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第23回参議院議員選挙(2013年)
2001
:
チバQ
:2013/06/19(水) 23:51:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130619ddr041010005000c.html
選挙:参院選 道農政連、自主投票 「集票マシン」異変 自民批判に大きな拍手
毎日新聞 2013年06月19日 北海道朝刊
参院選北海道選挙区(改選数2)で初めて自民党公認候補を支援せず、自主投票を決めた北海道農協政治連盟(道農政連)。18日の会合に先立ち、札幌市内であった「全道農協組合長会議」では、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加を進める自民党への不満の声が相次ぎ、道農政連の異例の最終決定を後押しした。かつて道内最大の「自民集票マシン」と呼ばれ、「鉄の結束」を誇った農協票が、TPPの荒波にのまれるかのように漂い始めた。【鈴木梢、円谷美晶、高橋克哉】
「農政も大事だが、それ以上にTPPが心配だということだ」
道農政連の役員会後、報道陣に囲まれた飛田稔章会長(JA北海道中央会会長)は、終始こわばった表情で答えた。
農協組合長の会議で飛田会長は「持続可能な北海道農業をどう組み立てるか、これも大事にしないといけない」と話し、最後まで自民党候補への配慮をにじませた。
しかし、宗谷地方の組合長は昨年12月の衆院選で自民党を支援した理由を「TPPに反対していたためだ」とし、「TPPを進める政党を支援すれば、組合員に説明がつかない」と反論。釧路地方の組合長は「筋を曲げるな」と強い口調で批判し、会場から大きな拍手がわいた。
その後の道農政連の会合では、自主投票を求める声が多数を占めたという。道農政連役員の組合長は「飛田会長は今後の自民党との付き合いを考え、推薦を出したかったはずだ。しかし、割れんばかりの(反対の)拍手を聞いて決断を固めたのではないか」と推し量る。
◇自民道連は動揺
自民党道連も5月、TPP交渉で重要5品目などの「聖域」を守れない場合は「交渉脱退も辞さない」とする特別決議を採択し、農協側への配慮も見せてきた。今月23日には自民党公認の立候補予定者を応援するため、林芳正農相が北海道入りする。道連は林農相と道農政連幹部を引き合わせる予定で、「農相との意見交換後、推薦か支持かの態度表明があると思う」(伊東良孝道連会長)との楽観論も広がっていた。
「想定外」の結末に、柿木克弘道連幹事長は「誠意を持って臨んできたが残念。自主投票なので一つでも多くの地域から支持されるよう、これまでの主張を貫いていきたい」と肩を落とした。
一方、実質的に各地域で選挙を仕切る道議には動揺が広がった。中堅の自民党道議は「農政は政権与党と組まないと進まない。農協は政治とは一緒に歩んでいかないと判断したのか」とけん制した。別の道議は「地方では影響が大きい」と懸念した。
2002
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:09:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130619ddlk06010126000c.html
2013参院選・山形:知事の対応に注目 舟山氏支援で「恩返し」? /山形
毎日新聞 2013年06月19日 地方版
7月4日公示、21日投開票される見通しの参院選が間近に迫る中、吉村美栄子知事の対応に注目が集まっている。これまで国政選挙や首長選挙がある度、自身の初当選に貢献した特定候補への支援を「恩返し」として繰り返してきた。今回の参院選では、山形選挙区に立候補を予定するみどりの風現職、舟山康江氏(47)への支援を表明するかが焦点だ。しかし今年1月の知事選での経緯や最近の退職金受け取り問題の余波もあり、簡単に支援表明とはいかない事情もある。
県庁で行われた10日の知事会見。参院選の特定候補への支援について問われた吉村知事は「今のところ、私はまだ考えを決めておりません」と答えた。記者から「誰も支援しないという意味か」と詰め寄られると、吉村知事は「まだ決めていないということです」と含みを持たせた。
吉村氏は2009年1月、「チェンジ!山形」「温かい県政」実現を訴え、初当選した。東北初の女性知事として注目された。当時、そんな吉村氏を支えたのは、鹿野道彦元衆院議員(民主)、岸宏一参院議員(自民)、和嶋未希元衆院議員(当時民主)、そして舟山氏(当時民主)だった。
「義理と恩を大切にする生き方を大事にしたい」としてきた吉村知事。これまでも国政選挙や首長選挙がある度、初当選の立役者となった人々への「恩返し」を繰り返してきた。09年8月の衆院選では民主の鹿野氏、10年7月の参院選では自民の岸氏を支援。2氏の当選に貢献した。昨年10月の酒田市長選でも、結果的には落選したものの和嶋氏を支援した。
今回の参院選はどうか。吉村知事は全35市町村で後援会を持つほか、県内では高い人気を誇り、無党派層の投票行動にも一定の影響を与えそうだ。ところがここにきて、吉村知事は難しい対応を迫られている。
一つは、今年1月の知事選だ。前回09年知事選では自民県議の大半が当時現職だった斎藤弘氏(55)を支援した。だが今年の知事選は自民県議全32人のうち22人が吉村知事の支援に回り、無投票再選につながった。吉村知事はそうした自民県議にも恩義がある。
もう一つは、今月に各方面から批判を浴びた退職金受け取り問題。2期目の退職金について、10日に「受け取る」と一度は表明したものの、3日後に一転して「受け取らない」と再表明。素早い対応に「傷は浅く済んだ」との見方もあるが、自民県議は今後もこの問題を追及する構え。吉村知事としては自民とこれ以上の緊張関係は避けたいところだ。
舟山陣営は、舟山氏と吉村知事のツーショット写真を掲載した後援会パンフレットを作製し、2人の密月関係をアピール。同陣営幹部は「最初は鹿野さん、続いて岸さん、和嶋さん……。舟山にも当然、恩義はあるはずだ」と期待を寄せる。
果たして吉村知事は舟山氏への支援を表明するのか。それとも静観を貫くのか−−。【鈴木健太】
2003
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:10:35
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130619/dms1306191144009-n1.htm
桐島ローランド氏、みんなの党から参院選出馬 東京選挙区は激戦必至2013.06.19
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桐島ローランド氏【拡大】
7月の参院選東京選挙区(改選数5)が面白くなってきた。最新の情勢分析では、4人が当選圏内に近づき、残りの1議席をめぐって、日本共産党新人やタレント、有名人候補がしのぎを削っているが、さらに、みんなの党が19日、写真家でマルチクリエーターという桐島ローランド氏を擁立する。真夏の首都決戦は、仁義なき戦いとなりそうだ。
桐島氏はニューヨーク大卒。女優の江角マキコさんの元夫で、母は作家の桐島洋子氏、姉はモデル・かれんさん、エッセイストのノエルさん。「地域主権を実現して、日本を成長させたい」という桐島氏に、党幹部が4月ごろから出馬を打診していた。
みんなの党の候補が決まったことで、東京選挙区は主要政党の候補者が出そろい、首都決戦にふさわしい乱戦模様だ。
主な候補予定者は別表の通り。自民党、民主党、公明党の現職に、無所属で生活の党の支援を受けた山本太郎氏や維新の元日本テレビアナウンサーの小倉淳氏、みんなの党の桐島氏ら、一定の知名度がある新人らが挑む構図になっている。
最新の情勢について、東京都連所属の自民党議員が語った。
「内閣支持率や与党のの支持率が高いこともあり、自民党の2人と公明党の山口那津男代表が抜けた。これに固定票のある共産党候補が7・3%、民主党の鈴木寛氏7・0%、小倉氏4・5%と続いている。鈴木氏は組織があってネット選挙にも通じているので、数字よりも強く当選圏内に入りそうだ。残る5人目は難しい。第3極のタレント候補が票を食い合えば、共産党が相対的に浮上する場面もあり得る」
知名度だけでは厳しいか。
2004
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:12:46
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1306190100002.html
2013年6月19日
《2013参院選》農政連、異例の自主投票
■TPP「自民信頼できない」
【石橋亮介、熊井洋美】7月の参院選道選挙区について、農協の政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連、飛田稔章会長)が出した結論は「自主投票」だった。長く自民党を支えてきたが、3選をめざす同党現職、伊達忠一氏(74)を、今回は推薦も支持もしない。極めて異例の対応の背景には、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を決めた安倍政権への組合員の強い反発がある。
飛田会長は18日、札幌市内で開いた道農政連の役員会後、記者団に「自民党を信頼できないことが大きい。北海道の農業を守ってくれるという自信を持てず、大変な状況になるという思いがこういう結果になった」と説明した。決定は全会一致だったという。
一方で、自民党以外の党の候補の推薦・支持も否定。「食料基地としての北海道の責任を果たすため、与野党ともしっかり認識してほしいというのが我々の思いだ」と話した。
3月15日に安倍晋三首相がTPP交渉参加を表明した後、自民党道連が道内9カ所で開いた情勢報告・懇談会で、農協の組合長らが厳しい批判を浴びせた。3月以降、3回にわたって開かれた道農政連の役員会では「政権与党との関係を重視すべきだ」という意見もあったが、組合長らの反発が強く、結論は先送りになっていた。4回目となった18日の役員会で、飛田会長は伊達氏について、推薦は見送るものの支持でまとめようと模索していた。
しかし、この日午前に札幌市で開かれた全道農協組合長会議で、批判の矛先は自民党だけでなく、道農政連執行部にも向けられた。
JA上川中央の新井光雄組合長は「形だけの推薦でも、私ども地域の農家や組合員は絶対に反対」と表明。別の組合長も「自民党を支持でもすれば、組合員に説明できない。農政連を中心とした活動が途絶えるかどうかの瀬戸際だ」と訴えた。飛田会長は「与党の中でTPPを議論していただくことも大事」と理解を求めたが、「会長、しっかりして下さい」と反論される場面もあった。道農政連の役員は「組合長会議が農政連役員会の議論の流れを決めた」と振り返る。
道農政連の決定に対し、自民党道連の柿木克弘幹事長は「首相の交渉参加表明後、誠意をもって対応してきたつもりだが残念だ。ただ、自主投票なので、一人でも多く農業者の支持を得られるよう、重要5品目の聖域確保などの主張を貫きたい」と話した。23日には林芳正・農林水産相が札幌を訪れ、農業団体からの要望を聞いてもらう予定だ。
一方、民主党道連の勝部賢志幹事長は「自民党は信用できないという判断だろう。それほどTPPの影響は大きいという危機感の表れだ。民主党道連はTPP断固反対を貫いていきたい」と話し、自民党に批判的な農業票の獲得をめざす考えだ。
2005
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:13:38
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130619-OYT1T00055.htm?from=ylist
参院山口擁立断念、民主県連「いまだに逆風」
「いまだに逆風が強い」――。民主党山口県連が18日に明らかにした夏の参院選山口選挙区(改選定数1)での候補擁立断念。
県連幹部は、払拭できない民主党に対する県民の不信感に苦渋の表情を浮かべた。最大の支援組織・連合山口は同日、同選挙区について自主投票とすることを決めた。
「(県連として)有権者に選択肢を示せなかった。おわび申し上げます」
県庁で記者会見を開いた民主党県連の加藤寿彦代表と西嶋裕作幹事長は、深々と頭を下げた。党本部も候補を擁立できなければ、1998年の民主党県連発足以来、参院選山口選挙区で初めての自主投票となる。
元国会議員秘書や会社役員ら計7人に、次々と出馬要請を断られた背景について、西嶋幹事長は「(昨年12月の)衆院選後も民主党に対する逆風がやまないのに加え、相手(現職閣僚)が強いこともあるようだ」と説明した。
5月中旬に出馬要請を受けたという県内の男性は読売新聞の取材に対し、「準備期間が短すぎる。しかも、民主党に逆風の情勢の中、人生を左右する決断はできなかった」と話した。
◇
「いら立ちを感じながら擁立作業を見守ってきた。極めて遺憾、と言わざるを得ない」。連合山口の杉本郁夫会長は18日に山口市内で開かれた執行委員会冒頭、県連を厳しく批判した。
連合は参院比例選に9人の組織内候補が民主党から立候補する。山口選挙区で民主党が「不戦敗」となれば、相乗効果が得られなくなり、組織内候補の当落に直結する。このため、連合山口は早くから県連に候補擁立を求めてきた。
自主投票を決めた執行委員会の後、杉本会長は報道陣に対し、「連合も連携して擁立作業を進めてきたが、現状の民主党では(出馬要請を)受けてもらえなかった」と振り返った。
「山口は自民党王国というが、民主党が頑張ってこなかったことの裏返し。改選時期が決まっている参院選で今回のような事態となり、危機感がないと言われても仕方がない」。ある県連関係者は自嘲気味に話した。
(2013年6月19日07時29分 読売新聞)
2006
:
チバQ
:2013/06/20(木) 00:15:32
あいかわらずの群馬
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130619/elc13061902090002-n1.htm
99%の投票所で繰り上げ
2013.6.19 02:08
■賛否分かれる県、市町村
7月21日投開票が有力視されている参院選で、県内の投票所(943カ所)の99%にあたる934カ所で投票時間を繰り上げることが、県選管のまとめで分かった。公職選挙法では投票は原則午後8時まで。県選管は投票時間を繰り上げないよう求めてきたが、市町村からは反対の声が根強く、要請は空振りに終わった形だ。(浜田慎太郎)
◇
県選管によると、午後8時まで投票を受け付けるのはみなかみ町の9カ所のみ。他の投票所は同5時までが17カ所、同6時までが246カ所、同7時までが671カ所となっている。
公職選挙法では、特別な事情がある場合に限り、各自治体の判断で投票時間を繰り上げることができるとしている。県選管によると、各市町村は日没後に投票に来る人の安全確保が難しいことなどを理由に、繰り上げを決めたという。
同8時まで投票を行うみなかみ町選管は「投票は有権者の権利。同7時以降も一人でも投票者がいる以上、最後まで受け付ける必要がある」としている。
県内では昨年12月の衆院選でも、953カ所の投票所のうち、944カ所(99%)が繰り上げを行った経緯がある。総務省の調査では、投票時間を変更した投票所の割合は、福島県(100%)に次いで2番目に高かった。全国平均は33・5%なので、大きく上回っている。
投票時間の繰り上げを決めた前橋市選管は「期日前投票も浸透してきており、8時から7時に繰り上げても支障はない。投票所の立会人の負担を減らすことができる」と主張する。総務省の担当者は「本当にそれぞれの市町村に特別な理由があるのだろうか。有権者の投票に支障を来さないために、安易には繰り上げないでほしい」と話している。
◇
■締め切り時間別の投票所数
午後
5時 6時 7時 8時
前橋市 − 3 98 −
高崎市 − − 108 −
桐生市 − 2 61 −
伊勢崎市 − − 73 −
太田市 − − 71 −
沼田市 − 2 33 −
館林市 − − 28 −
渋川市 − 59 − −
藤岡市 − 11 32 −
富岡市 − 27 − −
安中市 − 49 − −
みどり市 − 7 17 −
吉岡町 − − 8 −
神流町 10 6 − −
下仁田町 − 15 − −
甘楽町 − 4 − −
中之条町 7 1 20 −
長野原町 − 5 − −
草津町 − 2 4 −
東吾妻町 − 13 9 −
みなかみ町 − − 11 9
玉村町 − − 12 −
板倉町 − − 11 −
明和町 − − 7 −
千代田町 − − 7 −
大泉町 − − 21 −
邑楽町 − − 12 −
榛東村 − 5 − −
上野村 − 8 − −
南牧村 − 11 − −
嬬恋村 − 1 12 −
高山村 − − 10 −
片品村 − 6 2 −
川場村 − 5 − −
昭和村 − 4 4 −
計 17 246 671 9
2007
:
チバQ
:2013/06/20(木) 06:54:15
>>2000
うーむ、また知らない
お姉ちゃんも政治家?と思ったら、政治家は牧島かれんでした。
2008
:
名無しさん
:2013/06/20(木) 12:10:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130620-00000077-jij-pol
自民2候補を推薦=公明【13参院選】
時事通信 6月20日(木)11時57分配信
公明党は20日の常任役員会で、7月の参院選京都、兵庫両選挙区で自民党が擁立する現職の西田昌司、鴻池祥肇両氏をそれぞれ推薦することを決めた。
これにより公明党推薦の自民党候補は計44人となった。
これで全員かな。
2009
:
チバQ
:2013/06/20(木) 21:49:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130620/stt13062014080002-n1.htm
【参院選2013 東京】
桐島ローランド氏、日本の存在感減少に危機感 激戦区に一石、悩んだ1カ月
2013.6.20 13:58 (1/3ページ)[みんなの党]
参院選でみんなの党からの出馬を表明、渡辺喜美代表(左)と握手を交わす写真家の桐島ローランド氏=19日午後、国会内(酒巻俊介撮影)
みんなの党は19日、今夏の参院選東京選挙区(改選数5)に、写真家の桐島ローランド氏(45)を擁立すると発表した。都内で会見した桐島氏は「日本文化の積極的な海外発信」などを政策に掲げ、立候補には母親でノンフィクション作家の桐島洋子氏(75)からの「一石を投じてきなさい」という後押しがあったことも明かした。(サンケイスポーツ)
1メートル86の長身にイケメン、バイリンガルの写真家が激戦区に参戦だ。「海外での仕事も多い中、肌で感じるのは日本のプレゼンス(存在感)の減少」と危機感を口にした桐島氏。「日本がグローバルプレーヤーになるためには、幼稚園からの英語教育というチョイス(選択肢)が必要」と考えを訴えた。
「カリスマシングルマザー」と呼ばれた母に連れられ、7歳から1年半米国で暮らした。帰国後も高校までインターナショナルスクールに通い、ニューヨーク大学で写真を専攻。1996年に女優の江角マキコと結婚、9カ月で離婚したことでも話題となった。
出馬のきっかけはタリーズコーヒージャパン創業者で、同じ帰国子女の松田公太参院議員(44)=みんな参院東京総支部長=に声をかけられたこと。会うたびに政治の話をしていたそうで、「政治に対する意識が高いし、やはり選挙には知名度が大事」と松田氏。桐島氏も「ああいう母なので、昔から家では政治が話題になっていた。いずれは何らかの形で政治に関われればと思っていた」という。
だが、声をかけられたのは1カ月前。時間がないことから悩んだが、母の「あなたみたいなニュートラルでグローバルなパースペクティブ(視点)を持った人の意見が大事なのよ」という言葉が背中を押した。
「自分が客観的にどう思われているか分からなかったが、あのクールな母がそう言ってくれたので、出てみようかと思った」と母に感謝する桐島氏。激戦区に一石を投じるつもりだ。
政治評論家・有馬晴海氏「政界とのつながりはあった」
「桐島氏は政治家の選挙ポスター撮影などから政界とのつながりはあった。母の洋子氏ら桐島家のブランドもあり、当落線上には入っている。東京選挙区は丸川、鈴木、山口の3氏が抜けており、残る2枠を桐島、武見、大河原、小倉、吉良、山本の6氏が争う展開。これまでの世論調査などから、有権者が『どうせ自民の圧勝だろう』と棄権し投票率が低迷すれば、混戦に拍車がかかるだろう」
■桐島ローランド(きりしま・ろーらんど)
1968年4月27日、横浜市生まれ、45歳。父は米国人で母は作家の桐島洋子(75)。ニューヨーク大卒。91年からフリーフォトグラファーとして活動。趣味はオートバイで、2007年にはダカール・ラリーで完走を果たした。姉はモデルの桐島かれん(48)、エッセイストの桐島ノエル(47)。血液型A。
2010
:
チバQ
:2013/06/20(木) 21:51:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130620/elc13062016360008-n1.htm
参院選埼玉選挙区 きしむ自公協力 衆参の温度差浮き彫り
2013.6.20 16:32 (1/3ページ)[関東]
支持を訴える公明党新人の矢倉克夫氏(右端)と応援に駆けつけた自民党衆院議員、黄川田仁志氏(右から2人目)=10日、埼玉県越谷市
公明党新人の矢倉克夫氏は10日早朝、ラジオ体操のため埼玉県越谷市内の公園に集まった住民に支持を訴えた。傍らには、地元の衆院埼玉3区選出の自民党衆院議員、黄川田仁志氏(42)の姿があった。
「参院選で埼玉選挙区の3つの議席のうち自公で2つを取りたい。私も矢倉さんを精いっぱい応援する」
黄川田氏は矢倉氏への支援を呼びかけた。公募による「落下傘候補」として出馬した黄川田氏は昨年12月の衆院選で初当選した。
平成11年に自民、公明両党が連立を組み、翌年の衆院選から本格化した自民、公明両党の選挙協力は、今では公明党の支持母体、創価学会を中心とした支援が各選挙区で2万〜4万票に上るとされる。黄川田氏に対する公明党の推薦が、民主党の細川律夫元厚生労働相を約2万9千票差で破る原動力になったことは言うまでもない。
矢倉氏への応援は、次の衆院選で再び公明党から選挙支援を得ることを見据えた活動でもある。
自民党は埼玉選挙区(改選数3)で現職の古川俊治氏を擁立しながら、矢倉氏も推薦した。競合区での推薦は初めてのケースだけに、決定までには紆余(うよ)曲折があった。
公明党は6年前、現職候補が過去最高の約62万票を獲得しながら、民主党が2議席を確保した影響で4位にとどまり議席を失った。それだけに、「埼玉は何としても取り返したい選挙区」(公明党幹部)だ。
今年初めに自民党に推薦を依頼した背景には、みんなの党など第三極の躍進でより厳しい選挙戦になるとの懸念もあった。
自民党の石破茂幹事長は矢倉氏に推薦を出す方向で検討に入った。与党候補の一本化により当選を確実にしたい古川氏本人と自民党の参院幹部はこうした動きに強く反発した。
古川氏は3月19日、首相官邸に乗り込み、安倍晋三首相に「政党のあり方に関わる」と、推薦を出さないよう直訴した。溝手顕正参院幹事長も同日の記者会見で「そんなばかな話はない」と憤り、石破氏らを強く牽制(けんせい)した。
しかし、全国に目を転じれば、自民党は公明党から41選挙区で計42人の候補者が推薦を受け、創価学会の支援も得ることになる。
石破氏ら執行部は4月12日、「参院で過半数を得るには公明党への配慮も必要だ」と矢倉氏への推薦を決定し、公明党の要望通り10万票の支援も約束した。県内15選挙区の衆院議員(うち2人は比例代表で復活当選)には、それぞれ5千〜1万票を矢倉氏に回すよう割り振った。
「たかが(自公で)過半数を取るために責任政党がそんなことをしていいのか。僕自身は公明党に入れたこともない。やっぱり創価学会は嫌いだ」
古川氏は3日の記者会見でこう述べ、不満をぶちまけた。自民党参院幹部も「他党候補を応援するのは反党行為だ」と憤りをあらわにしている。
8日夕、古川陣営がさいたま市で開いた決起集会で、地元選出の関口昌一参院国対委員長代理は「党でいろんな決定をしたが、まずは自民党候補が当選して初めて目的が達成できる」と述べ、古川氏の当選を最優先にすると強調した。
別の参院幹部は、衆参両院議員の意識のずれを冷ややかに指摘する。
「執行部は公明党に屈した。衆院議員には公明票が必要だろうが、参院議員は自力で当選できる。そもそもの考え方が違う」
激戦区・埼玉での選挙協力は自公連立の象徴だが、公明党に対する自民党内の温度差も浮き彫りにしている。(力武崇樹)
2011
:
チバQ
:2013/06/20(木) 21:58:31
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20130620ddlk10010274000c.html
2013参院選ぐんま:知事は自民・山本氏支援 「将来を安定的に」 /群馬
毎日新聞 2013年06月20日 地方版
大沢正明知事は19日の記者会見で、7月の参院選群馬選挙区では自民現職の山本一太氏(55)を支援すると表明した。大沢知事は「参院選で安定政権を作って、群馬の将来を安定的なものにしてもらいたい」と述べ、衆参のねじれ解消に期待を寄せた。
同選挙区には、山本氏の他、民主の加賀谷富士子氏(35)、共産の店橋世津子氏(51)、幸福の安永陽氏(65)の3新人が立候補を表明している。【奥山はるな】
2012
:
チバQ
:2013/06/20(木) 22:00:11
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2013sanin/474554.html
北海道農政連、反TPP鮮明 自民道連、参院選の農業票あて外れる(06/19 17:11)
7月の参院選道選挙区で、北海道農協政治連盟が自民党現職の伊達忠一氏を推薦・支持しない方針を決め、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を目指す安倍政権への抗議の姿勢を鮮明にした。自民党道連はTPP問題でこじれた道内農業界と関係を修復し票獲得を狙っていたが、あてが外れた格好だ。
18日の道農政連の役員会。関係者によると、飛田稔章会長は冒頭、各地の組合長ら23人を前に、伊達氏への「推薦」ではなく、積極的な選挙応援を伴わない「支持」を出すことで理解を求めた。だが、中央会などの常勤役員以外は全員、これに反対を表明。ある組合長は「支持したら農業者は自分の首を絞める」と強調した。
自民党候補の推薦問題を3月下旬から議論してきた道農政連の役員会では、飛田会長ら執行部は当初、政権与党との関係を重視し、伊達氏を推薦する方向で動いていたという。ところが、各地の組合長が伊達氏支援に強硬に反対。6月に入り執行部は推薦をあきらめ、支持で決着させる落としどころを探った。
だが、この日、役員会に先立つ全道農協組合長会議で、参加者から「自民を支援すればTPPに反対する組合員との信頼関係がなくなる」「農業団体が反対運動を貫くべきだ」などの発言が続出。推薦も支持もしない流れができあがった。
自民党道連の柿木克弘幹事長は、道農政連が自主投票を決めたことについて、「非常に残念。影響は少なからずある」と衝撃を隠せない。あるベテラン道議も「せめて支持が得られれば、党の立場を認めてもらったということになったのだが…」と漏らした。
一方で、道農政連として抗議の姿勢は示したものの、ある組合長からは「来年度予算の配分などで自民党からいじわるされるのでは」と、今後の政権与党との関係悪化を心配する声も聞かれた。飛田会長はこの日の会見で、「与党との関係が変わらないよう懸念を払拭(ふっしょく)して努力しないといけない」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2013sanin/474409.html
北海道農政連は参院選自主投票 伊達氏推薦・支持せず TPPに抗議(06/19 06:31、06/19 16:04 更新)
参院選は自主投票で臨む方針を表明する飛田稔章・道農政連会長(右端)=18日午後、札幌市中央区の北農ビル
7月の参院選道選挙区(改選数2)の対応をめぐり、北海道農協政治連盟(会長・飛田稔章JA北海道中央会会長)は18日、札幌市内で役員会を開き、自民党現職の伊達忠一氏(74)を推薦・支持せず、自主投票とすることを全会一致で決めた。道農政連によると、道選挙区の自民党候補を推薦・支持しないのは初めて。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を表明した安倍政権に対する農業者の批判を受けた判断で、選挙戦に影響を与えそうだ。
飛田会長は役員会後、記者団に対し、「(TPPに参加すると)大変な状況になるとの考えが組合員にあり、今回の結論となった」と説明した。
参院選の対応について道農政連は、役員会を3月29日から今回を含めて計4回開催。結論を出すまでに約3カ月かかった理由として飛田会長は、「政府がしっかり農業を守ってくれるのか、農家は自信が持てなかった」と説明した。<北海道新聞6月19日朝刊掲載>
2013
:
チバQ
:2013/06/20(木) 22:00:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130620ddq041010005000c.html
選挙:参院選・愛知選挙区 維新、独自候補擁立断念 票の行方注目
毎日新聞 2013年06月20日 中部朝刊
7月の参院選愛知選挙区(改選数3)で、日本維新の会が独自候補擁立を見送る方針を決めた。党愛知県支部は「ぎりぎりまで人選は進めたい」としているが、党本部では時間不足を懸念する声が強い。愛知選挙区では既に9人が立候補を表明しており、維新票の行方が注目される。
維新はみんなの党と選挙協力を進め、愛知選挙区では、みんなの新人を支援する予定だった。だが、維新共同代表の橋下徹大阪市長の従軍慰安婦を巡る発言で、5月に協力が解消された。
それを受け、維新は比例代表で立候補予定の元衆院議員、近藤浩氏(52)を愛知選挙区に回し、独自候補として擁立することを検討していた。
しかし、選挙区で活動するには時間が足りないといった声が根強かった。さらに支部には「第三極が分裂すれば他党を利するだけ」との慎重論もあった。
みんなとの選挙協力回復の可能性について、維新県支部代表の重徳和彦衆院議員は「残念ながら、現時点では難しい」と否定的だ。みんなも「(維新との協力は)現状では有権者の理解を得ることが難しいだろう」(幹部)との見方を示す。
愛知選挙区では民主、自民、みんな、共産、社民、みどりの風、減税日本などが立候補を決めている。維新は昨年12月の衆院選比例代表で、愛知県内で約59万票を獲得した。【高橋昌紀】
2014
:
神奈川一区民
:2013/06/20(木) 22:05:49
みどりの風は、参院選比例代表に前福島県双葉町長の井戸川克隆氏を擁立する方針を固める。
http://bit.ly/17n4iz
【共同通信】
2015
:
チバQ
:2013/06/20(木) 22:15:22
アノ町長!?
2016
:
チバQ
:2013/06/20(木) 22:16:00
生活は支援しないってことか
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/142981
2013年06月20日 14:23
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社民党県連合は19日、全県幹事長会議を開き、参院選千葉選挙区(改選数3)に立候補を予定している民主党現職の長浜博行氏(54)を支援することを決めた。
社民党は同選挙区に独自候補の擁立を目指したが、先月下旬に断念。民主党最大の支持団体である連合千葉から長浜氏への支援要請を受けていた。
2017
:
名無しさん
:2013/06/21(金) 00:19:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130620-00000190-jij-pol
参院愛知、一転擁立へ=維新【13参院選】
日本維新の会は20日、7月の参院選で擁立を断念していた愛知選挙区(改選数3)に、新人で元自民党衆院議員の近藤浩氏(52)を立てる方針を決めた。
当初、比例代表に内定していた近藤氏を同選挙区に回すことを検討。その後、準備期間が短いことを理由にいったん見送ったが、不戦敗は避けるべきだとの声が党内に強まり、方針転換した。
愛知ではもともと、みんなの党の新人を推薦する予定だったが、選挙協力が解消されたため、独自候補擁立を模索していた。一方、愛知と同様に候補擁立を検討してきた埼玉については断念した。
擁立⇒取りやめ⇒擁立でややこしいなあ。
2018
:
名無しさん
:2013/06/21(金) 11:23:18
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062100254
維新候補、出馬取りやめへ=参院奈良【13参院選】
7月の参院選奈良選挙区に日本維新の会から出馬を予定していた山本進章氏(58)は21日、出馬を取りやめる意向を固めた。
同日午後、維新幹部に辞退を申し入れ、その後、記者会見して正式に表明する
2019
:
名無しさん
:2013/06/21(金) 17:17:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062100673
参院大阪に新人=大地【13参院選】
地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表は21日、大阪府庁で記者会見し、7月の参院選大阪選挙区(改選数4)に新人で元寝屋川市議の吉羽美華氏(32)を擁立すると発表した
去年の総選挙に大阪1区から民主党で出馬した候補だね。
2020
:
名無しさん
:2013/06/21(金) 19:23:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130621-OYT1T01021.htm
維新、愛知選挙区で近藤氏公認…静岡に比例候補
日本維新の会は21日、参院比例選に出馬予定だった元衆院議員の近藤浩氏(52)を、愛知選挙区で公認すると発表した。
同党はみんなの党との選挙協力解消後、愛知選挙区で候補擁立を模索していた。
また、参院選静岡選挙区で公認していた元参院議員の土田博和氏(63)を比例選に回し、同区に新人で会社社長の望月飛竜氏(43)を公認することも発表した。
2021
:
沖縄無党派
:2013/06/21(金) 19:33:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk40010309000c.html
’13参院選ふくおか:自見氏が自民県連に推薦願 認められない見通し /福岡
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
来月予定の参院選に向け、元郵政大臣の無所属現職(比例)、自見庄三郎氏(67)が福岡選挙区(改選数2)からの出馬を目指し、自民党県連に19日付で推薦願を郵送した。しかし、自民は現職の松山政司・県連会長(54)を擁立予定で、推薦は認められない見通し。
自見氏は3月に代表を務めた国民新党が解党し、参院選に出馬する「足場」を失った形。古巣の自民に復党しての比例出馬を目指したが、拒否された。推薦願では「復党は認められなかったが、自民衆院議員を23年務め、自民の政治姿勢を堅持している」と主張している。
これに対し、自民県連幹部は「公認候補当選に向けて態勢を作っており、推薦はあり得ない」と話す。自見氏の事務所は「推薦を得られるよう全力でやる。(得られない時も)あらゆる選択肢を探ってまだ動く」と述べた。
自見氏は北九州市出身。かつて自民に所属し、衆院当選7回。2005年衆院選は、郵政民営化に反対して無所属で出馬、落選した。07年の参院選で国民新党比例代表で当選した。
福岡選挙区は、他に民主新人、野田国義(55)▽みんな新人、古賀輝生(49)▽共産新人、真島省三(50)▽維新新人、吉田俊之(57)▽幸福新人、吉冨和枝(54)−−の各氏が立候補を予定している。【降旗英峰】
〔北九州版〕
2022
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:23:01
>>2018
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130621/elc13062111410007-n1.htm
維新候補が出馬辞退へ「戦える状況ではない」 参院選奈良選挙区
2013.6.21 12:54
山本進章氏
日本維新の会公認で参院選奈良選挙区から出馬予定だった奈良県議、山本進章氏(58)が21日、立候補を取りやめる意向を明らかにした。取材に対し「日本維新は選挙を戦える状況ではないと判断した」と語った。
日本維新幹事長の松井一郎大阪府知事は東京都内で記者団に「辞退が出るなら、また探すしかない」と述べ、新たな候補擁立を目指す考えを示した。
山本氏は昨年の衆院選前、日本維新の協力団体「奈良維新の会」を設立し、代表に就任。日本維新が3月末に発表した参院選1次公認で奈良選挙区候補に決まっていた。
日本維新は、橋下徹共同代表の慰安婦発言が問題化して以降、参院選比例代表の立候補予定者が出馬を辞退するケースが相次いでいた。
2023
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:24:04
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/OSK201306210006.html
維新、5人目の立候補取りやめ 参院選奈良選挙区の新顔
参院選奈良選挙区(改選数1)に日本維新の会から立候補を表明していた奈良県議の新顔、山本進章(のぶあき)氏(58)が立候補を取りやめる意向を固めた。山本氏は朝日新聞の取材に「橋下徹共同代表の慰安婦を巡る発言や党内の意見の食い違いなどで民意が期待出来なくなった」と述べた。党本部によると維新の立候補予定者の辞退表明は比例区も合わせて5人目。
橋下氏の一連の発言を巡っては、石原慎太郎共同代表が謝罪や釈明を求め、橋下氏が党国会議員団らにメールで謝罪するなど党内で混乱が続く。山本氏は「維新本部の態勢をみても、このままでは戦えないと判断した。ご迷惑をおかけすることになるので、どんな処分でも甘んじて受けるつもりだ」と語った。
山本氏は今月6日に維新の奈良県総支部を設立し、代表代行になったばかりだった。奈良選挙区では自民、共産、幸福の3党が新顔の擁立を決めている。維新の松井一郎幹事長は21日、遊説先の東京都内で、「(新たな候補を)探していくしかない」と述べた。
2024
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:26:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130621/elc13062102120004-n1.htm
【参院選2013 青森】
民主、支援態勢は未知数 追い風に乗る自民
2013.6.21 02:01 (1/2ページ)
現新合わせて過去最多の6人が立候補を予定。昨年の衆院選で県内4選挙区を独占した勢いに乗る自民・滝沢求と、衆参で唯一となった非自民の議席死守を目指す生活・平山幸司の対決を軸に、野党勢力は消長をかけた戦いとなる。独自候補擁立を断念し、無所属・工藤信を推薦する民主が挙党態勢で一枚岩になれるかどうかも焦点だ。
9日、青森市内で開かれた自民県連定期大会。安倍内閣の支持率の高さから楽観視が広がることを警戒してか、集まった県選出国会議員や県議、党員ら約350人の表情は一様に引き締まった。ある党員は「油断が一番恐い」と指摘し“楽観ムード”の払拭に余念がなかった。
八戸市が地盤の滝沢は、党所属の国会議員や県議らと連動して街頭演説を繰り広げている。自民は衆院の選挙区ごとに選対本部を設置し、組織固めに余念がない。県連幹事長の神山久志は「議席を奪還し、安定政権を作る」と意気込む。
社民県連合の推薦を受けた平山は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加阻止や消費税増税撤回を掲げ「アベノミクスの効果は地方に及んでいない。TPPも地方切り捨て」と自民との対決姿勢を強める。一時、同じくTPP反対を第一に掲げる工藤に選挙協力を打診したものの、不調に終わったことで、非自民勢力の結集に向けた青写真が崩れ、戦略の見直しを余儀なくされた。
その工藤の推薦を決めた5月19日の民主県連常任幹事会(八戸市)。党は衆院選でTPP推進の立場だっただけに、工藤との政策の“整合性”を記者団に問われた党本部選対委員長代理の笠浩文は「現政権が国益を守れるのかどうか厳しくチェックしていく」と述べるにとどまった。
さらに、工藤に対しては県連の一部に疑問を示す声があるのも事実。県連代表の田名部匡代が出馬を固辞し“難産”の末の工藤推薦決定に、関係者の一人は「党を出ていった平山や(みんなの)波多野里奈を推薦できる訳がない。結局は不戦敗を回避するための消去法で決まったこと」と冷めた見方を示す。結束しての支援態勢が取れるかどうかは未知数だ。
県内に組織がない波多野は党勢拡大が当面の課題で、共産・吉俣洋は「自共対決」を強調。幸福・石田昭弘は防衛力の強化や原子力推進を掲げる。=敬称略(福田徳行)
◇
◇青森選挙区(改選数1) 立候補予定者
滝沢求54 元県議 自新
波多野里奈40 元民放アナ み新
平山幸司43 党県代表 生現
吉俣洋39 党県書記長 共新
石田昭弘54 宗教法人職員 幸新
工藤信59 元県農協会長 無新
2025
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:26:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130621/elc13062102120005-n1.htm
【参院選2013 三重】
新人・大津氏 出馬を表明 三重選挙区
2013.6.21 02:01
参院選三重選挙区(改選数1)に桑名市の元警備会社員、大津伸太郎氏(48)が無所属、新人で出馬することを20日、津市の県庁で表明した。
大津氏は「国内の原発をすべて廃炉させる」と述べた。兵庫県播磨町出身で大阪教育大教育学部を卒業後、家電量販会社員を経て桑名市で5月まで警備会社に勤務していた。
三重選挙区では、民主党現職で元外務副大臣の高橋千秋氏(56)▽自民党新人の元銀行員、吉川有美氏(39)=公明党推薦▽共産党新人で党県委員の中川民英氏(50)▽日本維新の会新人で専門職大学院教授の深尾浩紹氏(50)▽幸福実現党新人で、宗教法人職員の小川俊介氏(41)が出馬予定で大津氏は6人目。
2026
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:57:33
>>1992
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062100941
参院大分に元市議擁立=みんな【13参院選】
みんなの党は21日、7月の参院選大分選挙区(改選数1)に元東京都三鷹市議の浦野英樹氏(44)を擁立する方針を固めた。(2013/06/21-20:46)
2027
:
チバQ
:2013/06/21(金) 23:58:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130621/ngt13062120180007-n1.htm
参院選 安久氏が出馬を正式表明 新潟
2013.6.21 20:14
7月の参院選新潟選挙区(改選数2)で、新潟県柏崎市の医療看護介護相談員、安久(あんきゅう)美与子氏(78)が21日、無所属での立候補を正式表明した。
安久氏は同市内で行った会見で「脱原発一本に絞って戦う。原発の再稼働を阻止し、廃炉を訴えたい。福島の原発事故を風化させてはならない」と述べた。同氏は福井市出身。福井県立高等看護学院卒業。慶大法(通信教育)中退。福井県立病院や都立病院の看護師などを経て、東京都目黒区議を2期務めた。現在はNPO法人理事長など。平成21年に目黒区から柏崎市に移住。23年の柏崎市議選に立候補し、落選した。
新潟選挙区は現職2人に、比例からのくら替えの現職1人と新人5人が争うと見られる。
2028
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:01:48
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20130621173419
生活の党 小沢代表 民主が候補者擁立すれば選挙協力も
(2013年06月21日 17時33分)
参議院選挙富山選挙区について、21日来県した生活の党の小沢一郎代表は、民主党が候補者をたてた場合には選挙協力を前向きに検討したいと述べました。
「民主党がいい候補者を探してみんなでよろしくと要請があれば前向きに検討したいと思っています」(小沢一郎代表)
小沢代表は、魚津市で行われた会見でこのように述べ、民主党が候補者をたて、選挙協力の依頼があれば前向きに検討する考えを示しました。
民主党県連は今月9日の県連大会にむけて候補者擁立を目指していましたが難航し、週明けの24日に常任幹事会を開いて再度協議することにしています。
参議院選挙富山選挙区には自民党新人で前氷見市長の堂故茂氏と共産党新人で県委員会常任委員の高橋渡氏が立候補を表明しています。
2029
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:02:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddr041010004000c.html
2013参院選:道水政協も自主投票 国政選挙で初 「TPPで温度差」
毎日新聞 2013年06月21日 北海道朝刊
北海道漁業協同組合連合会など道内水産団体の政治団体「北海道水産政治協会」(道水政協)は20日、札幌市内で役員会を開き、7月の参院選の道選挙区と比例代表は自主投票とすることを決めた。国政選挙で推薦や支持を出さないのは初めて。
道水政協の川崎一好会長は記者会見で「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)については地域によって非常に温度差があり、一つにまとめた考えを出すのは無理だった。(参院選の対応は)各地区の判断に任せる」と述べた。役員会は、自民党とのパイプを重視する意見と、TPP交渉参加を表明した自民党への不信、反発の声で二分されたという。道水政協は従来、自民党候補を推薦してきたが、民主党政権下の2010年参院選では両党の候補、昨年の衆院選では自民、民主、公明各党の候補を支持した。
農業団体でつくる「北海道農協政治連盟」も18日に自主投票を決めている。【円谷美晶】
2030
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:05:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk27010314000c.html
2013参院選:大阪選挙区 1増、描く戦略は 勝敗ラインも焦点に /大阪
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
7月21日の投開票となる見通しの参院選まで1カ月となった。大阪選挙区には、主要5党の公認候補を含め現職1人と新人7人の計8人が立候補を表明し、支持拡大を図っている。大阪では2001年以降、4回連続で、民主、自民、公明で改選数3を1議席ずつ分け合ってきた。しかし、今回「1票の格差」是正に伴い、改選数が1増の4に。参院選初挑戦の日本維新の会が候補者を擁立し、勝敗ラインも大きな焦点となっている。主要5党の戦いぶりを探った。【熊谷豪、山下貴史、津久井達、深尾昭寛】
民主は与党だった10年参院選で2人擁立したが、1人しか当選しなかった。昨年の衆院選で府内小選挙区で全敗するなど党勢が低下し、今回は現職の梅村氏の議席死守に全力を注ぐ。選対幹部に藤村修・元官房長官、平野博文・元文科相、樽床伸二・元総務相ら落選中のベテランのほか、連合大阪、部落解放同盟大阪府連も組み込み、組織戦を展開する。
自民は安倍内閣の高支持率を背景に党の一部で、新人の柳本氏に次ぐ「2人目擁立論」がくすぶる。10年秋には所属議員ら約45人が大阪維新の会参加に伴い一斉離党し、「足腰が弱っている」(府連幹部)のが現状で、府連内には共倒れの懸念から慎重論が根強い。参院候補を決める4月の党員投票で、柳本氏と医師が争ったしこりもあり、結束が課題。
公明は、所属地方議員が新人の杉氏の知名度アップに向け、全力を注いでいる。府内選出の若手国会議員が毎週末、杉氏と街頭演説を繰り返しているほか、組織力を生かし、支援してくれる企業訪問を重ねている。演説では、自公連立政権の成果と経済対策の継続を強調する戦略を徹底している。
共産は、府内約160人の所属地方議員、約1800の支部が中心となり、新人の辰巳氏を支援。近年の国政選挙では「政権選択」や「第三極」のイメージの前に存在感を十分に発揮できなかったが、陣営幹部は今回、「憲法や原発など政策の中身で有権者に判断してもらえる」と手応えを感じている。
日本維新の会は、新人の東氏の街頭演説やポスター貼りなど活動全般を、所属する地方議員が全面支援し、維新政治塾の元塾生らをサポーターと位置付け、組織力を生かす戦略。既得権打破を目指す団体に限って、支援も呼び掛けている。昨年の衆院選比例代表で府内で獲得した約146万票を目安の一つとしている。
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2031
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:06:05
◆参院選大阪選挙区の予想される顔ぶれ
梅村聡 38 内科医 (1)民現
柳本卓治 68 [元]衆院議員 自新
杉久武 37 公認会計士 公新
辰巳孝太郎 36 党府委員 共新
東徹 46 党総務会長 維新
森悦宏 46 幸福府副代表 諸新
中村勝 62 政治団体代表 諸新
藤島利久 51 [元]衆議員秘書 無新
※並びは右から参議院での勢力順。名前▽年齢▽主な肩書き▽所属政党▽現職・新人の別。丸数字は当選回数。政党略称は、民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽維=日本維新の会▽諸=諸派▽無=無所属
==============
◇参院選大阪選挙区の過去の主な結果
◇2010年(投票率56.35%)
当 石川博崇 公新 864278
当 北川イッセイ 自現 706986
当 尾立源幸 民現 698933
岡部まり 民新 617932
川平泰三 み新 389445
清水忠史 共新 366105
山分ネルソン祥興 改新 106038
大川朗子 社新 87858
◇2007年(投票率55.81%)
当 梅村聡 民新 1281502
当 白浜一良 公前 836903
当 谷川秀善 自前 732175
宮本岳志 共元 585620
白石純子 国新 161909
服部良一 社新 141867
◇2004年(投票率53.18%)
当 尾立源幸 民新 910597
当 山下栄一 公現 795256
当 北川イッセイ 自新 735164
辻元清美 無新 718125
宮本岳志 共現 442755
◇2001年(投票率53.33%)
当 谷川秀善 自前 982887
当 白浜一良 公前 864154
当 山本孝史 民新 602312
山下芳生 共前 594063
渡辺義彦 由新 195508
◇1998年(投票率59.53%)
当 西川きよし 無現 1057393
当 山下栄一 公現 872294
当 宮本岳志 共新 725385
坪井一宇 自現 573610
中務正裕 民新 542581
長崎由美子 社新 116552
※2001年、2007年は投開票前に任期切れのため前職になった。名前▽所属政党▽現(前)職・元職・新人の別▽得票数−−の順。政党略称は、民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽み=みんなの党▽社=社民▽国=国民新▽改=新党改革▽由=自由
.
2032
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:07:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk42010430000c.html
’13参院選ながさき:比例代表、得票増目指し 各党の動き活発 /長崎
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
参院選は7月4日と見込まれている公示まで残り2週間を切った。県内の主な政党は、長崎選挙区(改選数1)に加え、比例代表での得票増を目指した活動も活発化させている。
昨年末の衆院選で県内の「比例第1党」に返り咲いた自民は、2010年参院選、12年衆院選で20万6000〜7000票を手堅く得ており、さらなる上積みを目指す。ただ、獲得目標については「選挙協力をしている公明に配慮しなくてはならないので、特に設けていない」(県連幹部)としている。
民主は10年参院選で約21万票を獲得したが、12年衆院選は約12万票とほぼ半減した。連合傘下の各労組が比例代表で擁立した候補とも連携を図る。
維新は、衆院選の比例で県内第3党となった。「ご当地候補」が2人出馬し、掘り起こしを狙う。
12年衆院選で微減だった公明は、比例代表で12万票以上を目標として掲げる。
共産は前回参院選の約2・3倍となる5万3000票の獲得を目指す。社民は3万8000票を目標としている。【大場伸也】
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◇主な政党の県内での比例代表得票数
2012年衆院選 2010年参院選
自民 206342 207334
民主 129892 218117
維新 108337 −−−
公明 102921 114280
共産 28155 23215
社民 18149 21684
〔長崎版〕
2033
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:13:37
http://gendai.net/articles/view/syakai/143032
参院選東京選挙区、山本太郎にも勝機
【政治・経済】
2013年6月20日 掲載
<維新 落ち目 みんな 肩透かし>
7月の参院選。19日、みんなの党が東京選挙区(改選5)の候補者をようやく発表し、主要政党の顔ぶれが出揃った。しかし、首都東京というのに、今回のメンメンはどうにも小粒。意外な人物に“当確”がつく可能性が出てきた。
みんなの党が擁立するのは、写真家の桐島ローランド(45)だ。作家・桐島洋子の長男で、姉はモデルのかれんとエッセイストのノエル。江角マキコの元夫と言った方が分かりやすいか。現職の川田龍平を比例に回して東京の人選を進めていたから、どんな大物を擁立するのかと思ったら完全に肩透かし。「一定の知名度はあるだろうが、一線級とはいえない」(東京選出の衆院議員)というのが永田町の受け止め方だ。
「元官僚、ジャーナリスト、女性NPO幹部などことごとく出馬を断られ、公示まで2週間と迫る中で受けてくれたのが桐島さんだったようです」(事情通)
このままいくと、東京選挙区は有力9人の大混戦になる。現職が5人で、自民党の丸川珠代(42)と武見敬三(61)。民主党の鈴木寛(49)と大河原雅子(60)。公明党代表の山口那津男(60)。新人4人は、日本維新の会の小倉淳(55)、共産党の吉良よし子(30)、無所属の山本太郎(38)、そしてみんなの桐島だ。
春先までは、「維新やみんなが知名度バツグンの新人を立て、自公や民主を追い詰める」なんてささやかれていた。しかし、小倉は元日テレアナウンサーとはいえ、落ち目の維新は共同代表同士がケンカまで始めている。往時の勢いは見る影もない。そこで、浮上するのが共産党だ。
<大穴は山本太郎>
「今年春ごろ自民党が行った世論調査で、共産党は丸川、山口に続く3位でした。民主の2議席維持は難しいし、維新とみんなの候補者はパッとしない。団子状態の戦いで当選ラインが下がれば、組織力で毎回50万票以上取る共産党に勝機が出ます」(自民党関係者)
政治評論家の有馬晴海氏もこう言う。
「東京都の有権者が1000万人で投票率が50%程度まで下がると想定すると、有効投票は500万票です。最も知名度が高い現職の丸川は80万票は取る。公明も60万〜70万票は堅い。連合が全面的に支援する民主の鈴木も60万〜70万票。そうなると残り300万票です。6人で割れば50万票。これが当選のボーダーラインです。もちろん候補者によって得票に差は出ます。有力9人以外にも『みどりの風』が擁立する候補は10万票は取るでしょうし、泡沫候補も複数出る。さらに、3年前の蓮舫のように丸川が100万票を大きく超える票を取れば、当選ラインは50万票を切るかもしれません。前回、前々回と55万票を取ってきた共産党が上がってきます」
大穴は山本だ。小倉や桐島より知名度があるし脱原発の主張は明確。社民党と生活の党も支援する方向。昨年の衆院選では石原環境相を相手に7万票以上集めた。大化けするかもしれない。
2034
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:14:31
http://www.nara-np.co.jp/20130621091928.html
揺らぐ「政党対立の構図」 - 民主、存在感示せず/残り1カ月
2013年6月21日 奈良新聞
奈良市の市長、市議選が7月21日の投開票日まで、あと残り1カ月に迫った。参院選が同日で行われる見通しで、両選挙の相乗効果が焦点となるが、ここに来て、当初に予想されていた「政党対立の構図」が大きく揺らぎ始めている。県内で民主党の存在感が著しく低下、そして旋風を巻き起こすか注目された日本維新の会も退潮が鮮明となり、“夏の政治決戦”は、ややトーンダウンも余儀なくされそうだ。
民主党は3連勝中の参院選県選挙区で、いまだ公認候補を立てられない状態。前回の選挙で勝利した奈良市長選でも、今回は候補者の推薦を見送った。
参院選では、党県連の前川清成代表らが奔走。有力候補として県外出身・在住の元市議の30歳代女性に出馬の意思を打診していると言い、この女性の擁立に最後の望みをつなぐ。昨年末の衆院選で落選した吉川政重氏(49)と大西孝典氏(57)も含めての協議で、今週末には決着しそうだ。
もたつく民主党を尻目に、参院選の県選挙区には既に、自民党新人の堀井巌氏(47)▽共産党新人の谷川和広氏(34)▽日本維新の会新人の山本進章氏(58)▽政治団体「幸福実現党」新人の田中孝子氏(57)―の4人が立候補を表明。水面下で前哨戦が繰り広げられている。
ただ、こちらも自民党と日本維新の会の候補予定者が陣営党幹部の発言問題で揺れている。特に日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長の従軍慰安婦をめぐる発言では、県内でも強い逆風が懸念されており、参院選に立つ山本氏だけでなく、奈良市長選にも影響が及びそうだ。
また堀井氏は、自民党県連の組織的な選挙態勢づくりが着々と進めるが、党内の原発をめぐる発言で起きた波風は気がかり。
これらと対照的なのが共産陣営。「今回の参院選は自共対決」と意気込む谷川氏も精力的に県内を駆け回っている。共産党県委員会の主導で同日選挙となる奈良市長、市議選の予定候補者との連繋もスムーズのようだ。
幸福実現党の田中氏も近く選挙事務所を立ち上げ、選挙戦の態勢が整う。
2035
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:15:39
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1306210100001.html
《参院選》財界・医療団体 自公に回帰
「どなたも推薦しない」と発表した道水産政治協会の川崎一好会長(右)=札幌市中央区
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■財界・医療団体 推薦、自公に回帰
■揺れる農・水と対照的
【熊井洋美】参院選の公示まであと約2週間に迫り、業界団体が立候補予定者への推薦や支持を決めている。農業・漁業の1次産業は環太平洋経済連携協定(TPP)を巡って揺れるが、多くの団体は政権与党に復帰した自民、公明両党に戻っている。
道内70余の漁協などでつくる道漁業協同組合連合会の政治団体「道水産政治協会」(水政協)は20日、「だれも推薦しない」と自主投票を決めた。
自民党の伊達忠一氏(74)と民主党の小川勝也氏(49)の両陣営から推薦を求められたが、農協の政治団体「道農協政治連盟」が2日前に異例の自主投票を決めたことも影響した。川崎一好会長は「TPPがどうなるのかわからない。現場で温度差もあり、意見が分かれた」と説明した。
一方、自民党を長く支援してきた業界団体には、民主党政権で難しい立場に置かれていた時と違い、歓迎ムードがある。
「ここ数年どこに要望していいのか分からなかったので、きちんと政権与党に要望できた実感がある。久しぶりに期待ができる状況。我々も頑張りたい」
今月1日、札幌市で開かれた自民党札幌市支部連合会の政経セミナー。来賓に招かれた道建設業協会の岩田圭剛会長は、弾んだ声であいさつした。
同協会の政治団体である道建設連盟は、2010年の参院選で「政権与党の民主に盾突くことはできない」と、自民・民主両党からの推薦要請を「放置」したという。しかし、今回は5月に早々と伊達氏に推薦を出した。
道商工会議所連合会の政治団体「日本商工連盟道連合会」も、10年は自民・民主両党の候補を推薦したが、今回は伊達氏の推薦を異論なく決定。高向巌会長は「要求実現のため、政権与党にお願いする立場なので……」と話す。
伊達氏の事務所関係者は「自民党の友好業界団体や企業からはおおむねいい感触を頂いている」と話す。だが、業界団体の「集票マシン」としての力は、かつてと比べると弱くなったといい、推薦が票数に与える効果は当の業界団体も「わからない」と打ち明ける。
「昔は事務所にスタッフを送り込んだり、名簿をもとに電話をかける部隊を置いたりしていたが、そんな余裕のある業界はない。支持を広げるといっても、家族内支持だって難しい」
ある自民党衆院議員の秘書は「推薦状、推薦状と騒ぐ時代はもう昔の話。新しいアプローチで有権者に思いを届けないといけないのだが……」と、選挙の難しさを語る。
2036
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:17:44
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20130620000150
維新擁立断念で構図固まる 参院選滋賀選挙区印刷用画面を開く
日本維新の会が参院選滋賀選挙区(改選数1)で候補者擁立を断念し、同選挙区の構図が事実上固まった。現職を抱える民主党に自民党、共産党が新人をぶつける争いとなる。日本維新は昨年の衆院選で、県内比例票を自民に次ぐ15万票も獲得しており、参院選に候補者を出さないことは、湖国政界での足場固めにも影響しそうだ。
滋賀選挙区には、民主現職の徳永久志氏(49)、自民新人の二之湯武史氏(36)、共産新人の坪田五久男氏(54)、幸福実現党新人の荒川雅司氏(38)が立候補を予定している。
民主県連は、前回衆院選で日本維新に一定の票が流れたと分析し、日本維新の候補者見送りは無党派層を中心とする浮動票を奪い返す好機ととらえる。民主、自民、共産が正面からぶつかり合う構図に、出原逸三幹事長は「自民党との政策の違い、候補者の資質の違いをしっかり訴える」と気を引き締める。
自民県連は、日本維新の政策が民主よりも近いとして、日本維新の擁立断念が有利に働くと見る。日本維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦などをめぐる発言で支持率が低調なことも踏まえ、家森茂樹幹事長は「潜在的な維新支持層に自民の政策の浸透を図る戦術を考える」とし、維新票の取り込みを狙う。
共産県委は、日本維新が掲げる憲法改正などの方向性が受け入れられず、有権者離れを招いたと指摘する。奥谷和美委員長は日本維新の正体が明らかになったとみて、「参院選では共産党を政治を変えるための選択肢にする有権者が増えるだろう。改革のビジョンを示し、多くの支持を集めたい」と話す。
一方、日本維新にとっては、滋賀選挙区への候補者擁立は県内基盤を強化できる機会だっただけに、見送りは痛手となる。県総支部の岩永裕貴代表は「擁立できれば維新の政策をより県内に浸透させることができたが、今後は比例をしっかり戦いたい」と気持ちを切り替える。選挙区候補が不在のため、県内の目標比例票は衆院選の半分の7万票とした。
【 2013年06月20日 22時50分 】
2037
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:34:45
http://mainichi.jp/area/news/20130617ddn001010007000c.html
攻防:’13参院選/1 自民・復活 「1強」ムード警戒
毎日新聞 2013年06月17日 大阪朝刊
◇党員減に足元固め
ホテルの宴会場に万歳三唱が響き渡った。参院島根選挙区(改選数1)に出馬する自民党新人で元県議の島田三郎氏(56)を支援するため、党県連が2日に松江市内で開いたパーティーは、にぎやかに締めくくられた。参加者約1000人の間には軽口や笑いが飛び交った。参院選の勝敗を左右する改選数1の「1人区」で失った議席の奪還に向け、安倍晋三政権の高支持率を背景に選挙戦は順風に乗ったかに見える。
竹下登元首相、青木幹雄元自民党参院議員会長らを輩出した島根。しかし、その王国で自民は6年前、国民新党(当時)の亀井亜紀子氏(48)に敗れた。1人区全体でも6勝23敗。2009年の野党転落を招いた。今回、1人区の31選挙区での圧勝は絶対の使命だ。
亀井氏に挑む島田氏は竹下元首相の元秘書。県民1人あたりの公共事業費が全国一を誇った島根では、国の予算配分の見返りに、建設業界を中心にしたきめ細かい組織が自民の選挙を支えてきた。安倍政権が掲げる「国土強靱(きょうじん)化」による公共事業費の増額は、組織の再建と島田氏の選挙戦を後押しするはずだ。
13年度予算の公共事業費は前年度比15・6%増の5・3兆円、12年度補正予算と合わせた「15カ月予算」だと7・7兆円。「コンクリートから人へ」の民主党政権の下、12年度には約4・5兆円まで減っていたが、麻生政権の09年度当初予算の水準に戻った。
だが、青木氏側近の五百川純寿(いおがわすみひさ)県議会議長に、浮かれた様子はない。「公共事業を増やしたから参院選に有利というもんではない」。小泉改革と民主党政権を経て、ピークの1999年度に3646社だった県許可の建設会社数は、12年度には2983社に減った。五百川氏は「やることが極端だわね。小さくなった胃で『ガバッと食べろ』と言われても食えんわね。自民も民主も世論受けを狙った」と辛辣(しんらつ)だ。自民党を支持する松江市の建設会社も「人材が他業種に移ってしまい、対応できない」と漏らす。
市町村合併による地方議員の減少と建設会社の淘汰(とうた)で、91年に約6万人いた県内の党員は12年に約1万3000人へと激減した。「復活」の足元に、かつての王国を知る福田正明・県連幹事長は不安を覚えている。「島根だって、風が吹けばもろく崩れる組織になりつつある」
. 民主に参院選3連敗中の岡山でも、党員は15年連続減少中で、12年末現在で1万3660人。1年間で約1000人減った。党組織の再建が容易でないなか、選挙区(同1)で自民が擁立するのは、前知事の石井正弘氏(67)だ。選ばれたのは、96年の知事選で非自民勢力が推した江田五月氏を破るなど、「4戦全勝の選挙の実績」(県連幹部)から。後援会と党組織の連動が狙いだ。
「自民党公認というだけで高い支持率は出るが、島田さんを知らない人はまだいる」。島根の島田氏のパーティーで石破茂幹事長が神妙だったのは、楽観ムードを引き締めるための演技とはいえない。全国的にも、昨年の総裁選で投票資格のある党員・党友は約79万人で、09年より約29万人減った。予期せぬ逆風が吹いた時、持ちこたえられるかどうか自信はない。選挙を知る者ほど、自民の「1強」ムードを警戒している。【野口武則、曽根田和久、石井尚】
◇
参院選に向け激しさを増す各党の戦いぶりを追った。=つづく
2038
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:35:53
http://mainichi.jp/area/news/20130618ddn002010022000c.html
攻防:’13参院選/2 維新・守勢 全国より大阪優先
毎日新聞 2013年06月18日 大阪朝刊
◇慰安婦発言で暗転
昼過ぎに始まった会合は、10分間のトイレ休憩を挟んだだけで午後11時過ぎまで続いた。「国際問題に発展したのは事実」「国益にはマイナスだ」。国会議員から意見が相次ぎ、このうち1人が激しく迫った。「米国に正しく伝わっていない。慰安婦発言を撤回してください」
大阪市内のホテルで5月18日に開かれた日本維新の会の参院選公約作成に向けた協議。橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言以来、橋下氏、松井一郎幹事長ら大阪側と、片山虎之助国会議員団政調会長ら国会議員団が顔を合わせるのは初めてだった。
終始伏し目がちだった橋下氏は、米軍への風俗活用発言は「今後使わない」と応じたが、慰安婦発言は撤回しなかった。最後は国会議員団が「代表自身の手で収束させてほしい」と要請した。
維新は「自公過半数の阻止」「改憲勢力3分の2」を目標に掲げ、みんなの党と合わせて全選挙区に候補者を擁立する方針だった。しかし、慰安婦発言を境に状況は一変した。みんなの党に選挙協力を解消され、立候補が決まっていた千葉選挙区と比例の計4人が辞退。47選挙区のうち候補者擁立は14人にとどまる。
立候補予定者は有権者の厳しい反応に直面している。5月22日夕、広島選挙区(改選数2)に出馬予定の灰岡香奈氏(29)が広島市中区の繁華街に入った時のことだ。「風俗活用発言は彼の本心では?」。通りかかった女性会社員(49)から質問を投げかけられた。灰岡氏は「謝罪されたし、私も女性として胸が痛かった」と答えたが、短いやりとりの後で女性はこう話した。「納得できない。(橋下氏は)女性を道具として考えている」
山口県和木町議だった灰岡氏は、維新の公募で選ばれ、3月には広島県総支部が設立された。しかし、所属議員は昨年12月の衆院選で当選した衆院議員2人だけで、選挙資金についても陣営幹部は「まだ入ってきていない」と話す。
奈良選挙区(改選数1)から出馬する県議、山本進章氏(58)も状況は同じだ。県内各地で開くミニ集会には党本部から誰も来ないため、友好団体「奈良維新の会」の県議らが手伝う。党からの選挙資金には期待せず、県議時代の蓄えを取り崩すつもりだ。山本氏は「文句を言ってもしゃあない。最後は自分でやるしかないんだから、コツコツやっていくだけ」と覚悟を語る。
一方、党総務会長で大阪府議の東徹氏(46)を擁立した大阪選挙区(改選数4)。逆風の中、「まずは本丸の大阪を固めるべきだ」(府議)と候補者を1人に絞った。今や維新の最重要課題は大阪での大量得票だ。
「発祥の大阪が他地域を圧倒する運動を展開する必要がある。16日までに200枚のポスターを張り終えるように」。大阪の選対本部は13日、府内の全所属議員に通知した。大阪には約100人の地方議員と衆院議員14人を擁する組織がある。その実動部隊を大阪に集中させる。大阪での集票力が橋下氏の政治生命に直結するからだ。結党から9カ月。国政政党として正念場を迎えている。【熊谷豪、中里顕、伊澤拓也】=つづく
2039
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:37:08
http://mainichi.jp/area/news/20130619ddn002010023000c.html
攻防:’13参院選/3 民主・瀬戸際 看板・地盤、今は昔
毎日新聞 2013年06月19日 大阪朝刊
◇頼みは各自の人脈
「『民主党』という名称を変えた方がいいという話もあった。私は幹事長として1回考えた」。大阪市で5月26日に開かれた集会で、民主党の細野豪志幹事長は、そう打ち明けた上で続けた。「でも、『民』が主役の政党ということに意味がある」
政権から転落した党にとって、参院選は瀬戸際の戦いだ。だが、細野氏の熱弁とは裏腹に、「民主党」の看板で戦い抜けるだけの党勢が戻っていないのも現実だ。
この日の集会の主役で、参院選大阪選挙区(改選数4)から出馬する予定の民主現職、梅村聡・元厚労政務官(38)も、「党の看板を掲げて正々堂々と戦う。『選挙でやばくなったら看板を替える』という不信感を払拭(ふっしょく)する」と歩調を合わせた。一方で選対幹部は明かす。「梅村個人は信頼できると訴える。政権を奪った2009年の衆院選では『民主党』だけ連呼する作戦だったが、その逆だ」
梅村氏のポスターがそれを示す。民主党の文字やロゴは右下に小さくあしらわれているだけ。ビラなどには医師の肩書からとった愛称「梅ちゃん先生」やシンボルマークの梅の花のイラストが目立つ。支持母体の連合や党関係者に呼び掛けた今回の集会では空席があったが、2週間前に同じ場所であった医師会関係者の集会は満員。党の地盤より個人の人脈の動きが早い。
民主党は09年の衆院選で、大阪府内全19選挙区のうち候補者を立てた17選挙区で全勝し、府連所属国会議員は最大26人を数えた。政治資金収支報告書によると、府連は各国会議員から毎月最大17万円の「上納金」を受け取り、11年度は4140万円の収入を得た。しかし現在の国会議員は4人。府連は落選衆院議員の元秘書6人を7月末まで期限付き採用し、貯金を食いつぶしながら組織を回している。梅村氏が6年前、大阪選挙区で過去最多の約128万票でトップ当選したのは、「昔の話」(府連幹部)に過ぎない。
滋賀県が、衆参の議席を独占する「民主王国」だったのも、今や昔の話。昨年の衆院選では4選挙区で全敗した。滋賀選挙区(同1)から出馬する民主現職の徳永久志・元外務政務官(49)は5月11日、大津市内の事務所開きで雨の中マイクを握り、「自民党政権は高支持率だが、お手並み拝見とはいかない」と反転攻勢を訴えた。ただ、与党だった3年前に72あった推薦団体は、今回は約50にとどまる。
. 滋賀は、連合が1989年に結成される前から、労働4団体と野党各党の共闘が成立し、「連合発祥の地」と言われる。工場が多く組合員も7万人近い。参院選は04年から3連勝中だ。知事選とのダブル選となった10年参院選は、非自民の嘉田由紀子知事と連携、民主候補が自民候補に約11万票差で圧勝した。
しかし今回、陣営が注力するのは「見た聞いた徳永20万人作戦」。駅立ちや集会で有権者と徳永氏個人の直接の接点を増やす。つじ立ちなどは計1000回を目指している。
地盤も看板も頼れず、カバン(資金)も軽くなりつつある今回、個人の人脈や活動に頼った戦いが続く。【熊谷豪、千葉紀和】=つづく
.
2040
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チバQ
:2013/06/22(土) 00:38:12
http://mainichi.jp/area/news/20130621ddn002010018000c.html
攻防:’13参院選/4止 公明・距離感 候補推薦で値踏み
毎日新聞 2013年06月21日 大阪朝刊
◇自民改憲論けん制
自民党と公明党の選挙協力は、1999年の連立政権樹立前後からすでに14年近い積み重ねがある。今回の参院選でも公明党は、自前候補を出さない43選挙区で自民候補を支援する方向を打ち出していたものの、実際の推薦決定は一律ではない。選挙区ごとの「値踏み」がある。
20日、最後まで残っていた2人に対する公明の推薦が決まった。うち1人は、京都選挙区(改選数2)の現職、西田昌司氏(54)。4月下旬、自民京都府連の内海貴夫幹事長(京都市議)らが、公明府本部を訪ね、「中央で連立を組んでいる。地方でも支援をお願いしたい」と頭を下げた。しかし、色よい返事は来なかった。
理由の一つは西田氏が強硬な改憲論者であること。西田氏は現憲法を「占領基本法」と廃棄を訴え、安倍晋三首相のナショナリズム志向を応援する。安倍政権の右傾化に歯止めをかけつつ、与党として影響力を行使するのが基本の公明にとって推薦決定の時間差は自民へのけん制にもなる。
実際、公明府本部は5月11日と25日に三役会を開いたが、対応は決まらなかった。幹部は「我が党は人権・平和を掲げるのに、党の集会で『憲法改正』を訴えられては困る」と、西田氏への違和感を口にした。正式決定まで2カ月。公明の支持母体、創価学会の関係者は「推薦の時期によって信頼の濃淡が分かる。一種の意思表示だ」と解説する。
改憲を巡る立場では公明は自民よりも民主党に近い。今年3月の府議会でも、民公両党は従軍慰安婦問題を巡る意見書の採択に歩調を合わせており、創価学会の地元関係者は「推薦しても、右寄りが嫌な人の票は民主に流れるかもしれない」と西田氏を揺さぶる。
改憲が参院選の争点に浮上した時期、自民が日本維新の会を重視し、「公明外し」に向かうことを警戒する声が公明内に広がった。
その維新に対して公明は、維新の本拠地・大阪では協調関係にある。昨年の衆院選で奪還を目指していた関西の6小選挙区で、勢いに乗っていた維新に候補擁立を見送らせるためだった。だが、その目的を果たした今、公明大阪府本部の幹部は「維新に対しては是々非々だ」と言う。参院選を前に、維新への視線は冷め始めている。
大阪選挙区(同4)に出馬する公明新人の杉久武氏(37)は今月10日、大阪市の事務所開きのあいさつで「国の財政にメスを入れたい」と訴え、憲法には触れなかった。改憲要件を定めた96条の先行改正を掲げ続ける維新。一方、自民は参院選での争点化について、公明にも配慮して慎重姿勢に転じた。大阪府本部の佐藤茂樹代表は「そういう話題(改憲)を維新はまだ一生懸命しているが、自民は官邸も含めあまりやっていない」と解説してみせた。
5月27日、大阪市内で講演した公明の井上義久幹事長は参院選を自信たっぷりに見通した。「自公で過半数はほぼ問題なく、自民単独過半数には及ばない。よほどのことがない限り連立政権は続く。改憲勢力だけで(改憲発議に必要な)3分の2を超えることはない」【土本匡孝、津久井達】=おわり
2041
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:39:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130618ddlk42010558000c.html
決戦迫る:’13参院選ながさき/上 自民 /長崎
毎日新聞 2013年06月18日 地方版
◇組織・団体との関係微妙
「わがふるさと長崎が人口減少に悩み、存亡の危機にある。どうか私を長崎の応援団として働かせてください」。自民新人の古賀友一郎氏(45)は14日夜、長崎市で開いた総決起大会で、会場の2200人を前に訴えた。
諫早市出身で、青雲高、東大を経て旧自治省に入省。2月に長崎市副市長を辞任し、自民からの立候補を決めた。知名度不足は否めないが、安倍政権の高支持率もあり「死角はない」(自民県議)と、陣営には楽観ムードも漂う。
自民県連の谷川弥一会長(衆院長崎3区)は「自民党はいま非常に調子がいいといわれているが、これ以上、株価が下がったら、何が起こるか分からない」と不安を口にした。経済政策アベノミクスへの期待感に陰りが見え始めていると懸念する。株の急落や金利上昇、円安による輸入原材料の値上がりなど副作用が出始めたのも不安材料だ。
候補の知名度不足を補うのは組織力。だが、各組織・団体と自民との関係は微妙だ。
県漁連は5月、アベノミクスによる急激な円安で漁船の燃油価格が高騰したことに対し、「政府の対策が不十分だ」として、推薦を決めていた古賀氏への支援を保留。政府が今月に入り燃油代支援策を打ち出したことでようやく14日に決起集会を開いて古賀氏の支援に動き出した。
また、JAグループの政治団体「県農政連」は安倍政権のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加を巡る不満が根強い。古賀氏の推薦決定は公示まで1カ月を切った14日と、遅れた。県歯科医師会、県商工会連合会の政治団体は古賀氏だけでなく、民主現職も推薦する。ある業界団体幹部は「自民党政権がいつまで続くか分からない」と語るなど、政権交代の後遺症が残る。
一方、郵政民営化に反対して離れていた特定郵便局長OBらの政治団体「郵政研」。県南部地区会は9日、時津町で古賀氏を「励ます会」を開催。九州地方郵便局長会の佐中(さちゅう)宗孝会長は「今年3月、合意書が取り交わされ、自民党との関係が晴れて雪解けとなった」として、全面支援を約束した。
連立を組む公明は、古賀氏を推薦したが、安倍首相が意欲を示す憲法9条などの改正について、支持者の拒否感は強い。さらに、支持母体の創価学会幹部は「自民が衆院に続き、参院でも単独過半数となれば公明党はいらなくなる。自民党が勝ちすぎて、安倍首相が『公明切り』に動いたら困る」と懸念を示す。
◇ ◇
参院選は7月4日に公示され、同21日に投開票される見込み。長崎選挙区(改選数1)では、民主現職のほか、自民、共産、幸福実現の新人の計4人が立候補を表明し、前哨戦を展開している。比例代表も含め、各党、各陣営の動きを追った。
〔長崎版〕
2042
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:40:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130619ddlk42010471000c.html
決戦迫る:’13参院選ながさき/中 民主 /長崎
毎日新聞 2013年06月19日 地方版
◇最後の砦、訴え浸透なるか
「信頼をなくしたこの党を、もう一度政権を狙う政治集団にする」。民主現職、大久保潔重氏(47)は13日夜、長与町であった決起集会で宣言。集まった約150人に「安倍政権は勝ち組・負け組がはっきりする社会にする。われわれは支え合いを目指す」と強調した。
昨年12月の衆院選で惨敗した民主。県内では全4小選挙区を失った。一時は衆参の県内選挙区議席を独占したが、今や大久保氏が最後の砦(とりで)だ。5月、連合長崎の会合に出席した細野豪志幹事長は「長崎は最重要選挙区。1人区はどこも厳しいが、なんとしても取りたい」と訴えた。
陣営は国民の慎重意見が多い改憲を争点化する戦略だ。安倍晋三政権が経済政策アベノミクスで支持を得るのに対抗するためだ。
細野幹事長は「自民、維新はむき出しの国家主義が出ている」と話し、大久保氏も「今の政府与党は戦争をやりたがっているのではないか」と危機感をあらわにした。
海江田万里代表も5月、長崎市での街頭演説で「平和を大切にする長崎の心を、国民全体が受け止めないといけない」と、訴えた。
大久保氏は社民県連の支持も受けた。政策協定では、憲法9条改正に消極的な姿勢を示し、同96条改正も「不要」とした。ただ、社民県連幹部は「軍需産業の労組から支援を受ける民主が本当に護憲勢力としてやってくれるのか」。
陣営は山田正彦元農相とも連携する。山田氏は衆院長崎3区で6選を目指した衆院選を前に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などをめぐり離党届を出し、民主を除籍(除名)処分された。参院選ではみどりの風の比例代表から立候補する。
5月に来県した海江田代表は島原半島の農家を回った。山田氏支持という雲仙市の酪農家には「私は山田さんと仲がいい。比例は山田、選挙区は大久保をよろしく」と訴えた。
山田氏との連携で農家への浸透を期待するが、同市のジャガイモ農家の男性は「海江田代表が来るから見に来んねと知り合いに言ったが、断るのが何人もいた。民主党政権が諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門を決めたことに怒っている」と冷ややかだった。
街頭に立つ県連幹部は「戦いが厳しいことは事実だが、党への反応は少しずつ良くなっている。診療報酬のプラス改定や整備新幹線着工など与党時代の実績をコツコツ訴えるしかない」。高木義明・県連代表(衆院九州比例)は「どの野党が自民党政治を変える役割を担えるか。国会論戦を見れば明らかだ」と、アピールする。
〔長崎版〕
2043
:
チバQ
:2013/06/22(土) 00:41:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130620ddlk42010461000c.html
決戦迫る:’13参院選ながさき/下 共産・第三極 /長崎
毎日新聞 2013年06月20日 地方版
◇存在感のアピールに懸命
「自公政権の悪政と正面から対決できる政党は共産しかない」。共産新人の原口敏彦氏(51)は5日、長崎市内の事務所開きで語気を強めた。
2大政党の対決色が薄れた中で迎える参院選。「自共対決」と位置づけ、自民批判を強める。集会を中心に消費増税中止、原発ゼロ、憲法改正反対などの政策を訴える。
近年、国政選挙での議席数は低迷しているが、2月の五島、4月の諫早、西海各市議選では、党公認の得票数が昨年末の衆院選比例代表での各市の得票数を大きく上回った。
県委員会の山下満昭委員長は「今回は躍進できる」と意気込む。長崎選挙区と並行して、県内の比例代表での票掘り起こしに懸命だ。比例票は前回参院選の約2・3倍となる5万3000票を目標に掲げる。
幸福実現は新人の山田聖人氏(47)を擁立。ミニ集会を重ね、国防強化などを訴え、支持拡大を目指している。
◇ ◇
比例代表では県内を主な地盤とする「ご当地候補」が浸透を図っている。
維新では、奥村慎太郎・前雲仙市長(58)と浅田眞澄美前県議(46)の新人2人だ。候補公募で立候補が決まった。
昨年の衆院選で「第三極」の存在感を示した維新だが、橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言で支持率が急落した。風が急変し、関係者には戸惑いも広がる。
奥村氏は衆院長崎2区から無所属で出馬。2度目の国政挑戦となる。雲仙市内で5日夜、「女性の集い」を開催。「正直言って、石原慎太郎さんの顔も橋下徹さんの顔も、見たくもない。私にとってマイナスばかりだ」とこぼし、「橋下さんは『不愉快な思いをされたなら申し訳ない』とみなさんに言ってほしかった」と述べた。
浅田氏も8日、長崎市で「女性の集い」を開くなど、女性票引き留めに懸命だ。
みどりの風では、昨年末の衆院長崎3区で未来から出馬、落選した山田正彦元農相(71)が挑む。
衆院選直前、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加反対を訴え、民主党を離れ、党を除籍(除名)されたベテラン。TPPに反対する農家、畜産家を中心に浸透を図り、大村、長崎市などで後援会活動を活発化させている。
比例代表に「ご当地候補」が乱立したことで、各陣営とも「県内票の食い合いになる」と渋い表情。党の支持率低迷に「何か突破口はないか」と悲鳴のような声も上がる。
2大政党以外の各党は「第三勢力」をうかがい、存在感をアピールしようと懸命だ。
(この企画は、大場伸也、小畑英介、樋口岳大が担当しました)
〔長崎版〕
2044
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:16:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130621-OYT8T01601.htm
[参院選]前哨戦、民主の影薄く
参院選の前哨戦が活発になる中、民主党県連の動きが見えてこない。山形選挙区で独自候補擁立を見送ったことが響いている。
2010年の前回参院選。民主は同選挙区で自民党候補に敗れたが、比例選では17万2086票を獲得し、わずか1842票差だが自民を上回り、政党別で県内トップとなった。
このうち約13万8000票は党名で書かれていた。個人名が記載された約3万4000万票の多くは、連合山形傘下の産業別労働組合が支援する「組織票」とみられる。県連関係者は「一般有権者が投じた党名票は、選挙区選との連動で掘り起こした部分が大きい」と分析する。
しかし、今回は選挙区で01年以来となる公認候補不在。みどりの風現職の舟山康江氏(47)を支持するため、党所属県議らが応援に行っても、「民主党」をアピールできない。県連によると、比例選の活動のメーンは、公示日以降の選挙カーによる街頭宣伝。ただ、東北6県で順番に回すため、県内で使える日数は限られる。
また、選挙戦を盛り上げる大物議員の応援や党主催の演説会も、「候補者がいないため、開催しても人が集まらない」として行わない予定だという。
県連の吉村和武幹事長は比例選の目標得票数として、昨年の衆院選比例選で得た10万6152票からの上積みを掲げる。吉村幹事長は「選挙区で候補者を立てないため、比例選との相乗効果が出にくいのは確かだ。安倍政権の経済政策の問題点などを積極的に訴えていきたい」と話している。
(2013年6月22日 読売新聞)
2045
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:18:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130621-OYT8T01274.htm
[参院選]4陣営 動き活発化
参院選の公示が濃厚とされる7月4日まで2週間を切り、高知選挙区(改選定数1)に立候補を予定している4陣営の動きが活発化している。2004年から3回連続(推薦を含む)で参院の議席を獲得してきた民主党が死守するのか、自民党が安倍政権への高い支持率を議席獲得につなげるか、争点の憲法改正で共産党が改憲勢力に歯止めをかけるのか――。各陣営の主張も熱を帯びている。(安恒勇気)
民主党現職の武内則男氏(54)は国会日程の合間を縫って県内に戻り、街頭演説で「都市部だけ良くなればいい、というのが安倍内閣だ」と批判。高校授業料無償化など民主党政権の実績を強調し、環太平洋経済連携協定(TPP)参加と憲法改正に反対する。22日に高知市で総決起大会を開き、岡田克也前副総理らとともに団結を図る。
自民党は、前回選(10年)が分裂選挙となったことから、昨年7月の予備選挙で前回と同じ新人の高野光二郎氏(38)に一本化。公明党の推薦も受けた。高野氏は「落選後に2000以上の集落を回り、地域の声を聞いた」と言い、朝夕は駅前やスーパーなどで支持を訴える。今週末は高知市内を中心に農業やエネルギー政策を主張する。
共産党は国政初挑戦の新人・浜川百合子氏(33)を擁立。4歳の長女を持つ母親として「日常生活で感じる思いを政治につなげたい」と言い、「子どもたちが生まれてきて良かったと思える社会を作りたい」と、子育て世代への浸透を狙う。雇用の確保、原発再稼働反対などの政策を掲げ、22日は5か所で集会を開いて支持を訴える。
諸派新人で幸福実現党県副代表の橋詰毅氏(50)は、4氏の中で最も遅い今年2月に立候補を表明。「できるだけ多くの人と会って話を聞き、地域を見て回ることで、政治の課題をとらえたい」と県内を積極的に巡回。知名度アップにつなげたい考えだ。
(2013年6月22日 読売新聞)
2046
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:19:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20130621-OYT8T01306.htm
業界団体 自民に回帰・・・13参院選
<推薦出そろう 「政権復帰大きい」>
想定されている参院選の投開票日(7月21日)まで、あと1か月。岡山選挙区(改選定数1)に5人が立候補を表明する中、県内の主な業界団体の推薦が出そろった。従来、自民支援が大半の同団体は、民主党政権下で行われた2010年の前回選で、民主、自民の公認候補を両方推薦したり、自主投票にしたりといったケースが目立った。今回は雪崩を打つように“自民回帰”の現象を見せている。(岡山支局参院選取材班)
岡山市北区中仙道にある自民党新人、石井正弘氏(67)の事務所。壁には各団体から寄せられた推薦状がずらりと貼られている。事務所幹部は「多くの団体の支持を受けながら戦う自民党本来の姿に戻れた」と話す。
県トラック協会の政治団体「県トラック政治連盟」は10年、自民、民主両党の候補に推薦を出したが、今回は石井氏のみを推薦。連盟幹部は「自民党の政権復帰が大きいが、民主党政権は公約に掲げていた高速道路無料化もガソリン税の暫定税率廃止もできなかったことで、会員の間に失望感が広がっている」と説明する。
県医師会の「県医師連盟」、県歯科医師会の「県歯科医師連盟」も、自民・民主の両方推薦から石井氏単独に転換。両団体とも「自民党が政権与党に復帰したこと」と理由に挙げる。
農協などでつくる「県農政連盟」は3年前、自主投票だったが、今回は石井氏。安倍政権は農業団体の反対が根強い環太平洋経済連携協定(TPP)を推進しているが、「石井氏は農林水産分野でコメなど重要5品目の『聖域』確保を政策に挙げたことを評価した」という。
一方、県薬剤師会の「県薬剤師連盟」は、前回も今回も自民党。「(日本薬剤師連盟の)組織内候補を自民党から出しており、一貫している。政権与党は関係ない」とした。
天野学・自民党県連幹事長は「以前応援してくれていた団体が戻ってきてくれたのは、ありがたい。これで気が緩まないようにしたい」としている。
一方、民主党の推薦を受ける無所属新人の高井崇志氏(43)の陣営では、業界団体の“一極集中”に対して「今回の選挙は党ではなく、候補者個人を見極める選挙にしたい」と強調。幹部は「人柄や政策を知ってもらうよう、街頭演説を多くしている」と話す。
高井氏を推薦する連合岡山の高橋徹会長も「保守系の人や業界団体の人でも、石井氏に投票したくない人はいる。そういう有権者の受け皿になってもらいたい。そのための『無所属』なのだから」と期待を寄せる。
業界団体を含めた団体からの推薦数は、石井氏が約630、諸派の幸福実現党新人の安原園枝氏(51)が1。一方、共産党新人の垣内京美氏(46)、無所属新人の西嶋朋生氏(36)はなく、高井氏は「集計中」としている。
(2013年6月22日 読売新聞)
2047
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:26:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130622/stt13062200420000-n1.htm
【断面2013参院選】
福島 閣僚へ予期せぬ「矢」 改選2→1で現職同士が激突 中央と地元の狭間で悩む
2013.6.22 00:34 (1/2ページ)
有権者と握手をする森雅子少子化担当相=15日午後、福島県いわき市内
「自殺した人もいます。避難した体育館で亡くなった人もたくさんいます…」
19日午後、福島県国会議員団会議に出席するため自民党本部に姿を見せた森雅子少子化担当相は、車寄せに集まった記者団の前で涙を流しながら語った。同党の高市早苗政調会長が2日前の講演で「福島第1原発も含めて死亡者が出ている状況ではない」と発言したことへの“反論”だった。
森氏は19日、議員会館の高市氏の自室を訪ね、「県民の気持ちを傷つけた」と強く抗議。福島県連の平出孝朗幹事長ら幹部もわざわざ上京し、「現状認識に乏しく県民に対しての配慮も全くない」との抗議文を提出した。高市氏が発言を撤回したのは、森氏の訪問からわずか数時間後だった。
森氏と県連の抗議は、高市氏の発言が参院選を戦う森氏に大きなマイナスとなるからにほかならない。森氏は21日の記者会見で「与党の一員として、福島県民はじめ国民の気持ちを傷つけたことをおわびする」と再度、強調した。
政府・自民党は原発の再稼働方針を掲げているが、地元組織は「脱原発」を訴えている。森氏にとっては、こうしたもともとの“温度差”に加えて、背後から予期せぬ矢が襲ってきた格好だ。
安倍晋三政権の高い支持率という追い風はあるものの、決して気を抜けるような状況ではない。福島選挙区は定数是正に伴い今回の参院選から議席数が2から1に減り、現職2人のどちらかが落選する「1人区」となったからだ。閣僚であるだけで有利という理屈は全く成り立たない。
しかも、森氏は6年前の参院選で民主党の金子恵美氏に約13万票差を付けられている。森氏は周囲に「13万人という数字は福島県会津若松市の人口とほぼ同じ。大変な票差だ」とこぼす。このため森氏は与党としての強み、閣僚としての実績を選挙戦にフルに生かそうと懸命だ。
15日午後、森氏はピンク色のスニーカーで出身地のいわき市内を走り回った。
知人が企画した講演会に出席し、減る一方だった県内の産婦人科医を増やすため、新たに4人連れてくる算段が立ったことをアピール。野党時代に民主党政権を厳しく追及していた議事録を見た首相から閣僚に抜(ばっ)擢(てき)されたというエピソードも自ら紹介し、「仕事を引き続きやらせていただきたい」と締めくくった。
一方、金子氏は民主党への逆風を少しでもはね返すため、足元を固めることに主眼を置く。
「地元のために命がけで働く!」
金子氏は16日夕、伊達市内の体育館で開いた国政報告会で支持者ら約9800人にこう約束した。同市は衆院議員を2期務めた父、故・徳之介氏の地盤で、父親の代から支持してきた高齢者の姿が目立った。
自民党の現職閣僚を相手にどう対(たい)峙(じ)するか。金子氏は「脱原発」路線を鮮明にしており、この日も「原発はもういらない!」と声を張り上げた。閣僚として再稼働に反対するわけにはいかない森氏との違いを最大限、強調する戦略だ。
「県内の原発10基の廃炉について、自民党は腰が定まっていない」
民主党の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)も国政報告会でこう訴えた。自民党が本部の公約で原発再稼働をうたいながら、福島県連が独自に10基の廃炉を主張している“矛盾”を意識しているのは明らかだ。
結果として、高市氏の発言は、原発再稼働をめぐる中央と地元・福島の認識のずれを浮かび上がらせたことになる。(山本雄史、写真も)
2048
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:26:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130622/elc13062202130004-n1.htm
【参院選2013 奈良】
山本進章氏 出馬断念発言で波紋
2013.6.22 02:05
■翻意促す維新幹部に「熟慮したい」
参院選奈良選挙区(改選数1)への立候補を断念した日本維新の会新人の県議、山本進章(のぶあき)氏(58)の突然の対応は、県内外に波紋を広げた。維新の幹部が翻意を促すと、一度は断念を認めた山本氏も「2〜3日熟慮したい」と発言を修正。21日は、午後にも断念の記者会見を開く予定だったが、急遽(きゅうきょ)中止となるなど混乱した。
山本氏は同日午前、産経新聞の取材に対し、立候補断念を認めた。
断念の理由として、維新共同代表の橋下徹大阪市長の慰安婦発言をめぐる党内の意見不一致などを挙げた。さらに、選挙戦への党本部の応援が少ないことなどにも言及した。
山本氏は「党の十分な支援なしに全県で戦うには無理があり、参院選のマニフェストもできておらず、選挙態勢も整わない」と話していた。
断念を踏まえ、この日は大阪市内の党本部で立候補辞退を申し入れ、午後にも奈良市内で記者会見を開く予定にしていた。
しかし、正午すぎになって、理由を明かさないまま記者会見を中止に。
山本氏は電話で党副代表の大阪府議、今井豊氏に辞退の意向を伝えると、今井氏から「党として選挙戦をしっかり取り組む」などと翻意を促されたという。
こうした経緯の後、山本氏は産経新聞の取材に対し、「かつて奈良の維新の今後のために、捨て石になってもいいという気持ちもあった。辞退するかどうか、2〜3日熟慮したい」と話した。
2049
:
チバQ
:2013/06/22(土) 07:27:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130622/elc13062202110001-n1.htm
民主VSみんな 指定席から争奪戦に
2013.6.22 02:05
宮城は福島が減員されたことにより、東北で唯一の改選数2の選挙区となった。これまで自民党と民主党が議席を分け合う“指定席”だったが、今回はそのひとつをめぐって民主とみんなの党が争奪戦を繰り広げる構図となっている。
自民は昨年12月の衆院選で全6選挙区のうち5選挙区で勝利した勢いに乗り、2人擁立の声も一部で上がったが、得票率は高くないなどの理由で見送り、現職の愛知治郎1人に絞った。愛知は公明党の推薦も取り付け、初のトップ当選で3選を狙う勢いだが、「選挙は何が起こるか分からない」と警戒も忘れない。
もうひとつの議席を、民主現職の岡崎トミ子とみんな新人の和田政宗が争うが、状況はめまぐるしく変化している。
昨年の衆院選の東北比例での得票数をみると、民主は約18万4千票、みんなは約8万9千票、日本維新の会が約17万3千票。「第三極」が共闘すれば、数字の上では民主を優に上回る。
当初、みんなと維新は宮城選挙区での協力関係を築き、和田は維新の元衆院選候補と合同で街頭演説に立つなど勢いづいた。
しかし、維新共同代表の橋下徹の慰安婦問題をめぐる発言をきっかけに、党首間で協力関係を解消。失速を余儀なくされてしまった。
逆に、低迷に歯止めがかからなかった民主は息を吹き返す。加えて、これまで候補者を出し続けてきた社民党が擁立を断念し、自主投票になったことから意気は上がった。
だが、民主県連代表の安住淳は「維新の支持率が落ちたとしても第三極候補はみんなの党であり、そのまま反映するのか」と楽観を戒め、現状を「(岡崎が宮城1区で落選した)平成8年の衆院選以来の厳しさ」と分析。「石にかじりついても勝たなければならない」と議席死守を訴える。
一方の和田は、勝利のためには維新の力が欠かせないが、みんなの衆院議員、林宙(ひろ)紀(き)は「党としてではなく、個人的な信頼関係はできている。有権者に今回の2議席はどういう組み合わせが望ましいかと訴え、理解を求めていく」。
維新から比例代表に出る中野正志は「党の本部は本部、地元は地元」とし、「いったん握手した以上、解消なんて言っては駄目。民主党が得するだけだ」と協力の姿勢だ。
民主が底力で逃げ切るのか、第三極が盛り返すのか、予断を許さない。=敬称略(本間篤)
◇
◇宮城選挙区(改選数2)
立候補予定者
岡崎トミ子69 党副代表 民現
愛知治郎43 行政監視委員長 自現
和田政宗38 元NHKアナ み新
岩渕彩子29 党准県委員 共新
皀智子40 元会社員 幸新
2050
:
名無しさん
:2013/06/22(土) 17:05:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062200193
参院選候補の擁立断念=民主和歌山【13参院選】
民主党和歌山県連は22日、7月の参院選和歌山選挙区への公認候補擁立を断念し、自主投票とすると発表した。
県連は同県出身の連合職員ら数人に出馬を打診してきたが、断られた。県連代表代行の岸本周平衆院議員は同日の記者会見で「(われわれの)力がないということに尽きる」と述べた
2051
:
チバQ
:2013/06/23(日) 09:08:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130622-OYT8T01169.htm
[参院選]農業票、自民に危機感
参院選に向けて自民党県連が農業関係者への働きかけを強めている。JAグループの政治組織である県農協政治連盟(県農政連)が、山形選挙区で、みどりの風現職の舟山康江氏(47)の推薦を決めたことへの危機感からだ。
「環太平洋経済連携協定(TPP)に入ろうが入るまいが、このまま行くとじり貧だ。TPP交渉を待たずして、しっかりと農業を強いものにしていかなければならない」
22日、林芳正農相は酒田市で行った講演会で、安倍政権が成長戦略の目玉の一つとして打ち出した農業政策への理解を求めた。会場には、同選挙区から立候補を予定する自民新人の大沼瑞穂氏(34)も姿を見せた。
林農相はこの直前、市内の畜産業者などを視察。その後も山形市と川西町で講演したほか、JA山形中央会の長沢豊会長らと懇談するなど、政府・自民党の農業政策をほぼ丸一日、県内でアピールして回った。
全国農政連は今回の参院選比例選に、自民から現職の元JA全中専務理事を擁立する。「身内」の当選に向けて組織を総動員した2007年参院選は、自民では県内最多の8290の個人名票を書かせて存在感を見せた。
県農政連が舟山氏推薦を決めた5月末以降、県連は西川公也・党TPP対策委員長、中谷元・党農林水産戦略調査会長らを県内に招き、農政連側に翻意を迫ってきた。県連の遠藤利明会長ら幹部も大沼氏への推薦を求め続けている。
ただ、農政連側の態度は硬い。この日、山形市で林農相と懇談した長沢会長は「我々は断固、(TPP)交渉反対ということに変わりはない。(大沼氏推薦は)考えられない」と厳しい表情で記者団に語った。
TPP反対で強い結束力を示す組織だが、農業者が抱える課題は多岐にわたっており、内情は複雑だ。県農政連幹部は、こう打ち明ける。「農業は国からの補助金が多く、選挙後を考えると、政権与党と距離を置くことに不安がある」
(2013年6月23日 読売新聞)
2052
:
チバQ
:2013/06/23(日) 09:22:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130622/stt13062217500002-n1.htm
小沢氏「民主と一致」、反自公結集へ連携拡充
2013.6.22 17:50
生活の党の小沢一郎代表は22日までに共同通信のインタビューに応じ、参院選で部分的な選挙協力で合意した民主党と、選挙後に連携を拡充する方針でも一致したと明らかにした。自公政権への対抗勢力を結集し、次期衆院選で政権交代を目指す狙い。ただ、民主党内には党を割った小沢氏への根強い反発があり、どこまで関係を強化できるか見通せない。
方針は、民主党の細野豪志、生活の党の鈴木克昌両幹事長が12日に会談し、確認したという。
小沢氏は「将来の連携をお互いに考えていこうとの公党間の了解だ」と説明。両党で対応が異なる消費税増税については、増税に関する自民、民主、公明の3党合意は、前提の社会保障改革に与党が反対で「破綻している」ため、民主党は方針転換せざるを得ないとの認識も示した。
2053
:
名無しさん
:2013/06/23(日) 09:38:03
参院選 393人立候補予定
6月21日 5時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130621/k10015463001000.html
参議院選挙は、想定される投票日まで1か月に迫り、立候補を予定しているのは、これまでのところ
選挙区と比例代表合わせて393人で、前回、平成22年の選挙と比べて、44人少なくなっています。
参議院選挙は、来月4日に公示、来月21日に投票という日程で行われる見通しで、
想定される投票日まで1か月に迫りました。
今度の参議院選挙では、安倍総理大臣が進める経済政策など、安倍内閣の政権運営に対する
評価が問われるほか、憲法改正の問題なども争点になるものとみられます。自民・公明両党が、
改選されない非改選の議席と合わせて過半数の122議席を獲得し、国会のねじれ状態を解消するのか、
それとも民主党など野党側がこれを阻止するのかが焦点となります。
各党の発表やNHKのまとめによりますと、全国47の選挙区では、73の定員に対し、248人が立候補を予定しています。
このうち、▽自民党が47すべての選挙区で49人で、31ある定員が1の1人区では31人を、
16ある定員が複数の選挙区では18人を公認しています。
▽民主党は35人で、1人区では18人を、定員が複数の選挙区では17人を公認しています。
▽日本維新の会は14人、▽公明党は4人、▽みんなの党は13人、▽生活の党は5人を公認しています。
▽共産党は沖縄選挙区を除く46の選挙区で46人、▽社民党は5人、▽みどりの風は5人を公認しています。
地域政党の▽新党大地と▽社大党は、それぞれ1人を公認しています。
また、▽幸福実現党は47人、▽緑の党は1人を公認しているほか、そのほかの政治団体や無所属から
立候補を予定しているのは、合わせて22人となっています。
新旧別では、現職が57人、元議員が2人、新人が189人となっています。
一方、定員48の比例代表には、145人が立候補を予定しています。
このうち、▽自民党は30人、▽民主党は19人、▽日本維新の会は31人、▽公明党は7人、▽みんなの党は15人、
▽生活の党は6人、▽共産党は17人、▽社民党は3人、▽みどりの風は2人、▽新党大地は5人、
▽幸福実現党は1人、▽緑の党は9人を公認しています。
新旧別では、現職が31人、元議員が11人、新人が103人となっています。
この結果、選挙区と比例代表を合わせた立候補予定者は、これまでのところ393人と、前回、平成22年の選挙と比べて、44人少なくなっています。
2054
:
チバQ
:2013/06/23(日) 18:15:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130623ddlk30010216000c.html
2013参院選:「力不足に尽きる」 民主県連、候補擁立を断念 結党以来初 /和歌山
毎日新聞 2013年06月23日 地方版
民主党県連は22日、7月の参院選の和歌山選挙10+件区(改選数1)で、独自候補の擁立を断念することを正式に決めたと発表した。同党が同選挙区で候補を立てないのは、旧自由党候補を推薦した選挙と、補欠選挙(いずれも1998年)を除き、結党以来初めてとなる。
擁立作業を一任された県連代表代行の岸本周平衆院議員(和歌山1区)がこの日、和歌山市内で記者会見して明らかにした。「県内の有権者に選択肢をお示しできなかったことは申し訳ない。私どもの力不足に尽きる」と陳謝した。
岸本氏や民主党関係者によると、県出身であることや、仮に今回落選した場合は次期衆院選の県内選挙区で立候補することなどを条件に連合本部関係者ら数人に打診した。しかし、交渉期限に設定した21日までにいずれも断られたという。
今後は参院選比例代表の同党候補の支援に集中するといい、選挙区については「自主投票以外の対応はない。ただ(現時点で立候補表明している以外の)他の野党候補が出た場合は党本部と相談する」(岸本氏)と述べた。
同選挙区には4選を目指す自民現職の世耕弘成(50)▽共産新人の原矢寸久(やすひさ)(61)▽幸福実現新人の久保美也子(52)−−の3氏が立候補を予定。日本維新の会は擁立を断念した。【岸本桂司】
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■視点
◇組織づくり怠った結果
民主党県連が独自候補の擁立を断念し、来月に迫った参院選和歌山選挙区の構図はほぼ固まった。党勢が低迷しているとはいえ、仮にも前政権与党であり二大政党の一翼を自認する民主党が、県内の有権者の選択肢を狭めてしまった責任は極めて重い。
民主党は惨敗した昨年12月の衆院選で県内では約5万4000票の比例票を獲得した。同党支持層には憲法や安全保障、社会保障などの分野で、自民党や共産党など他党の政策に賛同できない者も少なくない。この“民意”が、今回行き先を失ってしまう懸念を持たざるを得ない。
逆風下での擁立断念について岸本氏は「私どもの力不足に尽きる」と述べるにとどめたが、県連所属の地方議員が3人しかいない組織の足腰の弱さも要因に挙げられる。政権奪取で党勢が拡大していた2009年以降、風頼みではない組織づくりを怠ってきたツケが今になって回ってきたと言える。
知事選を来年に控え、次期衆院選もいずれやって来る。「ゼロからのスタート」(岸本氏)と言うように組織の立て直しを急がなければ、県内での存在感はますます薄まるばかりになる。【岸本桂司】
2055
:
チバQ
:2013/06/23(日) 18:16:47
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/net/20130623-OYT1T00235.htm?from=ylist
候補予定者が婚約発表も…進むネット選挙前哨戦
7月に予定されている参院選でインターネットを使った選挙運動が解禁されるのを前に、九州・山口・沖縄の立候補予定者がネットを使った取り組みを加速させている。
若者らの支持を得ようと、ブログやツイッターなどで人柄や政策をアピールし、婚約発表の動画を公開する予定者も。一方で、誹謗(ひぼう)中傷などへの懸念の声も出ている。
「将来の伴侶だと私には分かりました。彼女は『当選しなくても一生支えていきます』と言ってくれました」
福岡選挙区(改選定数2)に立候補予定のみんなの党新人(49)は、17日の福岡市内の会合で婚約を発表した際の映像を、動画投稿サイトで公開している。
動画は約10分。企業の経営者ら約100人を前に、婚約者の女性とひな壇上であいさつする様子が流れる。ネット選挙を若い世代にアプローチするチャンスと捉える新人は「政策だけでなく、私の考え方、生き方を知ってもらいたい。公示後も、身近な話を含め、選挙戦を中継するように発信していきたい」と意気込む。
鹿児島選挙区(改選定数1)の日本維新の会新人(39)もツイッターなどを積極的に利用。政策のほか、幼少時の暮らしぶりや選挙のために借金をしたことなどもつぶやく。陣営は「十分な組織がないだけに、ネットで若い人や政治に関心のない人に興味を持ってもらいたい」と期待する。
(2013年6月23日12時15分 読売新聞)
2056
:
チバQ
:2013/06/23(日) 18:20:25
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/154655/
桐島ローランド氏「出馬」で女性票どう動く
2013年06月23日 11時00分
みんなの党は19日、今夏の参院選東京選挙区にイケメン写真家の桐島ローランド氏(45)の擁立を発表した。激戦区の東京に滑り込みでの参戦。果たして勝算はあるのか――。
桐島氏は母親が作家の桐島洋子(75)、姉はモデルの桐島かれん(48)で、自身は写真家やCMクリエーターを務める傍ら、バイクで日本全国を回り、ダカールラリーで完走した冒険家の顔も持つ。私生活では96年に女優の江角マキコ(46)と結婚したが、9か月でスピード離婚したことで有名だ。
公示まで2週間あまりと差し迫った中、出遅れ感は否めないが、挽回するのに武器となるのは、ビジュアルとオシャレなイメージだ。ハーフで長身ゆえに、報道陣からは「イケメンだな〜」とため息が漏れる。帰国子女で、会見では横文字がスラスラと飛び出し、同席したタリーズコーヒージャパン創業者の松田公太参院議員(44)とは、日本語ではなく英語で話し合ったほどだ。
みんなの党は前回の参院選ではその松田氏がイケメンで騒がれたが「30〜40代のせいかんな男性候補は女性受けが良く、票につながる。みんなは“ブレない政策”を掲げているが、候補者擁立でもイケメンが目立ち、ブレてない」(永田町関係者)。
当の松田氏は「私がイケメンというのは間違っていますが、ローランドは見ての通り本当のイケメン。ネットで調べれば過去(江角の元夫だったことなど)はすぐ分かる。そういうことからでもリンクして、興味を持っていただければ。彼は環境問題にも取り組んでいて、しっかりしたイメージもある」と胸を張る。
脱原発も訴え、女性層から熱いまなざしを浴びることは間違いない。
東京選挙区で自民党は元アナの丸川珠代厚労政務官(42)、維新は元日本テレビアナウンサーの小倉淳氏(55)、無所属では俳優の山本太郎氏(38)らテレビでおなじみだった個性派の面々が、定数5を巡って争う。桐島氏が飛び込んだことで、票がまた右へ左へと大きく流れそうだ。
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2057
:
チバQ
:2013/06/23(日) 18:24:35
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130623/osk13062302010001-n1.htm
「反党行為」吉羽氏、民主府連が除籍へ 参院選で処分 大阪
2013.6.23 02:00
民主党府連は22日、大阪市内で常任幹事会を開き、21日に参院選大阪選挙区(改選数4)で政治団体「新党大地」からの出馬を表明した元寝屋川市議の吉羽美華氏(32)について、「反党行為」として除籍処分とする方針を決めた。
吉羽氏は昨年12月の衆院選大阪1区に民主党から出馬し、落選。21日の出馬表明会見では「民主党への離党の手続きは全て終了した」と述べたが、府連は「離党届は提出されていない」としている。
2058
:
チバQ
:2013/06/23(日) 23:23:47
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201306/0006100777.shtml
2013/6/23 19:04
みんな渡辺代表 参院選兵庫の擁立「近々に判断」
みんなの党の渡辺喜美代表は23日、この夏に予定される参院選兵庫選挙区(改選数2)の独自候補擁立について「近々に判断する」と述べた。
同党の参院比例候補予定者が姫路市内で開いた会合に出席後、神戸新聞社の取材に対し「出たい人はいるが、出したい人の判断がまだ。いろいろお声掛けして、決断待ちの状態」と説明した。
会合でも「『兵庫選挙区から出たい』という人がいたら早めに言ってください」と呼び掛ける場面があった。
同党は、日本維新の会が擁立する新人候補予定者(38)を支援する方針だったが、橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言で協力関係を解消。今月12日、渡辺代表は「候補者擁立を見送る選択肢はない」と述べていた。兵庫選挙区では既に6人が立候補を表明している。
(小川 晶)
2059
:
チバQ
:2013/06/23(日) 23:30:05
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130623/tky13062323050005-n1.htm
【東京都議選】
参院選のバロメーター 維新の動向が気になる他党 大阪選挙区への影響は?
2013.6.23 21:47 (1/2ページ)
JR大阪駅前で参院選立候補予定者の応援演説をする松井幹事長=23日午後0時17分、大阪市北区 (安元雄太撮影)
東京都議選の投開票が行われた23日、7月予定の参院選を控えた参院選大阪選挙区(改選数4)の各陣営は、府内各地で訴えを続けた。参院選の前哨戦とされる都議選で、橋下徹共同代表の慰安婦発言に揺れる日本維新の会がどれだけ議席を確保するのか、参院選への影響は−。「2人擁立」の可能性を探る自民党をはじめとする各党は、大阪で圧倒的な強さを誇る維新への支持動向に注目した。
■「現状維持では勝ったとはいえない」松井氏
「維新の会は今、非常にピンチです。でも大阪で負けるわけにはいかない」
維新幹事長の松井一郎大阪府知事は同日、参院選の公認候補に決まっている東徹大阪府議(46)=新人=とともに大阪市内8カ所を回り、危機感を表に出して支持を呼びかけた。
松井氏は現有3議席で34人を擁立している都議選(定数127)について「現状維持だけでは勝ったとは言えない。現状を下回れば敗退だ」と述べ、勝敗ラインを「3」に設定。
党所属の国会議員は「都議選はあくまで東京の地方選。結果が参院選に影響することはないだろう」と述べ「大阪選挙区での圧勝」という目標達成に力を注ぐ考えを示した。
都議選の行方を注目しているのは、むしろ他党だ。
「2人擁立」の可能性を模索している自民党はこの日、出馬予定の柳本卓治元衆院議員(68)=同=が事務所開きを行った。柳本氏は橋下氏の慰安婦発言について「(維新にとって)プラスには働かないだろう」と分析。「維新に対する逆風は参院選でもある程度影響すると思う」としたが、「牙城の大阪で維新はまだまだ強く、油断できない」と表情を引き締める。
一方、昨年の衆院選では維新と関西6選挙区で選挙協力を行いながら、参院選では議席を争う公明党は、立候補予定の杉久武氏(37)=同=が大阪府内各所で街頭演説を行った。陣営幹部は「東京と大阪の状況は違うとはいえ、都議選の結果は参院選の情勢をみるバロメーターになる」と投票結果を見守る。
大阪市内5カ所で国政報告会を開いた民主党現職の梅村聡氏(38)の陣営幹部は、「昨年の衆院選では民主票が維新へかなり流れた。参院選では維新票が伸びず、その分民主へ戻ってくるだろう」と期待を寄せる。
共産党は辰巳孝太郎氏(36)=新人=が、維新が提案した米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの一部訓練受け入れ候補地である八尾空港(大阪府八尾市)周辺をヘリコプターで視察。その後、同市内で市民の反対集会に参加した。陣営幹部は「慰安婦発言が支持されず、維新の失速が証明されるだろう」と予測。「訓練受け入れ提案などもあり、参院選までにさらに失速するのではないか」との見方を示した。
2060
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:06:28
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130620ddlk15010133000c.html
2013参院選・新潟:/上 自民・塚田一郎氏、組織引き締めに懸命/生活・森ゆうこ氏、知名度も浮動票頼り /新潟
毎日新聞 2013年06月20日 地方版
7月4日公示、21日投開票と目される参院選は、公示が迫っている。新潟選挙区(改選数2)では現職3人、新人5人が立候補を予定しており、激戦が予想されている。選挙戦を間近にした主な候補者の動きを追う。
◇自民・塚田一郎氏
「週末には10カ所くらいの(会合から)招待をいただきまして、今日はあと4カ所であいさつしなくてはいけない」。今月中旬、三条市内で開かれた自民党の支部総会に、同党公認で出馬予定の現職、塚田一郎氏(49)は開始から1時間以上遅れ、慌ただしく現れた。
会場に集まった約180人に、防災インフラや日本海側の国土軸整備を中心にした「新潟の強靱(きょうじん)化」に力を入れると訴えた。「首都直下型地震、南海トラフ巨大地震、明日に起きてもおかしくない。日本海の国土軸整備は喫緊の課題です」と声を張り上げると、予備校のコマーシャルで有名になったフレーズを続けた。「いつやるんですか。今でしょ!」
あいさつが終わると、出席者との握手もそこそこに足早に去り、次の会場へと向かった。
自公政権への支持率は一時期に比べ低下しているとはいえ、安定した組織力を背景に、塚田氏のトップ当選が当然と見なされている選挙戦だ。塚田氏は業界団体の会合などに精力的に出席しているが、陣営は「盛り上がってない。2位争いに注目が集まって、塚田には入れなくても大丈夫となりかねない」と苦い顔をする。
引き締めにかかる陣営は「(圧勝した昨年12月の)衆院選と同様の戦いを」と地域支部などに号令をしている。この日、出席者の手元には、衆院選の小選挙区での各地域支部の得票数一覧が配られた。幹部は「この数字を基に選挙戦を展開し、目標にしてほしい」とはっぱをかけた。【小林多美子】
◇生活・森ゆうこ氏
「1回目、2回目も厳しい選挙だったが、さらに厳しい選挙です」。3選を目指す生活の党の現職、森ゆうこ氏(57)は今月上旬、見附市の事務所開きで支持者たちに頭を下げた。「今回も組織、団体からの支援をいただけない中で、皆さんが支えてくれている草の根ネットワークが、日々広がっていることを実感しています」
今回の選挙で、陣営は「こどもたちの未来のために」というメッセージと、太陽と虹をあしらった絵をシンボルマークとした。マークが描かれたそろいのTシャツを着た支持者たちは、街宣車に乗り込んだ森氏を拍手で送り出した。
個人ファンも多く、立候補予定者の中で抜群の知名度を誇る森氏だが、同氏を巡る状況は不安材料ばかりだ。
森氏は昨年7月、小沢一郎氏らと民主党を離党。昨年12月の衆院選を経て、生活の党は衆参で15人という少数政党となった。森氏は「民主党は変わってしまった」と同党を批判するが、支持者からは「なぜ(離党を)こらえてくれなかった」という声もあるという。
生活の党にとって、森氏の当落は党の今後をかけた戦いともなり、小沢氏も幾度も県内に応援に訪れている。
陣営幹部は「自民も嫌、民主も頼りないという票をどれだけ取り込めるかだ」と勝機を探る。「県内各地には、いざ選挙になれば、うわーっと集まる森ファンが何千人といる」と「草の根」の力を強調するが、行き先の見えづらい浮動票が頼りだ。【小林多美子】
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2061
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:10:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk01010202000c.html
TPP票のゆくえ:参院選を前に/上 自民道連と道農政連 /北海道
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
◇「裏切り」で深い溝 安倍政権に不信、自主投票
「政権との協調も必要ではないか」。18日にあった北海道JAグループの政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連)の役員会で、JA北海道中央会の飛田稔章(としあき)会長は自民への支持を切り出した。参院選の公示日が約2週間後に迫り、道選挙区に出馬する自民現職の伊達忠一氏(74)の支援を決める協議は大詰めを迎えていた。飛田会長は自らの推薦方針を封印し、この譲歩案に最後の勝負をかけた。
だが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加にかじを切った安倍政権への不信感は強く、全役員が会長提案を覆して参院選初の自主投票が決まった。「最終局面では飛田降ろしもささやかれていた」。ある自民党道議の耳には、そんなうわさが届いた。道農政連関係者は「抵抗があるのに推薦すれば、組織は内部分裂してしまう」とため息をついた。
飛田会長は揺れていた。地元の十勝に帰れば、畑でトラクターに乗る一農業者だ。だが同時にJA全国組織の副会長も務めており、農業政策の要請で東京・永田町に通う。自民の支援を協議し始めたのは3月。会長一任を取り付けられず、推薦を決められない飛田氏に、与党国会議員は冷淡だった。「推薦もできないのに、よく顔を出せるな」。そんな言葉も浴びせられたという。
道農政連は昨年12月の衆院選で実質的に自民を支援したが、推薦は道12選挙区で2人にとどめた。推薦を逃した自民の伊東良孝道連会長は周囲に「義理立てする必要はない」と漏らし、突き放している。政権とのパイプ役が不在な状況は、北海道農業を守る道農政連の自信を失わせている。
「1次産業は守る。裏切ってなんかいない」。4月15日、自民が開いた札幌市内での「TPP情勢報告会」で、党TPP対策委員長の西川公也衆院議員は、反発する農家を前に声を荒らげた。道農政連の自主投票方針を聞いた道連幹部は「農協票なんてせいぜい5万票。大した影響はない」と切り捨てた。自民が強気な発言を繰り返す裏には、安倍政権の高支持率による余裕が透けて見える。
TPPを巡る迷走とボタンの掛け違いで、長年の蜜月関係にひびが入った自民党道連と道農政連。「これからは道農政連の政策提案は通らない」「衆院選後、TPP交渉参加に転じて裏切ったことへの代償だ」と両者の溝は深く、ともに「和解策」を打ち出せないまま参院選に突入する。
一方、みんなの党公認で出馬する安住太伸氏(43)は、TPP推進の立場を明確にしており、「自由貿易体制で頑張る農家が報われる農業をつくる」と訴えている。【高橋克哉、円谷美晶】
◇
7月のTPP交渉参加で道内に与える影響が懸念されるなか、参院選の支援をめぐって1次産業界の自民離れが目立つ。一方、反TPPの受け皿として集票に躍起の政党もある。農業票をめぐる各党の動きを追った。
2062
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:11:46
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130622ddlk01010131000c.html
TPP票のゆくえ:参院選を前に/下 民主道連と道農連 /北海道
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇「言い出しっぺ」に距離 農家出身者擁立も母体分裂
「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加で北海道は壊滅的打撃を受ける。『断固反対』とはっきり言い切った」。参院選を前に、民主党道連が21日に発表した道内版公約の記者会見で、勝部賢志道連幹事長はTPPの説明に最も時間を割いた。
党本部と47都道府県連幹部は、地方の声を聞くために3月に導入されたウェブ会議でTPPへの対応を話し合ってきた。「『撤退』では弱い。北海道に益はない。明確に『反対』の言葉を盛り込むべきだ」。道連幹部はパソコンの前で語気を強めた。ウェブ会議は9回に上り、道連は道内版公約で「断固反対」を掲げる了承を得た。
「TPPで『何が起きるか分からない』との不安が広がっている」。横路孝弘道連代表は今月8日、比例代表で立候補予定の民主新人、佐々木隆博氏(64)の事務所開きで声を上げた。
佐々木氏は民主党政権時代に副農相まで務めたが、昨年12月の衆院選で落選。次期衆院選での再起を誓っていた。しかし、安倍晋三首相がTPP交渉参加を表明した3月15日以後、「潮目が変わった」(選対関係者)。
反TPPの主張で急先鋒(せんぽう)の党内農水族は、農家出身の佐々木氏擁立に動きだし、横路代表は海江田万里・党代表から擁立を容認してもらった。
しかし、党道連と連合北海道に続く「3軸」と呼ばれ、佐々木氏の出身母体でもある北海道農民連盟(道農連)が一枚岩になれなかった。道内10地区の組織のうち、空知農民連合が3月上旬、比例で立候補する全国の農協をまとめるJA全中の元専務理事で自民現職の山田俊男氏(66)を推薦。オホーツク、宗谷管内の天北地区農民連盟は、比例で立候補する新党大地の松木謙公幹事長(54)を推すことにした。道農連の久須田洋治事務局長は「TPPは民主党が言い出しっぺ。農連内には党への不信がある」と話す。
昨年の衆院選では、自民党道連も民主党道連も「TPP反対」を掲げた。しかし、自民はその3カ月後にTPP交渉参加を表明。民主は政権時代にTPP参加にかじを切りながら、道連は反対を打ち出した。互いに支持母体の支援離れを解消できないまま、選挙戦に突入する。
一方、新党大地はTPP参加反対を軸に自民、民主との差別化を図っており、自民支持を取りやめた北海道農協政治連盟(道農政連)に「一緒に戦いたい」と秋波を送っている。共産党もTPP断固阻止を掲げ、畠山和也道政策委員長は「農協組合長たちから応援される」と手応えを感じている。【森健太郎、坂本太郎、小川祐希】
2063
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:13:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk09010136000c.html
2013参院選:椅子取りの攻防 第1部/上 民主 議席死守、鍵は結束力 /栃木
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
◇現職、草の根票重視
「民主党の支持率は上がらないが、自民党の支持率は高止まり。そんな中でみんなの党も候補者を出すことになった。私どもにとっては厳しい状況だ」。13日に宇都宮市内で行われた民主党県連主催の政策集会。現職の谷博之氏(69)は集まった地方議員や党員・サポーターら約40人に語りかけた。
再選を果たした2007年は自民候補に10万以上の差を付け、約48万票を獲得。しかし、6年前に吹いた追い風は、民主の政権奪取と陥落を経て逆風に様変わりした。昨年の衆院選で県内小選挙区の議席を一つも取れなかった深い傷はいまだに癒えず、風向きは簡単には変わりそうにない。谷氏自身も支持を訴えて回る中で、それを感じるという。
栃木選挙区からの立候補予定者の中で、谷氏が優位に立つのは、2期12年の国会議員としての実績だ。特に医療・福祉分野には地方議員時代から積極的に取り組み、個人としての支持を着実に広げていった。自民陣営が「相手は民主党ではなく、谷氏本人だ」と警戒するゆえんでもある。
連合栃木の支援はあるが、政権を担っていた10年のように他の有力業界団体から推薦を得ることは難しくなった。「企業や団体を押さえるのも一つの方法だが、民主党の政治は違う」。谷氏は現状を逆手に取り、草の根の活動で票を一つ一つ拾い上げていく戦略を重視している。
現職候補としては地道すぎるとも言える活動だが、党本部も落とすことのできない1人区の一つとして議席死守に力を入れ始めている。5月には細野豪志幹事長が宇都宮市内での街頭演説に同行。今月13日の政策集会には、県連の求めに応じる形で桜井充政調会長が駆けつけ、「障害者政策にかけては、国会議員では谷さんがナンバーワンだ。スペシャリストが国会に戻ってこられる(3選を果たす)ように、全力を尽くす」と約束した。県連の松井正一幹事長は、「負けられない選挙区」の位置づけで党要職が来県するのを「プラスに受け止めている」と語り、票の掘り起こしに期待を寄せる。
選挙活動がうまくいくのか、鍵を握るのは結束力だろう。昨夏の離党者続出や衆院選の大敗で県連の弱体化は顕著だ。国政レベルでも党全体として「とにかく『自分の言うことが正しい』と話す人がいて、バラバラ」と桜井氏は嘆息する。選対支部は県内6カ所に設置した。県連内の数少ない国会議員である谷氏の3選に向けて、一枚岩で票を積み上げることが何よりも重要になってくる。
× ×
参院選は、確実視されている7月21日の投開票まであと1カ月となった。立候補者の陣容が固まった栃木選挙区。改選数1の「椅子取り」を巡る主要政党の戦略を追う。
2064
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:14:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130622ddlk09010082000c.html
2013参院選:椅子取りの攻防 第1部/中 自民 「無名のチャレンジャー」 /栃木
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇盤石ゆえの緩み警戒
「(自公で過半数に達しない)今の参院の状況がある限り、いい政策を作り上げても否決されてしまう。参院選で勝たなければ本当に政権を取ったことにならない」。16日、那須塩原市で行われた自民新人の高橋克法氏(55)の地区総決起大会で、陣営の選対事務総長を務める石坂真一・県連幹事長が力説すると、会場を埋めた約200人が大きな拍手で応えた。
県内の市町長からの後押しを受け、15年務めた高根沢町長を辞して立候補する高橋氏。「『地方の正確な実情を知る国会議員がいなくてはだめだ』という(市町長たちの)熱い思いを背負っている」と表情を引き締める。後援会の総連合会長には福田富一知事が就いた。民主陣営からは「多様な主義主張を持つ県民がいる中で、そのトップが後援会の代表になるのはいかがなものか」と疑問視する声も上がるが、福田知事は「まゆをひそめる人もいるかもしれないが、(参院議員だった故岩崎純三氏をともに政治の師と仰ぎ)30年来苦楽をともにした仲間という個人的な思いも含めて(会長職を)引き受けた」とはね返す。「首長出身」の国会議員を送り出すためには、批判は覚悟の上だ。
安倍晋三内閣の高支持率を背景に、県医師会やJAグループといった有力業界の政治団体が高橋氏の単独推薦という形で「自民回帰」を鮮明にしたことも、陣営にとっては心強い。選挙協力をする公明党も「選挙区では高橋さんの勝利に向けて全力で戦う」(野沢和一・県本部幹事長)。布陣は盤石だ。
戦いの行方を楽観したくもなる状況だが、当の高橋氏は自身への「風」を今ひとつ感じられていない。「歩けば歩くほど『知名度』という大きな壁にぶつかる」「県南部で『前高根沢町長』と書かれた名刺を出しても、『高根沢って、どこにあるんですか』と言われてしまう」「会合の参加者を入り口で出迎えても、気付かずに素通りされる」。16日の決起大会で、本人が打ち明けたエピソードだ。
知名度の低さと併せ、もう一つの敵になりそうなのが、「自民有利」という前評判ゆえの関心度の低下だ。5月に毎日新聞が実施した全国世論調査では、自民の支持率は38%と、依然として他党を大きく引き離していた。陣営幹部は「『自分が投票に行かなくても自民は勝てる』と思われ、票に結びつかなくなる」と危機感を抱く。
「現職候補は強い。チャレンジャーとして戦う」。陣営は繰り返し唱えながら、引き締めを図っている。
2065
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:15:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130623ddlk09010071000c.html
2013参院選:椅子取りの攻防 第1部/下 みんな 出遅れ擁立、地縁なし /栃木
毎日新聞 2013年06月23日 地方版
◇「党発祥の地」強気姿勢
「立候補を働き掛けても『勝てないよ』と断る人が何人もいた。それでも、みんなの党は栃木が発祥の地。候補者を立てないわけにはいかなかった」。12日夜、渡辺喜美代表は大田原市で開かれた自身の後援会の集会で、「出遅れ」についてそう説明した。横に立ったのは、困難の末に擁立にこぎ着けた新人の沖智美氏(32)。この日の集会は、沖氏を地元に「お披露目」する場でもあった。京都府出身で、栃木に縁のない若い候補への不安材料は少なくない。それでも、渡辺代表は「あきらめるのはまだ早い。当選ラインまでいくのは十分可能だ」と強気な姿勢を崩さない。
党として初の参院選を戦った2010年も栃木選挙区の擁立作業は遅れた。しかし、当時は「2大政党」だった民主と自民の現新候補が繰り広げた激戦に割って入るように、無名の新人候補が22万票以上を獲得。比例代表の政党別得票数では両党を上回り、県内最多の約30万もの票を積み上げた。昨年の衆院選でも比例代表の政党別得票数は自民に次ぐ約21万票。渡辺代表が「勝算あり」と胸を張るのは、みんなが県内で一定程度の地歩を固めたという自負があるからだ。
もちろん沖氏本人の「潜在能力」に触れることも渡辺代表は忘れない。「車で県内を回っていると手を振ってくれる若い人が多い。抜群に反応がいい」と、街頭演説に同行した際の手応えを語る。若い世代の票を掘り起こすうえでは、栃木選挙区の立候補予定者で最年少であることも大きなアピール材料になるのだ。
有力な業界支持団体を持たないみんな。その中にあって、結党以来勢力を拡大してきた地方議員の支持基盤も大きな支えだ。11年の統一地方選での躍進で、県議会では「みんなのクラブ」がいまや第2会派だ。陣営は宇都宮市や渡辺代表の膝元の県北地域だけでなく、県南地区にも積極的に沖氏を駆り出し、地元県議と並んで日々街頭に立たせている。
「県議や国会議員、またその後援会が主体となって選挙戦を進めていく」。ようやく担ぎ出した沖氏を、陣営が一丸となってバックアップしていく。
◇
共産党は07、10年に続き、連続3度目の参院選挑戦となる小池一徳氏(52)を擁立し、脱原発や消費税増税反対などを訴える。党県委員会の幹部は、過去2度の国政挑戦で「知名度はある程度上がった」とみる。「これまでの選挙経験があるので、政策も効率的に訴えていける」。あとはどこまで存在感をアピールしていけるかだ。(この企画は岩壁峻、松本晃、長田舞子が担当しました)
2066
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:15:54
3715 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/24(月) 00:07:41
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130621ddlk15010073000c.html
2013参院選・新潟:/中 民主・風間直樹氏、党勢回復へ組織固め/維新・米山隆一氏、無党派頼み風吹かず /新潟
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
◇民主・風間直樹氏
今月8日、長岡市で開かれた民主党の菊田真紀子県連代表の国政報告会。招かれた参院選立候補予定の現職、風間直樹氏(46)について、菊田氏は集まった支持者約80人にこう言い放った。「風間さんは経済、外交に強く頭はいいんだけれども、選挙運動は下手です。新人みたいなものです」
その後、紹介されて壇上に上がった風間氏は、得意の経済分野を中心に「アベノミクスは大きなリスクを伴う」などと政権批判を展開した。
風間氏は2007年の前回参院選で立正佼成会などの支持を得て、全国比例で初当選。今年1月には新潟選挙区にくら替え立候補を表明した。だが地盤とする上越市以外では名前が浸透しておらず、後援会組織も未整備だ。
トップ当選ではなく2議席目を狙う陣営が「2位争い」の相手に据えるのは、前回選で民主党から当選し、今回は生活の党から立候補を予定している森ゆうこ氏(57)だ。菊田氏は国政報告会で、「現在、風間と森は横一線」と訴え、さらなる支援を求めた。幹部は「組織力では負けるわけがない」と話し、陣営は組織固めに躍起だ。
今回、国政選挙では初めて立正佼成会や連合新潟と合同の選挙対策本部を設置。前衆院議員ら各小選挙区の支部長が選対副本部長を務め、県内全域での支持拡大を図る。
民主にとって、今回参院選は党勢回復への正念場だ。風頼みではなく、地域に根ざした選挙活動ができるかが問われている。【塚本恒】
◇維新・米山隆一氏
毎朝7時ごろ、日本維新の会から立候補を予定している米山隆一氏(45)は、新潟市中央区の新潟駅や県庁前などで辻立ちをしている。「おはようございます」「よろしくお願いします」。米山氏やボランティアで参加している支援者らは懸命に声を上げるが、立ち止まる人はなかなかいない。
朝の通勤時間が終わると、淡々と旗や看板を片付け選挙事務所に戻っていく。米山氏は「さみしそうに見えただろうが、(地盤の)長岡市や(実家がある)魚沼市ではもっと声援がある」と記者にぼやいた。
陣営は「組織票のない維新が勝つには、大票田の新潟市で無党派層の支持を得る必要がある」として、市内での活動に力を入れているが、思うようにいっていないのが実情だ。
これまで衆院の新潟5区で自民党から2回、維新から1回立候補し、いずれも落選している米山氏にとって、頼りは橋下徹共同代表らによる同党の人気だった。それだけに、橋下氏の慰安婦発言による支持率低迷は予想外のつまずきだ。
当初、選挙の構図は、自民現職の塚田一郎氏に続き「2位争い」は生活、民主、維新による三つどもえと見られていたが、維新が一歩後退した印象は拭えない。
陣営は橋下氏や石原慎太郎共同代表の応援を本部に打診しているが、来県予定は未定という。一方で、「橋下さんが来たら逆効果になる」(県総支部幹部)と冷ややかな意見も出ている。【真野敏幸】
2067
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:16:21
3716 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/24(月) 00:08:31
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130622ddlk15010036000c.html
2013参院選・新潟:/下 共産・西沢博氏、無党派層取り込み躍起/社民・渡辺英明氏、脱原発で存在示せるか /新潟
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇共産・西沢博氏
「今回の参院選は自民党と共産党の戦いです」。新潟市秋葉区内で開かれた共産党の集会で、参院選に立候補予定の新人、西沢博氏(33)は脱原発やアベノミクス批判など自民の政策に反対する熱弁をふるった。だが、男性支援者から「いくら良いことを言っても、支持が広がっていない」と苦言を呈された。
昨年の衆院選比例代表の県内得票数は約5万9000票。2009年の衆院選より約2万票目減りし、存在感が薄まっている。県委員会幹部は「政策に同調してくれる有権者は多いが、共産に入れても死票になると思われており、得票につながらない」と頭を悩ます。
西沢氏は「若者の非正規雇用を重点的に訴えている」として、無党派層の若者や親世代を取り込もうと躍起だ。【真野敏幸】
◇社民・渡辺英明氏
「原発反対を訴えていく。柏崎刈羽原発は再稼働させない」。社民党から立候補予定の県平和運動センター議長の渡辺英明氏(63)は、今年4月に新潟市のホテルで開いた立候補表明会見で、拳を振り上げて語った。
渡辺氏は昨年末の衆院選では、柏崎刈羽原発が立地する2区に立候補し落選している。脱原発を訴え、再度の挑戦となる。
同党の議席数は衆参6人と落ち込む中、同党の小山芳元県議は「候補を出さなければ党の存在が問われてしまう。比例とセットの戦いだ」と立候補の意義を話す。
だが、脱原発や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対などの主要な公約は、生活や共産などの訴えと重なる。差別化を図り、存在感を示していけるかが課題だ。【塚本恒】
◇その他の候補
この他、幸福実現党から新人の生越寛明氏(48)、無所属で新人の安久美与子氏(78)が立候補を予定している。
2068
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:18:34
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130622ddlk34010541000c.html
2013参院選:情勢/上 /広島
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇民主・森本氏、巻き返しに奮起
◇自民・溝手氏、楽観ムード漂う
「結果として、1番にはなれない」。5月25日に中区で開かれた民主新人の森本真治氏(40)の事務所開き。柳田稔県連代表の発言に、約300人(陣営発表)が集まった会場は静まりかえった。「本来なら1位を目指すべきだが『本当のところは分かっているだろう』と奮起を促したかったのだろう」。県連幹部は柳田代表の心情を代弁する。
民主は04年以来、参院選で自民と1議席ずつ分け合ってきたが、昨年の衆院選で立候補者を立てた県内6選挙区で全敗した。巻き返しを期し、安佐北区選出で広島市議を10年務めた森本氏を擁立。森本氏は「衆院選で信頼を失った支持層をしっかり固める」と、連合広島傘下の労働組合などへのあいさつ回りを精力的にこなす。一方、街頭などでは2児の父という“子育て世代”を前面に押し出し、支持拡大を図る。
ただ、知名度の低さは大きな課題。福山市で14日にあった集会で石井一清・連合広島会長は「大逆風の中で民主党の看板を背負って手を挙げた」と高く評価した上で、「東部地区では知名度がまったくない」と言い切り、組織的な支援を呼びかけた。
陣営も党勢の立て直しを図る。県連は今年3月、幹事長の中原好治県議を幹事にし、政界経験のない宮原好男事務局長を幹事長に据える異例の人事を断行した。地元県議の担務を減らし、組織固めを促す狙いがある。衆院選で落選した議員も森本氏を支援者に紹介して回る「引き回し」に徹し、全県的な支持獲得を目指す。
対して、党参院幹事長の溝手顕正氏(70)を擁立する自民は、高い内閣支持率を背景に楽観ムードが漂う。県連顧問の林正夫・県議会議長は今月8日に中区であった会合で「溝手氏は参議院を引っ張っていく方。次は議員会長、そして議長を目指していただきたい」と持ち上げた。
溝手氏に推薦を出した公明も好意的だ。安倍晋三首相が憲法改正に意欲的な発言をする中で、溝手氏は慎重な姿勢を見せており、公明の立場と沿う。ある公明の県議は「支援者になぜ溝手氏を応援するのか説明しやすい」と語る。
5選を目指す溝手氏だが、「当選させてもらったら次は76歳。もう(その次は)ないと思う」として、最後の戦いと位置づける。過去2回の選挙ではいずれも2位当選だった。県連幹部は「自公で安定政権を作るために圧倒的な信任を得たい」と、得票数のハードルを上げて組織の引き締めを図る。
◇
来月4日公示、21日投開票となる見通しの参院選。広島選挙区(改選数2)には現職2人、新人4人の計6人が立候補の準備を進めており、戦いの構図はほぼ固まった。真夏の決戦に向けた情勢を2回に分けて報告する。【中里顕、高橋咲子、稲生陽】
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■参院選広島選挙区(改選数2)の立候補予定者
森本真治 40 [元]広島市議 民新
溝手顕正 70 党参院幹事長(4)自現
佐藤公治 53 党参院幹事長(1)生現
皆川恵史 69 党県副委員長 共新
灰岡香奈 29 [元]和木町議 維新
日高順子 50 幸福党県役員 諸新
※並び順は参院の勢力順。カッコ内数字は参院選での当選回数
.
