新人)
岩手3区 橋本英教=前▽4区 藤原崇=前▽山形1区 遠藤利明=前▽2区 鈴木憲和=前▽3区 加藤鮎子=新▽福島1区 亀岡偉民=前▽3区 上杉謙太郎=新▽茨城3区 葉梨康弘=前▽埼玉3区 黄川田仁志=前▽6区 中根一幸=前▽9区 大塚拓=前▽千葉1区 門山宏哲=前▽2区 小林鷹之=前▽4区 木村哲也=新▽5区 薗浦健太郎=前▽13区 白須賀貴樹=前▽東京1区 山田美樹=前▽3区 石原宏高=前▽4区 平将明=前▽5区 若宮健嗣=前▽14区 松島みどり=前▽19区 松本洋平=前▽21区 小田原潔=前▽22区 伊藤達也=前▽神奈川7区 鈴木馨祐=前▽14区 赤間二郎=前▽18区 山際大志郎=前▽富山1区 田畑裕明=前▽2区 宮腰光寛=前▽3区 橘慶一郎=前▽石川1区 馳浩=前▽2区 佐々木紀=前▽3区 北村茂男=前▽山梨1区 宮川典子=前▽2区 堀内詔子=前▽長野3区 木内均=前
▽静岡3区 宮沢博行=前▽愛知3区 池田佳隆=前▽4区 工藤彰三=前▽6区 丹羽秀樹=前▽12区 青山周平=前▽京都2区 上中康司=新▽3区 宮崎謙介=前▽4区 田中英之=前▽6区 安藤裕=前▽大阪1区 大西宏幸=新▽18区 神谷昇=新▽奈良2区 高市早苗=前▽4区 田野瀬太道=前▽岡山2区 山下貴司=前▽3区 阿部俊子=前▽4区 橋本岳=前▽広島2区 平口洋=前▽3区 河井克行=前▽7区 小林史明=前▽香川1区 平井卓也=前▽2区 瀬戸隆一=前▽3区 大野敬太郎=前▽福岡5区 原田義昭=前▽沖縄2区 宮崎政久=前▽3区 比嘉奈津美=前▽4区 西銘恒三郎=前(2014/12/01-16:25)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120100831
維新、比例名簿を発表=近畿1位に小沢氏【14衆院選】
維新の党は1日、衆院選の比例代表候補の名簿登載順位を発表した。山梨1区から出馬予定だった小沢鋭仁国会議員団幹事長を近畿ブロックの単独1位で処遇。その他のブロックは、小選挙区との重複候補者を1位で並べた。神奈川8区から立候補する江田憲司共同代表は重複を辞退した。
また、埼玉2区で公認していた谷古宇勘司氏が出馬を取りやめた。維新の公認候補は小選挙区77人、比例単独7人の計84人となった。
比例名簿の登載順位は次の通り。(丸囲み数字は順位。同一順位の重複立候補者名は省略。前=前職、元=元職、新=新人。敬称略)
【北海道=3人】(1)重複候補2人(3)大竹智和(新)
【東北=5人】(1)重複候補5人
【北関東=6人】(1)重複候補5人(6)並木正芳(元)
【南関東=10人】(1)重複候補10人
【東京=7人】(1)重複候補7人
【北陸信越=5人】(1)重複候補4人(5)近江屋信広(元)
【東海=7人】(1)重複候補6人(7)佐藤暁(新)
【近畿=28人】(1)小沢鋭仁(前)(2)重複候補27人
【中国=3人】(1)重複候補3人
【四国=3人】(1)重複候補2人(3)喜多義典(新)
【九州=6人】(1)重複候補5人(6)鈴木望(前)(2014/12/01-20:24)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddh041010005000c.html
衆院選:愛知3区 減税、新人の増田氏擁立
毎日新聞 2014年12月01日 中部夕刊
2日公示の衆院選愛知3区(名古屋市昭和区など)に1日、新人の増田成美氏(41)が、地域政党「減税日本」(代表・河村たかし名古屋市長)の公認候補として立候補すると表明した。増田氏は「弱い者を助ける減税日本の思いを広げたい」と語った。同党による衆院選への候補者擁立は2人目。
建設会社社長の増田氏は2012年の前回選で、愛知8区(愛知県半田市など)から日本未来の党(当時)公認で出馬し、落選した。
愛知3区には他に、自民前職の池田佳隆氏(48)▽民主前職の近藤昭一氏(56)▽共産新人の石川寿氏(49)−−が立候補を予定し、増田氏が4人目となる。【岡大介】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddp041010006000c.html
民意どこへ:2014衆院選 九州・沖縄・山口41小選挙区、民主擁立17どまり 「勝算」見えず…熊本・沖縄ゼロ
毎日新聞 2014年12月01日 西部朝刊
2日に公示が迫った衆院選で、九州・沖縄・山口の全41小選挙区のうち民主党の候補者が決まったのが17選挙区にとどまっている。党勢の立て直しが間に合わない中での急な解散で擁立作業が難航し、熊本、沖縄では全県で1人も立てられない異常事態に。苦し紛れに離党者や“造反組”を公認するケースもある。【松田栄二郎、佐藤敬一、杣谷健太】
「安倍政権をおかしいと思う有権者に選択肢を示せず、申し訳ない」。11月25日、熊本県連の選対会議を終えた鎌田聡代表は、報道陣を前に厳しい表情を浮かべた。国政選挙で1人も擁立できないのは、1998年の県連発足以降初めてだ。
前回は5選挙区で3人の新人を立てたが全敗。昨年の参院選で現職が落選し、県選出の国会議員はゼロになった。急転直下の解散で迎えた今回は、2区と3区で擁立を目指し元参院議員ら複数に打診したが断られた。
交渉が不調に終わった理由について、鎌田代表は「準備が整わない中で勝算を見いだすのは厳しかった」と説明。選挙戦では1区の維新前職と5区の社民新人を「野党共闘」で支援していく方針だ。
沖縄県連も30日、独自候補を模索していた1区での擁立を断念した。自民、共産公認候補に加え、維新公認の候補も出馬する見通しとなり「反自民の野党同士がぶつかり合うことは望ましくない」(花城正樹代表)と判断した。
2区は社民、3区は生活の公認候補を支援する。4区も連合沖縄から無所属候補の支援を求められており、1区を断念したことにより全県で候補者を立てないことが決まった。
◇離党・造反組も「昔の名前」で
◆福岡5区
「ご心配、ご迷惑をおかけしてまいりましたが、こうして多大なる温情をいただいたからには、できる恩返しは選挙区で勝つことだと思っています」。28日に福岡市内のホテルであった連合福岡の集会で、福岡5区の民主元職、楠田大蔵氏(39)があいさつした。
28歳の初挑戦から3期務めたが、前回衆院選で落選。「一人の政治活動家として自分を見つめ直したかった」と、昨年12月に離党届を出した。
ところが解散風が吹き始めた11月上旬、党幹部から手紙で「39歳で3期務めた将来性は党にとって必須の人材」と復党要請が届いた。福岡県連内に「唐突だ」といった声も出たが、解散翌日の22日に復党が認められた。事務所の態勢も十分といえない中、候補のスケジュールも走りながら決まっていく状態だ。
◆鹿児島1区
鹿児島1区の民主元職、川内博史氏(53)に公認が内定したのは解散直前の18日だった。2012年の民主政権時代に提出された消費増税法案に反対。13年には参院選東京選挙区に出馬した無所属の山本太郎氏を応援し、民主候補は落選した。
鹿児島県連は川内氏から「党の方針に従う」という言質を取って昨年から公認申請していたが、党本部側のアレルギーは強く、一時は維新との野党共闘も模索。だが最終的に、当選5回の実績を誇る川内氏を擁立するほかないという結論に達した。
27日夜にあった事務所開きには、党副代表の神本美恵子参院議員が駆けつけ「正式公認」をアピールしたが、ぎりぎりの公認で事務所に掲示しているポスターにはまだ「民主党」の文字が入っていなかった。川内氏は「何が何でも勝たなければならない」と険しい表情で語った。
==============
◆民主党の候補者擁立状況
小選挙区数 今回の擁立数 前回の擁立数
山口 4 2 4
福岡 11 6 10
佐賀 2 2 2
長崎 4 3 3
熊本 5 0 3
大分 3 2 2
宮崎 3 1 2
鹿児島 5 1 3
沖縄 4 0 2
…………………………………………………
合計 41 17 31
※30日現在。佐賀は選挙区が前回比1減。前回は0勝31敗
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>>1705
そゆこと!?
中国九州のほうがまだ比例下位当選確率高そうだけど
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これ、いえてるなぁ
314 名前:無党派さん[] 投稿日:2014/12/01(月) 10:44:00.58 ID:4pN8eft0
>>304
そう普通にある程度の景気刺激策は必要ということが=アベノミクス支持となるから、
ややこしくなる。橋下がアベノミクスは間違って無いというのは単にある程度の
景気浮揚は必要というニュアンスに過ぎないのに、橋下は安倍政権寄りと誤解され、
民主党もアベノミクス叩きやることで経済成長に興味がないという印象を与えてしまう。
民主党でもある程度の景気刺激の必要性ぐらいは分かってるはずなんだが。
とにかくアベノミクスが中心にしてそこに賛否の対立軸が生み出される時点で
野党は負けなんだよな。橋下もアベノミクスという土俵ではわざわざ上るより
「消費税の前に無駄削減」という自分の土俵に安倍や海江田を上らせて戦うべきだろうな。
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http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141125011370004.html
2014衆院選【激戦の構図】
(1)1区・2区
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■1区(札幌市中央区・西区・南区)
自・民・共で同じ顔ぶれ
前回は衆院議長も務めた民主の横路孝弘氏が初めて敗れ、民主惨敗の象徴となった選挙区。今回は、自民、民主、共産が前回と同じ顔ぶれで戦いに臨む。
横路氏は衆院解散翌日の22日朝、札幌駅付近で街頭に立ち、「前回選挙の結果、自民党が何でもやり放題。こういう政治が続いていいのか。暴走を食い止めないといけない」と語気を強めた。
敗れた前回の票差は約6千。この時は維新、大地も候補を立て計9万票あまりを得ており、今回は両党の支持層の行方がカギを握る。横路氏は「配布しているビラを受け取る人の数が圧倒的に増えた。関心が示されていると思う」と手応えを口にする。
迎え撃つ自民の船橋利実氏。23日の事務所開きで「野党に対抗する案があるなら、示して欲しい。民主党が政権を握った3年間で経済をガタガタにして不安に陥れたことを思い出して欲しい」と訴えた。
前回は北見市選出の道議から立候補して初当選。知名度不足を懸念されたが、民主への逆風を味方につけた。「敵陣営は野党共闘。対抗するのは並大抵ではない」と警戒しながらも、「この2年間、できるだけ有権者のもとに出向き、現場の声を国政で実現する努力をしてきた。それを評価してもらうのであって、相手は関係ない」とも語る。
共産の野呂田博之氏は首相の解散表明後、いち早く地元の西区を中心に回る。消費増税、原発再稼働の反対などを訴え、支持拡大を図る。
(上山浩也)
*
■立候補予定者
船橋利実 54 自前(1) [元]道議
横路孝弘 73 民前(11) [元]衆院議長
野呂田博之 56 共新 党道委員
■2区(札幌市東区・北区)
松木氏参戦、波乱含み
自民の吉川貴盛氏と民主の三井辨雄氏が2003年衆院選から4回連続で対決してきたが、今回は一変した。三井氏が健康上の理由で立候補を辞退し、民主や維新など計5人が立候補の意向を示す。
自民の吉川氏は農水副大臣や党の環太平洋経済連携協定(TPP)対策委員会事務局長などを歴任。政権与党の実績をアピールする。24日に事務所開きをし、本格的にあいさつ回りや街頭演説を始める。
維新の松木謙公氏は過去4回の衆院選で12区から立候補していた。三井氏に地盤を譲る形で2区から12区に移った経緯もあり、今回、三井氏は松木氏を支援する考えだ。
しかし松木氏は民主党政権時代に菅内閣の不信任決議案に賛成して民主から除籍処分を受けているうえ、維新の政策は民主と隔たりがある。このため民主道連は22日、来春の札幌市議選に立候補予定だった社会福祉士の池田真紀氏を擁立することを決めた。松木氏の陣営は「このままでは票が割れて自民を利するだけだ」と危機感を抱く。
一方、維新が松木氏に公認を出したことで、前回衆院選に同党公認で2区に立候補し、比例区で復活当選した前職の高橋美穂氏の処遇は宙に浮いた形だ。高橋氏は「無所属で出ることは反党行為になる。2区を外れれば有権者を裏切ることになる。どうすればいいのか」と困惑している。
共産の金倉昌俊氏は消費税増税反対や社会保障の充実などを訴えている。
(光墨祥吾)
*
■立候補予定者
吉川貴盛 64 自前(4) [元]農水副大臣
池田真紀 42 民新 社会福祉士
松木謙公 55 維元(3) [元]農水政務官
金倉昌俊 40 共新 党准中央委員
高橋美穂 49 無前(1) 行政書士
◇
衆院選の公示が1週間後に迫った。道内12小選挙区すべてに前職がいる与党に対し野党も態勢を整えつつあり、顔ぶれがほぼ固まった。各区で事実上の選挙戦が始まっている。各小選挙区の戦いの構図を6回に分けて紹介する。
朝日新聞デジタルトップ地域トップ
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http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141126011370001.html
2014衆院選【激戦の構図】
(2)3区・4区
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■3区(札幌市白石区・豊平区・清田区)
自・民がつばぜり合い
2003年の衆院選以来4度にわたり、自民と民主の議席が選挙のたびに入れ替わってきた。両党とも2勝2敗、うち3回は敗者が比例区で復活当選。まさに互角の戦いが続いている。
再選をめざす自民・高木宏寿氏は、連日100軒近くの支持者を回る。道議の亡き父から引き継いだ地盤は豊平区。知名度が足りない白石区と清田区での浸透がカギだ。今回は追い風が期待できないとして、実力が浮き彫りになる正念場と位置づける。「憲法改正手続きを定めた国民投票法改正に尽力した実績を訴えていきたい」と話す。
民主・荒井聰氏は前回、自民の新顔相手に全国的な逆風に沈んだ。夏場に30の地域後援会を回り、外交官勤務の経験から憲法の平和主義の大切さを説いてきた。「自民党による『1党多弱』は政治の暴走を招く」と訴える。手応えは感じ始めているというが、「大義なき解散で投票率がどうなるか」と懸念する。
組織票固めに懸命な自民、民主の2人と対照的なのが前回に続く挑戦の維新・小和田康文氏。無党派層の「風」をつかもうと大型ショッピングモールなどで辻立ちをこなし、国会議員の定数3割削減による消費税増税凍結などを訴える。
国政初挑戦の共産・吉岡弘子氏は清田区で党の市政相談室長を務めた経験から「庶民軽視、大企業優先の政治に終止符を」と訴える。
前回、維新に次ぐ約3万票を得た新党大地は、独自候補の擁立を見送った。
(日比野容子)
*
■立候補予定者
高木宏寿 54 自前(1)[元]道議
荒井聰 68 民前(6)[元]国家戦略相
小和田康文 44 維新 行政書士
吉岡弘子 63 共新 党地区常任委員
■4区(札幌市手稲区・小樽市・後志地方)
雪辱狙う民主・鉢呂氏
大都市から農村、漁村まで様々な地域を含む選挙区。前回初当選を果たした自民の中村裕之氏に対し、ベテランの民主・鉢呂吉雄氏が雪辱を期す。
中村氏は25日、午前中に道農協政治連盟などを訪問、夜は小樽市内のホテルでパーティーに出席。直前の3連休にも各種行事に出席したほか、支持基盤となる各種団体を回った。「民主党のマニフェストへの批判があった前回に比べ、今回は自民党の解散時期をめぐる批判もあるだろう。前回よりは厳しい選挙になりそうだ」と中村氏は感触を語る。争点については「アベノミクスにイエスかノーか。効果は『まだら模様』かもしれないが、その正しさを強調していく」。
鉢呂氏は23日夕、JR小樽駅前のビルで事務所開き。25年前の89年、初めて衆院選(旧北海道3区)への立候補を表明したのも同じ11月23日だったという。
「あの時の自分は普通の市民。25年でアカがついたかもしれないし体もダメになったかもしれないが、25年前の初心にかえって、雑草のごとく、もう一度はい上がっていきたい」と、決意を表明した。選対委員長に就任した北教組の小関顕太郎委員長も「札幌市手稲区を回ったが、用意したチラシがすぐになくなった。前回はほとんど受け取ってもらえなかったから、今回は反応がいい」。
共産の酒井隆裕氏は若さを強調し、「2000年に児玉健次さんが当選して以来の北海道の議席獲得を」と、比例区との連動も訴えている。
(小西淳一)
*
■立候補予定者
中村裕之 53 自前(1)[元]道議
鉢呂吉雄 66 民元(7)[元]経産相
酒井隆裕 40 共新 党地区常任委員
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http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141127011370001.html
2014衆院選【激戦の構図】
(3)5区・6区
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■5区(札幌市厚別区江別市など)
自民ベテランに民・共挑む
12回目の当選を目指す自民の町村信孝氏に、前道議で民主道連幹事長の勝部賢志氏、共産道委員の鈴木龍次氏が挑む構図だ。
2年前の前回選挙で、町村氏は体調不良のためほとんど地元入りできなかったが後援会の支援と知名度、実績などで議席を守った。後援会幹部は「今回は体調に問題はない」と自信をみせる。来年4月に予定されている札幌市長選の立候補予定者の応援にも、頻繁に駆けつけている。
21日夜には札幌市内のホテルで報道陣に対して「総じてアベノミクスは順調にいっている。雇用、株価などが良くなっている」と安倍政権を評価し、今回の選挙では地方創生を改めて訴えていくと話した。
民主の勝部氏は道議3期目で国政選挙に初挑戦。地元の江別市などで知名度は高いが、有権者が多い札幌市厚別区や千歳市での浸透が課題だ。
20日夜に江別市で行われた立候補の記者会見で勝部氏は、町村氏について「経験豊富で知名度も抜群。胸を借りる思い。不可能を可能にする戦いだ」と語った。衆院選を「大義のない失敗隠しで、党利党略の選挙だ」と位置づけ、安倍政権の路線を継続するかどうかを問うという。
共産の鈴木氏は、2012年に続き2度目の挑戦だ。「共産党が伸びれば、日本の政治がピリッとする」と主張する。政策面では、環太平洋経済連携協定(TPP)、消費増税などの反対を訴えて支持拡大を図る。
(横山蔵利)
*
■立候補予定者
町村信孝 70 自前(11) [元]官房長官
勝部賢志 55 民新 党道幹事長
鈴木龍次 54 共新 党道委員
■6区(旭川市、名寄市など)
「みんな」抜け自・民・共
2009年は民主・佐々木隆博氏、前回12年は自民・今津寛氏がそれぞれ圧勝。比例復活もかなわなかった佐々木氏が今回巻き返すか。前回選挙の4候補からみんなの党の安住太伸氏が抜け、自民、民主、共産の3氏による争い。今津氏にとって元自民市議の安住氏の不出馬は好材料だが、盟友の鈴木宗男氏が代表を務める新党大地が民主候補を推薦する方針なのは不安要因だ。
安全保障問題で党の責任的立場にもある今津氏は、集団的自衛権の必要性や地方創生への期待など、安倍政権の主要政策への理解を訴える。解散風が吹き始めて以降、週末は旭川以外の地方で経済団体などを精力的に回り、選対本部長には14年ぶりに旭川商工会議所会頭を迎えた。陣営幹部は「アベノミクスの経済的な恩恵が地方で実感できないなか、地元経済界に成長戦略への理解を求める布陣でもある」と打ち明ける。
佐々木氏は「後のない背水の戦い」と位置づけ、「安倍政権は地方創生を掲げるが、政策は全て逆方向。政策を生活者、地方に取り戻す」と訴える。
前回は現職のため満足にできなかった街頭宣伝やミニ集会に力を入れ、すでに上川北部の町村は回り終えた。自・民の事実上の一騎打ちとなった9日の旭川市長選を民主推薦の現職が制した勢いも借り、無党派層の取り込みを図る。
共産の荻生和敏氏は「自民政治に明解な対抗軸を打ち出せるのは私だけ」と、反自民の受け皿を狙う。
(渡辺康人、渕沢貴子)
*
■立候補予定者
今津寛 68 自前(6) [元]防衛庁副長官
佐々木隆博 65 民元(2) [元]農水副大臣
荻生和敏 65 共新 党道委員
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1412010100003.html
2014衆院選 激戦の構図 7区・8区
2014年12月1日09時51分
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■7区(釧路市、根室市など)
打倒自民、民主・大地組む
新党大地の前職・鈴木貴子氏が民主党入りし、3選を目指す自民の伊東良孝氏、共産の石川明美氏との三つどもえになった。
民主と大地が選挙協力に至ったのは前回2012年衆院選の微妙な得票結果からだ。鈴木氏の5万1051票と民主候補の2万1513票を足せば、伊東氏の7万2945票に匹敵し、7区の議席を奪取できる可能性がある。前回、大地との協力が崩れて痛手を負った反省から、民主党本部は強力な連携を求め地元も受け入れた。新党大地代表代理のまま民主党道第7区総支部代表に就いた鈴木氏は、24日の民主党釧根合同選対本部の発足総会で「働く者の味方として、みなさまの代表であることを胸に刻み、正々堂々と戦わせていただきたい」と語った。
一方の伊東氏は25日の事務所開きで、記者団に「前回の結果からみれば、五分五分で接戦。精いっぱい頑張りたい」と話し、気を引き締めた。自民が惨敗した09年衆院選で新顔ながらただ1人道内で小選挙区を制したことを強調。党道連会長を務めながら財務政務官として政府予算の編成にもかかわり、存在感を示してきた。公明党釧路総支部長の月田光明・釧路市議も「二度と民主党に政権を渡すわけにはいかない」と全面協力をアピールする。
国政に2度目の挑戦となる共産党の石川明美氏。25日の総決起集会で消費増税中止などを掲げる共産党への期待感に触れ、「市民の目が優しいと思う。躍進する選挙になる」と話した。
(吉田芳彦)
*
■立候補予定者
伊東良孝 66 自前(2) 党道会長
鈴木貴子 28 民前(1) 〈元〉NHK職員
石川明美 63 共新 釧路市議
■8区(函館市、北斗市など)
自・民対決、共産加わる
前回衆院選で対決した自民前職と民主元職に共産新顔が加わる。対岸の青森県では大間原発が建設中で原発問題も大きなテーマだ。
自民の前田一男氏は選挙区内の各町に党支部を立ち上げ、移動政調会も開催して基盤を固める。23日の事務所開きには首長や議長のほか、商工、水産、農業団体の幹部らもそろった。「アベノミクスを成功させて税収を増やし、地方創生を進める」などと訴えて再選をめざす。大間原発は「建設は必要ない」。原発の再稼働は認める立場だが、新設には30キロ圏内の自治体の同意と実効性ある避難計画が条件だとする。
民主の逢坂誠二氏は連日のように街頭に立ち、タウンミーティングを重ねてきた。「安倍政権の経済政策は大企業と投資家に偏重している」などと批判、議席奪還を期す。有権者の党への視線はなお厳しいものの、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認などを経て「空気が変わってきた」といい、環太平洋経済連携協定(TPP)反対、集団的自衛権の行使反対などを柱に戦う。大間原発の建設凍結を訴え、脱原発法の制定など「政治が脱原子力社会への行程を示すべきだ」と強調する。
共産新顔の原田有康氏は旧戸井町(現函館市)の元町議。衆院選は2000年以来の挑戦だ。22〜24日には市内の住宅地や大型店周辺の街頭で「安倍政権の暴走政治を止めなければならない」などと訴えた。大間原発については即時建設中止を訴える。
(泉賢司)
*
■立候補予定者
前田一男 48 自前(1) 〈元〉松前町長
逢坂誠二 55 民元(2) 〈元〉総務政務官
原田有康 66 共新 党地区委員長
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1412010100005.html
2014衆院選 激戦の構図 9区・10区
2014年12月1日10時01分
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■9区(室蘭市、苫小牧市など)
自民に雪辱を狙う民主
再選を目指す自民・堀井学氏に、前回鳩山由紀夫元首相の突然の引退表明で急きょ立候補、大差で敗れた民主・山岡達丸氏と、6月の苫小牧市長選に無所属で立候補した共産・工藤良一氏が挑む。
堀井氏は管内全市町に後援会を設立し、苫小牧市に23日、選対本部事務所を開いた。堀井氏は管内の首長、議員、経済人ら約100人を前に「経済の好循環はまだ始まったばかり。地方にはまだ届いていないが、さらに成長戦略を推し進め、4市14町の地域活性化に全力を尽くしたい」と力を込めた。
ただ前々回まで、民主・鳩山氏に自民が一度も勝てなかった選挙区。陣営幹部は「前回の大勝は敵失。今回が本当の選挙だ」と引き締めを図る。
民主は党と連合などによる合同選対を24日に発足させ、苫小牧市で総決起集会を開いた。山岡氏は「2年間、地域の声を聞いてきた。今の東京目線の政治で北海道は良くならない。このまま安倍政権を続けさせていいのか」と自民との対決姿勢を鮮明にした。
選対には解散した鳩山後援会の元幹部も顧問として名を連ねた。選対幹部は「地盤も知名度もなかった前回とは比べものにならない反応がある。新党大地との選挙協力も心強い」と議席奪還に意気込む。
工藤氏は、原発ゼロ、消費増税中止、カジノを含む統合型リゾート誘致反対などを掲げ、「安倍政権の暴走をストップさせよう」と連日街頭から訴えている。
(深沢博)
*
■立候補予定者
堀井学 42 自前(1) 〈元〉道議
山岡達丸 35 民元(1) 〈元〉NHK記者
工藤良一 60 共新 〈元〉地区労連議長
■10区(岩見沢市、留萌市、夕張市など)
自公協力に野党挑む
前回2012年の衆院選で民主の「牙城(がじょう)」が揺らいだ。公明・稲津久氏が比例北海道ブロックから小選挙区に転じ、自民との選挙協力で議席を獲得。今回も10区から立候補する稲津氏に対し民主は新顔の神谷裕氏を擁立、議席奪還を期す。
稲津氏は「空知で生まれ育って、ここで働き、地方議員(道議)となった。地方創生をぜひともやらせていただきたい」と地元色を打ち出す。自民は岩見沢市長を務めた比例北海道ブロックの前職、渡辺孝一氏に10区での出馬を促す支持者が少なくなかったが、結局、自公協力を優先し前回と同じく比例に。25日、滝川市で街頭演説した公明の山口那津男代表は記者団に「政権選択の選挙だ」と話し、自公協力による稲津氏の再選に期待を込めた。
民主は当選7回の小平忠正氏が前回敗れ、今回は不出馬。急きょ、出馬を表明した神谷氏は小平氏の元秘書だ。東京育ちだが、小平氏の秘書経験から「地域との関係が薄いとは思わない。安倍政権を支持したら空知、留萌がどうなるか」と話す。大地は民主との協力を打ち出した。前回の民主と大地の得票の合計は稲津氏を上回っている。
共産は前回衆院選に出馬した木村賢治氏を今回も立てる。政権批判を前面に党勢拡大を目指す。
維新は10区に、前回1区から出た大竹智和氏を公認したが、大竹氏は民主が神谷氏を擁立したことから転身を模索。比例区で立候補すると表明、調整が続いている。
(綱島洋一)
*
■立候補予定者
神谷裕 46 民新 参院議員秘書
大竹智和 37 維新 〈元〉民放社員
稲津久 56 公前(2) 党道代表
木村賢治 63 共新 〈元〉道立高校教頭
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1412010100007.html
2014衆院選 激戦の構図 11・12区
2014年12月1日10時17分
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■11区(帯広市・十勝地方)
「自・公」対「民・大地」今回も
共闘する自民・公明と民主・新党大地が対決する構図は、前回と変わらない。その中で、民主の候補者選びが注目された。
民主は、過去3回の選挙で支援した元衆院議員の石川知裕氏(41)が公民権停止で立候補できない事情を抱える。「不戦敗はあり得ない」として擁立したのが、帯広市議を4期務め、道議選(同市)で5回当選した三津丈夫氏だった。
陣営は知名度が低い町村部と前回石川氏を公認した大地支持層への浸透が課題ととらえる。選対本部長に石川氏の妻を据え、石川後援会や大地との連携も強める。先月29日の選対発足総会で大地の鈴木宗男代表は「党を挙げて協力する」と強調した。
自民の中川郁子氏は今回も公明の推薦を受け、当選1回での農水政務官就任などを「実績」と打ち出す。夫の故昭一氏の盟友だった安倍首相も同市での街頭演説で「政務官に抜擢(ばってき)したのは中川昭一の妻だからではない。誰より農家を訪ねたからだ」と後押しした。
ただ、十勝の基幹産業・農業に直接影響する環太平洋経済連携協定(TPP)など前回と環境が様変わりした不安材料がある。立場も前回の挑戦者から評価を受ける側に変わり、陣営幹部は「難しく、厳しい選挙になる」と引き締める。
共産は2002年の帯広市長選に立候補した畑中庸助氏を立て、「アベノミクスがもたらしたのは格差拡大と暮らしの悪化」と、安倍政権との対決姿勢を鮮明にしている。
(島田賢一郎)
*
■立候補予定者
中川郁子 55 自前(1)農水政務官
三津丈夫 68 民新 [元]道副議長
畑中庸助 63 共新 党地区常任委員
■12区(北見市・網走市・稚内市など)
民主が地元市議擁立
2期目を目指す自民・武部新氏に、北見市議の民主・水上美華氏と共産の菅原誠氏が挑む。
武部氏は前回、党幹事長を務めた父・勤氏の強固な地盤と民主への逆風もあって9万1208票を獲得。民主、大地、共産の候補を退けた。今回は「初めての自分の選挙」と位置づける。党農林部会と水産部会の副部会長を務める経験から、1次産業の振興とアベノミクス効果の地方への浸透を訴える。23日、JR北見駅前などで「オホーツク、宗谷はアベノミクスを実感できていない。第2幕の主役は地方だ。地方に元気を戻すため、もう一度力を与えてほしい」と声を張り上げた。26日の事務所開きでは地元首長や農業・漁業団体関係者らが詰めかけ、与党の力を見せた。
民主は候補者の絞り込みが難航。だが解散翌日の22日、水上氏が同党道連の横路孝弘代表から出馬要請され、「地方の閉塞(へいそく)感を打破したい」と出馬を決断した。27日の会見で「地域の声を国政に上げて、安倍政権にノーと言える政治にしたい」と述べた。「経済効果を実感しているのは一部だけ」とアベノミクスを批判し、若い子育て世代への支援などに意欲をみせる。前回は反自民票が割れ、民主を除籍された松木謙公氏(新党大地)と民主候補が共に苦杯をなめた。「若さで挑戦!」をスローガンに掲げ、大地の選挙協力も受ける。
3回目の挑戦となる共産の菅原氏は「安倍政権の暴走政治にストップを」と訴える。
(石間敦)=終わり
*
■立候補予定者
武部新 44 自前(1)[元]衆院議員秘書
水上美華 32 民新 北見市議
菅原誠 41 共新 党地区副委員長
-
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk03010008000c.html
’14衆院選:選挙区事情 1区 自民前職、実績を強調 「生活」擁立見送り、民主に勢い /岩手
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
「超短期戦」といわれる衆院選は12月2日に公示、14日に投開票され、立候補予定者は慌ただしく準備を進めている。民主が大勝した2009年、自民が力を示した12年、そして今回は? 県内4小選挙区の動きを追った。
「安倍内閣で環境政務官を拝命した。日本を代表して会議に出席し、貴重な経験をさせてもらった」
衆院選岩手1区に立候補予定の自民前職、高橋比奈子(ひなこ)氏(56)は、盛岡市のホテルで24日開かれた党支部選対会議で“実績”をアピールした。1期目ながら重職に起用された自信をにじませた。支持者へのあいさつ回りでも肩書を売り文句にし、ポスターでも強調する。
一方、公務を外せない日もあり、選挙準備の足かせになっている面も否めない。だが、それ以上に今回の選挙を苦しくさせそうなのが、生活の党の候補者擁立の見送りだ。
前回の2012年は、民主党の階(しな)猛氏(48)、民主から分裂した日本未来の党の達増(たっそ)陽子氏(49)と事実上の三つどもえの戦いとなった。民主党の流れをくむ票は階氏と達増氏に分かれた結果、高橋氏は次点ながら惜敗率が高くなり、比例復活を遂げた。
だが今回、未来から変わった生活が「野党乱立によって自民を利する」事態を避けるため、1区に候補者を立てないことにした。こうなると高橋氏にとって小選挙区当選もそうだが、比例復活も容易でない。ある選対幹部は「階(氏)を見るんじゃない。党内の戦いだ」と語る。比例東北ブロックで惜敗率が何番目に入るか。既にそんな計算もしている。
階氏は民主前職として4選を目指す。22日の国政報告を兼ねた後援会拡大役員会には150人が集まった。NTT労組OB(67)は「2年前の選挙より勢いを感じた」と話した。党関係者は「前回分かれた票を集め直す。09年の政権交代時の11万6000票獲得も現実味がある」と強気だ。「圧勝、完勝してみせる」とまで言ってみせる党関係者もいる。
共産新人の吉田恭子氏(33)は3歳児の母。同じ子育て世代への支援や、脱原発を掲げる。党所属の盛岡市議の協力を受けて支持者回りや集会を重ねる。陣営は「自民との対立軸がはっきりしており、有権者の反応はこれまでになく良い」と手応えを強調する。
社民からは新人の細川光正氏(65)が出る。党は社会党時代から県内で一定の勢力を保ってきたが、最近は衰退を余儀なくされている。巻き返しに向け盛岡市議の職を辞し、支持団体の平和環境県センターと連携して護憲や脱原発を訴える。【浅野孝仁】
==============
◇立候補予定者
高橋比奈子 56 環境政務官 (1)自 前
階猛 48 党副幹事長 (3)民 前
吉田恭子 33 党県常任委員 共 新
細川光正 65 党県幹事長 社 新
==============
◇2012年岩手1区の得票◇
当 階猛(民) 55909
比 高橋比奈子(自) 44002
達増陽子(未) 41706
伊沢昌弘(社) 9922
八幡志乃(共) 9473
※比は比例復活当選
-
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141201-00000160-jij-pol
安倍、小泉氏ら重複辞退=比例名簿を発表―自民【14衆院選】
時事通信 12月1日(月)21時52分配信
自民党は1日、衆院選の比例代表名簿登載者を発表した。比例単独は13人を新たに公認して69人になり、小選挙区との重複272人を加えて計341人となった。
安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官の3人は重複を辞退した。
また、公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人も小選挙区単独の候補となった。首相ら3氏は前回も比例との重複を辞退している。
比例単独候補のうち、衆院小選挙区の「0増5減」の対象となった前職4人と公明党との調整により比例に回った前職1人が重複立候補者より上位の順位で処遇された。
一方、同様に0増5減の対象である旧佐賀2区選出の前職、今村雅弘元農水副大臣は重複立候補者より下の31位とされた。
この日追加公認された比例単独候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【南関東】松田紀子=新▽小林博次=新
【東京】金森篤子=新▽石田計夫=新
【北陸信越】中森福代=元
【東海】竹内公子=新
【近畿】坂本剛二=前▽米田建三=元▽伊東賢一郎=新▽高栖留美子=新▽真鍋麻未=新
【中国】笹尾憲司=新
【九州】上杉光弘=前
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk03010008000c.html
’14衆院選:選挙区事情 2区 票田断ち切られた自民 生活「小沢王国…残留合理的」 /岩手
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
今回の衆院選で岩手2区から3区に編入される山田町。2区で立候補予定の自民前職、鈴木俊一氏(61)の事務所はまだこの町で機能している。壁にはポスターがぎっしり。天井には前回2012年選挙の「必勝祈願」の紙を貼ったままだ。
鈴木氏は27日夜、3区の自民前職、橋本英教(ひでのり)氏(47)を隣に座らせ、山田の「引き継ぎ式」を行った。父善幸元首相から約70年続く地盤。約30人の後援会関係者を前に「故郷が選挙区でなくなり不安もある。必ず2区で勝ち上る。私の故郷は山田。これに変わりはない」と思いを吐露した。
前回選挙では山田で7300票余を獲得。事実上の一騎打ちとなった日本未来の党の畑浩治氏(51)=現生活の党前職=にこの町だけで5800票余の差を付けた。その票田を失った。
悩みはそれだけではない。アベノミクスを問うという突然の解散と師走選挙。選対幹部は「なぜ今解散?と批判される。自民には無風、もしくは逆風だ」と懸念する。
対抗する畑氏も盤石ではない。衆院解散の21日夜、囲んだ記者に「少数政党ですから今回も厳しい戦い」と漏らした。前日には、党の小沢一郎代表(72)が個人個人の勝ち残りのため離党を容認し、党幹部2人の民主復党が報じられていた。ますます党は小さくなったが、畑氏は残留を選択した。
「(小沢氏の判断に)正直驚いた。でも生き残るためには合理的。私は残留が合理的だと思った」という。その理由は(1)小沢氏を中心に築いた選挙基盤がある(2)民主に復党した場合、支持者への説明時間が足りない(3)党政審会長として実績がある−−だ。
前々回の09年には鈴木氏を破り「小沢王国」の象徴となった。民主を離党した小沢氏と行動を共にし、12年は未来で比例復活当選を果たした。
民主は前回と同様、2区に候補者を擁立しないことが光明だ。野党勢力の全国的な「すみ分け」。畑氏から推薦要請を受けている民主党の県連副代表、階猛氏(48)は26日、自身の講演会で支持者に「畑さんとは党は別れたが、同志だ。力を貸してほい」と「連携」を呼びかけた。
一方、畑氏は28日、県民社協会と岩手友愛会との政策協定のあいさつで「勝ち上がって民主と合流したい」と述べた。
共産新人の久保幸男氏(56)は農協職員だった経験を生かし、地元九戸村周辺を中心に農業政策の充実を訴える。【安藤いく子、浅野孝仁】=つづく
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◇立候補予定者
鈴木俊一 61 [元]環境相(7)自 前
畑浩治 51 党政審会長(2)生 前
久保幸男 56 党地区委員長 共 新
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◇2012年岩手2区の得票◇
当 鈴木俊一(自) 96523
比 畑浩治(未) 63695
久慈茂雄(共) 10491
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk03010051000c.html
’14衆院選:選挙区事情 3区 「未開拓」山田町を注視 「鈴木票であって自民票でない」 /岩手
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「総理ー、頑張ってくださーい」
全国遊説を陸前高田市で26日にスタートさせた安倍晋三首相に、冷たい雨の中を集まった自民党の女性支持者が声援を送った。上機嫌で応える安倍首相のそばでは、衆院選岩手3区で立候補予定の自民前職、橋本英教(ひでのり)氏(47)が寄り添い、存在を誇示した。
2005年の衆院選初挑戦以来、選挙の度に得票を減らしているが、12年の前回は自民への追い風の中で比例で復活、初当選した。今回も「政権が安定している」と与党の強みを訴え、再選に自信を見せる。アベノミクス効果を説くのが支持拡大の要素となりそうだ。公明党に推薦を「保留」されたのは誤算だが、支持母体である創価学会に頭を下げる。
一方の民主前職の黄川田徹氏(61)。前回は、民主党から分かれ、日本未来の党代表だった小沢一郎氏(72)が放った「刺客」に、約4万4000票をさらわれた。地盤である沿岸部でも1万票以上を奪われた。今回、未来から変わった生活の党が、自民の独り勝ちを阻止するため候補者擁立を見送り、戦いやすいとも言われる。
だが、陣営に楽観ムードはない。前回の激しい選挙で生じた「しこり」が残るうえ、小沢氏の威光の衰えは否めず、自民に一部の票が流れるとの観測があるからだ。
選挙区の勝利は当然の目標ながら、橋本氏の復活当選阻止も課題。陣営はアベノミクス批判を中心に「前回の戦いで失った票をいただくため丁寧に訴えたい」と低姿勢を貫く。
その中で、注目は区割り変更で2区から3区に編入された「未開拓地」の山田町だ。前回は2区の自民前職、鈴木俊一氏(61)が投票総数の8割を占める7383票を獲得。一方、昨年の参院選では民主の流れをくむ候補3人が計3812票を獲得し、自民候補を71票ながら上回った。
橋本氏は、鈴木氏の支援者のほか、かつて秘書を務め、中選挙区時代の組織が残る玉沢徳一郎氏(76)の後援者らに支援を請う。黄川田氏は「山田にあるのは『鈴木票』であって『自民票』ではない」と票を掘り起こす。
共産新人の菊池幸夫氏(55)は3回目の国政挑戦。「物価高による資材価格高騰が復興を遅らせている」などと、アベノミクス批判を軸に自民との対決姿勢を強調し、支持拡大を図る。昨夏の参院選以降、長年の自民支持者の応援を受けるケースもあるといい、「人の暮らしに目を向けてきた共産の一貫した姿勢が評価されている」と語る。【根本太一、春増翔太】=つづく
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◇立候補予定者
橋本英教 47 党県会長代理(1)自 前
黄川田徹 61 [元]副復興相(5)民 前
菊池幸夫 55 党県常任委員 共 新
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◇2012年岩手3区の得票◇
当 黄川田徹(民) 62684
佐藤奈保美(未) 43539
比 橋本英教(自) 36234
菊池幸夫(共) 8642
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk03010025000c.html
’14衆院選:選挙区事情 4区 自民、弱点地区に支部 小沢陣営「民主は兄弟」 /岩手
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
「これからは若い世代にやってもらう。ぜひ、藤原氏を送り出していただきますようお願いしたい。地域の事情もあるが、できるだけの支援を」。再選を目指し、衆院選岩手4区に立候補予定の自民党前職、藤原崇氏(31)の後援会江刺支部の会合が24日、奥州市江刺区で開かれ、小原剛一郎支部長が出席した約30人に呼びかけた。
自民の江刺支部は、2003年と05年の衆院選で4区に出馬し、比例復活当選した元農相、玉沢徳一郎氏が09年に政界を引退した際、解体したとされる。奥州市内にある党支部は「奥州・金ケ崎支部」で、江刺地区には基盤がなく、12年の前回衆院選では民主党候補を担いだ県議の地盤ということもあって、自民の「弱点地区」とされる。
昨年12月に党江刺支部ができ、藤原氏の後援会支部も兼ねる。小原支部長は「久しぶりに支部が発足し、勢力拡大の足がかりができた。後援会と党支部のセットで戦う」と意気込んだ。
一方、16回目の当選を目指す生活の党前職の小沢一郎氏(72)の陣営は、19日に奥州市水沢区で開いた連合後援会の役員会で選挙態勢を確認した。非公開だったが「藤原氏が若さを生かして細かい会合にも頻繁に顔を出し、浸透している」と、組織引き締めを求める声が会場の外に漏れた。
小沢氏は前々回の09年、次点の3倍を超える13万票を獲得して圧勝。しかし、前回の12年は一枚岩で支援してきた同市選出県議らの足並みが乱れた。小沢氏が離党した民主党からは対抗馬が出たため、8万票に届かず、藤原氏はあと3万票に迫った。
一転して今回は、野党勢力の「すみ分け」によって民主が候補擁立を見送り、楽観ムードもある。前回の民主候補は3万票近く取っており、小沢氏の連合後援会の小笠原直敏会長は「昔は小沢氏と民主党は兄弟」と、票の回帰に期待する。
2区では民主県連が生活前職の畑浩治氏(51)の推薦を決めるなど選挙協力が動き出し、4区は「自主支援」する。民主の八重樫七郎北上市議は「民主票が単純に小沢氏に流れるのではなく、藤原氏にも小沢氏にも入れる気になれず、棄権する有権者が増えるかもしれない」ことを懸念する。
共産新人の高橋綱記氏(66)は、地盤の花巻市を中心に党の政策を訴える。選対本部長の瀬川貞清・岩手中部地区委員長は「国民の不満を受け止めることで、候補がいない民主票も取り込める可能性がある」ともくろむ。【和泉清充】=おわり
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◇立候補予定者
藤原崇 31 党青年局次長(1)自 前
小沢一郎 72 党代表(15)生 前
高橋綱記 66 党地区委員 共 新
◇2012年岩手4区の得票◇
当 小沢一郎(未) 78057
比 藤原崇(自) 47887
及川敏章(民) 28593
高橋綱記(共) 17033
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141129_10.html
<衆院選>宮城1区 乱戦一転無党派が左右/冬攻防再び 直前情勢
12月14日投票の衆院選は、公示の2日まであと3日に迫った。県内6選挙区には20人が立候補を予定している。各選挙区の直前情勢を探った。(敬称略)
4度目の対決に挑む自民、民主両党の前議員に共産党新人が絡む。計6人が立った前回2012年の乱戦から一転、05年以来3回ぶりの3人による戦い。有権者数約42万1000の都市型選挙は、無党派層の行方が勝敗を大きく左右する。
3選を目指す自民の土井亨は任期中に国土交通政務官を務め、地元での活動不足を案じる。前哨戦では支援者の訪問を徹底し、後援会組織の結束と引き締めを図った。
今回も、選対本部長に県議相沢光哉(仙台・青葉)を据えた。地方議員が下支えする分厚い組織戦を展開、前回野党に流れた保守票奪還も狙う。
28日には青葉区で、解散後初めて街頭演説を行った。土井は「デフレ脱却と地方経済再生のため政権の継続が必要だ」と強調、有権者にアベノミクスへの信任を求めた。
4選を期す民主の郡和子は平日、朝は街頭に立ち、日中は連合宮城の加盟労組などを回る。27日には海江田万里代表とともに青葉区で演説。「安倍政権では女性が輝く社会は築けない」と批判を強め、女性や無党派層への浸透を図る。
すみ分けが成立した維新の党前議員、連合傘下の自治労が支持する社民党新人が2区に回り、反自民票の結集に絶好の環境が整った。維新前議員とは22日に続き、30日にも中心部で合同演説に臨む。野党共闘で反自民の風を起こしたい考えだ。
共産の松井秀明は街頭演説や集会を徹底。元中学校教師の経験から「戦争に進む国づくりは許さない」と、集団的自衛権の行使容認に踏み切った政権与党を真っ向から批判する。比例東北前議員高橋千鶴子と連動し、勝機を探る。
<立候補予定者>
土井 亨56前国交政務官 自前(2)
郡 和子57元復興政務官 民前(3)
松井 秀明45党准県委員 共新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当 87,482 土井 亨 自 民
(比当)60,916 郡 和子 民 主
(比当)38,316 林 宙紀 みんな
16,557 横田 匡人 未 来
13,454 角野 達也 共 産
6,547 桑島 崇史 社 民
【2009年8月】
当 149,980 郡 和子 民 主
87,401 土井 亨 自 民
14,547 角野 達也 共 産
2,987 矢島 卓臣 無所属
1,344 遠田 敬一 無所属
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141129_09.html
<衆院選>宮城2区 5党激突前哨戦も過熱/冬攻防再び 直前情勢
5選を目指す自民党前議員と再選をうかがう維新の党前議員に、次世代の党、共産党、社民党の3新人が挑む。有権者数は東北最多の約43万5000。100万都市・仙台の北の拠点から農村までを抱える選挙区で激しい前哨戦を繰り広げる。
解散後、自民の秋葉は企業や後援会幹部へのあいさつ回りに奔走。任期中に厚生労働副大臣や党外交部会長を務めた実績を強調し「景気回復の流れを本物にできるのは自民しかない」と訴える。
政治家を志した20年前から駅前などで街頭演説を行い、無党派層対策に余念がない。約1年半前から泉、若林両区を中心に地区後援会を設立、組織力も厚みを増した。
前回1区で落選し、比例復活した維新の林は民主党との選挙区調整で2区に回った。民主県連の推薦を受け、連合宮城にも支援を要請する。
街頭演説など「空中戦」が活動の柱。25日朝には、泉区の秋葉の事務所近くで「安倍政権のおごりを粉砕する」と対決姿勢を鮮明にした。短文投稿サイト「ツイッター」、フェイスブックなどの活用も重視する。
次世代の増元は、26日に宮城野区に事務所を開設した。前回2区で落選した党参院議員中野正志が、自身の支持者に売り込む。28日、みんなの党解党で次世代入りした参院議員和田政宗とJR仙台駅前で「北朝鮮拉致被害者を取り戻せる強い国にする」と訴えた。
共産の大内は来年秋の県議選候補予定者らと共に地域を回り、子育て世代を中心に支持拡大を目指す。前回1区から出た桑島は街頭演説で「非正規労働者の増加を食い止める」と訴え、比例票を掘り起こす。
<立候補予定者>
秋葉賢也52元厚労副大臣 自前(4)
林宙紀37党県総支部長 維前(1)
増元照明59前団体役員 次新
大内真理36党県常任委員 共新
桑島崇史35党県職員 社新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当 76,595 秋葉賢也 自 民
45,316 中野正志 維 新
35,085 今野東 民 主
34,348 斎藤恭紀 未 来
23,138 菊地文博 みんな
14,494 福島一恵 共 産
【2009年8月】
当158,041 斎藤恭紀 民 主
98,517 中野正志 自 民
9,912 佐藤豊 無所属
2,086 安部公人 諸 派
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_08.html
<衆院選>宮城3区 自・民の前元5度目対決/冬攻防再び 直前情勢
2012年の前回と同じ顔触れで、5度目の激突となる自民党前議員、民主党元議員に、共産党新人が絡む。都市と農漁村が混在する4市9町の有権者は約28万4000人。沿岸の被災地、原発事故の影響が残る南部を抱え、復興の在り方も大きな争点だ。
4選を目指す自民の西村明宏は第2次安倍改造内閣で国土交通・復興・内閣府の各副大臣に就任。公務の合間を縫って支持者回りをこなす。
29日夜は川崎町の会合に駆け付け「上向いた景気の流れを地方や中小企業にも早く届ける」と強調。アベノミクスの継続の必要性を訴えた。
地元に戻る機会が少ないことに不安の声があるが、選挙区内の党県議や市町議が分厚い支援態勢を敷く。30日には事務所開きと決起集会を行い、短期決戦を勢いづける。
民主政権時代、国土交通・復興の両政務官を務めた橋本清仁は、返り咲きで3選を狙う。不意打ちの解散で準備に手間取ったが、陣立てを急速に整えつつある。
推薦を決めた連合宮城が柴田町で開いた26日の会合では「円安で資材や燃料の価格が上がり、復興が遅れ始めている」とアベノミクスを批判。28日は名取市の住宅地で自転車街宣を展開。伴走した前党幹事長の細野豪志は「実力と思いのある橋本をぜひ国会に返してほしい」と呼び掛けた。
共産の吉田剛は街頭演説が活動の中心。前回の落選後も党の3区幹部として各地を歩き、知名度向上に努めてきた。29日の事務所開きには約50人が集まり、消費税再増税中止、原発ゼロなどの政策をアピール。「安倍晋三政権の暴走を食い止める」と訴えた。
<立候補予定者>
西村明宏 54 国交副大臣 自前(3)
橋本清仁 43 元国交政務官 民元(2)
吉田剛 33 党県委員 共新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当 88,801 西村明宏 自 民
47,298 橋本清仁 民 主
16,370 吉田剛 共 産
【2009年8月】
当108,718 橋本清仁 民 主
85,897 西村明宏 自 民
2,895 小林睦明 諸 派
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141130_07.html
<衆院選>宮城4区 支持なし層取り込み鍵/冬攻防再び 直前情勢
5選を狙う自民党前議員に、兵庫1区からくら替えした民主党元議員、共産党新人が挑む。有権者は区割り変更で大崎市古川地区などが外れ、前回比約8万人減の約25万4000人。選挙区は水産業、農業、工業の各地帯を抱える。基礎票を固め、仙台郊外のベッドタウンで無党派層を取り込めるかどうかが勝敗の鍵を握る。
自民の伊藤信太郎は公明党との選挙協力協議など党県連会長の職務の傍ら、28日には党県議、市議の後援会会合に出席。前回は4区の支部長公募をめぐり党県議団と関係が冷え込んだが、修復を図り支援体制を引き締める。
前回は民主候補を推薦した農協組織も、今回は伊藤を推す方針。伊藤は「国政に復帰し、県議、市議、地域の人たちと仕事をする機会が飛躍的に増えた。相互理解が深まった」と自信を見せる。
民主の井戸正枝は選対本部長を務める元参院議員岡崎トミ子と二人三脚の前哨戦を展開している。仙台市出身だが、4区はなじみが薄い。岡崎とそろって街頭演説をこなし、連合宮城の加盟労組も回る。岡崎が井戸の知名度不足を補う戦略だ。
27日には党代表海江田万里と多賀城市の街頭に立った。井戸は5児の母親としての経験を基に、子育てや教育の支援充実を訴え、女性や無党派層への浸透を図る。
共産の小高洋は来年秋の塩釜市議選に立候補予定だったが、突然の衆院解散で4区擁立が決まった。塩釜、多賀城両市を中心に街頭演説と支持者回りをこなす。ソニー労組での経験を踏まえ、雇用対策に力を注ぎ、アベノミクス批判を展開。消費税再増税中止と被災者の生活再建を訴える。
(敬称略)
<立候補予定者>
伊藤信太郎 61 党県会長 自前(4)
井戸正枝 48 党県支部長 民元(1)
小高洋 34 党地区委員 共新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当80,250 伊藤信太郎 自 民
54,253 石山敬貴 民 主
30,722 畠山昌樹 維 新
13,492 戸津川永 共 産
2,518 村上善昭 諸 派
【2009年8月】
当119,926 石山敬貴 民 主
92,610 伊藤信太郎 自 民
11,881 加藤幹夫 共 産
2,424 村上善昭 諸 派
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141201_02.html
<衆院選>岡トミさん、知名度生かしフル回転
街頭に立ち、党への支持を訴える岡崎氏
民主党の岡崎トミ子元参院議員(70)が、衆院選宮城4区に立候補予定の元議員と二人三脚の戦いを繰り広げている。昨年の参院選で議席を失ったが、衆参合わせ20年超のキャリアで培った知名度と県内に精通した選挙戦略は健在。劣勢が続いた党勢回復へ奔走する。
「自民党の暴走を止めるのが、今度の選挙だ」。岡崎氏は11月23日、初めて選挙区入りした元議員を伴い、富谷町のショッピングセンター前でマイクを握った。
1996年の結党以来、県内の民主勢力をけん引した「党の顔」に、車から声援を送る買い物客の姿も。岡崎氏は「前回の衆院選や昨年の参院選に比べ、反応は良くなった」と手応えを語った。
27日は多賀城市に入った海江田万里党代表と共に街頭に立ち、元議員への支援を呼び掛けた。
「地上戦」の基礎票固めにも余念がない。25日には、元議員を連れて自動車工場の労働組合を訪問。労組関係者は「岡崎さんが推す人なら安心」と支持を約束した。
元議員は高校まで仙台市で過ごしたが、4区ではほぼ無名の「落下傘」。岡崎氏は選対本部長に就き、全面支援する。元議員は「岡崎さんのバックアップほど心強いものはない」と感謝する。
最近2回の国政選挙で、県内の民主勢力は惨敗が続いた。一時は県選出国会議員8人を擁した「王国」の再生に向け、ベテランのフル回転が続きそうだ。
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141201_07.html
<衆院選>宮城5区 具体的な復興論戦 焦点/冬攻防再び 直前情勢
7選を目指す民主党前議員に、比例北海道から国替えし公示1週間前に立候補を表明した自民党前議員と、前回の2012年は6区から立った共産党新人が挑む。有権者は約23万1500人。区割りの見直しで大崎市の旧志田郡が編入され、約2万人増えた。大票田は東日本大震災の被災地。争点に経済政策がせり出す中、どれだけ具体的な復興論戦を深め、有権者の関心を高められるかどうかが焦点の一つだ。
民主の安住淳は11月下旬までに旧志田郡3地区で後援会を設立し、着々と態勢を固める。「復興を投げ出した衆院解散」と安倍政権を批判。地盤の沿岸部に加え、「米価下落は農家の戸別所得補償制度があれば穴埋めできた」と農業が盛んな内陸部の支持拡大も狙う。
30日夜には石巻市で総決起集会を開催、約700人を集めた。応援で選挙期間中の半分は地元を空ける見通し。後援会を中心に引き締めを図る。
自民は前回比例東北で復活当選した前議員の公認を見送り、勝沼栄明を擁立した。石巻市で28日に開いた5区支部長幹事長会議には党総務会長二階俊博も駆け付け、地元県議らに支援を要請。勝沼は「皆さんの力がなければ戦えない」と述べ、結束を確認した。
週末もあいさつ回りをこなすなど、出遅れの挽回に懸命。党を挙げた支援態勢の構築を急ぎ、分厚い組織戦で議席獲得をうかがう。
共産の高村直也は26日に石巻市の事務所開きで「安倍政権の暴走を止めるため先頭に立って戦う」と決意表明した。消費税の再増税中止や女川原発再稼働の阻止、環太平洋連携協定(TPP)からの撤退などを掲げる。
<立候補予定者>
勝沼栄明40☆医師 自前(1)
安住淳52☆元財務相 民前(6)
高村直也31 党県委員 共新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当 62,928 安住淳 民 主
(比当)30,138 大久保三代 自 民
8,029 阿部信子 未 来
6,046 渡辺昌明 共 産
1,621 首藤博敏 無所属
【2009年8月】
当89,484 安住淳 民 主
63,303 斎藤正美 自 民
<注>☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141201_08.html
<衆院選>宮城6区 旧古川編入 戦いに変化/冬攻防再び 直前情勢
自民前議員が6選を狙う。民主は元議員を急きょ擁立。共産は新人を立てた。県内で最も広い小選挙区で、沿岸被災地や農村部を抱える。有権者は27万9000人。一票の格差是正に伴う区割り変更で、大崎市の旧古川市地区が編入された。
自民の小野寺五典は首長や保守系地方議員らの強固な地盤に支えられ、各地で浸透。有権者6万人の大票田古川で11月8日に政経セミナーを開き、400人を集めて気勢を上げた。
30日に気仙沼市であった事務所開きでは「まだ復興は道半ば。農家は米価下落にあえぎ、漁業者も苦しい。初当選した17年前の原点に返って古里のために懸命に働きたい」と訴えた。
9月まで防衛相を務めた。高い知名度を買われ、全国の応援に回り、公示後も候補不在の日が多い見通し。陣営は「自民に追い風が吹いた前回と違う。古川では新人と同じなので、危機感を持って戦わなくてはならない」と気を引き締める。
民主の鎌田さゆりは6区で2回連続の挑戦。衆院解散後の11月22日に立候補を表明した。28日にJR古川駅前で街頭演説し「流れを変えるのは今。安倍政権にレッドカードを突き付けよう」と声を張り上げた。党幹事長枝野幸男が応援に駆け付けた。
「安倍政権の経済政策『アベノミクス』で格差が広がった」と指摘。震災復興は「1000年先を見据えた街づくりをするべきだ」と強調する。
共産の内藤隆司は街頭演説で農業再生、消費税率アップ阻止、原発ゼロ社会実現などを訴え、浸透を図る。27日に古川であった事務所開きで「もう自民党は嫌だという国民の声が政治を動かす時が来た」と支持を求めた。
(敬称略)
<立候補予定者>
小野寺五典54☆前防衛相 自前(5)
鎌田さゆり49☆党県支部長 民元(2)
内藤隆司56 党県委員 共新
<過去の開票結果>
【2012年12月】
当97,405 小野寺五典 自 民
20,961 鎌田さゆり 民 主
6,349 高村直也 共 産
【2009年8月】
当100,832 小野寺五典 自 民
54,133 菅野哲雄 社 民
3,346 氏家次男 諸 派
<注>☆は比例代表との重複立候補者
-
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141201_04.html
<衆院選>因縁対決、構図一変 山形1区
事務所開きで並んだ原田氏(左)と鹿野氏=11月29日、山形市
集会後、女性支持者と握手する遠藤氏(左)=11月29日、山形市
衆院選(2日公示、14日投開票)山形1区の対決構図が、当選11回を数えた民主党の鹿野道彦元農相(72)の政界引退で一変している。鹿野氏と自民党前議員の遠藤利明氏(64)が過去6回競り合い、「因縁の対決」と言われた激戦区。今回、民主党は新人の原田和広氏(41)を擁立し、7選を目指す遠藤氏に挑む。重厚な後援組織を引き締める遠藤氏に対し、原田氏は街頭で知名度を上げる日々で、前哨戦は好対照な動きを見せている。
「これまでの二十数年間は鹿野先生を目標に追い付け、追い越せで走ってきた。今回は初めて挑戦される選挙になる」
遠藤氏は11月17日、山形市に1300人を集めた政治資金パーティーで「主役」の交代を強調した。
遠藤氏は中選挙区時代の1990年、鹿野氏と初対決。小選挙区導入後は東北最多の6回連続で激突し、3勝3敗で分け合った。互いに強固な地盤があり「組織対組織」の攻防戦を演じてきた。
長年のライバルが去り、構図は大きく様変わりした。遠藤氏陣営は「横綱相撲」をもくろむが、上滑りを警戒し、「相手が誰でも戦い方は変わらない」と引き締める。
谷垣禎一党幹事長に近く、衆院解散後に幹事長特別補佐に就いた。党本部や他選挙区に出向く回数が増え、遠藤氏自身の環境もこれまでとは異なる。9月の内閣改造では初入閣も取りざたされた。支持者は「いよいよ大臣」と期待を寄せる。
「次のステージに上がる大事な選挙だ」。遠藤氏は11月23日、山形市の事務所開きでそう語り「圧倒的な力をもらい、勝ち抜きたい」と力を込めた。
解散当日、民主党が急ごしらえで擁立した原田氏は毎朝、山形市の中心部でつじ立ちする。「本人」と書かれたのぼり旗を抱え、顔を売り込む。
職業訓練の会社を設立し、社会福祉士として介護員の養成に携わる。来春の山形市議選への立候補を目指し、活動を始めてはいたものの、県政界ではまだ無名に等しい。
「組織がなく座談会もできない。街頭で名前を覚えてもらう以外ない」。党県連の吉村和武幹事長はこう割り切る。11月28日には枝野幸男党幹事長が山形市に入り、原田氏を街頭演説で押し上げた。
原田氏は、鹿野氏が昨年11月に開講した「愛山塾」の出身だ。後継者探しも視野に入れた政治塾だったが、人材育成は道半ば。突発解散で鹿野氏の目算に狂いが生じた。
党県連が原田氏を発表した11月21日の記者会見で、鹿野氏は「この時期の解散は考えていなかった」と準備不足を認めた。
「このまま自民党政治に任せていいのか」。11月29日、山形市であった原田氏の事務所開きで、久々に「鹿野節」が響いた。原田氏の選対顧問にも就任。後援会関係者に原田氏を会わせるなど、にわかに支援に動き始めた。
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141201_03.html
<衆院選>山形知事、2区民主候補を激励
近藤氏と握手を交わし激励する吉村知事(左)=30日午前11時30分、米沢市の近藤事務所
◎「恩返し」で電撃訪問
吉村美栄子山形県知事は30日、衆院選山形2区で5選を目指す民主党前議員の近藤洋介氏(49)の後援会事務所を電撃訪問し、近藤氏を激励した。過去の国政選でも、自身が初当選した2009年の知事選で支援を受けた国会議員を「恩返し」として応援しており、今回もその一環と認めた。
吉村氏は午前11時15分ごろ、米沢市の事務所に現れた。到着時、近藤氏は不在で選対本部長の県議らが出迎えた。約10分後、近藤氏が支持者へのあいさつ回りから戻り、両手で握手を交わした。
吉村氏は「多くは言わないが、皆さま頑張ってくださいと言うために寄った」と話し、数分で事務所を後にした。報道陣が「恩返しなのか」と聞くと、「はい」と答えたが、今後応援演説するかどうかは語らなかった。
近藤氏は集まった支持者に「知事から応援したい、激励したいとの気持ちを聞いていた。支援を受けて負けるわけにはいかない」と力を込めた。
吉村氏の訪問は「サプライズ」(陣営)だった。吉村氏や近藤氏の支持者はそれぞれ「短時間の訪問は相手候補への配慮ではないか」「どれほど誠意があるかの分からない。アリバイ作りなのか」と真意を推し量った。
近藤氏は09年知事選時、吉村氏を支援した民主党県連の会長だった。吉村氏は今回の衆院選に関し、11月25日の記者会見で「恩義を受けた方がまだいるようなので精査している」と語っていた。
山形2区で近藤氏と争う自民党前議員の鈴木憲和氏(32)の陣営は「予想はしていた。(恩返しを)この程度に収めた」と冷静に受け止めた。
自民党県連の野川政文幹事長は「織り込み済みの行動だが、自分の恩義で県政運営されたら県民が不幸」と切り捨てた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141127/CK2014112702000134.html
衆院選 各小選挙区 情勢(1)
2014年11月27日
衆院選は十二月二日に公示される。決戦への準備が慌ただしく進む中、各小選挙区の情勢を四回に分けて紹介する。
◆<1区>村井、武正の接戦か
◆さいたま市見沼・浦和・緑・岩槻区
村井英樹34 党青年局次長 自前<1>
武正公一53 (元)財務副大臣 民<前><5>
松村敏夫40 党県委員 共新
松本翔29 農業 社新
前回は村井が小選挙区を制して初当選し、村井に敗れた武正は比例復活で五選を果たした。今回もこの二人の接戦になりそうだ。
前回はみんな新人を含む五人が出馬したが、今回はみんなを除く四人の争いになる見通し。村井陣営は「今回は非自民票が分散しないだろう」と危機感を強める。武正は駅頭やミニ集会で安倍政権への批判を強め、幅広い層の支持を呼び掛けている。県内唯一の社民候補となる松本は党一丸の支援を受ける。松村は「消費税増税反対」「脱原発」など党の政策を訴える。
◆<2区>維新新人3区から転出
◆川口市
新藤義孝56 (元)総務相 自前<5>
谷古宇勘司63 (元)県議長 維新
奥田智子45 (元)県議 共新
元総務相で自民県連会長の新藤に、「対自民」による野党共闘で急きょ2区での立候補が決まった谷古宇と、元県議の奥田が挑む。過去六回は新藤と民主元職の石田勝之が激しく争ったが、前回落選した石田は政界から引退。民主は独自候補の擁立を見送った。
六選を目指す新藤は「前回ほどの追い風は期待できない」と気を引き締める。草加市が地盤の谷古宇は前回に続き地元3区からの出馬を表明していたが、民主とのすみ分けで2区に転出する。奥田は二月の県議補選で初当選したばかりだが、県議を辞職して出馬する。消費税増税中止や脱原発などを訴える。
◆<3区>黄川田と細川争い再び
◆草加・越谷市
黄川田仁志44 党青年局次長 自前<1>
細川律夫71 (元)厚生労働相 民元<7>
宮川雅之39 (元)越谷市議 共新
自民県連の公募で選ばれ前回初当選を果たした黄川田と、議席奪還を目指す元厚生労働相の細川の争いが軸になる。
黄川田はこの二年間、地域行事などに小まめに足を運んで知名度アップに注力。「前回のような(民主の)敵失はない」と気を引き締める。通算七期の実績を誇る細川は前回落選後に「後継者にバトンを渡す時期」と政界引退を考えたが、党幹部から要請を受け出馬を決断した。
元越谷市議の宮川は国政初挑戦。比例票上積みも視野に入れる。
◆<4区>維新票の行方がカギ
◆朝霞・志木・和光・新座市
豊田真由子40 (元)厚労省職員 自前<1>
神風英男53 (元)防衛政務官 民元<3>
桜井晴子58 (元)志木市議 共新
再選を目指す豊田に、返り咲きを狙う神風と、四度目の立候補となる桜井が挑む。
民主と維新の候補者調整の結果、前回4区から出馬した維新新人の青柳仁士が今回は9区(飯能、狭山市など)から立候補することに。青柳が前回得た約四万六千票の行方が当落の鍵を握りそうだ。
豊田と神風の前回の票差は約一万八千。豊田陣営は「今回は厳しい戦いになる」と危機感を抱き、神風陣営も「すべての票が流れてくるわけではない」と激戦を覚悟する。元志木市議の桜井は消費税増税反対などを訴えて支持拡大を図る。
※敬称略
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141128/CK2014112802000166.html
衆院選 各小選挙区 情勢(2)
2014年11月28日
◆<5区>枝野、牧原の激戦に
◆さいたま市西・北・大宮・中央区
牧原秀樹43 (元)環境政務官 自<前><2>
枝野幸男50 党幹事長 民前<7>
山本悠子62 党地区委員 共新
八選を目指すベテラン枝野に、牧原が四度目の戦いを挑む。
牧原は前回、自民への追い風を受けて枝野に九千四百票差にまで迫ったが、小選挙区では敗北。比例復活で二期目の当選を果たした。だが「今回はより厳しい」と陣営幹部。子育て支援など身近な政策を訴え無党派層の取り込みを図る。
枝野は党幹事長として迎える初の衆院選。抜群の知名度を誇るが、選挙期間中は党候補者の応援で全国を飛び回るため、自身の選挙区にはほとんど入れないという。「今回は風向きが読めない」と気をもむ。山本は消費税増税中止や集団的自衛権の行使容認反対を主張し、支持拡大を目指す。
◆<6区>中根・大島、対決4回目
◆鴻巣(旧鴻巣市、旧吹上町)・上尾・桶川・北本市、伊奈町
中根一幸45 外務政務官 自前<2>
大島敦57 (元)内閣府副大臣 民<前><5>
戸口佐一64 党地区常任委員 共新
前回は中根が小選挙区を制して二期目の当選を果たしたが、次点の大島とはわずか百九十八票差。今回で四回目となる二人の対決はさらに激しくなりそうだ。
中根は主要事務所を鴻巣市から大票田の上尾市内に移転し、支持拡大を図っている。前回は比例で復活当選した大島は六選を目指し、労働組合などの組織票固めに力を入れる。
二度目の挑戦となる戸口は消費税増税の中止などを訴える。
◆<7区>自民VS復党の小宮山
◆川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)
神山佐市60 (元)県議 自前<1>
小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>
根本千裕55 (元)会社員 次新
長沼チネ64 党地区委員長 共新
前回、小選挙区を制して初当選した神山に、生活から民主へ復党した小宮山が挑む。富士見市出身の神山は川越市での得票がかぎ。「この二年間で浸透している実感がある」と語り、前回の八万票弱から二万票以上の上積みを目指す。
前回、維新新人に次ぐ三位の得票で比例復活した小宮山は今回、民主票と維新に流れた無党派票を狙うが、陣営は「政党が変わったことへの疑問の声もあり、楽観できない」と引き締めを図る。
長沼は「安倍政権の暴走、特に戦争をする国づくりを止めたい」と訴える。根本は「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。
◆<8区>自民前職に2人挑戦
◆所沢・ふじみ野市(旧大井町)、三芳町
柴山昌彦48 (元)総務副大臣 自前<4>
小野塚勝俊42 (元)財金委理事 民元<1>
辻源巳43 党地区委員長 共新
五選を目指す柴山と議席奪還を狙う小野塚、三度目の挑戦となる辻の争い。維新元職の並木正芳は前回立候補した8区での公認が決まっていたが、民主との調整で維新の比例単独に転出することになった。
並木はかつて自民党員だったため柴山陣営は「『並木票』はそのまま民主には行かない」と分析しつつも警戒感を強める。前回は柴山に四万近い票差を付けられた小野塚は「民主と自民、共産の構図となり、戦いやすくなった」と、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の批判などを展開している。
辻は消費税増税中止や脱原発などを訴える。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141129/CK2014112902000163.html
衆院選 各小選挙区 情勢(3)
2014年11月29日
◆<9区>維新新人 選挙区替え
◆飯能・狭山・入間・日高市、毛呂山・越生町
大塚拓41 法務政務官 自前<2>
青柳仁士36 (元)国連職員 維新
広森すみ子66 狭山市議 共新
三選を目指す大塚に、青柳、広森の新人二人が挑む。民主党本部は今月十一日、公認候補として新人の男性を内定したと発表したが、男性はその後に立候補を辞退。民主と維新の調整の結果、4区(新座、朝霞市など)に出馬予定だった青柳が選挙区を変えて出馬することになった。
大塚陣営は、両党の共闘について「どう影響するかは未知数」として引き締めを図り、支持者固めに力を注ぐ。青柳は、維新や民主の元衆院議員らの支援を受け、浸透を図る。
狭山市議八期目の広森は今回が初挑戦。「安倍政権の暴走阻止」、消費税増税中止などを訴える。
◆<10区>1強と維新、共産対決
◆東松山・坂戸・鶴ケ島市、比企郡
山口泰明66 (元)内閣府副大臣 自前<5>
坂本祐之輔59 党県代表 維<前><1>
石井祐一63 党地区委員 共新
前回、圧勝で返り咲いた山口に坂本、石井の二人が挑む。前回10区に出馬した生活元職の松崎哲久は比例単独に回り、民主は独自候補の擁立を見送る。
六選を目指す山口は三市七町の後援会を中心に組織選挙で臨む。「二月の豪雪被害でもいち早く国に支援要請した」と地元への貢献をアピールする。元東松山市長で前回は比例復活で初当選した坂本は「当時は維新への追い風があったが、今回はまったくの無風」と自覚するが、「非自民」票の取り込みを期待する。
初挑戦の石井は「山口さんとのがっぷり四つに持ち込みたい」と、自民対共産の演出を狙う。
◆<11区>自民系の2人激突
◆熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡
今野智博39 党青年局次長 自<前><1>
柴岡祐真30 党准中央委員 共新
小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>
小泉と今野の自民系二人が再び激突する。民主は、過去二回に続いて独自候補の擁立を見送る。
郵政民営化に反対し二〇〇五年に自民を離党した小泉は、四回続けて無所属での出馬となる。強固な後援会組織を武器に五選を狙う。自民県連の公募で選ばれた今野は前回、小泉にダブルスコアの票差を付けられたが、比例復活で初当選を果たした。この二年間に市町村単位で築いた党組織を軸に再選を目指す。
二度目の挑戦となる柴岡は反自民の姿勢を強調し、野党票固めを狙う。
◆<12区>地域間対立が激化
◆熊谷(旧熊谷市、旧大里・妻沼町)・行田・加須・羽生・鴻巣市(旧川里町)
野中厚38 (元)県議 自前<1>
本多平直49 (元)経産政務官 民元<2>
鈴木千賀子59 (元)北川辺町議 共新
森田俊和40 (元)県議 次新
加須市が地元の野中と、熊谷市が地盤の森田との地域間の綱引きが激化している。前回にみんな公認で出馬した元行田市議が今回は出馬せず、行田市の票の行方にも注目が集まる。
野中、森田はともに元県議で自民会派に所属していた。森田は前回は自民の公認争いで野中に敗れ、無所属で出馬したが落選。次世代公認で挑む今回も、保守系熊谷市議らの支援を受ける。野中は精力的な支持者回りで票固めを図る。
本多は街頭演説などで安倍政権の経済政策の問題点などを訴え、返り咲きを狙う。九年ぶりの立候補となる鈴木は、消費税増税中止などを訴える。
※敬称略
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141201/CK2014120102000134.html
衆院選 各小選挙区 情勢(4)
2014年12月1日
◆<13区>民主は「空白区」回避
◆春日部(旧春日部市)・久喜(旧久喜市、 旧菖蒲町)・蓮田・白岡市、宮代町
土屋品子62 (元)厚労副大臣 自前<5>
山内康一41 (元)みんなの党役員 民<前><3>
中村匡志37 法務翻訳業 次新
秋山文和67 (元)春日部市議 共新
前回返り咲いた土屋に三人が挑む。民主は候補者擁立を断念する見通しだったが、みんなの党解体に伴い民主入りした山内の擁立を急きょ決めた。
土屋は厚生労働副大臣の職務や党務のため地元入りが激減したが、「緊張感を持って選挙戦に臨む」と気を引き締める。
福岡県出身の山内は、埼玉の小選挙区への出馬は初めて。「(街頭演説中心の)空中戦になるのはやむを得ない」と話し、「穏健な中道勢力の結集」を訴える。前回は旧日本維新の会公認で出馬した中村は次世代で再挑戦する。秋山は春日部市議を三十一年間務めた知名度を生かし、非自民票の受け皿をアピールする。
◆<14区>三ツ林と鈴木の激戦
◆春日部(旧庄和町)・久喜(旧栗橋・鷲宮町)・八潮・三郷・幸手・吉川市、杉戸・松伏町
三ツ林裕巳59 内科医 自前<1>
鈴木義弘52 (元)経産委理事 維<前><1>
苗村光雄58 党県委員 共新
自民、維新、共産の三つどもえ。ともに前職の三ツ林と鈴木の激戦になりそうだ。民主は候補擁立を見送り、前回の民主候補が獲得した約四万二千票の行方が注目される。
選挙区が南北に長い地域にわたるのが特徴。前回小選挙区を制した三ツ林は北部の幸手市が地盤。この二年間で後援会組織を拡充し、南部での駅立ちなどにも力を入れてきた。元県議の鈴木は三郷市を中心とする南部が地盤で、前回は比例復活で初当選した。北部での票の上乗せを狙う。
四度目の挑戦となる苗村は民主、自民の支持層への食い込みを図り、前回得票の上積みを目指す。
◆<15区>田中と高山、4度目対決
◆さいたま市桜・南区、蕨・戸田市
田中良生51 (元)経産政務官 自前<2>
高山智司44 (元)環境政務官 民元<3>
田村勉66 党県委員 共新
三選を目指す田中と、返り咲きを狙う高山の四度目の対決が軸。前々回は高山、前回は田中が、それぞれ大差をつけて圧勝した。「埼玉都民」が多い都市部だけに、無党派層の取り込みが勝敗を左右する。
第二次安倍政権で経済産業政務官を務めた田中は「(安倍首相の経済政策の)『アベノミクス』を前に進める」とアピールする。民主政権時代に環境政務官などを務めた高山は、地域の集会に数多く足を運び「社会保障の充実を実現させる」と訴えている。
田村は消費税増税の中止や脱原発などを訴える。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk16010209000c.html
2014衆院選:戦いの構図/上 1区 再選目指す自民 野党、議席へ2新人が挑む /富山
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
12月2日公示、同14日投開票の衆院選に向け、県内の小選挙区への出馬を表明した各立候補者は、事務所開きや街頭演説、業界団体へのあいさつ回りなど、衆院解散から1週間で既に選挙本番さながらの態勢を作り上げている。自民党が県内小選挙区の3議席を独占し「保守王国」を印象付けた前回選から2年。県内各区の戦いの構図を紹介する。
前回選は、当時の与党だった民主党から自民党が議席を奪還し、国政の縮図が再現された形の富山1区。この議席を守り、再選を目指す自民前職の田畑裕明氏(41)に、維新新人の吉田豊史氏(44)、共産新人の高橋渡氏(51)が挑む三つどもえの様相となっている。
前回選、田畑氏は知名度では民主前職の村井宗明氏(41)より劣ったが、ふたを開けてみれば3万票近い差を付けて初当選。政権奪還の追い風と長勢甚遠元法相から継承した地盤の力を見せつけた。
23日の事務所開きで選対最高顧問の長勢氏は「緊迫感、緊張感を持ち、平成15(2003)年のような事が起こらないことが大事」と発破をかけた。村井氏が比例で復活当選した03年以降、選挙の度に票差が縮み、09年についに議席を奪還されたことを念頭に置いた発言だった。30日には自民党の稲田朋美政調会長が来県し、事務所前や中心市街地で遊説する予定で再選に向け、盤石を期す。
一方の野党。解散風が吹き始めた当初、民主党県連は村井氏へ再挑戦を打診したが、村井氏は不出馬と政界引退を宣言した。野党同士の“共倒れ”を回避し、吉田氏に自民批判票を集中させたいとの狙いだ。村井氏に近い民主党の笠井和広県議は22日に砺波市内であった維新の党県連設立総会に出席し、「野党共闘が実って新しい政治の流れを」と激励した。
元県議の吉田氏は県議2期目だった前回選、長勢氏の後継者選びで自民党富山市連からの擁立を受けられないと判断して同党を離党した。前回は日本維新の会とみんなの党(いずれも当時)が推薦した無所属候補だったこともあり、今回は維新の党公認で出馬。他の野党からも支援の声があり、小矢部市出身で同党の柴田巧参院議員は「議席を獲得しうる選挙区」と息巻く。
「野党共闘」にくみしない高橋氏は「自民党政権に対する明確な対決軸がない中で集まっても、憲法観に違いがあって一緒にできるわけがなく、自民党にとっては痛くもかゆくもないと思う」と分析する。昨年の参院選や東京都議選での共産党の議席拡大などを追い風とし、票の積み重ねを狙う。
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◆立候補予定者
◇1区 12[自]09[民]
田畑裕明 41 [元]厚労委員 (1)自 前
吉田豊史 44 [元]県議 維 新
高橋渡 51 党県書記長 共 新
◆過去の衆院選投票結果◆
◇12年(前回)
田畑裕明(自民) 当 70268
村井宗明(民主) 43072
吉田豊史(無所属) 24370
山田哲男(共産) 7023
投票率56・30%
◇09年(前々回)
村井宗明(民主) 当 90377
長勢甚遠(自民) 比 82040
佐伯めぐみ(共産) 6974
吉田かをる(諸派) 1684
投票率70・00%
※当は当選、比は比例復活当選
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk16010362000c.html
2014衆院選:戦いの構図/中 2区 三つどもえの様相 前回と同じ、自・社・共に /富山
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
自民前職の宮腰光寛氏(63)、共産新人の平崎功氏(58)、社民新人の東篤氏(54)の3氏が争う三つどもえの様相を示す。自民、社民、共産3党の候補者が戦う構造は前回と同じで、その時は宮腰氏が7万票以上の大差をつけて圧勝。民主党が政権交代を果たした2009年でさえ、その差は3万票以上だった。
宮腰氏は選対本部総括責任者に黒部市の堀内康男市長、選対本部長にベテラン県議の鹿熊正一氏を据える盤石の布陣で臨む。解散した21日に選挙区に戻り、早速、地元市議の後援会会合にも出席した。同日夜、報道陣の取材に応じた宮腰氏は「1区から3区まで協力体制を構築し、自民党一丸となって選挙に臨みたい」と県連会長としての意気込みを語った。
ある陣営幹部は「突然の解散だったので、街頭演説に出る時間がなかなか取れない」とこぼすが、宮腰氏は支持者へのあいさつ回りに奔走し、支持を固めている。
平崎氏は「本当に自分勝手過ぎる解散」と安倍政権を批判。「住民の怒りが高まっている今こそ共産党が頑張らなければならない。この選挙で大躍進したい」と意気込む。3氏の中では最も早く街頭演説に乗り出し、増税反対や原発再稼働反対を訴えている。
「演説の際に声をかけられることが多くなった」と語る平崎氏。反自民票の受け皿を目指し、支持拡大を図る。
生活の党と社民党による党本部レベルでの「すみ分け協議」を経て、自民、共産両党以外では唯一、出馬表明した東氏だが、強固な野党共闘体制の構築は難しいのが現状だ。生活の党県連は東氏支援に消極的。民主党も含めて、2区は自主投票となる公算が大きい。社民党県連の柴義治幹事長は「『候補者が出ない』ということが協力の形。具体的には難しい」と話す。
それでも「自民党への批判は着実に高まっていると思う。批判票の受け皿となりたい」と柴幹事長は強調する。「自民対反自民」の対立軸で戦い、無党派層を取り込むことができるかが鍵だ。
==============
◆立候補予定者
◇2区12[自]09[自]
宮腰光寛 63 [元]副農相 (6)自 前
平崎功 58 党地区委員長 共 新
東篤 54 参院議員秘書 社 新
◆過去の衆院選投票結果◆
◇12年(前回)
宮腰光寛(自民) 当 102251
東篤(社民) 25396
高橋渡(共産) 8646
投票率56.22%
◇09年(前々回)
宮腰光寛(自民) 当 105828
藤井宗一(社民) 73597
小野彦治(諸派) 3579
投票率72.78%
※当は当選
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk16010338000c.html
2014衆院選:戦いの構図/下 3区 自民、強固な支援健在 ネット解禁 共産、無党派層へ工夫 /富山
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
富山3区は、自民前職の橘慶一郎氏(53)に共産新人の坂本洋史氏(44)が挑む、自共の一騎打ちとなっている。
全国的には自民党が大敗し政権交代となった2009年、野党共闘を掲げた無所属新人を破って初当選した橘氏。祖父と父親も衆院議員を務め、元高岡市長からの転身。長年培った地盤にはさらに盤石さが増し、再選を目指した前回選、次点の民主新人に12万票以上の大差を付けて圧勝した。
「大政治家に押し上げる」「さすがと言わせる選挙を」「立派な票を持って国政に」−−。11月24日に高岡市内であった事務所開きには、地方議員や県西部の市長だけでなく経済界、農業、漁業など各種団体のトップも駆け付け、今回も強固な支援体制が健在であることを印象付けた。
坂本氏は、来春の県議選射水市選挙区への出馬を表明し半年活動してきた。突然の衆院解散だが、これまで地元で聞く不景気や増税への不満、不安は国政でこそ変えられると考え、「チャンスが前倒しで来た」と受け止める。
「住民の気持ちにかみ合った語りになるよう努力したい」と、日々マイクを握り、消費増税への批判や、アベノミクスの破綻、憲法改正反対を訴える。衆院選としてはインターネット上の選挙活動解禁後初となる選挙。街頭演説前に場所をツイッターで告知するなど、若い世代や無党派層、選挙への関心が薄い人々に訴えが届くよう、工夫する。
◇
この企画は、成田有佳、大東祐紀が担当しました。
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◆立候補予定者
◇3区12[自]09[自]
橘慶一郎 53 [元]総務政務官 (2)自 前
坂本洋史 44 党地区委員長 共 新
◆過去の衆院選投票結果◆
◇12年(前回)
橘慶一郎(自民) 当 162891
朴沢宏明(民主) 35024
泉野和之(共産) 13400
(投票率57.76%)
◇09年(前々回)
橘慶一郎(自民) 当 134315
相本芳彦(無所属) 105483
柴田巧(無所属) 50752
出口佑一(諸派) 2249
(投票率76.96%)
※当は当選
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk21010062000c.html
決戦の構図:2014衆院選/上 余裕の自民 完全勝利へ盤石態勢 票の掘り起こし目指す /岐阜
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
「看板をかけた以上、力を合わせて全員当選に向けて頑張りたい。決まったからにはしっかり選挙をやると切り替える」。解散後初の週末となった23日。岐阜市の自民党県連に選挙対策本部の看板を掲げた猫田孝幹事長(県議)は得意げな表情で各選挙区を担当する県議を発表し、他党の候補に比例復活すら許さない“完全勝利”を誓った。
自民党県連は解散直前の15日、年内解散・総選挙に反対する決議を採択した。「厳しい年末に選挙をやる余裕がない」「年末商戦に響く」など業界団体の意見に配慮した決議で、野党側も「世論を受け止めた上手な戦術」と舌を巻いた。決議では「総選挙に力を入れる余裕など全くない」と指摘。党本部にモノを言える力と余裕があることを内外に示した。決議後の記者会見では「まあ余裕が全くないわけではありませんけども……」と本音が漏れるほど、万全の態勢がほぼできあがった。
「自民王国」といわれる岐阜県だが、民主党に風が吹いた2009年の前々回衆院選で1区(岐阜市)、3区(各務原市など)、5区(多治見市など)で苦杯をなめた。特に3区は比例代表での復活当選も果たせない完敗を喫した。その反省を踏まえ、12年の前回衆院選では3区を最重点区と位置づけ、猫田幹事長自ら選挙区内を10日間かけて行脚した。自民系市議や関係者のもとを訪れることで票の掘り起こしに成功し、民主党候補に5万票以上の大差をつけて圧勝に導いた。
今回の衆院選でも、県議会議長を経験したベテラン県議を各選挙区の責任者として配置した。ベテラン県議が各候補者の「重し」になるような態勢を築き、これまで以上に票の掘り起こしに力を入れる方針だ。
ただ、地方議員の間には「しらけたムードが漂っている」「投票率が上がる要素はない」という声が聞かれ、不満もくすぶる。さらに選挙期間が市町村の定例議会の会期とも重なり、地方議員が選挙運動に割ける時間は限られている。それでも衆院選は地盤固めの好機。来春に迫る統一地方選のために地方議員たちは重い腰を上げざるを得ない。
選挙対策本部の看板をかけた後、決議の反響を問われた猫田幹事長は満足げな表情で答えた。「反響は本当に良かったよ。ちょっと今の時期にいかがなものかとほとんどの人が思っていたと思うんで」【道永竜命】
◇
衆院選の公示が12月2日に迫った。与党はアベノミクスに対する審判と位置づける一方、野党は大義なき選挙だと批判を強めている。突然の解散で、各立候補予定者とも慌ただしく臨む選挙戦。公示直前の情勢に迫る。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk21010020000c.html
決戦の構図:2014衆院選/中 民主離れ 議席奪還へ背水の陣 存在の希薄化に危機感 /岐阜
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「民主党を離れた際にはご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げたい」。岐阜市内で29日にあった民主党県連のパーティーの壇上で、2012年の衆院選前に離党届を出して除名された維新前職が一礼した。
民主党県連はこれまで、県内全選挙区に候補者を立ててきたが、今回は2区(大垣市など)と4区(高山市など)で独自候補の擁立を断念した。空白区は1998年の結党以来、初めて。野党共闘で自民党に流れる票を食い止めようと、4区で立候補予定の維新前職の支援を決めた。苦渋の決断だった。
民主党は政権交代を控えた09年衆院選で、1区(岐阜市)、3区(各務原市など)、5区(多治見市など)の3選挙区で自民前職を降し、比例代表を含めて計7人を国会に送り出した。しかし12年衆院選では前職3人が党を離れ、全選挙区で大敗。昨年の参院選も敗れた。一時9人いた国会議員は小見山幸治代表だけになった。
「民主党の看板では厳しい」。党勢の伸び悩みに危機感を抱いた党所属の県議たちは今年6月、党の色を薄めた政治団体を結成。来春の県議選に向けた新人候補の発掘を目指した。しかし、そのさなかに現職県議1人が離党。新人候補の擁立も思うように進まない中、安倍晋三首相が「予期せぬ解散」を表明した。この段階で衆院選の公認候補は3区と5区だけ。党県連は急ピッチで候補者選定に入ったが、党本部から必ず擁立するよう求められた県都・1区の候補者選びも難航した。
解散表明翌日の19日夜。普段は暗い県連事務所2階の一室に明かりがともり、県連役員が会談した。約1時間半後に出てきた幹部は1区の候補者選定で最終調整に入ったことを明かし「あすの午後にはすべての根回しが終わる」とほっとした表情を見せた。党公認が決まった新人は「記者会見ぎりぎりまで(出馬するか否かを)考えた」と複雑な胸中を明かしながらも、「今回訴えたいのはアベノミクスからの転換だ」と自民との対決姿勢を鮮明に打ち出した。
党最大の支援組織、連合岐阜も「大敗すれば安倍政権にお墨付きを与えることになる」と危機感を募らせ、全面的な支援を約束する。12年衆院選では09年に比べて投票率が11・05ポイント下がった。連合は09年衆院選で民主党に投票した有権者が棄権したため、投票率が下落したと分析。「自民は嫌だという有権者にどう浸透させるかだ」と戦略を練る。
党、連合の目標は「県内から民主党衆院議員を誕生させること」。党の存在意義をかけ、背水の陣で選挙戦に臨む。【道永竜命】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk21010080000c.html
決戦の構図:2014衆院選/下 苦心する第三極 離合集散で支持率に陰り 共産・公明は着々と準備 /岐阜
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
「党が誕生したばかりで時間がない。だからこそ誰かが指導する立場にならないといけない」。次世代の党前職は11月24日、美濃加茂市内で開いた緊急役員会の後、記者団に苦しい党内事情を明かした。
2012年の前回衆院選で、非自民の受け皿として期待された「第三極」は選挙後、離合集散を繰り返し、支持を伸ばせないまま選挙戦への突入を余儀なくされている。
衆参合わせて9期と実績のある次世代前職は前回、日本維新の会(当時)から比例代表東海ブロックに単独で立候補した。第三極ブームに乗り、同党は県内で約19万票を獲得。野党第1党の民主党を上回り、自民党に次ぐ集票力を示した。
しかし、日本維新の会は路線の違いから今年8月、維新の党と次世代の党に分党。前職は次世代を選び、わずか3カ月後に突然、衆院が解散された。各種世論調査で次世代の支持率は1%前後に低迷。支持者は前職が選挙区で立候補することを望んだが、党の票を掘り起こすため、比例単独での立候補を選んだ。「選挙区なら投票用紙に名前を書いてもらえるのだが」と苦しさがにじむ。
片割れの維新の党も厳しい戦いを強いられる。4区から立候補予定の維新前職は、2年前に離党を巡って除名された民主党と手を組んだ。前回選挙で維新、民主両党候補の得票数は計約9万3000票。票の掘り起こしで選挙区での勝利の可能性も見えてくる。
ただ民主党内には「けんか別れ」した維新前職に批判的な声が根強い。さらに第三極の支持率は伸び悩み、狙い通り票を獲得できるかは不透明だ。維新前職は「自分の政策を訴え続けるだけ」と悲壮感を漂わせる。
苦心する第三極を尻目に「たしかな野党」を掲げる共産党は全5選挙区に候補者を擁立した。今回の選挙を「自共対決」と位置づけ「安倍政権の暴走に歯止めを」と意気込む。
同党は5月、1区に現職県議の擁立を発表し、解散決定直後には残る4選挙区に新人の擁立を決めた。他党の立候補予定者が事務所の確保に苦労する中、24日には1区で立候補予定者の事務所開きがあり、選挙に向けた準備が着々と進む。党県委員会の松岡清委員長は「共産党が伸びてこそ、自民党政治にストップをかけられる」と支持拡大を目指す。
公明党は各選挙区に立候補する自民候補の推薦を決定。自公協力を進めることで、比例東海ブロックで現有2議席以上の確保に全力を傾ける。党県本部の岩花正樹代表は23日にあった自民党のパーティーで第三極を皮肉った。「公明党は生まれては消え、沈んでいくような訳の分からない政党ではない。自民党とともに国を動かしていく」【道永竜命】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk24010153000c.html
揺れる:衆院選・解散余波/上 4区 民主が内紛・離党 県議選巡り辞任劇 /三重
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
◇解散後に擁立断念 自共対決の公算大
27日夜、松阪市のホテルで、民主党三重4区総支部長だった森本哲生・元衆院議員の後援会緊急報告会が開かれた。
「混乱を招いた責任は負わなければならない。皆さんの国政への期待や選択肢を失わせてしまった責任は非常に重い」
森本氏は感極まったように時折言葉に詰まりながら、公認内定者が就く支部長職の辞任と、後任候補擁立断念の経緯を説明して頭を下げた。
「混乱」は来春の県議選・松阪市選挙区での候補者の人選を巡って生じた。民主党の同市議らが中心となり、引退県議の後継に同僚市議を選び、党県連も9月20日、推薦を決めた。しかし、森本氏が「調整が十分に済んでいない」などと話したことが、同僚市議に粘り強く出馬要請した市議らの反発を買った。
要請を受諾した市議は立候補を取りやめ、この市議を含む市議4人が同30日、離党届を提出した。森本氏は「人選に反対したわけではない。責任を持って選挙戦をするため、きっちり話をしておく必要があると考えただけ。県連幹事会でも『しっかり応援する』と推薦をお願いした」と釈明する。だが亀裂は埋まらず、11月14日に辞任を申し出て、翌15日の県連幹事会で承認された。
県連は後任の人選を急ぎ、市議らは三重1区で維新の出馬予定者と競合する高橋千秋・前参院議員(58)の4区での擁立を求めたが実らず、県連は衆院解散後の23日、三重1、4両区での擁立断念を発表した。
この結果、4区は自民前職の田村憲久・前厚生労働相(49)と、共産新人の松木豊年氏(62)の戦いになる公算が大きい。
過去3回、森本氏と激戦を展開してきた田村氏。約3カ月前まで大臣を務め、全国的な知名度も高いだけに、公示後は他府県への応援要請も多い。毎朝街頭に立った後、支援企業回りなどを続けているが、公示後は3日程度しか地元入りできない予定という。陣営関係者は「支持者の雰囲気が何となくふわっとしている。いつもと同じように手を抜かずにやっているが、どれだけ盛り上げられるか心配だ」と話す。
一方、松木氏は、消費増税中止や原発再稼働反対とともに医療、福祉政策の改善を訴え、田村氏に挑む。「自共対決なら論戦はしやすい。反自民票や浮動票が獲得できるはず」と得票増に期待を寄せている。
◇
突然の衆院解散を受け実施される師走の総選挙。与野党ともに「想定外」の事態に揺れ、候補者擁立を巡るドタバタ劇が繰り広げられた。関係者の動きを追った。(この企画は田中功一、谷口拓未が担当します)
〔三重版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk24010021000c.html
揺れる:衆院選・解散余波/中 3区 自民が現職外し 異例の候補交代劇 /三重
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
◇地元から不満噴出 民共と三つどもえ
「桜井さんが、このまま(小選挙区で)戦うのは難しいと判断した」。衆院解散前日の20日、自民党県連で行われた県内小選挙区の公認発表で、川崎二郎県連会長(67)はこう切り出した。三重3区で、公認予定者として3区総支部長を務めていた桜井宏氏(58)=比例東海=に代え、新人の弁護士、嶋田幸司氏(40)を擁立するという異例の交代劇−−。それには伏線があった。
15日に開かれた県連役員会で、各小選挙区の公認候補が議論の俎上(そじょう)にのった。県連会長の川崎氏を除く、公認予定の衆院議員が席を外す中、3区の地元県議らから「地元での活動が足りない」「こんな状態では、とても戦えない」などと、桜井氏に対する不満が噴出したのだ。
3区は、民主党の岡田克也氏(61)が8期連続当選し、強固な地盤を築いている。前回初めて出馬した桜井氏は岡田氏に敗れたものの、比例代表で復活当選し、小選挙区での再挑戦を目指していた。
ただ、3区では自民系地方議員の支持者の中にも衆院選で岡田氏を支援する人が少なくない。来春に県議選や市町議選を控えた議員らからは「地元にあまり浸透していない桜井さんを応援しても自分の選挙にプラスにならず、かえって支持者の不満を招いてしまう。清新な候補の方がアピールしやすい」という本音も漏れる。
川崎会長は役員会後、各小選挙区の世論調査結果を踏まえて候補者決定すると発表したが、既に後任候補の目星は付いていた。水谷隆幹事長が18日夜、桜井氏に嶋田氏への交代を伝え、桜井氏は比例東海ブロックに回ることになった。
東京生まれの嶋田氏は一昨年5月、桑名市に弁護士事務所を開設。一転、国政へ挑戦することになり、支援するスタッフや事務所も急ごしらえで臨む。27日の早朝、妻らと共に初めて桑名駅前に立ち、通勤客らに刷り上がったばかりの名刺を配った。嶋田氏は「岡田さんと比べると知名度は天と地ほどの差。顔と名前を少しでも覚えてもらえるよう、一人でも多くの人に会いたい」と意気込んだ。
一方の岡田氏は前回の衆院選後も200回以上の座談会をこなしてきたという。党幹部として今後、投票日までに地元入りできるのは2日程度の見込みだが、陣営関係者は「相手は代わっても、いつもと同じようにやるだけ」と話す。
共産党の釜井敏行氏(32)は、前回に続いて2回目の挑戦。陣営幹部は「手応えはある。前回(約1万6000票)以上の得票を目指したい」としている。
〔三重版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk24010042000c.html
揺れる:衆院選・解散余波/下 1区 民主擁立断念 一本化で維新攻勢 /三重
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
◇危機感強める自民 共産も対決姿勢
窓のブラインドが下ろされた津市の民主党県連事務所の一室。衆議院が解散された11月21日午後10時ごろから始まった会談は、1時間余りにわたって続いた。向かい合ったのは、党代表代行で県連代表でもある岡田克也氏と、三重1区で同党公認の出馬が内定していた高橋千秋・前参院議員(58)。高橋氏は、会談を終えて岡田氏が帰った後も残り、日付が変わるころに事務所を出た。表情は厳しく、会談内容について「岡田さんに聞いて」と記者に吐き捨てるように話し、車で走り去った。
県連などの要請を受け、高橋氏が出馬を表明したのは同月18日。それ以降、1区での活動を始め、21日も会談前まで名張市で地元県議の集会に参加するなどしていた。
一方、1区では高橋氏より前に、前津市長の松田直久氏(60)が維新の党からの出馬を表明しており、両党本部同士の候補者調整の協議が21日昼過ぎまで続けられていた。
党関係者らによると、岡田氏は、調整の結果、1区で高橋氏を公認できないことを伝えるとともに、候補者未定だった4区からの出馬を打診したという。だが出馬会見で「津市で生まれ育ち、今も住んでいる。1区以外は考えられない」と話した高橋氏には受け入れがたい内容で、出馬断念が決まった。
前回衆院選で松田氏は民主の出馬要請を断り日本維新の会(当時)から出馬、約5万5000票を得たが、民主が急きょ擁立した新人と票を奪い合い、約8万9000票を獲得した自民党の川崎二郎・元厚生労働相(67)に敗れ、比例復活当選もならなかった。しかし民主新人との合計得票は約8万4000票で、川崎氏との差は5000票弱。松田氏の陣営関係者は「民主票全てを取り込めるとは思わないが、投票に行ってもらえば民主票が川崎さんに行くことはないはず。候補者を一本化してもらった民主党に応えるためにも、今回は良い戦いをしたい」と意気込み、「自民1強を打破するためにも低投票率にならないようにしたい」と投票に行くよう呼び掛けも進める。
これに対し、川崎氏の陣営は「厳しい選挙になった。まずはきっちり陣営を固める」とし、公示までは街頭活動を抑え、支援者や企業回りを精力的に行っている。「公示後は街頭演説や個人演説会などで広く政策を訴え、無党派層の支持拡大に努めたい」という。
一方、共産党が擁立する橋本マサ子・前名張市議(68)は国政初挑戦。陣営は「今回は、安倍内閣の2年間の暴走政治に審判を下す『自共対決選挙』」と位置付け、消費増税の中止などを訴えている。
〔三重版〕
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58523.html
自民の強い組織力に野党連合が挑む 衆院選直前情勢、福井1区
(2014年11月30日午前7時30分)
12月2日の衆院選公示まであと2日。選挙区割り変更により、新しい選挙区で初の選挙となる。福井県内2小選挙区の直前情勢を追った。
× × ×
奥越、坂井地区などが加わった福井1区は、自民前職で党政調会長の稲田朋美氏に、維新新人の元県議鈴木宏治氏が再び挑む。「保守王国」といわれる自民の分厚い壁に対し、民主、社民は今回競合を回避して候補を擁立せず、維新とともに「反自民」で対抗する構えだ。共産は党県書記長の金元幸枝氏が9度目の出馬となる。
4選を目指す稲田氏は政調会長として全国を飛び回り、選挙期間中、福井で活動できるのはわずか数日。解散後初めて帰福した24日には、旧1区の後援会代表者ら約100人を集め「命を預けた」と涙ながらに訴えた。陣営は「運動は新しい選挙区中心になる。結束を固めたかった」。街頭では、道半ばと位置付けるアベノミクスの継続を訴える。
26日以降、福井滞在中は、旧1区だけでなく坂井や奥越の首長、市議、企業などへのあいさつに駆け回った。選挙対策本部長には坂井市の自民系県議が就くなど、運動は党地域支部が全面協力。本人不在の不安はあるものの、陣営は「自民の組織力は強い。党三役の名に恥じない得票率を目指す」と話す。
前回衆院選の与党と野党の得票数を新選挙区で比べると、自民候補の約11万7千票に対し、共産を除く野党候補の合計は約9万6千票。前回の雪辱を期す鈴木氏は「野党統一候補」として票の結集に加え、県議時代からの地盤・福井市東部を足場に、大票田の坂井市などで浮動票の取り込みを狙う。
急な解散で準備不足は否めないが、ボランティア型の選挙を展開。街頭演説と支援者回りに力を入れ、「地方は厳しい状況。アベノミクスは失敗だ」と転換を訴える。民主の離党組を中心に、過去の国政選挙出馬経験者らの人脈を生かし、浸透を図る。民主の支持母体である連合福井は「心情的支援」にとどめ、推薦は見送ったが、非自民の投票を呼びかける方針。
区割り変更で選挙区に新たに加わった地域は農村部が中心。農協改革などを進める自民に対する不満は少なからずあり、農業票の取り合いも予想される。稲田氏は「決して農協つぶしではない。丁寧に説明していく」とするのに対し、鈴木氏は「安倍政権の農業政策に批判的な人は結構いる」とみており、農業を守る立場をアピールしている。
金元氏も「農業問題を強く訴える好機」ととらえている。福井市や地元永平寺町、出身の坂井市などをくまなく巡回し、1日10カ所程度の街頭演説をこなす。
保守地盤のため厳しい戦いだが、最大の目標は「比例の北陸信越ブロックで11年ぶりに議席を獲得する」(南秀一県委員長)ことだ。金元氏も比例票の獲得に向け、共産の政策への理解や浸透に力を注ぎ、消費税増税の中止や原発ゼロを訴えている。「有権者から『共産党、頑張って』と応援する声が増えてきた」と手応えを感じている。
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/58586.html
大票田の丹南浸透が鍵握る 衆院選直前情勢、福井2区
(2014年12月1日午前7時45分)
0増5減による区割りの変更で旧3区に鯖江市、池田町、旧今立町(現越前市)が加わった福井2区は、自民前職で党国対副委員長の高木毅氏に民主新人でNPO法人理事長の辻一憲氏、共産新人で党県常任委員の宇野邦弘氏が挑む。2012年衆院選では旧3区の有権者数割合がおよそ嶺南6割、嶺北4割だったが、新2区になって嶺北6割、嶺南4割に逆転する。各陣営とも大票田となる丹南地区の取り込みが鍵とにらむ。
高木氏は地元敦賀市の選挙事務所に続き、29日に鯖江市にも拠点となる事務所を開設した。事務所開きで高木氏が「山本先生に勝つことは難しいが、負けず劣らず鯖江の勉強をさせてもらう」と支持を訴えると、旧2区から比例に回った自民前職の山本拓氏が「そんな遠慮せんでいい。ばーんと(行け)」と口を挟んで場を盛り上げた。
党内の新2区候補者選考では水面下でつばぜり合いを演じた両氏だが、党県連会長の山本氏は地元鯖江市の体制づくりで高木陣営に全面的に協力。事務所開きには市長のほか市議20人中19人が姿を見せ、山本氏は「新2区全体で鯖江の体制が一番完ぺき。敦賀よりもだ」と胸を張った。
丹南地区の体制づくりを急ぐのは辻陣営も同じ。支持母体の労組票が多い丹南地区全体が2区に含まれることは強みだ。民主系の地方議員の協力を得て連日、支援団体や企業のあいさつ回りに奔走。労組票を固めつつ、街頭演説もこなしている。選挙事務所も越前市に構えた。
解散直前に元職が辞退し、急きょの出馬となった辻氏だが、民主は1区の候補者の擁立を見送ったため、党県連の玉村和夫幹事長は「2区に全勢力を注ぐことができる」と強調。出遅れたものの集中的に人員を投入し巻き返しに努めている。
また、辻氏の父親は小浜市出身で衆参の国会議員を通算6期務めた故辻一彦氏。一彦氏の後援会は既になくなっているが、嶺南には青年団活動でかかわりのあった60代以上の市民や労組OBは少なくないとして、当時の人脈も生かして浸透を図る。
高木氏にとって一彦氏は1996年衆院選で敗れ、2000年の再挑戦で初当選を勝ち取った相手。高木陣営幹部は「一彦氏の知名度はまだ生きている」と警戒する。党県連支部や自身の後援会のネットワークをフルに活用し「早めに(辻氏の)芽を摘む」(陣営幹部)と息巻いている。
宇野氏は解散後に選挙区内の全市町をすべて回り、1日7〜10回の街頭演説をこなした。新たな区割りで有権者数が増えた丹南地区にも精力的に足を運ぶ。
29日には大票田の越前市や、選挙期間中は足を延ばすのが厳しい越前町にも出向いた。これまで知事選や参院選の候補者として全県選挙を経験しており「広くなった感覚はない。そういう意味ではむしろやりやすい」と宇野氏。消費税増税中止や原発からの脱却など、自民党政治と真正面から対決する党を前面に打ち出し政策の浸透に力を注ぐ。
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奈良
http://www.nara-np.co.jp/20141128090619.html
5期目狙う馬淵氏 - 小林氏、3代の組織力/'14衆院選
2014年11月28日 奈良新聞
安倍晋三首相が「アベノミクスの是非を問う」とする衆院議員選挙の公示まで、あと4日と迫った。現在のところ、県内では四つの選挙区に自民、民主、維新、共産、生活の5党12人が立候補を予定。党中央の来援も得て街頭演説に立つなど、事実上の選挙戦に突入している。消費税10%への引き上げ時期をめぐって突如として幕を開けた解散劇に、各陣営とも準備不足は否めない。野党側は「大義なき解散」と声をそろえ、経済政策のほか、原発再稼動や集団的自衛権も争点となる。12月2日の公示を待つ各立候補予定者の顔触れと動きをクローズアップする。
【1区】
前回衆院選で比例復活した自民前職の小林茂樹と5期目を狙う民主前職の馬淵澄夫、共産新人で党県委員会書記長の谷川和広の3氏が駒を進める。
小林氏は祖父から3代にわたる政治家で、西部を中心に支持基盤を持つ。前回衆院選で県議の職を辞して国政に出た。精力的に街頭に立ち、各種団体とも意見交換。29日に近鉄西大寺駅南口に後援会事務所を移転する。かつて理事長を務めた奈良青年会議所などを通して人脈を広げるほか、不動産業界の後押しもある。
元党県連会長で県議時代は票を競った出口武男県議が今回も選対本部長に就任。公示日に向けミニ集会、企業回りを続ける。
党選対委員長の馬淵氏は、党公認候補擁立や調整の大任を終え、今週から地元密着の選挙態勢に。知名度は全国区だが、前回は党政調会長代行で地元を離れることが多く、今回は強い危機感で選挙戦に臨む。
地域行事や葬祭参加など、日ごろの地道な取り組みが「馬淵党」とも呼ばれる根強い人気につながる。富雄元町1丁目に事務所を開設。連合奈良は情報労連や教育連合、電機連合、私鉄などを軸に全面支援する。
急きょ出馬が決まった谷川氏は、17日の表明後はほぼ連日、街頭で演説。国政選挙への立候補は昨年の参院選に続いて2度目。今回は党近畿比例5位の重複候補に決まったが、選挙活動は地元張り付きで、街頭では「安倍政権の暴走ストップ」「消費税増税の中止」を掲げて存在をアピールする。
奈良市で開かれた22日の赤旗まつりに市田忠義党副委員長が来援したほか、来月3日には穀田恵二党国対委員長も応援に入る予定。
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http://www.nara-np.co.jp/20141128090829.html
高市氏、知名度抜群 - 再起懸ける中村氏
2014年11月28日 奈良新聞
▽2区
前回は候補者5人が乱立し、反自民票が分散、自民が大勝した。今回は自民、共産、生活の三つどもえの戦いが予想される。
自民前職の高市氏は郵政解散に伴う平成17年の衆院選で1区から2区へくら替え。内閣府特命担当大臣、党政調会長など、閣僚や党の要職を歴任し、抜群の知名度を誇る。
今回は総務相の重責を担いながらの選挙戦で、21日の解散以後、選挙区に戻れたのは2日間だけ。事務所では選挙期間中も本人が選挙区にいられるのは半分程度とみており「後援会や支援団体の力を借り、着実に票につなげていく」と話す。
共産新人の和泉信丈氏は一般企業の契約社員を経て、党北和地区委員会職員となり、今回、初の国政選挙に挑戦する。立候補を表明して以降、党所属の議員と共に選挙区をこまめに回り、スポット宣伝を実施。「働く若い人々の生活を良くしたい」と雇用問題や消費税増税中止などを訴える。
22日には奈良赤旗まつりに参加し、市田忠義・党副委員長や約1800人の参加者と気勢を上げた。
生活元職の中村哲治氏は平成12年の衆院選に民主公認で立候補し、初当選。19年からは参院議員を務め、政権交代後は法務大臣政務官も経験した。2年前、民主が進めた消費税増税などに反対し、離党。前回は日本未来の党から立候補し、落選した。
現在は生活の党県第2区総支部長として政治活動を続けており、「自民でも共産でもない票の受け皿となるべく、アピールする」(有村京子県連幹事長)と再起を目指す。
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http://www.nara-np.co.jp/20141129135612.html
奥野氏、地盤固め - 栗原氏、維新から参戦/'14衆院選
2014年11月29日 奈良新聞
民主が2区に続いて候補擁立を見送り、父の地盤を受け継ぐ自民前職に、維新、共産の新人が挑む構図となる。
自民前職の奥野信亮氏は、父の強固な地盤を継いで平成15年の衆院選で初当選を果たした。前々回は民主に議席を明け渡したが、自民が大勝した前回選挙で返り咲いた。通算で4期目の議席を狙う。
25日に大和高田市に選挙事務所を開設、会合などにこまめに顔を出し、支援者へのあいさつ回りに奔走している。27日夜、同市内で後援会や党第3選挙区支部合同の決起大会を開き、「アベノミクスが間違いでないことを国民に問う選挙」と気勢を上げた。
維新の公認を受け、急きょ出馬が決まった栗原絵里子氏は神奈川県鎌倉市在住だが、前回衆院選で同党の3区候補者の選対本部長を務めた。
維新政治塾の第1期生で、各地の地方選挙を手伝うなど、選挙に慣れている側面もありそう。「みんなニコニコできる日本」を目指す。ただ、選挙事務所も「26日に契約したばかり」といい、出遅れは否めない。
共産新人の正木敦氏は4回目の国政選挙。地域をこまめに街宣し、ミニ集会で支援を訴えている。25日からは連日、駅前などで朝立ちもこなす。
今回の選挙を「自共対決」と位置づけ、「アベノミクスに代わる道を示すのは共産党だけ。大企業応援の政治から労働者や地域の商店主、中小企業を支援する政治に転換してこそ、景気が回復する」と訴える。
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http://www.nara-np.co.jp/20141129135712.html
田野瀬氏、態勢強化 - 大西氏、地道に訴え/'14衆院選
2014年11月29日 奈良新聞
前回衆院選で戦った自民前職と民主元職、共産新人の3人が再び舌戦を交えることになりそうだ。
自民前職の田野瀬太道氏は党総務会長や幹事長代行を務めた父の地盤を受け継ぎ、前回選挙で初当選した。
後援会組織は強固なまま維持され、衆院解散が決まるとすぐに集結、選挙体制をいち早く整えた。田野瀬氏もこの2年間、週末ごとに地元の会合に出席、つながりの強化に努めてきた。
26日には森雅子・元内閣府特命担当大臣が来援し、後援会に支持を呼び掛けた。
民主元職の大西孝典氏は衆院議員秘書や党本部職員を務め、平成21年の衆院選は比例復活で初当選。前回選挙は届かず、急きょ出馬が決まった25年の参院選も涙をのんだ。
この間、地元のイベントや会合に積極的に顔を出し、あいさつ回りも重ねてきた。選挙戦は、師となる地元出身で元国土交通大臣、前田武志参院議員の後援会が後ろ盾となる。27日には安住淳・党国対委員長代理が来援した。
共産新人の山崎タヨ氏は会社員を経て、党中南和地区委員会などで勤務。同委員会女性委員会事務局長を務めるなど、女性運動を長く続けてきた。国政選挙挑戦は前回に続いて2回目となる。
連日のように駅前で演説に立ち、党支持者を中心に広く浸透を図っている。選挙事務所は橿原市見瀬町に構えることを決めた。市田忠義・党副委員長が出席した22日の奈良赤旗まつり(奈良市)でも意気込みを示した。
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http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/130756
=1強多弱の中で さが衆院選2014=(上)与党
2014年11月30日 12時40分
自民佐賀1区と公明党の合同会議で気勢を上げる両党関係者=29日、佐賀市の佐嘉神社記念館
自民佐賀1区と公明党の合同会議で気勢を上げる両党関係者=29日、佐賀市の佐嘉神社記念館
■自民出遅れに危機感 知事選絡み内憂外患
「相手はかなり先行している。皆さんの全力の支援がなければ勝利はおぼつかない」。新2区に知事(当時)の古川康擁立を決定した11月23日。自民党佐賀県連会長の福岡資麿は、強固な組織選挙を実働部隊として支える地域・職域支部長を前に、室外まで響く声で危機感をあらわにした。
「今のうち解散」。民主はじめ野党の候補者選定や選挙協力が進んでいない時期に、安倍首相が党勢維持を狙って仕掛けた今回の選挙。ただ、この戦略は佐賀県連にとっては「想定外の最悪のタイミング」(幹部)に映った。
自民は2年前の総選挙で圧勝し政権を奪還、昨夏の参院選も制し、国会は自民が抜きんでた「1強多弱」の構図だ。今選挙も野党が低支持率にもがき、安倍の信任投票の様相さえ見せる。そんな中、前回総選挙で3選挙区のうち1、2区で民主候補の比例復活を許した佐賀は、全国とは異なる選挙区事情が横たわる。
衆院の「1票の格差」是正に伴う「0増5減」で小選挙区が3から2に減り、候補者調整が難航した。現職3人のうち重鎮の保利耕輔が昨年末に引退を決めたものの、今村雅弘が比例九州に転出し、新1区に岩田和親を選任したのは解散の1カ月半前。その時点で新2区は候補さえ決まっていない「空白区」だった。
県連幹部の一人は言う。「佐賀にとって、“今はやめて”解散だ。100メートル競走で相手は60メートル先。それが急に80メートル競走に変更されたようなもんだ」
超短期決戦に出遅れた県連は、さらに新たな火だねを抱える。現職知事を担ぎ出した代償として、同時並行で知事選対応も迫られる事態になった。県議会の3分の2を占める自民。ベテラン県議の一人は「衆院選はもちろん勝たないといけない。ただ、そっちにだけ気を取られて県政を4年間預かる知事選をないがしろにはできない」。
30日に締め切る推薦願は、武雄市長の樋渡啓祐と現職官僚の佐々木豊成が提出した。県連は12月6日に総務会で対応を協議するが、党本部を含めた水面下の駆け引きは激しさを増している。「6日に決めなくてもいいのではないか。このままでは衆院選の士気にも影響する」。県連幹部の一人は、衆院選中の「休戦」を口にする。
巻き返しには県全域に張り巡らした組織の結束が不可欠だが、早くも不協和音が聞こえ始めている。内憂外患ともいえる状況に福岡は「厳しい戦いになることは分かっている。ただ、負けだけは許されない。1票でも勝つ選挙をする」。
野党の存在感が見えない中、1強自民と連立を組む公明党は、消費増税時の軽減税率導入などを盛り込んだ共通公約で選挙に臨む。一方で党の公約では将来的に原発ゼロを掲げるなど自民との方向性の違いが表面化。県本部代表の伊藤豊は「確かに将来的な方向性が違う部分はある」としつつ、「軽減税率導入など弱者の視点を政策に反映させることが重要だ」。政権に入る意義を強調する。=敬称略
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衆院選は12月2日公示され、師走決戦の火ぶたが切られる。自民「1強」、野党「多弱」の政界地図は塗り替わるのか。佐賀県内各政党の現状や課題を追う。
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http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/131012
=1強多弱の中で さが衆院選2014=(下)野党
2014年12月01日 09時54分
佐賀2区から出馬予定の大串博志氏の応援に駆け付けた民主党の岡田克也代表代行。雨の中、街頭演説で「安倍政権の暴走を止めよう」と訴えた=伊万里市のJR伊万里駅前
佐賀2区から出馬予定の大串博志氏の応援に駆け付けた民主党の岡田克也代表代行。雨の中、街頭演説で「安倍政権の暴走を止めよう」と訴えた=伊万里市のJR伊万里駅前
■民主党勢拡大兆し見えず 共産、支持拡大狙う
衆院解散前日の20日、民主党最大の支持団体である連合本部(東京)に都道府県の会長が集まった。「佐賀はいいですねえ」。ため息混じりにそんな声をかけられた連合佐賀会長の相川司。候補擁立さえままならず、不戦敗を強いられる他県の実情と党勢低迷を肌で感じた。前職2人が再選を期す佐賀はそんなに恵まれているのか。「いや、勝負させてもらえるだけましという程度。党の存在感は薄く、厳しい戦いになる」。
2012年末の政権陥落後、党勢拡大の兆しが見えないまま衆院選を迎える民主党。結党以来、過半数を超える候補を擁立してきたが、今回初めて半数を割るとみられ、党幹部も政権交代を口にしない。12年に27人が立った九州地区も、出馬表明は14人にとどまる。
前回、九州の小選挙区で全敗した民主。比例復活とはいえ、1区の原口一博と2区大串博志が踏みとどまった佐賀に注目が集まる。実際、党員・サポーター数のノルマを達成できない県連が続出する中、佐賀は政権陥落後もノルマを上回る4千人台をキープした。
それでも、県連関係者の表情はさえない。「アリと象」。そう例える自民党との力関係が変わらないからだ。政権与党時には最大21人いた県市町議員は13人まで減った。参院議員だった川崎稔、県議1人、市議3人が相次いで離党し、「民主離れ」を印象づけた。
「衆院選では良い勝負ができても、地方選は話にならない」と県連幹部。懸案の基盤強化は進まず、支持組織がない中で「原口党」「大串党」という“個人商店”頼みの選挙から抜け出せない。その上、基盤は極端な「東高西低」。県北西部の唐津市、伊万里市、玄海町、有田町は議員が1人もいない空白区。戦う前から諦めムードの漂う「自民王国」だっただけに、選挙区割りの変更で主戦場となった大串陣営の危機感は強い。かたや原口も8月に骨折した膝の治療で入院中。陣営は本人不在の苦しい戦いを強いられている。
「“無風”の中で真価が問われる」。県連幹事長の原康彦はそう考える。政権交代を成し遂げた09年の大勝、逆風の中で大敗した12年。「2回連続で異常な風が吹いた。今回は民主党にとって等身大の姿を突きつけられる選挙だ」
今回、民主党との選挙協力を復活する社民党県連。解散翌日に開いた拡大常任幹事会で、旧社会党時代から続いてきた小選挙区の候補擁立を2回連続で見送った。幹事長の徳光清孝は「党の存亡をかけた比例区の戦いに集中するため」と言うが、「かつての支持基盤がなく、政治闘争への関心も薄い。残念」と悔しさを隠さない。
共産党県委員会はベテランを立てる従来路線から一転、1区に20代の古賀誠、2区に30代の御厨さとみを担ぐ。「全力で若い2人を支えよう」。委員長の今田真人は公示を2日後に控えた決起集会で呼び掛けた。来春の県議選唐松選挙区でも20代の現職唐津市議を立てる。若い候補者が身近な雇用問題を訴えることで無党派層の支持拡大を狙う。「衆院選で理解を広げ、良い形で県議選につなげる」。=敬称略
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民主党の比例単独候補
北海道 なし
東北 小林義明
北関東 野木実,山根隆治
南関東 前川忠夫,山口繁
東京 早川周作,福村隆
北信越 一川保夫,村田正示
東海 金森正,野沢和彦
近畿 梶原康弘,佐々木幹夫,中藤弘彦,羽室武
中国 炭村信義
四国 都築旦
九州 安藤幽明
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk44010535000c.html
2014衆院選おおいた:各党「お家の事情」/上 自民、大分市長選の前哨戦 公明、統一地方選へ勢いを /大分
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
衆院選公示(来月2日)が目前に迫っている。1〜3区にはこれまでに計9人が名乗りを上げ、投開票日(同14日)に照準を合わせて立候補の準備を急いでいる。各党は今回の衆院選をどう戦おうとしているのか、それぞれの「お家の事情」を紹介する。
「今回の衆院選と来年4月の統一地方選は表裏一体という認識だ」
24日に大分市内のホテルで開かれた自民県連主催の会合。大分2区から立候補予定の前職、衛藤征士郎氏(73)は友好団体の関係者ら約400人を前に声を張り上げた。今回の衆院選で同党は1〜3区にいずれも前職の穴見陽一氏(45)、衛藤氏、岩屋毅氏(57)を擁立する。
安倍晋三首相の突然の解散表明前から、来春に改選期を迎える県市議らは統一選に向けて既に動き始めている。衆院選でどれだけ票を掘り起こせるかは、自民に限らず重要な意味を持つが、自民にとってとりわけ重要なのは1区だ。選挙区が大分市長選とほぼ重なり、予想される対決構図も似通っており、県政界では「1区は大分市長選の前哨戦」とささやかれている。
1区に立候補を予定しているのは、穴見氏のほか、民主元職、吉良州司氏(56)と共産新人、山本茂氏(63)の2氏。
一方、大分市長選に出馬表明しているのは、自民が推薦を決めている元経産官僚の佐藤樹一郎氏(57)だけ。だが、現職の釘宮磐氏(67)も4選を目指し出馬するとみられる。同氏は元民主衆院議員だけに「吉良氏と支持層は重なる」(民主県連幹部)。
自民は1996年の小選挙区制導入以降、1区で民主、社民系の候補に5回連続で苦杯をなめてきた。前回2012年に、民主政権への失望などの“追い風”もあり、穴見氏が悲願の議席を獲得した。
一方の大分市長選。自民はこれまで、事実上、民主との一騎打ちとなる選挙戦を繰り広げてきた。前回11年は、告示まで約1カ月の3月10日に自民推薦の元県議が出馬を表明したが、連合大分などが支援する釘宮氏に5万票以上の大差で敗れた。
今回は佐藤氏が10月に早々と出馬表明。満を持しての戦いになる。自民県連幹部は「1区の議席を手放すことになれば、向こう(民主)に勢いがつき、市長選で劣勢に立たされかねない」と危機感をあらわにする。
1〜3区で自民推薦を決めた公明。県本部の河野成司代表は「『小選挙区は自民、比例は公明』を訴え、比例の九州ブロックで4議席を目指す」と述べる。自公が共に重要課題に掲げる「地方創生」の議論を盛り上げ、統一選につなげていきたい考えだ。【西嶋正法】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk44010274000c.html
2014衆院選おおいた:各党「お家の事情」/中 民主・社民、危機感が関係を修復 /大分
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
28日午後に安倍晋三首相が大分市中心街で熱弁を振るう約1時間前。県庁内の県議会控室で、民主県連の首藤隆憲幹事長、社民県連の久原和弘幹事長、連合大分の佐藤寛人事務局長の3人が膝をつき合わせていた。約30分の会談で「1〜3区の選挙区で、それぞれ勝利するために協力する」との内容の文書に合意した。昨夏の参院選で互いに候補者擁立を模索した結果、きしみを見せていた民主、社民と、連合大分の協力関係が前へ進み出した瞬間だった。
民主は1区に元職の吉良州司氏(56)、3区は新人の浦野英樹氏(45)を擁立、社民は2区に前職の吉川元氏(48)を立て、両党と連合が全3区で結束して戦うことになる。「選挙区で勝つための強い意志の表れ」。出席者からはそんな言葉が漏れた。
こじれた関係を修復させたのはそれぞれが抱える「危機感」だった。
「自治労が築き上げてきた反自民の旗を2年前、私の不徳のいたすところで自民に渡す結果となった」。県議会控室での3者会談に先立つ28日午前、別府市内での自治労県本部の会合で、吉良氏は参加者に頭を下げた。
吉良氏は、11月下旬、自治労を訪れ、「大義名分のない解散だ。安倍政権と戦わなくてはいけない。一緒に戦ってほしい」などと述べて推薦を求めた。
保守的な安全保障観を持つ吉良氏は、「護憲政党」を掲げる社民の支持組織である自治労と一定の距離を取ってきた。それが、自ら推薦を求めてきたのは、突然の解散で地元での活動が遅れ、落選後が「空白の2年間」(民主県連幹部)となっているからだ。
吉良氏の歩み寄りを受け、自治労は前回の支持から初めて推薦に格上げした。森迫信夫委員長は「一敗地にまみれ、吉良さんも変わった。(推薦が)3者協力が進む契機になれば」と期待する。
◇
社民党の村山富市元首相(90)は20日に大分市であった集会で「大分で負ければ社民党はダメになる。党全体が我々の手にかかっている」と強く訴えた。
解散前の同党の衆院勢力はわずか2議席。吉川氏の議席は文字通り党の存亡に関わる。県連の内田淳一代表は「もはや失う物はなにもない。選挙はチャンスだ」と決意を語る。
「民主、社民をつなぐ接着剤になる」と語ってきた連合大分幹部は安堵(あんど)の表情を見せる。「選挙に本気で取り組まなければ組合も弱体化する。来春の統一地方選や(2016年の)参院選に向けても今回は負けられない」【佐野格】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk44010280000c.html
2014衆院選おおいた:各党「お家の事情」/下 共産、全区前回と同じ顔ぶれ 第三極、擁立に目立つ動きなし /大分
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
「(首相が)追い込まれての解散。安倍政権の2年を審判する絶好の機会」。共産の林田澄孝県委員長は、各区の候補予定者を発表した11月20日の記者会見で、強気な姿勢を示した。
1区山本茂氏(63)▽2区山下魁氏(37)▽3区大塚光義氏(59)−−の3人はいずれも前回(2012年)と同じ顔ぶれだ。しかし、他党の状況は様変わりしている。維新の党(当時は日本維新の会)やみんなの党、日本未来の党といった「第三極」は今のところ、候補擁立に向け目立った動きは見せていない。林田委員長は「失政への批判はなくなっていない。ぶれずに自民と戦う党は共産しかない」。2年前に比例代表で第三極に投じられたのは約16万8000票。この中の自民批判票の取り込みに成功すれば「躍進できる」と見込む。比例代表では「九州2議席」が目標。県内で3氏の運動と連動させて4万5000票以上を目指している。
ただ、同党の堤栄三県議は警戒。「風は吹いているかもしれないが、上滑りを警戒している。街頭で電話でしっかり支持を訴え、理解していただくしかない」と引き締める。
一方、維新の党。第三極ブームの前回は1、2区に候補者を立て、落選したもののそれぞれ3万票以上を獲得した。だが、今回は当時の勢いは見えない。自身が前回立候補した党県総支部代表代行の桑原宏史・佐伯市議は「公示日前日までは擁立をあきらめない」との姿勢だ。
ただ、候補擁立は党本部主導。21日、県選管から「24日の立候補予定者事前説明会には出席予定でしたね」と確認の電話があったという。党本部から県選管に立候補届け出書類送付の電話要請があったためだ。組織が県内で根付いていない裏事情が垣間見え、「選挙区に立てないにしても比例代表で支持を呼び掛ける」(桑原市議)戦いになりそうだ。【池内敬芳、古田健治】
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20141201-1403539.html
民主党、衆院選候補者198人で確定
民主党は1日、衆院選候補者が小選挙区178人、比例代表単独20人の計198人で確定したと発表した。
小選挙区候補者は原則、全員が比例に重複立候補するが、静岡5区の細野豪志元幹事長は重複を見送った。
宮崎1区で新人の村尾英俊氏を追加公認。愛知12区の前職中根康浩氏は、比例東海ブロック1位に転出させた。同区で競合する維新の党前職に配慮した。
北海道を除く比例10ブロックに、中根氏を含む比例単独候補20人を擁立した。
また北海道ブロックでは、北海道7区で公認した政治団体「新党大地」の前職鈴木貴子氏を単独1位に、九州ブロックでは1票の格差を是正する「0増5減」により、選挙区が統合された佐賀2区の前職大串博志氏を単独1位とした。北海道、東海、九州の3ブロック以外の重複立候補者は同列1位とした。(共同)
[2014年12月1日21時54分]
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>>1753に追加
東京 石毛硏子
東海 中根康浩(1位,愛知12区より)
東海ブロック以外は小選挙区が全部1位で,比例は下位候補
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>>1757
あ,九州と北海道も違うのか。
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http://www.asahi.com/articles/ASGD10BKPGCZPTIL038.html
維新・民主「大坂冬の陣」 5選挙区で対決、都構想が影
2014年12月1日15時50分
民主VS.維新「大坂冬の陣」
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衆院選で選挙区調整を続けてきた民主党と維新の党が、大阪府内では全面対決になりそうだ。大阪市を再編する「大阪都構想」をめぐる対立が背景にあり、ここは野党協力の例外地域。自民、共産両党を巻き込んだ「大坂冬の陣」が2日、幕を開ける。
衆院解散・総選挙へ
1日朝、大阪府大東市の駅前で民主党元職の樽床伸二氏(55)が通勤客に声をかけながらビラを配っていた。総務相だった2年前、大阪12区で落選した。勝ち抜けたのは約7万7千票を獲得した自民党候補で、樽床氏はともに5万票弱を得たみんなの党候補と票が割れて3位だった。
多くの党が乱立して自民党の「漁夫の利」を許したという前回の反省から、民主、維新は全国で候補者のすみ分けを進める。大阪12区には自民党前職と共産党新顔が立候補を予定。民主党大阪府連に「維新が立てなければ……」(幹部)という期待もあった。だが、維新は先月25日、党職員の新顔、堅田壮一郎氏(28)の擁立を決めた。
堅田氏は27日の記者会見で「私は根っからの維新育ち。名前は知られていないかもしれないが、維新の実績は浸透している」と強調。樽床氏は1日朝、「自分の思うことを訴え続けるだけ」と語った。
2009年衆院選で、民主党は府内の19選挙区のうち公認・推薦候補18人が当選し、大阪は「民主王国」とも呼ばれた。だが、橋下徹大阪市長率いる維新の国政進出で暗転。前回は現役閣僚も含めて軒並み維新候補に敗れ、選挙区の当選者はゼロだった。
今回、民主党本部は「全国の調整を進めるため大阪は維新に譲る」(選対関係者)と候補者を絞り込む方針で臨んだ。先月24日、上京した府連幹部は岡田克也代表代行にこう迫った。
「これでは大阪はもたない。大阪で1カ所でも維新が譲ればひくが、全国の調整の犠牲なのか」
元職と新顔の追加公認を求めたが、岡田氏は「もう競合区は増やせない」と拒否。府連は新顔の擁立はあきらめたものの、大阪4区から立つ元職には府連独自に推薦することを決めた。この選挙区は大阪市内にあり、府連は都構想「反対」も展開する考えだ。
この元職もあわせ維新と直接対決する5候補は、自民、共産両党を加えた構図で戦う見通し。安倍政権に矛先を向けたい民主党本部は「選挙前には代表、代表代行、幹事長は大阪に入れない」と府内の陣営に連絡し、野党内の足並みを乱さないよう気遣っている。
一方、前回の勢いが陰る維新内にも「できれば民主と協力したい」と望む声はあった。だが、大阪府議会・市議会の民主系会派が自民、公明、共産各会派と連携して都構想案を否決し、橋下代表は全国での調整を黙認しながらも「民主とは協力しない」と宣言。公務員制度改革や議員定数削減で民主党攻撃を続ける。
先月29日、松井一郎幹事長は大阪市内で開かれた各党幹部との討論会で、民主党の枝野幸男幹事長を前にこう言い切った。
「大阪は全面戦争だ」
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安倍、小泉氏ら重複辞退=比例名簿を発表−自民【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120100861
自民党は1日、衆院選の比例代表名簿登載者を発表した。比例単独は13人を新たに公認して69人になり、小選挙区との重複272人を加えて計341人となった。安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官の3人は重複を辞退した。
また、公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人も小選挙区単独の候補となった。首相ら3氏は前回も比例との重複を辞退している。
比例単独候補のうち、衆院小選挙区の「0増5減」の対象となった前職4人と公明党との調整により比例に回った前職1人が重複立候補者より上位の順位で処遇された。一方、同様に0増5減の対象である旧佐賀2区選出の前職、今村雅弘元農水副大臣は重複立候補者より下の31位とされた。
この日追加公認された比例単独候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
【南関東】松田紀子=新▽小林博次=新
【東京】金森篤子=新▽石田計夫=新
【北陸信越】中森福代=元
【東海】竹内公子=新
【近畿】坂本剛二=前▽米田建三=元▽伊東賢一郎=新▽高栖留美子=新▽真鍋麻未=新
【中国】笹尾憲司=新
【九州】上杉光弘=前(2014/12/01-21:55)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141201/plt1412011543002-n1.htm
未来から維新へ鞍替え候補続々 「政治理念違うのに…」疑問の声 (1/2ページ)
2014.12.01
※△=接戦、▼=苦戦。浅川博忠氏による予測【拡大】
2012年衆院選に「日本未来の党」から出馬して落選した人物が、今回の衆院選では「維新の党」の公認候補となるケースが相次いでいる。維新と未来では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への賛否など政策面で大きな隔たりがある。永田町では「選挙目当ての野合ではないのか」といった批判も出ている。
維新入りした未来出身者は別表の通り。元小沢ガールズとして知られる太田和美氏(千葉8区)や、鳩山由紀夫元首相の秘書を務めた初鹿明博氏(東京16区)らもいる。
未来は、滋賀県の嘉田由紀子知事(当時)が代表を務め、小沢一郎氏率いる「国民の生活が第一」などが合流し、12年11月に発足した。結成が衆院選公示のわずか6日前だったことから「選挙互助会」と揶揄され、選挙区の当選者2人(立候補者111人)という、憲政史上に残る歴史的大惨敗を喫した。
同年12月末には、小沢氏に近い議員らと嘉田氏との対立が原因で分裂している。
未来は政策的にはリベラル色が濃く、維新とは相いれない「TPP交渉参加反対」といった主張も多かった。「中学卒業までの子供に年約31万円を支給」など、09年衆院選での民主党政権公約にも酷似しており、維新の江田憲司共同代表はみんなの党幹事長時代に「バラマキ重視で基本的な政治理念が違う」と酷評していたほどだ。
そうした元未来の面々が、維新入りしたのだ。
前出の初鹿氏はブログに「『リベラルの再結集を』と言ってきた私が維新で戦うとなると、随分と違うのではないかと思われる方も多いと思います。確かに全ての政策で一致しているとは言えません」「政党がどこであろうと(中略)理念に変わることはありません」との文章を記していた。
どこか気まずさを感じさせるが、それもそのはず。初鹿氏はわずか2年前の前回衆院選で配布した選挙ビラでは、維新を「民主、自民と同じ新自由主義」「外交面ではタカ派」「第三極とはまやかし」とこき下ろしていた。同じビラに載っていた「信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできない」との文言には、思わず失笑するほかない。
政治評論家の浅川博忠氏は「元未来の維新候補の多くは、『政党を渡り歩いている』という印象を持たれ、苦戦を強いられるだろう。対立候補にその点を突かれるとさらに票は遠のくのではないか」と指摘している。
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>>1763
中野渡詔子
石井章
太田和美
木内孝胤
初鹿明博
牧義夫
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◇各党党首の第一声
安倍晋三首相(自民党総裁) 福島県相馬市
民主党・海江田万里代表 福島県いわき市
維新の党・江田憲司共同代表 横浜市
公明党・山口那津男代表 横浜市
次世代の党・平沼赳夫党首 岡山県津山市
共産党・志位和夫委員長 東京・新宿
生活の党・小沢一郎代表 新潟県魚沼市
社民党・吉田忠智党首 大分県臼杵市
新党改革・荒井広幸代表 東京・巣鴨
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http://www.sankei.com/west/news/141201/wst1412010029-n1.html
2014.12.1 11:24
【衆院選】
前回は新党で「惨敗」…〝政治の母〟自認する嘉田氏の「票」どう動く 民主、取り込みに躍起
(1/2ページ)
滋賀3区から出馬予定の民主新人の女性と握手する嘉田由紀子氏(右)=11月29日、滋賀県守山市
衆院選公示を2日に控え、滋賀県内では嘉田由紀子前知事が現役時代に獲得した「嘉田票」の行方が注視されている。嘉田氏自身は滋賀3区から立候補する民主新人の後援会長に就任し、健在ぶりをアピール。民主は県内4選挙区全てで嘉田票を一気に取り込む狙いだ。ただ、嘉田氏は知事時代の前回衆院選で自ら旗揚げした新党が惨敗したこともあり、他党では「嘉田氏は国政選挙に弱く、票はそれほど動かない」と見る向きも強い。
「今日は『政治の母』として、みなさんにお願いにやってまいりました」
11月29日、滋賀県守山市内で開かれた民主新人の女性の決起集会。後援会長の嘉田氏は集まった支援者らを見回しながら話した。
同市を含む滋賀3区選出の民主衆院議員だった三日月大造氏が今夏、滋賀県知事選に出馬し、3区は民主の空白区となっていた。
そこを埋めたこの新人女性は、NPO法人の理事長を務めていた際、当時知事だった嘉田氏に口説かれて地方議員になった「嘉田チルドレン」の一人。
民主県連幹部は「3区で嘉田氏との連携をアピールできれば、県内全選挙区の民主候補予定者に嘉田票が流れる」とみる。
嘉田氏は平成18年の知事選で、「もったいない」のフレーズを掲げて新幹線新駅の凍結などを訴えて初当選。再選を期した22年は県政史上最多の約42万票を獲得し、自民系の新人候補にダブルスコアで圧勝した。
絶大な人気を支えたのは女性や無党派層、環境問題に関心を持つ住民らを中心とした「嘉田ファン」だ。
滋賀県立大の大橋松行教授(政治社会学)は「古いしがらみのなかった嘉田氏は知事辞任後もなお強い影響力を持つ」と述べ、嘉田票は今でも、多く見積もって初の知事選で獲得した約20万票に上ると推測する。
ただ、この嘉田票が今回そのまま民主に流れるかどうかは未知数だ。
今夏の知事選で、嘉田氏から後継指名を受けた三日月氏は25万3728票を獲得したものの、自民、公明などが推す相手候補も24万652票と僅差に迫り、嘉田票は割れたとみられる。
また嘉田氏が知事時代に日本未来の党を旗揚げして挑んだ24年の前回衆院選では、県内で公認候補を擁立できずに惨敗した。ある自民県連幹部は「国政と相性が悪い」との見方を示す。
一方で自民側には知事選で三日月氏に敗れた後遺症が強い。別の県連幹部は「自民支持層の中にも嘉田ファンは少なくない。批判もできず、無視もできない厄介な存在だ」とぼやく。
メモ滋賀3区民主小川泰江 自民武村展英
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坂本や今村はどの程度当選可能性あるんでしょうかねぇ??
九州は結構いけそうだけど近畿は難しそうな。。
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4200 :チバQ :2014/12/01(月) 23:08:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141127/plt1411271550001-n1.htm
石原氏、地元密着アピール 松原氏、朝日誤報追及で評価 東京3区 (1/2ページ)
2014.11.27
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る
東京3区 立候補予定者【拡大】
ここ10年、東京3区では、自民党の石原宏高元外務政務官(50)と、民主党の松原仁元国家公安委員長(58)との間で、壮絶な選挙戦が展開されてきた。
日本有数の高級住宅街・田園調布があると思えば、下町で中小企業が集まる大田区もあり、さらに中国漁船によるサンゴ密漁で注目された伊豆諸島や小笠原諸島など島嶼(とうしょ)部も含む。日本の抱える問題をギュッと1つのパッケージにしたような、大きくて複雑な選挙区だ。
2人の直接対決(小選挙区に限る)の戦績は「2勝2敗」だから、まさに激闘といえる。
「前回の2012年衆院選は、自民党の政権奪還の追い風もあり、宏高氏が勝利した。選挙の前後、松原氏の秘書2人が出奔し、1人は宏高氏の秘書に、もう1人は同じ3区から立候補して話題となった。松原氏は敗れたが、2000票差まで食い下がるしぶとさを見せた」(選挙アナリスト)
2人の選挙戦の違いも注目される。
宏高氏といえば、ご存じの通り、元都知事で、次世代の党の石原慎太郎最高顧問の3男。最初の衆院選では、慎太郎氏や石原軍団が駆けつけて、ド派手な選挙戦を展開した。最近では、本人が地元の運動会などに頻繁に顔を出したり、街頭でつじ説法を行うなど、地道な活動を続けている。
自民党区議は「宏高氏は10月の品川区長選で、当選した浜野健区長の応援に何度も駆けつけた。区議補選でも、自民党候補をトップ当選させるなど、実績を積み上げている。しかし、やはり石原ブランドは大きい。今回、慎太郎氏が現役続行宣言したのも、宏高氏にはプラスだ」という。
一方、松原氏はスピーカー片手に路地裏をめぐるゲリラ戦法が得意だ。相手の懐に飛び込む姿勢は少しも変わらない。
民主党関係者は「松原氏は、拉致問題に長く関わり、拉致問題担当大臣も経験した。今年は、民主党国対委員長という立場ながら、朝日新聞の慰安婦問題の大誤報を厳しく追及し、支持者から評価された」という。
全国有数の激戦区ゆえか、両氏とも時々、週刊誌などで醜聞が取り沙汰される。両陣営のバトルも過熱気味になっている。いずれにしても、今回も激戦・接戦必至といえそうだ。 (ジャーナリスト・田村建雄)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141130/plt1411300830001-n1.htm
後藤田氏、“後遺症”どこまで… 仁木氏の選対委員長には仙谷氏 徳島1区
2014.11.30
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る
※◯は「当確」、△は「やや優勢」、▼は「苦戦」(夕刊フジ分析)。【拡大】
1票の格差を是正する「0増5減」の区割り法案が成立し、徳島県では今回の衆院選から3選挙区が1減となった。徳島市中心の旧1区と、県南地域の旧3区の一部が合区となり新1区となった。
自民党で候補者調整が行われ、新1区からは旧3区の後藤田正純前内閣府副大臣が横滑りし、旧1区の福山守前環境政務官は比例区に回る。「カミソリ」の異名を持つ後藤田正晴元官房長官を大叔父に持ち、妻は女優の水野真紀という後藤田氏だが、この調整を不安視する声もある。
自民党県議は「新1区は、大票田の徳島市を制しなければ当選はおぼつかない。後藤田氏が、福山氏ほど票が獲れるのか?」と首をひねる。
旧1区といえば、民主党の仙谷由人元官房長官の牙城だ。前回の2012年衆院選では落選したが、県内屈指の進学校・県立城南高校OBらが選挙区内に張りめぐらせたネットワークをベースに、通称「仙谷党」を築き上げ、1996年から2009年の選挙まで連続当選を果たしてきた。
歴代の自民党候補は、仙谷王国をどうしても崩せなかった。それを福山氏が前回、初めて攻略した。徳島市を地盤とする県議として、常にトップ当選を果たしてきたからこそ、仙谷氏の弱点を知り尽くしていたのだ。
ところが、自民党徳島県連は後藤田氏を選んだ。
自民党市議は「後藤田ブランドと水野ブランドを優先したのだろう。民主党の対抗馬は、旧3区で過去4回戦ってきた地元の医師、仁木博文氏で、実績では後藤田氏に分がありそうだが、仁木氏の選対委員長に仙谷氏が就いた。相当きつい選挙になる」という。
自民党県議もこうも懸念する。
「後藤田氏はかつては強かったが、11年に銀座ホステスとの親密交際を写真誌に激写されて、女性支持層を失望させた。あれから数年たち、『もう時効だ』という声もあるが後遺症がどこまで残っているか…」 (ジャーナリスト・田村建雄)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk25010256000c.html
2014衆院選:同志は誰のこと、民主? 中立表明、知事が「同志が国政期待」文書 自民、県議会で質問へ /滋賀
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
衆院選を前に、三日月大造知事が「同志が国政で奮闘することを期待する」などと書いた文書を後援会員に送ったことが波紋を呼んでいる。知事が元民主党衆院議員のため、自民は「民主の応援では」と問題視し、急きょ1日の県議会代表質問で取り上げることを決めた。知事側は「自民も民主も県政の同志」と説明している。
文書は「共に歩いて下さる皆様へ」と題したメッセージ。衆院選について「課題山積の折、年末に選挙やってる場合か…?の感があります…」と解散をやんわり批判。続けて、「私は共に歩み、共に行動してきた同志が、国政で奮闘して下さること、滋賀県のためにも活躍して下さることを期待しております」と書いている。
知事はこれまで県議との意見交換会や記者会見で、衆院選について「知事としては中立、県政第一に行動する」と発言してきた。これに対し自民県議の1人は「文書の表現は民主党候補への応援に読める。表明した立場と違うのではないか」と疑問を呈する。自民党県議団は知事の真意を問うため、県議会で文書について質問することを決めた。
知事の後援会によると、文書は後援会報や年賀会の案内などと一緒に発送した。後援会幹部は「県政を進める同志に政党は関係ない。同志と思ってもらえないなら逆にショックだ」と話している。【石川勝義】
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その物ずばり当選出来ると党内の情勢では判断されてるから
比例下位に処遇されてるかと>今村と坂本
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維新は近畿でも結構苦戦するという結果が出てるということですかね〜。。
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>>1757
代表も比例重複辞退しなよ
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http://mainichi.jp/select/news/20141202k0000m010111000c.html
衆院選:福岡1区、公示前日に自民分裂
毎日新聞 2014年12月01日 23時01分
衆院選福岡1区(福岡市博多区など)の公認争いで、自民党本部は1日、いずれも前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の公認見送りを正式に決めた。党本部の決定を受けて2人は同日、1区から無所属で立候補することを表明。前回衆院選から続く両氏の争いは、公示日前日になって自民の分裂選挙に発展した。
「いわゆる、なんて言うの……。無所属、という肩書だけで選挙させていただくことになった」。1日夕、博多区の井上氏の事務所で、麻生太郎財務相は井上氏の支援者約50人を前に言いよどんだ。
2012年の衆院選で、麻生氏は元福岡県議の井上氏を支援した。一方、新開氏の後ろ盾となったのが、自身が秘書を務めた古賀誠・自民元幹事長で、2人の公認争いは麻生、古賀両氏の「代理戦争」と言われた。最終的に党本部は公示直前に井上氏を公認し、新開氏は比例単独に回って、それぞれ初当選した。
今回も共に公認を求めて譲らなかった。井上氏は前回、小選挙区が導入された1996年から1区の議席を死守してきた民主党の松本龍・元環境相に勝って当選しており、麻生氏は「公認は当然だが話がつかなかった」と説明。井上氏自身は「党の決定は気持ちよく受けたい」と述べつつ、釈然としない表情だった。
新開氏も11月30日、比例九州での出馬を促す党本部側の最終打診に対し「今回は1区で出たい」と改めて答えた。関係者によると、打診は古賀氏を通じてあり「比例名簿の順位で配慮する」との文言もあったという。
自民が圧勝した前回と違い、今回は比例九州で前回確保した7議席を維持できるか不透明な状況で、県連関係者は「比例単独で落選すれば、次がない。名簿1位以外は受け入れられない心境だったのだろう」と推測する。
1日夜、博多区の事務所で会見した新開氏は「有権者の声に耳を傾けるのが私の選挙スタイル。党本部には戦う場を与えていただきありがたい」と語った。古賀氏の姿はなかったものの、事務所内の目立つ位置には「祈 必勝 古賀誠」と記された大きな為書(ためが)きが張り出されていた。
一方、分裂選挙となったことで、県連内には不協和音も生じている。県議や福岡市議は来春に統一地方選が控えている。ある地方議員は「自分たちの選挙を考えれば、うかつに動けない」と話し、後援会幹部の一人は「古賀さんと麻生さんの勢力争いに巻き込まれた」と不満そうに語った。県連は近く執行部会を開いて、今回の経緯を検証する方針だ。【中山裕司、関東晋慈、井本義親】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddr041010003000c.html
民意どこへ:2014衆院選 あす公示 選択肢足りない 行き場迷う批判票
毎日新聞 2014年12月01日 北海道朝刊
もっと、選択肢がほしい−−。民主党や維新の党など野党勢力の衆院選候補擁立が進んでいない。12月2日の公示を前に、自民、公明の与党と共産党以外に候補のいない選挙区は全国で30を超えているとみられる。不意打ちのような首相の解散は野党の準備不足を計算したものだが、選ぶ先が限られた師走の選挙に、有権者の不満は高まりそうだ。【田中義宏、近藤諭、村山豪】
◇神奈川11区・基地の街
神奈川11区(神奈川県横須賀市、三浦市)は、自民前職の小泉進次郎氏と共産新人の瀬戸和弘氏の一騎打ちとなる公算だ。
父小泉純一郎元首相の地盤を継いだ進次郎氏の人気は高い。前回は民主を含め5人が立ったが、民主は今回、対抗馬の擁立をあきらめた。
「候補不在の選挙になりそうだ」。横須賀市の会社員、森昌生さん(44)は嘆く。「純一郎さんは何かやってくれそうだと思えた。今回は候補の人物像が見えにくい」。同市の飲食店で働く松永明義さん(53)も「まちは人口流出で若い人が少なく、雇用など課題は多い。選択肢が少なすぎて、棄権するしかないかも」と話す。
横須賀市は米海軍や海上自衛隊の基地を抱えている。基地労働者でつくる全駐留軍労働組合(全駐労)の横須賀支部には約5000人が加入。支部は待遇改善を目指し、民主を応援してきた。
政府の集団的自衛権行使容認で基地労働者が戦地へ行く可能性が否定できず、自民支持はあり得ない。といって、米軍基地撤退を主張する共産候補を応援するのも難しい。
組合員たちの票が行き場を失う事態に、同支部執行委員長の乙川寛喜(おとかわひろき)さん(52)は力なく言った。「比例だけでもいいから(民主に)投票して、と言うしかありません」
今や「党の顔」小泉進次郎氏は、他候補の応援で地元入りの機会は少ないとみられる。有権者は、集団的自衛権などについて同氏の考えを聞く機会が限られたまま、投票日を迎える可能性が高い。
◇福井2区・原発の街
福井2区(福井県敦賀市など4市7町)では、出馬予定の民主元職が解散前日の先月20日、急きょ辞退した。
このままでは自民、共産の一騎打ちだ。民主党福井県連の玉村和夫代表代行は慌てた。ポスターやビラ作りなど選挙の準備作業を中止。携帯電話の充電器を事務所に持ち込み、片っ端から党関係者に出馬を打診した。
3日後。NPO法人理事長の新人擁立にこぎ着けた。「自民への批判票の受け皿として、対抗できる候補を立てられない状況は絶対に避けたかった」と安堵(あんど)の表情を見せる。
選挙区に国内最多の14基の原発が立地し、来年春に関西電力高浜原発3、4号機の再稼働が見込まれている。原発関連の取引もある敦賀市の製造業の男性(65)は「原発が動かなければ地域経済は再生しない」と訴え、再稼働を望む声は強い。
一方、原発依存脱却を訴える元美浜町議の松下照幸さん(66)は、民主新人の登場について「選択肢が増えた」と歓迎する。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddg041010002000c.html
民意どこへ:2014衆院選 福岡8区→福岡4区→福岡1区 1年で選挙区三つ
毎日新聞 2014年12月01日 西部夕刊
◇「党人ですから」でも、つらい国替え
2日に公示が迫った衆院選。解散後の野党の候補者調整などで急きょ選挙区の変更を求められた立候補予定者は、慣れない地で準備に追われている。「厳しくても頑張るしかない」。それぞれの選挙戦が始まる。【中山裕司、近松仁太郎】
「この国の未来に夢や希望を与える政治をします」。福岡1区(福岡市博多区など)から立候補予定の民主党の元職、山本剛正氏(42)が1日朝、JR博多駅前で声を張り上げた。隣には応援に駆け付けた岡田克也代表代行の姿もあった。
山本氏が福岡県連から1区での出馬を打診されたのは衆院解散(11月21日)の5日前。1年間で三つ目の選挙区になる。
2012年の前回衆院選では、福岡8区(直方市など)から立候補し、自民党の麻生太郎氏に10万票差をつけられ、比例復活もできずに落選した。強固な地盤を誇る麻生氏との対決を避けるため、県連は今年4月、8区に隣接する4区(宗像市など)の党総支部長として山本氏を党本部に申請。山本氏も選挙区に事務所を構え、地道に顔を売ってきた。
ところが、11月になって4区で民主と維新の党の選挙協力が成立。山本氏は松本龍・元環境相の不出馬で空白となった1区への転出を求められた。「私は党人。党が決めたことをやるだけ」と山本氏。縁もゆかりもない新天地で短期間に知名度を上げるため、精力的に街頭演説を展開する。陣営幹部は「街頭では国替えのことを説明するより、政策を訴えることに徹する」と語る。
前回、北海道2区(札幌市北区など)から立候補して比例で復活当選した維新の前職、高橋美穂氏(49)は、今回も2区で公認を申請していた。事務所を構えてポスターも張ったが、解散後に党が公認したのは、かつて民主に在籍し、前回は北海道12区で新党大地から立候補した元職だった。
党が決めた転出先は、7回連続当選を狙う自民の平沢勝栄氏(69)がいる東京17区(葛飾区など)。高橋氏は25日夜に札幌市内で「国替え」の記者会見を終えると、その日のうちに東京に入り、翌朝から駅頭に立った。当初は党の判断に戸惑ったものの「ここに骨を埋める」と覚悟を決めた。握手を求めてくる有権者はまだいないが、ピンクのコートに「本人」と書かれたたすきを掛けて存在をアピールする。
初挑戦だった前回、埼玉4区(新座市など)で落選した維新の新人、青柳仁士氏(36)は今回も4区で立候補する予定だった。だが、野党の候補者調整の結果、解散当日に埼玉9区(狭山市など)への転出が決定。4区にある自宅に妻子3人を残したまま「布団一つ抱えて新しい選挙区へ引っ越した」という。
大急ぎで新事務所の賃貸契約を結び、机やイスなどの備品は4区の支援者から無償で提供してもらった。住まいは事務所の2階。当初はシャワーのお湯も出なかった。
近くで小売店を50年以上営む男性(78)は「新人? 知っているけど、誰に投票するか決めていない」と話す。青柳氏は4区と9区の間に位置する所沢市の出身であることもアピールし、知名度アップを図ることにしている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201dde041010052000c.html
民意どこへ:2014衆院選 急な「国替え」困惑 北海道→東京、自民前職の地盤強固 埼玉の別選挙区、布団一つ抱え引っ越し
毎日新聞 2014年12月01日 東京夕刊
朝から街頭で通勤する人々にチラシを配る立候補予定者=東京都内で、近松仁太郎撮影
朝から街頭で通勤する人々にチラシを配る立候補予定者=東京都内で、近松仁太郎撮影
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◇「頑張るしかない」
2日に公示が迫った衆院選。解散後の野党の候補者調整などで急きょ選挙区の変更を求められた立候補予定者は、慣れない地で準備に追われてきた。突然選挙に出ることになり、ようやくポスターが完成した新人もいる。「厳しくても頑張るしかない」。それぞれの選挙戦が始まる。【近松仁太郎、海老名富夫、光田宗義】
前回、北海道2区(札幌市北区など)で比例復活当選した維新の党の前職、高橋美穂氏(49)は、今回も2区で公認を申請。事務所を構えポスターも張った。ところが解散後に党が公認したのは、かつて民主党に在籍し、前回北海道12区で新党大地から立候補した元職だった。
党の決めた転出先は縁もゆかりもない東京17区(葛飾区など)。自民党の前職、平沢勝栄氏(69)が強固な地盤を誇る。高橋氏は事務所開きを予定していた11月23日に支援者に不出馬を伝え、25日夜札幌市内で「国替え」の記者会見を終えるとその日のうちに上京。27日朝、駅頭に立った。
最初は戸惑ったが、骨をうずめる覚悟を決めた。握手を求めてくる支持者はまだ少ないが、ピンクのコートに「本人」と書いたたすきを掛け存在をアピール。近くを通ったタクシー運転手の男性は「前回出ていた別の女性候補かと思った」。北海道で使い慣れた車をフェリーで運び、選挙カーとして使う。
◇
初挑戦の前回、埼玉4区(新座市など)で善戦した維新の新人、青柳仁士氏(36)は今回も4区から出馬の予定だったが、野党の候補者調整で解散当日に埼玉9区(狭山市など)への転出が決定。自宅から「布団一つ抱え新しい選挙区へ引っ越した」という。
大急ぎで新事務所を借りた。机やイスは4区の支援者が無償で提供。住まいは事務所の2階で、当初シャワーのお湯も出なかった。事務所近くで小売店を55年続ける男性(78)は「新人? 知っているけど、投票はどうするか決めていない」。
◇
民主党が山形1区(山形市など)で会社役員、原田和広(まさひろ)氏(41)の擁立を決めたのも衆院解散当日。引退表明した鹿野道彦元農相の政治塾の塾生だったことなどから白羽の矢が立った。
選挙準備は文字通りゼロからスタート。ポスターは28日に完成、29日にようやく事務所開きをしたが、報道機関へ前日に送った案内のファクスも手書きだった。28日、山形市内で街頭に立ち、応援の党幹部が笑顔で次々市民の手を握る傍らで、遠慮がちに数人と握手を交わした。
「時間がないから負けたと言い訳するつもりは一切ない」と原田氏。県議らが一緒に回り、演説の仕方や候補らしい振る舞いなどをアドバイスしている。
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http://www.kanaloco.jp/article/81047/cms_id/114037
14神奈川衆院選:戦いの構図(上)1〜9区
2014.11.30 12:11:00
突然の衆院解散で12月2日公示、14日投開票が決まった総選挙。県内18選挙区の立候補予定者の顔ぶれや主張を2回に分けて紹介する。
◆1区 民主空白 野党絞られ
自民の前職・松本に、維新の新人・篠原と共産の新人・明石が挑む。ほかの野党も公認候補予定者を擁立したが、次世代の新人は別の選挙区へ転出、生活の元職は出馬を取りやめた。民主が1区に公認候補を立てないのは、小選挙区制度が始まって以来初めて。
6選を目指す松本は党の国対副委員長や政調会長代理を歴任。今衆院選の公約作成にも携わった。得意の社会保障分野で、「医療・年金制度の安定には地域の景気回復が不可欠」とアベノミクス推進の必要性を強調する。
篠原は2011年の横浜市議選(金沢区選出)に、みんなの党から出馬して初当選、昨年12月に離党した。衆院解散当日に公認が決定。地域主権の進展などを主要政策に掲げる。
前回に続く挑戦の明石は「アベノミクスは格差拡大をもたらした」と、消費税増税反対などを訴える。
◆2区 7選狙う菅官房長官
官房長官で前職の自民・菅が7期目を狙う。前回まで2度連続で戦った民主・元職が6区に回り、共産・三輪、生活・岡本の新人2人との三つどもえの争いが予想される。
市議時代からの強固な地盤を持ち、党県連会長なども務めた菅。首相の“女房役”としての知名度を生かし、アベノミクスの成果と経済再生を訴える。
元県議(港南区)の三輪は、若い世代の生活安定や子育て支援策の充実などを呼び掛け、浸透を図る。岡本は前回出馬した東京7区(中野、渋谷区)から「国替え」して挑む。
◆3区 小此木に元職ら絡む
7期目を目指す自民前職・小此木に、民主元職・勝又、ともに新人の次世代・横田、共産・木佐木が挑む。6政党の候補が出馬して激戦となった前回とは異なり、第三極の擁立が絞られて乱立構図ではなくなった。顔ぶれも小此木、勝又以外は一新された。
党県連会長の小此木は、政権の経済政策「アベノミクス」の継続を訴え、祖父、父3代にわたる地盤の引き締めを図る。
勝又はアベノミクスを「金融緩和と公共事業に頼り過ぎている」と批判。2年間、地元での活動を蓄積し、雪辱を期す。
横田は当初1区から出馬予定だったが、衆院解散後に3区に国替えした。「自民では岩盤規制の改革はできない」と訴える。
木佐木は30歳の若さを生かし、若者の雇用問題を訴えの中心に据える。改憲勢力とも一線を画し、若者らへの浸透を狙う。
◆4区 無所属浅尾に3氏挑戦
前回と同じ4氏が出馬予定だが、所属政党などの構図は大きく変わった。
4月からみんな代表を務めた前職・浅尾は、28日の解党を経て無所属に。「比例復活のない背水の陣」(陣営)で臨む。党在籍時から掲げる行政改革や経済政策を訴え、1998年の参院初当選以来築いてきた知名度の高さで3期目を目指す。
前回、京都から国替えし比例復活した自民の前職・山本は、文科・復興政務官などの職責をアピール。公示前から官房長官らが来援し、郵政選挙以来となる選挙区奪還を掲げる。
前回は民主で戦った荻原は、党の公認内定が下りず8月に離党。無所属での出馬を予定する。政権や民主への批判を強め、「反既成政党」の受け皿を狙う。
共産の新人・加藤は、政権の消費増税や集団的自衛権、原発再稼働にノーを突き付ける。高齢者福祉施策などにも力を入れる。
◆5区 自民前職に4氏挑む
自民前職の坂井に、維新の水戸、次世代の河野、共産の横山、無所属の後藤田の4新人が挑む。
3選を目指す坂井は国交、復興政務官を経験。公務の合間を縫って、地元で街頭演説などを地道に続けてきた。与党で政務官などを務めた実績をアピールするとともに、財政健全化と経済成長を図るアベノミクスの継続を訴える。
県議、参院議員を務めた水戸は地元の泉区では知名度はあるが、戸塚、瀬谷区での浸透が課題。春から月70回ほど街頭に立ち、自転車で選挙区内を回って露出度を高めている。
次世代の河野は国民目線で実感できる景気回復、再生可能エネルギー普及による雇用創出を訴える。
2度目の挑戦となる共産新人の横山は消費税率引き上げの中止や集団的自衛権の行使容認反対を訴え、街頭を中心とした選挙活動に力を注ぐ。
民主は野党間の選挙区調整で公認候補を擁立しない方針だった。しかし、もともと民主の組織基盤が強い地域で、地元議員らから主戦論が強まり、引退した元法相の田中慶秋の後継として、長女の後藤田が無所属で手を挙げた。出遅れを挽回できるかが鍵となる。
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◆6区 公・維前職軸に混戦
公明前職の上田が7期目を狙う。前回比例復活した、みんなから維新に移った青柳が雪辱を期す。民主元職の三村、共産新人・北谷が挑む。民主、第三極、公明、共産で争う構図は前回と同じで混戦は必至だ。
前回5度目の民公対決を制した上田は自民の推薦を受け、「自公統一候補」としてアベノミクスの成果を強調。道半ばである日本経済の再生や軽減税率導入を訴え、支持拡大を図る。
前回の民公対決に新たな選択肢として参戦した青柳。今回も「改革勢力」として再増税前に議員定数削減など身を切る改革を実行すべきと訴え、無党派層の受け皿を目指す。
急きょ2区から国替えしてきた三村は知名度アップが課題だが、もともと保土ケ谷区が地元。「格差のない経済政策」を訴える。
北谷は「消費増税中止」や「憲法9条の維持」を政策の柱に掲げる。
◆7区 主要政党そろい踏み
自民・鈴木と次世代・松田の前職2氏に、民主・中谷、維新・豊田、共産・大山の3新人が挑む激戦区。主要政党がそろい踏みし、無党派層の動向が勝敗を分けるポイントになりそう。
3期目を狙う鈴木は「古い政治の復活は断じてさせない」と掲げ、規制改革による経済成長や消費増税の必要性などを訴える。地方議員による地盤固めや街頭活動で支持拡大を狙う。
前回は比例単独候補で議席を得た松田は、小中学校時代を過ごした港北区を拠点に活動。元財務官僚の経験を踏まえ、財政規律の強化や社会保障改革の必要性、景気浮揚策を掲げる。
県議の中谷は9月に党公認候補としての擁立が内定。成長産業の育成支援や付加価値の高い産業の創出を訴え、浸透を図る。
元横浜市議の豊田は衆院解散の21日に公認決定。市会では、徹底的な行政改革や経済を支える中間層の強化などを訴えてきた。
大山は消費税増税中止や集団的自衛権の行使容認反対など平和問題を訴え、幅広い層からの支持を目指す。
◆8区 維新江田に挑む自共
大阪市長の橋下徹とともに党代表を務める前職・江田に、自民の前職・福田、共産の新人・若林が挑む。都内に通勤する「神奈川都民」が多い選挙区で、いかに無党派の風をつかむかが鍵を握る。
江田は全国遊説などで選挙区を空けることも多いが、抜群の知名度で無党派層への浸透を図る。政権交代可能な一大勢力の確立と官僚支配の打破を訴え、5期目の当選を目指す。
前回比例復活した福田は、党水素エネルギー政策の実務責任者として自然エネ普及やIT政策をアピール。街頭活動やネット活用で支持を広げ、悲願の小選挙区勝利での3選を狙う。
20代で国政に初挑戦する若林は福祉充実を訴え、基礎票の上積みを目指す。
◆9区 民・自・維前職3氏激戦
民主・笠、自民・中山、維新・椎名の前職3人に、共産の新人・堀口が絡む県内屈指の激戦区。前回と同じ顔ぶれで、小選挙区での議席獲得に向けた三つどもえの戦いが再現されそう。
前回、県内の民主候補で唯一小選挙区で当選した笠は、地元で高い知名度を誇る。元文科副大臣の実績を生かして教育・子育て充実を訴え、5期目を目指す。
比例復活で初当選した中山は、衆院内閣委員会で政権の重要政策に関わった経験をアピール。アベノミクスの是非や財政健全化策などを掲げ、ミニ集会を中心に支持基盤の拡充を図る。
みんなを離れ、維新に加わった椎名。朝夕の駅頭を中心に原発だけに頼らないエネルギー政策と行政改革の必要性を主張し、再選を期す。
堀口は「安倍政権の暴走を止められるのは共産だけ」と強調、消費増税中止などを訴える。
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県内小選挙区立候補予定者
(敬称略、並び順は衆院勢力順)
◇1区(横浜市中・磯子・金沢区) =12自09民
松本純64 元官房副長官 自麻前(5)
篠原豪39 元横浜市議 維 新
明石行夫55 元団体役員 共 新
◇2区(横浜市西・南・港南区) =12自09自
菅義偉65 官房長官 自 前(6)
三輪智恵美60 元県議 共 新
岡本幸三54 元信託銀行員 生 新
◇3区(横浜市鶴見・神奈川区) =12自09民
小此木八郎49 元経産副大臣 自 前(6)
勝又恒一郎51 元県議 民 元(1)
横田光弘57 元県議 次 新
木佐木忠晶30 党地区常任委 共 新
◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡) =12み09民
山本朋広39 文科政務官 自 前(2)
加藤勝広70 党地区委員 共 新
浅尾慶一郎50 元みんな代表 無 前(2)
荻原隆宏44 元横浜市議 無 新
◇5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区) =12自09民
坂井学49 元国交政務官 自 前(2)
水戸将史52 元参院議員 維 新
河野敏久58 学習塾代表 次 新
横山征吾43 党県委員 共 新
後藤田弥生48 会社員 無 新
◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区) =12公09民
三村和也39 元経産省職員 民 元(1)
青柳陽一郎45 党県代表 維 前(1)
上田勇56 党県本部代表 公 前(6)
北谷真利52 元会社員 共 新
◇7区(横浜市港北・都筑区) =12自09民
鈴木馨祐37 党国対副委長 自麻前(2)
中谷一馬31 県議 民 新
豊田有希39 元横浜市議 維 新
松田学57 党県連会長 次 前(1)
大山奈々子51 党県委員 共 新
◇8区(横浜市緑・青葉区) =12み09み
福田峰之50 元法務委理事 自 前(2)
江田憲司58 党代表 維 前(4)
若林靖久29 党地区常任委 共 新
◇9区(川崎市多摩・麻生区) =12民09民
中山展宏46 元衆院内閣委 自 前(1)
笠浩史49 元文科副大臣 民 前(4)
椎名毅39 弁護士 維 前(1)
堀口望38 党県委員 共 新
【名簿の見方】
予定者は29日現在の神奈川新聞社調べ。
選挙区名の右は前回(12年)、前々回(09年)の当選者の政党。立候補予定者は氏名に続き、29日現在の満年齢、代表的な肩書、所属政党、自民党の予定者には派閥名、前職・元職・新人の別−の順。丸数字は当選回数。
党派の略は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、無=無所属。自民党派閥の略称は、麻=麻生派。空白は無派閥または所属未定。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/81091/cms_id/114225
14神奈川衆院選:戦いの構図(下)10区〜18区
2014.12.01 17:54:00
◆10区 自・民・共 少数激戦か
3度目の対決となる自民の前職・田中と民主の元職・城島に、2度目の挑戦となる共産の新人・中野が絡む少数激戦。前回のみんな、維新に投じられた8万8千票の行方が注目される。旧住民の多い臨海部と、超高層マンション建設で新住民が増加する中原区を抱える。区割り変更で同区の一部が18区に編入された。
7期目を目指す田中は、川崎市議、県議を務めた地元のネットワークと知名度は抜群。地域行事への出席も欠かさず、党役員(党組織運動本部長)としてアベノミクスの成果を訴える。
民主党政権で財務相など重要ポストを務めた城島は、前回苦杯をなめた。労組票を足掛かりに野党票の結集を狙う。議員定数削減や、労組出身として労働・雇用政策にも重きを置く。
党川崎南部地区委員長の中野は、統一地方選候補予定者らと消費増税中止や雇用政策の転換を主張する。
◆11区 小泉王国に共産挑む
3期目を目指す自民の前職・小泉に、共産の新人・瀬戸が挑む。民主は擁立を見送る方向で、2人の一騎打ちになる見通し。
小泉は今回も重複立候補をせず小選挙区1本での出馬。選挙中も党の顔として他候補の応援で全国を駆け回るが、曽祖父の時代からの地盤と小まめな地域活動、高い知名度で盤石の態勢を築いている。
瀬戸は小泉の父で元首相の純一郎と2度戦った経験があり3度目の挑戦。消費税増税や原発再稼働など安倍政権全般を批判。横須賀特有の問題として米原子力空母の母港撤回を訴える。
◆12区 阿部民主入りで混戦
自民の前職・星野に、急きょ民主の公認が決まった前職・阿部、次世代の新人・甘粕、共産の新人・味村が挑む。味村を除く3氏は前回と同じ顔ぶれ。前回未来で比例復活した阿部は、民主の公認内定を得ていながら出馬を辞退した元金融担当相・中塚の支援も受け、混戦が濃厚となった。
党経済産業部会の副部会長を務める星野は、アベノミクスの再加速や安全保障政策の継続を前面に掲げて再選を目指す。この2年は週2回の駅頭活動を実践。県議3期12年で培った地盤と人脈も武器に、保守層を手堅くまとめる。
社民で4回、未来で1回の比例復活がある阿部にとって、選挙区での当選は悲願。今回打ってきた秘策は、周囲も驚く民主入りだった。既存の“阿部ファン”の票に連合票を上乗せし、さらには古巣の社民からの票も見込むなど、野党の結集を呼び掛ける。
前回維新で出馬した甘粕は、次世代から再挑戦する予定。この2年は代議士秘書として研さんを積み、自主憲法制定などを訴える。
25歳の味村は、来春の藤沢市議選から矛先を変え参戦。消費増税や安保、原発などで安倍政権の取り組みを批判し、浸透を図る。
◆13区 重鎮甘利が11選狙う
経済再生担当相で11期目を狙う自民の前職・甘利に、維新・伊藤、共産・高久の2新人が挑む。
抜群の知名度を誇る甘利は、複数の閣僚を歴任する豊富な政治経験、アベノミクスの司令塔というポジションをアピール。経済再生、国際競争力の復活などを訴え、安倍政権の是非を問う。選挙期間中は応援演説で全国を回り、自民系の地方議員らが中心となって地元の支持固めを担う。
「非自民票の受け皿」と自任する伊藤は、座間市議1期目の途中で転身。若者世代の代弁者として、20代の若さを前面に出す。「非常に厳しい戦いになると覚悟している。しかし、あきらめない」との姿勢で、街頭演説を中心に知名度アップを図る。
高久は大和市議を3期務めた経験を踏まえ、護憲と航空機騒音をもたらし、オスプレイが飛来する米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の撤去を訴える。
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◆14区 自・民対決に次共絡む
自民の前職・赤間と民主の元職・本村による3度目の対決に、次世代の元職・中本、共産の新人・中野渡が絡む。自民と次世代に対する保守層の動向と、民主、共産への非自民票の流れが勝敗の鍵を握りそう。
政権交代した2009年の選挙で苦杯をなめた赤間は、安倍改造内閣の一員として3選を目指す。アベノミクスの成果を丁寧に訴え、地元地方議員らを中心に支持基盤を広げる。
前回、民主への逆風で落選した本村は、元財務相の藤井裕久から受け継いだ地盤を丹念に回り、各層への浸透を図る。政権暴走ストップと「非自民の受け皿」を掲げ、雪辱を期す。
中本は、自民公認の比例で当選した2000年以来の議席奪還を目指す。保守層の取り込みを狙い、街頭活動を軸に支持を訴える。
中野渡は、原発ゼロなどを訴えて基礎票の上積みを目指す。
◆15区 河野に2新人挑む
3代続く強固な地盤を守る自民の前職・河野に、共産・沼上、無所属・池田の2新人が挑む。
前回、全国最多の19万2604票を獲得した河野は、保守にありながら脱原発の筆頭格として高い知名度を誇る。党行革推進本部長として無駄撲滅に取り組んだ実績もPRし、さらなる票の上積みを目指す。
20代の沼上は、長時間労働問題や消費増税中止などを訴え、安倍政権への批判票獲得を狙う。18年ぶりに河野と対決する池田は、自民政治にブレーキ、しがらみのない政治−を掲げ、無党派層への浸透を図る。
◆16区 自・民一騎打ちの様相
自民・義家と民主・後藤の前職2氏に、共産の新人・池田が絡み、三つどもえの構図となりそう。前回新人を立てた維新は候補者擁立を見送る方向で、小選挙区の議席を交互に勝ち取っている自民・民主による事実上の一騎打ちの様相。
引退した亀井善太郎の地盤を引き継ぐ義家は地元対策に力を入れており、この2年間で約2千カ所の地域イベントを回った。「約10万人と握手を交わした」と地に足を付けた活動を心掛けて再選を目指す。
地元県立厚木高校出身の後藤は、比例復活だった前回の屈辱をバネに支援組織を固める。選挙区内の市町村を回り行政課題を聞いて国に支援を働き掛ける活動もスタートさせ、各層への浸透を図る。
前回の出馬直前に厚木市内に転居した池田は、党所属の地方議員と連携し、街頭活動を中心に党の政策を訴える。
◆17区 因縁の対決3度目
前回の選挙で初当選した自民の前職・牧島、議席を明け渡した民主の元職・神山が三たび顔を合わせる因縁の対決に、共産の新人・吉田が加わる。
アベノミクスの推進を掲げる牧島は、元衆院議長・河野洋平の地盤を引き継ぐ形で出馬し、今回が3度目の選挙。「この7年間で休みは1日もなかった」と広い選挙区をこまめに回って支持層を広げ、小選挙区での議席死守を目指す。
返り咲きを狙う神山は、「小田原生まれ、湯河原育ち」と地元出身をアピール。「今の国は借金体質。先々の世代のためにも財政再建を後回しにしてはいけない」と、社会保障改革や国会議員の定数削減などを訴える。
「戦争する国にしようとしている安倍首相の動きに歯止めをかける」と平和外交の重要性を強調する吉田は、原発ゼロを訴えて無党派層への浸透も図る。
◆18区 民主不在も野党乱立
4期目を目指す自民・山際と国替えした次世代・中田の前職2氏に加え、返り咲きを狙う生活の元職・樋高、相次いで名乗りを上げた維新・北村、共産・塩田の両新人が乱立する混戦模様だ。擁立を見送った民主票の行方も注目される。
第2次安倍改造内閣で経産副大臣に就いた山際は、アベノミクスの推進に政府、党の両面から関与。経済再生に争点を絞り、小選挙区の議席死守を狙う。
前横浜市長の中田にとって、小選挙区での戦いは14年ぶり。今回は第三極の立場を貫き、旧8区時代の地盤がある宮前区を拠点に支持拡大を図る。
元環境政務官の樋高は2012年の落選後、選挙区を歩いて住民の声に耳を傾けてきた。駅頭での演説に力点を置き、環境政策と震災復興支援を訴える。
金融系企業に籍を置き政治塾出身の北村は若さを前面に打ち出し、自転車遊説やネット戦略に活路を見いだす。元東芝社員の塩田は非正規雇用やブラック企業問題など、労働者の環境改善をテーマに据える。
13年の区割り変更で、前回まで10区だった中原区の一部を編入。新たな有権者約6万2千人への対応も鍵を握る。
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県内小選挙区立候補予定者
◇10区(川崎市川崎・幸区、中原区の一部) =12自09民
田中和徳65 党組織本部長 自 前(6)
城島光力67 前財務相 民 元(4)
中野智裕56 党地区委員長 共 新
◇11区(横須賀・三浦市) =12自09自
小泉進次郎33 内閣府政務官 自 前(2)
瀬戸和弘62 党県委員 共 新
◇12区(藤沢市、高座郡) =12自09民
星野剛士51 元県議 自 前(1)
阿部知子66 小児科医 民 前(5)
甘粕和彦31 元衆議員秘書 次 新
味村耕太郎25 党准県委員 共 新
◇13区(大和・海老名・座間・綾瀬市) =12自09民
甘利明65 経済再生相 自 前(10)
伊藤優太29 座間市議 維 新
高久良美60 元大和市議 共 新
◇14区(相模原市中央区、南・緑区の一部) =12自09民
赤間二郎46 総務政務官 自麻前(2)
本村賢太郎44 元県議 民 元(1)
中本太衛49 松下政経塾員 次 元(1)
中野渡旬66 党地区常任委 共 新
◇15区(平塚・茅ケ崎市、中郡) =12自09自
河野太郎51 党行革本部長 自麻前(6)
沼上徳光28 党地区職員 共 新
池田東一郎53 元蔵相秘書官 無 新
◇16区(厚木・伊勢原市、相模原市南・緑区の一部、愛甲郡) =12自09民
義家弘介43 党副幹事長 自町前(1)
後藤祐一45 党政調副会長 民 前(2)
池田博英52 党地区委員長 共 新
◇17区(小田原・秦野・南足柄市、足柄上・下郡) =12自09民
牧島かれん38 大学客員教授 自麻前(1)
神山洋介39 党区総支部長 民 元(1)
吉田福治59 元会社員 共 新
◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部) =12自09民
山際大志郎46 経産副大臣 自 前(3)
北村造31 元証券会社員 維 新
中田宏50 元横浜市長 次 前(4)
塩田儀夫64 元東芝社員 共 新
樋高剛49 元環境政務官 生 元(3)
【名簿の見方】
予定者は30日現在の神奈川新聞社調べ。
選挙区名の右は前回(12年)、前々回(09年)の当選者の政党。立候補予定者は氏名に続き、30日現在の満年齢、代表的な肩書、所属政党、自民党の予定者には派閥名、前職・元職・新人の別−の順。丸数字は当選回数。
党派の略は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、無=無所属。自民党派閥の略称は、麻=麻生派、町=町村派。空白は無派閥または所属未定。
【神奈川新聞】
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>>1700
【兵庫】3区 和田有一朗=新
は>>951で無所属出馬予定だった県議
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今日のまとめ
・維新:小沢鋭仁 近畿比例上位に。 山梨1区競合回避>>1698
・民主:中根康浩 東海比例上位に。 愛知12区競合回避>>1757
・自民の比例上位は >>1719
(公明との調整)渡邊孝一
(5象5減)中谷真一、山本拓、福山守、福井照
主な比例下位は
菅野佐智子(福島3区非公認)、桜井宏(三重3区非公認)、坂本剛二(福島5区非公認)
米田建三(ナツカシイ)、今村雅弘(5増5減対象なのに)、林田彪(熊本2非公認)
・民主の比例上位は >>1757
鈴木貴子(新党大地 北海道7区重複)、中根康浩(維新と調整 東海単独)、大串博志(5増5減 佐賀2区重複)
・維新の比例上位は >>1707
小沢鋭仁(民主と調整 山梨1から)
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>>1753>>1758
民主党の比例単独候補
北海道 なし
東北 小林義明(元福島市議)
北関東 野木実(和光市長、比例下位当選),山根隆治(参議員・埼玉)
南関東 前川忠夫(参議員・労組),山口繁(神奈川県連事務局長)
東京 早川周作(05年鳥取1落選),福村隆(12年東京9落選 タカタネの刺客)
石毛硏子(代議士 05東京23落選 09比例下位当選)
北信越 一川保夫(代議士石川2、参議員石川),村田正示(元氷見市議)
東海 金森正(三重県議、比例下位当選),野沢和彦(静岡県連事務局長)
近畿 梶原康弘(兵庫5 維新と調整),佐々木幹夫(元京都府議),中藤弘彦(大学研究所研究員 ?),羽室武(連合京都会長)
中国 炭村信義(元周南市議)
四国 都築旦(元八幡浜市議)
九州 安藤幽明 (元島原市議)
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>>1700
>次世代は前職藤井孝男に加え、30日に前加茂郡白川町長今井良博の擁立を決めた。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20141201/201412010851_23823.shtml
県内、18人出馬準備 衆院選あす公示
2014年12月01日08:51
安倍政権への審判となる第47回衆院選は12月2日公示される。県内では、五つの小選挙区に14人、比例代表東海ブロックの単独候補に4人の計18人が立候補を表明し準備を整えている。組織戦を展開する自民に、無党派層への浸透を図る民主や維新などの野党が挑む構図。経済や安全保障など安倍政権の政策への評価が問われる中、県内全小選挙区で勝利を目指す自民に対し、野党が自民批判票を取り込み、どこまで迫れるか注目される。
◆次世代比例東海 今井前白川町長を擁立
小選挙区の政党別では、自民が前職5人、民主が元職2人と新人1人、維新が前職1人、共産が新人5人。
岐阜1区は、8選を狙う自民前職野田聖子に、民主新人吉田里江と共産新人大須賀志津香が挑む。立候補予定者が全て女性という全国でも珍しい構図。
岐阜2区は、7選に向けて急ピッチで準備を進める自民前職棚橋泰文に、共産新人森桜房義が挑戦。元衆院議員も出馬を模索する。
岐阜3区は、前回小選挙区で雪辱を期して2選を果たした自民前職武藤容治と、返り咲きを目指す民主元職園田康博が4度目の対決。共産新人服部頼義も準備を進める。
岐阜4区は、組織力を生かし足元を固める自民前職金子一義に対し、民主の支援を取り付けた維新前職今井雅人が自民批判票の受け皿となれるかが注目。共産新人伊嶌明博も草の根で党勢拡大に努める。
岐阜5区は、9選を狙う自民前職古屋圭司に、返り咲きを目指す民主元職阿知波吉信が挑戦。共産新人の鷹見信義も街頭活動などで支持を訴える。
比例東海は、単独候補として4人が立候補を表明している。自民は新人速水桂二を擁立。次世代は前職藤井孝男に加え、30日に前加茂郡白川町長今井良博の擁立を決めた。白川町森林組合長の今井は、県農業会議会長なども務めた実績を踏まえ、農林業者を中心に支持獲得を狙う。藤井は地盤の可茂地域だけでなく、大票田の名古屋市での票の掘り起こしをもくろむ。諸派新人の野原典子も出馬する。
(文中敬称略)
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>>1757とか
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120200006
大地・鈴木氏を優遇=民主比例名簿【14衆院選】
民主党は1日、衆院選の比例代表候補の名簿登載順位を発表した。地域政党「新党大地」との協力で北海道7区で擁立する鈴木貴子氏を、北海道ブロックの単独1位で処遇した。
愛知12区での公認を決めていた中根康浩氏について、維新の党との調整の結果、選挙区出馬を取り消し、東海ブロックの単独1位とした。区割りが大幅に変わった佐賀2区から出馬する大串博志氏も九州ブロックの単独1位。重複辞退は静岡5区の細野豪志元幹事長のみだった。
一方、宮崎1区で新人の村尾英俊氏を追加公認した。民主党候補は小選挙区178人、比例単独20人の計198人で確定した。
比例名簿の登載順位は次の通り。(敬称略。( )数字は順位。同一順位の重複立候補者名は省略。前=前職、元=元職、新=新人)
【北海道=11人】(1)鈴木貴子=前(2)重複候補10人
【東北=19人】(1)重複候補18人(19)小林義明=新
【北関東=21人】(1)重複候補19人(20)山根隆治=新(21)野木実=元
【南関東=20人】(1)重複候補18人(19)前川忠夫=新(20)山口繁=新
【東京=22人】(1)重複候補19人(20)石毛※〈※=金ヘンに英〉子=元(21)福村隆=新(22)早川周作=新
【北陸信越=15人】(1)重複候補13人(14)一川保夫=元(15)村田正示=新
【東海=29人】(1)中根康浩=前(2)重複候補26人(28)金森正=元(29)野沢和彦=新
【近畿=26人】(1)重複候補22人(23)梶原康弘=元(24)佐々木幹夫=新(25)羽室武=新(26)中藤弘彦=新
【中国=10人】(1)重複候補9人(10)炭村信義=新
【四国=8人】(1)重複候補7人(8)都築旦=新
【九州=16人】(1)大串博志=前(2)重複候補14人(16)安藤幽明=新
(2014/12/02-00:15)
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http://www.sankei.com/politics/news/141201/plt1412010071-n1.html
2014.12.1 23:42
ここにも仁義なき戦いが…麻生太郎VS古賀誠の「代理戦争」 福岡1区で自民系2人が無所属で激突へ
(1/3ページ)
衆院選は2日、公示される。直前までもめた福岡1区をめぐる自民党の公認争いは、井上貴博(52)=福岡1区=と、新開裕司(46)=比例九州=の自民前職2人が無所属で出馬し、選挙で決着をつける異例の構図となった。井上は副総理兼財務相の麻生太郎を政治の師と仰ぐ。新開は元幹事長の古賀誠の元秘書で関係が深い。今回の公認問題は、麻生、古賀の代理戦争の様相を呈した。(田中一世)
「逆にありがたいと思っている。今まで培ってきたことが間違っていなかったと証明するチャンスだ。この国を背負う覚悟が誰にあるのかが問われる戦いだ」
1日午前、井上は福岡市博多区で事務所開きの神事を執り行った後、無所属出馬の決意をこう語り、支援者に深々と頭を下げた。
午後には麻生も事務所に駆けつけた。「問題が後を引くよりも、今回でさっぱりとさせたほうがよい。勝てばよいのではなく、『こんなに(新開氏と)差がついたじゃないか』という選挙にしていただきたい」と激励した。
井上は新人で挑んだ前回衆院選で、福岡1区で民主党の元環境相の松本龍に勝利した。小選挙区導入後、自民党が5連敗していた松本の金城湯池で初めて自民党の議席を獲得したばかりか、2・6倍の票差をつけた。
井上は衆院選の公認候補を事実上意味する福岡1区支部長を務める。自民党の事前調査でも、支持率で新開を上回り、県連内も井上でおおむね固まった。
ところが、新開は1区からの出馬を強く主張。古賀も、県連会長の松山政司らに強く働きかけた結果、県連は一本化を断念、党本部に最終判断を委ねた。
1区の公認問題は前回衆院選にさかのぼる。
当時の県連は新開を推薦するよう党本部に申請したが、安倍総裁の裁定で一転、井上が公認され、新開は比例九州ブロックに回った。この過程では麻生が井上を積極的に後押しした。
新開は比例当選したものの、福岡1区からの出馬を熱望し続けていた。
井上、新開の選挙区争奪戦に、麻生太郎、古賀誠という2人の積年の確執と闘争も絡む。
福岡県の政界では古くから、古賀が筑後、麻生が筑豊・豊前に勢力を広げ、にらみ合ってきた。両者は、平成23年の県知事選での推薦候補選びをめぐり対立。結果、麻生が推す元経産官僚の小川洋に決まったことで、パワーバランスは崩れた。
さらに、24年9月の自民党総裁選でも、麻生が推す安倍晋三が勝利し、麻生は後に政権ナンバー2の副総理に就任した。前回衆院選をもって引退した古賀とは、影響力で大きな差が生まれた。
先月の福岡市長選でも、麻生が後ろ盾となる高島宗一郎が再選を果たした。
古賀は引退後も、大派閥である旧古賀派(現岸田派)の名誉会長として影響力を残すが、麻生に一矢報いるには、衆院選での「1区奪取」がラストチャンスといえる。
「新開先生と一緒に、いばらの道を選択せざるをえないかもしれない」
解散前日の11月17日、新開の国政報告会で、古賀はこうあいさつした。出席者の多くは、事実上の宣戦布告と受け止めた。
党本部は分裂回避へ調整に乗り出したが、行き詰まった。ただ、一方を小選挙区、もう一方を比例で処遇したとしても、今後も衆院選のたびに同様の問題に悩まされることになる。
「無所属でもよいので戦う。この機に、反安倍、反麻生を一掃する」
先週末、井上は麻生にメールで決意表明した。メールは首相にも転送された。
井上周辺も「ここで決着をつけないと背後霊のようにつきまとわれる」「今回は新開氏というよりも古賀氏の影響力を潰す戦いだ」と息巻く。
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一方の新開も、旧古賀派を引き継いだ派閥領袖の岸田文雄から電話で説得されたが、頑として応じなかった。11月30日午後に、「井上先生と同じ条件で、無所属で戦う」と岸田に最終決断を伝え、自民前職同士の対決が決定した。
新開は1日、事務所で報道陣の取材に応じ、「古賀先生に言われたからではない。私が小選挙区にこだわってきた。これで落選したらもう政治家の道は残されていない」と覚悟を語った。
新開の陣営関係者は「前回、涙を呑んだ新開が選挙区から出るのが筋だろう。麻生さんの力が大きいのはわかるが、今回は引くべきじゃなかったのか。強引だよ」と嘆いた。
自民の公認争いを横目に、民主元職の山本剛正(42)は選挙区内を精力的に回る。1日朝には、岡田克也代表代行がJR博多駅前での応援演説に駆けつけた。
「自分のことで精いっぱいで、私がとやかく言うことでない。ただ『筑豊と筑後の権力争いをなぜ福岡1区でやらないといけないんだ』と有権者は感じるのではないか」
山本は産経新聞の取材にこう語った。前回井上に敗れ、今年10月に政界引退を表明した松本龍も、山本を支援する。
福岡1区は2年前、自民党の政権奪還の象徴となった。今回もまた、全国有数の注目区となりそうだ。(敬称略)
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>次世代の党は東京19区と比例代表東京ブロックで重複立候補する山田宏幹事長の比例順位を単独1位にした。
中田宏はどうするんだろうか?
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020011-n1.html
2014.12.2 00:32
【衆院選2014】
比例名簿登載 石原慎太郎氏は最下位 首相と進次郎氏は重複立候補せず
石原慎太郎氏
自民党は1日、衆院選の追加公認14人(選挙区1人、比例代表13人)を発表した。調整が難航していた福島5区は、前回比例代表中国ブロックに回った吉野正芳氏が9年ぶりに同区の選挙区候補に返り咲いた。前回、同区で当選した坂本剛二氏は比例近畿ブロックの名簿登載40位となった。
福岡1区は、前回選挙区当選した井上貴博氏と、比例に回った新開裕司氏の2人とも公認せず、無所属で戦わせる。推薦も出さない。茂木敏充選対委員長は「2人にさわやかに戦ってもらう」と述べた。
兵庫12区では、党兵庫県連が戸井田徹元衆院議員の長男、真太郎氏を公認申請したが、党本部は認めなかった。同区では、無所属ながら党二階派所属の山口壮(つよし)元外務副大臣が出馬する。
自民党は1日、比例代表の名簿登載順位も発表。東北、北関東、東京、東海、近畿、中国、九州では、選挙区との重複立候補を並列1位で処遇。比例単独候補の上位登載を認めなかった。
安倍晋三首相と小泉進次郎氏は重複立候補しなかった。
民主党は、北海道7区と比例代表北海道ブロックで重複立候補する政治団体「新党大地」の鈴木貴子氏について、比例名簿の順位を単独1位にした。鈴木氏の父は新党大地の鈴木宗男代表。大地票を民主党に取り込む狙いがある。
維新の党は小沢鋭仁国会議員団幹事長について、山梨1区から比例代表近畿ブロックの単独1位にした。
次世代の党は東京19区と比例代表東京ブロックで重複立候補する山田宏幹事長の比例順位を単独1位にした。同ブロックから比例単独で出馬する石原慎太郎最高顧問は最下位にした。石原氏の意向を尊重したもので、1日夜のBSフジ番組で「次のランナーに確かなバトンタッチをしていきたい」と述べた。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235218-storytopic-3.html
衆院選沖縄1区独自候補断念 民主県連
2014年12月1日
民主党県連(花城正樹代表)は30日、常任幹事会を開き、衆院選沖縄1区で模索していた独自候補の擁立を断念することを決めた。支持母体の連合沖縄から要請されていた4区での仲里利信氏の支援については、継続して議論する。
1区は自民党から国場幸之助氏、知事選で翁長雄志氏を支援した枠組みから共産党の赤嶺政賢氏、民主党本部が選挙区調整を進める維新の党から下地幹郎氏が出馬する予定。
民主党県連は、連合沖縄が知事選で翁長氏を支援した枠組みを尊重していることや、党本部が維新の党と選挙区が重ならないよう選挙区調整を行っていることから、候補擁立を見送った。「反自民、非共産」の連合と共同歩調を取っていることもあり、赤嶺氏の支援にも消極的だ。
4区に翁長陣営から出馬予定の仲里氏の支援については「(候補者に関する)情報を持ち合わせていない」として、結論を出さなかった。
花城代表は維新の党との選挙協力について「要請があれば初めから否定はしない」とする一方、翁長陣営に対しても「反自民として選挙区協力したことが応援になる」との認識も示した。
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そーいえば居たね
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/01/kiji/K20141201009382330.html
横粂氏、衆院選不出馬も「政治家を諦めたわけではない」
次期衆院選への動向が注目されていた元衆院議員の横粂勝仁氏が、東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)から出馬しないことが30日、分かった。
スポニチ本紙の取材に「政治家を諦めたわけではなく、いずれ復活したい」と話した。横粂氏は12年の衆院選に落選後、弁護士として働いている。
[ 2014年12月1日 05:30
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>>1467
亀レスになってしまいましたg、そうでした。
この辺(第3局の離合集散)も振り返るとワケワカラン状態ですね
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岩手
小沢一郎は推薦できない と。んな感じの内容
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412010300001.html
生活、1・3区民主支援/2014衆院選
2014年12月1日13時18分
生活の党公認候補予定者の畑浩治氏(右から2人目)の推薦を決めて握手を交わす連合岩手の豊巻浩也会長(同3人目)ら
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生活の党県連は29日、来月2日公示の衆院選で、党公認候補のいない1、3区は民主党公認候補を「自主支援」すると決めた。民主側は2区のみ、生活の公認候補を推薦する方針だという。2年前の前回衆院選で両党は1、3、4区で候補を立てて争ったが、今回は選挙協力態勢を構築し、自民、公明両党との対決姿勢を鮮明にする。
◇
会見した幹事長の佐々木順一県議によると、生活側が、互いに相手の公認候補を推薦する案を提示したが、民主側からは2区のみ生活の候補を推薦する方針が伝えられた。また、民主側から1、3区の公認候補に対する推薦要請がないため、生活としての選挙協力態勢は、自主支援が妥当という結論に至ったという。持ち回り県連総務会で選挙協力方針についてこの日、最終決定し、すでに民主県連側に伝えたという。
自主支援の具体的な内容について、佐々木幹事長は「自主投票より一歩踏み込んだ支援態勢という位置付けで、具体的な活動は、党員党友の個々の判断にお任せする。民主党から支援要請があれば、その都度検討していく」と話した。
一方、民主の支持団体、連合岩手(豊巻浩也会長)はこの日、2区に立候補を予定する生活の畑浩治氏の推薦を決め、両者が政策協定を交わした。
豊巻会長は「畑さんは生活者、働く者の視点に立って多くの法案を作った。復興を加速させる土地収用に関する法案を成立させてくれた。今後も岩手のために頑張っていただくため当選させたい」と話した。
推薦状を受け取った畑氏は、「安倍政権が進める大企業優先ではなく、生活者の底上げをしなければ、日本経済は立ち行かなくなる。雇用の分野で考え方が近い民主党の皆さんと連携して選挙戦を戦っていきたい」と応じた。
4区については、連合岩手は「自主投票」だが、反自民非共産という考えで臨むという。4区に立候補を予定しているのは、生活のほか、自民と共産。
■「県民党」の知事 畑氏支持を表明■
達増拓也知事は29日、生活の党公認で2区に立候補予定の畑浩治氏の政治資金パーティーに来賓として出席し、畑氏を支持していく考えを表明した。知事はこれまで、衆院選への対応について「県民党の立場で」と中立的な立場を強調していたが、事実上、「古巣」である生活陣営を支援していく姿勢を鮮明にした。
盛岡市で開かれた畑氏のパーティーであいさつに立った達増知事は「復興のための土地収用に関する法案成立の中心となり、岩手にとって国会になくてはならない存在。岩手のため、復興のため、引き続き国会で仕事をしていただきたい」と述べた。
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>>1765
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201dde001010068000c.html
2014衆院選:あす公示 第一声、自・民党首は福島 公・維・共は首都圏で
毎日新聞 2014年12月01日 東京夕刊
主要8党の党首の衆院選第一声の場所
主要8党の党首の衆院選第一声の場所
拡大写真
衆院選は2日公示され、各党党首の第一声が全国各地で行われる。第一声をどこで行うかは各党の知恵の絞りどころで、自民党総裁の安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表は福島県内を選んだ。東京電力福島第1原発事故からの復興を重視する姿勢を打ち出す。東日本大震災後初の衆院選となった前回は、4党の党首が福島県内を第一声の場所にしたが、今回は自民、民主両党にとどまる見通しだ。
首相は同県相馬市の漁港で第一声を行う。12年衆院選、13年参院選は、いずれも福島市内だった。一方、海江田氏は12年衆院選で野田佳彦首相(当時)が選んだいわき市を予定している。海江田氏は13年の参院選では盛岡市で第一声を行っており、両党とも3回連続で東日本大震災の被災地を選んだ。
自民党内には、復興以外の重要政策もアピールするため、「基地問題のある沖縄県でもいいのではないか」(党幹部)との声もあった。ただ、福島県を中心に、被災地には政治の「被災地離れ」が進むことへの懸念があり、引き続き同県で行うことになったという。首相は先月26日、岩手県で地方遊説をスタートさせており、「復興を必ず加速させたい」と強調した。
民主党の海江田氏は国の原発政策を「原発再稼働をなしくずしで進めている」と批判している。いわき市で選挙戦を開始することで、原発政策で安倍政権との違いをアピールする狙いもありそうだ。
首都圏での第一声を予定しているのは公明、維新、共産の3党。公明党の山口那津男代表は同党が公認候補者を擁立する9選挙区のうち、最重点区と位置付ける神奈川6区の横浜市で実施する。維新の党は江田憲司共同代表が横浜市、橋下徹共同代表が大阪市で行う予定。共産党の志位和夫委員長は東京都新宿区のJR新宿駅前で第一声を行った後、大阪市内のJR大阪駅前に移動する。
自らの「地元」で第一声を行うのは、次世代の党の平沼赳夫党首と社民党の吉田忠智党首。平沼氏は岡山県津山市で、吉田氏は出身地の大分県臼杵市で行う。第一声を午前中に行うことが多いが、生活の党の小沢一郎代表は午後に新潟県魚沼市で予定。13年の参院選でも午後に千葉県内の田園地帯で行っており、地方重視を訴える。新党改革の荒井広幸代表は東京都内で調整している。【田所柳子】
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>>1787
ん?岐阜二区の元衆議院議員って誰だ?
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>>1797
前回未来から出た橋本では?
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>>1771-1772>>1785
過去の経緯からして、この選挙区の議員を2人残さないといけない特別な理由はないですから、今回片方は下位に置くとして、その中では当選に近く、「比例下位当選可能性枠」がなんとか余っているブロックを選んだのではないかと思います。
坂本は非公認だからといって出馬できる状況でもないし、当選できる期待がありげなところに置いたというのが実際なのではないかと。
ということで、坂本が実際に当選できるかについては疑問に思っています(可能性はあるが高くはない)。
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>>1076>>1695>>1698
競合回避成功だが、小沢鋭の票がそのまま中島に乗るかといえばそうでもなさそうか。
しかし、新1区は旧1区ではなく旧3区がベースとなっていて、宮川の票田山梨市・甲州市が新2区へと切り離されたことからすると、ポイントはむしろ中谷・後藤票か。
そして、2010参院選で、輿石が宮川を旧3区領域で上回っている(旧2区域は宮川の勝ち)ことを考えると、中島についてもそのときと同じくらいの戦いができるかどうかか。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141202_61006.html
<衆院選>自民、福島5区は吉野氏を公認
自民党は1日、衆院選候補者の調整が続いていた福島5区で、いわき市出身で比例中国前議員の吉野正芳氏(66)を公認すると発表した。5区前議員で選挙区支部長の坂本剛二氏(70)は比例近畿に回り、名簿順位40位に登載された。
いわき市で記者会見した吉野氏は「被災地を抱える5区には2人の議員が必要だ」と持論を述べた上で「これまでの努力が認められた。5区での選挙は9年ぶり。新人のつもりで戦う」と意欲を語った。
坂本氏は同日夜、「2議席獲得がかなう形であると受け止め、全力で戦う」とコメントした。
自民党で選挙区支部長が公認候補から外れるのは異例。坂本氏は前回2012年、7回目の当選を果たしたが、自民党圧勝の中、民主党前議員の吉田泉氏(65)に約7000票差に迫られた。後援会組織の高齢化が進んでおり、党本部は「勝てる候補」として吉野氏を選んだとみられる。
吉野氏は当選5回。うち福島5区が2回、比例東北が2回。前回は坂本氏との公認争いの末、5区の候補者に選ばれず、「復興枠」で比例中国に単独登載された。
今回、9年ぶりとなる5区での立候補に強い意欲を見せていた。公認から漏れた場合、無所属で出馬することも視野に準備を進めており、保守分裂の可能性があった。
自民党福島県連は11月24日、5区の候補者選考を党本部に一任。原発事故の被災地で2議席を維持するため、1人を比例で優遇するなど「特別な措置」を求めていた。
前回衆院選で自民党は近畿ブロック48選挙区中、小選挙区22人、比例復活7人の計29人が当選した。比例単独での当選者はなく、坂本氏の比例単独40位という党本部の判断に反発も予想される。
茂木敏充選対委員長は1日夜、「さまざまな情勢を分析し、今回は吉野氏に決めた。二人三脚でしっかり戦ってほしい」と話した。
5区には民主党の吉田氏、共産党新人の吉田英策氏(55)も立候補を予定している。
2014年12月02日火曜日
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山梨
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20141201-OYTNT50186.html
衆院選きょう公示…1区 構図一変
2014年12月02日
新1区からの立候補を断念したことを明らかにする小沢氏(1日、甲府市で)
衆院選で新山梨1区からの立候補を表明していた維新の党の前衆院議員、小沢鋭仁氏(60)が1日、小選挙区では立候補せず、同党の比例選の単独候補になることを表明した。小沢氏の比例転出で、新1区の候補予定者は自民党、民主党、共産党と、戦いの構図は公示前日にして一変。共産以外の野党が民主だけとなることで野党共闘が進む可能性があり、期待や警戒など関係者の思惑が交錯した。新山梨2区には3人が出馬予定で、衆院選は2日の公示で12日間の選挙戦がスタートする。
小沢氏は1日、甲府市内の事務所で記者会見を開き、「党本部の決定で近畿ブロックでの単独出馬となり、山梨1区での出馬はできなくなった」と説明。比例選近畿ブロックへの転出について「断腸の思いだ。1区での活動を支えてくれた支持者には申し訳ないが、党の決定で総合的な判断だ」と述べ、理解を求めた。
小沢氏の説明によると、11月30日昼に維新の党の橋下徹共同代表から電話があり、比例転出を提案されたという。小沢氏は「議席を得るという意味ではチャンス。(1区での)野党共闘も進む」と前向きな受け止め方を示した。
野党共闘の相手として、新1区に前衆院議員の中島克仁氏(47)を公認候補として擁立する民主党との交渉については、「党としての正式な考え方を示して下さいと言っている段階」と説明し、小沢氏から民主党の枝野幸男幹事長に連絡を取るなどしていることを明らかにした。
一方、民主党県連は1日、常任幹事会を開き、衆院選への対応を協議。会議は非公開で行われ、終了後に取材に応じた県連顧問の輿石東・参院副議長(現在は会派離脱中)は、維新の党から協力が得られるかとの質問に対し、「維新も野党。政策的にも自民とは違うのは確かだ。協力していただく」と述べ、共闘成立に自信を示した。
こうした動きに対し、自民党の前衆院議員、宮川典子氏(35)の陣営幹部は「野党の共食いがなくなると厳しい選挙になる」と警戒を強め、「2年前に民主党を離党した経緯もあり、小沢氏の票がすべて中島氏へ回るとは思えない。小沢氏の票をこちらが取り込めるよう活動したい」と話した。
新人の遠藤昭子氏(63)を擁立する共産党の県委員会幹部はこの日、「これまで通りの主張を続けていく」と述べた。
一方、新2区には、自民党の前衆院議員、堀内詔子氏(49)、共産党の新人、秋山晃一氏(61)、無所属の前衆院議員、長崎幸太郎氏(46)が立候補を表明している。
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>>1347-1348[11/27①]>>1678[11/28①追]>>1706[12/1②]
公明推薦候補不在選挙区
【宮城5(小野寺)】
【福島5(吉野)】
【茨城1・5】
【群馬1】
【埼玉8・11】
【東京17(平沢)】
【神奈川11(小泉)】
【愛知2・5・11・13・14・15】
【三重2・3】
【大阪14(長尾)・19】
【兵庫12(無)】
【奈良1・3】
【広島6(亀井)】
【高知1】
【福岡1(無)・2・8】
【佐賀2】
【長崎3】
非自民公認公明推薦候補
【茨城7】【熊本4】
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今朝の朝日新聞の朝刊より。
公認漏れ無所属が③に分類されてるなら事実上の乱立はもっと多い?
①野党乱立型 227→60
②野党調整型 65→197
③自共対決型等 8→38
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>>1791
田母神落選確定ですね。。
田母神は参院比例向きだからそれでいいんでしょうけど。
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>>1803
宮城5は北海道比例下位の人
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自共が凄い勢いでポスター貼り終わってるのに対して流石に哲はまだまだちらほらだ。
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>>1806
ご指摘あざ〜す
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宮崎県の民主はほぼ昔の民社党で民主・社民・連合の協力体制以外に動けないのかねぇ。。
短期決戦、陣営走り出す
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 16時03分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129219
衆院が解散した21日、鹿児島、宮崎県内の各陣営は12月14日の投開票へ向けて一斉に走りだした。後援会事務所を大急ぎで目抜き通りに引っ越した前職、着々と地元回りを進める元職…。事実上、短期決戦の幕が開いた。
鹿児島
鹿児島1区の維新前職の事務所では、秘書ら6人が国会中継をテレビで見守った。前回は選挙初挑戦だったが手探りで戦い、比例復活で当選して2年。スタッフの1人は「後援会づくりも道半ば。準備の時間が足りない」と訴える。前職本人はこの日夜に選挙区に戻り、事務所で街頭演説日程の打ち合わせを入念に進めた。
鹿児島1区の民主元職は午前中は自転車で支持者回り。昼に事務所に戻り、解散の瞬間をテレビで見た。「議員が万歳をするタイミングがずれた。大義なき今回の解散を象徴している」。午後はマスコミ各社の取材のため県庁の記者クラブに出向き、国政復帰への意欲を熱弁。その後、繁華街のつじ立ちに向かった。
4月に補選があったばかりの鹿児島2区。自民前職陣営は、補選時と同じ駅前の事務所への引っ越しに追われた。「験かつぎで同じ場所を借りた」と支援者。別の支援者は「まだ初当選のお礼回りも済んでいない」と笑う。前職自身も疲労が残っているというが「選挙が続くのは支持拡大につながる」と前向きだ。
鹿児島5区の共産新人は地元の種子島・西之表市で支持者回りを続けた。前夜の20日は鹿屋市で事務所開きの集会を催し、支持者に「安倍晋三首相の暴走政治をストップさせる」と訴えた。「反原発運動などで市民と党の垣根が低くなった。躍進の条件はそろっている」。支持拡大に早くも手応えを感じていた。
宮崎
宮崎1区は新たな候補者発表や選挙区からの候補取りやめが相次ぐなど、突然の解散劇の余波が及んだ。
民主党宮崎県連はこの日、県庁で急きょ会見し、候補者不在のまま東京都在住の新人の擁立を発表。選挙協力を求めている社民党県連合や連合宮崎には前日夜の会議で候補者を提示したばかり。週末には宮崎入りする予定だが、推薦を決めた連合宮崎の関係者からも「このドタバタぶりを考えると、どのような選挙戦になるか不安」との声も出た。
一方、前回、比例で復活当選した次世代の党前職は、小選挙区は出馬せずに比例九州ブロックのみで挑む。また、元参院議員は、正式に「維新の党」から立候補することも決まった。
自民前職の事務所は、秘書らがあいさつ回りに追われ、共産新人は「安倍政権の暴走政治を食い止める」と意気込む。
2区の自民前職の日向市後援会事務所は、隣接する倉庫を選挙事務所にするため、準備でばたばた。事務長は「いよいよ本番」と気を引き締めた。本人はこの日夜、高鍋町で国政報告会を開いた。共産はようやく新人擁立が決まった。
3区の自民前職の事務所は、後援会入会カードの発送を終え、22日の後援会各支部長会議の資料作成に追われた。共産新人は「集団的自衛権反対」などを掲げ、街宣活動に力を入れた。
=2014/11/22付 西日本新聞朝刊=
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>>1809
云ってる傍から宮崎民社ネタ見つけたw
凄かったんだねぇ。。
>旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組
>中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。
今はひどいな。。
>単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。
>現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。
“民社王国延岡”今や昔 2区民主、候補見送りへ 旭化成労組員減 労使一体消え
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130409
2014年12月01日(最終更新 2014年12月01日 03時00分)
中選挙区時代の旧宮崎1区(現在の宮崎1区の大部分と2区)に民主党のルーツの一つ、旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組(当時は全旭化成労働組合連合会=全旭連)。その拠点の宮崎県延岡市を抱える宮崎2区で、民主党は今回、候補者擁立を初めて見送ろうとしている。労組員の減少、同社による労使一体型の選挙運動の消滅という「栄枯盛衰」がその背景にある。
中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。民社党は67年に初めて議席を獲得。特に76年に初当選した同労組出身の米沢隆氏(後に民社党委員長)は、93年選挙まで7回連続で議席を守った。
分岐点は96年の小選挙区比例代表並立制の導入。米沢氏は宮崎市中心の宮崎1区に“転身”。それでも、延岡市がある2区には民社党の流れをくむ新進党、民主党の候補者が出続けた。しかし落選が続く。唯一の当選は2009年の比例復活。その候補者も12年には落選し、今回は立候補を見送る方針だ。
単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。合理化などで労組員が激減したことも背景にあった。現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。かつての集票力は失っている。
第一線を退いた74歳の米沢氏は「小選挙区で負け続け、厭戦(えんせん)気分が組合員に出てしまった。(自分の時代に)選挙活動をやり過ぎて疲れてしまったかな」。かつて政党再編に寄与したベテランが寂しく語る。
“民社王国”の時代を知る地元紙の元編集長、渡部洋三さん(67)も言う。「組合員も激減する中では候補者の擁立断念は仕方ない。時代の流れでしょう」。
=2014/12/01付 西日本新聞朝刊=
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推薦したのは前職の3区橋本以外全員か。橋本もウェブでは聖域なきTPP反対のスタンスっぽいのになぜ回答をしなかったのか?
2014衆院選:きょう公示 復興、TPPで舌戦 13人立候補へ 農政連、前職7人推薦 /岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk03010031000c.html
衆院選が2日公示され、14日の投開票日まで12日間の選挙戦が始まる。県内では4選挙区に5党から13人が立候補する見込み。届け出後、早速繁華街などで第一声のマイクを握る。
アベノミクスへの評価のほか、東日本大震災からの復興、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に代表される農業問題などで舌戦が展開されそうだ。【浅野孝仁、安藤いく子】
先月21日の解散から公示まで11日間は小選挙区制導入後最短の「超短期戦」とあって、公示前日の1日も、各陣営や県内政界、選挙管理委員会が慌ただしく準備に追われた。
JAグループが作る県農協政治連盟は1日、盛岡市で委員会を開き、推薦要請があった立候補予定の前職8人のうち、農政への質問状に回答がなかった3区の自民前職を除いて推薦を決定した。
米価安定に向けた過剰米処理対策やTPPの締結阻止について政策協定を結ぶ。政府はTPPの交渉を進めているが、自民前職から「重要品目」の除外が確保できなければ交渉脱退も辞さないとする回答もあったという。
田沼征彦委員長は「政権与党だけを支持するわけではない。(TPPを進める)自民党をけん制する意味もある」と話した。
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<衆院選>3区推薦見送り 秋田県農政連
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_41032.html
秋田県農協政治連盟(農政連)は28日、衆院選秋田1区は自民党前議員の冨樫博之氏(59)、2区は同党前議員の金田勝年氏(65)の推薦を決定した。3区は推薦を見送り、各支部の対応を尊重する。
3区は5支部で対応が分かれた。秋田おばこと秋田ふるさとは自民党前議員の御法川信英氏(50)、秋田しんせいは維新の党前議員の村岡敏英氏(54)を推薦。こまちと、うごは自主投票を選択した。
比例代表は自主投票とした。自民党を推す支部もあったが、木村一男会長は「個人の頑張りは評価できるが、自民党としては農業に攻撃的で評価できない」と説明した。
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農業に理解が深い5氏推薦4氏支持 県農政連
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141202/CK2014120202000149.html
県JAグループの政治団体「県農協政治連盟」(加倉井豊邦委員長)は一日、常任委員会を開き、衆院選での県内小選挙区の推薦、支持者を決め、発表した。茨城1、5区は自民、民主両党の立候補予定者を支持する。
推薦はいずれも自民前職の額賀福志郎氏(2区)、葉梨康弘氏(3区)、梶山弘志氏(4区)、丹羽雄哉氏(6区)、永岡桂子氏(7区)の五氏。
1区の自民前職の田所嘉徳氏と民主元職の福島伸享氏、5区の自民前職の石川昭政氏と民主前職の大畠章宏氏は支持とした。
JAの組合員の意見を聞き、農業に理解が深い立候補予定者を選んだ。県農政連の要領で推薦は一選挙区一人と決まっており、二人の場合は支持とした。
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池田東一郎氏@神奈川15区は無事出馬してますね。
山口4区に謎の無所属生活推薦候補が出てますね。
宇佐美@福島は出馬断念みたいですね。
それにしても大阪の公共激突区はひどいなぁ。。民主もこういう時、全然ダメっすね。
民主府連も維新ではなく公明にぶつける形で候補者立てろや。。
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2014衆院選:自民4氏の推薦、県農政連が発表 1、2、4、6区 /宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk04010136000c.html
毎日新聞2014年12月02日
JAグループの政治団体・県農協政治連盟(県農政連、石川寿一会長)は1日、衆院選で推薦する候補予定者を発表した。小選挙区は1、2、4、6区で自民を推薦。
解散後に自民の候補予定者が決まった5区は支援にとどめ、3区は自主投票とした。比例では公明前職を推薦する。
震災で被災したイチゴ農家が多い3区では当時の民主党政権による復旧対応を支持する声もあり、自民への推薦を見送った。
石川会長は政府・与党が進める農協改革案について「JAを解体に追い込むもので、自民の地方創生の考えとリンクするのか疑問」と批判。一方で「私たちの声に真摯(しんし)に耳を傾けてくれた方を人物本位で推薦した」と述べた。
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■ 県農政連、自民4氏を推薦/衆院選
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141202110729.asp?rss=20141202
県農業者政治連盟(県農政連、鳴海清彦委員長)は、衆院選本県1〜4区の自民党の立候補予定者4人を推薦することを決めた。県内農協組合長らでつくる県農協農政対策委員会の岡山時夫委員長(県農協中央会長)が1日、公表した。民主党の3、4区の立候補予定者からも推薦願が出されていたが、「農政への意見を国政に反映させるためには、国政与党の候補を推薦すべきだ」との判断から、自民党候補のみに絞った。
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農政連が自民・次世代の候補者の推薦決定
http://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201411301213500111.html
RKKニュース2014年11月30日(日)12:13
(RKKニュース)熊本放送
来月の衆議院選挙に向け県内最大の政治団体「農政連」はきょう、推薦願が出ていた6人の立候補予定者に対し推薦することを決めました。
JAの組合員などでつくる県農業者政治連盟「農政連」はきょう委員会を開きあさって公示される衆議院選挙で自民党と次世代の党の県内6人の立候補予定者を推薦することを決めました。
推薦の条件が記された政策協定書には次期通常国会で審議が予定されている「農協改革」についてJAの事業・組織を制約する法人形態の転換を政府が強制しないことを求めています。
会議後、県農政連の梅田委員長は前回の選挙での政策協定が守られていないことに【県農政連梅田穣委員長】「2年前のような国会でなし崩し的にしてもらっては困る農協改革につきましても我々自主改革案を尊重した中でそのような行動をとって欲しい」このように協定を必ず守ってもらいたいと述べました。
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衆院選:福井県農政連が稲田氏推薦決定
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddm005010112000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 東京朝刊
JA福井県中央会の政治団体「福井県農政連10+件」は28日、衆院選福井1区で自民党の稲田朋美政調会長の推薦を決めた。農政連は推薦の条件として農協改革に反対する政策協定書の締結を求めていたが、稲田氏が了承せず、拘束力のない要望書を農政連10+件が近く提出することで折り合った。
稲田氏は28日、福井市で開かれた県農政連の幹部会に出席し「農協改革は農業者の自由度を高め、生産性向上につながる」と説明。農政連側は反発したが、稲田氏が党政調会長として米価対策に関わっていることに配慮し、最後は譲歩した。福井県農政連の山田俊臣会長は全国農政連会長でもある。【宮島寛】
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新潟
県農政連、推薦決定持ち越し
衆院選 県内小選挙区対応
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141202148768.html
県内JAグループの政治組織「県農政刷新連盟」(県農政連)は1日、2日公示される衆院選の県内6小選挙区で推薦する立候補予定者の決定を公示日以降に先送りすることにした。県内25の地域農協の意見を基に1日にも決める予定だったが、一部の地域農協から「地元組合員の声を十分に聞けていない」などの声があり、決定を持ち越した。
県農協中央会(JA県中)の今井長司副会長は取材に対し、「時間が足りないとの声があった。どの候補者を推薦するか、なるべく早く決めたい」と述べた。
県農政連は自民党の有力な支持組織だが、民主党政権の2010年参院選、11年県議選は自主投票だった。12年衆院選、13年参院選は自民党候補者を支持した。今回は政府が農協改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉を進めようとする中での衆院選で、JAグループの対応が注目されている。
【政治・行政】 2014/12/02 09:29
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2014衆院選:県農政連、自民2氏推薦 山田会長会見、苦渋の決断にじませ /福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk18010623000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
県内JAの政治団体である県農政連10+件は28日、福井市の県農業会館で選挙対策委員会を開き、衆院選(12月2日公示、14日投開票)に自民党公認で1区から立候補する予定の稲田朋美氏(55)、2区から出馬予定の高木毅氏(58)をそれぞれ推薦することを決めた。比例代表北陸信越ブロックの山本拓氏(62)についても全国農政連に推薦依頼を出す。
記者会見した山田俊臣・県農政連会長は「現況には不満だが、いろいろ事情がある中で推薦件した」と説明。政府主導の農協改革が進んでいる中で、苦渋の決断だったことをにじませた。
会合では県内農政連8支部の支部長や12JAの組合長らが稲田・高木両氏の推薦を確認。ただ、人件費削減など農協側が自己改革に取り組んでいる中での政府対応に「我々をばかにしている」「米価が下がった問題をどうにかして」などの意見が出たという。
山田会長は、自民に与党として農業問題に取り組んでもらうことへの期待や、会合で稲田、高木両氏から「期待に応えられるよう頑張る」との趣旨の発言があったことなどを考慮したと説明。「我々の気持ちを考えて、東京で発言してと要請した」と話した。
会合後、稲田氏は報道陣の取材に「地元との関係で『コミュニケーションが不足していたのでは』という厳しい意見があった。農業政策は重要だと思っており、良い政策を作っていきたい」と語った。【村山豪】
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農政連
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1574中央
>>1816 青森
>>1811 岩手
>>1812 秋田
>>1815 宮城
>>1813 茨城
>>1819 新潟
>>1818>>1820 福井
>>1817 熊本
青森県産の農産物は基本的に買うの止めじゃ(怒)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2014120201106
分裂・消滅で様変わり=第三極の変遷【14衆院選】
自民、民主の二大政党に対抗して第三極政党が乱立した前回衆院選から2年。衆院で野党第1党に迫る勢力を得た旧日本維新の会、議席を倍増させたみんなの党など前回は旋風を起こしたが、その後は政治路線をめぐって各党とも混迷。分裂や消滅を招き、2012年と同じ名称で今回の選挙に臨む政党は皆無となった。
選挙では一定の強さを示した第三極陣営だったが、自民党優位の「一強多弱」の状況下、存在感発揮に苦慮。旧維新は安倍晋三首相とのパイプも生かして政策実現を目指す路線を探ったが、橋下徹氏ら大阪勢と石原慎太郎氏ら国会議員団の「東西対立」を克服できず、今年7月に次世代の党と分裂した。
みんなでも、安倍政権との連携を模索する渡辺喜美氏と野党再編を志向する江田憲司氏らの対立が分裂に発展、江田氏らが13年12月に結いの党を旗揚げ。路線対立がその後も続いたみんなは結局、11月の衆院解散後に解党を決定した。
旧維新は今年9月、結いと合流して維新の党を結成。橋下氏と江田氏が「改革勢力の結集」を呼び掛けるが、今回立候補したのは84人で、旧維新が前回擁立した172人を大きく下回った。
一方、準備不足を狙った安倍晋三首相の解散表明は、第三極陣営から「民主回帰」の現象も生んだ。公示前には、解党を決めたみんなから一部が民主入りしたほか、前回は日本未来の党として戦った生活の党からも、幹部が民主党に復党した。二大政党に加え、公明、共産、社民各党の「老舗政党」とも戦う第三極だが、一時のインパクトは欠いている印象は否めない。(2014/12/02-18:23)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064
8人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】
政界からの引退を表明、または今回の衆院選に立候補しなかった前議員は8人。前回は自民党・森喜朗、民主党・羽田孜の両元首相ら多くのベテランが後進に道を譲り、43人が出馬しなかったのに比べ、大幅に減った。ある自民党ベテランは「次は引退と思っていたが、今辞めるわけにはいかない」と語っており、急な解散で世代交代を見送るケースが多かったようだ。
政党別では自民党が5人で最多、次世代の党、共産党、無所属が各1人で並んだ。
自民党では、保利耕輔元文相と宮路和明元厚生労働副大臣が引退。大久保三代氏については、地元の宮城県連が「地元への貢献が足りない」ことを理由に党本部への公認を申請しなかった。前回は比例代表単独で立候補した永山文雄、泉原保二両氏は、今回は比例名簿から外れた。
共産党の佐々木憲昭氏も引退。前回は旧日本維新の会から当選した次世代の今村洋史氏と無所属の林原由佳氏は出馬を見送った。愛知10区で活動していた今村氏は取材に「諸事情があり、今回は立候補を見送った」と語った。林原氏は自身のウェブサイトで「今後の政治活動については、現時点で未定」としている。 (2014/12/02-17:18)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201102
低迷民主、公認候補198人=初めて過半数下回る【14衆院選】
民主党の公認候補者数は、衆院定数(475)の過半数238を下回る198人となった。野党転落後の低迷する党勢が影響した格好。突然の衆院解散で準備が間に合わなかったことに加え、野党間で候補者の一本化を図ったことも一因だ。
民主党は1998年の結党以来、政権交代を掲げ、衆院選に半数を超える候補者を擁立し続けてきた。政権交代を果たした2009年選挙には、330人を擁立。過半数を下回るのは今回が初めてだ。
12年選挙で下野した同党は、党勢回復のきっかけをつかめずに今回の衆院選を迎えた。巨大与党に対抗するには他の野党に頼らざるを得ず、維新、生活両党などと小選挙区で候補者調整を進めた。
民主党の枝野幸男幹事長は「次の選挙のときには政権の選択肢として認めていただけるような議席を獲得したい」と述べ、今回は同党単独での政権交代を目指さない考えを示している。(2014/12/02-18:17)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120200715
野党競合は62選挙区=民主VS維新21【14衆院選】
衆院選で共産党以外の野党候補が競合するケースは、295小選挙区中、62選挙区だった。野党側は、200超の選挙区で民主党と第三極がぶつかり、自民党が漁夫の利を得た2年前の前回衆院選を反省。一本化調整を進め、競合選挙区は大幅に減少した。
前回は、当時の日本維新の会やみんなの党、日本未来の党が、自民、民主二大政党に対抗する「第三極」の形成を模索したため、野党候補が乱立した。「非共産野党」が得票数で自民党を上回ったにもかかわらず、議席数では同党の大勝を許した。
野党の選挙協力の成否が焦点となった今回、一部選挙区では調整の「成果」も見られた。民主党がみんなの党から移った前職を擁立した山梨1区では、維新の党の小沢鋭仁国会議員団幹事長が比例代表近畿ブロックに転出することで決着した。
それでも民主、維新両党間の競合区は21選挙区残った。そのうち9選挙区は維新が地盤とする大阪など関西圏で、当初から調整が困難視されていた。
民主、次世代両党の競合区も26選挙区ある。海江田万里民主党代表の地元、東京1区は調整が付かず、次世代の新人が立候補する。
民主、生活両党の間では、岩手などで候補者調整が進んだが、千葉3区、東京10区、長崎4区の3選挙区は競合する。民主、維新、次世代3党は神奈川7区と兵庫3区で、民主、次世代、生活3党は東京10区でそれぞれ競り合う。
一方、共産党以外の野党候補が不在の「非共産空白区」は39選挙区に上る。安倍晋三首相の山口4区や、麻生太郎副総理兼財務相の福岡8区など自民党の実力者がいる選挙区が多い。
これに対し、自民党は公明党が候補を立てた9選挙区では擁立を見送った。
◇主要野党の競合選挙区
【民主VS維新】21選挙区
北海道3区、神奈川6、7、9区、東京2、23区、長野2、3区、静岡1区、愛知4区、滋賀4区、京都3、4区、大阪10、11、12、19区、兵庫3、7区、宮崎1区、鹿児島1区
【民主VS次世代】26選挙区
埼玉7、12、13区、千葉1、6、9区、神奈川3、7、12、14区、東京1、4、7、10、13、19、22、24区、長野1区、愛知1、3、5区、大阪16区、兵庫3、6区、広島7区
【民主VS生活】3選挙区
千葉3区、東京10区、長崎4区
(2014/12/02-19:09)
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>>1825
【民主VS次世代】の愛知3区って次世代候補者誰ですか?
