したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2877チバQ:2014/12/21(日) 17:57:37
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141218senkyo01.htm
(中)敗者

「受け皿」の整備急務

 投開票日の12月14日午後8時。テレビの選挙特集番組は、全国で投票が締め切られると同時に自民前職の高知1区中谷元氏と2区山本有二氏の「当選確実」を報じた。いわゆる「ゼロ当確」。高知県内野党勢には屈辱的なシーンだった。

■批判の取り合い

 その2時間半後、幹部ら数人が残った高知市の民主党高知県連。「政権批判票を共産党と取り合う形。受け皿になりきれなかった」。広田一代表はテレビ画面が映し出す1区大石宗、2区武内則男両氏の得票に険しい表情を見せた。

 選挙戦中盤。1区陣営に入った高知県連幹部は「原発、集団的自衛権、環太平洋連携協定(TPP)…。与党と明確に差別化せんと選挙にならん。共産に票が流れるのを指をくわえて見ることになる」と危機感を募らせた。

 しかし、保守層にも支持の広い大石氏と、自治労出身の武内氏の政治信念、個別政策へのスタンスの隔たりは明らかだった。それは、海江田万里代表が口にし続けた党の「ばらばら感」の縮図でもある。

 高知市での10日の合同演説会。地方再生などを熱弁した大石氏に続いて登壇した武内氏は、5分ほどの演説で具体的な政策には触れなかった。2人の違いを浮き立たせないための「配慮」と受け取る党関係者もいた。武内氏は翌日の個人演説会で再び原発再稼働、集団的自衛権への反対姿勢を明確にした。

 短期決戦に加え、「逆風も追い風もない、無風選挙」(高知県連幹部)で、高知県連の地域基盤の弱さも露呈した。自民前職2氏のほぼ半数だった得票は「郡部で踏みとどまり、高知市の浮動票で勝負する戦略」(広田代表)の入り口にも立てていなかったことを物語る。

 目指す社会像を示すための党内論議、地域基盤の強化…。宿題は続く。

■枠内の風?

 風なき選挙に風があったとすれば、共産党の比例四国票の奮闘だった。高知県内票は前回2012年衆院選を2万票上回る約6万2千票。20%を超す得票率で自民党に次ぐ2番手につけた。

 「皆さんのご支援で国会へ送り出してください」。高知市長浜で開かれた2区の新人、谷崎治之氏の個人演説会。比例四国の単独候補、浜川百合子氏の演説DVDの放映が終わると、駆け付けた支持者はスクリーンに向かって拍手を送った。

 比例四国議席を失った2003年以降、共産党は二大政党志向の中で埋没してきた。しかし、昨年参院選では民主党への不信や第三極の失速もあり全国的に「躍進」。党高知県委員会は今回、「手が届く」と意気込んだ。

 短期決戦に、論戦の即戦力として立った谷崎氏と1区の元職、春名直章氏は比例票の掘り起こしに徹した。四国他県で伸びを欠き、議席奪還には及ばなかったが、佐竹峰雄高知県委員長は「普段の支持層以外の受け皿にも一定なった」と分析する。

 ただ、「結果は実力以上」とも。民主党など他の野党が今後「復調」すれば、風が共産党まで届くかどうかは分からない。佐竹委員長は「高知県でもさらに地力が必要。来春の統一地方選で地方議員を増やし、基盤を固めなければ」と総括する。

 「自民1強」は変わらなかった選挙。風は野党の枠内で吹いただけ、ともいえる。高知県内有権者の選択肢確立へ、受け皿の整備が急務になる。

 【写真】演説会と出陣式に臨む=右から=民主党の武内則男、大石宗の両氏と、共産党の浜川百合子、谷崎治之、春名直章の各氏のコラージュ


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板