2069
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:19:36
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130623ddlk34010265000c.html
2013参院選:情勢/下 /広島
毎日新聞 2013年06月23日 地方版
◇生活・佐藤氏、県西部浸透図る
◇共産・皆川氏、消費増税に反対
◇維新・灰岡氏、若さをアピール
◇幸福・日高氏、憲法9条の改正
22日、三次市であった生活現職、佐藤公治氏(53)の決起大会。みどりの風の衆院議員(広島6区)、亀井静香氏(76)が姿を見せ、約750人の支持者を前に「選挙が厳しくなると分かっていても(離党という)選択をした。あるべき政治家の姿だ」と持ち上げた。
佐藤氏は6年前の参院選で民主から出馬し、自民現職、溝手顕正氏(70)に18万票以上の大差を付けてトップ当選を果たした。だが消費増税を巡り民主から離党、生活に移ったため、連合広島という後ろ盾を失った。頼みの綱は佐藤氏同様、県東部を地盤とする亀井氏と、元農相の父、故・守良氏の時代からつながりのある企業や経済関係者の支援だ。15日夕にあった福山市の事務所開きでは、守良氏の盟友で福山通運会長の小丸法之氏(84)も、付き人に寄り添われながら登壇した。ある企業幹部は「今回は自民はどうしたって勝つ。それよりも恩がある守良さんの息子を助けたいと思うのが人情」と明かす。
佐藤氏は消費増税凍結のほか、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加反対も訴える。TPPは農家から反対の声が強い。JAグループ広島の政治団体、県JA政策研究会は、溝手氏と共に佐藤氏にも推薦を出すことを決めた。
ただ、大票田の広島市を含む県西部に関しては「街頭演説をしても、まだまだ知名度は低い」(佐藤氏)。同市内での街頭演説も1人で行い、看板を荷台にくくりつけたバイクを自ら運転して回る。
共産新人、皆川恵史氏(69)は広島市議6期の経験を生かし、同市内を中心に各地でミニ集会を重ねる。消費税増税反対▽憲法9条堅持▽原発即時ゼロ−−を掲げ、「対米追従」や「財界中心」の政治からの脱却を訴える。フェイスブックやツイッターでも積極的に発信。雇用問題などに不安を持つ若者層への浸透を図る。
昨年の衆院選で県内の比例代表では民主を上回る約24万8000票を獲得した維新。新人の灰岡香奈氏(29)を擁立し、「全国最年少候補」として若さをアピールする。しかし、共同代表の橋下徹大阪市長の慰安婦発言の影響で、一時の勢いはすっかり影をひそめた。
. みんなの党との協力解消も響く。県総支部代表の中丸啓衆院議員(49)=比例中国=は「今まで私もみんなの党の選挙を手伝ってきたし、私の選挙もみんなの党の方に応援していただいた。人間関係はある。信じて待つ」と短く語った。
県内に地方議員はいないため、灰岡氏の活動の中心は街頭演説とネット選挙だ。無党派層に関心を持ってもらおうと「ネット選挙に関心ありますか?」と街頭でボードを使ったアンケートを行うなど、支持拡大に知恵を絞る。
幸福新人の日高順子氏(50)は憲法9条の改正などを訴える。【中里顕、稲生陽、高橋咲子】
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■参院選広島選挙区(改選数2)の立候補予定者
森本真治 40 [元]広島市議 民新
溝手顕正 70 党参院幹事長(4)自現
佐藤公治 53 党参院幹事長(1)生現
皆川恵史 69 党県副委員長 共新
灰岡香奈 29 [元]和木町議 維新
日高順子 50 幸福党県役員 諸新
※並び順は参院の勢力順。カッコ内数字は参院選での当選回数
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2070
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:25:21
3213 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/24(月) 00:24:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130620ddlk31010533000c.html
アベニ託ス?:2013参院選 TPP/上 政府へ不満募る農家 /鳥取
毎日新聞 2013年06月20日 地方版
◇「存続の危機、情報の提供を」
「僅かなGDP(国内総生産)を上げるために食料生産を切り捨てるのはとても愚かなことだ。人を育て、健全に育むものを失ってからでは遅い」
6月初旬、鳥取市内で開かれた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加に抗議する市民集会で、大山乳業農協の中原さつき女性部長が約230人の参加者を前に訴えた。政府は3月、「日本の食と農を守ります」(安倍晋三首相)とした上で交渉参加を表明。しかし、中山間地の多い県内の農業がどこまで守られるのか。農家からは危機感や政府への不満が募っている。
政府がTPP交渉参加を決めたことで、今後は米や牛肉といった国内の農業分野を「聖域」として守りきれるかが焦点となっている。国の試算を基に県内の農産物生産額への影響を県が検討したところ、▽牛乳100%減▽牛肉83%減▽米94%減−−という数字がはじき出された。
「畜産や酪農は加工業や運輸業など関連業種の裾野が広く、非常に大きな影響が出る」と話すのは、市民集会の代表を務めた県畜産農協の鎌谷一也組合長。県の牛乳の生産額57億円が消えるだけでなく、加工業などの関連産業も合わせ合計200億円以上の売り上げが失われるという。さらに、牛の飼料は県内の耕作放棄地も活用して生産しているが、それも止まる。「酪農、畜産が無くなれば、放棄地が大幅に増え、田や山が荒れ、環境保全ができなくなる」
そうした不安があるにもかかわらず、国から伝えられるTPPに関する情報は少ない。「あえて国民に知らせていないのでは?」(中原女性部長)と農家や消費者からはいぶかしがる声も上がる。日南町の有限会社「だんだん」の西尾篤朗(とくろう)社長もその一人だ。
同社は、町内の農家の農作業を一部請け負う一方、14ヘクタールの農地で米を直接栽培。飼料加工にも取り組み、中山間地でも持続可能な営農モデルを模索している。現在はアベノミクスによる景気回復の効果は実感できず、逆に円安で農業資材が値上がりし、経営は楽ではない。さらにTPPで米価の下落や飼料の販売不振に襲われると「やっていけない」と肩を落とす。
西尾社長は「政治家は『TPPに参加しても農業はちゃんと補助します』と連呼するが、その内容が明確ではない。票をもらうため、口先だけうまいことを言っているのではないか」と憤る。過去の補助金は、箱ものの建設などに充てられることが多く、民主党政権時代の戸別所得補償制度のように農家が直接恩恵を受けることは少なかった。「今回も建物や農道整備などという形だったら、農家は打撃を受けるだけ。そもそも本当に補助金が出るのかも疑わしい」
政府は、農地を集約し、大規模化して経営効率を高めることで、国際競争力を付けられると目算。企業の農業参入を推進しようとする動きもあるという。だが、農業関係者はこうした改革にも懐疑的だ。鳥取のような中山間地は、冬場は雪に閉ざされる上、水田に水を引く水路が長く、管理にコストがかかる。採算を考えると、企業は効率の良い所には進出するが、中山間地は考えにくいという。「TPPで稲作ができなくなったら、農村は存続の危機にさらされる。外国と話をする前に、国民の話をちゃんと聞いてくれと思う」と西尾社長はつぶやく。
いざという時に備え「安全でおいしい日本の作物をアジアの富裕層にアピールしなければならない」と考えるが、農協からTPPの影響や対策について具体的なアドバイスは一切無いという。「輸出する体制をJAなどが考えてくれれば、不安を解消できるだろうけど」。このまま鳥取の農業は衰退するのか、不安は募るばかりだ。
参院選を前に、県畜産農協の鎌谷組合長は「TPPが一体どのようなものなのか、国は国民が考えられるだけの情報を提供してほしい」と訴えている。
◇ ◇
今夏の参院選が終わると、衆院の解散が無ければ、2016年夏の参院選まで国政選挙は予定されていない。参院選の結果は、今後3年間の政治のあり方を決めることになる。そんな参院選の争点について考える。
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2071
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チバQ
:2013/06/24(月) 00:26:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130621ddlk31010481000c.html
アベニ託ス?:2013参院選 TPP/中 「生き残り」対策積極的に /鳥取
毎日新聞 2013年06月21日 地方版
◇海外に販路/国内で勝負
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を脅威とみる農家がある一方、すでに国内外に目を向け、対策を取り始めた農家もある。
伯耆町上野の前田牧場は今夏から最高級の鳥取和牛をマカオに輸出する。前田道夫代表は「TPPの影響が出る前に海外への販売ルートを開拓している。TPPもチャンスに変えられる可能性がある」と意気込む。
前田牧場は、和牛ブランド「鳥取和牛」の肉用牛の繁殖から肥育までを一貫して行う。頭数は約250頭で、2005年には和牛の品評会「県畜産共進会」でグランドチャンピオンにも輝いた。「最高級ランクの牛肉はよその肉に負けない自信がある。しかし、下のランクの牛肉は少なからずTPPの影響が出るだろう」と将来を予想。対策として目を向けたのは海外だった。
きっかけは、和牛を卸していた観光業「エムケイ開発」(伯耆町)の河上貴一社長から3年前に海外展開を打診されたこと。ちょうどTPPが話題になり始めた頃で、前田代表も「他県や外国産に負けないよう、今のうちに海外にルートを作りたい」と承諾した。
食肉の輸出には、厚労省が国別に指定した施設での食肉処理が必要だが、近くに施設が無かったため当時は断念。今年、神戸の施設がタイとマカオへの輸出が可能な施設に選定され、再び計画が動き始めた。アジアにパイプを持つエムケイ開発が現地の飲食店などにプレゼンし、現地の商社との交渉も進める。
今月11日にはマカオや香港の飲食店経営者を前田牧場に招き、鳥取和牛をPR。「鳥取和牛、ナンバーワン」などと好評だったという。計画では、まず夏にマカオへ輸出。秋にはタイへの出荷も始める予定だ。輸出する和牛は最高ランクの鳥取和牛。初めに高級和牛を知ってもらい、その後ランクの低い鳥取和牛の輸出にもつなげる。将来的には県内の他の畜産農家との連携も考えているという。
河上社長はTPPを「外国から攻められるだけでなく、積極的にジャパンクオリティーを売り出して行けるチャンス」と捉え、「ただ反対するのではなく、今何をすべきか考えないといけない」と話す。
一方、国内に目を向けるのは、八頭町下坂で水田を中心に100ヘクタール近い大規模営農を展開する有限会社「田中農場」。田中正保社長は「TPPを心配する前に、どうすれば国内で売っていけるのかを考えるべきだ」と話す。国内で通用する農作物を作ることができれば自然とTPPにも対応でき、そうでない農家はTPPとは関係なく生き残りは難しいと考えている。
田中農場は化学肥料を使用しない。農薬の使用も極力控え、堆肥(たいひ)などで特別栽培米を育てている。口コミなどでファンを増やし、全国の消費者に直販する独自の販路を開拓してきた。「TPPで価格の落ちる米もあるが、逆に付加価値を付け値が上がる米も出るだろう。いかに差別化できるかが鍵」と訴える。
TPPは脅威か好機か。農家の模索は既に始まっている。
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2072
:
チバQ
:2013/06/24(月) 00:28:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130622ddlk31010464000c.html
アベニ託ス?:2013参院選 TPP/下 JA、苦悩の自主投票 /鳥取
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇全会一致の推薦候補なく
昨年の衆院選では、自民候補を推薦したJAグループ鳥取。安倍晋三首相が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加を決めたことを受け、各団体の幹部で組織する県農協農政協議会(会長、高見俊雄JA県中央会会長)は、参院選の自主投票を決めた。
6月上旬に鳥取市内で開かれた同協議会の会合。酪農家で組織する大山乳業農協の幹部は、TPPで県内の牛乳生産額が100%減るとした県の試算を挙げ「生産が無くなるということは、酪農家に死ねということではないか」と憤った。そうした心情を考えると、衆院選のように組織全体で自民を支持することはできなかったと高見会長は言う。民主現職の川上義博氏は「TPP反対」と表明しているが、「党の方針は違う。党が(TPP交渉参加を)進めると言えば、個人の意見は無視されるだろう」(高見会長)。他にも全会一致で推薦できるような候補は見当たらず、最終的に自主投票に落ち着いた。
判断を委ねられた各団体の対応には微妙に温度差が見られる。県内三つのJAのうち、中西部のJAは自主投票とした。「重要5品目を守ると言うが、保証はないため推薦できない」(JA鳥取中央)、「TPPに反対している以上、推薦できない」(JA鳥取西部)と自民への積極的な支援は避けた。JA鳥取西部の幹部は「民主党には失望している。失望感がなければ、川上氏推薦もあり得たかもしれない」と漏らす。
一方、東部のJA鳥取いなばは自民の石破茂幹事長の地盤。「これまで石破さんと農政活動をしてきた実績があり、自民推薦が前提」(同JA幹部)だったが、農業保護を担保する具体的な政策が示されていないことを懸念する声もあった。そこで、候補者への推薦条件に「TPPに対する考え方」を新たに盛り込み、「TPP交渉参加反対のJAの方針への賛同」を求めることに。今月中旬、自民新人の舞立昇治氏がその条件を承諾したため推薦を決めた。
農業と並び、TPPの影響が懸念されるのが医療分野。日本医師会は、「国民皆保険制度」の土台が崩れ、医療格差が生じる恐れがあるとして、TPP交渉参加に反対している。
それでも、県医師会は「心配はあるが、安倍首相の『国民皆保険を揺るがすことは絶対にない』との発言を信じている」として、舞立氏推薦を決めた。県医師会は民主政権時も自民支持の姿勢を崩しておらず「首尾一貫してぶれない支持をしている」と説明。県歯科医師会と県薬剤師会も「これまで自民を支持し、石破さんを推薦している」と舞立氏の推薦をすんなり決めた。
TPPを巡って揺れているのは、各団体の組合員や会員も同じ。倉吉市内のスイカ農家の男性(62)は「自民は二枚舌で、参院選では入れられない。だからといって他にも入れられず、選挙自体に行かないかも」と思いを明かす。自分たちの未来を誰に託すのか。参院選は来月21日投開票の予定だ。(TPPの項は川瀬慎一朗が担当しました)
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2073
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 11:05:34
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062400166
参院奈良に元衆院議員=民主県連【13参院選】
民主党奈良県連は24日までに、7月の参院選奈良選挙区に、新人で元衆院議員の大西孝典氏(57)を擁立することを決めた。党本部に公認申請する
2074
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 11:06:53
和歌山と山口は不戦敗だから
あとは富山に立てるかどうかだね>民主
2075
:
和子夫人
◆VVOQ3pMvHY
:2013/06/24(月) 11:54:05
民主東京はすすかんで一本化の様相が濃厚。
みんなは静岡、長野、大阪と擁立発表が今週中にありそう。
宮城は岡崎とみさんがやや厳しいか。みんなが浮上するかもな。
2076
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 13:17:47
>>2075
大河原は衆院6区支部長転身と見ますか
2077
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 17:46:14
>>2075
みんなは加えて兵庫の発表もありそう
絶対立てるとか言ってたし
2078
:
名無しさん
:2013/06/24(月) 18:44:16
今週が擁立の事実上のタイムリミットかな。
2079
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:06:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130624/elc13062419470026-n1.htm
大地、元衆院議員を擁立
2013.6.24 19:46
地域政党「新党大地」は24日、参院選比例代表に新人で元衆院議員、橋本勉氏(59)を擁立すると発表した。
2080
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:07:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130624/elc13062414230023-n1.htm
どうなる参院選 勢いは「小泉旋風」上回る自民、改選過半数も
2013.6.24 14:22 (1/2ページ)[自民党]
参院本会議場
今回の東京都議選の開票結果をもとに7月の参院選を占うと、自民党は改選数(121)の過半数に達する勢いだ。自民党は小泉純一郎首相で臨んだ平成13年の都議選で53議席を獲得、直後の参院選で64議席を得たが、今回の都議選全勝は、当時の「小泉旋風」を上回る勢いをみせている。
都議選の党派別得票率(24日午前0時半現在)をみると、自民は36・1%で前回を10ポイント上回った。公明党は1ポイント増の14・1%。民主党は前回の半分未満の15・3%だった。この傾向は13年都議選の得票率(自民36・0%、公明15・1%、民主13・5%)に似ている。
平成以降、同じ年に行われた都議選と参院選(比例代表)の得票率の差はいずれも3ポイント程度で、都議選の結果は参院選に連動する。今回の都議選の結果から参院選比例代表(改選48)の議席数を試算すると自民17、民主7、公明7、共産7、日本維新の会4、みんな3−となる。
参院選選挙区との比較が容易な1人区(7選挙区)の状況をみると、今回の都議選で自民党は“完勝”。野党の牙城だった小金井市で勝利する一方、千代田区、中央区、昭島市の3選挙区でも5割近くの得票率を記録した。昨年12月の衆院選で躍進した維新は低迷。昭島市選挙区では、昨年の衆院選で得た約8500票が3分の1未満の約2500票に目減りした。
自民党は13年に都議選1人区で5勝1敗と勝利し、続く参院選の1人区では25勝2敗と大勝。今回の参院選も自民党が大半の選挙区で勝利しそうな勢いだ。
一方、今回の都議選の投票率は43・50%。元年と13年の参院選の投票率は、直前の都議選をいずれも6ポイント程度上回っており、これを参考にすれば、7月の参院選の投票率は50%程度となりそうだ。
2081
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:11:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130624/lcl13062409590000-n1.htm
どうなる猪瀬都政 五輪次第で「終わりの始まり」も
2013.6.24 09:58 (1/2ページ)[猪瀬直樹都知事]
「今は終わりではない。終わりの始まりですらない。しかし、あるいは始まりの終わりかもしれない」。英国の宰相、ウィンストン・チャーチルは対ドイツ戦の戦況好転を受け、こんな言葉を残した。
都議選の結果、自民党は第一党に返り咲き、公明党と合わせ過半数を大きく超えた。一方、前回大勝した民主党は今回、約3分の1に減らし、躍進した共産党にも及ばぬほど退潮。都議会の勢力図は一変した。猪瀬直樹知事が初当選した昨年末の知事選後、自身の選挙を控え様子見の構えだった都議会は、猪瀬都政とようやく本格的に向き合う。
これまで知事与党とされてきた自公だが、猪瀬氏が打ち込む2020年五輪の東京招致の成否次第では潮目が変わり、猪瀬都政の「終わりの始まり」になる可能性もはらむ。
都議選直前の“さよなら議会”閉会日の6月7日。議員懇談会で、猪瀬氏があいさつに立った。
「みなさん、アイ シャル リターン(私は戻ってくる)ですね」
先の大戦中のダグラス・マッカーサー元帥の言葉を引き、猪瀬氏は五輪招致のプレゼンテーションさながらの身ぶりで語りかけた。
しかし、都議や都幹部であふれた会場の拍手はまばら。ベテラン都議は顔をしかめ、都議会と猪瀬氏の距離感を象徴した。
副知事就任時から、猪瀬氏と都議会の関係は必ずしも良好でなく、「独断専行」「議会軽視」との声もある。6月の都議会でも、都営バスの一部終夜運行を米国出張中に発表したことに、公明が「突如として表明した。慎重に検討すべきだ」とくぎを刺した。
選挙期間中、自民幹部は「知事は時々の選挙で変わる一過性の人事。知事が誰かなど気にはしない」、公明幹部は「知事が暴走すれば、ブレーキをかける」などと語った。当選した自民現職も23日夜、「自民党が大事だと猪瀬知事に認識してほしい」と胸を張った。
猪瀬氏は就任半年を「通常業務プラス、五輪」と振り返る。副知事時代からの電力改革や地下鉄一元化にも取り組むが、軸足は五輪に置いてきた。
それだけに都議会と猪瀬氏の関係について、ある都幹部は「9月7日が分水嶺(れい)になるだろう」と占う。この日は国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれ、五輪開催都市が決まる。猪瀬都政1期目を評価する節目の日となることは間違いない。(酒井潤)
2082
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:41:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130624ddlk06010039000c.html
2013参院選・山形:舟山氏支援は「呉越同舟」 違い認めて団結できるか /山形
毎日新聞 2013年06月24日 地方版
◇みどり公認、民主・社民・連合山形支持、農政連推薦
参院選(7月4日公示、21日投開票の見通し)山形選挙区(改選数1)に立候補予定のみどりの風現職、舟山康江氏(47)陣営の各政党、団体幹部が組織の引き締めに力を入れている。みどり公認候補にもかかわらず、民主、社民、連合、農協政治連盟が支援する「呉越同舟」状態。お互いの違いを認めつつ、どれだけ一致団結できるかが選挙戦の鍵になりそうだ。【鈴木健太】
5月26日に山形市で開かれた民主党県連の常任幹事会。舟山氏への支持を決定したものの、常任幹事2人が途中で退席した。幹事会後の記者会見で近藤洋介党県連会長は「退席はそれぞれの事情。さまざまな意見があるのは当然だ」と2人を擁護しながらも、その表情は硬かった。
途中退席した2人は、東北電力出身の山形市議と酒田市議。退席理由について近藤会長は「『他党の公認候補を応援するのはいかがなものか』といった強い意見があった」と説明する。だが、みどりが訴える「原発ゼロ社会の実現」「原発再稼働反対」への反発が背景にあるのでは、との見方も強い。
◇ ◇
民主党県連が舟山氏への支持を決めると、これに呼応する形で社民党県連、連合山形が支持を決めた。長年にわたり自民党県連と協力してきた県農協政治連盟も、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対を貫いてきた姿勢を評価し、舟山氏推薦を決めた。
これらを受け、舟山陣営は「『県民党』として選挙戦に臨む」と意気込む。しかし、各政党・団体の原発やTPP、消費増税に対する考え方は微妙に違う。
連合山形は32の産業別労働組合で構成されるが、組織全体として支持を決定したものの、各労組では対応が違っている。
自治労県本部や交通労連県支部、県教組、県高教組は推薦・支持を決めた。一方、県東北電力総連、電機連合山形地域協議会、UAゼンセン同盟県支部は自主投票を決めた。連合山形幹部は「最終的な判断は各労組に任せるしかない」と話す。
舟山氏が各政党、団体に配慮し過ぎると明確な主張ができなくなる恐れもある。当の舟山氏は「私はみどりの政調会長。原発再稼働反対を含め、みどりの政策を正々堂々と訴える」と語っている。
2083
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:49:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130624ddh041010007000c.html
選挙:東京都議選 民主「党内バラバラ」 愛知県連、参院選の影響懸念
毎日新聞 2013年06月24日 中部夕刊
参院選の前哨戦として注目された東京都議選で自民と公明両党が議席の過半数を確保したことに対し24日、他党の愛知県の支部などからは、参院選への影響を指摘する声が上がった。
都議会第4党に転落した民主党。愛知県連幹事長の黒川節男県議は「(政権を失った)総選挙から半年たったが、党内は依然としてバラバラで、とても戦える状況にない。特に都市部では無党派層の存在が大きい。『民主王国』愛知といえども気を引き締める必要がある」と厳しい表情だ。
日本維新の会は24日午前、愛知選挙区に擁立する近藤浩氏の出馬表明会見を開いた。都議選で2議席にとどまったことに、同席した党総務会長の藤井孝男衆院議員は「(共同代表の橋下徹大阪市長による)従軍慰安婦発言などの影響がなかったとはいえない。国政選挙並みに取り組みながら、厳しい結果となった」と語り、てこ入れが必要との認識を示した。
一方、17議席とほぼ倍増させた共産党。愛知選挙区に立候補予定の本村伸子氏は24日朝、名古屋市内の街頭で演説し、通行人の反応の良さに驚いたという。本村氏は「自民党型政治との違いを示した共産党が、都議選で存在感を示した。愛知でも構図は同じ」と意気込む。
大村秀章・愛知県知事は同日の定例記者会見で、都議選が低投票率に終わったことについて「自民党批判の受け皿ができていない。結果が見えていれば、有権者は投票に行かない。政治の側が民意を受け入れる態勢になっているのか、有権者から問われている」と指摘した。【高橋昌紀、駒木智一】
2084
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:51:06
http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000m020032000c.html
参院選:山本進章氏が立候補辞退 「奈良維新の会」代表
毎日新聞 2013年06月24日 19時18分
参院選奈良選挙区(改選数1)に日本維新の会から立候補を表明していた奈良県議の山本進章(のぶあき)氏(58)が24日、立候補を辞退すると表明した。近く、党に正式に申し入れるという。山本氏は報道陣に「闘争心がなくなった」と理由を述べた。
山本氏は維新の友好団体「奈良維新の会」の代表。参院選と同日選が見込まれる奈良市長選で、維新の党本部が地元に相談せずに、みんなの党系候補の推薦を決めたことに反発していた。
奈良選挙区には自民、共産、幸福実現の3党が新人の擁立を決めているほか、民主党県連も23日に新人の擁立を内定した。【伊澤拓也】
2085
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:55:53
http://www2.knb.ne.jp/news/20130624_36977.htm
2013 年 06 月 24 日 19:03 現在
民主党、参院選富山選挙区で擁立断念か
参議院選挙の前哨戦とされた東京都議会議員選挙で民主党が大敗し、党への逆風が厳しさを増す中、民主党富山県連は、参院選富山選挙区での独自候補の擁立を断念する方針を固めました。
現在、富山市で開かれている県連の常任幹事会で最終的な協議が進められています。
現場には木原記者がいます。
はい、富山市のJR富山駅北にあるボルファートとやまです。
先ほど、私の後ろ、あちらの部屋で、民主党県連の常任幹事会が始まりました。
参院選に向けた候補について民主党県連は当初、富山市議選前のことし3月までの擁立を目指していましたが作業は難航。
その後、最大の支持団体である連合富山が一つのタイムリミットとしていた、先月23日の地方委員会でも候補者を示せませんでした。
そして向かえた今月9日の県連定期大会。
役員を刷新し、この段階でも「複数の人物に打診している」として、ギリギリまで作業を進める考えを示しましたが最終的に擁立に至らず、時間切れとなりました。
関係者は「民主党への逆風が大きく、擁立が非常に厳しかった」と話しています。
擁立作業の中で、村井宗明前代表への責任出馬を求める声もありましたが村井前代表はこれを否定。
また、前回衆院選で富山3区に出馬した第3区総支部の朴沢宏明支部長の擁立についても準備不足で断念せざるを得ませんでした。
民主党県連の内部には現在も独自候補の擁立を求める声があるのは事実です。
24日は富山市の県民会館で参議院選挙の立候補予定者事務説明会が開かれましたが、その場にも、民主党県連の関係者が出席していました。
候補者未定として手続きを確認するためということです。
また、候補者を擁立していない社民党県連と生活の党からも代表者が出席しました。
社民党県連の柴幹事長は民主党県連の公認候補擁立断念について残念だと述べ、引き続き擁立に向けて努力する考えを示しました。
一方、こうした状況について既に候補擁立を決めている政党の反応です。
自民党県連 山辺幹事長「有権者の関心が薄れるのではと懸念している」「大変厳しい選挙を予想していて早くから準備を重ねてきたのでぜひともこのペースを保って有権者にしっかりと自民党の政策」「人柄などをしっかりと訴えていきたい」
共産党富山県委員会反保委員長「民主党が断念したということについてはですね」「総選挙に続いて富山市議選でも厳しい批判を受けたと参議院選挙をみてもですね自民党の補完勢力という役割を発揮した政党が交代したということで」「選挙区は自共対決の様相がわかりやすくなってきてますから比例を軸にしながらも選挙区での大躍進に挑戦したいなと思っています」
民主党県連の常任幹事会はまだ続いていますが、参院選までの残された時間を考えても擁立は非常に厳しいのが現状です。
まもなく、民主党県連として大きな判断の時を迎えることになります。
24日行われた、参院選の立候補予定者事務説明会にはこのほか、立候補を予定している自民党、共産党、幸福実現党の3つの陣営と、黒部市の58歳の自営業の男性が出席しています。
2086
:
チバQ
:2013/06/24(月) 20:59:07
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130624-OYO1T00896.htm?from=top
都議選、大阪にも波紋 大勝でも自公は維新警戒
自民、公明両党の候補者が全勝する一方、民主党、日本維新の会が惨敗した東京都議選から一夜明けた24日、参院選を目前に控え、西日本最大の改選定数4を主要6政党が争う見通しの大阪選挙区の各陣営に波紋が広がった。
都議会第1党から一気に第4党に転落した民主党。大阪府連常任顧問の尾立源幸参院議員は「『反自民』の受け皿になれなかった。昨年の衆院選以降、党勢が回復していないことがはっきりした」と危機感を募らせた。「アベノミクスのような劇薬に頼らずに暮らしを良くすると訴え、自民党との対立軸をはっきりさせたい」と語った。
大勝した自公両党からは、大阪に党本部を置く維新の会を依然、警戒する声が上がった。
自民党府連の高野伸生幹事長は「参院選も『大勝が当然』と受け止められるだろうから、気を引き締めたい。維新はこれまで思いつきの政策ばかりを訴え、自民を批判してきたが、筋違いだったことがはっきりした」と述べた。公明党府本部の小笹正博幹事長は「維新が大敗したとはいえ、大阪では橋下共同代表の人気は高く、侮れない」と力を込めた。
一方、34人を擁立しながら、当選がわずか2人にとどまった日本維新の会。党選対事務長の岩木均府議は、「維新の支持者は無党派層に多いので、低投票率が痛かった。参院選では『既得権打破は組織のない維新にしかできない』と訴え、有権者の選挙への関心を高めていくしかない」と話した。
議席を倍増させた共産党の山口勝利・府委員長は「暮らしと景気回復、原発ゼロを訴え、憲法を守り生かす共産党に期待が寄せられた。安倍政権の暴走にも、維新の会とも正面から対決し、選挙区の議席奪還を必ず実現したい」とのコメントを出した。
改選前議席を大きく上回る7議席を獲得したみんなの党は、大阪選挙区で独自候補の擁立を検討している。
(2013年6月24日 読売新聞)
2087
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:17:26
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130624t51007.htm
参院山形選挙区 自民大沼氏支援へ会結成 会長に東根市長
山形県内の市町村長有志が23日、参院選山形選挙区(改選数1)に立候補する自民党新人の大沼瑞穂氏(34)を支援する会を発足させた。会長には2010年の前回、民主党候補を支援した元自民党県連幹事長の土田正剛東根市長が就任した。
会に参加したのは県内35市町村長のうち24人。最上地域は全8人が名を連ね、庄内地域も本間正巳酒田市長以外は全員が参加し、本間氏も大沼氏の支援を伝えた。市川昭男山形市長、安部三十郎米沢市長らは意思表示がなかったという。
山形市であった発足式で、土田氏は「久々に自民党へ里帰りした」とあいさつ。「自民党は政権運営に慣れており、安定感がある。市町村長が結束し、大沼氏の当選に努力したい」と述べた。
土田氏は県内で「ミスター自民党」とも言われた実力者だが、前回は落選した元防衛省職員の民主党候補を支援。09、12年の衆院選も山形2区で民主党候補を支持し、波紋を広げた。国政選で自民党候補を応援するのは07年参院選以来となる。
土田氏は発足式後の取材に「前回や衆院選は個人的なつながりで応援しただけ。民主党を支持したことは一度もない。自分は誰よりも自民党を愛する一人だ」と語った。
2013年06月24日月曜日
2088
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:19:03
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130624102.htm
参院選へヒートアップ 石川県選挙区の各党
7月4日予定の参院選公示まで10日余りとなり、県選挙区各党の前哨戦がヒートアップしてきた。23日は、民主の一川保夫氏が前大臣や党幹部と山間部などを回り、郡部から選挙戦を始める「川上戦術」を展開。自民の山田修路氏は母校の同窓会や首長の後援会総会に出席した。共産の亀田良典氏は集会などで党の政策を訴えた。
自民の山田氏は地元同志とタッグを組んで、知名度アップを図った。金沢市内のホテルで開かれた県出身、在住の東大卒業生らが集う「石川赤門会」には選対本部長の岡田直樹参院議員とともに出席し、「東大コンビ」で支援を呼び掛けた。
約60人が出席。初参加の山田氏は、新入会員あいさつで参院選に出馬することを報告し「これから本当にお世話になるので、宜しくお願いします」と述べた。
山田氏はこの後、参院選比例代表に自民公認で出る宮本周司氏と内灘サイクリングターミナルで開かれた党内灘支部の会合に臨み、「ダブルしゅうじ」を売り込んだ。
同日夜には志賀町に移動し、9月3日告示の町長選に出馬表明している現職小泉勝氏の後援会総会に参加。能登の世界農業遺産認定に取り組んだことを紹介し「志賀町の発展のために2人で一緒に頑張りたい」と、互いの必勝を訴えた。
民主党の郡司彰前農相は、白山市鳥越支所で開かれた一川氏の国政報告会に出席。農水審議官として部下だった山田氏について「数字や理屈を話す力はあるかもしれないが、政治家として農家に後継者を残す取り組みはできない」と指弾した。
環太平洋連携協定(TPP)交渉に慎重姿勢を示し、農業の「6次産業化」では「私も去年まで本物のカニと思っていたが、工夫次第で世界で売れるものはたくさんある」と、スギヨ(七尾市)のカニかまシリーズを好例に挙げた。
来春の知事選にも話が及び「石川と私の地元茨城の共通点は知事が5選。茨城(橋本昌知事)は6選に挑みますが、石川の知事さんも頑張ってください」とエール。一川氏と宿舎が同じで時折、居酒屋で顔を合わせるとし、「一人で飲むのは嫌なので、一川さんを勝たせてください」と冗談を交えながら支援を呼び掛けた。
約80人が参加。一川氏は農家の戸別所得補償制度の維持に努める決意を語った。報告会後、記者団に「自民はTPP交渉に反対と言って政権交代後、参加表明した。米国の言いなりの自民に入った山田氏に農業は守れない」と強調。米澤賢司県議の自民支援表明については「話すことはない」と述べた。
これに先立ち、一川氏は金沢、小松市で連合石川の政治学習会に出席。弁士として桜井充党政調会長がマイクを握り、「総理は安倍政権になってパートの給料が上がったと言うが、民主政権時も上がっていた。総理は平気でうそを言う」と対抗心をあらわにした。
狩山久弥連合石川会長も、公務員給与削減を前提に地方交付税をカットした安倍政権を「デフレ解消に逆行する」と批判した。
共産の亀田氏は、白山、加賀両市でミニ集会や街宣を行い、改憲阻止、消費増税の中止と賃上げによる景気回復を訴えた。
2089
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:38:48
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130624_02.htm
参院選岩手選挙区 生活の全面支援「白紙」強調 岩手県知事
参院選岩手選挙区(改選数1)をめぐり、達増拓也岩手県知事の立ち位置に微妙な変化の兆しが出ている。政治の師、小沢一郎氏(衆院岩手4区)が属する党を全面支援してきたが、今回は小沢氏率いる生活の党への関わりを問われても「白紙」と繰り返すばかり。政権与党に復帰した自民党への配慮があるとの見方も出ている。
<「妻をサポート」>
達増氏は最近の定例記者会見で、岩手選挙区に立候補を予定している生活の党新人の関根敏伸氏(57)について「立候補するのは素晴らしい」と持ち上げはする。
ただ、生活の党への自らの支援について水を向けられると、「白紙です」と歯切れが悪い。
昨年の衆院選岩手1区に生活の前身、日本未来の党から立候補し落選した達増氏の妻陽子氏は盛岡市で、関根氏の街頭演説の先導役を務める。
それを念頭に、10日の記者会見では「(生活の党へは)念力を発するにとどめ、妻の活動を食事の支度や皿洗いで支援している」とも述べた。
<対立 県民に迷惑>
民主党衆院議員を経て2007年に知事になった達増氏は、国政選挙で小沢氏が所属する党の候補を応援してきた。昨年の衆院選では、当時国民の生活が第一の党首だった小沢氏と嘉田由紀子滋賀県知事を引き合わせ、日本未来の党設立の立役者にもなった。
旗幟(きし)鮮明にしてきた「達増流」の変化について、有力支持者は「東日本大震災からの復興という課題の実現には与党の力が必要。むやみに対立しては県民に迷惑が掛かると考えているのでは」と推測する。
<ILCも念頭に>
参院選は7月21日投票が有力視される。その後の7月末には岩手県南部の北上山地への誘致を目指す国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地一本化が控える。
科学的な見地から決まるとされるが、政治が介在する可能性も否定できない。ある県幹部は「候補地決定への影響も知事の頭の片隅にあるのかもしれない」と推し量る。
国政選挙の際、達増氏は公示前は支援活動を控え、選挙戦に入ってからは公務に支障のない範囲で活動してきた。今回はどう動くのか。県議の一人は「公示後は我慢できずに、いつも通り小沢党支援を前面に打ち出してくる」と予測している。
◎反自公結集、連携を拡充 小沢氏「民主と一致」
生活の党の小沢一郎代表は23日までに共同通信のインタビューに応じ、参院選で部分的な選挙協力で合意した民主党と、選挙後に連携を拡充する方針でも一致したと明らかにした。自公政権への対抗勢力を結集し、次期衆院選で政権交代を目指す狙い。ただ、民主党内には党を割った小沢氏への根強い反発があり、どこまで関係を強化できるか見通せない。
方針は、民主党の細野豪志、生活の党の鈴木克昌両幹事長が19日に会談し、確認したという。
小沢氏は「将来の連携をお互いに考えていこうとの公党間の了解だ」と説明。両党で対応が異なる消費税増税については、増税に関する自民、民主、公明の3党合意は、前提の社会保障改革に与党が反対で「破綻している」ため、民主党は方針転換せざるを得ないとの認識も示した。
その上で、次期衆院選に向け「(野党第1党の)民主党を軸に、国民の選択肢となる受け皿をつくらねばならない」と強調。「自民党にも憲法改正に慎重な人もいる。経済や外交政策を含め、基本的な方向性が一致する二つのグループに分かれればいい」と述べ、自民党の一部も加えた政界再編に期待を示した。
2013年06月24日月曜日
2090
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:39:21
http://www.asahi.com/area/mie/articles/MTW20130624251300002.html
2013参院選【「民主王国」から】
【上】岡田氏動かす危機感
駅立ちでチラシを配る岡田克也・元副総理(右)と高橋千秋氏(左から2人目)=17日、桑名市の近鉄桑名駅前
「本物じゃん」「やばくね?」
17日朝、桑名市の近鉄桑名駅前で女子高生2人がはしゃいでいた。視線の先には、民主党県連代表の岡田克也・元副総理(59)が立っていた。
「おはようございます、いってらっしゃい!」。岡田氏は、三重選挙区(改選数1)で4選をめざす民主現職の高橋千秋氏(56)と並んで笑顔で声をかけ続ける。「岡田克也やん」と驚くサラリーマン、携帯電話で撮影したり手を振ったりする高校生らがいた。
岡田氏は1時間余り、駅立ちを続けた。後半30分間で195人中108人がビラを受け取った。「自分は顔を知られているからね。丹念にやって、一般の人に浸透していけば」
民主県連幹部は「これまで自分の選挙でも地元でほとんど活動しなかった岡田さんが、駅頭に立っているなんて……」。心強さを感じながらも、複雑な表情をみせた。
■「一から出直す」
民主党は三重選挙区で、2000年補選では推薦候補だった高橋氏が初当選して以降、5連勝中。党代表や幹事長を歴任した岡田氏を中心とした全国屈指の「民主王国」だ。選挙のたびに岡田氏は全国を飛び回り、三重に入ることはほとんどなかった。
だが今回は様相が違う。昨年12月の衆院選は県内の比例票で、民主は自民に約5万票及ばなかった。岡田氏は今年に入ってから週末ごとに県内に戻り、200回以上のミニ集会をこなしてきた。陣営幹部らは「かつてない危機意識の表れ」と口をそろえる。
1日、地元・四日市市の集会。岡田氏は「党が一つにまとまることができなかった。反省すべきは反省し、一から出直す」と民主政権の混乱や衆院選の惨敗を支持者にわびた。「今の憲法を否定する勢力にこれ以上、力を持たせるわけにはいかない」と安倍政権への批判を強めた。
■死守へ大物続々
民主王国を支えてきた連合三重も、強い危機感を抱いている。
連合三重は労組員13万人に、電話や機関誌で投票を呼びかけている。「安倍政権の今の政策で良いか冷静に考えて」と言い添えるように指示している。だが、幹部の一人は「幹部や年配者は必死やけど、他の若いもんは選挙って実感がないというか。まあこれからやな」。
強い雨が降った19日夕、高橋氏は鈴鹿市の本田技研労組の集会を訪ねた。「ここでしっかり票を取りたいという意味。北勢の労組回りは外せない」と陣営幹部は話す。
「組織で展開しつつも、逆風を感じる。アベノミクスの言葉に流されている若い労組員もいる。切々と訴えるしかない」。本田労組鈴鹿支部の幹部は固い表情を見せた。
今回、改選数1の31選挙区のうち、三重選挙区は「民主が勝つ可能性がある唯一の1人区」と言われるようになった。岡田氏は「三重が注目されるのは残念ですよね」とこぼす。
民主党は総力を挙げて現有議席の死守を図る。9日に野田佳彦前首相、10日に安住淳前財務相が県内に応援に入った。23日には蓮舫・元行政刷新相も津市の集会に駆け付ける。
「もう民主王国とはとても言えない」。民主県連幹部は話し、さらにこう加えた。「でも情勢は戻ってきている。勝てないわけではない」(緒方雄大)
◇
参院選が近づいてきた。7月4日公示、21日投開票の日程なら、本番まで1カ月を切った。全国に知られた「民主王国」の選挙は、4年前の政権交代、昨年の自公政権復活を経て、どう変わったのか。主な陣営の戦いぶりを追った。
2091
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:39:42
http://www.asahi.com/area/mie/articles/MTW20130624251300001.html
2013参院選【「民主王国」から】
【中】標的は北部の岡田票
集会で気勢を上げる吉川有美氏(手前右から2人目)=9日、朝日町
朝日町の近鉄伊勢朝日駅のホームに降りると、「TOSHIBA」の赤い文字が飛び込んでくる。
朝日町は「民主王国」の象徴のような町だ。直近2回の参院選で、民主候補の得票率が県内29市町で最も高かった。東芝三重工場の労組が、民主党の絶対的な強さを支えてきた。
9日午後、東芝工場近くの寺で、三重選挙区(改選数1)に挑む自民新顔の吉川有美氏(39)の集会が開かれた。「自民党は三重の参院選5連敗で、参院議員がいない。女性国会議員も過去1人もいない。頑張らせてほしい」。吉川氏は、田代兼二朗町長、飯田徳昭・町議会議長ら約120人に訴えた。
続いて壇上に立った飯田議長は、町議11人のうち7人が自民党と強調した。「朝日町は東芝の町で労働者が多く、岡田さんと組んだ票が多かった。ここで勝てば参院選は当選できる。町議7人も一生懸命やる」。朝日町を含む三重3区選出の民主党県連代表、岡田克也・元副総理(59)への対抗心がにじみ出た。
自民が優勢な県南部を固め、民主が強い北部を切り崩す――。参院選で1998年以来の勝利をめざす自民党の戦略はシンプルだ。前日の8日も、吉川氏は民主支持層が多い桑名市と東員町を回り、続けて決起大会を開いた。
「岩手県か三重県が、自民党の一番弱いところと言われてきた」。自民党県連会長の川崎二郎・衆院議員(65)が、東員町のホールを埋めた約700人に語りかけた。
「北勢地域は、どーんとした自民党の保守の地盤だった。それを継承した岡田さんと北川(正恭=元知事)さんが2人でどーんと出て行っちゃって」。過去のいきさつを説明する中で、岡田氏を2度名指しした。吉川氏が北勢出身と紹介し、「自民党の本当の保守の地盤の中心だった北勢地域の支援を頂いて、しっかりやっていける」と強調した。
■「初の女性」前面
直近2回の参院選で自民候補は29万票にとどまり、6年前は23万、3年前は6万7千の票差を民主候補に付けられた。今回、陣営は県内を10ブロックに分け、国会議員や地方議員を動員。「三重初の女性国会議員の誕生」を前面に出す。
四日市市の吉川氏の事務所には、業界団体や企業を中心とした180団体以上の推薦状がずらりと壁に張ってある。陣営幹部は「参院選の場合は本当にこれが大きい」と話す。
正面で額装され、自民公認証と並んで別格の扱いなのが、公明党の推薦状だ。2007年以降の衆参比例区で、公明党は県内で11万票を獲得してきた。
■「自公一体」演出
22日夜、参院比例区で4選をめざす公明現職の魚住裕一郎氏(60)の集会が大紀町であり、駆け付けた吉川氏は「一緒に政権与党にある公明党のみなさんにお世話になります」とあいさつした。自公の一体感の演出に余念がない。
自民党県連幹事長の水谷隆県議は言う。「負けても勝っても僅差(きんさ)になる。岡田さんの地元で厳しい中、勢いをどう広げていけるか。勝負は北部だ」(永井啓吾)
2092
:
チバQ
:2013/06/24(月) 21:40:03
http://www.asahi.com/area/mie/articles/MTW20130624251300003.html
2013参院選【「民主王国」から】
【下】存在感を示せるか
事務所開きであいさつする深尾浩紹氏=1日、三重県四日市市
事務所開きで演説する中川民英氏=8日、津市
【金沢ひかり】1日、四日市市。三重選挙区(改選数1)に出る日本維新の会新顔の深尾浩紹氏(50)の事務所開きがあった。
集まった約30人を前に、最初にあいさつしたのは松田直久・前津市長(59)。かつては民主党に近い立場にいた。「四日市から日本を変えたい、骨を埋める気持ちでやっていくという思いを聞いた。応援し根を生やしてやってほしい」
■一転逆風の維新
松田氏は「民主王国」が綻(ほころ)び始めた2011年の知事選で、民主推薦で出て敗北。その後は、民主とたもとを分かち、昨年12月の衆院選で、三重1区から維新公認で立候補して落選した。選挙経験が豊かで、週に1回ほど深尾氏の事務所を訪れ、3時間にわたって街頭演説の場所などを助言しているという。
深尾氏は、維新共同代表の橋下徹・大阪市長の掲げる「道州制」に共鳴し、初めて選挙に出ることを決心した。フェイスブックを連日更新するなどインターネットを使った活動に活路を求める。
昨年12月の衆院選で国政に初挑戦した維新は、県内の比例票で民主に2万7千票差に迫る16万7千票を得た。
その後は橋下氏の従軍慰安婦を巡る一連の発言で、逆風にさらされている。22日夕、伊勢市駅前でスタッフ4、5人がチラシを配った。手には「日本維新の会」と書かれたのぼり。しかし、受け取る人はまばらだ。深尾氏は30分間、「既得権益のない新しい自由な発想で地方の力を生かしたい」と繰り返した。
従軍慰安婦について「基本的に橋下氏の発言は間違っていない」と言う深尾氏は、橋下氏が応援演説に来てくれるよう党本部に頼んでいる。だが、22日までに返事はない。
■比例票狙う共産
8日、津市で共産新顔の中川民英氏(45)の事務所開きがあった。大嶽(おおたけ)隆司・共産党県委員長は、集まった約150人を前に声を張り上げた。「今度の選挙、キーワードは自民党対共産党です。憲法改正、原発、TPP(環太平洋経済連携協定)と争点がはっきりしている」
中川氏も「アベノミクスとか言ってるが、株価の乱高下で得をするのは海外企業、大企業の大金持ちだけだ」と安倍政権への批判を強めた。「憲法9条、96条を守らないといけないという声を国会に届ける」とも述べた。
共産党は比例区の5議席確保を第1の目標に掲げ、全国で650万票、県内では8万3千票をめざすとしている。しかし、参院選の比例票は07年の5万4千票から、10年は3万8千票と減っている。
大嶽氏は「これまでは『民主か自民か』という選挙だったが、今は民主党の存在感も、第三極の影も薄くなっている」と票の上積みを期待する。
2093
:
沖縄無党派
:2013/06/25(火) 19:20:17
http://www.matayoshi.org/aisatsu.html
この方は今回も出馬するようです。
2094
:
名無しさん
:2013/06/25(火) 19:52:13
比例代表にて追加2名の候補者擁立を決定 幸福実現党 主要政策発表及び、参議院比例代表 出馬表明 記者会見のご案内
http://info.hr-party.jp/press-release/2013/1370/
この度、幸福実現党は、幸福実現党青年局長のトクマと、一般財団法人「いじめから子供を守ろうネットワーク」代表・いざわ一明を、夏の参院選の比例候補として擁立することとなりました。
つきましては、以下の日程にて記者会見を行わせていただきます。ぜひご参加、ご報道下さいますよう、よろしくお願い致します。
2095
:
名無しさん
:2013/06/25(火) 19:52:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130625-00000949-yom-pol
みんな、参院選静岡選挙区に鈴木唯記子氏を擁立
みんなの党は25日、参院選静岡選挙区に新人で歯科技工士の鈴木唯記子氏(38)の擁立を発表した。
2096
:
チバQ
:2013/06/25(火) 21:41:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130624-OYT8T01679.htm
都議選敗北で民主、参院選へ危機感
参院選の前哨戦と注目された東京都議選は自公両党の候補者が全員当選して圧勝し、民主党は第1党から第4党に転落するなど明暗がわかれた。参院選に向け県内の民主関係者らは危機感を強めているが、自民陣営も県内での追い風を感じられないでいる。
改選前の約3分の1に議席を減らし、歴史的敗北に終わった民主の田名部匡代・県連代表は「民主は何の勢いもついておらず、支持を失っている」と表情を曇らせる。「巨大自民の一党支配が良いと国民は思ってない。どうやって野党が連携できるかが大事」とも指摘するが、参院選青森選挙区(改選定数1)は野党候補が乱立する構図で、明るい兆しは見えない。ある民主県議からは「非自民の受け皿がない。民主、みんなの党、日本維新の会の保守がまとまったほうがいい」と解党論まで飛び出す。
34人の候補者を擁立しながら、2議席に終わった維新の升田世喜男・県第1支部長は「敗因は橋下共同代表の発言。党勢の立て直しにはしばらく時間がかかる」とうなだれる。議席ゼロだった生活の党の候補予定者の平山幸司氏も「厳しい結果となった。参院選では自民が本県の議席を独占していいのかを訴えていきたい」と巻き返しを誓う。
躍進した共産、みんなの両党関係者は勢いづく。
共産から立候補を表明する吉俣洋氏は「自民以外は自民の補完勢力になっている。自民にものを申せるのは共産しかいないという評価だ」と手応えを感じている。みんなから出馬予定の波多野里奈氏も「みんなは特定の業界団体に頼らずに議席を得た。同じスタンスで参院選を戦いたい」と自信を深める。
一方、自民の候補予定者の滝沢求氏は「こんなに伸びるとは想像していなかった」と驚くが、「東京の有権者と青森の有権者の動向は同じでない。単純に追い風と考えていない」と表情を引き締める。県連の神山久志幹事長も「野党の失点があったことも結果につながっている。決して慢心はできない」と語った。
(2013年6月25日 読売新聞)
2097
:
チバQ
:2013/06/25(火) 21:42:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130624-OYT8T01565.htm
「都議選弾みに」「厳しい」 参院選で各党組織
参院選の前哨戦として注目された東京都議会議員選挙(定数127)は自民党が圧勝し、民主党は惨敗した。開票から一夜明けた24日、参院選茨城選挙区(改選定数2)に候補者を擁立する各党の県内組織からは「弾みにしたい」「厳しい結果」などと様々な反応が聞かれた。
7月21日投開票予定の参院選茨城選挙区では、民主党現職の藤田幸久、自民党新人の上月良祐、みんなの党新人の石原順子、共産党新人の小林恭子、日本維新の会新人の石井章、幸福実現党新人の中村幸樹の6氏が立候補を表明している。
都議選で民主党は第1党から、公明、共産に次ぐ第4党に転落した。長谷川修平・県連幹事長は「第2党を目指していたのに、共産より取れなかったのは問題」と危機感を募らせた。長谷川幹事長は連合茨城との合同選対事務所の朝礼で24日、スタッフらを前に「結果が出なくて申し訳ない」と詫びたという。
参院選に向け、「無党派層も大きいが、まずは連合を中心に支持層を固めたい」とし、組織固めを改めて徹底する考えを示した。
日本維新の会も苦戦した。橋下共同代表の従軍慰安婦を巡る発言でみんなの党との選挙協力が解消され、茨城選挙区は両党が候補者を立てる。取手市に事務所を置く石井氏は「県南は都内への通勤者が多く、投票傾向も都議選と似た傾向になる懸念がある。ドブ板で巻き返す」と話す。
橋下共同代表について「非常に発信力がある人。今後はプラスになる発言をしてもらえるのでは」と風向きの変化に期待した。
都議選候補が全員当選した自民党は、岡田広・県連会長が「アベノミクスが評価されたが、参院選も大丈夫とはならない。油断や慢心をせず、都議選を弾みに参院選に突入し、(支持を)広げていく」と気を引き締めた。
都議選の投票率は、前回と比べ11ポイント下がっており、岡田会長は「風で民主党に前回投票した人が逃げたのでは。必ずしも自民党に支持が戻ったとは考えてない」と分析した。
みんなの党の原田雅也・県支部長は都議選で改選前の1から7議席に躍進した点に触れ、「自民では変わらない、民主ではできないと思う人の受け皿になった」と指摘。「結果は国政にも通じると思うが、冷静に受け止め、政策を訴えていきたい」と述べた。
共産党の田谷武夫・県委員長は「目標の11議席を上回る17議席。参院選に元気を与える結果」と喜んだ。「県内でも中小業者はアベノミクスの実感がないと言う。批判や怒りから有権者が共産党に向きはじめている」と手応えを感じていた。
(2013年6月25日 読売新聞)
2098
:
チバQ
:2013/06/25(火) 21:42:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20130624-OYT8T01541.htm
都議選結果 民主衝撃、自民は引き締め
自民党の圧勝と民主党の惨敗で終わった東京都議選。「大勝ゆえに気を引き締める」「逆風だからこそ愚直に」――。参院選の前哨戦と位置づけられた戦いの結果を受け、栃木選挙区の改選1議席を目指す5氏の陣営は、従来戦略の強化や組織の引き締めなどを迫られた。
■「愚直にいく」
「まさかこれほどとは…」。民主現職の谷博之氏(69)は、都議会第4党転落の衝撃にショックを隠さなかった。低投票率の下で自民や公明、共産が伸長し、組織力の弱さも改めて露呈した。
しかし、もともと、組織に頼らず、支援者を一人ずつ回って支持を固める戦略。これを強化していく考えだ。昨年末の衆院選以来やんでいない逆風には、「だからこそ、愚直にいく。自公だらけの国会になれば、多様な立場の意見を反映させられなくなる」と悲壮感をにじませた。
対照的に圧勝した自民。新人で前高根沢町長の高橋克法氏(55)は、「この結果が栃木に当てはまるわけがない」と気を引き締めた。“挑戦者”のスタンスを崩さず、「(谷氏個人を推す)谷党と都議選の民主敗北は関係がない」と言い切る。
課題は全県的な知名度の不足だ。まずは名前を売り込む「どぶ板選挙」を徹底させる。24日夜、宇都宮市北部の地区総決起大会で、陣営幹部の佐藤栄一・同市長は「今度の選挙は大変だと、栃木は別だと、高橋の名前とともに宣伝して」と声を張り上げた。
■結果を追い風に
みんなの党は、当選した7人のうち女性が4人を占めた。新人の沖智美氏(32)は、栃木選挙区の立候補予定者の中で唯一の女性であることを強調し、「この勢いで、何としても結果を出す」。都議選の躍進を自身の出遅れ挽回への追い風と受け止める。
都議会勢力で民主を抜いた共産党も、善戦が弾みになるととらえている。新人の小池一徳氏(52)の陣営は、「民主も第三極もダメだと感じた有権者に、ぶれない共産党が評価された」(小林年治・党県委員長)と胸を張り、「戦術は変えない」と闘志を燃やした。
また、幸福実現党新人の杉浦満春氏(45)は、自民大勝の背景に安倍政権の経済政策への評価があったと分析しつつも、「消費増税は中止すべき」と、党の公約を訴えていく考えだ。
(2013年6月25日 読売新聞)
2099
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:17:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/elc13062502230004-n1.htm
【参院選2013 新潟】
民主・維新 深まる苦悩 都議選敗北
2013.6.25 02:05
自民は小選挙区選出の衆院議員がわきを固め、塚田一郎氏への支持を訴えた=23日、新潟市中央区
■自民は陣営引き締め
7月の参院選の前哨戦として注目された東京都議選は自公が圧勝、民主、維新は惨敗という結果となった。一夜明けた24日、次期参院選新潟選挙区(改選数2)に立候補予定の計8人の陣営に感想と今後の戦略を聞いた。
新潟選挙区は都議選同様に自民優勢で、もう1議席を民主、生活を軸に争う展開となりそうだ。
「結果を真摯(しんし)に受け止めたい」
民主現職の風間直樹氏(46)の最大支持基盤、連合新潟の牧野茂夫事務局長は同日の会見でこう述べ、組織固めを急ぐ考えを示した。同党県連の市川政広幹事長は「他党との差別化を鮮明にするため、有権者に分かりやすく政策を訴えていく必要がある」と述べ、27日の対策会議で確認する意向だ。
維新は失速が顕著となり、新人、米山隆一氏(45)の陣営は「きわめて深刻に受け止めざるを得ない」ととらえる。米山氏は「政策を丁寧に説明するしかない」と出直す覚悟だ。
自民現職、塚田一郎氏(49)は「都議選の結果が良かったからといって、1カ月後の選挙と必ずしも連動するものではない」と気を引き締める。県内小選挙区選出の衆院議員6人とともに「アベノミクス」の成果を訴え、トップ当選を目指す。
生活現職、森裕子氏(57)の陣営は「都議選の投票率の低さが気になる」と参院選への影響を心配する。とはいえ、民主、維新の惨敗を受け、党代表代行としての知名度を生かせば、浮動票を取り込めると期待感も高まる。これまで通り、草の根集会を繰り返し、支持者拡大に努める。
新人、西沢博氏(33)を擁立した共産の樋渡士自夫県委員長は「都議選は安倍政権への批判票をきちんと取り込んだ結果だ。追い風になる」と評価。社民新人、渡辺英明氏(63)の陣営は「経済政策を前面に出した自公が必ずしも評価されたわけではないことが投票率の低さで明らかになった。政策を優先的に訴えたい」と話した。
幸福新人の生越寛明氏(48)は「大きな影響はない」、元東京都目黒区議で無所属新人、安久美代子氏(78)も「関係ない」として、自らの政策を訴えていく方針だ。
2100
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:18:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/elc13062502240005-n1.htm
【参院選2013 奈良】
公示目前に構図固まる 民主、大西氏を擁立
2013.6.25 02:03
■維新は山本氏改めて辞退の意向
7月4日公示、21日投開票の予定の参院選奈良選挙区(改選数1)で、民主党県連は元衆院議員、大西孝典氏(57)を擁立した。県連の立候補要請に対し、これまで固辞していた大西氏が承諾したという。日本維新の会が擁立し、いったん辞退を表明した後、「熟慮したい」と判断を保留していた県議の山本進章氏(58)は、改めて辞退の意向を表明した。公示を目前に、県内の構図がほぼ固まりつつある。
民主党県連幹部によると、立候補要請に対し、23日、大西氏が承諾したという。これまで前川清成県連代表ら県連関係者が「不戦敗は許されない」などとして、大西氏と、元衆院議員の吉川政重氏(49)を軸に立候補を要請してきたが、2人とも固辞していた。
大西氏の承諾を受け、県連は24日、党本部に擁立の方針を報告した。近日中に公認申請や正式発表をしたいとしている。
藤野良次県連幹事長は「選択肢の幅を広げることも役割のひとつ。一致結束しながらしっかり政策を訴え、国民の信頼を取り戻したい」と述べた。
大西氏は平成21年の衆院選で奈良4区から立候補し、比例代表で当選。昨年の衆院選では落選した。
一方、山本氏は24日、報道関係者に対し、改めて立候補を断念する考えを表明した。
理由について「全県で闘う闘争心が私自身、わかなくなった」とし、「維新が支援してくれないとか、維新の支持率が落ちているなどと決して思っていない」と強調した。
山本氏は同日、検討結果を維新幹部に伝えた上で正式発表をしようとしたが、連絡が取れず、具体的な手続きもできていないという。「都議選も終わったばかりで、私自身のことで答えを求めるのも礼儀に反する」としている。現段階では離党や県議辞職の考えはないという。
このほか奈良選挙区には、共産新人の党県常任委員、谷川和広氏(34)▽幸福新人の宗教法人「幸福の科学」生駒支部長、田中孝子氏(57)▽自民新人の元総務省室長、堀井巌氏(47)−が立候補を予定している。
2101
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:19:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/elc13062502240008-n1.htm
【参院選2013 福島】
戦いの構図 「定数1」ショック
2013.6.25 02:00
■生き残りを懸け激戦
「自民と民主が1議席ずつ分け合う」。そんな構図が福島では過去4度続いてきた。それだけに「定数1減」の衝撃は、各党に少なからず影響を及ぼしている。「生き残り」という言葉がふさわしい激戦になりそうだ。
昨年12月の政権交代以降、県内でも“自民風”が吹き荒れ、野党は選挙戦に入る前から焦りをのぞかせている。5月26日、民主党の金子恵美の事務所開きが福島市内であった。前最高顧問の渡部恒三も出席。80歳を機に政界を引退したが、「古巣」の置かれた厳しい状況をおもんぱかり、「二大政党は民主主義の根幹である。再び当選できるように力を合わせて頑張ろう」と声を張り上げた。金子が初当選を果たした平成19年7月の参院選では森雅子に約13万票の大差をつけてトップ当選した。逆風下の今回は、金子の事務所開きに出席しただれもが形勢不利を肌で感じ、危機感を強めていた。
一方、19年の選挙で2番手に甘んじた森だが、第2次安倍内閣で「少子化担当相」の座を射止めたことも知名度アップにつながっている。仮設住宅を中心に被災地を訪問。子育て支援や生活再建を訴え、有権者の支持も高まる。公明の選挙協力も得たことで戦いやすくなった。
第三極の動きが注目される中、日本維新の会では国会議員団を中心に、被災3県で被災者との意見交換を展開しているが、今のところ選挙区での候補者擁立の動きはない。
共産は昨年の衆院選比例に出馬して落選した岩渕友に再起をかける。社民は原発事故の影響で避難生活を送る元中学教諭の新人、遠藤陽子を擁立する。幸福実現は元会社員の新人、酒井秀光を立てる。さらに、6月13日、政治団体代表の新人、杉内一成が出馬表明し、6氏による選挙戦が予想されている。
ところで、生活の党の元衆院議員、太田和美は5月末、千葉選挙区(改選数3)から出馬することを表明した。「脱原発」を訴え、福島に縁を感じながらも、参院選では千葉選挙区からの出馬を決めた。「反自民勢力が足を引っ張っても仕方がない」と話し、福島が1人区になったことが出馬に影響を与えたことを明らかにした。
今のところ「自民優勢」に風穴を開ける勢いはないが、4月の郡山市長選で自民、公明の組織票を得た現職が敗れる波乱が起きたことは記憶に新しく、高市早苗政調会長による原発事故「死者なし」発言の影響もあり、予断を許さない。=敬称略(日出間和貴)
◇
◇福島選挙区(改選数1)
立候補予定者
金子恵美47 元復興政務官 民現
森雅子48 少子化相 自現
岩渕友36 党県常任委員 共新
遠藤陽子63 党県常任幹事 社新
酒井秀光45 党県代表 幸新
杉内一成80 政治団体代表 諸新
2102
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:33:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk13010213000c.html
’13都議選:自共、参院選へ弾み 民主危機感、候補者一本化も /東京
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
都議選が23日に終わり、各政党は7月予定の参院選に向けた事実上の選挙戦に突入した。議席を伸ばした自民や共産などは勢いを維持したまま決戦に臨む構えなのに対し、惨敗を喫した民主では改選前の2議席確保への危機感が強まり、候補者一本化を唱える声も出ている。【佐々木洋、竹内良和、和田浩幸】
参院選東京選挙区の改選数は5。現在は民主が2、自民、公明、みんなが各1議席を持っている。
現職の丸川珠代氏(42)と比例代表から移る武見敬三氏(61)を擁立する自民は、都議選の得票率が36・04%に達した。半分の18%でも他党より高く、1986年以来の2人当選に向け申し分ない結果になった。内田茂・都連幹事長も「昨年からの衆院選、都議選と予想以上の成果を上げた。この流れで参院選も勝利し、ホップ、ステップ、ジャンプと行きたい」と声が弾む。自民と連立を組む公明は、山口那津男代表(60)が3選を目指す。
新人の吉良佳子氏(30)を擁立する共産も、都議選では43%台の低投票率ながら前回参院選の当選ラインに近い約61万票を獲得し、鼻息が荒い。若林義春・都委員長は「選挙の性格が違うので、そのまま参院選の得票になるわけではない」と慎重な見方を示しつつ「(退潮の)流れを一変させた。これまでとは違った支持を広げられるのではないか」と期待する。
みんなの党は都議選の得票率が6・87%と日本維新の会(8・25%)より低いが、候補者を42選挙区中20選挙区しか立てなかったため、支持拡大も期待できる。ただ、新人の桐島ローランド氏(45)が立候補表明したのは今月19日で、有権者に浸透を図るこのはこれから。党関係者は「勝負できる手応えはつかめたので、地道に支持を広げたい」と気を引き締める。
一方、大敗北を喫した民主は、鈴木寛氏(49)と大河原雅子氏(60)の現職2人を公認済みだが、都連内で「一本化論」が出始めた。都議選での民主の得票率は15・24%で、このままでは共倒れが濃厚だからだ。
一本化は春先にも連合東京や都連幹部が求めていたが、調整がつかないまま立ち消えになっていた。中山義活・都連会長は「党本部が決めるので都連では何とも言えない。参院選の戦いは始まっており、全力で臨むしかない」と話す。
議席を3から2に減らした維新も「厳しい結果に言葉も出ない」と衝撃を受けている。新人の小倉淳氏(55)の公認を決めているが、参院選でも敗北すれば橋下徹共同代表らの責任問題も出かねず、党の存亡に関わる。都総支部幹部は「しっかり総括し、戦略を練り直したい」と語る。
◇女性、過去最多25人 民主現職、64%落選
今回の都議選では45人の新人・元職が当選し、定数127の約3分の1が入れ替わった。現職の落選は過去5回で最も多い29人に上り、元職11人の返り咲きも過去5回で最多だった。女性の当選は前回(24人)を1人上回る25人で、過去最多を更新した。
政党別の傾向を見ると、自民は当選者の約3割の19人が新人。元職も6人が返り咲き、初当選から8期目までそろう幅広い陣容になった。公明は全員が現職。躍進した共産とみんなは、ともに新人6人が当選し、共産は前回次点に泣いた5人が全員当選した。
一方、民主は立候補した現職の64%に当たる25人が落選。新人の当選は1人だけだった。維新も新人の当選は28人のうち1人にとどまり、共闘関係を解消したみんなと明暗を分けた。生活者ネットワークは現職が議席を守り、新人も1人当選した。
女性当選者25人の政党別内訳は▽共産11人▽みんな4人▽自民、公明、ネット各3人▽無所属1人。ネットは全員、みんなは過半数が女性で、民主は女性議員がゼロになった。
当選者127人の平均年齢は53・0歳で、前回選挙時(50・1歳)と比べ高齢化。20代は前回の1人から2人に増えたが、30代は24人から14人に減少。60歳以上は28人から45人に増え、全体の35%を占めている。【清水健二】
〔都内版〕
2103
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:34:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk21010273000c.html
2013参院選・岐阜:都議選、完勝にも自公冷静 険しさにじむ民主 /岐阜
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
23日投開票された東京都議選で自民、公明の政権与党が完勝し、民主、日本維新の会が惨敗した。都議選は7月に予定されている参院選の前哨戦に位置づけられており、県内の各政党幹部からは「結果を気にせず気を引き締めて戦う」「結果を厳粛に受けとめる」などの声が出た。
59人全員が当選し第1党の座に返り咲いた自民党。猫田孝・県連幹事長(県議)は「都議選で大勝したからといって、岐阜では直接的な影響はない」と冷静に受けとめ、「結果を気にせず、これまで通り気持ちを引き締めながら戦っていきたい」と話した。
23人全員の当選を果たした公明党の岩花正樹・県本部代表(県議)も「昨年末以降の自公政権に対し、ある程度の評価が示されたのだろうが、地方の岐阜では関係ない。今後も比例候補者を全力でサポートしていく」と話した。
43議席から15議席に激減し、第4党に転落した民主党の柴橋正直・県連代表は「数字はうそをつかない。現在の党の支持率を冷静に受け止め、有権者のみなさんとしっかり向き合いながら、支持を固めていくしかない」と険しさをにじませた。
◇自信見せる共産
8議席から17議席に躍進した共産党の松岡清・県委員長は「これまでとは違い、共産党に投票すれば議席に結びつくことが示された。党の言っていることの正しさが証明され、確信を持って参院選を戦っていける」と自信を見せた。
◇維新、厳しい表情
2議席にとどまった日本維新の会の藤井孝男・県総支部長(衆院議員)は愛知県で記者会見し、「厳粛に受け止めている。昨日、どのような結果であろうと、石原(慎太郎)、橋下(徹)両代表が一致結束して参院選に当たることを決めた。参院選を正念場と捉えている」と終始厳しい表情を崩さなかった。【加藤沙波、駒木智一】
2104
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:35:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk06010139000c.html
2013参院選・山形:民主離れ、浮き彫り 24市町村長、自民新人の大沼氏支援 /山形
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
近年の国政選挙で民主候補を支援してきた土田正剛・東根市長が元財団研究員の自民新人、大沼瑞穂氏(34)を支援する市町村長の会の会長に就任した。会には県内全35市町村のうち24の市町村長が参加。首長の民主離れが進んでいる状況が浮き彫りになった。
土田市長は県議時代に自民県連幹事長を務めたが、09年と昨年の衆院選では民主の近藤洋介衆院議員、10年の前回参院選でも民主候補を支援した。当時は「首長の自民離れ」の象徴的な存在だった。
山形市表蔵王の大沼氏の後援会事務所で23日開かれた市町村長の会の発足式には、代理を含め13自治体の首長が出席した。入会は見送ったものの本間正巳・酒田市長と、県町村会長を務める遠藤直幸・山辺町長から祝電も寄せられた。
発足式のあいさつで土田市長は「正直言ってしばらくぶりに自民党に里帰りしたような気分」と切り出し、出席者の笑いを誘った。また、「近藤洋介衆院議員への支援は個人的につながりがあるからで、私は誰よりも自民党を愛する一人だ。自民は政権運営に慣れており、安定感がある。市町村長が政権与党と仲良くすることは自然なことだ」と支援の必要性を強調した。
今回自民候補の支援に回った点について、土田市長は取材に「前回参院選は民主候補が防衛省出身で大学の後輩でもあった。比例は自民、公明にという点はずっと変わっていない」と自身の立場を説明。「私の支援者からは『正直ほっとした気持ちだ』と言われるのでないか」とも述べた。【安藤龍朗】
2105
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:36:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk24010081000c.html
2013参院選・三重:都議選結果、自・共は「追い風」 民主県連「厳しい結果」 /三重
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
参院選の前哨戦として注目された東京都議選結果を受け、参院選三重選挙区(改選数1)に候補を擁立する各政党の県組織幹部らの反応は分かれた。大勝した自民や議席を倍増させた共産陣営は「参院選への追い風」と意気込み、惨敗した民主、日本維新の会陣営は「厳しい結果だが、都議選と参院選は別だ」として今後の運動による支持率アップに期待を示した。
民主党の舘直人県連幹事長は「厳しい結果だが、アベノミクスで、特に地方の実体経済は良くなっていない。投票率も低く、有権者の政治への信頼が揺らいでいるのは明らかだ」と指摘。「参院選は都議選とは別。民主党の生活者や地方に重きをおく政策は間違っておらず、再び信頼感を取り戻す運動を展開していきたい」と話した。
自民は都議選で議会第1党を奪回し、公明とともに過半数を確保した。同党県連の水谷隆幹事長は「追い風を感じる。参院選への弾みになる」と述べ、5連敗中の三重選挙区での議席奪還に意欲を示した。一方で「背景にはアベノミクスへの期待感があると思うが、民主王国と言われる三重でも同じ結果になるとは限らない。気を緩めることなく党の成長戦略をしっかりと訴えていきたい」と話した。
自民同様に躍進し、議席を倍増させた共産党の大嶽隆司・県委員長は「今回の参院選を自共対決と位置づけているが、それが鮮明になった。アベノミクスや改憲問題などで、野党の中で唯一、自民と明確に対決していることが支持された。参院選でも自民の暴走に歯止めをかける政党であることを訴えていきたい」と意気込んだ。
一方、維新は伸び悩んだ。党公認候補として出馬予定の深尾浩紹氏は「投票率が低く、一定の組織を持つ政党が有利な選挙だった」と分析。橋下徹共同代表の従軍慰安婦に関する発言については「影響は分からない」とし、「三重は維新が強い大阪に近く、東京とは事情が違う。参院選が同じような結果になるとは思えない」と強気に語った。【田中功一】
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◇予想される顔ぶれ◇
高橋千秋 56 民現 [元]副外相
吉川有美 39 自新 [元]銀行員
中川民英 45 共新 党県委員
深尾浩紹 50 維新 専門大院教授
小川俊介 41 諸新 [元]幸福党役員
大津伸太郎 48 無新 [元]警備員
〔三重版〕
2106
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:37:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk02010004000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/1 自民の衆参6議席独占が焦点 /青森
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇野党間に対立、票分散も
7月4日公示の見通しの参院選で、青森選挙区(改選数1)は過去最多の6人が立候補する乱戦となりそうだ。焦点は衆院4人、参院2人の選挙区選出の国会議員計6人のうち、唯一の非自民議員が占める議席を自民党が奪取し、県選出国会議員を独占するかどうかだ。自民の議席独占と、県選出の野党議員がゼロとなるのは、中曽根政権下の1986年の衆参ダブル選を経て達成されて以来となる。一方、野党側は民主党の離党者続出や、各陣営間の相互不信による溝が根深く、非自民票は分散しそうだ。
立候補予定者は、生活の党現職の平山幸司氏(43)▽自民新人の滝沢求氏(54)▽みんなの党新人の波多野里奈氏(40)▽共産党新人、吉俣洋氏(39)▽無所属新人の工藤信氏(59)▽幸福実現党新人の石田昭弘氏(54)−−の6人。
◇ ◇
改選数1の青森選挙区ではこれまで、保守勢力が自民に結集すれば自民が勝利し、内紛で分裂すれば「非自民」に勝機が生じる、という構図が多かった。55年の自民党結党後、93年の自民分裂までに補選を含め16回の参院選があり、このうち11回で自民候補が勝利。残りの5回でも、うち3回は保守系候補が勝利し、追加公認で自民入りするなどした。
95年以降の6回での自民勝利は2回だが、残り4回の非自民系の勝利には、自民離党組の田名部匡省氏らが大きく関与しており、非自民の勝利は保守分裂が前提だ。また、非自民候補の少なさもカギとなる。自民・民主・社民・共産の4候補で争った04年と07年は民主が勝利。5人が出馬した01年と10年は自民が勝利している。
◇ ◇
昨年の衆院選では、自民は県内4選挙区で他党候補の比例復活すら許さない大勝を果たしたが、比例の獲得票では非自民票が約34万票で、自民、公明両党の約25万票より多かった。野党側は「結集しないといけない」(生活の平山氏)と連携を模索したが、糸口も見えぬまま選挙戦を目前にしている。
平山氏は07年の初当選の際は民主公認だったが、昨年、小沢一郎氏らと離党。みんなの波多野氏は10年参院選と昨年の衆院選に民主公認で出馬したが、今年3月に離党してみんなに入った。
生活県連は4月に「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対」で一致する工藤氏との連携を模索。同党公認での比例出馬を暗に求めたが、工藤氏側が断り破談となった。みんなと日本維新の会の党本部レベルの選挙協力も5月に破綻し、維新の県1区支部は自主投票を決めた。民主県連も離党組と距離を置き、無所属の工藤氏を推薦。「非自民」を求める保守票の受け皿が分散している。
一方、15日にあった滝沢陣営の事務所開きでは、選対本部長の木村太郎首相補佐官が「ねじれ国会を解消するための戦いだ。『負けるはずがない』と思わず、『勝たねばならない戦いだ』との思いで臨む」と楽勝ムードを戒めた。
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2107
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チバQ
:2013/06/25(火) 22:37:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk03010006000c.html
党奔政走:参院選公示直前 都議選結果、各党悲喜こもごも 動揺隠せぬ民主、表情緩む自民 /岩手
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
「大勝して緩むはずだから、しっかり引き締めるようにと言われました」。自民党が第1党に返り咲いた東京都議選翌日の24日夕、盛岡市で党の支持団体「県歯科医師連盟」が開いた講演会で、来賓の高橋比奈子衆院議員(岩手1区)は党本部の石破茂幹事長の言葉を紹介した。くぎを刺された格好だが、その表情は緩んでいた。
党は参院選岩手選挙区に田中真一氏(46)を立てる。都議選の勢いに乗りたいところだが、党県連幹部は「岩手は簡単ではない。ほかの選挙区がうらやましいよ」とこぼす。
参院選1人区が全国に31ある中、党本部は岩手を最重点区の一つと位置づける。厳しい選挙戦が予想されるからだ。全国的に自民が優勢といっても岩手は例外。県連会長の鈴木俊一副外務相は他県の国会議員らから「まさか鈴木さんのところで負けるんじゃないよね」と、プレッシャーをかけられているという。
千葉伝(つとう)県連幹事長は23日、盛岡市に市町村支部の実務者ら約50人を集めた選挙会議で「ビッグ3がおいでになる」と報告した。安倍晋三首相、石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長だ。出席者は「党本部はいつにも増して本気だ」と驚く。それがプレッシャーに拍車を掛ける。
◆
吉田晴美氏(41)を擁立する民主党。「都議選はどうなんですか」。23日夕、党県連の大宮惇幸(じゅんこう)幹事長が尋ねると、応援で来県していた同党の小川敏夫参院議員=東京選挙区=は「25議席はいけると思う」と答えた。
ところが結果は惨敗。都議会第4党に転落した。「世論の審判は厳しい。参院選への影響も避けられないだろう」。大宮氏は動揺を隠せない。28日に盛岡市で開く1000人規模の集会のため動員の作業に追われ、「やれることを進めるしかない」。自分に言い聞かせているようだ。
◆
都議選で第3党に躍り出た共産党。党県委員会の菅原則勝委員長は24日午後、県庁で開いた志位和夫委員長来県を知らせる記者会見で、笑いが止まらない様子だった。
党のいつもの戦い方は、比例代表に重点を置き、テコ入れのために選挙区にも候補者を擁立する。今回、参院選比例代表の県内得票の目標は3年前の倍の8万票。菊池幸夫氏(54)を擁立する「岩手選挙区では何票取れる?」との質問に、菅原委員長は「取るじゃなくて当選するんだよ。20万票取れればいけるな」。【安藤いく子、金寿英、浅野孝仁】
2108
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チバQ
:2013/06/25(火) 22:38:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk30010422000c.html
2013参院選:県内情勢 自民、共産、諸派の戦いに 民主、維新は擁立断念 /和歌山
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇国会閉会控え準備着々
国会閉会を26日に控え、県内でも参院選(来月4日公示、21日投開票見込み)に向けて準備が進められている。和歌山選挙区では、4選を狙う自民現職の世耕弘成氏(50)に、共産新人の原矢寸久氏(61)と、幸福実現新人の久保美也子氏(52)が挑む戦いとなりそうだ。民主、日本維新の会は独自候補の擁立を断念した。【参院選取材班】
世耕氏は官房副長官の政務の合間を縫い、地元入りした週末には、こまめに集会を重ね、中央での実績をアピールしてきた。
今月1日に紀の川市内で開いた集会には、選挙対策本部長を務める自民の鶴保庸介参院議員をはじめ、二階俊博、石田真敏、門博文の衆院議員3氏、さらに中村慎司・紀の川市長や県議、市議らが駆けつけた。世耕氏は「衆参のねじれを解消して政治を安定させたい。地場産業の人たちまで景気が良くなったと実感してもらえるまで、あと2年は経済に集中させてほしい」などと訴えた。
世耕氏の陣営関係者によると、国会閉会後も閣議への出席や、公示後は全国約15カ所から応援演説を要請されていて「和歌山にはほとんど帰ることはできない」という。
昨年12月の衆院選で政権から転落した民主党。党県連は、支持団体の連合の関係者ら数人に接触したが、断られた。党関係者は「勝てる見込みがないということなのだろう」と話す。県連の一部では「是が非でも擁立すべき」という声もあったが、擁立作業を一任されていた県連代表代行の岸本周平衆院議員は「誰でもいいから出すという戦い方は、長い目で見て党の勢力を強めることにならない」と説明する。
選挙区での擁立断念で、懸念されるのが比例代表への影響だ。連合は産別労組ごとに9人の組織内候補を抱える。連合は和歌山選挙区は自主投票とする方針で、連合和歌山の古谷紀男会長は「選挙区がないから投票に行かないとなったら困る」と頭を抱える。
維新は阪口直人衆院議員が人選に当たり、今年1月以降、県内外の数人と面接などをした。今月6日に県庁であった候補予定者説明会には、候補未定のまま維新関係者が出席。この頃、阪口氏は「何とか擁立することで維新の考えを伝えるチャンスだと考えていたが、デッドラインが近い」と漏らしていた。19日、維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)が記者会見で、擁立を断念する意向を表明した。
共産新人の原氏はこれまで、県内各地での大規模な演説会や街頭演説、ミニ集会などを積極的に開催してきた。原発ゼロや環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の参加反対、反消費増税などを訴えている。
新宮市内で22日に開かれた演説会には約180人が参加。原氏は「参院選は自民と共産との対決。皆さんと頑張り抜いて押し上げていただきたい」と呼びかけた。陣営関係者は「消費増税の反対や原発をなくそうという世論の声は大きい。受け皿として投票してもらえるのでは」と、昨年の衆院選での第三極支持層や無党派層の取り込みに期待している。
幸福実現は、2009年の衆院選の和歌山2区で出馬して落選した新人の久保氏を擁立した。出馬表明は1月。党県本部の広報担当者は「比例代表の候補とも連携しながら、一般の人にも広く政策を主張していきたい」と話している。
2109
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:39:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddq041010014000c.html
2013参院選:愛知選挙区、予定者10人出そろう 「第三極」せめぎ合い
毎日新聞 2013年06月25日 中部朝刊
7月4日公示予定の参院選愛知選挙区(改選数3)は、主要各党の立候補予定者が24日出そろい、10人が出馬する全国有数の激戦区となる。基礎票固めを図る自民、民主両党に対し、第三極の各党は「自民、民主に不満な有権者の受け皿を目指す」としのぎを削る。
「愛知は最重点選挙区。石原慎太郎、橋下徹共同代表を先頭に総力を挙げる」。日本維新の会総務会長の藤井孝男衆院議員(比例東海ブロック)は24日、同党新人が出馬表明した記者会見で強調した。出遅れと東京都議選の逆風を認めつつ「(愛知は)自民、民主が強いが、チャンスはある」と声を強めた。
一方、維新と選挙協力を解消したみんなの党は「うちこそ第三の政党。一過性の人気商品ではない」(鈴木丈章・県広域支部長)とけん制し、都議選での議席増を追い風にしたい考え。新人を擁立する減税日本代表の河村たかし名古屋市長は「都議選は第三極が全然いかんのでこう(自民の勝利に)なった」と指摘。その上で「(減税への取り組みは)決して変わらない。受け皿になるのは減税日本だけ」と語った。
また、乱立気味の候補予定者について、共産党は「有権者に政策の違いを分かってもらうことが難しくなる」と警戒しつつ「反自民という軸をぶれずに訴えていく」(幹部)。社民党は「選択肢が増え、投票率アップにつながるかもしれない」、みどりの風は「当選ラインが下がるので歓迎」と受け止める。
これに対し、自民は、候補擁立を見送った公明党の支援も受け、票固めを図る。衆院選、都議選と勝利が続き、県連幹部が警戒するのは陣営の緩み。県連幹事長の三浦孝司県議は「安定政権を作るため、一票一票を固める」と引き締める。
民主も退潮を食い止めようと労組などを固め、票を掘り起こすのに躍起。県連幹事長の黒川節男県議は「自民と対峙(たいじ)できるのは民主しかない。第三極の争いに巻き込まれるわけにはいかない」と力を込める。【高橋昌紀、井上直樹、駒木智一】
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◇愛知選挙区(改選数3)の候補予定者(敬称略)
大塚耕平 [元]副厚労相 民現
酒井庸行 県議 自新
薬師寺道代 医師 み新
本村伸子 党県常任委員 共新
伊藤善規 党県幹事長 社新
平山誠 党国対委員長 風現
近藤浩 [元]衆院議員 維新
中根裕美 託児所副園長 諸新
宇田幸生 弁護士 諸新
身玉山宗三郎 神戸大院生 諸新
2110
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:40:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk12010238000c.html
2013参院選ちば:都議選結果、県内各党に明暗 民主・維新、迫られる早急立て直し /千葉
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
自民・公明両党が大勝し、民主党や日本維新の会は伸びなかった東京都議選から一夜明けた24日、県内各政党の反応も明暗が分かれた。7月4日公示、同21日投開票が見込まれる参院選千葉選挙区(改選数3)の前哨戦として注目されただけに、自公や現有議席を増やしたみんなの党、共産党は勢いづき、ほかの野党は早急な立て直しを迫られそうだ。【田中裕之、岡崎大輔、山縣章子、宮地佳那子、味澤由妃】
今回の都議選は、各政党が安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価を主要な争点に取り上げ、自民が擁立した59人全員が当選、協力関係にある公明も23人全員が当選した。参院選で千葉選挙区に現職と新人の2人を擁立する自民の酒井茂英・県連幹事長は「参院選でも経済政策に期待して自民に投票する有権者が多いはず。千葉の2議席獲得も見えてくる結果だ」と手応えを語った。
第三極の中で唯一、現有議席を増やしたみんなの水野賢一・幹事長代理(参院千葉選挙区、非改選期)は「みんなは自民や民主に飽き足りない有権者の一番の選択肢になっており、参院選も期待が持てる」と分析。
議席を倍増させた共産の浮揚幸裕・県委員長は「自民との対決姿勢を貫いてきた姿勢への理解があふれるように出てきた」とアピールした。
一方、今回の投票率は43・50%と過去2番目の低さ。戦後最低の投票率だった昨年12月の衆院選と同様、無党派層が積極的な投票行動をせず、多くの固定票を持つ自公を押し上げる構図があったとみられる。公明の藤井弘之・県本部幹事長は「全員当選できたのは、民主や維新に勢いがなかったことに助けられた」と話す。
県内政界では「参院選の投票率も低くなる」との見方もある。都議会第1党から第4党に転落した民主の田中信行・県連幹事長は「まだまだ(民主にとって)大変な状況が続いているのを再確認した。連合千葉など連帯組織との協力など、できることをこなしていくしかない」と強調した。
大量の34人を擁立しながらも2人しか当選できなかった維新の西田譲・県総支部代表は「(関西以外の)地域に根ざしていない課題が浮き彫りになった」と指摘。県内の維新関係者は「(従軍慰安婦問題などを巡る発言で逆風を招いた橋下徹共同代表の)看板に頼るマイナス面が出た」と話す。
獲得議席がゼロだった生活の党の岡島一正・県連代表は「今の政治の不満の受け皿になるはずの野党への期待が薄らいでいる。参院選でより多く街頭に立って政策を訴える必要性を感じた」とコメントした。
2111
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:41:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk44010581000c.html
2013参院選おおいた:生活、後藤氏推薦へ 県連も結成、比例票上積み狙う? /大分
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
生活の党(小沢一郎代表)は参院選大分選挙区(改選数1)に立候補する新人、後藤慎太郎氏(38)=社民推薦=を推薦する方向で検討に入った。生活の党は30日付で県連を設立する方針。大分選挙区に独自候補は擁立しないが、後藤氏への支援と連動して比例代表の得票上積みを図る狙いがあるとみられる。
同党の小沢代表が29日に大分県入りし、同日夜に中津市で県連の結成大会を開く予定。
青森選挙区では社民が生活の党現職の推薦を決めるなどしており、今回も野党結集に向けた動きの一つとみられる。県連代表代行に就任予定の吉冨幸吉県議(中津市)は「東京都議選の結果で分かるように、野党が協力しなければ、自民候補には勝てない」と話している。【大漉実知朗】
2112
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:50:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk29010622000c.html
2013参院選:維新・山本氏、出馬辞退を正式表明「闘争心湧かず」 /奈良
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
参院選奈良選挙区(改選数1)に日本維新の会から立候補を表明していた県議の山本進章氏(58)が24日、出馬辞退を正式に表明した。同選挙区から立候補を予定している陣営や、山本氏が代表を務める維新の友好団体「奈良維新の会」関係者からは、参院選や同日選が見込まれる奈良市議選への影響を懸念する声が上がった。
「これから公示という時に、全県で戦う闘争心が湧かなくなった」
山本氏は24日夕、奈良市内で報道陣の取材に応じた。21日に出馬辞退の意向が表面化したが、党幹部の慰留に「熟考したい」と態度を保留。公の場に姿を見せていなかったが、意志は変わらなかった。橋下徹共同代表(大阪市長)の従軍慰安婦を巡る発言などで維新の党勢は低迷、東京都議選でも惨敗したが、山本氏は影響を否定。「(この時期の辞退は)あってはならないこと。申し訳ない」と繰り返すばかりだった。県議職は続けるという。
山本氏の地元、明日香村の支援者は「一番傷の浅い状態で済んだと思うしかない。出馬したら、目も当てられなかった」と山本氏の心情を慮った。
公示直前の辞退に、波紋が広がった。奈良市長選で、同党とみんなの党から推薦を受ける浅川清仁氏(58)は「ダメージがあるか分からないが残念。プラスにはならない」と話した。市長選と同日選の市議選に出馬予定の奈良維新所属市議らは、山本氏と連携した選挙戦を想定していたため、戦略の練り直しを迫られそうだ。
自民党県連幹部は「ただでさえ関心が低そうなのに、さらに投票率が下がる。今まで以上に引き締める必要がある」と語る。民主党県連の関係者は「維新の動静に構ってられない」。一方、共産党の陣営は「懸命な判断と思う。これで『自共対決』の構図がはっきりする」と歓迎した。【伊澤拓也、釣田祐喜、矢追健介】
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2113
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:52:41
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1306252400003.html
民主王国 都議選ショック、募る危機感[PR]
東京都議選は自民、公明両党の候補者が全員当選を果たして完勝した。一方、民主党は議席を半分以下に減らす惨敗で、第1党から第4党に転落。7月にある参院選の前哨戦と位置づけられた首都決戦の結果に、東海3県の関係者は懸念や戒めの声を上げた。
●「立ち位置定まらず」
24日朝、津市の津駅前に民主党三重県連代表の岡田克也元副総理が現れた。参院選三重選挙区(改選数1)に同党が擁立する現職と一緒に駅前に立ち、政策を訴えるチラシを配った。
「流れが都議選に表れている。厳しい結果だと謙虚に受け止める」。都議選の受け止めを問われた岡田氏は記者団にそう語り、気持ちを切り替えるように続けた。「(民主党が掲げる政策の)方向は間違っていない。しっかり訴えていく」
三重とともに「民主王国」と位置づけられる愛知でも危機感が募る。同党愛知県連の黒川節男幹事長は「都議選の敗因は立ち位置がはっきりしないこと」と訴えた。「原発もTPPも立ち位置が定まらず、民主党がはっきりしないから票が共産党に流れた」
岐阜選挙区は過去4回、自民系と民主が議席を分け合ってきた。だが、今回の参院選から改選数がこれまでの2から1に減る。民主党岐阜県連の渡辺嘉山幹事長は「東京のような大都市でもこの結果。岐阜はもともと保守層が強く、1人区になる。厳しいのは当然だ」と話す。
一方、アベノミクスを前面に掲げて完勝した自民党はかぶとの緒を引き締めるように戒める。同党愛知県連会長の藤川政人参院議員は勝因について、「政権批判票の分散化と、民主の凋落(ちょう・らく)に尽きる」と指摘。その上で「ただ愛知は依然として民主王国であり、3年前に圧勝した体力がまだ残っているかもしれない。こちらが擁立するのは新顔で、地方議員が多い強みを生かして顔を売っていくしかない」と強調する。
●批判の「受け皿」出来てなかった
愛知県の大村秀章知事は24日、選挙結果について「昨年末の衆院選と同じ構図で、自民党に対する批判票の受け皿が出来ていなかった。結果が見えているから投票率が下がり、その分、組織力のあるところが勝った」と分析した。参院選に向けて何が課題となるのか。大村氏は「政治の側で、民意を受け止める体制がつくりきれていないところに国民の失望感がある。今は、そんな状況ではないか」と話している。
2114
:
チバQ
:2013/06/25(火) 22:57:47
http://www.nara-np.co.jp/20130625090744.html
「混戦と低調」夏の陣 - 参院選への関心薄く/県都決戦 参院選・奈良市長選
2013年6月25日 奈良新聞
7月14日告示、同21日投開票で実施される奈良市の市長・市議選。参院選との相乗効果で投票率向上も期待されたが、ここに来て同市では逆に「混戦と低調」を懸念する声が高まっている。公示直前まで長引いた参院選の候補調整、そして混戦の奈良市長選。保守分裂など各選挙の“ねじれ”も表面化しており、トリプル選が秒読み段階に入った中、各党各陣営は有権者に分かりやすい選挙づくりが課題に急浮上している。
▽低調懸念の参院選
奈良市の“トリプル選挙”は投開票日まであと1カ月。各陣営とも事務所開き、支持者回り、街宣、ミニ集会など着々と選挙準備を整えている。
ただ政党対決の場となる参院選は、やや盛り上がりを欠くとの見方も。各党が前哨戦と位置付けた東京都議選で自民、公明両党が圧勝。共産党などが手堅く与党批判票をまとめた一方、民主党は惨敗、日本維新の会も議席を減らし、参院選でも展望が開けない。
こうした流れを先取りするかのように、参院選県選挙区では日本維新の会公認の新人で県議の山本進章氏(58)が先週、立候補断念を表明、関係者に動揺が広がった。逆に民主党はようやく候補擁立にめどをつけたが、有権者の理解、支持を得られるかどうか。
自民党県連の奥山博康幹事長が「このままでは党内が緩みかねない」と、早くも引き締めを口にする状況だ。
▽低投票率の声
参院選低調ムードは奈良市長・市議選にも影響を与えかねない。一つは投票率。市長選の陣営も「参院選への関心が薄まることによる低投票率」を懸念する声が出始めた。
現職と新人、合わせて7人が立候補を表明している奈良市長選では、自民が森岡正宏氏(70)を推すが、公明は推薦を見送る公算。自民・保守票を池田慎久(44)、浅川清仁(58)の両氏と競り合うなど、参院選とは異なる構図が選挙を分かり難くしている。みんなの党と日本維新の推薦を受ける浅川氏を含め、各陣営とも「人物・政策本位」を訴えるが、有権者は最後まで判断に迷いそうだ。前回、民主党が推薦した現職の仲川元庸氏(37)や天野秀治氏(51)、大野祐司氏(52)は「市民党」「脱しがらみ」を訴え、共産党の中村篤子氏(55)は「女性市長の誕生」を掲げ、票の上積みを図る。
▽「空白許されない」
市長選で各候補者に票が分散した場合、最多得票者が有効投票の4分の1に届かず、再選挙になる可能性も指摘されている。再選挙の経費は約8000万円との試算もあり、各陣営は「奈良市政に政治的空白は許されない」と当選ラインを目指すが、予断は許さない。市選管によると票確定の予想時間は参院選県選挙区が7月22日午前1時ごろ。市長選が同1時半、市議選は同3時になると想定している。仮に再選挙になると公選法第34条の規定で50日以内に仕切り直しの市長選が実施される。
2115
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:02:32
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013062502100009.html
三つどもえ 前哨戦
2013年6月25日
(上)応援に駆けつけた郡司前農水相(左)とガンバロー三唱する一川さん(右)=23日、石川県白山市で(中)集会終了後、参加者に握手で支持を求める山田さん(右)=22日、金沢市で(下)事務所開きに集まった支援者と握手を交わす亀田さん(中)=22日、金沢市で
民主・一川さん 農業に理解
自民・山田さん 安定政権を
共産・亀田さん 暴走にノー
参院選は、七月四日予定の公示まで十日。現時点で石川選挙区は五人が立候補を予定する。街頭演説や集会での支援呼び掛けに加え、応援弁士も駆け付ける激しい前哨戦を繰り広げる。候補予定者は何を訴え、どう支持を広げようとしているか。主な予定者三人の動きを追った。(参院選取材班)
【民主・一川さん】
「私は農家出身で農協の正組合員。農業を軌道に乗せたいと農林水産省に入った」。二十三日、石川県白山市の国政報告会。同省出身の一川保夫さんは農業従事者七十人に理解の深さを訴え、自民で出馬する元農水審議官の山田修路さんとの違いを強調した。
安倍政権の環太平洋連携協定(TPP)参加を「簡単に表明。地域は太刀打ちできない」と批判した一川さん。逆境で複数県議が離反したが「前回の方が大変だった」と強気だ。防衛相、参院幹事長の実績があるためで「活動を知ってもらえば有権者は分かってくれる」。野田佳彦前首相や岡田克也元副総理、郡司彰・前農水相も応援入りした。
連合石川傘下の四百労働組合もほぼ回り終え、会合の合間に街頭活動。近藤和也選対本部長は「格差を生む政策や戦争が嫌なら民主党と一川保夫へ」と呼び掛ける。
【自民・山田さん】
「今の不安定な政治では、交渉相手国に足元をすくわれかねない」。十九日朝、県庁前の交差点。雨の中でレインコートを羽織った山田修路さんはドライバーらに訴え続けた。
昨年まで審議官としてTPPに携わった。外国と厳しい交渉に臨むため、衆参とも与党が過半数を占める政治の安定の必要性を強調した。
県内企業や会合をくまなく回り、移動の合間に街頭へ。演説に派手さはないが、物腰の柔らかさで地道に浸透を図る。妻玲子さん(57)も会合をはしご。夫の生い立ちや実績を紹介し、地方再生にかける思いを情感たっぷりに伝えて回る。
自民県連は地方議員二百人のネットワークをフル回転させ、公明とも連携。優勢状況を生かし、ライバル関係だった一部県議らも取り込んだ。楽観論を引き締め、有効投票の過半数獲得を目指す。
【共産・亀田さん】
「暴走する自民にノーの審判を下す必要がある」。亀田良典さんは二十二日午前、金沢市増泉の事務所開きで、両手でマイクを握り訴えた。
自民との“自共対決”を前面に掲げ、二月の出馬表明後、二、三日に一回ペースでミニ集会をこなし、連日街頭演説を行い、すでに県内を三巡。フットワークを生かし支持拡大を図る。県ロシア協会役員、中小企業分野にかかわった独自の経歴や人脈を生かし、企業訪問なども続ける。
同党の秋元邦宏・県委員長は「他党に旗印がない中、自民対共産の構図ができており、今までの選挙とは違う。変化をいかに支持につなげるか。TPP、原発など地域ごとに狙いを定めて訴えたい」と話す。
◇石川選挙区立候補予定者
一川保夫(71) 民主現職
山田修路(59) 自民新人
亀田良典(64) 共産新人
宮元 智(53) 諸派新人
浜崎 茂(45) 無所属新人
(敬称略)
2116
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:03:49
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1306250100001.html
《2013参院選》都議選に反応交錯
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■民主は動揺
■自民は自戒
■共産は手応え
【石橋亮介、熊井洋美】参院選の行方を占う東京都議選(23日投開票)は、各党の明暗が大きく分かれた。参院選道選挙区(改選数2)の立候補予定者の間でも動揺と自信とが交錯した。
■「道内は違う」の声も
「共産党に競り負けるところまで信頼が落ちているのかとショックを受けた」
道選挙区で4選をめざす民主の小川勝也氏(49)は24日朝、厳しい表情で語った。都議会第1党だったが、4年前の54議席から15議席に激減して第4党に転落。民主党道連では、昨年の総選挙と比べて持ち直してきているとの見方も出ていたが、復活は甘くないことが浮き彫りになった。
小川氏は「東京では富裕層や大企業に勤める人も多く、アベノミクスへの批判を明確にできなかったのではないか」と分析。「道内にはTPP(環太平洋経済連携協定)に反対する有権者が多い。アベノミクスが道民経済にプラスでないことははっきりしている」と話し、争点に掲げる「格差是正」「反TPP」をさらに強調する構えだ。
政権与党の自民は都議選で全員当選を果たし、第1党に返り咲いた。道選挙区で3選をめざす伊達忠一氏(74)の陣営は「アベノミクスの『三本の矢』が大筋で評価を得られた」と見るが、「北海道では、こうはいかないはず」と楽観を戒める。
我孫子健一・連合後援会長(82)は「昨年の衆院選はともかく、自民は(郵政解散で圧勝した)2005年の衆院選でも道内12小選挙区で4議席しか勝てなかった。前回の衆院選で自滅した民主が半年たってどうなのか、まだわからない」と慎重だ。TPP問題で農業団体が自主投票を決めたことも懸念材料に挙げる。
一方、都議選で躍進したのが共産党だ。自民、民主の「2大政党」や維新などの「第3極」の間で埋没気味だったが、4年前の2倍を超える17議席を獲得して第3党になった。
道選挙区に立候補予定の森英士(つねと)氏(35)は「都議選では、街頭演説に多くの都民が足を止めていたと聞いた。道内の雰囲気にも通じるものがある」と話す。同党の目標は、比例区で650万票を獲得して5人を当選させることだが、さらなる期待も膨らませる。「改選数2の道選挙区では簡単ではないが、自民と、自民と政策が大差ない党に占めさせないよう、さらに道民に訴えを届けたい」。
2117
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:09:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20130624-OYT8T01572.htm
[参院選]元小学教諭、林氏出馬へ
今夏の参院選山梨選挙区に、山梨市の元小学校教諭の林祥三氏(65)が24日、立候補を表明した。無所属で立候補する。山梨選挙区からの出馬表明は7人目で、過去最多となる見通し。
林氏は「自分だけが幸せになれればいいという、自民党政治を変えたい」と話した。林氏は長野県出身。同県内で1992年まで小学校教諭を勤めた後、山梨に移り住んだ。4月の山梨市議選に立候補し、落選した。
(2013年6月25日 読売新聞)
2118
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:11:35
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130625/ymn13062502050000-n1.htm
衆院2選挙区に再編 自民、調整は参院選後 山梨
2013.6.25 02:05
■維新・小沢氏「極めて過酷」
衆院選の「一票の格差」を是正する衆院小選挙区定数「0増5減」に伴う区割り改正法案が24日、衆院本会議で再可決され、成立した。これにより県内の選挙区定数は「3」から「2」に1減され、県域を東西に分割する形の新1区、新2区の2選挙区に見直された。
今回の改正で県内の小選挙区は現在の1区を分割し2区と3区に編入された。
自民党県連は、昨年12月の衆院選で3議席を獲得し、国会議員ゼロの状態から一気に失地回復したものの、選挙区調整を強いられるのは必至だ。さらに、2区では無所属で返り咲いた長崎幸太郎氏が自民復党を目指しており、調整の難航が予想される。
県連は今年3月、県連幹部と、1区で当選した宮川典子氏、いずれも比例代表で復活した2区が地盤の堀内詔(のり)子氏、3区の中谷真一両氏が話し合いを持ち、今夏の参院選が終わるまで、選挙区調整などは凍結することとしている。
県連の皆川巌幹事長は24日、「党の参院選勝利に向け、3人には現在の(区割りの)選挙区でそれぞれ統括責任者として全力を注いでもらっている」と語り、選挙区調整について具体的な言及を避けた。
分割された1区を地盤とする日本維新の会の現職、小沢鋭仁(さきひと)氏は再可決後にコメントを出し、「私にとってはこれまでの1区が真っ二つに分割されるもので、極めて過酷な内容だが、これも『運命』と思い、党の方針通り賛成票を投じた」としたうえで、「今後の対応については、後援会や党の関係者と相談しながら、方針を定めていきたい」とした。
◇
新1区 甲府市▽韮崎市▽南アルプス市▽北杜市▽甲斐市▽中央市▽西八代郡▽南巨摩郡▽中巨摩郡
◇
新2区 富士吉田市▽都留市▽山梨市▽大月市▽笛吹市▽上野原市▽甲州市▽南都留郡▽北都留郡
2119
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チバQ
:2013/06/25(火) 23:28:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130622ddlk38010612000c.html
組織票の行方:団体の参院選えひめ/上 TPP巡る農協票 /愛媛
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
◇与党推薦も心情複雑
7月21日と見込まれる参院選の投開票まで1カ月を切った。愛媛選挙区(改選数1)では新人5氏が前哨戦を戦っているが、組織票を持つ業界団体や労組なども、特定陣営の支援などで深く戦いに関わっている。対応が注目される3団体の動静を報告する。
「与党でないと環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で発言権がない」。5月29日、松山市南堀端町の県農協会館。県内12JAなどでつくる政治団体「県農政同志会」の委員長である林正照・JA愛媛中央会会長は報道陣に対し、自民党新人の前四国中央市長、井原巧氏(49)=公明推薦=の推薦を決めた理由をこう説明した。県農政同志会は18万人近くの県内農家に影響力を持つ「集票組織」だ。
全国のJAはTPPに反対している。だが、それを押し切って安倍晋三首相は今年3月に交渉参加を表明した。群馬県、北海道などでは自民党候補を推薦しないJAもあるが、同会は井原氏を推薦した。2010年の前回参院選では当時の政権与党・民主党に配慮し、自民党候補の山本順三氏に対して「支持」にとどめたが、今回は旗幟(きし)を鮮明にした。
林氏は「井原氏は『農業を守る』と言っており、その姿勢を信じた」と説明。「民主党政権時代にTPP参加は一気に進んだ。現在の政党の枠組みの中で、国益をかけて交渉できる政党・候補者を選択した。野党は自民党以上に農業に厳しい」とも付け加えた。
実際、みんなの党や日本維新の会もTPP推進の姿勢。反対を掲げる共産党などとは、他の主張が大きく隔たる。与党内部の慎重派を通じた政府への働きかけで、米、麦など重要品目の除外を目指すしか道がないのが現実だ。県内のJA職員は「自民党候補推薦は消去法による選択ということ」と漏らす。
現場の農家も思いは同じだ。今月15日に松山市内で開かれた県内農家によるTPP反対の街宣活動。あいさつに立った東予地方の米作農家の男性は「交渉参加は残念」と肩を落とした。昨年12月の衆院選ではTPP参加に慎重な姿勢を見せていた自民党に対し、男性は「裏切られた感がある」と不信を隠せない一方で「TPP参加推進を強く打ち出している他党よりはまし」とも感じている。「井原氏推薦」を掲げつつも、農業関係者の心情は複雑で、農協票がどれだけ動くかは見えてこない。【高谷均】
2120
:
チバQ
:2013/06/25(火) 23:29:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130623ddlk38010344000c.html
組織票の行方:団体の参院選えひめ/中 国土強靱化巡る土建票 /愛媛
毎日新聞 2013年06月23日 地方版
◇苦境脱出へ積極支援
「必勝を期して、ガンバロー」。先月24日、松山市道後町2のひめぎんホール。県建設業協会の通常総会に集まった業者ら約500人が、来賓に迎えた参院選愛媛選挙区(改選数1)の自民党公認候補予定者、井原巧氏(49)=公明推薦=の当選へ向けて力強く声を上げた。同協会は4月、新人の井原氏の推薦を決めている。
国の公共事業費は1998年度の14・9兆円から「小泉改革」を経て2008年度は7・3兆円に。「コンクリートから人へ」をうたった民主党政権の12年度は4・5兆円まで減った。建設業界には「長い冬」だったが、安倍晋三政権は12年度補正と13年度を合わせた「15カ月予算」で7・7兆円を計上。災害に強い国をつくる「国土強靱(きょうじん)化」を掲げ、さらなる公共事業推進に積極姿勢を示す。
西岡義則・同協会会長(68)は「ようやく明るい兆しが差し込んできた」と指摘する。公共事業費削減のあおりを受けて土建業者の倒産・廃業が相次ぎ、現在の会員企業はピーク時の約半数の574社。西岡氏の会社も売上高は往時の5分の1に減った。社員を減らして給与を下げ、何とかしのいできた。
ただ、「柿の木はあるが、まだ実はなっていないし、花も咲いていない」と西岡氏。公共投資が一過性で終われば、雇用や設備投資などにはつながらない。国の債務が1000兆円規模となる中、「国土強靱化」には野党の批判も強い。もし逆戻りがあれば「多くの会員が持ちこたえられないだろう」と懸念する。
同協会は従来から自民党の中心的な集票組織だが、昨年12月の衆院選では一部支部が愛媛1区の日本維新の会候補を推薦した。県内の公共事業を握る中村時広知事や野志克仁・松山市長が同候補を応援したための「異例の対応」(同協会幹部)だったが、今回は両氏とも井原氏支援の姿勢だ。かつては県内で「1万票を超す」(自民党県連幹部)と言われた「土建票」。会員数減少により集票力の陰りは否めないが、業界として「後がない」との危機感からフル回転しており、旧来型の積極支援も復活してきている。【中村敦茂】
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チバQ
:2013/06/25(火) 23:30:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk38010606000c.html
組織票の行方:団体の参院選えひめ/下 支持政党巡る労組票 /愛媛
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇「みこし」失い混迷
「通常ならありえない」「本当にじくじたる思いだ」。20日に松山市内で開かれた連合愛媛の会合。参院選愛媛選挙区(改選数1)で支持政党の民主党が候補者を立てなかったために「自主投票」を決めたものの、出席者からは擁立見送りを主導した同党本部への不満の声が相次いだ。
連合は89年の結成から「反自民・非共産」を旗印にしており、連合愛媛も同年以降、補選を含む過去9回の参院選全てで社民党(旧社会党)や民主党の公認・推薦候補を推してきた。3年前の前回参院選でも、支援した民主党候補は落選したものの25万票を集め、「保守王国」の県内で一定の存在感を示した。
昨年12月衆院選で同党県連は3議席を失う惨敗。党勢回復をかけた参院選に向け、連合愛媛の杉本宗之事務局長は「かなり気を使いながら(擁立へ)プレッシャーをかけてきた」と明かす。5月の大型連休明けに元衆院議員の永江孝子・同党県連代表に名指しで出馬要請し、擁立の流れを作った。しかし、同党とみんなの党による突然の候補者調整で頓挫。木原忠幸会長は「永江さんの知名度があれば、短期決戦で一気に盛り上げられたはず」と悔しさを隠さない。
みんなの党は選挙公約で公務員の人件費大幅削減や正社員の解雇ルールの明確化、児童手当の見直しなどを掲げる。労組の求める政策との隔たりは大きく、同党への支持転換について連合愛媛執行部は「とてもではないが、組合員に説明がつかない」と否定的な見解で一致したという。
だが、選挙で担ぐ「みこし」を失い、地盤沈下が懸念される。県によると、連合愛媛などを含めた昨年の労組組織率(推定)は15・7%で、ピーク時の38%(65年)の半分以下。反自民票の集約先としたみんなの党候補は事務所開きを24日に行ったばかりで、木原会長は「こっち(民主党)は知名度のある人の旗を降ろした。その重さを受け止めて必死で戦ってもらわないと」と不満の矛先を向ける。県内で組合員約4万6000人を抱える労組票が、行き場を失っている。【伝田賢史】
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チバQ
:2013/06/25(火) 23:37:01
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130623_01.htm
夏 攻防 参院選・宮城(上)追い風/圧勝義務、緩み警戒 自民
自民党県連の合同会議で気勢を上げる愛知氏(中央)。国会議員や地方議員らが結束を誓い合った=22日、仙台市青葉区
7月4日公示(21日投票)が見込まれる参院選が迫った。宮城選挙区(改選数2)で立候補を予定するのは5人。候補を現職1人に絞った自民党は圧勝を狙い、苦境が続く民主党は現職が議席死守を目指す。みんなの党、共産党の新人が割って入り、攻勢を仕掛ける。激しさを増してきた夏の政党攻防を追った。
危なげないと評価される現職が、目の色を変え始めた。
「しっかりと勝ち抜き、東日本大震災からの復興を成し遂げる。自民党と公明党で過半数を確保したい」
松島町で16日あった自民党衆院4区支部の国政報告会。3選を目指す愛知治郎(44)は約500人の支持者に誓った。
民主党現職の岡崎トミ子(69)と議席を分け合った2001年、07年は2番手当選。今回、自民党公認は1人だけで、悲願のトップ当選が射程に入った。
<県議団から不満>
この2日前。安泰ムードが漂う陣営に、厳しい注文が飛んだ。
「もっと被災地に足を運んで、被災者と話すべきだ」「小まめに地元に顔を出さないと駄目だ。有権者は見ている」
自民党県議33人でつくる支援の会が、愛知を招いて県議会で話し合った。渦巻いたのは「愛知の動きが鈍い」と感じる県議たちの不満だ。
32歳で初当選。祖父(故揆一元蔵相)、父(和男元防衛庁長官)から受け継いだ後援会「愛知会」は一時の勢いがなくなったとはいえ、強力だ。
たたき上げの地方議員から見れば「3世の御曹司」。やっかみも加わって、愛知を見る関係者の目は一層厳しくなる。
県連幹事長の県議中島源陽(50)は「県議団の〓咤(しった)激励だ。あれで本人の顔つきが変わった」と振り返る。
愛知は16日の国政報告会で、活発に動いた。出席者に駆け寄って握手を求め、次々と写真撮影に応じた。午前中には気仙沼市を訪れ、災害公営住宅の着工式に出席した。
安倍政権は今のところ高い支持率を維持し、情勢は追い風だ。愛知にとっては「勝ちっぷり」が問われる戦いになる。
選対本部長の県議相沢光哉(74)は「参院の3選は衆院の5選に相当する。得票数や他候補との差といった中身が問われる」と引き締める。
<公明支援に期待>
大量得票を狙う陣営が重視するのは、愛知を推薦した公明党の固い支持票だ。県内で10万票前後とされる。
5月29日に仙台市であった公明党時局講演会。「若松さんは父の代から知っている」。愛知は同党から比例代表に立つ新人の元衆院議員若松謙維(57)を前に、旧新進党で父和男が同僚だった縁に触れ、連携を誓った。「選挙区は愛知、比例は若松」の連動作戦だ。
公明党側の要望で2人で並ぶチラシも作って配布。同党県本部代表の石橋信勝(68)は「愛知さんのトップ当選を目指そう」と呼び掛けた。
自民党県連は22日、支部長や国会議員ら150人の合同会議を仙台市で開き、愛知のトップ当選を目指すことをあらためて確認した。
「政治の混乱に完全に終止符を打つ。全身全霊を懸けて安定政権実現のため戦う」と語った愛知。圧勝を義務付けられた未体験の戦いに挑む。
(敬称略)
◎宮城選挙区立候補予定者(2−5)
岡崎トミ子 69 元消費者相 民 現(3)
愛知治郎 44 行政監視委長 自(無)現(2)(公推)
和田政宗 38 元NHK職員 み 新
岩渕彩子 29 党県相談室長 共 新
皀智子 40 主婦 諸 新
(注)〓は口へんに七
2013年06月23日日曜日
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チバQ
:2013/06/25(火) 23:37:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130624_03.htm
夏 攻防 参院選・宮城(中)逆風/一転、どぶ板戦徹底 民主
国政報告会終了後、笑顔で支援者と握手する岡崎氏(右)=16日、塩釜市
4選を目指すベテランは、反省を繰り返した上で決意をにじませた。
「復興に必要な課題が解決されないまま今日がある。次の選挙も立候補し、責任を果たすために頑張りたい」
参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補する民主党現職の岡崎トミ子(69)は16日午後、塩釜市で国政報告会を開いた。約80人の支持者に迷走した民主党の政権運営をわび、理解を求めた。
<政権陥落で一変>
2001年、07年はトップ当選。民主党が躍進して政権交代前夜を印象付けた07年は54万9000票を獲得し、2番手当選だった自民党の愛知治郎(44)に19万票もの差をつけた。
政権陥落で状況は一変した。民主党の草創期から宮城の県連組織を引っ張ってきた「顔」は、かつてない苦境に立つ。
加えて今回は民主、自民が分け合ってきた「指定席」に割って入ろうと、みんなの党新人和田政宗(38)が立候補する。無党派票の奪い合いになるのは必至だ。
岡崎の最大の武器はアナウンサー時代からの知名度だ。後援会づくりを地道に進める一方、運動は無党派層への浸透を狙った街頭活動などの比重が大きかった。
今のところ、得意の「空中戦」は封印し、地方議員や連合宮城関係者とともに、地域や労組を丹念に回る。正攻法のどぶ板戦に活路を見いだす。
5月30、31日、岡崎は東日本大震災の被災地・気仙沼市に入った。ぴたりと付くのは党県連幹事長の県議内海太(66)。支持者を歩き回り、約800枚の名刺を配った。
「民主党に期待していたのに何やってたんだ」と有権者からは厳しい声も飛ぶ。それでも岡崎は笑顔を絶やさず「今度は決めたことはきちんと前に進める」と説明する。
<演説 連合に配慮>
演説で時間を割くのは、労働規制緩和への懸念や子育て支援など雇用や暮らしの政策。明確な脱原発は強調せず、さまざまな産業別労組が加盟する連合宮城に配慮する。
「石にかじりついてでも議席を守る。支援者にくまなく声を掛け、党の再起を懸けた戦いだと隅々まで伝えてほしい」
仙台市で7日あった党県連常任幹事会で、県連代表の衆院議員安住淳(51)は、票の掘り起こしを加速するよう号令を掛けた。
情勢の変化もあった。社民党県連は5月11日、独自候補の擁立を断念した。社民党候補は宮城選挙区で約5万票を獲得してきた。分散したとしても上積みは期待できる。
同13日には日本維新の会が共同代表橋下徹の従軍慰安婦容認発言で失速。ただ敵失は浮上の決め手にはなっていない。
「岡崎は郡部で善戦している。最も強みを発揮する仙台が最終決戦場だ」。党県連幹事長の内海は言う。精力的な地域回りから無党派票争奪戦へ。議席が懸かる剣が峰だ。(敬称略)
◎宮城選挙区立候補予定者(2−5)
岡崎トミ子69 元消費者相 民 現(3)
愛知治郎44 行政監視委長 自(無)現(2)(公推)
和田政宗38 元NHK職員 み 新
岩渕彩子29 党県相談室長 共 新
皀智子40 主婦 諸 新
2013年06月24日月曜日
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チバQ
:2013/06/25(火) 23:37:54
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130625_01.htm
夏 攻防 参院選・宮城(下)切り崩し/「指定席」奪取狙う みんな、共産
みんなの党として県内初の参院議席の獲得を目指す和田氏(右端)と渡辺党代表(右から3人目)=8日、仙台市青葉区
演説会に詰めかけた支持者と握手する岩渕氏。若者の雇用問題などを訴え、支持拡大を狙う=16日、多賀城市
皀智子氏
<崩れた連携戦略>
「武士は負けたら切腹、一族郎党討ち死にだ。そのつもりで勝ち抜く」
参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補するみんなの党新人和田政宗(38)は8日、仙台市青葉区であった事務所開きで、戦国時代になぞらえて決意を語った。
宮城選挙区は1998年以降、5回連続で民主党と、自民党系が議席を分け合ってきた。この一角を攻め取るのが、「政宗の野望」だ。
「既得権益の打破」を掲げる党は、業界団体からまとまった支援を受けることが難しい。「組織のない選挙はいかに大変か。既存勢力と比べ人手、資金は不利だ」。昨年末の衆院選宮城1区で落選し、比例で復活当選した県支部長林宙紀(35)はあえて弱点をさらけ出し、支持を訴える。
元NHKアナウンサーの知名度に加え、日本維新の会との共闘で無党派層に浸透する−。和田が3月に立候補を決めたときの戦略は崩れた。
5月に維新共同代表の橋下徹から従軍慰安婦をめぐる発言が飛び出し、党レベルでの選挙協力が解消されたからだ。
それでも足腰の弱い陣営は、維新から比例代表に立候補する元衆院議員中野正志(65)、衆院4区支部長畠山昌樹(39)らとの連携に期待する。
事務所開きに駆け付けたみんな代表の渡辺喜美(61)も「個人的信頼でつながるローカルな態勢は結構なこと」と容認する考えを示した。
自民党が候補を現職の愛知治郎(44)1人に絞ったことで、だぶつくとみられる保守票の切り崩しも仕掛ける。
「2議席目は競り合いです」「10万人との握手を目指しています」。19日午後、和田は仙台市泉区の住宅街を支持者の男性と歩いた。
東京育ちの和田が頼るのは、出身の慶応大や東京六大学の在仙OBたち。一緒に歩いた男性もOBの一人で、本来は自民党地方議員の支援者だ。
自民党の幹部にも接近を試みる。6月上旬、和田はある自民党支部事務所に立ち寄り、名刺を置いていった。事務所スタッフは「公明党以外の他党関係者が来るのは初めて」と驚く。
かすみつつある第三極の存在感を上昇気流に乗せられるか。和田が名付けた「飛び込みの超どぶ板戦」は続く。
<受け皿へ手応え>
「株価は乱高下し、破綻は始まっている。アベノミクスの暴走を止める大事な選挙だ」
16日、多賀城市で開かれた演説会で共産党新人の岩渕彩子(29)は拳を突き上げた。比例代表に立つ現職の紙智子(58)が続いた。「本当の対決軸は自民対共産だ」
演説会や集会では、紙のそばに、若さを前面に出す岩渕が寄り添う。絶対に落とせない比例の議席死守に向け、二人三脚の活動を繰り広げる。
党は23日投開票の東京都議選で9議席増の17議席と躍進。党県委員会の中島康博委員長は「安倍政権への対決軸を明確にすることで無党派層の受け皿にもなった。この流れを全国的なものにしなければならない」と手応えを語る。
幸福実現党新人の皀智子(40)は消費税増税の中止などを訴える。
(敬称略)
◎宮城選挙区立候補予定者(2−5)
岡崎トミ子 69 元消費者相 民 現(3)
愛知治郎 44 行政監視委長 自(無)現(2)(公推)
和田政宗 38 元NHK職員 み 新
岩渕彩子 29 党県相談室長 共 新
皀智子 40 主婦 諸 新
2013年06月25日火曜日
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チバQ
:2013/06/26(水) 18:36:40
http://mainichi.jp/select/news/20130626ddm005010140000c.html
参院選:生活、4氏を推薦・支持
毎日新聞 2013年06月26日 東京朝刊
生活の党は25日までに、7月の参院選で福島選挙区から立候補する社民党の遠藤陽子氏、大分選挙区で無所属の後藤慎太郎氏=社民推薦=の2氏を推薦することを決めた。また、福岡選挙区から出馬予定の民主党の野田国義氏、愛知選挙区でみどりの風の平山誠氏の支持も決定した。
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:21:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130626ddlk09010181000c.html
2013参院選・栃木:「ねじれ解消が争点」 知事、国民の失望感指摘も /栃木
毎日新聞 2013年06月26日 地方版
7月に予定されている参院選に向け、福田富一知事は25日の定例記者会見で「(衆参の)『ねじれ』の解消、(安倍晋三政権の経済政策)アベノミクスへの評価が争点になる」と話した。栃木選挙区からの立候補を表明し、自身が後援会総連合会長を務める自民党公認の高橋克法氏については「新人なので厳しい戦いだ」と気を引き締めていた。
ねじれ状態を解消する必要性について福田知事は、衆院小選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正案が参院で60日以内に採決されずに「みなし否決」となったことを例に、「物事を決められる政治の実現が重要だ」と話した。
福田知事は「全体的に参院選への関心が低いのではないか」とも指摘。「民主党政権が国民を裏切り、『第三極』も失速し、『自民党も反省が足りない』と言う人もいる」と述べ、国民の政治への失望感が背景にあるとした。【岩壁峻】
2127
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:22:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130626ddp041010021000c.html
2013参院選の現場:「人」「カネ」望めぬ第三極新人 軽いかばん、手作り看板
毎日新聞 2013年06月26日 西部朝刊
◇一人つじ立ち/自前ネット番組
参院選公示(7月4日見通し)を控え各党の動きが活発化する中、第三極の政党から新人で挑もうとしている立候補予定者が、資金と人の面で厳しい状況に直面している。選挙経験が豊かな既成政党に比べ組織や支持基盤が弱く、党の支援も望めないからだ。「人とカネ」の劣勢を克服しようと模索する陣営の姿が浮かび上がる。
「いってらっしゃい。今日も一日お元気で」。台風4号が近づく今月19日朝の福岡市。福岡選挙区(改選数2)にみんなの党新人で出馬予定の古賀輝生氏(49)は、JR博多駅前で会社へと向かうサラリーマンらに声をかけた。途中、近くに置いた党のPR看板が強風で倒れると、自ら起こして立て直す。「ポスターや新聞の折り込みチラシに費用をかけられない分、つじ立ちで自分を見せるしかない」と苦笑する。
一般的に選挙には事務所費、スタッフの人件費、集会場代、ポスター・チラシ製作費など多額の資金が必要になる。だが、古賀氏の台所事情は苦しい。「うちの党は企業献金をもらわない。選挙の予算も大した金額を党からもらえず、基本的に自腹です」。事務所の運営はボランティア頼みで、選挙資料も自ら各自治体に取りに行かねばならない。
2年前、政治家を志して会社をたたみ、収入はなく、貯金を切り崩す支出だけの日々に不安を覚える。「選挙は1000万円単位でカネがかかってくる。大きな政党は団体や企業の支援があり、戦う前提条件が違う」。資金と組織がなければ狭き門となる今の選挙に不満を持つが、「支援を受けたら税金で“恩返し”が必要。うちはしがらみがない党だからこそ正しい政治ができると訴えたい。つらくてもこのやり方を貫く」と言い切る。
同じ福岡選挙区に立候補予定の日本維新の会新人、吉田俊之氏(57)も懐具合は厳しい。陣営によると、公認を決める面接で、参院選には数千万円かかるという趣旨のことを党から言われた。同党では原則、選挙資金は候補者の自己負担。吉田氏は「自立する個人ですから」と笑うものの、「福岡市内に維新の国会議員、県議がいない。自民や民主と比べて(差が)大きい」と人的支援を党に求めた。
「とりあえず選挙をやり切ってからお金のことは考える」。鹿児島選挙区(改選数1)の維新新人、岩重仁子氏(39)は、鹿児島市中心部の築38年の雑居ビル1階に事務所を構え、街頭活動のためレンタカーを含め車6台をそろえた。数百万円を借金して賄ったという。
人とカネに苦労する立候補予定者が力を入れるのがインターネットの活用だ。ただ、業者に委託すると費用がかかる。岩重氏の陣営は毎週水曜日、本人出演の番組を自前で製作し、ネットで中継。「名前を知ってもらう機会を増やすツールとして、ツイッターやフェイスブックも積極的に利用している」と期待を寄せる。【下原知広、津島史人】
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:24:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627k0000m010037000c.html
みどりの風:参院選、7人を推薦支持
毎日新聞 2013年06月26日 19時23分
みどりの風は26日、参院選岡山選挙区から立候補する無所属の高井崇志氏=民主推薦=を推薦することを発表した。また、ほかに計6人を支持する。支持は次の通り。(敬称略)
青森 平山幸司(生活)=社民推薦▽岩手 関根敏伸(生活)▽広島 佐藤公治(生活)▽長崎 大久保潔重(民主)▽熊本 松野信夫(民主)▽大分 後藤慎太郎(無所属)=生活・社民推薦
2129
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:28:03
http://mainichi.jp/select/news/20130627k0000m010036000c.html
みんなの党:参院選京都選挙区、新人擁立へ
毎日新聞 2013年06月26日 19時21分
みんなの党は26日、7月の参院選京都選挙区(改選数2)の公認候補として、新人でスペイン料理店経営、木下陽子氏(33)を擁立する方針を固めた。同選挙区には既に、いずれも公認で民主、自民、共産、維新、諸派の5人が立候補を表明している。
2130
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:29:54
ドックトレーナー
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130626-OYT1T01115.htm?from=ylist
自民、田辺久人氏の公認取り消し…週刊誌報道で
自民党は26日、夏の参院比例選に立候補予定だった田辺久人氏の公認を取り消した。
週刊誌で元暴力団関係者との関係が報じられており、河村建夫選挙対策委員長は「(報道を)払拭できるだけの明快な回答を得られなかった。他候補への影響があると判断した」と説明した。
(2013年6月26日18時27分 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:32:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20130625-OYT8T01224.htm
<参院選>出馬予定4氏活動に熱
参院選に向けた集会で気勢を上げる支持者ら 参院選が公示されるとみられる7月4日が間近に迫り、熊本選挙区(改選定数1)に立候補を予定している4氏の活動が熱を帯びている。
立候補を表明したのは、民主党現職・松野信夫氏(62)、自民党新人・馬場成志氏(48)、共産党新人・山本伸裕氏(49)、諸派新人・守田隆志氏(63)。
松野氏は、民主党政権で法務政務官を務めた実績などを強調し、再選を目指す。4人の中で最も早い4月に参院選に向けた事務所を開設し、県内11地区に選対組織を作った。十数人から数百人までの会合をこまめに開き、地道な活動を続けている。
ただ、同党が政権を獲得した2009年に3人いた県連所属の衆院議員は、離党が相次ぐなどして現在はゼロになった。松野氏支援を表明している社民党県連も、昨年12月の衆院選熊本5区で現職が落選した。松野氏は、民主党を離党した日本維新の会の松野頼久衆院議員に「個人レベルで支援を求めたい」としているが、具体化するかどうかは不透明だ。
自民党県連が馬場氏の擁立を決めた候補者選考の会合は全会一致だった。公明党の推薦も受け、着々と準備を進めている。
一方、環太平洋経済連携協定(TPP)について、自民党は参院選公約で「国益にかなう最善の道を追求する」とし、安倍政権は7月下旬に交渉に参加する。県内約9万戸の農家が加わる県農政連は、協定に「断固反対」の立場だが、「我々の主張を政策に反映させるには政権与党とのパイプが必要」として馬場氏の推薦を決定した。馬場氏は、協定への反対は明言しないが、農業者らが開いた集会で「私も農家の出身」と発言し、配慮をにじませる。
山本氏は「自共対決」の構図を打ち出し、憲法改正反対などを訴える。共産党は、参院選の前哨戦とされた都議選で民主党を抑え、第3党に躍進。同党県委員会の久保山啓介委員長は「さらなる支持拡大を目指し、総力戦で臨む」と意気込んでいる。
守田氏は、支持母体の宗教法人「幸福の科学」関係者や各地の商店街などを回り、消費増税反対や電気料金値下げを訴えている。
(2013年6月26日 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:33:33
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130626-OYT1T00776.htm?from=ylist
社民・生活、民主の擁立断念に落胆と動揺…富山
参院選富山選挙区で民主富山県連が候補者擁立を断念したことを受け、選挙区で民主と選挙協力を模索していた社民党、生活の党の両県連幹部からは落胆の声が漏れた。
両党とも富山県にゆかりのある現職参院議員が比例選で出馬予定で、民主との連携で支援拡大を狙っていただけに、動揺が広がっている。
社民は民主に無所属統一候補の擁立を提案していたが、民主が独自候補擁立にこだわったため、選定作業を中断していた。近く選挙区の候補者について最終判断をするが、菅沢裕明代表代行は「日程上ぎりぎりで難しい」と断念する見通しだ。民主県連の判断については「自公政権に対する批判の受け皿を作れないことは残念」と語った。
すでに選挙区での擁立を断念している生活は民主との前向きな選挙協力を明言していた。生活県連の呉松福一副代表は「残念だ。選択肢が少なくなると投票率が低くなる可能性がある」と比例選への影響を懸念した。
(2013年6月26日17時59分 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:34:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130626ddlk16010567000c.html
2013参院選:民主擁立断念 「非常に心苦しい」 高田県連代表、会見で経緯説明 /富山
毎日新聞 2013年06月26日 地方版
夏の参院選富山選挙区(改選数1)について25日、公認候補の擁立を断念した民主党県連。前政権与党として、公認候補の擁立を「至上命題」とし、「不戦敗」を避ける方針を掲げてきたが、候補者擁立へ向けた調整は最終的に不調に終わった。
この日、県連は富山市内で常任幹事会を開き、擁立見送りの方針を決定。高田一郎代表は会合後の記者会見で、「(議席を減らした)都議選の状況や、党の置かれている厳しい環境を踏まえると、断念せざるを得ない。非常に心苦しい」と説明した。
県連執行部は冬ごろから複数の候補に対し、出馬の説得を続け、今月9日に開いた定期大会では、党員やサポーターを前に擁立方針を強調していた。
県連は24日にも常任幹事会を開催。同日中に候補を擁立するかどうかについて、最終的な判断を下す方針だったが、まとまらなかった。高田代表は「『もう一度、(説得を続けている候補に)確認をとるべきだ』との声が強かった」と決定先延ばしの理由を説明していた。
参院選富山選挙区には、自民新人の堂故茂氏(60)、共産新人の高橋渡氏(50)らが、出馬の意向を表明している。【大森治幸】
2134
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:36:04
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130626/plt1306261539005-n1.htm
【激闘 参院選】「自民党女ヤジ将軍」丸川珠代氏、抜群の存在感 東京選挙区 (1/2ページ)2013.06.26
通常国会は26日閉会、永田町は参院選(7月4日公示、21日投開票)モードに突入する。自民、公明与党の完勝で終わった東京都議選や、株価の乱高下、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)による慰安婦発言は、どう影響するのか。注目選挙区に迫った。
真夏の首都決戦・東京選挙区は、改選5議席をめぐり、有力・著名候補が乱立している。全国屈指の大激戦区だ。
この混戦を、頭一つ抜け出しそうなのが、自民党の丸川珠代厚労政務官。元テレビ朝日女子アナとして知名度抜群のうえ、野党時代に、鳩山由紀夫首相(当時)を「ルーピー」などと攻撃し、「自民党女ヤジ将軍」として存在感を示した。
初陣だった前回選挙での、4番目で滑り込みセーフといった弱さは微塵もない。人材派遣会社の新聞広告問題で野党に追及されても、「とにかくめげない。都議選では、赤の勝負服で応援に奔走していた。昨年、母親になって、さらに強くなったようだ」(自民党区議)という。
2007年参院選で、79万票を集めて2位当選した公明党の山口那津男代表も堅調。支持母体の創価学会票をベースに、テレビ出演などで知名度も高く、手堅く足固めしている。
比例代表で繰り上げ当選し、くら替え出馬する自民党の武見敬三参院議員も健闘している。かつての「日本医師会のドン」武見太郎氏の3男だけに医師会とは阿吽(あうん)の関係という。
「09年衆院選では、医師会の一部は民主党に走ったが、自民党に回帰した。今回の自民党比例区には羽生田俊副会長が出馬する。これとセットでの運動が功を奏し、選挙区でも複数の医師親睦団体などが武見支援で動いている」(医師会関係者)
5議席のうち3議席がほぼ固まりつつあるなか、残る2議席をめぐる争いは熾烈だ。
都議選で惨敗した民主党の現職2人は生き残りに必死。07年参院選で100万票超えでトップ当選した大河原雅子氏は、生協関連や女性中心に票固めに懸命で、鈴木寛元文科副大臣は連合の支援を受けて食らいつく。
やはり、都議選で大敗した維新からは、元日本テレビアナウンサーで大学教授を務めた小倉淳氏が出馬。みんなの党からは、写真家の桐島ローランド氏が名乗り。「脱原発」を掲げる俳優の山本太郎氏には、小沢一郎代表率いる生活の党などが支援する方針だ。
「民主党や維新に元気がないなか、04年から同選挙区で勝っていない共産党が都議選躍進の勢いのまま、議席奪還を狙っている」(選挙アナリスト)
当選ボーダーラインは60万票か。
2135
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:38:05
http://gendai.net/articles/view/syakai/143111
また公認取り消し 自民党のユルすぎる“身体検査”
【政治・経済】
2013年6月26日 掲載
26日で通常国会が閉じ、永田町は参院選モード全開。そんな中、自民党にとっては幸先の悪いニュースだ。安倍首相夫人の「アッキー案件」とされる候補者のひとりが、公認取り消しになることが分かった。参院選の比例代表に立候補予定だったドッグトレーナーの田辺久人氏だ。
「昭恵夫人の関係ということで安易に公認してしまったのですが、週刊誌で教え子に対するパワハラやセクハラが報じられた。過去には暴力団との交際もあったとされる。党が調査したところ“どう考えてもアウト”ということになり、出馬辞退を勧告しました。ところが本人がどうしても応じないため、公認を取り消すことになったのです」(自民党関係者)
自民党は、つい先日も比例候補の田島みわ氏が出馬を取りやめたばかり。暴力団関係者との交際報道が原因だった。参院選まで1カ月を切ったこの時期になって、マル暴がらみで2人も公認取り消しなんて異例の事態だ。
政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「それだけタガが緩んでいるということです。高支持率に浮かれて何でもかんでも擁立し、身体検査もろくにしていないから、今になって公認取り消しなんてことが起こる。昔の自民党でも、ここまでヒドイ公認候補選びはありませんでした。有権者をナメているとしか思えませんね」
25日の閣議後会見では、「(都議選に)勝って兜の緒を締めよという気持ちが重要」(古屋拉致担当相)、「そのまま参院選に行くほど選挙は甘くない」(麻生財務相)、「即座に参院選の圧勝に結びつくわけではないので気を引き締めないといけない」(田村厚労相)などと慢心を警戒する発言が相次いだ。裏を返せば、それだけ党内が浮かれているということだ。
<党内は派閥争い>
自民党の中堅議員が言う。
「党内は『参院選で勝つのは当たり前、それより選挙後の主導権争い』という雰囲気です。秋の党役員人事や内閣改造をにらんで、派閥の綱引きが始まっている。麻生派と大島派は合流を模索しているし、谷垣さんも自分のグループを立ち上げた。参院選では新人議員の大幅増も予想されるため、各派は公認候補の囲い込みに躍起です。中でも強引なのが二階派。『国土強靭化計画』の公共事業バラマキをエサに衆院1年生を取り込み、所帯は29人にまで増えています。参院選の比例候補に田島みわ氏をゴリ押ししたのも二階さんだし、比例区の70歳定年制も無視して71歳の大日本猟友会会長を公認候補にネジ込みました」
守れないなら何のためのルールなのかという話で、さすがに党内からも批判の声が上がったが、二階は素知らぬ顔。内輪の会合では「トシが1つ多いくらい何なのか。本当にバカバカしい」「敵は党内にいる」などと拳を振り上げていたという。
「結局、自民党は何ひとつ変わっていないということです。すっかり昔の派閥政治が復活し、くだらない派閥争いを始めている。公認取り消しや定年制の形骸化で分かるように、自民党の参院選戦略だって内実はガタガタなのです。それでも、野党が分裂したままでは自民党が勝ってしまう。それで痛い目に遭うのは国民ですよ」(伊藤惇夫氏=前出)
こんな党に参院選で大勝させて本当にいいのか。有権者はよーく考えた方がいい。
2136
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:40:00
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1306260600002.html
2013年6月26日
鹿野氏 党と共に「復帰戦」
◇ 比例出馬へ 本部要請に応じる
衆院議員を11期務めた元農林水産相の鹿野道彦氏(71)が、7月の参院選で国政復帰を目指すことになった。民主党公認で全国比例区から立候補する方針を固めたことが25日、分かった。
民主党本部の要請に応じた。27日に海江田万里代表が山形市入りし、同党県連幹部らに鹿野氏の擁立や支援について説明する予定だ。
鹿野氏は昨年12月の衆院選山形1区で当選12回を目指して出馬したが、落選した。進退については「静かに動向を見守りたい」などと述べる一方、落選後も党の要請で頻繁に東京に出かけ、党幹部に助言するなどしてきた。支持率の低迷が続く党の立て直しに向け、政治経験の豊富な鹿野氏を国政に復帰させたい党本部が擁立を模索していたという。東北での重点候補者となる見通しだ。
鹿野氏は民主党県連の最高顧問も務める。24日夜には県連会長の近藤洋介衆院議員と鹿野氏が懇談。近藤氏から鹿野氏に対し、支援について説明があったとみられる。
鹿野氏は「農・林・漁 復権の戦い」(財界研究所)を今月出版。約700人が集まった山形市内の出版記念パーティーでも後援会から「政治家、鹿野道彦の復権を期待したい」(高橋文夫会長)との声が出ていた。
鹿野氏の擁立で民主党県連の活動が活発になり、同県連が支持し、参院選山形選挙区に立候補を予定する現職でみどりの風の舟山康江氏(47)の選挙戦にも影響を与えそうだ。(西尾邦明)
2137
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:43:52
http://gendai.net/articles/view/syakai/143102
ワタミ渡辺会長の手紙は選挙違反か
【政治・経済】
2013年6月25日 掲載
7月の参院選に自民党から出馬する居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹会長(53)の手紙が、「公選法違反ではないか」と騒ぎになっている。手紙は、ワタミが経営する弁当宅配サービス「宅食」の利用者に、渡辺会長が送ったもの。
「ワタミの宅食 お客様各位」と表題がつき、〈私、渡邉美樹はこの度、自民党の全国比例代表候補として公認されました〉などと、参院選に出馬することを詳細につづっている。ネット上では「参院選の公示前だから公選法違反じゃないか」と批判が飛んでいるのだ。
果たして公選法に違反しているのか。
「公選法129条は、選挙期間中以外に“選挙運動”することを禁じています。ただし“政治活動”は認められている。問題は、その手紙が選挙運動なのか、政治活動なのかです」(総務省選挙課)
公選法違反かどうかの判断は難しそうだが、早くも心配されているのは、この調子では、前代未聞の「会社ぐるみ」選挙になりかねないことだ。ワタミグループの全従業員6000人が選挙に駆り出されるのではないかとみられている。
「選挙になったら、朝から夜まで休日もなく、渡辺会長の当選のために選挙運動をやらされることになるのではないか。なにしろ、全社員に配布される会社の理念集には『365日24時間死ぬまで働け』『出来ないと言わない』と書かれている。渡辺会長も雑誌のインタビューで『ぶっ倒れようが、とにかく1週間全力でやらせる』と平気で答えています。26歳の女性社員は飛び降り自殺に追い込まれている。いまから社員は憂鬱になっています」(ワタミ従業員)
ワタミ広報は、渡辺会長が出した手紙についてこう言う。
「投票を呼び掛けたり、立候補表明などにかかる内容でないことはご理解いただけると思います」
社員を酷使する「ブラック企業」だと批判されているワタミ。どんな選挙戦をやるのか、選挙に社員を使うのか、有権者はしっかりチェックすべきだ。
2138
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:45:01
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130626t11026.htm
参院選宮城選挙区 業界団体、自民支持に回帰 政権復帰で一転
7月4日公示(21日投票)が見込まれる参院選で、宮城県内の主な業界団体の推薦が出そろった。民主党政権下で難しい立ち位置を迫られた2010年の前回参院選から一転し、今回は自民党候補を軸とした推薦が目立つ。昨年12月に自民党が政権に復帰したことで、同党を長年支えた団体の回帰の流れが鮮明になった。
主な業界団体の参院選対応は表の通り。県医師連盟は今回、選挙区で自民現職、比例代表で組織内候補の自民新人を推薦した。
嘉数研二委員長は「何事もスピードが求められる時代。団体の政策を実現するには政権与党への強い働き掛けが必要だ」と説明する。
前回は選挙区で民主現職、比例で民主新人と自民現職を推した。「民主党政権の発足当初は期待したが失敗に終わった」と嘉数委員長。選挙区では民主現職からも推薦依頼があったが、推す声は上がらなかったという。
医療関係団体は軒並み自民党支持に戻った。
県歯科医師連盟の細谷仁憲会長は「支援活動を連動させるため、比例も選挙区も自民党推薦とした」と話す。県歯科技工士連盟、県薬剤師連盟、県看護連盟も選挙区、比例とも自民候補を推薦した。
県看護連盟は前回も選挙区、比例とも自民党候補推薦を貫いた。冨田きよ子会長は「民主党は東日本大震災で対応が遅く力不足だった」と言う。
県看護連盟のような団体はまれ。民主党政権下では多くが自民一辺倒の転換を余儀なくされた。
県建設業協会も前回は選挙区で自主投票とした。佐藤博俊会長は「基本的には政権与党を支持する。自民党に長年お世話になっていることもある」と述べ、政権与党と長年の支持政党が一致したことを、今回の対応の理由に挙げた。
比例では自民、選挙区では自民、民主両党の候補を推薦したのは、県農協政治連盟と県漁協、県商工政治連盟の3団体。
県商工政治連盟の加藤亨二常任委員は「安倍政権の成長戦略に期待している。民主党には震災時の政権党としてお世話になった」と話している。
2013年06月26日水曜日
2139
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:46:54
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130626-OYT1T00240.htm?from=ylist
民主では戦えぬ…隠れ「公認」・反自民前面も
夏の参院選に向け、民主党の看板を外し、無所属で臨む候補がいる。
民主党政権への不信感から離れた支持層を少しでも呼び戻そうと、党派色を薄めて支持を広げる戦略だ。東京都議選で大敗するなど党勢が回復する兆しが見えない中、局面の打開につながるか。
◆岡山選挙区(改選定数1)
石井 正弘 67 自新
垣内 京美 46 共新
安原 園枝 51 諸新
高井 崇志 43 無新
西嶋 朋生 36 無新
「岡山の政治状況で、民主党公認だけで本当に勝てるのか」。今月1日、岡山市内であった前衆院議員の高井崇志氏の後援会緊急集会。民主党の海江田代表は、党県連幹事長を務めていた高井氏が幅広い支持を集めるため、離党して立候補表明したことを説明した。
競う相手は、自民党が擁立する前知事の石井正弘氏。参院選と選挙区が同じ知事選を4回連続で制し、知名度は抜群だ。
民主党県連は「独力での勝利は難しい」として、「無所属で民主党推薦」を念頭に候補者を探し、会社経営者ら約20人に声をかけたが、いずれも断られた。結局、昨年の衆院選で落選し、再起を目指していた高井氏が出馬せざるを得なかった。
高井氏らが連携相手として期待するのが、日本維新の会国会議員団代表で、当選11回の大ベテラン、平沼赳夫衆院議員だ。石井氏は昨年の衆院選岡山3区で、平沼氏の対立候補だった自民党の阿部俊子衆院議員を支援。関係者によると、平沼氏は建設官僚だった石井氏を知事に誘い、知事選でも全面支援したいきさつがあり、石井氏の行動に激怒したという。
高井氏は、平沼氏にあいさつした際、「(推薦は)党としては難しい」と言われたというが、「せめて平沼氏の後援会の方々が投票用紙に『高井』と書いてくれれば」と期待を寄せる。
だが、平沼氏の後援会幹部は「海江田さんまで応援に来て、『無所属』じゃあ通らない。公認以上の力こぶの入れようじゃないか」と、“隠れ民主公認”ぶりを批判する。
◆香川選挙区(改選定数1)
三宅 伸吾 51 自新
田辺 健一 32 共新
中西 利恵 50 諸新
植松恵美子 45 無現
「信念を貫くために離党した。失うものは何もありません」。民主党を離党し、無所属で再選を目指す植松恵美子氏は今月上旬、瀬戸内海に浮かぶ香川県・直島で開いた対話集会で、約20人を前に声を張り上げた。
植松氏は2月、「消費税やTPP(環太平洋経済連携協定)を巡って考えに違いがある」と離党を表明。「反自民・非共産を掲げる」と、幅広い層に支持を求める意向をにじませた。
香川では、2005年の衆院選以降、連合香川の仲立ちで民主と社民両党が共闘。植松氏も07年、この枠組みに乗って初当選した。
県議会で第2党の6議席を占め、一定の勢力を保つ社民党県連は今回、自主投票を決めた。推薦方針を決めた直後の離党に感情的なしこりが残るうえ、「憲法改正を巡り対立する日本維新の会と接近するのでは」(県連幹部)との警戒感が高まったのも一因だ。
植松氏に裏切られた格好の民主党県連は、対抗馬を立てる余力がなく、「党員の自主的な応援は妨げない」として、事実上支援する方針だ。県連関係者は「巨大与党に対抗するには他に手がない」と打ち明ける。
植松氏は「『民主を出たなら応援できる』と言ってくれる人もいる」と維新の会支持層の取り込みも狙うが、同党関係者は「民主党から事実上の支援を受けている。立ち位置がはっきりしない」と批判する。
自民党県連幹部は「党派色を薄めた方が得る票は多いと見たのだろうが、有権者は理解できないだろう」と冷ややかだ。
(2013年6月26日08時25分 読売新聞)
2140
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:48:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130625-OYT8T01525.htm
[参院選]業界団体票 自民に回帰
◇県医師連盟推薦絞る
7月の参院選で、業界団体票が自民党回帰の動きを強めている。昨年の衆院選で自民以外にも推薦を出した県医師会の政治団体「県医師連盟」などは自民に推薦を絞った。衆院選で県内の衆院議員が自民だけとなり、参院選も全国的に自民の優勢が伝えられていることが背景にあるようだ。
県医師連盟は衆院選で1区は自民と日本未来の党(現・生活の党)、2区は自民、3区は自民と民主、4区は民主候補に推薦を出し、対応が選挙区で分かれた。国民皆保険維持の立場から環太平洋経済連携協定(TPP)に反対するが、日本医師連盟の組織内候補が自民公認で比例選に立候補することもあり、自民の滝沢求氏の単独推薦を決めた。
県医師連盟の幹部は「以前は自民以外の現職が複数いて、自民も野党だったので色々配慮が必要だった。今回は自民一本でまとまりやすい」と解説する。
県森林組合連合会(県森連)も衆院選では全区の自民候補と3区の民主候補を推薦したが、今回は滝沢氏だけを推薦する。
県トラック協会は5月に滝沢氏の推薦を決定。前回参院選は民主候補を推薦したが、昨年衆院選から自民に戻った。トラック業界は燃料費高騰にあえぐが、同協会の三浦政光・専務理事は「暫定税率廃止の公約違反など、前政権への失望が大きかった。燃料高騰を差し置いても、自民政権の継続へ期待は大きい」と話す。
県建設業協会は生活の党の平山幸司氏からも推薦願を受けたが、昨年衆院選に続き自民候補だけの推薦を決定した。地方の建設業界にとって自民政権の国土強靱(きょうじん)化の方針が期待できると説明する。
1次産業団体は安倍政権のTPP交渉参加に反発する一方、政権与党とのつながりを重視して自民支持に回るケースも目立つ。
県漁業協同組合連合会(県漁連)などで作る「県漁業経営安定対策本部」には、複数の推薦願が届いているが、滝沢氏推薦とした。同本部は「TPPには反対だが、各種事業や燃油高騰への対応をしてもらうためにも与党との関係は大切だ」と説明する。
農協は足並みが乱れている。県内JAグループ幹部で作る「県農協農政対策委員会」は平山氏と無所属の工藤信氏、共産党の吉俣洋氏の3候補予定者を推薦するが、JA津軽みらいとJA八戸は滝沢氏の推薦を決めた。ある県南地方の農業関係者は「農業票は今回かなり分散するだろう」と推測している。
(2013年6月26日 読売新聞)
2141
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:49:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130626/elc13062602140006-n1.htm
【参院選2013 山形】
戦いの構図 自民、非自民の争い
2013.6.26 02:04 [国会]
■TPP問題 アキレス腱に
「非常に厳しい戦いですす。農村部においてはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題が非常に響いています」
山形市内で今月17日、経済人が集まった会合で、自民公認候補の大沼瑞穂が訴えかけた。
山形選挙区は大沼を含め4人が立候補を表明しているが事実上、現職の舟山康江に新人の大沼が挑む戦いになっている。
先の衆院選で自民が圧勝、今夏の参院選の「1人区」では「自民勝利」の予想がなされる。しかし先月30日、自民に衝撃が走った。JAグループの政治団体である県農協政治連盟が、民主を離脱して「TPP反対」を訴える舟山推薦を決めたからだ。
農政連が決定する前日に、自民党幹事長の石破茂が直接、農協に電話をするなど働きかけていたという。しかし、農政連はこれまでと違って与党の候補予定者の依頼をけり、野党推薦に回った。農政連は「反自民や党ではなく、あくまでTPP反対の個人としての舟山を推薦した」とする。これに対し、自民県連幹部は「農協も与党とのパイプの重要性は分かっているはずだ」と憤る。
前回の衆院選の山形2区で、TPP交渉参加に積極的な民主現職の近藤洋介が、TPP反対を訴えた自民新人に2万票近い差をつけられて敗れた経緯もある。自民市議は「農村地域は本当に厳しい戦いだ」とため息をつく。農業県の山形で、TPP問題は“アキレス腱(けん)”になりかねない。このため自民は党のTPP対策委員長、西川公也や農水相の林芳正を投入。TPP勉強会などを開き、「交渉で重要品目を守る」と訴える。
民主は5月26日になってようやく舟山支持を決めた。それに続き社民、連合山形も舟山を支持。非自民を結集した形だが、一枚岩ではない。連合内でも電力系労組は、反原発の舟山への不信感は根強く「呉越同舟」(舟山陣営)という。
このため、山形市の舟山事務所には「みどりの風」のポスターは張られず、党の色を排除し、「県民党」を強調している。ただ、自民、公明の組織戦を展開する大沼陣営に「象にアリが挑むようなものだ」(舟山)とする。
一方、共産の太田俊男は一貫してTPPと消費税反対を訴え、街頭演説を展開。幸福実現の城取良太も、宗教団体「幸福の科学」の信者を中心に支持の拡大をはかる。自民、非自民の戦いにどこまでくいこめるかだ。=敬称略(杉浦美香)
◇
◇山形選挙区(改選数1)
立候補予定者
大沼瑞穂34 元財団研究員 自新
太田俊男59 党県副委員長 共新
舟山康江47 元農水政務官 ミ現
城取良太36 幸福の科学職員 幸新
2142
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:54:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1371914943329_02/news/20130623-OYT8T00042.htm
臨戦 2013参院選京都 一覧
頼れぬ看板知名度カギ〜民主〜<1>
400人の聴衆で埋まる会場が一時、和やかな雰囲気に包まれた。
「私、体が大きいでしょ。前原さんといると、SP(警護官)と間違えられる。ホテルで『SPは端に控えて』と言われたことも……」
民主党が上京区の西陣織会館で8日に開いた講演会。参院選京都選挙区(改選定数2)で立つ新人・北神圭朗は、衆院議員・前原誠司(京都2区)を引き合いに、自らの知名度不足をユーモアを交えて嘆いてみせた。
北神は、京都4区(右京区、西京区、亀岡市など)を地盤とした元衆院議員。初当選の2005年は保守分裂の隙をついて比例復活し、政権交代を果たした09年は民主旋風に乗って大勝した。しかし、昨年12月の衆院選では、前原らが踏みとどまる中、自民党候補に大差で敗れた。
後援会幹部は「ツキと風で2度当選したが、昨年は民主党の印象が悪くなったせいで負けた」。だから、「前原のように、個人の魅力を知ってもらえないと勝てない」と話す。
北神のポスターには、大書された本人の名前と対照的に、二つの赤い円が重なり合う党のロゴマークや党名は小さく、目立たないように掲載されている。いまだ支持回復の兆しが見えない党の印象を薄め、北神個人を前面に押し出したい――。「演出」の背景には、そんな思惑が込められている。
陣営は、京都選挙区の当選ラインを25万票と見込む。党の候補は6年前の参院選で約50万票、2人を擁立して1人が当選した3年前は計約47万票を獲得したが、昨年の衆院選比例で党が府内で得た票は約18万しかなかった。
党府連の5月下旬のまとめで、府内の党員・サポーターは約6500人。与党だった前年より約2割も減った。無党派層から見放され、足元の支持基盤も細るばかりだ。
このため、北神は外向きに「民主色」を薄める一方、連日、前原ら国会議員、地方議員の後援会や労働組合の集会をはしごし、名前を懸命に売り込む。「前原さんらに腰ぎんちゃくのようについて行かないと、知名度アップはおぼつかない」と語る。
ただ、4区以外ではまだまだ名前は知られていない。
今月中旬、陣営幹部は「予想はしていたが、やっぱり」とため息をついた。党が府民を対象に行った知名度調査。「北神を知っている」はわずか30%と、自民党現職・西田昌司に14ポイントも水をあけられていた。
とはいえ、1人しか当選しない衆院選小選挙区と違い、今回の議席は二つ。
8日の講演会では、今期で引退する参院議員・松井孝治が、西田の勢いを強調しつつ、「2人が当選する選挙で、2位争い。もう1人の候補者(西田)を応援している人もいるかも知れないが、北神さんを落とすわけにはいかない」と呼びかけた。
北神は焦る。「知名度を浸透させる時間がない。民主の看板では話を聞いてもらえない。(このままでは)『北神知らん、民主あかん』になってしまう」
◆京都選挙区(改選定数2)の予想の顔ぶれ
北神圭朗 46 民新
西田昌司 54 自現〈1〉
倉林明子 52 共新
山内成介 47 維新
曽我周作 34 諸新
所属政党、新旧、当選回数。並びは参院勢力順。
(2013年6月23日 読売新聞)
2143
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チバQ
:2013/06/26(水) 20:56:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1371914943329_02/news/20130623-OYT8T00992.htm
臨戦 2013参院選京都 一覧
1000団体が推薦緩み懸念〜自民〜<2>
「民主党政権下、一議員だった安倍さんとデフレ脱却の勉強会を重ねた。今、アベノミクスにその成果が出ている」
中京区で15日にあった事務所開きで、参院選京都選挙区(改選定数2)の自民党現職・西田昌司は、高い支持率を維持する首相・安倍晋三との「近さ」を強調した。経済力、防衛力、文化力を高め、日本を取り戻す――。「首相と私が目指すものは軌を一にする」と、西田はいう。
17年務めた府議から転身し、初当選した2007年の参院選。当時の首相も安倍だったが、年金記録漏れ問題や閣僚の失言で支持率は低かった。逆風を受けた西田が得たのは約36万票。トップの民主党候補に約14万票差を付けられた。
04年、10年の参院選に出馬した自民党の二之湯智(今回非改選)も民主党候補に次ぐ2位当選に甘んじた。京都における自民党候補のトップ当選は、西田の父・吉宏(故人)が約42万票を獲得した01年が最後だ。
今回は、安倍人気が追い風になる。
西田が5月下旬に下京区で開いた国政報告会では、安倍からのビデオメッセージが上映された。「予算委員会の最前線で、西やんは民主党政権を追いつめました。今度は与党ですから、安倍政権を追いつめてもらったら困ります」と会場を笑わせ、「京都に西やんあり、そういう票を獲得してもらいたい」
西田の事務所には、多い日には業界団体などから1日20〜30の推薦状が届き、すでに約1000団体。強固な組織力を誇る公明党も、20日に西田の推薦を発表した。「お願いが早かったこともあるが、6年前の選挙より順調」(事務所関係者)。「逆風だった6年前とは違う。投票してもらえるようやるべきことをやり、結果、大勝ということになればいい」と、本人も手応えを感じている。
ただ、歯に衣(きぬ)着せぬ西田の主張には、「軌を一にする」はずの安倍との食い違いもある。安倍が交渉参加を決めたTPP(環太平洋経済連携協定)について、西田のホームページは「百害あって一利なし」と書く。農業へのダメージなどを反対理由に挙げるが、陣営内部には、「有権者に、党の方針と違うと映ってしまう」との批判もある。
陣営の緩みも懸念材料だ。
15日、事務所開きに続いて行われた府連の総決起大会。立ち見を含む1000人を前に、選対本部長を務める二之湯は「西田は大丈夫、負けるはずがないという声は危険だ」とクギを刺した。「安倍政権は順調、勝って当たり前、となるのが心配」と、法相・谷垣禎一(京都5区)も同調した。
だが、ある地方議員は冷ややかだ。「緩みが怖いという選対本部自体に、緊張感が感じられない」。一枚岩となって戦い、どこまで票を伸ばせるか。好調と言われる自民党にとっても、この選挙は正念場になる。(敬称略)
(2013年6月24日 読売新聞)
2144
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:57:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1371914943329_02/news/20130624-OYT8T01702.htm
臨戦 2013参院選京都
都議選で勢い加速狙う〜共産〜<3>
23日の昼下がり、参院選京都選挙区(改選定数2)に立候補する共産党新人・倉林明子は北区の公園前で車を降りると、待っていた約20人と握手を交わし、マイクの声を響かせた。
「他党はそろって改憲派。負けるわけにはいきませんっ」
傍らに付き添ったのは、6期目のベテラン京都市議・井坂博文。昨年7月以降、倉林を招いたミニ集会や演説会を同区で20回以上開き、支援者に売り込んできた。「倉ちゃんには、一度会っただけで人の心を引きつける魅力がある。自分らも必死でやる」と語る。
倉林は中京区選出の元京都市議。34歳で初当選し、党市議団を束ねる幹事長などを歴任した。5期目の任期を2年近く残し、11日付で市議を辞職した。
党が「市議団のエース」(府委員会幹部)で勝負をかける背景には、強い危機感がある。かつて「革新の牙城」と呼ばれた京都でも、参院選の勝利は1998年が最後。前回2010年の党公認候補の得票は約18万票と、98年(約38万票)から半減した。
ただし、同市議会では、倉林の辞職後も共産党は14人と、自民党(22人)に次ぐ勢力を誇る。党内の人望が厚いという倉林の出馬で市議らのフル回転を促し、府内有権者の半分以上を占める京都市を中心に大幅得票を狙う。
政策は明快だ。
消費増税の中止、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加撤回、憲法改定反対――。自民党政権に真っ向から対決を臨み、京丹後市で計画される米軍早期警戒レーダーの配備阻止も掲げる。「対立軸は明確。議席奪還に向けて、今回ほど面白い選挙はない」と、倉林はいう。
これまでと同じ内容の主張も多いが、訴え方には工夫を凝らす。
陣営は4月、演説などの際にパンフレット「ACCO(アッコ)」の配布を始めた。倉林の生い立ちや市議時代の活動をマンガで紹介し、「政治家女子はとことんやる!」。「20〜30歳代に手にとってもらいやすいものを」と、顔写真や文字中心だった従来のパンフレットから大きく転換した。
24日午前、臨時議会が始まった京都市議会。「倉林明子議員からの辞職願を受理しました」。議長の報告を、「エース」を頼りにしてきた14人の共産党市議たちは神妙に聞いた。
しかし、党市議団の控室では、あちこちで明るい声も飛び交った。「大健闘でしたな」「久しぶりに、新聞の1面を気持ちよく読めたわ」。話題の中心は、党の議席が8から17へ躍進した、前日の東京都議選。
「自共対決の傾向が鋭く出た。反自民層が、もはや民主党や日本維新の会では頼りにならんと、わが党を選んだのだろう」。井坂は高揚した様子で語り、力を込めた。「この勢いを、京都でさらに加速させる」(敬称略)
(2013年6月25日 読売新聞)
2145
:
チバQ
:2013/06/26(水) 20:58:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1371914943329_02/news/20130625-OYT8T01570.htm
臨戦 2013参院選京都
衆院選29万票もう一度〜維新〜<4>
政策を訴える山内氏。隣では妻がポスターを掲げていた(25日、舞鶴市で) 「一人では何もできない。どうか力を貸してください」。参院選京都選挙区(改選定数2)に立候補する日本維新の会新人・山内成介は居住まいを正し、頭を下げた。
中京区の居酒屋で21日夜に山内を囲んだのは、ともに共同代表・橋下徹に共鳴し、「維新政治塾」で学んだ会社員ら10人。「日本、京都を再生させられるのは、やはり維新しかない」と、その場で支援団体の結成を確認した。組織のない山内にとって、心強い援軍だった。
あのときは、肌に感じる熱気があった、と山内は思う。大阪での改革の実績を引っさげ、国政に乗り出した橋下に、「閉塞感を打破してくれるのでは」と無党派層の期待感は高まっていた。
昨年12月の衆院選。京都3区(伏見区、長岡京市、向日市など)で立候補した山内は、橋下維新への追い風に帆を張り、落選したとはいえ、全体の2割を超える約4万2000票を獲得した。維新の会が府内で得た比例票は約29万票。民主党(約18万票)、共産党(約14万票)を上回り、トップの自民党(約30万票)に肉薄した。
手応えを得た山内は4月、参院選への再挑戦を表明した。だが、その後、橋下のいわゆる従軍慰安婦発言が飛び出す。安倍政権が高い支持を集める中、改革の党としての存在感も低下していった。
下京区で23日に開かれた山内の事務所開きでは、かつての熱気に引かれて維新の会に集った面々から、悲観的とも取れる言葉が相次いだ。
「苦難の時だ」とあいさつした維新の会府総支部代表代行・田坂幾太は、元自民党府連幹事長。みんなの党から移った清水鴻一郎・元衆院議員も「大変厳しい選挙」と語り、民主党出身で維新の会唯一の現職府議・豊田貴志は「何とか2位に」と悲壮感を漂わせた。
しかし、その日夜に明らかになった「逆風」は陣営の予想をはるかに超えていたかも知れない。東京都議選。自民党が立候補した59人全員を当選させた一方、34人を擁立した維新の会はわずか2人と、改選前(3人)にも届かない惨敗だった。
同じ「第3極」のみんなの党は、維新の会との選挙協力解消を受け、京都選挙区に新人の女性候補を擁立する方針を決めた。28日に発表する方針で、山内にとってはさらなる痛手だ。
25日朝、舞鶴市内の交差点。「地方から日本を再生させるため、一緒に政治を変えましょう」。信号待ちの車や歩行者に、ハンドマイクで懸命に訴える山内の姿があった。
演説が終わると、一人で商店街を歩き、店主らに名刺を配る。府北部の地理には不案内といい、綾部市出身の妻(43)の運転が頼りだ。
「ウルトラCはない。地方を元気にするという原点に立ち戻り、コツコツやるしかない」。衆院選で維新の会に投じられた約29万票。見えなくなったその一票一票をもう一度たぐり寄せようと、山内は今日も府内を巡る。(敬称略、おわり)
(この連載は、南暁子、倉岡明菜、上野将平、藤本将揮が担当しました)
(2013年6月26日 読売新聞)
2146
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 09:35:34
経歴詐称、古賀輝生氏は演説内容も中身がなかったが
やはりおかしな候補者。
こんな記事も上がってる。みんなの党、これで良いのか?