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http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020069-n1.html
2014.12.2 11:45
【衆院選2014】
福島5区は公示前日まで構図決まらない異常事態 決着も「遅すぎで台無し」
東京電力福島第1原発事故で、大勢の住民がいまだに避難を余儀なくされている福島5区(いわき市・双葉郡)では、公示前日まで選挙の構図が決まらない異例の事態となった。
自民前職2人が立候補に意欲を見せ、ようやく党が公認を正式発表したのは1日午後8時ごろだったという。県連から対応を一任されていた党本部は、吉野正芳氏(66)を公認し坂本剛二氏(70)を比例代表(近畿ブロック)の単独候補に回す分裂回避の措置を取って決着を図った。
最終的に、両氏は党の決定を承諾したが、坂本氏の陣営は綿密に練ってきた選挙予定を全て中止。後援会関係者によると、2日も朝から支持者らへの説明に追われているという。用意していたポスターも使えず、関係者は「(遅すぎで)全て台無し」と吐き捨てた。
一方、9年ぶりに選挙区からの立候補となった吉野氏は2日午前、いわき市遠野町で出陣式に臨んだ。500人を超える支持者を前に「9年間選挙をしていない。厳しい、厳しい戦いになるが力を貸してほしい」と訴えた。
自民の分裂含みを横目に着々と準備を進めてきた、民主前職の吉田泉氏(65)。前回選挙では、比例で当選したものの、民主に逆風が吹く中、選挙区では坂本氏に約7千票差にまで迫った。
JRいわき駅前での第一声には、党の海江田万里代表(65)も駆けつけた。代表の応援遊説の1番目に、いわき市が選ばれ、後援会関係者は「避難者を最優先に考えていることが分かる」と話した。
吉田氏は「復興に与党も野党もない」などと、被災者支援の充実の必要性を訴えた。
福島5区からは、共産党の吉田英策氏(55)も立候補している。
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http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020033-n1.html
2014.12.2 12:51
【衆院選2014】
自公の公認候補ゼロ、珍しい与党“空白区” 兵庫12区
与党の公認候補がいない選挙区となった兵庫12区。4人が立候補を届け出た=2日午前
自民党と公明党が公認候補を擁立せず、全国でも数少ない“与党空白区”の一つとなった兵庫12区。ともに自民党の公認になれなかった前職の山口壮氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)が無所属で立候補した。
元外務官僚で民主党政権で外務副大臣などを務めた山口氏は昨年12月、「民主党に限界を感じた」と離党。自民党総務会長の二階俊博氏が率いる派閥に「特別会員」として入会した。
一方、元衆院議員の祖父の三郎氏、父の徹氏に続き国政を目指す戸井田氏。地元の自民党兵庫県連は解散直前の11月17日、党本部に公認申請したが、最終的に公認は得られなかった。
兵庫県相生市内で2日に開かれた山口氏の事務所開きには、約300人の支持者が集まった。
事務所には二階氏からの為書きが大きく掲示され、山口氏は「昔から二階先生に相談をしていた。西播磨のために、これからも仕事をさせてほしい」と呼びかけた。
戸井田氏は同県たつの市内で第一声。地元の自民県議のほか、応援に駆けつけた自民の鴻池祥肇参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥は西播磨にはいらない」と山口氏を牽制(けんせい)した。
戸井田氏も「祖父、父と同じように一貫して自民党の政治信条を支えていきたい」と訴えた。
兵庫12区では、このほかに維新新人の村上賀厚氏(55)、共産新人の堀譲氏(64)が立候補している。
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http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020031-n1.html
2014.12.2 12:07
【衆院選2014】
AKB総選挙じゃない!31歳・42歳・52歳「女性だけの三つ巴戦」 大阪7区
女性ばかり3人が立候補を届け出た大阪7区。左から渡嘉敷奈緒美氏(自民)、村口久美子氏(共産)、上西小百合氏(維新)。全国でも珍しい構図の選挙区となった=2日午前
女性候補だけの“三つどもえ”の争いという、全国でも珍しい構図となったのが大阪7区。前回衆院選でも接戦を演じた自民前職、渡嘉敷奈緒美氏(52)と維新前職、上西小百合氏(31)に、共産新人の村口久美子氏(42)が迫る。民主は藤村修元官房長官が引退し、後継者擁立を見送った。
「今回は30代、40代、50代の女の戦い。私が一番おばちゃんですが、年齢を重ねた分、選挙でも勝っていきたい」
大阪に“維新の風”が吹いた前回の選挙でも、上西氏を約8千票差で退けた渡嘉敷氏。大阪府吹田市内で行った出陣式では、笑いを交えて支持を呼びかけた。
この日の応援演説に立った地元市議も「AKB48の総選挙ではない。若いから、かわいいから、で選んではいけない」とげきを飛ばし、地元の国立循環器病研究センターを中心としたまちづくりの実績をアピールした。
前回比例で復活した上西氏は、同市内の神社で出陣式。必勝祈願のおはらいを受けて「厳しい選挙だが、維新が大阪で実現した改革を国政でやり遂げたい」と訴えた。
「女の戦い」を意識した言葉はなく、公務員改革など維新の政策を熱っぽく語った上西氏。陣営幹部も「今回は維新の風がなくて厳しいが、前回とは違って2年間の国政での実績がある。女性3人の三つどもえで注目される分、余計にがんばらないと」と気持ちを引き締めた。
一方、新人の村口氏は保育園に通う4歳の長女がいるママ候補。同市内の事務所で「子育て真っ最中だが、子供には平和な社会、未来に希望を持てる社会を手渡したい」と第一声を上げた。
保育園への送り迎えで、育児に苦労するシングルマザーらとの交流もあるという。陣営幹部は「これまでも子育て女性の悩みを聞く活動などを続けてきた。実感を持って労働や教育の問題に取り組んでいる点を訴えていければいい」と話した。
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愛知3区は次世代ではなく減税の増田ですよね。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk35010395000c.html
2014衆院選やまぐち:4区に無所属で渡辺氏出馬表明 /山口
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
衆院選山口4区に、宇部市の医師、渡辺利絵氏(51)が1日、無所属で立候補すると表明した。
渡辺氏は下関市出身。宇部市内の病院で整形外科医として勤務する一方、自身も難病を抱え、車いす生活を送っている。就労など、難病患者の社会的自立を支援するグループ「難病ソリューションズ」の会長も務める。
防府市で開いた記者会見で、渡辺氏は「正規の職に就けない難病患者ら、本当に苦しんでいる人たちの実態を見てきた。根本的に社会保障を見直さなければならないと思った」と動機を説明。「自民、共産以外の選択肢を有権者に示したい」と語った。【脇山隆俊】
〔山口版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddn041010005000c.html
民意どこへ:2014衆院選 きょう公示 高知、定数減やきもき 大阪、公認得られぬ元職も
毎日新聞 2014年12月02日 大阪朝刊
衆院選(2日公示、14日投開票)を前に、各地の選管は1日、投票を呼び掛ける看板を設置するなど準備作業に追われた。今回は、5県で小選挙区の定数を減らす「0増5減」が導入され、区割りが変更された。突然の衆院解散で野党間の選挙区調整も慌ただしく、党の公認が得られないまま出馬する候補者も。12日間の選挙戦がいよいよ始まる。【上野宏人、重石岳史、熊谷豪、田辺佑介】
高知県は小選挙区の定数が3から2に減り、区割りは県内を東西に分ける高知1、2区に再編された。
「なじみの候補者の名前がなく、混乱する有権者もいるだろう」。高知市選管の担当者は心配顔だ。最も気を使うのが期日前投票。市内20カ所で、1、2区どちらの有権者も投票できるため、混同しないようにする必要がある。「選挙区ごとに投票箱を分けているので、有権者をうまく誘導したい」と話す。
高知市選管は先月21日の衆院解散後、区割り変更を周知するチラシを1200枚作り、町内会に回覧してもらう。投票所の入場券には選挙区を明記し、投票所の入り口に「選挙区は1区です」などと掲示する。稲田良吉・市選管委員長(42)は「有権者も事務担当者も、ミスをすると無効票になってしまう」と気をもむ。
先月末に知事選が終わったばかりの和歌山県。県内30市町村のうち17市町ではこの日、知事選の掲示板を衆院選用に「早変わり」させる作業をした。新たな掲示板を設営する余裕がなく、衆院選の枠を印刷したボードを知事選の掲示板の上から張り付けるなどした。海南市選管の担当者は「先ほど、業者から288カ所全部終わったと報告を受けた。朝は雨が降っていたから心配した」とほっとした様子だった。
◇
「今を変えられるのは自民でも維新でもない。私は民主党員だが、民主の殻をも突き破る」。大阪4区から立候補予定の無所属元職(52)は小雨降る1日朝、大阪市城東区の駅前でマイクを握った。民主公認で過去2回当選した。だが今回は党の公認を得られないまま公示の日を迎える。
大阪4区では他に、自民前職(44)、維新新人(39)、共産新人(46)が立候補を予定する。元職は当初、民主党の公認を申請したが、「野党共闘」を目指して維新との競合区を減らしたい党本部に拒否された。大阪では大阪都構想を巡って両党が対立しており、陣営は「党本部は都構想に賛成なのか」と首をかしげる。ただ元職は「民主に対する有権者のアレルギーはまだ強い。党の看板を背負わない無所属の方が戦いやすい」と前向きだ。民主の大阪府連は元職を独自に推薦し、スタッフを派遣するなどして支えるという。
大阪4区
自民:中山泰秀
維新:吉村洋文
民主系吉田治
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010011000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その1) 共闘野党「1強打破」
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊
衆院選が2日公示され、冷たい風の中、候補者が一斉に師走の街に繰り出した。2年前の衆院選で単独過半数を獲得した自民「1強」の構図が変わらないまま突入した選挙戦。野党側は民主を中心に競合区解消などの選挙協力を進めてきた。過去のしこりを乗り越え、共闘で安倍自民に挑む野党。アベノミクスにとどまらず、集団的自衛権行使や原発再稼働の是非など、私たちの未来を選ぶ論戦が始まった。
◇師走寒風「ともえ戦」 国替え、分裂、議席求め−−福岡1区
「皆さんの声が国政に届いているとは思えない。もう一度力を借りて国会で日本を正していきたい」。福岡1区の民主元職、山本剛正氏(42)は福岡市東区の選挙事務所で第一声を上げた。
前回の8区から移って活動していた4区で民主と維新の選挙協力が成立し、民主の候補者が空白だった1区に転出してきたのは解散直前。2012年の前回衆院選で落選するまで1区の議席を守っていた松本龍・元環境相(63)は「山本さんは4区と8区でまさに四苦八苦(しくはっく)しながら1区に来てくれた。親身に政治を考えている男です」と、野党共闘の結果、地盤もない1区で戦うことになった山本氏への支持を呼びかけた。
松本氏は前回、自民の井上貴博氏(52)に約6万票差で敗れた。その自民は今回、分裂選挙となり、公認を争った井上氏と新開裕司氏(46)の前職2人がともに無所属で立候補する全国注目の選挙区となった。
この日、井上氏は博多の「総鎮守」と呼ばれる櫛田神社(博多区)で出陣式。「公認を得られず、無所属で立候補する。ゼロからの出発だが勝ち上がって安倍(晋三)総理、麻生(太郎)副総理を支えたい」と頭を下げた。
一方、前回は井上氏との公認争いに敗れて単独比例に回った新開氏にとって、初の小選挙区での選挙戦。香椎宮(東区)での出陣式で「地域の皆さまにやっと自分の言葉で語らせていただく機会を得た。背水(はいすい)の陣(じん)で最後まで戦い抜く」と声を張り上げた。新開氏が秘書として仕えた古賀誠・元自民党幹事長も駆けつけ「国政で思う存分働いてもらいたい」と支援を訴えた。
自民の分裂選挙について、山本氏の応援のため公示前日に福岡市に来た岡田克也・民主党代表代行は「三つどもえの戦いになれば、チャンスは広がる」と議席奪還に期待を寄せるが、民主関係者の一人は「自民同士の戦いに埋没する可能性がある」と懸念を示した。【中山裕司、青木絵美、尾垣和幸】
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◇社民、党勢直結の戦い 九州比例票、上積み狙う−−福岡11区
福岡11区の社民新人、藤中寛之氏(40)は午前10時25分ごろ、田川市内で「雇用、平和と憲法、生活を破壊する安倍政権の暴走を止めるため立候補した。国民の手に政治を取り戻そう」と第一声を上げた。福岡県内で唯一の社民候補。民主県連の推薦を得て、自民前職、武田良太氏(46)に挑む。
前回衆院選で大敗した民主、党の存亡がかかるほど弱小政党となった社民。両県連とも候補擁立は難航した。複数区での擁立を目指した社民は結局前回同様11区のみ。しかも地元出身者が見当たらず、地方選の経験がある藤中氏に白羽の矢が立った。一方、前回は県内10選挙区に擁立した民主も6選挙区しか候補を立てられなかった。
「巨大与党と弱小野党の戦い。野党で共闘しない限り勝利はない」と社民県連幹部。社民は民主6人を県連推薦し、民主も藤中氏支援のため大久保勉県連代表が公示前から11区に入り、マイクを握って協力してきた。
社民の藤中氏擁立には別の狙いもある。
社民の解散前の議席数は衆参両院で政党要件ぎりぎりの5。そのうち衆院2議席を出してきた九州は党勢に直結する重要地区だ。小選挙区で一人でも多くの候補者を立てて比例票の上積みにつなげたい社民。県連の村山弘行幹事長は「九州で頑張るしかない」と話している。【比嘉洋】
◇「違和感」抱えつつ支え 維新呼びかけに古巣・民主−−熊本1区
熊本1区の維新前職、松野頼久氏(54)は熊本城内の加藤神社(熊本市中央区)であった出陣式で「別々の道を歩んでいた民主県連と連合熊本の仲間と一緒に戦える。感無量だ」と声を詰まらせた。
松野氏は前回衆院選の3カ月前に民主を離党。旧日本維新の会から出馬したが、民主も候補を立てたため「反自民票」は割れた。自民前職の木原稔氏(45)の前に共倒れになり、松野氏は比例復活で辛くも議席を得た。今回は雪辱を期す松野氏が古巣の民主に呼びかけ、民主県連の支持と連合熊本の支援を取り付けた。木原氏と共産新人、高本征尚氏(29)との三つどもえの構図だ。
だが、民主側のしこりは消えていない。「離党は消費増税に反対だったため。決して背を向けたのではない」。松野氏はそう強調するが、松野氏離党後の衆院選は民主新人3人が敗れ、昨年の参院選も現職が敗れて民主県連は県選出国会議員を失った。今回は県内全5区で候補を擁立できず、じり貧だ。維新幹部としてメディアの露出が目立つ松野氏への支持に「違和感がないわけではない」(県連関係者)との声も漏れる。
連合熊本には、維新の橋下徹共同代表の労組対決姿勢への反発もある。熊本5区の社民新人を推薦する一方、松野氏を支援にとどめたのも、そんな事情がある。「松野氏を当選させるためではなく、自民を一人でも落とすための支援だ」。連合熊本の幹部はそう明かした。【取違剛】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010004000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その2止) 地方から切実な声
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊
◇「原発再稼働も争点だ」−−鹿児島3、4区
九州電力川内原発が立地する薩摩川内市を含む鹿児島3区。川内原発を巡っては、10月から11月にかけて市と県が相次いで再稼働に同意したことで、原発の新規制基準に基づく再稼働第1号の可能性が高まっている。
立候補した3人のうち、共産新人の山口陽規(はるき)氏(61)は第一声で「県民の声を無視する暴挙が原発再稼働だ。再稼働をストップさせよう」と訴えたが、無所属前職の野間健(たけし)氏(56)と自民新人の宮路拓馬氏(35)は共に原発に言及しなかった。
市議会で早期再稼働を求める陳情に賛成した薩摩川内市議の一人は「地元での政治的判断は決着済み」と話し、3区では再稼働に関する論戦は盛り上がらないという見方を示す。これに対し、いちき串木野市の主婦、山口育恵さん(33)は「各候補はしっかりと安全性や避難計画のことを議論してほしい。そうでないと選びにくい」と語り、選挙戦での争点化を期待する。
一方、原発から30キロ圏の姶良(あいら)市や阿久根市を含む鹿児島4区では、11月27日になって社民が、川内原発再稼働反対を訴える県内の市民運動の中心的役割を担ってきた新人を擁立した。姶良市議会が再稼働反対の意見書を可決するなど原発に慎重な地域事情もあり、「県民の原発への不安を訴えていきたい」という声に一定の支持が集まれば、再稼働問題が大きな争点になる可能性もある。【宝満志郎、杣谷健太】
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◇景気回復「恩恵まだ」 第一声、首相本人不在−−山口4区
「主人は同志の応援のため自分の選挙区には帰ってこられず、皆さまには申し訳ないが、私が代わりを務めるのでお支えいただくようお願いします」。山口県下関市の海峡ゆめ広場に集まった約1300人の支持者を前に、安倍晋三首相(60)に代わって妻昭恵さん(52)が「第一声」を上げた。
無所属と共産の新人2人が首相に挑む山口4区。少子高齢化で人口は減り、水産業などの衰退で中心市街地の空洞化も進む。ただ、首相は8月を最後に地元に戻っておらず、公務や他候補の応援に追われて前回同様、選挙期間中に地元入りの予定はない。昭恵さんが前面に立つ選挙戦も地元ではすっかりおなじみの光景だ。今回も解散直後から昭恵さんが下関市内のイベントなどに顔を出し、有権者と握手を交わしてきた。
下関市内で飲食店を経営する50代男性は「昭恵さんは安倍さんに代わって頑張っていると思うが、アベノミクスの恩恵は私たちのところには全く届いていない。景気を良くしてくれる政治を願うしかない」と語った。【仲田力行】
◇「将来左右する大事な選挙」「国民との約束を果たして」−−九州・山口の有権者は
安倍首相は「アベノミクス」の是非を争点に仕立てるが、九州・山口の有権者からは、安倍政権の2年を検証する「大事な選挙」と捉える声も上がった。
山口市の自営業、平井多美子さん(54)は「好景気が実感できない。アベノミクスはうまくいっているとは思えない」と話した上で、特定秘密保護法や集団的自衛権も問われるべきだと指摘する。
福岡市南区の主婦、上原真子(ちかこ)さん(48)は集団的自衛権行使容認の閣議決定について「子供に平和の大切さを伝えてきたのに、国に9条を変える布石を打たれた」と嘆く。大学3年の子供2人は就職活動を控えており、候補者の論戦から安心して働ける社会づくりも見極めるつもりだ。
生活困窮者を支援している北九州市のNPO法人抱樸(ほうぼく)(旧北九州ホームレス支援機構)理事長の奥田知志さん(51)は「社会保障や原発再稼働、憲法改正など争点は多く、日本の将来を左右する大事な選挙」と指摘し「棄権は政権の承認と同じ。必ず投票に行きたい」と話した。福岡市東区のボランティア団体代表、吉水恵介さん(58)は「議員の定数削減など国民との約束をきちんと果たしてほしい」と注文を付けた。
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http://www.asahi.com/articles/ASGD175DLGD1PTIL02V.html
〈徳島1区〉民主、新旧協力で議席確保狙う
2014年12月2日15時51分
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小選挙区が3から2に減った徳島。新1区に立候補した民主元職、仁木博文氏(48)の出陣式が徳島市であり、出馬を見送った仙谷由人(せんごく・よしと)・元官房長官(68)が「私も力いっぱい、仁木の当選に向けて頑張る」と最初にマイクを握った。仁木氏も「地方と人に優しい政策に変えよう」と訴えた。
民主は新1区の候補者選びが難航したが、仙谷氏が「若く将来性のある候補者にすべきだ」と立候補を見送った。仁木氏は県南部が地盤。新1区の有権者の約6割を占める徳島市内が地盤の仙谷氏を選対本部長に迎え支持拡大を図る。
新1区では、同様に旧3区から転じた自民前職、後藤田正純氏(45)が「これほど大義がある選挙はない。他党は具体策を示しているのか。悪口ばかり」と第一声を上げた。
共産新顔、古田元則氏(66)は「安倍政権の暴走ストップ」などを訴えた。
http://www.asahi.com/articles/ASGCY6JR3GCYOBJB00M.html
〈愛知7区〉自民前職に挑む民主元職
2014年12月2日14時39分
2009年は民主全勝、12年は自民13勝と、愛知15選挙区での結果は大きく揺れた。愛知7区では過去4回、自民と民主でオセロゲームのように勝者が入れ替わった。今回は、前回敗れた民主元職の山尾志桜里氏(40)が、自民前職の鈴木淳司氏(56)に挑む。
山尾氏は尾張旭市の事務所前で「国会に戻って、必ず自民に取って代わる野党をつくり、次のチャンスには、政権を担当する勢力をつくっていきたい」と第一声。前回は9万票以上を獲得したが、比例復活も逃した。「どちらの政党でも政権を担当できる二大政党制をつくっていきたい」と声を張り上げた。
迎え撃つ形の鈴木氏。「この選挙区はおそらく全国で最も厳しい選挙区の一つ。みなさんのお力が必要です」。瀬戸市の事務所前で、支持者を前にそう訴えかけた。野党について「アベノミクスは失敗だと簡単に言うが、ではどういう政策を持っているのか」と批判した。
共産新顔の郷右近修氏(36)は瀬戸市のショッピングセンター前で、「2年間の安倍政権はあまりにひどいものだった」と批判。消費増税の中止や原発ゼロなどを訴えた。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5QWJGCZOIPE00J.html
〈愛知4区〉民主・維新が競合、前職ら4候補の選挙戦
2014年12月2日14時51分
「自民1強」に対し、民主、維新は候補者調整を進めたが、愛知4区では両党が東海3県で唯一対決する。維新元職の牧義夫氏(56)は熱田区の事務所前で、「安倍政権は圧勝した2年前と同じ状況を作り出し、集団的自衛権行使のための法案整備や原発再稼働を進めようとしている」と第一声。「いま意思表示をしないと今後4年間、委任状を渡してしまうことになる」と訴えた。
民主党政権で厚労副大臣を務めたが、消費増税に反発し離党。前回は日本未来の党から出て落選した。「自民も民主も改革に取り組む気持ちはない。まず自分たちの身を切る改革だ」と自民も古巣も批判した。
民主新顔の刀禰勝之氏(44)は瑞穂区の市営地下鉄新瑞橋駅近くで第一声。「多くの争点がある。意義のない選挙ではない。もう一度民主党にチャンスを下さい」と訴え、維新には触れなかった。「安倍さんはアベノミクスを自画自賛しているが、国民の大多数は豊かになっていない」と自民を批判した。
自民前職の工藤彰三氏(50)は熱田区の交差点前で「景気をしっかり戻すのか、暗黒の20年に戻すのかの選択と言われている」と主張。「地震、津波対策、教育など様々な問題を訴えてきた。仕事は半ばで、未来に向けて戦う」
共産新顔の高橋祐介氏(36)は、「大企業優先のアベノミクスから暮らし優先の政治に転換し、消費税の10%への増税は中止する」と声を上げた。
http://www.asahi.com/articles/ASGD14VPRGD1UTIL01X.html
〈北海道7区〉大地と民主の共闘、自民に挑む
2014年12月2日14時03分
北海道7区では、民主前職の鈴木貴子氏(28)が第一声で「アベノミクスで皆さんの生活は変わったか。働く皆さんの声を私は届けたい」と声を上げた。
前回衆院選は、父の宗男氏が代表を務める新党大地から出て落選し、13年に比例区で繰り上げ当選した。今回は、道内の大地票が魅力の民主と、影響力を維持したい大地の選挙協力が実現。鈴木氏はポスターに「民主党公認、新党大地代表代理」と刷り、両党の支持層にアピールする。
3選を目指す自民前職の伊東良孝氏(66)は釧路市内で「厳しい選挙戦になるが、ぜひみなさんの支援を」と呼びかけた。地域の主産業だった水産業や製紙業の低迷を挙げ、「地方創生が今、一番大きなキーワード」と安倍政権の経済政策をアピールした。
共産新顔の石川明美氏(63)は第一声で「消費増税中止」を訴えた。
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/131403?area=ranking
比例名簿 自民・今村氏31位 民主・大串氏単独1位
2014年12月02日 10時25分
衆院の1票の格差是正に伴う「0増5減」で注目された佐賀県内の候補予定者の比例代表九州ブロック名簿順位で、自民党は比例単独に転出する今村雅弘氏(67)=旧佐賀2区、6期=が小選挙区重複立候補者30人に次ぐ31位となった。民主党は重複立候補する佐賀2区の大串博志氏(49)が単独1位、佐賀1区の原口一博氏(55)は他の小選挙区候補者14人と同列2位に搭載された。
自民党は、同様に定数が削減される高知、徳島、山梨、福井の4県で比例代表に転出する前職議員を各ブロック1位とし、九州の今村氏だけが重複立候補者より下位になった。
佐賀県連は定数減の受け入れで比例の「上位優遇枠」を要望し、党本部も了承していた。比例順位を聞いた今村氏は「なぜ九州だけが差をつけられるのか理解できない」と困惑、県連の福岡資麿会長は「上位枠が実現しなかったのは極めて残念だ。どういう理由か党本部に確認したい」と述べた。党本部の茂木敏充選対委員長は「全体を勘案した」と説明している。
佐賀1区の前職岩田和親氏(41)、2区の新人古川康氏(56)は重複立候補者と同列1位になっている。
民主党は、原口、大串両氏の比例処遇で差がついた。県連代表の大串氏は「小選挙区で勝利し、結果を出さなければならない。気を引き締めたい」と話した。原康彦幹事長は「両者の比例優遇を求めてきただけに複雑な心境だ」と述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50075.html?from=hochi
「うちわ」辞任おわびvs野党共闘…東京14区
2014年12月02日 15時01分
「うちわ」配布問題で法相を辞任した衆院東京14区の松島みどり候補(自民)は午前9時10分頃、トレードマークの赤い服で東京都墨田区内の選挙事務所に姿を見せた。
選挙カーに乗り込むと、法相辞任に触れ、「地元に迷惑を掛け、心からおわびします。一から出直して、墨田のため、日本のために全力で働きます。どうかもう一度チャンスを与えて下さい」と、神妙な表情でおわびを繰り返した。狭い路地で約30秒間あいさつし、すぐに移動というスタイルで選挙区内を巡った。
一方、木村剛司候補(民主)は午前11時半頃、荒川区内で第一声を上げた。
民主、維新の党の「統一候補」としての出馬となり、「自民党に対抗するには、野党が大きな塊になり、結集しないといけない」と呼び掛けた。前々回は民主から出馬して初当選、前回は日本未来の党から立候補して落選した。今回は民主に復党しており、「この2年間にいただいた皆さんの意見を胸に刻んで、選挙期間中、全力疾走で戦っていきたい」と意気込んだ。
共産党からは新人の阿藤和之候補が立候補した。
2014年12月02日 15時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50077.html?from=yrank_ycont
勝敗交互の激戦区、今回は混戦模様…大阪10区
2014年12月02日 17時33分
「安倍政権の勝手に決める政治を軌道修正するのが今回の選挙。その先頭に立つ」。
大阪10区の阪急高槻市駅前で、民主党の辻元清美候補が訴えた。
過去3回は、辻元候補と維新の党の松浪健太候補が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区。今回は、自民党新人の大隈和英候補、共産党新人の浅沼和仁候補も含め、混戦模様だ。
維新と民主の候補者調整の対象外となった大阪の中でも、維新の橋下共同代表は、憲法改正などの考え方が違う辻元候補に対し、「一緒にできない」と名指しで批判。松浪候補もこの日、「野党の中にも憲法改正の枠組みをつくれる勢力が必要だ」と述べた。ただ、辻元候補は「今回は維新は外野」と、自公政権との対決姿勢を強調していく考えだ。
一方、大隈候補が頼りとするのが、推薦を受けた公明党の支持層。出陣式では、「安倍政権は自民の強さと公明の優しさをミックスした最強の連立。日本経済を立て直す」とアピールした。
浅沼候補も「生活を守るため、消費税増税を阻止する」と訴えた。
2014年12月02日 17時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201412/0007550717.shtml
2014/12/2 14:48
擁立回避 民主票の争奪戦 兵庫1区
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
維新との競合を避けた民主が結党以来、初めて候補者擁立を見送った兵庫1区(神戸市東灘、灘、中央区)。自民、維新の前職に共産新人が加わる三つどもえの構図となり、各陣営とも宙に浮いた民主票の風向きを見定めながらの決戦に挑む。
前回、旧みんなの党から立候補した井坂信彦氏(40)は「第三極」として自民、民主の批判票を集めたが、維新から出る今回は攻撃の的を自民に絞る。
神戸市東灘区での第一声では「身を切る改革もできないのに、国の改革などできるのか」「企業、団体献金をもらう政党に戦う改革ができるのか」と安倍政権の2年を痛烈に批判。「大義のない選挙だが、日本の政治を軌道修正する大きなチャンスだ」と訴えた。
対する自民の盛山正仁氏(61)は、同市中央区での出陣式で声を張り上げた。「もう一度、私に力を与えてほしい」。前回は井坂氏を約2800票差でかわす辛勝。陣営は、2年前に民主候補が得た約3万7千票の行方に危機感を募らせる。
応援に駆け付けた林芳正・前農相は「ここは兵庫で本当に大事な選挙区だ」と厳しい戦況を強調。後援会役員も「政治は実行力が大事」と政権与党の力をアピールした。
共産の筒井哲二朗氏(43)は同市中央区での第一声で「消費税再増税は延期ではなく中止を」と力を込めた。社会保障の財源には大企業の内部留保を活用するとし「企業、団体献金を受け取っていない共産党ならではの政策だ」と独自性を打ち出した。
民主は兵庫県内12選挙区のうち、1区を含め過半数の計7選挙区で擁立を見送った。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5DB3GCZOIPE00F.html
〈愛知1区〉減税「聖地」6人の争い
2014年12月2日12時58分
「1区は、減税にとっても河村たかしにとっても思い入れが深い。減税の聖地たる1区を奪還する。強い思いでのぞむ」
愛知1区では2日午前、地域政党・減税日本の新顔、広沢一郎氏(50)が名古屋市東区の減税日本の事務所前で第一声を上げた。傍らに減税代表の河村たかし名古屋市長が立った。
かつて河村氏は1区で当選を重ね、ここを地盤に市長となって市民税減税を実現した。地方議員の不祥事続きで後退する党勢を盛り返そうと「税金を減らしながら働く人の心を温める。国にくさびをまず一本打たんといかん」と強調。消費増税を掲げる安倍政権への対抗姿勢をアピールした。
だが、前回1区で減税系候補を破った自民は、「河村氏の代理戦争は通用しない」(県連幹部)と強気だ。前職の熊田裕通氏(50)は北区の事務所で、「アベノミクスは間違いないと実感している。この暖かい風を実感していただくために、もう少し時間をいただきたい」と訴えた。
民主は政権を取った2009年以来の議席奪還を目指す。元職の吉田統彦氏(40)は東区の事務所前で、「アベノミクスで上がったのは、株価と非正規雇用の数だけ。民主党は労働法制を改正して、分厚い中間層を復活させる」と声を張り上げた。
前回は「民主への超逆風」で3番手で落選。浪人中は朝夕の街頭活動を重ね、「激励ともお叱りともつかない声は多くいただいてきた」と再起をかける。
東海3県の25選挙区のうち、愛知1区では最多の6人が立つ。「非自民勢力の結集」(河村氏)はならず、各党がしのぎを削る。
共産の新顔、大野宙光氏(51)は北区のスーパーマーケット前で声を上げ、安倍政権を批判。「戦争する国づくり、消費増税、原発再稼働、金持ちを応援して庶民からむしり取るばかり。こんな安倍暴走政治をストップする選挙だ」
維新と分かれた次世代も1区に擁立。新顔の身玉山宗三郎氏(41)は「憲法9条第2項の削除ないし停止で、自衛隊が憲法上問題ないようにしたい。軍事力を背景とした外交を展開したい」と強調した。
社民は東海3県の選挙区で愛知1区にのみ立候補。新顔の平山良平氏(66)は「若者が働くだけ働いて使い捨てられる社会になった。この状況をつくった安倍政権の暴政、悪政を止めなければ」と訴えた。
http://www.asahi.com/articles/ASGD175DMGD1PTIL02W.html
〈広島6区〉13選めざす亀井氏、地元に張り付き戦い
2014年12月2日15時53分
「アベノミクスはマネーゲーム。その金が地方に、みなさんの懐に届いていますか」。広島6区の無所属前職、亀井静香氏(78)は、広島県尾道市の選挙事務所前で第一声を上げた。
政調会長も務めた自民を出て9年。国民新党、日本未来の党と所属を変え、今回も「新党をつくろうとあがいた」(亀井氏)が、無所属で13選を目指すことになった。激戦を制してきた後援会は高齢化が進み、地元に張り付いて支持層を固め直す。
亀井氏に3度目の対決を挑むのは自民前職、小島敏文氏(64)。初戦はダブルスコアに近い大敗を喫したが、前回は1万2千票差に迫り比例区で復活当選。「アベノミクスの継続を」と訴え、街頭演説などを重ね選挙区での必勝を期す。
共産新顔の寺田明充氏(63)は11年ぶり2度目の立候補。集団的自衛権の行使容認反対などを訴える。
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http://www.asahi.com/articles/ASGD17CY7GD1TIPE03W.html
〈沖縄2区〉社民・照屋氏「移設反対」 選挙区守れるか
泗水康信、藤山圭2014年12月2日12時55分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を抱える沖縄2区では、5期目をめざす社民前職の照屋寛徳氏(69)が立った。前回は社民候補として全国で唯一、選挙区で勝利。今回も党の命運をかけ、基地問題を前面に出し議席維持をめざす。
「ウチナー(沖縄)の未来はウチナーンチュ(沖縄の人)が決める」。2日朝、普天間飛行場近くの交差点で声を上げた。
普天間を同県名護市辺野古に移設する計画の是非が最大争点となった11月の知事選では、移設反対を掲げ当選した翁長雄志・前那覇市長を支援。この日も「ちゅら海(美しい海)を埋め立てて、戦をするための基地を造らせてはならない」と訴えた。
2005年に脳梗塞(こうそく)を患ったが「元気いっぱい選挙を楽しむ」。「大義なき解散」と安倍晋三首相を批判し、医療福祉の充実、原発再稼働反対などを訴える。
沖縄2区には、前回は照屋氏に敗れて比例復活した自民前職の宮崎政久氏(49)も立候補。前回は普天間について「県外移設」を掲げたが、党本部に従って昨年、辺野古移設容認に転じた。2日の出陣式では移設問題に触れなかった。「子どもたちが思い切り夢を描いていけるように一歩一歩前へ進めていく。それが私たちに求められている」などと訴えた。(泗水康信、藤山圭)
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50000.html
福岡1区で自民分裂選挙「勝った方が次の公認」
2014年12月02日
自民党本部が公認、推薦を見送り、ともに同党前議員の井上貴博(52)、新開裕司(46)両氏が無所属で出馬することになった福岡1区。それぞれ麻生副総理と古賀誠元幹事長という大物が支援し、「代理戦争」とも言われる公認争いの結果、異例の分裂選挙に突入する。
2年前の前回選では、同党福岡県連が、古賀元幹事長の秘書だった新開氏の1区での公認を党本部に求めたが、公示直前に、麻生副総理が推した井上氏に決まった。新開氏は比例九州ブロックに回って当選したが、今回も1区での公認を求め、県連は党本部に判断を委ねていた。
「勝ったほうが次の衆院選では公認候補だ」。麻生副総理は1日、福岡市の井上氏の事務所を訪れ、集まった支援者に「党本部としては、恨みつらみなしで戦ってもらおうということ」と説明。井上氏は「困難な選挙戦だが、立ち向かってこそ次がある。誰が出ようと皆さんの1票をもらえるよう努力する」と語った。
新開氏は取材に対し、小選挙区に無所属で立候補するか、党公認の比例選単独候補となるかの二択を迫られたと説明。「地元の声を国に届けたいというのが政治を志した原点。それが出来るのは小選挙区だ」と述べ、無所属で出馬する理由を強調した。
福岡1区には、民主党元議員・山本剛正氏(42)、共産党新人・比江嶋俊和氏(67)、諸派新人・明石健太郎氏(42)、無所属新人・金出公子氏(67)が立候補を予定している。
2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50058.html
「辺野古」移設も争点 沖縄1区
2014年12月02日
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、11月の知事選で「反辺野古派」が勝利した沖縄県。移設を推進する安倍政権に逆風が吹く中、沖縄1区(那覇市など)でも舌戦が始まった。
再選を目指す自民党前議員の国場幸之助候補(41)は、那覇市内の事務所前で出陣式。第一声では普天間問題に触れず、「争点は経済問題。沖縄の優位性を生かすため、空港政策や産業が最も重要だ」などと主張し、頭を下げて支持を求めた。
知事選で普天間移設の是非を問う県民投票実施を掲げて敗れ、維新の党から出馬した元議員の下地幹郎候補(53)。同市内で出陣式に臨み、「知事選を県民投票とみなし、辺野古移設の中止・撤回を、政府と(米国の)ホワイトハウスに伝える」と訴えた。
共産党前議員の赤嶺政賢候補(66)は同市内での出発式で、「反辺野古派」の市長や保守系市議らが駆けつける中、「翁長(雄志)新知事を支え、全力で新基地建設に反対する」と強調。翁長氏からは「衆院選でも沖縄の民意を示そう」とメッセージが届いた。
2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010087000c.html
衆院選:滋賀3区 知事選後4カ月 自・民・共の3氏争う
毎日新聞 2014年12月02日 20時13分
「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを引き継ぎ、人々の暮らしに寄り添った政治家を目指す」。2日午前、民主の小川泰江氏(51)は滋賀県草津市での出発式でこう強調した。
衆院選の滋賀3区では、元民主党衆院議員、三日月大造氏(43)が2003年から3回連続で当選、12年は比例復活した。しかし、三日月氏は嘉田由紀子前知事(64)の後継指名を受けて今年7月の知事選に出馬。あえて民主の推薦を受けず、嘉田氏と二人三脚で無党派層への浸透を図り、自民、公明の推薦候補らを破った。
それから約4カ月。滋賀3区の候補として白羽の矢が立ったのが、嘉田氏の知事時代に政策立案に携わり、「懐刀」「右腕」とも言われる小川氏だった。小川氏の擁立が決まると、嘉田氏はすぐに後援会長に就任した。狙いは知事選の再来だ。
「小川さんを生かすも殺すも有権者次第。『政治の母』として、草の根型の政治をお願いしたい」。11月29日に守山市で開かれた小川氏の決起集会で、嘉田氏はマイクを握った。「昔はトンカチ(公共事業)が大事だった。だが今の政治の役割は日々の生活、全員参加型の社会をつくることだ」
嘉田氏は県内で根強い人気があり、陣営幹部は「小川氏には『民主色』がない。嘉田、三日月両氏と近く、知事選と同じ構図を描きやすい」ともくろむ。
これに対し前回、約4500票差で三日月氏を破った自民の武村展英氏(42)の陣営は警戒感を強める。武村氏は2日、守山市での街頭演説で「パートの賃金が上昇するなど景気回復の芽が今、出始めた段階だ。この流れを続けさせてほしい」と、アベノミクス継続の必要性を訴えた。
陣営は解散直後から選挙区内の自民党支部を回り、組織固めを徹底。11月30日には菅義偉官房長官も大票田・草津市に入った。菅氏は「民主党政権は国益を失い続けてきた」などと述べたが、知事選には触れなかった。
陣営関係者は「県政のかじ取り役を選ぶ選挙と衆院選は全く別のものだ」としながらも「嘉田氏の登場で、小川氏の名が無党派層に一気に浸透する可能性がある」と懸念する。
一方、共産の西川仁氏(67)は「有権者に民主党政権時代のマイナスイメージがあるから、小川氏は嘉田氏に頼るのだろう」と分析。12年の衆院選前に嘉田氏らが結成した日本未来の党が選挙後に解党したことを指摘し、「嘉田氏に国政担当能力がないのは明らか。自民でも民主でもなく、共産を選んでもらえるようアピールしていきたい」と話す。【村松洋】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010082000c.html
衆院選:沖縄全4区 辺野古巡り翁長氏派と自民前職が対決
毎日新聞 2014年12月02日 20時02分(最終更新 12月02日 20時11分)
衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
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◇沖縄県、翁長氏が初当選した知事選から2週間余
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する翁長雄志(おながたけし)氏が初当選した知事選からわずか2週間余で衆院選を迎えた沖縄県。翁長氏を支える保革共闘グループが全4選挙区で候補者調整し、移設容認の自民前職と対決する構図となった。
「政府の脅しに屈し、裏切った。沖縄の民意を突きつけよう」。選挙区に名護市が入る沖縄3区の生活前職、玉城デニー氏(55)は沖縄市での出陣式を終えると、真っ先に移設反対派が抗議活動の拠点にしている辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に駆けつけて声を張り上げた。
「裏切り」とは、自民党県連所属の国会議員5人が「県外移設」を掲げて当選しながら、昨年11月に辺野古容認に転じたことを指す。
前回は小選挙区で敗れて比例復活し、雪辱を期す玉城氏は「辺野古に基地はいらない」と辺野古移設を争点の前面に打ち出す。
全国的には自民の「1強」だが、知事選で移設推進の現職を担いで敗れた沖縄の自民にとって衆院選は逆風下の選挙。沖縄市で第一声を上げた3区の自民前職、比嘉奈津美氏(56)は「長いデフレから脱却する少しの明かりが見えてきた。流れを止めず消費増税を見送り、経済を活性化する」とアベノミクスの成果を訴えた。
公明の推薦を得たのは公示前日の1日。自公連立政権の継続を強調し「沖縄の可能性を丁寧に発信する。目を世界に向けよう」と話し、辺野古移設には触れなかった。
再び辺野古移設の「民意」を問われることになった沖縄の有権者。沖縄市の無職、小浜守道さん(63)は「辺野古移設は現実的。地域経済の活性化を最も期待したい」と話し、。恩納村(おんなそん)の農業、金城珍保(よしやす)さん(64)は「今年は選挙ばかりで少々疲れるが、知事選の移設反対の民意をもう一度示さないといけない」と話した。【鈴木一生】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120201171
最年少は平成生まれ=平均年齢52歳−立候補者【14衆院選】
衆院選立候補者の最年少は、神奈川12区から立候補した共産党の味村耕太郎氏で、1989年(平成元年)5月生まれの25歳。味村氏が当選すれば、平成生まれの国会議員が初めて誕生することになる。比例代表北信越ブロックから出馬する社民党の石合祐太氏も平成誕生組だが、味村氏より誕生日が早い2月生まれ。
最高齢は東京5区から無所属で出るドクター・中松こと中松義郎氏の86歳だった。次いで比例代表東京ブロックから出馬する次世代の党の石原慎太郎氏で82歳。いずれも昭和一桁生まれだ。
立候補者の平均年齢は52.2歳で、前回の50.4歳から上昇した。主要政党別では社民党の55歳が最も高く、維新の党の46.2歳が一番低かった。
各候補者の出身分野は政党役職員が31.2%、首長や地方議会出身者が23.4%の順だった。(2014/12/02-19:36)
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130769
衆院選公示 宮崎1区 野党共闘は不発
2014年12月02日(最終更新 2014年12月02日 17時50分)
本文内容
師走の寒空を切り裂く第一声が響き渡った。2日公示された衆院選。「この道しかない」と、アベノミクスの継続を訴える与党に対し、「1強政権」の危うさを問う野党。景気・雇用、安全保障、税と福祉…。この冬一番の冷え込みとなった福岡市など九州各地で候補者たちの訴えに、じっと耳を傾ける有権者。審判が下る投開票は14日。この国の未来に思いをはせる日々が始まった。
宮崎1区は、前回初当選した自民前職と、民主、維新、共産の3新人が立候補を届け出た。衆院解散後に全国で進んだ「野党共闘」は実現しないまま「1強自民」に3党が挑む構図となった。
自民前職の武井俊輔氏(39)は2日、宮崎市中心部で第一声。陣営幹部は、応援に駆け付けた地元農協幹部や地元首長らの姿に満足そうな表情を浮かべる一方で、「油断は禁物。都市部の1区は、何が起こるか分からない」と気を引き締めた。
前回衆院選は、九州最多に並ぶ6人が立候補。民主に加え社民も候補を擁立し、ともに落選した。今回は連合宮崎なども加えた協議で「非自民勢力の結集」を確認。ところが、衆院解散の11月21日、前回も出馬した元参院議員で維新新人の外山斎氏(38)が出馬の意向を固めたことで、誤算が生じた。同日、民主も新人の村尾英俊氏(51)の擁立を決めたばかり。県連幹部は「急に地元にできた政党と候補者調整はできなかった」と振り返る。
この日、民主の村尾氏は、同市のJR宮崎駅に近い選挙事務所前で声を振り絞った。社民の地元幹部らを前に「いろいろな人の思いに応えていく」と語った。
維新の外山氏は同市の県庁前でマイクを握った。野党競合については「小異を捨て大同につくべきと思っていただけに残念」と淡々と語った。
共産新人の松本隆氏(53)は、消費増税ストップなどを掲げて支持を訴えた。
=2014/12/02付 西日本新聞夕刊=
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次世代は井桁が出馬してる>愛知3区
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/kouho/A23.html
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http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020034-n1.html
2014.12.2 13:27
【衆院選2014】
4度目の因縁対決「平成の天王山」 大阪10区
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自民、民主、維新、共産の各候補が立候補を届け出た大阪1区。出陣式で支援者らが気勢をあげた=2日午前、大阪府高槻市(岡本義彦撮影)
大阪10区は、維新前職の松浪健太氏(43)と民主前職の辻元清美氏(54)が4度目の「因縁のライバル対決」に臨む全国有数の激戦区。そこに自民、共産の新人が挑む構図は、前回選挙と全く同じ構図だ。経済政策が最大の争点だが、各陣営からは「風が読みにくい」との声も。手探りの選挙戦が始まった。
「大変厳しい風にさらされる。この選挙区は毎回、全国でもトップニュースの注目の選挙区。そのプレッシャーを背に受けている」
午前8時半すぎ、松浪氏は高槻市の選挙事務所前で第一声を張り上げると緑色のバイクにまたがり、維新から次世代の党に移ったアントニオ猪木氏(71)から贈られたという赤いマフラーを首に巻いて、街宣へと飛び出した。
“宿敵”の辻元氏とは平成17年以降の衆院選で3度戦い、2勝1敗。交互に当選し、敗れた方はいずれも比例復活してきた。自民から維新に移って臨んだ前回は自民支持層からの反発を受けながらも、維新人気を背景に無党派層の支持を得て、当選を果たした。
「辻元氏を落としてほしい」と握手を求めてくる支援者も少なくないが、陣営幹部は「今回は風が読みにくい。保守票が割れるかもしれない」と懸念する。2度目の出馬となる自民新人の大隈和英氏(45)も「反辻元票」の取り込みに躍起になっているからだ。
その大隈氏は午前9時15分から高槻市役所前で出陣式に臨み、「いよいよ本懐を果たす討ち入りのとき。死にものぐるいで戦う」と強調。陣営幹部は「天王山が北アルプスのように高くそびえるが、選挙戦最終日には登り切る」と息巻く。
10区に含まれる島本町から見える「天王山」は、天正10(1582)年に羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した地だ。今回の衆院選は430余年の時を隔てた「天下分け目の天王山」といえる。
松浪氏のライバル、辻元氏は阪急電鉄高槻市駅前で「安倍政権の経済政策は劇薬。副作用が強すぎる。市民の生活を守る漢方薬のような政策で、日本の体質改善をしていく」と第一声。演説では維新との直接対決には触れず、終了後、記者団に「今回は安倍政権と民主党が対峙(たいじ)する選挙。維新は外野」と言い切った。
風が読みにくい選挙戦に陣営幹部は「うちは追い風もなく、比例票もあてにできない。選挙区で勝つか負けるか。まさに天王山だ」と危機感をにじませた。
公示直前の11月29日夕には高槻市内で演説中、辻元氏に否定的とみられる聴衆にマイクを奪われる“事件”もあった。陣営関係者は「今回は松浪氏と大隈氏に何とかついていき、有権者に浸透していくので精いっぱい」と気を引き締めた。
10区では、共産新人の浅沼和仁氏(53)も出馬している。
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http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020094-n1.html
014.12.2 20:52
【衆院選2014】
「重要なのはどちらかと考え…」望月環境相がCOP20に出席 気もそぞろの外遊に
望月義夫環境相がペルー・リマで1日から開催されている第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)に出席する。9〜11日の閣僚級会合に日本政府代表として参加するが、14日の投開票に向けて衆院選真っ最中の閣僚の海外出張は異例。静岡4区で7選を期す望月氏にとっては、気もそぞろの外遊になりそうだ。
望月氏は11月28日の記者会見でCOP20への対応について「選挙も大切だが、重要なものはどちらかと考え、出席することにした」と複雑な心境を吐露していた。政府関係者によると、詳細な渡航日程は調整中だが、成田−リマ間は空路で片道丸1日かかるため、望月氏は選挙戦の終盤で数日間、選挙区を留守にせざるを得ないようだ。
COPは1995年の第1回会議以降、毎年開かれており、日本からは環境相(環境庁長官を含む)が欠かさず参加してきた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk05010084000c.html
対決の構図:2014衆院選/上 1区 冨樫氏に追い風、期待薄 非自民票読めぬ、寺田氏陣営 /秋田
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
「党農政に(皆さんから)叱責をいただくが私に思いを託してほしい」。公示3日前の29日。再選を目指す自民前職の冨樫博之氏(59)は農業者らの集会で訴えた。県農協政治連盟が前日、比例代表の自主投票を決めたばかりだった。
冨樫氏と民主元職の寺田学氏(38)が前回2012年に続いて激突する秋田1区。共産新人の山内梅良氏(66)と社民新人の伊藤正通氏(63)も出馬し、県内3小選挙区では最も多い4人による選挙戦となりそうだ。
「アベノミクスの恩恵が地方に届かない」との批判もあり、冨樫氏に前回のような“追い風”は期待できない。それでも県議5選の蓄積で組織固めは着々と進む。事務所開きは佐竹敬久知事や穂積志秋田市長も駆け付けた。
「新人の最大の仕事は再選すること」。石破茂前幹事長の教えを守り、当選後は週末こまめに地元に戻るなど後援会組織の拡大に努めた。だが、陣営関係者は「今回は追われる側。前回より気を引き締めなければ」と楽勝ムードを戒める。
民主元職の寺田氏は10月、解散が取りざたされる前に出馬を表明。秋田市長選(13年4月)にも敗れており、負けられない再起戦だ。解散直後の街頭演説で「野党に力をください。安倍さん(晋三首相)にこれ以上力を与えないで」と述べた。
まだ態勢が整わず、秘書を置かずに駆け回る。「スタッフは運転手と私だけ。妻と子供を事務所に置いた」とも。集会を多くこなした前回とは打って変わり、告示後は300回の街頭演説を目指す。
課題は安倍政権への批判票をどこまで取り込めるか。当初は自民、共産候補との三つどもえになると踏んだが、社民新人の伊藤氏が登場し目算が狂った。「非自民票の動きが読めない」。陣営幹部も、戦略の練り直しを迫られたことを認める。
共産新人の山内氏が出馬の記者会見を開いたのは今年7月。県議3期目。「来春の県議選に出馬せず、間を置いて国政に挑戦」と思い描いていた。だが、まさかの“師走決戦”となった。
旧雄和町議も7期務め、論戦はお手の物。「自民か民主かの選挙ではない。私の当選で秋田が活性化する」
社民新人の伊藤氏は、党がこの選挙区に初めて擁立する候補者だ。「立候補の予定はなかったが、このままでは民主主義が崩壊する」と訴える。これで、社民党は県内全区の不戦敗を回避した格好だ。
連合秋田の元副会長で指導力に定評がある。だが、古巣は寺田氏の支持を表明。党を挙げて巻き返しを図る。【池田一生、松本紫帆】
◇ ◇
衆院選は12月2日の公示が目前に迫っている。2年ぶりの選挙戦はどう展開されるのか。県内3小選挙区について、立候補が予想される顔触れと選挙戦の構図、現時点の情勢をリポートする。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk05010044000c.html
対決の構図:2014衆院選/中 2区 金田氏に挑む民・共新人 行方気掛かり「社民2万票」 /秋田
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
降って湧いたような衆院解散からこの方、立候補予定者たちは選挙区を駆け回って支持を訴え続ける。
だが、自民前職の金田勝年氏(65)は、少し事情が異なる。選挙公約などを話し合う党総務会の副会長。東京都内での党務は切れ目が無く、解散直後の3連休はあまり地元にいられなかった。「今回のように準備期間が少なく、忙しい選挙はない」。29日の報道各社との合同インタビューでもそう述べている。
秋田2区は3選を目指す前職の金田氏に、民主新人の緑川貴士氏(29)と、共産新人の藤本金治氏(68)が挑む三つどもえの構図となりそうだ。小選挙区制導入以降、候補者を擁立し続けた社民党は、1区候補に力を注ぐべく自主投票に。前回2012年時点で2万票余りあった“社民票”の行方も各陣営には気掛かりなところだ。
金田氏は過去2回、元小坂町長の川口博氏と議席を争った。小選挙区で1勝1敗。09年は比例代表での復活当選だった。ただ、3回目の激突となる見込みは薄い。金田氏は党地方議員や支持団体を丁寧に回り、着々と組織固めを進めている。
「安倍(晋三)総理のこの道しかない道で景気を良くし、秋田を元気にするため全力を注ぐ」。30日、大館市内であった地区の総決起集会。約1000人(主催者発表)の参加者や地元県議らを前にそう力を込めた。
「回って歩くと、『秋田はなんも変わらね、若い者が頑張らねばだめだ』と勇気をいただく」
金田氏の集会の少し前。同じ大館市で催された事務所開きで、民主新人の緑川氏は意気込んだ。出席したのは、選対本部長の虻川信一県議、松浦大悟・民主党県連代表ら約30人だった。
地元民放のアナウンサーだった。21日に出馬の記者会見を開いた場所は、選挙区ではなくかつて拠点とした秋田市内だった。連合秋田の支持を取り付けたが、後援会の態勢は整備の途上にある。最大の武器は知名度。無党派層への浸透を目指す。
藤本氏は安倍首相が解散に言及した18日に共産党公認での出馬が明らかになった。労働運動への関わりが長い。記者会見では「安倍首相は追い込まれている」と述べ、議席を奪うチャンスだとの認識を示した。
衆院選は05年以来の2度目の挑戦となる。郵政解散とその後の“小泉劇場”が話題となった当時の選挙で7600票余りを獲得した。どこまで上積みができるか。党の比例代表候補とも連携し、街頭演説で支持を訴える。【田村彦志、池田一生】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk05010142000c.html
対決の構図:2014衆院選/下 3区 自・維、前職4たび激突 共産新人、割って入る /秋田
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
「(アベノミクスの)財政政策は1年とか若干、成長戦略はもっとかかる。(地方の景気回復は)我々が実現しなければ」。11月下旬、報道各社の合同インタビュー。自民前職の御法川信英氏(50)は、副財務相の責任感と自負をにじませた。
秋田3区は御法川氏と維新前職、村岡敏英氏(54)の前職同士が4たび激突する。共に自民党衆院議員だった親の代からしのぎを削ってきた間柄。ここに、共産新人の我妻桂子氏(60)が割って入る構図が予想される。
御法川氏の陣営は「非常に厳しい」と漏らす。落選中だった前回ほどは支持者回りができていないからだ。副財務相の忙しさは選挙戦にプラスとは言い切れない。御法川氏は「もっと地元を回りたかった」とつぶやく。
11月には政治資金収支報告書の記載漏れ疑惑が取りざたされた。御法川氏は「公職選挙法違反とは考えていない。疑義を抱かせた点は謝らなければいけない」とするが、選挙への影響は不透明だ。
一方で前回は得られなかった公明党の推薦を取り付け、県議らも組織票固めに着々と動く。更なるキャリアアップを期待する声を背に選挙戦に突入する。
「次こそ1番を狙う」。解散の翌日に県庁であった出馬表明の記者会見。維新前職の村岡氏は、小選挙区勝利の悲願を成就したい考えを改めて表明した。過去3回、御法川氏の得票を上回ったことは一度もない。ただし、前回は比例復活で初当選を果たしている。
前回との最大の違いは、維新の党と民主党で選挙区調整が成立したことだ。民主党を支持する連合秋田は3区で自主投票とし、援護射撃に含みを持たせた。政策は必ずしも近くないが、村岡氏は「政策を訴え共感してもらえるようにしたい」と期待を掛ける。
野党再編の流れで、横手市長や知事を務めた寺田典城参院議員も今回から同じ党になった。寺田氏の後押しも得たい考えだ。
「3区の『自民対維新』の戦いを『自民対共産』にしたい。アベノミクスは地方と都市の格差を生んだ」。共産新人の我妻氏はこう述べ、安倍政権の批判に語気を強めた。
出馬が予想される顔触れでは唯一の女性。2003年衆院選や07、11年県議選に出馬し、横手市では一定の知名度がある。集会や街頭宣伝をこまめにこなし、党勢の飛躍に声をからしている。「安倍政権がダメだと言える絶好のチャンス。安心安全に暮らしたいと思う人が一票を投じれば今の政治を変えていける」【松本紫帆、佐藤伸】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk08010317000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 1区 自民前職に民・共挑む /茨城
毎日新聞 2014年11月26日 地方版
再選を目指す自民前職の田所嘉徳氏(60)に対し、民主元職の福島伸享氏(44)、共産新人の大内久美子氏(65)が挑む三つどもえの構図になるとみられる。有権者数約22万人の大票田・水戸市を擁する茨城1区は前回2012年衆院選で、旧維新、未来の女性候補2人が出馬し、計約4万6000票を獲得。第三極に流れた浮動票の行方が勝敗のカギを握る。
田所氏は衆院解散の翌22日、地元・筑西市内のイベントに参加し、関係者や来場者らに声をかけた。安倍晋三首相の消費増税の先送りの判断について、「ほかの政党が代替案を言えるとは思わない」と対案を示せない野党を批判し、経済政策や社会保障政策の継続を訴える。
同日選となる県議選立候補予定者との協力も強化し、団体や企業を回って保守層の支持固めを図る。特に地盤の筑西市に比べて浸透していない水戸市では現職県議3人との連携を強化し、組織体制の強化を図る。
福島氏は解散当日の21日、党県連幹部らとともにJR水戸駅南口に立ち、マイクを握った。「私たちの古里の経済をどうするか選挙戦で提案したい」と述べ、エネルギーの地産地消など地域循環型の景気浮揚策を掲げる。
総合選挙対策本部長には水戸市医師会の原毅会長が就任。前回はJAグループの政治団体「県農協政治連盟」から推薦を受けており、今回も「政策が共感でき、農家も分かりやすいと感じている」(JA関係者)などと保守層の一部に食い込んで返り咲きを狙う。
市議5期、県議5期の大内氏は22日、水戸市で行われた演説会で、「消費増税は先送りではなく、きっぱりと中止するべきだ。大企業や大金持ちのもうけにふさわしい、応分の負担をさせることこそが本当の税制改革だ」と訴えた。
県議会では女性として過去最多の当選回数を誇り、厳しく執行部を批判。水戸市議会での活動も含め、同市内での知名度は高い。課題は同市外での知名度アップ。県議選筑西市区に立候補する現職県議と協力し、支持拡大を目指している。【佐久間一輝、中里顕】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
田所嘉徳 60 行政書士 (1)自前
福島伸享 44 [元]経産省職員 (1)民元
大内久美子 65 県議 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk08010260000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 2区 野党、擁立の模索続く /茨城
毎日新聞 2014年11月27日 地方版
11選を目指す自民前職の額賀福志郎氏(70)と共産新人の川井宏子氏(49)が立候補の意向を示している。出馬を模索していた民主元職の石津政雄氏(67)が党の1次公認から漏れ、出馬見送りの可能性が高くなる一方、民主、維新など野党は反自民候補の擁立を模索し続けており、情勢は公示日直前まで日々変わりそうだ。
前回2012年衆院選は石津氏に対し、比例復活した額賀氏、みんな、共産が挑戦し、額賀氏が雪辱を果たした。みんなから出馬した元鹿嶋市議は県議選に立候補。解党されたこともあり、このグループからは新たな動きが見られない。
額賀氏は2009年小選挙区落選の苦い経験から小まめにお国入りし、各市町村ごとにある後援会組織の引き締めを図ってきた。また、後援会の定期大会などを開いてきたほか、各種イベントにも参加して実績と知名度をアピールしてきた。
16日には県議選鹿嶋市区に出馬する現職候補の県政報告会に出席。消費税率の引き上げなど安倍政権の経済政策に理解を求めた上で、「鹿行地区の発展には交通アクセスの整備が必要」などと強調した。「(首都直下型地震などで)首都圏がダメになったら茨城県が(首都機能を)引き受けるという心意気で全力投球する」と力を込めた。
川井氏は今年4月、鹿嶋市議補選に立候補。落選したものの、「市議補選の勢いを2区全域に拡大していきたい」と国政初挑戦に意気込みを見せる。原発再稼働反対や集団的自衛権の行使容認反対を訴え、ミニ集会を開いたり、街宣車で回ったりして票の上積みを図っている。
また、県庁で開かれた出馬会見では介護福祉士の経験をアピール。「福祉現場での経験を生かし、弱者の声を国政に届けるために頑張りたい」と述べ、弱者重視の視点を強調した。さらに、川井氏は「右傾化する自民党に対し、共産党が果たす役割を示したい」として、反自民勢力の結集を目指している。【岩本直紀】=つづく
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◆立候補予定者(丸カッコ内は当選回数)
額賀福志郎 70 [元]財務相 (10)自前
川井宏子 49 介護福祉士 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk08010290000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 3区 自・維・共、三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
自民前職の葉梨康弘氏(55)に対し、維新元職の石井章氏(57)と共産新人の小林恭子氏(64)が挑む三つどもえの構図にほぼ固まった。民主党が独自候補擁立を断念し、同区から出馬の動きを見せていた元職の小泉俊明氏(57)も立候補を見送った。浮動票の多い都市部も含む選挙区だけに、野党連合の成否が勝敗のカギを握りそうだ。
葉梨氏は前回2012年衆院選で約11万票を獲得し、旧維新、未来、共産を抑えた。県議選とダブル選になった今回は茨城3区内の現職県議6人と連携して選挙戦を展開。24日は守谷市内の大型商業施設前で有権者に後援会ニュースを手渡ししたほか、街宣車の誘導も買って出た。衆院選最大の争点となる消費増税については「耳に心地よい話ではないが、消費増税は必要。選挙戦が不利になっても仕方がない」として、アベノミクスと消費増税に理解を求める。
石井氏は22日、地元の取手市藤代のスーパーマーケット前で、解散後初めての街頭演説を実施。「安倍晋三首相はアベノミクスで『生活が良くなる』と約束した。しかし、生活は良くならない。『アベのミス』で終わったことを隠している」と批判し、「国民のための政治を取り戻したい」と訴える。一方、野党連合については「民主、生活と選挙協力する」と明言。独自候補擁立を見送った民主などと具体的にどのような協力体制を築けるのかが課題になりそうだ。
前回衆院選、参院選に続く国政挑戦となる小林氏は解散当日の21日、取手駅東口で街頭演説。県南農民組合事務局長を24年間務めた経験から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る自民の対応を「全くぶれている」と強く批判した。演説後、「風は共産に吹いている。完全に自共対決になった」と意気込んだ。県議選取手市区の立候補予定者と連携するとともに、ミニ集会にも小まめに参加。23日には取手市戸頭団地のミニ集会で、参加者の質問に丁寧に答えていた。【庭木茂視、安味伸一】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
葉梨康弘 55 副法相 (3)自前
石井章 57 党県代表代行 (1)維元
小林恭子 64 党地区副委長 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk08010234000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 4区 ひたちなか票、勝敗影響 /茨城
毎日新聞 2014年11月29日 地方版
自民前職の梶山弘志氏(59)が6選を目指しているほか、民主元職の高野守氏(55)と共産新人の堀江鶴治氏(73)が立候補を表明しており、3氏による三つどもえの戦いになりそうだ。選挙区内の約45%に当たる有権者約12万7000人を擁する大票田・ひたちなか市の票の行方が勝敗に大きく影響しそうだ。
梶山氏は前回2012年衆院選以降も毎週末に地元・常陸太田市入りし、地元秘書らに「楽な選挙はない」と発破をかけてきた。後援会支部は同市だけでも約100に及び、陣営は「いかに支援者を回り切れるかが勝負」(地元秘書)として、あいさつ回りに奔走する。
唯一の懸念材料はひたちなか市。同日に投開票される県議選ひたちなか市区(定数3)では、立候補予定者4人のうち3人が保守系候補で激しい選挙戦を展開しており、「各候補同士の(衆院選への)協力が難しい」(同)との声も。浮動票も多い市だけに、陣営は警戒を強めている。
高野氏は「野党統一候補」を自任し、安倍政権への批判票の受け皿になることを目指す。陣営は「突然の解散で支援者を回り切れない」として、選挙戦は街頭演説を中心にする方針。農村部で盤石の地盤を築く梶山氏に対し、高野氏は都市部でいかに浮動票を獲得できるかがカギとなる。
特にひたちなか市は日立製作所の関連工場が多く、支持基盤の労組も強い。09年衆院選で、高野氏は梶山氏を5292票上回る4万2609票を獲得した。「無投票は安倍政権に白紙委任を渡したことになる」と訴え、無党派層の掘り起こしを図る。
堀江氏は常陸大宮市出身で、旧緒川村議8期、常陸大宮市議3期を歴任。現在は県北農民センター代表理事を務めている。県北の実情に精通していることが最大の強みだ。街頭演説や集会で、集団的自衛権の行使容認反対など安倍政権の「暴走政治」にストップをかけることなどを訴え、共産支持層を固める一方、過疎化対策を打ち出して農村部への浸透を図る。
堀江氏は「過疎地帯の厳しい暮らしを何とかしたい。短期決戦で支援者回りの時間はないが、街頭宣伝を中心にビラを配布し、地域の人たちに理解を求めたい」と話している。【中里顕】=つづく
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◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)
梶山弘志 59 党選対副委長(5)自前
高野守 55 神主(1)民元
堀江鶴治 73 農業 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk08010081000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 5区 東海村票行方も注目 /茨城
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
9選を目指す民主前職の大畠章宏氏(67)と比例復活した自民前職の石川昭政氏(42)のほか、共産新人の福田明氏(58)が立候補を表明しており、前回2012年衆院選と同じ顔ぶれによる三つどもえの戦いになりそうだ。区割り変更に伴い、今回から5区に編入された東海村票の行方も注目される。
日立製作所労組が強く、県内唯一の民主党の牙城といえる5区で、石川氏は前回、草の根選挙を展開して善戦。新たに北茨城、高萩市にも後援会組織を作って支持拡大を図る。地元出身とあって、同級生らを通して若者や女性層の一部にも浸透。また、「消費税増税の先送りという重大な政策変更は国民に信を問うべきだ」と衆院選の意義を強調し、「アべノミクスを県北へ」をキャッチフレーズに掲げて地域経済の活性化を訴える。
大畠氏は前回、民主への逆風を乗り越え、県内唯一の民主議席を死守。解散当日の21日には地元に戻り、JR大甕駅前で「アべノミクスの経済政策が限界に来ている。(安倍政権は)追い込まれる前に解散した」と“大義なき解散”を強調した。毎週月曜日の朝に行う選挙区内の駅前報告は国土交通相や党幹事長時代を除いて継続。街頭では「安倍政権の暴走を止める選挙」と力説し、出身母体の電機連合以外でも支持拡大を目指す。
2回目の国政挑戦となる福田氏も21日、日立市内で街頭演説。「国民に追い詰められての解散だ。消費税増税は先送りでなく、きっぱりと中止すべきだ」とアベノミクスを批判した。さらに北茨城市議8期の経験を踏まえ、「住民こそ主人公」と訴える。事実上の選挙戦がスタートした現在、1日5〜10回の街頭演説で浸透を目指している。日本原子力発電東海第2原発について、「再稼働に反対。廃炉を目指す」と明確に主張する。【臼井真】=つづく
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◆立候補予定者(かっこ内は当選回数)
石川昭政 42 [元]党本部職員(1)自前
大畠章宏 67 [元]国交相(8)民前
福田明 58 [元]北茨城市議 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk08010062000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 6区 師弟交え三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
12選を目指す自民前職の丹羽雄哉氏(70)に対し、民主新人の青山大人氏(35)、共産新人の井上圭一氏(52)が挑む三つどもえの選挙戦になる見通し。県内で最も有権者が多い6区は浮動票の行方が勝敗を左右する。つくばエクスプレス(TX)沿線のつくば、つくばみらい両市では前回2012年衆院選より有権者が約4000人も増えており、投票行動が注目される。
丹羽氏は11月26日の記者会見で「実績と経験を生かして、県内市町村長からの陳情を、(東京で)足を棒にして回れるのは6区では私しかいない。その自負で出馬する」と12選への意欲を示した。民主党政権が誕生した09年衆院選で落選。前回は選挙区内を小まめに回り、街頭演説を多数こなした。保守分裂選挙だったが、見事返り咲いた。「(今回は)支援者へのあいさつで精いっぱい」。短期決戦を前に組織固めに力を注ぐことを強調した。
青山氏は丹羽氏の元秘書。同26日、民主党の枝野幸男幹事長とともに土浦駅前に立ち、「70歳の候補に比べ、私は半分の35歳。県議2期を務めた上での若さに期待してほしい」と世代交代を訴えた。師弟対決を制するためには地元・土浦市以外の地域で浸透できるかがカギ。ソーシャルメディアを活用するほか、選挙区内を精力的に駆け回る方針を掲げる。元民主党衆院議員の大泉博子氏(64)が出馬を断念し、反自民票の一本化も期待する。
井上氏は元自衛官。1981年、陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地に赴任し、後方支援部隊など約9年間にわたって務めた。共産党には約5年前に入党。「憲法(9条)を守る集団として自衛隊と共産党は同じ。自衛官から共産党員になることはおかしくない」と説明する。「集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、戦争のできる国に道が開かれた。(戦争の)現場に行く昔の私のような下士官の立場を代弁し、国会で追及したい」と訴える。【福沢光一】=つづく
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◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)
丹羽雄哉 70 [元]厚相(11)自前
青山大人 35 県議 民新
井上圭一 52 葬祭会社社長 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk08010155000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 7区 12選の前職に挑む2氏 /茨城
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
13選を目指す無所属前職の中村喜四郎氏(65)のほか、比例復活した自民前職の永岡桂子氏(60)、共産新人の白畑勇氏(62)が名乗りを上げる。白畑氏は比例票狙いを公言しており、厚い地盤を築き上げている中村氏に対し、4回目の戦いを挑む永岡氏との事実上の一騎打ちとして注目が集まっている。
永岡氏は過去3回、2005年7869票差▽09年1万4819票差▽12年2万1552票差で敗退。自民が政権復帰を果たした12年にも票差が広がっている。公明が同年から中村氏を推薦し、票の上積みに成功したことが一因に挙げられる。
永岡氏は11月24日に結城市内で行われた県議選立候補予定者の集会で、ともに副厚生労働相を務める公明の山本香苗参院議員と信頼しあって仕事をしていることをアピールし、公明支持層にも秋波を送った。また、主婦経験を元にした消費者対策、福祉分野など実績を強調し、悲願の小選挙区初勝利を目指す。
一方、中村氏は今回、後援会組織「喜友会」の集票力を背景に、比例票を求める公明の推薦を取り付けた。また、新たに女性組織「なでしこ会」を作り、体制を強化。中村氏が「すべてをかけて作ってきた私の全財産」とする後援会組織で、永岡氏を迎え撃つ態勢を整えている。
これまでの選挙と違う点は県議選が同日投開票されること。前回は無投票だった県議選結城市区、猿島郡区に自民党系の候補が立候補を予定しており、永岡氏が連動する。投票率アップも予想され、鉄の結束を誇る後援会組織に不確定要素を生み出す可能性もある。
白畑氏は前回に続く2回目の国政挑戦。「私が当選できるだけの票が集まらなくても、比例票に死票はない。いかに比例票を伸ばすかが重要」と比例票獲得を公言する。県西農民センター、古河民主商工会の勤務経験も長く、地元に精通していることも強み。消費増税反対や脱原発などを掲げ、安倍政権の批判票を比例に上積みしていくことを目指している。【若狭毅】=おわり
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◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)
永岡桂子 60 副厚生労働相(3)自前
白畑勇 62 団体嘱託職員 共新
中村喜四郎 65 [元]建設相(12)無前
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk17010349000c.html
2014衆院選:戦いの構図/上 1区 「反省」2氏に新人挑む /石川
毎日新聞 2014年11月30日 地方版
12月2日公示・14日投開票の衆院選を目前に控え、各候補予定者の訴えも熱を帯びる。県内3選挙区の構図を3回に分けて紹介する。
◇
2000年から5回にわたって自民前職の馳浩氏と、民主の奥田建氏がしのぎを削った1区。民主は奥田氏の立候補辞退で生じた空白区に、馳氏の対抗馬として、元職の田中美絵子氏を急きょ立てた。共産新人の亀田良典(りょうすけ)氏も絡み、3氏の戦いになりそうだ。
「迷惑をかけ、改めて反省している。信頼を得られるよう努力したい」
当選5回で党要職も務め、本来なら強気に臨めるはずの馳氏だが、慎重な戦いぶりに徹する。8月には自民県連会長として、山野之義金沢市長の競輪場外車券売り場問題を追及して辞任に追い込んだ。しかし、10月の出直し市長選で、自民推薦候補が山野氏に大敗。選挙戦では推薦候補と山野氏支援とで党所属議員の分裂も招き、責任論が噴出した。
山野氏は今回、馳氏支援の立場を取るが、「馳氏に対し、市民や支援者から厳しい声があることは否定しない」とクギを刺す。
このため馳氏は今回の選挙を「一からの出直し」と位置付ける。衆院解散後、ごみ収集やカレー店での接客など「職業体験」に取り組み、親しみやすさをアピールするとともに、党内外に反省の姿勢を示す。
一方、田中氏は09年に2区から出馬。森喜朗元首相との対決は「政権交代選挙」の象徴として注目を集め、比例復活当選した。
しかし、12年前回選では週刊誌でスキャンダルが報じられて支援者の離反を招き、東京15区への国替えを余儀なくされ、落選した。
今回、奥田氏の後任探しに頭を悩ませた民主県連が衆院選を直前に控え、党本部に懇願して提示されたのが、金沢市出身の田中氏だった。
11月25日の出馬表明会見では「古里に帰ってきた。感無量だ」と目を赤く腫らした。
地元では今も一部で不信感がくすぶるが、「二度と同じ過ちは繰り返さない」と神妙に語り、「アベノミクスを変える。私自身も変わっていかなければいけない」と訴えた。
亀田氏は、従来の共産支持層に加え、自民にも民主にも不満を持つ層に積極的に働きかけていく構えだ。中小企業とロシアとの交易に携わっていた職歴を生かし、「アベノミクスや円安でマイナスの影響を受けている中小企業経営者も多いはず」とみて、中小企業への手厚い支援などを訴える。
12年の前回選では、共産は「第三極」ブームに埋没し、苦しい戦いを強いられた。
今回は「消費増税の中止を訴えているのは1区では共産党だけ。政権への批判票を多く取り込める可能性がある」(陣営幹部)として、反省する馳、田中両氏に対し、攻勢に打って出る。【大原一城】
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◇立候補予定者◇
馳浩 53 党広報本部長 (5)自 前
田中美絵子 38 党県副代表 (1)民 元
亀田良典 66 党県委員 共 新
※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・元職・新人の別。
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票
(投票率58.55%)
当 99,544 馳浩 自民
47,582 奥田建 民主
41,207 小間井俊輔 維新
10,629 熊野盛夫 未来
8,969 黒崎清則 共産
■09年8月30日(同72.21%)
当 125,667 奥田建 民主
比 117,168 馳浩 自民
10,982 佐藤正幸 共産
1,738 松林淳一 諸派
■05年9月11日(同68.71%)
当 129,142 馳浩 自民
99,397 奥田建 民主
11,802 佐藤正幸 共産
※当は当選。比は比例復活当選。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk17010332000c.html
2014衆院選:戦いの構図/中 2区 民主は断念「自共対決」 /石川
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
2003年以降4回連続で候補を擁立し、うち2回、比例復活で議席を得た民主が、擁立を断念した。12年の前回選で森喜朗元首相の後継として初当選した自民前職・佐々木紀(はじめ)氏と、共産新人・西村祐士(ひろし)氏との「自共対決」となる見通しだ。
前回、自民の地元支部の選考で候補に選ばれた佐々木氏は「議員生活2年間の審判を受け、これまでの期待を選挙を通じて信頼に変えたい」と意気込む。さらに「アベノミクスの風を2区全体に行き渡らせたい」と安倍政権の継続を訴える。
当選14回を重ねた森元首相の強固な地盤を受け継ぎ、小松、加賀、能美などの地元首長からも支援を受ける。選対本部長には県連会長代行で県議9期の重鎮、福村章氏(75)を据え、万全の態勢で臨む。目標は前回の12万3283票を上回る得票だ。
福村氏は選対会議で「知名度は前回よりもあるが、盤石ではない。誰が対抗馬として出ても圧勝するしかない」と発破を掛け、「勝ち方」にこだわる。
小選挙区制が導入された1996年以降、今回で2区から6回目の出馬となる西村氏。
「民主は自民との対決の足場を持っていない。自民に対抗できるのは共産しかない」と述べ、安倍政権に疑問や不満を抱く有権者への浸透を目指す。
消費税率の引き上げ中止や、集団的自衛権行使の閣議決定撤回などを掲げ、「自民党政治を変えなければならない」と対決姿勢を鮮明にする。
2区では前回比倍増の1万4000票の比例票獲得を目標に据え、前回獲得できなかった比例代表北陸信越ブロックでの1議席獲得も目指す。
民主は、県内3選挙区全てで候補者を擁立する県連方針を、唯一2区で実現できなかった。
擁立作業の責任者を務めた県連代表代行の一川保夫・元参院議員(72)は11月26日の記者会見で、「10人前後に声をかけたが、決断してもらうのは難しかった」と断念に至る経緯を説明。突然の解散に「この時期に解散があるとは思わなかった。候補者を育成できておらず、見通しが甘かった」と準備不足を認めた。
民主の擁立見送りは社民の戦略にも影を落とす。社民は前回、2区で民主と候補者が競合し、関係がこじれた反省から、今回は共闘を模索していた。
社民県連の盛本芳久代表(59)は「自民一強を崩すため民主との選挙協力を想定していただけに残念」と落胆する。
この他、小松市のうどん店経営、浜崎茂氏が昨年の参院選に引き続き、立候補を表明している。【中津川甫】
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◇立候補予定者◇
佐々木紀 40 党青年局次長(1)自 前
西村祐士 60 党地区委員長 共 新
浜崎茂 47 うどん店経営 無 新
※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・新人の別
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票(投票率63.44%)
当 123,283 佐々木紀 自民
37,601 宮本啓子 民主
17,161 細野祐治 社民
13,184 西村祐士 共産
■09年8月30日(同78.75%)
当 123,490 森喜朗 自民
比 119,021 田中美絵子 民主
3,467 宮元智 諸派
■05年9月11日(同73.29%)
当 129,785 森喜朗 自民
83,905 一川保夫 民主
11,515 西村祐士 共産
※当は当選。比は比例復活当選。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk17010642000c.html
2014衆院選:戦いの構図/下 3区 自・民・共の3氏再び /石川
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
2012年の前回選と同様、自民前職・北村茂男氏、民主元職・近藤和也氏、共産新人・渡辺裕子氏の三つどもえの争いとなる公算が大きい。
北村氏は地元議員や支援者の協力を得て選挙区内の全12市町にそれぞれ事務所を開設し、態勢を整えた。
能登地方で深刻な高齢化や過疎化への対処法として「引き続きアベノミクスを押し進め、能登にも恩恵が及ぶようにしたい」と強調する。
一方で前回選以降、総務政務官や副環境相などの政務三役に相次いで就任した。政治家として経験を積む一方、地元に戻れないことも度重なり、支援者らと十分なコミュニケーションをどう図るかが課題となってきた。
衆院解散後は街頭での活動は極力抑え、着実に票を積み上げるため、農協や漁協、建設会社など各種企業・団体へのあいさつ回りに徹してきた。陣営には「なぜこの時期に解散したのか」との声も相次いで寄せられており、「強力に政策を推し進めていかなければならない」と説く。
近藤氏は09年衆院選で政権交代ブームに乗り、保守地盤の能登地方で非自民として初の議席を獲得した。12年は一転逆風を受けて北村氏に敗れ、比例復活当選も逃した。
今回は「アベノミクスは地方にとってはマイナスだ。地に足を着けた政策を行わなければならない」として社会保障制度の充実などを訴える。
その時々の風に左右されず、地元にしっかり根を張ろうと、落選中の2年間で駅前や住宅街、商業施設などで3000回を超える街頭演説をこなした。
自民支持者も含め、こうした地道な活動に理解を示した人たちが次々と後援会に入会し、今回の選挙でも支援を買って出ている。
陣営幹部は「民主党の近藤ではなく、本人に期待が集まる『近藤党』を築けつつある」と自信を見せ、議席奪還に力を注ぐ。
渡辺氏は解散風が吹き始めた11月中旬以降、衆院選に備え、選挙区内の全12市町でそれぞれ10回以上の街頭演説に取り組んできた。
今回の解散総選挙については「安倍政権が消費増税や原発再稼働などで国民の批判に追い詰められた結果だ」と主張。大企業の内部留保を雇用拡大や中小企業支援に生かす施策、志賀原発の廃炉、自然エネルギー普及などを訴える。
ブログやフェイスブック、ツイッターも駆使し、本人のコメントや演説の動画などをこまめにアップし、若者への浸透も図る。
陣営では、比例票の掘り起こしにも力を入れ、前回選に比べて倍増の1万2000票を目標に据える。【竹田迅岐】=おわり
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◇立候補予定者◇
北村茂男 69 副環境相 (3)自 前
近藤和也 40 党県代表 (1)民 元
渡辺裕子 29 党地区役員 共 新
※名前、年齢、肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の別
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◇過去の選挙結果◇
■12年12月16日投開票(投票率64.75%)
当 89,266 北村茂男 自民
62,543 近藤和也 民主
12,147 渡辺裕子 共産
■09年8月30日(同76.66%)
当 100,832 近藤和也 民主
比 98,599 北村茂男 自民
2,654 東義和 諸派
■05年9月11日(同72.24%)
当 116,215 北村茂男 自民
77,463 桑原豊 民主
※当は当選。比は比例復活当選。
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4区がないけど
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129403
選挙区の構図(1) 長崎1区 自、民 宿敵相譲らず
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時48分)
「ベトナム、サイバーテロ、重粒子線といえば冨岡さんよねと言われる」
自民前職の冨岡勉(66)は15日に長崎市内であった集会で実績を語った。昨年9月から1年間、文部科学政務官を経験。「アベノミクスの『第3の矢』の一つは科学技術振興だ」と、自らの専門知識を武器にする。
「1区が気になる」。4選挙区独占を目指す自民の県連幹部は、つばぜり合いの戦いを予想する。「民主はこの選挙区を取りに来るでしょう。でも負けない」と冨岡は意気込む。
勝利には公明の支援が欠かせない。22日の街頭演説には、公明参院議員の秋野公造が飛び入り参加し、連携をアピールした。
3連休最終日の24日、民主前職の高木義明(68)は、市中心部の商店街を練り歩いた。衆院議員8期24年のベテランが、公示前としては異例の動き。「初心に帰って選挙をしたい」と口元を引き締める。
背景にあるのは、前回選挙の「屈辱」。冨岡に1万票以上の差をつけられ、小選挙区で初めて敗れた。出身の三菱重工労組長崎造船支部は、団塊の世代の退職や若者の組合離れで2年前から千人減った。陣営関係者は「今回は絶対に負けられん」と口をそろえる。
「外に出て訴えていく」と高木。演説では安倍政権の女性2閣僚の辞任や解散を批判し、「自民1強にノー」と主張する。
冨岡と高木の対決は4度目。都市部の浮動票をどう獲得していくかが選挙戦の鍵となる。
共産新人の中西敦信(34)は集団的自衛権の行使容認の閣議決定を批判し、「被爆地長崎から平和を、という声を託してもらいたい」と訴える。憲法9条の堅持や特定秘密保護法反対を強調して、街頭演説やミニ集会を重ね、安倍政権への反対票の取り込みを狙う。
◇ ◇
衆院選公示の12月2日まで1週間を切り、立候補予定者の準備が急ピッチに進んでいる。県内4選挙区の構図をまとめた。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129605
選挙区の構図(2) 長崎2区 自民前職に挑む民主
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時49分)
「加藤さんは国会議員になって人が変わった。穏やかになり、市民の話をよく聞くようになった」。島原半島の市議会議長経験者は言う。自民前職の加藤寛治(68)は県議を8期。議長や党県幹事長を歴任し、地元JA組合長も務めた。地盤の島原市での県議選は盤石。だが前回衆院選では、島原半島外での知名度の低さを痛感したという。
後援会関係者は「毎週末必ず長崎に戻り、小さな集会にも身内が感心するほど顔を出した。広い2区だが名前と顔は確実に浸透した」と、この2年の手応えを話す。解散後初の日曜日だった23日午前、諫早市のイベントに顔を出し「これからが地方創生の本番。再び国政に送っていただきたい」と有権者の手を握った。
その日の午後、同じイベント会場に民主新人の大久保潔重(48)の姿があった。「安心して暮らしていけるふるさとを一緒につくりたい」とあいさつし、約30分かけてリーフレットを配って回った。「原点に返って草の根でやりたい」。捲土(けんど)重来の思いがにじむ。
昨夏の参院選で落選。くら替えし、今年1月に党公認候補に決まった。急転直下の解散だったが、党や連合長崎、後援会などでつくる総合選対を24日に立ち上げ、組織固めを急ぐ。落選後も続けてきた朝の辻立ちでは「自ら身を切る改革をしない今の政権は打倒しなければならない」と強調。地盤は大票田の諫早市。背水の陣で加藤に挑む。
前回に続いての挑戦となる共産新人の矢崎勝己(64)は「消費税が8%に上がって生活がすごく厳しくなった。増税には断固反対する」と訴える。
前回無所属で出馬し、維新の2区支部長で元雲仙市長の奥村慎太郎(60)は、維新票の底上げが期待された橋下徹大阪市長の不出馬もあり、立候補を見送る公算が大きい。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129857
選挙区の構図(3) 長崎3区 「山田票」の行き先は
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 04時05分)
「今のところ、私にとっては非常にありがたい状況」。自民前職で5期目を狙う谷川弥一(73)はこれ以上ない「追い風」の中で選挙を迎えようとしている。衆院選で4回連続、事実上の一騎打ちで議席を争ってきた山田正彦が不出馬を表明。民主をはじめ第三極も候補擁立が難航している。
「人の選挙でも一生懸命やっておいてよかった」。10月の大票田・大村市の市長選では現職を応援。「自分の選挙以上に戦った」と自身の組織が固まった。その余韻が冷めやらぬうちの解散劇。降ってわいた政局に政党や政治家が翻弄(ほんろう)される中、すぐに態勢が整った。衆院解散の21日に選挙区に戻って以降、大村や五島で支援者のあいさつ回りで支援を訴えている。
陣営が懸念するのが投票率。有力な対抗馬がいない状況に50%を割って戦後最低となるのを懸念する声もある。26日に大村市で行われた総決起大会。投票へ行くことを呼び掛けるあいさつが相次いだ。「5期になれば中堅、幹部クラス。副大臣の経験もあり、大臣の声がかかってもおかしくない。いかに多くの票を獲得できるかが問われる選挙」と陣営は語る。
前回に続いての挑戦となる共産新人の石丸完治(65)は「消費税10%は延期ではなく中止」とアベノミクスの失政や原発の廃止などを訴え街角に立つ。「大村市議補選では共産候補が1万2千票近くを獲得した。街宣の反応もいい。安倍政治の批判票を一票でも取りたい」と意欲を見せる。
今回、3区は区割り変更を受け佐世保市の一部(早岐・三川内・宮地区)が選挙区に加わった。約3万3千人の有権者数は旧選挙区の15%に当たる。前回、約5万3千票を獲得した山田票の行方も含め、両陣営は新たな票の掘り起こしに力を入れる。 (敬称略)
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk46010310000c.html
2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/上 1区、12年とほぼ同じ陣容 2区、補選から7カ月半で /鹿児島
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
衆院選の公示が迫ってきた。「アベノミクスの継続」か「大義なき選挙」か−−。与野党の攻防が日ごとに激しさを増す中、注目の選挙区の立候補予定者の動き、思惑などを上下の2回で紹介する。【衆院選取材班】
◆1区
自民前職に県内5選挙区で唯一、民主公認が挑む。維新前職も並び立ち、野党共闘はなかった。結果、2年前とほぼ同じ陣容での戦いに。野党陣営は突然の解散や公認の遅れもあって、対応に追われている。
自民前職の保岡興治氏(75)は国政復帰を果たした前回と違い、今度は守る立場だが「戦う姿勢は常に変わらない」。従来通り、個人演説会や支援してくれる企業回りなど地道な活動で支持を伸ばしていく考えだ。アベノミクスの正しい理解と、景気の回復には「今が一番大事」と継続の必要性を訴えていく。
民主元職の川内博史氏(53)は鹿児島市・天文館などで「川内を選ぶことが政治を変えること」などと精力的にアピール。党の公認が遅れたが、川内氏は「いつでも闘い」と意に介さない。「アベノミクスは鹿児島に何の利益ももたらさない」と自民との対決姿勢を前面に打ち出す。
維新前職の山之内毅氏(32)は「不満の受け皿となるべく努力するのみ」と浮動票の取り込みに懸命。ただ、来春の県議選で党の足固めを模索する中での2度目の選挙に陣営は戸惑いを隠せない。「とにかく露出を増やすしかない」(陣営)と知名度アップを図ると共に「世代交代」を訴える。
共産新人の山口広延氏(39)は3回目の国政選挑戦。「共産党の躍進が政治を変える」と訴え、若年者雇用の改善を中心に、同世代や無党派層への浸透を目指す。
◆2区
全国注視の4月の補選からわずか7カ月半で再び選挙に。前回激戦を展開した無所属元職が「何ら意義を見いだせない」と解散の21日、立候補を見送り、自共対決となった。
2区は、鹿児島市南部から指宿、奄美群島など広大な選挙区だ。
自民前職の金子万寿夫氏(67)は4月の補選で谷山、指宿地区で票が伸び悩んだ。金子氏は奄美が地盤だけに、知名度不足は否めなかった。今回は「国会の合間に小まめに企業や支援者を回った」と自信をのぞかせる。「地方議員としての経験を生かせるテーマ『地方創生』に取り組むためにも、主権者の審判を受ける」と語る。
共産新人の祝迫光治氏(71)は奄美大島の自衛隊配備計画、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などに反対し、安倍政権批判の受け皿として浸透を図る。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk46010553000c.html
2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/下 3区、4区、5区 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月02日 地方版
◇3区、自民前職引退で変容
◇4区、社民11年ぶりの擁立
◇5区、自民王国に共産挑む
◆3区
3人が立候補を予定。前回まで自民前職、宮路和明(74)=比例九州ブロック=と無所属前職、野間健(56)の両氏が激しく争ったが、宮路氏の突然の引退により、様変わりする模様だ。
野間氏は、松下忠洋氏の急死に伴う補選(2012年)で、後継として旧国民新党から出馬した。宮路氏に惜敗したが、約1カ月半後の総選挙で宮路氏を破り初当選。今回は無所属で、地盤の薩摩川内市を中心に支持を固め、連合鹿児島の推薦を受け、労組票の取り込みも図る。
宮路氏の後継となった次男拓馬氏(34)は総務省出身という経歴や若さをアピールし、自民公認で初挑戦。自民県連などもバックアップし、初当選を目指す。
共産新人、山口陽規氏(61)は川内原発再稼働容認の野間氏、宮路氏に対し再稼働阻止を訴え争点化を狙う。
◆4区
4区は、自民前職、小里泰弘(56)▽共産新人、永田義人(65)▽社民新人、野呂正和(63)−−の3氏の構図でほぼ固まった。前回、前々回の衆院選に出馬の、民主元職が立候補を見送り、社民党県連が候補擁立を模索していた。
小里氏は、父貞利氏から引き継いだ後援会組織を再構築し、公民館などでミニ集会を精力的にこなしてきた。23日にあった国分地区後援会決起大会で「安倍政権での企業収益の改善」を強調。「『アベノミクス』の継続が地方経済の活性化につながる」と理解を求めた。
永田氏は消費増税中止などを訴える。選挙区の課題に「水俣病」を挙げ、「水俣病に苦しむ人を救う政治を実現する」と主張する。
11年ぶりの県内選挙区擁立となった社民。新人の野呂正和氏(63)は市民活動で反原発を訴えてきた。今回、「再稼働に対する県民の危惧を届ける」と立候補を決意。公示直前の擁立になったため、表明時は「まだ名刺もできていない」(県連幹部)状況だった。友好団体に支援を求め、街宣活動を中心に支持を広げていく考えだ。
◆5区
自民王国と呼ばれる。今回も自共対決となりそうだ。強固な組織力で5選を目指す自民前職、森山裕氏(69)に、共産新人、野口寛氏(69)が挑む。前回と同じ顔ぶれだ。民主支持者など反自民票の行方が注目される。
「前回の得票を上回る戦いをして、得票率トップで押し上げよう」。森山氏は11月24日、鹿屋市で鹿屋、垂水、肝属地区の事務所開きをした。地元首長、議員、商工業、農業、建設関係者ら約300人が集まりムードを盛り上げた。後援会幹部は「今回は、選対会議だけだった曽於地区での事務所開きもした」と「楽勝ムード」を戒める。
野口氏の陣営は自共対決を前面に戦い抜く方針。11月20日、鹿屋市の事務所開きで、約30人が「存在感を示そう」と気勢を上げた。
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>>1849
おお!ありがとう!
次世代の党のHPにも乗ってないんですけど・・・苦笑
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次世代の党近畿ブロックは現職と新人で順位を分けてますね
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014112702000285.html
「みんな」の票、どこへ 取り込みたい他党
写真
政界で第三極ブームの一角を担った「みんなの党」。党内対立などから衆院選前に解党が決まると、自民や民主、さらに同じ第三極が支持者の取り込みに躍起になっている。「みんな」の票はどこへ行くのか−。
原発ゼロなど近い政策もあり、票の流れ込みに期待を高めるのは民主だ。
民主党滋賀県連は、七月の知事選で党所属の衆院議員だった三日月大造氏が自公推薦の候補を破った勢いに望みをかける。今江政彦県連幹事長は「『みんな』に限らず反自民勢力の結集を訴えていきたい」と強調。滋賀県から出馬予定の民主新人の陣営関係者は「生活重視の政策など近い部分もあった。そうした部分を強調するよう考えたい」と第三極ブームからの票の奪回に意気込む。
みんなの党は、二年前の衆院選比例代表東海ブロックのうち愛知県内で、三十二万票余を獲得した。民主党愛知県連幹部は「逆風だった前回選挙でみんなの党に流れた比例票が、ある程度は戻ってくるだろう」と分析する。
同じ第三極の維新の党は前回衆院選は一部で選挙協力した。今年九月には、みんなの党から分かれた結いの党が合流しており、国会議員の定数削減など重なる主張も多い。岐阜4区で出馬予定の維新前職は「われわれの政策を訴えていけば、結果としてみんなの党の支援者に応援していただけるのではないか」と期待を膨らます。
自民党にも日米同盟を基軸にした外交など共通した主張がある。自民党三重県連は、みんなの党に所属する県議を通じて支援を呼び掛ける方針で、県議側も協力的。自民党県連幹部は「厳しい戦いが予想される他の選挙区でも支援を受けられれば」ともくろむ。
岐阜県では、前回衆院選でみんなの党からの立候補者はなく、自民党県連幹部は「ほとんど影響はない」とみる。
そんな各党の皮算用の裏で、前回衆院選で一票を投じた有権者には、憤りとあきらめが漂う。愛知県日進市の無職若松正樹さん(78)は「解党なんて身勝手。時間がかかっても大きくなってほしいと思ったのに。応援する政党がなくて悩んでいる」と投票先の見通しは立たない。
同県東郷町の主婦(71)も「裏切られた気持ちで政治不信になる。白票でしょうか」とあきらめをにじませる。
そんな反応を肌で感じてか、各党の一部では冷静な見方も。東海地方の自民前職の陣営関係者は「今回は与党に対する批判票の受け皿が少ない印象。みんなの党を支持していた層の一部は、投票に行かなくなるのではないか。投票率が低くなることで、自民に追い風が吹けばいいが」と予測。民主のある県連幹部は「解党騒ぎで、政治全体に幻滅した有権者が大量に棄権する可能性もある」と話した。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112602000246.html
<挑む あいちの構図>(1) 1区、2区、3区
写真
十二月二日に公示される衆院選は、「アベノミクス」と称する経済政策の継続の是非を争点に掲げる自公政権に、野党が挑む構図だ。県内各選挙区の情勢を報告する。
■1区 前・元職、新人 4党激突
(名古屋市東・北・西・中区)
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新
広沢一郎50 減新
前回、自民で初めて1区を制した熊田、比例元職の吉田、県議の広沢の三つどもえの争いに、大野が食い込みを図る。
熊田は企業を広く回り、地域行事にも活発に参加。公明と連携し与党の実績を訴える。
吉田は労組などの組織票を固める。朝夕の街頭演説も続け、年金制度安定化を訴える。
大野は増税や原発、集団的安全保障などで安倍政権を批判。若年層への浸透に手応え。
広沢は河村たかし氏の地盤である1区を減税の「聖地」と強調。増税阻止に取り組む。
社民も候補者の擁立を検討。現政権への批判票が割れそうだ。
■2区 前職2人と元市議争う
(名古屋市千種・守山・名東区)
東郷哲也43 自<前>(1)
古川元久48 民前(6)
黒田二郎66 共新
前回比例復活で初当選した東郷が、七期目の当選を目指す古川に、小選挙区での雪辱を期す。共産は元名古屋市議新人黒田が民自対決に割って入る。
東郷は支援者へのあいさつやイベントを小まめに回り、地元守山以外の浸透も図る。
古川は民主逆風の前回に獲得した支持票固めに奔走。ミニ集会や街頭演説をこなす。
黒田はアベノミクスによる格差拡大などを訴え、自民批判票の取り込みに躍起だ。
■3区 前職対決に新人の争い
(名古屋市昭和・緑・天白区)
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
石川寿49 共新
再選を目指す池田と、前回比例復活したベテラン近藤の前職同士の争いに、石川が食い込みを図る。
池田は地元県議、市議と連携し、後援会の支持を固める。街頭では消費税増税延期を訴え、集団的自衛権行使容認を解説するチラシを配って理解を求めている。
近藤は、後援会や同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭では格差是正や脱原発、集団的自衛権行使容認反対を訴え、安倍政権との対決姿勢を鮮明にしている。
石川は、積極的に街頭へ出て消費税の増税阻止などを訴え、安倍政権打倒を呼び掛けている。
◇
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。かっこ内の数字は当選回数。
(衆院選取材班)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112702000272.html
<挑む あいちの構図>(2) 4区、5区、6区
写真
■4区 自・民・維・共4党争う
(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
工藤彰三49 自前(1)
刀禰勝之44 民新
牧義夫56 維元(4)
高橋祐介36 共新
二期目を目指す前職に、知名度の高い元職と新人の二人が挑む。
当選後も街頭演説を続ける工藤は支援団体を回り、アベノミクス推進や南海トラフ地震の津波対策に取り組んだ実績を強調する。
元県議の刀禰は、積極的に街頭に立ち、民主党政権時代への批判にも耳を傾けながら議員定数削減などを訴えている。
地元の後援組織を中心に支持拡大を図ってきた牧は「既得権益との闘い」を掲げ、自民や民主との違いを訴える。
高橋は臨時教員として昨年まで十二年間働いた経験を基に、非正規雇用の拡大を食い止めるよう訴え、無党派層への浸透も狙う。
■5区 前職2人に共産名乗り
(名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
神田憲次51 自前(1)
赤松広隆66 民<前>(8)
藤井博樹37 共新
第三極政党も交え五人による乱戦となった前回から、三人での争いになる。
前回、党県連の公募を経て赤松に競り勝った神田は、アベノミクスの推進を訴え、二期目を目指す。突然の選挙で、地元の地方議員を含めた体制の強化が課題だ。
ベテランの赤松は、支持者回りに加え、街頭演説なども積極的に増やし、前回の雪辱を期す。民主支持が比較的弱いとされる名古屋市外での浸透がカギとなる。
藤井は前回に続き、二度目の出馬。早朝の駅前演説に加え、ミニ集会をこまめに実施。消費税増税や原発再稼働への反対を訴え、無党派層にも支持拡大を目指す。
■6区 前職に元職と新人挑む
(春日井・犬山・小牧市)
丹羽秀樹41 自前(3)
森本和義48 民元(1)
柳沢けさ美64 共新
前職に元職と新人の二人が挑む。
丹羽は文部科学大臣政務官、同副大臣を歴任。街頭演説では、経済の安定やアベノミクスの成果を強調。地道な支援者回りをして、支持者の結束強化を図る。
森本は二〇〇九年に15区で初当選。小学校から高校まで過ごした春日井市を含む6区にくら替えし、同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭ではアベノミクスの見直しを訴える。
柳沢は、街頭演説を中心に消費税の増税中止や即時原発ゼロ、憲法改正反対を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。特に若者からの好反応に手応えを感じている。
◇
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
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12区中根は比例単独に
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000236.html
<挑む あいちの構図>(4) 10区、11区、12区
写真
■10区 前職2人追い新人2人
(一宮・江南・岩倉市、丹羽郡)
江崎鉄磨71 自前(5)
小林弘子75 民新
板倉正文56 共新
杉本和巳54 無<前>(2)
六度目の当選を目指す前職江崎に、無所属となった前職杉本、いずれも新人の小林、板倉が挑む。
江崎は引退を決めていたが急な解散で地元首長らから要請され出馬を決心。後援会を中心に組織固めを図る。
江南市議六期目の小林は、二十七日に出馬が決まったばかり。選挙準備を急ピッチで進めている。
板倉は前回に続いての挑戦。選挙区をくまなく回って、消費税増税や原発再稼働への反対を訴える。
前回比例復活の杉本は、みんなの党の解党によって無所属での出馬。連日街頭で、草の根の活動を続けている。
■11区 民主系6連勝、2人挑む
(旧稲武町区域以外の豊田市・みよし市)
八木哲也67 自<前>(1)
古本伸一郎49 民前(4)
牧田充生60 共新
小選挙区制となった一九九六年から民主系候補が六連勝中。民主前職に、前回は比例復活の自民前職と共産新人が挑む。
トヨタ系労組の支援を受ける古本は組織固めに力を入れる一方、街頭などで四期の実績を訴える。子育てや介護に資源を集中させる政治を主張する。
八木はこの二年間、地元で街頭演説やミニ集会を重ね、着実に地盤を築いてきた。地域に根付く自民県議や市議の後押しを受けて支持拡大を目指す。
牧田は衣料品卸売店経営の経験を生かし、中小企業経営者や製造業に従事する非正規労働者へ消費税増税の中止を訴える。
■12区 前職3人混戦、新人参戦
(岡崎・西尾市、幸田町)
青山周平37 自前(1)
中根康浩52 民<前>(3)
重徳和彦43 維<前>(1)
牧野次郎56 共新
前職の青山、中根、重徳は前回、大接戦で、三つどもえの構図は変わらず、牧野が挑む展開になりそうだ。
前回、自民への追い風の中で苦戦した青山は危機感を募らせる。デフレ脱却をテーマに掲げ、保守系の県議や市議らへの働き掛けにも余念がない。
中根は連合愛知と全トヨタ労連が推薦。街頭では社会福祉の充実を前面に掲げ、労組票や反自公勢力を取り込んで小選挙区の議席奪還を目指す。
重徳は前回の比例復活当選後、地域行事に積極参加して知名度を上げた。身を切る改革を訴え、保守層への食い込みと無党派層への支持拡大を図る。
牧野は、唐突な解散の中、支持者の反応を得るのに躍起。選挙の意義を「安倍政権を追い込んだ解散」と位置付け、不満票の受け皿と党勢拡大を狙う。
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014113002000180.html
<挑む あいちの構図>(5) 13区、14区、15区
写真
■13区 前職対決に新人が参戦
(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
大見正56 自前(1)
大西健介43 民<前>(2)
宮地勲60 共新
再選を目指す大見と前回比例復活した大西がせめぎ合い、宮地が食い込みを図る。
大見は、地元の保守系の県議や市議と連携し、アベノミクス継続による景気対策や、政権安定の必要性を訴える。後援会の組織や企業の会合に顔を出し、支持固めを急ぐ。
大西は解散前から小まめに朝の駅前での演説を繰り返し、アベノミクスによる格差拡大を批判。中間層にアピールし、推薦を受けるトヨタ系労組の組織票への上積みを図る。
宮地は、商業地や住宅街で演説を展開。消費増税の阻止を掲げ、安倍政権への批判票の取り込みを図る。
■14区 前職2人追い共産挑む
(豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)
今枝宗一郎30 自前(1)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
内科医から転じ、二十八歳の若さで前回を制した今枝と、民主に復党し知名度の高い鈴木の戦いに袴田が挑む。
今枝は、アベノミクスを地方にも浸透させる「ローカルアベノミクス」を掲げ、安倍政権の経済政策の実績・継続を訴える。企業や支援団体などの票固めに力を注ぐ。
前回は民主候補と票を割り、比例復活の鈴木。強固な後援会をフル稼働し、今回も選挙間際に党を移った経緯を説明して歩く。連合の推薦も得て、労組回りにも余念がない。
袴田は、出馬を予定していた来春の蒲郡市議選からの転換。まずは知名度アップ。環太平洋連携協定(TPP)や消費税への反対を街頭演説で訴える。
■15区 自民前職に民、共挑戦
(豊橋・田原市)
根本幸典49 自前(1)
関健一郎36 民新
串田真吾38 共新
前回は県内最多六人の争いを制した根本に、急きょ出馬が決まった関、前回も出馬した串田が挑む構図。
根本は、地元農業と関連が深く、議員立法で成立させた「花き振興法」など、自身や党の実績を強調し、アベノミクスの推進を訴える。企業や支援団体回りを重ねる。
関は、NHK記者として豊橋に勤務した経験を生かし、知人や団体を一軒ずつ回る。労組を中心に基礎票を固め、アベノミクス批判や、地域活性化の必要性を訴えている。
串田は精力的に街頭に立ち、若者の労働環境改善や安倍政権の外交・安全保障政策の見直しを主張する。 =終わり
文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000240.html
「票割れる」野党に危機感 10区
「もう間に合わないのでは」という見方もあった衆院選愛知10区での民主党の候補者擁立。二十八日、江南市議の小林弘子さん(75)が党公認で出馬することを正式に表明した。他の立候補予定者は公示直前での新たなライバル出現に驚く一方、野党の票が割れることを危ぶむ声も聞かれた。
「昨晩までは自分が出るつもりはなかった」。二十八日夜に江南市内で開かれた会見。小林さんの言葉からは突然の出馬によるドタバタ感がにじんだ。
出馬が決まったのは前夜に開かれた民主党の10区会議でのこと。県内十五選挙区で唯一候補者が決まらず、一九九六年に小選挙区制が導入されてから初めての候補者不在も現実味を帯びる中、「小林さんなら、みんなが応援できる」と白羽の矢が立った。
市議六期目で、今期限りでの引退を決めていた小林さん。十二月定例会での一般質問の準備も進めていた。それでも「腹をくくれるのは私だけでは」と出馬を決意したという。
二十八日は立候補に必要な書類の準備やポスター写真の撮影に追われた。時間は十分ではないが「決まったからにはしっかりと訴えていく」と語った。
小林さんの出馬は、ほかの出馬予定者にも驚きをもたらした。
前々回は民主党、前回はみんなの党から立候補し、今回は無所属で出馬を予定している前職の杉本和巳さん(54)は「野党の票が割れて厳しい状況になった」と話す。
前日の街頭演説では「民主も維新も候補者は擁立しない。野党統一候補として戦う」と訴えていたが、一夜にして状況が一変。二十八日の演説では「自民党と唯一戦える候補」と述べるにとどめた。
共産新人の板倉正文さん(56)は「こんなに直前で準備は大丈夫なのか」と驚いた表情。「有権者には公約の中身の違いをしっかり見極めてもらいたい」と訴える。
「最後は誰かを立ててくると思っていた」と話すのは自民前職の江崎鉄磨さん(71)。「10区は民主の基礎票が多いので、それなりの票を集めるだろう。こちらも心を引き締めていきたい」と語った。
◇
江南市議会では、二十六日に社民党の市議山登志浩さん(34)が衆院選の東海比例に党単独候補として出馬すると明らかにしたばかり。二十八日の小林さんが続いたことで、議会事務局の幹部は「県議への転身はたまにあるが、衆院選に市議が二人も出馬するのは聞いた事がない」と驚いた様子だった。
(衆院選取材班)
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三重
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112702000268.html
<選挙区展望>(上) 1区
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12月2日公示、14日投開票に向け、事実上の選挙戦に入った衆院選。県内の5小選挙区では、今のところ前職6人と新人7人、元職1人の計14人が着々と準備を進めている。各選挙区の情勢を3回に分けて展望する。
◆1区 自民に維・共挑む
二〇〇九年の前々回選まで、自民、民主のベテラン同士が激しいつばぜり合いを演じた激戦区。全国レベルで候補者調整を進める民主、維新の党がともに候補者の擁立を図っていたが、民主が二十三日に擁立断念を表明。十一選を目指す自民前職が維新、共産の両新人を迎え撃つ構図が固まった。
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自民は、伊賀で三代続く政治家の家系で、運輸相、厚生労働相などの要職を歴任してきた川崎二郎。小選挙区制が導入された一九九六年以降、同様に伊賀を地盤とする民主の中井洽とデッドヒートを繰り広げ、敗れても比例復活で議席を堅持してきた。一二年の前回選では小選挙区議席を奪還した。
維新は、前回選で次点で落選した松田直久が二度目の挑戦。県議から津市長に就いた松田は一一年、知事選に民主推薦で立候補し、鈴木英敬に敗れた。前回選では、民主から出馬を要請されたが固辞。日本維新の会(当時)から立った。津での知名度を生かし伊賀、名張でも票の掘り起こしを目指す。
共産は十九日、八月まで名張市議だった新人、橋本マサ子が立候補を表明した。
(文中敬称略)
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112802000254.html
<選挙区展望>(中) 2区、3区
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◆2区 民・自 前職対決再び
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一九九六年に小選挙区制が導入されてから、民主前職が六連勝中。選挙のたびに新顔を擁立していた自民は、二〇一二年の前回選で比例復活した前職が小選挙区議席の奪取に挑む。そこに共産新人が絡む構図だ。
松阪市出身の民主前職、中川正春は自民、日本新党の県議を三期務めた後、衆院議員から知事に転じた北川正恭の地盤を継承して一九九六年に新進党から初出馬。前回選で初めて、自民の比例復活を許した。民主党政権時は文部科学相や防災担当相などを歴任した。
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自民前職の島田佳和は川崎市出身。外資系飲料会社で広報を担当していたが、東日本大震災を機に国政を志す。鈴木英敬の知事転身で空席となった2区候補の県連公募に応募して出馬。党への逆風が吹いた中川に二万六千五百票差に迫り、比例復活した。自民は今回、2区以外の県議も支援に投入する。
共産は、党北勢地区委員長の中野武史が四度目の挑戦で票の上積みを目指す。
◆3区 2新人 民主に対抗
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二〇一二年の前回選で、民主前職が党への逆風の中で議席を死守し、八選を果たした。自民は二十日、前回選で比例復活した前職を「このまま戦うのは難しい」と差し替え、新人の擁立を発表した。自民前職は比例代表の単独立候補に回る。共産も十九日、新人の立候補を発表した。
民主の岡田克也は、大手スーパー「イオン」の創業者の次男。通産省(現経済産業省)を経て一九九〇年に初当選し、九三年に自民を離党した。二〇〇九年の政権交代後は鳩山、菅両内閣で外務大臣を、野田内閣では副総理を務め、九月に党代表代行に就いた。
自民の嶋田幸司の本籍地は、父親が生まれたいなべ市。早稲田大を卒業後に弁護士となり、東京の法律事務所と金融庁での勤務を経て、一二年に桑名市に法律事務所を構えた。一三年の参院選三重選挙区でも擁立を模索する動きがあった。
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共産の釜井敏行は前回選に続く挑戦となる。現在は党県委員。(文中敬称略)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112902000243.html
<選挙区展望>(下) 4区、5区
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◆4区 一騎打ちの公算大
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民主は、二期の経験がある元職が来春の県議選の候補者選びをめぐり、地元の松阪市議と対立。4区の総支部長を辞任し、公認内定も取り消された。民主は新たな候補者の擁立を断念。県内で唯一、自民前職と共産新人による一騎打ちとなる公算が大きい。
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自民は、七選を目指す前職の田村憲久が立候補する。今月一日に亡くなった伯父で元衆院議長の田村元から地盤を引き継ぎ、三十一歳で国政に初当選した。民主の森本哲生と激しい選挙戦を繰り広げ、二〇〇九年に小選挙区で初めて負けたが比例復活。一二年の前回選では森本から議席を奪還し、比例復活も許さなかった。第二次安倍政権では厚生労働相に就いた。
共産は、党4区国政対策委員長で新人の松木豊年が立候補する。静岡県民主医療機関連合会の事務局長などを経て、昨年九月に多気町に移住。医療・介護問題に詳しい。民主が出馬しないことで非自民票の取り組みを図り、得票アップを目指す。
◆5区 自民阻止期す民・共
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五選を目指す自民前職に、民主元職と共産新人が挑む構図だ。
自民の三ツ矢憲生は、元官房長官の故藤波孝生の引退を受け、国土交通省の官僚の職を辞して二〇〇三年に初当選。前々回、前回の選挙でも比例重複を辞退して臨み、小選挙区での勝利を収めた。今回も比例重複を辞退すると表明している。第二次安倍内閣では外務副大臣に就いた。
民主の藤田大助は、祖父と父が元県議という政治家の家系。父の秘書などを経て初の選挙に挑んだ〇九年には三ツ矢に肉薄し、比例復活を勝ち取った。民主に逆風が吹いた前回選では、三ツ矢に大差をつけられて敗れ、再起を期す。
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共産は前回選で、〇五年以来となる候補者として立った党南部地区委員長の内藤弘一が今回も出馬する。 (文中敬称略)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014113002000191.html
<決戦前夜>(上) 「共闘」構想、すれ違い
自民が政権に復帰した二〇一二年の前回衆院選から二年。安倍晋三首相による突然の解散を受けての総選挙は十二月二日、公示を迎える。超短期間での候補者選定に揺れた自民と民主、そして維新の党を軸に、「決戦前夜」を描く。
■1区 民主と維新
衆院が解散した二十一日深夜、津市のJR津駅前に建つ民主党県連事務所。その一室で、県連代表の岡田克也(61)と前参院議員の高橋千秋(58)が対峙(たいじ)していた。高橋は三日前、三重1区からの出馬を表明したばかり。突然の解散風で高まる党内の期待に応えて、決断した。
その心中を知りつつ、岡田は理不尽とも言える党の決定を告げる。「擁立できなくなった」。予期せぬ言葉に、日ごろ冷静な高橋が怒りをあらわにした。午後十時からの面談は一時間半に及び、高橋は終了後、周囲に漏らした。「はしごを外された」
民主は「一強」の自民党に対抗するため、野党候補が競合しないよう全国規模で調整を進めていた。だが1区では、高橋が表明する二日前、維新の党から前津市長の松田直久(60)が名乗りを挙げていた。
松田は二〇一二年の前回選で、日本維新の会(当時)から立候補するも、次点で落選。捲土(けんど)重来を期してきた。民主はそこに高橋をぶつけ、松田に県連の推薦を持ちかけて4区へのくら替えを打診した。
民主にとって4区は頭痛の種。元衆院議員の森本哲生(65)が、総支部長を務める4区内の混乱で解散直前に辞任。衆院候補の内定も取り消された。その4区に松田が移り、高橋は1区で−。民主県連が描いた野党共闘のシナリオだった。
だが松田も、市長だった津市を含む1区は譲れない。「三重1区は最重点の一つ」。維新は党本部同士の交渉で畳み掛けた。民主も十一選を目指す自民の川崎二郎(67)を相手に、維新もろとも敗れた前回選の二の舞いを演じるわけにはいかない。党代表代行として交渉に当たった岡田は、高橋を推した県連代表としての決断をあきらめた。
民主は二十三日、三重1区と4区での擁立断念を表明。“王国”とされる県内で、複数選挙区に候補者を立てずに衆院選を迎える異例の事態となった。
川崎、松田に共産党の新人橋本マサ子(68)を加えた三つどもえが固まった1区で、「打倒自民」を貫くため、松田を後方支援する手はある。だが民主は党の方針として「選挙協力はしない」。県連は1、4区の地方議員に、小選挙区には関与せず比例票を死守するよう命じた。
ただ、党の内部には異論もある。「松田を勝たせなければ、候補を一本化した意味がない」。ある県議の主張には、かつて県議会で同じ民主系会派に所属した松田に肩入れする思いも入り交じる。
一方、松田陣営は「野党結集」を掲げ、連携の道を探る。「2区で、維新候補者が前回に得た票を民主に上積みすることもできる」と語る陣営幹部も。その言葉には、民主との関係を強化したいという強い思いが透ける。
前回、1区で民主の新人候補が獲得した二万九千票が松田に流れれば、川崎票に肉薄する。さまよう民主票が、戦局を左右する。
(文中敬称略)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014120102000216.html
<決戦前夜>(下) 地元の縁を武器に勝負
■3区 自民の交代劇
衆院解散が迫った十一月十八日夜、県北部のある市議のもとに、東京にいた自民党県連会長の川崎二郎(67)から一本の電話が入った。市議が二十歳のころからのなじみである川崎はおもむろに切り出した。「3区は嶋田で決まった」
三重3区は、副総理などを歴任した民主党県連代表の岡田克也(61)の「牙城」。党への逆風が吹き荒れた二〇一二年の前回選でも、十二万六千票余を集めて八選を果たした。自民は公募で擁立した札幌市出身の桜井宏(58)が党への追い風に乗り、比例復活での議席獲得に成功した。
だが当選から二年。「地元を回っていない」と桜井への風当たりは強くなっていた。十五日の県連の定例役員会では、「党員拡張も低調」などと続投への異論が続出。結論は出ず、候補者選定は川崎と県連幹事長の水谷隆(68)に一任された。
直後の記者会見での川崎の言葉は、現職国会議員の交代劇を暗示していた。「二年間の積み上げが問われている。私は、小選挙区ごとの支持率のデータを基にものを言いたい」
元首長をはじめ、複数の名前が関係者の間で取り沙汰された。だが水谷は早々に、父親がいなべ市生まれで、桑名市に法律事務所を構える嶋田幸司(40)に狙いを定めていた。「自分が前回の衆院選で出したかった男、そして参院選でも出したかった男」だった。
嶋田は前回選で公募に名乗りを上げたが、最終的に家族から賛同を得られず、昨年の参院選も吉川有美(41)の登場で立候補を見送っていた。調整が最終局面を迎えた十八日、嶋田は東京へ飛び、川崎と面談。そこで、川崎は腹を決めた。
擁立発表から二日後の二十二日、嶋田は水谷の県政報告会でマイクを握った。気概と緊張の表情を浮かべながら「私には岡田さんにないものがある。弁護士として北勢の人たちとじかに触れ合い、中小企業の悩みを聞いてきた」と力を込めた。決断に至った心情を報道陣に「非常に悩んだが、このチャンスを逃すと次はいつになるか分からないと思った」と吐露した。
岡田は、地元の首長をして「国政での活躍と、こまめに集会を開き、会合に顔を出す昔の自民党の選挙を両輪でこなしている。あんな選挙ができる人はほかにいない」と感嘆せしめる存在だ。嶋田が出遅れを挽回するのは容易ではないが、関係者からは「地元に縁があり、選挙がやりやすい」との声も上がる。
3区では、前回選に初出馬し、嶋田より若い共産党の新人釜井敏行(32)も、精力的に活動してきた。
自民は近年、「民主王国」とされた県内政界の勢力図を塗り替えつつある。推薦した鈴木英敬(40)が一一年の知事選で勝ち、一二年の前回衆院選では過去最多の五人が当選。昨夏の参院選でも吉川が民主から議席を奪還した。しかし、民主も解散前に三人の国会議員を擁し、県議会では民主系の「新政みえ」が最大会派を構成する。
県内勢力図はどう塗り替えられるのか。配色を決める十二日間の政治決戦が、まもなく幕を開ける。
(文中敬称略)
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滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112402000195.html
<県内選挙区の情勢>1区 “南北格差”民意は?
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県都・大津市と人口減少が進む高島市を抱え、“南北格差”が共存する1区。前回選挙で初当選した大岡さんと九期の大ベテラン川端さんの前職に、初選挙に挑む佐藤さんの三人が立候補を予定している。
大岡さんは十七日に大津市内で開いた政治資金パーティーで、国道161号の集中整備やいじめ防止対策推進法制定など二年間の実績を強調。「やってきたことを止めないために負けられない」と訴えた。有権者には「成果も課題も正直に話す」とし、アベノミクスの見通しや原発再稼働、農協改革などを丁寧に説明する考えだ。
七月の知事選後、川端さんが国会復帰するとすぐに選挙区内にポスター四千枚を張ってアピール。「選挙に関しては挑戦者」と、今後も朝晩は駅前での演説、昼間はスーパーや企業、団体を訪問し、地道に顔を広めることに注力するつもりだ。
川端さんは二十二日にあった記者会見で「与党が圧倒的多数で暴走し民の声が届かない一強状態にノーを突きつける」と力を込めた。政権交代前、消費増税と一緒に約束したはずの議員定数削減がなされないこと、社会保障の切り捨てが目立つこと、消費税再増税を延期せざるを得ない経済状況にしたのは現政権であることを挙げて安倍政権を批判した。
解散後は有権者に直接会うことを重視。支援者宅や商店をきめ細かに回る。同じ目線で会話をすることで、前回の落選から復帰までに外から永田町を見て感じたギャップを埋めるためだ。連合などの組織票を固めつつ、さらなる上積みを狙う。
突然の解散で、立候補を意識した演説を始めてまだ十日間ほどの佐藤さん。十九日にJR膳所駅前に立つと「どうしても訴えたいのは若者の雇用問題」と切り出し、原発再稼働ストップに消費増税中止、集団的自衛権反対など、幅広く持論を展開し「自民に対案を示しているのは共産党だけだ」と呼び掛ける。
大学一年生のころから今春まで十三年間、日本民主青年同盟で活動しながら、アンケートや対話を通じて若者の実態把握に努めてきた。ブラック企業や非正規など厳しい労働条件で働く同世代を主なターゲットに、駅立ちや集会など「あらゆることをして勝負します」と意気込む。
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二〇〇九年は民主、前回選挙では自民が全議席を獲得した県内選挙区。その時々の政党イメージで大きく振れてきた浮動票の振り子は今回、どちらに傾くのか。自公政権下にあって、民主党衆院議員から転身した三日月大造氏が当選した知事選の影響は。各区の立候補予定者の訴えや戦略を追った。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112502000237.html
<県内選挙区の情勢>2区 地域活力の減退課題
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彦根、長浜両市を含む湖東、湖北地域の三市四町と東近江市の旧愛東、湖東町が区域。うち五市町で高齢化率が25%以上と高く、中心市街地と山間部との地域格差も懸念されている。立候補予定者は、通算二期の前職上野さんに、前々回まで三期連続当選の元職田島さんと新人の中川さんが挑む構図。
前回1区からくら替えして議席を得た上野さん。九月には国土交通政務官に就き、「地元にも貢献できるようになった」。まちづくりやインフラ整備など「引き続き故郷のために頑張らせてもらいたい」と意気込む。
二十二日は彦根市内で演説。行き交う車に手を振り、通行人と握手しながら安倍政権下で最優先に取り組んできた経済政策の実績を強調した。その上で「景気回復の実感が地方や中小企業に行き渡るように取り組むのが大きな仕事。そのための力を皆さんに与えていただきたい」と訴えた。
今後は、ミニ集会や街頭演説をできるだけ多く実施し、訴えを浸透させていきたい考えだ。
田島さんは「地元の実態をつぶさに見聞きしてきた」と、この二年を振り返る。「国会で議論される課題の答えは全て現場にある」が信条。災害復旧現場を訪ねたり琵琶湖の流木掃除をしたり、NPOや非政府組織(NGO)関係者らと一緒に汗を流してきた。
二十四日は、米原市内の山あいで活動する炭焼き保存会のもとへ。「石にかじりついてでも国会に戻って一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。この後、手袋に長靴姿で作業を手伝った。
現場で拾い集めた声を受け止め、地方での豊かな暮らしの実現を訴える。街宣やイベント参加で露出を増やしていく。
前回に引き続き立候補を決めた中川さんは、消費税増税や原発再稼働中止など、党が掲げる五つの政策転換を柱に訴える。中でも、十月に彦根市内に全戸配布した党アンケートの回答で多かった増税懸念を主張の柱に据える。
「10%への引き上げを絶対に中止させる最初のきっかけが今回の衆院選」。二十三日、地元農家らを集めて開いたミニ集会の冒頭、語気を強めた。集会では、参加者と膝を突き合わせて暮らしの疑問や政府政策への怒りの声を聞いた。
「毎日どこかで開きたい」と意欲を示し、今後もミニ集会で党政策への理解を呼び掛け、街頭演説などでより広範に訴えていく。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112602000249.html
<県内選挙区の情勢>3区 無党派層の行方注目
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人口増加が続き、無党派層が多い地域。三日月大造知事の衆院議員時代の地元でもある。前回小選挙区で勝利した武村さんに対し、民主は三日月氏の後継者に嘉田由紀子前知事を支えてきた小川さんを擁立。この二人に西川さんが加わる。前回、維新の候補者に投じられた約三万二千票の行方も注目される。
二十四日夜に武村さんのお膝元、草津市渋川地区で開かれた報告会。武村さんは顔見知りの支持者約三十人を前に「(衆院議員になってから)まだ二年に満たない。前回公約にした琵琶湖再生法は成立目前。引き続き仕事をさせていただきたい」と訴え、政策面では「経済を再生し、暮らしを立て直したい」と力を込めた。
解散前には報道各社に「できることをやるしかないが、正直準備もできてない」と焦りをにじませていたが、保守層の引き締めと無党派層の取り込みに重点を置く。総括責任者の奥村芳正県議は「名前を広めるために、特に朝夕の駅立ちに力を入れていきたい」と話す。
二十二日にあった嘉田氏の私塾「未来政治塾」の後、事務局長の小川さんは「私が(選挙に)出ることで女性や同じように子育てを経験した人が関心を持ってくれればうれしい」と決意表明。塾生の女性や若者に支援を呼び掛けた。
「暮らしの中で出た声を国政に届けたい」と強調。二人の子育てをしながら市民活動などに身を投じた自身の経験を元に、女性の社会進出や子育て支援の充実を掲げる。
解散後は守山市議時代の支援者らを訪ね、足場固め。今後は女性中心に普段は投票に行かない層への訴えに注力する。後援会長の嘉田氏がフェイスブック上で小川さんの紹介をするなど「空中戦」(民主関係者)でも浸透を図る。
西川さんは、草津市議八期、県議一期を務めた経験と、大票田である草津市内での知名度を生かしたいところ。解散後は、ミニ集会を開き、支持の拡大を図っている。
二十二日には栗東市内一円を街宣カーで回り、スポット演説を繰り返した。「消費税増税は先送りではなく中止を」などと訴えていると、通行人から「増税はけしからん」と同調する声も上がった。
原発問題や集団的自衛権についても言及し「安倍政権の暴走政治にストップを」。西川さんは「短期決戦。国民の期待に応えられるのは共産党しかないことを訴えたい」と意気込む。公示後は街頭活動を中心に訴えを広げる。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112702000264.html
<県内選挙区の情勢>4区 主要政党4氏激突へ
県南の広大な面積を有する地区。中心となる農村部のほか、企業の工場も集積して新興住宅地が混在する。前職の武藤さんと岩永さん、新人西沢さんは前回と同じ顔触れ。引退した民主奥村展三さんに代わり徳永さんが出馬する。野党の選挙協力はなされず、主要政党四陣営がしのぎを削る構図になりそうだ。
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新人議員として二年間の経験を積んだ武藤さんは、地盤固めに余念がない。東近江市内で二十三日に開いた経営者向けの勉強会では、求人倍率の改善や雇用増など安倍政権の成果を強調した。
県議、市町議の支援は厚い。業界団体を周り、国会で汗を流した実績をPRする。選挙スタッフもいち早くそろい、「今回はやりやすい」(陣営)。個人演説会に加え積極的に街頭にも出る。政権への信任を訴え、浮動票の上積みを狙う。
徳永さんは解散した二十一日夜、JR近江八幡駅前に立ち、「経済成長の道筋はアベノミクスではない。雇用と社会保障の安定だ」と訴えた。はっきりとした口調で言葉を区切って「専門用語を使わず、分かりやすく」と心掛ける。
再選を目指した二〇一三年の参院選で落選し、地盤のある4区候補予定者に。知事選で支えた三日月大造氏が自公推薦候補を退けた流れを引き継ぎ、反自民票の集約を再び狙う。街頭活動が中心。
岩永さんは二十五日夜、日野町松尾の交差点に事務所の若手スタッフと立ち、往来する車に手を振った。初当選後、地元に戻ると街頭で続けてきたスタイル。地域の祭りやイベントにも精力的に参加し「顔の見える活動」に力を入れてきた。
「国会議員自らが身を切る改革と地方分権」を掲げて改革政党としての存在感をアピールしたい考え。甲賀市出身で父親は元農林水産相の峯一さん。「後援会は引き継がず政党も別」と強調する。
西沢さんは二十二日、近江八幡駅前で「安倍政権にストップをかける大チャンスだ」と主張。出馬表明前から連日、街頭に立つ。消費増税中止、反アベノミクス、反集団的自衛権、労働環境改善を訴え、「共産党が伸びれば政治は変わる」と政権批判に力を込める。
前回とほぼ同じ顔触れだが、政権与党の前職らと対峙(たいじ)し「彼らより国民、有権者の目線に立つ」と決意を新たにする。街頭演説を中心に幅広い層への浸透を図る。
=おわり
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長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112602000247.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 1区
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十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に向け、県内の立候補予定者は地元で本格的な活動に入った。二年間の安倍政権への評価が問われる選挙戦は、県内五つの小選挙区に与野党合わせて十八人が立候補する見込みだ。どんな構図となるのか、選挙区ごとに顔ぶれと情勢を紹介する。
◆4氏が立候補準備
自民、民主、次世代、共産の四氏が立候補を準備しているが、顔ぶれは二年前とまったく同じ。前回は篠原が小松に一万票差をつけて勝利し、小松、宮沢が比例で復活しており、今回は前職三人と新人一人が激突する。
■小松
二年前は公示一カ月前に立候補を表明。地元に縁がないままの選挙戦で、長野に地盤のある党参院議員二人の組織を借りて戦った。
「短い期間だったが八万票近くをいただいた。今回も必死に戦う」と意気込む。ただ、この二年間で独自の組織はまだ十分できあがっておらず、今回も参院議員の組織力を借りる。「消費税を10%に上げる時まで、地方でも景気を回復させる責任と覚悟を訴える。われわれに任せてほしい」と話す。
■篠原
前回選で民主への逆風を受けながらも小選挙区の議席を守った。今回は五期目を目指す。野党転落から二年を経ても民主に対する支持率は低迷したまま。「信頼は戻っておらず、党勢は回復していない」と厳しい現状を認識している。
アベノミクスの是非に限らず、集団的自衛権行使容認や原発再稼働など「安倍政権の強権的手法全体を問う」と訴える。公民館でのミニ集会など、有権者との対話を重視して支持を固める戦略だ。
■宮沢
前回、当時所属した維新への追い風を受け、地盤のない新人ながら四万七千票を獲得。今回は次世代に移って選挙に臨む。党名は浸透していないが「個人として信頼を得たい」と訴える。
当選後は国会での仕事に追われ、ようやく地元で政治活動を本格化させた直後の解散だった。準備不足は否めないが、「個別の意見を聞き、国会での質問に生かしてきた」と自信を見せる。献金を受けない政治スタイルで支持を訴える。
■武田
三回目の国政挑戦となる。十一月に入ってから長野市や出身地の中野市を中心に街頭演説やミニ集会を重ねている。党は昨年の参院選で県内の比例票を伸ばしており「街頭で声を掛けてくれる有権者がいる」と手応えを感じる。
消費税の再増税反対、集団的自衛権行使への反対にも力を注ぐ。「三人の子を持つ父として、一人の青年も戦場に送らない気持ちで戦う。党への支援の輪を広げたい」と話す。
(文中敬称略)
(衆院選取材班)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112702000262.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 2区
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再選を目指す自民前職に民主元職、維新前職、共産新人が挑む構図。自民前職は政権与党の実績を強調し、野党側は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などの批判を展開している。
■務台
「安倍政権だからできたことを丁寧に説明していきたい」と政権与党としての決意を語る。「地方創生」も大きな争点と位置づけ、「都市と農山漁村の子どもの交流を教育課程に組み込み、地域を元気づけたい」と語る。
議員有志のグループをつくり、八月十一日を「山の日」にする改正祝日法や、消防団支援を盛り込んだ地域防災力充実強化法を成立させた。「これからも地元の思いを集め、大きな声で国会で発信したい」と意欲を見せる。
■下条
四選を目指した前回選で敗北後、選挙区内をくまなく回り、支援者や有権者らの話に耳を傾けてきた。「生活が良くなっていない」「中央ばかり良くて、地方はだめじゃないか」との声を聞く。「アベノミクスの矛盾を今回の選挙で問いたい」と話す。
二年前の衆院解散時に約束された国会議員の定数削減などが果たされていないことを指摘し「増税の前に実行するべきだ。有権者には与党の暴走を訴えていく」と意気込む。
■百瀬
前回選は公示一週間前に立候補を表明。自民、民主に代わる第三極として挑み、比例復活を果たした。後援会はあえて立ち上げない「しがらみのない政治」を掲げる。
国内総生産(GDP)の速報値がマイナスだったことなどから「アベノミクスは成功していない」と断じる。一期目は衆院の委員会で地域の課題に関する質問を貫いてきた。「これからは地域の特性を生かさないといけない」と、若さを生かして駆け回る。
■清沢
「消費税増税は延期ではなく、ストップを」と街頭で訴え、安倍政権と対決姿勢を強めている。
初の国政挑戦になるが「安倍政権の暴走で国民は不安になり、生活は苦しくなった。今回の選挙は、国民の声を聞かない政権を国民の手で止める選挙だ」と強調。
「演説していると、聞いた人が『頑張りましょう』と声を掛けてくれる。安心して働くことができるルールもつくっていく」と訴える。
(文中敬称略)
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http://www.chunichi.co.jp/a<各選挙区 構図と顔触れ> 3区
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自民木内、民主寺島、維新井出の前職三人はいずれも前回六万票台を獲得しており、今回も接戦が予想される。共産は二〇一三年参院選に出馬した唐沢を擁立している。
■木内
前回初当選した元県議で、出身地の佐久市周辺が地盤。当選後、党支部の空白地区に新たな支部や後援会組織を設立するなど自身の地盤以外での勢力拡大に努めている。
「井出さんと羽田さんの流れがある3区に一代で三つどもえまで持ち込んだ。与党議員として選挙区で勝利する」と意気込む。勢力の弱かった上田地域で徐々に知名度が上がったと実感しており、「今回は街頭演説に力を入れたい」と露出を増やす戦略で挑む。
■寺島
前回選で民主の新人としては全国の小選挙区で唯一の当選を果たした。次点の井出とは僅差の接戦で、「今回はさらに厳しい戦いになる」と気を引き締める。
引退した羽田孜元首相の後継候補と強調。羽田元首相を支えた後援会「千曲会」の組織力を生かして、公示までの期間に企業や団体を回り、従来の支持層を固める。
安倍政権の政治手法を批判し、「政権交代可能な二大政党制の実現」を掲げて、党勢復活を図る。
■井出
前回は二千票差で次点だった。「選挙区で当選しないと党内で物が言えない。何としても勝つ」と意気込む。
毎週末、地元へ戻り街頭演説を続けてきた。みんなから結い、維新へと党を渡り歩いたが「地元での活動を継続していることに自信はある」と話す。
歳出削減議論の必要性や地方分権などを訴え、若さもアピール。フェイスブックなどのSNSを活用し、おじで元厚生相の正一氏の人脈も生かしながら支持を広げる作戦だ。
■唐沢
昨年の参院選に続き二度目の国政挑戦。激戦の3区で得票増を目指す。出身の千曲市や人口が多い上田市を中心に街頭演説やミニ集会に力を入れ、浸透を図る。
アベノミクスによる格差拡大の弊害を訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。
県の臨時職員だった経験から、非正規雇用の若者の問題にも力を入れる。「若い世代は雇用の問題をひしひしと感じている。分かりやすい言葉で支持無し層に食い込みたい」と話す。(文中敬称略)rticle/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112802000256.html
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112902000261.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 4区
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自民、民主、共産の三氏が立候補を予定する。前回選で返り咲きを果たした後藤、議席奪還を期する矢崎、五度目の挑戦となる上田が、三たびぶつかり合う構図だ。
■後藤
前回選後、厚生労働委員長や党政務調査会副会長などの役職を務めながらも週末には必ず地元入り。各種行事や集会に顔を出し、求心力の維持に努めてきた。解散前から後援会役員と会合を持つなど選挙に向けた態勢づくりを開始。早い立ち上がりで五期目を狙う。
「日本経済はどん底だったデフレの状況から回復しつつある」と安倍晋三首相の経済対策の成果を強調。「成長戦略は間違っていないが、道半ば。地域に経済の回復が行き渡るまでやらせてほしい」と訴える。消費税増税は社会保障制度の充実には必要だとし、「合わせて行政改革や議員定数の是正を実行したい」と理解を求める。
■矢崎
落選してからの二年間「いろいろな人とひざを交えて話をする機会を設け、一緒に日本を変えていく仲間づくりをしてきた」。街頭演説も精力的にこなして選挙に備えてきたが今回の解散は予想外とし組織態勢の構築を急ぐ。懸案だった連合長野の推薦も決まった。
安倍政権の二年間を検証する選挙だと位置付ける。アベノミクスは「大企業や富裕層のための経済対策。市民の生活は苦しくなっている」とし、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は「国民の上に強力な国家をつくろうとしている」と指摘。「政治を私たちの手に取り戻そう」と転換を訴える。
■上田
「国民の願いに背き消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権行使容認など、暴走とも言うべき安倍政権に審判を下す選挙だ。国民の声が届く政治をつくる」と街頭で訴えを続ける。十一月に入り一日十カ所前後で訴え、既に選挙区内を一巡。公示までに二巡する。「(有権者の)感触はいい。政策には絶対の自信がある」とし、無党派層や若い世代への浸透を目指す。
消費税10%増税は「キッパリ中止」を主張、大企業の内部留保を活用し、国民所得の増加で税収を増やすなどの政策を掲げる。原発ゼロ、集団的自衛権の閣議決定を撤回させ、憲法9条を生かした平和外交を訴える。
(文中敬称略)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014113002000199.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 5区
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二年前の前回衆院選で返り咲いた自民前職に民主、共産の若い新人が挑む三つどもえの戦い。圧倒的な知名度と強固な地盤を持つ自民前職に対して、民主、共産の新人は細かいあいさつ回りや街頭演説などで支持拡大を目指す。
■宮下
「地方創生を通じ、アベノミクスを成功させる選挙だ」と、財務副大臣の立場から衆院選の大義を語る。また、民間投資を呼び起こす「成長戦略」の実現を、地方活性化と絡めてアピール。リニア中央新幹線開通を見据え、伊那谷発展の可能性も訴える。
若い新人候補の挑戦を受ける戦いには「きちんとした政策論争ができるはず」との見通しを示す。
前回選以降、地元との関係をより重視し、週末は選挙区に戻った。この二年間で、支持者とのつながりをより強固にした。後援会も解散以降、選挙区内の各市町村にある組織固めに余念がない。
■中嶋
前回に続き、地元以外からの候補者擁立となった民主。前回敗れた候補者は選挙後に地元を去っており、支持者に広がった不信感をどこまで払拭(ふっしょく)できるかが大きな課題だ。
元国会議員秘書。選挙区全体の支援者のあいさつ回りに力を入れ、リクルートに勤務していた時、伊那谷を担当していたことなどもアピール。航空宇宙産業やリニア開通など地域の特色を生かした政策づくりを強調する。
安倍政権の集団的自衛権の行使容認などを批判しながら「つまずいても、再挑戦できる社会の仕組みを構築する必要がある」と自身の政治理念を訴えることに重きを置く。
■水野
街頭演説や集会で政策を訴える活動に重点を置き、出馬表明から十日ほどで選挙区内をほぼ一巡した。過去の衆院選に出馬経験があるベテランも支持拡大に駆け回り、本人の知名度不足を補う。
安倍政権の経済政策や安全保障政策、原発再稼働方針を「暮らしの破壊」と否定する。「今まで通りに主張するだけで自共対決になる。これほど戦いやすい選挙はない」と陣営幹部。
候補者擁立を見送った社民党の支持層など「伊那谷の潜在的な反戦や護憲勢力も取り込める」と見込み、議席獲得へ意気込む。 (文中敬称略)
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福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112502000240.html
<激動 解散は突然に>(上)自民 選挙区争奪水面下で
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衆議院解散二日前の十九日午前十時。県内小選挙区選出の自民党衆院議員(当時)三人が、東京都内の党本部に集まり、ある文書に署名した。県内の新1区には党政調会長の稲田朋美氏(55)=旧1区、新2区は元国土交通副大臣の高木毅氏(58)=旧3区=が出馬し、旧2区の党県連会長の山本拓氏(62)が比例代表北陸信越ブロックに回ることに合意する内容。衆院定数の「〇増五減」に伴う調整が決着を見た瞬間だった。
今回の衆院選から県内小選挙区は三から二に減少。前職の三人は全員が選挙区での立候補を希望していたこともあり、党県連内で“選挙区争奪戦”が静かに展開されていた。
昨夏の参院選では当時県連会長を務めていた稲田氏が、旧2区から新1区に加わる奥越地方などでの候補者遊説に同行。行政改革担当相として忙しい中で新1区での活動に姿を見せるたびに、県議らからは「やりすぎだ」との声も上がった。
ただ、大票田の福井市を以前から地盤とする稲田氏に関しては「新1区で決まりだろう」というのが党関係者の共通認識で、山本氏と高木氏のいずれかが新2区の候補者になるとささやかれていた。調整難航を象徴するように、一時は山本氏と高木氏で選挙ごとに選挙区候補者と比例代表候補者を入れ替える「コスタリカ方式」の導入も取り沙汰されたほどだった。
その中で新2区となる旧3区の嶺南地方を拠点として山本氏が党支部を開設。「高木氏を支援してきた嶺南地方の県議が激怒した」とある関係者は証言する。候補者調整では党員の獲得数も大きな指標になるとされていただけに、山本氏の動きに高木氏の関係者は気が気ではなかったのだ。表向きは三人とも「党本部に一任」としつつも、水面下での駆け引きは続いていた。
そして降って湧いた解散劇。切羽詰まった状況で茂木敏充党選対委員長が「山本先生が大所高所から判断いただいた」と説明するように、山本氏が一歩引いた形で今回の選挙での態勢は固まった。
ある関係者は「党一任だけに、山本氏も何も言えないだろう」と解説するが、別の関係者からは「選挙直前にコスタリカとか言わないだろ」「選挙は基本的に一回一回だから」との声も漏れる。消えたようにみえる火種だが、再燃はあるのだろうか。
◇
衆議院が二十一日に解散され、十二月二日公示、同十四日投開票の日程で総選挙が繰り広げられる。突然の解散とあって、与党側は衆院選挙区割りの「〇増五減」に伴う候補者調整、野党側は公認候補予定者の不出馬などいずれも課題に直面する中での滑り出しとなった。各政党の県内組織の選挙態勢づくりに向けた動きに迫った。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112602000248.html
<激動 解散は突然に>(中)民主 波乱の船出
「今回の衆院選には出馬しないという選択をしました」。福井2区の民主党公認候補に内定していた元衆院議員の糸川正晃さん(39)が突然の不出馬を表明したのは、衆議院解散前日の二十日。“糸川ショック”の衝撃が関係者に走った。
十八日には福井1区から出馬すると見られていた元衆院議員の笹木竜三さん(57)が不出馬を表明。結党以来初めて県都1区に候補者を擁立できないだけでなく、県内候補者が空白となる異常事態に。選挙を取り仕切る玉村和夫幹事長は「じくじたる思い」と悔しさをにじませた。
「前回衆院選以降、福井で活動する姿を見ていない。糸川は本当に福井2区から出るのか」。県連関係者の中にはそうささやく人もいた。「やっぱり」「まさかこのタイミングで」。不出馬表明をさまざまに受け止めた。ある幹部は「糸川は落下傘。人材育成に取り組んでこなかったことが根本原因」と解説した。
「批判票の受け皿として何としても候補者を立てなければ」。玉村幹事長は二十日から代わりの候補者探しに走った。ここで候補者を立てられないと民主の凋落(ちょうらく)を党内外に示すことになる。「擁立できないなら事務所を閉めた方がいい」。ある幹部は強い口調で玉村幹事長に迫った。支持団体の連合福井からも「解散直後の三連休明けまでに擁立を」と求められていた。
党員で、現職でなく、来年の統一地方選への立候補を目指す人。これらの条件で検討を進めた。二十一日の午後一時すぎ、玉村幹事長は衆議院解散を報じるテレビも見ず、折衝に奔走。県連事務所に入った時には携帯電話の充電器を手にしていた。それだけ交渉を重ねた。同日夕方には「なんとかなりそうだ」と丸一日前の険しさとは違い、一瞬柔らかな表情を見せた。
玉村幹事長は水面下でNPO法人理事長で県連青年局長の辻一憲さん(49)と接触。手応えは好感触だった。参議院一期、衆議院五期を務めた故辻一彦さんの長男。新福井2区に入る嶺南にも知名度がある。来年の県議選のために政治団体を設立したところでもあり「盛り上がっている時で適任」と判断した。支援者や家族の了解を取り付け、辻さんも二十二日深夜、最終的に立候補を決断した。
二十三日、幹事会を開くとともに党本部にも公認申請。党本部も即断し、公認を内定、記者会見にこぎ着けた。準備不足に泣くのか、困難を乗り越えた団結力を発揮するのか。投開票日まで、あと十八日。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112702000258.html
<激動 解散は突然に>(下)野党 反自民、連携どこまで
「第二極と第三極が競って第一極を利するのはやめようと、二年間根回しをしてきた。その結果、1区は維新に絞ってもらった」。二十六日の出馬会見。維新新人の元県議鈴木宏治氏(41)は、自身を野党統一候補として位置付けた。
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小選挙区で野党が乱立すれば共倒れし、自民が独り勝ちする「一強多弱」を再現するのは確実。民主、維新、社民三党の県内組織は「反自民」を旗印に水面下で連携を模索する。まだ具体的な形が固まる前だが、鈴木氏の言葉には何とか他党の支持層を取り込もうとする思いがにじむ。
狙うは旧2区で前回民主の糸川正晃氏が集めた三万八千票だ。旧2区のうち、あわら、坂井、勝山、大野の四市が新1区に含まれる上、民主は新1区に候補者を立てていない。
戦略を象徴するように元県議の藤野利和氏が選対本部長に就いた。民主党県連副代表を務め、昨年の参院選は民主公認で立候補した。十月に離党したとはいえ、民主党とのパイプは残り「(互いに)推薦できるといい」と期待感を示す。鈴木氏は「僕を応援したい民主党議員はいっぱいいる」と強気だ。
新2区にNPO法人理事長の辻一憲氏(49)を擁立した民主は、野党連携の必要性は認めつつも、すんなり踏み切れない。鈴木氏は前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した。「党を割って出た」「われわれに牙をむいた」。党県連内にわだかまりが残る。
維新とは安全保障や憲法をめぐる姿勢に大きな溝がある。特定業界や労組への依存を排除した政治を訴える方向性も、連合を支持団体に持つ民主は受け入れにくい。玉村和夫県連幹事長は「1区に候補者を立てないことが大きな意味での選挙協力」と踏み込んだ連携の難しさを示唆する。
「政策は『反安倍』。細かく言い出したらまとまらない」と割り切るのは社民党県連の龍田清成代表。1、2区とも候補者を立てない社民にとって連携の利点は大きくないが「自民の独走阻止」を優先する。民主とは「かみ合わせの良さ」(森永慶治幹事長)もある。辻氏の父は元民主党衆院議員だが、さかのぼれば社会党(現社民党)の衆院議員だ。本人も平和憲法を守る市民活動で社民党員と一緒に活動している。
三党それぞれの思惑を抱えながら二十八日に一つのテーブルに着く。どんな連携のやぐらを組むのか。公示前の焦点となる。
一方、連携の枠組みづくりから外れた共産党県委員会。南秀一委員長は「マスコミは『共産は独自の戦い』と言うが、日頃の主張通り戦っているだけ」と淡々と話す。陣営関係者は三党連携の動きに「『反自民』の看板を掲げても、政策は自民と何ら変わりない」と冷ややかな視線を送る。
(この企画は、桂知之、塚田真裕、高橋雅人、西尾述志、北原愛が担当しました)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014113002100023.html
原発城下町に吹く風は 「0増5減」新2区の行方
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来月二日公示の衆院選から、一票の格差を是正する「〇増五減」で選挙区が三から二に減る福井県。新2区は全国最多となる十四基の原発を抱える県南部を中心とした旧3区に、原発のない鯖江市など旧2区の一部が加わる。原発の再稼働が衆院選の争点に浮上する中、新たな区割りは“原発城下町”の選挙戦に影響を与えるか−。
「(原発立地自治体の)隣々接の鯖江の苦労、悩みがあると思う。その立場を踏まえ、皆さんに原発を理解してもらい、日本のエネルギー、福井の産業を元気にしたい」。今月二十九日、鯖江市中心部であった事務所開き。新2区から立候補する自民前職の高木毅さん(58)が、集まった支援者に声を張り上げた。
日本原子力発電敦賀原発などが立地する敦賀市出身。旧3区では原発による地域経済の活性化を訴え、連続五回当選した。鯖江市は旧2区から比例代表北陸信越ブロックに回る自民前職の山本拓さん(62)の強固な地盤。事務所開きの後、二人そろってあいさつ回りに向かった。
福島第一原発事故後、敦賀原発から半径三十キロ圏内の同市は住民避難の対象地域に加わった。旧3区と同じ選挙区になり、原発をより身近な問題ととらえる市民は少なくない。
「拓ちゃんを県議時代から、ずっと応援してきた」と話す市内の酒店経営の女性(65)も「今回は自民とばかり言っていられない」。立地する敦賀市は原発の交付金などで潤うが、鯖江市は蚊帳の外。「メリットがないのに、原発のリスクだけ背負わされるのは嫌だ」と語る。
新2区入りする旧2区は同市のほか池田町と越前市の一部で、有権者は約六万七千人。新2区全体の四分の一ほどを占める。二〇三〇年代に原発ゼロを掲げる民主党は「選挙戦に与える影響は少なくない」(県連)と集票に期待を寄せる。同党新人の辻一憲さん(49)は避難計画が原子力規制委員会の審査対象から外れていることを問題視し「国が責任を持ち、規制委の審査に加えるべきだ」と訴える。
ただ、その民主もあまり脱原発を前面に出せば、原発の集中する旧3区の有権者や支持団体の電力総連の離反を招きかねず、辻さんも「単純に原発反対では済まない」と頭を悩ます。
池田町出身の共産新人、宇野邦弘さん(63)は「原発は直ちに廃炉にして、解体作業に取りかかるべきだ」と訴える。
福島原発事故後、福島県から鯖江市に移住した柑本(こうじもと)修さん(45)は「安全な原発などなく、再生可能エネルギーを活用するべきだが、自民は力の入れ方が足りない。民主が脱原発を目指すのはいいけど、福島の事故対応のまずさを見ると政権担当能力に不安がある。どこに一票を投じたら…」と迷っている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ishikawa/CK2014120102000214.html
1区 自民にしこり 前哨戦 金沢市長選余波
第三極票、山野派の動き 注視
二日公示の衆院選で、石川1区は自民党前職の馳浩さん(53)、民主党元職の田中美絵子さん(38)、共産党新人の亀田良典さん(66)による激戦が濃厚だ。五党乱立の前回から一転、自民に民主と共産が挑むが、保守分裂した十月の金沢市長選のしこりは明らか。政党対決色が強い2、3区と違い、ねじれた構図も前哨戦を激化させる。(衆院選取材班)
「一から出直す。国会議員になり二十年。初心に帰る」。馳さんは街宣で「出直し」を繰り返す。以前は見られなかった。山野之義さんが大勝した市長選で関係者の反発を招いた対応を反省してのことだという。
競輪場外車券売り場問題で馳さんは山野市長を問題視。市長選では県議や市議が山野派と反山野派で分裂。馳さんは山野さんの対抗馬を支え大敗した。山野さんが無投票当選した十一月の市長選では、山野さんの出陣式と祝勝会に出て、山野さんと握手するなど「和解」を演出した。
市長選とその後の一転した行動に自民内でも批判の声が高まったが、馳さんは「出直し」に強い決意。組織に頼らず、時間があれば一人で街宣。ごみ収集など職場体験も続け「市民目線」をアピールする。アベノミクス前進や安全保障などの課題に触れ実績も強調するが、市民派を前面にした“山野戦術”にあやかりたい思いがにじみ出る。
「働きながら子育てをし、老後も安心し住み続けられる環境を築きたい」。東京から出身地にUターンした田中さんはあいさつ回りに奔走。連合石川や政策協定を結んだ社民党県連の推薦を得て、徹底した握手戦術で浸透を図る。出馬会見が十一月二十五日と遅れたが知名度を生かす考えだ。
陣営は民主を離党した県議会会派・県政石川の議員とも非自民で結束を図り、反自民、反馳票の獲得に動く。ただ、国政選挙で民主勢力の核をなしてきた故・奥田敬和元運輸相に連なる勢力「奥田党」は瓦解(がかい)。連合石川などの組織に頼らざるを得ないのが実情だ。
街宣で田中さんは非正規雇用や女性議員が少ない問題などを指摘。若者雇用、女性問題に積極的に取り組む意欲を示し「弱者に優しい社会、再チャレンジできる社会にしたい」と訴える。
「皆さんの思いで、行動で政治を変えよう」。昨夏の参院選に続く国政挑戦となる亀田さんは、街宣などで消費税に頼らない社会保障拡充などを訴える。
年金が少なくヘルパーを頼むのをやめようかと悩む近所の高齢者、たった一人の兄を戦争で奪われた母親など身近なエピソードを交え、社会保障充実や集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回などを主張する。
陣営も十月の県議補選、市議補選で議席を獲得した勢いを追い風にしたい考え。亀田さんも「参院選の時より反応が温かく、手を振ってくれる人も多い」と手応えを語る。市長選での保守分裂の修復が追いつかない状況について党関係者も好機ととらえるが、超短期決戦だけに陣営幹部は「まずは足元の票固め」と組織内の結束と浸透を急ぐ。
前回は維新、未来と「第三極」候補が五万票超を獲得。その票がどこへ流れるか。山野派の一部は、態度を一転させた馳さんへの反発を強め、ギリギリまで独自候補擁立を画策した。こうした層がどの陣営支持に回るか。関係者も注視する。
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岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141126_1.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 1区 3女性候補の戦いへ
2014年11月26日
◆新人、支持の浸透急ぐ
8選を目指す自民前職に、民主と共産の新人が挑む。全国的にも珍しい女性のみの対決。短期決戦の中、アベノミクス継続を訴え、支持固めを急ぐ自民前職。民主、共産の新人は支持層への浸透に加え、自民批判票の取り込みに走る。
自民前職の野田聖子は解散した21日に地元入り。翌日から精力的に動き、後援会などの国政報告会で「成長戦略は2年で答えが出ない。アベノミクスの結果が出るまで信じて支えてほしい」と訴えた。
岐阜市内全域に張り巡らせた後援会組織や、企業、JAなど各種団体などの支援を受けて万全の態勢で臨み、政権を奪還した2年前の衆院選より1万票多い10万票の獲得を狙う。ただ、自民勝利の観測が流れる中、陣営は楽観ムードを警戒し、組織の引き締めに力を入れる。
野田は公示前も選挙中も全国から応援を要請され、選挙区にいられるのは半分ほど。選対関係者は「(野田が)地元にいられない分、気を引き締めて臨みたい」と語る。
民主新人の吉田里江は、昨夏の参院選岐阜選挙区に続き、県内からは2度目の国政挑戦。衆院解散の21日に出馬が正式に決定したばかり。準備不足は否めないが、最大の支持母体である連合岐阜加盟の労働組合へのあいさつ回りに奔走するなど、支持層への浸透を急ピッチで進める。
吉田は人材育成会社を経営する経験から、「一番訴えたいのは経済政策」と強調。街頭演説では「アベノミクスからの転換を。格差がどんどん広がっている」と訴える。
今後は街頭演説を増やして知名度を高めるとともに、主に経済政策を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。
共産新人の大須賀志津香は、今年5月に出馬を表明。他の立候補予定者に先駆けて事務所開きを行い、「消費税増税はやめさせる。安心して暮らせる社会をつくるため、政治を大本から変えたい」と訴えた。
精力的に街頭演説を行っているほか、女性支持者向けや小規模な集会を地道に重ねる。岐阜市議と県議の計20年の地方議員経験を踏まえ、「庶民の暮らしの実態や痛み、福祉の課題を誰よりも実感している」と存在をアピール。「民主は自民批判の受け皿にはならない。安倍政権に対案を示し、正面から反対できるのは共産党だけ」と強調し、比例票の獲得にも力を入れる。(敬称略)
◇
来月2日公示、14日投開票の衆院選は、安倍政権が推し進める経済政策アベノミクスへの評価などが問われる。強固な支持基盤を持つ自民党に野党がどれだけ切り込めるのか。県内5選挙区の現状を追った。
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http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141127_3.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 2区 前職、圧倒的な組織力
2014年11月27日
◆楽観ムード引き締め
7選を目指す自民前職に、共産新人が挑む。民主は候補者の擁立が難航している。このほか、前回、日本未来の党から立候補し、落選した元職が出馬を模索している。
自民前職の棚橋泰文は、選挙区全域に張り巡らした後援会組織のほか、自民系地方議員、青年団体、財界やJAなど各種組織の支援を早々と取り付け、約11万5千票を獲得した前回と同様の態勢を固めた。陣営は「知名度がある対立候補がおらず、気の緩みが怖い」と楽観ムードに危機感を強め、組織の引き締めを図る。
26日に開いた選対本部や後援会などの合同役員会には、約250人が出席。堤俊彦選対本部長は「再選のために一丸となって全力で走り抜けよう」と呼び掛けた。あいさつした各役員も「敵は内にあり」と言わんばかりの言葉を並べ、緩みへの警戒心を示した。
棚橋は「日頃から週末になると地元に戻り、国政報告会やミニ集会を開催してきた」と足元の固さを強調。自民党幹事長代理を務めており、党務のため選挙期間中に地元に入ることは多くなさそうだが、連日夜の個人演説会を中心に政策を訴えていく考えだ。
民主は候補者選びが難航し、擁立を見送る可能性が高い状況。2区総支部幹部は「結党以来初めて候補者が立てられない状況。筆舌に尽くしがたい。無念」と肩を落とす。
前回は、立候補を予定していた当時の2区総支部長が公認問題などをめぐり、内部と折り合いがつかず離党。急きょ擁立した新人候補は惨敗した。その後、組織の立て直しが十分進まないまま。今回の急な衆院解散を受け、総支部関係者は「総支部単独で立候補予定者を見つける体力はない」と厳しい見方を示す。
それでも、同支部幹部は「来春の統一地方選を見据え、民主への支持を回復するため、比例票獲得に全力を注ぎたい」と強調。前回の2区の比例票は約2万5千票だったが、上積みを目指して活動を模索する。
共産新人の森桜房義は、2000年の衆院選以来2度目の挑戦。街頭活動で「安倍政権の暴走政治をストップさせる」と、集団的自衛権行使容認や原発再稼働への反対、消費税増税の中止などを訴え、自民への批判票の取り込み、比例での議席増も狙う。(敬称略)
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http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141128_3.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 3区 死守か返り咲きか
2014年11月28日
◆前職と元職、再び対決
2年前の衆院選で議席を奪還した自民前職に、返り咲きを目指す民主元職、前回も立候補した共産新人の2人が挑む。自民前職と民主元職の対決は4度目。
「地方が元気になってこそ日本の将来がある。政策を一つ一つ具現化し、岐阜県を民間活力が生かせる地域にしたい」。3選を目指す自民前職武藤容治は、地方創生に意欲を見せる。
前回、民主元職園田康博に5万票以上の差をつけ、返り咲きを果たした。「風が吹くと大変な目に遭うというのがよく分かった」。2009年に約5万票差で敗れた悔しさを今も忘れない。第2次安倍改造内閣では総務政務官に就任。週末には必ず地元へ戻り、早朝の街頭活動を続けてきた。選挙戦では“地域密着型”を掲げ、選挙区をきめ細かく巡り支持を訴えていく考えだ。
陣営では、自民系の県議や市町の議員が各地区の選対を務めているが、議会日程が重なることもあり、足立勝利選対本部長は「大きな会場で動員の負担を掛けるより、数十人のミニ集会を多くこなしたい」と、細かい活動で新たな票の掘り起こしを目指す。
「国民の声を聞かず強引に進める政治か、国民の意見を聞きながら一歩一歩前に進めていく政治か、選択する選挙だ」。園田は大票田の各務原市内などで街頭活動を通し、政権選択の選挙をアピールする。
これまで当選3回。2回の比例復活を経て09年、小選挙区初勝利を果たした。環境副大臣として、福島第1原発事故に対応したものの地元に帰れない日が続き、民主に逆風が吹いた前回は惨敗。この2年間は地元支持者に党の政策や方針を理解してもらえるよう努めてきた。
伊藤正博選対本部長は「今回勝てなければ次はない。政治生命を懸けた戦いだ」とハッパを掛ける。無党派層の動向と投票率が勝敗の鍵を握るとみて、人の多く集まる場所で細かく街頭演説を行い、有権者の関心を高める戦略を練る。
共産新人の党岐阜地区委員長、服部頼義は党員だけでなく、消費税の再増税や経済政策アベノミクスに否定的な意見を持つ層への浸透を狙う。解散直前に立候補が決まったが「前回の衆院選と比べると党への反応もずいぶんといい」と語り、各地の街頭活動を精力的にこなす。党の政策を中心に訴え、比例での議席増も狙う考えだ。(敬称略)
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戦局 ’14ぎふ衆院選 4区 前職、新人 3氏の争いへ
2014年11月29日
◆可茂地域が主戦場に
10選を目指す自民前職に、前回衆院選で比例復活した維新前職、元高山市議の共産新人が挑む。自民前職が地盤とする飛騨地域で存在感を示す中、各陣営は、有権者の多い可茂地域を主戦場と位置づける。
自民前職の金子一義は「次の消費税の引き上げまでに、地方の景気を巡航軌道に乗せる」と強調。アベノミクスの継続を訴える。
選対は今月初旬から各地域の後援会組織の連携を強化。JAや医師会など業界団体、町内会の支持集めを着々と進め、足元を固める。大票田の可茂地域を最重点地区とするほか、下呂市も意欲的に回り、維新前職の票の切り崩しを狙う。
元自民で岐阜4区を地盤とする次世代前職の藤井孝男が、小選挙区にも出馬するのか注目されたが、24日に比例単独での立候補を表明。「自民票が割れるのでは」と気をもんでいた金子陣営も胸をなで下ろした。可児市での事務所開きには藤井を支持する自民党員も駆けつけ、陣営は「党員一丸で選挙に当たれる」と気を引き締める。
維新前職の今井雅人は、前回衆院選で当時維新だった藤井の支援を受け比例復活した。この2年間、ポスター掲示や街頭活動、集会に小まめに顔を出すなど、選挙区内での浸透を図ってきた。
今回、藤井の小選挙区の出馬見送りで、藤井支持者の票が金子へ流れるとみられる中、民主党県連の支援を取り付け、自民批判票の受け皿の構図を作った。「アベノミクスは都市部と地方の格差を拡大する政策。選挙戦でも格差是正を訴えていく」と自民との対決姿勢を鮮明にする。
ただ、前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した経緯があり、民主支持層の中には批判もある。民主最大の支持母体の連合岐阜は自主投票になるとみられ、民主支持層をどこまで取り込めるかは未知数だ。
共産新人の伊嶌明博は「消費増税を止め、集団的自衛権の行使容認に反対。反自民の受け皿を担うのは共産党」と、前職2人との対立軸を打ち出す。地元市議を長く務めた経験をアピールし、生活者目線で政策を訴える。地盤の高山市や美濃加茂市の市街地に重点を置き、地元議員と共に精力的に街頭で訴え、票の積み上げを図る。(敬称略)
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http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141130_7.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 5区 前職、元職、新人の戦い
2014年11月30日
◆各陣営、支持固め着々
9選を目指す自民前職に、返り咲きを目指す民主元職が挑む。共産は新人を擁立する。
自民前職の古屋圭司は「増税を延期するには、国民の信を問うのが筋。アベノミクス継続への信任を得る選挙」と大義を強調。「アベノミクスの効果は出ているが、中小零細企業、地方には実感が及んでいない。デメリットには徹底的な対策を取る」と経済政策を前面に訴える。
地元経済界やJAなど各種団体の支持を取り付け、組織票を手堅くまとめる。選挙期間中は大票田の多治見市に重点を置きながら、精力的に支持者へのあいさつ回りをするほか、地区ごとに決起大会や集会を開き、引き締めを図る。
第2次安倍内閣で国家公安委員長・拉致担当相などを務め、公示後は最大5日間、全国各地の候補者の応援に駆けつける。陣営には「スケジュールを組めない」という悩みもあるが、各地区の地方議員を動員して支持固めを図る。
民主元職の阿知波吉信は、5市の駅前やスーパーで街頭演説を繰り広げ、農村部でもアピール。「失敗したアベノミクスからの政策転換を」と訴える。逆風だった前回と違い、「手を振ってくれる人が増えている。有権者の反応が良い」と手応えをつかむ。
民主党最大の支持母体、連合岐阜の推薦を得て、傘下組織の東濃地域協議会の支援を受ける。5区の東濃地域には約8400人の組合員がおり、支持層への浸透を図る。連合岐阜からのスタッフも事務所に専従で付き、応援態勢を敷く。
「(政権交代した)前々回の衆院選で獲得した無党派層の票をいかに獲得するか」と陣営は戦略を練る。後援会長にIT関連会社の社長が就任し、選対本部長を務める。インターネットによる選挙運動を仕掛けるといい、若い世代の取り込みを狙う。
共産新人の鷹見信義は、来春の県議選中津川市選挙区への出馬を表明していたがくら替えし、初めて国政選挙に挑む。得票を伸ばした前回の勢いを再びおこそうと、小まめな街頭活動を展開。「消費税の再増税に反対し、原発ゼロ社会を実現する」と訴え、自民批判票の受け皿として、共産支持層以外への広がりと、比例票の獲得を狙う。(敬称略)
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鹿児島1区のみ
http://373news.com/_senkyo/14/syuuin/rensai/kessen/01.php
解散に伴う衆院選は12月2日公示、14日投開票される。鹿児島県内5選挙区の候補予定者は、突然の解散に戸惑いながらも師走の決戦へ向け走り出した。1区では野党候補の一本化が取り沙汰され、3区は自民前職が次男に地盤を継承。野党第1党の民主が候補擁立できない選挙区もある。決戦の構図を追う。
2014/11/23 本紙掲載
11区野党競合で自民に利
立候補予定者
保岡興治氏(75) 自前(12)
山之内毅氏(32) 維前(1)
川内博史氏(53) 民元(5)
山口広延氏(39) 共新
「久しぶり」「必ず勝てよ」
11月16日夕、鹿児島市天文館地区でつじ立ちをした民主元職の川内博史氏(53)に、買い物客が次々と声をかけた。
「地盤、看板、カバン」のなかった川内氏にとって、天文館でのつじ立ちは「政治活動の原点」。しかし2年前の落選以降、しばらく遠ざかっていた。党への公認申請から1年以上内定が出ず、「有権者にどんな状況か説明できない」と不安を抱えていた。
無党派層が厚く、選挙結果が“風”に左右されやすい1区。川内氏は自民前職の保岡興治氏(75)と6回対決、09年に初めて選挙区で保岡氏を破り、比例復活も阻止した。
だが、逆風が吹いた12年の得票は初当選時より少ない4万3000票にとどまった。第三極として全国的な追い風の中にあった維新の党前職、山之内毅氏(32)に民主支持層を切り崩された格好だ。
□ ■ □
山之内氏は比例復活したとはいえ、得票は3万6000票と川内氏を下回った。この2年、票の上積みを目指して「しがらみのない政治や世代交代を訴えて、若い人を中心に浸透を図ってきた」と説明。精力的にミニ集会を開き、「国会でも、地方分権などのテーマで積極的に質問に立った」と胸を張る。
川内、山之内両氏の得票合計が、保岡氏の7万7000票を上回った12年の結果をみると、選挙区で野党が競合すれば、自民を利するのは明らかだ。案の定、解散風が吹き始めると、民主、維新両党本部による候補の一本化が取り沙汰された。
衆院鹿児島1区の繁華街でつじ立ちする民主元職の川内博史氏=鹿児島市金生町 維新関係者は「現職優先で協議が進んでいる」。民主県連は「野党第1党が1区に候補を出さないなどあり得ない」と否定した。
18日、民主党本部が川内氏の公認を内定。今度は民主の候補擁立が難航する2区や4区に、山之内氏が国替えするのではという臆測が流れた。不戦敗を避けたい民主県連は期待。維新県総支部は「現職を移す選択肢はない」と反発した。
結局、維新本部は山之内氏を公認し、候補の一本化は立ち消えとなった。
野党の動きを見守った保岡氏支持者は「一本化されれば厳しい戦いになった。野党のつぶし合いは歓迎」と安堵(あんど)した。
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「今までのどの選挙より燃えている」。保岡氏は21日夜、鹿児島市で開いた税理士との会合で力を込めた。12期務め法相2回のベテラン。免許更新で認知症の検査をされたと明かし、高齢批判を笑いに換えた。出席者は「自民税調副会長も務め、これほど政策に通じた議員はいない」と全面支援を約束した。
落選した09年以降、同じペースで地域と語る会を続ける保岡氏は「鹿児島の皆さんとスクラムを組み、地方の疲弊という難局を乗り越えたい」と決意する。
共産新人の山口広延氏(39)は3回目の挑戦。13年参院選の党躍進で、ブラック企業対策が進んだ成果を強調、「共産党を伸ばせば政治が変わる」と同世代や無党派層への浸透を狙う。
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福島
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141202/news4.html
5区公認ぎりぎりの決着 両陣営対応に追われる
衆院選の公示前日の1日に候補者調整がようやく決着した福島5区。公認決定がぎりぎりまでもつれこみ、福島5区から立候補する前職吉野正芳氏(66)、比例近畿ブロックから立候補する前職坂本剛二氏(70)の両後援会事務所は、対応に追われた。
いわき市平にある吉野氏の事務所には、午前から後援会役員が顔をそろえたが、確かな情報が得られないまま時間が過ぎ、幹部の一人は疲れを口にした。
午後3時35分、党本部から吉野氏が連合後援会事務所に戻り、5区公認の「内定」を吉野氏本人から知らされると、公認の文字が入ったポスター配布や事務所開きの準備は一気に加速。支持者が次々に訪れ、選挙用の荷物が入った段ボールの運び出しが始まった。公認の正式発表は午後7時すぎ。後援会幹部は「正直、長かった。福島のために2人必勝は絶対。あとは全力で戦うだけ」と語った。
一方、いわき市平の坂本氏の後援会事務所は、福島5区での出馬を想定した準備からの方針転換に追われた。公示日に同市鹿島町のショッピングセンターで予定していた出陣式は中止とし、支援者に連絡。綿密に作り込んだ遊説日程も白紙となり、宿泊施設へのキャンセルの連絡を入れるなど、慌ただしい動きが続いた。
夕方、事務所に戻った坂本氏は、待ち構えた報道陣に比例近畿から出馬することとなった経緯を説明。党本部決定の遅れについては「(党本部に)党員や自民党支持者をばかにしているとまで言ってきた」と憤りを見せたものの、「(党本部も)汗をかいた結果だから致し方ない」と最後は配慮する姿勢も見せた。
(2014年12月2日 福島民友衆院選ニュース)
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http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010132000c.html
衆院選:福岡8区 疲弊する地方 アベノミクス庶民に遠く
毎日新聞 2014年12月02日 21時57分(最終更新 12月02日 22時45分)
「(安倍政権の)2年間で株価が倍になり円安で輸出企業が力を発揮し始めた」。安倍晋三首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相(74)は2日朝、地元福岡8区の福岡県飯塚市で第一声を上げた。
約1000人の支援者を前に身ぶり手ぶりを交えて力説する麻生氏が「その利益を地方に、零細企業に広げる政策をやっていきます」と続けると、大きな拍手が上がった。「アベノミクスの波及効果はこれからだと信じている。頑張ってほしい」。建築業の男性(71)が高揚した表情で語った。
麻生氏が駆け足で選挙区を回り、雇用の拡大をアピールしていたころ、飯塚市中心部にある「ハローワーク飯塚」には、子供連れの女性ら多くの人が足を運び、熱心にパソコンや掲示板の求人欄を眺めていた。障害者用を含めて30台分近い駐車場はほぼ満車だ。
「選挙? 関係ない」。そう言って多くの人が足早に通り過ぎる中、選挙区内の直方市から来た高橋真由美さん(54)が足を止めてくれた。「4月から仕事を探しているが見つからない。30年前には筑豊にも仕事があったんだけど。政治家には1円単位で買い物をする庶民の気持ちは分からないのでしょうね」
飯塚市を含む筑豊地域はかつて石炭産業で潤った。しかし、炭鉱閉山後も跡地の活用が進まず、衰退を続けてきた。人口は炭鉱が全盛期を迎えた1950年代から半減し、現在は約42万人。1人当たりの所得も県平均の7〜8割前後にとどまる。福岡労働局によると県全体で有効求人倍率が63年の統計開始以来初めて1倍を超えた10月でも、筑豊地域は0.8倍と県内4地域で最低だった。
ハローワーク飯塚の担当者は「1年前から事業所訪問をしてアベノミクスについて聞くが『実感がない』という声がほとんど。不思議なほど波及効果について聞かない」と話した。
「いらっしゃい、安いよー。さあ、売れたよー」。威勢のいい録音テープの声が流れる飯塚市中心部の本町商店街。歳末大売り出しの最中だが、半数近くの店でシャッターが下りたままだ。7月にも大手化粧品の加盟店が倒産したばかりだという。
シャッターが下りた店の前で西村洋子さん(84)が手押し車で手作りのコロッケを売っていた。朝3時半に起きて1個60円のコロッケを売る。「売り上げは下がるばかり。でも働かないと食べられない」とこぼした。
ただ、景気が悪いからこそ与党の政治力に期待する声もある。商店街の田原宗夫理事長(72)は「商店街はいずれ衰退するもので自助努力が必要だが、やはり政治の力がないともたない」と話した。
一方、共産新人の河野祥子氏(34)は「4月の増税で将来に不安を感じ立候補した。互角の戦いで安倍政権に打撃を与えたい」と街頭で訴えた。【関東晋慈】
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http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020132-n1.html
2014.12.2 21:46
【衆院選2014】
東京14区 松島氏、第一声で謝罪 民主の木村氏「胸借りる」
東京14区は、選挙区内でのうちわ配布問題で法相辞任に追い込まれた自民党前職の松島みどり氏(58)に、生活の党を離党して民主党に復党した元職の木村剛司氏(43)らが挑む。
松島みどり氏は午後0時半ごろ、墨田区の事務所前で第一声。トレードマークの赤いジャケット姿で、法務大臣就任からわずか2カ月足らずでの辞任を謝罪し「原点に戻り、初心に立ち返って全力で働きます。もう一度チャンスを与えてください」と集まった約100人に支援を訴えた。
木村氏は立候補届けを終えて選挙カーで出発する際、取材に「胸を借りるつもりで戦う」と意気込みを見せた。その後、荒川区の事務所前で支援者を前に「皆さまのお力添えを賜りたい」と呼び掛けた。共産党新人の阿藤和之氏(43)は「安倍政権の暴走政治にストップをかける」と消費税増税の中止などを主張した。
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http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010134000c.html
衆院選:「進級」多難の1年生 基盤ぜい弱、流れが左右
毎日新聞 2014年12月02日 22時01分(最終更新 12月02日 22時12分)
◇政界の定説の「2回生になるのが最も難しい」
衆院選は2005年の郵政選挙から3回続けて自民党と民主党の間で獲得議席が大きく振れ、そのあおりを当選1回の新人議員がまともに受けてきた。「2回生になるのが最も難しい」というのが政界の定説。05年に初当選した自民党の「小泉チルドレン」と、09年に初当選した民主党議員の行方をたどった。
自民党は05年に大勝し、大量に当選した小泉チルドレンは一躍脚光を浴びた。09年には77人が再選を目指したが、民主党への政権交代に有権者の期待が高まり、当選できたのは小選挙区で3人、比例代表で7人の計10人(自民党離党の1人を含む)にとどまった。
このとき民主党で初当選したのは143人。しかし、同党内の分裂によって12年には80人が民主党、48人が民主党以外から立候補。当選したのは民主党5人、民主党以外6人の計11人で、小泉チルドレンと同様の運命をたどった。
民主党の80人のうち36人は09年には比例代表で当選していた。小選挙区の支持基盤が弱かったことが苦戦につながったとみられる。
一方、48人が日本未来の党や日本維新の会、みんなの党など他党に移って出馬したが、当選者はわずかに6人にとどまった。他にも13年参院選の民主党候補者に決まりながら離党し、みんなの党から出馬して当選した参院議員や12年の山口県知事選に出馬するため議員辞職した元職が今回、維新公認で出馬するケースもある。
今回、民主党の09年初当選組のうち46人が同党から、18人が同党以外から立候補した。09年に落選した小泉チルドレンのうち32人は12年に返り咲いており、選挙結果が注目される。
民主党から自民党へと政権が交代した12年衆院選。自民党は大量に新人を擁立し、1年生議員は自民党当選者294人の約4割を占めた。大量当選1年生組の内訳は民主党とは逆の傾向にあり、小選挙区と比例代表の当選者数の比率はほぼ2対1だった。
今回、自民党1年生議員のうち、比例当選組42人中2人が立候補しなかった以外、全員が再選を目指す(うち同じ福岡1区の2人は無所属)。比例当選者の多くが小選挙区から立候補するため、小選挙区と比例の割合はほぼ7対1となり、「風」の影響を受けにくい構図だ。【高山祐、念佛明奈】
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>>1823
大阪4区維新の公認外された村上政俊は?
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>>1906
不出馬。記事も差し替えになってます。
9人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064
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>>1849
ほんとだ。
知らなかった。今回も出るんですねぇ。次世代の比例名簿にも載ってないし急な出馬だったんですねぇ。
有難うございました。
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>>1831
急に出てきて誰かと思ったらこんな人なんですねぇ。
すごいな。。
>宇部市内の病院で整形外科医として勤務する一方、自身も難病を抱え、車いす生活を送っている。
生活が推薦出してたけど安倍政権と対峙するなら民主も推薦出せばいいのに。
大きい政党は地元支部からの推薦上申とかいろいろ必要で機動的に動けないのかねぇ。。
地元も推薦出す以上動かないといけないとか安倍批判できないとかいろいろあるのかね?
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予想外の無所属新人w
佐藤誠(66)無 タクシー運転手
衆院選候補者1188人に
http://www.47news.jp/FN/201412/FN2014120201001435.html
衆院山形3区で2日午後、予想外の無所属新人1人の届け出を受理。これで衆院選の候補者は計1188人。
2014/12/02 12:57 【共同通信】
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>>1910
共同面白い記事書くなあ
事前審査を受けてないとか書き方あるだろうに
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>>1907
ありがとうございます!
時事通信にも、見捨てられてたか
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或る意味この野心は賞賛に値するけど当選しちゃうとなるとまた別だなぁ・・
嘗てはがっちり選挙区掴んでいた平野氏には頑張って欲しいんだけど維新と共倒れかなぁ。。
参院議員辞職の佐藤ゆかり氏が衆院圧勝できるワケ〈週刊朝日〉
dot. 2014年12月3日 11時35分 (2014年12月3日 12時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141203/asahi_20141203_0006.html
参院議員を辞職し、衆院大阪11区から出馬した自民党の佐藤ゆかり氏(53)。11月29日、枚方駅前で初めての街頭演説に臨んだ。「真の保守政治を実践します。自民党は地方を創生する政策に力を入れている。元エコノミストの佐藤ゆかり、つかってください」
ゆかり氏は2005年の郵政選挙で岐阜1区から出馬(比例復活)。09年衆院選は東京5区で落選し、10年の参院選全国比例区で復活した。その後は衆院への返り咲きを狙い、今春には山形3区からの出馬を画策したこともあった。
同僚の参院議員があきれながら言う。
「衆院のほうが注目度も高いし、副大臣や常任委員長などへの出世も早いので、戻りたかったんでしょう。大阪11区は元職の井脇ノブ子氏が出馬を見送ったため、地元の市議らが後継を探していた。ゆかり氏は渡りに船と飛びついたのです。参院の任期は1年半以上残っていたのですが……」
上昇志向の塊のようなゆかり氏。先月末、地元関係者が決めた事務所の場所を「気に入らない」とダメ出し。別の関係者がゆかり氏のためにセットした集会に、30分以上遅刻するなど、大阪でも“大物ぶり”を発揮している。
「11月21日には大阪市内で出馬会見が開かれ、終了後、新聞各紙の写真撮影があったのですが、何度言っても、歯を見せながら『ゆかりスマイル』を振りまく。こんな写真、掲載できるわけないと各社カンカン。1週間後、再び撮影会がセットされました」(府庁関係者)
その撮影会の場でも記者たちに「私なら、11区(枚方市・交野市)の住民生活を向上させられる」「衆院議員のほうが地元に密着でき、私に合っている」と語り、記者をア然とさせた。
11区には前回、9万3千票と圧勝した維新の党・伊東信久氏(50)や、民主党の元官房長官・平野博文氏(65)らが出馬しているが、当選できるのか。
地元ジャーナリストは「11区は維新の評判がガタ落ちで、ゆかり氏の圧勝もあり得る」と指摘する。
「ことし8月、交野市選出で当時、維新所属だった山本景大阪府議(34)が中学生と『LINE』でトラブルとなり、大きな批判を浴びました。しかも『維新から離党しろ』『イヤだ』の泥仕合が1カ月以上も続いたため、維新の評判は急落。そのあおりを伊東候補が受けています。民主の平野さんは熱心に地域を回っていますが、知名度もあり公明党とがっちり手を組むゆかり氏が、一気に抜け出すとみています」
投開票日、ゆかりスマイルが見られるのか。
※週刊朝日 2014年12月12日号
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141203/plt1412031830004-n1.htm
「小沢王国」落日か 政治家人生初の重複立候補 各紙扱い小さく 岩手4区 (1/2ページ)
2014.12.03
《表の見方》◯は「当選圏内」、△は「優勢」、▼は「苦戦」。浅川博忠氏の分析【拡大】
生活の党の小沢一郎代表が崖っぷちに立たされている。45年の政治家人生で初めて、比例代表に重複立候補したのだ。中央政界での影響力を失い、小選挙区での当選に自信が持てなくなったのか。かつての「小沢王国・岩手」も崩壊寸前となっている。
「『国民の生活が第一』という政治理念を掲げて活動してきた。日本人の原点は、地方の農山村の中にある。今行われている政治は、かつての自民党の政治ではない」
小沢氏は公示日の2日、「政界の父」である田中角栄元首相のおひざ元・新潟県魚沼市で第一声を行った。だが同日、岩手県奥州市で開かれた小沢事務所の出陣式では、いつもと違う空気が流れていたという。
地元関係者は「出陣式では、後援会長が『今回の選挙は本当に厳しい。小沢先生にも地元入りしてくれるように、電話でお願いした』と悲壮感を漂わせてあいさつしていた。約300人ほど集まっていたが、何人かが『小沢先生が重複立候補か…』という会話はしていた」と語った。
47歳で自民党幹事長を務め、当選15回を数える小沢氏の重複立候補は衝撃的なニュースだが、新聞各紙が小さく報じるあたりに、小沢氏の苦境が現れている。2009年衆院選では、小沢系が岩手県の4選挙区で全勝したが、前回の12年衆院選では小沢氏の4区だけとなり、今回は小沢氏自身も安泰ではないのだ=別表参照。
政治評論家の浅川博忠氏は「今回の選挙は、岩手の『小沢王国』が崩壊し、平成の初めから四半世紀続いた『小沢時代』に終止符が打たれることになる」といい、こう続けた。
「前回の選挙では、週刊誌の離婚報道の影響で女性票が減った。今回は中央政界での影響力が無くなったことを有権者が認識している。解散前に野党結集に動いたが相手にされず、側近を民主党や維新の党に逃した。なりふりかまわず重複立候補という保険をかけたあたりに、小沢氏も『今回は危ない』と思っているのだろう。議席は得るだろうが、今後の展望は極めて厳しい」
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141203/plt1412031140002-n1.htm
【激突!!師走決戦】菅元首相に超逆風 街頭演説の模様は… 東京18区 (1/2ページ)
2014.12.03
《表の見方》◯は「当確」、△は「やや優勢」、▼は「苦戦」。(夕刊フジ分析)=2日12時現在【拡大】
菅直人元首相(東京18区)は、衆院選で厳しい戦いを強いられている。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故時の最高責任者で、「史上最悪の宰相」と批判されたダメージは深く、有権者からはソッポを向かれ、公開討論会では痛い所を突かれて「事実と違う!」と感情的になる場面も。吹き止まぬ逆風に焦りの色をにじませている。
注目の第一声、菅氏は2日、東京都府中市の「大國魂(おおくにたま)神社」で行った。自らの苦境を「厄除け・厄払い」で知られる神社の力で、乗り越えようとしたのか。
「原発ゼロ、原発ゼロです!」
帰宅途中のサラリーマンや学生が行き交う、東京都小金井市のJR武蔵小金井駅前。菅氏は11月27日夕、寒空の下でマイクを握り、「原発ゼロの実現」という公約を必死にアピールしていた。
通行人の中には、珍しそうにスマートフォンなどで写真を撮る人もいたが、演説を聞く人も握手を求める聴衆もまばら。菅氏にレンズを向けていた40代の主婦は「あの人誰だっけ、あの代議士さん…」とポツリと語った。「過去の人」という雰囲気が漂っていた。
菅氏は首相在任時の2011年3月11日に発生した大震災後、閣僚や官僚、東電幹部らを怒鳴り上げるばかりで求心力を失い、退陣に追い込まれた。12年衆院選では小選挙区で敗北し、比例復活で辛くも議席を得た。
この選挙で、東京都千代田区のJR有楽町駅前での街頭演説に参加した際、聴衆から「テロリスト」「帰れ!」などと強烈なやじにさらされた。怒号が飛び交うなか、菅氏は演説を続けたが、原発再稼働を進める自民党の政策を批判した場面では、「最も無責任なのは…」と言いかけて、聴衆から「おまえだー!」の大合唱で返された。
今回の取材ではやじは聞かれなかったが、有権者の反応は鈍い。
冒頭のJR武蔵小金井駅前での街頭演説後、菅氏は小金井市の市民交流センターで行われた公開討論会に参加した。
最大のライバルと目される、自民党前職の土屋正忠元総務政務官には対抗心をむき出しにし、「原発を続けるのか、なくすのか」と迫った。
これに対し、土屋氏が「菅さんが総理のとき、『原発をベトナムに売った』と誇らしげに言われていた」と切り返すと、発言の順番を無視して「事実と違う! 『3・11』前の話だ」と気色ばむ一幕もあった。
短気で怒りっぽい性格から、菅氏は「イラ菅」の異名を持つ。司会者に「持ち時間オーバーです」と制止されても、自身の主張を続けようとする姿に、その片鱗(へんりん)をのぞかせた。
今年5月には「恐らく初めての試み」(地元市議)という少人数の地元集会を開催するなど、小規模集会を中心にする活動で光明を見いだそうとしているという。
民主党政権のひどい記憶が鮮明に残るなか、東京18区の有権者の判断が注目されているのは、間違いない。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120300653
衆院選・注目区を行く(静岡3区、山梨1区)【14衆院選】
◇「1足す1は2」ならず=手探りの野党共闘−静岡3区
今回の衆院選は、自民党「一強」体制を野党陣営がいかに突き崩すかが選挙戦の重要テーマ。そのためには野党の小選挙区でのすみ分けが欠かせない。静岡3区(磐田市など)は、二大勢力の民主、維新両党で折り合いが付き、前職が比例代表に回って候補が一本化された特異なケースだ。
「あなたの決断に懸かっている」。11月21日、解散直前の衆院議員食堂。民主党静岡県連会長の細野豪志は、磐田市長を3期務めた維新の前職鈴木望と向き合うと、野党候補一本化のため小選挙区からの出馬を辞退するようかき口説いた。
前回争った鈴木と民主元職の小山展弘の合計得票は12万6千票余り。自民前職の宮沢博行は約9万4千票で3区を制していた。野党が競合しなければ逆転できると踏んだ細野は鈴木との会談に先立ち、維新側に「小山有利」の独自調査データを示し、同党新人が出馬する隣接の8区(浜松市)には候補者を擁立しないと持ち掛けていた。
細野は議員食堂で同席した維新幹部に、鈴木が比例に転出した場合は名簿上位で処遇するよう要請した。65歳の鈴木は小選挙区では当選は危ういと認めていたようで、「若い小山君に選挙区を譲りたい」と受け入れた。
だが11月末、細野が候補者を出さないと明言した8区で、浜松が地盤の民主の参院議員榛葉賀津也や同党の支援団体である連合静岡が「勝手連」と称して無所属新人を擁立した。「ここで引けば維新とも丸く収まる」と懇願する細野に、榛葉は「支持者や連合が納得しない」と拒否。維新との信頼関係は傷ついた。
小山は、中部電力浜岡原発の廃炉が持論の鈴木との約束で、「浜岡はやめざるを得ない」と表明。これが電力関係労組の反発を買い、同労組の推薦を得られなかった。「1足す1が2でなく、0.8や0.7になってしまうかもしれない」。小山は野党共闘に手応えをつかめずにいる。
一方、選挙区を諦めた鈴木に、維新執行部は比例九州6位という冷徹さで報いた。静岡3区には共産党新人の松浦敏夫も立候補している。
◇「前職競合」が一転=山梨1区
「副議長だからといって何もしないわけにいかない。私が先頭に立つ」。参院副議長として表立った選挙応援を控えていた民主の輿石東は11月30日、甲府市で開いた自身の国政報告会で、山梨1区から出馬する前職中島克仁への支援を訴えた。
中島はその7日前、解党が決まったみんなの党から民主に移籍したばかりで、維新の前職小沢鋭仁と競合するはずだった。輿石は2年前に民主を飛び出した小沢を「許さない」と敵意を隠さず、支持者には「俺の選挙だと思って戦え」とハッパを掛けた。
ところが、小沢は公示直前、比例近畿へ転出を決めた。小沢は地盤としてきた旧1区の区割りが今回の定数減で大幅に変わり、「新しい地域への浸透が難しい」と弱音を漏らしていた。
公示日の2日、維新の県総支部は中島支援を決めた。予想外の野党候補一本化に、自民の前職宮川典子陣営は「甲府では小沢の票が一定程度中島に流れる」(県議)と危機感を募らせる。ただ、中島陣営も一様に歓迎ムードではない。選対関係者は「党を出て行った小沢氏への反感は強い。支援を受けることで逃げる票もある」と警戒する。
共産は山梨1区に新人の遠藤昭子を立てた。(敬称略)(2014/12/03-17:13)
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千葉9区です。
ちなみに自民次の3にとも落下傘
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100008.html
脱原発とみんな票焦点 前職3人が激突
◆9区
自民前職の秋本真利氏(39)は、千葉市若葉区の選挙事務所での出陣式で、ライフワークとする脱原発・再生可能エネルギー普及について「自民党は原発依存度を可能な限り低減と公約に書いている。いつの日か再生可能エネルギーが原発を逆転すると思い活動している」と訴えた。
ある支持者の男性(75)は「若いから仕方がないが、言いすぎると思う時もある」と苦笑。支持する県議も「自民党内の野党」と「評価」。秋本氏の立ち位置が吉と出るか凶と出るか、陣営はまだ読み切れていない。
これに対して民主前職の奥野総一郎氏(50)は、JR八街駅の演説で「福島の原発事故で八街の農産物も風評被害を受けた。福島の記憶が新しい中で原発推進にゴーサインを出すのですか」と強調。選挙戦で安倍政権のエネルギー政策を厳しく批判する構えを見せた。
次世代前職の西田譲氏(39)は、四街道市の選挙事務所での出陣式で「消費増税先送りは当然の判断だが、負担を次世代に先送りしないためどうするか、訴えていきたい」と強調。共産新人の鴨志田安代氏(59)は千葉市若葉区のスーパー前で「消費税増税を中止し、所得を増やし経済を再生する」と訴えた。
9区は、脱原発を掲げてきたものの、解党したみんなの党の幹部だった水野賢一参院議員の地元。「水野票」の行方が選挙に影響を与えるとの見方もある。ある自民関係者は「水野さんの支援者は水野さんの意向に従うだろうが、本人が中立だから票の流れは読めない」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100009.html
野党集結成功するか 民主の協力がカギ握る
◆8区
自民、維新、共産の三つどもえによる戦い。民主は候補者調整により候補擁立を見送った。野党協力がどこまで進むかがカギとなる。
三陣営はいずれもJR柏駅東口で第一声を上げた。維新元職の太田和美氏(35)は「事実上の唯一の野党候補。自民党に対抗できる勢力をふるさとの柏から作りたい」と力説。安倍政権の経済政策について「格差社会を助長する」と批判し、国会議員の定数削減や脱原発を訴えた。
野党票を集めるには民主の協力は不可欠。しかし、応援する民主関係者の姿は見当たらなかった。太田氏は過去の衆院選で、民主候補として千葉7区と福島2区で当選経験がある。その後離党し、生活から出馬した昨年の参院選では千葉選挙区で「古巣」と戦ったしこりが残る。陣営幹部は「民主の協力を得られるよう理解を求めていきたい」と険しい顔を見せた。
自民は「野党共闘」の前で引き締めに余念がない。県連会長を務める前職の桜田義孝氏(64)の出陣式には、県選出の参院議員らが応援に駆けつけた。
「デフレ脱却に向け、安倍内閣の二年間で前向きにできるようになった。アベノミクスを持続させて発展させることで強い日本をつくる」と政権の実績を強調。手賀沼の水質問題といった地元の課題にも触れ「観光都市として市民のみなさんが安らぎを感じる街づくりをしたい」と支持を求めた。
共産新人の小野里定良氏(67)は出陣式で「安倍暴走政権に対する審判を下すチャンス。増税は先送りでなくきっぱりストップを」と訴えた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100010.html
自民、念願の地元候補 前首相に5連敗中 挑戦
◆4区
「相手は前首相だが、関係ない。国と船橋のパイプ役を務めたい」
船橋駅北口で、自民新人の木村哲也氏(45)が声を張り上げると、あちこちから「そうだ」と声が上がった。久しぶりの地元出身者の立候補に、支持者らは熱気に包まれた。
自民は、民主前職の野田佳彦前首相(57)に小選挙区で五連敗中。政権奪還した前回の選挙でも倍以上の差をつけられ惨敗し、比例復活もなかった。県内で議席を大幅に増やす中、ある自民党船橋市議は「恥ずかしかった」と振り返る。
過去三回は地元出身ではない候補だったため、今回、船橋市議、県議出身の木村氏の名が挙がると、同市議十七人が推薦するなど団結した。
ただ出馬が決まったのは、公示の約一週間前。別の自民市議は「相手は前首相。いくら地元出身でも覚えてもらうには時間がない」と焦りの色は隠せない。
「裏切られた。はらわたが煮えくり返る思いだ」。野田氏はJR津田沼駅前の第一声で、安倍晋三首相を痛烈に批判した。野田氏が首相当時、安倍氏と約束した10%への消費税率引き上げ、議員定数削減とも「ほご」にされたからだ。
しかし、民主の支持が広がっているわけではなく、ある同党の船橋市議は木村氏を「強敵だ」と警戒。野田氏も首相の時に封印していた駅立ちを再開するなど地元重視の姿勢を示す。
共産新人の斉藤和子氏(40)は船橋駅の第一声で「安倍政権がやろうとしている原発再稼働は無責任」と批判した。無所属新人の元県議西尾憲一氏(64)は「集団的自衛権行使を阻止しないと戦争に巻き込まれる」と訴えた。
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25位は上位じゃあないだろ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155460
自民党の比例上位にカジノ推進「セガサミー娘婿」の露骨
2014年12月3日
選挙が公示され、各党とも比例名簿を提出したが、「アレッ」と注目されたのが自民党の東京比例名簿だ。小選挙区に立った24人が同列1位でズラリと並んでいるが、その次、25位に登場するのが鈴木隼人氏(37)。元経済産業省職員とある。
この人物は誰あろう、カジノに積極的なセガサミーグループ・里見治総帥の娘とド派手婚をしたエリート官僚なのである。結婚式には安倍首相をはじめ、テロがあったら「内閣全滅だろう」とささやかれるくらいに大臣が顔を揃えた。財界の大物も出席し、まるで政官財癒着の象徴のような式だった。そうしたら、話題の婿があっさり役所を辞めて選挙に出てきたのだから、露骨だ。
「25位は微妙ですが、一応、当選圏内ですよ。自民党は前回比例東京で5人通った。24人の小選挙区候補のうち、20人が勝てば、おこぼれが回ってくる。まずはバッジをつけさせて、その後、引退議員の小選挙区にはめ込む戦略と聞きました」(永田町関係者)
言うまでもなく、安倍首相はカジノ推進派。こんな癒着が許されていいのか。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/577872.html
道内注目の2、7区 熱帯びる師走のマチ 衆院選公示(12/03 07:31、12/03 13:19 更新)
衆院選が2日公示され、道内の各候補は寒風が吹きすさぶ師走の町へ飛び出した。安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」への評価や地域振興策をめぐり、初日から舌戦は熱を帯びた。「1強」自民に野党が挑む。民主党と維新の党との協力が不調に終わった道2区と、民主党と新党大地が全面協力する道7区で、地域の有権者に支持を訴える候補を追った。(候補者一覧は届け出順)
■2区(札幌市北、東区) 民・維対立 4氏が乱戦
吉川貴盛 64 自前
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元
金倉昌俊 40 共新
白いダウンジャケットに赤いマフラーを着けた無所属新人の池田真紀氏は札幌市東区役所前で第一声。「国民の声を無視して弱者を切り捨てる安倍政権にノーを」と声を張り上げた。
池田氏は維新との協力を優先した民主党本部が公認せず、反発した党北海道が独自に推薦。第一声には地元選出の全ての党所属道議、市議が応援に集まり、池田氏は「党の存亡をかけた戦いだ」と気勢を上げた。
「アベノミクス効果が北海道に表れるというのは幻想だ」。維新の党元職の松木謙公氏はJR札幌駅北口で演説し、自公政権を批判。「野党統一候補として立候補したが、無所属で出ている方もいる」と池田氏へのけん制も忘れなかった。
青いジャンパーに運動靴。雪が舞う中でも自転車で遊説する得意のスタイルを変えず「中小企業で働く人や経営者を大切にしたい」とアピールした。
民主と維新の対立は、自民党前職の吉川貴盛氏に有利との見方もある。だが、吉川氏は出陣式で「挑戦者の一人という思いを忘れずに戦う」と身を引き締めた。高橋はるみ知事も駆けつけ「北海道の創生をお任せできるのは吉川先生しかいない」とエールを送った。
吉川氏はこの後、選挙カーに乗り込み、身を乗り出して「がんばります」。夜も北区の量販店前に立ち、白い息を弾ませ演説した。
共産党新人の金倉昌俊氏は東区での出陣式で「野党のゴタゴタに有権者はあきれている。共産党はここにいる」と力を込めた。
■7区(釧路、根室管内) 民・大協力 自に危機感
鈴木貴子 28 民前
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前
民主党と新党大地の選挙協力の象徴となる7区。民主党前職の鈴木貴子氏=大地代表代理=は釧路市で第一声を上げ、根室管内羅臼町まで約300キロを走破した。出発時には大地代表で父の鈴木宗男氏と抱き合い、感極まって涙もこぼれた。演説ではアベノミクスの効果が地方に表れていないと批判して「地域の実情や痛みを国政にしっかりと反映させていく」と訴えた。
自民党道連会長の前職伊東良孝氏は釧路市を皮切りに、選挙区内の事務所など計12カ所で支持を呼びかけた。演説では民・大協力で挑む鈴木氏を「極めて強力な相手」とし、「大変厳しい戦いだ」など危機感を訴え、支援を求めた。政府の要職を務めた実績も強調。着実に工事が進む道東道延伸などを紹介し「観光客の誘致など地域発展の政策を打てるようになった」と訴えた。
共産党新人の石川明美氏は釧路市などで演説し「消費税増税は安倍政権の失敗」と批判。反自民の受け皿になることを強調した。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141203_61031.html
<衆院選>福島5区 自民「勝てる候補」優先
◎公認争い決着 しこり懸念、結束が鍵
衆院選福島5区で1日に公認が決まった自民党前議員の吉野正芳候補(66)は2日、慌ただしく選挙事務所を開き、走りだした。公認争いの末、比例近畿に回った前議員の坂本剛二候補(70)は出陣式を取りやめ、いわき市の神社で必勝を祈願。党本部は「勝てる候補」として吉野氏を選んだとみられるが、党支持者らの結束も当選への鍵となりそうだ。
関係者によると、吉野氏と坂本氏は2日、いわき市内で会い、互いの協力を確認したという。
自民党は選挙区支部長を公認候補とするのが原則だが、今回は「吉野氏が優位」との観測も地元にはあった。坂本氏が前回2012年、民主党前議員の吉田泉候補(65)に苦戦したことが背景にある。
いわき市の党関係者は「後援会組織は吉野氏の方が強固だ。ある調査では、吉田氏に勝てるのは吉野氏の方だとの結果も出ていた」と指摘。吉野氏の11月24日の集会に、上川陽子法相が参加したことも臆測を呼んだ。
吉田氏陣営も、吉野氏の方が戦いにくいと感じていた。2人は高校の同級生で支持者が一部重なる。陣営関係者は「坂本氏には高齢という問題もあった」と打ち明ける。
公認の決定が公示前日までもつれた上、坂本氏の比例近畿での名簿順位が40位だったこともあり、これまで以上にしこりを懸念する声は多い。
関係者は「吉野氏の家業は木材会社。坂本氏が回った近畿には、林業が盛んな和歌山県などがあり、吉野氏陣営も坂本氏のために、関係業界に働き掛ける」と話した。
福島5区にはこのほか、共産党新人の吉田英策候補(55)が立候補している。
2014年12月03日水曜日
関連ページ:福島政治・行政衆院選とうほく
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50003.html
民主大物、比例重複相次ぐ「覚悟ない」失望の声
2014年12月03日 07時05分
民主党の海江田代表(東京1区)や野田前首相(千葉4区)、菅元首相(東京18区)が比例選に重複立候補した。
これに対し、党内から「党代表や首相経験者としての誇りと覚悟はないのか」と失望する声が出ている。
今回の衆院選では、各党党首のうち、自民党総裁の安倍首相(山口4区)と維新の党の江田共同代表(神奈川8区)が比例選への重複立候補をしなかった。小選挙区制が導入された1996年の衆院選以来、小選挙区単独で出馬してきた生活の党の小沢代表(岩手4区)は、今回初めて比例選にも重複立候補した。
海江田氏と菅氏は前回、選挙区で敗れ、比例復活した経緯がある。民主党は政党支持率で自民党に大きく離されており、海江田氏周辺は、「党首が落選すれば党へのダメージは大きい。『保険』をかけておくことはやむを得ない」と語る。
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http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030056-n1.html
2014.12.3 07:06
【衆院選公示】
熊本1区 前職4度目の“対決”
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候補者とともに拳を突き上げる支援者=2日午前、熊本市
熊本市を中心とする熊本1区は、自民党前職の木原稔氏(45)と、前回は比例で復活当選した維新の党前職の松野頼久氏(54)による事実上の一騎打ちの構図となった。両者の対決は4度目で、過去は松野氏の2勝1敗。野党第1党の民主党は候補者を擁立せず、松野氏を「野党共闘」の立場で支援する。
木原氏は、後援会事務所が近くの健軍神社(熊本市東区)で出陣式を開いた。自民党の国会議員や地方議員、支援する業界団体の関係者が集まった。
「まずは景気回復が大事であり、そのため消費税再増税が先送りになった。景気回復の波を地方の隅々まで届け、偏った産業ではなく地域社会を支える産業まで着実に行き届くようにする。地方創生をやり抜き、安全保障法制や憲法改正についても丁寧に説明していく。熊本から、わが国を“誇れる国”にする政策を実現させたい」。木原氏は第一声で、力強くこう述べた。
木原氏はこれまで通り、連立を組む公明党に推薦願いを出さなかった。来春の統一地方選では、自身の選挙を支える自民党の地方議員が公明党とも票を奪い合うからだ。木原氏は「正々堂々と政策や主義主張を訴え、納得してもらえる人を増やしていくだけ」と語った。
松野氏は、熊本城内に鎮座する加藤神社(熊本市中央区)で出陣式を執り行った。後援会関係者に加え、民主党熊本県連の鎌田聡代表と、連合熊本の佐々木義博事務局長も顔をそろえ、「安倍政治を倒すため」「自民の議席を1つでも減らすため」と応援マイクを握った。
松野氏は「安倍氏は、国会議員の定数削減を行うという2年前の約束をほごにし、解散に踏み切った。師走の忙しいときに、何と700億円の国費を使って総選挙をする大義はどこにあるのか。国会議員自らが身を切る改革、大幅定数削減を訴え続ける」と語気を強めた。
共産新人の高本征尚氏(29)は同市の神水公園で第一声。「道理のない消費税増税は中止し、富裕層に増税する」と訴えた。
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http://www.sankei.com/politics/news/141203/plt1412030043-n1.html
2014.12.3 19:02
【衆院選2014】
=注目区を行く=大地の民主共闘、TPP、農業改革…「三重苦」に悩む北海道の自公
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釧路市内の駐車場の掲示板には新党大地のポスターが張られていた
平成24年の前回衆院選で、自民、公明両党は北海道の12全選挙区で勝利した。しかし、今回は逆風が吹いているという。北海道を地盤とする政治団体「新党大地」が民主党との共闘を徹底させた。農村部を抱える選挙区では、米価の記録的下落と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に、首相の安倍晋三が肝いりの農協改革への反発が「三重苦」となって、のしかかっている。
「代表から電話です」
11月27日、北海道7区から民主党公認で立候補する鈴木貴子の選挙事務所で、女性スタッフの声が響いた。「代表」とは、貴子の父で大地代表の元衆院議員、鈴木宗男を指す。
受託収賄罪などで実刑が確定、服役した宗男は29年4月まで公民権が停止され、選挙運動が禁じられている。公職選挙法には公民権停止中に禁止される行為について細かい規定はないが、特定の候補者の当選を目的に投票を呼びかけることはできない。宗男は公示前は事実上、でき得る限りの指揮を執っていた。
前回衆院選で大地は道内7選挙区で候補者を擁立したが、民主党候補とことごとく共倒れした。今回、民主党は、比例代表北海道ブロックに重複立候補した貴子を名簿登載単独1位で厚遇した。その引き換えに、大地は候補者を擁立せず、民主党候補を支援する。
政治活動の拠点である大地の国会議員を失うわけにはいかない−。そう考えた宗男と、道内で一定の集票力を誇る大地票がほしい民主党の思惑が一致した。
前回衆院選では、7区で大地公認として出馬した貴子と民主党候補の得票を合計すると、当選した自民党の伊東良孝に381票差まで迫る。
伊東陣営は「大地票に民主が上積みされれば怖い」とし、大地がTPP交渉に「断固反対」の立場を貫いていることに、危機感を募らせる。
JA北海道の政治団体「北海道農協政治連盟」は衆院選で、伊東をはじめ、8選挙区で自公候補を推薦している。
ただ、7区は酪農地を多く抱え、TPP交渉の行方に敏感な有権者が少なくない。主産品の乳製品は政府が関税維持を求める「重要農産品5項目」の一つだが、米国は市場開放の圧力を強めている。伊東が以前市長を務めた釧路市の市議会は昨年3月、TPP反対の請願を、自民党市議も含め全会一致で採択した。
農協改革をめぐって、安倍は来年の通常国会で、全国農業協同組合中央会(JA全中)が下部組織に持つ指導監査権を撤廃する農協法改正案の提出にこだわっている。対する全中側は先月、現行法を原則維持する自己改革案をまとめ鋭く対立する。
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北海道7区内にあり、「酪農王国」をうたう浜中町の農協組合長、石橋栄紀は「難しいところだが、与党の政治家に直言するしかない」と語り、与党に弓を引くよりも与党とのパイプの維持を優先させるという。一方で、TPP交渉に反対し、農協改革にも「農協をつぶそうという話なら、食の安全はどうするのか」と批判を強める。
安倍は11月27日、JR釧路駅前の街頭演説で、農産品の輸出拡大に力を注ぐ方針を強調した。
「浜中町では乳製品を良くして、(高級アイスクリームの)ハーゲンダッツの材料に使われている。こうしたものの販路を拡大していく」
安倍の演説を伝え聞いた石橋の反応は、冷ややかだった。
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農協は米価下落に悩む東北でも、自民党への圧力を強めている。
「農政改革に関わる公開質問」
山形1区に立候補した自民党山形県連会長、遠藤利明の事務所に11月の衆院解散直後、県内農協の政治団体「山形県農協政治連盟」から文書が届いた。質問は6項目あり、TPP交渉や「中央会(JA全中)の新たな制度の移行について」など農政改革の機微に触れる内容が列挙されていた。
「自民党を試している」
遠藤は直感した。
山形農政連は、昨夏の参院選でも、候補者に公開質問状を配布。自民党新人候補の回答が不十分だとして、民主党から「みどりの風」に移った現職の支援に回った。メンツをつぶされた遠藤は以後約9カ月、農協幹部との交流を断った。
山形県では、豊作に伴う米価下落と減反補助金(直接支払い交付金)が今年産から半減した影響が重なり、農家は大幅な減収になった。
遠藤は11月末、農政連幹部と会談し、政府のコメ農家に対する緊急支援を説明。「農協の自己改革は組織維持のためでなく、地域振興の拠点となるようなものにしてほしい」との回答も伝え「これで納得しないなら支援しなくて結構」と突き放した。結局、農政連は遠藤の推薦を発表した。公示日前日のことだった。=敬称略
(沢田大典、水内茂幸)
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http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030057-n1.html
2014.12.3 07:05
【衆院選公示】
福岡1区 自民分裂覚悟の第一声
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出陣式で候補者の演説に耳を傾ける聴衆=2日午前、福岡市
福岡1区は自民前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の2人が、ともに無所属で出馬し、民主元職の山本剛正氏(42)らが挑む構図となった。前回衆院選(平成24年12月)では井上氏が選挙区で民主党の牙城を崩し、政権交代の象徴となった。今回は、自民分裂の戦いとして注目を集める。
「国家戦略特区を高島(宗一郎)市長と二人三脚で取った。ゼロからの出発だが、勝ち上がって安倍首相、麻生副総理、高島市政を、もう一度支えたい」
井上氏は、福岡市博多区の櫛田神社で出陣式を開き、集まった約500人に、政権中枢とのパイプの太さや1期目の実績をアピールした。11月の福岡市長選で再選を果たした高島氏も登壇し、「井上なくして福岡の今の成長はないと言い切れる」とスピーチした。
前回、井上氏との選挙区公認争いに敗れ、比例に回った新開氏は、東区の香椎宮で出陣式を開いた。
「私が政治を目指したのは、地元の声を国に届けるためで、選挙区から出なければいけない。上から物を言えば何でもまかり通るのが政治というならば、それと戦いたい。人の道を貫きたい」
新開氏は約600人を前に、声を震わせながら訴えた。
新開氏の出陣式には、自民党の古賀誠・元幹事長も姿を見せた。古賀氏は、自身の後継者である福岡7区の自民候補ではなく、新開氏の出陣式を選んで出席した。あいさつでは2年前の公認問題に触れ、「こんな自由民主党でよいのだろうかと無念だった。今回は新開君と心中する」と語気を強めた。古賀氏のほか、自民党県議1人、市議3人も出席した。
民主党は、2年前の衆院選で敗れた元環境相の松本龍氏が政界を引退。前回福岡8区で落選した元職の山本剛正氏(42)が、1区に国替えし、自民分裂の間隙を狙う。
東区の選挙事務所での出陣式には200人の支援者が集まり、山本氏は「アベノミクスの恩恵は国民の1%しか受けていない。このまま続けるのか、国民の生活と地域経済を取り戻すか。『安倍のみクスッ』と笑う選挙で終わらせない」とダジャレを交えて訴えた。松本氏も駆けつけ「親身に政治を考えるよい男が1区に来てくれた」と持ち上げた。
共産新人の比江嶋俊和氏(67)はJR博多駅前で第一声を上げた。消費税10%への引き上げ反対などを主張し、「安倍政権の暴走を止める」と訴えた。
福岡市長選にも出馬した無所属新人の金出公子氏(67)は午前、東区の地域交流施設で第一声を行い、国会議員定数の3割削減と原発再稼働反対を主張した。諸派新人の明石健太郎氏(42)は午後、博多区のJR吉塚駅前で街頭演説し、海岸沿いでの堤防兼重油生成施設の整備などを訴えた。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk43010500000c.html
2014衆院選・くまもと:「全てのみ込み」比例から出馬 林田氏、名簿33位 /熊本
毎日新聞 2014年12月03日 地方版
自民党は1日、衆院選比例代表の名簿順位を発表した。九州ブロックでは自民前職、林田彪(たけし)氏(70)の順位は33位。林田氏は熊本2区で自民前職の野田毅氏(73)と公認争いを演じた末、名簿の上位登載を条件に比例代表からの出馬を承諾していた。林田氏は「全てのみ込んだ。これ以上言うと愚痴になる」と複雑な表情を見せた。
2区では2003年以来、野田氏と林田氏が小選挙区と比例代表に交互に立候補する「コスタリカ方式」を採用。今回は自民が定める衆院比例代表の「73歳定年制」がネックとなり、野田氏が小選挙区、林田氏が比例代表から立候補することになった。林田氏は名簿順位次第では無所属からの出馬も辞さない姿勢を見せていた。
熊本市で2日あった出陣式では、村上寅美県議が「一切の感情を捨てて『小選挙区は野田、比例は自民』という運動展開をお願いしたい」とあいさつ。林田氏も「自民に不満はない。一生懸命頑張る」と意気込んだ。【松田栄二郎】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk28010249000c.html
2014衆院選:民主・梶原氏、比例で擁立 /兵庫
毎日新聞 2014年12月03日 地方版
衆院選兵庫5区からの立候補を断念した民主元職、梶原康弘氏(58)について、民主党は比例代表近畿ブロックの単独候補(名簿23位)として擁立した。
梶原氏は、維新の党との候補者調整のため5区での公認を得られず、立候補を断念したという。しかし、民主党本部から党県連に比例代表での擁立可能な候補者の有無について打診があり、立候補に至ったという。梶原氏は「5区の3人の候補者とは政策が違い、支持者には不満がある。比例でもいいから5区で民主党の旗を立てたいと思い、あえて出ることにした」と話した。【柴崎達矢】
〔阪神版〕
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毎日と産経の記事の違い
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddm003010195000c.html
クローズアップ2014:衆院選公示 194区、攻防激化 与党強気「上積みも」/野党、競合解消進む
毎日新聞 2014年12月03日 東京朝刊
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衆院選が2日、公示され舌戦がスタートした。安倍晋三首相は野党の準備が整っていない時期を狙い早期解散に踏み切ったが、野党が調整を進めた結果、前回衆院選の3倍以上の194選挙区で候補者が一本化した。公示前勢力の維持を目指す与党に対し、野党は「自民1強」の打破を狙う。【影山哲也、高本耕太、村尾哲】
◇与党強気「上積みも」
「雇用を増やし、給料を増やすのが私たちの経済政策だ。景気回復の温かい風を送り届ける決意だ」。首相は2日、福島県相馬市での第一声で、雇用と賃金の改善を目指す考えを強調した。政権の経済政策「アベノミクス」の継続で景気回復を目指す与党と、「無策で批判だけの野党」との印象戦を仕掛けており、討論会などで民主党の経済政策批判に時間を割いている。
首相は表向き、勝敗ラインを自民、公明両党で過半数(238議席)と明言している。「衆院選は政権選択の選挙」という理屈だが、公示前勢力の326議席から88議席減っても「勝利」になる計算だ。
だが、自民党内では実際の目標は「公示前の295議席の維持から30減程度の間」(党幹部)とされている。さらに、「首相が強気になっている」(党幹部)と言い、首相周辺からは議席増を目指す声も漏れる。
背景には、各種世論調査で自民党の堅調ぶりが伝えられていることがある。毎日新聞の全国世論調査(11月29、30日実施)でも、比例投票先は自民が38%で、民主党の12%、維新の党の8%を大きく引き離した。
自民党は公示前日の1日夜には、比例代表の単独候補13人を急きょ、追加公認した。党関係者は「数日前に、女性候補を比例ブロックで1人ずつ増やせないかと指示があった。首相の意向だ」と明かす。
小選挙区では、北海道や新潟、沖縄両県など14道府県の35選挙区を「重点区」に設定した。公示前の同党の情勢分析で、民主党などにリードを許していた選挙区が中心だ。首相に加え、谷垣禎一幹事長、小泉進次郎復興政務官らを集中的に投入する方針だ。
公明党は低所得者や中小企業などに、アベノミクスの恩恵が届いていないことを意識した選挙戦を展開している。山口那津男代表は2日、千葉市内の街頭で、「株価の値段が倍になったと言っても拍手は多くない。そうでしょう。私も株、持っていません」と語り、笑いを誘った。選挙戦では軽減税率の導入を前面に押し出している。同党幹部は前職9人が立候補した9選挙区を重点的に回る。自民党と野党候補が接戦となっている選挙区では自民候補への支援を強化する見返りに、比例代表で公明党に投票するよう自民側に求め、比例代表で公示前の22議席からの上積みを目指す。
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◇野党、競合解消進む
民主党が公示に向けて力を入れたのが、共産党以外の野党各党との競合解消だ。前回は日本維新の会や日本未来の党など「第三極」が乱立し、共産などを除く非自民勢力は227選挙区で競合した。今回は4分の1近い62選挙区まで減少し、自民1強に対抗する民主、維新、次世代、生活、社民の5党が候補者を一本化できた選挙区は前回の約3倍の194選挙区に増えた。
東京都では前回、自民、民主、第三極政党の三つどもえが25選挙区中23選挙区に達し、非自民候補の落選が相次いだため、今回は特に候補者調整を強化した。全国では「野合」批判を懸念し、候補の相互推薦や比例票の協力まで踏み込む選挙協力は避けたが、民主党都連と維新の党都総支部は2日、候補を一本化した17選挙区で候補者を相互に推薦したと発表した。
ただ、非自民、非共産の野党候補がいない「空白区」は39選挙区に上った。民主は野党で過半数(238議席)の獲得を目標としているが、達成は厳しい。
民主は先週末から党単独の目標議席を「3ケタ」(海江田万里代表)に設定した。解散時勢力の倍近い100議席以上を目指すが、他の野党各党は「現状維持が目標」(維新の党関係者)というのが本音だ。
議席の上積みを目指す民主党は1日、同党候補に、街頭演説などで自民党を批判する際の参考になるよう「自民党批判マニュアル」を配布。2012年の自民党公約の「議員定数削減」「天下り根絶」「デフレ・円高からの脱却」などの項目を抜粋し、現状が公約違反あるいは失敗と指摘した。
維新は民主と連携しながらも、独自性を前面に出す選挙戦を展開する。橋下徹共同代表は2日、大阪市の街頭演説で、「アベノミクスの方向性は賛成だが邪魔しているのは自民、公明。民主政権はお金がなく何もできなかった」と、行財政改革の必要性を強調。松井一郎幹事長も「自民、民主、公明、共産もダメよ〜ダメダメ」と加えた。
次世代の党は、東京12区、大阪16区で公明党のベテラン議員の対抗馬として保守色の強い候補をぶつけ、自民支持層を切り崩す戦略だ。平沼赳夫党首は1日、「自民候補が出ていない公明党選挙区は、投票する自民支援者側に問題が出てくるので、そういった票を吸収したい」と述べた。
共産党は11月の知事選で他党と共闘した沖縄県では3選挙区で擁立を見送ったが、292選挙区に候補者を立てた。「自共対決構図」を作り、安倍政権への批判票を取り込む狙いがある。昨年の参院選ではブラック企業批判などが一定の支持を集め、12年ぶりに選挙区で議席を獲得した。
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http://www.sankei.com/politics/news/141203/plt1412030003-n1.html
2014.12.3 05:30
【衆院選2014】
「1強」に挑む急造の野党候補 競合は62選挙区 「空白」も39 ちぐはぐ対応も
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2日公示された衆院選(14日投開票)で、自民、公明両党が選挙区で擁立した候補者に対し、民主、維新、次世代、生活、社民の野党5党のいずれかの候補者同士が競合する選挙区は62で、全295選挙区の約2割に達した。自民の「1強多弱」を崩そうと野党5党間で候補者調整を進めたが完全な解消には至らず、逆に野党5党の候補が一人も存在しない空白区は39も残った。野党共闘は想定外の衆院解散により急造したものの、「時間切れ」を迎えたといえそうだ。
自民もしくは公明の候補者に対し、野党第一党の民主と同二党の維新の候補者が競合する選挙区は21選挙区となった。公示直前に民主の前職が比例代表に転出し、維新の前職が選挙区で出馬するなどの調整を進めた結果、平成24年の前回衆院選(維新は旧日本維新の会)の136選挙区と比べれば、大幅に減少した。
先の臨時国会では、法案協力などで共闘関係を構築しつつあった両党だが、選挙の準備不足は否めない。安倍晋三首相が解散を表明した11月18日の時点で自民と公明がほぼ候補者を固めていたのに対し、野党側が本格的な候補者調整に着手したのは解散決定後だった。
さらに、民主の海江田万里代表はもともと野党再編に慎重で、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)も民主との選挙協力には否定的なままだ。前職同士の対決は4選挙区残り、野党間の主導権争いで自民を利することになりかねない。
より選挙協力が難航したのは民主と次世代だった。憲法や安全保障などで主張が異なる両党は広島県などの一部で候補者のすみ分けを行ったものの、競合は26選挙区に上った。
両党の「水と油」の関係を象徴するように、候補予定者が以前から出馬の準備を進めていた選挙区にそれぞれが新たに候補者を擁立した選挙区もあり、「次世代との関係は崩壊状態」(民主党幹部)という。
旧日本維新から分かれた維新と次世代の間でも競合は10選挙区となった。生活は一部が選挙直前に民主に復党する動きもあったが、それでも3選挙区で競合している。
一方、野党5党の候補者が一人もいない39選挙区のうち、大半は自民、共産両党の候補者による「自共対決」の構図だ。「野党空白区」は中国や九州など西日本に多く、全295選挙区の約13%の選挙区で共産を除く野党の「反自民」の受け皿作りさえ構築できなかった。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20141203-1404044.html
角さん王国で“仁義なき小沢VS自民”
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越山会の村といわれた旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を行った生活の党の小沢一郎代表
越山会の村といわれた旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を行った生活の党の小沢一郎代表
第47回衆院選が2日公示され、12日間にわたる選挙戦が始まった。
生活の党の小沢一郎代表(72)はこの日、田中角栄元首相を支え、かつて「越山会の村」と呼ばれた新潟5区の旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を上げた。元首相の長女で民主党の田中真紀子氏(70)の出馬取りやめを受け、同区に生活の党から出馬した森裕子氏(58)を応援。自民党は元越山会幹部らが支える前職長島忠美氏(63)が立候補。真紀子氏不在の中、両陣営とも元首相の名前を挙げて後継を主張した。「田中王国」の跡目を争う戦いが始まった。共産党からは服部耕一氏(45)が出馬した。
真紀子氏の姿が見えない新潟5区。福島県との県境の山村の農協前で、小沢氏はビール箱の上に立った。かつて師事した田中角栄元首相の言葉を引用した。
「選挙区の地元のみなさんが何を悩み、何を困っているのか。直接会って、胸にたたき込み、地元に根を下ろした政治家になれ」
小沢氏は、元首相の言葉を「四十数年たつが、自分の政治信条だ」とし、「強いものだけが勝てばいいという今の安倍さんの政治は、根本から間違っている。政治を変えるため、森さんを勝たせていただきたい」と支持を訴えた。
新潟5区は民主党の真紀子氏不出馬を受け、生活の党の森氏が出馬。維新の党も候補を擁立せず。出馬したのは森氏と長島氏と共産党の服部氏の3人。野党共闘のモデルケースとも言える。「政治とは生活である」「選挙は川上から」。小沢氏の行動は元首相の持論と重なる。まして、入広瀬は旧村民の9割が元首相を支持し、「今も神様みたいな存在」(地元住民)だという「越山会の村」。小沢氏にとっては、絶好の第一声の場所だ。
森氏は、小沢氏と別行動だったが、長岡市内での第一声で「伝統ある新潟5区は、田中角栄元首相を始め、(社会党の)三宅正一先生など歴史に残る政治家を多数輩出した」と、やはり「田中」を口にした。
長島氏は、長岡市内での第一声で「アベノミクスでの成長を地方に移していく。これが我々のやるべき第1歩だ」と地元重視の姿勢を強調した。陣営には越山会で青年部長を務めた星野伊佐夫・自民党県連会長を始め、越山会出身者がそろう。陣営の1人は「真紀子さんは田中家の血を引いただけ。政治的な後継は自民党の長島だ」と強調する。
2年前の衆院選で真紀子氏を破った長島氏は地元に通い、20の後援会を立ち上げた。陣営幹部は「1日に東京−長岡を2往復する日もあった。小沢さんでも真紀子さんでも覆せない」と自信を見せる。
真紀子氏は姿を見せず、真紀子氏に近い関係者は「指示はない。動きもない」と話した。田中家不在でスタートした田中王国の跡目争い。どの陣営の仁義が通るのか。小沢氏は「それは国民の味方の人の仁義が通る」と強調して入広瀬を後にした。【清水優】
[2014年12月3日9時36分 紙面から]
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http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030013-n1.html
2014.12.3 07:01
【衆院選公示】
維新山梨県総支部が民主・中島氏を支持
維新の党県総支部は2日、1区に民主党から立候補した中島克彦氏を党県総支部として支持することを決め、民主党県連に文書で伝えた。中島氏と同じ1区から出馬を予定していた維新の前職、小沢鋭仁氏(60)が比例代表近畿ブロックへくら替えしたことに伴う措置。1区では民主と維新による野党連携が事実上、成立したことになる。
この日、維新の小野次郎党県総支部代表代行と民主の飯島修党県連代表代行が、甲府市内で合同の記者会見を開き、明らかにした。
維新の小野党県総支部代表代行は「議席を自民党に取られてはいけないと、野党の連携を深めるために支持を決めた。その思いが結果につながるよう応援していきたい」、民主の飯島党県連代表代行は「中島さん当選という結果を出し、(支持に対する)恩返しをしたい」とそれぞれ話した。
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http://dot.asahi.com/news/politics/2014120200100.html
幻に終わった蓮舫氏出馬の裏に隠された“師弟愛”
民主党参院議員の蓮舫氏(47)は、仲間の応援に引っ張りだこ。解散した11月21日からトレードマークの純白ジャケットに身を包み、香川、愛媛、千葉、新潟、広島と飛び回る。
「やりたい放題の安倍総理に、4年間白紙委任するのですか!」
うちわ問題で松島みどり前法相を辞任に追い込んだ舌鋒の鋭さは相変わらず。時おり拳を振り上げながら、聴衆を引き込んでいく。
「冬の演説はコンパクトさが重要。蓮舫さんは10分間で首相批判、党の政策、候補者のアピールをきれいに盛り込む。模範的です」(民主党関係者)
民主党は100議席超えも視野に入るだけに、蓮舫氏も応援に力が入る。だが、つい1カ月前までは衆院東京6区へのくら替え出馬がウワサされていた。
6区は小宮山洋子元厚生労働相の地盤。前回の衆院選で落選して引退したため、民主党の空白区となっていた。蓮舫氏はかつて友人に「いずれ衆院で上を目指したい」と語り、今夏には6区の世田谷区に事務所を移転。いよいよと見られていたのに、なぜ不出馬だったのか?
