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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2814チバQ:2014/12/18(木) 22:32:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141218/CK2014121802000173.html

衆院選回顧(下)「王国」陥落 父からの地盤「不信」に消える

2014年12月18日


落選が決まり、おいの渡辺美知太郎参院議員(左)、妻のまゆみさん(右)とともに落胆する渡辺氏=那須塩原市で
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 「業界団体や首長を先頭にして戦う、自民党の流儀を凌駕(りょうが)できなかった」
 七度目の衆院選に、初の無所属で挑んだ元みんなの党代表の渡辺喜美氏(62)は、父の故美智雄元副総理から受け継いだ栃木3区の議席を失った。落選した十四日深夜、那須塩原市内で支援者らに謝罪する表情はこわばり、持ち味の鋭い弁舌は鳴りをひそめた。
 二〇〇九年に自民を離党し、みんなを結党。旧来政党と距離を置く「第三極」として注目されてきたが、渡辺氏の中央政界での存在感が増すにつれ、「渡辺王国」の土台には、次第にきしみが生じていた。
 前回の一二年衆院選で、自民は渡辺氏の離党以来不在だった公認候補として、新人だった簗和生氏(35)を擁立。かつては美智雄氏の支持層だった業界団体や首長の多くが当時、無名だった簗氏の支援に翻った。
 渡辺氏は、政府が環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を決める前に行われた前回選挙から、日本の交渉参加を主張してきた。今回の衆院選でも「県北部の農産物や木材には国際競争力がある」と地元を鼓舞したが、後継者不足などに悩む農業・畜産業者には空々しく聞こえていた。
 党代表としての多忙さを理由に、次第に地元から足が遠のいていたことにも、「地元の苦労を知らない」と厳しい視線が注がれた。
 党内の不協和音も、支持者の落胆に拍車をかけた。一三年、江田憲司・現維新の党共同代表らが離党。今年三月には、渡辺氏の八億円借り入れ問題が発覚し、代表を引責辞任した。十一月には路線対立の激化で解党が決まり、党は五年半の活動に終止符を打った。
 渡辺氏も自身の苦境を強く意識。党代表だった前回は全国遊説に忙しく、県内入りしたのは数日間だったが、今回は個人演説会や街頭演説を精力的にこなし、朝は地元企業の前で通勤する社員に頭を下げ続けた。
 逆風は想像を絶していた。「渡辺への投票を決めた方はいますか」。今月四日、大田原市内の個人演説会で、応援弁士の県議が約四十人の来場者に問い掛けても、一〜二人の手が上がっただけだった。
 渡辺氏のスキャンダルが報じられていた間、こつこつと地元を回ってきた簗氏が一万票以上の差をつけて勝利した。共産候補も今回、得票数を前回の六千五百九票から倍以上の一万四千四百三十八票に伸ばした。別の幹部は「共産にも票が流れた。苦戦は覚悟していたがここまでとは」と驚く。
 選挙戦で渡辺氏は父美智雄氏の名を連呼し、「父にできなかった仕事をやらせてほしい」と懇願した。かつて美智雄氏を支持し、今は簗氏を応援する那須塩原市の七十代女性は「美智雄さんは私たちを一票そのものだと思って大切にしてくれた。喜美さんはそうではなかった」と語る。
 数年前から地域を覆っていた王国崩壊の予兆。父が大切にした住民の声に向き合ってこなかったことが、皮肉にも古巣の自民党を勢いづかせる結末となった。 (大野暢子)


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