hunter-investigate.jp/news/2013/06/post-377.html
2147
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:45:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062702160015-n1.htm
【参院選2013 栃木】
意気込む各陣営 「負けられぬ」「空中戦突入」
2013.6.27 02:09
通常国会が閉会した26日、参院選へ向けて各陣営が本格的に稼働した。5人が立候補を表明している栃木選挙区は民主現職と自民新人の戦いが軸となるが、各陣営は「今回は絶対に負けられない戦い」「いよいよ実戦の空中戦に突入。これまでは準備期間だった」と意気込んでいる。
民主は衆参合わせ唯一の県内選挙区の議席として現職、谷博之氏(69)の必勝を期す。松井正一総合選対事務局長は「相手は新人といいながら強い。うちは負けているという認識だ」と引き締め、「谷氏の議席の維持は、大きく言えば、日本の民主主義と福祉を守ること」と強調した。
一方、攻める側の自民新人、高橋克法氏(55)の陣営は「候補は新人。自民として一丸となってチャレンジャー精神で戦う」。石坂真一選対本部事務総長は「栃木の議席奪還が日本を取り戻すことにつながる」と、参院での安定多数獲得のため負けられない選挙区との認識を示した。
また、2氏以外の候補予定者も活動を活発化。みんな新人・沖智美氏(32)は終日、商業施設前やJR宇都宮駅西口など宇都宮市内で街頭演説を繰り返した。夕方には比例代表の候補予定者も合流。ともに知名度アップに力を入れる。共産新人・小池一徳氏(52)は政見放送の準備などに追われ、党の宣伝カーは県北を中心に回った。陣営関係者は「アベノミクスで収入が増えたのか。経済や憲法、原発の問題を訴えていきたい」。幸福新人・杉浦満春氏(45)はミニ集会や支持者回りにも力を入れており、宇都宮市内を回った。陣営関係者は「消費増税中止と国防強化を中心に訴えている」と話した。
2148
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:45:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062702160019-n1.htm
【参院選2013 和歌山】
さあ決戦の夏へ
2013.6.27 02:11
■安定政権/生活向上/ぶれない…各党意気込む
通常国会が閉会した26日、県内の各政党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」や憲法改正、エネルギー政策などの課題を問う参院選に向け、それぞれ談話などを発表。7月4日公示、21日投開票とされる選挙戦が実質的にスタートした。
◇
政権与党の自民党は吉井和視県連幹事長が「強い政権を目指し、安定した外交のできる政権を作るため全力を尽くす」と強調。「ねじれ解消も視野に入ってきたので取りこぼしのないようにしたい」と意気込む。
連立を組む公明党県本部の角田秀樹代表は「今、必要なのは政治の安定。この選挙でねじれを解消し、国民生活の向上を訴えていく」とコメント。比例や推薦候補の支持拡大に努める。
一方、選挙区での候補者擁立を断念した民主党県連の浦口高典幹事長は「生活者起点の党として雇用を生み出すなど日本経済の立て直しに取り組む。比例票をできるだけいただけるよう全力で活動する」とした。
都議選で躍進した共産党は、県委員会の竹内良平委員長が「経済と暮らし、原発、TPP、憲法などの重要問題が問われる選挙。ぶれずに自民党政治と対決し、支持を広げて勝利を目指す」と意気軒昂。
一方、都議選で厳しい結果となった維新は候補者擁立を見送った。和歌山総支部の阪口直人代表は「申し訳ない」とした上で、比例を念頭に「一人でも多くの仲間が当選するようサポートしていく」と述べた。
幸福実現党和歌山支部の今井田俊一支部長は「景気の腰折れを招く消費増税が進められようとしている。選挙戦では憲法9条改正による国防強化や消費増税の中止を訴えていく」などとした。
社民党県連合の野見山海代表は「憲法改悪を許さず、農業・医療などを破壊するTPPに絶対反対を貫く。原発廃止など命と暮らしを再生するため闘い抜く」とのコメントを発表した。
和歌山選挙区には自民現職の世耕弘成氏(50)、共産新人の原矢寸久氏(61)、幸福実現新人の久保美也子氏(52)が立候補を表明している。
2149
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 22:46:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062702160017-n1.htm
【参院選2013 群馬】
4陣営の動き加速 支援者個別訪問や遊説
2013.6.27 02:11
通常国会が閉会した26日、群馬選挙区(改選数1)から立候補を表明している4陣営は、7月の参院選に向けた動きを加速させた。自民党の山本一太氏(55)は公務のため主だった動きはなかったが、民主党の加賀谷富士子氏(35)、共産党の店橋世津子氏(51)、幸福実現党の安永陽氏(65)の3人は、支援者の個別訪問や遊説を行い支持を訴えた。
◇
■山本一太陣営
山本氏は通常国会のため終日都内で活動した。県内には27日朝に入り、高崎市内で企業回りに臨む予定。同日夜は桐生市で開かれる国政報告会に出席する。
東京都議選で自民が大勝し、陣営のムードは明るいが、須藤昭男県連幹事長は「おごることなく、油断することなく戦っていきたい」と引き締めを図る。
■加賀谷富士子陣営
加賀谷氏は、伊勢崎市内の企業前で朝立ちし、通勤者らに支援を呼びかけ。その後、桐生市内で、支援を受けている県議の支持者らにあいさつ回りした。
3児の母でもある加賀谷氏は、改憲反対を強く主張しており、「子育て世代の声、庶民の声を訴えて戦い抜きたい」と生活者に寄り添った政治を掲げる。
■店橋世津子陣営
店橋氏は中之条、東吾妻、長野原、嬬恋の4町村で遊説。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)反対や原発即時廃止などを主張し、安倍晋三政権への批判を強めた。
共産は都議選で第三党に躍進した経緯もあり、参院選でも反自民の受け皿をねらう。陣営は「参院選は自共対決だ」と意気込む。
■安永陽陣営
安永氏は、高崎市内で支援者へのあいさつ回りや街頭演説などを実施。憲法改正や消費税増税反対を訴え、支持拡大を図った。
もともと県外出身の安永氏は2月から県内入りし、街頭演説や商店街の練り歩きなど地道な活動を展開。陣営は「ぶれない政策が浸透してきている」と手応えを感じている。
2150
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 22:46:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062702160011-n1.htm
【参院選2013 山陰】
立候補予定者“臨戦モード”
2013.6.27 02:12
■鳥取5氏、島根4氏が準備
国会が閉会した26日、参院選へ向けた動きが一気にあわただしくなった。鳥取、島根両選挙区でも、それぞれの立候補予定者が“臨戦モード”に入り、各地であいさつ回りなどを精力的に行った。
鳥取選挙区では、5人が立候補に向け動いている。
民主現職の川上義博氏(62)は国会で上京中。代わりに事務所スタッフが企業などを回った。27日に帰県し活動に戻る。
自民新人の舞立昇治氏(37)は、県西部の大山町であいさつ回り。鳥取市の事務所には安倍晋三首相らの激励文が並ぶ。
共産新人の岩永尚之氏(56)は八頭町、若桜町など県東部で街頭活動。15日には鳥取市で事務所開きを行った。
幸福新人の吉岡由里子氏(46)は16日、矢内筆勝党首も駆けつけ鳥取市に事務所を設置。26日は米子市などを回った。
無所属新人の井上洋氏(64)も準備を進める。
島根選挙区では、4人が立候補を表明している。
自民新人の島田三郎氏(56)は午前中、地元の安来市で支部役員と打ち合わせ。午後はあいさつ回りに奔走した。
共産新人の向瀬慎一氏(42)は出雲市内で市議や後援会の女性メンバーとともに街頭活動し、夜は青年部の集会に出席。
みどり現職の亀井亜紀子氏(48)は国会本会議出席後、午後に地元に戻る予定だったが、国会対応が長引き断念。27日に戻る。
幸福新人の池田節子氏(57)は松江市であいさつ回り。事務所では、スタッフが選挙本番に向けての準備に追われた。
また、この日、松江市の島根県民会館で選挙をきれいにする国民運動県本部会議が開かれ、明るくきれいな選挙を目指すことを申し合わせるとともに、「有権者らは棄権することなく投票に参加してください」などとした声明を決定した。
2151
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 22:49:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062717370072-n1.htm
社民、参院比例に新人 岡山では無所属推薦
2013.6.27 17:35
社民党は27日、参院選比例代表に新人で党企画部長の矢野敦子氏(45)を擁立することを決めた。同党公認候補は選挙区5人、比例代表4人となった。岡山選挙区(改選数1)では元民主党衆院議員で無所属の高井崇志氏(43)の推薦を決定した。
2152
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 22:49:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/stt13062719290006-n1.htm
与野党が本格始動 自民「正攻法で」 民主「緊急事態」
2013.6.27 19:27 (1/2ページ)[選挙]
官邸に入る安倍晋三首相=27日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)
国会閉幕から一夜明けた27日、与野党は7月4日公示、21日投開票予定の参院選に向けて本格始動した。安倍晋三首相(自民党総裁)は選対幹部と今後の遊説方針を確認。一方、苦戦が予想される民主党の海江田万里代表は「緊急事態」を宣言し、同党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)の幹部に支援を求めた。公明党と日本維新の会は選挙公約を発表し独自色をアピールした。
「奇をてらわず、昨年と同じ『日本を、取り戻す』という基本線で臨もう」
首相は27日、首相官邸で自民党の河村建夫選対委員長と会談。参院選での遊説について、昨年の衆院選と同様、「日本を、取り戻す。」をキャッチフレーズに、経済政策を前面に打ち出すことを確認した。
60%前後で推移する高い内閣支持率を背に、首相は「正攻法でいきたい」とも強調。遊説先として東日本大震災の被災地を集中的に回る意向も示した。
一方、連立政権を組む公明党は27日、参院選公約に盛り込む「当面する重要政治課題」を発表。「原発ゼロ」を打ち出し、自民党との違いを際立たせた。
上げ潮ムードの自民党とは裏腹に、野党は選挙協力が不発に終わり、攻め手を欠いた状態が続いている。
「大変な危機にある。緊急事態宣言、危機宣言を出さねばならない時だ」
民主党の海江田氏は27日、連合幹部との会談で悲壮感をにじませた。ただ、連合を頼るのは野党共闘が局地的にしか実現しないことの裏返しでもある。
加藤敏幸選対委員長は27日、みんなの党の浅尾慶一郎選対委員長と会談し、競合しない改選1人区での選挙協力を確認。だが現時点で決まっているのは愛媛だけ。細野豪志幹事長は記者会見で「党の存亡をかけた戦いだ」と言い切った。
日本維新の会も27日、参院選公約を発表した。浅田均政調会長は記者会見で「メーンに訴えるのは元々やっている統治機構の改革だ」と原点回帰を強調。橋下徹共同代表(大阪市長)は市役所で記者団に「改革から逃げない公約になっている」と胸を張った。
2153
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:50:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062721450073-n1.htm
「無風」一転、注目の2人区 野党、熾烈な2位争い
2013.6.27 21:42 (1/2ページ)
今回の参院選では、改選2人区の行方に注目が集まっている。過去4回の選挙では、ほぼすべての選挙区で自民、民主両党の公認候補が議席を分け合い、「事実上の無風区」とされてきたが、今回は野党共闘の失敗で「2位争い」が激化しているためだ。
今回の参院選は改選1人区が2つ増えて31。政党支持率で他党を大きく上回る自民党が「1人区では全勝もありうる」(閣僚経験者)という情勢だ。
一方、改選2人区含め16ある複数区で、自民党は東京、千葉の両選挙区を除いて候補者を1人ずつしか立てていない。「与党で参院過半数」を目標とする以上、「勝ち幅は減るものの負け幅も減る安全運転に徹する」(党関係者)ためだ。この策が奏功し、今のところ各選挙区で自民党候補がトップ当選をうかがう勢いをみせている。
これに対し、2位争いは激戦だ。二大政党の一角だった民主党が低迷しているため、「第三極」の政党にもチャンスがある。ただ、日本維新の会も橋下徹共同代表の慰安婦発言をきっかけに、みんなの党との選挙協力態勢が崩壊。10選挙区のうち茨城、京都など4選挙区で「民・維・み」の3党が競合する。
改選3人区では、愛知選挙区の野党対決も注目だ。同区は民主党の金城湯池で、過去3回の選挙では2議席を占めてきた。だが、6年前の当選者が離党した影響で、民主党は今回は1人しか立てていない。当選ラインは下がるとみられ、「第三極」同士の対決も熾(し)烈(れつ)となりそうだ。
改選5人区の東京選挙区では、民主党が2人を公認。細野豪志幹事長は27日の記者会見で、「本当に二つ取れるのか、どうすべきか判断を求められている」と一本化に含みを持たせた。(小田博士)
2154
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:53:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20130626-OYT8T01318.htm
【参院選】4陣営臨戦態勢
第183通常国会が26日、閉会し、参院選は7月4日公示、同21日投開票の日程で行われることが確実になった。石川選挙区(改選定数1)への立候補を正式表明している4氏の陣営はこの日、出陣式の打ち合わせやポスターの発送など公示に向けた詰めの準備に追われるなど、臨戦態勢に突入した。
民主党の現職・一川保夫氏(71)は参院本会議などのため、この日は東京に滞在。金沢市割出町の後援会事務所では、秘書やスタッフらが、県選管に提出する書類を作成したり、出来上がったばかりのポスターを各地区の後援会事務所に配送したりと準備に追われた。一川氏は27日午後に県内に戻り、加賀地域で開かれる集会などに参加する予定だ。
自民党の新人・山田修路氏(59)は、金沢市を中心にあいさつ回りに奔走。同市鞍月の後援会事務所では、スタッフが出陣式のスケジュールや遊説日程の打ち合わせなどを行った。山田氏は27日も支援者へのあいさつりを続けるほか、夜には金沢市内で開かれる立候補予定者討論会に参加する予定。地方と都市の格差解消などを訴えるという。
共産党の新人・亀田良典氏(64)は、午前7時半頃からかほく市内で街頭演説し、賃金の底上げや若者の雇用安定などを訴えた。午後は金沢市増泉の事務所で政見放送向けに、カメラの前で原稿を見ずに演説する練習も。亀田氏は「安倍政権が続いても、庶民の生活は良くならない。党の政策を強く訴えていく」と語気を強めた。
幸福実現党の新人・宮元智氏(53)は、午前8時頃から金沢市内で街頭演説。その後は夜まで、同市四十万町や有松などの支持者や企業などへのあいさつに走り回った。宮元氏は「これまで県内を回る中で、安倍政権の国防や消費増税への不安を多くの人から聞いた。国民の幸福のため、全力を尽くして選挙を戦いたい」と話した。
同選挙区には小松市内でうどん店を経営する浜崎茂氏(45)も無所属で立候補する意向を固めており、7月1日に記者会見し、正式に出馬を表明する予定。
(2013年6月27日 読売新聞)
2155
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:53:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20130626-OYT8T01643.htm?from=popin
参院選 4陣営準備追い込み
有権者に配るチラシを準備する陣営スタッフら 通常国会が閉会した26日、参院選熊本選挙区(改選定数1)で立候補を予定している4陣営は一気に臨戦態勢に入った。公示予定の7月4日まで1週間。インターネットを使った選挙運動が解禁されることもあり、各事務所ではスタッフらが準備に追い込みをかけた。
民主党現職・松野信夫氏(62)の陣営はこの日、テレビ局で政見放送収録のための手続きをしたり、選挙カーのデザインを業者と打ち合わせたりした。スタッフは「日程の見通しが立っていたので、慌てることはない。準備をきちんと進めたい」と表情を引き締めた。
自民党新人・馬場成志氏(48)の事務所では、出陣式の案内状を支持者に送る作業などが行われた。ネットを利用し支持者らに配信するメールの文案も検討。関係者が慌ただしく出入りする中、後援会幹部は「国会閉会を機に一気に盛り上げたい」と語った。
共産党新人・山本伸裕氏(49)の陣営も、政見放送の収録手続きをし、ポスターの点検などにも追われた。陣営幹部は「支持者に送るハガキのあて名書きなどもあり、目が回るほど忙しい。スムーズに選挙戦に入れるようしっかり準備を整えたい」と話した。
諸派新人の守田隆志氏(63)の陣営では、出陣式を行う場所の検討などを行った。ネット選挙については、注意事項をまとめた紙をファクスで支援者に送るなどしている。陣営スタッフは「各地をくまなく巡り、知名度拡大を図りたい」と意気込んだ。
(2013年6月27日 読売新聞)
2156
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:54:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130626-OYT8T01686.htm?from=popin
<13参院選>4陣営 前哨戦本格化
国会閉会を受け、4新人が立つ予定の参院選奈良選挙区(改選定数1)でも26日、立候補予定者の訴えがさらに熱を帯びた。民主党の大西孝典氏、自民党の堀井巌氏、共産党の谷川和広氏、諸派の幸福実現党の田中孝子氏は雨の中、支持を広げようと県内を駆けめぐった。
◇国会閉会、あいさつ回りなど
大西氏は、支持者に出馬に至った経緯の説明を続けている。陣営によると、終日、支持者に電話をかけて「選挙戦を戦い、野党第1党の責任を果たしたい」と理解を求めたほか、橿原市などの支援者宅を回った。27日には県庁で記者会見し、出馬を正式に表明する。
堀井氏は、奈良市などであいさつ回りを続け、同市内で会合に出席。27日は橿原市や生駒市で集会に出たあと、大和郡山市で公開討論会に臨む。「力強い日本、安定した信頼される政治を取り戻すと、ずっと呼びかけてきた。これからもそうするだけ」と述べた。
谷川氏は、政見放送の収録に備え、大阪市内でリハーサルに臨んだ。子育て支援の充実や消費税増税反対を中心に有権者にアピールを続けるとしており、「命と暮らしを守るのは共産党。安倍内閣に抜本的な対案を示していく党として政策を訴えていく」と語った。
田中氏は、生駒市や奈良市で支援者へのあいさつ回りを続けた。
(2013年6月27日 読売新聞)
2157
:
チバQ
:2013/06/27(木) 22:54:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130626-OYT8T01631.htm
[参院選]各陣営、一気に選挙態勢
国会が閉会した26日、参院選京都選挙区(改選定数2)の立候補予定者たちはさっそく街頭で政策を訴えたり、支援者回りをこなしたりした。7月4日と想定される公示まで1週間。各陣営の選挙モードは一気に高まっている。
民主党新人・北神圭朗氏(46)は、衆院議員時代に地盤とした京都4区(右京、西京両区、亀岡市など)以外で知名度を浸透させようと懸命だ。この日朝、木津川市の住民が多く利用する近鉄高の原駅(奈良市)前で演説し、安倍首相の経済政策を批判。その後は、府南部で支援者へのあいさつ回りを重ねた。
再選を目指す自民党現職の西田昌司氏(54)はこの日の参院本会議に出席後、京都に戻った。安倍首相の問責決議が可決されたことに関し、「この期に及んでまたか、という思いだ。絶対に衆参の『ねじれ』を解消する」と勝利を誓った。今後は街頭活動のほか、ネットを活用した訴えにも注力するという。
共産党新人の倉林明子氏(52)は夕方、下京、左京両区で街頭演説と集会を行った。同党の京都選挙区の議席獲得は1998年が最後で、「消費増税と憲法改悪を進める自民と民主に独占を続けさせるわけにはいかない。国会に送り出してほしい」とアピール。穀田恵二・党国対委員長も応援に駆けつけた。
日本維新の会新人の山内成介氏(47)は、京都市内の企業関係者らを精力的に回り、下京区の事務所でスタッフらと日程などを打ち合わせた。今後も企業などへの訪問活動を続ける考えといい、「街頭で多くの人に訴えるとともに、一人ひとりに丁寧に呼びかけて政策や人柄を見てもらいたい」と話す。
諸派の幸福実現党新人、曽我周作氏(34)は、京田辺市や京都市の支援者宅などを訪問し、夜には集会も。国防力強化や消費増税中止などの政策を掲げており、「選挙戦も目の前に迫ってきた。(民主、自民などの)既存政党に不満や不信感を持つ人の受け皿となれるよう、気を引き締めたい」と意気込んでいた。
また、みんなの党も女性の新人候補の公認を内定しており、28日に正式発表する方針。比例選に立候補する新人の平智之・元衆院議員とともに、府内での票の掘り起こしを狙う。
(2013年6月27日 読売新聞)
2158
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:02:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk14010224000c.html
2013参院選:あすのかたち 「選挙戦」スタート 主要政党が候補者擁立、乱戦の様相に /神奈川
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
国会は26日閉会し、7月4日公示、21日投開票予定の参院選に向け、選挙戦が事実上スタートした。神奈川選挙区は今回から改選数が1増えて4になる。主要政党が候補を擁立し、現時点で10人が議席を争う乱戦の様相となってきている。【北川仁士】
民主は2004年参院選から常に2人を擁立してきたが、昨年の衆院選から続く劣勢ムードの中、現職の牧山弘恵氏1人を立てる。それでも議席死守の確かな見通しは立っておらず、県連幹部も「4番目を争う状況」と厳しさを認める。
牧山氏は6年前、100万票以上を集めてトップ当選した。しかし、昨年衆院選で民主が県内で得た比例票は70万票と自民だけでなく維新にも及ばなかった。参院選の前哨戦とされた東京都議選でも惨敗しており、今回目標に掲げる80万票は簡単な数字ではない。
対する自民は楽勝ムードが漂うも、1998年参院選で現職と新人を両立して共倒れした苦い経験があり、新人の島村大氏に一本化して臨む。今月17日に横浜市内で開かれた県連の決起大会で、幹部が「改選数4に(自民は)島村大ただ一人。立派な順位で当選させてください」と話すなど、勝敗ではなく、今後を見据えてどれだけ票を集められるかに関心が移っている。
昨年衆院選では比例で113万票を獲得しており更なる上積みが目標。株価や為替相場は激しく動いており、今後1カ月弱の経済状況次第で、風向きが変わる可能性も残す。
公明は元宝塚スター、松あきら氏の引退に伴い、新人の佐々木さやか氏を擁立した。連立を組む自民が候補者を1人に絞り協力も期待できる状況だが、知名度の低さもあって余裕はない。支持母体の創価学会の組織票があるため、当選ラインが下がれば相対的に有利となる。
みんなは前知事の松沢成文氏が直前になって出馬表明した。知名度は他の候補者をしのぐが、選考過程で幹部同士の思惑が絡み合い地元議員を巻き込んでもめた経緯があり、選挙戦に尾を引かないか懸念する声も出る。
共産は元職の畑野君枝氏が、安倍政権の経済政策アベノミクスや憲法改正に明確に反対して他党との違いを際立たせ、反保守票の結集を図って98年以来の当選を目指す。今年2月の横浜市議神奈川区補選で共産候補の得票は、民主候補を上回り、都議選での議席倍増の勢いに乗りたいところ。
社民は党県副代表の木村栄子氏を立て、存亡を懸けた選挙戦に臨む。みどりの風は6月に入って前開成町長の露木順一氏が立候補を表明し、脱原発を訴えていく。6年前に民主で初当選した水戸将史氏は維新から立候補。共同代表の橋下徹・大阪市長の発言を巡る逆風に立ち向かう。
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◆参院選神奈川選挙区の立候補予定者
牧山弘恵 48 民現 米国州弁護士
島村大 52 自新 [元]日歯連理事長
佐々木さやか 32 公新 弁護士
松沢成文 55 み新 [元]知事
畑野君枝 56 共元 党中央委員
木村栄子 65 社新 [元]藤沢市議
露木順一 57 風新 [元]開成町長
水戸将史 50 維現 [元]県議
及川幸久 53 諸新 幸福実現党役員
溝口敏盛 66 諸新 新風県代表
2159
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:02:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk22010165000c.html
2013参院選・静岡:立候補予定6人出そろう トップ当選狙う自公 逆風下、民主は防戦 /静岡
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
7月4日公示、21日投開票予定の参院選静岡選挙区(改選数2)で、日本維新の会の新人、望月飛竜(ひりゅう)氏(43)が26日に正式に出馬表明し、立候補予定者6人の顔ぶれが出そろった。参院での「ねじれ解消」を訴える与党に対し、野党は安倍内閣の経済政策「アベノミクス」ヘの批判などを訴えており、知事選に続く政治決戦が始まる。【平塚雄太】
選挙区では既に民主党現職、榛葉賀津也(しんばかづや)氏(46)▽自民党現職、牧野京夫(たかお)氏(54)▽みんなの党新人、鈴木唯記子(ゆきこ)氏(38)▽共産党新人、森大介氏(44)▽諸派新人、中野雄太氏(39)−−が立候補を表明している。望月氏の出馬で、民主、自民の現職2人に、新人4人が挑む構図になった。
3選を目指す榛葉氏は精力的に県内を回り支持拡大に励む。昨年12月の衆院選、今月の東京都議選で民主党が大きく議席を減らす「逆風」の中、議席死守に必死だ。
自民は党公認を牧野氏一人に絞ったこともあり、公明党の推薦も得て、トップ当選を目指す。陣営は「勝つだけでなく、国会で活躍できる票を」と意気込んでいる。
みんなの鈴木氏は、維新との選挙協力解消で急きょ擁立された。同選挙区唯一の女性候補となる見通しで、「3児の母」を強調、子育て世代を中心に票掘り起こしを狙う。
森氏は、共産が議席を伸ばした都議選のように、安倍政権の経済政策や消費増税の批判の受け皿になることを狙う。中部電力浜岡原発(御前崎市)の廃炉も訴える。
26日に県庁で記者会見した望月氏は「規制緩和や構造改革に取り組む」と意気込みを述べた。旧清水市出身。静岡市清水区の精密機械製造会社「日本ニューノーズル」社長で、仕事の受注や異業種参入に規制が多いことに疑問を感じ、維新政治塾に通ったという。
中野氏は消費増税反対や減税による経済活性化、国防の充実などで支持拡大を目指す。
2160
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 23:03:15
今の所これでいいと思うが間違いがあるなら指摘してもらいたい
参議院選挙、公示日まで残り7日
◇2013年改選区、自民、民主、共産の空白区、
▽自民(0選挙区)
全選挙区候補者擁立
▽民主(5選挙区)
富山、和歌山、山口、愛媛、沖縄、
※(青森無支)、(山形み風支)、(岡山無支)、(島根み風支)、(大分社支)、(香川無支)
▽共産(0選挙区)
※沖縄は社大推薦、
▽維新(18選挙区)
東京、神奈川、大阪、千葉、茨城、静岡、新潟、京都、兵庫、広島、福岡、愛知、三重、奈良、岡山、熊本、鹿児島、※沖縄そうぞうと統一候補
▽みんな(17選挙区)
茨城、東京、千葉、神奈川、京都、大阪、埼玉、愛知、北海道、宮城、静岡、長野、青森、栃木、山梨、愛媛、福岡
候補者擁立政党
▽公明(4選挙区)
埼玉、東京、神奈川、大阪、
▽生活(5選挙区)
青森、岩手、千葉、新潟、広島
▽みどり(3選挙区)
愛知、島根、山形
▽社民(6選挙区)
新潟、埼玉、神奈川、福島、愛知、大分、※東京、長野、富山無所属推薦
▽大地(1選挙区)
北海道
▽減税(1選挙区)
愛知
▽改革擁立無し
改選定数73
定数5・東京
定数4・神奈川、大阪
定数3・千葉、埼玉、愛知、
定数2・北海道、宮城、茨城、新潟、長野、静岡、京都、兵庫、広島、福岡
定数1・青森、岩手、秋田、山形、福島、栃木、群馬、富山、石川、福井、山梨、岐阜、三重、滋賀、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、香川、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
2161
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:05:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk27010343000c.html
2013参院選:大阪選挙区 9人、選挙モード 立候補予定者、街頭へ /大阪
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
26日に通常国会が閉会し、7月4日公示、同21日投開票が確実になった参院選は、事実上スタートを切った。大阪選挙区(改選数4)では、主要政党の公認候補を含め現職1人と新人8人の計9人が街頭で演説を繰り返すなどし、支持拡大を図った。【参院選取材班】
◇民主
民主現職の梅村氏は国会に出席した後、大阪にとんぼ返りした。早速夕方には、京阪寝屋川市駅前で支持母体の連合関係者と共に帰宅するサラリーマンらにあいさつした。続いて、今月初めから府内各地で開いている国政報告会を、大阪市北区で開催。1期目に力を入れてきた社会保障政策について説明し、支持を訴えた。
◇自民
自民新人の柳本氏は、大阪市鶴見区であった会合に出席。「東京都議選で維新は惨敗し自民は勝ったが、自民が参院選の大阪で勝てる保証はない」と日本維新の会の牙城での人気を警戒、支持を訴えた。同市・堺市分割の大阪都構想や米軍輸送機オスプレイの八尾空港受け入れも批判し、「一本筋の通った政治をしたい」と述べた。
◇公明
公明新人の杉氏は、府南部で街頭演説やミニ集会を重ねた。東大阪市の近鉄八戸ノ里駅前では、東日本大震災復興予算の不適切流用に触れ、「税金が1円の無駄もなくなるよう財政の見える化を進める」と強調した。応援演説に立った府議は「国会のねじれ現象を解消しないと大事な法案が通らない」と自公の過半数獲得を訴えた。
◇共産
共産新人の辰巳氏は、夕方まで政見放送の練習に取り組んだ。有権者に訴えがわかりやすく伝わるように話す内容や身ぶり手ぶりをチェック。「躍進した東京都議選の結果を受け、放送の原稿に磨きをかけている。非自民の受け皿は共産しかない。緊張感を持って戦いたい」と意気込んだ。夜はJR大阪駅前でマイクを握った。
◇維新
維新新人の東氏は、選挙戦で街頭整理などを手伝う「学生維新の会」との懇談会に出席。「もう一度輝く大阪にするために実現すべきは大阪都構想。府民の皆さんから民意を得ていることをしっかり示すため、参院選を勝ち抜かないといけない」と協力を呼び掛け。規制緩和による既得権打破や財政再建などの改革実現を訴えた。
◇新党大地
新党大地新人の吉羽氏は、午前8時から大阪市中央区の京阪天満橋駅前で、通勤客らに向けて演説した。比例代表で立候補予定の前衆院議員と共に、「しがらみのなさを強みにして、大阪の声を国に届けたい」とアピールし、消費増税反対や議員定数削減を訴えた。日中は、支援者へのあいさつ回りに駆け回った。
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◆参院選大阪選挙区の予想される顔ぶれ
梅村聡 38 内科医 (1)民現
柳本卓治 68 [元]衆院議員 自新
杉久武 37 公認会計士 公新
辰巳孝太郎 36 党府委員 共新
東徹 46 党総務会長 維新
吉羽美華 32 [元]寝屋川市議 諸新
森悦宏 46 幸福府副代表 諸新
中村勝 62 政治団体代表 諸新
藤島利久 51 [元]衆議員秘書 無新
※並びは上から参議院での勢力順。名前▽年齢▽主な肩書き▽所属政党▽現職・新人の別。()数字は当選回数。政党略称は、民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽維=日本維新の会▽諸=諸派▽無=無所属
2162
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:06:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk01010213000c.html
’13参院選:JAびばい、自民・伊達氏を推薦 道農政連、組織内に温度差 /北海道
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
JAびばい(美唄市)は26日の理事会で、参院選道選挙区(改選数2)で自民党現職の伊達忠一氏(74)を推薦すると決めた。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加問題をめぐり、道農協政治連盟(道農政連)は自民党への反発から自主投票を決めており、組織内での温度差が浮き彫りになった形だ。
伊達氏の推薦を決めた理由について、海老田聖一組合長は「農業情勢が混迷する中、各種事業を政権与党にお願いしていく必要がある。選挙では反対して、要望だけするのは道義に合わない」と説明。TPPは「撤退してくれれば一番いいが、もし参加するとなったときは政府を通してわれわれの要望をしていかなければならない」と話し、政権与党とのパイプを重視した。
自民党道連の柿木克弘幹事長は「(推薦は)非常にありがたい。これを起爆剤に、各農協に支援の輪が広がってほしい」と話した。【円谷美晶】
2163
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:08:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627dde001010044000c.html
2013参院選:民主代表「緊急事態」 首相「遊説、被災地中心に」
毎日新聞 2013年06月27日 東京夕刊
通常国会閉会から一夜明けた27日、与野党は7月4日公示、同21日投開票予定の参院選をにらみ、一斉に動き出した。安倍晋三首相(自民党総裁)は27日午前、同党の河村建夫選対委員長と協議し、当面、東日本大震災の被災地を中心に遊説日程を組むよう指示。民主党の海江田万里代表、細野豪志幹事長ら幹部は同日午前、東京都内のホテルで支援団体の連合幹部と会い、支援を要請した。
安倍首相は首相官邸で河村氏に対し、当面の参院選遊説について「(東日本大震災の)被災地を中心にスケジュールを組んでほしい」との考えを伝えた。参院選からインターネットを利用した選挙運動が解禁されるため、自民党は27日、党本部で候補者向けの研修会を開いた。
一方、海江田氏は連合との懇談会で、惨敗した都議選を受けて、「これまでも危機だったが、さらなる危機にある。緊急事態宣言、危機宣言を出さなければいけない時期だ」との認識を表明した。
野党側は選挙協力を模索している。民主党の加藤敏幸選対委員長とみんなの党の浅尾慶一郎選対委員長は27日午後、国会内で会談し、1人区の対応を調整。みんなの渡辺喜美代表は同日、茨城、栃木両県を回り、街頭などで支持を訴える。
日本維新の会は27日午後、国会内で選対会議を開き、参院選の公約を発表する。生活の党の小沢一郎代表は、東京都内で参院選候補者の集会に出席。社民党が常任幹事会を開き、結束を確認したほか、共産党も同日夜、決起集会を党本部で開く。【笈田直樹、高橋恵子、水脇友輔】
2164
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:10:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk31010574000c.html
参院選:鳥取選挙区 現職に4新人の構図か 事実上の選挙戦に /鳥取
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
通常国会が26日閉会し、参院選は「7月4日公示、21日投開票」の日程で実施されることが確実になった。鳥取選挙区(改選数1)で立候補を表明しているのは▽民主現職の川上義博(62)▽自民新人の舞立昇治(37)▽共産新人の岩永尚之(56)▽幸福実現新人の吉岡由里子(46)▽無所属新人の井上洋(64)−−の5氏。再選を目指す現職に新人4人が挑む構図がほぼ固まった。【加藤結花】
◇支持率の差に表情も険しく−−民主・川上氏
「7倍くらいある? 普通に考えたら負けるね」。県内であいさつ回りを続ける川上氏が険しい表情で漏らした。くっきり残る眼鏡の日焼け跡が現在置かれている厳しい状況を物語っている。「7倍」は民主と自民の政党支持率の差。本紙が5月に実施した全国世論調査では民主5%、自民38%と大差がついた。川上氏は、民主への追い風を受け2007年の参院選で初当選したが、今回は状況が一転した。
厳しい戦いを見越し、昨年末からはなるべく地元に戻り、4市を中心につじ立ちや企業回りを続ける。逆風が吹く民主の看板を極力出さず、個人の実績をPRする。「人物を選ぶ選挙なら知名度も実績もある川上さんは絶対負けない」と後援会は口をそろえるが、逆に政党選択の選挙となれば厳しいという事情が透けて見える。
組織票を持つ連合鳥取(五十嵐美知義会長)は早々と川上氏の推薦を決めたが、民主を極力表に出さない川上氏のやり方には「不満はある」という。支援組織が一枚岩になるのも難しいのが現状だ。
◇組織力をフルに知名度アップを−−自民・舞立氏
逆に、舞立氏は自民への高い政党支持率を背景に、自民県連や推薦を受けた公明の組織力をフルに生かし、顔を売る。自民県連の公募に応じ、2月に総務省官僚から転じてからは県議らの案内でそれぞれの地元へ。最近は各支部の党員とともに県内の集落をくまなく歩いて回っている。
舞立氏は「人の集まりが良く、話していても反応が良い」と手応えを語る一方で「なじみのない“舞立”の名前を覚えてもらわないといけないが、名前を間違われたり、読めなかったりする人がまだ結構いる」と知名度不足を課題に挙げる。
後援会の中には「石破(茂)幹事長がお願いをしていることもあり、投票用紙に石破さんの名前を書く人が結構いるかも」と冗談交じりに話す人も。昨年後半は石破幹事長が立候補した自民総裁選に続き、12月の衆院選と組織をフル稼働させたため、「選挙疲れが見られる」と懸念する関係者もいる。
◇「自共対決」訴え、非自民票獲得を−−共産・岩永氏
岩永氏は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や憲法改正反対など、自民や民主との違いを明確に打ち出し、「自共対決」と銘打ち街頭演説や集会でも繰り返し訴えている。陣営によると、憲法改正に意欲を見せる自民に「ついていけなくなった」と自民支持者の中からも共産に流れる動きも見られると指摘。「自民からうち(共産)への動きは初めてだ」。東京都議選での躍進を受け、鳥取でも非自民票の獲得に期待を寄せている。
◇あいさつ回り、準備着々と−−吉岡氏、井上氏
吉岡氏は、支援者の紹介であいさつ回りを繰り返す。昨年12月の衆院選に立候補し、街宣活動をしない独自の選挙運動を展開した井上氏も立候補に向け準備を進めている。
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◇立候補が予想される顔触れ◇
川上義博(かわかみ・よしひろ) 62 [元]首相補佐官(1) 民現
舞立昇治(まいたち・しょうじ) 37 [元]総務省職員 自新=[公]
岩永尚之(いわなが・なおゆき) 56 党県書記長 共新
吉岡由里子(よしおか・ゆりこ) 46 [元]小学校教諭 諸新
井上洋(いのうえ・ひろし) 64 事務所代表 無新
2165
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:36:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062700983
東京で一本化に含み=参院選で共倒れ懸念−民主幹事長【13参院選】
民主党の細野豪志幹事長は27日の記者会見で、7月の参院選で現職2人を既に公認している東京選挙区(改選数5)での対応について「本当に二つ取れるのか、どうすべきか判断を求められている」と述べ、共倒れへの懸念から候補者一本化に含みを持たせた。
細野氏は「都議選で複数の候補者を擁立したところで共倒れになり、死票を出したことは厳しく受け止めなければならない」と強調。ただ、一方の公認を取り消すことには「現職が(2人)出ている場合、共倒れを防ぐために1人を下げるのは政治生命を無くすことに近いので本当に難しい」と述べ、判断に苦慮していることを認めた。
民主党は東京で、2004年以降3回続けて2議席を確保しており、今回も鈴木寛、大河原雅子両氏の公認を決めた。しかし、今月23日の都議選で、五つの選挙区で候補者2人が共倒れになったことから、対応の見直しを迫られている。(2013/06/27-19:40)
2166
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:37:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013062700993
橋下・石原カラー前面に=強気姿勢で反転狙う−維新公約【13参院選】
日本維新の会が27日発表した参院選公約は、憲法改正や規制改革を掲げるなど、「二枚看板」である橋下徹(大阪市長)、石原慎太郎両共同代表のカラーを前面に打ち出した。カジノ解禁など反発が予想される提案を盛り込んだほか、橋下氏の発言が内外から批判され、党の苦境を招いた従軍慰安婦問題にもあえて言及。強気の姿勢で反転攻勢へのきっかけをつかもうと必死だ。
「自民党が頼りにしているさまざまな団体が嫌がるようなことをしなければ、(改革は)実現できない」。橋下氏は27日、大阪市役所で記者団にこう語り、公約に明記した混合診療解禁や農業への株式会社参入により、自民党の有力支持基盤である医師会や農協の既得権に切り込む姿勢をアピールした。
こうした規制改革は東京都議選で躍進したみんなの党の主張と重なるため、維新は独自色を出すことに腐心。成長戦略の目玉にカジノ解禁を据えた。カジノに対しては治安や風紀の乱れを懸念する声もあるが、橋下氏は「改革に批判はつきもの。PTAや青少年育成団体が反対するから他党は言わない」と一歩も引かない構え。高齢者医療費の自己負担増も、反発覚悟で打ち出した。
憲法改正では、自民党が一時に比べ主張のトーンを弱める中、改憲発議要件を緩和するための96条先行改正を明示。改憲に執念を燃やす石原氏の意向が色濃く反映された。橋下氏の肝煎りで、従軍慰安婦の史実解明を求める文言も盛られた。二枚看板の思いが凝縮された公約で結果を出せなければ、橋下、石原両氏の求心力は一層低下しかねない。(2013/06/27-19:51)
2167
:
名無しさん
:2013/06/27(木) 23:37:30
複数の関係者によりますと、安倍総理は溝手氏に対し、総理官邸側が調査したという広島選挙区の調査結果を示しました。
自民党の候補者を2人立てた場合、2人とも当選圏内に入っているというデータです。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5368913.html
2168
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:48:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk10010172000c.html
参院選:憲法問題で加賀谷氏推薦、取り消し−−旧同盟系労組 /群馬
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
連合群馬の旧同盟系労組が、憲法問題を巡る主張の違いから、民主党新人の加賀谷富士子氏(35)の推薦を取り消していたことが26日までにわかった。また、原発政策の立場の違いから、別の2労組も加賀谷氏の推薦を同日まで組織決定していない。
推薦を取り消した労組は以前から現行憲法について「改正すべきだ」という組織見解を示している。一方、民主党県連は、憲法96条改正反対を主張の先頭に掲げて選挙戦を戦う方針。加賀谷氏は20日の集会で「憲法が変えられれば子供たちが戦争にとられ無残な姿になってしまう」などと訴え、憲法9条に踏み込んで「護憲」をアピールしたことなどから、労組内で推薦取り消しの声が上がったとみられる。
民主党県連の黒沢孝行会長は、「連合群馬として推薦を受けているので、運動に影響はない。今後も有権者に96条改正反対を訴えていく」と話した。【塩田彩】
2169
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:50:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130627_02.htm
5陣営、早くも全速力 事実上の選挙戦突入 参院選宮城選挙区
仙台市中心部で街頭演説する立候補予定者
通常国会が26日閉会し、7月4日公示、21日投票が確定的な参院選宮城選挙区(改選数2)は、事実上の選挙戦に突入した。立候補を予定する5人は支持団体の会合に出席したり、仙台市中心部の街頭で有権者に訴えたりし、早くも全速力で動きだした。
民主党現職の岡崎トミ子氏(69)は本会議を終えた後、東北新幹線に飛び乗り、連合宮城が青葉区で開いた総決起集会に直行した。
約150人を前にあいさつした岡崎氏は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を批判。「物価高でも賃金は下がっている。働く人が安心できる社会づくりのため尽力する」と声を張り上げた。
自民党現職の愛知治郎氏(44)は本会議に出席。「参院で首相に対する問責決議案が可決され、混乱した。国民のためにも安定政権を取り戻す」と意気込みを語った。
青葉区中央の事務所ではスタッフが選挙本番に向け、準備に追われた。陣営は「訪れる支持者が日を追うごとに増えている。勢いを選挙戦につなげたい」と話した。
元NHKアナウンサーでみんなの党新人の和田政宗氏(38)は終日、仙台市内で街頭演説を繰り返し、「民主党のように口先だけの政治をしない」と訴えた。
昼すぎには仙台駅近くで「仙台、宮城を世界の貿易拠点にし、東京、大阪よりも稼げる土地にする。10年かけて被災地をよみがえらせる」と熱弁を振るった。
共産党新人の岩渕彩子氏(29)は、同市内で支持団体の集会に参加し、若者の雇用環境の改善を訴えるなど精力的に動いた。夜には塩釜市で、比例代表に立候補を予定する党新人の事務所開きに出席。アベノミクスに正面から対抗していく決意を示した。
幸福実現党新人の皀智子氏(41)は同市内で支持者回りをこなした。
2013年06月27日木曜日
2170
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:50:57
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130627_01.htm
参院選 東北、割れる農政連 TPP反対が条件
夏の参院選で、東北各県の農協政治連盟など農協系団体による立候補予定者への推薦が出そろった。各団体とも、環太平洋連携協定(TPP)の交渉からの離脱や参加阻止を掲げることを条件に推薦候補を決めた。政府は交渉参加を推進する立場だが、推薦を受ける自民党候補もいる。背景には政府への発言力を維持しようとする農協組織の思惑が垣間見える。
各組織の推薦状況は表の通り。山形県農政連は、国会議員でつくる「TPPを慎重に考える会」の副幹事長を務めるみどりの風現職を推薦した。「TPP断固反対を貫いてきた活動の実績がある」と評価。記録が残る1995年以降の参院選で初めて野党候補を推薦した。
岩手県農政連は昨年末の衆院選に続き「TPPに反対する候補者」を応援すると決定。「同じ政党でも意見はさまざまで、特定候補を支援するのは難しい」と説明する。
定数が2から1に減った福島選挙区では、福島県農政連が自民党現職に推薦を一本化した。庄條徳一委員長は「TPPや原発政策で矛盾はあるが、政権党にパイプを持つ意味は大きい」と強調する。
秋田県農政連も「TPP交渉参加に反発があり、もろ手を挙げて応援できるわけではない」(木村一男会長)としながら、自民党新人を推薦した。
定数2の宮城選挙区。宮城県農政連は民主、自民両党の2現職を推薦した。菅原章夫会長は「交渉参加を決めた自民には『裏切られた』と批判もあったが、推薦しなかったら今後、政府に要請活動をしにくくなる」と発言力を維持する狙いがあることを説明する。
青森県農協農政対策委員会は「TPPに反対する立候補予定者は推薦する」として、5月中旬、生活の党現職と、前県農協中央会長の無所属新人の2人の推薦を決めた。その後、推薦願を提出した共産党新人にも今月18日、推薦状を交付した。
◎鹿野氏擁立へ/民主・比例
民主党は参院選比例代表に、昨年の衆院選の山形1区で落選した鹿野道彦元農相(71)を擁立する方針を固めた。党幹部が26日、明らかにした。閣僚経験がある鹿野氏なら一定の得票が見込めると判断した。
民主党は、参院選山形選挙区で環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する、みどりの風の舟山康江氏(47)を支援しており、TPPに慎重な鹿野氏との連携で票の掘り起こしを図る狙いもある。
2013年06月27日木曜日
2171
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:51:47
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1306270600002.html
2013年6月27日
知事、舟山氏支援へ きょうにも正式表明[PR]
∞ 「恩返し」周囲に強調
7月21日の投開票が確実の参院選山形選挙区で、吉村美栄子知事が現職でみどりの風の舟山康江氏(47)を支援する方針を固めたことが26日、分かった。吉村知事は自身の出身地の大江町内で27日夜に開かれる舟山氏の国政報告会に出席し、支援を正式に表明する見通しだ。
知事周辺によると、吉村知事は「恩返し」を強調しているという。2009年1月の知事選で2期目を目指した現職を僅差(きん・さ)で破り初当選した知事は、当時の選挙戦で支援してくれた政治家に対し、それぞれの選挙戦で自らが支援に動く「恩返し」を続けてきた。
09年8月の衆院選では民主党の鹿野道彦氏を支援。10年7月の参院選では自民党の岸宏一氏の国政報告会に駆けつけ、支援を表明した。昨年10月の酒田市長選では元衆院議員の和嶋未希氏の事務所で支持者を激励した。
吉村知事の後援会幹部は「舟山さんは知事が『恩返し』できていない最後の一人と言っていい。当初から支援に前向きだった」と解説。舟山氏の選対幹部には吉村知事の後援会幹部が名を連ねており、吉村知事が舟山氏支援を公に表明することに期待感が高まっていた。
県民の高い人気を誇る吉村知事の支援は舟山氏にとって追い風になるとみられるが、県議会最大会派の自民党の反発も予想される。
参院選にはほかに、自民党の大沼瑞穂氏(34)、共産党の太田俊男氏(59)、幸福実現党の城取良太氏(36)が立候補を表明している。(西尾邦明)
2172
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:53:46
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/06/27085918010750.shtml
参院選 長崎選挙区の構図
参院選長崎選挙区(改選数1)は、再選を目指す民主現職の大久保潔重氏(47)と、自民の古賀友一郎氏(45)、共産の原口敏彦氏(51)、幸福実現の山田聖人氏(47)の新人3人が立候補を予定。衆参両院の「ねじれ」解消を訴え議席奪還を狙う自民と、逆風の中で議席死守を目指す民主の対決を軸に、各陣営が前哨戦でしのぎを削っている。
大久保氏は連合長崎や民主、社民両党などの6団体懇話会(6者懇)を中核に今月、各地で決起集会を開いて政権批判を展開。海江田万里代表ら党幹部が相次いで来県し、無党派層の取り込みに力を入れている。衆院長崎3区を主な地盤とし、みどりから比例代表で出馬予定の山田正彦元農相との協力態勢が整ったのも明るい材料だ。
前長崎市副市長の古賀氏の陣営は党国会議員、県議らが各地の支持層を糾合する従来型の活動を展開。4月から大規模な集会を重ねながら、国内経済立て直しの重要性などを訴え、知名度不足の解消に努めている。党の政権復帰を追い風に県農政連、県医師連盟など有力組織の支持がまとまり、公明の支援も得て足場固めに余念がない。
党県委員会書記長の原口氏は、改憲や原発再稼働に反対する主張を強めている。山田聖人氏は浸透に懸命だ。
2173
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:54:31
http://www.at-s.com/news/detail/696033421.html
参院選公示まで1週間 迫る決戦、陣営気勢
(2013/6/27 8:24)
7月4日に見込まれる参院選の公示まで約1週間。国会が閉会した26日、静岡選挙区(改選定数2)に出馬を予定している陣営は臨戦態勢に。迫る決戦に向け選挙準備を本格化させた。
民主党現職の榛葉賀津也氏(46)。国会が終わると新幹線に飛び乗り、静岡市での国政報告会に駆け付けた。約300人の支援者に三選を誓い、「ガンバロー」三唱で気勢を上げた。会場は決起大会の様相となった。
自民党現職の牧野京夫氏(54)は党や所属派閥の会合に参加し、激励を受けた。静岡市駿河区の事務所ではスタッフが出陣式の準備を急いだ。陣営関係者は「今後は、これまでの活動の総まとめ」と気を引き締めた。
みんなの党新人の鈴木唯記子氏(38)は前日の「街頭演説デビュー」を踏まえ、内容の練り直しに集中した。陣営によると、街頭活動を中心に女性や若者の支持拡大を狙う。
共産党新人の森大介氏(44)は党県委員会の会合で決意表明し、政見放送の準備もこなした。陣営幹部は「政党の力量が問われる戦い。政権批判の受け皿に」と意気込む。
日本維新の会新人の望月飛辰氏(43)は比例代表に回る土田博和氏(63)とそろって県庁で出馬会見。作ったばかりの政策資料を配布し、報道各社の取材に追われた。
政治団体幸福実現党新人の中野雄太氏(39)は富士、富士宮市で活動した。
2174
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:55:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130627/CK2013062702000143.html
2013 ちば参院選 主要6党が激突へ 公示予定日まで1週間
2013年6月27日
通常国会が26日に閉会し、参院選の公示(7月4日予定)まで1週間と迫った。千葉選挙区では自民、民主両党に加え、みんなの党などが独自候補を決め、改選議席が2から3に増えた2007年以降でみると、諸派を除くと最も多い主要6党が激突する。最近の国政選挙データを基に、対決の構図を展望してみた。
千葉選挙区の各党の擁立状況で、大きな特徴の一つは〇七、一〇年の参院選で公認二人を擁立した自民、民主両党のうち、民主が二人目を断念し、公認を一人に絞ったことだ。
それでも自民が目指す二議席獲得は、過去のデータからみてハードルが高い。民主政権を参院過半数割れに追い込み、改選第一党を奪還した一〇年でも、千葉選挙区は一議席にとどまり、もう一人の公認は五位だった。
過去二回をみると、当選ラインはいずれも四十七万票台となっている。自民の公認二人を合わせた得票は、九十一万〜九十三万票で推移し、厳しいデータが残る。過去二回とも、落選した自民公認の得票は四十万票に届いていない。
千葉選挙区のもう一つの特徴は、〇七年以降では最も多い主要六党が、候補擁立を決めていることだ。
背景には、候補を一本化するはずだったみんなと日本維新の会の選挙協力が崩れたことがある。
みんなは前回、自民、民主と議席を分け合った。
維新は、党勢にかげりもみえるが、昨年末の衆院選比例代表では、県内で民主をわずかに上回る五十四万八千票を獲得し、第二党だった。
過去二回の参院選で、いずれも二人で百万票超を集めた民主票の行方はどうなるのか。初めての参院選となる生活の党や、東京都議選で議席を倍増した共産党も含め、各党のし烈な選挙戦が本格化する。
◇千葉選挙区立候補予定者(三…9)
長浜博行 54 民 現<1>(元)環境相
石井準一 55 自<額>現<1> 国土交通委員長
=公
豊田俊郎 60 自 新 (元)八千代市長
=公
寺田昌弘 45 み 新 弁護士
太田和美 33 生 新 (元)衆院議員
寺尾賢 36 共 新 党県委員
花崎広毅 36 維 新 (元)県議
渡辺裕一 58 諸 新 新風県幹事
松島弘典 55 諸 新 幸福実現党役員
2175
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:59:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130624-OYT8T01598.htm
参院選 対決の構図<自民>
支援者と握手する山本氏(右)(22日、高崎市で) 7月4日公示、21日投開票が有力視される参院選が間近に迫った。群馬選挙区(改選定数1)には、現新4人が立候補を予定する。激しさを増してきた各陣営の動きと課題を探った。
「選挙期間中は3日間しか帰って来られない。皆様、どうかお助けください」。
高崎市のホテルで22日に開かれた決起大会。約1000人の支持者を前に、自民党現職の山本一太沖縄・北方相が深々と頭を下げた。
年金記録漏れや「政治とカネ」問題など、自民への大逆風の中で臨んだ2007年の参院選。山本氏は「(有力県議らの)オールスターキャストの選対本部は立てない」と宣言。テレビ出演などで抜群の知名度を誇る自らの“顔”を前面に出し、地元に張り付いて遊説を繰り返した。
自民の獲得議席は37にとどまり、民主党に参院第1党を明け渡した。群馬では、不正経理問題に揺れる民主県連が候補擁立を見送る“敵失”もあったが、山本氏は全国トップ級の得票率62%で圧勝した。
■55万票 4選を目指す今回は、6年前と様相が異なる。公示後は現職閣僚として応援のため全国を飛び回り、本人不在の「留守番選挙」(南波和憲県議)となる。一転、「組織」に頼る戦いが不可欠とみて、地域に浸透した自民党の人脈を生かした態勢作りを早くから徹底した。
選対本部や県内13地区の選対には国会議員や首長、県議、市町村議がずらりと名を連ねるが、山本氏は手綱を緩めない。その脳裏には、中曽根弘文参院議員会長が10年の参院選群馬選挙区で得た過去最多の55万8659票を上回りたいという強い思いがあるという。
ただ、後援会関係者は「今回は候補者が選挙区を回りに回って機運を高める戦法が取れず、投票率が下がるかもしれない」と危惧する。
■「油断せず」 現職閣僚ゆえの苦悩は、ほかにもある。
JAグループ群馬の政治団体「県興農政治連盟」は14日、安倍首相が環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加を表明したことに反発。山本氏への推薦を見送った。山本氏は翌日、前橋市での決起大会で「他党候補を支援せず、自主投票となったことに感謝している」と述べ、「私は安倍内閣の閣僚。必ず国益に沿うよう交渉すると信じている」と理解を求めた。
公明党との選挙協力が具体化していないという声もささやかれる。自民は比例選に前橋市出身で、日本医師会副会長の羽生田俊氏を擁立するため、群馬では公明との票の「バーター」が難しい。このため「埼玉や神奈川の親類や知人に、公明の選挙区候補への投票を呼びかけたい」(須藤昭男・自民県連幹事長)としている。
安倍内閣は高い支持率を維持し、東京都議選で自民は圧勝したが、山本氏は「いつ風向きが変わるか分からない。油断せず、あらゆる手段を使って戦う」とことあるごとに口にする。
(2013年6月25日 読売新聞)
2176
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:59:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130625-OYT8T01519.htm?from=popin
参院選 対決の構図〈民主〉
三女をおんぶし、次女(手前)らとガンバロー三唱する加賀谷氏(中央)(20日、前橋市民文化会館で) 民主党や連合群馬の関係者ら約800人を集め、20日に前橋市で開かれた同党新人・加賀谷富士子氏の総決起集会は、緊張感に包まれていた。
「『原発ゼロ』に向けて大きくかじを切らなければならない」「安倍政権が強引に推進するTPP(環太平洋経済連携協定)に反対」
それまで労組関係者が参加する集会では電力関連企業や製造業などに配慮し、持論の主張を控えていた加賀谷氏。だが、参院選の公示が間近に迫ったこの日は、「原発ゼロ」や「憲法改正阻止」などの主張を鮮明にした。一部の労組関係者は、その様子を苦い表情で見つめていた。
それは動きとなって現れた。24日、ある産業別労組は「憲法改正阻止を巡る加賀谷氏の主張は受け入れられない」として推薦を取り消した。県連幹部の1人は「そんなことは聞いていない」と絶句した。
◇難航の末に
民主は昨年12月の衆院選で惨敗し、県関係の国会議員が姿を消した。その直後の参院選は「党存亡を掛けた戦いとなる」(県連幹部)。不戦敗は許されず、難航の末、白羽の矢が立ったのは加賀谷氏だった。
加賀谷氏は脱原発の市民活動に携わってきた。TPP、憲法改正問題でも自民党との対立軸を明確に打ち出す姿勢は、擁立に深く関わり、後ろ盾である角田義一県連顧問ら旧社会党出身者の影響を強く受ける。
出馬表明が遅れた加賀谷氏が支持を広げるには、推薦を受けた連合傘下の産別の比例選候補との連携が重要。今月上旬には、民主県連の黒沢孝行会長と、連合群馬の北川秀一会長がともに産別を訪れて協力を呼びかけ、“蜜月ぶり”をアピールした。
だが、労組の対応は、必ずしも「一枚岩」とは言い切れない。九つの産別のうち、東電労組などからなる「電力総連」と製造業などの「基幹労連」は、原発を巡る主張の違いなどから加賀谷氏を推薦していない。
アベノミクスによる円安と株価上昇で企業の業績が回復し、「『安倍政権は悪くないんじゃないか』との声がないわけではない」と打ち明ける労組幹部もいる。
◇都議会第4党
東京都議選で民主は第4党に転落し、共産党の後じんも拝した。「争点を明確にしないと自民党候補との違いが分からず、票の上積みは見込めない」。「埋没」への強い危機感から、陣営内からはこうした声も聞かれる。
ここに来て、JAグループ群馬の政治団体「県興農政治連盟」が自民現職・山本一太氏への推薦を見送り、自主投票を決めた。TPPで自民との対立軸を明確にする陣営は「最大のチャンス」(角田氏)と捉え、農協票の上積みを目指して攻勢をかける。
(2013年6月26日 読売新聞)
2177
:
チバQ
:2013/06/27(木) 23:59:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130626-OYT8T01653.htm?from=popin
参院選 対決の構図<共産・諸派>
買い物客らに政策を訴える店橋氏(前橋市で) 「TPP(環太平洋経済連携協定)参加で日本の農業は壊滅的な打撃を受ける。安倍政権の暴走に審判を下そうではありませんか」
JAグループ群馬の政治団体・県興農政治連盟が安倍政権のTPPへの対応に反発し、参院選群馬選挙区(改選定数1)での自主投票を決めた直後の16日、共産党新人・店橋世津子氏は、前橋市のスーパー前に止めた街宣車の上から、買い物客らに訴えた。
「自共対決」。同党は今回の参院選をこう表現する。
同党県委員会の小菅啓司委員長は「民主党はこれまで国民を裏切ってきた。第3極は自民党の補完勢力になってしまった」と批判。「TPP断固反対など一貫した主張を貫いているのは我が党だけ」と、自民との対決姿勢を鮮明にする。
東京都議選では、自民、公明党に次ぐ第3党に躍進した。「『自共対決』が有権者の実感として示された結果」(小菅委員長)とするが、都議選では過去2番目に低い投票率が、根強い支持層を持つ共産党に有利に働いたとの見方もある。
参院選では比例選での5議席確保が目標。群馬選挙区では、前回2010年の参院選で店橋氏が獲得した7万5792票を大きく上回る10万票を目指す。
だが、党員の高齢化が進み、01年に6・2%だった同党の参院選の県内比例得票率は、10年には4・9%まで落ち込んだ。インターネット選挙運動の解禁をてこに、若年層に支持を広げられるかも課題という。
群馬選挙区では「憲法改正阻止」「原発ゼロ」などを強く打ち出す民主党新人・加賀谷富士子氏と主張が重なる部分もある。「自共対決」の構図を明確にしたい共産にとっては懸念材料の一つだ。
個人宅でのミニ集会に臨む安永氏(高崎市で) ◇
「1円でも安いダイコンを探すのが主婦の感覚だが、消費税が10%になれば買い物すらしなくなり、大不況になるんです」。
諸派新人の幸福実現党員安永陽氏は21日、高崎市の個人宅で開いたミニ集会で主婦ら約10人に囲まれ、公約の「消費増税ストップ」に熱弁をふるった。
宗教法人「幸福の科学」会員のつながりを軸にミニ集会を開いたり、地域を回ったりして浸透を図る。比例選での議席獲得を念頭に、群馬選挙区でも票の上積みを狙っている。
(2013年6月27日 読売新聞)
2178
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:03:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130626/elc13062602130000-n1.htm
【参院選2013 京都】
自民・西田昌司陣営 トップ当選へ
2013.6.26 02:02 [国会]
■楽勝ムード警戒
「参院選で安定多数をとり、安倍内閣を支えたい」。15日に京都市内で開かれた総決起集会。支援者ら約700人を前に自民現職で参院選京都選挙区(改選数2)で再選を目指す西田昌司(54)は力強く訴えた。集会後、会場の出口に立ち、一人ひとりと握手を交わした西田は「最後まで席を立たずに残ってくれた。反応はいい」と手応えを感じていた。
「トップ当選が絶対不可欠。まずは前回得票の36万票が目標」と、陣営は気合を入れる。3期にわたり参院議員を務めた父の故・吉宏が42万票を獲得した平成13年以降、自民候補は3度の参院選すべてで民主候補の後塵を拝してきた。
西田自身初当選した19年の選挙では、政権交代への期待の高まりで自民に逆風が吹いたこともあり、民主党公認候補者に約14万票の大差をつけられての2位当選だった。今回、西田陣営の選対本部長を務める参院議員の二之湯智は「過去の敗北をひっくり返す。それが自民復活の証しとなる」と力を込める。
参院予算委員会やテレビの討論番組などで民主政権を厳しく追及した。インターネット上では、その白い頭髪から「銀狼」とニックネームをつけられるほど人気が高い。
産経新聞がFNNと合同で今月22、23日に行った世論調査では、安倍政権の支持率は60・7%。安定した政権支持率を背景にし、他党の候補予定者がいずれも「2位争い」を公言するなど、「西田優勢」の見方が強まっている。
一方、不安材料もないわけではない。楽観視による支持者らの気の緩みがそれだ。「投票率も心配だ。勝って当然の選挙ではない」と陣営が話すように、圧勝した昨年末の衆院選で得た比例票は約30万票。維新躍進の影響があったとはいえ、民主党による政権交代を許した21年衆院選からさらに2万3千票減らした。
陣営も手をこまねいているわけではない。団体票を固める一方で、府議や市町村議を、集票の実動部隊として重視。二之湯は「府議らが自分の選挙のように戦えば、自然と票は上がってくるだろう」と期待を込める。
もう1点気にかかるのは改憲を越える「廃憲」を強く訴える西田と友党・公明党との温度差だ。人権・平和を訴える公明党本部が西田の推薦を決めたのは兵庫選挙区と並び全国で最も遅い今月20日になってからだった。
党府本部関係者は「推薦したからには全力で支えるが、時期が遅れたということは一種の意思表示だ」と話す。
「下馬評では楽勝とされているが、そういう結果を出すには、やりまくらないといけない」と、西田は自分に言い聞かせる。(敬称略)
◇
【京都】
北神圭朗 46 元首相補佐官 民 新
西田昌司 54 財金委理事 自(町)現 【公】
倉林明子 52 元京都市議 共 新
山内成介 47 元会社役員 新
曽我周作 34 元会社員 幸 新
2179
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:04:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/elc13062502220001-n1.htm
民主党への評価「どん底」「2位争い」
2013.6.25 02:08 [国会]
■民主・北神圭朗陣営
「衆院議員2期7年、総理補佐官を務めた経験もある。参院に当選すれば即戦力として働かせてもらう」。24日朝、衆院議員の前原誠司とともに京都市左京区の京阪出町柳駅前に立った民主新人で元衆院議員の北神圭朗(46)は、通勤通学客に訴え続けた。惨敗した前日の東京都議選については一言も触れなかったが、陣営関係者は「民主は風前の灯火だ」と自嘲気味に話した。
参院選京都選挙区(改選数2)で、平成13年以来自民と議席を分け合ってきた民主。直近の過去3回はいずれも党公認候補がトップ当選を果たすなど全国的にも「民主王国」の1つとして知られた京都選挙区だが、それでも3年3カ月の政権運営に対する有権者の批判は根強く、「今回ほど厳しい選挙はない」(党関係者)というのが実情だ。
民主党の退潮傾向は数字にも表れる。政権交代を実現させた平成21年の衆院選で獲得した比例票は58万票だったが、3年前の参院選での比例票は34万票。昨年末の衆院選での府内比例票は18万票にまで落ち込み、衆院選初挑戦ながら29万票を積み上げた維新に大きく水をあけられた。北神自身その衆院選で惨敗したが、「民主への評価はどん底だ」と分析する。
候補者擁立についても迷走した。現職が昨年7月に引退表明したこともあり、民主府連は「早めの候補者擁立を」と意気込んだものの、当初公認を決めた候補者は体調不良を理由に立候補を、取りやめるなど混乱は続いた。
結局、京都選出の国会議員が落選した衆院4区での捲土重来を期していた北神を口説き落とすことに成功したが、立候補表明は4月にずれこんだ。北神が総理補佐官として支えた前首相の野田佳彦ですら「参院選に出ると聞いて驚いた」とこぼしたという。
安倍政権の安定した支持率を背景にした自民が優勢とされる今回選挙。府連陣営の幹部でさえ、「熾烈(しれつ)な2位争い」と公言する。ライバルと見込まれる共産、維新とは「団子状態」(北神)というのが実情だ。
陣営が見込む当確ラインは25万票。昨年末の衆院選の比例票からさらに7万票の上積みが必要になり、4区以外での知名度が高いとはいえない北神陣営は「簡単な数字ではない」と話す。
とはいえ党本部にとっても京都選挙区は重点選挙区。代表の海江田万里がすでに2度、前首相の野田も1度京都入りし、北神支持を訴えた。
維新共同代表、橋下徹の「慰安婦発言」もあり、ここにきて維新の支持率は落ちているが、北神自身は「その票は共産に流れる。まったく楽観視していない」と厳しい認識を示す。
◇
7月4日公示、21日投開票が確定的となった参院選。各党の立候補予定者は事務所開きも終え、すでに臨戦態勢に入った。京都選挙区でどう戦おうとするのか、各候補者の動きを追った。(敬称略)
◇
北神圭朗 46 元首相補佐官 民 新
西田昌司 54 財金委理事 自(町)現 【公】
倉林明子 52 元京都市議 共 新
山内成介 47 元会社役員 維 新
曽我周作 34 元会社員 幸 新
2180
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:04:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062702140001-n1.htm
自共対決再び 議席奪還目指す
2013.6.27 02:06 [《参院選2013》攻防ライン]
■共産・倉林明子陣営
「ほかの候補者はみな憲法改正に賛成している。護憲を訴えるのは共産党だけです」。参院選京都選挙区(改選数2)に立候補を予定する共産新人の倉林明子(52)は23日、京都市西京区での街頭演説で、そう声を張り上げた。傍らには平成16年の落選まで同選挙区で共産党の議席を2期12年守り続けた西山登紀子が控えていた。
参院選京都選挙区ではこれまで7回、自民と共産が議席を分け合った歴史があり、共産にとって、議席奪還が悲願の選挙区だ。
しかし、10年、共産が最後に議席を獲得した参院選で西山が獲得した37万8千票を最後に得票は減少。二大政党制を目指す流れの中で埋没し、「確かな野党」を標榜(ひょうぼう)したものの、その座は民主に取って代わられた。維新など第三極の動きが目立った昨年末の衆院選では、比例票で13万8千票を獲得するのがやっとだった。
党勢に陰りがみられたともいえる10年間だが、京都市議会では依然として自民に次ぐ第2党であり続けるように京都では根強い支持者が多い。加えて、二大政党の1つ民主が政権運営に失敗。維新に代表される第三極も自民と明確な対立軸が見いだせない中、「議席奪還に向け今回ほど面白い条件になっているときはない」と倉林は意気込む。
それを裏付けるかのように、共産は今回の参院選を「自共対決」と位置づける。5月24日に京都入りした党委員長、志位和夫も「安倍政権の暴走に正面から対決するのは共産党。自民対共産こそ参院選の真の対決軸だ」と気勢を上げた。
党勢拡大を目指す共産にとって、明るいニュースが続いた。5月12日に投開票された精華町議選で、定数が4減の18となる中、共産が現有4議席を確保した。さらに今月23日に投開票された東京都議選でも議席をそれまでの8から17へと倍増させる躍進。久々の明るい話題に、翌24日の共産党京都市議団控室からは笑い声も漏れ聞こえた。
自民現職の西田昌司(54)をのぞき、参院選への立候補表明は最も早い昨年7月だった。課題となる知名度不足を補おうと、すでに府内を3巡した。航空自衛隊経ケ岬分屯基地(京丹後市)への米軍移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」の配備についても反対を唱える。
共産などとの熾烈な2位争いになるとみる民主新人の北神圭朗(46)は「どこに行っても共産の勢いを感じる」と警戒する。
選挙戦で、共産が野党としての存在感を示し、かつて「自共の指定席」とされた京都選挙区の議席を奪還できるかどうか、注目が集まる。(敬称略)
2181
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:09:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130626ddlk29010513000c.html
2013参院選:奈良選挙区・情勢/上 新人4人の戦い /奈良
毎日新聞 2013年06月26日 地方版
◇自民、圧勝ムード警戒 選択肢減り関心低下も
参院選の公示日とされる7月4日まで10日を切った。奈良市東九条町にある堀井巌氏(47)の事務所。鍵付きのロッカーには、公示日に張り出す推薦状300枚近くがしまってある。自民党が野党だった3年前の参院選と比べて倍増した。陣営スタッフは「天井に張ってもスペースが足らんかもな」とうれしい悲鳴を上げる。
1月20日、奈良市内のホテル。「これまでニュースキャスターや学者らに打診してきましたが……」。堀井氏擁立を発表した自民党県連の記者会見で、奥野信亮・県連会長は感極まり、声を詰まらせた。堀井氏は東大寺学園高、東大を卒業し、自治省(当時)に入省して総務省の課長級ポストにあった。県連幹部は「会長として『勝てる候補』を連れて来られた達成感があったんやろう」と振り返る。奥野氏は総務省に人脈があり、この幹部は「奥野氏ならではの人選」と話す。
自民・公明は昨年12月の衆院選で圧勝したが、安倍晋三首相の狙いは参院選勝利による衆参ねじれの解消。参院選奈良選挙区で自民は3連敗中で、県連は「奪還」に向けて、民主、日本維新の会の先手を打った。「V」の字を背景に安倍首相と堀井氏が並んだポスターが、県内各地に張り出され、堀井氏は県連の手厚い支援を受けながら、業界団体や企業を回った。3年前に民主候補を推薦した団体も、自民への回帰が相次いだ。5月には公明党県本部が堀井氏の推薦を決めた。「異論は一切なかった」(岡史朗・県本部代表)
着々と支持固めを図る自民陣営の動きは、民主党の候補者擁立作業を難しくした。10人近くに出馬を打診したが、ことごとく断られた。県連関係者は「勝算がないとみて尻込みしとる」と嘆いた。今月23日、ようやく大西孝典氏(57)の擁立が決まった。
同じ日にあった東京都議選で自民は公認候補が全員当選し、死角は見当たらないように映る。しかし、陣営幹部は「そこに落とし穴がある」と警戒する。「我々の目標は前回より5万票近く多い30万票。都議選のように投票率が下がれば、達成は難しくなる」
日本維新の会から出馬を目指した県議、山本進章氏(58)の辞退はマイナス要因だ。維新は奈良選挙区への擁立を断念する方針で、選択肢の縮小は有権者の関心の低下に直結する。奥山博康・自民党県連幹事長は「圧勝ムードは逆に怖い。民主や維新が低迷しただけで、自民は本当に支持されているのか。陣営をどれだけ引き締められるかがカギになる」と力を込める。
公示直前にもかかわらず、「いまひとつ盛り上がりを感じられない」(自民県連関係者)。懸念は、現実となりつつある。
◇ ◇
通常国会は26日に会期末を迎え、参院選は事実上の選挙戦に突入する。奈良選挙区(改選数1)では、自民、共産両党が早々と候補者擁立を決めた一方、民主は選考が難航、維新は公示直前になって候補予定者が辞退し、戦いの構図は二転三転した。その舞台裏を追った。【伊澤拓也】
==============
◇立候補を予定している4人◇
大西孝典 57 民主 前衆院議員
堀井巌 47 自民 元総務省室長=公明推薦
谷川和広 34 共産 党県委員
田中孝子 57 幸福 党県副代表
(参院勢力順。左から氏名、年齢、所属、肩書、敬称略)
2182
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:10:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk29010478000c.html
2013参院選:奈良選挙区・情勢/下 構図、二転三転 /奈良
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
◇維新退き民主に活路 躍進狙う共産
「党の存在意義が問われている。どうしても県民に選択肢を示す必要がある」
23日夕、橿原市内にある大西孝典氏(57)の事務所。前川清成・民主党県連代表と馬淵澄夫・同党幹事長代理が大西氏に詰め寄った。「言われなくても分かっている」。大西氏はうなずいた。半年近く費やした県連の候補者探しが、ようやく終わった瞬間だった。
民主党は過去3回の参院選で、県内の比例代表の得票は20万票を超えていた。昨年12月の衆院選では10万票を割るまで激減。1区の馬淵氏は議席を守ったが、他3選挙区は惨敗し、大西氏も4区で落選した。1月に県連代表に就任した前川氏は「不戦敗はあり得ない」と参院選の候補者擁立作業を進めたが、政治経験のない新人では調整がつかなかった。大西氏と、3区の吉川政重氏にも早い段階から出馬を打診していたが、両氏は頑なに拒否し、手詰まり感が漂っていた。
日本維新の会から出馬を表明していた山本進章氏(58)の辞退で情勢は急転した。山本氏の県議の選挙区は高市郡・橿原市で、「支援者が一部、大西氏と重なっていた」(県連幹部)。大西氏が秘書を務めた前田武志参院議員の説得もあり、出馬に傾いたという。
藤野良次・県連幹事長は「県民に選択肢を示せた。政党としての役割を果たせた」と胸をなで下ろした。しかし、公示までの準備期間は乏しい。「業界団体を回っている時間はない。一人でも多くの人に会い、政策を聞いてもらうことが重要」。狙いを浮動票に絞り込む方針だ。
◇ ◇
共産党は奈良選挙区では最も早く、昨年12月末に谷川和広氏(34)の擁立を発表した。国政初挑戦の谷川氏は、駅立ちや個人演説会を重ねて支持を訴えている。「アベノミクスで暮らしが良くなったと実感している人は少ない」。自民党との対決色を鮮明にする。握手した相手の握り返す力で、手応えを感じ始めている。
参院選の前哨戦として注目された23日の東京都議選で、共産は議席を倍増させた。沢田博・県委員長は「奈良でも十分、躍進は可能だ」と力を込める。3年前は県内で比例代表の得票は4万6000票余りだったが、10万7000票を目標に掲げる。
幸福実現党は2009年の衆院奈良2区に立候補した田中孝子氏(57)を擁立。田中氏は「未来に夢と希望を持てる政治を」と訴える。
維新は、出馬を辞退した山本氏の差し替え候補の擁立は見送る方向だ。比例代表で約21万票を獲得し、県内第1党に躍り出た衆院選から半年。参院選では選択肢を示すこともできず、政党としての未熟さを露呈した。21万票はどこに向かうのか。票の奪い合いは既に始まっている。【伊澤拓也】
==============
◇立候補を予定している4人◇
大西孝典 57 民主 前衆院議員
堀井巌 47 自民 元総務省室長=公明推薦
谷川和広 34 共産 党県委員
田中孝子 57 幸福 党県副代表
(参院勢力順。左から氏名、年齢、所属、肩書、敬称略)
2183
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:17:27
■5人区
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711300032-n1.htm
【参院選2013 東京】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:30
■第三極の選挙協力 相次ぎ破談 追い風自民、緩み警戒
都市部の浮動票を狙い元アナウンサー2人、俳優1人らが議席を争う。勢いに乗る自民、公明候補に対し、民主、第三極各党が有力な対抗馬になり得ていない。
2人当選を期す自民は、再選を目指す丸川の陣営が「安泰と思われたら大変」と引き締めを図れば、選挙区初挑戦の武見陣営は「出遅れが痛い。知名度を高めなければ」と懸命だ。逆風下で現職2人の再選を目指す民主は鈴木寛、大河原ともに「自民を止めるのはわれわれ」と、憲法論や歴史観での対立軸を強調。公明代表の山口は支持層が強固で安定した戦い。
維新小倉は元民放アナの知名度を生かしたいが、みんな桐島と票の奪い合いとなりそう。共産吉良は組織をフル回転させる。
みどり丸子は出遅れ感が否めない。幸福釈は支持層への訴えを強める。脱原発を訴える無所属山本は俳優の知名度を生かせるか。
◇
鈴木寛 49 元文科副大臣 民 現
大河原雅子 60 元消費特理事 民 現
武見敬三 61 元厚労副大臣 自 現
丸川珠代 42 厚労政務官 自(町)現
山口那津男 60 党代表 公 現
桐島ローランド 45 写真家 み 新
吉良佳子 30 党都委員 共 新
丸子安子 45 会社経営 ミ 新
小倉淳 55 元日テレアナ 維 新
釈量子 43 党女性局長 幸 新
鈴木行 47 新風代表 諸 新
又吉光雄 69 政治団体代表 諸 新
犬丸勝子 58 介護会社経営 無 新
西野貞吉 77 元陸上自衛官 無 新
山本太郎 38 俳優 無 新
2184
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:19:44
■4人区
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711330034-n1.htm
【参院選2013 神奈川】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:33
改選数が3から4に増えたが、各党とも複数擁立を避けた。自民島村とみんな松沢が優位に立つ。
島村は高い内閣支持率と組織力を背景に安定した戦いを進める。元神奈川県知事の松沢は、高い知名度を武器に街頭演説で無党派の取り込みを図っている。民主牧山は連合神奈川からの支援を受け、組織票を固めているが党の退潮傾向が懸念材料。
公明の佐々木は、引退する松あきら党副代表の後継として支持層への浸透を急ピッチで進める。維新水戸は党の支持率低下の影響を受け苦戦している。
共産畑野は消費増税反対、護憲などを訴えて議席奪還を目指すが、支持層以外への拡大が課題。社民は木村、みどりは露木、幸福は及川を擁立し、党勢拡大を図る。
◇
牧山弘恵 48 米国弁護士 民 現
島村大 52 歯科医師 自 新
佐々木さやか 32 弁護士 公 新
松沢成文 55 元知事 み 新
畑野君枝 56 党中央委員 共 元
木村栄子 65 元藤沢市議 社 新
露木順一 57 元開成町長 ミ 新
水戸将史 50 元県議 維 現
及川幸久 53 党外務局長 幸 新
溝口敏盛 66 新風県代表 諸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712100048-n1.htm
【参院選2013 大阪】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:10
自民は公認候補を1人に絞ったが、高い内閣支持率を背景に2人擁立論が浮上。みんなも擁立の方針で「最後の1議席」をめぐり熾烈(しれつ)な争いになりそうだ。自民柳本は支援団体の集会などに出席し組織固めを進める。引退する現職の後任である公明杉は連日街頭に立ち、組織力をもとに安定した戦いぶり。維新東は橋下徹共同代表の慰安婦発言が本拠地の大阪でどの程度影響するのか注目される。民主梅村は、医療分野などでの実績を訴えて、巻き返しを図る。共産辰巳は、演説会で雇用の安定などを主張し、有権者への浸透を目指す。このほか新人4人もそれぞれ支持拡大を狙う。
◇
梅村聡 38 元厚労政務官 民 現
柳本卓治 68 元衆院議員 自 新
杉久武 37 公認会計士 公 新
辰巳孝太郎 36 党府委員 共 新
東徹 46 党総務会長 維 新
吉羽美華 32 元寝屋川市議 大 新
森 悦宏 46 宗教法人職員 幸 新
中村勝 62 政治団体代表 諸 新
藤島利久 51 元議員秘書 無 新
2185
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:23:12
■3人区
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711260031-n1.htm
【参院選2013 埼玉】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:26
自民古川が先行、残り2議席をめぐり、民主山根、公明矢倉、みんな行田の3人による激しい争奪戦となっている。古川は内閣支持率の高さを反映させ、前回得票から着実に上積みを図る。自民が競合区にもかかわらず矢倉に異例の推薦を出したが、古川は反発。自民と公明の協力態勢に不協和音も出ている。山根は民主候補一本化で議席死守を目指す。行田は維新が候補擁立を見送ったことで第三極の分裂は回避した。共産伊藤、社民川上、幸福谷井、諸派の宮永と山口は支持拡大を目指している。
◇
山根隆治 65 元外務副大臣 民 現
古川俊治 50 元議運委理事 自(町)現
矢倉克夫 38 弁護士 公 新 【自】
行田邦子 47 元みどり代表 み 現
伊藤岳 53 党県常任委員 共 新
川上康正 48 元議員秘書 社 新
谷井美穂 50 ピアノ講師 幸 新
宮永照彦 56 印刷会社役員 諸 新
山口節生 63 経営コンサル 諸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711320033-n1.htm
【参院選2013 千葉】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:32
再選を目指す自民の現職石井と民主の現職長浜が優位に立っている。2議席獲得を目指す自民は新人豊田を擁立。県議団の過半数の後押しを受ける豊田は、集会や駅頭活動を通じ、知名度向上を図る。
2度にわたる候補者差し替えに揺れた維新は花崎で落ち着いた。ただ、選挙協力が破談となったみんなが寺田を擁立。第三極が割れたことで、ともに厳しい展開に。
生活太田は、県議時代の支持層への再浸透が鍵。共産寺尾は無党派層への支持拡大を狙う。幸福松島、新風渡辺は支持層への働きかけを強めている。
◇
長浜博行 54 前環境相 民 現
石井準一 55 国交委員長 自(額)現 【公】
豊田俊郎 60 元八千代市長 自 新 【公】
寺田昌弘 45 弁護士 み 新
太田和美 33 元衆院議員 生 新
寺尾賢 36 党県委員 共 新
花崎広毅 36 元県議 維 新
松島弘典 55 前党幹事長 幸 新
渡辺裕一 58 新風県幹事 諸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711580044-n1.htm
【参院選2013 愛知】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:58
■民主、議席死守に全力
自民酒井には高い政党支持率という追い風が吹いているが、企業や団体などを小まめに回り着実な浸透を目指す。民主大塚は参院選を「党再生の第一歩」(県連幹部)と位置づけ、連合愛知の全面支援を受けて3選に全力を挙げる。
維新は比例候補だった近藤を擁立。選挙協力を解消したみんな薬師寺と競り合う。河村たかし名古屋市長が率いる政治団体「減税日本」は宇田を擁立、みどり平山は比例代表から選挙区に移り再選を目指す。共産本村、社民伊藤らも名乗りを上げている。
◇
大塚耕平 53 元厚労副大臣 民 現
酒井庸行 61 県議 自 新 【公】
薬師寺道代 49 医師 み 新
本村伸子 40 党県常任委員 共 新
伊藤善規 64 党県幹事長 社 新
平山誠 61 党国対委員長 ミ 現 【生】
近藤浩 52 元衆院議員 維 新
中根裕美 38 託児所副園長 幸 新
宇田幸生 40 減税副代表 諸 新
身玉山宗三郎 39 行政書士 諸 新
2186
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:24:41
■2人区
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711050021-n1.htm
【参院選2013 北海道】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:04
現職2人に新人4人が挑む戦いは、現職がやや先行する状況となっている。自民伊達は、高齢批判などが不安材料だったが、安倍政権への高支持率を背景に着々と地盤固めを急ぐ。4選を目指す民主小川も党に対する逆風は厳しいが、労組を中心に組織の引き締めを懸命に行っている。
大地浅野はインターネットを最大限に活用する戦略で、みんなの安住は脱原発などを訴える。
共産森と、幸福森山も支持層の拡大を目指している。
◇
小川勝也 49 元防衛副大臣 民 現
伊達忠一 74 内閣副大臣 自(町)現 【公】
安住太伸 43 元旭川市議 み 新
森英士 35 元赤旗記者 共 新
浅野貴博 35 党幹事長代行 大 新
森山佳則 46 宗教法人職員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711150025-n1.htm
【参院選2013 宮城】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:13
自民と民主が議席を分け合ってきた“指定席”に、みんなが割り込みを図る。
自民の愛知は着々と態勢を整え、初のトップ当選を狙う。衆院選勝利の勢いもあり、安定している。
知名度の高い民主岡崎は党への逆風に苦しんでいたが、維新の橋下徹共同代表の慰安婦発言でみんなと維新の選挙協力が瓦解するなどしたことで、息を吹き返した。社民の擁立断念も有利にはたらきそう。
維新との協力関係解消で勢いがそがれた形となったみんなの和田は、巻き返しを目指している。
◇
岡崎トミ子 69 党副代表 民 現
愛知治郎 44 行政監視委長 自 現 【公】
和田政宗 38 元NHKアナ み 新
岩渕彩子 29 党准県委員 共 新
皀智子 41 元会社員 幸 新
2187
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:26:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711210028-n1.htm
【参院選2013 茨城】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:21
民主、自民が平成10年以降分け合ってきた“指定席”を現新6人が争う。自民上月が先行する。民主藤田は逆風を意識し、連合茨城の組織票の支持固めに懸命。衆院選で比例代表の県内得票数が自民に次いだ維新は元衆院議員の石井を擁立したが、橋下徹共同代表の慰安婦発言で勢いに陰りも。みんな石原は無党派層の受け皿となるか。共産小林、幸福中村は支持層への働きかけを強めている。
◇
藤田幸久 63 財金委員長 民 現
上月良祐 50 元副知事 自 新 【公】
石原順子 52 ワイン醸造家 み 新
小林恭子 62 党県委員 共 新
石井章 56 元衆院議員 維 新
中村幸樹 49 元陸上自衛官 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711340035-n1.htm
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:34
自民塚田は各種団体や公明から推薦を受け先行。県連内には「敵は気の緩みだけ」との声も。追う生活森は知名度を生かしミニ集会を展開して票固めを図る。民主風間は中央からの応援で追い上げを目指すが、連合の一部が社民渡辺への支持に流れている。維新米山は、橋下徹共同代表の慰安婦発言の影響から抜け出せない。共産西沢、幸福生越はそれぞれ支持の拡大を目指している。
◇
風間直樹 46 元外務政務官 民 現
塚田一郎 49 拉致特委理事 自(麻)現 【公】
森裕子 57 党代表代行 生 現
西沢博 33 党県政策委長 共 新
渡辺英明 63 団体役員 社 新
米山隆一 45 医師 維 新
生越寛明 48 宗教法人職員 幸 新
安久美与子 78 医療相談員 無 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711400041-n1.htm
【参院選2013 長野】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:40
自民と民主が議席を分け合ってきたが、みんなの候補者擁立は難航しており、今回も同様の構図になりそうな情勢だ。
6年前は民主羽田が自民吉田を20万票以上引き離したが、今回は吉田が業界団体や保守層などを固め、逆転する勢い。危機感を募らせる羽田は後援会や連合長野を基盤に地元を小まめに回って追い上げる。共産唐沢、幸福味岡、無所属神津もそれぞれの支持者を中心に浸透を図る。
◇
羽田雄一郎 45 前国土交通相 民 現
吉田博美 64 党幹事長代理 自(額)現 【公】
唐沢千晶 42 党県委員 共 新
味岡淳二 54 経営コンサル 幸 新
神津ゆかり 46 元雑誌記者 無 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711550043-n1.htm
【参院選2013 静岡】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:54
自民、民主の現職2人が一歩先行。自民は2人目の擁立を見合わせ牧野1人に絞り必勝を期す。知事選で支持候補が惨敗した影響を最小限にとどめたい考え。民主は榛葉が2期12年の実績を強調、議席死守を狙う。維新は立候補予定だった元職土田博和が比例代表に回り、新人望月に差し替えた。みんなも新人鈴木を立てるなど乱戦模様だ。共産森、幸福中野も出馬を表明。
◇
榛葉賀津也 46 元外務副大臣 民 現
牧野京夫 54 災害特委員長 自(額)現 【公】
鈴木唯記子 38 歯科技工士 み 新
森大介 44 党県常任委員 共 新
望月飛辰 43 会社社長 維 新
中野雄太 39 宗教法人職員 幸 新
2188
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:27:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712040047-n1.htm
【参院選2013 京都】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:04
自民西田は支援団体などの会合回りを小まめにこなし、高い内閣支持率を背景にトップでの再選を目指している。残る1議席を民主、みんな、共産、維新が争うとみられる。民主は昨年の衆院選で落選した北神を「即戦力」として擁立。維新山内も衆院選に次いでの出馬、共産倉林は平成10年以来の勝利を目指す。みんなは木下の公認を内定した。幸福曽我も出馬する。
◇
北神圭朗 46 元首相補佐官 民 新
西田昌司 54 財金委理事 自(町)現 【公】
木下陽子 33 飲食店経営 み 新
倉林明子 52 元京都市議 共 新
山内成介 47 元会社役員 維 新
曽我周作 34 元会社員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712130049-n1.htm
【参院選2013 兵庫】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:13
知名度が高い自民鴻池が党への追い風のもと、公明の推薦も得て優勢な戦い。ただ、自民県連は必ずしも一枚岩ではない。民主と維新は接戦の様相。平成19年にトップ当選した民主辻は組織固めを図り、維新清水は都市部を中心に無党派層の支持獲得を目指している。みんなも候補擁立の方針だ。共産金田、幸福湊ら新人3人も支持拡大を目指す。
◇
辻泰弘 57 元厚労副大臣 民 現
鴻池祥肇 72 元防災相 自(麻)現 【公】
金田峰生 47 元県議 共 新
清水貴之 38 元民放アナ 維 新
湊侑子 30 党職員 幸 新
松本なみほ 39 環境コンサル 諸 新
2189
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:28:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712260056-n1.htm
【参院選2013 広島】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:26
自民溝手は組織を手堅くまとめているほか、公明の推薦も取り付けるなど先行。残る1議席をめぐり生活佐藤、民主森本らが争う。
佐藤は、みどりの亀井静香元郵政改革担当相の支援を受けて再選を期すが、県東部や広島市などでの支持拡大が課題。森本は連合広島の全面支援を受け知名度アップに全力を挙げる。維新灰岡は党支持率の低迷が響き、共産皆川、幸福日高も支持拡大に躍起となっている。
◇
森本真治 40 元広島市議 民 新
溝手顕正 70 党参院幹事長 自 現 【公】
佐藤公治 53 党参院幹事長 生 現
皆川恵史 69 元広島市議 共 新
灰岡香奈 29 元和木町議 維 新
日高順子 50 元保育士 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712220054-n1.htm
【参院選2013 福岡】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:21
4月に県連会長に就任した自民松山は、総力戦で「圧勝」を目指す。支援組織も着々と固めており、死角はない。民主は現職がいるにもかかわらず候補者を公募し、「開かれた党」をアピール。先の衆院選で敗れた野田を選んだが、連合の動きは鈍い。維新吉田は浮動票の掘り起こしに懸命。維新との選挙協力を解消したみんなは、比例候補だった古賀を急遽(きゅうきょ)擁立したが出遅れ感は否めない。共産真島、幸福吉冨はそれぞれ支持拡大を図っている。
◇
野田国義 55 元衆院議員 民 新 【生】
松山政司 54 外務副大臣 自(岸)現 【公】
古賀輝生 49 元議員秘書 み 新
真島省三 50 元県議 共 新
吉田俊之 57 元民放記者 維 新
吉冨和枝 54 元小学教諭 幸 新
2190
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:31:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711070022-n1.htm
【参院選2013 青森】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:07
過去最多の6人が立候補を予定。昨年の衆院選で県内4選挙区を独占した勢いに乗る自民の滝沢が先行、陣営は“楽勝ムード”引き締めに躍起となっている。
非自民の議席死守を目指す生活平山は当初、無所属工藤との選挙協力を模索したが不調に終わった。また、衆院選で民主から出馬し落選した波多野がみんなから出馬するなど、反自民勢力には厳しい選挙戦となりそうだ。
◇
滝沢求 54 元県議 自 新 【公】
波多野里奈 40 元民放アナ み 新
平山幸司 43 党県代表 生 現 【社】
吉俣洋 39 党県書記長 共 新
石田昭弘 54 宗教法人職員 幸 新
工藤信 59 元県農協会長 無 新 【民】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711090023-n1.htm
【参院選2013 岩手】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:09
長年にわたり生活の小沢一郎代表が影響力を誇示してきた土地柄だが、昨年の民主分裂劇や現職平野の民主離党に伴い、6年前に平野を支えた“小沢勢力”は平野、民主吉田、生活関根の3つに分裂することが確実となった。この漁夫の利を目指すのが過去6連敗中の自民。公募により田中を擁立したが、平野、関根と並んで軸になる勢いで、これを吉田らが追う展開。
◇
吉田晴美 41 元議員秘書 民 新
田中真一 46 元議員秘書 自 新 【公】
関根敏伸 57 元県議 生 新
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 元県職員 幸 新
平野達男 59 前復興相 無 現
2191
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:32:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711070022-n1.htm
【参院選2013 青森】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:07
過去最多の6人が立候補を予定。昨年の衆院選で県内4選挙区を独占した勢いに乗る自民の滝沢が先行、陣営は“楽勝ムード”引き締めに躍起となっている。
非自民の議席死守を目指す生活平山は当初、無所属工藤との選挙協力を模索したが不調に終わった。また、衆院選で民主から出馬し落選した波多野がみんなから出馬するなど、反自民勢力には厳しい選挙戦となりそうだ。
◇
滝沢求 54 元県議 自 新 【公】
波多野里奈 40 元民放アナ み 新
平山幸司 43 党県代表 生 現 【社】
吉俣洋 39 党県書記長 共 新
石田昭弘 54 宗教法人職員 幸 新
工藤信 59 元県農協会長 無 新 【民】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711090023-n1.htm
【参院選2013 岩手】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:09
長年にわたり生活の小沢一郎代表が影響力を誇示してきた土地柄だが、昨年の民主分裂劇や現職平野の民主離党に伴い、6年前に平野を支えた“小沢勢力”は平野、民主吉田、生活関根の3つに分裂することが確実となった。この漁夫の利を目指すのが過去6連敗中の自民。公募により田中を擁立したが、平野、関根と並んで軸になる勢いで、これを吉田らが追う展開。
◇
吉田晴美 41 元議員秘書 民 新
田中真一 46 元議員秘書 自 新 【公】
関根敏伸 57 元県議 生 新
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 元県職員 幸 新
平野達男 59 前復興相 無 現
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711110024-n1.htm
【参院選2013 山形】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:10
民主を離党し、みどりに参加した現職舟山に自民、共産、幸福の新人3人が挑む。自民大沼は安倍政権への追い風もあり、組織力で優位な戦いを進める。だが、農業団体がTPP反対の舟山を推薦、農村票の流出は避けられそうにない。
舟山は社民の支持を獲得したほか、独自候補擁立を断念した民主、連合山形の支援も受けて非自民勢力の結集を図るが、一枚岩とはなっていない。
◇
大沼瑞穂 34 元財団研究員 自 新 【公】
太田俊男 59 党県副委員長 共 新
舟山康江 47 元農水政務官 ミ 現 【社】
城取良太 36 宗教法人職員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711170026-n1.htm
【参院選2013 秋田】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:17
自民新人の中泉が先行している。自民は衆院選で3選挙区を独占した勢いを維持。県議会で6割を占める党所属議員の後援会もフル稼働している。佐竹敬久知事も中泉支持を表明した。
民主の現職松浦は元民放アナウンサーの知名度を生かして支持拡大に懸命となっている。擁立を見送った維新は比例代表に集中。共産佐竹と幸福西野の両新人は知名度アップに躍起だ。
◇
松浦大悟 43 予算委理事 民 現
中泉松司 34 元県議 自 新 【公】
佐竹良夫 62 党県委員 共 新
西野晃 36 宗教法人職員 幸 新
2192
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:32:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711190027-n1.htm
【参院選2013 福島】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:18
改選数が1減になり現職2人を含む6人が1議席を争う激戦区。少子化相の森が自民への追い風と知名度を生かし先行、原発事故からの福島再生と子育て支援を訴える。平成19年の参院選で森に大差をつけトップ当選した民主金子も福島再生を訴え、県版のマニフェストを作成中。連合の組織票固めに奔走している。
◇
金子恵美 47 元復興政務官 民 現
森雅子 48 少子化相 自(町)現 【公】
岩渕友 36 党県常任委員 共 新
遠藤陽子 63 元中学教諭 社 新 【生】
酒井秀光 45 元会社員 幸 新
杉内一成 80 政治団体代表 諸 新
2193
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:33:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711240029-n1.htm
【参院選2013 栃木】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:23
公募の自民高橋と3選を目指す民主谷の戦いが軸。知名度不足が懸念された高橋は地域後援会の設立を進め、多くの市町長が会長に就任。福田富一知事の支援も受ける。谷は連合栃木の組織票と「谷党」といわれる個人票に加え、地元宇都宮市で上積みを図るが党の退潮傾向が不安材料。みんなは6月上旬、元東京都新宿区議の沖を擁立。共産小池、幸福杉浦を含め予想された勢力の候補がそろった。
◇
谷博之 69 元法務副大臣 民 現
高橋克法 55 元高根沢町長 自 新 【公】
沖智美 32 元新宿区議 み 新
小池一徳 52 党県書記長 共 新
杉浦満春 45 党役員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711260030-n1.htm
【参院選2013 群馬】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:25
4選を目指す自民山本は知名度と高い内閣支持率を背景に優位に立つ。ただ、TPPをめぐり県農協中央会の政治団体が推薦を見送った。衆院選で県内の全議席を失った民主は4月中旬、改憲阻止を掲げる加賀谷を擁立したが出遅れ感は否めず、女性票や反自民票の掘り起こしを図る。
TPP反対や原発ゼロを掲げる共産店橋、防衛力強化を訴える幸福安永は支持層への働きかけを強めている。
◇
加賀谷富士子 35 不動産会社員 民 新
山本一太 55 沖縄北方相 自 現 【公】
店橋世津子 51 元前橋市議 共 新
安永陽 65 元都職員 幸 新
2194
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:34:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711360036-n1.htm
【参院選2013 富山】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:35
氷見市長を4期務め、県西部を中心に知名度が高い自民堂故は、衆院の選挙区ごとに責任者を置いて組織を固めながら、幅広く浸透を図る。公明の推薦も取り付け、独走を狙っている。
平成19年に民主、社民、国民新の推薦で当選した森田高が出馬を断念。民主は候補擁立を「最後まであきらめない」としていたが、都議選の後、断念することを明らかにした。共産は高橋、幸福は吉田をそれぞれ擁立する。
◇
堂故茂 60 元氷見市長 自 新 【公】
高橋渡 50 党県常任委員 共 新
吉田かをる 58 元高校講師 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711370037-n1.htm
【参院選2013 石川】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:36
水産庁長官などを歴任した自民山田は、農業や水産業関係の団体で支持を拡大しているほか、党への追い風も受けて都市部でも広く浸透を狙う。民主は、北陸3県で唯一の国会議員となった一川が議席死守に全力を挙げているが、衆院選後に県議会の民主系会派が分裂した影響が懸念されている。
共産亀田、幸福宮元らがそれぞれ出馬し、支持拡大を目指す。
◇
一川保夫 71 元防衛相 民 現
山田修路 59 元農水審議官 自 新 【公】
亀田良典 64 党県委員 共 新
宮元智 53 元大学講師 幸 新
浜崎茂 45 飲食店経営 無 新
2195
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:34:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711380039-n1.htm
【参院選2013 福井】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:38
衆参とも全議席を占める自民は、引退する松村龍二の後任に滝波を擁立。候補選定で県連内にしこりが残ったが、行政経験などが豊富な滝波は、県農政連など主要団体の推薦を得て優位に立っている。民主藤野は労組などの支援者回りを精力的に行い、支持基盤の再構築に懸命。連合福井や社民などの支援を受けて票の取り込みを図る。共産は参院選挑戦3回目の山田、幸福は白川を擁立する。
◇
藤野利和 61 元県議 民 新
滝波宏文 41 元財務省室長 自 新 【公】
山田和雄 45 元三国町議 共 新
白川康之 56 住宅改装業 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711390040-n1.htm
【参院選2013 山梨】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:39
民主を離党し、みんなから立候補する米長に、新人6人が挑む。混戦模様の中、安倍政権への追い風を受ける自民森屋がやや先行。ただ、一部の自民支持者が駒大教授の無所属青木を推しており、「保守分裂」の様相も呈している。
元衆院議員の坂口は民主と社民の推薦を受けて無所属で出馬。無党派層の掘り起こしも狙う。共産は遠藤、幸福は田辺を擁立。無所属林も出馬を表明した。
◇
森屋宏 55 元県議 自 新 【公】
米長晴信 47 元復興特理事 み 現
遠藤昭子 61 党県常任委員 共 新
田辺丈太郎 32 宗教法人職員 幸 新
青木茂樹 44 駒大教授 無 新
坂口岳洋 42 元衆院議員 無 新 【民】【社】
林祥三 65 元小学校教諭 無 新
2196
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:35:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711520042-n1.htm
【参院選2013 岐阜】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:52
改選数が2から1となる。自民大野は、新人ながら祖父が衆院議長、父が労相、母が参院議員を務めるなど、高い知名度を誇る。地道に地域や団体を回り、着実に足元を固めている。
民主吉田は、引退する平田健二参院議長の後継として、6月に出馬が決まった。連合岐阜などが支援するが知名度向上が課題で、出遅れ感が否めない。共産は鈴木、幸福は加納が名乗りを上げている。
◇
吉田里江 47 元議員秘書 民 新
大野泰正 54 県議 自 新 【公】
鈴木正典 49 党県常任委員 共 新
加納有輝彦 52 元通信会社員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062711590045-n1.htm
【参院選2013 三重】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 11:59
4選を目指す民主高橋と、追い風を受ける自民吉川が拮抗(きっこう)、これに維新深尾らが絡む。高橋は頻繁に地元入り、県選出の岡田克也前副総理も応援に駆け回っている。吉川は女性票の取り込みに力を入れ、大票田の県北部で民主支持層の切り崩しを狙う。
深尾は元津市長の協力を得ながら若年層への浸透も図る。共産中川は衆院選に続く出馬。幸福小川らも立候補する。
◇
高橋千秋 56 元外務副大臣 民 現
吉川有美 39 元銀行員 自 新 【公】
中川民英 45 党県委員 共 新
深尾浩紹 50 大学院教授 維 新
小川俊介 41 宗教法人職員 幸 新
大津伸太郎 48 元中学教諭 無 新
2197
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:37:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712030046-n1.htm
【参院選2013 滋賀】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:02
自民は公募で選んだ松下政経塾出身の二之湯を擁立。知名度向上が課題だが、県選出の4人の衆院議員との連携を強化。高い内閣支持率を背景に12年ぶりの議席獲得を期す。
3連勝中の民主は昨年の衆院選では県内4選挙区で全敗、危機感を強める。徳永は実績を強調して労組など支援組織の引き締めを図る。共産は坪田、幸福は荒川を擁立する。維新は候補者擁立を見送った。
◇
徳永久志 49 拉致特委員長 民 現
二之湯武史 36 学習塾経営 自 新 【公】
坪田五久男 54 党県常任委員 共 新
荒川雅司 38 宗教法人職員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712150050-n1.htm
【参院選2013 奈良】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:15
自民堀井は立候補を表明して以来、衆院議員らの後押しを受けて、知名度アップを図ってきた。3連勝してきた民主は、昨年の衆院選で敗れた大西を擁立した。維新は公認候補だった県議が出馬辞退を申し出て混乱している。
共産谷川は市議らと連携して街頭に立ち、支持拡大を目指す。幸福は田中が出馬する。
◇
大西孝典 57 元衆院議員 民 新
堀井巌 47 元総務省室長 自 新 【公】
谷川和広 34 党県常任委員 共 新
田中孝子 57 元職安職員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712160051-n1.htm
【参院選2013 和歌山】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:16
官房副長官の自民世耕は、地元入りの機会は少ないが、強力な後援会組織がフル回転。県連も必勝態勢をしいており、4選に向けて優位な戦いとなりそうだ。民主は、候補者擁立を断念。衆院選近畿ブロックで県内選挙区の1人が復活当選した維新も候補擁立を見送った。
共産原はミニ集会を繰り返し支持拡大を図る。幸福は久保を擁立する。
◇
世耕弘成 50 官房副長官 自(町)現 【公】
原矢寸久 61 党県副委員長 共 新
久保美也子 52 元会社員 幸 新
2198
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:38:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712190052-n1.htm
【参院選2013 鳥取】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:18
民主川上、自民舞立の激戦となりそうだ。党への支持率が低迷する川上の危機感は強く、頻繁に地元入り。自民時代などに県議2期、衆院議員1期を務めた経験をもとに保守票のつなぎとめを図る。
石破茂自民党幹事長のおひざ元の候補として負けられない舞立は、石破の後援会などと連動して知名度アップに全力を挙げている。共産岩永、幸福吉岡らもそれぞれ支持拡大を目指す。
◇
川上義博 62 元首相補佐官 民 現
舞立昇治 37 元総務省職員 自 新 【公】
岩永尚之 56 党県書記長 共 新
吉岡由里子 46 元小学教諭 幸 新
井上洋 64 貿易業 無 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712200053-n1.htm
【参院選2013 島根】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:20
竹下登元首相の秘書を務めていた自民島田は、公明のほか、県内約130団体の推薦を得て、着実に組織固めを図っている。野田政権当時、連立与党だった国民新を離党したみどり亀井は消費税増税反対などを訴えて反自民票結集を目指す。しかし、平成19年の選挙で推薦を受けた民主との関係は冷え込み、従来の支援は期待できない。共産向瀬、幸福池田もそれぞれ支持拡大を期す。
◇
島田三郎 56 元県議 自 新 【公】
向瀬慎一 42 党県委員 共 新
亀井亜紀子 48 党幹事長 ミ 現 【社】
池田節子 57 元農協職員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712240055-n1.htm
【参院選2013 岡山】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:24
平成19年選挙の当選者が昨年12月の衆院選にくら替え出馬したため、新人5人が争う。3連敗している自民は、4期16年知事を務めた石井を投入。高い知名度と組織力をバックに、あいさつ回りを進めるなど先行している。衆院選で落選した高井は「野党共闘」を目指して民主を離党。無所属で出馬するが、推薦を決めた民主が支援する。このほか、共産垣内、幸福安原ら3人が出馬する。
◇
石井正弘 67 元知事 自 新 【公】
垣内京美 46 党准中央委員 共 新
安原園枝 51 元製造会社員 幸 新
高井崇志 43 元衆院議員 無 新 【民】【ミ】
西嶋朋生 36 NPO役員 無 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712270057-n1.htm
【参院選2013 山口】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:27
4月の参院補選で大勝した自民は、閣僚の林が4選に自信。総裁選にも出馬した林は知名度も高く、参院補選の応援でもたびたび選挙区入りしており優勢に戦いを進めている。TPP交渉参加表明で農業票の行方が懸念されるが大勢に影響はなさそう。参院補選で推薦候補が大敗した民主は候補擁立を断念した。共産藤井、幸福河井は補選に次いでの出馬となる。
◇
林芳正 52 農水相 自(岸)現 【公】
藤井直子 61 元周南市議 共 新
河井美和子 50 宗教法人職員 幸 新
2199
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:40:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712300058-n1.htm
【参院選2013 徳島】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:29
平成19年の選挙で議席を奪われた自民は、元知事の長男で知名度が高い三木を擁立。国会議員や県議、市町村議と連携して、議席奪還を期している。
昨年の衆院選で惨敗した民主は、県内唯一の国会議員となった中谷の議席を死守するため、仙谷由人元官房長官が選対本部長として陣頭指揮。態勢の立て直しを図る。共産上村、幸福小松が立候補する。
◇
中谷智司 44 農水委員長 民 現
三木亨 45 元県議 自 新 【公】
上村恭子 55 党県常任委員 共 新
小松由佳 31 HS政経塾生 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712340059-n1.htm
【参院選2013 香川】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:33
公募で選ばれた自民三宅と、民主を離党し無所属で出馬する植松の事実上の一騎打ち。
三宅は、地元企業や関係団体回りを精力的に重ね、支持基盤を着実に固めつつある。公明の推薦も得て、先行している。
植松は連合香川が支援するものの、民主は個人レベルでの支援、社民は自主投票にとどまり、不安要素が多い。共産田辺は街頭で支持を訴えている。幸福は中西が出馬する。
◇
三宅伸吾 51 元日経記者 自 新 【公】
田辺健一 32 党県常任委員 共 新
中西利恵 50 建設会社役員 幸 新
植松恵美子 45 元予算委理事 無 現
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712340060-n1.htm
【参院選2013 愛媛】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:34
平成19年選挙での当選者が昨年12月の衆院選に出馬したため、新人5人による争い。県議と四国中央市長を務めた自民井原が、県内首長や各種団体からの支持を集め先行している。
5月末に擁立が決まったみんな藤岡は、少子化対策を中心に支持を訴えるなど出遅れ挽回に全力を挙げる。民主は独自候補擁立を見送った。
共産植木、幸福森田ら3人も立候補する。
◇
井原巧 49 元市長 自 新 【公】
藤岡佳代子 47 元キャスター み 新
植木正勝 60 党県常任委員 共 新
森田浩二 53 元製造会社員 幸 新
郡昭浩 52 元塾講師 無 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712350061-n1.htm
【参院選2013 高知】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:35
保守分裂となった平成22年の参院選で惜敗した自民高野は、安倍政権への高い支持率などを追い風にさらなる支持拡大を図っている。
昨年の衆院選で惨敗した民主は、武内が危機感を強めており、連合高知など支援組織の引き締めで議席死守を目指す。
共産浜川は女性票の取り込みを目指す。幸福橋詰は地道に支持層を広げていく構えだ。
◇
武内則男 54 厚労委員長 民 現
高野光二郎 38 元県議 自 新 【公】
浜川百合子 33 党県常任委員 共 新
橋詰毅 50 元生協連職員 幸 新
2200
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:41:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712390062-n1.htm
【参院選2013 佐賀】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:38
自民は公募で選んだ山下を擁立。知名度アップが課題だが、県連挙げての支援態勢で着々と支持を広げている。TPP交渉参加表明をめぐり亀裂が入った県農政協との関係も修復した。
民主は原口一博元総務相の元秘書、青木を擁立。社民も支援する予定だが、選定難航による出遅れは否めない。共産は衆院選にも出馬した上村を擁立し、幸福中島も立候補する。
◇
青木一功 37 元議員秘書 民 新
山下雄平 33 元日経記者 自 新 【公】
上村泰稔 48 党県常任委員 共 新
中島徹 39 元建材会社員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712390063-n1.htm
【参院選2013 長崎】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:39
平成19年の選挙で失った議席奪還を目指す自民は古賀を擁立。長崎市で副市長などを務めた行政経験をアピール、党支持率が好調なこともあり視界良好だ。
一方、昨年の衆院選で大敗した民主は、大久保が議席死守を目指す。みどりに移り、比例代表で立候補する元農水相の山田正彦との連携も視野に入れている。共産原口、幸福山田も地道に支持拡大を図っている。
◇
大久保潔重 47 元厚労委理事 民 現
古賀友一郎 45 元長崎副市長 自 新 【公】
原口敏彦 51 党県書記長 共 新
山田聖人 47 元会社員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712400064-n1.htm
【参院選2013 熊本】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:40
自民馬場は県会議長を務めた実績をもとに、地盤の熊本市を中心に、精力的にあいさつ回りを続ける。県選出衆院議員が全面支援するほか、維新の園田博之副幹事長の協力も取り付けるなど優位に立つ。昨年の衆院選で惨敗した民主は、連合や社民県連の支援も受けて県内唯一の国会議員、松野の議席死守を期す。共産山本は他党との対立軸を明確にし、党勢拡大を図る。幸福は守田を擁立する。
◇
松野信夫 62 元法務政務官 民 現
馬場成志 48 元県議 自 新 【公】
山本伸裕 49 党県委員 共 新
守田隆志 63 元県職員 幸 新
2201
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:43:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712410065-n1.htm
【参院選2013 大分】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:40
首相補佐官を務める自民礒崎は政権与党での実績を訴え、足場固めを着々と進めるなど、優位な立場で選挙戦に臨むことになりそうだ。民主は維新など第三極も含めた共闘を目指したが断念。みんなが浦野を擁立。一方、無所属後藤は生活、社民の推薦を得た上で、民主にも支援を求めている。共産は平成22年の参院選、昨年の衆院選に続いて山下を擁立。幸福上田も立候補する。
◇
礒崎陽輔 55 首相補佐官 自(町)現 【公】
浦野英樹 44 元三鷹市議 み 新
山下魁 36 党県委員 共 新
上田敦子 46 元銀行員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712430066-n1.htm
【参院選2013 宮崎】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:42
父が元参院議員で知名度が高い自民長峯は、昨年11月に都城市長を辞職。その後、各市町村に後援会を組織した。TPP反対姿勢を鮮明に打ち出し農政票も固めるなど、着実に支持を広げている。
民主道休は、連合宮崎の推薦を得たほか、社民にも選挙協力を呼びかけて巻き返しを目指すが、出遅れている。共産は来住、幸福は河野が出馬し、支持拡大を図る。
◇
道休誠一郎 60 元衆院議員 民 新
長峯誠 43 元都城市長 自 新 【公】
来住一人 68 元都城市議 共 新
河野一郎 53 元養護教諭 幸 新
後藤慎太郎 38 農業法人役員 無 新 【生】【社】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712430067-n1.htm
【参院選2013 鹿児島】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:43
比例から選挙区へ転じた自民尾辻が厚労相、参院副議長などの実績や、党への高い支持率をもとに先行。公明のほか、TPPをめぐり安倍政権に反発していた県農政連も推薦を決めた。民主皆吉は出遅れ感は否めず、出身母体の連合鹿児島を中心に、巻き返しに躍起だ。維新岩重は橋下徹共同代表の慰安婦発言などの影響が懸念される。共産野口、幸福松沢はともに衆院選に続いての出馬となる。
◇
皆吉稲生 62 元衆院議員 民 新
尾辻秀久 72 前参院副議長 自(額)現 【公】
野口寛 67 元西之表市議 共 新
岩重仁子 39 元会社員 維 新
松沢力 31 元会社員 幸 新
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062712440068-n1.htm
【参院選2013 沖縄】
序盤情勢と立候補予定者(6月26日現在)
2013.6.27 12:44
民主が候補者擁立を断念したことで、3選を目指す沖縄社会大衆党委員長の糸数と自民新人の安里による事実上の一騎打ち。
争点の一つである米軍普天間飛行場の移設問題で終始一貫して県外移設を訴え、組織票を固めつつある糸数が先行している。安里も辺野古移設を公約とする党本部に抵抗して県外移設を訴えているが、党本部とのねじれをどう克服できるかなどが鍵となりそう。
◇
安里政晃 45 福祉施設役員 自 新 【公】
金城竜郎 49 宗教法人職員 幸 新
糸数慶子 65 沖社大委員長 諸 現 【生】【共】【社】
2202
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:45:54
産経で全県網羅したので毎日は注目県だけ抜粋
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010035000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 北海道・東北
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●岩手
過去最多の6人が立候補を予定。かつての「民主王国」は3分裂し、混戦模様だ。民主新人の吉田氏は山形県出身、自民新人の田中氏は横浜市出身で共に「落下傘候補」。民主とたもとを分かった生活は新人の関根氏を立てる。共産は新人の菊池氏を擁立。民主を除籍された無所属現職の平野氏は、一部の民主県議からも支援を受ける。
●山形
党員投票で公認を得た自民新人の大沼氏は若さと政策立案力を強調し、公明も推薦する。共産新人の太田氏は憲法改正に向けた動きを批判。昨年7月に民主を離党したみどりの風現職の舟山氏は、TPPへの参加反対を掲げ、農業票の掘り起こしを狙う。社民が支持するほか、民主県連も「非自民の結集」を掲げ支持する。
●福島
「1票の格差」是正のため参院定数が「4増4減」されたことに伴い、改選数が2から1に減った。過去4回、民主と自民が議席を分け合ってきたが、今回は民主の金子氏、自民の森氏の両現職が激突する。共産新人の岩渕氏は国政選挙3度目の挑戦。社民新人の遠藤氏は脱原発などを訴える。第三極に擁立の動きはない。
◇岩手 1−6
吉田晴美 41 党県参与 民 新
田中真一 46 [元]慶大職員 自 新=[公]
関根敏伸 57 [元]県議 生 新=[風]
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 幸福党県役員 諸 新
平野達男 59 [元]復興相 (2)無 現
◇山形 1−4
大沼瑞穂 34 [元]財団研究員 自 新=[公]
太田俊男 59 党県副委員長 共 新
舟山康江 47 党政調会長 (1)風 現=[社]
城取良太 36 宗教法人職員 諸 新
◇福島 1(10年比1減)−6
金子恵美 47 [元]復興政務官(1)民 現
森雅子 48 少子化担当相(1)自[町]現=[公]
岩渕友 36 党県常任委員 共 新
遠藤陽子 63 党県常任幹事 社 新=[生]
酒井秀光 45 [元]会社員 諸 新
杉内一成 80 会社役員 諸 新
2203
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:48:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010042000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 関東
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●埼玉
民主、自民、みんなの現職3人と公明、共産、社民などの新人6人が立候補を予定。民主は07年に2人当選したが、今回は山根氏の議席死守に専念する。自民は古川氏が再選を目指す。公明は矢倉氏を擁立、自民から競合区で異例の推薦を得た。5月のさいたま市長選では自公推薦の新人が敗れており、両党は与党での2議席確保に向け態勢を立て直す。みんなの行田氏は、民主→みどりの風→みんな−−と党を移っての出馬。共産は伊藤氏、社民は川上氏を立てる。
●千葉
民主は改選を迎える現職2人のうち69歳の加賀谷健氏が高齢などを理由に引退。長浜氏に一本化し、社民県連の支持も受け1議席を守る方針。自民は過半数の県議が「党勢拡大に2人擁立すべきだ」と署名を提出し、現職の石井氏と新人の豊田氏を擁立、公明が両氏を推薦する。みんなは維新との選挙協力を解消し、新人の寺田氏を立てる。生活は衆院千葉7区で当選経験のある新人、太田氏を擁立。共産は新人の寺尾氏が出馬。維新は候補を2度差し替える混乱を経て、新人の花崎氏が挑戦する。
●東京
改選数5に対し計15人が立候補を表明している。04年から3回連続で2議席を確保している民主は、現職の鈴木、大河原両氏が議席死守に懸命。自民は再選を目指す丸川氏と、比例から選挙区に移った武見氏の現職2人を公認し、1986年以来27年ぶりの2議席奪還を目指す。公明は代表を務める現職、山口氏の3選に向け、党を挙げた戦いを展開。みんなは比例に回った現職の川田龍平氏に代わり、新人の桐島氏を擁立。共産は新人の吉良氏を立て、01年以来の議席獲得を狙う。「脱原発」を掲げるみどりの風は新人の丸子氏を、維新は新人の小倉氏を、それぞれ公認。無所属新人の山本氏は、昨年の衆院選東京8区に続く国政挑戦となる。
◇埼玉 3−9
山根隆治 65 [元]副外相 (2)民 現
古川俊治 50 医師 (1)自[町]現
矢倉克夫 38 弁護士 公 新=[自]
行田邦子 47 [元]電通社員 (1)み 現
伊藤岳 53 党県常任委員 共 新
川上康正 48 党県副代表 社 新
谷井美穂 50 音楽教室経営 諸 新
宮永照彦 56 印刷会社社長 諸 新
山口節生 63 不動産鑑定士 諸 新
◇千葉 3−9
長浜博行 54 [元]環境相 (1)民 現
石井準一 55 [元]県議 (1)自[額]現=[公]
豊田俊郎 60 [元]八千代市長 自 新=[公]
寺田昌弘 45 弁護士 み 新
太田和美 33 [元]衆院議員 生 新
寺尾賢 36 党県委員 共 新
花崎広毅 36 [元]県議 維 新
松島弘典 55 幸福党役員 諸 新
渡辺裕一 58 新風県幹事 諸 新
◇東京 5−15
鈴木寛 49 [元]副文科相 (2)民 現
大河原雅子 60 [元]都議 (1)民 現
武見敬三 61 [元]副厚労相 (3)自 現
丸川珠代 42 厚労政務官 (1)自[町]現
山口那津男 60 党代表 (2)公 現
桐島ローランド 45 写真家 み 新
吉良佳子 30 党都委員 共 新
丸子安子 45 デザイナー 風 新
小倉淳 55 アナウンサー 維 新
釈量子 43 幸福党役員 諸 新
鈴木信行 47 新風代表 諸 新
又吉光雄 69 政治団体代表 諸 新
犬丸勝子 58 介護会社代表 無 新
末永真一朗 51 政治団体代表 無 新
山本太郎 38 俳優 無 新
2204
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:48:21
●神奈川
改選数が1増え4議席を10人で争う構図になりそう。04年から2人擁立を続けてきた民主は現職、牧山氏で1議席死守を目指す。自民は新人の島村氏のみを立てトップ当選を狙う。公明は現職の松あきら氏が引退。新人の佐々木氏が議席維持に挑む。みんなは新人の松沢氏擁立を決めたが、選考過程を巡り地方議員の間に不協和音が生じている。共産は元職の畑野氏が反保守票結集を狙う。社民は元藤沢市議の新人、木村氏が挑戦。みどりの風は開成町長を務めた新人、露木氏を擁立。07年に民主で当選した現職の水戸氏は維新で再選を目指す。
◇神奈川 4(10年比1増)−10
牧山弘恵 48 米州弁護士 (1)民 現
島村大 52 歯科医 自 新
佐々木さやか 32 弁護士 公 新
松沢成文 55 [元]知事 み 新
畑野君枝 56 党中央委員 (1)共 元
木村栄子 65 党県副代表 社 新
露木順一 57 [元]開成町長 風 新
水戸将史 50 [元]県議 (1)維 現
及川幸久 53 幸福党役員 諸 新
溝口敏盛 66 新風県代表 諸 新
2205
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:49:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010065000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 北陸・甲信越
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●新潟
改選2議席に民主、自民、生活の現職3人がひしめく激戦区になった。民主の風間氏は比例から選挙区に移り、連合新潟の推薦を受ける。07年にトップ当選した自民の塚田氏は、安倍内閣への高い支持率と組織力を基盤に、幅広く支持の拡大を図っている。昨年7月に民主を離党した生活の森氏は、無党派層の支持獲得を狙う。共産新人の西沢氏、社民新人の渡辺氏、維新新人の米山氏は、いずれも昨年の衆院選に続く国政挑戦になる。
●山梨
自民新人の森屋氏は、04年から続く同党の連敗ストップを目指す。民主を離党したみんな現職の米長氏は、維新の支援を受ける。共産は新人の遠藤氏を擁立。無所属新人の青木氏は一部の自民系県議らが支援する。無所属新人の坂口氏は昨年の衆院選で民主から再選を目指したが落選。くら替えし、非自民勢力の結集を狙う。
◇新潟 2−8
風間直樹 46 [元]外務政務官(1)民 現
塚田一郎 49 [元]衆議員秘書(1)自[麻]現=[公]
森ゆうこ 57 党代表代行 (2)生 現
西沢博 33 党県委員 共 新
渡辺英明 63 [元]高校教諭 社 新
米山隆一 45 医師 維 新
生越寛明 48 幸福党県役員 諸 新
安久美与子 78 NPO理事長 無 新
◇山梨 1−7
森屋宏 55 [元]県議長 自 新=[公]
米長晴信 47 [元]テレビ記者(1)み 現
遠藤昭子 61 党県常任委員 共 新
田辺丈太郎 32 幸福党県役員 諸 新
青木茂樹 44 駒大教授 無 新
坂口岳洋 42 [元]衆院議員 無 新=[民][社]
林祥三 65 [元]小学校教諭 無 新
2206
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:51:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010089000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 東海
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●愛知
改選3議席を10人が争う激戦になりそうだ。2004年から3回続けて2人当選の民主は、現職の大塚氏1人に絞った。自民は現職の鈴木政二氏が引退。予備選で新人の酒井氏を選んだ。みんなの薬師寺氏と共産の本村氏の両新人は、10年に続いての挑戦。社民新人の伊藤氏は党勢拡大を図る。みどりの風の現職、平山氏は比例から選挙区に回る。維新はみんなとの選挙協力解消を受け、新人の近藤氏を立てる。河村たかし名古屋市長率いる地域政党の減税日本は、国政再進出を目指して新人の宇田氏を擁立する。
●三重
民主の公認候補は04年から3連勝しているが、党への逆風に危機感は強い。現職の高橋氏は、県北部を地盤とする岡田克也前副総理らとミニ集会などを重ねる。自民新人の吉川氏は公明の推薦も受け、候補予定者中唯一の女性であることや若さをアピール。議席奪還を目指す。共産は新人の中川氏、維新は新人の深尾氏を擁立する。
◇愛知 3−10
大塚耕平 53 [元]副厚労相 (2)民 現
酒井庸行 61 県議 自 新=[公]
薬師寺道代 49 医師 み 新
本村伸子 40 党県常任委員 共 新
伊藤善規 64 党県幹事長 社 新
平山誠 61 党国対委員長(1)風 現=[生]
近藤浩 52 [元]衆院議員 維 新
中根裕美 38 幸福党県代表 諸 新
宇田幸生 40 弁護士 諸 新
身玉山宗三郎 39 神戸大院生 諸 新
◇三重 1−6
高橋千秋 56 [元]副外相 (3)民 現
吉川有美 39 [元]銀行員 自 新=[公]
中川民英 45 党県委員 共 新
深尾浩紹 50 専門大院教授 維 新
小川俊介 41 [元]幸福党役員 諸 新
大津伸太郎 48 [元]警備員 無 新
2207
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:52:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010079000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 近畿
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
◇自民、必勝期し一本化−−大阪
●滋賀
昨年の衆院選前までは、民主が衆参の全議席を独占していたが、衆院選で自民が4小選挙区全てを奪還。議席死守に懸命の民主は、現職の徳永氏が実績を訴え、連合滋賀などの組織票を固める。自民は、二之湯智参院議員(京都選挙区、非改選)の長男で新人の武史氏を擁立。共産は新人の坪田氏を立てる。
●京都
民主は現職の松井孝治元官房副長官の引退に伴い、新人の北神氏を擁立。北神氏は昨年の衆院選京都4区で3選を目指したが苦杯をなめた。自民現職の西田氏は、07年は松井氏に約14万票差の2位。高い知名度と党への追い風を背景に、トップでの再選を目指す。みんなは新人、木下氏の擁立方針を固めた。共産は新人、倉林氏を立て、98年以来の議席獲得を狙う。維新は昨年の衆院選で敗れた新人、山内氏が雪辱を期す。
●大阪
改選数が3から4に増え、主要5党を含む計9人が4議席を争う構図になりそう。民主現職の梅村氏は医師の経験を前面に打ち出し、医療や社会保障制度の改革を中心に訴える。自民は安倍政権への追い風を背景に検討していた2人擁立を見送り、新人の柳本氏の必勝を期す。公明は現職の白浜一良副代表が引退。後継に新人の杉氏を擁立する。共産新人の辰巳氏は「自共対決」を掲げ、98年以来となる議席獲得を目指す。維新新人の東氏は同党府議らの全面的な支援を受け、統治機構改革を訴える。地域政党の新党大地は新人の吉羽氏を立てる。
◇滋賀 1−4
徳永久志 50 [元]外務政務官(1)民 現
二之湯武史 36 学習塾経営 自 新=[公]
坪田五久男 54 党県常任委員 共 新
荒川雅司 38 宗教法人職員 諸 新
◇京都 2−6
北神圭朗 46 [元]首相補佐官 民 新
西田昌司 54 税理士 (1)自[町]現=[公]
木下陽子 33 会社役員 み 新
倉林明子 52 [元]京都市議 共 新
山内成介 47 [元]会社社長 維 新
曽我周作 34 幸福党府役員 諸 新
◇大阪 4(10年比1増)−9
梅村聡 38 内科医 (1)民 現
柳本卓治 68 [元]衆院議員 自[二]新
杉久武 37 公認会計士 公 新
辰巳孝太郎 36 党府委員 共 新
東徹 46 党総務会長 維 新
吉羽美華 32 [元]寝屋川市議 諸 新
森悦宏 46 幸福府副代表 諸 新
中村勝 62 政治団体代表 諸 新
藤島利久 51 [元]衆議員秘書 無 新
2208
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:55:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010095000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 中国・四国
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●広島
04年以降、民主と自民が議席を分け合ってきた。民主は広島市議を務めた新人、森本氏を擁立。連合広島を中心に組織固めを進める。自民は現職の溝手氏が5選を目指す。党県連は「圧倒的な信任を得たい」と引き締めを図る。民主を離党した生活現職の佐藤氏は県東部が地盤。みどりの風の亀井静香衆院議員の支援を受ける。共産新人の皆川氏は消費増税反対などを訴える。維新新人の灰岡氏は若さをアピールし、無党派層の取り込みを狙う。
◇広島 2−6
森本真治 40 [元]広島市議 民 新
溝手顕正 70 党参院幹事長(4)自[岸]現=[公]
佐藤公治 53 党参院幹事長(1)生 現=[風]
皆川恵史 69 党県副委員長 共 新
灰岡香奈 29 [元]和木町議 維 新
日高順子 50 幸福党県役員 諸 新
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010103000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 選挙区 九州
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
●沖縄
自民新人の安里氏は公明の推薦や仲井真弘多知事らの支援を受ける。地域政党・沖縄社会大衆党委員長で現職の糸数氏は、生活、共産、社民が統一候補として推薦する。独自候補擁立を断念した民主は自主投票の方針。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題が注目されるなか、沖縄の保守と革新が激突する構図になりそうだ。
◇沖縄 1−3
安里政晃 45 法人理事長 自 新=[公]
糸数慶子 65 地域政党委長(2)諸 現=[生][共][社]
金城竜郎 49 幸福党県役員 諸 新
2209
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:57:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddm010010110000c.html
2013参院選:立候補予定者の顔ぶれ 比例代表
毎日新聞 2013年06月27日 東京朝刊
◇業界団体、続々と擁立−−自民
自民は衆参両院の「ねじれ」解消が悲願。自公両党で選挙区・比例代表合わせ71議席以上の獲得を目指す。
比例には、高い党支持率を背景に業界団体が続々と候補を擁立。全国郵便局長会が自民から組織内候補を立てるのは04年以来、日本医師連盟が一本化したのは07年以来だ。臨床検査技師連盟、放射線技師連盟などの中規模団体も候補を出した。一方、高齢化が進む日本遺族会は初めて擁立を見送るなど、旧来組織の弱体化も透けて見える。
公明は、憲法改正などタカ派色がにじむ安倍政権への「ブレーキ役」(党関係者)として存在感をアピール。比例は改選7議席の確保に全力を挙げる。
◇公認絞り「守り」−−民主
民主は比例で20議席を獲得し大勝した07年当選組が改選を迎え、議席減を食い止めるのが最大の課題。連合傘下の労組候補9人を含む20人に公認を絞り、「守りの選挙」を展開する。選対幹部は危機感を募らせる。