「民主党で長年面倒を見てもらった師匠の仙谷由人元官房長官に配慮した」と明かすのは民主党幹部だ。
「6区はもともと民主党が強い選挙区。前回、旧徳島1区から出馬し落選した師匠の仙谷氏に東京6区から出てもらい、当選して最後の1期、花道を飾ってもらおうとしたのです。蓮舫さんは全面支援し、出馬するのは次回でいいと。両者と親しい枝野幸男幹事長もこれを快諾。水面下で計画は進んでいたのですが、直前になって仙谷さんの体調がすぐれず、白紙となってしまった。蓮舫氏は泣いて残念がったようです」
いま全国を飛び回りながら、頭の中では、実現しなかった師匠への応援をイメージしているのか。
真相について聞こうと11月27日、演説終わりの蓮舫氏を直撃したが、「急いでいますので」とかわされてしまった。
前出の幹部は話す。
「6区は結局、野党統一候補として維新の党の新人が立候補しました。だがウチは空白のまま。今回の結果がどうなろうと、次期衆院選は間違いなく蓮舫氏が出馬するでしょう」
蓮舫サン、衆院小選挙区は1位じゃないとダメなんです。
※週刊朝日 2014年12月12日号
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http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020068-n1.html
2014.12.2 23:35
【衆院選2014】
「激戦」大阪11区制するのは…各党ガチンコ対決 熱戦火ぶた
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街頭で有権者に支持を訴える候補者=2日午後、大阪府枚方市
衆院選が公示された2日、真冬並みの寒さをもろともせず、候補者たちは終日街を駆け回って有権者に支持を訴えた。「一強多弱」との言葉もあるが、近畿は様相が異なる。大阪都構想をめぐり、他の会派と維新が対立していることもあり、各党の“ガチンコ”対決も繰り広げられる。
■大阪トップ経済構想
大阪府北東部の枚方、交野両市をエリアとする大阪11区は大阪中心部へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展したが、昼間人口の流出による地元経済の停滞が課題だ。
「東京一極集中を改め、東京と大阪の両輪で日本経済を引き上げていくため、大阪の経済をトップ経済にしていく」
朝方4・7度まで冷え込んだ枚方市の選挙事務所で午前8時半に開かれた出陣式。自民元職の佐藤ゆかり氏(53)は、身ぶり手ぶりを交えながら、自身が掲げる「大阪トップ経済構想」について訴えた。
平成17年の郵政選挙で「小泉チルドレン」として初当選。21年の衆院選で落選したが、その後、参院議員を経て今回、公示直前に党公認が内定した。
陣営側が頼みにするのは知名度だ。選対幹部は「初めて訪れる場所でも、顔が知られているので溶け込みやすい」と手応えを口にする。
選挙戦初日は複数のテレビカメラが後を追い、マイクを握る姿を携帯電話で撮影する有権者の姿も。目をじっと見つめながら握手された同市の無職女性(66)は「実際に会うと印象が良かった」と話した。
一方で、「落下傘候補」との批判もまぬがれない。演説を聴いた同市の無職男性(67)は「大阪のことをどれだけ考えているのか」と疑問視。選対幹部は「地元の事情も勉強している」と強調する。出陣式で佐藤氏は、選挙区の枚方、交野両市の名前を連呼しながら「もはや地元の佐藤でございます」と、深々と頭を下げた。
■身を切る改革アピール
正午過ぎ、寒風が吹き付ける中、交野市のスーパー前でマイクを握った維新前職の伊東信久氏(50)は「大義のない選挙が行われ、大義のない候補がどこか分からない所から来た」と佐藤氏を当てこすった。
医師で維新政治塾の1期生。前回衆院選では官房長官を務めた民主元職の平野博文氏(65)に約2万6千票差で快勝、本拠地・大阪での維新人気の強さを見せつけた。あれから2年。「今回は風は期待できない。たった2年では名前も浸透していない」。後援会幹部は焦りを隠さない。陣営は地元選出の地方議員を総動員し、票を結集させる作戦を立てる。
伊東氏は「しがらみだらけで既得権益に顔が向いている自民党では成長戦略は実行できない。打破できるのは維新だけ」とアピールした。
共産新人の三和智之氏(39)は枚方市などで「若い力で政治を変えたい」と演説し、原発ゼロや消費税増税中止を訴えた。
■「リベンジさせて」
午後6時半。日が沈み、さらに冷え込みが厳しくなった京阪枚方市駅前。黄色い薄手のジャンパーに身を包んだ平野氏は「リベンジさせてほしい」と訴えた。
民主政権下で閣僚を歴任した重鎮だが、維新旋風が吹き荒れた24年の前回選挙で伊東氏に敗れ、比例復活もかなわなかった。落選後の2年間について、支援者の主婦は「元官房長官という肩書もプライドも投げ捨て選挙区回りに打ち込んでいた」と振り返る。
陣営が懸念するのは佐藤氏の存在だ。新興住宅地が広がる11区は無党派層が多く、陣営幹部も「どれだけの票が知名度の高い佐藤氏に流れるか全く読めない」と危機感をあらわにする。
平野氏も佐藤氏への闘志をむき出しにこう訴えた。
「40年ここで暮らしてきた。地元に住んでこそ、これからのこの町が分かる」
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http://www.sankei.com/west/news/141203/wst1412030019-n1.html
2014.12.3 10:39
【衆院選2014】
「供託金300万円納めました」 締切30分前に立候補希望の女性選管に現る…3時間後不受理も大阪市選管「前代未聞」と混乱
衆院選が公示された2日、大阪5区に立候補しようとした女性が提出した書類の取り扱いをめぐり大阪市選挙管理委員会と総務省の協議が長引き、午後5時の締め切り時間を大幅に過ぎた午後7時半にようやく不受理が確定する混乱があった。
市選管によると、午後4時半ごろ、必要な供託金300万円を大阪法務局に納めたとする証明書類を持った大阪府東大阪市の女性(60)が立候補届けを申し出た。
だが戸籍名で申請する必要のある書類に別の名前が記されており、市は大阪府選管を通じ、総務省と対応を協議。公選法に抵触するとして受理しないと決めるまで約3時間かかった。
府選管によると、女性は11月26日に開催した立候補予定者説明会には参加していなかった。
市選管の担当者は「過去に前例がなく、混乱した。受理できないか手だてを尽くしたが、時間が足りなかった」と話した。
これにより、総務省の公示日前日有権者数の発表も2日午後8時以降にずれ込んだ。
大阪5区は、公明対共産の一騎打ちとなった選挙区の一つ。
2日、石井美鈴氏(共新)はJR塚本駅前で出発式。街頭演説では消費税の再増税に反対し、所得格差の解消や子育て世代への支援拡充を掲げた。
国重徹氏(公前)は大阪市の各区を選挙カーで回り、中小企業も景気回復を実感できるよう、自公政権の経済政策推進を訴えた。
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2014衆院選・くまもと:「全てのみ込み」比例から出馬 林田氏、名簿33位 /熊本
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk43010500000c.html
毎日新聞 2014年12月03日 地方版
自民党は1日、衆院選比例代表の名簿順位を発表した。九州ブロックでは自民前職、林田彪(たけし)氏(70)の順位は33位。
林田氏は熊本2区で自民前職の野田毅氏(73)と公認争いを演じた末、名簿の上位登載を条件に比例代表からの出馬を承諾していた。林田氏は「全てのみ込んだ。これ以上言うと愚痴になる」と複雑な表情を見せた。
2区では2003年以来、野田氏と林田氏が小選挙区と比例代表に交互に立候補する「コスタリカ方式」を採用。
今回は自民が定める衆院比例代表の「73歳定年制」がネックとなり、野田氏が小選挙区、林田氏が比例代表から立候補することになった。林田氏は名簿順位次第では無所属からの出馬も辞さない姿勢を見せていた。
熊本市で2日あった出陣式では、村上寅美県議が「一切の感情を捨てて『小選挙区は野田、比例は自民』という運動展開をお願いしたい」とあいさつ。林田氏も「自民に不満はない。一生懸命頑張る」と意気込んだ。
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>>1240>>1272
1区がダメでも2区での出馬を模索してたんですねぇ。。どっちかが3区へって訳には行かなかったのかな?
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>>1679>>1533>>1527>>1485>>1390
衆院選:「非自民」を確認 民主、維新、社民、連合が調印 青森で会合 /青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk02010187000c.html
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連の3党地方組織と連合青森は27日、青森市内で会合を開き、農林水産業の振興など5項目を盛り込んだ政策合意文書に調印した。12月14日投開票の衆院選での3党連携の基礎文書となる。1区と2区は維新、3区と4区は民主が公認を立てる「すみ分け」を行い、社民も含め「非自民」での連携も確認した。
非公開の会合には、4区の候補予定者で民主の山内崇・県連幹事長、1区に立候補する維新の升田世喜男・県総支部代表代行、社民の三上武志代表、連合青森の内村隆志会長らが出席。書き出しが「青森県再生に向け」で始まる合意文書は民主が発案し、中小零細企業支援▽雇用安定と労働条件改善−−などの共通政策を盛り込んだ。
3党代表者は会合後に記者会見し、民主が維新の1区の升田氏を支援し、維新は3区の田名部匡代氏と4区の山内氏を支援すると明言。「推薦」には至らないが、「推薦並み」の協力をするとした。
民主離党組で今回は維新公認で2区から出馬する中野渡詔子氏に関し、山内氏は明言を避けたが、「野党協力全体の底上げを図る点で、2区にも相応の効果がある」と話した。
社民は3区と4区で民主候補を「支持」するが、1区と2区では、維新との安全保障政策などの不一致から「非自民への自主投票」となる。連合青森も3、4区で民主候補を推薦し、1、2区では「非自民・非共産」への自主投票とする。
会見で山内氏は「事実上の野党統一候補として1〜4区まで自民と対峙する環境ができた事実が重要」と強調。升田氏は「建前論にこだわらず、お互いの立場でベストを尽くす」と話し、三上氏は「政策合意は全国にない画期的なもの」と語った。【宮城裕也】
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衆院選:5区立候補予定、森氏の支援決定 連合新潟 /新潟
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk15010032000c.html
毎日新聞 2014年11月28日 地方版
連合新潟は27日、新潟市内で執行委員会を開き、衆院選で5区から立候補を表明している生活の党の前参院議員、森ゆうこ氏(58)を支援することを全会一致で決定した。同党とは政策協定を結んでいないことから、推薦ではなく「支持」にとどめた。
会合には森氏も出席し、「民主党候補者と応援し合い、一緒に戦っていく。自民の議席を減らす」などと決意を示した。【山本愛】
衆院選:4区小沢氏を民主自主支援 /岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk03010031000c.html
毎日新聞 2014年12月01日 地方版
民主党県連は30日、衆院選岩手4区で立候補予定の生活前職、小沢一郎氏(72)を「自主支援」すると発表した。
小沢氏側の要請はないが、高橋元(はじめ)民主県連幹事長は「小沢先生は自分の力で戦い抜けるが、我々でできることはしたい。自民候補が比例復活当選するのは避けたい」と話した。
盛岡市で開いた2区の生活前職、畑浩治氏(51)への推薦決定会見で明らかにした。
生活も1区と3区の民主前職を自主支援する。【浅野孝仁】
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50109.html
自公、300議席超す勢い…衆院選序盤情勢
読売新聞社は、14日投開票の衆院選について、2、3の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。
自民党は、小選挙区選、比例選ともに優勢で、比例選で伸長が見込まれる公明党と合わせ、与党で300議席を超える勢いとなっている。
民主党は、公示前の62議席は上回る情勢だが、海江田代表が掲げた「3けた」の目標には届かない見通し。維新の党など第3極は低迷している。
共産党は比例選で好調で、公示前の8議席からの倍増をうかがっている。調査では、小選挙区選で3割、比例選で2割の人が投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢は終盤にかけて変わる可能性もある。
衆院選は、1票の格差是正のための法改正に伴い、今回から定数が五つ減り、小選挙区選295、比例選180の計475議席で争われる。
小選挙区選には959人、全国11ブロックの比例選には841人が立候補し、重複立候補の609人を除くと、1191人が立候補している。
自民党は、小選挙区選で200人近くが優位に立っている。青森、群馬、富山、石川、福井、岐阜、鳥取、島根、山口、徳島、高知、長崎、宮崎の各県などで議席独占の可能性がある。
比例選では、前回衆院選で獲得した57議席を大きく上回り、70議席台となる勢い。全体で、絶対安定多数を超え、公示前の293議席確保もうかがっている。
公明党は、小選挙区選に立候補した9人のほぼ全員が優勢なほか、比例選で伸長し、全体として公示前の31議席を上回りそうだ。
自公両党の公示前議席は324議席。今回、300議席を超えた場合、安倍首相(自民党総裁)の安定的な政権運営が続きそうだ。
民主党は、公認候補を擁立した178選挙区中、優位に立っているのが13選挙区にとどまっている。都市部で自民党と接戦を繰り広げているが、抜け出せていない。
比例選は、前回の30議席は上回るものの、伸びは限定的となっている。
前回躍進した第3極は苦しい戦いとなっている。維新の党は、小選挙区選で優位なのが1けた台にとどまる。比例選は20議席台の情勢で、公示前の42議席には届きそうもない。
公示前19議席の次世代の党は、小選挙区選と比例選を合わせても、1けた台に沈む見通し。生活の党も、小選挙区選で優勢なのが1人だけだ。
社民党は小選挙区で1人が優位に立っている。新党改革は厳しい戦いを強いられている。
共産党は、他の野党の候補が減る中、「非自民」票の受け皿となり、相乗効果で比例選が伸びそうだ。
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>民主がこれまで強い支持基盤があるとされた愛知や北海道でも劣勢が続き
これはきっついですねー。
次の次に向けて北海道での維新との競合解消や愛知での再構築が必須だなぁ。。
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小選挙区 読売
自民 200議席近くが優位
公明 9人全員優位
民主 13選挙区優位にとどまる
維新 1桁台にとどまる
次世代 記載なし
生活 1人だけ優勢
共産 記載なし
社民 1人だけ優勢
こっちも日経よりぼやかしてる感じ
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ttp://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/03/kiji/K20141203009396810.html
民主党の選挙カー、歩行者はねる 仙台、候補者は同乗せず
3日午後8時45分ごろ、仙台市青葉区の国道4号交差点で、衆院選宮城1区から立候補している民主党の郡和子氏陣営の選挙カーが、横断中の男性2人をはねた。仙台中央署によると、2人とも命に別条はない。郡氏は乗っていなかった。
選挙カーの男性運転手は取材に、左折で交差点に進入し、横断歩道を走ってきた2人をはねたと説明。「暗くて気付くのが遅れた。ブレーキを踏んだと同時にぶつかった」と話した。仙台市の自宅に帰る途中だったという。
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[ 2014年12月3日 23:18 ]
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http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040022-n2.html
序盤情勢 自民300議席超の勢い 海江田・菅氏苦戦、民主70議席台も
維新、次世代は劣勢
産経新聞社は3日、第47回衆院選(14日投開票)について、全国の総支局の取材に共同通信社の電話世論調査の結果などを加味して、選挙戦の序盤情勢を探った。
自民党は選挙区、比例代表で優位に立ち、単独過半数(238議席)と安定多数(249議席)を大幅に上回り、300議席超を獲得する勢いだ。
民主党は、海江田万里代表、菅直人元首相ら幹部級で苦戦している選挙区もあり、目標の100議席に届かない公算が大きい。
自民党は、定数295の選挙区のうち、前回(定数300)獲得した237議席より減少するものの220以上の選挙区で優勢だ。
11ブロックの比例代表(定数180)でも前回獲得した57議席を大幅に上回り、過去最多の80議席超を獲得する勢いとなっている。
民主党は、前回獲得の57議席から20議席程度の増加が見込めている。
しかし、選挙区、比例ともに伸び悩み、前回は選挙区で苦杯をなめた海江田、菅両氏をはじめ東京などの都市圏で出遅れが目立つ。復調というにはほど遠い70議席台にとどまる可能性もありそうだ。
公明党は、公示前の31議席から1〜2議席を上積みする可能性が出ており、与党が議席を増やす見通しとなっている。
維新の党は、本拠地の近畿の選挙区を固めきれていない状態だ。比例では20議席超をうかがっている。次世代の党は選挙区で2議席程度を獲得する可能性があるが、比例での議席確保の見通しは立っていない。
共産党は比例で10議席以上が有望となってきた。生活の党は選挙区で2議席程度を得る見通しだが、比例は苦戦している。社民党は選挙区、比例合わせて2議席を獲得する見通しだ。
新党改革と幸福実現党は議席獲得を見込めていない。
ただ、共同通信の電話世論調査では「まだ決めていない」との回答が選挙区で53・5%、比例代表で45・5%に上っている。無党派層など投票先を決めていない有権者が多いことから、投開票日に向けて情勢が変動する余地も残っている。
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【選挙】民主党、ネトウヨの襲撃にビクビク
2014年12月02日 11時00分
笑顔でハイタッチする安倍首相に有権者の手が伸びる
http://www.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2014/12/e01d77229b05efcc6f33f65ae7bff443.jpg
自民党の安倍晋三首相(60)が30日、神奈川県内5か所の遊説を行い、“ハイタッチ作戦”で余裕を見せた。
テレビ番組の党首討論を終えた安倍首相は同日午前、東急電鉄たまプラーザ駅前で1回目の演説を行った。
「アベノミクスで企業の生産性を高め、収益を上げることで雇用が改善され、賃金が上がる。
賃金が上がれば、たまプラーザでみなさんが買い物をする。そんな好循環が生まれている」
20分ほど話した安倍首相は街宣車から降りると、有権者に近寄り握手…と思いきや、ハイタッチを始めた。
次の会場である小田急線本厚木駅前でも同様にハイタッチ。
演説会の司会者は「安倍首相と握手をしてぬくもりを感じてください」とマイクを通じてアピールしたが、安倍首相は流れるようにハイタッチをして車へ。
その後の演説会場でも同じだった。
普通は握手をするものだがどうしたのか。自民党関係者は「ハイタッチの方が同じ時間でより多くの人と触れ合えるということだと思います」と解説。
通常、ハイタッチは良いことがあったときにするので、すでに選挙に勝利したかのようだ。
そんな余裕シャクシャクの安倍自民党の一方で、民主党は不思議な選挙戦をしていた。
解散直後はホームページで幹部の遊説日程を公開していたが、数日前から公開をやめていた。
30日夜になってようやく12月2、3日の遊説日程を出したが、少しでも多くの有権者に訴えたいはずなのに、どうして隠していたのか。
永田町関係者は「2012年の衆院選でもそうでしたが、民主党幹部の演説はひどい状態になっています。
演説内容ではありません。演説会場に韓国の国旗を持った集団や、『民主党が地上から無くなりますように』と書いたプラカードを持った人が集まっている。
ネガティブキャンペーンにさらされているのです」と明かす。
韓国国旗を持った集団が民主党を応援していれば、一般の人は「どうして?」と民主党に疑念を持つ。
それが目的の嫌がらせだ。早い話がネット右翼“ネトウヨ”が民主党の演説に押し寄せてしまっているわけだ。
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神奈川衆院選:県内18選挙区、自民は前回並み獲得も視野
http://www.kanaloco.jp/article/81199/cms_id/114625
神奈川新聞社は2、3両日、県内の有権者を対象とする衆院選に関する電話世論調査を実施、取材に基づく情勢も加味して18小選挙区の総合的な情勢を探った。
前回15選挙区(自民党14、公明党1)を制した与党は10議席を超す勢いで、前回並みの議席数も視野に入る。前回3選挙区(民主党1、みんなの党2)の議席獲得にとどまった野党は今回も伸び悩んでいる。
公示(2日)直後の調査のため、投票先を「まだ決めていない」との回答が約6割に上っており、今後の情勢が変動する可能性もある。
前職17人を擁立した自民は支持層を固め、無党派層にも支持を広げる。1、2、3、11、13、15区で安定した戦いを展開し、5、7、10、14、17、18区でも他候補をリードしている。ほかに2選挙区で競り合っているほか、前回野党に議席を許した3選挙区でも追い上げており、10議席台半ばの確保が視野に入る。公明は唯一立てた6区で前職が一歩先行している。
一方、民主は候補を9人に絞って失地回復を期すが、優位な選挙区はない。前回議席を獲得した9区は自民前職と接戦。前回日本未来の党で比例復活当選した前職が民主入りした12区も自民前職と競り合う。16区は前回同様に自民前職と横一線の戦い。
8人を擁立した維新の党は共同代表が立つ8区以外は苦戦を強いられている。次世代の党、共産党、生活の党は小選挙区での議席確保は難しい情勢となっている。4区では、元みんなの党代表の無所属前職が自民前職に先行している。
共産以外の野党は今回、乱立して共倒れした前回の反省を踏まえて候補者調整を行ったが、目立った効果は表れていない。共産以外の野党が結果的に1人に絞られた1、10、17区などは自民前職がリードしている。
◆調査の方法
神奈川新聞社の衆院選世論調査は2、3日に県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査が可能。この結果、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い機動的な調査ができる。
今回は各区からそれぞれ約400人、合計7226人(男2985人、女4241人)から回答を得た。
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道内自民、2桁も 小選挙区、比例 民主は伸長か 全道世論調査(12/04 07:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/578068.html
北海道新聞社は14日投開票の衆院選に向け、2、3の両日に全道世論調査を行い、選挙戦序盤の情勢を探った。
自民党は12小選挙区のうち8選挙区、比例代表道ブロック(定数8)で3議席の獲得をうかがい、合わせて2桁の議席を得る勢い。
2012年の前回衆院選で小選挙区で全敗した民主党も3選挙区の議席奪回を視野に入れており、比例を含めた議席は現在の「2」から伸びる可能性がある。
まだ投票先を決めていない層が各選挙区で約4〜6割おり、流動的な要素が残る。
今回の衆院選で望む結果を尋ねた質問では「自民党など与党の勝利」が34%で、「与野党伯仲」の33%と拮抗(きっこう)した。「民主党など野党の勝利」は22%。
小選挙区で自民党が先行しているのは2区(札幌市北、東区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、5区(札幌市厚別区、石狩管内)、7区(釧路、根室管内)、9区(胆振、日高管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、オホーツク管内)。公明党との選挙協力で自民党が候補を擁立しなかった10区(空知、留萌管内)は、公明党前職が優位に立っている。
1区(札幌市中央、南、西区)は民主党前職が自民党前職と接戦を繰り広げている。3区(札幌市白石、豊平、清田区)も民主党前職と自民党前職による激戦の様相。
8区(渡島、檜山管内)は民主党元職が自民党前職と、6区(上川管内)は自民党前職が民主党元職と、それぞれ競り合っている。
比例代表では、自民党が前回と同じ3議席を守りそうな展開だ。民主党も前回と同じ2議席確保が見込まれ、公明党と維新の党はそれぞれ1議席を確保する勢い。共産党は00年の衆院選以来14年ぶりの議席獲得の可能性がある。
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兵庫県内、自公堅調前職の大半優位に 衆院選序盤情勢
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201412/0007554779.shtml
共同通信社は第47回衆院選について2、3両日、全国の有権者約12万1700人を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は小選挙区、比例代表で優位に立ち、公示前の295議席を上回る300議席超を獲得する勢いだ。
衆院選の兵庫県内12選挙区の情勢について、神戸新聞社が2、3日に行った電話世論調査に取材を加えて分析した結果、自民、公明両党が公示前の計10議席を維持する勢いで支持を広げていることが分かった。
突然の解散を受け、民主党や維新の党など野党は出遅れが目立つ。ただ、回答者の5割以上がまだ態度を決めておらず、流動的な要素も多い。
自民は前職が立候補した8選挙区のうち、5、9、10区など7選挙区で優位な展開。1区は維新前職と激しく競り合い、11区の新人は民主前職を追っている。公明は2、8区で前職が安定した戦い。
候補者を5人に絞った民主は、11区で先行するほかは自民、公明などを追う。空白区となった7選挙区では、民主支持層の多くが投票先を「まだ決めていない」などと回答しており、今後の動向が情勢を左右する可能性がある。
7選挙区に立てた維新は、1区以外は追う展開になっている。2人を公認した次世代の党は3、6区とも自民などに先行を許す。全選挙区に擁立した共産党は支持拡大に懸命。12区は民主を除名された無所属前職が先行している。
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【とちぎ衆院選】自民1、4、5区でリード 栃木県内小選挙区 本社世論調査
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141204/1798757
安倍政権の2年間に審判を下す14日の衆院選投開票を前に、下野新聞社は2、3の両日、電話による世論調査を行い、取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。
自民、民主に共産を加えた3党と、無所属の計14人が立候補しているが、3区は自民前職と無所属前職が競り合う展開。2区は先行する自民前職に民主前職が迫る接戦となっている。
一方、1、4、5区は自民がリードする。選挙に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人は63%で、「全く関心がない」「あまり関心がない」は36%。過半数の52%はまだ投票先を決めておらず、終盤の展開が注目される。
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自民3、4、5区安定 2区は維新と競る 5選挙区情勢 群馬
http://www.jomo-news.co.jp/ns/9814176209063676/news.html
第47回衆院選について上毛新聞社は2、3両日、共同通信社と電話世論調査を実施、結果や担当記者の取材を基に、県内5小選挙区の情勢を分析した。
公示前に5議席を独占していた自民党は3〜5区で他党をリードする。1区は自民を無所属らが追い、2区で自民と維新の党が競る。
議席奪還を目指す民主党や社民党などは伸び悩んでいる。ただ各選挙区とも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ
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<衆院選>宮城・小選挙区序盤情勢 河北新報社世論調査
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141204_13021.html
14日投開票の衆院選で、河北新報社は2、3の両日、宮城県内6小選挙区を対象に電話世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて序盤情勢をまとめた。
自民党候補は1、2、3、4、6区で優勢に戦いを進め、公示前と同数の5議席をうかがう。5区は民主党候補が優位に立つ。
民主と選挙協力する維新の党候補は苦戦している。調査時点で有権者の5割以上が態度を決めておらず、終盤にかけて情勢は変動する可能性がある。(敬称略)
◎1区/土井氏先行、郡氏追う
自民の土井が先行、民主の郡が追い上げる。
土井は自民支持層と公明支持層のいずれも7割を固め、維新の3割弱を取り込む。無党派層からの支持も郡を上回る。
40〜60代の3割、地域別では仙台市青葉区、太白区とも満遍なく浸透する。
郡は民主支持層の8割強を固めたほか、維新の4割弱の支持を得た。50〜60代で3割弱に浸透するが、20〜40代で広がりを欠く。地元の太白区で土井に後れを取る。
共産の松井は共産支持層の8割弱を固めた。50代の支持が比較的厚い。
◎2区/秋葉氏抜け出す、林氏懸命
自民の秋葉が抜け出し、維新の林が懸命に追う。共産の大内、次世代の増元、社民の桑島は浸透に躍起。
秋葉は全世代で強みを見せ、40代からは4割の支持を得る。地域別では宮城野区を中心に全域に満遍なく浸透。
自民支持層の7割弱、公明支持層の8割を固めた。
林は無党派層の2割弱、維新支持層の7割弱から支持を受ける。選挙協力する民主支持層への浸透は5割。
大内は女性の支持が比較的厚い。増元は次世代支持層以外への広がりを欠く。桑島は社民支持層をまとめ切れていない。
◎3区/西村氏が安定
自民の西村が安定した戦い。民主の橋本が懸命に追う。
西村は自民支持層の8割、公明支持層の4割を固めた。維新支持層からも6割強の支持を得る。
20〜30代の支持が6割を超えるなど、各年代で幅広い支持を保つ。
橋本は民主支持層の7割弱を固めた。生活支持層から9割の支持があるが、維新支持層、支持なし層への浸透はともに1割強にとどまる。40代の支持が西村に迫る。
共産の吉田は共産支持層の8割強を固めた。
◎4区/伊藤氏リード
自民の伊藤がリードし、民主の井戸が追う。
伊藤は全域で支持を広げ、20〜70代以上の全ての年代に浸透する。自民支持層の8割近くを固め公明支持層の5割強を取り込む。民主支持層の3割を切り崩している。
井戸は民主支持層への浸透がまだ5割弱にとどまっている。維新支持層の5割近くに食い込むが、30〜40代の支持に広がりを欠く。
共産の小高は共産支持層の7割近くをまとめた。
◎5区/安住氏が優位
民主の安住が全域で優位に立ち、自民の勝沼が追い上げる。
安住は民主支持層の9割を固め、自民、公明支持層にも食い込む。30〜70代以上の世代で4割以上の支持を集めている。
勝沼は自民支持層への浸透が5割にとどまる。公明支持層でも1割に届かず取り込みを急ぐ。20代で4割の支持を得る。
共産の高村は共産支持層の8割をまとめたが、広がりに欠ける。
◎6区/小野寺氏盤石
自民の小野寺が高い知名度で、盤石な戦いを展開。民主の鎌田は支持拡大を急ぐ。共産の内藤は浸透に懸命。
小野寺は自民支持層の9割を固め、公明支持層の7割をまとめた。支持なし層の4割に浸透している。地盤の気仙沼市など沿岸部で7割の支持を集めた。
鎌田は民主支持層の6割を固め、区割り変更で新たに加わった旧古川市などで比較的浸透。30代の2割から指示を得る。
内藤は共産支持層の4割をまとめた。
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<衆院選>激戦区、支持求め奔走 13選挙区の序盤情勢
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141204/CK2014120402000117.html
十四日投開票の衆院選で、本紙は電話世論調査に取材結果を加味し、都内二十五選挙区のうち激戦区を中心に十三選挙区の序盤情勢をまとめた。
ただ、投票先を決めていない有権者は都内全体で六割近くになっており、情勢はまだ流動的だ。 (敬称略)
◆1区
山田は地元都議や区議、与謝野馨元財務相らの応援を得て選挙戦を展開し、自民支持層の六割、公明支持層の四割をおさえ、やや先行する。
海江田は応援のため選挙区を離れることが多いが、党代表としての高い知名度を生かして民主支持層の六割を固め追い上げる。
冨田は消費税増税批判などで支持拡大を図る。渡辺は街頭活動に力を入れ、又吉、野崎は独自の戦い。
◆2区
若さをアピールする辻が三十〜四十代の支持を集め優勢。返り咲きを目指す中山は民主支持層の七割を固めた。
大熊、石沢が続き、犬丸も知名度向上を図る。四割の有権者が投票先を明らかにしていない。
◆3区
石原を松原が激しく追い上げ、香西が続く。石原は自民支持層の六割、公明支持層の三割を固めた。
民主支持層の七割をおさえた松原は無党派層への浸透にも努める。香西は安倍政権批判を展開し上積みを図る。
◆5区
地元地方議員による組織戦を展開する若宮が自民、公明支持層を固め、やや優勢。
三期の実績をアピールする手塚が続き、みんな解党で無所属出馬の三谷、自公政権を批判する沢井が追う。中松は知名度を生かす。
◆7区
元厚生労働相として知名度の高い長妻は、無党派層の支持も比較的高い。
松本は自民、公明支持層の五割以上を固め追い上げる。太田は消費税増税反対などを掲げ支持拡大を図る。吉田も票の上積みに懸命。
◆10区
八選をめざす小池が知名度と地盤を強みに一歩リード。街頭活動で無党派層への浸透を図る江端が追い、
安倍政権批判を強める今と脱原発などを掲げる多ケ谷が続く。神谷は自主憲法制定を訴える。
◆12区
自民の全面支援を受ける太田は国土交通相としての実績を訴え一歩リード。
古巣の民主支持層の七割に浸透する青木、若者の雇用対策などを訴える池内が競り合いつつ追う。公明批判を展開する田母神は支持拡大に努める。
◆14区
「うちわ配布問題」の逆風を受ける松島は「おわび」に徹し支持層引き締めに必死。
解散を受け、民主復党を決めた元職の木村が追い、消費税増税批判などを展開する阿藤が続く。
◆15区
秋元と柿沢が横一線。秋元は与党候補であることを前面に押し出し、自民支持層の五割、公明支持層の六割をおさえた。
柿沢は父の代からの支持層を固め、民主区議の支援も受けて激しく競り合う。増加している新住民票の行方が鍵になりそう。吉田は共産支持層を固めつつある。猪野は支持拡大を図る。
◆18区
土屋と元首相の菅が競り合う。土屋は元武蔵野市長としての基盤を生かし、自民支持層の八割を固めた。
前回選挙区で敗れ、危機感を募らせる菅は、脱原発などの訴えを通じ、安倍政権に対する批判票の取り込みを図る。結城は共産支持層に上積みを狙う。
◆21区
小田原は自民支持層の六割、公明支持層の五割を固め、選挙区での初勝利を狙う。
前回、逆風の中でも選挙区を制した長島も、民主支持層の八割を固め、二人のマッチレースが続きそう。吉岡は共産支持層以外への広がりが鍵。
◆22区
五度目の対決となる伊藤と山花が接戦。伊藤は地方創生相補佐官などの要職を務めてきた実績を強調。
議席奪還を目指す山花は、民主支持層の八割を固めた。坂内と鹿野はそれぞれの支持層への浸透拡大を図る。
◆23区
小倉がやや先行し、雪辱を期す櫛渕が追う。小倉は経済通をアピールし、自民支持層の六割、公明支持層の五割を固めた。
櫛渕は民主支持層の五割の支持を集め、上積みが課題。松村は組織を固め、伊藤が続く。まだ五割超の有権者が投票先を明らかにしていない。
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2014.12.4 08:05
衆院選 自民、海江田氏の地盤の東京1区に幹部を集中投下
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141204/plt14120408050003-n1.html
自民党は、幹部クラスが続々と民主党の海江田万里代表の地盤、東京1区に入っている。すでに、安倍晋三首相(党総裁)と菅義偉(すが・よしひで)官房長官が公示前の11月28日と29日にそれぞれ入り、3日は谷垣禎一幹事長が党公認候補の応援に駆け付けた。まさに“集中投下”の様相だ。産経新聞の情勢調査によると海江田氏は苦戦しており、もし落選すれば同区は「民主敗北」の象徴となる。(沢田大典)
「政権をとって何をするかが一致していなかったから、最後はバラバラになった。日本を成長させる政策が民主党には足りない。振り子のような政治には終止符を打ちたい」
谷垣氏は3日夕、新宿区のスーパーの前で候補者の山田美樹氏と街頭演説し、民主党を批判。かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相も駆け付け、「山田さんをよろしくお願いします」と訴えた。
平成24年の前回衆院選と比べて野党間の候補者調整は進んだものの、情勢調査では、民主党は公示前勢力の62議席から増える見込みだが、目標とする100議席には遠く及ばない。
党幹部は「なかなか厳しい…」と眉をひそめた。これが現実のものとなれば、選挙後に党内から海江田氏の辞任論が起きる公算が大きい。それどころか、海江田氏の当選も決して楽観できそうにないのだ。
海江田氏は、前回衆院選で山田氏に1134票差で敗れ、比例代表で復活当選した。選挙区で敗北し、代表選に立候補したことを党内で疑問視されると、当選者の得票数に対し落選者の得票数の割合を指す惜敗率を引き合いに出し「98・6%だ。私なりにクリアできている」と反論していた。
野党では、維新の党の江田憲司共同代表が「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退した。海江田氏は今回も重複立候補し、東京ブロックの名簿は他の選挙区候補と同列の1位だ。
自民党都連幹部は「海江田氏が比例復活もできなければベストだ。復活しても惜敗率が下がり、90%を割りでもしたら、民主党の議席が増えても恥ずかしくて勝利宣言や代表続投なんてできないだろう」と語る。
海江田氏は3日、東京都調布市内で記者団に「自民党は野党第一党の党首を追い込む考えのようだが」と問われると、あくまで平静を装った。
「相手が何してこようと意に介しません」
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電話世論調査 衆院選 自民が優位な選挙戦を展開
https://www.teletama.jp/news/1204.html
テレビ埼玉が2日と3日の2日間、今月14日投開票の衆議院選挙について電話世論調査をしたところ、小選挙区では自民党が優位な選挙戦を展開しています。
調査は、県内の有権者を対象に、コンピュータで無作為に選んで電話をかけるRDD方式で行いました。
それによりますと、自民党は2区、9区、15区でほかの候補を引き離しています。
また、3区、4区、8区、10区、12区、13区、14区で優位に選挙戦を展開し、1区と7区で他の候補をリードしています。
民主党は、5区で前職が自民の前職と激しく競り合っていて、6区でも自民の前職と接戦を繰り広げています。
民主党と選挙区調整を行い、3人の候補を擁立した維新の党は、伸び悩んでいます。
次世代の党は、12区で自民の前職と民主の元職を追う展開で、7区と13区では厳しい情勢です。
全ての選挙区に候補者を擁立した共産党と、1区に候補を擁立した社民党は厳しい戦いです。
無所属は、11区で前職が自民の前職と激しく競り合っています。
しかし、有権者の3割から4割を占めるとされる無党派層の半数から3分の2近くが投票態度を明らかにしておらず、今月14日の投開票に向け、情勢が変わる可能性があります。
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期待通りの対応をしてくれるみずほちゃん
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/04/11.html
2014年12月4日(木)
集団的自衛権は「ダメよ〜ダメダメ」 福島社民副党首が来県
公認候補者への支持を呼び掛ける社民党の福島瑞穂副党首=3日午後、JR浦和駅西口
社民党の福島瑞穂副党首が3日、県内入りし、衆院選の県内小選挙区に立候補している候補者と党への支持を呼び掛けた。福島副党首は2014年の新語・流行語大賞になった「ダメよ〜ダメダメ」と「集団的自衛権」を引き合いにし、「安倍首相は国民の声を聞かない。集団的自衛権はダメよ〜ダメダメ」と、声を大にした。
福島副党首は「安倍首相のアベノミクスは格差が拡大する」と主張。消費税率の8%への引き上げによる物価上昇、年金抑制、非正規雇用の増加、実質賃金も下がり続けているとし、「アベノミクスは富裕層はつくったが、生活が苦しいと感じている人が83%もいる。安倍首相は国民の内需に関心がない」と批判した。さらに平和の構築や脱原発、環太平洋連携協定(TPP)反対を訴えた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120400706
衆院選・注目区を行く(栃木3区、神奈川4区)【14衆院選】
訪問した企業の従業員に頭を下げる衆院選候補者(手前中央)=3日、栃木県那須塩原市(一部、画像処理してあります)
◇追い詰められた「改革の旗手」=自民、渡辺の牙城切り崩し−栃木3区
おすすめ【特設ページ】第47回衆議院議員選挙・立候補者一覧
「真の改革」を掲げて2009年8月、みんなの党を旗揚げした渡辺喜美が追い詰められている。巨額の借入金問題で党代表の座を追われ、路線対立で党そのものを失った。渡辺に向けられる有権者の視線はかつてなく厳しい。
衆院選公示から一夜明けた3日朝。栃木県那須塩原市のJR西那須野駅頭で、妻まゆみとビラを配る渡辺の姿があった。厳しい冷え込みの中、白い息を吐きつつ有権者を握手攻め。「ご両親によろしく」と通学の中高生にも笑顔を振りまいた。
渡辺は栃木3区で、副総理兼外相など要職を歴任した亡父美智雄が築き上げた盤石な地盤を引き継いだ。しかし、選挙区を妻に任せきりにし、永田町で政局にかまけている間に、先代からの古参秘書が去り、系列の地方議員らは離反した。
今年4月、代表を辞任する原因となった8億円の借入金問題は、「改革の旗手」を自任した渡辺に決定的な打撃となった。「前回支持してくれた建設会社が離れてしまった。いくら謝ってもまだ頭が高いと言う支援者もいる」。渡辺選対幹部の顔色はさえない。
駅前でのビラ配りの後、渡辺は慌ただしく地元企業のあいさつ回りに向かった。「一から頑張ります」と頭を下げる渡辺との握手に応じた30代の社員は、「会社は喜美さんと付き合いが長いけど、誰に入れるか冷静に考えるよ」と素っ気ない。周囲には自民支持を決めた社員もいるという。
前回、渡辺に敗れて比例復活した自民前職の簗和生陣営は、渡辺が先代の遺産を食いつぶしていると見定め、「(故美智雄の)金縛りを解く」と牙城の切り崩しに躍起となっている。渡辺が頼るかつての人脈も「1軒ずつつぶしていく」と意気軒高だ。
「心配をかけ続けてきた。私は不器用な人間だが、片時も地元を忘れたことはない」。こんな渡辺の思いに対する有権者の答えは14日に出る。3区には共産党新人の秋山幸子も出馬している。
◇浅尾も背水の陣−神奈川4区
「比例復活はない。今回の選挙が一番厳しい戦いになる」。渡辺の反対を押し切ってみんなを解党、無所属に転じた前代表の浅尾慶一郎は11月30日、神奈川県鎌倉市で開いた決起集会で何度も頭を下げた。文字通りの「背水の陣」を敷く。
無所属候補は、ビラの枚数や選挙カーの台数の制限が政党公認候補より厳しく、政見放送もできない。浅尾陣営は「ハデポコ」作戦、すなわち「はがきの発送、電話勧誘、室内ポスター掲示、個人演説会への参加」で支持拡大に懸命だ。
しかし、有権者の視線は冷たい。2日の公示日、JR鎌倉駅東口の街頭演説に集まった聴衆は30人程度。この後、西口に移り、街宣車を降りて懸命に頭を下げる姿にも、足を止める有権者はまばらだった。このうちの一人は「党がないんじゃ何ができるのか分からない」と突き放した。
浅尾が前回、ダブルスコア近い大差で下した自民の前職山本朋広は、浅尾の背中にひたひたと迫る。浅尾自身、「相手は総力戦」と危機感を隠さない。浅尾が決起集会を開いた先月30日、同じ鎌倉に応援に入った首相安倍晋三は「この候補者は時には民主党、時にはみんなの党、時には無所属。どんどん色が変わっていく。これはおかしい」と、党を渡り歩いた浅尾の痛いところを突いた。
4区には共産新人の加藤勝広、民主を離党した無所属新人の荻原隆宏も立候補している。(敬称略)(2014/12/04-17:16)
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http://www.news-postseven.com/archives/20141204_289719.html
浪速のエリカ様 相手の目を見つめ手を握る戦術が男性に好評
2014.12.04 16:00
2012年の総選挙では大阪の19選挙区中12を制した橋下徹・大阪市長率いる維新の党(当時は日本維新の会)だが、党勢の退潮が著しい。
前回、民主党の藤村修・官房長官(当時)を落選に追い込んだ女刺客、「浪速のエリカ様」こと上西小百合氏(大阪7区)も苦戦を強いられている。
「藤村氏は引退したので民主とは候補者調整し、前回8000票差で競り負けた自民党の渡嘉敷奈緒美さん相手でも勝機は十分あるはずだが、勢いはイマイチ」(陣営関係者)
原因は橋下氏の「敵前逃亡」だ。大阪都構想に反対する公明党が候補を立てる選挙区に、自らが刺客となって出馬することを匂わせていたが、解散後に不出馬を表明。維新陣営に失望が広がった。
比例復活当選の上西氏はこの2年間、選挙区への浸透を図る活動を続けてきた。地元記者はこういう。
「政治経験はゼロで演説はしどろもどろだから、徹底した握手作戦を続けていた。毎週末、地元のイベントを回り、しゃべりは最小限にして相手の目を見つめてひたすら手を握る。男性有権者には好評だった」
解散直後の3連休も自治会の親睦会、防災訓練、ゲートゴルフ大会などをはしごして挨拶回り。1日に20か所以上のイベントを回った経験もあるといい、フットワークは確かに軽いようだが、握手しかできないマドンナ候補でも当選圏が見えていたのは橋下氏への期待があったから。公示前に党首が逃げ出した影響は大きい。
「橋下はしょせんテレビタレント。政治家としての勝負勘は極めて鈍い。比例も含めて維新は議席を減らすだけだ」(自民党大阪府連関係者)と与党は高笑いしている。
※週刊ポスト2014年12月12日号
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141204_11034.html
<衆院選>主要労組、足並みに乱れ 民主候補不在の宮城2区
14日投開票の衆院選で、宮城県内で唯一民主党が公認候補を立てなかった宮城2区の運動方針をめぐり、連合宮城を構成する主要労組の対応が分かれている。民主とすみ分けを図った維新の党へのアレルギーもあり、野党共闘の成否の鍵を握る組合票の行方は不透明だ。
民主党は2区について、維新前議員の林宙紀氏(37)を県連推薦とした。2012年の前回衆院選は1区から出馬し、民主の要請に応じて国替えした林氏を公認並みに支援する。
民主を選挙応援の主軸とする連合本部は、公務員の組合活動に否定的な橋下徹共同代表への反発などから維新の党を支援しない。
組合員約8万人の連合宮城は1、3〜6区の民主候補を推薦する一方、2区は一本化が難しいと判断。運動方針を加盟労組に一任した。
傘下で組合員数が2番目のUAゼンセン県支部(1万1000人)は表向きは自主投票だが、事実上の林氏支援を組織に呼び掛けている。幹部は「民主候補不在の中で最も政策や理念の近い候補を選びたい」と話す。自動車総連宮城地方協議会(7500人)も林氏支援で動く。
一方、組合員数最多の自治労県本部(1万6000人)とJP労組宮城連絡協議会(5300人)は、社民党新人の桑島崇史氏(35)を推薦した。自治労はこれまでも社民が支援の主軸だった。
自主投票とした情報労連県協議会(5200人)の幹部は「連合本部の方針や政策の比較を通じ、維新の党、社民党双方とも(組織決定となる)支援は打ち出せない」と話す。
県電力総連(7500人)はまだ態度を決めておらず、ぎりぎりまで協議を続ける。「仙台市内の選挙区で民主党候補がいない初の総選挙。慎重に判断したい。エネルギー政策などをしっかり点検する」と話す。
連合宮城の山崎透会長は「2区ははっきりと支援を打ち出せない難しい状況だが、それぞれの産別は一体の動きを取るはずだ」と話す。
【宮城2区立候補者】
増元照明59☆次 新
桑島崇史35☆社 新
林宙紀37☆維 前(1)
大内真理36 共 新
秋葉賢也52☆自(無)前(4)
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_11.html
<衆院選>反自民再結集、福島1区構図激変
立候補断念を表明する石原氏=11月21日、福島県庁
衆院選の福島1区で、立候補を見送った元議員の石原洋三郎氏(41)が民主党元参院議員の金子恵美候補(49)への支援を表明した。2人は民主党の同志だったが、前回の衆院選直前にたもとを分かった。父親が保守系の元衆院議員という共通項を持つ2人が「反自民」で再結集し、県都決戦の構図は激変した。
「今まで一緒にやってきた仲。金子を支援してほしい」。2日午後、JR福島駅前のホテルで民主党の玄葉光一郎元外相(50)が石原氏に頭を下げた。石原氏は「分かりました」と快諾した。
石原氏は2009年の衆院選で、民主党公認で立候補し15万票を得て初当選。前回は民主党を離党し未来の党公認で臨み、5万票で次点だった。民主党候補は4万5000票で3位。反自民票が割れ、12万票を得て返り咲いた自民党の亀岡偉民氏(59)に惨敗した。
石原氏はみんなの党公認が内定していたが、解党を受け出馬を断念。「第二極と第三極が割れれば自民を利する」と話すなど、非自民の立場は鮮明にしていたが、金子氏を支援するかは明言していなかった。
初代民選の福島県知事の祖父、元衆院議員の父を持つ石原氏は、1区に代々の支持者を抱える。金子氏の父も元衆院議員で、個人後援会を受け継いでいる。
「金子石原連合」の誕生に、金子氏選対の小林義明事務局長は「2年前に石原氏を除名した経緯があり、単純な票の足し算はできないが、亀岡氏に肩を並べられるというムードが出てきた」と歓迎する。
一方、亀岡氏の選対幹部は「石原氏の5万票は絶対に亀岡氏には流れてこない。(前回、大勝して)若干楽観ムードがあっただけに、早急に引き締めを図らなければならない」と警戒を強めた。
◎衆院選立候補者
【福島1区】
金子恵美49☆民 新
亀岡偉民59☆自(町)前(2)
渡部保子72 共 新
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_06.html
<衆院選>民・生住み分け 岩手の自民苦境
盛岡市であった自民党の街頭演説会。各陣営は安倍政権の実績を訴える
衆院選の岩手で、自民党陣営の多くがサバイバル戦を強いられている。立候補した4前議員のうち3人は前回(2012年)、比例東北で救われた復活当選組。「小沢王国」の歴史の陰で岩手の自民は党勢がさほど強くない上、今回は民主、生活がすみ分けをして攻勢に転じている。党県連は「4選挙区で余裕のある選挙区は一つもない」と危機感を強める。
「どうしても岩手のために働きたい。どうか皆さん、この思いを知り合いに伝えてほしい」。公示された2日夜、盛岡市のビルの一室。1区で再選を目指す前議員の高橋比奈子候補(56)は、声を震わせながら約80人に支持を訴えた。
前回は民主党が分裂し、民主と生活(当時・日本未来)が票を奪い合った。高橋氏は2番手に滑り込み、比例復活で初当選した。
今回は事情が違う。民主は1、3区、生活は2、4区に公認候補をすみ分けた。1区では民主前議員の組織力のある階猛候補(48)が4選を狙う。前回割れた民・生票を単純に合わせれば、高橋氏は圧倒的に不利になる。
2区では前回ただ一人、選挙区議席を獲得した党県連会長の鈴木俊一候補(61)が通算8選に挑む。相手は比例東北の生活前議員畑浩治候補(51)。選挙区の対戦成績は鈴木氏の2勝1敗だ。
「追い風はない」と前回との違いを語る鈴木氏。経済政策アベノミクスへの評判は芳しくなく、支える首長の一人は「厳しい勝負。鈴木さんも競るだろう」と予測する。
3、4区の候補はいずれも比例復活組で、保守層への浸透に躍起だ。3区は橋本英教候補(47)が民主前議員の黄川田徹候補(61)に挑み、4区は藤原崇候補(31)が生活代表の小沢一郎候補(72)の岩盤に立ち向かう。
ある陣営の幹部は「惜敗率80%が比例の当落ラインだろう。差を縮め、何とか復活したい」と選挙区での「善戦」を視野に入れ始めた。前回、比例東北で復活した自民候補の惜敗率は45〜78%。落選者が増えれば復活ラインは上がる。
好材料もある。公明党は前回2区の鈴木氏だけだった推薦を全候補に拡大した。公明票は各選挙区1万余りあるとみられ、各陣営は票の上積みを期待する。
県農協政治連盟や県漁連、県医師連盟、県歯科医師連盟など各団体も前回は「自主投票」とした選挙区を「自民推薦」に切り替えた。県連幹部は「しっかり取り組まないと思わぬ結果になる」と陣営を引き締める。
◎衆院選岩手小選挙区立候補者
▽1区
細川光正65☆社 新
階猛48☆民 前(3)
吉田恭子33 共 新
高橋比奈子56☆自(大)前(1)(比当)
▽2区
畑浩治51☆生 前(2)(比当)
久保幸男56 共 新
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)
▽3区
橋本英教47☆自(町)前(1)(比当)
黄川田徹61☆民 前(5)
菊池幸夫55 共 新
▽4区
藤原崇31☆自(町)前(1)(比当)
高橋綱記67 共 新
小沢一郎72☆生 前(15)
☆は比例代表との重複立候補者。(比当)は前回選(12年)の比例東北復活当選者。
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_07.html
<衆院選>「大将の娘」激励 谷垣氏酒田入り
「今度は私が育てる」と自民候補への支持を訴える谷垣幹事長
自民党の谷垣禎一幹事長が3日、衆院選山形3区の党新人加藤鮎子候補(35)応援のため、酒田市に駆け付けた。谷垣氏といえば、加藤氏の父紘一氏による「加藤の乱」の際に「大将なんだから」と、涙ながらに引き留めたエピソードが有名。前回、紘一氏を破った前議員との激戦に挑む「大将の娘」のため、熱弁を振るった。
谷垣氏は個人演説会で約400人の聴衆を前に「初陣の鮎子氏の姿を見ると、加藤紘一先生に指導していただいた身として万感胸に迫る」と切り出し、自らの衆院初当選の思い出を披露した。
紘一氏の全面支援を受け、30代の若さで当選できた−などと述べた谷垣氏は「私がそうしてもらったように、鮎子氏を山形のためになる政治家に育てる」と宣言。壇上に並んだ鮎子氏は目を潤ませながら頭を下げ、支援者からは大きな拍手が湧いた。
マイクを握った自民党県連幹部も「こんな早い段階で幹事長が来るのは、鮎子氏が大事だということの証だ」と強調し、谷垣氏との親密さを繰り返しアピールした。
谷垣氏は紘一氏に側近として長く仕え、2000年の加藤の乱では、当時の森喜朗首相への内閣不信任案に賛成しようとする紘一氏に対し「加藤先生が大将なんだから。一人で突撃なんて駄目ですよ」と説得した姿が大きく取り上げられた。鮎子氏とは幼いころから親交があるという。
党幹部との「浪花節」で引きつける加藤氏に対し、無所属前議員の阿部寿一候補(55)の陣営は「谷垣氏が来るのは想定内だ」と述べた。
民主新人の吉田大成(45)、共産新人の長谷川剛(36)の両候補陣営はともに「主張を変わらず訴えるだけ」などと話している。
◎衆院選立候補者
【山形3区】
阿部寿一55 無 前(1)
吉田大成45☆民 新
長谷川剛36 共 新
加藤鮎子35☆自 新
佐藤誠66 無 新
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50112.html
自民も民主もいない選挙区…見極め困難と有権者
2014年12月04日 08時24分
本来は政権選択の意味合いを持つ衆院選だが、第1党の自民党候補も、野党第1党の民主党候補もおらず、選択肢が限られる選挙区もある。
政党間の選挙協力や強固な地盤を持った候補の存在がその理由で、有権者からは戸惑いの声も漏れる。
熊本4区は、自民、民主両党の公認候補が出ず、共産党新人の井芹栄次候補と次世代の党前議員の園田博之候補の一騎打ちとなっている。
園田候補の父親は、外相などを歴任した自民党の重鎮だった。園田候補は同党を離党後、複数の党を渡り歩いたが、今も地盤を支えるのは自民党の地方議員ら。今回の選挙でも、同党県連と公明党から異例の推薦を得た。園田候補は2日の出陣式で「与党や、与党に近い立場で仕事をしたい」と表明したが、駆けつけた農業男性(64)は「地元のために働くのに政党は関係ないが、やはり自民党候補がいないと……」とこぼす。
一方の井芹候補は「安倍政権にノーを突き付けよう」と訴えた。
自公連立政権の象徴とされ、2003年の衆院選以降、自民党が候補を立てていない東京12区。「野党共闘のため」として民主党も擁立を見送り、前回に続き、自民、民主両党が不在の選挙区となった。
公明党前議員の太田昭宏候補が11月27日に行った事務所開きには、自民党の谷垣幹事長が駆け付け、両党の連携をアピールした。生活の党前議員の青木愛候補は、区議レベルで民主党の選挙協力を受けている。
しかし同選挙区内にある、JR赤羽駅近くの商店街を歩いていた女性会社員(32)は「自民党候補も民主党候補もいないと、政権を託せる投票先を見極めるのは難しい」と語った。
同選挙区では、共産党新人の池内沙織候補と、次世代の党新人の田母神俊雄候補も出馬している。
2014年12月04日 08時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.sankei.com/region/news/141204/rgn1412040038-n1.html
2014.12.4 07:10
【衆院選2014注目区を行く】
5区 「枝野包囲網」に民主危機感 埼玉
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「自民党が全国で最も力を入れている選挙区が、ここ埼玉5区なんです」
公示前の11月30日、JR大宮駅前で牧原秀樹の応援演説に立った地方創生担当相の石破茂は力を込めた。リップサービスではない。翌12月1日に三原じゅん子、2日に小泉進次郎と知名度が高い応援弁士を送り込み、3日には石破が再び5区入り。相手は民主党幹事長、枝野幸男だ。
民主への逆風が吹き荒れた平成24年の前回衆院選で、自民が県内で唯一民主に敗北したのが5区だった。差は9465票。比例復活した牧原の陣営は「今度こそ小選挙区で勝利」をスローガンに掲げる。
党を挙げての「枝野包囲網」の背景には、前回、危機感を抱いた枝野が選挙戦終盤、地元に張り付きになった経緯がある。党の顔でもある枝野が地元から動けなくなれば、「それはそれで全国の選挙区に対して貢献できる」(陣営関係者)からだ。
「4度目のチャレンジで皆さま一人一人を代表させていただきたい」。そう訴える牧原は「市内から電車で国会に通う市民として、地域との絆はある」と胸を張る。
一方の枝野。陣営は当初「公示後は応援演説のため自分の選挙区に入れない」としていたが、公示日の2日夜、早くもお国入り。JR大宮駅東口で支援者ら約200人を前に、「地元を離れて仲間の応援に行くのは大変辛いが、育てていただいた皆さんを信じて全国を走りたい」と語った。
この日は青森、岩手、栃木各県を飛び回った。やや疲れた表情で「安倍さんは相当私のことをお嫌いなようで、ターゲットにされています」とこぼしたが、約8分の演説を終えると、13区の候補者の応援のため足早に車に乗り込んだ。
本人不在の間、録音した枝野の声を選挙カーで流し、県議や市議らが順番に駅立ちを行うなど協力態勢は万全を期す。陣営関係者は「相手が有名議員を入れるので、うちのスタッフに危機感が生まれた。投票率の向上へ、よい相乗効果が生まれている」と手応えを語った。=敬称略(佐藤祐介)
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新潟
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141204149197.html
1−4区で自民・民主競り合い
県内世論調査 5・6区、自民に勢い
14日投開票の第47回衆院選に向け、新潟日報社は2、3の両日、県内6小選挙区を対象とした世論調査を行い、公示直後の序盤情勢を探った。自民党と民主党の候補が1〜4区で競り合っている。5、6区は自民候補に勢いがあり、それぞれ生活の党と民主党が追う。共産党と社民党は広がりがいまひとつ。各区では5〜6割の有権者が態度未定で、今後情勢が大きく動く可能性がある。
今回の衆院選の関心度について「大いにある」「ある程度ある」と答えたのは67・4%。戦後最低の投票率(59・66%)だった前回2012年衆院選の序盤調査に比べて、10・2ポイント低下した。(以下敬称略)
【1区】自民前職の石崎徹と民主元職の西村智奈美が競る。石崎は自民、公明支持層を押さえ、20代にも食い込む。西村は民主のほか、社民支持層も後押し。ともに旧新潟市の無党派層の取り込みが鍵だ。共産新人の町田明広は、共産支持層以外への広がりに期待。
【2区】民主前職の鷲尾英一郎と自民前職の細田健一が一歩も引かない戦い。鷲尾には民主支持層に加え、自民支持層の一部が流れる。燕市などに浸透する。柏崎市などで支持を広げる細田は自民、公明支持層をまとめ切れるかが焦点。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明はまだ勢いがついていない。
【3区】民主元職の黒岩宇洋と、自民前職の斎藤洋明が接戦を演じている。黒岩は民主支持層を取り込み、無党派層からも一定の支持を得る。斎藤は自民、公明支持層を固め、20代を引き寄せる。村上市で強みを見せる。共産新人の伊藤誠は共産支持層の7割を確保。
【4区】自民前職の金子恵美と、民主前職の菊田真紀子が激しい戦いを展開。金子は自民支持層に加え、無党派層からも支持を受ける。民主支持層をまとめる菊田は、無党派層への食い込みが遅れている。共産新人の西沢博は共産支持層をまとめ、他への波及も狙う。
【5区】自民前職の長島忠美が自民支持層を固め、幅広い世代にも浸透。長岡市など全域でリードする。生活新人の森裕子は野党共闘を組む民主、社民支持層の支持を獲得するが、無党派層への広がりが課題。共産新人の服部耕一は50代から一定の支持を受ける。
【6区】自民前職の高鳥修一が自民支持層をしっかり押さえ、大票田の上越市をはじめ各地で先行する。追う民主新人の梅谷守は民主支持層の8割をまとめるが、若い世代への広がりがいまひとつだ。共産新人の高橋ミキ子は共産支持層以外への切り込みが課題だ。
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http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040013-n1.html
2014.12.4 06:00
【衆院選2014】
自民、海江田氏の地盤の東京1区に幹部を集中投下 「民主敗北の象徴区」に
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衆院東京1区に入り、支持者と笑顔で会話する自民党の谷垣禎一幹事長=3日夕、東京都新宿区(小野淳一撮影)
自民党は、幹部クラスが続々と民主党の海江田万里代表の地盤、東京1区に入っている。すでに、安倍晋三首相(党総裁)と菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官が公示前の11月28日と29日にそれぞれ入り、3日は谷垣禎一幹事長が党公認候補の応援に駆け付けた。まさに“集中投下”の様相だ。産経新聞の情勢調査によると海江田氏は苦戦しており、もし落選すれば同区は「民主敗北」の象徴となる。(沢田大典)
「政権をとって何をするかが一致していなかったから、最後はバラバラになった。日本を成長させる政策が民主党には足りない。振り子のような政治には終止符を打ちたい」
谷垣氏は3日夕、新宿区のスーパーの前で候補者の山田美樹氏と街頭演説し、民主党を批判。かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相も駆け付け、「山田さんをよろしくお願いします」と訴えた。
平成24年の前回衆院選と比べて野党間の候補者調整は進んだものの、情勢調査では、民主党は公示前勢力の62議席から増える見込みだが、目標とする100議席には遠く及ばない。
党幹部は「なかなか厳しい…」と眉をひそめた。これが現実のものとなれば、選挙後に党内から海江田氏の辞任論が起きる公算が大きい。それどころか、海江田氏の当選も決して楽観できそうにないのだ。
海江田氏は、前回衆院選で山田氏に1134票差で敗れ、比例代表で復活当選した。選挙区で敗北し、代表選に立候補したことを党内で疑問視されると、当選者の得票数に対し落選者の得票数の割合を指す惜敗率を引き合いに出し「98・6%だ。私なりにクリアできている」と反論していた。
野党では、維新の党の江田憲司共同代表が「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退した。海江田氏は今回も重複立候補し、東京ブロックの名簿は他の選挙区候補と同列の1位だ。
自民党都連幹部は「海江田氏が比例復活もできなければベストだ。復活しても惜敗率が下がり、90%を割りでもしたら、民主党の議席が増えても恥ずかしくて勝利宣言や代表続投なんてできないだろう」と語る。
海江田氏は3日、東京都調布市内で記者団に「自民党は野党第一党の党首を追い込む考えのようだが」と問われると、あくまで平静を装った。
「相手が何してこようと意に介しません」
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http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040015-n1.html
2014.12.4 01:17
【衆院選2014】
野党共闘「反自民の大義」か「選挙目当て」か…1強多弱に危機感 熊本1区、福岡4区
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第47回衆院選(12月14日投開票)で、九州・山口8県の37選挙区では共産党、諸派、無所属をのぞく野党候補が1人だけの「野党共闘区」が22に上った。「1強」の自民党に対抗する苦肉の策だが、民主党を中心に野党の候補擁立が間に合わず、結果的に調整に成功した側面もある。各党が訴える政策の違いは大きく、対抗陣営からは野合批判も噴出する。(田中一世、谷田智恒)
「この2年間、松野氏とは別々の道を歩んできたが、今、強権的な政治が推し進められている。今回は何としても勝たなければならないということで本日、参りました」
衆院選が公示された2日。熊本1区の維新前職、松野頼久氏(54)の出陣式には、民主党熊本県連の鎌田聡代表も出席し、激励のあいさつをした。
民主党の最大の支持母体である連合熊本の佐々木義博事務局長もマイクを握り、「自民党議席を1つでも減らすことが連合熊本の大義だ」と述べた。
両者の発言に、松野氏は「民主県連、連合熊本の仲間と一緒に戦える。感無量です」と声を詰まらせた。
松野氏と民主党には、浅からぬ因縁がある。
かつて松野氏は民主党に所属し、鳩山由紀夫内閣では内閣官房副長官を務めた。だが、平成24年9月、飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本維新の会(維新の党の前身)に移る。政権支持率が低迷する中で党を出て行く松野氏の行動に、民主党内には不平不満がたまった。
3カ月後の衆院選では 民主党は松野氏に対抗し、新人候補を擁立した。非自民票が割れたこともあり、松野氏は自民党の木原稔氏(45)に敗北し、比例当選するのがやっとだった。
今回の衆院選にあたっては非自民勢力を拡大することを優先し、民主党県連は解散翌日の11月22日、松野氏の「支持」を決めた。連合熊本も26日、「協力・支援」することとした。
もちろん、これまでのわだかまりを、水に流せたわけではない。連合熊本内には、橋下徹共同代表が官公労批判を繰り返す維新の党への拒否反応もある。
それでも上田淳会長は「自民から議席を奪うためには反自民の大義でまとまれる」と強調する。
上田氏らの脳裏にあるのは、前回の選挙結果だ。松野氏と民主候補の票を足すと、わずか56票ながら、当選した木原氏を上回っていた。
この野党共闘に対し、自民・木原陣営の小杉直県議は「民主党は党を捨て、連合を裏切った松野氏を支援するという。こんな連中に負けるわけにいかない」と批判した。
× × ×
野党共闘は、九州最多11選挙区を抱える福岡でも進んでいる。
「与野党が伯仲した国会にしなければならない。そういう思いで、民主党福岡県連は私に推薦を与えてくださった。この熱い思いに応えたい」
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選挙戦2日目の3日午後、福岡4区の維新前職の河野正美氏(53)は福岡県粕屋町での街頭演説でこう強調した。維新の党の川田龍平・国会議員団総務会長もマイクを握り、「安倍首相のやりたい放題にストップかけなければいけない。そのための選挙協力だ」と述べた。
前回衆院選で、福岡4区の非自民勢力は民主党、旧日本維新の会、旧日本未来の党などに割れた。維新公認で出馬した河野氏は、自民候補に敗れ、比例復活した。
民主・維新両党は先月27日、福岡県連レベルでの選挙協力を結び、民主党は河野氏を推薦した。代わりに、維新の党は民主党が擁立した県内6選挙区の候補を推薦した。
民主党側は、4区を拠点に活動していた元職の山本剛正氏(42)を、河野氏との競合を避けるため、公示2週間前になって1区に国替えさせる配慮まで見せた。
河野氏は「私は野党統一候補。民主党さんにあそこまでやっていただいたのだから、選挙区で勝たないといけない。『比例復活で』という考え方は絶対にだめだ」と意気込む。
河野氏は、連合福岡の推薦は受けられなかったが、傘下の複数の労働組合とは支援の話し合いを個別に進めているという。
先月30日には民主党県連の大久保勉代表(参院議員)が4区内の数カ所で応援演説をする計画も立てた。何かの前兆か、こちらは大雨で中止となったが、選挙期間中の実施に向け、再度調整しているという。
大久保氏は「野党が共闘し、巨大な敵と対(たい)峙(じ)することが最も重要だ。2年前は自民に県内11選挙区を独占されたが、今回は勝つ見込みが十分にある」と、共闘に活路を見出す。
一方、共闘は野党が地力の弱さを露呈したともいえる。民主党は全国でも結党以来最少となる198人しか候補者を擁立できなかった。枝野幸男幹事長は公示前の11月29日、大阪市で記者団に「次の選挙の時には政権の選択肢として認めていただけるような議席を獲得したい」と語り、今回衆院選での政権獲得が厳しいとの認識を示した。
「自民vs民主」だった過去2回の衆院選と異なり、今回は「自民vs野党」の構図となったといえる。
ただ、民主や維新、社民など野党各党の政策は、原発再稼働や集団的自衛権の行使容認、憲法改正などをめぐり、大きな隔たりがある。
20年前の平成5年にあった第40回衆院選でも、「非自民・非共産」による野党結集が喧伝され、選挙後の細川内閣成立につながった。だが、寄せ集めの連立政権は1年ほどで四分五裂した。今回の野党共闘にも、ライバル候補からは「選挙だけが目当てのご都合主義に過ぎない」と批判の声が上がる。
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静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141204/CK2014120402000094.html
衆院選 県内の序盤情勢
◆自民5選挙区でリード 民主は2選挙区優勢
写真
中日新聞社は三日、第四十七回衆院選(十四日投開票)について、共同通信社と合同で行った電話世論調査に、独自取材を加味して序盤情勢を分析した。静岡県内では八小選挙区のうち、五選挙区で自民党、二選挙区で民主党が優勢となり、一選挙区は自民党と民主党が接戦となっている。ただ、小選挙区で五割、比例代表で四割が投票先をまだ決めておらず、投開票日まで情勢が変わる可能性がある。
自民党は二年前の前回選で圧勝した勢いはやや衰えているが、有利に戦いを進めている。民主党は牙城の5、6区で優勢で、4区で自民党と激しく競り合っている。1、8区に擁立した維新の党は支持政党を持たない層への浸透が鍵となる。
支持政党は自民党が一位で36・4%、二位の民主党は16・1%。三位の維新の党は7・1%で、前回選で民主党に2・7ポイント差までに迫った勢いを失っている。共産党が4・1%、公明党が3・6%、生活の党が0・7%、社民党が0・6%、次世代の党が0・1%と続き、支持政党を持たない層が15・8%、分からない、無回答が10・1%だった。
比例代表の投票先は自民党が七選挙区、民主党が一選挙区で一位となった。前回は自民党が全選挙区で一位だったが、民主党がやや盛り返した。民主党は「投票先を決めている」と答えた人のうち七選挙区で二位で、維新の党は三選挙区で三位だった。
「決めていない」という人に重ねて投票先を聞くと、維新の党が四選挙区で二位となった。維新の党が一定程度、態度未定の有権者の受け皿として浸透していることが分かった。衆院選への関心は「大いにある」と「ある程度ある」の合計は66・4%で、前回衆院選公示前調査より13・2ポイント下がった。
<調査の方法> 序盤情勢は共同通信社と本紙を含む加盟社が行った電話世論調査結果と本紙独自の取材結果を総合して判断した。
電話調査は二〜三日の二日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは十五万二千百八十五件で、このうち十二万一千七百六十二人から回答を得た。
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秋田
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20141203-OYTNT50129.html
<衆院選情勢分析>1区 冨樫、寺田激戦
2014年12月04日
◆3区は御法川、村岡横一線◆
14日投開票の衆院選について、読売新聞社が2、3日に行った情勢世論調査の結果から県内3小選挙区の情勢を探る。秋田1区は自民の冨樫氏と民主の寺田氏が激しく競り合っている。2区は自民の金田氏が優位に選挙戦を進める。3区は自民の御法川氏と維新の村岡氏が横一線の戦い。ただ、どの選挙区も有権者の2〜3割が投票する候補を明らかにしておらず、情勢は流動的だ。
■1区
再選を目指す冨樫氏は自民支持層の約8割を固め、安倍内閣を支持する有権者の7割強から支持を集めている。職業別では、商工団体の支援を受けていることもあり、給与所得者と商工自営業の3割強から支持を得ている。年代別では、30〜50歳代の支持が多い。
寺田氏は民主支持層の9割弱をまとめ、無党派層の4割弱にも浸透。自民支持層の1割弱の支持も得ている。年代別では、60歳代と70歳代以上の支持が3割強となっており、職業別では、無職の支持が高い。内閣を支持する有権者の2割弱からも支持を得ている。
4氏の中で立候補の表明が最も遅かった社民の伊藤氏は、支持をまとめきれていない。7月に出馬表明した共産の山内氏は、無党派層の1割弱、30歳代の1割強の支持を得ている。
■2区
金田氏は自民支持層の9割弱、さらに民主支持層の2割弱からも支持を得ている。安倍内閣を支持しない有権者でも約2割は金田氏を支持しており、幅広く浸透している。職業別では専業主婦の約6割の支持を得ているほか、給与所得者の5割近い支持を得ている。
民主の緑川氏は民主支持層の8割弱、無党派層の約3割の支持を得ている。60歳代の支持が4割近い。町村部での支持が4割弱と、金田氏を上回る。ただ、選挙戦でアベノミクス批判を展開しているものの、内閣を支持しない有権者の支持が5割に届いていない。
共産の藤本氏は、40歳代の有権者の支持が一定程度あるものの、町村部などへの浸透が遅れている。
■3区
御法川氏は自民支持層の7割強をまとめ、町村部での支持も5割を超えている。幅広い年代、職種に浸透し、職業別では商工自営業の支持が5割弱に上り、農林水産業や主婦、無職の支持も約4割と高い。年代別でも、70歳代以上の約4割から支持を集めている。
村岡氏は維新支持層の約8割、自主投票を決めた民主支持層の6割強の支持を固め、自民支持層の2割弱にも浸透している。無党派層の支持が約4割と、御法川氏を大きく上回る。職業別では給与所得者の4割弱、年代別では50歳代で5割弱の支持を集めている。
共産の我妻氏は、民主支持層と無党派層の1割強から支持を得ている。
2014年12月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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沖縄1区 赤嶺が前
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204rky00m010004000c.html
衆院選:沖縄1区は3氏競り合う 合同世論調査
2014年12月04日
琉球新報社は、14日投開票の第47回衆院選に向け、共同通信社と合同で2、3の両日、県内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。本紙の取材を加味して選挙戦の序盤情勢を探ったところ、沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏、自民前職の国場幸之助氏、維新元職の下地幹郎氏が激しく競り合う展開だ。2区は社民前職の照屋寛徳氏が自民前職の宮崎政久氏をリードし、3区は生活前職の玉城デニー氏が自民前職の比嘉奈津美氏に先行している。4区は自民前職の西銘恒三郎氏がやや先行し、無所属新人の仲里利信氏が激しく追い上げている。
ただ全体の約4割がまだ投票する候補者を決めていないと回答している。選挙戦中盤以降に情勢が大きく変化する可能性がある。判断を保留しているのは無党派層が多く、その動向が当落の鍵を握りそうだ。
沖縄1区は赤嶺氏が共産に加え、生活や社民の支持層を固めつつある。国場氏は自民に加え、推薦を得た公明支持層の約6割を押さえた。下地氏は維新の7割強から支持を集め、民主からも約5割の支持を得る。
2区は照屋氏が社民、共産、生活の支持層を固め、民主支持層の支持も得る。宮崎氏は自民の6割を固めたが、推薦を受ける公明からの支持をまだ固め切れていない。
3区は玉城氏が生活、社民、共産の支持者から高い支持を得て、民主、維新支持者にも食い込む。比嘉氏は自民、推薦を得た公明支持層を固めたが、やや広がりに欠ける。
4区は西銘氏が自民と推薦を受ける公明の8割を固めた。仲里氏は社民、共産、生活支持者に加え、民主、維新支持者、無党派層にも食い込む。(琉球新報)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddn041010012000c.html
師走決戦:2014衆院選 大阪11区 落下傘、混戦に拍車 それぞれに「地元」
毎日新聞 2014年12月04日 大阪朝刊
大阪府北東部のベッドタウン・枚方市。住宅街にあるスーパーの前で3日、自民元職の佐藤ゆかり氏(53)がマイクを握った。「『経済の佐藤』と言われるようになりました。アベノミクスで庶民生活を良くしましょう」。白の上下に白の靴。演説が終わると聴衆に駆け寄り、笑顔で握手を求めた。
東京出身。外資系証券会社勤務などを経て、2005年に小泉純一郎首相(当時)が仕掛けた郵政選挙で、野田聖子元郵政相=岐阜1区=への「刺客」として初当選(比例復活)した「小泉チルドレン」の一人だ。民主に政権交代した09年の衆院選は東京5区に国替えして落選。10年の参院選比例代表で当選した。今回は、縁もゆかりもない大阪11区から立つ。
大阪11区は1996年の小選挙区制導入以来、一度も自民候補が勝ったことのない選挙区で、ここでの勝利は自民の悲願だ。「勝てる候補を」との枚方市議らの要請で、自民大阪府連が公認申請し、出馬が決まったのは約1週間前。街頭演説では「淀川に架かっている橋が少ない。災害対策に力を入れる」などと地元の話題にも触れる。本人はさらりと言う。「刺客ではありません。地元から求められて来たんです」
維新前職の伊東信久氏(50)は警戒心を隠さない。「まるで黒船襲来だ」。神戸市生まれで、大阪市内などで開業する整形外科医で、12年の前回選で橋下徹共同代表(大阪市長)が擁立した「橋下チルドレン」の一人だ。強い地盤があるわけではない。大阪都構想には逆風が吹き、維新への風向きも前回とは異なる。
2日、交野市で伊東氏の応援演説に立った松井一郎幹事長(大阪府知事)は佐藤氏をけん制した。「『刺客』として知名度はあるんだろうが、それだけで票につながるのか。自民では身を切る改革をできない」
民主元職の平野博文氏(65)は5期連続で議席を守り、官房長官や文部科学相などの要職を務めた。選挙区にはパナソニックの社員が多く住み、出身の平野氏は労組の支援で安定した戦いをしてきた。だが、民主への逆風や維新の国政進出で状況は一変した。前回は維新の伊東氏に約2万6000票差をつけられ、比例復活もできなかった。
「おはようございます」。3日朝、京阪枚方市駅前で通勤客の前に立った平野氏は深々と頭を下げたが、あいさつする市民は少ない。それでも2年前より反応はいいという。「団地の隅々までつじ立ちを繰り返し、地べたから市民と接点を持つのはこの選挙が初めて。『地元の候補』をアピールしたい」と雪辱を期す。
混戦模様となった11区。「落下傘候補もベテラン候補も気にしていない」と話すのは共産新人の三和智之氏(39)だ。「若さと地元で子育てをする肌感覚を生かし、消費税の増税中止などを訴えたい」【五十嵐和大、熊谷豪】
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◇大阪11区立候補者
平野博文 65 [元]文科相 (5)民元
三和智之 39 党11区役員 共新
伊東信久 50 医師 (1)維前
佐藤ゆかり 53 [元]参院議員 (1)自元=[公]
(届け出順)
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福島
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20141203-OYTNT50293.html
自民4選挙区で先行…世論・情勢分析
2014年12月04日
14日投開票の衆院選で、読売新聞社は2、3の両日に実施した世論調査と取材結果を加味して序盤の情勢を分析した。県内五つの小選挙区では、3区を除く四つの選挙区でいずれも自民党候補が先行し、3区では民主党候補がリードしている。ただ、有権者の2割強が態度を明らかにしておらず、情勢は流動的な部分もある。(敬称略)
◆1区
亀岡が安定した戦いを進め、自民支持層の9割弱、公明支持層の7割弱を固めている。農林水産業や給与所得者の半数以上の支持を得ており、特に郡部で浸透している。民主党参院議員だった金子は同党支持層の8割をまとめ、無党派層の支持も亀岡と同じ3割弱だが、世代別では全年代で亀岡に水をあけられている。渡部は共産支持層の6割を固めたが、支持の広がりが課題だ。
◆2区
根本が優位に立っている。自民、公明両党支持層からの支持がいずれも9割に上り、無党派層も3割を固めた。年代別でも全世代でリードしている。11月下旬に出馬表明した岡部は、民主支持層の7割を固めたが、郡山市以外では伸び悩んでいる。若さや医師の実績などをアピールして無党派層の取り込みを目指す。平は共産支持層の大半を固めているものの、都市部で浸透できていない。
◆3区
8選を目指す玄葉が頭一つ抜け出している。民主支持層の9割に加え、自民支持層の2割も取り込み、公明、共産支持層にも食い込む。無党派層からも半数の支持を得る。出馬表明が11月下旬と遅れた上杉は、まだ自民支持層の半分しか固めきれていない。ほぼ全ての年代でリードを許しており、巻き返しを図る。横田は共産支持層をまとめ、知名度向上を目指す。
◆4区
菅家がリードする展開で、自民支持層の8割、公明支持層の8割弱を固めた。専業主婦の6割弱、給与所得者の4割に浸透し、都市部、郡部とも他候補をリードしている。小熊は維新支持層の8割弱をまとめ、候補擁立を見送った民主の支持層の半数に浸透。無党派層では菅家を上回る3割の支持を集めている。田中は共産支持層の9割弱の支持を得ている。出馬表明が公示直前となった小川は、まだ社民支持層をまとめきれていない。
◆5区
吉野が先行している。公示前日に公認が決まり、9年ぶりの5区での戦いだが、自民支持層の7割、公明支持層の5割を固めた。比例に回った前議員坂本剛二の支援も受け、基盤固めを急ぐ。吉田泉は民主支持層の6割の支持にとどまっているが、無党派層への浸透は吉野をやや上回っている。吉田英策は共産支持層の8割をまとめ、民主支持層や無党派層にも食い込む。
◆比例選投票先…自民3割強、民主2割
比例選での県内有権者の投票先は、自民が3割強、民主が2割、維新が1割弱で、これに公明、共産、社民、生活などが続く。
地域別にみると、自民と民主に対する支持は、市部は全体の傾向と同じだが、郡部ではほとんど差がない。
支持政党別では、自民、民主、維新、公明は自党支持層の8〜9割を固めている。無党派層では、自民、民主、維新がいずれも1割強で、ほぼ互角だった。
安倍内閣の支持率は35%で、不支持率が45%と上回った。自民支持層では支持率は75%、不支持率は10%だったが、連立を組む公明の支持層ではそれぞれ57%、29%だった。
政党支持率は、自民が最も高い35%で、これに民主17%、公明、共産5%、維新4%、社民1%などと続いた。「支持政党なし」は22%だった。
2014年12月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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大分
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/04/113606242
衆院選県内3選挙区 公示直後の情勢 本社世論調査
大分合同新聞社は2、3の両日、衆院選の大分県内3選挙区で電話世論調査を実施し、取材による情報も踏まえて公示直後の情勢を探った。1区は自民前職の穴見陽一に民主元職の吉良州司が迫る勢いで激しく競り合う。2区は先行する自民前職の衛藤征士郎が、社民前職(比例九州)の吉川元に対し優位を保っている。3区は自民前職の岩屋毅が安定した戦いを進め、民主新人の浦野英樹は出遅れている。調査時点では各選挙区ともおよそ半数の人が投票行動を決めておらず、14日の投票日までに情勢が動く可能性がある。(名簿の並びは届け出順、文中敬称略)
【1区】 穴見氏と吉良氏接戦
山本茂 (共産・新)
吉良州司(民主・元)
穴見陽一(自民・前) =公明推薦=
穴見は党県連・大分市連と企業、友好団体が連携して保守層を中心に集票。党本部も九州での最重点候補と位置付けて閣僚級を応援に投入する。自民、公明両支持層のほぼ8割をまとめるが、取り込みを狙う維新の支持層への浸透は不十分。陣営は接戦への警戒感を強めて引き締めを図る。
吉良は前回選挙からのブランクが懸念材料で、後援会組織を固め直す。推薦した連合大分は組織を挙げた集票活動を目指し、社民系労組も動きを活発化させつつある。民主、社民両支持層の8割強をまとめ、維新の支持層にも食い込む。労組票を固めた上で無党派層への支持拡大をうかがう。
山本は共産党支持層をほぼ固めたが苦戦している。
【2区】 衛藤氏優位、追う吉川氏
山下魁 (共産・新)
吉川元 (社民・前)
衛藤征士郎(自民・前) =公明推薦=
ベテランの衛藤は旧市町村別に設けた後援会組織を軸に、広い選挙区全域で保守票を手堅くまとめる。自民支持層の約8割を固め、民主、維新の支持層にも食い込む勢い。無党派層からも一定の支持を集める。推薦を受ける公明の支持層への浸透が課題。
吉川は社民系労組でつくる県平和運動センターの組織票を基盤にして、労組OBが中心の後援会や党所属の地方議員が懸命に集票を図る。社民支持層を固めつつあるが、民主支持層では約3割にとどまるなどまだ「反自民票」をまとめきれていない。
山下は無党派層や他の野党の支持層にも支持を広げるが、伸び悩んでいる。
【3区】 岩屋氏、手堅い戦い展開
大塚光義(共産・新)
浦野英樹(民主・新)
岩屋毅 (自民・前) =公明推薦=
岩屋は党支部や後援会組織を通じた手堅い選挙戦を展開。自民支持層をほぼ固め、選挙協力をする公明支持層にも受け入れられている。地元の大票田・別府市をはじめ、3区全域で優位に立つ。引退した民主元職に流れていた保守票も取り込んで地盤固めを図る。
浦野は急な出馬で知名度不足が響いている。推薦を受けた連合大分の加盟労組を主軸に民主、社民の支持層に浸透しつつあるが、両党の支持基盤自体が後退しており、党勢回復も課題。地元中津市など県北を足掛かりにして反自民票や無党派層への浸透を狙う。
大塚は共産支持層をベースに政権批判票の獲得を目指すが広がりを欠く。
▽調査の方法
2、3の2日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話番号をコンピューターで無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者にも調査ができる。
今回▽1区 445人▽2区 406人▽3区 403人―の計1254人から回答を得た。
この調査はあくまでも調査時点での情報分析の参考にするためのものであり、当落を予測するものではありません。
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長野
http://www.shinmai.co.jp/news/20141204/KT141203ATI090025000.php
自民、3小選挙区で優位 態度未定有権者5〜6割
12月04日(木)
信濃毎日新聞は3日、県内有権者1998人を対象に2、3日に実施した衆院選世論調査の結果をまとめ、取材を加味して5小選挙区の情勢を探った。2、4、5区で自民党が優位に立ち、1区では民主党、自民党が支持を集める。3区は自民党、維新の党、民主党が激しく競り合っている。現時点で態度を決めていない有権者は全体で50・5%、各選挙区で5割弱から6割弱おり、終盤にかけて情勢はまだ流動的だ。
比例代表北陸信越ブロック(長野、新潟、富山、石川、福井の5県、定数11)について、投票先を「決めている」「だいたい決めている」とした人は計49・9%。「まだ決めていない」(48・7%)「分からない・無回答」(1・4%)の人も含めて現時点で投票先を聞くと、自民党が30・5%で民主党の18・5%を上回った。共産党が8・7%で続き、維新の党7・6%、公明党6・2%、次世代の党1・5%、社民党1・2%、生活の党0・9%などだった。
望ましい選挙結果は「野党と与党の勢力が伯仲する」と答えた人が43・4%で最多。「与党が野党を上回る」の31・2%より多く、与野党の議席数接近による緊張感を望む声が多いことを示した。「与党と野党が逆転する」は11・6%、「分からない・無回答」は13・8%だった。
衆院選への関心度は「大いに関心がある」「ある程度関心がある」が計65・4%で、本社が公示前の11月26日にまとめた調査結果に比べて2・9ポイント上昇した。ただ、2012年の前回選公示直後の調査では計82・0%で、16・6ポイント低い。今回の調査で「まったく関心がない」「あまり関心がない」は計34・4%だった。
投票で最も重視することは「年金や医療などの社会保障」が29・7%で最多。「景気・雇用対策」は28・4%、「消費税などの税制」が16・9%で続いた。「原発問題をめぐるエネルギー政策」7・2%、「地方分権や人口減少対策などの地方活性化」4・0%。
支持している政党は、自民党28・6%、民主党13・7%、共産党4・4%、公明党4・3%、維新の党3・5%、社民党1・3%、生活の党0・3%、新党改革と次世代の党が各0・1%、支持政党なしが35・6%だった。
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茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14176164956478
2014年12月4日(木)
衆院選県内序盤情勢 自民5選挙区優勢、5区は民主リード
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第47回衆院選(14日投開票)で、茨城新聞社は2、3の両日、県内有権者約2800人を対象に世論調査を実施、県内支社局を通じた取材情報も加味して序盤情勢を探った。県内7小選挙区のうち、前回の政権奪還選挙で圧勝し“王国”維持を目指す自民党は5、7区を除く5選挙区で安定した戦いを展開し、優位に立っている。5区は民主党前職、7区は無所属前職がリードしている。ただ、投票する候補を「まだ決めていない」との回答が3割前後あり、情勢は終盤にかけて変化する可能性もある。
1区は、再選を目指す自民前職の田所嘉徳氏が優勢。返り咲きを期す民主元職の福島伸享氏は追走し、共産新人の大内久美子氏がこれを追う。投票態度を明らかにしていない有権者は水戸市の大票田に約4割おり、県都決戦が情勢を左右しそうだ。
2区は、当選11回を目指す自民前職の額賀福志郎氏が安定した戦いを進め、共産新人の川井宏子氏は知名度向上に全力を挙げる。額賀氏は選挙区内に広く浸透し、自民、公明支持層を手堅くまとめている。性別、年代を問わず、川井氏を大きく引き離している。
3区は、前回返り咲いた自民前職の葉梨康弘氏が優位。維新元職の石井章氏が追い、共産新人の小林恭子氏が続く。葉梨氏が自民支持層を堅実にまとめ、民主支持層からも一定の支持を獲得。石井氏は野党票をまとめ切れず、小林氏は厳しい戦いだ。
4区は、当選6回を目指す自民前職の梶山弘志氏が選挙区内にくまなく浸透し、安定した戦いを展開している。返り咲きを目指す民主元職の高野守氏が追うが、苦しい情勢。共産新人の堀江鶴治氏も苦戦し、無所属新人の木村隆氏は独自の戦いだ。
5区は、前回小選挙区を制した民主前職の大畠章宏氏がややリードし、比例復活した自民前職の石川昭政氏が猛追。共産新人の福田明氏がこれを追う。4区から5区に編入された東海村の有権者の支持は大畠、石川両氏とも3割強で拮抗(きっこう)している。
6区は、12期目を目指す自民前職の丹羽雄哉氏が優位な戦いを展開。県議から急きょ国政に転じた民主新人の青山大人氏は民主支持層をまとめて追走。共産新人の井上圭一氏は苦しい戦いだ。
7区は、無所属前職の中村喜四郎氏が安定してリードしている。自民前職の永岡桂子氏は苦戦し、共産新人の白畑勇氏がこれを追い掛ける。中村氏は自民支持層からも厚い支持を集めている。永岡氏は実績をアピールし、浸透を図っている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120402100003.html
激戦区、支持求め奔走 13選挙区の序盤情勢
十四日投開票の衆院選で、本紙は電話世論調査に取材結果を加味し、都内二十五選挙区のうち激戦区を中心に十三選挙区の序盤情勢をまとめた。ただ、投票先を決めていない有権者は都内全体で六割近くになっており、情勢はまだ流動的だ。 (敬称略)
◆1区
渡辺徹 36 次新 《比》
冨田直樹 38 共新
又吉光雄 70 諸新
海江田万里 65 民<前><6>《比》
山田美樹 40 自前<1>《比》 公
野崎孝信 27 無新
山田は地元都議や区議、与謝野馨元財務相らの応援を得て選挙戦を展開し、自民支持層の六割、公明支持層の四割をおさえ、やや先行する。海江田は応援のため選挙区を離れることが多いが、党代表としての高い知名度を生かして民主支持層の六割を固め追い上げる。冨田は消費税増税批判などで支持拡大を図る。渡辺は街頭活動に力を入れ、又吉、野崎は独自の戦い。
◆2区
辻清人 35 自前<1>《比》 公
石沢憲之 27 共新
大熊利昭 51 維<前><1>《比》
中山義活 69 民元<4>《比》
犬丸勝子 59 諸新
若さをアピールする辻が三十〜四十代の支持を集め優勢。返り咲きを目指す中山は民主支持層の七割を固めた。大熊、石沢が続き、犬丸も知名度向上を図る。四割の有権者が投票先を明らかにしていない。
◆3区
松原仁 58 民<前><5>《比》
石原宏高 50 自前<2>《比》 公
香西克介 38 共新
石原を松原が激しく追い上げ、香西が続く。石原は自民支持層の六割、公明支持層の三割を固めた。民主支持層の七割をおさえた松原は無党派層への浸透にも努める。香西は安倍政権批判を展開し上積みを図る。
◆5区
若宮健嗣 53 自前<2>《比》 公
三谷英弘 38 無<前><1>
手塚仁雄 48 民元<3>《比》
ドクター・中松 86 無新
沢井正代 65 共新
地元地方議員による組織戦を展開する若宮が自民、公明支持層を固め、やや優勢。三期の実績をアピールする手塚が続き、みんな解党で無所属出馬の三谷、自公政権を批判する沢井が追う。中松は知名度を生かす。
◆7区
太田宜興 38 共新
長妻昭 54 民前<5>《比》
吉田康一郎 47 次新 《比》
松本文明 65 自<前><2>《比》 公
元厚生労働相として知名度の高い長妻は、無党派層の支持も比較的高い。松本は自民、公明支持層の五割以上を固め追い上げる。太田は消費税増税反対などを掲げ支持拡大を図る。吉田も票の上積みに懸命。
◆10区
江端貴子 54 民元<1>《比》
小池百合子 62 自前<7>《比》 公
多ケ谷亮 46 生新 《比》
神谷ちづ子 61 次新
今秀子 66 共新
八選をめざす小池が知名度と地盤を強みに一歩リード。街頭活動で無党派層への浸透を図る江端が追い、安倍政権批判を強める今と脱原発などを掲げる多ケ谷が続く。神谷は自主憲法制定を訴える。
◆12区
太田昭宏 69 公前<6> 自
池内沙織 32 共新 《比》
田母神俊雄 66 次新 《比》
青木愛 49 生<前><3>《比》
自民の全面支援を受ける太田は国土交通相としての実績を訴え一歩リード。古巣の民主支持層の七割に浸透する青木、若者の雇用対策などを訴える池内が競り合いつつ追う。公明批判を展開する田母神は支持拡大に努める。
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◆14区
木村剛司 43 民元<1>《比》 生
松島みどり 58 自前<4>《比》 公
阿藤和之 43 共新
「うちわ配布問題」の逆風を受ける松島は「おわび」に徹し支持層引き締めに必死。解散を受け、民主復党を決めた元職の木村が追い、消費税増税批判などを展開する阿藤が続く。
◆15区
猪野隆 49 無新
柿沢未途 43 維前<2>《比》
秋元司 43 自<前><1>《比》 公
吉田年男 66 共新
秋元と柿沢が横一線。秋元は与党候補であることを前面に押し出し、自民支持層の五割、公明支持層の六割をおさえた。柿沢は父の代からの支持層を固め、民主区議の支援も受けて激しく競り合う。増加している新住民票の行方が鍵になりそう。吉田は共産支持層を固めつつある。猪野は支持拡大を図る。
◆18区
土屋正忠 72 自前<2>《比》 公
菅直人 68 民<前><11>《比》
結城亮 44 共新
土屋と元首相の菅が競り合う。土屋は元武蔵野市長としての基盤を生かし、自民支持層の八割を固めた。前回選挙区で敗れ、危機感を募らせる菅は、脱原発などの訴えを通じ、安倍政権に対する批判票の取り込みを図る。結城は共産支持層に上積みを狙う。
◆21区
長島昭久 52 民前<4>《比》
小田原潔 50 自<前><1>《比》 公
吉岡正史 40 共新 《比》
小田原は自民支持層の六割、公明支持層の五割を固め、選挙区での初勝利を狙う。前回、逆風の中でも選挙区を制した長島も、民主支持層の八割を固め、二人のマッチレースが続きそう。吉岡は共産支持層以外への広がりが鍵。
◆22区
山花郁夫 47 民元<3>《比》
伊藤達也 53 自前<6>《比》 公
坂内淳 53 共新
鹿野晃 41 次新 《比》
五度目の対決となる伊藤と山花が接戦。伊藤は地方創生相補佐官などの要職を務めてきた実績を強調。議席奪還を目指す山花は、民主支持層の八割を固めた。坂内と鹿野はそれぞれの支持層への浸透拡大を図る。
◆23区
小倉将信 33 自前<1>《比》 公
櫛渕万里 47 民元<1>《比》
松村亮佑 34 共新
伊藤俊輔 35 維新 《比》
小倉がやや先行し、雪辱を期す櫛渕が追う。小倉は経済通をアピールし、自民支持層の六割、公明支持層の五割を固めた。櫛渕は民主支持層の五割の支持を集め、上積みが課題。松村は組織を固め、伊藤が続く。まだ五割超の有権者が投票先を明らかにしていない。
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>>1955にあった しつれい
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愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014120402000268.html
自民が優位な戦い 小選挙区情勢、民主や第三極苦戦
中日新聞社が公示直後に実施した情勢調査や、これまでの取材を総合すると、県内では自民が優位な戦いを進めている。小選挙区では六割の有権者が態度を決めていないが、自民は現時点で十五小選挙区のうち十一小選挙区で先行している。比例の投票先も31・6%が自民で、18・2%の民主をリードしている。維新や次世代、減税といった第三極や共産は小選挙区で苦戦している。 (衆院選取材班)
自民は尾張の6、9、10区、三河の14、15区で他を大きく引き離している。名古屋市内では、河村たかし市長が民主の衆院議員時代に地盤としていた1区でさえ安定した戦いを繰り広げている。
民主は2区と11区で前職が優位に立ち、前回自民に小選挙区の議席を明け渡した5区や13区でも奪還が現実味を帯びている。
維新は、民主との選挙協力で候補を一本化した12区も含め、自民に迫るような存在にはなり得ていない。全十五区に候補を立てた共産のほか減税、次世代も全体的に伸び悩んでいる。
比例投票先は三番手が維新7・7%で、公明6・1%、共産5・2%と続く。
小選挙区、比例ともに民主をはじめ他の野党政党が、自民をおびやかすほどの勢いは今のところ見られない。衆院選の争点の一つとなっている「アベノミクス」の評価について、多くの人が、良しあしを判断するほどの変化を実感していないことが、野党勢力の低調につながっている可能性がある。
◆熊田が安定、吉田が追走 1区(名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山 良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新
熊田が安定した戦い。吉田が追い、広沢、大野が続く。平山、身玉山は厳しい。
県議を五期務めた熊田は知名度に加え、企業や各種団体をつぶさに回り、支持を拡大。すべての年代で優位に立つ。
吉田はスーパー前の演説などで社会保障の充実を訴え続け、主婦の支持は熊田を上回る。民主支持層が他候補にも流れ、伸び悩む。
広沢は公明支持層に食い込むが、民主や自民の支持層を切り崩せていない。大野は六十代以上や無職には支持を広げている。平山は高齢世代、身玉山は若年層から一定の支持を集めている。
◆古川、他候補に水あける 2区(名古屋市千種・守山・名東区)
東郷哲也43 自<前>(1)
古川元久49 民前(6)
黒田二郎66 共新
古川が他の候補者に水をあけている。東郷が追いかけ、黒田は独自の戦いをしている。
古川は民主支持をほぼ固めた。維新支持の八割にも食い込む。一部自民支持にも浸透。サラリーマンや主婦、高齢者の幅広い年代から支持を集めている。
経済政策を重視する人から多くの支持を集めている東郷は、自民支持の六割、公明支持の七割をまとめた。しかし、そのほかの党の支持層には食い込めておらず、支持政党がない層への広がりも課題だ。
黒田は、党支持者以外や若い年代を中心に支持が広がっておらず、厳しい。
◆池田やや優位、追う近藤 3区(名古屋市昭和・緑・天白区)
増田成美41 減新
石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新
池田がやや優位で近藤が後を追う。
池田は自民、公明両党支持層の七割を固め、無党派層の三割からも支持を受ける。世代別では二十〜三十代の五割、四十〜五十代の四割と、若い世代から支持されている。
近藤は民主支持層の九割を固め無党派層の三割からも支持を受ける。世代別では六十代以上の四割を押さえたが四十〜五十代、二十〜三十代はともに三割ほどにとどまる。
四度目の挑戦の石川、河村たかし名古屋市長が応援する増田は大きく水をあけられている。井桁は出馬表明が遅く、これから選挙区内へ浸透をはかる。
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◆工藤先行、牧、刀禰続く 4区(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新
やや先行する工藤を、牧と刀禰が追う。
工藤は自民支持層の六割を固め、各年齢層に偏りなく浸透。生活へのアベノミクス効果を実感する人々からも広く支持を集める。
牧は維新支持層の七割近くを固め、二〇一二年まで籍を置いていた民主のほか公明支持層にも食い込む。
刀禰は民主支持層の半分程度を固め、特定秘密保護法や原発政策を重視する層から支持を集めている。
高橋は共産支持層の七割を固め、アベノミクスによる生活悪化を訴える層に浸透するが、他党支持層や無党派層に広がっていない。
◆赤松、40代以上で安定 5区(名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新
赤松がやや優位に戦いを進める。民主支持層の九割近くをまとめ、自民支持層の一部にも浸透している。四十代以上では特に安定した支持を受ける。
追いかける神田は、自民と公明支持層の大半を固め、二、三十代の支持で赤松を上回る。無党派層の支持が比較的弱く、知名度アップが今後のカギとなる。
藤井は共産支持層から無党派層の一部にも支持を広げているが、高齢者層の支持が伸びず、全体として厳しい戦い。
出馬表明の遅れた安田は支持の広がりに欠け、苦しい序盤戦となっている。
◆丹羽、幅広い年代に浸透 6区(春日井・犬山・小牧市)
柳沢けさ美64 共新
丹羽秀樹41 自前(3)
森本和義48 民元(1)
丹羽が安定した戦い。自民支持層の九割と公明支持層の八割以上をまとめた。民主支持層の四割強にも食い込む。幅広い年齢層からの支持を集め、経済政策を重視する市民からの支持が多い。
森本は民主支持層の五割を固め、約八割の維新支持層も取り込んでいる。特に四十、五十代男性からの支持が比較的多い。原発政策に関心のある市民が支持している。
柳沢は共産支持層を中心に固めるが、全体に広まっておらず厳しい戦い。他への浸透が課題だ。六十、七十代の高齢世代が支持。アベノミクスへの批判票を取り込んでいる。
◆鈴木、山尾をややリード 7区(瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)
鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新
鈴木が山尾をややリードし、先行する二人を郷右近が追う展開になっている。
鈴木は地元保守系議員らと組織的に活動し、自民支持層の九割近くを固めた。男女ともに偏りなく浸透し、二十、三十代の若い層からの支持率が高い。
山尾は民主支持層の九割をまとめ、主婦や四十代以上からは鈴木を上回る支持を集めている。街頭活動で無党派層への食い込みを図り、懸命に追い上げる。
郷右近は共産のほか、維新支持層にも食い込んでいるが、その他の政党支持層には広がっておらず苦しい立ち上がり。
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◆伊藤やや優勢、伴野追う 8区(半田・常滑・東海・知多市、知多郡)
伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新
伊藤がやや優勢で、伴野が追う。長友は引き離されている。
伊藤は自民支持の九割以上、公明支持の八割近くを押さえている。年代別では、六十代以上で大きくリードし、二十、三十代でも優位に立つ。選挙に関心の高い有権者からの支持も厚い。
伴野は、民主と維新支持の九割を固め、無党派層にも広がりをみせ六割近くをまとめている。高齢者への浸透には苦戦しているが、四十、五十代では、伊藤より優位に立っている。男性は伊藤が優勢、女性は伊藤と伴野が互角の状態。長友は共産支持以外での広がりがなく、苦しい展開。
◆長坂、自公の9割固める 9区(一宮市旧尾西市区域、津島・稲沢・愛西・弥富・あま市、海部郡)
長坂康正57 自前(1)
岡本充功43 民元(3)
渡辺裕34 共新
二期目を目指す長坂が安定した戦い。議席の奪還を狙う岡本が追い掛け、渡辺は苦戦している。
長坂は、自民、公明の両支持層の九割ほどを固めた。男性やサラリーマン層の六割近くから支持を受けているほか、二十・三十代、四十・五十代、六十代以上のいずれからも半数以上の支持を集める。
岡本は民主支持層の九割をまとめた。無党派層や維新支持層でも強みを見せている。主婦層にも比較的、浸透しているものの、若年層からの支持が弱めだ。
渡辺は共産支持層以外への広がりがほとんど見られず、厳しい戦いになっている。
◆江崎が3候補突き放す 10区(旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)
板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新
江崎が他の三候補を大きく突き放している。江崎は自民支持層の八割を固め民主や維新の支持層も取り込む。二十、三十代を含む幅広い年代から圧倒的な支持を集めている。
後を追う杉本は、無党派層の五割から支持を受ける。主婦層からの人気も高いが、四十代以上の支持が少なく、自民、民主の支持層に食い込めていない。
小林は出馬表明が遅れたが、民主支持層の六割近くを固めている。六十代以上から支持を集めるが、二十、三十代で弱い。板倉は共産支持以外への広がりがなく、サラリーマンや主婦など若い世代を取り込めていない。
◆労組支援の古本が先行 11区(旧稲武町区域以外の豊田市、みよし市)
八木哲也67 自<前>(1)
古本伸一郎49 民前(4)
牧田充生60 共新
トヨタ系労組の支援を受ける古本が先行し、八木が追う。
古本は民主支持層の九割を固め、支持なし層にも七割近く浸透している。サラリーマンからは七割に迫る支持を集めている。
地元の自民県議や市議が後押しする八木は、自民支持層の九割を固めた。年代別では六十代以上で半数を超える支持を集めるが、それ以外の年代で苦戦している。政権で連立を組む公明の支持層には半数しか浸透しておらず、古本と支持を二分している。
牧田は共産支持層から半数を超える支持を集めるが、全体的な広がりがない。
-
◆青山優位、重徳追い掛け 12区(岡崎・西尾市、額田郡)
牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)
青山が優位に戦いを進め、重徳が追い掛ける展開。牧野は水をあけられている。
青山は自民支持層の八割を固め、支持なし層も六割を取り込む構え。公示直前に小選挙区での出馬を取りやめた民主の支持層の三割程度にも食い込む。年代別でも幅広く先行している。
重徳は維新支持層をほぼ固め、民主支持層の六割強をまとめる。支持なし層も四割の確保をうかがうものの、女性への浸透が弱い。自民支持層も二割弱しか切り崩せていない。
牧野は主婦や高齢者の間で一定の支持を受けるが、広がりを欠いている。
◆大西と大見が競り合う 13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)
大西と大見が競り合う。大西は民主支持層の八割を固めた。サラリーマン中心に支持を広げ、二十、三十代の若い世代で大見をリードしている。
大見は自民の九割近くを固め、公明支持層の八割を取り込む。選挙に強い関心がある層と退職した高齢者からの支持が根強い。
宮地は共産支持層の六割を固めたが、全体的に苦戦している。
社会保障や憲法への姿勢を重視する人は大西に、経済政策や地方活性化を重視する人は大見を支持する傾向がある。各候補とも無党派層には浸透しておらず、組織票の存在感が増している。
◆今枝、幅広い年代で支持 14区(豊川市、豊田市旧稲武町区域、蒲郡・新城市、北設楽郡)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)
今枝が安定した戦いで、鈴木、袴田が追う展開。
今枝は自民、公明支持層を手堅くまとめた上、支持なし層にも食い込んでいる。男女ともに、幅広い年代からの支持を集めている。
鈴木は、選挙直前の復党にもかかわらず、民主支持層から一定の支持を得ている。「原発政策」を重視する有権者にも支持が広がっている。
全体に、アベノミクスで「生活が良くなった」と感じている層は今枝を、「悪くなった」と感じている層は鈴木を支持している。袴田は、共産支持層以外に浸透していない。
◆根本が大きく引き離す 15区(豊橋・田原市)
根本 幸典49 自前(1)
串田 真吾38 共新
関 健一郎36 民新
根本が大きく引き離し、関、串田が続く。
根本は自民支持層の九割近くをまとめ、「憲法観」や「地方活性化」の施策を重視する有権者の支持を集める。サラリーマンや自営業、農業・漁業者の各層にも浸透し、三十代から高齢者まで幅広い支持を受ける。
関は民主支持層の八割近くを固めた。二十代で支持を伸ばしているが、アベノミクスへの批判票や、主婦層を取り込めていない。公示直前に出馬が決まった経緯もあって、支持政党を持たない層への広がりも欠く。
串田は共産支持層の七割を固めたが、苦しい戦い。
◇
文中敬称略。候補者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。
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三重
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014120402000276.html
自民 1、4、5区で優位 本紙世論調査
十四日に投開票される衆院選で、中日新聞社は序盤情勢を探るために世論調査を実施した。調査結果に取材を加味すると、県内の小選挙区は1、4、5区で自民が着実に足場を固めて優位に立ち、2区でも民主を猛追。民主は3区で優位を保っている。比例代表の投票先は自民が32%のトップで、民主が20・1%、維新の党の8・1%が続く。
しかし、選挙区で有権者の五割、比例代表でも四割が投票する候補者や政党を決めていないと回答しており、情勢は流動的となっている。
調査は二日、電話番号を無作為で抽出する方法で実施。県内では二千六十二人が回答した(回答率78%)。(敬称略)
◆1区 追い掛ける維新
川崎二郎67自前<10>
橋本マサ子68共新
松田直久60維新
川崎が大きくリードし、松田が追い掛ける展開。橋本は厳しい戦いを強いられている。
川崎は自民支持層をほぼ固め、公明支持層の九割弱もまとめた。各年代から満遍なく支持を集める。
松田は維新支持層のほぼ九割を固めた。候補擁立を断念した民主の支持層の八割弱にも浸透しているが、民主支持層の一部は川崎、橋本にも流れている。
◆2区 民主を自民猛追
島田佳和44自<前><1>
中野武史40共新
中川正春64民前<6>
先行する中川を、島田が猛追している。中野は苦戦している。
中川は民主支持層をほぼ固め、公明、自民支持層にも食い込む。維新支持層も六割強が中川に流れている。四十代以上の支持が高い。島田は自民支持層の九割弱、公明支持層の六割強をまとめた。年代別では二十〜三十代の支持を集めている。
◆3区 民主大きく先行
嶋田幸司40自新
釜井敏行32共新
岡田克也61民前<8>
九選を目指す岡田が他候補に大きく水をあけ、新人の嶋田が追う。釜井は独自の戦い。
岡田は民主支持層をほぼ固め、維新支持層の九割弱にも浸透。公明、自民の支持層にも食い込んでいる。
衆院解散直前に出馬表明した嶋田は自民支持層の六割弱をまとめたが、公明支持層への浸透は四割弱にとどまっている。
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◆4区 共産厳しい戦い
田村憲久50自前<6>
松木豊年62共新
県内唯一となる自共の一騎打ちで、田村の優勢は動かない。
田村は自民、公明支持層をほぼ固め維新支持層の九割弱にも浸透。各年代から幅広く支持を集める。候補を立てない民主の支持層は、田村、松木へほぼ均等に流れている。
◆5区 民主も支持固め
三ツ矢憲生64自前<4>
内藤弘一50共新
藤田大助38民元<1>
三ツ矢が優勢で、藤田が続く。内藤は厳しい。
三ツ矢は自民支持層をほぼまとめ公明支持層の九割弱に浸透。幅広い世代に支持を広げている。
藤田は民主支持層の八割弱、維新支持層の七割弱を固めた。
◆比例は自と民 差広がる
写真
比例代表の投票先は、自民がトップの32・0%を占め、民主が20・1%で続く。自民が政権に返り咲いた二年前の前回選では自民が27・43%、民主が21・82%を得票しており、両者の差は前回より開いている。
自民は男女別、年代別、職業別のすべてで他の政党を上回った。自民、民主以外の政党では維新、公明が8%台で競り、共産が続いた。維新は第三極が注目された前回、日本維新の会として二割近く得票しており、当時より勢いは減っている。
支持層の票は公明が九割を固め、維新、民主、自民、共産が八割以上を固めた。ただ、支持政党を持たない層の五割が「分からない・無回答」だったため、今後、情勢が変化する可能性はある。
◆経済政策、約半数が重視
写真
投票先を決める際に重視する課題を二つまで聞いたところ、「経済政策」との回答が最も多かった。安倍政権が最大の争点と位置付ける経済政策「アベノミクス」への関心が、有権者の間でも高いことをうかがわせた。
経済政策は性別、年代を問わず最も重視され、職業別でも「契約社員・派遣社員・アルバイト」と「無回答」を除いて最優先に選ばれた。
次点の「福祉や社会保障」は契約社員などが最も重視。「原発政策」と「憲法への姿勢」が続いたが、十日に施行される特定秘密保護法は5・7%にとどまった。
「経済政策」と「福祉や社会保障」は自民、民主、維新、公明の支持者、さらに支持政党を持たない層で上位二つに選ばれ、共産では「原発政策」、次世代、生活、社民では「憲法への姿勢」を選ぶ支持者も多かった。
写真
◆60%「生活不変」 アベノミクス
アベノミクスは浸透していない?−アベノミクスで生活がどう変わったかの質問に対し、「変わらない」との回答が全体の六割を占めた。
安倍晋三首相は二年間のアベノミクスの評価を問うて衆院を解散したが、県内の有権者が効果を実感するには至っていないようだ。
生活が「悪くなった」は13・6%、「やや悪くなった」は18・2%で合計は全体のほぼ三割。逆に「良くなった」は1・2%、「やや良くなった」は4・8%で合計は一割に満たなかった。「分からない・無回答」は1・8%。
自民支持層の間でも「変わらない」が七割を超え、「良くなった」「やや良くなった」の評価する回答は一割強だった。
年代別、職業別に見ても、評価が一割に達したのは「農林漁業」のみで、二十代ではゼロだった。
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長野3区 羽田王国崩壊か
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014120402000320.html
3選挙区で自民先行 本紙世論調査
写真
衆院選の投開票を前に中日新聞社が県内の有権者を対象に十一月三十日からの三日間で実施した世論調査では、県内五つの選挙区のうち三選挙区で自民候補がリードしている。比例代表北陸信越ブロックの投票先では自民を先頭に民主が追い上げ、共産が続く構図となっている。まだ投票先を決めていない人は選挙区で五割、比例で四割おり、今後の情勢は大きく変わる可能性がある。
◇1区
自民前職の小松が民主前職の篠原と競り合っている。二人を共産新人の武田と次世代前職の宮沢が追う展開となっている。
小松は自民支持層の七割を固め、民間企業や二十、三十代から高い支持を得ている。篠原は民主支持層の九割、無党派層の三割に食い込み、六十代以上の支持を集める。武田は共産支持層、宮沢は次世代支持層の大半から支持を集めている。
◇2区
二期目を目指す自民前職の務台を、返り咲きを狙う民主元職の下条が追う。維新前職の百瀬、共産新人の清沢が続く。
務台は全年代の幅広い支持を集める。自民支持層の七割を固め、支持政党を持たない層へも食い込む。下条は民主支持層の七割を固めている。百瀬は維新支持層の四割を固め、清沢は派遣、契約社員などの非正規労働者から一定の支持を得ている。
◇3区
いずれも二期目を目指す自民前職の木内と維新前職の井出、民主前職の寺島の三氏が横一線で並び、共産新人の唐沢が追う展開となっている。
木内は自民、寺島は民主の各支持層の七割を固めている。木内は会社員層、寺島は農林漁業、公務員層の支持を得ている。井出は維新支持層の九割を押さえ、自営業者からの支持が高い。唐沢は共産支持層の八割から支持を得ている。
◇4区
自民前職の後藤が先行し、民主元職の矢崎と共産新人の上田が追う展開。
後藤は自民支持層の九割を確保し、生活や次世代支持層の受け皿となっている。経済政策や災害対策に関心のある層の支持が高い。矢崎は民主支持層の七割を固め、憲法問題への関心の高い人から支持を集めている。上田は共産支持層をほぼ固めている。
◇5区
自民前職の宮下がリードし、共産新人の水野と民主新人の中嶋が追っている。
宮下は自民支持層の八割以上から支持を集め、公明支持層も押さえている。幅広い年代や職種の層から支持を受け、次世代支持層にも食い込む。水野は共産支持層の大半を押さえ、中嶋は民主支持層の八割を固め、社民支持層の一部にも食い込んでいる。(文中敬称略)
◆比例代表、自民が他党引き離す
写真
比例代表の投票先を尋ねたところ、自民が39%と他党を大きくリードし、24・9%の民主が追う展開となっている。二年前の前回選で同じ時期に行った調査では、自民は27・2%、民主は23・2%だった。
既に投票する政党を「決めている」「だいたい決めている」と答えた人は55・6%。投票先は自民と民主の後に、共産が10%、維新6・6%、公明6・1%で続いた。次世代は3・7%、社民は3%だった。自民は全ての年代で最も多かった。
普段の支持政党では、自民が34・4%、民主が16・9%でともに支持層の九割近くの得票を固めている。
一方、四割以上の人が投票先を決めておらず、これらの人に「今投票するなら」という仮定で投票先を尋ねたところ、自民と民主の順位は変わらず、維新が共産を上回った。
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>>1956
与党としては海江田代表のままのほうが良いんじゃん?
枝野なり前原なりが代表になるより
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http://www.sankei.com/west/news/141204/wst1412040062-n1.html
2014.12.4 21:42
【衆院選2014】
首相来阪も公明“優先”応援 漏れた自民陣営「来てほしかった…」
(1/2ページ)
応援演説に駆けつけた安倍晋三首相=4日午後、堺市堺区(村本聡撮影)
応援得られず「来てほしかった…」のぼやきも
安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、大阪入りし、自民、公明両党の衆院選候補者の応援に駆けつけた。演説に立った9選挙区のうち、与党を構成する公明候補4人全員の選挙区を優先して回る気の遣いよう。低投票率が予想される中、公明票の取り込みで選挙戦を優位に進める狙いがある。ただ、大阪は橋下徹大阪市長が率いる維新の党の本拠だけに厳しい選挙戦を強いられる自民候補も多く、首相の応援を得られなかった陣営からは「来てほしかった」との本音も漏れた。
「北側さん抜きに自民と公明の連立政権は考えられない」。4日午後、堺市役所前。安倍首相は降りしきる雨の中、大阪16区の公明前職、北側一雄氏(61)を持ち上げ、千人を超える聴衆に深々と頭を下げた。
同区では前々回、北側氏に勝利した民主元職の森山浩行氏(43)や、共産新人の益修一氏(36)、次世代前職の西村真悟氏(66)が立候補。西村氏は安全保障など一部の政策での自公間の温度差を突き「保守の受け皿になる」と連立崩しを図る。
混戦模様の中、首相の応援は自民支持層の保守票引き締めにつながるとの期待が強く、公明府本部幹部は「比例復活もなく、必ず勝たないといけない状況での応援は大きい」と話す。
首相はこの日、過密スケジュールをぬって公明候補4人全員の応援に回った。一方、自民候補への応援は15人中新人候補ら5人にとどまり、応援を得られなかった陣営からは「厳しい選挙戦。できることなら、来てもらいたかった」との嘆きも聞こえた。
こうした声が漏れるのは、前回衆院選で維新が躍進した大阪は、自民が選挙区で3議席しか獲得できなかった“鬼門”のためだ。
今回応援がなかった陣営の関係者は「低投票率が予想される選挙戦では、安定した票が見込める公明の協力は重要度を増す」と前向きにとらえた上で、「首相が公明を応援することは協力姿勢を示すこれ以上ないカード。直接の応援はなくてもプラスに働くはずだ」と期待を込めた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120400843
自民、緩み警戒=民維、伸び悩みに危機感【14衆院選】
14日投開票の衆院選に関する報道各社の世論調査で、自民党が優勢と一斉に伝えられたことを受け、同党は4日、各陣営の上滑りを警戒、安倍晋三首相(党総裁)が「厳しい選挙戦」と率先して訴えるなど引き締めを図った。一方、伸び悩みの傾向が示された民主、維新両党などは危機感を募らせている。
「この選挙区は大変厳しい。私たちに力を与えてほしい」。首相は4日午後、応援に訪れた堺市で街頭演説する中で「苦戦」を強調。これに先立ち午前には、自らのフェイスブックで「選挙は油断した方が必ず負ける。最後まで強い緊張感を持って全力で戦い抜く」と気の緩みを戒めた。
若手の頃、落選する夢を見て飛び起きると額に脂汗がにじんでいたことがしばしばあったという首相。選挙に「油断は禁物」という意識は、ことのほか強い。
自民党本部は4日、全国の候補者と選対幹部に緊急通達し「少しも慢心することなく全身全霊で戦う」よう指示。また、堅調ぶりが報じられた公明党の山口那津男代表も午前の党常任役員会で、「気を引き締めていこう」と幹部に呼び掛けた。
一方、100議席超への回復に期待感もあった民主党は、冷や水を浴びせられた形だ。海江田万里代表は4日、石川県志賀町で「まだ始まって3日目で態度を決めていない人もたくさんいる。これからが勝負だ。必ず挽回する」と記者団に強調。ただ、同党のある若手は「批判票の受け皿になり切れていない」と焦りの色を隠さない。
今回の選挙では、共産党を除く各野党が共倒れを避けるため候補者調整を進め、民主党は他党に配慮して候補を絞ったが、選挙戦略が裏目に出ている可能性もある。民主党の枝野幸男幹事長は、こうした点を高松市内で記者団に問われると「この段階では(影響が)あると思う」と認めた。同党は報道各社の調査結果などを踏まえ、重点区を絞るなど巻き返しに全力を挙げる方針だ。
不振が伝えられる維新の党の江田憲司共同代表は千葉県柏市での街頭演説で「1人の日本人として、この状況が全く理解できない。しかし、われわれは日本国民の良識を信じている」と支持を訴えた。次世代の党の山田宏幹事長は記者会見で「党名の認知度は低い」と述べ、支持の浸透が課題との認識を示した。
公示前の8議席から2桁台の議席確保を視野に入れる共産党は勢いづいている。志位和夫委員長はJR千葉駅前の演説で「躍進させてほしい」と力強く訴えた。
◇報道各社の衆院選予想議席
▼朝日 自民 300超、民主伸び悩み
▼読売 自公 300超、民主伸び悩み
▼日経 自民 300うかがう、民主伸び悩み
▼産経 自民 300超、民主70台
▼共同 自民 300超、民主70前後
(2014/12/04-20:15)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000577-san-pol
衆院選 「自民300議席超」報道の衝撃、与野党に波紋
産経新聞 12月4日(木)21時5分配信
衆院選(14日投開票)序盤情勢調査で自民党が300議席を超える勢いとなっている産経新聞など各社の報道は4日、大きな衝撃となって与野党に波紋を広げた。各陣営の緩みを警戒する与党は引き締めを強めるのに対し、野党は巻き返しを狙う。与野党とも終盤戦に向けた選挙戦略の練り直しを迫られている。
報道にすぐさま反応したのが安倍晋三首相(自民党総裁)だ。自身の交流サイト「フェイスブック」に投稿し、「まだ選挙は始まったばかりだ。選挙は油断した方が必ず負ける」と慢心しないように呼びかけた。その上で、橋本龍太郎政権下で行われた平成10年の参院選に言及し、「選挙中、自民党大勝と報道され、結果大敗した」と記した。
自民党はこの日、谷垣禎一幹事長と茂木敏充選対委員長の連名で各陣営に「緊急通達」を送付。「与党優勢といった報道がされているが、わが党、各候補者に厳しい選挙戦であることに変わりはない」と戒めた。
公明党も組織の緩みを警戒する。山口那津男代表は4日の常任役員会で「激戦の小選挙区もあり、今後も気を引き締めなければならない」と述べ、重点選挙区や比例代表での票の掘り起こしに努めるよう指示した。
「自民300議席超」報道は、野党にも衝撃が走った。野党再編に積極的な民主党の一部からは「自民党に対する選択肢を示せていないからだ。衆院選前に新たな選択肢となりうる野党結集を実現すべきだった」と恨み節が漏れる。海江田万里代表ですら苦戦しており、党幹部は「海江田氏の責任論も何も、本人が戻って来られないだろう」と突き放した。
一方、あるベテラン議員は「報道を見て、自民党を敬遠する人もいるだろう。ここで意気消沈していたらダメだ」と士気を鼓舞する。ただ、ショックは隠せず、復調への手がかりを見いだせないでいる。
劣勢を伝えられた維新の党と次世代の党にも波紋が広がり、「悔しいが安倍さんの作戦勝ちだ。安倍政権は長く続く…」(維新幹部)。維新の橋下徹共同代表は「おそらく全国では自民党や公明党の議員が増える」と“自民大勝”の流れを認め、次世代の山田宏幹事長も「野党がまとまっていない。もう少し与党が減り、野党が伸びなければ緊張感が生まれない」と焦燥感を隠さなかった。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141205/CK2014120502000151.html
<衆院選>注目区ルポ
2014年12月5日
十四日投開票の衆院選は、都内二十五の小選挙区に九十七人が立候補し、「経済政策」「安全保障・憲法」「脱原発」などをめぐり、激しい舌戦を繰り広げている。訴えは有権者の心にどう響くか。注目される選挙区の様子を紹介する。
◆4区(大田区中南部) 町工場にアピール合戦
町工場がひしめく大田区中南部。大企業が生産の軸を海外に移すなど経営環境が変わる中、工場の閉鎖が相次ぎ町の風景も変わりつつある。立候補した四候補は、町工場の関係者へアピール合戦を繰り広げている。
住宅と町工場が隣り合わせにある大田区多摩川地区。四日、民主元職の藤田憲彦さんは機械部品の製作所を訪れ、壁にポスターを貼らせてもらった。「アベノミクスで大田の町工場は、勝ち負けの二極化が進んだ」と指摘する。
東大卒業後、家電大手ソニーに勤務。二年前の衆院選で落選後、「地域で何ができるか考えよう」と地元の自治会活動に参加し、防犯パトロールを続け、「地域の人の地道な努力を知った」。民主支持者が多いとみられる馬込の閑静な住宅街をはじめ、区全域に毎月約二万五千の政策チラシを配ってきた。
内閣府副大臣で自民前職の平将明さんは四日、西馬込の街頭で「アベノミクスを進め、足りない部分を補っていく」と政権中枢にいることを強調した。
事務所は、JR蒲田駅前に構えた。先月二十九日の事務所開きでは、雨にもかかわらず、入りきれない支持者が歩道に並び、大田区の松原忠義区長も駆けつけた。ただ、平さんは「選挙中、町工場だけ力を入れて回るようなことはしない」とも。「みんな仲間。分かってくれている」と自信を見せる。
元区議で次世代新人の犬伏秀一さんは、区南部が地盤。「地元だから、知り合いが多い」と言う。アベノミクスの恩恵を実感できない経営者を味方につけようと、公示日は地元の工場に赴き、社長と「大企業がためたお金を中小企業に回す仕組みが必要だ」などと話し込んだ。
共産新人の山本純平さんは四日、JR蒲田駅近くで演説後、「消費税が8%に上がっても工場は価格に転嫁できず、経営者は身銭を切らざるを得ない」と話した。党大田地区委員会の中村稔副委員長は「消費税率が再アップされれば、やっていけない工場や商店街が続出するだろう」と見通した。
(小田克也)
◇4区(4)大田区(中南部)
犬伏秀一 58 (元)大田区議 次新
平将明 47 内閣府副大臣 自前<3>
藤田憲彦41 (元)安保委理事 民元<1>
山本純平 40 党地区副委員長 共新
(届け出順)
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◆18区(武蔵野・府中・小金井市) 「国政」「地域」 異なる主張
武蔵野市長を六期務めた自民前職の土屋正忠さんは、JR中央線高架化の効果を訴えるなど地域の課題や実績をアピール。一方、元首相で民主前職の菅直人さんは、脱原発を主張し、集団的自衛権行使容認への批判を強めるなど国政の課題を強調する。二人の対決に共産新人の結城亮さんが挑む。
「小金井のまちづくりに必要な人」。四日朝のJR武蔵小金井駅北口で、市長時代からの盟友である小金井市の稲葉孝彦市長がマイクで訴える中、土屋さんは通勤中の人たちにチラシを手渡していた。生活道路を走るバスの導入など「アイデア市長」として知られた土屋さんは、しばしば地域のことに言及する。
同選挙区で菅さんとの対決は四度目。以前は地元に戻らずとも当選した菅さんに、陣営幹部は「前回は民主票が割れた偶然の勝ち」と気を引き締める。土屋さんは団地などもくまなく回り、「二年間で経済を立て直した。この道を行こう」と訴えた。
一方、四日朝のJR武蔵小金井駅の南口では、ビールケースの上に立つ菅さんの姿があった。「このままでは安倍政権は憲法改正まっしぐら。そうさせないために賢明な判断を」。政権批判を繰り広げた。
市民運動家出身の菅さんは小まめに街頭に立つ。前回衆院選で前面に掲げた脱原発に加え、今回は集団的自衛権行使容認の閣議決定についても繰り返し追及している。陣営には激励も寄せられるというが、関係者は「街頭では政治への関心の薄さを感じる。有権者を振り向かせないと、前回より厳しくなる」と危機感を募らせる。
「消費税増税をきっぱり中止し、暮らし第一の経済政策をしていきたい」。結城さんも四日、選挙区内の団地前で声を上げた。陣営幹部は公認発表が先月十八日と出遅れたことを焦るが、「有権者の反応は徐々に良くなっている」と一定の手応えを感じている。結城さんは「訴えは他の候補と全く違う」と言い、人の集まる場所で訴える戦術を取るという。
(萩原誠)
◇18区(3)武蔵野・府中・小金井市
土屋正忠 72 (元)総務政務官 自前<2>
菅直人 68 (元)首相 民<前><11>
結城亮 44 党地区委員 共新
(届け出順)
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http://www.sankei.com/region/news/141205/rgn1412050022-n1.html
2014.12.5 07:00
【衆院選2014 注目区を行く】
埼玉12区 熊谷VS加須地域の戦い再び
「お帰りなさい。お疲れさまです」。3日深夜、次世代新人の森田俊和は陣営スタッフと終電間近のJR行田駅前に立ち、電車を降りて家路を急ぐ市民らにあいさつし続けた。森田は「できるだけ知名度を高めたい」と懸命だ。
12区では平成24年の前回選挙と同様、加須・羽生両市を地盤とする自民前職、野中厚と、熊谷市出身の森田による保守分裂の“地域間戦争”が続く。元自民県議の2人だが、森田は前回、公認を受けられず無所属で出馬。約5万6千票を獲得したが、約6万6千票の野中に惜敗した。
今回、森田陣営の最高顧問には熊谷市出身の元自民衆院議員ら2人が就いた。また、維新の公募に漏れたものの、公示約10日前には次世代の公認が決まった。
「保守の立ち位置を明らかにしたかった」と森田。公認候補となったことで政見放送が可能になり、ビラの配布枚数も大幅に増えた。「メリットを最大限に生かして流れを呼び込みたい」と意気込む。
対する野中陣営は、県議時代の地盤に加え、国土庁長官を務めた祖父の影響力も残る。12区内の県議も活発に動き、公明の推薦も受けるなど組織力を生かした戦いを進める。前回、森田に約3万5千票差をつけられた大票田の熊谷市の攻略が課題で、野中は3日、市中心部の百貨店前で「この2年間、熊谷をはじめ12区のパイプ役を担ってきた」と実績を強調した。
両陣営が意識するのは、出馬を見送ったみんな(解党)の永沼宏之が前回集めた約3万6千票の行方だ。永沼の出身地は12区の中央に位置する行田市で、双方が「草刈り場」とみる。「前回は足を踏み入れる余裕がなかった」という森田が永沼の協力を得て支持拡大を図る一方、野中陣営は潜在自民票の掘り起こしを続ける。
こうした地域間の争いを冷静に見据えるのが、民主元職の本多平直。陣営関係者は「加須対熊谷でいいのかと問いたい。市民の生活を守る選挙と位置づけ、政策を訴えていく」と、正攻法で支持拡大を図る。=敬称略(川畑仁志)
◇
◆12区(4人)
森田俊和40 ☆元県議 次 新
野中厚38 ☆元県議 自(額)前 【公】
本多平直50 ☆元首相補佐官民 元
鈴木千賀子59 党県委員 共 新
(届け出順、☆は比例と重複)
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http://www.sanspo.com/geino/news/20141205/pol14120505030002-n1.html
2014.12.5 05:03(1/3ページ)
東京1区「海江田包囲網」自民大物投入で“万里”の頂上再び崩す
山田美樹氏(左)の応援に駆けつけた丸川珠代参院議員。自民党は「海江田包囲網」を張り、大物を次々と投入している=4日、東京都港区のJR品川駅高輪口前(撮影・梶川浩伸)
山田美樹氏(左)の応援に駆けつけた丸川珠代参院議員。自民党は「海江田包囲網」を張り、大物を次々と投入している=4日、東京都港区のJR品川駅高輪口前(撮影・梶川浩伸)【拡大】
民主党代表の海江田万里氏(65)と自民党の山田美樹氏(40)が接戦を繰り広げている東京1区で、自民党の“大物議員”が次々と選挙区に入り、「海江田包囲網」を張っている。安倍晋三首相、菅義偉官房長官らが2日の公示前に乗り込んだほか、4日には町村信孝元官房長官、丸川珠代参院議員らが応援のマイクを握った。一方、海江田氏は党首の立場上、自身の選挙区にほとんど入れず、苦しい戦いを強いられている。
これでもか、とばかりの「海江田包囲網」だ。東京1区に、日替わりで自民党の大物議員が駆けつけているのだ。
11月28日の安倍首相を皮切りに、翌29日に菅官房長官、12月2日にはかつて東京1区で海江田氏としのぎをけずった与謝野馨元財務相、3日は谷垣禎一幹事長と与謝野氏、4日には山谷えり子拉致問題担当相、町村氏、丸川氏と、そうそうたる顔ぶれがマイクを握り、山田美樹氏の支持を訴えた。
丸川氏は「自民党から『てこ入れ』といわれている」と、党を挙げて東京1区に力を入れていることを示唆。山田氏は街頭演説で「涙は女性の武器といわれていた時代もあった。しかし、今では男性でも涙を武器に野党の党首を務めている方がいる」と述べた。海江田氏が経産相だった2011年、国会で辞任を迫られて涙を流したことを引き合いに“口撃”した。
前回2012年の衆院選で、海江田氏は山田氏に1134票差で敗北した。海江田氏は比例代表で復活当選したものの、「衆院議員は小選挙区で勝てて一人前」(自民党国会議員)というのが永田町の“常識だ”。
党首として臨む今回も、海江田氏は比例代表と重複立候補しているが、民主党内からは「覚悟がない」などと批判や失望の声が噴出。今回も山田氏に敗れれば、求心力はさらに低下し、自身の進退のみならず、民主党のさらなる弱体化は避けられない。だからこそ、自民党は「海江田つぶし」に打って出ている。
大物議員のサポートを受けて有権者にアピールを続ける山田氏陣営とは対照的に、海江田氏はジレンマを抱える。党首としての応援遊説が最優先となり、なかなか自身の選挙区に入れない。3日朝に都営地下鉄の若松河田駅前で街頭に約1時間立っただけで、次回の予定は9日になるという。
野党第1党党首として命運を懸けた戦いを強いられている海江田氏は「代表をやっている以上、(自分の選挙区に入れないのは)仕方ない。相手(自民党)が何をしてこようと、意に介していません」と強がった。
(紙面から)
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_news/article/131330
民・維、同床異夢の共闘 “橋下節”労組は渋面
2014年12月05日(最終更新 2014年12月05日 03時01分)
街頭演説で支持を訴える維新の党の橋下徹共同代表=4日午後6時39分、福岡市・天神
街頭演説で支持を訴える維新の党の橋下徹共同代表=4日午後6時39分、福岡市・天神
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共闘の成果はいかに−。民主党と維新の党は衆院選を前に全国で選挙区調整を進め、福岡県内では小選挙区候補を互いに県組織レベルで推薦した。「野党統一候補」を有権者に訴え、反自民票を取り込む狙いだが、維新共同代表の橋下徹は4日、福岡、鹿児島両県で持論の公務員批判を展開。民主や公務員労組関係者は、歯に衣(きぬ)着せぬ演説を苦々しく聞き入った。
4日午後、福岡県新宮町の大型商業施設前。「公務員給与削減、そして国会議員も身を切る改革をして、最後の最後に増税をお願いするのが道理だ」。既得権益を鋭い弁舌で攻撃する“橋下節”は健在だ。
橋下の隣には、福岡4区の維新前職が立っていた。党勢回復の道半ばで師走の決戦を迎えた維新、民主両党。「1強自民」に一矢報いるため、民主は4区で候補擁立を見送った。
前職はこの日、橋下来援前に同県福津市で「(県内の)民主候補を全力で応援する」とアピールし、同党県連代表の大久保勉と握手した。選挙カーには「民主党福岡県連推薦」のシールが貼ってあった。
ただし、民主を支える労組にとって橋下は、いわば「目の敵」。連合福岡は今回、前職の推薦を見送った。両党の共闘は黙認できても「橋下の演説に組合員を動員できない」(公務員労組出身議員)のが本音だ。「労組批判をするかもしれないが、目をつぶってほしい」。前職は橋下来援前、民主県連幹部らに耳打ちした。
舞台裏の事情を知ってか知らずか、橋下は同夜、福岡市・天神のビル街でも容赦なかった。「公務員給与を20%削減し年間5兆円生み出す。既成政党では改革はできない」。天神を含む同市中心部の福岡2区は、維新が候補擁立を見送り、民主元職などが自民前職に挑む構図。維新にとって橋下の来援は、九州最大都市の無党派層を狙い比例票を積み上げる戦略だ。
橋下は演説で、両党相互推薦に一切触れなかった。連合幹部は「どっちの味方なのか。手を結ぶのは無理だ」と会場を去った。労組批判で喝采を浴びる演説を「ドキドキしながら聞いていた」と打ち明けた前職。「緊迫感のある国会にするため、(民主と)手を結ぼうとやっている」。自らに言い聞かせるような口調だった。 =敬称略
=2014/12/05付 西日本新聞朝刊=
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北海道
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141203011370004.html
2014衆院選【2014衆院選】
焦点:上 7区 共倒れを反省、民・大協力
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■前回互角、気引き締める自民
政治団体・新党大地の代表代理でありながら、民主党公認。2日朝、釧路市鳥取大通4丁目の選挙事務所前で、立候補の届け出を済ませた鈴木貴子氏(28)が選挙カーに上がった。
「釧路、根室はアベノミクスでいかほど潤ったのか。一握りの大企業、一握りの株を持つ人たちだけが潤い、『この道しかない』。これが真の政治の姿でしょうか」。そして「日々頑張っている、働いているみなさんの声を私は届けたい」と約700人(陣営発表)の支持者らに訴えた。
前回の衆院選で7区は、民主と大地が共倒れ。今回はその反省から両者は手を組み、鈴木宗男代表の長女の貴子氏が民主入りした。相手は3選を目指す自民前職で同党道連会長の伊東良孝氏(66)と共産新顔の石川明美氏(63)だ。
「働く人の声」を強調した演説は連合北海道など民主の支持母体を意識したものだ。もちろん大地支持層へのアピールも忘れない。ポスターの肩書には「民主党公認、新党大地代表代理」とある。
民主党本部は1日、貴子氏を比例北海道ブロックで単独1位とすることを決めた。野党協力の象徴として「敗北」は許されないからだ。ただ議席が安泰という意識が広がれば選挙運動が上滑りしかねない。合同選対本部長代行の岡田篤・民主党道議は2日、陣営の緩みを戒めることを忘れなかった。「鈴木貴子が日本のリーダーになります。その道に進むため、変なささやきに惑わされないように」
JR釧路駅前の中心街。午前9時すぎ、釧路市民の台所として知られる釧路和商市場前には伊東氏の第一声を聞く人だかりができていた。陣営によると集まったのは500〜600人。
市議から道議、市長を経て国政の場に立った伊東氏。財務政務官も経験して国の予算づくりも見てきただけに、水産業などの基幹産業が低迷していることが課題だと具体的に指摘。「釧路の可能性を見いだし、伸ばしていく分野をはっきりさせないといけない。アイデアと企画力とやる気が勝負の『地方創生』がいま、一番大きなキーワード。観光などこの地域の特性を生かして力を発揮したい」
第一声に先だって、同市幸町14丁目のビル1階に設けた選挙事務所であった出陣式。自民と連立を組む公明党釧路総支部長の月田光明市議が「圧勝だという声もあるが、大変危険なこと。侮ってはいけない」。前回衆院選の民主と大地の得票を合わせれば、自身の得票と互角だ。伊東氏自身も「今回の選挙は、実感としてかなり厳しいものになると感じている」と語った。
共産党の石川氏は、1996年以来、2度目の国政挑戦だ。同市住之江町の大型スーパーの駐車場には、約150人の支持者が集まっていた。「消費税増税中止を」「若者を戦場に送らない」と2本の幟(のぼり)が立つ。石川氏は「7区で消費税増税中止と言うのは私だけ、原発廃止を言うのも私だけ、TPP(環太平洋経済連携協定)撤退も私だけ」と違いを強調した。
◇
今回の衆院選をめぐっては、野党が共闘を模索する動きが目立った。こうした動きは有権者の票のゆくえにどんな影響を与えるのか。注目選挙区の候補者の戦いぶりを報告する。
■7区の候補者(届出順)
鈴木貴子 28 民前(1)〈元〉NHK職員
石川明美 63 共新 〈元〉釧路市議
伊東良孝 66 自前(2)〈元〉釧路市長
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http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141204011370001.html
2014衆院選【2014衆院選】
焦点:下 2区 地元反発 崩れた野党共闘
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■民主道連、独自に擁立し対抗
過去4回にわたり自民の吉川貴盛氏(64)と民主の三井辨雄氏(72)が対決してきた2区。三井氏が解散直前に不出馬を表明したことでこの構図が崩れ、野党の候補者調整に注目が集まった。
公示日の2日。「本人です」と大書したのぼりを立てた自転車に乗り、維新元職の松木謙公氏(55)がペダルをこいでいた。この日は札幌市北区を回り、走行距離は約60キロにのぼった。
この日、事務所前での第一声で「アベノミクスは大企業中心の考え。中小企業に勤める人や年金で暮らす方々の生活をしっかり支えていきたい」と語った。そばに、松木氏の選対本部長になった三井氏の姿も。「松木さんを全身全霊で応援していく。自民党の一党支配を許さない」と支援を訴えた。
松木氏はこれまで民主党や新党大地の公認で道12区から出ていたが、2000年衆院選以来14年ぶりに、本来の地盤である2区に戻った。きっかけは、解散直前の三井氏の突然の不出馬表明だ。民主と維新の党本部間の調整で、三井氏の後継として松木氏が2区から出ることになり、維新は前回衆院選に2区から立候補して比例で復活当選した高橋美穂氏を東京17区に移した。
民主党道連は、党本部の頭越しの候補者調整に反発した。松木氏は民主党の衆院議員だった2011年、菅直人内閣への不信任決議案に賛成して除籍された経緯がある。道連は来春の札幌市議選に立候補予定だった新顔の池田真紀氏(42)を擁立し、道連推薦として全面的に支援する。民主道連関係者は「2区は三井氏の地盤ではなく、民主の地盤。みすみす維新には渡せない」。
2日午前9時過ぎ、札幌市東区役所前に人だかりができた。「イケマキGO!GO!」と書かれた手作りポスターを手に持つ人も。無所属で立つことになった池田氏が「安倍政権は国民の声を無視し、弱者を切り捨てる。経済もTPP(環太平洋経済連携協定)も原発も憲法も数の論理で一方的に決める」と批判。社会福祉士としてDV被害者らと接してきた経験から、「現場を知らない中央だけで作る政策では持続可能な社会は描けない。柔軟な社会を地域から作るような社会保障の改革が必要だ」と語った。
農水副大臣も務めた自民前職の吉川氏は雪がちらついた2日、コートを着ずにスーツ姿で第一声に臨み、「安倍政権は景気対策、経済対策をしっかりやってきた。この継続が認められるかが問われる選挙になる」と呼びかけ、支持者と握手を交わして選挙カーに乗り込んだ。
吉川氏は、民主党から自民・公明両党に政権交代して以降の2年間の経済政策をアピール。特に農林水産業を生産、加工、販売にわたって成長させる「6次産業化」に力点を置き、「6次化を札幌に根づかせ、農林水産業を元気にしたい。目標を定め、知恵を出し合いながら、地方創生をしていく」と訴えた。
前回衆院選では、民主と維新、みんなの3候補者の得票総数が、吉川氏の得票数を約4万3千票上回った。吉川氏は「一身をなげうって先頭に立ち、命がけで頑張る」と決意を語る。
共産新顔の金倉昌俊氏(40)は2日、同党の紙智子参院議員とともに選挙カーの上で第一声。札幌市北区と東区のスーパーや住宅街を回った。消費税増税やTPP交渉参加反対を主張したほか、「子どもたちの輝かしい未来を閉ざし、若者を戦場へ送るような集団的自衛権を許すことができない。平和の外交を広げる共産党に」と支持を訴えた。
■2区の候補者(届け出順)
吉川貴盛 64 自前(4) 〈元〉農水副大臣
池田真紀 42 無新 社会福祉士
松木謙公 55 維元(3) 〈元〉大地幹事長
金倉昌俊 40 共新 党道常任委員
* * *
■政見放送
【4日】
◇衆院選小選挙区
《テレビ》HTB=午前5時25分(共産、自民)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120502100004.html
東京ニュース
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注目区ルポ
十四日投開票の衆院選は、都内二十五の小選挙区に九十七人が立候補し、「経済政策」「安全保障・憲法」「脱原発」などをめぐり、激しい舌戦を繰り広げている。訴えは有権者の心にどう響くか。注目される選挙区の様子を紹介する。
◆4区(大田区中南部) 町工場にアピール合戦
町工場がひしめく大田区中南部。大企業が生産の軸を海外に移すなど経営環境が変わる中、工場の閉鎖が相次ぎ町の風景も変わりつつある。立候補した四候補は、町工場の関係者へアピール合戦を繰り広げている。
住宅と町工場が隣り合わせにある大田区多摩川地区。四日、民主元職の藤田憲彦さんは機械部品の製作所を訪れ、壁にポスターを貼らせてもらった。「アベノミクスで大田の町工場は、勝ち負けの二極化が進んだ」と指摘する。
東大卒業後、家電大手ソニーに勤務。二年前の衆院選で落選後、「地域で何ができるか考えよう」と地元の自治会活動に参加し、防犯パトロールを続け、「地域の人の地道な努力を知った」。民主支持者が多いとみられる馬込の閑静な住宅街をはじめ、区全域に毎月約二万五千の政策チラシを配ってきた。
内閣府副大臣で自民前職の平将明さんは四日、西馬込の街頭で「アベノミクスを進め、足りない部分を補っていく」と政権中枢にいることを強調した。
事務所は、JR蒲田駅前に構えた。先月二十九日の事務所開きでは、雨にもかかわらず、入りきれない支持者が歩道に並び、大田区の松原忠義区長も駆けつけた。ただ、平さんは「選挙中、町工場だけ力を入れて回るようなことはしない」とも。「みんな仲間。分かってくれている」と自信を見せる。
元区議で次世代新人の犬伏秀一さんは、区南部が地盤。「地元だから、知り合いが多い」と言う。アベノミクスの恩恵を実感できない経営者を味方につけようと、公示日は地元の工場に赴き、社長と「大企業がためたお金を中小企業に回す仕組みが必要だ」などと話し込んだ。
共産新人の山本純平さんは四日、JR蒲田駅近くで演説後、「消費税が8%に上がっても工場は価格に転嫁できず、経営者は身銭を切らざるを得ない」と話した。党大田地区委員会の中村稔副委員長は「消費税率が再アップされれば、やっていけない工場や商店街が続出するだろう」と見通した。 (小田克也)
◇4区(4)大田区(中南部)
犬伏秀一 58 (元)大田区議 次新
平将明 47 内閣府副大臣 自前<3>
藤田憲彦41 (元)安保委理事 民元<1>
山本純平 40 党地区副委員長 共新
(届け出順)
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◆18区(武蔵野・府中・小金井市) 「国政」「地域」 異なる主張
武蔵野市長を六期務めた自民前職の土屋正忠さんは、JR中央線高架化の効果を訴えるなど地域の課題や実績をアピール。一方、元首相で民主前職の菅直人さんは、脱原発を主張し、集団的自衛権行使容認への批判を強めるなど国政の課題を強調する。二人の対決に共産新人の結城亮さんが挑む。
「小金井のまちづくりに必要な人」。四日朝のJR武蔵小金井駅北口で、市長時代からの盟友である小金井市の稲葉孝彦市長がマイクで訴える中、土屋さんは通勤中の人たちにチラシを手渡していた。生活道路を走るバスの導入など「アイデア市長」として知られた土屋さんは、しばしば地域のことに言及する。
同選挙区で菅さんとの対決は四度目。以前は地元に戻らずとも当選した菅さんに、陣営幹部は「前回は民主票が割れた偶然の勝ち」と気を引き締める。土屋さんは団地などもくまなく回り、「二年間で経済を立て直した。この道を行こう」と訴えた。
一方、四日朝のJR武蔵小金井駅の南口では、ビールケースの上に立つ菅さんの姿があった。「このままでは安倍政権は憲法改正まっしぐら。そうさせないために賢明な判断を」。政権批判を繰り広げた。
市民運動家出身の菅さんは小まめに街頭に立つ。前回衆院選で前面に掲げた脱原発に加え、今回は集団的自衛権行使容認の閣議決定についても繰り返し追及している。陣営には激励も寄せられるというが、関係者は「街頭では政治への関心の薄さを感じる。有権者を振り向かせないと、前回より厳しくなる」と危機感を募らせる。
「消費税増税をきっぱり中止し、暮らし第一の経済政策をしていきたい」。結城さんも四日、選挙区内の団地前で声を上げた。陣営幹部は公認発表が先月十八日と出遅れたことを焦るが、「有権者の反応は徐々に良くなっている」と一定の手応えを感じている。結城さんは「訴えは他の候補と全く違う」と言い、人の集まる場所で訴える戦術を取るという。 (萩原誠)
◇18区(3)武蔵野・府中・小金井市
土屋正忠 72 (元)総務政務官 自前<2>
菅直人 68 (元)首相 民<前><11>
結城亮 44 党地区委員 共新
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk41010419000c.html
選挙:知事選 自民県連、推薦候補は15日へ先送り 今村氏の名簿順位抗議へ /佐賀
毎日新聞 2014年12月05日 地方版
古川康前知事の辞職に伴う知事選(25日告示、1月11日投開票)の推薦候補選定を巡り自民党県連は3日夜、代表役員会を開き、6日に予定していた総務会を15日に延期することを決めた。理由は14日投開票の衆院選に運動を集中させるためという。また、比例九州に立候補した自民前職の今村雅弘氏(67)の名簿順位が小選挙区重複立候補者30人の下の31位になったことを党本部に抗議すると申し合わせた。【松尾雅也】
自民県連には、前武雄市長の樋渡(ひわたし)啓祐氏(45)と、TPP担当官僚の推薦願が出されていた。6日の県連総務会で両氏の推薦願を巡り議論が交わされる予定だったが、1日に官僚から出馬断念の連絡が入った。このため、樋渡氏への一本化の流れが強まっている。
県連によると、今村氏の名簿順位を巡っては1票の格差是正に向けた「0増5減」に伴い、県内小選挙区が3から2に減ったため、旧2区の今村氏の比例転出を決めた。当初、党本部から名簿上位登載の優遇を受ける約束だったが、実際は31位となったという。
一方、減区になった他県候補者は1位か2位に登載され「なぜ佐賀は下なのか」と党本部への抗議を決めた。県連の中倉政義幹事長は「名簿上位にということになっていたが、ほごにされた。納得できない」と不快感をあらわにした。自民関係者によると、知事選を巡り今村氏が官僚の擁立に動いたため、党幹部から冷遇されたなどとの見方も出ている。
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/342053/
同性愛公言の石川氏「壁をぶち破りたい」
2014年12月05日 18時00分
改革の使命感に燃える石川氏
同性愛をカミングアウトしている社民党の前東京・豊島区議の石川大我氏(40)が、衆院選(14日投開票)に比例単独で東京ブロックから出馬している。憲政史上初となるオープンゲイの国会議員が誕生するのか――。
「自民党や民主党など大きな政党が取り上げない小さなイシューで、困っている人たちはたくさんいる。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の差別撤廃やいろんなマイノリティー(少数派)の人たちの声を国会に届けるのが役割だと思っている」と訴えるのは、自らもゲイを公言している石川氏だ。
昨年、社民党党首選に区議ながら出馬し、憲政史上初となる同性愛公言者の国政政党党首が誕生かと話題になった。国会議員ではレズビアンを公言していた民主党の尾辻かな子氏(39)が昨年、繰り上げで参院議員となったが、在職日数はわずか2か月で、ほとんど活動できなかった。石川氏が当選すればゲイ初の国会議員となる。
電通総研調べでは、日本のLGBTの比率は20〜59歳の男女で5・2%(12年)とされ、約20人に1人の計算。国際的にはアイスランドで同性愛者の首相が生まれ、オバマ米大統領(53)は同性婚を支持している。アップルのティム・クックCEO(54)が同性愛を公言するなど理解は進んでいるが、日本はいまだオープンとはいえない環境だけに、石川氏は改革の使命感に燃えている。
選挙戦では“票田”となる東京・新宿2丁目に公示日の2日に街頭演説に繰り出したが「昼の2丁目はほとんど人がいない。住んでいる人も寝ている人が多い時間帯で、音を出すと逆に迷惑になってしまう」(石川氏)と、聖地ならではの事情にも直面した。
「東京ブロックでは、20万といわれる社民党の基礎票に、浮動票と予測できないLGBT票が加われば、当選の可能性はある」(永田町関係者)
ネットを中心に支持も広がっており、石川氏は「壁をぶち破りたい」と手応えを感じている。
【編集部のおすすめ】
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/342051/
地元の選挙活動2日間だけ…首相も舌巻く小泉進次郎氏の信念
2014年12月05日 16時00分
相変わらず人気の進次郎氏
衆院選で相変わらず立候補者たちからの応援依頼が殺到している自民党の小泉進次郎氏(33)が、安倍晋三首相(60)も驚く街頭演説を繰り広げている。
先月21日、進次郎氏は衆議院が解散された本会議場で「国民にはなぜ今、解散なのか分からない」という理由で恒例の万歳三唱を拒否。安倍首相の意向に背く行為で話題を集めたが、選挙戦に突入すると、自民党候補者の勝利に向けた応援に頭を切り替えて臨んでいる。
「進次郎氏は安倍首相と同様に比例代表の重複立候補を辞退した。前回の衆院選で、選挙区の神奈川11区で得票率79・9%を獲得している。野党は同選挙区で共産党以外、候補者が立てられなかった。地盤はすごい。地元での選挙活動は2日だけです」と自民党関係者。
応援弁士として全国行脚する進次郎氏は、寒空の下に集まった大勢の聴衆を前に「アベノミクスの先のシンジロウ政策」を熱心に訴え続ける。
「私たちはアベノミクスの先を考えなければいけないと思う。そのためには、新しい成長モデルを構築し、どこの国もやったことがない、国づくりもしないといけない。社会保障にしても若者にツケを残さないようにしなくてはいけないのです」
今回の選挙は、アベノミクスをめぐる経済政策をめぐって各党が争う展開だが、進次郎氏は独自の長期的な経済政策プランを訴え続けている。
進次郎氏は“変人”として国民的な人気を集めた父親の小泉純一郎元首相(72)と同様、独自で強固な政治信条が評価されている。
「自民党の長期的な経済政策をこの選挙で訴えているとも取れます。安倍首相は小泉元首相のもとで官房長官をしていましたから、変人の遺伝子が進次郎氏に伝わっていることは承知しつつ『度胸がある』と驚いてます」(同)
選挙期間中、進次郎氏は復興政務官として東日本大震災の被災地にも入る。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014120502000127.html
衆院選 中盤戦どう展開
2014年12月5日 朝刊
衆院選の序盤情勢を踏まえ、与野党は遊説戦略の練り直しに着手した。優位に立つ自民党は安倍晋三首相(党総裁)を接戦区に連日投入。伸び悩む民主党は、対抗できる選挙区の絞り込みを急ぎ、海江田万里代表らが応援に入る方針だ。選挙戦が佳境に入る中、厳しい戦いで自身の足元が危うくなり、応援ができない野党党首も出そうだ。
首相は四日に大阪府入り。維新の党の前身、日本維新の会は二〇一二年の前回衆院選で大阪を中心に躍進し、今回も激戦が予想されるため、てこ入れを図る。和歌山市に続く府内・泉佐野市での街頭演説では「この選挙は前進か、後退かを決める選挙だ。負けるわけにはいかない」と訴えた。
自民党は、序盤情勢における勢いを維持するため、組織全体の上滑りや首相ら幹部の「失言」を警戒、選挙戦を乗り切る構えだ。首相は衆院解散後に入った北海道を五日に再訪問する。
民主党は三日夜、党本部での選対会議で、巻き返しが可能な選挙区に幹部を投入する方針を決めた。投票態度未定の有権者取り込みを強化する。接戦が予想される海江田氏らが自らの選挙区で支持固めを図る場合は、蓮舫元行政刷新担当相らの派遣を検討する。
海江田氏は四日、福井県敦賀市で演説し「デフレ脱出には雇用安定と適切な収入が必要だ」と支持を呼び掛けた。
維新の党は江田憲司共同代表が東日本を、大阪市長の橋下徹共同代表が西日本を担当。組織票より無党派層狙いの選挙戦だけに、顔の知られた幹部の遊説が頼みの綱だ。
堅調な戦いを進める公明党は四日の常任役員会で、比例票を上積みするため山口那津男代表が地方行脚を続ける方針を確認。山口氏は「気を緩めずに取り組む」と強調した。首相には九カ所の小選挙区に応援に入るよう要請している。
比例で伸び悩む次世代の党は、平沼赳夫党首が四日に比例東京ブロックをてこ入れ。共産党は志位和夫委員長が全十一ブロックを回る。
◆小沢氏 異例の地元遊説
生活の党は、小沢一郎代表が六、七両日、自身が立候補した岩手4区に戻り、約三十カ所で街頭演説する。盤石な「小沢王国」を誇った地元で、選挙期間中に本格的な遊説を展開するのは異例。
社民党は九州や近畿の各ブロックを中心に遊説計画を練る。新党改革は東京を軸に活動する。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141205/plt1412051140002-n1.htm
存在感増す「戦う」谷垣幹事長 衆院選に勝っても負けても次期総裁へ弾み (1/2ページ)
2014.12.05
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東京1区の候補者の応援演説を行う谷垣氏=3日午後、東京都新宿区【拡大】
★鈴木哲夫の核心リポート
12・14衆院選で、自民党の谷垣禎一幹事長(69)が厳しい発言を連発している。報道機関の情勢調査で「自民党圧勝」との見方が出ており、党内が緩むのを引き締めているのだが、それだけではない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、存在感を増しつつある谷垣氏に迫った。
「自民党には1回生がたくさんいるが、もっと地域に根を生やして(活動しろ)。『全員光る人材だ』と言いたいが、正直、フロック(まぐれ)で当選したんじゃないかという人も」(1日、京都府宇治市の集会で)
「今回は追い風でも、向かい風でもない。こういう選挙は怖い。誰かが変な失言をして『何だ』となると、パタパタとやられる」(11月30日、札幌市の街頭演説で)
今回の選挙戦、谷垣氏の選挙語録は手厳しい。党内では「谷垣さんの形相が違う」(中堅議員)という声まである。
背景について、自民党のベテラン議員は「勝っても負けても、衆院選が終われば、来年秋の自民党総裁選を見据えて、谷垣さんは『ポスト安倍』として存在感が増す」といい、こう解説した。
「谷垣さんにとって、次の総裁選は年齢的にラストチャンス。今回、自民党が勝てば、『選挙責任者の幹事長として、突然の解散総選挙という危機管理を果たした』と高く評価される。一方、党が大きく議席を減らせば、総裁選では反安倍のリベラル派が結集する。その際、『ナンバー2の谷垣さんを担ぐのが順当』という声が出てくる可能性が高まる」
かなり気が早い話にも聞こえるが、額賀派幹部も「今回、谷垣さんは地方組織とも信頼関係を深めていて、総裁選では地方の支持も見込める」と分析している。
谷垣氏の強みは、連立を組む公明党との良好な関係にもある。山口那津男代表とは弁護士同士で気脈も通じ、三党合意で消費税増税をともに決断した間柄だ。安倍晋三首相が今後、安全保障や憲法改正などで突き進む場合、これに反発する公明党が外から谷垣氏を応援することも考えられる。
谷垣氏には、じくじたる思いがある。
野党時代の自民党総裁として頑張ったが、首相になれなかったことだ。民主党政権に不信任案を突きつけての勝負ができず、政権復帰直前の総裁選出馬も党内力学で断たれた。「戦う姿勢を貫けなかった…」(谷垣氏側近)と弱さを指摘する声もあった。
私(鈴木)は解散当日の朝、谷垣氏を訪ねた。
「(いろんな意味で)戦う谷垣のスタートですね」と話しかけると、谷垣氏はいつもの温厚さで「人間なかなか変われないけど…」と語ったが、その後で「でも、やりますよ。必死で!」と表情を引き締めていた。
■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『政治報道のカラクリ』(イースト&プレス)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)など多数。
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http://www.minpo.jp/news/detail/2014120519645
復興策の評価気掛かり 衆院選最前線ルポ 伊達地方で攻防激化
自民党の前職亀岡偉民(59)と民主党の新人金子恵美(49)がしのぎを削る。序盤戦は互いに「地盤」とする伊達地方への攻勢を強めている。亀岡は衆院、金子は参院の議員として、ともに復興政務官を経験している。両陣営にとって東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興施策に対する有権者の反応が気掛かりだ。
◇ ◇
新聞各紙に「自民議席、300超の勢い」「亀岡氏リード」の見出しが躍った4日、亀岡は、「地元」として重視している伊達地方をくまなく回っていた。福島市の選対事務所で留守を預かる選対幹部の一人は「民主候補の地元でもあり、伊達では絶対に負けられない」と表情を引き締めた。
亀岡陣営は平成17年の初当選時に得た17万1000票を目標に掲げる。24年の前回より5万票も多い。目標達成に向けて事務所・連絡所を5カ所増やし、13カ所に構えた。このうち9カ所は伊達地方にある。
公示日には党総裁で首相の安倍晋三が応援のため相馬市に駆け付け、復興の加速を約束した。同市では漁業の再生などが急がれている。党関係者は「首相の第一声には、政府が復興を忘れつつあるのではないかという不安を解消させる効果があった」とみる。
ただ、2年前の政権交代で安倍が復興と原発事故収束を加速させると明言したが、スピード感がないと感じる県民は少なくない。福島市連合後援会長の千葉政行は「亀岡の実績を示しながら、有権者の支持を広げたい」と強調する。
◇ ◇
福島市にある金子の選挙事務所でも4日、後援会関係者らが新聞各紙の世論調査結果を分析していた。選対幹部の一人は「まずは地元で優位に立ち、その勢いを大票田の福島市に持ち込みたい」と戦略を練る。この日、金子は福島市内に選挙カーを向けた。
金子陣営は当選ラインを10万票とみる。昨年7月の参院選では衆院本県1区管内で約7万6000票を得た実績がある。自民政権下で行われたが、震災直後に原発事故対応に当たった民主へ逆風が吹いていた。党県連関係者は「民主政権がまいた復興の種がようやく花を咲かせ始めた。金子の実績を訴えたい」と意気込む。2日に党代表の海江田万里が福島市で応援演説し、復興への姿勢を示せたのも好材料とみる。
立候補表明が遅く、事務所・連絡所は福島市、伊達市など4カ所にとどまる。ただ、前回の衆院選で5万票余りを獲得しながら、今回は立候補を見送った旧みんなの党の元職石原洋三郎(41)が2日に金子支持を表明した。連合後援会長の菅野庄一は「連合福島などの支援も受け、ようやく陣容が固まった。石原氏の支援は追い風になる」と歓迎する。
◇ ◇
共産党の新人渡部保子(72)は4日、福島市で選挙カーを走らせた。
地元の同市をはじめ、浮動票の多い都市部を中心とした選挙運動を展開。長時間労働の問題などを取り上げ、支持を求めている。選対本部長の山田裕は「消費税再増税の中止など他党と違う政策を打ち出すことで、これまでにない手応えがある」と話す。
( 2014/12/05 08:21 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )
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>>2003
31位でも通るんですけどね。
とはいえ,まあ佐賀1,熊本1はおそらく負けないとしても,
沖縄1〜4,大分1,長崎1,鹿児島3で7人か。
微妙な位置っちゃ位置かもしらん。
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http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141205-OYS1T50018.html
自民分裂の福岡1区 無所属対決「勝てば公認」
2014年12月05日
福岡1区のポスター掲示板には自民党候補がいない(4日、福岡市博多区で)=貞末ヒトミ撮影
報道各社の序盤情勢調査で4日、「与党優勢」が伝えられたが、福岡1区(福岡市東区、博多区)では、前回は自民党公認だった前議員2人がいずれも無所属で出馬し、民主党候補と接戦を演じている。
2012年の前回選で初当選した井上貴博氏は、麻生副総理の側近。前回は比例九州ブロックに回った新開裕司氏は、引退した古賀誠・元幹事長の元秘書だ。地元の福岡で勢力を競い合う麻生、古賀両氏の板挟みとなった党本部は「2人とも公認せず」という苦肉の裁定を下した。
4日夕、強風が吹きつけるJR博多駅前で、井上氏は「自民党支部長の井上です」と繰り返した。自らが「真正の自民党」だとアピールする狙いからだ。
公示前日に事務所を訪れた麻生氏からは、「無所属だから比例復活はない。勝った方が自民党公認だ」と激励を受けた。麻生派所属の参院議員が選挙区入りし、団体回りをするなど側面支援にも力を入れる。
一方の新開氏は4日午後、商店街で支持を訴えた。公示日の出陣式では「これは私だけの戦いじゃない」と力を込め、駆けつけた古賀氏も「新開君こそ、自民党を救う候補者だ」と太鼓判を押した。新開氏が所属する岸田派(旧古賀派)からは、岸田外相や上川法相らも来援予定で、こちらも総力戦の構えを見せる。
「勝てば公認」を合言葉に分裂選挙を展開する自民党をよそに、民主党元議員の山本剛正氏は4日午前、JR博多駅前で「安倍政権になっても消費は伸び悩んでいる」とアベノミクス批判を展開した。保守分裂は追い風だが、「他人のことを気にしている余裕はない」と、反自民票の取り込みに躍起だ。
福岡1区には、共産党の比江嶋俊和氏、諸派の明石健太郎氏、無所属の金出公子氏も立候補している。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141205-1404944.html
喜美氏、夫婦で「どぶ板」1人1人握手
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解党したみんなの党元代表で無所属で出馬している渡辺喜美氏(62)が、地元の栃木3区で苦戦を強いられている。共同通信社の序盤情勢では、自民党が300議席を上回る勢いとされ、同選挙区でも自民の前職簗(やな)和生氏(35)が先行しているとされる。そんな中、渡辺氏はまゆみ夫人と地元に張り付き、有権者1人1人に訴える「どぶ板」で選挙戦を展開していた。
「喜美ちゃんをよろしく」「どうも、どうも。よろしくお願いします」
夕暮れ時、買い物客が次々と訪れるスーパーマーケットの前で1人1人に握手を求める渡辺夫妻の姿があった。渡辺氏は、「(12年の衆院選で地元に入ったのは)1回か2回。地元に張り付いて選挙を戦うのは何十年ぶりかもしれない」と話す。
街頭演説やあいさつ回りもこなしているが、都内などに比べ、人が集まる場所が少ない地方の都市では、握手会など地道な活動が多くなる。活動先では「自民党じゃないからね…」などと厳しい指摘を受けることもあるという。
無所属での選挙は初めてだ。父渡辺美智雄氏の地盤を継ぎ、96年衆院選に自民党公認で初当選。離党後は、みんなの党代表として圧勝を続けてきた。しかし、8億円資金借り入れ問題などが発端となり、党は解党。新党結成も断念し、序盤情勢でも苦戦とされている。
それでも手応えは悪くない。「お父さんの代から、投票してます。頑張って」などと声を掛けられ、頭を下げる渡辺氏。「厳しいですけど、温かい声援をもらっている。地元はありがたいです。やっぱり、地元は良い」としみじみと話した。
今年4月、まゆみ夫人と12年12月に離婚したが仲直りし、事実婚状態であることが伝えられた。選対関係者によると、選挙前、「仲良くやっているので安心してくれ」と言われたという。公示後、まゆみ夫人は同行してサポート。1日の活動を終えると、夫妻でスーパーで夕食の買い物もする。渡辺氏がカートを押しながら歩き回り、会計後は渡辺氏が買い物袋に商品を詰め込む姿もみられた。
夫人と二人三脚での「渡辺個人商店」。「『だんだんよくなる法華の太鼓』でやっていきたい」と、選挙戦が尻上がりで良くなるように臨んでいきたいと、決意を語った。【上岡豊】
[2014年12月5日9時47分 紙面から]
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2014120500646
共産・笠井氏が手術=比例立候補取り消さず【14衆院選】
共産党は5日、衆院選の比例代表東京ブロックに立候補している笠井亮前衆院議員がくも膜下出血のため手術を受けたと発表した。党広報部によると、術後の経過は良好で身体機能に異常はなく、入院と休養の後、公務に復帰する。立候補は取り消さない。
笠井氏は4日午後の遊説中に頭痛と手のしびれを訴え、同日夜に東京都内の病院で手術を受けた。 (2014/12/05-16:52)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014120502000270.html
2年前は追い風 一年生いきなり審判 自民前職 知名度、実績どう補う?
2014年12月5日 夕刊
十四日に投開票される衆院選の小選挙区候補者のうち、二〇一二年の前回初当選した国政一期生は全国で百五十七人。大半を占める百一人が自民前職だ。党への追い風の中で議席を得てから、わずか二年。自民への支持は堅調な情勢だが、自身の知名度も実績も不十分なうちに訪れた選挙を、どう戦っているのか。東京都内の候補者を追った。 (松村裕子、小形佳奈、林朋実)
「一生懸命にやってきたけど、時間切れで…」。都心から立候補した候補(40)はこの二年間、地域の行事や会合を回ってきたという。しかし、名前と顔を覚えてもらえたかというと、「ちょっとまだ…。(名前が分かるのは)町会長ぐらいだろう」(陣営の地元議員)と、心もとない。
公募で候補者になった前回、小選挙区で競り勝った相手は民主のベテラン。「知名度が違うので、こつこつ頑張るしかない」
別の二十三区内の選挙区に立った男性候補(35)は、四歳から高校卒業まで海外で暮らしていたため、地縁がなかった。二年前は自民の閣僚経験者の後継者として、全面的な支援を受けて当選した。
本人は「地域をまめに回り、知り合いも増えた」と自負する。陣営幹部は「前任者の支援団体も健在。ただ、自身の支援組織ができるまでには至っていない」。公示前の先月開かれた決起集会の参加者は地元議員の後援者が中心で、年配者が目立った。「二年では自分の仲間をつくるのは難しいよね」と地元議員。
多摩地区の男性候補(50)は当選直後、新年会などに民主の議員しか呼ばれなかったり、呼ばれた先で名前を間違えられたりもしたという。名前を覚えてもらおうと毎朝駅前に立ち、祭りや行事には「片っ端から」顔を出したという。「前回は風によって比例で何とか通った。風がなくても勝てるように努力してきた」
公示日、知名度の高い自民前職のホープが応援に駆け付けてくれた。「初日から手を振ってくれる人が多い。前回は後半までそういう動きはなかった。地元の自民候補として認識してもらっていると感じる」。それでも陣営では「対立候補(の政治活動)は十年以上、うちは二年」と気を引き締める。
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ゲンダイ ・・・・
http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/155528
自民300議席の異常 2閣僚ピンチ「大物落選危機リスト」
2014年12月6日
自民300議席――という信じがたい議席予測に衝撃が走っている。とうとう、連立政権を組む公明党の山口那津男代表までが「自民党だけ議席が増えて良い政治ができるか」と街頭演説で訴えはじめるありさまだ。
自民党への“追い風”はまったく吹いていないが、議席だけは増えそうという異常な選挙戦になっている。
「安倍首相が新宿駅西口で街頭演説をした時も、立ち止まって真剣に聞いている聴衆は200人もいませんでした。皆、チラッと一瞥して通り過ぎていた。驚くほど熱気がない。なのに大勝しそうなのだから、ちょっと不気味です」(自民党関係者)
異常な選挙戦となっているためか、選挙に強い“大物”が苦戦を強いられている。黄色信号がともりはじめているのが渡辺喜美氏(栃木3区)、平沼赳夫氏(岡山3区)、亀井静香氏(広島6区)の3人だ。
「これまで渡辺喜美は、選挙中もほとんど地元に帰らなかったのに、選挙区に張りついています。気温の低い早朝から妻のまゆみさんとビラを配り、中学生にまで<ご両親によろしく>と愛嬌を振りまいている。支持者には<当選したら自民に復党する>と吹聴しています。ただ、古参秘書に愛想を尽かされたり系列市議が造反したように周囲から嫌われ、8億円問題がなくても選挙は厳しかった。当選は微妙です」(地元関係者)
平沼赳夫氏、亀井静香氏の2人は、世論調査ではリードしているが、自民候補と大接戦となっている。
■愛想ふりまく塩崎厚労相
自民大物で苦しい戦いを強いられているのが、塩崎恭久厚労相(愛媛1区)と西川公也農相(栃木2区)の2大臣だ。もともと2人ともエラソーな態度が有権者に嫌われているうえ、対立候補が強い。
西川農相が戦っている民主の福田昭夫氏は、県知事もやった選挙上手。逆風が吹いた前回2012年選挙も比例復活している。
塩崎厚労相の対立候補、民主の永江孝子氏は、地元テレビ局のアナウンサー出身。知名度があるだけでなくバックには愛媛県知事がついている。危機感の強い塩崎厚労相は、普段は見せない満面の笑みで有権者に接している。
逆風が吹いている民主党は、このままでは大物がバタバタと倒れかねない。海江田万里氏(東京1区)、菅直人氏(東京18区)、枝野幸男氏(埼玉5区)、馬淵澄夫氏(奈良1区)、原口一博氏(佐賀1区)の5人は、自民党候補にリードを許している状況だ。
「安倍首相は“落選させたい民主党議員”として海江田、枝野、菅の名前を挙げています。菅直人のことは単純に嫌いなのでしょう。でも、海江田代表と枝野幹事長の2人は戦略的に狙い撃ちしている。代表と幹事長のツートップが自分の選挙に追われれば、党全体の選挙どころじゃなくなりますからね。馬淵澄夫も選対委員長です。実際、自民党はこの3人の選挙区に党幹部を刺客としてどんどん送り込んでいる。さらに、選挙が終わった後のことも考えているようです。枝野や馬淵は民主党の中心になる議員。彼らがいなくなれば民主党は弱体化する。野党全体を弱体化させるために、小沢一郎、江田憲司、亀井静香といった力のある野党議員もターゲットにしています」(政界関係者)
このまま安倍首相の思惑通りに進ませていいのか。
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http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/155463
落としたら総崩れ 野党壊滅情報流れる「天王山7選挙区」
2014年12月4日
今度の衆院選は、公示直後から「自民圧勝」との予測が出回っている。空前の低投票率になりそうだからだ。無党派が寝てしまえば、直撃を受けるのは首都圏や各県の県庁所在地である1区。東京なんて「生き残るのは長妻昭氏(民主、7区)、長島昭久氏(民主、21区)、柿沢未途氏(維新、15区)くらい」なんていわれる始末。いい気になっている自民党は大物弁士を続々投入し、野党幹部を落とすハラだ。果たして、そんな事態になったらどうなるのか。天王山といわれるのは以下の選挙区。野党はここを落としてはならない。
自民が力点を入れる選挙区は北海道や沖縄など数多くある。中でもターゲットにしているのが埼玉5区の枝野幸男・民主幹事長だ。自民・牧原秀樹氏に3連勝しているが、前々回は4万5000だった票差が前回は9000票差まで追い上げられた。もともと5区は民主が強いが、首都圏を中心に有権者がシラけ切っている現状では不利。自民、公明の組織票によって逆転される可能性もある。
神奈川の4区と8区も野党が盤石とはいえない。4区は元みんなの党代表で無所属の浅尾慶一郎氏の選挙区で、浅尾氏は前回、自民・山本朋広氏の2倍の票を取って当選した。
「しかし今回は甘くない。浅尾議員には解党後遺症があるし、一方、山本議員は2カ月ほど前からあちこちにポスターを張り、党員を掘り起こすなど準備を進めてきた。安倍首相も応援に入るので山本議員はかなり躍進しそうなのです」(地元関係者)
■安倍首相も応援演説にしゃかりき
8区は前回同様、維新の共同代表・江田憲司氏に自民の福田峰之氏が挑む。
「前回、自民は“江田氏にはかなわない”と最初から諦めていましたが、この1年ほど福田陣営がまめに地回りを続けている。自民が本腰を入れた証拠です」(関係者)
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無党派層が多い選挙区だけにシラケ選挙は江田氏に厳しい。江田氏が小選挙区で落ちるような事態になれば、ホント、野党総崩れだ。
北海道では今回、民主から出馬する新党大地の鈴木宗男代表の娘・鈴木貴子氏の当否が天下分け目の試金石になる。前回は親の七光が通用せず、自民の伊東良孝氏に2万票差で敗れたが、今回は統一候補で楽勝かと思ったら、やっぱり苦戦なのである。「花の東京1区」は前回比例復活した海江田万里・民主代表と自民の山田美樹氏が再びぶつかる。普通なら海江田氏が横綱相撲だが、そうなっていない。
「もともと海江田代表は選挙に弱いので今回は正念場。野党第1党の党首のクビを取るべく、安倍総理は28日、山田氏の応援演説に入りました」(選対関係者)
同じく1区で自民がシャカリキなのが香川。自民の平井卓也氏と民主の小川淳也氏の戦いだ。
「1区を奪われてなるかと、自民は2日さっそく、麻生副総理の現地入りを決めました」(地元マスコミ関係者)
加藤紘一元幹事長の三女・鮎子氏がいる山形3区も最大激戦区になる。前回は紘一氏が、元酒田市長で無所属の阿部寿一氏に敗れたが、その差はわずか1500票。自民は最重要選挙区にして、大物投入のハラだ。
以上、7選挙区の動向が日本の民主主義の行方を決めることになる。有権者は寝てはいけない。
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http://www.sankei.com/region/news/141206/rgn1412060065-n1.html
2014.12.6 07:03
【衆院選2014 注目区を行く】
埼玉7、10区 自公VS民維の共闘対決
「7区は民主党小宮山泰子、10区は維新の党坂本祐之輔をお願いします」
3日早朝、7区と10区の境界となる東武東上線鶴ケ島駅西口で、政党が異なる候補が2人並んで異色のコラボ演説を行った。
持ちかけたのは小宮山。公示前日の1日、「野党共闘を」と坂本に電話し、急遽(きゅうきょ)決まった。「維新も民主も一緒にやっているという大きな政治の流れを有権者に知ってほしい」と強調する。だが、陣営は前回選挙で7区の維新が獲得した4万4千の票について「全く意識していないということはない」と打ち明ける。
自民の神山佐市は初当選した前回が7万8千票。当時未来の小宮山は4万4千票で敗れたが、比例復活で4選を果たした。このとき民主は3万8千票。小宮山に民主票が加われば単純計算で神山と互角。維新票の行方が注目される中で坂本との共闘アピールだった。
10区も前回は自民の山口泰明が8万5千票で小選挙区を制し、坂本は2万9千票差で比例復活当選。未来が2万票、民主も1万8千票を得ており、民主票と候補者調整で比例に回った前回未来の生活元職票が鍵を握る。坂本には民主系議員も一部支援しており、小宮山との連携は民主との共闘を象徴してみせた形だ。
神山も3日夜、川越駅東口の演説会で公明党参院議員の西田実仁と握手。「自公連立政権が継続できるかどうか重要な選挙」と声を張り上げ、平成11年の自自公連立政権誕生以来の友党との蜜月ぶりを披露した。
神山陣営幹部は4日、維新票が7区の勝敗を占うとして民主・維新共闘を「あなどれない」と警戒。陣営の引き締めを図り、7区内で2万票以上あるとされる公明党支持層への声掛けを強めるよう指示を出した。
山口は5日午前、坂戸市の若葉駅東口で行われた公明の街頭演説会に参加、拍手で迎えられた。公明県幹部は「初出馬した平成8年から同志として戦い、今回もいの一番に推薦した」と長年の信頼関係を強調、全力で支える考えを示した。
共闘を競う7、10両区。その成果が注目されている。=敬称略(石井豊)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00000093-jij-pol
衆院選・注目区を行く(埼玉7区、13区)【14衆院選】
時事通信 12月5日(金)16時46分配信
◇変わらぬ結束「小宮山党」=民主出戻り苦にせず―埼玉7区
「民主党公認の小宮山泰子です」。小雨がぱらつく4日の昼下がり。埼玉県川越市の新河岸駅前で演説に立った小宮山は、「頑張って」と手を振る女子高校生や主婦に満面の笑みで応じた。県議時代から着用する赤のジャンパーは、復党したばかりの民主のイメージカラーと重なる。
2年前、消費増税関連法の衆院採決で党方針に逆らって小沢一郎らとともに反対票を投じ、民主を除名された。しかし、新天地となった生活の党は党勢の先細りに歯止めがかからず、小宮山は焦燥感を募らせていた。
衆院解散直前、民主が消費税率再引き上げの延期容認を決めると、小宮山は「争うものがなくなった」。11月19日、民主復党の思いを小沢に伝え、「わかった」と了承を得た。翌20日、小沢と民主の岡田克也代表代行の会談で復党が決まった。
民主の地元県連には、反党行為で除名された小宮山をいとも簡単に迎え入れたことに「今ごろ戻ってきて何だ」「比例の椅子を取りに来たのか」などと反発もある。支援団体の連合関係者は「もう離党しないと一筆書かせたいくらいだ」と怒りが収まらない。
しかし、地元支持者の間では「出戻り」にさほどの違和感はない。小宮山主催のママさんバレー大会に参加した主婦は「党より個人の活動に共感している」と意に介さない。マラソン大会に出場すれば沿道から声援が飛び、亡父重四郎の代から培われた「小宮山党」の結束を見せつける。
埼玉7区では前回、小宮山がいた旧日本未来の党と民主、旧日本維新の会、共産の非自民4党が乱立。自民前職の神山佐市に「漁夫の利」を許し、小宮山は比例で復活した。今回は小宮山と神山のほか、次世代の党新人の根本千裕、共産新人の長沼チネも出馬したが、小宮山陣営は「民主に戻ったことは大きい」と手応えを感じている。
◇「渡り鳥」に逆風=埼玉13区
埼玉県春日部市の春日部駅前ロータリー。山内康一は公示日の2日夕、帰宅途中のサラリーマンら約300人を前に出陣式に臨んだ。「野党の中心になれるのは民主党しかない」。街宣車から叫んだ山内も、衆院解散直前に解党が決まったみんなの党から民主への「駆け込み組」の1人だ。
第一声を終えて駆けつけた民主幹事長の枝野幸男は、「穏健なリベラルの結集」を掲げる山内を「考え方、方向性が一緒の仲間だ」と持ち上げてみせた。みんな幹事長だった参院議員水野賢一も街宣車上に並び、「野党共闘」をアピールした。
党幹部らの応援は厳しい戦いの裏返しでもある。枝野の強い引きもあり入党はとんとん拍子に決まったが、用意された埼玉13区に縁はない。山内は超党派議連「原発ゼロの会」発起人で、電力関係労組を抱える連合埼玉との関係に不安も残す。
山内は2005年、神奈川9区から自民公認で初当選し、みんなに移って比例北関東で2回、議席を得た。三つの政党と選挙区を渡り歩いて「選挙目当て」「落下傘」と逆風を受け、ブログで「国会議員は地元出身じゃないといけないのか」と開き直ったことも。「固める組織も知名度もないが、できることに集中するしかない」。民主カラーに合わせて新調した赤のネクタイを締め、街頭で声をからす。
迎え撃つ自民前職の土屋品子陣営は「地元をばかにしている。比例復活もさせない」と圧勝を期す。13区には、次世代の中村匡志、共産の秋山文和の両新人も立候補している。(敬称略)
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時事通信の情勢記事が来ましたよ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141207-00000057-jij-pol
自民300議席超も=民主伸び悩み、維新苦戦―共産倍増・衆院選情勢【14衆院選】
時事通信 12月7日(日)17時59分配信
衆院選の投開票を14日に控え、時事通信は全国の支社局の取材に加え、過去の得票実績や世論調査を加味して情勢を探った。
現時点で、自民党は公示前の295議席に上積みし、単独で300議席を超える可能性がある。民主党は公示前の62議席は確保しそうだが、伸び悩んでいる。
維新の党は公示前の42議席の維持は困難。公明党は堅調で公示前の31議席を増やし、共産党は公示前の8議席の倍増が視野に入ってきた。
自民党は、北陸や中国、四国などの12県で全小選挙区を独占する可能性が高い。前回は旧日本維新の会に押された近畿でも復調しており、180を超える選挙区で当選圏に入った。
また、約80選挙区で民主党などと接戦を演じており、このうち55選挙区でやや優勢となっている。比例も過去最多だった2005年の郵政選挙での77議席に迫る勢いで、「自民1強」体制の維持が濃厚だ。
公明党も選挙区に擁立した9人全員の当選が有力で、比例も前回より上積みが見込まれる。自民、公明両党で、定数の3分の2に当たる317議席を超える公算が大きい。
一方、民主党は選挙区、比例とも前回をわずかに上回りそうだが、党内で期待が出ていた100議席の大台には届きそうにない。
維新は12選挙区で競り合うものの、当選圏入りした候補者はおらず、比例も旧維新の40議席を大幅に下回りそうだ。
候補者調整により、民主は127、維新は46の選挙区で共産党以外の野党との競合を回避したが、その多くは苦戦している。維新と分党した次世代の党も大幅に議席を減らす見通しだ。
共産党は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、18年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性がある。比例でも、前回は議席に届かなかった北信越、中国両ブロックも含めて健闘している。
生活の党は公示前の5議席を割り込むとみられ、社民党は2議席を維持しそうだ。新党改革は議席獲得が厳しい。
今回の衆院選は「1票の格差」是正のため、小選挙区の定数が五つ減って295。選挙区に959人、定数180の比例代表に232人(重複を除く)の計1191人が立候補している。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddlk03010031000c.html
2014衆院選:小沢氏、30年ぶり地元遊説 /岩手
毎日新聞 2014年12月07日 地方版
衆院選で岩手4区に立候補している生活前職、小沢一郎氏(72)が6日、約30年ぶりに自らの選挙区を遊説した。花巻市など16カ所で支持者らと握手を交わす「どぶ板選挙」を展開。異例の地元入りには、対抗する自民前職の藤原崇氏(31)に勢いがあり、後援会が「引き締め」のために要請した背景がある。
小沢氏は奥州市江刺区の江刺総合支所前を午前9時に出発して午後5時まで、数十人から100人超の支持者が集まる各会場で5分強の演説を繰り返し、「今まで留守にしていたが、やってこられたのは皆さんのおかげ。変わらぬご支援をたまわりたい」と長年の不在をわびた。終了後、報道陣の取材に「今回大変厳しいと地元からの要請もあった」と来県の理由を明かした。
藤原氏は同日、花巻市で遊説したほか、公明党の演説会に出席。共産新人の高橋綱記氏(67)も同市内を遊説した。小沢氏は7日も奥州市水沢区など14カ所を回る。一方、9日には自民党の安倍晋三首相や、共産党の穀田恵二国対委員長が北上市に入り演説する。【浅野孝仁、和泉清充】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk43010502000c.html
2014衆院選・くまもと:1区「厳しい戦い」 「自民先行」報道に双方ピリピリ /熊本
毎日新聞 2014年12月06日 地方版
自民、維新の前職と共産新人の三つどもえの戦いが繰り広げられている衆院選熊本1区。過去3回の対決で1勝の自民前職と2勝の維新前職は、4回目の対決も「厳しい戦い」と互いに神経をとがらせている。【取違剛】
「選対委員長が来てくださったのは、1区が危ないという危機感の裏返しだ」。5日昼、支持者約150人が集まった自民前職、木原稔氏(45)の選挙事務所(熊本市東区)。木原氏は激励に訪れた茂木敏充・党選対委員長の隣で悲壮感を漂わせた。
一部報道機関の世論調査で「木原氏先行」と報じられ、陣営は引き締めに躍起だ。木原氏は党内屈指の人気を誇る小泉進次郎氏の来援が内定したことにも触れ「これが何を意味するか。恐怖感の中で戦っている」と訴えた。
小選挙区初勝利を果たした前回、得票は落選した前々回より約3000票少なかった。陣営は「前回は相手の失策で勝てた。気を緩めればまた負ける」と厳しい言葉を並べる。
一方、維新前職の松野頼久氏(54)は同日昼過ぎ、寒風吹きすさぶ熊本市東区のスーパー前で街頭演説した。「増税をする前に国会議員の定数と歳費を削減する。まず国会議員が身を切る改革をやらない限り、霞ケ関の税金の無駄遣いに切り込めない」
突然の衆院解散だったため企業へのあいさつ回りや個人演説会を組む余裕がなく、遊説と街頭演説中心の選挙戦を展開している。
演説後、記者から「木原氏先行」の報道について問われた松野氏は「他社の聞き取り調査ではほとんど差がないと聞いている。今、まさに横並びじゃないかな。有権者の反応、むちゃくちゃいいですよ」と強調し、選挙カーに飛び乗った。
1区では共産新人、高本征尚氏(29)も「大企業優遇から庶民の暮らし第一の経済政策へ」と訴え、比例票の上積みも狙っている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk26010476000c.html
衆院選:1区、民主集会に維新候補 「自公優位」報道受け、連携模索 /京都
毎日新聞 2014年12月06日 地方版
衆院選で、毎日新聞など全国紙が序盤情勢調査で自公優位の勢いを報じたことを受け、府内でもこれまで具体化されなかった民主と維新が連携を示す動きが出てきた。民主が5日、小選挙区の擁立を見送った1区で開いた比例代表用政党演説会で、維新の1区候補が支援を訴える場面が見られた。
京都市中京区での演説会では、民主党政調会長の福山哲郎参院議員が、1区で候補擁立できなかったことを謝罪し、「維新とは政策協定を結んだ。強い思いを訴えるつもりはないが、全国で一緒に戦っていることをお含み置きいただきたい」とあいさつして退席。その後、府議が「たまたまなんですけど、会場の前に来られています」と維新新人の田坂幾太氏(62)を紹介。田坂氏は「自民の独り勝ちを許す訳にはいかない。民主を中心とした新しい流れにご一緒させていただきたい」と頭を下げると、会場からは「がんばれ」との声もかかった。
1区では他に、共産前職の穀田恵二氏(67)、自民前職の伊吹文明氏(76)、無所属元職の平智之氏(55)、無所属新人の蜷川澄村氏(63)が立候補している。【藤田文亮】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120700079
衆院選・注目区を行く(沖縄4区、沖縄1区)【14衆院選】
街頭で有権者に支持を訴える衆院選候補者=4日午前、豊見城市(一部、画像処理してあります)
◇「公約違反」と自民圧迫=保守分裂決戦、第2幕−沖縄4区
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を訴えた翁長雄志が11月16日の知事選で勝利してから3週間。翁長は衆院選で、移設推進の立場を取る自民党候補の対抗馬として元同党県議を擁立。辺野古移設を最大の争点に保守が分裂した知事選の第2幕の様相を呈している。
4日午前、土砂降りの雨となった豊見城市街。自民前職の西銘恒三郎は雨がっぱ姿で傘を差し、まばらな人影に向かって「地域で働く人の給与を確実に増やしていく」と訴えた。
2012年の前回、この沖縄4区で辺野古移設反対を訴え当選した西銘だが、その後、安倍政権の方針に基づき移設推進に転換した。「公約違反」との批判は免れず、演説では移設問題に言及することなく、専ら経済政策を訴えている。
翁長が先の知事選で、4区内で獲得した票数は8万票余り。自民に追い風だった前回衆院選での西銘の得票より約1万票多い。西銘陣営は「移設反対の民意の風は相当強い」と危機感を強める。西銘は2日の公示までに宮古島や石垣島などほぼ全ての離島に足を運び、支持固めを急いだ。
一方、翁長が西銘の対抗馬として白羽の矢を立てたのが仲里利信。西銘の元後援会長で自民党県議を4期務め、議長も経験した地元政界の重鎮だ。仲里は西銘が辺野古移設に宗旨変えしたことに反発、西銘と決別した。
辺野古移設反対を公約にする衆院選候補者の集会であいさつする翁長雄志次期沖縄県知事=4日夜、宜野湾市
公示日の2日、仲里が第一声を上げた南風原町での出陣式には翁長も出席し、「辺野古に新基地は造らせない。仲里勝利のために私が先頭に立つ」と気勢を上げた。仲里も辺野古反対を前面に打ち出し、「公約を守ることが問われる選挙だ」と西銘を批判した。
元後援会長の出馬に、西銘は「ショックだ」と動揺を隠せない。衆院が解散された11月21日、仲里の出馬会見を翌日に控え、西銘は電話で「先輩、降りてくれませんか」と懇願したが、仲里は聞く耳を持たなかった。
仲里陣営は「『翁長が支援する仲里』というイメージを広める」のが基本戦略。翁長も仲里の応援のためたびたび4区に入っており、県民にとって敏感な問題である辺野古移設で「公約を破った」と西銘を圧迫していく構えだ。
◇共産も次期知事と共闘=沖縄1区
沖縄1区に立つ自民前職の国場幸之助も「辺野古移設反対」の逆風にあえぐ構図は変わらない。与党の利点を生かし、経済界を中心に支持固めを図って議席を維持したい考えで、3日には国場が所属する自民岸田派会長の外相岸田文雄が那覇市に入り、地元企業を回って国場支持を求めた。
ただ、岸田が街頭演説する場面はなかった。「外相が街頭に立てば有権者に辺野古を思い起こさせる」と陣営が恐れたためだ。知事選と同日実施の那覇市長選の際、岸田が行った街頭演説にはほとんど聴衆が集まらなかった苦い経験がある。
沖縄県庁前で開かれたデモで米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴える人たち=4日午後、那覇市
国場自身、「大変厳しいタイミングで県民の審判を仰がなければならない」と苦境を認める。4区の西銘と同様、「経済が最大の争点だ」と繰り返し訴えている。
翁長が1区で支援するのが、前回比例復活した共産党の赤嶺政賢だ。ポスターの写真には翁長とともに収まり、共闘関係をアピール。「共産公認」の文字はポスター下に小さく刷り、政党色をあえて出さない。「辺野古に基地は造らせない。私は公約を守る」。赤嶺もまた、自民の「公約違反」をあぶり出す作戦だ。1区では、維新元職の下地幹郎も国政復帰を目指して立候補している。(敬称略)(2014/12/07-14:51)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120600197
衆院選・注目区を行く(群馬5区、東京14区)【14衆院選】
街頭演説で有権者に支援を求める衆院選候補者=2日、群馬県渋川市(一部画像処理しています)
◇「どぶ板」でおわび行脚=自民小渕、遠いみそぎ−群馬5区
衆院選が公示された2日朝、群馬県渋川市の渋川八幡宮。自民党前職の小渕優子の出陣式には400人近い支持者が集まり、普段は静まり返る境内が熱気に包まれた。小渕は靴を脱いでビール箱の上に立つと、政権の経済政策「アベノミクス」を前面に出す党のキャッチフレーズを引用し、「私にとっても、もう『この道しかない』。もう一度スタートラインに戻って、一からやっていく覚悟です」と目に涙を浮かべて再起を誓った。
首相安倍晋三が9月の内閣改造の「目玉閣僚」として経済産業相に起用した小渕は、関連政治団体の不明朗な収支が発覚、2カ月足らずで辞任に追い込まれた。その1カ月後の衆院解散。元秘書や後援会関係者が東京地検特捜部に事情を聴かれる中での「試練の選挙」(陣営幹部)だ。
「将来の女性宰相候補」とも言われた小渕は、選挙となれば応援で全国を飛び回り、自身の選挙は後援会組織が支えてきた。しかし、今回は小渕本人が選挙区に張り付き、全域に出向いて頭を下げる「どぶ板選挙」に徹する。「謝罪するのに有権者に足を運ばせるのは失礼だ」との理由で、大規模集会は一切開かない。「こんな選挙は初めて」(別の幹部)という。
一夜明けた3日朝、小渕は中之条町の無人駅前で約20人の支持者に迎えられた。地元有力者が「優子さんが来るよ」と伝えただけで集まったという。「優子さん少し痩せた」と涙ぐむ人も。「ご心配、ご迷惑を掛けたことを心からおわびします」。深々と頭を下げ、一人一人と握手する小渕に、必勝を願う寄せ書きが手渡された。
亡父の元首相恵三から受け継いだ強固な地盤は健在だが、捜査の行方には戸惑いも広がる。今後、関係者が有罪判決を受ける可能性も排除できず、党県連関係者は「ここで勝ってもみそぎにはならない」とため息をつく。「地元としてはとりあえず国会に送り出さなきゃならない」。先代からの支持者はこう語った。
群馬5区には共産党の糸井洋、社民党の小林人志の両新人も立候補している。
有権者に支援を求める衆院選候補者=5日、東京都荒川区(一部画像処理しています)
◇うちわで逆風=東京14区
「心からおわび申し上げます。原点に戻り、地元荒川のため全力で働きます」。女性閣僚「ダブル辞任」のもう一方の主役である自民前職の松島みどりは5日朝、トレードマークの赤のダウンジャケット姿で東京メトロ町屋駅前に立ち、駅に吸い込まれる通勤客に繰り返し謝罪した。
地元の東京14区内でうちわを配ったことが公職選挙法の寄付違反に当たると追及を受け、法相の座を追われた松島。今回は党コンプライアンス室と連絡を取り、選挙運動に細心の注意を払う。
「土下座くらいやらなきゃだめだ」「うちわは配らないのか」。街頭に立つ松島には、こんな批判や冷やかしの声も投げ掛けられる。非自民4候補が乱立して共倒れした前回とは打って変わり、相手が民主元職の木村剛司と共産新人の阿藤和之の2人に絞り込まれたことも気掛かりだ。
松島の元には官房長官の菅義偉、経済再生担当相の甘利明ら政権幹部が続々と応援に駆け付ける。「辞任は国会運営を遅らせないための苦渋の選択だった」「引き続きアベノミクス推進役として戦列に加えてほしい」などと支援に懸命だ。
「いろんな方に励ましていただいてほっとしているが、厳しい意見もあるから何とも言えない」。松島は手応えをつかみかねている。うちわで起こした自らへの逆風を克服できるか。(敬称略)(2014/12/06-16:44)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk01010254000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/上 1区 「民主の牙城」復活焦点 /北海道
毎日新聞 2014年12月04日 地方版
◇危機感隠さない自民
「この道1区で、相手候補を比例代表で復活当選させないくらいに圧勝してこそ、民主党の再生を示すことができる」。公示前日の1日、札幌市中央区の事務所で行われた出陣式で、民主前職の横路孝弘氏の陣営幹部らは気勢を上げた。
北海道は、民主が長らく比例第1党の地位を占めてきた「民主党王国」。中でも1区は1996年の小選挙区制導入以降、知事を3期務めた横路氏が、圧倒的な知名度で当選を重ねてきた「民主の牙城」だ。だが、前回2012年の選挙では、民主への逆風と候補者が5人と乱立したことで、自民新人に惜敗した。1区での敗戦は「民主王国崩壊」の象徴となった。
「まずは教育。親の所得で格差がある現状を改める」。公示の2日、札幌駅前通で第一声を上げた横路氏は、給付型奨学金や非正規雇用の待遇改善、社会保障の充実などを訴えた。演説を聞いた支援団体の幹部は「これまでなら憲法護持や安全保障の問題を前面に出していた。今回は聞きやすい話題を中心に置いたようだ。彼なりの危機感だろう」と評した。
陣営の懸念は、後援会の高齢化と支持母体の労働組合の影響力の低下だ。労組幹部は「最近は若い組合員の投票行動が読めない」と言い、陣営幹部も「選挙を重ねる度に読み切れない浮動票が増えている」と嘆く。二つのマイナス要因を抱えながら、民主の復権をかけた勝負に挑む。
「安倍政権が進めるデフレ脱却、経済再生には、この道しかない」。自民前職の船橋利実氏は、アベノミクスの継続を強調して、街頭演説を重ねる。船橋氏は「前回選挙は相手が転んだ。(今回)対抗するのは並大抵ではない」と危機感を隠さない。
前回当選後、ほぼ毎週のように地元入りし、知名度アップを図ってきたが、自民支援者に「今回の候補は誰か」と聞かれることもあり、浸透は道半ばという。「地盤固めは2年ではできない。船橋個人というより自民党に投票してもらえるよう呼びかける」と陣営幹部は話す。
組織票のとりまとめを狙い、公示前から、自民の谷垣禎一幹事長ら著名政治家が相次いで応援演説に入っている。
共産新人の野呂田博之氏は「消費増税は先送りではなく中止し、富裕層が相応の負担をする税制改革が必要」と安倍政権批判を展開し、比例票の掘り起こしを狙う。無所属新人の飯田佳宏氏は「巨大な自民と民主のベテラン、この二つ以外の選択肢も作りたい」と地道な街頭演説を重ねている。【山下智恵】
× × ×
師走の衆院選。道内では、前回全12選挙区を独占した自公が勢いを維持できるか、野党が巻き返すかが焦点。14日の投開票を前に、注目選挙区を歩いた。
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◇1区の候補者
=札幌市中央・南・西区
横路孝弘 73 民前
野呂田博之 56 共新
船橋利実 54 自前
飯田佳宏 41 無新
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk01010147000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/中 2区 民主、維新と共闘決裂 /北海道
毎日新聞 2014年12月05日 地方版
◇本部に反旗、道連候補
「民主党の三井わきおさんの後継候補者」。札幌市北区にある維新元職の松木謙公氏の選挙事務所の前には、そう強調した看板が掲げられている。すぐ隣には今回、不出馬を表明し、松木氏の選対本部長を務める民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相(72)の事務所がある。「あれでは松木氏が民主の候補者だと勘違いされかねない。支持者からも『誰が民主の候補者なのか』と問い合わせがある」。民主道議は頭を抱える。
自民と民主が議席を争ってきた道2区。三井氏は今回、2000年の衆院選を最後に自身に地盤を譲って道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)へ転出した松木氏を後継指名した。民主党本部と候補者調整を進めた維新は、前職の高橋美穂氏(49)を東京17区へ転出させ、松木氏を立てた。
だが、松木氏には11年、菅直人内閣不信任決議案に賛成し、民主を除籍(除名)された経緯があり、民主道連内には今なお、わだかまりがある。来春に控える統一地方選も見据え、「今回、維新に乗って、民主の名前を出さない選挙戦は考えられない」と、主戦論が大勢を占めた。来年4月の札幌市議選に立候補予定だった社会福祉士の池田真紀氏を急きょ、擁立。民主と維新の党本部主導で進められた「野党共闘」は、道連の反旗で不発に終わった。
「ここでも中央に地方の声が届かない部分があった。対中央、対自民で戦っていく」。公示日の2日、池田氏は第一声で党本部への批判をにじませたが、背後には「今こそ、流れを変える時。」との民主のスローガンが入ったのぼりがはためいていた。党本部の決定に反発して立候補した池田氏に公認は与えられなかったが、道連が全面的に支援している。
自民前職の吉川貴盛氏は過去4回、三井氏と対戦し、3度敗れている。医療法人理事長などを務めた三井氏は保守層からの支持も集め、吉川氏と接戦を繰り広げてきた。三井氏の持つ保守票は今回、松木氏に流れると吉川陣営はみており、「野党が割れても、うちに流れる票は少ないのではないか」と陣営の緩みを警戒する。
共産新人の金倉昌俊氏は原発再稼働や集団的自衛権の行使容認など安倍政権が進める政策を批判し、支持を訴えている。【久野華代、山下智恵】
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◇2区の候補者=札幌市北・東区
吉川貴盛 64 自前
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元
金倉昌俊 40 共新
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk01010258000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/下 7区 大地、「民主」で自民に挑む /北海道
毎日新聞 2014年12月06日 地方版
◇支持者に戸惑いの声も
「伊東(良孝)さんは(鈴木貴子氏の民主入りを)筋が通らないと批判するが、そっくりのしを付けて返したい」。11月26日、釧路市内にある民主前職、鈴木貴子氏の事務所開きで、新党大地代表で父の宗男氏(66)は、自民前職の伊東良孝氏に敵意をむき出しにした。
公示日の2日、鈴木氏は小柄な体格に似合わず、気迫のこもった声で訴えた。「アベノミクスの恩恵は一部。地域で働く皆さんの声を届けたい」。ポスターには「民主党公認」に「新党大地代表代理」との肩書が加えられている。「鈴木貴子の成長が釧根の未来と思っていただけるよう頑張る」と第一声を締めくくり、街頭へ飛び出した。
大地は前回2012年の衆院選で政党要件を失い、今回から小選挙区と比例代表の重複立候補ができなくなった。鈴木氏は前回も7区から出馬、伊東氏に敗れたが、石川知裕氏(41)の議員辞職に伴い、比例で繰り上げ当選した。
昨年の参院選以降、鈴木氏の議席維持のため、宗男氏は自民や民主との連携を模索。しかし古巣の自民は前回の大勝で道内に14人もの現職を抱えており、入りこむ余地はない。7区で競合する道連会長の伊東氏が強硬に反対し、党本部も認めなかった。
一方、民主は前回、大地との選挙協力が決裂したこともあり、小選挙区で全敗した。共闘していれば勝てた選挙区もあり、11月に解散風が吹き始めると、協議は一気に進んだ。11月24日、鈴木氏の民主公認が発表され、比例単独1位と大地代表代理を引き続き務めることも認められた。
比例での優遇で議席確保はほぼ確実になったが、突然の発表に、両党の支持者からは戸惑いの声も漏れる。鈴木氏の街頭演説を聞いていた飲食店経営の男性(28)は「地域政党としての大地を応援してきたのに、急に民主と言われても」と納得がいかない様子だった。
「厳しい選挙になる」。伊東氏は2日、地元経済界の代表ら約600人を集めた出陣式で、危機感をにじませた。道議や釧路市長を経て、民主が政権を取った09年の選挙で、逆風のなか初当選。前回再選を果たしたが、鈴木氏と民主候補の票を合わせると互角になる。
公示前から、安倍晋三首相や小泉進次郎復興政務官が選挙区入りするなど、党を挙げての応援を受ける。一方で陣営幹部は「大地の支持者は(自民と同じ)保守層が中心。鈴木氏の民主入りで2、3割はこちらに流れる」と見込む。
共産新人の石川明美氏は1996年に続く2回目の挑戦。「消費税を8%に上げた結果、景気が大きく落ち込んだ。必要なのは先送りではなく中止だ」と訴え、反自民の受け皿になることを強調している。【近藤卓資】
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◇7区の候補者=釧路、根室管内
鈴木貴子 28 民前
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前
(届け出順)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141207-OHT1T50077.html
【永田町ノート】首相が海江田代表の続投望む?
