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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

325チバQ:2014/04/16(水) 21:36:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140416ddp041010021000c.html
現場発:衆院鹿児島2区補選、論戦スタート 細る奄美 サトウキビ、TPPで岐路 生活保護率、全国の約3倍
毎日新聞 2014年04月16日 西部朝刊

 ◇有権者「島の将来を語って」
 15日に補欠選挙が告示された衆院鹿児島2区は、鹿児島市から与論島まで南北約500キロにわたる特異な選挙区だ。中でも有権者の3分の1を占める奄美群島は、とりわけ厳しい現実に直面している。人口減と高齢化、脆弱(ぜいじゃく)な産業構造ゆえの生活保護の増加。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の行方次第では特産のサトウキビもどうなるか分からない。そうした中迎えた国政選挙。島民たちは活発な論戦を求めている。【内田久光】

 奄美で第一声を上げたのは諸派新人の1人だけだった。今回の補選は医療法人「徳洲会グループ」の選挙違反事件をきっかけに行われる。奄美に多数の医療施設を抱え、選挙でも大きな影響力を持つ徳洲会だが、事件を受けて今回は表立って動けない。奄美の島々はいつも以上に静かな告示を迎えた。

 とはいえ島には重要課題が山積している。奄美大島北部の鹿児島県奄美市笠利町。約4・6ヘクタールの畑でサトウキビを栽培する久木山達麿(たつまろ)さん(63)はTPPがどうなるか気をもんでいる。「今でも厳しいのに、安い外国産が入ってきたら島のサトウキビ農家は壊滅してしまう」

 国はサトウキビなどの甘味資源作物を「重要5項目」の一つとして、米国に関税撤廃対象から外すよう求めている。それでも久木山さんは不安だ。「コメなどの“聖域”を守るために、砂糖は捨てられるかもしれない」

 島の経済を長く支えてきた「本場奄美大島紬(つむぎ)」も岐路に立たされている。昨年の生産数は5866反。戦後のピークだった1972年(約28万反)の約50分の1まで落ち込んだ。「島の路地では大島紬を織る音が聞かれなくなった。存亡の危機です」。本場奄美大島紬協同組合の山田伸一郎理事長(82)は顔を曇らせる。

 奄美群島の人口は現在約11万人。基幹産業の衰退に伴い、この30年で約4万人減った。高齢化率は約30%。生活保護を受ける人の割合は2月現在、奄美市で7・1%、奄美群島平均で5・07%と、県平均(1・96%)や全国平均(1・7%、1月現在)を大きく上回っている。

 奄美市営住宅の管理人を務める70代の女性が声を潜めて言う。「住民の中には利息が週1割というヤミ金融で借金が膨らんだり、私に1000円を無心したりする人もいる。奄美の人間はおおらかで表に出さないが、実際はギリギリで生活している人が多い」

 米国占領下から1953年に日本に復帰した奄美の島々には、道路や港湾施設などのインフラ整備にこれまで2兆円以上が投じられた。だが、復帰後の島を見続けてきた元奄美市議の男性は「ゼネコンなど本土の企業が潤うばかりで、島の人にはわずかな恩恵しかない」と嘆く。

 選挙戦は12日間。今週末には安倍晋三首相も奄美入りする見込みだ。久木山さんは候補者らに注文する。「TPPを進めるにしても、島の農業は絶対に守ってもらわないと困る。そして島の人たちが今後も島で生活ができるように新しい産業を作るなど、島の将来を語ってほしい」


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