みんなは2回目の参院選。10年は比例で7議席を獲得しており、議席増に意欲を示す。支持層が重なるとみられる維新との競合や、党支持率の伸び悩みが懸念材料だ。
生活は民主離党組の現職と昨年衆院選で落選したくら替え組の計6人を比例で公認。小沢一郎代表のお膝元・岩手や各候補の地元などで票の積み上げを図る。
共産は「比例で650万票以上、5議席の絶対確保」を掲げる。10年は300万票台だったが、都議選で議席を倍増させた余勢を駆って反転を期す。
社民は比例300万票以上、選挙区と比例で3議席以上が目標。比例224万票で2議席を得た10年の水準は「死守したい」(選対幹部)と懸命だ。
みどりの風は谷岡郁子代表ら3人を比例で公認。TPPの交渉参加反対や脱原発を強調、議席増を目指す。
維新は選挙区と比例で計10議席を目標に、「単独会派として法案提出権などを得たい」(選対幹部)。比例は31人を公認したが、党支持率の回復が課題だ。
新党改革は候補を立てない。新党大地、幸福実現党、緑の党は候補を擁立する。【松尾良】
◇民主 20
神本美恵子 65 [元]文科政務官(2) 現
ツルネンマルテイ 73 [元]湯河原町議(2) 現
相原久美子 66 [元]自治労役員(1) 現
石井一 78 [元]自治相 (1) 現
大島九州男 52 [元]党副幹事長(1) 現
川合孝典 49 ゼンセン顧問(1) 現
樽井良和 45 [元]衆院議員 (1) 現
轟木利治 53 基幹労連顧問(1) 現
吉川沙織 36 [元]総務委理事(1) 現
円より子 66 [元]党副代表 (3) 元
簗瀬進 63 弁護士 (2) 元
奥村展三 68 [元]副文科相 (1) 元
五十嵐文彦 64 [元]副財務相 新
石上俊雄 51 東芝労連役員 新
礒崎哲史 44 日産労連役員 新
鹿野道彦 71 [元]農相 新
佐々木隆博 64 [元]副農相 新
定光克之 53 JP労組役員 新
浜野喜史 52 電力総連役員 新
吉田公一 72 [元]副農相 新
◇自民 29
山東昭子 71 [元]科技庁長官(6) [大]現
橋本聖子 48 [元]副外相 (3) [町]現
有村治子 42 [元]文科政務官(2) [大]現
石井みどり 64 日歯連顧問 (1) [額]現
衛藤晟一 65 首相補佐官 (1) [二]現
佐藤信秋 65 [元]国交次官 (1) [額]現
佐藤正久 52 防衛政務官 (1) [額]現
丸山和也 67 弁護士 (1) 現
山田俊男 66 [元]農水委理事(1) 現
大江康弘 59 [元]国交委員長(2) [二]元
赤池誠章 51 [元]衆院議員 [町]新
畦元将吾 55 放射線技師 新
石田昌宏 46 [元]日看連役員 [町]新
伊藤洋介 49 作家 新
太田房江 62 [元]大阪府知事 [町]新
金子善次郎 69 [元]厚労政務官 [二]新
北村経夫 58 [元]産経編集長 [町]新
木村義雄 65 [元]副厚労相 [石]新
木村隆次 55 薬剤師 新
佐々木洋平 71 社団法人会長 新
佐竹雅昭 47 [元]格闘家 新
園田修光 56 [元]衆院議員 新
塚原光男 65 [元]体操選手 新
柘植芳文 67 全特顧問 新
羽生田俊 65 日医副会長 新
宮本周司 42 商工団体役員 新
米坂知昭 54 大学教授 [町]新
若狭勝 56 弁護士 新
渡辺美樹 53 ワタミ会長 新
2210
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:58:32
◇公明 7
魚住裕一郎 60 [元]副総務相 (3) 現
山本香苗 42 党女性局長 (2) 現
山本博司 58 党遊説局次長(1) 現
河野義博 35 党青年局次長 新
新妻秀規 42 党青年局次長 新
平木大作 38 党青年局次長 新
若松謙維 57 [元]副総務相 新
◇みんな 15
川田龍平 37 党副幹事長 (1) 現
富岡由紀夫 49 [元]銀行員 (1) 元
石井竜馬 44 大学客員教授 新
井上義行 50 [元]首相秘書官 新
梅沢重雄 60 学校理事長 新
河合純一 38 競技団体会長 新
菊地文博 53 [元]宮城県議 新
小斉太郎 43 [元]港区議 新
菅原直敏 35 [元]神奈川県議 新
平智之 53 大学嘱託講師 新
船曳鴻紅 65 会社社長 新
本田顕子 41 薬剤師 新
山口和之 57 [元]衆院議員 新
山本幸治 41 プロボウラー 新
渡辺美知太郎 30 衆院議員秘書 新
◇生活 6
広野允士 70 党副代表 (2) 現
はたともこ 46 薬剤師 (1) 現
藤原良信 61 [元]岩手県議長(1) 現
山岡賢次 70 [元]国家公安委長(2) 元
東祥三 62 [元]副内閣相 新
三宅雪子 48 [元]衆院議員 新
2211
:
チバQ
:2013/06/28(金) 00:59:10
◇共産 17
井上哲士 55 党参院幹事長(2) 現
紙智子 58 党幹部会委員(2) 現
山下芳生 53 党役員 (2) 現
小池晃 53 党副委員長 (2) 元
仁比聡平 49 弁護士 (1) 元
浅賀由香 33 党神奈川委員 新
池内沙織 30 党東京都委員 新
井沢孝典 62 党兵庫県役員 新
江上博之 58 党愛知県委員 新
大西理 47 党広島県委員 新
木村賢治 62 [元]高校教頭 新
小高洋 32 [元]労組役員 新
武田良介 33 党長野県委員 新
辻源巳 41 党地区委員 新
西平守伸 62 党沖縄県委員 新
村上信夫 49 党高知県委員 新
山本陽子 59 [元]大阪府議 新
◇社民 3
又市征治 68 党幹事長 (2) 現
鴨桃代 64 [元]労組会長 新
山城博治 60 平和団体役員 新
◇みどり 3
谷岡郁子 59 党代表 (1) 現
井戸川克隆 67 [元]双葉町長 新
山田正彦 71 [元]農相 新
2212
:
チバQ
:2013/06/28(金) 01:00:12
◇維新 31
中山恭子 73 [元]首相補佐官(1) 現
上野公成 73 [元]官房副長官(2) 元
アントニオ猪木 70 [元]レスラー (1) 元
土田博和 63 医師 (1) 元
室井邦彦 66 [元]国交政務官(1) 元
浅田真澄美 46 [元]長崎県議 新
伊賀保夫 36 目黒区議 新
石井義哲 56 [元]空将補 新
石川輝久 63 [元]神奈川県議 新
石原結實 64 医師 新
岩本壮一郎 32 会社社長 新
遠藤宣彦 50 [元]衆院議員 新
奥村慎太郎 58 [元]雲仙市長 新
片岡伸子 43 [元]生保社員 新
川口浩 58 [元]衆院議員 新
儀間光男 69 [元]浦添市長 新
栗原博久 66 [元]副農相 新
桜井よう子 71 [元]茨城県議 新
瀬戸健一郎 51 [元]草加市議長 新
高田貴代子 75 酒造会社社長 新
竹内栄一 59 [元]神奈川県議 新
富山泰庸 42 タレント 新
中野正志 65 [元]副経産相 新
二瓶文隆 54 [元]中央区議 新
藤巻健史 63 経済評論家 新
松村譲裕 46 ホテル社長 新
松本孝一 53 [元]総務省室長 新
宮崎健治 46 [元]会社社長 新
矢口健一 41 会社社長 新
山崎泰 51 [元]東京都議 新
吉田浩巳 51 法人理事長 新
◇大地 6
内山晃 59 [元]総務政務官 新
田宮嘉一 44 会社社長 新
萩原仁 45 [元]会社社長 新
橋本勉 59 [元]衆院議員 新
町川順子 54 美容研究家 新
松木謙公 54 [元]農水政務官 新
◇幸福 3
井沢一明 54 財団代表理事 新
椙杜徳馬 46 歌手 新
矢内筆勝 51 党首 新
◇緑の党 9
大野拓夫 44 [元]参議員秘書 新
尾形慶子 55 [元]会社員 新
木田節子 59 [元]パート社員 新
木村雄一 53 市民団体代表 新
島崎直美 54 [元]団体役員 新
須黒奈緒 34 杉並区議 新
田口まゆ 39 NPO代表 新
長谷川羽衣子 31 NGO代表 新
三宅洋平 34 音楽家 新
2213
:
チバQ
:2013/06/28(金) 01:02:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130627/elc13062717350071-n1.htm
公明、比例に10人擁立 参院選で追加公認
2013.6.27 17:34
公明党は27日、参院選の比例代表候補10人の追加公認を発表した。同党の公認候補は選挙区4人、比例17人の計21人となった。新たな候補は次の通り。(敬称略、いずれも新人)
雨宮秀樹▽川島信雄▽窪田哲也▽清水定幸▽鈴木充▽深沢淳▽松葉玲▽宮地広助▽四重田雅俊▽鷲岡秀明
2214
:
チバQ
:2013/06/28(金) 01:04:27
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1306270028/
13神奈川参院選:笹谷氏が出馬辞退、けがが理由
2013年6月27日
今夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)から立候補を予定していた横浜市中区の素材開発会社社長の笹谷広治氏(77)が27日、県庁で会見し、顔にけがをしたことなどを理由に出馬を辞退すると表明した。
笹谷氏によると、24日に駅で転倒してコンクリートの壁に顔を打ち、医師から1週間から1カ月の安静を指示されたという。笹谷氏は「次回参院選で戦いたい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130627-OYT1T00941.htm?from=blist
社民、参院比例選に矢野敦子氏を擁立
社民党は27日、参院比例選に新人で党企画部長の矢野敦子氏(45)を擁立することを決めた。
(2013年6月27日17時20分 読売新聞)
2215
:
チバQ
:2013/06/28(金) 01:06:01
http://news.tbs.co.jp/20130627/newseye/tbs_newseye5368913.html
参院選擁立で 首相と参院自民幹部に確執
参議院選挙に向けて選挙戦が事実上スタートする中、自民党内で思わぬ不協和音です。参院選の候補者擁立をめぐって、安倍総理と参議院自民党の幹部との間で確執が生じていたことが、JNNの取材で明らかになりました。
先週金曜日、総理官邸を訪れたのは自民党の溝手参議院幹事長。
「さまざまな参議院の調整で、(安倍首相からの)質問に答えた、ということです」(自民党 溝手顕正参院幹事長)
同僚議員から記者への対応を打ち切るよう促され立ち去ろうとしますが・・・。
「(Q.参議院選挙についてのお話は何か?)いや、ほとんどないですね、頑張りましょうということで」(自民党 溝手顕正参院幹事長)
実はこの日、安倍総理が溝手氏を呼び出した理由は、参議院選挙の大阪と広島の選挙区で自民党候補者を複数擁立できるのではないか、というものでした。
自民党内には高い支持率を背景に「定員が2人以上の複数区で候補者を複数擁立すべき」という意見がありましたが、参議院幹部は共倒れを警戒して、複数擁立に強く抵抗していました。
「無理をして共倒れ、結果としてその後、県連の分裂が長く尾を引くというような事態は避けなければなりません」(自民党 石破茂幹事長、2月)
複数の関係者によりますと、安倍総理は溝手氏に対し、総理官邸側が調査したという広島選挙区の調査結果を示しました。自民党の候補者を2人立てた場合、2人とも当選圏内に入っているというデータです。
なぜ総理はこんな行動をとったのでしょうか、背景には第1次安倍内閣から続く緊張関係があります。
「みなさん、おかえりなさいと申し上げたい」(安倍首相、2006年)
2005年の郵政選挙で造反し除名処分となった議員を第1次安倍内閣の時に復党させました。しかし、その後、参院選で敗北する過程で、安倍総理は党内の参議院側に不信感を抱くようになった、といいます。
「参議院の人たちは口で言うだけで、選挙後に責任を取らない」(安倍首相周辺)
自民党参議院では町村、額賀、岸田という3つの派閥に所属する議員が多数を占め、3派に強い影響力を持つのが森元総理、青木元参議院議員会長、古賀元幹事長の3人です。
政府関係者によりますと、安倍総理側は、3人が同じビルに事務所を構えていることから「砂防会館3人衆」と呼んで、3つの派閥が連携し党内の抵抗勢力となるのではないかと警戒しているというのです。
先週、安倍総理が岸田派に属する溝手参議院幹事長を呼び出した意味は、参議院側の抵抗勢力化をけん制したと言えます。去り際に総理は溝手氏に強いけん制球を投げました。
「参院選後には参議院の人事がありますよね。よろしくお願いします」(安倍首相)
来月下旬にも予定される自民党参議院の人事。そこで安倍総理と参議院側の間で主導権争いが生じる可能性も出てきました。(27日18:01)
2216
:
チバQ
:2013/06/28(金) 01:11:28
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1306260047/
13神奈川参院選:4議席に10人が名乗り、定数増え混戦拍車
2013年6月27日
改選定数が3から4に増えた参院選神奈川選挙区は、現職2人を含む10人が名乗りを上げ、混戦に拍車が掛かっている。安倍政権約半年の中間評価が問われ、自民、公明両党の議席確保や、政権批判の受け皿となる「野党第1党」争いなどが注目される。
自民党は複数候補の擁立が取り沙汰されたが、新人の島村大氏に絞った。公明党は勇退する松あきら副代表の後継に新人の佐々木さやか氏を立てる。
参院選では2人の候補者擁立を続けていた民主党は現職の牧山弘恵氏に一本化し、議席死守を期す。みんなの党は知名度の高い前知事の松沢成文氏を擁立する。日本維新の会は、昨秋に民主を離れ、結党に加わった現職の水戸将史氏が再選を目指す。
共産党は、23日の都議選で野党第1党に躍進した追い風を受け、元職の畑野君枝氏の議席奪還を目指す。
社民党は、新人の木村栄子氏が立候補を表明。みどりの風は、6月に入り前開成町長の露木順一氏が出馬表明した。
このほか、幸福実現党は新人の及川幸久氏、維新政党・新風は新人の溝口敏盛氏を立てる。
立候補を表明していた無所属の笹谷広治氏は出馬を取りやめる。
2217
:
名無しさん
:2013/06/28(金) 11:37:19
殺民主党選挙
2218
:
名無しさん
:2013/06/28(金) 18:42:53
殺民主というより、いい加減な事ばかりしてる政党が衰退する選挙。
政権与党の実績がある自民、現実路線の公明、野党の仕事をしっかり果たしてる共産。
これ以外のいい加減な政党は縮小&消滅する選挙になる。
2219
:
名無しさん
:2013/06/28(金) 21:41:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000102-mai-pol
<参院選>みんな、兵庫で新人女性擁立へ
参院選兵庫選挙区(改選数2)で、みんなの党が、東京都の介護関連会社役員、下村英里子氏(30)を擁立する方針であることが28日分かった。
7月2日に神戸市内で記者会見し、正式に出馬表明する。これで、同選挙区に立候補を表明しているのは7人となる。
2220
:
名無しさん
:2013/06/28(金) 22:29:41
参議院選挙、公示日まで残り7日
◇2013年改選区、自民、民主、共産の空白区、
▽自民(0選挙区)
全選挙区候補者擁立
▽民主(5選挙区)
富山、和歌山、山口、愛媛、沖縄、
※(青森無支)、(山形み風支)、(岡山無支)、(島根み風支)、(大分社支)、(香川無支)
▽共産(0選挙区)
※沖縄は社大推薦、
▽維新(15選挙区)
茨城、千葉、東京、神奈川、新潟、静岡、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、広島、福岡、鹿児島、※擁立模索沖縄そうぞうと統一候補予定
▽みんな(18選挙区)
北海道、青森、宮城、茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、愛媛、福岡、大分※擁立模索長野
候補者擁立政党
▽公明(4選挙区)
埼玉、東京、神奈川、大阪、
▽生活(5選挙区)
青森、岩手、千葉、新潟、広島※東京無所属支
▽みどり(5選挙区)
山形、東京、神奈川、愛知、島根、
▽社民(6選挙区)
福島、埼玉、神奈川、新潟、愛知、大分、※東京、長野、富山、岡山無所属推薦
▽大地(2選挙区)
北海道、大阪
▽減税(1選挙区)
愛知
▽社大(1選挙区)
沖縄
▽改革擁立無し
▽注目無所属候補
岩手平野、東京山本
改選定数73
定数5・東京
定数4・神奈川、大阪
定数3・千葉、埼玉、愛知、
定数2・北海道、宮城、茨城、新潟、長野、静岡、京都、兵庫、広島、福岡
定数1・青森、岩手、秋田、山形、福島、栃木、群馬、富山、石川、福井、山梨、岐阜、三重、滋賀、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、香川、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
2221
:
名無しさん
:2013/06/28(金) 23:57:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013062800625
京都、大阪、兵庫に擁立=みんな【13参院選】
みんなの党は28日、参院選の京都選挙区に、新人で飲食店経営の木下陽子氏(33)を公認候補として擁立すると発表した。
また、大阪選挙区に新人で経営コンサルタントの村上賀厚氏(53)、兵庫選挙区に新人で元党職員の下村英里子氏(30)をそれぞれ立てる方針も固めた。
2222
:
名無しさん
:2013/06/29(土) 01:07:36
東京一本化「調査で判断」=民主代表【13参院選】
民主党の海江田万里代表は28日、参院選で現職2人を擁立する東京選挙区(改選数5)で
候補者を一本化する可能性について、「いま最終的な(世論)調査をしているところだから、
その調査を見て判断したい」と述べた。東京都内で記者団の質問に答えた。
先の東京都議選で同党が惨敗したことなどから、党内では東京選挙区での「共倒れ」を懸念する
声が上がっている。 (2013/06/28-16:18)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2
2223
:
名無しさん
:2013/06/29(土) 01:10:00
共産党、参院選も「大金星」の仰天情勢 選挙区で3議席獲得の可能性
http://gendai.net/articles/view/syakai/143155
都議選で議席を8から17に倍増させた共産党。満面の笑みの志位委員長は「自共対決の時代」と鼻息が荒い。
だが、さすがに都政と国政は違う。小選挙区制の衆院選はもちろんのこと、参院選でも2001年を最後に共産党は選挙区で議席を獲得できていない。
今回もムリだろうと思ったら、想像以上の"地殻変動"が起きていた。
「参院選も都議選のような低投票率になりそうですから、共産党は選挙区でも3議席程度を獲得する可能性が出てきています。
自民党が行った最新の世論調査では、共産候補は東京(改選5議席)では4番目、大阪(改選4議席)でも4番目に入っていたそうです」(永田町関係者)
東京と大阪に加えて、京都でもいい勝負になるという。
「東京では、現職を2人擁立する民主党が共倒れする可能性があり、みんなと維新の新人候補者は一定の知名度があるもののパッとしない。
票が分散し、共産が漁夫の利を得そうです。自民、公明、維新、民主、共産の主要5党で4議席を争うことになる大阪でも、
低迷する民主の間隙を縫って共産が浮上してきました。
改選2議席の京都はこれまで自民と民主で仲良く議席を分け合い、共産は圏外でしたが、
今回はみんなと維新がそれぞれ候補を擁立したため大混戦。当選ラインが大幅に下がりそうです。
過去に共産党府知事が出たほど、元来、共産が強い土地柄ですから、分かりませんよ」(前出の永田町関係者)
自公圧勝予想に公示前からシラケムードの参院選。驚きのニュースが共産の"大金星"ぐらいなら寂しすぎる。
2224
:
沖縄無党派
:2013/06/29(土) 03:04:05
http://www.rbc.co.jp/rnews.php
#45693
参院選無所属・新島メリー氏が出馬表明
参議院選挙は7月4日公示、21日に投票とする日程が正式に決まりました。
その参院選の沖縄選挙区に28日、無所属の新人、新島メリーさんが出馬を表明しました。
出馬表明したのは無所属の新人、新島メリーさんで、会見には後援会関係者らが出席しました。
「政治家のための政治を庶民の手に取り戻して人々が等しく幸せになる本物の民主主義国家をつくりたいと、沖縄がそのモデルになればと思っています」(新島メリー氏)
新島さんは既存の政党による政治の問題点を指摘したいと出馬の理由を述べた上で、具体的な政策として普天間基地を含む沖縄のアメリカ軍基地の原則撤去を求める考えを示しました。
また、憲法については一部改定した上で国土防衛に関する内容などを付け加える加憲の立場を主張しました。
2225
:
チバQ
:2013/06/29(土) 07:58:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130629/CK2013062902000142.html
参院選 各党の戦い・民主 険しき再選への道
2013年6月29日
連合茨城の総決起集会で支持を訴える藤田幸久氏。右は妻の玲子さん=水戸市で
「六年前と比べると、はるかに厳しい。支援をお願いしたい」
二十一日、水戸市内で開かれた連合茨城の総決起集会。民主現職の藤田幸久氏(63)は、支持母体とする連合の関係者約八百人に再選への危機感を訴えた。
衆院議員を二期務めた藤田氏が、参院議員として初当選を果たしたのが二〇〇七年。民主党は自民党から参議院第一党の座を奪って躍進した。藤田氏の得票は五十四万票。二位の自民党候補者に十一万票以上の差をつけるトップ当選だった。
あれから六年。当時のような党への期待感は見られない。政権与党として迎えた昨年十二月の衆院選は惨敗。参院選の前哨戦と位置付けられた東京都議選でも議席を三分の一近くまで減らした。
昨冬の衆院選で茨城1区の民主現職として落選した福島伸享氏は、党を取り巻く県内の状況について「衆院選のころから変わっていない」と言い切る。連合茨城の和田浩美会長も「(傘下の組合員が有権者に)民主党の支援を要請するだけで、難色を示される面がある」と逆風下の難しさを口にする。実際に、ある産別労組の関係者から「格差が広がるのは良くないが、アベノミクスに期待したい思いもある」という本音も漏れている。
情勢は不透明感が強い。みんなの党が日本維新の会・橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言によって選挙協力を解消し、茨城選挙区に候補者を擁立。維新、みんなを含めた六氏が、改選される二議席を争う見込みとなった。
みんなの参戦について、藤田氏は「非自民の票が割れる分、厳しくなった。自民は圧勝するだろう。私は二位争いでもがいている」と分析する。一方で、民主党県連関係者から「維新とみんなが協力していた方が、もっと厳しかったと思う」という声も聞かれる。
藤田氏によると、無党派層が多い県南地域では特に民主党への風当たりが強いという。陣営では連合や医師会の組織票を固めながら、藤田氏の出身地でつながりが濃い日立市や水戸市などの票をまとめる戦略を描く。
てこ入れは始まっている。四月から細野豪志幹事長、桜井充政調会長、海江田万里代表が県内入り。財務副大臣を務めた藤田氏の実績などを訴えた。
連合茨城の総決起集会では、加藤敏幸選挙対策委員長が出席者を鼓舞した。「勝利の日は近い。でも、なお厳しい。あと一歩、あと一歩」。勝敗を分かつような微妙なライン上から抜け出せるか。審判の時は三週間後に迫っている。(永山陽平)
◇
七月四日公示、二十一日投開票される参院選。公示まであとわずかとなった各党、各陣営の思惑や選挙に向けた動きを追った。
◇
◇茨城選挙区出馬予定者
藤田幸久 63 財政金融委員長 民 現<1>
<10>自民 <07>民自
上月良祐 50 (元)副知事 自 新=公
石原順子 52 ワイン会社社長 み 新
小林恭子 62 (元)農民組合職員 共 新
石井章 56 (元)衆院議員 維 新
中村幸樹 49 幸福実現党員 諸 新
2226
:
チバQ
:2013/06/29(土) 07:59:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130628-OYT8T01627.htm
<参院選>7人名乗り京は乱戦 無党派の動向注目
みんなの党は28日、参院選京都選挙区(改選定数2)に、新人の木下陽子氏(33)を擁立すると正式に発表した。同選挙区は主要政党などの計7人で争う構図がほぼ固まり、混戦となるのは必至。どの陣営が無党派層の受け皿になるかが注目される。(藤本将揮)
みんなの党によると、木下氏は西京区出身で、米オハイオ大卒。飲食店運営会社役員を務める一方、受動喫煙防止などをテーマにしたNPO法人の会員として活動している。23日に党関係者から出馬の打診を受け、決断したという。
木下氏はこの日、府庁で開いた記者会見で、「受動喫煙防止に第一に取り組みたい。脱原発や、待機児童ゼロ実現など身近な問題も訴えたい」と話した。
同席した浅尾慶一郎・党選挙対策委員長は、京都選挙区の現状について、「どの党の候補がリードしているということはない。これから頑張っていく」と述べた。
同党は当初、同じ「第3極」の日本維新の会の新人、山内成介氏を支援するとみられていたが、両党の選挙協力解消を受け、「有権者にみんなの党という選択肢を示すことが大事」(浅尾氏)として擁立を決めたという。
◇
公示(7月4日)の直前になってのみんなの党参戦に、各陣営は様々な反応を見せた。
維新の会の山内氏は「今さらなぜ、という思い」と戸惑いを隠せない。昨年の衆院選で、維新の会とみんなの党は府内2選挙区で競合し、つぶし合いをした苦い経験があるからだ。道州制実現など共通する政策も多く、「違いをわかってもらうためには、人物を見てもらうしかない」
「反自民票が割れ、厳しい戦いになる」との見方を示したのは、新人・北神圭朗氏を擁立する民主党の福山哲郎参院議員。一方で、「地元組織を基盤に、風や雰囲気に流されないよう有権者に訴えていく」と強調した。
再選を目指す自民党現職・西田昌司氏の陣営幹部は「政権与党として党への期待は高く、自民党からみんなの党へ票が流れるとは考えにくい。何人候補が出ようが、やるべきことをやるだけ」と冷静に受けとめた。
共産党新人・倉林明子氏の陣営も「戦い方を変更する必要はない」と静観の構え。木下氏とは女性である点が共通するが、陣営幹部は「政策の中身や(過去の京都市議としての)実績を訴えれば、違いを理解してもらえる」と強調した。
諸派で幸福実現党新人の曽我周作氏の陣営は「着実に活動を重ねるだけ」とした。
また同日、諸派で政治団体代表の新人、新藤伸夫氏(64)が京都選挙区への立候補を表明した。
(2013年6月29日 読売新聞)
2227
:
チバQ
:2013/06/29(土) 07:59:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130628-OYT8T01598.htm
[参院選]割れる農協票
◇津軽みらい、八戸は自民推薦
参院選(7月4日公示、21日投開票)への対応を巡って農協が割れている。農協幹部で作る「県農協農政対策委員会」は反TPPを掲げる候補予定者を推薦するが、JA津軽みらい(平川市)とJA八戸(八戸市)の各対策委は政権与党との関係を重視して自民党候補予定者の推薦を決めた。関係者からは「一枚岩になれなければ農協の政治力が低下する」との懸念が出ている。
「自民党はうそつき政党だ。農家の所得倍増とかありえないことを掲げている」――。県農協中央会の28日の総会後、県対策委の岡山時夫委員長は記者団に自民への不満をぶちまけた。
岡山委員長は昨年の衆院選でTPPに積極姿勢だった当時の野田内閣に反発。民主党候補に推薦を出さず、自民候補らを推薦しただけに、TPP交渉参加を決めた安倍政権への怒りが収まらない。
JAグループ青森は約10万人の組合員を抱え、大きな政治力を誇ってきた。衆院選では、農業が盛んな4区から立候補した民主の津島恭一氏は09年選挙よりも6万票以上を減らし落選した。陣営幹部は「農協の支援が全くなく、その影響が大きかった」と分析する。
他県では、秋田県の農協の政治団体「県農協政治連盟」(県農政連)が自民候補予定者に推薦を出しており、民主政権に続き、自民政権とも対決する県対策委の姿勢には異論も出ている。JA八戸の幹部は「今後のためには政権与党にも目を向けるべきだ」と語る。
県対策委が「反TPP候補に差はつけられない」と、生活、共産、無所属の非自民候補予定者3人を推薦したことにも批判が上がる。選挙活動の実務を担う本県の農政連幹部は「TPPで非自民勢力が結集するためには推薦を集約するべきだった。農業票が分散する」と嘆く。岡山委員長も「一本に絞るべきだった。かなり厳しい選挙になる」と認める。
農業票の行方については、津軽地方の80代の元農協幹部は「農家に地盤がある無所属の工藤信氏と現職で知名度がある生活の平山幸司氏で分け合う」と予想。一方、県南地域の農協組合員の男性(57)は「なじみのあるのは自民候補だ」と述べるなど見方は分かれる。
自民関係者らはTPPの国会批准まで反対を貫くことを求める県対策委の対応を「推薦条件が厳しすぎる」と批判。ただ、岡山委員長は自民県議の後援会長を務め、これまでの国政選挙では自民候補を応援した経緯もあるといい、「県内農協を束ねる立場としてTPP反対を貫かないと示しがつかない。辛い立場だろう」(自民県連幹部)との擁護論も出ている。
(2013年6月29日 読売新聞)
2228
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:00:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130627-OYT8T01547.htm?from=popin
JAがTPP反対決議
夏の参院選が間近に迫る中、JA群馬中央会と各連合会の通常総会が27日、前橋市で開かれ、安倍首相が交渉参加を決めた環太平洋経済連携協定(TPP)について「国民生活に直結し、国家の主権を揺るがしかねない重大な問題」などとする「TPP断固反対の特別決議」を採択した。
JAグループ群馬の政治団体・県興農政治連盟は、参院選群馬選挙区(改選定数1)の対応として、自民党現職の山本一太沖縄・北方相の推薦を見送り、「自主投票」とした。この決定について、JAにったみどり(みどり市)の橋場正和組合長が冒頭、「自民党支持に近い形であり、自分たちの主張と相反するものではないか」と、同中央会の長岡武会長に問いただす場面もあった。
長岡会長は「TPP問題はまだ確定していない。条約批准まで反対を唱え続け、JAグループとして断固とした姿勢を強めていきたい」と答えた。
JAにったみどりは「県興農政治連盟は政治的影響力を発揮できていない」として、同連盟からの脱退を決めている。
橋場組合長は総会後、記者団に対し、「にったみどりとして機関決定はしないが、役員・職員で協力し、TPP反対の政党・候補を推薦したい」と述べた。28日に開く理事会で役員らにこうした方針を確認するという。
個人的には群馬選挙区で民主党新人の加賀谷富士子氏、比例選で共産党を支持する考えも示した。
(2013年6月28日 読売新聞)
2229
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:15:18
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137241849375.html
支持拡大図る3氏 「政権批判票」に照準
[2013年06月21日 09:00]
党主催の講演会で支持を訴える山下氏=15日、大分市
「憲法が保障する基本的人権が揺らいでいる。暮らしが改善しないのは憲法そのものが悪いのではなく、きちんと守られていないからだ」。15日、参院選大分選挙区に出馬する共産党新人、山下魁氏(36)は大分市であった党の講演会で拳を握り、改憲反対を訴えた。
国政選挙への挑戦は衆参合わせて6回目。林田澄孝党県委員長は「知名度も増し、選挙のたびに得票も着実に伸びている」。
党所属の地方議員もフル回転し、政権批判票の取り込みを狙う。だが護憲に加え、脱原発、消費税増税阻止といった主要政策は他の野党とも重なる。党の存在感を発揮して支持拡大を図れるかは見通せない。
17日に名乗りを上げた無所属新人の浦野英樹氏(44)は「新しい選択肢を提供したい」と意気込む。元東京都三鷹市議だが、県内での知名度や目立った支持組織はない。頼みは「政策的に近い」と公認申請したみんなの党の支援だ。
同党は一部の「1人区」で民主党と候補者のすみ分けを図っており、民主党県連が候補擁立を断念した大分選挙区は“空白区”。浦野氏の公認について「民主党候補がいないことも考慮し、前向きに検討している」(本部)としており、近く党役員会で判断する。
神雅敏・党県担当は本部決定を踏まえて対応を決めるとしながらも「政治姿勢やこれまでの活動は評価できる」と支援に意欲を見せる。
昨年12月の衆院選で第3極として躍進した日本維新の会。県内でも比例で自民党に次ぐ約10万票を獲得したが、今回の参院選に向けては目立った動きがない。桑原宏史・県総支部代表代行は「対応は本部と打ち合わせ中」とする。
政治団体「幸福実現党」新人の上田敦子氏(46)は党員を回って対話を深めながら浸透に努めている。
2230
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:15:57
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137241831483.html
大分のニュース
与野党の選挙協力 絡み合う配慮と利害
[2013年06月23日 09:00]
大分選挙区を「自主協力」とすることを決めた民主党県連の常任幹事会=22日午後、大分市内
「私どもは(比例候補の)個人名を書いていただくことをお願いしている」。16日に別府市内であった自民、公明両党合同の国政報告会。公明党の竹中万寿夫大分県本部代表は参院選比例代表に出馬する党の新人の名を何度も口にした。集まった約150人の多くは自民党の岩屋毅衆院議員(大分3区)の支持者だ。
選挙区の自民党候補を公明党が支援し、比例代表の公明党候補に自民党が一定の票を集める自公協力。大分選挙区に出馬する自民党現職の礒崎陽輔氏(55)の後援会組織は、公明党の推薦に対する協力として比例の公明党新人を推薦した。
だが自民党は衛藤晟一県連会長(65)が比例で再選を目指す。支持者の反発を懸念する礒崎陣営の幹部は「お互い守るべき領域は守って支持を広げないと」と“すみ分け”を模索する。
公明党は自民党の衆院議員にも比例票の協力を求める。「県連にとっては股裂き状態だが、選挙で世話になっている以上、協力しなければ」。自民党県連役員の一人はジレンマを明かす。
対する野党側の政党間協力は不透明さが残る。野党第1党ながら大分選挙区で候補擁立を断念した民主党県連。22日、大分市内で開いた常任幹事会で、社民党県連合が推薦を要請していた無所属新人の後藤慎太郎氏(38)への対応を含め、選挙区は「自主協力」とする方針を打ち出した。
強制はせず、協力の在り方は党員らに委ねる―。当初は「候補を出さないのが最大の協力」としてきたが、党本部が社民党に求めた他選挙区での支援が全国で進んだことを考慮し、態度をやや軟化させた格好だ。
とはいえ候補一本化の過程で残った民主、社民両党のしこりは根深い。みんなの党が無所属新人の浦野英樹氏(44)の公認に前向きなことに、一時は同党も含む野党協力を模索した足立信也民主党県連代表は「われわれに一本化していれば(浦野氏は)出なかったと思う」と不満を口にした。
党県連のある幹部は漏らす。「政策的にも心情的にも、民主票が多少なりとも『みんな』に流れるのは止められない」
〈大分選挙区の立候補予定者〉
礒崎陽輔 55 自現
山下魁 36 共新
上田敦子 46 諸新
浦野英樹 44 無新
後藤慎太郎 38 無新
※敬称略。並びは党派の参院勢力順(無所属は年齢順)。自は自民、共は共産、諸は諸派、無は無所属の略。
2231
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:20:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130625ddlk20010029000c.html
票のゆくえ:2013参院選・信州/1 自民・公明 /長野
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
7月4日公示、21日投開票が予定される参院選は投開票まで1カ月を切った。長野選挙区(改選数2)では、現新5人が立候補を予定する。今回は、昨年12月の衆院選後に発足した安倍晋三内閣への評価が焦点。各党の思惑や現状を追った。【参院選取材班】
◇「こんな時が一番危ない」
「国政の安定なくして景気回復はない。大業を成し遂げるため、(衆参の)ねじれを解消しなければならない」。1日の事務所開きで、3期目を目指す吉田博美参院議員(64)は、絶叫するように支持を求めた。
自民は、2009年の衆院選は全選挙区で敗れ、下野した。政権を奪還した昨年12月の衆院選は、比例復活も含め5人全員が当選し、失地回復を果たした。毎日新聞が5月下旬に実施した世論調査では、安倍晋三内閣の支持率は66%と高水準を保ち、参院選比例代表の投票も自民が41%と他党を圧倒した。
自民関係者によると、同党が5月に実施した情勢調査でも、長野選挙区は07年の前回対決で20万票以上の差を付けられた民主現職の羽田雄一郎前国土交通相(45)を抜き、吉田氏がトップ。事務所開きでは「トップ当選で戻ってもらう」(小坂憲次参院議員)など威勢の良い言葉が飛び交った。
だが、長らく続く組織衰退には歯止めがかかっていない。ピーク時は約12万人いたとされる党員は12年には1万252人と10分の1以下に。1日の県連大会で配られた資料には「有権者に占める党員加入率は0・62%で全国下位」「衆院選の比例代表得票率は全国44位」と厳しい党事情を表す数字が躍った。楽観ムードに県連の重鎮、石田治一郎幹事長は「こんな時の選挙が一番危ないんだ」と危機感をあらわにした。
◇
吉田氏は参院選の争点として経済対策を前面に出し、安倍首相が積極姿勢を見せる憲法改正問題は「争点にしない」という。吉田氏は自他共に認める「ハト派」で、「恒久平和についての9条1、2項は守らないといけない」というスタンスだ。県連関係者は「(党と)主張が食い違うことへの批判は避けたい」と気をもむ。
連立政権を組む公明党は、支持母体の創価学会婦人部を中心に、平和問題には「アレルギーが強い」(党幹部)。吉田氏について公明県本部の太田昌孝代表は「我々と憲法観も近く、信頼関係ができている」と評価する。
一方、憲法改正問題が争点から消えたことに、ある公明関係者は「選挙後の動きが怖い」と話す。自公両党で過半数を獲得し、ねじれを解消した場合、自民は「憲法改正に向け、歯止めが利かなくなるのでは」というのだ。県内で10万票を持ち、当落を左右するとされる公明。この関係者は「公明はブレーキ役にならないといけない。自民を大勝させることが良いのかどうか」と悩みを打ち明けた。=つづく
2232
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:20:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130626ddlk20010049000c.html
票のゆくえ:2013参院選・信州/2 民主 王国復権道筋見えず /長野
毎日新聞 2013年06月26日 地方版
「羽田雄一郎議員は実績、知名度から言っても民主党の『最後のとりで』だ。ここで結果を出すことが重要」
5月25日のJR松本駅前。民主の細野豪志幹事長は長野選挙区(改選数2)で4選を目指す現職の羽田雄一郎氏(45)と街宣車の上に立った。長野県は父孜元首相(77)時代からの「羽田王国」。細野氏の言葉には、羽田氏のブランド力で何とか党再起の足がかりをつかもうとする姿勢がうかがわれた。
2009年の衆院選で、民主は県内5選挙区全てで勝利し、政権交代の象徴となった。昨年の衆院選では一転、3選挙区を失った。孜氏の後継として長野3区に出馬し、民主で唯一、新人として初当選を果たした元県議の寺島義幸氏(59)も、次点の井出庸生氏(35)=みんなの党=に2093票差で辛勝。今まで考えられなかった選挙結果は、孜氏を支えてきた後援会「千曲会」に衝撃を与えた。
千曲会は5月の拡大役員会で、羽田・寺島両氏の後援会に衣替えすることを決めた。寺島氏が県議時代に築いた後援会を取り込み、組織強化する狙いがあるが、千曲会は高齢化が進み、集票力が低下している。07年の参院選で羽田氏は53万8000票を獲得し、自民の吉田博美氏(64)に20万票以上の大差を付けてトップ当選を果たしたが、民主県連の倉田竜彦幹事長は「今回はトップどころか、当選すら危うい」と危機感を募らせる。
◇
最大の支持母体・連合長野にも民主への不満がくすぶる。参院選に向け、連合長野では傘下組合に羽田氏への支援者カードの提出を求めているが、組織力を誇る日本郵政グループ労組▽電力総連▽情報労連−−の「御三家」ですら「カードが全然集まらない」(連合長野幹部)。民主政権は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題や消費増税問題で大きく揺れ、信頼を失った。連合長野の中山千弘会長は「我々は『なぜ民主が下野したのか』という点に回答をもらっていない」と怒りをあらわにする。
羽田氏は「民主政権で出生率が下げ止まり、自殺者が3万人を割った。参院選で必ず党を再生し、2大政党の一翼を担える党として再出発したい」というが、政党支持率は1桁台に低迷し、今月23日の東京都議選でも大敗。王国復権への道筋は見えていない。=つづく
2233
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:21:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk20010004000c.html
票のゆくえ:2013参院選・信州/3 共産・社民 幻の統一候補構想 /長野
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
5月19日の松本市。市民団体「国政選挙で共同を進める長野県民の会」の共同代表・安藤真后氏は記者会見で「革新政党は大事な時に分裂を繰り返してきた。足を引っ張り合うだけだ」と共産・社民などを批判した。
昨年12月の衆院選は、東京電力福島第1原発事故後初の大型国政選挙で「脱原発」が一つの争点になった。共産・社民は共に原発再稼働を認めないと主張したが、選挙戦で埋没。県内比例代表の得票数は共産約9万5000票、社民約3万8000票に落ち込んだ。
原発政策や憲法改正問題で危機感を抱いた安藤氏らは3月、共産・社民両党に参院選での無所属統一候補者の擁立協議を申し入れた。だが、共産は昨年末に新人の唐沢千晶氏(42)の擁立を決めており、「唐沢氏が最良の候補」と主張した。社民県連は統一候補も視野に入れたが、関係者によると協議入りの条件に、(1)共産が唐沢氏を降ろす(2)選挙で政党は前面に出ない−−を挙げたという。共産は「共闘できない」と拒否。安藤氏が描いた統一候補構想はご破算となった。
◇
共産の唐沢氏は、県の臨時職員などを経た経験から「若者や女性の現状を変えたい」と訴え、雇用問題と脱原発や護憲を争点に活動してきた。今月23日の東京都議選で、共産は安倍晋三首相が掲げる経済政策「アベノミクス」などへの批判票を取り込み、議席を倍増させた。共産県委員会の今井誠委員長は「この流れを参院選につなげたい」と意気込む。
社民県連は、脱原発と護憲を掲げる無所属新人で市民団体代表の神津ゆかり氏(46)の支援を決定した。社民は2010年に続く選挙区からの独自候補擁立断念となるが、神津氏と連携することで「比例代表での運動がしやすくなる」(県連幹部)という。竹内久幸・県連代表は「憲法を守り抜く戦いとして、広く連携できる形を模索した」と語った。
◇
唐沢氏と神津氏は「女性・脱原発・護憲」と共通項が多い。2氏が参加した16日夜の松本市内での集会で、神津氏は「応援してくれる人の力でパイを広げる。声を広げるのが大事だ」と訴えたが、会場からは「足を引っ張り合い、結果的に票が割れる」との声も。統一候補構想が幻に終わり、2候補者が票を奪い合う展開への懸念は根強い。=つづく
2234
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:22:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk20010089000c.html
票のゆくえ:2013参院選・信州/4止 維新・みんな 崩れたシナリオ /長野
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
「党本部と相談し、諦めず擁立作業をしたい」。参院選の候補擁立作業について、県庁で27日に記者会見した、みんなの党の井出庸生衆院議員(35)。時折、天井を見上げながら話し、厳しい現状をうかがわせた。
井出氏は2010年の参院選長野選挙区(改選数2)で国政に初挑戦。6候補中4位ながら約18万票を得た。昨年12月の衆院選は、新党さきがけ元代表の伯父・井出正一元厚生相(74)の地盤だった長野3区から出馬。羽田孜元首相(77)の後継・寺島義幸氏(59)=民主=に2093票差まで肉薄し、比例復活で初当選を果たした。
衆院選では、民主・自民など既存政党への不信感から日本維新の会やみんなが台頭。県内比例代表でも両党で計約31万票を獲得し、民主・自民を上回った。維新とみんなは3月の幹事長会談で選挙協力に合意。長野選挙区はみんなが候補を立て、維新が推薦することとなり、第三極として、存在感を発揮するかに見えた。
だが、みんなの候補がなかなか決まらない。関係者によると、正一氏の盟友で井出氏の後見人でもある、元経済企画庁長官の田中秀征氏(72)の名前も挙がったが、本人が固辞。「最低でも公示1カ月前には候補者を出したい」(井出氏)との言葉もむなしく、時間だけが過ぎる中、5月13日、両党を揺るがす大騒動が起きた。
◇
昨年12月の衆院選で維新を支援した保守系の政治団体・県政連絡協議会の脇島光美幹事長は、ニュースを見て仰天した。維新の橋下徹・共同代表が従軍慰安婦問題について「当時は必要だった」と発言したことが大きく報じられていたからだ。橋下共同代表の発言が影響し、みんなは5月21日、維新との選挙協力解消を決定。第三極の票を結集し、民主・自民に対抗するというシナリオは崩れた。
維新関係者の口は重い。維新県総支部の百瀬智之幹事長は「協力解消は残念」、宮沢隆仁代表は「ノーコメント」。連絡協の脇島幹事長は「維新はめちゃくちゃだ」と感じ、参院選では自主投票を決めた。
脇島幹事長は言う。「(衆院選公約の)維新八策もどこかに行ってしまったし、国会議員もばらばら。もうついて行けない」=おわり
2235
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:27:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk06010034000c.html
2013参院選・山形:知事、舟山氏を支援 地元・大江町の集会で表明 初当選支えた「恩返し」 /山形
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
参院選を前に、吉村美栄子知事は27日、自身の地元・大江町で開かれたみどりの風現職、舟山康江氏(47)の支援者集会に弁士として出席、舟山氏への支援を表明した。吉村知事は国政選挙や首長選挙の度、2009年知事選の初当選を支えた人々への支援を繰り返してきた。今回は舟山氏への支援を表明するか注目されていた。
吉村知事は集会で、舟山氏について「山形への愛情を持つと同時に、山形に住むことの実情や苦労が分かっている」と紹介。09年知事選を振り返り「舟山さんは県内各地を回り応援演説を繰り返してくれた。感謝の気持ちを表さなければ、人としておかしい」と述べ、「古里の皆さん、舟山さんを応援してください」と呼び掛けた。
舟山氏は吉村知事の支援について「力強く心強い」と謝意を述べた。山形市で25日に開かれた立候補予定者の討論会後、吉村知事から「もっと明るい服装を」とアドバイスされたことを紹介し、この日着ていた緑色のポロシャツと白色のジャケットを参加者の前で披露。「身も心も明るく、元気に頑張りたい」と笑顔を見せた。
吉村知事は、舟山氏のほか、鹿野道彦元衆院議員(民主)、岸宏一参院議員(自民)、和嶋未希元衆院議員(当時民主)に支えられ、09年知事選で初当選した。「恩返し」として09年衆院選で鹿野氏、10年参院選で岸氏を支援、2氏の当選に貢献。昨年10月の酒田市長選でも、結果的には落選したものの和嶋氏を支援した。【鈴木健太】
2236
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:41:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddp041010021000c.html
2013参院選の現場:沖縄民意、無視続く 「普天間」自民党本部とねじれ、「教科書検定」で見た溝は今も
毎日新聞 2013年06月28日 西部朝刊
自民党の参院選公約を、厳しい目で見る党員がいる。元沖縄県議会議長の仲里利信さん(76)。沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設先を、党本部は県内の「名護市辺野古」として公約に明記。地域版公約で「県外」とする方針の沖縄県連とねじれた状態で選挙戦に突入する。「普天間に限らず県民が嫌だと言っても強引に押し込んでくる」。仲里さんは、そう言って沖縄の民意が無視され続ける歴史を振り返った。【平川哲也】
2007年9月、宜野湾市で開かれた県民大会には怒りが渦巻いていた。沖縄戦の「集団自決」を巡る文部科学省の教科書検定で、従来認められていた「日本軍の強制」を趣旨とする記述に意見が付き、教科書会社側が強制性に関する記述を削除・修正した。検定意見撤回を求め、県議会など22団体が超党派の県民大会を主催した。仲里さんは実行委員長を務めた。
萌芽(ほうが)はその3カ月前。自民県連内には開催をいぶかる声があった。仲里さんは県議会常任委員会で発言を求めた。「沖縄戦の私の体験を聞いてください」
仲里さんは1945年4月当時、8歳だった。親族8人で本島北部に避難し、約200人とともに壕(ごう)に隠れていた。「暗闇が怖くて、3歳の妹と従妹が泣きじゃくっていると、銃を持った3人の日本兵が毒入りの握り飯を食べるよう言った」。「殺すわけにはいかない」と言う祖母に従い8人は壕から出た。墓に隠れたり、山にこもったりして逃避行を続けたが、1歳の末弟は栄養失調で亡くなった。自身もマラリアに感染し生死をさまよった。
その証言に、革新系の県議から「小異を捨てよう」との声が出た。県議会は検定意見の撤回を求める意見書を全会一致で可決、県民大会へと舵(かじ)を切る。文科省の審議会は教科書会社の訂正申請に応じる形で「軍が関与した」との表現を認めた。仲里さんは「実行委員長が党員の私だということに党本部は一番困ったようだ。だが保守、革新の問題ではなく、軍による強制が沖縄の信条だから大会は開かれた」と話す。
問題となった当時の首相はくしくも今と同じ安倍晋三氏。教科書検定問題に仲里さんが見た政府と沖縄の間の溝は、普天間移設にも重なる。「辺野古移設を容認したら、沖縄の民意は得られない。党本部はあまりに県民の気持ちを知らない。安倍首相も分かったふりをして分かっていない」
2237
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:42:40
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130628-OYT1T00065.htm?from=ylist
みんなの候補擁立作業、行き詰まった長野選挙区
みんなの党北陸・信越ブロック長の井出庸生衆院議員は27日、長野県庁で記者会見し、参院選長野選挙区(改選定数2)への候補擁立作業が行き詰まったことを明らかにした。
そのうえで「極めて厳しい状況で、時間も少ないが、最後の最後まで擁立作業は継続する」と述べ、改めて候補擁立を目指すことを強調した。
井出氏によると、立候補を要請していた人物との交渉が決裂し、26日夜に党幹部に経緯を報告。27日に引き続き擁立作業を進めていくことを確認したという。
擁立作業が難航している理由について、「有権者に共感を得られるメッセージを出せる人材を探しているが、全県という規模の大きな選挙ということも影響していると思う」と話した。
候補擁立作業は、井出氏が中心となって今年1月下旬から開始。井出氏の関係者は今月17日の立候補予定者説明会には姿を見せたが、26日の立候補予定者の事前審査には出席しなかった。
党政調会長の浅尾慶一郎選対委員長は26日の記者会見で、「定数が2以上のところは、(擁立の)可能性は模索する。前回選に候補者を擁立したところは、積極的に出したい」と述べ、具体的に長野の名前を挙げた。また、別の党幹部も27日、党本部としても候補擁立を目指す考えを改めて示している。
(2013年6月28日15時20分 読売新聞)
2238
:
チバQ
:2013/06/29(土) 08:44:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddn041010010000c.html
岐路の夏:日本医師連盟、TPP対策 「皆保険」派、推薦でねじれ
毎日新聞 2013年06月28日 大阪朝刊
自民、民主の両候補予定者が並ぶ日本医師連盟ニュースの表紙
◇「比例は自民、選挙区は民主」
自民党を長年支えてきた「日本医師連盟」(日医連、横倉義武委員長)が、参院選の一部選挙件区で野党の立候補予定者を推している。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)による国民皆保険制度崩壊を懸念し、党派を超えて「皆保険堅持」の候補者を国会に送り込むという。民主政権下の2010年参院選で前委員長が比例代表で民主候補に一本化を図り、組織が分裂。政権交代に振り回された経験を教訓に、自民一辺倒だった以前の路線には戻っていない。
日医連は日本医師会(日医)の政治団体で会員約6万人。「大阪府特集号」と銘打った機関紙の表紙には、自民が比例代表で擁立する日医副会長の羽生田俊(はにゅうだたかし)氏と、大阪選挙区(改選数4)から出馬予定の民主現職で内科医の梅村聡・元厚生労働政務官が並ぶ。共に医師の2人が対談し、皆保険制度の堅持を目指すと一致。「国民のための医療を守るため、超党派で一緒に取り組んでいければ」とエールを交換した。
日医連は比例代表で羽生田氏を推薦する一方、大阪、兵庫両選挙区では民主現職を推薦。梅村氏は5月12日、大阪市内で医師会や歯科医師会、薬剤師会の関係者らによる集会を開き、約1300人を集めた。自民党の古賀誠元幹事長の地元後援会長だった横倉氏は「ぜひ梅村氏を国会に」とあいさつ。出席者は「選挙区は梅村氏、比例は羽生田氏」と呼びかけた。兵庫選挙区(同2)でも、民主現職の辻泰弘・元副厚労相を推薦した。兵庫県医師連盟の川島龍一委員長は「医療のことをしっかり考えているので、党派ではなく人物本位で推した」と話す。
日医連は、参院選の比例代表(全国区)で自民党候補者を当選させ続けてきたが、07年参院選で自民比例の武見敬三氏が落選。民主党に政権交代した後の10年参院選の比例では、初めて民主候補を推薦する一方で自民とみんなの両候補を支援し、3候補がいずれも落選して組織内議員を失った。【熊谷豪】
2239
:
沖縄無党派
:2013/06/29(土) 19:17:56
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=63
参院選、黒部市の自営業男性が出馬表明
来月4日公示、21日投票が決まった参議院選挙の富山選挙区に、新たに黒部市の自営業、西江嘉晃さん(58)が28日、無所属で立候補することを表明しました。
富山選挙区の立候補予定者はこれで4人となりました。
西江さんは28日午後、会見を開き「最近の日中関係に危惧している。戦争を回避するため憲法9条改正に反対し、国防技術を育てる土壌を作りたい。支持基盤もなく無謀だが、どれだけ共感を得られるか出馬を決意した」と述べて、参議院選挙の富山選挙区に無所属で立候補する意向を表明しました。
西江嘉晃さんは黒部市生まれの58歳、早稲田大学を卒業した後、東京の「電源開発」で35年間勤務し、中国など海外で電力事業の技術指導にあたってきました。
先月、会社を退職し、実家の旅館業を継いでいます。
来月4日公示、21日投票が決まった参議院選挙の富山選挙区には、このほか自民党新人で公明党が推薦する前の氷見市長、堂故茂さん(60)と共産党新人で党県委員会常任委員の高橋渡さん(50)、幸福実現党新人でNPO代表の吉田かをるさん(58)の3人が立候補を予定しています。
2240
:
名無しさん
:2013/06/30(日) 00:31:59
>>2239
なかなかの経歴
共産党や幸福実現党よりは取るかも
2241
:
沖縄無党派
:2013/06/30(日) 04:39:47
つばさ日本、立候補断念。
http://www.tsubasa-nippon.jp/report/index.html
#7
第23回参議院選挙に関するお知らせ
2013.06.30 (日)
参議院選挙につきまして、多数のご応募をいただき誠にありがとうございました。
これまで、参議院選に向けて調整を重ねてまいりましたが10人以上の候補者を擁立し政党要件を満たすことが
困難となったため、残念ながら今回は見送らせていただき次回に備えることといたしました。
従って、今後は衆議院選、及び統一地方選に向けて候補者の公募等を行ってまいります。
何卒、ご理解を賜り、引き続きのご指導・ご支援を宜しくお願い申し上げます。
2242
:
チバQ
:2013/06/30(日) 15:29:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20130629-OYT8T01214.htm
綿貫氏 堂故氏支援を明言 参院選
参院選(7月4日公示、21日投開票)の富山選挙区に自民党公認で出馬する予定の堂故茂氏(60)の「励ます会」が29日、富山市のホテルで開かれ、元衆院議長の綿貫民輔氏(86)が来賓として出席した。綿貫氏は「(堂故氏の)当選につながるよう、ご協力お願いします」と呼びかけた。綿貫氏が、公の場で堂故氏の支援を明言するのは初めて。
壇上に上がった綿貫氏は、かつて秘書を務めた堂故氏に、「私の息子だと思っている。こんなにたくさんの皆さんに激励いただいて、大変ありがたい」とエールを送った。
一方、堂故氏は「綿貫先生は恩師。後ろ姿から多くのことを学んだおかげで、県議や市長を務めることができた」と応じ、「絶対に議席を取って地方の声を国に届けたい」と意気込みを語った。
綿貫氏は2005年、小泉首相(当時)の郵政民営化断行に反発して自民党を離党。07年の参院選では、無所属の森田高氏を支援し、自民候補を破る原動力となった。今回は、綿貫、森田両氏のほか、郵政関係者で作る郵政政策研究会が、堂故氏の支援を決めている。堂故氏の連合後援会の発会式も同時に開かれ、情報通信会社インテックの中尾哲雄・最高顧問が会長、米原蕃県議が会長代行に就任した。
◇みんな 選挙区は自主投票
みんなの党県支部は29日、砺波市で役員会を開き、参院選の富山選挙区について、自主投票とすることを決めた。比例選で票の上積みを目指す。
支部長の柴田巧参院議員は「公認や推薦の候補者を立てられず、残念の極み。まだまだ県内で我々が弱い存在だと言わざるを得ない」とあいさつ。役員会後、記者団に対し、「民主党からよい候補者が出れば(推薦などを検討する)という話はあったが、幻に終わった。県内で党の足腰が十分ではないのが、今後の課題だ」と語った。
富山選挙区では、自民党や共産党が早々に候補者を決める一方、みんなの党は5月の連休明けに独自候補の擁立を断念。民主党や日本維新の会の候補者もおらず、投票率の低下が懸念されている。比例選について、柴田氏は「投票率は下がるだろうが、都議選では低投票率でも躍進できた。改革を訴えて、票を掘り起こすしかない」と話した。
◇アピタ魚津店に期日前投票所
魚津市選挙管理委員会は7月13〜15日、同市住吉のショッピングセンター「アピタ魚津店」内に参院選の期日前投票所を開設する。同市の前回衆院選での投票率は52・06%(県平均56・89%)と県内最下位で、投票率向上を図るのが狙い。
同市ではこれまで、期日前投票は原則市役所で受け付けていたが、「若い世代の投票率向上が期待できる」(選管)として人出の多い週末の3日間、同店への投票所設置を決めた。
民間商業施設への投票所設置は、昨年12月の衆院選で実施した高岡市に次いで県内2例目。午前10時〜午後8時(14日は午前9時〜午後8時)、同店2階のイベントスペースに設置する。
また、今回の選挙から、期日前投票に必要な宣誓書を投票所入場券の裏に印刷し、あらかじめ必要事項を記入できるようにすることで投票所の混雑緩和を図る。
(2013年6月30日 読売新聞)
2243
:
チバQ
:2013/06/30(日) 15:34:52
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130625/tcg13062502030003-n1.htm
【参院選2013 栃木】
戦いの構図(1)自民、知事筆頭に盤石の布陣
2013.6.25 02:02 (1/2ページ)
自分の知名度の低さを物語るエピソードで聴衆を笑わせ、支持を呼びかける高橋克法氏=22日、上三川町上郷の同町農村環境改善センター
■「欠点」 引き締め材料に
「上三川町では、岩崎純三先生(元参院議員・真岡市長、故人)のおかげで、私を知っている方が多いが、県南に行くと本当に知名度がない。前高根沢町長という名刺を持って歩いていると『高根沢ってどこにあるの』と言われる」
22日午後、上三川町農村環境改善センター(同町上郷)で開かれた同地区の決起集会で、自民新人の高橋克法氏(55)は知名度の低さを軽妙な語りで説明し、聴衆の笑いを誘った。県南の会合では会場入り口で7割の入場者が目の前を素通りし、帰りがけに「あんたが高橋さんだったんだと言われる」エピソードも披露した。
県議1期、高根沢町長4期を務め、県政界、自治体関係者には名の通った高橋氏だが、全県的に有権者には浸透していないことは本人がよく承知している。
ただ、不安材料をことさら強調するのは、安倍晋三内閣の高い支持率を背景に楽観ムードが漂う陣営を引き締める意味合いもある。23日投開票の東京都議選で自民は完勝。参院選でも与党の優位は動かないだけに保守王国・栃木で負けるわけにはいかないというプレッシャーもある。
布陣は盤石だ。自民県連を中心とする選対本部と後援会は県内くまなく39の地区後援会を設置し、多くの市町で首長が会長に就任。その頂点には、福田富一知事が後援会総連合会長に就く異例の態勢で臨む。「地方政治に熟知した政治家を国会に送りたい」という願いは福田知事の会長就任の理由の一つであり、自民の参院候補公募に市町長有志が高橋氏を推薦した理由でもある。
高橋氏はこれまで、国政選挙のたびに有力候補の一人として名前が挙がり、国政への意欲を持ち続けてきた。地元でも「町から国会議員を」と、高橋氏を推す機運は高まっていた。3年前の前回参院選では、自民以外からの出馬にも前向きだった。
今回、満を持しての国政挑戦。組織戦で優位に立っているといっても、現職を相手に挑戦者の立場を忘れてはならない。
「地方の痛みを分かり、国の経済をしっかり前に進めるためにも、法案を出しても通らない今の参院のねじれ状況を変えるため、自公での安定議席を確保しなければならない」と訴える高橋氏。「知名度のない私が現職に追い付き、頭一つでも出たい」
◇
間近に迫った参院選に挑む県内各党、各陣営の動きを追い、戦いの構図、公示直前の情勢を探る。
2244
:
チバQ
:2013/06/30(日) 15:35:22
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130626/tcg13062602070001-n1.htm
【参院選2013 栃木】
戦いの構図(2)民主、県連代表 背水の陣
2013.6.26 02:07 (1/2ページ)
支持者と握手をして支援を呼びかける谷博之氏。逆風の中、県連代表として負けられない戦いに臨む=20日、鹿沼市坂田山の鹿沼市民文化センター
■県内用マニフェストも
「厳しい戦いだが、これは正義の戦いだ。必ず勝利して、権力のための政治が間違っていることを表明しなくてはならない」
現職で3選を狙う民主栃木県連代表の谷博之氏(69)は、鹿沼市坂田山の鹿沼市民文化センターで開かれた鹿沼・西方地区総決起集会で、集まった支持者を前に語気を強めた。
昨年12月の衆院選は、3人の候補者を立てた県内選挙区で全敗し、比例復活も福田昭夫氏の1人だけという厳しい結果となった。23日投開票の東京都議選でも、民主は議席を大幅に減らして共産を下回る惨敗。今なお続く逆風の強さが露見した。その中で党の立て直しを図るには、県連代表の議席の死守は最重要課題だ。県連幹事長の松井正一県議は「まだまだ票数が足りない。背水の陣を敷いて良識ののろしを上げる」と呼びかけ、危機感を前面に出す。
県連のメンツをかけた戦いに、党本部からも次々と応援が駆けつけている。今月13日には宇都宮市内で党政調会長の桜井充参院議員との政策集会を開き、「障害者政策では、今の国会議員の中で谷氏ほどの人はいない」と強調。谷氏自身も、市議・県議時代を含む約35年間の政治家としての実績をアピールするとともに、10〜20人の細かい集まりにも顔を出す地道な活動で地盤固めに余念がない。
それでも、福田富一知事を後援会総連合会長に置き、多くの首長が地区後援会長に就く自民新人で元高根沢町長の高橋克法氏(55)の陣営と比べると、態勢は脆弱(ぜいじゃく)。自民以外の党からも「民主は4年前に有権者の思いを託されたが、裏切った」「自民、公明との3党合意でがんじがらめ」と批判され、浮動票の取り込みも簡単ではない。
このため、選対は「賛否が分かれているテーマに明確な意思を示して、有権者に確かな選択肢を与える」と党本部のマニフェスト(政権公約)に加えて、県内の問題に対する主張をまとめた県内用マニフェストを作成し、26日にもその詳細を発表する。
桜井氏との政策集会で谷氏は「国民の目線に立って、しっかり声を聞いて力を合わせる。これが民主党の原点だ」と訴えた。谷氏をはじめ、民主関係者の演説では「原点」という言葉が頻繁に出てくる。逆風の中で「この戦いに勝って、民主党が次の政権を担う反転攻勢の一歩とする」(谷氏)ためには、“党の原点”を有権者に理解してもらえるかが一つの鍵となる。
2245
:
チバQ
:2013/06/30(日) 15:36:09
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/tcg13062902070004-n1.htm
【参院選2013 栃木】
戦いの構図(3) みんな代表の地元で擁立難航
2013.6.29 02:06 (1/2ページ)
党公認候補に決まり、渡辺喜美代表ともに支持者の前でアピールする沖智美氏(右)=12日、大田原市
■若さアピール 挽回狙う
「出遅れた状況だが、候補者は30代。政治に関心を持たなかった若い世代に投票所に足を運んでもらえれば決して勝てない選挙ではない」。今月12日夜、大田原市内で開かれたみんなの党、渡辺喜美代表の後援会地区代表者会議。立候補が決まったばかりの沖智美氏(32)を後援会幹部らに初めて紹介した渡辺氏は強気な姿勢を示した。
前回の参院選で候補者擁立が難航し、出遅れた。その反省を踏まえ渡辺代表は昨年12月、「早ければ1、2月中にも決めたい」と早々に候補擁立を宣言。しかし、候補者選びは予想以上に難航。6月までずれ込んだ。水面下で国会議員経験者ら複数に要請してきたが、最終的には家族らの反対などで断念せざるを得ない状況が続いた。
切羽詰まった渡辺代表が決断したのは若い世代からの候補者擁立だった。出馬を打診したのが、党衆院議員秘書で元東京都新宿区議の沖氏と渡辺代表の秘書でおいの渡辺美知太郎氏(30)。候補者の中では“紅一点”となり、若年層や女性票の浸透を図れると沖氏を栃木選挙区に、また選挙区との相乗効果を狙って美知太郎氏を比例代表候補に決めた。
当初から「不戦敗という選択肢はない」としていた渡辺代表。「選挙区に候補者がいなければ、党のイメージが薄れてしまう」(党周辺)との危機感があった。
初陣の前回は新人候補が22万票以上を獲得。比例代表では約30万票で民主、自民を上回り、党の存在感を示した。
23日投開票の都議選は7議席と躍進。大きく出遅れたが、代表のお膝元での戦いに、前向きの姿勢を崩さない。党関係者は「改革に期待する有権者の受け皿となっている」と無党派層の支持に期待を示す。また、「(沖氏が)候補者の中で最も若く、ネットを利用する若年層などに訴えやすい」と、インターネットでの選挙活動解禁が追い風になるとの見方もある。
沖氏は立候補表明の翌週からJR宇都宮駅前での辻立ちを開始。都市部の無党派層への浸透を狙い、宇都宮市や小山市などで街頭演説を繰り広げ、脱原発、消費増税凍結、地域主権を訴え、支持を呼びかける。
沖氏は県内での知名度はなく、出遅れも大きく響いているが、党として2度目の参院選で存在感を示せるか。今後の政界地図を占う座標軸として注目される。
2246
:
チバQ
:2013/06/30(日) 15:36:29
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130630/tcg13063002150004-n1.htm
【参院選2013 栃木】
戦いの構図(4)共産・幸福 存在感示せるか
2013.6.30 02:14
■目標7万票/「9条」改正
「ただいま、東京都議選の速報が入ってきました。共産党は議案提出権がある11議席を上回る情勢です」
23日夜、宇都宮市本町の県総合文化センターで開かれた共産新人、小池一徳氏(52)らの演説会終了間際。司会が都議選の速報を伝えると、会場は歓声に包まれた。党県委員会の小林年治委員長も「弾みになる」と高揚。都議選では民主(15議席)を上回る倍増の17議席を獲得し、国政での躍進を狙う。
平成19、22年に続き3回目の挑戦となる県委員会書記長の小池氏。19年は約4万2千票、前回は約2万8千票にとどまったが、今回は比例代表の現職を当選させるためにも、7万票と具体的な目標を持って選挙戦に挑む。前回の倍以上の票を獲得するため、陣営は「公示までに支持を固める必要がある」と、まずは基礎票固めに走る。足元を固めた上で反自民票の取り込みを狙う。
16日、日光市内の街頭演説では、安倍晋三内閣の政策を批判した上で、「民主党は3党合意に縛られ、第三極の政党も悪政を後押ししている。筋を通しているのは共産党しかない」と訴え、他の野党との違いも強調する。小池氏は「政府への批判の受け皿は共産党しかない。(都議選の)絶好の流れを参院選に結びつけたい」と話す。
◇
幸福は選挙に初めて挑む新人・杉浦満春氏(45)を擁立し、消費増税中止と国防強化などを訴える。支持者回りなど地道な活動にも力を入れ、党勢拡大への足固めとしたい杉浦氏。街頭では「法人税を引き下げ、贈与税も撤廃を目指す」と、景気回復のため徹底した減税策を主張。憲法9条をめぐる議論では「国防強化の障害である9条は改正すべきだ」と踏み込み、他党との違いをアピールする。
栃木選挙区は、改選数が1となってから最多の5党5人で争うことになる公算だ。また、選挙区に候補を立てた5党の他の主要政党も比例での躍進、重点候補の当選を目指して活動を展開しており、与野党の攻防が激しくなっている。=おわり
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:06:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130629/elc13062908350011-n1.htm
【参院選2013 沖縄】
保革とも「基地は県外」を主張 公約ねじれで知事にフリーハンド
2013.6.29 08:33 (1/2ページ)[《参院選2013》各党の公約]
沖縄米軍普天間飛行場に配備されている新型輸送機MV22オスプレイ=沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場(鈴木健児撮影)
沖縄戦終結から68年を迎えた23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で開かれた追悼式。照りつける日差しの下、自民党新人の安里政晃、現職で社民、共産、生活の各党が推す糸数慶子の両氏は、ともに黙とうして戦没者の冥福を祈った。
「米軍基地の集中がいまなお沖縄県の大きな負担となっております。沖縄の負担を少しでも軽くするよう、全力を尽くします」
安倍晋三首相の誓いの言葉に耳を傾けた2人は保革に分かれているが、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先を「県外」と公約していることでは同じだ。負担軽減を願っていても、名護市辺野古への県内移設を追求する首相と温度差があることは間違いない。
「県内」か「県外」か−。地元メディアから何度も同じ質問を受ける安里氏が、複雑な胸の内を明かしたことがあった。
「安全保障を国民が等しく負担するよう、公約で掲げたように『県外』を訴えたい。ただ、一つ言いたいのは、県民が求めているのは普天間の危険性の早期除去、固定化の阻止だ。県内か県外かが目的ではない」
安里氏は18日、浦添市での討論会でこう語った。だが、政権与党として県内と県外の違いは重大だ。
自民党の石破茂幹事長は25日の記者会見で、沖縄県連が地域版公約に県外移設を明記する意向であることを「党本部と完全に真逆なものは認められない」とけん制した。自民党の参院選公約は、政府の方針通りに「辺野古への移設を推進」と明記しており、整合性が取れなくなるからだ。
これに対し、県連の照屋守之幹事長は「批判は免れないが、県外移設は県民への約束であり、いきなり翻えせない。『県内』では選挙は戦えない」と話す。県連は、民主党の鳩山由紀夫政権の迷走で火がついた県民感情に押され、仲井真弘多知事と「県外」にかじを切った。「大義名分もなく県内へ回帰できない」(県連関係者)というわけだ。
それでも、照屋氏は「党本部との信頼関係は保てている」と強調する。党本部は沖縄選挙区を参院選の重点地区と位置付け、25日には石破氏が安里氏の応援のため沖縄入り。公示日も駆け付け、てこ入れを図る。
「首相が発表した骨太方針にも『沖縄は日本の牽引役』との言葉が入った。沖縄のチャンスを広げるため頑張らないといけない」
安里氏は22日、浦添市の選対支部の事務所開きでこう訴えた。基地問題よりも経済振興を前面に打ち出し、仲井真氏や財界の支援を得ているが、自民党にとっては全国の1人区で数少ない追う立場の選挙戦だ。
「革新のエース」として高い知名度を誇る糸数氏にとり、自民党県連が辺野古移設を明確にしないことで戦いにくい選挙となった。県外主張を「糸数氏をはじめ革新の運動の成果」(糸数氏の選対幹部)とみているだけに、自民党の「公約ねじれ」を表立って突くわけにはいかない。
安倍政権が3月、辺野古移設に向けた埋め立て申請を提出したのを受け、仲井真氏は年末にも埋め立てを認めるか決断する見通しだ。ある自民県連関係者は「勝負は今じゃなく年末だ」と話し、こう続けた。
「今、県内か県外かという選挙をやって負けたら、県外が直近の民意として知事を縛ってしまう。われわれは知事にフリーハンドで判断してほしいんだ」
沖縄では、仲井真氏による埋め立ての可否の判断、来年1月の名護市長選と政治日程が控える。自民党にとって党本部と県連の「ねじれ」は、移設問題を最大の争点にしないための“暗黙の戦略”ともいえそうで、今回の参院選はまだ通過点でしかない。(千葉倫之)
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:09:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk05010003000c.html
2013参院選・秋田:決戦目前/上 民主 なるか「非自民」結集 /秋田
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
◇連合内に残る不信感
通常国会が26日閉会し、政界は参院選(7月4日公示、21日投開票予定)モードに突入、立候補予定者らは本格的に走り出した。秋田選挙区(改選数1)には、民主現職の松浦大悟氏(43)▽自民新人の中泉松司氏(34)▽共産新人の佐竹良夫氏(62)▽幸福実現新人の西野晃氏(36)−−の4人が名乗りを上げている。焦点は安倍政権への高い支持率の中、松浦氏が県内唯一の民主党の国会議席を守れるか。公示目前の4氏らを追った。【参院選取材班】
「6年間、街頭演説は2000回を超え、小集会は300回。車の移動距離は22万8000キロを超えた。地球を5周以上回ったことになる」。松浦氏はつじ立ちやミニ集会などを重ねてきた実績を数字で強調する。
訴えてきたのは民主党への信頼回復だ。「子ども手当や高校授業料無償化など民主党政権が進めた方向性は間違っていなかった」と強調。「本当の意味での経済成長は年金、医療、介護などの社会保障の充実で将来不安を無くすことだ」と「三本の矢」の成長戦略を掲げる政権与党への批判を強める。22日の事務所開きでは「参院選は自民党に歯止めをかける戦い。県民の声を受け止め、声なき声に耳を傾け、本当に弱い立場の人たちの政治を行う」と訴えた。
しかし、政権を失った民主党の支持率は低迷したまま。かつての追い風はない。党県連選対本部長の虻川信一県議は「松浦さんは断トツでネームバリューがある。その優位性を前面に打ち出して訴えていく」。政党色を抑え、人物本位で選んでもらう戦術も視野に入れる。
◆ ◆
松浦氏を推薦する最大の支援団体、連合秋田。「雇用・労働政策の考え方が近い」として、4月に松浦氏の推薦を決めた。東海林悟会長は「働く者にとって一番近い政党は民主党。地道に民主党政権の実績、成果を訴えていきたい。負けられない選挙だ」と組織の結集に力を入れる。だが、一方で「組合員の思いからすると、民主党への裏切られ感があるのは事実」とも。政権与党として期待に十分応えられなかった党への失望感が依然影を落としている。
連合秋田傘下の自治労県本部は、推薦依頼を受けた松浦氏への対応を支持にとどめた。07年参院選では、無所属で立候補した松浦氏を民主、社民、連合秋田が「三者共闘」で初当選させた。だが、その後、松浦氏は民主党入り。自治労は当時、松浦氏に「無所属でがんばってくれ」と懇願していた。自治労県本部幹部は「民主党県連のこれまでの選挙での対応や、民主党政権の政治はぶれ過ぎていた」と不信感が解消されないままだ。
◆ ◆
参院選の前哨戦とされた23日投開票の東京都議選。第1党だった民主は惨敗し、共産に次ぐ第4党に転落した。虻川県議は「民主は非自民の受け皿として評価されなかった」と厳しく受け止める。そして「有権者の心情は秋田も中央もそんな変わらない」と参院選への影響を懸念する。社民党県連は秋田選挙区で自主投票を決めている。松浦氏は再び非自民勢力を結集できるのか。勝負の分かれ目だ。
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:09:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk05010013000c.html
2013参院選・秋田:決戦目前/中 自民 知名度不足、どう克服 /秋田
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇組織戦の態勢は着々
「県議を務めた6年間で培った経験や絆を生かし、国政の場で役目を果たしたい」
参院選秋田選挙区(改選数1)に立候補を表明している自民新人の中泉松司氏(34)は23日、秋田市内で開いた事務所開きで、選挙戦に向け、決意を語った。自民党県連会長の金田勝年衆院議員ら県選出の国会議員や県議らに加え、佐竹敬久知事や穂積志秋田市長ら県内の首長が出席。会場は「オール秋田」で中泉氏を支援する熱気に満ちあふれた。
しかし、この重厚な布陣にも、中泉氏は表情を崩さない。「身一つで、広い県内を歩き、投票日までどれだけの人たちに会えるか。時間がない。本当に不安」。挑戦相手の民主現職、松浦大悟氏(43)は民放アナウンサー出身。知名度ではまだまだ及ばず、焦りを隠せない。
◆ ◆
課題は知名度不足だ。どう克服し、どう名前を浸透していくか。
中泉氏は昨年10月、参院選立候補を表明以来、県内各地を訪ね、あいさつ回りを繰り返してきた。開いたミニ集会は「100回以上、数え切れない」。昨年12月の衆院選では、自民公認候補者の選挙運動に同行し、候補者とともに、顔と名前を売り込んだ。しかし、中泉氏は「県内25市町村。2巡、3巡したところもあれば、まだ1巡のところもある」。県議時代の選挙区、秋田市でも知られていない地域があるという。
自民党県連も、態勢を構築し、中泉氏を支える。県内を衆院秋田1〜3区ごとに地域分け。各区の衆院議員をトップに据え、県議や市議らが浸透に総力を挙げる。特に、まだ十分でない県南や県北を重点的に運動を展開していくという。県連の選対本部長を務める鈴木洋一県議は「これからの戦い方、活動の仕方で知名度不足は十分克服できる」と力を込める。
◆ ◆
とはいえ、安倍政権の高い支持率は、新人の中泉氏にとっては心強い追い風だ。さらに5月上旬に連立政権を組む公明党が中泉氏の推薦を決めたのに続き、今月17日には県農政連も「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の対応などで自民党への懸念はある」としながらも推薦を決めた。中泉氏の事務所には秋田商工政和会など300を超える団体の推薦状が張り出され、組織戦の態勢は着々と築かれつつある。
23日、秋田市内のホテルで開かれた自民党県連定期大会。参院選必勝を期して集まった支持者らに、大島理森・党前副総裁が戒めた。「最大の選挙の敵は緩み、油断」
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:10:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk05010003000c.html
2013参院選・秋田:決戦目前/下 各党 「比例」上積みへ連携 /秋田
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇都議選で勢いづく共産
「都議選は本当にうれしかった。状況は変わっている。みなさん何とか東京に送り出してください」
参院選秋田選挙区(改選数1)に立候補を表明している共産新人の佐竹良夫氏(62)の24日の事務所開き。支援者ら50人は前日の東京都議選で、共産が議席を9増やす17議席を獲得した興奮に包まれた。共産党県委員会の米田吉正委員長は「自共対決が参院選の真の対立軸だ」と選挙戦に向け勢いづく。
4月の立候補表明以降、ミニ集会や街頭演説を精力的にこなし、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加反対など、安倍政権の政策批判を展開。参院選から解禁されるインターネットを使った選挙運動に合わせ、自身のブログやツイッターを頻繁に更新し、若年層への支持拡大を図る。比例代表では県内での目標を5万票と設定。選挙区と連動した選挙戦を展開する。
幸福実現新人の西野晃氏(36)は候補者の中で最も早い16日に事務所開きを済ませ、秋田の活性化などを訴え支持拡大を目指す。
◆ ◆
一方、比例代表には日本維新の会新人の松村譲裕氏(46)が立候補を表明。16日には秋田市で事務所開き。態勢を整えつつある。
橋下徹共同代表の発言を巡り、党内の不協和音が指摘されているが、陣営幹部は「党の方針がぶれているわけでない。一丸となって勝利を目指す」と影響を否定する。
選対本部長には村岡敏英衆院議員(52)が就任。選挙戦期間中は県内にとどまり地盤の衆院秋田3区と秋田市を中心に、松村氏の個人名の投票を呼びかけていくという。
◆ ◆
各党も着々と選挙戦への準備を整える。
公明党は5月上旬に自民新人の中泉松司氏(34)への推薦を決めた。党県本部代表の田口聡県議は「推薦したからには約束を守る。当選に導くことを誓う」。その“見返り”の自民との選挙協力で、比例で6万1000票の獲得を目指す。
参院選秋田選挙区への対応を自主投票と決めた社民党県連は、比例で5万票獲得を目指す。票の上積みのため、一部の党員・組織に民主現職の松浦大悟氏(43)への投票を呼びかける。石川ひとみ代表は「民主との関係が良好な地域もあり、可能な限り要請する」。
民主と1人区の一部で選挙協力することで合意したみんなの党。だが、県内の状況について、寺田典城参院議員(73)は「まだ話せる段階ではない」。公示直前にも方針を表明する意向だ。
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:11:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk28010347000c.html
メビウスの果てに:2013年参院・知事ダブル選/上 自民「現職優先」 /兵庫
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
◇公認決定、「先延ばし」の末に 公明絡み、揺らぐ足元
師走も押し迫る昨年12月21日の夕刻。神戸市中央区の自民党県連ビルの一室に、幹部十数人が顔をそろえた。話し合いの議題は、7月4日に公示予定の参院選兵庫選挙区(改選数2)の党公認候補者について。党本部が各都道府県連に通達した公認申請の期限が、その年の6月に設定され、もはや猶予はなかったからだ。
選択肢は現職の鴻池祥肇氏(72)と県議の加田裕之氏(43)。仲間内での「査定」は進まず、既に3時間程の時が流れ、空気だけが重みを増した。「無記名の投票で決めよう」。どこからともなくあがった声に、ほだされるように始まった決選投票の結果は、鴻池氏の勝利。半年以上も先延ばしされた結論に、ようやく終止符が打たれた瞬間だった。
事の始まりは昨年5月、鴻池氏が4選を目指す意向を表明した時点にさかのぼる。同6月には加田氏ら若手県議2人が、相次いで参院選での公認を申請。「現職優先」を掲げる党の規約にもかかわらず、現職と新人が「三つ巴(どもえ)」の様相を帯び始めたからだ。
事態を重く見た県連は、傘下の約80支部に候補者選定に関する意向調査を実施。その結果、「県連に一任」が多数を占めた一方、現職の鴻池氏を推す意見は1割程度にとどまった。むしろ、選考基準に「若さ」を求める意見が少なくなく「新人の支持の広がりを見てから、候補者を見定める」(日村豊彦・県連選対委員長)必要性が一気に高まった。
若手県議の1人は選考を辞退したものの、加田氏の選択肢を消去できないまま断行された決選投票。“異例”ずくめの選考過程は、ようやく鴻池氏でまとまった結論にさえ「欠席者の委任投票が認められれば、加田氏が1票上回っていた」との臆測も呼ぶほど、県連内の「ねじれ」を浮き彫りにさせた。
◇ ◇
決選投票にまでもつれた背景には、鴻池氏が2009年、週刊誌に「女性問題」を報じられたこともあり官房副長官を辞任し、県連を除籍された経緯が絡む。この一件は県連内の一部に、鴻池氏への抵抗感を今でも払拭(ふっしょく)できないままにさせているからだ。加えて、この「反鴻池」のベクトルをさらに強める要因もある。公明党の存在だ。
公明党は候補を立てない全国の43選挙区で自民党候補を推薦する方針を決めているが、鴻池氏への推薦は公示間近の今月20日になってようやく決まった。公明党の支持母体・創価学会でも女性の支持者は少なくなく、「女性問題をいったん起こしたら、記憶から簡単には消えない」(公明党関係者)事情が、自民党候補で最後の推薦決定になった事実と無縁とは言い難い。
「候補者選定に半年もかかり、最終的に『札入れ』までしたのは異例。鴻池氏は『勝手にしても選挙に通る』という姿勢を改め、身をもって示すべし」。ある自民党県連幹部が指摘する。「推薦に差を付けたことで『分かってくれ』と言うことだ」。公明党関係者も続ける。第2次安倍内閣の高支持率で追い風が吹くかに思えた、鴻池氏の足元に渦巻くすきま風が、「ねじれ」の萌芽(ほうが)を静かに育み始める。【山口朋辰】
◆ ◆
参院選と知事選の「ダブル選」が迫る。各党の思惑は「ねじれ」を深め、複雑な軌跡を描く。さまざまな「ねじれ」が集まった「メビウスの輪」の果てにあるものは−−。
〔神戸版〕
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:12:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk28010332000c.html
メビウスの果てに:2013年参院・知事ダブル選/中 組織票と浮動票 /兵庫
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇民主、連合が「頼みの綱」 共産、批判票「受け皿」に
「我々は四の五の言わずに応援団としてきちんと対応する。だが参院選が終われば、勝っても負けても距離を置かせてもらう」
民主党が再び野党に転落した昨年12月の衆院選から、わずか2カ月後の2月9日夜。神戸市中央区のJR新神戸駅そばにあるホテルの会議室で、最大の支持母体・連合兵庫の森本洋平会長は、居並ぶ民主党幹部を前に静かに言葉を紡いだ。7月4日公示予定の参院兵庫選挙区(改選数2)に擁立した現職の辻泰弘氏(57)の決起集会に駆け付け、直前まで気勢を上げていた大畠章宏・党代表代行の頬から緩みが消えた。
「マスコミがいたら飛びつきますよ」。別の党幹部が冗談めかしたが、会議室は静寂が支配した。「激励の意味もあるだろうが、いつまでも連合におんぶに抱っこでないと選挙もできず、国民政党の自覚に乏しい現状に業を煮やしたのでは」。同席した連合兵庫幹部が真意を推し量る。
◇ ◇
2007年の参院選で過去最高の108万票を得た辻氏といえども「今回は無党派層は期待できない。培った組織力で勝負するしかない」(陣営幹部)のが現状。昨年から県内各地で集会や支援団体へのあいさつを重ねたほか、民主党政権で副厚労相を務めた経歴から、県医師連盟の単独推薦に加え、初めて県歯科医師連盟の推薦も得た。
とはいえ、県内で30万人ともされる連合の組織票が「頼みの綱」であることに変わりはない。とりわけ連合本部で要職を歴任し、各産別労組出身の「組織内候補」に限りなく近い辻氏だからこそ、「信頼が損なわれたことはない」(連合兵庫幹部)「まさに蜜月」(党県連幹部)と両者の関係に揺るぎは見いだしにくい。
ただ、連合内部で生じた民主党への「疑念」は燎原(りょうげん)の火種となる恐れをはらむ。昨年12月の衆院選では、民主党が県内全12選挙区に擁立した候補者12人のうち、連合兵庫は2人の推薦を見送った。「地域の政策要求を実現しようとしなかったからだ。選挙に出れば当然推薦するという姿勢でもなかったし、『なぜ民主党なのか』という声を抑えるのに苦労している」。連合兵庫幹部は苦渋の表情を浮かべる。
「無党派層は民主党を見限っているのでは」。党県連幹部の見立てが深刻になるほど、すがりたい連合兵庫との“絆”。「『存亡の危機』と言うのはたやすいが、党からは鬼気迫る感じが伝わってこない」。連合兵庫幹部は嘆息した。
◇ ◇
今月17日、知事選に共産党推薦で立候補する田中耕太郎氏(64)の事務所開き。神戸市中央区の事務所前には、参院兵庫選挙区に党が擁立した金田峰生氏(47)も並ぶ。金田氏が田中氏との「共同戦線」を張る背景には、党のつながりに加え、田中氏が前回知事選(09年)で現職の井戸敏三氏(67)への批判票などで得た約49万票を取り込みたい狙いも透けて見える。
「参院選は安倍政権に追随しない『自共対決』の構図。無党派層の支持も広げたい」。党県委員会の松田隆彦書記長が強調する。民主党の退潮で、批判票の「受け皿」を目指す共産党の戦略。23日投開票された東京都議選の“大躍進”が、兵庫での9年ぶりの議席奪還につながるのか、瀬踏みする日々が続く。【豊田将志、渡辺暢】
〔神戸版〕
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:12:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk28010334000c.html
メビウスの果てに:2013年参院・知事ダブル選/下 協力関係解消 /兵庫
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇維新、参院選で「手いっぱい」 みんな、構図一変「対決姿勢」
「(出すのは)当然やろ。何なめた事言うとんねん」
今年3月、大阪市中央区にある日本維新の会大阪本部の一室に、松井一郎党幹事長(大阪府知事)の怒声が響き渡った。怒りの矛先は、党県総支部の新原秀人代表ら幹部の面々。会議終了後の立ち話で、県知事選(7月4日告示)に独自候補を擁立する方針について、新原氏が確認した直後だった。「君らも(人選を)頑張らな、あかんで」とだけ答え、その場を立ち去る松井氏。一言二言しか交わされなかった会話は、わずか数分で終わった。
昨年12月の衆院選で、県内の比例票トップの約75万票を獲得した維新の勢いは、知事選と同日公示される参院選兵庫選挙区(改選数2)も含め、「ダブル選」の“台風の目”と目されていた。知事選でも維新が強力に推し進める道州制「関西州」に、強固に反対する井戸敏三知事(67)への対抗意識を燃やしてきた。
潮目が大きく変わったのは、今年4月の伊丹・宝塚両市長選。大阪府外の首長選で初めて擁立した公認候補がいずれも惨敗し、「参院選でも手いっぱいなのに、知事選は絶対無理」(党県関係者)という空気がまん延した。さらに、橋下徹共同代表(大阪市長)の「従軍慰安婦」発言が追い打ちを掛け、松井氏も今月19日、知事選への擁立断念を表明するしかなかった。
23日に投開票された東京都議選でも、維新は猛烈な逆風に苦しんでいる。「都議選の前に知事選断念が決まって良かった。負けてからでは参院選に格好が付かない」。党県関係者が胸の内を明かす。都議選直前の22日、松井氏は神戸市中央区で開かれた党県総支部総会のあいさつで語気を強めた。「これからイバラの道だと思うが、未来への挑戦を共に歩んでほしい」
◇ ◇
ゴールデンウイークも明けた5月16日夕、神戸市役所26階のみんなの党市議団控え室。参院選兵庫選挙区に維新が擁立した清水貴之氏(38)は維新県総支部の新原代表と共に、並み居るみんな所属の市議の前で頭を下げた。数日前から問題化した橋下氏の「慰安婦発言」などもあり、参院選でのみんなと維新の協力関係を改めて確認する必要性も高まっていた。「うちは誰も立てる予定はない。第三極で力を合わせて頑張ろう」。大石欣則党市議団長(当時)が手を差し出したが、協力関係が解消されたのは3日後のことだった。
昨年12月の衆院選で井坂信彦氏ら2人の県内選出議員を送り出したみんなは「兵庫には根っこが生えている」(渡辺喜美党代表)と称されるほど、着実に支持層を積み重ねてきた。それだけに、両者の組み合わせは他陣営に強い警戒感をもって受け止められてきた。
ところが、「同志」の“自爆”で構図は一変。協力解消に踏み切ったみんなは「兵庫で見送る選択肢はない。必ず擁立したい」(渡辺氏)と候補者擁立にベクトルを傾け、維新との対決姿勢を全面に打ち出す作戦で突き進み始めた。ただ、党所属市議が逮捕された事件が「参院選に及び腰になっているのは否めない」(党市議団関係者)と暗い影を落とす。
解消発表の直前、神戸・三宮で街頭演説中の清水氏のそばを、井坂氏が偶然通りかかった。車を降りて近づく清水氏を井坂氏は拒むことなく、二人は両手で握手を交わした。「みんなとは本当に一緒にやりたい。ラブコールは送っている」(維新関係者)。“片思い”はかなわないまま、一時は志を同じくした「第三極」の選択肢がまた一つ加わる「ねじれ」だけが増していった。【山口朋辰、渡辺暢】
〔神戸版〕
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:13:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk44010588000c.html
’13参院選おおいた:「みんなの党」浦野氏、民主に支援申し入れ /大分
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
7月4日公示の参院選大分選挙区(改選数1)にみんなの党公認で立候補予定の浦野英樹氏(44)らは28日、民主県連を訪れ、支援を申し入れた。
民主とみんな両党本部の選対委員長が27日に競合しない1人区での協力関係構築で合意したことを受けた対応。浦野氏も「年金や社会保障改革の分野では一緒にやっていける部分はたくさんある。政策本位で共闘できる関係を」と訴えた。
民主県連の首藤隆憲幹事長は「安倍政権の暴走を阻止しなければという立場で一致できる。他政党と協議した経過も踏まえて、しっかりと協議させていただきたい」と応じた。【佐野優】
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:15:46
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130625ddlk02010004000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/1 自民の衆参6議席独占が焦点 /青森
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇野党間に対立、票分散も
7月4日公示の見通しの参院選で、青森選挙区(改選数1)は過去最多の6人が立候補する乱戦となりそうだ。焦点は衆院4人、参院2人の選挙区選出の国会議員計6人のうち、唯一の非自民議員が占める議席を自民党が奪取し、県選出国会議員を独占するかどうかだ。自民の議席独占と、県選出の野党議員がゼロとなるのは、中曽根政権下の1986年の衆参ダブル選を経て達成されて以来となる。一方、野党側は民主党の離党者続出や、各陣営間の相互不信による溝が根深く、非自民票は分散しそうだ。
立候補予定者は、生活の党現職の平山幸司氏(43)▽自民新人の滝沢求氏(54)▽みんなの党新人の波多野里奈氏(40)▽共産党新人、吉俣洋氏(39)▽無所属新人の工藤信氏(59)▽幸福実現党新人の石田昭弘氏(54)−−の6人。
◇ ◇
改選数1の青森選挙区ではこれまで、保守勢力が自民に結集すれば自民が勝利し、内紛で分裂すれば「非自民」に勝機が生じる、という構図が多かった。55年の自民党結党後、93年の自民分裂までに補選を含め16回の参院選があり、このうち11回で自民候補が勝利。残りの5回でも、うち3回は保守系候補が勝利し、追加公認で自民入りするなどした。
95年以降の6回での自民勝利は2回だが、残り4回の非自民系の勝利には、自民離党組の田名部匡省氏らが大きく関与しており、非自民の勝利は保守分裂が前提だ。また、非自民候補の少なさもカギとなる。自民・民主・社民・共産の4候補で争った04年と07年は民主が勝利。5人が出馬した01年と10年は自民が勝利している。
◇ ◇
昨年の衆院選では、自民は県内4選挙区で他党候補の比例復活すら許さない大勝を果たしたが、比例の獲得票では非自民票が約34万票で、自民、公明両党の約25万票より多かった。野党側は「結集しないといけない」(生活の平山氏)と連携を模索したが、糸口も見えぬまま選挙戦を目前にしている。
平山氏は07年の初当選の際は民主公認だったが、昨年、小沢一郎氏らと離党。みんなの波多野氏は10年参院選と昨年の衆院選に民主公認で出馬したが、今年3月に離党してみんなに入った。
生活県連は4月に「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対」で一致する工藤氏との連携を模索。同党公認での比例出馬を暗に求めたが、工藤氏側が断り破談となった。みんなと日本維新の会の党本部レベルの選挙協力も5月に破綻し、維新の県1区支部は自主投票を決めた。民主県連も離党組と距離を置き、無所属の工藤氏を推薦。「非自民」を求める保守票の受け皿が分散している。
一方、15日にあった滝沢陣営の事務所開きでは、選対本部長の木村太郎首相補佐官が「ねじれ国会を解消するための戦いだ。『負けるはずがない』と思わず、『勝たねばならない戦いだ』との思いで臨む」と楽勝ムードを戒めた。
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■昨年の衆院選の県内の開票結果■
▽4小選挙区
自民 民主 共産 未来 維新
1区 津島淳 波多野里奈 斎藤美緒 横山北斗 升田世喜男
73237 17066 11217 32050 47400
2区 江渡聡徳 中村友信 小笠原良子 中野渡詔子
81937 18836 6683 18180
3区 大島理森 田名部匡代 松橋三夫 山内卓
74946 46184 5593 12878
4区 木村太郎 津島恭一 千葉浩規
104544 35141 17594
合計 334664 117227 41087 63108 47400
得票率 55.5% 19.4% 6.8% 10.5% 7.9%
▽比例
自民 194423
民主 105231
維新 97592
公明 59787
未来 48070
共産 38086
みんな 31953
社民 14917
新党改革 5251
幸福 2518
合計 597828
自公計 254210
非自公計 343618
2256
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:16:19
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130626ddlk02010046000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/2 安倍人気に影落とす県都敗北、TPP /青森
毎日新聞 2013年06月26日 地方版
◇自民、懸念は「緩み」
「どこを回っても選挙前の決意、覚悟が足りない。安倍さん(晋三首相)の人気がいい、支持が高い、勝つだろう、という雰囲気がある」
15日に青森市であった自民新人の滝沢求氏の集会で、大島理森・党前副総裁が語気を強めた。県内の選挙区選出の衆参6議員の独占を狙う自民県連の懸念材料の一つが陣営の緩みだ。大島氏は「先般の、あの市長選のような結果にしてはいけない」とあいさつを締めくくった。
「あの市長選」とは4月の青森市長選。再選を目指す現職に対し、自民、公明両党が推薦する新人が「市政奪還」を掲げて挑戦。自民は衆院1区選出の津島淳衆院議員を選対本部長にするなど「公認並み」の体制で臨んだが、2万票の大差で敗れた。党内では「あれほどの差がつくとは」(国会議員)と驚きの声が上がり、森内之保留・党青森市支部長(県議)の引責辞任につながった。
だが滝沢陣営の市長選敗北の評価は「影響はないとはいえない」という程度。一騎打ちの構図となった市長選で非自民票が現職に集中したのに対し、参院選では野党候補が乱立しているためだ。昨年の衆院選で青森市中心の1区の得票率が約40%だったのに対し、2〜4区では50%以上に達していることも評価の背景にある。
大島氏は15日の会合で「いまだ、わが地域にはアベノミクスのよい刺激が伝わってこない。まったく安心はできない」と訴えたが、会場には居眠りする出席者もいた。
◇ ◇
自民県連には環太平洋パートナーシップ協定(TPP)も懸念材料だ。衆院選では「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対」と掲げたが、首相が3月に交渉参加を表明。今月5日に青森市であったTPP反対集会では、自民議員の代理で出席した秘書らに「自民党帰れ」と怒声が浴びせられた。
JAグループの政治団体、県農協農政対策委員会はTPP反対を条件に、生活現職の平山幸司氏、共産新人の吉俣洋氏、無所属新人の工藤信氏の非自民3氏を推薦。一方、農業票すべてを敵に回したくない滝沢陣営は個別のJAに働きかけ、JA津軽みらいと、地元のJA八戸の農政対策委から推薦を取り付けた。この過程で、誤って県対策委にも滝沢陣営が推薦願を郵送する一幕も。陣営が「事務処理の完全なミス」と釈明し、数日後に取り下げた。
滝沢氏は「コメを含む5品目を守り抜く」と街頭演説や集会で訴え続け、農業票の一定の切り崩しには成功した。しかし、「約束違反」と自民党に憤る農業者の怒りはくすぶり続け、懸念は消えない。
2257
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:16:53
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130627ddlk02010139000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/3 頼みは小沢氏の「剛腕」 /青森
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
◇生活・平山氏陣営の総合選対本部長就任
「県選出国会議員6人のうち5人が自民党。それ以外は私たったひとり。自民が6議席取れば地方切り捨て、格差拡大が加速する。なくせない議席があるんです」
6月16日。生活の党現職の平山幸司氏は事務所前での演説で、「なくせない議席がある」と書いたたすきをかけて「自民の6議席独占阻止」を訴えた。脇には平山陣営の「総合選対本部長」に就任したばかりの小沢一郎・党代表が立っていた。
生活は全国31の「1人区」のうち、公認擁立を小沢氏の地元の岩手と青森の二つにしぼった。「なんとしても議席を確保する」(小沢氏)ためだ。
◇ ◇
小沢氏は2月から月に1〜2回来県し、非自民勢力の結集を試みた。主な対象は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対を掲げる無所属新人の工藤信・前県農協中央会長。反TPP票をまとめる狙いだった。
小沢氏は3月に工藤氏の後任の岡山時夫会長を訪ねて協力を求めるなどの布石を打った。その仕上げが4月22日の小沢氏と工藤氏の面会のはずだった。「同じような政策で戦っても(当選は)無理だ」。小沢氏はこう強調した。しかし、工藤氏は冷ややかだった。前日の同21日、生活県連が工藤氏への根回しなしに、同党公認での比例からの出馬を求めることを決めていたのが漏れていたからだ。
工藤氏は同27日の自身の決起大会で「『農民党』で頑張る」と転身を拒否。その後、公認擁立を断念した民主党の推薦を受け入れた。生活は逆に工藤氏の批判を強める。小沢氏が記者団に「民主党はTPP推進のままでしょ。矛盾している気がするけどね」と気色ばむ場面もあった。
◇ ◇
反TPP、反消費増税を掲げた民主離党組が中心の生活。昨年7月の離党劇では、民主の県選出国会議員5人中3人が参加したが、2人は昨年の衆院選で落選。そのうちの1人の横山北斗前衆院議員は6月7日に生活を離党し、工藤氏の支援に加わった。横山氏は「衆院選で応援してもらった人(工藤氏)を応援するのは当たり前」と語るが、複数の関係者によると横山氏は落選後の昨年12月、「民主から参院比例で出馬したい」と復党の意向を伝えていた。中野渡詔子前衆院議員も動きがなく、生活の結束は乱れている。
結局、非自民結集で唯一成功したのが社民党推薦の獲得。厳しい環境下で平山陣営が活路を見いだすのが小沢氏の「剛腕」だ。平山氏が初当選した07年、小沢氏は民主代表として参院選の指揮を執り、安倍晋三首相(当時)の自民から参院第1党を奪った。平山氏は今月16日、記者団に「田中角栄先生から引き継いだ『小沢選挙』で、知恵と経験をフルに発揮してもらいたい」と期待感を語った。
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:17:30
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130628ddlk02010002000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/4 都議選躍進も県内基盤薄く /青森
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇みんな、組織なく「空中戦」 共産、「自共対決」前面に
参院選青森選挙区で公認候補を擁立するみんなの党と共産党は、参院選の前哨戦とされる23日の東京都議選で躍進。みんなが1議席から7議席、共産が8議席から17議席に増えて勢いに乗る。ただ、青森では基盤の薄さを克服しきれず、自民の県内衆参6議席独占を阻むための両党の戦いには課題が多い。
◇ ◇
「しがらみのない政治を目指し、みんなの党を青森に立ち上げた」。都議選の投票が行われていた23日、みんな新人の波多野里奈氏はJR青森駅前で街頭演説をしていた。同日の事務所開きには江田憲司幹事長が来青。県内の党所属地方議員がゼロなのを念頭に「青森になかなか基盤ができなかった。みんなの党の初めてのチャレンジだ」と訴えた。
波多野氏は、政治番組への出演などで親交があった浅尾慶一郎政調会長の誘いで、今年3月に民主を離党した。民主公認で臨んだ2010年参院選は22万票余りを獲得したが、29万票弱の自民候補に敗北。昨年の衆院選では青森1区の民主候補だったが、1万7066票で5人中4位。得票率10%未満で供託金を没収される惨敗を喫した。
みんな入り後は、「団体の支持をもらってその主張を守る、というこれまでの選挙を変えたい」として団体推薦を求めていない。党幹部の応援を求めて街頭演説を繰り返したり、インターネットを活用する「空中戦」が中心だ。フェイスブックの「友達」は1000人を超えたが、党組織の脆弱(ぜいじゃく)さや知名度の低さという課題は残っている。
◇ ◇
「対立軸は『自共対決』だ」
共産新人の吉俣洋氏は4日の青森市内での事務所開きで語気を強めた。支持率が低迷する民主や、自民と主張が重なる部分のある第三極との差別化で有権者への浸透を図るのが吉俣陣営の戦術だ。
都議選での躍進について、堀幸光・党県委員長は「青森選挙区に直結するとは思っていない。手放しで喜べない」と話すが、「批判勢力として信頼され、国政で前進できる根拠を示した」と効果も感じている。吉俣氏も「これまで共産党と距離を置いてきた人たちに意見を言ってもらえるなど手応えを感じる」と語る。
しかし、これまではなかなか票に結びつかなかった。10年参院選での吉俣氏の得票は3万1040票。昨年の衆院選では県内1〜4区の共産候補の票は計4万1087票にとどまった。
そこで力を入れるのがネットでの活動だ。吉俣氏はツイッターなどに積極的に書き込み、県委員会も「青森県からお届けする♪いいね!共産党!」と題した約5分間の動画を公開し、党の話題や吉俣氏の政策を訴える。堀氏は「未知数でやってみないと分からないが、1票を動かす力にはなり得る」と切り口として期待している。
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チバQ
:2013/06/30(日) 16:18:08
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130629ddlk02010004000c.html
2013参院選・青森:1/6の攻防 戦いの構図/5止 民主「苦肉の策」無所属推薦 /青森
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇県連、「不戦敗」は回避 工藤氏、県南浸透に期待
大型連休さなかの5月2日、弘前市内のJAつがる弘前の組合長室。民主党県連の山内崇幹事長と西澤幸清・代表理事組合長が話し合っていた。脇には環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対の立場で無所属での参院選立候補を表明している工藤信・前県農協中央会長がいた。
「民主党として工藤氏推薦を考えたい」
山内氏の話を西澤氏がさえぎった。「民主はTPP賛成じゃないのか。それなら推薦などいらない」
山内氏が答えた。「県連としては反対だ。公認ではなく推薦なので(党としても)問題はない」
工藤氏はやりとりを無言で聞いていた。
◇ ◇
昨年末の衆院選で大敗した民主は、県内4小選挙区で比例復活もできず、県選出国会議員がゼロに。参院選の候補擁立も難航し、「不戦敗」がちらつき続けていた。「最後の切り札」とされたのが衆院3区で落選した田名部匡代県連代表。3月22日、県議会民主党控室に田名部氏を呼んだ県議団は「代表として務めを果たしてほしい。参院選に出なければ次の選挙はない」と厳しく迫った。
県議団には「田名部氏は3期務めたが、一度も選挙区で勝ってない。ここで戦わなければ一生勝てない」との空気が強かった。県連は4月、常任幹事会の決定事項として田名部氏に出馬要請したが、田名部氏は5月13日の常任幹事会で不出馬を表明。「県民の期待に応える組織づくりをしなければ何度選挙しても結果は同じ」と冷ややかだった。
◇ ◇
民主県連が工藤氏と「推薦」で合意したのは、この直後の同15日。青森市内のホテルで工藤、田名部、山内、西澤の4氏が握手。山内氏は「苦肉の策なんかじゃない。立派な候補だ」と胸を張った。山内氏は旧相馬村(現・弘前市)、工藤氏の後援会会長の西澤氏は旧岩木町(同)出身で、両氏は「岩木川をはさんで自宅が向かい合い、旧知の仲だ」と口をそろえる。不出馬を見越して水面下で動いた山内氏の動きが結実し、不戦敗は回避できた。
ただ、この日の会合に県議団の姿はなかった。ある県議は「県議団ははしごを外された。ピエロですよ」と不満を漏らした。
◇ ◇
連携は工藤氏にもメリットがある。津軽地方が地盤の工藤氏にとり、田名部氏の父の匡省元農相の地盤の県南への浸透が課題だった。工藤陣営はこの課題の解消と、民主県連の選挙実務のノウハウ活用も期待する。しかし、誤算も多い。下北唯一の同党県議だった菊池憲太郎氏が、党の脱原発方針などに反発して離党。民主最大の支持母体の連合青森も、反TPPの工藤氏の政策との整合性を考慮し、異例の自主投票を決定した。「苦肉の策」との指摘は否めない。
◇ ◇
青森選挙区では幸福実現党新人の石田昭弘氏も出馬予定。過去最多の6人による乱戦は、自民の衆参6議席独占を焦点に7月21日に決着する。=おわり(この企画は酒造唯、吉田勝、伊藤奈々恵、宮城裕也が担当しました)
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:20:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630mog00m010010000c.html
参院選:電力労組「原発ゼロの公約は困る」支援に消極的 民主候補予定者にジレンマ
2013年06月30日
原子力政策を巡り、民主党は昨年12月の衆院選と同様、今回の参院選マニフェストでも「2030年代原発稼働ゼロ」を盛り込み、原発再稼働に前向きな自民党との違いを出した。だが、この公約に目を光らせる支持団体がある。連合の傘下にある電力関連産業の労働組合「電力総連」。原発を「重要な電源」と位置づけており、民主の立候補予定者にとって、脱原発を声高に叫ぶほど支援をもらえないというジレンマを抱えている。【百武信幸、澤本麻里子、木下武、関谷俊介】
「あまりゼロと言われては困る」。4月、宮崎選挙区(改選数1)に出馬予定の新人で前衆院議員、道休誠一郎氏(60)は、宮崎市内の九州電力労組事務所で対面した幹部からそう忠告された。昨年の衆院選で、労組側から「脱原発について急進的な主張をしている」と受け止められていた。道休氏は誤解を解くため、約1時間にわたり「徐々にゼロにするという主張で、党の政策以上でも以下でもない」と訴えた。
だが、6月下旬に労組側に問い合わせると、「(参院選で電力総連の)推薦は出ない」。田口雄二・県連代表は「誤解は解消したと受けとめているが、組織の考えもあるのだろう。連合から推薦をもらっており、(電力総連からも)それなりの支援はもらえると思う」と期待する。
電力総連の組合員は九州で2万人超に上る。衆院選の大敗ショック後も支持率の低迷に悩む民主にとって、支持組織の取りこぼしは参院選で致命傷となりかねない。だが、毎日新聞が九州・山口で民主から出馬予定の6人の陣営に取材したところ、27日現在で電力総連から推薦をもらったのは2人にとどまる。
07年参院選で電力総連の推薦を受けた熊本選挙区(改選数1)の現職、松野信夫氏(62)の元にも、推薦願の返事が来ていない。松野氏は「自然エネルギーの拡充には時間がかかる。安全性が確保されれば原発再稼働を考えざるを得ない」と主張。一方で昨年6月、関西電力大飯原発の再稼働について、政府に慎重な判断を求める要請行動の呼びかけ人になっていた。
ある電力系労組幹部は「連合に参画している以上、(選挙応援は)一定の役割は果たすつもり」としながらも、「松野さんは原発に反対だという話も聞く」とけん制する。
福岡選挙区(改選数2)の新人、野田国義氏(55)も大飯再稼働の慎重行動に加わった一人。「推薦手続きに時間がかかった」と言う労組関係者によると、ヒアリングで野田氏が「安全性が確認できれば再稼働に反対しない」と約束し、推薦が決まったという。
別の電力系労組幹部はくぎを刺す。「反原発を強く言う候補への推薦は無理。原発に反対と言いながら、国民生活に原発が必要だと言う人がいたら、どっちが本当か確認しなければいけない」
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:22:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1372085660388_02/news/20130624-OYT8T01733.htm
2013参院選 決戦前夜
(1)自民 追い風…「緩み」を警戒
事務所開きで気勢を上げる塚田氏(左から2人目)。県連会長・星野氏(左)らとともに支持固めに回る(4日、新潟市中央区で) 「『安泰ウイルス』『大丈夫ウイルス』が流行している」。15日、自民党長岡市議の小熊正志は党支部の会合で声を張り上げて、約200人の党員らに「感染予防」を呼びかけた。
自民党は今回、新潟選挙区に、2007年に初当選した塚田一郎(49)をただ一人、擁立する。「3位(落選)になることはない」「塚田は安泰だ」。安倍政権の高支持率を背景に、関係者の間には緩んだ雰囲気が広がる。
それだけに小熊は「選挙なんて開けてみないとわからない。危機感を忘れるととんでもないことになる」と訴えてみせたのだ。
今回、県連は組織をフル回転し、「水も漏らさぬ態勢」(幹部)を敷いた。前回参院選までは上、中、下越の3地方ごとに置いた選対を衆院6小選挙区ごとに細分化。地域事情に精通し、顔の利くベテラン県議らを責任者に据える。
塚田の街頭演説などでは、12年衆院選で全小選挙区を独占した新人議員らが露払い役を務める。県連会長を務める最長老県議の星野伊佐夫は3月、新潟市内の料理店で新人議員たちを前にして、「自分の選挙だと思ってやってほしい」と自ら発破をかけた。
公明党も今回、全国の自民党立候補予定者の中で最も早く塚田の推薦を決め、公明党の比例選立候補予定者の演説会に塚田を頻繁に招く。
「塚田が3位になるとは考えてない」。星野ですらそう漏らすほどの態勢だ。
それでも、星野ら県連幹部たちの頭には、09年衆院選の県内全小選挙区で敗北した時の悪夢がよぎる。
1998年参院選で、投票日前日まで「当選確実」とされていた自民現職の真島一男が3位で落選した記憶もいまだに鮮明だ。塚田も「選挙は最後まで分からない。真島先生は24時間で逆転された」と気を引き締める。
県連は20日、新潟市内のホテルで会合を開き、星野と幹事長・帆苅謙治の続投を内定した。慣例的に国会議員が務めていた会長職を09年衆院選の後から担う星野は、まもなく4年目に突入することになる。幹部は「選挙前に人事で冒険はしない、ということだ」と解説する。
自民候補の得票数は、野党時代の前回10年で約41万票、民主党が上り調子だった前々回07年は約40万票だった。与党で追い風の吹く今回、陣営関係者には「目標は50万票」という声も出るが、緩みに対する警戒感は消えないままだ。(敬称略)
(2013年6月21日 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:22:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1372085660388_02/news/20130625-OYT8T00002.htm
2013参院選 決戦前夜
(2)民主 知名度不足団結に不安
街頭で手を振る風間氏(左)。岡田克也前副総理も応援に駆け付けた(9日、新潟市中央区で) 繊維や食品などの労組が加盟する国内最大の産業別労組「UAゼンセン」。その組織内候補で、比例選で再選を目指す民主党現職・川合孝典の決起集会が21日夜、新潟市内のホテルで開かれ、新潟選挙区で同党から立候補予定の風間直樹(46)が顔を出した。
「風間直樹にも皆さんのお力添えをいただきますよう、お願いいたします」
深々と頭を下げる風間の姿を、多くの参加者が新奇のまなざしで追った。
「風間なんて全く知らなかった……」
比例選から選挙区へ移る風間にとって、知名度不足は最大の課題だ。
川合と風間は2007年参院選の比例選で共に初当選したとはいえ、「県内では比例票を奪い合うライバルみたいな存在だった」(UAゼンセン関係者)。風間もこの6年間、労組と積極的に関係を持とうとしなかったとされる。
連合新潟の斎藤敏明会長は「やれるだけの支援態勢を整えている」と語るが、「労組の組合員は組織内候補が優先だから、風間の『か』の字までいかないところはある」と漏らす。
確固とした組織の後ろ盾を持たない中、選挙区内への浸透も手探り状態だ。
07年参院選の際、風間が県内で獲得した個人票は約3万7000票。出身の上越市以外では「新人候補の状態からのスタート」(西村智奈美・前民主党衆院議員)となる。
「自民党に次いで2位に食い込む戦略」(陣営関係者)に徹する中、少しでも知名度をアップしようと、地域に根を張った国会議員や県議らが後援会をフル活用して支える。党本部も風間が当落線上にいるとみて、野田前首相や岡田克也前副総理ら幹部を続々と投入する。
07年参院選で風間をバックアップした宗教団体・立正佼成会も重要な応援団だ。風間は今月3日、開祖・庭野日敬の出身地である十日町市で約100人の信者らを前に、「非常に厳しい戦いだ。何としても勝たせてもらいたい」と震えた声で語り、涙をぬぐった。
だが、12年衆院選で民主党が惨敗した傷は完全に癒えておらず、「いまいち団結力に欠ける」(党県連幹部)との声も消えない。
事実、県内に隠然とした地盤を持ち、全国区の知名度を持つ田中真紀子・前衆院議員は風間の支援で公に姿を見せていない。連合新潟も、組合員約11万人のうち3割程度が社民党の立候補予定者らの支援に流れる情勢だ。
12年衆院選で惨敗を喫した際、県内で民主党が獲得した比例票は約23万票。陣営幹部は「これを党の基礎票として、どこまで積み増すことができるかにかかっている」と語る。
党勢回復の一里塚になるかどうか、組織の底力が試されている。(敬称略)
(2013年6月22日 読売新聞)
2263
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:22:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1372085660388_02/news/20130625-OYT8T00013.htm
2013参院選 決戦前夜
(3)生活 切り崩せるか団体票
地道に地域を回る森氏。農業県・新潟で団体票崩しにも心を砕く(18日、十日町市で) 「東京と新潟を行ったり来たり。忙しすぎて死ぬかもしれないと思う。でも、人間、やろうと思えば何でもできるのね」
18日午後7時1分、越後湯沢駅。生活の党の森裕子(57)は、東京行きの上越新幹線「Maxとき」に乗り込むと、座席に体を預けて一息ついた。
森はこの日、午前中に参院法務委員会で質問を済ませて、昼に東京から新幹線に飛び乗って湯沢町入り。街頭演説のため、後援会員が運転する軽トラックに乗り、同町と十日町市の14か所をはしごした。
帰りの新幹線でも、タブレット端末を起動し、審議中の法案に目を通しながら幕の内弁当をつつく慌ただしさだった。
2012年7月、民主党を離党し、組織・団体からの支持はほとんど見込めなくなった森。以来、生活の党代表代行としての仕事やテレビ出演、本の執筆などもこなしながら、県内各地に設けた後援会を通じて支持拡大に徹する「草の根活動」で3選を目指す。
約36万票を獲得し2位に食い込んだ07年参院選では、労組票や郵政票のほか、民主党衆院議員の支援もあっただけに、森自身「組織に頼るのが参院選。今回は党の支持率も低すぎる」と苦境を認める。
ただ、後援会は2期で培った経験を備える。「隠れた森ファンが多い」(陣営幹部)のも強みで、知名度を背景に団体票の切り崩しにも活路を見いだす。
実際、県内のJAグループの政治団体「県農政刷新連盟」(万歳章会長)が自民党立候補予定者の推薦を決めた翌日の18日、森が農村地帯を訪れると、現場のJA関係者は「今回の推薦決定は万歳さんの顔を立てただけ」と、環太平洋経済連携協定(TPP)参加反対で一致する森の支持をにおわせた。
森も合間を縫って各種団体の会合に精力的に顔を出す。13日に新潟市で開かれた自民党支持の土地改良区の記念会合では、満面の笑顔で鏡開きをして、他党の国会議員が早々と退出するのを横目に参加者との歓談にたっぷりと時間を費やした。
ある自民党県議は「生活の党の小沢代表は、民主党政権で土地改良予算を大幅に削った張本人。なのに肝が据わっている。抜け目のない人だ」と警戒感をあらわにする。
「団体で票がまとまって入るというのは錯覚だ」。森の政治の師でもある小沢はこう断言する。それを証明せんとするかのように走り回る森。07年参院選で劣勢を覆した「逆転劇」が今回も繰り広げられるのか――。森自身の真価が問われている。(敬称略)
(2013年6月24日 読売新聞)
2264
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:23:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1372085660388_02/news/20130625-OYT8T00021.htm
2013参院選 決戦前夜
(4)維新 無党派の支持どう回復
インターネット動画サイトで学生と討論する米山氏。無党派層への浸透に活路を見いだす(5月25日、新潟市西区で) 「日本維新の会が近頃、物議を醸して話題になっているが、そんなところで物議を醸したいんじゃない」
維新から新潟選挙区に立候補予定の米山隆一(45)は22日、新潟市内で開かれた党支部大会で無念そうに語った。
念頭にあったのは、橋下共同代表のいわゆる従軍慰安婦を巡る発言や、それに端を発する橋下、石原両共同代表の不協和音による党のイメージ低下だ。東京から駆けつけた平沼赳夫代表代行がその後「分裂や仲間割れはない」と引き取ったが、会場は静まりかえったままだった。
維新は2012年12月の衆院選の比例選で、県内で約20万票を獲得。みんなの党を合わせた「第3極」では約27万票と、民主党を上回り、自民党に次いで2位に相当する票を得た。
維新は、改選定数2のうち「1議席は取れる」とみて、衆院の余勢を駆って、5区で惜敗した米山の擁立を3月に決定。米山は以来、県内を自転車で回ったり、インターネット動画サイトに出演したりして、主に無党派層の支持拡大を図る。
維新もみんなも、県内では組織がほとんど未整備だ。自民、民主のような目立った組織・団体の支援もない。「しがらみのなさを売りにするしかない」(米山)だけに、「空中戦」に徹さざるを得ないとも言える。
それだけに、最近の維新のイメージ低下は米山陣営にとって大打撃となっている。
「橋下さんと維新にはガッカリした」。21日、長岡市で開かれた女性対象のミニ集会で米山は、参加者の批判の矢面に立たされた。「逆風を受け入れるしかない」。参院選の前哨戦とされた23日の東京都議会議員選挙でも、維新は振るわなかった。陣営関係者は唇をかみしめる。
空中戦の一方で進めてきた保守票切り崩し戦略も厳しさを増している。米山は水面下で元自民党国会議員らに支持を求めてきたが、難航。「立場があるから無理だ」。そう語る相手に米山は「こっそり入れてください」と言うのが精いっぱいだった。
ただ、それでも他党は維新の勢いが復活することを警戒する。米山自身も「逆風も『なぎ』になってくるのではないか」と語り、回復の機会をうかがう。20日には維新の大阪府議が陣営のテコ入れのために県内入りした。陣営関係者は「7月には橋下が新潟入りする。挽回する機会はまだまだある」と語る。
石原と橋下の写真をあしらった巨大なトラックを18日から走らせるなど、無党派層対策も強化させる。
米山は今回、自民党から初出馬した05年衆院選から、4度目の国政選挑戦となる。橋下の言う「ふわったとした民意」をつかめるのか。その民意に翻弄されながら、試行錯誤が続く。(敬称略)
(2013年6月25日 読売新聞)
2265
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:23:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1372085660388_02/news/20130629-OYT8T00834.htm
2013参院選 決戦前夜
(5)共産・社民 護憲・反原発をアピール
(上)党の演説会で声援に応える西沢氏。若年層の支持拡大を狙う(22日、新潟市中央区で)(下)イベント会場で来場者に名刺を配る渡辺氏(23日、長岡市で)
(上)党の演説会で声援に応える西沢氏。若年層の支持拡大を狙う(22日、新潟市中央区で)(下)イベント会場で来場者に名刺を配る渡辺氏(23日、長岡市で) 「昨日の東京都議会議員選挙で共産党は8議席から17議席に躍進しました。やったー」。同党から参院選新潟選挙区に立候補予定の西沢博(33)は、都議選から一夜明けた24日、ブログにこう書き込み、喜びを爆発させた。
2012年12月の衆院選で新潟4区から国政選に初挑戦し、苦杯をなめた直後に、続く参院選への挑戦が決まった西沢。憲法改正反対、反原発、消費増税反対など、党の政策を愚直に訴える中での朗報だった。
「若さと行動力で皆さまの思いを真っすぐに届けたい」。22日、新潟市内で開かれた党の演説会で西沢は、約1800人に若さを猛烈にアピールした。少し明るく染めた髪に細身のグレーのスーツ。会場からも「若くて爽やかでいいね」「共産党も変わったね」と好意的な声があがった。
党の変化を感じさせる若き立候補予定者は、県民の変化も敏感に捉える。「明らかに12年衆院選の時と反応が違う。共産党に期待する人たちが出てきている」。街頭演説で足を止める若者や主婦が増えたという。
「今回ほど党の政策をアピールしやすい選挙はない。この勢いを参院選に持ち込みたい」。陣営幹部は熱っぽく語る。
◇
「憲法を守ります」「原発のない社会を作ります」
社民党の渡辺英明(63)は23日、長岡市中心部で家族連れらに声をかけ、一人ひとりに丁寧に名刺を配り続けていた。
12年衆院選で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所を抱える新潟2区から出馬した渡辺。今回は全県に戦いの場を広げ、憲法改正反対や反原発を主に訴える。
これまで社民は参院選で、民主党や連合新潟と共闘する「新潟方式」で一定の存在感を示してきた。ただ、今回は憲法改正などが争点に挙がり、「党の存在が問われる中、候補を出して戦わなければならなかった」(党県連の小山芳元代表)。
隣県・富山を地盤とし、比例選で改選を迎える又市征治幹事長の議席死守という重要課題も抱える。比例で又市の名前を書いてもらうためにも、渡辺が県内を駆け回り、票を掘り起こす必要があるというわけだ。
ただ、12年衆院選での比例選の県内得票数は、9党のうち8番目の4万7442票にとどまり、党の退潮傾向は否めない。
「私も頑張る」。最近、渡辺には多くの支援者がこう声をかけてくれるという。この声に渡辺は応えられるのか。護憲政党の意地をかけた戦いとなりそうだ。
(敬称略、おわり)
◇
この連載は米川丈士、小森有希子、出川智史、浜田萌が担当しました。
(2013年6月26日 読売新聞)
2266
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:25:49
栃木
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1306250900004.html
2013年6月25日
政党を追う1 頼りは強固な個人票
決起集会で支持者らとともに気勢を上げる谷氏=20日、鹿沼市
「いろいろ批判はされていますが、勤労者や年金生活者、多くのみなさんの身近にいるのが民主党です」
今月20日、約400人が参加した鹿沼市での総決起集会。現職で3選を目指す民主党の谷博之氏(69)は、自民党との政治スタンスの違いをアピールした。
6年前の選挙では、与党・自民党への年金記録問題批判など、追い風も受けて約48万票を獲得、再選した。今回も支持母体の連合栃木の推薦を受け、県内に六つある連合の地域協議会ごとに、県連の総支部、谷氏の後援会が連携した地域選対を発足させた。
谷氏の強みは、2期12年にわたり障害者や難病など医療・福祉分野の政策を中心に取り組んだ実績と、地道な地域活動で支持層を広げた強固と言われる「個人票」だ。自民党も「民主より谷党」と警戒する。
1人区の現職とあって、党本部からも5〜6月にかけて、細野豪志幹事長や岡田克也最高顧問、桜井充政調会長ら「党の顔」とも言える要職が来県。「負けられない選挙区」として位置づけられている。
しかし、状況はこれまでにないほどの逆風だ。昨年末の衆院選に続いて、23日に投開票された東京都議選でも惨敗を喫した。都議選では、自民党が進める政策への批判票の受け皿にもなり得ていないことが鮮明になった。一夜明けた24日、谷氏の陣営関係者は「(都議選の結果を)口にする人はいなかったけど内心は深刻に感じたはず。この衝撃的な結果は全国に波及すると考えないといけない」と受け止める。
県連は、独自の県内向けマニフェストを月内にも発表する予定だ。国などの補助金を受けながらも操業停止した宇都宮市内の食品廃棄物リサイクル処理施設「エコシティ宇都宮」や、次世代型路面電車システム(LRT)など、県内で抱える課題に取り組む姿勢を打ち出し、支持を広げたいとしている。
県連の松井正一幹事長は「宇都宮市だけの問題ではなく、県全体にかかわる問題として党県連の姿勢を有権者に訴える」と話す。
逆風下、個人票に加え、組織としての活動をどう有権者に浸透させるか。県連として正念場の選挙となる。
2267
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:26:11
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1306260900001.html
2013年6月26日
政党を追う2 楽観ムード拡大を警戒
激励に訪れた麻生太郎副総理(右)の隣で、「本人」のたすきをかけて知名度アップを図る高橋克法氏=宇都宮市
【毛利光輝】25日夜、宇都宮市で開かれた自民党の新顔、高橋克法氏(55)の決起大会。同党の麻生太郎副総理が激励に訪れ、会場は熱気に包まれた。東京都議選で全勝し、参院選に向けて党の勢いも活気づく。しかし、高橋氏の表情は硬い。「いま投票となれば当選は難しい。圧倒的に知名度はない。力をお貸し下さい」と必死に訴えかけた。
高根沢町長だった高橋氏は、県内首長の有志から推され、公募で参院栃木選挙区の候補者に選ばれた。3月に4期15年務めた町長を辞職。県議2年を含めた地方行政での豊富な経験から、「地方を知らない国会議員が増えている。地方を守っていく」と訴える。
足元は確実に固める。県内全域に39の後援会を立ち上げ、後援会総連合会会長には福田富一知事が就任した。互いに故・岩崎純三元参院議員を師と仰ぎ、「30年来の友人」だ。県内26市町長の大半も支援に回る。民主党政権時代に地方の声が届かず、不満を持った首長は少なくない。その分、自民や高橋氏への期待の大きさが表れた形だ。
業界団体が自民に回帰する動きもある。推薦は170団体を超えた。県医師連盟の太田照男委員長は「政権与党でないと、私たちの主張を受け入れてもらえない」。公明党も全国で真っ先に推薦し、組織を挙げて取り組む。
陣営が警戒するのが楽勝ムードの広がりだ。福田知事は8日の選対本部発足時に「勝って当たり前だと言う人がいる。決して楽な相手ではない。保守層にも食い込んでいる」と組織の引き締めを図った。
その相手とは、3選を目指す民主党の現職。全県的に知名度がある。一方で高橋氏は地元以外ではほぼ無名。「会合の受付で頭を下げていても、7割の方が通り過ぎた」「前町長の名刺を出しても、『高根沢って、どこにあるんですか』と言われてしまう」。各地の決起大会で高橋氏は自ら危機感をあおり、支援を呼びかける。この日の決起大会では、佐藤栄一宇都宮市長が都議選の圧勝に「栃木までは影響はないと思っていただきたい。決して油断しないでほしい」と釘を刺した。
与党過半数の議席獲得に向けて、栃木を含む1人区の勝利がかぎを握る。高橋氏の選対本部長である茂木敏充経産相は、23日の足利市の決起大会で「参院のねじれを解消しない限り、外交も経済も社会保障も必要なことをすぐに決めて、実行できない。絶対に勝たなければならない」と強調した。
2268
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:26:35
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1306270900002.html
2013年6月27日
政党を追う(3)みんな、若者と女性前面に
渡辺喜美代表(右)とともに街頭演説をスタートさせた沖智美氏(中央)と渡辺美知太郎氏=8日、宇都宮市
【堀井正明】朝の通勤客が増え始めた26日午前6時半過ぎ、JR宇都宮駅西口の通路に、よく通る女性の声が響き始めた。
「みんなの党の沖智美でございます。来月の参議院選挙に立候補を予定しております」。髪を束ねた細身の32歳は、「本人」と書かれた赤いたすをかけていなければ、通勤途中のキャリアウーマンにも見える。
応援演説などでサポートする荒木英知・宇都宮市議は「こちらがあおられるぐらい、よく頑張っています」と笑顔を見せた。
みんなの党が参院栃木選挙区に新顔の沖氏擁立を決めたのは6月7日。京都府出身の元新宿区議で、直前まで同党の林宙紀・衆院議員(比例東北ブロック)の公設秘書を務めていた。
会見に同席した渡辺喜美代表は、こう話した。
「私が立候補をすすめて、すぐ決断してくれた。参院選は非常に自民党が強いと喧伝されている。しかし、ボロ勝ちしてしまうと、原発は続行し、とんでもない増税国家になってしまうのは明らか。手をこまねいて、不戦敗というわけにはいかなかった」
昨年12月の衆院選で県内の比例区得票率は自民党に次ぐ2位。渡辺代表は「2月中には参院選の候補者を決める」と意欲を見せていたが、大幅にずれこんだ。沖氏擁立の会見で「いろいろ候補者になってほしいと当たってきたが、自民が強い情勢を知る周囲の反対にもあって、思うようにいかなかった」と語った。
比例区には渡辺代表のおいで渡辺幸子県議の夫、美知太郎氏(30)の擁立を発表。渡辺代表は「政治参加の意識がなかった若い人たちに訴えかけることができれば、勝算はある」と言った。
結党翌年の2010年7月、前回の参院選も栃木選挙区は擁立が6月と遅れた。だが、新顔の宇都宮市の石材販売会社社長、荒木大樹氏は22万4529票(得票率25・01%)と健闘した。みんなの党の県議の一人は「結党間もない前回とは違って県議の支援態勢も整っている」。東京都議選でみんなの党が1人から7人に増えたことも「追い上げムードにつながる」(別の県議)という。
不戦敗を避けるために生まれた「若者と女性」をキーワードにした戦略。「奇策」に終わるか、新たな支持者獲得につながるか。みんなの党の底力が試されている。
2269
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:27:00
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1306280900001.html
2013年6月28日
政党を追う4 共産、憲法やTPP違い強調
演説会終了後、支持者と握手する小池一徳氏=23日、宇都宮市
【岩佐友】東京都議選の開票作業が進められていた23日夜、参院栃木選挙区への立候補を表明している共産党新顔の小池一徳氏(52)は、同党の比例区候補者と一緒に宇都宮市での演説会に臨んでいた。2人の演説が終わった午後8時半ごろ、司会者が都議選の結果を速報の形で披露した。「大きく議席を伸ばしそうです」。支持者から歓声と拍手が起きた。
改憲反対、TPP参加撤回、消費増税中止、原発ゼロ――。自民党との違いを前面に打ち出す今回の参院選で、陣営は「自共対決」を強調する。
小林年治党県委員長は「これまでは民主党や第三極に注目が集まり、共産党は埋もれることが多かった。しかし今回は、反自民の受け皿として、政策にぶれがない共産党への期待度が高まっている」と手応えを語る。
同党は、前回2010年の参院栃木選挙区と、昨年の衆院選の比例区でいずれも約2万8千票を得た。今回の参院選は「比例区で7万票」が目標だ。
ただ、都議選の結果がそのまま参院選に反映されるかは不明だ。陣営関係者も「まだまだ足りない。自民有利の見方が広まり、選挙に行かない人が増えるのでは」と、関心の低下に危機感を抱く。
小池氏は、07年と10年の参院選にも立候補したが落選。09年の衆院選を含め、国政への挑戦は4度目だ。「安倍政権の暴走にストップをかけられるのは共産党だけ」と訴えにも力が入る。選挙戦では、解禁されるブログやツイッターを積極的に活用し、若者と語り合う機会を増やすなど、選挙に関心が薄かった若年層、無党派層の取り込みを図る考えだ。
小池氏は「自民党政治への不満を抱いている有権者は多い。その思いを共産党への期待につなげる選挙にしたい」と意気込む。=おわり
2270
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:27:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130626/CK2013062602000163.html
参院選ぐんま 攻める 始動・ネット選<上> 擁立に苦戦の民主
2013年6月26日
「不動産会社員で三児の母」「平和コンサートの司会、障がい者施設での作業などのボランティア」…。民主党から出馬予定の新人加賀谷富士子氏(35)の公式ホームページのプロフィル欄には「原発」の文字は、ない。
東日本大震災の後、有志とともに市民グループ「原発とめよう群馬」を立ち上げ、デモや講演会を展開してきた加賀谷氏。民主党県連から要請を受け、四月に立候補を表明して以降、公の場で原発問題には触れたり、触れなかったりだ。電力会社系の労働組合を持つ党の支持団体、連合群馬への配慮をうかがわせるが、ある県連幹部は「何事も本心から言わなければ有権者には伝わらない」と配慮を否定する。
県連は、二〇〇九年の衆院選で比例代表を含め六人が当選。のちに三人が党を離れ、一二年の衆院選を経て国会議員はゼロになった。参院選の候補擁立では昨年の衆院選で敗れた前県連会長の柿沼正明氏や前衆院議員の宮崎岳志氏に出馬を打診。両氏が固辞した末、ようやく見つかったのが加賀谷氏だった。
準備不足感は否めない。それは「原発とめよう群馬」のメンバーらでつくる「市民選対」と、県連との微妙な距離感にもうかがえる。
二十日、県連が前橋市内で開いた総決起集会の受付で配られた資料には、市民選対が三十日に企画し、加賀谷氏も参加するイベントのチラシは含まれず、今後の予定の告知でも触れられずじまい。イベントのゲストに、東京選挙区から無所属で出馬を予定し脱原発を公言する山本太郎氏が名を連ねているためという。
市民選対の関係者は「時間があまりなかったから仕方ない面もある」と語る。今後は女性主体のデモ「ママデモ」やパレードも独自に催す計画だ。
ネット選挙運動解禁を受け、インターネットを使った発信にも積極的だ。加賀谷氏は毎日、簡易投稿サイト「ツイッター」で県内各地での活動報告を写真とともに掲載。定期的な閲覧者の数を示す「フォロワー」の数は少しずつ増え、二十五日午後八時現在、二百八十三人になった。(伊藤弘喜)
◇
七月四日公示、二十一日投開票が見込まれる参院選。選挙区の主な候補予定者や陣営の現状を取材した。
2271
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:27:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130627/CK2013062702000174.html
参院選ぐんま 攻める 始動・ネット選<中>発信力で増票なるか
2013年6月27日
「IT、科学技術、海洋、宇宙…安倍内閣の成長戦略に直結し、骨太の方針にも盛り込まれている」
今月十五日に前橋市内で開かれた国政報告会。山本一太沖縄北方担当相(55)は自らを「七つの顔を持つ大臣」と評し、支持者に四選を訴えた。早くから建設業界や医師会の推薦を取り付け、この日の壇上には地元の政財界関係者がずらりと並んだ。六月中、県内で数百人規模の国政報告会を繰り返し組織を固めてきた。
その山本氏のもう一つの顔が、「ネット政治家」。ブログやニコニコ動画などでの露出は政界でトップクラスといえる。
ブログは最大で月に九十万ヒット。ツイッターも「橋下徹・日本維新の会共同代表や河野太郎衆院議員には及ばない」としながらも十四万人がツイート。フェイスブックでは選挙を前に写真の更新の頻度をあげる。ニコニコ動画では、キャスターを務める番組に二十六日に安倍晋三首相も出演し、現職閣僚の強みを前面に打ち出す。さまざまなツールを駆使した自己発信の試み。山本氏自身「ネット選挙運動解禁は自分にとってははいいこと」と歓迎する。
■
「選挙区は山本一太大臣、比例は日本医師会副会長の羽生田俊をお願いします」
二十二日、前橋市内のベイシア文化ホール。両候補が駆けつけたイベント会場で、山本氏の支援県議が支持者に訴えた。
今回、自民党県連は比例代表候補三十人に対し、県議の担当分けを行った。「前橋の開業医でもある羽生田は県連の候補。羽生田を書いてくれと支持者にお願いすれば、自然と投票率があがり選挙区は山本と書いてくれる一石三鳥の効果があるはず」(自民県議)
自民・民主県連会長同士の事実上一騎打ちとなった前回と異なり、今回は圧勝ムードも漂う。ただ、前回58・55%だった投票率が50%を切り過去最低となるのではと危惧する声も多い。ある自民県議は「若い世代がそう簡単に投票所に足を運ぶとは思えない」とネット選にも懐疑的だ。
山本氏は選挙期間中もブログなどで発信を続けるという。「いろんな実験をやって若い層らにシンボリックな結果を残したい」と意気軒高だ。(池田一成)
2272
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:28:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130628/CK2013062802000160.html
参院選ぐんま 攻める 始動・ネット選<下> 「VS自民」鮮明の共産
2013年6月28日
「県民をこれ以上苦しめる政治を続けさせるわけにはいきません」。共産党から出馬予定の新人店橋世津子氏(51)は二十三日、高崎市内で労働団体などが開いた集会で、安倍政権のアベノミクス批判などに力を込めた。
その時の様子をツイッターでありのままにこうつぶやいた。
「党を代表して連帯あいさつをしました。(中略)力みすぎて声枯れ!心配かけちゃいました」
同夜、参院選の前哨戦となる都議選の結果が出た。共産党は八議席から、十七議席に躍進した。翌日のブログで「昨夜は、都議選の結果を最後まで確認して、喜びにひたって床につきました」と率直に感想をつづった。
三年前にブログを始めた。ネット選挙運動の解禁を前に、五月からはフェイスブックとツイッターを新たに追加。若い支援者五、六人が交代でサポートする態勢を組むという。「手探りですが、人柄や政策の中身を知ってもらえたら」と店橋氏。
二度目の参院選挑戦は、前回の約七万六千票を上回る十万票が目標。支持拡大が課題の若い世代に情報発信できるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は魅力だ。陣営幹部は「政治に無関心で投票に行かなかった若い人たちにメッセージが届く。党員や支持者が『ネット運動活動家』として情報を発信し、広げることで、これまで手が届かなかった票につながる可能性もある」と期待する。
四月からは一日十回程度の街頭演説や集会を重ね、県内を三巡した。十六日午後、店橋氏は前橋市内のスーパー前でマイクを握った。「安倍政権が進めようとしている暴走に審判を下そうではありませんか」。声のトーンをひときわ高め、買い物客にこう呼び掛けた。
陣営幹部は「アベノミクスやTPP(環太平洋連携協定)、憲法、原発、消費税。どの政策でも自民党への対案があり、ぶれずに対決しているのは共産党だけだ」と強調。「自共対決」を鮮明にし、政権批判の受け皿として有権者に印象付ける選挙戦を描いている。(大沢令)
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:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:28:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130628/CK2013062802000139.html
攻防 参院選<上> 2議席目指す自民
2013年6月28日
「必ず二つとる」。三月中旬、自民党本部であった党と県連幹部の協議で、千葉選挙区(改選数三)の二人目の候補として豊田俊郎公認の方針が固まった直後、県連会長の桜田義孝はこう力を込めた。自民は安倍内閣の高支持率を背景に、豊田擁立で悲願の二議席獲得を狙う。自民が今回複数候補を立てた選挙区は、千葉と東京(改選数五)だけだ。
都議選で圧勝した翌日の二十四日、八千代市であった豊田の総決起大会に出席した党幹事長の石破茂は「安全を求めては勝利したことにならない。今度こそ千葉から二議席を」と躍進への期待感をにじませた。
だが、複数擁立への慎重論も根強くあった。改選数が三に増えた二〇〇七年から二人立てながら、二議席獲得は逃してきた。さらに昨年の衆院選でさえ、比例票は前回から九万票余り減らす七十六万六千票にとどまっていたからだ。
県連関係者は「高支持率の多くは期待感だから」と不安を口にする。都議選後も「流れはいいが、何が起きるか分からない」(県選出の衆院議員)と慎重だ。
現職の石井準一に加え、豊田擁立に動いたのは石井と距離を置く県議の有志。二月中旬に県議三十一人分の署名を集め、党に嘆願書を提出した。名前を連ねたある県議は「安定政権を築くため、二つ狙うのは政権与党として当然。共倒れを恐れる情勢ではない」と強調した。
前回、前々回とも、それぞれの候補を支援する県連内の勢力が激しく競い合った。県連幹部は「一方を押さえ込めば対立が深まる」と指摘する。
石井は茂原市選出の元県議で、豊田は最近まで八千代市長を務めた。だが、選挙戦では地域や支持団体で両陣営への支援を振り分ける「すみ分け」は行わない方針。「それぞれが人脈を生かして戦う」と桜田は語り、両陣営はしのぎを削る。選挙区に擁立しない公明党は二人を推薦している。
六月十四日、石井は同じ額賀派に属する同僚議員の厚生労働相田村憲久を招き、成田市で決起集会を開催。県選出衆院議員の林幹雄も顔を見せ、「三年前、現職を落として新人を当選させる失態を演じた。まず石井さんだ」と後押しした。
ほぼ同時刻に柏市で開かれた豊田の集会には、最近党内で所属議員を増やしている麻生派領袖(りょうしゅう)で副総理兼財務・金融相の麻生太郎が駆け付け、「市長経験者が国政に必要だ」と呼び掛けた。
石井陣営が「県全域の課題に取り組み、地盤以外の都市部でも信頼関係を築けた」と現職の強みを強調すれば、豊田陣営は「東葛出身の参院議員を」と訴える。切磋琢磨(せっさたくま)と表現される両陣営によるつばぜり合いは既に始まっている。(敬称略)