2014年12月7日15時0分 スポーツ報知
14日投開票の衆院選で、民主党の海江田万里代表の去就が注目されている。東京1区で有権者の審判を受けるが、報道各社の世論調査によると、情勢は厳しい。民主党関係者は「仮に落選すれば、代表の座を降りざるを得ない。小選挙区で敗れて比例選で復活当選しても、代表が復活当選ではあまりにも情けない。進退論が浮上するのは確実だ」と解説する。
海江田氏は前回2012年衆院選でも、小選挙区で敗れた復活当選組。その後、代表に就任し、党代表としての任期は来年9月までだ。しかし、今回も復活当選だったり、民主党が伸び悩んだりした場合、「海江田降ろし」が湧き起こるとの見方は多い。
民主党内で「ポスト海江田」の有力候補といわれているのは、細野豪志元幹事長(静岡5区)だ。今回、比例選との重複立候補を辞退し、退路を断つ姿勢を示した。党内では「潔い」と評価する声が多い。逆に、比例選と重複立候補した海江田氏や野田佳彦、菅直人の両元首相らには冷ややかな視線が向けられている。
細野氏周辺は「次の代表を狙う上で、格好のアピールになった」と手応えを強調する。党の重鎮・輿石東参院副議長も、細野氏を将来の代表候補として目にかけている。
そんな中、安倍首相(自民党総裁)が、民主党の代表交代を警戒し始めた。首相は周辺に「海江田氏は選挙の相手として戦いやすい。16年参院選まで代表でいてくれないだろうか」と、冗談ともつかぬような言葉を漏らしているという。「海江田民主党」ならば、低迷から抜け出せないとみているようだ。
東京1区には自民党候補もいる。まさか首相が自民党ではなく、海江田氏を支援することはないだろうが、「海江田氏もなめられたものだ」との受け止めが広がっている。(草)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141207-OHT1T50040.html
【衆院選】大阪でガンバる「女」だけの戦い!3候補がバトル
2014年12月7日6時0分 スポーツ報知
全国の小選挙区295のうち、候補者が全員女性の区はわずか2つ。その一つ、大阪7区(吹田市、摂津市)では30、40、50代の3候補が年の差バトルを展開している。前回比例復活した維新の党・上西小百合氏(31)が“橋下イズム”を前面に押し出せば、前回当選の自民党・渡嘉敷奈緒美氏(52)は経験をアピール。共産新人・村口久美子氏(42)はママ目線で訴え、三者三様の戦いを繰り広げている。(種村 亮)
候補者が女性のみという珍しい構図は、全国でも岐阜1区と、ここだけ。大阪7区は、世代も立場もバラバラな3人が戦いを繰り広げている。
今年4月、自民の男性議員から「早く結婚して子供を産まなきゃダメ」とやじを受け、注目されたのは30代の維新・上西氏。公示日のあいさつでは「維新、私にとっても厳しい戦いになると思う」と表情は硬かった。
前回衆院選(2012年)で「橋下ガールズ」として送り込まれ、政治経験ゼロながら比例復活で当選。当時、維新の前身・日本維新の会は府内19選挙区のうち14で候補を擁立し、12勝2敗と大勝したが、今の維新に2年前の勢いはない。公示前には共同代表の橋下徹大阪市長(45)が公明候補の選挙区での出馬を示唆したが見送り。党勢回復にはならなかった。
それでも、上西氏が頼りにするのは、橋下イズム。演説でも「今の日本に必要なのは大阪で実現した改革なんです!」と、府民の耳に慣れた“橋下節”に徹する。
その上西氏を前回、約7500票差で退けた50代の渡嘉敷氏は年下2人との争いに「現実を突きつけられた感じ。きれいに10歳ずつ離れて…。昔は私も若手って言われたのに」と“年の差バトル”に苦笑い。それでも「これまでの積み重ねを伝えるしかない」とキャリアを生かして引き離しにかかる。
割って入る村口氏は、4歳になる長女の子育てに奮闘中のママ候補。「子供を社会に出した時に、幸せな生活ができるように変えないと」と生活目線を訴え、吹田市議の夫・始氏(58)と二人三脚で挑む。
有権者には女性三すくみ構造は特に違和感はない様子。3人も「主張すべきことは男女一緒」(上西氏)、「特にやりにくさはない」(渡嘉敷氏)、「政策の中身が一番大事」(村口氏陣営)と気にする様子はない。
ポイントは浮動票か。前回同区で現職官房長官として初めて落選した藤村修氏(65)が政界を引退。民主は後継候補を立てなかったため「藤村さんの票がどう流れるかが読めない」と渡嘉敷氏。女性だけの選挙区で勝負の鍵を握るのは、いなくなった男性候補だった、ともいえそうだ。
◆大阪7区(吹田市、摂津市)
村口久美子 42共産新
渡嘉敷奈緒美 52自民前〈2〉
上西小百合 31維新前〈1〉
※丸数字は当選回数
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141206/plt1412061540001-n1.htm
太田和美氏、小沢氏と橋下氏の間で揺れたオンナ心を直撃 (1/2ページ)
2014.12.06
連載:激突!!師走決戦
《表の見方》○は「当選圏内」。(夕刊フジ分析) ※自=自民党、維=維新の党、共=共産党【拡大】
2009年衆院選で、民主党政権誕生の原動力となった“小沢ガールズ”の1人、太田和美氏は今回、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党に移り、千葉8区から出馬している。かつて仕えた小沢一郎氏の生活の党とは政策が大きく異なる維新への転身には批判もある。小沢氏と橋下氏という2人の「剛腕」の間で揺れたオンナの気持ちを直撃した。
「おはようございます! 太田和美です!」
太田氏は早朝からJR我孫子駅前(同県我孫子市)で政策ビラを配っていた。受け取る人はまばらだったが、「頑張って」と声をかけられることも。笑顔を絶やさず通勤客に支持を訴えた。
彼女が最初に注目されたのは、06年の衆院千葉7区補選だ。小沢氏に見初められて、千葉県議から民主党候補として出馬した。途中、週刊誌にキャバクラ勤めの過去を報じられたが、「社会経験です」とはね返し、初当選した。民主党が政権を獲得した09年衆院選では、小沢氏の肝いりで福島2区に選挙区を移し、「福島にお嫁にきました」とアピールして再選を果たした。
その後、「国民の生活が第一」「日本未来の党」「生活の党」と、小沢氏と行動をともにしたが、12年衆院選と13年参院選で落選。今年9月に生活の党を離党し、維新から復活を目指している。
太田氏を直撃すると、「夕刊フジさんにはよく書いてもらえないので、口が重くなっちゃう」と警戒しながらも、笑顔で対応してくれた。
批判もある維新へのくら替えについては、「維新の綱領に『改革勢力の結集を求めていく』とあり、賛同しました。国民のために二大政党制を確立したい」ときっぱり。橋下氏には会ったことがないというが、「思ったことを率直に言葉にする方。変な二枚舌はない。政治家としてのセンスは評価しています」「(選挙応援に)来てほしいですけど。1回はね」とラブコールを送った。
「時間がないから最後の質問でいいですか」と言われたので、小沢氏と橋下氏、どちらが男性として魅力的に思うかと尋ねてみると、「特にありません! また変な質問をして…」と少しムッとした様子。
逆風に立ち向かう太田氏に風は吹くのか。 (上塚真由)
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http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/07/003042159
激戦圧勝予測の“例外” 選挙戦ルポ・1区
【大分1区】
山本茂 63 共産・新
吉良州司 56 民主・元
穴見陽一 45 自民・前
=公明推薦=
(届け出順、数字は年齢)
衆院選は14日の投票日に向けて中盤戦に入った。寒風に耐えて支持拡大に奔走する大分県内3選挙区の各陣営の動きを追い、思惑を探った。(文中敬称略)
対抗意識あらわに
「私も大分の商売人だから、大分の景気が厳しいのはよく分かっている。経済の実態に即した政策をやります」。公示後最初の週末を迎えた6日午後、大分市中心部の商店街で、穴見は買い物客や商店主らに駆け寄り、大きな体をかがめるように握手した。
外食チェーン経営者の目線で中小企業活性化策を訴えるが、物価上昇や消費税増税の影響が色濃い地方経済の現状を「逆風」と受け止める。報道で全国的に自民党の優勢が伝えられたが、選対幹部は「大分1区は厳しさを増している」。
陣営は2012年の前回選挙で破った吉良の追い上げに対抗意識をあらわにする。5日夜の個人演説会では、後援会役員が「この2年間、大分で見たことがある人はいない」と落選後の吉良の活動を批判した。
穴見を「九州での最重点候補」(閣僚)とする党本部は終盤に向けて党三役や閣僚を応援に投入する予定。県議レベルでも2、3区から1区の支援に加われるよう連携を図る。
「終盤で逆転」戦略
「アベノミクスは地方に効果がない」「国会議員の定数削減は全くの手付かずだ」。4日夜、市中心部で開いた個人演説会で吉良は拳を振り上げた。選挙戦では演説のテーマを主にこの二つに絞り、自民党批判に徹する。「反自民」の一点で政権批判票を広く取り込む狙いが透ける。
前回までの後援会主体の選挙スタイルではなく、今回は推薦を受ける連合大分を基盤とした「組織戦」の色合いをより強めた。
連合大分は加盟組織を通じて組合員に期日前投票を促し、1区内で約2万7千人とする組合員の「労組票を確実に積み上げる」方針。前回は投票3日前だった総決起集会の開催を前倒しして「この週末を含めた中盤で勢いを増し、終盤で逆転する」との戦略を描く。
1区の序盤情勢は「接戦」と報じられたが、民主党県連幹部は「まだ『横一線』まで届いていない」と分析。「相手陣営もこれから手を広げる余地はあまりないはず。いかに支持票を固めるかが勝負だ」
市長選の“前哨戦”
両者の対決は来春に控える大分市長選の“前哨戦”の様相も呈す。穴見の集会では自民党県連が推薦を決めた元中小企業庁次長の佐藤樹一郎(57)が応援のあいさつに立ち、穴見も「今こそ国、県、市が力を合わせ、大分市の発展の遅れを取り戻さないといけない」と市長選との連動を強調する。
一方、民主党出身の現職市長・釘宮磐(67)の支援組織は吉良を水面下で全面支援する。釘宮はまだ去就を明らかにしていないが、幹部の一人は「われわれが動く力の源泉は来春の統一地方選。1区を落とせば影響は避けられない」。
比例票掘り起こし
山本は精力的に街頭演説を重ね、経済政策の転換、消費税再増税の中止といった共産党が掲げる政策を訴える。小選挙区と併せて比例票の掘り起こしも狙う。
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http://www.sankei.com/west/news/141206/wst1412060062-n1.html
2014.12.6 23:15
【衆院選】
各党大物が「激戦区」をテコ入れ 初の週末に集中投入
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衆院選で初めての週末を迎えた6日、各党幹部らが相次いで「激戦区」に入り、応援合戦を繰り広げた。14日の投開票が約1週間後に迫る中、大阪10区では自民党の谷垣禎一幹事長や維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)らが訪れ、有権者に直接支持を訴えるなどテコ入れに躍起だ。
「財源を示さずに『生活を豊かにする』という民主党のいいかげんさは絶対に許せない」。橋下氏は6日、JR高槻駅前で他党を名指しして批判。国会議員が消費税増税の一方で自身の給与を月25万円上げたことについて「国民が監視しないとやりたい放題。国会議員のおかしさを皆さんに告げ口するのが維新の役割だ」と訴え、支持を求めた。
一方の民主は枝野幸男幹事長が5日に街頭に立ったのに加え、7日に福山哲郎政調会長が応援に入る。岡田克也代表代行も同区に入る日程を調整中だ。陣営幹部は「負けられない選挙区という党の意思表示。それに応えようと引き締まる効果は大きい」と話す。
また、自民は4日の安倍晋三首相(党総裁)に加え、この日は、石破茂地方創生担当相が選挙区入り。午後1時20分すぎ、阪急高槻市駅前で「高槻をもっと良い街にするためによろしくお願いします」と頭を下げた。その約1時間後には、わずか約1キロ先のJR高槻駅前で谷垣氏が応援演説し、支持を訴えた。
共産党の志位和夫委員長も7日に大阪入り。大物の応援は選挙戦の最後まで続きそうだ。
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http://www.sankei.com/politics/news/141206/plt1412060035-n1.html
2014.12.6 21:26
【衆院選2014】
遊説に勢いの差 民主幹部狙い撃ちの首相×旧「王国」テコ入れの海江田氏
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政党の街頭演説に耳を傾ける有権者ら=6日午前、群馬県内
衆院選(14日投開票)は6日、中盤に入り、与野党の党首の遊説に勢いの差が見え始めている。優勢が伝えられる自民党の安倍晋三首相(党総裁)は、ピンポイントで民主党幹部の選挙区に入って攻勢をかける。これに対し、民主党の海江田万里代表は、愛知など、これまで同党の“金城湯池”といわれた地域を固める防戦姿勢が目立ってきた。
菅、長妻氏の選挙区乗り込み…「屋台骨壊す狙いだ」
「ここは全国でも有数の激戦区。どうぞ皆さんの力を結集していただきたい」
首相は6日、兵庫県姫路市のJR姫路駅前で、声を張り上げた。同市にある兵庫11区では、平成24年の前回衆院選で民主党の松本剛明元外相が圧勝している。
首相の遊説先で目立つのは、松本氏のような民主党幹部の地元に乗り込む手法だ。すでに11月28日には海江田氏が立候補する東京1区のJR新宿駅前へ繰り出し、民主党政権の外交失政などを批判した。
首相は7日、都内を遊説するが、訪問先は菅直人元首相(東京18区)や長妻昭元厚生労働相(同7区)ら民主党のベテラン勢の選挙区が中心だ。自民党幹部は「首相は民主党の屋台骨を壊すことも狙って遊説を組んでいる」と語る。
公明党の候補への支援も目立つ。首相は7日に公明党の太田昭宏国土交通相の東京12区へも入り、公明党の全国9人の選挙区候補の応援を終える。自公連携をアピールするため山口那津男代表の求めに満額回答したものだ。
自ら含め「取りこぼし」阻止に全力
一方、民主党の海江田氏は、序盤戦では維新の党と候補者調整をした宮城などを回っていた。しかし、劣勢が伝えられ、愛知や北海道など民主党が従来強かった地域での取りこぼしを防ぐことに集中せざるを得なくなった。
海江田氏自身も苦戦しており、3、5日には自身の東京1区の駅頭で辻立ちを行った。また、比例代表の集票のため、民主党が候補者を立てなかった選挙区にも入る方針だ。
公明党の山口氏はこれまで、北関東や中国地方などを重点的に回った。与党への追い風を受け、比例代表の議席増を目指し、今後は東北などを回って票の掘り起こしに注力する。
維新の党はおひざ元の大阪で厳しい戦いを強いられ、橋下徹共同代表は大阪を中心に原則、西日本に張り付いている。次世代の党は平沼赳夫党首が全国各地を飛び回っている。共産党の志位和夫委員長は6日、無党派層の多いJR横浜駅前などを回った。
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http://www.sankei.com/politics/news/141206/plt1412060032-n1.html
2014.12.6 21:27
【衆院選2014】
84歳・共産の不破元議長、9年ぶりに街頭へ 比例票上積みへ「出陣」
衆院選で共産党の不破哲三元議長(84)が同党公認候補者応援のために街頭演説を行うことが決まった。不破氏が選挙遊説で街頭に立つのは平成17年9月の衆院選以来約9年ぶり。18年1月の第24回党大会で最高ポストの議長を退任してから初めてとなる。
共産党関係者によると、不破氏は10日に京都市、11日に那覇市に入り、8年の衆院選以来の選挙区での議席獲得に向け京都1区、沖縄1区の候補者とともに街頭でマイクを握る予定だ。
同党は比例代表で「650万票、得票率10%以上、全ブロックで議席獲得」を目標に掲げており、“大物”の不破氏投入で比例票の上積みも図る戦略だ。
不破氏は議長退任後、党所属社会科学研究所所長に就任する一方、中央委員会常任幹部会委員として党運営の一翼を担っている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141205/plt1412050032-n1.html
2014.12.5 17:30
田母神氏、フライデー「不倫」報道に正面反撃! FBで「交際中の女性守らねばならぬ」と吐露 激励「いいね!」殺到
ブログに書く4
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田母神俊雄氏(酒巻俊介撮影)
衆院選で東京12区から次世代の党公認で立候補している元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)は5日、自らの離婚訴訟に関する週刊誌報道について、フェイスブック(FB)で「話に一方的な部分がある」と正面から“反撃”した。
5日発売のフライデー(12月19日号)は「田母神候補の『不倫→離婚』ドロドロ裁判は選挙より凄い!」と題した記事を掲載した。
記事によると、田母神氏は、30年以上連れ添った妻と2人の子供がいるが、5年ほど前に出会った50歳前後の女性と恋仲になり、一時は自分の秘書にした。2年前に田母神氏は妻と離婚して女性と結婚しようとしたが、妻は拒否して離婚訴訟に発展した。衆院選投開票3日前の12月11日に東京高裁の判決が下る予定だという。
訴訟では、田母神氏は「女性と出会うはるか前から事実上、夫婦関係は破綻していた」と主張しているが、妻は破綻を否定した上で「夫は女性から受けた魔性の籠落攻撃に我を忘れて夢中になった」などと反論したという。
報道を受けて、田母神氏はFBに「フライデーの記事を読んで」と題し、「一方的な部分があるので現在結婚しようと思っている女性を守らなければならないと思い、私の見解を表明します」として過去の経緯について詳細を綴った。
それによると「自衛隊在職時代から退官したら離婚するという意志を固めていた」と主張。「妻は私の親族とは全く付き合ってくれないので長男としての立場がない」「母や妹たちの悪口まで言うので一緒にいることが不愉快だ」などと妻への不満を並べた。
「不倫」と書かれた女性については「現在交際中の女性が私にとっては一番大事だ。彼女に籠絡されたなどということは全くない。結婚は私からお願いした。そして彼女は私のために待ってくれている」と「私も心が安まる温かい家庭が欲しい」と熱い胸の内を吐露した。
このFBの記述は大きな反響を呼び、5日午後5時までに2500人以上の「いいね!」が殺到。「絶対譲れない正義はあります」「新しい嫁さんと日本を守ってください」−など激励のコメントが200件以上寄せられた。
衆院東京12区には田母神氏のほか、公明党の太田昭宏氏(69)、生活の党の青木愛氏(49)、共産党の池内沙織氏(32)が立候補している。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_21034.html
<衆院選>青森知事、街頭で自民候補応援
街頭演説後、有権者と握手を交わす三村氏(左端)
14日投開票の衆院選で、青森県の三村申吾知事が6日、青森1区の自民党候補の応援で初めて街頭でマイクを握り、聴衆に支持を呼び掛けた。
三村氏は1区の農村部、板柳、鶴田両町で「農村地域の実情を政府に理解してもらうには、与党議員を押し上げなければならない」と強調。「われわれの大切なパートナーに力を貸してください」と訴えた。
自ら司会もこなした三村氏は駆け付けた地元選出県議、両町長にマイクを譲ると、集まった有権者と握手して回るなど、さながら自身の選挙のように立ち振る舞った。
板柳町の街頭には候補者の父の元厚相も顔を出し「三村知事の応援をするのはちょっと早いと思う。きょうは息子の応援でここに立っている。予算を確保して農家が安心して営農を続けられるようにするのは与党の仕事だ」とあいさつした。
三村氏は来年6月の任期満了を控え、開会中の県議会11月定例会で4選出馬を表明したばかり。自民党県連の推薦を取り付ける一方で、党県連からは衆院選や来年4月の統一地方選での支援が期待されている。三村氏は7日も街頭に立つ予定。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141205_11031.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(上)/1区・2区
衆院選は14日の投開票まで9日に迫った。「1強」を誇る巨大与党の自民党に、野党が連携を組むなどして挑みかかる師走決戦は中盤戦に移る。宮城県内6小選挙区で繰り広げられている熱戦の現場を追った。(敬称略)
◎1区/読めぬ風引き締め懸命
<盤石組織が援軍>
当選2回の元国交政務官がひざまずき、頭を下げた。「もう一度国会に押し上げてください」
仙台市青葉区芋沢の集会所で3日夜にあった個人演説会。自民党前議員土井亨の必死の姿に、約100人の聴衆から拍手が起こった。
過去2勝1敗の民主党前議員郡和子との対決は時々の風に左右された。風に乗った時の郡の強さを身にしみて知る土井。「少しの緩みも見せない」という危機感を自ら態度で示してみせた。
序盤からフル回転する党県議、市議に加え、心強い援軍が、前回は見送られた公明党の推薦だ。
公示日の2日朝。青葉区中心部の第一声に駆け付けた公明党県本部代表石橋信勝は「選挙区は土井、比例は公明」と訴えた。盤石の組織戦で「風が読めない」(陣営)選挙戦を勝ち抜く覚悟だ。
<党代表が初日に>
「せっかく環境を整えてもらった。負けられません」。2日午後、青葉区栗生のスーパー前で郡は声を張り上げた。
2009年の前々回、土井に圧勝した郡。12年の前回は野党の乱戦に埋もれ、比例で復活した。今回、候補者調整などで維新の党前議員と社民党新人がともに2区へ転出。舞台は整った。
演説には党代表海江田万里が駆けつけた。選挙戦初日にトップを迎える場所としては、郊外の住宅地は意外に映る。
陣営幹部は「人口が急増する青葉区西部の新住民を開拓したい」と解説した。地盤の太白区と並ぶ重点エリアとして、積極的に選挙カーを回す。
勝利を確実にするため不可欠な風。風を起こすべく、郡の模索が続く。
共産新人松井秀明は1日10カ所以上で街頭演説を繰り返し「消費税再増税は許さない」と批判を強める。
◇宮城1区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
土井亨56☆元国交政務官 自前(2)
松井秀明46 党准県委員 共新
郡和子57☆元復興政務官 民前(3)
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◎2区/舌戦過熱即戦力前面に
<後援会フル回転>
「私には経験と実績がある。即戦力だ」
仙台市青葉区のホテルで3日夕開いた総決起大会で、自民党前議員の秋葉賢也は自信に満ちた表情を浮かべた。20年来の付き合いの村井嘉浩知事ら各界から約350人が駆け付け、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
任期中、復興、厚生労働両副大臣や党外交部会長を歴任。多忙な公務の傍ら、地盤の泉区と若林区で地区後援会を設立し、足場を固めてきた。
公示後は街頭活動や支援者回りを重ねる。5選に向け、後援会組織もフル回転する。
民主党と選挙協力する維新の党前議員林宙紀の挑戦を受ける。だが、秋葉は「ぽっと出の1年生議員に何ができる」と意に介さない。
林は秋葉との対決姿勢を一層鮮明にし、反自民票や無党派層の取り込みを急ぐ。3日夜にはインターネットで、秋葉の国会発言を動画配信した。
秋葉は野党時代、復興庁について「なぜ、仙台に本部を置いては駄目なのか」と質問。それが復興副大臣になると「どこが本部かにこだわらなくても」と答弁した。動画には秋葉の発言シーンが映し出されている。
林は、1区から立った前回から一貫して「仙台に復興庁を」と主張してきた。街頭では衆院の480人中、質問回数が6位だった実績をPR。陣営は「林は即戦力だ」と力を込める。
<対抗心むき出し>
次世代の党新人の増元照明は、拉致被害者救出活動で得た知名度が最大の武器。あえて人通りの多い選挙区外の青葉区中心部などでも演説を繰り返す。
増元を担いだ党参院議員中野正志は4日、宮城野区の仮設住宅で「自民の一人勝ちを許していいのか」と秋葉への対抗心をむき出しにした。
秋葉と中野は過去、衆院選の選挙区と比例を交互に変わるコスタリカ方式で連携。2009年に2区の中野が落選、比例の秋葉が当選した後、たもとを分かった。
共産党新人の大内真理は連日、宮城野、若林両区の仮設住宅を訪ね「消費税増税が復興の妨げになっている」と強調する。
2区内の市議らの強力なサポートを受け、浸透を図る。3日には党委員長志位和夫が来仙、一緒にマイクを握った。
社民党新人の桑島崇史は「安倍政権と対決し、誰もが正社員になれる社会を目指す」と訴える。
◇宮城2区立候補者
増元照明59☆元団体役員 次新
桑島崇史35☆党県職員 社新
林宙紀37☆党県総支部長 維前(1)
大内真理36 党県常任委員 共新
秋葉賢也52☆元厚労副大臣 自前(4)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_11016.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(中)/3区・4区
◎3区/生き残りへ地力の勝負
<集票組織が活発>
「風に吹かれてあっちに行ったり、こっちに来たり。そんな政治でいいのか」
自民党前議員の西村明宏は4日夜、岩沼市の集会所で切り出した。2009年衆院選で落選した後も、行事に招かれた恩義ある地区。集まった約40人に「今度こそ政治を安定させ、経済を立て直す」と熱弁を振るった。
時々の争点で候補者に容赦なく吹き付けてきた民意の風。「今回は風のない、十数年ぶりのまともな選挙」(党県議)。
ピラミッド型に連なる地方議員、推薦する公明党を加えた集票組織が序盤から活発だ。西村は「まだ頭一つも抜け出せていない」と街頭で訴えるが、陣営は「西村の真価が問われる」と圧勝を目指す。5日夜は知事村井嘉浩が応援に入った。
<前回より手応え>
「今回負けたら最後。背水の陣で戦い抜く」
大河原町で3日あった支持団体の集会で、民主党元議員の橋本清仁は悲壮な覚悟を示した。
西村とは5回連続の対決で、小選挙区は橋本の1勝3敗。12年の前回は党への猛烈な逆風で惨敗した。唐突な解散で、再起の機会が巡ってきた。
選挙カーで自らマイクを握り、街頭演説や自転車遊説を織り交ぜる。連合宮城が票固めに奔走。復興政務官の実績に県農政連は自主投票を決め、沿岸部の商工会が推薦した。陣営幹部は「反応は前回よりはるかにいい」。
名取市の仮設住宅で5日、元党代表前原誠司と演説した橋本はアベノミクスを批判。「被災地にヒト、モノ、カネを集中し復興を加速させたい」と20人を前に頭を下げた。
共産党新人の吉田剛は、党地方議員と演説を精力的にこなす。3日は仙台市で党委員長志位和夫と合同演説会に臨んだ後、亘理、山元両町の仮設住宅で「安倍政権の暴走を止める」と強調した。
◇宮城3区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
橋本清仁43☆元国交政務官 民元(2)
西村明宏54☆国交副大臣 自前(3)
吉田剛33 党県委員 共新
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◎4区/組織戦支持勢力に変化
<農政連と雪解け>
「雪解け」を印象づけるシーンだった。
公示の2日、塩釜市での自民党前議員伊藤信太郎の第一声に、県農協政治連盟会長石川寿一が駆け付け、マイクを握った。
「農林水産業を復活できるのは伊藤さんだ」と石川。伊藤は「ぜひ任せてほしい」と約束し、固い握手を交わした。
前回、農政連は4区で、衆院選で初めて民主党候補を推薦したが、今回は一転、伊藤を推す。
陣立てはそろったが、懸念は残る。得票数の落ち込みだ。前回は、落選した前々回より1万2000票減った。後援会幹部は「陣営に楽観的雰囲気がある」と警戒する。
4日朝、伊藤は同市の仲卸市場で店舗1軒1軒を回る「どぶ板戦」を展開した。「油断はできない」。伊藤は自らに言い聞かせるように語った。
<知名度不足補う>
「おなじみの岡崎さんも一緒です」
民主党元議員井戸正枝は5日、松島町を回った。隣には選対本部長を務める元参院議員岡崎トミ子。二人三脚の戦いを続ける。
井戸の擁立決定は解散3日前。仙台市出身だが、4区ではほぼ無名だ。県内の民主勢力をけん引してきた岡崎が知名度不足を補う。公示前には井戸と支持母体の連合宮城加盟労組を回り、推薦を取り付けた。
党も矢継ぎ早に大物を投入する。公示前の党代表海江田万里、県連代表安住淳に続き、公示後も元国交相前原誠司、前党政調会長桜井充(参院宮城選挙区)を送り込む。「知名度が上がれば得票は伸びてくる」と岡崎。出遅れたが、巻き返しを狙う。
共産党新人小高洋は党支持層の厚い塩釜、多賀城両市を中心に、連日10カ所の街頭演説をこなす。比例票の上積みも視野に政権批判を展開する。(敬称略)
◇宮城4区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
小高洋34 党地区委員 共新
伊藤信太郎61☆党県会長 自前(4)
井戸正枝49☆党県支部長 民元(1)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_11022.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(下)/5区・6区
◎5区/政党対決威信懸け全力
<大物応援相次ぐ>
相次ぐ大物の応援が、自民党の本気度を示している。
比例北海道から国替えした前議員勝沼栄明が4日夜、石巻市で300人以上を集めた個人演説会。「最重点候補だ。皆さんの期待に応えるため手を差し伸べてほしい」。党総務会長の二階俊博が壇上から支援を求めた。
立候補表明は公示1週間前。所属する派閥領袖(りょうしゅう)の二階は11月28日も5区支部の会合に駆け付けた。
公示日は首相安倍晋三がマイクを握った。陣営の日程表は、応援に入る閣僚級の名前がびっしり書き込まれている。異例とも言えるてこ入れだ。
「公認候補をめぐるごたごたで恥をさらしてしまった。汚名返上の機運もあり、陣営がまとまってきた」と選対幹部。党を挙げた戦いは全開モードに入った。
威信を懸けた自民の組織戦に、民主党前議員安住淳の陣営は警戒感を強める。
<唯一の地元出身>
党幹部の一人として5、6日は他候補の応援で選挙区を離れた。票固めは、6回連続当選で築き上げた後援会が主体だ。
公示から4日までの3日間で、選挙区をほぼ一巡した。東日本大震災の被害が大きい沿岸部では「古里の復興を成し遂げる」、内陸部では「農家の戸別所得補償制度を復活させる」。地域に根差した政策を掲げ、唯一の地元出身も強調する。
選挙戦も中盤に差し掛かり、「危機感が末端まで浸透していない」と陣営は引き締めに躍起。区割り変更で5区に編入された大崎市の旧志田郡で攻勢を掛ける。
共産党新人の高村直也は安倍政権との対決姿勢を鮮明に「反自民票」を狙う。消費税再増税の中止、女川原発の再稼働阻止などを訴え、比例票の掘り起こしも図る。
◇宮城5区立候補者〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
安住淳52☆元財務相 民前(6)
高村直也31 党県委員 共新
勝沼栄明40☆医師 自前(1)
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◎6区/広大な選挙区浸透鍵に
<初心回帰を強調>
「私の政治の原点は3世代が暮らせる地域づくり。地方の活性化をしっかりやる」
自民党前議員の小野寺五典は6日、少子高齢化に悩む栗原市高清水で約30人の支持者を前に課題解決への決意を訴えた。
海から山まで広い選挙区のうち、同日は栗原市の田園地帯や市街地を丹念に回った。自宅を飛び出し、前防衛相の選挙カーに手を振る有権者が目立った。
選挙日程は初当選した1997年の衆院補選と同じ。2日の公示以降、各地での街頭演説で巡り合わせに触れ「ここから、新たなスタート」と初心回帰を強調している。
小野寺自身は党本部に知名度を買われ、応援に全国を駆け回っている。選挙期間中に選挙区に入るのは5日間しかなく、陣営は「候補者不在」に頭を悩ませる。
小野寺は「偉くなって地元に恩返しする」と不在に理解を求める。党県議やスタッフは「大臣経験者にふさわしい得票を」と、支持者回りや電話作戦にフル回転する。
<時間惜しみ握手>
「行ってらっしゃい」。3日朝、大崎市のJR古川駅前で民主党元議員の鎌田さゆりは通勤客らに駆け寄った。
立候補表明は3候補の中で最も遅く、挽回(ばんかい)に懸命だ。街頭演説で「自民党のやりたい放題の政治を健全な形に変える」と訴え、非自民に期待する有権者の取り込みを狙う。
「(支持の広がりは)候補者本人がどれだけ動くかに懸かる」と陣営。鎌田は信号待ちの時間も惜しみ、選挙カーを降りて有権者と握手する。
共産党新人の内藤隆司は、20年を超す大崎市での活動歴を強調し「地元候補」をアピール。「農業と地域経済の再生を図りたい」と訴える。
(敬称略)
◇宮城6区立候補者
小野寺五典54☆前防衛相 自前(5)
鎌田さゆり49☆党県支部長 民元(2)
内藤隆司56 党県委員 共新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_31004.html
<衆院選>「脱小沢」へ自民支援・岩手4区
藤原候補の第一声に参加したいわて県民クラブの小田島代表(左から2人目)、渡辺県議(右から2人目)ら=2日、北上市
生活の党の小沢一郎代表(72)が16選を目指す衆院選岩手4区で、「反小沢」を公言する非自民県議団が比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)を支援している。来年の知事選も視野に入れ、県政界を「脱小沢」へ転換する意図だ。旗印は「岩手の政治を変える」。小沢王国の岩盤にくさびを打ち込もうと、遊撃戦を展開している。
<覚悟決めた>
無所属県議でつくる県議会第2会派「いわて県民クラブ」の小田島峰雄代表は2日、藤原陣営の第一声に駆け付けた。
「4区は長いことお一人の方に支配されてきた。私も支えてきたが、これまで通りでいいのか。政治風土を変えなければならない」
旧東和町長から民主党県議になり、小沢氏と行動を共にした。民主党分裂でたもとを分かち、昨年秋に離党。自民陣営を応援するのは初めてだ。
「自民が良いわけではなく、小沢支配を変えたい」と小田島氏。県民クラブ9人のうち5人が連日、4区に入る。3人はかつて小沢系。自身の支持者を回ったり、個人演説会に出向いたりして「脱小沢」を訴える。
その一人、渡辺幸貫県議は小沢氏と後援会が重なるが「覚悟を決めた」と言う。「農業に厳しい自民党は嫌いだが、藤原君は農家の苦しみを知る男だ」と応援する。
前回衆院選(2012年)で藤原氏は4万7000票を獲得。小沢氏が得票を落としたため3万票差まで迫り、比例東北で復活当選した。
<利害が一致>
援軍の登場に手応えを感じるのは自民党だ。
岩手の衆院4選挙区で議席を常に獲得しているのは岩手2区だけ。09年は全敗した。4区選出の自民県議はたった1人。工藤勝子県連幹事長は「この20年、小沢氏に苦しめられてきた。今回は逆転を狙える所まで来た」と意気込む。
県民クラブと自民の利害の一致点はもう一つある。来年秋に予定される知事選への対応だ。
小沢氏に近い現職の達増拓也氏(50)は衆院解散直前、3選立候補を表明。政党と一線を画した「県民党」を掲げたが、周囲は師弟関係は強固とみる。小沢氏はこれまで、達増氏を全面支援する姿勢を示している。
「この戦いで知事の後ろ盾(小沢氏)に打撃を与える。ここが岩手の天王山だ」。小田島氏は県政界の潮流変化を狙い、かつてのあるじに挑む。
小沢氏は6、7日、4区入り。街頭30カ所に立ち、支持固めを図る。中盤の攻防が熱を帯びる。
◎衆院選立候補者
【岩手4区立候補者】
藤原崇31☆自(町)前(1)
高橋綱記67 共 新
小沢一郎72☆生 前(15)
2014年12月06日土曜日
関連ページ:岩手政治・行政衆院選とうほく
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_51003.html
<衆院選>山形3区、保守分裂再び
候補者の演説に聞き入る有権者ら
衆院選山形3区は、無所属前議員阿部寿一候補(55)と、自民党新人加藤鮎子候補(35)が事実上の一騎打ちを繰り広げている。一部首長と市町村議の支援を受けて集会を重ねる阿部氏に対し、加藤氏は閣僚級を次々と投入する党の組織力を頼りに挑む。前回に続く保守分裂の戦いは激しさを増している。
<古里守る選挙>
阿部氏は3日夜、酒田市など3カ所で開いた個人演説会で訴えた。
「今回は政党を選ぶのではなく、古里を守る選挙だ」
酒田市長を13年5カ月務め、培った人脈と政治経験、知名度を武器にする。酒田市議の半数以上、15人が陣営に加わる。演説会でも市議会議長を含む市議、隣接する遊佐町長、町議らが応援弁士、先導役となった。
2年前の前回、加藤氏の父紘一氏の14選を阻んで以降、自民党入りを模索した。今夏の支部長公募では「党員投票に敗れた場合は立候補せず、党公認候補を支援する」との県連の条件はのめないとして断念した。
阿部氏を支持する議員らは、加藤氏の支部長就任後も動きを止めず、県連は「相手側支援は党則上利敵行為につながる」と警告し、締め付けを強化した。酒田市の党地域支部長を務めていた市議は11月中旬、安倍晋三首相の解散表明と同時に支部長を辞任した。
市議は3日の個人演説会にも駆け付けた。「支部長を辞めて、何のしがらみもなく応援できる。すっきりした」と精力的に動く。
<幹事長が演説>
「35歳の加藤鮎子氏と33歳の私。同世代のわれわれが自民党と日本の未来をつくっていかなければならない」
小泉進次郎復興政務官が4日、鶴岡市入りし、街頭で支援を呼び掛けた。加藤氏は「政権与党だけが政策を実行できる」とアピールした。
自民党は加藤氏を重要候補に位置付ける。前日には谷垣禎一幹事長が酒田市の個人演説会に駆け付けた。
約400人が詰め掛けた演説会には、これまで主要な加藤氏の会合、行事に出席せず、阿部氏寄りと見られていた党県議の姿もあった。県議は谷垣氏と並んで「ガンバロー」を三唱した。演説会は格好の意思確認の場となった。
県連の遠藤利明会長は酒田市であった加藤氏の事務所開きで断言した。「加藤氏は何があっても次も公認候補。支部長選に申し込んでこない人は手を上げても受け付けられない」。一部にある阿部氏入党の期待にくぎを刺した。
保守分裂、一部造反の動きに県連幹部は「来春の統一地方選を控えて、後援会の支持状況などそれぞれの事情はあるだろう」と指摘、「幹事長が応援に入った演説会で最低限の結束は確認できた」と強調した。
加藤氏陣営は早速、ひな壇で拳を突き上げる写真をフェイスブックの表紙にアップした。
◎衆院選立候補者
【山形3区立候補者】
阿部寿一55 無 前(1)
吉田大成45☆民 新
長谷川剛36 共 新
加藤鮎子35☆自 新
佐藤誠66 無 新
2014年12月06日土曜日
関連ページ:山形政治・行政衆院選とうほく
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141205_11030.html
<衆院選>宮城3区「復興けん引」火花
仮設住宅の住民に支持を訴える候補者=名取市箱塚1丁目
衆院選宮城3区で、東日本大震災からの復興をめぐる論争が火花を散らしている。自民党前議員の西村明宏氏(54)は国交、復興、内閣府の副大臣で、民主党元議員の橋本清仁氏(43)は与党時代、国交、復興の政務官を務めた。両氏とも政府要職で復興をけん引した自負があり、対決色は鮮明。共産党新人の吉田剛氏(33)が割って入る。
「われわれの政権では人、モノ、カネを被災地に集中投下した。今はアベノミクスのせいで全国に散ってしまった」。橋本氏は岩沼市で行った第一声で熱く語った。
与党議員だった最後の2カ月間、政務官として復興に奔走した。近かった小沢一郎氏と決別して党に残ったのも、与党の立場で復興を優先させた結果だと振り返る。
亘理、山元町のいちご団地整備などの実績を挙げ、「予算を付け、めどが立ったところで政権交代したのは悔しかった」と議席奪還に燃える。
一方、西村氏も被災地のインフラ整備に取り組んだ成果を前面に掲げて一歩も引かない。山元町で安倍晋三首相と並んだ街頭演説では「三つの副大臣拝命は、復興をしっかりやりなさいということだ」と訴えた。
震災発生時は浪人中で仕事ができなかった。当時の無念さを晴らすように働いてきたという。
常磐道の整備に関しては、故三塚博元蔵相の秘書時代から取り組んできたと強調。「東北の復興、発展に向けてまだまだやるべき仕事がある」と支持拡大を目指す。
吉田氏は岩沼市で行った第一声で「復興を妨げる消費税増税はきっぱり中止させなければならない」と主張した。被災者支援制度拡充などに取り組む意欲を示し、「ぎりぎりの生活を送る被災者の悲痛な叫びを国政に届けたい」と力説する。
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佐賀
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/132506
=激突1区= 岩田、組織引き締め躍起 原口、知名度で巻き返し 古賀、浮動票取り込み狙う
2014年12月05日 09時48分
沿道に集まった有権者へ手を振る候補者=佐賀市内(写真の一部を画像加工しています)
沿道に集まった有権者へ手を振る候補者=佐賀市内(写真の一部を画像加工しています)
師走決戦の幕が開いた2日夜。神埼市内に1区内の議員約70人が集まった。「岩田は頑張っている。でも、まだまだ知名度不足だ。皆さんでカバーしてほしい」。初挑戦の前回でさえ開かなかった全議員会議。自民前職の岩田和親(41)陣営で選対本部長の福井久男は居並ぶ議員を鼓舞した。
旧1区は過去6回、自民と民主の勝ち負けが交互し3勝3敗の五分。自民悲願の連勝を期す陣営だが、選挙区拡大や電撃解散で準備が整わず、危機感が漂う。
郵政の小泉、政権交代の小沢。「風」に乗って大量に誕生した「チルドレン」の1年生議員は、2度目の選挙で大半が苦杯をなめた。「前回は上げ潮に乗った。今回は時間がない上に、風もない」と福井。安倍チルドレンの岩田が二つのジンクスを覆して“進級”できるかの関門でもある。
分厚い支持基盤を生かした組織選挙。選挙事務所に業界団体の推薦状がずらりと並ぶ。表向きはいつもの情景だが、公示直前、知事選をめぐって頓挫した官僚擁立劇が微妙な影を落とす。「今回は力が入らない…」。自民の屋台骨を支える農業団体関係者は、消えない「しこり」を口にする。
危機感と裏腹に、序盤情勢を伝える4日の新聞は「岩田リード」の見出しが躍った。陣営幹部は「とんでもない。始まったばかりでリードも何もない。戦いはこれからだ」。生命線の「組織」引き締めに走る。
◇ ◇
「荒々しい政治を目の前にして、寝ているわけにはいかない。先頭に立って戦いたい」。公示の2日夜、民主前職の原口一博(55)陣営が鳥栖市で開いた集会。朝、佐賀市の出陣式に車いすで現れた原口の姿がスクリーンに映り、支持者たちが拍手を送った。
骨折で入院中のため本人不在のまま突入した異例の選挙戦。集会に出席した県議時代からの支援者は「候補者がいない分、今まで以上にがんばらんと」。厳しい表情で会場を後にした。
組織戦を展開する自民と異なり、候補者の人気を票につなげてきた民主。旧佐賀郡や神埼市など新1区に移った旧2区の支持者を当て込むが、不意打ちの解散が阻む。「原口も大串も党というより、個人商店の色合いが強い。時間がなく、うまく引き継げていない部分がある」と陣営幹部。
県連は3日に急きょ選対会議を開き、1区を「重点選挙区」にした。2区との連携を強化し、大串党の人脈が生かせる神埼市郡など新選挙区への浸透を急ぐ。
全国区の知名度や閣僚経験の実績に、「自民1強」の壁が立ちはだかる。原口自身は病室からネットで政策を発信。街演車には原口の長男や民主参院議員、著名な首長らが代わりに乗り込み、思いを代弁する。
「出陣式で原口が元気な姿を見せたのは大きい。士気は間違いなく上がった」と陣営。原康彦県連幹事長は「始まったばかり。十分巻き返せる」。
◇ ◇
共産の古賀誠(29)は最初の街頭演説場所に、佐賀空港がある佐賀市川副町を選び、オスプレイ配備計画反対を訴えた。消費増税中止も掲げ、浮動票の取り込みを狙う。「20代の若さと、暮らしを守る政策で違いをアピールする」。自民、民主が争う牙城にくさびを打ち込む。=敬称略
■ ■
衆院の「0増5減」に伴う新選挙区となった衆院選佐賀1、2区は、自民、民主、共産の6人が論戦を繰り広げている。2選挙区の攻防を追った。
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http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/132966
=激突2区=大串、「どぶ板」で票掘り起こし 古川、「王国」継承旧2区火種も 御厨「若者や女性の声を代弁」
2014年12月06日 10時27分
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
「『国替え』のようなもの。勝負にならない」。民主県連の幹部は顔をしかめる。今回、県内選挙区が3から2に減った。最も影響を受けるのが6対4の割合で分断された旧2区だ。その旧2区が拠点だった民主前職の大串博志(49)。陣営にしてみれば戦力を大幅にそがれた上に、旧3区を主戦場に戦わねばならない。そこは地方議員が1人もいない民主の空白区であり、自民の「金城湯池」だ。
大串は2005年の初当選から、財務政務官や首相補佐官時代も含め、週末は地元に戻って集落の小さな祭りに顔を出してきた。「お祭り作戦」。陣営がそう呼ぶ活動は区割り変更が決まった昨夏以降、7割を旧3区に傾けた。祭りの後には酒を交わす。国会で安倍首相に正面から論争を仕掛ける政策通の姿と、田舎に溶け込む人柄。「大串さんと酒を飲んだ人間は皆、一発でほれてしまう」
合併前の旧町村単位に後援会を発足、国政報告会も開いた。自民が警戒する人柄とフットワークだ。
手応えを感じていた陣営にとって4日の新聞が報じた「古川優勢」の情勢は衝撃だった。「ファンは増えても、投票に結びつかない。自民の組織力、古川さんの知名度はすごい」。民主は比例代表九州ブロックに初めて単独1位を置き、そこに重複立候補の大串を据えた。「だから選挙区で負けても構わないという話にはならない。次につながる戦い方も求められる」
◇ ◇
今回の解散で政界引退した保利耕輔(80)が親子2代にわたり70年間守ってきた旧3区の「保利王国」。新2区の6割を占める。自民新人の古川康(56)は知事を辞職した2日後の27日、保利と一緒に唐津市内の離島を回った。高島では島民の4割が集まり、保利は終始笑顔で語った。「親父の墓参りをして『こんなに立派な後継者ができた』と報告した」。選挙戦を通じた王国の“継承式”の始まりだった。
古川の知名度と保利の地盤。盤石な態勢に映るが、「楽な戦いではない」と陣営幹部は口をそろえる。大串という相手の手ごわさに加え、旧2区に思わぬ火種を抱えてしまったからだ。
区割り変更に伴い、旧2区から比例代表に転出した今村雅弘(67)の名簿順位が党本部との約束と違い、小選挙区の重複立候補者より下位の31位になった。
「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。「あ然とした。古川さんを心から応援しようという気にはなれない」。鹿島市のベテラン党員は憤りをあらわにした。
5日の鹿島市決起大会には比例名簿を作成した党本部選対委員長の茂木敏充が応援に訪れる予定だったが、県連は支持者の感情を考慮し中止した。知事選の推薦願の取り扱いも衆院選後に先送りし、亀裂の入った組織の修復に力を割く。
◇ ◇
世論調査では非自民の受け皿として議席増も予想される共産。非正規雇用の厳しさを肌身で知る元スーパー店員で新人の御厨さとみ(33)は労働環境の改善などを訴え、「若者や女性の声を代弁したい」と街演に熱がこもる。=敬称略
【さが衆院選2014】
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120502000253.html
民主ほころび「共倒」恐れ 空白区次々、王国愛知でも
「自民一強」に野党が挑む構図の衆院選。かつての政権政党で本来、戦いをリードするはずの野党第一党、民主党が中部地方の選挙区で候補擁立を相次いで見送った。「空白区」では野党共闘で出馬した候補の支援に回るが、長年の民主支持者からは「応援する気になれない」など戸惑いの声が漏れている。
「民主王国」と言われた愛知県。愛知12区は民主前職の中根康浩さん(52)が公示直前に出馬を見送り、一九九八年に今の民主党ができてから県内十五選挙区で初めて空白区ができた。
選挙協力を進める維新の党の前職、重徳和彦さん(43)との競合を避ける民主本部の要請だった。四日には比例単独に回った中根さんを激励するため細野豪志元幹事長が訪れる気の使いよう。ただ、県連幹部は「民主の地盤を失うことにならなければいいが…」と懸念を示す。
愛知14区では、生活の党から復党した前職の鈴木克昌さん(71)を公認し、何とか空白区を免れた。
岐阜県は、五選挙区のうち二選挙区が空白区。このうち岐阜4区では、一昨年秋に民主を除籍になった維新前職の今井雅人さん(52)の支援に回るが、地元の民主系市議は「労働組合関係者ら、自分の支持者に維新候補を応援してとは言えない」と悩む。2区は野党共闘の候補すら擁立できず、七十代の男性有権者は「政党はどんな状況にも対応するのが肝心で、民主が勝負を諦めたのは残念。猛反省が必要」と批判。県連代表の小見山幸治参院議員も「選択肢をつくれず申し訳ない」と語った。
党県連の内紛が原因で擁立できなかったのは三重4区。当初は衆院議員を二期務めた元職が公認に内定していたが、来春の県議選の候補者選びをめぐる内部対立で総支部長を衆議院解散直前に辞任。内定も取り消され、後任を探したが、間に合わなかった。県連は「責任を感じているが、比例票を死守したい」と話すものの、支持母体、連合の地元組織で支援してきた伊藤圭一さん(50)は「候補者がいないと比例への士気も高まらない」と嘆く。
福井1区は民主を離党した維新の新人、鈴木宏治さん(41)が立候補。ただ、党を飛び出した過去のしこりや支持母体である労組の反発などから民主県連内で支援に抵抗感が強く、結局、自主投票に。民主のドタバタ劇に、支持者の一人は「棄権しろと言うのか」などと怒りをあらわにしていた。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gifu/CK2014120702000209.html
抱える課題、大きな差 岐阜4区、本州で2番目に広大
写真
前職と新人の3人が舌戦を繰り広げている衆院選岐阜4区。飛騨、美濃両地域をまたぎ、岩手2区に次いで本州で2番目に広い小選挙区だ。南北に長いため、同じ選挙区内でも気候風土や主要産業、生活環境は大きく異なり、遠方の土地になじみが薄い。候補者は、有権者の多様な声を受け止められるのか。
■基準
高山市を車で出発し、東海北陸自動車道で田園が広がる郡上市を通り過ぎ、東海環状自動車道を乗り継ぐ。さらに東へ向かうと、ゴルフ場が立ち並び、電車で五十分ほどで名古屋に行けるベッドタウンの可児市へ入った。到着までおよそ二時間半。車窓からの景色は目まぐるしく変わったが、ここまですべて同じ岐阜4区だ。
「飛騨を地盤にする候補者は、どんな活動をしているか分からん。何を判断基準にすればいいのか」。買い物をしていた可児市の無職加藤貞行さん(70)は困惑顔で話した。
その日の午後に美濃加茂市を訪れると、美濃太田駅前でタクシーを待っていた会社員鈴木秀和さん(45)=川辺町=が「選挙中でも候補者の姿はほとんど見ない。人柄も政策も伝わってこない」と漏らした。
■要望
六市七町二村からなる岐阜4区の総面積は六千四十平方キロメートル。岩手2区の七千六百九十平方キロメートルに次ぐ。県全体の57%を占め、全国の二十三都府県の各面積を上回る。有権者数は十二月二日現在で三十四万二百六十五人。小選挙区比例代表並立制が導入された一九九六年の衆院選から現在の区割りになった。
当然、地域によって政治家への要望はさまざまで、抱える課題も異なっている。
山あいに位置し、人口に占める六十五歳以上の割合が50%を超える高山市高根町の無職中島俊江さん(66)は「常勤医がいないのは不安。過疎地域のことも考えて政治をして」と願う。「電車やバスの本数を多くして、名古屋へのアクセスを良くしてほしい」と望むのは可児市の住宅街に住む主婦(65)。高根町の現状を伝えると「山間部と言えば白川町周辺。飛騨地域のことを言われてもピンとこない」と首をひねった。
■意識
「広すぎる選挙区が投票先の判断を難しくしている」と考える有権者は多い。
朝日大(瑞穂市)の三田清教授(政治学)は「選挙区が広大だと、政治家が各地域に足を運べる回数も限られる。地域の代表である国会議員を見る機会がなければ、有権者は政治を遠いものだと感じる」と指摘する。
とはいえ選挙制度や区分けの見直しは、一票の格差の問題や法改正が必要なことから実現は難しい。「有権者は選挙のときだけでなく、日頃からそれぞれの地域の課題を意識することが大切。候補者も、普段から各地域に小まめに回って国政への声に耳を傾ける必要がある」と話す。
【岐阜4区より面積が小さい23都府県】
三重県、愛媛県、愛知県、千葉県、福岡県、和歌山県、京都府、山梨県、富山県、福井県、石川県、徳島県、長崎県、滋賀県、埼玉県、奈良県、鳥取県、佐賀県、神奈川県、沖縄県、東京都、大阪府、香川県
※面積の大きい順
◆記者の眼
今回の取材で初めて、可児、美濃加茂両市を訪れた。ベッドタウンと現役最年少市長がいる街。その程度の印象しかなかった。
だが、市街地に足を踏み入れると、見渡す限りに並ぶ建物の多さに驚いた。郊外では、山々が広がる意外な光景も見られた。両市を中心とした中南部を「可茂」と総称することも初めて知った。
実際に行くことで、どこか遠い土地だった美濃地域に心なしか親近感が持てた。選挙以外でも行政や住民間で交流やつながりがあれば、「同じ選挙区の仲間」としてお互いの地域への関心も高まると思う。
(酒井翔平)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141206-OHT1T50010.html
【衆院選】岩手4区・小沢王国、地盤沈下 元「シンパ」たち自民応援
2014年12月6日6時1分 スポーツ報知
JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏
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「小沢王国」最大の危機―。岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党・小沢一郎氏(72)をかつて支えてきた多くの県会議員が、対立候補の自民党・藤原崇(たかし)氏(31)の応援に回るなど「小沢離れ」が加速している。解散時の所属議員の離党や野党統一戦線不発など小沢氏に逆風が吹く中、お膝元で起きた“地盤沈下”。きょう6日に岩手入りする“剛腕”の地元で今、一体何が起きているのか。(江畑 康二郎)
2日に行われた自民党・藤原氏の出陣式に、2年前の衆院選時にはなかった県議たちの姿があった。
「4区でも“小沢離れ”が確実に進んでいる。私は約15年ずっと小沢氏を支えてきたが、ここ数年の小沢氏は県民のことを考えていない。『生活の党』ではなく『自分の生活の党』ではないか? 小沢王国をリセットする最大のチャンスだ」
そう憤りを交え話すのは、岩手県議会第2会派の県民クラブを率いる小田島峰雄代表(64)。1998年の旧東和町(現・花巻市)の町長就任時から“小沢派”だったが、その後、袂(たもと)を分かち、今回は県民クラブ所属9人が県内各地で自民党支援に回るという。
小沢氏は、前回当選を果たしたものの、得票数は前々回に比べ6万票減。それまで次点候補に9万票ほど大差をつけてきたが、約3万票差に詰められた。さらに、自民党の新人候補に比例復活を許し、県内における影響力の低下を露呈した。新たな候補を擁立した岩手1、3区でも比例復活すらならず完敗し「小沢王国凋落(ちょうらく)」を印象づけた。
自民党県連幹部は「岩手を変えるためには4区勝利が最重要課題」とし、“県民クラブ議員票”を頼り、応援要請をしたという。県議会最大の自民会派12人に県民クラブが協力することで、県議会の過半数に迫る勢力となった。9日には総裁の安倍晋三首相が応援演説に駆け付けるなど、自民党は幹部らが遊説を予定し後押し。今回4区で勝てなかったとしても、“小沢チルドレン”の達増拓也県知事(50)が3選を目指し、既に立候補を表明している来年の県知事選に大きな影響を与えることは必至だ。
小沢氏は6、7日に岩手入りし、4区30か所で異例の街頭演説を行う。「比例重複立候補や、早い岩手入りにも焦りを感じる。支援者らも年を取り亡くなった方もいる。地元でも小沢氏が中央で力を失っていることを理解しているはず」と小田島氏は話す。
「選挙のプロ」と呼ばれた小沢氏の地盤に大きな亀裂が走っている。週刊誌などによる小沢氏の離婚報道で、かつて和子夫人が取り仕切ってきた地元婦人後援会の弱体化や女性票離れを指摘する声もある。
公示日前日、小沢氏と親交のあった俳優・菅原文太さんの訃報が全国を駆けめぐった。「小沢王国の本丸」で、かつてない“仁義なき戦い”が火花を散らしている。
◆岩手4区(花巻市、北上市、奥州市、和賀郡、胆沢郡)
藤原崇 31自民前〈1〉
高橋綱記 67共産新
小沢一郎 72生活前〈15〉
※丸数字は当選回数
◆共産・高橋氏「反戦」 〇…「安倍さんは消費増税や集団的自衛権の法整備を進めていくというが、とんでもない」と共産党の高橋綱記氏(67)は安倍政権に「NO」を突きつけた。「このままだと、日本は再び戦争をする国になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。小沢氏についても「改憲路線で安倍さんとほとんど変わらない」とバッサリ。前回衆院選に続く4度目の国政挑戦で“反アベノミクス”の受け皿になるつもりだ。
◆自民・藤原氏「若さ」 〇…自民党の藤原氏は、「31歳」と記されたタスキをかけ「若さ」をアピール。新人で比例復活当選を果たしてから2年、「地方の声を永田町や霞が関に届け、立て直したい」という思いで、週末は故郷に戻り膝詰めで県民と話し合ってきた。東京にいる都職員の妻・典子さん(34)の出産日が迫っている。「妻や(初めての)子供のためにも、東北の代議士として頑張りたい」。新たな息吹を背に受け、大金星を誓っていた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120700183
選挙区調整、当て外れ=「野党票」集約困難【14衆院選】
14日投開票の衆院選は自民党が優勢で、野党が進めた候補の「一本化」は当てが外れた格好になっている。調整を主導した民主党は、終盤戦での巻き返しに懸命だ。
「安倍晋三首相の暴走にしっかり対抗できる勢力を国会の中につくってほしい」。民主党の海江田万里代表は7日、福岡市の街頭演説でこう訴えた。
民主党は今回、第三極政党と共倒れした前回の反省から、選挙区の「すみ分け」を維新の党などに提起。前回の「民主・第三極」票を合算すれば自民党を上回る選挙区もあり、野党の議席回復に向けて有効と踏んでいた。
しかし、第三極が前回獲得したのは政権与党だった民主党への批判票でもあり、今回単純に民主党には回らないようだ。「非自民・非共産」で一本化が実現した選挙区は194に上るが、優位に戦いを進めている野党勢はもともと地盤が強固な候補に限られている。
民主党の海江田万里代表や枝野幸男幹事長も安泰とは言えない。7日は枝野氏が海江田氏の選挙区で「皆さんの一票を民主党に」と呼び掛け、枝野氏の地元では岡田克也代表代行が「幹事長にふさわしい結果を」と懇願した。民主党幹部が9日に絞り込む予定の重点選挙区に、海江田氏らの選挙区が入る可能性も否定できない状況だ。
自民党優勢の流れを食い止めようと、野党のなりふり構わぬ発言も出てきた。「自民党に300議席以上与えたら一党独裁だ。ヒトラーの時代と同じだ」。神戸市で演説した維新の江田憲司共同代表は、過激な表現で聴衆に訴えた。
一方、余裕が出てきた自民党は、民主党幹部を選挙区で落として一層の痛撃を加えようとしている。「金星を取って国会に戻ってきてほしい」。自民党の谷垣禎一幹事長は7日、枝野氏と争う自民党候補の応援に入り、こう声を張り上げた。(2014/12/07-20:23)
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香川はってなかった
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141204000121
1、2区で自・民競る/衆院選・四国新聞社調査
2014/12/04 09:49
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投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
第47回衆院選は2日公示され、香川県内3小選挙区は前職と新人計9人による熱戦に突入している。有権者の動向を探るため、四国新聞社は2、3の2日間、電話世論調査を実施。取材で得た情報などを加味し、序盤戦の情勢を分析した。1区は自民前職と民主前職が競り合い、2区は民主、自民の両前職がほぼ横一線。3区は自民前職が安定し、社民と共産の両新人をリードしている。ただ、全県で3割以上の有権者が態度を決めておらず、無党派層の動向や投票率次第では情勢の変化も予想されそうだ。
1区
6選を期す平井卓也(自民前)が自民・公明支持層を手堅く固めたほか、無党派層にも食い込む。小川淳也(民主前)は議席の維持へ懸命の戦い。河村整(共産新)は厳しい。
平井は自民支持層の7割と公明支持層の8割に浸透しており、無党派層の支持でもトップに立った。
小川は民主支持層の7割と社民支持層の大半を固めたほか、維新支持層を一定程度取り込んでいる。
河村は共産支持層以外への広がりがみられない。
2区
3選を狙う玉木雄一郎(民主前)と、小選挙区での初勝利へ全力を挙げる瀬戸隆一(自民前)がほぼ横一線で競る展開。前回に続いて出馬の佐伯守(共産新)は伸び悩んでいる。
玉木は民主支持層の8割を固めた。無党派層の支持でトップに立ち、維新支持層にも浸透している。
瀬戸は自民支持層の6割を固め、無党派層の支持も玉木に迫る。維新支持層の取り込みを図っている。
佐伯は共産支持層への浸透に課題がうかがえる。
3区
大野敬太郎(自民前)が幅広い年代、職業層に支持を広げ、他候補をリード。小選挙区での再選へ順調な滑り出しだ。高田良徳(社民新)、土岐一郎(共産新)が追いかけている。
大野は自・公支持層の9割を固めた。無党派層の支持でも他を大きく上回り、民主支持層にも食い込む。
高田は社民支持層が固まっていない。支援を受ける民主支持層への浸透はトップだが、苦戦気味だ。
土岐は共産支持層を固め、他党支持層を狙う。
比例四国 自2、民公1固める 残り2枠 自、民、維
計36人が立候補した四国ブロック(定数6)。自民が前回と同じ2議席を確保し、民主、公明もそれぞれ1議席をほぼ固めた。残り2議席を自民、民主、維新で争う展開となっている。
比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は、自民42・6%、民主18・2%、公明14・0%、維新11・2%、共産6・5%、社民3・5%の順。
【調査の方法】2、3日の2日間、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで電話番号を無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1365件、うち1243人から回答を得た(回答率91・1%)。小選挙区別の回答率は1区86・1%、2区92・4%、3区95・2%。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141204000016
自民、京都の3選挙区で優位 衆院選序盤情勢印刷用画面を開く
京都新聞社は第47回衆院選について2、3両日、京都府、滋賀県内の有権者を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。6選挙区に計22人が立候補した京都府内では、全国調査と同様、自民に勢いがあり、3選挙区で優位に立つ。民主は守勢に回るが、2選挙区で優位を保つ。前回衆院選で大接戦だった1選挙区では自民と民主が激しく競る展開。全選挙区に候補を擁立する共産や、候補者を増やした維新は伸びに欠ける。
1区は、連続11回の当選を目指す自民前職の伊吹文明が優勢。知名度の高い共産前職の穀田恵二、再挑戦となる維新新人の田坂幾太が続き、無所属元職の平智之も迫ろうと懸命だ。
2区は、民主前職の前原誠司が有利に戦いを進める。前回に続いての挑戦となる自民新人の上中康司が追い上げ、共産新人の原俊史が絡む。
3区は、前回衆院選で接戦となった民主前職の泉健太と自民前職の宮崎謙介が今回も横一線で争い、維新前職の清水鴻一郎と共産新人の石村和子が追う。
4区は、自民前職の田中英之が先行し、返り咲きを目指す民主元職の北神圭朗が追う戦い。共産新人の吉田幸一と維新新人の畑本久仁枝が続く。
5区は、強固な地盤の自民前職の谷垣禎一が安定した戦いを進め、民主元職の小原舞は返り咲きへ支持浸透を目指す。共産新人の山内健も迫ろうとしている。
6区は、6選を狙う民主前職の山井和則がややリードし、前回比例復活の自民前職の安藤裕が迫る。共産新人の上條亮一も党支持層を固めた。=敬称略
【 2014年12月04日 08時40分 】
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http://www.kanaloco.jp/article/81346/cms_id/115169
14神奈川衆院選:注目区を行く〈4区=横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡〉
2014.12.06 09:38:00
応援弁士の演説を聴こうと集まった大勢の有権者ら =JR鎌倉駅前(画像の一部を修整しています)
◇無所属と“1強”激突
「これ以上ない緊張感と使命感、責任感でこの選挙に臨んでいく。ご支援お願いいたします」。次期総裁候補と目される大物の演説に、会場から拍手が湧いた。
選挙戦4日目の5日夜。横浜市栄区の集会場を訪れたのは、地方創生担当相の石破茂。前回の衆院選で比例復活だった自民党の山本と支援者らに、強くげきを飛ばした。
首相や閣僚、党幹部ら重量級が、公示前から続々と山本を来援している。4度目の国政選挙となる本人も「こんなことは初めて」と声を高ぶらせる。狙うは2009年に、自民が明け渡した小選挙区の奪還だ。
相手は元みんなの党代表・浅尾。09年8月の結党以来籍を置いた党は、路線対立などから衆院選直前に解党せざるを得ない事態となった。残務処理やマスコミ対応に追われ、手腕について批判にもさらされた。
自民はこれを「好機」(陣営)と捉える。鎌倉駅前でマイクを握った首相の安倍晋三は「衆院が解散したからって党まで解散する必要はない」と揶揄(やゆ)。大物を次々に投入し地元の引き締めを図るほか、新住民の多い票田・栄区が地盤の元横浜市議を比例名簿に登載するなど、票の掘り起こしに躍起だ。
安定した党勢も背景に、山本自身、国替えし4区に立った前回と比べ「支援者も少しずつ増えてきた」と手応えを語る。選対の一人は「今勝てなければ(浅尾の)牙城はいつまでも崩せない」と、期待と危機感をない交ぜに息巻いた。
とはいえ、その地盤は強固だ。同じ5日朝。栄区の本郷台駅前に浅尾が立つと、「頑張ってください」「応援しています」と通勤の市民らが握手を求め駆け寄った。参院での初当選から16年。前回、山本をダブルスコア近くまで引き離し小選挙区を制した知名度と人気はしばしば、政党によらない“浅尾党”と称される。
「あえて厳しい道を選ぶことで、政治家として筋を通す姿勢が必要と考えた」
解党を経て初めて無所属で臨む理由を、浅尾はそう説明する。街頭では選挙後の政界再編をアピールし、第三極へ期待を寄せた有権者のつなぎ留めを図る。
もちろん不安もある。政党に属さないため、選挙はがきやビラの枚数は少なく、何より比例復活がない。
「これまでで一番厳しい戦いになる。無所属になったことで、相手は総力戦で掛かってきている」「しかし負けるつもりはない。私には皆さんの真心がある」。決起集会では支援者らに訴え、“浅尾党”での勝利を誓った。
「背水の陣」。くしくも両候補がそろって称する今回の選挙戦。両者の並々ならぬ意気込みが見える。
他の候補も支持拡大に駆ける。民主を離れ無所属で挑戦する荻原は「自民と(元)みんなでは結局のところ保守対保守」と批判しリベラル層の受け皿を標榜(ひょうぼう)。加藤は、安倍政権が進める消費税増税や集団的自衛権の行使容認などの反対を訴えている。 =敬称略
(総選挙取材班)
◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡) =敬称略、届け出順
山本朋広39☆自 前(2)
浅尾慶一郎50 無 前(2)
荻原隆宏44 無 新
加藤勝広70 共 新
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、共=共産党、無=無所属。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/81336/cms_id/115136
14神奈川衆院選:注目区を行く〈12区=藤沢市・高座郡〉
2014.12.07 03:00:00
◇一騎打ちへ様相激変
かつてない光景だった。11月29日、阿部の事務所開きに集まったのは民主党、解党したみんなの党、無所属の県議と藤沢市議計8人。民主党最大の支援組織・連合関係者も姿を見せ、「阿部支持」を鮮明にした。
黄色のジャケットをまとう阿部は、終始にこやかな表情を崩さない。「今度、民主党という家に入れてもらえることになった。党の良い母になりたい」。社民党時代からの支援者も含め結束を呼び掛けた。
地盤とする12区は長らく、自民と民主、そして阿部の三つどもえの戦いが定番だった。だが、今回は民主党本部の主導で阿部の公認が決定。長らく民主の公認候補として戦ってきた元金融担当相・中塚一宏と阿部の両陣営を一本化し、自民と対決する構図を生み出すことに成功した。
寄り合い所帯になった陣営が心を砕くのは「融合」だ。「簡単には1+1が2とならない」と語るのは、選対本部長に就任した民主の県議斎藤健夫。斎藤の下に市議、労組、後援会から1人ずつ本部長代行を選び3人態勢を構築した。
さらには、民主の中の保守層に影響力があり、かつて藤沢などを地盤としていた元財務相藤井裕久も選対顧問に迎えた。4日、寒川町の集会に出席した藤井は報道陣に「(保守層の票が)来れば勝てる。まあ、やるよ」。不敵に笑った。
期待する連合票も、「阿部さん本人ができる限り丁寧に各労組を回っている」と斎藤。湘南地域連合の幹部は「『民主=阿部』をどれだけ末端まで広げられるかだろう」と話す。
対する自民・星野陣営は、阿部の民主入りが浮上すると雰囲気が一変した。
実は当初、中塚がそのまま出馬すると踏んでいたのだ。11月17日に行われた政治資金パーティーで、ある陣営幹部が「一番恐れていたのは阿部と中塚の一本化。それがない今回は楽勝だよ」とささやいた。
その翌日、中塚の不出馬が報じられた。現実となった最悪のシナリオ−。ある市議は「星野さんの表情が前日までと明らかに変わった」と振り返る。
「まるで選挙互助会。今まで阿部さんと民主は戦ってきた。そんな人が、空いたからといっていきなり座っていいのか」。後日、報道陣に囲まれた星野は、いらだちを隠さず、まくしたてたこともあった。
公示日の2日、出陣式に駆け付けた官房長官の菅義偉は「ただの数合わせで一つになっただけ」とばっさり。陣営は「左色が強く、脱原発を掲げる阿部さんを支援できない人も多いはず」と推測、保守系民主層の取り込みやアベノミクスの恩恵を受けた大企業労組の切り崩しに力を入れる。
阿部陣営への疑問は他候補からも上がる。「政策なき野合との批判は免れない」と共産・味村。次世代・甘粕は「票になるならば何でもありなのか、理解に苦しむ」。そして2人は、こう口をそろえる。「相手がどうであれ訴えるべきを訴える」
=敬称略
◇12区(藤沢市、高座郡) =敬称略、届け出順
甘粕和彦31☆次 新
星野剛士51☆自 前(1)
味村耕太郎25 共 新
阿部知子66☆民 前(5)
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、次=次世代の党、共=共産党。
【神奈川新聞】
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http://www.sankei.com/politics/news/141205/plt1412050006-n1.html
2014.12.5 09:07
【注目区の行方】
0増5減「しこり」に悩む 佐賀の今村支持者「一朝一夕に応援できない」福井 山本の後援会名簿届かず
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(1/3ページ)【注目区の行方】
今回の衆院選では「一票の格差」是正のため選挙区「0増5減」が行われ、山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県の選挙区が3から2に減った。自民党はいずれの選挙区にも比例復活を含めて前職が存在。候補者調整は公示直前に何とか決着したものの、いまも「しこり」は残ったままだ。(是永桂一、石鍋圭)
「12年間知事をやっていたというよりは、むしろ超短期間で初めての戦に臨まなければならない緊張感の方が大きいんです」
公示を控えた11月29日朝、佐賀2区に自民党公認で立候補する前佐賀県知事の古川康は、自身の地元、唐津市での事務所開きで切々と訴えた。会場には地元の参院議員や首長、そして同市を中心に「保利党」と呼ばれる堅い支持層を持つ前衆院議員、保利耕輔に近い県議や市議がそろって参加し、全面協力する意思を確認した。
佐賀2区をめぐっては、旧3区の保利が昨年末に政界引退を決めたものの、「保利党」内で自前の後継候補を望む声が高まり、旧2区の今村雅弘との間で調整が難航。今村が比例代表九州ブロックへの転出を受け入れたのは、解散のわずか1カ月半前だった。
「保利党」に担がれた古川が、出馬を正式表明したのは11月26日未明。保利系の県議は「選挙態勢の構築が遅れたのは明白。こっちは党県連に早くから『動けるようにしろ』と言っていたのに、誰がどっちに行くか分からんかったけん…」と不満をぶちまける。
古川が事務所開きをした同じ日、佐賀市の結婚式場の一室には、旧2区の今村と地区の党支部長らが集まっていた。
「新1、2区になって、私も古川を応援するし、ぜひ皆さんも応援してくださいっちゅうことやね」
今村は、これまでの選挙を戦ってきた支援者に、古川への協力を依頼した。しかし会議後、今村の地盤、鹿島市の支援者は「ずっと今村先生と戦ってきた。一朝一夕に他の人を応援できない」と吐き捨てた。
知事任期途中の国政挑戦に地元メディアから「投げ出し」との批判も浴びる古川。「旧3区は比較的態勢を作りやすかったが、旧2区は現職の今村がいて情勢が違う」と苦虫をかむ。
ただ、党本部は今回、比例九州ブロックの名簿に、選挙区との重複立候補者より下位の31位に今村を登載した。党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。
一方、福井2区をめぐっても、党内で旧2区の山本拓と旧3区の高木毅が公認争いを展開した。
茂木敏充選挙対策委員長は当初、2人を公認せず無所属で競わせる案を検討したが、解散2日前の11月19日、党執行部の裁定で高木に軍配が上がった。比例北陸信越ブロックに回ることになった山本は高木への協力を表明したが、地元では微妙な空気が流れる。
「山本先生にはなかなか及ばないが、勝るとも劣らないくらい努力する」
鯖江市で11月29日に行われた高木の事務所開き。高木は傍らに控える山本への配慮を随所ににじませた。
旧2区の鯖江市は県内指折りの大票田で、山本の長年の地盤でもある。なじみの薄い高木が選挙活動を円滑に進めるには、平身低頭してでも山本の全面協力を得る必要があった。
山本も高木からの秋波に応じた。「そんなに遠慮せんでいい。どんどんやれ」。集まった県議や市議、後援者らに協力関係をアピールしてみせた。
ところが、2人の“ホンネ”はすぐに浮き彫りになった。事務所開きが終わると、2人は同じ車に乗って市内の支援者を回る予定だったが、同乗したのはマスコミや後援者らの目がある出発時だけだった。最初の訪問先で山本は早々に別の車に乗り換え、以降、再び同乗することはなかった。
山本の運転手は乗り換えた理由を「道を先導するためだ」と説明したが、高木とのギクシャクした雰囲気は隠しようがない。市議の一人は「(山本)拓ちゃんの中にしこりは残っているはずだ」とおもんばかる。
党執行部は、選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。
高木も必死だ。今後の選挙区公認を盤石にするためにも、今回は圧勝したいところ。それには旧2区の後援会名簿が不可欠だが、山本側からはまだ届かない。高木陣営は「最後は協力してくれると思うが…」と不安を募らせる。=敬称略
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http://www.sankei.com/premium/news/141206/prm1412060021-n1.html
2014.12.6 18:00
【注目区の行方】
明暗分かれる「落下傘」 連合に背かれる維新候補 知名度生かす自民候補
(1/4ページ)【注目区の行方】
民主党と維新の党の“統一候補”として街頭に立つ候補者(上)と、11月28日に大阪府枚方市で開催された大阪11区の立候補予定者による公開討論会(コラージュ。一部画像処理しています)
突然の衆院解散を受けて、多くの候補者は準備不足のまま選挙戦に突入した。特に、地盤でない選挙区から出る「落下傘」候補は、手探り状態の中での戦いだ。その「落下傘」候補も、選挙区の事情などから早くも明暗が分かれている。(村上智博、内藤慎二)
宮城2区
11月30日、宮城1区から出馬する民主党の郡和子の選挙事務所の開所式が仙台市内で行われた。平成24年の前回衆院選ではみんなの党から立候補し、非自民票を分け合った林宙紀(ひろき)の姿もあった。林は今回、維新の党公認で宮城2区に国替えし、開所式に先立ち民主党宮城県連から推薦状を受け取った。
2人を引き合わせたのは民主県連代表の安住淳だ。安住は10月末から林に「国替え」を迫り、何度も断られたが11月中旬に口説き落とした。
「党は違うが、育てがいはある」
安住は林をこう持ち上げ、「(林と郡の)2人が大局に立ち、すみ分ける決断をした。選挙後、2人は一緒になる。私がそうします」と言い切った。
郡が「ここ仙台で全国で初めて(野党間の)選挙協力を成し遂げた。その波は全国に広がっている」と応じると、郡と林に大きな拍手が送られた。安住はこの後、林を民主党の街宣車に乗せて繁華街に繰り出し、民主党と維新の「共闘」を演出してみせた。
しかし、産経新聞などの序盤情勢調査によると、実は2人とも芳しくない。特に苦戦しているのは林だ。民主党の支持団体、連合の“動き”が原因だ。
11月下旬、林と安住は連合宮城会長、山崎透を訪ねた。山崎は林の前で渋い顔をみせた。
「あなたが維新から民主党に移るんだったら、うちはやるんだけどねえ…」
林は「維新は民主党の政策と大きな違いはない」と力説したが、みんなの党の時代から行動を共にしてきた共同代表、江田憲司への恩義があるとして「移るわけにはいかない」と拒否した。
連合宮城は11月26日、執行役員会を開催、林の推薦を見送り、対応は傘下の労組に任せるとした。自治労や運輸労組は社民党新人、桑島崇史の支援に回った。
連合は、官公労を敵視する発言を繰り返す維新共同代表で大阪市長、橋下徹を嫌悪している。地方に行けば行くほど官公労の力は強くなり、「反維新」もそれだけ強まる。宮城連合も同様といえる。
「落下傘」の林は、街頭演説で官公労批判を避けて「頼みの綱」に見放されないようにもがくが、山崎は「なぜ民主党は独自候補を擁立しないんだ」と民主党への恨み節を漏らす。
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大阪11区
「大阪11区の自民党の方々から『来てほしい』という要請が何度もあった。その熱心さに希望の光を見いだしました。私が希望したわけではありません」
衆院選公示を目前に控えた11月28日午後の大阪府枚方市内の選挙事務所。自民党の佐藤ゆかりは記者団からの「一体どこが地元なのか」などの容赦ない質問に、努めて冷静に答えた。
東京都世田谷区出身の佐藤は17年の郵政選挙で注目を集めた。郵政民営化法案に反対した前総務会長、野田聖子の「刺客」として岐阜1区に立候補。選挙区で苦杯をなめたが比例復活で初当選した。
野田の復党を受けて、21年の衆院選で東京5区から出馬したが落選。比例代表候補として臨んだ22年の参院選で政界に復帰した。
だが、衆院議員へのこだわりは捨てきれなかった。一時は元党幹事長、加藤紘一の引退で自民党が空白区になった山形3区に着目。「祖父が山形県新庄市出身」と訴えたが浸透せず、自民党山形県連は7月、加藤の三女、鮎子を後継者と決めた。
たどり着いたのは、同じ「小泉チルドレン」だった井脇ノブ子が引退した大阪11区だった。
大阪に縁がない佐藤ではあるが、大阪11区の自民党関係者の間から批判の声はあまり聞かれない。背景にあるのは、この地域特有の事情だ。
大阪11区は企業の工場が多く、労組が強い影響力を持つ土地柄として知られる。労組と良好な関係を築く民主党の牙城だった。同区を地盤とする、ある自民党市議は「自民党は、挑んでも敗戦続き。勝てる候補を本気で探さなくなった」と語る。
全国的に知名度がある佐藤の存在は大きかった。同市議は「政策の引き出しが多い。誹謗(ひぼう)中傷があってもそれを乗り越えられる突破力もある」と期待する。
一方、強い労組の基盤に支えられてきた民主党の元官房長官、平野博文は「違い」をアピールしようと必死だ。11月28日夜、枚方市内で開かれた公開討論会で、この選挙区に40年以上住んでいる平野はこう自己紹介した。
「地元の平野博文でございます。この中では一番、皆さんと同じ生活の匂いの中で住んできた男です」=敬称略
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 徳島1区 「影の総理」聖地争奪戦 自・民、国替え
毎日新聞 2014年12月05日 大阪朝刊
「アベノミクスに『ノー』を突き付けるために民主党に投票してください」。4日、徳島市のJR徳島駅前。冷たい雨が降る中、民主の仙谷由人(せんごくよしと)・元官房長官(68)が熱弁をふるった。傍らには、枝野幸男幹事長(50)も並んだ。だが、スーツ姿の仙谷氏の肩にタスキはかかっていない。
仙谷氏は、小選挙区制が導入された1996年以来、徳島1区で5期連続当選。民主政権では要職を務め、「影の総理」とまで呼ばれた。だが、逆風が吹いた前回選は自民の福山守氏(61)に約2万票差で大敗。比例復活もできなかった。
徳島県では、今回から「1票の格差」を是正するため小選挙区の定数が3から2に減り、旧徳島3区は1区と2区に分かれた。仙谷氏は「将来性のある候補に戦ってもらう」と不出馬を決断。前回は旧3区から出馬した仁木(にき)博文氏(48)に1区を譲り、自らは選対本部長に就任した。
徳島1区は、県都・徳島市が有権者の6割(約21万人)を占める。そこでの浸透が勝敗を分ける。「仙谷先生が選対本部長に就いてくださり、本当に心強い」。そう話す仁木氏が頼りにするのは、仙谷氏が徳島県立城南高校の同窓生らを核に築き上げ、「仙谷党」と呼ばれる支持基盤だ。仁木氏が旧3区を固めている間に、党幹部らが徳島入りし、市内を固める。
4日、応援演説に立った枝野氏は声を振り絞った。「徳島1区は仙谷さんが旗を立てて守り通してきた民主党の聖地。1区の旗をみなさんの力で守っていただきたい」
一方の自民も、旧3区の後藤田正純氏(45)が1区に国替えして出馬。旧1区の福山氏は比例に回った。
「カミソリ」と呼ばれた故・後藤田正晴・元官房長官を大叔父に持つ後藤田氏。正晴氏の出身地・吉野川市が地盤だが、今回の区割りで吉野川市は2区に移った。「県都を抱える1区は将来の発展がかかっている」として、1区からの出馬を決断した。仁木氏と議席を争うのは実に5度目になる。旧3区では負けたことはないが、舞台が変わった今回、陣営が警戒するのは仙谷氏の存在だ。幹部らは「県都のあるここは関ケ原」「相手は背水の陣だ。仙谷氏は何期も当選した人だから侮れない」と気を引き締める。
前回は支援企業などを回る「地上戦」が中心だったが、今回は街頭などで不特定の有権者に働き掛ける「空中戦」にも力を入れ、仙谷票の切り崩しを図る。女優で妻の水野真紀さん(44)も地元のイベントなどをこまめに回る。2日、徳島市内での出陣式で後藤田氏は訴えた。「新しい選挙区で新人のつもりで頑張りたい」
一方、共産の古田元則氏(66)は3度目の挑戦となる。徳島市内で4日、雨がっぱ姿で呼び掛けた。「消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権など暴走する安倍政権にストップをかける選挙だ」【阿部弘賢、立野将弘、木村健二】
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◇徳島1区立候補者
古田元則 66 党県書記長 共新
仁木博文 48 党県副代表 (1)民元
後藤田正純 45 [元]副内閣相 (5)自前=[公]
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddn041010013000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫1区 民主不出馬、票どこへ 自・維・共の争奪激化
毎日新聞 2014年12月06日 大阪朝刊
兵庫1区は自民、維新、共産の争いで、民主は1998年の結党以来初めて擁立を見送った。元職の井戸正枝氏(49)が宮城4区に転出したが、野党共闘を重視する立場から後継を選ばなかった。このため、2012年衆院選で井戸氏が獲得した約3万8000票の行方が勝敗を左右するとみられている。
「前代未聞ですね」。11月25日午後、連合兵庫の辻芳治会長は、突然訪ねてきた自民のベテラン市議にこう語りかけた。市議は自民前職、盛山正仁氏(61)の選対幹部。初めての会談後、「働く人のことも真剣に考えているのはどの党か。直接伝えたかった」と訪問の意図を明かした。
連合兵庫は94年、当時の社会、新生、公明各党などに呼びかけ、県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会」を結成した。99年の自自公連立政権発足などで崩壊するまで「反自民・非共産」の集票の中核を担ってきた経緯があり、自民との会談はあり得ないと思われていた。
盛山氏は公示直前から、街頭演説で頻繁に「アベノミクスの成果で、この2年で働く人の賃金は上がった」と強調するようになった。その理由を「我々の経済政策は必ず労働者のためになる。分かっていただけるはず」と説明する。民主の選択肢を失った連合兵庫へのラブコールとも受け取れる。
維新前職の井坂信彦氏(40)も民主票の取り込みに懸命だ。公示翌日の今月3日夜、神戸市東灘区の街頭演説で「身を切る改革で無駄をなくさないといけないのに、自民は何もしていない。こんなことでいいのか」と訴えた。以前はやり玉に挙げていた民主の名は最後まで口にしなかった。のぼりに「維新」の文字は入れず、党名を連呼することもない。
前回は約2800票差で盛山氏に敗れ、比例復活した。「民主候補がいないから私に投票、とは簡単にはいかないだろう。でも、私の政策は民主と親和性が高い」。その言葉を証明するかのように、井坂氏の街頭演説でビラを配る民主の若手地方議員も出てきた。
民主票はどこへ向かうのか。連合兵庫関係者は「自民へのアレルギーはDNAのように刻まれている」と話す。一方、公務員や労組批判を強める維新の橋下徹共同代表(大阪市長)に、「維新だけは嫌」という空気も労組に広がる。
共産新人の筒井哲二朗氏(43)は街頭演説で、「安倍政権の暴走に待ったをかける選挙。消費増税は延期ではなく中止にすべきだ。10%はノーと国民が審判を下す時が来た」と訴えている。【久保聡、神足俊輔、久野洋】
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◇兵庫1区立候補者
井坂信彦 40 [元]神戸市議 (1)維前
盛山正仁 61 [元]法務政務官 (2)自前=[公]
筒井哲二朗 43 党地区役員 共新
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddn041010008000c.html
師走決戦:2014衆院選 愛媛4区 原発問題、論戦遠く 「触れたくない」候補も
毎日新聞 2014年12月07日 大阪朝刊
四国の最西端に細長く伸びる佐田岬半島。その付け根にある四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)では全3基の原子炉が運転を停止してまもなく3年になる。原発から約2キロの集落に住む男性(79)は3日、収穫したばかりのミカンをトラックに積みながらつぶやいた。「早く再稼働せにゃ、町が活性化せんよ」
伊方原発では現在、原子力規制委員会の安全審査が進み、来春以降には再稼働の環境が整う。原発を不安視する住民もいる。だが衆院選では、この地域を含む愛媛4区でも再稼働を巡る論戦が深まっていない。
自民前職の山本公一氏(67)は5日、伊方原発から30キロ圏内の八幡浜、大洲両市を選挙カーで回った。「道半ばのアベノミクスを完成させるには地方の活性化が必要だ」と訴えたが、原発の話題には触れなかった。
山本氏はこの選挙区では1996年の小選挙区導入以来、6期連続で当選。毎日新聞のアンケートでは「安全性が確認された場合には速やかに行うべきだ」と再稼働を容認する考えだ。だが演説で説明する場面はほとんどない。「原発よりも地域の経済問題の方が深刻だ」と山本氏は話す。
次世代前職の桜内文城(ふみき)氏(49)も事情は同じだ。6日午前、原発のある伊方町内で「輝いていた町を取り戻すことができるかが争点だ」と熱弁を振るったが、原発には触れないまま。
前回選で維新から立候補し、山本氏に迫る得票を得て比例復活した桜内氏は、維新の分裂に伴って次世代に移籍した。次世代は再稼働を容認する立場だが、陣営幹部は悩む。「『原発ゼロと言うのが正義』という雰囲気がある。原発を抱える選挙区の議員としては触れたくない問題だ」
伊方町は予算の3割を、原発立地自治体に支給される交付金や固定資産税などの「原発マネー」に依存し、関連産業も多い。4月の伊方町長選も主要候補の3人が原発推進派で、再稼働は争点にならなかった。
前職2人の原発への態度に、共産新人の西井直人氏(57)は「ひきょうだ」と憤る。6日、伊方町内でマイクを握った西井氏は「人類と共存できない原発は再稼働せず、廃炉にすべきだ」と訴えた。
桜内氏が維新を離れたのに伴い、前回の愛媛3区からの「国替え」で挑む維新新人の森夏枝氏(33)も再稼働反対を鮮明にする。4日、伊予市内で応援演説に立った維新の小野次郎参院議員は与党を批判した。「電力会社の支援を受ける候補者では、脱原発の姿勢を示すことはできない」
かみ合わない議論に、有権者は戸惑う。原発近くの集落で日用品店を営む女性(66)はため息まじりに話す。「原発事故の影響が残る福島の現状を聞くと、この町も人ごとではない。再稼働の議論は深まらず、どの政治家を信じていいか分からない。考えるほど政治不信になる」【遠藤孝康】
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◇愛媛4区立候補者
桜内文城 49 公認会計士 (1)次前
森夏枝 33 党県代表代行 維新
西井直人 57 党地区委員長 共新
山本公一 67 [元]副総務相 (7)自前=[公]
(届け出順)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120702100003.html
注目区ルポ
◆5区(目黒・世田谷区南東部) 前回の「11万票」どこへ
無党派層が比較的多く、前回、みんな、維新、未来の各党が候補者を立て、計十一万票あまりを獲得した。構図ががらりと変わった今回、これらの票がどう動くのか、注目される。
「この二年、全力疾走してきたつもりですが、まだまだ地元を回りきれていないのは承知しています」
公示の二日午後、目黒区の選挙事務所前で出陣式に臨んだ自民前職若宮健嗣さんは、こう切り出した。周りを地元選出都議や区議がぐるりと取り囲む。
現在二期。前回、比例から小選挙区に転身したばかり。地元の後援会組織はまだない。九月までの一年間は防衛大臣政務官として、オスプレイ導入など国防の最前線で活動し、地元に入る機会が少なかった。
それをカバーするかのように地盤を持つ都議や区議が支援する。序盤情勢では優位に立つが、陣営幹部は「前回のような民主の批判票は期待できない」と気を引き締める。
民主元職の手塚仁雄さんは「この時期の解散は低投票率を狙っているのは見え見えだ」。寒風吹きすさぶJR目黒駅前で訴えた。
当選と落選を三回ずつ経験し、今回が七回目の選挙。バッジを失った二年間、地元回りに力を入れ、駅前で演説も続けた。「都内でも自民支持率が低い地域。非自民色を出すのが得策」。アベノミクスの負の側面や集団的自衛権行使容認への批判を繰り返す。
序盤は追う形となった。「街頭での感触は前回よりも確実に良くなっている。でも『前回は投票しなかったけど、今回は入れる』と言ってくれる人が少ない」。ギアを入れ替える。
みんなの解党で、無所属で立候補した前職三谷英弘さんは演説で「うさんくさい政治の雰囲気を変えたい」と強調。自・民への批判票の取り込みを狙う。
目黒区議を六期二十二年務めた共産新人の沢井正代さんは「消費税を増税する一方で、法人税減税をやる。逆立ちした税制だ」と生活者の視点で批判。今年二月の都知事選にも出馬した無所属新人のドクター・中松さんは「がん撲滅法」の制定を主張している。 (石井紀代美)
◇5区(5)目黒・世田谷区(南東部)
若宮健嗣 53 (元)防衛政務官 自前<2>
三谷英弘 38 (元)みんなの党役員 無<前><1>
手塚仁雄 48 (元)首相補佐官 民元<3>
ドクター・中松 86 発明家 無新
沢井正代 65 (元)目黒区議 共新
(届け出順)
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◆23区(町田・多摩市) 再戦4氏、懸命の訴え
前回の六人から二人少ない四人が立候補した。四人は、いずれも前回と同じ顔ぶれとなった。
「今回の選挙は本当に厳しい。まだ顔を覚えてもらってないんです」。自民前職小倉将信さんは二日、多摩市での第一声で懇願した。党の公募候補者で初当選してから二年。突然の選挙に戸惑いを見せる。
日銀出身らしく金融政策通をアピール。他陣営がそろって「経済格差を助長」と反アベノミクスを展開する中、「取り残されている人たちのために仕事をする」と強調した。会社が倒産しても経営者の生活を守る新しい保証ガイドラインを策定するなど、中小企業保護の実績を力説して批判をかわしている。
前回、逆風の中で小倉さんに二万三千票差まで迫った民主の櫛渕万里さん。衆院解散後、すぐに海江田代表が町田市に演説に入るなど、議席奪還に力が入る。「暮らしと平和を守る」ことを前面に出し、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定やアベノミクスへの批判で、安倍政権への対決姿勢を鮮明にする。
「冷凍食品まで値上がりすれば、お子さんのお弁当代も切り詰めなければいけない」と声を張り上げ、物価に敏感な主婦や母親たちに訴える。
今回四人が初めて相まみえた先月末の公開討論会で、櫛渕陣営が意識したのは維新の新人伊藤俊輔さんとの差別化だった。維新は脱原発路線で民主よりも踏み込んでおり、票を食い合う可能性も高いからだ。
その維新は世論調査で、全体の劣勢が伝えられている。伊藤さんの陣営幹部は「それは全国的な傾向だ。選挙区にはそれぞれの事情がある」とし、自民元衆院議員の父、伊藤公介氏の地盤を引き継いだ地縁の強みを生かしたい考えだ。
団地や商店街を小まめに回って訴えているのは共産の新人松村亮佑さん。二人の子を持つ親として「子どもを戦場に送る国にはしない」と声をからす。大企業が抱え込む多額の内部留保の一部を社会に還元するなどアベノミクスへの対案も示し、支持層の拡大に躍起だ。 (栗原淳)
◇23区(4)町田・多摩市
小倉将信 33 (元)日銀職員 自前<1>
櫛渕万里 47 (元)経産委理事 民元<1>
松村亮佑 34 党地区副委員長 共新
伊藤俊輔 35 会社経営 維新
(届け出順)
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注目区ルポ
◆2区(中央・文京・台東区)「一年生」にベテラン挑む
いずれも当選一回の自民前職と、前回みんなの党から出馬して比例復活した維新前職の二人の「一年生」に、ベテランの民主元職が返り咲きを目指して戦いを挑んでいる。2区では民主と維新との統一候補の調整はつかなかった。
「日本が戦後、順調に成長してきたのは戦争がなかったから」。民主元職中山義活さんは五日朝、台東区の入谷駅前でマイクを握り、集団的自衛権の行使を認めた安倍政権への危機感をあらわにした。
台東区議、都議を経て衆院議員を四期務め、知名度は高い。演説の途中、孫が所属する少年野球のチームメートの父親から「頑張って」と声をかけられた。中小企業対策にも力を注ぐ。前回の敗戦から二年間、地元経営者の声を聞いて歩き、経営改善のアドバイスもしてきた。「中小企業が潤わなければ日本の景気は絶対回復しない」
中山さんとは親子ほど年が離れた自民前職の辻清人さんは二日夕、中央区の事務所前で「(安倍首相の経済政策)アベノミクスは道半ば。若手議員が中心となって安心して暮らせる日本をつくる」と声を張り上げた。傍らには神奈川11区の自民前職小泉進次郎さん(33)の姿があった。小泉さんとは米国で大学院とシンクタンク職員時代を共に過ごした仲だ。翌日は谷垣禎一幹事長も応援に駆けつけ、てこ入れを図った。
辻さんは衆院議員を九期務めた元通産相の深谷隆司さん(79)の地盤を受け継いだ。五日午後は、深谷さんに連れられ支援者をあいさつ回り。その間、地元選出の都議、区議が選挙カーに乗り支援を呼び掛けた。
今年九月、みんなの党から維新に替わった前職大熊利昭さんは、維新の改革路線PRに余念がない。五日午後も文京区の後楽園近くの商店街で「アベノミクスの金融緩和では景気は良くならない。構造改革で生産性を上げれば良くなる」と買い物客らに訴えた。
商店街や駅頭を分刻みのスケジュールで動く共産新人石沢憲之さんの宣伝ビラは「青年雇用・ブラック企業対策室長」の肩書を大きく表記。ブラック企業で働く人々の実態調査をした経験を交え「人間らしく働けるルール作りを」と呼び掛ける。 (小形佳奈)
◇2区(5)中央・文京・台東区
辻清人35 党青年局次長 自前<1>
石沢憲之27 党地区常任委員 共新
大熊利昭51 (元)内閣委員 維<前><1>
中山義活69 (元)首相補佐官 民元<4>
犬丸勝子59 介護事業所経営 諸新
(届け出順)
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◆19区(小平・国分寺・国立・西東京市)無党派層獲得がカギ
五度目の対決となる自民前職と民主元職。それに前回比例復活した次世代前職が迫り、共産新人が追いかける。ベッドタウンで無党派層の獲得がカギ、と各候補は訴えに力を入れる。
「御嶽山(おんたけさん)噴火災害では現地対策本部の責任者を務めさせていただきました」。自民の松本洋平さんは、街頭演説で内閣府政務官としての活動をアピール。元銀行マンでもあり有効求人倍率が好転していることなどアベノミクスの成功を強調して支持を求める。四日夜には安倍首相が選挙サンデーの七日夕に応援演説に来ることが決定。陣営幹部は「安倍さんが力を入れる候補と自民支持層以外にも印象付けられる」と声を弾ませた。
前回、松本さんに敗れ次点だった民主の末松義規(よしのり)さんは、五日のJR中央線国立駅前の演説で「安倍政権は株価を上げようと皆さんの年金積立基金の株式投資の拡大措置をとった。株価が下れば年金危機になる」と政権批判に声を張り上げた。続けて「中央線も自殺が原因でよくとまる」と指摘し、自殺防止策に力を入れたいと強調した。末松さんは「富裕層ではなく生活者の視点で政策を進めるのが民主の存在意義だ」と述べた。
次世代の山田宏さんは前回、維新から出て六万四千票あまりを集めて小選挙区では三位ながら比例で復活した。今回は次世代幹事長の立場で挑む。「杉並区長時代に区の借金を大幅に減らした」と実績をアピールする一方「小笠原諸島でサンゴを密漁する中国船対策に毅然(きぜん)とした対応ができなかった」と政権の対応を批判。陣営は「保守層に加え、メディアなどで候補の考えを知り共鳴してくれる無党派層を取り込みたい」。
「消費税10%増税はやめさせる。原発はなくす」と訴えているのは共産新人の小泉民未嗣(たみじ)さん。五日、西東京市の田無駅前の演説で「自民党と正面対決するのは共産党」と主張した。取材に「自民党や安倍政権をよしとしない無党派層をどれだけ取り込めるかが重要」と力を込めた。 (竹島勇)
◇19区(4)小平・国分寺・国立・西東京市
小泉民未嗣36 党地区委員長 共新
山田宏56 党幹事長 次<前><2>
末松義規58 (元)復興副大臣 民元<5>
松本洋平41 内閣府政務官 自前<2>
(届け出順)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddlk38010372000c.html
2014衆院選:誰に投票すれば…? 4区・伊予市、度々の区割り変更に戸惑い 突然の解散、余波ここにも /愛媛
毎日新聞 2014年12月07日 地方版
今回の衆院選から、伊予市と内子町小田地区が、愛媛2区から4区に編入された。1票の格差是正のための区割り変更だが、なじみのない候補者に投票しなければならない有権者からは「いったい誰に入れればいいのか」と戸惑いの声が漏れる。突然の解散で住民への周知も後手に回ったことから、投票率への悪影響も懸念されている。【黒川優】
市全域(有権者約3万2000人)が丸ごと異なる選挙区に移った伊予市。「政策や考え方が分からない人を応援したいと思えない。選挙に行く意欲がうせている」。市中心部でうどん店を営む八尋(やひろ)宏さん(69)は店を切り盛りしつつ、怒りをぶちまけた。
同市は1986年にも旧愛媛1区から旧3区に。94年には2区にと、選挙区変更が繰り返されてきた。「ばかにするなという感じ。伊予市民は数合わせ要員としか思われていないのでは」と収まらない。
市選管には「何区で投票すればいいのか」との問い合わせも相次ぐ。各地区に回覧板を回して周知に努めてきたが、浸透は途上だ。中田末明事務局長(58)は「先月までは知事選の作業に追われていた。急な解散で周知に十分手が回っていない」と疲れをにじませた。
◇
2005年に合併した内子町(有権者約1万5000人)は、内子地区と五十崎地区が4区、小田地区が2区と、一つの町内に二つの選挙区があったが、今回、4区に一本化された。正岡和猶(かずなお)・同町小田支所長(53)は「大きな混乱はない。町内で選挙区が異なるいびつな形がすっきりした」と歓迎した。
地区内の自営業の男性(57)も「いずれ4区に編入されるとは思っていたので、町の集会などで4区に住む人から候補者についての話を聞いていた」と比較的冷静に受け止める。
ただ同町の宮野照三総務課長(59)は「付き合いのある候補を選ぶわけではないので誰を選べば良いか分からないかもしれない。投票率は下がるかもしれない」と顔を曇らせた。
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チバQが何をしたいのかわからない
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後々に振り返る時に役に立つので続けてくれ
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記事をまとめてくださって本当にありがおうございます。 大変勉強になります。
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前回の選挙どうだったかなと言う時
46回のスレ見直すからなあ
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人生の浪費にしか見えないんだけど
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衆院選中盤情勢:与党、3分の2超の勢い…本社総合調査
毎日新聞 2014年12月07日 23時18分
http://mainichi.jp/select/news/20141208k0000m010094000c.html
毎日新聞は第47回衆院選(定数475=小選挙区295、比例代表180)が14日に投開票されるのを前に、5〜7日に特別世論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。
自民党は小選挙区、比例代表で計300議席を上回る勢いで、公明党と合わせて衆院の3分の2(317議席)を超えるだけでなく、自民単独での3分の2超えも視野に入る。
◇自民堅調続く/第三極振るわず、民主伸び悩み
民主党は公示前の62議席を上回るが、小選挙区、比例ともに前回の2012年から小幅の伸びにとどまる見込み。維新の党は計30議席に届かない見通しだ。
調査では、小選挙区で4割強、比例代表で約2割の人が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。
自民党は青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、宮崎の各県ですべての小選挙区を制する勢い。
小選挙区の合計で、前回12年の237議席に迫る勢いだ。さらに比例代表では05年衆院選に匹敵する70議席台を確保し、前回得た57議席から大きく上積みする見通しだ。11ブロック全てで民主党の2倍近い議席を得る情勢だ。
連立を組む公明党も、候補者を擁立した9小選挙区がいずれも優勢で、比例代表と合わせて30議席半ばをうかがう。提出法案が参院で否決された場合に衆院で再可決できる「衆院の3分の2」を上回る議席を、自公両党で再び獲得するのは確実な情勢だ。
民主党は小選挙区で前回(27議席)を超える30議席台を確保しそうだ。ただ、他党との調整で自党の候補がいない小選挙区が増えた影響もある。前回選で、比例復活に回った海江田万里代表、菅直人元首相ら幹部が再び苦戦している。
比例代表も前回(30議席)を上回る40議席をうかがうものの、与党の勢いに押されて大きな党勢回復にはつながっていない。
維新の党は小選挙区で4?5議席にとどまる見通しで、地盤の近畿を含めて劣勢を強いられている選挙区が多い。
比例代表は20議席前後の見込み。
次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首らの2議席にとどまり、比例代表は議席獲得のめどが立っていない。「第三極」政党は全般に振るわず、与党への批判票などの受け皿になる存在感を十分には発揮できていない。
共産党は四国以外の比例代表10ブロックで議席確保が見込まれるほか、沖縄で1議席を競り合うなど、公示前の8議席から一気に20議席まで躍進する可能性がある。
生活の党は沖縄の小選挙区で1議席を確保する見通しだが、小沢一郎代表が苦戦。比例代表も伸びず、公示前勢力(5議席)の維持は困難だ。
社民党は沖縄で1議席のほかには、比例代表がゼロの可能性もある。公示前の2議席維持は微妙な情勢だ。【松尾良】
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>>2072
社民は九州の牙城も崩れてしまうのか?
そして、デニー・階・黄川田が余裕勝ちしそうなのに小沢は小選挙区を落としてしまいそうなのか。
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>>2072>>2073
小澤一郎氏が小選挙区で苦戦しているのは、
離婚が影響しているかも。
地元は、奥さんが守っていたらしいから。
大阪府では、前回維新に投票した有権者が、
自民党や棄権に流れるってことなんだろうね。
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2367477.html
衆院選中盤情勢調査、自民単独で3分の2視野に
14日に投票日を迎える衆院議員選挙について、JNNでは、毎日新聞との共同調査などに基づいて中盤情勢を分析しました。
その結果、自民党が現有議席を大きく超えて単独で3分の2にあたる317議席まで視野に入れる勢いを示していることがわかりました。
JNNでは、今月5日から7日に行った毎日新聞との共同調査に独自の調査や取材情報を加えて中盤情勢を分析しました。
まず、自民党は、小選挙区で北陸や四国など11の県で議席独占が有力になるなど、ほぼ全国的に優勢を保っています。
また、前回の57議席を大きく超える70議席以上が有力で、過去最高の77議席を超える可能性もある比例代表も合わせると、
自民党単独で300議席を超え、議席全体の3分の2となる317議席まで視野に入る勢いとなっています。
同じ与党の公明党も小選挙区で立候補した9人全員が当選する可能性が高く、比例代表でも前回を上回る議席獲得が有力になっています。
一方の野党側ですが、民主党が野党間の候補者調整の効果もあって、
小選挙区、比例代表ともに前回の選挙を上回る勢いですが、海江田代表が選挙区で苦戦するなど、全体に伸びを欠いており、100議席を超えるのは難しい情勢です。
維新の党は、橋下共同代表のおひざ元、大阪でもこれまでほどの勢いは示せておらず、前回、獲得した議席を半減させる可能性が強まっています。
次世代の党は中国地方と九州でそれぞれ1議席が、生活の党も東北と九州で合わせて2議席が有力になっていますが、比例代表では、ともに議席獲得のめどが立っていません。
一方、共産党は小選挙区で1議席を獲得する可能性が出てきているほか、比例代表では全国的に自民党を批判する票の受け皿となっていて、前回の獲得議席を倍増させる勢いを示しています。
社民党は九州で小選挙区の1議席がほぼ確実になっていて、比例代表でも1議席獲得をうかがっており、新党改革は小選挙区、比例代表ともに議席獲得が難しい情勢です。
ただ、今回の調査では46%の人が「まだ投票先を決めていない」と回答していて、投票率の低下が心配されるほか、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。
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いよいよ憲法改正っすかねぇ。。
参院選でどの程度圧勝すると自公更には次世代や維新併せて2/3いきますかね?
民維連合どころか改憲連合の方が可能性高そうだ。。
改憲とかなると民主党が見苦しく右往左往しそうだ(;´Д`)
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http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080024-n1.html
自民単独で3分の2うかがう 終盤情勢 過去最高議席上回る勢い。民主は低迷、共産躍進
産経新聞社は8日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話世論調査(4〜7日)に全国総支局の取材を加味し、14日投開票の衆院選終盤情勢をまとめた。
自民党は、平成21年に民主党が単独政党として獲得した現行憲法下での最高議席(308議席)を上回り、衆院の3分2に当たる317議席をうかがう勢い。
民主党は目標の100議席は難しい情勢だ。共産党は前回(8議席)の倍増をうかがう勢いだが、その他の野党は軒並み苦戦を強いられている。
産経新聞など報道各社は序盤情勢で「自民300議席超」と報じたが、自民党は勢いを維持している。
選挙区(295議席)のうち200議席前後を固め、優勢の選挙区を含めると約220議席となる見通しだ。激戦区でも半数以上でやや優位となっている。
青森、群馬、山口など21県で選挙区全勝の可能性がある。大都市圏では東京、神奈川などで地滑り的勝利を狙える勢いで、前回衆院選で旧日本維新の会が躍進した大阪でも健闘している。
比例代表(180議席)では、前回(57議席)を大幅に上回る80議席が射程に入った。
公明党も、公示前の31議席以上を確保する公算が大きい。参院で法案が否決されても衆院で再議決して可決するために必要な議席の3分の2を自公両党で上回るのは確実で、焦点は自民単独で3分の2を握るかどうかに絞られている。
民主党は、前回獲得の57議席から10議席以上の増加が見込まれるが、目標の100議席は極めて難しく、80議席にも届かない可能性がある。
維新の党も25議席前後にとどまり、公示前勢力の42議席から激減する見通しだ。次世代の党、生活の党、社民党は比例での議席獲得に苦戦しており、選挙区でも一桁台に低迷するのが確実だ。
ただ、接戦区が約40選挙区あり、選挙区によっては態度未定の有権者が約4割を超えているため、情勢が変化する可能性がある。
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■世論調査の方法
サンプル数は4万936。平成26年9月末の選挙人名簿を基に、選挙区ごとに満20歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。
電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で算出した回答数が得られるまで電話調査を行った。
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これ,結構騒がれるかもしれん。。。
公明党への協力要請=衆院選でグループ2社に―JTB【14衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000084-jij-bus_all
JTBは8日、14日投開票の衆院選で公明党に協力するようグループ2社に文書で要請したことを明らかにした。同社の監督官庁は国土交通省で、太田昭宏国交相は同党公認で東京12区から立候補している。
JTBによると、文書は取締役旅行事業本部長名で11月27日付。首都圏在住の社員に公明党の政治活動を支援する署名集めを、東京12区に住む社員には太田氏の支援者名簿作成に向けた署名集めを要請した。大口顧客で、公明党の支持母体である創価学会から協力を求められたという。
JTBは「任意の協力を要請しているもので、コンプライアンス(法令順守)上の問題はない」(広報室)と説明している。
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ついに,大将が出てきましたよっと。
共産の不破氏が街頭演説へ=9年ぶり、京都・沖縄で【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120800775
共産党の不破哲三前議長(84)が14日投開票の衆院選で街頭演説に立つことが8日分かった。党広報部によると、2005年以来9年ぶり。10日に京都1区、11日に沖縄1区にそれぞれ入り、党公認候補への支持を訴える。
今回の選挙では、共産党が小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、18年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性が出ている。同党はこうした情勢を「重要なチャンス」(党関係者)と分析。不破氏本人の強い意志もあり、演説が決まった。(2014/12/08-19:04)
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>>2071
うすうす気づいてるのでイジメないでください
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こんなこと言ってるようじゃもうダメでしょ
http://www.asahi.com/articles/ASGD861JNGD8ULFA02M.html?ref=rss
「ブレーキかける力を与えて」民主・枝野幹事長
2014年12月8日18時51分
■枝野幸男・民主党幹事長
自民党になって経済が明るくなったと(安倍首相は)おっしゃっているが、民主党政権の方が自民党政権の倍以上、成長させている。この結果をしっかりみていただきたい。株価のような目立つ数字にだまされないで、あなた自身のくらしを見つめていただきたい。はたしてこの2年間、良くなったのか。良くなる兆しが見えているのか。そうしたことをしっかりと見つめていただければ、幻想や夢からさめることができるはずだ。株を上げる大きな輸出企業を潤わせ、その陰であなたの収入は増えない。輸入物価は上がる。(安倍政権の)2年間の歩みをさらに4年間続けていったらどうなるかと考えた時、しっかりとこれにブレーキや歯止めをかける、そうした力を与えていただきたい。(新潟市の街頭演説で)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529004-n1.htm
衝撃の「小沢氏落選」予測 毎日新聞報じる
2014.12.08
生活の党・小沢一郎代表【拡大】
毎日新聞は8日付朝刊で、世論調査結果と取材に基づいた衆院選の政党別推定当選者数を掲載した。衝撃的だったのは、小沢一郎代表(岩手4区)率いる生活の党について「沖縄の小選挙区で1議席を確保する」ものの、比例代表の獲得議席数は「0」との見通しを示したことだ。つまり、小沢氏が選挙区で落選し、比例復活も困難と予測したわけだ。
毎日は、岩手4区の情勢について、自民党の藤原崇氏が「一歩リード」しているとし、小沢氏は「後援会の高齢化、党の縮小が影響し、勢いに陰り」と分析した。
小沢氏が「選挙区敗北の危機」という見方は根強い。ただ、比例復活すら困難とする予測は、永田町や地元で波紋を広げそうだ。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529005-n1.htm
【激突!!師走決戦】小沢氏、異例の「ドブ板」 対抗馬の猛追に焦り? “王国”岩手4区ルポ (1/2ページ)
2014.12.08
《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、生=生活の党【拡大】
生活の党の小沢一郎代表は6、7両日、自身が立候補している衆院岩手4区で約30年ぶりの本格遊説に臨んだ。小沢氏は選挙活動を秘書らに任せてきたが、対抗馬である自民党の藤原崇氏の猛追に危機感を感じ、異例の“ドブ板”に打って出た格好だ。大きく揺らぐ「小沢王国」を歩いた。
「大変厳しい選挙でございますので、どうか皆さんのお力で、何とか勝ち抜くことができるよう、もうひと働きさせて頂けるよう、心からお願い申し上げます」
7日朝、岩手県奥州市のJR水沢駅近くの選挙事務所前。前夜から未明にかけて降り続いた雪が残る道端で、ビール箱の上に立った小沢氏が切々と訴えかけた。
小沢氏は6、7両日、選挙区内の30カ所でマイクを握った。2012年衆院選の終盤にも4区入りして街頭演説に臨んだが、選挙戦中盤に、しかも丸2日間かけてみっちり地元を回るという今回の遊説日程には、並々ならない危機感がにじむ。
雪が舞い、気温が氷点下になる時間帯もあったが、コートや手袋は身につけない。どの場所でも、10分前後の演説を終えた後は、一人一人と握手を交わしていった。
「米価も下がってますよね? これは安倍晋三政権の象徴です。党首が集まった(討論会の)中でもね、農業のことを言ったのは私一人だ」
農山村での演説では、農業政策への自身の姿勢をアピールすることを忘れなかった。
2日間の遊説には民主党岩手県連の高橋元(はじめ)幹事長が同行し、野党共闘も演出した。小沢氏は「これを大きな契機とし、全国的に、全政党的に、1つの連合体を作っていきたい」といい、衆院選後の野党再編への意欲を示した。
一方、水沢駅近くでの小沢氏の演説直後、2駅離れたJR前沢駅付近では自民党の藤原氏の演説会が開かれていた。
「藤原さんは31歳ですよ。あと20年、30年、いやあと40年、皆さんとともに歩めるんです!」
応援に駆けつけた大島理森前副総裁は、今年72歳を迎えた小沢氏を念頭に、藤原氏の「若さ」を聴衆に訴えた。応援演説に立った県議も「藤原氏は選挙のときだけ帰ってくる方とは違う」と声を張り上げた。
ただ、人の集まりはお世辞にもいいとは言えない。ざっと見たところ40人程度だ。小沢氏の場合は、市街地で百数十人、山間部でも70〜90人を集めていた。「父親の代から応援しているよ」「久しぶりだなぁ」と笑顔で小沢氏の肩をたたく高齢者らの姿は、「王国」の底力を感じさせる。
しかし、地盤沈下は確実に進んでいるという。奥州市幹部が解説する。
「かつては小沢氏寄りだった県議の一部が、藤原氏支援に回っている。地元経済界にも藤原氏を推す動きがある。今回の地元遊説は、小沢氏の焦りの表れだろう」
藤原氏は12年衆院選で小沢氏に敗れたものの、約3万票差まで詰め寄り比例復活で初当選した。小沢氏の得票は7万8057票で、09年の13万3978票から4割以上減った。永田町では「比例復活を許した時点で、『選挙の小沢』の虚像は崩れた」(民主党中堅)との見方がもっぱらだ。
藤原陣営関係者は「今回は接戦に持ち込める。何が何でも(藤原氏を)比例復活でなく選挙区で勝たせる。岩手を変えるための象徴区が4区だ」と鼻息は荒い。9日の安倍首相の4区入りを起爆剤に、一気に攻勢をかける構えだ。
「剛腕」の異名をかけた崖っぷちの戦いが天王山を迎える。 (松本学)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141207/plt1412070830001-n1.htm
大阪11区は“三つどもえ” かつての小泉チルドレンは強敵と激突 (1/2ページ)
2014.12.08
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る
《表の見方》△は「優勢」、▼は「苦戦」。(夕刊フジ分析)。※自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党【拡大】
かつて「小泉チルドレン」として話題を集めた自民党の佐藤ゆかり氏が参院議員を辞職して、衆院大阪11区から出馬した。生まれも育ちも東京という佐藤氏だが、地元に根付いた民主党の元官房長官や、維新の党の前職といった強敵と激突する。全国屈指の激戦区として注目されている。
「私を、ここの人間にならせてください。保守の政治を取り戻す、その熱意とともに最後まで寄り添い、この地で一生を全うしたいと思います」
佐藤氏はこう訴え続けている。週刊誌は「選挙流浪人」などと揶揄しているが、自民党関係者は「時代の波に揺さぶられた」と同情的だ。
確かに、佐藤氏は2005年の郵政選挙で、野田聖子前総務会長の刺客として岐阜1区から出馬した。激戦の末、敗れたが比例復活し、懸命に議員活動を続けていた。ところが、野田氏が自民党に復活すると支部長を奪われ、09年衆院選はやむを得ず、東京5区から出馬して落選した。
「あそこで我慢して浪人していれば、12年衆院選で勝利できたが、10年参院選に比例代表で出馬して当選した。その後も衆院議員へのこだわりを持ち続け、祖父とゆかりのある山形3区での出馬を模索したこともあった」(自民党関係者)
大阪11区は、自民党支部長が不在の空白区だった。急に決まった師走選挙に、自民党大阪府連は「知名度抜群の佐藤氏なら、短期決戦でも勝機あり」とみて、候補者として推したとされる。
だが、この選挙区には、前回衆院選で落選した旧松下電器労組出身の平野博文元官房長官や、歌手でタレントのやしきたかじん氏のヘルニアを治療したことでも知られるエリート医師で、維新の前職、伊東信久氏といった強敵がいる。
地元に根付いた2人に対し、佐藤氏がどこまで戦えるかは未知数だが、平野、伊東両陣営は危機感を持っている。
「ここには一定の自民党票と公明・学会票がある。ちょっとした追い風が吹けば、平野氏と伊東氏の票が割れる。以前、自民党候補が10万票近くを獲ったこともある」(維新関係者)
最後に笑うのは…。 (ジャーナリスト・田村建雄)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800442
6選挙区で接戦=北海道【衆院選情勢】
1区は民主横路と自民船橋が横一線の戦い。2区はリードする自民吉川を、民主道連推薦の無所属池田が追い上げ、維新松木も続く。3区は民主荒井と自民高木が互角の争い。維新小和田は出遅れている。4区は自民中村と返り咲きを狙う民主鉢呂が接戦。5区は自民町村が有利に戦いを進め、民主勝部は追い上げに懸命。6区は自民今津と民主佐々木が一歩も譲らぬ展開となっている。
7区は、自民伊東と民主から出馬する鈴木が競り合い、8区も民主逢坂と自民前田の接戦となっている。9区は自民堀井が優位に立ち、民主山岡は労組など民主支持層固めに全力を挙げる。10区は公明稲津が優勢に戦いを進め、民主神谷が追う。11区は自民中川が一郎、昭一が築いた中川家の地盤を固めて先行し、民主三津は支持層以外で伸び悩む。12区は自民武部がリード。民主水上は大地との選挙協力が課題。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800443
全選挙区で自民優位=青森【衆院選情勢】
全4区で自民が優位に立つ。1区は自民津島を維新升田が追う展開。共産を除く野党は升田に一本化し、非自民票の受け皿を狙う。2区は自民江渡が組織力を生かしリード。維新中野渡は民主の選挙協力を得られず苦戦している。3区はベテラン自民大島を、維新と社民の支援を受ける民主田名部が追う。4区は自民木村が組織力を生かし、民主山内の追撃を阻んでいる。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800444
1、3、4区で野党優勢=岩手【衆院選情勢】
1区は民主階が好調。民主、生活の支持層に加え、無党派層にも支持拡大を図る。自民高橋は自民支持層の動向が鍵。2区は強固な地盤を持つ自民鈴木を、民主県連の推薦を得た生活畑が追う展開。3区は民主黄川田が一歩リード。生活県連からも「自主支援」を受ける。自民橋本も懸命に追う。4区は生活代表の小沢が優位に立つが、自民藤原も清新さをアピールし猛追、番狂わせを狙う。(2014/12/08-14:43)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800447
安住が安定=宮城【衆院選情勢】
1区は自民土井と民主郡が競っている。組織力で勝る土井に対し、郡は無党派層への支持拡大を狙う。5人が争う2区は、県議時代から根を張った自民秋葉が優勢。民主との候補者調整で1区から国替えした維新林は出遅れ、地盤のない次世代増元も苦戦している。
3区は自民西村が保守層や公明票を固め、民主橋本をリード。4区は自民伊藤が組織力を生かし先行している。民主井戸は知名度不足がネック。5区は民主安住が長年培った支持基盤をバックに安定した戦い。自民勝沼は巻き返しに全力を挙げる。6区は自民小野寺を民主鎌田が追う。(2014/12/08-14:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800448
1、3区は接戦=秋田【衆院選情勢】
1区は自民冨樫と民主寺田が激しく競り合っている。組織力を生かす冨樫に対し、寺田も精力的に小集会などをこなし猛追している。2区は強固な地盤を持つ自民金田が優位。民主緑川は無党派層への浸透を狙うが出遅れが響いている。3区は維新村岡と自民御法川が横一線の激戦。村岡は候補擁立を見送った民主票の取り込みに力を注ぎ、御法川は支持層固めに全力を挙げる。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800449
保守分裂3区は接戦=山形【衆院選情勢】
1区は自民遠藤が先行し、民主原田は知名度不足の挽回に懸命。2区は民主近藤と自民鈴木が競り合っている。中小企業や労組の支援を受ける近藤に対し、鈴木は農村票などの掘り起こしに全力を挙げる。保守分裂となった3区は無所属阿部と自民加藤が接戦。阿部は市長を務めた酒田市を中心に支持を広げる。父紘一の地盤を継いだ加藤は党公認を背に組織戦を展開。民主吉田は伸び悩む。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800450
玄葉が盤石=福島【衆院選情勢】
1区は接戦で自民亀岡を民主金子が追う。組織力で勝る亀岡に対し、金子は労組票を持つ社民と政策協定を結び巻き返しを狙う。2区は第2次安倍内閣で復興相を務めた自民根本が保守層を固めて優勢。知名度で劣る民主岡部は追い上げを図る。
3区は強固な地盤を誇る民主玄葉が盤石。自民上杉は新党改革と連携し、挽回を目指す。4区は自民菅家が先行し、維新小熊が追う展開。小熊は引退後も地元で影響力を持つ渡部恒三の支援を取り付けた。自民の候補者選定が難航した5区では、公認を得た自民吉野がややリードし、民主吉田が猛追する。(2014/12/08-14:44)
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>>2080
俺が貼り付けサボってるばっかりにチバQさんにとばっちりが行ってしまってすみません(汗)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800451
5選挙区で自民優位=茨城【衆院選情勢】
1区は自民田所が元県議の知名度を生かし先行。民主福島は連合や医師連盟の組織固めを進めつつ、大票田の水戸市で小まめに有権者を回り食らい付く。2区は11選を狙う自民額賀が圧倒。3区は自民葉梨がリード。出遅れた維新石井は都市部で浮動票の取り込みを急ぐ。
4区は自民梶山が父静六の代からの地盤を生かし、民主高野を引き離している。5区は民主大畠が、出身母体の日立製作所労組OBの支援でやや優勢。自民石川は、4区から新しく5区に加わった東海村で梶山の後援会に協力を受けるなど、浸透に躍起だ。
6区は自民丹羽が安定した戦い。知名度で劣る民主青山は世代交代を訴えて追い掛ける。7区は無所属中村が自民永岡との競り合いでやや優位に立つ。(2014/12/08-14:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800452
3区で簗、渡辺接戦=栃木【衆院選情勢】
1区は自民船田がリード。みんなから民主入りした柏倉は苦戦している。2区は、自民西川に民主福田が迫る。3区は自民簗とみんな解党で無所属となった渡辺の接戦。支持を広げる簗に対し、渡辺も父から継いだ後援会組織をフル回転させ、引き締めに懸命。4区は自民佐藤が7選を視野に安定した戦い。みんなから民主に移った藤岡は民主支持層への浸透が課題。5区は自民茂木が盤石。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800453
井野、石関が接戦=群馬【衆院選情勢】
1区は自民県連の公認拒否でもたついた佐田が態勢を立て直し、民主宮崎らを引き離した。2区は組織固めを進める自民井野を、維新石関が浮動票を取り込んで猛追、接戦を演じる。3区は自民笹川が安定した戦いぶり。前回旧日本未来の党から出馬した民主長谷川は支持に広がりを欠く。
4区は自民福田が先代からの強固な支持基盤に加え、無党派層にも浸透し盤石。5区も後援会組織の不明朗収支でおわび行脚を続ける自民小渕が、経産相辞任の影響をものともせず共産、社民の2新人を圧倒している。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800454
枝野、牧原が伯仲=埼玉【衆院選情勢】
1区は民主武正、自民村井がデッドヒートを繰り広げる。2区は前総務相の自民新藤が独走。3区は自民黄川田が一歩抜け、民主細川は巻き返しを図る。4区は自民豊田、民主神風が激しく競っている。5区は民主枝野と自民牧原が伯仲。幹事長の枝野は知名度で勝るも地元に入れず、厳しい戦いを強いられている。
6区は自民中根と民主大島が互角の戦い。7区では自民神山と、生活から民主に移った小宮山が激戦を展開。8区は自民柴山が安定感を増し、9区も自民大塚が堅調。10区は自民山口が支持層を手堅くまとめ、維新坂本は伸び悩んでいる。
11区は無所属小泉が頭一つ抜けた。12区は自民野中と次世代森田が競り、民主本多が追う。13区は自民土屋が安定。みんなから民主入りした山内は浸透しきれず苦しい。14区は自民三ツ林と維新鈴木が、15区では自民田中と民主高山が、それぞれ接戦を演じている。(2014/12/08-14:48)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800455
民主、優勢は野田のみ=千葉【衆院選情勢】
全13区中、9選挙区で自民が優位な戦いを進めており、民主リードは1選挙区のみ。残りの3選挙区は自民、民主の候補が接戦を繰り広げている。
前職3人がひしめく1区は、民主田嶋と前回比例復活の自民門山が互角の戦いで、次世代田沼は苦戦。2区は自民小林が優勢で、維新藤巻は出馬の出遅れを挽回できていない。3区は自民松野が支持を広げ、生活岡島、民主青山を引き離している。
4区は民主の前首相野田が抜群の知名度で、自民木村に差をつけた。5区は自民薗浦が返り咲きを目指す民主村越をリード。6区は自民渡辺が先行し、民主生方、次世代遠藤が追走する。7区の自民斎藤は維新石塚を、8区の自民桜田は維新太田をそれぞれ引き離した。9区は自民秋本、民主奥野が横一線で並び、次世代西田は伸び悩んでいる。
自民の10区林、11区森、12区浜田は支持基盤を固め盤石。13区は自民白須賀と、前回比例復活の民主若井が競り合っている。(2014/12/08-14:48)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800458
浅尾、江田が猛追受ける=神奈川【衆院選情勢】
自民が全18選挙区のうち12で議席をほぼ固めた。9、12、16区では自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げる。
自民の1区松本、2区菅、3区小此木は手堅く組織をまとめて安定。4区はやや先行する無所属浅尾を自民山本が猛追する。5区の自民坂井、6区の公明上田、7区の自民鈴木は一歩抜け出た。8区の維新江田はやや優勢だが、自民福田の激しい追い上げを受けている。
9区は前回民主で唯一議席を守った笠と自民中山が競り合い、維新椎名が追う展開。10区は自民田中が先行し、再起を期す民主城島が巻き返しに懸命だ。11区の自民小泉は盤石。12区は自民星野と民主阿部が激戦。13区は自民甘利が安定し、14区も自民赤間が優勢。15区の自民河野は独走している。16区は自民義家と民主後藤が横一線。17区は自民牧島が優位。18区は自民山際が先行し、次世代中田、生活樋高は伸び悩んでいる。(2014/12/08-14:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800459
2区、保守分裂の激戦=山梨【衆院選情勢】
1区は、維新小沢が公示直前に比例近畿へ転出。事実上の一騎打ちとなる中、自民宮川が有利な戦い。旧みんなから民主に移った中島は、旧3区が地盤のため大票田の甲府市への浸透が課題。輿石東参院副議長の支援を受け組織固めを急ぐ。2区は、無所属長崎と自民堀内がデッドヒート。自民の二階俊博総務会長が長崎の応援に入るなど、保守層は完全に分裂。両陣営は、今回擁立を見送った民主票の行方が勝敗を左右するとみて、浮動票取り込みに全力を挙げる。(2014/12/08-14:49)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800460
海江田、菅が苦戦=東京【衆院選情勢】
前回、25選挙区中22勝した自民・公明が21選挙区でリードする展開。民主が接戦に持ち込んでいるのは3選挙区にとどまっている。
1区は再選を目指す自民山田が有利に戦いを進め、遊説で選挙区を空けざるを得ない民主代表の海江田は苦しい戦い。2区は自民辻が頭一つ抜け出し、民主中山が激しく追う。3区は自民石原がやや先行し、猛追する民主松原は無党派層への浸透を図る。4区は自民平が優位に立つ。5、6区も自民が安定した戦い。
7区は民主長妻と自民松本が接戦。8、9、10、11区も自民が堅実な戦い。12区は公明太田が生活青木、次世代田母神を引き離す。13区は自民鴨下が優勢で、14区は「うちわ問題」で法相を辞任した自民松島がリードし、民主木村が追う展開。
15区は自民秋元と維新柿沢が競り合っている。16区は元都議の自民大西が地盤を武器に支持を固め、優位に。17区は自民平沢が独走し、維新高橋は厳しい戦い。18区はリードする自民土屋に対し、元首相の民主菅が無党派層に支持を訴え猛追する。19、20区はいずれも自民が堅調。19区の次世代山田は苦戦している。21区は民主長島と自民小田原が激戦。22、23、24区は自民が有利に戦いを進め、いずれも民主元職を引き離している。25区は自民井上が盤石。(2014/12/08-14:49)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800462
1〜4区で自・民激戦=新潟【衆院選情勢】
1区は自民石崎と民主西村が競り合う。県議や市議が総力を挙げる石崎陣営に対し、民主は党幹部を続々と投入し支持を訴える。2区は自民細田と民主鷲尾が横一線の争い。細田は軸足を置く柏崎市の企業を中心に組織票を固め、鷲尾は街頭演説や小規模集会を重ねて浸透を図る。
3区は自民斎藤と民主黒岩が激戦を展開。斎藤は農業票を味方につける一方、黒岩は連合などの支持層固めに懸命。4区は自民金子と民主菊田が大接戦で、それぞれが無党派層への浸透を競い合う。5区は自民長島がリード。野党共闘で臨む生活森が追う。6区は自民高鳥が民主梅谷に先行している。(2014/12/08-14:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800463
自民全勝の勢い=富山【衆院選情勢】
1区は、自民田畑が優位に立ち、企業・団体票固めに余念がない。追う維新吉田は自民批判票の取り込みに懸命。2区は自民宮腰がリードし、社民東は伸び悩んでいる。3区は自民橘が堅実な戦いぶりで無党派層にも浸透を図る。共産坂本は政権批判で支持を訴える。(2014/12/08-14:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800464
自民、全県でリード=石川【衆院選情勢】
1区は自民馳がリードし、民主田中が懸命に追う。馳は街頭を中心に支持を訴える。2度目の国替えとなった田中は非自民票の取り込みに懸命。2区は自民佐々木が安定感を増している。3区は自民北村が優位に立ち、民主近藤が必死の追い上げを図る。北村は組織固めに余念がなく、近藤は無党派層の多い地域を重点的に回る。(2014/12/08-14:50)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800465
自民、優位な戦い=福井【衆院選情勢】
1区は自民稲田がリード。稲田は定数減で新たに選挙区となった地域でも支持拡大を図る。維新鈴木は野党支持層をまとめ切れず苦しい戦い。2区は自民高木が安定した選挙戦を繰り広げている。出馬表明が遅れた民主辻は、労組票が見込める越前市を中心に支持固めを急ぐ。(2014/12/08-14:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800467
2、4、5区で自民優位=長野【衆院選情勢】
1区は先行した民主篠原を自民小松が追い上げる。篠原は対話集会を小まめに開き、山間部にも浸透。小松は組織固めに懸命だ。次世代宮沢は苦戦。2区は自民務台がリードし、民主下条が懸命に追う展開。務台は企業回りに余念がなく、下条はミニ集会を中心に活動。維新百瀬は伸び悩む。
3区は民主寺島、自民木内が激しく競り、維新井出が追う。寺島は民主参院幹事長の羽田雄一郎と共に街頭演説をこなし、木内は大票田の上田市の態勢を強化した。井出は無党派層の支持拡大を狙う。4区は自民後藤が民主矢崎に対して優位に立ち、5区では自民宮下が民主中嶋を引き離している。(2014/12/08-14:51)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800468
自民、議席独占うかがう=岐阜【衆院選情勢】
前回選挙で自民が全議席を独占したが、今回も全ての選挙区で優位に戦いを進めている。1区は自民野田が先行、民主吉田は出馬表明の遅れが響いている。2区は自民棚橋が盤石の戦い。民主は候補擁立を見送り、共産森桜が「自共対決」を訴えるが広がりを欠く。3区は自民武藤が民主園田を引き離す。4区は自民金子がリード。維新今井は支援協定を結んだ民主支持層も取り込むが厳しい。5区は自民古屋が拉致相当時の実績を訴え安定した戦い。民主阿知波は支持層を固め、無党派への訴えを強める。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800469
5、6区で民主優勢=静岡【衆院選情勢】
1区は法相の自民上川が安定した戦い。野党は民主牧野、維新小池の競合が響いている。2区は自民井林が党の支持層を固めて抜け出した。3区は自民宮沢がリード。民主小山は共産を除く野党一本化のため出馬を辞退した維新支持層をまとめ切れていない。4区は環境相の自民望月が優勢。
5区は民主細野が知名度を生かし安定。6区も民主渡辺が自民勝俣を引き離した。7区は自民城内が盤石の戦い。8区も自民塩谷が戦いを優位に進める。維新源馬、民主の一部と連合静岡が推す無所属古橋は非自民票を食い合い、苦しい戦い。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800470
赤松、神田が接戦=愛知【衆院選情勢】
1区は自民熊田が支持層を固め優勢で、民主吉田が追う。2区は民主古川が閣僚経験の実績などを訴えリード。3区は民主近藤と自民池田が競り合う。近藤は支持層に浸透、自民池田は組織固めを急ぐ。4区は自民工藤、民主刀禰が互角の戦いで、維新牧が追走。工藤は無党派への浸透を図り、刀禰は労組票などを固める。5区は民主赤松と自民神田が接戦を演じている。
6区は自民丹羽が組織票を固め盤石の戦い。国替えした民主森本は知名度向上に躍起。7区は自民鈴木と民主山尾が激戦。8区は自民伊藤を民主伴野が追う展開。9区は自民長坂が組織票をまとめ一歩抜け出した。10区は自民江崎が民主小林、無所属杉本を引き離し、安定した戦い。
11区は民主古本と自民八木が僅差で争う。12区は自民青山が抜け出した。維新重徳は出馬を取りやめた民主支持層への浸透が課題。13区は自民大見と民主大西が競り合う。14区は自民今枝が一歩リード。生活から復党した民主鈴木は組織固めで追い上げを図る。15区は自民根本が民主関を引き離している。(2014/12/08-14:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800471
2、3区で民主優勢=三重【衆院選情勢】
1区は11選を目指す自民川崎が安定。維新松田は市長時代の実績をアピールするが、候補を取り下げた民主の協力が得られず苦しい。2区は民主中川が優勢で、自民島田は組織固めに懸命だ。3区は民主岡田が盤石。自民嶋田は出馬表明の遅れが響き、支持を広げられていない。4区は前厚労相の自民田村が共産松木を大きく引き離す。5区は自民三ツ矢が安定し、民主藤田は無党派層への浸透に力を入れる。(2014/12/08-14:53)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800472
1区で自・民競る=滋賀【衆院選情勢】
1区は自民大岡と民主川端が接戦。大岡は農政連などの推薦を受け、支持拡大を図る。川端は労組票に加え、総務相などの閣僚経験をアピール。2区は自民上野が民主元職の田島をややリードした。3区は自民武村が優勢。民主小川は前知事嘉田由紀子の支援を受け、無党派層への浸透を狙う。4区は頭一つ抜け出した自民武藤を、民主徳永と維新岩永が懸命に追う展開だ。(2014/12/08-14:53)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800474
3区で民・自横一線=京都【衆院選情勢】
1区は自民伊吹が優位に立ち、共産穀田と維新田坂、無所属平は追い上げに懸命だ。2区は民主前原がリードし、自民上中が追い掛ける。前回接戦だった3区は、民主泉と自民宮崎が横一線。4区は自民田中と民主北神が競り合う。5区は自民谷垣が安定した戦い。民主小原は苦しい。6区は民主山井がやや先行し、前回比例復活の自民安藤が追う展開。(2014/12/08-14:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800475
維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】
前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。
4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。
12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。(2014/12/08-14:54)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800476
公明2候補が安定=兵庫【衆院選情勢】
1区は維新井坂と自民盛山が激しく争う。井坂は無党派層への浸透を図り、盛山は組織票固めに全力を挙げる。維新が候補擁立を見送った2、8区では、公明の赤羽と中野が安定した戦い。3区は自民関が頭一つ抜け出し、維新新原と民主横畑が追う展開。4区は自民藤井が先行し、5区も自民谷が有利な戦い。
6区はリードする自民大串を、民主辻と次世代杉田が追い掛ける。7区は自民山田が先行し、維新畠中や民主石井に差をつけた。9区の自民西村は堅調な戦いぶりで、10区も自民渡海が優位に立つ。11区は民主松本が優勢。自民頭師が追い上げを図る。12区は無所属で挑んだ山口が一歩リードし、自民県連が支援する無所属戸井田が懸命に追う。(2014/12/08-14:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800477
馬淵・小林が接戦=奈良【衆院選情勢】
1区は民主馬淵と自民小林が激しく争う。地元に張り付き街頭演説やミニ集会をこなす馬淵に対し、小林は懸命に保守票を固める。2区は知名度を生かした高市が優位に立ち、生活元職の中村が追う。3区は自民奥野がリードし、維新栗原が続く展開。4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め、民主元職の大西に差をつけた。(2014/12/08-14:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800478
1区、岸本と門が激戦=和歌山【衆院選情勢】
前回、300票差で1区を制した民主岸本が、今回も自民門と激しく競り合う。岸本は民主支持層に加え、自民支持層にも浸透を図る。門は企業・団体など組織票固めに全力を挙げる。2区は自民石田が優位に立ち、維新阪口が追う展開。3区はベテランの自民二階が安定した戦いを進める。(2014/12/08-14:55)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800479
2区、赤沢がリード=鳥取【衆院選情勢】
1区は、強固な地盤を持ち知名度も高い地方創生担当相の自民石破が10選に向け安定した戦い。共産塚田は政権批判を強め比例票上積みを狙う。民主は同区での候補擁立を断念した。2区は自民赤沢がリード。追う民主湯原は党幹部の応援を受けるなどして懸命に支持拡大を図る。(2014/12/08-14:55)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800481
細田が9選へ盤石=島根【衆院選情勢】
1区は、9選を目指す自民細田が分厚い支持基盤に支えられ盤石。民主和田は知名度不足が否めず苦戦を強いられている。2区は、兄の故竹下登元首相から強固な地盤を受け継いだ自民竹下がリード。社民山本は、連合島根から推薦を取り付けられず厳しい戦い。(2014/12/08-14:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800482
平沼、阿部が接戦=岡山【衆院選情勢】
1区は、自民逢沢が後援会や企業・団体の支持を固めて優勢。維新高井は、民主の協力が得られず厳しい戦い。2区は、自民山下が民主津村をややリード。3区は、強固な後援会組織を持つ次世代党首の平沼を自民阿部が激しく追い上げ、念願の小選挙区初勝利に向け接戦に持ち込んでいる。4区は、自民橋本が民主柚木らを引き離し、5区も自民加藤が盤石。(2014/12/08-14:56)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800483
亀井、小島が競り合う=広島【衆院選情勢】
1区は、外相の自民岸田が強固な地盤を生かし安定した戦い。維新白坂、次世代伊藤は支持に広がりを欠く。2区は、自民平口が民主松本をリード。3区は自民河井が先行し、民主橋本が追い掛ける構図。4区は自民中川が父の秀直から受け継いだ地盤を固め優勢。次世代中丸は厳しい戦い。
5区は、民主元職が出馬を断念し、自民寺田が盤石。6区は、13選を目指す無所属亀井と自民小島が競り合う。7区は自民小林が優位に立つ。民主村田は支持拡大に懸命で、次世代坂元は浮動票獲得を狙う。(2014/12/08-14:56)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800484
全勝うかがう保守王国=山口【衆院選情勢】
1区は自民副総裁の高村が強固な後援会組織を固め安定している。維新高邑は広がりを欠く。2区は自民岸が浸透を図る。返り咲きを目指す民主平岡は連合山口の支援を受け追い上げに懸命。3区は自民河村が手堅い戦いで、民主三浦を引き離す。4区は首相の自民安倍が盤石だ。(2014/12/08-14:57)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800485
自民、独占の勢い=徳島【衆院選情勢】
定数が一つ減って再編された1、2区ともに自民前職が優位に立つ。1区はともに旧3区を地盤とする自民後藤田と民主仁木の5回目の戦い。後藤田が支持層を固め無党派層にも浸透するのに対し、仁木は準備不足による出遅れが克服できていない。2区も現職閣僚の自民山口が9選に向け安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800486
平井と小川が激戦=香川【衆院選情勢】
1区は自民平井が支援組織を手堅く固め、ややリード。民主小川は支持層を固めつつ、無党派層にも浸透を図り、激しく追い上げる。2区は民主玉木が民主支持層以外の票も掘り起こして抜け出した。3区は自民大野が再選に向け安定した戦いぶり。社民高田は伸び悩む。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800487
自民、全区で優勢=愛媛【衆院選情勢】
1区は現職閣僚の自民塩崎が支持層を固めて優位に立った。民主永江は非自民票の取り込みに全力を挙げる。2区は10選を目指す自民村上が党の支持層以外にも幅広く浸透。維新横山、無所属西岡は伸び悩む。3区は自民白石徹が抜け出した。民主白石洋一は無党派層に支持を訴え追い上げを図るが苦しい戦い。4区は自民山本が8選に向けて安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800488
全区で自民盤石=高知【衆院選情勢】
定数是正で一つ減った2選挙区で自民が盤石の戦いぶり。1区は自民中谷が従来の支持層だけでなく、区割り変更で新たに加わった地域にも浸透、民主大石ら他の3候補を引き離した。2区も自民山本が戦いを優位に展開し、固定票への上積みを図る。民主武内は無党派層の掘り起こしに努めるが伸び悩む。(2014/12/08-14:58)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800489
自民、10選挙区で優位=福岡【衆院選情勢】
自民が10選挙区で優位に立つ。
1区は民主山本と無所属井上が競り合い、無所属新開が追う。自民の公認を争った井上と新開が保守票を食い合い、山本を利する展開となっている。2区は自民鬼木が足元を固めてリードし、民主稲富が追っている。3区は自民古賀が先行。民主藤田は労組など基礎票からの上積みを目指す。4区は自民宮内が優勢で、維新河野が懸命に追い掛けている。5区は自民原田が前回を上回る12万以上の得票を狙う。復党した民主楠田は労組など組織票固めに懸命。
6、7、8区はいずれも自民の鳩山、藤丸、麻生が独走状態。9区は自民三原が企業中心に組織票を固めて優勢。民主緒方は無党派層や維新支持層の取り込みを目指す。10区は自民山本がアベノミクスの仕掛け人を訴え、有利な展開。11区は自民武田が支持基盤を固め安定している。(2014/12/08-14:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800490
自民、2議席独占の勢い=佐賀【衆院選情勢】
1区は自民岩田が県農政協議会の推薦を受け、自民支持層を固めリード。民主原口が追う。原口は骨折で街頭演説などができず、支持拡大が課題。2区は知事を辞職して挑んだ自民古川が先行。知事の知名度に加え、引退した旧3区保利耕輔の地盤を引き継ぐ。追い掛ける民主大串は旧3区の保守地盤への浸透に苦戦している。(2014/12/08-14:58)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800492
冨岡、高木が接戦=長崎【衆院選情勢】
1区は、自民冨岡が医師会を中心とする組織票に加え公明支持層の支援も受け、労組票を固める民主のベテラン高木と接戦を展開。2区は自民加藤が元JA組合長として農政連の支持を固めて抜け出した。民主大久保は労組の全面支援を受けるが、伸び悩んでいる。3区も自民谷川が医師会や建設業協会などの推薦を受けて安定した戦いぶり。4区は自民北村が民主宮島らを引き離した。(2014/12/08-14:59)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800493
1区で木原、松野が接戦=熊本【衆院選情勢】
1区は自民木原と、維新松野が接戦を展開。両陣営とも1万票以内の戦いと見ており、無党派層への浸透を図る。松野は離党した民主県連の支持と、連合熊本の支援を取り付けた。自民は2、3、5区で優位に立つ。2区は15選を目指す野田、3区は坂本、5区は金子がそれぞれ組織を固めて安定した戦い。4区は次世代園田が強固な地盤に加え、自民県連と公明の推薦を得て盤石。5区の社民今泉は民主県連が支持、連合熊本が推薦するが、知名度不足に苦しむ。(2014/12/08-14:59)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800494
自民、議席独占狙う=宮崎【衆院選情勢】
自民が3議席を独占する勢い。1区は自民武井が先行している。社民県連の支援を受ける民主村尾は知名度アップが課題。2、3区は自民・共産の直接対決。2区は5選を狙う自民江藤が優勢。3区は自民古川が大きくリードする。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800495
3区岩屋が優位=大分【衆院選情勢】
1区は自民穴見と、返り咲きを狙う民主吉良が互角の戦い。2区は、後援会組織など支持層固めを図る自民衛藤がリードし、社民吉川が選挙区での勝利へ猛追する。党首の吉田忠智が公示日の第一声を行い、党を挙げて議席獲得を目指す。3区は自民岩屋が有利な情勢。民主浦野は出遅れが響き、知名度向上に躍起。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800496
野間、宮路が激戦=鹿児島【衆院選情勢】
1区は自民保岡が保守層や業界団体の支持を手堅くまとめリード。追う民主川内は維新山之内と非自民票を食い合い伸び悩む。2区は4月補選で初当選した自民金子が安定した戦い。3区は前職の無所属野間と初挑戦の自民宮路が激しく争う。野間は連合鹿児島の支援に加え、元金融相故松下忠洋の後継者として保守層への食い込みも図る。宮路は引退した父和明の地盤を受け継ぎ、若年層にも浸透を狙う。4区は自民小里、5区は自民森山がそれぞれ農業団体の強固な支援を受け、盤石の戦いを進める。(2014/12/08-15:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800497
照屋と玉城優勢=沖縄【衆院選情勢】
米軍普天間飛行場の県内移設反対を掲げ、11月の知事選で当選した翁長雄志を推した勢力と自民が全選挙区で激突する。1区は共産赤嶺と自民国場が激しく競り合う。赤嶺は革新系に加え、移設反対の無党派層からの支持獲得に懸命。国場は経済再生を前面に訴え、組織票固めを急ぐ。維新下地も保守層に食い込んでいる。
2区は前回も勝利した社民照屋が革新系首長らの支援を得て自民宮崎をリード。3区は、前回比例復活の生活玉城が知事選の余勢を駆って移設反対派の支持を固め、自民比嘉を引き離す。4区は自民西銘を無所属仲里が猛追。業界団体を固める西銘に対し、仲里は翁長の支援を受け保守票切り崩しを狙う。(2014/12/08-15:00)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120800545
自民、過去最多に迫る=民主微増、維新は大幅減−比例代表【衆院選情勢】
【自民】前回の57から70議席台後半まで伸ばし、過去最多だった2005年衆院選の77議席に迫る勢いだ。北海道、中国を除く9ブロックで前回より議席を上積みしそうで、旧日本維新の会に後れを取った近畿では第1党を奪還する見通し。前回は第三極に流れた無党派層の票を一定程度集めるとみられる。
【民主】北海道で地域政党「新党大地」との選挙協力により得票の底上げが見込まれるほか、もともとの支持層が厚い東海でも復調の気配がある。ただ、多くのブロックで獲得議席は前回から横ばいとなり、全体でも前回の30より数議席増にとどまりそうだ。
【維新】前回は旧みんなの党が獲得した票を一定程度取り込むものの、全てのブロックで前身の旧日本維新の会には及ばない見通し。特に橋下徹共同代表の地元近畿での落ち込みが響き、前回の40議席を大幅に下回りそうだ。
【公明】強固な組織票に支えられ、全ブロックで前回の議席を固めた。重視する近畿では5議席目をうかがうなど、全体で前回の22議席に上積みが見込まれる。
【次世代】全ブロックで議席獲得のめどが立っていない。知名度のある石原慎太郎最高顧問が立候補した東京で懸命に追い上げる。
【共産】組織票に加え、政権批判票を一定程度取り込むとみられ、前回の8議席から大幅に上積みしそうだ。北・南関東や東京、近畿各ブロックでの議席増が有力だ。
【生活】前身の旧日本未来の党が前回獲得した7議席のうち、東北の1議席を死守できるかどうかが焦点。
【社民】全11ブロックのうち唯一、九州で持っていた1議席の維持が有力だ。
【改革】東京ブロックのみの擁立で苦戦を強いられている。(2014/12/08-15:08)
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樽床は3番手か。。次の候補者調整があるとしても譲りにくいなぁ。。
維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-141208X745.html
時事通信2014年12月8日(月)14:53
前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。
4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。
12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。
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<衆院選>自民、10選挙区で優勢 県内中盤情勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00010004-saitama-l11
14日に投開票される衆院選で共同通信の調査に埼玉新聞の取材を加味し、埼玉15小選挙区の中盤情勢を分析したところ、自民候補が10選挙区で優勢。
前回2012年衆院選と同様5、6区の2選挙区で自民と民主候補が激しく競り合っている。
調査では半数近くが投票態度を明らかにしておらず、残り1週間で情勢が変わる可能性がある。支持層固めと無党派層の取り込みいかんが勝敗を分けそうだ。
自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、比例を主戦場とする公明と選挙協力(13選挙区で自民候補を推薦)するなどし、総じて安定した戦い。
選挙区調整で候補者の一本化を図った民主と維新だが「守勢の選挙」(民主関係者)を強いられている。
5区(さいたま市大宮区など)は民主幹事長の前職と前回比例で復活した自民前職が横一線の戦いを展開している。
民主前職が知名度の高さを武器に非自民層の支持を固める一方、自民前職は保守層を基盤に無党派層にもアピール。党幹部の応援も相次ぎ浮動票の取り込みに懸命だ。
6区(上尾市など)は前回僅差で勝った自民前職と民主前職が4度目の対決で再び競り合っている。
票田の上尾市で支持拡大を図る自民前職に対し、県連代表の民主前職は民主支持層を固めつつ、保守層の一部にも食い込む。
1区(さいたま市浦和区など)も接戦の様相だが、2期目を目指す自民前職が支持層の8割近くを固めるなど攻勢。前回比例で復活した民主前職は勝敗を左右する無党派層への浸透に躍起だ。
自民は前総務相の立つ2区(川口市)や8区(所沢市など)、9区(狭山市など)、13区(春日部市など)、15区(戸田市など)で一歩リード。
維新前職と対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)でも自民前職が優位な戦いを展開している。
自民前職と民主元職がぶつかる3区(越谷市など)と4区(朝霞市など)は自民前職がともに先行。7区(川越市など)は自民前職が逃げ切り態勢で、民主に復党した前職は伸び悩んでいる。
12区(熊谷市など)も自民前職がリード。民主元職や元自民県議の次世代新人は支持の広がりに欠いている。
県北部の11区(深谷市など)は後援会組織を広く張り巡らせた保守系無所属の前職がやや優勢だが、2期目を目指す自民前職が票田の深谷市で支持を広げ猛追している。
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こんなところかなあ。
「こいつ大物か?」ってツッコミはなしで
■落選しそうな野党系大物
中田宏、山田宏、渡辺善美、
小沢、亀井、平沼、
海江田、菅
樽床、枝野、原口
■当選しそうな野党系大物
玄葉、前原、岡田、馬淵、細野、松本剛明
江田、浅尾
■小選挙区勝ち抜きそうで凄い野党系議員
秋田3村岡
和歌山1岸本
香川2玉木
鹿児島3野間
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddn041010006000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫12区 派閥、代理戦争 与党空白「私こそ自民」
毎日新聞 2014年12月08日 大阪朝刊
兵庫12区は自民、公明両党が公認候補を擁立せず、数少ない与党空白区だ。しかし、前職の山口壮(つよし)氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)の無所属2人は、いずれも「自民」の看板を掲げる。自民の派閥トップがそれぞれ応援に回り、中選挙区時代さながらの代理戦争を繰り広げている。
「圧勝させていただければ、自民幹部も頭を下げて『どうぞ』と言う。皆さんの力で『公認』にしてやってほしい」。6日、兵庫県たつの市で開かれた山口氏の決起集会。前回は民主公認で当選した山口氏にエールを送ったのは、自民総務会長の二階俊博氏だった。
山口氏は1996年に新進党から出馬して落選し、2000年に無所属で初当選。無所属の会を経て05年以降は民主から出馬して3選し、副外相などを務めた。しかし昨年末、「意見の食い違い」を理由に民主に離党届を提出。新進党結党時に力を合わせた二階氏の派閥の「特別会員」になり、今回の出馬会見では「勝って自民入りする」と明言した。
6日の集会でも「私のモデルは吉田茂先生。リベラルな保守を目指す」と自民支持者にアピールした。陣営は「要は人柄とこれまでの実績だ。何とか自民支持者を取り込みたい」と戦略を練る。
これに反発したのが戸井田氏だ。祖父の三郎氏(故人)、父の徹氏はともに自民党衆院議員だった。2日の出陣式で「保守本流を継承するのは私だけだ」と強調した。応援に駆け付けた麻生派の鴻池祥肇(よしただ)参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥、風見鶏はいらない」と山口氏をけん制した。12日には派閥会長の麻生太郎財務相が応援に入る。
自民県連は先月17日、全会一致で戸井田氏の公認を党本部に申請した。戸井田氏は緑色に白で「自民党」と染め抜かれたのぼりを持って連日、駅頭などでアピール。公示前日の1日には党本部に直訴したが、公認は見送られた。陣営は「二階氏への配慮があったのではないか」とみている。戸井田氏はポスターに「自民県連支援」と刷り込み、「唯一の自民候補」として対抗意識を燃やす。
自民の派閥同士の争いの上、党本部と県連の「ねじれ」もあり、態度を決めかねる自民関係者もいる。ベテラン市議は一方の候補者から直接支援を要請されたが、「今は動かない」と選挙が終わるまでは静観する構えだ。
維新新人の村上賀厚(のりあつ)氏(55)は「隠れ自民の争いに巻き込まれるつもりはない」。共産新人の堀譲(ゆずる)氏(64)は「自らの訴えを有権者に浸透させるのみだ」と支持拡大に力を注いでいる。【小泉邦夫】
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◇兵庫12区立候補者
堀譲 64 党地区委員 共新
山口壮 60 [元]副外相 (4)無前
村上賀厚 55 会社役員 維新
戸井田真太郎 36[元]衆議員秘書 無新
(届け出順)
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http://www.sankei.com/politics/news/071208/plt0712080003-n1.html
2014.12.8 09:07
【注目区を行く】
保守分裂 福岡1区=麻生vs古賀「代理戦争」 山形3区=加藤紘一が娘に「ドブ板姫になれ」 山梨2区=二階が無所属支援
(1/5ページ)
「保守分裂」選挙が各地で展開され、自民党派閥領袖のメンツをかけた代理戦争も勃発している(コラージュ。一部画像処理しています)
今回の衆院選は、保守系候補が同じ選挙区で火花を散らす「保守分裂」選挙が複数の選挙区で展開されている。自民党派閥領袖のメンツをかけた「代理戦争」や、世代交代をめぐるボタンの掛け違い…。平成24年の前回衆院選で生じた「しこり」を引きずるケースが目立っている。
■福岡1区
公示前日の1日夕。福岡1区で2期連続の自民党公認を求めていた井上貴博の選挙事務所に副総理兼財務相の麻生太郎が現れ、支援者に語りかけた。
「どう考えても(井上の)選挙区公認が当たり前だった。でも、問題が尾を引くよりも今回で決着をつけた方がよっぽどよい」
「決着」を付ける相手とは、前回も公認争いを演じた新開裕司を指す。問題を複雑にしているのは、井上は麻生の側近、新開は元党幹事長、古賀誠の元秘書という実力者の後ろ盾だ。
前回、当時の県連は党本部に新開を選挙区で公認するよう申請したが、麻生と親しい党総裁の安倍晋三の裁定で井上を公認。新開は比例九州ブロックに回った。地元では今回も「井上公認」とみられていた。
「2人には無所属でさわやかに戦ってもらう」
党選対委員長の茂木敏充が井上、新開ともに公認しないと正式に発表したのは公示前日の1日夜。麻生と古賀の板挟みとなり、困り果てた末の結論だった。
井上陣営は、党公認を前提に作った選挙ポスターに「無所属、自民党推薦」のシールを貼って急場をしのごうとしたが、それすら無駄になる裁定だった。井上は4日、JR博多駅前の街頭演説で「自民党支部長の井上です」と“本流”をアピールするしかなかった。
「2年前は無念だった。今日は政治家としての集大成だと思って出席した。新開君と心中します」
公示日の2日朝、古賀は自身の地元(福岡7区)ではなく、新開の出陣式で第一声をあげた。古賀は後援会関係者らを1区に集中投入し、団体回りなどに当たらせている。新開は「もはや私だけの戦いでない」と語る。
古賀は今も岸田派(旧古賀派)の名誉会長。新開が勝てば安倍、麻生らと距離を置く古賀が勢いづくことになる。麻生は古賀の巻き返しを封じたい考えだ。
ただ、党本部の「直接対決」という裁定が裏目に出る可能性が出てきた。保守分裂により、民主党の山本剛正が選挙戦を有利に進めているからだ。山本が勝てば当然、1区は自民党議員の空白区となる。麻生や岸田派会長の岸田文雄はこれまで控えていた1区入りを検討し始めた。
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■山梨2区
同じように候補者を通じて派閥同士がにらみ合っているのが山梨2区だ。
「祈必勝自民党総務会長二階俊博」
無所属で出馬する長崎幸太郎の地元事務所には、党三役で二階派会長、二階の「為(ため)書き」が堂々と飾られている。その隣には、農林水産相の西川公也ら同派幹部の為書きも並ぶ。さながら「二階派公認候補」の様相だ。
二階は11月29日、山梨県大月市での講演会で「公認など関係ない」と主張し、長崎への支援を訴えた。しかし山梨2区の自民党公認候補は岸田派の堀内詔子。県連は二階の言動に対し「党三役として最大の反党行為だ」と訴え、党本部に抗議文を出した。
長崎は「われこそ真の自民党」との思いを持つ。長崎は21年、復党した堀内の義父で元党総務会長、堀内光雄との公認争いに敗れて離党した。ただ、それまで党所属議員の中で最多の新規党員を集めたこともあり、強い地盤を持つとの自負があるからだ。
「党公認の堀内候補を党を挙げて全力支援する」
二階らの動きを封じ込めるように、元防衛相で岸田派の小野寺五典(いつのり)は4日、山梨県富士吉田市で声を張り上げた。岸田派は堀内を集中支援する態勢を組む。
党幹事長、谷垣禎一ら党幹部も続々と山梨2区に入り、堀内への支持を訴える。谷垣は5日の応援演説で「この選挙区で党公認候補が勝てないようなら、幹事長の責任が問われる」とも言った。
堀内は「党の99%は私の味方。義はわれにあり」と胸を張る。ただ、堀内は前回衆院選で長崎に同じ構図で敗れており、今回も苦杯をなめれば、次回の公認は危うくなりかねない。
光雄は3日、かつて会長を務めた宏池会(現岸田派)の都内の事務所を訪れ、二階をあてこすった。
「ああいうことをやる人が党にいると困りますね」
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■山形3区
暴風雪が吹き荒れた3日の山形県酒田市。山形3区から自民党公認として初出馬する加藤鮎子の講演会で谷垣の声が響いた。
「鮎子さんを東京に送っていただいたら、若い頃、加藤先生にしていただいたように、立派に働いてくれる政治家に育て上げる。私がお約束する!」
谷垣は、加藤の父で元党幹事長、加藤紘一が平成12年に起こした「加藤の乱」の際、紘一を涙ながらに守ろうとした。谷垣にとって紘一は政治の師だ。党幹部は「谷垣は一時『公示日に(山形3区に)入りたい』と求めたほど、加藤にこだわった」と打ち明ける。
紘一は前回衆院選で、世代交代を訴え無所属で出馬した前酒田市長、阿部寿一に1465票差で敗北。13期連続当選した議員生活にピリオドを打たざるを得なくなった。
「加藤家でなければ国政を目指せないというのなら有能な政治家は輩出できない」
阿部は、紘一の後継として出馬した加藤を念頭にそう語る。阿部は旧建設省を経て酒田市長を4期半ば務めた実績が武器だ。遊佐町で3日に開いた演説会では「好きで無所属をやっているのでない」と語り、将来の自民党入りに意欲もみせている。
演説会には、3区内の保守系首長、地方議員も多数参加しており、県連は「阿部支援は反党行為」と警告する。ただ公示前、ある酒田市議が阿部支援のため党地域支部長を辞任するなど混乱は広がっている。
「父は政治家人生の最後で足元の有権者の声を聞かず、恨みを買った面は否めない」。加藤は保守分裂の一因をこう語る。父を反面教師として、地元の足場を固めるため、後援会組織を作り直してきた。
今回の選挙戦に紘一の姿はない。ただ自省も込め、初陣に挑む加藤にこうアドバイスしたという。
「『どぶ板姫』とあだ名がつくくらい地元を回れ」
=敬称略
(水内茂幸、豊田真由美、九州総局田中一世)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_11006.html
<衆院選>民維共闘噛み合わず/自民、業界固め街へ/宮城2区
師走の中心商店街を歩き、支持を訴える宮城2区の候補者=7日、仙台市内
<双方思惑外れ>
乾坤一擲(けんこんいってき)の戦略が空回りし、焦りがにじむ。
「自民党に圧倒的な力を与えていいのですか」。仙台市中心部で7日午後、再選を期す宮城2区の維新の党前議員林宙紀は声を振り絞った。
3日前、報道各社の序盤情勢は自民圧勝の勢いを伝えた。非自民勢力の結集を狙い、各地で候補者の調整を図った民主、維新両党の思惑は外れ、自民独走を止められない現実が明白になった。
「今、自民に300議席を与えたら、4年間何をやってもいいという白紙委任になる」。林の傍らで、民主党県連代表安住淳は力を込めた。
林は安住の要請を受け、前回比例東北で復活した宮城1区から2区へ移った。国替えを決心した林に、安住は異例の党県連推薦を与えた。
目算が狂った両党は共闘戦線の再構築を急ぐ。6日、林は民主県連の幹部を伴い繊維、スーパーの産別労組UAゼンセン県支部を訪ねた。
労組内では、組合活動に批判的な維新共同代表橋下徹への反発が根強い。それでも、自民の一人勝ちを危惧する県支部長富永信明は「林支持」を表明。非自民勢力結集へ、大同についた。
<危機感あおる>
自民は大勝ムードの引き締めに躍起だ。
「小選挙区で勝利しても、相手が比例復活することは十分ある」
若林区内で4日夜にあった個人演説会。自民前議員秋葉賢也は支持者に「完全勝利」を求めた。「有権者は、前回からたった2年後の選挙に白けている」。党への追い風を感じない秋葉は必死に危機感をあおった。
「秋葉流の選挙戦術とはいえ、なかなかできない」。5日午前、宮城野区のJR仙台駅東口に立った党総務会長二階俊博は、秋葉が政治を志した20年前から毎週続ける街頭演説を褒めたたえた。
同日昼、秋葉は前総務相新藤義孝と企業訪問した後、大票田の泉区で街頭演説をした。6日には党震災復興加速化本部長大島理森が仙台入りし、業界団体を固めた。無党派向けの街頭演説と、与党人脈を絡める真骨頂の戦いぶりで5選を狙う。
<知名度武器に>
宮城2区の有権者は43万6000人。揺れ動く票をめぐり、中小政党の戦いも熱を帯びる。
共産党新人大内真理は5日夕、立候補前から毎週金曜日に参加する市中心部の脱原発デモに合流。「草の根活動から政治を変える」と訴える。序盤情勢で党は躍進が予想され、陣営は「いつにない盛り上がりを感じる」と手応えを語る。
拉致被害者家族の次世代の党新人増元照明は5日夜、仙台駅前で「安倍政権は日朝交渉のさなかに政治空白をつくるべきではなかった」と力説。知名度を武器に街頭に立つ一方、党県連会長中野正志は古参の支持者を回るどぶ板戦に徹する。
社民党新人桑島崇史は7日、党首吉田忠智と共に市中心部で演説。「安倍自民党による生活破壊を食い止める」と支持を求めた。
× ×
衆院選は14日の投開票に向け、後半戦に突入した。アベノミクス効果を強調する自民、公明の巨大与党が政権維持を目指し、野党は「1強多弱」の構図に風穴を開けるべく攻勢を仕掛ける。決戦が繰り広げられる東北各県の6選挙区を歩いた。(敬称略)
◎宮城2区立候補者
増元照明59☆元団体役員 次新
桑島崇史35☆党県職員 社新
林宙紀37☆党県総支部長 維前(1)
大内真理36 党県常任委員 共新
秋葉賢也52☆元厚労副大臣 自前(4)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_41041.html
<衆院選>秋田1区 組織VS個人で火花
演説会で気勢を上げる支持者ら
自民党前議員の冨樫博之候補(59)、民主党元議員の寺田学候補(38)ら4人が立候補した衆院選秋田1区。東北では唯一単一自治体だけの選挙区・県都秋田市を舞台に、盤石の組織力を持つ冨樫氏と個人を前面に押し出した寺田氏が火花を散らしている。
◎推薦600団体/知事と市長も応援
冨樫氏は秋田市での選挙戦を知り尽くす。県議時代から6度勝ち続けてきた。町内会などを含めた推薦団体は600以上。2年前の初当選時に25だった後援会は、10近く積み上げた。
来春に統一地方選を控える秋田市議や県議も力が入る。夜の演説会では、県選出参院議員を含め、常に5人以上が応援弁士に加わり、党が一丸となって支える。
3日、石破茂地方創生担当相を招いた演説会では、平日昼間にもかかわらず600人以上を集め、組織力を見せつけた。
同じ日、県庁前の街頭演説では、冨樫氏の横で佐竹敬久知事と穂積志秋田市長がマイクを握り、「冨樫さんを頼みます」と訴えた。穂積市長は、市長に就任してから初めて街頭で応援演説に立ち、冨樫氏支援を明確に打ち出した。
「選挙は支えられながらやるもの。1人じゃできないんだよ」。冨樫氏は組織力に自信を見せる。
◎街頭に時間/知名度で反転攻勢
公示日の2日午後3時すぎ、寺田氏は郊外の交差点でみぞれが吹き付ける中、通り過ぎる車に手を振り続けた。隣にいるのは民主県議1人だけ。
ミニ集会を繰り返すのが過去3度当選した寺田氏の選挙スタイルだった。2年前、膝を突き合わせて政策を訴えたミニ集会は108回を数えた。
だが、落選後、昨年の秋田市長選に出馬した際にいったん党を離れた。組織だった政治活動を積み上げてこなかったため、今回は大きく方針転換せざるを得なかった。
連日、選挙カーで名前を連呼し、1日の半分を街頭演説に費やす。専属スタッフは運転手1人だけ。準備に人手を必要とするミニ集会は10回程度に減らした。
寺田氏はミニ集会の冒頭、「大きい組織や後援会、企業も団体も何もない。力を貸してください」と土下座して訴える。
冨樫氏の優勢が伝えられた4日、寺田氏は「少ないミニ集会で少しでも理解者を増やしたい。街頭での露出も増やしたい」と、元首相補佐官の知名度を武器に、必死の反転攻勢を強調した。
【秋田1区立候補者】
伊藤正通63☆社 新
冨樫博之59☆自(無)前(1)
寺田学38☆民 元(3)
山内梅良66 共 新
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120802100003.html
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注目区ルポ
◆7区(渋谷・中野区)「民主の顔」議席守れるか
年金問題に詳しい元厚生労働相で「民主の顔」の一人と言える前職の長妻昭さんは、前回衆院選では東京二十三区の小選挙区で唯一当選した民主の議席死守を目指す。これに対し、前回は比例復活だった自民前職の松本文明さんが、党を挙げた選挙で雪辱を期す。共産新人の太田宜興さんと次世代新人の吉田康一郎さんも支持を訴える。
「格差の是正は将来への投資。一人ひとりの能力が発揮される環境をつくることが成長の基盤となる」。七日午後、ダウンコートを着込んだ長妻さんはJR中野駅北口でビールケースの上で声を張り上げた。
「民主党政権の時、私を中心に年金の信頼回復を実現した」と強調。現政権を「国を一つの価値観に染め上げようとしていないか」と批判し、有権者に「政治に無関心でも、政治と無関係ではいられない。現政権に歯止めをかける力を与えて」と呼び掛けた。自転車で選挙カーを追走して、有権者と握手を重ねる。
二〇〇九、一二年と選挙区で敗れた松本さんは長妻さんと五回目の対決となる。七日午後、中野駅北口で安倍晋三首相と一緒に演説。首相は「松本文明に力を与えて」と求めた。松本さんは「福祉は国力に応じたサービスしかできない。国力とは経済力。成長の方向にかじを切った経済の流れを止めてはいけない」と訴えた。
舛添要一都知事も駆けつけ、「小選挙区で勝たせて」と松本さんの手を高く掲げた。陣営には八日以降も閣僚級の応援が予定されている。
共産新人の太田さんは七日午後、JR渋谷駅ハチ公口で「(現政権になって)一番犠牲になったのは若者の未来」と演説。雇用問題や集団的自衛権の行使容認に触れて「若者を使い捨てにする政治で良いのか」と問いかけた。
次世代新人の吉田さんも七日夕方、同じ場所でマイクを握り「争点は子どもたちを守れる国をつくるのか、今のまま守れない国を続けるのか。他党がやらない本当の改革をやらせて」と主張し、頭を下げた。(杉戸祐子)
◇7 区(4)渋谷・中野区
太田宜興38 党地区常任委員 共新
長妻昭54(元)厚生労働相 民前<5>
吉田康一郎47(元)都議 次新
松本文明65(元)総務政務官 自<前><2>
(届け出順)
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◆22区(三鷹・調布・狛江・稲城市)交互に当選 し烈な戦い
二〇〇五年と一二年の衆院選で小選挙区当選を果たした自民前職の伊藤達也さんと、〇三年と〇九年に小選挙区で当選した民主元職の山花郁夫さんが、毎回し烈な選挙を繰り広げ、交互に勝ち上がってきた選挙区。次世代新人の鹿野(かの)晃さんと共産新人の坂内淳さんも絡み、戦いに熱を帯びる。
「地域の経済を」「地域の可能性を」…。伊藤さんは、長く取り組んできた中小企業対策とともに、地方創生などを担当する内閣府大臣補佐官として演説で「地域」という言葉を強調する。取材に対し「調布で妻とピザ店を経営し、資金繰りに苦しんだ経験が私の原点だ」と振り返る。そのうえで「地域経済を伸ばす政策を実現した。効果が出るように努力したい」と力を込める。
山花さんは七日午前、調布市内で街頭演説に立った。「今の憲法のもとで集団的自衛権を容認することは許されない」と安倍政権の閣議決定を厳しく批判した。大学時代に人権問題に関心を持ち憲法を学んだことから、陣営は「山花にとって憲法が何より大切」と指摘。党憲法調査会事務局長代理も務める山花さんは「憲法を学べば集団的自衛権容認はありえない」と言い切る。
次世代新人の鹿野さんは、現役の救命救急医。七日のJR三鷹駅前の街頭演説では「救急車が来るまでの処置ができずに救えないケースが多い」と例を挙げ、自動体外式除細動器(AED)の講習を「小学校から大学まで必修にしたい」と訴えた。自宅療養を望む人の訪問診療も実践。「高齢者と家族がともに満足できる医療を拡充する」と訴えた。
共産新人の坂内さんは七日、調布市内の演説で「若者に対し、被ばく者に体験を話していただく会の手伝いを十五年続けました」と語りかけた。「被ばく者は『同じ経験をもうさせたくない』と家族にも話さなかった話を紹介してくれた」と強調。「それなのに安倍内閣は憲法を変えて日本が戦争できる国にしようとしている」と批判した。(竹島勇)
◇22 区(4)三鷹・調布・狛江・稲城市
山花郁夫47 (元)法務副大臣 民元<3>
伊藤達也53 (元)金融担当相 自前<6>
坂内淳53 党地区副委員長 共新
鹿野晃41 医師 次新
(届け出順)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120502100008.html
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師走の決戦<上> 「3区」8万票「漂流」行方は
衆院選の号砲が鳴った二日の夕方。草加市の東武草加駅前で、トレードマークの黄色いスニーカーを履いた自民前職の黄川田仁志が出陣式に臨んだ。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続などを訴えた後、ライバルに“宣戦布告”した。「民主党の元国会議員の大物、『引退する』と言っていた人に、そういう仕事はできません」
「まだ深くは浸透していないが、黄川田は地道に努力してきた」。出陣式が終わり選挙カーが出発するのを見送った後、後援会関係者がこの二年間を振り返った。自民県連の公募で選ばれ、選挙区に地縁のない「落下傘」ながら初当選を果たした黄川田。平日は国会開会中も朝は駅立ち、週末は地域行事などにこまめに足を運んできた。
黄川田に名指しされた「大物」は約一時間前、同じ場所で出陣式を開いていた。民主元職で元厚生労働大臣の細川律夫。当選七回を誇るベテランだが、党への逆風が吹き荒れた前回は黄川田に敗れ、比例でも復活当選できなかった。
マイクを握った細川は、まずアベノミクスを「格差、貧富の差が拡大しただけだ」と切って捨て、特定秘密保護法の強行成立や集団的自衛権の行使容認閣議決定についても批判。「何としても国政に帰らせてほしい」と、紅潮した顔で拳を突き上げた。
「年齢的にも、後継者にバトンを渡すのが私の役目だと思っていた」。衆院解散が確定的になった先月十五日、越谷市役所で出馬会見を開いた細川は、前回の落選後に政界引退を考えていたことを明かした。だが後継者が決まる前に解散。民主代表代行の岡田克也に「出てほしい」とも頼まれ、出馬を決意したという。
二度目の対決となった黄川田と細川、そして国政選挙初挑戦の共産新人の宮川雅之。二日昼、立候補者三人のポスターが張られた3区内の選挙掲示板には、維新の谷古宇(やこう)勘司(63)のポスターがなかった。「民主と維新に翻弄(ほんろう)された結果でしょうか。気の毒な感じもする」。掲示板の近くで、ある陣営幹部がつぶやいた。
3区では二年前、自民と民主、共産の三党に加え旧日本維新の会の谷古宇と、みんな新人の計五人が争った。落選した谷古宇は今回は維新公認で3区に出馬する意向だったが、民主と維新による選挙区調整の結果、維新は谷古宇を2区(川口市)の候補に決めた。だが、元県議で草加市が地盤の谷古宇は後援会を説得できず、結局はどこからも立候補できなかった。
谷古宇とみんな新人は前回、二人で計約八万三千票を獲得。トップ当選の黄川田が得た約八万七千票に匹敵するこの票の行方が、各陣営の注目を集める。
ただ、「八万には保守層もいるだろうが、もともと自民も民主も嫌だ、という人たち。今となっては大半が浮動票になった」という見方が強い。越谷市で候補者の街頭演説を見守っていた陣営幹部は「今回はこの八万のうち、多くが投票を棄権する恐れもある。どこに流れるのかも読めない」と漏らした。
宮川は二日、越谷市の駅前などで「安倍暴走政治をストップさせます」と消費税増税の中止や原発再稼働反対など訴えた。最後は「比例は日本共産党へ」と呼び掛け、比例票上積みにも力を入れる。 =敬称略
(竹内章)
◇
二年前と同じように、師走の寒空の下で熱い舌戦が始まった。激戦区でしのぎを削る候補者を追った。
◆3区 草加・越谷市
宮川雅之 40 (元)越谷市議 共新
細川律夫 71 (元)厚生労働相 民元<7>
黄川田仁志 44 党青年局次長 自前<1>=公
(届け出順)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120602100010.html
師走の決戦<中> 7区 民主復党で票固め
この冬最初の寒波に見舞われた三日午前七時、東武東上線鶴ケ島駅西口で民主前職の小宮山泰子と10区の維新前職が合流した。
鶴ケ島駅は7区の川越市と10区の鶴ケ島市の市境上にあり、両選挙区の通勤客が利用する。底冷えする寒さの中で小宮山は「大同団結して自民一強に立ち向かう(野党共闘の)姿を、有権者に見てもらいたかった」と狙いを話した。
前回の衆院選で小宮山は、消費税増税に反対して民主から分裂した未来(現生活)で出馬。民主の「刺客」候補との戦いも強いられ、小選挙区では維新の新人に十三票及ばない三位で比例復活した。今回、民主への復党が固まったのは衆院解散の前日だった。
二日、本川越駅前での出陣式。会場で開会を待っていた民主最大の支援組織・連合埼玉の幹部は、二年前に敵として戦った小宮山の支援を「自民に対抗するための非自民の結集。組織としてやる」と前向きに語った。一方で末端の組合員までの浸透は「難しい部分もある」と一部にしこりが残っていることも認めた。
報道各社が一斉に自民優勢の世論調査結果を伝えた四日、小宮山の秘書は「選挙は始まったばかり。今は後援会、民主支持層、労組票を固めている段階。何とかこれらの足し算を成立させ、さらに遊説で中間層にアピールしていきたい」と話した。
前回、追い風を受けて小選挙区を制した自民前職の神山佐市は二日午前、川越駅東口での第一声で「突然の解散は、私自身びっくりしている」と率直に切り出し「アベノミクスの効果が出るのはこれから」と繰り返した。自公の県議らが神山の二年間の実績を訴え、「小選挙区は神山、比例は公明へ」と声を張り上げたが、動員された支持者は前回より少なかった。
三日夜、同じ場所で開かれた石破茂・地方創生担当相の演説会では、歩道橋まで鈴なりの聴衆が集まったが、石破が帰ると聴衆も閉会前にほとんど家路に就いた。寒風の中、後片付けを終えた市議は「大票田の川越なのに、運動が遅れている」と、いら立ちを隠さなかった。
それでも優勢の世論調査結果に四日午後、神山は「(優勢の)手応えはない。前回は準備期間があったが、今回は解散を予想できずに予定を入れていた支持者が多く、期間中を通して頼める人が少ない。まだ態勢が整っていない段階」と、ふじみ野市の選挙事務所で語った。
共産新人の長沼チネは三度目の挑戦。街頭演説を繰り返し、集団的自衛権の閣議決定撤回や原発再稼働の阻止を訴える。四日夕、冷たい雨の降る本川越駅前で演説を終えた長沼は「これまでの選挙で一番、有権者の反応がいい。共産党の政策に全部賛成ではないという人が、原発再稼働阻止や戦争反対など、個別の政策で応援する、と声をかけてくれる」と話した。
次世代の根本は候補者公募による直前の出馬決定で組織もなく「徒手空拳」を自認。二日朝、川越市役所での立候補手続きも妻(49)と二人で済ませた。遊説では「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。四日、昼食休憩で川越市の事務所に戻った根本は「聴衆の反応が出てきた。週末はイベント会場などを回りたい」と話した。
7区は前回、神山が八万弱、維新新人、小宮山がそれぞれ約四万四千、民主新人が四万弱、長沼が二万弱の得票だった。どの陣営も、維新と民主の計八万票余りの多くが無党派票と分析。そのまま小宮山に流れるとは計算していない。各陣営の懸命な足し算が続く。 =敬称略
(中里宏)
◆7区 川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)
根本千裕55 (元)丸紅社員 次新
神山佐市60 (元)県議 自前<1>=公
長沼チネ64 党地区委員長 共新
小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>=生
(届け出順)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120802100007.html
師走の決戦<下> 11区「自民代表」かけ激突
冷え込みの厳しくなった五日夜。無所属前職の小泉龍司が秩父市の選挙事務所前に立った。独自の子育て支援策などを披露した後、マイクを握る手に力を込めた。「こうした政策を実現するために自民党に戻らないといけない。復党を目指す選挙なんです」
秩父市出身で五選を目指す小泉。今回が七度目の選挙戦だが、自民公認で挑んだのは二〇〇三年の一度しかない。郵政民営化に反対して自民を離党し、無所属で自民の“刺客”と争った〇五年は落選したが、続く二回は、草の根に張り巡らせた後援会の結束力で当選を重ねた。ただ、中核的な支援者からは「小泉さんが自民に戻れば、保守分裂の大変な選挙にならなくなる」と、復党待望論が高まっている。
その小泉と二度目の戦いを繰り広げているのが、深谷市出身で自民前職の今野智博だ。
JR深谷駅前で二日に出陣式を開いた今野は演説中、雲一つない青空を見上げた。「この11区は長く政治の混乱が続き、分厚い雲に覆われてきました」。そして「国、県、市が自民という大きなパイプでつながり、保守本流の晴れわたった政治を復活させる必要があります」と続けた。
小泉を意識し「自民公認候補は私だけ」と強調する今野。応援演説に立った地元の自民県議たちも「復党は二度とできない」「今の日本は政党政治。無所属では仕事ができない」と強い口調で小泉を批判した。
今野は自民県連の公募で選ばれ、前回の衆院選で11区に自民公認で出馬。無所属の小泉にダブルスコアの票差を付けられたものの、比例で復活当選を果たした。自民に追い風が吹き、比例北関東ブロックに重複立候補していた自民候補者が次々と小選挙区で勝利したため、惜敗率がわずか46・5%の今野にも復活のイスが回ってきた形だ。
一方で小泉は今回も優位な戦いを進めているが、報道各社の世論調査では全国的に自民優勢が伝えられている。「11区の自民代表」を目指す小泉の陣営にとって小選挙区での勝利だけでなく、「今野の復活阻止」が大きな目標だ。
四日に本庄市内で開かれた小泉の個人演説会。地元支援者が「比例は(政権与党の)公明党に。自民に入れると、相手を助けることになります」と呼び掛ける場面があった。「相手」とは今野のこと。陣営は北関東全体の情勢も気にしながら選挙運動を進める。
今野はこの二年間、深谷市などを中心に自身の支援組織づくりを進めてきた。だが11区は地理的にも広く、隅々に組織を整備するには時間が足りなかった。
それでも四日夕、秩父鉄道秩父駅前で開いた出陣式には、久喜邦康・秩父市長や福島弘文・小鹿野町長らが姿を見せた。小泉色の強いこの地域で、前回はなかった光景だ。巻き返しを図る今野は「二年前に比べ、隔世の感がある」と手応えを口にした。
前回に続き二度目の挑戦となる共産新人の柴岡祐真は、各地で遊説を続け「安倍政治の暴走を止めなければならない」と訴える。前回は政権与党の民主への批判も展開したが、今回は「反自民」一本の姿勢だ。「ほかの二人の候補者は自民系なので、前回より戦いやすい」と票の上積みを狙っている。 =敬称略
(羽物一隆)
◆11区 熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡
柴岡祐真30 党准中央委員 共新
小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>
今野智博39 党青年局次長 自<前><1>
(届け出順)
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http://www.sankei.com/west/news/141208/wst1412080017-n1.html
2014.12.8 09:52
【衆院選2014】
相互応援ほぼゼロ 民主・維新、進まぬ連携「何もやってない」 兵庫
(1/2ページ)
演説する江田憲司・維新の党共同代表=神戸市中央区
「支持者から抗議殺到」
14日投開票の衆院選で、各報道機関で自民党優勢が伝えられる中、兵庫県内でも民主党と維新の党の野党連携が進んでいない。共倒れを防ぐため、一部の選挙区で候補者をすみ分けたものの、実際の選挙戦で相互の応援はゼロに近い。候補がいない党の支持票が自民に流れる可能性も出ている。
「支持者から抗議が殺到し、無所属での出馬や集団脱党の声が上がった」。維新と調整の結果、5区で民主の公認内定を取り消された元職、梶原康弘氏(58)は2日、憤りを吐露。「有権者に選択肢を示す必要がある」として、比例代表で立候補した。
維新は5区で前職の三木圭恵氏(48)を擁立するが、梶原氏は「維新の橋下徹共同代表は民主批判を繰り返している」と指摘し、「三木氏の応援はしないし、党本部からも指示はない」と打ち明ける。民主票が三木氏ではなく、自民前職の谷公一氏(62)に流れる観測もある。
同様に民主候補がいない10区でも、維新新人の松井雅博氏(35)による民主票の取り込みは進んでいないようだ。3千人近くの組合員を抱える神戸製鋼加古川製鉄所の労組は「上部団体から何の要請もない。松井陣営などから何の連絡やアプローチもない」という。
さらに、自民前職の渡海紀三朗氏(66)の公示日の出陣式に、前回まで民主候補でライバルだった岡田康裕・加古川市長が出席。民主票のかなりの部分が渡海氏に向かうという見方が強まっている。
逆に維新候補がいない選挙区でも事情は同じだ。2区の民主元職、向山好一氏(57)の陣営では「維新の応援が来ればマイナスがあってもプラスはない」と言い切る。6区の民主新人、辻泰弘氏(58)の陣営でも「維新の影も声もない。応援を要請するつもりもない」。両候補は労組を支持基盤に持ち、労組と対決姿勢をとる橋下氏への拒否反応が大きいことが背景にある。
維新県総支部の清水貴之代表は「民主との協力は何もやっていない。自党の候補のことで精いっぱいで、他党まで手を回す余裕がない」と話す。
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/131922
小選挙区 民主不戦敗 さまよう「労組票」 「関心ある」のに投票先未定
2014年12月08日(最終更新 2014年12月08日 03時00分)
最大野党の民主党が候補者を擁立できず、「自共対決」となっている衆院選福岡6、7区。とりわけ総資本対総労働と呼ばれた三池争議の舞台となった大牟田市がある7区は労組票が多い地域だが、労働者層を基盤とする民主は今回、比例で訴えるだけ。このため小選挙区での投票先を決めかねている支持者は多い。「投票しないと変わるものも変わらないが、どちらを選べばいいのか」。世論調査では選挙への関心は高いだけに、有権者の悩みがうかがえる。
「大義のない解散。本当にいいのでしょうか」。公示前の1日、筑後市のJR羽犬塚駅で通勤者に支持を訴えるチラシを配る民主参院議員、野田国義氏の姿があった。「自分がお世話になっている選挙区。少しでも支持を訴えないと」。通勤ラッシュの時間帯が終わると、急ぎ足で別の選挙区の応援に向かった。
前回(2012年)の衆院選7区で落選した野田氏は、13年の参院選で当選。ただ、7区の後継者は決まっておらず、突然の解散を受けて候補者を探したが擁立できなかった。
小選挙区の立候補者がいれば、街宣車で地域を回って党の施策を訴えることができる。だが、比例用の街宣車は九州を広く回る上、数に限りがあるため、7区での運用が難しいという。電話での投票呼び掛けや法定ビラの配布など地道な活動を続けるしかない。
また、衆院選後への影響を心配する関係者もいる。「選挙で候補者を出すことは組織の意思を固める上で大切。不戦敗は組織の弱体化につながるし、来春の統一地方選にも影響しかねない」とこぼした。
自民前職の藤丸敏氏、共産新人の江口学氏が戦う小選挙区。民主を支持する連合福岡南筑後地域協議会は、投票先については各労組に判断をゆだねると申し合わせている。西日本新聞社が実施した世論調査では、衆院選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた民主支持者が9割を超える。だが、半数は「投票先が分からない」などとしている。
ある有権者は言う。「棄権するつもりはないけど、自分の意思を託す候補者がいないのはジレンマ。最後まで悩みそうです」
=2014/12/08付 西日本新聞朝刊=
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気になるところだけ
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010128000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、第1党維持の勢い /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選に向けて、毎日新聞社は5〜7日、電話による世論調査を実施した。道内12の小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の情勢について取材を加え分析した結果、前回、小選挙区で全敗した民主が一部で議席を奪還する見通しだが、自民が小選挙区、比例ともに優勢で、道内第1党の座を維持する勢い。ただ、投票先を「まだ決めていない」と答えた有権者が小選挙区で半数近くに上り、情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区=札幌市中央・南・西区
◇船橋、横路氏が横一線
横路孝弘 73 民前
野呂田博之 56 共新
船橋利実 54 自前=[公]
飯田佳宏 41 無新
船橋氏、横路氏が横一線。再選を目指す船橋氏はアベノミクス継続による道内経済回復を強調。支持団体を回り、自民、公明支持層の票固めを進める。無党派層への浸透が課題。
12選を目指す横路氏は知事を務めた高い知名度を生かし、民主支持層をほぼまとめた。特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を推進した安倍政権を批判し、無党派層からの支持も伸ばす。
野呂田氏は「消費増税の中止」を訴えている。飯田氏は既成政党批判の受け皿を狙う。
◆2区=北・東区
◇吉川氏を追う松木、池田氏
吉川貴盛 64 自前=[公]
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元=[生]
金倉昌俊 40 共新
吉川氏が優位に戦いを進め、松木氏と池田氏が並走して追う。吉川氏は幅広い年齢層の男女に浸透。景気対策や年金・医療などの争点を重視する層からの支持を集めている。
不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相から後継指名を受けた松木氏は維新支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込み、票の上積みを図る。
民主道連の支援を受ける池田氏は立候補表明の遅れが響き、民主支持層への浸透が遅れている。40代男性からの支持が高く、女性からの支持を伸ばせるかが焦点。
金倉氏は安倍政権批判を展開している。
◆3区=白石・豊平・清田区
◇高木氏リード、荒井氏追う
荒井聡 68 民前
吉岡弘子 63 共新
小和田康文 44 維新
高木宏寿 54 自前=[公]
高木氏が幅広い年齢層から支持を得てリードし、荒井氏が追う。高木氏は自民、公明支持層をほぼまとめた。経営者など景気対策や年金・医療を重視する層からの支持が厚い。
逆風にさらされた前回の雪辱を期す荒井氏は民主支持層を固め、共産支持層の一部にも食い込む。無党派層からも一定の支持を得、大地の支援を受けて、さらなる無党派層への浸透が巻き返しの鍵。
吉岡氏と小和田氏は知名度アップに懸命。
◆4区=手稲区、後志管内
◇中村、鉢呂氏競り合う
鉢呂吉雄 66 民元
酒井隆裕 40 共新
中村裕之 53 自前=[公]
中村氏、鉢呂氏が激しく競り合っている。再選を目指す中村氏は自民、公明支持層を固めつつあり、道議時代からの地盤である郡部でも支援の拡大を図る。知名度の低い都市部では、通勤帯の朝夕に駅前に立ち、2年間の実績をアピール。
鉢呂氏は民主支持層を固め、無党派層の多い小樽市や札幌市手稲区の都市部で徹底した「どぶ板選挙」を展開。郡部でも演説を重ね、支持層を広げている。大地との連携を深め、保守票の取り込みも狙う。
酒井氏は自民、民主両党を批判し、比例票の上積みを狙う。
◆5区=厚別区、石狩管内
◇町村氏、優位な戦い
鈴木龍次 54 共新
勝部賢志 55 民新
町村信孝 70 自前=[公]
12選を目指す町村氏が男女ともに幅広い年齢層からの支持を得て優位な戦い。町村氏は自民支持層をほぼ固め、高い知名度を生かして、公明支持層や無党派層の支持も固める。前回は病気で入院中のため自ら選挙運動をできなかったが、今回はこまめに演説会を重ね、健康回復ぶりをアピールしている。
勝部氏は民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたため、地盤の江別市以外での浸透が遅れている。
鈴木氏は自民、民主両党の政策を批判し、無党派層への浸透を図る。
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◆6区=上川管内の一部
◇国政復帰へ佐々木氏先行
佐々木隆博 65 民元
荻生和敏 65 共新
今津寛 68 自前=[公]
国政復帰を狙う佐々木氏が一歩リードし、今津氏が追う。
農民連盟出身の佐々木氏は前回、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に前向きだった民主党政権で副農相を務めたことで農家の反発を招くなど逆風を受けたが、今回は農家の戸別所得補償の復活などを訴えて、郡部での支持を回復しつつある。民主支持層をほぼ固めた。
今津氏は自民支持層をほぼ固め、50、60代の男性から支持を受けている。最大の票田、旭川市で11月にあった市長選で、自民推薦の新人が民主推薦の現職に敗れたが、今津氏がその影響をどの程度抑えられるかが鍵。
荻生氏は安倍政権への批判票を狙う。
◆7区=釧路、根室管内
◇伊東氏浸透、追う鈴木氏
鈴木貴子 28 民前
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前=[公]
自民道連会長の伊東氏が、公示直前に民主入りした大地代表代理の鈴木氏をリードしている。伊東氏は元釧路市長の知名度を生かし、男女とも各年齢層に幅広く浸透、自民、公明支持層をほぼ固めた。有権者の大半を占める都市部での支持を固め、重視する争点に景気対策を挙げた有権者からの支持が高い。
鈴木氏は28歳の若さを前面に出し、終盤の追い上げを目指す。1次産業従事者から支持を集めるが、都市部での浸透が弱く、投票先をまだ決めていない無党派層の取り込みを目指す。
石川氏は反自民、反民主の受け皿を狙う。
◆8区=渡島、檜山管内
◇逢坂、前田氏が大接戦
原田有康 66 共新
逢坂誠二 55 民元
前田一男 48 自前=[公]
逢坂氏、前田氏が大接戦。逢坂氏は民主支持層をほぼ固めた。政策の重点に大間原発建設の凍結を掲げ、無党派層にも浸透。前回落選後、地道に地元を回って築いた知名度を生かし、無党派層の多い函館市など都市部で支持を伸ばす。
前田氏は「経済の活性化と地方創生」を訴え、自民、公明支持層の大半を固めた。逢坂氏と同じく大間原発建設の中止を訴えているが、無党派層への浸透が伸び悩んでいる。郡部での支持拡大を図り、猛追する。
原田氏も大間原発建設中止を訴えている。
◆重視する争点
◇「年金・医療・介護・子育て」最多「景気対策」「原発・エネ」続く
最も重視する争点を尋ねたところ、「年金・医療・介護・子育て」が最多で33%。次いで多かったのが「景気対策」25%、「原発・エネルギー政策」10%、「地方再生」5%で続いた。
年代別では、20、30、60、70代が「年金・医療・介護・子育て」、40代と50代が「景気対策」を最も重視する争点と答えた。
衆院解散直前、第2次安倍改造内閣で問題となった「政治とカネ」や、安倍政権が進める積極外交や集団的自衛権の行使容認などの問題とも関わる「外交・安保」はいずれも3%にとどまった。
◆政党支持率
◇自民トップ27% 民主18% 公・共5%
政党支持率は自民が27%でトップ。次いで民主18%、公明と共産が各5%、維新3%。次世代や生活、社民は1%だった。12年衆院選と比べると自民は22%から支持を伸ばし、民主も野党の選挙協力が進んだことで12%から伸ばした。
年代別では、すべての年代で自民支持が民主を上回った。特に20〜30代と50代では20ポイント近く差が開いた。50代以上では共産が3位につけた。
最も重視する争点は、自民支持層は景気対策がトップだったのに対し、民主支持層や無党派層などは年金や医療などの福祉政策を選んだ人が最多だった。
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※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010143000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その2止) 民主一部で奪還見通し /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◆9区=胆振、日高管内
◇堀井氏に幅広い支持
山岡達丸 35 民元
工藤良一 60 共新
堀井学 42 自前=[公]
堀井氏が山岡氏に先行する。堀井氏は前回初当選してからの約2年間で選挙区内の18市町全てに個人後援会を発足させ、強固な基盤を築いてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、女性からの支持も厚い。
山岡氏はアベノミクスを真っ向から批判。民主支持層の大半を固めたほか、鳩山由紀夫元首相の旧後援会や推薦を受ける大地の支持層の掘り起こしを図る。
今夏の苫小牧市長選にも立候補した工藤氏は、比例票の上積みと連動した戦い。
◆10区=空知、留萌管内など
◇稲津氏、着実に浸透
木村賢治 63 共新
神谷裕 46 民新
稲津久 56 公前=[自]
稲津氏が優勢。自民、公明支持層を固めたほか、民主、維新支持層の一部も取り込み、着実に支持を広げている。幅広い年齢層から支持が厚い。景気対策や年金・医療などを重視する層へ浸透している。
神谷氏は立候補表明が公示直前と遅れ、知名度が浸透しきれておらず、民主支持層もまとめ切れていない。
木村氏は消費増税中止を訴え、党勢拡大を図る。
◆11区=十勝管内
◇中川氏、優位な戦い
三津丈夫 68 民新
畑中庸助 63 共新
中川郁子 55 自前=[公][改]
再選を目指す中川氏は自民、公明支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込んで優位な戦い。農水政務官としての実績をアピールし、農業者らへの浸透を加速させている。
帯広市選出の道議だった三津氏は郡部での知名度不足が顕著。民主支持層をほぼまとめたものの、立候補表明が遅れたことで無党派層への浸透が鈍い。推薦を受ける大地との協力を進めることで、終盤の盛り返しに期待を寄せる。
畑中氏は安倍政権への批判票の受け皿を狙う。
◆12区=宗谷の一部、オホーツク管内
◇武部氏、手早く先行
水上美華 32 民新
武部新 44 自前=[公]
菅原誠 41 共新
武部氏が自民、公明支持層を手早く固め先行。前職の強みを生かし、各地域に築いた後援会組織をフル稼働させている。
水上氏は「若さで挑戦」をアピールし、安倍政権批判を展開。民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたことが響き、知名度不足を解消しきれていない。無党派層や女性への浸透も不十分で、今後は選挙協力を結んだ大地支持層の取り込みに期待し、終盤での巻き返しを図る。
菅原氏は消費増税中止などを訴えている。
◆消費増税延期
◇「評価する」52% 60代の45%は「評価しない」
消費税率10%への引き上げ延期の賛否について尋ねたところ、評価するは52%、評価しないは38%だった。年代別でみると、評価すると答えたのが最も多かったのは20代の63%、評価しないとの回答が最多だったのは60代の45%だった。
支持政党別では、自民、公明支持層の7割以上が評価すると答える一方、共産支持層の66%は評価しないと答えた。民主や維新の支持層では評価するとしないが拮抗(きっこう)する傾向にあった。
◆投票に行きますか 「必ず行く」69% 20代男性は関心低く
投票に行くかを訪ねたところ、「必ず行く」が69%で最多。次いで「多分行く」が20%。「多分行かない」は4%、「行かない」は2%だった。「必ず行く」と「多分行く」の合計は各年代で8割以上を占めたが、20代では「多分行かない」と「行かない」の合計が2割近くなった。特に20代男性は女性に比べ13ポイント高く、関心の低さが目立つ。
有権者全体の29%を占める無党派層に限ると、「多分行かない」と「行かない」の合計は12%だった。
◆集団的自衛権の行使
◇反対55%、賛成29% 自民支持層57%賛成
安倍政権が閣議決定による憲法解釈変更で行使を容認した集団的自衛権への賛否を尋ねたところ、賛成が29%、反対が55%だった。
支持政党別にみると、賛成と答えたのは自民支持層の57%、公明支持層の34%、民主支持層の12%、共産支持層の8%。反対と答えたのは自民支持層の31%、公明支持層の49%、民主支持層の84%、共産支持層の87%だった。維新支持層は賛成39%、反対51%で、次世代の党支持層は88%が賛成と答えた。
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◆比例道ブロック
◇自、民3議席視野に 公明1 共産、議席獲得の勢い
比例代表道ブロック(定数8)は、自民が前回獲得した3議席を確保する勢い。従来は弱いとされた市区部に加え、郡部でも民主を上回る支持を得る。自民支持層の大半を固め、男女ともに幅広い年齢層から支持を受けている。
前回「逆風」にさらされ、2議席にとどまった民主は、郡部で自民に迫る支持を集めている。支持層への浸透も自民をしのぐ勢いがあり、前回を上回る3議席は確保できそうだ。
公明も支持層を固め、1議席を維持できそう。共産が支持層の大半を固めており、2000年の衆院選以来となる1議席を獲得する勢い。前回1議席を確保した維新は無党派層への広がりを欠き、議席維持が難しい情勢だ。
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※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk07010013000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、4選挙区で優勢 /福島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選特別世論調査の結果と、支局・通信部の取材から県内の小選挙区の情勢を分析したところ、自民が3区を除いて優勢で、前回の4議席の維持をうかがう勢いを見せている。民主は3区で安定した戦いを展開。ただ、投票先を決めていない有権者が4割近くおり、終盤で情勢が変わる可能性もある。【岡田英】
◆1区
◇亀岡氏先行、金子氏追う
自民前職の亀岡偉民氏(59)が頭一つ先行し、民主新人の金子恵美氏(49)、共産新人の渡部保子氏(72)が追う。
市部、町村部ともに優位に立つ亀岡氏は、自民、公明の支持層の約8割を手堅く固め、無党派層の約3割も取り込む。年代別では30、40代と60歳以上で半数近くの支持を得ている。職業別では自営業、製造・販売・サービス業、農林漁業、経営者の高い支持を集める。
金子氏は、民主支持層の約9割をまとめた。支援を受ける社民のほか、維新や生活など第三極の支持層にも浸透。無党派層の支持は約4割に及んだ。今回は出馬を断念した元職で無所属の石原洋三郎氏(41)が支援を表明し、票固めを急ぐ。
渡部氏は共産支持層の半数以上を固め、20代からの支持が高い。
◆2区
◇根本氏が優位な戦い
自民前職の根本匠氏(63)が優位な戦いを進め、民主の岡部光規氏(46)と共産の平善彦氏(62)の両新人が続く。
根本氏は、自民、公明支持層の8割以上を固めた。民主支持層の約2割、維新支持層の約3割も取り込み、無党派層の約3割からも支持を得た。全年代で幅広く浸透している。職業別では、自営業、経営者から支持を多く集めている。
岡部氏は、民主支持層の約7割をまとめた。民主との調整で2区で候補を立てるのを見送った維新の支持層では約半数の支持を集める。無党派層の支持は約3割で、支持拡大を図る。
平氏は、共産支持層の約8割を固めた。
◆3区
◇玄葉氏、安定した戦い
民主前職の玄葉光一郎氏(50)が安定した戦いを展開。県内の立候補者で最多の8選を目指す。
民主支持層の約9割をまとめた玄葉氏は、自民、公明支持層の約4割、維新支持層の約7割を取り込み、無党派層の支持も4割を超えた。30代以上では4割以上に浸透している。
公示直前に立候補表明した自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、自民支持層で約5割、公明支持層で約6割と支持を固め切れていない。無党派層の支持も約1割で、伸び悩んでいる。年代別にみると、20代で高い支持を得ている。
共産新人の横田洋子氏(56)は、共産支持層の約5割を固め、支持拡大を図る。
◆4区
◇菅家氏を小熊氏猛追
自民前職の菅家一郎氏(59)が一歩リードし、維新前職の小熊慎司氏(46)が猛追する。
菅家氏は自民、公明の支持層の8割以上を手堅くまとめた。民主支持層、無党派層の2〜3割も取り込む。特に町村部で浸透し、年代別では、60歳以上の高齢層の支持が高い。
小熊氏は、維新支持層の約9割を固めた。無党派層の支持が高く、約半数に浸透している。民主党顧問で2012年に引退した渡部恒三氏から支援を受ける一方で、同党4区総支部は自主投票を決めており、民主支持層への浸透は半数程度。市部では菅家氏と競り合っている。
共産新人の田中和加子氏(58)は共産支持層の約6割をまとめ、組織固めを急ぐ。
◆5区
◇吉野氏を追う吉田泉氏
自民前職の吉野正芳氏(66)が優勢で、民主前職の吉田泉氏(65)が懸命に追う。
自民党の公認が公示前日まで出ず、準備が出遅れた吉野氏だが、自民の支持層の約9割を固めた。公明支持層の約6割、維新支持層の約5割も取り込んでいる。無党派層の支持は約2割にとどまっており、支持拡大を図る。
吉田泉氏は、民主支持層の約8割をまとめた。無党派層では支持が最も多く、約3割に浸透。維新や生活、共産の支持層の一部からも支持を集める。年代別では70歳以上で約3割の支持を得ている。職種別では、製造・販売・サービス業に食い込む。
その後を追う共産新人の吉田英策氏(55)は共産支持層の約7割を固めた。
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◇1区(3)=福島、相馬、南相馬、伊達市、伊達、相馬郡
金子恵美 49 [元]参院議員 民新
亀岡偉民 59 [元]復興政務官(2)自前=[公][改]
渡部保子 72 党地区役員 共新
◇2区(3)=郡山、二本松、本宮市、安達郡
平善彦 62 党地区副委長 共新
根本匠 63 [元]復興相(6)自前=[公][改]
岡部光規 46 医師 民新
◇3区(3)=白河、須賀川、田村市、岩瀬、西白河、東白川、石川、田村郡
上杉謙太郎 39[元]参議員秘書 自新=[公][改]
玄葉光一郎 50 [元]外相(7)民前
横田洋子 56 喫茶店長 共新
◇4区(4)=会津若松、喜多方市、南会津、耶麻、河沼、大沼郡
菅家一郎 59 [元]県議(1)自前=[公][改]
田中和加子 58 党地区副委長 共新
小熊慎司 46 [元]参院議員(1)維前
小川右善 65 党県代表 社新
◇5区(3)=いわき市、双葉郡
吉田英策 55 党地区副委長 共新
吉田泉 65 [元]副復興相(4)民前
吉野正芳 66 [元]副環境相(5)自前=[改]
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、改=新党改革。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk09010131000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民1、3、4、5区優勢 /栃木
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
安倍政権の是非を問う14日の衆院選投開票を前に、毎日新聞は5〜7日、全国の有権者を対象に特別世論調査を実施し、これまでの取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。前職5人を擁立する自民は1、3、4、5区で他の候補をリードし、優位な戦いを進めている。2区は先行する民主前職を自民前職が追う展開。ただ、調査時点では全体の4割以上が「小選挙区の投票先はまだ決めていない」と答えており、情勢は変化する可能性がある。【衆院選取材班】
◆1区
◇船田氏が支持拡大 追い上げ図る柏倉氏
自民前職の船田元氏(61)が安定した戦いを進める。自民支持層に幅広く浸透し、公明支持層は約6割を固めた。年代別でも幅広く支持を受けている。
みんなが解党し、2区から1区に移った民主前職の柏倉祐司氏(45)は民主支持層の大半を固めた。さらに知名度アップで追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は共産支持層以外の票獲得に力を注ぐ。
「支持政党なし」の有権者約4割が投票先を無回答としており、無党派層の票の取り込みが鍵になる。
◆2区
◇福田氏が先行 追う西川氏
前知事で民主前職の福田昭夫氏(66)が先行し、農相で自民前職の西川公也氏(71)が追う。みんな解党で前職の柏倉氏が民主の1区に移ったため、投票先を失った旧みんな支持層の票の取り込みが鍵を握りそうだ。
福田氏は民主支持層を固め、維新支持層の8割、無党派層の4割から支持を得る。自民、公明支持層の一部も切り崩している。
西川氏は自民支持層の8割近くを固めつつある一方、公明をはじめ他党支持層への浸透が進んでいない。無党派層の支持は2割弱にとどまっている。
共産新人・阿部秀実氏(55)は共産支持層以外への広がりを欠く。
◆3区
◇渡辺氏に逆風 簗氏が一歩リード
再選を目指す自民前職の簗和生氏(35)が、みんな解党で無所属となった同党元代表で前職の渡辺喜美氏(62)を一歩リードしている。
地元市町長や業界団体の支援を受ける簗氏は自公支持層の6割を固め、民主支持層や無党派層にも食い込んで支持を広げる。連続6回当選の渡辺氏は父美智雄元副総理(故人)から強固な地盤を受け継ぎ知名度も勝るが、8億円借入金問題や解党で逆風。維新や生活など第三極の支持層に浸透するほか、民主や無党派層からも支持を得る。共産新人の秋山幸子氏(63)は共産支持層を固めた。
◆4区
◇佐藤氏安定の戦い 追う藤岡氏と山崎氏
自民前職の佐藤勉氏(62)が安定した戦いで先行し、みんなから替わった民主新人の藤岡隆雄氏(37)、共産新人の山崎寿彦氏(62)が追う展開。佐藤氏は自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固めた。維新支持層の約4割にも食い込み、無党派層からも一定の支持を得ている。
藤岡氏は民主、生活支持層の約8割を固めたが、維新支持層からの支持は約3割、無党派層は約1割にとどまった。
山崎氏は共産支持層の約9割を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。
◆5区
◇茂木氏がリード 無党派層にも浸透
自共一騎打ちの構図となったが、自民前職の茂木敏充氏(59)が高い知名度と強固な支持基盤を生かして大きくリードしている。自民、公明支持層をほぼ固めたうえ、着実に無党派層へと浸透している。民主、維新支持層も一定数を取り込んでいる模様だ。
共産新人の川上均氏(58)は共産支持層の8割以上をまとめ、民主、維新支持層へも食い込んでいるが限定的。今後の支持拡大に力を注ぐ。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk11010174000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、ほぼ全域で優位 社会保障に高い関心(その1) /埼玉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◇野党、厳しい戦い 民主、維新一本化浸透せず
第47回衆院選は、投開票日の14日まで残すところ1週間を切った。毎日新聞は5〜7日に電話による世論調査を実施し、県内の支局・通信部の記者の取材も踏まえて各選挙区の情勢を探った。政権与党の自民は公明の支援を受けるなどしてほぼ全域で優位な状況にあり、野党は厳しい戦いを強いられている。民主や維新の間では候補者を一本化する調整が図られたが、反自民層を取り込みきれていない。次世代と共産もまだそれぞれの支持層をまとめきれておらず、社民は存在感を高めるのに懸命だ。一方で無所属でも安定した戦いを進める候補もいる。世論調査では、県内有権者の約半数が小選挙区での投票先を決めていないことも判明。情勢はまだ流動的だ。(名鑑は届け出順、年齢は投開票日現在)
◇1区、村井氏が一歩リード
◆1区
松村敏夫氏 40 共新
村井英樹氏 34 自前
武正公一氏 53 民前
松本翔氏 29 社新
◇ ◇
2期目を狙う村井氏が自民支持層の7割以上を固めて一歩リードし、6期目を目指す武正氏が追う。
村井氏は自民支持層と、公明支持層の7割以上を固めた。幅広い年代に一様に浸透している。
武正氏は民主支持層の9割を固め、生活、維新支持層にも食い込む。無党派層では両氏が競り合う。
松村氏、松本氏は組織票固めを急ぐ。無党派層は8割以上が投票先を決めておらず、鍵を握る。【西田真季子】
◆2区
新藤義孝氏 56 自前
奥田智子氏 46 共新
◇ ◇
前回選まで民主元職との激戦を繰り返してきた新藤氏は今回、自共対決の構図で優位に立つ。元総務相として他府県の自民系候補の応援に走り回り、地元選対がフル稼働で支持基盤を固める。自民支持層の9割以上、公明支持層の8割を固めてほぼ盤石。支持政党のない層でも大きくリードする。各年代から幅広く支持を集め、40代以下は圧倒的な強さ。
奥田氏は共産支持層の9割を固め、民主や維新など反自民層にも浸透している。【鴇沢哲雄】
◇3区、黄川田氏を細川氏追う
◆3区
宮川雅之氏 40 共新
細川律夫氏 71 民元
黄川田仁志氏 44 自前
◇ ◇
再選を狙う若手の黄川田氏を返り咲きを目指すベテランの細川氏が追う。
アベノミクスを前面に押し出す黄川田氏は自公の支持層を8割固めた。景気対策や年金▽医療▽介護▽子育てを重視する層から広く支持を受ける。
当選7回の実績を誇る細川氏は民主支持層の8割超を固めた。消費増税や原発政策に関心のある層を取り込み、逆転を狙う。
宮川氏は共産支持層を固めた。【木村敦彦】
◆4区
豊田真由子氏 40 自前
桜井晴子氏 58 共新
神風英男氏 53 民元
◇ ◇
再選を目指す豊田氏が組織戦を展開し、優位に立つ。厚労省職員の経験を生かして子育て・医療・福祉分野での実績を強調し、幅広い年齢層に浸透。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、次世代支持層の票も取り込む。
元防衛政務官の神風氏は民主支持層の7割、維新支持層の6割を固める。今回9区に移った維新・青柳氏が前回獲得した約4万6000票の行方が鍵を握る。桜井氏は、共産支持層の7割をまとめた。【鈴木梢】
◆5区
山本悠子氏 62 共新
牧原秀樹氏 43 自前
枝野幸男氏 50 民前
◇ ◇
抜群の知名度を誇る党幹事長の枝野氏と牧原氏が激しく競り合う展開。
枝野氏は幅広い年代から支持を集める。特に30代男性からの支持は7割超。民主支持層は6割以上をまとめ、維新支持層も固めつつある。投票先を決めていない4割の無党派層への浸透を急ぐ。
牧原氏は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層は3割超にとどまる。公示後の街頭演説では党幹部らが続々と応援弁士に駆けつけ、保守層への支持拡大に懸命だ。
山本氏は共産支持層の6割しか固められておらず、伸び悩む。【川畑さおり】
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◆6区
大島敦氏 57 民前
戸口佐一氏 64 共新
中根一幸氏 45 自前
◇ ◇
中根氏と大島氏が大接戦。まだ投票先を決めていない無党派層の4割をどちらが取り込むかが鍵になりそう。
中根氏は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超を固めた。ミニ集会などを開いてこまめに選挙区内を回り、保守層の票のさらなる上積みに力を注ぐ。維新支持層の取り込みも狙う。
大島氏は民主支持層をほぼまとめ、維新支持層と無党派層にも3割超の支持を取りつけた。50代、60代男性からは5割以上の支持を集めており、若い世代への浸透を急ぐ。
戸口氏は共産支持層の8割をまとめ、さらなる支持拡大を図る。【川畑さおり】
◆7区
根本千裕氏 55 次新
神山佐市氏 60 自前
長沼チネ氏 64 共新
小宮山泰子氏 49 民前
◇ ◇
神山氏が自民支持層の9割を固めてリード。小宮山氏、続いて長沼氏が追う展開。
神山氏は40、50代の年齢層や自営業者、景気対策を重視する層を中心に、幅広く支持を集める。
小宮山は民主支持層をほぼ固めたほか、維新支持層からも一定の支持を得ているが、神山氏に一歩及んでいない。
長沼氏は共産支持層に広く浸透。根本氏は支持を拡大できておらず、知名度アップが課題。【大島英吾】
◆8区
小野塚勝俊氏 42 民元
辻源巳氏 43 共新
柴山昌彦氏 49 自前
◇ ◇
解散4日後に14人の保守系市議を集めて後援会事務所を開くなど手堅い組織固めを見せた柴山氏が優位に立つ。自民支持層の大半を固め、推薦を受けていない公明支持層からも6割の支持を得る。
小野塚氏は民主支持層の7割、維新の6割をまとめたが、無党派層の支持は柴山氏に大きく引き離されるなど伸び悩む。共産支持層の大半を固めた辻氏は民主や維新支持層の1割からの支持も得ている。【海老名富夫】
◆9区
大塚拓氏 41 自前
広森すみ子氏 66 共新
青柳仁士氏 36 維新
◇ ◇
大塚氏が自民、公明支持層の大半をまとめ、無党派層にも浸透している。男性6割、女性4割から支持を受け、各年代からも一様に支持を得ており、全体の半数超に及ぶ勢い。
青柳氏は維新支持層の大半、民主支持層の8割近くを固めたが、無党派層からの支持は2割にとどまる。民主の選挙カー応援を受けるなど「野党共闘」を掲げ、非自民層への食い込みを図る。広森氏は、共産支持層を固めた。【海老名富夫】
◆10区
石井祐一氏 63 共新
坂本祐之輔氏 59 維前
山口泰明氏 66 自前
◇ ◇
厚い自民支持層に支えられる山口氏が優位に立ち、無党派層への食い込みを狙う坂本氏が追う。石井氏は共産支持層を固め、無党派層にも浸透を図る。
山口氏は自民と、推薦を受ける公明の支持層をほぼ固めた。年代では20代と40代、争点では景気対策を重視する層の支持が厚い。
坂本氏は公認候補を擁立しなかった民主などの支持層への浸透も図りたいが、まとめきれていない。無党派層の支持は山口氏と拮抗(きっこう)する。【中山信】
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◆11区
柴岡祐真氏 30 共新
小泉龍司氏 62 無前
今野智博氏 39 自前
◇ ◇
無所属ながら安定した地盤を持つ小泉氏が一歩リード。選挙区内に網羅された後援会組織を軸に民主支持層の7割、自民支持層と公明支持層の4割もまとめた。無党派層の5割にも浸透し、幅広い年代の支持を得る。
今野氏は自民支持層の5割弱しかまとめられておらず、公明支持層や無党派層でも伸び悩む。地元の深谷市以外の票固めに懸命だ。
柴岡氏は共産支持層の8割を固め、若さを売りに無党派層からの支持拡大を狙う。【橋本政明】
◆12区
森田俊和氏 40 次新
野中厚氏 38 自前
本多平直氏 50 民元
鈴木千賀子氏 59 共新
◇ ◇
候補者4人が争う中で、野中氏が優位に立つ。自民支持層の6割以上を固め、公明支持層も順調にまとめつつある。
元経産政務官の本多氏は民主支持層を固めた。無党派層にも浸透を図り、返り咲きを狙う。
森田氏は次世代支持層の9割をまとめているが、無党派層からの支持を広げられていない。地元の熊谷市以外の支持拡大が鍵だ。
鈴木氏は共産支持層の8割をまとめた。【橋本政明】
◆13区
山内康一氏 41 民前
土屋品子氏 62 自前
秋山文和氏 67 共新
中村匡志氏 37 次新
◇ ◇
6期目に挑む土屋氏は故父・義彦元知事から引き継いだ固い支持基盤に加え、推薦を受けた公明支持層にも食い込み、優位に立つ。
解党したみんなから民主へ移籍した山内氏は民主支持層の8割を固めた。前回、票を奪い合った維新との“野党協力”の成果が試される。
「安倍政権の暴走ストップ」を掲げる秋山氏は市議30年の知名度を生かし、支持拡大を図る。衆院選再挑戦の中村氏は精力的な選挙運動で票を掘り起こす。【栗原一郎】
◆14区
鈴木義弘氏 52 維前
三ツ林裕巳氏 59 自前
苗村光雄氏 58 共新
◇ ◇
再選を目指す三ツ林氏は、首長や地元議員らと連携して後援会組織をフル稼働させ、保守票をほぼ固めた。公明支持層も6割をまとめ、安定した戦いを見せる。
鈴木氏は維新支持層の7割を固めたが、民主支持層に浸透しきれていない。投票先を決めていない5割の有権者を巡り、三ツ林氏が強い幸手市など選挙区の北部でどこまで迫れるかが鍵となる。
苗村氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層へも食い込む。【清水勝】
◆15区
高山智司氏 44 民元
田村勉氏 66 共新
田中良生氏 51 自前
◇ ◇
田中氏が地元の蕨市や大票田のさいたま市南区に浸透、保守支持層を手堅く固めて抜け出した。地元市議らときめ細かく街頭演説をしつつ、票を掘り起こす。自民、公明支持層の8割以上を固め、20、30代の支持が高い。
高山氏は各地で小集会を開き、票の掘り起こしを図る。民主支持層を固めたものの、無党派層に浸透しきれていない。
田村氏は共産支持層の7割を固めたが、広がりを欠く。【鴇沢哲雄】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010185000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その1) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は7日までの3日間、衆院選に関する全国世論調査を行い、取材結果と総合して選挙中盤の情勢を探った。県内13選挙区のうち、11選挙区で自民党が優位か先行し、民主が優位に立っているのは野田佳彦前首相の4区のみ。野党間の候補者調整などで民主が擁立を見送った五つの選挙区でも自民のリードを許している。ただ、有権者の半数が小選挙区での投票先を決めておらず、終盤に情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区
◇田嶋氏、門山氏が激戦
全国的に自民が圧勝した前回も小選挙区を制した民主田嶋氏と自民門山氏が激戦を演じている。共産吉田氏と次世代田沼氏は巻き返しに必死だ。
田嶋氏は民主支持層を固め、維新や生活支持層の一部も取り込んだ。地域をこまめに歩いて得た知名度で、無党派層の4割弱にも浸透している。門山氏は自民支持層の7割、公明支持層をほぼ固めた。景気対策を重視する層から高い支持を得ているが、無党派層への浸透が課題となっている。県内最年少候補の吉田氏は共産支持層の8割をまとめたが、広がりがない。前回、維新の会公認で比例復活した田沼氏は維新支持層の一部から支持を得ているが、足元の次世代支持層を固め切れていない。
◆2区
◇小林氏が優位保つ
自民小林氏が他候補を引き離してリードを保ち、共産小松氏、維新藤巻氏が後を追う。候補乱立で票が割れた前回の反省から野党間調整で擁立を見送った民主の支持層の行方が定まっていない。
小林氏は自民支持層の8割、公明支持層の8割強を手堅く固めた。前回当選後も地域回りを続け、男女とも幅広い世代、職業に浸透し、争点として消費増税を重視する層から支持を得る。小松氏は共産支持層の8割を固め、憲法改正を重視する層からの支持を集める。藤巻氏は維新支持層の7割を固め、生活、民主支持層の一部も取り込む。出馬出遅れもあり、無党派層の支持に期待するが、浸透しきれていない。
◆3区
◇松野氏、支持広げる
前回同様、野党候補が競合し、自民松野氏が優位な戦い。大小100超の後援会と推薦を得た公明の組織を軸に支持を広げ、無党派層にも浸透しつつある。争点として景気対策を重視する層から支持を集める。
2度目の返り咲きを目指す生活岡島氏は父正之氏の代からの基盤を固め、離党した民主支持層にも食い込む。「脱原発」などの訴えは一定支持を得ているが、自民支持層を崩すまでは至っていない。
前回も立候補した民主青山氏は、党公認と連合の推薦の手続きが遅れ、立て直しに懸命だ。維新支持層の一部を取り込むものの、無党派層に浸透しきれていない。共産椛澤氏は共産支持層を固めつつあるが、無党派層の支持拡大が課題だ。
◆4区
◇野田氏を追う木村氏
前首相の知名度を生かした民主野田氏が安定した戦い。公示1週間前に公認が決まった自民木村氏が必死に追い上げている。
野田氏は他候補の応援に駆け回る一方、可能な限り地元選挙区への露出も続け、民主支持層をほぼ固めた。自民支持層の約2割、無党派層の約3分の1も取り込み、幅広い。約30年間続く朝の駅頭立ちが浸透している。
木村氏は公明支持層の7割から支持を得るなど組織選挙の強みを生かす。だが、無所属の西尾氏にも自民支持層の約1割を奪われ、知名度向上が課題。保守系地元市議らの協力で更なる浸透を狙う。
西尾氏は「ハト派保守」を掲げ、共産斉藤氏は「消費増税中止」などを訴え、支持拡大を図る。
◆5区
◇薗浦氏が優勢に戦う
自民薗浦氏が優勢に戦いを進め、民主村越氏らが追っている。
薗浦氏は自民支持層の7割を固め、無党派層の2割から支持を受けている。前回、「第三極」3党が集めた計約8万票の行方が鍵を握るが、陣営は「取り込めている実感はない」と票の上滑りを警戒し、組織の引き締めに懸命だ。
村越氏は民主支持層はほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。街頭演説などで「子育てを支援し社会保障を充実させて一人一人に行き渡る政策を実現する」と呼びかけ、巻き返しを期す。
浅野氏は共産支持層のほか、無党派層の一部も取り込む。街頭演説などで票の掘り起こしを図る。石田氏は支持が広がっていない。
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◆6区
◇渡辺氏、生方氏をリード
前回小選挙区を制した自民渡辺氏が比例復活した民主生方氏をリードする展開。
渡辺氏は後援会組織をフル回転させ、自民、公明支持層の約7割を固めている。公示前に安倍晋三首相が応援演説に駆けつけたほか、自民党幹部の応援も続いており、無党派層への浸透も図っている。
生方氏は民主支持層の8割を固め、無党派層からの支持は渡辺氏と伯仲している。駅頭で活発なつじ立ち行うなど、追走に懸命だ。
共産三輪氏は消費増税反対などを訴え、票の掘り起こしを目指している。次世代遠藤氏は出馬表明の遅れを取り戻そうと、連日駅頭に立って支持を訴えるが、広がりを欠いている。
◆7区
◇斎藤氏、安定した戦い
知名度と現職の強みを生かし、自民斎藤氏が安定した戦いを進めている。野党間の候補者調整で擁立を見送った民主の票は分散している。
斎藤氏は後援会組織が活発に動き、自民、公明支持層をほぼ固めている。地域を丹念に回って、政権の経済政策の成果を訴えることで、さらなる集票を目指している。
維新石塚氏は維新支持層の5割しか固めきれていない。1日30カ所のつじ立ちなどで集票を狙うが、民主支持層の一部が斎藤氏や社民阿部氏に流れるなど浸透しきれていない。
共産渡部氏は共産支持層をほぼ固め、前回以上の得票を狙う。
社民が県内で唯一擁立した阿部氏は出遅れが響き、知名度向上に躍起だ。
◆8区
◇桜田氏が引き離す
自民県連会長の桜田氏が他候補を引き離し、安定した戦いを展開している。自民支持層の約8割、連立政権を組む公明支持層も約9割を固め、一部の民主支持層からも支持を得ている。男女ともに均等に浸透しつつあり、特に20代女性から高い支持を受けている。
民主との候補者調整で出馬した太田氏は、維新支持層を固め、無党派層への浸透に懸命だが、民主支持層への広がりを欠く。女性からの支持が低く、桜田氏と対照的に若い男性からの支持は高いが、中高年層への浸透も課題になる。
小野里氏は、共産支持者を固めた。最も重視する争点として、女性閣僚が辞任に追い込まれた「政治とカネ」の問題や憲法改正を挙げた層の支持が高い。
◆9区
◇秋本氏が一歩リード
再選を目指す自民秋本氏が一歩リードし、前回比例復活した民主奥野氏が追う展開。
秋本氏は自民・公明支持層の7〜8割を固めたほか、維新支持層の3割にも浸透。閣僚の応援を受けつつ、アベノミクスの実績を強調し、争点として景気対策を重視する層からの支持を集める。支持の年代層も幅広い。
奥野氏は、民主支持層の8割を固め、維新支持層も3割取り込んでいる。鍵を握るとみられる無党派層からは秋本氏(約2割)を上回る約3割の支持を集めており、上積みに懸命だ。
共産鴨志田氏は共産支持票をほぼ固めたが、広がりに欠ける。次世代西田氏は保守層の取り込みを目指し、あいさつ回りなどで支持拡大を図っている。
◆10区
◇林氏が抜け出す
閣僚経験がある林氏が抜け出した。自民支持層は約8割を固め、民主、維新支持層の一部にも浸透しているが、公明支持層が約6割にとどまっており、固めるのが課題。職業別では農林漁業職からの支持が高く、専門職・技術職や経営者・管理職にも浸透している。
谷田川氏は所属する民主支持層を約8割まで固めているが、党本部主導で候補者調整を進めてきた維新の支持層からの支持も約6割にとどまっており、両党の支持層からの票の掘り起こしで巻き返しを図る。年代別では特に20代の支持が低く、若者への浸透も課題だ。
笠原氏は共産支持層約7割を固めた。しかし、その他の支持層には浸透しておらず、広がりを欠いている。
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◆立候補者の顔ぶれ
(届け出順)
◇1区(4)=千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲 50 弁護士 (1)自前=[公]
田嶋要 53 [元]経産政務官 (4)民前
吉田直義 27 党准地区委員 共新
田沼隆志 38 [元]千葉市議 (1)次前
◇2区(3)=千葉市花見川区、習志野、八千代市
小松実 66 [元]県議 共新
小林鷹之 40 [元]財務省職員 (1)自前=[公]
藤巻健太 31 [元]銀行員 維新
◇3区(4)=千葉市緑区、市原市
松野博一 52 [元]副文科相 (5)自前=[公]
岡島一正 57 [元]NHK職員 (2)生元
