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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2878チバQ:2014/12/21(日) 17:58:01
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141219senkyo01.htm
(下)有権者と政治


「距離感」どう克服

 「人口が減る。だから代表が減る。ゆえに声が届かない。政策が手薄になり、ますます田舎は衰える。負のスパイラルに陥ってはいけない」

 衆院が解散した直後の11月21日午後。尾粼正直・高知県知事は、徳島県との合区案もくすぶる参院選挙制度改革と併せ、高知県内の衆院選挙区が「1票の格差」是正のため1減になったことにあらためて強い懸念を示した。

 高知大学人文学部の上神貴佳准教授は、今衆院選は「1票の価値が東京並みに希釈され、『代理人』が減らされた選挙」と評した。

■「変化ない」

 「選挙カーが来ない、という声を聞いた。有権者に候補の声が届きにくい選挙区制度になった。そこは今後も日常活動を継続していくしかない」

 高知1区、2区とも前職が予想通り圧勝を決めた14日夜、自民党高知県連の中西哲幹事長は勝因分析もそこそこに、より遠ざかる有権者との距離感に不満を口にした。

 新たな区割り下で、1区は有権者の過半数を占める高知市から高知県東端まで、2区も高知市から高知県西端までの広い選挙区になった。郡部の政党関係者は「個人演説会が今回はない。全く熱が入らない」「候補がうちの市に入る時間が半減した」と言い、低調な選挙ムードに拍車を掛けたのは間違いない。

 ただ、選挙が終わった今、「あまり変化は感じない」(高知県内複数の町村長)という声も一方にはある。自民1氏が比例四国に回り、「高知県関係」としては、選挙前と数も顔触れも同じベテラン4氏が当選したためか。

 疲弊が進む高知県。南海トラフ地震対策や「地方創生」…。政治に各事業の“誘導力”を求めざるを得ない現実もある。

 高知市の岡粼誠也市長は「4氏は得意分野をすみ分けている。各省庁との『パイプ』という言い方はしたくないが、枠が減るのは高知県にとって良くない」。高知県幹部の一人は「高知県に必要な施策を引っ張るにはチャンネルが必要。2氏が比例で当選したのは結果オーライだが、比例はいつどうなるか分からない」

 「1減」を本当に実感するのは、政治家の世代交代なり、政治の刷新なり、次の変革が訪れた時なのかもしれない。

■一段上の不信

 高知県内小選挙区の平均投票率は戦後最低を更新する50・98%。高知県内では前回衆院選で全国最低の53・89%、昨年参院選で初の半数割れの49・89%を記録し、代議制民主主義の危機を映し出す。

 要因はいろいろ重なっているだろう。「下馬評でメディアが自民圧勝とあおりすぎた」(自民高知県連の中西幹事長)、「野党の力不足。1票で政治が変わるという意識が働きづらかった」(民主党高知県連の広田一代表)、「突然の解散。大義は何か、探さなければならなかった」(公明党高知県本部の池脇純一代表)―。

 高知県明るい選挙推進協議会の植田通子会長はこんな見方をしている。

 「政権公約を打ち出す選挙が続き、有権者もよりどころにしていた。それが裏切られた。有権者は一つ賢くなった上で、政治不信になっている」

 有権者の半数が沈黙する中で決まっていく国の針路。有権者と政治との「距離感」をどう克服するのか。双方が考えるべき時代に入っている。

【写真】2年ぶりの衆院選。高知県内の投票率はまたも戦後最低を更新した(14日夜、高知市の県民体育館)


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