国会閉会を受け、各陣営は七月四日公示予定の参院選に向け活動を本格化させた。千葉選挙区には、九人が出馬する予定で混戦模様だ。主な政党・各陣営による攻防の最前線をを追った。
2274
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:28:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130629/CK2013062902000129.html
攻防 参院選<中> 存亡かける民主と生活
2013年6月29日
民主党は現職の加賀谷健が昨年十月に引退を表明し、現職の元環境相長浜博行の議席維持は必須となる。
民主の比例票は昨年衆院選で、前回から六割も減らす五十四万票にとどまった。選対関係者は「五十四万は一つの目標になる」と指摘する。厳しい逆風下でも民主を支持した有権者をつなぎとめられているかという目安だ。県議の一人は「支持者を中心に地道に働き掛けている」と話す。
こうした陣営に冷や水を浴びせたのが都議選の惨敗。県連幹事長の田中信行は「党への批判が続いている」と気を引き締める。「原発や憲法の対応で明確な対抗軸を示せず、受け皿になれていない」(県議)と、党執行部を批判する声もある。
千葉市で九日にあった長浜の事務所開きでは、支持団体の連合千葉会長の黒河悟が「加賀谷と長浜が合体した選挙にしなければ」とげきを飛ばした。事務所開き後の決起集会では、県連選対委員長も務める加賀谷が「政権交代の受け皿となる民主党を残してほしい」と結束を促した。
参院選に向けた県連と連合千葉との協議の中で、黒河は「安易に一人に絞るだけなら勝てない」と主張した。「一人なら大丈夫では…」という陣営の油断を危険視してのことだ。県連は支援組織とも態勢づくりを進め、市民ネットワーク千葉県や社民党県連の長浜推薦・支持を取り付けた。
田中は「地方議員や支援組織が最大限に動いて、現在ある集票能力をしっかり固める戦いだ。党が小さかったころと同じだ」と話す。別の選対関係者は「県内の衆院全区に土台を築き直すような戦いにしたい」と参院選後も見据える。
◆
「地元千葉に戻ってきました」。生活の党の太田和美は国会が閉会した翌二十七日、JR津田沼駅頭でこう有権者に語り掛けていた。初当選は二〇〇六年の衆院千葉7区補選。当時は民主党公認で、党勢は政権獲得に向け、上り調子に転じていた。その後、福島2区に選挙区替えして再選したが、小沢一郎とともに民主を離れ、一二年衆院選で落選。今回は初当選した千葉で再起をかける。「福島の現状を伝えたい。脱原発の旗を明確に掲げて戦う」と決意を語る。
駅頭では有権者から声を掛けられ、話し込む場面もある。太田は「働き方や子育ての悩みを抱える女性が多い」と感じている。唯一の女性候補となる見込みで「女性の声を国政へ」とアピールする。
選対幹部は「全県では知名度が足りない」と課題を挙げる。「出馬をまず知ってもらわないと」と、自転車で県内全域を走り回る太田。党の存亡もかけた選挙戦となるのは、長浜も太田も同じだ。(敬称略)
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:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:29:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130630/CK2013063002000128.html
攻防 参院選<下> し烈な当選圏内入り争い
2013年6月30日
「共産党に託そうという大きな流れが生まれた。自共対決を正面に出して戦う」。千葉市内で二十五日開かれた共産新人の寺尾賢の事務所開き。党県委員長の浮揚(うきあげ)幸裕は、議席を倍増させた二日前の東京都議選の結果を引き合いに、参院選へ臨む決意を強調した。
安倍政権に対する批判が共産に集まり、躍進につながったとの見方だ。「(選挙当夜)悔しくて眠れないことはあっても、うれしくて眠れないのは初めて」。弁士が次々と喜びを表現する。
低落傾向が続いた党勢は、三年前の選挙区得票で二十万票を割っていた。だが、改選議席が二だった一九九七年には四十九万票余りを獲得。当時と政治状況は異なるものの、改選三議席となった今なら当選圏内に届く。寺尾は「政治が最もやるべきは人間が人間らしく生きられるようにすること。その道しるべの憲法を変えるのは許されない」と力説する。
◆
当初は日本維新の会との選挙協力を予定して候補擁立が遅れたみんなの党は、出遅れの挽回に懸命だ。東南葛地域を中心に都市部での活動に力を入れようと、新人寺田昌弘の事務所を船橋市に構えた。
二十二日の事務所開きで、寺田は「困難なことにチャレンジするのが自分の人生。自公政権を続けさせるわけにはいかない」と声を張り上げた。「ビリから表彰台を目指すには三位でなく、二位に入る気持ちで」と意気込む。
前回参院選で当選を果たした党幹事長代理の水野賢一は「千葉は東京、神奈川とともに三年前に議席を獲得でき、今回も必勝を期す」と訴えた。選挙協力が崩れ、候補が一本化できなかった維新と共倒れする懸念にも「第三極で票が割れるという見方もあるが、前回も第三極は一つになっていない」と強気だ。
◆
維新は昨年衆院選で、県内から三人が比例復活当選した勢いに乗り、三月には当時の我孫子市議擁立を発表したが、五月に入って党内が一時混乱した。
この元立候補予定者は、同市で事務所開きに臨んだわずか四日後、態勢づくりの遅れを理由に党本部から公認を取り消された。次に白羽の矢を立てた男性医師は出馬表明直後、党共同代表の橋下徹の従軍慰安婦発言などを受け、みんなが選挙協力の解消に転じると、公認を辞退した。
五月末に公認された新人の花崎広毅は「厳しい戦いは承知している。地方政治、行政の現場から変革のうねりを巻き起こし、大阪の実践を広げたい。自分の信じるところを世に問う」と巻き返しに懸命だ。
千葉選挙区ではこのほか、いずれも新人で新風県幹事の渡辺裕一、幸福実現党役員の松島弘典も立候補を予定し、し烈な当選圏内入り争いを演じている。(敬称略)
(この企画は小川直人、堀場達が担当しました)
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:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:35:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk32010590000c.html
戦いの輪郭:参院選しまね/上 支持の輪、広がらず 再現なるか、6年前の共闘 /島根
毎日新聞 2013年06月27日 地方版
◇再選目指す亀井氏
割れんばかりの拍手。壇上で繰り返されるバンザイ。シンボルマークのオレンジ色のジャケットを身にまとった亀井亜紀子氏(48)が高々と宣言した。「党派を超え、本当に多くの方に支えられてきた選挙戦でした。みんなで陽(ひ)の当たる島根を実現しましょう」
2007年の参院選。国民新党公認で島根選挙区に立った亀井氏は、公示の約1カ月前という出馬表明にもかかわらず約21万7000票を得て、自民党の現職、景山俊太郎氏(69)を約3万1000票差で破った。小選挙区制が導入された96年以来、県内の衆参議席を独占してきた自民王国に初めて風穴を開けた。自民凋落(ちょうらく)の象徴として、全国に衝撃を与えた。
選挙戦では年金記録漏れや閣僚の失言といった与党自民への逆風が吹き荒れた。これに対し、亀井氏は民主党から推薦を受け、社民党も含めた「非自民、非共産」勢力を結集。更に、かつて自民党の国会議員として活躍した亀井久興氏(73)の長女だからこそ保守層にも食い込んだ。
選挙後、民主系のある市議は「有権者が選挙のたびに景山、青木(幹雄氏)、竹下(亘氏)と書いてきた保守王国。民主と連合が前面に出ていたら、亀井とは書きにくかっただろう」と認めた。
◆民主、格下げ支援
それから6年。亀井氏を取り巻く07年のような共闘態勢は再現していない。民主党県連は5月20日、推薦依頼のあった亀井氏に対し、県連支持を発表。推薦は資金負担も伴うが、支持では負担せず、格下げの支援となる。
「我が党の候補のごとく推薦し戦った時よりは若干ランクを落とし、支持にして応援する」。6月15日、松江市内であった亀井氏の事務所開きで、県連の和田章一郎代表はあいさつの中で“異例”の厳しい言葉を盛り込んだ。亀井氏は、集まった支持者約100人(事務所発表)とともに静かに聴き入っていた。
和田代表は報道陣に対し、「亀井氏の不十分な政治対応があり、そのことに県連内部に不満があった。ケジメをつけないといけない」と説明する。
◆連合、郵政は自主投票
07年の参院選で躍進した民主党はその2年後、念願の政権交代を果たした。しかし、米軍沖縄基地の対応などで“失政”を重ね、急速に支持を失っていった。
亀井氏の政治的環境も大きく変わった。昨年4月、消費増税法案に異議を唱え、民主党と連立政権を組む国民新党を離党。民主離党組らで作るみどりの風に結成時から加わった。
また、07年に亀井氏を推薦した連合島根は昨年6月に政策協定を凍結。日雇い派遣の規制強化を盛り込んだ改正労働者派遣法に亀井氏が反対したためだ。
今回の参院選で、連合島根は6月12日、自主投票を決めた。90年の結成以来、連合島根として自主投票は初めてという。会長だった岩田学氏は「支持でまとまると思ったが、それ以上に構成組織の不信感が大きかった」と語る。
一方、久興氏の時代から支えてきた郵政票も割れる。6年前、県内の郵便局長会は郵政民営化反対を掲げた国民新党の亀井氏をおおむね支援したが、今回は自主投票を決めた。郵便局長らで作る郵政政策研究会の幹部によると、西部は亀井氏を支援する方針だが、東部は不透明という。
2277
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:35:46
◆厳しい声も
「あえて苦言を呈したい。残念なのは、たったこれだけしか人がおらんこと。輪が広がらない。以前より輪が狭くなっている」。6月中旬、出雲市内であった亀井氏の集会。会場に150席用意されたが、集まったのは50人足らずだった。
マイクを握った支持者の男性は続けた。「亀井先生には組織がない。本気になってやれる態勢を作らないといけないのに気持ちが伝わってこない」
亀井氏を支持してきた女性(64)は毎日新聞の取材に「亜紀子さんは正直。消費増税反対など私たちの意見を代弁してくれた。国会で取り組んでいる仕事は素晴らしいが、地元での活動が少し足りなかったかもしれない」と懸念する。
◆知名度を前面に
亀井氏は現在、みどりの風幹事長を務め、テレビの討論番組などに度々出演する。顔と名前は広く知られ、地元のイベントに姿を見せると多くの人が握手を求める。陣営はそうした知名度から「対自民党ではなく、対候補者の戦いに持ち込みたい」と期待をかける。
亀井氏はこう強調する。「最終的に皆さんが応援してくれれば、表向きの形にはこだわらない。組織の10票も10人の票も同じ。多くの人に直接会い、支持を広げたい」。1期6年の審判はまもなくだ。
× ×
国会は26日閉会し、参院選(7月4日公示予定)に向け、事実上の選挙戦が始まっている。島根選挙区には、自民党新人の島田三郎氏(56)▽共産党新人の向瀬慎一氏(42)▽みどりの風現職の亀井亜紀子氏(48)▽幸福実現党新人の池田節子氏(57)−−の4人が立候補に向けて準備を進めている。再選を目指す亀井氏と、党を挙げて捲土(けんど)重来を目指す島田氏に焦点を当て、前哨戦の動きを追った。(この連載は曽根田和久、金志尚が担当します)
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◇予想される顔ぶれ
島田三郎(しまだ・さぶろう) 56 [元]県副議長 自新=[公]
向瀬慎一(むこせ・しんいち) 42 党地区役員 共新
亀井亜紀子(かめい・あきこ) 48 党幹事長 (1)風現=[社]
池田節子(いけだ・せつこ) 57 幸福実現党員 諸新
2278
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:36:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk32010431000c.html
戦いの輪郭:参院選しまね/下 紆余曲折も推薦 農政、建設など150団体 /島根
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇議席奪還、自民の悲願
「会場の熱気が島根全土に届けとばかり、盛大に頑張ろうコールをしたいと思います」。安来市中心部の市民会館。総立ちの観衆が「ガンバロー」と声を出す。そして大きな拍手が会場を包み込んだ。
7月4日に公示が予定される参院選。島根選挙区に出馬を準備する自民党新人、島田三郎氏(56)の総決起集会が今月2日、開かれた。安来の会場は、地元選出の県議だっただけに支持者であふれた。ステージには、県選出の同党国会議員3人や新藤義孝総務相らが並び、溝口善兵衛知事も駆けつけた。
集会の終盤、島田氏がマイクを握った。「島根を取り戻す。1議席を奪還すべく不退転の決意です」。安倍晋三首相が掲げるキャッチフレーズ「日本を、取り戻す。」を模し、声高に訴えると、会場から再び拍手がわき起こった。
◆歴史的敗戦から
2007年の参院選。自民党の現職、景山俊太郎氏(69)が3選を目指したが、公示の約1カ月前に出馬を表明した国民新党の新人、亀井亜紀子氏(48)に約3万1000票差で敗れた。
自民は独占してきた県内衆参議席の一つを奪われた。開票終了後、景山氏の陣営幹部が「(1958年に)竹下(登元首相)さんが国会に出て以来、野党とのガチンコ選挙で負けたのは記憶にない」とつぶやく歴史的敗戦だった。
年金記録漏れなど強烈な逆風が与党自民に向かって吹き荒れた選挙。「自民王国」の島根でも、かつて集票マシンを担った建設業者の離反、高齢化などによる党員数の減少といったさまざまな敗因が指摘された。
だがその後、民主党が政権交代を果たした09年の衆院選、10年の参院選、昨年12月の衆院選とも県内では自民候補が圧勝。王国の底力を見せつけた。今回、自民政権への支持率が高い中で参院選に突入する。
◆国土強靱化
「自民党は強靱(きょうじん)な国家を作る。口で言うだけでは駄目。一つ一つ実行していかなければならない」。6月16日、出雲市内に完成した斐伊川放水路の完成式典。竹下亘・衆院議員(島根2区)の声が響きわたった。
安倍内閣が推し進める「国土強靱化」という名の公共工事の増強。民主政権が掲げた「コンクリートから人へ」とは真逆の方針転換だ。
「もっと早く自民政権に代わってほしかった」。昨年1月、経営していた建設会社が事実上倒産した、県西部の男性(66)はつぶやいた。最盛期には年間4億円の売り上げを誇ったが、倒産前には同4000万円まで落ち込んだ。
民主政権の方針を受け、関連工事を手掛けていたダム建設が凍結されたのが大きく響いた。自民党員の男性は言う。「『公共工事は島根の地場産業』という言葉は本当。他に仕事はないですから」
県建設業協会の会員数は97年の855社をピークに年々減少。今年4月には半減近い471社まで落ち込んだ。同協会は一貫して自民候補を推薦してきた。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:36:52
◆農政、苦渋の推薦
県内の基幹産業の一つである農業。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡り、農家の政治的対応は全国的に揺れている。だが、会員3万人を擁する「県農政会議」は3月初旬、紆余(うよ)曲折を経て、島田氏の推薦を決めた。
方針決定前には、農政会議の幹部らが島田氏と異例の“面談”。「島根の利益にならない時、TPPに反対するため自民党を離党する覚悟があるか」と迫った。安倍政権は一部農産品の関税撤廃を例外とする交渉を明言しており、島田氏もその求めに応じたという。
自民党を長年支持してきた県東部の農家の男性は戸惑いを隠さない。「自民を信じてごせと言われても、いっぺん状況が変わったらね……」。党本部の方針と地元の思いに揺れる県内の農業者。それでも男性は「県議として地域に根ざしていた」と島田氏を評価する。
◆「4本の矢を」
失った議席を奪い返すには誰が適任か。自民党県連は今年に入り、参院選の候補者選びを本格化した。県内出身の現職官僚ら複数の名前が挙がり、07年に落選した景山氏も巻き返しに動いた。一部の党支部は景山氏を推したが、県連内部で「高齢化はいけない」との声が強まり、結局、島田氏の擁立でまとまった。
島田氏を推薦する団体は、公明党や県医師連盟など現段階で約150団体。民意変化の波をかぶり、政権交代を一度は許したものの、組織が前面になって一枚岩で戦う。自民党はそんな得意とする戦いぶりを今回の選挙でも目指す。
県全域に張り巡らせた支援団体は、既にフル回転している。地元県議らと開く集会には、党の国会議員が自らの選挙のように駆けつける。
. 「(島田氏には)二つ弱点があります。一つは知名度がまだまだ。二つ目の弱点は歌が下手なんです」。竹下氏は応援演説でこう語り、青木一彦参院議員が続ける。「歌は北島三郎に任せればいい。しかし、政治は島田三郎だ」。会場から起きる笑い声。そんな定番のやりとりが連日繰り返されている。
そして集会を青木氏が締めくくる。「今、県内の国会議員は3人。でも、3本の矢よりも4本の矢の方がいいんです」。ストレートな物言いに、自民悲願の議席奪還の熱意が詰まっている。
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◇過去2回の参院選島根選挙区の結果
◆第21回(2007年7月)
当 亀井亜紀子(国民新・新) 217707
景山俊太郎(自民・現) 186622
後藤勝彦(共産・新) 23704
◆第22回(2010年7月)
当 青木一彦(自民・新) 222448
岩田浩岳(民主・新) 151351
桜内朋雄(みんな・新) 28183
石飛育久(共産・新) 18512
2280
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:39:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk43010482000c.html
参院選熊本・問う:政党の戦略/上 民主 見えぬ支持回復策 /熊本
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
「(県選出の)野党の国会議員は私ただ一人。批判すべきは批判する議員が1人くらい、いないと暴走を止める人がいなくなってしまう」。12日、上天草市であった民主現職の松野信夫氏(62)の国政報告会。松野氏は支持者を前に声を張り上げた。
県内では消費増税への対応などを巡って昨年、民主党からの離党が相次ぎ、2人いた衆院議員はゼロに。野党転落後、今年2月の山鹿、4月の上天草の両市議選で立て続けに議席を失った。鎌田聡・選対本部長も「状況はかなり厳しい」とため息をつく。
安倍政権が支持を集める中、業界団体は次々と自民に回帰している。これまで松野氏の選挙運動の手足となってきた連合熊本も「一枚岩というわけではない」(民主県連関係者)。
2007年の参院選で松野氏を推薦した県電力総連は松野氏からの推薦願に対して態度を保留している。民主党が掲げる“脱原発”に、幹部は「すぐに再生エネルギーへ転換できるかというとそうではない。原発が停止し電力会社は窮地に陥っている。そのことを考えていただく必要がある」。それでも松野氏を支える連合の構成組織として一定の役割は果たさなければならない。微妙な立場だ。
一方、松野氏は野党共闘を目指し5月末、元民主県連代表で維新に移った松野頼久・衆院議員(比例九州)と接触していることを明らかにした。しかし、こちらも進展はない。
政策面では改憲や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加には反対の立場。自民に対抗し農業県での支持拡大も期待するが、その主張は「未来志向の憲法構想」や「条件付きでのTPP交渉参加」を掲げる党の方針とは異なる。民主低落の要因は「党内が分裂し、まとまらなかったこと」と分析しつつ「統一見解を示して意見が合わない人を切っていくようなことは、やる必要がない」とも話す。
党の支持回復に有効な打開策が見いだせない中、公示日の出陣式は取り壊しが進む八代市の荒瀬ダムで行うことにしている。政権奪取に向けて民主が掲げた「脱ダム」の象徴ともいえる場所。風を呼び込もうと必死だ。【澤本麻里子】
◇
アベノミクスがもてはやされる中、国の進路を左右する改憲やTPP交渉参加が争点となる参院選。公示を前に、選挙戦に臨む各党の戦略や内情をリポートする。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:39:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk43010554000c.html
参院選熊本・問う:政党の戦略/中 自民 追い風期待、先読めず /熊本
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
「私も農家の出身だ。国政に送り込んでいただければ交渉の経過をしっかり見て、皆さんの心配をこそぎ取っていく」。16日、熊本市であったJAグループのTPP(環太平洋パートナーシップ協定)反対集会。雨模様の中、閉会式に駆け付けた自民の馬場成志元県議(48)がマイクを握った。「皆さんの心配を取り除けないなら、協定を結ぶわけにはいかん」。約450人の参加者からまばらな拍手が起きた。
馬場氏は熊本市議に2回、県議に5回当選。県議会議長も務めたキャリアを誇る。自民県連は1月、所属議員や地方支部、職域団体などの総意として馬場氏を擁立。前川收(おさむ)県連幹事長が「立候補したい人ではなく、党員が立候補してほしいと思う人を初めて選んだ」と自賛する“本流候補”だ。
しかし3月、安倍晋三首相がTPP交渉参加を正式表明。昨年末の衆院選で自民候補を推薦して「TPP断固反対」を訴えた県農業者政治連盟(農政連)は、馬場氏の推薦を決めかねた。「参加表明したのに、すぐ推薦したら農家から突き上げられる」(農政連幹部)。菊陽町の選対関係者は「農政連の推薦が決まらないと農村部で動けない」と気をもんだ。
農政連が推薦を決めたのは今月4日。公示1カ月前にずれ込んだ。最後は11総支部の満場一致だったが、記者会見した園田俊宏委員長(JA熊本中央会会長)は突き放すように言った。「自民党の方針には納得していないが、政治の世界では政権与党とのパイプが必要。現実的な対応をした」
馬場氏は集会の演説などで、TPP参加に慎重な姿勢を繰り返し強調する。「私たちも県議会で何度も反対決議をした。これまで推進派だった人の中にも『これは危なかぞ』という声が出始めている。TPPには毒の部分があってメリットだけを伸ばすことはできない」。しかし、7月23日にマレーシアであるTPP拡大交渉会合への日本の初参加が決まるなど、事態は着々と進み、農業関係者の不安は高まる。
農業票に過大な期待ができないため、馬場氏の陣営は大票田の熊本市に勝負をかける。市内では過去3回の参院選で、自民候補が民主候補に数万票水をあけられているが、経済政策「アベノミクス」効果などで高支持率を保つ安倍政権への追い風を期待する。しかし、それも「株価頼み」の側面が大きく、先行きは読みづらい。【取違剛】
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:39:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk43010281000c.html
参院選熊本・問う:政党の戦略/下 野党 共産浮揚へネット活用 /熊本
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
「この選挙結果は偶然ではなく、必然の流れだ」。東京都議選投開票日の翌24日夜、水俣市であった共産党の決起集会。参院選に出馬表明している同党の山本伸裕氏(49)は党員約40人を前に力を込めた。党は都議選で選挙前の8議席から17議席に躍進した。参加者も「今度の参院選は『攻めの選挙』になる」と期待する。
共産党は昨年の衆院選で「第三極」の乱立に埋没した感が否めなかった。しかし、日本維新の会は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言で失速し、株価の乱高下で安倍政権の経済政策「アベノミクス」に懐疑的な見方も広まる。さらに共産党の機関紙「赤旗」に古賀誠・元自民党幹事長が登場し、改憲手続きを定めた憲法96条の改正反対を訴えたことも追い風になった。共産党県委員会の久保山啓介委員長は「第三極が倒れて『自共対決こそ真の対決軸』ということが見えやすくなった」と語る。
しかし、80年代は県内に約4800人いた党員も現在は約3000人まで減少。ハンドマイクを手に街頭に立つなど旧来の宣伝活動では若者らの票の掘り起こしは難しい。そこで県委員会が注目しているのが解禁される“ネット選挙”だ。
参院選に向けて県内の地方議員全員がフェイスブックやツイッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用することを決めた。議員対象の研修も開催。山本氏も立候補表明した直後の3月にフェイスブックを始めた。「まだ操作に不慣れだが、少しずつ支持が広がるきっかけになれば」。タブレット端末とにらめっこする毎日という。
一方の第三極。一時は維新とみんなの党が選挙協力関係を結び、県内でも参院選に立候補を表明したみんなの党の本田顕子氏(41)が両党の調整で比例での出馬を決定。5月に熊本市内で開催したタウンミーティングには、維新の松野頼久・国会議員団幹事長も出席していた。しかし、橋下発言で両党は協力を解消。維新は熊本選挙区での候補擁立も断念した。
本田氏は「残念だが、維新の公約に不安を感じる部分もあり、今回の問題で互いに道を分けられたと思う」と述べるが、熊本独自に両党の連携ができないか検討している。「父(元参院議員の本田良一氏)の支持者と松野さんの支持者は重なる部分が多い。松野事務所にも『近いうちに今後の活動について話し合いましょう』と呼びかけている」。協力関係が維持された山梨のような連携ができればと望む。
2283
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:40:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk44010502000c.html
’13参院選・迫る:/上 自民・公明 微妙なバランスの協力 「後援会」前面にバーター /大分
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
参議院が26日閉会し、7月4日公示、21日投開票とみられる参院選に向けて実質的な選挙戦がスタートした。今回の参院選で与党が過半数を獲得し、「ねじれ」を解消できるかが焦点だ。大分選挙区(改選数1)では自民現職に新人4人が挑む構図となっている。公示が“迫る”中、県内の「政党」の現状を報告する。
「選挙区は礒崎(陽輔)参院議員、比例は(公明の)河野義博さんが共同して絆を確かめる決起大会です」
20日夜、大分市内で開かれた自民党の穴見陽一衆院議員(大分1区)と公明の合同集会。穴見氏の後援会や公明関係者約200人が出席。穴見氏は公明との蜜月ぶりを強調した。穴見氏は一方で、23日夜には自民後援者の集会に同党県連会長で比例代表から出馬予定の衛藤晟一参院議員の妻ヒロ子さんとともに出席。3日前には一切、触れなかった衛藤氏への投票を呼びかけた。
相手による「使い分け」は、大分県内での自公両党の微妙な関係がある。郵政造反組の一人だった衛藤氏はいったん離れた自民に復党し、6年前の参院選では比例代表で出馬した。その際に自民は公明への配慮から「県外に住所を移し、県内で(選挙)活動をしない」という条件をつけた。その選挙で衛藤氏は、県内で5万6804票を獲得。制約のない今回は県内10万票、全国で30万票を目指している。一方、公明は九州では比例候補のうち福岡県出身の河野氏に力を入れることにしており、衛藤氏は強力なライバルとなる。
6月8日、大分市のホテルで、礒崎氏と礒崎後援会、そして公明党県本部の3者が参院選での協力協定に署名。「自民党県連」の名はなかった。
「実質的には自民党と公明党の(調印)、ということです」。公明県本部の竹中万寿夫代表は「実質的」と強調したが、「形式」を整えられなかったのは衛藤氏が自民県連会長だからだ。
26日夜、豊後大野市で衛藤氏の後援者の集会があった。終了後、6年前と違って県内で活動できることについて記者が問うと、衛藤氏は「感謝、感激です。懐かしい顔にも会えるしね」とうれしそうに話した。礒崎陣営と公明との協力については「(衆院の)各区(議員の後援会)で(公明と)バーターをやっている」とだけ、そっけなく話した。
衛藤氏と公明のしこりは礒崎氏にも影響を及ぼす。礒崎氏が公明から推薦を得たのは6月6日(5次推薦)で、自民候補44人中42番目。礒崎氏も23日の後援会総会で「私がどうこうあるわけではありませんが(衛藤氏の)6年前の経緯がありますから」と釈明した。
こうした自民側の姿勢に対し、竹中代表は「自民の方が衛藤さんを応援するのは当然。我々がとやかく言う立場にない」と話す。その上で、こう強調する。「自民との選挙協力は長年続いており、やり方は分かっている」。自公協力は微妙なバランスの上に乗っている。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:41:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk44010585000c.html
’13参院選・迫る:/中 民主・社民 「反自民」揺らぐ足元 協力関係、取り繕う /大分
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
27日夜、社民党の後押しを受け無所属で立候補を予定している農業法人代表、後藤慎太郎氏(38)=生活・社民推薦、みどりの風支持=は、農業法人のある臼杵市に入った。仕事着のつなぎを身にまとい、「自民党政権の農業政策はひどい。農家をばかにしている」と自民党を強く批判した。だが、「反自民」の足元は大きく揺らいでいる。
民主党県連は22日、大分市内で常任幹事会を開き、後藤氏を「自主協力」と決めた。「協力したい団体や個人が協力する」という極めてあいまいなもの。後藤氏から推薦要請を受けて既に1カ月。7月21日の参院選投開票日まで1カ月と迫った時期の「協力」決定にどれほどの効果があるのか。県連代表の足立信也参院議員は「分かる人は誰もいませんよ。選挙ですから」と、そっけなく語った。後藤氏は毎日新聞の取材に「(民主支持者や団体は)反自民なら協力してほしい」と語った。
「反自民・非共産」を掲げて選挙協力を行ってきた民主、社民両党と連合大分の3者。今回は社民系候補に対して民主党県連が「自主協力」、連合大分は「独自支持」。いずれも耳慣れない表現で、協力関係を取り繕った側面が強い。
足並みの乱れの発端は昨年秋。3者は「参院選は民主から優先的に選ぶ」と合意。しかし、民主は昨年末の衆院選での惨敗が響き、5月の大型連休になっても候補者擁立が難航。一方、社民党本部は「王国」である大分県に期待を込め、候補擁立を求めてきた。
民主側には「約束を反故(ほご)にされた」との思いは強いが、社民側からすれば「民主が早く候補を立てていれば、こんなことにはならなかった」(幹部)との不満がある。
もっとも、民主の擁立断念は、他県では社民が民主を支援する見返りとして両党本部の協議で決まった。それでも、民主県連の足立代表は「2大政党の野党第1党として本来は許されない、候補擁立しないという選択肢を取った。これ以上の協力は難しい」と当初から積極的な協力に難色を示していた。社民県連幹部は「ギブ・アンド・テークで社民は全部ギブ。たった一つのテークが大分だったのだが……」とこぼし、「いらんことを言ったら(3者が)また空中分解するが、(民主に)やる気があるわけではないだろう」と語った。
足立代表は22日の常任幹事会後の記者会見で「我々に一本化していたら(みんなの党、維新も含め)全部協力できたと思う」と不満をぶちまけたうえで、次期衆院選に向けて早くも「宣戦布告」とも受け取れる言葉を口にした。「(社民が議席を持つ2区を含め)全部出します」
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:42:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk44010303000c.html
’13参院選・迫る:/下 第3極・共産 比例票掘り起こしへ 選挙区テコに思惑交錯 /大分
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
参院選大分選挙区(改選数1)に立候補を予定している中津市の社会保険労務士、浦野英樹氏(44)に対してみんなの党が公認を決めた24日、同党九州ブロック長の佐藤正夫衆院議員は大分市内での記者会見で「九州には『隠れみんなの党』がたくさんいる。浦野氏の立候補で表に出ていただけると思う」と語った。佐藤氏が期待するのは、選挙区での運動を通じた比例票の上積みだ。
みんなの県内での比例得票率は2009年衆院選の3・53%が10年参院選には8・17%と倍以上に。初めて県内の選挙区に候補を擁立した昨年末の衆院選でも7・50%を獲得。2月の大分市議選では公認候補が初当選するなど着実に下地ができつつある。
28日には民主党県連を訪ねて選挙区での支援を申し入れるなど攻勢を掛ける。民主は既に社民系候補に「自主協力」を決めている。民主県連幹部は「社民との関係もあり(対応が)難しい。(独自候補を擁立しない)うちは草刈り場だ」と自嘲気味に話した。
7月4日公示を間近に控え、動きが活発化しているのはみんなだけではない。選挙区をテコにした比例票の掘り起こしに各党の思惑が交錯する。
生活の党は7月1日に県連を設立、社民系候補を推薦し、支援する。29日に大分市内で会見した小沢一郎代表は「社民と協力して非自民の候補者を当選させたい」と語った。選挙区候補を推薦すれば、応援演説など県内で党名をアピールできる計算も働く。
一方、日本維新の会は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言問題で失速。昨年末の衆院選で大分1・2区に候補を立て、比例では自民に次ぐ10万票を獲得したが、今回は候補者を擁立できないだけでなく、他党との協力関係も構築できず、大分では「蚊帳の外」の状態。県内での比例票の目標さえ定まらない。党県総支部代表代行の桑原宏史佐伯市議は「前回応援してくれた有権者には申し訳ない」と肩を落とした。
自民との対立軸を鮮明に打ち出し東京都議選(23日)で議席を倍増させた共産党。選挙区に国政選挙6回目となる山下魁氏(36)を擁立し、比例4万5000票を目指す。参院比例代表での県内の最高得票数は同党が全国的に躍進した1998年の5万8779票。それ以外は2万〜3万票台で推移しており、ハードルは高い。だが、同党県委員会の林田澄孝委員長は「第3極は自民の補完勢力。自共対決を大いに打ち出す」と鼻息は荒い。
◇
この連載は佐野優、池内敬芳、佐野格が担当しました。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:49:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130628ddlk07010046000c.html
2013参院選・福島:1議席の攻防/上 揺らぐ支持基盤 /福島
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇TPP推進、農政連に不満 連合は利害調整に苦慮
2議席だった前回から一転し、1議席を争う今回の参院選(来月21日投開票予定)福島選挙区は、安倍晋三政権への世論の高い支持率を背景に勢いに乗る自民党と、党の存亡をかけて反転攻勢を狙う民主党が、互いに現職をぶつける激しい戦いとなる見込み。だが両党とも、それぞれの支持母体は必ずしも全面支援にいたっていないようだ。来月4日予定の公示を前に、両党の内実を探った。
「福島の復興に水を差すな」「交渉参加は認めないぞ」
梅雨の合間の晴天が広がった22日、福島市をはじめ県北各地から集まった農家ら約1800人が、安倍政権が交渉参加を表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対するデモ行進を行い、シュプレヒコールをあげた。参加した農家の男性(56)は「農業は地域の環境保全も担う。次の世代に守っていけるのか」と訴えた。
2009年の民主政権発足まで福島で続いた「保守王国」を支えたのは、JA(農協)グループだ。歴代の自民議員を国政に送り出した組織力は強く、今回の参院選も、JAグループの政治団体「県農業者政治連盟」(県農政連、庄條徳一委員長)が5月下旬、「地域農業の振興と豊かな地域社会の実現に積極的に取り組んでいる」と自民候補の森雅子氏(48)を推薦する形で示した。
県農政連幹部は「(自民候補推薦に)悩んだ。TPPに限れば、明確に反対する共産党(支援)の声もあった」と明かした。現に青森県の農政連は共産候補者らの推薦方針を決めている。
昨年12月の衆院選で県農政連は、「TPP反対」の政策協定を結ぶことで自民の小選挙区候補者4人を推薦した。だが、政権交代後に安倍政権はTPP交渉参加を表明した。それでも今回、自民候補推薦を決めたのは、現政権の勢いが揺るぎないことと無関係ではない。県農政連は自民政権だった07年参院選で自民候補のみを推薦したが、民主政権下の10年参院選では、民主、自民候補を推薦している。
だが、今回の決断は、県農政連にとって組織が揺らぐ事態に。「自民には裏切られた。自主投票でもよかった」「(森氏は)閣僚なのに、政権の進めるTPPに反対を貫けるのか」などの不満が渦巻く。県農政連関係者は「政権の基盤になることで、ダメなものはダメだと言える」と語る一方で、「一人一人の組合員にまで支持固めできるかは分からない」と本音を漏らす。
◇
「被災者の本当の悩みは賠償であり除染だ。県内の全原発廃炉を公約の前面に打ち出しても、票につながらないのでは」。今月上旬、福島市の民主県連。福島第2原発も含めた県内全10基廃炉を公約にしたいと語った選対本部長の玄葉光一郎衆院議員ら執行部に、民主の支持母体「連合福島」(影山道幸会長)幹部が異論を唱えた。
09年衆院選で県内全選挙区で民主議員誕生を支えた連合福島。民主党が大敗し、政権の座を奪われた昨年12月の衆院選の前後から、ぎくしゃくした関係が続いている。
産業別に約570の労働組合を束ねる連合福島は、2議席を争った07年参院選で金子恵美氏(47)を推薦し、森氏に13万票の大差をつける約50万票のトップ当選を支えた。今回の参院選でも民主支持を決めたが、ある幹部は「組合員の間には(政権時代の)民主党への失望と批判が今も続いている」と危機感を隠さない。郡山市内の労組の男性組合員(29)は「昨年の衆院選は自民候補に入れた。組合側も強く縛らなかった」と話す。
さらに連合福島を悩ませているのが、政府が閣議決定した原発再稼働の方針だ。電力会社などの労組でつくる県電力総連の関係者は「福島での原発廃炉の思いは県民として当然」と言いつつ、「自分の将来を考えるといろいろなことが頭をよぎる。職場の中で自民党に投票するという人もかなりいる」と打ち明けた。
「2大政党の一翼を担うのは民主党。組織の総力を挙げて戦い抜く」。5月下旬に福島市であった金子氏の事務所開きで、影山会長は意気込んだ。だが、連合福島の幹部は「多様な業種の労働者が寄り合うだけに、異なる利害が生まれれば調整は難しくなる」と指摘し、組合間の原発を巡るスタンスの違いが選挙に深刻な影を落としていることを認めた。
「自民は連合の内実を知って揺さぶっている。安倍政権が経団連に賃上げ要求したのも、連合のお株を奪う形となった。民主の復権は連合の復権だと組合員一人一人が自覚するしかない」。幹部は表情を引き締めた。
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:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:50:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk07010279000c.html
2013参院選・福島:1議席の攻防/中 自民県連内の葛藤 /福島
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇党本部との差異大きく 「全基廃炉はオール福島の声」
自民党が圧勝した東京都議選から一夜明けた24日、福島市の県庁本庁舎3階にある自民党県議団控室。中堅県議が選挙結果を複雑な表情で分析した。「日本維新の会は、橋下徹共同代表の慰安婦発言が大きく影響し(議席を減らし)た。でも、高市さんの発言は、そうでもなかったみたいだな」
「高市発言」とは、自民党の高市早苗政調会長が17日に神戸市で行った講演の中で「東京電力福島第1原発で事故は起きたが、それで死者が出ているわけではない」と語り、原発再稼働に意欲を見せたことを指す。だが、実際は避難中に死亡して災害関連死と認定された被災者は約1400人もいる。自民県連は19日、「現状認識が乏しい」と党本部に抗議文を出した。
福島を軽視するかのような発言が与党中枢から飛び出すことに失望感を隠さない県議は「(高市氏の)撤回が早かったので影響が少なかったとみられるが、福島県以外では、高市発言は問題視されていない証拠なのかもしれない」と語り、東京では原発事故への関心が薄れているのではないかと疑う。
県議の複雑な心境は、自民県連内の葛藤をそのまま映し出す。
県連は安倍晋三政権の勢いを背景に、来年の県知事選を見据え、県内1議席の今回参院選で「圧勝」を目指している。参院選で確実な勝利を手にすれば、衆院議員も県選出9人のうち6人が自民となった今、「悲願の自民王国復活を達成する足がかりになる」(県連関係者)からだ。一方で、安倍政権の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加と原発再稼働方針への対応は、昨年12月の衆院選と比べて「難しさが増している」(同)。
県連は15日、支持団体などが参加した会合で、参院選に向けた県版公約案を提示した。多くが昨年の衆院選での公約とほぼ同じ内容だが、TPPについては「強く反対」から「国益の確保」と表現を後退させた。公認候補の森雅子氏(48)の選対本部長を務める佐藤憲保県議は「こういう表現にしないと、党本部は承知しないだろう」と打ち明け、本部への配慮が働いたことを認めた。
原発は「県内全10基廃炉」を改めて打ち出す予定だが、安倍政権は県や県議会が廃炉を求めてきた福島第1原発5、6号機と第2原発について今も明言していない。自民候補を推薦した県医師連盟のメンバーの一人は「政権党になるには半端な覚悟じゃすまない。参院選と来年の知事選で勝利したら、(自民県連は)それでも政府にノーと言い続けることができるのか」と不安を口にする。
党本部と県版公約の調整を進めている太田光秋政調会長は「本部が何と言おうが、全基廃炉はオール福島の声だ」と強調する。だが、党本部との公約や立場を巡る“ねじれ”は、自民が復権すればするほど「矛盾」として自らに刃を突きつけることになる。すでにTPPでは反対の文字を消した県連の正念場は、今回の選挙よりむしろ選挙後に控えているように見える。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:51:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk07010041000c.html
2013参院選・福島:1議席の攻防/下 民主の分裂 /福島
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
◇党の命運かけた戦いに 「負ければ知事選に影響」
「福島では脱原発が争点になりにくい。悲惨な事故を繰り返さないためにも、一日も早く国政に復帰したい」。5月下旬、千葉県庁本庁舎。太田和美氏(33)が記者会見し、今回の参院選で千葉選挙区(改選数3)からの出馬を明らかにした。衆院福島2区選出の議員だった太田氏は昨年12月の衆院選で、民主党から国民の生活が第一にくら替えし、日本未来の党に合流し挑んだが、惨敗した。
太田氏の出馬を知った民主県連幹部は「結局、県連にとってこの4年は何だったのか」と肩を落とした。
09年衆院選。民主躍進を背景に千葉7区から落下傘候補として出馬した太田氏は「福島にお嫁に来ました」と旋風を巻き起こし、6期目当選が確実視されていた根本匠氏(現復興相)を破った。だが、民主政権は原発事故などの対応を巡って支持率が急落。太田氏が野田佳彦前首相が進めた消費増税に反発し、小沢一郎衆院議員が代表を務める生活に合流したのは、衆院選が「近いうち」とされていた昨年7月だった。
民主のベテラン県議は「それでも県連としては太田支持を考えた。だが、太田氏側は県連との決別を告げ、県内の民主支持層は真っ二つに割れた」。民主の地方市議や後援会組織の一部が民主から離党し、太田陣営に合流したためだ。同じように福島1区の石原洋三郎氏も民主から離党し、支持層は割れた。
結果、民主県連は1、2区という重要選挙区で候補者探しに難航。ふたを開ければ、2区では公示10日前に擁立が決まった斎藤康雄氏と太田氏が約2万6000票ずつ分け合う結果で落選。当選した根本氏に約4倍の差をつけられ、県内に基盤のない日本維新の会候補にすら後塵(こうじん)を拝した。
「そのしこりは今も残っている」と佐藤政隆県議。「太田氏についた旧民主支持者をどこまで取り込めるかが課題だが」と言葉を切り、「極めて難しい」とため息をついた。
太田氏は千葉へ「里帰り」するに当たり、郡山などの個人事務所を閉め、支持者の多い二本松市に後援会組織を残した。地元の市議ら支援者が組織を運営し、今回の参院選公示日にはバスに乗って千葉へ太田氏の応援に駆けつける予定だ。支持者の農家の男性(67)は「福島の現状を変えてもらうには、一人でも多く福島を知る人に国政に出てもらいたい」と太田氏への理解を示した。
前回衆院選で太田氏を支えた郡山市議も「個人的には(民主の)金子(恵美)さんを応援したい気持ちだが、今の民主県連には合流できない」と言った。
前回衆院選で乱立した第三極との連携も模索する県連だが、未来もみんなの党も地方組織がなく、宗方保幹事長は「交渉相手がなく、のれんに腕押しだ」とこぼした。
自民県連と同様、今回の参院選を「来年の県知事選の前哨戦」(宗方幹事長)と位置づける民主県連。ベテラン県議は「考えたくないが」と前置きし、「負ければ独自候補の擁立に影響する。党の命運をかけた戦いになる」と語った。
◇
この連載は、蓬田正志、栗田慎一が担当しました。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:55:00
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2013sanin/476692.html
道内農協、伊達氏推薦広がる 参院選道選挙区「与党とのパイプ必要」(06/30 12:45)
7月4日公示の参院選道選挙区(改選数2)で、道内の農協が単独で自民党現職の伊達忠一氏(74)を推薦する動きが出始めた。農協組織の政治団体「北海道農協政治連盟」は安倍晋三政権の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加方針に反発して自主投票を決めたが、自民党側の働き掛けのほか、政権与党とのパイプを失いたくないという農協側の苦悩があるようだ。
「与党の自民党を支持することが組合の利益につながる」
ようてい農協(本所・後志管内倶知安町)は28日、伊達氏への推薦を決め、八田米造組合長は理由をこう説明した。
峰延農協(美唄市)も推薦の方針を固め、7月1日の臨時理事会で正式決定する見通し。新得町農協(十勝管内新得町)、新おたる農協(後志管内仁木町)も、推薦する方向で検討している。
これで伊達氏への推薦を決定したか、検討に入った道内の農協は北海道新聞の調べで、既に明らかになっている美唄市農協、伊達市農協を含め、少なくとも6農協に上る。
美唄市選出の道議で自民党道連の柿木克弘幹事長は24日、伊達氏も出席した道議会自民党・道民会議の議員総会で、道議それぞれの地元農協に伊達氏推薦の要請をするよう求めた。
柿木氏は「推薦がなければ、政府や党本部に農業対策の充実を強く言えなくなる。私たちを支援することが北海道農業のプラスになる」と強調する。
一方、農業団体側も、自主投票を決めた道農政連の会長でもある飛田稔章JA北海道中央会会長が23日の伊達氏の総決起大会で「伊達氏支援の輪を広げる取り組みを行う予定」と表明。飛田氏は28日の記者会見で「私は二面性を持っている。非常に難しい立場にある」と説明した。
十勝管内の農協幹部は「要望はTPPだけじゃない。乳価だって、個別の助成金だってある。与党とのパイプがないとまずい」と打ち明ける。
道内選出の自民党衆院議員は「公示後にはもっと推薦の動きが広がる」と自信を示す。
これに対し、道央の農協組合長は「与党と条件闘争に入るような動きをすれば、TPP反対の主張が理解されなくなる」と指摘。別の組合長も「組合員の信頼を損なうことになる」と懸念を示した。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:55:37
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2013sanin/476472.html
伊達氏対応に「二面性」 JA道中央会飛田会長が「立場の違い」強調 道農政連は自主投票(06/29 07:20)
JA北海道中央会の飛田稔章会長は28日の定例記者会見で、参院選道選挙区に立候補する自民党現職の伊達忠一氏への対応について、自身が政治団体の北海道農協政治連盟(道農政連)会長を兼任していることから、「私は『二面性』を持っており、非常に難しい立場にある」と述べた。
伊達氏をめぐっては、安倍晋三政権の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加表明への反発から、道農政連が自主投票の方針を決定。一方、23日の伊達氏の集会にJA道中央会の立場で出席した飛田会長は「(伊達氏の)支援の輪を広げる取り組みを行う予定」とあいさつしていた。
会見でこの点を問われた飛田会長は、各農協を指導する立場にあるJA道中央会と、道農政連では立場が異なると強調。23日には伊達氏に対して「与党の立場でTPPに注視して、最終的には脱退も辞さないという国会決議をしっかり守ってくれと申し上げた」と説明。その上で、「TPP反対を貫くが、自民党政権のもとで北海道農業の将来設計を考えなくてはならない。(政党との関係を)TPPだけで判断するのは危険だ」と述べた。
また、美唄市、伊達市の2農協が独自に伊達氏の推薦を決めたことには「各農協には、それぞれの考えがある」と理解を示した。
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:55:55
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130630-OYT1T00288.htm?from=ylist
維新、みんな・米長氏を例外的支援で決着…山梨
日本維新の会山梨県総支部は29日、甲府市で県総支部大会を開いた。
大会には、7月の参院選山梨選挙区でみんなの党から立候補予定の現職米長晴信氏も出席。両党の本部レベルでの選挙協力は解消しているが、維新の会県総支部の小沢鋭仁代表は大会後、報道陣に対し、松井幹事長から山梨での選挙協力の維持を容認する最終決定を受けたことを明かし、県内では例外的に米長氏を統一候補として支援していく考えを示した。
小沢氏は、米長氏への選挙協力について「党本部の正式な推薦はないが、山梨ではこれまで通りの関係を継続したい」と、集まった支持者約500人に訴えた。一方、米長氏は「全国的に両党間の関係がぎくしゃくしている中、山梨で一貫して応援して頂ける姿勢に感謝申し上げる」と話した。
(2013年6月30日14時16分 読売新聞)
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チバQ
:2013/06/30(日) 20:56:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk09010129000c.html
2013参院選・栃木:「反LRT」効果未知数 民主県連公約、争点化に温度差 /栃木
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
参院選(7月4日公示、21日投開票)に向け、民主党県連が国政レベルでは初めて独自に発表した選挙公約で、宇都宮市が導入を検討している次世代型路面電車(LRT)への反対姿勢を打ち出している。県内での争点が見いだしにくく、低投票率が懸念される中で、県連は党への関心を引く「目玉」にしたい考えだが、果たして効果のほどは−−。
県連の選挙公約では「栃木県の課題」として▽民意なきLRT導入阻止▽事業系食品廃棄物再処理施設「エコシティ宇都宮」の国庫補助金返還問題の真相と責任追及−−の2項目を挙げている。
特にLRTについては、県の一定程度の負担も想定されるとして「財政も厳しい中で(計画を)進めることがいいことなのか、党のスタンスを明確に打ち出したい」(松井正一幹事長)と反対する意義を強調した。
しかし、今回の公約が参院選でのLRT反対派住民の「受け皿」になるかという点では疑問も残る。その最たる例が、県連が呼び掛け人となって今春発足させた「民意なきLRT導入を阻止する会」の存在だ。
同会には参院選で候補者を擁立する予定の共産党、幸福実現党も名を連ねる。「おのおのの候補者がいる中で、その活動領域に『阻止する会』が踏み込むことはない」。1日にあった同会の会合後の会見で松井幹事長はそう説明したが、反対派のうねりを自ら作りながらも、参院選に「フル活用」できないジレンマがにじんでいた。
そんな中、共産党、幸福実現党は参院選でLRT導入反対を前面には打ち出していない。共産党県委員会は「反対の立場は変わらないし、宇都宮市内では話題に触れるかもしれないが、地域の課題なので、あえて強調しない」。幸福実現党県本部も「考えを聞かれれば反対と伝えるが、もっと大きな論点で訴えるべきことが他にある」とする。
自民党、みんなの党の立候補予定者も地域課題を語る際にLRTについて触れることはなく、民主党がもくろむ「争点化」は今のところ実現していない。【岩壁峻、長田舞子】
2293
:
チバQ
:2013/06/30(日) 20:57:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/kanagawa/CK2013063002000119.html
合流できるか 脱原発票 2013年6月30日 ゼロノミクマ(左)とともに、脱原発を願って活動する竹村英明さん=東京都大田区で
福島第一原発事故の惨禍から脱原発を願う人たちの思いは、今参院選でどこに向かうのだろうか。本紙世論調査でも原発ゼロを求める回答が六割に上るなど、世論が脱原発に傾いたと思われた昨年十二月の衆院選で躍進、政権についた自民党は原発の再稼働、輸出にまい進する。そんな状況下で今も脱原発を願い、参院選に向き合う人々を追った。(山本哲正)
「省エネや再生可能エネルギー産業の発展で、日本の経済を復活させる」
参院選の前哨戦といわれた東京都議選。脱原発政治連盟「緑茶会」代表の竹村英明さん(61)=川崎市宮前区=は、投票日前日の二十二日に東京都大田区で地域政党候補者の応援に弁をふるった。
ただ、結果は自民の圧勝。「衆院選を再現したようだ。参院選もよほどの何かがないと、また同じことになる」とうなった。
脱原発は、緑の党、みどりの風などの新党を生んだ。しかし、竹村さんは「原発推進は自民党にまとまり、脱原発は分かれて戦う」と危機感を持ち、四月に会を結成。各党に合流を働き掛けた。
なかなか進まぬ合流に、六月に見切りをつけたが、「衆院選で棄権した人が今回は投票に行ってくれれば」と期待する。受け皿として、各政党の脱原発候補者への支持を表明している。
脱原発の願いを託すのが、環境をイメージした緑色のゆるキャラ「ゼロノミクマ」だ。胸には「原発ゼロで経済活性化」の意味を込めた「0」。全国をキャラバンし、次世代を思う有権者の思いを掘り起こす狙いだ。
「脱原発かながわ勝手連」の遠野はるひさん(62)=横浜市磯子区=も「一人でも多く脱原発に働く議員を送り出したい」と、合流を願って複数の党首と面会などを重ねてきた。願いはかなわなかったが、「活動を通じて無党派市民のつながりは広がった」と語る。
「若い人たちに渡せる日本にしなければ」の思いは、今も折れていない。小合流を果たした党の神奈川選挙区候補に「勝手に注目」している。
放射性物質に汚染されたごみ焼却灰の問題に取り組む「ごみねっと川崎」などに、一児の母親として参加してきた弁護士武井由起子さん(45)=川崎市高津区=は「『内部被ばくから子どもを守りたい』と思っている人たちも、政治への関心や支持はまちまち」と、脱原発を参院選の投票行動に結び付ける難しさを指摘する。
放射性物質の汚染を心配して被災地がれきの受け入れに慎重な母親たちが、周囲から「わがままだ」「絆はどうした」と、強く非難されたことは気に掛かる。
「原発にかかわる問題で『公益のため』を理由にした非国民扱いは、戦争のできる国づくりと、同じにおいだ」と武井さん。「脱原発の政党選びにどこかでつながる」と願いつつ、母親たちが四、五人集まったら、憲法や、改憲が導く将来の話を切り出す日々だ。
2294
:
チバQ
:2013/06/30(日) 21:04:07
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20130629000115
「嘉田票」狙い各党攻防 参院選滋賀 昨年衆院 県内比例83000票
参院選(7月4日公示、21日投開票)の滋賀選挙区(改選数1)で、昨年の衆院選前に嘉田由紀子知事が結成した日本未来の党の支持票の行方が注目を集めている。同党は衆院選で自民党、日本維新の会、民主党に次ぐ8万3千票の県内比例票を集めた。各政党では、これら「嘉田票」をめぐる攻防が始まっている。
■「環境」「原発」で獲得図る
衆院選で未来の党は大敗したが、候補者を立てなかった県内で一定の票を集め、嘉田氏お膝元の地力を示した。「最も熱心な嘉田氏の支持層」(中堅県議)とみられ、各党にとっては無視できない存在だ。
最も意識しているのは、政策が近い民主党。現職を立てるだけに、出原逸三県連幹事長は「嘉田氏にすり寄るつもりはないが、民主の主張が同じ方向だと理解してもらえるように浸透を図りたい」と話す。支持者の多くは女性とみて、28日には草津市で女性支持者を中心とした決起集会も開いた。
県議会で嘉田氏と距離を置く自民は新人を擁立する。嘉田票については「個人の人気票で、自民にも民主にも入れたくない人」(家森茂樹県連幹事長)とみて静観の構えを示す。ただ28日に発表した県版政策集では琵琶湖再生を前面に打ち出し、環境問題に関心が高いとされる嘉田氏の支持層にもアピールする。
新人が挑む共産党県委員会は「自共対決」を強く打ち出し、衆院選で未来の党などの「第三極」に流れた票の取り込みを狙う。奧谷和美委員長は「日本未来の党に託した『原発をなくし、政治を変えてほしい』との思いは、共産でこそ実る」と強調し、未来の党が掲げる「卒原発」よりも踏み込む「原発ゼロ」などを訴える。
新人を出す幸福実現党は「政策本位で、正しいことを訴えるだけ」と話す。子育てなどの政策は嘉田氏と近いが、インフラ整備が遅れていると県政を批判している。
■「半分棄権」推測も
嘉田氏自身は参院選で特定の候補を応援する考えを示していない。嘉田氏に近い政界関係者からは「参院選では未来の党の政策の受け皿がなく、半分ぐらいは投票に行かないのでは」との推測も聞かれる。
【 2013年06月29日 22時50分 】
2295
:
チバQ
:2013/06/30(日) 21:07:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013063000097
参院選420人超出馬へ=自公過半数が焦点【13参院選】
7月4日公示の第23回参院選(同21日投開票)に向け、与野党は臨戦態勢に入った。時事通信の30日現在の集計では、選挙区(改選数73)に265人、比例代表(同48)に160人の計425人が立候補を予定している。自民、公明両党が昨年末の衆院選に続いて、参院でも過半数(122議席)を制し、衆参の「ねじれ」を解消できるかが最大の焦点だ。
自公両党の非改選議席は59。与党が今回、63議席を獲得すれば、参院の過半数に達する。自民党が東京都議選の完勝の勢いを受けて72議席を獲得すれば、単独過半数を握ることになる。
自民党は47選挙区の全てに候補者を擁立し、比例代表は29人を公認。公明党は選挙区で埼玉、東京、神奈川、大阪に独自候補を立て、必勝を期す。比例は17人が出馬する。
野党側は59議席を取れば与党過半数を阻止できるが、7政党とも支持率は低迷し、共闘態勢も組めていないのが現状だ。民主党の候補者は56人。逆風下で候補をそろえきれなかった結果、与党だった2010年の前回参院選(106人)から半減した。
第三極勢力では、みんなの党が33人、日本維新の会は45人をそれぞれ擁立。みんなは、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言に反発して選挙協力を解消。両党は静岡、京都、福岡などで競合する。生活の党は11人、共産党は63人、社民は9人、みどりの風は8人が挑む。
◇参院選立候補予定者数
立候補予定者 現有議席 選挙区 比例 計 改選 非改選 計民主 36 20 56 44 42 86自民 49 29 78 34 50 84公明 4 17 21 10 9 19みんな 18 15 33 3 10 13生活 5 6 11 6 2 8共産 46 17 63 3 3 6社民 5 4 9 2 2 4みどり 5 3 8 4 0 4維新 14 31 45 2 1 3改革 0 0 0 1 1 2諸派 62 18 80 1 0 1無所属 21 − 21 6 1 7欠員 − − − 5 0 5総計 265 160 425 121 121 242(注)参院正副議長は出身政党に含めた
(2013/06/30-14:44)
2296
:
チバQ
:2013/06/30(日) 21:08:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013063000210
自民20議席超狙う=民主、守りの戦い−比例代表【参院選情勢】
自民は29人を擁立した。医師会や郵便局長会など組織出身候補のほか、元体操選手塚原や元格闘家佐竹ら著名人を名簿に加え、票の底上げを狙う。定数が48になった2001年以降では、小泉政権当時の同年に獲得した20議席が最高。東京都議選では無党派層からも一定の支持を受けたとされ、選対幹部からは「22議席に届く可能性もある」と強気の読みが出ている。
公明は17人を公認。全国を6ブロックに分け、それぞれ重点候補を割り当てた。3年前の前回は6議席に終わっており、改選7議席が維持できるかが焦点。
民主は候補者を前回の半分以下の20人に抑えた。うち9人は、支持団体の連合の組織内候補で、守りの戦いに徹する。ただ、党への逆風は収まらず、「2桁に乗るのは厳しい」との見方が党内では支配的。
維新は全政党で最多の31人を擁立。元プロレスラー猪木らが目玉だ。ただ、共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言が尾を引き、無党派層の「維新離れ」が続いている。幹部は「6議席を目指す」としている。
みんなは初挑戦だった前回、7議席を獲得したが、維新など他の「第三極」勢力と競合する今回は「最大で5議席程度」(幹部)と厳しく見積もる。候補者も15人に絞り込んだ。
共産は17人を公認した。都議選躍進の勢いに乗り、前々回、前回の3議席を上回る5議席獲得を目指す。直近3回の参院選で2議席と低迷した社民は、労組委員長の新人鴨ら4人を擁立した。
初挑戦の生活は、候補の6人全員が民主離党組。同じく初参戦のみどりは代表谷岡や元福島県双葉町長井戸川ら3人を公認し、議席獲得を目指す。(2013/06/30-15:36)
2297
:
名無しさん
:2013/07/01(月) 09:48:15
混戦の小沢王国…岩手 自民・前閣僚ら気勢 剛腕にも焦りの色
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/elc13070107120009-n1.htm
長いので貼らないけど小沢さん相当焦ってる模様
2298
:
名無しさん
:2013/07/01(月) 18:22:13
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130701-1150679.html
みんなの党が参院長野に角恵子氏を擁立
みんなの党は1日、参院選長野選挙区(改選数2)に新人で元会社員の角恵子氏(33)を擁立すると明らかにした。
角氏は6月23日投開票の東京都議選で目黒区から同党公認で立候補したが、落選した。
長野選挙区では民主党の現職羽田雄一郎氏、自民党の現職吉田博美氏、いずれも新人で共産党の元労組書記唐沢千晶氏、諸派で幸福実現党員味岡淳二氏、無所属の神津ゆかり氏の5人が出馬を表明している
2299
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:05:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702k0000m010074000c.html
参院選:共産、無党派層に照準 無作為電話拡大を指示
毎日新聞 2013年07月01日 20時56分
民主党、日本維新の会の両党が低迷するなか、共産党が無党派層をターゲットに支持基盤拡大を図っている。自共対決を演出し安倍政権への批判票の受け皿を狙う作戦だ。東京都議選で倍増以上の17議席を獲得し、自民、公明両党に次ぐ都議会第3党に躍進した勢いを参院選につなげようとしている。
主要野党の低迷は独自路線の共産党には好機に映る。消費増税など経済政策では民主党を「自民党と組んだ」と批判。改憲など保守的な政策では維新やみんなの党を「自民別動隊」と攻撃し、「共産党だけが自民党と対決できる」とアピールしている。参院選和歌山や富山、山口選挙区では民主や維新の擁立断念が相次ぎ、自民党以外の国政政党で候補を擁立するのは共産党だけという「自共対決」も実現しそうだ。
志位和夫委員長は先月27日夜、党本部で開かれた参院選に向けての決起集会で「無作為抽出を使った『声の全戸訪問』を重視し、空前の規模に発展させよう」と呼びかけた。
「声の全戸訪問」は都議選で初めて試みた戦略だ。これまでは支援者名簿を基に支持層に呼びかける支持固めを重視してきた。だが都議選では、電話帳データをもとに無作為抽出した番号に支持者が電話した。党幹部は「これまでは共産党から突然電話があれば嫌がられる場合も多かった。だが今回は『アベノミクスで暮らしは良くなったか』などの話題で話が弾み、支持がどんどん広がった」と振り返る。「『こんどは共産党かな?でも…』というみなさんへ」と題したビラも作成。従来の支持層以外へ働きかける。
共産党は2001年の東京を最後に参院選の選挙区では議席を獲得していない。改選3議席の同党が掲げる目標は「比例代表650万票以上、5議席」だ。だが、志位委員長は「選挙区でも議席を勝ち取るために積極的に力を注ぐ」と宣言。東京(改選数5)、大阪(改選数4)など大都市圏を念頭に議席獲得を狙う方針を示している。【光田宗義】
2300
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:07:58
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_01.htm
小沢氏支援経済人団体「欅の会」達増知事が会長就任
欅の会の会長に就任し、意気込みを語る達増知事
生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)を支援する岩手県の経済人を中心とした団体「欅(けやき)の会」は30日、盛岡市で総会を開き、会長に達増拓也岩手県知事を選んだ。都道府県知事が国会議員の支援組織のトップに就くのは異例。
会は同日、参院選岩手選挙区に立候補する生活新人と、比例代表の生活現職の推薦も決めた。達増知事は生活への応援については「白紙」と明言を避けてきたが、今後は全面的な支援を展開するとみられる。
会長就任後、達増知事は「小沢代表を総理大臣にというのは私の政治の原点。参院選を、政権交代のやり直しに向けて岩手から第一歩を踏み出すための戦いにしたい」とあいさつした。
小沢代表は「知事の会長就任は大変力強い。新会長の下、古里の再生のため、より良い国造りのため、理想を持ってこれからも頑張ってほしい」と述べた。
他陣営からは批判の声が上がる。ある自民党県議は「政治色の強い団体の長に知事が就くのは問題がある」と指摘した。
会は1992年、衆院旧岩手2区選出だった小沢氏を支援しようと、岩手1区の経済人を中心に盛岡市で発足した。現会員は約1100人。会長は昨年死去して不在となっていた。
2013年07月01日月曜日
2301
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:10:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/saitama/CK2013062802100007.html
民意の行方<1>自民・公明 「与党で2議席」の陰に 2013年6月28日 「もちろんトップ当選は古川俊治。しかし、『二議席確保が与党の過半数につながる』と石破(茂・自民党)幹事長から言われました。どうか、矢倉さんにもご協力を」
六月二十一日夜、戸田市内で開かれた自民党戸田支部の定期大会。壇上に立った地元選出の自民衆院議員、田中良生はこう言って党員らに頭を下げた。
今回の参院選埼玉選挙区(改選数三)に自民公認で出馬するのは、現職の古川俊治(50)だ。一方で党本部は、公明党新人の弁護士矢倉克夫(38)の推薦も決めた。自民が公明候補を推薦するのは全国で埼玉選挙区だけで、参院選では過去に例がない。全国の一人区に出馬する自民候補が、公明の支援を受けることとの引き換えになったという。
自民は、過去の参院選でも公明候補に票を融通してきた。その見返りに、衆院選や県議選などで自民候補者に公明票を入れてもらうためだ。自民党本部は今回、公明の要請に応じて矢倉に十万票を融通することを決定。県内で小選挙区支部長を務める十五人の全衆院議員にそれぞれ五千票を割り振り、うち五人にはさらに五千票を上乗せした。
古川は、六年前の参院選で六十八万票を得て初当選した。自民が昨年末の衆院選で県内で獲得した比例票は八十五万に上っており、県連内には「矢倉さんに十万票を渡しても圧勝だ」と楽観ムードが漂う。「古川さんより矢倉さんの選挙に力を入れている」と話す自民県議もいる。
こうした状況に、古川陣営は不満を募らせる。古川自身は今月三日に県庁で開かれた記者会見で、自民が矢倉推薦を決めたことを「不服だ」と批判。公明についても「人の党の票を『分けてください』と言う前に、無党派層に訴えかけろよ、と申し上げたい」と本音をぶちまけた。
ある県連幹部は「古川さんの指摘は当たり前。党本部が推薦したことで、過去の参院選よりも多くの自民票が矢倉さんに流れる可能性もある」と引き締めに躍起だ。
■ ■
「矢倉かつお」と表紙に書かれた二種類のリーフレットがある。一つは名前の文字の色が青で、もう一つは緑。緑は自民のイメージカラーだ。「緑版」の裏表紙には、自民党総裁の安倍晋三(首相)や幹事長の石破と握手する矢倉の写真を載せ、自民支持者が手に取りやすいようにした。
公明は今回の参院選で、選挙区には代表の山口那津男ら四人を擁立する。埼玉選挙区は「自公協力の象徴」として、最重点区の位置付けだ。矢倉は駅前などに連日立ち、顔と名前を懸命に売り込んでいる。
公明の県内の基礎票は四十万票余りとされる。公明県本部幹事長の福永信之は「当選ラインは六十五万票とみている。十万票は自民にお願いし、残りは企業回りなどで掘り起こす」と説明。その上で、自民の推薦を得たことで「(自民側に)票の融通をお願いしやすくなった」と話す。
だが、自民支持者から実際にどれだけ票が集まるかはわからない。ある公明市議は「推薦がついても『なぜ公明の候補に入れるんだ』と納得しない自民支持者が大半だろう。自民側には『与党で二議席』の重要性を説明してもらうしかない」と漏らした。 (敬称略)
◇
昨年末の自公政権復活後、初の参院選は来月四日に公示される予定だ。埼玉選挙区には立候補を予定しているのは現職三人と新人六人。有権者の民意はどの候補者に集まるのか、県内主要政党の動きを追った。
2302
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:10:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/saitama/CK2013062902100008.html
民意の行方<2>民主 逆風の中「種をまく」 2013年6月29日 「民主党への逆風は底を打った気もするが、実際は分からないな…」。六月中旬の夕方、さいたま市のJR大宮駅前。「本人」のたすきを掛けてマイクを握る民主現職の山根隆治(65)のそばで、陣営関係者が視線を落とした。
民主が惨敗し、政権与党の座を明け渡した昨年末の衆院選。「うそつき」「バカヤロー」。選挙戦で街頭に出た県内の民主候補者たちは、有権者から罵声を浴びた。目の前でビラを破り捨てた人もいた。「今は『頑張れ』とは言われないが、『バカヤロー』とも言われない。どん底は脱したと思いたい」。ある選対幹部は期待を込める。
■ ■
民主は過去三回の参院選で、埼玉選挙区に候補者を二人ずつ擁立してきた。山根は六年前の選挙では、新人だった行田邦子(47)とタッグを組んで戦い、ともに勝利した。だが昨夏に行田は離党し、今回はみんなの党から出馬することに。民主県連は党の支持率低迷も踏まえ、今回の候補者を山根一人に絞った。
県連は前回までは候補者二人にそれぞれ選対組織を設けていたが、今回は党の議員も支援者も一丸となれる。山根は「六年前はやりにくいところがあった。今回はのびのびできてありがたい」と本音を漏らす。
一方で、思わぬデメリットも浮上している。選対が二つあった時は、良くも悪くも「向こうの候補が先行している」と互いに競争意識が芽生え、票の掘り起こしにつながる面があった。今回はそれが望めない。
民主は昨年の衆院選で、県内で五十三万票の比例票を得た。山根陣営では、民主の最大の支持組織である連合の組合票を固めるなどして、まずはこの数字を死守。さらに県内十五の総支部ごとに一万〜一万五千票程度を上積みし、最終的に六十八万票を獲得したい考えだ。
全国的に連合の影響力低下が指摘されて久しいが、連合埼玉が昨年の衆院選後、県内の組合員約七千人を対象にした調査では、投票に行った人は八割近くに上った。連合埼玉の幹部は「なんだかんだ言っても、労組にそれなりの力はある」と強調する。
昨年の衆院選で民主は、県内十五の小選挙区のうち11区(秩父市、深谷市など)を除く計十四選挙区に現職を擁立したが、当選者は、比例での復活も含めて三人にとどまった。小選挙区ごとに置かれる総支部長のうち、現職の衆院議員も三人だけになった。
「総支部長が外を回っても、現職と元職では有権者の反応が違う」(選対関係者)。野党では政策の発信力に力強さを欠くうえ、人、モノ、資金などの面でも弱体化は否めない。
■ ■
「一度離れた民主支持者を全部取り戻すのは、現実的には難しいでしょう」。大宮駅前での演説を終えた山根が厳しい現実を見つめる。黙々とビラを配り続けていた陣営関係者が言った。「参院選の選挙期間は十七日間と長い。公示後に風向きが大きく変わることもある。だから今、種をまく手を止めてはいけない」(敬称略)
2303
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:10:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/saitama/CK2013063002100004.html
民意の行方<3>みんな 危うい無党派頼み 2013年6月30日 今月二十二日、東京都議選の選挙戦最終日。さいたま市のJR大宮駅前で街頭演説に立ったみんなの党の現職行田邦子(47)のそばに、党幹事長の江田憲司の姿があった。「この大事な日に東京を離れたのも、埼玉選挙区が最重点区だからです」。強い日差しの下、江田は三十分以上も熱弁を振るった。
再選を目指す行田は、二〇〇七年の参院選に出馬したときは民主党公認だった。年金記録の不備問題などで自民党に大逆風が吹く中、トップの七十四万票を獲得。華々しいデビューを飾った。
民主は〇九年に政権交代を実現したが、党の支持率は急降下していく。「民主党にいることで、有権者の期待に応えられなくなる」。昨年七月、行田はそう言ってみどりの風に移った後、みんなの党代表の渡辺喜美の誘いを受ける形で、今年三月にみんな入りした。だが、参院選の準備期間を考えると、出遅れ感は否めない。選対幹部は「六年前の得票数は参考にならない。行田がみんな公認ということすら、支持者に浸透していない」と危機感を募らせる。
みんなの地方議員は県内に十九人しかおらず、党の県支部は三月末に産声を上げたばかりだ。大きな支援組織を持たず、公示後にポスターを県内全域に貼る協力者すら確保できていない。「何をするにも人手不足」(選対)と悩みは尽きない。
■ ■
「もめているうちに、早く選挙戦に突入しないかな…」
公示まで一カ月を切った今月上旬、みんなの党県支部幹部は気をもむ日々を送っていた。日本維新の会共同代表の橋下徹の従軍慰安婦問題発言をめぐり、両党の関係は急速に悪化。全国の選挙区で候補者をすみ分けるという合意が崩れ、維新は、埼玉での候補者擁立を模索し始めていた。
みんなも維新も有力な支持組織がなく、ともに無党派層の票が頼みの綱だ。維新が昨年の衆院選で県内で獲得した比例票は、最多の自民に次ぐ六十二万票。みんなは三十六万票で、五番手に沈んだ。維新が今回擁立すれば行田にとっては大きな痛手となったが、最終的に擁立を見送った。「正直、ほっとした」。みんなの県支部幹部は安堵(あんど)の表情をみせた。
行田陣営が今回の「基礎票」と見込むのは、この比例票だ。当選ラインとされる六十五万票までかなりの上積みが求められる。行田は前回は無党派層の圧倒的な支持を得たとみられるが、今月の都議選で無党派層の票は各党に分散した。
昨年の衆院選では、県内の小選挙区に出馬した維新の候補者九人のうち、二人が比例で復活当選した。みんな関係者には水面下での支援を期待する声も出ているが、維新は都議選で惨敗。行田陣営の関係者は「仮に維新と連携しても、もはや行田当選のカギとはならない」と話す。
■ ■
無党派層の「民意」は、今回はどこに向かうのか。大宮駅での街頭演説を終えた江田は、続く行田の集会でこう発破を掛けた。
「自民党の候補者は業界団体のボスに頭を下げれば、一瞬で一、二万票来る。民主党の候補者は公務員の労働組合に頭を下げれば、二、三万票来る。だが行田さんは一人一人に頭を下げて一人一票しかこない。その積み重ねでしか勝てないのが、みんなの党の候補者だ」(敬称略)
2304
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:10:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/saitama/CK2013070102100007.html
民意の行方<4>共産・社民 護憲で示す対立軸 2013年7月1日 「自民党の暴走と一番対決しているのは共産党。その思いが風になった。もともとそのつもりでしたが、いよいよ私も有力候補になってきましたよ」
六月二十六日、さいたま市内で開かれた県年金者組合共産党後援会の決起集会。東京都議選で議席を倍増させたことについて同党新人の伊藤岳(53)が切り出すと、出席者たちから笑いと拍手がわき起こった。
会場では、「憲法改悪」への反対や、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」批判を展開する伊藤のツイッターを印刷したビラが配られ、熱心にメモを書き入れる年配者の姿もあった。
昨年末の衆院選。共産が県内小選挙区に擁立した候補者十五人は全員敗れ、県内で獲得した比例票は二十三万票だった。比例では日本維新の会(六十二万票)やみんなの党(三十六万票)に水をあけられ、自民、民主の「二大政党」への批判票の受け皿にはなりきれなかった。
一方で、維新の勢いは、共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言で失速した。共産党県委員長の小松崎久仁夫は、都議選での躍進について「橋下発言や民主党に失望した層に共産党が選ばれた。有権者にしてみれば、目の前の霧が晴れるように共産党が(選択肢として)現れた」と話す。今回は比例で三十八万票が目標だ。
伊藤の国政選挙への出馬は五度目となる。東京電力福島第一原発事故後は、伊藤を中心に「原発さよならデモ」を県内で二十回行った。脱原発を願う人たちの幅広い支援にも期待している。
■ ■
「日本を戦争のできる国にしない。『憲法改正にノー!』。この国民の声を受け止め、国政に生かしてまいります」。さいたま市のJR大宮駅前で三十日、社民党新人の川上康正(48)が声を張り上げた。党首の福島瑞穂も応援に駆けつけた。
川上は、昨年の衆院選では埼玉1区(さいたま市浦和区など)に立候補した。二度目の国政挑戦を支えるのは、四十歳以下の党員や協力党員でつくる「社民ユース」のメンバーだ。蓮田市議の勝浦敦(27)は「年配の人より、むしろ中高生から二十〜四十代ぐらいの人が護憲に関心を持っていて、応援してくれている」と手応えを感じている。
昨年の衆院選で社民の県内比例票は六万票余りにとどまった。今回の参院選では「比例で十三万票」を目標に掲げている。
県連合代表の佐藤征治郎は「国民の関心が景気対策に傾く中、自民が公約の末尾に憲法改正を掲げている。自民が参院選で勝てば、『支持を得たから憲法も改正する』となってしまう。防波堤となる社民が票を増やすことで、改憲反対の声が根強いことを示さねば」と力を込めた。
=敬称略、おわり
(この企画は前田朋子、竹内章が担当しました)
2305
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:12:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk12010120000c.html
2013参院選ちば:混迷・3人区/上 自民、異例の2人公認 勢力争い「舛添氏擁立」の幻 /千葉
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇現職・新人、戦略調整なく 「比例の利」狙う公明
「(新党改革代表の)舛添要一なんて面白いんじゃないか」
5月下旬ごろ。みんなの党関係者が自民党現職の石井準一氏(55)と雑談していると、参院選千葉選挙区(改選数3)の候補者として現職の舛添要一氏(参院比例代表)の擁立を勧められた。
当時、みんなは日本維新の会との選挙協力を解消し、千葉で独自候補を擁立する方針にかじを切ったばかり。だが、舛添氏擁立は「他党の党首を担ぐほど人材不足ではない」(みんな幹部)などと党内では否定意見が占めた。舛添氏は東京など複数の選挙区からの立候補を検討したが、結局、今月7日に不出馬を表明した。
県内の自治体幹部も、石井氏が自ら立候補する同選挙区での「舛添氏擁立説」を唱えるのを聞いた。「まるで派閥選挙だ」。自民県連幹部は、同党公認候補同士でも同じ選挙区内で勢力争いをしていた衆院選中選挙区制のころを思い起こした。
◇
県議会の自民会派(当時56人)で2月中旬、同選挙区で石井氏の他にもう1人の擁立を求める署名が過半数の31人分集まった。大義名分は「党勢拡大」だが、署名したのは会派内の最大グループ「県盛会」を中心とする「非石井派」だった。
県盛会は2009年の知事選で違う候補を支援するなど、石井氏が県議時代から事実上率いる会派内のグループ「千葉政経懇話会」と対立関係にある。2人目の公認候補は、出馬意欲を示した新人で前八千代市長の豊田俊郎氏(60)を軸に調整が進められ、県内選出の一部国会議員も重要閣僚に働きかけた。党本部は独自の世論調査結果も踏まえて「2人当選の可能性がある」と判断し、3月に豊田氏を公認。自民が選挙区で複数擁立するのは千葉以外では東京(改選数5)しかなく、異例の対応だった。
しかし、石井、豊田両氏の陣営では、重点的に活動する地域を調整し、2人とも当選するよう票を分け合うなどの戦略は現時点でみられない。自民関係者は、幻に終わった舛添氏擁立を巡る石井氏の動きをこう推測する。
「現職の石井氏と閣僚経験がある舛添氏が立候補すれば、知名度で劣る豊田氏は不利になる。舛添氏が当選しても自民に復党する可能性があり、石井氏の県内勢力が強固になる。どう転んでも石井氏にはプラスの話だ」
◇
こうした自民の戦いぶりを注意深く見守るのは、両氏を推薦する公明党だ。選挙区の支援の見返りに自民支持層の比例票を求める公明は今回、県内比例票の獲得目標を40万票に据える。昨年12月の衆院選で獲得した33万票を上回る数字だ。
5月18日に開かれた豊田氏の千葉市内の事務所開き。公明県本部の富田茂之代表は「豊田さんが一番欲しがっている推薦状を持ってきました」と壇上であいさつし、豊田氏に直接推薦状を手渡すパフォーマンスを見せた。
その1カ月後。富田代表は千葉市内で石井氏などと会食し、親交を深めた。石井氏は、比例代表では県内を拠点とする公明新人の平木大作氏(38)の支持を訴える約束を確認したという。
以前から平木氏とともに演説などを行っていた石井氏への公明の推薦決定は4月下旬。豊田氏は5月上旬と遅れた。両氏のどちらが比例票でより協力しているか−−。公明関係者は「今のところ、票の配分比率は決まっていないが、より一生懸命やってくれた方に多くの票を出すのは当たり前」と断言する。
今月23日に浦安市内で開かれた自民の薗浦健太郎衆院議員(千葉5区)の国政報告会で両氏が顔を合わせた。
石井氏「現職として必ず議席を獲得し、皆様に恩返しをしていきたい」
豊田氏「行政経験を国政に生かすため、当選に向け惜しまず努力する」
壇上に上がった両氏はエール交換もせず、それぞれの必勝を誓っただけだった。
× ×
参院選の日程が28日、7月4日公示、同21日投開票に決まった。千葉選挙区は改選数が2から3に増えた07年の選挙以降、大政党の複数当選や中小政党の議席獲得も見込めるようになった。それぞれの思惑が複雑に交錯する今回の情勢を報告する。
2306
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:13:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk12010080000c.html
2013参院選ちば:混迷・3人区/中 生き残りかける「第三極」 候補選びに難渋の維新 /千葉
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
◇協力解消歓迎のみんな 自民の利か“覇権争い”
1枚のA4の紙が日本維新の会の混乱の始まりだった。
5月15日。維新県総支部の西田譲代表ら県内を拠点とする衆院議員3人は、公認が決定していた前我孫子市議の事務所に赴き、取り消しを伝えた。松井一郎党幹事長(大阪府知事)から3人が預かった文書には理由が記載されていた。
<党勢拡大の積極的な政治活動の実態把握ができない>
前市議は弁明の機会を求めたが、聞き入れられなかった。
次に公認に内定したのは、昨年末の衆院解散前にみんなの党から維新に転入し、衆院選千葉2区に出馬して落選した医師。医師は記者会見で「雪辱を果たす」と力強く語ったが、約1週間後には公認を辞退した。最終的に決まった前県議の花崎広毅氏(36)は、記者団に「国政政党として候補者を決定する仕組みは未整備だった」と険しい表情をみせた。
躍進した昨年末の衆院選を念頭に、花崎氏の陣営幹部は「悲観していない」と強気の姿勢を崩していない。しかし、「橋下徹共同代表(大阪市長)の人気に頼りきっていた」(維新幹部)党は、皮肉にもその橋下氏の従軍慰安婦問題を巡る発言で、さらに混乱の度合いを深めている。
「衆院選では完全な協力関係を構築できなかった。参院選でもう一度、信頼関係を作ろう」
西田氏は4月26日、千葉市内での会合で、みんなの地元議員を前にこう呼びかけた。追い風の与党に対抗しようと、維新とみんなによる第三極の選挙協力が進められ、千葉選挙区は維新候補をみんなが支援する選挙区として調整が進んできた。だが、橋下氏の発言を受け、みんなは協力関係を解消。維新の戦略は音を立てて崩れた。出馬決定も遅れた花崎氏は「選挙事務所開きの日程も未定」(陣営関係者)といい、橋下氏ら党幹部の応援を要請するなど、立て直しに必死だ。
◇
党勢拡大をもくろむみんなにとって、協力解消は「渡りに船」といえた。
今月22日、船橋市であった新人で弁護士の寺田昌弘氏(45)の事務所開き。水野文也県議は「(寺田氏には)火中のくりを拾っていただいた。候補者なしでは(選挙への)気持ちが上がらない」と励ました。
みんなは、2010年の参院選で議席を獲得した千葉を最重点の選挙区と位置づける。衆院選直後から、党幹部はひそかに寺田氏と接触を重ね、擁立を模索していた。しかし、維新と選挙協力で合意したため、「忸怩(じくじ)たる思い」(水野賢一幹事長代理)で一度は立ち消えになった。陣営関係者は「(頑張れば)3年後の選挙も楽になる」と解消を歓迎する。
新党が乱立した3年前の参院選で議席を獲得できたことを引き合いに、党幹部の一人は「有権者の見抜く目に期待する」と訴える。ただ、前回の水野氏が4月下旬に出馬会見したのに対し、出遅れは明らかだ。寺田氏もツイッターで「街頭演説。なかなか刺さらない 苦笑。ま、こんなものでしょう」(今月15日)とつぶやいた。
千葉では因縁深まる両党だが、元々、規制緩和など共通政策は多く、「票を食い合う」(みんな幹部)のは確実。昨年末の衆院選比例代表の県内得票率は自民党26・4%に対し維新18・9%、みんな10・6%。両党が協力すれば議席確保がぐっと近付いたはずだが、すでに参院選は「第三極の覇権争い」の様相を見せている。維新の国会議員の一人は「これでは自民を利するだけ。成し得ることも成し得られなくなる」と唇をかんだ。
2307
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:13:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk12010143000c.html
2013参院選ちば:混迷・3人区/下 政権批判票、どこへ 離党組に苦悩する民主 /千葉
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
◇「追い風」強調の共産 「非自民」結集せず
「かつての仲間が2人、また対立候補になった。彼ら(2人)の地元の東葛地域は大変な草刈り場になるかもしれない」。6月7日、千葉市内で参院選千葉選挙区に向けた協議が行われた民主党県連の総支部長・幹事会合同会議。浪人中の前衆院議員が語気を強めると、重苦しい空気が広がった。政権から転落した昨年の衆院選の悪夢がよぎったかのように、黙り込む県連幹部たち。だが、肝心の参院選に挑む民主現職の長浜博行氏(54)と野田佳彦前首相らはすでに別の用事で退席していた。
「かつての仲間」とは、日本維新の会新人で我孫子市選出の前県議、花崎広毅氏(36)と、生活の党新人で柏市出身の前衆院議員、太田和美氏(33)。両氏は民主から政界入りしたが、衆院選前に離れた。離党組と票を奪い合ったことが民主の衆院選敗因の一つとされ、参院選でも同じ構図が形成されている。
ただ、5月下旬、維新とみんなの党が選挙協力を解消し、それぞれが候補者を擁立することになり、県連が「緊張感がない」(国会議員経験者)状態に陥った。第三極の票が割れれば相対的に民主票が上がる−−こんな計算からか、県連幹部は「ホクホクだよ」と安堵(あんど)感を漂わせていた。
6月23日の東京都議選。民主は「戦慄した」(県連幹部)ほどの大敗北を喫した。その2日後の25日朝。JR船橋駅北口で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を批判するビラを通行人に頭を下げて配る野田氏の姿があった。傍らには環境相などで野田内閣を支え、「浜ちゃん」と呼ばれる間柄の長浜氏が立ち、社会保障などの政策を訴えた。
前首相による地元でのビラ配りは約3年ぶり。だが、受け取るのは5、6人に1人だけ。「政治改革を推進するためにも、民主党がへこたれてはいけない」とマイクで叫ぶも、立ち止まったのは数えるほどだった。
3人が当選する選挙区の楽観と党に突きつけられている現実。ある選対メンバーは「都議選以降、陣営でそうとう厳しくやっているが、全く挽回できていないのに引き締まらない」と嘆いた。
◇
「必ずや次の総選挙には国民の生活を大事にする政治グループを結集し、政権交代を実現する。そのために参院選は極めて重要だ」
生活の小沢一郎代表は6月2日、母親の出身地の柏市内の居酒屋で開いた支援者約120人との会合で語った。県庁で記者会見を行い、太田氏の擁立を発表したのはこの4日前。野党が競合して自民候補を利する事態を避けるため、改選数1の選挙区では生活の擁立を抑える小沢氏だが、「3人区の千葉で擁立するのは自然なこと。何としても当選を期したい」と説明した。
太田氏は06年の衆院千葉7区補選で初当選後、福島2区に転出。3選を目指した昨年の衆院選で落選した。小沢氏からは「1日50回のつじ立ち」を課され、遊説には自転車を使う。警戒を強める民主陣営に対し、「長浜先生は尊敬している。対抗馬だが、敵だとは思っていない」と話す。
小沢氏が描く「非自民勢力」の結集は具体化していない。それでも太田氏は「ここで筋を通して出馬しないと、何も起こらない」と強調する。
◇
6月25日に千葉市内であった共産党新人で党県委員の寺尾賢氏(37)の決起集会。壇上に立った浮揚幸裕・党県委員長が「民主はまだ底があり、第三極への期待もしぼんでいる今、選挙区でも共産党への期待が膨らむ状態にある」とあいさつした。
都議選では民主などを尻目に議席を倍増させ、陣営は有力野党不在の中、反自民票を集める好機と捉える。寺尾氏は護憲や原発ゼロなど自民との明確な対抗軸を打ち出し、「自・共対決となるこの選挙を勝ち抜く」と意気込む。
政権批判の受け皿はどの野党になるのか。公示後の「票流」に注目が集まる。(この連載は、田中裕之、岡崎大輔、山縣章子、宮地佳那子、味澤由妃が担当しました)
2308
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:15:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk21010042000c.html
走る:2013参院選・岐阜/上 民主・吉田里江氏 知名度増へ街頭重視 有権者に直接訴え /岐阜
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
「私は、平和、命、憲法、皆さんが安心して暮らせる国をつくっていきたい」。27日午前7時、民主新人の吉田里江氏(47)はJR岐阜駅前で通勤・通学客に訴えた。
トレードマークの白い半袖シャツにピンク色の半ズボン、ランニングシューズ姿。足を止める人はいなかったが、吉田氏は手を振り続けた。
定数削減で改選数が2から1に半減した岐阜選挙区。過去4回続けて民主、自民の2大政党が議席を分け合ったが、均衡が崩れることが確実に。民主は現職の平田健二参院議長(69)が引退を表明。党県連は、国会議員経験者を中心に後継者の擁立を進めた。しかし、党への逆風は収まらず、公示まで1カ月を切っても決まらなかった。
小見山幸治参院議員の秘書を務めた吉田氏が立候補を表明したのは公示26日前の今月8日。「不戦敗だけは避けたい」と必死に候補者を探していた県連幹部らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。
しかし、吉田氏は県内に住んだことがなく、「知名度ゼロ」(県連幹部)。党の支持率は回復の兆しをみせず、支援団体の足並みも乱れた中でのスタートとなった。
「政策が固まっていないのに応援なんてできない」。16日に大垣市内で開かれた支援者集会。吉田氏を迎え、結束を強める狙いだったが、支援者からは党を批判する声が相次いだ。最大の支援組織・連合の地元幹部も「若い組合員から『なぜ民主党を応援するのか』と風当たりが強い。このまま選挙に突入したら間違いなく惨敗だ」と吐き捨てるように言った。
こうした逆風の中、吉田氏は知名度不足を挽回しようと街頭活動に力を入れる戦略だ。「選挙の基本は街頭。有権者に直接訴え、支持を広げたい」。毎日のように岐阜駅前などでマイクを握る。
“落下傘候補”との批判にも、「母方の祖父は岐阜出身。高校卒業まで名古屋で過ごし、岐阜は自分にとって古里と同じ」と反論し、「岐阜のために力を発揮させてほしい」と訴える。
県連内でも吉田氏を評価する声は高まっており、園田康博・前衆院議員は「元気があって弁も立つ。政治家向きだ」と期待する。柴橋正直・県連代表も「ゴールは目の前の短距離走。『吉田里江』という人の魅力を、多くの人に知ってもらえるよう工夫を凝らし、広く訴えたい」と力を込めた。
◇
7月4日公示、21日投開票される参院選。岐阜選挙区の立候補予定者はすでに県内各地を走り回り、激しい前哨戦を繰り広げている。決戦にかける主要政党と立候補予定者の動きを追った。
2309
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:15:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk21010042000c.html
走る:2013参院選・岐阜/上 民主・吉田里江氏 知名度増へ街頭重視 有権者に直接訴え /岐阜
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
「私は、平和、命、憲法、皆さんが安心して暮らせる国をつくっていきたい」。27日午前7時、民主新人の吉田里江氏(47)はJR岐阜駅前で通勤・通学客に訴えた。
トレードマークの白い半袖シャツにピンク色の半ズボン、ランニングシューズ姿。足を止める人はいなかったが、吉田氏は手を振り続けた。
定数削減で改選数が2から1に半減した岐阜選挙区。過去4回続けて民主、自民の2大政党が議席を分け合ったが、均衡が崩れることが確実に。民主は現職の平田健二参院議長(69)が引退を表明。党県連は、国会議員経験者を中心に後継者の擁立を進めた。しかし、党への逆風は収まらず、公示まで1カ月を切っても決まらなかった。
小見山幸治参院議員の秘書を務めた吉田氏が立候補を表明したのは公示26日前の今月8日。「不戦敗だけは避けたい」と必死に候補者を探していた県連幹部らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。
しかし、吉田氏は県内に住んだことがなく、「知名度ゼロ」(県連幹部)。党の支持率は回復の兆しをみせず、支援団体の足並みも乱れた中でのスタートとなった。
「政策が固まっていないのに応援なんてできない」。16日に大垣市内で開かれた支援者集会。吉田氏を迎え、結束を強める狙いだったが、支援者からは党を批判する声が相次いだ。最大の支援組織・連合の地元幹部も「若い組合員から『なぜ民主党を応援するのか』と風当たりが強い。このまま選挙に突入したら間違いなく惨敗だ」と吐き捨てるように言った。
こうした逆風の中、吉田氏は知名度不足を挽回しようと街頭活動に力を入れる戦略だ。「選挙の基本は街頭。有権者に直接訴え、支持を広げたい」。毎日のように岐阜駅前などでマイクを握る。
“落下傘候補”との批判にも、「母方の祖父は岐阜出身。高校卒業まで名古屋で過ごし、岐阜は自分にとって古里と同じ」と反論し、「岐阜のために力を発揮させてほしい」と訴える。
県連内でも吉田氏を評価する声は高まっており、園田康博・前衆院議員は「元気があって弁も立つ。政治家向きだ」と期待する。柴橋正直・県連代表も「ゴールは目の前の短距離走。『吉田里江』という人の魅力を、多くの人に知ってもらえるよう工夫を凝らし、広く訴えたい」と力を込めた。
◇
7月4日公示、21日投開票される参院選。岐阜選挙区の立候補予定者はすでに県内各地を走り回り、激しい前哨戦を繰り広げている。決戦にかける主要政党と立候補予定者の動きを追った。
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:16:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk21010060000c.html
走る:2013参院選・岐阜/中 自民・大野泰正氏 油断警戒し引き締め 腰の低さで浸透図る /岐阜
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
「ありがとうございます」「よろしくお願いします」。22日に岐阜市内で開かれた自民新人、大野泰正氏(54)の事務所開き。腰を低く曲げた大野氏は事務所前で支援者一人一人の手を両手でしっかり握りしめ、笑顔でおじぎを繰り返した。
腰を低くした姿勢に周囲から「何度もぺこぺこし過ぎ」と冷やかされるが、「有権者のことを考えると、自然と頭が下がる」と“大野流”のスタイルを貫く考えだ。
大勝した昨年末の衆院選から高い支持を維持している自民党。県連は2月、県議3期目の大野氏擁立を決めた。祖父は党副総裁を務めた大野伴睦(ばんぼく)氏で、両親ともに元参院議員という政治家一家の3代目。若くして運輸相秘書官を務め、周囲から「いずれは国政に挑戦する」と見られていた。しかし、「有権者は伴睦を知っていても泰正のことは知らない」(選対幹部)とあって、県内各地を回り、業界団体へのあいさつ回りを徹底。民主党政権下で行われた2010年参院選で対応が分かれた農協農政連盟や、建設業協会など各種団体の推薦を受け、着実に足元を固めてきた。
「ねじれ解消のための重要な選挙」と党本部が位置づける今回の参院選。県連は比例代表に力を入れる方針で、比例の全候補者に担当の県議を2人以上割り当てて票の上積みを図る。また、自民比例代表から組織内候補を擁立する団体の県組織には、規模などに応じて数値目標を課す。猫田孝県連幹事長は、あらゆる会合で「ぜひ家族を連れて期日前投票に行ってほしい」と呼びかけ、「比例票が伸びれば自然と大野氏の得票も伸びる」と鼓舞する。
県連幹部が最も警戒するのは“気の緩み”だ。古屋圭司県連会長は「支持率がいいと油断し、潮目がかわることがある。しっかり脇を固めていかないと何が起こるか分からない」と引き締めを図る。別の幹部は「圧勝してこそ、組織を盤石にできる」と強調する。
27日の県議会最終日。大野氏は辞表を議長に提出した。議場で登壇した大野氏が辞職のあいさつをすると、議場は大きな拍手に包まれ、「がんばれよ」「もう帰って来るなよ」の励ましの声が飛んだ。
議場に別れを告げた大野氏は「この地で多くの人に育てられ、現場の課題を見つめ、叫びを聞いてきた。岐阜や日本を元気にするためにも、もっとがんばっていきたい」と表情を引き締めた。
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2311
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:17:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk21010040000c.html
走る:2013参院選・岐阜/下 共産・鈴木正典氏 自民批判の受け皿に 有権者との対話重視 /岐阜
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
「得しているのは一部の富裕層だけ。本当に腹が立ちますよ」「生活保護を減らされたら生きていけない」−−。
高山市内の県営住宅の一角で6月23日、共産新人の鈴木正典氏(49)は住民の声に耳を傾けた。街頭演説を終え、支援者から贈られた花束を手にした鈴木氏は、額の汗をぬぐい、真剣な表情で住民の話にうなずいた。
これまで国政選挙3回、知事選1回に挑戦し、5度目の選挙となる鈴木氏。県内を6ブロックに分けて巡回するキャラバンを3月に開始し、5周目を終えた。路地や団地、商店街での街頭演説やミニ集会などを数多くこなし、有権者との対話を重視している。支援者からは「しっかり話を聞いてくれる」と好評で、演説についても「最近では一定の“間”ができてうまくなった。余裕が出てきた」と評価が高まっている。
昨年末の発足以来、高支持率が続く安倍内閣。しかし、共産党県委員会の松岡清委員長は「金持ち優遇のアベノミクスや消費増税、憲法改正などへの批判は根強い。安倍内閣に審判を下せるのは共産党だけ。参院選は共産と自民の戦いだ」と力を込める。
共産への支持は一部の保守支持層にも広がる。6月2日に岐阜市内で開かれた総決起集会。読み上げられた応援メッセージの中に農協幹部の名前があった。
農協は自民党の支持基盤で、農協系の政治団体は自民新人の推薦を決めている。「自民党が推進しているTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は日本の経済を土台から壊す。TPP参加に中止を掲げる共産党の存在と活躍に注目し、参院選でのご健闘を祈る」とのメッセージに松岡委員長は「こんなことは今までなかった」と驚きを隠さない。
23日に投開票された東京都議選で、共産は議席数を8から17に伸ばし、民主を上回って第3党に躍進した。松岡委員長は「共産党に投票すれば議席に結びつくことが示された。確信を持って参院選を戦っていける」と自信を見せる。1995年以来6回の参院選岐阜選挙区で共産候補が獲得した最高票は98年の11万9500票。鈴木氏が2010年の前回選挙で獲得したのは7万3000票で、陣営は前回を大幅に上回る10万票以上を目標に掲げる。
連日、街頭演説と対話集会を重ね、すっかり日焼けした鈴木氏。「こんなに楽しみな選挙は初めて」と話し、次の演説会場に向かった。
◇
この企画は加藤沙波、梶原遊が担当しました。
2312
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:18:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130628-OYT8T01312.htm
[参院選対決の構図・上]逆風民主 地方重視PR
武内氏(左)の総決起集会で「踏ん張ろう」と呼び掛ける岡田前副総理(右)(22日、高知市内で) 高知市のホテルの宴会場に設けられた壇上で、民主党現職・武内則男(54)と並んだ前副総理の岡田克也は声を張り上げた。「おごる自民を勝たせてはいけない。ここで踏ん張ろう」
今月22日に開いた総決起大会。会場を埋めた約1200人の拍手が響く中、陣営幹部は3月にあった県連定期大会を思い返し、胸をなで下ろした。
代表の海江田万里を迎えながら、用意した約200席は半分も埋まらなかった。座る人のいない椅子の背もたれが、今回の選挙戦を暗示していたからだ。
安堵(あんど)したのもつかの間。翌日投開票された東京都議選で、民主は惨敗し、第1党から第4党に転落した。「都議選後だったら決起どころじゃなかったよ」。幹部は自嘲気味につぶやいた。
□ ■
民主は2004年以降、推薦を含めて3回連続で参院の議席を獲得してきた。安倍政権に対峙(たいじ)する野党・民主という構図は、武内が初当選した6年前とまったく同じだが、「風は逆に吹いている。しかも暴風だ」と県連関係者は言う。
当時、代表だった小沢一郎はヘリコプターで高知入りし、代表代行だった菅直人、幹事長だった鳩山由紀夫も相次いで来援。「道行く人みんなが手を振ってくれた」。
そんな〈熱狂〉は今はもうない、と関係者は渋面をつくる。岡田の来援が決まった時は、集会まで1週間を切ろうとしていた。寄せられるのは、与党時代の政権運営の稚拙さに対する批判ばかり。「車で走っても、誰も見向きもしてくれない」とため息をつく。
■ □
追い風を知るだけに、逆風の厳しさはより理解している。県連と陣営は環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加と憲法改正に反対し、自民との対立軸を鮮明化することで巻き返しを狙う。
特に重視するのが、党本部の打ち出す地方重視の浸透だ。各都道府県連の政策担当者と党本部がカメラ付きパソコンで協議を重ね、参院選公約を練り上げたと説明。「地方の声をくみ取った」とアピールする。
武内も党陳情要請対応副本部長を務めた実績から、中央と地方のパイプ役を自認し、「高知の“命”である高速道路の予算確保に努めてきた」と訴える。「批判は甘んじて受ける。国会議員として仕事をきちんとしてきたことを伝えていく」。武内は表情を引き締めた。(敬称略)
◎
参院選は28日、7月4日公示、同21日投開票と決まった。高知選挙区(改選定数1)には4陣営が立候補を表明。候補者を擁立した政党の動きを中心に追った。
(2013年6月29日 読売新聞)
2313
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:18:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130629-OYT8T00863.htm
[参院選対決の構図・中]自民 議席奪還へ追い風
全国郵便局長会の集会で支持を訴える高野氏(高知市で)=画像を一部修整しています 国会が閉会した26日夜、ミニ集会を終え、会場出口で支持者を見送っていた自民党新人の高野光二郎(38)は、遅れまいと慌てて靴を履こうとしていた高齢男性に声をかけた。「ごゆっくりどうぞ」。男性が立ち上がると、がっしりとその手を握った。
安倍内閣の支持率は高止まりで推移し、東京都議選で自民は候補者が全員当選した。県内でも、昨年12月の衆院選で3選挙区の議席を独占。勢いは衰えず、2004年から3連敗中の参院選で、議席奪還を狙う。
それだけに、県連が警戒するのが上滑りだ。「支持率にあぐらをかき、おごったような態度が出れば、風向きは変わる」。10年の参院選で苦杯をなめた高野も「一つの言葉、1回の握手に力を込める」と緩めない。
□ ■
「分裂さえしなければ」。県連、陣営とも3年前を振り返ってほぞをかむ。菅首相(当時)が消費税率の引き上げに言及し、民主が大敗した中、自民の元参院議員が無所属で立候補し、公認の高野と共倒れに終わったからだ。
今回は態勢作りに腐心した。県連は昨年7月の予備選で、名乗りを上げた高野と県議に「選ばれた候補を全力で応援する」との誓約書を提出させ、分裂を回避。陣営も18市町村に24後援会支部を設置し、「政治歴が浅く、地力に弱い」という高野批判をかわす。
前回は自主投票だった医師連盟や歯科医師連盟、農政連などから推薦を受けた。小泉首相(当時)の「郵政解散」による05年の衆院選以来、たもとを分かっていた全国郵便局長会の県内3部会からも推薦を取り付け、29日の集会で、高野は比例の組織内候補と握手を交わした。
■ □
「勝てる態勢が整った」(県連幹部)とはいえ、懸念材料は残されている。環太平洋経済連携協定(TPP)だ。政府の交渉参加表明に、県内では農家を中心に反対論が根強い。
「米など5品目の『聖域』を守れないなら、批准すべきではない」との立場を取る高野。だが、業界団体の中には「政府・与党が参加を決定した時、明確に反対と叫べるのか」との声がくすぶる。
高野は「何巡したかわからない」ほど県内を回り、「対話は丁寧に、移動はダッシュで」とブログで記すなど地元密着の姿勢で、不安の払拭と楽観ムードの引き締めを図る。(敬称略)
(2013年6月30日 読売新聞)
2314
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:18:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130630-OYT8T00671.htm
[参院選対決の構図・下]共産 母の立場で発信力
◇幸福実現「TPPが経済活性」
日曜市でマイクを握り、憲法改正反対などを訴える浜川氏(左から2人目)(高知市で) バラの花模様に縁取られ、美少女アニメのキャラクターが印刷された便箋に幼い文字。「『おかあちゃん おしごと がんばってね』と書いているそうです。ウルウルします」
共産党新人の浜川百合子(33)が今年から始めたブログには、街頭演説などのスケジュールに挟まれ、4歳の長女を持つ母親の素顔がのぞく。
党県委員会が国政で擁立した候補では最年少。これまでは、衆参合わせて8度出馬した元衆院議員らベテランを立ててきた。安定した戦いの反面、「新鮮味に欠ける」「人材難と思われる」との指摘もあった。
党員の減少に高齢化という問題を抱え、若年層への浸透を図ろうと白羽の矢を立てたのが、「等身大の自分の姿を、素直な言葉で語れる」(県委員会幹部)と評価する浜川だった。
□ ■
かつて衆院選で議席を獲得しながら、2003年以降は国政選で全敗。しかし、東京都議選で改選議席を倍増させる躍進に、「高知でも無党派層の受け皿になれる」とみる。
昨年12月の衆院選で、県内の比例票が4万1514票だったのに対し、小選挙区は、2区と3区で民主党の“不戦敗”もあって、3選挙区で計7万8502票を獲得したからだ。
公園やスーパーで同世代の母親らと触れ合う。県西部の集会を終え、「帰りは、南風のアンパンマン号! 娘も大喜びでした」とブログにつづる。そんな浜川に、「これまでにない反応が返ってくる」と陣営も手応えを感じている。
■ □
等身大の発信力がとりわけ効果をみせるのが、「憲法改正反対」「平和の維持」だという。
16日には自ら企画し、若者や育児中の女性との対話集会を開催。「安倍政権は、子どもたちを戦争に送る危険な国づくりを進めている」「母親として、命と暮らしを壊す政治を見逃せない」と力を込めた。
「大上段に主張を振りかざすのではなく、小さい子どもを抱える母親だからこそ、若い世代の共感を呼んでいる」。県委員会幹部は言う。
□ ■
憲法を巡り、諸派新人で幸福実現党の橋詰毅(50)は改正の立場を取る。23日に香美市で行われた立候補予定者の公開討論会では、「自分の国は自分で守る」とし、「自虐史観を正し、日本の誇りを取り戻すべきだ」と強調した。
さらに、環太平洋経済連携協定(TPP)についても賛成し、「輸出産業が元気になり、雇用・収入が増えて消費が活発になる」と主張している。(敬称略)
(この連載は安恒勇気、田岡寛久が担当しました)
(2013年7月1日 読売新聞)
2315
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:19:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130629ddlk41010477000c.html
’13参院選情勢:風はどこへ/上 民主党 /佐賀
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇アベノミクスに「間違い」
「今のアベノミクスがまずいと思う人は手を挙げてください」
民主党の長妻昭・元厚生労働相が5月26日、鹿島市で講演し、会場の約200人に呼びかけた。聴衆のほぼ全員が一斉に挙手。安倍晋三首相が進める経済政策へ「ノー」の思いをぶつけた。
続いて参院佐賀選挙区に立候補予定の新人、青木一功氏(37)が登壇。「大企業など一部が富める政治は間違っている。民主党の旗を高々と掲げて戦う」と主張した。
2007年参院選で、日本銀行出身の川崎稔氏を擁立した民主は、初めて佐賀選挙区で議席を獲得した。しかし、川崎氏は12年の衆院選直前「消費増税法案に賛成したけじめ」と再選不出馬を表明。その後、政権復帰した自民・公明党政権の12年度補正予算案に賛成したことなどから、除籍された。
県連は急きょ、公募を実施したが、手を挙げたのは僅か3人。「絶対に勝てる候補者を」と意欲を燃やす県連は熟慮を重ね、任期満了約3カ月前の4月末、ようやく青木氏の擁立を決めた。
決定後、青木氏は1日約50カ所以上のペースで街頭演説を繰り返し、県西北部から東部を横断する。連合佐賀の推薦を受け、社民党県連から支持を得るなど、労働者らへの支持拡大を急ぐ。
しかし、出遅れ感は否めない。連合佐賀の組合員ら約1600人が集まった4月のメーデー集会での「お披露目」に間に合わなかった。連合幹部も「顔を売り込むチャンスを逃した」と悔やむ。
頼みの綱は、青木氏が秘書を務めた原口一博衆院議員や、大串博志衆院議員の後押し。
佐賀市中心部や県東部で原口氏と共に街頭演説に立ち、原口氏の後援会へのあいさつ回りを繰り返す。県中・西部を地盤とする大串氏は「私は農協職員よりも現場を回っている」と豪語し、連れだって農家への訪問を重ねる。
青木氏は「コメなどの聖域を死守するために、自民の拙速な参加は反対」と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に慎重な立場を強調。政府・自民が交渉参加を進める一方で「TPP反対」を主張する自民候補の「矛盾」を突き、自民支持層の農業者に食い込む作戦だ。
「佐賀から党再生を図る」
3月末に佐賀市であった県連大会。来県した細野豪志幹事長が語気を強めた。衆院選で大敗した民主にとって原口、大串両氏が比例復活当選した佐賀は最大の要所の一つ。29日には海江田万里代表が来県する。原口氏も「街頭での対話を中心に、多くの人の声を聞くしかない」と党勢の復調を目指す。
◇ ◇
7月4日公示の参院選まで1週間を切った。自民、公明が政権復帰した昨年12月の衆院選から約半年が過ぎた。高い内閣支持率を背景に自公政権は「ねじれ国会」解消に向け、過半数の議席獲得を目指す。一方、民主党などは巻き返しに懸命だ。政党の動向をまとめた。(この連載は、蒔田備憲、田中韻、春田周平が担当します)
2316
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:20:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk41010263000c.html
’13参院選情勢:風はどこへ/中 自民党 /佐賀
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
◇「TPP反対」の声届ける
10日、小城市のJAさが三日月支所であった農家約50人が集まった会合。あいさつに立った自民新人、山下雄平氏(33)=参院選佐賀選挙区に出馬予定=は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)問題に触れ、釈明した。
「皆さんが『お前の顔なんか見たくない』と言うのも当然。自分の行動でもう一度、信頼いただかなければなりません」
JAグループ佐賀が掲げる「TPP参加断固反対」ののぼり旗が、山下氏の背後に翻っていた。
山下氏は昨夏、県連の公募で選ばれ、党公認を獲得。他の候補予定者よりいち早く活動を始め、昨年12月の衆院選で自民候補と連れだって県内を回り、顔を売った。推薦は公明党を含め130以上の団体に及ぶ。
思わぬ障害になったのは3月、安倍晋三首相の「TPP交渉参加表明」。農業が盛んな県内では、衆院1、2区で当選した両自民候補とも選挙でTPP反対を強調していた。
反発したJAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会(中野吉実会長)は「自民党へのけじめ」と山下氏への推薦を白紙撤回。同協議会副会長の野口好啓後援会長自身が集会など表舞台から姿を消す事態となった。
自民県連の福岡資麿会長らの「謝罪」など火消しが功を奏し、約1カ月後に「推薦」を取り戻したが、政府・自民党との主張の落差に、農家の不満はくすぶり続ける。
10日の小城市での集会。終了後、会場を去る農家から「そう簡単に信用できんばい」「不信感でいっぱいだ」と声が漏れた。危機感を抱く陣営も「地方で暮らす農家の声を中央に届ける」と集会などで懸命に訴えている。
一方で、高い内閣支持率を背景に「気の緩み」も見え隠れする。自民関係者から「勝ちは決まった」「合格ラインは10市10町を全制覇できるかどうかだ」と皮算用の声も聞かれる。だが、福岡会長は「自民党は大丈夫という緩みがまん延している。選挙は水物だ」と引き締めに躍起だ。山下氏の選対本部長の留守茂幸県議も「山下氏の出身地の唐津市から遠い県東部は、まだまだ弱い」と警戒する。
支持拡大策の一つとして、陣営は今回解禁されるインターネットを使った選挙運動への取り組みを強める。県連は5、6月に党内外の識者を交えた勉強会を計2回開催。県連独自のフェイスブックページも作った。
元新聞記者の山下氏も早速、ホームページとブログを開設し、強みを見せる。フェイスブックで「個人」「公式」の2種類を使い分け、政策や主張の他、体験談など軟らかい話も盛り込み、硬軟織り交ぜて情報発信している。
2317
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:21:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk41010224000c.html
’13参院選情勢:風はどこへ/下 第三の勢力 増税反対、護憲…訴え /佐賀
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
共産党が改選前の倍増以上の17議席を得た6月23日の東京都議選から一夜明けた24日。同党県東部地区委員会は佐賀市で緊急集会を開き、参院選佐賀選挙区に出馬予定の共産新人、上村泰稔氏(48)が駆けつけた。
「保守といわれていた人たちが共産党に興味を持ち始めている。次は私たちの番です。佐賀から日本を変えよう」
上村氏は国政選挙6回目の挑戦。参院選では、自民支持層の農家らに食い込み、新たな支持者獲得を狙う。今年1月から、県内各地で5〜10人のミニ集会を開き、計100回以上、参加者は計1000人を超えた。
平林正勝・党県委員長は「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加を表明するなど、農業者らは自民党の政策に納得していない」と主張する。ミニ集会に参加した農家からも「自民に裏切られた」「共産のTPP断固反対の政策を評価している」と声が上がっているという。
陣営は今回「自民対共産」という構図を強調する。平林委員長は「アベノミクスの効果を感じている人は佐賀にはいない。票の受け皿となるべく政策を訴えていく」と、反アベノミクス、憲法改正反対を前面に打ち出す。
佐賀選挙区に候補者を擁立しない社民党県連は、比例代表で県内2万票獲得を目指す。県連関係者は「暮らしを守る社民党として存亡がかかっている」と危機感を強めており、雇用問題や消費増税反対、脱原発などを争点に掲げる。
選挙区で民主新人、青木一功氏(37)と政策協定を結んで支持し、民主県連と共闘態勢を取る。「消費増税に踏み切ったのは民主党だ」と支持者に不満の声はあるが、徳光清孝・県連幹事長は「野党が連結して自民・公明の過半数を阻止しなくては、憲法改悪の流れに歯止めのつかないことになる」と護憲の立場をアピールする。
公明党も佐賀選挙区に候補者を擁立せず、自民新人、山下雄平氏(33)を推薦し、比例代表で県内6万票の獲得を目指す。今月16日には「ネット選挙解禁」を意識し、佐賀市で短文投稿サイト「ツイッター」と連動した講演会を初めて開催した。党県本部関係者は「若年者や、党の福祉政策などに関心を持ってくれそうな有権者を取り込みたい」と広がりに期待する。
佐賀選挙区に出馬予定の幸福新人、中島徹氏(39)は佐賀と武雄両市にある宗教法人の支部を拠点に活動。TPP推進や玄海原発の再稼働による経済活性化、消費増税反対を主要政策に掲げる。
2318
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:24:35
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2013saninsen/2013/06/18/18.html
2013年6月18日(火)
【企画】選択の夏
第1部「乱」<1> 追い風の中、自民分裂
森屋宏氏(右から2人目)も出席し、参院選に向けた対応を確認する自民党県連の衆院1区の議員会議=甲府・自民党県連
青木茂樹氏(左)の集会に出席した臼井成夫県議(右)と土屋直元県議=甲府・県立青少年センターリバース和戸館
「自民党に籍を置きながら、自分の選挙として朝から晩まで活動する。どうしても国政に送ってもらいたい」
15日夜、参院選に無所属で出馬する駒沢大教授の青木茂樹氏(44)が甲府市内で開いた小集会。自民党県連地域支部長の要職にある土屋直元県議が訴えた。隣には自民党の古参でありながら衆院選の対応をめぐって党を離れ、青木氏擁立に関わった臼井成夫県議。「自民党の候補者は独善的に決められた。決して首を縦に振れない」と、県連内に渦巻く根深い不満を“代弁”した。
全県行脚
県連の公募による候補者選考は、今年2月、自薦・他薦があった14人を選考委員が評価し、最高点だった当時県議の森屋宏氏(55)に決まった。ところが、他薦で推された高野剛県議らが「選考過程が不透明」と猛反発。高野氏が一時、県連の動きとは別に党公認で出馬を目指す事態に発展した。
自民党は昨年12月の衆院選で山梨1区の議席を奪取したほか、2、3区も比例復活で当選。続く今参院選は、県連にとって議席を奪還して「保守王国」を復活させられるかの試金石となる。
しかし内情は、高野氏に加え、前議長の浅川力三県議も青木氏サイドと接触し、事実上の“分裂選挙”の様相。安倍政権の高支持率を背景に全国的に自民党候補が優位とされる中にあって、山梨選挙区は「油断はできない」(県連幹部)情勢にある。
森屋氏は県議を4期途中まで務めた議長経験者だが、県連内の危機感は強い。郡内地域の候補ということもあって「全県区での知名度は高くはない」(皆川巌県連幹事長)と、公認直後から森屋氏の“全県行脚”を始め、一巡した。衆院1〜3区でそれぞれ決起大会を計画するなど票固めを急ぐ。
自主投票
対する青木氏は、県内の大学に勤務し、まちづくり活動に関わった経験から人脈も広い。市民グループ中心に支援組織を立ち上げて若者ら無党派層の取り込みに力を入れる一方、「新保守のエース」を標ぼうし、自民党支持層の切り崩しも進める構えだ。
青木陣営が期待したのは、自民を離党し、無所属で国政に復帰した長崎幸太郎衆院議員の支援だ。狙いは、元自民党総務会長の堀内光雄氏、その長男の妻詔子氏との三たびの「保守分裂選」の流れに乗じたいからにほかならない。
その長崎氏の後援会は先月15日、役員会で比例代表は自民、公明両党、選挙区は「自主投票」とすることを確認。長崎氏の復党を優先するため表立った「反党行為」は取らない構えだが、「だからといって簡単に森屋氏を支持するわけにはいかない」(後援会幹部)と言う。
「青木氏支持を正式に表明している自民党県議はいない。参院選には一丸で臨める」。自らに言い聞かせるようにこう繰り返す皆川幹事長。その言葉とは裏腹に、自民票をめぐる争いが激しさを増している。
参院選の公示が約2週間後に迫った。山梨選挙区は自民党の森屋宏=公明推薦、みんなの党の米長晴信=日本維新の会県総支部推薦、無所属の坂口岳洋氏=民主・社民推薦、共産党の遠藤昭子、無所属の青木茂樹、政治団体「幸福実現党」の田辺丈太郎の6氏が激しい前哨戦を繰り広げている。過去最多の「乱戦」に挑む各陣営の内情を追った。〈参院選取材班〉
2319
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:24:53
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2013saninsen/2013/06/19/18.html
2013年6月19日(水)
【企画】選択の夏
第1部「乱」<2> 民主 メンツかけ独自候補
坂口岳洋氏(左から2人目)の後援会代表者会議であいさつする輿石東氏(左)=甲府市西高橋町
「私は客ではない。坂口氏に何とか決断してほしいと言った張本人だ。誰よりも大きな責任を抱えている」。5月31日、参院選山梨選挙区に無所属で出馬する坂口岳洋元衆院議員(42)の後援会代表者会議。来賓として紹介された民主党の輿石東参院議員会長だが、あいさつはさながら自らの“決意表明”となった。
政権与党の幹事長として党運営を取り仕切ってきた輿石氏は、昨年12月の衆院選で野党に転落したことで引責辞任。参院選での巻き返しを期し、1人区を中心に野党共闘を呼び掛けてきた。「参院のドン」のお膝元である山梨選挙区は、その象徴となるはずだった。
「野党連携を視野に勝てる候補を選びたかった」(民主県連幹部)。だが出馬の環境が整わず、結果絞り込んだのが衆院選で落選した直後の坂口氏だが、衆院復帰を望んで固辞していた。
候補者擁立が難航する中で野党共闘を実現するには、選挙区出馬が決まったみんなの党の米長晴信参院議員(47)に乗るしかない。不戦敗だけは許されない状況下、輿石氏が粘り強く説得し、公示まで3カ月を切った段階で坂口氏に翻意させた。
裏切り者
「なぜ民主党は邪魔をするのか」。5月12日、米長氏の総決起大会で来県したみんなの党の渡辺喜美代表は、ぎりぎりで独自候補擁立に踏み切った民主党を痛烈に批判した。
党本部レベルで民主との共闘を模索していたみんなは、3月下旬に米長氏の処遇について選挙区か比例代表か決めずに公認を発表し、民主の出方をうかがった。みんな側には、現職米長氏で野党が共闘すれば、自民に対抗できるとの読みがあった。
しかし、日本維新の会との「統一候補」となる可能性が高かった米長氏には、同じく民主を離党した小沢鋭仁元環境相が支持に回る。輿石氏や民主県連にとって、「裏切り者」と強く非難してきた離党組の2人と組む環境が整うはずはなかった。
過去最多
一連の対応に対し、民主県連内には「厳しい戦いを強いられるが、それ以上に米長氏、小沢氏と組むことは支持者に理解されない」と“追認論”は多い。一方で輿石氏主導で坂口氏擁立を押し切ったことには、「党のメンツを優先した」(民主党議員)と疑問視する向きがあるのも事実だ。
坂口氏は民主の看板を外して無所属で出馬する。企業経営者らを中心に新しい後援会も発足させた。「広く県民の支援を得るため」とするが、公認候補がいない党の存在感が薄れる事態は必至で、支援する連合山梨から「末端に支持が広がるか難しさもある」(組合関係者)との声も漏れる。
坂口氏の政党色を薄める戦術も、政党推薦を受けない無所属の青木茂樹氏(44)の出現で誤算が生じている。野党共闘の不発が招いた過去最多6人の乱立で、非自民勢力が“共倒れ”しかねない状況にある。
毎週末、県内入りして坂口氏の支援者回りに同行するなど、並々ならぬ熱の入れようの輿石氏。民主県連幹部は言う。「議席奪取を目指すのはもちろんだが、米長氏にだけは議席を取らせるわけにはいかない」
2320
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:25:09
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2013saninsen/2013/06/20/16.html
2013年6月20日(木)
【企画】選択の夏
第1部「乱」<3> 維新、みんなが「統一候補」
決起大会であいさつする米長晴信氏(右)。みんなの党の渡辺喜美代表(中央)、日本維新の会県総支部長の小沢鋭仁衆院議員が同席した=昭和町内
「みんなの党の渡辺喜美代表は、東京都議選の応援でもダイレクトに維新の会を批判している。最終的には党の決定に従わざるを得ない」
甲府市内で15日開かれた日本維新の会県総支部役員会。総支部長の小沢鋭仁衆院議員は、橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言の影響に触れ、山梨でみんなとの選挙協力解消の可能性が出てきたことを伝えた。都議選へは日本維新から小沢氏の次男も出馬しているだけに、みんなの“口撃”は一層看過できない。冒頭の報告を終えると、都議選の応援のためとんぼ返りした。
昨年末の衆院選で躍進した第三極。県内でも衆院議員1人ずつを誕生させた日本維新、みんな両党は、参院選で一気に党勢拡大する算段だ。山梨選挙区は、民主を離党してみんな入りした米長晴信参院議員(47)を「統一候補」とし、早くから協力態勢を築いた。
蜜月の象徴
小沢氏と米長氏は民主時代に同じ鳩山グループに所属していた間柄。その小沢氏と、みんなの渡辺代表も関係が深く、米長氏が「山梨はみんなの党と維新の会が共闘する象徴的な選挙区」と蜜月をアピールしてきた。
「山梨はこのままよろしく」。みんなが、橋下氏の発言を受けて参院選と都議選で日本維新との選挙協力解消を決めた5月21日。渡辺代表から米長氏支援の継続を直接求められた小沢氏は、維新批判のボルテージを上げる渡辺代表に「ならば批判しすぎないように」と“自重”を促した。
「既に選挙協力を実行している。今更別の候補を応援できるわけがない」。みんな、日本維新の両党県組織の幹部は口をそろえる。第三極の選挙協力を解消すれば自民、民主両党を利する、という共通認識がある。米長氏陣営も「協力関係に何も変わりはない」と努めて平静を装う。
ただ、15日の日本維新県総支部役員会では「あそこまで言われて協力する必要はない」との声が上がり、「特例」だった山梨での協力関係がほころび始めているのも確かだ。
自民に接近
一方、みんな固有の不安要素もある。小野次郎参院議員と中島克仁衆院議員の支持者には自民党系が多く、民主からみんな入りした米長氏の支持固めが遅れている。さらに政党支持を受けていない無所属の青木茂樹氏の出現は、自民、民主の二大政党に流れない無党派層の取り込みを目指す第三極と競合する。
橋下氏の従軍慰安婦発言が党勢低迷を招いたことに対しては、ここへ来て石原慎太郎共同代表が「大迷惑だ」と身内批判を強め、党内に不協和音が出ている。19日には橋下氏が都議選の結果次第で共同代表を辞任する考えを表明し、党内が揺れている。
「日本維新として、このまま第三極路線でいくのか、二極を目指すのか。ポスト参院選を考えていかないとならない」。党国会対策委員長も務める小沢氏の言葉からは、憲法改正などで主張が近い自民との接近を視野に入れていることもうかがえる。参院選山梨選挙区で第三極の歩調がそろうかは不透明だ。
2321
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:25:25
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/2013saninsen/2013/06/21/17.html
2013年6月21日(金)
【企画】選択の夏
第1部「乱」<4> 「無所属」擁立の戦略
政党支援を受けて参院選山梨選挙区に立候補を予定している、自民公認、公明推薦の森屋宏氏(左上)、みんなの党公認、日本維新の会県総支部推薦の米長晴信氏(右上)、民主、社民推薦の坂口岳洋氏(右下)、共産公認の遠藤昭子氏(左下)のコラージュ
「民主党と言うと票が減るから無所属と言っている」。5月11日、自民党県連の政経セミナーで来県した石破茂幹事長は、最近まで政権を担った民主党が、参院選で元衆院議員の坂口岳洋氏(42)を無所属で擁立することをこう揶揄した。
政党対決の国政選挙で、あえて政党色を薄める民主。石破氏の発言は、安倍政権の高支持率を背景に政党色を押し出す自民と民主との違いを鮮明にし、党の結束を強める意図がある、と受け止められた。
政権交代可能な二大政党制の流れに逆行するように、参院選山梨選挙区は民主が公認候補を出さないことで政党対決色の様相は薄れた。これに、一部の自民党支持者が推す無所属の青木茂樹氏(44)が出馬に名乗りを上げ、さらに情勢は混沌としている。
新保守掲げ
5月中旬、出馬の可能性を探っていた青木氏に、親交がある企業経営者からメールが届いた。「経緯を知りたい」。青木氏擁立に、ともに一線を画してきたはずの既存勢力である県議らが関わっていることに抵抗があったからだ。「清濁併せのむ」と青木氏から説明を受けたが、この経営者は納得し切れないでいた。
現在自民党を離れているが、もともと自民党の重鎮である臼井成夫、中村正則両県議、同党の土屋直元県議らが支援。「新保守」を掲げる青木氏には、政党支援がないことで結集する勢力がある一方、「顔ぶれは『新』とはほど遠い」との見方もあるのは確かだ。
投票率低下
比例代表をにらんだ各党の戦術も、有権者にとって参院選の対立構図を分かりにくくしている。県関係では、自民が元衆院議員の赤池誠章氏(51)、みんなは日本航空学園理事長の梅沢重雄氏(60)を擁立。選挙区候補がいない公明は山梨選挙区で、連立を組む自民の森屋宏氏(55)の推薦を決めた。「ギブ・アンド・テーク」を重視する公明支持者は、自民が比例で公明に選挙協力する「バーター戦術」を当然期待してのことだ。
しかし、自民県連内には、党本部が昨年末の衆院選で山梨1区に赤池氏ではなく宮川典子衆院議員の擁立を決めた経過を踏まえ、比例に回った赤池氏を全面支持すべきだとの声がある。だが県連幹部は「森屋氏を応援してもらう以上、公明への配慮も欠かせない」と胸の内を明かす。
政権公約は出そろっていないが、憲法改正や環太平洋連携協定(TPP)、原発政策などの重要課題に各党がどこまで踏み込むかが見えてこない点も、今参院選の意義をかすませている。
憲法改正では、連立政権を組む自民、公明の違いが鮮明で、公明は選挙協力を盾に安倍晋三首相に憲法改正の争点化を避けさせた。このため参院選で議論されないまま、参院選後に改憲論議が本格化することを不安視する向きがある。
参院選はネット選挙が解禁されるが、安倍政権の高支持率から、投票率低下を懸念する声もある。有権者の関心を高められるか、各陣営が選択基準を明確に示すことが求められている。(おわり)=参院選取材班は小林義徳、田中喜博が担当しました。
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:26:42
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130602_11.html
徳永 久志氏 (民主・現)
揺らぐ存在感 危機募る
こぶしを振り上げ、必勝を誓う徳永氏。議席を守れるかどうかに党の命運がかかる(18日、長浜市・勤労者福祉会館「臨湖」)
近江八幡市のホテルで今月8日、元さきがけ代表で官房長官も務めた武村正義(78)を囲む会が開かれた。
「私も武村門下生の端くれ。あたたかい激励をいただき、気合を入れて頑張りたい」。参院選滋賀選挙区(改選数1)に立候補予定の民主党現職徳永久志(49)は、集まった190人を前に、今も知名度の高い武村とのつながりを強調し、支援を呼びかけた。
滋賀の民主党にとって、今参院選は正念場だ。昨年の衆院選では、独占していた4選挙区全てを自民党に奪還された。県内比例票も10万4千票と2009年衆院選の3分の1に激減、日本維新の会に5万票差をつけられて第3位に沈んだ。
「滋賀の民主を守る」と県連代表の衆院議員三日月大造(42)。今参院選での議席死守は至上命令だ。徳永の応援に訪れた近江八幡市出身の党幹事長細野豪志(41)も「ここで議席を守れるかどうかが、党全体にとって非常に大きな意味を持つ」と、反転攻勢の拠点にしたい考えをにじませた。
とはいえ、世論の追い風を受ける自民党の安倍晋三政権との違いをどう主張していくかは簡単ではない。
先月26日、草津市のホテルに女性120人を集めた茶話会で、徳永は「子育て、教育は私たちの生活そのもの。ここを立脚点に、党をもう一度作り上げたい」と訴えた。女性に関心の高いテーマに重点を置く作戦だ。
今月9日には大津市内の大型スーパー前で「株価は上がっても、給料は上がらない。年金は切り下げられている」と、安倍政権が進める経済政策へ批判のトーンを強めた。
だが、湖国の民主を支えてきた労働組合に揺らぎが出ている。
「どうして、民主党なのか」「組合員にどう説明していいかわからない」。昨年の衆院選以後、連合滋賀事務局長松元光彦(46)のもとには、各労組の幹部からこんな声が寄せられるようになった。
「政権を失い、存在感が薄れている民主党に対し、支持する理由を見失っている。こんなことは、これまでなかった」。松元は危機感を募らせる。
それでも、議席死守へ党を挙げての取り組みは続く。8日、高島市新旭町で開いた国政ミニ集会で、前衆院議員川端達夫(68)は「徳永さんは県会で8年、国会で6年経験を積んだ。滋賀の隅々まで知っている」と支持を求めた。他の前衆院議員や地方議員も、各地で支援を訴える。
県連幹事長の出原逸三(67)は「従来の支持者だけでなく、その周囲にも支持を広げられるかどうか。それができないと、勝てない」と言う。
◇
参院選の投開票日に予定される7月21日まであと1カ月。滋賀選挙区で候補者擁立を準備する民主、自民、共産の3政党を中心に、動きや課題を追った。(敬称略)=3回掲載します。
【2013年6月21日掲載】
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:26:58
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130601_8.html
二之湯武史氏 (自民・新)
追い風生かし 組織強化
朝、駅前で演説する二之湯氏。「国会のねじれを解消しなければならない」と政治の安定を訴えた(18日、大津市馬場2丁目・膳所駅前)
15日夜。参院選滋賀選挙区(改選数1)に立候補する自民党新人の二之湯武史(36)は、大津市内で党大津逢坂支部の会合に出席した。
「よそ者と言われるが、大津のために全力で頑張る。力を貸していただきたい」。参加者一人一人と握手し、慌ただしく次の会場へ向かった。出身の京都市を離れ、名古屋市で会社を営む生活から転身し、公募で立候補予定者に決まって4カ月。街頭活動とあいさつ回りを繰り返している。
昨年12月の衆院選で、自民は県内4選挙区で全勝した。民主党が政権を取った2009年衆院選以降、3年4カ月間ゼロだった県選出の国政議席を回復した。安倍政権の期待感が持続する情勢を追い風に、「小泉ブーム」の01年以来となる参院選勝利を狙う。
「12年ぶりの1勝を勝ち取りたい」。9日に大津市内であった選挙事務所開きで、滋賀2区の衆院議員上野賢一郎(47)は力を込めた。続いて3区の武村展英(41)も「3年前、わたしが取れなかった議席を何としても二之湯さんに」と訴えた。ダブル選挙だった3年前の知事選、参院選にそれぞれ立候補し、敗れた2人の言葉に、和やかだった会場が引き締まった。
好機を組織強化につなげようと、党県連は今回、会長、幹事長の下に衆院議員4人を各選挙区の責任者に配置し、運動を進める選対を組んだ。会長の辻村克(72)は「若い衆院議員が自分の選挙のつもりで組織を固めねばならない」と厳しい口調で話す。15日には全支部役員を集め、方針を徹底した。
一方、業界団体は二之湯氏推薦を決めつつ、政策の行方を注視する。県建設業協会の幹部は「実際に賃金が上がり、若い人が増えて技術が継承されないと構造的な問題は解決しない」と話す。医療や農業関連の団体からは「推薦の方向だが、TPP(環太平洋連携協定)への不安などいろんな意見がある」との声も聞こえる。
選対本部長に就いた県連幹事長の家森茂樹(61)は「下野していた3年前の参院選、知事選では、政策を訴えても有権者に説得力がなかった。今回の参院選に勝ち、政治の安定を取り戻してこそ、自民党の復権といえる」。参院議席奪還の先に、湖国政界の主導権を見据える。
二之湯は18日朝、大津市のJR膳所駅前でマイクを握った。インターネットを使った選挙運動に備えてスタッフが映像を撮影し、日焼けした顔をアップでとらえた。立候補が決まって印刷した約6万枚の名刺は残り2千枚を切った。「手応えはよく分からない。とにかく、やれることをやるしかない」。初の選挙に緊張感の抜けない日々が続く。=敬称略
【2013年6月22日掲載】
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:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:27:14
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130531_8.html
坪田五久男氏 (共産・新)
「自共対決」前面に攻勢
演説会を終え、来場者と握手する坪田氏。支持拡大へ力を注ぐ(5月25日、大津市・びわ湖ホール)
「アベノミクスで景気や暮らしが良くなったという人はいない。さらに消費税を増税されたら、日本経済の底が抜けてしまう」
滋賀選挙区(改選数1)に立候補予定の共産党新人坪田五久男(54)は6日、彦根市内の商店や事業所を訪ね、安倍政権が進める経済政策を批判した。
「今もしんどいのに、消費税が上がれば商売をやめようかと思っている」。訪問先の飲食店で、経営者の男性がつぶやいた。坪田は「共産党がストップをかける。頑張ります」と力を込めた。
「憲法改悪や原発再稼働を許さない。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加も亡国の政治」。街頭などでは自民党批判を強める。
「今回は『自共対決』を打ち出す」。6年ぶりの参院選挑戦となる坪田は、基本戦略をこう描く。日本維新の会やみんなの党に対しても「自民の補完勢力」と位置付け、批判を展開している。
選対本部長を務める党県委員長の奥谷和美(61)は「争点ははっきりしている。自民党にものを言えるのは共産党しかないという理解は日増しに高まっている」と言う。
坪田は街頭宣伝やミニ集会を県内各地で繰り広げるほか、16日には、消費税増税に反対する大津市内でのデモ行進にも参加した。
ただ、近年の国政選挙では低調が続く。1998年の参院選比例では県内で10万票を獲得したが、その後は5万票台にとどまる。2011年の県議選では3議席全てを失った。昨年の衆院選では「日本維新の会や日本未来の党に投票した支持者もいた」(党県委)という。
それでも奥谷は「今回と98年参院選はよく似ている」とみる。98年は消費税が3%から5%に引き上げられた翌年で、共産党は比例を含め15議席も獲得した。「増税で景気が悪くなると指摘していたことが現実になった。政治を変えてほしいとの思いが集まったのでは」と期待を込める。
TPP交渉参加についても、他党との対決軸を鮮明にする。党国会対策委員長の衆院議員穀田恵二(66)は、4月に大津市で開かれたTPP参加に反対する県民会議の緊急集会に出席。先月25日には同市での党演説会で「公約を裏切った自民党に滋賀の総意を示すべき」と訴えた。
近江八幡市内の農事組合法人で理事を務める坪田も「近江米や近江牛など滋賀の農業を押しつぶす」と厳しく指摘。県内の農協や農家なども回り、幅広く支持を訴える。
奥谷は「TPP参加を『絶対に許さない』と怒る農業関係者もいる。新たな票を獲得するために、もっと突っ込んでいきたい」と、攻勢を強める考えだ。
このほか、幸福実現党新人の荒川雅司(38)は8日に草津市で事務所開きを行い、JR駅前での街頭演説などを重ねている。中小企業の活性化策として消費税増税の中止や原発の早期再稼働などを主張している。=敬称略
【2013年6月23日掲載】
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:27:39
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130619_2.html
北神 圭朗氏 (民主・新)
比例票激減、最重点区に
通勤する有権者らに名前を売り込む民主党新人の北神圭朗氏(12日、京都市左京区上高野)
民主の府内比例得票数
民主党新人で元衆院議員の北神圭朗氏(46)が12日朝、京都市左京区上高野で通勤者に訴えた。「アベノミクスのほころびが少しずつ出てきた」。株価の乱高下や公共事業への巨費投入に触れ、7月の参院選で争点となる安倍政権の経済政策を批判した。
参院選京都選挙区(改選数2)で民主党は2001年以来、自民党と議席を分け合ってきた。長く「自民・共産対決」が続いたが、共産党を退け、04年以降の3回の参院選では同党公認候補が自民を抜き、いずれもトップ当選してきた。
昨年末の衆院選で惨敗を喫したが、京都6選挙区では2区の前原誠司衆院議員ら3人が議席を守り、一矢を報いた。しかし、府内の比例代表得票は約18万票にとどまり、09年の前回衆院選で獲得した約58万票から激減。自民党の約30万票と、躍進を見せた日本維新の会の約29万票に大きく離された。
党府連では党勢回復を目指そうと参院選に照準をあわせ準備を進めたが、昨年10月、公認を決めた華道家の池坊美佳氏が、今年3月に健康上の理由で出馬を取りやめるなど候補者選定で混乱。衆院選京都4区で落選した北神氏に白羽の矢を立てたが、支持者から「参院選で再び負ければ政治生命が絶たれる」と懸念も出た。出馬を渋る北神氏を国会議員らが再三説得し、ようやく立候補を決意した経過がある。
それだけに、京都選挙区を全国の「最重点区」と位置づける。海江田万里代表や野田佳彦前首相らが相次いで京都入りし、てこ入れを図っている。
北神氏は衆院京都4区では2期当選した実績から知名度はあるが、それ以外では知名度アップが急務となっている。広く集票するには衆院選を勝ち抜いた前原氏や、府連会長の山井和則衆院議員(京都6区)らとの連携が欠かせない。中京区の事務所開きで前原氏は「自分の選挙以上に戦い、京都の民主党の底力を見せる」と国会議員や69人の地方議員にげきを飛ばした。
北神氏は立候補表明後の約2カ月で府内を2巡した。事実上、自民党現職の西田昌司氏(54)、共産党新人の倉林明子氏(52)、日本維新の会新人の山内成介氏(47)との争いになるとみられる中、2期7年務めた衆院議員や旧大蔵省勤務の経験を強調、「即戦力」とアピールしている。解禁となるネット対策では活動や予定を一斉メール送信するシステムをつくった。
陣営が予想する当選ラインは「25万票」。共産党は過去の実績から20万票以上獲得できる力があり、日本維新も共同代表を務める橋下徹大阪市長による従軍慰安婦などをめぐる発言などで支持率が低下しているとは言え、衆院選での比例得票を踏まえれば、決して侮れない。
北神氏は「こちらの支持が絶対的に上がっているわけではない。地道に訴え続けるしかない」。府連の中小路健吾幹事長は、高い支持率を保つ自民党が先行しているとの見方を示しつつ、「2位争いは団子状態だ」と引き締めを図る。
◇
7月4日公示、21日投開票が確定的の参院選が目前に迫ってきた。京都選挙区には5人が立候補を表明し、すでに選挙事務所も整え臨戦態勢に入っている。各陣営はどう戦略を描き、何に照準を合わせ票を掘り起こそうとしているのか、その動きを追った。=4回掲載の予定です。
【2013年6月16日掲載】
2326
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:27:55
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130618.html
西田 昌司氏 (自民・現)
優勢の声、払しょく躍起
街頭でマイクを握り主張を訴える西田氏(10日、京都市南区・近鉄東寺駅前)
自民の府内比例得票数
京都市南区の近鉄東寺駅前で10日朝、自民党現職の西田昌司氏(54)が街宣車の上から、「安倍内閣への期待は大きいが、参院では過半数がなく、さまざまな審議で支障をきたしている。安定した過半数が使命だ」。手ぶりも交えて、通勤客に再選への意気込みを訴えた。
南区は京都府議時代からの地盤で、東寺駅前は20年近く街頭演説を続けている場所だ。それだけに西田氏には有権者の反応が敏感に伝わる。「まだ選挙の雰囲気は盛り上がっていない」。手応えの少なさに顔を曇らせた。
京都選挙区(改選数2)で自民は2004年以降、3回連続で民主党の後じんを拝し、2位に甘んじてきた。西田氏が初当選した07年選挙は36万2千票で、50万票を超えた民主候補に約14万票も差を付けられた。10年の前回選は民主が2人を立て票が割れたにもかかわらず、自民は6万6千票も離された。
安倍内閣の高い支持率や野党の勢い不足を背景に、西田氏にとって「今回はトップ当選をつかみ取ることが至上命令」(党府連幹部)。立候補を表明している民主党の北神圭朗氏(46)、共産党の倉林明子氏(52)、日本維新の会の山内成介氏(47)=いずれも新人=の陣営などからも「今回は2番手争いが激しい」との声が上がり、すでに「西田優勢」との予想も出ている。