青山明日香 32 [元]衆議員秘書 民新
椛澤洋平 35 党支部員 共新
◇4区(4)=船橋市中南部
西尾憲一 64 [元]県議 無新
木村哲也 45 [元]県議 自新=[公]
野田佳彦 57 [元]首相 (6)民前
斉藤和子 40 党県委員 共新
◇5区(4)=市川市中南部、浦安市
村越祐民 40 [元]外務政務官(2)民元
薗浦健太郎 42 外務政務官 (2)自前=[公]
浅野史子 44 党県女性部長 共新
石田和男 77 不動産賃貸業 無新
◇6区(4)=市川市北部、松戸市南部
三輪由美 59 [元]県議 共新
渡辺博道 64 [元]副経産相 (5)自前=[公]
遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 (1)次元
生方幸夫 67 [元]副環境相 (5)民前
◇7区(4)=松戸市北部、野田、流山市
渡部隆夫 71 党地区役員 共新
阿部治正 60 [元]流山市議 社新
石塚貞通 47 司法書士 維新
斎藤健 55 党副幹事長 (2)自前=[公]
◇8区(3)=柏市西部、我孫子市
太田和美 35 [元]会社社長 (2)維元
桜田義孝 64 党副幹事長 (5)自前=[公]
小野里定良 67 党地区役員 共新
◇9区(4)=千葉市若葉区、佐倉、四街道、八街市
秋本真利 39 [元]富里市議 (1)自前=[公]
鴨志田安代 59 党地区委員長 共新
西田譲 39 [元]県議 (1)次前
奥野総一郎 50 [元]総務省職員 (2)民前
◇10区(3)=銚子、成田、旭、匝瑳、香取市、香取郡、山武郡横芝光町(旧光町)
笠原正実 60 党地区委員長 共新
谷田川元 51 [元]県議 (1)民元
林幹雄 67 [元]防災担当相 (7)自前=[公]
◇11区(3)=茂原、東金、勝浦、山武、いすみ、大網白里市、山武(旧光町除く)、長生、夷隅郡
椎名史明 57 党地区委員長 共新
森英介 66 [元]法相 (8)自前=[公]
金子健一 57 [元]一宮町議 (1)生元
◇12区(2)=館山、木更津、鴨川、君津、富津、袖ケ浦、南房総市、安房郡
浜田靖一 59 [元]防衛相 (7)自前=[公]
米本展久 63 党地区委員長 共新
◇13区(3)=船橋市北部、柏市東部、鎌ケ谷、印西、白井、富里市、印旛郡
中川勝敏 68 党地区委員 共新
若井康彦 68 [元]国交政務官 (3)民前
白須賀貴樹 39 歯科医師 (1)自前=[公]
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、無=無所属。
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2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その2止) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◆11区
◇森氏は安定した戦い
民主の空白区で、9期目をめざす自民森氏が安定した戦い。自民、公明支持層を中心に支持を固め、無党派層にも浸透する勢い。党新人候補の応援遊説をこなす傍ら、選挙区内では精力的な街頭演説を展開。民主党政権が誕生した前々回、崩れた一部組織も再構築し、17市町村の党支部を生かした組織がフル回転している。
共産椎名氏は党支持層をほぼ固めた。政権の経済政策「アベノミクス」に反発する地元中小企業、個人商店を中心に支持を広げる。維新など他政党支持層の一部からも支持を得ている。
生活金子氏は民主、維新の一部にも浸透するが広がりに欠く。インターネットを駆使した選挙戦で若い世代からの支持を狙う。
◆12区
◇浜田氏が盤石の戦い
強固な地盤を誇る自民浜田氏が一騎打ちとなった共産米本氏を寄せ付けず、父幸一氏を超える8選に向けて盤石な戦いを進めている。ただし、全体の5割近くが小選挙区の投票先を「まだ決めていない」としており、行方が注目される。
浜田氏は自民支持層の約8割、公明支持層の7割近くを固め、無党派層の4割近くにも支持を広げる。浜田氏が県外遊説に追われる中、陣営は緩みを警戒し、引き締めに躍起だ。
米本氏は共産支持層の大半を固めた。自民との対決姿勢を鮮明にし、共産以外の非自民票の取り込みも狙い、民主、維新の支持層では浜田氏と互角以上に渡り合っている。だが、支持は主に中高年層で、広がりに欠ける。
◆13区
◇白須賀氏優勢、追う若井氏
小選挙区での再選を目指す自民白須賀氏がリードし、4選を目指す民主若井氏が追いかけている。
白須賀氏は10カ所の支部をフル回転させ、自民支持層の8割以上を固め、公明支持層からも6割以上の支持を得ている。争点では増税延期を評価し、集団的自衛権行使に賛成する人のそれぞれ6割近い支持を集めている。
若井氏は、民主支持層の7割以上を固め、候補者調整で擁立を見送った維新の支持層の4割に浸透している。ただ、無党派層からの支持は自民にも分散しており、2割にとどまる。増税延期を評価しない人の3割以上に支持され、地方再生を重視する人の支持が目立つ。共産中川氏は共産支持層の7割を固めている。
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2014衆院選:中盤情勢 区割り変更、激戦に 小選挙区は横一線(その1) /山梨
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は衆院選公示後の5〜7日、電話による特別世論調査を実施した。調査結果に取材を加味し、山梨の2小選挙区の中盤情勢を分析した。前回(12年)より選挙区が1減となり、両選挙区とも激しく競り合っている。1区は、民主前職の中島克仁氏と自民前職の宮川典子氏が横一線の戦い。2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏と自民前職の堀内詔子氏が激戦となっている。一方、投票先を決めていない有権者も全体で約5割、無党派層では約7割いるなど終盤に向けて情勢は流動的な要素も残している。【衆院選取材班】
◇中島氏、宮川氏譲らず
中島氏と宮川氏が、横一線の戦いを展開。勝敗の行方は終盤までもつれそうだ。
中島氏は民主支持層の約8割をまとめ、県内で連携している維新支持層では約6割を固めた。無党派層では約3割から支持を集め、宮川氏に先行している。父は故中島真人参院議員で、保守層への浸透も図ってきたが、自民支持層では1割未満と現時点で伸びを欠いている。世代別では特に50、60代の支持層に厚みがある。
宮川氏は自民支持層の約8割を固めたほか、今回初めて党の推薦を受けた公明支持層でも約6割に浸透。各世代から万遍なく支持を集めている。ただし、無党派層では約1割で伸び悩んでいる。陣営は、比例近畿ブロックに転出した小沢鋭仁氏の有力支援者を回るなど「維新票」の食い込みも狙ったが、まだ浸透できていない。
遠藤氏は、共産支持層をほぼ固め、さらに比例票の積み増しを狙う。無党派層への浸透が終盤戦での課題となりそうだ。
◇並走続く「保守分裂」
4度目の「保守分裂」選挙となる2区は、長崎氏と堀内氏が激しく競り合っている。
長崎氏は前回に続く3度目の無所属での出馬。街頭での遊説をこまめに行い、協力関係にある県議の集会で支持を訴えるなどで自民支持層の2割程度をまとめた。無党派層の約3割にも広く浸透する。候補者擁立を見送った民主支持層の約8割に食い込む。今後、2割近い支持がある公明、第三極の支持層の取り込みを図る。
堀内氏は集会や街頭演説で「自民党公認候補」を強調する戦術を展開。義理の父、光雄氏から引き継いだ地盤で、この2年間でこまめに地域のイベントなどに顔を出し、自民支持層の6割や公明支持層の3割を固めた。無党派層への一定の浸透を図る。幅広い年代に浸透しており、40代から50代の有権者に支持を広げている。
秋山氏は共産支持層を手堅くまとめているほか、無党派層にも一定程度浸透し、終盤にかけて追い上げを図っている。
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◇1区(3)=甲府、北杜、甲斐、韮崎、南アルプス、中央市、昭和、市川三郷、富士川、身延、早川、南部町
中島克仁 47 医師(1)民前
遠藤昭子 63 党県委員 共新
宮川典子 35 [元]学校教諭(1)自前=[公]
◇2区(3)=山梨、甲州、笛吹、大月、都留、上野原、富士吉田市、富士河口湖、西桂町、丹波山、小菅、道志、忍野、山中湖、鳴沢村
秋山晃一 61 党県委員 共新
長崎幸太郎 46 [元]財務省主査(2)無前
堀内詔子 49 私立美術館長(1)自前=[公]
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別、の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。
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2014衆院選:中盤情勢 自民が優勢な展開 投票先未定4割強(その1) /長野
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
◇消費増税先送り 「評価する」55%
毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選(14日投開票)の特別世論調査で、県内では消費税10%への再増税先送りについて、過半数が評価すると回答した。調査結果に取材で得た情報を加味して分析したところ、1区は民主が、2区は自民が一歩リード。3区は維新、自民、民主が三つどもえの戦いを展開し、4、5区は自民が優勢となっている。一方、調査時点で4割強が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。【衆院選取材班】
安倍晋三首相が衆院解散の理由の一つとした、消費税10%への引き上げ先送りについて尋ねたところ、「評価する」との答えが55%に上り、「評価しない」の34%を大きく上回った。ただ、政策別で有権者の関心を尋ねる設問では、再増税の先送りについて「重視する」とした人は全体の5%にとどまり、大きな争点と捉えていない傾向がうかがえる。
年代別で「評価する」の割合が高かったのは、20代(84%)、30代(65%)となった一方で、「評価しない」と回答したのは70代以上(39%)、60代(36%)となり、若い年代ほど先送りを支持する傾向が見られた。
支持政党別で「評価する」とした人の割合は、自民73%▽民主45%▽維新53%▽公明78%▽次世代62%▽共産24%。このうち、民主、共産の支持者は「評価しない」の割合がそれぞれ48%、71%を占め、「評価する」を上回っている。無党派層は「評価する」が約半数を占めた。
職業別では、「評価する」とした経営者・管理職と自営業などで6割以上に上り、「評価しない」を大きく上回っている。
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■各選挙区の情勢
◆1区
◇篠原氏が一歩リード
民主には大逆風だった前回選で、選挙区を制した篠原氏が一歩リードし、比例復活当選だった小松氏が追う。武田氏と宮沢氏は伸び悩んでいる。
5選を目指す篠原氏は民主支持者の約8割、無党派層の約4割を固め、他党支持者へも浸透。幅広い年代から支持を集めている。集団的自衛権の行使容認に反対する層の4割以上から支持を集めている。
前回約1万票差で2位だった小松氏は、自民支持者の約7割を固めたが、公明支持者や無党派層への浸透はこれから。年代別では50代の支持が多い。景気対策や外交・安保を重視する層からの支持が4候補の中で最も高い。
武田氏は、共産支持層の8割以上を固め、憲法改正を争点として重視する層からの支持が高い。
前回は日本維新の会から出馬し、比例復活当選を果たした宮沢氏は、次世代支持層の7割以上を固めたものの苦戦を強いられている。
◆2区
◇務台氏を下条氏追う
組織力に勝る務台氏がリードし、下条氏が追う展開。百瀬氏と清沢氏は、懸命に支持拡大を図る。
務台氏は市町村ごとの後援会や地方議員などが活発に動き、自民支持者の8割以上を固めた。経営者・自営業者ら景気対策に関心を持つ層から支持を集めている。無党派層からも支持されている。
前回の雪辱を期す下条氏は、後援会組織を中心にした活動に加えて連合の支援を受け、民主支持者の9割近くを固めた。福祉や憲法改正問題に関心のある人たちの支持を得ており、20代と70代以上の支持は4候補の中で最も多い。
前回比例で復活当選した百瀬氏は、後援会を設けず「しがらみのない政治」をアピールしてきた。女性から一定の評価を得ているが党への支持が伸びず、無党派層などへの浸透が課題となっている。
清沢氏は共産支持者の約8割を固め、町村部で健闘している。今後は松本市などを重点的に回り、安倍政権批判票の取り込みを図る。
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◆3区
◇井出氏に2氏が肉薄
井出氏がやや先行し、木内氏、寺島氏が肉薄する激戦を展開している。唐沢氏が後を追う。
前回2位の井出氏は、みんなの党から移ったが、維新支持者の約8割を固めた。無党派支持層が約4割と、4候補で最も多い。祖父と伯父が元閣僚という政治家一族。2010年の参院選挑戦から5年、高い知名度で浸透する。
木内氏は、自民、公明支持者のそれぞれ約6割を固めた。前回は3位。今回も挑戦者の姿勢で臨んでおり、2年間に後援会や党組織の整備を着々と進めてきた。地盤は佐久市だが、今回は上田市に拠点を置き、集票を図っている。
羽田孜元首相の後継者の寺島氏は、民主支持者の約7割を固め、自民支持者にも食い込んでいる。幅広い年代に浸透し、町村部の支持が厚い。元首相後援会「千曲会」と自身の後援会、連合長野が基盤。千曲会は高齢化が指摘されている。
唐沢氏は、共産支持者の約9割を固め、無党派層への浸透が課題となる。
◆4区
◇後藤氏に幅広い支持
5選を目指す後藤氏が幅広く支持を集めてリードする。返り咲きをねらう矢崎氏が追い、上田氏が続く。
選挙区全市町村に後援会を置く後藤氏は自民支持者の約9割、推薦を受けた公明支持者の約7割に浸透。無党派層の支持も4割近くを取り付ける。年代別では50代を中心に20、30代にも浸透。陣営は「気が緩まないよう警戒している」。無党派層の支持拡大にも力を入れる。
返り咲きを目指す矢崎氏は、推薦を受けた連合長野など民主支持層の約9割を固め、生活支持者や無党派層からも支持を得る。5日の決起集会には野田佳彦前首相も応援に駆け付けた。「今こそ政治を変えるとき」と呼び掛けて、追い上げを目指す。
「日本の針路に関わる大事な選挙」と訴える上田氏は共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を図る。比例代表とも連動して議席獲得に向け、票の上積みに取り組む。
◆5区
◇宮下氏安定した戦い
アベノミクスの継続を掲げる宮下氏が幅広い年代に着実に支持を広げて安定した戦いを進め、格差是正を訴える中嶋氏、水野氏が追う展開となっている。
副財務相の宮下氏は自民党、公明党支持者の9割前後を固めた。無党派層でも5割近くから支持を受けている。男女別では男性の支持率が高く、30代以上の4〜9割近くに浸透する。女性の支持も各年代で4〜5割前後。職業別でも満遍なく浸透している。景気対策や年金・医療・介護・子育てを重視する有権者の中では、5〜7割近い支持を集める。
中嶋氏は民主党支持者の9割近くに浸透している。無党派層の支持は2割程度。年金・医療・介護・子育てや原発・エネルギー政策を重視する有権者の支持は比較的高い。20、30代の若年層への支持はあまり広がっていない。
水野氏は共産党支持層の8割を固めている。無党派層や原発・エネルギー政策を重視する有権者の間では、一定の支持を集めている。
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◇1区(4)=長野(旧大岡村など除く)、須坂、中野、飯山市、上高井、下高井、下水内郡
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前
武田良介 35 党県常任委員 共新
篠原孝 66 [元]副農相(4)民前
小松裕 53 党国対委員(1)自前=[公]
◇2区(4)=長野(旧大岡村など)、松本、大町、安曇野市、東筑摩、北安曇、上水内郡
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自前=[公]
百瀬智之 31 党県共同代表(1)維前
下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民元
清沢達也 40 党准県委員 共新
◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
木内均 50 [元]県議(1)自前=[公]
唐沢千晶 44 党県常任委員 共新
井出庸生 37 党県共同代表(1)維前
寺島義幸 61 党県副代表(1)民前
◇4区(3)=岡谷、諏訪、茅野、塩尻市、諏訪、木曽郡
矢崎公二 55 党県副代表(1)民元
後藤茂之 59 党県会長(4)自前=[公]
上田秀昭 60 党地区委員長 共新
◇5区(3)=飯田、伊那、駒ケ根市、上伊那、下伊那郡
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民新
水野力夫 34 党地区副委長 共新
宮下一郎 56 副財務相(3)自前=[公]
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◇一覧の見方◇
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk28010244000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、8選挙区で優位 民主、維新厳しい戦いに /兵庫
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は5〜7日の3日間、衆院選の中盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査結果にこれまでの取材を加味し、県内12選挙区の情勢を分析したところ、自民党は2012年の前回衆院選で制した8選挙区で議席を維持する勢いをみせている。2、8区の議席を死守したい公明党も優勢となっている。一方、与党に対抗しようと「選挙協力」をした民主党と維新の党は、一部で与党候補と激しく競る選挙区もあるが、大半は厳しい戦いを強いられている。ただ、投票行動を明らかにしていない有権者も5割近くに達し、情勢は流動的だ。14日の投開票日に向けて中盤戦に入った衆院選は、各候補者の訴えがますます熱を増している。【衆院選取材班】
◆1区
◇盛山氏わずかにリード
盛山氏が井坂氏をわずかにリードしている。盛山氏は自民支持層の約9割、公明支持層の7割をまとめ、高齢層を中心に支持を得ている。雇用改善や賃金、ボーナスの上昇などアベノミクスの実績も強調し、無党派層の一部にも食い込んでいる。井坂氏は維新支持層を固めたほか、「政策で親和性が高い」と主張し、候補者を擁立していない民主の支持層の約6割にも浸透。同世代の30、40代から4割強と高い支持を得て、無党派層への支持拡大も図っている。筒井氏は共産支持層を固めたほか、消費増税の中止などを強調し、社民支持層への浸透も図る。
◆2区
◇赤羽氏自民支持層にも
7選を目指す赤羽氏が知名度を生かし、優位に戦いを進めている。公明支持層の9割強を固めた一方、推薦を受けた自民支持層の5割にも食い込む。無党派層へも支持を拡大しようと、ベッドタウンの神戸市北区を中心に街頭演説などを小まめに開いている。連合兵庫の支援を受ける向山氏は、労組票を中心に民主支持層の約8割に浸透。無党派層や維新支持層への支持も得ようと街頭演説などに力を入れる。外交問題なども訴え、保守層の取り込みも図る。平松氏は共産支持層の約7割をまとめた。消費税増税中止などを訴え、支持の広がりを図る。
◆3区
◇5党混戦、関氏が優勢に
5党の公認候補が乱立する混戦模様の中、関氏が優勢に選挙戦を進める。自民、公明の県議や市議らと連携し、自民支持層の7割、公明支持層の6割を手堅く固めた。経産政務官として経済政策を中心に訴え、幅広い年代で支持を得ている。横畑氏は連合兵庫の支援も受け、民主支持層の8割を固めた。浸透に欠ける若年層には、街頭演説でアベノミクス批判を強めて支持拡大を目指す。前回衆院選は比例代表で復活当選した新原氏は、維新支持層の8割をまとめた。改革路線を強調し、無党派層への浸透を図る。消費税増税中止を訴える冨士谷氏は、共産支持層の9割強を固めた。公示直前に次世代の公認を得た和田氏は、巻き返しに懸命だ。
◆4区
◇幅広い年代層、藤井氏支持
景気対策の推進を強調する藤井氏が、幅広い年代層から支持を集めて優位に戦いを進める。自民支持層の9割、公明支持層のほぼ大半を固めた。民主支持層の約2割にも食い込み、無党派層の支持拡大を目指す。懸命に追う永井氏は維新支持層の8割をまとめた一方、「野党協力」を進めた民主の支持層は約4割と固め切れていない。30代を中心に支持を得ており、街頭演説などで無党派層へのアピールを図る。林氏は共産支持層の大半を固めたほか、民主支持層の2割にも食い込む。消費増税中止や集団的自衛権行使反対などを訴えている。
◆5区
◇谷氏が広く浸透 三木氏追う展開
谷氏が優位に立ち、三木氏が追う展開になっている。谷氏は幅広い年代の男女双方に浸透しており、支持基盤となる自民支持層の9割以上、推薦を受けた公明支持層も9割近くを固め、5区候補を擁立していない民主の支持層への食い込みもみられる。三木氏は支持基盤となる維新支持層の9割近くを固め、民主支持層の5割に浸透している。両氏とも無党派層への浸透に大きな開きはみられない。前職2人に対して新人として臨む西中氏は、支持基盤となる共産支持層に加え、さらに幅広い支持拡大を図る。
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◆6区
◇無党派にも拡大 大串氏が先行
大串氏は、幅広い年代の支持を集めて優位に戦いを進める。保守系県議や市議らの支援を受け、自民支持層を固めたほか、公明支持層をほぼまとめた。無党派層の約4割にも浸透している。辻氏は、民主支持層を固めた。社民県連の支援を受け、同党支持層による票の上積みを狙う。「原発・エネルギー政策」を争点として重視する人のうち最も支持を集めた。吉岡氏は、共産支持層を固めた。維新支持層の一部にも食い込み、無党派層への浸透を目指す。杉田氏は、次世代への支持が広がらず、維新支持層の一部を取り込んで支持拡大を図る。
◆7区
◇山田氏が優勢 追う3氏一線
山田氏は、自民と公明の支持層をほぼまとめた上、民主支持層の一部も取り込んで優勢に戦いを進める。年代別では40代と70代以上を中心に、幅広い層から支持を集める。その後を追う畠中氏と石井氏、大前氏がほぼ横一線で並ぶ展開となっている。畠中氏は維新支持層をまとめ、年代別では60代の支持が高い。石井氏は民主支持層を手堅くまとめ、無党派層への支持拡大をうかがう。大前氏は前自民県議で、自民支持層の一部を取り込む。無党派層の支持が目立っている。浜本氏は共産支持層を固めたが、広がりがみられず、巻き返しに懸命だ。
◆8区
◇組織戦中野氏 庄本氏が追う
公明、共産候補による一騎打ちとなった選挙区。組織戦を繰り広げる中野氏が優位に進め、庄本氏が追う展開。中野氏は、公明支持層を固め、自民支持層の7割をまとめた。年代別でも、幅広い層から支持を得ている。庄本氏は共産支持層を固めた。2氏は民主、維新支持層への浸透を争う。全体の約3分の1を占める無党派層については、2氏がそれぞれ約3、4割の支持を受ける形で、ともに残りの取り込みを狙う。
◆9区
◇西村氏、民主層にも浸透
副内閣相として経済再生や防災などを担当し、知名度の高い西村氏が優位な戦いを進める。自民支持層の9割、推薦を受ける公明支持層の7割強を固め、候補者を擁立しなかった民主支持層の6割にも浸透。年代別でも20代を除き全年代で相手候補を大きく引き離している。新町氏は消費税10%への税率引き上げの中止などを訴え、共産支持層をほぼ固めたが、民主や維新の支持層への浸透は2割前後にとどまる。無党派層にも支持の広がりがみられない。年代別では、20代の支持の高さが目立つ。
◆10区
◇自公支持層8割 渡海氏が固める
渡海氏は自民、公明支持層の8割超を固めた。各年齢層に広く浸透して優位な戦いを進めており、20〜40代では特に支持が厚い。景気対策を最も重視する争点とした回答者の6割以上が支持し、経営・管理職は約7割、主婦層は過半数と支持が高い。投票に必ず行くとした人の過半数が支持している。解散当日に公認が発表され、巻き返しを図っている松井氏は、民主支持層の約半数、維新支持層の約7割を固めた。無党派層に一定の支持を得ており、60代の有権者でも健闘している。井沢氏は共産支持層は手堅く固めた。憲法改正を争点と考える人らに一定の支持があり、今後の論戦で支持層拡大を図っていく。
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◆11区
◇松本氏と頭師氏、激しく争う展開
松本氏と頭師氏が激しく議席を争う。維新に前回投票した有権者の票の行方が勝敗の鍵を握るとみられる。松本氏は民主支持層の約9割を固める。中選挙区時代に自民議員だった父の地盤を守り、自民支持層も約2割が支持。維新支持層は約4割が支持する。無党派層から最も支持を集める。頭師氏は自民支持層の8割近く、公明支持層の半数近くから支持を得る。維新支持層は4割以上が支持。若年層の人気は松本氏を上回る。企業経営者・管理職の支持も他候補に比べ高い。苦瓜氏は立候補表明時期が衆院解散直前だったこともあり、他候補に水をあけられている。共産支持層の7割以上から支持を受けるが、広がりを欠く。
◆12区
◇知名度の高さで山口氏がリード
選挙区内旧市町ごとに強固な後援会組織を持ち知名度も高い山口氏がリードしている。無所属になったが、自民、民主、公明支持層のほか、維新支持層も幅広く取り込む。特に、女性の5割近い支持を得ているのが強み。自民県連の支援を受け、「保守本流の継承」を訴える戸井田氏は自民の約3割の支持にとどまり、さらに拡大を目指す。衆院議員だった祖父や父親を知る40代以上から一定の支持があり、3世議員誕生を目指して追い上げを図る。村上氏は「国会議員と歳費の3割カット」が共感を呼び、維新の約4割が支持。終盤は浮動票の獲得で、上積みを狙う。堀氏は共産支持層の8割超をまとめた。「消費税廃止」を浸透させ、支持拡大を目指す。
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◆立候補者(届け出順)
◇兵庫1区
井坂信彦 40 (1)維前
盛山正仁 61 (2)自前=[公]
筒井哲二朗 43 共新
◇兵庫2区
赤羽一嘉 56 (6)公前=[自]
平松順子 65 共新
向山好一 57 (1)民元
◇兵庫3区
横畑和幸 43 民新
関芳弘 49 (2)自前=[公]
新原秀人 52 (1)維前
和田有一朗 50 次新
冨士谷香恵子 62 共新
◇兵庫4区
林政人 61 共新
藤井比早之 43 (1)自前=[公]
永井寿也 41 維新
◇兵庫5区
三木圭恵 48 (1)維前
谷公一 62 (4)自前=[公]
西中孝男 65 共新
◇兵庫6区
吉岡健次 45 共新
辻泰弘 58 民新
杉田水脈 47 (1)次前
大串正樹 48 (1)自前=[公]
◇兵庫7区
大前春代 30 無新
浜本鶴男 70 共新
山田賢司 48 (1)自前=[公]
畠中光成 42 (1)維前
石井登志郎 43 (1)民元
◇兵庫8区
中野洋昌 36 (1)公前=[自]
庄本悦子 60 共新
◇兵庫9区
新町美千代 67 共新
西村康稔 52 (4)自前=[公]
◇兵庫10区
渡海紀三朗 66 (7)自前=[公]
井沢孝典 64 共新
松井雅博 35 維新
◇兵庫11区
頭師暢秀 44 自新=[公]
苦瓜一成 61 共新
松本剛明 55 (5)民前
◇兵庫12区
堀譲 64 共新
山口壮 60 (4)無前
村上賀厚 55 維新
戸井田真太郎 36 無新
〔神戸版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk33010353000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1・5区、自民が優位 2・4区、巻き返し図る民主(その1) /岡山
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選で、毎日新聞社は5〜7日、全国で電話特別世論調査を実施した。調査結果に取材内容を加え、県内5選挙区の情勢を分析した。1区、5区は自民が優位に立ち、3区は次世代がリードするが、2区と4区は民主が巻き返しを図っている。重視する争点は「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」を挙げる人が多い。投票先を決めかねている有権者も多く、終盤で情勢が変化する可能性がある。【衆院選取材班】
◆1区
◇逢沢氏、各世代に浸透
10選を目指す逢沢氏が、企業や団体の厚い支援体制を得て、各世代に浸透し優位に立つ。自民、公明以外に次世代や無党派層を取り込むほか、景気対策や憲法改正を重視する有権者から大きな支持を得ている。「野党共闘」を掲げる高井氏は維新、民主の支持層の8割以上を固め、原発政策や「政治とカネ」に関心ある層から期待されている。向谷氏は、共産の組織票を集め、「反自民」の受け皿として、知名度向上を狙う。
◆2区
◇山下氏が一歩リード
山下氏がリードし、津村氏が追う。山下氏は後援会や地元議員の支援を得て足元を固め、自民支持層の約7割、公明支持層の約8割の支持を得ている。争点で「景気対策」を重視する人の半数近くが山下氏を支持している。津村氏は「1強多弱」の是正や再生可能エネルギーの普及を訴えて選挙区内を回り、民主に加え、維新、社民など他の野党支持層にも食い込む。無党派層では山下氏を上回っている。井上氏は共産支持層を中心に浸透を図る。
◆3区
◇平沼氏に厚い支持
高い知名度や強固な後援会組織に支えられ、平沼氏が優勢。阿部氏が追う。平沼氏は次世代支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。民主や維新の一部など幅広く浸透し、50代以上から厚い支持を得ている。阿部氏は30〜40代を中心に支持を集めるが、自民支持層のほぼ半数をまとめるにとどまり、公明支持層も固めきれていない。無党派層などへの知名度拡大が課題だ。古松氏は60代を中心に支持があり、反自民の支持拡大を図りたい。
◆4区
◇橋本氏を追う柚木氏
橋本氏が柚木氏をややリードしている。
橋本氏は父の故・龍太郎元首相から継いだ後援会組織や企業、団体に加え、公明支持層などの組織票固めに全力を挙げる。女性の支持がやや高めで、重視する争点では「景気対策」が半数近い。
柚木氏は無党派層で、3候補最多の4割の支持を得ている。「年金・医療・介護・子育て」と「景気対策」を重視する人がそれぞれ3割以上。労働組合票の確実な獲得に加え、無党派層でさらなる支持拡大を目指す。
垣内氏は共産支持層を固め切れておらず、無党派層でも思うように浸透していない。
◆5区
◇加藤氏、安定した戦い
自民候補が常に有効票の過半数を得てきた保守層の厚い選挙区で、加藤氏が安定した戦いぶりを見せる。官房副長官として週2度の閣議出席など、衆院解散後も地元を離れる機会は多いが、幅広く支持を得ている。
美見氏は共産票に加え、民主、維新支持者にも広がりを見せるが、無党派層で大きく差を広げられている。
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◆立候補者(届け出順)
◇1区
高井崇志 45 (1)維元
向谷千鳥 56 共新
逢沢一郎 60 (9)自前=[公]
◇2区
山下貴司 49 (1)自前=[公]
津村啓介 43 (4)民前
井上素子 67 共新
◇3区
阿部俊子 55 (3)自前=[公]
古松国昭 69 共新
平沼赳夫 75 (11)次前
◇4区
柚木道義 42 (3)民前
橋本岳 40 (2)自前=[公]
垣内雄一 50 共新
◇5区
美見芳明 57 共新
加藤勝信 59 (4)自前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk34010377000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、6選挙区で優位(その1) /広島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選で、毎日新聞は電話世論調査(5〜7日に実施)と取材結果を併せ、22人が立候補した県内7選挙区の情勢を分析した。自民が広島6区以外の選挙区で優位に立っており、各野党が追っている展開。一方で無党派層の回答者のうち、6割以上が投票先を決めておらず、流動的な要素も少なくない。有権者の関心は「年金・医療・介護・子育て」、「景気対策」に多く集まっており、選挙の争点の一つとされた「消費増税」への注目度は今一つだ。
◆1区
◇岸田氏、幅広い支持
8選を目指す自民岸田氏は、3代続く保守地盤を生かして自民支持層の9割以上、公明支持層の7割近くを固めた。また、今回候補擁立を断念した民主支持層や無党派層にも食い込むなど、知名度を生かして優位な戦いを進める。男女を問わず、全ての年代から幅広く支持を得ている。
維新白坂氏は、維新支持層からの支持が5割程度にとどまり、さらなる支持固めを図る。民主支持層からも約4割の支持を得る。橋下徹共同代表らの来援を受け、1割強と伸び悩む無党派層の取り込みを狙う。
前回選に続いて1区から立候補した共産大西氏は、共産支持層をほぼ固めた。争点に憲法改正を重視した人たちから支持を得ている。一方で無党派層からの支持が薄く、浸透を目指す。
次世代伊藤氏は知名度アップを図ろうと、懸命に各地で街頭演説を続けている。【加藤小夜】
◆2区
◇平口氏リード
これまで4度対決し、2勝2敗の自民平口氏と民主松本氏。前回勝利した平口氏は「政権与党」をアピールして組織票を固める戦略で、自民支持層の8割、推薦を得た公明支持層の7割を押さえてリードする。無党派層の一部にも浸透し、世代別でも幅広い年代から安定的な支持を得ている。
議席奪還を狙う松本氏は民主支持層の9割を固め、維新支持層の5割も獲得。一方、前回選で第三極に流れた無党派層からの支持は、平口氏を上回るものの4割にとどまり、終盤戦に向けて、都市部を中心に浮動票の取り込みに追い込みをかける。
共産藤本氏は30代、60代で支持を伸ばしている。【高橋咲子】
◆3区
◇河井氏、安定した戦い
6選を目指す自民河井氏が自民支持層の約8割、公明支持層の6割の支持を固め、選挙戦を優位に運んでいる。30代の支持が4割を超えるなど、全ての年代で高い支持を得ており、無党派層からは2割強の支持を集めている。
返り咲きを狙う民主橋本氏は民主支持層の9割のほか、維新、次世代の支持層もつかみ、追い上げを図る。「消費税率10%引き上げ延期を評価しない」とした人の支持は3割強に上っているが、無党派層への浸透は河井氏と同程度で、前回躍進した第三極の受け皿になり切れていない。
共産清水氏は、共産支持層の7割を固めた。【大西岳彦】
◆4区
◇中川氏、基盤固める
2期目を目指す自民中川氏が支持基盤を固めて選挙戦を優位に進め、次世代中丸氏と共産中石氏が追いかける展開になっている。
中川氏は自民支持層の9割、公明支持層の7割をまとめた。全ての年代からまんべんなく支持を集めており、特に20代男性では8割の支持を集めた。
3区からくら替えした中丸氏は、維新支持層、民主支持層を取り込みつつある。年代別でも20代女性、30代男性の支持が約2割を超え、若い世代を中心に支持を広げる。
中石氏は共産支持層を固め、与党批判票の獲得を狙う。【菅沼舞】
◆5区
◇寺田氏、幅広く浸透
4期目を狙う自民寺田氏が、男女とも幅広い年齢層で支持を集め、自民支持層の9割、無党派層の半数以上を固めて優勢に立つ。民主や維新支持層にも食い込みつつあり、大票田の都市部では約6割の支持を得ている。一方、職業別では農林漁業で支持が伸び悩んでいる。
対抗する共産尾崎氏は共産支持層の6割強を固めた。民主、維新、社民支持層の一部にも浸透しつつあり、さらなる支持拡大に全力を傾ける。
5区では公認を得ていた民主元職が公示直前に立候補を取りやめた影響もあり、民主支持層の6割、維新支持層や無党派層の半数前後が投票先を「まだ決めていない」と回答。全体でも4割以上が態度を決めかねており、情勢は流動的だ。【吉村周平】
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◆6区
◇亀井氏が先行
13選を目指す無所属亀井氏が、3度目の対決となる自民小島氏に先行する展開になっている。
亀井氏は県連から推薦を得る民主支持層をほぼ固め、社民や維新支持層のほか、一部保守層や無党派層の支持も集める。年代別では40、50代の支持が厚い。
前回比例中国ブロックで復活当選した小島氏は、自民支持層に浸透。連立を組む公明支持層に働きかけ、追い上げを図る。年代別では60代以上の支持が厚い。票田の尾道、三原両市での支持拡大が今後のカギとなる。
共産寺田氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を目指す。【高田房二郎】
◆7区
◇小林氏、優位な戦い
2期目を目指す自民小林氏が幅広く浸透、優位な戦いを展開している。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、無党派層の支持も得ている。年代別では男女とも特に30〜40代の支持率が高く、最も重視する争点に「景気対策」を挙げた人の半数以上の期待も集めている。
民主村田氏は、労組を中心とした民主支持層の7割を固めているが、東京在住で参院議員秘書から転身のため、知名度アップが課題。「女性目線からの子育て支援」などの訴えが同性の共感を呼べるかもカギを握る。
前回、日本維新の会から出馬、分党に伴い次世代に移った坂元氏は、維新の党からの支持の方が上回っており新党のPRがポイント。1割程度にとどまっている無党派層の支持拡大も課題だ。
共産小浜氏は、共産支持層の8割を固め、消費増税中止など他党と差別化した訴えに注力する。【立石信夫】
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◆立候補者(届け出順)
◇広島1区
白坂理香 48 維新
大西理 48 共新
伊藤真二 47 次新
岸田文雄 57 (7)自前=[公]
◇広島2区
松本大輔 43 (3)民元
平口洋 66 (2)自前=[公]
藤本聡志 60 共新
◇広島3区
河井克行 51 (5)自前=[公]
清水貞子 67 共新
橋本博明 44 (1)民元
◇広島4区
中石仁 52 共新
中丸啓 51 (1)次前
中川俊直 44 (1)自前=[公]
◇広島5区
尾崎光 62 共新
寺田稔 56 (3)自前=[公]
◇広島6区
亀井静香 78 (12)無前
寺田明充 63 共新
小島敏文 64 (1)自前
◇広島7区
小林史明 31 (1)自前=[公]
村田享子 31 民新
坂元大輔 32 (1)次前
小浜一輝 58 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk37010412000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1、3区は自民が優位 2区は民主がリード(その1) /香川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
衆院選は14日の投開票まで残り1週間を切った。毎日新聞は5〜7日、県内の有権者を対象に、電話による選挙情勢調査を実施。これに候補者の陣営や政党などへの取材を加味して、中盤情勢を探った。1区は平井氏が優位に立ち、2区では一歩リードする玉木氏に対し瀬戸氏が追い上げを図る。3区は大野氏が順調に戦いを展開している。ただ、調査時点では、投票先をまだ決めていない有権者も3割程度おり、今後、候補者の訴えや投票率の行方により、情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】
◆1区
◇平井氏自公固める
平井氏は、自民支持層の約8割を固めたほか、推薦を受ける公明支持層の約8割に浸透している。無党派層の約3割からも支持を受ける。「景気対策」を重視する約7割の支持を集めた。陣営は徹底した組織選挙を展開。政党支部をフル回転させ、企業や業界団体へのあいさつ回りなどで支持を固める考え。集会を積極的に開き支持拡大に懸命だ。
小川氏は民主支持層の9割以上をまとめるほか、選挙協力する社民支持層のほとんどから支持を得た。無党派層のほぼ半数が支持。女性や若年層からの支持が厚い。「原発政策」を重視する約5割に浸透する。無党派層への更なる浸透が鍵を握るとみられ、高松中央商店街など高松市中心部で街頭に立つなど「顔を見せる」戦略で巻き返しを図る。
河村氏は共産支持層の支持が約5割にとどまり、無党派層への支持も1割に届いていない。憲法改正反対や消費増税反対などを訴え、他候補との違いを強調する。
◆2区
◇玉木氏追う瀬戸氏
前回選で小選挙区を守りきった玉木氏が、民主支持層の9割以上を固め、さらに幅広く浸透している。連合香川を介した協力体制を築く社民、さらには維新や生活など、各野党支持層からも支持を得る。無党派層にも浸透する一方で、自民支持層にも一部食い込む。「年金・医療・介護・子育て」を争点として最も重視する層からの支持が厚い。
瀬戸氏は自民支持層の7割近く、公明支持層の約7割から支持を得る。無党派層には玉木氏に次いで浸透する。小選挙区定数の「0増5減」に伴い、比例復活の条件が厳しくなり、小選挙区での勝利が最重要課題。安倍晋三首相や党幹部らが応援に入る一方で、党組織をフル動員して追い上げを図っている。
佐伯氏は共産支持層の約8割をまとめ、無党派層の一部からも支持を得ているが、広がりに欠けている。憲法を生かした平和外交や原発再稼働反対などを訴えて、安倍政権の問題点を指摘。挽回を図る。
◆3区
◇大野氏幅広く浸透
大野氏が自民支持層の9割近くを固めたほか、公明支持層の約5割、無党派層の約4割を固めている。前回選同様、各年代の男女から幅広く支持を集め、今回も優位に選挙戦を展開している。個人演説会などでは「人口減少対策」や「地方創生」を訴え、さらに支持を広げている。
高田氏は社民支持層の9割近く、民主支持層の約7割を固めたが、無党派層に浸透していない。出身の善通寺市をはじめ、観音寺、三豊市の個人演説会や街頭演説では「消費税10%阻止」や「集団的自衛権行使反対」、「農家の所得アップのための戸別所得補償制度の法制化」などの政策を訴え、無党派層の取り込みを狙う。
土岐氏は共産支持層のほとんどを固めているが、無党派層や他の党支持層からの支持はほとんど得られていない。街頭演説では「消費増税反対」や「原発再稼働ストップ」、「安倍政権の暴走ストップ」などを訴え、無党派層などに食い込みを図っている。
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◆立候補者(届け出順)
◇1区
河村整 55 共新
平井卓也 56 (5)自前=[公]
小川淳也 43 (3)民前
◇2区
瀬戸隆一 49 (1)自前=[公]
佐伯守 54 共新
玉木雄一郎 45 (2)民前
◇3区
大野敬太郎 46 (1)自前=[公]
土岐一郎 62 共新
高田良徳 54 社新
カッコ内数字は当選回数
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk40010216000c.html
2014衆院選ふくおか:11選挙区の中盤情勢・毎日新聞総合調査から(その1) 自民、9選挙区で優勢 /福岡
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日に投開票される衆院選は県内11小選挙区に35人が立候補している。毎日新聞は5〜7日に実施した世論調査に独自の取材結果を加えて情勢を探った。
公認10人を擁立した自民は9選挙区で戦いを優位に進め、2区は民主と激しく競っている。政権選択が焦点となった2012年の前回は「自民1強」の結果だったが、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非などが争点の今回も、自民の勢いは持続している。
民主は「反自民」票取り込みを狙って維新、社民それぞれとの共闘を8選挙区で実現したが、全体的に効果は不発気味だ。民主は、自民が分裂して公認不在の1区と2区で接戦に持ち込んだが、残り4選挙区は自民の先行を許している。4区の維新、11区の社民も自民を追う立場となっている。11人を擁立した共産は全選挙区で支持拡大を図っている。
各区とも「投票先を決めていない」有権者が3〜5割程度いるため、残り1週間で情勢が変化する可能性はある。【井本義親】
◆1区
◇山本氏を井上氏が猛追
比江嶋俊和 67=共新
新開裕司 46=無前
明石健太郎 42=諸新
井上貴博 52=無前
金出公子 67=無新
山本剛正 42=民元
自民分裂が選挙戦に大きく影響している。民主支持層を手堅くまとめた山本氏と、自民公認を争った末に無所属で出馬した井上氏が激しく追い上げている。
山本氏は衆院解散直前に4区から国替え。松本龍・元環境相が議席を7期守った1区で知名度の低さが懸念されたが、民主支持層をほぼ固めたのに加えて、無党派層にも浸透を図る。しかし県レベルで選挙協力を展開する維新、社民支持層を固めきっていない。年代別は60代を中心に支持を広げている。
井上氏は麻生太郎副総理・財務相の支援を受け、安倍政権とのパイプの太さを強調して山本氏を激しく追っている。前回、自民公認として初当選した経緯もあり、自民、公明支持層で新開氏より厚い支持を受ける一方、無党派層に支持を広げきれていない。年代別は60、70代以上で新開氏を引き離す。
前回、比例単独で初当選した新開氏は、自身が秘書として仕えた古賀誠元自民党幹事長のバックアップを受けて出馬したが、自民、公明の支持層固めでは井上氏に先行を許した。40、50代は井上氏に迫り、女性からも一定の支持を受けている。東区を中心に巻き返しに懸命だ。
比江嶋氏は共産支持層をほぼ固めた。金出、明石両氏は出遅れている。【中山裕司】
◆2区
◇稲富氏と鬼木氏、横一線
倉元達朗 47=共新
稲富修二 44=民元
鬼木誠 42=自前
中村宣久 52=無新
稲富氏と鬼木氏が横一線で並んでいる。
前回苦杯をなめた稲富氏は「初心に帰る」として、駅前など街頭で有権者に直接訴えている。民主支持層に加えて、県内で選挙協力する維新、社民支持層から幅広い支持を得ており、都市部に多い無党派層にも食い込む。争点として「年金・医療・子育て」「政治とカネ」を重視する層の支持が厚く、男性の支持は鬼木氏を上回る。
鬼木氏は、地元の保守系県議や福岡市議、企業・団体の支援をバックに運動を展開。自民、公明両支持層で支持を広げているが、無党派層へ浸透しきれていない。アベノミクスの継続で「地方の景気回復と財政再建の両立を図る」との主張を繰り広げ、争点で「景気対策」を重視する層の支持を広げている。女性の支持は稲富氏より厚い。
倉元氏は共産支持層を固め、さらに上積みを狙う構え。中村氏は無党派層などから一定の支持を得る。【下原知広】
◆3区
◇古賀氏、安定した戦い
藤田一枝 65=民元
古賀篤 42=自前
川原康裕 33=共新
再選を目指す古賀氏は自民支持層をほぼ固め、安定した戦い。推薦を受けた公明、県農政連の後押しもあり20〜70代以上の全世代に幅広く浸透するほか、維新支持層、無党派層の一部に食い込む。アベノミクスの継続や子育て支援拡充が訴えの中心で、最も重視する争点に「景気対策」か「年金・医療・介護・子育て」を挙げた人から支持を得ている。
藤田氏は民主支持層を固めた。衆院議員2期の経験から知名度は高く、無党派層も古賀氏を上回る支持を取り付けた。しかし県レベルで推薦を受けた維新、社民支持層への広がりを欠く。
川原氏は共産支持層を固め、社民、維新両支持層にも食い込むが、若年層へ浸透していない。【平川哲也】
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◆4区
◇宮内氏、支持満遍なく
河野正美 53=維前
宮内秀樹 52=自前
新留清隆 59=共新
再選を目指す宮内氏が優位に戦いを進め、河野氏と新留氏が追う展開。
宮内氏は自民支持層だけでなく、推薦を受ける公明支持層の大半を固めた。社民、民主両支持層にも食い込みを図る。年代も30〜70代に満遍なく浸透。職業別では製造・販売・サービスや経営者・管理職の支持が目立つ。
前回比例で復活当選した河野氏は維新支持層を固めた他、県レベルの共闘で推薦を受けている民主の支持層にも浸透している。年代では40代を中心に支持を集め、職業別では自営業の支持が多い。
新留氏は共産支持層をほぼまとめ上げ、社民支持層からも支持を得る。年代別では20代の支持が比較的厚い。【柴田種明】
◆5区
◇原田氏が勢いに乗る
楠田大蔵 39=民元
原田義昭 70=自前
田中陽二 58=共新
原田氏が勢いに乗って先行し、楠田氏は追い上げを図る。
原田氏は公明、県農政連の推薦を得て組織戦を展開しており、自民、公明支持層をほぼ固めた。楠田氏は民主支持層を固め、無党派層の支持も原田氏を上回るが、県レベルで推薦を受ける維新の支持層に原田氏の食い込みを許している。
年代別は原田氏が各年代で満遍なく支持を集める。楠田氏は20代で原田氏を上回るが、30、40代と70代以上では原田氏に水をあけられている。市部は原田氏が大きくリードし、町村部は互角の戦いとなっている。
田中氏は共産支持層は固めているが、無党派層などへの広がりに欠ける。【勝野昭龍】
◆6区
◇鳩山氏、盤石の態勢
鳩山邦夫 66=自前
金子睦美 53=共新
他候補の応援で選挙区に不在がちながら、自民、公明支持層をしっかり固めた鳩山氏が、盤石の態勢を築いている。支持の広がりは年代を問わず、特に女性層に安定感が見られる。候補を擁立できなかった民主支持層の一部も流れている。
金子氏は「政権の暴走を止める」と、支持拡大に懸命だ。共産支持層のほとんどに加えて維新や民主支持層の一部からも支持を得ているが、無党派層への浸透が進んでいない。【上村里花】
◆7区
◇藤丸氏、幅広く浸透
藤丸敏 54=自前
江口学 40=共新
藤丸氏が強固な地盤と組織力を生かした選挙戦で、江口氏を大きく引き離している。
藤丸氏は、古賀誠元自民党幹事長から引き継いだ後援会がフル稼働。自民と公明支持層を固めたほか、男女問わず幅広い年代に浸透している。約9万6000票で初当選した前回以上の得票を狙う。
江口氏は反自民票の受け皿を目指すものの、消費税10%引き上げの延期や集団的自衛権行使に反対を主張する層にも支持は広がっていない。【近藤聡司】
◆8区
◇麻生氏が優位な戦い
河野祥子 34=共新
麻生太郎 74=自前
元首相の麻生氏が、高い知名度を生かし戦いを優位に進める。追う河野氏は支持拡大に懸命だ。
麻生氏は自民支持層に加え、推薦を受けない公明支持層も固めた。候補不在の民主支持層や無党派層にも広がりを見せる。公示日を除いて本人不在の選挙戦だが、陣営は「内閣の要となる副総理にふさわしい得票を」と意気込む。河野氏は解散直前に出馬が決まり知名度不足は否めないが、共産支持層を固め、維新支持層や無党派層にも食い込む。【平山千里】
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◆9区
◇三原氏、手堅くリード
三原朝彦 67=自前
緒方林太郎 41=民元
真島省三 51=共新
7選を狙う三原氏が中年層を固くまとめてリードしている。緒方、真島両氏は、無党派層への支持拡大を目指す。
三原氏は従来の後援組織や自民系県議・市議の活動に加え、新日鉄住金会長が選対相談役に初めて名を連ね、民主候補支持が多かった地場企業への食い込みも徹底している。自民、公明支持層の大半を固めており、諸団体への働きかけも強化し、得票増を目指す。
緒方氏は前回の落選から2年間、地域回りを続け、系列市議や連合の支援も受けて支持拡大を図ってきた。民主支持層の大半を固めたが陣営が「勝敗の分かれ目」と見ていた無党派層の支持が少なく、女性の支持も広がっていない。
真島氏は安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認などを批判。党は比例九州ブロックでの2議席確保に向け「前回(約2万2000票)の2倍の得票」を目標に、支持拡大を目指す。共産支持層の大半を固めたが、無党派層には食い込めていない。【祝部幹雄】
◆10区
◇山本氏が一歩先行
山本幸三 66=自前
佐藤正夫 59=無前
高瀬菜穂子 54=共新
城井崇 41=民元
山本氏が一歩先行し、城井氏が追っている。
前回、11区から移った山本氏は自民支持層の大部分を固め、推薦を受けた公明支持層にも幅広く浸透する。北九州市議を中心に各種団体、傘下企業を手堅くまとめ、景気対策や消費増税延期を評価する人から支持されている。
前回約5万5000票の得票で落選した城井氏は民主支持層をほぼ固め、県内で支援を受ける維新支持層への浸透を図る。労組や中小企業回りを徹底する一方、アベノミクスの恩恵を受けにくい若者や子育て世代へ支持拡大を目指す。
高瀬氏は県議2期8年の実績を土台に、共産支持層の大半を固めている。政治とカネ、年金・医療・介護・子育てを重視する人からも支持を集めている。
11月末に解党したみんなの党組織委員長を務めた佐藤氏は一時不出馬を表明した後に無所属で立候補。自民、民主の支持層の一部に食い込むものの、支持は広がっていない。【宍戸護】
◆11区
◇武田氏が引き離す
藤中寛之 40=社新
武田良太 46=自前
山下登美子 61=共新
武田氏が強固な組織力などを生かして、藤中氏と山下氏を引き離している。
武田氏は前回同様、地元・田川郡の6首長が各町村の選対本部長を務めるなど盤石の構え。自民・公明支持層のほか、前回選挙で直前の出馬表明にもかかわらず比例復活に迫る約3万8000票を獲得した維新の支持層や無党派層にも食い込む。支持は20〜40代に目立ち、職業別は農林漁業や自営業に多い。
藤中氏は社民支持層に加え、県連レベルでの推薦を受けた民主の支持層にも浸透し、維新支持層からも一定の支持を集める。職業別は学生や製造・販売・サービス業の支持が多い。山下氏は共産支持層の多くを固めたが、それ以外への浸透が薄い。【荒木俊雄】
〔福岡都市圏版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk46010354000c.html
2014衆院選かごしま:中盤情勢・毎日新聞総合調査 自民、4選挙区で安定 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
今衆院選(14日投開票)は県内五つの小選挙区から計14人が立候補、政策や主張などを訴えている。毎日新聞は5〜7日、特別世論調査(電話)を実施し、取材を加味して情勢を分析した。自民は1、2区と4、5区で安定した戦いを展開。3区は無所属前職が自民新人に対し、僅差のリードだ。しかし、調査した全体の約半数が投票先を決めておらず、終盤に向けて各候補、陣営の舌戦は激しさを増しそうだ。
◆1区
◇突出の保岡氏、追う3氏
自民支持層を固めた保岡氏が、頭一つ抜け出す。公明支持層にも食い込み、維新支持層からも一部支持を受ける。
年代別でみると、若年層と40代、60代以上の支持が厚く、性別でも男女双方から支持を集める。争点別では「景気対策」を重視する層の多くが「アベノミクスの継続」を訴える保岡氏を支える。また、消費税10%引き上げ延期を「評価する」と答えた層と、集団的自衛権行使に「賛成」と答えた層もほぼ固めた。
川内氏は民主支持層を固めたが、他党支持層への広がりがない。「最も重視する争点」のうち、「消費増税」「原発・エネルギー政策」「震災からの復興」を掲げる層の多くが川内氏を支える。
若さを強調する山之内氏は、無党派層の取り込みを狙う。争点別では「政治とカネ」を重視する層から一定の支持を得ている。
山口氏は、若年者雇用の増加を訴えるが、伸び悩む。【津島史人】
◆2区
◇金子氏盤石、追う祝迫氏
2期目を目指す金子氏が各層からの幅広い支持を集め、盤石な戦いを展開する。一方、祝迫氏は苦しい戦いを強いられている。
金子氏は自民支持層と公明支持層の大半を固めたほか、維新支持層も取り込みつつあるが、無党派層への浸透がやや不足している。外交・安保政策や地方再生、景気対策を「重視する争点」に挙げた層の大半の支持を得た。男女別でみると、60代男性を除く各年代の男性から半数以上の支持を獲得。しかし、女性の支持が伸び悩んでいる。
消費増税反対や九州電力川内原発再稼働反対などを掲げる祝迫氏は共産支持層からの支持も半数程度で、「原発・エネルギー政策」「消費増税」を重視する有権者からの支持も広がっていない。安倍政権批判の受け皿として支持拡大を目指す。【杣谷健太】
◆3区
◇宮路氏が追いかける
長年接戦が続いている選挙区。前回初当選した野間氏が、初チャレンジの宮路氏を一歩リードしている。
野間氏は、2012年の補選で故・松下忠洋氏の後継として立候補。惜敗したが、その約1カ月半後の総選挙で初当選した。補選、前回は旧国民新党からの出馬だったが、今回は無所属。民主、無党派層に浸透し、一部自民層にも食い込んでいる。連合鹿児島が推薦、事務職の多くから支持を得て、自営・農林漁業にも浸透する。
宮路氏は、解散直前の父和明氏の引退表明を受け、急きょ立候補表明。若さや総務省出身という経歴をアピールする。公明の推薦を受け父からの後援会組織などが、知名度アップに向け選挙戦を展開している。自民、公明層から多くの支持を得て、町村部で比較的優位。年齢層では、50歳代や70歳以上の支持が多い。
山口氏は川内原発再稼働阻止、消費増税中止を訴える。共産層のほか一部民主層にも食い込み、支持拡大を目指す。【宝満志郎】
◆4区
◇小里氏が2氏引き離す
自民と公明の支持層を固めた小里氏が無党派の一部に食い込み、優位に選挙戦を展開している。まだ投票先を決めていない有権者も4割程度いる。
小里氏は2009年の衆院選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし250前後に再構築。各年代で支持を集め、特に60〜70代以上で他候補を引き離している。労組の推薦を取り付け、技術職や製造業でも高い支持を維持した。
立候補の表明が遅れた野呂氏は、反原発や集団的自衛権の行使容認に反対などを訴え、社民支持層を固めた。民主の一部からも支持を集めるが、無党派層の浸透に欠ける。集団的自衛権の行使に「反対」と答えた人のうち、野呂氏に投票すると答えた人は半数にとどまった。
永田氏は、消費増税中止などを訴えるが、共産の支持が伸び悩んでいる。【土田暁彦】
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◆5区
◇厚い地盤、森山氏先行
前回に続く自共対決。自民王国と呼ばれる厚い保守地盤に支えられ、森山氏がリード。党選対副委員長として選挙区を空けることが多くなったが、農林水産商工団体などの支援を取り付け、「12万票」を目標に徹底した組織戦でカバーする。
自民支持層、公明支持層をほぼ固めた。更に、自主投票を決めた連合大隅地域協議会など民主支持層にも食い込み、社民支持層に一定の支持も。自共対決の構図が有権者の選択肢を狭めていることが推測される。
前回、約2万2000票を獲得した野口氏は、種子島と大隅半島を往復しての戦い。選挙カーからの呼びかけと街頭演説を重ね、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や消費増税、原発再稼働反対で一致する幅広い層の結集を訴える。
共産支持層はほぼ固め、維新支持層、民主支持層にも一定の支持、わずかながら自民支持層からの支持もあるが、勢いに乏しい。【新開良一】
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◆各区の立候補者
※政党名の[]は比例との重複
◇1区(4)
山之内毅(やまのうち・つよし) 32 神職 (1)[維] 前
川内博史(かわうち・ひろし) 53 [元]党県代表 (5)[民] 元
山口広延(やまぐち・ひろのぶ) 39 党地区委員長 共 新
保岡興治(やすおか・おきはる) 75 [元]法相 (12)自 前=[公]
◇2区(2)
金子万寿夫(かねこ・ますお) 67 [元]県議長 (1)[自] 前=[公]
祝迫光治(いわいざこ・みつはる) 71 [元]党県委員長 共 新
◇3区(3)
山口陽規(やまぐち・はるき) 61 党地区委員長 共 新
野間健(のま・たけし) 56 [元]衆議員秘書(1)無 前
宮路拓馬(みやじ・たくま) 35 [元]総務省職員 [自] 新=[公]
◇4区(3)
野呂正和(のろ・まさかず) 63 団体職員 [社] 新
小里泰弘(おざと・やすひろ) 56 副環境相 (3)[自] 前=[公]
永田義人(ながた・よしひと) 65 党地区委員長 共 新
◇5区(2)
野口寛(のぐち・ひろし) 69 党地区委員長 共 新
森山裕(もりやま・ひろし) 69 [元]副財務相 (4)[自] 前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk03010158000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 小沢氏、支持固まらず 民主1、3区で優位 /岩手
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果を加えて県内4選挙区の情勢を分析した。4区では、県政界を支配してきた小沢氏が藤原氏にリードを許している。一方、生活と選挙区を「すみ分け」た民主党の候補2人は1区と3区で有利な戦いを展開。2区では鈴木氏が手堅い戦いを展開している。ただ回答者の半数が「投票する候補者を決めていない」としており、最終盤まで目が離せない情勢だ。【安藤いく子、浅野孝仁、春増翔太】
◆1区
◇階氏基盤固める
階氏は前回、未来(現生活)の刺客と票を分け合ったが、今回は基盤を固め、民主支持層の9割弱を固め優位に立っている。無党派層からも3割台の支持を得ている。男性は40代以上、女性は20、40、60代の支持率が高い。自営業者や事務職に浸透。景気対策や消費増税、震災復興を重視する人が支持する。
高橋氏は推薦を受けた公明の支持層の6割しか固めていない。30代の男女、女性の50代、70代以上などで階氏以上に浸透している。
吉田氏は共産支持層をほぼ固め、50〜60代から一定の支持を集めている。無党派層への広がりが課題。細川氏が社民支持層を固めたのは7割で、足元の基盤強化が課題。
◆2区
◇鈴木氏は手堅く
鈴木氏は自民支持層の8割を固めたほか、無党派層の支持も集め、優位に立つ。漁協など団体票をまとめ、手堅く運動を展開している。町村部、市区部の両方で支持を伸ばし、経営者・管理職からも支持を得ている。景気対策や地方再生を重視する有権者に支持を広げている。年代別でも幅広く支持を集めているが、推薦を受けた公明の支持は5割強にとどまる。
畑氏は生活支持層の9割強をまとめ、すみ分け効果で民主支持層の6割強を固めた。「製造・販売・サービス業」の支持は鈴木氏より多い。無党派層の支持拡大を目指す。
久保氏は共産支持層をほぼ固め、民主支持層へも浸透を図る。自営業者から一定の支持を得ている。
◆3区
◇黄川田氏リード
黄川田氏は生活とのすみ分けが奏功し、民主支持層の7割強、生活支持層の9割強を固め、抜け出している。無党派層も3割以上が支持する。20代と50代以上の支持が多く、「製造・販売・サービス業」の支持も厚い。農林漁業と事務職にも浸透。重視する争点で「政治とカネ」、消費増税を挙げる人からの支持を集める。
橋本氏は自民支持層の7割弱、公明の8割近くを固め追い上げを図る。無党派層は1割台と伸び悩む。40代の支持率は候補3人中で最高。「経営者・管理職」の支持が厚い。
菊池氏が共産支持者を固めたのは6割弱。外交・安保や原発・エネルギーを重視する人から支持を集める。
◆4区
◇藤原氏に追い風
藤原氏は幅広い年代に支持を広げ、先行している。自民支持層の7割近くを固めた。民主も3割以上に食い込む。無党派層も3割を超えている。前回、比例で復活当選後、若さを生かして頻繁に選挙区内を回り、各地で後援会を設立しながら組織の強化を図ってきた。衆院解散後、反小沢氏の県議会会派「いわて県民クラブ」の県議が支援を鮮明にしたのも追い風になっている。
小沢氏は生活支持層の8割以上を固めたが、生活の一部は高橋氏にも流れている。すみ分けた民主支持層を固めたのは5割近くにとどまる。4割近い支持を得ている無党派層に期待。ただ、後援会の高齢化を象徴するように、年代別で4割弱の支持を集める70代以上のほか20代を除くと藤原氏にリードを許す。
高橋氏は共産支持者の7割強を固めた。社民、生活、自民にも食い込みを見せる。
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【小選挙区の立候補者】(届け出順)
◇1区(4)=盛岡市(玉山区除く)など
細川光正 65 党県幹事長 社 新
階猛 48 党副幹事長(3)民 前
吉田恭子 33 党県常任委員 共 新
高橋比奈子 56 環境政務官(1)自 前
◇2区(3)=宮古、久慈、二戸市など
畑浩治 51 党政審会長(2)生 前
久保幸男 56 党地区委員長 共 新
鈴木俊一 61 [元]環境相(7)自 前
◇3区(3)=大船渡、一関市など
橋本英教 47 党県会長代理(1)自 前
黄川田徹 61 [元]副復興相(5)民 前
菊池幸夫 55 党県常任委員 共 新
◇4区(3)=花巻、北上、奥州市など
藤原崇 31 弁護士(1)自 前
高橋綱記 67 党地区委員 共 新
小沢一郎 72 党代表(15)生 前
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk06010012000c.html
2014衆院選:中盤情勢 全区で自民リード、3区激戦、保守分裂(その1) /山形
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
衆院選は7日、投開票の14日まで1週間を切った。県内3選挙区に出馬した11人の立候補者は、各地で舌戦を繰り広げている。毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果と総合して各選挙区の情勢を分析した。自民党が全選挙区でリードを奪っている。
1区は遠藤利明氏(自民)が知名度を生かし新人の2候補を引き離している。2区は鈴木憲和氏(自民)が自民支持層の8割を固め一歩リードしているが、近藤洋介氏(民主)が猛追する展開。「保守分裂」の様相を呈する3区は、加藤鮎子氏(自民)が自民支持層の5割強を固め、やや優勢。自民の一部のほか、幅広い層に浸透する阿部寿一氏(無所属)が激しく追う。
ただ、投票先を決めていない有権者が4割おり、情勢は今後変動する可能性がある。
◆1区
◇遠藤氏、全域で浸透 原田氏、知名度不足響く
7選を目指す自民前職の遠藤氏は、組織力を背景に盤石の戦いを進め、市部・郡部共に他候補に大きく差をつけている。自民・公明両党支持層の8割超を固め、無党派層の5割に食い込む強さもみせている。すべての年代で他候補を上回り、特に40代、50代では6割の支持を得ている。職業別では農林漁業の8割、製造・販売・サービスと自営業の7〜8割をまとめ、企業や農業団体などの支援も強力だ。
民主新人の原田和広氏は同党の重鎮・鹿野道彦元農相の地盤を引き継いだが、民主支持層の7割弱しか固め切れていない。知名度不足も響き、無党派層への浸透も2割と遠藤氏に後れをとっている。年代別では、20代と30代、70代で2〜3割と比較的高い支持を集めたが、他の世代では伸び悩んでいるのが現状だ。
共産新人の石川渉氏は、共産支持層の7割の支持を得たほか、「反自民票」の受け皿として民主支持層の1割を取り込む。だが、無党派層への浸透は1割ほどにとどまり、支持は広がっていない。【光田宗義】
◆2区
◇鈴木氏を近藤氏猛追 白根沢氏広がり欠く
組織力を背景に2期目を目指す自民前職の鈴木氏を民主前職の近藤氏が猛追する。農業票も激しい奪い合いとなっている。
鈴木氏は自民支持層の8割、公明支持層の半数を固めた。新首長誕生に尽力した村山、南陽市を始め、各地の首長の支持も得るが、大票田の米沢市など市部で激しく競り合っている。維新支持層と無党派層からの支持は各2割にとどまる。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や米価下落など農業票離れの懸念もあるが、農協の支援を得たことで歯止めがかかり、職業別で農林漁業から4割強の支持を維持している。
農業や中小企業対策を訴える近藤氏は民主支持層の9割をまとめ、維新支持層、無党派層の4割近くを取り込んでいる。前回大きく票を減らした農村部で意見交換会を開き、突破口を探っており、職業別で農林漁業の5割強をまとめる。主婦・主夫層からも4割の支持を得ていて、態度を決めていない無党派層を含め更なる取り込みをうかがっている。
共産新人の白根沢澄子氏は共産支持層の半数しか固められていない。【前田洋平】
◆3区
◇加藤氏がやや優勢 阿部氏、与党票切り崩し
自民新人の加藤氏が自民支持層の5割強、公明支持層の7割近くを固める。選挙戦序盤から党本部のテコ入れもあり、やや優位に戦いを進めている。無所属前職の阿部氏も自民支持層の3割強を取り込み、激しく追い上げる。
若さを前面に押し出す加藤氏は、20代の5割、30代の4割と若年層を中心に幅広く支持を広げているが、無党派層は2割程度にとどまる。谷垣禎一自民党幹事長や小泉進次郎復興政務官が3区入りしての応援演説は後押しとなり、勢いを付けている。
再選を狙う阿部氏は、酒田市長を13年務めた経験を売りに保守層の切り崩しを図る。公明支持層の1割、民主支持層の2割、維新支持層の8割、無党派層の4割と各支持層に満遍なく浸透する。優勢を保ちたい郡部では加藤氏と競り合っており、更なる支持拡大を図る。
共産新人の長谷川剛氏は、共産支持層の8割を固めた。民主新人の吉田大成氏は知名度不足もあり、民主支持層をまとめ切れていない。【前田洋平】
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◇小選挙区立候補者◇
◇1区(3)
石川渉 41 党県委員 共新
遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]
原田和広 41 会社役員 民新
◇2区(3)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前
白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新
鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]
◇3区(5)
阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前
吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新
長谷川剛 36 党地区副委長 共新
加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]
佐藤誠 66 政治評論家 無新
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《一覧の見方》
氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・元職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、無=無所属。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk05010093000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民ペースの展開に 有権者4割「投票先未定」(その1) /秋田
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日、電話による特別世論調査を実施し、取材結果を加味して県内3小選挙区の中盤情勢を探った。1区は自民前職の冨樫博之氏(59)が優勢に立ち、2区は自民前職の金田勝年氏(65)が安定した戦いぶり。3区は自民前職の御法川信英氏(50)が一歩リードする。政権交代の是非が問われた前々回(2009年)、前回(12年)と打って変わり、総じて与党候補のペースで選挙戦が進んでいる。ただ、有権者の約4割は投票先をまだ決めていないとしており、情勢はなお流動的だ。【池田一生、中村俊甫】
◆1区
◇冨樫氏先行、追う寺田氏
再選を目指す元県議長の冨樫氏がリードし、元首相補佐官で民主元職の寺田学氏(38)が懸命に追い掛ける展開となっている。
冨樫氏は党県議、市議の協力も得て自民支持層をまとめ、推薦を受けた公明支持層の支持も集める。これに加え、維新支持層、無党派層からも一定の支持を得ており、若年層にも浸透している。景気対策や消費増税を重視する有権者の支持を集めている。
返り咲きを狙う寺田氏は、一度たもとを分かった民主党に先月復党。民主支持層は固めたが、選挙区調整を行った維新支持層に浸透し切れていない。無党派層の支持は4候補者で最も厚く、更なる掘り起こしが課題。政策別では地方再生を重視する層の支持を集めた。
共産新人の元県議、山内梅良氏(66)は、共産支持層を固めたものの、他の支持層への広がりを欠いている。出馬表明が最後だった社民新人で元県教組委員長の伊藤正通氏(63)は、足元の社民支持層への浸透が課題だ。
◆2区
◇金田氏、広い支持集める
3選を目指す元副外相の金田氏が、広範な支持を集めて優位に立つ。民主新人で元民放アナウンサーの緑川貴士氏(29)と共産新人で党地区委員長の藤本金治氏(68)は追い上げを図っている。
金田氏は解散直後、思うように地元を回れなかった。だが、前回2012年以降、後援会組織の充実に成功し、自民支持層と公明支持層を固めている。無党派層でも3候補中最も浸透し、すきがない。男女、年代別でも偏りなく支持を集め、職業別では農林漁業、自営業の支持が高い。
初挑戦の緑川氏は、“落下傘候補”の評がつきまとうが、民主支持層をまとめ、維新支持層にも浸透する。ただ、カギを握る無党派層は金田氏に差を付けられた。候補擁立を見送った社民の支持層にも浸透し切れていない。他の年代に比べ20、50代の支持が目立つ。
藤本氏は共産支持層の支持を固め切れていない。他の層に幅広く浸透できるかが終盤に向けての課題となる。
◆3区
◇御法川氏を猛追、村岡氏
副財務相の御法川氏と前回比例復活だった維新前職で元大臣秘書官の村岡敏英氏(54)が4たび因縁の対決。やや先行する御法川氏を、悲願の小選挙区初勝利を目指す村岡氏が激しく追い上げる。
4選を目指す御法川氏は公務との兼ね合いで支援者回りが不足したとの懸念があったが、後援会組織が安定し、自民支持層と公明支持層の大半を固めた。女性にも浸透している。年代別では40代からの支持が目立つ。政策別では、地方再生を重要視する有権者の支持が集まる。
村岡氏は維新支持層をまとめ、民主支持層からも支持を取り付けている。選挙区調整が功を奏した格好だ。無党派層への浸透具合は御法川氏を上回り、一層の支持拡大が課題となる。年代別では60代の支持が目立ち、職業別では「経営者・管理職」の層からの厚い支持を受けた。
共産新人で党県委員の我妻桂子氏(60)は共産支持層を固め切れていない。広範な票の掘り起こしを目指す。
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◇1区(4)=秋田市
伊藤正通 63 [元]県教組委長 社新
冨樫博之 59 [元]県議長(1)自前=[公]
寺田学 38 [元]首相補佐官(3)民元
山内梅良 66 [元]県議 共新
◇2区(3)=能代、大館、男鹿、鹿角、潟上、北秋田市、鹿角、北秋田、山本、南秋田郡
緑川貴士 29 [元]民放アナ 民新
藤本金治 68 党地区委員長 共新
金田勝年 65 [元]副外相(2)自前=[公]
◇3区(3)=横手、湯沢、由利本荘、大仙、にかほ、仙北市、仙北、雄勝郡
村岡敏英 54 [元]大臣秘書官(1)維前
我妻桂子 60 党県委員 共新
御法川信英 50 副財務相(3)自前=[公]
(届け出順)
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010086000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 小選挙区・東京
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇山田、海江田氏競る−−1区
1区は山田氏と海江田氏が激しく競り合っている。山田氏は自民支持層を手堅くまとめ、幅広い世代の支持を集める。海江田氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透している。冨田氏は共産支持層をほぼ固めた。渡辺氏は支持が広がっていない。
2区は辻氏が自民支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透して一歩リード。中山氏は民主支持層の大部分をまとめ、懸命に追う。石沢氏は共産支持層をほぼ固めた。大熊氏は無党派層への浸透がカギ。
3区は先行する石原氏を松原氏が追う。石原氏は自民、公明支持層の大半を固めた。松原氏は民主支持層を手堅くまとめ、香西氏も支持を訴える。
4区は平氏が自民、公明支持層を固め優勢。山本氏は民主、維新支持層にも食い込む。藤田氏は民主支持層を固めようと懸命だが、無党派層の支持は伸び悩んでいる。前大田区議の犬伏氏は知名度アップを図る。
5区は若宮氏が自民、公明支持層の大半をまとめてリードを広げている。返り咲きを狙う手塚氏は無党派層への浸透を図る。この2人を、みんな解党で無所属となった三谷氏と福祉充実を訴える沢井氏が追う。中松氏は知名度を生かす。
6区は3選を目指す越智氏が優位な戦い。自民、公明支持層をほぼ固める。落合氏は民主支持層などへの浸透を目指して追い上げを図る。岸氏は共産支持層を固め、上積みを狙う。
7区は、各年代で支持され無党派層にも浸透する長妻氏が先行。松本氏は自民支持層を手堅く固め、浮動票の取り込みを図る。太田氏は維新支持層にも支持を広げる。元都議の吉田氏は広がりを欠いている。
8区は石原氏が幅広い年代の支持を集め、無党派層にも浸透してリード。円氏は民主支持層以外への食い込みも図って追い上げる。沢田氏は共産支持層以外への支持拡大を目指す。
9区は、菅原氏が自民、公明支持層を固め、無党派層にも食い込み一歩先行。木内氏は若年層を中心に民主、維新支持層や無党派層で支持拡大を目指す。原氏は与党批判票の掘り起こしに懸命だ。
10区は小池氏が知名度を生かして優勢で、自民、公明に加え維新支持層からも支持を受ける。江端氏は民主支持層をほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。今氏、多ケ谷氏は支持拡大を目指す。
11区は下村博文氏が安定しており、自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透。熊木氏は民主支持層を中心に支持を広げ、巻き返しを狙う。山内氏は共産支持層をほぼ固めた。下村芽生氏は伸び悩んでいる。
12区は太田氏が公明支持層をほぼ固めてリード。池内氏は共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透。青木氏は生活、民主、維新支持層に食い込む。田母神氏は次世代支持層に加え自民支持層の一部も取り込む。
13区は8選を目指す鴨下氏が自民支持層のほか、無党派層にも浸透し、大きく抜け出した。前足立区議の長谷川氏は生活支持層の取り込みも図る。祖父江氏は組織固めを急ぐ。和田氏は支持の広がりを欠く。
◇松島氏に幅広い支持−−14区
14区は「うちわ」配布問題で法相を辞任した松島氏が、自民、公明支持層だけでなく幅広い支持を集め、優位な戦いを進める。野党統一候補の木村氏は無党派層への浸透で懸命に巻き返しを図る。阿藤氏は共産支持層に加え無党派層で票の上積みを目指す。
15区は柿沢氏と秋元氏が競う。柿沢氏は維新支持層を固め、自民支持層や無党派層にも食い込む。秋元氏は自民、公明支持層の大半を固めた。吉田氏は共産以外への支持拡大が課題。
16区は、大西氏が自民、公明の支持層をほぼ固めてリード。共産支持層に浸透する大田氏がこれに続く。初鹿氏は維新支持層のほか無党派層の一部に食い込む。石井氏は支持拡大を目指す。
17区は平沢氏が大きく抜け出した。自民、公明支持層に加え、無党派層にも浸透している。北海道2区から国替えで立候補した高橋氏は民主、維新、生活支持層に浸透するものの、無党派層への食い込みはこれから。新井氏は共産、社民支持層を固め、上積みを図る。
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◇土屋氏追う菅氏−−18区
18区は土屋氏がリードし、元首相の菅氏が追う。土屋氏は自民、公明支持層を固めたほか、幅広い年代層に浸透。菅氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の支持拡大がカギ。結城氏は共産支持層を固めた。
19区は松本氏と末松氏が激しく競り合う。松本氏は自民支持層を固めるのに余念がない。末松氏は民主支持層をほぼ固めている。小泉氏は支持拡大に全力。山田氏は広がりを欠く。
20区は木原氏が自民、公明支持層を固め、幅広い年代層の支持を集めてリードを広げている。25区から国替えした竹田氏は民主、5度目の挑戦の池田氏は共産の支持層固めをそれぞれ急ぎ、支持拡大を図る。
21区は長島氏と小田原氏が互いに一歩も引かず競り合う。長島氏は民主支持層を固め、自民支持層の一部からも支持を得る。小田原氏は自民支持層のほか公明票を中心に組織固めを急ぐ。両氏とも無党派層への浸透がカギとなりそう。吉岡氏は共産支持層を固めた。
22区は伊藤氏が自民、公明支持層を固めて先行。山花氏は民主支持層をほぼ固め、生活、維新支持層への浸透を図っている。坂内氏は支持拡大を狙い、鹿野氏は伸び悩んでいる。
23区は、自民支持層の多くをまとめ幅広い年代に浸透する小倉氏がリードを広げる。櫛渕氏は民主支持層、伊藤氏は維新支持層を固めるとともに無党派層への食い込みを図っている。松村氏は共産支持層を中心に支持拡大を目指す。
24区は萩生田氏が優位に戦いを進め、阿久津氏が追う。萩生田氏は自民、公明支持層を固めつつある。阿久津氏は民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層から一定の支持を集める。市川氏は共産票を固めた。藤井氏は追い上げに懸命。
25区は井上信治氏が自民、公明支持層を固める。井上宣氏は共産支持層を中心に票の上積みを狙う。山下氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層への浸透を図る。
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◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 [次] 新
冨田直樹 38 共 新
又吉光雄 70 諸 新
海江田万里 65 (6)[民] 前
山田美樹 40 (1)[自] 前=[公]
野崎孝信 27 無 新
◇2区(5)=中央、文京、台東区
辻清人 35 (1)[自] 前=[公]
石沢憲之 27 共 新
大熊利昭 51 (1)[維] 前
中山義活 69 (4)[民] 元
犬丸勝子 59 諸 新
◇3区(3)=品川区、大田区北西部、島部
松原仁 58 (5)[民] 前
石原宏高 50 (2)[自] 前=[公]
香西克介 38 共 新
◇4区(4)=大田区中南部
犬伏秀一 58 [次] 新
平将明 47 (3)[自] 前=[公]
藤田憲彦 41 (1)[民] 元
山本純平 40 共 新
◇5区(5)=目黒区、世田谷区南部
若宮健嗣 53 (2)[自] 前=[公]
三谷英弘 38 (1)無 前
手塚仁雄 48 (3)[民] 元
ドクター・中松 86 無 新
沢井正代 65 共 新
◇6区(3)=世田谷区北西部
岸武志 43 共 新
越智隆雄 50 (2)[自] 前=[公]
落合貴之 35 [維] 新
◇7区(4)=渋谷、中野区
太田宜興 38 共 新
長妻昭 54 (5)[民] 前
吉田康一郎 47 [次] 新
松本文明 65 (2)[自] 前=[公]
◇8区(4)=杉並区
円より子 67 [民] 新
鈴木達夫 74 無 新
石原伸晃 57 (8)[自] 前=[公]
沢田真吾 29 共 新
◇9区(3)=練馬区中西部
菅原一秀 52 (4)[自] 前=[公]
原純子 50 共 新
木内孝胤 48 (1)[維] 元
◇10区(5)=豊島区、練馬区東部
江端貴子 54 (1)[民] 元
小池百合子 62 (7)[自] 前=[公]
多ケ谷亮 46 [生] 新
神谷ちづ子 61 次 新
今秀子 66 共 新
◇11区(4)=板橋区
下村芽生 27 無 新
下村博文 60 (6)[自] 前=[公]
山内金久 66 共 新
熊木美奈子 53 [民] 新
◇12区(4)=北区、足立区西部
太田昭宏 69 (6)公 前=[自]
池内沙織 32 [共] 新
田母神俊雄 66 [次] 新
青木愛 49 (3)[生] 前
◇13区(4)=足立区中東部
鴨下一郎 65 (7)[自] 前=[公]
長谷川貴子 41 [民] 新
祖父江元希 39 共 新
和田智之 40 次 新
◇14区(3)=墨田、荒川区
木村剛司 43 (1)[民] 元
松島みどり 58 (4)[自] 前=[公]
阿藤和之 43 共 新
-
◇15区(4)=江東区
猪野隆 49 無 新
柿沢未途 43 (2)[維] 前
秋元司 43 (1)[自] 前=[公]
吉田年男 66 共 新
◇16区(5)=江戸川区中南部
大西英男 68 (1)[自] 前=[公]
初鹿明博 45 (1)[維] 元
岡本貴士 34 無 新
大田朝子 30 [共] 新
石井義哲 57 [次] 新
◇17区(3)=葛飾区、江戸川区北部
新井杉生 55 共 新
高橋美穂 49 (1)[維] 前
平沢勝栄 69 (6)[自] 前
◇18区(3)=武蔵野、府中、小金井市
土屋正忠 72 (2)[自] 前=[公]
菅直人 68 (11)[民] 前
結城亮 44 共 新
◇19区(4)=小平、国分寺市など
小泉民未嗣 36 共 新
山田宏 56 (2)[次] 前
末松義規 58 (5)[民] 元
松本洋平 41 (2)[自] 前=[公]
◇20区(3)=東村山、東大和市など
池田真理子 60 共 新
竹田光明 59 (1)[民] 元
木原誠二 44 (2)[自] 前=[公]
◇21区(3)=立川、昭島、日野市
長島昭久 52 (4)[民] 前
小田原潔 50 (1)[自] 前=[公]
吉岡正史 40 [共] 新
◇22区(4)=三鷹、調布、狛江市など
山花郁夫 47 (3)[民] 元
伊藤達也 53 (6)[自] 前=[公]
坂内淳 53 共 新
鹿野晃 41 [次] 新
◇23区(4)=町田、多摩市
小倉将信 33 (1)[自] 前=[公]
櫛渕万里 47 (1)[民] 元
松村亮佑 34 共 新
伊藤俊輔 35 [維] 新
◇24区(4)=八王子市
阿久津幸彦 58 (3)[民] 元
市川克宏 40 共 新
萩生田光一 51 (3)[自] 前=[公]
藤井義裕 39 [次] 新
◇25区(3)=青梅、福生、羽村市など
井上信治 45 (4)[自] 前=[公][改]
山下容子 56 [民] 新
井上宣 40 共 新
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◇候補者一覧の見方
◆氏名、年齢(投票日の14日現在)、当選回数、政党名(小選挙区のみ。白抜き=[自]など=は比例との重複)、前職・元職・新人の区別の順。「=」以下は推薦・支持政党。
◆小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。
◆比例代表で、氏名の前の数字は名簿順位。
◆党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、改=新党改革、幸福=幸福実現党、支なし=支持政党なし、諸=諸派、無=無所属。
◇調査の方法
5〜7日の3日間、全国295小選挙区ごとに無作為に作成した電話番号にかけるRDS法を使いJNNと協力して実施。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。全国の有権者7万5258人から回答を得た。
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世論調査省略
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk14010168000c.html
大義迷分:2014衆院選 中盤情勢 自民、優位な戦い 民主は伸びを欠く /神奈川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版
毎日新聞は5〜7日、衆院選の県内情勢を探るため、有権者を対象に特別世論調査を実施し、取材結果を加味して総合的に分析した。前回大勝した自民が今回も大半の選挙区で優位な情勢で、公明も候補者を立てた選挙区でリード。民主は前回同様、伸び悩んでいる。他の「第三極」の野党は大半で厳しい戦い。ただし、回答者の半数が投票先をまだ決めておらず、情勢は流動的だ。【衆院選取材班】
17選挙区に前職を立てた自民は4、8、9区を除く14選挙区でリードしている。公示前は「大義なき解散」との声が党内からも上がっていたが、候補者調整が不調に終わった野党が批判票の受け皿になりきれておらず、安定した戦いを進めている。
前回比例復活だった9区は前回以上に激しい接戦。12区は野党勢力の結集が実現したと言える数少ない選挙区だが、自民前職が一歩先行する。16区は自民前職が前回と同じ相手と接戦を繰り広げている。4区は知名度の高い相手を追い上げ、8区も一定の支持を集めており、比例復活を含めて「全員当選」も視野に入ってきた。公明も、唯一小選挙区に候補者を立てた6区で安定した戦い。自民の支援も受けて他候補を引き離している。
野党陣営は組織票が計算できる共産を除き、伸び悩んでいる。候補者が乱立した選挙区だけでなく、候補者調整するなどした選挙区でも思うように支持が伸びていない。
民主は大きく先行する選挙区が一つもなく、前回の大敗の中で唯一小選挙区で勝利した9区も、自民前職との接戦に持ち込まれている。前回わずかの差で敗れて比例復活した16区は、互角の戦いで余談を許さない。12区は民主元職が引退し、無所属前職が民主入りすることで前回の2位、3位連合が実現したが、思うように支持が広がっていない状況だ。
前回選挙から離合集散を経た「第三極」は維新の共同代表が8区でリードするほかは、広がりに欠ける。6区は維新前職が民主元職と票を奪い合って公明前職に大きく水をあけられている。9区の維新前職は現段階で共産新人にも及ばない情勢で、野党乱立だけでは説明できない状況にある。次世代も大半の選挙区で低迷し、知名度の高い18区の前職も支持の広がりに課題がある。生活も擁立した2候補が苦しんでいる。
一方、4区の無所属前職は代表を務めたみんなの解党の影響もあり、自民前職に前回ほど大きな差を付けられていない。他の無所属候補は独自の戦いを進めている。
比例代表も自民が優勢で、他党を引き離している。野党は民主に次いで維新、共産となり、共産が存在感を示している。社民や次世代、生活は広がりを欠いている。
調査は5〜7日、電話による無作為抽出で実施し、県内有権者4578人から回答を得た。
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山形3区
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412080600002.html
「自民」巡り綱引き/2014衆院選
2014年12月8日10時21分
◆ 3区・保守分裂 揺れるJA
保守分裂の山形3区で、自民新顔の加藤鮎子氏陣営と無所属前職の阿部寿一氏陣営がつばぜり合いを展開している。過去2年間、「自民党公認」を水面下で争った両氏。「選挙に勝利して自民入りを」と期待する阿部陣営関係者らの動きに対し、加藤陣営側は「3区の公認はずっと加藤鮎子」と否定するなど、組織の引き締めに躍起だ。このほか、党勢の立て直しを図る民主の吉田大成氏、共産の長谷川剛氏、無所属の佐藤誠氏も議席をうかがう。
公示翌日の3日。酒田市で開かれた加藤鮎子氏の個人演説会で、自民党の谷垣禎一幹事長は「長い間加藤紘一先生にご指導いただいた者としては万感胸にせまるものがある。東京に送り出していただければ、必ず私が立派な仕事をする政治家に育て上げる」と「後見人」を宣言した。
党県連の遠藤利明会長も「幹事長が来られるのも、それだけ3区、加藤鮎子が大事だからだ。選挙(結果)はわからないが、今回も次も、もちろん(加藤鮎子氏が)公認だ」と言明、阿部寿一氏の入党の可能性をきっぱりと否定した。
前回は、無所属で立った阿部氏の地盤の酒田市で党支部組織が離反・分裂し、公認の加藤紘一氏が1465票差で敗れた自民。酒田市では今回も一部の支部長が阿部氏支援のため辞任するなど組織は一枚岩とはいかない状態だ。遠藤氏の対応も、こうした危機感を反映している。
一方、2年間「自民入り」に意欲を見せながら実現せず、今回も無所属で立った阿部氏は4日、鶴岡市と三川町の計3カ所で開いた個人演説会で「無所属だが、20年でもできないことを2年でしてきた」と高速道路の建設事業の伸展などを自らの実績と強調。「私はふるさと党。アリがゾウに挑んでもやるべきことはやる」と自民に対抗する立場を強調してみせた。
しかし、自らのパンフレットでは自民党の菅義偉官房長官や岸宏一参院議員と並んだ写真を使うなど「与党」との近さもにじませる。公示日の2日に舟形町で開かれた個人演説会では、阿部氏の支援に回った大蔵村の加藤正美村長が「勝って、自民党に入っていただきたい」。阿部氏の後援会幹部は「自民入りのためにも、大差で勝って公認候補の復活当選をなくすことが大事だ」と期待する。
保守を二分して譲らぬ混戦模様に、業界団体も揺れる。農協の政治組織である県農政連は今月1日の会議で、衆院1、2区は自民公認を推薦をする一方、3区については個々のJA支部の判断に委ねることを決めた。加藤氏の支援を決めたある農協の組合長は「米価下落などもある。説明はするが、農家の支援は五分五分だ」と当惑している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000565-san-pol
衆院選 終盤戦も勢いを維持する自民、沖縄では逆風 知事選の影響引きずる
産経新聞 12月8日(月)19時48分配信
勢いを持続している自民党も、沖縄では逆風が吹いている。平成24年の前回衆院選では4選挙区のうち3選挙区で勝利したが、今回は最大でも2選挙区で、選挙区でだれも当選しない最悪の事態もありうる。
沖縄では11月に県知事選が行われたばかり。自民党が推薦した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設反対を訴えた翁長雄志(おなが・たけし)氏に敗れた。同日選となった那覇市長選も自公推薦候補が敗北しており、自民党は2つの選挙の影響を引きずっているとみられる。
北海道では前回、公明党が議席を獲得した10区を含め、全12選挙区を与党が独占したが、今回は8〜11に減る可能性がある。もともと北海道は民主党の牙城。民主党は一定の集票力を誇る政治団体「新党大地」と共闘していることもあり、自民と民主が3選挙区で接戦を演じている。同じく「民主王国」といわれる愛知は、自民党が前回13選挙区で勝利した。今回は13選挙区のうち複数区で自民と民主がしのぎを削る展開となっている。
4選挙区ある岩手は、生活の党の小沢一郎代表の影響力に陰りがみられるとはいえ、自民党は最大でも2議席の獲得にとどまる見通しだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000563-san-pol
衆院選 接戦を強いられる野党大物たち選挙戦略に影響も
産経新聞 12月8日(月)19時43分配信
産経新聞社が8日にまとめた衆院選の終盤情勢では、野党の党首級が自身の選挙区で軒並み苦戦や接戦を強いられている。「選挙に強い」とされてきた幹部ですら、他の候補者どころか自身の選挙を心配しなくてはならない状況となり、党の選挙戦略に影響することは避けられない。
深刻なのが民主党だ。海江田万里代表は、再選を目指す自民党前職にリードを許し、追う展開となっている。海江田氏は平成24年の前回衆院選でも、選挙区でこの自民党前職に惜敗し、比例復活した。海江田氏は今回も比例代表に重複立候補しているが、今回の情勢は前回より厳しい。東京の各選挙区で民主党候補が相次ぎ落選すれば、惜敗率で復活当選もかなわなくなりかねない。
前回は選挙区で当選した枝野幸男幹事長も今回は自民党前職を突き放すまでには至らず、接戦となっている。党の候補者を応援するため全国各地を飛び回らなければならない民主党の2トップが、ここに来て無党派層が多い都市部を地盤とする「弱み」に苦しめられているようだ。
前回衆院選で比例復活に甘んじた菅直人元首相も自民党前職に差を付けられている。長妻昭元厚生労働相や川端達夫国対委員長も自民党候補と接戦だ。安定した選挙戦を展開している民主党幹部級は、党最高顧問の野田佳彦前首相や岡田克也代表代行らにとどまっている。
無所属の時代から選挙区で当選してきた維新の党の江田憲司共同代表も、接戦に追い詰められている。江田氏は「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退しており、選挙区で敗れれば落選となる。維新は、松野頼久国会議員団会長も不利な戦いを強いられている。
次世代の党の平沼赳夫党首は、17年の「郵政選挙」後、「刺客」として送り込まれた自民党前職に勝ち続けてきた。しかし、今回は猛追を許している。山田宏幹事長と中田宏国対委員長はともに苦しい展開だ。
当選15回を誇る生活の党の小沢一郎代表は、出身の岩手県を「小沢王国」に築き上げた。しかし、勢いを徐々に失い、前回衆院選で初めて自民党候補の比例復活当選を許した。今回はさらに、この自民党前職に差を詰められている。小沢氏は今回の衆院選で、初めて比例代表に重複立候補している。
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http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141207/plt14120720350013-n1.html
2014.12.7 20:35コメント
衆院選 菅元首相の東京18区、首相や高村副総裁駆け付け「集中攻撃」
衆院選の「選挙サンデー」となった7日、各党党首らは14日の投開票に向けて各地で支持を訴えた。序盤情勢で優位に立った自民党は安倍晋三首相(総裁)らが、民主党の菅直人元首相が立候補している東京18区でマイクを握った。劣勢と報じられた野党各党は、反転攻勢に出ようと必死の訴え。民主党の海江田万里代表らは接戦区に入り、票の上積みを図った。
安倍首相は7日午後、府中市のショッピングモール前で街頭演説し「2年前、3年前の、あの民主党政権時代のような円高時代に戻してはいけない」と語り、経済政策「アベノミクス」推進への支持を求めた。
これに先立ち、高村正彦副総裁は武蔵野市で演説し「安倍安定政権を続けるのか、1年で首相が代わる鳩山(由紀夫元首相)さん、菅さんのような政治に戻すのか」と力説した。
政権幹部が相次いで駆けつけた東京18区は、平成24年の前回衆院選で自民党候補が菅氏を破ったものの、比例代表で復活当選を許している。
自民党都連幹部は「今回は比例復活もできないほどたたきつぶしたい」と語るなど、「集中攻撃」の様相だ。首相はこの日、東京都北区で公明党候補の応援演説も行った。
一方、海江田氏は7日、与野党の候補が接戦を展開する長崎市や福岡市の選挙区を回り、「どうして働く人たちの雇用を不安定にすることが成長戦略なのか」などと安倍政権を厳しく批判。ただ、枝野幸男幹事長は都内で「(公認候補の)全員当選を目指したいが、1議席でも増やせれば、ということだ」と記者団に語り、100議席という獲得議席目標を封印させた。
維新の党の江田憲司共同代表も7日、神戸市で「安倍政権を大勝させたら、誰も安倍政権の暴走にストップをかけられなくなる」と訴えた。
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http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080047-n1.html
2014.12.8 23:21
【衆院選2014】
衆院選後、野党は流動化か 民主軸の再編も
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産経新聞の衆院選終盤情勢で、野党全体で議席数が3分の1にも届かない可能性が出てきた。影響力低下を懸念する各党が離合集散に走り、政局が流動化することも予想される。特に、民主党の議席が微増にとどまれば、海江田万里代表の責任問題に発展するのは避けられず、後任の代表次第では民主党を軸とする野党再編が始まる可能性がある。(楠城泰介)
「民主党には期待できないんでしょ。海江田氏は発信力が弱い。『代表選をやったほうがいい』と夏にあれほど言ったのに…」
報道各社の衆院選情勢に対し、民主党幹部は吐き捨てるように言った。同時に党内では海江田批判がにわかにわき起こっている。
昨年7月の参院選敗北後、海江田氏は1年以内に「目に見える成果」がなかった場合の辞任に言及した。海江田氏は辞任せず代表を続けてきたが、このままの情勢だと結党後初の現職党首落選という不名誉な記録がつく。
海江田氏が進めてきたのは自主再建路線だ。幹部は「今回微増止まりだったら、自主再建路線は失敗したということだ。野党結集の方向に動くのではないか」と語る。
衆院解散前に海江田氏に新党結成を求め、ふいにされた前原誠司元外相、細野豪志元幹事長は、ともに今回の衆院選も選挙区で優勢を保っている。
前原氏は8日、新潟県燕市の街頭演説で「『1強多弱』は日本の政治にとって良くない。民主党が力を持たせてもらい、緊張感のある政治状況をつくる」と訴えた。目指すのはあくまで民主党主導の野党再編だ。
前原氏ら野党再編派は集団的自衛権の行使容認に前向きなど保守系が多く、リベラル派が多い自主再建派とは政策面でも一線を画している。
衆院選直後に代表選が行われる事態になれば、自主再建派と野党再編派との間で、政策面も絡んだ激しい対立劇となり、党は分裂含みで事態が推移する可能性もある。
再編の行方は維新の党の動向とも深く関わる。維新は議席を10以上減らす見通しで、「第三極」のあり方を問われかねない。前原氏ら野党再編派と新党結成に活路を見いだす展開が予想される。
再編派の民主党議員は「維新が選挙区で壊滅状態になったとき、橋下徹共同代表(大阪市長)がどう出るかだ…」と今から思案を巡らせている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080045-n1.html
2014.12.8 22:26
【衆院選2014】
「三つどもえ」の大混戦 長野3区と福岡1区
長野3区、福岡1区の両選挙区は「三つどもえ」の大混戦の展開だ。
情勢調査によると、長野3区は維新の党、自民党、民主党の前職3人が横一線に並んでいる。
3区は、もともと羽田孜元首相(民主党)の地盤だった。前回衆院選では民主党新人が激戦を制し、議席を死守したものの、自民、みんな(当時)の両候補の比例復活を許し、今回も大接戦が予想されていた。
3党は混戦を見込んで、序盤から党幹部らを相次いで投入してきた。最終盤にかけても最重点選挙区として知名度の高い大物弁士の遊説などを予定している。
福岡1区は、無所属前職2人と民主党元職がしのぎを削っている。
無所属の2人はともに前回は自民党公認で出馬、片方は比例代表に回った。今回は2人がそろって選挙区での公認を求めたものの、「調整不足」のためともに得られず保守分裂選挙となり、そこに民主党が割って入る展開になった。
無所属の2人には、それぞれ麻生太郎財務相、古賀誠元自民党幹事長が支援していることから、両氏の「代理戦争」ともいわれている。
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変な時間に目が覚めた・・・
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120800810
自民、民主幹部に集中攻撃=野党、麻生発言で反転狙う【14衆院選】
衆院選は折り返し地点を過ぎ、各党は14日の投開票に向けて追い込みを掛ける。自民党は、民主党の枝野幸男幹事長を集中攻撃するなど、重点区に党幹部・閣僚を投入する方針。これに対し各野党は8日、巻き返しを図ろうと、麻生太郎副総理兼財務相の「失言」に批判を強めた。
「あす埼玉5区へ伺います。恐らく日本で最も困難な選挙区で戦いに臨んでいる勇気と情熱に私は応えたい」。安倍晋三首相(自民党総裁)は8日、自身のフェイスブックにこう書き込み9日に枝野氏の選挙区に乗り込むと宣言。自民党候補の勝利へ強い意気込みを見せた。
菅直人元首相と同じリベラル系で、過去に左翼団体との関係が指摘されたJR関連労組から献金を受けていた枝野氏は、保守的な首相が「敵視」する野党勢の一人。選挙戦略上も、民主党では海江田万里代表と並ぶ重要な攻撃対象だ。
自民党選対幹部によると、首相は選挙に際し「枝野氏は何としても落とせ」と号令を掛け、枝野氏の選挙区には既に、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当相、谷垣禎一幹事長が駆け付け、支援を呼び掛けた。
自民党は8日夜、首相や谷垣氏らが党本部に集まり、各地の情勢を分析した。北海道、岩手、東京、新潟、愛知などの50余りの選挙区で勝敗が見えていないとして、幹部らが手分けしてぎりぎりまでてこ入れを図る方針を確認。首相は接戦区について「全部取る」と宣言した。
これに対し、枝野氏は議席死守に懸命だ。8日には自民党の集中攻撃を浴びていることを「大変光栄だ」と記者団に強がってみせたが、危機感は強い。10日は民主党の公認候補の応援を終えた後、地元の駅頭でマイクを握る。
枝野氏以上に防戦一方なのが、苦戦が伝えられる海江田氏。党代表として全国を遊説していた同氏は9日、各地への応援に出向かず、終日地元で自らの選挙運動に専念する。前回2012年に続き選挙区で敗退すれば代表の資質が問われかねず、なりふりを構ってはいられない。
こうした中、麻生氏の不適切な発言が飛び込んできた。「2年前より(景気が)悪いのは、よほど運が悪いか経営能力がないかだ」と決め付けたり、「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子供を産まないのが問題だ」と言い放ったりした。
格好の反撃材料とみた野党は一斉に批判し、海江田氏は8日、滋賀県草津市での街頭演説で「やっぱり自民党は女性が活躍する社会をつくると言っても本心ではそういう考え方だ」と指弾。維新の党の江田憲司共同代表は福岡市で記者団に「まさにおごり、慢心の極みだ」と非難した。(2014/12/08-23:56)
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http://diamond.jp/articles/-/63410
JAが迫った候補者への踏み絵
首相激怒で選挙後の対立必至
週刊ダイヤモンド編集部 【第182回】 2014年12月9日
JAグループの政治団体が、第47回衆議院選挙で推薦する候補者と締結するために作った政策協定書が波紋を呼んでいる。農村票を使って、農協改革を骨抜きにしようとする意図を察した安倍晋三首相は、JA全中が文案を考えたとみて激怒。「選挙後、徹底的に改革する」と、鼻息を荒くしている。
「こんな内容の政策協定を結んだ候補者は自民党の公認候補にしない」
安倍晋三首相は、全国に約700ある地域の農協を束ねるJA全中などの政治団体「全国農政連」が作成した「農政課題に関わる政策協定書(例)」なる文書を読み、こう声を荒らげたという。
この文書は、全国農政連の下部組織である各都道府県の農政連が、衆議院選挙の候補者に、推薦の条件として、署名、捺印を求める「踏み絵」として活用していた。
安倍首相を刺激したのは、この文書の農協改革に関する部分だ。政府は6月、アベノミクスの成長戦略として、規制改革実施計画を閣議決定。全中をはじめとする農協中央会の廃止を軸にした農協改革も盛り込んだ。政府はこの改革を実現するため、来年の通常国会で農協法改正を目指すが、全国農政連の文書は、この政府の方向性と逆行するものだった。
政府の規制改革会議は首相官邸の意向を受け、11月12日に、(1)全中に農協法で認められた地域農協への指導、監査権限をなくし、一般社団法人化する、(2)JA全農を株式会社化する──ことなどを提言した。全国農政連の文書は、この提言を、「JAグループの組織の解体につながりかねない極めて問題のある内容」と指摘。これが安倍首相の逆鱗に触れたのだ。
ただ、安倍首相も最終的には、公認候補が農政連と政策協定を結ぶことを認めた。というのも、農政連は歴史的に、日本医師会などと並ぶ自民党の有力支持団体で、農政連の票を拒否するのは、選挙上、得策ではないと考えたためだ。
農政連が、安倍首相の反応や地元の候補者との力関係を踏まえ、政策協定や候補者への質問状の表現を和らげたことも影響した。
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一方で、自民党への怒りが簡単には収まらない地域もある。農協の政治力が強い熊本県では、政策協定の表現が和らげられるどころか、逆に強まった。
熊本県農政連は11月28日、衆院選の推薦候補者を決める予定だったが、判断を保留した。
その背景には、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加などに対する反発がある。自民党は、交渉入りに反対する農政連の支援を受けて前回の衆院選を戦い、政権を奪還した。だが、それから3カ月後には、安倍首相が交渉参加を表明した。
同県農政連は推薦の判断保留から2日後、衆院選の小選挙区と比例代表で、自民党前職5人と次世代の党前職1人の推薦を決めた。
委員長を務めるJA熊本中央会の梅田穰会長は会見で、「2年前の(TPP交渉参加の)ような形で、なし崩し的にしてもらっては困る」と述べ、政策協定が守られなければ、次の選挙では支援しないことを強調した。
政策協定には「(農協の理事会といった)ガバナンス制度・(全中の一般社団法人化など)組織形態の転換などは、強制しないこと」という、全国農政連の文書を、具体的にした要求が並んだ。
集票力発揮は不透明。むしろ反感買う恐れ
相互に不信感募る
しかし、こうした地域レベルの政治運動にもかかわらず、農政連の「踏み絵」戦略が、全中の権限維持につながる可能性は低そうだ。
自民党関係者は、「協定は努力目標だ。政治に100%の達成はない」と言い切る。
規制改革担当相として農協改革をまとめた稲田朋美政調会長に至っては、政策協定の締結を拒否しつつ、福井県農政連の推薦は受けるという離れ業をやってのけた。
安倍首相は現在、党首討論など公式の場では、農協改革を含む規制改革について「(業界団体を)説得し、了解を頂きながらしっかりと前に進めたい」と慎重な言い回しをしている。
それが政府内では一転、農協改革に並々ならぬ熱意を持つ菅義偉官房長官らと、全中の廃止に向けて「選挙が終わったら徹底的にやる」と決意を固めているという。
農政連が集票力で、自民党に恩を売れるかも不透明だ。牛肉や乳製品、砂糖といった農業の重要品目を生産する北海道、九州・沖縄には、TPP交渉参加で、自民党に裏切られたと考える農家も多い。
米価の低迷や、政府主導の農協改革への反発も強く、農協職員の集票活動に力が入るかも疑問符が付く。集票力を発揮できなければ、農政連の「踏み絵」戦略は、農協シンパの国会議員を増やすどころか、政府・与党の反感を買っただけ、という結果にもなりかねない。
ただ、衆院選後、農協法改正案の議論が間延びすれば、全中にもチャンスがある。来年4月には、農政連の政治力で政権に再び揺さぶりを掛ける好機となる統一地方選挙があるからだ。農協改革をめぐる政府と全中の攻防は、議論のスピードが鍵を握ることになりそうだ。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579042.html
札幌・空知・上川に各党幹部続々 接戦区で「黄金ルート」(12/09 06:10)
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14日投開票の衆院選で、札幌、小樽両市内から空知、上川管内に連なる選挙区が、各党幹部が応援に入る「黄金ルート」になっている。自民党優位との情勢が伝えられる中、接戦区や自民、公明両党が選挙協力する選挙区が含まれる全国的にも珍しい地域だからだ。新千歳空港と旭川空港を使えば関連選挙区を日帰りでほぼ回れるという、東京都内からのアクセスの良さも背景にありそうだ。
政党幹部の応援が多いのは、道1区(札幌市中央、南、西区)、3区(札幌市白石、豊平、清田区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、6区(上川管内)、10区(空知、留萌管内)などだ。
自民党では、安倍晋三首相(党総裁)が5日、旭川や滝川、札幌市内で演説。谷垣禎一幹事長や麻生太郎副総理兼財務相も札幌市内などを巡った。公明党の山口那津男代表は公示前の11月25日、10区内の岩見沢、滝川市内で演説し、井上義久幹事長は12月4日、滝川市内で支援者のあいさつ回りした。民主党も海江田万里代表が5日、恵庭や札幌、旭川市内で演説。福山哲郎政調会長は2日、旭川、小樽、札幌、函館市内で演説した。
道1、3、4、6区は、自民候補と民主候補が競り合う選挙区。全国的には自民優位の情勢で投開票日が迫る中、これらの選挙区は「党によるてこ入れが勝敗を左右する」(自民党道連幹部)とみられ、各党幹部の投入につながっている。
道10区は公明党が道内12小選挙区で唯一、候補者を擁立し、自公協力を象徴する選挙区。両党幹部が入るのは、自民党にとっては選挙協力を公明党側にアピールすることで他の小選挙区での見返りを期待でき、公明党には「支持母体の創価学会などの組織を引き締める狙い」(党道本部幹部)があるようだ。
安倍総裁が旭川空港から南下して新千歳空港を、海江田代表が新千歳空港から北上して旭川空港をそれぞれ利用して日帰りするなど、多くの選挙区を効率的に回るケースが目立つ。
共産党も比例代表で1議席獲得をうかがう北海道は「東京と並ぶ重点地区」(党道委員会幹部)と位置付けており、志位和夫委員長が4日、札幌市内で演説した。
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50349.html
【衆院選】山本太郎議員、青木愛氏応援
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏 青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏
山本太郎参院議員(40)が8日、東京・北区のJR赤羽駅東口と王子駅北口で、東京12区から立候補した生活の党の青木愛前衆院議員(49)の応援演説を行った。
今回の衆院選初めての応援演説で「永田町の野良犬、山本太郎でーす」と自己紹介。「自民党議員100人落選キャンペーン」をブログなどで展開している、と話し「年末の忙しい時期に最悪の選挙。でもこのチャンスを生かさない手はない。自民から100議席を減らせば、安倍さんを退陣させることができるんです!」と訴えた。
山本氏は「僕が行くことでマイナスになる候補者もいるので、自分からは応援に行かないことにしている」と説明。青木氏からの要請には「自民党の政策と対極にある人だから」と快諾した。
赤羽駅では同じ時間帯に反対側の西口で、次世代の党の新人・田母神俊雄氏(66)の陣営が街宣活動をしていた。同区からは公明党の前衆院議員、太田昭宏氏(69)、共産党の新人、池内沙織氏(32)も立候補している。
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50340.html?from=related
【衆院選】渡辺喜美氏、強力地盤で大逆風!離婚妻投入
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏 個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏
解党したみんなの党の元代表・渡辺喜美氏(62)が、落選の危機に瀕(ひん)している。首相候補だった“ミッチー”こと亡き父・渡辺美智雄氏から続く強力地盤を背景にほぼ無風当選を続けてきたが、今回は様相が一変。比例復活もない無所属での出馬に、今までの支援組織にもソッポを向かれている。それでも喜美氏は「追いかける展開は想定内。日に日に手応えをつかめてきている」と自信をみせている。(樋口 智城)
「美智雄先生の遺産なんて、もう食いつぶしてしまったよぉ」。喜美氏の選対本部長は、苦笑いしながらそう嘆いて見せた。どの選挙事務所にも貼られている、支援者や組織の「祈 必勝」と書かれた檄(げき)文ポスター。喜美氏の事務所では、数年前の選挙までは「多すぎて、天井にまで貼らないとだめだった。数なんて数え切れない」ほどだった。しかし、今回は、地方議員ら個人を中心に20枚程度。支援組織関係の檄文はほとんどない。
首相候補と言われたミッチーの強力地盤を96年から受け継いだ喜美氏。対立候補の自民党・簗和生氏(35)の陣営が「子どものころから、選挙と言えば渡辺って書くもんだと思っていた」と苦笑いするほど、今までの選挙はほぼ無風だった。
だが、今回は状況が一変。今年に入ってDHC8億円借入問題、みんなの党の解党騒動とゴタゴタが連続した。陣営関係者は「あれだけテレビでおもしろおかしく流されちゃあ、イメージ悪いよ」とこぼす。ほぼ地元に帰らないことに対する反発も手伝い、支援者離反に歯止めがきかなくなったという。共同通信の序盤調査によると、簗氏にリードを許している情勢だ。
喜美氏を応援し続けていたミッチーの生まれ故郷・大田原市の津久井富雄市長も、今回は自民側に付いた。「…それが政治の世界というものですから」(同市長)。
この状況の中、喜美氏はなりふり構わぬ選挙戦を繰り広げている。象徴しているのが、離婚したことが今春に明らかになったまゆみさんを選挙活動に参戦させていることだ。関係者によると、2人そろっての活動は、企業回りなどが中心。ある企業では、まゆみさんが「無所属なので比例復活はない。なにとぞ、よろしくお願いします」と涙ながらに訴えたが、出席者からは「離婚していたのに何で?」と戸惑いの声が続出したという。
選挙期間中、喜美氏に「再入籍したんですか?」と直撃すると、「仲良く一緒に暮らしております」との回答。事実婚状態で再入籍はしていないことを示唆した。
大田原市内の集会所で行われた個人演説会。喜美氏は、父・ミッチーのことを話す際に、感極まった。「うちのオヤジが亡くなる直前にこう言ったんです。ヨシミ、誰のことも恨むんじゃねぇぞって…。うっ」。
◆自民・簗氏、優位も警戒感 簗氏の陣営の関係者は、優位とされる状況にも「美智雄先生から続く支持基盤は、50年以上というぶっとい幹がありますからね」と警戒感を崩さない。簗氏は前回の12年衆院選では、地元出身ではない落下傘候補ながら、4万8912票、得票率35・1%の得票率をマークし、比例復活した。
関係者によると、当選後の2年間は土日は欠かさず選挙区内に帰ってきていたという。簗氏は「地元の代弁者として訴えられる議員でなければいけない」と地元密着をアピール。選挙以外で地元に帰らない渡辺氏を皮肉った。栃木3区はほかにも共産党の秋山幸子氏が立候補している。
◆今年の喜美氏をめぐる動き 2010年参院選と12年衆院選の直前に、化粧品会社DHCの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れ、5億円超が現在も返済されていないとする吉田氏の手記が今年3月、週刊誌に掲載された。渡辺は借り入れを認め、「個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」と公選法違反ではないことを強調。4月のみんなの党の調査報告では、12年12月にまゆみ夫人と離婚していたことが明記されていた。渡辺氏は党代表を辞任。その後、新代表に就任した浅尾慶一郎氏と野党再編をめぐってもめ、今回の衆院選前に党は解党した。
◆栃木3区(大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)
渡辺喜美 62 無 前〈6〉
簗和生 35 自民前〈1〉
秋山幸子 63 共産新
※丸数字は当選回数
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静岡新聞 静岡 <静岡県内世論調査>投票先「未定」51%
http://www.at-s.com/news/detail/1174147171.html
静岡新聞社の電話世論調査と3日までの取材によると、静岡県内小選挙区は自民党が8選挙区のうち1区、2区、4区、7区、8区の5選挙区で優位を保っている。
民主党は前職のいる5区と6区の2選挙区で堅調。
2選挙区(1区、8区)に候補者を立てた維新の党は厳しい戦いを強いられている。
ただ、小選挙区の投票先を「まだ決めていない」と答えた人は51・3%に上り、情勢が変わる可能性がある。
民主、維新両党の共闘が成立した3区は自民党前職の宮沢博行氏が先行。
民主党元職の小山展弘氏は民主党支持層に加え、維新の党支持層も取り込みながら追走する。
民・維間の候補者調整が付かなかった1区、8区はいずれも自民党前職の上川陽子、塩谷立両氏が優勢。
1区は民主党元職の牧野聖修氏と維新の党前職の小池政就氏が競り合いながら、上川氏を追う。
8区は維新の党新人の源馬謙太郎氏が塩谷氏追撃の構えを見せる。
5区、6区はいずれも民主党前職の細野豪志、渡辺周両氏がリード。
前回選で共に比例復活で初当選した自民党前職の5区吉川赳、6区勝俣孝明両氏は、常勝の細野、渡辺両氏が築いた牙城の切り崩しを図る。
4区は自民党前職の望月義夫氏が5度目の対決となる民主党元職の田村謙治氏を上回る出足。
2区は自民党前職の井林辰憲氏が優位に立ち、民主党新人の松尾勉氏が追う。
7区は自民党前職の城内実氏が盤石の戦いを見せる。
一方、比例投票先は49・7%が自民党と回答、他党に大差を付けている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 大阪10区 「共闘」どこ吹く風 激戦区、浮動票争い過熱
毎日新聞 2014年12月09日 大阪朝刊
「総理大臣、幹事長、財務大臣。政権幹部がなぜ高槻に来るのか。辻元の口を封じたいからなんです」。5日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前。ピンクのたすきをかけた民主前職、辻元清美氏(54)がマイクを握った。安倍晋三首相らが応援に入る自民新人、大隈和英氏(45)を意識し、得意の弁舌が熱を帯びる。「総理の後ろについて子分のようにペコペコする人を選んでも役に立ちません」
大阪10区は高槻市と島本町からなる選挙区。大阪と京都の中間にあるベッドタウンで、無党派層が多いとされる。過去3回は辻元氏と、維新前職の松浪健太氏(43)が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区だ。辻元氏は前回「大阪都構想」を掲げる維新の批判に時間を割いたが、今回は「維新は外野」と言い切り、アベノミクス継続を訴える自民の批判に重点を置く。
だが、維新は辻元氏を強く意識する。郵政選挙と呼ばれた2005年は当時自民の松浪氏が風をとらえて勝利。政権選択が争われた09年は辻元氏が圧勝し、「第三極」が注目された12年は維新に移った松浪氏が約5700票差で制した。
今回、全国では民主と維新の選挙協力が進んだが、辻元氏は都構想批判を繰り返し、10区では橋下徹共同代表(大阪市長)が「辻元さんとそんなの(協力)できない」と拒絶するほど対立が根深い。6日、JR高槻駅前に立った橋下氏は国会議員が削減した給与を元に戻したことを批判した。「辻元さんもワーワー言ってるけど、自分の給料が上がっていることを言っていない」
新聞各紙の世論調査で接戦が伝えられることにも危機感を募らせる。松浪氏はこの日、「厳しい状況だ。維新(の議席)は減り、与党でいっぱいになる。改革の前に身を切るという当たり前のことを言う勢力を伸ばして」と声をからした。
前回、2人に大きく差をつけられた自民の大隈氏。今回は、安倍首相や石破茂・地方創生担当相らが続々と来援し、手厚い態勢で臨む。6日、JR高槻駅前に立った大隈氏は医師としての経歴をアピールし、「社会保障制度を守っていく」と力説。駆け付けた谷垣禎一幹事長も「今度こそ大隈さんの志を形にしてあげたい」と訴えた。全国では自民優勢が伝えられるが、陣営幹部に余裕はない。「郵政選挙の時のような風は吹いていない。気は抜けない」
共産新人の浅沼和仁氏(53)は4回目の挑戦。7日の公開討論会で政党助成金を受け取る他党を「金の感覚をまひさせ、政治を腐敗させている」と批判し、消費増税の中止や特定秘密保護法の廃止などを訴えた。【五十嵐和大、大久保昂】
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◇大阪10区立候補者(届け出順)
辻元清美 54 [元]副国交相 (5)民前
松浪健太 43 党役員 (4)維前
大隈和英 45 医師 自新=[公]
浅沼和仁 53 党地区役員 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk26010454000c.html
2014衆院選:激戦6区、応援合戦も過熱 元閣僚ら各地で熱弁 /京都
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
14日投開票の衆院選で、激戦を繰り広げている京都6区(宇治、八幡、京田辺市など)の3候補の街頭演説や個人演説会には、閣僚や政務官、参院議員らが駆けつけ、応援合戦も過熱している。
民主前職、山井和則氏(52)が4日、宇治市の西小倉コミュニティセンターで開いた個人演説会で、蓮舫元行政刷新担当相は「山井さんは社会保障の充実のためにずっとやってきた。この2年間、私たち民主党は反省したが、もう下を向いているだけではいけない。イエスマンの議員を増やすより、提案できる議員を増やそう」と熱弁を振るった。
自民前職、安藤裕氏(49)=公明推薦=の応援には小泉進次郎復興政務官や石破茂地方創生担当相が登場。石破氏は6日、近鉄新田辺駅前で「自民、公明は圧勝すると報道されているが信じてはいけない」と引き締めた。小泉氏は5日、JR宇治駅前で「アベノミクスを必ず成功させなきゃいけない。14日は宇治茶で乾杯しましょう」と呼びかけた。
共産新人、上條亮一氏(28)が5日、城陽市の文化パルク城陽で開いた個人演説会で、大門実紀史参院議員は「安倍内閣は戦後で一番危険な内閣。原発の再稼働を推進し、日本を戦争する国にする。しかし、最大野党の民主党は対決軸がない。第三極の議員は大混乱で、国会で会っても今何党なのかを聞かないとさっぱり分からない」と批判した。【山田英之】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddm005010034000c.html
混戦:2014衆院選/1 沖縄4区 辺野古、続く保革共闘 知事選酷似 自民、今も逆風
毎日新聞 2014年12月04日 東京朝刊
衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
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衆院選は14日の投開票に向け、各党が短期決戦に臨んでいる。自民党の「1強多弱」体制を野党はどこまで突き崩せるか−−。混戦が展開される注目選挙区を歩いた。
「地元が辺野古移設反対の意思を示しても政府は粛々と進めると言う。保守も革新もウチナーンチュ(沖縄の人)が一丸とならないといけない」
公示日の2日朝、沖縄4区の無所属新人、仲里利信氏(77)は沖縄県南風原(はえばる)町での出発式で気勢を上げた。その横に、11月16日の知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設反対を訴え、かつて選対本部長として支えた仲井真弘多(なかいまひろかず)知事を破って初当選した翁長雄志(おながたけし)氏(64)が並び立ち、共闘をアピールした。
前回衆院選では県外移設を公約に掲げ、比例復活の1人を含む4人全員の当選を果たした自民党県連。だが、党本部から強く迫られ、昨年末に辺野古容認に転じた。知事選では移設推進の仲井真氏を推薦し、翁長氏に約10万票の大差で敗北。事実上の公約撤回への厳しい県民感情は、今も逆風になっている。
知事選の5日後に、安倍晋三首相は衆院解散に踏み切った。翁長氏を支えた共産や社民などと自民党を除名された那覇市議らの保革共闘グループは「知事選の勢いをそのまま持ち込みたい」(県議)と衆院選に臨む。共産、社民、生活の前職がそれぞれいる1〜3区は前職支援を確認し、4区に元自民党県連顧問の仲里氏の擁立を決め、全4選挙区で自民前職と対決する構図をつくった。
中でも4区は、辺野古移設を巡ってたもとを分かったかつての盟友同士の対決として、知事選と酷似している。県議会議長を務めた仲里氏は、前回衆院選で「県外」を訴えた自民前職の西銘恒三郎氏(60)を後援会長として支えた。昨年、辺野古移設容認に転換した西銘氏を批判して後援会長を辞し、自民から除名された末、自ら対抗馬となった。
知事選で翁長陣営を取りまとめた安慶田(あげだ)光男・那覇市議会議長は「相手は自民党国会議員5人の中で真っ先に県外移設の公約を破った人物。辺野古に新基地を造らせないためにも4区は負けられない」と強調。1区が地盤の那覇市議が4区に入って選挙戦を支える。翁長氏も出発式だけでなく、選挙区内の離島も仲里氏と一緒に歩く予定だ。
「知事選の影響がまだ強く、大変な逆風だ」。西銘氏は元後援会長の出馬に危機感を隠さない。
2日の街頭演説では移設の是非に直接言及せず、「2年前の民主党政権を選ぶのか、自公連立政権を選ぶのかが問われている選挙だ」と政権選択選挙であることを強調。公示前日の1日に推薦を受けた公明との連立政権の継続もアピールし、「選挙区は西銘、比例は公明」と繰り返した。
自民党県連幹部は「衆院選の主要な争点は経済問題だ。基地問題が争点となった知事選と同じような投票行動は起きないのでは」と期待を込める。
しかし、党本部には「沖縄全敗」の危機感が強く、4小選挙区全てを重点区に指定。谷垣禎一幹事長も8日に沖縄入りする。選挙区に多くの離島を抱え、もともとは基地問題とは遠いはずの4区の情勢に神経をとがらせている。【山本太一、佐藤敬一】=つづく
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◇沖縄4区=石垣、糸満市など
仲里利信 77 無新
西銘恒三郎 60 (3)自前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddm005010041000c.html
混戦:2014衆院選/2 滋賀1、3区 民主、雪辱へ連携探る 嘉田氏、今も影響力
毎日新聞 2014年12月05日 東京朝刊
支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
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「恥ずかしいのであまり言わなかったが、私は皆さんが思っている以上に国会や霞が関で力があるんです」。滋賀1区の民主前職、川端達夫氏は11月29日の事務所開きで、冗談交じりに実績を強調した。総務相などを歴任し、10期目を目指すベテランだ。
民主への逆風が吹き荒れた2012年の前回衆院選で、自民新人だった大岡敏孝氏に敗れて比例復活も阻まれ、今年5月に繰り上げ当選した。雪辱を期す川端氏は「前回は個人にではなく、自民に負けた」と強気で、支援する連合滋賀も巻き返しを図る。
衆院選で県内の関心を集めるのが、7月の知事選の影響だ。民主の衆院議員だった三日月大造氏(43)が離党して出馬。嘉田由紀子知事(当時)の全面支援を受け、予想を覆して自公推薦候補を破った。安倍内閣は直前に集団的自衛権行使容認の閣議決定に踏み切ったばかりで、波紋が広がった。
嘉田氏は、12年衆院選で「日本未来の党」を設立して戦ったが、9議席と振るわず敗北。それでも「もったいない」をスローガンに大型公共事業を中止・凍結した実績は県民の評価が高く、県内政界への一定の影響力を残している。
民主は知事選の構図の再現を目指しており、川端氏も公示日に「三日月氏と共に頑張り抜く」と述べ、親密さをアピールした。苦戦が予想される民主幹部も「本来はうちが強い地域だ。選挙区をなんとか取り戻したい」と三日月氏との連携を探る。
滋賀県内の4小選挙区はしばしば「振り子現象」が起きる。政権交代した09年衆院選は民主が全勝、12年は自民が全選挙区を取り戻した。前回、自民が全選挙区を独占した19県のうち、新潟、長崎両県と並んで全選挙区で「民主→自民」のオセロゲームとなった。
もともとは農業県で保守系が強かったが、高度成長期に大手企業の工場が集積。連合の組合員は1995年に8万4000人を突破し、繊維大手・東レ労組出身の川端氏らを当選させる原動力となってきた。だが、08年のリーマン・ショックなどで工場の人員削減が相次ぎ、組合員数はピーク時より2割減少。影響力は次第に弱まっている。
アベノミクスは「円安による輸出拡大」を掲げたが、滋賀にも十分な恩恵は届いていない。川端氏は「国民の多くが景気回復の実感がない」と安倍政権を批判。これに対し、大岡氏の陣営は「民主への逆風は収まっていない。粛々と政策を訴えるだけだ」と語る。
「嘉田カラー」がさらに強いのが滋賀3区だ。民主新人の小川泰江氏は嘉田氏の側近として知られる。2日の出発式では「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを受け継ぐ」と語り、嘉田氏も「『政治の母』として草の根型の政治をお願いしたい」とエールを送った。陣営関係者は「民主対自民の『政党対決』では『風』を取り込めない。滋賀では嘉田氏との親密さをアピールする方が無党派層を取り込める」と明かす。
一方、自民前職の武村展英氏の陣営は、「『自民VS嘉田』という構図は知事選と同じで相手の土俵。あくまで今回は政党を選ぶ選挙だ」と強調。5日には小泉進次郎復興政務官が県内入りするなど、無党派対策に力を入れる。【加藤明子、竹下理子】=つづく
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◇滋賀1区=大津、高島市
川端達夫 69(9)民前
佐藤耕平 32 共新
大岡敏孝 42(1)自前=[公]
◇滋賀3区=草津、守山、栗東市など
小川泰江 51 民新
西川仁 67 共新
武村展英 42(1)自前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddm005010025000c.html
混戦:2014衆院選/3 宮城1、2区 野党共闘に支持者困惑 自民は警戒感
毎日新聞 2014年12月06日 東京朝刊
民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
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仙台駅西口の繁華街。衆院選公示を控えた11月30日、民主党県連の街宣車に、宮城1区の民主前職、郡和子氏と同2区の維新前職、林宙紀氏が並んだ。周囲には「民主党」と「維新の党」ののぼりがはためく。
「2年前は共に1区で戦ったが、それでは自民党のやりたい放題に歯止めがかけられない。党は違えど同じ思いで連携して戦いたい」。郡氏が声を張り上げると、林氏は「国替えは重い決断だったが、『宮城方式』の野党連合で安倍政権に対峙(たいじ)する」と呼応し、共闘をアピールした。
前回衆院選の宮城1区では、郡氏と当時みんなの党所属だった林氏を含め6人が乱立。非自民票は分裂し自民党の土井亨氏が当選した(郡、林両氏は比例復活)。民主党は今回、共倒れとなった前回の反省から林氏に2区への「国替え」を持ちかけ、林氏も受諾。林氏を県連レベルで推薦し、民主党所属の地方議員らが法定はがきで支持者に林氏への支援を呼びかけている。安住淳県連代表は「政権批判の受け皿となる体制が十分できた。一体化を加速したい」と意気込む。
この動きに苦しい対応を迫られたのが民主党の支持組織、連合宮城だ。県連から林氏への推薦を打診されたが、維新の党の橋下徹共同代表は公務員労組を繰り返し批判しており「推薦はできない」と傘下の労組に対応を一任。2区では社民党が「維新は自公に近い」として桑島崇史氏を独自に擁立しており、自治労宮城県本部は桑島氏への推薦を決めた。
連合宮城の小出裕一事務局長は「林氏は労働者派遣法の改正に反対するなど個人としては理解できるところもある。『維新公認』でなければ別の対応があったかもしれない」と吐露する。
また、選挙区協力が比例代表での集票に与える影響も民主党の懸念材料だ。2区は県内の有権者の4分の1近くが集中する「大票田」。しかし、小選挙区で民主公認候補が不在となった結果、比例票の掘り起こしが「ほぼ手つかずで終わる」(民主県議)可能性があるという。「宮城方式」が奏功するか、手探りの選挙戦が続く。
一方、迎え撃つ自民党。県連幹部は「野党共闘で今回は接戦になる」と警戒する。公示日2日には安倍晋三首相が仙台入りして1区の土井氏、2区の自民前職、秋葉賢也氏らと演説に臨み、「復興は道半ばだがしっかり前に進んでいる。復興のためにも強い経済を取り戻す。力を与えてほしい」と訴えた。
東日本大震災から3年9カ月。県内では景気回復の実感は乏しい。首相の経済政策「アベノミクス」についても「復興事業で使う建設資材の高騰など、円安の負の側面のほうが色濃く出ている」(県商工会連合会幹部)のが実情だ。
自民党県連は今回、県連独自の公約に、政府が来年度までと定める集中復興期間の延長と、復興予算の増額を初めて打ち出した。自民党県連の中島源陽幹事長は「現場は資材・人件費高騰のあおりを受けており、どう対処するかが(有権者の)最大の関心事だ」と指摘。県連幹部は「本音を言えばあと2年解散せず、地方創生の明かりが見えた時点でやるほうが理解を得やすかった」と複雑な表情をみせた。【横田愛、百武信幸】=つづく
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◇宮城1区=仙台市青葉・太白区
土井亨 56(2)自前=[公]
松井秀明 46 共新
郡和子 57(3)民前
◇宮城2区=仙台市宮城野・若林・泉区
増元照明 59 次新
桑島崇史 35 社新
林宙紀 37(1)維前
大内真理 36 共新
秋葉賢也 52(4)自前=[公]
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141209/plt1412091830005-n1.htm
【激突!!師走決戦】土俵際の渡辺喜美氏、親族が“涙のお願い”連発 8億円問題が… 栃木3区 (1/2ページ)
2014.12.09
《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、無=無所属【拡大】
みんなの党(解党済み)元代表で、無所属で立候補した渡辺喜美氏が、大苦戦を強いられている。自民党前職の簗(やな)和生氏に先行を許しているとされ、一族総出で崖っぷちの選挙戦に臨んでいるのだ。事実婚状態という“夫人”が地元企業にすがりつけば、親族女性は号泣して支持者に訴えた。地元で根強い人気を持つ亡父、「ミッチー」こと美智雄元副総理の威光もアピールするなど、なりふり構わぬ「どぶ板」を展開していた。
「ぜひ、みなさまの力を私に与えてください。もう一度、どうか命を吹き込んでください」
栃木県大田原市の光真寺で開かれた個人演説会。渡辺氏は数十人の支援者にこう訴えかけ、深々と頭を下げた。
おいの美知太郎参院議員(31)と、その妻の幸子・栃木県議(32)も応援に駆け付けた。幸子氏は涙をボロボロ流し、「最後の最後まで、渡辺喜美をよろしくお願いします!」と号泣しながら訴えた。
同寺が美智雄氏のぼだい寺であるためか、渡辺氏は「だんだんよくなる法華の太鼓」「道は近きにあり」などと、「ミッチー語録」を何度も引用した。「オヤジがやり残したことをやろうと考えてきた」とも語り、父の存在を強調するような発言が目立った。
渡辺氏とは戸籍上離婚したが、事実婚状態にあるというまゆみ“夫人”も必死だ。
「地元企業や支援者の集会にそろって顔を出し、まゆみさんが涙ながらに『お願いします』と土下座せんばかりの勢いで支援を頼み込んでいる。選挙戦中盤からは、報道陣を避けて影のサポートに徹している」(事務所関係者)
比例復活のない無所属での立候補となった渡辺氏にとって、選挙区での敗北は「失職」を意味する。背水の陣で臨む選挙戦だが、やはり情勢は極めて厳しい。
「これまで味方だった複数の地元議員が自民党候補の支援に回ったほか、長く渡辺氏を応援してきた津久井富雄・大田原市長も相手側に去った。先代から続く後援会組織も高齢化し、組織力の低下が著しい」(同)
今年3月に発覚した化粧品会社会長からの8億円借入問題と、選挙直前の解党騒動によるイメージ悪化も深刻だ。
支援者の主婦(70)は「8億円の件で、いまだに納得できる説明をしてもらっていない」と不満を口にする。美智雄氏の代から支援してきたという自営業の男性(72)は「無所属じゃ、何もできない。ただの給料取りになっちゃうからねぇ。昔からのファンも大勢いっけど、今回ばかりは難しいんでないの」と話した。
ただ、渡辺氏は地道な「どぶ板」で手応えもつかんできている。
大田原市内で遊説中の渡辺氏を直撃すると、「直接(有権者と)お話しすると反応がいい。支持が回復しつつある」と自信をのぞかせた。
地元集会では、自民党時代に撮影した安倍晋三首相とのツーショット写真を披露するなど、安倍政権との蜜月ぶりを強調する。「アベノミクスじゃなくてナベノミクス」などと、自分がアベノミクスの考案者であるという“独自の主張”を繰り返した。
出陣式で、渡辺氏は「党は消えても喜美は消えず」と豪語した。その言葉通り、土俵際で踏みとどまれるのか。 (安里洋輔)
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http://www.asahi.com/articles/ASGD56QYSGD5UJUB015.html
小沢一郎氏、背水の陣 地元張り付き「ロッキード以来」
寺沢尚晃、伊藤唯行2014年12月9日13時55分
岩手4区で16選を目指す生活前職の小沢一郎氏(72)が地元に入り、背水の陣を敷いている。県議、首長、業界が支える「小沢王国」はかつての勢いを失いつつある。自民は安倍晋三首相や菅義偉官房長官らが現地入りし、揺さぶりをかける。
「留守ばかりしていたが、皆様のお力を頂き、主張を貫いて参りました」
6日、花巻市。約100人を前に小沢氏はビールケースに乗って訴えた。「久しぶり」。演説後は支持者と握手。これまでは選挙期間中ほぼ立ち寄らなかった地元に6、7両日は張り付き、計30カ所を回った。
陣営幹部は「選挙区をこまめに回るのは(1983年の)ロッキード事件判決後の選挙以来じゃないか」と語る。
93年に自民を離れ、新生、新進、自由、民主など各党を移ってきた小沢氏。「先生に全国の同志を支えて頂き、地元は私たちで守ってきた」。15後援会を束ねる後援会連合会の小笠原直敏会長(69)は言う。後援会の下に130支部があり、選挙カーの遊説やポスター貼りを支える。
だが、支持者も高齢化が進む。「号令を掛けても年寄りばかりで動けない。人口減少社会だな」。別の後援会幹部がつぶやく。
9日、北上市。自民前職の藤原崇氏(31)の応援に安倍首相が駆けつけた。「みなさんで変えていきましょう。若く元気な藤原を勝たせて下さい」。約600人を前に声を張り上げた。
藤原氏は前回、3万票差で小沢氏に敗れ、比例で復活当選。北上市の事務所には業界団体や企業の推薦状が並ぶ。約2千枚届き、「前回から大幅に増えた」という。
前回まで小沢氏だけに推薦状を出した運輸会社は、今回は両氏に送った。同社は「小沢氏には世話になってきたが、長期政権になりそうな自民を無視するわけにはいかない」と言う。陣営幹部は「風向きが変わってきた」と感じる。
藤原氏はこの2年、週末に地元に戻り、「いつでも会える衆院議員」をアピールした。後援会は前回のゼロから16に増えた。
5日、奥州市の個人演説会。小沢氏と20年以上歩んできた5期目の渡辺幸貫県議も駆けつけた。2年前、小沢氏の民主離脱を機に袂(たもと)を分かった渡辺県議は「選挙の度に増税反対とか美辞麗句を並べる。そんなやり方に疑問を感じた」。
首長の対応にも変化が出始めた。前回は小沢氏を支持した奥州市の小沢昌記市長は「前職の2氏を支持する」と、両陣営の催しに顔を出した。1月の花巻市長選では、自民などの支援を受けた上田東一市長が、小沢氏に近い県議らが推す現職を破った。
ただ、ある首長は「小沢氏はまだ影響力があり、政権党の自民も敵にしたくない。両方と良い関係を保ちたい」と言う。
岩手4区には、共産新顔の高橋綱記氏(67)も立候補した。党岩手中部地区の瀬川貞清委員長は「小沢氏は嫌だが、安倍政権に不満も強い人の受け皿になれる」と話す。(寺沢尚晃、伊藤唯行)
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343371/
前回フィギュア100体捨てたあの候補 今回は“道重ロス”と闘う
2014年12月09日 16時00分
フィギュア好きで知られる三谷氏だが…
14日投開票の衆院選で東京5区が激戦となっている。2012年の前回を制した自民党の若宮健嗣氏(53)に民主党の手塚仁雄氏(48)、共産党の沢井正代氏(65)、無所属の三谷英弘氏(38)、同じくドクター・中松氏(86)が挑むという混戦模様だ。
8日、東急東横線・学芸大学駅前では三谷氏の応援に次世代の党の江口克彦参院議員(74)が駆けつけた。三谷氏も江口氏も、もともとはみんなの党所属。しかし、選挙直前に同党は解党。民主党などほかの政党に潜り込めた人もいれば、三谷氏のようにみんなの前代表だった渡辺喜美氏(62)とともに新党を模索したが、形にならず無所属となった人もいる。
無所属と政党所属では選挙の戦い方にも差が出る。三谷氏が聴衆に訴える。「『いつ政見放送やるの』と聞かれますが、私の政見放送は流れません。チラシやハガキの数も限られています。無所属だと不利益を被るのです」
政党がなければ組織もない。三谷氏は政界屈指のフィギュア好きで、漫画やアニメの表現規制に反対する政治家として知られる。前回選挙の初出馬のときは、妻を説得するためにフィギュア100体を捨てた。そして、ギリギリで比例復活を果たしている。同じフィギュア好きが入れてくれた票が復活の後押しになったかもしれないと本人は振り返る。
今回はフィギュアとは違うものを犠牲にした。
「選挙がなければ11月26日のモーニング娘。のコンサートに行く予定でした。道重さゆみさんが卒業したときのです。選挙になってしまいキャンセルしたので、行けませんでした」(三谷氏)
DVDになったら見るとはいうものの、がっくりだろう。「笑っていいとも!」が終了したとき「タモロス」が話題になったが、道重卒業でもファンの間で「道重ロス」がささやかれている。
三谷氏は選挙だけでなく、道重ロスとも闘わなくてはいけないようだ。
【編集部のおすすめ】
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120902100017.html
東京ニュース
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注目区ルポ
◆12区(北・足立区西部)「自・民」票の流れ注目
都内で唯一、自民が候補者を立てず、公明前職の太田昭宏さんを全面支援する選挙区。野党第一党の民主は生活前職の青木愛さんを区議レベルで応援する。共産新人の池内沙織さん、今年二月の都知事選に立候補した次世代新人の田母神俊雄さんも出馬。「自・民」不在の中、両党支持層の票の流れが注目される。
「防災・減災、危機管理、東北の復興。その司令塔の役を与えていただき、フル回転している」。太田さんは七日昼、北区のJR赤羽駅東口で、ロータリーを埋め尽くす聴衆を前に安倍内閣の国土交通相としての実績を強調した。
党代表として臨んだ二〇〇九年の衆院選で、当時民主の青木さんに約一万票差で敗れた。大臣の今回は地元に張り付き、連日街頭演説や支援者回りに動く。七日は自民都議、区議もそろって支持を求めた。駆けつけた舛添要一都知事は「自公連立政権が世の中を安定させている」。安倍晋三首相も「連立政権の要」と共闘をアピールした。
「消費税の10%への引き上げを食い止める最後のチャンス。まだまだ財源を捻出できる対策、取り組みが残されている」。青木さんは八日夕、同じ赤羽駅東口でビールケースに立ち、声を上げた。前回は民主を離党し日本未来の党から出馬、比例で復活当選した。今回は民主、維新などの「調整候補」として民主支持層への浸透を図る。民主区議は「地元にとって(政策などが)一番近い候補だ」と応援する。
若さを前面に出す池内さんは七日午後、二十〜四十代の支援者らと北区のJR十条駅近くの商店街を練り歩いた。前回、都内の小選挙区で共産最多の四万票余を得た。ブラック企業やヘイトスピーチ問題を挙げ、「共産党が伸びれば政治は変わる」と繰り返した。
「自公連立政権を分断しなければ、日本は変わらない」。先月末に立候補表明した田母神さんは、公明批判を展開し、保守層の取り込みに走る。八日午前、赤羽駅東口での演説では山田宏幹事長らと並び「日本国民のための政治を実現する」と訴えた。 (奥野斐)
◇12 区(4)北・足立区(西部)
太田昭宏69 国土交通相 公前<6>
池内沙織32 党都委員 共新
田母神俊雄66 (元)航空幕僚長 次新
青木愛49 党幹事長代理 生<前><3>
(届け出順)
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◆15区(江東区)新旧票の獲得へ舌戦
臨海部に林立するタワーマンション群に選挙カーの声がぶつかり、響き渡る。そんな現代的な街並みと、江戸情緒あふれる下町が隣り合う選挙区で、父親の地盤を継ぐ維新前職の柿沢未途さんと、前回衆院選で初めてここで立候補した自民前職の秋元司さんが対決する。共産新人の吉田年男さんも絡み、新旧の住民の支持獲得にしのぎを削る。
柿沢さんは都議時代、民主に所属したが、過去二回立候補した衆院選では、みんなの公認で出馬した。昨年八月にみんなを離党し、結いを経て維新に合流して三カ月弱。柿沢さん自身、こうした政党遍歴を「ちょっと不利」と認める。
民主は候補擁立を見送り、柿沢さんは共産を除く野党統一候補と位置づけられた。さらに、外相を務めた父・弘治さん以来の「柿沢党」の系列区議たちが支える。砂町地区での出陣式で柿沢さんは「父は天国からハラハラしながら見守っている」と地元の情に訴えた。六日は維新の江田憲司共同代表が応援に入った。
こうした状況について、秋元さんは「新しい住民も増えており、お父さん(弘治さん)と息子(未途さん)は違う」と指摘する。自民、公明の「与党候補」であることを前面に出す戦術をとり、演説では「アベノミクスでデフレ脱却の手前まで来た。あと一歩だ」と訴える。
出陣式には、かつて自民党都議を務めた山崎孝明江東区長をはじめ自公の都議、区議ら関係者がそろい踏み。異口同音に「自公政権の継続」を訴え、組織をフル稼働させている。七日は安倍晋三首相が選挙区入りして支援を訴えた。
共産新人の吉田年男さんは「安倍暴走政権に審判を下す選挙」と、消費税の10%への引き上げ中止や、原発の廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定への反対などを訴える。
共産を除く野党連合と与党の対決ばかりが注目される中、陣営関係者は「自民はひどいが、第三極はなくなり、民主には裏切られたという声は広がっている」と共産の存在意義を強調し、地道な支持拡大に努めている。 (荘加卓嗣)
◇15 区(4)江東区
猪野隆49 (元)国税庁職員 無新
柿沢未途43 党政調会長 維前<2>
秋元司43 (元)防衛政務官 自<前><1>
吉田年男66 党地区委員長 共新
(届け出順)
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141208_14.html
<衆院選>TPP論戦様変わり・山形2区
水田脇に立つ山形2区のポスター掲示板を見詰める有権者。TPP交渉参加と米価下落で鈴木氏と近藤氏の訴えは前回と様変わりしている=山形県川西町
◎自民・鈴木氏反対→釈明/民主・近藤氏推進→封印
衆院選山形2区で、自民党前議員鈴木憲和候補(32)と民主党前議員近藤洋介候補(49)の攻防が激化している。前回2012年は環太平洋連携協定(TPP)が主争点となり、鈴木氏は反対を訴え初陣を飾り、近藤氏は推進姿勢を示し苦杯をなめた。再激突の今回は様相が変わり、鈴木氏は政府のTPP交渉参加や米価下落の弁明に追われ、近藤氏は自民党の農政改革を攻めTPP論を封印する。
「結果として安倍政権がTPP交渉に参加し、悔しい。申し訳ない」
4日夜、小国町の個人演説会。鈴木氏の話は謝罪と釈明に終始した。
前回、交渉参加に前向きな民主党政権を批判し、TPP反対を公約に掲げ初当選した鈴木氏。自民党が政権復帰し、わずか3カ月後、安倍晋三首相は交渉参加を決めた。
党TPP慎重派議連の事務局次長となり、反対姿勢を貫く先頭に立ったが、「ウソつき」という農家の批判は鈴木氏にも容赦なく浴びせられた。
「首相が参加を決断した以上は、農家が不安を抱かない交渉をさせる」。鈴木氏は変わらぬ立場を懸命にアピールする。
元農水官僚で「農業のプロ」を看板に掲げる。農村部の多い選挙区で再選を目指すが、米価下落がその足元を揺るがす。
朝日町で5日夜にあった個人演説会。鈴木氏は「遊説先で農家に『米価がひどい』『自民党の政策は納得がいかない』と言われる」とこぼした。
党県連幹部は「米価は政府、与党が決めるものではない」と理解を求めるが、所得が激減する農家の怒りは収まらない。
自民党は急きょ、コメ20万トンを来秋まで倉庫に保管し、需給バランスを調整すると発表した。農家向け政策冊子も配布し、不安解消に奔走する。
「自民党農政の失敗にほかならない。公約にない減反廃止を打ち出し、農村は混乱している」
近藤氏は2日、米沢市の街頭演説で米価下落を責め立てた。掲げるのは看板政策、戸別所得補償制度の完全復活。「民主党政権下でも米価は下がったが、農家の収入は維持できた」と強調した。
前回は鈴木氏に1万8000票及ばず、比例東北の復活に甘んじた。TPP交渉参加に前向きな野田佳彦首相(当時)に同調し、農家の反発を招いたことが敗因だった。
2年前の公示直前、県農協政治連盟が開いた集会でただ一人、「TPP反対」の鉢巻きをせず、帰れコールを浴びた「事件」は今も語られる。
今回、近藤氏は「前回は農家のひんしゅくを買った」と振り返るものの、TPPの持論を語ることはほぼない。政府の農政転換と米価下落をやり玉に挙げ、戸別所得補償の一点突破を試みる。
5日夜、小国町の個人演説会に元参院議員舟山康江氏が現れた。12年7月、TPP反対を理由に民主党を離党し、近藤氏とも一時たもとを分かったが、落選した昨夏の参院選では支援を受けた。
舟山氏は「農家を支える仕組みをなくせば、地方創生どころか地方喪失だ」と批判。近藤氏は「農村を救うのは戸別所得補償しかない。舟山さんが政務官の時につくった制度だ」と力を込めた。
◎山形2区立候補者
近藤 洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新
鈴木 憲和32☆自(無)前(1)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_06.html
<衆院選>敵陣突き自維応酬/因縁抱え地域対決/秋田3区
雪が降り積もった湯沢市役所前で、真剣な表情で候補者の訴えを聞く有権者=8日
<ダメージ2倍>
「相手の地盤から1票を奪い取れば、与えるダメージは2倍になる」
衆院選序盤の3日、自民党前議員の御法川信英は、激突する維新前議員村岡敏英の本拠地・由利本荘市に乗り込んだ。応援弁士は、地方で人気が高いとされる地方創生相石破茂。県選出参院議員2人も顔をそろえた。陣営の1人が明かす敵陣攻略の狙いが、戦いの激しさを物語る。
御法川と村岡が激突するのは4度目。前回2012年に立候補した旧未来の党元議員は引退し、今回が初めて事実上の一騎打ちとなる。
この日、御法川らが論陣を張ったのは由利本荘市役所前。市長の長谷部誠は、村岡の「応援団長」を公言し、全面支援する。石破の投入で、政権与党の威光と分厚い組織力を見せつけた御法川。市役所前に集まった約200人に「秋田のリーダーとして地方創生を成し遂げる」と力を込めた。
<復活は考えず>
対する村岡陣営は「小選挙区で勝ち抜く機会を与えられた。比例での復活は考えない」と突然の総選挙を前向きに受け止め、フル回転する。
村岡の父で官房長官などを務めた兼造は公示前、御法川の地盤中の地盤、大仙市大曲などを回り、長年の村岡支持者を掘り起こした。公示後は村岡に妻や息子が同行。家族ぐるみで巨大与党に立ち向かう。
大雪が降った7日、羽後町で女性支持者が開いた集会。村岡は「私は巨大なクジラと戦っている。小さなハタハタのような存在だ」と笑いを誘いつつ、「安倍政権がこの道しかないと断定するのはおかしい。農業や地方創生など間違っている点をきちんと指摘できる政治家が必要だ」と対決色を鮮明にした。
維新の党の前身となる「日本維新の会」は前回、第三極の主軸として躍進した。村岡に比例復活をもたらした風は今回、吹いていない。前回比例東北で獲得した2議席は不透明な情勢だ。村岡は悲願の選挙区当選に背水の陣を敷く。
<横手・湯沢が鍵>
内陸部と沿岸部の地域対決の様相が強まる中、両陣営とも勝負どころは浮動票が多い横手、湯沢両市と見る。御法川はことし2月、横手市内に初めてとなる本格的な後援会を設けた。村岡は昨年11月に横手、ことし11月末に湯沢に事務所を構えた。
自民、維新両党の各本部もてこ入れに躍起だ。
自民党は8日、湯沢市に元消費者相の野田聖子を送り込んだ。12日には官房長官菅義偉が選挙区に入る予定。維新の党は、10日に共同代表江田憲司が自ら乗り込み、最終盤の盛り上げを図る。
共産党新人の我妻桂子は安倍政権との対決姿勢を強調する。国政挑戦は2003年以来、2度目。比例東北での議席死守を目指す党前議員と連動し、反自民票の受け皿を狙う。(敬称略)
◇秋田3区立候補者
村岡敏英54☆党幹事長代理 維前(1)
我妻桂子60 党県委員 共新
御法川信英50☆財務副大臣 自前(3)
[注]☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_10.html
<衆院選>若さVS熟練・秋田2区
候補者の演説に耳を傾ける秋田2区の有権者。人口減や米価下落など課題が山積する
◎東北最年少29歳・緑川氏、衆参通算4期・金田氏に挑む
衆参通算5選を目指すベテランに、東北最年少の新人が挑む。衆院選秋田2区は、自民党前議員金田勝年候補(65)が政権与党の安定感を生かし盤石の基盤を整えたのに対し、民主新人の緑川貴士候補(29)は公示直前に出馬表明し、若さを前面に出す。前回、強固な地盤を持つ候補者同士がぶつかった選挙区は、情勢が大きく変わった。
「わが県で最も力のある政治家だ」
公示日の2日、金田氏の出陣式で応援弁士が持ち上げた。金田氏は旧大蔵省出身で参院2期、衆院2期を務め、霞が関、永田町が動く仕組みを熟知すると自負。「秋田の思いを確実に国政へ届けられる」と訴える。
市町村長の旗印も明確だ。出陣式では、名前を呼ばれた自治体トップが次々と「頑張りましょう」と声を張り上げた。
公明党や農政連など各種団体の推薦を得て支持固めが進む。陣営幹部は「圧倒的な勝利を果たす」と気勢を上げる。
対する緑川氏は埼玉県出身で、出馬までの住まいは秋田市。2区の知り合いは少なく「地盤、看板、かばんの何もない」(緑川氏)と徒手空拳で走りだした。
武器は若さだ。東北の25小選挙区に立候補した82人中、最年少。選挙戦では党県連の松浦大悟代表(前参院議員)と二人三脚で動く。松浦代表は「若者ゆえに、秋田の将来をより自分の問題として捉えられる」と強調する。
緑川氏は4日夜、能代市で開いた個人演説会で「若輩者で世間も何も分かっていないかもしれないが、安倍首相の暴走は手に取るように分かる」と力を込めた。
前回衆院選では、金田氏が当選を決めた事務所で、民放アナウンサーとして喜びの声を伝えた。「不思議な縁だが、胸を借りるつもりで戦う」と話している。
【秋田2区立候補者】
緑川貴士29☆民 新
藤本金治68 共 新
金田勝年65☆自(額)前(2)
2014年12月09日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_02.html
<衆院選>「小沢王国」打倒へ自民てこ入れ
演説後、支持者と握手する菅官房長官=奥州市水沢区
集まった支持者と握手を交わす小沢代表=八幡平市
◎菅氏「退場を」、首相9日応援/小沢氏4区から2区に転戦
厳寒の岩手で激戦区の攻防が熱を帯びた。生活の党の小沢一郎代表(72)と比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)が競る衆院選岩手4区に8日、菅義偉官房長官が応援入り。安倍政権の参謀は「小沢氏に退場してもらう」と王国攻略へ気勢を上げた。小沢氏は前日まで支持固めに奔走した4区から県北の2区に転戦。比例東北生活前議員の畑浩治候補(51)を激励し、勢力維持に全力を挙げた。
菅氏は8日午前、奥州市水沢区で街頭演説。小沢氏が前日まで2日間、31年ぶりに地元遊説したことに触れ「東日本大震災の時には地元に入らなかった。小沢さんの評価は大きく変わっているのでは」と言い放った。
隣には、小沢氏と競り合いを演じる藤原氏。演説場所は小沢氏の選挙事務所からわずか100メートルの場所で、対決姿勢を鮮明にした。菅氏は「この20年、日本政治は小沢さんが話題の中心だったが、やってきたことは(掲げた理想とは)全く逆。小沢さんを退場させ、政治に安定を」と呼び掛けた。
4区には9日、安倍晋三首相が入り、北上市で演説する。王国打倒へ、てこ入れが続く。
小沢氏は岩手2区に入り、自民党前議員の鈴木俊一候補(61)を追走する畑氏を応援。滝沢、八幡平両市の計3カ所でマイクを握った。
八幡平市松尾総合支所前では雪が舞う中、「アベノミクスで国民は踏んだり蹴ったり。安倍政権の下では強い者だけが強くなり、地方は疲弊する。一日も早く退陣させなければならない」と訴え、聴衆と握手を交わした。
前日まで張り付いた4区では、自民党の藤原氏と激烈な競り合いになっているとの情勢が伝えられている。
3日間の地元行脚を終えた小沢氏は、JR盛岡駅で報道陣に対し「開票日になれば分かること。それまで、それぞれ全力で取り組むだけだ」と語り、東京に戻った。
【岩手2区立候補者】
畑浩治51☆生 前(2)
久保幸男56 共 新
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)
【岩手4区立候補者】
藤原崇31☆自(町)前(1)
高橋綱記67 共 新
小沢一郎72☆生 前(15)
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_01.html
<衆院選>オール福島どこへ 与野党非難合戦
福島県知事選で内堀氏が当選し、壇上で肩を並べて拍手する与野党の衆院選候補者ら=10月26日、福島市
◎10月知事選相乗り「復興に与野党なし」合言葉
福島県内の衆院選選挙区で、東日本大震災からの復旧復興や東京電力福島第1原発の事故対応をめぐり、与野党のつばぜり合いが過熱している。10月の福島県知事選で「復興に与野党なし」を合言葉に、共産党を除く主要政党が相乗りして内堀雅雄知事(50)を誕生させたばかり。当時、各政党が唱えた「オール福島」は、非難の応酬にかき消されつつある。
<有志の会解散>
「原発事故の総括をしないまま、安倍晋三首相は機械的に原発を再稼働しようとしている」
5日、棚倉町の文化センターで、3区から立候補している民主党の前議員が熱弁を振るった。
電力各社が打ち出した再生可能エネルギーの買い取り中断にも触れ、「エネルギー政策が3.11前に戻っている。政府の姿勢を疑う」と安倍政権の対応を非難した。
自民党も民主党批判を展開する。公示前にあった自民党県連選対本部の事務所開きでは、岩城光英会長(参院福島選挙区)が「大震災直後、民主党政権の対応策は後手後手だった。自民党が政権を奪取してから復興の道筋がついた」と自画自賛した。
知事選では自民、民主、公明、社民4党が「県議団有志の会」を設立。中央の与野党対立を福島に持ち込むべきではないと口々に訴え、「オール福島」を旗印に内堀知事圧勝の原動力となった。
「県議団有志の会」は11月19日に解散した。報道各社に送られたファクスは「政局が混迷を増す中、この書面をもって解散する」とあり、有志の会メンバーが「昨日の友が今日からは敵だ」と苦笑いするほど素っ気ない文面だった。
<「致し方ない」>
知事選で「オール福島」を掲げた与野党がぶつかり合う衆院選について、民主党県連の亀岡義尚幹事長は「福島の復興が忘れられており、非常に残念だ」とこぼす。一方、自民党県連の杉山純一幹事長は「知事選と違い、国政選挙は各政党の政策を掲げ戦う。致し方ない」と理解を求める。
5区で立つ民主党の前議員のように「復興に与野党なし」と今も訴え続けるケースはまれだ。
浪江町から二本松市に避難する時計店経営原田雄一さん(65)は「福島復興が大きな争点にならず、避難者は蚊帳の外に置かれている。政争の前にやるべき事はたくさんあるはずだ」と話す。
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http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090013-n1.html
2014.12.9 08:35
【衆院選2014】
維新、大阪でも大苦戦 アベノミクス支持だが自民批判、政権との距離曖昧
(1/2ページ)
維新の党に勢いがない。日本維新の会で臨んだ平成24年の前回衆院選では比例代表を含めて54人が当選したが、今回は本拠地の大阪ですら終盤情勢でわずかでも優勢とみられる選挙区は1つにとどまり、幹部らには焦りの色がにじむ。
維新は前回、14人を擁立した大阪で12選挙区を制するなどして、衆院で自民、民主に次ぐ第三党に躍り出た。今回は、終盤情勢によると選挙区の獲得議席は全国で2〜5と予想、比例代表も前回を下回るのは確実とみられる。
東日本大震災への対応など民主党政権への不満が広がっていた前回は、代表代行として臨んだ橋下徹大阪市長の強いリーダーシップが大きな期待を集めた。だが、安倍晋三政権となり、橋下氏や幹事長の松井一郎大阪府知事はアベノミクスへの支持を明言する一方で、「身を切る改革なくして増税はだめ」と自民党批判を展開してきた。政権との距離が曖昧で、「1強多弱」の中に埋没してしまう恐れがつきまとう。
維新は「ふわっとした民意」(橋下氏)を頼りとしてきた。産経新聞社とFNNの世論調査によると、無党派層の比例代表の投票先は分散傾向にあり、維新の苦戦の一因となっている。さらに、両氏が公明党前職のいる選挙区からの出馬をにおわせ敵対姿勢を示したことで、前回は協力関係にあった公明票の取り込みも難しい情勢だ。
維新内部からは前回の選挙戦を念頭に「うちは終盤追い上げ型だ」と自らを鼓舞するような声も聞こえる。
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http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090031-n1.html
2014.12.9 19:48
【衆院選2014】
松山千春氏 民主候補を応援 「大地」にならい
民主党前職の横路孝弘氏(右)の街頭演説に駆け付け、聴衆に訴える歌手の松山千春氏=9日午後、札幌市中央区
政治団体「新党大地」の支援者で歌手の松山千春氏(58)は9日、札幌市で、北海道1区から出馬した元衆院議長の民主党前職横路孝弘氏(73)の街頭演説に駆けつけ、代表曲を口ずさみながらエールを送った。今回の選挙で協力関係を結ぶ民主と新党大地の象徴的な場面となった。
北海道1区からはほかに、自民党前職の船橋利実氏(54)、共産党新人の野呂田博之氏(56)、無所属新人の飯田佳宏氏(41)が立候補している。
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11497049.html?iref=comtop_pickup_04
(2014衆院選)攻める共産、背水の社民 京都1区・大分2区
2014年12月9日05時00分
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候補者の出陣式で気勢を上げる支持者ら=大分県臼杵市、長沢幹城撮影
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■京都1区 自民と対立軸、「転換」強調
5日夕、JR京都駅前に集まった約3千人を前に、共産党の志位和夫委員長は叫んでいた。「この選挙の対立軸は自共対決だ」
衆院選をめぐる各報道機関の情勢調査で野党が軒並み伸び悩む中、比較的好調とされるのが共産党だ。消費増税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「五つの転換」をうたい、明確に反対を訴えている。
小選挙区比例代表並立制導入後は、自民、民主という2大政党に埋没しがちだったが、世論の期待を集めて政権交代を果たした民主党が下野。2年前の衆院選の「第三極」ブームもしぼみつつある中、「霧が晴れるように」(志位氏)、自共対決の構図ができ、政権への不満の受け皿になる好機とみる。
実際に、昨年6月の東京都議選では議席が倍増。その後の参院選でも改選3議席が8議席に増えた。今回の衆院選でも「比例代表で650万票以上、小選挙区で議席獲得」をめざす。
その象徴が京都1区だ。自民、民主の厚い壁に阻まれ、6回連続比例区で復活当選した穀田恵二氏が10回当選の自民党重鎮、伊吹文明氏らに挑む。志位氏や穀田氏は「安倍晋三首相は雇用が増えたと言うが、増えたのは非正規だ。首相に『この道に先はない』と言いたい」と批判。10日には、不破哲三前議長(84)が9年ぶりに街頭演説に立つ。
聴衆には若者の姿も混じる。大倉未築さん(20)は「残業代がつかず、最低賃金以下で働いているのに『他よりはましや』とあきらめている友達がいる。ブラック企業対策に力を入れてほしい」と期待する。共産党が躍進できるかは、若年層や無党派層に食い込めるかがカギだが、仕事帰りに立ち止まって演説を聴いていた男性(50)は「共産党の訴えは現実味がない」と突き放す。
一方、自民の伊吹氏は「民主党政権時代と比べ、現在の経済状況は悪くなっているか。経済の安定こそ必要だ」とアベノミクスの成果を誇り、維新の党の田坂幾太氏は「身を切る改革を推し進める」と訴える。無所属の平智之氏、蜷川澄村氏も立候補している。
◇京都1区の候補者(届け出順)
穀田恵二 67 党国対委員長 共前(7) [比]
伊吹文明 76 〈元〉衆院議長 自前(10)
田坂幾太 62 党府代表 維新 [比]
平智之 55 大学嘱託講師 無元(1)
蜷川澄村 63 映画製作業 無新
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■大分2区 弱る組織力、党存亡かけ
一方、社民党は党存亡の危機に立つ。
「ぜひ社民党躍進の足がかりを作っていきたい」。吉田忠智党首が衆院選の第一声に選んだ場所は、大分2区の同県臼杵市だった。
大分を選んだのは、吉田氏の故郷だからではない。社民党の得票が比較的見込める数少ない地域だからだ。候補者の吉川元氏と吉田党首の横には、大分選出だった村山富市元首相(90)が並んだ。村山氏は「今回、党がなくなるかも知れない。命がけだ」。
社民党は、衆2、参3の計5人で政党要件ぎりぎりだ。民主党や共産党のはざまで埋没し、復調の兆しがつかめない。社民を支援する労組の組織力は弱体化し、市民運動のシンボルだった元党首の土井たか子氏は9月に死去。吉川氏の陣営幹部は「頼みの綱は村山氏の『トンちゃん』人気だが、高齢で遊説は頼めない」と打ち明ける。
出陣式で吉川氏の演説を聴いていた同市の農業の男性(62)は「党の存在も危うい社民党に投票して国会を動かせるのか」。文字通り存亡をかけた正念場を迎えている。
大分2区では、自民党は当選10回で衆院副議長も務めた衛藤征士郎氏がアベノミクスによる「経済の立て直し」を訴える。共産党の山下魁氏も「護憲」などを主張する。
(上地一姫、杉浦達朗)
◇大分2区の候補者(届け出順)
山下魁 37 党県常任委員 共新
吉川元 48 党政策審議会長 社前(1) [比]
衛藤征士郎 73 〈元〉衆院副議長 自前(10)
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http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014120902000053.html
民主候補が原発推進協定 中電労組と東海の18人
衆院選で、東海四県(愛知、岐阜、三重、静岡)の中部電力管内から小選挙区で出馬した民主党候補者二十五人のうち少なくとも十八人が、民主党の支持母体である連合傘下の中電労組(組合員一万五千人)と「核燃料サイクル」の推進や「原子力の平和利用」を明記した政策協定を結んでいたことが中日新聞社の調べで分かった。協定は、労組が候補者を「推薦」するかどうかを決める際の条件だが、同党は衆院選公約で二〇三〇年代の原発ゼロを掲げている。
中電労組が作成した協定書によると、使用済み燃料を再処理して再び使えるようにする核燃料サイクルについて「自給可能なエネルギー源」と位置付け、「安全・安心を最優先に進める」と明記。原発の推進などを意味する「原子力の平和利用」も、同様に「進める」と記載している。
民主党は衆院選公約で、三〇年代の原発ゼロに向け「あらゆる政策資源を投入」とうたい、公約を補完する位置付けの「政策集」では、核燃料サイクルを「本質的な必要性」などを含めて「あり方を見直す」と書いている。
本紙が陣営などに確認したところ、政策協定を結んだ民主候補は愛知が八人、岐阜と三重がそれぞれ三人、静岡が四人いた。
推薦を受けた岐阜の候補者は、政策協定と党の方針は「矛盾しない」と回答。再生可能エネルギーの供給量を現在の需要に見合うよう即時に引き上げるのは「時間がかかりすぎる」ことを理由に挙げた。
静岡の候補者は「現実的にゼロを目指すことが大事。原発で働く人の生活の保障は当然だ」と話した。一方、「党の脱原発の方針と矛盾する」として労組との協定を結ばない愛知の候補者もいた。
推薦があれば、票のとりまとめや陣営スタッフの派遣を受けられる。ある陣営関係者は「労組の票は固い。自民に勢いがある現状では、固定票として、のどから手が出るほどほしい」と打ち明ける。
中電労組は、一二年十二月の前回衆院選でも、民主党の候補と協定を結び、大半に推薦を出している。労組幹部は「われわれが必要と考えるエネルギー政策にご理解いただける候補を応援するのは当然だ」と話している。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120802000202.html
自公タッグの実情は 推薦・選挙区で差、演説・協力触れず
自民、公明両党が与党として五年ぶりに衆院選に臨んでいる。中部各地の集会などでは、選挙協力する両党の候補が「選挙区は自民、比例は公明へ」と呼び掛ける光景もみられる。ただ、公明側が自民候補の推薦を見送る選挙区があり、温度差が出ている。
愛知県稲沢市で六日夜に開かれた集会。比例東海の公明前職、伊藤渉さん(45)が「比例ではお力添えを」と訴えた。一緒に登壇した地元愛知9区の自民前職長坂康正さん(57)は「自公でまっとうな政治を進めたい」と大声で応じた。
両党は、安定した政権運営が可能な絶対安定多数(二百六十六議席)を上回る議席を目標に、経済政策「アベノミクス」推進などの共通公約も掲げる。公明側が小選挙区の自民候補を応援し、見返りに比例で協力を求めるのが一般的だ。
愛知県内でも、民主候補と激しい争いを続ける自民候補が、前回衆院選の比例で三十六万票に上った県内の公明票に期待し、全十五選挙区で推薦を求めた。ただ、実際の推薦は九選挙区にとどまる。
愛知県の公明幹部によると、地方レベルの推薦は、自民候補が公明への協力態勢を確約できるかに加え、候補の「集票力」を見極めて決める。支持母体の創価学会の集票力に陰りが見える中、推薦に見合う見返りを確実に求めたい考えだ。公明票に期待しながら推薦をもらえていない自民前職の陣営関係者は「なぜ出ないのか。最後には出ると信じる」と望みをつなぐ。
愛知県内で自民党候補の演説会に出席した男性(71)は「集団的自衛権への立場など自公には違いも多いのに…。(両党とも)ご都合主義という感じだ」と戸惑いを見せた。
三重県内でも自民が全五選挙区候補者への推薦を依頼したが、二つの選挙区で見送られている。公明の三重県幹部は推薦していない二候補について、「信頼関係をつくっているところ。公明支持者は自主投票になるだろう」と明かす。公明は比例東海の単独候補として前三重県議を擁立。前県議は公明が推薦した自民候補の事務所開きなどに顔を出し、両党の親密ぶりをアピールしている。
岐阜県で公明は小選挙区の自民全五候補に推薦を出した。公明の地元幹部は「公明の得票を増やすには自民との協力が大切」と話す。ただ、自民の岐阜県連は十一月下旬の県連選対会議で、比例も自民への投票を呼び掛けるよう地方議員らに徹底。ある自民候補の陣営は「自民一強の今、選挙協力のメリットが見いだしづらい」と話す。
公明の岐阜県本部代表の岩花正樹県議は「公明議員が参加しない演説会では、選挙協力に触れない自民候補もいる。一方的支援にならないよう自民と協議したい」とくぎを刺した。
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http://www.kanaloco.jp/article/81389/cms_id/115391
14神奈川衆院選:注目区を行く〈18区=川崎市高津区・宮前区・中原区の一部〉
2014.12.09 03:00:00
たすきを掛けた前横浜市長の隣で、前知事が応援のマイクを握る。「中田さんと松沢は一緒になって、新しいことをやってきた。改革を日本中に広げていきたい」。6日、溝の口駅前。かつての「神奈川の顔」が、寒風吹きすさぶ街頭に並び支持を訴えた。
5年前まで全国最大市のトップを務め、メディアへの露出も多い次世代・中田。かつての地盤に戻り、直前に合流した副党首・松沢成文の支援も受けて戦う。知名度に勝る“メジャー級”の出現で、18区の構図は前回までと一変した。
「神奈川都民」が多く、永田町の動きに敏感な有権者も多いとされるエリア。過去4度の選挙は自民、民主がオセロのごとく議席を奪い合ってきた。だが今回、民主は地元市議らの強い要請があったにもかかわらず候補擁立を見送り、2003年の同区新設後初めて「空白区」とした。
「維新、みんなと関係の深い地方議員が私を支援してくれる態勢はできた。第三極を貫きたい」。首相が解散を表明した前日の11月17日、中田はこう力説していた。間を置かずして、みんなは解党を決定。前回4万票余りを獲得しながら落選した会社社長は同25日、「後ろ盾を失った」として出馬を取りやめた。
シナリオ通り−のはずだった。だが同日、維新が北村を公認。北村は「ここは政治のプロばかり。肩書では見劣りするが、サラリーマン目線で政治を語りたい」。立場の違いを鮮明にした。
中央の急な決定に、すでに中田支援の意向を示していた維新の県議2人が離反。中田は「(維新には)野党再編への思いが、みじんもないんじゃないか」と、怒りを抑えるように首をかしげた。
返り咲きを期す生活・樋高は言う。「有権者の思いを死票にしないためにも、野党が足を引っ張り合っている場合じゃない」。後援会から授けられたキャッチフレーズ「反自民勢力の結集軸」を連呼し、選挙戦の軌道修正を促そうとする。
存在感を示そうと懸命な「第三極」。受けて立つ自民・山際の陣営も中田の国替えを警戒していた。公示前、独自に候補予定者の「知名度調査」を実施。選挙区全域で中田にリードを許すなど、厳しい結果に危機感を募らせてもいた。
それでも、山際は一人わが道を行く構えだ。「市長や知事と違い、国政はチームで取り組むもの。誰が相手かで訴えを変えるほど、自分自身は器用じゃない」。2年間、アベノミクス推進の最前線で汗してきた実績を強調する。
混沌とした情勢に埋没しないよう、共産・塩田は独自色を発揮。「選挙は政(まつりごと)だから、お祭り」。街頭でギターの演奏を披露し、選挙ポスターに帽子姿で登場するなど異彩を放つ。
自民に抗する野党が互いに競り合う風景。「1強多弱」と揶揄される永田町の縮図を、くっきりと映し出しているようでもある。 =敬称略
◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部) =敬称略、届け出順
北村造31☆維新
樋高剛49☆生元(3)
塩田儀夫64 共新
山際大志郎46☆自前(3)
中田宏50☆次前(4)
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、維=維新の党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党。
【神奈川新聞】
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http://www.kanaloco.jp/article/81364/cms_id/115257
14神奈川衆院選:注目区を行く〈9区=川崎市多摩・麻生区〉
2014.12.08 03:00:00
◇民主「最後の砦」に迫る自民
「今までで一番難しい戦いになる。何が何でも小選挙区で勝つために、前回のことは忘れてください」
5日夜、川崎市麻生区の市民館。演説会に集まった支援者ら約100人を前に、民主・笠は必死の形相で訴えた。序盤情勢で自民・中山と大接戦を演じているとの世論調査結果が飛び交っていたからだ。
1996年の小選挙区制導入以降、9区の議席を自民が制したのは2005年の「郵政選挙」のみ。笠は大逆風だった前回も、県内の民主候補でただ一人、小選挙区を勝ち取った。民主にとって9区は、いわば「最後の砦」だ。
だが今回、陣営に楽観ムードはない。「新しい人がどんどん入ってくる選挙区で、2年間バッジをつけてきた2人との勝負」と笠。前回9千票差に詰め寄り比例で初当選した中山と、みんなの党(当時)で比例復活した維新・椎名とのサバイバル戦の様相を呈する。
「『笠さんは盤石でしょ』という既存の応援者の意識を変えていくしかない」(陣営幹部)。4日には、笠に地盤を引き継いだ次世代の党副党首・松沢成文が応援に駆け付け、笠への支持を訴えた。
一方の自民・中山陣営にも焦りの色は濃い。かねて厳しい戦いとされる中、「聞こえてくるのはマイナス要素ばかり」(自民県議)だったからだ。
11月下旬、陣営幹部が懸念を口にした。「体感は2年前より厳しく、麻生区は特に悪い。勝負は麻生でどこまで取り返せるかだ」。自民が来春の県議選で麻生区に新人を立てることを決めたのに対し、同区で自民の推薦を受けていたベテラン県議が反発、椎名陣営に加わったのだ。「タイミングが悪かった」。中山を支える県議がこぼす。
それでも、9区は自民にとって「重点区」だ。党側は幹部や閣僚といった大物を次々に投入し、無党派層の取り込みに力を入れる。
11月30日、新百合ケ丘駅前。首相の安倍晋三の演説には約3千人が集まり、「この場所でこんなに集まったのは小泉(純一郎)さんが首相のとき以来」と関係者を驚かせた。
序盤情勢で接戦が伝えられると、応援弁士の投入をさらに強化。7日には幹事長の谷垣禎一がマイクを握り、多くの人が耳を傾けた。「これを中山の票にどう結びつけられるかだ」。徐々に手応えをつかむ陣営は、終盤戦での追い上げを期す。
自民、民主の激戦に割って入る椎名も必死だ。「前回はみんなの党の名前で復活できた」と自覚しており、維新として戦う今回の風の弱さも感じ取っている。昨年の参院選で支援した松沢が笠の応援に入った際は、怒りを隠しきれなかった。
とはいえ、2年間国会議員として活動してきた実績に加え、前回から格段に高まった知名度もある。江田憲司、橋下徹両共同代表による支持拡大にも期待を込め、「応援してくれた人に必ず恩返しを」と巻き返しを誓う。
共産・堀口は「安倍政権の暴走を止められるのは共産だけ」と強調。自民や民主に不信感を持つ層の取り込みを図る。 =敬称略
◇9区(川崎市多摩・麻生区)=敬称略、届け出順
中山展宏46☆自 前(1)
堀口望38 共 新
笠浩史49☆民 前(4)
椎名毅39☆維 前(1)
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党。
【神奈川新聞】
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山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412090600002.html
「大物」続々 応援加熱/2014衆院選
2014年12月9日10時55分
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◆ 激戦区、党事情浮き彫り
衆院選で、与野党の幹部が連日のように県内の候補者の応援に駆けつけている。自民党が県内3選挙区の「全勝」に向け、2、3区に重点を置く一方、民主党は議席の維持に向けて2区の前職のもとに幹部が入り、支援を呼びかける。応援の風景からも与野党の現状が浮き彫りになっている。
「安倍首相を軌道修正していくには、民主党に議席が必要。皆さん、近藤洋介を小選挙区で当選させていただけませんでしょうか」
8日夜、村山市と大石田町で開かれた民主前職近藤洋介氏の個人演説会には、党元代表の岡田克也代表代行が応援に駆けつけた。
公示前に山形入りした枝野幸男幹事長は近藤氏について「一日も早く選挙区の争いを抜け出て、新顔の1、3区の支援に力を注いでほしい」と話していた。ところが、全国的に自民党が優勢に選挙戦を進める中、近藤氏が他の選挙区の応援に努めることは厳しくなった。9日には野田佳彦元首相が高畠町と米沢市で近藤氏の演説会に出席する予定だ。
民主党県連の幹部は、前回比例区で復活当選した近藤氏について「民主党の議席増のために、小選挙区で勝ってもらい、復活当選の椅子を他の人に回したい」と話す。「自民優勢」のムードに陣営からは嘆きの声も聞かれる。
一方、自民党にとっても2、3区は全国有数の激戦区だ。3日には谷垣禎一幹事長が2区の前職鈴木憲和氏、3区の新顔加藤鮎子氏の応援で来県。4日は小泉進次郎氏が尾花沢市と鶴岡市で演説し、ふだん演説会であまり見かけないような若い女性も多く集めた。
自民党本部は後半戦、他党候補と競りあっている選挙区に絞って「大物」議員を応援に投入するとみられる。激しい競い合いが注目された昨夏の参院選でも、安倍晋三首相や石破茂幹事長(当時)らが次々と来県した。9日には稲田朋美政調会長が入る予定で、今後も党幹部や閣僚らの応援が予想される。
ただ、党県連の野川政文幹事長は「最後は足を使った地道な活動がものをいう。選挙運動が上滑りにならないよう、気をつけなければいけない」と気を引き締めている。
共産党は9日に比例候補の高橋千鶴子前衆院議員が県内を回るのに続き、10日に小池晃副委員長が3区を訪れる予定だ。(松本紗知、戸松康雄)
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神奈川
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150003.html
【2014衆院選】
自・民 前回8千票差
写真:
拡大
写真:有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
拡大有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
■16区
「日本のリーダーへの階段を上る人だが、小選挙区で負けていては目指せない」。公示日の2日朝、厚木市の事務所で民主前職の後藤祐一氏の隣で岡田克也党代表代行の檄(げき)に詰めかけた支持者が沸いた。
前回は参院からくら替えした自民前職の義家弘介氏に敗れ、比例復活。とはいえ比例区の民主票が4万5千票にとどまる逆風下で、9万票を集め、義家氏に8千票差まで迫った。
その原動力が母校、厚木高校卒業生が中心の後援会組織。後藤氏が初挑戦から8年半かけて固めてきた。OBらが党派を超えて集まり、今回も「後藤票」の掘りおこしにフル回転する。
選挙事務所は前回と同じ。「悔しさを思い出せる」と後藤氏。幹部クラスがあまり足を運ばない相模原市緑区の中山間部のミニ集会に、細野豪志元幹事長が顔を出すなど「ゲリラ戦」も展開する。
地元に縁が薄いながらも、小差で制した義家氏にとっても今回が正念場。先頭に立ってきた教育再生より、「地元」への貢献のアピールに力を入れる。
「圏央道や国道246号バイパス。この2年で私が最も力を入れてきました」。5日、本厚木駅前でインフラ整備の実績を徹底して訴えた。「選挙区に婿入りしたのではありません。この地の息子です。親孝行させてください」
衆院1年生で文科政務官や党副幹事長などを任された。本厚木駅前に立った安倍晋三首相も「とても大切な若きホープ」。首相との近さは売りの一つだが、党務などの仕事が忙しく、「思ったほど地元での存在感を高められなかった」(陣営幹部)面も。推薦を受ける公明も含めた組織の引き締めを徹底。山本一太参院議員ら知名度のある参院時代の仲間の来援を得て、無党派層への浸透も目指す。
共産新顔の池田博英氏は駅頭や団地で平和問題や消費増税反対とともに、雇用問題へのアピールも欠かさない。「共産党の議席が伸び、ブラック企業対策が前進した」。実績を訴え、若年層の支持拡大を狙う。
(倉持裕和)
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■10区 乱立一転3者争う
衆院選が公示された2日深夜、JR川崎駅。民主元職の城島光力氏が、改札口から出てくる有権者らに、無言で大きく手を振っていた。街頭演説は午後8時以降は禁じられているが、選挙運動自体はできる。
川崎市では人口が増え続けている。陣営幹部は「城島氏の『見える化』を図る」と話す。労組の支援を受ける一方、新住民に多いとされる無党派層への浸透も欠かせない。主要駅などで顔を売り込む作戦だ。
一昨年の衆院選では、自民、民主、共産に加えて、維新とみんなの新顔も立候補。新党に風が吹き、両者は計約8万9千票を獲得した。城島氏は2009年の衆院選から9万票以上減らして大敗。今回、候補者は3人だ。ある民主県議は「いい枠組み」と話す。公示前後に海江田万里代表ら党幹部も相次ぎ応援に訪れた。だが城島氏は「選挙は1票1票の積み重ね。初心に帰る」と気を緩めない。
「今回の選挙は前例のない厳しい戦いになる」
自民前職の田中和徳氏は2日の出陣式で、声を張り上げた。7選を狙うベテラン。自民、公明の市議や業界団体などの支援を受ける。しかし陣営には懸念もある。一つは野党候補者が絞られ、反自民票がまとまりやすい構図であること。もう一つは田中氏が選挙を束ねる党の役職にあり、地元に張りつけないことだ。
田中氏の得票はここ2回、11万票前後と大きな変化がない。陣営は「自民と公明の基礎票だ」と指摘する。駅頭などに立つ一方、中盤ごろから複数回の会合を開き、支持者を引き締めようと躍起になっている。
前回に続いて立候補した共産新顔の中野智裕氏は「解雇規制の法をつくる」などと駅頭で訴える。昨夏の参院選での共産の躍進を追い風に、党の支持者以外にも浸透したい考えだ。
(河井健)
◇
14日に投票日を迎える衆院選。注目区を歩いた。
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http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150004.html
民主層にアピール
写真:
拡大
写真:候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
拡大候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
■5区
野党調整などで民主の空白区となった5区で、民主支持層の獲得をねらう争いが激しさを増している。
「維新と民主の一本化候補として野党の受け皿になる。バラバラでは巨大与党に立ち向かえない」。そう街頭で訴えるのは維新新顔の水戸将史氏。前参院議員で2012年の日本維新の会結成に参加したが、07年の当選時は民主公認。県連幹事長も務めた。民主支持層の取り込みを狙い、ポスターや選挙カーに「民主と一本化」と記している。
これに反発するのが無所属新顔の後藤田弥生氏の陣営。引退した民主の田中慶秋元法相の長女で、党公認はないが「比例は民主」と呼びかける。勝手連として応援する民主市議の1人は「民主は一本化されていない。5区は民主の地盤で、後藤田を支持してくれるはずだ」と話す。
来春の統一地方選で民主と維新は戦ううえ水戸氏が田中氏の秘書出身という因縁もある。後藤田氏は「私の名が売れていないのも事実。頑張るしかない」。
田中氏と競ってきたのが3期目を目指す自民前職の坂井学氏。安定して9万票以上を得ているものの落選も2度経験。陣営の1人は民主をめぐる騒動に「野党一本化のままよりは自民に有利に働く」とみる。
新顔4人に対し実績と地域への浸透が強みだ。2期目は国土交通兼復興政務官を務めた。菅義偉官房長官は公示の2日、自身の選挙区より先に応援演説に入り「毎日のように報告に来てくれ、政策を実行したら一気に外国人観光客が増えた。経済政策の先頭に立つ坂井さんの当選を心よりお願い申し上げる」と声援を送った。
前回衆院選に続く挑戦の共産新顔の横山征吾氏は「青年を使い捨てて企業の利益を増やす社会に未来はない」などと訴え、反自民層の取り込みを図る。
前回は日本未来の党、今回は次世代からの立候補となる新顔の河野敏久氏は「政権は結局、消費増税を決めた。ノーを突きつけ国民目線の政治に修正しましょう」などと訴える。
(竹野内崇宏)
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■18区 5氏無党派に照準
野党間の候補者調整が進まず、5人が立候補した18区。公示後初の週末となった6日、JR武蔵溝ノ口駅周辺は5候補が入れ代わり立ち代わり訪れる「演説ラッシュ」となった。
「まずは国会議員の定数削減を」。比例区からくら替えした次世代前職の元横浜市長中田宏氏が訴える。日本維新の会(現・維新の党)から次世代入りした中田氏の傍らでは、地元選出の維新県議2人が応援に入り、ビラを配った。「党より人。知名度を生かして食い込みたい」
都心に通う「川崎都民」が多く、各候補者ともが無党派層の取り込みを狙う。
「給料を上げるにはアベノミクスしかない」。中田氏と同じ駅北口で、自民前職の山際大志郎氏が訴えた。応援に駆けつけた党女性局長の三原じゅん子参院議員らと共に、駅から商店街を練り歩き、幅広い支持を狙う。支援組織の集会も重ね、地盤固めにも余念が無い。
南口では生活の元職、樋高剛氏が「反自民勢力の結集軸として他の候補者に負けない自信を持っている」と声をからした。民主候補として山際氏と何度も当選を争ってきたが、日本未来の党から出た前回は落選。小沢一郎代表と共に生活入りした今回、雪辱を期す。
公示日1週間前に立候補を発表した維新新顔の北村造氏は知名度アップに力を入れる。「とにかく名前を覚えてもらわなければ」(陣営)と公示日の2日には、共同代表の江田憲司氏が選挙区入り。北村氏の名前を連呼して支持を訴えた。
共産新顔の塩田儀夫氏は、普段の街頭演説に加え、帽子をかぶってギター片手に自作の詞で政策を歌う。消費増税反対などを訴え、党支持層以外からの票獲得も目指す。
(北崎礼子)
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http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141209150150002.html
3人の前職ら激戦
写真:
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写真:新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
拡大新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
写真:有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
拡大有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
■9区
川崎市麻生区の新百合ケ丘駅南口。ペデストリアンデッキの駅前広場は街頭演説の「名所」だ。2日の公示日。民主前職の笠浩史氏と自民前職の中山展宏氏の両陣営がほど近い位置で声を張り上げた。維新前職の椎名毅氏や共産新顔の堀口望氏もここでマイクを握ることが多い。「呉越同舟」ぶりがこの選挙区の激しい戦いに重なる。
9区は県内唯一の前職3人。元文科副大臣で教育分野に強い笠氏。元金融ディーラーで経済通の中山氏。弁護士で原発政策に明るい椎名氏。そこに堀口氏がからみ、前回と顔ぶれが同じ分、選挙戦は熱を帯びる。
前回は笠氏が実績と知名度を生かし、民主への逆風の中で中山、椎名両氏を振り切り、県内では同党でただ一人、小選挙区の議席を守った。
ただ、今回は事情が異なる。中山、椎名両氏とも復活当選、議員バッジをつけた。新顔だった前回とは浸透度が違う。笠氏も「前回以上に厳しい戦い」と警戒感を隠さない。
「厳しい選挙」と認めるのは中山氏も同じ。「大義なき解散」の批判に「アベノミクスなどへの民意を受け止める重要な機会」と理解を求めることに懸命だ。こまめにミニ集会を開き、地域行事にも積極的に顔を出してきた。前回は9千票差で涙をのんだが、新聞各紙の情勢調査では「自民優勢」が報じられている。「笠さんが強いこの区で、何としても勝ちたい」と力がこもる。
「70回以上国会質問した。仕事量は全議員の中で一番と思う」と強調するのは椎名氏だ。みんな公認だった前回は第三極ブームにも乗って4万票余りを得た。その後、結いの党を経て維新へ。所属政党の変遷が有権者にどう映るか陣営も気をもむ。椎名氏は「自分がぶれていなければ大丈夫。改革政党として原発や復興政策などに取り組んでいることを丁寧に訴えたい」と口元を引き締める。
子育て体験を福祉政策に生かすと訴える堀口氏も「反自民」の受け皿をアピールしている。
(杉山高志)
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■12区 構図一変 自・民対決
「今までの阿部さんが好きで私は応援してるの。民主党だから応援する訳じゃない」。4日夜、民主前職、阿部知子氏の寒川町での決起集会で、不安を訴えた長年の支持者の女性(74)に民主県連代表の金子洋一参院議員は約束した。
「阿部さんは何も変わりません。私が指切りげんまんでお約束しますから」
阿部氏は社民で4回、前回は日本未来の党から出て5回とも小選挙区で落選したが、比例復活当選してきた。その彼女が解散から間もなく民主元職に替わる「統一候補」となり、選挙戦の構図は一変した。
「安倍政権の暴走ストップ」を訴える阿部氏を、旧来の支持者と「かつての敵」の連合が支える。左派系の阿部氏をどこまで民主の保守系支持層に浸透させられるか。連合幹部は「時間との勝負」と言う。
前回の阿部氏と民主元職の票を足せば、小選挙区で初当選した自民前職の星野剛士氏を約2万5千票上回る。星野氏の陣営幹部は「恐れていたことが起きた」と危機感をあらわにし、選対会議も緊張した空気だったという。2日の出陣式で星野氏は「すぐそこまで相手の影が追ってきている。死ぬ気でやります」。応援の菅義偉官房長官は「選挙のために、ただの数合わせのために一つになっただけ」とこき下ろした。
陣営は動きが鈍い自民系市議に強く働きかけ、石破茂地方創生相、谷垣禎一幹事長ら大物も連日応援に。「どの党にも風のない選挙。ウィングを無理に広げるのでなく、支持層をどれだけ固められるかだ」と陣営幹部。
「暮らし第一」を掲げる共産新顔の味村耕太郎氏は消費増税反対や原発再稼働反対をアピール。次世代新顔の甘粕和彦氏は「自民が大きくなるだけでいいのか。民主にも改革は出来ない」と第三極の必要と自主憲法制定などを訴え、支持拡大を目指す。
(小北清人)
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メモ
佐賀2:今村雅弘
>>2003
自民関係者によると、知事選を巡り今村氏が官僚の擁立に動いたため、党幹部から冷遇されたなどとの見方も出ている。
>>2047
「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。
>>2056
党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。
福井2:山本拓
>>2056
選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。
三重4:森本哲生
>>1742
同市議らが中心となり、引退県議の後継に同僚市議を選び、党県連も9月20日、推薦を決めた。しかし、森本氏が「調整が十分に済んでいない」などと話したことが、同僚市議に粘り強く出馬要請した市議らの反発を買った。
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>>1719
自民で比例重複してないのが
>安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官
と
>公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人
あと一人誰ですかね・・・
伊吹文明1938年01月09日京都府1区
二階俊博1939年02月17日和歌山3区
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回
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どう見ても7人だと思うんだが…73歳以上
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http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090040-n1.html
2014.12.9 22:58
【衆院選2014】
安倍首相、民主党2トップを狙い撃ち 枝野氏の地元に乗り込む
安倍晋三首相(自民党総裁)は9日、自民党が衆院選の重点選挙区に位置付ける民主党の枝野幸男幹事長の地元(埼玉5区)に乗り込み、当選7回を数える枝野氏からの議席奪取を訴えた。産経新聞などの終盤情勢調査で海江田万里代表の劣勢が伝えられる中、野党第一党の2トップを狙い撃ちにしている。
「われわれはしっかりと経済を成長させ、日本を豊かにする政策を前進させていく。民主党と一緒にあの時代に後退するのか!」
首相は9日夜、枝野氏が地盤とするさいたま市の大宮駅前で、民主党への批判を強めた。枝野氏は民主党政権時代に官房長官などを歴任し、選挙の強さにも定評がある。首相が枝野氏を標的にするのは、自民党前職と接戦を演じており、海江田氏とともに選挙区で敗退に追い込めば、民主党が議席を増やしても大きな打撃を与えられるからだ。
これに対し、枝野氏は遊説先の福岡市内で記者団に「集中的にターゲットにしていただけるのは、存在感ある仕事ができているからだと光栄に思う」と強気に応じ、海江田氏も都内で「戦略とはいえない。嫌がらせだ」と批判した。
首相はこれに先立ち、生活の党の小沢一郎代表、民主党の玄葉光一郎元外相の地元にも足を運んだ。
10日は民主党の岡田克也代表代行、前原誠司元外相の地元で遊説し、枝野、玄葉、岡田、前原各氏ら民主党の「6人衆」にも攻勢をかけようとしている。
迎え撃つ民主党は危機感を強めている。海江田氏は9日も自身の地元に戻り、東京都新宿区の四ツ谷駅前で支持を呼びかけた。枝野氏も10日は地元で街頭演説を行う予定だ。海江田氏は9日夜、党幹部と選対会議を開き、終盤に向けて重点区を20〜30程度に絞った。
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http://mainichi.jp/select/news/20141210k0000m010110000c.html
安倍首相:野党に攻勢 小沢・枝野両氏地元で演説
毎日新聞 2014年12月09日 21時46分(最終更新 12月09日 22時04分)
安倍晋三首相は9日、野党幹部の選挙区に相次いで入り、自民党への支持を訴えた。報道各社の情勢調査で同党の優勢が伝えられる中、攻めの姿勢で引き締めを図っている。
首相は岩手県北上市で「まだまだ復興は道半ば。全力を尽くす」と東日本大震災からの復興を急ぐ考えを強調した。同市を含む岩手4区は生活の党の小沢一郎代表の地元。首相は名指しこそしなかったものの、「そろそろ変えた方がいい」と聴衆に呼びかけ、中選挙区時代から15回当選している小沢氏の「牙城」を切り崩しにかかった。
一方の小沢氏は9日、東京都内でテレビやラジオの番組に相次いで出演。安倍政権の経済政策「アベノミクス」を「勝手な自由競争で貧富の格差が生まれた」と批判し、「一定の暮らしを保障するのが政治の目標だ。安倍さんの基本を切り捨てる自由競争至上原理は国を誤る」と対決色を鮮明にした。
首相はその後、民主党の枝野幸男幹事長の地元、さいたま市大宮区に移動。「(枝野氏は)演説はさわやかで、華麗な経歴。でも結果が出たでしょうか」と民主党政権時代の混乱を有権者に印象づける戦術をとった。
この日、枝野氏は幹事長として長崎、佐賀、福岡各県で同党候補を応援。海江田万里代表は東京都港区での街頭演説で「安倍政権は危うい。国会で十分な議論を尽くさず、上から目線だ。自民の暴走に対し『それは違う』と言うためには、国会で民主党がしっかりとした議席を占めることが大切だ」と訴え、局面の転換に努めた。【高橋克哉、村尾哲】
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>>2203 保岡興治
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あ゛・・・ホントだ サンクスです。
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>>2203を訂正
こうですね。竹本と文明以外はゼロ打ちですね。
伊吹文明1938年01月09日京都府1区
二階俊博1939年02月17日和歌山3区
保岡興治1939年05月11日鹿児島1区 当選回数12回
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回
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http://www.sankei.com/region/news/141208/rgn1412080060-n1.html
2014.12.8 07:00
【衆院選2014】
激戦区を見る 石原、松原両氏が5度目対決 3区 東京
■2勝2敗、鍵にぎる島部票
国内有数の高級住宅街や中小企業の密集地、伊豆大島などの島々と、多様な有権者層を抱える3区(品川区、大田区の一部、島部)。広範囲な選挙区で、過去4回は自民前職の石原宏高氏(50)と、民主前職の松原仁氏(58)が激しいデッドヒートを繰り広げてきた。両氏の戦績は、互いに2勝2敗。民主党に追い風が吹いた平成21年の前々回選挙は、松原氏が石原氏に4万票以上の差を付け選挙区を制し、前回は2千票あまりの僅差で石原氏が議席を奪還した。
選挙戦最初で最後の日曜日となった7日午後、大井町駅前で行われた石原氏の街頭演説には、安倍晋三首相が応援に駆け付けた。石原氏の外務政務官としての実績を強調した安倍首相は「大変苦しい選挙区だが、皆さまの力を結集していただくことをお願いします」と聴衆に訴えた。
次世代の党最高顧問の石原慎太郎氏を父に持つ石原氏は、最初の衆院選では石原軍団の応援を受けて選挙戦を展開したが、その後は「政策本位の勝負」(陣営)に切り替え、街頭での地道な活動を続けている。
一方、松原氏は地元をくまなく回る「ドブ板選挙」を展開。与党時代の閣僚経験をアピールしつつ、「たたかう庶民派」を掲げ、石原氏との差別化を図る。大田区選出で都議に2度当選するなど地盤も固く、公示日には維新の党都総支部からの推薦も受けた。
7日午前に品川区内のスーパー前で行われた松原氏の街頭演説には、民主党の枝野幸男幹事長が駆け付け、「(松原氏は)たたき上げだから、現場の暮らしを分かっている。その声を、国会に届けなければならない」と支持を求めた。
5度目となる両氏の対決。注目されるのは、選挙区内の5%にも満たない島々の有権者たちの票だ。前回、選挙区を制した石原氏だが、島部を除いた票では松原氏に約2千票の差を付けられた。だが、自民系の都議や町村議らが組織を固めた島部では、石原氏が約4千票上回っていたからだ。
「前回は島の方々に勝たせてもらったようなもの」と自民関係者。両陣営とも、投開票日までに候補者本人が現地に入ることは難しいとしており、自民は地元議員らが組織固めを進める。一方、松原氏陣営は「島の票の上積みには苦慮している」と話すが、島部の有権者に電話で投票の依頼を呼び掛けるなど対策を取っている。
また、共産新人の香西克介氏(38)は消費税増税の中止などを掲げ、非自民、非民主の受け皿として支持拡大を目指している。
◇
▽東京3区(3人)
松原仁58☆元拉致相 民 前
石原宏高50☆元外務政務官自(石)前 【公】
香西克介38 党准中央委員共 新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51012.html
<衆院選>絡む遺恨 攻守逆転/「与党」互いに強調/山形3区
候補者らの訴えに耳を傾ける山形3区の有権者ら=9日
<過去蒸し返す>
攻守入れ替わった保守分裂の戦いが白熱する。
無所属前議員阿部寿一が5日夜、鶴岡市で開いた個人演説会で訴えた。
「私は2世、3世議員ではなく政党の支援もない。ただし生まれ育った古里を愛する気持ちはどの候補にも負けない」
前回、自民党幹事長などを務めた加藤紘一の14選を阻んだ。今回は、紘一の三女で鶴岡などの地盤を引き継いだ自民新人鮎子の挑戦を受ける。
支えるのは酒田市長時代に築いた人脈と、「阿部には義理がある」と語る参院議員岸宏一支持者ら。酒田市議15人と遊佐町長に加え、岸の地盤最上地方の金山、大蔵、鮭川の3町村長らを先頭に小規模集会を重ねる。
岸には紘一への遺恨がある。2010年参院選。県連会長だった紘一は現職の岸に構わず、候補者の公募を実施した。「参院は公募し、(紘一が出馬した)衆院は現職優先とした」。新庄市で6日にあった演説会で、阿部陣営が蒸し返した。
阿部は「無所属でも2年間足で稼いだ」と高速道路整備などを実績に挙げる。パンフレットには岸、政権幹部らとの写真を載せ、与党とのパイプも誇示する。比例復活のない無所属候補は、したたかな「両面作戦」で生き残りを懸ける。
<「娘」アピール>
「2年前の悔しさは忘れない。父がやり残した思いを引き継ぐ」
鮎子は6日、秋田県境の遊佐町で有権者の手を握った。雪が舞う中、人影が見えると選挙カーを降りて駆け寄った。
世襲批判に対し、公募を経た正統性で反論してきた鮎子。接戦が伝えられた公示後はむしろ「娘」をアピールする。自らは情に訴え、政策と与党の強みは続々と応援に入る党幹事長谷垣禎一、復興政務官小泉進次郎らに任せる。
<引き締め強化>
紘一は高齢と多選を突かれた上、議員、支援団体の離反を放置して引退に追い込まれた。娘を担ぐ自民は「何も仕事ができない無所属議員に連敗は許されない」と、公明とともに硬軟織り交ぜて引き締めを強める。
元消費者相野田聖子が8日、新庄・最上に入った。鮎子が秘書として仕えた野田は郵便局長らと懇談し、「公認候補は鮎子だから筋を通してほしい」と念押しした。
前回、阿部と紘一の票差は1465。酒田市で阿部は、紘一の3倍となる約3万票を積み上げた。両陣営とも地盤の酒田、鶴岡でどれだけ引き離し、新庄・最上をまとめるかが鍵とみる。一定の知名度があった維新、社民両候補が獲得した計約4万8000票の取り込みでもしのぎを削る。
公示直前に出馬表明した民主新人吉田大成は7日、酒田市の街頭10カ所で「自民党への怒りを託してほしい」と訴えた。共産新人長谷川剛は集団的自衛権の行使容認反対を繰り返した。(敬称略)
◇山形3区立候補者
阿部寿一55 前酒田市長 無前(1)
吉田大成45☆元神奈川県議 民新
長谷川剛36 党地区副委長 共新
加藤鮎子35☆元衆議員秘書 自新
佐藤誠66 政治評論家 無新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_71011.html
<衆院選>東北知事、6者6様 応援、中立、静観…
衆院選で東北の知事のスタンスに注目が集まっている。自身の選挙への思惑や政治信条から自民候補らを応援する知事がいる一方、「県民党」を旗印に中立を保つ姿勢も目立つ。県政界をリードする知事の動向は有権者の投票行動にも影響しそうだ。
三村申吾青森県知事は6、7日、1区の自民前議員の街頭演説でマイクを握り「地方の声を中央に伝えられるのは与党議員だ」と強調した。
来年6月の知事選で自民県連の推薦を得た。同党から支援を求められており、取材に「やるときは徹底してやる」と語った。
村井嘉浩宮城県知事は中立の構えだが、昨年の知事選での支援などを考慮し応援する候補を選ぶ。各選挙区で古巣・自民の前議員を応援。7日は公明党の比例新人の演説会で「庶民の視点がある」と持ち上げた。
野党陣営にも心配りを見せる。妻一美さんが12日、2区の維新前議員が開く個人演説会に駆け付ける予定だ。
「国、自治体一体で政策を進められる環境が重要」という姿勢の佐竹敬久秋田県知事は基本的に自民支持だが、1〜3区の自民前議員だけでなく、3区の維新前議員も含め「4人全員に受かってほしい」と配慮を示す。
ほかの3知事は公示後、表立った動きを控えている。
達増拓也岩手県知事は、これまで生活の小沢一郎代表が率いる政党を一貫して応援してきたが、今回は「県民党」を掲げて政党色を封印した。衆院解散直前、来年秋の知事選に立候補する意向を表明。「復興に取り組むためオール岩手のスタンスで臨む」と語る。
吉村美栄子山形県知事は11月末、2区の民主前議員事務所を訪ねた。初当選した知事選で支援を受けた議員への恩返しの名目。ただその後は「県政にまい進したい」と公務に専念している。
10月に就任した内堀雅雄福島県知事は、知事選で自民、民主、公明、社民4党の支援を受けたが「福島の復興に与野党はない。特定の政党、候補者のマイクを握るつもりはない」と言い切る。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121002000119.html
自公23維持の情勢 衆院選終盤 4割なお投票先未定
2014年12月10日 朝刊
写真
十四日投開票の衆院選について、本紙は九日、独自の調査に共同通信社が七、八両日に行った電話世論調査を加味し、終盤情勢を分析した。自民、公明両党の与党で、定数四七五の三分の二(三百十七議席)以上を維持する情勢。約四割が投票先を決めておらず、今後の選挙戦次第で情勢が変わる可能性がある。
自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立つ。二百九十五の小選挙区のうち二百程度を固め、比例代表も、二〇一二年の前回衆院選(当時は定数四八〇)で獲得した五十七議席を上回る情勢。全体で二百九十四議席を獲得した前回に上積みして、三百議席を超える可能性がある。
公明党も小選挙区の候補者九人全員が当選圏内にあり、比例も堅調。公示前の三十一議席前後を固め、さらに議席増をうかがう。
一方、民主党は岩手、愛知、静岡などで議席を確実にし、さらに四十程度の小選挙区で与党と激しく争っている。最終的に、比例も含めて公示前の六十二議席を上回る公算。ただ、現時点で百議席までは見通せていない。
維新の党は地盤とする関西の小選挙区などで与党と競り合い、比例も近畿を中心に一定の議席が見込めるが、公示前の四十二議席は難しい情勢。次世代の党も小選挙区で議席を確実にしたものの、比例で苦戦している。
共産党は比例で順調に支持を集め、公示前の八議席からの倍増をうかがう。生活の党と社民党は、小選挙区で議席を確実にした。
新党改革、地域政党の減税日本は議席獲得を目指す。
◇
世論調査を受けた全国の終盤情勢は十一、十二日朝刊で詳報します。
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東京ニュース
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小選挙区の終盤情勢
14日投開票の衆院選で、本紙が分析した終盤情勢は、都内25選挙区のうち大半で自民が優位に立つ。1と3、7、15、21区などでは、民主や維新と激しく競る。「うちわ配布問題」で注目される14区は、自民が支持を広げている。 (敬称略)
【1区】
◆海江田と山田 激しく競る
渡辺徹 36 次新 《比》
冨田直樹 38 共新
又吉光雄 70 諸新
海江田万里 65 民<前><6>《比》
山田美樹 40 自前<1>《比》 公
野崎孝信 27 無新
民主代表の海江田は、連合の支援でビラまきや電話作戦を強化し、地元区議、都議の組織力に支えられた自民山田と競る。共産冨田は消費税増税反対を訴える。
【2区】
辻清人 35 自前<1>《比》 公
石沢憲之 27 共新
大熊利昭 51 維<前><1>《比》
中山義活 69 民元<4>《比》
犬丸勝子 59 諸新
地元都議、区議の強力な後押しを受ける自民辻は党支持層をほぼ固め、幅広く支持を受けリード。党支持層を幅広くまとめる民主中山、無党派層への浸透を図る維新大熊が追う。
【3区】
松原仁 58 民<前><5>《比》
石原宏高 50 自前<2>《比》 公
香西克介 38 共新
民主松原は商店街などを歩き、無党派層取り込みにも力を入れる。自民石原は「アベノミクス」の成果を強調し、激しく競る。
【4区】
犬伏秀一 58 次新 《比》
平将明 47 自前<3>《比》 公
藤田憲彦 41 民元<1>《比》
山本純平 40 共新
自民平が優勢を続ける。各地区の区議や町会長らが支援し、盤石の戦い。民主藤田は格差拡大などを取り上げて安倍政権を批判するが、伸び悩む。
【5区】
若宮健嗣 53 自前<2>《比》 公
三谷英弘 38 無<前><1>
手塚仁雄 48 民元<3>《比》
ドクター・中松 86 無新
沢井正代 65 共新
自民若宮が強さを見せる。民主手塚は苦戦を強いられている。共産沢井、無所属三谷が支持拡大を図る。
【6区】
岸武志 43 共新
越智隆雄 50 自前<2>《比》 公
落合貴之 35 維新 《比》
自民越智が優位に進めている。維新落合、共産岸が支持拡大を訴えているが、どちらも厳しい戦い。
【7区】
◆長妻と松本しのぎ削る
太田宜興 38 共新
長妻昭 54 民前<5>《比》
吉田康一郎 47 次新 《比》
松本文明 65 自<前><2>《比》 公
民主長妻と自民松本が、しのぎを削る。長妻は年金政策などを主張し、松本は安倍首相が応援に入るなど党を挙げて支持拡大を目指す。
-
【8区】
円より子 67 民新 《比》 生
鈴木達夫 74 無新
石原伸晃 57 自前<8>《比》 公
沢田真吾 29 共新
自民石原が強固な組織力で安定した戦いを続ける。民主円は「野党総結集会」などで民主支持層以外への浸透も目指す。
【9区】
菅原一秀 52 自前<4>《比》 公
原純子 50 共新
木内孝胤 48 維元<1>《比》 生
自民菅原は党組織固めを徹底して優勢を保つ。維新木内は民主都連の推薦を受けて「野党統一候補」をアピールする。
【10区】
江端貴子 54 民元<1>《比》
小池百合子 62 自前<7>《比》 公
多ケ谷亮 46 生新 《比》
神谷ちづ子 61 次新
今秀子 66 共新
自民小池が先行し、個人演説会でアベノミクスの成果などを強調する。返り咲きを狙う民主江端は政権批判票の受け皿を目指す。
【11区】
下村芽生 27 無新
下村博文 60 自前<6>《比》 公
山内金久 66 共新
熊木美奈子 53 民新 《比》
自民下村が七選に向けて盤石の態勢。共産山内は消費税増税中止などの党の政策を主張し、民主熊木は遊説や街頭演説をこなす。
【12区】
太田昭宏 69 公前<6> 自
池内沙織 32 共新 《比》
田母神俊雄 66 次新 《比》
青木愛 49 生<前><3>《比》
自民の支援も受け公明太田が国土交通相の実績を訴え、リード。共産池内、生活青木が追う。次世代田母神は支持拡大を急ぐ。
【13区】
鴨下一郎 65 自前<7>《比》 公
長谷川貴子 41 民新 《比》
祖父江元希 39 共新
和田智之 40 次新
八選を目指す自民鴨下が強固な地盤を背景に安定した戦いを続ける。民主長谷川、共産祖父江は、安倍政権批判を訴えている。
【14区】
◆「おわび」徹する松島に支持
木村剛司 43 民元<1>《比》 生
松島みどり 58 自前<4>《比》 公
阿藤和之 43 共新
うちわ配布問題の「おわび」に徹する自民松島は、支持基盤を固める。民主木村はこまめに街頭活動を展開し懸命に追い上げる。
【15区】
◆区秋元と柿沢、党首級てこ入れ
猪野隆 49 無新
柿沢未途 43 維前<2>《比》
秋元司 43 自<前><1>《比》 公
吉田年男 66 共新
自民秋元と維新柿沢が激しく競る。両党とも党首や幹部が選挙区入りして、てこ入れ。臨海部の新住民票の争奪戦が激しさを増す。
-
【16区】
大西英男 68 自前<1>《比》 公
初鹿明博 45 維元<1>《比》
岡本貴士 34 無新
大田朝子 30 共新 《比》
石井義哲 57 次新 《比》
自民大西が優勢。安倍首相、石破茂地方創生相らの応援もあり支持拡大を図る。維新初鹿、共産大田は無党派層への浸透を狙う。
【17区】
新井杉生 55 共新
高橋美穂 49 維<前><1>《比》
平沢勝栄 69 自前<6>《比》
知名度の高い自民平沢が優勢。全国応援の合間を縫って街頭演説に力を入れる。共産新井と維新高橋は、浮動票の獲得を狙う。
【18区】
土屋正忠 72 自前<2>《比》 公
菅直人 68 民<前><11>《比》
結城亮 44 共新
党幹部が次々と応援に入る自民土屋は、組織固めを進める。民主菅は政権批判を繰り広げ、民主支持層と無党派層の上積みを図る。
【19区】
小泉民未嗣 36 共新
山田宏 56 次<前><2>《比》
末松義規 58 民元<5>《比》
松本洋平 41 自前<2>《比》 公
自民松本は若さをアピールして浮動票の獲得にも注力。追う民主末松は安倍政権への批判で支持拡大を図る。次世代山田は浸透を期待する。
【20区】
池田真理子 60 共新
竹田光明 59 民元<1>《比》
木原誠二 44 自前<2>《比》 公
官僚出身の自民木原は経済政策の着実な推進を訴え、安定した戦い。民主竹田は民主支持層に加え、無党派層への浸透を図る。
【21区】
◆長島と小田原「第三極」票狙い
長島昭久 52 民前<4>《比》
小田原潔 50 自<前><1>《比》 公
吉岡正史 40 共新 《比》
「自民に議席が偏ると政策が偏る」と訴える民主長島と、アベノミクス継続を主張する自民小田原が競り合う。前回選で第三極に流れた票の行方が鍵。
【22区】
山花郁夫 47 民元<3>《比》
伊藤達也 53 自前<6>《比》 公
坂内淳 53 共新
鹿野晃 41 次新 《比》
自民伊藤は、地方創生相補佐官であることや経済通をアピールする。民主山花は護憲を打ち出して追う。
【23区】
小倉将信 33 自前<1>《比》 公
櫛渕万里 47 民元<1>《比》
松村亮佑 34 共新
伊藤俊輔 35 維新 《比》
自民小倉の陣営には閣僚級の応援弁士が連日入る。追う民主櫛渕、維新伊藤は無党派層の動向がカギとみて巻き返しを狙う。
【24区】
阿久津幸彦 58 民元<3>《比》
市川克宏 40 共新
萩生田光一 51 自前<3>《比》 公
藤井義裕 39 次新 《比》
自民萩生田が前回当選後、二年間の実績を打ち出して優勢を保つ。民主阿久津は「自民の一人勝ちを許すな」と訴えて追い上げる。
【25区】
井上信治 45 自前<4>《比》 公改
山下容子 56 民新 《比》
井上宣 40 共新
五選を目指す自民井上が、基礎票を固めてリード。民主山下は三百八十カ所で街頭演説実施を掲げる。
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神奈川ニュース
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小選挙区の終盤情勢
十四日投開票の衆院選で、県内十八小選挙区の情勢を分析したところ、多くの選挙区で自民・公明の与党側が優位を保ち、野党側は先行する一部選挙区も含めて、厳しい戦いとなっている。ただこの時期は投票行動を決めていない人も多く、情勢は変わる可能性がある。 (衆院選取材班)
▽1区 自民松本が組織力を駆使して優位な選挙戦。民主空白区だが、維新篠原は各方面への浸透を図れていない。
▽2区 盤石な自民菅に隙は見えない。共産三輪、生活岡本は独自の戦い。
▽3区 自民小此木が固い支持層に上積みし大きくリード。民主勝又は広がりがみられない。
▽4区 無所属浅尾は幅広い支持を集めて先行。自民山本が党本部のてこ入れもあり追い上げている。
▽5区 自民坂井が引き離しにかかっている。続く維新水戸は無所属後藤田と一部で支持層が重なり、苦しんでいる。
▽6区 公明上田が党支持層に加えて自民支持層も着実に取り込み、安定した戦い。維新青柳、民主三村は伸び悩む。
▽7区 自民鈴木がリードを広げる。民主中谷、維新豊田は基盤が弱く、支持なし層などへの支持を訴えるが、つかみ切れていない。次世代松田は苦戦。
▽8区 知名度抜群の維新江田は幅広い支持を集めて優勢。自民福田は党支持層を足場に追い上げを図っている。
▽9区 民主笠、自民中山が激しい競り合い。笠は組織を引き締め、支持なし層への浸透に全力。中山は党幹部ら大物が連日応援に入り、スパートをかける。共産堀口と維新椎名はともに苦しい。
▽10区 自民田中が着実にリード。民主城島は共産を除く野党一本化効果が表れていない。
▽11区 自民小泉は万全の態勢で隙がない。共産瀬戸は固定支持層にとどまっている。
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◆12区 星野優位、阿部が追う
▽12区 優位を保つ自民星野に、民主阿部が党支持層へ浸透を図りつつ追う展開。両者とも、最終盤の追い込みに全力を挙げる。
▽13区 閣僚経験豊かな自民甘利が盤石の構え。維新伊藤、共産高久は一部の支持にとどまっている。
▽14区 自民赤間が党支持層をはじめ、支持を広げて優位を保つ。民主本村は必死に追い掛けるが勢いに乗り切れていない。
▽15区 幅広い支持を集める自民河野が揺るぎない情勢。共産沼上、無所属池田は苦しい。
◆16区 義家、後藤互角の戦い
▽16区 自民義家と民主後藤ががっぷり四つの互角の戦い。与野党の支持を超えた票の奪い合いもあり、最後まで予断を許さない状況。
▽17区 自民牧島が着実に票固めしリード。民主神山も党支持層を核に追いかける。
▽18区 乱立の中、自民山際が抜きんでている。知名度がある次世代中田が続くが、距離をあけられている。
【1区】
明石行夫 55 共新
松本純 64 自前<5>《比》 公
篠原豪 39 維新 《比》
【2区】
三輪智恵美 60 共新
菅義偉 66 自前<6>《比》 公
岡本幸三 54 生新
【3区】
勝又恒一郎 52 民元<1>《比》
横田光弘 57 次新 《比》
木佐木忠晶 30 共新
小此木八郎 49 自前<6>《比》 公
【4区】
山本朋広 39 自<前><2>《比》 公
浅尾慶一郎 50 無前<2>
荻原隆宏 44 無新
加藤勝広 70 共新
【5区】
坂井学 49 自前<2>《比》 公
水戸将史 52 維新 《比》
後藤田弥生 48 無新
河野敏久 58 次新 《比》
横山征吾 43 共新
【6区】
青柳陽一郎 45 維<前><1>《比》
三村和也 39 民元<1>《比》
上田勇 56 公前<6> 自
北谷真利 53 共新
【7区】
鈴木馨祐 37 自前<2>《比》 公
豊田有希 39 維新 《比》
大山奈々子 51 共新
松田学 57 次<前><1>《比》
中谷一馬 31 民新 《比》
【8区】
江田憲司 58 維前<4>
若林靖久 29 共新
福田峰之 50 自<前><2>《比》 公
【9区】
中山展宏 46 自<前><1>《比》 公
堀口望 38 共新
笠浩史 49 民前<4>《比》
椎名毅 39 維<前><1>《比》
【10区】
城島光力 67 民元<4>《比》
中野智裕 56 共新
田中和徳 65 自前<6>《比》 公
【11区】
瀬戸和弘 62 共新
小泉進次郎 33 自前<2>
【12区】
甘粕和彦 31 次新 《比》
星野剛士 51 自前<1>《比》 公
味村耕太郎 25 共新
阿部知子 66 民<前><5>《比》
【13区】
甘利明 65 自前<10>《比》 公
高久良美 60 共新
伊藤優太 29 維新 《比》
【14区】
赤間二郎 46 自前<2>《比》 公
中本太衛 49 次元<1>《比》
中野渡旬 66 共新
本村賢太郎 44 民元<1>《比》
【15区】
池田東一郎 53 無新
河野太郎 51 自前<6>《比》 公
沼上徳光 28 共新
【16区】
後藤祐一 45 民<前><2>《比》
池田博英 52 共新
義家弘介 43 自前<1>《比》 公
【17区】
牧島かれん 38 自前<1>《比》 公
吉田福治 59 共新
神山洋介 39 民元<1>《比》
【18区】
北村造 31 維新 《比》
樋高剛 49 生元<3>《比》
塩田儀夫 64 共新
山際大志郎 46 自前<3>《比》 公
中田宏 50 次<前><4>《比》
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道内、自民が優位保つ 全道世論調査 民主、3選挙区で接戦(12/10 06:30)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579246.html
北海道新聞社は14日投開票の衆院選に向け、共同通信社と合同で7、8の両日に全道世論調査を行い、取材による分析も加味して終盤情勢を探った。
自民党は道内12小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)で計2桁の議席を獲得する勢いを保つ。
2012年の前回衆院選で小選挙区全敗の民主党は、3選挙区で接戦を繰り広げるが、支持の広がらない選挙区もあり、比例代表を含めて伸び悩んでいる。
ただ投票先を決めていない人が各小選挙区で3〜5割おり、流動的な要素も残っている。
自民党が優位に立っているのは2区(札幌市北、東区)、5区(札幌市厚別区、石狩管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、オホーツク管内)。
3区(札幌市白石、豊平、清田区)は自民党前職が民主党前職との競り合いから一歩リード。
4区(札幌市手稲区、後志管内)は先行する自民党前職を民主党元職が、7区(釧路、根室管内)は同じく自民党前職を民主党前職が追い上げる。
9区(胆振、日高管内)は自民党前職を民主党元職が猛追。10区(空知、留萌管内)も公明党前職に対し、民主党新人が序盤の差を徐々に縮めている。
1区(札幌市中央、南、西区)は自民党前職と民主党前職が競り合う。6区(上川管内)も自民党前職が民主党元職と接戦を続ける。8区(渡島、檜山管内)は民主党元職と自民党前職が横一線の争いを展開している。
比例代表は、自民党が12年衆院選に続き3議席を確保する勢いだ。民主党も同様に2議席を取る見通し。公明党、維新の党は各1議席の確保が視野に入っている。共産党は00年衆院選以来となる1議席獲得の可能性がある。
◇
調査の方法 北海道新聞社が北海道新聞情報サービスに委託し、7、8の両日、道内に住む20歳以上の男女を対象に、共同通信社と合同で実施した。
コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD法で、実際に道内の有権者がいる世帯にかかったのは6511件、このうち4942人から回答を得た。
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<衆院選>静岡県内 6区激戦、3区自民優勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000001-at_s-l22
静岡新聞社が共同通信社の電話世論調査に9日までの取材を加えた県内8小選挙区の終盤情勢分析では、6区で自民、民主両党が激しく競り合っている。
自民党が優位を保っているのは1、2、3、4、7、8区の計6選挙区。民主党は5区でリードしている。
ただ、電話世論調査に対し投票先を「決めていない」と答えた人は38・6%に上ることから、さらに情勢が変わる可能性がある。
6区は勝俣孝明氏(38)=自民前=が、堅調とみられていた渡辺周氏(53)=民主前=の地盤を切り崩している。
自民党は6区を県内最重点区に位置付け、安倍晋三首相(総裁)をはじめ有力閣僚や党幹部を続々と投入、勝俣氏の支持拡大を図る。
一方、これまで6回連続で小選挙区を制してきた渡辺氏は長年にわたり培った支援者固めに奔走し、築き上げた牙城を死守する構えだ。
民主、維新両党による候補者調整が成立した3区は宮沢博行氏(39)=自民前=が自民、公明両党の支持層を固めてリード。
小山展弘氏(38)=民主元=は民主党支持層を固めた上で維新の党支持層の半数を取り込み、追い上げを見せる。
4区は望月義夫氏(67)=自民前=が自民党支持層を中心に手堅くまとめている。
民・維の候補者一本化に至らなかった1区、8区はそれぞれ上川陽子氏(61)=自民前=、塩谷立氏(64)=自民前=が優勢。
2区は井林辰憲氏(38)=自民前=が優位に立つ。5区は細野豪志氏(43)=民主前=が安定した戦い。7区は城内実氏(49)=自民前=が独走している。
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【とちぎ衆院選】 3区・簗氏リード、追う渡辺氏 2区・西川氏と福田氏が接戦 終盤情勢世論調査
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141210/1804038
下野新聞社は9日、共同通信社が7〜8日に実施した第47回衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味して、接戦が予想される栃木2、3区の終盤情勢を探った。
3区は自民党前職簗和生氏(35)がリードし、7期目を目指す無所属前職渡辺喜美氏(62)が追う展開。
2区は農相の自民前職西川公也氏(71)と民主前職福田昭夫氏(66)が競り合っている。両選挙区とも3割を超える有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。(衆院選取材班)
■3区
2回目の当選を目指す簗氏は2年間の地道な活動で「地元密着」を強調。選挙区内の主立った首長や県議、業界団体の支援も得て選挙戦を進めている。
自民支持層の6割強を固め、選挙協力相手の公明党支持層の4割強の支持を得ている。また、旧みんなの党の支持層も含まれるとみられる維新の党支持層からも4割強の支持を受ける。
父・渡辺美智雄氏の強固な地盤を引き継いだ渡辺氏。ことし4月に8億円の借り入れ問題が発覚し、みんなの党代表を辞任。
同党は路線対立などから衆院選公示直前に解党するなど、逆風の中で選挙戦に入った。
渡辺氏は維新支持層から4割強の支持を集めた。自民支持層から2割強が流れているほか、公明支持層も3割弱が支持する。
民主支持層は3割強が簗氏、4割弱が渡辺氏で、無党派層はそれぞれ2割強、3割弱となっている。
共産党新人秋山幸子氏(63)は苦しい戦い。
■2区
県内最大の激戦地で、自民、民主両党とも重点区に位置づけ、終盤に向け力を入れる。
前回、選挙区で返り咲いた西川氏は組織戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、公明支持層の5割弱が支持する。
福田氏は旧今市市長、知事時代から築く日光市の強固な地盤が強み。民主支持層の9割を固め、維新支持層からも7割の支持を集めた。
公明支持層も4割強が支持し、自民支持層から1割が流れている。
両氏とも無党派層から2割強の支持を受け、いずれも大票田の鹿沼、日光両市の支持拡大と票の掘り起こしに全力を挙げる。
共産新人阿部秀実氏(55)は苦戦している。
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衆院沖縄選挙区 1区赤嶺、国場氏並走 4区も競る
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235619-storytopic-3.html
14日投開票の衆院選を前に、琉球新報社はこれまでの取材に、共同通信が7、8日に行った世論調査結果を加味し、沖縄全4選挙区の終盤情勢を探った。
沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏と自民前職の国場幸之助氏が横一線で、維新元職の下地幹郎氏が追う展開。
2区は社民前職の照屋寛徳氏がリードし、自民前職の宮崎政久氏が追う。3区は生活前職の玉城デニー氏が先行し、自民前職の比嘉奈津美氏が追っている。
4区は自民前職の西銘恒三郎氏と無所属新人の仲里利信氏が激しく競り合っている。
全体で3割強の有権者がまだ投票先を決めていない。残り4日間の票の掘り起こしが当落を左右するとみられ、情勢は流動的要素を残す。
1区は赤嶺氏が基盤となる共産支持層の9割、社民、生活支持者の6割強を押さえ無党派層にも食い込む。国場氏は自民支持者の6割、公明支持者の8割を固めた。下地氏は維新や次世代支持者の支持を得るが広がりに弱さがある。
2区は照屋氏が社民や共産支持者らの革新票を手堅くまとめ、無党派層にも広く浸透する。宮崎氏は20歳代の若者層の支持を集めるが、広がりに欠ける。
3区は玉城氏が30歳代以外の全世代で優位となり、無党派層にも強みを発揮する。比嘉氏は自民、公明支持層の7割強を押さえるが、無党派への浸透が課題。
4区は西銘氏が自民、公明の約8割をまとめて地盤を固めつつある。仲里氏は社民や生活、共産などをまとめたほか、無党派層にも浸透しつつある。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk27010273000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 13区 ライバル対立深め /大阪
3候補が立った13区。このうち次世代前職の西野弘一氏と、自民新人、宗清皇一氏は「因縁のライバル関係」と、地元市議に称される。
「情勢は厳しいが絶対に負けられない」。西野氏は7日夜、東大阪市立楠根小で開いた演説会で約300人の聴衆に涙声で頭を下げた。
党最高顧問の石原慎太郎氏が応援演説に立ち、衆院議員を5期務めた元副経産相の父陽(あきら)氏や弟で府議の修平氏(大阪維新の会)も支持を訴えた。
約200メートル離れた市立楠根中では30分遅れて、宗清氏の演説会が始まり、約300人が耳を傾けた。
宗清氏は財務相や官房長官など衆院議員を11期務めた塩川正十郎氏の元秘書。塩川氏が選挙で愛用した黄色を陣営カラーとし、「塩川氏の後継」を印象付ける作戦だ。
「2人のコウイチ戦争」(関係者)が始まったのは、06年8月の府議補選。その後、2回の府議選でもぶつかり、3回とも得票数で西野氏が上回った。
対決の原因は前回の衆院選にもある。自民党だった西野陽氏は公示直前に引退を表明し、地盤を引き継いで日本維新の会から出馬した長男の西野氏が当選。
西野氏を応援した陽氏は選挙後に自民党の除名処分を受けた。宗清氏は演説などで「政党を変えることは支持者にうそをつく行為だ」と批判を繰り返す。
維新が掲げてきた「大阪都構想」の是非を巡る対決もある。東大阪は直接の枠組みに入っていないが、西野氏が「推進」、宗清氏は「反対」の主張を続ける。
西野氏は今回、「大阪維新の会」の推薦を受け、幹事長の松井一郎知事も応援に駆け付けた。
一方、宗清氏の陣営幹部は「都構想が目指す二重行政の無駄は、議会で話し合えばいくらでも点検する方法はある。『新しい大阪を作る起爆剤』との維新の主張は心もとない」と批判する。
対立を深める両陣営だが、2日の公示以降の動きは似ていた。平日朝の出勤時間帯は駅立ち、昼は街頭演説よりも会社や団体訪問を優先させ、夜は個人演説会を複数の会場で開く。
「民意が読めない。相手の動きを警戒しながら支持層固めを意識せざるを得ない」(宗清陣営)。
だが、西野陣営は9日から、スーパーや団地など人出の多い場所で1日十数回の街頭演説に重点を置く。「維新支持層が多い無党派層へ浸透を図るため、とにかく露出を増やすべきだと判断した」
西野宗清対決の記事を貼るの初めてだなあ>注目区
大阪10区や大阪11区は注目の選挙区としてしょっちゅう出てくるのに
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http://www.asahi.com/articles/ASGD84VQJGD8UZPS004.html
自公3分の2超の勢い 衆院選・朝日新聞社中盤情勢調査
衆院選中盤の情勢について、朝日新聞社は6〜9日に全295小選挙区の有権者約13万人を対象に電話調査を実施し、
全国の取材網の情報も加え、比例区も含めた情勢を探った。現時点では①公示前に293議席だった自民の勢いは衰えず、
単独で300議席を上回る勢いで、公明とあわせて定数の3分の2(317議席)を確保しそう②民主は100議席には届かないものの、公示前の62議席から70議席台に増やす公算が大きい
③維新は公示前の42議席から30議席を割り込む可能性が高く、次世代も公示前の19議席から1ケタに激減する見通し④共産は公示前の8議席から倍増する勢い――となっている。
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>>2223
ですね13区の記事は珍しい
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今日電車から西野の選挙カーと宗清の選挙カーみました。
西野の選挙カーには次世代の党と大阪維新の会と云うステッカーが貼ってありました。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014121000811
自民・小泉氏フル回転=民主・野田氏ら、共産不破氏も−各党応援弁士【14衆院選】
14日の投開票に向けて終盤戦に入った衆院選で、各党は重点選挙区に人気の高い「応援弁士」を投入、追い込みに懸命だ。自民党は主要閣僚らに加え、小泉進次郎内閣府政務官がフル回転で、10日までに22都道府県を遊説。好調が伝えられる共産党では「理論的支柱」の不破哲三前議長が9年ぶりに街頭に立った。
