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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

1502チバQ:2014/11/30(日) 17:19:24
政治の現場・直前ルポ
〈3〉無風一転 自民に対抗馬
2014年11月26日 09時00分
山形1区・民主、解散当日 急きょ擁立



 急ごしらえの事務所内には、厨房ちゅうぼうやカウンター、テーブルが残っていた。自民党政調会長代理の遠藤利明は23日朝、山形市郊外に借りた元そば屋の空き店舗で事務所開きに臨んだ。

 「法律が出来たら、もしかしたらなれるよ、という話もあったが、今度の解散で飛んでしまった。自分にとっては次のステージに上る大きな選挙になる」

 遠藤のあいさつに、集まった支援者約60人からひときわ大きな拍手が起きた。

 「法律」とは、2020年東京五輪・パラリンピックに関する専任閣僚を置く特別措置法案のことだ。スポーツ行政に明るい遠藤は五輪相の最有力だったが、法案は衆院解散で廃案となり、初入閣も流れた。

 遠藤が最近よく披露する「閣僚になり損ねた」話には、次に当選すれば「入閣切符」を手に出来るとの思いが込められる。陣営の士気を高める効果は大きい。

 だが、前回選とは異なる構図に、陣営には「ギリギリまで相手が見えず、戦いにくい」と戸惑いもある。21日に解散した時点では、対抗馬は共産党の石川渉だけで、野党第1党の民主党の候補予定者が明らかになっていなかったためだ。

 今回の衆院選では、突然の解散で不意をつかれた野党の準備不足が目立ち、与党と共産党以外に主要政党の候補予定者がいない選挙区も数多く残る。

 遠藤は1996年の小選挙区制導入以降、民主党の元農相、鹿野道彦と激戦を繰り広げてきた。戦績は3勝3敗。もともと自民党出身の鹿野は、「保守王国」の山形で「鹿野党」として強固な地盤を築き、11回の当選を重ねてきた。遠藤も「山のような大きな存在」と敬意を払う。

 前回選で遠藤に敗れた鹿野は、13年の参院比例選でも苦杯を喫し、政界引退を表明した。その後1年間、地盤を譲る相手を探していたが、早期解散で目算が狂い、候補者の選定を民主党県連に委ねた。解散日の21日、鹿野は周囲に「選挙は来年の通常国会の後だと思い、そこに向けて後継者を探していたんだが……」と悔しさをにじませた。


 慌てた民主党県連は21日夜、来年4月の山形市議選への出馬を目指していた会社役員、原田和広の公認を急きょ発表した。原田は、鹿野が主宰する人材育成塾の塾生で、翌22日の記者団の取材に「鹿野先生からは『頑張りなさい』と言われている。遠藤先生に実績では劣るが、時間が少ないのは全員同じですから」と対抗心をあらわにした。

 土壇場での民主党の擁立劇に、遠藤の陣営幹部は、今川義元が織田信長に敗れた桶狭間の戦いを引き合いに、気を引き締めた。

 「兵力で勝る今川軍がなぜ負けたかを胸に刻まないといけない。浮かれムードでは絶対に勝てない」
 (谷川広二郎、山形支局 大前勇)


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