自民党内にも広がり、「支持者にも『今回は勝つやろ』と言われる。選挙がなかなか締まらない」との声も聞かれる。陣営は「勝って当然と思われることが一番苦しい」と引き締めに懸命になっている。
ここに来て、安倍政権の経済政策・アベノミクスで好調だった株価も乱高下し、他陣営から攻勢が強まり出した。選対事務長の内海貴夫党府連幹事長は「アベノミクスへの期待が揺らげば、選挙に影響する可能性が高い」と楽観論の払しょくに躍起だ。
圧勝で政権を奪還した昨年12月の衆院選では日本維新の台頭もあって、比例得票は惨敗した09年よりもさらに2万3千票減らした。保守色の強い西田氏と公明党との距離も指摘され、推薦決定が遅れているなど決して盤石とは言えない。
得票を伸ばすには、民主や日本維新に流れた保守支持層を取り戻し、無党派層への浸透も欠かせない。無党派などを照準に人気テレビ番組にも出演し、歯に衣着せぬ発言で知名度を高めている。インターネットも活用して動画投稿サイト・ユーチューブだけで270本を超える動画を公開し、計250万回も再生されている。
獲得目標数について、党府連会長の二之湯智参院議員は「最低40万票は必要だ」とハッパを掛ける。6日には亀岡市で党所属や保守系の府内市町村議員約100人を集めた推薦議員連盟総会も初めて開催し、実働部隊の結束を図るなど態勢も整えつつある。
西田氏は得票目標を語らないが、当然、小泉旋風が吹いた01年選で父の故吉宏氏が獲得した42万2千票が乗り越えるべきハードルとなる。
【2013年6月17日掲載】
2327
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:28:11
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130617_5.html
倉林 明子氏 (共産・新)
脱埋没へ、自共対決前面
商業施設前で買い物客と握手を交わす共産党 新人の倉林明子氏(13日、長岡京市長岡2丁目)
共産の府内比例得票数
空梅雨が続き猛暑となった13日、7月の参院選に立候補する共産党新人の倉林明子氏(52)は、女性支援者とともに長岡京市など乙訓地域2市1町を駆け巡った。
2日前まで京都市議だった倉林氏は、京都市外での知名度不足を補うように、33歳で京都府議に初当選し、市議も5期務めた実績をアピール。憲法改正反対や消費税増税中止などを挙げ、「弱いものいじめを絶対許さないのが政治信条。社会保障削減に待ったの声を京都から国会に届ける」と力を込めた。
参院選京都選挙区(改選数2)では、過去22回の選挙(第1回は4人を選出、補欠選挙を除く)のうち、自民党と共産党で議席を分け合った選挙が7回もあり、「自共の指定席」と呼ばれた。しかし、1998年選挙を最後に共産党は勝利から遠ざかっている。
98年選挙でたたき出した京都選挙区候補の得票は37万8千票で、比例票は28万7千票だった。それ以降、得票は減少し、前回2010年選挙の選挙区候補の得票は18万票、比例票も15万票に減った。昨年12月の衆院選では、比例票が13万8千票にまで落ち込んだ。
党勢減退の主要因を党府委幹部は「野党としての存在感が出せなかった」ことにあるとみる。2000年代は自民党、民主党の「二大政党」の流れの中で埋没。政権運営に失敗した民主党への批判が噴出した昨年末の衆院選でも、日本維新の会など「第三極」の相次ぐ出現の中で埋没した。
共産党は今回、「自共対決」を前面に打ち出す。党府委の渡辺和俊委員長は「民主党に政権を任せてもだめ。第三極も結局は自民党の補完勢力でしかないことが明らかになった。自民党政治と対決できるのは共産党しかない」と強調する。
5月12日投開票の精華町議選では、定数が22から18へ減る中で共産党は現有4議席を確保。得票率をわずかながら伸ばした。渡辺委員長は「党への期待は着実に高まっている」と力を込める。
昨年7月に立候補を決めた倉林氏は、すでに府内各市町村での街頭宣伝活動が4巡目に入った。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対や消費税増税の阻止などを掲げ、農業団体や商工関係者と対話を重ねている。
保守支持層が多い府北部に特化した地域振興提言も作成。丹後半島への米軍Xバンドレーダー配備計画反対や、「アベノミクス」による円安で燃料や資材の高騰に苦しむ漁業者や農家の支援制度創設などを盛り込んだ。
陣営幹部は「98年参院選の直前も共産党以外の政党が自民党に擦り寄っており、今選挙の状況と似ている」と期待する。ただ、支援者の中からは「敵失で浮上を狙うだけではいけない。もっと党の値打ちを広める必要がある」との声も上がる。
自民党現職の西田昌司氏(54)、民主党新人の北神圭朗氏(46)、日本維新の会新人の山内成介氏(47)らが立候補を予定する今回も、党府委は比例の得票目標に30万票を掲げた。野党としての存在感を示し、「上げ潮ムード」と言われた98年選挙のうねりを再現できるかが焦点になる。
【2013年6月18日掲載】
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:28:29
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2013sanin/20130616_12.html
山内 成介氏 (維新・新)
再加速へ、無党派層が鍵
三条名店街で対話に力を入れる山内氏(13日、京都市中京区)
維新の府内比例得票数
京都市内で気温が35度を超える猛暑日となった13日。日本維新の会新人の山内成介氏(47)は、たった1人で中京区の三条名店街の店舗を1軒ずつ回り、店主や店員に名刺を渡して名前を売り込んだ。
「維新です。すごく逆風なんです」。党の現状を訴えながら、票の掘り起こしを始めている。
山内氏は昨年12月の衆院選で伏見区と乙訓地域をエリアとする京都3区から立候補し、トップの自民党候補に約1万7千票差まで迫る善戦を見せたが落選。今回、衆院選の勢いを背に府内全域がエリアの参院選京都選挙区(改選数2)に挑む。
「他党のような組織票はない。直接話すことで、分かってもらえることも多い。一般の人とどれだけつながることができるかだ」。公認決定は3月30日で、出遅れを挽回しようと、街頭活動を中心に知名度を上げようとしている。
大阪市長の橋下徹共同代表が率いる維新は、昨年12月の衆院選で54議席を獲得、躍進した。京都6選挙区では山内氏のほか3人が立候補したが、当選はゼロ。それでも比例得票は府全体でトップの自民に1万票差に迫る約28万9千票を集めた。
近く京都総支部が立ち上がる予定で、幹事長となる元衆院議員の清水鴻一郎氏は「昨年の衆院選は1、3、6区で比例票が勝っていたのに、準備や知名度が不足し及ばなかった。今回個人票に結びつけば、2議席目に飛び込める」と勢いづく。
5人が名乗りを上げる京都では、事実上、自民党現職の西田昌司氏(54)、民主党新人の北神圭朗氏(46)、共産党新人の倉林明子氏(52)との争いになるとみられている。支持率が高い自民は「先行している」との見方から、民主、共産との争いを想定し、獲得目標を25万票と掲げた。
だが、橋下共同代表の従軍慰安婦をめぐる一連の発言などから、支持率が低下。民主党に追い抜かれ、みんなの党との選挙協力も解消となった。
衆院選の勢いに陰りが見え始めたなか、山内氏が「2議席目に食い込む」には保守支持層のほか、無党派層への浸透が欠かせない。事務所スタッフも「前回衆院選で支持をしてくれた無党派層の維新離れをいかに食い止め、民主、自民支持者にどう食い込めるかだ」と強調する。
ただ、日本維新が標榜する保守政治が、自民党とどう違うのか、鮮明に打ち出さない限り大きな集票は期待できない。
山内氏は乗降客の多い駅前での街頭演説や商店街のあいさつ回りを重ねるほか、「地方の自立、統治機構改革は自民党ではできない」と訴え、無党派層や若者層の取り込みを図る。知人の紹介を通じて、労働組合を抜けた組織関係者らや自民支持者らへの接触を強めようとしている。
一方、幸福実現党新人の曽我周作氏(34)は、地元京田辺市で街頭演説などを展開している。17日には京都市南区で事務所開きを行い、活動を本格化させている。=おわり
【2013年6月19日掲載】
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チバQ
:2013/07/01(月) 22:34:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/elc13070102160003-n1.htm
【参院選2013 和歌山】
民主、維新票 どこへ 3陣営が熱い視線
2013.7.1 02:06 [日本維新の会]
4日に公示、21日に投開票される参院選。和歌山選挙区(改選数1)には自民、共産、幸福実現の3人が立候補を表明する一方、民主と維新は候補者擁立を断念し自主投票を決めた。両党の支持票はどこに向かうのか。漂流する票に3陣営が熱い視線を注ぐ。
■「自主投票しかない」
「党勢回復につなげたかったが…」。民主党県連代表代行の岸本周平衆院議員は6月22日、和歌山市内で記者会見し、苦渋の表情を浮かべながら選挙区での候補者擁立断念を発表。「有権者に選択肢を示せず申し訳ない。私どもの力不足に尽きる」と陳謝した。
昨年12月の衆院選比例代表で、民主は全体の11%にあたる約5万4千票を獲得。逆風の中でも一定の支持を得ていたが、今回は投票先を用意できず、「自主投票以外の対応はない」(岸本氏)。参院選では、比例代表の同党候補の支援に集中するとしている。
また、衆院選比例代表で自民に肉薄する約14万票(28%)を集めた維新も、候補者擁立を見送った。和歌山総支部代表の阪口直人衆院議員は「すべてが基礎票とはいえないが、多くの人の期待に添うことができず申し訳ない」と話し、比例での支持獲得に力を注ぐという。
■投票率を懸念
衆院選の比例代表で民主、維新が獲得した票は合わせて約4割に上る。宙に浮くことになる票に3陣営の注目が集まる。
自民党の吉井和視幹事長は「相当数の票が浮くが、多くの人が自民に入れてくれると確信している」と強気の姿勢。参院選を占う前哨戦の東京都議選で擁立した候補全員が当選する完勝をおさめるなど好調な支持率を背景にしていることや、維新支持層は保守層とみているためだが、気になるのは投票率だ。有力な2党が候補者擁立を断念し選択肢が狭まったことで、棄権の増加を懸念。安定した政権づくりのためにも、高い投票率での圧倒的な支持を目指したいという。
都議選で躍進した共産の竹内良平・県委員長は「長年、自民党型の政治と対決してきた」同党がクローズアップされるとみて、支持拡大の好機ととらえる。「県内ではほぼ4割の票が漂流するが、自民への批判票を集めたい」と意気込む。ただ民主、維新の候補者不在で「他党の街宣活動も活発ではなく、このままでは寂しい選挙戦になりそう。政権への批判を棄権という形で終わらせないためにも、しっかり盛り上げていきたい」と強調する。
幸福実現の今井田俊一支部長は「前回、民主や維新に投票した人がうちに入れてもらえればありがたいが、まずは我々が選挙に本気だということをしっかり伝えたい」と話す。
◇
和歌山選挙区には、自民現職の世耕弘成氏(50)、共産新人の原矢寸久氏(61)、幸福実現新人の久保美也子氏(52)が立候補を表明している。
2330
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:36:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/elc13070107120009-n1.htm
【断面 2013参院選】
混戦の小沢王国…岩手 自民・前閣僚ら気勢 剛腕にも焦りの色
2013.7.1 07:10 (1/3ページ)[小沢一郎]
地元業界団体を回り、参院選での協力を求める生活の党の小沢一郎代表(左) =6月11日、盛岡市の岩手県農業協同組合中央会
「こ、こ、これは…。押さえなければいけない所を全部押さえている」
6月上旬、ある民主党議員は1枚のペーパーを見て、思わずうなった。
目にしたのは、参院選岩手選挙区(改選数1)における、生活の党の小沢一郎代表の日程表だ。農業、漁業、商工、医療…。びっしりと書き込まれた訪問先は、見る者が見れば、この選挙に勝利するための“急所”を完全に網羅していることが分かる。
◆「隠密行動」を返上
その小沢氏は6月11日に岩手入りすると、地元では実に20年ぶりとなる行動に出た。
「私自身も農協の組合員です。日本の伝統文化を継承しているのは農漁村ですよ」
小沢氏が訪れたのは盛岡市の県農業協同組合中央会。自民党離党以来、疎遠になっていたが、この日は反環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を訴え、20年という歳月で生じた距離を詰めようとした。
しかし、他党をうならせる小沢氏の行動は、焦りの裏返しでもある。実は、小沢氏の岩手日程は県連を通じて事前に報道機関に告知された。「隠密行動」を好む小沢氏にしては極めて珍しいが、そうでもしないと、今の小沢氏の行動をメディアが大きく取り上げることはないのだ。
26日に国会内で開かれた生活の党の参院選公認証授与式。小沢氏のあいさつは、まるで自らを鼓舞するかのような内容だった。
「民主主義は『数』だ。命がけで選挙を戦って、党の基盤を揺るぎないものにしなくてはならない!」
生活は岩手選挙区に元県議の関根敏伸氏を擁立し、小沢氏はここを「絶対に落とせない」最重点区と位置づけた。
一方、小沢氏が離れた民主党は、対抗馬として新人の吉田晴美氏を擁立した。その吉田氏は街頭演説で「女性の視点から医療介護や子育て支援を充実させる」と女性目線を売りにしている。だが、知名度不足は否めない。しかも、12人いた民主党県議のうち4人が別の候補の支援に回っている。
その候補とは、無所属で出馬する平野達男前復興相。平野氏は元小沢氏側近でありながら、小沢氏とたもとを分かち生活には行かず、4月に民主党を離党した。一時、自民党に接近したが、最終的に自民党に袖にされた。平野氏は「完全無所属でやっていく」と覚悟を決め、復興相を務めた実績を掲げて、支持拡大を図っている。
民主党の吉田氏が県外出身であることから平野陣営幹部は「『反小沢』の民主票は落下傘候補ではなく平野氏に流れる」と読む。
◆見えない力の呪縛
一方、民主党以上に「小沢王国」の陥落を狙っているのは自民党だ。前慶大ラグビー部監督として知名度のある新人、田中真一氏を擁立する。小沢氏の地盤が揺らぐ今、平成4年以来、21年ぶりの勝利に向け鼻息は荒い。かつて小沢氏と新進党で行動を共にした石破茂幹事長は15日に岩手入りし、てこ入れを図った。
もっとも、先の衆院選で、岩手の4選挙区のうち選挙区当選は2区の鈴木俊一外務副大臣だけ。その鈴木氏ですら、生活の畑浩治衆院議員に比例復活を許している。このことは小沢氏の支持層を自民党が完全には切り崩せていないことを象徴している。果たして有権者にかけられた小沢氏の“呪縛”を解くことができるのか。田中氏は街頭などでこのフレーズを好んで口にしている。
「岩手を長年縛ってきた『見えない力』から取り戻す!」
熾烈(しれつ)を極めている岩手夏の陣。抜き出た候補はまだいない。(松本学)
◇
吉田晴美 41 元議員秘書 民 新
田中真一 46 元議員秘書 自 新 【公】
関根敏伸 57 元県議 生 新 【ミ】
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 元県職員 幸 新
平野達男 59 前復興相 無 現
2331
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:36:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/stt13070110450001-n1.htm
【2013参院選】
“燃える闘魂”猪木氏、維新に苦言「猪木の使い方が分かってねえな」
2013.7.1 10:43 (1/2ページ)[日本維新の会]
支援者の前で気勢を上げるアントニオ猪木氏。過激な言動で選挙戦を盛り上げそうだ(撮影・中井誠)
4日公示、21日投開票が決まった参院選に日本維新の会から出馬予定(比例代表)のアントニオ猪木氏(70)が30日、選挙期間中の拠点とする後援会事務所を東京・浜松町に開所した。猪木氏は「原発は10年後にやめる」と早くも選挙モード。選挙戦を前に「猪木の使い方が分かってない」と党に苦言を呈する場面もあった。(サンケイスポーツ)
維新の会のシンボルカラー、グリーンのスーツに“燃える闘魂”をイメージさせる赤いネクタイとマフラーで登場した猪木氏。「プロレスの興業は人に注目してもらい、目を向けてもらわないと成り立たない。選挙も同じ。どんなにすばらしい政策も、聞いてもらえないと意味がない」と持論を展開した。
そして「猪木の使い方が分かってねえな、と怒っている」と爆弾発言。立候補表明以降、他候補の応援にかり出されているが「応援に行く以上、活用してもらって票を上乗せしてもらいたいのに、現地では裏腹で大変腹の立つこともある」とまくしたてた。
「きょうは(関係者から)あまりしゃべらないでくれ、といわれているから」と具体例は示さなかったが、「ただの『ビンタのおじさん』じゃ困るんだよ」と、自身のキャラクターを選挙戦に生かせない党の仕切りの悪さにイラ立ちを隠さなかった。
さらに「原発を10年後にやめよう。その後の答えも仲間と考えて持っている」と宣言。原発を2030年代までにフェードアウトさせるという党公約と食い違うどころか、アントン・ハイセル(バイオ燃料)や永久電気など、奇想天外な猪木氏のエネルギー事業歴を知る人には冷や汗ものの発言だが、「バイオ事業などずっとやってきたので、維新にも提案がある」と言い切った。
今年2月に70歳となり「俺もジジイの仲間入りをしたが、高齢者には孫の自慢と昔話、病院や薬の話だけじゃなく、何かにチャレンジしてもらいたい」とエールを送った猪木氏。勢いを失った維新の会を過激な口調で刺激する姿は、同世代にも励みとなりそうだ。
2332
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:38:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/elc13070122290012-n1.htm
【参院選2013】
維新・橋下氏の慰安婦発言で暗雲 「第三極」混乱続く 候補差し替えや擁立断念
2013.7.1 22:25 (1/2ページ)
4日公示の参院選を間近に控え、日本維新の会の橋下徹共同代表(44)の慰安婦発言で選挙協力から一転、決別した「第三極」が揺れている。前哨戦として注目された東京都議選では、みんなの党が健闘したものの維新は惨敗した。参院選では千葉、埼玉両選挙区で公認候補の差し替えや擁立断念など混乱が続き、陣営関係者からは「なぜあのタイミングであんな発言をしたのか」と恨み節も聞こえる。(大竹直樹)
■千葉は「バタバタ」
「日本維新の会と一緒じゃないですよ。選挙協力は解消です!」。千葉選挙区(改選数3)のみんな公認の候補予定者、寺田昌弘氏(45)が、千葉県市川市のJR市川駅前で選挙カーの上から声を張り上げた。すると、橋下氏を支持しているという市内の主婦(81)が「橋下(共同)代表が来ないとダメよ!」と言いながら立ち去った。
陣営の佐藤浩也(こうや)事務局次長(23)は「維新との選挙協力解消でバタバタだ」と顔を曇らせる。千葉選挙区を維新に譲る方針だったみんなは、共闘路線の崩壊で急遽(きゅうきょ)、候補者調整を余儀なくされ、寺田氏の擁立を発表できたのは6月11日。事務所開きは22日にずれ込んだ。9人が立候補予定の激戦区だけに、陣営関係者は「厳しさはある」と打ち明ける。
■衆院選の勢いなく…
維新とみんなの両党は、憲法改正や統治機構改革など政策面で重なる部分も多く、票を食い合ってしまうとの懸念もある。
「私は橋下共同代表の考えに理解を示している一人です!」。強い風の中、維新公認の候補予定者、花崎(はなざき)広毅(ひろき)氏(36)は、習志野市のJR津田沼駅前で橋下氏を擁護した。
先の衆院選の千葉県内比例票で、自民に次ぐ約55万票を獲得した維新。だが、今やそのころの勢いはない。千葉では2度も候補を差し替えた末、5月末になってようやく花崎氏の擁立にこぎつけた。橋下氏の発言内容自体には理解を示す声も少なくないが、都議選の惨敗など有権者の反応は必ずしも芳しくない。
党の混乱は埼玉選挙区(改選数3)にも波及している。維新は同選挙区をみんなに譲る方針だった。“破談”後は独自候補擁立に向け調整を続けてきたが、結局断念した。
維新の埼玉県総支部幹事長を務める鈴木義弘衆院議員(50)は「選挙協力のときも破談になったときも、党本部から私たちに何も話はなかった」とこぼす。維新の別の議員は「もはやここ(維新)が安住の地とは思っていない」と話した。
みんな公認の候補予定者で現職の行田(こうだ)邦子参院議員(47)はさいたま市のJR北浦和駅前で「改革の原動力になっていきたい」と訴えた。だが、一連の騒動は、第三極の結集を望む有権者の期待を失望へと変えているようだ。
近くで客待ちをしていた同市のタクシー運転手、森泉保夫さん(66)は「本当は第三極が一緒になって戦ってほしかったのだが…」と漏らした。
2333
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:44:44
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/07/01/kiji/K20130701006131350.html
民主 参院選東京選挙区の大河原氏に出馬辞退要請、一本化難航
民主党執行部が、現職2人を公認した参院選東京選挙区(改選数5)で共倒れを避けるため、大河原雅子参院議員(60)に立候補の辞退を求めたことが1日、分かった。党関係者が明らかにした。大河原氏は応じず、あくまで立候補する意向という。執行部は説得を続けるが、4日の公示前に了承を得るのは難しい状況だ。
東京都議選の惨敗を受け、海江田万里代表が候補一本化を検討する意向を表明。関係者によると、党の調査で大河原氏の劣勢が判明したとして辞退を要請した。
東京選挙区ではほかに鈴木寛参院議員(49)を公認している。
大河原氏は1日、都内での決起集会後、記者団に「この時期の一本化はあり得ない。調査の数字が悪いから辞めるという選挙ではない。絶対に勝つ」と強調した。
[ 2013年7月1日 21:48 ]
2334
:
チバQ
:2013/07/01(月) 22:55:45
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/fkk13070102080000-n1.htm
「橋下人気」どこへ? 福岡遊説、聴衆は大幅減少
2013.7.1 02:08
7月4日公示、21日投開票の参院選を控え、日本維新の会の橋下徹共同代表が30日、福岡選挙区入りし、福岡、北九州両市で街頭演説をした。慰安婦発言で支持率が急落するなか「批判をおそれず突き進んでいく」と力説したものの、昨年末の衆院選に比べて聴衆は激減。維新に吹いた風の終焉を感じさせた。
北九州・JR小倉駅前で、橋下氏は「自民党も憲法改正の議論を封印してしまうなど選挙で勝つことだけを狙っている。反論があってこその改革。それをやり切るのは維新の会だけだ」と語った。
慰安婦発言については「正当化するつもりはないが、世界各国の軍隊が戦時中に女性を利用していたのに、日本だけを侮辱することに対し異議を申し立てるのは日本の政治家(の役目)だ」と強調した。
しかし、盛り上がりはいまひとつ。維新の会によると、30日の聴衆は福岡・天神が約2千人、小倉駅前が約1千人だった。先の衆院選では、同じ天神で1万人以上、小倉駅前で2500人(いずれも主催者発表)を集め、聴衆を熱狂させたが、今では拍手もまばらに。北九州市の無職男性(64)は「主張には賛同するが、敵ばかり作るのは良くない。もっと経験を積んだほうがいい」と語った。
福岡選挙区に維新の会は新人で元KBC記者の吉田俊之氏(57)を擁立。自民現職の松山政司氏(54)▽民主新人の野田国義氏(55)▽みんな新人の古賀輝生氏(49)▽共産新人、真島省三氏(50)▽幸福新人、吉冨和枝氏(54)も立候補を予定している。
2335
:
チバQ
:2013/07/01(月) 23:19:22
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/tky13070122470009-n1.htm
ドクター・中松氏 参院東京選挙区3回目の出馬へ
2013.7.1 22:47
発明家の中松義郎氏(85)が1日、都庁で記者会見し、参院選(7月4日公示、21日投開票)に無所属で東京選挙区(改選数5)から立候補することを表明した。同選挙区からの立候補は平成19年に続いて3回目。
中松氏は東大工学部卒。「『良識の府』といわれる参院の議員には十分な見識を持った人が必要だ」とし、「教育や外交、財政などあらゆる問題に体を張る」と語った。
2336
:
とはずがたり
:2013/07/02(火) 11:01:22
>>2333
全国の生活クラブ生協・生活者ネット系の代表者として比例に廻った方が良かったと思うんだけどねぇ。。
参院選:民主、一本化不調 東京、現職が辞退拒否
2013年7月2日(火)01:37
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/20130702k0000m010136000c.html
民主党は1日、参院選東京選挙区(改選数5)で公認した2人の現職を巡り、執行部が一本化調整を行ったが、不調に終わった。同選挙区では2人が出馬する見通しとなった。
同党は東京選挙区で現職の鈴木寛、大河原雅子両氏の公認を決定していたが、先月の都議選惨敗により共倒れを懸念。1日に鈴木氏に一本化する方針を固め、大河原氏側に出馬を辞退するよう要請した。
だが、大河原氏側は拒否。大河原氏は同日夜の会合で「東京選挙区で戦い抜きたい。一本化した方がいいのではという声も頂いたが、民主党、市民社会を強くしなければこの国は生き返らない」と述べ、出馬の意向を改めて表明した。【高橋恵子、光田宗義】
2337
:
神奈川一区民
:2013/07/02(火) 12:28:54
>>2336
大河原氏の場合、理屈ではなくプライドの問題でしょうね。
大河原氏は民主党を離党して、無所属か別の党から出馬した方がいいと思うけどね。
2338
:
名無しさん
:2013/07/02(火) 18:16:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070200757
維新比例候補が辞退【13参院選】
日本維新の会が参院選比例代表での擁立を決めていた社団法人理事長の吉田浩巳氏(51)は2日、奈良市内で記者会見し、立候補辞退を表明した。
吉田氏は「橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言以降、逆風にさらされ、厳しい空気が後援会や支持者にまで広がってきた。戦い抜きたかったが、苦渋の選択をした」と述べた。
2339
:
名無しさん
:2013/07/02(火) 18:16:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130702-00000122-jij-pol
自見氏が不出馬表明=参院選【13参院選】
自見庄三郎参院議員(67)は2日、北九州市内で記者会見し、4日公示の参院選に立候補しない意向を表明した。政界引退は否定した。
国民新党代表だった自見氏は、自民党に復党した上で参院選に出馬する道を模索したが、同党は拒否。自見氏は3月に国民新党を解党し、無所属で活動していた。
会見で自見氏は「福岡選挙区から立候補すれば票を割ることになり(自民党に)迷惑が掛かる」と不出馬の理由を説明。その上で「早い時期に当選可能な国政選挙に出たい」と述べ、政治活動を継続する意向を示した。
2340
:
神奈川一区民
:2013/07/02(火) 22:07:16
民主、鈴木氏に一本化=参院東京【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013070201009
民主党は2日、現職2人を擁立する予定だった参院選東京選挙区(改選数5)で、
候補者を鈴木寛氏に一本化することを決めた。海江田万里代表が記者団に明らかにした。
2341
:
名無しさん
:2013/07/02(火) 22:21:53
http://www.asahi.com/politics/update/0702/TKY201307020395.html?tr=pc
民主、東京選挙区で公認一本化 1人は無所属で立候補へ
民主党の海江田万里代表は2日夜、現職2人の擁立を決めていた参院選東京選挙区(改選数5)の候補者を鈴木寛氏に一本化すると発表した。
東京都議選の惨敗を受け、共倒れする危険があると判断。公認を取り消される大河原雅子氏は、無所属で立候補する意向を伝えてきたという。
海江田氏は細野豪志幹事長、輿石東参院議員会長ら党幹部と同日夜、党本部で対応を協議。都議選で共産党を下回る第4党に転落した結果を踏まえ、大河原氏の公認取り消しはやむを得ないとの認識で一致した。
その後、海江田氏は記者団に「苦渋の選択をした。大変厳しい選挙情勢なので、参院選の東京の公認を鈴木寛さん1人にして、全力を傾ける」と語った。
東京選挙区の候補者調整は、海江田氏が6月28日に「情勢調査をしており、結果によって判断しなければならない」と一本化を検討する方針を表明。先週末に党独自の情勢調査を実施し、鈴木氏が優位に立つとの結果が出ていた。
大河原氏は1日夜、都内で記者団に「一本化はありえない」と受け入れない考えを表明していた。同日、都内であった決起集会でも「必ずこの選挙区から勝ち抜く」と述べていた。
2342
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:05:28
>>2339
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000m010048000c.html
自見氏不出馬:会見で「1回休み」表明 政界引退は否定
毎日新聞 2013年07月02日 19時56分(最終更新 07月02日 20時13分)
記者会見して参院選への立候補を見送ると表明した自見氏=北九州市小倉北区で2013年7月2日午後4時5分、宍戸護撮影
拡大写真 元郵政相で3月に解党した国民新党の代表を務めた参院議員、自見庄三郎氏(67)=比例代表=は2日、北九州市内で記者会見し、4日公示の参院選について「立候補を見送る」と表明した。ただ「1回休み。一兵卒となって政治活動をする」とも述べ、政界引退を否定した。
自見氏は北九州市出身。自民党衆院議員7期中、郵政相を務めた。2005年衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、落選した。07年に参院に転身、国民新党の比例代表で当選し、民主との連立政権で金融・郵政担当相などを務めた。
国民新党解党に伴い、自民復党を目指したが、石破茂幹事長に拒否された。6月には比例から福岡選挙区(改選数2)に転身を図り、自民県連に推薦願を出したが認められなかった。
自見氏は会見で「(自民以外の)保守系の他党とは政策が一致しなかった。福岡選挙区からの立候補は自民票を割ることになり、盟友に迷惑をかける」と出馬断念の理由を説明した。【降旗英峰、宍戸護】
2343
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:06:48
>>2221
http://mainichi.jp/select/news/20130702k0000e010209000c.html
みんなの党:参院選大阪選挙区の候補変更 元「維新」塾生
毎日新聞 2013年07月02日 15時00分
安座間肇氏
拡大写真 みんなの党は2日、参院選大阪選挙区(改選数4)で、経営コンサルタントの村上賀厚(のりあつ)氏の擁立を取りやめ、会社員、安座間(あざま)肇氏(35)に差し替えると発表した。村上氏が辞退したという。
安座間氏は、大阪維新の会が昨年の衆院選に向けて開講した「維新政治塾」の元塾生。大阪選挙区で、みんなの党は日本維新の会と1人ずつ擁立し、協力する予定だったが、橋下徹共同代表の従軍慰安婦を巡る発言で関係を解消した。
2344
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:16:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070200940
参院比例に2新人=大地【13参院選】
地域政党「新党大地」は2日、参院選比例代表に元外務省職員の前川光氏(64)と元会社役員の笹節子氏(61)の新人2人を擁立すると発表した。(2013/07/02-20:23)
2345
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:16:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070200890
野党、複数区でつぶし合い=民主、第三極が激戦【13参院選】
参院選(4日公示、21日投開票)では、改選数2〜5の複数区で民主党や第三極政党など野党陣営の「つぶし合い」が過熱することになる。1人区では自民党の優勢が揺るがないとみられ、複数区でどれだけ議席を獲得できるかが党の消長に直結するためだ。
「皆さんの批判やお叱りを反省材料にする。改めて応援していただきたい」。民主党の海江田万里代表は2日、広島市での街頭演説でこう訴えた。安倍内閣の支持率が高水準で推移する中、2人区の広島では自民党現職が追い風を受けるのに対し、2議席目を民主党新人、同党を離党した生活の党の現職、日本維新の会新人らが争う展開だ。
民主党にとって2人区はこれまで、自民党と議席を分け合う「指定席」的存在だったが、今回は多くの選挙区で他の野党と競り合う。昨年の衆院選以来の逆風がやんでいないことが東京都議選で証明され、党選対筋は「うちが当選圏内にいるとはとても言えない」と危機感を示す。
3〜5人区は、自民党が2人を擁立する選挙区や、固い支持基盤を持つ公明党が参戦する選挙区もあり、戦いは厳しさを増す。民主党は東京で現職2人をいったん公認したが、共倒れを懸念して一本化に踏み切った。
維新は当初、みんなの党と改選数3以下の選挙区で協力することで合意していたが、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言を受け、協力は解消された。みんなが維新に譲る予定だった千葉、京都など6選挙区に候補を擁立したのに対し、維新はみんなを推すはずだった愛知に候補を立て、第三極同士の競合が増える結果に。両党は規制改革など重なる主張が多く、「浮動票を食い合うだけだ」(維新関係者)との声も出ている。
民主と第三極の争いの間隙(かんげき)を突いて、共産党も議席獲得を狙う。同党は過去3回の参院選で選挙区全敗だったが、都議選躍進後の今回は「絶好のチャンス」(市田忠義書記局長)とみて、東京、大阪などで当選圏入りを目指す。(2013/07/02-22:17
2346
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:17:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013070200716
「復興加速」実感には遠く=予算流用、暴言に不信感【13参院選】
安倍晋三首相は、東日本大震災からの復興を政権の最重要課題に掲げて「復興を加速させる」と宣言。復興予算を拡充するとともに、福島復興再生総局を新設して体制を強化した。しかし、被災地の住宅再建は依然進まず、今も約10万人が仮設住宅で暮らしている。そうした中、復興予算の流用や復興庁幹部の暴言問題が発覚。「加速」を約束した政権の姿勢が問われている。
復興庁によると、住宅再建の進捗(しんちょく)率は、3月末時点で災害公営住宅が1.2%、防災集団移転事業が1%、宅地造成が2%と、民主党政権時代から大きな進展はみられない。
◇1000億円の返還を要請
安倍政権は2015年度までの復興予算を19兆円から25兆円に拡大した。財政面で被災地の不安を払拭(ふっしょく)するのが目的だが、この予算の一部が地方自治体などの基金に流れ、復興と関連の薄い事業に使われていたことが分かった。
自治体などへの配分額は11年度、12年度の合計で約1兆1570億円。政府は「執行停止も検討したい」(菅義偉官房長官)と使途の調査に乗り出し、未執行分の返還を求めることを決めた。ただ、既に約1兆円超は事業に着手済みで、返還要請できるのは約1000億円にとどまる。
問題の暴言をした幹部は、福島県の復興を担当していた参事官(当時)。個人のツイッター上で、職務上関係した市民団体や国会議員を誹謗(ひぼう)、中傷する書き込みを繰り返していた。
根本匠復興相は、同参事官を30日の停職処分とし、自らも給与1カ月分を返納すると謝罪。会見で「被災地に寄り添いながら復興の加速化に全力を尽くす」と強調したが、現地からは「緊張感に欠ける」「本音が出た」などと厳しい反応が相次ぎ、信頼回復は容易ではない。
◇職員不足の解消が急務
復興を進める上で被災地の専門職員不足の解消は急務だ。区画整理事業、宅地造成などの本格化に従い、多くの自治体が予算はありながら、事業執行に必要な土木、建築など技術系の職員が足りない事態に直面している。
即戦力となる他の自治体からの応援職員確保が難しい理由の一つとして、震災を教訓に全国的に防災対策を推進する現政権の「国土強靱(きょうじん)化」の影響を指摘する声がある。
政府は13年度予算で公共事業費を前年度当初比15.6%増の5.3兆円に増額。首相は「(防災面だけでなく)地域の成長につながる」と景気浮揚効果も強調したが、野党は「全国で事業が増え、被災地支援が進まない」と批判。人手不足に拍車が掛かると懸念していた。
◇「出口はまだまだ先」
福島県では、東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設が難航している。政府は候補地として県内の双葉、大熊、楢葉3町を挙げ、5月には大熊町でボーリング調査を始めたが、3町とも建設には同意していない。「まだ入り口。出口はまだまだこの先」(環境省幹部)の段階で足踏みが続いており、目標とする15年1月からの供用開始は厳しさを増す。
さらに、3月に事前の現地調査に着手した際に、大熊町から「事前の連絡がない」と抗議を受けるなど、地元との意思疎通も十分とは言えない。(2013/07/02-16:56)
2347
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:19:18
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130702-OYO1T00705.htm?from=main2
参院選、漂う「嘉田票」どこへ
昨年末の衆院選で「日本未来の党」を率い、「卒原発」を訴えた滋賀県の嘉田由紀子知事が、参院選で存在感を示せずにいる。「立候補に意欲あり」と見られたこともあったが、今回は不出馬。半年前、国政政党党首との「二足のわらじ」で全国各地を奔走したのとはうってかわり、参院選期間中は、ほぼ公務に専念する考えだ。滋賀選挙区でも特定の候補は支援しない方針で、各陣営は「嘉田票」の行方に気をもむ。
2日の定例記者会見で、嘉田氏は不出馬の理由を問われると「知事としての職務を全うし、滋賀県を守るのが私の役割」と語った。
嘉田氏は衆院選公示直前の昨年11月、未来の党を結党し、参戦。小沢一郎氏(現・生活の党代表)とタッグを組み、原子力政策の見直しなどを訴えたが、公示前の61議席を大きく減らす9議席と惨敗した。
嘉田氏は開票直後、「参院選でも政策を提案したい」と国政への意欲を示した。だが、昨年12月26日、国政政党の党首と知事の兼務解消を求める決議が県議会で可決。未来の党の衆院選当選者の多くが生活の党に移った。嘉田氏は代表を辞任し、「公務に専念したい」と口にするようになった。
嘉田氏が今年4月、混乱の責任を取り、支援母体の地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の相談役を辞任すると、「地域政党とのしがらみを断って参院選に出馬するつもりでは」(自民党県議)との見方も出た。
しかし、嘉田氏は5月中旬に不出馬を明言。嘉田氏周辺は「原発問題の議論が参院選は低調で、『動くべき時でない』との結論に落ち着いた」と説明する。参院選期間中、応援遊説は県外の選挙区で出馬するみどりの風の新人候補2〜3人にとどまる見込みだ。
一方、滋賀選挙区(改選定数1)には民主党現職のほか、自民、共産、幸福実現の3党が新人を擁立予定で激戦模様となっている。
未来の党は昨年の衆院選で、滋賀県内では比例選の政党別で4位の約8万票を獲得した。約10万票で3位だった民主党の県連関係者は「嘉田票は元々、反自民がベースで、参院選で流れるなら民主党」と皮算用。トップの約18万票を獲得した自民党の県議は「無党派層に支えられた『第3極』は失速しており、今回は嘉田票を切り崩す絶好の機会だ」。共産党県委員会の関係者も「嘉田氏を支持してきたのは既存政治に不満を持つ層で、選択肢にしてもらえるはず」と期待する。
衆院選公示では東日本大震災の被災地・福島県で第一声をした嘉田氏。参院選公示の4日は、知事公舎で休養予定という。
(2013年7月2日 読売新聞)
2348
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/02(火) 23:22:56
ほお。
民主、鈴木氏に一本化=大河原氏、無所属出馬の意向−参院東京【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070201009
民主党は2日、参院選(4日公示、21日投開票)で現職2人を擁立する予定だった東京選挙区(改選数5)について、鈴木寛元文部科学副大臣に一本化することを決めた。海江田万里代表が記者団に明らかにした。
執行部は、もう一人の現職の大河原雅子氏に対し、比例代表候補として出馬するよう要請したが、大河原氏は受け入れず、無所属で同選挙区から出馬する意向を周辺に伝えた。
一本化は、2日夜に海江田氏と輿石東参院議員会長ら幹部が党本部で協議し、最終判断した。同党が惨敗した東京都議選では、2人を擁立した五つの選挙区で共倒れとなったため、参院東京選挙区でも同様の事態を懸念する声が強まっていた。(2013/07/02-22:22)
大河原氏、無所属出馬へ=参院東京【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070201037
民主党の大河原雅子参院議員は2日夜、東京都内で記者会見し、参院選東京選挙区で候補者を一本化する党方針には従わず、同選挙区に無所属で出馬すると表明した。 (2013/07/02-22:36)
2349
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:24:43
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130702t51010.htm
TPP、山形燃ゆ 自民VS農政連、攻防激化
参院選山形選挙区(改選数1)で、新人の大沼瑞穂氏(34)を立てる自民党と、みどりの風現職舟山康江氏(47)を推薦する県農協政治連盟の攻防が激化している。最大の対立点は、環太平洋連携協定(TPP)への参加問題。自民党はTPP交渉参加に理解を求めながら農業団体への圧力を強める。県農政連は「TPP参加阻止」を旗印に、早くも組織力をフル回転させている。
<足並み乱れ誘う>
林芳正農相が県内を行脚した6月22日、自民党が酒田市で開いた時局講演会。党県議は会場を埋めた約200人の顔触れに、笑みを浮かべた。
同市を含む庄内地域は東北屈指の穀倉地帯。TPP参加に慎重な農家も多い。県農政連が舟山氏を推薦した手前、相手陣営の集会への参加は本来タブー。それでも講演会には、地元の農協組合長らが参加した。
野川政文県連幹事長は「舟山氏を推すのは県農政連の上層部だけ。一般農家と温度差がある」と、農業票取り込みに自信を見せた。
党県連は山形市と川西町でも講演会を開催。農協や農業団体にあえて出席を要請した。県農政連内部の足並みの乱れを露呈させ、「牙城」に切り込むのが狙いだった。
<相次ぎ翻意迫る>
TPP反対は全国の農協が主張するが、参院選で自民党の推薦要請を断り、反自民を鮮明にした農政連は東北で山形だけ。政権党のメンツをつぶされた自民党本部は、怒り心頭だった。
「自民党は山形の農家は守る。しかし、農協の要望は一切聞かない」
6月上旬、首相官邸を訪ねた県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)は、安倍晋三首相からこう言い渡された。石破茂幹事長も同じで党本部の強硬姿勢を感じたという。
党県連は農政連に、大沼氏を追加推薦するよう求めている。遠藤氏は同10日、県農協中央会の長沢豊会長と面会し、「参院選後も自民党政権は続く」と翻意を迫った。
同12日には党農林水産戦略調査会長の中谷元衆院議員が山形入り、農政連幹部に再考を求めた。林農相も22日の来県に合わせ長沢会長と懇談。党を挙げ容赦なくプレッシャーをかける。
遠藤氏は「けんかする気は毛頭ない。投票日(21日)までには賢明な判断をすると信じている」と話す。
<各農協に責任者>
対する県農政連は舟山氏と結束を強める。
山形市で同24日にあった県農協中央会の臨時総会。冒頭、舟山氏が拍手で迎えられ、長沢会長とがっちり握手した。
「山形は農協グループを中心に先進的な反対運動ができている」と舟山氏。「選挙戦では交渉撤退の声を大きくする」と強調した。総会後、農協側はTPP断固反対の特別決議を採択した。
県農政連の舟山氏支援は徹底している。後援会長に今田正夫前県農協中央会長が就き、選対本部には現役の中央会幹部が名を連ねた。票の流出を警戒し、農協ごとに責任者を決めて組織を引き締める。
県農政連副会長を兼ねる長沢会長は「TPP参加阻止のため、流れを変えられる勢力に乗る」と強調。「大沼氏の追加推薦なんか考えられない」と明言し、自民党への対抗心をむき出しにした。
2013年07月02日火曜日
2350
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:56:43
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130628ddlk01010188000c.html
2013参院選・北海道:問われる政党/1 民主 逆風で焦り 反TPP票に照準 /北海道
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
「(昨年12月の)総選挙に表れた有権者の不信感はぬぐえていない」。札幌市で19日にあった連合北海道の地方委員会で、参院選道選挙区(改選数2)に立候補する民主現職の小川勝也氏(49)は、支持母体の幹部らを前に焦燥感をあらわにした。
小川氏は、昨年の衆院選で党道連の合同選対本部長を務めた。結果は候補者を立てた11小選挙区すべてで敗北。「有権者の批判は想像以上だ」と肩を落とした。あれから半年。やまない逆風は今回、自らに吹きつけている。
党道連は、前回参院選(2010年)の道選挙区で2議席独占を目指して候補者を2人擁立し、1人が当選した。今回は共倒れを恐れ、昨年10月の段階で候補者を小川氏1人に絞った。だが道連幹部は「単純に得票数が1+1=2になるわけではない」といぶかる。
「民主王国」を下支えしてきた連合北海道の組織の結束は、民主が逆風にさらされた昨年の衆院選でもろさを露呈し、中堅道議は「もはや当てにできなくなった」と漏らす。2人区の道選挙区は自民と民主が議席を分け合ってきたが、その「指定席」は民主にとって盤石とは言えなくなった。
3月に党最高顧問の横路孝弘氏(72)が道連代表に就任。重鎮の手腕を頼りに、弱体化した組織の引き締めを図っている。横路氏は参院選に向け、憲法を考える学習会を道内約20カ所で開催。安倍政権について「右傾化は日本の民主主義と平和の危機だ」とけん制している。
しかし道連内には、政策をめぐって温度差もある。27日の党道連のマニフェスト説明会で、横路代表は改憲論について「今の憲法は国民生活に何の障害にもなっていない。イデオロギー的な人の議論だ」と、これまでの持論を展開した。しかし、小川氏は横路氏が所属していた旧社会党の色合いが前面に出て有権者にアレルギーが広がらないよう、街頭演説では「護憲」の言葉をあえて使わないよう腐心している。
党道連が自民との対立軸として争点化するのは、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)だ。5月中旬には比例代表候補に前衆院議員で元副農相の佐々木隆博氏(64)を擁立。反TPPの受け皿として農業票の取り込みを狙う。選挙公約でも党本部が「(TPP交渉からの)脱退も辞さない」との表現にとどめたのに対し、道重点政策では「断固反対」の文言を入れて強い姿勢を打ち出した。
小川氏は25日、札幌市での街頭演説で安倍政権の経済政策などを批判した。だが自民の高支持率は都議選でも浮き彫りになった。民主は自民を切り崩す突破口は見いだせないまま、「2着争いの守りの選挙」(道連幹部)を余儀なくされている。【森健太郎】
◇
7月4日公示、21日投開票予定の参院選。主な立候補予定者と政党の選挙事情を追った。=つづく
2351
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:57:26
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130629ddlk01010254000c.html
2013参院選・北海道:問われる政党/2 自民・公明 1次産業離れ、けん制 /北海道
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇地方連敗に不安
「ムードはいい。支持率もいい。でもなぜだろう」。参院選道選挙区(改選数2)に立候補する自民現職の伊達忠一氏(74)は、札幌市の選対事務所で首をかしげた。自民は国政レベルでは高い支持を得ているが、地方選では敗れ、結果につながっていない。
自民は昨年の衆院選で、候補者を擁立した道11小選挙区で完勝。安倍政権は7割近い支持率を保ち、都議選でも勢いを見せつけた。だが、さいたま市長選や静岡県知事選など4月以降の地方選では結果に結びついていない。
道内の自民党も不安材料を抱えている。昨年の衆院選で環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加に「断固阻止」を掲げて大勝したが、安倍政権が交渉参加を表明したことで農業団体が反発。道農協政治連盟(道農政連)は、参院選で初めて自民候補の支援をしないことを決め、水産団体もこれに続いた。
自民はこうした1次産業離れの動きを、政権与党の立場をちらつかせてけん制している。23日に札幌市内のホテルであった伊達氏の総決起大会で、応援に駆けつけた林芳正農相は「皆さんの声を国政に届けるには、伊達先生がどういう成績で国会に帰ってくるかだ」と、会場の農業団体にプレッシャーをかけた。
道連幹部も国会議員や道議に、地元農協から推薦を取り付けるよう指示した。伊達氏は「頼るべきは自民党ということ。実質的には支援してもらえる」と自信を見せる。
だが道連幹部は、伊達氏の年齢も不利な要素として挙げる。他党が30〜40代の候補者をそろえる中、道連内には「うちも世代交代をすべきだった」との声が根強くある。このため、各地の集会などでは応援に駆けつけた国会議員らが「74歳でもこんなに元気」とアピールする場面が目立つ。
過去の選挙から続く問題もある。自民は参院選ごとに札幌圏と地方から候補者を交互に擁立してきた。だが前回参院選(2010年)は「勝てる候補」を模索し、十勝地方を地盤とする中川義雄氏(75)を高齢を理由に降ろし、札幌圏が地盤の長谷川岳氏(42)を擁立。地域バランスが崩れ、さらに農政に精通した中川氏を失ったことで、札幌圏が地盤の伊達氏に地方の不満が向かう形となった。
一方、公明は5月に伊達氏の推薦を決めた。昨年の衆院選で自民の支援を得て当選した公明の稲津久衆院議員(55)は、伊達氏と母校が同じで関係が良好なこともあり、公明党道本部の幹部は「応援しやすい候補」と話す。
28日夕、札幌市内のホテルで自民の衆院議員を励ます会があり、駆けつけた麻生太郎副総理は「北海道は伊達さんを適当に通してはダメ。一番で通さないといけない」と、一丸となった支援を呼びかけた。【円谷美晶、小川祐希】
2352
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:58:08
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130630ddlk01010148000c.html
2013参院選・北海道:問われる政党/3 共産と大地 どうする差別化 似ている主要政策 /北海道
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
今月23日の都議選で議席を倍増させた共産党。党道委員会もこの選挙前から手応えを感じていた。今月9日、参院選道選挙区(改選数2)に立候補予定の森英士(つねと)氏(35)と志位和夫党委員長の演説会が札幌市中央区のホールであった。会場は約2600人で満員となり、道委員会の青山慶二書記長は「参院選に懸ける党員の意気込みが示された」と顔をほころばせた。
共産党は1995年以降、参院選道選挙区で議席がない。得票数も2004年に約25万票だったが、07年と10年にいずれも20万票程度まで落とした。昨年の衆院選では第三極政党に埋もれ、存在感を示せなかった。
だが、今回の参院選は攻めやすい環境だ。道内版政策で「他の野党は自民党の補完勢力」と突き放して違いをみせ、票の受け皿を狙っている。青山書記長は「今回議席が取れなかったとしても、党勢を躍進させられれば次の国政選挙につながる」と前向きだ。ただ悩ましいのは、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対や脱原発などの主要政策が新党大地と似ており、いかに差別化するかだ。
その大地は、組織の将来を懸けた戦いを強いられている。昨年の衆院選では議席を3から1に減らして政党要件を失った。今回の参院選は、全国で有効投票総数の2%以上の得票を目指して政党要件を満たそうと、比例代表にも次々と候補者を擁立。参院選道選挙区に立候補する大地の新人、浅野貴博氏(35)は、5月25日に札幌市内であった大地の事務所開きで、「大地の命運が懸かった重い戦い」と険しい表情で叫んだ。
訴えの軸はやはりTPP反対だ。札幌市の北農ビルや水産ビル前で演説を繰り返し、農業地帯を中心に道内をほぼ2周した。道農協政治連盟(道農政連)が自民候補を支援せずに自主投票を決め、一方で飛田稔章(としあき)・道農政連会長が、立候補する自民現職の伊達忠一氏(74)を支援する意向を示した動きもチャンスととらえている。大地の鈴木宗男代表(65)は「(道農政連が)組織崩壊する兆しだ。農業団体が腰を入れないと、TPP交渉が進められてしまう」といい、「心ある人は、大地はぶれないということを分かってくれている」と支援を促す。
23日の都議選は自民と公明が全勝、共産が議席倍増、みんなの党が躍進する結果となった。しかし、鈴木代表は「景気回復の実感が東京と地方で異なる。都議選と参院選で結果は同じにはならない」と、復活への可能性を見いだしている。【小川祐希、坂本太郎】
2353
:
チバQ
:2013/07/02(火) 23:59:04
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130702ddlk01010223000c.html
2013参院選・北海道:問われる政党/4止 みんな、維新、社民 道内の基盤弱く 支持者固めに苦慮 /北海道
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
党本部が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加を打ち出しているため、北海道の政党関係者らは参院選への対応に苦慮している。みんなの党から参院選道選挙区(改選数2)に立候補する新人の安住太伸(たかのぶ)氏(43)は、そんな他党を横目に、ストレートにTPP参加の必要性を訴えている。
「十勝のみなさんもご心配でしょう。でも、今の農政のままで本当にいいのですか」
帯広市で6月29日にあった党道支部主催の「女性の集い」で、安住氏が語り出した。だが会場入り口には「TPP断固反対 帯広市」と書かれたのぼりがたなびき、参加者の意思が示されていた。会場では、安住氏の言葉に首をかしげて席を立つ人もいた。
同党は2010年の参院選と昨年の衆院選同様、「自民も民主もダメ」と考える有権者の票の受け皿を狙っている。しかし、党道支部幹事長の大塚徹・帯広市議は「党の主張は正論だが、農業王国の北海道で『みんなの党』の看板を背負っていると、長年の支持者からも『お前はばかか』と揶揄(やゆ)される」と苦悩を語る。
「都市型政党」と呼ばれるように、党は6月の東京都議選で議席を1から7に伸ばした。だが道内は事情が異なる。札幌都市圏での拠点が弱く、集会が開けないのが実情だ。安住氏は「大票田の札幌でも集会を開きたいが、(支持基盤が弱く)自分で票を開拓するしかない」と漏らす。
このため、昨年の衆院選比例道ブロックで同党の倍以上の約33万票を獲得した日本維新の会との選挙協力に期待を寄せている。政党間の選挙協力は解消したが、安住氏と維新の高橋美穂衆院議員(比例代表道ブロック)は北海道大大学院の同級生で、個人的な関係は良好という。みんなの党の関係者は「維新の選挙手法を学び、『空白』の札幌都市圏で票を伸ばしたい」ともくろみを話す。
だが、維新側が表立って安住氏を応援する様子はなく、参院選前の設立を目指した道支部もできていない。維新関係者は「参院選への対応を含め、今後の方針がまとまらない」と語る。
前回に続いて道選挙区への候補者擁立を断念した社民党の悩みも深い。「選挙区で選択肢を示せなかった責任を感じている」。党道連の道林実代表は6月30日の講演会で陳謝した。
昨年の衆院選比例代表道ブロックで得た約4万8000票は、目標の半分以下だった。今回の参院選では地方議員らの選挙区擁立も模索したが、今の党勢では勝てないと考えて断念した。道連の浅野隆雄幹事長は「弱まっている体力で『まだ走れ』と言われても難しい」と組織の弱体化を認める。【高橋克哉、小川祐希】=おわり
2354
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:00:20
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130628/gnm13062802040004-n1.htm
【参院選2013 群馬】
戦いの構図(上) 自民「楽観ムード」引き締めに躍起
2013.6.28 02:04 (1/2ページ)
決起大会終了後、支持者らと握手する山本一太氏=6月8日、前橋市内
■候補者不在、組織力カギ
参院選の前哨戦といわれた23日投開票の都議選。ふたを開けてみれば、自民党から出馬した59人全員が当選を果たし、翌日の新聞紙面には“完勝”の見出しが躍った。昨年12月の衆院選から半年がたった今も、安倍晋三政権は高い内閣支持率を維持しており、山本一太氏への追い風は「大きい」とする向きがあるのは事実だ。
「この体制で負けるようなことがあれば、よほど山本一太は柄が悪かったということになる」
今月8日に前橋市内で開かれた自民党県連の参院選決起大会。約1200人の支持者を前に、山本氏はこう冗談交じりに訴えた。事実、衆院選で県内選挙区から当選した5人の議員が各区で選対本部長を担当。県内各市町村長も相次いで山本氏の支援を表明するなど「参院選では過去最高の組織」と胸を張る。
■ ■
しかし、不安材料があることも否めない。特に、安倍政権が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加を決めたことがここにきてネックになってきている。農業文化が根強い群馬で、農家から反対の声が挙がっているのだ。
その象徴がJAグループ群馬の政治団体「県興農政治連盟」の推薦見合わせだ。昨年12月の衆院選では自民候補を推薦し、5選挙区すべての勝利に貢献したが、今回はTPP交渉参加を受け、「安倍内閣を構成する候補者を推薦することは農業者の心情として困難」と判断した。
県興農政治連盟は県内15のJA役職員ら2020人で構成。山本陣営幹部は「個別の農協や農家の方にお願いしていくだけ。大きな影響はない」と話すが、JAグループ群馬には組合員約17万8千人が加盟しており、その余波は大きい。
■ ■
さらに、山本氏にとっては、現職閣僚として臨む初の選挙。選挙期間中は全国の応援に飛び回らなければならず、なかなか帰県できない不安がつきまとう。
8日の自民党県連大会では、中曽根弘文県連会長が「インターネット選挙が解禁され、どこに落とし穴があるかわからない。油断することなくしっかりやっていかなければならない」と強調した。須藤昭男県連幹事長も「安倍政権の人気もまだまだ期待先行という面は否めない」と戒めるなど、“楽観ムード”に対する引き締めに躍起だ。
陣営関係者によると、選挙期間中の山本氏の県内での活動は公示日を除き3日間。これ以外は候補者不在で選挙を戦わねばならない。衆院選で山本氏の応援を受けて初当選した笹川博義氏が「ご恩返ししなければ義理と人情の群馬県民ではない」と話すように、県連全体の組織力が問われるのは言うまでもない。
◇
参院選は7月4日公示、21日投開票される見通しだ。各陣営の動きを追い、戦いの構図、公示直前の情勢を探る。
◇
■予想の顔ぶれ
加賀谷富士子 35 不動産会社員 民 新
山本一太 55 沖縄北方相 自 現 【公】
店橋世津子 51 元前橋市議 共 新
安永陽 65 元都職員 幸 新
2355
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:00:49
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/gnm13062902080000-n1.htm
【参院選2013 群馬】
戦いの構図(中)労組に配慮 かすむ争点
2013.6.29 02:08 (1/2ページ)
娘を背負いながら総決起集会に臨む加賀谷富士子氏=6月20日、前橋市内
「細かいことをぐじゃぐじゃ言っているときじゃない。この選挙を本気で勝つ気でやっているのか。有権者はこれを見ている。だから再度お願いしたい。勝つ選挙をやるんだ。理屈抜きで前進あるのみ」
23日に高崎市内で開かれた民主・加賀谷富士子氏の選対会議。元参院副議長の角田義一選対顧問は、県内の民主関係者数十人を前にこう声を荒らげた。民主劣勢が伝えられる中、公示を直前に控え、陣営の団結力強化に力を入れる。
■ ■
昨年の衆院選ではすべてが後手に回った。民主党の政権運営に賛同できずに離党者が出たため、候補者擁立が公示直前になった選挙区すらあった。ただでさえ民主に「向かい風」が吹いていた上、候補者擁立のドタバタ劇も加わり、有権者の判断は県内当選者ゼロという厳しい結果となって表れた。
今回の参院選もその流れを引きずったまま突入した。候補者探しは難航を極め、加賀谷氏擁立の正式決定は4月中旬にまでずれ込んだ。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加反対、原発反対、憲法改正反対−。反自民に向けて民主が訴えたいことは多くあるが、労組頼りの選挙態勢がこれを難しくしている。連合内には原発、TPPなど判断が分かれる問題があるからだ。
実際、15日に開かれた連合群馬の決起集会では、加賀谷氏は原発に関する発言を封印し、「戦争が起こってから声を挙げても遅い」などと改憲反対に絞って訴えかけた。一方、20日の総決起集会では、原発再稼働反対を強調するなど、各方面に配慮した戦いが続いている。
■ ■
こうした中、陣営が攻勢に転じるきっかけとみているのが、JAグループ群馬の政治団体が自民・山本一太氏の推薦を見送ったことだ。陣営幹部は「チャンス」と話し、農協関係者に訴えを強めていく考えだ。
さらに加賀谷氏が3児の母という点も大きな武器とみている。総決起集会で加賀谷氏は、1歳の三女を背負い、「平和な日本を子供たちに残していかなければならない」とあいさつ。女性や子育て世代の票の掘り起こしに活路を見いだす戦略を描く。
加賀谷氏は35歳。周辺には「まだ若いから今度の参院選で名前を売って次に頑張ればいい」との声があるのも事実だ。だが、加賀谷氏は「次では遅い。自民党が勝利すれば、強いものばかりがいい思いをしてしまう」と訴え、今回の選挙戦にかける覚悟を必死でアピールしている。
2356
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:01:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130702/gnm13070204130004-n1.htm
【参院選2013 群馬】
戦いの構図(下)
2013.7.2 04:12
■共産 都議選で「躍進」強める対決姿勢 「反自民票」にターゲット
「アベノミクスで恩恵を受けている人はどれほどいるのか。物価ばかりあがって、働く人の賃金はあがらない。国民の暮らしをいじめ続ける政治に、厳しい審判を下そうではないか」
都議選開票日から3日後の6月26日、雨が降りしきる東吾妻町内のホームセンター前で、共産・店橋世津子氏は買い物客らにこう訴えかけた。都議選で第3党に躍進した党の勢いそのままに、安倍晋三政権への批判の声にも一層力がこもっているように聞こえる。
■ ■
「自共対決」−。店橋陣営が好んで使う言葉だ。共産が反自民の受け皿であることを強調し、支持を広げる狙いがあるのは明らか。ただ、自民の政策とは真逆の原発ゼロ、改憲反対、TPP反対などの主張は、他の野党とも重なり合う。
県委員会の有馬良一書記長は「民主党は党の姿勢と候補者の姿勢にブレが生じている。原発問題でも主張が一貫していない」と指摘する。県民から「政党間の主張の違いが分からない」との声も上がる中、陣営は主張の似通った民主への批判を強め、反自民票の取り込みにターゲットを絞る。
都議選では、民主や維新の“敵失”に助けられた感はあるものの、一貫した自民への対決姿勢が奏功したのも事実だ。小菅啓司県委員長も、「民主は政権を任されたが、期待を裏切った。一時、光が当たった第三極も地金が出た。安倍政権に真正面から立ち向かえるのはどこなのか示された」と都議選の結果に自信をのぞかせる。
■ ■
陣営が今回の参院選で掲げる目標は県内比例代表で10万票。昨年の衆院選で得た約5万票の2倍だが、都議選の結果も踏まえ可能な数字とみる。そのためにも不可欠なのが若い世代への浸透だ。今回から導入されるネット選挙をいかに味方につけるか。その成否が結果を大きく左右する。
党県委員会は今春以降、地方議員や党役員らを対象にしたネット学習会を県内各地で開催。参院選でのネット活用方や、SNSの立ち上げ方などを学んだ。今では地方議員のほとんどが、ツイッターやフェイスブックを活用している。
27日に開かれた党全国決起集会では、志位和夫委員長が「ネット選挙という新たな分野に意欲的に挑戦しよう」と呼びかけた。党全体でネット力強化に力を注ぎ、支持層の拡大を図る。
◆
「自民党の政治もいいのではないかと思ったが許せないのは消費税増税。県民の暮らしを守りたいから増税はストップだ」
幸福実現・安永陽氏は、11日に開いた事務所開きで支持者を前にこう語気を強めた。もともと県外出身の安永氏は、知名度向上と政策浸透を図るため、2月から県内で活発に動き回っている。公約は消費税増税反対と国防の強化などだ。
陣営関係者は「安心して政治を任せていただける信頼感の構築はこれから」としたうえで、「政策が徐々に浸透して『応援する』と言ってくれる人も増えてきている」と話している。(参院選取材班)
2357
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:01:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk08010039000c.html
2013参院選・いばらき:票流/上 県農政連 「反TPP」でも自民支持 /茨城
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
◇「思い実現できる議員必要」
今月15日、JA青年部の若手農業者が全国一斉に街頭に立ち、チラシを配布した。チラシには環太平洋パートナーシップ協定(TPP)による生活への影響が掲載され、「TPPのホントのトコロ知っていますか?」などと書かれている。水戸市のJA直売所前でも、6人の農業者らが「交渉参加 断固反対」ののぼりを掲げ、「TPPに反対しています。よろしくお願いします」などと声をからした。反応は決して悪くなかった。しかし、ある農業者は「一般の人は興味がない。国民的議論になっていないんじゃないか」と不安を口にした。
× × ×
昨年12月の衆院選で、自民党は「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、交渉参加に反対」と公約に明記した。しかし、自民党は交渉参加にかじを切る。安倍晋三首相の交渉参加表明が秒読み段階に入った3月11日、県内の農林水産団体などが共同会見を開き、JAグループの政治団体「県農協政治連盟」(県農政連)の委員長も務める加倉井豊邦・JA県5連会長は「我々の主権の一番の行使は選挙だと思っている。最終的には(次の)参院選になる」と語った。
安倍首相は4日後、交渉参加を正式表明。JA内には「公約違反の裏切り行為」と怒りが噴出した。JAからは、組織内候補として比例代表に自民現職、山田俊男氏(66)の擁立が決まっていた。農業県でもある県内では山田氏の後援会を組織し、山田氏が県内の各農協で行われるミニ集会に頻繁に顔を出すなど、活発に活動していた。しかし、TPP交渉への参加表明を受け、後援会活動は“凍結”された。
× × ×
茨城選挙区(改選数2)では自民新人、上月良祐氏(50)の推薦を年明け早々に決定している。JAグループ茨城は5月21日、県選出の与党国会議員や全国農業協同組合中央会(JA全中)幹部らと相次いで会談。自民党の国会議員から「(農産物など重要品目を守る姿勢は)いささかも揺るぎない」との言質を取った。これらの話し合いを経て、県農政連は山田、上月両氏への支援継続を確認。28日に開いたJAの通常総会で、加倉井会長は「腹の中にいろいろあっても、組織の結集力を示す必要がある。徹底して真剣に戦ってほしい」と集まった役職員らに発破をかけた。
TPP反対を掲げながら、TPPを推進する自民党を支持することは組合員に混乱を与え、農業票が他候補に流れかねない。県農政連は、山田氏の後援会加入者が脱退しないよう、職員が加入のお礼と継続支援のお願いに回っている。県農政連幹部は「(自民党の方針転換に)決して納得はしていない。だが、自民党内に我々の思いを実現できる国会議員が必要だ」。複雑な思いを胸に参院選に立ち向かう。【鈴木敬子】
◇
自民党が政権復帰を果たした12年衆院選から約半年が過ぎた。政権交代ごとに揺れ動いた県内組織票は7月4日公示、同21日投開票の参院選でどう動くのか。主要団体を取材した。
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:02:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk08010025000c.html
2013参院選・いばらき:票流/中 県医師連盟 「民主推薦」も冷ややか /茨城
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
◇政権運営に失望感
「非常に冷ややかですよ。茨城県医師連盟の会員は燃え尽きちゃったのかなという感じ」。6月21日に行われた県医師会の政治団体「県医師連盟」常任委員会。小松満委員長は終了後の記者会見で、参院選に対する会員の反応に首をひねった。県医師連盟は今年2月、参院選茨城選挙区(改選数2)で民主現職の藤田幸久氏(63)と自民新人の上月良祐氏(50)の推薦を決定。21日の常任委では、自民が高い支持率を維持していることを踏まえ、藤田氏を重点的に支援することを確認した。
× × ×
県医師連盟は2009年の衆院選で、県医師会長だった原中勝征・前日本医師会長が中心となり、県内全7小選挙区で民主党候補を推薦。政権交代実現を後押しした。昨年12月の衆院選でも3区(龍ケ崎市、取手市など)を除く6小選挙区で民主候補を推薦したが、政権運営に失敗した民主党への支持は急落。同選挙期間中に行われた候補者演説会では会場の座席が半分程度しか埋まらず、推薦候補の当選は5区(日立市、高萩市など)だけだった。
参院選での自民党候補の推薦は07年以来となる。自民、民主の両にらみとはいえ、副財務相を務めた藤田氏が診療報酬のアップを後方支援したことから、県医師連盟としては藤田氏の再選も実現させたい。しかし、「(藤田氏支持の働きかけを)必死にやっているけど、笛吹けど踊らず。患者さんにも選挙のことを話していません」と小松委員長。期待を裏切られた会員の反応は冷え込んだままだ。
× × ×
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る民主党の対応にも不満がくすぶる。そもそも野田佳彦・前首相自身が交渉参加に強い意欲を示していた上、参院選公約では「農林水産物の重要5品目などの除外、国民皆保険の堅持などの国益を確保するため、脱退も辞さない厳しい姿勢で臨む」と記載。明確に反対していないことから、営利企業の医療分野への進出などに不安を抱える県医師連盟内には失望感も広がる。
. 小松委員長自身も「(一部の民主党議員は)なぜ賛成するのか分からない。日本は米国から要求されたものを突き返せないと思う」と危惧する。県医師会の廊下には藤田氏と小松委員長の2人の顔が収まったポスターが張られており、藤田氏のポスターの数は上月氏のポスターよりも多く張られている。藤田氏支持の号令が会員の胸にどこまで響くか。未知数のまま、選挙戦本番を迎える。【岩嶋悟】
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:03:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddlk08010041000c.html
2013参院選・いばらき:票流/下 業界団体 団体内でねじれも /茨城
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
◇与党支持貫く「運輸」
自民党の政権奪還に伴い、今夏の参院選では民主党から自民支持に回帰した団体もある。県トラック協会の政治団体「県運輸政策研究会」(会員数1400社)は、自民新人の上月良祐氏(50)の推薦を決めた。同会は民主政権下だった前回2010年参院選や昨年の衆院選では民主候補を推薦している。
自民候補を単独推薦した理由について、県運輸政策研究会の担当者は「上部団体の全日本トラック協会の方針に従った」と説明する一方、「燃料費高騰への対応など、与党にお願いしないと実現できないものがある」と本音も漏らす。また、自民との関係については「民主政権時代も関係は続いていて、昨年の衆院選で『ねじれが元に戻った』という声も聞く」とわだかまりもない様子だ。
× × ×
今年3月、上月氏の推薦を決めた県薬剤師会の政治団体「県薬剤師連盟」。県薬剤師連盟は、上部団体の日本薬剤師連盟の方針を受け、09年9月から3年3カ月の民主政権時代も自民支持を崩さなかった。県庁近くの県薬剤師会の入り口には、安倍晋三首相と自民新人の上月氏のポスターが並び、自民支持の姿勢が際立っている。ただし、今夏の参院選では組織内候補が比例代表に出馬しておらず、会員も個人事業主が減少していることなどから政治への関心は低下傾向にある。このため、自民支持の姿勢が会員の投票行動にどう結びつくかは不透明だ。
× × ×
県歯科医師会の政治団体「県歯科医師連盟」は、上部団体の「日本歯科医師連盟」が比例代表に自民から組織内候補を擁立したことを受け、茨城選挙区の対応を検討。県内全10支部が同意した上月氏の単独推薦を決めた。しかし、一部支部には民主現職の藤田幸久氏(63)を推す声もあり、県歯科医師連盟が支部に判断をゆだねた結果、一部支部は藤田氏推薦を決めた。
一方、県歯科医師会は5月の理事会で上月氏と藤田氏の推薦を決定した。県歯科医師会の森永和男会長は「歯科医のことを考えてくれる候補者はすべて応援したいという考え。人物本位で推薦を決めた」と説明する。公益社団法人と政治団体は通常、役職を兼任しているものの、同会は幹部が兼任していないため、思わぬ形で“ねじれ”が生じた格好だ。【岩嶋悟】
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:05:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk11010130000c.html
2013参院選・埼玉:ねじれの行方/上 民主とみんな /埼玉
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
第23回参院選では、衆参両院で多数派の異なる「ねじれ国会」の行方が焦点となる。ねじれを継続させ、野党によるけん制効果に期待するのか。ねじれを解消し、自民、公明両党に連立政権の安定を託すのか。埼玉選挙区で改選される3議席を激しく争う主な政党の動向をたどった。【木村健二、狩野智彦、西田真季子】
◇元同志、議席維持に火花
「参院選に負けることは間違いない。これから党がなくなるという気持ちで訴えないと、次の衆院選でも同じてつを踏むのではないか」
さいたま市大宮区で3月31日、民主党が開いた党員・サポーターとの集会。参加者が厳しい声を上げた。「再び、地域から」をスローガンに全国行脚の一環で訪れた海江田万里代表は「参院選で民主党を二度と立ち上がれないようにしようというのが自民党が考えている戦略。何としてもここで踏ん張りたい」と色をなして反論した。
民主は2004年以降、埼玉選挙区(改選数3)で2人を擁立する強気の姿勢を続けてきた。年金記録漏れ問題などで追い風が吹いた07年は、今回改選される山根隆治氏(65)と行田邦子氏(47)の2人が当選。09年の政権交代につながる「ねじれ国会」が生み出された。
だが、行田氏が昨年7月に原発再稼働の反対などを理由に民主を離れ、民主は今回、山根氏1人の議席を守るのに懸命だ。昨年12月の衆院選で政権から転落。今年5月のさいたま市長選では党組織として身動きが取れなかった。存在感は薄れつつある。
今月23日の東京都議選でも議席数が選挙前の43から15に激減し、党の存亡の危機が現実味を帯びる。山根氏の選対本部長を務める枝野幸男衆院議員は、都議選の民主の得票率(15・24%)が、公明党(14・1%)や共産党(13・61%)を上回ったことなどを挙げ、「しっかりとエンジンをフル回転させれば十分に戦える」と強調する。
一方の行田氏は、みどりの風の結成に参加した後、今年3月にみんなの党に入った。統治機構改革や同一労働・同一賃金などの政策を例に、入党の理由を「自公政権ではできないことがあり、民主党ではできなかったことがある。しがらみのない政党だからこそできる」と説明する。
みんなの県支部は今年3月に設立されたばかりで、組織作りは発展途上。行田氏の選対は個人事務所と県支部を並立させた形をとる。入党間もない行田氏には党関係者もなじんでおらず、認知度アップが急務だ。
07年の参院選で、民主は山根氏と行田氏を巡る地域や支持団体の票割りに頭を悩ませた。今回はそれがなくなり、山根氏は「余計な気遣いなく活動できる」と話し、行田氏は「身内の敵と戦うよりも、精神的にすっきりする」。かつて同じ党で「政権交代」を訴えた2人は、非自公勢力として議席の維持に向けて火花を散らす。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:06:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk11010130000c.html
2013参院選・埼玉:ねじれの行方/中 自民と公明 /埼玉
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
◇連立の成熟占う協力成否
「古川俊治さんを絶対に勝たせるのと同じように、必ず公明党の矢倉克夫さんを当選させなければならない」。6月23日にさいたま市浦和区で開かれた自民党県連総会。あいさつに立った県連会長の新藤義孝総務相は、連立を組む公明への強い配慮を見せた。
埼玉選挙区(改選数3)で、自民は現職の古川氏(50)を、公明は新人の矢倉氏(38)をそれぞれ擁立する。全国的な自公の選挙協力を重視する自民は、矢倉氏に競合区として異例の推薦を決めた。総会に駆け付けた公明県本部の西田実仁代表も「古川先生には圧倒的に勝利していただく。そのうえで、私どもの新人を温かく迎え入れていただき、与党で2議席を獲得させていただかなければならない」と訴えた。
公明は今回の参院選の選挙区では、埼玉のほか、東京(改選数5)、大阪(同4)、神奈川(同4)に公認候補を立てる。改選議席の少ない埼玉の情勢が最も厳しいとみられている。
昨年12月の衆院選で、県内の比例代表の得票は、自民が約85万票、公明が約42万票。公明が参院選の埼玉選挙区で当選圏内に入る60万票台にのせるためには、基礎票に20万票の上積みが必要だ。公明は自民に矢倉氏への推薦を求め、5月のさいたま市長選でも自公両党で新人を推薦し、連携を強めてきた。
安倍政権は高支持率を維持し、今月23日の東京都議選でも自公の候補82人全員が当選したが、県内では楽観できない。さいたま市長選では推薦した新人が現職に敗れた。
ただ、自民県連は立て直しを図る参院選でも「自公で2議席」という目標へ一枚岩になり切れていない。
衆院選の小選挙区には公明の支援が欠かせない選挙区もあり、今回も矢倉氏だけを招いて自身の支持者に紹介するなど、一部の支部長は自公の選挙協力に積極的だ。
しかし、矢倉氏の推薦に反発を続けた古川氏は6月3日の記者会見で「人の党の票を分けてくださいと言う前に、無党派層に訴えかけろ。(公明を支持する)創価学会は嫌いだ」などと発言。自民の石破茂幹事長が公明の井上義久幹事長に陳謝する事態を招いた。
公明側には「衆院選などで自民を支援してきたのだから、参院選で支援を受けるのは当然だ」(公明県本部幹部)との思いがある。埼玉選挙区での協力の成否が、連立政権の成熟度を占う試金石となる。【西田真季子、木村健二】
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:07:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddlk11010180000c.html
2013参院選・埼玉:ねじれの行方/下 共産と社民 /埼玉
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
◇自民対立軸、党勢に明暗
東京都議選が開票された6月23日夜。自宅で開票速報を伝えるテレビ中継を見ていた共産党の小松崎久仁夫県委員長は、思わず「すごい!」と大きな声を上げてしまった。前回から9議席増、17議席獲得の大躍進。「びっくりして、家族と喜び合った」と振り返る。
参院選の前哨戦として注目された都議選。同党県委員会は党員ら延べ約1000人を応援に送った。都内には日中、100万人近い『埼玉都民』がいるとされ、埼玉選挙区の有権者に党の訴えを伝えられる。そして応援は予行演習にもなる。各陣営スタッフとして動いた党員らは「どう訴えれば有権者に響くのかを実感した」(小松崎県委員長)という。
好調の兆しは、昨年末の衆院選以降から感じていた。戸田、入間、富士見、飯能の4市議選で候補者全員が当選し、富士見では1議席増。飯能では党の得票総数が過去最多となった。小松崎県委員長は「『自民の対立軸は共産』という主張が伝わってきた結果だ。4市議選と都議選の勢いを参院選にいかしたい」と意気込む。
一方、同じ革新系でも明暗が分かれたのが社民党だ。
「今回も取れなかったか……」。小松崎県委員長が歓喜の声を上げたのと同じころ、社民党県連の松沢悦子幹事長は、都議選のテレビ中継を見て、ため息をついた。
社民党は都議選で公認1人、推薦1人の2人を擁立したが、いずれも落選。松沢幹事長は「訴えが選挙区内の域を出なかった。国政上の論点まで広げられず、反自民・非民主の受け皿になりきれなかった。戦略が奏功していた共産党に学びました」と、こぼした。
危機感を抱く陣営は公示4日前の6月30日、早い段階で福島瑞穂党首を招いた。福島党首は大宮駅前で安倍政権批判を繰り返し「生活を破壊する安倍政権に対抗するため、社民党を応援して下さい」と、道行く人々に懇願した。
また、低コストで政策を訴えられるインターネットも積極的に利用する。選挙区での立候補を予定する川上康正県連副代表(48)は「(我々は)予算的にも『弱小』なのでプラスだ」と話し、県連のサイト内に動画コーナーも新設した。だが、動画に映るのは川上氏のスーツ姿ばかり。松沢幹事長は「『画(え)』として単調で……、どうしたものか」と悩みは尽きない。
政党乱立のいま、党勢の衰えをどう克服するか。真価が問われている。【狩野智彦】
2363
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:09:04
上が見つからん
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130702/stm13070222130004-n1.htm
【参院選】
対決の構図(下)民主、みんな因縁の対決 依然逆風 埼玉
2013.7.2 22:11 (1/2ページ)
「お帰りなさい。暑い一日、お疲れさまでした」
6月末、夕刻のJR北浦和駅。山根隆治(65)のチラシを配る県議に、赤ら顔のサラリーマンが絡んできた。「民主党はみんなうそつきだ!」。県議はひたすら頭を下げるしかなかったという。山根はその2週間ほど前、記者会見で「昨年の衆院選時に比べ、罵(ば)声(せい)が減ってきた」と話していたが、県議にその実感は薄かった。
「今回は1人だからさすがに負けないだろう」。関係者は、当初は民主内部に参院選を楽観視するムードがあったと話す。だが、都議選惨敗という重い現実が突きつけられた今、楽観ムードとはほど遠い。
昨年の下野以降、県内でも党勢は衰退の一途だ。比例復活も含め、衆院15選挙区のうち3選挙区しか支部長がおらず、機能していないところも多い。地方議員の離党も相次いだ。
今年1月に開かれた「新春の集い」で5区の衆院議員、枝野幸男は「状況というのはどう変化するのか分からない」と気丈に振る舞った。しかし、半年を経ても情勢は変わらない。選対本部長として6月末に山根の事務所開きに出席した枝野の表情は厳しかった。
維新が埼玉選挙区に候補者を立てないため、野党では山根とみんな・行田邦子(47)の2人を軸とする戦いとなりそうだ。6年前は同じ民主で出て議席を分け合った2人が敵として戦うことになった。
みんなは埼玉を「最重要区」と位置づける。本来なら都内にいるべき都議選運動最終日の6月22日には幹事長の江田憲司が、翌23日は代表の渡辺喜美が県内入りした。
大宮駅前で40分間熱く語った江田は「電力会社や農協、労働組合に頭を下げたら数万票入る自民や民主とは違う。無党派で、一人一人の国民政党だ」と危機感を訴えた。
確かに、同党の県内基盤はもろい。3月末に党県支部を立ち上げたばかりで衆院議員はおらず、地方議員も20人程度だ。さいたま市内で開かれた集会では選対幹部が「地上戦が弱い。一生懸命歩いていただきたい」とハッパをかけた。
集会では「行田は4位」という言葉が繰り返されたが、現状を打ち破る「隠し玉」となるかもしれないのが、選挙協力を解消した維新だ。県内の衆院議員2人は行田が現在通っている日本大学の先輩という関係。「できる限りの応援はする」と約束されたことが明かされた。
共産・伊藤岳(53)は都議選で現有議席8から17と倍増したことを受け、「反自民票」の受け皿を目指す。社民・川上康正(48)は「憲法改正阻止」を強く訴え、民主党支持者の護憲派をも取り込みたい考え。
幸福・谷井美穂(50)は「いじめ防止法」の制定や国防力の強化などを訴え、集会や街頭で支持を呼びかけている。諸派の宮永照彦(56)と山口節生(63)も既成政党に挑戦する。(安岡一成)=敬称略
2364
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:10:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/chb13070101100000-n1.htm
【参院選】
「一強」の構図(上) 自民、2議席獲得なるか
2013.7.1 01:10 (1/2ページ)
自民党の石破茂幹事長が駆けつけた豊田俊郎氏の決起集会には、約1500人の市民が集まった=6月24日、八千代市の同市市民会館(岡嶋大城撮影)
「何としてでも、今回は千葉で2議席をたまわりたい」
6月24日、千葉県八千代市の市民会館での豊田俊郎氏(60)の決起集会。自民党の石破茂幹事長はゆっくりとした口調で話し、約1500人に頭を下げた。
昨年の衆院選で政権を奪還し、6月の東京都議選で第1党に返り咲いた自民。飛ぶ鳥を落とす勢いで4日に公示日を迎えるが、改選数が2から3に増えた平成19年以降、千葉で2議席を獲得した経験はなく、選挙戦を統括する石破氏の胸中には不安がよぎる。
自民は当初、東京(改選数5)以外は公認を1人に絞る方針で、千葉では現職の石井準一氏(55)に傾注する予定だった。
ところが2月、県議団56人のうち31人が国政進出に意欲的な豊田氏の公認を求める嘆願書に署名。「嘆願の意味は大きい」として3月、酒井茂英県連幹事長が党本部を訪れた。石破氏は「大丈夫ですか。本当に勝てるのですか」と聞き返したが、最終的には地元が押し切った。
投票率が55%前後だった19、22年の参院選を見ると、当選ラインは47〜48万票。浜田幸一元衆院議員の秘書を経て、29歳から県議を5期連続で務め、前回の参院選で初当選した石井氏は、地元の房総地域を中心に支持固めが盤石。2月以降は東葛や京葉地域でも数百人から1千人規模の集会を繰り返すなど優位性は揺るがず、陣営関係者は「ぶっちぎりで勝ちたい。目標は60万票だ」と自信をみなぎらせる。
これに対し豊田氏は46歳で県議に初当選し、1期務めた後に地元の八千代市で市長を約10年経験。全県での知名度は低く、「八千代以外ではほとんど名前が知られていない」(豊田氏)。
2議席獲得には「自民全体で100万票はほしい」(自民関係者)とするが、直近2回の参院選の自民票は計90万票余り。安倍晋三政権の「アベノミクス」が順調で党への追い風が吹いているとはいえ、県連会長の桜田義孝衆院議員は「油断はできない」と危機感を募らせる。
実際、5月の八千代市長選では衝撃が走った。保守が分裂し、豊田氏が支援した候補が非自民系の元市議に敗北。元市長としての地力を生かせず、おひざ元の求心力の甘さが露呈する格好に。同市内では昨年の衆院選で新人の小林鷹之衆院議員が3万7千票余りを獲得したが、豊田氏は「今回は3万票取れれば御の字」と弱気だ。
また、豊田氏を推すのは石井氏とは距離を置く自民の県議グループ「県盛会」のメンバー。石井氏陣営には、豊田氏と自民票を分け合う展開に複雑な思いがある。石井氏の支援者は「豊田氏陣営との連携はない。あちらはあちらで勝手にやればいい」と手厳しい。
選挙区で組織を挙げて支援する見返りに比例票の提供を求める公明党は今回、石井氏と豊田氏の双方を推薦し、県本部の幹部が両陣営の集会などに出席しているが、実際の支援の中身には濃淡が出るとみられる。
昨年の衆院選における公明の比例票は約33万票。公明の幹部は「うちの政党は小回りが利く。比例でどれだけの協力をいただけるか。7月上旬ごろの状況を見た上で力の入れ方を決める」と話す。
ただ、石井氏は現職の参院国土交通委員長で、公明の太田昭宏国土交通相とは政策を進める上で歩調を合わせる関係にある。自民から石井氏と白須賀貴樹氏=現衆院議員=が出馬した前回の参院選では「公明の9割が石井氏支持に回った」(自民県連幹部)とされ、強固な石井氏−公明のラインに、豊田氏がどう食い込むかが一つの焦点になりそうだ。
◇
現職2人と新人7人が立候補を表明する千葉県選挙区(改選数3)。自民現職が頭一つ抜け出す形で戦いを有利に進める中、残りの議席をめぐる攻防が激しさを増している。陣営の戦いぶりを追った。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:10:41
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/chb13070122140012-n1.htm
「一強」の構図(中)みんなと破談、揺れる維新 「現場は関係悪くない」の声も
2013.7.1 22:12 (1/2ページ)
千葉市議補選の選挙期間中、日本維新の会の応援に駆けつけたみんなの党の選挙カー(右)=5月18日、千葉市稲毛区のJR稲毛駅前
6月28日、千葉テレビ放送(千葉市中央区)が収録した参院選県選挙区(改選数3)の立候補予定者の公開討論会。日本維新の会の花崎広毅氏(36)は、“恩師”の民主党・長浜博行氏(54)と同じ土俵で議論を交わした。
かつて秘書として国会議員の長浜氏に仕えた花崎氏。県議時代に所属した民主の関係者からは、師に刃を向ける形での出馬に批判があるが、立候補が決まるまでには複雑な経緯があった。
衆参通じ、県内初の選挙区での議席獲得を目指す維新は3月末、命運を当時我孫子市議だった男性に託した。選挙事務所の開設、市議辞職…。着々と選挙準備を進めたが突然流れが変わった。
5月15日、「党勢の拡大に向けた(元市議の)積極的な政治活動の実態が確認できない」などと記した公認取り消しの通知が党本部から届いた。「あまりにも理不尽だ」と訴えたが決定は覆らず、立候補を取りやめた。
維新は昨年の衆院選において県内で民主を上回る54万票余りの比例票を獲得。浮動票が多数を占めるとはいえ当初、維新候補の推薦を予定していたみんなの党と合わせると85万票に達した。「絶対に勝たなければならない選挙」なだけに、維新関係者は「(元市議の)知名度の低さが弱点だった」と振り返る。
ところが、慰安婦をめぐる橋下徹共同代表の発言をきっかけに有権者の維新離れが進む。維新は元市議に代わり、昨年の衆院選千葉2区で落選した医師の男性の擁立を軸に作業を進めたがみんな側が反発。「(医師は)衆院選の公示直前にみんなから維新にくら替えをした人物。絶対に推せない」(みんな幹部)
その後、両党の共闘は破談に。公認が決まった医師は「勝てない」と判断。出馬を辞退した。
相次ぐ公認の差し替えに維新内部では、県総支部の責任問題に発展した。県選出の現職衆院議員3人のうち1人が辞職し、参院選に出馬する案も浮上。混迷極まる中、維新系県議だった花崎氏が支援者の反対を押し切り、名乗りを上げた。
また、みんなは以前から参院選出馬に意欲的だった弁護士の寺田昌弘氏(45)を独自に立てた。
みんなの県地方議員連絡協議会代表の水野文也県議は「選挙区で2番から5番の間に入る」と分析。維新県総支部代表の西田譲衆院議員は「徐々に戦う態勢はできつつある」とあくまでも強気だ。
だが、候補者の運動を支える現場の関係者の間には分裂選挙となったことに複雑な思いが残る。
維新の公認候補が当選した5月の千葉市議補選では両党の関係がこじれる中、みんなが最後まで維新候補の運動を支援。応援に駆けつけた東国原英夫衆院議員がみんなの選挙カーで演説をする場面もあった。
両党で浮動票を奪い合う激しい展開が予想される選挙戦。別の維新関係者はこう漏らす。
「現場レベルでの関係は決して悪くはない。共闘できていれば、戦況はより有利だったかもしれない」
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:11:18
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130702/chb13070222180005-n1.htm
「一強」の構図(下)民主・苦渋の1人擁立 前首相頼みで支持拡大へ
2013.7.2 22:18 (1/2ページ)
長浜博行氏の応援演説を終え、市民と笑顔で握手を交わす野田佳彦前首相(左から2人目)=6月30日、千葉市若葉区のJR都賀駅前(杉侑里香撮影)
「長浜さんをよろしくお願いします」
惨敗を喫した東京都議選の悪夢から2日後の6月25日朝、民主の野田佳彦前首相が約3年ぶりにJR船橋駅前でマイクを握り、長浜博行氏(54)の支持を呼びかけた。長浜氏は松下政経塾時代の後輩で、野田内閣では環境相として仕えた旧知の関係にある。
県議時代から20年以上続いた野田氏の駅前での演説は地元の“名物”の1つ。ところが平成21年の民主政権樹立後、野田氏は財務相、首相へと国政の中枢を駆け上り、警備の都合もあって地元から足が遠のいていた。今回、野党議員としてかつての運動拠点へと舞い戻り、6月25、30日には立て続けに長浜氏の県内遊説に同行。長浜氏陣営には、野田氏を前面に出して選挙戦を有利に進めたいとの思惑がある。
昨年の衆院選、民主の大物議員が次々と落選する中、野田氏は衆院千葉4区で16万票余りを獲得。逆風の中、県内での根強い人気を印象づけた。陣営関係者は「野田さんは世間的には“敗軍の将”だが、地元での知名度と人気は抜群。長浜さん1人の演説と比べると人を集める力は段違い」とつぶやく。
衆院議員からくら替えした長浜氏が初めて挑んだ19年の参院選。当時の第1次安倍晋三内閣は、閣僚の失言や事務所費問題などで支持率が急落した。敵失を追い風に民主は県選挙区で長浜氏のほか、県議を5期務めた加賀谷健氏を擁立し、ともに初当選を果たした。
両氏の得票は計約110万票。自公から民主への政権交代後の22年の参院選でも100万票に迫る勢いを見せたが、米軍普天間飛行場の移設問題や、東京電力福島第1原発事故の対応のまずさなどが表面化。昨年の衆院選では、県内の比例票が日本維新の会を下回る53万票余りにとどまった。
民主は一時、引退を表明した加賀谷氏に代わる候補の擁立を検討したが、共倒れのリスクを考慮し、4月早々に1議席維持に注力する方針を固めた。約15万人の労働組合員を抱え、19年の参院選で加賀谷氏を支援した連合千葉は今回、長浜氏支援で一致。社民党や市民ネットも長浜氏を支持。盤石とはいえないまでも依然、支持層は厚い。
千葉における参院選の当選ラインは40〜50万票とされる。長浜氏は6年前に66万票余りを得ており、対立陣営の関係者からは「党の支持率が下がっても、組織票を持つ長浜さんが落選することはない」との声も聞かれる。だが、陣営は慎重な姿勢を崩さない。民主の田中信行県連幹事長は「油断はできない。逆風の中で得た比例票53万票をしっかり固める」と話している。
参院選は激しい争いが想定される。都議選で議席倍増の躍進を果たした共産党は寺尾賢氏(37)を擁立。「反自民」の受け皿となることを強調する。生活の党は元衆院議員の太田和美氏(33)が脱原発や反TPPを主張。幸福実現党の松島弘典氏(55)、諸派の渡辺裕一氏(58)は独自の戦いを進める。
◇
この企画は岡嶋大城、杉侑里香が担当しました。
2367
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:11:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130629-OYT8T01076.htm
参院選 臨 戦<1> 自民党
「TPP(環太平洋経済連携協定)断固反対!」
参院選日程が閣議決定された28日。農協系政治団体「県農政連」(約3万6000人)などの意見広告が地元紙に載った。参院選後の7月下旬、日本はTPP交渉に参加する。関税撤廃による安価な海外産品の流入を危惧する農政連はTPP加盟に強く反対する。
TPP加盟に傾く自民と農政連の立場は異なる。だが農政連は5月、「政権与党側にいることで政策に意見が言える」(農政連幹部)との論理から自民新人の滝波宏文(41)の推薦をあっさりと決定。農政連の会合で、推薦を得た滝波は「国益を守れないなら、TPPには断固反対する」と強調した。
豊富な選挙ノウハウと動員力を持つ農政連は、民主党政権下の2010年参院選では、選挙区選での推薦を初めて見送った。だが自民の政権復帰後初の国政選となる今回は、対照的に農政連や県医師連盟など各業界団体の「自民回帰」が鮮明だ。郵政民営化を巡り自民と決別した郵政関連団体も8年ぶりに推薦を決めた。
組織戦の態勢が着々と整う一方、ある支持者は「業界団体の利益を優先する政治が嫌われ、政権交代が起きた。『古い政治への先祖帰り』とみられないか」と懸念を抱く。
◇
約400の団体や公明の推薦を得て足元を固める滝波陣営。しかし滝波を含む3人が公認を争った県連初の党員投票の“しこり”が影を落とす。
3月に約5600人が参加した党員投票で、滝波は6割以上の票を集めて公認を得た。だが県議25人(当時)のうち重鎮を含む3分の1は滝波以外を推した。投票前には特定候補を支持する県議らを中傷する怪文書が党員に郵送されるなど泥仕合の様相を呈し、党員間の亀裂を深めた。
このため旧市町単位で置く地区後援会を県都・福井市と、嶺南地域の要・敦賀市に設置できていない。
「幹部が密室で話を進めるのではなく、公明正大に決める」として党員投票を採用したはずが、終わってみれば「総務会など一部で決めるべきだった」と不満の声が噴出。「開かれた政党」を印象づける狙いが、返って裏目に出た。
6月22日に県連主催の演説会で福井市を訪れた麻生副総理は「党員選挙の結果、割れたろう? 割れるのは当然だが、問題はその後だ。総裁選後も党本部は割れない」と県連に結束を求めた。
◇
福井は全国有数の「自民王国」だが、党員数は昨年末現在で8282人と20年前の約5分の1。参院選福井選挙区の自民候補で過去最年少の滝波が立つことで、若い年齢層の党員を新たに得る可能性もある。
ある自民関係者は言う。「選挙を通じて若い支持者を増やし、組織の世代交代も進めるべきだ。足の引っ張り合いをしている場合ではない」(敬称略)
■
7月4日公示の参院選が迫る。福井選挙区に候補予定者を立てる主要政党などの思惑を追った。
(2013年6月30日 読売新聞)
2368
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:12:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130630-OYT8T00902.htm
参院選 臨 戦<2>民主党
「おじいさんも父親も政治家だった安倍首相に庶民の暮らしはわからない。格差を広げる政治を阻止する」。6月27日、連合福井傘下の産業別組合(産別)「UAゼンセン」県支部。民主新人の藤野利和(61)は、傘下の企業別組合幹部らを相手に、熱っぽい口調で出馬への意気込みをぶつけていた。
藤野は、4月半ばに党公認が決まって以降、民主党県連の最大の支持母体・連合福井傘下の全28産別と、産別を構成する企業別組合の幹部らとの対話に2か月以上を割いた。自己紹介、政策説明、質疑……。会合は時に3時間に及んだ。
労組への丁重な対応は、過去の国政選で産別から数十人規模で送られていた民主陣営に対する人的支援を今回取りやめた、連合福井との関係再構築が目的だ。
結党から15年。選挙を支え続けた組合員には、選挙戦で動きの鈍い民主の地方議員への不満が鬱積(うっせき)。政権をとっても迷走続きだった民主への失望も加わり、「組合員に民主へのアレルギーが残る」(山岸克司・連合福井会長)中で参院選を迎える。
比例選に出る連合の組織内候補9人の苦戦が必至という事情も絡み、執行部は、産別の選挙区選の負担を目に見える形で軽減する必要に迫られていた。年々下がる組合員の投票率も、「省力化」という決断に至った理由の一つだ。
県内の組合員数は約4万1000人、家族や友人を含めて約20万票。山岸は「(組織)外に働きかけるより内を固めるのが連合の役目。それ以上は民主が自力で」と戦略の見直しを説明。事務局長の横山龍寛も「組織内の取りこぼしを減らす。選挙区を軽視するわけではない」と強調する。
しかし、産別の執行部は組織内候補の名前を書いた名刺大のカードを配ったり、候補者の映像を流した上で模擬投票を行ったりして、組合員に比例候補の名前を周知することには力を尽くすが、選挙区選の藤野には触れないケースが多い。ある産別幹部は「今、藤野を応援するのはマイナスにしかならない」と断言する。
◇
連合に自立を迫られた県連も動き始めた。公示後のポスター貼りの9割は連合頼みだったが、今回は半分を県連側で担うと約束。地方議員は藤野を連れて支持者を回り、選挙準備で深夜まで事務所に居残る。県議の一人は「徹夜に近い日も多いが、足腰を鍛え直さないと」と前を向く。
安倍政権への対抗軸として民主の再建を望む声もある。昨年、サポーターになった飲食店経営浜野香代美(51)(福井市高木中央)は「与党時代は未熟さが目立ったが、自民の残したツケも大きかった」と話し、「簡単ではないだろうが、一から頑張ってほしい」とエールを送る。
県連代表の糸川正晃は長年の懸案でもある県連の自立に向け、覚悟を決める。「地域に根差した政党にならなければならない。連合頼みではなく、自分たちで動くのは、その一歩だ」(敬称略)
(2013年7月1日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:12:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130702-OYT8T00012.htm
参院選 臨 戦<3>共産党 、幸福実現党
事務所開き後、支持者と握手する山田氏(6月8日、福井市内で) 「今が歴史の分かれ目だ。応援席からグラウンドに降りてきて一緒にプレーヤーになってほしい」。5月26日、福井市の文化会館。共産党の市田書記局長の静かな訴えがホールに響いた。参院選のたびに議席を減らす中、比例選5議席を何としても確保したいとの思いがにじんだ。
昨年の衆院選では9年ぶりに県内全3区に候補を立て、比例票の上積みを狙った。脱原発を主張し、福島第一原発事故以降に強まった原発の安全性への疑念が追い風になるかに思えたが、県内での比例票は2009年衆院選時より約3割減の1万4000票余り。党県委員長の南秀一(63)は「第3極のうねりにのみ込まれた」と唇をかんだ。
08年には非正規雇用の増加を背景にプロレタリア文学「蟹工船」のブームがあり、ここ数年は環太平洋経済連携協定(TPP)反対で共闘する農業団体、県医師会との懇談も増えたが、「得票につなげるのは難しい」(県委員会幹部)のが現状。10年参院選でも07年と比べて県内での比例票が約2割減るなど、党勢の退潮に歯止めが掛からない。
国政選に限らず、6月16日投開票のあわら市議選は現職候補が前回比34%減の票数で最下位当選に終わった。陣営幹部は「支持者も年をとり、『足が痛い、腰が痛い』と参加しない人が続出した。ビラ配りにも苦労した」と明かす。党員は60歳台が中心で、70歳代も多く、高齢化が著しい。組織は文字通り足元から崩れ始めている。
“若手のホープ”と呼ばれた共産新人の山田和雄(45)も3度目の参院選挑戦で、選挙期間中に46歳を迎える。「国民の権利と平和を守るために憲法改正を阻止する」と従来通り護憲を強調。さらに「大企業が過重なノルマや長時間労働を若者に押しつける社会を許してはならない」と訴え、課題だった、現在の雇用環境や生活に不安を持つ若年層への浸透を図る。
参院選の結果を占うとされる都議選では安倍政権への批判票の受け皿となり、議席を倍増して躍進した。南は「自公政権の対立軸として、ぶれない共産が批判票の受け皿になった」と見る。反自民、若年層の票をいかに取り込むか。党の存在感を示す戦いが始まる。
幸福実現新人の白川康之(56)は、消費税増税の中止、原発推進、国防強化を3本柱に、「国民の命と財産を守るのが政府の最も重要な役割だ」と訴える。初の選挙戦で、知人らへのあいさつ回りで支持拡大を図る。
◇
自民と連立を組む公明は立ち位置を模索。党県本部代表の石橋壮一郎(60)は「憲法改正などで安倍政権が独走しそうな時『歯止めになれるのは公明だ』と期待の声がある」と存在意義を強調する。社民は党是とも言える護憲を条件に選挙区選で民主新人の応援を決定。街宣活動を強化して比例票の積み増しを図る。
衆院選で県内でも一定の存在感を示した「第3極」は失速。6月に日本維新の会県総支部を設立した元県議鈴木宏治(39)は、「反自民層の受け皿としての世論の期待がしぼんだ」とみる。選挙区に候補を立てない今回「どれだけ比例票が出るか」と懸念する。衆院選で共闘した、みんなは県内組織も築けていない。(敬称略)
(おわり この連載は酒本友紀子、原典子、井上敬雄が担当しました)
(2013年7月2日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:14:32
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013062702000247.html
政党の思惑(1) 民主 2013年6月27日 参院選を見据え、並んでチラシ配りをする高橋さん(右)と岡田県連代表=津市の津駅西口で
通常国会が二十六日に閉会し各党は七月二十一日投開票が見込まれる参院選モードへ突入した。三重選挙区(改選数一)では民主現職に対して、自民、共産、日本維新の会、諸派の新人四人が立候補を表明。主要政党が擁立する候補の動きから陣営の思惑や戦略を探った。
民主党が惨敗した東京都議選から一夜明けた二十四日朝。党県連代表の岡田克也は午前七時前から津駅西口に立ち、政策を記したチラシを配った。「おはようございます。高橋さんをよろしくお願いします」
隣には、今回の参院選で四選を目指す現職の高橋千秋(56)。二人の手からチラシが次々とはけ、出勤中のサラリーマンに渡っていく。そばで眺める陣営スタッフが「やっぱり岡田さんは知名度抜群」とうなずいた。
副総理を務め、党の顔ともいえる岡田は四月以降、週末ごとに地元入り。高橋と集会やチラシ配りを重ね、二人が同席しての集会は既に三十五回を超えた。自身の選挙でさえ、最近はほとんど地元へ戻らない岡田にとって異例の対応。ただ、通勤客の好反応をよそに表情は硬い。「全体の流れが都議選に表れている」
三重選挙区は、高橋が初当選した二〇〇〇年の補選以降、民主系候補が五連勝中。だが昨年末の衆院選の県内比例得票では、トップの自民に五万票差をあけられた。その後も全国的に党勢回復はできず、今回の都議選では第四党へ転落。高橋陣営の幹部は「今回ばかりは民主党の支持率が低すぎる」と焦る。
県内の民主を支えてきたのは「三重県方式」と呼ばれる民主系県議会会派「新政みえ」や連合三重との強固な連携。今回も新政みえ所属の県議二十四人は、各地元で高橋を招いた支援者集会をこなす。十三万三千人の組合員を誇る連合三重も、電話やインターネットで支援の呼び掛けに躍起だ。
党本部からは、野田佳彦前首相はじめ、著名議員によるてこ入れが相次ぐ。二十三日に県内入りした蓮舫元行政刷新担当相は「政官業の癒着が長く続いてきたが、私たちは違う」と歯切れ良く自民を責め立てた。
高橋自身も厳しい選挙であることを痛感し「十二年前を思い出す」とつぶやく。脳裏に浮かぶのは〇一年夏の参院選。民主推薦の無所属候補として再選を目指したが、空前の小泉旋風に乗った自民新人に猛追された。二万五千票の僅差でかわし、全国の一人区で数少ない非自民の議席を死守した。今回も一人区として、民主の勝機が望める注目の選挙区。陣営幹部は「三重で転べば、全国で転んでしまう」とたとえる。
四月から三万人以上と握手をしてきた高橋。「厳しい状況に変わりないが、最近は株価の乱高下で『アベノミクスが何かおかしいよな』と言われるようになった」。雰囲気の変化を感じ取りながら、現職の実績を訴える。
(文中敬称略)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:15:17
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013062802000221.html
政党の思惑(2) 自民 2013年6月28日 決起集会の終了後、必死の表情で支持者に握手を求める吉川有美さん(左)=松阪市のクラギ文化ホールで
ガンバロー三唱の余韻が残るホールを誰よりも早く飛び出し、帰宅の途に就く支援者を出口で待ち構える。投票日(七月二十一日)まで一カ月を切った二十三日。自民新人の吉川有美(ゆうみ)(39)は、松阪市であった集会の終了後、両手ですがるように握手を求め続けた。「力を貸してください。県内の女性たちの声を、国政へ届けさせてください」
おおむね会場から人がはけると、吉川は秘書や地元県議らにうながされ、急ぎ車へ。陣営スタッフは「今はとにかく時間が惜しい」と繰り返す。
昨秋に現職公認を決めた民主に遅れること半年、自民が吉川を擁立したのは三月末。党本部が候補者調整の期限にした三月中旬の党大会を過ぎ、当時、候補未定の選挙区は全国で三重を含め、四道府県だけだった。
三重選挙区で自民は、二〇〇〇年の補選から五連敗。昨年末の政権交代の勢いに乗り、議席奪還を期す党県連会長の川崎二郎は、候補者選定に「北勢出身、五十歳以下」の条件を課していた。慎重な選考に、弁護士、元サッカー選手と、候補の名が浮かんでは消えた。
難航の末に決まった吉川は桑名市出身で三井住友銀行で環境関連の企業融資に携わり、国の懇談会の委員を務めた経験を持つ。出馬会見で同席した県連幹部は「勝つために最適の候補を選んだ」と胸を張ったが、いまだ知名度不足は否めない。
出遅れを挽回するため、重要視するのは、民主・岡田克也のお膝元の県北部。県南部は自民が優位なだけに、民主の牙城を切り崩すのが最大の目標だ。自民党県連幹事長の水谷隆は「苦戦が当たり前の地域。安倍政権の高支持率で追い風もあるが、決して油断はできない」と気を引き締める。
川崎も、八日に東員町で開いた集会で「ここ北勢はもともと保守本流の地盤だった」と地域の話題から切り出した。自身、中選挙区時代は同じ選挙区で票を分けた岡田や元知事・北川正恭らを挙げ「みんな自民の出身だ。今は出ていって、私一人残されちゃった」と笑いを誘った。
吉川も地縁があることから、岡田の本拠地の四日市市に事務所を構えた。市内で大規模な決起集会を催すほか、北勢地方で積極的に集会をこなす。また、当選すれば県内自民で初の女性国会議員となることも意識。女性票を取り込むため、名前にちなみ「YOU&MEの会」と名付けた女性後援会組織を各地で立ち上げている。
二年前の知事選では、自民推薦の鈴木英敬が接戦で勝利。昨年の衆院選では、県内で小選挙区になってからは過去最多の五人の国会議員を誕生させた。自民の上げ潮を意識して、川崎は言う。
「今度の選挙が集大成。七月二十一日は、まさに仕上げの時だ」
(文中敬称略)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:15:42
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013062902000234.html
政党の思惑(3) 共産 維新 2013年6月29日 ◆比例との連携で相乗効果
支持者を前に、演説する中川民英さん=志摩市阿児町神明の阿児アリーナで
志摩市で二十一日に開かれた共産の集会。比例代表で三選を目指す参院議員の演説がビデオ映像で流れた後、三重選挙区に立つ共産新人の中川民英(45)が、三十人の支持者の前で語り始めた。「今回は右傾化を止める大事な選挙。比例で五議席とれれば流れが変わる。私も選挙区での勝利のために頑張りたい」
中川は東京の食品会社勤務を経て三年前から党地区常任委員などを歴任。昨年の衆院選では三重4区から立候補し、国政挑戦は今回で二度目となる。全県での知名度は乏しいが、憲法堅持やアベノミクス批判など党の主張を前面に出し、「共産」をアピール。比例候補との連携で相乗効果を狙い、比例票の掘り起こしも狙う。
比例で五議席の獲得を目標に掲げる共産は、比例票の目標を全国で六百五十万票、県内で八万三千票と見積もる。ただ過去の参院選では三重選挙区での勝利はなく、県内の比例票も〇七年が五万四千票、一〇年が三万八千票と目減りしている。しかし党県委員会委員長の大嶽隆司は、新たな手応えを感じている。二十三日の東京都議選で、共産は自民、公明に次ぐ第三党へ躍進。「民主はもう自民に対抗できず、第三極は橋下発言などで自滅した。自民対共産の対決構図に持ち込み、共産の躍進につなげたい」と意気込む。
◆基本はネットと街頭演説
ロボットにマイクを向け、自分のプロフィールを紹介させる深尾浩紹さん=近鉄四日市駅前で
「地方ならではの政治ができるように、分権の枠組みをつくりたい」。二十八日夕方、近鉄四日市駅前で、日本維新の会の新人深尾浩紹(ひろつぐ)(50)が演説を始めた。
その隣に、高さ三十センチの人型ロボット。両手を動かし「ゴチュウモククダサイ」と人工音声で発する。インターネットの活動記録に載せるため、様子をスタッフが撮影する。人目を引く手法や積極的なネット活用は、今回の選挙が「巨大なゾウが相手の戦い」と自認するからだ。
桑名市出身の深尾は、米国での経営コンサルタント業の経験を生かし、東京の専門職大学院で教授を務める。維新の政治塾を経て、三月の党大会で一次公認候補としてお披露目された。
維新は、昨年の衆院選で三重1、2区に候補を擁立。落選するも、比例得票では十六万票を奪い、二位の民主に肉薄した。陣営幹部は「党への期待があることは確か。いかにそれを掘り起こすかだ」。ただ、橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言や東京都議選の惨敗が影を落とす。
県内の維新は、地方組織が脆弱(ぜいじゃく)だ。事務所スタッフは仕事仲間や友人が務め、昨年、1区で出馬した前の津市長松田直久は裏方で相談役に徹する。
公示後に橋下共同代表が県内入りするが、基本は今回から解禁されたネットと地道な街頭演説に頼るのみ。深尾は「大政党相手に工夫を重ねて戦うしかない」と気を引き締める。(文中敬称略)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:15:57
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013063002000201.html
政党の思惑(4) 公明 社民 みんな 2013年6月30日 県内に地方組織を持つ主要政党のうち、公明、社民、みんなの党は三重選挙区に公認候補を立てず、他党の選挙協力や比例代表をにらんだ活動へ力を入れる。県内の代表者に今回の参院選に向けた取り組みや訴えを聞いた。
◆ねじれ解消、政治の安定を
公明党県本部・中川康洋代表
<公明党県本部・中川康洋代表>衆参のねじれを解消し、自公で政治の安定を目指す。そのため選挙区では推薦する自民新人を、比例では四選を目指す公明現職を全力で勝利に導く。
自民が五連敗中の三重で勝つことで、影響は全国に及び、政治の方向性を決めることになる。そのため公明は、過去の参院選に比べて、異例の早さともいえる五月中旬に自民新人の推薦を決めた。協力体制はすでに万全で、公示後は自公共催で演説会を開く予定だ。
ただ連立政権といえども政策面は是々非々で臨む。九六条改憲は慎重であるべきで、ブレーキ役をしっかりと担う。一方で防災、経済対策ではアクセルを踏み、よりよい国民生活の実現に取り組む。
◆自民と異なる社会像示す
社民党県連・稲森稔尚代表代行
<社民党県連・稲森稔尚代表代行>今、野党に元気がない。社民党員は県内でわずか二百人と小さな勢力だが、自民と異なる社会像を示すことがわれわれの役目だと考えている。県連として民主現職への支持を決めたのも、「非自民」の議席を奪われてはならないと判断したからだ。
選挙戦で力を入れて訴えたいのは、雇用と労働の立て直し。若者が苦しめられている、いわゆるブラック企業への規制や最低賃金の引き上げ、正規・非正規社員の待遇均等化を通じて雇用を増やし、社会の底上げにつなげる。九六条改憲の反対や原発ゼロ社会の実現も訴え、県内での比例で三万票以上の得票を目指す。
◆行革や公務員改革訴える
みんなの党県広域支部・周藤雅勝支部長
<みんなの党県広域支部・周藤雅勝支部長>みんなの党党本部が目指していた日本維新の会との選挙区協力は橋下発言をきっかけに解消したが、野党としては自民党の過半数阻止は共通した思い。選挙区での投票呼び掛けは、野党候補への自主投票とするつもりだ。
党の比例候補は、公示後に県内入りを予定しており、各地で街頭演説や集会を開く。中でも松阪市は、渡辺喜美代表が自民離党直後に街頭演説した、党の「発祥の地」。参院選と同日の松阪市議選で立候補する推薦候補とも連携していきたい。
党のアジェンダで示すように「増税の前にやることがある」が訴えの柱。行財政改革や公務員改革を呼び掛けたい。(文中敬称略)
(この連載は、加藤弘二、河北彬光、安藤孝憲、井口健太が担当しました)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:16:22
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013070202000064.html
崖っぷち民主、背水 2013年7月2日 参院選に向け朝の駅でチラシを配る岡田克也民主党三重県連代表=1日、三重県四日市市で
特急列車が猛スピードで通過していった。三重県四日市市の近鉄霞ケ浦駅。改札口前で一日朝、民主現職の高橋千秋(56)がチラシを配っていた。若いカップルが、ふと後ろを振り返る。
「あれって、テレビでよく見る人じゃね」
紺色のスーツに身を包んだ県連代表、岡田克也(59)=衆院三重3区。「よろしくお願いします」。高橋と並び、行き交う人におじぎを繰り返す。
党代表や副総理を務めた岡田は県北部が地盤。しかも四日市は、父・卓也がイオングループを創業した地だ。
昨年の衆院選、自らの選挙で地元入りしたのはわずか一日。だが今回の参院選は、年明けから地元に張り付き、高橋とともに小さな駅でチラシ配りや小集会を続ける。まるで「二十年余前の初当選時のような活動ぶり」(地元スタッフ)。
参院選三重選挙区(改選数一)は二〇〇〇年の補選以来、民主系が五連勝中。小泉ブームに沸いた〇一年の参院選でも、全国の一人区で自民に土をつけたのは三重など二県だけだった。
だが今回、民主には逆風が吹く。三重で負ければ、全国に三十一ある一人区で民主は全敗しかねない。
先週末、四日市の隣町で開かれた集会。岡田は「何とか踏みとどまらないといけない。少なくとも三重だけは勝たなきゃいけない」と訴えた。高橋も「皆さんの未来に恩返しをしたい」と続けた。
一方、追い風の自民。先月三十日、県連会長の川崎二郎(65)=衆院三重1区=は伊賀市で決起集会に臨んでいた。「五回も連続で負けているんですよ。でも二年前から少し変わり始めたんです」
一一年の知事選。自民が推薦した鈴木英敬が接戦を制した。昨年の衆院選では、小選挙区制になってから最多の議員五人が生まれた。川崎は「知事選、衆院選ときて、今度がまさに集大成」と議席奪還を誓う。
農林漁業が盛んな県南部はもともと保守支持が多い。勝つには岡田の地盤で、有権者の四割を占める県北部を切り崩すこと。参院選に擁立するのは、高校時代を四日市で過ごした桑名市出身の吉川有美(39)だ。
県内からは半世紀、女性の国会議員は出ていない。吉川は「安全安心づくりのため、女性の代表としても国政に声を届けたい」とアピールする。
四日市には日本維新の会の深尾浩紹(50)も事務所を構え、駅前で連日、演説を続ける。一日朝は「七月をふるさと四日市からスタートした。皆さんと維新の大きなうねりを起こしたい」と訴えた。
大票田・県北部での票の奪い合い。民主の県連幹部は、話す。「自民も維新も、風に乗った空中戦。高橋は地上戦、まさにどぶ板だ」
(文中敬称略)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:17:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130630ddlk24010217000c.html
2013参院選・三重:夏の陣/上 北勢決戦 脅かす民主の牙城 /三重
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
◇岡田氏、ミニ集会200カ所
「離島にも行ったが、どれだけの人に自分の思いを知ってもらえるかと考えると気が遠くなりそう。地元の桑名、三重で頑張らせてもらいたい」。桑名市で21日開かれた集会で、自民党新人の吉川有美氏(39)は、同市出身であることを強調、深々と頭を下げ支援を訴えた。
北勢地区の有権者は、県内の4割以上を占める。従来の選挙では、ここでの得票が選挙結果を左右した。岡田克也・前副総理ら閣僚経験者の民主党衆院議員が強固な地盤を築いており、自民は三重選挙区5連敗という苦杯をなめてきた。
自民は今回、「北勢に縁があり、民主現職より若い」ことを条件に人選し、吉川氏を選んだ。選対委員長を務める川崎二郎県連会長は「県連自体が北勢地区にスタンスを移して動いている」と意気込む。地元県議も言う。「昨年の衆院選で大勝して勢いがある今回、北で対等に戦えれば勝てるはずだ」
三重選挙区に出馬表明しているのは6人。うち新人4人が、北勢地区の出身か在住で、地元中心に活動し、特に近鉄四日市駅周辺には吉川氏ら3陣営が事務所を構え、民主の牙城を脅かそうとしている。
桑名市生まれで、四日市市の高校を出た日本維新の会新人の深尾浩紹氏(50)もその一人。4月下旬の出馬表明以降、駅頭などで街頭演説などを続けてきた。「まずは同級生や親類が多い地元が中心」と話す。
共産新人の中川民英氏(45)の事務所は津市だが、党県委員会の大嶽隆司委員長は「全県をくまなく回るが、有権者が多い県北部での活動は当然増える」と言う。
一方、民主現職の高橋千秋氏(56)の陣営はこうした他陣営の動きに加え、惨敗した昨年の衆院選後も党勢が回復しない状況に危機感を募らせる。
27日夜、いなべ市で開かれた岡田氏と高橋氏の国政報告会。岡田氏は「一時の雰囲気で政治家を選ぶことがいかに恐いことかよく考えてほしい」と述べ、高橋氏への支持を訴えた。
民主は衆院選で政権から転落した後、岡田氏が県連代表に就き、選対本部長として高橋氏の議席維持に向けて陣頭指揮を執る。自身が1月以降、地元で開いたミニ集会は200カ所以上。同党県議は言う。「次々に厳しい指示がきて大変だが、やるしかない。岡田さん自身が県議や市議にもできないきめ細かな活動をしているのだから」
7月4日公示、同21日投開票が決まった参院選。安倍政権発足後、初の本格的な国政選挙で「民主王国」の三重選挙区は激戦が予想される。各陣営の動きを追う。
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◇予想される顔ぶれ◇
高橋千秋 56 民現 [元]副外相
吉川有美 39 自新 [元]銀行員
中川民英 45 共新 党県委員
深尾浩紹 50 維新 専門大院教授
小川俊介 41 諸新 [元]幸福党役員
大津伸太郎 48 無新 [元]警備員
〔伊賀版〕
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:17:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk24010024000c.html
2013参院選・三重:夏の陣/中 政党・団体推薦 自公、かつてない蜜月 民主「三重県方式」を再構築 /三重
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
大紀町で6月22日開かれた公明党国政報告会。壇上には、党比例代表の現職、魚住裕一郎氏らに加え、三重選挙区の自民新人、吉川有美氏(39)が並んだ。公明党演説会に自民の候補予定者が出るのは初めて。吉川氏が「魚住先生が比例代表で出られる。選挙区では吉川有美を支援いただきますようお願いします」と訴えると、公明支持者2人が立ち上がり、大漁旗を振りながら「応援するぞー」と声を張り上げた。
公明は2010年の前回参院選では自主投票だったが、今回は5月中旬、早々と吉川氏の推薦を決定した。従来、選挙協力を進めてきた両党だが、衆院選と異なり、参院選では自民も比例代表に職域団体候補を擁立する。このため比例中心の公明との協力が困難な面があった。
同日、これに先立って自民衆院議員の三ツ矢憲生氏が熊野、尾鷲市で開いた国政報告会に魚住氏が招かれた。各集会の盛り上がりに公明党県本部幹部は「動員まで一緒に行うのは参院選では初めてだ」と満足げに話した。
公明とのかつてない蜜月関係の一方、自民支持団体は必ずしも一枚岩ではない。県農協中央会や県漁連などで設立した団体は27日、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に批判的立場から津市で学習会を開いた。
同中央会は今回、選挙区は自主投票。関係者は「自民の比例代表に組織内候補がいるが、選挙区は関係ない。自民の圧勝も不安だ」と話した。県医師会も同様に各地区医師会の選挙区対応は自主投票が多いという。
一方、民主現職の高橋千秋氏(56)の4選を目指す民主県連は、連合三重や県議会の民主系会派「新政みえ」との3者で選対本部を組む「三重県方式」で従来の選挙戦を戦ってきた。だが、一昨年の知事選に次いで、昨年の衆院選でも惨敗、再構築を迫られている。
高橋氏を推薦する連合三重幹部は「幹部の間では、これ以上自民の独走を許してはならない気持ちは一致している。傘下組合員に対し、我々の主張に最も政策が近いのは民主党ということを徹底していく」と言う。新政みえも、前回衆院選で現職を失った中南勢地区6カ所で県政報告会を開催。熊野市と紀北町で6月9日に開いた報告会には野田佳彦前首相を招くなど支援に全力を挙げる。県連幹部らは口をそろえる。「三重県方式で勝ち続け慢心があったが、衆院選惨敗後、文書を交わして3者の協力を再確認した。やれることはなんでもやる」
有権者の多様な思いに揺れながら、各陣営の懸命の取り組みが続く。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:19:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddlk24010065000c.html
2013参院選・三重:夏の陣/下 第三極票の行方 交錯する各党の思惑 浮動票はどこへ /三重
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
日本維新の会新人、深尾浩紹氏(50)は先月25日朝、四日市市で「既得権、利権などを重視するなれ合いの政治を続けてよいのか。地盤も地位もないが、強い理念を持ち、地元の三重で活動を始めています」と通勤客に訴えた。街頭演説を終え「反応は非常にいい」と満足げに語ったが、足を止める人は多くはなかったようだ。
維新の昨年の衆院選。小選挙区に擁立した候補2人は落選はしたものの、比例票は自民、民主に次ぐ16万7617票(得票率18・8%)を得た。しかし現在、橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言などで支持率は急落、6月の東京都議選でも伸び悩んだ。深尾氏は「都議選は別物。橋下発言への反発は三重ではあまり感じない」と言う。
だが、強固な組織がない中で、浮動票こそが維新の頼み。一般有権者の反応はどうか。四日市市で街頭演説を見た50代の女性アルバイトは「あの発言はちょっと……。勢いはなくなっているし、一過性の人気だったのかな」。50代の男性会社員は「三重では浸透しないのでは」と話した。
一方、維新との選挙協力を解消したみんなの党。2010年の前回参院選で擁立した新人は17万8000票余を獲得。候補者擁立を見送った今回、その票の行方に各陣営が関心を寄せている。
同党県広域支部の周藤雅勝支部長は「一昨年の知事選で連携した自民からも協力依頼があったが、当時は維新との選挙協力の話が進行中だったので断った。維新に協力することもない。自主投票だ」と言う。だが、深尾氏の陣営幹部は「選挙協力の解消は残念だが、党としての協力は得られなくても維新とみんなの党の政策は近い」と期待を隠さない。
民主現職の高橋千秋氏(56)と自民新人の吉川有美氏(39)の選対幹部も「みんなの党は前回、民主、自民双方の批判票の受け皿になったが、今や第三極の勢いはない」と口をそろえ、その取り込みに意欲を見せている。
一方、新人の中川民英氏(45)を擁立する共産党県委員会の大嶽隆司委員長は、そんな他陣営に対し「去年の衆院選で多くの有権者が第三極に期待し、あっさりと裏切られた。自民党と正面から対決しているのは共産党だけ。その期待を感じる」と党勢拡大に自信を見せる。共産が躍進した都議選の結果も好材料だ。中川氏は「確実に追い風になる。三重でもこの流れが影響すると思う。ぶれずに、主張を訴えていきたい」と話した。
交錯する各陣営の思惑。果たして票はどこへ流れ着くのか。間もなく公示。夏の戦いが幕を開ける。(この企画は、田中功一、谷口拓未が担当しました)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:21:51
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130628ddlk26010607000c.html
激戦:’13参院選京都/1 民主 逆風の中、試される実力 /京都
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
27日朝、JR向日町駅前(向日市)に民主新人の北神圭朗氏(46)の姿があった。「マイクを握るわたくしは、北神圭朗本人でございます」。タスキには「本人」と書かれている。チラシを手にした人を見つけるとすかさず駆け寄り、大きな体を折って握手を求めた。地盤とする衆院京都4区(京都市西京区など)以外の土地で懸命に顔と名前を売り込む。
「北神さんは京都の逸材。それを『民主党』が足引っ張っとるのがけしからん」。今月8日、京都市上京区の西陣織会館。北神氏の応援に駆けつけた野田佳彦前首相に、西陣織工業組合の幹部が厳しい言葉を投げかけた。野田前首相は小さくうなずく。中小企業や伝統産業の振興策を話し合う場のはずだが、民主への逆風の強さばかりが目立った。同席した北神氏は「個人の知名度がなければ党名で判断される。そこが厳しい」と本音をこぼすと、組合幹部は続けた。「『北神党』をこしらえていかんと」
民主は01年、「自民と共産の指定席」とも言われた参院選京都選挙区で初めて公認候補を当選させた。04年以降の3回はいずれも35万票以上を集めトップ当選。政権交代した09年衆院選は府内の比例代表で約58万票を得た。しかし、一転して逆風となった昨年の衆院選は約18万票。自民の約30万票、維新の約29万票に水をあけられた。京都4区で3選を目指した北神氏も自民新人に敗れた。
党府連幹部の説得でくら替えを決意した北神氏は首相補佐官も務めた経験を武器に「即戦力」をアピールする。だが、古くからの支持者の間では「今回負ければ政治生命が絶たれる」と悲痛な声が上がる。党本部から海江田万里代表や野田前首相が応援に入ったことに「逆効果では」と疑問視する声まで出たという。
頼みの綱は地力のある府内の党組織だ。北神氏は、前原誠司元外相らとともに行脚を続け、出馬表明後の約2カ月半で府内を3巡した。北神氏は「昨年以上に厳しい」と認めたうえで「ふわっとした戦いではなく、議員さんや総支部長と一緒に地道に活動するしかない。今が歯の食いしばりどころ」と話す。民主の「実力」が試されている。【花澤茂人】
◇
事実上スタートした参院選。京都選挙区(改選数2)に公認候補を擁立する主な政党の戦いぶりをレポートする。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:22:39
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130629ddlk26010549000c.html
激戦:’13参院選京都/2 自民 楽観排し、引き締め躍起 /京都
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
「立派な成績で圧倒的な勝利ができるように」(田中セツ子・府連女性局長)、「安倍政権の信任投票にもなりそう」(立石義雄・京都商議所会頭)−−。自民現職、西田昌司氏(54)が出席する集会のたびに勢いのあるあいさつが次々と飛び出す。
西田氏は07年初当選し、6年間で国会での厳しい追及やテレビ番組出演で知名度を上げた。インターネットを活用した選挙運動が解禁されるが、西田氏は約5年前から活動や主張を紹介する動画をユーチューブに約280本公開し250万回以上再生されるなど、ネット利用の実績は他の候補予定者に先んじている。
ただ府内の自民支持が完全に回復したわけではない。昨年衆院選は6小選挙区のうち四つを制したが、比例票数は約30万票で、惨敗だった09年衆院選より約2万3000票も少なく、2位の維新に約1万票差まで詰め寄られた。
今回、府建設業協会が単独推薦を決めるなど業界団体の回帰も見られるが、「今の団体の集票力は弱い」と党内部には冷めた声もある。また連立政権の一翼を担う公明の推薦が決まったのは府連の要請から2カ月後の今月20日。西田氏の政治スタンスに対し「漠然とした国家主義的主張に違和感がある」(創価学会地元関係者)との声もあり、一枚岩とは言えない。
府連幹部は引き締めに躍起だ。15日の総決起大会で伊吹文明衆院議員は「衆院選で自民は勝ったというが、(小選挙区で有権者)全体の3割の支持しか得ていない」、二之湯智府連会長も「政党が乱立したことで『比較多数』を得ただけ。あくまで謙虚に」と楽観ムードをいさめる発言を繰り返した。
04年参院選以降、自民は民主の後塵(こうじん)を拝し、2位当選に甘んじてきた。二之湯会長は「西田氏が民主に勝って再選するのが自民復活の証し」。内海貴夫・府連幹事長は「まず前回獲得の36万票。更に上積みを」と目標を掲げる。ある幹部は、将来的に改選数が1減となる可能性まで見据え、「他党が立ち上がれないほど精神的ダメージを与えて勝つ。このビジョンを府内全域で共有したい」と意気込み、こう言い切った。「2番で勝っても負けたのと一緒」【土本匡孝】
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:23:22
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130630ddlk26010325000c.html
激戦:’13参院選京都/3 みんな 出馬要請、会見の5日前 /京都
毎日新聞 2013年06月30日 地方版
東京都議選の投票が進んでいた6月23日。みんな公認で参院選比例代表に立候補予定の平智之・元衆院議員が、京都市内で木下陽子氏(33)と向き合った。木下氏は夫婦でスペイン料理店を経営しており、政治に直接関わったことはない。「(出馬を)断らないで下さい」。木下氏は即答した。「断る訳ないじゃないですか」。
2人は5月21日、禁煙推進を目指す市民グループ「タバコフリー京都」の懇親会で初めて言葉を交わした。木下氏はメンバー。平氏は受動喫煙防止法案を提出したみんなの一員として参加していた。木下氏は関西電力の原発再稼働に反対するデモに参加したこともある。懇親会のスピーチで、平氏が掲げる「禁原発」の主張に共感していると話す木下氏の姿が、候補者を探していた平氏の目に留まった。
平氏は昨年の衆院選でみんな公認で京都1区から出馬したが敗れた。今年3月、参院選への出馬を表明。維新との選挙協力を背景に比例代表に回った。ところが、5月下旬、維新との選挙協力は解消に。6月2日、宮津市を訪れた渡辺喜美代表は毎日新聞記者の質問に「(京都選挙区は)擁立に向けて調整中」と含みを持たせた。
平氏の出馬要請を受け入れた木下氏は翌日、渡辺代表に面談。擁立方針は一気に固まり、28日、浅尾慶一郎・党選対委員長と平氏に付き添われ、府庁で出馬会見に臨んだ。木下氏は緊張した面持ちで「2006年に妊娠、出産したことを機に受動喫煙の問題に関心を持った。市民活動ではできないこともたくさんある」と政治家を目指す思いを話した。
浅尾選対委員長は「党には31人の国会議員がいるが、残念ながら女性は1人しかいない。躍進した都議選で当選した7人のうち4人は女性だった。1児の母であり、仕事もされている木下氏がいろんな方の声を代弁できると考えた」と擁立の狙いを説明した。
「限られた時間でどう動くのか」との報道陣の質問に一瞬、とまどった木下氏に浅尾選対委員長が小声で助け船を出した。木下氏はうなずいた。「そうですね、できるだけ一生懸命。体力が持つ限り。必死さが伝わればいいなと思う」【五十嵐和大】
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:24:04
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130701ddlk26010245000c.html
激戦:’13参院選京都/4 共産 復活かけ、「自共対決」前面 /京都
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
国会閉会で参院選が事実上スタートした6月26日、JR京都駅前に止めた党宣伝カーの上で党国会議員らと並んで共産新人、倉林明子氏(52)がマイクを握った。「日本維新の会が失速し、東京都議選で議席を大きく増やした」と党勢回復をアピール。消費増税反対などの主張に熱弁を振るうと、雨の降りしきる中、多くの人が聞き入った。
「私たちには健康で文化的な生活を送る権利(憲法25条)がある。一番守られるべきは憲法」。6月16日、京都市上京区のミニ集会に20、30代の若者約20人が集まった。年収200万円以下で将来を悲観する契約社員の男性の訴えに、倉林氏は語気を強めた。憲法改正が争点に浮上する中、「憲法」が自然と口に出る。生活保護を受ける女性が同様に悲観的な思いを述べると、「考えて、怒って、共有して、政治を変えよう」とボルテージを上げた。
倉林氏は京都市議5期目の途中で出馬。同市以外での知名度を上げようと、昨年7月の表明以降、府内をくまなく回り、対話を重ねている。
かつて京都は「共産党の牙城」と言われたが、参院京都選挙区は98年を最後に議席に届かない。近年の国政選挙の比例票も09年衆院選約19万5000票、10年参院選約15万票、12年衆院選約13万8000票と低迷が続く。
党勢回復の起爆剤の一つにしたいのが、府内党員約1万8000人、地方議員約100人によるネット活用。議員に対してブログなどの利用徹底を呼びかける。また、高齢の党員らに携帯電話を持ち寄ってもらい、ツイッターを指南する講習会を既に15回以上開いた。
倉林氏の事務所で事務長を務める山中渡・京都市議は「二大政党制、第三極論で近年、共産は視野に入れてもらえなかったが、両者にほころびが見え始めた。アベノミクスも多くの人は実感がない。共産に注目が集まっている」と強気だ。橋下徹・維新共同代表の従軍慰安婦発言問題もあり、倉林氏自身も「街頭での注目度が上がってきた」と手応えを語る。
「政治の構図は自共対決。これを前面に出せば勝てる」と渡辺和俊・党府委員長の鼻息も荒い。復活なるか、にわかに注目を集めている。【土本匡孝】
2382
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:25:00
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130702ddlk26010445000c.html
激戦:’13参院選京都/5止 維新 追い風失速「原点」訴え /京都
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
6月27日午後、京都市左京区の京都大正門前。維新新人、山内成介氏(47)が行き交う学生らに自らの顔写真が入ったビラを配った。京大は23年前に卒業した母校。かつて講義を受けた教員を見つけると「先生、変わりませんね」と握手を交わす。ビラを手にした学生には「しっかり勉強しいや」と声をかける。「AKB48」になぞらえ、「“会いに行ける”政治家を目指す」と親しみやすさを打ち出し、新しい政治スタイルを模索中だ。
学生の多くはビラを受け取ろうともしない。だが、山内氏は「学生に『君ら、上の世代に税金を持って行かれて損してるで』と呼びかけると、立ち止まる学生もいる」と手応えを感じている。
山内氏は、維新共同代表の橋下徹・大阪市長に共鳴し、「維新政治塾」に入塾。昨年の衆院選京都3区に初出馬した。政治とは無縁だったが4万票余りを得て3位に。山内を含め4選挙区に出馬した維新候補はいずれも2〜3位と健闘し、府内の比例票は約29万票で自民に1万票差に迫り、既成政党を揺さぶった。
山内氏は参院選でも維新の公募に応じ、今年4月に出馬表明した。ところが、直後の5月、橋下共同代表の「従軍慰安婦」発言問題を機に世論の追い風は失速した。昨年、自民(府議)から維新に移り、衆院京都1区で敗れた田坂幾太・府総支部代表代行は「維新への期待は、あの発言ですっかりこけてしまった」と現状を認める。選挙協力を解消したみんなは6月28日、公認候補を擁立。「非自民」票の受け皿の行方は混迷している。
山内氏自身、街頭で配ったビラを破られるなど逆風を実感させられる場面にも出くわした。それでも「橋下さんの発言の是非はさておき、家庭や居酒屋で政治が話題になった。大阪で改革を断行した維新の原点を訴えていきたい」と前向きだ。
一方で、組織作りは進まず「陣営は素人集団」(維新関係者)とも言われる。事務所開きした6月23日、京都在住の維新政治塾OBらがようやく「サポーター会」を結成した。政治塾同期生の会社員男性(28)は「この選挙で維新を根付かせ、若い私たちでも政治に関われることを示したい」と意気込みを語った。
◇
京都選挙区には幸福実現党など諸派も候補者を出す予定。【五十嵐和大】=おわり
==============
◇京都選挙区(改選数2)主な立候補予定者
北神圭朗(46)民新
西田昌司(54)自現(1)
木下陽子(33)み新
倉林明子(52)共新
山内成介(47)維新
曽我周作(34)諸新
(並び順は参院勢力順)
2383
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:26:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130630/elc13063011030010-n1.htm
【参院選2013】
TPP交渉前夜(上)“上げ潮”自民に逆風の地
2013.6.30 11:00 (1/5ページ)
TPP参加に伴う北海道十勝管内の農業影響試算
北海道幕別町のホテルで29日開かれた自民党の中川郁子(ゆうこ)衆院議員の後援会会合は独特の緊張感に包まれていた。日本が7月23日に交渉に参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、中川氏が「謝罪」を口にするかどうか。出席者の関心はこの一点に集まっていたといってよい。
「十勝の皆さんは入り口から反対でしたが…」
十勝管内を選挙区とする中川氏は一瞬言葉に詰まった後、意を決したように語り出した。「各国が守りたい事柄を協議する場に(事態は)変わった。『関税ゼロ』でなく守らなければならないものを守る。それをぜひご理解いただきたい」
続いてあいさつした二階俊博総務会長代行もこう言い切った。
「北海道の皆さまに顔向けできないことや、中川さんが帰ってこられないことは絶対にしません」
会場は拍手に包まれた。
中川氏の「謝罪」に注目が集まったのには伏線がある。安倍晋三首相によるTPP交渉への参加表明を受け、4月に帯広市で行われた党北海道連主催のTPPに関する説明会のことだ。
「あなたは(昨年12月の)衆院選で『TPP断固阻止』と言ったはずだ。まず謝罪はないのか!」
中川氏は会場で、中札内村農協の山本勝博組合長から激しく突き上げられた。
十勝では生乳や小麦などの大規模生産で農業を産業に育ててきたが、その大半の農産品がTPPの関税交渉品目となった。農林水産省の試算では、鮮度が重視される生クリームを除き、バター、脱脂粉乳、チーズなどの国産品のほぼすべてが外国産に駆逐される。十勝管内にある45の乳業工場や輸送業者などの雇用減も予想される。
十勝管内で発行する十勝毎日新聞の世論調査(4月下旬実施)では、安倍内閣の支持率は「24・4%」だった。十勝では全国でみられる自民党の上げ潮ムードはみられない。道内JAグループでつくる政治団体「北海道農協政治連盟」は、自民党公認候補の推薦を初めて見送った。
ただ、野党第一党の民主党に雪崩を打つかというとそうでもない。6月中旬、十勝の農協関係者の元に「TPP断固阻止」と書かれた民主党の比例代表候補のパンフレットが一斉に届いた。これを手にしたある農協幹部は「TPP参加を言い出したのは民主党政権なのに」と吐き捨てた。
北海道農協政治連盟の会長を務める飛田稔章JA北海道中央会会長は23日に自民党候補の総決起集会に参加するなど微妙な距離感を見せる。山本氏は苦しい胸の内を打ち明ける。
「交渉が妥結した場合の農業対策はまだ見えてこない。政権与党の自民党と今後もお付き合いをすることは必要だということは分かっているが」
◇
日本のTPP交渉参加まで1カ月を切った。7月4日公示の参院選でも争点となるのは必至だ。巨大な新自由貿易圏の構築に期待が高まる一方で、強い危機感を持つ人々も多い。「大票田」でもある関係業界の動きを探った。
2384
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:26:34
◇
「荒波越える」 挑む農家も
北海道・十勝地方の農業の代名詞は「国内のトップランナー」。農家1戸あたりの平均耕作面積は38・3ヘクタールと全国平均の約24倍(平成22年、北海道十勝総合振興局調べ)だ。経営力の高い農家への土地集積が進み、農家数は30年前から半減、平均面積は倍増した。
欧州連合(EU)では平均的な100ヘクタール超の農地を持つ農家も多い。大規模化によるコスト削減は、自民党が5月に発表した「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」の中核で、十勝はこれを先取りしている。
しかし大規模化を成し遂げた十勝でも、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加を前に、安い外国農産品への不安が高まっている。
「平成15年に農業生産法人を立ち上げ、規模拡大で約20億円を投資した。借金も残る中、TPPではしごを外されたら−」
上士幌町の農業生産法人「ドリームヒル」の小椋幸男社長はため息をもらす。
広がる価格差
ドリームヒルは、1430頭の搾乳牛を抱え牧草と牛の飼料用コーンを計700ヘクタール栽培する道内最大の牧場だ。最新鋭機の導入で、コスト削減にも努めてきた。
約8500万円をかけて米国から「ロータリーミルキングパーラー」を購入した。1周9分弱で回転する「円盤」に牛50頭を乗せ、自動搾乳するシステムだ。わずか作業員6人で1430頭を1日3回ずつ搾乳できる。1日の生乳生産量は43トンにのぼる。
肥料調達は農協を通さず、直接海外から買い付ける。こうしたコストカット策でも「生乳の生産者価格では、ニュージーランド産にかなわない」という。
TPP交渉に参加している同国は広大な牧草地に恵まれ、牛はほぼ放し飼い。牛舎を持たない酪農家も多く、生産コストは低い。社団法人「中央酪農会議」によると、1リットルあたりの生乳生産者価格は、日本の88・2円に対しニュージーランドは43・3円(22年試算)。実際には輸送コストは上乗せされるとはいえ、円安による燃料高や輸入飼料の負担増で、今年の価格差はさらに広がる。
畑作にとってもTPPは死活問題だ。十勝では、小麦、砂糖を作るビート、大豆などの豆類、ジャガイモの4作物を年1回ずつ栽培する「4輪作」が基本だが、この大半が関税撤廃の交渉対象となっている。
同町の山本弘一さんは、ビート10ヘクタール、小麦9ヘクタールなど、合計46ヘクタールを栽培。相棒は、約3千万円の英国製中古コンバイン2機だ。
山本家では今年長男(34)が夫婦で就農した。十勝の農業就業人口の平均年齢は53・8歳と、全国平均より10歳以上若い。農業が産業として成り立ってきた証しだ。ただ、山本氏は自問している。
「上士幌の自慢は耕作放棄地ゼロだが、息子の就農は正しかったのだろうか」
「聖域」も自由化?