政権の看板閣僚の一人である石破茂地方創生担当相はこれまでに14都道府県で自民候補を応援。10日は新潟市内で「安倍内閣の地方創生は『今回失敗したら国がなくなる』という危機感で実現する」と呼び掛けた。
若手ながら知名度が高い小泉氏も引っ張りだこで、9日は山梨、東京、静岡、神奈川の4都県を転戦。10日はようやく公示後2回目の地元入りを果たした。自民党では、女優出身の三原じゅん子参院議員も全国を飛び回っている。
苦戦が伝えられる民主党の中では、安定した戦いを続けている野田佳彦前首相、細野豪志元幹事長や、参院議員の蓮舫氏らが仲間のてこ入れに全力を挙げる。野田氏は10日、愛媛県新居浜市の街頭演説で「安倍晋三首相は衆院定数削減の約束を破った。ばかにしている」と首相批判を展開した。
維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は西日本を中心に街頭演説をこなす。1996年以来となる小選挙区での議席獲得を目指す共産党は10日、不破氏が京都市内でマイクを握り、「今の自民党はネオナチに乗っ取られている。ウルトラ右翼の議員ばかりだ」と痛烈に非難。激戦を演じている共産候補への支持を訴えた。(2014/12/10-20:18)
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http://www.asahi.com/articles/ASGD87J17GD8UTIL056.html
自公協力の地に波紋 東京12区に田母神氏、保守票狙う
藤生明2014年12月10日11時52分
公明が元党代表の前職、太田昭宏氏(69)を擁立する東京12区は、公明との選挙協力で自民が長年、擁立を見送っている。その「空白区」に今回、保守票の取り込みを狙う次世代新顔の田母神俊雄氏(66)が立ち、これまでと異なる様相を見せている。
「安倍総理は2年頑張った。次世代の党が勢力を伸ばし、自民と連立を組まなければ日本は取り戻せない」
元航空幕僚長の田母神氏は9日、東京都北区の自衛隊十条駐屯地前で訴えた。矛先は公明に向かう。集団的自衛権行使に慎重な公明を引き合いに、「公明が与党にいては日本の政治は一歩も前進できない。公明をぶっつぶすのが私の選挙スローガンです」。
2月の東京都知事選で61万票を獲得した田母神氏。ビラに「誇り高き日本を取り戻す」と記し、駅前や街頭に加え、保守層を意識して神社詣でにも重点を置く。陣営を支える30代男性ボランティアは「強い政治家が必要。田母神さんの立候補で保守の選択肢ができた」と話す。
2003年以降、4回の衆院選で自民は東京12区に候補者を立てず、太田氏を支援してきた。「協力関係は成熟の域に達した」。太田氏の陣営関係者は語る。一方で「いまだに公明の太田と書けない保守層が一定程度いることも事実」と語る。
田母神氏の批判に、太田陣営は「挑発にのっては相手のおもうつぼ」と冷静に見守る構えだ。反応したのは、自民側だった。
「父は田母神さんの応援には入りません」。太田陣営には、自民都連会長で東京8区の前職、石原伸晃氏(57)から公示前、連絡が入ったという。伸晃氏の父で比例前職の慎太郎氏(82)は、田母神氏を公認した次世代の最高顧問だ。
伸晃氏は公示日の2日も太田氏の街頭演説に駆けつけ、声を張り上げた。「石原家は信義を重んじる。太田さんを押し上げようではありませんか」
東京12区には生活前職の青木愛氏(49)も立つ。09年衆院選で太田氏を破り、前回は敗れたが比例で復活。消費増税反対や福祉の充実を掲げ、自公政権の批判票の取り込みを狙う。8日の街頭演説に山本太郎参院議員らが駆けつけ、民主、社民区議らの応援も受ける。
共産新顔の池内沙織氏(32)は3度目の立候補で、前回獲得した約4万票の上積みを狙う。「自公の暴走に真正面から対決しているのは共産だけ。共産が伸びてこそ反撃の力になる」と呼びかけている。(藤生明)
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343399/
立候補した娘を応援できない鈴木宗男氏
2014年12月10日 16時00分
新党大地代表の鈴木宗男氏(66)が、14日の衆院選に北海道7区から民主党公認で立候補した“愛娘”鈴木貴子氏(28)の応援をしたくてもできない状態だ。
宗男氏は2017年4月までは公民権停止のため、選挙期間中は特定の候補への投票呼びかけはできない。街頭演説を含め、あらゆる選挙運動が不可。北海道選挙区は自民、民主両党とも重点地区と位置づけてスタート。5日には、安倍晋三首相(60)、海江田万里代表(66)とも道内で遊説を行い、激しい選挙戦を繰り広げた。
ところが、最新の世論調査によると「北海道も自民党の圧勝ムード」と伝えられ、貴子氏は自民党公認の伊東良孝氏(66)に一歩リードを許した格好で後半戦を迎えている。
宗男氏は「私は黙っていられません!」とは言うものの、公民権停止中では手も足も出ない。その代わり、貴子氏の応援には、宗男氏の盟友として知られる歌手の松山千春(58)が、忙しい秋のコンサートツアーの合間を縫って訪れている。
宗男氏は「北海道は“アベノミクス”の効果、恩恵は何一つ受けていないです。逆に“アベノリスク”で電気代、油代等資材が高騰し、これから真冬に向かって北海道民は大幅な負担増になっています」と語るが…。
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100006-n1.html
2014.12.10 09:05
【衆院選2014】
「みんなの党出身」という壁 東京5区、それでも渡辺氏を慕う 埼玉13区、強いられた連合との協調
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創業者の背中を追うか、民主党の門をたたくか…解党した「みんなの党」出身者の行き先も分かれる(コラージュ)
衆院選を目前に解党したみんなの党。所属していた議員は散り散りとなった。民主党から“くら替え”出馬した前職や、無所属での戦いを余儀なくされた前職…。それぞれの道を選んだが、直面しているのは、内紛続きで有権者の期待を裏切る結果となった「みんなの党出身」という壁のようだ。
■東京5区
「2年前の今頃、同じように選挙活動中だったあなたに『みんなの党からの出馬はやめておけ』と言ったのを覚えている?」
寒風が吹きすさぶ5日夜。家路を急ぐサラリーマンらでごった返す東京都世田谷区の東急桜新町駅前で、三谷英弘は185センチの体を小さくしながら、近くに住む男性会社員(66)の意見に耳を傾けていた。
解党に伴い、今回の衆院選は無所属で東京5区から立候補した。党の足腰の弱さが目につき、厳しい行く末を予見していたという男性の指摘に、三谷は「2年間、頑張りました…」と応じるしかなかった。
内紛を繰り返した末に解体した政党に向けられた有権者の声は、この夜の風のように冷たかった。
それでも三谷は「元みんなの党」の肩書だけでなく、8億円借り入れ問題が浮上し党瓦(が)解(かい)のきっかけをつくった党創業者、渡辺喜美との深い関係を隠そうとしない。「政治や政策の考え方はピカいち。『この人と一緒にいたら得だ、損だ』で付き合い方を変えたことはない」と語る。
東京都目黒区の閑静な住宅街の一角にある選挙事務所の入り口付近には「必勝」と書かれた渡辺の「為(ため)書き」や渡辺が写ったポスターが掲げられている。選挙活動を支えてもらっているのはみんなの党で同じ釜の飯を食った地方議員たちだ。
11月28日の東急学芸大学駅前。三谷と並んでマイクを握った渡辺は声を張り上げた。「党は消えても三谷は消えず!」。別れ際、渡辺からは「覚悟を持てば道は開ける。国会で会おう」と言葉をかけられた。求心力を失い多くの側近議員が離れていく中、衆院議員で唯一、自らのそばから離れずにいる三谷を何としても当選させたい−。そんな焦りがにじんでいた。
こうした「喜美色」を際立たせた選挙戦術に対し、他陣営は冷ややかな視線を送る。当選を競う民主党の手塚仁雄陣営からは「民主党を混乱させた元首相、鳩山由紀夫を前面に押し出して選挙に挑むようなものだ。ある意味すごい」との皮肉が漏れる。
無所属での出馬には、前回救われた比例復活の道はない。
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■埼玉13区
「前にいたみんなの党はなくなりました。自民党の1強を防ぐことができるのは民主党しかありません」
東武鉄道春日部駅前(埼玉県春日部市)で7日昼、解党したみんなの党から民主党に入党したばかりの山内康一は懸命に訴えた。応援に駆け付けた民主党代表代行、岡田克也も「みんなの党にいたときから目をつけていた。山内さんの考え方は民主党と近い」と有権者らに理解を求めた。
陣営は山内が5年間所属したみんなの党の「色」を消すのに必死だ。
福岡県出身の山内は、平成17年の「郵政選挙」に神奈川9区から自民党公認で出馬し、初当選した元「小泉チルドレン」。21年の衆院選では自民党を離党し、みんなの党の北関東ブロックから立候補し、2期連続で当選している。
自民、みんな、民主とそれぞれ政策や支持団体が異なる党を渡り歩いてきた。そんな山内に、各種業界の労働組合を抱える連合は、政策面でのチェックを欠かさなかった。
山内がさいたま市にある連合埼玉を訪れたのは11月25日夜のことだった。
「他党から移ってきたこともあり、基本的な政策で違いがあると困ります」
連合埼玉の役員は、神妙な面持ちで向き合う山内にそう伝え、1枚のペーパーを突きつけた。民主党と連合が11月18日に締結した8項目の政策協定書だった。
連合埼玉は、山内が超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」の発起人だったことを警戒していた。電力総連を抱える連合としては「脱原発」を明言されることに忌避感がある。役員が「原発の主張は民主党の政策の範囲内にしてほしい」と念を押すと、山内は「異論はありません」と答えるしかなかった。連合は27日に推薦を出した。
埼玉13区はもともと民主党の支持基盤が強い土地柄とは言い難い。地元議員も市議、町議が1人ずついるだけだ。その市議は山内のために支援者に引き合わせているが、自らが持つ2千人を超す名簿までは渡していない。
「民主党と政策が近いことは分かった。ただ、ここの支部長に残ってくれるかどうかまでは分からないから…」
これが党から党を渡り歩いた山内の現実だった。
=敬称略
(内藤慎二、楠城泰介)
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100043-n1.html
2014.12.10 19:51
【衆院選2014】
知名度アップに必死の次世代 “党の顔”慎太郎氏は「最後のご奉公」と、自民批判も強める
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次世代の党の石原慎太郎最高顧問=東京・新宿(撮影・桐山弘太)
安倍晋三政権に一定の協力姿勢を示し、「是々非々」路線を掲げる次世代の党が、党の知名度を上げようと必死だ。すでに事実上の引退表明をしている石原慎太郎最高顧問(82)は老骨にむち打って「最後のご奉公」と奔走、平沼赳夫党首や山田宏幹事長らも、朝日新聞の慰安婦誤報問題の追及などに取り組んできた実績を訴え、支持を呼び掛けている。
石原氏は7日、大阪府東大阪市内で行われた若手候補者の会合に出席した。
「暴走老人の石原でございます」とおなじみのフレーズで自己紹介し、「次世代のために憲法を変えていこうということで肩を組んでやってきた。孫の時代にシナの属国になっていることは絶対に好まない。国を本当に憂うならばこの人に皆さんの存分な力を賜りたい」と候補者への支援を求めた。
平成24年、石原氏は国政に復帰するため東京都知事を辞して日本維新の会代表に就任、同年12月の衆院選に臨んだ。国政復帰の理由について周囲に「自主憲法制定を実現するためだ」と強調した。自民党が単独で過半数を獲得するのは困難とみて、同党と足並みをそろえて憲法改正を実現させようと考えたのだ。
日本維新は、54議席を獲得し躍進したものの、自民党が294議席を獲得し大勝、自公政権を揺さぶるほどの存在にはならなかった。今年6月、日本維新は石原氏のグループと橋下徹大阪市長のグループに分党を正式決定。石原氏らは8月に次世代の党を結成して再出発したが、憲法改正が具体的に動き出す前に衆院解散・総選挙が訪れた。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に実施した合同世論調査によると、次世代の支持率は1%にとどまる。保守層を含めて浸透がまだ足りないのだ。
石原氏は、昨年2月に脳梗塞を患うなど、健康面の問題があった。「党の顔」として続投を求めた若手らの説得を受けて立候補を決意するも、仲間の当選を後押しするため、比例代表単独で立候補する東京ブロックの登載名簿は自身の当選が困難な9位になった。
1日のBSフジ番組では「討ち死に覚悟の出陣だ。年齢的にも限界に来ている。『武士道とは死ぬことと見つけたり』だ」と心境を語り、「若い人優先で戦う。苗を植えて、育てたい」と説明した。
公示後は大阪のほか、愛媛、長野両県を訪れ、候補者への支持を求めてきた。だが、全国を股にかけた移動は石原氏の体力を容赦なく奪う。9日、名古屋市で開催の東海ブロック決起集会に出席する予定だったが、発熱で欠席を余儀なくされた。
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次世代は自民党批判も強めている。
10日、平沼氏は東京都北区で街頭演説し、「日本は保守でなければダメだ。保守を標榜(ひょうぼう)する自民党に宗教政党がくっついているのは異常だ」と述べ、自公連立にクギを刺した。
山田氏は東京都八王子市で街頭演説に立ち、慰安婦問題に関してこう胸を張った。
「2月に国会で取り上げ、徐々にベールがはがれ、朝日新聞が謝罪した。自民党も含めて、何十年もどの政党も取り組んでこなかったテーマに風穴を開けた」
その上で、「是々非々」路線をこう強調した。
「自民党も民主党もできない改革を進めていく。自民党の暴走を止め、民主党の迷走を止める。(次世代は)日本の国益を主軸に置いた政党だ。次世代の党はタブーに挑戦し、毅然(きぜん)とした日本を打ち立てていく」
(内藤慎二)
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100046-n1.html
014.12.10 20:11
【衆院選2014】
「いても立ってもいられなくなった」…共産・不破元議長が9年ぶりに街頭演説 古都で安倍首相と“ニアミス”
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応援演説する日本共産党の不破哲三前議長=10日午後、京都市下京区(甘利慈撮影)
共産党の不破哲三元議長(84)は10日夜、京都市の四条河原町で衆院選京都1区の同党候補とともに街頭演説を行った。不破氏が選挙遊説で街頭に立ったのは平成17年9月の衆院選以来約9年ぶりで、18年1月の第24回党大会で議長を退任してから初めて。マスコミ各社の情勢調査で同党は公示前勢力の8議席からの「倍増」も伝えられるなか、なおも「党の理論的支柱」として党運営に隠然たる影響力をもつ不破氏が、「躍進」に向け自ら“出陣”した。
「政治の歴史をみても日本の夜明けは京都からだ」
「安倍政権の暴走を止めるために京都の民主・革新の力を発揮しよう」
不破氏は京都市屈指の繁華街に集結した「約5200人」(党広報部発表)の聴衆を前にこう強調し、8年の衆院選以来となる選挙区での同党の議席獲得と比例議席増に向け支持を訴えた。演説は約25分間に及んだ。
共産党にとって、京都は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で議席(京都3区)を獲得するなど、全国でも“金城湯池”としてきた重要拠点だ。幾多の党幹部も輩出している。昨年の参院選でも18年ぶりに京都選挙区で議席を得た。
くしくも安倍晋三首相もこの日午後、京都市に入り、京都2〜4区の自民党候補の応援演説を行った。不破氏は首相と“ニアミス”となったが、古都を舞台に、衆院選で共産党が前面に掲げる「自共対決」を演出する形となった。
共産党は昨年6月の東京都議選で8議席から17議席に倍増させた。続く7月の参院選でも比例で5議席、選挙区で3議席を獲得し、非改選の3議席と合わせて11席となった。
12年11月の第22回党大会で党のトップに就任して以来、国政選挙で「連戦連敗」を喫してきた志位和夫委員長(60)にとって、参院選は初の「躍進」だった。
そして今回の衆院選である。マスコミ各社の情勢調査で、他の野党が軒並み伸び悩むなか、共産党だけは比較的好調のようだ。
同党は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で26議席獲得し、公示前勢力から11議席増の躍進を果たしたが、その後の5回の衆院選では議席を減らし続けてきた。今回は昨夏の参院選で躍進した余勢をかって、衆院選での連戦連敗を阻止することが党指導部の重要課題だった。
それが比例での議席増に加え、18年ぶりの選挙区での議席獲得の可能性も出ており、党関係者によると、“負け癖”がついていた志位氏も「躍進への確かな手応え」を感じとっているという。
かくして9年も選挙遊説をごぶさたしていた「切り札」不破氏の“緊急登板”である。
不破氏は、議長を退いた後も中央委員と常任幹部会委員にとどまった上、党の社会科学理論の研究機関「社会科学研究所」の所長を務めてきた。
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今年1月の第26回党大会前には、同大会で党最高指導部入りの条件となる中央委員を外れ、党運営から名実ともに「引退」する可能性がとりざたされていたが、結局続投となった。
不破氏続投の背景について、共産党ウオッチャーは「参院選で躍進したとはいえ、なおも志位氏には後ろ盾が必要で、完全には独り立ちできない。不破氏に引導を渡せないのが実情だろう」と分析する。
不破氏がこの日、9年ぶりに街頭でマイクを握ったのも、久々の衆院選での躍進のチャンスとみた自身が名乗りを上げたという。「いまだに志位氏ら幹部はだれも不破氏に何かを頼んだり、モノを言ったりすることができない」(党関係者)というから、不破氏の強い意志に基づく「決断」にほかならないのである。
「安倍首相が『この道しかない』というのは独裁政治そのものだ」
「わが党以外の野党は惨たんたる状況だ。安倍政権の暴走と正面から戦えるのは日本共産党だけだ」
「(同党が受け取っていない)政党助成金をばっさり切ることが第一番にやるべきことだ」
この日の街頭演説ではそう訴え、具体的な政策論より自民党と他の野党の攻撃に重点を置いた不破氏。演説後、9年ぶりに街頭に立った理由について「いても、たってもいられなくなった。京都の選挙区で議席を獲得し、風穴を開けたかった」と記者団に語った。
来年1月26日に85歳の誕生日を迎える高齢のうえ、昭和62年に心筋梗塞(こうそく)の発作を起こし、PTCA(冠動脈形成術)で狭い血管を広げる治療を受けるなど、健康不安を抱える身である。それでも不破氏は街頭に立った。
やはり街頭演説会場には、いつも夫の健康をおもんばかって寄り添う1歳上の「姉さん女房」上田七加子(なかこ)夫人(85)=不破氏の本名は上田建二郎=の姿もあった。
とかく“お堅い”イメージが強い共産党は近年、柔軟路線にカジを切り、無党派層の取り込みに躍起となってきた。まさにお堅い現在の党綱領をつくる一方、この路線を主導したのも不破氏だ。
「声が出ているな、と思った」
久しぶりに街頭でマイクを握った感想を記者団に求められると、不破氏はそう語って笑みをたたえた。
四条河原町に集まった有権者の大半は中高年の支持者、党員とみられ、50代の女性党員は「不破さんを一目見たかった。今日のことは一生の思い出になる」と話していた。
不破氏も演説後、“身内のファン”とみられる高齢者らの「握手攻め」に気軽に応じていた。
ただ演説会場では、共産党が標的にする若い人の姿はあまり見られなかったのが印象的だった。やはり共産党が狙う無党派層をどれだけ自陣に引き込めるかは読み切れないだろう。
ともあれ投開票日まで、あと4日と迫った。不破氏は11日には那覇市に飛び、自民党候補との接戦が伝えられる沖縄1区の共産党候補の応援演説を行う。共産党はこのまま勢いを維持して躍進するのか−。(高木桂一)
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http://blogos.com/article/100958/
記事
キャリコネニュース2014年12月08日 15:00民主党のテレビCM「夢は正社員」は、なぜ働く人たちを当惑させるのか
第47回衆議院選挙が12月2日に公示され、14日の投票日に向けた選挙活動が始まった。巷の予想は与党の圧勝で、「Yahoo!ビッグデータ議席予測」は5日、自民党が300議席を超えるという分析結果を発表している。
対抗する民主党はというと、いまひとつ評価が高まらない。5日から放送が始まった「夢は正社員になること!」というテレビCMへも、ネットでは「それって何か違うんじゃない?」と首を傾げる声があがっている。それはなぜなのか。人材コンサルタントの深大寺翔氏に、ネットユーザーが抱く違和感の原因について分析してもらった。
「夢が小さい」という批判は的外れだとしても
1208cm民主党のテレビCM(女性の味方編)に対する反応は、5日夜からネットで急速に広まっているようです。ビジネスパーソンの利用が多いニュースアプリ「NewsPicks」にも、利用者からこのようなコメントが数多く書き込まれていました。
「全く共感できない。誰か止めなかったの?」
「民主党‥この勘違いっぷりがイラっとくる」
「自民党圧勝へのレールを敷いてどうする」
ただしコメントの内容をよく見ると、イライラは分かるものの違和感の理由まで明確に言い表している人は意外と少ないようです。何となくヘンだけど、なぜなのかが分からない…。そんな人がいるように見受けられます。
的外れと思える批判もあります。ある年配のユーザーは「夢が小さいですね」という書き込みをしていますが、正社員で働くことが当たり前だった昭和の感覚で、「そんなハードルの低いことが夢とは情けない」と思っているように読めます。
しかし現実には、正社員登用を熱望し、努力しても叶わない人がいるのも事実です。その点では民主党のCMの方が現実を踏まえていますし、制作者の意図もそんな現代日本社会の世知辛さ(と女性のけなげさ)に焦点を当てることだったと思われます。
問題は「正社員と非正規の格差」だという指摘
一方で、「雇用が安定し給料も高い正社員」だけをここまで理想化しすぎる描き方は、非正規雇用との「理不尽な格差」を追認している印象を与えかねません。あるユーザーは、違和感の理由をこう指摘しています。
「そこじゃないじゃん! 『正社員と非正規の(待遇の)格差』が問題なんだから、全ての労働者を敵に回しているんじゃない?」
「夢は正社員」というキャッチコピーは、裏返すと「非正規は地獄だよ」とも読めます。しかし政治の本来の役割は、非正規を含むすべての働く人たちが悩む理不尽な格差を解消することであるはずです。大企業に勤務する正社員ユーザーが少なくないNewsPicksで、
「このトーンだと却って派遣さんやパートさんが観たらキレるんじゃないかと思った」
というコメントが83件のlikeを集めて人気となったのも、格差を認識し、これが放置されていることに問題意識を持ちながら働いている人が多かった証拠でしょう。
もちろん、正社員と非正規雇用のバランスを取るためには、努力や成果を公平に評価したうえで、正社員だけを優遇する「既得権益」を手放させる必要も出てきます。
「多様な働き方」を認める世の中が望まれている
この点について、民主党は「正社員だけが勝ち組のような風潮自体を変えていこう」と言えるでしょうか。ネットユーザーも、そこまでは期待していないようです。
「支持母体の連合が正社員優遇の元凶だから、こっちへおいでよ、おいしいから、というメッセージなのかな? 同一賃金同一労働と言って欲しいね」
「正社員になったら(会社によっては)奴隷ですけど?」
「これはむしろ、全ての派遣社員が可哀想だと勝手に決め付けている人々の票を狙ったCMですな」
そもそも期間の定めのない雇用契約と引き換えに、異動や転勤、残業などの生殺与奪を会社に握られる「正社員」を理想とせず、自ら望んで派遣やパートで働く人も大勢います。そういう人を軽視したように見えるCMに対し、
「これでは『我々民主党に、多様性を認める風土はありません』と公言しているようなもの」
と鋭い批判を下す意見もあります。正社員以外の「多様な働き方」が許容され、それぞれの豊かさの中で生きていける世の中が望まれているからこそ、あのCMに大きな疑問が集まったように思えてなりません。
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http://www.sankei.com/west/news/141210/wst1412100017-n1.html
2014.12.10 11:30
衆院選2014・家庭内野党封印しファーストレディ・アッキー走る 自民重鎮ずらりの山口は家族頼り 民主は来援なき戦い
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総決起集会で有権者に支援を呼びかける昭恵夫人=9日夕、山口県下関市
■大物、重鎮支えるのは家族 候補者並みに奮闘
自民党総裁に副総裁、元官房長官…。衆院選の山口県内の選挙区には、自民公認候補に党の重鎮がずらりを顔をそろえる。安倍晋三首相(60)ら候補者本人は応援遊説に全国を飛び回り、陣営は本人不在の選挙を繰り広げる。首相のお膝元として、勝利は当然で、接戦による勝ち方すら許されないが、ファーストレディー、昭恵夫人(52)をはじめ、家族が候補者のように選挙区を駆け回っている。(大森貴弘)
■安倍首相の地元入りは未だゼロ
「安倍晋三は命懸けでこの国をよくしようとしています。14日には、総理総裁にふさわしい成績で当選させていただき、国会に戻していただきたい」
9日夕、下関市の市民会館で開かれた安倍首相の総決起大会で、昭恵夫人があいさつに立った。候補者である安倍首相の姿はない。今回の選挙、公示日以降は1日も地元入りしていない。
とはいえ、平成24年の前回衆院選でも、選挙期間中に地元入りしたのは、福岡県への応援のついでに立ち寄った1回だけ。陣営にとって、候補者不在はいつものことだといえる。
■「いつものことながら、心得ている」
選挙の主役は昭恵夫人だ。今回の衆院選でも2日の公示日以降、ほぼ連日、選挙カーに乗って走り回っている。
商業施設では車から降り、駐車場で街頭演説もこなす。ふだん、自らのキャッチフレーズにしている「家庭内野党」も封印し、「アベノミクス解散」の大義について訴える。有権者と積極的に握手する姿は、候補者と見まがうほどだ。9日の総決起大会では、声もすっかり枯れていた。
「総裁として全国の応援に出なければいけない夫の立場を考え、昭恵さんは地元での振る舞い方をよく心得ている。いつものことながら、有権者も理解してくれていますよ。あとは首相のお膝元として、恥ずかしくない投票率と得票数をたたき出すだけです」
安倍首相の地元秘書はこう語った。
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■高村氏長男vs高邑氏は
山口県は明治維新の原動力となり、その後、8人の総理大臣を輩出した。この歴史からか、今でも、自民党の有力政治家が多い。
1区の高村正彦・党副総裁(72)も選挙期間中、地元入りは公示日と決起大会だけ。投票日までに、あと1回入れるかどうかだ。選挙カーには秘書を務める長男(44)が連日乗り込み、支持を訴えて回る。
対抗馬は維新の党公認の元職、高邑勉氏(40)だ。自転車で選挙区を遊説し、若さと「身近な候補ぶり」をアピールする。
だが、迎え撃つ高村陣営幹部は「事務所には前回よりも励ましの電話が多く、手応えを感じていますよ」と、意に介さない。
■地元に帰れない理由とは
3区の河村建夫・元官房長官(72)には、特に今回の衆院選、地元に帰れない理由がある。
河村氏は前回選挙時点で、党選挙対策委員長を務めていた。この際に、公認に関わった1年生議員の多くが、今回、再選を目指して出馬している。河村氏にとって、わが子同然の“チルドレン”であり、応援に全国を駆け巡っているのだ。
候補本人の不在をものともせず、選挙戦を優位に進める自民党に対し、民主党は苦しい戦いが続く。
■民主候補への応援は皆無…
3区の民主党公認の元職、三浦昇氏(44)は、3区で3回目の挑戦となる。徐々に名前は浸透してきたといい、投票率の低い20〜30代をターゲットに、無党派層の掘り起こしを狙う。
奮闘する三浦氏に、民主党本部の支援は皆無だ。公示後、三浦氏の横に知名度のある党幹部が立ったことはない。
3区だけでない。自民党重鎮が圧倒的な強さを見せる山口県に手を出せないのか、党幹部クラスの山口入りは1人もいないのが現状だ。
三浦陣営の吉岡英樹・選対副事務局長は「自民が強い山口で頑張っている若い候補をぜひ支援してほしい。みんな山口を素通りして福岡に行ってしまう…。党本部から1人も応援弁士が来ないなんて寂しいですよ」と嘆いた。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141210/plt1412101140004-n1.htm
【激突!!師走決戦】自民、野党大物をターゲットに“重点爆撃” 小沢、枝野、海江田の各氏ら照準 (1/2ページ)
2014.12.10
(1)岩手4区と埼玉5区に投入された自民党大物弁士【拡大】
安倍晋三首相は9日、生活の党の小沢一郎代表(岩手4区)と、民主党の枝野幸男幹事長(埼玉5区)のおひざ元に乗り込む。野党大物を選挙区で落選させ、衆院選(14日投開票)の勝利を確実にする意気込みだ。選挙は終盤戦に突入し、自民党は特に力を入れる重点区を30程度に絞ったとされる。小沢、枝野両氏以外にも、数多くの野党大物がターゲットにされているようだ。
安倍首相は9日午前11時50分から、小沢氏の地元・岩手県北上市のさくら野百貨店北上店前で街頭演説を行う。その後、福島県内で選挙遊説した後、同日午後5時10分から、枝野氏の地元・さいたま市大宮区に乗り込み、JR大宮駅西口そごう前で街頭演説に臨む。ともに野党の大物であり、アベノミクスを厳しく批判している天敵ともいえる存在だ。
与野党各党は選挙戦中盤を過ぎると、報道各社や党の情勢調査などから、特に力を入れるべき選挙区を「重点区」に位置付ける。対立政党の大物を落選させられそうだったり、あと一歩で公認候補が競り勝てる選挙区で、公表はされていないが、大物弁士が続々と投入されることで分かる。
自民党は別表(1)のように、小沢氏の岩手4区に、根本匠前復興相や大島理森前副総裁、菅義偉官房長官らを投入してきた。枝野氏の埼玉5区にも、石破茂地方再生担当相や菅長官、谷垣禎一幹事長、小池百合子元防衛相、小泉進次郎復興政務官らを投入している。
政治評論家の浅川博忠氏は「自民党が、岩手4区と埼玉5区を重点区とした可能性は極めて高い。弁士の顔ぶれを見ても『本気で対立候補を落選させる』という決意に近いものを感じる」といい、こう続ける。
「小沢氏は、和子夫人との離婚報道で女性票が減った。中央政界での存在感も失われ、男性票も『過去の人だ』と離れてきている。自民党は世論調査の数字を見て『追い込むチャンスだ』と見極めたのだろう。枝野氏は、劣勢が伝えられる海江田万里代表とともに、民主党ツートップを選挙区で撃破することで、衆院選勝利の象徴にするつもりではないか」
新聞各社は先週半ば、「自民300議席超勢い」(産経新聞)、「自公300超す勢い」(読売新聞)、「自民、300議席超す勢い」(朝日新聞)などと、自民党が圧勝しそうな勢い−と報じた。
アナウンス効果から、終盤戦で揺り戻しがある可能性もあったが、週明けの報道を見る限り、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が感じられる。
産経新聞・FNNが8日報じた世論調査は、自民党は小選挙区・比例区ともに優勢で、公示前より議席を伸ばし、単独で300議席を上回る勢い。公明党も堅調で、自公与党で、参院で否決された法案を衆院で再可決できる、3分の2(317議席)を上回る勢い−とした。毎日新聞が同日朝刊で報じた総合調査でも「与党3分の2超す勢い」となっている。
こうしたなか、浅川氏と夕刊フジが大物弁士の投入実績などから、自民党の「重点区」の可能性が高いと分析したのが別表(2)だ。
前出した民主党の海江田氏の東京1区や、同党の菅直人元首相の東京18区、維新の党の江田憲司共同代表の神奈川8区、維新の松浪健太国対委員長と、民主党の辻元清美元国交副大臣がいる大阪10区などだ。
浅川氏は「与党優勢の最大の理由は、民主党をはじめとする野党がダラしないことだ。民主党は候補者擁立の準備ができていなかったうえ、政権時代のマイナスイメージを払拭できていない。自民党を支持しない有権者も、民主党に入れる気持ちにならない。維新は結いの党との合流が力になっていないようだ。江田憲司共同代表のネームバリューでは、東日本での議席増は厳しい。結果的に、自民党は重点区で、何人もの野党大物を落選させるのではないか」と語っている。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_11037.html
<衆院選>宮城6区 6万票古川 攻防激化
衆院選終盤を迎え、宮城6区で大崎市の古川地域をめぐる攻防が激しさを増している。衆院の小選挙区割りの変更に伴い、4区から編入された。有権者数6万と、6区有権者の実に2割を占める大票田。各候補は票の掘り起こしに躍起になっている。
前防衛相が、深々と頭を下げて訴えた。
「ここでは私は新人。古川で、大崎で、どれだけ支援されるか。私の将来が懸かっている」
7日夜、大崎市民会館であった自民前議員の小野寺五典の個人演説会。支持者ら700人を前に「昭和35年5月5日生まれ。だから、名前に『五』が付いている」と自己紹介から演説を始めた。
主要閣僚として顔が売れ選挙戦では応援に引っ張りだこだ。東京都より広い自身の選挙区には期間中、7日間しか入れない。古川では7日、10日の2日を費やし、選挙カーを走らせる。
街頭では「古川を地方創生のモデルにする」と演説。伊藤康志大崎市長の後援会が「将来の総理候補。立派な得票で国政に押し上げよう」とフル回転し、県議や市議が懸命に浸透を図っている。
民主元議員の鎌田さゆりは「多様な有権者がいる。若い世代に対し党の政策を訴え、浮動票を獲得したい」として、古川に選挙事務所を構えた。
「アベノミクスで格差が広がった」と、安倍晋三政権を一貫して批判し、非正規雇用の拡大阻止や集団的自衛権の行使容認反対などを主張する。
公示後は毎朝早くJR古川駅周辺に立ち、通勤客らに支持を訴える。陣営は「古川は革新的な地域。労組組合員や若者をターゲットに票を掘り起こす」と大票田に懸ける。
古川で「地元の候補者」を前面に出すのは共産新人の内藤隆司。静岡県出身だが、大崎市にある党北部地区委員会での活動歴は20年を超える。農家や商工業者が混在する古川で、消費税率10%への引き上げ阻止や農業再生を訴える。(敬称略)
【宮城6区立候補者】
小野寺五典54☆自(岸)前(5)
鎌田さゆり49☆民 元(2)
内藤隆司56 共 新
2014年12月10日水曜日
関連ページ:宮城政治・行政衆院選とうほく
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141210_14.html
<衆院選>宮城4区 加美の戦い 過去自民苦戦
衆院宮城4区で、有権者数が全体の1割に満たない加美町での戦いが熱を帯びている。衆院議長を務めた故伊藤宗一郎氏の出身地で強固な保守地盤の土地柄だが、同氏が2001年9月に死去後、自民党候補が得票トップになったことはなく、前回、前々回衆院選は民主党候補が上回った。福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の最終処分場問題を抱え、民意の動向は今回も不透明だ。
宗一郎氏の長男で5選を目指す自民党前議員の伊藤信太郎氏(61)は、宗一郎氏死去に伴う01年衆院補選以来、5回連続で加美の戦いに屈した。
補選と03年選は、旧中新田町長を4期を務めた元知事本間俊太郎氏に大差をつけられた。その後は地元出身の民主党元議員と激突。自民が大勝した05年郵政選挙や前回12年ですら及ばなかった。
同町での劣勢は、塩釜市など沿岸部で補ってきた。宗一郎氏時代からの支援者は「父親は沿岸部で弱く、地元が支えた。逆になったのは皮肉だ」と複雑な表情で話す。
民主党にとってはげんのいい土地だ。元議員の井戸正枝氏(49)はこれまで3度同町入り。「加美の田園風景を守るため農家の戸別所得補償を復活させる」と農業者を意識した主張を展開する。
各候補の訴えには、最終処分場問題も絡まる。同町が県内建設候補地の一つに選ばれて以降、町民の反発は強い。伊藤氏は「地元の与党議員がいないと意見を国会で主張できなくなる」と強調。井戸氏は「全て白紙撤回にする」と論を張る。
同町の有権者数は約2万1000。選挙区全体の8.3%だが、各党、各候補のメンツを懸けた戦いが続く。
【宮城4区立候補者】
小高洋34 共 新
伊藤信太郎61☆自(大)前(4)
井戸正枝49☆民 元(1)
2014年12月10日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51001.html
<衆院選>山形農政連と自民 対立一転蜜月か
自民前議員の第一声を聞く県農政連の高谷会長(手前左から3人目)と農協関係者ら=2日、山形市
衆院選(14日投開票)の山形の3選挙区で、県農協政治連盟(農政連)が自民党候補の支援に力を入れている。1、2区は前議員を推薦し「単協判断」の3区も大半の農協が新人を応援する。環太平洋連携協定(TPP)をめぐり、昨夏の参院選山形選挙区で自民と対立した農政連。今春に和解し、衆院選では「自民回帰」が進んでいるが、農協改革や農政転換で複雑な思いも抱えている。
<出陣式で激励>
公示日の2日朝、山形市であった1区の自民前議員の出陣式。農政連の高谷尚市会長が推薦団体の代表として激励した。
「自民党とは一時ぎくしゃくしたが、今はがっちり握手している。農家の思いは与党に託す。政権につないでほしい」
前議員は第一声を県農協中央会が入るJAビルの向かい側で上げた。多くの農協幹部が集まる中「党の政策責任者として農業問題にしっかり取り組む」と力を込めた。
農政連はもともと自民の支持組織だが、山形では昨年7月の参院選で関係が一変した。農政連は山形選挙区で自民候補の推薦要請を断り、当時みどりの風の現職だった舟山康江氏を推薦した。
農政連幹部が選対に入り、TPP断固反対を掲げる舟山氏を全面支援した。反旗を翻された自民は怒りを爆発させ、安倍晋三首相や閣僚が連日応援に入る総力戦で、全国屈指の大激戦を制した。
<表情は晴れず>
「雪解け」はことし4月。自民県連と県農協中央会の幹部が話し合い、「参院選のことは全て水に流す」ことで合意し、対立に終止符を打った。
和解から7カ月半後の衆院選は自民と農政連の「蜜月関係」が戻ったようにも見える。ただ、農協関係者の表情は決して晴れやかとは言い難い。
「政府の農協改革は内容に極めて問題がある。断じて容認できない」
公示前日、県農協中央会が山形市で開催した農協改革シンポジウム。政府の検討経過を報告した黒井徳夫副会長の言葉は、やや怒気をはらんだ。
開会前にあった農政連会議で1、2区の自民候補の推薦を決めたばかりだったが、黒井氏の政府批判は止まらなかった。「いわれなき攻撃でJAグループ解体を図ろうとしている」と指摘した。
減反廃止を含む農政転換にも不満がくすぶる。川西町の農家佐藤匠さん(62)は「農産物を輸出したい企業のための政策だ。自民はおかしい」と憤った。
ある農政連幹部は、自民推薦の真意をこう解説する。「政府の暴走を止められるのは与党だけ。今回は大人の対応だ」
<分断狙う野党>
野党は、農協や農家の「本音」を見透かし、農業票の分断を狙う。
2区の民主党前議員が4日夜、西川町で開いた個人演説会。熱弁が農業政策に及ぶと、昨夏の参院選を聴衆に思い出させるかのように、舟山氏の名前を繰り返した。
応援演説した連合山形の大泉敏男会長が核心に迫った。「今回、農政連は一応、自民候補を推薦しているが、内心は違うと理解してほしい」
2014年12月10日水曜日
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk13010131000c.html
2014衆院選:1区 地元張り付く、海江田氏 山田氏に大物応援 /東京
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
衆院選の投開票まであと5日に迫った9日。激戦模様の1区(千代田、港、新宿区)では、民主前職の海江田万里氏(65)が公示後初めて、党代表ながら地元で一日中、街頭演説を続けた。対する自民前職の山田美樹氏(40)には連日のように党幹部が駆け付け、この日も閣僚が応援演説した。民主に逆風が吹いた2012年の前回選は、山田氏が約1100票の小差で初当選し、海江田氏は比例で復活した。今回も与野党決戦の激しい火花を散らしている。
海江田氏は党代表として全国遊説に飛び回り、陣営幹部は「本人不在の初めての選挙。手応えがつかめない」と不安を漏らしていた。しかし、この日はJR品川駅や四ツ谷駅前で街頭演説を行うなど選挙区内をくまなく行脚。「地元を走っていると『安倍さんに負けちゃだめ』という声を多くいただいた」と海江田氏。品川駅前で演説を聞いていた港区の自営業の女性(71)は、関心のある争点に「集団的自衛権の行使容認」を挙げ、「知らない間に憲法改正までいくようで恐ろしい」と話した。
一方、山田氏は正午すぎ、港区の麻布十番商店街で「本当に厳しい選挙。相手は有名人で毎日テレビに出てくる」と支持を訴えた。公示前は安倍晋三首相や菅義偉官房長官、公示後も谷垣禎一幹事長、下村博文文部科学相と大物の応援が相次いだ。この日は、塩崎恭久厚生労働相が応援に立ち、「社会保障の財源について何も言わない政党に任せるわけにはいかない」と強調。山田氏を「初めて見た」と言う港区の無職女性(87)は「景気を良くしてくれる政党に投票したい」と話した。
また、次世代新人の渡辺徹氏(36)は「次世代にツケを回さない政治」を掲げ、インターネットでも頻繁に発信している。共産新人の冨田直樹氏(38)は選挙区内をこまめに回り、「消費増税中止を約束しているのは共産党だけ」などとアピールしている。【戸上文恵】
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◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 会社社長 次新
冨田直樹 38 党1区役員 共新
又吉光雄 70 政治団体代表 諸新
海江田万里 65 党代表 (6)民前
山田美樹 40 [元]経産省職員 (1)自前=[公]
野崎孝信 27 商社員 無新
(届け出順)
〔都内版〕
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddm005010035000c.html
混戦:2014衆院選/4 群馬1区 保守王国、騒動抱え 公認巡り駆け引き
毎日新聞 2014年12月10日 東京朝刊
幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
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群馬県建設業協会が入る前橋市の群馬建設会館。衆院選公示日の2日、群馬1区の候補2氏が県内の建設関係者らを集め、別々に決起集会を開く「珍事」があった。
先に気勢を上げたのは自民前職、佐田玄一郎氏だ。県内の有力ゼネコン・佐田建設の創業者一族で、この日は安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」を掲げ、「厳しい選挙だが、命がけで頑張る」と支援を訴えた。
続いて次世代の党に離党届を提出した無所属前職、上野宏史氏が集会を開いた。義父は旧建設省出身の元参院議員で、小泉内閣の官房副長官も務めた公成氏だ。上野氏は建設業界への義父の「貢献」を踏まえ、若さもアピールして協力を求めた。「片方は政権与党のベテラン。もう片方は群馬の恩人の娘婿。業界は分裂状態だ」。ゆかりの深い両氏の出馬に、協会幹部は戸惑う。
佐田氏は公示直前まで、党公認を巡ってゴタゴタを抱え込んでいた。週刊誌の女性問題報道を受け、昨年7月に衆院議院運営委員長を辞任。これを問題視した1区の自民県議らが、衆院解散直前の11月19日、党本部の茂木敏充選対委員長に「公認を差し替えてほしい」と直談判したのだ。
後継として名前が挙がった一人が、中曽根康弘元首相の孫で、元外相の弘文氏の長男康隆氏(32)だった。
群馬は、福田康夫元首相まで戦後最多の4人の首相を輩出した「自民王国」だ。ただ、全員が高崎を中心とする中選挙区時代の旧3区(現在の4区、5区)で、1区からはゼロ。県議らも「高崎コンプレックス」と宰相ブランドへのあこがれを認める。康隆氏も「郷土の発展に力を尽くしたい」と意欲を示し、外資系金融機関を辞めて政治活動を本格化させた。
だが、この動きに誰より反発して割って入ったのが、衆院転出のうわさが絶えない自民党の山本一太参院議員(56)だ。山本氏は、佐田氏の辞任後に康隆氏が政治活動を始めたとブログで批判。康隆氏が「会社に辞表を出したのは(辞任前の昨年)5月だ」とブログで反論する騒動になった。
結局、県連の意見はまとまらず、佐田氏と同じ額賀派出身の茂木氏は「佐田氏に代わる推薦がない」と11月25日に佐田氏の公認を発表。県連は渋々従ったが、関係者は「余波は次の衆院選まで続くだろう」とみる。
一方、自民の混乱を見越した上野氏は、かつて佐田氏と「コスタリカ」の関係だった尾身幸次元財務相に支援を要請。前橋市を地盤とする佐田氏に対し、尾身氏は沼田市など県北部が地盤で、尾身氏が上野氏に協力すれば1区の自民票が分裂しかねない。慌てた党本部は同28日、尾身氏を引き留める狙いで長女朝子氏(53)を比例代表で追加公認した。
その結果、「比例も自民」と訴える佐田陣営は公明党との協力が成り立たなくなった。すきを突くように上野氏は公明県本部に接近。比例票とのバーターで支援取り付けを図る。同本部は県内5小選挙区で唯一、佐田氏の推薦を見送っており、保守王国の戦いの構図は複雑さを増している。
民主元職の宮崎岳志氏、共産新人の店橋世津子氏も勝機を見いだそうと、アベノミクスの負の側面を訴え、議席獲得を狙う。【木下訓明、吉田勝】=つづく
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◇群馬1区=前橋市、沼田市など
佐田玄一郎 61(8)自前
上野宏史 43(1)無前
宮崎岳志 44(1)民元
店橋世津子 53 共新
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自民が居るのに自民以外を推薦したのは あと茨城7区だけかな?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk10010320000c.html
衆院選:1区 公明が上野氏支援 県本部が全面協力 /群馬
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
衆院選の1区で、公明党県本部が無所属前職の上野宏史氏を支援することが分かった。9日夜に前橋市内であった上野氏の集会で、公明党の水野俊雄県議が「もう一度国政で仕事をしてもらいたい。公明党も現在、全力で組織内を固めている。ともに勝利を勝ち取ろう」とあいさつ。上野氏は「比例は公明へ」と呼びかけた。
公明党は2〜5区で連立を組む自民前職を推薦する一方、1区は自主投票としている。上野氏の選対幹部によると、9日午前に公明党の福重隆浩県本部代表が事務所を訪れ、全面的な選挙協力を申し出たという。
毎日新聞社が5〜7日、全国で実施した特別世論調査の中盤情勢の結果では、公明支持層の2割が自民前職の佐田玄一郎氏、約3割が上野氏を支持すると答えた一方、約5割が無回答だった。1区には民主元職の宮崎岳志氏と共産新人の店橋世津子氏も立候補している。【田ノ上達也、吉田勝、角田直哉】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk38010606000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/上 愛媛1区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
◇尾引く松山市長選
「きついわ」。週明けの8日午前、衆院選愛媛1区の自民前職、塩崎恭久氏(64)の陣営幹部が顔をしかめた。公示後の初週末の6、7日、塩崎氏が厚労相としての公務や埼玉などの候補の応援に行き、地元に入れなかったからだ。「きょうは戻れたが明日(9日)はまた応援」と幹部。閣僚経験もプラスだけではない。
先月16日投開票の松山市長選も影を落とす。塩崎氏が支援した新人が、現職の野志克仁氏に大敗。この戦いで、市内が地盤の自民県議3人が野志氏を推し塩崎氏と敵対した。「総選挙は総選挙」と影響を否定した塩崎氏だが、対立した県議は「個人的な感情は抑えて塩崎氏を支援する」。強固な組織を誇る陣営だが、亀裂修復には気をもんでいる。
対する民主元職の永江孝子氏(54)としては市長選で民主県連などが推薦した野志氏の圧勝の勢いを生かしたいところ。ただそこには難しさも横たわる。
「願いが実現されますよう、心からお祈り申し上げます」。2日、伊予鉄道松山市駅前の出陣式で野志氏の祝電が読み上げられた。野志氏自身は欠席だったのだ。野志、永江両氏はともに元南海放送アナウンサーで長年共演した仲だが、野志氏は「(市長選で)自民県議3人にも支援をいただいた」と静観を保っている。
永江氏の知名度は健在。2012年の前回選に比べ党への逆風も和らいだ。好材料の一方で、陣営は市長選の勢いが直結しないもどかしさも抱える。
共産新人の田中克彦氏(47)は、松山市長選の後、直ちに衆院選に転じた。市長選で落選はしたものの、名前と顔の浸透をそのまま足場にできる利点があり、「安倍政権に厳しい審判を下す。原発ゼロや消費増税中止を」と力を込める。
党県委員会の林紀子委員長は「時代はまさに自共対決。2年前と違い安倍政権への怒りと不安も広がっている」と状況の変化に手応えを語る。4日は、知名度ある同党の吉良佳子参院議員が応援に駆けつけた。11日は志位和夫委員長も来県し攻勢をかける構えだ。【伝田賢史、中村敦茂】
◇ ◇
県内の注目選挙区の現場を報告する。
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◇愛媛1区
永江孝子 54 (1)民元
塩崎恭久 64 (6)自前=[公]
田中克彦 47 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk38010571000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/下 愛媛3区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
◇宙に浮いた3万票
「愛媛3区は(自民にとって)県内で一番苦しい選挙区だ」。4日、四国中央市内で開かれた自民前職、白石徹氏(58)の個人演説会。陣営幹部が、口角泡を飛ばして訴えた。3区は西条市を中心に工業地帯が広がり、民主などの支持母体である労働組合の力も強い。「厳しい戦いを強いられている」と続けた。
各紙の世論調査などで自民大勝が予想されているにもかかわらず、陣営が気を引き締めるのは、「維新票」という不確定要素があるからだ。2012年の前回選で約3万票を集めた旧日本維新の会の新人が今回、維新の党、民主による「すみ分け」で公示直前に4区へ。有権者の1割以上に当たる約3万票が宙に浮く形となった。
白石徹氏の前回得票は約7万1000票。次点の白石洋一氏の約4万2700票に大差をつけた。だが陣営幹部は「維新票は自民にはなかなか回ってこない。民主、維新の票が一つになれば、自民の得票を超えてしまう」。3区は1996年の小選挙区制以降唯一敗北(09年)した県内選挙区だけに、警戒心は強い。
前回選で涙をのんだ民主元職、白石洋一氏(51)。2日、西条市内であった出陣式に、社民県議が姿を見せた。09年衆院選に社民公認で出馬した女性を、10年参院選で民主が引き抜いて擁立して以降、微妙な関係だっただけに、陣営は「勝つための要因が一つ増えた」と歓迎する。県内の社民は国政からは遠ざかっているが、3区内の労組に小さくない影響力を保持する。
維新票は、ここでも関心の的だ。陣営関係者は「すみ分けの結果、勝算が高まった」。一方で、別の関係者からは「民主と維新は安全保障などの政策に大きな隔たりがある。どれだけの票が回ってくるのか」との声も。維新票に期待しつつも、その効果を計りかねている。
共産は3区で元西条市議の新人の一色一正氏(64)を擁立。一色氏は「国内の第1党は無党派。訴えが無党派に届くかどうかが勝負だ」と選挙区内を駆け回っている。
自民との対決姿勢を前面に出し、政権への批判票を取り込むことにも注力。6日には四国中央市内で個人演説会を開き、「大企業や個人投資家は利益を得たが、庶民は円安による物価上昇に苦しんでいる。今回の解散はアベノミクスを審判する選挙だ」と力を込めた。【高谷均】
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◇愛媛3区
一色一正 64 共新
白石徹 58 (1)自前=[公]
白石洋一 51 (1)民元
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産経
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100020-n1.html
2014.12.10 09:00
【選挙区終盤情勢】
北海道 民主逆風、元閣僚も劣勢
(1/2ページ)
前回、全12選挙区で“全敗”し、辛うじて比例代表の復活で2議席を確保した民主は、再び厳しい選挙戦を強いられている。1区は優勢だが、6、8、9区は横一線で、各候補は組織票が見込める連合北海道への浸透を強化するとともに、無党派層の取り込みに全力を挙げている。
1区の民主横路は前回、選挙区で初めて苦杯をなめ復活当選したが、高い知名度を生かし自民船橋をリードしている。
民主の閣僚経験者である3区荒井と4区鉢呂は厳しい戦い。荒井は自民高木にリードを許しており、維新との分裂選挙となったのが響いた。鉢呂も自民中村を追う展開となっている。6区は民主佐々木が自民今津を一歩リード。佐々木は労組の支持固め、今津は大票田の旭川での浸透を狙う。
7区は民主と政治団体「新党大地」の共闘を象徴する選挙区だが、大地代表代理でもある民主鈴木は労組票の取り込みが不十分で、自民伊東に差を開けられる展開。
8区は民主逢坂が自民前田を頭一つ先行。9区の自民堀井と民主山岡も接戦となっている。
10区は公明稲津が安定。若さを強調する民主神谷は苦しい。5区の自民町村は実績、知名度で安定した戦いをしているほか、自民は11、12区で優勢だ。
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100021-n1.html
2014.12.10 09:30
【選挙区終盤情勢】
東北 「反小沢」藤原氏が追い上げ
(1/5ページ)
≪青森≫
4選挙区とも自民が強固な組織力を生かして大きくリードし、議席を維持する勢いとなっている。
1区は自民津島が公示後、ミニ集会や支持者回りを積極的にこなし、支持基盤を確実に固めて優位に立つ。維新升田は県連レベルで選挙協力が実現した民主、社民支持層の取り込みがカギ。2区は自民江渡が公務で不在がちだが、かえって陣営が引き締まり、維新中野渡を引き離す。
3区は自民大島が企業、団体回りやこまめな国政報告会を精力的にこなし盤石な態勢。若年層への食い込みを狙う民主田名部を引き離す。4区は自民木村が支援組織を有効活用し、民主山内を圧倒している。
≪岩手≫
野党は、自民候補に対抗するため、民主と生活による選挙協力を全選挙区で実現し、1区と3区では民主、2区と4区では生活にそれぞれ候補を一本化した。
4区の生活小沢はこれまで、盤石な支持基盤に支えられ、優位な選挙戦を展開してきた。しかし、今回は「反小沢」を掲げる非自民県議団の全面支援を受ける自民藤原が激しい追い上げをみせており、接戦の様相となっている。このため、6日から選挙区に入り、街頭活動などを積極的に展開し、票の上積みに全力を挙げている。
1区と3区は選挙協力が功を奏し、民主階と黄川田がそれぞれ優勢。2区は自民鈴木が実父の元首相善幸以来の強固な地盤を受け継ぎ、優位な戦い。
≪宮城≫
民主と維新が選挙協力により、野党候補の乱立を避けたが、7選を目指し安定した戦いをしている民主安住の5区を除き、自民候補にリードを許している。
5人が争う2区では、前回選挙で1区から出馬し比例代表で復活当選した維新林が、民主の要請を受け入れ国替え出馬。民主の県連推薦を得て、連合宮城など組織票への浸透を図っている。ただ、反自民票が分裂しており厳しい戦い。
1区は自民土井が優勢で、民主郡は無党派層への支持拡大に躍起。3区は、自民西村が民主橋本を大きくリード。4区も自民伊藤が圧倒。兵庫1区から国替えした民主井戸は知名度不足が響いている。6区の自民小野寺は盤石。民主鎌田は内陸部での得票を狙う。
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≪秋田≫
1区は、前回敗れた民主寺田が自民冨樫を懸命に追い上げている。寺田の実父は前知事の維新参院議員典城(すけしろ)である上、自身も3期連続で当選した元職で知名度が高い。ただ、社民伊藤が出馬し、「非自民」票が分散している。冨樫、寺田ともに無党派層への浸透を図る。
2区は自民金田が幅広い支持を得て優位に立つ。元アナウンサーの民主緑川は一定の知名度はあるが、十分浸透していない。
3区は自民御法川と維新村岡の一騎打ちの構図。御法川が支持層を手堅くまとめて優位に立つ。民主は野党間の選挙協力で候補擁立を見送った。村岡は民主支持層からどこまで支持を得られるかがカギとなる。
≪山形≫
3区は、自民加藤と保守系無所属の阿部が激しく競り合っている。阿部は前回、加藤の実父で元自民幹事長紘一を破っており、加藤にとっては雪辱戦。酒田市の阿部、鶴岡市の加藤といった、地域的な対決構図もある。終盤になって加藤に勢いが出てきたとはいえ、最上地方での得票がカギとなりそうだ。
1区は自民遠藤が優勢となっており、陣営は楽観ムードを警戒。民主は元農水相鹿野道彦の後継として原田を擁立したものの、知名度不足が響いている。
2区は自民鈴木を民主近藤が追う展開。前回は鈴木が勝利し、近藤は比例代表で復活当選した。近藤は選挙区当選を前面に押し出して、接戦となっている。
≪福島≫
安定した地盤の民主玄葉の3区を除き、全選挙区で自民候補が優勢。ただ1、4、5区では終盤に入り、野党候補が追い上げている。
1区は、自民亀岡を元参院議員の民主金子が猛追。前回、未来公認で出馬した元衆院議員石原洋三郎が出馬を見送り、金子支持を打ち出したことで、「非自民」票をどこまで取りまとめられるかがカギ。
4区は、前回、比例代表で復活した維新小熊が再選を目指す自民菅家を追う展開。野党間の選挙協力で民主は候補擁立を見送り、民主顧問で元衆院副議長渡部恒三が支援している。
2区は自民根本が前復興相の実績をアピールして優勢。5区は公示前日に公認が決まった自民吉野が先行、前回比例復活の民主吉田は支援組織のてこ入れに躍起となっている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100023-n1.html
2014.12.10 10:30
【選挙区終盤情勢】
北関東 喜美氏苦戦、小渕氏は圧倒
(1/4ページ)
≪茨城≫
前回、選挙区に擁立した7人全員が当選した自民は、今回も7選挙区のうち5選挙区で優位に立つ。突然の解散で準備が遅れた民主は、4選挙区にしか候補者を立てられず、苦戦を強いられている。
自民は前回、選挙区で当選した1区田所、2区額賀、3区葉梨、4区梶山、6区丹羽の5人が、自民支持層に加え公明支持層も取り込み、民主や維新、共産の候補相手に優位に戦いを進める。
民主は前回、選挙区で唯一勝利した5区大畠が、労組票をまとめて自民石川をわずかにリード。前回は大畠に約9千票差に迫り、比例復活した石川は激しく追い上げており、予断を許さない情勢だ。
維新は3区に唯一、石井を擁立したが、厳しい戦い。13選を目指す7区の無所属中村は公明の推薦もあって先行。選挙区での初勝利を狙う自民永岡が追う。
≪栃木≫
1、4、5区で自民が優位に立ち、競り合う2、3区も自民が先行。自民は選挙区独占の可能性がある。
3区は、地元で地道に活動してきた自民簗を那須塩原市を除く選挙区内の市町長が支援し、組織に勢いがある。8億円借り入れ問題が響く無所属渡辺は強固な地盤を古巣・自民に切り崩され、多くの若手地方議員が離れた。みんなの党代表として全国を回った前回と違い、地元に張り付いてミニ集会を連日開いている。2区は、現職閣僚の自民西川が組織戦を展開し、やや優勢。民主福田も元知事の知名度を生かし、地盤の日光市を固め追い上げる。
1区は、自民船田が安定。民主柏倉は公示直前に党と選挙区を移り、街頭演説1日50カ所、握手300人をノルマに無党派層への浸透に躍起だ。4区は自民佐藤が民主藤岡らを引き離す。5区は、自民茂木が圧倒している。
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≪群馬≫
自民佐田がリードし、無所属上野と民主宮崎が追う展開の1区。佐田は公認問題をめぐり出遅れたが、公示直前に選対組織がまとまった。保守票を幅広く集めるため次世代公認から無所属に転じた上野、民主宮崎は支持を伸ばせていない。
2区は、自民井野が維新石関を引き離す。石関は古巣・民主の支持層取り込みを図るが、2年前の離党問題が尾を引き、選挙協力が進んでいない。
3区は、自民笹川が地方議員や各団体の支援を得て大きくリード。民主長谷川は無党派層に照準を絞り票の上積みを図る。
4区の自民福田は親子3代の後援会組織に圧倒的な保守地盤の強みも加わり盤石。5区は、「政治とカネ」で経済産業相を辞任した自民小渕が独走する。応援で全国を回った前回とは異なり連日選挙区内を遊説し、「再出発」を訴えている。
≪埼玉≫
前回は13選挙区で勝利し、2人が比例復活した自民が10選挙区で他候補を大きく引き離す。苦戦の民主は4選挙区で自民と競り合う。維新、次世代、共産、社民は伸び悩み、厳しい戦い。
5区の民主枝野はやや優勢。枝野が全国の応援に回る中、自民が党幹部を相次いで投入する牧原が激しく追い上げる。
自民は2区で前総務相の新藤が圧倒。3区黄川田、8区柴山、9区大塚、10区山口、13区土屋、14区三ツ林、15区田中が他候補を大きく引き離す。1区も村井が民主武正との戦いを優位に進め、12区は野中が次世代森田、民主本多との混戦を抜け出した。
民主は4区神風、6区大島がそれぞれ自民候補を追う展開。公示直前に復党した7区小宮山は苦戦気味だ。11区では幅広く支持を集める無所属小泉が優勢で、自民今野が追う。
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100022-n1.html
2014.12.10 10:00
【選挙区終盤情勢】
南関東 猛追受ける浅尾・江田氏
(1/3ページ)
≪千葉≫
全13選挙区のうち11選挙区で自民が優勢な戦いを展開。民主は前首相野田の4区で大きくリード、田嶋の1区でも自民の門山、次世代の田沼に対して優勢を保つ。一方、全区に候補者を立てた共産や、他の野党はいずれも出遅れている。
自民は2区の小林、3区の松野、7区の斎藤、8区の桜田、10区の林、11区の森、12区の浜田、13区の白須賀が他党の候補者を圧倒し、独走状態に入っている。5区の薗浦、6区の渡辺、9区の秋本もそれぞれの主張が浸透してきており、リードを保っている。一方、直前に出馬が決まった4区の木村は知名度不足が大きく響いている。
民主と選挙区調整を行い、2、7、8区に擁立した維新は、いずれも劣勢。8区の太田は伸び悩んでいる。次世代は1、6、9区で前職、元職が支持拡大に奔走するが、広がりを見せていない。
3、11区に元職を立てた生活や、公示直前に7区に新人を擁立した社民は、ともに厳しい戦いとなっている。
≪神奈川≫
17選挙区に候補者を擁立した自民が13選挙区で優勢を保つ。特に1、2、5、11、13、14、15、17各区で他候補を大きく引き離す。
3区は自民小此木が安定した戦いで民主勝又らを寄せ付けない。4区は、みんなの解党で無所属となった浅尾を自民山本が激しく追い上げる。
全国で唯一の「公明対維新」の構図となった6区は公明上田が盤石。維新青柳らを突き放す。
7区は自民鈴木が優位に展開。民主中谷は伸び悩んでおり、次世代松田らも無党派層へのアピールに必死だ。
8区は比例代表との重複を断った維新江田に自民福田が迫る。9区は民主笠が先行も、自民中山が懸命の追い上げをみせる。維新椎名は厳しい。10区は7選を目指す自民田中に、返り咲きを図る民主城島が浸透を図るが、苦戦している。
12区は自民星野と、公示直前に民主入りした阿部が接戦。16区は自民義家が先行するが、民主後藤が猛追する。18区は自民山際が次世代中田らを引き離しつつある。
≪山梨≫
「0増5減」に伴う定数1減で新地盤が加わった2選挙区とも手探りのまま激しく競り合っている。
1区は、与野党対決が鮮明化。自民宮川を民主中島が猛追する。宮川は自民、公明両支持層を固めつつあるが、無党派層に浸透しきれていない。解党したみんなから民主入りした中島は連合山梨の支援を受けつつ、維新小沢鋭仁の比例近畿への転出に伴い県内で連携する維新の支持層に浸透を狙う。
2区は、4回連続の保守分裂戦で、無所属長崎と自民堀内が、ほぼ横一線で並ぶ接戦を展開する。
前回、長崎に敗れた堀内は組織力を生かした戦い。元通産相の義父光雄から引き継いでいる地盤を固め、自民公認をアピールして長崎との差別化を図る。長崎は2期の実績を強調。民主が候補擁立を見送ったことで宙に浮く民主支持層の取り込みを重視する。
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100024-n1.html
2014.12.10 11:30
【選挙区終盤情勢】
東京 自民独走モード、海江田氏ピンチ
(1/2ページ)
前回、25選挙区中21選挙区を制した自民が今回も21選挙区で、公明も1選挙区でそれぞれ優位に立つ。
1区は自民が挙党態勢で山田再選へ総力戦を仕掛け、党代表として全国行脚する民主海江田を大きくリードする。野党の選挙協力ができなかった2区も自民辻の独走で、民主中山、前回みんなから比例復活した維新大熊を抑える。
過去4回の選挙で自民、民主が2勝2敗の3区は、自民石原が民主松原を圧倒。4区も自民平がリードする。
5区は自民若宮が、1区に移った次世代の候補の票なども取り込み、民主手塚を突き放す。みんなの解党で無所属となった前回比例復活の三谷も苦戦している。
6区は民主が前回で引退した元議員の後継擁立を見送り、「選挙協力」で維新落合への票の一本化を図るが、自民越智が抑える。
7区は前回、民主への逆風の中で議席を守った長妻がやや苦戦し、自民松本を追う。8区は自民石原が民主円を寄せ付けず、9区も自民菅原が維新木内らを圧倒する。
5人中4人が女性候補の10区は、自民小池が、与党批判票を取り合う民主、次世代の候補らを突き放す。11区は自民下村が7選に向け他候補を圧倒。12区は公明太田が自民支持層も取り込み、生活青木、次世代田母神らを寄せ付けず、13区も自民鴨下が独走する。
14区は「うちわ」問題で法相を辞任した自民松島が組織票を固め、民主木村を圧倒。15区も前回比例復活の自民秋元が維新柿沢に対し優勢で、16区は自民大西、17区は自民平沢がそれぞれ独走状態に入った。
18区は、自民土屋が元首相の民主菅を引き離す。19区も自民松本が民主末松を圧倒し、前回比例復活の次世代山田は苦戦。20区は自民木原が共産池田、民主竹田を抑え、安定した戦い。
21区は前回逆風下で当選した民主長島が自民小田原を抑えて唯一、民主優勢の展開。22区は自民伊藤が民主山花を圧倒。23区は自民小倉、24区は自民萩生田、25区は自民井上が民主、共産候補らを突き放す。
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n1.html
2014.12.10 08:30
【選挙区終盤情勢】
北陸信越 原発再稼働 自・民競る
(1/5ページ)
≪新潟≫
自民、民主が1区から4区で激しく競り合っているが、5、6区は自民が優位に戦いを進めている。
1区は小まめに組織づくりをしてきた自民石崎と、働く女性問題に取り組み、連合新潟などの支援を受ける民主西村が接戦を展開。2区はいずれも原発再稼働を主張する自民細田と民主鷲尾が競る。
3区は組織戦を進める自民斎藤と、前回の落選から地道に選挙区を回ってきた民主黒岩がほぼ横一線。4区は自民支持層を7割以上固め野党支持層にも浸透する金子と、民主支持層を8割近くまとめた菊田が争う。両者とも党幹部らが続々支援に入るなど、無党派層の獲得がカギを握りそうだ。
5区は自民長島、6区は自民高鳥が先行する。
-
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n2.html
≪富山≫
前回、全3選挙区を独占した自民が、今回も安定した戦い。民主は野党間のすみ分けなどを理由に、全選挙区で候補者擁立を見送った。
1区は、再選を目指す自民田畑が民主支持層にも食い込み盤石。前回、自民を離党し無所属で出馬した維新吉田は無党派層への広がりを欠き厳しい。
2区は、7選を狙う自民宮腰が厚い保守地盤に支えられて各世代に浸透し、圧倒する。社民東は政権の批判票の取り込みに力を入れるが、支持が伸び悩んでいる。
3区は、地盤の高岡市を中心に支持を広げる自民橘が公明支持層も着実に固めて大きくリードしている。共産坂本は巻き返しに躍起だ。
≪石川≫
自民が前回に続いて全選挙区独占をうかがう勢い。
1区は、6選を狙う自民馳が先行。知名度の高さを生かし無党派層へも浸透する。前回落選した東京15区から出身地に国替えした民主田中は、連合の後押しを受けるが全体的に伸び悩んでいる。
民主が候補者の擁立を断念した2区は、再選を目指す自民佐々木が安定した戦いぶり。佐々木は元首相の森喜朗から受け継いだ後援会組織を基軸に支持固めを図り、幅広く浸透している。
3区は、自民北村と民主近藤が三たび対決。北村が自民、公明支持層を固め一歩リードしている。近藤は無党派層への支持拡大に奔走するなど追い上げに懸命だ。
≪福井≫
1区は、4選を目指す自民稲田が大きくリードする展開。厚い保守地盤に支えられ、大票田の福井市の後援会組織などを軸に幅広く浸透している。同市以外の農村部でも支持拡大を図る。
「反自民」を掲げる維新鈴木は福井市内で県議時代の地盤をもとに無党派層の取り込みを図るが、支持は広がっていない。
2区は、自民高木が厚い支持基盤をもとに安定した戦いを見せている。「0増5減」の区割り変更で選挙区に加わった地域でも食い込んでいる。
公示直前の出馬表明となった民主辻は、知名度不足が否めない。労組組織が多い越前市を中心に、衆参両院で議員を務めた父一彦を知る高齢者世代にも浸透を図っている。
≪長野≫
前回選挙で民主が勝利した1、3区で自民が健闘し接戦を展開。連合の推薦決定などでもたつき、民主が出遅れた2、4、5区は自民が独走している。
1区は連合などの支援を受けてリードする民主篠原を、自民小松が政権継続による景気回復などを訴え猛追、終盤での逆転を狙う。
2区は自民務台が公明を含めた支持層を固め、民主下条らを引き離している。
前回は今回と同じ顔ぶれの3人が大接戦を繰り広げた3区は、自民木内と維新井出が横一線の戦いを繰り広げ、民主寺島が追う。
4区は自民後藤が後援会組織を中心に基盤を固め、民主矢崎らを大きくリード。5区は前回返り咲いた自民宮下が幅広く支持を集め、民主中嶋らを圧倒している。
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東海以西は明日かな?
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http://www.47news.jp/47topics/e/260115.php
【衆院選】 自公、3分の2超す勢い 民主伸び悩み、維新不振 共産倍増、衆院選情勢
共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。
公明党は堅調を持続し、公示前31議席からの上積みが見込める。次世代の党は大幅減の情勢。生活の党、社民党は低調で、新党改革は議席獲得を見通せていない。
3分の2を得れば、衆院での憲法改正発議の条件が整う。
調査を実施した200選挙区で回答したのは約8万1200人。投票先未定は選挙区で43・0%、比例で40・7%となり、14日の投開票までに情勢が変わる可能性もある。
公示前295議席の自民党は240近い選挙区で優勢を保ち、比例(定数180)でも党として過去最多の77を超える議席が視野に入る。民主党は公示前62議席から増やす展開だが、優位に立つ選挙区は30議席程度。維新の党などとの候補者調整が奏功していない形だ。比例も30議席台で伸びを欠いている。
維新の党は比例で20議席台、選挙区は1桁にとどまっており、公示前の42議席維持は難しい。公明党は選挙区9人の全員当選と、比例20議席超が有望だ。
選挙区で2議席を期待できる次世代の党は比例確保の展望が開けず、公示前20議席を割り込む公算が大きい。公示前8議席の共産党は比例で15議席程度が予測される一方、18年ぶりとなる選挙区での勝利は微妙だ。
生活の党は選挙区で2議席を狙えるが比例は厳しく、公示前5議席を下回りそうだ。公示前2議席の社民党は小選挙区、比例各1議席程度。比例東京ブロックに候補者を立てた新党改革は、苦しい戦いが続いている。
(共同通信)
-
1602 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:03
共同通信
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gunma/CK2014121002100016.html
小選挙区 終盤戦分析
14日投開票の衆院選で、県内に5つある小選挙区の終盤情勢を分析した。県内最多の4人が出馬している1区は混戦。2〜5区は県内全ての小選挙区を占めていた自民が、安定した戦いを進めている。
◆1区野党迫り混戦模様
◇1区 過去の女性問題が報じられた自民前職の佐田玄一郎氏(61)だが、党の支援に支えられて優勢。公示直前に次世代の党から無所属に転じた前職の上野宏史氏(43)が保守層を切り崩して迫り、民主元職の宮崎岳志氏(44)が労働組合票をまとめて追い上げる。共産新人の店橋(たなはし)世津子氏(53)が続く。
◆2〜5区自民の優勢続く
◇2区 自民前職の井野俊郎氏(34)は選挙戦序盤にやや安定さを欠いたが、その後に自民支持層を固めてリードする。維新前職の石関貴史氏(42)が保守層に食い込んで追う。共産新人の藤掛順恒(よしゆき)氏(68)は浸透しきれていない。
◇3区 自民前職の笹川博義氏(48)が自民支持層を堅実にまとめ、先行する。民主新人の長谷川嘉一氏(62)が続く。共産新人の渋沢哲男氏(55)は伸び悩む。
◇4区 自民前職の福田達夫氏(47)が元首相の父康夫氏から受け継いだ強固な地盤で安定した戦い。共産新人の萩原貞夫氏(65)は苦戦している。
◇5区 政治資金の問題が発覚した自民前職の小渕優子氏(41)だが、支援者が引き締まってリードする。民主が支援する社民新人の小林人志氏(63)と、共産新人の糸井洋(ひろし)氏(46)が続く。 (菅原洋)
◇小選挙区 立候補者
【1区】
佐田玄一郎 61 自前<8>《比》
上野宏史 43 無<前><1>
宮崎岳志 44 民元<1>《比》
店橋世津子 53 共新
【2区】
石関貴史 42 維<前><3>《比》
井野俊郎 34 自前<1>《比》 公
藤掛順恒 68 共新
【3区】
長谷川嘉一 62 民新 《比》
笹川博義 48 自前<1>《比》 公
渋沢哲男 55 共新
【4区】
萩原貞夫 65 共新
福田達夫 47 自前<1>《比》 公
【5区】
糸井洋 46 共新
小渕優子 41 自前<5>《比》 公
小林人志 63 社新 《比》
-
栃木だった
1603 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:29
東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tochigi/CK2014121002100019.html
終盤情勢分析 自民 1、4、5区で優勢
衆院選の終盤情勢分析で、県内の五選挙区では1、4、5区で自民の前職が安定した戦いを進めていることが分かった。2区は自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げ、3区は自民前職を無所属前職が激しく追う展開となっている。 (藤原哲也)
◇1区
自民前職の船田元氏(61)が保守票を手堅くまとめて安定。大票田の宇都宮市を中心に組織力も充実する。みんなの党から移り、2区から国替えした民主前職の柏倉祐司氏(45)は、支持母体の連合栃木の支援を受けて追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は伸び悩む。
◇2区
自民前職の西川公也氏(71)と、民主前職の福田昭夫氏(66)がほぼ互角の戦い。西川氏は農相の知名度を生かし、組織を固める。元知事で保守層にも一定の支持がある福田氏は地元の日光市を中心に支持を広げる。共産新人の阿部秀実氏(55)は独自の戦い。
◇3区
自民前職の簗和生氏(35)が自民支持層に加えて公明支持層も取り込み、やや優勢。地元首長の支援も受け組織力も充実する。みんなの党の解党で、比例復活のない無所属となった前職の渡辺喜美氏(62)は地元に張り付いて猛追する。後援会も組織引き締めに躍起。共産新人の秋山幸子氏(63)は出遅れている。
◇4区
自民前職の佐藤勉氏(62)が幅広い支持をまとめて先行。みんなの党から移った民主新人の藤岡隆雄氏(37)は若さを前面に出し、民主支持層を軸に票の積み上げに懸命。共産新人の山崎寿彦氏(62)は厳しい戦い。
◇5区
自民前職の茂木敏充氏(59)が各年代で圧倒。後援会組織がフル回転して盤石の戦いを続ける。共産新人の川上均氏(58)は苦しい。
◆各選挙区の候補者(届け出順)
【1区】
船田元 61 自前<10>《比》 公
野村節子 61 共新
柏倉祐司 45 民<前><1>《比》
【2区】
福田昭夫 66 民<前><3>《比》
西川公也 71 自前<5>《比》 公
阿部秀実 55 共新
【3区】
簗和生 35 自<前><1>《比》 公
秋山幸子 63 共新
渡辺喜美 62 無前<6>
【4区】
佐藤勉 62 自前<6>《比》 公
藤岡隆雄 37 民新 《比》
山崎寿彦 62 共新
【5区】
茂木敏充 59 自前<7>《比》 公
川上均 58 共新
-
茨城
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ibaraki/CK2014121002100010.html
終盤情勢分析 六つの選挙区 自・民前職が優位に
十四日投票の衆院選の終盤情勢分析で、県内の七つの小選挙区は、1、2、3、4、6区で自民前職、5区で民主前職が優位に戦いを進めていることが分かった。7区は前回比例復活した自民前職と、無所属前職が激しく競い合っている。
【1区】
大内久美子 65 共新 《比》
福島伸享 44 民元<1>《比》
田所嘉徳 60 自前<1>《比》 公
自民田所氏が順調に支持を広げる。陣営は水戸市の無党派層の動向に神経をとがらせるが、市議がてこ入れに動いた。六十回を超す個人演説会で返り咲きを期す民主福島氏だが、政党支持率の差は大きく伸びを欠く。共産大内氏は水戸、筑西両市での得票に期待。
【2区】
額賀福志郎 70 自前<10>《比》 公
川井宏子 49 共新
自民額賀氏が保守地盤を固め盤石。唯一の対立候補の共産川井氏陣営は「(政権)批判票を取り込みたい」とするが、厳しい戦い。
【3区】
葉梨康弘 55 自前<3>《比》 公
小林恭子 64 共新
石井章 57 維元<1>《比》
自民葉梨氏は、系列組織をフル稼働して抜け出した。危機感を強める維新石井氏は「野党共闘で自民独走を止める」と躍起だ。共産小林氏は農村部で好感も反自民の受け皿になりきれていない。
【4区】
高野守 55 民元<1>《比》
堀江鶴治 73 共新
梶山弘志 59 自前<5>《比》 公
木村隆 63 無新
自民梶山氏は、公示日に五千人を動員するなど組織力は群を抜き、安定した戦い。追う民主高野氏だが、陣営は厳しさを認める。共産堀江氏は知名度アップに走る。
【5区】
福田明 58 共新
石川昭政 42 自<前><1>《比》
大畠章宏 67 民前<8>《比》
九選を目指す民主大畠氏が、日立製作所労組はじめ足元の企業、団体票をまとめて次第に優位に。県内唯一の民主の議席を死守する勢い。前回、比例復活の自民石川氏が追いかけるが、自民、公明票をまとめきれるか。共産福田氏は「原発再稼働反対」を訴える。
【6区】
井上圭一 52 共新
丹羽雄哉 70 自前<11>《比》 公
青山大人 35 民新 《比》
知名度のある自民丹羽氏が先行。保守層を中心に支持を集め、陣営にも手応え。県議選との相乗効果で投票率アップも当て込む。民主青山氏は、地盤の土浦市以外で知名度が低く、「無風選挙」では厳しいか。共産井上氏は、自公政権の批判票狙い。
【7区】
◆7区は自・無 競い合う
中村喜四郎 65 無前<12> 公
永岡桂子 61 自<前><3>《比》
白畑勇 62 共新
比例復活が続き、選挙区での当選が悲願の自民永岡氏は、懸命に組織を引き締める。女性票や浮動票を上積みして当選圏内に向けひた走る。十三期目に挑むベテランの無所属中村氏は、後援会組織「喜友会」をフル回転させて地盤を死守、公明の推薦、民主の支持で接戦に。共産白畑氏は、非自民の受け皿にはなっていない。
-
埼玉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014121002100008.html
終盤情勢
写真
十四日投開票の衆院選について、本紙は県内十五の小選挙区の終盤情勢を分析した。全選挙区に前職を擁立した自民党は公明党の支援も受け、大半で優位に立つ。民主党と維新の党は候補者の一本化などで「一強自民」に対抗するが、両党を含め野党は厳しい戦いが続いている。 (敬称略、並びは届け出順)
【1区】
松村敏夫 40 共新
村井英樹 34 自前<1>《比》 公
武正公一 53 民<前><5>《比》
松本翔 29 社新 《比》
自民村井がリード。民主武正は、支持する政党がない層の取り込みで追い上げを図る。共産松村と社民松本は苦しい。
【2区】
新藤義孝 56 自前<5>《比》 公
奥田智子 46 共新 《比》
自民新藤が六選に向け独走を続ける。県内唯一の「自共一騎打ち」となり、共産奥田は民主支持層などの一部にも浸透する。
【3区】
宮川雅之 40 共新
細川律夫 71 民元<7>《比》
黄川田仁志 44 自前<1>《比》 公
自民黄川田が先を行く。元厚生労働相の民主細川は労働組合票を固めながら支持拡大を目指す。共産宮川は伸び悩む。
【4区】
豊田真由子 40 自前<1>《比》 公
桜井晴子 58 共新
神風英男 53 民元<3>《比》
自民豊田が優位な戦い。民主神風は、支持する政党がない層へのアピールも強める。四度目挑戦の共産桜井は厳しい。
【5区】
◆枝野と牧原接戦
山本悠子 62 共新
牧原秀樹 43 自<前><2>《比》 公
枝野幸男 50 民前<7>《比》
民主枝野と自民牧原が激しく競る。党幹事長として全国を遊説する枝野は危機感を抱き地元入りを増やしている。牧原は党幹部の相次ぐ応援を受けて攻勢を強める。共産山本は苦戦。
【6区】
大島敦 57 民<前><5>《比》
戸口佐一 64 共新
中根一幸 45 自前<2>《比》 公
自民中根が一歩リードし、民主大島が激しく迫る。両者とも、支持する政党がない層への浸透に躍起だ。共産戸口は苦しい。
【7区】
根本千裕 55 次新 《比》
神山佐市 60 自前<1>《比》 公
長沼チネ 64 共新
小宮山泰子 49 民<前><4>《比》 生
後援会組織の強い後押しを受ける自民神山がやや優位。生活から民主に復党した小宮山が猛追する。共産長沼、次世代根本は厳しい戦い。
-
【8区】
小野塚勝俊 42 民元<1>《比》
辻源巳 43 共新
柴山昌彦 49 自前<4>《比》
自民柴山が大きくリード。民主小野塚は、候補擁立を見送った維新の支持層取り込みを狙う。共産辻は苦戦。
【9区】
大塚拓 41 自前<2>《比》 公
広森すみ子 66 共新
青柳仁士 36 維新 《比》
自民大塚が独走態勢。維新青柳は選挙区替えによる出遅れの挽回に必死。共産広森は厳しい。
【10区】
石井祐一 63 共新
坂本祐之輔 59 維<前><1>《比》
山口泰明 66 自前<5>《比》 公
自民山口が強固な支持組織を生かして優位に立つ。元東松山市長の維新坂本は、支持する政党がない層への浸透も目指す。共産石井は引き離されている。
【11区】
◆小泉を今野追う
柴岡祐真 30 共新
小泉龍司 62 無前<4>
今野智博 39 自<前><1>《比》
自民復党を目指す無所属小泉が有利に戦いを進める。自民今野は深谷市を中心に支持を広げ、懸命に追う。共産柴岡は厳しい。
【12区】
森田俊和 40 次新 《比》
野中厚 38 自前<1>《比》 公
本多平直 50 民元<2>《比》
鈴木千賀子 59 共新
自民野中が抜け出し、民主本多、次世代森田が続く。共産鈴木は苦しい。
【13区】
山内康一 41 民<前><3>《比》
土屋品子 62 自前<5>《比》 公
秋山文和 67 共新
中村匡志 37 次新 《比》
自民土屋がリードを保つ。解党したみんなから合流した民主山内は、支持する政党がない層の取り込みに期待。共産秋山、次世代中村は伸び悩む。
【14区】
鈴木義弘 52 維<前><1>《比》
三ツ林裕巳 59 自前<1>《比》 公
苗村光雄 58 共新
自民三ツ林が、衆院議員だった祖父からの支持基盤を強みに優位に立つ。維新鈴木は、候補擁立を見送った民主の支持層に浸透しきれていない。共産苗村は苦戦している。
【15区】
高山智司 44 民元<3>《比》
田村勉 66 共新
田中良生 51 自前<2>《比》 公
自民田中が優勢。民主高山は党幹部らの応援を受けて巻き返しを図る。共産田村は支持拡大を目指す。
-
千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014121002100006.html
小選挙区終盤情勢
十四日投開票の衆院選で、県内小選挙区の終盤情勢を分析した。県内でも自民党が大きくリードしている。 (敬称略、並びは届け出順)
【1区】
門山宏哲 50 自<前><1>《比》 公
田嶋要 53 民前<4>《比》
吉田直義 27 共新
田沼隆志 38 次<前><1>《比》
自民門山と民主田嶋が無党派層の取り込みをめぐり激しく競り合い、門山が一歩リードした。次世代田沼、共産吉田とも他党支持層に支持が広がらない。
【2区】
小松実 66 共新
小林鷹之 40 自前<1>《比》 公
藤巻健太 31 維新 《比》
自民小林が頭一つ抜け出している。維新藤巻は民主支持層を含む政権批判票の受け皿になりきれていない。共産小松は共産支持層を固めた。
【3区】
松野博一 52 自前<5>《比》 公
岡島一正 57 生元<2>《比》
青山明日香 32 民新 《比》
椛沢洋平 35 共新
自民松野が民主青山、生活岡島を大きく引き離して、安定した戦い。青山、岡島は民主支持層や無党派層を奪い合い苦しい。共産椛沢も伸び悩む。
【4区】
◆野田優勢を保つ
西尾憲一 64 無新
木村哲也 45 自新 《比》 公
野田佳彦 57 民前<6>《比》
斉藤和子 40 共新 《比》
前首相の民主野田が優勢を保つ。自民木村は自民支持層を固め、猛追。共産斉藤は伸び悩む。無所属西尾も厳しい戦い。
【5区】
村越祐民 40 民元<2>《比》
薗浦健太郎 42 自前<2>《比》 公
浅野史子 44 共新
石田和男 77 無新
自民薗浦は組織を固めて危なげない戦い。民主村越は労組や無党派層への浸透を図るが伸び悩む。共産浅野は支持の広がりに欠け、無所属石田も苦しい。
【6区】
三輪由美 59 共新
渡辺博道 64 自前<5>《比》 公
遠藤宣彦 51 次元<1>《比》
生方幸夫 67 民<前><5>《比》
自民渡辺が組織戦で自公票を固めて先行し、支持を広げる。追う民主生方は無党派層への支持拡大を目指す。共産三輪は元県議の知名度を生かし支持拡大に懸命。出馬が遅れた次世代遠藤は広がりが弱い。
【7区】
渡部隆夫 71 共新
阿部治正 60 社新 《比》
石塚貞通 47 維新 《比》
斎藤健 55 自前<2>《比》 公
自民斎藤が自公支持層以外にも支持を広げ安定。維新石塚は民主支持層などに広がりを欠く。共産渡部は比例代表の票起こしに力を入れる。社民阿部は出遅れが響く。
【8区】
太田和美 35 維元<2>《比》
桜田義孝 64 自前<5>《比》 公
小野里定良 67 共新
自民桜田が圧倒的に優勢。維新太田は、以前所属していた民主との協力態勢が整わず、出遅れを挽回できていない。共産小野里は共産支持層を固めたものの苦戦。
-
【9区】
秋本真利 39 自前<1>《比》 公
鴨志田安代 59 共新
西田譲 39 次<前><1>《比》
奥野総一郎 50 民<前><2>《比》
自民秋本が公明支持層を取り込みつつ、保守層を固め優位に立つ。民主奥野は民主支持層を固め、追い上げる。次世代西田、共産鴨志田は、いずれも支持拡大に懸命。
【10区】
笠原正実 60 共新
谷田川元 51 民元<1>《比》
林幹雄 67 自前<7>《比》 公
自民林が自民支持層を固めリード。民主谷田川は民主支持層を軸に必死に巻き返しを図る。共産笠原は苦戦。
【11区】
椎名史明 57 共新
森英介 66 自前<8>《比》 公
金子健一 57 生元<1>《比》
自民森が強い地盤を固め、他を圧倒。生活金子は無党派層の取り込みに力を入れる。共産椎名は街頭で浸透を図る。
【12区】
◆浜田万全の態勢
浜田靖一 59 自前<7>《比》 公
米本展久 63 共新
自民浜田が強固な保守地盤に支えられ、共産米本を寄せ付けない万全の態勢。米本は自共対決の姿勢を鮮明に打ち出す。
【13区】
中川勝敏 68 共新
若井康彦 68 民<前><3>《比》
白須賀貴樹 39 自前<1>《比》 公
自民白須賀が、自公支持層を固め、頭一つ抜き出る。民主若井は、旧4区(船橋市)の野田支持層の取り込みを図り、追い上げる。共産中川は苦戦。
写真
◇小選挙区の区割り
1区 千葉市中央・稲毛・美浜区
2区 千葉市花見川区、習志野・八千代市
3区 千葉市緑区、市原市
4区 船橋市(中・南部)
5区 市川(南部)・浦安市
6区 市川(北部)・松戸市(南部)
7区 松戸(北部)・野田・流山市
8区 柏(旧柏市)・我孫子市
9区 千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市
10区 銚子・成田・旭・匝瑳・香取市、香取・山武郡(横芝光町<旧光町>)
11区 茂原・東金・勝浦・山武・いすみ・大網白里市、山武(九十九里・芝山・横芝光町<旧横芝町>)・長生・夷隅郡
12区 館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦・南房総市、安房郡
13区 船橋(北部)・柏(旧沼南町)・鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡
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北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251617.html
2期目を狙う船橋と、12期目を目指す横路が競り合っている。無党派層の4割が投票する候補者を決めておらず、その動向が焦点となりそうだ。
船橋は企業や支援者回りをこまめに行っている。課題とされる知名度向上に向け、ススキノなど札幌中心部での演説を連日実施。自民党支持層の8割以上、公明党支持層の過半数を取り込んだ。
年代別では20〜30代から3割、40代から4割の支持を固めた。男性の4割の支持を集め、地域別では南区でほぼ4割の支持を得て横路に差をつける一方、西区では3割未満にとどまる。
横路は街頭演説で、アベノミクスによる円安で物価高が深刻化したなどと安倍政権批判を強めている。
無党派層から3割の支持を獲得して船橋をリードしているが、民主党支持層の取り込みが6割にとどまっている。年代別では50、60代、70歳以上の各世代で船橋を上回るが、若年層と男性への浸透が課題となっている。地域別では西区、中央区で3割前後。南区は1割台と低迷している。
野呂田は共産党支持層の8割を固めている。飯田は無党派層も含め、支持が広がっていない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251618.html
【道2区】吉川が優位、追う池田 松木、支持の広がり欠く(2014/12/10)
5選を目指す前職の吉川が幅広い世代に浸透し、なお先行している。新人の池田が女性や若年層の支持を広げて追い上げを図る一方、元職の松木は伸び悩んでいる。
街頭演説に加え企業回りにも力を入れる吉川は、自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層も大半を固めた。50代で4割、その他の年齢層でも3割が支持するなど各年代でトップ。主婦層から半数の支持を得るなど優位に戦いを進めている。
民主党北海道が独自に推薦した池田は、社会福祉士として社会保障や福祉の充実を訴え、無党派層の支持を2割に伸ばしたほか、自民党支持層も1割を取り込む。だが、民主党支持層で固めたのは6割にとどまっている。女性の2割、20〜30代では3割の支持を集めるが、50代は1割と苦戦している。
元厚生労働相の三井辨雄の後継指名を受けた松木は、協力協議が破談した民主党支持層から3割を取り込んだが、無党派層への広がりを欠いている。女性と20〜30代の支持も1割と浸透不足が目立つ。
金倉は共産党支持層の大半を固めたが、無党派層の支持を取り込めていない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251620.html
【道3区】高木、荒井を一歩リード 半数は投票先決まらず(2014/12/10)
再選を目指す高木が前回は比例代表で復活当選した荒井との競り合いから一歩リードした。ただ、全体の半分が投票する候補を決めておらず、最終盤まで予断を許さない戦いだ。
高木は、自民党支持層の7割、推薦を受ける公明党支持層の8割近くを固めたほか、維新の党の支持層も一部取り込んでいる。各種世論調査で接戦が報じられる中、首相の安倍晋三ら自民党の大物が連日、選挙区入り。地域別では道議時代の地盤の豊平区で優位に立ち、清田区でやや先行、白石区で競り合っている。
荒井は短期決戦を踏まえ小規模集会を重視。推薦を受ける新党大地とも連携し、民主党支持層の8割を固め、無党派層も約2割から支持を集めて高木をやや上回る。年代別では40、50、60代で高木と競っているものの70歳以上と20〜30代は後れを取っている。男性の支持が3割ある一方、女性は2割にとどまっている。
道内共産党唯一の女性候補の吉岡は共産支持層の7割を固めた。白石区、札幌市議選に出馬経験がある清田区で一定の支持がある。
前回に続く挑戦となる小和田は維新の党支持層を固め切れておらず、一部が高木、荒井に流れている。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251621.html
【道4区】中村が先行、迫る鉢呂 手稲では互角の戦い(2014/12/10)
前回小選挙区で初当選した中村がややリードし、返り咲きで8期目を狙う鉢呂が懸命の追い上げで差を詰めている。投票する候補を決めていない人が4割近くに上っており、最終盤にかけてなお流動的な要素を残している。
中村は自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層の過半数を固めた。年代別では全世代でまんべんなく支持を得ている。男性の4割強、女性の3割弱が支持。後志管内選出の道議だった知名度を生かし、小樽市を含む同管内で有利な戦いを進めている。
鉢呂は民主党支持層の9割近くをまとめた。推薦を受けた新党大地が4区を重点区の一つとして運動を強化しており、今後の鍵を握る。世代別では高齢者層の支持が比較的高い。女性の支持が3割を超えている半面、男性の支持が2割強にとどまっている。大票田の札幌市手稲区では中村と接戦を繰り広げている。
酒井は共産党支持層の8割弱を固めているものの、本来の支持層の一部は鉢呂に流れている。
全体の4分の1を占める無党派層のうち、中村、鉢呂への支持は2割、酒井は1割と、いずれも食い込めていない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251622.html
【道5区】町村安定、支持幅広く 勝部、無党派層でも差(2014/12/10)
12選を目指すベテランの町村が各年代、各地域から幅広い支持を固め、安定した戦い。江別市選出道議を辞職して出馬した勝部は出遅れが響いている。
前回体調を崩して選挙区入りできなかった町村は今回、与党プロジェクトチームの座長として携わっている北海道新幹線札幌延伸の5年前倒しや、人口減少対策などを訴え、健在ぶりを示している。公示後、選挙区外の応援に出向く日もあるが、陣営や地方議員が遊説を続けてカバーしている。
自民党、公明党支持層の8割以上を固めたほか、民主党支持層も一部取り込んでいる。札幌市厚別区、石狩管内とも4割以上の支持を得ている。
勝部は集団的自衛権行使容認やアベノミクスへの批判を軸に「世代交代」を掲げるが、浸透しきれていない。民主党支持層は7割取り込んでいるが、無党派層の支持も町村に差をあけられている。年代別では50代、60代で健闘している。
ただ、投票先を決めていない有権者が半分近くいるほか、無党派層も半分が態度未定としており、終盤戦での動向が注目される。
鈴木は共産党支持層の7割を固め、厚別区では勝部に迫っている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251623.html
【道6区】今津と佐々木、接戦続く 大票田・旭川での集票が鍵(2014/12/10)
今津と佐々木の競り合いが続いている。両者とも本来の支持層はほぼ固めた。今後は5割弱が投票先を決めていない無党派層の取り込みが勝敗の鍵になりそうだ。
7選を目指す今津は50代、70歳以上に浸透。女性の支持も広げている。自民党支持層の8割、公明党支持層の大半を固めている。地域別では大票田の地元・旭川で浸透している。
上川地方の地域再生や安全保障政策の充実、輸出拡大など攻めの農業政策を訴える。5日に首相の安倍晋三、7日に官房長官菅義偉が旭川入りし、演説会や街頭で支持を訴え、接戦からの抜け出しを図っている。
佐々木は60代で支持を広げ、40代で今津とほぼ互角。民主党支持層の8割強を固め、公明党支持層の一部を取り込む。旭川以外で健闘している半面、旭川でやや苦戦している。
戸別所得補償復活などの農業政策や格差是正、集団的自衛権行使容認反対などを訴え、5日に党代表の海江田万里が応援演説。11月の旭川市長選で、自民党推薦候補を相手に3選した西川将人も街頭に立ち、大票田での掘り起こしを狙う。
荻生は共産党支持層の8割近くを固めた。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251624.html
【道7区】伊東、釧路で支持集める 鈴木は根室軸に追い上げ(2014/12/10)
3選を目指す自民党道連会長の伊東が先行し、民主党と新党大地の選挙協力で挑む鈴木が追い上げている。なお全体の3割が投票先を決めておらず、未決定の層をどこまで取り込めるかが勝敗を分けそうだ。
伊東は有権者の半数以上を占める大票田の釧路市で道議、市長などを務めた知名度を生かし、4割超の支持を集める。釧路管内の町村部も4割を固めた。支持基盤の経済界を中心に引き締めを図り、自民党支持層の8割超、推薦を受けた公明党の7割超に浸透している。職業別では自営業者の半数超から支持を集めたほか、年代別では20〜30代と60歳以上の支持が高い。
民主党の比例単独1位の鈴木は大地の地盤の根室市と根室管内で4割超を固めた。ただ、大票田の釧路市での支持は3割にとどまる。民・大協力の決定が公示の約1週間前と出遅れたが、連合を中心に運動を拡大し、民主党支持層の7割弱、大地支持層の大半を固めた。また、自・公の支持層を各1割ほど取り込んでいる。職業別では公務員・団体職員、年代別では40〜50代での支持が高い。
石川は共産党支持層の8割強をまとめたが、支持の広がりを欠いている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251625.html
【道8区】逢坂と前田が横一線 無党派層取り込み競う(2014/12/10)
小選挙区からの国政復帰を目指す逢坂と、前回選挙で自民党が16年ぶりに奪還した議席死守を狙う前田が横一線で最終盤を迎えている。投票先を決めていない層がなお3割いるため、予断を許さない状況だ。
逢坂は民主党支持層の8割強を固め、維新の党支持層も過半数を取り込んだ。無党派層の支持も4割弱と前田を上回っている。年代別では50代と70歳以上、公務員や農林漁業者、主婦や無職層から高い支持を取り付けている。地域別では函館市と檜山管内で強みを見せている。
前田は自民党支持層の7割強を固めている。序盤調査では浸透し切れていなかった公明党支持層も7割弱を取り込んだ。無党派層の支持は3割弱。年代別では40代と60代で逢坂を上回っている。自営業者からの支持が高く、地域別では函館市を除く渡島管内で堅調な支持を集めている。
原田は共産党支持層の8割弱を固めたが、逢坂、前田の激戦に埋没し、無党派層への広がりを欠く。
3候補とも、電源開発大間原発(青森県大間町)建設に否定的な主張を展開。まだ3割余りが投票先を決めていない無党派層への浸透を図る。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251626.html
【道9区】先行堀井を山岡猛追 工藤は苫小牧で健闘(2014/12/10)
再選を目指す堀井が若干先行するものの、前回選挙の雪辱を期す山岡が激しく追い上げる展開になっている。投票先を決めていない人が4割おり、この動向が鍵を握りそうだ。
道議時代に登別を地盤としていた堀井は「地元候補」であることを強調し、大票田の苫小牧や、室蘭以外の西胆振で支持を伸ばす。企業回りに重点を置き、会社従業員や自営業者、農林漁業関係者らに浸透。30、40、50代と70歳以上の支持が山岡を上回った。
支持政党別でみると、自民党支持層の8割近く、公明党支持層の7割以上をそれぞれ固めた。
山岡は民主党支持層の8割以上を固めた。元首相鳩山由紀夫の旧後援会幹部を選対本部の顧問に迎え入れ、旧鳩山支持者の取り込みを狙う。序盤は出遅れたが、室蘭と、苫小牧以外の東胆振・日高で堀井を追い抜いた。年代別では60代、職業別では公務員・団体職員、主婦層からの支持が厚い。13日には鳩山本人が苫小牧入りし、最後のてこ入れを図る。
工藤は共産党支持層の8割を固めた。市長選に出馬した苫小牧で健闘。消費税再増税中止を掲げ、比例票掘り起こしに力を入れる。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251627.html
【道10区】逃げる稲津、神谷急伸 留萌管内では差開く(2014/12/10)
稲津がリードを保つ一方、衆院解散直後の擁立決定で出遅れていた神谷が徐々に差を縮めている。
稲津は、公明党支持層を100%近くまで取り込んだ。10区出馬を模索した比例代表道ブロックの自民党前職渡辺孝一が今回も比例単独1位に回り、自公協力の体制が整った。この成否が稲津の消長を握るため、自民党も首相安倍晋三や官房長官菅義偉ら政権幹部を投入しててこ入れを図る。自民党支持者の6割強を固めたものの、伸び悩みも見られる。
神谷は、民主党支持者の8割近くを固めた。前回選挙で8選を果たせず落選した元職小平忠正を親子2代にわたって支えた支持層「小平党」の中核で、今回は自主投票となった農民組織の一部が神谷支援に回る動きもあり、空知管内で稲津を猛追している。ただ、推薦を受ける新党大地の地盤が比較的厚いとされる留萌管内で稲津との差が開き始めている。
木村は共産党支持者の8割強を固めたが、それ以外への広がりに欠ける。
まだ投票先を決めていない人が4割を超えており、こうした層の動向や投票率の行方が結果に影響を与えそうだ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251628.html
【道11区】中川、年代問わず優勢 三津、労組票固めに苦戦(2014/12/10)
再選を目指す中川が、性別、年代を問わず優勢に戦いを進めている。政治資金規正法違反事件で有罪が確定し公民権停止中の石川知裕に代わって立候補した三津は、民主党支持層を固めきれていないほか、無党派層にも浸透しておらず、苦戦している。
中川は自民、公明両党支持層の各9割以上を固めるなど、手堅い選挙戦を展開。前職の知名度も生かし、20〜30代の5割超、50代の5割近く、70歳以上の4割近くから支持を得て、三津をリードしている。男性の支持は5割近くに上る。首相の安倍晋三らが応援に訪れたことも底上げにつながっているようだ。ただ、無党派層への浸透は2割にとどまり、三津との差もそれほど開いていない。
帯広市選出道議を辞職して出馬した三津は民主党支持層の7割ほどしか固めておらず、出遅れもあって支持基盤である労組票をまとめきれていないことがうかがえる。戦いの鍵を握るとされていた新党大地との連携効果は目に見える形で出ておらず、石川が大地の比例道ブロックで復活当選した前回ほどの勢いはない。
畑中は共産党支持層の6割超を固めたが、それ以外に支持の広がりはない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251629.html
【道12区】武部、支持層まとめ盤石 水上は出遅れ挽回に懸命(2014/12/10)
武部が幅広い支持を集め、盤石の戦いを展開している。水上は民主党支持層を7割固める一方、推薦を受ける新党大地支持層への浸透が3割強にとどまっている。投票先を決めていない人がなお4割おり、最終盤の追い上げの余地を残している。
武部は、年代や職業、地域を問わず、4割以上の支持を獲得。前職の知名度を生かし、手堅く支持基盤を固めている。新党大地の支持層の4割近くも取り込んだ。ただ、公示直後の前回調査で9割を固めていた自民党支持層が、7割の支持に後退した。優勢な戦いを進めているとの観測に「緩みが出てきた」との見方もある。
出馬表明が公示直前となった水上は、出遅れを挽回できていない。前回調査で5割を固めていた新党大地支持層からの支持は今回やや目減りした。票掘り起こしのターゲットとしてきた女性や若者の支持も2割程度にとどまり、職業別でも、自治労に期待してきた公務員の支持が伸びていない。戦略の立て直しがどこまでできるかが課題だ。
菅原は共産党支持層の8割を固めた。集団的自衛権の行使容認の撤回などを強く訴えている。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251630.html
【比例代表】自民3、民主2、公明1 維新、共産も議席うかがう(2014/12/10)
比例代表道ブロック(定数8)は自民党が3議席をほぼ確保し、民主党は2議席、公明党は1議席を取る情勢だ。維新の党、共産党も議席をうかがっている。社民党、次世代の党は議席確保が難しい状況だ。
自民党は自民支持層の8割弱を押さえ、20、30代でそれぞれ3割強の支持を固めるなど、各年代の2〜3割強の支持を集める。単独1位、重複立候補の前職計12人に続き、13位以下には前職1、新人2の計3人を擁立。小選挙区で優位な戦いを進めており、前回と同様に下位の単独候補が当選する可能性もある。
民主党は民主支持層の8割を固めるが、無党派層からは1割強の支持にとどまっている。7区の前職が単独1位になっており、2議席目は小選挙区に重複立候補している10人の惜敗率で議席が決まる。目標とする3議席目は厳しい情勢だ。
公明党は公明支持層の9割の支持を固めており、支持母体の創価学会による組織型選挙を展開。維新の党は比例での議席確保を狙い、候補を立てる道2、3区以外でも支持を訴えている。共産党は共産支持層の8割強の支持を固めた。道内で議席を得れば、2000年の衆院選以来となる。
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http://yamagata-np.jp/news/201412/10/kj_2014121000228.php
【2014衆院選】県内3小選挙区、終盤情勢
2014年12月10日 10:05
第47回衆院選は14日の投開票まで、あと4日となり、県内3小選挙区に出馬している11候補は最後の追い込みに入った。山形新聞社は8日までの2日間、共同通信社と共に特別世論調査を実施、本社と支社の取材を加味し、各選挙区の終盤情勢を探った。県1区は自民前職の遠藤利明が大きくリードを保ち、民主新人の原田和広を引き離している。県2区は自民前職の鈴木憲和が先行、追う民主前職の近藤洋介を引き離しにかかろうとしている。県3区は自民新人の加藤鮎子と無所属前職の阿部寿一の激しい競り合いが続いている。(文中敬称略)
【1区】遠藤氏は盤石
県1区では組織力に勝る遠藤が、後援会のほか女性や企業関係者の後援組織を使って支持者を引き締めるとともに、系列の県議や市町議らとも連携し、選挙区全域で盤石な戦いを進めている。党務で選挙区を空けることも多いが、影響はみられない。
原田は出馬表明が衆院解散と同じ先月21日。急きょの出馬となり、知名度不足の解消に苦慮している。民主元職の鹿野道彦の支援者や連合山形を足掛かりに、浸透を急ぐ。
共産新人の石川渉は共産支持層以外に支持を広げられるか。
【2区】鈴木氏先行、近藤氏追う
県2区では鈴木が置賜と北村山で優勢で、ラストスパートで接戦から抜け出そうとしている。動きの鈍さが指摘されていた組織は終盤にようやく活発化。支持政党別では自民、公明支持層の7割超をまとめ、安定感が増してきた。30、40代で高い支持を得ている。
近藤は民主、維新、社民支持層の8割程度をまとめるとともに、自民支持層の一部の切り崩しにも成功。反自民の受け皿として共産支持層や無党派層にも食い込み、懸命に追い上げる。知名度の高さから、20代や50代では鈴木と互角以上の戦いを続けている。
共産新人の白根沢澄子は共産支持層が切り崩され、苦戦している。
【3区】加藤氏、阿部氏競り合う
県3区では保守分裂、民主支持層も分断される混迷の構図の中で、加藤と阿部による接戦のまま最終盤にもつれこんだ。
加藤は支援県議を中心とした各地区の選対を足掛かりに、党を前面に出した戦いで、自民、公明両支持層の5割以上に浸透、民主支持層の一部も切り崩す。鶴岡市などで優勢に立ち、年代別では20、30代の若年層、70歳以上で阿部を上回る支持を得ている。
阿部は前回初当選後につくった後援組織を基点とした運動で、地元酒田市で優位に立つほか、各地で手堅く支持を集めている。民主支持層の4割超、自民、維新両支持層の3割超、さらに公明、共産支持層にも食い込むなど幅広く浸透し、加藤に対抗している。
民主新人の吉田大成は民主支持層が切り崩しを受け、苦しい。民主と長く協力関係にあった社民の支持層への浸透も十分とは言えない。
共産新人の長谷川剛は共産支持層を手堅くまとめるが、広がりに欠ける。
無所属新人の佐藤誠は活動に幅が見られない。
県内全域でまだ態度を決めかねている有権者が相当数おり、その動向が選挙戦の行方を左右しそうだ。
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福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014121019741
県内選挙終盤情勢 1区亀岡氏と金子氏競る 4区菅家氏に小熊氏迫る
衆院選は14日の投票まで4日と迫った。共同通信社は7、8の両日、本県1、2、4、5区の有権者に電話世論調査を行った。福島民報社の取材も加味して終盤情勢を分析すると、1区は自民党前職を民主党新人が激しく追い上げる。2区は自民前職が安定した戦いを続けている。4区は自民前職に維新の党前職が迫っている。5区は自民前職が優位を保ち、民主前職が追う展開。ただ、いずれの選挙区も投票する候補者を決めていないとする回答が全体の3〜4割を占め、情勢は依然、流動的だ。3区は福島民報社の取材によると、民主前職がリードしている。(文中敬称略)
【1区】
先行する自民の亀岡偉民を、民主の金子恵美が激しく追っている。回答者の3割強が投票する候補者を決めていない。
序盤戦で亀岡と金子が競っていた伊達地方は亀岡が抜け出しつつある。一方、亀岡が優勢だった大票田の福島市で金子が互角に迫っている。
支持政党別では、亀岡が自民と公明、金子が民主と社民の支持層をまとめている。維新は亀岡と金子に分かれる。無党派層の支持は金子が亀岡を上回る。
年代別では、亀岡が20、40、50代と70歳以上、金子が30、60代で他候補をリードする。男女別では、亀岡が女性、金子が男性からの支持がわずかに多い。
共産の渡部保子は30代からの支持が比較的厚い。
【4区】
自民の菅家一郎が先行し、維新の小熊慎司が猛追している。3割強が投票先を決めていない。
序盤、菅家は市長を務めた会津若松市で優勢に立ったが、終盤になって小熊が差を詰めている。小熊の出身地の喜多方地方では依然として菅家と小熊が競っている。南会津、両沼地方は菅家が手堅く支持を集めている。
支持政党別では、菅家が自民、公明の支持層、小熊は維新を固めている。自主投票とした民主の支持層は、小熊支持が最も多いが、菅家支持も目立つ。共産の田中和加子、社民の小川右善はそれぞれの党の支持層をまとめている。
年代別は菅家が20、60代と70歳以上で小熊を上回る。その他の年代は菅家と小熊が拮抗(きっこう)している。序盤と比べ、菅家は男性、小熊は女性からの支持を伸ばしている。
■2区根本氏安定差を広げる 5区吉野氏を吉田泉氏追う
【2区】
自民の根本匠が安定した戦いを続け、民主の岡部光規との差を広げつつある。回答者の約4割が投票する候補を未定としている。
根本は地盤の郡山市をはじめ全域で他候補を引き離している。岡部は郡山市の一部に食い込んでいる。
支持政党別では、根本が自民、公明を手堅くまとめている。岡部は民主を十分に固め切れていない。維新支持層は約半数が根本を支持している。年代別では、全ての年代で根本がリードしている。男女別の支持動向に大きな差は見られない。
共産の平善彦は若年層で支持の広がりが見られる。
【5区】
自民の吉野正芳が優位を保ち、民主の吉田泉が巻き返してきている。意中の候補を決めていない人が依然として4割を超える。
吉野は大票田のいわき市をはじめ、選挙区内全域で着実に支持を伸ばし、吉田泉をリードしている。
支持政党別では、吉野が自民と公明、吉田泉が民主をほぼ固めている。維新支持層は各候補に割れている。無党派層は吉田泉の支持が最も多い。年代別では、20〜40代は吉野が強く、50代以上は吉野と吉田泉が競り合っている。共産の吉田英策は20、30代で浸透しつつある。
今回の調査は東京電力福島第一原発事故の避難区域となった双葉郡(広野町、川内村を除く)の有権者に対して実施しておらず、情勢は流動的な面もある。
【3区】玄葉氏リード
福島民報社は2、3の両日に実施した前回の電話世論調査と、その後の取材による情報も踏まえ、3区の情勢を分析した。
民主の玄葉光一郎が優位のまま終盤戦を迎えている。陣営は衆院選に対する有権者の関心が高まっていないとみて、後援会関係者に必ず投票するよう働き掛けている。農業団体の組織票獲得にも余念がない。
自民の上杉謙太郎は党組織が中心となって玄葉を追い、若年層の支持拡大を狙う。共産の横田洋子は現政権への批判票の受け皿を目指している。
■調査の方法
7、8の両日、県内の1、2、4、5区の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた電話番号にダイヤルする調査方法で、電話帳に番号を載せていない人も対象となる。1629人から回答を得た。東京電力福島第一原発事故で避難区域となっている楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の7町村は調査の対象外とした。
( 2014/12/10 08:55 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )
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http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141210/1804038
【とちぎ衆院選】 3区・簗氏リード、追う渡辺氏 2区・西川氏と福田氏が接戦 終盤情勢世論調査
12月10日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選
下野新聞社は9日、共同通信社が7〜8日に実施した第47回衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味して、接戦が予想される栃木2、3区の終盤情勢を探った。3区は自民党前職簗和生氏(35)がリードし、7期目を目指す無所属前職渡辺喜美氏(62)が追う展開。2区は農相の自民前職西川公也氏(71)と民主前職福田昭夫氏(66)が競り合っている。両選挙区とも3割を超える有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。(衆院選取材班)
■3区
2回目の当選を目指す簗氏は2年間の地道な活動で「地元密着」を強調。選挙区内の主立った首長や県議、業界団体の支援も得て選挙戦を進めている。
自民支持層の6割強を固め、選挙協力相手の公明党支持層の4割強の支持を得ている。また、旧みんなの党の支持層も含まれるとみられる維新の党支持層からも4割強の支持を受ける。
父・渡辺美智雄氏の強固な地盤を引き継いだ渡辺氏。ことし4月に8億円の借り入れ問題が発覚し、みんなの党代表を辞任。同党は路線対立などから衆院選公示直前に解党するなど、逆風の中で選挙戦に入った。
渡辺氏は維新支持層から4割強の支持を集めた。自民支持層から2割強が流れているほか、公明支持層も3割弱が支持する。
民主支持層は3割強が簗氏、4割弱が渡辺氏で、無党派層はそれぞれ2割強、3割弱となっている。
共産党新人秋山幸子氏(63)は苦しい戦い。
■2区
県内最大の激戦地で、自民、民主両党とも重点区に位置づけ、終盤に向け力を入れる。
前回、選挙区で返り咲いた西川氏は組織戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、公明支持層の5割弱が支持する。
福田氏は旧今市市長、知事時代から築く日光市の強固な地盤が強み。民主支持層の9割を固め、維新支持層からも7割の支持を集めた。公明支持層も4割強が支持し、自民支持層から1割が流れている。
両氏とも無党派層から2割強の支持を受け、いずれも大票田の鹿沼、日光両市の支持拡大と票の掘り起こしに全力を挙げる。
共産新人阿部秀実氏(55)は苦戦している。
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http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/kennai/
県内5選挙区、自民リード
衆院選終盤 3区は黒岩、斎藤が互角
新潟日報社は14日投票の第47回衆院選に向け、電話世論調査(7、8日実施)と独自の取材データを基に終盤情勢を探った。県内6小選挙区のうち、1、2、4、5、6区の計5選挙区で自民党がリードしている。3区は民主党と自民党の候補が互角の戦いを展開する。有権者の3〜5割がなお態度未定としており、今後情勢が大きく変わる可能性もある。
世論調査は、新潟日報社が加盟する共同通信社が実施した。態度未定は2、3両日の序盤情勢調査に比べ、各区で1割強減った。(以下敬称略)
■1区■
自民前職の石崎徹が民主元職の西村智奈美との差を広げている。石崎は20、30代からの支持が厚く、無党派層でも強みをみせる。西村は50代や70代以上の支持を受けるが、頼みとする無党派層に十分切り込めていない。共産新人の町田明広は支持が広がっていない。
■2区■
自民前職の細田健一が一歩抜け出し、民主前職の鷲尾英一郎が激しく追いかける。20、40代から支持を受ける細田は佐渡市などで浸透し、燕市でも勢いがある。鷲尾は民主支持層をまとめ、維新にも食い込む。無党派層の取り込みでは両者が競る。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明は広がりが鈍い。
■3区■
民主元職の黒岩宇洋と自民前職の斎藤洋明による熾烈(しれつ)な競り合いが続く。黒岩は30代に強く、先行を許していた村上市ではやや差を詰めた。斎藤は50代から支持を得ている。課題だった票田の新発田市で追い上げている。共産新人の伊藤誠は苦しい戦い。
■4区■
自民前職の金子恵美が先行し、民主前職の菊田真紀子が猛追する。金子は女性と、30〜50代の支持が厚い。菊田は男性の支持が多い。自民、公明支持層の一部も吸収している。無党派層では両者が拮抗(きっこう)する。共産新人の西沢博は共産支持層以外への波及が課題だ。
■5区■
自民前職の長島忠美が優位に戦いを進める。生活新人の森裕子が追う。長島は全地域でリードし、自民、公明支持層を8割以上固めた。森は30代で支持を広げ、大票田長岡市で浮動票獲得を狙うが、伸びに欠ける。共産新人の服部耕一は20代から一定の支持がある。
■6区■
自民前職の高鳥修一が全域で優勢に立ち、民主新人の梅谷守を引き離す。高鳥は自民の8割超を固めるほか、各年代から満遍なく支持を集める。梅谷は民主の8割から支持を得るが、50代以上への広がりが課題だ。共産新人の高橋ミキ子は厳しい戦いとなっている。
【県関連ニュース】 2014/12/10 09:13
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121002000313.html
自民の優勢動かず 民主、底力で接戦も 10選挙区情勢
中日新聞社は県内十五の衆院選小選挙区のうち、十選挙区(1、3、4、5、7、8、10、12、13、14区)の終盤情勢を調査した。このうち、六選挙区で自民候補がリードし、民主候補が先行するのは一選挙区、三選挙区で接戦となった。序盤の情勢から自民の優勢は動かないが、一部の選挙区では民主も底力を発揮している。維新や共産など他の野党は苦しい戦い。
自民は調査対象の十選挙区のうち、1、4、7、10、12、14区でリードを保ち、民主に先行を許していた5区でも接戦に持ち込んでいる。終盤に入って、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相ら大物が相次いで県内入りするなど、十五選挙区で十三勝した二年前の勢いを再現したい構えだ。
民主は8区で自民を逆転し、3区でも接戦に持ち込んだ。労組系の組織票に加え、安倍政権への批判票を取り込み、「王国・愛知」での地力を見せたいところだが、4、10、14区など自民との差を詰め切れない選挙区も目立つ。
維新は小選挙区での議席獲得は困難な情勢。選挙協力で民主の出馬予定者が比例に回った12区でも、自民に引き続き先行を許している。
共産は各選挙区で厳しい戦いが続くが、比例東海ブロックでの議席増を視野に、安倍政権批判を強めている。
次世代と社民、減税は埋没気味で支持が広がっていない。
(文中敬称略、上から届け出順)
◆1区
(名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新
◆熊田安定 追う吉田
熊田が安定。吉田が追い、大野が続く。熊田は自民支持層の九割以上に浸透。集会や街頭演説を重ねて無党派層の六割ほどを取り込む。吉田は民主支持層の七割以上をまとめた。四十〜五十代の支持は熊田を上回る。主婦でも熊田と競り合う。大野は共産支持層をほぼ固めたが他党の支持層を切り崩せていない。広沢は公明支持層に食い込むが、広がりに欠ける。平山と身玉山は厳しい。
◆3区
(名古屋市昭和・緑・天白区)
増田 成美41 減新
石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新
◆池田と近藤 互角に
リードしていた池田に近藤が追い付き互角の展開に持ち込んでいる。池田は自民支持層の八割近くを固め、民主支持層の一割に食い込んだ。六十代以上に浸透したが、五十代以下の支持が減った。近藤は民主支持層の八割を押さえ、職業別ではサラリーマン、年代別では二十〜五十代の支持を伸ばした。石川は固い支持層を持つが苦戦。増田と井桁は出馬表明が遅れ、浸透し切れていない。
◆4区
(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新
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◆工藤が引き離しへ
序盤から優位に立ってきた工藤が、横一線で追う牧と刀禰を引き離しつつある。高橋は伸び悩む。工藤は自民支持層の七割、推薦を受ける公明支持層の半分を固めた。原発再稼働反対の層や無党派層にも食い込む。牧は自営業などの職業層で工藤を上回り、かつて所属した民主支持層も一部取り込むがサラリーマン層で劣勢に。刀禰は牧に追い付いたが民主支持層以外に広がっていない。
◆5区
(名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新
◆赤松と神田が接戦
赤松と神田がほぼ並び接戦を展開している。赤松は民主支持層の九割を固め、自民や公明支持層の一部にも浸透。神田は自民支持層の八割以上をまとめ、公明支持層の過半、若い世代にも支持を広げる。ともに従来の支持基盤を固め終えたとみられ、浮動票の取り込みが勝敗の鍵となりそう。藤井は共産支持層の大半を固めたが、全体への広がりを欠き、厳しい展開。安田は独自の戦い。
◆7区
(瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)
鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新
◆鈴木がややリード
鈴木が依然としてややリードし、山尾が懸命に追い上げる。郷右近は厳しい戦い。自民、公明支持層の大半を固めた鈴木は、二十、三十代の支持率が高く、サラリーマンや主婦からも広い支持を得て優位に立つ。山尾は民主のほか維新支持層をまとめ、無党派層で支持を拡大。四十、五十代の支持率は鈴木を上回る。郷右近は共産支持層を固めているが、他の層には浸透していない。
◆8区
(半田・常滑・東海・知多市、知多郡)
伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新
◆伴野が伊藤を逆転
伴野が優勢に転じ、伊藤が追う。長友は苦しい。伴野は民主支持をほぼ押さえ、無党派層の六割以上を取り込んでいる。二十、三十代や、サラリーマンに浸透し、特定秘密保護法に反対する有権者からの支持をまとめた。伊藤は自民支持の九割以上、公明支持も九割弱を押さえたが、無党派層への支持拡大に苦しむ。主婦層では優位に立つ。長友は共産支持以外での広がりがない。
◆10区
(旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)
板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新
◆江崎を杉本が追う
大きくリードしていた江崎を杉本が追い上げている。江崎は優勢を保つものの、自民支持層を固め切れておらず、他党の支持者も切り崩せていない。杉本は自民と民主の支持層の四割を取り込んでいる。二十、三十代からの支持も六割まで伸ばした。小林は民主支持層を五割しか固められていない上、若い世代の支持が少なく苦しい。板倉は共産支持者以外に浸透していない。
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◆12区
(岡崎・西尾市、額田郡)
牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)
◆青山がリード保つ
青山が組織を固めてリードを保つものの、重徳が支持なし層などに浸透して追い上げている。青山は自民支持層の八割強をまとめた。小選挙区の候補者がいない民主支持層の三割弱も取り込む。二十、三十代と四十、五十代の支持で重徳を上回る。重徳は民主支持層の七割弱を固め、支持なし層でも青山をリードする。青山を推薦する公明支持層の一部にも食い込む。牧野は苦しい戦い。
◆13区
(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)
◆大見と大西の攻防
大見と大西が一進一退の攻防を繰り広げている。保守系市議らの応援を受ける大見は、低調だった二十、三十代の支持を拡大。高齢者に強みを発揮し、自由投票の公明支持層にも浸透しつつある。トヨタ系企業の労組票を基盤にした大西は主婦層の支持を拡大している。民主支持層を固めた上で、自民支持層の一部に浸透。街頭で二期の実績を強調し、支持なし層にも食い込んでいる。
◆14区
(豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)
◆今枝安定した戦い
今枝が安定した戦いで、鈴木が追う。今枝は自民、公明支持層を中心に、男女、年代、職業とも幅広く支持を集める。アベノミクスを地方に広げる「ローカルアベノミクス」や妊娠・出産の不安解消などを訴えている。鈴木は、連合愛知の支持などを背景に「一強多弱」の政治状況の打破を強調。民主や維新支持層は固めつつあるが、支持政党を持たない層への浸透が弱く、広がらない。
(衆院選取材班)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121002000239.html
1区民主、2区自民優勢 3区は自・維接戦
写真
終盤情勢
十四日投開票の衆院選で、中日新聞社は県内五つの選挙区のうち、1、2、3区の有権者に七日からの三日間で世論調査を実施した。1区は民主、2区は自民の候補がそれぞれ優勢で、3区は前職の三候補が入り乱れて争っている。情勢取材では4、5区ではいずれも自民候補がリードしている。世論調査では四割以上が投票先を決めておらず、今後の情勢で結果は変わる可能性がある。
■1区
民主前職篠原が一歩リードし、自民前職小松が追い上げる。共産新人武田が続き、次世代前職宮沢は苦しい戦い。
篠原は民主支持層をほぼ固め切り、社民支持層にも浸透。維新、公明、共産支持層の一部も取り込み、全年代からの幅広い支持を得ている。小松は自民支持層の六割、公明支持層の八割を固めたほか、維新支持層の一部にも浸透している。
武田は共産支持層の六割を固めた。宮沢は浸透していない。
■2区
自民前職務台が支持を広げ、民主元職下条が続く。共産新人清沢が追い上げ、維新前職百瀬は支持拡大を図る。
務台は自民、公明の支持層の九割を固め、無党派層に浸透。全年代で支持率が高い。下条は民主支持層の八割をまとめ、公務員や主婦層からの支持を得ている。
清沢も共産支持者の七割を固めた。百瀬は二十、三十代への浸透が課題。
■3区
自民前職木内が維新前職井出と接戦を演じ、民主前職寺島が追い上げる。
木内は自民支持層の八割、井出は維新支持層の九割を固めた。井出は無党派層からの支持が高い。寺島は民主支持層の六割をまとめ、七十代以上で最も浸透している。
共産新人唐沢は共産支持層の八割から支持を集める。
■4区
自民前職後藤が組織力で自民、公明支持層を手堅くまとめ優位に立つ。民主元職矢崎は民主支持層に加え安倍政権への批判票の取り込みを急ぎ、共産新人上田は街頭演説に力を入れ支持政党を持たない有権者の支持拡大を図る。
■5区
選挙区内に張りめぐらした後援会組織を持つ自民前職宮下がリード。民主新人中嶋、共産新人水野は知名度不足が響き、苦しい展開。中嶋、水野は街頭演説を繰り返し、無党派層への浸透を図る。
(文中敬称略)
(衆院選取材班)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121002000242.html
激戦、票固めに奔走 終盤ルポ1区
写真
空は暗くなり、冷え込みの増す午後五時すぎ。大岡さんは草津市内の大型商業施設近くの交差点脇に立ち、車一台一台に手を振り続けた。前回より個人演説会を減らし、街頭で有権者に顔を見せて政策を訴えることに重点を置く。自民優勢の報道にも「やることは同じ。最後まで走り抜けたい」と姿勢を崩さず、原発再稼働など批判の多い政策にも説明を尽くす。
「うちには組織がない。相手(川端陣営)が戦艦ならこっちはゴムボート」(大岡さん)。陣営では少しでも確かな票を集めるため、小規模な老人クラブなどへの働き掛けを強化。数百単位で団体の取り込みをもくろむ。
各県議、市議もあらためて、自身の支援者へ電話して大岡さんへの投票依頼に奔走。佐野高典選対本部長は「1区は特に激戦。再度、票固めに努める」と気を引き締める。
大岡さんが意識する川端さんは、早朝のグラウンドゴルフ大会に顔を出した。かじかむような寒さをものともしない元気なお年寄りと握手して談笑。夜はバレーボールクラブなどを地道に回る。柴田智恵美選対本部長は「身近に感じてもらいたい」と狙いを話す。
当選九期の大物は「初めて直接話した」という有権者も多い。他の陣営関係者も「有権者の判断材料が少ないと、消極的選択で自民に流れかねない」と分析。人柄を知ってもらい、前回、維新に流れた票を取り込みたい考えだ。
街頭での反応は上々で「今度は負けたらあかんで」と声をかけてくれる人も目立つが、報道された序盤情勢は劣勢。川端さんは「基準が分からない」と意に介さず「自民に三百議席与えたらどんな社会になるか想像すれば分かると思う。有権者は賢明な判断をしてくれるはず」と話す。
佐藤さんは街頭演説を一日平均十五カ所、演説会を一日二、三回と精力的だ。「共産の演説会に初めて来た人もおり、政治を変えてほしいという声は大きくなっている」と手応えを話す。
序盤、前職二人に出遅れたが「まだ投票先を決めていない人が多い。今が支援の広げ時」と繰り返し、支援者の士気を高めている。
「若さと素直さを武器に好感度は高まっている。自民、共産の対決に近づいてきた」と選対責任者の長田茂さん。終盤も、雇用や平和など、同世代の関係が深い訴えを前面に、その親世代へも支持の浸透を狙う。八日、午後九時すぎに演説会を終えた佐藤さんは「若い人の未来を決める選挙だと伝えたい」と意気込んだ。
◇
十四日の投開票が近づき佳境に入った選挙戦。師走の寒空の下、湖国を駆け回る候補者や陣営関係者らは何を考え、どのように動いているのか。それぞれの手応えは。各候補者を追い、“審判の日”に向けた戦略や思惑を探った。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014121002000289.html
威信どこへ 維新苦心 民主との連携難航、自民に対抗できず
第三極として前回衆院選で存在感をみせた維新だが、今回はかつてのような勢いがない。中部地方でも一強の自民に挑むはずが、民主との選挙区調整がまとまらずに激しく争ったり、調整がついても、思うような支援が得られなかったり。野党支持者からは「安倍政権に対抗することを考えてほしかった」と悔やむ声が聞こえる。
「一本化すれば勝てるのに…」。愛知4区では、維新、民主双方の陣営からため息が漏れる。維新元職の牧義夫さん(56)が民主新人の刀禰勝之さん(44)と並び立つ。牧さんが四選した民主を離党した経緯もあり、協力は「そもそもあり得なかった」(民主党県連関係者)という関係だ。
牧さんは九日、名古屋市瑞穂区での演説で「民主も結局、自民と一緒だ」と矛先を古巣に向け、東海四県の小選挙区候補の大半が中部電力労組と核燃料サイクル推進などを盛り込んだ政策協定を結んでいることを批判した。これに対し、瑞穂区の男性支援者(78)は「二人とも出て自民に勝てると思うのか」と自民を利する状況を嘆いた。
民主が候補を立てなかった福井1区でも、維新は共闘関係をつくることに苦しむ。公示前、民主のほか、社民とも協力を申し合わせたが、憲法など政策の違いもあり、具体的な連携はない。福井市内で六日夜開かれた維新新人の鈴木宏治さん(41)の個人演説会では、用意した二百席は半分も埋まらなかった。陣営の一人は「民主も組合関係も誰もいない」と嘆いた。
民主との候補者調整の末、維新新人の松田直久さん(60)が立った三重1区。松田さんは演説で必ず、「野党結集を」と繰り返す。しかし、民主県連は支持母体の連合三重が維新に批判的なことに配慮し、地方議員が応援弁士に立つことを認めていない。
民主内部には「協力しないなら一本化した意味があるのか」との声もあり、表立った応援でなければ黙認しているが、維新側が望む「全面協力」には至っていない。
岐阜4区の維新前職、今井雅人さん(52)にも、古巣の民主が支援に回ることになったが、連合岐阜は自主投票を決めている。
民主新人の徳永久志さん(51)と維新前職の岩永裕貴さん(41)が並び立つ滋賀4区。七月の知事選での対立もあり、維新陣営は「仮に(協力の)話がまとまっていたとしても、支援を得られたとは思えない」と両陣営の遠さを口にした。
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http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141210000135
1、3区 自民が優勢/衆院選世論調査終盤情勢
2014/12/10 09:41
第47回衆院選も投開票日まで残りわずか。四国新聞社では、共同通信社が7、8の2日間実施した電話世論調査に、取材で得た情報などを加味し、香川県内3小選挙区の情勢を分析した。1、3区は自民前職が優位に立ち、2区は民主前職と自民前職が激しいつばぜり合いを演じている。(文中敬称略)
1区 平井 支持幅広く 河村厳しく 組織固める小川
与党の支持層を着実に固めた平井卓也(自民前)が年代や地域別でも満遍なく浸透し、抜け出した。民主、社民支持層をまとめる小川淳也(民主前)が続く。河村整(共産新)は伸び悩み、厳しい戦いとなっている。
6選を期す平井は、自民支持層の8割と公明支持層の7割を固めた。年代別でも五分の60歳代を除いたすべての年齢層でリード、幅広く浸透している。
小川は民主支持層の8割と、選挙区のすみ分けで支援を受ける社民支持層の大半をまとめた。推薦を受ける連合香川の組織力などで追い上げを図る。
河村は共産支持層以外への広がりがなく苦しい。
2区 両前職並走 守る玉木、勢いの瀬戸
前回に続き2度目の対決となった玉木雄一郎(民主前)と瀬戸隆一(自民前)が互いに譲らぬデッドヒートを展開、最後まで予断を許さない。佐伯守(共産新)は苦しい戦い。
玉木は民主・社民支持層の大半を固め、無党派層にも食い込む。小選挙区の議席維持へ懸命の戦い。
幹部を続々と送り込む党本部のてこ入れを受ける瀬戸。民主に流れていた保守層を固め、追いついた。
佐伯は共産支持層をまとめきれていない。
3区 大野、盤石
大野敬太郎(自民前)が依然リードを保ち、高田良徳(社民新)と土岐一郎(共産新)は厳しい。
大野は自公支持層を中心に幅広く浸透し、優位な戦いを続けている。
高田は社民のほか、支援を受ける民主支持層にアピールし追いかける。
土岐は共産支持層を固め、ほかへの拡大を図る。
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/132145
広い2区、東奔西走 遊説同行ルポ 総面積、長崎県並み
2014年12月09日(最終更新 2014年12月09日 03時00分)
衆院選の選挙区・大分2区は、豊後水道に面した佐伯市から福岡、熊本両県境の日田市まで、直線距離にして東西約120キロにも及び、広さは長崎県の総面積にほぼ匹敵する。各陣営は文字通り「東奔西走」の選挙戦を繰り広げている。
雪で真っ白く染まった道路に、選挙カーのタイヤ痕が刻まれていく。選挙戦3日目の4日。九重町の山間部は雪が降っていた。山肌を縫うように選挙カーは走り抜け、点在する集落から集落へと向かった。
自宅前に出てきた住民がいると、候補者が車を降りて、白い息を弾ませながら駆け寄る。しっかりと握手を交わし、深々と頭を下げる−。その間、わずか数十秒。それでも「こんな奥地まで来てくれた。ありがたい」と70代女性。候補者の車が見えなくなるまで手を振り続けていた。
「マニフェスト解散」と呼ばれた2003年の衆院選から適用された大分2区は、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、九重町、玖珠町の7市2町と、大分市の旧野津原町、旧佐賀関町からなる。平成の大合併前の自治体数は36市町村で、県内面積の約6割を占める。それだけに「各地の遊説回数は限られる」(ある候補者陣営)のが現状だ。
選挙カーは九重町から玖珠町、日田市へ。平野部では冷たい雨が断続的に降り続いた。日中も歩く人がまばらの商店街や温泉街…。沈滞化した町並みを車は通り過ぎる。「地域の活性」は多くの候補者が公約で掲げる主要テーマでもある。「古里を元気にします」。選挙カーからの大音響が静かな町に響き渡る。
仕事する手を止め、外に出てきた50代の自営業女性は「どの候補者もよく使う『最後の最後まで』というフレーズは嫌い。選挙の終わりが最後じゃないでしょ。私たちにとっては選挙後がむしろ大事なのよ」。車を見つめるまなざしには、切実な思いがこもっていた。
=2014/12/09付 西日本新聞朝刊=
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132378
福岡都市圏、「第三極」票どこへ 野党共闘奏功か 自民系も熱視線
2014年12月10日(最終更新 2014年12月10日 03時00分)
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衆院選はいよいよ終盤戦。福岡1〜5区の各陣営は、前回2012年衆院選で注目を集めた「第三極」票の行方に気をもんでいる。前回、日本維新の会、みんなの党、日本未来の党(いずれも当時)は1〜5区で計8人を擁立。選挙区によっては、民主候補の得票と合計すると、当選した自民候補を上回る例もあった。今回、第三極の公認候補は4区の維新前職のみ。民主と維新は共闘をうたうが、思惑通りに進むのか、それとも自民が食い込むのか。手探りの攻防が続く。
前回、第三極の候補は1区1人(みんな)▽2区2人(維新、未来)▽3区1人(みんな)▽4区2人(維新、未来)▽5区2人(維新、未来)。このうち2人が立候補した2、4、5区では、民主候補との合計得票が自民候補を上回り、1、3区でも合計得票は全体の40%を超える。
「共倒れ」にも映る前回の二の舞いを避けようと、民主と維新は県組織レベルで選挙協力。1、2、3、5区の民主元職、4区の維新前職が「野党統一候補」として自民前職に挑む。
5区の民主元職陣営は8日の個人演説会で、できたばかりの「野党統一候補」のシールを支持者に配り「選挙ポスターに貼ってください」と呼び掛けた。2区を選挙区とする福岡市・天神では7日、2、3区の民主元職と4区の維新前職が合同街頭演説も行い「共闘」をアピールした。
だが両党の主張には隔たりも。4区の前職の応援に駆け付けた維新の橋下徹共同代表は4日、新宮町での街頭演説で民主を支持する公務員労組を批判。地元の労組関係者は反発した。こうした状況に、迎え撃つ自民関係者は「第三極票は、簡単に民主にはいかない」とみる。
自民の公認調整が不調に終わった無所属前職2人と民主元職の3候補が競り合う1区では、各陣営が前回、みんなが獲得した約4万5千票に熱視線を送る。分裂選挙となった自民系2陣営は「みんなの党は自民出身者が作った党。票は自民系にも流れる」と強気の読みをする。
ある陣営幹部は「第三極票は組織に基づかない票。どう働き掛ければ取り込めるのか、さっぱり読めない」。どの陣営も、見えぬ「第三極」票の在りかを探っている。
=2014/12/10付 西日本新聞朝刊=
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http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141210150150001.html
【2014衆院選】
「浅尾党」崩しに躍起
■4区
自民党が4区に続々と大物議員を投入している。ターゲットは、解党したみんなの党の前代表で無所属の浅尾慶一郎氏だ。4区で根強い人気を誇る浅尾氏の陣営は、地方議員や支援者らでつくる「浅尾党」がフル回転して対抗する。
「時には民主党、時にはみんなの党、そして無所属。どんどん色が変わる。おかしいでしょう」
公示前の先月30日、JR鎌倉駅前で安倍晋三首相が浅尾氏をやり玉に挙げた。この日、県内5カ所で演説した安倍首相だが、自民の対立候補に具体的に言及したのは異例。浅尾氏と争う自民前職の山本朋広氏への党本部の力の入れようはすさまじい。
菅義偉官房長官は、公示日など2回、応援に来た。石破茂地方創生相、塩崎恭久厚労相、下村博文文科相といった主要閣僚に加え、選挙サンデーの7日には谷垣禎一幹事長も鎌倉に。9日には、全国から引く手あまたの小泉進次郎復興政務官がJR大船駅前で演説。「応援要請していない方まで来てくれる。先輩方にご支援いただき、プレッシャーも感じる」。山本氏はそう恐縮する。
前回、京都府から「国替え」してきた山本氏は、浅尾氏にダブルスコアに近い票差を付けられ、比例復活。ただ、今回は「みんな票」が浅尾氏から離れる期待感に加え、連日の大物の応援で「差は縮まっていると思う」と自民党県連幹部は分析する。別の県連幹部は「今が『浅尾党』を崩すチャンス。もし今回勝てれば、4区は今後、自民の牙城(が・じょう)にできる」。
一方、無所属の浅尾氏には比例復活の道はなく、文字どおり「背水の陣」だ。
「一番厳しい道を選んだ。無所属でも大政党の候補に勝てることを証明し、全国の政治家に勇気を与えたい」。公示後初の週末の6日、浅尾氏はJR大船駅近くでマイクを握った。「自民は選挙戦の後半に、劣勢の地域を重点的に攻めてくる。厳しい選挙です」
街頭演説や個人演説会などには、みんなの党に所属していた地方議員らが寄り添い、ビラ配りや応援演説に精を出す。「何としても当選してもらわなければ」と渡辺隆・鎌倉市議。党の県総支部幹事長だった塩坂源一郎県議によると、県内に約40人いた地方議員の半分ほどが浅尾陣営の選挙活動に参加しているという。
元みんなの地方議員らの心配は、来春の統一地方選だ。塩坂氏らは衆院選後、浅尾氏を中心に新たな政党や政治団体の設立を模索する。浅尾氏の求心力を保つには「圧倒的な票差で勝つことが必要」(塩坂氏)なだけに、力も入る。
無所属新顔の荻原隆宏氏は「反既成政党」などを掲げ、駅頭などでの街頭演説で支持を訴える。
共産新顔の加藤勝広氏も消費増税中止や原発再稼働反対などを主張する。
(菅尾保、神宮桃子)
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http://www.minpo.jp/news/detail/2014120619679
2014ふくしま衆院選 最前線ルポ
■2区 現政権の評価票左右 実績の前職に新人挑む
復興相として手掛けた施策の実績を前面にアピールする自民党の前職根本匠(63)に、安倍政権を強く批判する民主党の新人岡部光規(46)が立ち向かう。大票田の商都・郡山市は復興とともに景気動向などへの関心が高い。両陣営は現政権の経済政策や消費税再増税への評価などが票の行方を左右するとみている。
◇ ◇
根本は5日、郡山市南西部での遊説を終えると足早に新幹線に乗り込み、岩手県の自民候補の応援に向かった。閣僚経験者として、応援のため選挙区を離れる日があり、限られた時間の中での戦いを強いられている。
根本は平成24年の前回、後援会組織を強化し、約9万9千票を獲得した。陣営は前回を上回る12万票を目標に掲げる。郡山市で9万票を目指し、500を超える後援会を中心に票の掘り起こしに努めている。
不安材料は現政権に対する批判の目だ。支持者の間に復興相としての実績を評価する声がある一方、「アベノミクスの恩恵が地方に波及していない」とみている有権者も少なくない。陣営は「政権継続による地方創生の取り組みこそが地域経済を活性化させる」と強調する。
第2区選対本部長で県議の佐藤憲保は「閣僚の実績を訴えているが、追い風があるとは言えない。危機感を持って臨んでいる」と気を引き締める。
◇ ◇
岡部は5日、大玉村を回った後、夕方から二本松市の中心部で街頭演説を行い、支持を訴えた。
22年の参院選本県選挙区で15万票余を得たが、選挙区内の知名度不足は否めない。1日約20カ所で街頭演説し、若さや医師としての経験を訴えながら顔と名前の浸透を図っている。現政権の経済政策など問題点を強調し、批判票を取り込む戦略だ。
参院選立候補時の支援者らでつくる後援会と民主、連合福島の関係者で選対を構成した。前回、2区から立候補した民主、日本未来の党、日本維新の会の3候補の票の合計約8万票を確保し、さらに票の上積みを目指す。
選対本部長で県議の佐久間俊男は「候補者の露出を増やす作戦を展開している。巨大与党の候補者を倒すため、非自民勢力を結集する」と話す。
候補者擁立で、2区が地盤の参院議員増子輝彦は岡部以外の人物を推した。増子の動向が注目されている。
◇ ◇
共産党の新人平善彦(62)は5日、郡山市内を遊説した。陣営は高齢者や子育て世代を中心に支持拡大を狙う。選対本部長の高橋善治は「このままの政治でいいのかと疑問視する人たちに支持を呼び掛けたい」と語った。(文中敬称略)
平善彦 62 共産 新
根本匠 63 ☆自民 前
岡部光規 46 ☆民主 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡
▽有権者数=34万4881人(2日現在)
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■3区 票固めへ手の内探る 前職強気、戦術練る新人
外相などを務めた民主党の前職玄葉光一郎(50)に、自民党前職の立候補辞退に伴って同党が急きょ擁立した新人上杉謙太郎(39)が挑んでいる。公示約1週間前に候補者の顔触れがそろい、両陣営は互いに手の内を探りながら集票に努めている。
◇ ◇
民主の国政選対本部の副本部長として候補者支援のため全国を奔走する玄葉は5日、公示日以来3日ぶりに選挙区に入った。地元の田村市を中心に6カ所で街頭演説した。選対幹部は「相手候補が変わり、動きが読みにくくなった。まずは地元の票固めを最優先に進めたい」と明かした。
候補者が選挙区を空ける時間も長いが、陣営は「得票率75%」と前回選挙の62・3%を10ポイント以上上回る強気の目標を立てた。得票率を上げるポイントは農業票とみる。現職の外相として臨んだ前回、環太平洋連携協定(TPP)推進の立場にあることを理由に農業関係団体が距離を置いたが、今回は支援を取り付けた。
野党に転じてから、毎週のように地元に入り、町内会単位に張り巡らせた後援会をてこ入れできたのも強みだ。総合選対本部長で元西郷村長の菊地国雄は「前回は逆風があまりにも強かった。今回は中央でさらに活躍できるよう得票率にこだわる」と言い切る。
◇ ◇
上杉は5日、地元出身の候補者がいない東白川郡に選挙カーを走らせた。党県連関係者は「相手陣営は若い候補の登場に戸惑いがあるはず。動き回って支持を広げたい」と遊説を中心に若さや行動力を訴える日程を組む。
小選挙区制が初めて導入された平成8年に3区で玄葉を破った現参院議員の荒井広幸の秘書を7年間務めた上杉は県南地方を何度も訪問している。前回衆院選で新党改革から比例東北で立候補しているが、地縁はなく、知名度アップが大きな課題だ。自民が全市町村にある党支部組織を動かし、支援に当たる。
陣営は前回衆院選で自民候補が獲得した約4万9千票からの上積みを目指す。比例東北での復活当選が視野に入る。投票率が低い若年層の支持を広げようと選対内にネットチームを設けた。
選対本部長で県議の満山喜一は「相手は横綱。目標達成のために全力を挙げ、本人の将来に向けた足場も固めたい」と長期的な視点で戦術を練る。
◇ ◇
共産党の新人横田洋子(56)は選挙カーを各地に走らせ支持を呼び掛けている。選対本部長の鈴木正一は「消費税増税や米価下落など安倍政権への批判票の受け皿として得票を伸ばしたい」と話す。(文中敬称略)
上杉謙太郎 39 ☆自民 新
玄葉光一郎 50 ☆民主 前
横田洋子 56 共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=28万9727人(2日現在)
( 2014/12/06 09:12 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )
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http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_21.html
最前線ルポ(1区)投票まで9日 候補者足元に不安 組織結束 票固め急ぐ
現行制度で最多となる22人が県内で立候補した第46回衆院選は連日、各地で激しい戦いが繰り広げられている。本県の復旧・復興を担う新たな政権の枠組みを選択する選挙で、各候補者とも「福島再生」に向けた公約を訴えている。各選挙区の最新情勢をルポした。(文中敬称略)
新党が候補者を擁立し、前回とは戦いの構図が一変した。各陣営とも足元に不安材料を抱え、組織の引き締めや支持拡大に躍起だ。
◇ ◇
新聞各紙の朝刊一面に「自民優勢」の見出しが躍った6日、自民党の元職亀岡偉民は伊達市方面に選挙カーを走らせた。
亀岡を見送った福島市の選対本部では、関係者が各紙の「亀岡リード」という序盤情勢の分析に目を走らせていた。「党組織と後援会が結束して票を伸ばしたい」。選対本部長の県議太田光秋は安泰ムードが漂うことを警戒し、後援会の引き締めに動いた。
前回、自民への逆風を受けて、石原洋三郎に約2万票差で敗れ、3年半の間、地道に組織強化を図った。後援会の数を選挙区全体で50以上増やし、270まで拡大した。
追い風の今回は、復興策のスピードアップや県内の原発の廃炉を訴え、前回獲得した13万票より2万票多い15万票を目指す。
しかし、気に掛かる要素も残る。過去四度対決した、自民の元衆院議員佐藤剛男を支持した層の票の行方だ。公示直前、佐藤の旧連合後援会幹部が亀岡陣営の顧問に就任した。互いに激しく議席を争ってきた関係だけに、同じ党の看板の下で雪解けが進んだ証しとも取れる。ただ、佐藤の元後援会幹部の一人は「ライバル関係にあった陣営同士がまとまることは容易でない」として、亀岡に票が流れるかどうかは不透明だと指摘する。
日本未来の党の石原洋三郎は亀岡と競うように、伊達市に入った。
民主党や連合福島の支援を得た前回の組織戦とは打って変わり、「手弁当」の戦いを強いられている。選対役員には国会議員や県議に代わり、個人後援会の支持者らが名を連ねる。福島市の選対事務所前に残された「国民の生活が第一県連」の看板が新党合流までの慌ただしさを物語っていた。
石原は知事を祖父に、国会議員を父に持つ政治家の家系の出身。陣営は地元・福島市内を中心に6万票前後の基礎票があるとみており、上乗せが課題になると戦略を練る。選挙区内の6つの選対を中心に全域を回り、前職としての実績や「卒原発」などの公約を訴え、女性票の獲得や無党派層への浸透、血縁のある相馬地方の票の掘り起こしを狙う。
ただ、選対幹部の一人は「後援会を中心とする各地の選対は急ごしらえの感は否めず、十分機能するかどうか」と明かす。兄で選対幹事長を務める県議石原信市郎は当選ラインとみる11万5千票の獲得を目指す。「厳しい戦いだが、新党への期待を票に反映させる」と意気込む。
民主党の新人大場秀樹は地元の南相馬市を遊説していた。浜通りの選挙用ポスターには「南相馬市出身」の文字があった。賠償や子育て支援など復興に取り組む姿勢を前面に打ち出し、血縁をたぐって支持拡大を目指している。
福島市議時代や県議選を戦う中で得た個人票、党と支持団体である連合福島の組織票を固める作戦に力を入れる。陣営は若年層などを狙い、票の上積みを目指す。
しかし、公示直前に立候補が決まったため、選対幹部は「党内や連合福島の中でも浸透し切れていないのが実情だ」と語る。伊達地方は選対本部長を務める参院議員金子恵美の地元で後援会から支援を受けるが、亀岡の地盤でもある。選対事務局長の小林義明は「戦いの構図が一変し票の動きが読みにくいが、無党派層の取り込みにも全力を挙げたい」と力を込める。当選の最低ラインを10万票以上とみて懸命に追い上げる。
共産党の新人渡部チイ子は福島市内の街頭で声をからした。党の組織票を固めた上で、「原発ゼロ」など公約を訴えて支持拡大を目指す。毎日15〜20カ所の街頭演説をこなしており、選対本部長の藤倉英一は「マイクを握るたびに党の公約が浸透し、有権者の手応えを感じる」と話す。
■1 区
亀岡偉民 57 ☆自民 元
大場秀樹 43 ☆民主 新
石原洋三郎 39 ☆未来 前
渡部チイ子 59 共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡
▽有権者数=41万6514人(3日現在)
(2012/12/07 08:00)
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http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_18.html
最前線ルポ(3区)投票まで8日 強気の陣営、攻める新人 異例の前職「不在」
新党が候補者を擁立せず、民主、自民、共産の既成3党の候補者が戦う。なかなか地元に入れない民主の前職を尻目に自民、共産の新人が票の上積みを目指している。
◇ ◇
民主党の前職玄葉光一郎は7日午後、須賀川市の街頭に立ち、「皆さんに寄り添いたいが、外相としての責任も果たさなければならない」と公務などで選挙区になかなか入れないことへ理解を求めた。8日以降は地元でマイクを握れず、投開票日まで一週間以上も残して「最後のお願い」をしなければならない異例の選挙戦を強いられている。
選対本部が当初想定した選挙スケジュールでは、公務や公認候補の応援の合間を縫って地元に4回入るはずだった。しかし、北朝鮮の「長距離弾道ミサイル」問題で、発射予告の10日以降の日程は白紙に。支援者の機運を高めようと計画した11日と14日の個人演説会は中止を余儀なくされた。
「候補者不在の中で選挙戦後半をどうやって盛り上げるのか」。総合選対本部長の元西郷村長菊地国雄は渋い表情を見せる。選対は戦術を練り直す緊急会議を急きょ8日に開くことを決めた。「今こそ支援組織の底力が試される」とし、市町村単位の女性後援会を中心とした草の根的な運動の徹底などを呼び掛ける。
東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた政府の対応の遅れや環太平洋連携協定(TPP)交渉参加などをめぐり、7選に向け逆風が吹く。その中で陣営が掲げた目標は「得票率75%」。自民前職との一騎打ちになった前回の73・8%を上回る。菊地は「中央政界でさらに活躍してもらうためには、どんな状況でも圧勝しなくてはならない。勝ち方にこだわる」と言い切る。
自民党の新人菅野佐智子の須賀川市の選挙事務所には支援団体からの推薦状が次々と張り出されていた。「自民優勢」が伝えられる中、前回、自民のポスター掲示を断った団体が、推薦状を自ら届けに来るケースもある。
選対本部長代理の柴原文義は「知名度のない菅野はゼロに近い状態からのスタートだが、今は玄葉7、菅野3まで追い上げた」と分析。序盤の世論調査の結果が掲載された「自民優勢」の新聞を指さし、「選挙区で勝つことは容易ではないが、比例での当選は視野に入った」と話す。東北各県の選挙区で自民候補が圧勝すれば、菅野が3区で敗れても比例東北での復活当選の可能性があると読む。
8日の個人演説会をトップに選挙後半戦は各地で集会を開く。地元に入れない玄葉を横目に、菅野の名前と顔を売り込む戦術だ。女性票の取り込みにも力を入れる。選対幹部の一人は「まずは復活当選の圏内に入れるように後半戦は攻勢を掛ける」と語った。
共産党の新人小山田智枝は選挙カーを小まめに走らせ、支持を訴えていた。選対本部長を務める鈴木正一は「党に対する有権者の反応が良く、前回よりも得票を大幅に伸ばしそう」と手応えを話す。
(文中敬称略)
■3区
小山田智枝 43 共産 新
菅野佐智子 59 ☆自民 新
玄葉光一郎 48 ☆民主 前
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=29万2883人(3日現在)
(2012/12/08 08:00)
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http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_22.html
最前線ルポ(4区)投票まで7日 支持交錯行方読み切れず 「恒三票」奪い合い
14回連続当選を誇った民主党の渡部恒三が政界を引退し、渡部が前回獲得した9万1600余票を奪い合うように4陣営がしのぎを削る。
◇ ◇
時折、雪が降る8日、自民党の新人菅家一郎は下郷町に遊説カーを向かわせた。南会津郡は渡部恒三のお膝元。「恒三票」の取り込みを視野に入れる。
会津若松市にある菅家の選挙事務所の選対組織表には、渡部の連合後援会幹部を長年務めた会社役員や団体代表者が名を連ねる。選対幹事長の市議佐藤義之は「『恒三票』に多くの期待はできないが、渡部の引退で、保守系の支持者の中には自民に回帰する人も多いはず」と読む。
菅家は会津若松市長を三期務めており、陣営は有権者の42%を占める大票田での集票に自信を見せる。ただ、渡部は前回、会津若松以外で5万8000票近くを獲 得しており、「若松だけでは勝てない」として、自民の支部組織に加え、渡部の支持者の協力を得て旧町村単位でも後援会を設立し、郡部での票の上積みを図っ ている。
日本維新の会の新人小熊慎司も菅家と競い合うように下郷町に入った。全会津連合後援会幹事長の荒木孝康は「渡部が繰り返していた『党派を超えて若い世代に』という言葉は小熊への後継指名」と受け止め、渡部の後援会の一部から支援を受けていることを明かす。
前回涙をのんだ小熊の得票は4万2800余票。約半分は会津若松市で獲得した。陣営は「恒三票」と合わせ、出身地の喜多方市など都市部での無党派層の取り 込みを重点目標に掲げる。党組織は未整備だが、会津若松市の飯盛山の登り口にある小熊の選挙事務所には若手の運動員たちが盛んに出入りする。南会津などで は、旧町村の商工会青年部員や若い町村議らが「会津を長く支えることができる若い候補」をアピールしながら動いている。
社民党の新人小川右善は 喜多方市方面に選挙カーを走らせた。陣営が期待するのは民主との選挙協力だ。民主県連との間で、県第4区総支部の支援を受けることが決まった。小川は民主 系労組に出向くなど名前と顔の売り込みに歩く。選対本部事務局長の渡辺敏雄は「菅家にも小熊にも投票しない渡部支持者の受け皿になる」と意気込む。
ただ、渡部の後援会関係者は「40年以上、渡部恒三と書いてきた人たちが、簡単に別の名前を書いてくれると思うのは間違い」と冷ややかだ。「白票で投じる人もいるはず」と明かす幹部もおり、投票率の低下を懸念する声が出ている。
共産党の新人原田俊広は会津若松市を中心に遊説を展開していた。広い会津全域を一回りした後は同市や喜多方市の大票田での街頭演説やミニ集会に重点を置 き、丁寧に政策を訴えていく考えだ。選対本部長の宮沢弘は「このままの政治でいいのかと感じている人たちに訴えていく」と話す。(文中敬称略)
■4区
小熊慎司 44 ☆維新 新
菅家一郎 57 ☆自民 新
原田俊広 53 共産 新
小川右善 63 ☆社民 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▷会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡
▷有権者数=23万8502人(3日現在)
(2012/12/09 17:31)
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なんか変だと思ったら>>2286-2288は2012年の記事でした
失礼
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http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121001001356.html
滋賀1区・衆院選候補者が事故 自民の大岡氏
10日午前8時55分ごろ、大津市におの浜の交差点で、衆院選滋賀1区に出馬した自民党前職の大岡敏孝候補(42)の運転する軽乗用車が、近くに住む女性(31)と4歳、3歳の男児が乗る自転車に接触した。女性は転倒し、右足を打撲する軽傷。子ども2人にけがはなかった。
大津署によると、車は信号のない交差点を左折した際、横断歩道を渡っていた自転車にぶつかった。
大岡氏は当時、企業の朝礼に参加後、選挙事務所に向かう途中だった。取材に「左側の確認がおろそかになり、注意が散漫だった。(今後は)朝の選挙活動から運転手を付ける」と話した。
2014/12/10 12:55 【共同通信】
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http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007566966.shtml
2014/12/8 13:04
元党首のお膝元 兵庫の社民かく戦う
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
衆院選の投開票が14日に迫り、兵庫県内の12小選挙区では舌戦が繰り広げられているが、2012年の前回に続いて、そこに社民党候補者の姿はない。兵庫は「護憲の象徴」として党を率いた土井たか子元党首のお膝元。しかし党勢は弱まり、土井氏も死去した。今回は比例票の獲得に力を注ぐ戦いとなるが、「平和」の訴えを強調し、退潮ムードの打開を目指す。
社民党は前身の社会党時代も含め、戦後の衆院選では常に県内で候補者を立ててきた。1986年には土井氏が委員長に就任。その後「マドンナ旋風」を巻き起こし、全国で躍進した。
県内では小選挙区制導入後も阪神間の兵庫6、7、8区で候補者を立ててきたが、2005年の衆院選で比例単独に回った土井氏も落選、県内関係の議席がゼロになった。
12年の衆院選では、旧社会党時代を含め戦後初めて、県内に候補を立てられなかった。今回も擁立は見送られ、2回連続の“不戦敗”となった。
「有権者に選択肢を示すことができず申し訳ない」。同党県連の北上哲仁幹事長は声を落とす。07年に兵庫県議会の議席を失うなど、県内の組織基盤は揺らいでいる。北上幹事長は「来春に予定される県議選をはじめ、県内の市町議選で議席を増やし、国政の議席を目指したかった」と話すが、突然の解散・総選挙で足元を固められなかった。
元県議で同党県連の今西正行顧問は、安倍晋三首相が進めた集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法の成立について「国民の関心は高く、社民党の平和や護憲の訴えは受け入れられる」とみる。一方で「従来のように政策を並べても有権者の心になかなか届かない。少数政党の悲哀を感じる」とも。有権者との距離を埋めるすべを模索している。(紺野大樹)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007572373.shtml
2014/12/10 13:53
比例票はどこへ行く? 気をもむ野党
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
14日投開票の衆院選で、自民、公明の与党優位の情勢が伝えられる中、野党各党が比例票の行方に気をもんでいる。兵庫県内では民主、維新とも選挙区調整で小選挙区の候補者数が前回(2012年)を下回り、比例票の底上げが議席数を左右する。県内全12選挙区に候補者をそろえた共産は「議席増」との世論調査もあり、一層の支持拡大を訴える。
民主は前回、県内全選挙区に候補者を立て、比例で約36万5千票を集めた。このうち、今回は擁立を見送った7選挙区で6割弱の約21万票を獲得。支持母体の連合幹部は「小選挙区の候補者不在の中、比例への投票をどう呼び掛けたら…」と焦りをみせる。
8日には海江田万里代表が兵庫入りしたが、神戸・三宮や元町など演説の“一等地”とされる兵庫1区は空白区のため素通り。それでも公認候補のいる選挙区では「皆さんには2票ある。自民の暴走にストップをかけるため、『比例も民主』へ」と強く要請。小選挙区から比例単独に回った候補者も地元で街頭に立つなどして巻き返しを急ぐ。
維新の前身となる日本維新の会は前回、比例票では自民を上回り、県内トップに。兵庫では当時、同会に所属した3人が比例復活で初当選を果たした。今回も候補不在の選挙区で党所属の地方議員がビラをまいたり、街宣車を走らせたりと掘り起こしに力を注ぐ。
県内で2人を擁立する次世代の党。後半戦は石原慎太郎最高顧問ら知名度のある党幹部が続々と兵庫入りし、てこ入れを図る。
前回、近畿ブロックの獲得議席を3から2に減らした共産は「3議席の絶対回復」を目標に上積みを目指す。とりわけ兵庫8区(尼崎市)、9区(明石市、淡路島)は自公と一騎打ちの構図となり、「得票が伸びる」と期待。7日に三宮で街頭演説した志位和夫委員長は「『比例は共産』と書いていただける方を広げに広げて」と猛アピールした。
一方、優勢とされる自民、公明は緩みを警戒。閣僚経験者を招いた大規模な集会を開くなどし、組織の引き締めを図る。(田中陽一、小川 晶)
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http://www.kanaloco.jp/article/81434/cms_id/115583
14神奈川衆院選:自民の優位変わらず 県内小選挙区、終盤情勢
2014.12.10 03:00:00
14日投開票の衆院選に関し、神奈川県内の18小選挙区で自民党の優位が続いている。神奈川新聞社の取材に7、8両日の電話世論調査を加味して終盤情勢を探ると、自民党は10議席台半ばをうかがう勢いを保つ一方、民主党は劣勢から抜け出せていない。第三極も一部を除き、苦戦が続く。ただし半数近くが「まだ決めていない」と回答しており、今後情勢が変わる可能性がある。
前回14選挙区を制した自民党は序盤情勢と同様に10選挙区以上で2位以下を引き離すなど、優位は変わらない。無党派層にも支持を広げている。連立与党を組む公明党も唯一候補を立てた6区でリードを保つ。
前回1選挙区の獲得にとどまった民主党は半数の9選挙区に候補を絞ったが、優位に立つ選挙区はなく、大半で厳しい展開となっている。8人を擁立した維新の党も共同代表が立つ8区以外で苦戦が続く。
比例代表南関東ブロック(定数22、神奈川、千葉、山梨)は、自民党が前回の6議席から大幅増の10議席に伸ばす勢い。民主党は前回と同じ4議席にとどまりそうな情勢になっている。公明党、維新の党は3議席は確保しそうだ。前回1議席だった共産党は2議席に増えそう。次世代の党、生活の党、社民党は議席獲得が難しい状況だ。
◇
共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。
【神奈川新聞】
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http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141210_2.shtml
1区、野田氏リード 衆院選県内終盤情勢
2014年12月10日
14日投開票の衆院選で、岐阜新聞社は9日、取材などを基に県内の情勢を分析した。終盤も自民が優位に戦いを進め、五つの小選挙区全てで議席を奪う勢い。岐阜3、5区は民主元職、岐阜4区は維新前職が急ピッチで追い上げを図る。共産は全小選挙区で苦戦する。ただ、まだ投票先を決めていない有権者は多く、情勢が変化する可能性もある。(敬称略)
【1区】
8選を狙う自民前職の野田聖子が大きくリードし、民主新人の吉田里江と共産新人の大須賀志津香が懸命に追う。
野田は他候補の応援で不在の間も県議や市議の協力を受け、全域で優位に選挙戦を展開。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも浸透。幅広い世代から支持を得ている。
出遅れた吉田は、民主最大の支持母体である連合岐阜の支援を受けて民主支持層への浸透を急ぐ。大須賀は共産支持層を固める。
【2区】
7選を狙う自民前職棚橋泰文が、地元経済界やJAなどの支持を得て大きくリード。
棚橋は公示後、一度も地元に入っていないが、陣営は「前回得票した約11万5千票を死守する」と懸命に組織を引き締める。陣営幹部や家族が連夜の個人演説会をこなすほか、支援組織ごとに期日前投票に力を入れる。
共産新人の森桜房義は、党の政策を訴えるが厳しい戦い。
【3区】
3選を狙う自民前職の武藤容治が足元を固めて優勢。返り咲きを期す民主元職の園田康博が懸命に追い上げる。
武藤はミニ集会で着実に自民支持層を固めるほか、街頭活動で支持政党を持たない層への浸透も狙う。
園田は連合岐阜傘下の労組の支持が固まりつつある。投票率アップが鍵とみて、党幹部ら応援弁士を招くなど追い込みをかける。
共産新人の服部頼義は共産支持層を固めるが、支持政党を持たない層への浸透は伸び悩む。
【4区】
10選を狙う自民前職の金子一義が幅広い年齢層の支持を着実に固め、優位に戦いを進める。維新前職の今井雅人は追い上げを図る。支持政党を持たない層の取り込みが鍵。
金子は全地域で自公支持層の票を固め、盤石の構え。民主支持層の切り崩し、無党派層への浸透に手応えも。地盤の飛騨地域も引き締めに余念がない。
今井は民主の協力を受けるが、支持の広がりは十分でなく、伸び悩む。支持政党を持たない有権者の多い可茂地域で追い込みをかける。
共産新人の伊嶌明博は自民批判票の受け皿を狙うが苦戦。
【5区】
優位に戦いを進める自民前職の古屋圭司を民主元職の阿知波吉信が必死に追い上げる。
知名度の高い古屋は9選を狙う。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも支持を広げる。東濃全域で先行し、中でも恵那市や中津川市の中高年層から高い支持を集める。
返り咲きを狙う阿知波は、支持政党を持たない層や若年世代への支持拡大を目指し、東濃西部での得票に力を入れる。
共産新人の鷹見信義は、小まめな街頭演説で支持拡大を図るが、知名度不足で厳しい戦い。
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919 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:39:52.49 ID:oPSjFdCQ
野党第一党の党首が比例復活も果たせない例なんてあるの?w
選挙対策本部で海江田はどうゆう心境でバラシールを当選者名簿に張るんだw
930 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:41:53.11 ID:D8EdYiBG
>>919
そういえば、結構ひどい絵面になるな
とくに東京比例区復活組のバラとか、自分の首にギロチン押し込んでいくようなもんじゃないかw
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http://toyokeizai.net/articles/-/55524
無慈悲!選挙後半戦は「仁義なき戦い」に
自民党は野党の有力者を集中攻撃
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月10日
すでに自公が圧勝するというメディア各社の報道のため、選挙後半戦はいまいち盛り上がりを欠いている。
しかし各選挙区は、熾烈な戦場と化している。「選挙は合法的な戦争だ」という言葉もあるようだが、まさに「仁義なき戦い」が繰り広げられている。
事前調査で優勢と言われる自民党の戦略は、すでに戦勝後を想定している。「野党の有力な幹部を落選させ、徹底的な壊滅をはかること」をその目的としているのだ。ターゲットにされているのは海江田万里民主党代表、菅直人元首相、野田佳彦元首相、小沢一郎生活の党代表で、彼らの選挙区には次々と現役閣僚や党幹部が投入されている。
たとえば小沢一郎氏の岩手県4区(花巻市、北上市等)には、12月8日に菅義偉官房長官、翌9日には安倍晋三首相と、2日続けて超大物が自民党の藤原崇候補の応援に入った。16度目の連続当選を目指す小沢氏は、これまで同区で約12万〜13万票を獲ってきた。ところが2012年の衆院選で獲得したのは7万8057票で、藤原氏の復活当選を許している。
「生活の党」は風前の灯火
解散後に離党者を出した生活の党は、比例区への得票も望みが薄い。前回の衆院選では東北ブロックで1議席を獲得したが、今回はどうなるか。もし小選挙区で落選し、比例復活も叶わないとすれば、そのまま政治的に抹殺されてしまう。2009年の民主党政権誕生の立役者である小沢氏は、かつて所属した自民党からそののど元に刃を突き付けられている状態だ。
野党の間でも壮絶な戦いが起きている。維新の党の橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は9日、そろって愛媛県4区(宇和島市、伊予市等)で街宣した。
もともと日本維新の会は、愛媛県内で一定勢力をもっていた。かつては「参院のドン」と言われた村上正邦元参院議員の流れをくむ県議の横田弘之氏が中心となって、「愛媛維新の会」が結成されたという経緯がある。
かつての同志を集中攻撃
維新の党は同区で森なつえ氏を擁立したが、森氏が2012年の衆院選で出馬したのは出身地の西条市がある愛媛県3区(新居浜市、西条市等)だ。
その森氏がどうして今回4区に鞍替えしたのか。同区では2012年の衆院選で日本維新の会の公認候補だった桜内文城氏が出馬している。桜内氏はかつて、彼らの同志ではなかったか。
9日午前、橋下氏らは桜内氏の出身地である宇和島市で街宣した。この時、森氏は4区への鞍替えの理由について涙で声を詰まらせながらこう言っている。「私はこの愛媛4区には親戚もいない。知り合いも少ない。応援してくれる企業や団体もない。しかし闘わなければならない。どうしても許せないことがあったからだ。いまは次世代の党に移った候補にかつて、子育ての世代の声を聞かせてくれと言われた。なので、友達が子どもの学費の心配をしていること、何人も子どもを産むと大学に行かせられないと懸念していることを伝えた。そうしたらその候補は、『バカな親がバカな大学に行くことを心配しなくていいんだ』と言い放った。これが許せなかった」。
橋下氏は次のように言った。「日本維新の会から次世代の党に移った人は、私のところに一言の挨拶もなかった。桜内さんは党本部にかまぼこ3本持ってきたらしい。私と松井知事と事務局に1本ずつということで。彼らが次世代の党を作る時、ずらりと並んで『国民に道徳教育が必要だ。礼節をわきまえた国民を育てないといけない』と言っていた。いやその前にまず、自分たちが離党する時の挨拶だろうと思った。ということで、これから(桜内氏の)事務所まで行こうと思う」。なんとも凄まじい恨み節である。かつての同志を攻撃する演説を聞く有権者は、どのような思いを持つだろうか。
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その桜内氏を応援するため7日に松山に入った次世代の党顧問(元みんなの党最高顧問)で参議院議員の江口克彦氏は、翌8日には東京都目黒区の学芸大学駅前でマイクを握っていた。東京5区に無所属で出馬する三谷英弘氏を応援するためだ。
三谷氏が所属したみんなの党は、先月末に解党した。渡辺喜美氏を中心にした新党構想も消え、いまは頼るべき政党もない。2012年の衆院選では4万6629票を得て、東京比例区の定数17のうち、14位で当選したが、無所属では比例復活も叶わない。
「無所属では政見放送もできないのです(注:経歴放送は流される)。こうして直接みなさんに訴えるしかない」。駅前に集まった約10人の支持者を前に、三谷氏はこう訴える。
三谷氏がみんなの党の解党まで付き従った渡辺同党元代表の応援には頼れない。渡辺氏は自分自身の選挙が大変で、他人の選挙を助けるどころではない状態だ。渡辺氏は公示日の前に東京5区に入ったが、三谷氏の決起大会にも顔を出していない。
渡辺氏の事情を知る自民党関係者はこう述べる。「実は渡辺氏は、2012年の衆院選で厳しい選挙戦を強いられた。亡父・美智雄氏の後援者だった重鎮が『今回だけは応援してやる』ということで、なんとか当選した経緯がある。今回はその助けは期待できない。しかも8億円問題の影響も残っている。かなり厳しい状態だ」。
「党から処分を受けたとしても本望」
江口氏は次世代の党に参加している立場。しかし、窮状の三谷氏を見捨てることはできなかった。早朝に羽田に到着した後、午後7時までずっと三谷氏の街宣に付き合った。
「三谷さんはかつてみんなの党で私の同志だった。友情のためだけではない。彼は日本に貢献できる非常に優秀な政治家だから、落とすわけにはいかない。だから私は応援に来た。このために党から処分を受けたとしても本望だ」
無慈悲もあれば、慈愛もあるということか。それらが織りなすドラマがそのまま、日本の政治の歴史になっていくのだろう。そして選挙という闘いを通して人間は、その本性を露わにするものかもしれない。
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著作権侵害リスト作成中
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141211/CK2014121102000123.html
<衆院選>注目区ルポ
2014年12月11日
◆1区(千代田・港・新宿区)組織力と知名度の戦い
自民の看板を背負う山田美樹さんと、知名度を前面に出す民主代表の海江田万里さんの戦い。二年前の前回、山田さんは自民への追い風を受け、千票余の差で初当選した。海江田さんは比例で復活した。
今回、序盤リードした山田陣営は終盤に入った十日夕、千代田区内で決起集会を開いた。都議、区議や業界団体の幹部が会場に入り切れないほど集まり、自民の組織力を見せつけた。
山田さんは「相手は有名人で毎日テレビに出ている。その後を追い掛け、あと一歩まで来た」と述べ、「日本経済の潜在能力が見込める1区で、与党の議席を失うわけにいかない」と訴えた。細田博之幹事長代行や舛添要一知事ら応援弁士も「与謝野馨さん(元財務相)も苦戦した」と厳しい戦況を繰り返し、陣営の引き締めに躍起だ。
海江田さんは九日、公示後初めて本格的に地元入りし、丸一日、選挙区を駆け回った。「自民は野党時代に反省したと言うが、政治とカネの問題など形状記憶合金で元に戻った」と批判。「自民は公共事業を増やしたが民主は人に投資する」と違いを強調した。支援団体、連合の組合員らが各遊説場所に駆けつけて盛り上げ、寒風の中、支援者とハグして「地元は温かい」と笑顔を見せた。「千代田、港、新宿区の方は海江田へ。ほかの地域の方はその地域の民主候補へ」と代表の役目も忘れなかった。
十日は一転、朝二時間、新宿区内で活動後、再び応援のため地方へ。留守を預かる元都議らが選挙カーを回した。
共産の冨田直樹さんはJR田町駅東口に立った朝一番の演説で「きょう十日から秘密保護法が施行された」と切り出し、「戦争ができる国づくりへの第一歩。絶対に許せない」。三度目の挑戦で「子育て世代の反応が違う」と手応えを語った。
結成まもない次世代の浸透度の低さに苦戦する渡辺徹さんは港区の商店街を徒歩遊説し、「子どもにツケを残さない」「責任ある政治を」と、防衛力強化や行政改革などの政策を挙げたビラをまき、支持を呼びかけた。 (松村裕子)
=終わり
◇1 区(6)千代田・港・新宿区
渡辺徹36 会社役員 次新
冨田直樹38 党地区常任委員 共新
又吉光雄70 政治団体代表 諸新
海江田万里65 党代表 民<前><6>
山田美樹40 (元)経産省職員 自前<1>
野崎孝信27 会社員 無新
(届け出順)
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50234.html
【衆院選】小沢氏、超異例2度お国入り「激戦」で11日から
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った 小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った
岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党の小沢一郎氏(72)が、11日から13日まで再び地元・岩手に入り街頭演説などを行うことが10日、分かった。小沢氏は6、7日にも数十か所を回る本格的な地元遊説を約30年ぶりに行っているが、同一選挙期間中に2度も“お国入り”するのは極めて異例。求心力の低下に危機感を募らせる関係者らに、最後の引き締めを図る。
逆風吹き荒れる「小沢王国」に、陣営は“奥の手”を打った。党幹部は「予想以上の接戦になりそうだ。小沢代表は11、12日に岩手2区を回り13日に4区に入り、最後のてこ入れをする」と話した。2区で、同党の畑浩治候補(51)の応援演説や支援団体にあいさつを済ませ、投開票前日に自身の4区に入るという。
最新の共同通信の情勢調査は、4区の自民党の藤原崇氏(31)が若年層からの支持で小沢氏を上回り“激戦”と報じた。小沢氏に近い地元県議は「1回の選挙で2度も地元に戻るというのは聞いたことがない」と驚いた。
この日、小沢氏は今回初めて都内で、東京12区候補の青木愛氏(49)らの応援演説を行った。JR赤羽駅前での「小沢ガールズ」代表格の応援には、語気に力がこもった。「青木君を、もう一度、国政に送り出していただきたい」と訴え、約200人の聴衆から大拍手。隣で見つめていた青木氏は、感極まり目に涙を浮かべていた。その後、青木氏のピンクの選挙カーに乗り込み、満面に笑みを浮かべ次の遊説区へ向かった。
岩手4区は他に、共産党の新人・高橋綱記氏(67)が立候補している。
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50230.html
【衆院選】加藤紘一氏三女・鮎子氏、父の敵討ちも「横一線」つば競り合い
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか… 「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか…
並走、接戦、横一線、伯仲―。報道各社の情勢調査で激戦区の1つとされる山形3区。自民党の加藤紘一元幹事長(75)が2年前の衆院選で阿部寿一前衆院議員(55)に1465票差で14選を阻まれ、政界引退。周囲からは「父の敵討ち」との期待を受け、三女の鮎子氏(35)が立候補した。一方、阿部氏も元酒田市長4期13年5か月の実績を訴え、最後まで予断を許さない状況が続いている。(久保 阿礼)
2年前の衆院選。鮎子氏の父・紘一氏は阿部氏に1465票差と僅差で敗れ、政界引退を余儀なくされた。初陣となる「加藤家の姫」を守ろうと、“重鎮”らが続々3区入り。2000年の「加藤の乱」で、造反を企てた紘一氏を引き留め、涙ながらに「先生が大将なんだから」という“政界流行語”を残した谷垣禎一幹事長(69)、コロンビア大大学院で同窓だった、小泉進次郎復興大臣政務官(33)ら知名度抜群の議員が応援に駆けつけた。大応援団の結成について鮎子氏は「もっけだ(方言で『ありがたい』の意)の一言です」と頭を下げつつも、「小選挙区で勝ちます」と言い切る。
周囲からは「父に似なくて良かった」という冗談も出るほど朗らかな人柄の鮎子氏は、4人きょうだいの末っ子(三女)。慶大法学部からコロンビア大大学院を卒業し、帰国後は財団法人勤務や、紘一氏の秘書を務めた華麗なる経歴を持つ。2歳の長男の母で、夫の賢明(よしあき)氏(35)はエリート証券マンだったが、退職して山形県に移住。コンサルティング会社の代表をしながら、妻を支える。
地元が真っ二つに割れる“保守分裂”選挙。自公は組織の引き締めに躍起だ。「自民党の公認候補は加藤鮎子、ただ一人。無所属の方が選挙に勝っても自民党に来ることはありません」。8日、鶴岡市内で行われた演説会で鮎子氏が秘書を務めた野田聖子前総務会長(54)は、鮎子氏と水面下で公認争いをした阿部氏の入党を否定。支援組織の一部を引きはがし、応戦する宿敵を批判した。
組織戦を象徴するように結婚式会場でもある大広間は、500人以上の有権者らで埋め尽くされ、立ち見も出た。会場には、3つの大型スクリーンを設置。知名度不足を補うため、鮎子氏の演説姿や握手をする姿のプロモーションビデオを繰り返し、上映した。
陣営からは「父の敵討ち」との期待の声も上がる。鮎子氏は「父は選挙に強かった。私よりは楽だったのではないかな、と思いますけどね…」と苦笑するが、加藤家の家訓は「どぶ板選挙に徹せよ」。終盤戦を迎え、阿部陣営と同時刻に大規模集会を開催。12日には安倍首相が応援に入り、最後の勝負をかける。
◆山形3区(酒田市、鶴岡市、新庄市など)
阿部寿一(55)無 前〈1〉
吉田大成(45)民主新
長谷川剛(36)共産新
加藤鮎子(35)自民新
佐藤誠(66)無 新
※丸数字は当選回数
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_31014.html
<衆院選>「小沢王国」緊迫感/地元入り引き締め/岩手4区
花巻市のホールで候補者の訴えを聞く有権者=9日
<2日で30ヵ所>
攻勢にさらされる王国にあるじが戻った。
「正しいと思う道を曲げずに来ることができたのも、地元の皆さんの支えがあったからだ。もう一働きさせてほしい」
7日朝、奥州市水沢区。衆院選岩手4区で16選を狙う生活の党代表の小沢一郎(72)が街頭でビールケースに立った。
前日は16カ所、7日は14カ所。雪が舞う中、スーツ姿で笑顔を絶やさず握手を繰り返した。「必死な小沢さんを見るのは27歳で初当選したとき以来だ」。長年の支持者らは小沢の姿に緊迫した情勢の変化を感じ取る。
背後に迫るのは比例東北自民党前議員の藤原崇(31)。びくともしなかった地盤が当選1回の若手に脅かされている。
異例の地元入りは、高齢化した後援会の引き締めが狙いだ。前回(2012年)の小沢の得票は7万8000。09年から5万も減らした。
幹部の一人は「小沢も72歳。後援会だけが若返ることはあり得ない。組織力は健在だが、身内の票固めにとどまる」と打ち明ける。
<試される底力>
「1強多弱の打破には野党結集が必要。民主党はしっかり小沢先生を支える」。2日間の遊説にほぼ張り付いたのは、民主党県連幹事長で地元県議の高橋元だ。
民主党分裂で小沢と離れたが、今回は民主と生活で候補者をすみ分けた。県連内にアレルギーはあるが「前面に出ないと結集をアピールできない」と小沢と並んだ。
小沢は8日、接戦の情勢に「日曜日になれば分かること」とだけ語り東京に戻った。終盤に入り後援会の回転は上向いてきた。「選挙の小沢」の底力が試される。
<世代交代強調>
「厳しい戦いだが、多くの力を頂き、何とか小選挙区での勝利が見えてきた」。再選を目指す藤原は9日、北上市の街頭演説で言い切った。
隣でマイクを握ったのは首相安倍晋三。「そろそろ代えた方がいい。若い31歳だ」。安倍はあえて小沢の名前は出さず、世代交代を強調した。
前回得票は4万8000で小沢との差は3万。今回は強力な援軍が敵陣から現れた。元民主党で小沢とたもとを分かった無所属県議たちだ。
「小沢さんは岩手のことが頭にあるのか。藤原君はこの2年、頻繁に地元に戻り地域の声を国政に届けた」。反小沢の先頭に立つ県議小田島峰雄は6日、花巻市であった個人演説会で言い放った。
小田島らは来年の岩手県知事選もにらむ。岩手の政治の「脱小沢」をもくろみ、自民にハッパを掛ける。「最大のチャンスだ。小沢を追い詰める気迫が必要だ」
「あと少しだ。来てるぞ。総裁としてできることは何でもする」。応援に入った首相安倍は藤原にこう伝えたという。45年間、鉄壁を誇った王国の攻防は横一線のまま最終盤に入る。
共産党新人の高橋綱記(67)は花巻市議5期の知名度が強み。消費税増税の中止などを訴える。(敬称略)
◇岩手4区立候補者
藤原崇31☆党支部長 自前(1)
高橋綱記67 元花巻市議 共新
小沢一郎72☆党代表 生前(15)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kanaloco.jp/article/81475/cms_id/115785
14神奈川衆院選:注目区を行く〈6区=横浜市保土ケ谷・旭区〉
2014.12.11 03:00:00
(写真はイメージです)
◇自公協力「慣れたもの」
出馬を告げられたのは、衆院解散の当日だった。11月21日の昼すぎ、民主・三村の電話に着信があった。「6区で立候補を」「午後3時に記者発表する」。電話の主は、党選対委員長の馬淵澄夫。公明・上田と維新・青柳による事実上の一騎打ちとされてきた戦いの構図が、崩れ去った。
自公勢力に対抗しようと水面下で模索されてきた民主と維新の候補者調整は、解散前日の土壇場で決裂。2区から国替えした三村が参戦し、2年前と同じ民主、第三極、公明、共産が激突する形となった。
県内唯一の「自公統一候補」として7期目を目指す上田の陣営は、野党の候補者調整が不調に終わったことに「当選ラインが下がる」「(組織が固い)うちにはプラスだ」と胸をなでおろす。ただ、公明の組織票だけでは当選圏内に届かず、「自民票での上積みが必須」とも。自民側は「自公の選挙協力は5回目で慣れたもの。準備万端整えている」と自信をのぞかせ、党の選挙カーを走らせる。
11月末には首相の安倍晋三がマイクを握り、「上田さんが安倍政権には必要」と自公連携をアピール。公示後も幹事長の谷垣禎一らを次々と投入し、「前回以上に力を入れた支援」(同党市議)を展開している。
一方、青柳の陣営は、前回の衆院選で民主とみんなが獲得した票を合わせると上田の票を大きく上回っていただけに、心境は複雑だ。「逃げ切ったと思ったが…。三村と無党派層の取り合いになる」
演説で「しがらみのない青柳でしか改革はできない」としている通り、確固たる支援団体や組織があるわけではない。「前回と同様、空中戦にならざるを得ない」(支援する市議)。
それでも、国会活動の傍ら精力的に地元行事に顔を出すなどして支持拡大に努めてきた自負もあり、「突然出てきた候補に負けるようなら、この2年間何をやってきたのかということだ」と奮起。「身を切る改革」などを訴え、無党派層への浸透を図っている。
約3週間の超短期決戦を強いられた三村は、「運動を展開しやすい素地の備わった選挙区」。活動主体を自転車から街宣車に替えるなど、短期間で広範囲をカバーできる効率的な戦法を展開。保土ケ谷区で育ったメリットを生かし、知名度不足の克服に努める。
過去5回にわたり「民主対公明」の戦いが繰り返されてきた6区は、民主の支持基盤が強い地域でもある。支援する連合神奈川の幹部は「39歳という若さも大きな武器。短期間でも十分勝負になる」と見込んでおり、党本部も代表の海江田万里をはじめ、代表代行、幹事長といった幹部を続々と投入している。「格差のない経済政策」や「将来にツケを残さない政治」を訴え、若年層や無党派層の取り込みに全力を挙げる。
共産・北谷は憲法9条維持や消費税増税反対を訴え、基礎票の上積みを目指している。
=敬称略
◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区)=敬称略、届け出順
青柳陽一郎45☆維 前(1)
三村和也39☆民 元(1)
上田勇56 公 前(6)
北谷真利53 共 新
【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。
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さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
URL:http://ouen100.net/
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<衆院選>自民が優勢、野党は苦戦 県内終盤情勢
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/11/04.html
14日投開票の第47回衆院選について、埼玉新聞は10日までに共同通信の全国調査に本社取材を加味し終盤情勢を探った。
全国的に自民先行の傾向が表れる中、埼玉15小選挙区でも13選挙区で自民が優勢。候補者の一本化を図った民主や維新だが、前回2012年衆院選と同様、厳しい戦いを強いられている。
自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、無党派層からの支持も堅調。公明の支援を受けるなど総じて安定した選挙戦を展開している。
激戦区は00年衆院選以降、民主が5連勝している5区(さいたま市大宮区など)。民主幹事長が立つ選挙区で前回民主が唯一勝った「牙城」だが、3期目を目指す自民前職が猛追。横一線の戦いを繰り広げている。自民は安倍晋三首相が応援に入るなど強力なてこ入れを図っている。
6区(上尾市など)と7区(川越市など)はいずれも先行する自民前職を民主前職が追い上げる展開。1区(さいたま市浦和区など)は自民前職が攻勢に立つ。
自民前職と維新前職が対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)はともに保守層を固める自民が優勢。維新は無党派層への訴えを強化し巻き返しを図る。3候補を擁立した次世代は伸び悩んでいる。
調査では4割前後が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。今後の支持固めと無党派層の取り込みが当落の鍵を握りそうだ。
比例(北関東ブロック)区を主戦場とする公明、共産はともに堅調。公明は目標の「3議席確保」が射程に入った。
15選挙区に候補者を立て比例票の底上げを図る共産は公示前の比例1議席から2議席獲得の可能性が出ている。比例で1席奪還を目指す社民は苦戦している。
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>>2248-2256
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n1.html
2014.12.11 09:41
【選挙区終盤情勢】
東海 民主「王国」復活は多難
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《岐阜》
前回、5選挙区を独占した自民が「保守王国」をより強固にする勢い。結党以来初めて2選挙区で候補者擁立を断念した民主は、苦戦を強いられている。
女性候補の三つどもえとなった1区は、自民野田が抜群の知名度と組織力を背景に優位に立つ。民主吉田は女性や子育て世代を中心に街頭などで支持を訴えるが、解散翌日の出馬表明で知名度不足は否めない。
2区は、強固な地盤を持つ自民棚橋が圧倒。3区は、自民武藤が足元を固めてリードし、返り咲きを狙う民主園田は支持固めに懸命。
4区は、10選を狙う自民金子が強固な後援会組織をバックに安定した戦い。維新今井は選挙協力する民主支持層を取り込みたいが苦戦、街頭活動を中心に無党派層の支持拡大を狙う。
5区は、自民古屋が先行。民主阿知波は都市部を中心に巻き返しを図る。
《静岡》
自民が全8選挙区のうち6選挙区で他候補に大きく差をつけて優勢。前回の結果と同様の構図に落ち着きつつある。
1区は、自民上川が法相としての公務の合間に地元入りし街頭演説などで支持を集め、民主牧野や維新小池を突き放す。2区の自民井林は前職の実績を訴え、知名度不足が響いている民主松尾を圧倒している。
3区は自民宮沢が大きく優勢。維新との統一候補となった民主小山は支持を広げられていない。4区は自民望月が環境相の成果を訴えて支持を広げており、民主田村は厳しい戦い。5区の民主細野は候補者の応援で地元を離れがちだが、独走。自民吉川は厳しい。
6区は民主渡辺が、前回肉薄した自民勝俣を大きく離す。7区は自民城内が独走し、民主松本らを突き放す。8区は自民塩谷が維新源馬らを大きくリードしている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n3.html
《愛知》
前回、全15選挙区のうち13選挙区で勝利した自民に勢いがある。「王国」復活を期す民主は維新との選挙協力が整わないまま選挙戦に突入し、苦戦している。
1区は、自民熊田が小まめに地域を回り、地元商工業者からの支持は強固。追う民主吉田は主婦層からの支持を集める。名古屋市長河村たかしが代表の地域政党「減税日本」から出馬した広沢は厳しい戦い。
4区は、自民工藤が幅広い年代から支持を集めてややリード。維新牧は古巣の民主支持層にも食い込むが、民主刀禰と票の奪い合いでともに苦戦している。
9区は、自民長坂が公明支持層にも浸透し先行、民主岡本が猛追する。
公示直前に民主候補が比例代表に回った12区は、自民青山がリードし、維新重徳が追う。青山は街頭活動や個人演説会を重ねて支持拡大を進め、重徳は無党派層への浸透を図る。
《三重》
1区は、11選を目指す自民川崎が盤石。伊賀市などで民主支持層にも浸透している。維新松田は候補者調整で擁立を見送った民主の支持基盤・連合三重に浸透しきれず、維新支持層以外への広がりが課題。共産橋本は厳しい。
2区は、文部科学相などを務めた民主中川が優勢。自民島田は自民、公明支持層をまとめるが、無党派層への浸透がみられない。共産中野は支持拡大に懸命。
3区は、民主岡田が本人不在の選挙戦ながら抜群の知名度で支持層をほぼまとめ、自民支持層にも食い込む。自民嶋田、共産釜井は伸び悩んでいる。
4区は、自民田村が優位な戦いを進め、共産松木は比例票の拡大を図る。5区は、比例代表の重複立候補を辞退して組織を引き締める自民三ツ矢が有利な情勢。民主藤田は苦戦し、共産内藤は党支持層以外の広がりがない。(敬称略)
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110013-n1.html
2014.12.11 10:05
【選挙区終盤情勢】
近畿 維新、おひざ元で先行許す
(1/6ページ)
《滋賀》
1区は、自民大岡と民主川端が激しく競り合う。大岡は保守層を手堅く固める。知名度で勝る川端は支持母体の連合滋賀をフル稼働させるとともに「反自民」票を取り込み、巻き返しを図る。
2区は、自民上野が民主田島を一歩リード。上野は長浜市、田島は彦根市と、それぞれの地元を着実に固めており、残る米原市などの票がどちらに流れるかが勝敗のカギを握る。
3区は、自民武村が優勢。解散間際に出馬を決めた民主小川は態勢が整っていない。小川の後援会長を務める前滋賀県知事の嘉田由紀子が応援に入り、無党派層の上積みを狙う。4区は、「反自民」票が民主や維新に割れ、地元企業などをまとめた自民武藤がやや先行。民主徳永は雇用や子育ての充実を訴え、浮動票を取り込む一方、維新岩永も小まめにスポット演説を行い支持を広げる。
《京都》
民主空白区となった1区は、自民伊吹が支持層をまとめて堅調な戦いぶり。共産穀田と維新田坂が追い上げを図っている。民主は候補擁立を見送ったが、田坂は民主支持層に浸透していない。2区は知名度の高い民主前原が先行。自民上中が粘り強く支持層を固めて追い上げている。
混戦模様の3区は、前回激戦を繰り広げた自民宮崎と民主泉が今回も激しく競り合う展開。共産石村、6区から国替えした維新清水も巻き返しを図っている。4区は返り咲きを狙う民主北神が、前職の自民田中を追走している。
5区は自民谷垣が党幹事長のため、地元入りはできていないが、高い知名度と実績を前面に押し出し、幅広い支持を集め圧倒している。民主小原は伸び悩んでおり、無党派層の支持獲得に躍起。6区は前回と同様、民主山井と自民安藤が激戦を繰り広げている。
《大阪》
前回12選挙区で勝利し、本拠地で圧倒的な強さを見せつけた維新が苦戦を強いられている。
1区は自民大西と維新井上が接戦を展開。3区は公明佐藤が安定している。4区は自民中山が優位に立ち、維新吉村が追う。女性3人が争う7区は自民渡嘉敷がリード。8区は自民大塚が有利に戦いを進め、維新木下は伸び悩んでいる。
10区は先行する民主辻元を、維新松浪と自民大隈が猛追。11区は自民佐藤と民主平野が競り合い、維新伊東が続く。12区は自民北川が頭一つ抜け出し、民主樽床が追いかける。13区は自民宗清が先を走り、次世代西野が巻き返しを図る。
15区は自民竹本が維新浦野を一歩リード。16区は先行する公明北側を民主森山が追う。17区は維新馬場と自民岡下が互角の戦いをしている。19区は先行する自民谷川を維新丸山と民主長安が猛追している。
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《兵庫》
自民、公明が前回獲得した計10議席を死守する勢い。民主、維新はすみ分けを進めたが、厳しい戦い。
1区は自民盛山が一歩リードし、維新井坂が激しく追う。
2区は公明赤羽が組織戦で民主向山らを引き離す。3区は自民関が大きく抜け出し、維新新原、民主横畑らが追う展開。4区は保守地盤に支えられた自民藤井が独走。5区は、自民谷が民主支持層も取り込み安定した戦いを見せる。
6区は自民大串が民主辻らを引き離している。7区は、自民山田が保守系無所属大前との間で予想された自民票分裂の影響も感じさせず大幅にリード。8区は公明中野が牙城を守りきる勢い。9区は自民西村、10区は自民渡海がそれぞれ安定した戦い。
11区は民主松本を自民頭師らが追う。12区は、自民二階派の支援も受けた無所属山口が優位に立ち、自民県連が支持する無所属戸井田らは苦戦している。
《奈良》
全4選挙区中、2、3、4区で自民がリードしている。
1区は地元に張り付き街頭演説やミニ集会を小まめにこなす民主馬淵が優勢となっている。抜群の知名度が強みで、民主支持層や無党派層を手堅く固めた。自民小林は保守層への支持を広げる一方、無党派層への浸透が課題となっている。
2区は総務相、自民高市が実績を押し出し、大きく水をあけて独走。生活中村は野党共闘を打ち出して追うが、伸び悩む。
3区は、自民奥野が安定した支持を集めて抜け出している。維新栗原は無党派層の支持拡大に懸命で、一定の浸透をみせているが、出遅れが響き厳しい。
4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め堅調な戦いぶりをみせている。民主大西は懸命に追い上げを図るが、民主支持層のほかに十分な支持が広がっていない。
《和歌山》
1区は前回300票の僅差で敗れ雪辱を期す自民門が、今回も民主岸本と激しく競り合う。門は企業・団体などの支持を受けながら、個人演説会なども連日行い、自公支持層を確実に固めている。岸本は民主支持層に浸透し、党より個人を前面に出した活動をこなし、無党派層への食い込みを図る。
2区は自民石田が自公の支持層を確実にまとめ、優位な戦い。無党派層の取り込みを狙い、街頭活動にも力を入れ、票の上積みを目指している。維新阪口は選挙区を自転車で精力的に回り、無党派層の掘り起こしに躍起。
3区は自民二階が大きくリード。自公の支持層を固め、擁立を見送った維新支持層の取り込みも狙い、幅広い支持獲得を目指す。党総務会長として他選挙区の自民候補の応援のため本人はほとんど不在の中、陣営が精力的に活動している。(敬称略)
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110017-n1.html
2014.12.11 10:06
【選挙区終盤情勢】
中国 12選狙う平沼氏リード
(1/5ページ)
《鳥取》
1区は自民石破が抜群の知名度と強固な組織力で盤石。公示後、全国を応援で飛び回り選挙区に入っていないが、保守層の支持は固い。共産塚田は遊説を重ねて無党派層の取り込みを図るが、広がりを欠く。
2区は自民赤沢が先行し民主湯原が追いかける。赤沢は過去2回、湯原との対決を制した強固な党組織を中心に保守層に浸透。演説会で政権の経済政策に理解を求め、無党派層にも支持拡大を図る。湯原は連合を軸に決起集会などで基礎票を固め、「反自民」票や女性票の取り込みに躍起。
《島根》
1、2区ともに自民が優位な戦い。野党は1区で民主、2区に社民の新人が出馬し、両県連が「共闘」態勢で追い上げに懸命だ。
1区は、自民細田が厚い保守地盤を背景に組織力をフル稼働。参院議員や県議らの支援も受け安定した戦いぶり。民主和田はアベノミクスの弊害を訴え、保守層切り崩しを図るが、無党派層の支持を固めきれていない。2区は、自民竹下が不在がちながら、盤石な支持基盤で優位に組織戦を展開している。社民山本と共産向瀬は支持拡大を図るが、苦しい戦い。
《岡山》
1区は10選を狙う自民逢沢が知名度の高さで優位に戦いを進めている。出馬表明が遅れた維新高井は無党派層への支持拡大に懸命。2区は再選を目指す自民山下が先行するが、選挙区議席の奪還を目指す民主津村が追い上げ、激しい選挙戦を展開している。
3区は次世代平沼が12選へ向けややリード。3回連続で比例復活の自民阿部が追う。4区は自民橋本が公明の手厚い支援を受け先行するが、民主柚木が猛追。5区は自民加藤が圧倒的な強さをみせ、共産美見に大きく水をあけている。
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《広島》
1区は8選を目指す外相の自民岸田が3新人を寄せ付けず盤石。2区は自民平口、3区は自民河井がリードしている。4区は支持層を着実に固めた自民中川を3区から国替えした次世代中丸が追う。5区は公示直前になって民主が出馬を断念。自民寺田が共産尾崎を圧倒する。7区も自民小林がリードを広げている。
前回、県内で唯一自民が敗北した6区は、無所属亀井と前回比例復活の自民小島が横一線。13選を目指す亀井は今回、初めての無所属での出馬で、影響力の低下を指摘する声もある。
《山口》
首相のおひざ元で自民が4議席独占の勢い。
1区は強固な保守層に支えられる党副総裁の自民高村が盤石。維新高邑は野党共闘を目指すが伸び悩んでいる。2区は県連会長を務める自民岸が安定した戦い。返り咲きを狙う民主平岡は無党派層の支持拡大などに奔走。3区も9選を目指す自民河村が大きくリード。4区は首相の自民安倍が圧倒している。前回同様、本人不在の選挙戦だが、夫人の昭恵が精力的に活動している。次点の約6倍を獲得した前回11万8696票を超える「圧勝」を目指す。(敬称略)
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110016-n1.html
2014.12.11 10:07
【選挙区終盤情勢】
四国 定数減で無党派層照準
(1/4ページ)
《徳島》
「0増5減」に伴う定数減で1、2区ともに新たな選挙区での戦い。
1区は、自民後藤田が先行し、民主仁木が追う展開。後藤田、仁木は旧3区で4度対決し、いずれも後藤田が勝利している。両陣営とも大票田の徳島市での浸透と、無党派層の取り込みに懸命だ。共産古田は支持が広がっていない。2区は、9選を目指す自民山口が大きくリードする。支援組織を着実に固め、安定した戦いを見せている。共産久保は支持拡大に奔走するが苦戦を強いられている。
《香川》
1区は自民平井が先行し、民主小川が追う。平井は支援組織の引き締めを図り自民支持層を固める。小川は精力的な街頭活動で無党派層への浸透に力を入れる。
2区は民主玉木と自民瀬戸が横一線の戦い。玉木は戸別所得補償制度復活などの農業政策を訴え、保守層へも支持を広げる。瀬戸は連日党幹部らの応援も受け、自民、公明支持層の組織固めを進める。3区は自民大野が防衛庁長官を務めた父功統の地盤を守って優位に立ち、社民高田と共産土岐を引き離す。
《愛媛》
1区は、自民塩崎が自民、公明支持層をまとめ安定した戦いを見せる。民主永江は元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層に浸透を図るなど追走する。
2区は、10選を目指す自民村上が地盤を固め優位に立つ。公示直前に出馬表明した維新横山は知名度アップに懸命。無所属西岡は2年間の実績を訴えている。
3区は、自民白石徹が自民支持層を着実にまとめてリードする。民主白石洋一は無党派層の取り込みに力を入れる。4区は、組織力に支えられた自民山本が先行。民主支持層への浸透を図る次世代桜内が追う。
《高知》
「0増5減」で高知市を中心に県内を二分する新区割りとなったが、前回3選挙区で議席を独占した自民が新1、2区いずれも優位。1区は、自民中谷が高い知名度を生かし安定した戦い。民主大石は支持層をまとめたが、無党派層への浸透が課題。共産春名は昨年の参院選で党女性候補が善戦した勢いで追っている。2区は、自民山本が前回まで選挙区になかった高知市西部を重点的に回り、支持を固める。民主武内は街頭演説などに力を入れ、無党派層への食い込みに懸命だ。(敬称略)
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110019-n1.html
2014.12.11 10:08
【選挙区終盤情勢】
九州 政権批判票 野党食い合い
(1/8ページ)
《福岡》
自民が候補を擁立した10選挙区すべてで優位に立つ。民主と維新は県連レベルで推薦し合うが、厳しい戦い。
1区は民主山本が公認争いによる自民分裂のすきを突いて先行。自民前職ながら無所属で出馬した井上と新開は巻き返しに懸命だ。
2区は自民鬼木がリードし、民主稲富が追う。3区は自民古賀が安定。4区は自民宮内が先行し、維新河野が浮動票の取り込みを狙う。自民は共産新人と一騎打ちの6区鳩山、7区藤丸、8区麻生が独走。11区も自民武田が抜け出した。
《佐賀》
1区は自民岩田が一歩リードし、民主原口が追う展開。厚い保守地盤に支えられる岩田は組織力を生かし、大票田の佐賀市などで優位に立つ。元総務相で知名度と実績を持つ原口は無党派層の支持拡大がカギを握りそうだ。
2区は自民古川が前知事の高い知名度を生かし優勢。「0増5減」で選挙区が広くなったが、旧3区で当選を続けた元自治相の保利耕輔の地盤を中心に支持固めを進める。前回比例復活の民主大串は支持の広がりを欠く。
《長崎》
1区は3選を狙う自民冨岡が幅広い世代の支持を集めややリード。9選を目指す民主高木は労組を中心に組織票を固め、懸命に追う。
2区は自民加藤が農業団体を中心に手堅く支援組織を固め、優位に戦いを進めている。民主大久保は伸び悩んでいる。3区は5選を目指す自民谷川が盤石。5人が争う4区は6選を狙う自民北村が安定感を増している。民主宮島は保守層への食い込みを強化するが、支持は広がっていない。
《熊本》
民主が全県で候補者擁立を断念し、自民が3選挙区で優位に立つ。1区は自民木原と維新松野が接戦。木原は自民支持層に加え、公明支持層も固める。松野は県連の支持を受ける古巣の民主支持層もまとめ、野党共闘で浸透を図る。
2区は自民野田が幅広い支持を集め、3区も自民坂本が盤石。4区は、自民、民主の公認候補がいない異例の選挙区。自民県議が担ぐ次世代園田が安定した戦い。5区は自民金子が大きくリードしている。
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《大分》
1区は再選を目指す自民穴見がリードし、雪辱を期す民主吉良が追う展開。穴見は公明票をおさえ、保守票の上積みを図る。社民の後押しを受ける吉良は政権批判票の結集に奔走するなど巻き返しに懸命だ。
2区は自民衛藤が選挙区内でまんべんなく浸透し安定した戦い。前回比例復活した社民吉川は労組票を中心に支持拡大を図るが、苦戦を強いられている。
3区は7選を狙う自民岩屋が足場を固め大きくリードしている。民主浦野は支持に広がりを欠き厳しい。
《宮崎》
自民が前回に引き続き全3選挙区を独占する勢い。1区は自民武井が公明支持層もまとめ優位。維新外山は無党派層への浸透を図るが、思うように支持は広がっていない。民主村尾は知名度不足が否めず、厳しい。
2区は5選を目指す自民江藤が無党派層にも浸透して安定した戦いを見せる。共産吉田は政権批判票の取り込みを狙うが、伸び悩んでいる。3区は自民古川が強固な後援会組織と知名度を背景に幅広く支持を集め盤石。共産来住は他党の支持層に浸透できていない。
《鹿児島》
1区は、自民保岡が幅広い年代の支持を取り込み先行する。民主川内と維新山之内は野党競合で政権批判票を食い合い苦戦。2区は、自民金子が共産祝迫に大きく水をあけている。
3区は、前回、国民新公認で当選した無所属野間と自民宮路が横一線の戦い。野間は民主、維新支持層にも食い込み支持を拡大。宮路は父親の地盤を引き継いだが、自民支持層をまとめきれていない。4区は、無党派層の支持でも優位な自民小里が、社民野呂らを突き放す。5区は、自民森山が安定した戦いぶり。
《沖縄》
三つどもえの1区は自民国場が一歩リードし、街宣で浮動票を開拓。赤嶺は共産色を弱めて支持拡大を狙う。維新下地は出遅れた。
一騎打ちの2区は社民照屋が一部保守層にも食い込み、安定した戦い。自民宮崎は会合などで丁寧に政策を訴え、追い上げを図る。
3区は生活玉城が優位に選挙戦を進め、無党派層にも支持を広げる。自民比嘉は推薦を得た公明の支持層を固め、巻き返しを期す。
4区は知名度を強みに自民西銘がやや優勢な展開。追う無所属仲里は新知事の翁長雄志の支援を受けて知名度アップに躍起だ。(敬称略)
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http://www.asahi.com/articles/ASGD943HWGD9OIPE014.html
「地方創生」過疎地の嘆き 政策見えない、候補者来ない
岡戸佑樹、増田勇介2014年12月11日17時42分
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安倍政権が打ち出した地方創生。疲弊する地方の活性化策を訴えるが、衆院選で議論は低調のままだ。過疎に悩む山村や離島を訪ねた。
■未成年のいない集落
国指定の重要無形民俗文化財「花祭」が伝わる、愛知県東栄町の足込(あしこめ)地区。山間地に約100人が暮らすが、子どもは一人もいない。
「小学校がなくなって子どももいなくなって。地域の元気が失われていく気がして、寂しいね」。区長を務める井筒賢二さん(68)は話す。かつてあった小学校は、1990年に閉校。この春、高校を卒業した2人が離れたことで、地区から未成年がいなくなった。
町は2年前、改修した空き家を貸す事業を始めた。これまで5世帯24人が移り住んだが、すべて足込以外の地域だ。町の企画課長として移住政策に取り組み、足込に住む伊藤克明さん(56)は言う。「祭りは子どもがいるからこそ盛大にやってこれた。若い世帯に来てもらい、何とか伝統をつないでいかないと」
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http://www.asahi.com/articles/ASGD93G78GD9PTIL006.html
公明と共産の一騎打ち、関西の3選挙区 有権者に戸惑い
西山良太、山中由睦、上田真由美2014年12月11日13時13分
突然の衆院解散・総選挙で候補者がそろわず、全国295の選挙区で少数対決が目立っている。とりわけ大阪、兵庫の計3選挙区では、公明党と共産党による一騎打ちの構図が生まれた。こうした構図は、現行の小選挙区比例代表並立制のもとでは初めて。両党の陣営は支持層以外への働きかけを強めるが、有権者には戸惑いもにじむ。
特集:2014衆院選
大阪市南西部の大正、住吉、住之江、西成の各区が入る大阪3区は、公明前職の佐藤茂樹氏(55)と共産新顔の渡部結氏(33)の2人が対決する。
公示直後の4日、西成区役所前。自民党総裁の安倍晋三首相が「自民、公明の統一候補だ」と叫び、自民推薦候補の佐藤氏の手を高々と掲げた。見守っていた陣営幹部は「保守層に深く浸透できたはずだ」と語る。佐藤氏の選挙ビラには、首相の顔写真が「佐藤さんと一緒に」という吹き出し付きで載っている。
公示翌日の3日、住之江、西成両区境にある市営地下鉄玉出駅前。共産党の山下芳生書記局長は「3党合意で消費増税を進めた自民、公明、民主の責任は極めて重い」と訴え、維新の党についても「自民の応援団。大阪から退場の審判を下そう」と指弾した。渡部氏の陣営は他の主要政党をまとめて批判する戦略だ。
「常勝関西」を誇る近畿の中でも大阪3区は公明党が国政に進出した際の拠点があり、「源流の地」と位置づけられている。現行制度になった1996年以降、過去6回は毎回3〜4人の候補が争い、民主党が政権交代を果たした2009年以外は公明党(新進党時代を含む)が議席を守ってきた。今回、維新の橋下徹代表が立候補を検討したが見送り。4回続けて公明、共産両党と戦った民主党も擁立しなかった。
淀川区など大阪市北部の大阪5区では、公明前職の国重徹氏(40)と共産新顔の石井美鈴氏(50)がぶつかる。国重氏の陣営は、公示前まで首相と握手したポスターを自民党支持者の家に貼っていた。一方、石井陣営は民主党に近い労働組合にも足を運ぶ。「協力」は取り付けられなかったが、パンフレットは受け取ってもらっているという。
ほかに兵庫県尼崎市の兵庫8区も公明、共産両党の候補者だけが激突する。
公明党は自民党支持層の取り込みを目指し、共産党は政権批判票の「受け皿」として存在感を発揮したい思惑がある。だが、衆院の公示前勢力では自民1強体制の中で第4、第6政党にとどまる。他党の支持層や無党派層は分厚く、投票所で公認候補の名前を書いてもらうのは難題だ。
前回の12年衆院選では、大阪府内の小選挙区で白票も含めた無効票の割合は4・6%。ただ、公明、共産両党に民主党も加えた三つどもえになった大阪3区と5区はともに10%超と突出した。公明陣営の関係者は「(維新などの)第三極ブームの中で受け皿になりきれなかった」と振り返る。
有権者は複雑だ。
西成区に住む無職男性(66)は「公明党は自民党にすり寄りすぎ。共産党も公約を実現できるか疑問だ。維新や民主党はなぜ静観したのか」とこぼす。淀川区の会社員女性(35)は投票先に悩んでいる。「真剣に選びたいが、あまりに選択肢が少なすぎる」(西山良太、山中由睦、上田真由美)
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《加藤秀治郎・東洋大教授(政治学)の話》 与党と共産党が一騎打ちになる構図が増えたことは、野党の準備不足の表れだ。野党は再編にもたつきすぎた。有権者に選択肢を与えるのが役割なのに、民主党は前回の大敗をひきずり、維新の党も勢いがなく、擁立段階で萎縮してしまった。このタイミングで衆院を解散した安倍晋三首相の思惑通りでもある。特に「公・共対決区」は今回の象徴的選挙区と言えるだろう。
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本文「坂本」になってるけど本当は坂元
坂元大輔
http://www.narinari.com/Nd/20141229240.html
偽デーモン小暮の選挙応援謝罪、次世代の党候補の選挙活動に閣下怒る。
2014/12/11 18:13 Written by Narinari.com編集部
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広島7区から立候補している次世代の党・坂本大輔候補が12月11日、タレントのデーモン小暮閣下の“ニセモノ”を選挙活動に参加させ、問題となっていた件について、自身のTwitterアカウントで謝罪した。
この問題は、10日午後、坂本候補の選挙カーに閣下風の人物が乗り込み、手を振っている写真がTwitterに投稿され、発覚したもの。少し離れた場所から撮られたその写真は、何も知らない人が見れば、デーモン小暮閣下本人と誤認してもおかしくないレベルの“ニセモノ”だ。
その事実を知った閣下は、公式ブログで「吾輩は、今回の衆議院議員選挙において、どこかの候補者の選挙カーに乗るようなことはしていない。吾輩には無断で行われた」と、本人ではないことを明言。
さらに「吾輩のところには『○○さんを支援しているのですか?』という問い合わせがたくさん来ている」「その人物の事務所にこの件で問い合わせをすると電話口の相手は、『何が悪いんですか?』という対応をした。不快で迷惑な話だ」「今後のあらゆる喧伝活動(本日も含める)において再び同じようなことが起こった場合、必ず『それなりの措置』を講じる所存である。首を洗って待っていてもらいたい」と怒りをつづっていた。
こうした事態を受け、坂本候補はTwitterを更新。「【12/10(水)街頭演説の件で】私の支援者が『デーモン閣下』のコスプレをして街宣活動に参加した件で、ご本人はじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと心からお詫び致します。ご本人ではないと告知しておりましたが、大変軽率な判断だったと深く反省しております」と謝罪した。
そして「ご本人への直接謝罪を含め、今後の対応については関係者と協議しております」としている。
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http://www.asahi.com/articles/ASGDB4CJ6GDBULZU006.html
民主幹部、地元で必死の防戦 自民攻勢、首相ら応援続々
河原夏季 河村克兵2014年12月11日15時40分
14日投開票の衆院選で、民主党の幹部が激戦を繰り広げている。公示後は応援で全国行脚してきたが、ここに来て地元に入る時間を増やし始めた。自民は「最重点区」と位置付け、安倍晋三首相らが揺さぶりをかける。
■自民、合言葉は「大宮に立ち寄れ」
「なんといっても相手は幹事長。演説は冴(さ)えるが、果たして結果が出たのか」
9日、さいたま市のJR大宮駅前に立った安倍晋三首相は、埼玉5区の自民前職、牧原秀樹氏(43)の横で熱弁をふるった。8選をめざす民主党幹事長、枝野幸男氏(50)との接戦を意識し、「横一線」と4回繰り返した。
5区は枝野氏が21年にわたり守ってきた地盤。前回選挙で、牧原氏は枝野氏に9400票差まで迫った。
自民は今回、5区を「最重点区」に指定した。「大宮に立ち寄れ」が合言葉。公示前後から菅義偉官房長官や石破茂地方創生相らを投入。牧原陣営は4度目の挑戦で「今度こそ大金星を」と士気が上がる。
首相は自身のフェイスブックで「是非皆様のご協力をお願い致します」とSNSで牧原氏への支持を拡散するよう呼びかける入れ込みようだ。
枝野陣営の危機感はかつてなく高い。報道各社の序盤調査で自民優勢が伝えられると、地元入りの日程を増やした。
「おはようございます。枝野本人です」。11日早朝、枝野氏は京都へ遊説に向かう前に大宮駅前で30分、頭を下げ続けた。
8、10日も全国遊説に出かける前の早朝、駅頭に立った。演説では「雇用が増えたといばっているが、正社員の数は減っている」と政権批判に力を入れる。
岡田克也代表代行や蓮舫参院議員らの応援も積極的に受け入れる。過去7回の選挙にはなかった光景だ。「党本部の危機感の表れ」と陣営も気をもむ。
共産新顔の山本悠子氏(62)は、原発再稼働ストップなどを訴えている。(河原夏季)
■民主・海江田氏、最終盤の地元入りを相談
「久しぶりです」。東京1区の民主前職、海江田万里氏(65)は9日、新宿区の下落合駅前でマイクを握った。公示8日目にして、自分の選挙区に初めて丸1日張り付いた。「安倍政権にノーと言える勢力をつくりたい」。港区へ選挙カーを走らせ、街頭で訴えた。
公示後、党代表として北海道や九州を回る。陣営幹部は「本人不在の初の選挙。本人の握手で票を増やす時間がない」と焦る。過去6回の衆院選で、小選挙区では3勝3敗。最終盤も地元入りできるよう党本部と相談し始めた。
前回、海江田氏に約1100票差で競り勝った自民前職の山田美樹氏(40)は「絶対に東京1区を野党に渡してはならない」と訴える。公示前に安倍晋三首相や菅義偉官房長官が入り、公示後も谷垣禎一幹事長らが駆けつけた。自民都連は、安倍首相の再度の選挙区入りを調整している。
共産新顔の冨田直樹氏(38)は集団的自衛権行使反対などを掲げ、次世代新顔の渡辺徹氏(36)は規制緩和などを訴える。諸派新顔の又吉光雄氏(70)、無所属新顔の野崎孝信氏(27)も立候補している。(河村克兵)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141211/plt1412111140001-n1.htm
【激突!!師走決戦】ピンチの海江田氏、反安倍絶叫 自民大物の“工作”に「嫌がらせだ」 東京1区 (1/2ページ)
2014.12.11
《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。※自=自民党、民=民主党、共=共産党、次=次世代の党、諸=諸派、無=無所属【拡大】
民主党の海江田万里代表が、絶体絶命のピンチに立たされている。野党第1党のトップとして負けられない戦いだが、自民党前職に先行されているのだ。安倍晋三首相(自民党総裁)ら与党幹部が「敵将討ち取りのチャンス」とばかり、続々と選挙区入りする現状に、「嫌がらせだ」と弱音も。寒空の下、絶叫演説で反転攻勢を図ろうとしているが…。
「自民党に負けちゃダメだ。安倍さんに負けちゃダメだ。こういう声を多くの方々から頂きました。ぜひ、この声をさらに大きくしていかなければいけない」
赤いダウンジャケットを着こんだ海江田氏は9日午後、JR品川駅前(東京都港区)でこう訴えた。党代表として民主党候補を応援するために全国を飛び回っているが、過密日程を押してでも地元入りしたのは強い危機感の表れだ。
前回の2012年衆院選では、自民党新人だった山田美樹氏に1134票差で敗れ、比例復活で救われた。今回も“宿敵”に先行を許す苦しい展開となっており、「時間を見つけては、早朝に選挙区内の駅前でゲリラ的に街頭演説を繰り返している」(事務所関係者)。
9日午後の演説では、投開票前の心境について「まな板の上の鯉」と、弱気とも、負け覚悟とも取れる発言もあったが、約5時間後、JR四ツ谷駅前(新宿区)に現れたときには、テンションを一変させていた。
集まった約300人の聴衆の拍手や声援に勇気づけられたのか、「私の心は燃えています。ちっとも寒さを感じません。ものすごくやる気になっています!」と絶叫調で語りかけ、「海江田万里、極めて元気であります。意気軒高であります」「安倍政権の暴走を許さない! 横暴を許さない!」などと戦闘モードをアピールしたのだ。
ただ、「寒くない」という言葉とは裏腹に、ダウンジャケットを決して脱がないチグハグさも見せた。そして、「1票は比例区で民主党と、1票は海江田万里とお書きいただきたい」と哀願するように訴えていた。
自民党では公示前から、安倍首相をはじめ、菅義偉官房長官、谷垣禎一幹事長、かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相ら幹部や有力者が続々と山田氏の応援に入る“頂上作戦”を展開している。批判ばかりで具体的な対案を示さない民主党代表の追い落としを狙っている。
演説終了後、記者団の取材に応じた海江田氏は、自民党のこうした選挙戦略について、「あんなのは戦略とはいえない。嫌がらせですよ」と吐き捨てた。厳しい選挙戦を「戦いはいつも厳しい。楽な戦いなんて1回もない」とも語っていたが、勝算はあるのか。 (安里洋輔)
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11500782.html
(2014衆院選)民・維、砂上の一本化 愛知12区・山梨1区
2014年12月11日05時00分
■愛知12区 連合反発「地域の実情無視」
「自民党は政治家や官僚に甘い。民主党政権の方が、生活者の感覚に寄り添っていた」
愛知12区の維新前職、重徳和彦氏は8日昼、愛知県岡崎市で選挙カーから訴えた。民主支持層を意識し、そばでは「野党統一候補」「維新 民主 一本化」と記された旗がはためく。
だが「一本化」の実態は――。公示前日の今月1日、同区で選挙準備を進めていた民主前職、中根康浩氏のもとを野党間の選挙区調整を担当する同党の岡田克也代表代行が訪れた。
「ここで民主が譲らなければ、今までの野党間調整はすべて白紙になる」
岡田氏は中根氏に、同区で立候補せず、比例東海ブロックへの転出を求めた。前回衆院選は自民新顔の青山周平氏が当選したが、2位の中根氏、3位の重徳氏の合計得票は青山氏を大きく上回った。
今回、野党第1党の民主と第2党の維新は、選挙区での共倒れを避けようと調整。30ほどあった競合区は21まで減った。
中根氏は比例区転出を受け入れたが、「この選挙区は民主に一本化してこそ効果が出る」と納得していない。同区内は自動車産業が盛んで、高い集票力を誇る連合愛知の動向が勝敗のカギを握る。連合は「地域の実情を無視した決定だ」と反発。自主投票を決めた。
火に油を注ぐ出来事もあった。維新の橋下徹共同代表は3日、同市内の演説で「民主党は自分たちの給料カットも、議員削減もやらなかった。身を切る改革は絶対できない」と民主批判を展開。「融合」への糸口は見つからない。重徳氏は「これでは何のための一本化か」とため息をつく。
重徳氏の演説を7日に聞いた同市の猪股文子さん(70)は「民主が出ないのは驚いた。選ぶ側としては、いろんな党から出た方がいいと思う」と話す。
一方、青山氏の選対幹部は8日、決起集会で「敵は野合した。油断も隙も無い」と批判した。
同区では共産新顔の牧野次郎氏も議席獲得を目指している。
◇愛知12区の候補者(届け出順)
牧野次郎 56 党地区常任委員 共新
重徳和彦 43 〈元〉総務省職員 維前(1)[比]
青山周平 37 〈元〉幼稚園長 自前(1)[比]
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■山梨1区 「存在感示すため」割り切り
山梨県昭和町で6日にあった山梨1区の民主前職、中島克仁氏の個人演説会。維新の甲府市議が訴えた。
「自民党をストップさせないといけない。維新は中島さんを支持させていただくことになった。もう一回、国会に送ろうじゃないですか」。大きな拍手。民主、維新の「雪解け」の演出は上々に終わった。
同区では中島氏と維新前職で当選7回の小沢鋭仁国会議員団幹事長が競合していた。だが公示前日、急きょ小沢氏の比例近畿ブロックへの転出が決まった。
小沢氏は「橋下共同代表から提案があった。断腸の極みだが、野党共闘の観点からは大いなる効果がある」と表明。民主の県連顧問、輿石東参院副議長は、維新の県総支部代表代行、小野次郎幹事長代理と協議し、公示当日に維新が中島氏を支持することを決定した。
小野氏は「維新の支持者には民主支援に抵抗がある人もいるが、当選に向け側面支援になると判断した」。すでに支持者に中島氏への支持を訴えていた。
中島氏の演説会に参加した笛吹市の団体役員の男性(57)は「自民に勝つためには野党が結集するしかない」と理解を示す。
一方、こうした選挙区での協力は、「打倒自民」で一致した急ごしらえで、選挙後の両党の連携につながるかは不透明だ。両党は11月、共闘の環境作りのため、国会議員の定数削減や地方分権など5項目の共通政策を発表。だが原発や集団的自衛権の行使容認などには踏み込まなかった。
連合山梨の幹部は「(反労組の)維新と政策で一致するわけがない。非自民でまとまっているだけだ」と打ち明ける。維新幹部も「民主の選挙を通じて維新の存在感を打ち出すことが目的」と割り切る。
中島氏の演説会から2時間後、同じ建物で自民前職の宮川典子氏が「民主にこの山梨1区の議席を明け渡すわけにはいかない」と演説。
共産新顔、遠藤昭子氏の陣営は「民主、維新の共闘で自共対決がより鮮明になった」と意気込む。
(相原亮、渡辺哲哉)
◇山梨1区の候補者(届け出順)
中島克仁 47 診療所院長 民前(1)[比]
遠藤昭子 63 党地区副委員長 共新 [比]
宮川典子 35 〈元〉私立中高教諭 自前(1)[比]
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11492417.html?iref=reca
(2014衆院選)北海道1区・愛知5区 民主、かつての「王国」は今
2014年12月6日05時00分
■北海道1区 有権者の厳しい目「残る」
かつての「王国」にも危機感が迫る。今冬一番の冷え込みだった5日早朝。札幌市中央区の駅前で、北海道1区の民主前職・横路孝弘氏はマイクを握った。
「北海道の私たちにとって、ガソリンと灯油はなくてはならないもの。なのに円安で値段は下がらない。アベノミクスは失敗した」
北海道知事や衆院議長を歴任した横路氏だが、前回は猛烈な逆風が吹き、約6千票差で自民新顔の船橋利実氏に敗れた。選挙区での敗北は初めてで、比例区で復活当選したものの、民主党は道内12選挙区で全敗。09年の11勝から一変した。
5日に北海道入りした民主党の海江田万里代表は「北海道は民主党の金城湯池」と述べ、横路氏の勝利が「民主王国」の復活につながるとみる。
当選11回を重ねる横路氏の陣営は「相手は船橋氏個人ではない。自民党だ」とし、地方に恩恵が薄いと言われるアベノミクス批判に力点を置く。前回は争った鈴木宗男氏が率いる地域政党「新党大地」と協力し、鈴木氏や歌手・松山千春氏の応援も調整している。
北海道は9月の消費者物価指数が105と、全国平均の103・5を上回る。北海道電力は今年11月に再値上げをした。11月の灯油の平均価格は1リットルあたり約102円。最近少し値下がりしたが、2年前より12円も高い。
横路氏は「有権者の反応は悪くない」と話すが、支援する連合北海道幹部は「難しいのは、アベノミクスが道半ばなのか、失策なのか。我々は失策と言っているが、有権者はまだ判別がついていない」。
別の不安要素もある。この日、横路氏が演説したスーパーに来た同市のパート高橋敬子さん(70)は「アベノミクス効果があるかよく分からない」と言う一方、民主党について「前回選挙から2年しか経っておらず、若干不安はある」。有権者の厳しい見方について、横路氏は「少し残っている」と認めつつ、「民主にお灸(きゅう)を据えすぎたと思っているのではないか」とも期待する。
一方、自民党の船橋氏の陣営は「相手は民主党ではない。知名度の高い横路氏だ」と強調する。
5日夕、同市中心部に安倍晋三首相を迎えた船橋氏は「札幌の景気を良くする。札幌の雇用を増やす。新しい政治の流れを止めるわけにいかない」と訴えた。安倍氏は「2年前、横綱から見事金星を挙げた。この町を変えようという皆さんの思いが強くあった」と称賛。さらに「北海道では高卒の就職内定率が13%上がった」と、アベノミクスの実績を紹介した。円安対策にも言及。今後、船橋氏のもとには麻生太郎財務相ら幹部が応援に入る。両陣営が注目するのは、2年前に維新と大地の候補者が得た計9万票の行方だ。
問われているのはアベノミクスか、政権運営能力か。同区では、共産新顔の野呂田博之氏も「円安などで経済が落ち込んでいる」と訴え、取り込みを図る。他に無所属の飯田佳宏氏も立候補している。
◇北海道1区の候補者(届け出順)
横路孝弘 73 〈元〉衆院議長 民前(11)[比]
野呂田博之 56 党道委員 共新
船橋利実 54 〈元〉道議 自前(1) [比]
飯田佳宏 41 〈元〉衆院議員秘書 無新
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■愛知5区 応援要請断り地元に集中
「王国の危機感」は西にも広がる。3日午後、名古屋市中川区の下町にあるスーパーで、民主前職で前衆院副議長の赤松広隆氏はアベノミクスを批判した。「このスーパーが安くても、パンやバターの値段がどんどん上がっている」
2年前、名古屋市のターミナル・JR名古屋駅を抱える愛知5区で、赤松氏は自民新顔に競り負けた。労働組合の集票力を背景に西の「民主王国」と言われた愛知県全体でも09年の15選挙区全勝から一転、2勝だけ。今回、赤松氏は仲間からの応援要請をすべて断り、地元に張り付く。
一方の自民党。同日夕の名古屋駅前での街頭演説に菅義偉官房長官が応援に。2期目を狙う自民前職の神田憲次氏は声を張り上げた。「名古屋に垂れ込めていた暗雲を取り払ったのがアベノミクスだ」
製造業の盛んな愛知県は、円安の風に乗り、景気は好調。10月の有効求人倍率は、全国2位の1・50倍。高卒の就職内定率は10月末時点で86%で、内定者数の伸び率は過去10年で2番目だ。トヨタは15年3月期の純利益が過去最高の2兆円に達する見込み。駅の周囲は2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、開発ラッシュに沸く。
こうした地域事情は、赤松氏のアベノミクス批判にも影響する。トヨタ系の企業に勤める人も少なくないため、赤松氏は「大企業優遇ばかりを指摘するわけにいかない」(陣営幹部)。このため円安による物価高などに焦点を当てる。このほか、共産新顔の藤井博樹氏、次世代の安田庄一氏も議席をうかがう。(相原亮)
◇愛知5区の候補者(届け出順)
藤井博樹 37 党准県委員 共新
赤松広隆 66 〈元〉衆院副議長 民前(8)[比]
神田憲次 51 税理士 自前(1)[比]
安田庄一 47 貿易会社顧問 次新 [比]
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_21025.html
<衆院選>選挙区独占へ 自民が1区援護に力
衆院選で、青森県内の自民党候補者らが青森1区の援護に力を注いでいる。県内1〜4区で再び独占状態を築こうと、支援の態勢を敷く。圧勝することで他党の勢力を抑え、来年4月に控える県議選、6月の知事選に向けて勢いを付けようと懸命だ。
防衛相で2区の前議員江渡聡徳候補(59)が10日、1区の前議員津島淳候補(48)を応援するため五所川原市に入った。江渡氏は「温かいご支援を賜りたい」と有権者らに訴えた。重責を担い、なかなか地元の選挙区に入れないが、全区制覇を目指し労を惜しまない。
選対本部長として全員当選を掲げる3区の前議員大島理森候補(68)も衆院解散直後の11月23日、青森市の繁華街でマイクを握った。演説後、津島氏に耳打ちした。「集まった人と握手したか」。より多くの市民に接するよう助言した。
県連幹部は「当選はまだ1回。無党派層が多く自民候補が対立候補に敗れる1区現象が起きかねない地域だからこそ、バックアップは必要だ」と説明する。
民主党が大勝し、政権交代した2009年の前々回、自民は県内で1区のみ議席を逃した。津島氏は今回、「一般的に、2期目は大変厳しい選挙になると言われている」と自認する。1区に勢力を集中する自民の方針は、解散風が吹き始めた当初から定まっていた。
4選出馬表明のタイミングを計っていた三村申吾知事は11月13日、東京都内で県選出の党国会議員7人と会談し、支援を求めた。三村氏はこの際、衆院選があった場合は1区の応援に力を入れるよう要請されている。
その三村氏は6、7日、1区内を回り、与党候補への支持を求めた。県連幹部は「対立候補の比例復活を許さず、巻き返す力をそいでおけば統一地方選、知事選でも優位に戦える」と解説する。
共助の仕組みが張り巡らされた自民の組織力に立ち向かう維新新人升田世喜男候補(57)の陣営は「巨大な象を倒すには非自民の結集しかない」と強調。民主、社民両党と連合青森の協力を得て票の上積みを図る。
共産新人の吉俣洋候補(40)は支援組織を回り、きめ細かい街頭演説で消費税増税の中止などを訴えている。
【青森1区立候補者】
津島淳48☆自(額)前(1)
吉俣洋40 共 新
升田世喜男57☆維 新
2014年12月11日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_04.html
<衆院選>達増流一変、全方位 小沢氏と一線?
