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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

2685チバQ:2014/12/15(月) 22:49:32
◆2区

 ◇金田氏、追随許さず
 前回の選挙に続いて小選挙区を制した自民前職の金田勝年氏(65)。能代市中和1の事務所には、午後8時の開票作業開始直後に「当選確実」の吉報が舞い込んだ。

 金田氏は妻龍子さんとともに頭を下げて万歳三唱。「日本経済が回復まっしぐらの時、強い経済を秋田にもつくらないといけない。強くて温かい秋田にするため全力で取り組む」と述べた。管内の首長や県議、各種団体の関係者たちでごった返す事務所は拍手と歓声に包まれた。

 元大蔵官僚。野呂田芳成氏の後継指名を受け、参院議員からくら替えした。初挑戦の2009年は比例復活。薄氷の勝利で、選挙の大切さが肌身にしみている。今回は、態勢強化を図った後援会組織がフル回転し、終わってみれば他候補の追随を許さなかった。

 選挙期間中は「どんな汗と涙を流しても、守りたい故郷がある」と述べ、霞が関と永田町でのキャリアを生かして全力を尽くすと強調した。【田村彦志】

 ◇緑川氏無党派層、浸透しきれず
 民主新人、緑川貴士氏(29)の支持者たちが集まった大館市向町の事務所は、金田氏の当選確実の報が流れると、無念のため息が広がった。

 「変わらない秋田を変えて前進させたい」との一心で民主入りした。元民放アナウンサーの知名度と、県内立候補者では一番の若さを武器に選挙戦に挑んだ。景気低迷にあえぐ秋田を憂う気持ちから「アベノミクスはナンセンス」と自公政権を切り捨てた。

 だが、選挙の行方を左右する無党派層に浸透し切れなかったことに加え、盤石の構えを見せた金田氏の後援会の組織力に及ばなかった。支持者の間では、緑川氏の若さと情熱に期待し「ぜひ再起を期してほしい」との声も上がった。【田村彦志】

 ◇知名度の不足で藤本氏伸び悩む
 2005年以来2回目の選挙戦となった共産新人の藤本金治氏(68)は各市町村をくまなく遊説した。

 消費税の10%への増税の中止や安心して米作りができる農政の実現を主張した。また、安倍政権が道筋を付けた集団的自衛権の行使容認、10日に施行された特定秘密保護法についても「この選挙で退けよう」と訴えた。「安倍暴走政治にストップをかけ、国民が主人公の政治に転換を」と強調した。

 能代市出身で比例東北ブロック候補の共産前職、高橋千鶴子氏とも連携し、大館市内で政策を訴えて回った。大館市や出身地の北秋田市には知人や友人が多いものの、知名度不足で党支持層以外にほとんど浸透できず、伸び悩んだ。【田村彦志】

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 ■解説

 ◇「地方創生」早期実効を肝に

 秋田の小選挙区は、前回に引き続き自民候補の全勝に終わった。この結果、県内の有権者は自民に全てを委任した、と解釈しても良いのだろうか。

 ノーだろう。選挙戦における他党の演説をひくまでもない。アベノミクスに対する県民のまなざしは温かいものばかりではない。

 「地方でその恩恵は感じられない」「給与は上がらず物価だけが上がっている」−−。恨み節は少なくなかった。投票率も、政権選択がテーマとなった前回、前々回と比べて大幅に下回った。

 自民が勝ったというよりも、むしろ野党が勝てなかったと評した方が合点はいく。

 日本創成会議が5月に発表した推計によると、大潟村を除く県内24自治体は2040年、「消滅の可能性がある都市」とされた。9月に発表された、農協が農家に前払いするあきたこまちの概算金は過去最低の60キロ当たり8500円。いずれも、今まさに秋田に襲いかかる危機である。

 解決の糸口すら見えない問題は他にもある。少子高齢化、過疎化、自殺率の高さ……こうした政治課題がいまだに解決を見ていないのは、県民の多くが感じていることだ。

 選挙戦では、「地方創生」のフレーズが金科玉条のごとく飛び交った。安倍政権が担当大臣を置き、法律までつくったのだから、力の入れようは分かる。

 問題は、これが長年の懸案への特効薬となり得るかだ。アベノミクスしかり。もはや秋田には、悠長に結果を待つ余裕はないはずだ。実効性の伴わない政策は「次の選挙」だけでなく県民たちにも害をなすと、永田町に戻る当選者は肝に銘じてほしい。【池田一生】


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