自民党は参院選公約の総合政策集で、「農林水産分野の重要5品目などの聖域(死活的利益)が確保できない場合、脱退も辞さない」と明記した。5品目とはコメ、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物。だが、政府関係者は「5品目のうち、半数以上は自由化をのまざるを得なくなるのでは」と予想する。
「TPP参加は避けられない」として、自主防衛に乗り出した農家もある。更別村で小麦など160ヘクタールを栽培するある農家は、今年道内の有志と船一隻をチャーターし、韓国から肥料を直輸入。コストを2割下げたという。
匿名を条件に話したこの農場主は語る。
「流通機構の改革などまだやるべきことはある。TPPの荒波を越えようとリスクを背負う農家があるのだから、政治も取り繕うのでなく正面から現実を語り対策に取り組むべきだ」
2385
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:27:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130701/plc13070109560015-n1.htm
【2013参院選】
TPP交渉前夜(中)反対運動いつ? 動けぬ医師会
2013.7.1 09:55 (1/3ページ)
「固い岩盤のような日本の規制を私自身がドリルの刃となって突き破る」
安倍晋三首相が6月19日(日本時間20日未明)にロンドンで行った講演のこの言葉に日本医師会(日医)は警戒を強めた。首相が規制緩和について言及する際には医療が必ず対象に含まれている。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をテコに、岩盤を壊そうとしているのは明らかだ。
講演から1週間後の26日朝、東京・内幸町の帝国ホテルのロビーに加藤勝信官房副長官が姿を現した。日医の横倉義武会長ら日医執行部との朝食会に招待されたのだ。自民党厚生労働部会長などを歴任した加藤氏は、首相官邸で社会保障政策全般を取り仕切るキーマン。首相が進める成長戦略の一環で医療への大胆な規制緩和が予想される中、日医としては味方につけておきたい存在だ。
約1時間の朝食会ではTPPも話題に上った。数日前に「米国がTPP交渉の中で、各国の新薬や医療機器の価格決定手続きに米メーカーなどが参加できるよう要求している」とのニュースが流れていた。米国の巨大新薬メーカーなどの圧力で価格がつり上げられれば、代わりに診察料などの医療費削減につながりかねない。
加藤氏は「これは価格を極端に下げるオーストラリアへの要求だ。米メーカーは今の日本の価格決定方法に満足している」と説明したが、横倉会長らは納得できない表情を浮かべた。米国が長年、日本に医療の規制緩和を要求し続けてきたことを知っているからだ。
◆「農協とは違う」
日医は3月の首相のTPP交渉参加表明に当たり、横倉会長名の見解文で、国民皆保険制度を守るため(1)公的な医療サービスの範囲を将来にわたり維持(2)公的医療保険が使える診療と対象外の自由診療を組み合わせる「混合診療」を全面解禁しない(3)株式会社を医療経営に参入させない−の3条件を掲げた。国益に反すると判断した場合は「交渉から撤退する選択肢も持つべきだ」と強調した。
表向きは強硬姿勢の日医だが、執行部内の空気は冷静だ。
TPP交渉で扱われる関税や投資規制など21分野の中に「医療」は含まれておらず、首相も事あるごとに「国民皆保険制度を守る」と主張。「民間医療保険の規制緩和を扱う『金融サービス』などの分野から切り崩されるのでは」との懸念もあるが、執行部の一人は「派手な反対運動を展開するJA(農協)と日医は置かれている状況が違う」と解説する。
ただ、日医が猛反対した一般用医薬品のインターネット販売の原則解禁をめぐっては、首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官の意向が働いた。TPP交渉の中で安倍政権が取引材料として、医療に関する規制緩和を容認する可能性も指摘されている。
◆地方は疑問の声
6月23日に東京・本駒込の日本医師会館で開かれた日医の定例代議員会では反対運動を活発化させない執行部に対し、地方の幹部から疑問の声が相次いだ。
「いつかの時点で国民の反対運動をやる時期が来る。いつやるのか?」(奈良)、「いずれ国民運動が必要だが、それまでに何もしなければ国民運動は起きない。今でしょ! 今のうちから各県に対策委員会を作るべきだ」(千葉)
回答を求められた執行部側は「国民運動の前に、7月の参院選でわれわれの本当の代弁者を政権与党の中に押し出すことが最も大事だ」(石川広己常任理事)と説明するにとどまった。
参院選で日医は組織内候補の羽生田俊(はにゅうだ・たかし)副会長を自民党の比例代表候補として擁立している。選挙前からTPP反対運動を展開し、安倍政権にけんかを売るわけにはいかないのだ。
過去2回の参院選では、内部対立のあおりで組織内候補が相次いで落選した。日医の政界への影響力が低下する中で、日医の政治団体・日本医師連盟の幹部は「TPP交渉で安易な妥協を許さないためにも、羽生田氏を当選させなければいけない。それもかなりの得票で」と訴える。
閉会後、執行部の一人は「国民運動をいつやるか。選挙後だよね…」とつぶやいたが、参院選の結果が反対運動に弾みをつけるかは分からない。
2386
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:28:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130702/stt13070207500003-n1.htm
【2013参院選】
TPP交渉前夜(下)事業拡大の壁 揺れる全特
2013.7.2 07:48 (1/3ページ)
先月23日、和歌山市内で自民党公認候補の参院選決起大会が開かれた。候補者は全国の郵便局長でつくる全国郵便局長会(全特)の前会長、柘植芳文氏。
「わずかなところでいいから仕事の範囲を広げてほしいと(政府・与党に)お願いする」
柘植氏はあいさつで、郵便局の現役局長やOBら約700人を前に、全特が郵便局の収益改善のために求める日本郵政グループの新規業務参入を主張していくことを訴えた。
全特が求めるのはかんぽ生命保険やゆうちょ銀行の新規事業だ。だが、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた日米合意を踏まえ、「がん保険」などへの参入は当面凍結された。米政府が政府出資の残る日本郵政グループの事業拡大に反対しているからだ。
がん保険の日本市場の占有率は、1位がアメリカンファミリー生命保険(アフラック)、2位がメットライフアリコ生命保険と、米系2社が上位を占めている。
TPPや日米間協議で、郵政の事業拡大阻止を米政府が要求することへの疑念は、過疎化で経営が苦しい地方の郵便局ほど強い。
和歌山県で地区会長を務める橋本雅己氏は「保険の新規参入が進まないのは米国の横ヤリだ」と嘆く。がん保険以外にも学資保険の新商品販売の凍結も不安材料だという。
保険・貯金は減少
郵政関係者の中では、日本の交渉参加で日本郵政グループの事業拡大もターゲットになるのではないかと警戒感が一時、広がった。
これに配慮するように、和歌山選出の世耕弘成官房副長官は全特幹部と接触し「保険は日米2国間で協議する。がんばります」と、郵便局の収益拡大の必要性に理解を示した。
郵政グループの経営状況は、民間企業との競争激化や電子メールの普及で郵便物の取り扱い量が減少。保険契約件数と貯金残高は平成24年度末までの10年間でそれぞれ約46%、約23%も減少している。
国営時代の経営基盤を武器に巨大企業として民営化したものの、将来展望はバラ色というわけでもない。日本郵政は27年秋をメドに上場する計画だ。政府も日本郵政株式の上場後に見込む売却益約4兆円を、東日本大震災の復興財源に充てる予定だが、計画の実現を危ぶむ声は日本郵政内にある。
不信感残る自民
そもそも全特は、今年3月に郵政民営化で敵対した自民党との関係を8年ぶりに修復したばかり。自民党には「離れたり寄ったりする組織は信用できない」との声も残っている。
全特は地方会合で「自民党からいまでも冷ややかな目で見られている。参院選は絶対に負けられない」と関係者にハッパをかける。参院選で組織の集票力を示し、政府・与党への発言力を高めようというのだ。
組織内候補の柘植氏は各地での会合で、郵便局を守るために与党内での発言力を確保する重要性を訴え続けている。
ただ、参院選で各業界団体が組織票を固めて存在感を示せたとしても、政府がTPPや日米2国間交渉で米国と相反する業界団体の要請を最後まで押し通すかはこれからの交渉次第だ。
日米両政府は4月に行ったTPPの事前協議で、米国が輸入車にかけている関税(乗用車2.5%、トラック25%)で、最も長い段階的な引き下げ期間で撤廃することで合意した。
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は「関税撤廃時期については残念」と政府の譲歩に落胆の思いを隠さなかった。自由化のメリットが期待される産業や業界でも交渉結果がどうなるかは分からない。
TPPに関しては共産党や社民党、生活の党が反対だが、自民党、民主党、日本維新の会、みんなの党が推進の立場。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が先月22、23日に行った合同世論調査で、TPP交渉が参院選で最も重視するテーマとの回答はわずか1.7%だった。
市場開拓のメリットとともに、農産品の関税維持や医療制度の安定、保険の自由化など、日本の経済構造をTPPでどう変えていくかという将来像を国民に具体的に示す議論が必要とされている。
◇
この企画は水内茂幸、桑原雄尚、坂本一之が担当しました。
2387
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:30:11
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013062902000254.html
《陽のあたる国へ》(上) 2013年6月29日 ◆娘のため頑張るけど
「これ以上貧しさを伝染させたくない」と子に貧困の連鎖が及ばない社会を望んでいる=浜松市内で
「給料日までに千円札はあと何枚ある?」。食費に家賃、光熱費や借金返済、娘の学用品代…。自問しても小銭ばかりの財布の中身は変わらない。さびた自転車をこいで職場に向かいながら、つぶやく言葉で奮い立たせた。「娘のために」
神奈川県で暮らしていたパート社員、田中恵子さん(49)=仮名、浜松市中区在住=は二十年ほど前、元夫の輸入雑貨店の経営が行き詰まり、数百万円の借金を背負って夜逃げ同然で浜松に移ってきた。世界的企業や下請け企業も多く、生活保護世帯も少ない。「産業が盛んで人も優しいと聞く。やり直せる」と期待したが、現実は甘くなかった。
◆母ひとり 月収13万円
年齢に加え、一人親だけに子育てとの両立で、フルタイムの勤務は難しい。正社員の仕事は見つからず、昼は保険会社のパート事務、夜はスーパーのレジ打ち。月に十三万円稼げば御の字だった。
近所で摘んだタンポポの葉を天ぷらにして飢えをしのいだ。娘の制服は、リサイクル店で探した。高校の授業料も三カ月間滞納。二〇〇七年に北九州市で生活保護を受けていた男性が「おにぎりが食べたい」と遺書を残して亡くなったニュースに「最も親近感を持った」と振り返った。
■
一人親世帯の就労を支える「静岡県母子家庭等就業・自立支援センター」によると、四〜五月の一人親向けの平均求人数は千百七十二人と昨年同月比一・三倍増。一見、景気回復で雇用状況に改善の兆しがうかがえるかのようだが、正社員募集は二割に満たない。
国民一人一人の所得を高い順に並べ、真ん中の人の所得額の半分(貧困線)に満たない人の割合を示す「貧困率」は、十七歳以下の子どもで15・7%(〇九年)に上る。六〜七人に一人、三百万人以上の子どもが貧困線に満たない暮らしを送り、中でも一人親世帯の子どもの貧困率は50・8%と半数を超える。
「待ったなしのところに来ている。50・8%という数字に今、誰が慌てているのか」
NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(東京都)の赤石千衣子理事は訴える。障害者雇用を促進するために法定雇用率を設けた「アファーマティブ・アクション」を取るべきだと指摘し、こう危機感を示す。
「親の経済状況で格差が固定化する社会を迎える。子どもの貧困は親の自己責任だと押しつけ、社会に差別的意識が埋め込まれる」
■
「私がいるとお母さんはずっと頑張り続ける。一緒にいるとつらい」。娘は高校卒業式の日、手紙を残し、そっと浜松の家を出た。娘もアルバイトを掛け持ちし、昼も夜も働いた。「娘だけは…」との思いとは裏腹に、自分と同じ苦しみを娘に与えていた。
二年後。田中さんの父親が亡くなり、数百万円の遺産が舞い込んだ。「これ以上貧しさを伝染させたくない」。遺産はすべて娘に託した。娘はそのお金を入学金などに充てて大学に通い、奨学金を受けながら公務員を目指している。
たまたま貧困の鎖から抜け出す機会を得た田中さんは漏らす。「娘にはせめてチャンスが平等に巡ってくる社会を生きてほしい」
◇
親の経済状況などで子の未来が左右されないよう“貧困の連鎖”を断つ「子ども貧困対策推進法」が、二十六日に閉会した通常国会で、議員立法で成立した。一億総中流の社会は「昔話」となり、国は初めて「子どもの貧困」を認めた。静岡県は全国でも貧困指標が低いが、現実に貧困を生きる世帯は少なくない。七月四日公示の参院選を前に、法の課題と希望を追った。 (この連載は木原育子が担当します)
貧困の現状 日本の子どもの貧困率は経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中、11番目に高い。一人親家庭では2番目の高さ。静岡県は今年2月現在、生活保護世帯は2万2357世帯(2009年同月比1・6倍)で、保護率は0・78%と全国で9番目に低い。保護率は政令市の中で浜松市が0・93%と全国で最も低く、次いで静岡市の1・18%。09年度の県民所得は1人当たり292万6000円で全国で5番目に高い。ただ大手企業の海外進出に伴う空洞化で、県内経済の停滞も懸念されている。
2388
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:30:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013063002000210.html
《陽のあたる国へ》(中) 2013年6月30日 ◆支援制度あるけれど
ドンドンドン。昨年のある雨の夜、玄関の扉をたたく音がした。借金の取り立てを恐れ、玄関のインターホンの電源はずっと切っていた。早まる心臓の鼓動を抑え、二人の子どもを抱えながら、斉藤裕子さん(39)=仮名、浜松市中区在住=が恐る恐る玄関の扉を開けた。
立っていたのは子どもの担任教諭。二カ月滞納している給食費の事情を聴いてきた。説明すると、「子どもを安心して学校に通わせることは、お母さんの務めです」と諭された。給食費や医療費、学用品代などが補助される就学援助制度があり、生活保護を受けていなくても、困窮家庭と認定されれば利用できると繰り返し勧められた。
ただ制度を使えば地元の民生委員に通告される。斉藤さんは「地元の人に監視されているような気がする」とためらった。ふっ切れたのは教諭の言葉だった。「子どもには何の気兼ねもなく学ぶ権利がある。子どもを親の経済状況に巻き込んではいけない」
■
「生活保護世帯への支援は必要。だが、その前段階の困窮家庭の子どもをどう守るか。負のスパイラルに陥らないための施策が必要」。浜松市福祉総務課の担当者が言うように、「貧困の連鎖」の入り口で踏みとどまれる施策の一つが、就学援助制度だ。
だが、現状の支援制度では、住んでいる自治体で差が生じるとの指摘がある。生活保護は国費が投入されるのに対し、困窮家庭の認定は自治体が行い、費用も負担する。斉藤さんも別の市に住んでいたら、就学支援の対象にならないこともあり得る。
◆県内利用数 全国最少
静岡県で二〇一一年度に就学援助制度を利用した児童生徒は、一万八千四百二十四人。困窮家庭はこのうち九割を占めるが、その利用数は少なくとも過去五年間、全国で最も少ない。
「本当に支援が必要な子どもたちに手が届いているのか」。福祉団体の関係者からはそんな声があがる。
■
通常国会閉会を翌日に控えた二十五日。東京・千代田区の衆院議員会館に、政官民の関係者が法案成立後初めて顔をそろえた。子ども貧困対策推進法の成立を見守ってきた「なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク」ら団体と、与野党議員、内閣府と厚生労働省、文部科学省の担当者だ。
「どういう施策をするのか。法の威力が試される時がきた」。貧困全国ネット共同代表の湯沢直美さん(立教大教授)は語気を強めた。法律はできても、具体的な施策に結び付かない事例は少なくない。同じ轍(てつ)を踏むことへの懸念は市民団体側に強い。
与野党議員は「一刻も早く施行させ、具体的に進めていく」と約束し、実務を担う内閣府少子化・青少年対策の伊奈川秀和審議官もこう応じた。
「貧困問題は全省庁に及ぶ問題。(法に基づく大綱の)早期策定を目指し作業を進める」
子ども貧困対策推進法 議員立法で定めた。子どもの貧困率を改善するための目標数値は盛り込まれなかったが、政府に関係閣僚による対策会議の設置や、大綱の策定を義務付けた。厚生労働省の一人親家庭への支援や、文部科学省の学習支援など、対策が縦割りで進められていた反省を踏まえ、子どもの貧困対策に関する省庁横断的な事務局を内閣府に設置する。大綱に実効性ある施策をどう打ち出せるかが課題とされる。具体的には、返済が不要な奨学金制度導入などが焦点となっている。
2389
:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:30:56
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013070102000223.html
《陽のあたる国へ》(下) 2013年7月1日 ◆負の連鎖を絶ちたい
子どもたちの様子や支援方法などを話し合う静岡学習支援ネットワークの大学生=静岡市葵区の市女性会館で
貧困や、貧困に伴う心の寂しさを子どもに連鎖させたくない−。一人親世帯の中学生らを対象に、学習教室を開く団体がある。「静岡学習支援ネットワーク」(静岡市)はメンバーのほとんどが大学生だ。学生が中心となった学習支援グループは全国でも珍しく、若い力が“希望の芽”を育み始めている。
支援ネットは二〇一二年二月、静岡県立大三年の白谷素子さん(20)=愛知県豊橋市出身=が呼び掛けて発足した。白谷さんは二歳の時に母親を病気で亡くし、自身も一人親世帯で育ってきた。
◆大学生「居場所づくり」
「経験した私だからこそ、できることがあるんじゃないか、と思った。『貧しい家の子だから』『ひとり親の子だから』と社会に背を向けてほしくない。力になりたい」
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支援ネットには静岡市内に二つの教室があり、計二十六人の中学生が通っている。指導する約四十人のボランティアスタッフの多くが、一人親家庭だったり、経済的な理由で塾に通えなかったりした大学生だ。
「今日学校どうだった?」「まあまあ。明日は体育があるから楽しみだよ」「お姉ちゃん、このマンガのキャラクター描ける?」
何げない会話が子どもたちの表情を和らげる。教室のホワイトボードには、誕生日を迎える生徒を祝福した絵や言葉が書かれていたり、差し入れのお菓子があったり。家族だんらんの雰囲気がちりばめられている。
貧困が原因で家族や友人との関係が崩れ、心のバランスを失う子どもも少なくない。「居場所づくり」は支援ネットの最大の目標という。
白谷さんは「子どもたちに必要なのは、家庭であれ、社会であれ、『ここにいるよ。君を見守っているよ』っていう安心感かもしれない」と話す。
■
厚生労働省によると、一一年度の高校進学率は全体で98・2%だが、生活保護世帯は89・5%にとどまる。
ところが、保護世帯への学習支援に力を入れた埼玉県は、〇九年度の86・9%が、翌年に95・7%に上昇した。支援で学習意欲が高まれば、就学率向上にも結び付くことが裏付けられた。
白谷さんは教室運営を進めると同時に、今年三月には、貧困問題に関わる有識者を招いた講演会を開き、通常国会で成立した子ども貧困対策推進法をめぐる国の動きも学んできた。今夏には先進地の埼玉県などを訪れ、各自治体に同様のグループが発足できるように連携を始める予定だ。
「支援を待っているだけではいけない」と白谷さん。貧しさ故に子の未来が断たれ、子が大切にされない社会は、誰の幸せも生まない。そんな思いを込めて輪を広げようとしている。
静岡県内の自治体の学習支援 県は昨秋からモデル事業として、沼津、伊東、富士市の生活保護世帯の中学3年生を対象に、高校進学を促す取り組みを始めた。元教員らを支援員とし、定期的に対象世帯を訪問。進路相談を受けたり進学費用の助成制度を知らせたりするほか、勉強会を開くなど進学の後押しをする。本年度は藤枝、磐田両市も加わり、浜松市も同様の取り組みを始めている。一方で、県のモデル事業に指定された3市の生活保護世帯の中学3年生142人のうち、事業を受け入れた家族は52人(36.6%)。生活保護を受ける親に高校進学の重要性を説く必要があると指摘されている。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:32:02
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306290479.html
2013年6月30日
(良識の府どこへ 2013参院選:上)落選組くら替えの府 任期全うせず衆院転身も紙面で読む夜の駅前で、通行人と握手をする参院選の立候補予定者(左)=千葉市、小玉重隆撮影
「もう原発は許しません」。29日、千葉県市原市の駅前で生活の党の太田和美氏(33)が訴えた。
2006年の衆院千葉7区補選に民主党で初当選し、09年の衆院福島2区で再選したが、日本未来の党に移って臨んだ昨年12月の衆院福島2区で落選。故郷の千葉で今度は参院選に挑む。
「候補者がいなくて困っている」。5月、生活の党幹部から転身を打診された。参院議員は識見を持つ人がなるべきだと考え、衆院に落ちたから参院というのも嫌だった。
だが、選挙区には原発再稼働に前向きな自民が2人を擁立。福島の後援会からも「福島の現状を訴えて」と後押しされ、「目の前の機会を生かす」と1カ月後に決断した。
演説に立ち止まる人はまばらだ。通りがかった男性(65)は「衆院選で落ちたから参院、では一貫性がない。前の選挙区での約束はどうなる」と話した。
今回の参院選には、昨年の衆院選で落選した前衆院議員25人が立候補を予定する。民主の鹿野道彦氏、生活の山岡賢次氏ら元閣僚のほか、日本維新の会、みんなの党、みどりの風、新党大地の「失業議員」の受け皿に参院がなっている。
*
参院議員を投げ捨て、衆院議員をめざす動きも絶えない。昨年の衆院選では11人いた。
その1人が、07年参院選岡山選挙区に民主党から立候補し、4選を狙った片山虎之助氏を破った姫井由美子氏(54)。参院議員時代、コンビニ本部から弁当の値引き販売を禁じられてオーナーが自殺した問題を知り、コンビニ加盟店オーナーの権利を保障する「フランチャイズ法」制定に取り組んだ。
党が消費増税を掲げたのに反発し、師事する小沢一郎・元民主党代表に従って離党したのが昨年7月。小沢氏側の意向で衆院千葉8区に転身して未来から出たが、落選した。法案は、議員連盟の事務局長時代に中間報告をまとめたが、落選で動きは止まった。
「消費増税反対に大義があった」と姫井氏は語るが、あるコンビニオーナーは嘆く。「途中で現職でなくなったのは残念。議連も開かれなくなってしまった」
参院、衆院、参院とくら替えし、昨年の衆院選で衆院に戻ってきた日本維新の会の藤井孝男元運輸相(70)は「常に目指してきたのは衆院だった」と明かす。主要閣僚の多くは衆院議員から選ばれ、衆院には予算議決や条約承認の優越もある。
*
半面、参院で結果を残した議員はいる。西川きよし氏(66)は1986年から3期務め、医療や介護について相談できる高齢者総合相談センター(シルバー110番)の番号全国統一など福祉政策を進めた。
秘書を務めた小川寿士・さいたま市議(49)は、有権者から届いた手紙を持って省庁に直談判する西川氏に何度も同行した。「参院でしかできないことがある」が口癖だった。4年半にわたって委員会で働きかけ、法改正につなげた例もあった。
3期務め、ドメスティック・バイオレンス(配偶者間の暴力)防止法改正などに取り組んだ小野清子氏(77)は「常に選挙を意識する衆院と異なり、調査研究の時間的余裕がある」と語る。47年の第1回参院選で当選した作家の山本有三は、祝日法や文化財保護法の制定に力を尽くした。
「日本の政界はアリ地獄。一度落ちるとなかなか政治家以外の仕事ができないから、議員であり続けたいという世界になっている」。細川内閣で首相秘書官を務めた駿河台大学の成田憲彦教授(日本政治論)は指摘する。「参院で必要な人材について議論を深めるべきだろう」
◇
参院不要論もあるなかで、参院選ではその存在も問われる。「良識の府」はどこへ向かうのか。(市川美亜子、川口敦子、永田工、前田大輔、三島豊弘が担当します)
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:32:37
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306300473.html
2013年7月1日
(良識の府どこへ 2013参院選:中)背負う組織のしがらみ紙面で読む約8千人が訪れた全国郵便局長会の総会=新潟市
信濃川沿いにある新潟市のコンベンションセンターに、観光バス数十台が次々と横付けされた。
5月19日、全国郵便局長会(全特)の総会。「郵政事業で役割を果たすことをお約束します」。約8千人を前に、参院選比例区に自民党から立候補する柘植芳文氏(67)があいさつした。
左右の壁には柘植氏のポスターが隙間なく貼られた。「皆さんの票の大きさがものをいう」。柘植氏の後援会長を務める長谷川憲正・元参院議員(70)がはっぱをかけた。
柘植氏の選挙は全特の総力戦だ。小泉純一郎元首相の郵政改革で完全民営化が決まっていたゆうちょ銀行やかんぽ生命の株売却は「努力目標」まで巻き戻したが、ゆうちょ銀行の収入源となる住宅ローンなど新たな事業への参入はまだ認められていない。3年前に全特顧問だった長谷川氏が国民新党から再選をめざしたが落選、「身内」の国会議員は欠かせない。
地域によっては、郵便局長に「1人で30票」の目標が課された。東日本のある局長は「最近は政治色を嫌うお客さんも多く、声をかけられるのは親戚と知人くらい」と悲鳴をあげる。
個人名の得票順に当選が決まる比例区には、組織が支援する候補が顔をそろえる。自民党は看護連盟や医師連盟、民主党は労働組合出身者らがいる。
*
こうして誕生した参院議員は、組織のために働く。「派遣労働者が守られる枠組みを作りました」。6月15日、大阪・難波での決起集会で、民主党の川合孝典氏(49)が一礼した。
製造業や流通業などの労組がつくるUAゼンセンで政策立案を担当してきた川合氏。6年前に初当選し、5年を超えて働いた契約社員らが正社員のような無期雇用になれるよう労働法制の見直しに尽力した。
ただ、「本業」以外の苦労も絶えない。全国の加盟労組を回ったのは計3200回。支持者の国会見学への対応は多い時に1日5回を超え、計3万人。「自分の時間がなくなるのはきついけど、選挙に関わってくれる人への説明責任です」
*
業界代表の議員の陰で、支持基盤の弱い議員は動きづらさを感じている。
2007年に無所属で当選し、初登院時に「無」と書かれた扇子を広げてアピールした川田龍平氏(37)。09年12月にみんなの党に入党した。「無所属では入りたい委員会にも入れない」
取り組んだのは被災者支援。昨年6月に超党派の議員立法で、原発事故から逃れて自主避難した母子への生活支援を国に義務づける「原発事故子ども・被災者支援法」を成立させた。
その後、法律を実際に動かす基本方針は策定されていない。にもかかわらず、原発再稼働を求める経済団体の影響を受ける政党所属の議員が議員連盟を離れていく。「業界が支え、官僚も協力する法律とは違う」。秘書は話す。北海道大大学院の山口二郎教授(政治学)は「議員立法は少数者の権利を守るためのものが多く、党派の谷間で成立のハードルは高い。業界代表に比べ支持基盤の弱い議員が活動しやすいよう、議長の呼び掛けや超党派のネットワーク作りが必要だ」と話す。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:33:09
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307010655.html
2013年7月2日
(良識の府どこへ 2013参院選:下)改革模索、制度も意識も紙面で読む主な参議院の制度改革
参議院の本会議場にヤジが飛び交った。「早くやめろ」「おかしいよ」
5月9日、自民党の川口順子・環境委員長(72)の解任決議が出された。4月の訪中で要人との面会で滞在を1日延長し、環境委員会が開けなかったことが問われた。討論は約40分。「職務を果たせないなら辞めてから行けばいい」と主張する民主党などの賛成多数で、参院史上初の常任委員長解任が決まった。
川口氏は「党利が優先された」と振り返る。本会議後に川口氏を訪れ、「党議拘束があり、反対できなかった」と打ち明けた民主党議員もいたという。
6月26日の国会閉会日は安倍晋三首相の問責決議が可決され、発送電分離を進める電気事業法改正案や、生活保護の不正受給の罰金を引き上げる生活保護法改正案が廃案になった。
「参院がめざしてきた方向と逆行している」。斎藤十朗・元参院議長(73)は、参院が「政局の府」に陥っている実態を嘆く。
参議院は1971年、河野謙三議長が参院らしさを出すための見直しを始めた。同年には、審議の公平さを保つために正副議長は党籍を離脱。斎藤氏が議長だった98年は、個々の議員の政治責任を明確にするため、投票結果が個別に公表される押しボタン式投票を取り入れた。
「いくら制度をつくっても、専門性を生かすなど議員一人ひとりの意識が変わらないと改革は進まない」。斎藤氏は話す。
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参院議員は様々な将来像を描く。「生活再建を願う被災者の心情を傷つけ、裏切るような事態も明らかになった」。5月20日の参院決算委員会で、委員長の金子原二郎氏(69)が安倍首相にただした。震災復興予算が官庁施設の改修費や防衛費に支出されていた問題について、委員会は内閣への警告を決議した。
決算委員会に入った金子氏の議員会館には官僚がほとんど来なくなり、通信関連などの予算を審議した総務委員会の筆頭理事時代とは大きく違っている。決算は予算よりも格下にみられがちだが、金子氏は「提言がもっと政策に反映されるようにしたい」と話す。
*
「無所属候補が当選しやすいよう、全国をブロックに分けて個人名で投票を」(江田五月・元参院議長)、「人口とは違う形で一票の価値をとらえ、米国の上院のように各地域で同人数の代表を出す」(舛添要一参院議員)――。選挙制度を変え、参院の特徴を出そうという声も多い。
鳩山政権で官房副長官を務めた民主党の松井孝治参院議員(53)は5月22日、参院憲法審査会で「参院では多様な利害を調整できる制度が好ましい」と述べた。
前身の憲法調査会では「比例区の議席を世代ごとに割り当てる」と提案。「25〜35歳」というように10歳区切りで配分し、各世代の代表が確保できれば、年金や医療、介護など中長期的な問題で「親や子の世代のことを思いながら議論できる」と考えた。
現職議員の身分に関わるため、実現までの道のりは厳しい。「衆参で切り口を根本から変えないと、二院制の意味がない」。今期で政界を引退する松井氏は言う。
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 00:47:18
http://mainichi.jp/select/news/20130701k0000e040095000c.html
参院選の現場:二風谷ダム、土砂堆積なのに新たなダム事業
毎日新聞 2013年07月01日 07時20分(最終更新 07月02日 16時11分)
公共事業に重点を置く安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」。民主党政権下で凍結されたダム事業も、政権交代後に再開されつつある。かつてアイヌ民族の地元住民がダム建設の是非を法廷で争った北海道平取(びらとり)町でも、新たなダム建設が始まろうとしている。地元では建設を支持する声が上がる一方で、アイヌの人たちからはダムの効果に懐疑的な声が上がっている。【前谷宏】
日高山脈から流れ出る雪解け水で満たされた平取町の二風谷(にぶたに)ダム。6月初め、ダム湖の上流部に向かうと水面に顔を出した土砂の上に若草が茂っていた。「水が少ない夏になれば、湖面の3分の2は土砂になるよ」。地元に暮らすアイヌ民族の農業、貝沢耕一さん(67)が肩をすくめた。
治水・利水目的で建設されたダムで異変が目立ち始めたのは2003年夏の水害の頃から。大雨が降るたびにダム湖に大量の土砂が堆積(たいせき)した。
国の当初の計画では、ダムの容量3150万立方メートルのうち、土砂は100年間で550万立方メートルたまる想定だったが、国土交通省北海道開発局によると、昨年度末までの約15年間で予想を大幅に上回る1670万立方メートルがたまった。開発局は土砂の計画量を1910万立方メートルまで上方修正し、工業用水に回す水量を減らすなどの措置をとった。「最近は堆積が落ち着き、問題はない」としているが、治水能力は低下したとの見方もあり、貝沢さんは「造る意味があったのか」と憤る。
二風谷ダムの約20キロ上流には工事のための足場が組まれている。国が今年度から本格着工する平取ダム建設のためだ。民主党政権時代の09年10月に建設が凍結されたが、安倍政権下の今年1月に建設継続が決まり、約33億円の予算がついた。7年程度で完成予定という。道内では、国直轄の他の3ダムも本体工事に向けた事業費が計上された。
平取ダムの建設を支持してきた元農協組合長、楠木初男さん(89)は「木材の乱伐や川砂利の採取が進んだ結果、鉄砲水が増えている。多くの町民が治水対策を望んでいる」と話す。一方、貝沢さんは「平取ダムも土砂に埋まるのではないか」と疑問を投げかける。アイヌ語で沙流(さる)川は「シシリムカ」。「本当に大地を詰まらせる」という意味だ。アイヌ初の国会議員だった故・萱野(かやの)茂さんの次男、志朗さん(55)も「昔から砂がよく流れる川ということ。土砂がたまるのも不思議ではない」と指摘する。
貝沢さんの調査では、平取ダムの建設で「チノミシリ」(我ら祈るところ)と呼ばれるアイヌの聖地が新たに3カ所水没する。開発局の担当者は「アイヌ文化に配慮する」と言うが、貝沢さんの不信は消えない。
「国は過去の公共事業の失敗を検証せず、新たな事業を起こすことしか考えていない。荒れた山林を再生させる方が、よほど防災につながる」
◇二風谷ダム◇
北海道平取町の中心を流れる沙流川の治水や工業用水の確保を理由に1987年に着工、96年に貯水を開始。建設地にアイヌ民族の「聖地」が含まれ、地権者だった貝沢耕一さんと元参院議員の萱野茂さん(2006年死去)が土地収用の取り消しを求めて93年に提訴。札幌地裁は97年に「国がアイヌ文化への配慮を怠った」として建設の違法性を認めたが、既にダムが完成していたため撤去までは求めない「事情判決」を出した。
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チバQ
:2013/07/03(水) 00:48:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddm041010154000c.html
2013参院選の現場:岩手・大槌、「雇用のミスマッチ」深刻 手応え感じぬ議員視察
毎日新聞 2013年07月02日 東京朝刊
高校生や大学生らが車座になり、まちおこしのイベントを企画する。地元に残りたい意欲のある若者は多いが、現実は地元を離れて就職している=岩手県大槌町で
拡大写真 ◇事業者「人が集まらない」 若者「やりたい仕事ない」
東日本大震災の被災地は、昨年12月の衆院選に続き2回目の国政選挙を迎える。津波に見舞われた岩手県の沿岸部では、基幹産業の水産加工業が人手不足を解消できず、若者は「やりたい仕事がない」とぼやく。政治家の視察は相次ぐが、現状を打開する政策はまだない。このままでは被災者の政治不信が増幅しかねない。
岩手県大槌町の水産加工会社など4事業者でつくる「ど真ん中・おおつち協同組合」に5月上旬、約10人の国会議員団が訪れた。組合理事長の芳賀政和さん(68)は「正社員やパートの求人を出しても人が集まらない」と20分かけて窮状を訴えた。返ってきた言葉は「これは国会で取り上げるべき問題だ」。
芳賀さんは「じっくり話を聞いてくれた」と感謝する一方、「またか」との思いも抱いた。多くの政治家が訪れるのはありがたいが、ほとんどの反応はこの視察団と同様、「党に伝える」など具体策を伴わないからだ。
同組合は大震災から1年たった昨年3月に操業を始めた。参加した4事業者は単独では工場再建が困難だったため、中小企業の復旧・再建費用を国などが補助する「グループ補助金」を活用した。三陸地方の中央に位置することから、名称は「ど真ん中」。水揚げされた魚を切り身にしたり、缶詰にしたりする生産ラインを二つ備える。操業当初は90人での稼働を想定していたが、現在の従業員は60人。芳賀さんは「このままでは光熱費などの負担が重く、生産を縮小せざるをえない」と話す。
厚生労働省岩手労働局によると、沿岸部の水産加工業の有効求人は5月に272人だったが、求職者は125人にとどまった。
一方、大槌町出身の岩手県立大総合政策学部2年、沢田輝(ひかる)さん(19)は「将来は大槌で働きたいが、やりたい仕事がない」と嘆く。自宅は津波で流され、家族は今も仮設住宅に暮らす。大学は140キロ離れた同県滝沢村にある。沢田さんはアパートを借り、奨学金をやりくりして生活する。
大震災当時、沢田さんは高校2年だった。「とりあえず大学に進学を」と漠然と考えていた将来は、全国から駆けつけたボランティアを目にして変わったという。目標を持って活動する人がまぶしく映り、「将来は町の復興に貢献したい」と思うようになった。
沢田さんは大学で防災について考えるサークルに入った。大槌町でも街づくりサークルに参加し、この活動は国会議員の視察対象になったこともある。その際、サークル仲間が「大学で得た専門知識を生かせる仕事が被災地にない」と訴えると、答えは「党の提言に盛り込みたい」。沢田さんは「若者のことを真剣に考えているのだろうか」と不信感を持った。高校時代の同級生の多くは、就職や進学で地元を離れている。
被災地で顕在化する「雇用のミスマッチ」。歴代政権は地方で進行するこの問題に有効な手立てを講じることなく都市部への人口集中が続く。沢田さんの20歳の誕生日は8月。参院選で1票を投じられないのがもどかしい。【安藤いく子】
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とはずがたり
:2013/07/03(水) 11:57:29
菅元首相、執行部に反旗「原発ゼロ候補だけ応援する」 公認外した大河原氏支援表明
2013.7.3 09:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/stt13070310040001-n1.htm
菅直人元首相は3日、自身のブログで、民主党が現職2人を擁立していた参院選東京選挙区で、公認候補を鈴木寛氏に一本化したことについて「民主党の公認がなくても大河原(雅子)候補を全力で応援する」と表明した。大河原氏は公認を取り消された後、党推薦を拒否しており、菅氏は党執行部の「苦渋の選択」(海江田万里代表)に公然と反旗を翻した形だ。
菅氏はブログで「民主党は『2030年代原発ゼロ』の公約は掲げたが、それを前面に掲げて戦う候補は限られている」と指摘。その上で「私は民主党の原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と強調している。
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:10:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddm041010059000c.html
2013参院選の現場:TPP、揺れる農家 自由化で衰退「歴史再び」/高級品輸出「可能性あり」
毎日新聞 2013年07月03日 東京朝刊
◇長野・リンゴ園、自由化で衰退「歴史再び」/山梨・桃栽培、高級品輸出「可能性あり」
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が政府の目標通り、コメ、麦など重要5品目の関税維持で仮に決着しても、他の農産物の将来像は見えない。価格競争に敗れ、食卓から消えていく食料品もあるかもしれない。参院選は4日公示されるが、「農業を巡る議論は深まっていない」との指摘も出ている。【横井信洋、春増翔太】
「この辺は養蚕農家ばかりだった」。子供のころを振り返る長野県中川村のリンゴ農家、片桐正勝さん(73)はTPP参加後の経営に悲観的だ。亡父が養蚕から果樹・稲作農家への転換を進めていた1961年。長野県南部に甚大な被害をもたらした豪雨「三六(さぶろく)災害」で田畑を流された。死者は同県だけで100人超。翌62年の生糸輸入自由化では、周囲の養蚕農家が稲作などに転換を迫られるのを目の当たりにした。
60年代には木材の輸入自由化が進み、林業も衰退。山は荒れていった。片桐さんは三六災害後の7〜8年、復旧工事の現場で働いてから農業に戻ったが、待っていたのは減反だった。「政府は半世紀前と同じことを繰り返そうとしている。TPPで日本の農業はだめになる」
◇太刀打ちできず
1・3ヘクタールのリンゴ園からは南アルプスが見渡せる。収穫後は市場に出さず、個人の顧客を中心に、送り先は1000カ所以上。だが、関税撤廃後、オーストラリアやニュージーランドから日本向けに栽培したリンゴが入れば価格で太刀打ちできない。同居する長女の夫は会社勤めをしながら農作業を覚えようとしているが、片桐さんの妻たせ子さん(70)は「設備投資で借金を繰り返してばかりだった。後を継いでくれとは言えない」。
一方、山梨市の農業生産法人「ピーチ専科ヤマシタ」の代表、山下一公さん(53)は約5ヘクタールの畑で桃を栽培し、最高級品になると1玉約800円になる。出荷先は東京など大都市圏がほとんどで「品質には自信がある」。
2008年夏、山下さんは中東の産油国にあるドバイでイチゴ栽培のハウスを見学した。味はいまひとつでも富裕層から重宝されていると知り「うちの桃なら1玉2000円でも売れる」と確信した。
◇台湾では3倍に
実際、山下さんは一時的に台湾に出荷したことがある。輸送や検疫の費用を加算すると、日本で1キロ1000円ほどの売値は現地で3倍に跳ね上がる。それでも売れたため、安全・安心な「日本ブランド」の強さを実感した。同時に、手続きが煩雑で貿易障壁にも直面した。
TPP参加で物流ルートの確立や手続きの簡素化が進めば「輸出に打って出る可能性は大いにある」。ただし、山下さんは「農産物は作った場所で食べてもらうのが一番いい」と話す。農林水産省が推進してきた「地産地消」も岐路にさしかかろうとしている。
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:10:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk13010286000c.html
2013参院選・東京:あす公示 都議選の流れ、続くか 自公追い風、民主混乱 /東京
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
参院選は4日公示され、東京選挙区(改選数5)には20人前後が立候補する見通しだ。自民と公明が圧勝した6月の都議選の流れが続くのか、潮目が変わって大敗した民主党が盛り返すのか、新たな勢力の伸長はあるのか−−。1000万人を超す有権者の支持を求め、各陣営の戦いはヒートアップしている。【参院選取材班】
「都議選の結果を踏まえ、党の候補者を1人にすることにした」。民主党の海江田万里代表は2日夜、現職の大河原雅子氏の公認を取り消し、公認を鈴木寛氏のみにすることを明らかにした。公示2日前の公認取り消しは異例で、大河原氏は同日夜の記者会見で、無所属で出馬する意向を示した。
民主党は東京選挙区の過去5回の選挙で延べ8人が全勝という圧倒的強さを誇ってきたが、今回は逆風にあえぎ、結党以来初の「議席ゼロ」の危機感が漂う。党本部は候補者一本化を模索したが調整は進まず、海江田氏が決起大会に出席して大河原氏を激励した翌日に公認取り消しが決まるというバタバタぶりだった。
元副文部科学相で教育、医療、スポーツなどの分野に人脈を持つ鈴木氏と、市民運動出身で生活者の目線を強調する大河原氏。現職2人は支持基盤が異なり、「原発ゼロ」「反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」を柱に訴える大河原氏には出身母体の地域政党・生活者ネットワークも全面支援している。
公認を鈴木氏に絞っても民主の支持が一本化するとは限らず、崖っ縁の状況は変わらない。
民主の混乱を尻目に、自民は現職の丸川珠代氏と比例代表から転身する武見敬三氏の2人を擁立し、党の高い支持率を追い風に1986年以来27年ぶりの2議席獲得を狙う。
丸川氏は元アナウンサーの知名度が強みで、この6年で都内をくまなく回り各種団体への浸透も図ってきた。武見氏は日本医師会会長を務めた故武見太郎氏の三男。医療関連団体を中心に支持を広げ、得意の社会保障や外交政策などを訴える。
公明の山口那津男氏は、全国の候補者の応援のため選挙期間中も都内に入る機会は少ないが、地元議員を中心に組織を固めて議席確保に万全を期す。
◇受け皿狙う共産、第三極
都議選に続きアベノミクスへの評価が争点とされる中、民主に代わる「反自民」の受け皿を目指すのが、共産や「第三極」の政党、脱原発を中心に訴える候補者などだ。
過去2回、55万票台と議席にあと一歩届かなかった共産は、都議選で議席を倍増し「手応えは十分」(都委員会幹部)とムードが高まる。吉良佳子氏は劣悪な労働を強いる「ブラック企業」の問題を追及し、同世代の若者への浸透も図る。
みんなの党も都議選の躍進で鼻息が荒い。渡辺喜美代表は桐島ローランド氏を「今までの国会議員にない才能」と絶賛。10年来の友人の松田公太参院議員らと街頭に立ち、豊富な海外経験を基に「日本の伝統芸能を世界に広めたい」と訴える。
維新は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言で失速したが、山田宏・都総支部長は「(自公以外の)2議席を改革勢力で確保できるかだ」と力を込める。陣営は小倉淳氏の「聞く力」をアピールし、ネットのトーク番組などで知名度アップを図る。
脱原発を訴える政党や市民団体は、統一候補の擁立も模索したが、結果的に複数が名乗りを上げた。
みどりの風は、昨年の衆院選で未来の党から立候補した丸子安子氏が、谷岡郁子代表の誘いを受け出馬を決めた。「脱原発だけでは勝てない」(党幹部)と、社会の多様性や命の大切さも訴える。
原発の即時撤退を訴える山本太郎氏は、生活の党や社民が支援を表明した。陣営はネットでボランティア約1000人を集めたといい「組織がなくても参加型選挙で熱を広げたい」と意気込む。
参院選6回目の挑戦になる中松義郎氏は「参院は優秀な個人が議員になるべきだ」と主張し、発明家の実績をアピールする。
2398
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:11:23
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■立候補表明した主な顔ぶれ■
鈴木寛(49)民 [元]副文科相
武見敬三(61)自 [元]副厚労相
丸川珠代(42)自 厚労政務官
山口那津男(60)公 党代表
桐島ローランド(45)み 写真家
吉良佳子(30)共 党都委員
丸子安子(45)風 デザイナー
小倉淳(55)維 アナウンサー
大河原雅子(60)無 [元]都議
中松義郎(85)無 国際創造学者
山本太郎(38)無 俳優
敬称略。政党は民=民主、自=自民、公=公明、み=みんな、共=共産、風=みどりの風、維=維新、無=無所属
〔都内版〕
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk13010287000c.html
2013参院選・東京:大河原氏、無所属で再選を目指す意欲示す /東京
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
民主党の公認取り消しが決まった現職の大河原雅子氏は2日夜、新宿区内の事務所で記者会見を開いた。大河原氏は「思いは変わらず、今回の選挙には出馬する」と述べ、無所属で再選を目指す意欲を示した。
会見には選対本部長を務める小川敏夫参院議員らが同席。大河原氏は時折涙を見せながら「一本化は納得できない。(鈴木寛氏と)競い合ってという、前回同様の戦いをしたかった」と悔しさをにじませた。選挙戦には党籍を残したまま挑むという。【竹内良和】
〔都内版〕
2399
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:14:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddn041010010000c.html
岐路の夏:第三極、擁立バタバタ 差し替え続出、「短期決戦」臨む 既成政党は着々地盤固め
毎日新聞 2013年07月03日 大阪朝刊
参院選(4日公示)が迫る2日、日本維新の会の比例代表の候補予定者が出馬を辞退し、みんなの党は兵庫選挙区などで予定者を発表、大阪ではいったん固めた予定者を差し替えた。公示直前まで陣容が定まらない第三極に対し、民主、自民、公明、共産の既成政党は、早くから候補者を決めて地盤固めを図る。出遅れが否めない第三極の両党だが、浮動票に期待して短期決戦に臨む。【伊澤拓也、渡辺暢、村上尊一】
「橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言から逆風にさらされ、後援会幹部から辞退を促された。苦渋の選択をした」。維新公認で比例代表から出馬予定だった法人理事長の吉田浩巳氏(51)は2日、奈良県庁で記者会見して、辞退理由を説明した。慰安婦発言があった5月中旬以降、維新には辞退者が相次いでおり、選挙区2、比例4の計6人になった。
同じころ、東京の衆院議員会館で開かれた維新の両院議員総会で橋下氏は、「私の振る舞いで維新は大変な苦境にある。全て私の責任で、申し訳なく思っている。一致団結して戦い抜こう」とあいさつ。出席者から「よーし」と声がかけられ、拍手がわいた。確執が伝えられる石原慎太郎共同代表も出席、結束をアピールした。
一方、維新と一度は合意した候補者のすみ分けを解消したみんなの党は、ぎりぎりまで候補者擁立を図った。会社社長の下村英里子氏(30)が出馬を表明した兵庫(改選数2)も、維新とすみ分け予定だった。第三極同士の争いが民主、自民の現職を利するとの見方もあるが、兵庫県庁での会見に同席したみんなの浅尾慶一郎選対委員長は「政策で維新とかぶる面もあるが、選択肢を提示する必要がある」と強気だ。みんなは同日、大阪(同4)でも擁立を発表したが、当初予定していた経営コンサルタントが前日に辞退して混乱、会社員の安座間肇氏(35)が出馬表明した。
一方、自民は4月中旬には47選挙区の候補をそろえた。6月に入って大阪での2人目擁立論が一時浮上したのも、安倍政権への追い風で強気の声がわいたためだ。組織政党の公明、共産の候補者擁立も早かった。既成政党のなかで民主は候補者選考が一部で難航したが、大勝した2007年選挙で当選した現職が多く、議席死守を目指して早くから始動した選挙区も目立つ。また、維新の予定者が出馬を辞退した奈良選挙区(同1)で、6月下旬に前衆院議員を立てて面目を保った。
2400
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:15:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk06010126000c.html
2013参院選・山形:あす公示 1議席巡り激戦へ 鹿野氏比例出馬と知事の舟山氏支援表明、選挙戦に影響か /山形
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
4日公示される参院選山形選挙区(改選数1)には、みどりの風現職の舟山康江氏(47)▽自民党新人の大沼瑞穂氏(34)▽共産党新人の太田俊男氏(59)▽諸派新人の城取良太氏(36)=幸福=の4人が立候補を予定している。21日の投開票に向けて17日間の選挙戦に入る。
公示を目前に控えた先月末、選挙戦の構図に影響を与える動きが二つあった。
一つは、民主党県連最高顧問の鹿野道彦元農相(71)が6月30日、同党の比例候補として出馬を表明したこと。民主は選挙区で独自候補の擁立を断念。運動が低調になることが懸念されたが、大沼氏の陣営は「民主票の掘り起こしにつながるのでは」と警戒する。
もう一つは、吉村美栄子知事が6月27日、舟山氏への支援を明言したことだ。09年知事選での舟山氏の応援に対する「恩返し」が理由。自民側の反発が予想される中で表明を決断した。県民からの人気が高いとされる吉村知事だが、舟山氏とは支援組織が元々重なるところもあり、支持拡大につながるかは不透明。
舟山氏は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対や農林水産省政務官として農業者戸別所得補償制度を創設した実績を訴える。支持する民主、社民、連合は原発や消費増税など個別政策で主張が異なり、一致団結できるかが課題だ。
大沼氏は、自民県議らが主催する集会を回るなどして支援を訴える。県内JAグループでつくる県農協政治連盟(農政連)はTPPに対する見解を理由に舟山氏を推薦。大沼氏の陣営にとっては想定外だったが、地方議員が連日、後援会事務所に詰めている他、公明の協力もあり、態勢は整っている。
太田氏は先月の東京都議選で共産党が第3党に躍進した勢いを支えに、政権批判を展開し選挙戦に臨む。城取氏は改憲や消費増税の中止を訴えている。【安藤龍朗、鈴木健太、前田洋平】
2401
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:18:38
http://mainichi.jp/area/news/20130630ddp041010012000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/1 円安、運送業直撃 燃料費高騰、経営努力が無に
毎日新聞 2013年06月30日 西部朝刊
福岡県筑紫野市の郊外を走る国道3号沿いの運送会社「吉田運輸倉庫」。常務の吉田奨(すすむ)さん(28)は月末になると、契約しているガソリンスタンド3社の翌月の軽油とガソリン価格を比べた紙を運転手に配る。最も安いスタンドで給油するよう促すためだ。<依然として軽油は高値の状況が続いております。省エネ運転をお願いします>。価格表の上に書き添えた一文が、吉田さんの危機意識を表している。
安倍晋三首相が景気底上げのために放ったアベノミクスの三本の矢。うちデフレ脱却を狙った大胆な金融緩和により、市場に大量の円が出回り円安が進んだ。この円安が運送業界を直撃している。
資源エネルギー庁によると、昨年12月の安倍政権誕生後の半年で、軽油の全国平均小売価格は7円ほど値上がりし、高止まりしたままだ。約40台のトラックを所有する同社が使う軽油・ガソリンは1カ月に約1万リットル。「数円の値上がりが大きな負担になる」と吉田さん。仮に10円上がれば年間百数十万円のコストアップだ。
同社は父で社長の広義さん(71)が1985年に軽貨物車1台で創業した。百貨店の配達から始め、その後、衝撃に弱い住宅建材を安全に運ぶ技術を確立して徐々に事業を拡大。現在は社員約30人を擁し住宅建材メーカーなど300社以上と取引するまでに成長した。
将来の後継者として長男の奨さんが入社したのは3年前。今や経営のかなりの部分を任されている奨さんだが、表情は険しい。「安倍政権以前からこの業界は競争が激しく、経営は楽ではなかった」
運送業界は90年の規制緩和以降、新規参入が相次いだ。国土交通省によると、全国の業者数は90年の約4万社から2011年には1・5倍の約6万社に膨らんだ。当然、業界内の競争は激化した。
少しでもコストを抑えようと、吉田運輸は細かな努力を重ねてきた。タイヤ交換は業者に頼まず、奨さんが自ら行う。半年ごとに1台につき6本ずつ。年間40万円以上の節約になる。急発進を減らし燃費向上を運転手に意識させるため、昨年は1000万円を投じて運転内容を記録できるドライブレコーダーを全トラックに取り付けた。こうした努力を無にするように、アベノミクスの副作用が追い打ちをかけた形だ。
帝国データバンクが6月に発表したアベノミクスに対する企業意識調査(1万145社が回答)で、「運輸・倉庫」の22・3%が業績への影響について「マイナス」と答え、「プラス」の16・4%を大きく上回った。同社福岡支社によると福岡県内では今年1〜5月に運送業者4社が倒産した。
「経営努力にも限界がある。アベノミクスをアピールする政治家は現場で努力する人にも目を向けてほしい」。タイヤ交換をする手を止め、奨さんはつぶやいた。【黒澤敬太郎】=つづく
◆
アベノミクスへの期待を背に安倍政権が高い支持率を維持している。だが、恩恵を得ているのは現段階で大企業など一部にとどまり、多くの国民は景気回復を実感できないでいる。参議院選挙(7月4日公示、21日投開票)を前に「アベノミクスの足元」を歩いた。
2402
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:19:11
http://mainichi.jp/area/news/20130701ddp041010013000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/2 食品高騰、家計に負担 庶民に恩恵「いつになる?」
毎日新聞 2013年07月01日 西部朝刊
仕事帰り、夜8時から半額になるスーパーの総菜コーナーで足を止めた。「100グラム110円だったのに、150円かあ」。パック詰めの鶏の空揚げを手に取った北九州市八幡西区の会社員男性(50)はため息をつく。ディスカウントストアでまとめ買いした輸入品のベーコンは3カ月間で460円も値上がりした。「4割も高くなるとは」。男性は表情を曇らせる。
安倍晋三首相が唱える経済政策「アベノミクス」で円安が進み、輸入品の価格が上昇している。4月以降、食用油の卸価格が家庭用1キロ当たり30円引き上げられ、輸入小麦やツナ缶も値上がりした。7月からは食パンや菓子パンの一部が2〜7%値上がりするほか、マヨネーズも値上げされるなどさまざまな食品や生活用品に波及すると見られている。
男性の家族は妻(45)、高校1年と中学2年の息子2人。25年勤める会社の給料は減り続け、10年前より15%少ない。息子が月謝3万円の塾に通い始めた4年前から、妻も働くようになったが、年収は2人合わせても600万円弱。スーパーの特売セールなどをこまめに活用し、食費を少しでも抑えようとしているだけに値上げは痛い。5月からの電気料金値上げも家計にとって大きなダメージだ。「我が家にアベノミクスの恩恵はない」。男性は訴える。
大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」で日本経済の再生を図るのがアベノミクスだ。デフレ脱却に向けて消費者物価2%上昇のインフレ目標を掲げる一方、1人当たりの国民総所得を10年後には現在の水準から150万円以上増やすことも目指す。
経団連が5月に発表した大手企業の夏のボーナスは、昨夏比7%増と2年ぶりのプラスとなり、アベノミクス効果は表れている。しかし、多くのサラリーマンにとってはまだ給料が上がったわけではなく、円安に伴う物価上昇というマイナス面が家計にのしかかる。
八幡西区の男性は、消費税の増税も気がかりだ。予定では、現在5%の税率が来年4月から8%に、2015年10月からは10%に引き上げられる。「最近はおつまみのナッツ類も買い控えるようにしています」と苦笑しながら、男性は嘆いた。「安倍さんは給料を増やすと言うが、私たちのところまでアベノミクスの恩恵は回ってくるのだろうか。増えるのは負担ばかりだ」【内田久光】=つづく
2403
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:19:55
http://mainichi.jp/area/news/20130702ddp041010029000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/3 「百選」の棚田、存続危機 「攻めの農業」で切り捨て?
毎日新聞 2013年07月02日 西部朝刊
熊本県八代市の中心部から車で約40分。同市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区は深い山あいにある。農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている「日光(にちこう)の棚田」を見下ろしながら、蓑田和儀さん(70)は「昔はきれいだったとですよ。山のてっぺんから下まで田んぼだった」と在りし日に思いをはせた。
標高420メートルにある日光の棚田は、戦国時代から江戸中期にかけて開墾された。八代市坂本支所によると、当時の住民は作った米を石と物々交換しながら山肌に石垣を積み、262枚計2ヘクタールの棚田を築いた。集落の人々は林業で生計を立てる傍ら、棚田を守るために米を作り続けてきた。
棚田百選に選ばれた14年前は18軒があったが、高齢化が進んだ今は蓑田さん方の1反歩(約10アール)を残すのみ。耕作条件は悪い。1台30万円以上の小型耕運機を手で押し、30キロ超の農薬を背負って防除作業にあたる。石垣の補修も欠かせない。収量は毎年8俵(480キロ)程度。自分と妻久枝さん(64)の分、そして独立した子供4人に送っている。
周囲の田は耕作が放棄され雑草が茂るが、蓑田さんは「ご先祖様から譲り受けた土地を荒らさんように。言うなれば、私たちは『守りの農家』です」と自負心をのぞかせた。
安倍晋三首相は2月の施政方針演説で「攻めの農業」を掲げ、「日本は瑞穂(みずほ)の国。息をのむほど美しい棚田の風景。若者たちが美しい古里を守り、未来に希望を持てる『強い農業』を創ってまいる」と述べた。
また、農協などが危機感を強める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に参加する半面、アベノミクスの成長戦略に10年間で農業・農村全体の所得を倍増させる目標を掲げた。遊休・耕作放棄状態の土地なども含め農地を集積し、意欲的な担い手に利用してもらう考えで、大規模営農による生産性アップに期待がかかる。
だが、全国の耕作放棄地は高齢化による担い手不足などで年々増えている。農水省によると、2010年は39・6万ヘクタールと25年間で約3倍になり、中山間地域ほど割合は多い。平地と比べ耕作条件が悪く、集約や規模拡大も難しいため担い手ニーズは低いのが現状だが、アベノミクスはこうした地域の対策を明確には示していない。
東大大学院農政学研究室の安藤光義准教授は「中山間地域の話は地味で票にならないので『攻めの農業』にそぐわないのだろう」と指摘。一方で、国土の65%を占める中山間地域の農地は、土砂災害の防止や地下水の蓄えなど国土を守る重要な機能を果たしてきたとして「守りの部分もしっかりしないと国土の荒廃が進み、動植物の生態にも影響しかねない」と警鐘を鳴らす。
蓑田さんも「攻めの農業」に威勢の良さを感じつつ、耕作が不利な農地の切り捨てとも映る。「こんな棚田を誰が守りますか。ご先祖様に申し訳ないが、毎年、今年が最後かもしれないと思う」【取違剛】=つづく
2404
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:20:36
http://mainichi.jp/area/news/20130703ddp041010023000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/4 為替の急変、中小打撃 「世界と競える環境整備を」
毎日新聞 2013年07月03日 西部朝刊
組み立てられたばかりの最新機器が銀色に輝いていた。福岡県新宮町の国道3号沿いに工場が建ち並ぶ一角。垂直に動くリフターなどの搬送機器を製造している第一施設工業の工場で、社長の篠原統(おさむ)さん(71)が静かな口調で評価を下した。「アベノミクスで大手はもうけたかもしれないが、地方や中小企業に好況感はない」
1967年創業の同社はエレベーターの据え付け業務からスタートし、工場などで部品や製品を搬送するための装置を自社開発して順調に事業を拡大してきた。従業員は85人。中でも、わずかなゴミやほこりの付着も許されない半導体や液晶メーカーの「クリーンルーム」向け製品は市場の約7割を占める。
誤算だったのが2008年のリーマン・ショックだ。取引先の半導体や液晶メーカーが軒並み海外勢に敗れ、生産も中国に移ってしまった。「国内メーカーは設備投資どころではなくなった」。年間55億円あった売り上げは約10億円にまで減少。このピンチを乗り切るために、円高の進行に合わせて部品の海外調達を増やした。韓国進出にも踏み切った。ようやく売り上げが20億円まで持ち直してきた矢先に襲ってきたのが、アベノミクスによる「想定外」の円安だった。
昨年12月の安倍政権誕生時に1ドル=80円前後だった円相場は今月2日の東京外国為替市場で99円台。部品調達費が年間約12億円の同社の場合、このままだと数千万円のコスト増になる見込みという。「円高に対応してきたのに、急激に為替を動かされた。なんで為替に振り回され、損をしなければならないのか。これがアベノミクスなのか」。篠原さんはため息をつく。
アベノミクスの大胆な金融緩和などに伴う円安は、輸出で稼ぐ大手メーカーなどの業績に大幅な改善をもたらした。中でも自動車業界は、13年3月期連結決算でリーマン・ショック以前の08年3月期以来5期ぶりに営業利益が1兆円を超えたトヨタ自動車をはじめ、大手8社すべてが増収増益となった。
だが、国内市場中心の中小や下請けは景気回復を実感できないのが現実で、全国中小企業団体中央会が5月に行ったアンケート(374社が回答)では、円安で経営状況が「悪くなった」(33%)が「良くなった」(14%)を上回った。篠原さんも「トヨタみたいな会社もあるが、気分的に景気が良くなってきただけ。中小企業の多くは給料を上げられない」と言う。
第一施設工業は今春、荷物の搬送速度を高めた新製品を市場投入した。半導体など好不況が激しい業界の動向に翻弄(ほんろう)された反省から、生活に身近な食品や医薬品、化粧品業界などの安定市場へと狙いを定める。「ピンチがあればチャンスもある」。篠原さんは今回の苦境も経営努力で乗り切る考えだ。ただ一つ、政府に注文を付けた。「世界と競争するには他にはない機械で勝負しないといけない。税控除などベンチャーや中小企業がチャレンジできる環境を整えてほしい」【石田宗久】=つづく
2405
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:21:12
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_04.htm
参院選−気流どこへ・政党編(上)自民/業界締め付けも加速
自民党立候補予定者の総決起大会。支持者や国会議員、地方議員が気勢を上げた=6月23日、仙台市青葉区
◎期待捉え一気に攻勢
<ねじれ解消を>
至上命令の圧勝に向け、組織が動きだした。
参院選宮城選挙区(改選数2)で3選を狙う自民党現職愛知治郎(44)の陣営は6月23日、仙台市で総決起大会を開いた。集まった支持者らは約800人。地元国会議員や県議、首長ら48人が一人一人紹介され、層の厚さを見せつけた。
当初は「一枚岩」ではなかった。愛知は祖父、父の地盤を継いだ世襲の3世。たたき上げの地方議員の評価は、ねたみも加わり安定しない。
一時は候補者公募や2人擁立論も浮上したが、県連は党勢回復は途上として愛知1人に絞った。争うのは民主党現職とみんなの党新人ら。「勝って当たり前」(県議)という緩みがあった。
結束が形になってきた原動力は、首相安倍晋三の政権運営にほかならない。経済政策「アベノミクス」は株価の乱高下があったものの、政権は高支持率を維持する。衆参のねじれ解消を「総仕上げ」と位置付ける。
<農相送り込む>
同じ日の夜。東京都議選(定数127)で自民党は59人全員が当選して第1党を奪回した。
それでも宮城県連幹事長の中島源陽は言葉を選ぶ。「地方では経済が上向いたという実感は乏しい。期待感が強い今を党の基盤強化のチャンスと捉えて戦う」
東北では党本部主導のしたたかな戦略が加速する。業界団体の締め付けは、その一つだ。
首相が3月に交渉参加を表明した環太平洋連携協定(TPP)。参加阻止を掲げる山形県農協政治連盟が山形選挙区(改選数1)で推薦したのは、自民が立てる新人大沼瑞穂(34)ではなく、みどりの風現職の舟山康江(47)だった。
自民党は6月22日、農相林芳正を山形に送り込んだ。農協などにもあえて案内を出し、県内3カ所で講演。「決めた以上は国益を守るため、交渉に臨む」とTPP交渉参加に理解を求めた。県農政連幹部とも懇談し、圧力をかけることを忘れなかった。
<火消しに躍起>
一方で思わぬ死角が潜む。党政調会長高市早苗が同17日の講演で、福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示す発言をしたのだ。
高市は撤回し陳謝したが、福島選挙区(改選数1)で再選を狙う少子化担当相森雅子(48)は同23日、いわき市での総決起大会で「福島に死者がいないなんてうそ。自殺した人もいる」と火消しに躍起になった。
東北6選挙区(改選数7)で自民党は6議席を狙う。各県連は、政権陥落が地方組織の弱体化につながった苦い経験を忘れていない。
元県議の新人中泉松司(34)を擁立する秋田選挙区(改選数1)。県内の衆院3選挙区と参院2議席は一時、民主党が独占していた。
知名度が不足する中泉を県議26人が支える。徹底した県内回りは2巡目に入った。県連副会長の鈴木洋一は「民主への関心が薄らいだだけで、本当の追い風は吹いていない。今回、基盤を固めれば次が開ける」と言う。
民意の動向を凝視する各陣営。真夏の戦いに、上昇気流を捉える方程式を探る。(敬称略)
◇
参院選(7月21日投票)は4日の公示まで3日となった。東北6選挙区では、各政党が激しい前哨戦を繰り広げている。安倍晋三首相の政権運営のほか、東日本大震災からの復興をめぐり、31陣営が論戦の火花を散らす。浮沈が懸かる東北の決戦場で、政党の姿を追った。
2013年07月01日月曜日
2406
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:21:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130702_01.htm
参院選−気流どこへ・政党編(中)民主/崖っぷち、浮上策腐心
街頭演説で安倍政権に対抗する決意を示した海江田民主党代表=6月27日、仙台市青葉区一番町
<手厳しい評価>
曇り空の下、浮上のきっかけをつかめない党首が懸命に訴えた。
「安倍政権の経済政策は円安と株高に頼っている。長続きしない。民主党は雇用を安定させ中間層を増やす。消費拡大で景気回復を図る」
民主党代表の海江田万里は6月27日、仙台市中心部に立った。演説の中心は2日前に公表した参院選(4日公示、21日投票)のマニフェスト(政権公約)だ。
競合する日本維新の会が共同代表橋下徹の失言で失速。「アベノミクス」は株価の乱高下で陰りが見え始めた。攻勢の材料がそろったのもつかの間、6月23日の東京都議選で43あった議席が15に激減。第4党に陥落する惨敗だった。
「正直言って、全くインパクトがない」。民主党宮城県連幹部は、責任論がつきまとう海江田に手厳しい。
宮城選挙区(改選数2)は現職の岡崎トミ子(69)が4選を目指す。自民現職がやや先行し、みんなの党新人らと競り合う。崖っぷちだが、党の「看板」にもマニフェストにも、浮上の秘策は見つからない。
県連関係者は「労組や地域への引き回しなどやれることをやるしかない。好材料は他陣営の動きが鈍いことぐらいだ」と薄氷を踏む戦いであることを認める。
<定数減り苦境>
東日本大震災を挟み、迷走した民主政権。各陣営は回ってきた大きなつけに苦しむ。
福島第1原発事故が収束しない福島選挙区(改選数1)。「あなたが民主党でなければ良かった、との声も聞く」。再選を狙う現職金子恵美(47)は同19日、郡山市での事務所開きで語った。
改選数2だった07年はライバルの自民現職森雅子(48)に13万票差でトップ当選。定数減でサバイバルの今回は一転して苦境だ。「県外に流出した子どもを古里に戻すなど、避難者の心や笑顔を取り戻す復興を進める」と訴えに腐心する。
<因縁絡み混戦>
岩手選挙区(改選数1)では、迷走の縮図が浮かび上がる。
「まだ仕事をしたいという思いがこみ上げてくる。ぜひ仕事場をつくってほしい」。同22日、岩手選挙区(改選数1)で3選に挑む現職の平野達男(59)は盛岡市の事務所開きで呼び掛けた。民主政権で復興相を任されたベテランは党を見限り、無所属で戦う。
平野が水面下で連携を探ったとされる自民は田中真一(46)を擁立。民主は吉田晴美(41)を立てた。小沢一郎(衆院岩手4区)率いる生活の党も関根敏伸(57)を公認。因縁が絡む混戦だ。
「野党がばらばらで、一強多弱だ」。同じ日、花巻市であった関根の集会。生活県連幹事長の佐々木順一は、もともと小沢の下で結束していた勢力が3分裂してしまった現状を嘆いた。
「徳俵に足がかかった状態」(元財務相安住淳)で防戦一方の民主党。その後の展望を宮城県連幹部が読み解く。「いまの民主党ではどうにもならない。自民政権に結束して対抗するため、野党再編の流れができるはずだ」(敬称略)
2013年07月02日火曜日
2407
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:21:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_06.htm
参院選−気流どこへ・政党編(下)第三極/支持拡大へ政策強調
農業分野などでの規制緩和を訴えたみんなの党の渡辺代表(車上右)=6月8日、仙台市青葉区
<結集戦略狂う>
「仙台市内では現職の背を捉えつつあるが、郡部はリードを許している。何としても勝ち抜く」
1日夜、石巻市。参院選(4日公示、21日投票)の宮城選挙区(改選数2)に立候補するみんなの党新人和田政宗(38)は、事務所開きで声を張り上げた。
事務所は仙台市に次いで2カ所目。郡部での知名度アップを狙う拠点と位置付け、若手経済人や漁業者が気勢を上げた。
結党から4年がたつ。党は昨年の衆院選後、日本維新の会との連携を模索したが、維新共同代表の橋下徹の従軍慰安婦発言で破綻。第三極結集の戦略は大幅に狂った。
「アベノミクスの3本の矢は、実は1本しか的に当たっていない。あとの2本は的外れだ」
6月8日、党代表渡辺喜美は仙台市の中心部でマイクを握り、安倍政権の経済政策を批判した。
与党優勢が伝えられる戦いで、党が打ち出したのは「原点回帰」。専売特許の「しがらみのなさ」をアピールし、自民党との立ち位置の違いを鮮明にする戦略だ。
「自民党は強力な圧力団体の支援を受けている。ぼろ勝ちさせてはいけない」。渡辺は自民党が深く踏み込まない電力、医療、農業の3分野での規制緩和を訴えた。
<受け皿を狙う>
東京都議選投票日の6月23日午前。党幹事長江田憲司はJR青森駅前で、青森選挙区(改選数1)の新人波多野里奈(40)の応援に立った。
「首相はわれわれが3年前の参院選で公約した大胆な金融緩和を盗んだ。だが、成長戦略への失望感から株価は下がっている」。自民党に飽き足らない保守票の受け皿になることを狙う。
その夜、都議選では自民党が完勝した。みんなは改選前の1議席を7議席に増やした。曲折の末、存在感は保ったが、この流れが参院選につながるかどうかは未知数だ。
宮城の党関係者は「東京現象に惑わされてはいけない。とにかく候補者の名前を知ってもらうしかない。正念場だ」と意気込む。
<豪腕 背水の陣>
青森では、党分裂を繰り返してきた「豪腕」が背水の陣を敷く。
「青森、岩手だけは何としても議席を確保する」。生活の党代表の小沢一郎は6月16日、青森選挙区に立つ東北ただ一人の現職平山幸司(43)の総合選対本部長に就き、言葉に力を込めた。
平山応援のための青森入りは6回を数えた。「投票まで残りわずか。一票も無駄にするな」。異例の陣頭指揮で自民、みんな、共産、無所属など5新人との戦いに臨む。
共産党は東北6選挙区全てに新人を擁立。東北での比例代表の得票目標を2010年の倍以上の48万5000票に設定した。都議選では反自民の受け皿となり第3党に躍進。宮城県委員長中島康博は「東京だけでなく宮城でも政治の流れを変える」と強調する。
社民党が東北で唯一、擁立した福島選挙区(改選数1)の新人遠藤陽子(63)は6月23日、須賀川市での党会合で脱原発を訴えた。党の退潮に歯止めを掛けようと、「参院選を党勢回復のきっかけにする」と誓った。(敬称略)
2013年07月03日水曜日
2408
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:22:24
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130628_03.htm
参院選−攻守激戦(1)青森/自民、議席奪還なるか
自民、公明両党の政権復帰後、初めての本格的な国政選挙となる第23回参院選は、7月4日の公示(21日投票)まで1週間を切った。東北6選挙区には計31人が立候補を予定する。宮城、秋田、福島で民主、自民両党の激突が軸となる。青森、岩手、山形では、民主を離党した現職の戦いにも注目が集まる。東北各県の構図を見る。(6回続き)
東北の選挙区で唯一現職を立てる生活の党が議席を守るのか、自民党が6年前の雪辱を果たすのかが焦点だ。生活は環太平洋連携協定(TPP)や安倍晋三政権の経済政策・アベノミクスをめぐり、自民批判を強める。高い政権支持率を追い風に、自民が勝てば県選出の国会議員を独占することになる。
<異例の布陣敷く>
生活の平山幸司氏(43)は、「政治の師」と仰ぐ小沢一郎代表(衆院岩手4区)を選対本部長に迎える異例の布陣で、議席を堅持する構え。反TPP、反アベノミクスを訴え、社民党に加え、これまで自民党を支持してきた農協グループの政治団体「県農協農政対策委員会」から推薦を得た。
ただ同委員会は、共産党新人の吉俣洋氏(39)、無所属新人の前県農協中央会長の工藤信氏(59)の2人も併せて推薦しており、構図は複雑化している。陣営は現職としての実行力を前面に「真の反TPP候補」を印象付ける戦略を練る。
<引き締めを図る>
自民新人の元県議滝沢求氏(54)は県議5期の実績を掲げ、「県内自治体が抱える課題は隅々まで把握している。中央に青森の声を的確に届ける」と訴える。
党県連は昨年12月の衆院選で圧勝した勢いが全国的に持続しているとみて、企業・団体推薦の獲得を急ぐ。一方、4月の青森市長選で党推薦候補が無所属の現職に大敗したのは不安材料。大島理森前党副総裁(衆院青森3区)は「野党時代の3年前の参院選を思い出そう」と呼び掛け、引き締めを図っている。
みんなの党からは新人のフリーアナウンサー波多野里奈氏(40)が立候補する。民主党公認で出馬した昨年12月の衆院選青森1区と2010年の参院選青森選挙区は、ともに落選。ことし3月に「重要政策で二転三転した」として民主を離党した。街頭活動などを重ね、労組や農業団体などの既得権益を打破する改革を訴える。
共産の吉俣氏は「第三極は自民の補完勢力。自公政権に真っ向から対抗しているのは共産だけ」と主張。脱原発集会などに精力的に足を運び、国の原子力政策に批判的な無党派層にも支持を訴える。
無所属の工藤氏は民主の推薦を受ける。党は準公認の支援体制を敷き、党所属の地方議員が支持獲得に奔走。リンゴ栽培を手掛ける工藤氏を「農業者代表」としてアピールし、反TPPを主張する陣営間の戦いを有利に進めたい考えだ。
幸福実現党は新人の石田昭弘氏(54)を立てる。
◇青森選挙区立候補予定者(1−6)
滝沢求 54 元県議 自 新(公推)
波多野里奈 40 会社社長 み 新
平山幸司 43 党県連代表 生 現(1)(社推、ミ支)
吉俣洋 39 党県書記長 共 新
石田昭弘 54 宗教法人職員 諸 新
工藤信 59 農業団体役員 無 新(民推)
2013年06月28日金曜日
2409
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:22:53
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130629_02.htm
参院選−攻守激戦(2)岩手/現職支持分散し混戦
3選を目指す現職が民主党を離れ無所属となったことで支持層が分散、混戦が予想される構図となった。民主は独自候補を立てて挑み、自民党は21年ぶりの議席奪還に燃える。生活の党にとっては「小沢王国」復活を懸けた戦いとなる。
<即戦力アピール>
現職の平野達男氏(59)は前回、現生活代表の小沢一郎氏(衆院岩手4区)の支持者に支えられ、約44万票を獲得し圧勝した。前復興相として知名度は高いが、自前の組織構築が課題だった。
民主の一部県議らに加え、大票田に県議の議席を持つ「地域政党いわて」が選対本部を組み、ようやく態勢が整った。
佐々木一栄選対本部長は「震災復興で、即戦力になるのは平野氏だけ」と草の根で支持を広げる戦略を描く。
民主は地元にゆかりのない新人の吉田晴美氏(41)を擁立。批判的な党県議が平野氏支持に回り、組織が分裂したまま選挙戦に突入する。
都市部などで1日数十カ所の街頭演説をこなし「女性の視点で人に寄り添う震災復興に取り組む」と訴える。インターネットも活用し、「徐々に手応えが出てきた」(県連幹部)という。陣営が頼みとする連合岩手の八幡博文事務局長は「比例と連動しながら組合員の末端まで浸透させる」と意気込む。
<与党の強み訴え>
自民は公募で選んだ新人田中真一氏(46)を立てる。北上市で勤務経験があることなどを強調し、「落下傘候補」のイメージ払拭(ふっしょく)に励む。
昨年の衆院選で現職の衆院議員が4人に増え、その後援会組織を核に県内を駆け回る。千葉伝県連幹事長は「予算を取って政策を実行できるのは政権与党」とアピールする。党本部も最重点としており、選挙期間中に安倍晋三首相が応援に駆け付ける予定。
生活の新人関根敏伸氏(57)は出馬表明が5月中旬と最も遅れた。知名度不足を解消するため、党国会議員らの後援会を母体に、環太平洋連携協定(TPP)、消費税増税への反対を訴え、浸透を図る。
昨年の衆院選では比例復活を含め2議席にとどまり、小沢代表も票を大きく減らした。てこ入れに小沢代表が既に3回来県するなど、王国再建に躍起。佐々木順一県連幹事長は「岩手で勝ち、自公政権に対抗する政治勢力をつくる」と誓う。
共産党新人の菊池幸夫氏(54)は5度目の国政挑戦。菅原則勝県委員長は「安倍政権の批判票の受け皿となりつつある」と手応えをつかむ。
幸福実現党新人の高橋敬子氏(51)は消費税増税の阻止を訴える。
◇岩手選挙区立候補予定者(1−6)
吉田晴美 41 元議員秘書 民 新
田中真一 46 元慶大職員 自 新(公推)
関根敏伸 57 元県議 生 新(ミ支)
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
高橋敬子 51 元県職員 諸 新
平野達男 59 前復興相 無 現(2)
2013年06月29日土曜
2410
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:23:16
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_03.htm
参院選−攻守激戦(3)宮城/民自み、白熱の前哨戦
議席死守に全力を挙げる民主、トップ当選を狙う自民の両党に、みんなの党が絡んで白熱した前哨戦が繰り広げられている。1998年以来5回続いた民主、自民系の「指定席」の一角を、みんなが奪取できるかが焦点。共産党も間隙(かんげき)を縫って上昇を狙う。
<鍵握る無党派層>
民主は現職の岡崎トミ子氏(69)の4選を、県連組織の生命線と位置付ける。知名度はあるものの、「離れる票も多い」と県連幹部。前哨戦は地方議員や連合宮城関係者とともに地域や労組を丹念に回り、支持を固める戦術に力を入れた。
岡崎氏は「脱原発」を信条とするが、これに反発がある産業別労組の前では発言を控え、雇用や暮らしの安定に力を入れる配慮を見せる。
選対本部長の安住淳県連代表(衆院宮城5区)は「郡部で浸透するが、大票田の仙台市でみんなの党がどれだけ得票するか分からない。もう指定席ではない」と危機感を強める。今後は仙台で街頭活動を増やし、無党派層の取り込みを図る。
自民は3選を目指す現職の愛知治郎氏(44)で必勝を期す。祖父(故揆一元蔵相)、父(和男元防衛庁長官)から受け継いだ後援会に加え、党県連の組織力が強み。公明の推薦も受け、安定した戦いを進める。
県連は2議席独占の可能性を検討したが、党勢回復は途上と判断し、愛知氏1人に絞った。
2001年、07年はいずれも岡崎氏にトップを譲った。07年は19万票もの大差をつけられた。今回は安倍政権の高支持率を背景に初のトップの座に照準を定める。
都議選の完勝で自民の追い風があらためて鮮明になったが、陣営は「謙虚に戦わないと足をすくわれる」と緩みへの警戒を強める。
<保守票にも照準>
みんなは新人の和田政宗氏(38)を立てる。元NHK仙台放送局アナウンサーの知名度を生かし、支持拡大を図る。仙台市などの街頭演説では「前政権がめちゃくちゃにした復興予算を有効活用する」と訴え、民主支持層や無党派層への食い込みを狙う。
自民党系を含めた地方議員や首長らを訪問し、保守票の切り崩しにも躍起。党レベルでは日本維新の会と共闘態勢を解消したが、県内の維新関係者とは「個人的な信頼がある」(陣営幹部)と連携効果に期待する。
共産は新人の岩渕彩子氏(29)を擁立。若さを前面に出し、原発再稼働方針や憲法改正問題への政府の姿勢を批判する。党県委員会の中島康博委員長は「安倍政権に対する対立軸を強調し、暴走にストップをかける」と意気込む。
幸福実現党からは新人の皀智子氏(41)が立候補する。
◇宮城選挙区立候補予定者(2−5)
岡崎トミ子 69 元消費者相 民 現(3)
愛知治郎 44 行政監視委長 自(無)現(2)(公推)
和田政宗 38 元NHK職員 み 新
岩渕彩子 29 党県相談室長 共 新
皀智子 41 主婦 諸 新
2013年06月30日日曜日
2411
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:23:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130701_05.htm
参院選−攻守激戦(4)秋田/自民、衆参独占に照準
再選を目指す民主党現職に対し、自民党が若手の元県議を擁立し、両党が激突する。民主が国政で秋田県唯一の議席を死守するのか、自民が独占を達成するのかに注目が集まる。
<社民が共闘離脱>
民主現職の松浦大悟氏(43)は6年間の実績を強調し、社会保障の充実を訴える。アベノミクス批判を展開し、反自民票の受け皿を狙う。元テレビ局アナウンサーとして全県的に高い知名度を生かしたい考えだ。
5月11日、前原誠司元国家戦略担当相が秋田市入りし、てこ入れを図った。昨年12月の衆院選で惨敗したことに触れ、「自民が参院も取ったら、やりたい放題だ。そのとき、数がないと止められない」と訴えた。
松浦氏は2007年に無所属で初当選した。当時は民主、社民党、連合秋田の3者が共闘。消えた年金記録問題による自民への逆風もあり、強固な組織を持つ自民現職を破った。
しかし、社民は08年の松浦氏の民主入党などで不信感を募らせ、共闘から離脱し、今回は自主投票となった。民主は12年衆院選秋田1〜3区で自民に全敗。政権を担った時代に失った信頼を取り戻すのは容易でない。陣営関係者は「6年で大きく状況が変わった」と危機感を募らせる。
<知名度向上図る>
自民新人の元県議中泉松司氏(34)は、若さと6年の県議経験を前面に戦う。秋田市を地盤としていたため、衆院2、3区エリアでの知名度アップが課題だ。
党県連は、衆院1〜3区の衆院議員もフル動員して総力戦で臨む。10年の参院選では、元プロ野球選手の石井浩郎氏を擁立し勝利。今回は、知名度の高い石井氏が二人三脚できめ細かく全県を回り、支持拡大につなげる戦術だ。
公明党の推薦を得たほか、各種団体の支援も取り付け、分厚い組織で戦いを進める。佐竹敬久知事も6月23日の事務所開きで、「秋田を支える政治家として育てていく。笑って万歳できるよう一緒に戦う」と支援の姿勢を明確にした。
陣営関係者は「オール自民になることへの有権者の抵抗感と陣営の緩みを警戒している」と引き締めを図る。
共産党新人の佐竹良夫氏(62)は改憲阻止や消費税増税の中止、環太平洋連携協定(TPP)反対などを柱に政策論争を挑む。東京都議選で躍進した勢いで有権者への浸透を図る。県委員会は「(自公政権と)正面から対決できるのは共産党だけ」と主張する。
幸福実現党は新人の西野晃氏(36)を立てる。
◇秋田選挙区立候補予定者(1−4)
松浦大悟 43 党県代表 民 現(1)
中泉松司 34 党県青年局長 自 新(公推)
佐竹良夫 62 党県政策委員 共 新
西野晃 36 宗教法人職員 諸 新
2013年07月01日月曜日
2412
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:24:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130702_02.htm
参院選−攻守激戦(5)山形/みどり「県民党」前面
野党共闘で選挙戦に臨むみどりの風現職が、東北で唯一の議席を死守できるかどうかが最大の焦点。昨年の衆院選で、県内3選挙区のうち2議席を奪取した自民党は、高い政権支持率の追い風に乗り、新人を擁立して6年前の雪辱を期す。
<農政連切り崩す>
再選を目指すみどりの風現職舟山康江氏(47)は、民主、社民両党と連合山形から「支持」を取り付けたほか、環太平洋連携協定(TPP)に反対する山形県農協政治連盟(農政連)からも推薦を獲得した。自民党の有力支持基盤の一つを切り崩したことで、課題の一つとされた組織力の構築にめどが立った。
2007年に舟山氏を公認した民主党は今回、独自候補の擁立を断念し、昨年7月に離党した舟山氏と連携する異例の選挙対応を選択した。比例代表に同党公認で立候補する鹿野道彦元農相(71)も連動する考えを強調した。
離党の理由は、TPPや消費税増税、原発再稼働など政策の不一致だった。党県連の吉村和武幹事長は「参院選に向け、舟山氏もわれわれも労働者、生活者目線の基本姿勢は同じ」と話すが、党内や連合山形の一部からは、政策をめぐる不協和音が聞こえてくる。結束力を高めるため、みどりの風の政党色を極力抑え、「舟山氏個人」や「県民党」を前面に出す戦術だ。
<雪辱期し総力戦>
自民党は、公募で選んだ新人大沼瑞穂氏(34)を擁立する。元山形市長の曽祖父を持つが、本人は東京都出身で山形で暮らした経験がない。知名度アップに向け、県連地域支部の総会や国会議員の会合に出席し、顔を売り込んでいる。
07年の参院選で、自民候補は舟山氏に13万票余りの差をつけられた。今回は県選出の党国会議員や32人の党県議らを中心に総力戦で臨む。県内の市町村長有志24人が「支援する会」を発足させたほか、県建設業協会などの推薦も得ており、組織力に磨きが掛かる。
警戒感を強めるのは、反旗を翻した県農政連の動きだ。6月には林芳正農相が県内入りし、てこ入れを図った。県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)は「今後、政権党と農協グループの関係がどうなるか」と揺さぶりをかける。
公明党は党比例候補との連動を視野に入れ、大沼氏を全面支援する。
共産党新人の太田俊男氏(59)は、街頭演説などで政権与党の経済政策を批判。本間和也党県委員長は「内需拡大や経済成長で税収を増やす政策を訴え、党の存在感を高めたい」と、政策重視の訴えを展開する。
幸福実現党の城取良太氏(36)は宗教団体の全面支援を受ける。
◇山形選挙区立候補予定者(1−4)
大沼瑞穂 34 元財団研究員 自 新(公推)
太田俊男 59 党県副委員長 共 新
舟山康江 47 党政調会長 ミ 現(1)(民・社支)
城取良太 36 宗教法人職員 諸 新
2013年07月02日火曜日
2413
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:24:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_07.htm
参院選−攻守激戦(6完)福島/尾を引く「高市発言」
改選数が2から1に減り、民主党の金子恵美氏(47)と自民党の森雅子氏(48)の両現職が事実上の一騎打ちで雌雄を決する。民主、自民とも最重点選挙区に位置付け、両党首が既に選挙区入りした。公示日も来県する予定で、序盤から激しい戦いになる。
<追い風?火の粉?>
金子氏は支持者、支援団体回りなど地道な地上戦を展開してきたが、自民の高市早苗政調会長の「福島第1原発事故で死者は出ていない」発言を機に6月中旬以降、街頭演説で支持を訴える空中戦を織り交ぜるようになった。「命を軽んじる自民の体質が出た」と党批判を強める。
海江田万里代表も6月27日、急きょ福島市を訪れ、「原発周辺の自治体は今も時計の針が止まっている。自民の政策責任者である高市氏の発言にはらわたが煮えくり返る思いだ」とたたいた。
昨年12月の衆院選で、民主は県内5選挙区で1勝4敗と惨敗し、「長い長い坂を転げ落ちてきたような半年間」(吉田泉衆院議員)だった。高市発言で「潮目が変わった」と勢いづく半面、相次ぐ離党者や脆弱(ぜいじゃく)な地方組織という課題は解消されていない。
森氏は1期目で安倍内閣の少子化担当相に抜てきされた。経済政策「アベノミクス」効果による高い内閣支持率に乗り、前哨戦を優位に進めてきた。
安倍晋三首相が1日に森氏の地元いわき市と、原発事故の避難区域が集中する双葉郡を視察した際は案内役を務めた。風評被害を心配する農家に「大臣として風評の払拭(ふっしょく)にあらゆる手だてで臨む」と約束し、現役閣僚の存在感をアピールした。
唯一の不安材料は高市発言。発言から半月たった今も県民の反発は収まっていない。森氏は「私は大臣である前に福島県の国会議員。亡くなった方の無念の気持ちに添って必ず福島を再生する」と火消しに躍起だ。
森氏は前回参院選で金子氏に13万票もの大差をつけられた。金子氏本人ですら「当時は風、風、風だった」と自力以上の得票を自認するが、森氏は「前回民主に入れた13万人に森と書いてもらわないと勝てない」と危機感を募らせる。
<見えにくい争点>
原発事故からの早期復興と県内原発の全基廃炉は、ほぼ全ての候補が主張し、政策上の争点は見えにくい。反自民票が分散すれば森氏優位は確実になる。
東京都議選で躍進した共産党は、党県常任委員の岩渕友氏(36)を再び擁立した。ミニ集会を精力的にこなし、原発即時ゼロを訴える。
社民党県常任幹事の遠藤陽子氏(63)は東北6選挙区で唯一の党公認候補。生活の党の推薦を受け、「反原発」票の上積みを図る。
幸福実現党の新人酒井秀光氏(45)、無所属の杉内一成氏(80)も立候補を表明している。
◇福島選挙区立候補予定者(1−6)
金子恵美 47 前復興政務官 民 現(1)
森雅子 48 少子化担当相 自(町)現(1)(公推)
岩渕友 36 党県常任委員 共 新
遠藤陽子 63 党県常任幹事 社 新 (生推)
酒井秀光 45 元会社員 諸 新
杉内一成 80 政治団体代表 諸 新
2013年07月03日水曜日
2414
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:24:46
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_08.htm
全国票取り込みにネットフル活用 東北の比例候補予定者
参院選(4日公示、21日投票)の比例代表で東北を拠点とする立候補予定者が、解禁されるインターネットを使った選挙運動に積極的に乗り出す構えだ。選挙区は日本全国。縁のない地域から票を取り込む有力な武器になるとみている。無党派層への浸透を図る第三極政党などの陣営が、戦略を練っている。
日本維新の会から立候補する元衆院議員中野正志氏(65)の陣営は6月上旬、IT関連会社の社員ら約70人を招いた会合を東京都内で開いた。それぞれのブログなどで中野氏の政策を発信してもらい、ネット上に拡散させるのが狙いだ。
訴えるのは「年金ポイント制」という政策。消費税を年金保険料として積み立て還付する。物やサービスの購入が年金につながり、景気対策にもなるという。陣営は「年金不信が強い20〜40代に訴えるにはネットが最も有効」と話す。
比例代表は、政党内で個人名の得票が多い順に議席を獲得する。無党派層を引き付けようと、政策だけでなく、候補者の人柄なども発信する。
みんなの党から立候補する元宮城県議菊地文博氏(53)は、党の公約に沿った主張に加え、飼っているペットなど政治と離れた話題も交流サイト「フェイスブック(FB)」に載せている。
「新しい情報を発信し続けないと飽きられる。写真も効果的に使う」と陣営。動画も配信し、幅広い浸透を狙う。
みどりの風から立つ前福島県双葉町長の井戸川克隆氏(67)もFBなどで原発問題を訴える。党関係者は「全国を飛び回る時間はない。うまく活用したい」と話す。
共産党が擁立する元ソニー労組仙台支部副委員長の小高洋氏(32)は、期間社員の雇い止めの撤回を求めて経営者側と戦ってきた実績をアピール。地元党幹部は「全国の労働運動関係者には知られた人物。ネットで人柄を伝える」と言う。
共同通信社が6月下旬に実施したトレンド調査では、投票先を決める際にネットを参考にしないとの回答が6割を占めた。ある陣営幹部は「何が効果的か、はっきりは分からない。探り探りやっていく」と話している。
2013年07月03日水曜日
2415
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:25:09
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_02.htm
沿岸首長、応援二の足 混戦模様、復興誰に託す 岩手
過去最多の6人が立候補する4日公示の参院選岩手選挙区(改選数1)で、混戦の前哨戦の中、東日本大震災で被災した自治体首長が戸惑っている。多彩な顔触れや政治情勢、地元事情が複雑に絡み、動きが取れない。「被災地の実情をよく理解し、復興の加速に最も貢献してくれる人」。復興最優先の被災地首長が描く理想は、一体誰がかなえてくれるのか。
岩手選挙区に立候補するのは民主党吉田晴美氏(41)、自民党田中真一氏(46)、生活の党関根敏伸氏(57)、共産党菊池幸夫氏(54)、幸福実現党高橋敬子氏(51)の5新人と、無所属現職の平野達男氏(59)。
6人はいずれも公約で、震災からの早期復興を掲げる。だが、被災地には「正直、決め手に欠ける」(衆院岩手3区の首長)と映る。
「震災後の経過を知らず『これから勉強します』と言われても困る」と漏らすのは3区の別の首長。昨年の衆院選で政権を奪還した自民を最も頼りにしたいが、同党が擁立する田中氏は横浜市出身で「落下傘候補の新人」。山形県河北町出身の民主吉田氏も同様で「被災者の気持ちを共有できるかどうか」と悩む。
復興の実績では、民主政権で初代復興相を務めた平野氏の評価が高い。被災地に精通し、「個人的に携帯電話で情報交換してきた」(2区の首長)などと信頼を寄せる。
平野氏は今回、民主を離れ無所属で3選に挑む。過去2回の選挙で圧勝を支えた生活の小沢一郎代表(衆院岩手4区)とたもとを分かち、生活は平野氏の地元・北上市選出の県議だった関根氏を擁立するなど、支持基盤は一転して縮小した。全国的に上げ潮ムードの自公政権の中で「どこまで被災地の要望を実現してもらえるか」と不安視する向きもある。
離党前、自民に秋波を送った平野氏だけに「当選して自民会派に入れば、被災地にとって一番の理想」という思惑も噴き出す。
昨年の衆院選で小沢氏を頂点とした「王国」が揺らぐ岩手県では、支持層が流動化している。そのため「選挙対応は非常にセンシティブ。誰を応援するかは公言できない」(3区)、「今回は特定候補を応援することは考えていない」(2区)と沈黙を決め込む首長もいる。
3区のある首長は「私を選んだ有権者が、参院選で支持する人はさまざまだ」と明かす。自らの足元を見詰め「動かないことが得策」との雰囲気が漂っている。
2013年07月03日水曜日
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2416
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:25:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130703_01.htm
吉村山形県知事、反発覚悟で恩義通す 舟山氏支援表明
吉村美栄子山形県知事が参院選山形選挙区(改選数1)で、再選を目指すみどりの風現職の舟山康江氏(47)支援を表舞台で表明した。初当選した2009年の知事選で応援を受けた「恩と義」を理由に挙げる。新人の大沼瑞穂氏(34)を擁立する自民党の反発が予想される中、影響を最小限に抑える思惑がにじむタイミングだった。
「私の立場になると動かない方が楽。腹が痛くなるほど考えたが、感謝の気持ちを表さないと人間としておかしい」
6月27日夜、舟山氏が大江町で開いた国政報告会。吉村氏は熟慮の末に出した結論であることを強調し、集まった約150人から大きな拍手を受けた。
吉村氏は09年知事選で支援を受けた国会議員を「政治家としての恩と義」を理由に、その後の選挙で応援してきた。吉村氏の後援会関係者は「知事は早い段階から舟山氏支持を漏らしていた」と語る。
吉村氏は県議会6月定例会で、自身の退職金問題について最大会派の自民党議員からも追及を受けた。その直後だけに、対立候補支援が自民党を刺激し、さらに県政運営に影響することは必至の情勢だった。
「知事とは公示日前、しかも直接質問を受ける県議会の委員会が終わった時期で調整した」。舟山氏の陣営関係者が打ち明ける。事前に応援演説の動きが外部に漏れないよう、情報管理を徹底したという。
自民党県連の野川政文幹事長は「知事との関係を見直す議員も出てくる」と不快感をあらわにする。一方で「これまでの知事の行動から応援は織り込み済み。マイクを握るのが公示前の一度だけなら選挙への影響は限定的だろう」と話す。
自民党は昨年12月の衆院選で吉村氏が中立を貫いたことを評価し、1月の知事選で独自候補の擁立を見送った。吉村氏の無投票再選に貢献しただけに、参院選でも中立を保つよう促してきた。野川幹事長は「知事が二度三度と応援に動くようなら、党として対応を考える」とくぎを刺し、吉村氏の動きを注視する構えだ。
山形選挙区には共産党新人の太田俊男氏(59)、幸福実現党新人の城取良太氏(36)も立候補を予定している。
2013年07月03日水曜日
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:25:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130701ddlk04010144000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/上 自民・愛知治郎氏 風頼らず組織固めに力 /宮城
毎日新聞 2013年07月01日 地方版
◇3期目へ問われる「勝ち方」
4日公示、21日投開票が決まった参院選。宮城選挙区(改選数2)では5人が立候補を予定し、事実上の選挙戦に突入している。民主は昨年の衆院選から続く劣勢を食い止めようと必死で、対する自民は順風に乗って大勝を狙う。みんなは民主・自民の「指定席」への食い込みを図り、共産は都議選躍進を受けて支持拡大を目指す。主要候補の動きを3回に分けて紹介する。
「今回こそトップ当選を」。6月、3期目を目指す自民現職、愛知治郎氏(44)の後援会事務所開きで、秋葉賢也副復興相らが繰り返した。1、2期目とも、民主現職、岡崎トミ子氏(69)の後じんを拝し2位当選。07年の前回選の得票数は約36万票で、約19万票もの大差を付けられた。
自民は昨年12月の衆院選で大勝して政権に返り咲き、6月の都議選では全員当選の完勝。順風満帆の中、「勝ち方」が問われる選挙となり、「甘いものとは考えない」と語る愛知氏は、“風”に頼る街頭演説よりも支持団体・企業などの組織固めに力を注ぐ。
選挙協力する公明支持層に訴えるため、自民支持者に、比例での公明への支持呼びかけも欠かさない。愛知氏と公明の若松謙維氏を表裏に印刷したビラも作製し、公明県議らと共に「2人一体の支持」を訴える。6月29日、塩釜市内で開かれた県連会長の伊藤信太郎衆院議員の国政報告会でも、伊藤氏が「選挙区は愛知さん、比例は公明の若松さんに力を賜りたい」と参加者に呼びかけた。
愛知氏は参院選の目標を「自公での過半数確保、国会のねじれ解消に尽きる」と表現。政権の安定を景気回復と被災地復興につなげる、としている。しかし陣営は「被災地での活動が見えない、との批判も受ける」と危惧。愛知氏自身は「目立たなくても、国の政策で復興を進めてきた自負がある」と話し、「『みなし仮設』制度を実現」との見出しを入れたビラを作った。初出馬から選挙を手伝ってきたという高校時代の後輩、伊藤宏明さん(43)は「学生時代から変わらない控えめな人柄だが、実績は訴えたほうが良い」と勧めたという。
投票日まで約3週間。陣営は「自民への追い風に踊らされず、謙虚に普段通りの言葉で実績を訴えていきたい」と気を引き締める。
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2418
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:26:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddlk04010125000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/中 民主・岡崎トミ子氏 原点に返り基盤固め /宮城
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
◇2位での逃げ切り狙う
民主現職、岡崎トミ子氏(69)は、参院選宮城選挙区で過去2回連続トップ当選。しかし6月にあった民主県連の幹事会で県連代表の安住淳衆院議員は「(4月に死去した前参院議員)今野東さんのためにも、石にかじりついても議席を守らなければならない」と声を張り上げた。
危機感をあらわにするのは、民主への逆風に加え、みんなの党が県内で知名度の高い元NHKアナウンサーの新人、和田政宗氏(38)を擁立するからだ。今回は実質的に、2位への滑り込みに全力を挙げる選挙となる。
岡崎氏は「原点に返って一軒一軒、一人一人に会う」と、連合各組織など支援団体を丹念に回って基盤固めを図り、「東日本大震災からの復興に女性の視点を」と仮設住宅などにも足を向ける。
街頭演説では復興加速や原発ゼロ、護憲を訴え、「自民党にすべてを任せていいのか。憲法は改正され、人権がないがしろにされる」と与党を批判する。ある陣営関係者は「保守票は、(自民の)愛知(治郎)さんに流れて圧勝してくれた方が良い。和田さんに流れる方がやりにくい」とこぼし、和田氏に警戒感を強める。
ただ、逆風ばかりではない。社民党は1996年の旧社会党からの党名変更以降初めて、宮城選挙区への独自候補擁立を見送る。同党候補者は2010年参院選に約5万1000票、07年は約6万1000票を獲得。今回は社民支持労組の仙台市職員労組も岡崎氏への推薦を決めており、岡崎氏の陣営関係者は「社民票のうち2万でも3万でも来てくれれば」と期待を寄せる。
また環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対する県農協政治連盟も12年ぶりに岡崎氏に推薦を出した。岡崎氏は「推薦は大きい。農協の人たちと直接会話ができる。TPPは5品目の例外が設けられなければ撤退。その運動を強めていきたい」と手応えを口にする。
都議選では民主が惨敗したが、岡崎氏の陣営関係者は「民主の得票率は(全体の2位で)議席数ほど悪い数字ではない。何とか(和田氏から)逃げ切りたい」と話している。
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:27:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130703ddlk04010056000c.html
2013参院選・宮城:主要候補の動き/下 みんな・和田政宗氏 共産・岩渕彩子氏 /宮城
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
◇みんな・和田政宗氏 知名度で浮動票狙い
◇共産・岩渕彩子氏 比例票上積み期待
みんな新人の和田政宗氏(38)は、元NHKアナウンサーとして県内で高い知名度があり、街頭演説に立てば手を振ったり握手を求めたりする通行人も多い。街頭では、政策だけではなく投票に行くことも訴える。「若者が政治に関心を持ってほしい」と和田氏は話すが、みんなは地方組織が弱いため、街頭演説で浮動票の上積みを図ろうとしている。
自民・民主が議席を分け合ってきた宮城選挙区の一角に食い込むための標的は、民主現職の岡崎トミ子氏(69)。予定者5人が参加した6月の公開討論会でも和田氏は、民主きっての護憲・穏健派として知られる岡崎氏に「領土問題について見解を問いたい」と、名指しで論戦を挑んだ。
6月末からはインターネット放送も始め、選挙期間中は毎日生放送する。初回は、昨年末の衆院選で初当選した林宙紀衆院議員と、共に元アナウンサーの2人が出演し、ほぼアドリブで30分間話し続けた。
日本維新の会と選挙協力を計画したが、橋下徹・維新の会共同代表の従軍慰安婦問題を巡る発言で、党としての連携は解消した。ただ和田氏は「個人的な協力関係は続ける」と話しており、民主の郡和子衆院議員は街頭演説で「維新と宮城で手を組んでいるみんなの党でいいのか。維新は橋下氏の発言があっても開き直っている」と矛先を向ける。
「前哨戦」の都議選でみんなは議席が1から7へと躍進したが、林氏は「東京だから。宮城では厳しい」と気を引き締め、党としても最重点区の一つと位置付けている。
◆
共産は選挙区から岩渕彩子氏(29)が出馬するが、塩釜を拠点とする小高洋氏(32)も比例代表で擁立し県内を中心に回る。相乗効果で比例票の上積みを目指している。
岩渕氏は労働条件が過酷であるなどの「ブラック企業」で働きパワハラも受けたという。小高氏は東日本大震災後にソニー子会社から期間社員の雇い止めを通告されたが、撤回させた経歴を持つ。参院選ではそれぞれの経験してきたことを中心に訴えるため、街頭演説などでは若者雇用に触れることが多い。
都議選では8から17へと議席を倍増させた勢いを駆って、参院選比例代表での目標は650万票で前回選より2議席増の5議席確保。加藤幹夫県選対部長は「簡単なことではない。県内で比例での11万票を目指したい」としている。(この連載は久木田照子、山越峰一郎、金森崇之が担当しました)
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◇宮城選挙区の立候補予定者(改選数2)
岡崎トミ子 69 [元]消費者相 (3)民現
愛知治郎 44 [元]防衛政務官(2)自現=[公]
和田政宗 38 [元]NHKアナ み新
岩渕彩子 29 党県職員 共新
皀智子 41 幸福実現党員 諸新
2420
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:27:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013062902100009.html
各党の戦い・民主 険しき再選への道 2013年6月29日 連合茨城の総決起集会で支持を訴える藤田幸久氏。右は妻の玲子さん=水戸市で
「六年前と比べると、はるかに厳しい。支援をお願いしたい」
二十一日、水戸市内で開かれた連合茨城の総決起集会。民主現職の藤田幸久氏(63)は、支持母体とする連合の関係者約八百人に再選への危機感を訴えた。
衆院議員を二期務めた藤田氏が、参院議員として初当選を果たしたのが二〇〇七年。民主党は自民党から参議院第一党の座を奪って躍進した。藤田氏の得票は五十四万票。二位の自民党候補者に十一万票以上の差をつけるトップ当選だった。
あれから六年。当時のような党への期待感は見られない。政権与党として迎えた昨年十二月の衆院選は惨敗。参院選の前哨戦と位置付けられた東京都議選でも議席を三分の一近くまで減らした。
昨冬の衆院選で茨城1区の民主現職として落選した福島伸享氏は、党を取り巻く県内の状況について「衆院選のころから変わっていない」と言い切る。連合茨城の和田浩美会長も「(傘下の組合員が有権者に)民主党の支援を要請するだけで、難色を示される面がある」と逆風下の難しさを口にする。実際に、ある産別労組の関係者から「格差が広がるのは良くないが、アベノミクスに期待したい思いもある」という本音も漏れている。
情勢は不透明感が強い。みんなの党が日本維新の会・橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言によって選挙協力を解消し、茨城選挙区に候補者を擁立。維新、みんなを含めた六氏が、改選される二議席を争う見込みとなった。
みんなの参戦について、藤田氏は「非自民の票が割れる分、厳しくなった。自民は圧勝するだろう。私は二位争いでもがいている」と分析する。一方で、民主党県連関係者から「維新とみんなが協力していた方が、もっと厳しかったと思う」という声も聞かれる。
藤田氏によると、無党派層が多い県南地域では特に民主党への風当たりが強いという。陣営では連合や医師会の組織票を固めながら、藤田氏の出身地でつながりが濃い日立市や水戸市などの票をまとめる戦略を描く。
てこ入れは始まっている。四月から細野豪志幹事長、桜井充政調会長、海江田万里代表が県内入り。財務副大臣を務めた藤田氏の実績などを訴えた。
連合茨城の総決起集会では、加藤敏幸選挙対策委員長が出席者を鼓舞した。「勝利の日は近い。でも、なお厳しい。あと一歩、あと一歩」。勝敗を分かつような微妙なライン上から抜け出せるか。審判の時は三週間後に迫っている。(永山陽平)
◇
七月四日公示、二十一日投開票される参院選。公示まであとわずかとなった各党、各陣営の思惑や選挙に向けた動きを追った。
2421
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:28:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013063002100005.html
各党の戦い・自民、公明 「ねじれ解消」へ圧勝を 2013年6月30日 3月に開かれた自民党県連の定期大会で、支援を呼び掛けた上月良祐氏=小美玉市で
「日本はたくさんの難題を抱えているが、危機を先送りするのではなく、一つずつ答えを出して前に進めていかなくては。そのために今回の選挙では『ねじれ』をなくすことが最も重要になる」
二十七日夜、立候補予定者六人を集め、ひたちなか市で開かれた公開討論会。自民新人の上月良祐氏(50)がまず訴えたのは、与党である自民・公明両党が参院では過半数に満たない「ねじれ国会」の解消だった。
それは昨年十二月の衆院選で大勝し、政権を奪還した自民党にとっての悲願。岡田広県連会長は「国民にとって安心・安全な国づくりのために何としてもねじれは解消しなければならない」と力を込める。目指すのはトップ当選、しかも圧倒的な勝利だ。
上月氏は前副知事。旧自治省から本県に出向し、総務部長時代から七年三カ月にわたり県政運営に携わった。県住宅供給公社の破産処理や財政再建に手腕を発揮し、東日本大震災後は復興財源の確保に力を尽くした。
昨年六月に退任後、十月に党県連が全支部長を招集し初めて開いた選考会に名乗りを上げ、約八割の支持を集めて候補者に決まった。上月氏は神戸市出身。他県出身者の擁立は過去なかったが、県政での実績や、前日に総務省に辞表を出し「退路を断って骨を埋める覚悟で来た」という熱意が評価された。「トップ当選できる最高の人材」(県連幹部)には有力団体の推薦も次々に決まった。一月に県農協政治連盟が、二月には県医師連盟が民主現職の藤田幸久氏(63)と上月氏を推薦した。連立与党・公明党は四月に推薦を決めた。
組織票を固めた上、前哨戦と言われた東京都議選で候補者全員当選という追い風も吹いた。だが上月氏は「活動は何ら変わらない。今まで通り必死にやるだけだ」と油断を戒める。県内をくまなく回ってみて、自分に知名度がないことを痛感したという。「一人でも多くの人に会い、話して、私の人柄や考えを知ってもらいたい」。人との交流に重点を置き、企業・団体への訪問、県議の支援者集会への参加、イベント行脚などを重ねる。帰宅後はフェイスブックで活動を報告し、コメントに丁寧に返答する。「時間がいくらあっても足りない」とこぼす。
保守王国と呼ばれてきた本県で、過去には参院の改選二議席を自民が独占したこともある。県内の政治団体幹部からは「今回は二人擁立してもいいのに、県連は決断できなかったのでは」といった声も漏れる。
「勝つだけではだめ。圧倒して勝ってほしい」。後援会長の幡谷浩史・茨城トヨタ自動車会長の言葉も、勝利の先を見据えている。三年前の参院選でトップ当選を果たした岡田県連会長の得票を上回る「五十万票以上」は、最低限の目標になっている。(成田陽子)
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:28:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/ibaraki/CK2013070302100009.html
各党の戦い・みんな、共産、維新 当選圏内へ、し烈な争い 2013年7月3日 出馬会見後、二人三脚ぶりをアピールする渡辺代表(左)と石原氏=県庁で
茨城選挙区(改選数二)で、しばらく自民、民主両党で占められていた議席が今回、民主の低迷により、他勢力にも食い込むチャンスが出てきた。
みんなの党は日本維新の会の候補者と選挙協力することで両党で「二議席目」を狙うはずだった。しかし、五月の維新の橋下徹共同代表による従軍慰安婦をめぐる発言で、両党の選挙協力はわずか二カ月で破綻した。
六月七日、みんなの渡辺喜美代表は「党のアジェンダ(政策)にふさわしい」と党政治塾生の新人石原順子氏(52)の単独擁立を決め、県庁で会見した。石原氏は「茨城から原発を止め、農業を再生する」と意気込む。
しかし、準備は大きく出遅れ、知名度はほぼゼロ、渡辺代表人気が頼りというのが現状だ。国会閉幕翌日の六月二十七日、てこ入れにつくば市に駆け付けた渡辺代表は、一議席から七議席に躍進した東京都議選の結果を引き合いに「(民主の母体)連合の壁も必ず崩せる」と息巻いた。
◇
共産新人の小林恭子氏(62)は今年一月の出馬表明以降、ミニ集会や街頭演説を重ね、「すでに県内を三周している」と明かす。
「自民」との対決姿勢を鮮明に打ち出し、原発の即時ゼロや改憲反対を訴える。安倍政権の経済政策を「一部の資産家や株主、大企業が得するだけ。庶民には何もない」と批判する。環太平洋連携協定(TPP)参加に突き進む姿勢も「公約破り」と断じる。
都議選で第三党に躍り出たことで陣営は活気づく。田谷武夫党県委員長は「比例票で十万票超えが目標」と掲げ、「そうすれば選挙区での当選も近くなる」と期待する。
◇
「逆風だが、自民にできない改革を、われわれが担わなければならない」
維新は六月、つくば市内の党会合で東国原英夫衆院議員が支持者らを前に力説した。
昨年末の衆院選で維新が獲得した県内の比例票は自民(四十三万票)に次ぐ二十五万票。民主(二十二万票)、公明(十九万票)、みんな(十三万票)を上回った。しかし、橋下共同代表の発言後、選挙協力の解消もあり、都議選の結果も振るわなかった。
石井章氏(56)は「維新は、もともと風で動く(無党派層などの)票が多い。かなり支持を広げている」と手応えがあっただけに発言に困惑する。
石井氏は二〇〇九年の衆院選比例北関東ブロックで民主で初当選。昨年の衆院選では日本未来の党(当時)から出馬した。未来から維新へのくら替えについて石井氏は「有権者の理解を得られるよう説明する。地方分権を進めたいという私の主張は変わっていない」と答えた。(林容史、松尾博史、柴田久美子)=終わり
◇茨城選挙区出馬予定者
藤田幸久 63 財政金融委員長 民 現(1)
上月良祐 50 (元)副知事 自 新=公
石原順子 52 ワイン会社社長 み 新
小林恭子 62 (元)農民組合職員 共 新
石井章 56 (元)衆院議員 維 新
中村幸樹 49 幸福実現党員 諸 新
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:29:41
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/chubu/CK2013070302000259.html
首長静観ムード 衆院選から一変 2013年7月3日 四日公示の参院選は、昨年暮れの衆院選に比べて首長の存在感が薄くなっている。地域政党・減税日本代表の河村たかし名古屋市長は、地元の愛知選挙区に新人を擁立するが、衆院選に日本未来の党代表として臨んだ嘉田由紀子滋賀県知事は、一部候補を応援する程度。橋下徹大阪市長らが率いる日本維新の会も支持率が低迷し、国政初挑戦となった衆院選当時ほどの注目度はない。
河村市長は参院選期間中、週末を中心に公務の合間をぬって、新人の応援演説に駆けつける。「国会に減税日本の橋頭堡(きょうとうほ)を築く」と鼻息は荒い。
ただ、昨年の衆院選では、岐阜や茨城、大阪などの選挙区にも減税日本出身候補を計十六人擁立したが、今回は愛知の一人だけ。比例代表には擁立しない。維新などとの連携を求め東京、名古屋、大阪の間を奔走した衆院選とは対照的に動きは地元限定だ。
嘉田知事は、脱原発を看板に掲げるみどりの風などの候補を応援する予定。インターネットを活用した支援も検討する。「国政レベルで言うべきことは言う」と語るものの、衆院選ほどの忙しさにはならなそう。
岐阜の古田肇、三重の鈴木英敬、長野の阿部守一、福井の西川一誠各知事はいずれも、特定候補の応援は控え、中立を守る。
大村秀章愛知県知事も参院選とは距離を置く構えだ。衆院選では、公示直前ごろまで「非自民・非民主の第三極結集」を唱え、維新などの関係者と接触したが、今回は目立った動きはない。河村市長とは盟友関係を維持するが「各党候補から応援要請があれば、どうするか検討する」と語るにとどめている。
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:33:35
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130628ddlk31010460000c.html
決戦前夜:2013参院選/1 民主・川上義博氏 三者連携に課題 /鳥取
毎日新聞 2013年06月28日 地方版
◇党色消す“作戦” 連合、県連、後援会、個々が側面支援
参院選の投開票日まで3週間余り。通常国会が閉会し、選挙戦は事実上スタート。主張を訴える立候補予定者らの動きも熱を帯びている。決戦前夜の各立候補予定者の“今”を紹介する。【加藤結花】
「民主党ではなく、川上義博を応援してください」
6月上旬の鳥取市中心部。通行量が多い交差点でマイクを握った民主現職の川上義博氏(62)は信号待ちのドライバーに向け声を張り上げた。街宣車に張られた文字は「TPP反対」「地方が中心!」など政策ばかり。リーフレットも「民主」の文字は目立たない。「民主現職の」の枕ことばが無い演説は、まるで無所属の議員のようだ。
この日の午前中の演説では、政策を批判する関係から「自民」と叫ぶ回数は多かったが、「民主」の単語が出たのは10回以下。その内容も「民主党が(有権者に)受け入れてもらえる状況でない自覚はある」といった調子で、積極的な党のアピールはほぼゼロだ。
民主に吹く逆風を考え、川上氏は民主色を可能な限り消す“作戦”をとる。今年3月の県連の役員改選では、「川上氏の再選を第一義的に考え、川上氏の思いが反映できる体制をつくる」(伊藤保代表)という理由で役員からも外れた。そのため「民主の候補だからこそ」応援する県連や連合鳥取との連携はしっくりいっていない。
民主のある県議は「連合と県連はもう味方だから、保守の切り崩しをしようとしているのかもしれない」と一定の理解を示しながらも、「(民主の)県議は連携しづらいという状況はある。今後も様子を見ながらだ」とぼやく。実際、前回選では選挙運動を支えた県議らが、今回は自分の後援会などに川上氏のリーフレットを配るなどの側面支援にとどまっている。
川上氏は県議や衆院議員時代は自民。郵政民営化に反対し離党後、民主に移った。そのため、自民支持者の中にも川上氏を支持する有権者が多く、後援会や支援組織は「川上党」などとも評されるが、要となる後援会と民主党県連、連合鳥取の三者が連携しない限り再選は遠ざかる。
全会一致で川上氏の推薦を決めた連合鳥取の五十嵐美知義会長は「不満はあるが、内部で仲間割れみたいな話をしても他陣営が喜ぶだけ」と冷静に語る。川上氏の活動ぶりに関しては「自民には自民の候補がいるわけで、民主の名前を伏せたところで、自民支持者が川上氏を推すかと言えば難しい。民主を隠すことで、取りこぼす非自民の有権者の数の方が多い」と見ている。
連合鳥取の組合員は電機、製造、JRといった県内企業などに勤める約2万7000人。「人数もおり、連合が推薦を出したことは重い」と胸を張るが、川上氏への支持を広めるため組合員1人当たり5人をめどに呼び掛けている候補者の紹介カードの集まりは厳しいのが現状だ。
投開票日は来月21日の予定。後援会、県連、連合の三者がしっかりスクラムを組んで戦えるか。ここからが正念場だ。
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:34:13
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130629ddlk31010538000c.html
決戦前夜:2013参院選/2 自民・舞立昇治氏 問われる真価 /鳥取
毎日新聞 2013年06月29日 地方版
◇県連の一致団結が鍵 高い党支持率に緩み懸念
6月のある平日の朝。自民新人の舞立(まいたち)昇治氏(37)は鳥取市佐治町栃原にいた。全部で十数世帯が住む小さい集落だが、支部の党員の声掛けなどで住民の大半が集まり、舞立氏の自己紹介を聞いた。当選9回の石破茂幹事長が初めて衆院選に出馬した時、最初にあいさつしたのがこの栃原だと支部の党員から聞いた舞立氏は「最初のあいさつではありませんが、めでたいですね」と笑顔を浮かべた。
舞立氏の表情と同様、昨年の衆院選で与党の座を奪還してから自民を取り巻く状況は明るい。衆院選の大勝に加え、総裁選で安倍晋三首相を上回る地方票を獲得した石破幹事長に「鳥取初の首相誕生」の期待も高まり、県内の有権者の反応も以前に比べ良くなった。2009年には8000人台だった党員数が10、11年には6000人台まで落ちこんだが、昨年は7000人台を回復。「今年はさらに大きく回復する見込み」(県連関係者)という。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の関係で難しいと思われたJA鳥取いなばなど農業関係の推薦も取り付け、推薦団体は約60団体に。その数は「前回の参院選で当選した浜田和幸氏を上回る勢い」(後援会関係者)だ。
一方で、高い政党支持率による陣営内の緩みを懸念する県連関係者もいる。「党の人気が高いから変な安心感というか、ぬるま湯にいる感覚は少しある。危機感を持って、しゃかりきに訴えている川上(義博)さんが、有権者の目にどう映るかだ」
民主現職の川上義博氏(62)が元自民の衆院議員だった過去も自民関係者にまだ影響を残す。舞立氏の擁立を決めた2月以降は、西部を中心に地元の県議が舞立氏とともにあいさつに回るなど党を挙げての組織選挙をアピールするが、倉吉や米子などの市議の中には川上氏を支持する人もいる。県議も舞立氏を応援する方向で一致しているが、それも盤石ではない。
象徴的な出来事が、6月に予定されていた県議会議長選の延期。正副議長の任期は4年だが、慣例で2年ごとに実施されており、6月議会で行われる見通しだったが、延期された。県議は「5月の全国植樹祭など大きなイベントが重なった」と説明するが、複数の候補者が党内にいる状態で議長選に突入し、参院選前に県議間の団結に水を差したくなかったという思惑が透ける。
頼りの石破茂幹事長は鳥取選挙区を「重点区」と位置づけ、これまで何度か舞立氏と街頭に立ってきたが、幹事長の役職上、公示後の鳥取入りは難しい。県民の関心が高まる公示後、石破不在の穴を埋めるべく、県連が一致団結できるか。真価が問われている。【加藤結花】(次回は7月2日)
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チバQ
:2013/07/03(水) 21:35:11
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130702ddlk31010393000c.html
決戦前夜:2013参院選/3 共産・岩永尚之氏 「自共対決」存在感示せるか /鳥取
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
◇反自民票獲得へ活動に熱 ブレない主張、有権者に変化
「自民を支持してきたが、党内は改憲派ばかりになった。憲法を守るため、共産党に頑張ってほしい」
これまで自民党を支持していたという県外の男性から、共産党県委員会に先月かかってきた激励の電話。男性は鳥取が石破茂幹事長のお膝元という理由で電話してきたらしい。このような保守層からの応援の声がメールや電話で寄せられることが増えた。小村勝洋県委員長は「初めての反応。これまでつながりがなかった人に支持を広め、保守層の自民支持を切り崩すチャンス」と期待を寄せる。
立候補を予定する共産新人の岩永尚之氏(56)も「街頭で演説していた時に急に家から出て来た人がいて、怒られるのかと構えたら、『昔から自民に入れとるけど、今回は共産党さん応援するから』と言われた。共産党を見る目が変わってきた」と語る。先月28日午前に鳥取市のJR鳥取駅前やスーパー前で行った街頭演説では、約10分の演説の間に複数の車が「応援するよ」の意味のクラクションを鳴らし、通り過ぎた。2010年の前回選など国政選挙に過去5回出馬し、何度となく街頭で訴えてきた岩永氏だからこそ、有権者の変化を敏感に感じ、活動にも熱が入る。
「これまでつながりのなかった人への支持拡大」を目指し、フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使った発信にも力を入れる。街頭演説や集会の様子を動画で撮影し、サイト上で随時紹介しており、今後は公示日(4日)の第一声の配信を予定。候補の動画コマーシャルを作成し、ネット上で公開することも検討する。
街頭に立って特に連呼するのは「自共対決」。参院選の前哨戦として注目された先月の都議選では、改選前の8議席から17議席と議席を倍増し、民主の15議席を上回って自公に続く第三党となった。岩永氏は「環太平洋パートナーシップ協定、憲法改正や原発の問題、自民党に反対する主張をブレずにしているのは共産党だけで、反自民の受け皿となった」と躍進の理由を分析し、鳥取選挙区でも「元自民の候補を立てる党や当選後に離党されてしまった党など他党はブレまくり。やはり共産党しかない」と胸を張る。
しかし、共産を取り巻く県内での状況は決して順調ではない。比例代表で3万2000票の目標を掲げながら、10年が1万4235票、07年が2万128票と目標に達しない上、下降線が続く。都議選の勢いそのままに、反自民票を県内で獲得するには、存在感を示すため一層のアピールが不可欠だ。【加藤結花】
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:35:50
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20130703ddlk31010595000c.html
決戦前夜:2013参院選/4止 対照的な前哨戦 党勢明暗、戦術に反映 /鳥取
毎日新聞 2013年07月03日 地方版
◇民・自対決、熱い本番へ
4日公示、21日投開票される参院選鳥取選挙区の前哨戦は、民主現職の川上義博氏(62)と自民新人の舞立昇治氏(37)が激しく争っている。民主の党色を消して個人を前面に出す川上氏と、好調な自民の看板を武器に支持拡大を訴える舞立氏。対照的な両陣営のこれまでの動きをまとめた。
■個人か政党か
毎日新聞が先月末に実施した全国世論調査によると、政党支持率が6%の民主に対し、自民は40%。不利な「政党対政党」の選挙に持ち込みたくない川上氏が「民主党ではなく、個人を選んでください」と党名ではなく個人をアピールする一方、舞立氏は集会や街頭演説で「自民新人」の肩書を連呼し、知名度不足を党の人気で補う。
鳥取市内で先月あった自民の石破茂幹事長の国政報告会で、石破幹事長は「顔は(覚えなくて)いいので、名前さえ覚えていただければ」と舞立氏への支援を呼び掛けた。終了後、石破幹事長は発言の意味を聞かれ「(舞立氏は)当選すれば、ちゃんと仕事はやる。投票用紙に顔は書かないので、名前を覚えてと言っただけ」と説明したが、発言からは舞立氏が「自民の候補」であると伝わればいいという意図も透けて見えた。
一方、石破幹事長は、民主党の看板を極力隠す川上氏について「大きな声で言おうが、小さな声で言おうが民主党公認。選挙で言えば、不利だから小さな声でいうというのは、政治家として感心したことではない」と厳しく批判した。
■ねじれの解消
個人と政党、違う種類の看板で戦う2氏の考え方の違いが大きく出ているのが、衆参のねじれ国会の問題だ。
個人で勝負する川上氏は「ねじれの解消は与党の勝手な言い訳。参院は、衆院をチェックする『良識の府』で、ねじれがあるのは当然。参院の議員は本来、無所属の議員であるのが理想だ」と主張。
対する舞立氏は総務省の官僚時代に衆参のねじれで重要な法案が通らず、憤った経験を例に挙げ「衆参のねじれの解消こそが日本の政治を前に進めることになる。参院選で勝利して、自公による安定政権をつくることが必要だ」とねじれ解消を訴える。
■実績と将来性
国会議員秘書、県議、衆院議員などで約40年間の政治活動の経験がある川上氏はこれまでの実績を強調。自己紹介のリーフレットでも「今が旬、働き盛りの政治家」と銘打って、山陰新幹線の調査費の概算要求や山陰自動車道の建設など地元のインフラ整備に貢献した実績を叫ぶ。
舞立氏は「今は実績はないが、石破幹事長の下で育ててもらい、石破幹事長や赤沢(亮正)政務官のように国政に影響力のある政治家になる」と将来性をアピール。「平井(伸治)知事と同じ総務省出身で、地方の出身を第一に考え身を粉にした自負がある。平井知事が仲人である可能性を信じてほしい」と人気者の名前を出す。
◇ ◇
4日の公示からは本格的な選挙戦が始まる。応援弁士を基本的に呼ばず、あくまで今後も個人を出して戦う方針の川上氏と、安倍晋三首相や小泉進次郎青年局長ら大物弁士の来県を調整し、党を挙げて選挙に臨む舞立氏。両陣営の舌戦はさらにヒートアップしそうだ。【加藤結花】=終わり
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:08:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/stt13070310040001-n1.htm
菅元首相、執行部に反旗「原発ゼロ候補だけ応援する」 公認外した大河原氏支援表明
2013.7.3 09:59 [菅直人]
菅直人元首相
菅直人元首相は3日、自身のブログで、民主党が現職2人を擁立していた参院選東京選挙区で、公認候補を鈴木寛氏に一本化したことについて「民主党の公認がなくても大河原(雅子)候補を全力で応援する」と表明した。大河原氏は公認を取り消された後、党推薦を拒否しており、菅氏は党執行部の「苦渋の選択」(海江田万里代表)に公然と反旗を翻した形だ。
菅氏はブログで「民主党は『2030年代原発ゼロ』の公約は掲げたが、それを前面に掲げて戦う候補は限られている」と指摘。その上で「私は民主党の原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と強調している。
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:
チバQ
:2013/07/03(水) 22:09:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070320560038-n1.htm
ネット公募候補が辞退 みんなの党、準備整わず
2013.7.3 20:55
みんなの党が実施したインターネット中継による公開面接を経て同党の参院選候補に内定した会社役員の大杉健一氏(43)が立候補を辞退したことが3日、分かった。党関係者は、大杉氏の選挙準備が整わなかったためと説明している。
2432
:
チバQ
:2013/07/03(水) 22:09:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321190042-n1.htm
【参院選2013】
公約、自民との違い強調 民主「アベノミクス」批判 共産、生活、社民は反消費税
2013.7.3 21:18 [選挙]
参院選公示を前に党首討論を行った各党首。左から、福島瑞穂・社民党党首、小沢一郎・生活の党代表、山口那津男・公明党代表、海江田万里・民主党代表、安倍晋三首相(自民党総裁)、橋下徹・日本維新の会共同代表、渡辺喜美・みんなの党代表、志位和夫・日本共産党委員長、谷岡郁子・みどりの風代表=3日午後、千代田区内幸町の日本プレスセンター(大里直也撮影)
参院選で各党が訴える公約が出そろった。衆参の「ねじれ解消」を目指す自民党は「政権発足から半年で日本を覆っていた暗く重い空気は一変した」と安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の実績を強調し、3本目の矢となる成長戦略の具体策を重点的に入れた。
これに対し民主党は「暮らしを守る力になる。」を掲げ、アベノミクスを「強い副作用がある」と批判。農業者戸別所得補償、行政の無駄をチェックする「行政事業レビュー」の強化など、民主党政権で導入した政策を盛り込んだ。
共産や生活、社民の3党は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加、消費税増税への反対をそれぞれ訴えた。日本維新の会は国会の一院制や首相公選制の導入を主張、みんなの党は国会議員大幅削減を掲げ、政治改革の分野で自民党との違いを強調した。
連立政権の一翼を担う公明党は、憲法改正をめぐり「国民的な議論を深めていくことが最も重要」と慎重な姿勢を示した。
公約集の表紙に「マニフェスト」と明記したのは、民主、公明両党のみ。自民党は「選挙公約」としている。
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:10:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321390043-n1.htm
【参院選2013】
タレント候補 人数少なく、ちょっと地味?