「いわて復興塾」後の懇談会で乾杯する達増知事=7日、盛岡市のホテル
◎岩手県知事選へ「県民党」色濃く
達増拓也岩手県知事が衆院選をめぐり、沈黙を保っている。過去の国政選挙では一貫して小沢一郎生活の党代表が率いた政党を支援してきたが、今回は動いていない。衆院解散直前、来年秋に予定される知事選に3選立候補する意向を表明。政党と一線を画す「県民党」を掲げた。自身の立ち位置をめぐる駆け引きに、機先を制する狙いにも映る。
4日の県議会12月定例会一般質問で、自民党県議が「知事は県民党をうたうが、実態は違うのではないか」とただした。
達増知事は「二十数年ぶりに国政選挙の公示日に選挙活動をしなかった。党派に関係なく対応している」と答弁。自民党陣営から第一声に招かれたことも明かし「都合がつかないというメッセージを送り、読まれたと聞いている」と全方位を強調した。
知事は過去の国政選挙で「親は裏切れない」と小沢氏と行動を共にしてきた。今回は180度転換とも取れる県民党を掲げ、距離を置いた形だ。
10日の定例記者会見でも「誰かの応援マイクを持つとか、選挙運動する予定はないし、するつもりもない」と強調。「(岩手選出の)前議員8人以上に増えればいい」とも語った。
候補者と握手する場面があったのは公示前の11月29日だけ。2区に立った生活前議員の政治資金パーティーに出席し、エールを送った。知事は「解散前から決まっていた親睦の会。普段から公明党のパーティーにも招かれ出ている。都合がつけば出る」とあくまで中立をにじませる。
小沢氏は6、7日に地元の岩手4区に入ったが、知事が動くことはなかった。代わりに花巻市内の街頭演説では、聴衆の中に知事の妻陽子さんの姿があった。「達増です。よろしくお願いします」と小沢氏への支持を呼び掛けた。
翌7日、知事が塾長の勉強会「いわて復興塾」の最終回があった。終了後の懇親会には支持者を含む約120人が参加。中締め役が知事を壇上に招き「頑張ろう」コールを仕切る一幕もあった。
表看板を「県民党」に掛け替えた達増流。衆院選を経て県政界の潮流変化にどう対応するかも焦点となる。
2014年12月11日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_01.html
<衆院選>山形2区 民VS自 総力戦の様相
「アベノミクス効果を山形に広げる」と訴えた稲田氏=9日、米沢市
「アベノミクスは格差を広げる」と批判する野田氏=9日、米沢市
衆院選(14日投開票)山形2区は自民、民主両党の前議員が競り合ったまま最終盤を迎え、党を挙げた総力戦の様相を呈してきた。連日、両党の幹部が応援に駆け付け、大票田の米沢市を中心にてこ入れする。「小選挙区で勝つ」が至上命令の両陣営。雪が降り積もる極寒の地で、負けられない戦いが熱を帯びる。
◎鈴木陣営「負けない」意気込む/近藤陣営「首相の暴走止める」
米沢市中心部、上杉神社に隣接した伝国の杜。9日夜、自民党前議員鈴木憲和候補(32)の個人演説会で、稲田朋美党政調会長が声を張った。
「アベノミクス効果が山形でも実感できるよう取り組む。民主も威信を懸けて戦っており、負けるわけにはいかない」
前回2012年、鈴木氏は10万票を獲得し初陣を飾った。だが、民主党への大逆風が吹いた選挙で、同党前議員の近藤洋介候補(49)に1万8000票差まで迫られ、比例東北で復活を許した。
自民は「今回が勝負の選挙」と意気込む。公示翌日の3日、谷垣禎一党幹事長が寒河江市に入り、4日は小泉進次郎復興政務官が尾花沢市に駆け付け、ふぶく街頭で「党の顔」が支持を訴えた。全国的に自民の優勢が伝えられる中、鈴木氏が激戦を余儀なくされた要因は、農家を直撃した米価下落にほかならない。
遠藤利明党県連会長は8日、選挙協力する公明党比例候補を伴い、2区を駆け巡った。村山市では農業者を集め、鈴木氏に代わり、与党の米価安定策を丁寧に説明した。
「私はこんな所で、2回目(の選挙)で負けてなんかいられない」
鈴木氏は8日夜、尾花沢市の個人演説会で悲壮感を漂わせた。「アベノミクスがどうこう…。そんな事はもうどうでもいい。前回の10万票が増えるか減るかの戦いだ」と感情をむき出しにした。
対する近藤氏。9日夜、伝国の杜から約1.5キロのホールで、鈴木氏と時同じく総決起大会を開いた。応援に駆け付けたのは野田佳彦前首相だ。
「大企業と中小企業の格差を広げるのがアベノミクスの本質。上から目線の自民か、国民生活を下支えする民主か。立ち位置は決定的に違う」
前回の雪辱に燃える近藤氏。公示直前、枝野幸男党幹事長は「一日も早く抜け出し、その力を波及させてほしい」と期待したが、情勢は違った。むしろ近藤氏が応援をもらう苦しい展開が続く。
安住淳党国対委員長代理が6日に4カ所で遊説したのに続き、8日は岡田克也党代表代行が大石田町、村山市の個人演説会で声をからした。11日は玄葉光一郎選対副本部長も応援に駆け付ける。
支持母体の連合山形も「2区シフト」を鮮明にする。大泉敏男会長が個人演説会で積極的に弁士を務めるほか、傘下労組幹部らが陣営に張り付き、集票にフル回転する。それでも、連合山形のある幹部の表情はさえない。「民主党政権の悪い記憶が消えないのだろう。いくら訴えても浸透が鈍い。経験したことのない選挙だ」と明かす。
近藤氏は総決起大会で集団的自衛権の行使を懸念した元労相の父、故鉄雄氏の遺言を披歴し、真っ赤な顔でこう続けた。
「安倍首相の暴走を止める。だから何としても小選挙区で勝ちたい。比例復活で議席を得ても『選挙区で負けた』と言われるに決まっている」
【山形2区立候補者】
近藤洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新
鈴木憲和32☆自(無)前(1)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141211-OYT1T50100.html?from=ytop_main5
翁長氏、辺野古断念狙う…反対派応援に自民苦戦
2014年12月11日 14時19分
特集 基地移設
就任記者会見に臨む翁長沖縄県知事(10日午前、沖縄県庁で)=松下正和撮影
11月の沖縄県知事選で初当選した翁長雄志おながたけし・前那覇市長が10日、知事に就任した。
翁長氏は沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対しており、衆院選でも県内の非自民候補の支援に回っている。移設の早期実現を訴える自民党は、苦戦を強いられている。
「美しい湾を埋め立てて辺野古の基地を造るのはやめてもらいたい」
翁長氏は10日の就任記者会見で、改めて移設反対を主張した。仲井真弘多ひろかず前知事が行った移設先の埋め立て承認については、専門家に検証させる方針で、「法律的な瑕疵かしがあると取り消しが視野に入ってくる」と述べた。
当面、焦点となるのが、沖縄防衛局が県に提出した埋め立て関連工事の変更申請だ。3件のうち2件は承認済みだが、土砂の運搬方法を変更する残り1件の判断は翁長氏に委ねられている。翁長氏は会見で「しっかり検証したい」と述べた。
翁長氏は、衆院選で県内の移設反対派を勝利させ、政府を移設断念に追い込む戦略を描く。県内4選挙区の候補者は、共産党、社民党、生活の党、無所属とバラバラだが、「反辺野古」で連携している。
翁長氏は10日の会見などを終えると、早速、沖縄1区の共産党候補の応援で街頭に立ち、「(保革共闘という)この枠組みで基地問題が解決できるようにお力添えを」と声を張り上げた。翁長氏と並んだ共産党の志位委員長も「新知事はあらゆる手法で新基地建設を止めると表明している。支える国会議員が必要だ」と共闘をアピールした。
一方、政府・与党は移設計画を粛々と進める構えだ。知事選では、自民党推薦の仲井真氏が大差で敗れただけに、衆院選で勝ち、「『移設反対』の流れを変えたい」(党幹部)ところだ。
しかし、読売新聞社の序盤情勢調査では、自民党候補は苦戦している。県内4選挙区中、2選挙区は移設反対の候補に差を付けられ、残り2選挙区も接戦となっている。非自民候補の勝利が相次げば、翁長氏が移設反対の姿勢をより強めるのは必至だ。選挙結果によっては移設計画がずれ込み、移設の早期実現を掲げる政府・与党は苦しい立場に置かれるおそれがある。
2014年12月11日 14時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110023-n1.html
2014.12.11 12:27
【衆院選2014】
自共対決、九州・山口10選挙区…「反自民」の老舗 躍進の気配?
(1/4ページ)
今回の衆院選は、民主党や維新の党が候補者数を減らす中で、共産党が存在感を増している。産経新聞社とFNNの合同世論調査によると、前回(8議席)の倍増を狙える勢いとなっている。減税や反原発など、共産党アレルギーの薄い若年層や無党派層に受け入れられやすい訴えで、反自民票の取り込みに成功しているようだ。(奥原慎平、谷田智恒)
「政党助成金を受け取っていない日本共産党こそが、安倍政権に対抗できる唯一の政党です」
10日夕、冷たい雨が降るJR博多駅(福岡市博多区)前に、共産党の志位和夫委員長の声が響いた。
志位氏だけでなく、共産党の幹部が、次々と九州入りしている。6日午後には、福岡県飯塚市のバスターミナル前に共産党の小池晃副委員長がいた。
「安倍政権の暴走に歯止めをきかせるのは共産党だけ。全国で議席増の展望が出ている歴史的な選挙です。いつ頑張るのか。『今でしょ!』」
安倍政権批判のボルテージが高まるにつれ、350人(陣営発表)の聴衆からも熱狂的な声と拍手がわいた。陣営幹部は「共産党への期待をひしひしと感じる」と手応えを口にする。
飯塚市を含む福岡8区は、自民党の麻生太郎副総理兼財務相(74)が強固な地盤を築いている。今回の衆院選、麻生氏に対抗して出馬したのは共産の河野祥子氏(34)、ただ一人だった。河野氏は出馬会見で「副総理との一騎打ちとなるでしょう。頑張ります」と述べた。その口調には「共産こそ、真の野党」という思いがにじむ。
候補者が自民と共産だけの選挙区は、全国に25ある。このうち4割にあたる10選挙区が、九州・山口に集中している。共産党は比例九州ブロックで2議席以上の獲得を目指している。
九州ブロック責任者の岡野●(=隆の生の上に一)氏は「ブラック企業問題や原発再稼働の反対活動など、党の活動に理解が深まっている。九州から(1970年代、90年代中盤に続く)『第3の躍進』の本格化に弾みをつけたい」と意気込む。
●ソフト路線も
共産党は党綱領で「社会主義への前進の方向を支持するすべての党派や人びとと協力する統一戦線政策を堅持」するとうたう。党勢拡大と選挙戦術上、ソフトイメージ路線に懸命だ。
10日午前8時すぎ、熊本市役所前で、赤いサンタ帽をかぶった一団が、通行人に支援を呼び掛けた。
「消費税の10%増税はキッパリと中止させ、悪政をストップさせましょう」
熊本2区の広瀬由美氏(58)だ。サンタ帽について、広瀬氏は「有権者に幸せを届けるという願いも込めている」と語った。
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熊本は、民主党が全5選挙区で候補擁立を見送った。2区と3区は「自共対決」に、4区も自民県議が支える次世代の党の前職と共産新人の一騎打ちとなっている。党県委員会の安達安人選対部長は「民主党が候補を擁立せず、第三極も消滅状態といえる中、安倍政権の暴走をストップさせる受け皿として頑張りたい」と語った。
●党財政を圧迫
勢いづく共産党だが、台所事情は楽ではない。
共産党の収入の8割以上を、機関紙「しんぶん赤旗」の購読料金が支える。しかし、平成2年に46万人とされた党員数は、24年には32万人と3割も減少した。赤旗の購読者も減った。23年の赤旗などの出版収入は198億円で、13年(278億円)に比べ、こちらも3割減少した。
この苦しい党の台所事情に、共産党の選挙戦略が拍車をかける。
共産党は昭和34年の参院選以降、国政選挙のたびに全選挙区に候補者を立て続けた。
法定得票数に満たず、衆院・参院選で1人あたり300万円の供託金を没収されるケースも少なくない。前回衆院選(24年12月)で、共産党の供託金没収額は、比例も含めて8億1千万円となった。
全選挙区擁立方針は、17年の衆院選、23年の参院選で一時中断したが、24年の前回衆院選で復活した。
現在の小選挙区比例代表並立制の下、選挙区で共産党候補が勝ち抜くのは難しいが、候補を多く立てることで比例票の掘り起こしを図る狙いからだ。選挙を通して、党の活動を周知することもできる。
それだけに、今回衆院選の躍進予想に、共産党の期待は高まっている。党広報部長の植木俊雄氏は「これまで資金面で苦労してきた。なんとか形になりそうだ…」と打ち明けた。
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http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110021-n1.html
2014.12.11 12:24
【衆院選2014】
自民分裂で崖っぷちの福岡1区 首相夫人、井上氏応援へ巻き返しにウルトラC
(1/2ページ)
衆院選福岡1区は、自民党公認を争った井上貴博氏と新開裕司氏の2人の無所属前職と、民主党元職の山本剛正氏を交えた三つ巴(どもえ)の戦いが激しさを増している。自民分裂の影響からか、産経新聞社とFNNの合同世論調査では山本氏が優勢となっている。選挙戦終盤になり、安倍晋三首相の夫人が井上氏の応援入りする「ウルトラC」を繰り出すなど、崖っぷちの無所属2氏が猛烈な巻き返しを図る。(田中一世)
「昭恵を福岡1区に行かせます。よろしくお願いします…」
安倍首相から井上氏周辺に連絡が入った。井上氏は麻生太郎副総理兼財務相を後ろ盾とし、安倍首相にも近い。劣勢が伝えられる中、首相がついに動いた。
昭恵氏は12日に福岡を訪れ、企業を回って井上氏支援を依頼するほか、数カ所で街頭演説する。党総裁の立場から、無所属候補に露骨に肩入れできない首相に代わり、昭恵氏が応援することで井上氏が自民党の「本流」だとアピールする狙いだ。
10日午後、JA福岡市堅粕支店(福岡市博多区)前で、麻生派所属の山口俊一・沖縄北方担当相が井上氏の応援演説を行った。
「麻生副総理から頼まれて来た。実は安倍総理からも、昨日の閣議の後に『井上さんを頼んだよ』というお話があった」
山口氏は、農協関係者ら数十人を前にこう語り、現政権が推しているのは井上氏であることを強調した。井上氏は「この1区は絶対に民主党に渡せない。もし渡したら(福岡市の発展が)10年遅れる」と強調し、民主・山本氏への対抗心を露わにした。
新開氏は10日夕、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で総決起大会を開催した。新開氏の後ろ盾の古賀誠・元幹事長、同じく「反麻生」の山崎拓・元副総裁も登壇した。
古賀氏は2日の出陣式以来、ほとんど表に出なかった。だが、総決起大会には建設業関係者ら2千人近くが集まり、古賀氏の動員力を見せつけた。
古賀氏は「安倍政権が走りすぎなとき、自民、公明両党の連帯でどれだけ歯止めをかけられるか(が争点)の選挙だ」と強調した。古賀氏の横には、公明党で九州方面副本部長などを務める遠山清彦・前衆院議員が座った。
新開陣営にはこれまで、岸田文雄外相や宮沢洋一経済産業相ら、岸田派(旧古賀派)の有力政治家が応援に入った。11日には上川陽子法相と小野寺五典前防衛相の2人が並んで演説し、岸田氏も2度目の来援を予定する。
民主党も黙ってはいない。福岡1区は全国でも数少ない民主党優勢が伝えられる選挙区であり、重点区と位置づけるからだ。7日には海江田万里代表が応援演説し、「安倍政権に白紙委任すれば、4年後に日本の社会は崩壊してしまう」と訴えた。9日には枝野幸男幹事長も来援した。
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奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html
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奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html
死守するか民主前職 - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞
民主党が牙城を守り切るか、追い風の自民党が威信をかけて議席を奪還するか。注目の選挙区は民主、自民の前職がもつれ合ったまま終盤に突入。手堅く票をまとめる民主前職の馬淵澄夫(54)に対し、自民前職の小林茂樹(50)が「自民絶好のこの機を逃すと、1区の馬淵人気は不動のものとなる」と形成逆転を狙って激しく追い上げる。10日の安倍晋三首相来援で一気浮揚を期待。共産党新人の谷川和広(36)は革新の支持層を固める。
逃げ切りを図る馬淵は低投票率予想に危機感を強め、党や支援団体の連合奈良も投票を喚起している。個人人気は根強く、自民や公明の支持層にも浸透する。「志を同じくする野党をまとめ、やがては政界を再編する。私がその先頭に立つ」と政界の論客としての存在をアピールして突き放しにかかる。
一方、前回同様220団体の推薦を取り付けた小林は、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当大臣が来援。全国で民主党幹部を狙い撃ちする戦略で、10日には安倍首相が奈良市内で演説した。陣営は「首相の来援は絶好のタイミング」とみて逆転の芽をうかがう。
統一地方選をにらんだ党県議ら1区選対本部の動きも活発で、若手経営者の「茂会」や女性後援会も動く。自民の好調ムードに競り上がりを期待する一方、緩みを警戒する声も。公明党県本部は推薦を見送ったが、陣営は「実質的な支援はいただいている」と話す。
谷川も市田忠義党副委員長ら大物来援を受け、「消費増税の中止」など共産党の政策を宣伝。陣営は街頭での手応えもつかんでおり、無党派層への働き掛けを強める。
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奈良2
http://www.nara-np.co.jp/20141211090829.html
前職、着々票固め - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞
実績と知名度で安定した戦いぶりを見せる自民党前職の高市早苗(53)を、生活の党元職の中村哲治(43)と共産党新人の和泉信丈(31)が追う展開。ただ、投票先を決めていない有権者も多く、最終盤に向け、各陣営とも気を引き締めている。
高市は閣僚としての公務や遊説で選挙区に不在がちだが、党や後援会の組織力を生かして着々と票固め。推薦を受ける公明党の比例候補を個人演説会に招いて自公連立の重要性を訴えるなど、与党連携も万全で、着実に票を積み上げている。自民、公明支持者に加え、無党派層からも支持を得ており、安定感のある戦いを見せる。
中村は古巣の民主党の地方議員や維新の党県総支部などの応援を受け「野党統一候補」として幅広い層の支持獲得を狙う。民主党支持者の一部に浸透しているほか、原発問題や集団的自衛権の行使容認に反発する女性の支持もある。ただ、これらの課題に対する有権者の関心は高いとは言えず、投票先を決めていない有権者をいかに振り向かせるかが鍵。
和泉は、党の地方議員が12月議会の合間を縫って二人三脚で支援。候補者の顔や政策の浸透を図ってきた。反自民票の受け皿となるため、公示日以降、200カ所以上でスポット演説を行い、消費増税中止や雇用環境の整備、集団的自衛権の閣議決定撤回など政策の違いを小まめに訴えてきた。党支持者に加え、無党派層にも広がりを見せている。
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http://www.nara-np.co.jp/20141208091704.html
野党共闘に厳しさ - 擁立で民・生しこり/'14衆院選
2014年12月8日 奈良新聞
公示前勢力で半数を大きく上回った自民党「1強体制」に野党が挑む構図は、県内でも同じだ。野党側は中央レベルで統一候補を摸索、2年前の前回衆院選のような候補乱立を回避すべく「すみ分け」調整を進めたが、すんなり「野党候補」が了承され、県内で共闘態勢が進むとは言いがたい状況だ。
中でも象徴的なのは2区。前職4人(比例近畿含む)を擁する自民党に対し、民主党は結党以来初めて、県内4選挙区全てへの候補擁立が崩れ、2、3区は独自候補なしという事態になった。
2区については、民主党は党県連会長の前川清成参院議員が中心となって、ほぼ公認候補擁立が決まりかけていたという。
ところが、岡田克也・党代表代行と生活の党の小沢一郎代表との会談で、生活の党の元職の2区擁立と民主党の候補擁立見送りが合意に至ったと伝えられた。これには民主党を支援する連合奈良の小山淳二会長も感情的な不満を漏らしはしたが、多くを語っていない。
前回衆院選の前に、消費税増税に反対して民主党を離党した議員らでつくる生活の党。感情的なしこりは県内でも残ったままだ。民主党県連の幹部は「2区に候補を立てないのが最大限の対応」として、1、4区候補支援と比例票の積み上げに走る。ただ、地域での“私的な支援”までは拘束しないもようだ。
さらに3区についても、民主党は独自候補擁立に努めてきたとしているが、有力候補の名前が上がるまでもなかった。維新の党の新人についても、公示までに県内の両党間で協議されることもなく、選挙戦の最中に動きが起こせるかどうかも見通せていない。
にわか仕立ての「野党候補」としては、自民党「1強」阻止と施策をアピールし続け、有権者の共感を得るしかなさそうだ。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407575.html
維新、大阪で壊滅危機 安倍人気に衝撃…
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橋下徹大阪市長(45)が共同代表を務める維新の党は、前回衆院選で圧倒的な強さを誇った地元の大阪でも、大苦戦を強いられている。大阪では14選挙区(全19選挙区)に候補を立てたが、現状で優位に立つ選挙区は見当たらず、本家本元で壊滅危機にある。大阪10区でも、前回12年衆院選で宿敵の辻元清美氏(54=民主)を破った松浪健太氏(43)が、厳しい戦いが続いている。
JR高槻駅前。2階の歩道にまで、鈴なりに人があふれた。その数は5000人。中心にいたのは橋下氏ではない。選挙戦3日目だった12月4日、自民・大隈氏の応援に来た安倍晋三首相だった。自民は政権を奪回した2年前、橋下氏の地元だけは完敗。だが、もはや、大阪もアウェーではなかった。安倍人気に、維新の松浪陣営は「すごく、集まったようで…」と衝撃を受けた。
大阪10区は、社民から民主へ移った辻元氏と、自民から維新に移籍した松浪氏が交互に当選する戦いを繰り返してきた。前回は松浪氏が当選し、今回は辻元氏が巻き返している。危機感を強める松浪氏に、今回は新たに、自民新人の脅威も忍び寄ってきた。
「厳しいですね。連勝がないのは知っています」
松浪氏は毎朝、高槻市内の駅に立ち、議員定数や職員報酬のカット、地方再生の軸として大阪都構想の推進を訴える。図式化したパネルも持参している。
「夜8時に演説が終わると、おばちゃんが『健太くん、大阪、日本をようしてや』って集まってくれる。この政治家が何をしようとしているのか、おばちゃんも分かってくれている」
手ごたえもあるが、維新は今回、壊滅危機にある。看板・橋下氏の出馬騒動で、党内も揺れた。また、全国的には民主党と維新の選挙協力も進んだが、大阪では割れたまま選挙に突入した。松浪氏は橋下氏の不出馬について「影響はない。僕は出てほしくなかった。政治家たるもの、口にした約束(都構想)は遂げないと」。強気を崩さないが、現実は厳しい。
対して、松浪氏から議席奪回をねらう辻元氏は「調子に乗っている安倍首相に、『総理! 総理!』とつっこませて」。有名な「ソーリ」発言もネタにする。活気あるスピーチが戻ってきた。ただ、陣営は「今回は自民も強い」と、自民の漁夫の利も警戒する。
その大隈氏陣営が、うそぶいた。「選挙って、天王山が北アルプスに見えるもんやからな」。優勢か劣勢か−つかめないのが選挙戦。「まあ、最後は登りきるよ」と続けた。
勢いづく辻元氏、虎視眈々(たんたん)と頂点を目指す大隈陣営、逆風の中にある維新松浪氏が、終盤戦もつばぜり合いの接戦を演じている。【村上久美子】
◆維新の党の情勢 今回は全国で計84人(うち選挙区77人)を擁立。大阪19選挙区には、14人を擁立した。12年衆院選では、日本維新の会が14選挙区に候補を立て、12選挙区で議席を得た。大阪4区では、維新の新人だった村上政俊氏が、安倍首相の秘蔵っ子でもある自民の中山泰秀氏をかわして勝利するなど、各区で新人の躍進が目立った。しかし、今回は現状、14人のうち優勢な候補はいない。
<橋下維新の栄枯盛衰>
▼08年1月 橋下氏が大阪府知事選に出馬、約183万票(得票率54・2%)を獲得し初当選
▼11年11月 府知事を辞職し、大阪市長選にくら替え出馬。約71万票(同58・96%)で当選
▼12年12月 日本維新の会として初の衆院選で、公示前の11議席から54議席(小選挙区14、比例40)へ躍進。野党第2党に
▼13年4月 兵庫県伊丹・宝塚両市長選で、橋下氏系候補が敗北
▼同6月 東京都議選で34人を擁立したが、2議席と惨敗。直前に橋下氏の慰安婦発言が波紋
▼同7月 参院選で獲得議席は8議席にとどまる
▼同9月 堺市長選で、橋下氏系候補が敗北
▼14年3月 大阪都構想推進を訴えた出直し市長選で、橋下氏は再選されたが、23・59%の低投票率
[2014年12月11日9時40分 紙面から]
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407582.html
ゲイ公表石川大我氏、崖っぷち社民変える
ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
老舗政党ながら、崖っぷちに追い込まれている社民党。古い党のイメージを変えようと、40歳の「若手」が比例東京ブロックに立候補した。男性同性愛者(ゲイ)であることを公表している、石川大我氏だ。改革を求める若手に推され昨年の党首選にも出馬。現在、同党は東京に議席がない。10日、都内で演説し「若い力でゼロを希望の1議席にする戦いだ」と訴えた。
「本当に、小さな小さな政党になってしまった」。党の未来に危機感を持つ石川氏は、発言も物おじしない。「今までの社民党のイメージといえば、いつもと同じような方が集まり、選挙で負けて、いつものような場所で酒を飲み、愚痴を言って終わる。それではいつまでも議席は取れない」。老舗のライバル共産党は、吉良佳子氏ら30代の国会議員も誕生。「社民党にも若い候補が増えている。先輩方が積み重ねた平和や人権への思いは大切に、私たちの感覚も加えたい」と、党の改造計画を訴える。
公示1週間前に出馬が決まり、11年に初当選した豊島区議を辞めて臨む初の衆院選。SNSを駆使し、新たな支持層獲得を模索する。党公約には、同性婚の実現を目指すことも盛り込まれた。「今の国会は、一部の人に牛耳られている。もっと多様性があっていい。小さな声を国政に届ける役割が、まだ社民党にはあるんです。議席を得たら、しっかりと安倍政権とけんかしたい」と話す。
今年9月、党の顔だった土井たか子さんが逝去。転換点を迎えた同党で石川氏が当選すれば、ゲイを公表した初の衆院議員となる。【中山知子】
[2014年12月11日9時44分 紙面から]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk06010036000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/上 1区 経済戦略巡って攻防 /山形
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
4日夜、山形市内のコミュニティーセンター。自民党前職の遠藤利明氏(64)は、足早に会場に駆け込むと、約70人の聴衆を前に演説を始めた。
「今、海外戦略の目玉は医療機器。山形から輸出することになれば、関連企業など世界中から人が集まり、うまいものを食って観光もしてくれる。『アベノミクス』を山形に生かしたい」
遠藤氏は、山形大が大手メーカーと共同開発を進める「重粒子線がん治療装置」に触れつつ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の意義を強調した。
県内では、アベノミクス効果の実感はまだ乏しい。遠藤氏は、経済成長を表す数字ではなく具体例を挙げ、経済効果を地域に波及させる「将来像」の提示に力を入れる。
自民党幹事長特別補佐を務める遠藤氏は、県内外での応援演説のため選挙区を留守にしがちだ。会合では、家族や側近の県議らが弁士を務めることも少なくない。知名度を誇る遠藤氏だが、「『今回は大丈夫だべ』と言わず、実際に投票してもらわないと当選できない」と繰り返し、組織の緩みを警戒する。
◇
衆院解散当日に出馬表明した民主新人の原田和広氏(41)は、人通りの多い大型店舗前などで、街頭演説や選挙カーからの訴えを重点的に行う。知名度不足は否めず、陣営幹部は「まずは顔と名前を有権者に知ってもらわないといけない」。地盤を引き継いだ同党の鹿野道彦元農相の組織や連合山形の支援も受け、巻き返しに懸命だ。
7日には、天童市のホテルで開かれた県教職員組合の勉強会に参加。職業訓練会社で就労支援などに携わった経験を強調した上で、「私は社会的弱者の側に立つ」と力を込めた。原田氏は、雇用政策や格差是正などアベノミクスへの対抗軸を打ち出す戦略を採る。
ただ、毎日新聞を含む報道各社の世論調査では与党の堅調さが伝えられており、原田氏は取材に「アベノミクスの是非は与野党の水掛け論になっているかもしれない。終盤は、『与党に白紙委任状を渡していいのか』ということも有権者に訴えたい」と語る。
◇
共産新人の石川渉氏(41)は公示後、小売店前を中心に、毎日10〜15カ所で精力的に街頭演説に立つ。アベノミクスへの対決姿勢を明確にし、「国民生活第一の政策への転換を」などと主張。店から出てきたお年寄りの買い物客が足を止め、聴き入る姿も見られた。陣営幹部は「社会保障の充実を訴える党の主張は、高齢世代を中心に支持を受けている」と話す。一方、党支持層や高齢世代にとどまらず、無党派層や若年世代への浸透をどう図るかが、支持拡大の鍵を握る。陣営幹部は「ブラック企業対策や子育て支援策などを訴え、これまで冷めた感じだった若い世代や無党派層にも働きかけたい」と話す。
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◇1区の立候補者◇(届け出順)
石川渉 41 党県委員 共新
遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]
原田和広 41 会社役員 民新
◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。
▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk06010050000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/中 2区 農業票獲得に奔走 /山形
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
小雪が降る米沢市のスーパー駐車場に、振り絞るような声が響いた。「悔しい思いをたくさんした。反対を貫いたが、国の政策に反映できなかった。自分にもっと力がほしかった」
7日、元農林水産省職員で2期目を目指す自民前職の鈴木憲和氏(32)は、地元農家に反発が強い環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉を進める安倍政権を止められないふがいなさをこう表現した。一方、農家に寄り添う姿勢を強調し、「地域の声を主張できる大きい政治家になりたい」と支持を呼びかけた。
県内有数の米どころ、川西町などを擁する衆院山形2区。安倍政権の農政改革が農家を刺激し続ける中で、追い打ちをかけるように米価下落が襲った。鈴木氏は2012年の前回衆院選で初当選して以来、東京から地元に帰っては農家の小さな集まりにも出席し、顔つなぎに努めてきた。だからこそ農家の不満は骨身にしみる。
自民・公明の組織票を固める鈴木氏だが、農業票離れは懸案材料の一つ。農協の政治団体「県農協政治連盟」の推薦は取り付け、懸命にテコ入れを図る。ただ、農家も以前に比べ結束力は薄れ、「投票先は一人一人が判断する」と話す組合員も少なくない。
◇
「米沢発! 私はブレない」「投票に行こう」。米沢市のイオン前に7日、大きなプレートが立ち並んだ。陣営のスタッフ数十人と共に、走行中のドライバーに必死の形相で支持を訴える民主前職、近藤洋介氏(49)の姿があった。
民主支持層の大半を固めた近藤氏にとって、無党派層の取り込みは勝敗の鍵となる。今回は投票率の低下が懸念されるため、まず投票に行ってもらおうとの訴えにも力が入る。
さらに、もう一つ重視するのが農業票の取り込みだ。前回選では「TPP交渉参加容認」を表明し農業団体から猛反発を受けたが、今回は郡部を含め農家との意見交換会を繰り返す。「米価下落には、(民主政権時代の)戸別所得補償制度の完全復活しかない」と訴えて回り、陣営は農業票獲得に一定の手応えもつかんでいる。
03年の初当選から4期連続で当選を果たしながら、選挙区での当選は民主に追い風が吹いた09年だけ。それ以外の3回は比例復活当選にとどまっている。2区は首長や地方議員を含め自民党の地盤が強固だ。全国的に与党の優勢が伝えられる中、それを突き崩すのは容易ではない。近藤氏の訴えも「今度こそ、選挙区で当選させてほしい」と熱を帯びる。
◇
共産新人の白根沢澄子氏(64)は7日、長井市のホームセンター前で「消費増税は延期ではなく、中止すべきだ」と買い物客に訴え、安倍政権の経済政策の転換を呼びかけた。1999年に米沢市議に初当選して以来、「憲法9条を守れ」「原発なくせ」を叫び続けてきた。陣営幹部は「最後まで安倍政権の政治全体に審判を下そうと訴え続ける」と話す。
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◇2区の立候補者◇(届け出順)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前
白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新
鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]
◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。
▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk06010221000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/下 3区 保守系つばぜり合い /山形
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
公示直後の3日夜、鶴岡市大山で開かれた自民新人、加藤鮎子氏(35)の個人演説会。「大山は私の祖母の出身地であり、父(加藤紘一・自民党元幹事長)が子供時代に遊んだ思い出の場所。父がやり残した仕事を、どうか私にやらせてください」。加藤氏はマイクを両手で固く握り締め、涙ながらに訴えた。
鶴岡は紘一氏の時代から「加藤王国」とも言われる強固な地盤。陣営は、地元の自民・公明票を手堅くまとめることが、当選への第一歩とみる。「紘一氏の旧後援会の7割は引き継いだ」(陣営幹部)と自信も垣間見える。六つの学区単位を軸にした後援会も張り巡らせ、組織固めに余念がない。
さらに、加藤氏は「与党公認候補」の立場も前面に出し、組織の引き締めを図る。8日、鶴岡市内であった集会には遠藤利明・自民県連会長や公明党の井上義久幹事長といった面々が集結。「自公連立、安倍内閣への支持をお願いします。何がなんでも勝ち抜かなければならない」(井上幹事長)と与党・自民、公明両党の結束をアピールした。
陣営幹部は「鶴岡を固めることが、酒田市や最上地方での運動の盛り上がりにつながる」とみており、終盤にかけて攻勢に打って出る構えだ。
◇
加藤氏と激戦を繰り広げる無所属前職、阿部寿一氏(55)は、長年自身が市長を務めた大票田・酒田市の票を固めて応戦する。投票前日の13日に市内のデパート前で開く大演説会には、「酒田市議20人のうち保守系15人が出席する予定」と陣営は意気込む。
「強い者は強くなればいい、弱い者は泣けばいいというのは、政治ではない」
7日、鶴岡市内での演説会で阿部氏が聴衆に語りかけると、会場に大きな拍手が響いた。会場からあふれるほど人が集まり、立ち見の人の姿もあった。
阿部氏は保守系でありながら、無所属候補としての利点も生かし、与党と微妙な距離感を保つ。地盤の酒田を中心に自民支持層の一部を切り崩しているほか、民主、維新、社民の各党支持層や無党派層などに幅広く浸透し、組織力の差をカバーする。
酒田にとどまらず、既に選挙区全域をほぼ3巡した阿部氏。両陣営の草苅り場となる可能性のある最上地方を、「勝負を分ける決戦場」と位置付ける。
6日には、最上地方の全8市町村を精力的に回り、新庄市内で個人演説会を開催。「私なら誰に遠慮することなく、地域の実情を国に伝え、堂々とものを言える」と、無所属の強みを訴えることも忘れなかった。
◇
民主新人の吉田大成氏(45)は、広い選挙区を選挙カーで走り回り、「『自民党は駄目。共産党も嫌だ』という皆さんの新しい選択肢になりたい」と強調。保守分裂、与野党入り乱れての激戦に埋没すまいと声をからす。
神奈川県議を辞職し、衆院解散当日に出馬を表明。吉田氏は「しがらみのなさ」を訴えるが、知名度不足もあって無党派層への浸透はおろか、民主党支持層も固め切れていないのが現状だ。「反自民」で一致するはずの社民党の動きも鈍い。支援する連合山形の各地域の集会に出席し、足元固めに奔走する。
◇
共産新人の長谷川剛氏(36)は、連日15カ所以上で街頭演説を行い、「消費増税は延期ではなくやめさせ、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も撤回させる」と、安倍政権との対決姿勢をあらわにする。子育て中という自身の経験を強みに、子育て世代の雇用の安定なども訴え、若年世代への浸透を図る。街頭では通行するドライバーが手を振り返す姿も見られ、陣営幹部は「反応はいい」。従来の支持層を超える広がりをみせられるかが焦点となる。
(この企画は、光田宗義、前田洋平、野間口陽、佐藤良一、高橋不二彦、長南里香が担当しました)
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◇3区の立候補者◇(届け出順)
阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前
吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新
長谷川剛 36 党地区副委長 共新
加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]
佐藤誠 66 政治評論家 無新
◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。 党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk22010122000c.html
2014衆院選:現地ルポ/上 1区 連呼響くが聴衆まばら 低投票率? 野党に危機感 /静岡
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
日も落ちた静岡市中心部の交差点。歩行者用信号が赤から青に変わるまでのわずかな時間、のぼり旗を手にしたある候補の女性運動員が、若いカップルに繰り返し話し掛ける。
「選挙に行ってくださいね。よりましな候補に消去法で入れて」
別の運動員がチラシを手渡そうとしても、ポケットから手を出してもらえない。体の芯まで冷える真冬並みの寒さのせいなのか。クラクションで「支持」を表し通り過ぎる車もあるが、街頭演説の聴衆はまばらだ。この候補者に限った状況ではない。
民主と維新の候補者調整が不調に終わった1区。政治経験豊かな民主元職の牧野聖修氏、子育て世代で維新前職の小池政就氏に加え、相談活動の実績がある共産新人、河瀬幸代氏の3人が、法相の自民前職、上川陽子氏に挑む。
4政党が入り乱れる県内唯一の選挙区。各候補が票の掘り起こしを狙うものの、有権者の関心は盛り上がっていない。
公示後初の土日に際し、5〜7日には民主の枝野幸男幹事長、維新の江田憲司共同代表、共産の井上哲士・参院国対委員長ら野党幹部が相次いで足を運んだ。「自民に300議席以上をあげたら暴走を止められない」などと巨大与党誕生の阻止を訴える一方、「投票に足を運んでほしい」と、組織戦を展開する自公陣営を前にして低投票率への危機感がより強くにじんだ。
受けて立つ側の上川氏。女性閣僚として公務や他候補の応援依頼も多く、7日は選挙区を離れて県外へ。陣営関係者は「(党幹部の)誰かに来てほしいという気持ちがあるが、言いづらい。これまで通り草の根選挙を展開するしかない」と、支持固めを急ぐ。野党の政権批判に対して、正面から反論を挑む場面にはあまり出合わなかった。
全国各地で注目を浴びることが多い県庁所在地の「1区対決」。だが、公示前に予定されていた静岡青年会議所主催の候補者討論会は、候補の一人が多忙との理由で成立しなかった。論戦がかみ合わないまま、肩すかしを食った有権者には、候補者名の連呼だけが響く選挙戦となっている。【立上修】
◇
12日間の短期決戦の衆院選は後半に入った。14日には投開票日を迎える。県内小選挙区の注目区を歩いた。
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◇1区の立候補者(届け出順)
河瀬幸代 63 [元]静岡市議 共新
上川陽子 61 法相 (4)自前=[公]
小池政就 40 [元]東大院助教 (1)維前
牧野聖修 69 [元]党副幹事長 (4)民元
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk22010065000c.html
2014衆院選:現地ルポ/中 3、4区 野党、政権批判に熱帯び 「自民優勢」で訴え悲壮 /静岡
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
衆院の解散直後、民主と維新の候補者調整が成立し、自民対民主の構図が分かりやすくなった3区。自民前職の宮沢博行氏は、磐田市で開かれた出陣式で声を張り上げた。
「選挙区に議員は2人要りません」
民主元職の小山展弘氏を意識しているのは明らかだった。
2人は1年違いで県立磐田南高を卒業、30代若手で衆院議員1期など経歴は似通う。前回の衆院選とは攻守を変えた戦いに、いやが応でも闘志は高まる。
小山氏は票田の磐田市を中心に「政治は変えることができる」と、現政権への批判票を取り込もうと必死だ。県内唯一の「民維連携」候補でもあり、比例に回った維新前職、鈴木望氏(65)の票をいかに取り込めるか注目が集まる。ただ、鈴木氏は公示前の決起集会に姿を見せたものの、今回は比例九州からの出馬。連日静岡入りする余裕はない。
磐田市長の経験があり、浜岡原発のお膝元の3区で脱原発を掲げた鈴木氏の支持者は重層的で、小山氏陣営も鈴木氏の前回票(約6万4000票)を全て上積みできるとは考えていない。
公示翌日、菅義偉官房長官が宮沢氏の応援でさっそくJR掛川駅前に立ったが、後半戦は自民幹部の選挙区入りもめっきり減った。「原発関連の組合員がいる連合に配慮し小山氏は浜岡に触れたがらない。脱原発をぶち上げられていたら自民支持層にも響いたはずだ」。宮沢氏の陣営は冷静に分析する。
◇
「時間やアピールの仕方を工夫しなければ」。4区に出馬した自民前職の環境相、望月義夫氏は、ペルーでの国際会議出席を控えた先週末、精力的に動いた。閣僚に野党が挑むこの区は、各陣営が応援弁士を繰り出すなど選挙戦が熱を帯びる。
小選挙区で望月氏とシーソーゲームを演じてきた民主元職の田村謙治氏。全国で自民優勢が伝えられ、訴えにも悲壮感が漂う。「瀬戸際で後はありません」。知名度の高い県連幹部も集会に迎え、ホームページで「川勝知事(民主党が擁立)とともに医療体制立て直しに全力を注ぐ」と一体感の強調に懸命だ。
共産は3区の松浦敏夫氏、4区の杉田保雄氏の2人が「汚れた政治に一番洗浄力があるのは共産の議席」などと、政権批判で独自色を打ち出している。
望月氏は国際会議出発前に気を引き締めた。「(過去には)1週間で情勢が変わったことがある。『自民党が勝つなら投票に行かなくてもいいな』というのが最も怖い」【舟津進、高橋秀郎】
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◇3区の立候補者(届け出順)
小山展弘 38 [元]団体職員 (1)民元
松浦敏夫 62 党県委員 共新
宮沢博行 39 [元]磐田市議 (1)自前=[公]
◇4区の立候補者(届け出順)
杉田保雄 68 党県委員 共新
望月義夫 67 環境相 (6)自前=[公]
田村謙治 46 [元]内閣政務官 (3)民元
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk22010108000c.html
2014衆院選:現地ルポ/下 6区 自民大物「集中投入」 民主の牙城に緊迫感 /静岡
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
9日午後2時、JR熱海駅前広場は人であふれた。小泉進次郎復興政務官を応援弁士に迎えた自民前職、勝俣孝明氏の街頭演説会。勝俣氏が「小泉先生が来てくれたので今日は平均年齢が低い」と笑わせた通り、聴衆に若い女性が目立った。
「1期目より2期目の方が間違いなく地元に貢献できる」。歯切れ良く再選への支援を求めた小泉氏の方が握手攻めに遭い、次の応援先へ向かった。
伊豆半島は、7選を狙う民主、渡辺周氏の牙城だ。沼津市長だった父朗氏以来の後援会を中心に結束力を誇り、2012年の民主への大逆風もしのいだ。
報道各社が渡辺氏の一歩リードと伝える中、8日には安倍晋三首相と石破茂地方創生担当相がそれぞれ沼津駅前で応援演説。10日は谷垣禎一幹事長も沼津入りするなど、自民は重点区として党の看板を集中投入した。勝俣氏の選対幹部を務める県議は「まだ追い抜いていないが逆転の要素はある。本当に迫ってきた」とかつてない手応えを感じている。
「一人一人があと10人に電話をかけ、渡辺周をお願いしてください」。7日夜、沼津市の狩野川沿いのホテルに約1000人を集めた渡辺氏の「大必勝集会」。報道とは裏腹に、山本一彰・選対本部長の呼びかけは緊迫感に満ちあふれていた。
山本氏は「わずか数日で状況は様変わり。今完全に抜かれている」と“追う側”を強調。渡辺氏本人も、翌日からの自民の攻勢スケジュールを念頭に「(自民が)6区をつぶしにかかる。あと1週間、6区ではなく民主主義を守る戦いだ」と、ステージ隅の妻とともに深々と頭を下げた。
ボルテージを上げる一方で、同氏陣営の関係者は後半戦に不安を見せる。「今回が一番厳しい選挙。“背中が見えてきた”と自公陣営が徹底して切り崩しにかかっている」
両候補の接戦に埋没しないよう共産新人の佐藤龍彦氏も、消費税10%の中止と若者の雇用確保を中心に訴える。集まってくる街の声を取り入れながら、アドリブの利いた演説をしたいと公示日の出発式で語ったように、広い選挙区を行脚する。伊東市議を9期務めた母美音(みね)さんも、豊富な人脈を築いた市内で息子への1票を呼びかける。
刻々と情勢が変化する中で、攻防は緊迫の度合いを増している。混戦を抜け出そうと、候補らは10日も寒空の下でマイクを握り、選挙カーから手を振り続けた。支持層以外の票の掘り起こしが13日まで続くことになる。【梁川淑広】
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◇6区の立候補者(届け出順)
勝俣孝明 38 [元]銀行員 (1)自前=[公]
佐藤龍彦 38 党地区部長 共新
渡辺周 53 [元]副防衛相 (6)民前
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk14010210000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/1 区割り変更の18区 10区から編入、認識薄く /神奈川
毎日新聞 2014年12月04日 地方版
◇知らない人に入れられぬ
「区割りが変わったの?知らないね」
公示前日の1日、神奈川10区から18区に編入される川崎市中原区下小田中に住む男性(85)は首をかしげた。
「1票の格差」是正に伴う選挙区割りの変更で、急速に人口増加が進む中原区が分割され、下小田中や上小田中、上新城などを含む「大戸地区」の有権者6万2201人(1日現在)は今回から18区となる。「党」ではなく「人」を選ぶ小選挙区の区割り変更に、有権者は戸惑いを見せる。
下小田中の10区と18区の境界沿い。旧10区の住民20人に尋ねると、区割り変更を知っていたのは5人で、15人は「知らない」と答えた。新聞で知ったという美容室経営の女性(64)は「18区の候補者にはなじみがないのに」と顔を曇らせた。
◇民主は候補者なし
困ったのは民主党支持層だ。10区には同党公認の城島光力氏(67)がいるが、18区にはいない。団体職員の男性(56)は「誰に投票したらいいのか」と困惑を隠さない。投票には行くつもりだが、「選挙期間中に、新選挙区の各候補者の話を聞きに行く有権者がどれだけいるのか」と疑問を呈した。
同党の支持組織・連合神奈川は今回、18区を事実上の自主投票とし、組合員に対し「比例は民主」と促す方針だ。だが、区割り変更を知らない組合員も多く、民主党候補不在が分かった時、投票に行かないことも心配される。ある民主党関係者は「棄権するくらいなら、(10区の)城島と書いてほしい。そうしないと比例票が減ってしまう」と焦りを募らせている。
◇長年の支持者困惑
候補者を立てた自民党も頭を痛める。大戸地区は従来、10区の田中和徳氏(65)の地盤。支持者名簿などを18区の候補者に引き継いだが、短期間に有権者の心をつかむのは容易ではない。
長年、田中氏を支援してきた下小田中の無職女性(82)は「田中さん一筋だったのに、(新しい候補者に)支援してくださいって言われてもピンとこない」と嘆く。「自民には勝ってほしいが、知らない人には入れられない」。投票に行くかどうかも迷っている。
川崎市選挙管理委員会は、大戸地区の63カ所のポスター掲示板に区割り変更を知らせるチラシも張るなどして周知に努める。市選管は「十分に広報していく」としているが、有権者にどの程度浸透するかは未知数だ。【鈴木敬子】
◇ ◇
県民の多くが想定していなかった「短期決戦」が幕を開けた。混乱のまま進む選挙戦を、有権者はどう捉えているのか。注目される選挙区で聞く。=つづく
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk14010117000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/2 野党間調整、不調の6区 民主一転、国替え出馬 /神奈川
毎日新聞 2014年12月05日 地方版
◇反与党票の奪い合い
「6区は野党間調整し、候補者を立てないこともありうると思っていた」。民主の金子洋一県連代表は、党本部が2区元職の三村和也氏(39)の国替え出馬を決めたことに驚きを隠さなかった。
自民が候補者を立てない6区は、県内の野党連携の「象徴区」となりえた。しかし、安倍晋三首相の解散表明後、維新前職の青柳陽一郎氏(45)の擁立を軸に中央で進められてきた「民維交渉」が決裂。民主党本部は解散当日の11月21日、三村氏をぶつけることを発表した。この日、県内ではドミノが倒れるように、他選挙区の連携に不調が生じた。
「中央の理屈」を持ち込んだ民主党本部は、支援に躍起だ。国替え決定後、海江田万里代表や岡田克也代表代行ら党幹部が、続々と6区入り。地元議員も「6区は(三村氏が)社会人まで育った『地元』」と訴える。
◇接戦必至の維新
「2年間休まずにここで活動してきた。候補者調整は期待していなかったし、相手が誰かは気にしない」。一方の青柳氏は、語気を強める。
前回、新人ながら6万9511票を獲得、公明の上田勇氏(56)に1万2636票差まで迫り、比例で復活当選した。民主が候補者擁立を見送れば、前回に民主候補が取った5万1819票の多くが「反与党」として維新に流れる見方もあった。
接戦を強いられる青柳氏は公示日の2日朝、横浜駅西口で県内の維新公認候補と共に街頭に立ち、民主の「翻意」をこう皮肉った。「6区で唯一のしがらみのない政党、候補は私だ」
◇首相は「盟友」強調
「1強多弱」を嘆きながら、それぞれの候補を擁立した野党。対する自公陣営は「反自公票が分散する」と期待する。6区は公明が唯一候補者を擁立し、自民が前職の上田氏の支援に回る「協力区」。解散後の11月30日には来県した安倍首相が「上田さんとはまさに盟友関係」と強調し、2日夕には菅義偉官房長官が公明の選挙カーの上から「与党統一候補の上田さんの当選を」と声をからした。
一方、野党間の候補者調整とは距離を置き、18選挙区すべてに候補者を擁立した共産。新人の北谷真利氏(53)は「子供たちを戦争に送り出したくない」と、憲法9条を生かした外交戦略や秘密保護法廃止などを訴える。【高木香奈】=つづく
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大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/3 前職3人、激戦の9区 民主、維新に厳しい風 /神奈川
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
◇自民は大物応援次々
「これまで経験したことのない選挙。空気がしらけきっている」
5日夜、川崎市麻生区の麻生市民館。民主前職の笠浩史氏(49)は個人後援会で、100人あまりの支持者を前に、手応えを感じられない選挙戦への焦りを率直に語った。
候補4人のうち3人が前職という激戦区の9区。民主党に逆風が吹いた2年前の前回選挙では、県内で唯一、笠氏が小選挙区の議席を保った。だが得票は6万7448票と、前々回(2009年)からほぼ半減させ、自民の中山展宏氏(46)、みんな(当時)の椎名毅氏(39)の比例復活当選を許した。その2人は、今回も立候補する。
「今までは地元の集まりに呼ばれるのは笠1人だったが、今は相手候補も声がかかる」。笠陣営の選対幹部は苦渋の表情を浮かべた。そこへ全国的な自民優勢との情報が追い打ちをかける。
「もう一度政権を担える政治勢力を作りたい」。笠氏は最後に「前回勝ったことは忘れてほしい。もっと厳しい戦いだ」と訴えた。
対する自民前職の中山氏の元には、党の大物が次々と応援に駆けつけている。公示前の11月30日に安倍晋三首相が来援したのを皮切りに、終盤は連日閣僚級の応援が入る予定。党の県連関係者は「中山氏が勝てば、神奈川で全勝も夢ではない」ともくろむ。
「前回とは驚くほど反応が違う。選択肢として私もいるということが認知され始めた」と中山氏。「混迷の時代には戻れない。全ての人にアベノミクスの恩恵が得られるまで、私たちにやらせてほしい」と訴える。
もう1人の前職、椎名氏は、公示直前にみんなの党が解党。今回は維新から立候補した。駅頭での演説で中年男性から「あちこち(政党を)浮気しないで」と声をかけられ「私は変わったつもりはないんですが」と苦笑いした。
離合集散を繰り返した第三極への厳しい視線も理解している。「でも私には、地域を歩いて作った人のつながりがある。再選で恩返ししたい」
前職3人のさや当てを冷ややかに見ているのが、共産新人の堀口望氏(38)。陣営は「むしろ戦いやすい。前回は民主党政権での選挙で、第三極もあって構図が分かりにくかったが、今回は『自共対決』。民主も第三極も自民党と根本的に違いはない」と強調する。
堀口氏は6日、同市多摩区でのミニ集会で「日に日にビラを取ってくれる人が増えている。政治が変わる時だと感じている」と手応えを語った。【尾中香尚里】=つづく
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大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/4 基地の街13区 基地問題、争点ならず /神奈川
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
◇住民は騒音に悩まされ
「大和市で一貫して、基地の騒音問題解消に努め、頑張ってきた。第4次爆音訴訟の原告でもある」
4日午後6時過ぎ、小田急線と相鉄線が乗り入れる大和駅前。街頭演説でマイクを握った共産新人の高久良美氏(60)は、まず米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)の航空機騒音問題について訴えた。
13区は日米が共同使用する厚木基地と在日米陸軍キャンプ座間(相模原市、座間市)の2大基地を抱える。厚木基地周辺では、公示に合わせるかのように2日から空母艦載機の「通常訓練」が始まった。金属音を響かせて基地を飛び立ち、1〜2時間で帰還。周囲が爆音に包まれる訓練は、昼夜を通じて繰り返される。
「訴えが途中でかき消され、時間がムダになる」。選挙カーの高久陣営は、断続的に上空を飛ぶ艦載機をいまいましげに見上げる。準備不足で突入した選挙戦へのいら立ちも重なり、表情は険しい。
第1次爆音訴訟の提訴(1973年)から41年。長年にわたり、住民が騒音に悩まされていながら、基地問題を明確な争点にしているのは高久氏だけだ。自民前職の甘利明氏(65)は第一に「経済再生・財政再建を推進」を掲げ、維新新人の伊藤優太氏(29)は「基地の縮小と返還は求めたい」としながらも、集団的自衛権行使容認を打ち出す党の方針もあり、積極的な言及を避けている。
座間市で艦載機の爆音が最も大きいと言われる住宅街。この地域には小学校2校、中学校1校が隣接して建つ。下校時、頭上を艦載機が激しく旋回する。その中で子供たちは、友達との会話に夢中になっている。耳をつんざくような音も、ここで生まれ育った子供たちにとっては、もはや「当たり前」になっている。
米軍普天間飛行場の移設問題が争点となった11月の沖縄知事選。多くの有権者が名護市辺野古の埋め立てに「ノー」を示し、現職の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)氏が、辺野古移設に反対した翁長(おなが)雄志(たけし)氏に敗れた。
神奈川県は、沖縄県に次ぐ「第2の基地県」と呼ばれる。厚木基地には、米軍の新型輸送機オスプレイが度々飛来し、周辺自治体は政府に中止を要請している。それでも、基地問題が争点にならない現状。大和市内から20年以上前に座間市に引っ越してきたという主婦(68)は、あきらめ顔でこう言った。「基地があるのを知っていて移り住んだのだから、今さら仕方がない」【長真一】=つづく
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大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/5止 「横浜都民」が住む7区 鍵を握る無党派層 /神奈川
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
◇票取り込みに東奔西走
「よろしくお願いします!」。公示翌日の3日夜。寒風が吹きつける横浜市営地下鉄東山田駅前(都筑区)で、自民前職の鈴木馨祐氏(37)は「道路」に向かって声を張り上げた。
横浜市北部の7区(都筑区、港北区)。都心に通勤する20〜40代の「横浜都民」が多いこの選挙区の最大の敵は「風」だ。過去の選挙結果から無党派層が4割を占めると言われる中、各党は若手候補者を擁立し、見えない有権者の取り込みに東奔西走する。
「車で帰宅する有権者への印象付け」。効果が薄そうに見える鈴木氏の選挙運動を、陣営幹部はこう説明した。組織票が限定される以上、立ち止まってくれない相手に姿だけでも見せようという作戦だ。顔を覚えてもらうため、選挙期間中は街頭演説より自転車を使った遊説を重視する。
◇ ◇
実際、「名前」では投票しないという有権者は少なくない。東急菊名駅で、候補者のビラを受け取った男性会社員(44)は「『1強多弱』は良くない。野党候補でも政策の中身に共感できれば1票を入れたい」。別の男性会社員(38)も「若さやイメージだけでは選ばない」と、選挙戦を冷静に見る。
「政党ではなく、候補者を見て選んでくれる有権者が多いということ」。県議から転身した民主新人の中谷一馬氏(31)は、こうした浮動票に期待する。
地元の港北区で「1年間365時間」を目標に、ほぼ毎日街頭演説をしてきた。組織票は望めなくても「顔を覚えてもらう」という点では、他候補より一日の長があると自負する。
維新も30代を立てる。新人の豊田有希氏(39)は衆院が解散された11月21日に公認された。準備不足を承知での出馬は、「第三極でも十分戦える選挙区」との党の判断でもある。
「地域をくまなく回ることが大事」。豊田氏はそう話しながらも、やはり投票率の動向が気になる。無党派層が棄権して投票率が低くなれば、他党の支持層を切り崩せず、出遅れの影響が大きくなる。
◇ ◇
若手の戦いに埋もれまいと、他の候補も必死だ。次世代前職の松田学氏(57)は元財務官僚の経験を踏まえ、財政規律の強化や社会保障改革の必要性を掲げる。共産新人の大山奈々子氏(51)は消費増税中止や集団的自衛権の行使容認反対など平和問題を訴える。【飯田憲】=おわり
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混戦:2014衆院選/5 北海道1、2区 「王国再建」道険し 民主、背水の共闘
毎日新聞 2014年12月11日 東京朝刊
北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
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「安倍(晋三首相)さんに非常に不安を持つのは安全保障の問題なんです」。選挙期間中唯一の日曜日の7日、北海道1区の民主前職、横路孝弘氏は雪の中、札幌市中央区の繁華街でマイクを握った。アベノミクス批判に加え演説の3分の1を安保政策に充て「平和国家を維持し安倍さんの暴走を止めるためにも、今度の選挙は本当に大事だ」と訴えた。陣営幹部は「『平和』は横路の持ち味。投票率が高く横路ファンが多い50〜60代に響くテーマ」と言う。
全国的に与党優位が伝えられる中、与野党が激戦となる選挙区が多いのが北海道だ。官公労を中心とした非自民勢力が伝統的に強く、自民党が大勝した2005年の「郵政選挙」でも民主党が8勝4敗と勝ち越した「民主王国」だ。だが、前回衆院選は全区で敗北。特に1区では、1996年の小選挙区制導入以来初めて、横路氏が自民新人だった船橋利実氏に約6000票差で敗れて比例復活となり、「王国崩壊」の象徴となった。
予期せぬ衆院解散で、道知事や衆院議長を務めた横路氏の知名度と労組票をもってしても勝ち切れないとみた民主は、前回1区に候補を擁立した地域政党・新党大地(鈴木宗男代表)と全道で選挙協力を締結。鈴木氏の長女貴子氏を民主に入党させ、7区公認と比例道ブロック1位で処遇する代わりに、大地は候補擁立を見送った。
この日は貴子氏が1区に入り、街頭で「1区は横路さん」と訴えた。保守層が多い大地の支持者がどの程度、民主支持で動くかは未知数だが、民主サイドは「ぶつからないだけでもいい」と解説する。
民主党本部は今回、全国的に進めた野党共闘の一環で、民主党北海道にも12選挙区中3選挙区を維新の党に譲るよう求めた。しかし、民主党北海道は要請に従わず、全選挙区に候補を擁立した。
「民主党北海道、新党大地推薦の池田真紀です」。8日昼、北海道大学の正門前で2区の無所属新人、池田氏が街頭演説を始めた。2区では民主元職の三井辨雄(わきお)元厚生労働相が後継指名した維新元職の松木謙公氏と、民主党北海道が独自に立てた池田氏が共に「野党の代表」を掲げて激突。結果的に自民前職の吉川貴盛氏が先行する構図となっている。
民主党北海道が自前の候補擁立にこだわったのは、比例票の掘り起こしと組織死守が狙いだ。毎日新聞の中盤情勢調査では、比例北海道で議席回復の兆しもある。
一方、自民は民主の「牙城」に狙いを定め、安倍首相や麻生太郎財務相、菅義偉官房長官ら大物を次々に送り込んで攻勢をかけている。
甘利明経済再生担当相は6日、1区の船橋氏の応援演説で「前回は無名の新人が難敵を相手に大金星を挙げたが、今回は野党が一本化され大接戦だ。頭一つでも抜け出させていただきたい」と要請。船橋氏も「北海道で最大の激戦区。1区から北海道が変わるのろしを上げたい」と訴えた。
自民党道連会長代行の伊達忠一参院幹事長は「勝っても負けても1000票差」とデッドヒートを予測。全国の流れに乗って与党が北海道も席巻するのか、それとも民主党が王国再建の足がかりを得るのか。ぎりぎりの攻防が続く。【横田愛】=つづく
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◇北海道1区=札幌市中央、南、西区
横路孝弘 73(11)民前
野呂田博之 56 共新
船橋利実 54(1)自前=[公]
飯田佳宏 41 無新
◇北海道2区=札幌市北、東区
吉川貴盛 64(4)自前=[公]
池田真紀 42 無新
松木謙公 55(3)維元=[生]
金倉昌俊 40 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212k0000m010095000c.html
衆院選:支持団体に揺らぎ「民主と労組」「自民と農協」
毎日新聞 2014年12月11日 21時17分
14日投開票の衆院選で、安倍政権が進める政策が与野党双方の組織選挙に「支持政党離れ」の影響を与えている。民主党を支持する労働組合は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の恩恵を受ける大企業組合員を中心に民主支持への揺らぎが見える。自民党を支持してきた農協は、農協改革への抵抗感から微妙な距離感をのぞかせる。【宮島寛】
「とにかく厳しい選挙。民主党の議員、それぞれ大変厳しい戦いです」。民主党の岡田克也代表代行は10日、愛知県内であった自動車会社の労組の組織内候補の応援演説でこう強調した。約200人の労組幹部らで埋め尽くされた会場は熱気に満ちた。
しかし、40代の同社社員は取材に「投票先は自民党。活気が戻ったのは安倍(晋三)さんのおかげだから」と明言した。同社はアベノミクスによる円安で輸出採算性が急激に回復。今年の春闘でも政府の賃上げ要請に応じる形でベースアップした。30代の同社系部品メーカー社員も「福祉だ何だと言ったところで仕事がなければ始まらない。仕事を増やし、給料を上げてくれるところに投票する」と語った。
また、電力各社の労組で構成する電力総連は、運動員の派遣や電話での投票依頼などを、原発再稼働に理解を示す候補に絞って行っている。原発停止で業績が悪化し、給与減で家計が苦しくなった組合員にとって「再稼働反対」を掲げる候補者は「敵以外の何ものでもない」(西日本の30代組合員)ためだ。電力業界に理解ある候補者のみを当選させて「民主党の内部改革を託したい」(東日本の労組)ともくろむ。
◇ ◇ ◇
「現況には不満だが、やむなく自民党を支持する。自民党しか仕方がなかった」。農協の政治組織、全国農政連会長を兼務する福井県農政連の山田俊臣会長は衆院選公示前の11月28日に記者会見し、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。
県農政連はこの日、福井1区の稲田朋美氏の推薦を決定した。ただ決定に先立ち、条件として稲田氏に農協改革を骨抜きにする「政策協定書」への署名を求めたところ、党政調会長として改革を推進する稲田氏はこれを拒否。農政連側が、拘束力のない要請書を稲田氏に送るという形で事態を収束させた。山田会長は「我々は自民党の下請け会社じゃない」とこぼした。
農協が抵抗するのは、改革の行方次第で組織が揺らぎかねないからだ。農政への競争原理導入を模索する農業改革は、産地間のブランド化競争や農薬、資機材の安値販売競争を促すため、全国農業協同組合中央会(JA全中)が全国約700の農協を傘下に収める中央集権的な構造を改める必要がある。職員21万人のJAグループにとってはリストラを迫られるに等しい。このため各地方農政連が自民候補に政策協定書という「踏み絵」を示し、改革の骨抜きを狙った。署名に応じた東海地方の若手前職は「私の選挙区は接戦。農家と接点を持つ農協職員に変なうわさを立てられると厄介だ」と弁明した。
安倍政権は農業改革を成長戦略の柱の一つと位置づけており、官邸筋は「売られたけんかは買うのが安倍首相。農協が、骨抜きに成功するか、逆効果だったかは選挙後に分かる」と自信をのぞかせる。
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http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141211150665.html
比例復活枠、長野と取り合いか
北陸信越ブロック、自民5〜6、民主2〜3
獲得議席、惜敗率が焦点
14日投開票の衆院選は終盤を迎え、比例代表北陸信越ブロックの11議席をめぐる争いにも注目が集まっている。県内では自民、民主両党の候補が熱戦を繰り広げ、小選挙区で敗れても僅差なら比例復活が視野に入る。ただ長野、石川両県の一部選挙区でも両党候補らが激戦を展開しており、本県候補が復活当選できるかどうかは予断を許さない。
同ブロックには比例単独、重複を合わせ9党が58人を擁立した。終盤情勢調査では、自民が5〜6、民主が2〜3、維新の党、公明党、共産党が各1議席を獲得する見通し。ただ最終盤の戦いや無党派層の動向次第で変動もあり得る。
比例復活の鍵を握るのが「惜敗率」だ。小選挙区で落選した重複立候補者の復活当選は、名簿登載順位が同じ場合、当選した候補に対する得票数の割合を示す惜敗率が高い順に決まる。
自民が大勝した前回衆院選で民主は比例北陸信越で2議席を獲得。惜敗率の高かった本県の上位2人が比例復活したが、2人目と落選した3人目の差はわずか34票。各陣営は一票の重みを再認識し、懸命に支持を訴える。
■ ■
今回、比例北陸信越で5議席を固めた自民は、福井県の前職が名簿単独1位となり、残りの復活枠は4の見通し。全19小選挙区に重複立候補した前職が2位で並ぶ。野党が伸び悩めば、過去最多の6議席目に手が届く勢いだ。各陣営は小選挙区勝利に全力を挙げるが、仮に敗れても惜敗率次第で比例復活できる。
2議席をほぼ確保した民主党は、名簿1位に13小選挙区の重複立候補者を並べた。3議席獲得には、多くの小選挙区で候補を擁立できなかった北陸3県での比例票掘り起こしが不可欠。前回のように本県の民主候補が小選挙区で全敗すれば、復活枠をめぐる“身内同士”の争いがし烈になる。
■ ■
終盤情勢調査で本県は、特に2、3、4区で自民と民主が激戦を繰り広げている。
惜敗率の勝負となった場合、焦点になるのが長野県だ。五つの小選挙区があり、前回は自民、民主などの接戦で、比例で自民2人、日本維新の会(現・維新の党)2人、みんなの党(解党)1人の計5人が復活した。
今回も長野1、3区では自民、民主、維新などの前職3人がしのぎを削り、高い惜敗率が見込まれる。また保守地盤が強固な北陸3県では、石川1区で民主元職が自民前職相手に健闘。復活枠をめぐるブロック内の争いは激しさを増している。
長野県の陣営も本県の情勢を注視する。長野1区の自民前職の選対関係者は「気になるのは新潟の惜敗率。新潟で一つでも多く(選挙区で)勝ってくれれば助かる」と打ち明ける。長野1区の民主前職は「新潟のためにも是が非でも小選挙区で勝つ。長野と新潟で比例票を増やしたい」と意気込む。
維新の党の前身である日本維新の会は前回、第3極への追い風を受け3議席を得たが、今回は1議席にとどまる公算が大きい。公明党は名簿単独1位の前職が議席を維持できる見込み。共産党も2000年衆院選以来の議席獲得が現実味を帯びる。次世代、生活、社民、幸福実現の各党は議席確保が厳しい状況だ。
【政治・行政】 2014/12/11 09:26
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121102000289.html
野党協力の成否で明暗 12区・自民に迫る、4区・共倒れ懸念
中日新聞社が実施した衆院選の県内小選挙区の終盤情勢調査で、野党協力の成否による明暗が分かれている。12区(岡崎・西尾市、額田郡)は民主と維新の候補者調整で一本化された維新前職が自民前職に迫りつつある。これに対し、調整がつかず維新元職と民主新人が並び立つ4区(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)は、先行する自民前職が引き離しつつある。
県内全十五選挙区のうち唯一、民主が独自候補を立てず維新前職への一本化に応じた12区。自民支持層の大半を固めて優位を保つ自民前職に対し、維新前職は民主支持層を取り込むほか、無党派層にも強さを発揮して差を詰める。共産新人も支持拡大を図る。
維新県総支部幹部は「意外に伸びていないが、第三極ならではの伸び代にも期待できるのではないか」と終盤戦に向け、さらなる追い上げを狙っている。
一方の4区。自民支持層の大半、公明支持層の半分を固めるなど安定した戦いを展開する自民前職に対し、野党側はもともと民主議員だった維新元職と民主新人が民主支持層や無党派層の支持を分け合う。
選挙戦ではいずれも「安倍政権の暴走を止める」「身を切る改革を」と異口同音に対自民を訴え、両陣営は共倒れの懸念が広がっている。
情勢調査では三〜五割が投票先を未定と答えている。野党側は与党優勢の雰囲気や天候による低投票率が不利に働くと懸念。十日、名古屋市熱田区の金山駅南口で応援演説をした民主の岡田克也代表代行は「多くの人が投票所に足を運べば国は変わる。しっかり意思を示してほしい」と呼び掛けた。
(衆院選取材班)
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121102000246.html
「羽田王国」めぐり火花 激戦3区ルポ
写真
「われわれは厳しい試練に直面している。私の命に代えても寺島君を当選させてほしい」
上田市で九日夜に開かれた集会に、自宅療養中の羽田孜元首相から激励文が届いた。会場は静まり返り、寺島さんは頭を下げてじっと聞き入った。
羽田元首相の後援会「千曲会」が根を張る上田市は有権者の約三分の一が住む大票田で、“羽田王国”の牙城。だが、前回選で後継の寺島さんは二千票差の接戦を強いられ、危機感が募っている。
それでも陣営は「羽田の後継をアピールするしかない」と語る。選挙カーに息子で参院議員の雄一郎さんが乗り込み、「父の信念を継ぐのは寺島さんだけ」と繰り返す。
上田周辺に攻め入るのが木内さんだ。
「地元の道路予算を取る時、野党議員は大臣にお願いに行けますか? 地域のために選挙区から与党議員を出さないといけない」
四日に東御市で開いた集会では上田周辺の公共事業計画を持ち出し、寺島さんとの違いを打ち出した。
佐久市に地盤を持つ元県議で前回は同地域の得票数がトップだった。今回は公示後の第一声を上田市で行うなど切り崩しを狙い、十一月に隣の東御市に後援会を立ち上げ、外堀も埋める。「前回は三着で銅メダル。石にかじりついても金メダルを」と力を込める。
前回、第三極の追い風を受け、寺島さんを追い詰めた井出さん。当選後は毎週末、上田、佐久両市の街頭で均等に街頭に立った。上田での勝負は接戦になると見込み、祖父で元官房長官の一太郎氏が築いた南佐久郡を中心とした“井出ブランド”を最大限生かす。
住宅街では選挙カーを時速十キロで走らせ、家から出てきた人全員に対応している。陣営は「上田に注力している間に佐久で票差をつけて勝負を決する」と意気込む。
唐沢さんは、安倍政権の批判票の受け皿になろうと独自の戦いを続ける。七日夕、JR上田駅前の演説では「アベノミクスで非正規労働者が百五十万人増えた」と訴え、聴衆から拍手を受けた。
昨年の参院選で十五万票余りを獲得し、県内三位と健闘。唯一の女性候補という点もアピールし、女性だけの集会を開いて女性票の獲得に余念がない。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121102000245.html
まめな訴え手応え 終盤ルポ2区
写真
横断歩道の信号は赤。演説に足を止めてくれた有権者の元へとはやる気持ちを抑え、目の前を行き交う車に手を振り、頭を下げた。故郷に国替えして二度目の選挙の上野さんは「一票を争う厳しい戦い。わずかな時間も無駄にできない」と支持拡大に奔走する。マイクを握ったかと思えば握手、握手をし終わったら車へ。
連夜の演説会では「故郷に仕事で恩返したい」と強調。駅前や道路整備、観光振興、治水−。国交政務官としての自負をのぞかせ、地域課題に対する意気込みを訴える。
陣営は一日の目標電話件数の順守徹底や小まめな企業回り、ミニ集会開催を強化。投票日の天候も気に掛け期日前投票も促す。野田藤雄選対総括責任者は「優勢報道や天候の影響で投票日に出足が鈍るのが怖い。最後まで気を緩めず、取りこぼしのないよう固めていきたい」ときっぱり。
対して、前々回まで連続三回当選し、国政復帰を目指す田島さん。長浜市北部の個人宅で開いたミニ集会では、「年金の一元化はどうなるか」「介護保険法の改正は」などと質問が飛び、その都度、自身の考えを分かりやすい言葉で伝えた。ミニ集会の狙いは「壇上からの演説は距離がある。百人の演説会より中身が濃い」(田島さん)から。有権者との距離感や双方向の交流を重視する。
自民優勢との報道にも「二年前とは雲泥の差。雰囲気は悪くない」と、むしろ手応えを感じている様子。九日朝のJR稲枝駅前でのつじ立ちでは、「今度こそ頑張ってよ」と激励の言葉を受けたり握手を求められたりして笑顔を見せた。
中沢啓子選対本部長は「追いかける側としてできることを精いっぱいしたい」。終盤に向けて女性を中心に応援弁士を重点動員、選挙カーから降りて演説する回数も増やし、票の上積みに全力を挙げる。
二候補を追い掛ける中川さんは二年前に続く出馬。「手を振ってくれたり外に出てきてくれたりする人が増えた」と前回以上の手応えを感じている。とにかく多くの有権者に訴えを届けようと一日十五回以上街頭に立つ。
訴えは、消費税増税中止が主眼。七日には地元農家と懇談し、米価下落の影響を受けた悲痛な思いに耳を傾けた。「安倍政権の影響で苦しんでいる人たちを助けたい」。国政への思いを一層強くした。
陣営は、態度を決めかねている有権者の取り込みに重きを置く。ブラック企業規制や集団的自衛権撤回など党の主張を年代別に紹介したチラシを駅前や街頭で配り始めた。山田満選対本部長は「訴えをどれだけ広められるかが生命線。共感が得られれば必ず票につながる」と期待する。
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http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110058-n1.html
2014.12.11 07:03
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉4区 「落下傘とは違う」前首相に挑む
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冷たい雨が降る。師走の夕刻。船橋市の表玄関、JR船橋駅前には市民が集い、熱気に満ちていた。自民の新人、木村哲也氏(45)がマイクを握り、熱い口調で訴える。
「重い決断だった。相手は強敵だ。政策通でクリーン、そして前首相。勝てるわけがないと誰もがひるむ。だが、戦うときは戦わねばならない」
強敵とは5期連続当選の民主前職、野田佳彦氏(57)だ。党に逆風が吹いた平成24年の前回選挙でも約16万3千票を得票。次点の自民候補に約9万票の差をつけて圧勝した。
今回、自民は県内唯一の「空白区」だった千葉4区(船橋市中南部)の候補者を公募した。名乗りをあげ、公認候補となった木村氏は船橋市出身。29歳で船橋市議となって3期務め、23年に県議に初当選した。「落下傘候補とは違う」と地元の期待は大きい。
◆絶対にぶれない原点
10歳のとき、母親が病気で倒れた。緊急入院して一命はとりとめたが、後遺症が出た。「車いすを押して介護を続けた。政治活動の原点は医療・介護・福祉。絶対にぶれない」と語る。
選挙戦では、菅義偉官房長官らが次々に応援に駆けつけている。石破茂地方創生相は「全国でもっとも厳しい選挙区だが、皆さんの力でなんとしても当選させてほしい」と訴えた。
選挙戦に入って睡眠時間は3時間ほど。早朝から街頭に立つ。体重は4、5キロ減った。木村氏は「悔いのないよう、神出鬼没、全力を尽くす。手応えは感じている」と、あわただしく選挙カーに乗り込んだ。
街頭演説を聞いた主婦(46)は「特に取り組んでほしいのは、防衛問題です。中国船のサンゴ密漁。怖いと思った。選挙には関心がなかったが、今回は投票に行きます」と話す。
自営業、大川進太郎さん(61)は「嘘をつかない政治をしてほしい。国会議員の定数は削減すべきだ」と語った。
◆受け皿にこぼれない
師走の夜、JR西船橋駅前広場には、巨大なクリスマスツリーが立つ。青と白の電飾が美しく輝く。
黒いスーツ姿の野田氏は選挙カーの上に立ち、マイクを握った。通勤客らが足を止めて聞き入る。
「西船橋には大衆酒場がたくさんある。日本酒がなみなみとコップに注がれ、受け皿にこぼれてくる。飲んべえにとって幸せなときです」。日本酒党の野田氏はこう語り、聴衆を引きつけた後、安倍政権の経済政策を批判した。
「だが、アベノミクスでは恩恵が受け皿にこぼれてこない。豊かな人がより豊かになるだけだ。中間層に直接、手を差し伸べる政策が必要です」
車から降りて聴衆の中へ入ると、握手を求める行列ができた。野田氏は「動員しなくても集まってくれる。ありがたいことです」と語った。
会社員、筧史絵さん(41)は「5歳と2歳の子供がいる。子育て支援をお願いしたい」と話す。
野田氏は公示前から、朝の駅頭立ちを復活した。冷気の中、前首相自らビラを配った。若い母親が「頑張ってください」と声をかけ、赤ちゃんを野田氏に抱いてもらい、写真を撮影した。人気は高い。
共産の新人、斉藤和子氏(40)は「安倍政権は戦争できる国にしようとしている。若者を戦場に送ってはならない」と訴える。無所属新人、西尾憲一氏(64)は「原発再稼働に反対」と呼びかける。
民主の大物政治家に3人の新人が挑戦する。有権者はいかなる選択を行うのだろうか。(塩塚保)
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11498770.html
(2014衆院選)「威光」に切り込む自民 「TPP反対」支持取り込む 栃木3区
2014年12月10日05時00分
「皆様から頂いた政権与党とのパイプ。これを太く強くして地元の役に立ちたい。農業やインフラ整備の問題を中央に伝える」
4日夜、栃木県矢板市。建設会社の会議室で作業着姿の社員ら約30人を前に自民前職の簗和生(やなかずお)氏は、深々と頭を下げた。応援に駆けつけた元総務相の鳩山邦夫氏は「この地域は国とずっと切れていたんでしょ。私が簗君のバックについて国からお金を持ってくるよ」と支持を訴えた。
栃木3区は2009年に自民を離党、みんなの党を結党した渡辺喜美氏が当選を重ねてきた。副総理や外相を務めた父・美智雄氏から続く地盤に前回、簗氏は「落下傘候補」(鳩山氏)として挑戦。比例復活で初当選した。
自民は今回、組織力を生かした選挙戦を繰り広げる。簗氏の選挙事務所は、壁一面が業界団体の推薦状で埋め尽くされていた。その象徴が、農協の政治団体である農政連だ。前回選挙では、渡辺氏が地元でも環太平洋経済連携協定(TPP)推進を掲げたが、農政連はTPPに反対だ。
栃木県はコメの収穫量が全国8位(昨年)、畜産業も盛んで農業政策への関心は高い。今年の米価は、市場に余剰米が多く残ることなどから価格が暴落、地元の農業に従事する男性(47)は「昨年より収入は100万円も落ちた。TPPには絶対反対だ」と話す。自民党はTPPを推進するが、簗氏は自身のホームページで「TPPへの参加に断固反対」と記す。
■解党打撃「第三極衰退の象徴」
「党がなくなった。比例復活も出来ない。まさに生きるか死ぬかの瀬戸際です。おやじの時代から応援してくれる皆様だけが支えです」
全国紙などが序盤の情勢調査を伝えた4日。栃木県大田原市の黒羽商工会。集まった約20人を前に渡辺氏はそう叫ぶとメガネをはずして涙をぬぐった。
父の地盤を継ぎ、過去6回の選挙は圧勝。渡辺氏が09年につくったみんなの党は国会議員36人、全国で地方議員約300人を抱える第三極として、軽視できない存在にまでなった。しかし、自身が安倍政権に接近したことで党は内紛、昨年末に分裂した。
安倍晋三首相が今年1月「責任野党」として連携に向けた秋波を送ると、みんなの党はさらに揺れた。渡辺氏は巨額資金借り入れ問題で春に代表を辞任し、衆院選目前に解党に。今回は地元に張り付き、ミニ集会や街頭演説を繰り返す。
前回は脱官僚や消費増税の凍結、TPP賛成など、みんなの党の政策を訴えた。「業界団体と癒着している自民党に改革なんて出来るはずがない」と歯切れが良かった。
だが今回は違う。持論だったデフレ脱却のための金融緩和や消費増税の凍結を安倍政権が実行したため、「ずっと安倍首相に進言してきた。アベノミクスはナベノミクスなんです」と安倍首相との近さを訴える。公示前には安倍首相とツーショットの写真が載った後援会カードを配って近さをアピールしたほどだ。
「今回はかつてない逆風だ。先代の威光だけが頼りだ」(後援会幹部)。渡辺氏は新党を模索したが断念。安倍政権になり、自民との違いが分かりづらくなった。加えて、かつてみんなの党が掲げた政策は都市部の有権者に響いても、「農村地帯である栃木3区でも支持されていたとは言い難い」と陣営幹部。「栃木3区は第三極衰退の象徴だ」。古参の支持者たちは頭を抱える。
一方、前回に続く2回目の挑戦となる共産新顔の秋山幸子氏は「農業政策を壊してきた自民党や、ここでお父様の代からずっとやってきた方がTPPに賛成していて、農家がどうなるかという瀬戸際だ」と、TPPの阻止などを訴える。
(今野忍、堀井正明)
◇栃木3区の候補者(届け出順)
簗和生 35 党青年局次長 自前(1)[比]
秋山幸子 63 〈元〉足尾町議 共新
渡辺喜美 62 〈元〉みんな代表 無前(6)
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http://www.asahi.com/articles/CMTW1412100600001.html
宙に浮くTPP論争/2014衆院選
2014年12月10日10時28分
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◆ 農協の姿勢に変化/2区
前回衆院選の山形2区は、TPP(環太平洋経済連携協定)が大きな争点となり、反対を訴えた自民・鈴木憲和氏は当選、当時経済産業副大臣で反対を明言しなかった民主・近藤洋介氏は小選挙区で敗れた。その後、安倍政権は交渉参加を表明。政府の姿勢は大きく変わったが、今回の選挙ではTPPの是非を正面から論じる姿は乏しく、論争は宙に浮いている。
5日に朝日町であった鈴木氏の個人演説会。TPPについて鈴木氏は「議論をして安倍政権は前に進むと決断した。地域のみなさんの気持ちをいただいて東京に行ったのに、(交渉参加を止めることが)できなかった。私は正直、すごく悔しい」と釈明した。
しかし、交渉内容には踏み込まずに「だから私は将来、この地域の気持ちを国政の真ん中に反映できるような大きくて強い政治家になりたい」と、支持を求める訴えにつなげた。
一方、近藤氏は、衆院解散翌日の会見で「農家の方から『あんたはうそはつかなかった』と言ってもらえる」と語った。「反対」を明言しなかった前回の姿勢を自ら評価するもので、12月4日に西川町であった近藤氏の演説会では、民主党県連の吉村和武幹事長が「今思い起こしていただきたいのは、どちらが誠実だったのかということだ」と力を込めた。
近藤氏の陣営は、「反対」を主張していた鈴木氏への批判を強めながら、米価下落への対策として「戸別所得補償制度」復活の訴えに力点を置いており、TPPは陰に隠れたような形になっている。
TPPが論戦の焦点にならない背景には、農業団体側の姿勢の変化もある。
JAグループの政治団体・県農協政治連盟は昨夏の参院選で自民党の猛反発を受けながらも「TPP断固反対」を掲げたみどりの風(当時)の舟山康江氏を推薦し、支援活動を行った。
その後、自民党と「和解」した県農政連は、今回の衆院選ではTPPや米価とともにJAグループの存続基盤に直結する「農協改革」を「大きな難題」として挙げ、1区は自民前職の遠藤利明氏、2区は鈴木氏を推薦することを決めた。
高谷尚市会長は2日、遠藤氏の出陣式であいさつに立ち、「私たちの思いをどこに託せばいいのか。それはやはり政権与党です」と訴えた。農協改革という課題を政権側から突きつけられ、強い姿勢に出るのが難しい様子がうかがえた。
2区の共産党新顔、白根沢澄子氏は、TPP即時撤退の立場を表明している。
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安倍 晋三総裁
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:50〜 【山形県】 かとう 鮎子 (3区) イオン酒田南店前
( 酒田市あきほ町120-1 ) 街頭演説会
13:00〜 【山形県】 すずき のりかず (2区) さくらんぼ東根駅東口 街頭演説会
16:10〜 【栃木県】 西川 こうや (2区) JR今市駅前 街頭演説会
18:30〜 【埼玉県】 村井 ひでき (1区) 浦和駅東口 街頭演説会
谷垣 禎一幹事長
開始時間 候補者 演説場所 用務
12:30〜 【岩手県】 藤原 たかし (4区) イトーヨーカドー花巻店前
( 花巻市下小舟渡118-1 ) 街頭演説会
16:00〜 【栃木県】 やな 和生 (3区) 那須塩原駅西口
( 那須塩原市大原 ) 街頭演説会
19:00〜 【神奈川県】 ふくだ 峰之 (8区) 青葉台駅
( 横浜市青葉区青葉台一丁目 ) 街頭演説会
二階 俊博総務会長
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:00〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 西田辺交差点
( 阿倍野区昭和町5−12 ) 街頭演説
10:20〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 地下鉄駒川中野駅前
( 東住吉区駒川3−27−25 ) 街頭演説
10:30〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街 徒歩遊説
10:50〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街南側
( 東住吉区駒川5−22−20 ) 街頭演説
11:30〜 【大阪府】 竹本 直一 (15区) 近鉄富田林駅北側ロータリー 街頭演説会
13:30〜 【大阪府】 岡下 昌平 (17区) 泉ヶ丘駅前
( 堺市南区茶山台1−2 ) 街頭演説会
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海江田万里代表
朝から地元周り
18:30 千葉6区 松戸駅東口
18:50頃 ぶら下がり取材(同上)
岡田克也代表代行
7:00 愛知7区 前後駅前ロータリー
8:40 愛知3区 大高駅前ロターリー
10:00 愛知13区 知立市弘法山遍照院
11:25 愛知13区 イトーヨーカドー安城店前
13:00 愛知14区 豊川市総合体育館前
13:30 愛知14区 城下交差点(豊川市牛久保町城下)
16:50 神奈川12区 藤沢駅南口バスロータリー
18:15 神奈川9区 新百合ヶ丘駅南口
19:20 神奈川16区 本厚木駅北口
枝野幸男幹事長
11:00 栃木2区 まちの駅新鹿沼宿前
11:30 栃木2区 日晃そば前(鹿沼市西茂呂2−22−25)
14:20 宮城1区 仙台フォーラス前
14:45 宮城1区 アエル仙台前
15:00 ぶら下がり取材(同上)
18:00 福島5区 勿来市民会館
19:30 福島5区 いわき駅
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http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120078-n1.html
2014.12.12 07:08
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉9区 党名より個人をアピール
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前職3人を含む4人が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられている千葉9区。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査で判明した終盤情勢では、自民の前職、秋本真利氏(39)が頭1つ抜け出している。追う形となった民主前職、奥野総一郎氏(50)と次世代前職、西田譲氏(39)の陣営に悲壮感はなく、残りの選挙戦では、党ではなく「個人」を前面に出して無党派層にアピールし巻き返しを図る。
■脱原発の自民候補
選挙戦で秋本氏は「脱原発」を掲げ、再生可能エネルギーへの転換を声高に主張している。
陣営関係者は「党内には、党の主張と一部食い違う秋本を良く思わない人がいることは確かだ」と明かす。しかし「筋の通った主張をしていることに、一目置く人もいる」という。
2日には、前回選挙に続き、深い交流のある小泉進次郎復興政務官が応援のため、千葉市若葉区のJR都賀駅に来訪。大勢の聴衆の前で「これからの自民党を一緒に作っていきたい仲間だ」とエールを送った。他にも選挙区には、閣僚経験者や著名議員らが続々と入っている。
■地元を思う気持ち
奥野氏の陣営には、前回選挙と比べて多くの有権者が訪れるようになった。
「年金生活をしている人などから切実な声が届いている。自民一強を何とか阻止して民主主義を復活させたい」
奥野氏は衆院議員に当選後も議員宿舎を借りず、選挙区内の駅頭での演説を続けてきた。「知名度は他の候補者よりも高く、地元を思う気持ちは1番強い」と陣営関係者は話す。
11日には蓮舫参院議員と野田佳彦前首相が応援に駆けつけた。「党の風は吹いていないが、駅頭では名乗る必要もなくなってきた奥野個人の力で、何とか勝ち抜きたい」(同)。
■無党派層取り込み
「毅然とした政治家でありたい」と語る西田氏は、「今回の選挙で初めて、国防や教科書問題について、有権者から話しかけられている」。9日には、平沼赳夫党首が応援に来ており、保守層へのアピールを継続していく。
陣営関係者は前回比例復活した衆院選について「所属していた日本維新の会の風に乗った選挙だった」と分析。「今回は党ではなく、西田の選挙になる。本人の演説を見れば、応援したくなる人が増えるはずだ」と話す。
選挙戦後半戦は、駅頭などで本人の露出を増やしている。課題となる無党派層の取り込みに向け、「若い世代にもアピールしていく」とした。
共産新人の鴨志田安代氏(59)の陣営関係者は「集団的自衛権など安倍政権の平和に関する施策に危惧する声が多く、党としての手応えは非常に良い」と話す。
9区は、かつて自民から出馬して衆院議員を4期務め、解散したみんなの党で幹事長を務めた参院議員・水野賢一氏が地盤としている。水野氏の関係者は「陣営として1人の候補者を応援することはない」としており、当面は無所属で活動するという同氏を支持する有権者を取り込もうと、各陣営は積極的に動いている。
投票先を決めかねているという若葉区のパートの女性(45)は、「国会であらさがしをする人ではなく、信頼できる人に投票したい」と話した。(山本浩輔)
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http://www.sankei.com/region/news/141210/rgn1412100059-n1.html
2014.12.10 07:09
【衆院選2014】
注目区を歩く(上) 「厚い壁」に挑む自民 神奈川4区
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「自民は本気で(元みんなの党代表で前職の浅尾慶一郎氏の)牙城を崩そうとしている」
4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)の浅尾氏陣営の一人は公示後、こうつぶやいた。陣営を襲ったかつてない危機感は9日、お膝元で現実となって現れた。
“浅尾系”市議が最大会派を誇ってきた鎌倉市議会で同日、3市議が自民前職の山本朋広氏への支持を鮮明にし、新たな議員団を誕生させたのだ。
これまで同市議会において、山本氏への支持を表明する市議は限定的だった。だが、中央政界でのゴタゴタは、地方の潮目も大きく変えた。議員団に参加した市議の一人は「(山本氏の)支持基盤を拡大していく」と意気込みを語る。
中央からの援護射撃も手厚い。山本氏の応援には、石破茂地方創生担当相や谷垣禎一幹事長ら主要閣僚や党幹部が連日のように駆けつけており、山本氏も「これほどの支援は初めてで、他の候補者から嫉妬されるほど。大きなプレッシャーを感じる」と気を引き締める。
安倍晋三首相は先月30日に行われたJR鎌倉駅前の演説で、「衆院が解散したからといって党を解散する必要はない」と力を込め、浅尾氏の政治姿勢を批判。さらに公示日の今月2日、逗子市内の神社で行われた山本氏の出陣式に姿を現したのは、菅義偉官房長官だった。菅氏の4区入りはこれまでに2度。「今度こそ、何としても小選挙区で勝利する」とげきを飛ばした。
「改革勢力を結集する」との姿勢を崩さない浅尾氏への警戒感に加え、自民側には、野党元代表である浅尾氏の選挙区を奪うことで、「自民勝利の象徴」としたい考えもある。「重点区」での議席奪取へ攻勢を強めるものの、浅尾氏の壁は依然として分厚く立ちはだかっている。
対する浅尾氏の陣営。浅尾氏の出身校で鎌倉市内にある名門進学校・栄光学園高OBや系列市議らが脇を固め、その厚い支持基盤から地元では「浅尾党」と評されるほど大きな存在となっている。
浅尾氏は党幹部としてテレビ番組などへの露出が多かったこともあり、知名度は高い。自民への追い風が吹き荒れた平成24年12月の前回衆院選でも、山本氏に4万3千票差をつけて圧勝した実績を誇る。
しかし、浅尾氏の立場は大きく変わった。みんなの党の創設メンバーで、今年4月からは党代表を務めていたが、党内の路線対立により、公示直前の先月28日に解党。比例代表での復活がない無所属での出馬となったのだ。
党をまとめきれなかったその政治手腕に対する批判も出たことから、浅尾氏は連日駅頭に立ち、「日本の政治に緊張感をもたらすためには改革勢力が必要。覚悟を示すためにもあえて最も厳しい道を選んだ」と強調する。
前回は党幹部として他候補の応援に繰り出すことも多く、地元入りがままならなかったが、今回は地元に張り付いて街頭演説を繰り返すなど、背水の陣を敷いている。選挙用ポスターや看板には「不器用ですが」の文字を入れるなど、解党をめぐる混乱を逆手に取るかのような手法も使ってアピールに躍起だ。
浅尾氏と山本氏の戦いを軸にした4区は、前回と同じ顔ぶれによる選挙戦となっている。民主党を離党し、無所属で挑む新人、荻原隆宏氏は法的拘束力のある住民投票制度の確立や集団的自衛権行使容認への反対を明確にすることで、「革新勢力の受け皿」を標榜(ひょうぼう)。街頭演説を中心に無党派層の獲得に力を入れる。
共産新人の加藤勝広氏は消費増税の中止や集団的自衛権の行使容認反対、福祉充実などを支持者に訴え、党勢拡大を図る。
◇
安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価が主な争点となった今回の衆院選。急遽(きゅうきょ)突入した「師走決戦」での注目選挙区の状況を伝える。 (衆院選取材班)
◇
▽4区(4人)
山本朋広39☆文科政務官 自 前 【公】
浅尾慶一郎50 元みんな代表無 前
荻原隆宏44 元横浜市議 無 新
加藤勝広70 党地区役員 共 新
(上から届け出順、☆は比例と重複)
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http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110032-n1.html
2014.12.11 07:02
【衆院選2014】
注目区を歩く(中)県内最大の激戦 神奈川16区
かつて、農林水産相を務めた亀井善之氏=自民=を9期にわたって衆院に送り出し、「保守王国」とされてきた県央地区。その中心である16区(相模原市西部、厚木市、伊勢原市、愛川町、清川村)では、自民と民主が火花を散らし、「県内最大の激戦」を繰り広げている。
「ここに来ているのは(民主前職、後藤祐一氏の出身校の)厚木高校OBがほとんど。地元の力で何とか押し上げてみせる」
先月19日、厚木市内で開かれた選挙事務所の開所式に集まった厚木高校OBは、こう自信を見せた。
民主への逆風が吹き荒れた2年前の前回、後藤氏は自民新人だった義家弘介氏を追い詰めるも、8077票及ばなかった。「落下傘候補」だった義家氏に僅差で敗れ、比例代表での復活に甘んじた苦い記憶があるからこそ、小選挙区での当選には並々ならぬ思い入れがある。
雪辱を期す後藤氏の最大の強みは、地元の名門・厚木高校のOBらが中心となった後援会組織だ。
街頭では「対案をしっかりと提示する野党を育て、安倍晋三政権にブレーキをかける」と、“反自民”の姿勢を強調する後藤氏だが、ある支持者は「普段は自民を支持しているが、後藤氏が厚木高OBである以上は応援する」と、党派を超えた支援を誓う。
選挙区内の隅々に張り巡らされた卒業生のネットワークをフル活用し、地元のイベントにこまめに顔を出すなど「どぶ板選挙」を徹底、自民の強固な地盤を切り崩す構えだ。
後藤氏は、平成21年の衆院選で「政権交代」の追い風を受け、亀井氏の息子、善太郎氏=自民=を破って初当選。善太郎氏の引退を受け、自民は参院議員だった義家氏を送り込んだ。
後藤氏陣営の幹部は「今回は極端な風が吹いていない。後藤氏が地盤を確立できるかどうかの正念場だ」と気を引き締める。
公示後の今月初旬。伊勢原市内の児童館で行われた義家氏のミニ集会には、約70人の支持者が詰めかけた。かすれた声を絞り出すように、義家氏はこう切り出した。
「皆さんに支えられ、この選挙戦、マイクを握り続けてまいりました。つぶれてしまった声は、またよみがえります」
「ヤンキー先生」としての高い知名度を背景に、前回は「教育再生」を掲げて初当選した。当選後は文部科学委員会理事など「教育畑」の重要ポストに就いたほか、北海道の高校で教鞭(きょうべん)をとるなど、全国各地を飛び回る多忙な日々を過ごしてきた。
前回の辛勝をめぐり、「地元での活動不足」を指摘する声も上がっていたため、今回の選挙戦では“地元密着”を強調。「地方創生を打ち出して、正々堂々と戦う。(さがみロボット産業特区など)国家プロジェクトが日本で最も集中しているのは地元・伊勢原だ」と、地元に身近な政策で有権者に語りかける。
後藤氏と義家氏。両陣営ともに「地元」を強調する選挙戦は、終盤に入って激しさを増している。
自民、民主との違いを強調しているのは、共産新人の池田博英氏だ。
「共産党が唯一、消費増税中止と言っているんです」
池田氏は「自民でも民主でも政治は変わらないという思いが国民の間にある。そうした層が、『共産に託してみよう』と考えていただければ、この選挙区で食い込んでいける」と気を引き締めている。
◇
▽16区(3人)
後藤祐一45☆元内閣委理事 民 前
池田博英52 党地区委員長 共 新
義家弘介43☆元文科政務官 自(町)前 【公】
(上から届け出順、☆は比例と重複)
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http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120070-n1.html
2014.12.12 07:10
【衆院選2014】
注目区を歩く(下)元横浜市長出馬で混戦 神奈川18区
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先月29日、18区(川崎市高津区、宮前区、中原区の一部)内の東急田園都市線高津駅近くで行われた、元横浜市長で次世代前職の中田宏氏の選挙事務所開き。ここで、かつて横浜市長、知事として県政界をリードした2人が顔を合わせた。
応援に駆けつけたのは、元知事で参院議員の松沢成文氏(56)。同月26日に次世代に合流したばかりの松沢氏は、盟友の中田氏に向けて「実績、政策、理念がある。最高の候補者だ」と、賛辞を贈った。
この動きに警戒感を強めたのは、日頃から地元で駅頭演説を多くこなしてきた自民前職の山際大志郎氏、生活元職の樋高剛氏の両陣営だ。両氏に比べて地元での準備不足が否めなかった中田氏だが、党国対委員長としてメディアの露出も多いうえ、何より平成14年から21年にかけて横浜市長を務めたことから、知名度で他候補を圧倒する。宮前区を含む旧8区で2度当選した実績もある。
その中田氏が、昨年の参院選で自民候補者に次ぐ74万票を集めた松沢氏とタッグを組んだことから、ある陣営は「選挙の戦い方をよく知っている2人。不気味な存在だ」と危機感を募らせた。
14年に新設された川崎市北部の18区は、都内に隣接するなど交通利便性が高いことから、都内に勤める「神奈川都民」が多く住む、県内屈指の“浮動票エリア”となっている。
今回の衆院選では、議席死守を図る山際氏に対し、比例代表(北陸信越)から国替えした中田氏、返り咲きを目指す樋高氏との戦いを軸に、維新新人の北村造氏と共産新人の塩田儀夫氏が出馬する混戦模様となっている。
これまで18区は自民と民主が拮抗(きっこう)し、15年以降4回行われた衆院選では、自民と民主が交互に制してきた。
しかし、中田氏が昨年、旧日本維新の会の神奈川18区支部長に就任したことが、この対立軸に変化を生じさせた。公示直前に北村氏が出馬を決め、民主が候補者擁立を見送ったにもかかわらず、野党間調整が不発に終わるなど浮動票の行方は読みにくくなっている。
知名度を武器に浮動票獲得を目指す中田氏に対し、山際氏陣営は自民が得意とする組織戦で対抗する。今月2日の出陣式には、党川崎市連の幹部が勢ぞろいした。街頭演説や個人演説会にも甘利明経済再生担当相(65)や三原じゅん子参院議員(50)といった「有名どころ」が続々と駆けつけ、18区への意気込みを見せつけた。
山際氏は組織を固める一方で、きめ細かくミニ集会を開き、「アベノミクスのど真ん中で仕事をしてきた。ほかに日本経済を再生させる道はない」と、経済産業副大臣としての実績を前面に押し出す。
前回衆院選で落選し、2年間の浪人生活を送る樋高氏は、4度目の当選に向けて奔走している。
元環境政務官としての実績を強調する樋高氏は、都市住民を意識した独自政策として、再生可能エネルギー政策の考え方をまとめた「風の谷計画」をアピール。アベノミクスを痛烈に批判し、「反自民勢力の結集軸を」と呼びかける。
公示日の1週間前に名乗りを上げた北村氏は、若さとサラリーマン目線を武器に既得権益の打破を訴える。地元の維新所属県議2人が中田氏支援に回るという“ねじれ”をものともせず、江田憲司共同代表(58)や小野次郎幹事長代理(61)の応援も得て、選挙区を縦横無尽に走り回っている。
市内にある東芝の工場で40年以上働き、雇用問題改善などを訴える塩田氏も、党勢拡大と知名度の浸透を図っている。=おわり
◇
▽18区(5人)
北村造31☆元証券会社員 維 新
樋高剛49☆元環境政務官 生 元
塩田儀夫64 団体理事 共 新
山際大志郎46☆経産副大臣 自 前 【公】
中田宏50☆元横浜市長 次 前
(届け出順、☆は比例と重複)
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170 :無党派さん:2014/12/12(金) 02:35:41.93 ID:mIM56XEJ
ところで松原仁はどんな感じかな?
石原ひろたかの応援に総理が来た時は大井町がすごかったなw
http://i.imgur.com/SC6Kf5h.jpg
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http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141209-OYTNT50232.html
衆院選 注目区ルポ<上>
2014年12月10日
◇無党派層狙いと組織戦
■1 区■
井坂信彦 40 維前《1》
盛山正仁 61 自前《2》
筒井哲二朗 43 共新
序盤情勢を報じた朝刊に「自公300超す勢い」の見出しが躍った4日夕、阪神魚崎駅前で井坂はマイクを握る手に力を込めた。「自民を大勝させるわけにはいきません」
前回選ではみんなの党から立候補。結いの党を経て9月に維新に合流した。日本維新の会などが第3極として注目された前回とは違う。風は感じられない。
陣営は「維新の看板を前面に出すのは得策ではない」と政党色を薄めた。チラシには「井坂対自民」で政策を比較。無党派層を意識し、擁立を断念した民主票の取り込みも狙う。「与党批判票を集めなければ勝てない」
「今回は前回以上に危ない」。一方の盛山陣営は危機感を募らせ、組織の引き締めを図る。井坂に約2800票差まで迫られた前回の苦い記憶がある。
6日に安倍首相、7日には石破地方創生相と大物の来援を受けた。「政権を担えるのは自公だけ」。演説では井坂とは反対に「自民党」の看板を強調。自民系市議、県議が顔をそろえる。
自転車で運動してきた井坂に対抗して「街を歩く」作戦も立てた。陣営幹部は「井坂さんは政党に頼らなくても、個人的な人気がある。うちは、自民党の看板を前面に打ち出さないと戦えない」と明かす。
「暴走する安倍政権に対抗できるのは、共産党だけです」。筒井は、商店街や駅前で、アベノミクス批判や原発再稼働、集団的自衛権行使の限定容認への反対などを説く。
陣営は、民主、維新支持層にもターゲットを広げ、与党への批判票の取り込みに躍起だ。「自民だけでなく、消費増税に明確な反対を示さない民主や維新に対しても嫌気がさしている層は多い。非自民の受け皿となるのは共産党しかない」と意気込む。
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◇5党混戦保守分裂焦点
■3 区■
横畑和幸 43 民新
関芳弘 49 自前《2》
新原秀人 52 維前《1》
和田有一朗 50 次新
冨士谷香恵子 62 共新
4日午後、神戸市須磨区の市営地下鉄名谷駅前。横畑が有権者と握手を交わす背後で、運動員が「投票へ行こう」の文字カードを掲げた。陣営は「投票率が下がれば、自民に有利になる」と考える。「保守票が割れて、投票率が上がれば、つけいる隙は十分ある」
3区では、民主と維新が候補者を一本化できず、さらに神戸市議、県議の経験を持つ和田が参戦。野党4党の候補が乱立する混戦模様となった。
「保守が分裂して、民主に漁夫の利を得させてはいけない」。関は、出陣式で声を張り上げた。保守票が新原、和田に流れ、結果的に労組票を固める横畑に有利になることを警戒。銀行出身の「経済政策通」を売り込み、「油断は禁物」と組織を引き締める。
一方、新原陣営は「和田の出馬はプラスに働く」と受け止める。関と和田が票を食い合えば、市議時代からの地盤を持つ新原に「勝ち目」が生まれるのだという。無党派層を取り込もうと、街頭演説では「庶民の党」をアピールする。
公示前日に次世代の公認を得た和田は「政党色が鮮明になったことで戦いやすくなった」と、地元・垂水区での知名度を生かした選挙戦を展開。「地方議員として住民の声を聞いてきたからこそ、できることがある」と訴え、須磨区でも浸透を図る。
一方、冨士谷は「消費増税ストップ」「原発再稼働の中止」などの党の政策をアピール。唯一の女性候補であることを生かし、「子育ても親の介護も経験した。女性たちの願いを伝える議員として、国政で働きたい」と訴えている。(文中敬称略)(畑中俊、中谷圭佑)
◇
14日の衆院選投開票に向けて、県内の12小選挙区では各候補者が舌戦を繰り広げている。注目選挙区の現場から報告する。
◇候補者名簿は届け出順。敬称略。氏名、年齢(投票日現在)。政党の略称は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、生=生活、社=社民、諸=諸派、無=無所属。新旧、当選回数。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141210-OYTNT50261.html?from=yartcl_popin
衆院選 注目区ルポ<中>
2014年12月11日
◇党看板前面と個人党…11区
頭師暢秀 44 自 新
苦瓜一成 61 共 新
松本剛明 55 民 前《5》
「自由民主党の頭師暢秀でございます」
先月30日に姫路市内であった候補予定者公開討論会。頭師は発言のたびに与党候補であることを繰り返し強調した。初挑戦で、二人乗り自転車「タンデム」で知名度アップに奔走した前回選のような奇策は封印。党支持層へのあいさつ回りを地道にこなす。陣営は「今回は各方面から呼ばれることが多い」と手応えを感じている。
実績と知名度に勝る松本は防戦を強いられている。
「二度目の逆風だ」。2日の出陣式に臨んだ松本は自らを鼓舞するように声を張り上げた。逃げ切ったとはいえ、初陣の頭師に1万6000票差まで詰められた前回選。「今回はもっと厳しい」と危機感を強め、2回目の当選以降続けてきた他選挙区への応援演説も見合わせ、従来以上に基盤固めに力を注ぐ。
苦瓜は「消費増税反対」などを掲げて他の2候補との違いを鮮明にし、反自民票や無党派層の取り込みを狙う。
解散風が吹き始めてからの擁立だったため、知名度不足は否めず、人が集まる商店街やスーパーマーケットなど重点的に回り、連日20か所以上、街頭で顔と名前をPRする。「庶民の生活を本当に考えているのは我々だけ」と訴え、主婦層などへの浸透を図る。
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◇自民系2氏に維新、共産…12区
堀譲 64 共 新
山口壮 60 無 前《4》
村上賀厚 55 維 新
戸井田真太郎 36 無 新
「無所属の2人で勝った方が自民党なんです」。9日も相生市内など約40か所で山口は訴えた。意識する相手は戸井田だ。
山口は昨年12月に民主党を決別、旧新進党時代から交流のある二階俊博・自民党総務会長の二階派の「特別会員」として自民党に急接近。6日にたつの市であった山口の決起集会には二階氏も駆けつけ、「圧勝すれば、『どうぞ(自民党に)』となる」
県連は先月、戸井田を党本部に公認申請したが、認められず、戸井田は党本部から打診された比例単独候補を拒否したため、無所属に。県連関係者は「二階さんの影響力だろう。ずっと自民党で頑張ってきた人を推すのが筋だ」と憤る。
8日には、文書でも「全面支援」を公表。戸井田も「県連支援」と記した選挙カーで「祖父の代から自民党一筋」と繰り返す。
村上は、〈自民系無所属〉候補について「単なる自民党内での争いだ」と切り捨てる。
地盤のない中、アパートの一室を事務所として選挙戦を展開し、「消費増税延期の信を問う選挙の意味が全く分からない。国会議員の定数や歳費削減など身を切る改革が先決だ」と主張。陣営は「1票でも上積みを目指す」とし、街頭などで無党派層の取り込みを狙う。
堀もこまめに街頭に立ち、消費増税の中止や原発ゼロ社会への転換、憲法9条を生かした平和外交などを訴える。「安倍政権に物申して、庶民の暮らしを守る役割は共産党が担う」
陣営は「内閣は国民の願いと反対のことばかりをやっている」と自民党への批判を展開し、反自民票の受け皿として共産党が躍進するチャンスとみている。
(有好宏文、田上秀樹)(文中敬称略)
2014年12月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141211-OYTNT50268.html?from=yartcl_popin
衆院選注目区ルポ<下>
2014年12月12日
◇無党派10万票動向注目…6区
吉岡 健次 45 共新
辻泰弘 58 民新
杉田水脈 47 次前《1》
大串正樹 48 自前《1》
約47万9000人と県内最多の有権者数を抱える6区では、2003年以降連続当選者がいない。10万票以上ともいわれる無党派層が、結果を大きく左右してきた。どの陣営もこの票の動向に細心の注意を払う。
4日夕、阪急伊丹駅前。石破地方創生相が「伊丹にとって、日本にとって必要な人だ」と訴えた。横には、再選を目指す自民前議員の大串。公示の2日にも、谷垣幹事長を個人演説会に招いた。陣営幹部は「初当選から2年で、知名度は低い。著名な党大物と並べば、有権者の話題に上る」と話す。組織票を固めつつ、1日に10回以上はミニ演説を街頭で繰り返す。
同じ4日の午前、同駅前で民主の岡田克也代表代行が「私の長年の同志。間違いのない人だ」と、参院議員を2期務めた新人の辻を持ち上げた。基礎となるのは労働組合票だが、強調するのは「自民、アベノミクスに違和感を覚える人の受け皿」(陣営幹部)だ。街頭では大串との違いを際立たせようと、「元厚生労働副大臣」の経験を前面に押し出す。
大串と保守票を奪い合うのが、次世代前議員の杉田。陣営は「前回は日本維新の会の看板で取った票が多かった」と顧みて、今回は街頭演説の様子を連日、動画配信サイトで生中継する作戦に出た。領海警備の強化などを訴え、陣営幹部は「有権者の反応は良くなっている」と手応えを口にする。
共産新人の吉岡は、他の候補者が国政経験者であることから、「とにかく有権者に顔と名前を売ろう」と、1日約20か所の街頭演説をこなす。訴えているのは、「消費増税中止」や「原発ゼロ」。「クリーンな政治ができるのは、企業団体献金や政党助成金を受け取らない共産党だけ」と呼びかける。(澤本梓、河部啓介、松田俊輔)
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◇保守分裂党派色を強調…7区
大前春代 30 無新
浜本鶴男 70 共新
山田賢司 48 自前《1》
畠中光成 42 維前《1》
石井登志郎 43 民元《1》
前回選と同様、自民、民主、共産に第3極という構図が予想されていたが、保守系候補が参戦。保守分裂の中、各陣営の思惑が絡み合う。
解散直前に出馬を表明したのが、無所属新人の大前。父親は、7区選出の元自民衆院議員だ。自民県議の座をなげうち、党から除名処分を受けた。選挙カーで選挙区内を巡り、女性の社会進出などを訴える。父親のかつての支持票を基礎とし、無党派層の取り込みを狙う。
大前と国道を挟んで事務所が向かい合うのが、自民前議員の山田だ。壁には、初当選時の2倍以上となる100超の企業、団体の推薦状が並ぶ。それでも陣営は、「(大前と)支持層が重なる。票割れを防がねば」と危機感をあらわにし、公示早々に谷垣幹事長の応援を仰ぐなど保守票固めに注力する。
保守分裂の利を得たいのが民主元議員の石井だが、陣営は「当選ライン低下を期待せず、堂々と党の存在感を示す」。政権批判を繰り広げつつ、第3極も「役割を終えた」とけん制する。4日、西宮市で街頭に立った岡田代表代行も「自公に立ち向かえるのは民主だけ」と野党第1党の矜持きょうじを強調した。
維新前議員の畠中は前回、みんなの党公認として出馬し、比例復活で初当選した。第3極が躍進した2年前の再現を狙い、「業界団体や労組に縛られた自民、民主に改革は無理」と訴える。「注目度を高め、埋没を防ぎたい」(陣営幹部)と、知名度の高い橋下、江田両共同代表が相次いで駆け付けた。
共産新人の浜本は街頭で、「自、公、民は増税3兄弟。第3極も安倍政権の応援団だ」と批判の声を上げ、消費増税の中止や原発ゼロを主張。陣営は今選挙を「党躍進の好機」とみて、連日、駅前やスーパー前など15〜20か所で他党との違いを強調している。
(清家俊生)
(文中敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579719.html
道1区、民主復権か自民死守か 横路氏と船橋氏、舌戦に熱 野呂田氏は比例票狙う(12/12 06:55)
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(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
14日投開票の衆院選で、道内最多の有権者を擁する道1区(札幌市中央、南、西区)の選挙戦が激化している。前回衆院選で敗れ比例復活に甘んじた民主党前職の横路孝弘氏(73)、大ベテランを相手に再選を果たし地盤を固めたい自民党前職の船橋利実氏(54)が横一線。「民主党王国」の再建か「世代交代」か。道内の二大政党対決を象徴する道都で舌戦が熱を帯び、共産党新人の野呂田博之氏(56)も2000年衆院選以来となる同党の比例議席獲得に向けて声をからす。
「1区は激烈な戦い。皆さんの1票が勝利につながる。多くの人にお声掛けをお願いします」。横路氏は11日、南区内の個人演説会で約200人の支援者を前に危機感をあらわにした。「情に訴えることは絶対にしない」(支持組織幹部)横路氏には珍しく、口調に懇願の色もにじんだ。
「負けられない」との強い思いの背景に、前回衆院選の道内小選挙区で全敗した党勢の回復には、象徴区である1区での自身の勝利が不可欠との考えがある。
陣営は最終盤の戦略として、地盤が弱いとされる南区の票の掘り起こしを重視。11日は同区の住宅街を回り「平和や暮らしを脅かす安倍政権の暴走を止める」と力を込めた。
ただ、横路氏とともに後援会組織も高齢化。冬の選挙で支援者の投票行動が鈍る懸念もあり、陣営は「勝ちきる力がまだ足りない」と気を引き締める。
「道1区で必要なのは世代交代だ」。同日、中央区の繁華街で街頭演説に立った船橋氏は、当選11回を重ねた横路氏への対抗心をむき出しにした。
傍らには自民党の谷垣禎一幹事長の姿。公示後、同党からは安倍晋三首相、麻生太郎財務相らが相次いで道1区入りし、党を挙げて船橋氏の再選を後押しする構えだ。
船橋氏は選挙戦に勝利し「道1区で保守の地盤を築くこと」を目標に置く。陣営は横路氏に影響力を残さないよう比例復活できない完全勝利を目指す。
7日は街頭演説中に横路陣営の選挙カーが通りかかると「集団的自衛権を否定するのはおかしい」と強い口調で横路氏を批判し、保守派の顔をアピールした。一方で自分の名字と人気キャラクターをかけて「ふなっしーと呼ばれています」と若者に売り込むしたたかさも見せる。
共産党の野呂田氏は11日、中央区で北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働中止を求める署名運動に加わり「原発はいらない」と参加者とともに訴えた。比例議席獲得が視野に入る中、野呂田氏は「私がどれだけ得票できるかにかかっている」と気合を入れた。
道1区には無所属新人の飯田佳宏氏(41)も立候補している。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_11021.html
<衆院選>空中VS地上 宮城1区で攻防激化
大都市の有権者を振り向かせようと各陣営が競り合う=11日夕、仙台市青葉区
14日投開票の衆院選で、宮城1区(仙台市青葉区、太白区)の終盤の攻防がヒートアップしている。連勝を狙う自民党前議員土井亨候補と、前回比例復活した民主党前議員郡和子候補が4度目の対決を展開。対照的な手法で都市型選挙を戦う。
ともに東北学院大出身の土井、郡両氏は2005年、そろって宮城1区に初出馬した。初陣は土井氏が選挙区を制し、郡氏は約2000票差に迫って比例復活した。
以来、選挙区は土井氏の2勝1敗。当選回数は3回の郡氏が上回る。今回は野党間の候補者調整が進み、05年以来となる事実上の一騎打ちの構図となった。
11日朝、通勤客が行き交う太白区のJR長町駅前。郡氏は「止められない政治が続いてもいいのですか」と訴え、有権者に次々と握手を求めた。
日中は住宅地を中心に選挙カーを走らせ、夕方からの主戦場は青葉区の市中心部。元女子アナという知名度を生かし、街頭で演説を繰り返す。
劣勢が伝えられる中、浮動票が多いとされる100万都市・仙台で得意の「空中戦」に活路を見いだす。「選挙への関心が低い。とにかく露出しかない」と陣営幹部。
支援する連合は、1区を最重点区の一つに決めた。1998年の結党以来、比例を含め、仙台で守ってきた民主の議席死守へ背水の陣を敷く。
「動」の郡氏に対し、土井氏は街頭活動を極力控え、「地上戦」に徹する。郊外を起点に中心部へ攻め上がるようにミニ集会を重ね、地方議員が組織をがっちり固める。
集大成は10日夜、青葉区の市民会館で開いた総決起集会。村井嘉浩宮城県知事や奥山恵美子仙台市長ら約1000人が参加し、「皆さんの支えが力。勝たせてほしい」と力を込めた。
土井氏は前回、序盤から優勢が伝えられたものの、郡氏に最終盤で追い上げられ比例復活を許した。陣営幹部は「最後の3日間の爆発力は脅威だ」と警戒する。
11日夕には菅義偉官房長官がてこ入れに入り、JR仙台駅前に立った。陣営は「接戦を覚悟し、バントで1点ずつ積み上げる」と票固めを図る。
異なる戦術で有権者に働き掛ける2氏。最終盤に入り、「花の1区」の戦いは激しさを増す。
共産党新人の松井秀明候補は「安倍首相の暴走を止められるのは共産だけだ」と訴える。
【宮城1区立候補者】
土井亨56☆自(町)前(2)
松井秀明46 共 新
郡和子57☆民 前(3)
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_31005.html
<衆院選>自VS生 浮動票狙い「滝沢決戦」
吹雪の中、候補者の訴えを聞く有権者=2日、滝沢市
衆院選岩手2区で、自民党前議員の鈴木俊一候補(61)と比例東北生活の党前議員の畑浩治候補(51)が、激烈な終盤戦を繰り広げている。先行する鈴木氏を畑氏が追い上げる展開。両陣営は岩手県の面積のほぼ半分を占める広大な選挙区で支持固めに奔走してきた。最終盤は無党派票を獲得しようと滝沢市に照準を定める。
「民主党は政権担当能力がない。生活は雪崩解散の状況だ。もう自民党しかない」。通算8選を狙う自民の鈴木氏は6日、滝沢市の大型スーパー前に立ち、政権与党の安定感を訴えた。
陣営の支持基盤は沿岸の保守地盤。それに加え「有権者が多い滝沢は票の伸びしろが見込める」と選挙カーを走らせる。
3選を目指す生活の畑氏は8日、激励に入った同党の小沢一郎代表(72)と滝沢市の住宅地で並び、「地方の雇用を改善し、子育て支援も充実させたい」と若い世代にアピールした。
小沢氏は11日、沿岸の宮古市にも入り、保守地盤の切り崩しを図った。陣営は畑氏の出身地の久慈市を拠点に浸透を急ぐ。
中盤までは沿岸から山間部まで広い2区を駆け回り、敵陣にも乗り込んだ。最後の主戦場は新興住宅地が多い滝沢市。無党派票の取り込みを狙う「滝沢決戦」だ。
2区の有権者は27万3000人で、うち4万人以上の市は滝沢と宮古。中でも盛岡市のベッドタウンとして発展した滝沢市は無党派層が多く、ここでの票の動きが勝敗の鍵を握ってきた。
前回(2012年)当選した鈴木氏は滝沢市(当時は村)で1万1000票余りを獲得。畑氏を1000票上回った。逆に民主党が大勝した09年の得票は、畑氏の1万9000に対し鈴木氏は1万だった。
鈴木陣営は「地道に声を掛けるしかない」と妻の敦子さんを投入し、これまで26カ所でミニ集会を重ねた。11日夜は大個人演説会を開いた。
畑陣営は「滝沢に自宅がある地元候補を訴える。市内での街頭演説は計100カ所以上になる。電話作戦にも力を入れる」と意気込む。
共産党新人の久保幸男候補(56)も滝沢市を中心に、反自民票の取り込みを狙う。
【岩手2区立候補者】
畑浩治51☆生 前(2)
久保幸男56 共 新
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)
2014年12月12日金曜日
関連ページ:岩手政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_21011.html
<衆院選>独占へ自民総力戦/野党共闘攻め込む/青森1区
大粒の雪が舞う中、候補者の訴えを熱心に聞く有権者=6日、青森県平内町
<一瞬の風警戒>
「自民圧勝」の実感はいまだにつかめない。
「2期目の選挙は大変厳しいと言われる。投票箱が閉まるまで応援してほしい」
10日、五所川原市。防衛相の江渡聡徳(青森2区)は公務や自らの選挙の合間を縫って、自民前議員津島淳が立つ1区に入った。
青森で衆参6議席を独占する自民。衆院5期を務めた江渡や3区の大島理森(10期)、4区の木村太郎(6期)は盤石な戦いを進める。金城湯池を守る鍵は議員歴2年の津島が握る。党県連は県都死守へ総力戦の構えだ。
無党派層が多い選挙区で、津島陣営は一瞬の風で情勢が変わる「1区現象」を警戒する。陣営幹部は「1区は最も怖い。若さが弱みにもなる」と不安を口にした。
地方議員や首長も走る。知事選を来年に控え、自民県連が推薦する三村申吾も例外ではない。6日は板柳、鶴田両町の街頭に立ち、大粒の雪が降りつける中、「大切なパートナーに力を貸してほしい」と訴えた。
報道各社の世論調査は「津島優位」を伝える。遊説の合間、津島は「実感とのギャップを感じる。最後まで気を引き締める」と語り、足早に選挙カーに乗り込んだ。
<消えぬ悔しさ>
衆院選4度目の挑戦となる維新の党新人升田世喜男は、見え隠れする津島の背中を懸命に追う。
7日、青森市内の街頭で「4度目の正直という言葉を、皆さまの力でつくり出してほしい」と頭を下げた。升田の両脇には、過去の選挙戦で対立候補を支援してきた連合青森の会長内村隆志と民主党県議がぴったりと付いた。
悲願の議席へ、升田は今回、「野党共闘」のカードを切った。
前回2012年衆院選。1区は4人の野党候補が票を奪い合い、升田は次点に泣いた。共産党以外の野党票を合わせると、津島の得票を約2万3000票上回った。悔しさは今も消えない。
<手応えを実感>
「非自民」を旗印に、民主、維新、社民の各党は初の選挙協力を決めた。自民を推薦する県農協グループの一部も野党連携に呼応。自民の強固な地盤に切り込む。
「過去3度の衆院選で、これほど戦える土壌ができたことはなかった」と手応えを語る升田。自民圧勝ムードにあらがいながら、非自民の結束力は終盤に入り強さを増している。
「自共対決」を掲げる共産党新人吉俣洋は1日約20カ所のつじ立ちをこなし、他候補が積極的には触れない原子力政策について抜本的見直しを訴える。
10月の青森市議選は定数が6減ったにもかかわらず、共産は六つの議席を維持した。吉俣は「風を感じる」と言い、短文投稿サイト「ツイッター」も駆使しながら支持拡大を図る。(敬称略)
◇青森1区立候補者
津島淳48☆党県支部長 自前(1)
吉俣洋40 党地区委員長 共新
升田世喜男57☆党県代表代行 維新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
2014年12月12日金曜日
関連ページ:青森政治・行政
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_51004.html
<衆院選>「3者共闘」一変 山形3選挙区
民主、社民両党の公約集。山形3選挙区で協力関係が変質している
衆院選(14日投開票)の山形3選挙区で、民主、社民両党の協力構図が変質している。社民党が結党以来、初の小選挙区不戦敗を決め、比例東北に専念したことが要因。前回(2012年)までの民主、社民両県連と連合山形の「3者共闘」態勢は崩れ、民主候補の陣営に社民関係者の姿はない。ただ、社民系労組が民主候補を積極的に支援する選挙区もあり、労組関係者は「連携は変わらない」と口をそろえる。
連合山形が9日夜、山形市で開いた1区の民主新人候補の総決起大会。約400人が必勝を誓った会場で、社民の山形市議は違和感に戸惑った。
前回は民主のベテラン候補を全面支援した。個人演説会は運営を仕切り、応援弁士も務めた。今回は一転、陣営に関与することはなく、演説会も「声さえ掛からない」。
前回と前々回(09年)は民主が1、2区、社民は3区に候補を擁立し、両党の「すみ分け」が成立した。互いの候補を推薦し、選挙協力した。
今回は民主が全3選挙区に候補を擁立し、社民は断念した。社民県連の高橋啓介幹事長は「票のバーター関係がなくなった以上、選挙協力はあり得ない」と言い切る。
公示日の2日、民主候補の出陣式や第一声には、地元の社民市議らが駆け付けたが、口を突くのは「比例は社民」の言葉。候補者への支持の要請は二の次となった。
社民県連は、比例東北に県連副幹事長を立てた。1〜3区は民主候補を「県連支持」としたが、比例票の掘り起こしが最優先のため、協力関係にはちぐはぐさが目立つ。
3者共闘は、07年の参院選で初めて成立した。共産を除く非自民勢力を結集する原動力となり、09年知事選と衆院選でも勝利を収めた。民主、社民が与野党に分かれた前回衆院選も成立し「山形方式」と呼ばれた。
実績のある共闘態勢が崩れ、困惑するのは連合山形だ。ある幹部は「非自民結集の考え方は一致しているはずだが、社民の支持者が今回、どこまで動いてくれるだろうか…」と不安視する。
社民系最大労組の自治労県本部は終盤戦に入り、民主前議員が自民前議員と競り合う2区で運動を加速させている。演説会に組合員を動員したり、電話作戦に協力したり組織力を発揮している。
岡田新一委員長は「2区の運動は前回を上回る勢い」と強調。「社民は選挙区に力が入らないだけで、共闘崩壊の影響は限定的だ。3者の協力関係にひびが入ることはない」と懸念を一蹴する。
2014年12月12日金曜日
関連ページ:山形政治・行政
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期日前行ってきた。近畿でなけりゃ維新に入れたかったけど民主に入れて来ました。読売が出口調査してました。
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>>2375
山形の民社連共闘は割と強固な印象でしたが社民が候補者回避した(民主が押し出した訳でも無い)だけでこんなもんなんですねぇ。。
同じく擁立しなかった青森とはまた違った類型だ。
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今朝の読売朝刊より書き起こし
東京15区
秋元と柿沢 横並び
秋元が柿沢と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。秋元は自民支持層の6割強、
公明支持層の8割を固め、サラリーマンへの浸透で先行している。
柿沢は維新支持層の9割弱、民主支持層の5割強をまとめ、
無党派層でもリードしている。
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同じく書き起こし
長野3区
三つどもえ続く
井出、木内、寺島による三つどもえの激戦が続く。井出は維新支持層の8割強、
無党派層の3割超に浸透。
木内は6割超にとどまる自民支持層の支持拡大を急ぐ。
前回、民主新人として唯一当選した寺島は、1割にとどまる無党派層の伸びがカギだ。
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東京18区
土屋と菅が接戦
土屋と菅が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。
土屋は自民支持層の8割、公明支持層の6割超を固め、各世代に幅広く浸透
している。
菅は民主支持層から9割の支持を集めている。2割に浸透し、やや先行する無党派層
での支持拡大を図っている。
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埼玉5区
牧原・枝野 競り合い
牧原と枝野が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。
牧原は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超をまとめ、60歳以上で支持を広げる。
7期連続当選の枝野は、民主支持層の9割を固めた。3割強に浸透する無党派層の
さらなる取り込みに力を入れる。
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岩手4区
小沢・藤原 並ぶ
16選を目指す小沢と藤原が横並びのまま終盤にもつれこんでいる。
小沢は生活支持層の9割をまとめ、民主支持層や維新支持層にも浸透。
40歳以上の年代でリードする。
藤原は自民支持層の7割を固めた。20〜30歳代では6割超の支持を集めている。
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北海道1区
横路と船橋 譲らず
横路と船橋が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。
北海道知事と衆院議長を務めた横路は民主支持層の8割超を固め、無党派層でも大きく
リードしている。
船橋は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層の支持が5割にとどまっている。
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東京1区
山田・海江田 伯仲
山田と海江田が接戦の色合いを深め、最後まで予断を許さない情勢だ。
山田は自民支持層の7割を固め、全年齢層から支持を集める。
男性の支持でも先行する。
前回比例復活で、党代表として雪辱を期す海江田は民主支持層に加え、
野党支持層の大半も取り込んだ。
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大阪10区
松浪・辻本・大隈 混戦
松浪、辻本、大隈の競り合いは、三者横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。
松浪は、女性からの支持で辻本、大隈を上回る。辻本は知名度を生かして
無党派層に浸透し、民主支持層の8割も固めた。
大隈は自民、公明支持層の6割程度しか取り込めていない。
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大阪11区
佐藤・平野・伊東 競る
佐藤、平野、伊東の接戦が続き、予断を許さない情勢だ。
佐藤は商工自営業や専業主婦の支持で平野、伊東を上回る。
元官房長官の平野は、民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層にも浸透している。
伊東は維新支持層の7割を固め、無党派層の支持拡大を目指す。
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佐賀1区
原口と岩田 譲らず
原口と岩田が横一線の激戦を展開している。
原口は足のケガで入院中だが、党幹部の頻繁な応援で、
民主支持層の9割弱を固めた。
岩田は集会や街頭演説を繰り返し、サラリーマンや専業主婦に支持を
広げているが、公明支持層の支持が6割にとどまっている。
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沖縄1区
国場・赤嶺 もつれ込む
国場と赤嶺が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。
国場は20歳代やサラリーマンへの浸透でリードし、
自民、公明支持層の8割弱を固めている。
赤嶺は、共産党の不破哲三前議長が選挙区入りするなどの支援体制が敷かれ、
無党派層で大きくリードしている。
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ここらで、書き起こし終了します。
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>>2385
つじもとさんの名前をタイプミス(汗)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000004-mai-soci
<天気>投開票日の14日は広い範囲で積雪の恐れ
毎日新聞 12月12日(金)7時27分配信
気象庁によると、12日夜から14日にかけ、日本付近の上空には強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。日本海側を中心に、広い範囲で雪となり、大雪、なだれに注意や警戒が必要だ。
オホーツク海で低気圧が発達し、日本付近は冬型の気圧配置となっている。12日夜から、西日本の上空約5500メートルで氷点下30度以下、北日本と東日本では氷点下36度以下の寒気が南下して、冬型の気圧配置が強まる見込み。強い冬型の気圧配置は、衆院選投開票日の14日にかけて続く。
北日本は日本海側を中心に雪が降っており、12日夜からは西日本でも山沿いや山地を中心に雪が降り始め、14日にかけて日本海側の広い範囲で平地を含め雪となり、大雪となるおそれがある。
上空の寒気が強いため、東北地方から西日本にかけての太平洋側でも雪が降り、積雪の可能性がある。
13日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで▽北陸地方40センチ▽北日本日本海側30センチ▽西日本日本海側25センチの見込み。その後、雪の量はさらに増えるという。【デジタル編集部】
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元東京15区さんありがとうございましたヽ(´ー`)/
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今朝の読売書き起こし補足
栃木3区
簗と渡辺が僅差のまま終盤戦にもつれ込んでいる
簗は幅広い年齢層に浸透し、自民支持層も6割固めた。
みんなの党解党で無所属になった渡辺は個人後援会の引き締めをはかるが
民主、維新支持層や無党派層で思うように差を付けられずにいる
沖縄4区
仲里と西銘が激しい競り合いのまま終盤を迎え、予断を許さない。
新知事勢力の仲里は60歳以上の高齢者の支持を集め、無党派層の半数を固めた。
西銘は若年層からの支持でリードしているが、無党派層への支持拡大で苦戦している。
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URL:http://ouen100.net/
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk34010537000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/上 投票まであと4日 1区/2区 /広島
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
師走の衆院選は14日の投票に向け、終盤戦に突入した。候補者たちは街頭や個人演説会で政策を訴え、懸命の追い込みを図っている。各選挙区で奮闘する陣営の戦いを追った。
◆1区
◇民主擁立断念、前職に3新人挑む
衆院選公示日の今月2日、中区で開かれた自民・岸田文雄氏の出陣式。陣営の選対本部長を務める林正夫・県議会議長はマイクを握った。「たった3日間しか(選挙区に)おられない。とても危機感を感じている」
2年前に派閥「宏池会」会長に就任した岸田氏は、公示日以降、福岡、大阪、宮崎、愛知など全国各地の派閥同志の応援に飛び回る日々だ。10日に公示日以降で初めて選挙区入りし、総決起集会を開く予定だ。
留守を預かるのは妻裕子さん(50)のほか、地元議員たちだ。「油断が一番の敵」(選対幹部)。議会の合間を縫って選挙カーで地盤を回り、時にはマイクを握り支持を呼びかける。9日夕には中本弘・広島市議、中本隆志・県議の親子らが南区で応援。また、出陣式には斉藤鉄夫・公明党幹事長代行が駆けつけ、「岸田候補の平和主義は公明党の平和主義と共通だ」と連立与党を組む公明党との親密ぶりをアピールした。
2009年の選挙で比例復活した候補が前回選前に離党し、民主党は1998年の結党以来、初めて1区で公認候補擁立を断念。このため、知名度の高い岸田氏に新人3氏が挑む構図となっている。
衆院解散当日の先月21日になって公認候補に決まった維新・白坂理香氏は、「選挙区唯一の女性候補」を強調する。比例票の掘り起こしを狙い、橋下徹・共同代表らが応援入りした。6日には片山虎之助・総務会長らと中区の繁華街に立ち、「女性が少しでも働き、子育てしやすい環境を育てていく」と訴えた。
共産・大西理氏は、集団的自衛権の行使容認反対や消費増税の中止を訴え、他党との違いをアピール。街頭で懸命に訴え、与党批判票の取り込みを狙う。
次世代・伊藤真二氏は、海上自衛隊勤務の経験から国防意識を高める必要性を説き、知名度の向上を目指している。【加藤小夜】
◆2区
◇鍵は無党派層、元前職戦い5度目
「もう一度、政治に挑戦させていただきたい」。9日夜、西区区民文化ホールで民主・松本大輔氏は声を張り上げた。
民主県連にとって、2区は「議席奪還」が命題だ。2003年、県内小選挙区で民主候補として初当選したのが松本氏。以来、4回の選挙を自民・平口洋氏と互角に戦ってきた。
党本部や支援する連合広島にとっても、2区は重要区域だ。この日、壇上には蓮舫・参議院議員が共に立ち、公示日の出発式には連合広島の石井一清会長が駆けつけた。
勝利の鍵を握るのは、無党派層。前回選で「第三極」に流れた無党派層や維新支持層をいかに攻略するか。週末には、人出の多いスーパーや駅前で顔を売り、連合傘下の組合員がフェイスブックで投票に行こうと呼びかける。事務所関係者は「投票先を決めていない人にアピールする作戦だ」と話す。
対照的な選挙戦を進めるのが平口氏。夕方から夜にかけて毎日4カ所程度、数十人のミニ集会を重ねる。「最大の功績は、暗い世の中を明るくしたことです」。後援会が声を掛けて集めた有権者に、アベノミクスによる経済効果を訴える。
推薦を受ける公明との蜜月関係も盤石だ。「自民は公明党と二人三脚で選挙戦を戦っています」。廿日市市内で8日夜、開かれた演説会。自民系県議、市議に加えて公明の参議院議員、県議らも集まった。「小選挙区は平口、比例区は公明」。登壇者は漏れなく口にした。
両候補者がほとんど触れない平和・安全保障分野を訴えるのが、共産・藤本聡志氏。集団的自衛権行使容認の解釈変更や、秘密保護法を挙げて「安倍政権は、戦争をできる国づくりを進めている。この方向を食い止めましょう」と力を込める。【高橋咲子】
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◇広島1区◇
白坂理香 48 維新
大西理 48 共新
伊藤真二 47 次新
岸田文雄 57(7)自前=[公]
◇広島2区◇
松本大輔 43(3)民元
平口洋 66(2)自前=[公]
藤本聡志 60 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk34010404000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/中 投票まであと3日 3区/4区/5区 /広島
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
◆3区
◇浮動票、受け皿狙い追い込み
「地方創生、私が総理にお願いすれば実現出来ます。お約束します」。自民・河井克行氏は5日夜、安佐南区の公民館に集まった70人ほどの支持者らを前に息巻いた。
河井氏は現職だった強みを最大限にアピールする。「実はこの2年間、ワシントンDCに出張を繰り返し、特命を受けて(米国と)安倍首相との橋渡しをしてきました」。各所で安倍晋三首相とのパイプ役を強調。8日の演説会では、改正土砂災害防止法の成立に尽力した点も力説した。
陣営も「決して油断は出来ない」と気を引き締め、連日数カ所で個人演説会や街頭演説を後押ししている。
7日夜、安佐南区民文化センター。民主・橋本博明氏の決起集会で、野田佳彦前首相がマイクを握った。首相だった前回選では民主党が惨敗し、橋本氏も議席を失った。「橋本さんは弟のようにかわいい存在。チャンスがあると思って参りました」。橋本氏と握手を交わすと、会場から大きな拍手が沸いた。橋本氏も「子どもたちに平和で安全な日本を残さなければならない」と訴え、2歳の長男を抱き上げた。
陣営は民主支持母体の労組の引き締めを強化するとともに、「3区に20万票あると言われる浮動票を取り込みたい」(選対幹部)と、ミニ集会などで最後の追い込みをかける。
共産・清水貞子氏は「安倍政権の暴走にストップをかける」と訴え、共産支持層以外にも反与党票の受け皿を目指している。【大西岳彦】
◆4区
◇組織力の有無 選挙戦、作戦変更
3区から国替えした次世代・中丸啓氏は10日、JR西条駅前での街頭演説後、こう話した。「正直厳しい戦い。あと4日、どこまで浸透を図れるのか」
8月に旧日本維新の会から分党した次世代の党は、知名度の低さがネックだ。さらにくら替えで組織固めが進まず、集会が開けない日も。連合広島は早々に3区での自主投票を決め、民主支持票はつかめていない。「組織も動員力もないから決起集会は諦めている」(陣営関係者)。街頭演説を増やす作戦に変更し、内容も党の理念・政策の紹介から与党批判に大半を割く作戦へと変え、反自民票の取り込みを狙う。
自民・中川俊直氏は組織力を武器に機動的な選挙戦を展開する。早朝の集会、日中の企業回り、夕方の個人演説会と分刻みのスケジュールをこなし、7日には甘利明・経済財政担当大臣、稲田朋美・政調会長、8日には小泉進次郎・青年局長といった“党の顔”を応援弁士に呼び、街頭演説を行った。前回選挙では父秀直氏の地盤を引き継いだことで世襲批判を浴び、選挙後に後援会や秘書の若返りを進めた。前面には出ていない秀直氏も、6日の府中町での個人演説会では「政治家の先輩として見ると可能性はある」と持ち上げ、バックアップ体勢を印象づけた。
共産・中石仁氏は、集会に頼らず、電話作戦や街頭演説など昔ながらの戦法で高齢者に訴える。「4回目の選挙戦で今回が一番反応がいい」と中石氏。陣営は「消費増税ストップ、戦争はいや、とわかりやすいフレーズで自民へ流れる票を引き寄せたい」と意気込む。【菅沼舞】
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◆5区
◇得票数、民主元職分の行方は
選挙戦終盤に差し掛かった10日。呉市であった自民・寺田稔氏の演説会で、同氏が所属する派閥「宏池会」の会長、岸田文雄外相が力を込めた。「常任委員長、大臣へと飛躍に繋げるため、大きな勝利で終わってもらわなければなりません。皆さんの力を結集してほしい」。10万得票が陣営の悲願だ。
返り咲いた前回選で9万9842票を獲得した寺田氏。5区の投票率は61・7%だったが、今回は民主元職の三谷光男氏が公示直前に立候補を断念したことで、投票率がさらに下がる懸念がある。同区の有権者は約26万人で、投票率が1%下がれば2600票が消える。陣営幹部は「10万票を必ず得るためにも、投票率を少しでも上げたい」と語る。
陣営の関心はもっぱら、三谷氏の前回得票約4万9000票の行方だ。地元政界関係者は「三谷氏も元は宏池会代議士の秘書で、支持層の考え方に大きな違いはないはず。いかに選挙を盛り上げ(三谷票を)取り込むかが課題」と話し、地盤を盤石なものとするため手を抜く気配はない。
一方の共産・尾崎光氏は1日平均20〜25カ所で街頭演説を展開する。「増税をきっぱり中止せよ、と主張しているのは共産党だけだ」と対抗軸を一層鮮明にする。自衛隊基地を抱える選挙区で、与党が争点化を避ける集団的自衛権の問題にも積極的に斬り込む。陣営は「もてはやされた第三極も消え、他党が右往左往する中、ぶれずに広く自分たちの主張を訴えていくだけだ。相手が誰でも戦法を変えるつもりはない」と語り、反自民票の取り込みに奮闘する。【吉村周平】
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◇広島3区◇
河井克行 51 (5)自前=[公]
清水貞子 67 共新
橋本博明 44 (1)民元
◇広島4区◇
中石仁 52 共新
中丸啓 51 (1)次前
中川俊直 44 (1)自前=[公]
◇広島5区◇
尾崎光 62 共新
寺田稔 56(3) 自前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk34010524000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/下 投票まであと2日 6区/7区 /広島
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
◆6区
◇支持拡大へ 集会、街頭活動展開
10日夜、尾道市のホテルで開かれた無所属・亀井静香氏の演説会。今回初めて、亀井氏を推薦した民主県連が主催した。300人を超す来場者に、応援に駆けつけた同党の金口巌県議が声を張り上げた。「自民の1党独裁にしてはいけない。それを止めるのが亀井さんです」
連続12回当選のベテランで知名度も高い亀井氏だが、新聞各社が伝える情勢は自民・小島敏文氏との競り合いだ。陣営は「選挙区をくまなく回り、やれることは全部やっている。それでも見えない風が相手に吹いている」と危機感を募らす。
無所属で臨んだ選挙戦。公示前からほぼ選挙区に張り付き、街頭演説や集会を繰り返す。尾道の選対本部長を務める生活の党県連代表の佐藤公治・前参院議員は「厳しい選挙だが、格差を拡大する安倍政権を止め、活力ある地方をつくるために全力で勝ち抜く」と意気込む。
「手を伸ばせば、相手の首筋を捕まえるところまでやってきた。どうしても勝たせてほしい」。10日に三原市の商業施設前であった小島氏の街頭演説で、自民党の溝手顕正参院議員がこぶしを振り上げた。
亀井氏との2度目の対決だった前回選では、約1万2000票差まで迫り復活当選した小島氏。「たとえ1票でも、選挙区で勝って堂々と国会で活動したい」と、悲願の小選挙区での当選に向けて街頭活動を展開する。
そのため亀井氏の地盤の北部にも後援会を結成。前回選で亀井氏を上回った票田の尾道、三原地域を主戦場と位置づけ、連立与党の公明の地方議員とも連携し票の掘り起こしに励む。陣営は「経済効果は地方に届いていないとの声も聞くが、日増しに世代交代を期待する支持が広がっている」と話す。
共産・寺田明充氏は、街頭演説などで消費増税の中止や原発再稼働反対など党の一貫した政策を訴える。陣営は「今春の消費増税で商売はさっぱり、という商店主らの声が多く、党への期待を感じる。最終盤を迎え無党派票の受け皿になるよう活動量を増やしていく」と話した。【高田房二郎】
◆7区
◇30代が3人 若さ前面に舌戦も
「党の名前を考えた、党内で一番若い政治家です」。次世代の参院議員、中山恭子・元拉致問題担当相が10日、JR福山駅前で坂元大輔氏の応援演説に立った。32歳の坂元氏は「次世代を担う子や孫のため憲法改正などタブーに切り込む」と党名の浸透に懸命だ。
前回、日本維新の会から出馬して比例復活した坂元氏は8月に“移籍”を選択。スニーカー姿で街頭演説を繰り返す中、一つ年下の2人の候補を意識し、「若さ」を前面に出す。
民主・村田享子氏は9日夜、事務所でネットに投稿する動画の撮影をしていた。31歳の若さに、「女性議員は衆参合計で10%しかいません」と唯一の女性候補をPR。個人演説会のライブも発信する一方、昔ながらの自転車街宣と戦術は多彩だ。陣営担当者は「若い人に選挙へ関心を持ってほしい」と言う。
参院議員秘書からの転身。みこしを担ぐ連合福山地協とて組合員は事務所開きで初めて顔を見た。「知名度ゼロからのスタート。伸びしろは十分」と選対幹部は気合が入る。
「まだ31歳。時間をかけて育てていけば必ず福山の街が良くなると確信している」。10日夜、自民・小林史明氏の個人演説会で小川真和・市議長が激励した。一方で、後援会幹部は「比例は公明党でご考慮を」と付け加えるのを忘れなかった。
小林氏は小学校区単位の後援会を軸に連夜、自民系市議や公明市議らの応援を得て演説会を重ねる組織戦を展開。小林氏本人も「義理と人情。連携の熱い絆」との表現で、公明への支援を依頼する。
ただ、序盤から自民党の優勢が伝えられ、陣営は上滑りへの警戒感をにじませる。8日に来援した小泉進次郎・復興大臣政務官が思いを代弁した。「どうせ『自民党が勝つから』と投票に行ってもらえない人が増えることに危機感を持っています」
「消費増税中止など反応はすごいよ」。10日、街宣中の共産・小浜一輝氏は笑顔を見せた。若者3候補に水を向けると、「その土俵には乗らない。党員歴40年の筋金入り。庶民の怒りや苦しみを受け止める力は負けない」。【立石信夫】
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◇広島6区◇
亀井静香 78 (12)無前
寺田明充 63 共新
小島敏文 64 (1)自前
◇広島7区◇
小林史明 31 (1)自前=[公]
村田享子 31 民新
坂元大輔 32 (1)次前
小浜一輝 58 共新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk12010253000c.html
2014衆院選:注目区ルポ 2区 問われる野党調整 手応えなく自民も「不安」 /千葉
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
先月26日昼の東京・永田町。衆院議員会館の部屋で、千葉2区に出馬予定だった元職の黒田雄氏(55)は生活の党の小沢一郎代表と向かい合っていた。
「君でまとめようとしたが、思うようにいかず申し訳ない。出るも譲るも最終的な判断は君に任せる」
既に党の公認を受けて選挙戦の準備を進めていた黒田氏は、小沢氏の言葉に悩んだ末、「自分が譲ってまとまるなら」と出馬を断念。同日、同党は黒田氏ら2人の公認取り消しを発表した。
前回の2012年衆院選では、全国各地で「第三極」を目指す政党が乱立、非自民党の票が分散し自民大勝につながったとされる。
この反省を生かそうと今回、民主党や維新の党、生活などは本部主導で候補者調整を実施。同区も前回、小沢氏らが率いた日本未来の党の公認だった黒田氏のほか、民主、維新(当時は日本維新の会)などの候補が出馬した結果、自民の小林鷹之氏(40)が圧勝したため、「野党がばらばらのままでは勝てない」(生活関係者)と判断した。だが、調整は難航。民主は前回出馬した候補者の擁立に動いたが、本人が固辞し、元職の黒田氏も民主を離党した経緯などからまとまらない。「県内で最後まで決まらなかった」(民主関係者)選挙区となった。
ようやく“一本化”候補が維新から発表されたのは衆議院が解散した21日。大きく出遅れた新人の藤巻健太氏(31)は、事務所探しからスタートせざるを得ず、公示前はチラシ一枚配れなかった。解党したみんなの党の市議が支援に加わり、「ようやく選挙の形になってきた」(秘書)という。
黒田氏は花見川区を中心に地盤を持つ。しかし、「黒田氏の出馬見送りが最大の協力」とし、黒田陣営は支援態勢をとっていない。民主の地元幹部も「維新に協力することはない」と断言。藤巻氏の陣営からは「せっかく調整したのに」と恨み節も聞こえる。
ただ、前回、共産党以外の野党候補3人の得票数を合わせると、小林氏の得票を3万票上回る。「これらの票は与党に流れにくい」との指摘もあり、藤巻陣営は非自民票をまとめようと躍起だ。「地盤がない、足がかりがない」(藤巻陣営)中、街頭演説やつじ立ちを繰り返している。
◇ ◇
「どうしてこんなに人が少ないんだ。これでは、ここで演説しても意味がない」
応援のため駆けつけた県選出の国会議員はあきれ、会場に着く寸前でUターンして帰ってしまった。今月3日、小林陣営が八千代市で行った街頭演説。知名度の高い三原じゅん子参院議員を迎えての訴えだったが、集まった聴衆はわずか20〜30人だった。「有権者が選挙に全く興味がないようだ」。自民市議はため息をつく。
千葉市花見川区で6日に行われた総決起大会でのことだった。「圧勝だから大丈夫でしょ」。小林氏は、こう支持者から声をかけられ、苦笑いするしかなかった。対抗馬の出遅れで陣営には「楽勝ムード」すら漂う。しかし、街頭演説に人が集まらないなど選挙戦の手応えを全く感じない。「(一本化で)野党票は割れないし、自民にも風は吹いていない」。鍵を握る無党派層がどう動くか。陣営は不安を募らせる。
◇ ◇
野党調整に加わらず、県内全13選挙区に候補を擁立した共産。2区では新人の小松実氏(66)が各地を回り、「消費増税中止」などを訴える。他の2候補が「『保守対保守』の色合いを見せている」と分析。反保守層の受け皿として票の掘り起こしを急ぐ。
× ×
民主に政権が移った前々回、自民が政権を奪還した前回と比べ、今回は安倍政権に対する信任投票の色合いが強く、突然の解散で政策議論も深まっていない。有権者に「しらけムードが広がっている」と言われる中、与野党の候補者はどう戦っているのか。注目選挙区を歩いた。=つづく
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◇小選挙区立候補者
【2区】
小松実 66 [元]県議 共新
小林鷹之 40 [元]財務省職員 自前(1)
藤巻健太 31 [元]銀行員 維新
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk12010254000c.html
2014衆院選:注目区ルポ 5・6区 「第三極票」読み切れず 「吹かぬ風」に戸惑いも /千葉
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
「村越に協力してくれませんか」
衆議院が解散された3日後。千葉5区にある市役所のフロアで、解党が決まったばかりのみんなの党所属の市議が携帯電話を切ると同時に、民主党の市議が手招きしてきた。協力要請に難色を示すと、「動かないでくださいね」と念を押されたという。この元みんなの市議は薗浦陣営の支援者からも「食事でもしませんか」と誘われ、断っている。解党したことで皮肉にも「人気」となった格好だ。
前回の2012年衆院選では、5区に民主元職の村越祐民氏(40)、自民党前職の薗浦健太郎氏(42)に加え、日本維新の会(現維新の党)、みんなが候補者を擁立するなど乱立。約8万票を獲得した薗浦氏が勝利した。次点の村越氏との差は約3万票。みんなの候補が約2万8000票を獲得しており、さらに維新などを加えた「第三極」の合計得票数は8万3000票を超えた。これらの票の行方次第で情勢が変わる可能性もある。
しかし、民主が大勝した前々回、自民が大勝した前回と比べ、今回は「風を感じない」ため、無党派層の動きが見えにくい。
村越陣営は、前回の第三極が集めた票について「大半が無党派の票」と分析。「1人でも多くの有権者に呼びかけていくしかない」とし、積極的に街頭演説などを行っている。薗浦陣営も「アベノミクス(安倍政権の経済政策)による株高が年金の運用益を生んでいる」など有権者の反応がいい話題を選んで訴え、「第三極票」の掘り起こしに懸命だ。
一方、共産新人の浅野史子氏(44)は街頭演説などに加え、「若いママたちとのつどい」などを実施。「女性が安心して働ける社会を」と訴える。無所属新人の石田和男氏(77)は政策ビラを作るなどしている。
◇ ◇
公示日前日の1日。前回6区のみんなの候補者だった鴈野聡氏(45)は支援者に電話をかけ続けていた。
「また6区から出られるように頑張ります。今回は(支援者の)思う方に投票してください」
自身は7区の候補者の応援を決め、公示後は6区で一切、活動をしていない。
前回の鴈野氏は約2万4000票を獲得した。これが仮に比例復活した民主前職の生方幸夫氏(67)の得票数(約4万6000票)に上乗せされると、勝ち上がった自民前職の渡辺博道氏(64)の得票数(約7万票)をわずかに上回る。
これまで過去5回にわたって議席を争ってきた渡辺氏と生方氏。小泉旋風が吹いた05年郵政解散は渡辺氏、政権交代した09年は生方氏、政権を奪還した12年は渡辺氏が勝利するなど「風」によって入れ替わってきた。しかし、今回は突然の解散で与野党の議論が深まっているとは言えず、両陣営とも「風は吹いていない」と断言。みんなや維新など、解党や野党調整で擁立を見送った「第三極」に前回流れた計6万7000票の行方に神経をとがらせている。
「敵は第三極だ」。公示日の渡辺氏の出陣式。支援者600人を前に応援あいさつに立った松戸市議が檄(げき)を飛ばした。渡辺陣営は組織の引き締めだけでなく積極的に街頭演説などを行い、アベノミクスの成果を強調。「浮動票」の上乗せを図る。
生方氏は街頭で演説する中で「前回のような逆風を感じなくなった」という。政策ビラを受け取ってくれる有権者も増えた。「安倍政権にレッドカードを」と、反自民票の受け皿になろうと必死で訴える。
これに対し、前回、維新公認で落選し、今回は次世代の党から出馬した元職の遠藤宣彦氏(51)は、みんなに所属していた県議と、共に活動している市議2人の応援を取り付けた。「これを軸にどこまで第三極票を取れるかが勝負」と意気込む。共産新人の三輪由美氏(59)は「消費税にも原発にも頼らない日本を」と訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。
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◇ ◇
5、6区は都内に通う「千葉都民」と呼ばる住民が多くを占め、無党派層も多い。みんななど前回の第三極の躍進は「自民にも民主にも投票したくない無党派」(民主関係者)が支えたといわれる。各陣営とも無党派が動く「風」を感じられない中、票の読み切れない戦いが続いている。=つづく
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◇小選挙区立候補者
【5区】
村越祐民 40 [元]外務政務官 民元(2)
薗浦健太郎 42 外務政務官 自前(2)
浅野史子 44 党県女性部長 共新
石田和男 77 不動産賃貸業 無新
【6区】
三輪由美 59 [元]県議 共新
渡辺博道 64 [元]副経産相 自前(5)
遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 次元(1)
生方幸夫 67 [元]副環境相 民前(5)
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静岡
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120021-n1.html
2014.12.12 07:07
【衆院選2014】
注目選挙区ルポ 静岡1、3、4、6区
14日の衆院選投開票日まであと2日に迫った。投票率の低さが懸念されているが、県内の各陣営には党幹部クラスが応援に訪れるなど、選挙戦は大詰めを迎えている。注目が集まる4選挙区で、終盤戦の現状をルポする。(届け出順)
◇
◆1区 上川氏、緩み警戒 こつこつと
「急告! 気の緩みが生じていることは大変危険であり、実態は極めて厳しい」。マスコミの相次ぐ「自民優勢」報道を受け、上川氏の事務所には特大の張り紙がされた。
法相就任で団体推薦は2割増えたが、本人不在の期間も急増。最後の個人演説会も他候補の応援のため中止になるなど、「選挙中の半分しか地元にいない」。組織の緩みを警戒する選対は「報道に惑わされずこつこつ積み重ねること」とげきを飛ばし、組織票を固める地道な“お願い”を重視する。
牧野氏の陣営では、「逆風の前回に比べて街頭での反応はいい。報道ほど与党優勢とは感じない」と、地元の空気と全国の情勢とのギャップに戸惑う。市議時代から数えて選挙は8勝6敗、今回が15回目となる。その厳しさを知るだけに、繁華街だけでなく住宅地や中山間地まで足を延ばす。
若さと2年間の実績を前面に「国会で誰よりも質問してきた」と訴える小池氏は、有権者の関心低下に危機感を抱く。「投票に行こう」というのぼり旗の脇で、スタッフが「期日前投票もできます」と連呼する光景も見られた。
河瀬氏は、消費税10%の中止や原発再稼働反対を訴え、「一定の手応えを感じている」という。(田中万紀)
◆3区 野党調整、6万票はどこへ
「身を切る改革なくして増税なし。国会議員の定数削減に取り組む」。小山氏は9日午前、掛川市の街頭でこう訴えた。しかし、選挙区を譲ってもらった形の維新の鈴木望氏と交わした「浜岡原発はやめざるを得ない」との共通認識に触れることはなかった。小山氏陣営によれば、反原発を訴える鈴木氏の公約を引き継いだことで、支持層である電力関係労組の反発を招いたことが背景にあるという。「原発について曖昧にしてきたが、『なぜ原発に触れないのか』と多くの問い合わせがあった。終盤に向けて地域によっては立場をはっきりさせて訴えていくしかない」(小山氏陣営)と難しい舵取りを迫られている。
一方、宮沢氏の選対幹部は「鈴木氏の6万票をどれだけ分散させられるかが勝負」と分析。宮沢氏は2年前の衆院選で約9万4千票を集め、6万票余りを獲得した鈴木氏と小山氏を破った。しかし、今回、民主が野党調整に成功したことで、鈴木氏の支持票の行方を懸念。「自民に風が吹いていない中での野党共闘は脅威。票がどう動くか最後まで分からない」(選対幹部)と気を引き締める。
一方、伸び悩む共産・松浦氏の陣営は「浜岡原発の廃止を強く訴えて、反自民の受け皿になる」と2氏を追走する。(広池慶一)
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◆4区 「批判戦法」どう出るか
「今回の解散の理由の一つは政治とカネの問題。望月氏も疑惑を追及されている」。田村氏は10日夜、静岡市清水区で開いたミニ集会で支援者約40人を前に、望月氏の政治資金収支報告書に関する問題をストレートに批判した。
田村氏は選挙戦序盤から望月氏の問題を直接批判する「ネガティブキャンペーン」を展開している。ただ、陣営では、有権者に敬遠される恐れもあるこの作戦に「かなり迷いがあった」という。それでも「自民に勢いがある中、正攻法では厳しい」と、あえてリスクのある戦法を選んだ。
「今回は自由に運動ができない中での戦い。しっかり議席を守らなければ」。8日夜、国際会議に出発する前に望月氏は陣営に期待を込めてこう述べた。9〜12日まで地元を離れており、陣営関係者は「想像よりも差が開いておらず、苦戦している。本人不在は初めてなので何が起きるかわからない」と不安を漏らす。陣営では政治資金収支報告書の問題についてほぼ触れておらず、田村氏側のネガティブキャンペーンには「市民を不快にさせるだけでは」と意に介さない。
杉田氏は、中小企業の多い清水地区などでアベノミクスへの批判を展開。消費税再増税の中止などとともに支持の拡大を急いでいる。(大坪玲央)
◆6区 「横一線」渡辺氏に焦り
「この最も厳しい選挙区で勝たせてほしい」。選挙戦後半を迎えた8日、JR沼津駅前で勝俣氏の応援演説に立った安倍晋三首相は声を張り上げた。民主党が6回連続で小選挙区を制し、“民主党の牙城”とも言われる6区。今回は自民党から、石破茂地方創生担当相や小泉進次郎内閣府政務官らが続々と応援に入り、選対幹部は「前回が約1万2千票の僅差だったこともあり、党本部の強い期待を感じている」と表情を引き締める。約3万票とされる公明票を取り込もうと、前回は受けなかった公明党の推薦も取り付けた。街頭演説では「比例区は公明に」と連呼する徹底ぶりだ。
序盤に優勢を伝えられた渡辺氏の陣営では、勝俣氏の追い上げに危機感を隠さない。陣営幹部は当初、「民主党への逆風は弱まった」として前回得票数から1万5千票ほどの上乗せを予想していたが、中盤以降は報道各社の「勝俣氏と渡辺氏が横一線」という情勢分析が相次ぎ、焦りの色が浮かぶ。大票田である沼津市で低投票率が予想されていることも「組織票の影響力が大きくなる」と懸念材料の一つになっている。
佐藤氏は伊東市議を9期務めた母親の地盤に加え、消費税再増税中止などを訴え浸透を図っている。(村嶋和樹)
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開票率が8割程度になっても当確を出せない本当の激戦区がどのくらいあるか考えると、今回は無いように思える。
大阪府内の維新が逆転できる可能性があると判断して遅れるのがあるかもしれないけど当選は厳しいと思う。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121526005-n1.htm
自民激震 都市部で民主“巻き返し” 「優勢」報道に緩む陣営のスキ付く (1/2ページ)
2014.12.12
終盤にきて追い上げる海江田氏【拡大】
衆院選の最終盤になって、各都道府県の中心部などで、民主党候補が巻き返している。報道各社の「自民党300議席超も」といった情勢調査を受け、官公労に加えて企業労組が本格的に動き出したとみられ、これが無党派層にも影響しかねない。自公与党では「揺り戻しがきた。残り2日、気を引き締めないとやられる」と危機感をあらわにしている。
選挙期間中、報道各社と政党はそれぞれ、世論調査と期日前投票の出口調査を頻繁に行っている。当然、水面下で情報交換を行っているが、自民党関係者はあるデータを見て、身震いした。
「10日から期日前投票の数が急激に伸びていた。県庁所在地がある1区と周辺の2区が突出していた。民主党を支持する労組の動員のようだ。投票率が低ければ、ひっくり返されかねない」
今回の衆院選は、選挙戦序盤で「自民党300議席超え」「民主党伸び悩み」という情勢報道が流れた。民主党では海江田万里代表(東京1区)を筆頭に、枝野幸男幹事長(埼玉5区)、平野博文元官房長官(大阪11区)、樽床伸二元総務相(同12区)らも「苦戦」「大接戦」と判定されたが、終盤で追い上げてきたのだ。
「海江田氏が猛烈な追い上げをみせている。自民党大物弁士が連続投入された枝野氏についても『何とか抜け出せそうだ』とみているという。序盤の優勢報道で自民党支持者が緩んでいる。投票依頼の電話をしても『今回は投票所に行かなくても大丈夫でしょう?』とノンビリしている支持者が多い。アナウンス効果が悪い方に出ている。党幹部も『あれは選挙妨害だ』とカリカリしている」(前出の自民党関係者)
投開票日の14日、日本列島は猛烈な寒波に襲われる予想となっている。特に、北海道から中国地方の範囲では積雪もあるという。自民党支持者が弛緩(しかん)したままでは、各地で逆転もあり得る。
元外相秘書官で元NHK記者の渡部亮次郎氏は「今回の選挙報道は、意図的ではないにしろ、私には納得できない。特に一部の新聞は『自民党独り勝ちでいいのか』と、無党派層を野党に誘導するような記事を書き続けている。民主党政権の3年3カ月を忘れたような報道だ。『選挙は最後の3日間』という。有権者は冷静になって投票すべきだ」と語っている。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121550001-n1.htm
【激突!!師走決戦】おわび一辺倒も“優子フィーバー” 本当の試練は選挙後か… 群馬5区 (1/2ページ)
2014.12.12
政治資金問題で経産相を辞任した小渕優子氏は、1日30〜40回もの演説をこなす超人的なおわび行脚を展開していた。選挙カーに乗っていても有権者を見つければ、駆け寄って握手、そして握手…。行く先々で、年配の支持者らに「頑張ってねー」と声をかけられるなど、人気は絶大だ。政治資金の問題は目下捜査中だが、地元は“優子フィーバー”でわいていた。
8日正午前、小渕氏が群馬県安中市の国道沿いの空き地に現れると、寒空の下、約80人が拍手で出迎えた。
スカイブルーのジャンパーを着た小渕氏は選挙カーを降りると、有権者の方に向かってダッシュ。SPとみられる男性2人と、同行記者も後に続いた。「おばあちゃん、足どうしたの?」「手が冷たくてごめんね」…。短い会話を交わしながら全員と握手して回った。
約2分の演説の内容は少し「アベノミクスの効果」に触れたものの、おわび一辺倒だ。
「今までになく苦しい選挙です。ご心配をおかけし、心からおわび申しあげます。もう一度信頼をいただけるようしっかり調査致しますので、皆様のご支援を心からお願い致します!」
深く頭を下げ、悲壮な表情で謝る小渕氏に、「頑張れー」「みんなで書くからねー」と次々と温かい声援が飛んだ。
演説が終わると、次の場所へと急ぐ。1カ所の滞在時間は5分〜10分という短さだが、熱気と濃度は濃い。
近くに住む80歳の女性は「(政治資金の問題があっても)何も変わりない。女の人は団結しちゃっているよ。元気そうで良かった」とうれしそう。なぜ応援するのか聞いてみると、80代の男性は「親戚(しんせき)みたいなものだから。恵三(元首相)さんの2回目の選挙から、ずっと応援している。恵三さんがうちに来たときに撮った写真もあるんだ」と誇らしげに話した。
東京生まれ東京育ちの小渕氏も地元に溶け込んでいるようで、旧知の女性支持者らと抱き合い、「選挙に勝つまで泣いちゃダメだよ」と励まされ涙ぐむ一幕もあった。
前回の2012年衆院選では、党内屈指の人気弁士として他候補の応援に呼ばれ、7時間しか地元にいなかったという小渕氏。“ナマ優子”に喜ぶ有権者も多く、介護施設から手を振る年配の入居者の姿を見て小渕氏が駆け寄っていくと、若い職員たちは「本物だー」と大興奮だった。
醜聞を引きずる選挙戦だが、「相手の候補の名前も分からない。前回よりも票を伸ばすかも」(支持者)と圧勝が予想されている。本当の“試練”は、政治団体の捜査が本格化する選挙後となりそうだ。 (上塚真由)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121140003-n1.htm
東京は全25区で民主「当確」ゼロ 菅直人氏は比例復活も… 大阪の維新は? (1/3ページ)
2014.12.12
《表の見方》 ※届け出順。上から順に当落予測、氏名、年齢(投票日基準の満年齢)、☆は比例代表との重複立候補者、党派の略称、前元新別。 ※当落予測の◎は「当選確実」、◯は「優勢」、△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」、無印は「苦戦」。上段が政治評論家の小林吉弥氏、下段が夕刊フジの予測。 ※党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、改=新党改革、幸=幸福実現党、諸=諸派、無=無所属。【拡大】
第47回衆院選(14日投開票)の選挙戦が、いよいよ大詰めを迎えた。政治評論家の小林吉弥氏と夕刊フジが、東京、大阪全44選挙区の終盤情勢を分析したところ、与党圧勝報道に伴う「アナウンス効果」の影響か、接戦区で与党候補がさらに優位に立つケースが続出していることが判明した。特に、東京の民主党は、「選挙に強い」とされてきたベテランや党幹部も軒並み厳しい戦いを強いられ、「当確」ゼロの状態だ。菅直人元首相にいたっては、比例復活すら逃しかねない窮地に陥っている。
「不安がないわけではないのは、いつの選挙でも一緒です…」
民主党の枝野幸男幹事長は10日午後、地元・さいたま市のJR大宮駅東口での街頭演説後、自民党の攻勢について記者団に問われ、こう答えた。
平静を装ってはいたが、前日の安倍晋三首相をはじめ、自民党大物弁士が自身をターゲットにして連日選挙区に乗り込んでくる現状に、表情の陰りは隠せなかった。
最近、野党幹部の口から飛び出すのは、この類いの“泣き言”ばかりだ。
民主党の海江田万里代表が「(自民党の戦略は)嫌がらせですよ。嫌がらせです!」と、泣き出さんばかりの表情で訴えたかと思えば、維新の党の松井一郎幹事長(大阪府知事)も「もし負けても、復活当選できるような比例票を掘り起こすのがわれわれの仕事や」と、敗北覚悟とも受け取れる言葉を漏らす…。
ただ、別表の予測結果を見れば、弱音の1つも吐きたくなるのは当然かもしれない。小林氏が解説する。
「選挙戦序盤で『自民300議席超』といった与党圧勝予測が報じられたため、アナウンス効果によって接戦区で自民党候補が競り上がってきた。有権者の間で根強い『野党に期待が持てない』という空気も、この傾向に拍車をかけた」
選挙報道によるアナウンス効果には、勝ち馬に乗ろうとする有権者が増える「バンドワゴン効果」と、劣勢の候補者や政党が支持を集める「アンダードッグ効果」の2種類があるとされるが、日ごろの野党のふがいなさも手伝い、前者が顕著に現れたというわけだ。
この結果、選挙に強いとされてきた民主党の松原仁元国家公安委員長(東京3区)ですら、自民党の石原宏高氏に先行を許している。「ミスター年金」こと長妻昭元厚労相(同7区)は、かろうじて優勢は保っているが、「有権者に『社会保障のプロ』として信頼を得ていた前回衆院選のような勢いはない」(小林氏)という。
民主党の中でも、絶体絶命の危機にあるのが菅元首相(同18区)だ。
ある世論調査によると、前出の海江田氏や松原氏は、選挙戦序盤と終盤を比べると巻き返す傾向がみられるが、菅氏の場合、対立候補である自民党の土屋正忠元総務政務官に差を広げられている。小林氏が続ける。
「街頭に立っても、かつてのような熱気はなく、民主党政権時代までは見られた人だかりもできない。首相在任中に発生した原発事故への対応のひどさも尾を引いているのだろう。地元でも確実に『菅離れ』は進んでおり、比例復活に届くかどうかの瀬戸際にある」
市民活動家出身の菅氏の人気は、無党派層からの支持による「風」で支えられてきた。対する土屋氏は、選挙区内の武蔵野市で市議を2期、市長を6期務めており、組織的な選挙基盤を武器に堅調に菅氏を引き離しているようだ。
「与党優勢・野党劣勢」という流れの中にあって、東京12区では興味深い傾向が見てとれる。
堅固な地盤を持つ公明党の太田昭宏国交相の優勢は揺らがないが、次世代の党の田母神俊雄元航空幕僚長がじわじわと支持を広げているのだ。
ある調査では、田母神氏は選挙戦序盤から2倍以上ポイントを伸ばし、その半面、生活の党の青木愛幹事長代理は6割弱に下がっている。「非太田票」が、田母神氏に集まっているようだ。
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一方、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党と自民党のつばぜり合いの行方が焦点となっている大阪でも、与党優勢の傾向は強い。
維新の公認候補14人のうち、「やや優勢」以上の判定となったのは、松井氏側近で元堺市議会議長の馬場伸幸氏(17区)ただ1人だ。小林氏の予測では、これに「浪速のエリカ様」こと上西小百合氏(7区)ら3候補が加わるが、いずれにしても壊滅に近い状況といっていい。
三つどもえの混戦となっていた10区では、維新の松浪健太国対委員長が、民主党の辻元清美元首相補佐官と自民党の大隈和英氏に先行を許している。同じく3候補が競り合っていた11区でも、自民党の佐藤ゆかり前参院議員が頭一つ抜け、その後を民主党の平野博文元官房長官が追い、維新の伊東信久氏は後塵(こうじん)を拝している状態だ。
ただ、「維新壊滅」の観測には首をかしげる向きもある。自民党大阪府連関係者が振り返る。
「2013年夏の参院選の大阪選挙区(改選数4)では、『維新候補がトップ当選を逃す』という下馬評が流れ、『橋下維新もこれで終わりか…』という見方が広がった。しかし、フタを開けると維新が1位。追い詰められたときの維新の底力はおそろしい」
今回は本丸の大阪で面目を保つことができるのか。維新関係者にとって正念場の追い込みが始まる。
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徳島
http://www.sankei.com/west/news/141212/wst1412120034-n1.html
2014.12.12 17:00
【最前線をゆく】
“影の総理”が走る「0増5減」の街
(1/3ページ)
区割り変更された地域で演説する立候補者。手探りの選挙戦が続いた=徳島県阿南市
今回の衆院選で「一票の格差」を是正するため、選挙区の「0増5減」が行われ、5県で選挙区が3から2に減った。これに伴い区割りが変更されたため、陣営は手探りの選挙戦を続けるが、危機感が有権者に思うように伝わらない歯がゆさも垣間見える。
区割り変更すら知らない有権者も
県都の徳島市を含む徳島1区。旧3区で4度も争った自民前職の後藤田正純(45)、民主元職の仁木博文(48)がともにスライドし、大票田で“新人”のような戦いが続く。
徳島市を主とした旧1区を長らく牙城としたのが民主党の元官房長官、仙谷由人(よしと)。だが2年前の前回選挙で落選し、今回不出馬を決めた。代わって1区に立ったのが旧3区の仁木だ。
仙谷は仁木の選対本部長として地元を行脚し支持を訴える。仁木は「徳島市では出遅れているが、仙谷さんの支持者が多くいる。この票を取り込みつつ、民主党のリボーン(生まれ変わる)を掲げ、保守層にも訴えたい」と意気込む。“影の総理”と呼ばれた仙谷に頼り、県都攻略を図る。
後藤田と仁木が争った旧3区は、県第二の市である阿南市や小松島市などが1区に、残りが2区に吸収された。2人が新たに開拓を迫られた徳島市は1区の有権者の57%も占め、ここでの勝敗が当落を左右する。
「カミソリ後藤田」の異名をとった元官房長官の正晴を大叔父に、女優の水野真紀を妻にもつ後藤田は徳島市で知名度は勝るが、後援会事務長の神山町長、後藤正和は楽観していない。「区割りの変更すら知らない有権者もいる。『結果は分かっているから投票に行かなくてもいい』という声もある。有権者の動向がつかめず、徳島市の浮動票が相手に流れるようなことがあれば安心できない」
1区には、共産新人の古田元則(66)も立候補。旧1区で出馬した前回に続く挑戦となり、消費税増税の中止や原発再稼働の反対などを訴える。
微妙な緊張感漂い「一枚岩」は?
