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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2803チバQ:2014/12/18(木) 22:23:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk06010024000c.html
戦いの後先・2014衆院選:/下 3区 「加藤王国」復権道半ば 保守分裂のしこり懸念 /山形
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「もはや、『加藤紘一先生の娘』という枕言葉は不要になった」

 新庄市内で8日夜に開かれた自民の加藤鮎子氏の個人演説会。応援弁士を務めた鶴岡市選出の県議は、会場を埋めた600人余りの支援者に「鮎子氏本人に会いたい」という人が増えていると紹介し、こう語り掛けた。そして、無所属の阿部寿一氏と「ようやく並走できるまでになった」と続けた。

 公示から1週間。「世襲」「経験不足」といった批判を乗り越え、加藤氏が自らの地盤を築きつつあると、陣営は手応えを感じ始めていた。

 保守分裂の構図、わずか1488票差の大激戦となった山形3区。2年前の衆院選では、阿部氏が14選を目指した紘一氏を1465票差で破った。今回は紘一氏の三女・鮎子氏が阿部氏に競り勝ち、雪辱を果たした。

 遠藤利明・自民県連会長は応援演説で「昨年は1対3、今春も1対2で負けていた」と語る場面もあった。加藤氏陣営も厳しい認識を共有し、「与党・自民党公認」を前面に打ち出して、支持固めを図った。

 選挙期間中には遠藤氏のほか、谷垣禎一・自民党幹事長、小泉進次郎復興政務官、加藤氏が秘書を務めた野田聖子元郵政相らが続々と来援。最終盤の12日には安倍晋三首相が、阿部氏の地盤・酒田市で街頭演説し「鮎子さんは皆さんの期待に応え、必ず夢を形に変える」とアピールした。加藤氏のみならず、自民・公明両党が総力戦でつかんだ勝利だった。

     ◇

 酒田市長を13年5カ月務め、高い知名度を誇る阿部氏は、インフラ整備など衆院議員1期の実績を強調。「この地域を最も知る候補は私」「古里を守ろう」と訴えて選挙戦をリードした。

 自民公認を強調する加藤氏に、阿部氏は「私は誰に遠慮することなく中央にものが言える」と無所属の立場を生かして対抗。保守系の一部を切り崩しつつも、党派を超え幅広く浸透する道を探った。

 新庄市内で個人演説会を開いた6日夜、会場移動の合間に阿部氏は「前回より手応えがいい」と語った。保守系市議15人が支援した酒田市では前回を約3200票上回る3万3000票余りを獲得し、加藤氏に約2万票差を付けた。3区全体でも約6600票上積みしており、感触に間違いはなかった。

 誤算は、思いもしなかった民主党公認、吉田大成氏の立候補だった。陣営は当初、「民主支持層の8割はいける」ともくろんでいたが、結果的に5割余りしか取り込めず、惜敗の一因となった。

 無所属ながら自民候補に肉薄し、存在感を示した阿部氏。55歳とまだ若く、2回の衆院選を通じて後援会組織も拡大しただけに、去就が注目される。

     ◇

 一方、3区で懸念されるのは保守分裂のしこりだ。遠藤氏は「(保守系は)加藤さんに収れんしていくと思うので、全然心配していない」と平静を装う。だが、遠藤氏がこれまで、「3区の自民公認は次も、その次も鮎子氏」と再三、繰り返し、阿部氏を支援する自民所属県議や、阿部氏の自民入りを望む支援者らを強くけん制してきたのも事実だ。

 加藤氏支持の県議の一人は「厳しい状況が続くかもしれない」とみる。紘一氏が築いた地盤・鶴岡市で、阿部氏は前回選とほぼ同じ1万5621票を獲得。鮎子氏の足元にも保守分裂の芽は残っており、「加藤王国の復権」は道半ばだ。

 初当選から一夜明けた15日、鮎子氏はこう語った。「少なくとも保守だけでもまとまらなければならない。割れている場合でないのが、地域の現状だ。今回、応援していただけなかった方の声も聞く姿勢を貫く」【高橋不二彦、長南里香】


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