「新2区は高木さんに戦ってもらうことになった。必勝をお願い申し上げる」
福井2区の大票田、鯖江市で2日に行われた自民前職、高木毅(58)の出陣式。選対本部長を務める自民前職、山本拓(62)がそう訴えた。
2人には微妙な緊張感が漂っていた。福井県は0増5減で選挙区が3から2に減少。山本は自らの旧2区が1、2区に分割・吸収されたため、旧3区の高木と2区の公認を争ったが、最後は敗れた。代わりに比例の上位で処遇された経緯がある。
旧2区から2区に編入された鯖江市は山本の地盤だ。高木は「山本先生の高い見識のもと、新しいふるさとのために頑張る」と声を上げたが、山本と目も合わさず選挙カーに乗り込んだ。一枚岩になれるか、難題を抱えたままだ。
一方、2区の民主新人、辻一憲(49)。元職の不出馬表明で急遽(きゅうきょ)白羽の矢が立ったが、党県連の擁立発表は衆院解散2日後の先月23日だった。父は衆参両議員を計6期務めた辻一彦。陣営は一彦の知名度を頼る。4日に福井入りした代表の海江田万里は「一憲さんはおやじさんよりもいい男」と持ち上げた。
一方、共産新人の宇野邦弘(63)は全県1区の参院選、知事選の出馬歴がある。選挙区の拡大も「むしろやりやすい」と話す。
「農業票」の行方
区割り変更の影響は福井1区の選挙戦にも表われている。もともとは旧1区の自民前職、稲田朋美(55)は公示後、旧2区から加わった坂井市などを集中的に回った。
「農協改革とは中央会の改革。現場の農協を強くし農家の所得向上を目指す」
一帯は県内屈指の農業地帯で強固な保守地盤だが、農協改革、米価下落などが影を落とす。新たな区域に後援会を持たない稲田陣営にとって頼りは地方議員が支部長を務める党支部だ。
対抗する維新新人、鈴木宏治(41)の陣営は「農協の上層部と組合員に意見の相違を感じる」。農家の表立った支持はないが、ポスター貼りの協力など好感触があるという。
共産新人の金元幸枝(56)は米価下落の緊急対策を強く訴え、農業票の取り込みを狙っている。
(敬称略)
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http://www.sankei.com/west/news/141212/wst1412120033-n1.html
2014.12.12 15:00
【最前線をゆく】
「何のための選挙」爪痕残る被災地に訴えは響くか 広島3区・長野2区
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土砂災害の爪跡がまだ生々しい被災地近くの広島市安佐南区の国道を走る選挙カー
今年、日本列島は大きな自然災害に見舞われた。8月の広島土砂災害、9月の御嶽山(長野・岐阜県)噴火、11月の長野県北部地震…。復興に向けて歩み出しているそれぞれの被災地でも、衆院選の立候補者の訴えが響く。住民は一日も早い復興を祈りながら、選挙戦の行方を見つめている。
がれきと土砂片付いた程度
土砂災害で74人が犠牲となった広島市安佐南、安佐北両区を選挙区に抱える広島3区。3人の候補者のうち1人は選挙事務所を安佐南区の国道沿いに構え、すぐ近くに迫る山肌には土石流の爪痕が今も生々しく残る。
その土石流が押し寄せた先にあった県営緑丘住宅では、114世帯244人の入居者から2人の犠牲者が出た。復旧作業では土砂の除去などが優先されたため、緑丘住宅は強度調査が後回しにされた。構造上の大きな損傷がないことが判明し存続が決まったのは今月に入ってからだ。
全半壊住宅は361棟を数えたが、現在、避難所暮らしを強いられているのは1世帯3人に減った。一方で、一時避難先になっている公営住宅などに身を寄せるのは11月下旬段階で約1700人にも上っている。
緑丘住宅の入居者の多くも一時避難先の公営住宅などに移ったままで、近くの八木ケ丘団地町内会副会長、山根健治(68)は「復興が進んでいるといわれるが、がれきと土砂が片付いたくらい。選挙期間中に政治の空白期間ができるが、復興に遅れがないようにしてほしい」と話す。
投票率かなり下がる可能性
候補者には八木地区の住人がいる。2度目の当選を目指す民主元職の橋本博明(44)だ。発生後1カ月半はほぼ毎日、災害ボランティアとして活動したという。
公示日の2日に行われた出陣式の第一声では「ボランティアを通じ、困っている人を支えるのが政治の役割だと改めて感じた」と、自らの体験を語り支持を訴えた。
共産新人の清水貞子(67)はたびたび被災地で要望を聞いてきた。安佐南区でも街頭演説に立つことが多く、「若い人が結婚し安心して子育てができる社会に」と強調しつつ、被災者の生活再建を訴えている。
土砂災害を受け、改正土砂災害防止法が11月に成立したが、6度目の当選を目指す自民前職、河井克行(51)は改正案を検討する党のプロジェクトチーム座長として議論を進めてきた。災害発生後には、首相の安倍晋三に何度も被災状況を説明して早期の復旧復興を要請してきたが、選挙戦ではこうした活動実績を強調している。
ただ、土砂災害を経験して強まった有権者の「安全・安心」への思いが、そのまま投票率アップにつながるかは不透明だ。一部陣営からは「有権者には『何のための選挙か』という思いが特に強く、投票率がかなり下がるのではないか」との声も出ている。
衆院選が契機になれば
長野県北部地震で住宅の倒壊が相次いだ白馬村。この冬初めてまとまった雪が積もった4日、長野2区で出馬した候補者はJR白馬駅前でマイクを握り、「避難の仕組みづくりなど防災に力を入れる」と住民に語りかけた。
被災地では倒壊した住宅の撤去が進められているが、年内の完成を目指す仮設住宅の建設も降雪の影響による遅延が予想される。
住民には、この時期の衆院選に対する不満と期待が交錯する。堀之内地区の中村佐代子(81)は地震で自宅が崩れた。避難先に指定された宿泊施設に身を寄せるが、冬の観光シーズンが始まり、滞在期限は18日までだ。「住むところはどうするのか。選挙どころではない」と憤る。
ただ、政治に先行きへの不安を解消してもらいたいという声もある。この地区で商店を営む鎌倉かおり(45)は5日、住宅を兼ねる店舗の整理に訪れた。幸い建物に大きな被害はなかったが、営業再開には二の足を踏む。「顧客は周辺住民で、被災して誰もいなくなった。衆院選を契機に活気を戻してもらいたい」
(敬称略)
◇
衆院選は最終盤に差し掛かった。候補者が生き残りをかけて争う「最前線」を追った。
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http://www.sankei.com/west/news/141211/wst1412110052-n1.html
2014.12.11 15:20
【衆院選2014】
民主・枝野氏「暮らしの声」、維新・橋下氏「告げ口する」、共産も大物…終盤戦“保守王国”で舌戦
(1/2ページ)【維新の党】
終盤戦に入った衆院選では、和歌山県内に候補者を擁立した各党幹部が相次いで和歌山入りし、公認候補への支持を訴えている。10日には民主の岡田克也代表代行と維新共同代表の橋下徹大阪市長が来県。知名度の高い“大物政治家”の応援で、支持拡大を図りたい考えだ。
自民は総裁の安倍晋三首相が4日に和歌山入りし、和歌山1区の公認候補とともにアベノミクスの実績を強調。和歌山2区には、宮沢洋一経済産業相や甘利明経済再生担当相、石破茂地方創生担当相が続々とかけつけた。石破氏は6日夜に海南市内で開かれた個人演説会で、「地方が日本を引っ張る時代を作っていきたい」と力を込めた。
民主は岡田氏が10日朝、JR和歌山駅前で和歌山1区の公認候補とともに演説し、通勤客らに支持を訴えた。5日には枝野幸男幹事長が和歌山市内の演説会で「暮らしの声を届けるため、力を貸していただきたい」と呼びかけたほか、8日には福山哲郎政調会長が1区入り。12日には蓮舫参院議員が応援に入る予定。
維新の橋下氏は10日午前11時すぎ、JR海南駅前で公認候補とともにマイクを握った。消費税増税の一方で、国会議員の給与が月25万円上がったことについて「国民は政治家にばかにされている。政治のおかしさを告げ口するのが維新の役割」と訴えた。
1〜3区の全てで候補者を擁立した共産は、9日に市田忠義副委員長が3区の田辺市で街頭演説。2区には11日、穀田恵二国対委員長が街頭に立つほか、12日には山下芳生書記局長が1区で応援演説をする予定。陣営関係者は「山下さんはテレビの討論番組にも出演しており、街頭に立つことで盛り上がる」と話した。
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http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132861
高島市長が候補者支援、自民市議団に波紋 12日にも抗議文
2014年12月12日(最終更新 2014年12月12日 03時00分)
衆院選福岡1区をめぐる自民党の“分裂劇”の余波に、同党福岡市議団も揺れている。11月の市長選に自民、公明両党推薦で再選した高島宗一郎市長が、前回自民公認として1区で初当選した無所属前職の井上貴博氏を支援。前回、自民比例九州で議席を得た無所属前職の新開裕司氏を支援する市議らが反発を強めており、同市議団は11日、高島氏へ抗議文を提出する方針を固めた。来春の統一地方選を控えた混乱に、市議団幹部は顔をしかめる。
高島市長は衆院選公示の2日、井上氏の出陣式に出席。6日には選挙カーに乗り、井上氏支持を有権者に訴えた。井上氏は、市長選で高島氏を支援した麻生太郎副総理の派閥に所属。高島氏は9日の記者会見で、井上氏支援の理由を「共倒れは良くない。高度な政治判断だ」と述べた。博多区選出の県議や市議は主に井上氏を支援している。
収まらないのは、新開氏を支える主に東区の県議や市議たちだ。同党の東区支部は公示前、同党県連に新開氏を1区公認とするよう文書を提出。10日の決起集会には、新開氏が秘書として仕えた古賀誠元幹事長、山崎拓元副総裁もあいさつに立った。かつて自民党派閥の領袖(りょうしゅう)だった2人を援軍に据え、一歩も引かない構えだ。
新開氏側に配慮し、高島市長に「応援のバランスを考慮すべきだ」と申し入れていた市議団は11日の会合で、12日にも抗議文を提出する方針を確認。一方、公明党市議団は「1区は自主投票」(幹部)として、自民側の“お家騒動”と距離を置く。
自民市議団は市長選でも、一部が高島氏の対抗馬だった元市議を支援。市議団が厳重注意処分とするなど混乱した。来春の市議選を控え、ある市議団幹部は「議員団としてまとまらなくなってしまう」との懸念を示した。
=2014/12/12付 西日本新聞朝刊=
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岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gifu/CK2014121102000298.html
宙に浮く”藤井支持票”の動向は 4区、比例単独出馬で
十四日の衆院選投開票日に向けて、自民、維新、共産各党の候補が論戦を展開する4区。選挙区南部に支持基盤をもつ次世代の党前職、藤井孝男さん(71)は、比例東海ブロック単独で出馬しており、小選挙区ではどの候補にもくみさない方針だ。維新、自民の両陣営は、藤井さん支持層の動向を気に掛ける。
「小選挙区は、何て書けばいいんだろう。白票が増えるんじゃないか」
衆院解散から三日後の十一月二十四日、美濃加茂市内のホテルで開かれた藤井さんの後援会役員会の後、出席した六十代の男性がこぼした。4区での出馬を検討していた藤井さんは、その場で支援者二百人に比例単独の選択を告げた。小選挙区は「各自の判断」とのこと。七十代の女性は「小選挙区も藤井さんって書こうかな」と苦笑した。
藤井さんは衆院選五回、参院選四回当選のベテラン。郵政民営化をめぐって自民党を離れ、無所属で戦った二〇〇五年の衆院選4区では二万八千票差で落選したものの、九万八千票を獲得している。
今衆院選、宙に浮いた形の“藤井支持票”に対し、維新の党前職の今井雅人さん(52)と自民党前職の金子一義さん(71)の両陣営は取り込みを狙う。
今井さんは二〇一二年の前回選、藤井さんと同じ日本維新の会(当時)に所属。比例単独に回った藤井さんから後援会幹部を紹介してもらうなどの支援も受け、4区で比例復活した。維新の会の分党でたもとを分かったが、「一緒に戦ったつながりはある。維新の政策を藤井さんの支援者にも理解してもらえれば」と期待する。
金子さん陣営も、中濃地域の藤井さん支援者らに支持を呼びかける。藤井さんは「立ち上がれ日本」に参加する二〇一〇年まで、一時期を除き三十年近く自民所属の国会議員だった。支援者同士の顔も利くといい、陣営幹部は「藤井さんの支援者には自民党員も多い。正直に支持を頼みに行く」と意気込む。
一方、共産党新人の伊嶌明博さん(63)は「政策が違うので、藤井さん支援者の支持は得られないだろう」と静観している。
(衆院選取材班)
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滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121202000223.html
焦点は無党派層に 終盤ルポ3区
写真
通勤通学の利用者らで混雑する平日夜のJR草津駅。ロータリーで約一時間にわたって演説や有権者との握手を繰り返した武村さんは、隣の南草津駅に移動するために一人ホームで電車を待っていた。理由は「車より早いから」。
陣営が最も重視するのは無党派層の取り込み。前回選挙時に毎晩複数箇所で開いていた個人演説会を原則各市一カ所に減らし、その分を駅頭での訴えに時間を割く。訴えるのは経済再生や「琵琶湖再生法」成立に向けた思いだ。
優勢だと伝わる情勢にも「選挙期間中に(相手の)知名度が上がり、必ず詰められる」と気持ちを緩めない。それでも総括責任者の奥村芳正さんは、つじ立ちやミニ集会の積み重ねを通し、「これまで三日月大造知事を支持していた層への浸透にもつながっている」と手応えを口にする。
対する小川さんは土曜の午前、後援会長の嘉田由紀子前知事と草津市内を練り歩いた。底冷えの寒さだったが、聞き覚えのある声、見覚えのある顔に多くの人が家から飛び出し手を差し出した。
陣営は嘉田氏の“集票力”に期待する。選挙区の九百枚の候補者ポスター全てに顔写真。インターネットでは応援メッセージの動画配信も。選対本部長の大井豊さんは「時間がない中でやれることは限られている」。知名度不足による序盤の劣勢は織り込み済み。「ポスターのおかげで(有権者の反応が)温かくなってきた」(小川さん)と悲観はしていない。
小川さんも個人演説会は一日一カ所程度にとどめ、不特定多数が集まる駅などで笑顔を振りまく。「顔と名前を知ってもらえたら流れは変わる」。自身に言い聞かせるように前を向く。
二人を追う形の西川さんは公示以降、市議や共産党の後援会員と連携し、選挙活動を展開。街頭演説は一日二十カ所で行い、個人演説会を一日平均二会場で開く。「孫に借りた」という黒のダウンを着て、寒さをものともせず有権者に主張を届ける。
日曜日の夕方のJR草津駅。西川さんは「格差を拡大する」としてアベノミクスを批判。消費税増税中止、原発再稼働反対に関しても立場の違いを鮮明にした。「自民と対決できるのは共産党だけだということを訴えたい」と話す。
共産が議席を増やすとの情勢報道も励みになる。選対の馬場美代子さんは「有権者の期待を感じる。比例近畿ブロックでの議席増も目指し最後まで戦い抜く」と力を込める。
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http://www.kanaloco.jp/article/81515/cms_id/115950
14神奈川衆院選:注目区を行く〈16区=厚木・伊勢原市、相模原市緑・南区の一部、愛甲郡〉
2014.12.12 03:00:00
◇無党派層狙い「横一線」
同じ40代で互いをライバル視する自民・義家と民主・後藤。2012年の前回衆院選を8千票差で制した義家に、比例で復活した後藤が雪辱を期す。生き残りを懸けた議席争奪戦は、前回にも増してヒートアップしている。
公示直後の4日、報道各社の序盤情勢分析は「自民300超の勢い」と自民優勢を伝えた。だが、両陣営の見方は「16区は別、横一線」で一致する。「油断した方が負ける」と締め直しに懸命だ。
「私にとって大切な若きホープ。どうか勝つために力を与えてほしい」
11月30日、義家の応援で選挙区入りした首相・安倍晋三が、本厚木駅北口を埋める有権者に訴えた。翌12月1日には厚木市内のホテルで国政報告会を開催。義家は両日の「ダブル決起集会」に計約4千人を集め、公示前から気勢を上げた。
地盤を引き継いだ旧亀井善太郎後援会の主要メンバーと、自民系地方議員が支える義家陣営。突然の解散で準備期間が短く、態勢固めに遅れも見られたが、選挙後半戦に入り、地力を発揮し始めた。
党幹事長の谷垣禎一、官房長官の菅義偉といった大物弁士が次々来援。前回は落下傘との声もあった義家は、圏央道などインフラ整備の実績を掲げ「地元創生」をアピール、当落の鍵を握る浮動票の取り込みを狙う。
一方の後藤陣営は、戦術面で違いをみせる。
「誰に入れるか迷っている方はぜひ投票に行ってください。このまま独裁的な安倍政権に託せますか」。日曜(7日)の小田急相模原駅前。肉声で訴える後藤に、買い物客らが握手を求めて駆け寄る。自転車のペダルをこぎ路地裏まで入り込む「どぶ板選挙」で、「あと一歩」と訴える。
地元出身。県央地区の政経界に多くの人材を輩する県立厚木高校の同窓会に働き掛け、「個人票」をいち早く固めた。OBらをフル稼働させて後藤支持を広げる作戦は、前回、民主への逆風をはねのけて強さは実証済み。
8日には前回維新で立候補した富山泰庸が応援演説し、「自分に投票してくれた方は、今回後藤祐一へ」と訴えた。野党一本化となった構図を前面に出し、反自民票の結集を目指す。
共産・池田は前回に続く立候補で票の上積みを狙う。演説では政治に関心が薄い若年層を意識し、「集団的自衛権の行使、ダメよ〜ダメダメ」と流行語を取り入れて支持を訴える。
前回同様、各社が世論調査を実施するたびに首位が入れ替わる県内屈指の激戦区。各陣営は、師走の気温並みに冷え込んだ有権者の反応に気をもみながら最終盤を迎えた。 =敬称略
◇16区(厚木・伊勢原市、相模原市緑・南区の一部、愛甲郡) =敬称略、届け出順
後藤祐一45☆民 前(2)
池田博英52 共 新
義家弘介43☆自町前(1)
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奈良4
http://www.nara-np.co.jp/20141212085747.html
前職、盤石の戦い - 元、新、追い上げ懸命/'14衆院選
2014年12月12日 奈良新聞
4区は、保守地盤を背景に自民党前職の田野瀬太道(40)がリードし、民主党元職の大西孝典(58)と共産党新人の山崎タヨ(64)が追う展開だ。
田野瀬は元職の父から引き継いだ後援会組織をフル稼働。時代の流れか、組織の緩みも垣間見えるが、父が小まめに各地を回るなどして維持に奔走。本人も精力的に支持を訴える。11日夜には橿原市内で800人規模(陣営発表)の決起集会を開き、終盤戦に向けてボルテージを上げた。
無党派層にも浸透を見せ、優勢を維持するが、陣営は「最初から最後まで気を引き締める」とし、前回得た約8万2千票以上を狙う。
大西は、前田武志参院議員の後援会や連合奈良の支援を受ける。民主党支持層をまとめるが、党離れの影響は避けられない見通しだ。
陣営は「厳しい選挙」とし、比例復活当選も視野に「どんな形でも議席をつくっていただきたい」と訴える。前回獲得した約3万6千票に加え、日本維新の会(当時)の新人が得た約3万6千票を取り込めるかが巻き返しの鍵。大票田の橿原市では、無党派層にも投票を呼び掛ける。
山崎は、固い共産党支持層を中心に浸透を図っている。駅立ちや街頭の演説では、憲法9条堅持や消費税増税反対など、党の政策を主張し、政権批判票の受け皿としてアピール。前回の約1万1千票からの上積みを狙う。
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奈良3
http://www.nara-np.co.jp/20141212085656.html
前職優勢の展開 - 「民主票」狙う各陣営/'14衆院選
2014年12月12日 奈良新聞
自民党前職の奥野信亮(70)が組織票を核にリード、維新の党新人の栗原絵里子(46)がこれを追う。共産党新人の正木敦(43)も党派を超えた支持を集めている。民主党空白区で、各陣営が支持層取り込みに力を入れる一方、意中の候補を決めていない有権者も多い。
奥野陣営は組織票を固めるほか、公示後に公明党の推薦が決定、地域ごとに開いている個人演説会にも公明党の地方議員が駆けつけた。
陣営は「市民の選挙への関心がいまひとつ」と話し、浮動票の掘り起こしに力を入れる。
栗原陣営は「街宣中に家の中からわざわざ出て聞いてくれる人が増え、手応えは徐々に良くなっている」と話す。栗原も夕方、区内の主要駅でマイクを握った後、王寺駅前で深夜まで通勤帰りの有権者に声をかけているという。
形勢逆転に向け、「もう1カ月あれば」と陣営。出遅れの取り戻しが鍵となりそうだ。
正木陣営は「集団的自衛権を行使して戦争する国づくりや、消費税増税をきっぱりストップを」と訴え、支持を広げてきた。陣営は「共産党に入れるか迷っている人は多い。そういった有権者に声をかけ切れていない」と組織をフル回転させて最終盤に臨む。
きょう12日には山下芳生党書記局長が奈良市に来援、正木も駆けつけ、必勝を誓う。
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http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141212150889.html
衆院選 候補応援、距離感に腐心
首長の動向 知事は長島・森両氏を激励
14日投票の衆院選では、県内6小選挙区の候補者の応援に、自治体の首長や参院議員も駆け付けている。泉田裕彦知事は10日に長岡市の集会に参加した。自民党と民主党の候補が激戦を続ける選挙区では、「等距離外交」「中立」に努める市長も。県選出の参院議員4人も各選挙区を回っているが、民主党には5区の野党候補擁立をめぐる混乱の余波も出ている。
「地方にお金が回るために、今までの政権のやってきた政策を前に進めていただく」。泉田裕彦知事は10日夜、長岡市で開かれた5区の自民党候補・長島忠美氏の集会に参加し、ステージ上で熱弁を振るった。
2012年の知事選で自民、民主、公明、社民の4党の推薦を受けて3選した泉田知事が今回、公示後に表立って特定候補を応援する姿はほかに見られない。長島氏の選対本部長を務める星野伊佐夫・自民県連会長は「ありがたい。組織の引き締めにもなり、勢いがついた」と歓迎した。
ただ、泉田知事は公示前の11月25日、5区出馬の意向を示していた生活の党の森裕子氏の集会にも行き、「国民のために正しい政治をやっていただきたい」と激励していた。長島陣営の関係者は「知事が長島氏の集会に出たのは、森氏を応援したおわびだった」と明かす。
泉田知事は他候補を応援するかについては明言を避けている。ある自民県議は「長島陣営にいって自民党の顔を立てたので、これで終わりだろう」とみる。
5区には共産党新人の服部耕一氏も出馬している。
◆ ◆
一方、自民、民主両党候補が争う選挙区で、双方を立てる市長の姿もある。上越市(6区)の村山秀幸市長は公示日に両党候補の出陣式に参加。新発田市(3区)の二階堂馨市長も双方の事務所開きに駆け付けた。柏崎市(2区)の会田洋市長は「応援を頼まれたところに顔を出す。等距離を保っている」としている。
新潟市の篠田昭市長は公示前に1区の両党候補の事務所開きや集会に出たが、公示後は出ずに「バランスを取っている」(政界関係者)という。三条市(4区)の国定勇人市長は前回は民主候補の応援演説をしたが、今回は「前職が2人いる。状況が違う。どちらかに動くことはない」と両党候補の集会に出ている。
全国市長会長の森民夫長岡市長は、前回選は「田中さんには最初に(市長選で)応援していただいた」と5区で民主党の田中真紀子氏と長島氏の双方を応援したが、今回は長島氏の第一声や集会で一緒にマイクを握った。森市長は「中越地震の復興をやった戦友で、縁が深い」としている。
【政治・行政】 2014/12/12 09:31
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddm005010177000c.html
混戦:2014衆院選/6止 福岡1区、山梨2区 続く、泥沼の対立 自民支持層分裂
毎日新聞 2014年12月12日 東京朝刊
「政治家の集大成として、新開君だけは失いたくない」。自民党の古賀誠元幹事長は2日、福岡1区の前職で、かつて自身の秘書を務めた新開裕司氏の出陣式で声を張り上げた。
この前日、自民党は新開氏と、同じく1区を地盤とする前職の井上貴博氏の公認を見送った。自民に追い風が吹く中で一本化は困難で、「正々堂々戦ったほうがいい」(茂木敏充選対委員長)と判断。どちらが当選しても、追加公認する方針だ。
伏線は前回2012年の衆院選にある。県連は新開氏を公認申請したが、麻生太郎元首相の意向を受けた党本部は井上氏を公認。小選挙区で井上氏、比例単独で新開氏が初当選した。2人の争いは古賀、麻生両氏の「代理戦争」と呼ばれる。
政策に大きな違いはなく、どちらが自公支持層を固めるかが鍵だ。井上氏はポスターに「自民党福岡1区支部長」と記し、政党色を前面に出す。新開氏が載せていた「比例は公明へ」の文字は、日を置かず井上氏のポスターにも加わった。
ともに博多祇園山笠が盛んな地区に生まれ、福岡青年会議所理事長を経験。11年福岡市議選への立候補を検討していた新開氏に国政挑戦を勧めたのは、当時県議の井上氏だった。代理戦争と呼ばれることに、2人は「マスコミが言っているだけ」と無関心を装う。
だが、元々親しかった2人の争いは「泥沼」(陣営幹部)の様相をみせ、統一地方選を控える市議らは「踏み絵を踏まされているようだ」と語る。維新の党との選挙協力で福岡4区から転出してきた民主元職、山本剛正氏の陣営は「2人が争えばチャンスはある」とにらむ。
同じく自民支持層が分裂したのが山梨2区で、無所属の長崎幸太郎氏と自民の堀内詔子氏がしのぎを削る。前回、小選挙区で敗れた堀内氏は「自民党を取り戻す」と党公認をアピールしている。
堀内氏は、総務会長を務めた光雄氏の義理の娘だ。光雄氏は郵政民営化法案に造反し、05年衆院選旧2区で無所属で当選。党本部が送り込んだ「刺客」の長崎氏も比例復活した。その後に復党した光雄氏への反発から、長崎氏は09年に離党。「堀内対長崎」の戦いは今回で4回目だ。
分裂選挙を嫌う党本部が公示前、長崎氏に来年1月の県知事選出馬を打診したことも波紋を広げた。長崎氏を事実上の「二階派メンバー」として扱う二階俊博総務会長が11月29日、長崎氏の集会で「復党を認めるのが先だ」と述べ、あくまで2区での長崎氏の当選を目指す考えを示したのだ。
反発した県連は、安倍晋三首相(党総裁)に抗議文を提出。今月5日に2区入りした谷垣禎一幹事長は「公認候補が命がけでやらなければならない」と火消しに追われた。長崎氏も「私は無所属で比例復活もない。皆さんの良識に頼るしかない」と懸命だ。
地元では「どちらかの引退まで対立は続く」との見方がもっぱらだ。【中山裕司、山縣章子】=おわり
==============
◇福岡1区=福岡市東・博多区
比江嶋俊和 67 共新
新開裕司 46(1)無前
明石健太郎 42 諸新
井上貴博 52(1)無前
金出公子 67 無新
山本剛正 42(1)民元
◇山梨2区=富士吉田市、都留市、山梨市など
秋山晃一 61 共新
長崎幸太郎 46(2)無前
堀内詔子 49(1)自前=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk02010061000c.html
2014衆院選:2区に編入の五戸町、有権者も陣営も困惑 3区「八戸戦争」に絡めず、候補なじみ薄く /青森
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
五戸町中心街に設置されたポスター掲示板。候補者との関わりは薄く、町民の関心も薄れがちだ
五戸町中心街に設置されたポスター掲示板。候補者との関わりは薄く、町民の関心も薄れがちだ
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衆院選の区割り改定で、今回の衆院選から五戸町が八戸市中心の3区を離脱し、下北半島や十和田市などの2区に編入された。3区では、民主の田名部匡代氏(45)と、自民の大島理森氏(68)が「八戸戦争」とも称される選挙戦を繰り広げ、共産の松橋三夫氏(65)もこの対決に5度も絡んできたが、五戸町は今回は無関係に。一方、2区の候補者へのなじみも薄く、五戸の有権者だけでなく、各陣営の戸惑いが続いている。【宮城裕也、塚本弘毅】
◇「投票日まで悩む」
2区では、自民前職の江渡聡徳氏(59)、維新元職の中野渡詔子氏(44)、共産新人の小笠原良子氏(65)の3人が立候補。初めての面々に五戸の有権者の関心は薄れがちだ。
町内の無職、土嶺清松さん(78)は「ここはずっと田名部か大島。2区の候補者は五戸と関わりがなくパッとしない。本当は3区に戻してほしい」と漏らす。夏は農業の手伝いをする女性(72)はこれまで大島氏に投票してきたが、米価下落で投票先に悩んでいる。「区割りが変わってすんなり江渡さん、とはならない。だけど、じゃあ中野渡さんか、というとどんな人か分からない」。投票日まで悩むつもりだ。
◇「票田消失」に対応
県選管によると、同町の選挙人名簿登録者数は1万5920人(2日現在)。前回2012年の衆院選での投票率は56・1%で、同町での開票結果は大島氏5107票、田名部氏3022票、旧日本未来の党の山内卓氏638票、松橋氏219票。
かなりの「票田」の消失に、3区の陣営も複雑な心境だ。
田名部氏は公示前に報道陣に「お世話になってきた方々に(自分の名前を)書いてもらえないわけで、影響はある」としていた。前回、未来から出馬した山内氏は「今回に限っては自分の支持者には(田名部氏への投票を)呼びかける」と話す。9日に八戸市であった民主党の演説会で田名部氏は「大変厳しい選挙戦になる。なんとしても力をお借りしたい」と支持者たちに訴えた。
大島氏も公示前の会見で「五戸とは運命共同体。選挙区が変わろうが絆は途切れない」と強調。ただ、陣営幹部は「基本的に痛手だ。五戸の分を八戸でカバーしたい」と語る。
◇浸透図る各陣営
2区の候補者たちは宙に浮いた「五戸票」の取り込みを狙う。
江渡陣営では、「引き継ぎ」を着実に行っていた。党五戸町支部の今年の新年会には江渡氏もあいさつに訪れた。解散不可避の情勢となった11月16日には「お別れ会」と題した同支部での会合で、大島氏が「五戸は江渡大臣(防衛相)と大島と、2人の代議士を動かせると思ってください」と約60人の参加者に訴えた。支部長の高山浩司町議は「今では『大島さんと同じくらい支援する』と言ってくれる人が多くなった」と感触を語る。
一方、出馬表明が解散前日の11月20日だった中野渡氏は、五戸町内に後援会組織がないのが課題だ。中野渡氏自身は「草の根で手当たり次第やるしかない」と浸透に躍起。民主離党組の中野渡氏に民主県連は冷ややかで、県連関係者は「特段のことはしない」。中野渡陣営幹部は「米価下落などで『田名部さんと思いは同じ』と説明するしかない」と打ち明ける。
共産は持ち前の組織力からか、「引き継ぎ」は比較的良好のようだ。小笠原氏は「私にとってはむしろ追い風」と話した。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk09010080000c.html
2014衆院選:2区 激戦区、必死のお願い /栃木
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
14日の投開票へ向けて、衆院選は終盤戦を迎えている。県内5小選挙区の14候補は11日、限られた時間で精いっぱいのアピールを目指してラストスパート。激戦が伝えられる2区では民主前職の福田昭夫氏(66)、自民前職の西川公也氏(71)、共産新人の阿部秀実氏(55)が選挙区内を駆け回り、支持を呼びかけた。
◇「追う立場」危機感強調−−福田氏
前回、小選挙区では敗れた福田氏。陣営は「何としても選挙区での勝利を」と意気込み、この日は地元の日光市今市地域を重点的に遊説した。各種世論調査で「2区激戦」が報じられている点を意識して、演説では政策の主張とともに「相手は現職大臣。私は追う立場だ」と危機感を示し支持拡大を訴えた。
午前7時からは保育園近くでつじ立ちして子育て世代の有権者にアピール。その後は農村部や住宅街を遊説し、所々で立会演説を実施。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対や消費増税凍結、指定廃棄物の福島第1原発での保管などを訴えつつ、旧今市市長を務めたことから、かつて取り組んだ施策を振り返りながら「地元の候補者」を強調。降りしきる雨の中、選挙カーに駆け寄る有権者と握手を交わした。福田氏は取材に対し「世論調査では負けている。残り3日間、押せ押せでいくしかない」と決意を語った。【花野井誠】
◇「政権の中枢」アピール−−西川氏
西川氏は公示後初めて栃木市西方町へ足を伸ばし、立会演説会を行った。選挙区内の有権者約27万人のうち旧西方町は5400人に過ぎないが、「前回はライバルの倍得票できた地区」(選対関係者)。支持者ら約70人の前でマイクを握った西川氏は、現職農相らしくTPPや米価の問題について具体的な数字を挙げて農政の現状を説明した。そのうえで、対立候補を意識して「どんなに皆さんに聞こえのよい話をしても、実現できなければ政治家ではない」と、政権の中枢にいることをアピールした。
この日は小刻みに企業回りや立会演説会をこなした。本人は「手応えは日々増している。しっかり差をつけて勝ちたい」と自信を深めるが、選対幹部は「浮動票を取り込めていない。丹念にすくい上げることが大事」と警戒。別の関係者も「選挙区が広いだけに、鹿沼に入ったときはできるだけこまめに回るようにしている」と狙いを明かした。【田内隆弘】
◇「反応よく」手応え感じ−−阿部氏
阿部氏は選挙戦の大半を地元の鹿沼市での街頭演説に絞ってきた。この日も選挙カーに乗り込んで市内の国道293号沿いを南北に走行。16回の街頭演説をこなし、住宅街や通りを行き交う自動車に向かって訴えかけた。
選挙への出馬は初めてだが、演説は臆することなく力が籠もる。特に声を張り上げるのは消費増税問題。選挙戦の序盤は自身のことを知ってもらうために立候補の経緯などを語ったが、後半に入ると有権者の関心が高いと感じた消費増税やアベノミクスの話題に多くの時間を割いている。同市仲町の「まちの駅新鹿沼宿」周辺で午後6時ごろから行った街頭演説では「消費は冷え込み、回復の兆しは見えない」と消費増税中止を主張した。
陣営も「選挙戦が進むにつれて手を振ってくれる有権者が増えており、反応も良くなってきた」と手応えを感じている。残り2日も「最後まで気を引き締めて戦う」とさらなる支持拡大を狙っている。【猪飼健史】
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk20010021000c.html
2014衆院選:激戦3区 危機感、日増しに強く 各陣営「気を抜いたら負ける」 /長野
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
衆院選は14日の投開票に向けて終盤戦に入った。2012年の前回選で1〜3位が7300票差の激戦となった長野3区では、同じ顔ぶれの前職3人に、共産新人が加わり、競り合っている。民主が議席を堅持するのか、他党が巻き返すかのか。各候補の戦いを追った。【武田博仁、巽賢司、、稲垣衆史】
「安倍政権は地方や生活への配慮が欠けている」。公示日の2日、前回激戦を制した民主の寺島義幸氏は大票田の上田市で第一声を上げた。3区は羽田孜元首相の選挙区で、現在の小選挙区制度になった1996年以降、羽田氏と後継の寺島氏が議席を守り抜いた「羽田王国」だ。民主への逆風が吹いた前回も寺島氏が小差で接戦を制した。中でも、上田市での次点との差はわずか280票だ。陣営幹部は「上田を制したものが3区を制する」。今回は羽田氏の長男雄一郎参院議員が頻繁に遊説に同行する。
「日本の未来は民間や地方にその答えがある。大きな改革をしなければ」。新聞各紙で自民優勢と報じられた4日、前回2位だった維新の井出庸生氏は、小雨が降る上田駅前で現政権への批判を繰り返していた。応援に駆けつけた江田憲司共同代表は「ぜひ勝ち抜かせて」と呼び掛けた。前回、「第三極」への期待から吹いた追い風は、今はない。井出氏は「前回以上の厳しい戦いになる」と受け止める。「与党を非難する有権者の受け皿になれるかどうかだ」と無党派層の取り込みを図る。
「上田の悲願の国道18号バイパス全通のため、ぜひ与党の私を選挙区で送り出してほしい」。5日、上田駅前でマイクを握った自民の木内均氏は前回3位。この2年、与党議員として活動してきた成果を強調した。元佐久市議であり、前回は同市の得票はトップだったが、上田市など他の地域ではリードされた。今回は上田に事務所を構え、票の上積みを狙う。票固めのため、選挙戦終盤には安倍晋三首相が応援に入る予定だ。陣営幹部は「ここには全国的な自民優勢の雰囲気はない」と気を引き締める。
初めて衆院選に立候補した共産・唐沢千晶氏は、県内唯一の女性候補だ。6日、佐久市であった女性集会では「暮らしや経済のほか、集団的自衛権の行使容認など問題が山積している」と「反自民」を強調し、男女間の格差にも触れた。昨年の参院選では全県で約15万5000票を得た実績もある。急な選挙で、今回は出遅れたが「皆さんの思いがこちらに向きつつある」と話し、巻き返しに手応えを感じている。
4陣営が注視するのが前回、維新系の候補者が獲得した約3万票の行方だ。どこに流れるかで結果が左右される。「気を抜いたら負ける」。各陣営の危機感は日増しに強くなっている。(順不同)
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◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
=届け出順
木内均 50 [元]県議 (1)自前=[公]
唐沢千晶 44 党県常任委員 共新
井出庸生 37 党県共同代表 (1)維前
寺島義幸 61 党県副代表 (1)民前
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141212-OHT1T50025.html
【衆院選】与党空白区で代理戦争…兵庫12区
2014年12月12日6時0分 スポーツ報知
戸井田真太郎氏と山口壮氏(右) 戸井田真太郎氏と山口壮氏(右)
兵庫12区にある赤穂市では、投開票の14日が「忠臣蔵」でおなじみの赤穂義士が討ち入りの日とあって、観光業務と選挙対策とに多忙を極めている。「赤穂義士祭」を開催する当日は祭りの警備に、投開票の投票立ち会いが加わり、400人近い人手が必要に。市役所は、市の幼稚園教諭にも応援要請するなど大わらわ。職員は「逆に討ち入られたような…」と嘆いている。(種村 亮)
兵庫12区は自公の候補者不在で、「与党空白区」はここと福岡1区だけだ。民主党を離党したベテランの前職・山口氏と自民の兵庫県連が推す新人・戸井田氏が、ともに無所属で出馬。自民の派閥幹部が両陣営に分かれる“代理戦争”となっている。
前回、民主公認で4選した山口氏は昨年12月に離党届を提出(その後除籍処分)。外務省時代から親交の深い二階俊博自民党総務会長の派閥に特別会員として参加し、勝って自民入りをもくろむ。二階氏は「公認かどうかは関係ない」と合流へ自信を見せている。
長く敵だった山口氏に反発する県連は、祖父と父が同県選出の衆院議員だった戸井田氏の公認を党本部に申請したが、二階氏への配慮から見送られた。ポスターに「自民党」の文字を明記する戸井田氏は「祖父や父の思いを引き継ぐ」と正統性を主張。出陣式に麻生派の鴻池祥肇参院議員が駆け付け、「義理や人情を忘れた渡り鳥はいらない」と山口氏を非難した。
共同通信の情勢調査では山口氏が優位に立ち、戸井田氏が後を追う展開。他に維新新人・村上氏、共産新人・堀氏が立候補している。
◆兵庫12区(姫路市の一部、赤穂市、相生市など)
堀譲 64 共産新
山口壮 60 無 前〈4〉
村上賀厚 55 維新新
戸井田真太郎 36 無 新
※丸数字は当選回数
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579719.html
道1区、民主復権か自民死守か 横路氏と船橋氏、舌戦に熱 野呂田氏は比例票狙う(12/12 06:55)
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(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
14日投開票の衆院選で、道内最多の有権者を擁する道1区(札幌市中央、南、西区)の選挙戦が激化している。前回衆院選で敗れ比例復活に甘んじた民主党前職の横路孝弘氏(73)、大ベテランを相手に再選を果たし地盤を固めたい自民党前職の船橋利実氏(54)が横一線。「民主党王国」の再建か「世代交代」か。道内の二大政党対決を象徴する道都で舌戦が熱を帯び、共産党新人の野呂田博之氏(56)も2000年衆院選以来となる同党の比例議席獲得に向けて声をからす。
「1区は激烈な戦い。皆さんの1票が勝利につながる。多くの人にお声掛けをお願いします」。横路氏は11日、南区内の個人演説会で約200人の支援者を前に危機感をあらわにした。「情に訴えることは絶対にしない」(支持組織幹部)横路氏には珍しく、口調に懇願の色もにじんだ。
「負けられない」との強い思いの背景に、前回衆院選の道内小選挙区で全敗した党勢の回復には、象徴区である1区での自身の勝利が不可欠との考えがある。
陣営は最終盤の戦略として、地盤が弱いとされる南区の票の掘り起こしを重視。11日は同区の住宅街を回り「平和や暮らしを脅かす安倍政権の暴走を止める」と力を込めた。
ただ、横路氏とともに後援会組織も高齢化。冬の選挙で支援者の投票行動が鈍る懸念もあり、陣営は「勝ちきる力がまだ足りない」と気を引き締める。
「道1区で必要なのは世代交代だ」。同日、中央区の繁華街で街頭演説に立った船橋氏は、当選11回を重ねた横路氏への対抗心をむき出しにした。
傍らには自民党の谷垣禎一幹事長の姿。公示後、同党からは安倍晋三首相、麻生太郎財務相らが相次いで道1区入りし、党を挙げて船橋氏の再選を後押しする構えだ。
船橋氏は選挙戦に勝利し「道1区で保守の地盤を築くこと」を目標に置く。陣営は横路氏に影響力を残さないよう比例復活できない完全勝利を目指す。
7日は街頭演説中に横路陣営の選挙カーが通りかかると「集団的自衛権を否定するのはおかしい」と強い口調で横路氏を批判し、保守派の顔をアピールした。一方で自分の名字と人気キャラクターをかけて「ふなっしーと呼ばれています」と若者に売り込むしたたかさも見せる。
共産党の野呂田氏は11日、中央区で北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働中止を求める署名運動に加わり「原発はいらない」と参加者とともに訴えた。比例議席獲得が視野に入る中、野呂田氏は「私がどれだけ得票できるかにかかっている」と気合を入れた。
道1区には無所属新人の飯田佳宏氏(41)も立候補している。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250907.html
師走決戦、道内12小選挙区の今 この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
高齢化、知名度 民自の不安(2014/12/02)
■道1区(札幌市中央、南、西区)
◇立候補者(届け出順)
横路孝弘 73 民前 《11》
野呂田博之 56 共新
船橋利実 54 自前 《1》
飯田佳宏 41 無新
「横路さんも30年前、20年前と違って、民主党が一度政権を取ってからは穏健になられた」。11月28日、民主党北海道代表横路孝弘を札幌市内の事務所にあいさつに訪れた新党大地代表の鈴木宗男が、「2人の政治スタンスに距離はないか」とただした記者団を前にそう評すると、隣の横路は「いや、昔から穏健ですよ」とにこやかに切り返した。
惨敗した2012年の衆院選からの反転攻勢を目指す道内民主党に、大きな援護射撃となる大地の選挙協力。横路は上機嫌だった。
前回、自身も1区で初の苦杯をなめ、比例代表での復活当選に甘んじた横路の陣営は「今回は完勝を期する」と意気込む。
だが、ある選対幹部は「支持者は高齢化が進み、若い世代が耳を傾けてくれない」と不安も口にする。横路自身、11月に開いた党道1区の常任幹事会で「出るかどうか考えたが出る。ご協力をお願いしたい」とあいさつし、一時は不出馬も検討したことを示唆した。負けたら後のない戦いとなる可能性がある横路。道議、市議と連日街頭に立つ。
自民党の船橋利実の陣営にも焦りが透けて見える。
この2年間、ほぼ毎週末札幌に戻り、支援者回りなどを続けた。それでも、2年前まで北見市選出の道議だった船橋の関係者は「たった2年で地盤を築けるわけがない」とぼやく。街頭では「横路さんに勝った人」と呼ばれ、名前が浸透していないと痛感した。
「好きですサッポロ♪」。11月29日夜、船橋は札幌・ススキノの交差点でマイクを握り、不慣れなカラオケを歌った。スタッフらが赤いのぼりを振り、ムードを盛り上げる。「ありきたりの戦法では駄目だ」と試みたパフォーマンス。足を止める若者もおり、秘書の一人は「代議士がここまでやるとは」と気を引き締めた。
共産党の野呂田博之は「消費税増税を決め、不況を生んだ責任は自民にも民主にもある」と批判し、存在感発揮を狙う。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250908.html
野党系分裂で情勢混沌(2014/12/02)
■道2区(札幌市北、東区)
◇立候補者(届け出順)
吉川貴盛 64 自前 《4》
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元 《3》
金倉昌俊 40 共新
民主党本部と維新の党による選挙区調整をめぐり情勢が目まぐるしく動いた道2区。そのさなかの11月25日、維新前職の高橋美穂(49)は午後7時から道庁で記者会見を開き、前回出馬した2区から東京17区への転出を発表した。テレビカメラの放列を前に目に涙を浮かべながら声を振り絞った。「今回、頑張ってね、という声が多かった。無念の気持ちです。私に何かが足りなかったと思う」
2年前、維新ブームに乗って比例議席を得た。地域の会合にこまめに出席し、精力的に活動してきたとの自負がある。2区で新しいポスターを張り、事務所の開設準備も進めていた。だが、維新は候補を松木謙公に差し替え、高橋に東京行きを命じた。世論調査で高橋の数字が悪く、維新は不出馬を決めた民主党の三井辨雄が後継指名した松木に乗った、とされる。
「心苦しい」。松木は27日の会見で、高橋への思いを語った。「私も選挙区を替えたのを思い出します」。2003年の衆院選。自由党からの出馬を予定していた松木は、民主党との合併による候補者調整で三井に2区を譲り、12区に国替えした。小選挙区制の下、政党の方針により候補者が時に将棋の駒のように選挙区を移る歴史が繰り返された。
自民党の吉川貴盛は解散翌日の22日午前、北大で以前から頼まれていた講義を行った。終了後、「来年の札幌市議選に出ます」と吉川と名刺交換したのは聴講していた社会福祉士の池田真紀。民主党から東区の市議選に出馬するあいさつだった。
しかし、維新との選挙協力を拒否した民主党北海道は同じ日に池田擁立の方針を決定。党公認が得られず無所属で出馬する池田は、無党派層への浸透を図る。吉川陣営は「野党系分裂は本来なら有利のはずだが、投票率が上がると池田に流れてしまう」と身構える。
金倉昌俊を擁する共産党も過去に北区、東区で道議会の議席を得た実績がある。混沌(こんとん)とする注目区の戦いが始まる。(敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250909.html
「政策通」同士の激戦に(2014/12/03)
■道3区(札幌市白石、豊平、清田区)
◇立候補者(届け出順)
荒井聡 68 民前 《6》
吉岡弘子 63 共新
小和田康文 44 維新
高木宏寿 54 自前 《1》
「日本消防協会会長だった父繁光(しげみつ)先生(故人)には敬礼(の仕方)を教わり、政策通の高木宏寿先生には道議時代、お世話になった」。11月30日、札幌市豊平区で開かれた自民党の高木の総決起大会で知事の高橋はるみが持ち上げた。
高木は「アベノミクスによる経済の好循環を地方経済にも波及させる」「地下鉄を清田に延伸したい」などと訴えたが、陣営関係者はこんな感想も漏らす。「もっと情に訴える演説にしてほしい」
豊平区選出の元道議、繁光は「人をかき分けてでも握手を求めに行く根っからの政治家」(自民党関係者)だった。「ハンコーさん」と慕われ、懐かしむ人は多い。
一方、旧拓銀行員や警察官などを経て道議の地盤を継いだ長男の高木は「誠実で優秀だが、シャイ」と評されることが多い。
高木は「おやじとはスタイルが違う」と認める。激戦必至の3区で正念場の2期目。陣営幹部は「豊富な政策知識に父の突破力が加われば勝利は近い」と注文する。
「若い人を集めて話がしたい。フェイスブックでもこまめに発信してほしい」。民主党の荒井聡は解散後、秘書らに指示した。派遣労働の対象拡大、原発再稼働、改憲。「安倍政権が目指す政策は若い世代が最も影響を受ける」。政策を語る口調によどみはない。
28日には元参院議長江田五月が応援演説に駆け付け、「地味だが、霞が関の仕組みをよく知る仕事師」と荒井を評した。
3区で過去3勝3敗、前回の比例復活などを含め当選6回の荒井は公示前の後援会の集会で「自民党と公明党の基盤がある3区で私が当選を重ねてこられたのは、保守層にも受け入れられる政治家だから。労組や旧社会党出身ではこうはいかなかった」と力説し、高木に対抗心を見せた。
維新の党の小和田康文は行政書士。「中小企業支援を推進したい」と強調する。吉岡弘子は道内共産党唯一の女性候補。「子どもを戦地に送ってはならない」と反戦平和などを訴える。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251044.html
自・民 足場固めを優先(2014/12/04)
■道4区(札幌市手稲区、後志管内)
◇立候補者(届け出順)
鉢呂吉雄 66 民元 《7》
酒井隆裕 40 共新
中村裕之 53 自前 《1》
「佐藤さん、選挙を応援してもらえませんか」。衆院解散の見通しが強まった11月中旬。小樽市内の喫茶店で自民党支持の60代の企業経営者は道4区を地盤としていた元衆院議員佐藤静雄(73)と向き合った。「除名されている身だから」。佐藤は切り返した。
佐藤は2007年の小樽市長選に出馬、現職を推薦した自民党小樽支部から除名された。今は後志管内ニセコ町で農業に打ち込む。
ただ、佐藤には今も一定の支持者がいる。当選1回の中村裕之に前回のような追い風が期待できず、同支部は11月22日に佐藤の除名の解除を決定。佐藤の「名誉回復」を機に保守系の大同団結を狙う。
8日後のJR手稲駅前。中村は街頭演説で、着工が決まった札樽道手稲インターチェンジの小樽方向への新設に絡め、「佐藤代議士が一生懸命頑張ってきた」と議員時代の佐藤の働きを持ち上げた。佐藤自身は「政治の世界に戻るつもりはない」と明言するが、小樽支部幹部は「静雄さんの票が見込める」と期待する。
「看板は看板。内実は鉢呂をご支援ください」。11月24日、民主党の鉢呂吉雄は、中村の看板を掲げた4区管内の建設会社に街宣車から声をかけ、通り過ぎた。これまでなら飛び込みで会社に入って行くのが鉢呂流。ひるまず突き進む戦術が、なりを潜めている。
11年に「放射能をうつす」発言などで経済産業相を辞任、その1年後に迎えた衆院選の得票数は09年の約3分の1に減った。初の浪人生活を送ったこの2年間は党員、サポーターなど約2千人を訪ねた。「(自民票を切り崩すより)前回離れた民主支持票を取り戻すのが効率的」と陣営幹部。まずは足場固めを優先する戦いは中村陣営と似通う。鉢呂は「あからさまな批判はなく、苦笑いで『鉢呂頑張れ』と言われる」と、微妙な空気の変化を感じている。
酒井隆裕は、共産党の地盤が強い小樽などで「共産党以外に安倍政権と正面から戦える政党はない」と訴える。(敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251202.html
集大成か 世代交代か(2014/12/05)
■道5区(札幌市厚別区、石狩管内)
◇立候補者(届け出順)
鈴木龍次 54 共新
勝部賢志 55 民新
町村信孝 70 自前 《11》
「同じ選挙区で北教組出身者を出すとは、首をかしげますね」。11月22日、自民党の町村信孝は党江別支部のセミナー終了後、民主党の勝部賢志との戦いについて記者団に問われ、こう答えた。2009年に道5区で町村を破った民主党候補の議員辞職に発展した政治資金規正法違反事件に、北教組幹部が関与した。教育問題に熱心で北教組に厳しい姿勢を取り続けてきた町村にとって、勝部の出身母体は格好の攻撃材料になるとみられていた。
だが、町村はその後、北教組批判は封印している。「自民党の重鎮が新人候補にネガティブキャンペーンをしても印象は良くない」と陣営幹部。前回選挙は入院中で一度も地元入りできなかった町村。今回は健在をアピールし、公示翌日の3日、石狩市厚田区での遊説では「最後の仕事として人口減対策にも取り組みたい」と、政治家としての集大成を意識しているかのような発言も出た。政策を訴える正攻法での勝利を目指す。
千歳市出身の勝部は江別市選出の道議を11年務め、年齢は町村より15歳下。江別や千歳で小学校の教壇に立っていた当時の教え子も多く、地元への根の張り方はこれまでの民主党候補とは違う。町村陣営は「過去最強の相手候補」と強調し、引き締めに努める。
勝部は民主党北海道幹事長として、解散風が吹くまで来春の道知事選候補者選びに当たっていた。札幌市長上田文雄らに固辞されるなど擁立作業が行き詰まり、「最後は幹事長が責任を取って出るしかない」との声が出始めた直後の国政挑戦。11月25日の江別での事務所開きでは「やり残したこともあるが非常にすがすがしい思い」と気持ちを切り替えた。「ふるさとから新しい風を吹かせる」として、掲げるのは「世代交代」だ。
共産党の鈴木龍次は自衛隊駐屯地がある千歳、恵庭市などで安倍政権の集団的自衛権行使容認を批判。「隊員の命を危険にさらすことは認められない」と隊員の家族らに訴えかける。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251365.html
市長選 引きずる旭川(2014/12/06)
■道6区(幌加内町を除く上川管内)
◇立候補者(届け出順)
佐々木隆博 65 民元 《2》
荻生和敏 65 共新
今津寛 68 自前 《6》
11月に市長選が行われたばかりの旭川市。その勝者と敗者の動向が、衆院選でも注目を集めている。
「1カ月前には民主党の方に大変お世話になりました。佐々木さんに絶大なる支援をお願いします」。5日夜、旭川市中心部の買物公園。民主党代表の海江田万里も応援に駆け付けた佐々木隆博の街頭演説で、旭川市長の西川将人はマイクを握り、声を張り上げた。
市長選で西川は民主党推薦を受け、自民党道議を辞職して出馬した東国幹(46)に1万3千票差をつけて3選を果たした。士別出身の佐々木は、大票田旭川の集票が課題だ。西川の演説を見ながら陣営幹部は「西川の人気は頼りになる。今後も数多く街頭に立ってもらいたい」ともくろむ。一方、西川に近い関係者は「彼は市民党を掲げ、政党を超えた支持を集めている。民主色が濃くなるのは好ましくないのだが」と懸念する。
西川は前回、投票日前日に旭川中心部で佐々木の応援マイクを握り、自民党の今津寛陣営から「首長は一方の陣営に肩入れしないものだ」などと批判を受けた。旭川が地元の今津にとって西川の人気は脅威だ。序盤から自民圧勝の全国情勢が伝えられる衆院選。今津陣営幹部は「過度な肩入れは政権与党との関係悪化を招き、市政運営にマイナスだ」とけん制する。
一方、市長選で敗れた東は自民党の比例名簿15位に登載された。候補が3派に分かれて争った中選挙区時代の名残が色濃い旭川で、3派の流れをくむ今津、道議会議長加藤礼一、東の関係はなお「一枚岩とはいえない」(自民党関係者)状況。「浪人中の東がなぜ」と自民陣営にさざ波が広がった。
来春の道議選出馬を否定している東は「寝耳に水の話だ」と戸惑う。当選へのハードルは高いが支援者は「衆院選で今津当選や比例票掘り起こしに貢献できれば、政治家復帰の選択肢が広がる」と、仮に今回は届かなくても東にとって悪い話ではないと期待を抱く。
共産党の荻生和敏は旭川市選出の道議の真下紀子らと支持を訴える。(敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251366.html
民大共闘 自民が警戒(2014/12/07)
■道7区(釧路、根室管内)
◇立候補者(届け出順)
鈴木貴子 28 民前 《1》
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前 《2》
白い作業着姿の従業員約1300人が首相の安倍晋三を出迎え、次々と握手を求めた。衆院解散から間もない11月27日、釧路市中心部から約20キロ離れた釧路管内白糠町の水産加工会社の工場。「総理、ありがとうございました」。安倍の工場視察に同行した自民党の伊東良孝は、従業員の喜ぶ姿を見て安倍に深々と頭を下げた。
地元の自民党関係者によると、現職首相が選挙応援で釧路地方に入るのは、1979年9月の大平正芳以来35年ぶり。安倍の目的は表向き、大票田・釧路市の中心部で伊東の応援演説をすることだったが、隠れた狙いもあった。水産加工業は、民主党の鈴木貴子の父・宗男が率いる新党大地の支持基盤の一つ。7区は接戦になるとみて、地元最大の加工会社で大地票の切り崩しをもくろんだ。
当選2回で党道連会長を務める伊東だが、今回は「最も厳しい戦い」となりふり構わない。30日には党7区支部に北方領土対策委員会を立ち上げ、宗男がライフワークとする北方領土問題にも積極的に取り組む姿勢をアピールした。
対する鈴木陣営は、首相応援を察知すると、大地を全面支援する歌手・松山千春の応援演説を急きょ設定。首相より1日早い26日に先手を打つ形で釧路市内で開催し、松山は公示後もコンサートの合間をぬって応援に駆け付けた。
大地代表代理の鈴木が民主公認で出馬した7区は民・大協力の象徴区。2年前の前回選挙での鈴木と民主候補の得票を単純に足すと伊東との差は400票弱。鈴木は労働組合からの支援も意識し、演説では「働く者の味方として」というフレーズを繰り返す。鈴木陣営幹部は「前回と違い、労組も『勝てる選挙』と動きがいい」と見る。が、重複立候補した比例名簿で単独1位になり、「当選がほぼ確実になった、と運動に勢いがなくなることが心配」とも漏らす。
2度目の衆院選となる共産党の石川明美は「反自民の受け皿となる」と強調。消費税増税中止などを訴える。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251367.html
「反大間」票めぐり攻防(2014/12/08)
■道8区(渡島、檜山管内)
◇立候補者(届け出順)
原田有康 66 共新
逢坂誠二 55 民元 《2》
前田一男 48 自前 《1》
「危ない燃料を大間がやめて、他(の原発)でやってくださいというのは、国政の場にいる政治家としていかがなものか」
函館市内で11月30日に開かれた函館青年会議所主催の公開討論会。青森県大間町で建設中の電源開発大間原発をめぐり、民主党の逢坂誠二がかみついた。自民党の前田一男が「大間が動かないなら、それ以外の原発で(核燃料サイクル事業の柱の一つである)プルサーマル計画を進めていけばいい」と発言したのに即座に反応した。
猛毒のプルトニウムを再利用するプルサーマル計画の一翼を担う大間原発には、最短距離23キロにある函館市民が党派を超えて反発。市は4月、建設差し止めを求めて提訴した。選挙戦でも両者そろって「反対」を唱える。
公示前、前田は「東日本大震災後、工事を再開させたのは、民主党の枝野幸男幹事長(当時経済産業相)だ」と盛んに攻撃。防戦を強いられた逢坂陣営は、枝野からの「応援に入りたい」という打診を「わが陣営はすねに傷を持つ。逢坂の足を引っ張る人には来てほしくない」(幹部)と突っぱねるほど神経質になっていた。
逢坂にとって、前田の「他の原発で」発言は格好の反撃材料となった。浪人中の2年間、脱原発を進めるドイツなどを視察し、エネルギー政策転換を訴えてきた。「自分の地域だけ良ければいいのか」と逢坂は今、語気を強める。
思わぬ反攻に遭った前田の言葉も日に日に熱を帯び、函館商工会議所の政治団体から推薦状を受け取った今月5日、経済人たちを前に「私が盾となって政権中枢に伝え、大間原発工事を中止させてみせる」としゃがれ声で言い切った。
同じく大間建設中止を訴える共産党の原田有康は「自民党に原発をやめる気はない。大間建設を容認したのは民主党。党の政策と違うことを言う政治家はどうなのか」と両者を批判。「反大間」票が大勢とみられる人口27万人の大票田・函館をめぐる攻防はヒートアップするばかりだ。(敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251469.html
宙に浮く鳩山票、争奪戦(2014/12/09)
■道9区(胆振、日高管内)
◇立候補者(届け出順)
山岡達丸 35 民元 《1》
工藤良一 60 共新
堀井学 42 自前 《1》
「山岡を応援してもらえないか。父親にも直接頼まれた」
衆院解散が迫った11月のある日、元首相鳩山由紀夫の総連合後援会幹事長を務めた加藤徳治郎(83)の室蘭市の自宅に、鳩山から電話がきた。民主党の山岡達丸の父で元党副代表の賢次(71)からの依頼を伝えた鳩山。結果、加藤ら鳩山の選挙を支えた面々が山岡選対本部の顧問に名を連ねた。
前回衆院選で山岡が得たのは約6万票と、自民党の堀井学の半分。民主党への大逆風に加え、最盛期は13万人に上った旧鳩山後援会の票が流動化した結果だ。今回も各候補にとって宙に浮く鳩山票の取り込みは大きな課題となる。
山岡陣営は政策ビラに鳩山との写真を掲載。13日には鳩山が苫小牧で応援演説も行う。選対は「総合的にプラスになる」と元首相の知名度に期待する。ただ、山岡自身の西胆振での活動はこの2年、不足気味。鳩山系列とされていた伊達市、登別市の各民主党道議も8日までの選挙戦で山岡の選挙カーに同乗していない。2人は来春の道議選に無所属での出馬を検討中で、民主色を薄めている形だ。
相手陣営の隙を突くように堀井は選挙公示の2日、登別入りした選挙カーから民主党道議の事務所に「いつか同じ方向を向き頑張りましょう」と呼び掛けた。堀井はこの2年間、催しや企業回りを重ね、鳩山支持の個人や企業の取り込みを図ってきた。「多くの有権者と触れ合った」と胸を張る。
しかし「地域をよく歩いているが戦略がない。支持を広げる地方議員も少ない」と陣営幹部。西胆振で自民党籍がある道議は胆振管内の1人。室蘭では2011年の道議選で保守系新人が自民を離党して現職を破った分裂選挙のしこりが残り、党室蘭支部の結束は道半ばだ。道議、市議のラインが弱く、旧鳩山王国に確たる足場を築いたといえる段階には至ってない。
共産党の工藤良一は消費税増税反対や原発再稼働反対などを掲げ、鳩山票の中でも旧社会党寄りの票の取り込みを図る。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251614.html
自公協力 残るすきま風(2014/12/10)
■道10区(空知、留萌管内、上川管内幌加内町、宗谷管内幌延町)
◇立候補者(届け出順)
木村賢治 63 共新
神谷裕 46 民新
稲津久 56 公前 《2》
公明党の稲津久が比例代表道ブロックの自民党前職渡辺孝一に近づいた。衆院が解散した11月21日午後。本会議場での一幕だ。「また、よろしくお願いします」。稲津が右手を差し出すと、渡辺は戸惑いながら握り返した。
前岩見沢市長の渡辺は前回、10区での出馬を目指したが、公明党との協力を重視する自民党本部の要請で比例単独1位に回り稲津を支援。共に当選を果たした。
渡辺は今回も、10区出馬を模索する動きを見せた。自民党の地元支部には「無所属でも10区で戦うべきだ」との強硬論さえ出たほどだ。前回と同じ処遇に、支部の会合で渡辺が党員の反発を受ける場面もあった。渡辺は「2回続けての苦渋の選択。申し訳ない。これは党の決定だ。稲津さんを落とせない」と頭を下げた。
自公協力にすきま風が残る10区で首相の安倍晋三や官房長官の菅義偉ら政権中枢からも稲津への応援が入る。稲津陣営は「自民党を信じるだけ」と語るのみだ。だが渡辺周辺には「3度目の比例はない」と悲願の小選挙区出馬への思いもくすぶる。次回、うずみ火が猛火になる恐れは否定できない。
民主党の神谷裕は前回8選を目指して落選した小平忠正の秘書を長年務めた。その経験から「10区の課題を熟知している」と白羽の矢が立った。本人への打診から党の正式発表までわずか一晩。急転直下の擁立劇だった。小平は「事前に何の話もない」と反発し、選挙戦には一切、姿を現さない。
小平を親子2代にわたり支えた「小平党」の主軸だった農民組織も前回の敗北を機に小平離れが進み、今回は自主投票に。「このままでは空知、留萌の農業が壊れてしまう」。農業者に呼び掛けるように神谷は演説で必ずこの言葉を口にする。陣営は「現在の農政に対する批判の受け皿になれるのはうちしかない」と期待をつなぐ。
前回に続く2度目の挑戦となる共産党の木村賢治は「消費税増税は中止させる」と訴え、無党派層への支持拡大を図る。(敬称略)
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http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251737.html
民・自とも足元に不安(2014/12/11)
■道11区(十勝管内)
◇立候補者(届け出順)
三津丈夫 68 民新
畑中庸助 63 共新
中川郁子 55 自前 《1》
4日夜、帯広市内で開かれた民主党と新党大地の合同演説会。民主党から7区に出馬している鈴木貴子(大地代表代理)が応援に駆けつけた。鈴木は「石川後援会、新党大地後援会の皆さん。香織さんがどんな思いで三津候補の名前を言っているのか、よくよく分かるでしょう」と述べ、民主党の三津丈夫への支援を呼びかけた。
三津の選対本部長は、前回大地公認で出馬した石川知裕の妻香織が務める。石川は政治資金規正法違反事件で有罪が確定し、3年間の公民権停止中。次の衆院選での石川擁立を視野に入れる民主党は今回、道議選帯広市(定数3)で当選5回を重ねてきた三津が道議を辞職し、「つなぎ役」を買って出た形だ。鈴木は言外に「石川のために、今回は三津を応援してほしい」との意味を込めた。
だが、保守系が多い大地関係者の間には、微妙な空気が漂う。ある支持者は「比例は鈴木のために『民主』と書くが、選挙区は白票で出すつもりだ」と言ってはばからない。どんなに支援しても、三津が落選すれば来春の道議選に出馬し、大地系の現職山崎泉と競合するとの疑念が消えないのだ。
「政治家人生で、これが恐らく最後の戦い」。三津は大地サイドの空気を察し、こう強調する。昨年の参院選道選挙区の十勝管内での得票数は自民5万5千票に対し、民主、大地各候補の合計は6万8千票。民・大連携がフル回転するかどうかが終盤戦の鍵を握る。
再選を目指す自民党の中川郁子も、やはり帯広市の道議選に絡んで足元に不安を抱える。9月の内閣改造に伴い農水政務官に就任。三津の出馬表明が解散当日の11月21日と出遅れたのを尻目に優勢に戦いを進めているが、道議選では保守系から4人が名乗りを上げる分裂含みの様相となり、党内は混乱が続いている。党道11区支部幹部は「互いに疑心暗鬼になりながら戦っている」と声を潜める。
共産党は帯広市長選に出馬経験のある畑中庸助を擁立、消費税再増税の中止を訴える。(敬称略)
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251890.html
自・民陣営 道議選が影(2014/12/12)
■道12区(オホーツク管内、幌延町を除く宗谷管内)
◇立候補者(届け出順)
水上美華 32 民新
武部新 44 自前 《1》
菅原誠 41 共新
「引退したおやじさんが島まで足を運んでくれるなんて。本当にありがたい」。衆院選公示後の5日、宗谷管内の礼文島。お忍びで現れた元自民党幹事長の武部勤が息子・新への支援を訴え、古参の支持者から熱烈な歓迎を受けた。
前回2012年の衆院選で父から地盤を引き継いだ新は、今回の選挙を自立して戦う「初陣」と位置付ける。勤は2日の出陣式こそ姿を見せたが、「余計な口出しをしないことが支援だ」と語り、選挙の表舞台から姿を消していた。
ただ、その動向を気にする関係者は少なくない。北見市選出道議から前回の選挙で道1区に転出した前衆院議員、船橋利実との関係が、来春の道議選に向けてクローズアップされているからだ。
勤の後継を狙っていた船橋の支持者には「船橋は札幌に追いやられた」との思いがある。船橋は北見に基盤を残すことを狙い、8月に弟で建設会社社長の賢二を来春の道議選に擁立することを決定。だが武部親子に近い自民党北見支部の一部は「船橋家は外様」と反発し、別の候補擁立を模索してきた。対立がピークに達していた時に衆院が解散された。
公示前日の1日、新の選対幹部は船橋後援会に協力を要請。「一時休戦」となったが、互いにわだかまりが解けたわけではない。
民主党の水上美華の陣営にも来春の道議選が影を差す。出馬が遅れた水上にとって新党大地との連携は最重要課題だが、12区内の道議選北見市、オホーツク西部とも民主、大地両党の候補がそれぞれ出馬を予定し、競合するからだ。
5日、北見市内での水上の個人演説会。北見市選出の大地系の道議鳥越良孝と、民主党から道議選に出る元北見市議の長南幸子が同じ壇上に並んだ。民主党関係者はささやく。「今は割り切って戦うしかない」
共産党の菅原誠は3度目の挑戦。特定秘密保護法廃止など訴え、比例票の上積みを狙う。(敬称略)
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http://yamagata-np.jp/news/201412/12/kj_2014121200271.php
【2014衆院選】知事名の激励文、阿部陣営に届く 総決起大会で披露
2014年12月12日 09:53
衆院選県3区に出馬している無所属前職の阿部寿一候補の陣営が11日夜に酒田市内で開いた総決起大会の席上、吉村美栄子知事名で寄せられた激励のメッセージが読み上げられた。
吉村知事の後援会幹部によると、知事後援会で役員を務める阿部氏の支援者から依頼があり、後援会として対応し、その後、吉村知事に報告したという。知事後援会の幹部は「組織的な支援を行うわけではない。後援会の重鎮から要請を受け、対応した」と話している。
メッセージは「阿部候補と共に、引き続きあったかい県政の実現に努力していく。必勝を祈念申し上げる」などの内容。
吉村知事は公示前の先月30日、県2区の民主前職、近藤洋介候補の事務所を激励に訪問。その後は県議会開会などを理由に、衆院選期間中は特定候補の支援を行わないとしていた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000001-kyt-l26
嘉田学長の民主支援に自民抗議 大学反論「信条の自由」
京都新聞 12月12日(金)8時38分配信
滋賀県の前知事でびわこ成蹊スポーツ大(大津市)の嘉田由紀子学長が、衆院選で民主党の候補者を支援していることに対し、自民党滋賀県連が「教育の政治的中立を大きく損なう」と抗議する文書を同大学の運営法人に送り、法人が「勤務時間外の活動は制限されない」と文書で反論していたことが11日、分かった。
自民県連は8日付で学校法人大阪成蹊学園の石井茂理事長に宛てた文書で、多額の税金から私学振興の補助金が出ているとした上で「特定の政党、候補を応援するのは公平中立であるべき学長のとるべき姿とは考えられない」と批判。「しかるべき対応を取らざるを得ない場合も生じる」「政権与党としても大きな危惧を抱かざるを得ない」として、嘉田氏に「節度ある行動」を促すよう求めた。
一方、同法人側は10日に同県連の佐野高典幹事長宛てに反論文書を送付。学内での政治活動や地位を利用した活動は制限しているが、「勤務時間外に個人の立場で憲法に保障される思想・信条の自由に基づく行動まで制限されるものでない」と説明した。また自民党参院議員も私立大学の法人理事長を兼務していた例があると指摘した。
佐野幹事長は「街頭で選挙活動に動いたので文書を送った。理事長の回答に『節度ある行動について学長に伝えた』とあり、今後の対応を見守る」としている。嘉田氏は「日本や滋賀県のためになる政策が進むよう、個人の立場で活動している。政治活動の自由を制限する不当で過剰な介入だ」と話している。
今回の衆院選で嘉田氏は滋賀3区の民主党新人の後援会長に就任。滋賀2区と4区でも民主候補の応援演説などを行っている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50004.html
北海道
2014年12月12日 11時26分
衆院選小選挙区北海道の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
北海道1区 札幌市中央・南・西区
横路孝弘73民 前《11》(元)衆院議長(比)
野呂田博之56共 新 党道委員
船橋利実54自〈麻〉前《1》(元)道議〈公〉(比)
飯田佳宏41無 新 (元)衆院議員秘書
横路と船橋 譲らず
横路と船橋が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。北海道知事と衆院議長を務めた横路は民主支持層の8割超を固め、無党派層でも大きくリードしている。船橋は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層の支持が5割にとどまっている。
北海道3区 札幌市白石・豊平・清田区
荒井聰68民 前《6》(元)国家戦略相(比)
吉岡弘子63共 新 党地区常任委員
小和田康文44維(日維)新 行政書士(比)
高木宏寿54自〈二〉前《1》党内閣副部会長〈公〉(比)
高木と荒井 激戦続く
高木と荒井が互角の激しい戦いを続けている。高木は自民支持層の8割をまとめ、公明支持層でも7割に浸透。サラリーマンからの支持が目立っている。前回比例復活の荒井は民主支持層の8割強を固めた。無党派層への浸透で先行している。
北海道4区 札幌市手稲区、小樽市など
鉢呂吉雄66民 元《7》(元)経済産業相(比)
酒井隆裕40共 新 党地区常任委員
中村裕之53自〈麻〉前《1》党農林副部会長〈公〉(比)
中村と鉢呂 横一線
中村と鉢呂が横一線の激しい戦いを続けている。中村は自民支持層の8割弱をまとめ、農林水産業とサラリーマンからの支持でリードする。鉢呂も民主支持層の8割弱を固め、無党派層への浸透では先行する。終盤は札幌市の住宅街での活動に力を入れている。
北海道6区 旭川市、富良野市など
佐々木隆博65民 元《2》(元)農水副大臣(比)
荻生和敏65共 新 党道委員
今津寛68自〈額〉前《6》党安保調査会長〈公〉(比)
今津・佐々木 もつれる
今津と佐々木が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。今津は自民支持層の8割超、公明支持層の8割を固めた。サラリーマンや商工自営業への浸透で先行する。佐々木は民主支持層の9割弱をまとめ、無党派層の取り込みで優位に立つ。
北海道7区 釧路市、根室市など
鈴木貴子28民(大)前《1》(元)NHK職員(比)
石川明美63共 新 (元)釧路市議
伊東良孝66自〈二〉前《2》党道会長〈公〉(比)
伊東が抜け出す
伊東が抜け出し、優位に立っている。自民支持層の8割超を固め、幅広い年代で支持を集めている。農林水産業や商工自営業などで先行する。公示直前に民主に移った鈴木は、民主支持層の8割超をまとめた。無党派層で先行するが、若年層で伸び悩んでいる。
2014年12月12日 11時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50028.html
岩手県
2014年12月12日 11時20分
衆院選小選挙区岩手の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
岩手4区 花巻市、北上市、奥州市など
藤原崇31自〈町〉前《1》(元)参院議員秘書〈公〉(比)
高橋綱記67共 新 (元)旧花巻市議
小沢一郎72生(未)前《15》党代表(比)
小沢・藤原 並ぶ
16選を目指す小沢と藤原が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。小沢は生活支持層の9割をまとめ、民主支持層や維新支持層にも浸透。40歳以上の年代でリードする。藤原は自民支持層の7割を固めた。20〜30歳代では6割超の支持を集めている。
2014年12月12日 11時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50030.html
秋田県
2014年12月12日 11時16分
衆院選小選挙区秋田の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
秋田1区 秋田市
伊藤正通63社 新 (元)県教組委員長(比)
冨樫博之59自 前《1》(元)県会議長〈公〉(比)
寺田学38民 元《3》(元)首相補佐官(比)
山内梅良66共 新 (元)県議
冨樫が差広げる
序盤でわずかなリードだった冨樫が、寺田との競り合いからやや抜け出した。冨樫は自民支持層の7割超を固めた。幅広い年齢層に浸透し、商工自営業などで大きくリードする。寺田は民主支持層の9割に浸透しているが、無党派層からの支持が2割超にとどまる。
秋田3区 横手市、湯沢市、由利本荘市など
村岡敏英54維(日維)前《1》(元)衆農水委理事(比)
我妻桂子60共 新 党県委員
御法川信英50自 前《3》財務副大臣〈公〉(比)
御法川・村岡 競る
御法川が村岡と横並びのまま、終盤にもつれ込み、予断を許さない情勢だ。御法川は自公支持層を手堅くまとめたが、無党派層への浸透は2割超にとどまる。村岡は維新支持層の8割超、民主支持層の6割を固めたほか、無党派層の3割弱に浸透している。
2014年12月12日 11時16分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50043.html
山形県
2014年12月12日 11時14分
衆院選小選挙区山形の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
山形2区 米沢市、東根市、尾花沢市など
近藤洋介49民 前《4》(元)経産副大臣(比)
白根沢澄子64共 新 (元)米沢市議
鈴木憲和32自 前《1》(元)農水省職員〈公〉(比)
鈴木と近藤 激戦
鈴木と近藤が互角の激しい戦いを続けている。元農水省官僚の鈴木は自民、公明両党支持層を手堅くまとめるが、農林水産業への浸透は3割台と伸び悩んでいる。近藤は民主支持層をほぼ固め、無党派層でも健闘。農林水産業や専業主婦でリードしている。
山形3区 鶴岡市、酒田市、新庄市など
阿部寿一55無 前《1》(元)酒田市長
吉田大成45民 新 (元)神奈川県議(比)
長谷川剛36共 新 党地区副委員長
加藤鮎子35自 新 (元)衆院議員秘書〈公〉(比)
佐藤誠66無 新 タクシー運転手
加藤・阿部 自民層争奪
加藤と阿部が接戦の色合いを深め、予断を許さない状況だ。加藤は元自民党幹事長の父・紘一の地盤を受け継ぐが、自民支持層への浸透は6割台にとどまる。元酒田市長の阿部は自民支持層の2割超を取り込み、無党派層の4割の支持を得ている。
2014年12月12日 11時14分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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栃木県
2014年12月12日 11時06分
衆院選小選挙区栃木の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
栃木2区 鹿沼市、日光市、さくら市など
福田昭夫66民 前《3》党県代表(比)
西川公也71自〈二〉前《5》農相〈公〉(比)
阿部秀実55共 新 党地区委員
西川に福田追いつく
序盤は西川が一歩リードしていたが、西川と福田が互角の激しい戦いで終盤にもつれ込んでいる。西川は自民支持層の7割に浸透するが、無党派層への浸透は1割台と伸び悩む。福田は民主支持層の8割をまとめ、無党派層でも3割に浸透し、先行している。
栃木3区 大田原市、那須塩原市など
簗和生35自〈町〉前《1》党県副会長〈公〉(比)
秋山幸子63共 新 (元)足尾町議
渡辺喜美62無(み)前《6》(元)金融相
渡辺、無党派支持伸びず
簗と渡辺が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。簗は幅広い年齢層に浸透し、自民支持層も6割超をまとめた。みんなの解党で無所属となった渡辺は、個人後援会の引き締めを図るが、民主、維新両党支持層や無党派層で思うように差を付けられずにいる。
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埼玉県
2014年12月12日 11時02分
衆院選小選挙区埼玉の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
埼玉5区 さいたま市西・大宮・中央区など
山本悠子62共 新 党地区役員
牧原秀樹43自 前《2》党副幹事長〈公〉(比)
枝野幸男50民 前《7》党幹事長(比)
牧原・枝野 競り合い
牧原と枝野が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。牧原は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超をまとめ、60歳以上で支持を広げる。7期連続当選の枝野は、民主支持層の9割を固めた。3割強に浸透する無党派層のさらなる取り込みに力を入れる。
埼玉6区 鴻巣市の一部、上尾市など
大島敦57民 前《5》党県代表(比)
戸口佐一64共 新 党地区常任委員
中根一幸45自〈町〉前《2》外務政務官〈公〉(比)
大島、維新支持層に浸透
4度目の対決となる大島と中根の横並びの接戦が続く。大島は、民主支持層の9割弱を固め、共闘する維新支持層の6割超をまとめた。無党派層にも浸透している。中根は、女性の支持で大島を上回るが、自民支持層は6割弱しかまとめ切れていない。
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東京都
2014年12月12日 10時58分
衆院選小選挙区東京の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
東京1区 千代田区、港区、新宿区
渡辺徹36次(日維)新 経営指導業(比)
冨田直樹38共 新 党地区常任委員
又吉光雄70諸 新 政治団体代表
海江田万里65民 前《6》党代表(比)
山田美樹40自〈町〉前《1》党経産副部会長〈公〉(比)
野崎孝信27無 新 商社員
山田・海江田 伯仲
山田と海江田が接戦の色合いを深め、最後まで予断を許さない情勢だ。山田は自民支持層の7割を固め、全年齢層から支持を集める。男性の支持でも先行する。前回比例復活で、党代表として雪辱を期す海江田は民主支持層に加え、野党支持層の大半も取り込んだ。
東京3区 品川区、大田区の一部、島部
松原仁58民 前《5》(元)国家公安委長(比)
石原宏高50自〈石〉前《2》(元)外務政務官〈公〉(比)
香西克介38共 新 党准中央委員
松原、自民層に食い込む
5度目の顔合わせとなる松原と石原が前回に続き、互角の激しい戦い。松原は、民主支持層の8割超を固めたほか、自民支持層の2割強にも食い込む。前回勝利した石原は、陣営の引き締めを強めるとともに、先行されている無党派層への浸透に力を入れる。
東京7区 渋谷区、中野区
太田宜興38共 新 党地区常任委員
長妻昭54民 前《5》(元)厚生労働相(比)
吉田康一郎47次(日維)新 (元)都議(比)
松本文明65自〈町〉前《2》(元)総務政務官〈公〉(比)
長妻・松本 予断許さず
長妻と松本が横一線で、最後まで予断を許さない情勢だ。厚生労働相として年金記録問題に取り組んだ長妻は、70歳代以上や専業主婦の支持が厚く、野党各党の支持層に浸透。松本は自民支持層の7割超をまとめ、公明支持層のさらなる取り込みを目指す。
東京15区 江東区
猪野隆49無(日維)新 (元)国税局職員
柿沢未途43維(結)前《2》党政調会長(比)
秋元司43自〈二〉前《1》党内閣部会長〈公〉(比)
吉田年男66共 新 党地区委員長
秋元と柿沢 横並び
秋元が柿沢と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。秋元は自民支持層の6割強、公明支持層の8割を固め、サラリーマンへの浸透で先行している。柿沢は維新支持層の9割弱、民主支持層の5割強をまとめ、無党派層でもリードしている。
東京18区 武蔵野市、府中市、小金井市
土屋正忠72自 前《2》(元)総務政務官〈公〉(比)
菅直人68民 前《11》(元)首相(比)
結城亮44共 新 党地区委員
土屋と菅が接戦
土屋と菅が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。土屋は自民支持層の8割、公明支持層の6割超を固め、各年代に幅広く浸透している。菅は民主支持層から9割の支持を集めている。2割に浸透し、やや先行する無党派層での支持拡大を図っている。
東京21区 立川市、昭島市、日野市
長島昭久52民 前《4》(元)防衛副大臣(比)
小田原潔50自〈町〉前《1》党外交副部会長〈公〉(比)
吉岡正史40共 新 党准中央委員(比)
長島、無党派で先行
長島と小田原が、互角の激しい戦いを繰り広げており、予断を許さない情勢だ。長島は民主支持層の8割超を固めた。無党派層で先行している。小田原は自民、公明支持層の6割超を固めた。専業主婦の3割に浸透し、女性の支持で上回る。
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千葉県
2014年12月12日 10時54分
衆院選小選挙区千葉の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
千葉1区 千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲50自 前《1》弁護士〈公〉(比)
田嶋要53民 前《4》(元)経産政務官(比)
吉田直義27共 新 民青地区委員長
田沼隆志38次(日維)前《1》党政調副会長(比)
田嶋・門山 デッドヒート
田嶋と門山がデッドヒートのまま、終盤にもつれ込んでいる。田嶋は、サラリーマンに支持を広げ、民主支持層を手堅くまとめる。無党派層にも浸透する。門山は公明との連携を強調。地元をこまめに回り、6割にとどまっている自民、公明支持層の上積みを図る。
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神奈川県
2014年12月12日 10時52分
衆院選小選挙区神奈川の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
神奈川4区 横浜市栄区、鎌倉市など
山本朋広39自 前《2》文部科学政務官〈公〉(比)
浅尾慶一郎50無(み)前《2》(元)参院議員
荻原隆宏44無(民)新 (元)横浜市議
加藤勝広70共 新 党地区委員
浅尾 リード保つ
浅尾が一歩リードを保ち、山本が追いかける。みんなを解党し、無所属で出馬した浅尾は、サラリーマンの支持を伸ばし、無党派層の5割弱にも浸透している。山本は、自民党幹部が続々と応援に駆けつけているが、自民支持層の6割台しか固められていない。
神奈川9区 川崎市多摩・麻生区
中山展宏46自 前《1》党財金副部会長〈公〉(比)
堀口望38共 新 党県委員
笠浩史49民 前《4》(元)文科副大臣(比)
椎名毅39維(結)前《1》党財務副局長(比)
中山、男性から支持
中山と笠が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。中山は、自民支持層の7割超をまとめ、男性の支持でリードする。前回、県内の民主候補で唯一小選挙区を制した笠は、民主支持層の7割強に浸透し、自民支持層の一部も取り込む。椎名は追い上げを図る。
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山梨県
2014年12月12日 10時50分
衆院選小選挙区山梨の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
山梨1区 甲府市、甲斐市、北杜市など
中島克仁47民(み)前《1》診療所院長(比)
遠藤昭子63共 新 党県委員(比)
宮川典子35自〈麻〉前《1》党文科副部会長〈公〉(比)
宮川、やや優位に
宮川がやや優位に立ち、中島が追い上げる。宮川は自民支持層の8割を固め、女性の支持で大きくリードする。中島は民主支持層の8割超をまとめ、無党派層でも先行するが、候補者擁立を見送った維新支持層を取り込みきれていない。
山梨2区 富士吉田市、都留市、山梨市など
秋山晃一61共 新 (元)富士吉田市議
長崎幸太郎46無 前《2》(元)財務省職員
堀内詔子49自〈岸〉前《1》党厚労副部会長〈公〉(比)
長崎を堀内が猛追
長崎が優位な情勢になりつつあり、堀内が激しく追い上げる。自民への復党を目指す長崎は、二階総務会長の支援を受けて自民支持層の4割弱に浸透し、野党支持層も大半を取り込んだ。堀内は、自民支持層の5割を固めたが、公明支持層でリードを許している。
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新潟県
2014年12月12日 10時46分
衆院選小選挙区新潟の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
新潟3区 新発田市、村上市、五泉市など
伊藤誠40共 新 党県委員
黒岩宇洋48民 元《1》(元)法務政務官(比)
斎藤洋明38自〈麻〉前《1》(元)内閣府職員〈公〉(比)
黒岩に主婦層の支持
黒岩と斎藤の接戦が続いている。黒岩は農林水産業と商工自営業の5割近くに食い込み、専業主婦の4割強も固める。民主支持層からは9割強の支持を受ける。斎藤はサラリーマンに浸透し、自民支持層の8割弱、公明支持層の半数程度を固めた。
新潟4区 三条市、加茂市、見附市など
菊田真紀子45民 前《4》党幹事長代理(比)
西沢博34共 新 党県常任委員
金子恵美36自〈二〉前《1》(元)県議〈公〉(比)
金子、一歩抜け出す
金子が菊田との競り合いから一歩抜け出した。金子は自民支持層の9割近く、公明支持層の8割の支持を固めた。農林水産業からサラリーマンまで幅広い職業で支持を広げる。菊田は民主支持層の9割超を固めたが、無党派層で大差を付けることができていない。
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長野県
2014年12月12日 10時38分
衆院選小選挙区長野の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
長野1区 長野市の一部、須坂市など
宮沢隆仁59次(日維) 前《1》党副幹事長(比)
武田良介35共 新 党県常任委員
篠原孝66民 前《4》(元)農水副大臣(比)
小松裕53自〈額〉前《1》内科医師〈公〉(比)
篠原・小松 なお互角
篠原と小松の互角の激しい戦いが続く。篠原は民主支持層の9割、無党派層の3割超を固めた。環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴え、農林水産業の5割の支持を得る。小松は自民支持層の7割超を固めた。無党派層への浸透が課題だ。
長野3区 上田市、佐久市、千曲市など
木内均50自〈二〉前《1》(元)県議〈公〉(比)
唐沢千晶44共 新 党県常任委員
井出庸生37維(結)前《1》党県共同代表(比)
寺島義幸61民 前《1》(元)県会議長(比)
三つどもえ続く
井出、木内、寺島による三つどもえの激戦が続く。井出は維新支持層の8割超、無党派層の3割超に浸透。木内は6割超にとどまる自民支持層の支持拡大を急ぐ。前回、民主新人として小選挙区で唯一当選した寺島は、1割にとどまる無党派層の伸びがカギだ。
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愛知県
2014年12月12日 10時30分
衆院選小選挙区愛知の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
愛知5区 名古屋市中村・中川区など
藤井博樹37共 新 党地区常任委員
赤松広隆66民 前《8》(元)農相(比)
神田憲次51自〈町〉前《1》税理士(比)
安田庄一47次 新 玩具商社顧問(比)
「振り子」区 接戦続く
自民と民主が交互に議席を奪い合う激戦区で、赤松が神田と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。赤松は民主支持層の8割、無党派層の3割をまとめた。神田は自民支持層の6割強を固めたが、公明支持層の支持が5割強にとどまっている。
愛知11区 豊田市の一部、みよし市
八木哲也67自 前《1》(元)豊田市議(比)
古本伸一郎49民 前《4》(元)財務政務官(比)
牧田充生60共 新 繊維卸業
古本・八木 互角の戦い
古本と八木が互角の戦いを展開している。古本は支持基盤の労組をフル稼働させて民主支持層の支持を9割強に伸ばし、政権批判票の6割弱も取り込んだ。八木は自民支持層の8割弱をまとめたが、30〜60歳代で弱く、無党派層の支持で差をつけられている。
愛知13区 碧南市、刈谷市、安城市など
宮地勲60共 新 党地区委員
大西健介43民 前《2》(元)衆院議員秘書(比)
大見正56自〈麻〉前《1》党文科副部会長(比)
大西・大見 競り合い
大西と大見が横一線の接戦で、最後まで予断を許さない情勢だ。大西は民主支持層の8割強、無党派層の3割弱から支持を受ける。大見は自民支持層の7割強を固めた。3割弱にとどまっている公明支持層の票固めと、無党派層の取り込みに全力を挙げている。
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滋賀県
2014年12月12日 10時26分
衆院選小選挙区滋賀の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
滋賀1区 大津市、高島市
川端達夫69民 前《9》党国対委員長(比)
佐藤耕平32共 新 党県常任委員
大岡敏孝42自〈二〉前《1》党県幹事長代行〈公〉(比)
大岡・川端 横並び
大岡と川端の互角の戦いのまま、終盤戦に突入した。大岡は自民支持層の8割を固め、公明支持層の8割弱から支持を得ている。川端は、民主支持層の8割以上を固めたが、序盤で約4割を取り込んだ無党派層の支持を3割弱に落とし、勢いに陰りが出ている。
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京都府
2014年12月12日 10時22分
衆院選小選挙区京都の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
京都3区 京都市伏見区、向日市など
泉健太40民 前《4》党府会長(比)
清水鴻一郎68維(日維)前《2》党府幹事長(比)
宮崎謙介33自〈二〉前《1》党府副会長〈公〉(比)
石村和子64共 新 党府委員(比)
泉、主婦層から支持
泉と宮崎が競り合ったまま、終盤にもつれ込んでいる。泉は民主支持層の8割を固め、専業主婦からの支持も他の候補者を上回っている。宮崎は自民支持層の6割強から支持を取り付けたが、一部が泉に流れるなど伸び悩んでいる。無党派層への浸透も課題だ。
京都6区 宇治市、城陽市、八幡市など
山井和則52民 前《5》(元)党国対委員長(比)
安藤裕49自 前《1》党府副会長〈公〉(比)
上條亮一28共 新 党府委員
安藤と山井 互角
安藤と山井の互角の戦いが続いており、予断を許さない情勢だ。安藤は自民、公明支持層の7割以上を固め、国替えで候補者不在となった維新支持層にも食い込んでいる。小選挙区で4回連続当選している山井は、知名度を生かして無党派層の支持を得ている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50203.html
兵庫県
2014年12月12日 10時18分
衆院選小選挙区兵庫の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
兵庫1区 神戸市東灘・灘・中央区
井坂信彦40維(結)前《1》行政書士(比)
盛山正仁61自〈岸〉前《2》党法務部会長〈公〉(比)
筒井哲二朗43共 新 党地区常任委員
井坂、民主層から支持
井坂と盛山の接戦が続き、最後まで予断を許さない情勢だ。井坂は維新支持層の8割近くをまとめ、民主支持層や無党派層からも支持を集める。盛山は60歳以上の高齢者を中心に浸透しており、安倍首相、石破地方創生相らの応援を受け、組織を引き締めている。
兵庫11区 姫路市の一部
頭師暢秀44自 新 (元)大学准教授〈公〉(比)
苦瓜一成61共 新 党地区職員
松本剛明55民 前《5》(元)外相(比)
松本 競り合いから一歩
松本が頭師との競り合いから抜け出しつつある。松本は民主支持層の9割近くをまとめ、維新支持層の5割を取り込んだ。無党派層の支持も高い。頭師は商工自営業から5割近い支持を集めるが、自民、公明支持層の支持は6割弱にとどまっている。
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和歌山県
2014年12月12日 10時14分
衆院選小選挙区和歌山の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
和歌山1区 和歌山市
門博文49自〈二〉前《1》党県会長代行〈公〉(比)
岸本周平58民 前《2》(元)内閣府政務官(比)
国重秀明54共 新 党県常任委員
門と岸本 横一線
門と岸本が横一線のまま、終盤にもつれ込んでいる。門は、自民支持層の7割、公明支持層の8割弱を固め、それぞれ序盤から積み増した。岸本は、民主支持層の9割以上を固めたほか、維新支持層や無党派層にも支持を広げている。
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大阪府
2014年12月12日 10時20分
衆院選小選挙区大阪の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
大阪1区 大阪市中央・西・天王寺区など
井上英孝43維(日維)前《1》(元)大阪市議(比)
柴山昇61共 新 党地区委員長
大西宏幸47自〈岸〉新 (元)大阪市議〈公〉(比)
井上・大西 接戦続く
井上と大西が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。井上は、働き盛りの30歳代やサラリーマンに浸透。候補を立てなかった民主支持層の支持でリードしている。大西は自民支持層の7割弱、公明支持層の6割を固め、無党派層への支持拡大を目指す。
大阪4区 大阪市北・都島・福島区など
清水忠史46共 新 (元)大阪市議(比)
吉村洋文39維(日維)新 弁護士(比)
中山泰秀44自〈町〉前《3》外務副大臣〈公〉(比)
吉田治52無 元《4》(元)国交副大臣
中山やや抜け出す
中山が吉村との混戦からやや抜け出した。中山は20歳代の若者と40歳以上に広く浸透している。自民、公明支持層の8割近くを固めたほか、無党派層の支持でも、吉村と競り合っている。大阪市議から転身した吉村は、維新支持層以外の支持が伸び悩んでいる。
大阪10区 高槻市、島本町
辻元清美54民 前《5》(元)首相補佐官(比)
松浪健太43維(日維)前《4》党国対委員長(比)
大隈和英45自〈麻〉新 外科医師〈公〉(比)
浅沼和仁53共 新 党地区副委員長
松浪・辻元・大隈 混戦
松浪、辻元、大隈の競り合いは、三者横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。松浪は、女性からの支持で辻元、大隈を上回る。辻元は知名度を生かして無党派層に浸透し、民主支持層の8割も固めた。大隈は自民、公明支持層の6割程度しか取り込めていない。
大阪11区 枚方市、交野市
平野博文65民 元《5》(元)官房長官(比)
三和智之39共 新 党地区副委員長
伊東信久50維(日維)前《1》医療法人理事長(比)
佐藤ゆかり53自〈大〉元《1》(元)経産政務官〈公〉(比)
佐藤・平野・伊東 競る
佐藤、平野、伊東の接戦が続き、予断を許さない情勢だ。佐藤は商工自営業や専業主婦の支持で平野、伊東を上回る。元官房長官の平野は、民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層にも浸透している。伊東は維新支持層の7割を固め、無党派層の支持拡大を目指す。
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大阪12区 寝屋川市、大東市、四條畷市
吉井芳子52共 新 党地区常任委員
堅田壮一郎28維(日維)新 (元)衆院議員秘書(比)
北川知克63自〈大〉前《4》(元)環境副大臣〈公〉(比)
樽床伸二55民 元《5》(元)総務相(比)
北川 リード広げる
序盤ではわずかなリードだった北川が抜け出しつつある。自民支持層の7割超、公明支持層の5割を固めた。樽床は民主支持層の8割弱、堅田は維新支持層の8割をまとめて激しく追い上げているが、互いに政権批判票が割れてしまうことがひびいている。
大阪14区 八尾市、柏原市、羽曳野市など
三宅博64次(日維)前《1》党総務副会長(比)
長尾敬52自 元《1》(元)生保会社社員(比)
野沢倫昭66共 新 (元)八尾市議
谷畑孝67維(日維)前《6》(元)厚労副大臣(比)
谷畑と長尾 並ぶ
谷畑と長尾が横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。谷畑は維新支持層の7割を固めたほか、自民、民主支持層にも食い込んでいる。長尾は専業主婦や20歳代の若者の支持で谷畑を上回るが、自民支持層からの支持が6割程度にとどまっている。
大阪17区 堺市中・西・南区
吉岡孝嘉56共 新 党地区副委員長
岡下昌平39自〈二〉新 (元)府議〈公〉(比)
馬場伸幸49維(日維)前《1》党組織局長(比)
馬場に無党派の支持
馬場と岡下が横一線のまま、最後まで予断を許さない状況だ。馬場は維新支持層の8割をまとめ、無党派層や主婦、商工自営業から高い支持を受ける。岡下は自民支持層の7割弱、公明支持層の7割以上を固めた。サラリーマンからの支持が高い。
大阪18区 岸和田市、泉大津市、和泉市など
矢野忠重64共 新 党地区常任委員
遠藤敬46維(日維)前《1》財団法人役員(比)
神谷昇65自〈二〉新 (元)泉大津市長〈公〉(比)
遠藤と神谷 一進一退
遠藤と神谷が一進一退の攻防を繰り広げている。遠藤は維新支持層の9割超を固め、民主支持層や無党派層にも浸透しつつある。泉大津市長を3期務めた神谷は20歳代の若者と50歳以上の中高年層で支持を広げ、専業主婦やサラリーマンから高い支持を受けている。
2014年12月12日 10時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50224.html
岡山県
2014年12月12日 10時06分
衆院選小選挙区岡山の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
岡山2区 岡山市中区、東区の一部など
山下貴司49自 前《1》弁護士〈公〉(比)
津村啓介43民 前《4》(元)内閣府政務官(比)
井上素子67共 新 (元)玉野市議
山下が一歩先行
山下が津村との競り合いから一歩抜け出した。山下はアベノミクスの成果を訴えるなどして、自民支持層の8割弱を固めたほか、公明支持層の7割弱もまとめた。津村は民主支持層の8割強の支持を得ているが、若い世代に浸透しきれていない。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50222.html
広島県
2014年12月12日 10時04分
衆院選小選挙区広島県の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
広島6区 尾道市の一部、三原市の一部など
亀井静香78無(みど)前《12》(元)郵政改革相
寺田明充63共 新 党県委員
小島敏文64自〈岸〉前《1》党農林副部会長(比)
亀井を追う小島
亀井が優位な情勢になりつつあり、小島が激しく追い上げている。亀井は民主支持層の8割強に支持を広げたほか、自民、公明支持層の3割にも食い込んでいる。前回比例復活の小島は自民支持層の6割弱の支持を得たが、無党派層、高齢層に浸透が遅れている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50199.html
香川県
2014年12月12日 09時56分
衆院選小選挙区香川の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
香川2区 高松市の一部、丸亀市の一部など
瀬戸隆一49自〈麻〉前《1》党総務副部会長〈公〉(比)
佐伯守54共 新 党県委員
玉木雄一郎45民 前《2》党政調副会長(比)
玉木・瀬戸 予断許さず
玉木と瀬戸が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢となっている。玉木は民主支持層の9割を固めたほか、自民支持層の2割にも食い込んでいる。瀬戸は自民支持層の6割以上をまとめているが、無党派層の支持で玉木に後れを取っている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50076.html
福岡県
2014年12月12日 09時48分
衆院選小選挙区福岡の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
福岡1区 福岡市東・博多区
比江嶋俊和67共 新 (元)福岡市議
新開裕司46無 前《1》(元)衆院議員秘書
明石健太郎42諸 新 みらい党代表
井上貴博52無 前《1》(元)県議
金出公子67無 新 (元)福岡市議
山本剛正42民 元《1》党県副代表(比)
山本・井上 接戦
山本と井上が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。山本は、民主支持層の支持を7割強に広げ、公明支持層の一部にも食い込む。新開と自民公認を争い、無所属での出馬となった井上は自民支持層の2割以上をまとめたほか、専業主婦らに支持を広げている。
福岡10区 北九州市門司・小倉北・小倉南区
山本幸三66自〈岸〉前《6》(元)経産副大臣〈公〉(比)
佐藤正夫59無(み)前《1》(元)県議
高瀬菜穂子54共 新 (元)県議
城井崇41民 元《2》(元)文科政務官(比)
山本 やや優勢に
序盤では横並びだった城井との争いは、山本が優位な情勢になりつつある。山本は自民支持層の8割近くをまとめたほか、全年代層で支持を広げている。城井は民主支持層の9割弱に支持を広げ、無党派層の2割にも食い込んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50093.html
佐賀県
2014年12月12日 09時46分
衆院選小選挙区佐賀の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
佐賀1区 佐賀市、鳥栖市など
岩田和親41自〈岸〉前《1》党青年局次長〈公〉(比)
原口一博55民 前《6》(元)総務相(比)
古賀誠29共 新 民青県委員長
原口と岩田 譲らず
原口と岩田が横一線の激戦を展開している。原口は足のケガで入院中だが、党幹部の頻繁な応援で、民主支持層の9割弱を固めた。岩田は集会や街頭演説を繰り返し、サラリーマンや専業主婦に支持を広げているが、公明支持層の支持が6割にとどまっている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50101.html
熊本県
2014年12月12日 09時42分
衆院選小選挙区熊本の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
熊本1区 熊本市東、中央・西・北区の一部
木原稔45自〈額〉前《2》党青年局長(比)
松野頼久54維(日維)前《5》党国会会長(比)
高本征尚29共 新 (元)飲食会社社員
木原 優位な戦い
木原が松野との競り合いから一歩抜け出し、優位に戦いを進めている。木原は全ての年代からまんべんなく支持を集め、民主支持層の2割弱も取り込んだ。松野は党幹部としてメディアでの露出は高いものの、無党派層の支持が2割にとどまっている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50133.html
大分県
2014年12月12日 09時40分
衆院選小選挙区大分の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
大分1区 大分市の一部
山本茂63共 新 党地区常任委員
吉良州司56民 元《3》(元)外務副大臣(比)
穴見陽一45自〈町〉前《1》党労政局次長〈公〉(比)
穴見と吉良 激戦
穴見と吉良が互角の戦いのまま、予断を許さない情勢で終盤を迎えた。穴見は自民支持層8割弱をまとめ、サラリーマン、商工自営業への浸透ぶりでリードしている。吉良は民主支持層の9割を固め、専業主婦、無党派層からの支持でリードしている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50155.html
鹿児島県
2014年12月12日 09時36分
衆院選小選挙区鹿児島の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
鹿児島3区 薩摩川内市、日置市、枕崎市など
山口陽規61共 新 党地区委員長
野間健56無(国)前《1》(元)金融相秘書官
宮路拓馬35自 新 (元)総務省職員〈公〉(比)
野間 自民層も取り込む
野間が宮路との競り合いから一歩抜け出した。野間はサラリーマンや商工自営業で支持を広げ、自民支持層の3割弱も取り込んだ。引退した父、宮路和明元厚生労働副大臣の地盤を引き継ぐ宮路は、自民、公明支持層からの支持が6割弱にとどまっている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50165.html
沖縄県
2014年12月12日 09時34分
衆院選小選挙区沖縄の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。
沖縄1区 那覇市、久米島町、渡嘉敷村など
赤嶺政賢66共 前《5》党幹部会委員(比)
国場幸之助41自〈岸〉前《1》党青年局次長〈公〉(比)
下地幹郎53維(国)元《4》(元)郵政改革相(比)
国場・赤嶺 もつれ込む
国場と赤嶺が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。国場は20歳代やサラリーマンへの浸透でリードし、自民、公明支持層の8割弱を固めている。赤嶺は、共産党の不破哲三前議長が選挙区入りするなどの支援態勢が敷かれ、無党派層で大きくリードしている。
沖縄4区 糸満市、宮古島市、石垣市など
仲里利信77無(自)新 (元)県会議長
西銘恒三郎60自〈額〉前《3》総務副大臣〈公〉(比)
仲里、無党派で優位
仲里と西銘が激しい競り合いのまま終盤を迎え、予断を許さない。新知事勢力の仲里は、60歳以上の高齢者の支持を集め、無党派層の半数を固めた。西銘は若年層からの支持でリードしているが、無党派層への支持拡大で苦戦している。
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個人的にチェックしてたけど、読売の情勢で載ってないところ
カッコは基本的に野党候補の名前
■野党系が固いのか?
北海道8(逢坂)
■自民系が固いのか?
群馬2(石関) 千葉9(奥野) 神奈川12(阿部知子)神奈川16(義家vs後藤)
新潟1(西村) 新潟2(鷲尾) 愛知3(近藤昭一) 大阪18(自民が竹本:比例復活なし)
大阪19(維新丸山)長崎1(高木)
■保守分裂区
兵庫12(山口壯)
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あと岡山3もさすがに抜けたみたいですね
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あと、静岡6(渡辺周)、奈良1(馬淵)も抜けたんですかね
ということで増補
個人的にチェックしてたけど、読売の情勢で載ってないところ
カッコは基本的に野党候補の名前
■野党系が固いのか?
北海道8(逢坂) 静岡6(渡辺周) 奈良1(馬淵)
■自民系が固いのか?
群馬2(石関) 千葉9(奥野) 神奈川12(阿部知子)神奈川16(義家vs後藤)
新潟1(西村) 新潟2(鷲尾) 愛知3(近藤昭一) 大阪18(自民が竹本:比例復活なし)
大阪19(維新丸山)長崎1(高木)
■保守分裂区
兵庫12(山口壯)
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>>2447
竹本直一氏は大阪18区じゃなくて、大阪15区から出ています。18区には新人の前回落選した候補者がいます。
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>>2448
おう!間違えてた!
ご指摘サンクスです
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比例情勢 毎日より
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010068000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北海道
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民、市区部も浸透
自民は全道的に優位に戦いを進めており、前回獲得した3議席は確保する勢い。従来の地盤である町村部に加え、比較的苦手としてきた市区部でも支持を伸ばしている。
民主は逆風だった前回、厚い地盤を誇ってきた道内でも自民票を下回り、2議席まで後退した。今回も自民に後れを取っているものの、無党派層への浸透で自民と競り合い、3議席に届きそうだ。
公明は自民支持層の一部も取り込み、1議席を確保する見通し。「反自民」票の受け皿を狙う共産も勢いがあり、2000年以来の議席獲得をうかがう。前回は旧日本維新の会が第三極勢力として1議席を得たが、今回、維新は支持の広がりを欠き、議席確保は難しい情勢だ。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010085000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東北
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民、6議席も視野
自民は前回の5議席を上回る勢いで、過去最多だった2005年「郵政選挙」以来の6議席に届きそうだ。市区部・町村部を問わず支持を伸ばしており、無党派層にも食い込んでいる。
民主は前回一気に4議席も減らし、3議席にとどまった。今回も伸び悩んでいるものの、3議席を確保し、さらに1議席の上積みを狙っている。
公明は過去最多となる2議席を視野に入れる勢いで、維新は旧日本維新の会が前回獲得した2議席の死守に懸命。共産は1議席を確保する見通し。前回1議席を得た旧日本未来の党の流れをくむ生活は、小沢一郎代表の地元・岩手県で一定の支持を得ているほかは広がりに欠け、議席を失う公算が大きくなっている。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010078000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北関東
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇民主、4議席固める
自民は8議席を固め、過去最多だった2005年に並ぶ9議席目をうかがう。保守地盤の厚い茨城、栃木、群馬だけでなく、都市部を抱える埼玉でも幅広く支持を集めており、前回6議席を上回るのは確実な勢い。
前回の3議席を上回る4議席を固めた民主は無党派層で自民に次ぐ支持を得ており、5議席目の獲得も狙う。公明は3議席を固め、維新は旧日本維新の会が前回獲得した4議席から2議席に半減する可能性がある。共産は00年以来となる2議席目を狙い、政権批判票の取り込みに力を入れている。
前回は渡辺喜美氏が代表を務める旧みんなの党が2議席を得ており、解党したみんなの支持票の行方が焦点の一つとなっている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010102000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・南関東
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民に勢い 10議席視野
自民が前回の6議席から9議席に増やす勢い。無党派層のほか、民主や維新など野党支持層の一部も取り込み、自民が大勝した2005年郵政選挙の10議席もうかがう。
民主は前回の4議席から1議席上積みする見通しだが、維新との調整などで候補の擁立を見送った小選挙区も多く、比例票の伸び悩みを警戒する。
公明は2議席を確保し、05年以来の3議席目も視野に入る。1議席が続いてきた共産も00年以来の2議席に届き、96年以来となる3議席目を狙う。
旧日本維新の会は5議席を得たが、今回の維新は無党派層への広がりが見られず、2議席まで落ち込む可能性。次世代、生活、社民は議席獲得が困難な見通し。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010087000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東京
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇共産、2議席確保
自民は小選挙区候補の堅調な流れに乗り、前回の5議席から7議席まで伸ばす勢い。民主、維新支持層の一部も取り込み、8議席目もうかがう。
5議席減の3議席に終わった前回の雪辱を期す民主は、3議席を確保して4議席目を狙うが、無党派層の取り込みが進まず、伸び悩んでいる。
政権批判票の受け皿を狙う共産は2000年以来となる2議席を確保し、3議席目も視野に入る。公明は2議席を維持しそうだ。
旧日本維新の会は前回3議席を獲得したが、維新の支持は大きく落ち込み、1議席しか確保する見通しが立っていない。次世代は石原慎太郎最高顧問を比例名簿9位に登載したが、議席獲得は困難な情勢だ。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010101000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北陸信越
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民が安定 5議席確保
自民は保守地盤が強固な富山、石川、福井3県を中心に安定した戦いを進めており、前回を1議席上回る5議席を固めた。民主の伸び悩みを受け、過去最多となる6議席目も視野に入る勢いだ。
前回4議席減の2議席まで落ち込んだ民主は3議席を狙う。長野や新潟の小選挙区で自民候補を相手に接戦を繰り広げており、比例票の掘り起こしにつなげようと躍起だ。
第三極への追い風で前回、旧日本維新の会は3議席を得たが、今回の維新は支持が落ち込み、1議席の確保にとどまる見通し。堅い組織票を誇る公明は1議席を固めた。2003年以降、議席から遠ざかっている共産は「反自民」票の受け皿をアピールし、1議席の獲得をうかがう。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010110000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東海
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇民主が健闘 5議席確保
自民は前回の7議席を上回る8議席を確保し、過去最多だった2005年郵政選挙の9議席もうかがう勢い。
民主は前回、8議席減らして4議席まで落ち込んだが、今回は5議席を確保した。連合票を背景に民主の地盤とされてきた愛知、三重で小選挙区候補が健闘しており、比例の支持でも復調の兆しが見える。
公明は前回の2議席を確保し、05年以来の3議席も視野に入る。共産は1議席を維持し2議席目を目指す。前回、旧日本維新の会は4議席を獲得したが、維新は半減の2議席にとどまりそうな情勢。前回は旧みんなの党が2議席、旧日本未来の党が1議席を得ており、第三極支持層が自民、民主に流れる構図となっている。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010155000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・近畿
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民、10議席射程に
前回7議席の自民は9議席を確保し、10議席目も射程に入った。11議席目もうかがう勢い。2009年は民主(11議席)、12年は旧日本維新の会(10議席)に比例ブロック第1党の座を奪われており、05年以来の第1党に返り咲きそうだ。
維新は支持基盤の大阪でも自民に後れを取り、7議席まで減らす情勢。滋賀以外では民主を上回り、第2党は確保する見通しだ。
民主は8議席減の3議席に落ち込んだ前回の雪辱を期すが、4議席の確保にとどまり、5議席目に期待をかける。与党や維新にリードを許している小選挙区も多く、維新との競合が比例の伸び悩みにつながっている。
公明は4議席を維持し、共産は1議席増の3議席を狙う。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010116000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・中国
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇共産1議席獲得を狙う
自民は前回の5議席を確保し、1996年以来となる過半数の6議席目をうかがう。前回4議席減の2議席とした民主は今回も2議席の確保にとどまる情勢。
公明は前回と同じ2議席を確保しそう。旧日本維新の会は前回2議席を獲得したが、今回、維新の支持は後退し、1議席にとどまる見通し。共産は無党派層の一部を取り込み、2000年以来となる1議席獲得を狙う。広島の都市部も含め保守地盤が強く、小選挙区では前回に続き自民が鳥取、島根、山口の3県を独占する勢い。民主が小選挙区の擁立を見送るケースも目立つ中、比例でも野党による政権批判票の掘り起こしが進まず、受け皿に共産がなっている構図だ。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010193000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・四国
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民、3議席確保か
自民は前回の2議席からさらに上積みし、2005年郵政選挙以来の3議席を確保する勢い。市区部、町村部とのいずれでも幅広く浸透し、野党を圧倒している。
民主は前回、3議席から1議席に減らしたが、今回も伸び悩み、この1議席の維持にとどまる見通し。旧日本維新の会は前回2議席を得て自民と肩を並べたが、今回の維新に勢いはなく、1議席を確保できるかが焦点となりそう。前回、第三極を支持した票の受け皿に民主がなっていないとみられる。
公明は00年以来維持してきた1議席の死守を図る。共産は03年に失った1議席の奪還を目指している。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010191000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・九州
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊
◇自民、9議席の勢い
自民は前回の7議席からさらに伸ばし、過去最多だった1996、2005年の9議席に届く勢い。前回、6議席減の3議席に落ち込んだ民主は今回も伸び悩み4議席にとどまりそうだ。民主は熊本、沖縄の全小選挙区で候補を立てられず、比例票の掘り起こしも進んでいないようだ。
公明は00年から維持してきた3議席を確保し、過去最多の4議席目をうかがう。旧日本維新の会は前回、民主を上回る4議席を得たが、今回の維新は2議席に半減しそうな情勢。政権批判票の受け皿をアピールする共産は1議席を確保し、00年以来となる2議席目を視野に入れる。社民は全国のブロックで唯一の1議席を死守する見通しだ。
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http://fast-uploader.com/file/6973962941894/
疲れた・・・
2014衆院選注目78区作りました
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自民小選挙区立候補者で比例復活できない可能性
ある:北海道 四国
少し:南関東 北陸 近畿 九州
ない:東北 北関東 東京 東海 中国
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坂本@福島5区は近畿ブロックでは無く東北ブロックから立候補すべきだったんですねー。
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/344798/
新潟4区で“仁義なき美人バトル”
2014年12月13日 09時00分
“安倍チルドレン”の金子氏
上越の“仁義なき美人バトル”が、選挙戦終盤を迎えヒートアップしている。衆院選の新潟4区は、元ミス日本関東代表という経歴を引っさげて前回の同選挙で初当選した“安倍チルドレン”の自民党公認、金子恵美氏(36)を、“民主党の女性論客”として知られる菊田真紀子氏(45)が猛追する展開だ。
同選挙区は2009年まで、菊田氏が3期連続で自民党候補を打ち負かしている。その連勝を止めた金子氏は「必ず国会に戻ります!」と連続当選を目指して支持を訴えている。
自民党関係者は「金子氏は人柄が最高です。女性に好かれる女性という印象があるから、女性票を期待できます。顔アップの選挙ポスターは、金子氏だから評判。安倍内閣は解散前に女性活躍担当大臣を新設した。次の組閣のとき女性議員として登用できる人材の一人です」と訴えた。
一方、菊田氏は前回の衆院選で金子氏に敗れて比例復活となった悔しさを胸に秘めて、リベンジに燃えている。街頭演説では金子氏に対し「自民党の決定に従うだけのお人形さん!」と切り捨て猛攻撃を加えている。
菊田氏といえば、先の臨時国会で宮沢洋一経産相(64)のSMバーへの政治資金支出問題が起きた際、「口にするのも汚らわしい!」と発言し物議をかもした。
永田町関係者は「菊田氏は宮沢経産相への発言があった後、ネット上で『ヘイトスピーチ(憎悪表現)だ!』と批判された。民主党内では、新人議員のころは美人と騒がれたけど、“怖い女性”の一面を見せられた男性有権者の腰が引ける(票が逃げる)と心配されています」と語る。金子氏と接戦を繰り広げる中で、秘策はあるのか。
「金子氏は当選した時に地元支援者へのお礼回りをしなかったことが話題になっている。地元有権者の間では金子氏より菊田氏の方が知名度がありますから巻き返せます」(民主党関係者)
両者とも一歩も引かない死闘を繰り広げているが、勝利の女神はどちらに微笑むのか。
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>>2453
ありがとうございました♪
次はこの78選挙区ひっくり返すのが目標ですね〜。それができれば一気に与野党伯仲じゃヽ(゚∀゚)ノ
あと九州沖縄で次世代の園田が確定なんでは?
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141211/CK2014121102000141.html
<衆院選>注目区を歩く(上)
2014年12月11日
写真
◆1区「統一」なき一本化
与党批判票の分散を避けようと、共産を除く野党各党本部が主導した候補者の一本化。民主などが退き、維新新人が立った神奈川1区だが、与野党の組織力の差が際立っている。
「地図を持っていない選対はうちくらいだと思いますよ」
維新新人の篠原に公認の内定が出たのは、解散数日前だった。正式な公認は解散当日。急きょ横浜市議を辞職したが、住宅地図もそろっていなければ、大規模な後援会も支援者の名簿もない。朝晩の駅立ちを中心に、自転車で選挙区を回り、議員定数削減や財源の地方移譲などの行財政改革を訴える。
「午後六時まで市議会をやって駆けつけました。また戻ります」
三日夜、横浜市中区のJR山手駅前。家路を急ぐ通勤客にビラを配るのは、市議時代の同僚四人だ。「本人です」と書かれたのぼり旗も、仲間の市議が選挙戦で使ったものを流用。篠原はその横で頭を下げながら、ビラを受け取る人がいると欠かさず走り寄り、「頑張ります」と握手を求めていた。
「(野党間調整は)何が起きたか分からないというのが正直な感想」。篠原は率直にそう語る。現在の小選挙区制になって初めて民主が候補者を立てず、自身の立候補後に次世代新人が3区へ国替え。生活元職の公認が取り消された。
1区は前回、共産を除く野党の合計得票が、当選した自民前職を約二万七千上回った。計算上は合理的な「共闘」だが、「統一候補」ではない。民主県連幹部は言う。「一本化するなら、本来は選挙協力までやらないと駄目だ。だが、統一地方選も控えるし、散々民主を批判してきた他党と協力はできない。難しい」
◇
「組織票をほぼまとめ、安全圏の闘いをしている」
四日夜、中区のホールであった自民前職松本の企業団体決起大会。選対幹部は、集まった約二百五十人の支援者を前にそう説明し、報道各社が「自民有利」の情勢を報じたことを引き合いに「組織内の緩みが最も怖い」とくぎを刺した。
アベノミクス推進による社会保障の安定を掲げる松本も「良い風も悪い風も感じない。緊張感をもって取り組みたい」とあいさつ。選対が、後援会新会員の紹介を依頼し「知人五人に(投票依頼の)電話を」と呼びかけた。
動員力を誇る組織戦と、手弁当の街頭行脚。突然の解散は、地域への浸透が不十分な第三極の姿をあぶり出した。一方、与党に負けじと組織を固めてきた共産新人明石は、消費税増税中止などを訴え、維新の分まで政権批判票を取り込もうと意気込んでいる。
横浜市磯子区のJR洋光台駅前で篠原のビラを受け取った男性(67)は「もともとは保守支持だが、今回は自民が大勝するというから野党に投票しようかとも思う」。肥大化する与党の歯止めとして、投票先を決めかねている有権者に投票所に足を運んでもらえるか。篠原陣営は「しがらみのない立場が売り。特定の後援組織のある政党とは組めないし、日々政策を訴えていくしかない」と話している。 (皆川剛)
=敬称略
◇
十四日投開票の衆院選は、県内でも自民・公明の与党側の優位で選挙戦が進んでいる。巨大与党に対抗すべく模索された「野党間の候補者調整」をキーワードに、注目された選挙区を歩いた。
明石行夫55党地区委員 共新
松本純64(元)官房副長官 《比》自前<5>公
篠原豪39(元)横浜市議 《比》維新
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141212/CK2014121202000120.html
<衆院選>注目区を歩く(中)
2014年12月12日
写真
◆9区 3前職 真っ向勝負
「巨大与党のおごりに歯止めをかけるため、強い野党が必要」。四日夕。川崎市麻生区の小田急線新百合ケ丘駅前で、民主前職の笠が道行く人に訴えた。小雨の中、傍らには次世代の党参院議員の松沢成文前県知事。しかし候補者調整による一本化ではない。個人的な関係での応援だ。9区では野党・維新前職の椎名も、自民前職の中山への対抗に割って入る。与野党三人の前職がひしめく激戦区となっている。
民主は9区で松沢、笠を擁して二〇〇五年の「郵政選挙」を除き、議席を守り続けてきた。逆風だった前回も九千票差に迫られながら県内で唯一議席を死守した民主の牙城だが、過去四選すべて新人相手だった笠にとって、今回の選挙は未知数。「今回が一番厳しい選挙だ」
笠陣営は、前回は政権交代で失望した民主批判票が、当時みんなの党新人だった椎名に流れたとみる。野党間の候補者調整がなかった中で、椎名に流れた票を取り戻し、さらに新しい票を集められるか。陣営は地盤固めと支持なし層の取り込みに躍起だ。
◇
七日夜、川崎市多摩区の小田急向ケ丘遊園駅前。中山の応援に駆けつけた自民の谷垣禎一幹事長がげきを飛ばした。「政治家は地域に根を生やし、深く下ろさないといけない。そのために小選挙区で勝ち上がって認めてもらうことが大事だ」
中山は今回、小選挙区当選に狙いを定めて走っている。連日、党県連幹部から叱咤(しった)激励を受け、公示直前には安倍晋三首相が選挙区入り。以降も谷垣のほか閣僚級や知名度の高い国会議員らが、続々と応援に立っている。報道各社が笠との接戦を伝える中、陣営幹部は言う。「眠っている麻生区の支持者を掘り起こせるかが勝敗を分ける」
前回、多摩区ではわずか約三百票ながら、笠を上回った。一方、麻生区で約一万票もの差をつけられた。今回、同区選出の市議の事務所にも拠点を置いた。支持なし層への支持拡大にあらゆる手を考える。
◇
「哲学の異なる民主と維新は相いれない。選挙協力はやりたい人だけやればいい」。野党のもう一方の前職、椎名は笠への対抗心をあらわにし、与党と野党第一党に挑む。
前回は旧みんなの党の党勢にも乗って当選した。この二年、精力的に地域を回り知名度を上げてきたと自負する。国会質問は七十六回を数えるとして「仕事量は県内で一番」を掲げる。解党前に離党、維新となって臨む選挙。各地で、民主や維新を中心とする候補者調整が取りざたされても、戦う姿勢を貫いてきた。
笠と中山を追う展開だが、麻生区は桐蔭学園高時代からゆかりが深い。地元を強くアピールして支持を訴える。前回、中山陣営だった保守系無所属県議が、来春の県議選の事情から、椎名支援に回っていることも好材料だ。
一方、前職三人に対する唯一の新人、共産堀口は「安倍政権を止められるのは共産だけ」と強調。反自民の受け皿として票の上積みを狙う。 (平木友見子)
=敬称略
中山展宏46(元)衆院議員秘書 《比》自<前><1>公
堀口望38党県委員 共新
笠浩史49(元)文科副大臣 《比》民前<4>
椎名毅39弁護士 《比》維<前><1>
-
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141213/CK2014121302000134.html
<衆院選>注目区を歩く(下)
2014年12月13日
写真
◆12区 「きのうの敵」結集で緊張感
「加速してきた」。九日夜に開かれた民主前職阿部の総決起集会。終了後、選挙区内の労働組合が集まる湘南地域連合の幹部は、民主党を支援する労組の空気の変化をそう表現した。ただ、「遅ればせながら、やっと」という響きも伴った。
二〇〇〇年以降の五回の衆院選で、阿部は社民党から四回立候補した後、二年前には日本未来の党から出馬。いずれも比例で復活当選している。いわば「きのうの敵」を、民主党は「非自民勢力の結集」という旗の下、元金融担当相の中塚一宏に代わる公認候補として迎えた。
虚をつかれた解散から、陣営は「時間との勝負」に気をもんできた。「1+1は2にならない」と陣営幹部。同連合幹部は「当初、組合員の大半は『阿部さんって誰』という感じだった」と語る。今までは知る必要がなかったからだ。阿部と民主党は政策で立ち位置に違いもある。左派色が濃い阿部に対する保守的な民主支持者の距離感。足し算と引き算が入り交じる。
阿部は「また党を変わるの、という声は聞く」と認めながら、「安倍政権の暴走を食い止める受け皿として、民主党を大きくしなければ」と訴える。傍らで党県連の金子洋一代表は「阿部さん自身は何も変わらない」と力説する。
中塚ではなく、解散時に無所属だった阿部を擁立した民主党。「野党間調整」というより、いわば「党内調整」だったという見方もあるが、いずれにせよ、候補者の肌合いの違いによるマイナスを承知の上で、勝負をかけた。
◇
二年前に初当選し、再び小選挙区勝利を目指す自民前職の星野。ひたすら「アベノミクスを前に進めさせていただきたい」と声をからしてきた。
陣営は「阿部、中塚と三人で争うなら楽勝では、と踏んでいた」と明かす。ところが、阿部の民主入りで状況は一変。前回総選挙での阿部と中塚の得票を足せば、星野を約二万五千票も上回る。中塚への票が阿部にそっくり流れることはないにしても、緊張感は一気に高まった。
星野は「考え方が違うのに、席があいたからといってぽんと座るのか。そんなご都合主義でいいのか」と阿部と民主党を批判。公示日の二日と一週間後の九日の二度、応援に来た菅義偉官房長官も同様に相手を斬った。
菅に加え、閣僚の石破茂や甘利明、党幹事長の谷垣禎一、人気者の小泉進次郎らが次々と藤沢入り。星野は「それだけ厳しい選挙だということ」と自ら評し、支持を求めている。
阿部、星野両陣営を横目に他党の新人二人は声を張り上げる。次世代の甘粕は「与党も野党も足の引っ張り合いをしているだけ。古いし、おやじくさい政治」と酷評し、「次世代の党こそ真の第三極として国民の選択肢になりうる」と主張する。
共産の味村は「アベノミクスは貧困と格差の拡大をもたらしただけ」と強調。阿部の民主入りを「政策なき野合」と断じ、「安倍政権に対抗できるのは共産党だけ」と力を込める。
各陣営の思惑は交錯しながら、選挙戦は最終盤を迎えた。 (吉岡潤)
=敬称略
甘粕和彦31(元)衆院議員秘書 《比》次新
星野剛士51(元)県議 《比》自前<1>公
味村耕太郎25党准県委員 共新
阿部知子66(元)厚生労働委員 《比》民<前><5>
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141213-OHT1T50025.html
【衆院選】伸晃氏が弟・宏高氏応援「勝たせて」石原家の負けられない戦い
2014年12月13日6時0分 スポーツ報知
そろって拳を突き上げる伸晃氏(左)と宏高氏(右)の石原家兄弟 そろって拳を突き上げる伸晃氏(左)と宏高氏(右)の石原家兄弟
東京3区から出馬している自民党・石原宏高氏(50)の応援演説に12日、兄で同8区から立候補している同党・石原伸晃氏(57)が駆けつけた。一方、2人の父で、今選挙後の引退を表明している次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は、比例東京の名簿順位最下位で出馬。石原家が3人で挑む最後の選挙戦も、いよいよ最終盤となった。
「都連会長というより、石原宏高の兄でございます」。東京・大田区で行われた宏高氏の街頭演説。自民党東京都連会長でもある伸晃氏は開口一番、弟との絆の強さをアピールした。さらに「弟は外務政務官として、安倍政権に育ててもらった。ぜひとも、この区で勝たせていただきたい」と強調し、ガッチリ握手。その後は兄弟仲良く地元商店街を練り歩き、連れ立って街宣カーに乗り込んだ。
弟を気にかけるのは、わけがある。東京3区は03年の初対決以来、宏高氏と民主党・松原仁氏(58)が交互に当選、通算成績は2勝2敗の超激戦区。前回の12年衆院選は宏高氏が制したものの、票数は松原氏とわずか2016票差の12万2314票。常に厳しい戦いを強いられる。
今回の選挙では、自民も同区に重鎮投入作戦を展開。6日には大井町駅前で安倍晋三首相が応援に入り、演説で約6000人を集めた。谷垣禎一幹事長ら幹部も続々と同区入り。松原氏の陣営は「あれだけ人を集めた首相の応援演説は、ちょっと痛かったですね。向こうは1年以上前からこちらと同じドブ板活動を開始してますし、苦しいですよ」と警戒する。
兄や重鎮だけではない。他党の父までも宏高氏の戦いに参加しようとしていた。公示初日の2日。宏高氏の選挙事務所に、次世代の党最高顧問の慎太郎氏から一本の電話が入ったという。「応援に行きたいんだけど、どうかな」。さすがに他党の人間に頼めない。宏高氏側は丁重にお断りを入れた。今回の選挙後の政界引退を表明している慎太郎氏は、他党とはいえ、三男坊の動向に気をもんでいる。
一方、石原家の長男・伸晃氏は東京8区から立候補。12年衆院選は山本太郎氏(現参院議員)の善戦で、票数は09年の選挙時から1万5000票減った。それでも今回は都連会長と自らの派閥の長という立場上、応援演説に出なければならず、地元で選挙活動ができた日は1日もない。
対抗馬と目される民主の円より子氏(67)は、その山本氏とタッグ結成。円氏は「政策面はほぼ同じですから。山本氏には毎日選挙区に入ってもらってありがたい」と話す。こちらの石原家VS民主の戦いも注目だ。
◆東京3区(大田区の一部、品川区、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ケ島村、小笠原村)
石原宏高50 自民前〈2〉
香西克介38 共産新
松原仁 58 民主前〈5〉
◆東京8区(杉並区)
石原伸晃57 自民前〈8〉
沢田真吾29 共産新
鈴木達夫74 無 新
円より子67 民主新
※丸数字は当選回数
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http://www.hochi.co.jp/topics/20141213-OHT1T50038.html?from=related
【衆院選】25歳石合氏「怒り」ぶつける“ブラック企業”で過酷労働経験
2014年12月13日6時0分 スポーツ報知
14日、投開票日を迎える衆院選で「平成生まれ初の国会議員」を目指す2人の候補者がいる。全候補者1191人のうち最年少の共産党・味村(みむら)耕太郎氏(25)=神奈川12区=と社民党・石合(いしあい)祐太氏(25)=比例北信越ブロック=。国政選挙初の“平成っ子”候補は、「若者の声を届けたい」と、選挙戦最後の追い込みで奮闘中だ。(北野 新太)
1989年2月1日生まれで、味村氏に次ぐ“若手候補”の石合氏は故郷の長野県内を中心に北信越を走り回る。
政治への思いは時代の洗礼を浴びた自らの体験にある。立正大時代、氷河期の就職活動で約20社の試験を受け、ようやく内定をゲットした京都の清掃会社で営業マンとなったが…。「これがなかなかブラックな企業でして…」。移動中の車中で昼食を取ることを命じられ、早朝から翌日未明まで働くような時も。結局、半年で辞めた。「出馬の動機になりました。成功体験を持っていない僕らの世代でも、怒りをぶつける術はあるんだと示したかった」
学生時代から付き合った彼女に立候補を打ち明けると「理解できない」と、あっさりフラれた。選挙準備も慣れないことばかり。東京・高円寺で買った古着で選挙活動をしようとしたら、党の上司から「そんなダサいカッコはダメ」と公示日の2日前に着替えを命じられた。
女優・吉高由里子のファン。「率直に言って厳しいとは思いますけど、議員になって紅白(吉高が司会)を見られるよう最後まで頑張ります!」
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_61019.html
<衆院選>24年経て「近親」対決/知事選対応も影響/福島1区
JR福島駅前で候補者の訴えに耳を傾ける有権者=2日
<威信を捨てて>
2012年の前回衆院選で東北最多の12万票を得た男が、プライドをかなぐり捨てた。
「変な風が吹いている。とにかく知り合いに声を掛けてほしい」
10日夜、福島県国見町のホール。3選を目指す自民前議員亀岡偉民はひたすら頭を下げた。
「風」を吹かせるのは、11月の解散直前に立候補を表明した民主新人で元参院議員の金子恵美。2人には因縁がある。
金子の亡父徳之介は旧保原町長時代、建設相や農水相を歴任した亀岡の養父高夫(故人)の後援会長を務めた。高夫の死後、亀岡は1990年の衆院選旧福島1区に挑戦。対抗馬に立ったのは徳之介だった。「養子VS後援会長」。亀岡は後継争いに敗れた。
亀岡の国政初挑戦を阻んだ徳之介。その次女恵美が24年の歳月を経て、亀岡の3選に大きく立ちはだかった。
亀岡と金子は地盤も伊達地方で重なる。「参院は金子。衆院は亀岡」と公言する支持者も多く、亀岡陣営は「金子にだけは出てほしくなかった」とぼやく。
<連合を再結成>
「福島を救ってほしいという声を必ず国政に届ける」
JR福島駅前で9日、街頭で訴える金子から出馬当時の迷いが消えた。隣には民主党元幹事長の細野豪志。党本部から「あと一歩。細野を入れる」と直前に連絡が入り、金子にとってうれしいサプライズとなった。
序盤は亀岡がリード。昨年の参院選で敗れ、出遅れた金子が追う展開だった。終盤に入り、報道各社の世論調査は2人の接戦を伝える。金子が勢いに乗ってきた。
「金子猛追」の舞台装置づくりは公示日の午後、ひそかに行われた。民主党元外相の玄葉光一郎が、前回1区で5万票を獲得した元議員石原洋三郎(41)と会い、金子支援の約束を取り付けた。
金子は、石原が民主公認で初当選した09年衆院選で選対本部長を務めた。「金子石原連合」の再結成で、県都決戦の構図は激変した。
ただ、前回の石原票と民主候補の票を足しても9万5000票。亀岡選対本部長の県議桜田葉子は「亀岡票12万には届かないと、陣営内に油断があった」と認める。
<「A級戦犯」に>
亀岡が「自民圧勝」の波に乗り切れない理由の一つに10月の県知事選を挙げる幹部もいる。党県連は元日銀福島支店長を擁立したが、党本部の圧力で断念。擁立の中心人物だった亀岡は「A級戦犯」と批判を浴びた。
民主党は終盤、福島1区を最重点区に格上げした。代表の海江田万里は10日、2度目のてこ入れに入った。ここに来て、金子陣営は「比例復活」から「小選挙区勝利」へと目標を上方修正した。
原発再稼働阻止を訴える共産新人の渡部保子は、東北比例2議席を視野にフル回転している。(敬称略)
◎福島1区立候補者
金子恵美49☆元参院議員 民新
亀岡偉民59☆元復興政務官 自前(2)
渡部保子72 元中学教諭 共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_31020.html
<衆院選>民主、牙城死守へ総力 岩手1区
最終盤の総決起集会で気勢を上げる支持者ら=12日午後6時30分ごろ、盛岡市
◎自民は盛岡に大物続々
衆院選岩手1区で、最終盤の攻防が激化している。民主党前議員の階猛候補(48)がリードし、比例東北自民党前議員の高橋比奈子候補(56)が追う。1区は11年前から続く民主党の鉄板議席。民主は引き離しを図り、自民は閣僚らが続々とてこ入れに入る。共産、社民も割って入り、有権者の8割を占める盛岡市で激突している。
「きょう特定秘密保護法が施行された。集団的自衛権の行使と情報隠しで戦争に巻き込まれる懸念がある」。4選を狙う階氏は10日夕、盛岡市の教育会館で約500人に訴えた。弁護士資格を持ち、同法の問題点を国会で追及してきた。
9日夜には細野豪志元幹事長が「安倍晋三首相は官邸病。本気で経済が回復していると思っている」と演説。安倍政権の危うさを前面に、攻勢を仕掛ける戦略だ。
「選挙は自公の圧勝。岩手のため走り回る仕事をさせてほしい」。再選を期す高橋氏は6日、JR盛岡駅前で支持を呼び掛けた。隣に立ったのは高村正彦党副総裁。「アベノミクスの成功に必要な人」と持ち上げた。
陣営は大物の応援に盛り上がる。公示前の首相に加え、菅義偉官房長官、大島理森前副総裁、小泉進次郎復興政務官らが盛岡に入った。政権与党の層の厚さを見せつける波状攻撃で挑む。
1区は過去5回、民主が連勝してきた。03年、05年は民主時代の達増拓也知事。07年補選で階氏が初当選し09年、12年と守った。解散前、東北の1区で自民の議席がなかったのは岩手だけ。難攻不落の牙城だ。
前回は未来(現生活)を含めた5党の争い。得票は階氏が5万5000、高橋氏が4万4000、未来候補が4万1000だった。今回はすみ分けで生活候補はいない。
1区有権者28万人のうち23万人が盛岡市。前回得票率は階氏35%、高橋氏26%、未来候補25%だった。階氏は生活票取り込みを狙い、高橋氏は無党派票獲得を図る。
12日は市街地や住宅街で舌戦を繰り広げた。階陣営は「アベノミクスで中央と地方の格差は広がった」と攻撃。高橋陣営は「あと一歩。経済政策を進めるため勝たせてほしい」と訴えた。
社民党新人の細川光正候補(65)は「格差拡大を食い止め、戦争を認めない社会を守る」と強調。共産党新人の吉田恭子候補(33)は「子どもの医療費を無償にし、子育て世代の家計の負担を減らす」と主張する。
◎岩手1区立候補者
細川光正65☆社 新
階猛48☆民 前(3)
吉田恭子33 共 新
高橋比奈子56☆自(大)前(1)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
◎岩手1区過去の開票結果
【2003年11月】
当 91,025 達増 拓也 民前
57,899 及川 敦 自新
12,014 後藤百合子 社新
8,806 長沼 洋一 共新
【05年9月】
当 95,109 達増 拓也 民前
65,187 及川 敦 自新
14,050 細川 光正 社新
9,659 神部 伸也 共新
【07年7月 補選】
当102,987 階 猛 民新
53,125 玉沢 正徳 自新
10,821 瀬川 貞清 共新
【09年8月】
当116,425 階 猛 民前
50,585 高橋比奈子 自新
13,048 伊沢 昌弘 社新
12,187 吉田 恭子 共新
1,047 森 憲作 諸新
【12年12月】
当 55,909 階 猛 民前
44,002 高橋比奈子 自新(比当)
41,706 達増 陽子 未新
9,922 伊沢 昌弘 社新
9,473 八幡 志乃 共新
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_11027.html
<衆院選>村井知事の妻 維新候補を応援
応援のあいさつをする一美さん
14日投開票の衆院選で、村井嘉浩知事の妻一美さんが12日、宮城2区の維新の党前議員林宙紀候補(37)の個人演説会に出席した。今回の衆院選で、一美さんが特定候補を応援するのは初めて。
演説会は仙台市宮城野区の仮設住宅であり、一美さんは入居者ら約20人を前に「(林氏を)私も村井も評価している。どうか力添えをお願いしたい」と呼び掛けた。
村井知事は、衆院選へのスタンスについて「中立だが、今までのお付き合いの度合いもある」と説明。自民党前議員の集会で演説したほか、比例東北に立つ公明党新人の演説会にも出席した。
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http://www.sankei.com/region/news/141213/rgn1412130072-n1.html
2014.12.13 07:09
【衆院選2014 激戦区を歩く】
千葉13区 区割り変更「旧4区票」どこへ
ブログに書く0
衆院選挙区定数の「0増5減」に合わせた区割りの変更で、県内では前回まで千葉4区だった船橋市の一部が千葉13区(柏、鎌ケ谷両市など)に編入された。該当地域の選挙人名簿登録者数は約5万7千人に上る。13区の候補者は新たな有権者から支持を得るため舌戦を展開しているが、同地域の住民からは「好きな政治家に投票できなくなった」といった不満も聞こえている。
◆白熱の争奪戦
11日昼、13区の新京成線二和向台駅(船橋市二和東)前の商店街には、雨交じりの曇天にもかかわらず多くの有権者が押し寄せた。聴衆の視線の先には、13区候補者の民主前職、若井康彦氏(68)の応援演説を行う前首相、野田佳彦氏(57)の姿があった。
4区で5期連続当選を果たしている民主前職の野田氏は、2年前の前回衆院選には4区だったこの商店街周辺にも多くの支持者を抱えている。野田氏が「格差社会是正のため、ぜひ民主党を応援してほしい」と訴えると、大きな拍手と声援が巻き起こった。
若井氏の陣営は「野田氏が築き上げてきた地盤をいかに引き継げるかが重要だ」と話す。若井氏は同駅前などに何度も足を運び、仕事帰りの会社員や駅の利用客らに「一般家庭の負担が増えるような経済政策は変えなければならない」と訴えている。
自民前職、白須賀貴樹氏(39)も旧4区での選挙活動に力を入れ、チラシなどを重点的に配布。昼の同駅前商店街を練り歩き、「社会保障の充実のためにもアベノミクスは止めてはならない」などと買い物客らに呼びかけている。陣営は「日に日に声をかけてくれる人が増えている」と手応えを感じている。
共産新人の中川勝敏氏(68)の陣営は「13区に編入された旧4区には共産党の支持者も多い。愚直に支持を呼びかけ続ける」と話した。
◆冷ややかな声
熱戦を繰り広げる各陣営とは対照的に、地域住民からは冷ややかな声も上がっている。二和東に住む自営業の女性(53)は「4区で応援していた候補者がいたのに投票ができなくなり、政治に興味がなくなった」。今回は投票に行くことも決めていないという。船橋市選挙管理委員会にも同様の苦情などが寄せられており、選管はチラシを配布するなどして有権者への周知と理解を呼びかけている。
4区から13区に編入された同市二和西と、4区のまま変わらなかった同市金杉町、13区の鎌ケ谷市にまたいで建つ集合住宅では、今回の変更で、金杉町に位置する1棟だけが4区に残されることになった。
二和西の棟に住む男性(79)は「自分の選挙区が変わったことは知っていたが、1棟だけ4区に残されたことは知らなかった」と驚きを隠せない様子で、「なんでそんな複雑なことになるのかなあ…」とつぶやいた。
◆住み分けだけ
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査では、白須賀氏が他の候補者を大きくリードして終盤戦を迎えている。この情勢を、白須賀氏の陣営は「地道な活動により、新人で当選してからの2年間で熱烈な支持者を獲得したからではないか」と分析する。
自民の独走を防ぐために、13区では維新と民主が候補者調整を行ったが、住み分け以外の協力はみられていない。若井氏の陣営関係者は「維新の支持者が、そのまま応援してくれるという単純な流れにはなっていない」と漏らした。(中辻健太郎)
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http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090001-n1.html
2014.12.9 07:00
【注目区を歩く】
(1)「政治とカネ」群馬5区 どぶ板・おわび行脚…関心は得票数 小渕氏「厳しくつらい選挙」
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(1/3ページ)【注目区を歩く】
有権者に頭を下げて支援を呼びかける候補者=群馬県(田中俊之撮影)
14日の投票日に向けて衆院選は終盤戦に突入し、各候補者はさらに有権者への浸透を図っている。政治資金問題で経済産業相を辞任した自民前職の小渕優子氏(41)が出馬した群馬5区(群馬県高崎市など)では、対抗馬の新人2人が「政治とカネ」問題で攻勢を強める。
公示後、初の週末を迎えた6日。小渕氏は同県南西部の下仁田町に入った。演説の時間と場所は事前に支援者らに通知。演説会が予定されていたスーパーの駐車場には、50人を超える支援者が集まっていた。
選挙カーを降りた小渕氏は聴衆に駆け寄って一人ずつ握手。支援者からは「大丈夫よ」「頑張ってね」と一様に激励を受け、「少し痩せたんじゃない」と気遣う声も上がった。
〝逆風〟それでも支援
小渕氏の政治資金をめぐっては、関連政治団体が開いた「観劇会」について、平成22〜25年(24年は政治資金収支報告書に記載なし)で支出が収入を計約3430万円上回っており、東京地検特捜部が捜査中だ。
“逆風”下の小渕氏は「厳しくつらい選挙だが、最後までご支援をお願いしたい」と頭を下げ、10分ほどで演説を終えると、次の会場に向かった。
過去の選挙戦では、地域別に集会を開いていた小渕氏だが、今回は「謝罪なのに有権者に足を運ばせるのは失礼」と、選挙区内をくまなく回る「どぶ板選挙」に徹している。
スケジュールは連日午前8時から午後8時までびっしり。6日も40カ所以上で“おわび行脚”した。反応も好意的だ。選挙カーでの移動中も沿道では支援者が待ち構えており、小渕氏が車から身を乗り出して握手する場面も見られた。家の中から選挙カーに手を振る住民も多く、人気の高さをうかがわせた。
下仁田町に住む農林業の男性(69)は「上州人は義理堅い面があるんだ。父(で元首相)の恵三さん時代から応援している人も多いし、問題があったからといって、それで支援をやめる人は少ないだろう」と話す。
2新人切り崩し懸命
一方、対抗馬の新人2氏は、小渕氏の強固な地盤を切り崩そうと、「政治とカネ」問題の追及に力を入れている。
共産新人の糸井洋氏(46)は、反自民色を鮮明にした上で、「政治とカネ」問題に対する小渕氏の対応を糾弾する。
「小渕さんは大臣を辞めて責任を取ったつもりかもしれないが、何の説明もないまま立候補した。これはけじめのない態度と言うのではないか」と批判する。
社民新人の小林人志氏(63)は、候補者擁立を見送った民主党県連の協力を得て、批判票の取り込みを図る。街頭演説を中心に集会も開いて支持を呼び掛けている。
演説では安倍晋三政権が進める経済政策「アベノミクス」批判に加え、小渕氏の政治資金問題にも言及。「政治を志す者は身がきれいでなければならないし、疑惑を持たれたら当然、説明する義務がある」と小渕氏を批判した。
ただ、糸井氏と小林氏の演説に耳を傾ける有権者は多くない。街頭で車を止めて訴えても、聴衆の姿が見られないこともあった。
地元の自民党関係者の関心はすでに、小渕氏の獲得票数に向いている。
「得票数が少なければそれだけ批判があるということ。逆に、最初の選挙で小渕氏が得た16万票を超えれば、捜査中ですべて清められるということはないにしろ、一定のみそぎを意味するのではないか」
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http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100004-n1.html
2014.12.10 07:00
【注目区を歩く】
(2)「追う立場 厳しい状況」 菅元首相、城島元財務相 地道な戦い
2年前の衆院選。当時与党だった民主党に逆風が吹き、首相経験者ですら厳しい結果となった。元首相で民主前職の菅直人氏(68)=東京18区=は選挙区で敗れ、かろうじて比例代表で復活。現役の財務相だった民主元職の城島光力(こうりき)氏(67)=神奈川10区=はバッジを失った。両氏は安倍晋三政権に「『NO』を突きつける」と、街頭で粘り強く支持を訴え、選挙区での議席奪還に向けて地道な戦いを続けている。
東京18区
自民前職の土屋正忠氏(72)と菅氏が4度目となる“土菅(どかん)戦争”を展開する中、共産新人が割って入る東京18区(武蔵野市など)。選挙区では過去、菅氏が2勝を収めたが、前回初めて土屋氏が勝利した。
「原発ゼロにYES!」
そんなフレーズが入った白いジャンパーをまとった菅氏。武蔵野市のJR武蔵境駅前で7日、50人ほどの聴衆に、「菅直人に投票して、自民党の議席を減らしてください。それが安倍さんの暴走を止める大きな力になる」と訴えた。
商店街を丹念に練り歩く中、道行く人から激励される場面もあるが、陣営関係者には悲壮感も漂う。
「こちらは追いかける立場。厳しい状況に変わりはない」。選挙区内で1日20カ所以上、街頭に立つ。
前回選挙では、菅氏に約1万票差をつけて当選した土屋氏。府中市内で、「この18区にどういう政治家がふさわしいか。これからの日本をつくるため、この道を行きましょう」と声を張り上げた。
自民党は元首相を相手にする東京18区を“重点区”と位置付け、安倍首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官らを次々に応援弁士として投入することで議席死守を期す。
陣営幹部は「これまでにない勢いを感じる」と話すが、「自民優勢」との報道に警戒感もある。「相手が相手だけに何が起こるか分からない。最後まで慢心せず戦う」と力を込めた。
共産新人の結城亮氏(44)は消費増税中止や原発再稼働反対を掲げ「安倍内閣と正面から対決し、日本の政治を変える」と訴える。陣営は自民優勢が報じられるにつれ、支持の広がりを感じるといい、「これまでビラを受け取ってくれる人が1時間で70人ほどだったが、200人ほどに増えた」と手応えを語った。
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神奈川10区
前回の衆院選では、民主の看板閣僚の一人だった城島氏が大幅に票を減らして敗れた神奈川10区(川崎市川崎区など)。勝利した自民前職の田中和徳氏(65)と城島氏の差は約4万3千票だった。自民と民主、共産が票を争う中、前回は「第三極」として勢いがあった、みんな、維新が獲得した計約8万8千票の行方が勝敗の鍵を握る構図だ。
「日本の危機だ」。並々ならぬ決意で、今回の選挙戦に臨む城島氏。連日、街頭での選挙活動を終えた午後8時以降も駅頭に立つ。
陣営幹部は「前回とは勢いが違う。ボランティアが多く集まり、スタッフの数は3倍になっている」と手応えを口にするが、民主党への拒否感は依然として強いといい、ポスターに記された“民主党公認”の文字は控えめ。政党色より、「反アベノミクスや、野党統一候補であることを前面に出していく」という戦略だ。
一方、田中氏の陣営も「負けるわけがないとは思っているが、公明の票が固まっていない」と歯切れが悪く、必ずしも追い風を感じているわけではない。
党組織運動本部長などの役職も担う田中氏は、応援演説で福島県や千葉県を回るなど、地元を留守にしがちで、陣営は票固めに奔走している。
共産新人の中野智裕氏(56)は、反自民票の獲得に全力を挙げる。
有権者が多く行き交うJR川崎駅。6日夕方には3陣営が1時間ごとに交代で舌戦を繰り広げた。だが、足を止めたり、ビラやパンフレットを受け取ったりする人はまばらだ。
「有権者の関心が低い。投票率が下がることを考慮すると、実際には8万8千票のうち、5万票の取り合いになるだろう」と、田中氏の陣営幹部は分析する。
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http://www.sankei.com/premium/news/141210/prm1412100009-n1.html
2014.12.11 07:00
【注目区を歩く】
(3)「選挙どころではない」 爪痕残る被災地、「防災強化」響く訴え
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(1/4ページ)【注目区を歩く】
雪が舞う中、長野北部地震で大きな被害が出た地区周辺を回る選挙カー=5日、長野県白馬村(森本充撮影)
今年も日本列島は、自然災害に襲われた。8月の広島土砂災害、9月の御嶽山(長野・岐阜県)噴火、11月の長野県北部地震…。復興に向けて歩み出しているこうした被災地でも、衆院選の立候補者の訴えが響く。住民は一日も早い復興を祈りながら、選挙戦の行方を見つめている。
長野2区
長野県北部地震で住宅の倒壊が相次いだ白馬村。この冬初めてまとまった雪が積もった4日、長野2区から立候補した維新前職の百瀬智之氏(31)はJR白馬駅前でマイクを握った。「避難の仕組みづくりなど防災に力を入れる」。そう住民に語りかけた。
地震で自宅が崩れた堀之内地区の中村佐代子さん(81)は現在、避難先に指定された宿泊施設で生活。だが、冬の観光シーズンが始まり、滞在期限は18日までだ。「住むところはどうするのか。選挙どころではない」と憤る。
ただ、政治に先行きへの不安を解消してもらいたいという声もある。この地区で商店を営む鎌倉かおりさん(45)は「衆院選を契機に活気を戻してもらいたい」と話す。
自民前職の務台俊介氏(58)の陣営は5日、選挙カーで堀之内地区周辺を回り、「防災に強い街づくりを推進します」と訴えた。民主元職の下条みつ氏(58)、共産新人の清沢達也氏(40)の両陣営も被災地復興をうたう。
年間240万人余りが押し寄せ、住民の大半が何らかの観光産業に携わるという白馬村。ウインターシーズンの到来を知らせる雪は、例年なら歓迎すべきものだが、今季に限れば、雪への住民の思いは複雑だ。
「今年ばかりは降ってほしくないね」。堀之内地区に暮らす中村やよいさん(67)もため息をつく。自宅は外見上、被害がないように見えるが、基礎部分が大きく崩れ、住むことはできない。解体を待つばかりとなっている。
だが、作業は遅れており、雪でさらに先延ばしになる可能性もある。「早く気持ちを切り替えたいのに…。東日本大震災で何を学んだんだろう」。中村さんの目には、国や政治の動きが鈍く映っている。
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広島3区
8月の土砂災害で74人が犠牲となった広島市安佐南、安佐北の両区を選挙区に抱える広島3区。3人の候補者のうち1人は選挙事務所を安佐南区の国道沿いに構え、すぐ近くに迫る山肌には土石流の爪痕が今も生々しく残る。
その土石流が押し寄せた先にあった県営緑丘住宅では、114世帯244人の入居者から2人の犠牲者が出た。復旧作業では土砂の除去などが優先されたため、緑丘住宅は強度調査が後回しにされた。構造上の大きな損傷がないことが判明し、存続が決まったのは今月に入ってからだ。
現在、避難所暮らしを強いられているのは1世帯3人に減った。一方で、一時避難先になっている公営住宅などに身を寄せるのは11月下旬段階で約1700人にも上っている。
緑丘住宅の入居者の多くも一時避難先の公営住宅などに移ったままで、近くの八木ケ丘団地町内会副会長、山根健治さん(68)は「復興が進んでいるといわれるが、がれきと土砂が片付いたくらい。選挙期間中に政治の空白期間ができるが、復興に遅れがないようにしてほしい」と話す。
候補者には八木地区の住民がいる。民主元職の橋本博明氏(44)は災害発生から約1カ月半、ボランティアとして活動。体験を語り、支持を訴える。
自民前職の河井克行氏(51)は安倍晋三首相に何度も早期の復旧復興を要請し、選挙戦ではこうした活動を強調する。共産新人の清水貞子氏(67)はたびたび被災地で要望を聞き、生活再建をうたう。
一方で選挙への冷ややかな目線もあるという。一部陣営からは「有権者には『何のための選挙か』という思いが特に強く、投票率がかなり下がるのではないか」との声も出ている。
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http://www.sankei.com/premium/news/141212/prm1412120007-n1.html
2014.12.12 07:00
【注目区を歩く】
(4)「0増5減」新区割り、手探りの戦い 慣れぬ地「正直厳しい」
(1/3ページ)【注目区を歩く】
「0増5減」で選挙区が減少した山梨県で支持を訴える候補者=7日、山梨県昭和町(松岡朋枝撮影)
一票の格差を是正するための「0増5減」の区割り法で、今回の衆院選から選挙区が5つ減った。減少を受けた新たな区割りでの選挙戦で、各候補者は手探りの戦いを続けている。
山梨1区
「0増5減」の結果、山梨の選挙区は3から2に減少。主に旧1区を旧2区と旧3区に統合し、県域を東西に2分する形となった。
自民党は1区で、選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を採用した。前回選挙で旧1区から出馬した前職の宮川典子氏(35)が1区から出馬し、旧3区から出馬して比例代表で復活当選した前職の中谷真一氏(38)が比例代表(南関東ブロック)に回ることが決まったのは今年7月末のことだった。
わずか4カ月で選挙を迎えるという準備期間の短さに加え、宮川氏の出身地で旧1区に含まれていた山梨市は2区に入った。
日曜日の7日は、中谷氏が同行して1区内の旧3区の地域を中心に遊説。甲斐市では宮川氏と中谷氏が交代でマイクを握った。
宮川氏は過去、参院選に出馬した経験があり、陣営幹部は「一度は歩いたことのある地域。山梨市からの応援も入っている」と区割り変更の影響は小さいとするが、短期決戦の影響は拭い切れない。「名前を売り込むための選挙カーが中心で、演説でしっかり訴えることが遅れている」とこぼす。
1区からは民主前職の中島克仁氏(47)と共産新人の遠藤昭子氏(63)が出馬している。昨年の参院選にも出馬し「新しい区という意識はない」と話す遠藤氏に対し、中島氏の陣営は「正直言って厳しい」とため息をつく。
中島氏は所属していた、みんなの党の解党で民主に入党。民主公認での出馬が決まったのは解散2日後の11月23日だった。6日は、新たに選挙区に組み込まれた大票田の甲府市ではなく、前回選挙で出馬した旧3区で民主入りへの理解を求めた。
さらに、解散前後に相次いだ「山梨の政変」(宮川陣営)が今回の衆院選の構図を複雑にした。解散風が吹き始めた11月上旬、2年前の衆院選で旧3区で民主から出馬し当選した後藤斎氏(57)が知事選出馬を表明。今回の衆院選公示前日には維新公認で1区から出馬するとみられていた前職の小沢鋭仁氏(60)の比例代表(近畿ブロック)への転出も決まった。
区割り、立候補予定者が変わる複雑な選挙事情にある陣営の関係者は、こう漏らす。「党本部からも情勢を聞かれるが、答えに困る。単純な足し算、引き算では答えが分からない選挙だ」
徳島1区
県都の徳島市を含む徳島1区では、旧3区で4度も争った自民前職の後藤田正純氏(45)、民主元職の仁木博文氏(48)がともにスライド。有権者の57%を占める大票田の徳島市で“新人”のような戦いを繰り広げている。
徳島市を主とした旧1区を長らく牙城としたのが民主党の仙谷由人元官房長官。だが2年前の前回選挙で落選し、今回不出馬を決めた。旧3区の仁木氏が代わって1区に立った。
仙谷氏は今回の衆院選で仁木氏の選対本部長を務めている。「徳島市では出遅れているが、仙谷さんの支持者が多くいる」と仁木氏は話し、“影の総理”と呼ばれた仙谷氏に頼りながら県都攻略を図る。
一方の後藤田氏。「カミソリ後藤田」の異名をとった元官房長官の正晴氏を大叔父に、女優の水野真紀さんを妻にもち、徳島市での知名度は仁木氏に勝る。
だが、後援会事務長を務める神山町の後藤正和町長は楽観していない。「区割りが変わったことすら知らない有権者もいる。『結果は分かっているから投票に行かなくてもいい』という声もある」という。
1区には、共産新人の古田元則氏(66)も立候補。旧1区で出馬した前回に続く挑戦となり、消費税増税の中止や原発再稼働の反対などを訴えている。
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http://www.sankei.com/politics/news/141213/plt1412130013-n1.html
2014.12.13 07:00
【注目区を歩く】
(5)野党候補乱立 しらける有権者「一票が反映されると思えず…」 神奈川7区
衆院選は投票を14日に控え、各選挙区で激しい戦いが繰り広げられている。今回の衆院選で野党は、候補者調整を進めて自民に対抗しようとしたが、調整を果たせなかった選挙区もある。協力関係を構築できないまま選挙戦に突入した選挙区では、野党候補の乱立で激戦が続いている。
崩れた協力関係
神奈川県内でも公示前、野党間で候補者調整が図られた。しかし、神奈川6区の維新前職に対し、民主が元職を擁立したことで協力関係が崩れた。
そのため、神奈川7区(横浜市都筑区、港北区)で維新は、民主新人の中谷一馬氏(31)の対抗馬として、新人の豊田有希氏(39)を擁立。ほかにも、次世代前職の松田学氏(57)、共産新人の大山奈々子氏(51)が立候補した。
3選を目指す自民前職の鈴木馨祐氏(37)に対し、民主、維新、次世代、共産がそろい踏みし、反自民票を野党同士が奪い合う構図が生まれた。
「自民とどう戦うか。野党の姿勢が試されるときだというのに、共闘の話は一切ない。神奈川7区は“ガチンコ対決”だ」。民主の神奈川県連代表を務める金子洋一参院議員はそう話す。
候補者らからも、他の野党への不満が聞かれる。中谷氏の陣営関係者は「民主党を批判してきた政党が、『選挙協力を』という。そんな話し合いがうまくいくはずがない」と批判。松田氏は「野党乱立は自民党を利するだけ」と苦々しく語る。
新住民が多い「港北ニュータウン」を抱え、無党派層が多いとされる神奈川7区。横浜市選挙管理委員会は「社会の動きに敏感に反応し、国政選挙の投票率は常に高い傾向にある」と話す。
そんな特徴を持つ選挙区で、野党乱立の状況を冷ややかにみる有権者もいる。「しっかりした政策論争を期待したい」と話す港北区の女性会社員(41)は野党に投票するつもりでいた。だが、現在の状況を見て「選択肢が多すぎて票が分散するのでは。自分の一票が国政に反映されると思えない」と今は投票自体に消極的になったという。
自民「チャンス」
反自民票が分散する状況を、自民はチャンスと位置づけて選挙戦を進める。鈴木氏は「無党派層を取り込む絶好の機会。既得権益や古い政治と決別した、新しい自民党を多くの人に知ってもらいたい」と支持層開拓に意欲を見せる。
党幹部も連日のように7区入りして鈴木氏をサポートする。9日には菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新横浜駅前で演説。「7区は大激戦区。決して楽な選挙ではない」と厳しい言葉で引き締めを図った。
自民と野党の候補者が乱立する激しい選挙戦を制するのは−。その答えは14日の投票結果で示される。
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>>2368
戸井田真太郎が比例単独の話があったんですね
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>>2423
熊本4区忘れてますね
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>>2475
熊本4区は次世代を自公が推薦だから
実質与党候補?
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>>2457
おう!ミステイク発見ですね。
自民でカウントしとりました
汗
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報道機関別の情勢
▼小選挙区 東京(主要区のみ)
1区
毎日(12/8) 山田(自民)、海江田(民主) 激しく競る
朝日(12/11) 海江田と山田が互角
讀賣(12/12) 山田と海江田が横一線
2区
毎日 辻(自民)が一歩リード。中山(民主)が懸命に追う
朝日 辻を中山が懸命に追う
讀賣 -
3区
毎日 石原(自民)が先行し、松原(民主)が追う
朝日 松原と石原が激戦
讀賣 松原と石原が互角の戦い
7区
毎日 長妻(民主)が先行
朝日 長妻が一歩リードする。松本(自民)は懸命に追っている
讀賣 長妻と松本が互角の戦い
14区
毎日 松島(自民)が優位な戦いを進める
朝日 松島がやや優位に立ち、木村(民主)が懸命に追う
讀賣 -
15区
毎日 柿沢(維新)と秋元(自民)が競う
朝日 柿沢と秋元が接線
讀賣 秋元と柿沢が横並びのまま接線
18区
毎日 土屋(自民)がリードし、菅(民主)が追う
朝日 菅と土屋が互角の戦い
讀賣 土屋と菅が総力戦を展開し、引き続き競り合っている
19区
毎日 松本(自民)、末松(民主) 激しく競り合う
朝日 松本が幅広い世代からの支持を集め、安定感がある
讀賣 -
21区
毎日 長島(民主)、小田原(自民) 一歩も引かず競り合う
朝日 小田原がリードし、長島が激しく追う
讀賣 長島と小田原が大接戦
23区
毎日 小倉(自民)がリードを広げる
朝日 小倉がやや先行し、櫛渕(民主)が懸命に追う
讀賣 -
※各紙の調査方法
毎日 12/5-7、295選挙区で実施。回答数75,258人(12/8朝刊)
朝日 12/6-9、295選挙区で実施。回答数129,467人、回答率60%(12/11朝刊)
讀賣 12/9-11、70選挙区で実施。回答数29,131人、回答率63%(12/12朝刊)
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>>2412
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141213ddlk40010290000c.html
2014衆院選ふくおか:無所属候補応援、高島市長に抗議 自民・福岡市議団 /福岡
毎日新聞 2014年12月13日 地方版
自民党福岡市議団(18人)の妹尾俊見会長は12日、高島宗一郎市長が衆院選福岡1区(東、博多区)で無所属前職、井上貴博氏(52)を応援していることに対し「自民党本部の裁定を無視し、市民の信頼を著しく損なう」として抗議文を高島市長に手渡した。市長は抗議文を受け取ったが、今後の対応は明言しなかった。
1区は自民党内で井上氏と新開裕司氏(46)との公認調整がつかず、党本部の裁定で両氏とも無所属で立候補している。
市議団は、新開氏や2区(中央区など)と3区(早良区など)の自民公認候補への応援のバランスが欠けているとして、高島市長に応援の自粛を何度も申し入れていた。【中山裕司】
〔福岡都市圏版〕
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http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130063-n1.html
2014.12.13 21:20
【最前線をゆく】
連続当選なき激戦の大阪4区 都構想行く末も占う
(1/4ページ)
有権者に支持を訴える候補者=13日午後、大阪市都島区 (安元雄太撮影)
衆院選の選挙戦最終日となった13日、候補者たちは「最後のお願い」に走り回った。無党派層の動向が選挙結果に大きな影響を及ぼすとあって、各党とも最後まで風向きに神経をとがらせながらの選挙戦。維新の党の本拠地がある大阪では、維新の看板施策「大阪都構想」の行く末を占う決戦ともなっている。審判は14日に下される。
「最も風に反応する」
「デフレ脱却の処方箋はアベノミクスだが、国民の信頼なくして経済成長戦略はなしえない」。大阪4区の自民前職で外務副大臣の中山泰秀(44)は13日、住宅地で声を張り上げた。
初の女性閣僚として厚生大臣を務めた中山マサを祖母に持ち、祖父、父らも元国会議員の政治家一族。公明の推薦も受け盤石のようにみえるが余裕はうかがえない。4区のおそろしさを体感してきたからだ。
日本有数の繁華街の梅田を抱え、JR大阪駅周辺などで大規模な再開発計画が進む4区。その中心には、都構想で維新が機能解体を目指す大阪市役所があり、都構想をめぐる議論の象徴区でもある。
有権者は平成17年の約40万人、26年の約43万6千人と増え続けており、「転勤族の出入りも多く大阪でも最も風に反応する選挙区」(市議)だ。現行制度で実施された平成8年の衆院選から、4区で連続当選した候補者はいない。
首相の応援と維新のエース
中山自身、17年の郵政選挙で初めて選挙区を制したが、民主党が政権交代を果たした21年は落選。2年前は維新新人に負け、比例復活でなんとか議席に滑り込んだ。「維新の風はそよ風になったが止まってはいない」。中山の陣営関係者はそう表情を引き締める。
10日に梅田で開かれた中山の街頭演説には、維新共同代表の橋下徹(大阪市長)との良好な関係が取りざたされてきた首相の安倍晋三も応援に入った。
自民市議が「維新に絶対に負けない」と叫んで「がんばろー」三唱につなげると、安倍も3度、こぶしを突き上げた。その姿に陣営関係者は「首相が対決姿勢を打ち出した」と喜んだ。
一方の橋下。「自民の背中が見えている。皆さんの支援が必要なんです」。12日夜、4区内の小学校体育館で開かれた維新新人、吉村洋文(39)の個人演説会ではこう訴えると、深々と頭を下げた。選挙戦であっても橋下がそこまで頭を下げるのは異例だ。
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弁護士から大阪市議になった吉村は、都構想の制度設計で中心的な役割を果たした。維新内では「橋下の右腕」と称されるエースだが、厳しい選挙戦を強いられた。
前回当選した前職が地元の維新市議、府議との不和が問題となって公認がおりず、吉村出馬が固まったのは公示の約10日前。出遅れた上、市議として選挙基盤にしたエリア以外では「名前さえ知っている人は少なかった」(陣営幹部)。
「流れを断ち切る」
そして、「この衆院選で維新の流れを断ち切る」と意気込むのは、自民だけではない。自民と対決姿勢を示す共産新人、清水忠史(46)の陣営も「都構想は百害あって一利なし」と批判の矛先を維新に向ける。維新と選挙協力を進めた民主の党本部は、無所属元職の吉田治(52)に公認を出さなかったが、維新に対抗心を燃やす民主府連は独自に推薦を出した。
橋下は13日も維新幹事長の松井一郎(府知事)とともに4区に入った。選挙カーの上で2人と並んだ吉村は、「増税の前に行政の無駄をなくす」と前のめりになって訴えた。
その声に耳を傾けていた大阪市都島区の男性事務員(40)は「自民一色もどうかと思うが、維新の主張もスケールが小さい気がする。14日までじっくり考えたい」と、投票先を決めあぐねていた。(敬称略)
=おわり
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk27010362000c.html
注目区を歩く:’14衆院選/1 1区 浮動票巡り奪い合い /大阪
毎日新聞 2014年12月04日 地方版
無党派層が多く、浮動票の動向によって投票結果はがらりと変わる都市型の選挙区だ。6人がしのぎを削った2012年12月の前回衆院選から一転、維新前職に、自民新人、共産新人が挑む三つどもえの戦いになった。
1区では宙に浮いた「5万8000票の行方」が勝敗を決するとみられる。自民、民主、維新、共産、未来、無所属の6人が群雄割拠の争いを演じたうち、民主、未来、無所属の3人が得た票の合計だ。09年に民主で当選し、前回は未来から出た熊田篤嗣氏は今回、無所属での出馬を公示直前に断念した。民主系の票や、前回は無所属だったが自民で閣僚の経験を持ち、地盤がある中馬弘毅氏の獲得票など「行き場を失った票」の奪い合いとなりそうだ。
「議員報酬や定数の削減は、大阪で改革を実行してきた維新にしかできない」。維新の井上英孝氏は公示直後の2日午前、南海なんば駅前で寒空の下、声を張り上げた。自民の大阪市議だった井上氏は維新に移り、維新旋風が起こった前回約8万票を獲得。やはり大阪市議だった自民の大西宏幸氏に約2万5000票差をつけた。
井上氏は「身を切る改革の推進」を訴え、維新の橋下徹共同代表は公示日だけで3回も応援演説し、維新発祥の大阪の中心部で議席死守を目指す。陣営幹部は「前回ほどの追い風を感じない。接戦になる」と引き締める。
一方、大西氏は「アベノミクスを完成させる。国防もしっかりやる」と訴え、前回の雪辱を期す。選対幹部は「投票率は上がらない。組織票を固めることが最も重要だ」と説明。井上氏と対照的に公示前、街頭演説にはほとんど立たず、自民支持者への浸透を図った。
今回は連立を組む公明の支援も期待する。前回選で、公明は1区で推薦を出さず、自主投票だったが、今回は大西氏の推薦を決めた。大西氏の出陣式には公明の現職市議2人も出席。大西氏は「自公協力の下で頑張ります」と強調した。
共産の柴山昇氏も浮動票の取り込みを狙う。柴山氏は公示前から「街かどしゃべり場」などのタイトルで有権者との対話を重視した活動を展開。先月29日には南海なんば駅前で「働くみなさんの財布の中身を温かくする社会にしようではありませんか」と訴えた。陣営幹部は非自民、非維新の有権者層を意識し「労働者層を中心に浮動票を取り込みたい」と意気込む。【松井聡】
◇
衆院選では、さまざまな課題に直面する安倍政権が有権者の審判を受ける。大阪都構想をめぐる賛否など独自の構図も浮かぶ府内で、注目される選挙区を歩いた。
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◇1区(3)
<大阪市中央区、西区、港区、天王寺区、浪速区、生野区>
井上英孝 43 [元]大阪市議 (1)維前
柴山昇 61 党1区役員 共新
大西宏幸 47 [元]大阪市議 自新=[公]
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk27010301000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 4区 「風」向き警戒、総力戦 /大阪
毎日新聞 2014年12月05日 地方版
「逆風がそよ風に変わった。しかし自民の追い風と勘違いしてはいけない」。衆院選が公示された2日。自民前職、中山泰秀氏の出陣式で、自民府議が檄(げき)を飛ばした。前回選では全国的に自民の追い風が吹く中、中山氏は維新前職に5500票差で敗れ、比例復活した。維新の勢いは弱まったとみなしながらも、陣営の緩みを警戒した発言だ。
大阪・キタを中心とする4区は、都心回帰で有権者が増え続けている。無党派層が多く、「風」に敏感なのが特徴だ。郵政解散や民主党ブームなど風が吹くたびに当選者が変わる移ろいやすい選挙区で、連続当選した候補者はいない。
中山氏は、自ら外務副大臣を務める安倍政権の実績を強調する。「アベノミクスの批判はあるが、具体的な対案を聞いたことがない。安倍首相の化身として信を問いたい」
維新新人の吉村洋文氏は「岩盤規制を突破できるのは維新だけだ」と自民に挑む。維新大阪市議団の政調会長を務め、大阪都構想のマニフェスト作成も担った。前回は、候補者応援に全国を奔走した市議や府議が地元に張り付いて吉村氏を全面支援し、「都構想を知る地方議員の代表を国会に送り込みたい」(陣営幹部)と意気込む。
だが吉村氏の公認決定は公示1週間前。前職が地元議員の支持を得られずに異例の候補差し替えとなり、準備の遅れは否めない。陣営幹部は「組織票の戦いになれば負ける。投票率アップが勝利の絶対条件だ」と話す。
「安倍政権の暴走をストップできるのは共産だけだ」。公示の2日午後、JR大阪駅前で共産の志位和夫委員長が演説すると、1000人以上の聴衆から拍手が沸き起こった。共産新人の清水忠史氏は「維新は安倍政権の応援団に過ぎない」と維新批判も展開する。「自共対決」を前面に打ち出す共産は、比例近畿で4議席以上を得るチャンスとみて浸透を図る。
無所属元職の吉田治氏もアベノミクスを批判し、維新を「自民の補完勢力」と位置付ける。民主の風が吹いた09年衆院選は党公認で13万票超を得て当選したが、今回は民主の公認を得られず、無所属での戦いとなった。民主府連の支援を受けるが、「既存政党に対する批判票の受け皿になりたい」(陣営幹部)と無党派層を意識して支持を訴える。
4区の「風」はどこへ向かうのか。ある陣営幹部は語る。「今はほとんど無風だ。終盤の風をつかんだ者が勝利する」【重石岳史】
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◇4区(4)
<大阪市北区、都島区、福島区、東成区、城東区>
清水忠史 46 党府副委員長 共新
吉村洋文 39 [元]大阪市議 維新
中山泰秀 44 副外相 (3)自前=[公]
吉田治 52 [元]副国交相 (4)無元
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk27010316000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 7区 女性対決、激しさ増す /大阪
毎日新聞 2014年12月09日 地方版
吹田、摂津両市にまたがる7区。今回は前職2人に共産新人の村口久美子氏が加わり、候補者全員が女性という珍しい選挙区だ。
前回は自民の渡嘉敷奈緒美氏が約7500票差の接戦を制し、維新の上西小百合氏も比例で復活当選した。民主政権で官房長官を務めた藤村修氏は落選して引退。今回、民主は維新との調整で擁立を見送り、「女性対決」となった。
渡嘉敷氏は「30代、40代、50代の女の戦い。私が一番年上。悩んだら一番のおばちゃんに入れて」と、出陣式で笑いを誘った。「経験と実績」を強調、「小選挙区は渡嘉敷、比例は公明党と書いて。年齢を重ねた分、選挙でも勝つ」と訴え、組織票固めに徹する。
陣営が注視するのは、前回選で藤村氏が得た4万5000票の行方だ。維新についても「阪神タイガースのように勝っても負けても変わらないファンがいる」と警戒する。
一方、上西氏は「投票率が低くなるほど、雨が降ろうが雪が降ろうが投票所に行く業界団体、既得権益を守る人たちの意見ばかりが反映される。ぜひ1票の権利を行使して」と3日、江坂駅前で呼びかけ、自公を批判した。
上西氏は20代で初当選し2年間、毎週のように地元を回った。選対関係者は「後援会は発展途上。突然の解散で時間が足りない。大阪都構想で対立する民主との野党共闘も難しい」と厳しい表情だ。
村口氏は自民、維新の批判票や、民主票の受け皿を目指す。「浮動票の多い地域。民主不在で、維新の風もない。街頭の反応はいい」と関係者。4歳の娘を持つ母親として子育て経験もアピールする。村口氏は「維新など第三極に期待した無党派層は迷っている。『女性対決』が注目されるが、丁寧に政策の違いを訴える」と話す。
今回は、来春の吹田市長選の前哨戦ともうわさされる。現職は前回、大阪維新の会公認で立候補。自民は新人を擁立する。「市を二分する争点が見当たらず、勝ち馬に乗る人も出る。結果次第で市長選も左右される」と関係者は危機感を持つ。
6日には各陣営の「大物」が選挙区入り。「自公圧勝と言われるがまだ序盤戦。『いい』と言われてよかったことなんて一度もない」(自民・石破茂地方創生担当相)。「自公は強い。だが永田町には『おかしい』と騒ぐ存在も必要。その役割の担うのが維新」(維新・橋下徹共同代表)。攻防は激しさを増している。【村上尊一】
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◇7区(3)
<吹田市、摂津市>
村口久美子 42 党7区役員 共新
渡嘉敷奈緒美 52 [元]厚労政務官 (2)自前=[公]
上西小百合 31 党女性局役員 (1) 維前
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>>2223 大阪13区
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk27010338000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 16区 「反維新」共闘、国政は対決 /大阪
毎日新聞 2014年12月11日 地方版
自公の選挙協力で、長く公明、民主、共産の三つどもえとなっていた16区。今回は国替えの次世代前職が加わり、四つの政党の候補がぶつかる。維新は候補者の擁立を見送ったため、昨年9月の堺市長選では「反維新」で共闘した自民、民主、共産も、国政では従来通りの対決構図となった。
「政治を前に進められない政権に戻してはならない。いかがでしょうか」。先月28日、堺市役所前で、山口那津男代表とともに演説した公明前職の北側一雄氏。前々回に議席を奪われた民主を意識した発言に聴衆から大きな拍手が起こった。
前回選で公明を支援した維新とは関係が一変。大阪都構想を巡って対立し、維新は松井一郎幹事長の出馬を検討した。出馬は見送られたが、溝は深まった。だが、北側氏も山口代表も演説で維新に触れることはない。北側氏の陣営は「自分たちの訴えをするだけ」。関係者は「出馬騒動はもう終わった話。維新にけんかを売る必要はない」と話す。
連立を組む自民も安倍晋三首相、谷垣禎一幹事長、小泉進次郎復興政務官らが連日応援に駆け付け、自公政権の実績をアピールするが、維新に触れる発言はない。今月4日、堺市役所前で演説した安倍氏は「連立政権は北側さんを抜きにして考えられない」と持ち上げた。
「株価は上がったが、格差社会が進行している」と自公政権を批判するのは民主元職の森山浩行氏。今月5日には枝野幸男幹事長とともに、南海北野田駅前で「もう1度、政権を担える党は私たちしかいない」と声を張り上げた。「前回は逆境の中の選挙で、党への信頼感はどん底だった。今回は上がるだけ」と期待をこめる。
報道各社の情勢調査では与党優勢が報じられ、低投票率も懸念されている。民主系の堺市議は「無党派層の取り込みが鍵」と分析する。堺市長選で民主から推薦、自民から支持を受けた竹山修身市長は北側氏、森山氏の両陣営の事務所開きに出席し、“等距離外交”に徹する。竹山氏は「支援を受けた方々に恩返しをする。お二人とも当選してほしい気持ち」と自公、民主の両方に配慮する。
17区から国替えして挑む次世代前職の西村真悟氏は、拉致被害者の救出や自主憲法の制定などの持論を展開。「公明が与党にいることで、障害になっている」と訴え、保守票の切り崩しを狙う。維新が支援するとの見方もあるが、維新市議は「公認候補が戦う17区に力を注ぐ」とし、関係を否定する。
共産新人の益修一氏は消費税増税への反対を主張。介護施設の勤務経験から社会保障の充実を訴え「政策だけでなく、数でも自共の対決の時代にしたい」と支持を訴える。【山口朋辰】
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◇16区(4)
<堺市堺区、東区、北区>
北側一雄 61 党副代表 (7)公前=[自]
森山浩行 43 [元]府議 (1)民元
益修一 36 党16区役員 共新
西村真悟 66 [元]防衛政次官 (6)次前
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http://www.asahi.com/articles/DA3S11504456.html
(2014衆院選)沖縄、溶ける保革 知事選に続き、全区で自民に挑む
2014年12月13日05時00分
沖縄県の4選挙区では、米軍普天間飛行場の県内移設の賛否をめぐって政党の枠組みが溶け、従来の「保守」「革新」が入り交じった選挙戦になっている。11月の県知事選で勝利した県内移設反対派は、全区で自民前職に対立候補を立てるが、政党や属性はみなばらばらだ。政党の枠を超え、政策一点でまとまる形は、新しい選挙のあり方につながるか――。
■反辺野古移設、政権と対決
翁長雄志(おながたけし)・沖縄県知事(64)は10日、就任に伴う職員への訓示を終えると、その足で県庁前の選挙カーへと急いだ。車上には、共産党の志位和夫委員長と沖縄1区の候補者、赤嶺政賢氏(66)がいた。自民党沖縄県連幹事長まで務めた翁長氏の知事としての初の政務は、共産党候補の応援演説だった。
翁長氏は車上で「10万票という圧倒的な差で当選させてもらった。新辺野古基地は造らせない。衆院選で赤嶺さんを当選させることが、改めて民意を突きつけることになる」と叫んだ。志位氏も「安倍政権は沖縄県民の民意を一顧だにしない。日本の民主主義が問われている」と続けた。
沖縄では、政党の枠組みが溶解し始めている。
11月16日の知事選では、安倍政権が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の是非が最大の争点となった。自民推薦で辺野古移設推進の現職、仲井真弘多(なかいまひろかず)氏に対し、那覇市長だった翁長氏が移設反対を掲げ、自民系の一部、共産、社民など党派を超えた「オール沖縄」を掲げて圧勝した。
翁長氏は知事選の余勢を駆って、1区では共産党の赤嶺氏、2区では社民党の照屋寛徳氏(69)、3区では生活の党の玉城デニー氏(55)、4区では沖縄県議長も務めた自民系重鎮で無所属の仲里利信氏(77)を支援する。出身はばらばらだが、辺野古反対の一点で共闘する「オール沖縄」を再現させた。
各報道機関の情勢調査で現有議席を超える優勢が伝えられる自民党だが、沖縄では前職4氏の表情はそろって険しい。
自民党の谷垣禎一幹事長は8日、4区の西銘恒三郎氏(60)の応援演説で「逆風の中、厳しい戦いをしている。安倍政権は沖縄の振興に力を尽くす」と叫び、西銘氏も各地で「アベノミクスで元気にする」と訴えた。
2年前の衆院選で、自民党沖縄県連は「普天間の県外移設」を公約に掲げ、4人の前職も同じように訴えて当選した。しかし、昨年、政権の求めで辺野古移設の事実上の容認へ立場を変えさせられた。西銘氏は「敵は基地問題の『逆風』だ」とこぼす。
ただ、安倍政権に危機感は薄い。知事選で大敗したが、「基地問題の県民投票ではない」として移設作業を進める考えだ。さらに、衆院選の結果にかかわらず「移設を淡々と進めさせていただく」(菅義偉官房長官)という方針を貫く。
全国を飛び回る安倍晋三首相と菅長官だが、沖縄入りだけは「かえって票を減らす」(党幹部)などの理由で見送られた。
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■政策一点の共闘、もろさも
知事選で政党の枠を超えて一つになった「オール沖縄」体制。だが、政党が選挙区ごとにしのぎを削る衆院選では、もろさも見える。
「君はいつから共産党になったか、と文句を言ってくる人がいる」。那覇市のある1区。自民系同市議団「新風会」の金城徹会長は、赤嶺氏を支援する会合でこうこぼした。
新風会は、翁長氏とともに辺野古移設反対を訴えたため、自民党から除名されたり、離党させられたりした。知事選での勝利の原動力にはなったが、衆院選では一つにまとまりきれない。共産党の候補者を応援することに抵抗感もあるからだ。
こうした声に共産党側も配慮をみせる。赤嶺氏は翁長氏の選挙事務所を「居抜き」で借り受けた。はためくのぼりは共産の「赤」にこだわらず、知事選で翁長氏が使ったのと同じ、緑地に赤文字。政党色を抑えた。11日に街頭演説した不破哲三・前共産党議長も「共産党」という名前をほとんど口にせず、「知事選はすごかった。今度の選挙では4人全員当選させて、自民党に県民の総意をぶつけよう」と、「オール沖縄」の枠組みに徹した。
新風会では、赤嶺氏の応援は主に金城氏が引き受け、一部は自民党の国場幸之助氏(41)の支援に回る。維新の下地幹郎氏(53)に近い人もいる。別のメンバーは隣の4区に通い、自民系の仲里氏の応援に入る。「共産を応援できない分、こちらで頑張る」という。
「オール沖縄」のかけ声のもと、基地反対の一点で保守、革新の垣根を越えて自民党の候補を打ち破った知事選。衆院選でも政党の枠組みを超えて政策の一致で戦う構図が、「1強多弱」の国政の現状を変える野党の戦いのモデルにならないかという期待感はある。
一方で、翁長氏を支える那覇市議の一人は「我々はステンドグラス。遠目には美しいが、それぞれ色は違うし、もろい」。仮に一つの政策で強く結ばれても、国政レベルで社会保障や財政、憲法などさまざまな重要政策で一致できなければ、「ステンドグラス」がたちまち瓦解(がかい)することも予想される。
沖縄の試みは、小さいながらも、今後の政党や選挙のあり方を問う試金石でもある。(山岸一生)
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新潟
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141212150882.html
参院議員、改選も見据え奔走
民主 5区混乱の余波も
14日投票の衆院選では、県内6小選挙区の候補者の応援に、自治体の首長や参院議員も駆け付けている。泉田裕彦知事は10日に長岡市の集会に参加した。自民党と民主党の候補が激戦を続ける選挙区では、「等距離外交」「中立」に努める市長も。県選出の参院議員4人も各選挙区を回っているが、民主党には5区の野党候補擁立をめぐる混乱の余波も出ている。
「自分の選挙もあるので1〜6区をすべて回りたい」。参院新潟選挙区で2016年夏に改選期を迎える自民党の中原八一氏は、1区前職候補の選対本部長を務めながら、全県を駆けめぐっている。
自民党の1〜4区候補は1期生。いずれも後援会を整備しているさなかに2度目の衆院選を迎えた。中原氏は「若手の後援会が育てば、将来の自民党のためにもなる」として、支持拡大を訴える。
一方、同じく16年に改選となる民主党の田中直紀氏は1区の応援に入っている。地盤である5区で、民主県連が推薦する生活の党新人を支援する姿は見られない。妻の真紀子氏が今衆院選への出馬を辞退した後、一度は独自候補擁立を目指した経緯があるからだ。
田中氏は5日、報道陣から今後5区の生活候補を応援するかを問われ、「それぞれにやっていますから」と言葉を濁した。
昨年の参院選で再選を果たした自民、民主議員は「お礼回り」の意味合いも込め、候補を応援する。
「まだ1期の1〜4区を重点的に回っている」と話す自民党の塚田一郎氏は、自らの地盤固めについて「来年の統一選が終わってから」と話し、まずは衆院選に全力を投じる構え。
民主党の風間直樹氏は、6区候補の選対本部長を務める傍ら、各選挙区の集会に「昨年の選挙の恩返し」として顔を出し、票の掘り起こしに努めている。
【政治・行政】 2014/12/12 09:11
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http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_04.html
小沢氏、最終日も地元入り 票固めにフル回転
街頭演説を前に聴衆と握手する小沢氏(右)=13日午後3時40分ごろ、奥州市水沢区
生活の党の小沢一郎代表(72)は13日、立候補している衆院選岩手4区に再び入り、花巻、北上、奥州3市で街頭演説した。6、7両日に続き、選挙期間中2度目の地元入り。比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)と横一線の競り合いとなっている情勢を踏まえ、最後の票固めに自らフル回転した。
花巻市のショッピングセンター前では午後2時ごろ、支持者ら約450人(陣営発表)を前に演説。「安倍政権の経済政策は、国民の日常の暮らしを苦しくさせているだけ」と批判した。
北上市の百貨店前でも約400人(同)を前に、声を張り上げた。
最後の奥州市水沢区の商業施設前には、約700人(同)が詰め掛けた。小沢氏が「もう一働きさせていただきたい。最後の大仕事として、必ず野党勢力を結集して3度目の政権交代を実現する」と言葉に力を込めると、聴衆から拍手と歓声が沸いた。
演説を聴いた花巻市の会社員男性(56)は「2度も地元に来るとは、かなり厳しいということだろう」と話した。
自民党の藤原氏は北上市など全域で約50カ所の街頭演説をこなし、若さや世代交代を強調した。共産党新人の高橋綱記候補(67)も花巻市などで支持を訴えた。
2014年12月14日日曜日
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4219 :チバQ :2014/12/14(日) 09:30:13
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155746
佐賀県知事選めぐり…官邸vs自民県連・財務省が大ゲンカ
2014年12月14日
逆らう者は「身内」でも容赦しない。安倍政権の独裁ぶりがよく表れているのではないか。衆院選に出馬した古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選(25日告示、1月11日投開票)のゴタゴタだ。自民党本部と県連の間で“内紛”が勃発。それを官邸が力でねじ伏せたのである。
県連が出馬を後押ししていたのが佐々木豊成・内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官(61)。財務省理財局長だった大物だが、この人選に官邸が「ノー」を突きつけた。菅官房長官とのパイプを強調する樋渡啓祐・前武雄市長(45)の擁立が決まったのである。
■比例順位を落とされた自民候補も
「7月の滋賀県知事選、11月の沖縄県知事選に続く3連敗を懸念した官邸と党本部が、知名度の高い樋渡前市長をムリヤリねじ込んだのが真相です。県連、財務省の面目は丸潰れですが、それだけじゃありません。県連と一緒に佐々木擁立で動いていた前職の今村雅弘元農水副大臣が今度の選挙で自民党の比例九州ブロック31位になったのです。今村さんは旧佐賀2区から“上位優遇”を条件に比例に転出した。フツーならば、比例単独上位になる。しかし、官邸に逆らった見せしめのごとく、順位を落とされた。地元は『こんなバカな話があるか』とカンカンです」(地元記者)
そもそも、知事選が行われるのは、官邸サイドが九州電力玄海原発を再稼働させるため古川前知事に任期途中の国政転身を促したからだ。古川は佐賀2区から出馬するが、ここは原発立地選挙区だ。官邸の意のままに動く“操り人形”を据えた方が万全。そんな思惑の候補擁立となったのだが、官邸のゴリ押しに財務省も怒っている。場外乱闘になっている。
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http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141214_31004.html
<衆院選>平野氏、衆院選は沈黙
平野達男氏
衆院選中、元復興相の平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=が表立った動きを見せなかった。昨年の参院選前に民主党を離れ、現在は無所属。来年秋の岩手県知事選に向け、自民党などに水面下で擁立を模索する動きがある。衆院選後の岩手で、動向が注視される人物の一人だ。
平野氏は河北新報社の取材に「政党とは一線を画している。衆院選で特定候補を応援することはない」と語った。
前回衆院選(2012年)のときは民主党。生活の党の小沢一郎代表とたもとを分かち、岩手4区で小沢氏に対抗した民主候補を支援した。
昨年7月の参院選前、岩手選挙区で民主党公認を受けていながら離党を表明。除籍された。自民党による支援が取り沙汰されたが、無所属で立候補。自民候補らを破り3選を果たした。
平野氏の沈黙について、参院選で支援した県議は「自民寄りと見られるのを警戒したのでは」と推し量る。理由の一つに来年の知事選を挙げる。
自民党と無所属系の県議会第2会派「いわて県民クラブ」、社民党の一部県議は知事選で独自候補の擁立を模索している。有力な「候補」の筆頭が平野氏だ。
復興相を務め知名度は高い。北上市出身で自民党が弱い県南に地盤がある。県議は「共闘成立には政党色が薄い方がいい」と言う。
こうした動きについて平野氏は「いろんな声があることは事実で、無視はできない」と意味深長に話す。
達増拓也知事(50)は11月、3選を目指して立候補する意向を表明。達増氏も「県民党」を掲げ、選挙中は動かなかった。衆院選を経て岩手県政界は知事選へ動きだす。
2014年12月14日日曜日
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457030.html
安倍首相 “敵将”にとどめを刺すべく東京1区で締めくくり「結果出します」
首相が選挙戦総仕上げの地に選んだのは、敵陣本丸だった。午後7時30分すぎ、民主党・海江田代表が立候補している東京1区内の秋葉原駅前に登場。海江田氏が最後にマイクを握った新宿駅前から約8キロの距離で“民主攻撃”を展開した。
約8000人(自民党発表)の聴衆を前に「この選挙区には野党第1党の党首がいるが、私たちはここでも結果を出す」と強調。さらに「民主党の言うようにやっていたら日本はよくならない」とぶちかました。
選挙戦の12日間、平日は地方、週末は人出の多い首都圏を中心に街頭演説。海江田氏を上回る25都道府県を飛び回り、移動距離も1万4000キロ超えた。最終日は、山梨県や長野県を回り、自ら“敵将”にとどめを刺すべく東京1区で締めくくった。
終盤の情勢調査では、首相の狙い通り、自民党は300議席をうかがう勢い。一方の民主党は公示前の62議席から増える見込みだが、目標の100議席には届かないとみられる。自民党幹部は「海江田氏が選挙区で敗北すれば、民主は議席が増えても勝利宣言できないはず。作戦通りにいきそうだ」と話した。
公明党の山口那津男代表、次世代の党の平沼赳夫党首、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首、新党改革の荒井広幸代表も各地で有権者に支持を訴えた。
[ 2014年12月14日 05:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457070.html
三原じゅん子氏 “枝野つぶし”「選挙の時だけ帰ってくる 地元と言えない」
三原じゅん子参院議員は午後3時すぎ、埼玉5区の牧原秀樹氏を応援するため下村博文文部科学相とともにJR大宮駅前に参上した。
民主党政権時を「あの頃は経済がどん底だった」と批判し、株価上昇などによるアベノミクス効果を強調。枝野氏に3連敗中の牧原氏のことを「どうしても小選挙区で勝たせてほしい」と呼びかけた。陣営幹部も「ある民主候補者は(都内の)議員宿舎に住んでいて選挙の時だけ帰ってくる。地元と言えない」などと最後まで“枝野つぶし”に躍起だった。
[ 2014年12月14日 05:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457010.html
“石原軍団最後の戦い” 慎太郎氏は発熱ダウン
電車で移動中に有権者と会話する石原伸晃氏
電車で移動中に有権者と会話する石原伸晃氏
Photo By スポニチ
引退表明した次世代の党・石原慎太郎最高顧問(82)と、ともに自民党の長男伸晃氏(57)三男宏高氏(50)は“石原軍団最後の戦い”で都内を駆け回った。
激戦の東京3区では、宏高氏が戸越銀座商店街(品川区)の選挙事務所前などで演説。「厳しい戦い。どうか勝ち抜かせてください」と連呼して支持を訴えた。
最大の敵は宏高氏の背後に見え隠れする“妖怪おぼっちゃ魔”かもしれない。同区は商店街や中小の町工場が多い庶民的エリアとされ、宏高氏はガツガツしないスマートな印象を持たれている。山東昭子参院議員らの応援演説に黙って聴き入る姿に「応援弁士への礼儀の表れでしょうが、その間に有権者に握手回りしてもいい」との声もあった。宏高氏が去った直後に事務所前を通った対立候補の民主党・松原仁氏(58)は“敵”の支援者に「お疲れさま」と握手する抜け目なさを発揮。宏高氏に投票するという男性も「父さんに比べると弱々しい。もっと前に出て」と注文した。
東京8区の伸晃氏は、演説したJR西荻窪駅とJR阿佐ケ谷駅を電車で移動。妖怪おぼっちゃ魔を振り払い、庶民派をアピールした。全国を応援に回り、地元での街頭演説は公示日以来2回目。優勢とされるが、陣営は「それが逆に怖い」と気を引き締めた。選挙カーから、叔父の故石原裕次郎氏の代表作の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のテーマ曲を流し自身の選挙活動を終えた。その後、宏高氏の応援に向かった。
一方、東京ブロック最下位の9位で比例単独立候補の慎太郎氏は、全国を飛び回った疲れが出たのか最終日目前でダウン。前日、38度の発熱を訴えていた。この日は有楽町での街頭演説を辞退。山田宏幹事長(56)の個人演説会の応援に、約30分遅れで登場した。たどたどしい足取りで登場すると「伸晃は言うことを聞かない。私を反面教師にしている」「親父が遺した金をどんどん弟(裕次郎氏)が使った」「今1番したいことはシナ(中国)と戦って勝つこと」などと“暴走発言”で約150人で満席の会場を沸かせた。この日が最後の政治活動の可能性もあるが、引退については話さなかった。
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009456980.html
民主党 最後まで空回り「1強他弱」構図崩せず
衆院選の選挙戦最終日となった13日、各党幹部や候補者は全国の繁華街などで最後の街頭演説をした。東京都内で遊説を行った民主党の海江田万里代表は、自らの地元であるJR新宿駅で最後のお願いに臨み、無党派層に支持を訴えた。また自民党総裁の安倍晋三首相は、海江田氏のお膝元であるJR秋葉原駅前でマイクを握った。14日に投開票される。
JR池袋駅、渋谷駅といった無党派層が多い都心を中心に遊説した海江田氏、“締め”には自身の選挙区でもあるJR新宿駅東口を選んだ。コートを羽織らずスーツ姿の海江田氏は、詰めかけた聴衆に向かい「安倍(晋三)さんは思い込みの経済政策で、人々の暮らしは厳しくなっても我慢しろ。この道しかないと言い続けている。民主党は国民の皆さまの期待を受け止めて、政権奪取する政党にならなければいけない。そのための第一歩、一里塚の選挙です」などと必死に訴えた。
2年前の選挙後に党代表となり、初めて挑んだ衆院選。党の顔として他候補応援のため東奔西走した。有権者にはアベノミクス単一争点化に対抗するため、無党派層に照準を合わせ「政治とカネ」問題を大きな論点にしようとアピールするが、短期決戦による出遅れと、安倍首相の“妖怪争点ぼかし”に遭い、自らの土俵に首相を引きずり込めなかった。議員定数削減でも食い下がるが、党幹部は「首相が正面から応じてくれない」とこぼすなど、当てが外れた格好。政権批判票をつかみあぐねる一因ともなっており、獲得議席は公示前の62からの微増予想。300議席の勢いを保つ、自民・安倍首相の手のひらで踊らされているような状態だ。
自民は、前回選挙で比例復活で議席を得た海江田氏の地元東京1区に、党幹部や弁士を次々投入し「復活は許さない」(永田町関係者)とばかりに、組織の締め付けを図った。海江田氏は最終の街頭演説終了後、記者団に「(選挙区では)私なりにできる範囲でやってきた」とやや疲れた表情で語った。
東京1区同様、安倍首相が「重点選挙区」と定めているのが、枝野幸男幹事長のお膝元の埼玉5区。地元を空けている間に続々党幹部を入れたほか、この日午後には、元女優の三原じゅん子参院議員に託すダメ押しぶり。「民主のツートップ」つぶしに力を入れる。枝野氏の陣営は「野党の幹事長相手に、一国の首相がやることではない」とおかんむり。
枝野氏はこの日、地元に張り付いて選挙区を回り、最後はJR大宮駅前で支持を訴えた。
[ 2014年12月14日 05:30 ]
http://www.hochi.co.jp/topics/20141214-OHT1T50019.html
【衆院選】橋下氏、投開票前日に「維新の党は完敗…」
2014年12月14日6時0分 スポーツ報知
橋下徹氏の口からは、完敗宣言
橋下徹氏の口からは、完敗宣言
衆院選選挙戦の最終日となった13日、与野党党首は各地で街頭演説に臨み、懸命に支持を訴えた。民主党の海江田万里代表(65)は東京都内各地を回り、最後は自身が立候補している東京1区内のJR新宿駅前での演説で締めた。一方、自民党総裁の安倍晋三首相(60)は、前回の2012年衆院選に続いて東京・秋葉原で最後の訴え。このまま自民1強体制継続か、野党が巻き返すか。14日深夜にも、大勢が判明する。
維新・橋下徹共同代表(45)は13日、地盤とする神戸、大阪の10会場を駆け回った。最後の演説となった大阪市のなんばでは「明日12月14日、自民党と公明党は歴史的な勝利を収めます。維新の党は完敗。負けました」と、投開票前日に、まさかの白旗を掲げた。
2年前の衆院選で12選挙区を制した大阪でも苦戦が伝えられる。完敗を認める一方、「まだ僕らはへこたれません。そんなヤワな根性じゃありませんから」と意気軒高。大阪都構想実現の命運を握る来春の統一地方選を控え、今回の衆院選でも一定数を確保させてほしいと訴えた。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141213/plt1412131000002-n1.htm
【激突!!師走決戦】進次郎氏、小沢氏地元で猛“口撃” 大震災後の行動を疑問視 岩手4区 (1/2ページ)
2014.12.13
《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」(夕刊フジ分析) ※自=自民党、共=共産党、生=生活の党【拡大】
自民党の小泉進次郎復興政務官(33)が11日、生活の党の小沢一郎代表(72)のおひざ元に「最強の刺客」として送り込まれた。苦戦が伝えられる小沢氏の事務所近くで、東日本大震災直後の小沢氏の不可解極まる行動を指摘し、「岩手の政権交代を」「新時代の幕開け」などと訴え、約300人の聴衆を熱狂させたのだ。かつての「剛腕」は崖っぷちに立たされている。
「水沢のみなさま、おばんでございます(=東北弁で『こんばんは』の意)」
11日午後5時過ぎ、岩手県奥州市の商業施設前、進次郎氏が得意の「ご当地ネタ」でこう語りかけると、人々はどっと笑った。小沢氏が6、7日に地元入りした際でも、聴衆は多くて百数十人だったので、進次郎人気はさすがだ。あちこちから「キャー」「こっち向いて〜」と黄色い歓声が飛んだ。
小雨のパラつく寒空の下で、進次郎氏の演説は次第に熱気を帯びていった。一気にヒートアップしたのは、2011年3月の東日本大震災から約1カ月後、進次郎氏が岩手県に入ったエピソードを次のように語ったときだった。
「あるおじいちゃんが私に対してこう言いました。『小泉さん、岩手のことよろしく頼みます』と。私はこう言いました。『いやいやいや、岩手にはあの大先生がいるじゃないですか』。すると、そのおじいちゃんはこう言ったのです。『なぁんも、やってくれんもん』って」
「大先生」とは当然、小沢氏のことだ。大震災が発生したのは民主党政権時代で、小沢氏は党員資格停止中だったとはいえ、同党内に強い影響力を持っていた。ところが、甚大な被害を受けた岩手県沿岸部の被災地を小沢氏が視察したのは、震災発生から何と10カ月近く過ぎた後だった。
進次郎氏が演説していた場所の数十メートル先には小沢氏の事務所があった。その方向を意識して、進次郎氏が「震災の直後に発揮できたはずの『剛腕』を、なぜあの時にふるわなかったのか」と言い放つと、聴衆からは大きな拍手とともに「そうだ、そうだ!」と歓声がわき上がった。
さらに、進次郎氏は「過去に活躍した方から、これから活躍する方に変化を遂げつつある」「岩手の新時代を築く幕開けだ」「この岩手4区は、岩手における“政権交代”がかかっている」などと畳みかけ、自民党公認の藤原崇氏(31)への支持を訴えた。
そもそも、進次郎氏の父、純一郎元首相(72)と、小沢氏は因縁が深い。
1942年生まれの同じ年で、ともに慶大経済学部卒。初当選は純一郎氏が1期遅いが、福田赳夫元首相率いる福田派と、田中角栄元首相の田中派に属し、日本政治史に残る権力闘争「角福戦争」では最前線にいた宿敵だ。純一郎氏が首相時代も、小沢氏は「小泉改革は看板だけ」などと徹底的に批判を続けた。
それだけに、小沢事務所の関係者は「あんなの(=進次郎氏)が来ても票なんか増えない。(安倍晋三)首相も来たが、逆に向こうは500票減らしたはずだ。高齢化したとはいえ、こちらの後援組織は盤石だ」と、静かな対抗心を見せる。
ただ、小沢氏を取り巻く情勢は厳しい。進次郎氏が攻撃材料にした、大震災後の行動を疑問視する声はいまだに多い。
奥州市の自営業の女性(68)は「いつまでたっても小沢さんが被災地に来ないから『死んだんじゃないか?』って噂が出たぐらい。カネ(金)を出してくれって言ってたんじゃない。カオ(顔)を出してくれれば、それで良かった」と吐き捨てた。
離婚問題のダメージも深く、「ここは和子夫人で持っていたようなもの。女性支持者はかなり離れた」(地元関係者)という。
大逆風に危機感を募らせる小沢氏は、13日にも選挙期間中では2度目となる異例の地元入りを行うが、「小沢王国」は崩壊寸前だ。 (安里洋輔)
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http://www.sankei.com/premium/news/141214/prm1412140021-n1.html
2014.12.14 07:00
【衆院選2014】
大物の戦い「風」吹くか 天王山、自民「挙党態勢」で民主代表追い詰め 現職閣僚の太田氏、多母神・青木氏どこまで
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(1/4ページ)
候補者らの最後の訴えを聞く有権者=13日夜、東京都内(鈴木健児撮影)
衆院選は13日、投開票を翌日に控え、舌戦最終日を迎えた。永田町や霞が関、東京都庁も抱える政治の中心・東京1区では、自民が挙党態勢で、民主代表を追い詰め、下町風情の残る東京12区では公明の閣僚に共産、次世代、生活の各党が挑む構図。候補者は街頭で最後の訴えに余念がなかった。
東京1区
今回の選挙も自民前職の山田美樹氏(40)と、民主代表で前職の海江田万里氏(65)が激しい争いを展開している東京1区。
13日夜、千代田区のJR秋葉原駅前で、山田氏は「民主党は初めから政権交代を目指さないと明言している。そんな野党に1区を渡すわけにはいかない」と声をからした。応援に訪れた安倍晋三首相も、「民主政権の3年間が間違っていたという証を見せるためにも、山田美樹に力を結集してほしい」と呼びかけた。
前回の衆院選では、当時新人だった山田氏が1134票の小差で海江田氏に勝利。自民は今回、東京1区を自・民対決の「天王山」(都連幹部)と位置づけ、公示前から安倍首相ら大物が続々と選挙区入り。選挙期間中には党外から舛添要一都知事も駆けつけた。集会や演説会は、都議や区議、業界団体関係者で埋め尽くされ、文字通り“挙党態勢”となった。
前回選挙後、党代表となった海江田氏はテレビ出演などで知名度が高い。党の手厚い支援を受けながらも、山田氏の選対幹部は「相手は短期間で情勢をひっくり返せる知名度がある」と警戒。最終盤では選挙区を細かく回り、無党派層対策にも力を入れた。
代表として前回に続く選挙区での敗退は許されない海江田氏は13日夜、新宿区のJR新宿駅西口で最後の訴え。安倍政権の経済政策「アベノミクス」に関し、「安倍首相の思い込みで『この道しかない』と繰り返し、結論ありきの政治が行われている。今こそ流れを変えるときだ」と訴えた。
応援で全国を飛び回り、公示から8日目で初めて本格的に地元入りした。陣営関係者は「有権者と直接言葉を交わし、握手して票を増やすのが一番だが、立場もあり本人不在なのは仕方がない」と語る。
2年前は比例代表で復活当選を果たしたが、陣営内には「選挙区で勝ってこそ求心力を維持していける」との声もあり、総力を挙げて選挙区での捲土(けんど)重来を期す。
次世代新人の渡辺徹氏(36)は港区内で「第三極として、公明に革新側に引っ張られている自民を保守寄りに戻し、暴走を止める防波堤になる」と訴えた。また、共産新人の冨田直樹氏(38)は「憲法9条を生かした積極外交こそ重要。集団的自衛権行使を狙う安倍暴走政権にストップをかける」と声を張り上げた。
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東京2区
「景気経済の再生には、今の道しかない。この2年間、誰が戦ってきたのか、誰が働いたのかをよく見ていただきたい。自公政権しかない」
選挙戦最終日の13日夜、公明前職の太田昭宏氏(69)は北区のJR赤羽駅前でこう訴えた。
平成15年以降、自民が公明との選挙協力から候補者擁立を見送ってきた東京12区は、次世代新人の田母神俊雄氏(66)が参戦し、様相が一変した。
田母神氏は、安倍晋三政権が進める集団的自衛権行使に公明が慎重な姿勢であることなどを挙げ“自公分離”を狙った。だが、太田氏側は早々に「同じ土俵には立たない」(陣営幹部)方針を固め、国土交通相としての実績を携え、企業・団体回りと遊説をバランスよくこなしてきた。
今回の選挙戦で焦点となるのは、今年2月の都知事選で田母神氏が北区と足立区で獲得した4万票余りの行方。太田氏の陣営に詰める男性支援者は「保守票が田母神氏に流れる可能性は読み切れない。一抹の不安は残る」と話す。だが、陣営幹部は「田母神氏の主張は安全保障など極端な面があり、穏健保守層の票は流れていないはずだ」と自信をのぞかせた。
その田母神氏は13日夕、JR赤羽駅前でマイクを握り、「自公連立政権では日本は一歩も前進できない。日本には日本派の政治家がほとんどいない。自民党の右側にしっかりと柱を立てて、叱咤(しった)激励をしないと日本を取り戻すことはできない」と訴えた。
田母神氏の陣営幹部は、自民候補が長く出ていないことに触れ、「自民支持者らに鬱積していた保守層の不満や批判が、田母神のアピールによって顕在化している」と強調している。
21年の衆院選では民主から出馬し、当時、公明代表だった太田氏を破った生活前職の青木愛氏(49)はこの日、選挙カーで選挙区内をくまなく回った。
選挙戦では民主政権について、「期待に応えられなかった」と“おわび”をしながらも、「もう一度、政権交代を実現し本当に生活者の立場にたった社会を作りたい」と訴えてきた。ただ、陣営関係者は「いまでも『政権を取ったのに何をやったのか』という雰囲気が強い」と言葉少なだ。
東京12区では、共産新人の池内沙織氏(32)が3度目の挑戦。「集団的自衛権と消費増税に反対する有権者は従来の自公支持層にもいるので、受け皿となる」(陣営幹部)とした。
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↑ 東京2区じゃなくて12区ですね
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http://toyokeizai.net/articles/-/55834
自民優勢の総選挙、実は波乱要素もいっぱい
盛り上がりに欠けた選挙戦、結果はどう出る?
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月14日
選挙戦が終わり、あとは開票結果を待つのみとなった。
今回の衆院選ではメディアが選挙戦の初期段階から自民党の圧倒的優勢を報じていた。しかし、それは決して力強いものではなかった。
確かに安倍晋三首相が入る街宣では、多くの人が詰めかけた。12月7日には都内9カ所で安倍首相の応援街宣が行われたが、いずれも各陣営が多数を動員し、あふれんばかりの人だかりとなった。動画のように、13日の秋葉原駅前での街宣も大いに盛り上がった。
小泉進次郎氏ら人気政治家による応援演説も、多数の人を集めている。小泉氏は公示日の2日、地元の神奈川県横須賀市で出陣式を終えると、東京や千葉などを駆け巡った。津田沼駅前では、前の土曜日に開かれた安倍首相の街宣より多くの人を集め、進次郎人気が健在であることを示している。
だが選挙戦を通じ、今回は2012年の政権交代選挙のような盛り上がりを欠いていた。
人気のある政治家の顔をスマホで撮影するだけでさっと帰ってしまう――。集まった有権者の様子を見て感じたのは、そうした乾いた雰囲気だ。結局、最後まで争点がみえにくい選挙であり、関心が高まりようもなかったのだろう。国民の側が悪いわけではない。「無関心」にならざるをえない選挙だったといえる。
大物を招いた集会にも人が集まらず
自民党優勢といえども、当然、苦戦した選挙区もある。
「麻生さんが来たのに、1000人収容のホールに300人しか集められなかったらしいぞ」。12月6日午後7時、麻生太郎副総理を招いて、山梨県1区(甲府市、韮崎市等)の自民党公認候補である宮川典子氏の個人演説会が開かれたが、その時の様子を山梨県の自民党関係者はこう話してくれた。
宮川氏にとって所属派閥の領袖である麻生氏は、決して恥をかかせられない大きな存在。よって何より大量動員が必要だったのだが、ふたを開けてみれば散々たる結果。焦った宮川氏は安倍首相に泣きついた。そして最終日、安倍首相は山梨入りすることになったのだ。
だがこれが、うまくいくとは限らない。山梨入りした安倍首相は、「せっかくだから」と2区(富士吉田市、都留市等)の堀内詔子氏のところにも応援に訪れた。これがかえって堀内氏の足をひっぱることになりかねないという話になっているのだ。自民党関係者はこう述べる。
「2区は無所属の長崎幸太郎氏と自民党の堀内氏との闘い。民主党の候補は出ていないので、これまで民主党のコアな票は動いていなかったが、安倍首相が山梨2区に入ったことに反発した民主党の票が、長崎氏に流れる可能性が出てきた」
長崎氏は二階俊博総務会長の「秘蔵っ子」。11月29日に開かれた長崎氏の決起大会に、二階氏も参加している。「次に勝てば小選挙区で2連勝になり、自民党復党も可能」」と見る長崎氏は、報道によれば堀内氏をややリード。もし民主党の票が入ればまさに、瓢箪から独楽ということになる。
一方で民主党は、選挙戦後半になって盛り返しを見せた。
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応援に大活躍の蓮舫氏
7日、安倍首相が応援に駆け付け、中野駅北口で行われた松本文明氏の街宣は大盛況だった。だが民主党も負けてはいない。10日夜、長妻昭氏(東京都7区、中野区・渋谷区)が蓮舫氏を招いて同じ場所で街宣した。
長妻陣営は2012年の衆院選でも同じ場所で街宣している。この時も蓮舫氏が参加したが、駅前で立ちつくす蓮舫氏に有権者は当初、無視を決め込んでいた。そのうちに1人の若い女性が蓮舫に握手を求め、それをきっかけに人が集まるようになったが、2012年の衆院選で民主党への大逆風は、自他ともに「民主党の人気者」と認める蓮舫氏にも容赦なかったのだ。
当時の状況と比較すれば、今回はかなりマシといえる。最終日の13日に中野駅南口で行われた街宣では、有権者の反応はかなり良く、長妻氏への声援や拍手が飛んだ。逆風の2012年の衆院選でさえ、長妻氏は松本氏に約2万票の差を付けて小選挙区で勝ち上がっている。それを考えれば今回、さらにリードを広げる可能性もある。
「これからも長妻さんと一緒に仕事をさせて下さい」。この時、絞るような哀願調で聴衆にそう訴えていた蓮舫氏はその3時間前、大宮駅西口で木箱に乗ってこう言った。
「これからも枝野さんと一緒に仕事をさせて下さい」。民主党・枝野幸男幹事長の埼玉県5区(さいたま市の一部)は、自民党の重点区。幹部を次々と投入し、枝野氏を追い落とそうとしている。蓮舫氏は、その防戦のために応援に訪れた。
「枝野さんは自民党に嫌われる、安倍首相に嫌われる。嫌われたらどうなるかというと、『帰りには必ず大宮に寄れ』と指令が出るという記事を読みました。そうやってターゲットにされる。とても怖い」
長くないフレーズで言葉を切り取るのが蓮舫氏の演説方法。聞く人の耳に残りやすくするためだ。
蓮舫氏が大宮駅西口で街宣していたのと同じ時刻、駅東口では自民党の三原じゅん子氏が牧原秀樹氏の応援のためにマイクを握っていた。駅舎を挟んだ対決は、果たしてどちらの勝ちになるのか。眉間に1本のしわをつくり、悲壮感を漂わせて話す蓮舫氏か。あるいは手振りを交え、すっかり政治家としての貫禄を身に付けた三原氏か。その勝負は数時間後に判明する。
選挙戦最終日には、東洋経済オンラインに「松下幸之助 珠玉の言葉」を連載中の江口克彦氏が激怒する”事件”も発生した。
江口克彦氏の怒り
兵庫県6区・JR伊丹駅前で午後4時半、次世代の党の杉田水脈候補が街宣していた時のこと。その前を自民党の街宣車が大音量で走り去ろうとした。それに怒ったのが、杉田氏の応援のために兵庫県入りしていた次世代の党に所属する参議院議員の江口氏だった。
「大串君、失礼だろう!止めなさい!」
江口氏は杉田氏のマイクをとりあげて叫んだ。街宣車の助手席に、自民党の大串正樹氏の姿を見つけたからだ。
「選挙中はお互いの邪魔をしないこと、そして行き交う時には互いに健闘を祈り、たたえあうというのが礼儀です。ところが挨拶もせず、大音響を流しながら通り過ぎる。こんな人物が政治家だと思うと誠に情けないが、こともあろうに松下政経塾出身者なのですよ!」
確かに大串氏は1996年に松下政経塾に入塾した17期生。さらに毎日新聞が行った候補者アンケートで「道徳を小中学校の授業で教え、子どもを評価すること」に賛成しており、道徳を重視しているように見える。
「道徳の重視は言葉ではなく行動で示すべきです。松下幸之助氏は何より、虚偽や不実、非礼を嫌った。幸之助氏が生きていたら、即除籍ですよ!」江口氏の怒りは収まらない。
確かに選挙は仁義なき戦いではあるが、ただそれだけでは意味がない。その中に一抹の「人の情」がなければ、その選挙で作られる国は決していい国にはならないだろう。
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http://www.sankei.com/politics/news/141213/plt1412130021-n1.html
2014.12.13 10:35
【衆院選2014】
投票日、広範囲で大雪の恐れ…強い寒気、朝までに80センチの地方も
歩道の雪かきをする男性=13日午前、青森市
気象庁は13日、日本付近の上空に強い寒気が流れ込む冬型の気圧配置が続き、衆院選投開票日の14日にかけて日本海側を中心に広い範囲で大雪になる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。雪崩や交通への影響、電線や樹木への着雪にも注意が必要としている。
気象庁によると、北日本(北海道、東北)の上空約5500メートルに氷点下36度以下、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)には氷点下30度以下の寒気が流れ込んでいる。
13日は北陸地方を中心に雪が降り、積雪は午前8時現在、青森県の酸ケ湯で130センチ、北海道の朱鞠内で111センチ、福井県の九頭竜で67センチなど。
14日午前6時までの予想降雪量はいずれも多い所で北陸80センチ、東北60センチ、関東甲信と東海、近畿北部で50センチ、中国地方35センチ、四国と近畿中南部で15〜20センチの見込み。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141213-OYT1T50129.html
ネット選挙、「夜の延長戦」でつばぜり合い
2014年12月14日 00時03分
今回の衆院選では、昨年の参院選に続き、候補者がインターネットを使って支持を訴えることが可能になった。各党は選挙戦最終日の13日、街頭演説を終えた後も「夜の延長戦」で、つばぜり合いを繰り広げた。
ネット動画サイト「ニコニコ生放送」では、ネットサービス各社の協力も受け、午後8時から各党の主張を紹介する生番組が配信された。
生番組で自民党は、候補者の応援で全国を駆けめぐる安倍首相(党総裁)や稲田政調会長ら党幹部、閣僚の演説を配信。東京・秋葉原の街頭で「最後の訴え」を終えた首相は麻生副総理・財務相とともに党本部の特設スタジオに駆けつけ「ここで流れを変えては、民主党政権時代の暗い混迷した時代に戻ってしまう」と訴えた。
野党も、民主党の海江田代表が、東京・新宿から生出演し「子育て支援をぜひやらせてもらいたい」と社会保障を充実させていく考えを強調した。維新の党の江田共同代表は「安倍さんは、約束した(国会議員の)定数削減をやっていない」と首相を批判し「維新は身を切る改革ができる」と視聴者にアピールした。他の政党も、党首や候補者が出演し最後まで支持を求めた。
2014年12月14日 00時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/345168/
共産党「キラキラ旋風」再びの予感 20議席超えも
2014年12月13日 16時00分
演説する池内氏
14日投開票の衆院選は野党が軒並み低迷するなか、共産党だけが躍進しそうだ。衆議院で法案提出権を得られる議員20人を超える勢いで、イケイケムードだ。
12日、JR錦糸町駅前で東京12区と比例代表に重複立候補している池内さおり氏(32)がマイクを握ると「さおり〜ん!」と野太い声が飛んだ。メガネが萌えポイントの池内氏は「アベノミクスは、大企業と富裕層の懐を温めただけ。今こそ転換しましょう」と、アベノミクスを大批判した。
池内氏のように若い女性が共産党躍進の原動力になっているという。
永田町関係者は「昨年の参院選で、東京選挙区で当選した吉良よし子氏(32)の“キラキラ旋風”の流れが、今も続いている。共産党は意識的に若者を前面に出している。池内氏もそうですし、東京16区の大田朝子氏(30)も小さくてかわいいと評判です」と話した。
小池晃参院議員(54)が「(東京ブロックで)比例3議席を得たい。そうすれば池内さんに国会で活躍してもらえる」と訴えるように、共産党は池内氏推しだ。「池内氏を比例に滑り込ませることができれば、キラキラ旋風がさらに勢いがつき、その後の党勢拡大につながるというわけです」(前出の永田町関係者)
自民党圧勝とはいえ、安倍政権にとって共産党躍進は捨て置けない。
政府関係者は「選挙結果は海外にも伝えられます。その際には共産党の躍進もニュースになります。アベノミクスと対極にある共産党が勢力を伸ばしたことは、海外の人たちからすれば『アベノミクスは必ずしも国民の心をつかんでいない』とみられるはずです」と指摘。共産党はアベノミクス批判以外にも消費税増税の中止を訴えるなど、すべてにおいてアンチ安倍政権。キラキラ旋風の獲得議席はいかに。
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予想通り低投票率になりそうだ。
8時に与党下半数越えが早くも出そう
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投票率(全国)
10:00 今回*5.68 前回*7.46 ▲*1.78
11:00 今回11.08 前回14.73 ▲*2.95
14:00 今回22.66 前回27.40 ▲*4.74
16:00 今回29.11 前回34.87 ▲*5.76
18:00
19:30
期日前 今回12.62 前回11.58 +*1.04
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投票率(全国)
10:00 今回*5.68 前回*7.46 ▼*1.78
11:00 今回11.08 前回14.73 ▼*2.95
14:00 今回22.66 前回27.40 ▼*4.74
16:00 今回29.11 前回34.87 ▼*5.76
18:00 今回34.98 前回41.77 ▼*6.79
19:30
期日前 今回12.62 前回11.58 +*1.04
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554 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:53.77 ID:DIDHhcpj
なんか自民が負けた雰囲気w
555 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:54.72 ID:BYT9ggtu
自民伸び悩んだ印象
556 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:57.27 ID:7y8th7Qk
感想
自民思ったよりかなり少ない
民主まあこんなもんだろ
維新踏ん張った
共産すげえええええwww
ほかはこんなもんでしょ
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福岡1
井上
新開
山本
で井上もう当確か
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これ,選挙する意味あったの???
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大阪の動きからは兎角一線を画す兵庫でも民主は軒並み維新を下回ってますねー。
次回は更に維新に譲る必要がありそう。。
そもそも民主と維新で推薦出し合うぐらいまで政策詰めないとしゃーないけど。。
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>>2508
親安倍の次世代とみんなを潰して共産党を増やす選挙でしたね。。
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NHK投票日出口調査
大阪
1維自
2自維
7自維
10民自維
11自維民
14自維
15維自
滋賀
1自民
奈良
1民自
和歌山
1民自
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今更だけど 凪の時間だから
静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014120902000267.html
選挙区なう 1区・2区
後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。
◆1区 自、民、維、共 4党激突
写真
静岡市葵区で開かれた上川陽子さんの出陣式。千人を超える支援者らが集まった。壇上には連立を組む公明前職の大口善徳さん(59)や農協幹部、自民党の市議・県議の姿も。「みんなが団結できるかが選挙の最大の争点です」。上川さんの絶叫が響き渡った。
現職法相として臨む選挙戦。手厚い組織で優位に立つが、陣営幹部は「他候補の応援や公務で本人がいない日も多い。周囲がどれだけ動けるかが勝負だ」と気を引き締める。
「牧野先生にもう一度国会に戻ってもらいたい」。牧野聖修さんの六日の応援演説に駆け付けたのは、静岡地裁で再審開始決定を受けた袴田巌さん(78)の姉秀子さん(81)。葵区の商店街で、冤罪(えんざい)問題の解決に取り組んできた牧野さんへの支持を訴えた。
牧野さんは「政治活動で一緒に汗を流した仲間がいる。これまでの実績と思いを伝えたい」と強調。一日三十回を超える街頭演説を繰り返す。
自民優勢を示す世論調査に小池政就さんは危機感を強める。五日夕の繁華街では、県内入りした江田憲司共同代表とともに「安倍政権に三百議席も与えたら誰も暴走を止められない」と訴えた。
国会議員の定数削減など「身を切る改革」と増税反対を唱え、しがらみとの決別を掲げる。集票力のある企業、団体の支援を受けないだけに「どれだけ多くの人を投票に行かせられるかがポイント」と浮動票獲得を狙う。
河瀬幸代さんは「平和を巡って曲がり角」と、集団的自衛権行使容認への転換や経済政策などで政権批判を強める。七日午後の商店街では「消費税10%増税はしっかり中止」と真っ先に訴えた。雇用確保や脱原発など党の主張を前面に押し出し、比例代表候補とともに議席確保を目指す。
◆2区 経済政策を問う3候補
写真
公示前日の朝、JR焼津駅南口。井林辰憲さんは集まった二百人を前にアベノミクスの効果を語り「この地域の経済再生を」と訴え深々と頭を下げた。「政治の基本」とする地元での街頭演説は初当選からの二年で千回を超えた。
公式ブログは以前からほぼ毎日更新し、インターネットの選挙運動解禁を受けて公示後も日々意気込みをつづる。支持層は盤石だ。しかしあえて切り込む。「解散時期をめぐり批判が出る、そういう政治をそもそも変えなきゃいけない」。自民党の直すべきところは直す。先輩議員の国政報告会であいさつした時も、率直に思いを述べた。
松尾勉さんは十一月初め、かばん一つで藤枝市に来た。出身は群馬県。環境省で東京電力福島第一原発事故の対応に当たった経験から「未来を拓(ひら)く」をモットーに環境への影響を考えたエネルギー政策などを訴える。
地縁がないからこそ、素直に言う。「ずっとこの地域の勉強をしていきたい。住民に本当に寄り添う政治をする」。アベノミクスは物価を上げ地域を疲弊させたと訴える。一方で、かつての民主党政権の失敗も認め「復活ののろしを自分が上げる」と力を込める。
党の公約を叫びながら、自身の思いもほとばしる官僚出身の若い二候補。対する四ツ谷恵さんは「国民の立場に立つのか、財界や官僚の立場に立つのか。年齢や経歴に関係なく候補の立ち位置が問われている」と冷静に見つめる。
浜岡原発の再稼働反対、10%への消費増税中止と、争点への賛否をはっきりと打ち出す。低所得者ほど負担が大きい消費税率をなぜ上げるのか。それよりも「庶民の所得を増やさないといけない」。弱い立場の人に寄り添う立ち位置を貫く。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121102000226.html
選挙区なう 3区・4区
後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った
◆3区 野党連携 ひび割れも
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公示後初の日曜だった七日の昼。掛川市内のスーパー前でマイクを握った小山展弘さんは「野党連携候補」としての自らの立場をアピールし、「国会に緊張感を持たせるために二大政党の構築を」と強調した。
後半戦に入って、野党連携する維新の有志が選対本部に加わった。応援弁士には元衆院議員で掛川市長を務めた戸塚進也さん(74)の姿も。
一日平均十カ所で街頭演説し、ミニ集会も精力的にこなす。自民優勢を示す世論調査に、陣営幹部は「支援者に確実に投票してもらうよう徹底したい。一票一票を拾っていくだけ」と気を引き締める。
宮沢博行さんの「私は九万票、相手は十二万票」という悲痛な叫びは、もう聞かれなくなった。小山さんが原発問題に踏み込まないため、野党連携する維新の支持者の意見が割れている、と伝えられるからだ。
そんなひび割れにくさびを打ち込むように支持拡大を図り、陣営からは「勝ちきる」との声が漏れるようになった。
磐田市内に八日に応援に入った自民党の稲田朋美政調会長は「圧倒的な票数で」と支持を呼び掛け、宮沢さんは「小選挙区は宮沢に、比例は公明に」と訴えた。
「政治を変えるチャンス。皆さんの声を国会に届けたい」。掛川市内の公会堂で開かれた演説会で、松浦敏夫さんが力を込めた。
一日三〜四回の街頭演説をこなし、ミニ集会などで支持拡大を図る。原発再稼働の問題には「浜岡原発は廃炉に」と主張する。
政治とカネの問題にも矛先を向け、「同じことを繰り返していては、暮らしが良くなるわけがない」と強調する。選対幹部は「ビラ配りでサラリーマンが受け取ってくれる」と手応えを話す。磐田市や掛川市を中心に遊説し、票の掘り起こしを図る。
◆4区 自、民が5度目の対決
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六日午後、富士宮市の住宅街の公園に望月義夫さんが姿を見せた。住民約百人を前に、ペルーで開かれている気候変動枠組み条約第二十回締約国会議(COP20)に出席すると報告。「選挙より国のために尽くすことを選んだ。力をください」
環境相として迎えた選挙戦。折り返しの八日まで選挙区を回り、ペルーに出発した。後援会は「大臣になってまだ三カ月。圧勝で留任させたい」と期待をかけるが、陣営幹部は「労組が強く、民主に地盤がある選挙区。簡単な戦いではない」。地元市議らがフル回転し、業界団体など組織固めに力を注ぐ。
七日夜、富士宮市であった田村謙治さんの決起集会。民主党の大塚耕平政調会長代理が駆けつけ「相手候補の肩に手がかかるところまで来た」と支持を訴えた。田村さんも「安倍政権の閣僚は政治資金管理がずさんだ。これでは税金の無駄遣いが止まらない」と声をからした。
田村さんは今回、「まじめな政治」を旗印に掲げる。現職閣僚に相次いだ政治資金問題を批判し、アベノミクスは富裕層と大企業にしか恩恵がないと強調。「庶民の目線と金銭感覚で政治をやる」と自身と党のクリーンさを訴え、支持政党を持たない層への浸透を目指す。ミニ集会も連日開催し、支持固めを狙う。
二人は二〇〇三年から四度対決。比例復活や繰り上げを含め、望月さんが四回、田村さんが三回当選した。そこに挑むのが杉田保雄さんだ。
これまでは富士宮市を拠点に県東部で政治活動し、静岡市清水区を含む4区では初の選挙になる。「自民、民主、公明が決めた消費増税で不況になったが、三党は反省していない。増税はきっぱりと中止する」と違いを強調。各地の街頭演説で訴えを続けている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121202000208.html
選挙区なう 5区・6区
後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。
◆5区 民主の雄を追う自・共
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「相手候補の追い上げを受けている情勢で選挙区を空けることは危険。それでも、若手を育て、野党の力を結集してもう一度天下を取りたい」。細野豪志さんは六日、御殿場市民交流センターで支持者に切実に訴えた。
前回と同様に本人不在の選挙戦を展開。自身が主宰する政治グループ「自誓会」を中心に民主候補の応援で飛び回っているからだ。公示後に地元で活動できたのは二日間。さらに今回は「若手を比例で受からせたい」と重複立候補を辞退し、自ら背水の陣を敷いた。
選対幹部は「ライバルは二年間の実績で確実に票を伸ばしてくる」と、本人不在に不安を隠さない。後援会や支持母体の労組の引き締めに躍起だ。
一方で、吉川赳さんは選挙区内をくまなく駆け回り、一日十回以上、街頭演説や集会をこなす。今回から公明の推薦を受け、組織が強化された。農協の支援も受けている。
中盤から閣僚級の応援が続く。五日に宮沢洋一経産相らが相次いで訪れた。八日の総決起大会は、所属する派閥会長の岸田文雄外相が「明るく前向きで、政治家としての資質がある。この試練を乗り越えれば大成する」と熱弁。陣営は二年間の実績と伸び盛りの若手という点を強調し、5区全域での支持の拡大を図る。だが、吉川さんは「相手の壁は高くて厚い」と厳しい表情を崩さない。
公認決定が衆院解散の二日前だった大庭桃子さん。有権者の四割を占める富士市を重点に安倍政権を批判する層への浸透を図り、党組織が強い三島市と函南町では支持者を固める。増税と原発再稼働の反対など五項目を訴えてきたが、有権者の反応から力点を憲法に置き始めた。「戦争する国づくりを止める」と強調している。
◆6区 民主牙城に自民が攻勢
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「新しい時代を沼津からつくる。その力を勝俣に与えてください」。石破茂地方創生担当相が八日夕、沼津駅北口で勝俣孝明さんの応援に声を張り上げた。
八時間前、同じ場所に安倍晋三首相が来たばかり。6区は一九九六(平成八)年以降、民主の渡辺周さんに六連敗が続く自民県連の最重点区だ。県連副会長で沼津市を地盤とする杉山盛雄県議は、党幹部の続々の来訪を「全国でもここだけ」と胸を張る。
6区は、沼津市と若年層が多い清水町、長泉町の一市二町で有権者の51%を占める。陣営は勝敗のかぎを握る一市二町で遊説を強化した。「雇用を増やして若者が戻れる故郷を」とアベノミクス推進を前面に出す。公明が前回以上に組織的な応援に取り組む。
七日夜、沼津市内のホテル。渡辺さんは支持者を集めた大必勝集会で「七回目は最も厳しい戦い」と危機感をあらわにした。民主が惨敗した二年前でも競り勝ったが、「前回と同じ調子で大丈夫と思っていてはだめだ」。「牙城」を死守しようと支援を呼び掛けた。
渡辺さんの亡父は元沼津市長で、父子二代にわたる支持者が市内に少なくない。家族が地盤の沼津を回り、本人は前回競り負けた伊豆全域の遊説の回数を増やしている。街頭演説で「伯仲した与野党を」と訴え、自民批判票取り込みを図る。
連合は電話作戦で組合員家族の支援も求めて後押し。後援会が組織を挙げてフル回転している。
佐藤龍彦さんは「安倍政権の暴走を許していいのか」と訴える。沼津と地盤の伊東を重点的に遊説し、「自民にも民主にも任せられない」という支持政党を持たない層に狙いを絞っている。
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http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121302000187.html
選挙区なう 7区・8区
後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。
◆7区 盤石自民に挑む民、共
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四十代で既に当選三回の現役副大臣に、えとがひと回り以上違う人生経験豊富な六十代の新人二人が挑む。
「完勝、大勝させてください」。浜北区で開かれた決起集会。城内実さんは千人超の支持者を前に声を張り上げた。他の会場でも「完勝」をあえて使い、勝ち方への強いこだわりを見せる。初当選から十年以上この地で根を張ってきた誇りと自信を感じさせる。
選挙戦後半に入り、他県への応援で本人不在の機会が増えた。それでも警戒を怠らないのは、九年前の郵政選挙で一敗地にまみえた苦い経験があるから。「選挙は楽に勝てると思った瞬間に負ける」と最後まで手綱は決して緩めない構えだ。
三度目の国政挑戦となる松本泰高(たいこう)さんは、解散当日に急きょ7区で初出馬が決まった。しかし、選挙区内には旧新進党時代に親しかった熊谷弘元通産相の故郷もある。「同志の支援をもらえばそれなりの戦いができる」。地元の市議、県議らの後援会関係者や連合などの支援者のいる場に顔を出し、出遅れの挽回を急ぐ。
外務官僚出身で父親が元警察庁長官の城内さんを引き合いに「私はバス運転手のせがれ。安保闘争に行くおやじの背中を見て世の中を変えようと新聞記者を志した」と対照的な庶民性、反権力をアピールする。
反権力、反安倍政権の訴えでは野沢正司さんも負けない。公示後の第一声は開口一番に「アベノミクスでいいことがあったでしょうか」と、政権の経済政策を批判した。
浜岡原発再稼働や集団的自衛権行使の反対、消費税増税の中止と真っ向から対決。若者の労働環境改善も訴え「高齢者よりも若者の反応が良い」と手応えを感じている。
◆8区 野党割れ安定感の自民
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「敵の敵は味方」になる野党共闘が崩れ、自民、維新、共産による三つどもえに無所属が加わり、対決の構図はより複雑になった。
十日夜の浜松駅前。民主党の旗が舞う総決起大会に登場した古橋和大さんは「民主の古橋です」と宣言した。
8区は一九九九年の補選以降、自民と民主が議席を奪い合う激戦区。今回、民主は維新との連携から公認擁立を見送ったが、地元は「民主の灯を消すな」と古橋さんを立て、民主系地方議員や連合が活動を支える。「強い与党の暴走を止められるのは民主だけ」と自民に対抗心を燃やすが陣営には「敵は自民じゃない」との声も。
元県議の源馬謙太郎さんは二年前、民主党を離党して維新から出馬し、今回は二度目の挑戦。古橋さんとは対照的に「支援してくれる大きな組織はない。街頭に立つだけ」と話し、一日中、浜松駅前に立つ「マラソン演説」など独自の発想で活動する。
議員定数の削減など「身を切る改革」を訴え、連携を崩した民主への批判は言わない。古巣の支持層も取り込むための配慮だ。
民主、維新の神経戦をよそに、塩谷立さんは二百五十超の業界・団体からの支持、系列の市議・県議の協力を得て、ベテランらしい安定した戦いを貫く。
街頭でまず訴えるのは短期間で選挙となった理由。「今回の選挙がいかに重要か。判断いただくのは日本の将来、経済をどうするかだ」と説く。対抗馬の一本化挫折で有利とみられる半面、陣営には「演説会の人出は少ない。負ける選挙みたいだ」と危機感もある。
「自共対決」を意識する落合勝二さんは、消費税増税や集団的自衛権行使などを真っ向から批判。隣の7区から出馬した前回よりも「はるかに有権者の反応がいい」と話す。
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新潟
2014衆院選:選挙区を歩く 1区 無党派層の動向が鍵 不透明な未来票の行方 /新潟
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
衆院選は14日の投開票日まで残り4日。県内6小選挙区に立候補した19人の候補者たちは、最後の追い込みに必死だ。終盤を迎えた各選挙区の情勢、候補者たちの動きを探った。
毎日新聞による特別世論調査(5〜7日)では、自民前職の石崎徹氏が先行し、民主元職の西村智奈美氏が追う展開となっている。だが、無党派層が多い選挙区だけに、その動向が勝敗の行方を左右しそうだ。
党県連の公募で選ばれ、前回選で初当選した元財務官僚の石崎氏は、今回も若さを前面に押し出す。街頭演説などではまた「国家戦略特区制度で、私が積極的に後押ししてきた新潟市が農業分野で選ばれた。新潟出身の私が国政で支えていきたい」と実績もアピールする。
この2年間は、後援会の組織づくりを進めてきた。陣営幹部は「急な選挙だが、前回より盤石になりつつある」と自信を見せる。同調査からも、性別、年代、職業を問わず幅広い層からの支持を得ていた。
公示に先立つ1日には、企業や地域ごとの後援組織を束ねる連合後援会「徹山会」も発足。名前は自身が尊敬するという田中角栄元首相の後援会「越山会」から引用した。発足式で司会役の女性は「田中先生のように、20年30年と新潟と日本のために頑張ってもらうように」と石崎氏の今後の健闘を祈念した。
ただ、優勢ムードによる上滑りを懸念する陣営では、組織の引き締めに懸命だ。
一方、前回は石崎氏に約1万9000票差で敗れ、返り咲きを目指す西村氏。再起を期して支援者回りを続けてきた西村氏の元には、先月23日の枝野幸男幹事長を皮切りに、蓮舫元行政刷新担当相、海江田万里代表、野田佳彦前首相ら、党幹部らが相次いで応援に入り、党内での期待の高さをうかがわせる。
前回は、自民、民主、共産のほか、未来の党(現生活の党)からも立候補者が出て民主票が割れる結果となった。今回、未来に流れた約2万7000票が西村氏に戻ることになれば、前回の石崎氏の得票数約9万7000票を上回ることになるとの期待もある。ただ、陣営には「(生活の)支持者が見えない」との声もあり、票の行方は不透明だ。
同調査によると西村氏は、無党派層の半数から支持を集めており、投票率の向上は西村氏を優位に押し上げると見られる。陣営幹部は「大義のない選挙と言われて関心が低いのが気がかり。悪天候の影響で投票率が下がるのも心配だ」と気をもむ。
共産新人の町田明広氏は「若さ」の石崎氏、「女性」の西村氏に対抗し「普通のおじさん」(町田氏)を「武器」に市内を駆け回る。陣営幹部は「自民も民主も訴えていることはあまり変わらない」として、消費増税の中止など他候補と異なる施策を押し出し、批判票を取り込みたい考えだ。【真野敏幸】
==============
◇1区(3)(届け出順)=新潟市東・中央区など
西村智奈美 47[元]副厚労相 (3)民元
石崎徹 30[元]財務省職員(1)自前=[公]
町田明広 49 党県委員 共新
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、社=社民党。
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NHK出口調査 支持政党
今回 自42 民15 維7 公5 共5 無24(無党派の投票先:自23維23民21共15)
前回 自32 民19 維8 公5 共4 無24(無党派の投票先:自20維27民16共6)
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk15010051000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 2区 投票先未定が半数超 有権者の関心に応え切れず /新潟
毎日新聞 2014年12月10日 地方版
自民前職の細田健一氏と民主前職の鷲尾英一郎氏が首位を争っている。特別世論調査の数字では細田氏がややリードだが差は大きくなく、しかも投票先未定との回答が半数を超えていた。情勢は流動的だ。
また同調査で「最も重視する争点」を聞いたところ「年金、医療、介護、子育て」を挙げた有権者が3分の1を占め最多だった。だがこの点の訴えは各候補とも少ない。柏崎市に住む70代の主婦は「国には在宅介護の支援に力を入れてほしいが候補者はそういう話をしない」と残念がる。4陣営とも「『なぜ師走に選挙を』という声が強く、有権者の反応は今一つ」と話すが、関心に応え切れていない面もありそうだ。
細田氏は「混乱と停滞の民主党政権時代に戻るのか、もがきながらも前進する自公政権を選ぶのか」と問いかけ、「企業にもっともうけてもらい、そのもうけを設備投資や給料に振り向けてもらう」と訴える。原発は再稼働させ、基幹電源として活用する方針だ。陣営は「与党議員は地元に必要だ」と与党の強みを強調する。一方で「東京出身で実績は1期。個人としての知名度はそれほどでない」と街頭での宣伝や個人演説会に懸命だ。
鷲尾氏は「(安倍政権の政策である)円安で灯油もガソリンも上がり、生活は苦しくなる」「米価下落で農家は大変」と現状を分析し「強すぎる自公政権は地方経済や農家、中小企業への配慮を欠いた。議席のバランスを回復し地元の声を届ける国会議員を」と訴える。原発再稼働は「地元経済にプラス」と容認するが、一方で2030年代の原発ゼロも目指す。陣営は「難儀な選挙だが政策は分かってもらっている」と手応えを話す。
渡辺英明氏は脱原発と再稼働反対を強く訴える。「原発を廃炉にしたドイツの町は、廃炉で失われた3000人の雇用を隣接市や産業誘致で吸収し観光地としてよみがえった。日本も廃炉を目指し、雇用対策も含めた『脱原発基本法』の整備が必要だ」と力説する。ほかに消費税の増税反対と税率5%への引き下げ、平和憲法の順守や集団的自衛権の容認反対などが主張の中心だ。集会は開かずに街頭での宣伝を続けている。
共産新人の五位野和夫氏は消費税の増税反対を主張。「雇用のルールを作って(賃金を上げることで)労働者が納税しやすくする。農林水産業や地域経済の振興に力を入れ、富裕層への課税を強化する。これらで消費税は上げずにすむ」と訴える。原発には「柏崎の住民として不安を国会に伝えたい」と再稼働に反対。街頭宣伝や集会のほかツイッターやブログで訴えを繰り広げている。【高木昭午】
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◇2区(4)(届け出順)=柏崎、燕、佐渡市など
五位野和夫 52[元]柏崎市議 共新
渡辺英明 64 党県幹事長 社新
細田健一 50[元]経産省職員(1)自前=[公]
鷲尾英一郎 37 公認会計士 (3)民前
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、社=社民党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk15010012000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 5区 自民を生活追い上げ 「田中票」の行方が焦点に /新潟
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
4選に向けて盤石の組織戦でリードする自民前職の長島忠美氏を、生活新人の森ゆうこ氏が追う展開になっている。民主の田中真紀子前文部科学相が解散直前に不出馬を決めたことで、父角栄元首相時代から支持する「田中票」の行方が焦点だ。各陣営は終盤に向け、無党派層の取り込みにしのぎを削っている。
「私は10回目の選挙になるが、いいと言われた時に票が増えた試しがない。長島さんにこの国を引っ張ってもらうには、一票でも多い支持が必要だ」
10日に長岡市内で開かれた長島氏の決起集会。応援に駆けつけた石破茂・地方創生担当相は約1100人の支持者を前に引き締めを図った。報道各社の世論調査で長島氏の優勢が報じられたからだ。
長島氏は前回と同様、自民県連会長の星野伊佐夫県議を選対本部長に据え、県議や約20の後援会が組織票を固める。公示後は二階俊博総務会長や河村建夫・党地方創生実行統合本部長ら党幹部が続々と来援し、地方重視をアピール。相手候補のアベノミクス批判をかわしている。
世論調査では、自公支持層以外に民主支持層にも食い込んでいる。星野選対本部長は事務所開きで「前回お願いした企業や団体の一つでも声を掛けないと、『怠けている』『緩んでいる』と言われる。2年前と同じ行動をしてほしい」と陣営幹部を鼓舞し、上滑りを警戒した。
一方の森氏は民主県連、連合新潟、社民県連による野党共闘で対抗。「自民党の暴走を止める」と安倍政権への批判を強め、「非自民」の受け皿を目指している。
森氏は参院議員2期の実績と知名度を生かし、精力的な街宣活動を展開。出遅れからの挽回を図っている。インターネットの積極的な活用や、市民生活に密着した政策を訴えるなど、課題とされる無党派層の吸収に躍起だ。
9日には昨年の参院選で戦った維新の米山隆一氏も応援に入った。長岡市のアオーレ長岡前で森氏と一緒に街宣に立ち、「(アベノミクスを止める)勇気がなければ国は変わらないし、生活も良くならない。それをやってくれるのが森さんだ」と持ち上げた。米山氏は前回の衆院選で約3万6000票を獲得しており、森氏が協力を呼びかけていた。陣営は「強力な援軍だ。しこりを乗り越え、野党が力を合わせれば絶対に勝てる」と意気込んだ。
2回目の挑戦となる共産新人の服部耕一氏は、消費増税の中止と原発再稼働反対などを強調。7日には市田忠義副委員長が長岡市内で街宣し、支持を訴えた。党では「自共対決」を打ち出しており、陣営は他の野党との差別化を図ることで浮動票の獲得を狙っている。【湯浅聖一】
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◇5区(3)(届け出順)=長岡、小千谷、魚沼市など
森ゆうこ 58 [元]副文科相 生新
長島忠美 63 副復興相 (3)自前=[公]
服部耕一 45 党県委員 共新
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◇一覧の見方
氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。
小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、生=生活の党。
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http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk15010023000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 6区 自民、全域で優位な戦い 民主・共産新人が追う展開に /新潟
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
前回と同じ構図の戦いは、自民前職の高鳥修一氏が全域で優位な戦いを進め、民主の梅谷守氏と共産の高橋ミキ子氏の両新人が追う展開となっている。
突然の解散に当初、「(安倍晋三政権の経済政策)アベノミクスの実感がない地方は大変だ」。高鳥氏の選対本部長代行、小川和雄県議は有権者からの批判を覚悟した。が、マスコミの世論調査で「高鳥氏優勢」が伝えられると、「本当にそうなの」と腕を組む。選挙戦は盛り上がりに欠ける、と関係者は一様に口にする。個人演説会に集まる支持者らの顔色を見ると、アベノミクスの効果が地方に来るのか「不安に思っているのではないか」とおもんぱかる。
高鳥氏は個人演説会などで、消費税10%を先送りする間、福祉・介護施設の耐震化や老朽化している橋の架け替えなどを進め、年金積立金の一部を、年金に上乗せ支給する必要性も訴えた。
毎日新聞の特別世論調査で、投票に「必ず行く」「たぶん行く」と回答した有権者は91%に上り、最も重視する争点は、33%が「景気対策」、「年金・医療・介護・子育て」が28%と続き、「消費増税」は4%だった。
あれよあれよという間の解散・総選挙。「まだ有権者は『なぜ今、選挙なの』と思っている」と、指摘するのは上越商工会議所の田中弘邦会頭。ほとんどの政党が消費増税先送りで一致しているのだから、一日も早い地方の景気回復に専念してほしい。不安と疑問を抱えながらも、アベノミクスに期待するしかない。そんな気持ちが高鳥氏を押し上げているようだ。
一方、民主の議席奪還を狙う梅谷氏。6日、上越市内で開かれた個人演説会で「有権者に『どこのあんちゃん』と言われる」と、新人のつらさを打ち明ける。
梅谷氏の義父、筒井信隆氏はかつて、12万を超す票をたたき出した。突然の解散に陣営の準備不足は否めず、ある労組関係者は「労組も社民系、民主系の足並みがそろっているわけではない」と打ち明ける。それでも、尻上がりに動きは良くなっているという。
選対本部長の風間直樹・参院議員も情勢は「知名度不足など、大変厳しい」と分析するが、近藤貞夫幹事長は「筒井票」をまとめて「必ず勝つ。上越市で5万票」と活を入れる。大票田の上越市でどう票を掘り起こせるかが鍵となる。梅谷氏も「安倍政権に白紙委任を与えてはならない」と訴え、つじ立ちを1日100回こなしている。
上越・高田の中心市街地で9日、マイクを握った高橋氏は買い物客らに向かって、消費税10%の阻止などを訴えた。演説後は「2年前より手応えはいい」と笑顔。前回の第三極に代わり、同党は今回、追い風を受ける。応援に駆け付けた参院国対委員長の井上哲士議員は「共産党に寄せる期待は大きく、手応えがある」と話す。【浅見茂晴】
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◇6区(3)(届け出順)=十日町、糸魚川、妙高、上越市など
高鳥修一 54 [元]