2013.7.3 21:38 (1/2ページ)
抜群の知名度を誇り、政党の集票の要となってきたタレント候補−。比例で候補の名前を書ける「非拘束名簿式」を採用する参院選では各党による擁立が“風物詩”となっていたが、今回は新人の人数が少なく、「ちょっと地味」との声も。なぜ減ったのだろうか。
柔道五輪メダリストの谷亮子氏(37)が商店街を走れば「ヤワラちゃん」と歓声が上がり、体操の池谷幸雄氏(42)=落選=が五輪メダルを胸に倒立を披露すれば喝采がわき起こる。3年前の前回参院選は、民主党のタレント候補が話題をさらった。
ところが今回、同党からの出馬予定は「ゼロ」。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「逆風の中、あえて民主党から出馬したいというタレントはいないでしょう。当選の見込みが薄いですからね」とばっさり。
谷氏の擁立を後押しした小沢一郎氏(当時幹事長)が離党し「票になれば、だれでもいいと考える人がいなくなった」(伊藤氏)ことも要因とみられる。
自民党からは今回、格闘技「K−1」の元選手、佐竹雅昭氏(47)や鉄棒の「月面宙返り」を編み出した元体操五輪メダリスト、塚原光男氏(65)が出馬予定。プリンのかぶりものをかぶって歌う音楽ユニット「東京プリン」の伊藤洋介氏(49)はインターネット中心の選挙戦を行う予定。
みんなの党から出馬予定の写真家、桐島ローランド氏(45)は女優、江角マキコさん(46)の元夫。姉にモデルで女優の桐島かれんさん(48)を持つなど人脈は広い。
日本維新の会は元スポーツ平和党の党首、アントニオ猪木氏(70)や日テレの人気番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の司会もした元アナウンサー、小倉淳氏(55)、元お笑い芸人の富山泰庸氏(42)らを擁立。無所属では昨年12月の衆院選に続き、脱原発の俳優、山本太郎氏(38)も出る。
伊藤惇夫氏は「タレント候補は政党にとっての集票マシン。非拘束名簿式が導入されてから出馬が相次いだが、(平成13年に民主党から出馬、当選した)大橋巨泉氏のようにすぐに辞めてしまったケースもある」と、当選後にマイナスイメージを与える懸念があることを指摘。「今回はかなり地味だが、順風で一定の議席が見込まれる自民党がタレントを必要としなかったことが影響したのではないか」と述べた。
2434
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:11:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130703/elc13070321510044-n1.htm
【参院選2013】
いまや散り散り…民主1年生、厳しい戦いに
2013.7.3 21:48 (1/2ページ)
6年前の平成19年参院選では民主党が大勝、新人議員が大量に誕生した。今回改選期を迎える彼らは、まさに岐路に立たされている。当時民主党代表だった小沢一郎・生活の党代表(71)に師事する議員も多かったが、小沢氏の離党で民主が分裂し、現在の所属政党はさまざまだ。6月の東京都議選では自民、公明両党が圧勝しており、今回の参院選では厳しい戦いが予想される。
民主は19年参院選で60議席を獲得。うち38人が新人議員だった。「政権交代を狙うために前哨戦の参院選で勝たないといけない」。6年前、小沢氏からこんな要請を受け、民主公認で長崎選挙区から立候補、初当選した大久保潔重(ゆきしげ)氏(47)もその一人。小沢氏の政治塾で学んだ経歴を持つが、小沢氏が昨年7月に離党した際は民主に残った。
「自民に代わる政権を作ろうと仲間を増やしてやってきた。がんばって政権交代したのでまとまっていくべきだと思った」とその理由を語る。それでも「小沢先生は今でも政治の師であることに変わりはない」と話し、「とにかく生き残ってもう一度結集しないといけない」と力を込めた。
23年に繰り上げ当選したはたともこ氏(46)は小沢氏と行動をともにし、生活の比例代表として立候補する。古巣の民主について「石にしがみついてでもマニフェストを実現する姿勢が必要だった」と振り返る。離党の理由も、民主政権が21年衆院選のマニフェストに明記されていない消費増税を打ち出したから。今回は「正論を一生懸命訴える」と話す。
19年参院選の東京選挙区でトップ当選した大河原雅子氏(60)は民主の都議選惨敗のあおりを受けた。民主は都議選で2人を擁立した6選挙区のうち5選挙区で共倒れしたことを受け、大河原氏の公認を取り消し、鈴木寛氏(49)に一本化。大河原氏は無所属での立候補を決め、事実上の分裂選挙となる。
愛媛選挙区から無所属で当選し、その後民主入りした元Jリーガーの友近聡朗(としろう)氏(38)は「人生のハーフタイム」として立候補しない。小沢氏とともに離党後、昨年12月の衆院選に日本未来の党からくら替え立候補し、敗退。現在は都内のスポーツシンクタンクで勤務している。
政治評論家の有馬晴海(はるみ)氏(55)は「6年前の参院選で国民は反自民で結集した野党に期待したのに、それを政権交代後、民主は裏切った。一回の失敗で『この程度だ』という烙印(らくいん)を押されている。民主出身の新人議員は正直言って厳しい」と指摘している。
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:13:13
http://www.asahi.com/politics/update/0703/OSK201307030025.html
みんなの党、関西で次々擁立 維新と全面対決へ 参院選
JR京都駅前で街頭演説する、みんなの党の渡辺喜美代表=1日夕、京都市下京区、佐藤剛志撮影
立候補予定者とともに会見するみんなの党の浅尾慶一郎政調会長(中央)と石井竜馬氏(左)=2日午後、大阪市中央区、森井英二郎撮影
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4日公示の参院選で、日本維新の会との選挙協力を解消したみんなの党が、直前になって関西で次々と候補者を擁立し、「全面対決」の様相となっている。両党は昨年の衆院選でも選挙協力を模索したが、維新が旧太陽の党と合流し、競合選挙区が続出。「第3極」の票が分散した苦い経験を持つ。他の野党も無党派層の行方に気をもむ。
参院選特集ページはこちら
「維新への期待が失望に変わっている。受け皿になれるのはみんなの党だ」
2日、みんなの党から大阪選挙区(改選数4)に立候補を表明したホテル会社員の安座間肇氏(35)は、大阪府庁での記者会見で訴えた。直前まで経営コンサルタントの男性が立候補する予定だったが、本人が辞退。安座間氏はこの日未明に打診を受けたという。
みんなは同日、兵庫選挙区(改選数2)でも介護事業会社社長の下村英里子氏(30)の擁立を発表。6月28日には京都選挙区(改選数2)で、飲食店運営会社役員の木下陽子氏(33)を擁立すると発表した。
みんなは当初、維新の支持が高い関西の京都、兵庫の選挙区で候補者を維新に一本化する選挙協力をし、大阪選挙区では両党の候補が出て互いに支援し、2議席を狙う戦略を描いた。
しかし、維新の橋下徹共同代表の風俗発言問題をきっかけに選挙協力を解消。東京都議選での躍進も追い風となり、一転して3府県で「全面対決」となった。
みんなの渡辺喜美代表は1日、京都市内で「都議選では低投票率でも議席を増やした。勝ち目はある」と記者団に強気を見せた。
一方、維新幹部は「そこまでしてやりたいのか」と嘆く。維新の松井一郎幹事長は2日、記者団に「これは渡辺代表の(維新に対する)好き嫌い」といらだちをあらわにした。松井氏はこの日、21日投開票の奈良市長選で、みんなの党が推薦する県議への維新の推薦を取り消すと表明。いがみ合う構図になっている。
みんなの参戦は、維新以外の野党にも影響しそうだ。京都選挙区では、自民に支持が集まるなか、民主、共産、維新が競り合う展開とみられていた。無党派層の票がみんなに流れれば、「(組織票を持つ)共産の躍進に手を貸すことになる」(維新新顔)。民主新顔の選対事務総長の福山哲郎・元官房副長官は6月29日の講演会で「今調査したら共産との差は千票か1500票の差だ」と危機感をあらわにした。
兵庫選挙区で維新新顔の選対本部長を務める新原秀人衆院議員は「みんなの党とは同じ方向に向かって歩いていたのに。負けずに戦う」と対抗心を見せた。
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:13:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070300890
【自民】長谷川大紋(70) 茨城 (1)松村龍二 (75) 福井 (3)鈴木政二 (65) 愛知 (3)谷川秀善 (79) 大阪 (3)加治屋義人(75) 鹿児島 (2)川口順子 (72) 比例 (2)【民主】加賀谷健 (69) 千葉 (1)平田健二 (69) 岐阜 (3)松井孝治 (53) 京都 (2)岩本司 (48) 福岡 (2)池口修次 (63) 比例 (2)尾辻かな子(38) 比例 (1)玉置一弥 (68) 比例 (1)衆(8)藤谷光信 (76) 比例 (1)藤原正司 (67) 比例 (2)山村明嗣 (37) 比例 (1)【公明】松あきら (65) 神奈川 (3)白浜一良 (65) 大阪 (4)加藤修一 (65) 比例 (3)草川昭三 (84) 比例 (2)衆(8)木庭健太郎(61) 比例 (4)渡辺孝男 (63) 比例 (3)【社民】山内徳信 (78) 比例 (1)【改革】舛添要一 (64) 比例 (2)【無所属】森田高 (45) 富山 (1)川崎稔 (52) 佐賀 (1)自見庄三郎(67) 比例 (1)衆(7)横峯良郎 (53) 比例 (1)
注=左から氏名、年齢、選挙区、当選回数の順。「衆」の後の数字は衆院での当選回数。(2013/07/03-19:28)
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:17:34
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130703/bsg1307031655007-n1.htm
政党こだわらずSNSで応援 新経連が参院選候補者8人推薦 (1/2ページ)2013.7.3 16:54
新経済連盟(新経連)は3日、情報技術(IT)やネットの利活用策に熱心な参院選の立候補予定者を8人推薦し、ツィッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用して応援すると正式に発表した。参院選から解禁されるインターネットを利用した選挙活動に呼応した動きだ。具体的な氏名は公示日の4日に公表するが、自民、民主など特定の政党にこだわらず、個別の候補者を支援する。会見した三木谷浩史代表理事(楽天会長兼社長)は「全員当選が目標だ」と語った。
推薦候補の選定は6月末に約300人の政治家に書面を配布。新経連がめざす小さい政府の実現、法人減税、徹底した配送電分離、医薬品のネット販売、体面・書面原則の撤廃など11項目に対する考え方を聞き、回答した約170人から新経連の考え方と合致する人と面談して絞り込んだ。
選挙応援は理事らがSNSで応援コメントを発信するほか、会員企業もホームページ上で広報活動を行う。三木谷氏は「私のツィッターのフォロワーは約50万人。ほかの理事も発信力が強い」と自信を示した。
特定の立候補者を応援する利益誘導型との指摘には「ネットは誰でも入れるフリーなもので、自分たちの利権を守るのが目的ではない」と反論。さらに密着取材の禁止などネット選挙活動の制約について「公職選挙法自体が非常に古く現実に合っていない。参院選後に総合的な見直しが必要だ」と述べた。
経済団体は従来、政治献金などの「カネ」や、企業ぐるみのボランティアによる「数」で選挙応援をしてきた。経団連はかつて組織内候補も立てていたが、2009年の民主党政権発足を機に会員企業に対する献金の仲介を廃止。「政策本位で」(米倉弘昌会長)応援する姿勢に転換している。
新経連の方針について経団連首脳は「ネット関連の業界団体が自分たちの役に立つ政策を行う政治家を応援するのは当然」と理解を示しながらも「選挙後に応援しなかった政治家からしっぺ返しがあるかもしれない」と冷ややかだ。経団連幹部も「政治家は必ず物心両面の応援を頼んでくる」と指摘し、ネット上だけで支援するやり方には限界があるとみている。
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チバQ
:2013/07/03(水) 22:39:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130703/plt1307030711001-n1.htm
【激闘 参院選】福島から帰ってきた「生活」太田和美氏 自民はハマコー人脈 千葉選挙区 2013.07.03
千葉選挙区の主な立候補予定者【拡大】
自民党はアベノミクスと高支持率の勢いを受け、早くから定数3のうちの2議席を狙って動いた。自民党の複数候補擁立は、東京以外では現時点で千葉のみ。
自民党現職の石井準一氏は、自民党県議グループ「千葉政経懇話会」(約20人)を中心に、地盤である外房地域を中心に都市部にも浸透する。「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員の秘書を務めた関係で人脈は広い。安定した戦いだ。
自民党2人目で元八千代市長の豊田俊郎氏は、自民党県議団最大グループ「県盛会」(約30人)が担ぎ出した。4月に出馬表明したものの、全県的な知名度不足で伸び悩んでいたが…。
「日本維新の会が候補者選定で迷走・混乱したうえ、橋下徹共同代表の慰安婦発言で勢いを失い、豊田氏にもチャンスの芽が出てきた。維新と選挙協力するはずだった、みんなの党が独自候補者を擁立したことも大きい」(自民党県議)
維新の迷走はひどかった。最初の候補は市議を辞職して準備していたが、党本部が「勝てない、資金不足」と差し替えた。2人目は「みんなの党との選挙協力がなくては無理」と離党。3人目で決まった花崎広毅氏は民主党を離党して、維新政治塾で学んだ地元県議だ。
全国的に厳しい戦いが続く民主党は、2007年参院選では2人を当選させたが、今回は野田佳彦前首相の側近、現職の長浜博行氏に一本化した。長浜氏は前回トップ当選だが、今回は決して楽な戦いではない。
都議選で躍進したみんなの党は、その勢いのまま弁護士の寺田昌弘氏を擁立。小沢一郎氏率いる生活の党は、元千葉県議で、「福島にお嫁に来ました」と衆院福島2区に転出していた太田和美氏を立てる。
前回並み55%前後の投票率で、ボーダーラインは50万票前後か。
2439
:
チバQ
:2013/07/03(水) 22:43:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20130703-OYT8T00072.htm
参院選 民主公認減「苦渋の選択」
あす公示 大河原氏「あり得ない」
公認取り消しを受けて記者会見する大河原氏(新宿区で) 参院選の公示が4日に迫る中、東京選挙区(改選定数5)では、現職2人を公認していた民主党が、2日夜になって急きょ1人の公認を取り消した。共倒れを防ぐのが狙いだが、公認を取り消された現職は無所属で出馬する意向を示し、情勢は混沌(こんとん)としている。無所属や諸派を含め、最終的に同選挙区には20人前後が出馬し、激しい選挙戦が展開される見通しだ。
「苦渋の選択」。海江田代表は同日夜、報道陣に厳しい表情で語った。民主党は同選挙区で過去3回、連続して2人ずつ当選させてきた。今回も大河原雅子氏(60)と鈴木寛氏(49)の現職2人で臨む予定だった。しかし、6月の都議選では改選前の43議席から15議席へと大きく後退。五つの選挙区で共倒れし、都連内には参院選への不安の声が高まっていた。土壇場で大河原氏の公認が取り消され、中山義活都連会長は「都議選の反省を踏まえるとベターな判断だと思う」と語った。
一方の大河原氏は同日、新宿区内の事務所で記者会見し、「公示日の間近にこんなことはあり得ない。私は党にとって必要ないのか」と悔しさをにじませ、党籍を残したまま無所属で2期目を目指すことを明らかにした。
都議選で大勝した自民党は、再選を目指す丸川珠代氏(42)に加え、比例選からくら替えする武見敬三氏(61)の2人の現職で、1986年以来となる2議席の獲得を狙う。
都議選で現職23人の全員当選を果たした公明党は、3選を目指す党代表の山口那津男氏(60)が必勝を期す。みんなの党は、現職の川田龍平氏(37)を比例選に回し、新人で写真家の桐島ローランド氏(45)を擁立する。共産党は、党都委員で若い吉良佳子氏(30)を公認し、都議選で議席を倍増させた勢いに乗って2001年以来の議席獲得が悲願だ。
みどりの風は服飾デザイナーの丸子安子氏(45)、みんなの党とたもとを分かった日本維新の会は、知名度のある元民放アナウンサーの小倉淳氏(55)をそれぞれ公認。幸福実現党は党女性局長の釈量子氏(43)を擁立する。
このほか、昨年末の都知事選で約10万8000票を獲得した発明家の中松義郎氏(85)や、昨年の衆院選(東京8区)で約7万1000票を獲得した俳優の山本太郎氏(38)らも出馬を予定している。
◇ネット解禁で投票率も注目
参院選東京選挙区の投票率は、過去3回連続で上昇し、前回(2010年)の58・70%は平成に入ってから最も高かった。ただ、6月に実施された都議選の投票率は、史上2番目に低い43・50%にとどまった。今回の参院選から解禁されるインターネットを使った選挙運動で、有権者の関心が高まるかどうかも注目される。
(2013年7月3日 読売新聞)
2440
:
チバQ
:2013/07/03(水) 22:48:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013070301010
一本化造反に不快感=民主代表【13参院選】
民主党の海江田万里代表は3日夜、BSフジの番組で、参院選東京選挙区の公認候補を一本化した党執行部の決定に反して代表経験者である菅直人元首相らが無所属候補の支援を表明したことについて、「最後の決定は私と細野豪志幹事長に一任されていた。決めたことには従ってくれると信じている」と不快感を示した。 (2013/07/03-22:21)
2441
:
チバQ
:2013/07/03(水) 22:51:55
>大河原氏の選対本部長を務める小川敏夫元法相(参院東京選挙区)ら一部の参院議員や都議も支援に回る見通しだ
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130704k0000m010106000c.html
参院選:民主、東京で分裂選挙 菅元首相は大河原氏支援
毎日新聞 2013年07月03日 22時13分
民主党の菅直人元首相は3日、自らのブログで、参院選東京選挙区(改選数5)で同党の公認を取り消された現職の大河原雅子氏を支援することを明言した。同党は東京都議選の惨敗を受け、同じく現職の鈴木寛氏に公認候補を一本化することを決定。海江田万里代表は「党の全ての組織を鈴木氏の必勝に傾ける」としていたが、分裂状態で選挙戦に突入することになった。
菅氏はブログで「これまでも『原発ゼロ』を鮮明にした大河原さんを支援してきたが、民主党の公認がなくても全力で応援する」と表明した。大河原氏の選対本部長を務める小川敏夫元法相(参院東京選挙区)ら一部の参院議員や都議も支援に回る見通しだ。
民主党執行部は菅氏らの造反で求心力の低下を露呈。鈴木氏は自身のブログで「心苦しい気持ちでいっぱいだ。厳しい戦いであることは、何ら変わらない。全力で地道に訴え続ける」とコメントした。【光田宗義】
2442
:
とはずがたり
:2013/07/04(木) 16:16:07
新党大地「鈴木宗男」氏を擁立 出馬できない代表と同姓同名
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070413460070-n1.htm
2013.7.4 13:44 [選挙]
政治団体「新党大地」(代表・鈴木宗男元衆院議員)は4日、参院選比例代表に、鈴木代表と同姓同名の新人、鈴木宗男氏(73)の立候補を届け出た。総務省の発表資料によると、鈴木氏は千葉県君津市在住の会社役員。同党の立候補者は選挙区2人、比例代表9人の計11人となった。
公民権停止中で出馬できない鈴木代表に代わり、「鈴木宗男」の知名度を生かした支持票を集める狙いとみられる。
新党大地職員によると、鈴木氏は鈴木代表と数十年来の知人で、2005年から環境関係のNPO法人代表を務めている。今回の出馬は3日に受諾したという。党関係者は「これも何かの縁だ。知名度を活用したい」と話している。
2443
:
名無しさん
:2013/07/04(木) 16:58:53
自民97%が改憲賛成 参院選立候補予定者アンケート
共同通信社は第23回参院選の立候補予定者を対象に政策アンケートを実施し、29日までに
374人から回答を得た。安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正について賛否を尋ねたところ、
自民党候補者は97・1%が「変えるべきだ」と回答し、「変えるべきでない」の回答はなかった。
自民党と共に改憲に積極的な「改憲勢力」の日本維新の会は全員が、みんなの党も86・7%が
賛成した。
民主党は参院選公約に「未来志向の憲法を構想」と明記したが、賛成は23・4%だった。
公明党では改憲賛成が63・6%だった。ただ変更すべき点を複数回答で聞いたところ全員が
「新しい人権の明記」と回答。
2013/06/30 07:00
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013062901001660.html
自民でも18%が反対 憲法96条の先行改正
参院選立候補予定者アンケートで、憲法改正発議要件を衆参両院の「3分の2以上の賛成」から
過半数に緩和する96条の先行改正について、自民党で18・6%、公明党では全員が「反対する」と
回答した。自民党で賛成は60・0%だった。
自民党で改憲に賛否を明らかにしなかった2人を除くと、96条先行改正への賛成は61・8%、
反対は19・1%となる。与党にも慎重論が根強いことがみてとれる。
日本維新の会は88・1%が賛成し、各党の中で最も高い割合となった。みんなの党が賛成70・0%
で続いた。
民主党は97・9%が反対した。憲法を変えるべきだと答えた人の中にも、先行改正に賛成の人は
いなかった。
自民党は党憲法改正草案に96条改正を盛り込んでいる。安倍晋三首相は当初、先行改正を強く
主張していたが、世論調査などで反対意見が多いことを踏まえトーンダウンさせている。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201306300069.html
2444
:
チバQ
:2013/07/04(木) 21:31:51
http://www.asahi.com/politics/update/0703/TKY201307030025.html
2013年7月3日8時39分
「ご当地候補」比例に続々 元首長らが手を挙げる理由は
主な政党が擁立する比例候補とそのうちのご当地候補の数
参院選比例区で、元首長や元議員など特定の地域に支持基盤を持つ「ご当地候補」が66人と、46人だった3年前の前回参院選に比べ大幅に増えている。業界団体の支援に頼らない新党が増え、当選ラインが下がったためだ。著名人や組織型候補の指定席だった以前とは、様変わりしている。
日本維新の会の松井一郎幹事長は2日、「地道に一人でも多くの人と握手し、有権者の胸に響くよう訴える」と、比例区の戦い方について語った。
というのも、維新が比例区に立てる30人のうち、ご当地候補が24人。元国会議員だけでなく、より地盤の小さい市区町の元首長や元地方議員も10人いる。比例区は全国で得票できるが、彼らは首長や議員時代に培った地元の支持固めに集中する。関東地方の元地方議員は「地方でのどぶ板選挙で、小さな票を確実に取る」と語る。集会の開催や電話による支援要請は、地元に限定するという。
2445
:
チバQ
:2013/07/04(木) 21:34:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130704ddf010010006000c.html
2013参院選:公示 自民、手堅く必勝態勢 2人擁立、2区のみ 民主は候補大幅減
毎日新聞 2013年07月04日 大阪夕刊
選挙区では、自民党が高支持率を背景に31ある改選数1の選挙区(1人区)の大半での勝利を狙う。改選数2以上の選挙区(複数区)でも複数候補の擁立を最小限に抑え、目標の「自公で過半数」の議席獲得を目指す。民主党は党勢低迷の現状をふまえ、候補者数を大幅に削減。唯一、複数の公認候補を立てる予定だった東京でも、公示直前に候補者の一本化に追い込まれた。みんなの党と日本維新の会は、改選数2以上の選挙区を中心に候補を立て、共産党は沖縄以外の全選挙区に公認候補を擁立した。
●1人区
参院選の勝敗の行方を決すると言われてきた1人区。定数が削減された福島、岐阜両選挙区も加わり、計31選挙区になった。
自民党はすべての1人区で公認候補を擁立。これに対し、民主党が公認候補を立てたのは19選挙区のみ。3選挙区で無所属を推薦し、9選挙区で擁立を断念した。
農村部を多く抱える1人区はかつては自民党の地盤と言われてきた。だが、近年の参院選では、自民党と民主党の候補の事実上の一騎打ちが増え、1人区で勝利した党が全体の勝者となる傾向を示してきた。
小泉政権発足後の2001年参院選では、自民党が27選挙区中25勝と圧勝し、小泉政権が長期政権となる基盤を築いた。反対に、第1次安倍内閣で迎えた07年参院選では、29選挙区のうち自民党が勝利したのは6選挙区。参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」となり、短命政権に終わった。
●複数区
改選数2の2人区は、自民党と民主党が議席を分け合う「無風区」とされてきたが、今回は、みんなの党と日本維新の会が、党勢に陰りが出ている民主党から議席を奪おうと、多くの2人区で公認候補を立て、民主党は守勢に立たされている。
6月の東京都議選では公認候補全員が当選し、勢いに乗る自民党だが、参院選の改選数2の全10選挙区では候補者を1人に絞り込んだ。このため、「2人目」の議席を野党間で奪い合う構図になっている。民主党がどこまで踏みとどまるかは事実上、2人区の勝敗にかかっており、海江田万里代表の進退にも影響しそうだ。
民主党は東京(改選数5)で現職2人を公認したが、都議選惨敗を受け、公示直前に候補者の一本化を決断。だが、公認を取り消された現職は無所属として出馬するため事実上の「分裂選挙」となった。また、みんなと維新は当初、改選数1〜3の選挙区で「すみ分け」を調整していたが、従軍慰安婦をめぐる維新の橋下徹共同代表の発言などから、みんな側が協力を白紙撤回。結果として両党は神奈川、大阪など計10選挙区で直接対決することとなった。
都議選で議席を倍増させ勢いに乗る共産党は、選挙区での議席獲得に意欲を示す。実現すれば01年の東京選挙区以来、12年ぶりとなる。生活の党、みどりの風は現職の議席死守を目指し、社民党は議席獲得が課題だ。【朝日弘行】
◇比例、12党派届け出
比例代表には、前回2010年と同じ12党(政党要件を満たさない団体を含む)が届け出た。昨年の衆院選で候補者を多数擁立して注目された「第三極」勢力のうち、日本維新の会は自民党と同水準の候補数となる一方、みんなの党や生活の党、みどりの風は公認を抑制ぎみ。このため全党候補の合計は前回をやや下回った。
自民党は日本医師会、全国郵便局長会など有力団体の候補に加え、タレント候補もそろえるオーソドックスな布陣。執行部の目標は公明党と合わせて参院の過半数回復と慎重だが、自民党内には比例でも大幅な議席増に期待する声が強い。
逆に逆風を予想する民主党は、党内の「生き残り」をかける各陣営が個人名の比例票を奪い合う展開が予想される。維新と2度目の参院選を迎えたみんなは、政党名の票の割合が比較的多いとみられるだけに、こちらも個人票による党内の順位争いは激しくなりそうだ。党幹部が比例名簿に名を連ねる共産、社民両党も党勢拡大を図る。【松尾良】
2446
:
チバQ
:2013/07/04(木) 21:35:38
◇あすから期日前投票
投票日に仕事や旅行などの予定があり、投票所に足を運べない有権者を対象とした期日前投票は5日から始まる。投開票日前日の20日まで、市町村の庁舎や公民館などに設けられた「期日前投票所」で投票できる。
期日前投票は2003年の公職選挙法改正で導入され、補選を除いた参院選で実施されるのは4回目。全投票者に占める期日前投票者数の割合は、参院選(選挙区)では▽04年12・4%▽07年17・8%▽10年20・1%−−と増加傾向にある。
一方、今回の参院選では、投票率も注目されている。参院選の投票率は衆院選を下回る傾向にあり、1995年に44・52%の過去最低を記録した後の5回の参院選は、いずれも50%台の投票率で低迷。今回の参院選は、政権交代に結びついた昨年12月の衆院選から半年余りしか経過していないことから、投票率は前回の57・92%を下回るとの見方が出ている。一般的に、投票率が低くなれば、支持基盤となる組織を持つ候補者や政党に有利になると言われる。
また、今回から「フェイスブック」などソーシャルメディアや、政党や候補者による電子メールを使った選挙運動が解禁されることから、若者の投票率が上がることを期待する声もある。【沢田勇】
◇投票率アップ作戦 割引、浴衣、ダンス…
今回の参院選では、各地で市民、NPO、選挙管理委員会などが、投票率アップを目指して、さまざまな試みに取り組んだり、計画したりしている。
大阪府岸和田市の蛸地蔵(たこじぞう)商店街(37店舗)は、21日の投票日に「選挙へ行こうセール」を実施する。約10店舗が参加。投票所で発行される「投票済証」を示せば、割引や粗品プレゼントなどのサービスを受けることができる。奥保久(おくやすひさ)会長は「商店街に足を運んでもらうきっかけになる一方で、社会貢献もできる」と、投票率向上と商店街活性化をダブルで目指す。約800メートルの長さを誇る京都市中京区の京都三条会商店街振興組合(約180店舗、上田照雄理事長)も、投票済証を示せば商店街の共通ポイントを付与する。
若者の政治参加を目指すNPO「ドットジェイピー」関西支部は公示後、阪急梅田駅などで、浴衣を着た女子大生らが若者に「投票に行こう」と呼び掛けるビラを配る。前回2010年の参院選では20代の投票率は36・17%と年代別で最低。70代以上の75・93%の半分以下にとどまった。同支部広報部長で関西大3年生の岡田拓朗さん(20)は「同世代同士、呼び掛けることで行動につながりやすくなる」と期待する。
広島県選挙管理委員会では、投票を呼び掛けながら男女が踊る動画を作成、ユーチューブで配信を始めた。「ダンスと選挙は直接関係ないが、ツイッターやフェイスブックを使いこなす若者が話題にして、20代の投票率向上につながれば」(県選管)と期待する。動画は先月16日、広島市内でダンススクールの学生ら約200人が参加して撮影。「エブリバディーゴー!投票!」の歌に合わせ、男女が突然、ヒップホップダンスを踊り出す。4日午前11時半現在、再生回数は7913回を数えた。【田所柳子】
2447
:
チバQ
:2013/07/04(木) 22:05:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070421400084-n1.htm
【参院選公示】
野党共闘はごく一部 食い合いは激化
2013.7.4 21:39 (1/2ページ)
野党内には、昨年12月の衆院選で連携することなく自民党の圧勝を許した反省から、参院選では「与党の過半数阻止」を合言葉に選挙協力を目指す動きがみられた。だが、公示の4日を迎え、選挙協力が実現したのはごく一部の選挙区に限られ、野党共闘どころか野党同士が激しく食い合う展開になった。
みんなの党は公示直前、所属国会議員に参院選の「傾向と対策」を記したメールを一斉送信した。
「消費税、憲法、原発再稼働など自民党の主要政策に批判的な有権者を取り込むため、他の野党との差別化を図る(ターゲットは自民党ではなく、民主、日本維新、共産など)」
非自民の受け皿を狙う戦略とともに、本当の敵は自民党よりも他の野党だと言っているに等しい。
みんなの党は当初、日本維新の会と25選挙区で共闘することで合意していた。しかし、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦問題をめぐる発言をきっかけに、渡辺喜美代表が「価値観の相違」を理由に解消を宣言した。その後、1人区を除く選挙区で両党が候補者を擁立する「仁義なき戦い」を繰り広げた。
民主党も「穏健な保守」(細野豪志幹事長)を旗印に支持拡大を狙う。「穏健な」という言葉には幅広く非自民票を獲得したい思いがあり、選挙協力が成立したのはみんなの党との秋田、愛媛(ともに改選数1)、みどりの風との山形、島根(同)、生活の党との福岡(改選数2)などにとどまったことも背景にありそうだ。
2448
:
チバQ
:2013/07/04(木) 22:05:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/elc13070421430085-n1.htm
【参院選公示】
目立つ衆院くら替え組、女性候補も微増
2013.7.4 21:40 (1/2ページ)
参院選の立候補者数は平成22年の前回に続いて400人の大台に乗った。昨年12月の衆院選で落選し、参院への転身を狙う「くら替え組」が増えたのが特徴だ。立候補者の全体的な特徴を探った。
■433人
立候補者数は433人で、前回(437人)並みだった。選挙区は前回から20人増の271人、比例代表は24人減の162人。新人は前回から2人減の332人で、候補者全体の76・7%を占めた。
自民党は、改選2以上の複数区での共倒れを避けるため、手堅く「原則1人」の擁立を貫いた。民主党は、党勢衰退に伴い前回の半分程度の55人に絞り込んだ一方、野党共闘による候補者調整が進まず、生活の党やみどりの風、日本維新の会など「第三極」の候補が増えた。このほか、幸福実現党が選挙区で積極的に擁立した。
各党の比例代表名簿をみると、手堅い得票を見込める労働組合や業界団体の支援候補や、国政経験者が目立ち、無党派層を狙ったタレントやスポーツ選手などは減っている。
■女性は微増
女性は計105人で全体の24・2%を占め、前回の100人から微増した。比率では13年の27・6%(137人)に次いで歴代2位。政党別では共産、幸福が各18人で最多。次いでみんなが12人を擁立した。一方、民主は前回の27人から大幅減の10人。自民も前回の14人から減らし、9人にとどまった。
■平均年齢
平均年齢は51・6歳で、前回の50・7歳からやや上がった。最高齢は中松義郎氏(東京選挙区)の85歳。最年少はみんななど4党から立候補した30歳。党派別では社民が60・1歳と最も高く、自民は54・2歳、民主は54・9歳、維新は53・4歳だった。
■くら替え続々
新人候補のうち衆院議員経験者は36人。昨年末の衆院選で落選した候補者のくら替えが目立つ。民主が9人で最も多く、全員が衆院落選組。次いで自民と維新の6人、新党大地の5人、みんなと生活が3人の順。衆院当選回数は1回が19人、2回が4人、3回以上が13人だった。くら替え組には、鹿野道彦元農林水産相(民主)、山岡賢次元国家公安委員長(生活)、山田正彦元農水相(みどり)ら閣僚経験者のほか、「国民の生活が第一」の幹事長を務めた東祥三氏(生活)も比例名簿に名を連ねた。
2449
:
チバQ
:2013/07/04(木) 22:06:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070421550007-n1.htm
【参院選公示】
看板3氏が役割分担、1人区全勝目指す 自民
2013.7.4 21:54
自民党(改選数34)は衆参の「ねじれ解消」を選挙戦で前面に訴え、勝敗を分ける31の1人区の全勝を目指す。高止まりする内閣支持率を武器に、昨年の衆院選と同じ安倍晋三首相(党総裁)と石破茂幹事長、知名度の高い小泉進次郎青年局長を「3枚看板」に、横綱相撲を展開する構えだ。
執行部は、1人区で劣勢か接戦なのは沖縄(同1)などの数県と分析。重点区には党幹部らを集中投入することにしており、さっそく石破氏は4日、那覇市で街頭演説に立った。
執行部では、政権の経済対策「アベノミクス」が地方に浸透していないとみて、遊説先に関し「首相は都市部中心、石破・小泉両氏は地方」というすみ分けを図った。小泉氏は過疎地や離島を中心に遊説日程を組んでおり、4日は山形県酒田市の飛島を訪れた。
党内では高支持率を背景に、公示直前まで大阪(同4)や広島(同2)など複数区での2人擁立を模索。しかし石破氏らは「各都道府県で確実に1議席ずつ取りたい」とし、2人擁立を東京(同5)と千葉(同3)に限定した。野党共闘の乱れも追い風に「選挙区の落選者は1〜2人に留まる」(閣僚経験者)との強気の見方もある。
公約で、憲法改正の発議要件を緩和する96条先行改正に触れないなど公明党への配慮をにじませた。これは、「投票率の低下で組織力勝負になる」(党幹部)と判断し、選挙区での公明党の組織票への依存度を高めているためだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422010008-n1.htm
【参院選公示】
狙う複数区の滑り込み 勝敗ラインは20議席か 民主
2013.7.4 21:56
東京都議選での惨敗ショックを引きずったまま参院選に突入した民主党(改選数44)。改選数1の1人区で勝ち上がるのは困難とみて、2人区以上の複数区での滑り込み当選に力点を置いている。
日本維新の会が、橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦発言などで失速した影響を受け、民主党は相対的に浮上。細野豪志幹事長が街頭での「第一声」を大阪選挙区(同4)で行ったのも、維新の牙城に切り込む狙いからだ。
ただ、公示直前に誤算もあった。東京選挙区(同5)で公認した2人を一本化することで共倒れを防ごうとしたが、公認を取り消された候補者を公然と支援する民主党議員が続出。海江田万里代表の指導力不足が露呈されたばかりか、党内に亀裂を生じさせた。
そもそも、民主党の再建は緒に就いたばかりで、信頼回復もほど遠い。このため、執行部は責任が伴う勝敗ラインについて口を固く閉ざす。自民、公明両党の過半数阻止と自民、維新など改憲勢力による3分の2以上の議席獲得阻止を掲げているが、これはあくまでも目標に過ぎない。
現実的な勝敗ラインとして党内でささやかれているのは20議席。これを割った場合、海江田氏の進退問題が浮上するのは確実だ。逆に20議席を上回れば、6年前の参院選で獲得した60議席は言うに及ばず、3年前の44議席の約半分の獲得議席であっても、海江田氏は続投する可能性がある。
2450
:
チバQ
:2013/07/04(木) 22:07:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422010009-n1.htm
【参院選公示】
発言力維持したい公明、勢いつなぎたい共産
2013.7.4 22:01
参院選で与党による過半数獲得を目指す公明党(改選数10)は、「10議席以上」が目標だ。山口那津男代表は、安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正を「争点ではない」と断言。連立政権での発言力を維持するため、選挙区で4人全員、比例代表で6人以上の当選を目指す。
共産党(同3)は6月の東京都議選で8議席から17議席に倍増させた勢いを参院選につなげ、「比例代表650万票以上、5議席の絶対確保」(志位和夫委員長)を目指す。
同党は選挙区では平成13年参院選の東京を最後に議席を獲得できていない。東京(同5)での当選のほか、大阪(同4)、京都(同2)といった大都市圏でも議席獲得を狙う。
生活の党、みどりの風なども原発ゼロを訴え、与党との対決構図を演出して票の積み上げを図る。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070422020010-n1.htm
【参院選公示】
ともに目標10議席以上 維新とみんな
2013.7.4 22:01
日本維新の会(改選数2)とみんなの党(同3)はともに法案提出権がもてる10議席以上の獲得を狙う。ただ、両党が置かれた立場はあまりに対照的だ。
東京都議選でわずか2議席に終わった維新と7議席を獲得し善戦したみんな。維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)は6月28日に「現有(3議席)を下回れば負けだ」と表明。だが、橋下徹共同代表(大阪市長)は今月1日に「4でも5でも勝ちにはならない」と語るなど、執行部の進退に直結する勝敗ラインは定まらない。
逆にみんなは、維新の支持が強い関西で大阪(同4)、京都(同2)、兵庫(同2)の3選挙区に相次いで候補を擁立。特に2人区では維新と共倒れしかねないが、渡辺喜美代表は4日夜のNHK番組で、勝敗ラインについて「(改選)3議席を1議席でも上回る」と宣言した。
2451
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/05(金) 23:14:59
自公、過半数の勢い 参院選、朝日新聞序盤情勢調査
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307050441.html
21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報と合わせて分析すると、自民党は改選議席を倍増させ、公明党と合わせて与党で参院の過半数(122)を確保する勢い。民主党は不振で、改選議席から半減する見通し。日本維新の会とみんなの党はやや伸び悩んでいる。共産党は改選議席を上回り、都市部の選挙区での議席獲得もありそうだ。
改選数:自民34 民主43
ところで,前回衆院選に引き続きDecision2013作成中なのですが,今回から時事通信が生年月日を掲載しておらず,一部候補の生年月日が入力できない状態…
どこか生年月日まで掲載されているサイトをご存じありませんか…?
2452
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/05(金) 23:16:56
参院選:自民70議席うかがう…序盤情勢・本社総合調査
http://mainichi.jp/select/news/20130706k0000m010094000c.html
毎日新聞は4、5両日、第23回参院選について全国特別世論調査を実施し、取材情報を加味して序盤情勢を探った。
◇与党、参院過半数の勢い
自民党は選挙区と比例代表を合わせて改選34議席から倍増の70議席前後を確保する勢い。公明党も改選10議席を維持する見通しで、与党が非改選を含めて参院で過半数を確保するのはほぼ確実な情勢だ。安倍晋三首相が目指した衆参両院の「ねじれ」状態は解消される公算が大きい。民主党は改選44議席を大きく割り込み、ほぼ半減する見通しだ。投票先を決めていないと答えた人や無回答が選挙区で4割近くに上り、21日の投開票までに情勢が変わる可能性がある。
2453
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/05(金) 23:32:58
>>2451
解決しました。ありがとう,共同通信っ!!
2454
:
チバQ
:2013/07/06(土) 00:39:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130705/elc13070521300085-n1.htm
【参院選】
「菅元首相はしばらく黙って」 東京選挙区で細野氏
2013.7.5 21:28 [選挙]
菅直人氏
民主党の細野豪志幹事長は5日、菅直人元首相が参院選東京選挙区で、党が公認を取り消した無所属現職の大河原雅子氏を支援していることを批判した。都内で記者団に「代表経験者は党運営の難しさが分かるはずだ。しばらく黙っていただきたい」と述べた。処分には言及しなかった。
民主党は東京選挙区で、現職2人の共倒れを避けるため鈴木寛氏だけを公認した。無所属で立候補した大河原氏を菅氏ら複数の民主党議員が支援し、事実上の分裂選挙となっている。
2455
:
チバQ
:2013/07/06(土) 00:49:32
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm010010020000c.html
2013参院選:立候補者分析 少数擁立、狙い対照的 渡り鳥・くら替え続々(その1)
毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊
◇堅実自民、守る民主 みんな・維新は積極姿勢
4日公示された第23回参院選には前回並みの433人が立候補した。安倍内閣の高支持率にもかかわらず自民党は前回より少ない候補者で、目標とする参院の「自公で過半数」を堅実に狙う。党勢回復が課題となっている民主党が候補者数を大幅に絞った一方、日本維新の会は44人、みんなの党は34人と積極的に候補を擁立した。出そろった政党や候補者の特徴などを分析した。【古本陽荘、朝日弘行、沢田勇】
今回の立候補者数は10年の437人と同水準で2回連続で400人を超えた。
改選数2だった福島、岐阜両選挙区の定数が削減され1人区になる一方、3人区だった神奈川と大阪では定数が増え、改選数が4となった。
自民党は、前回よりも6人少ない78人を擁立。参院選の前哨戦と位置づけられていた6月の東京都議選で候補者全勝で勝利したにもかかわらず、今回の参院選では改選数2以上の複数人区で2人候補者を立てたのは、東京(5人区)と千葉(3人区)だけだ。公明党も比例代表を中心に前回の20人と同水準の21人を立てた。
これに対し、民主党は前回参院選で改選数2以上の選挙区で「原則2人」を基本方針に比例と合わせ106人を擁立したが、今回は積極姿勢から一転して、半数近い55人に候補者を絞った。改選数2以上の複数人区で民主党がどこまで現有議席を守れるかが焦点となりそうだ。
みんなや、参院選初挑戦となる維新は改選数2以上の選挙区を中心に議席獲得を目指す。維新のほか、11人の候補を立てた生活の党と、8人のみどりの風も初めての参院選となる。
共産党は沖縄を除く全選挙区と比例代表に63人の公認候補を立て、自民党に次ぐ候補者数となった。社民党は前回から5人減らし9人が立候補した。
◇昨年衆院選の結果でシミュレーション 与党70、野党51?
昨年12月の衆院選の各党の獲得票数から、今回の参院選の結果をシミュレーションで予想してみた。与党の自民、公明両党は選挙区50議席、比例代表20議席の計70議席を確保。非改選59議席と合わせ129議席となり、目標である「自公で過半数」(122議席以上)を達成するとの計算結果が出た。
計算では、衆院選の比例代表で各党が都道府県で獲得した票数を参院選に当てはめた。
都道府県が単位の選挙区(改選数73)では、31ある改選数1の1人区のうち、30選挙区で自民党が議席を確保。さらに、衆院選で日本維新の会が自民党を上回る票を得た奈良でも、今回の参院選で維新からの立候補予定者が出馬を辞退したため、自民党が議席を得る計算となり、1人区は自民党の独占となった。
10ある改選数2の2人区では、自民党がそれぞれに1人ずつ擁立した10人の候補が全員議席を獲得。残る10議席のうち維新が6議席、民主党が4議席を獲得する。民主党が自由党と合併した後の2004年参院選以降、推薦した無所属候補を含めると基本的には自民、民主で議席を分け合ってきた構図が崩れる計算となる。選挙区合計では自民党は48議席、維新は11議席、民主党は10議席の計算。また、改選数3以上の選挙区で、公明党とみんなの党がそれぞれ2議席獲得と推計された。
一方、比例代表(改選数48)の獲得予想議席は、自民14、維新10、民主8、公明6、みんな4、共産3、生活2、社民1となった。
選挙区と比例代表を合わせると、自民党は参院の単独過半数には届かないものの、改選34議席に対し2倍近い62議席に増え、民主党は改選44議席から18議席へと大幅に議席を減らす計算となった。
シミュレーションでは各党公認候補のみを対象とし、政党推薦を受けた無所属候補は除いて計算した。選挙区、比例代表ともドント方式で得票数を割り振り、当選者を推定。衆院選時の「日本未来の党」の得票は、生活の党の票として計算した。
ただし、衆院選から半年以上がたち、政治状況が変わっているうえ、衆院選と参院選では選挙区事情も異なることから、実際は異なる結果となる可能性が高い。
2456
:
チバQ
:2013/07/06(土) 00:49:48
◇民から自、なびく官僚出身
立候補者を出身分野別にみると、最多だったのは地方議員や自治体の首長など「地方政界」の95人(21・9%)で、4回連続で1位を占めた。政治団体が57人、宗教界が39人と続いた。
政党別では、自民党で最も多かったのも「地方政界」で27人。「官僚」出身が14人で次いで多かった。
民主党政権下で実施された2010年参院選では、「官僚」出身の候補者は民主党が11人、自民党が5人だった。
自民党が政権に復帰した今回の選挙では、民主党の「官僚」出身候補は4人にとどまっており、政治家志望の官僚の政権与党志向が表れている。
一方、民主党でも最多は「地方政界」の18人だったが、次に多かったのが「労働界」の11人(20%)だった。
◇女性候補24.2% 現行制度2番目の高率
女性の候補者は選挙区71人、比例代表34人の計105人で、2010年参院選を5人上回った。立候補者の総数が微減したこともあり、全候補者に占める女性の割合は24・2%と、前回の22・9%を上回った。1983年に比例代表が導入されて以来、現行制度下で行われた11回の参院選で2番目の高さにあたる。
女性候補の割合を政党別でみると、最も高いのは、みどりの風の50・0%。次いで社民党の44・4%、生活の党の36・4%だった。ただ、この3党は立候補者の総数が少なく、いずれの党も女性候補は4人。一方、みんなの党は候補者34人に対し女性が12人で35・3%、共産党は候補者63人に対し18人で28・6%と比較的高率だった。これに対し、自民党は11・5%、民主党は18・2%にとどまり、女性候補擁立には消極的だった。
◇平均51・6歳 前回比+0.9歳
選挙区と比例代表を合わせた候補者全体の平均年齢(投開票日の21日現在)は51・6歳で、前回参院選より0・9歳上がった。前回はみんなの党や新党改革などが30〜40代の若手候補を積極的に擁立したのに対し、今回は30〜40代が3・1ポイント減の43・4%(188人)となり、平均年齢を押し上げた。
男性候補の平均は前回より0・7歳上がり52・5歳。女性候補も1・5歳上がり48・8歳といずれも上昇。
民主党の平均年齢は54・9歳で、54・2歳の自民党を上回った。
平均年齢が最も高いのは社民党で60・1歳。次いでみどりの風の56・9歳が高かった。逆に最も若かったのは、みんなの党の44・1歳。他党候補者の平均年齢は、公明党45・6歳▽共産党48・8歳▽維新53・4歳▽生活54・5歳−−だった。
自民党は、党の内規で参院比例代表の候補者に「70歳定年制」を導入しているが、ともに71歳の山東昭子氏と佐々木洋平氏の立候補を例外的に容認した。
2457
:
チバQ
:2013/07/06(土) 00:51:07
http://mainichi.jp/select/news/20130705ddm010010025000c.html
2013参院選:立候補者分析 少数擁立、狙い対照的 渡り鳥・くら替え続々(その2止)
毎日新聞 2013年07月05日 東京朝刊
◇著名人頼み低調、前回比10人減
◇集票効果、限度も
個人名の得票も政党の得票となる「非拘束名簿式」が比例代表に導入されて5回目の参院選となる。知名度を期待し、政党が擁立する著名人候補は、前回参院選より10人減の10人と低調だ。
自民党は、居酒屋チェーンなどを展開する「ワタミ」の渡辺美樹元会長の他、音楽ユニット「東京プリン」として活動するタレントの伊藤洋介氏を新人として擁立した。
政党は著名人に、政党に集まる票のかさ上げを期待するが、今回の選挙では、安倍晋三首相の支持率が高く、党支持率も堅調に推移していることから、自民党は新人著名人の掘り起こしは抑えめだった。
一方、日本維新の会は、元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木氏を立て、党勢の回復を目指す。
ただ、著名人といえども、個人の集票能力だけで当選レベルまで達する候補はこれまであまりいなかったというのが実情だ。
比例代表で1議席を獲得するには100万票が目安とされる。だが、個人名票が100万票を超えたのは、今回出馬を見送った新党改革の舛添要一代表が自民党から01年に立候補した際の158万8262票しか例がない。
個人名票が比例票全体に占める割合も▽01年35・7%▽04年30・6%▽07年29・5%▽10年25・0%−−と減少傾向にある。
◇政党支持率と連動 選挙結果の傾向
「あの時の挫折を私は深く胸に刻み込んだ。来たるべき参院選(に向け)今の私の気持ちを率直に申し上げれば、チャレンジャーとしての緊張感。それにつきる」。安倍晋三首相は6月26日の国会閉会時の記者会見で、第1次安倍内閣で臨み、惨敗した6年前の参院選に自ら言及した。
2007年参院選で改選64議席を37議席まで減らし、与党が参院で過半数割れとなるねじれを生み、退陣への流れができた。このため、首相は07年当選者が改選となる今回の参院選を「親の敵」と称し、雪辱に燃えている。
毎日新聞の世論調査(6月調査)で安倍内閣の支持率は60%と堅調。衆参同日選があり参院選で72議席と大勝した、1986年の中曽根内閣の支持率42%を大きく上回る水準だ。だが、過去の例をみると、内閣支持率が選挙結果に直結するとも言い切れず、むしろ自民党の支持率の方が関連性が高いとの指摘もある。
01年の小泉政権は内閣支持率が84%と驚異的だったが、自民党支持率は36%。01年参院選の自民党の獲得議席数は64だった。一方で、内閣支持率が21%と「危険水域」に近い水準にあった宮沢内閣は92年の参院選でそれを上回る67議席を獲得。自民党支持率は38%と比較的堅調だった。
公示日直前の支持率が選挙中の首相発言などで、急落する場合もある。10年参院選では民主党の菅内閣が内閣支持率66%、民主党支持率34%で選挙戦に突入。だが、菅直人首相が唐突に消費増税に前向きな発言をしたことに反発が広がり、選挙戦終盤で内閣支持率は43%、党支持率は30%に下落。獲得議席は44議席にとどまった。
2458
:
チバQ
:2013/07/06(土) 00:51:26
◇復活の好機? 昨年衆院選の落選組25人
今回の参院選候補者のうち、かつて衆院議員だった「くら替え候補」は全体の約12%にあたる53人に上った。
うち25人は昨年の衆院選で落選し、議席を失ったばかりの前衆院議員だ。衆院議員経験者は2010年参院選でも45人と候補者全体の1割を超えており、衆院落選組が参院選を復活の機会とみている実情が改めて裏付けられた。一定の固定票が見込める衆院議員経験者の参院選出馬は党側にもメリットがあるため、こうした構図が続いている側面もある。
自民党からは高い内閣・政党支持率を背景に、09年以前に議席を失った元衆院議員も5人出馬している。
◇民主離れ出馬14人 「政権奪取近し」−−熱気から6年 昨年7〜9月「移動」集中
今回の参院選(改選数121)では、2007年に当選した各党の公認候補のうち、16人が所属政党を変えるか、無所属となって立候補した。うち14人が前回は民主党から出馬しており、昨年末の衆院選で野党に転落した同党の衰退ぶりを象徴している。
07年参院選での民主党公認候補の当選者は60人。その約23%にあたる14人が今回は民主党以外から立候補した。
移籍先で最多は生活の党の4人。日本維新の会、みんなの党、みどりの風からそれぞれ2人ずつ、自民党からも1人出馬した。また、東京、岩手、香川の3選挙区からは、今回は無所属候補として立候補した。
一方、07年に続き今回も民主党から公認を得て立候補したのは31人。ほかに、昨年の衆院選で他党からくら替え出馬した人、今回出馬を見送った現職、亡くなった議員らが計15人いる。
民主党から他党に移った時期を見ると、大半が民主党政権の12年7〜9月に集中。消費増税法案や原発再稼働を巡る党内対立から離党に発展したケースが多い。
一方、民主党以外の政党から他党に移った07年当選組は、自民党と解党した国民新党からそれぞれ1人ずついた。
2459
:
チバQ
:2013/07/06(土) 01:01:16
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201307050115.html
2013年7月5日15時39分
亀裂の千葉、すみ分け狙う東京 自民2人擁立区
聴衆と握手を交わす候補者=千葉県船橋市、山口明夏撮影
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4日に公示された参院選で、全国47選挙区のうち千葉と東京の2選挙区のみ、自民党が複数の候補者を擁立した。安倍政権の高い支持率を追い風に支持拡大をめざすが、党内での勢力争いもみられ、陣営関係者は気をもんでいる。民主党など野党は自民批判を強調し、巻き返しを図っている。
■公認一本化に失敗
【高木和男、重政紀元】5日朝、千葉県船橋市のJR船橋駅前。千葉選挙区で自民新顔の豊田俊郎氏(60)は自らの名を何度も繰り返し、「アベノミクスで日本経済を再興したい」と訴えた。
元県議で前八千代市長だが、県内の知名度はいま一つ。ネット選挙で、豊田氏のお面をかぶったダンサーが踊る動画を流す。陣営幹部は「とにかく名前を売りたい。風に乗って、売り込めれば」。
2007年に定員増で3人区になった千葉選挙区。以後、2人を擁立するが、いずれも当選は1人だった。今回の参院選で党本部は当初、公認を現職の石井準一氏(55)に絞る考えだったが、反発した一部の県議が豊田氏を担ぎ出し、党本部も認めた。
石井氏は故・浜田幸一衆院議員の元秘書。農業や漁業の盛んな県南部を地盤に県議を5期務めた。「風なんかじゃ選挙はしない」と、業界団体の支持固めに力を入れる。
現職が2人いた民主は、前環境相の長浜博行氏(54)に一本化。長浜氏は「憲法改正で日本が良くなるというが、本当にいいのか」と自民批判を繰り広げる。選挙区では9人が立候補するが、維新、共産、生活の新顔らも安倍政権に対抗する姿勢を強調する。
安倍政権の高支持率に、自民県連は「2議席奪取で衆参のねじれ解消」を掲げる。だが、石井、豊田両陣営の亀裂は深く、ある県議は「どちらも自分を当選させることしか考えていない」と党内が一枚岩ではない実情を明かす。
■浮動票と業界票
【岡戸佑樹】東京選挙区(改選数5)では、自民が27年ぶりとなる2議席獲得を狙う。
「経済は良くなり、暗く重い空気は一変した」。4日、池袋で街頭演説に立った武見敬三氏(61)の横で、安倍晋三首相がマイクを握った。首相はこの日、再選を目指す丸川珠代氏(42)の応援にも入った。
武見氏は比例区からの転身。「知名度のある丸川氏は浮動票、武見氏は業界団体票の取り込みを図りたい」。自民党都連幹部は言う。
自民は東京では苦戦が続いてきた。1998年は2人を公認したが、2人とも落選。その後、04年までは公認を1人に絞り、改選数が1増えた07年以降は2人を擁立してきたが、当選は1人にとどまっている。
6月の東京都議選で自民は59人の候補者が全員当選して躍進を果たしたが、丸川氏の陣営関係者は「景気回復は途上段階で、有権者の実感まで届いていない」と気を引き締める。都連内には「丸川氏を支援する団体もあり、すみわけが崩れている」と懸念する声もある。
野党は自民批判を強めている。民主党は当初、現職2人を公認していたが、公示2日前に鈴木寛氏(49)の1人に絞って支持固めを進め、鈴木氏は「自民の改憲草案は表現の自由を侵す」などと訴えている。共産党新顔の吉良佳子氏(30)も「安倍政権の暴走に対案を示す」と強調する。
2460
:
チバQ
:2013/07/06(土) 01:02:45
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201307/0006132733.shtml
2013/7/5 13:23
参院選兵庫選挙区 立候補断念の男性 供託金返還へ
4日に公示された参院選で、兵庫選挙区の立候補に必要な書類が締め切りまでにそろわず、断念した男性が5日午前、神戸市中央区の兵庫県選挙管理委員会を訪れた。法務局に納めた供託金300万円を払い戻す手続きを始めたという。
選管によると、立候補しなかったことが証明できれば、供託金を受け取ることができる。男性は5日午前10時ごろ選管を訪れ、必要書類を受け取ったという。
男性は4日午後1時半すぎ、知人とともに立候補の届け出をしようとした。しかし、書類を準備していなかったため、持参した300万円の供託は知人が代わりに済ませ、男性は戸籍謄本などを取りに京都市に向かった。
取材に対し、男性は「新幹線で新神戸駅に到着したのは(締め切り2分前の)午後4時58分だった。歩いて県庁に到着したときは閉庁後だったため帰宅した。今後の選挙で立候補を考えたい」としている。
(三木良太、藤本淑子)
2461
:
チバQ
:2013/07/06(土) 01:04:11
http://gendai.net/news/view/108589
桐島ローランドの選挙ポスター“2丁目”で熱視線
【最新トピックス】
2013年07月05日 16:38 更新
参院選東京選挙区にみんなの党から立候補した桐島ローランド(45)。母親が作家の桐島洋子、姉は女優の桐島かれんという毛並みの良さに加えてご覧のようなイケメン。ちなみに前妻は江角マキコと、非の打ちどころがないが、本職は写真家だ。それだけに、この選挙ポスターが注目されたが――。
「白地をバックに顔の片側からライトを当てて陰影を強調している。彫りの深い顔立ちを印象付けるためでしょう。無精ひげも精悍な男らしさを際立たせるため。他の候補者のようにニッコリほほ笑んで人柄の良さを強調するのではなく、素の表情を前面に出した。“男前”を自覚しているからこそなせるワザでしょう」(プロカメラマン)
キャッチフレーズは「信じられる未来へ」。本格的な選挙戦はこれからだが、早くも一部では話題になっている。
「すごくタイプ。アタシは彼に投票するわ。2丁目で選挙演説したらゲイ票だけで5000票はカタいんじゃないの? あっちもカタそうだし……。ウフフフ」(新宿2丁目のスナック経営者)
選挙結果はどうなりますか……。
2462
:
チバQ
:2013/07/06(土) 01:19:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130705-00000025-sph-soci
【参院選】進次郎氏、初日から離島遊説
スポーツ報知 7月5日(金)7時6分配信
第23回参院選が4日公示され、選挙区271人、比例代表162人の計433人が立候補した。与野党の各党首は街頭演説などを行い、17日間の舌戦がスタートした。
自民党の小泉進次郎青年局長(32)は4日、秋田県東成瀬村で第一声をあげると、その後は、山形県酒田市の沖にある離島・飛島(とびしま)に片道1時間30分をかけて渡り、15分間にわたって演説を行った。進次郎氏は今参院選では15日間遊説を行う予定だが、「過疎地、被災地を中心に演説し、可能なら予定日のすべてに離島訪問を盛り込みたい」というプランを明かした。
この日訪れた飛島では、人口約230人のうち、漁に出ている100人を除くほぼ全島民が集結。小型釣り船をチャーターして入港した進次郎氏を和太鼓の音と無数の大漁旗が出迎えた。
港に設置されたビールケースの演説台を見て「これ以上ない、最高の舞台ですよ」と話して喝采を受けた進次郎氏。「船中で将来のビジョンを考えた坂本龍馬を思い出した」と島民の心をつかみ、「人口が多くない地域ほどアベノミクスの実感が伝わりにくい。参院選でねじれを解消し、安定政権で政策を通すことが重要」などと訴えた。
飛島は、昨年の衆院選では地元の新聞に「候補者が一人も来ない島」と書かれた地域。進次郎氏は演説後、「効率はあまり良くないかもしれないが、人があまりいない地域に直接行って、地道に握手を交わすことが党の信頼につながる。いわば究極の“反ネット選挙”ですよ」と離島めぐりの意義を説明した。
2010年の参院選で14勝3敗。昨年の衆院選では54勝2敗。応援した候補はほとんど当選してきた進次郎氏だが、今回はあえて「超ドブ板選挙」に徹する覚悟だ。
2463
:
チバQ
:2013/07/06(土) 09:11:45
227 :無党派さん:2013/07/06(土) 03:22:21.05 ID:CPaf58rh
460 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2013/07/06(土) 02:32:25.41 ID:Hemr3484 [5/10]
地方紙買ってきた。
共同通信によると
選挙区 比例区
民主 11-13-16 7-7-8
自民 45-47-48 20-21-22
公明 3-4-4 6-7-8
みん 0-3-5 4-5-5
生活 0-0-1 0-0-1
共産 0-2-5 3-3-4
社民 0 1
みど 0-0-1 0
維新 1-2-5 4-4-5
463 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2013/07/06(土) 02:38:53.80 ID:Hemr3484 [6/10]
注目選挙区
東京
自自公民共 大維み山
大阪
自維公共 民み
神奈川
自公み民 共
愛知
自民み 共維(み共維は横一線)
埼玉
自公み 民(公み民が残り2議席を激しく争う)
千葉
自民自 み共(豊田み共3人目争い)
2464
:
チバQ
:2013/07/06(土) 09:12:00
228 :無党派さん:2013/07/06(土) 03:52:47.78 ID:CPaf58rh
朝日新聞
選挙区 比例区
自民 44-47-48 19-21-25
民主 8-10-13 7-7-8
維新 1-2-3 3-4-6
公明 3-4-4 5-6-8
みん 1-3-4 3-4-6
共産 2-4-5 2-4-5
生活 0-1-2 0-1-1
社民 0-0-0 0-1-2
みど 0-0-1 0-0-1
大地 0-0-0 0-0-1
諸派 0-1-1 0-0-0
無所属 0-1-3
朝日
東京 自自公共民 み山丸維
大阪 自維公共 民み
京都 自共 民
神奈川 自み公共 民
愛知 自民み 共維
2465
:
チバQ
:2013/07/06(土) 11:49:02
3誌序盤情勢を整理した
■5人区
東京都 読売 自=自=共=公=民│>維=み=無 (無は山本)
東京都 朝日 自=自>公=共=民│>み>無=ミドリ=維 (無は山本)
東京都 毎日 自>公=自=共>民│=無>み=維 (無は山本)
■4人区
神奈川 読売 自>み=公=民│=維=共
神奈川 朝日 自>み>公>共│=民
神奈川 毎日 自>み=公>民│=共
大阪府 読売 自>維=公=民
大阪府 朝日 自=維>公>共│=民
大阪府 毎日 自>維=公>共│=民
■3人区
埼玉県 読売 自>公=民│=み
埼玉県 朝日 自>公=共│=み=民
埼玉県 毎日 自>公=民│=み>共
千葉県 読売 自>自=民│>み=共=維
千葉県 朝日 自>自=民│>維=み=共
千葉県 毎日 自>民>自│=み>共
愛知県 読売 自>民=共│>維=み
愛知県 朝日 自=民>み│>共=維
愛知県 毎日 自>民>み
2466
:
チバQ
:2013/07/06(土) 11:49:15
■2人区
北海道 読売 自>民
北海道 朝日 自=民
北海道 毎日 自>民
宮城県 読売 自>民│>み
宮城県 朝日 自=民
宮城県 毎日 自>民│=み
茨城県 読売 自>民│=み=維
茨城県 朝日 自>民│>維=共=み
茨城県 毎日 自=民
新潟県 読売 自>民│=維=生
新潟県 朝日 自>民│=生=維=共
新潟県 毎日 自>民│=生
長野県 読売 自=民
長野県 朝日 自=民
長野県 毎日 自=民
静岡県 読売 自=民
静岡県 朝日 自=民
静岡県 毎日 自=民
京都府 読売 自>民│=共=維=み
京都府 朝日 自>共│>民=維
京都府 毎日 自>民│=共
兵庫県 読売 自>維│>民=み=共
兵庫県 朝日 自>維│>共=民=み
兵庫県 毎日 自>維│=民
広島県 読売 自>民│=維=生
広島県 朝日 自>生│>民=維=共
広島県 毎日 自>民
福岡県 読売 自>民│>共=維=み
福岡県 朝日 自>民│>共
福岡県 毎日 自>民
2467
:
チバQ
:2013/07/06(土) 11:49:28
■1人区(抜粋)
岩手県 読売 無│>自 (平野)
岩手県 朝日 無│=自 (平野)
岩手県 毎日 無│>自 (平野)
山形県 読売 自│>民
山形県 朝日 自│=民
山形県 毎日 自
栃木県 読売 自
栃木県 朝日 自│>み
栃木県 毎日 自
山梨県 読売 自
山梨県 朝日 自
山梨県 毎日 自
三重県 読売 自│>民
三重県 朝日 自│>民
三重県 毎日 自
滋賀県 読売 自
滋賀県 朝日 自
滋賀県 毎日 自
沖縄県 読売 諸│>自 (糸数)
沖縄県 朝日 諸│>自 (糸数)
沖縄県 毎日 諸│>自 (糸数)
2468
:
名無しさん
:2013/07/06(土) 15:59:13
民主党殲滅選挙
2469
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:29:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130706/elc13070623370050-n1.htm
局地戦しのぎ削る「ご当地候補」 比例代表
2013.7.6 23:34 (1/2ページ)
大津市内のホテルで安倍首相と面会する嘉田滋賀県知事=6日午後
参院選公示後初の週末を迎えた6日、与野党党首は全国各地で支持を訴えた。街頭演説には比例代表(改選数48)の候補者も同行し、自らの名前をアピールした。3年前の参院選比例代表の候補者は、プロ野球選手、歌手、五輪柔道金メダリストなど全国で浅く広く票を集める有名人候補がずらりと並んだ。しかし今回は、全国的な知名度はなくとも、自らの地盤を持つ「ご当地候補」がしのぎを削る局地戦の様相も呈しているのが特徴になっている。
滋賀選挙区(改選数1)に乗り込んだ安倍晋三首相(自民党総裁)のそばには、選挙区の候補者と、比例代表で立候補した現職の姿があった。
「比例代表には素晴らしい候補者がたくさんいます。私たちは政治の安定を取り戻し、日本を誇りある国にしていきます」
首相は大津市内の街頭演説でこう訴えると、2人の候補者とともに聴衆と握手した。比例代表の候補者は「2枚目の投票用紙はこちらに」と、しっかり有権者に売り込んだ。首相はこの後、大阪市内でも比例代表に出馬した元知事を交えた街頭演説会に臨んだ。
各党が競い合うように有名人を並べた平成19、22両年と今回の違いは、地盤のある衆院議員、首長、地方議員経験者の台頭だ。ある野党陣営は「他県に出なくても、地元で票を固めれば当選できる」と語った。全国で広く浅く集める必要はないというわけだ。
平成13年、比例代表に個人名で多く得票した順にその政党の当選者が決まる非拘束名簿式が導入された。その結果、党全体の得票を押し上げる有名人の擁立が活発化した。今回29人を公認した自民党には元格闘家、五輪体操金メダリストら有名人がいないわけではない。
しかし、同党は今回、高い内閣支持率を背景に、比例代表で「自民党」と書く有権者が増えて、当選者数が3年前の12人から20人以上になる可能性があると判断した。
すると「(自民党)候補者の当選ラインは前回の約10万票から約7万5千票に下がるとみられる」(同党幹部)ため、地域でまとまった集票が見込める元知事、元衆院議員を候補に並べた。
一方、野党の比例代表候補は、昨年12月の衆院選で落選した議員の受け皿の色彩が濃い。民主、生活両党などの野党25人のくら替え組のうち、15人が比例代表で出馬している。民主党でみれば、比例代表候補20人のうち5人が衆院選の落選組だ。しかし今回、民主党の獲得議席は前回16人から半減する見通しだ。
日本維新の会は、比例代表候補30人のうち約半数が元衆院議員や首長、地方議員経験者で、それぞれ自らの地域での得票を目指している。
これは、小政党の乱立によって票が分散し、比例代表の当選ラインが下がり気味になるためで、ここでも「ご当地候補」の台頭を後押しすることになっている。
(山本雄史、坂本一之)
2470
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:30:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130706/elc13070617470045-n1.htm
福島・社民党首「私は晴れ女」…直後に雷雨 「アベノミクスはアベコベ」…聴衆わずか、ダジャレも不発
2013.7.6 17:43 [アベノミクス]
土砂降りの雨のもと、支持を呼びかける社民党の福島瑞穂党首=6日午前、福岡市中央区
存亡の危機が続く社民党の福島瑞穂党首が6日、福岡と大分両市で街頭演説した。「アベノミクスの弊害で食料品などは値上げのオンパレード。国土強靭化を進め、社会保障費を削る安倍内閣のやり方はアベコベ政治じゃないですか」と得意のダジャレで政権批判をまくし立てたが、いずれも不発に終わり、立ち止まる聴衆はわずかだった。
「私は晴れ女なんです!」。午前11時、福岡市・天神の天神ツインビル前で街宣車の上に立った福島氏はこう言って演説を始めたが、言葉と裏腹にこの直後から激しい雷雨。それでも福島氏は20分間にわたり憲法改正に反対し、脱原発を訴えた。
聴衆は熱心な社民党ファンが50人ほど。その一人である福岡市東区の無職男性(67)は「はっきりものを言う福島さんのファンを続けているけど、社民党に自民党の暴走を止める勢いは感じないですね…」。
2471
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:32:57
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m010092000c.html
参院選:嘉田氏、動かず 来夏知事選でバランスに配慮?
毎日新聞 2013年07月07日 09時00分
安倍晋三・自民党総裁(左)と握手する滋賀県の嘉田由紀子知事=大津市内のホテルで2013年7月6日、加藤明子撮影
拡大写真
昨年12月の衆院選で、「日本未来の党」代表として全国遊説に飛び回った滋賀県の嘉田由紀子知事が、参院選では目立った動きを見せていない。前回は民主候補を応援したが、今回は特定候補を応援しない方針だ。未来の分裂騒動が尾を引くなか、来夏に迫った知事選もにらんで、政治基盤の安定を取り戻したいとみられる。
公示後初の週末を迎えた6日、滋賀選挙区(改選数1)の候補の応援に、民主の海江田万里代表と自民の安倍晋三総裁が相次いで滋賀入りし、併せて嘉田知事と会った。関係者によると、海江田代表が「原発・防災を話し合いたい」と面会を希望。嘉田知事はこれに応じる一方、自民側から打診され、安倍総裁とも会ってバランスをとったという。
2人との面会を終えた嘉田知事は毎日新聞などの取材に対して、海江田代表からは民主候補の応援要請を受けたと明かし、「『期待します』と申し上げただけ」と述べた。また、安倍総裁とは数分間、世間話をしただけだったという。持論の「卒原発」や子育てなどの政策が民主に近いことは認めながらも、参院選では中立を貫く姿勢を強調した。
民主は「嘉田票」を期待してやまない。前回参院選は知事選と同日選。嘉田知事と一緒に街頭を回った民主候補は、自民候補に圧勝した。昨年12月の衆院選では、滋賀県で候補を立てていない未来が、比例代表で8万3000票余りを獲得した。民主の支援団体のある関係者は「嘉田が応援するというメッセージが伝わるだけで票が動く。8万票は大きい」と打ち明ける。
しかし、未来は衆院選で惨敗。小沢一郎氏に請われて結党した未来だったが、人事を巡る対立などから、生活の党と分裂した。嘉田知事は国政から手を引き、一連の騒動で地元の支援組織は弱体化した。県政における嘉田知事自身の存在感が薄れている。
県議会で過半数を占め、たびたび嘉田知事と対立してきた自民は、次期知事選を見据え、「参院選で勝って、更に嘉田知事を追い詰める」との思惑だ。参院選を巡る嘉田知事の静観について、周辺には来年の知事選出馬に向け、自民を完全に敵に回すのは得策ではないと考えているとの見方がある。
関係者によると、嘉田知事は4日の公示日に応援を要請されても断るため、公務を入れるよう指示したという。結局公務はキャンセルとなり、一日空いていたが、どの陣営にも駆け付けなかった。6日未明には自身のフェイスブックに、「今の滋賀県民の思いと願いを受け止めてくれる経験と思想/哲学をもっている人物に期待をしたい」とだけ書き込んだ。【加藤明子】
2472
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:48:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130706-OYT1T00481.htm
脱ねじれ・政権批判…参院選キャッチフレーズ戦
21日投開票の参院選では、各党ともキャッチフレーズを公約の表紙や演説などで使い、有権者の支持につなげようと懸命だ。
与党が衆参の多数派が異なるねじれ解消による政権の安定強化に重点を置くのに対し、野党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などへの批判の思いを込めている。
自民党は昨年の衆院選に引き続き、「日本を、取り戻す。」を採用した。
大勝で政権奪還を果たし、「非常に浸透している」(小池百合子広報本部長)ことに加え、政治の安定を実現して日本再生を目指す安倍首相の思いにも通じると判断した。
首相も街頭演説で「ねじれを解消しなければ強い経済、強い日本を取り戻すことはできない」と繰り返す。連立与党の公明党も「安定は、希望です。」のフレーズで、ねじれ解消による政権基盤の強化に理解を求めている。
一方、民主党は昨年の衆院選では当時の野田政権の決断力を強調する「動かすのは、決断。」を掲げたが、今回は「暮らしを守る力になる。」にした。社会保障制度改革など暮らしに力点を置く党をアピールする狙いがある。海江田代表は物価上昇などを「アベノミクスの副作用だ」と指摘し、「国民の生活を破壊する安倍政権に対し、私たちが暮らしを守る力になる」と訴える。
第3極は改革姿勢を前面に出す。日本維新の会は「維新の挑戦。」に「批判や反対論から逃げずに必要な改革を断行する」(政調幹部)思いを込めた。みんなの党は昨年の衆院選と同じ「闘う改革。」を引き続き採用し、「ぶれない姿勢を明確にしたかった」(松田公太広報委員長)。
他の野党の多くも政権批判を打ち出した。
共産党は「自民党と対決、抜本的対案を示す」と自民党との対立軸を示す党であることを強調し、反自民票を取り込む構えだ。
生活の党は消費増税反対や脱原発の姿勢を示し、社民党は、アベノミクスが雇用不安をもたらすと主張した。みどりの風は格差のない共生社会を目指すことを強調している。
(2013年7月6日14時04分 読売新聞)
2473
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:54:04
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130707-OHT1T00042.htm
【参院選】自民候補の懸念は名字・茨城選挙区
著名人による立候補が減少した今回の参院選。そんな中、茨城選挙区では、ワイン界の国内第一人者として知られる新人女性が立候補した。みんなの党・石原順子氏(52)は醸造家、ソムリエ、会社社長など多くの肩書を持つ。政界を志して、わずか3か月という「ワインおばさん」(本人談)は「ワインと政治と人生は似ている。熟成が大事。ベストタイミングで飲まないと」と語る。
自民新人の上月(こうづき)良祐氏は、公明の推薦も受けて優勢が伝えられるが、選対本部の大高松男さんは「懸念材料はあります」と明かす。「神戸市出身の『上月』の姓は茨城にはまずない。『うえつき』とか『かみつき』と言われます。覚えてもらわないと」。陣営はポスターなどでの表記を「こうづき良祐」とすることを進言したが、候補者のこだわりで「上月りょうすけ」となった。
2選を目指す民主現職の藤田幸久氏は、逆風によって苦戦を強いられている。秘書の山本隆志さんは「厳しい選挙。県内をくまなく歩いていくしかない」とドブ板に徹する構えだ。みんなは、維新・橋下徹共同代表の「慰安婦発言」により選挙協力を解消。石原氏を緊急擁立した。共産新人・小林恭子氏が追い掛ける。
◆茨城選挙区(改選2)
石井章(56)維新新
石原順子(52)みん新
中村幸樹(49)諸派新
小林恭子(62)共産新
藤田幸久(63)民主現
上月良祐(50)自民新
2474
:
チバQ
:2013/07/07(日) 12:57:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130706ddn002010020000c.html
参院選:堺市長が民、自支援 反維新、鮮明に
毎日新聞 2013年07月06日 大阪朝刊
堺市の竹山修身市長が、参院選大阪選挙区(改選数4)に立候補した民主現職と自民新人の演説会にそれぞれ出席し、応援演説することが5日、分かった。昨年の衆院選では、特定の候補者への応援演説を見合わせていた。しかし、再選を狙う9月の市長選では、大阪維新の会の候補と激突する見通しで、市長選を優位に進めるため、積極支援の姿勢に転じた。
複数の関係者によると、今月13日夜に堺市内での民主現職の演説会に参加し、あいさつに立つ予定。翌14日夜も自民新人の演説会に臨む。ともに各陣営側からの申し出に応じたという。
昨年の衆院選では、「必勝」と墨書し、激励の意思を伝える「為書き」を送ったり、陣営が有権者に送るはがきに推薦人として名前を連ねる程度の関与にとどめてきた。
しかし、今月3日の記者会見で参院選への対応を問われ、「政策で連携できる人と歩みたい」と話し、市長選に向け、「大阪都構想」への堺市参画に反対する政党との連携に意欲を表明した。
竹山市長の後援会幹部も「衆院選は議席が一つだけで、特定の候補を支援しづらかった。参院選は椅子が四つあるため、明確な対抗勢力でないかぎり共闘できる」と話し、都構想に反対する勢力との協力関係を築きたい考えだ。
一方、大阪維新の会は6月、市内全7区で、都構想をテーマとしたタウンミーティングを開催。都構想に堺市が参画する意義をアピールし、対決姿勢を鮮明にしている。対抗馬の選考を進めており、参院選後すみやかに候補を決定したい考え。【高瀬浩平、熊谷豪】
2475
:
チバQ
:2013/07/07(日) 18:45:38
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070701001449.html
宮城県知事が岩手自民を支援 岩手県知事と対応割れる
宮城県の村井嘉浩知事が参院選岩手選挙区で自民党の新人を応援することが7日、分かった。岩手、宮城両県は北上山地に国際的な研究施設誘致を目指しており、村井氏は「実現には政権与党の力が必要」と話している。岩手の達増拓也知事は生活の党の新人を全面支援しており、対応が割れた。
岩手選挙区は自民新人と閣僚経験のある無所属現職が競り合い、生活新人らが追う構図。村井氏は宮城の元自民県議。自民は東日本大震災の対応をめぐり知名度が高い村井氏を投入し、てこ入れを図りたい考え。党本部が村井氏に依頼し、10日午後の岩手入りを調整している。
2013/07/07 16:11 【共同通信】
2476
:
チバQ
:2013/07/07(日) 18:55:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130707ddq041010006000c.html
2013参院選:県政見据え「動」と「静」 愛知知事、4陣営に「ため書き」/三重・岐阜知事、祝電は打つが…
毎日新聞 2013年07月07日 中部朝刊
参院選(21日投開票)で東海3県知事の対応が「動」と「静」に割れている。複数の陣営に肩入れする愛知に対し、三重と岐阜は静観の構え。県政運営への影響などを見据え、候補者との「距離」を決めているようだ。【駒木智一、谷口拓未、加藤沙波】
「これからも名古屋と愛知が一緒になって日本を盛り上げたい」。愛知県の大村秀章知事は6日、名古屋市中区の金山駅前で、愛知選挙区(改選数3)に立候補した地域政党・減税日本の新人の応援に立った。盟友関係の河村たかし名古屋市長に続いてマイクを握り「河村さん一押しの候補者をぜひ国政に押し上げて」と声を張り上げ、候補者を先頭に3人がそれぞれ自転車に乗り支持を訴えた。
もっとも応援するのは「盟友」だけではない。激励の意思を伝える「ため書き」を減税候補に加え、民主、自民、日本維新の会の選挙区候補にも送った。大村知事は取材に「候補者間で小さな差はあっても、愛知を良くするための大きなベクトルが一致し、要請があれば応援するのはやぶさかではない」と述べ、幅広く支援する考えを示した。
これに対し、受け取る側の反応はさまざま。民主現職の秘書は「応援はありがたい」と歓迎し、陣営によると、7日に大村知事が街頭で応援演説をする方向で調整中だ。しかし、維新県支部幹部は「いろんな所に顔を出す方に応援してもらう価値はない」と突き放す。
一方、三重県の鈴木英敬知事は「礼節の範囲内で要請があれば祝電を打つこともあるが、マイクを持つことはない」と言い切る。2011年に自民とみんなの党の推薦、公明県本部の支持を受けて初当選しており「特定の候補者を応援すると、県政に影響が出るかもしれない」ためだ。
ただ、妻でシンクロナイズドスイミングの五輪銀メダリスト、武田美保さんは公示前日の3日、津市で開かれた三重選挙区(改選数1)の自民新人の集会に出席していた。妻の行動に、鈴木知事は「私は分かりません。一参加者として行ったのではないか」と述べるにとどまった。
岐阜県の古田肇知事も動いていない。公示日の4日、岐阜選挙区(改選数1)の民主新人と自民新人の候補者に激励の電報を打ったが、出陣式には姿を見せなかった。
今年1月に自民、民主、公明の推薦を受け3選を果たしたばかり。民主と自民の両陣営によると、今後も集会に出席する予定はないという。
.
2477
:
チバQ
:2013/07/07(日) 19:01:48
ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/143296
東京選挙区は自民も「分裂選挙」状態
【政治・経済】
2013年7月6日 掲載
DTPデザイナー地デジ工事マンスリーマンション歯 ホワイトニングビジネス英会話学校安倍派VS.反安倍派の代理戦争
自民も民主も分裂状態――。参院選の東京選挙区(改選数5)がハチャメチャになってきた。
候補者2人擁立で共倒れが濃厚になった民主党は、公示2日前になって公認候補者を鈴木寛・元文科副大臣(49)に一本化。公認を取り消された大河原雅子(60)が無所属で出馬したことで、事実上の分裂選挙に突入した。
東京選出の菅元首相や小川元法相が積極的に大河原を支援していることに対し、細野幹事長は5日、「菅元代表は代表経験者の立場を踏まえて行動していただきたい。しばらく黙っておいていただきたい」と文句を垂れていたが、実は自民党も似たようなもの。内輪モメが激化している。
自民党公認では、ともに現職の丸川珠代(42)と武見敬三参院議員(61)が立候補しているが、丸川の選対本部長には、いち早く東京都連会長の石原伸晃環境相が就いた。これに武見側が不満を爆発させたのだ。
「丸川さんは放っておいてもトップ当選が確実です。それなのに、都連会長の石原さんが丸川だけに肩入れするのはおかしいというのです。武見さんは元テレビキャスターのわりに一般知名度が低く、空中戦で票を集めるのは難しい。選挙戦では、自民党の支持団体の票を2人で奪い合っているような状況で、丸川さんは安倍総理のお気に入りでもあり、これも対立の火種になっている。選挙戦で武見陣営の指揮を執っているのは、都連政調会長を務める鴨下一郎国対委員長です。鴨下さんは、石破幹事長の最側近。それに、武見さんが麻生副総理と親戚関係にあることも臆測を呼んでいます」(自民党都連関係者)
武見の父は、日本医師会の会長だった武見太郎。姉は、麻生の弟で麻生グループ代表の泰に嫁いでいる。
「ポスト安倍をうかがう石破・麻生が武見側についているため、党内では安倍派VS.反安倍派の代理戦争と見る向きもあるのです」(前出の関係者)
アホみたいに内向きな話。有権者はそっちのけだ。
2478
:
チバQ
:2013/07/08(月) 22:48:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130707/elc13070723390031-n1.htm
【参院選2013】
民主王国・長崎の凋落 元凶は菅元首相の「諫早ギロチン暴走」
2013.7.7 23:39 (1/3ページ)[民主党]
かつて民主党が衆参6議席を独占した民主王国・長崎。その後連敗を重ね、残るは参院長崎選挙区(改選1)に出馬する大久保潔重氏(47)だけとなった。なぜオセロゲームのように自民党に議席を奪われていったのか。そこには菅直人元首相の諫早湾干拓事業開門問題での対応に代表される場当たり的かつ独善的な政権運営があった。大久保氏は最後の1議席を死守すべく民主党の再生を懸命に訴えるが、一度離れた民心を取り戻すことは容易ではない。
「民主党をみなさまとともに歩む政党に生まれ変わらせたいんです。安倍晋三首相の経済政策が庶民の財布からお金を吸い上げることにならぬよう歯止めをかけたい…」
大久保氏は7日夕、諫早市中心部の商店街で街頭演説し、聴衆300人(陣営発表)に切々と訴えた。イケメンの細野豪志幹事長が登場すると女性スタッフが「ご覧ください。この素敵なシルエット!」と絶叫。細野氏は「大久保さんはすごい。地元長崎県、諫早市のためにあらゆる努力をしてきた。新幹線長崎ルートも大久保さんが頑張ったから着工できたんです」と持ち上げた。
だが、聴衆はどこか冷ややか。二人とも地元の最重要課題である国営諫早湾干拓事業について触れずじまいだったからだ。
諫早湾干拓事業をめぐっては、佐賀県の漁業者らが「平成9年の潮受け堤防閉め切りにより漁業不振を招いた」として訴訟を起こし、福岡高裁は平成22年12月、5年間の開門調査実施を命じた。
開門されれば、農業用水に海水が混じり、農産物の被害が懸念される上、住民は再び洪水被害に苛まされることになる。地元は必死に上告を求めたが、民主党の菅直人首相(当時)は耳を貸さず、上告せずに判決を確定させてしまった。
これに長崎選出の民主党衆参議員は激怒した。故西岡武夫前参院議長は「開門を強硬するならば排水門にへばりついて頑張る」と「菅降ろし」の狼煙を上げたが、志半ばで死去。諫早で生まれ育った大久保氏も23年1月の党両院議員総会では、壇上の菅氏にこうかみついた。
「上告しなかったのは間違いだ。県連の声も当事者の声も無視しての独断。これが本当に政治主導か。地元では民主党政権は大丈夫かと言われている。首相は責任が取れるのか!」
それからは長崎選出の民主党議員は地元でおわび行脚の日々。山田正彦元農水相らは最後は党を離れたが、先の衆院選で全員落選してしまった。
一人残された大久保氏はなお責め苦を受け、苦悩の日々を送る。開門期限は12月21日午前0時に迫り、地元では開門阻止運動が激化している。自民新人で元長崎副市長の古賀友一郎氏(45)も諫早出身だけに逆風はなおさら厳しい。
ただ、安倍政権も司法判断には逆らえず、林芳正農水相は「高裁判決に従い、開門するしかない」との立場をとっているため、古賀氏も正面切って「開門反対」を唱えていない。それだけに大久保氏も細野氏も菅氏の“暴走”を素直にわび、「開門反対」で気勢を上げれば、流れは変わったかも知れない。
細野氏の演説を聴いた無職、中村広一さん(66)は「長崎新幹線も福祉も大事だけど、大久保さんは開門反対派なんだから、そこをちゃんと言わないと理解は得られないと思うよ」。市自治会連合会の芦塚末光会長(74)は「地元に説明もなく暴挙に出た菅氏にはみんな怒っている。諫早では民主党に投票する人はほとんどおらんでしょう」と突き放した。
2479
:
チバQ
:2013/07/08(月) 22:50:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130708/elc13070811200034-n1.htm
【参院選】
晴れ晴れ引退、次世代にバトン…谷川秀善、白浜一良、松井孝治3氏 後継の応援で奔走
2013.7.8 11:19 (1/2ページ)
舌戦が加熱する参院選で、関西でも今期限りで政界を引退するベテラン参院議員たちが奔走している。長年守ってきた議席を後継者に無事引き継ぐためだ。果たせなかった夢、未来への希望、支援への感謝…。それぞれの思いが詰まったバトンを次世代に託す。
■気持ち引き締め
公示日の朝、大阪市内で行われた自民党新人候補者の出陣式。小泉純一郎政権で外務副大臣を務めた谷川秀善(しゅうぜん)参院議員(79)=大阪選挙区、改選数4=は「ぜひトップ当選させていただきたい」と後継者への支持を呼びかけた。
寺の住職になるはずが、党から請われ「世の中のため」と平成7年、大阪副知事から政界へ転身。3期18年務め上げた。その間には“小泉ブーム”も民主への政権交代も経験したが、引退を決めた直後、再び与党に。「晴れ晴れとした気持ちで辞めることができ感謝している」と語る一方で「対抗勢力があまりにも弱くなってしまった」と現在の政界を憂い、後輩には「権力志向になってはいけない」と注文をつける。
参院選では陣営の選対本部長を務める。「選挙は良い時も悪い時も頑張った方が勝つんです。頑張らないと。最後のご奉公です」
■伝統の1議席
「すばらしいバトンタッチができる後継者が誕生した。心から喜んでいる」
公明党副代表、白浜一良(かずよし)参院議員(66)=同=は4日、新人の候補者とともに街宣車にのぼった。
平成元年に初当選。公明の国政進出の礎(いしずえ)となった参院大阪選挙区で「伝統の1議席」を4期24年間守り抜いた。
民主党が政権交代を果たした21年の衆院選で、公明は大阪府内の4小選挙区で全敗。日本維新の会と選挙協力し、昨年の衆院選で4議席を取り戻した。
参院選では「これからの時代を担う人材だ」と候補者を紹介。支援に全力を尽くし、「国民の声をしっかり聴き、新しい時代の新しい力になってほしい」と後継者に思いを託した。
■有権者に感謝
京都選挙区(改選数2)で4日に行われた民主党新人候補者の出陣式。京都府連会長の山井和則衆院議員が、松井孝治参院議員(53)を前に「松井議員のバトンを受け継ぐ重要な選挙。12年間本当にご苦労さまでした」と労をねぎらうと、松井氏は深々と頭を下げた。
元通産官僚で、平成6〜8年には首相官邸スタッフとして省庁再編などに携わった。13年に民主党から出馬し、初当選。鳩山由紀夫内閣で内閣官房副長官を務め、「首相のブレーン」と呼ばれたが「当初から2期と決めていた」と23年7月、突然引退を表明した。
再び政権が自民党に移った後の今年6月、地元関係者との意見交換のため、野田佳彦元首相が京都入りした際にも自身の後継者とともに同席。元首相らに「12年間お世話になり、ありがとうございました」と謝意を述べた後でこう語った。
「やりたかったことをやれたのは2割。残りの8割は次の世代に託したい」
2480
:
チバQ
:2013/07/08(月) 22:54:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070800450
元復興相、3選へ正念場=小沢王国「落日」で混戦−岩手【13参院選】
参院選岩手選挙区の候補者のポスターを眺める有権者=7日、盛岡市 現職の元復興相、平野達男は参院選公示日の4日、岩手県花巻市内で行った街頭演説で、聴衆に深々と頭を下げた。「今は一議員という立場だが、引き続き復興の最前線に立たせていただきたい」
3期目の当選を目指す平野だが、これまでの選挙は生活の党の代表小沢一郎が築いた強固な地盤に寄りかかってきたのが実情だ。その小沢とたもとを分かった上、逆風を嫌って民主党とも手を切った。水面下で進んでいた自民党から支援を受ける話も結局流れ、無所属で臨む今回はまさに「正念場の戦い」(陣営幹部)となる。
平野の最大の強みは、民主党政権時に復興相として東日本大震災で甚大な津波被害を受けた県内沿岸部の復旧・復興に直接携わってきた経験と実績だ。後援会長を引き受けた北上商工会議所会頭の中村好雄は「震災直後から平野さんには足を運んでもらい、本当にお世話になった。予算を付けるのは政権与党だが、平野さんとは既に人間関係ができている」と厚い信頼を置く。
民主党会派を含む県議8人も相次いで平野支援を表明。「県民党」を掲げ、無党派層を中心に支持拡大を図る。
一方、「小沢王国」打倒を狙う自民党は、慶大ラグビー部元監督の田中真一を擁立した。「岩手と日本の政治のねじれを正すことが大事だ」。4日の出陣式で田中は声を張り上げて必勝を誓った。400人の支援者が歩道を埋め尽くし、辺りは熱気に包まれた。
同党は過去6回の参院選で、小沢系候補にことごとく苦杯をなめてきた。しかし、権勢を誇ってきた小沢は、国政での影響力が低下。安倍内閣の高支持率も加わり、21年ぶりの議席獲得が現実味を帯びる。党本部も全面支援の構えで、7日には官房長官、菅義偉が盛岡市入り。講演では「岩手県はある人(小沢)にずっと牛耳られてきた。その人としがらみのない候補を国会に送るべきだ。そのチャンスがようやく到来した」と対決ムードをあおった。
守勢の小沢が擁立したのは、県議を10年間務めた関根敏伸だ。街頭では「衆参ねじれの解消で自公政権が暴走する可能性があることを真剣に考えてほしい。そのとき、対抗し得る勢力の結集は、小沢にしかできない」と力説する。
小沢の後援会組織は旧市町村ごとに50以上存在するとされる。小沢は1日も地元に入り、複数の後援会の引き締めを図った。その後、記者団に「岩手は私の出身県であり、私の政治活動の基盤をなし、私を支えてくれた県だ。何としても県民の皆さんのご理解とご支持を得たい」と語り、危機感を隠そうとはしなかった。
6月半ば、盛岡市内を中心に業界団体を20カ所以上回った時には、全日程をマスコミに公開した。小沢のこうした言動は、隠密行動を常とし取材にもなかなか応じない従来の手法とは明らかに異なっており、土俵際まで追い詰められている印象をかえって浮き彫りにした。
小沢が津波被害に遭った沿岸部を訪れたのは、震災発生から約10カ月後だ。このことで県民が小沢への不信感を募らせたのは間違いない。かつての後援会幹部は「もし被災直後に小沢さんが地元に駆け付けてくれていたら、平野さんを支援していない。小沢政治が終わっても影響はない」と静かに突き放した。(敬称略)
(続)(2013/07/08-14:29)
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:
チバQ
:2013/07/08(月) 22:58:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130708ddp041010006000c.html
2013参院選の現場:福岡・山口・沖縄、ポスター掲示場どこ? 3県選管便宜なし 新人候補者不満「余計な労力かかる」
毎日新聞 2013年07月08日 西部朝刊
選挙運動用のポスター掲示場がどこにあるのか把握するのに、候補者たちが苦労している。今回の参院選(21日投開票)で、設置場所を市町村選管から集約して候補者に通知したのは九州・山口の9県選管のうち6県。福岡、山口、沖縄の3県では陣営が各市町村を回るなどして資料を入手しなければならなかった。さらに、市町村選管の資料は設置場所がどこなのか分かりにくい表記もある。掲示場探しに時間と労力を要した候補者から改善を求める声が出ている。【下原知広】
「組織力がある候補が有利な制度になっている」。福岡選挙区(改選数2)から出馬した新人の陣営スタッフはこぼす。あらかじめポスター掲示場の場所を把握しようとしたら、福岡県選管から資料をもらえないことが判明。既成政党と違い支部組織がほとんどなく、福岡市のスタッフらが6月中旬から県内74市区町村に出向くなどして資料を取り寄せた上で、県内9048カ所ある掲示場の場所を地図に記していかなければならなかった。
公職選挙法は、市町村選管が設置する公営掲示場以外に選挙運動用ポスターを掲示できず、市町村選管は候補者が掲示しやすいよう便宜を図るよう規定。県への義務付けがないことから山口、福岡、沖縄の3県選管は今回の参院選に限らず、設置場所を候補者側に知らせるような便宜を図っていない。
また市町村選管によって、陣営に配る資料は設置場所の住所表記が異なる。福岡県内では字名のみで番地がなく、「旧○○パチンコ前ガードフェンス」「旧○○野菜集荷場前ガードレール」など目印となる施設や建物の名前しか載せていない選管もある。
福岡選挙区のある陣営は、地番が分からないので場所を確認するのに苦労し、公示日までにスタッフが探し歩かなければならなかった。候補者は「70カ所以上の市町村を回るだけでも大変。資料では設置場所の住所が分からずカーナビも使えない。初めて選挙に出る人や、資金と人手が少ない候補は掲示場探しの時間と労力が余計にかかるので不利だ」と不満を示す。
一方、県選管によって取り組みに温度差がある。佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島、宮崎の6県選管は市町村から設置場所を集約し、一覧表にするなどして事前説明会などで陣営に配布している。大分県選管は候補者の要望を受けて6年ほど前から実施しており、長崎県選管は「選挙の事務執行は県なので、候補者が選挙をやりやすいように便宜を図るのは当たり前のこと」と説明。設置場所の住所表記を統一するメリットもあるという。
便宜を図っていない3県選管は「法の規定では市町村選管の義務になっている」(福岡)などと見直す予定はない。総務省は「候補者が掲示場探しに苦労しているというのは初めて聞く話だ。県選管で集約するのは事務量の問題もあり、すぐには判断できない」と話している。
2482
:
チバQ
:2013/07/08(月) 23:04:50
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307082400001.html
2013年7月8日
元副総理 どぶ板選、民主王国の三重
三重県に異変が起きている。これまで衆参の国政選挙で地元にほとんど戻らなかった民主党県連代表の岡田克也元副総理(59)が、県内に張り付いている。
●「生の岡田さん初めてや」
「巨大与党のやりたい放題に歯止めをかけたい。自民党の暴走を止めるために民主党に力をください」
公示日の4日、津駅前で演説した岡田氏は、いつもの落ち着いた口調から一転して声を張り上げた。民主現職の高橋千秋氏(56)と二人三脚で県内5カ所で演説し、1人だけで企業回りもした。
翌5日の午前7時、岡田氏は高橋氏と一緒に松阪駅前に立っていた。「生の岡田さん初めてや」「テレビより顔小さいな」と驚く通行人に、岡田氏は歩道の柵の外側から身を乗り出し、声をかけて名刺を配った。「しっかり目が合うから、この位置の方がいいよね」
それから、岡田氏は2カ所の出陣式に出て企業7社を回った。駅の売店に小走りし、自分でサンドイッチとコーヒーを買い、過去5回の参院選で民主候補の得票率が県内で最も低かった南伊勢町に向かった。
「三重は勝てるかもしれない。みなさんが推薦はがきを何枚出せるかが勝負です。自分で書かずに、5人の推薦人に書いてもらってくださいね」。岡田氏は集まった約40人に丁寧に語りかけ、頭を下げた。
その後も企業を訪ね、尾鷲市と御浜町で集会に参加した。この日の車の走行距離は約600キロに及んだ。
岡田氏は今年に入り、週末ごとに県内に戻るようになった。「岡田氏がどぶ板選挙をしている」と驚かれるほどこまめに企業や支援者を回り、ミニ集会は250回を超える。握手の時に相手と目線を合わせる、5人以上が集まる朝礼には行く、企業回りで社員全員に声をかけるといったことを、陣営の地方議員や秘書らにもこと細かに指示している。
岡田氏は言う。「民主に逆風が吹いてますからね。『民主政権は何もしてこなかった』と言われるから、こういうことをしてきたと訴えていきたい」
●自民は首相入り調整
「自民党が一番弱いのが、岩手県か三重県」
自民新顔の吉川有美氏(39)や陣営幹部らがよく使う言葉だ。
昨年末の衆院選圧勝の余勢を駆って、自民党は三重の参院議席奪還の好機とみて、8日に小泉進次郎青年局長、11日に石破茂幹事長が県内に駆け付ける予定で、中盤以降には安倍晋三首相(党総裁)の三重入りも調整している。
2007年以降の衆参比例区で県内では常に11万票台を取っている公明党は吉川氏を推薦するが、自民党が公約に掲げた憲法96条改正には警戒心がにじむ。
「自民党が暴走することがあったら、あるいは右傾化に走ることがあったら、公明党は体を張ってブレーキをかける」
6月30日夜、名張市であった自民党の集会で、公明党の石井政(ただし)・名張市議が声を強めると会場には緊張感が走った。続いて演台に立った川崎二郎・自民党県連会長(65)は苦笑いしながら「安倍さん、男性路線を行き過ぎているという話なんでしょう」と応じた。
公示日の4日夜、吉川氏は津駅前の街頭演説で「まず何よりも経済。それに防災、女性の活躍する場を作る」と訴えたが、憲法にはいっさい触れなかった。
「空中戦は北勢が重点になる」。川崎会長は安倍首相らの応援で無党派層の取り込みに期待するが、最も頼みとするのは県南部を中心とした従来の自民地盤だ。「私と田村(憲久厚生労働相)、三ツ矢(憲生衆院議員)がきちんと地元を固めれば、いけると思う」
一方、共産と日本維新の会が擁立した2人は「アベノミクス」への批判を強める。共産新顔の中川民英氏(45)は「大企業の260兆円の内部留保の一部を取り崩して賃上げする」、維新新顔の深尾浩紹氏(50)は「株価は外国人投資家が手を引けば危うくなる。国の借金や社会保障制度などを誰が改革するのか」と街頭で訴えている。(緒方雄大、永井啓吾)
2483
:
チバQ
:2013/07/08(月) 23:14:40
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130708t41009.htm
衆院選で惨敗 県連幹部離党 秋田民主、存亡懸ける
参院選秋田選挙区(改選数1)で、民主党が県内組織の存亡を懸けた戦いを繰り広げている。昨年の党分裂と衆院選大敗で、1年前には5人いた党国会議員が、改選を迎えた松浦大悟氏(43)だけになった。ことし春のミニ統一選前後には県連幹部らの離党も相次いだ。選挙戦では、「反自民」を旗印に支援者の結集を図ろうと懸命だ。
松浦氏は5日、土砂降りの雨の中、応援に駆け付けた海江田万里代表とともに、男鹿市の街頭で声を振り絞った。
<白紙委任に警鐘>
「自民に白紙委任していいのか。大事なことを自民だけで決めていいのか」。衆院選では、県内の全議席を自民党に明け渡した。松浦陣営は国政と県政のオール自民化に警鐘を鳴らす。
県連は「地方組織を重視し、県議を中心に支持拡大を図る」と選挙戦略を語るが、足元はおぼつかない。党所属の県議はわずか3人。市町村議も秋田市議と井川町議が1人ずつしかいない。
衆院選後の県連幹部らの離党も響いている。衆院選で落選した元首相補佐官寺田学氏(36)と川口博氏(65)は、それぞれ4月の秋田市長選と小坂町長選に無所属で立候補するため離党した。
党の元衆院議員が首長となれば、参院選に弾みがつくと期待されたが、結果は両氏とも落選。さらに県連の地方選対応に不満を持った由利本荘市議と秋田市議もそれぞれ党を離れた。
沼谷純県連幹事長は5月、秋田市であった松浦氏支援の集会で「党は大変厳しい。消えてなくなるんじゃないかと、叱咤(しった)激励をもらう。その通りだと思う」と危機感をあらわにした。
数少ない明るい材料は6月以降、昨年の衆院選秋田3区で民主党を離党した候補者を応援した旧支援者の中に、「自民の独占ではいけない」と民主支持に回帰する動きがあることだ。
県連幹部は「党分裂の動きは底を打った。過去にはいろいろあったが、反自民ではまとまれる」と望みをつなぐ。
<組織がフル稼働>
自民党新人の中泉松司氏(34)は対照的に、強固な組織を前面に出した選挙戦を展開する。県議26人に加え、昨年の衆院選を経て倍増した国会議員4人がフル稼働する。
中泉氏の地盤は秋田市北部。組織力では他の候補者を圧倒するが、全県的な知名度不足は否めない。鈴木洋一選対本部長は「知名度は現職に格段に劣る。県議がいくら多くても負けるときもある」と陣営を引き締める。
秋田選挙区には、ほかに共産党新人の佐竹良夫氏(62)、幸福実現党新人の西野晃氏(36)が立候補している。
◇秋田選挙区立候補者(1−4)
中泉 松司34党県青年局長 自 新(公推)
佐竹 良夫62党県政策委員 共 新
西野 晃36宗教法人職員 諸 新
松浦 大悟43党県代表 民 現(1)
2013年07月08日月曜日
2484
:
チバQ
:2013/07/09(火) 00:07:26
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130708/fkk13070821580002-n1.htm
民主・海江田代表、汗と涙の九州縦断!? 通行人はそっぽ 民主嫌いの玄海町長も同情「いい人なんだけど…」
2013.7.8 21:27 (1/2ページ)
街頭演説後、聴衆に支援を訴える民主党の海江田万里代表=8日、福岡市博多区のJR博多駅前
九州全域が一気に梅雨明けした8日、民主党の海江田万里代表は、鹿児島−熊本−福岡と九州を熱波とともに北上し、安倍晋三首相のアベノミクスを批判して回った。だが、九州での海江田氏の印象といえば、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働を菅直人元首相に阻まれ、号泣したことくらい。炎天下で必死に支持を訴えても、通行人の多くは素通り。目が潤んでいたのは、額から吹き出す大粒の汗のせいなのか?
「今後働く人の環境が悪くなる可能性が非常に大きい。若い人たちは非正規雇用ばかりで結婚、出産もできない。働く人たちの賃金を増やすことでデフレを克服していくべきです!」
8日午後4時すぎ、海江田氏はJR博多駅前(福岡市博多区)の仮設演台で拳を振り上げながら訴えた。だが、聴衆は、労働組合などの動員を含めても300人(陣営発表)。どう見ても実際は半数しかおらず、陣営スタッフは演説中にもかかわらず「海江田さんが来ています。ぜひ聞いていってください!」と呼び込みを続けたが、冷ややかにかわされた。
福岡選挙区(改選2)に出馬する民主新人の野田国義氏(55)も「アベノミクスの恩恵を受けるのは資産家や富裕層。私どもは金持ち優遇ではなく、分厚い中間層に視点をあてた政策をしっかりと進めていきます」と訴えたが、反応はやはり同じだった。
それもそのはず。円高・株安、デフレ不況に沈んだ民主党政権の3年3カ月への反省の弁がなければ、アベノミクスを批判しても説得力はない。
演説を最後まで聞いた北九州市八幡西区の小学校教員、山田孝二さん(52)は「アベノミクスに疑問を感じる人もいるけど民主党にこれだという政策は見えない。原発や経済でしっかりと旗を立てればもっと期待を集められただろうけど、もう遅い…」。長崎県大村市の会社員、大村元経さん(35)は「いつもよりアベノミクス批判が少なかったので多少はわきまえたのかもしれませんね。でも訴えかけるものはなかった」。福岡市東区の会社員、西隆志さん(27)も「ここでいいことを言ったり、マニフェストに書いても結局実行できない気がする。民主党政権の悪い印象が残っているのでなかなか信用できないですよね」と語った。
奇しくもこの日、九州電力など4社は5原発10基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。2年前の平成23年6月、海江田氏は経産相として玄海原発再稼働の地元合意まで取り付けながら、菅直人首相(当時)が唐突に全原発のストレステストを打ち出したことにより断念せざるを得ず、衆院経産委で泣き崩れた。
当時は同情を誘ったが、結局閣僚を辞任することもなく、優柔不断さだけを印象づける結果を招いた。海江田氏も玄海原発に近い福岡市で原発問題に触れないわけにはいかないと思ったのか。博多駅前では「2030年代の原発ゼロを目指しあらゆる政策手段を動員します。再稼働には厳しい審査を通り、地元合意も必要です」と語ったが、当面のエネルギー危機をどう乗り切るかについては明言を避けた。
再稼働をめぐり海江田氏と直接交渉した玄海町の岸本英雄町長は大の民主党嫌いだが、海江田氏には同情的だ。参院選で苦戦する姿をこう気遣った。
「ホントは海江田さんも原発を再稼働させないと大変になることが分かっているはずなんだが、民主党の代表という立場では言えないのかな。人間としてはとてもいい人。もう少し政治家としての気概があれば、この局面を乗り越えることができるだろうけど…」
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:
チバQ
:2013/07/09(火) 01:29:20
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000m010046000c.html
参院選:投票率に懸念 過去最低95年に類似の指摘も
毎日新聞 2013年07月08日 20時02分(最終更新 07月08日 22時32分)
投票率の推移(選挙区)
拡大写真 序盤から与党の優勢が伝えられる今回の参院選で、野党が十分な対立軸を作りきれていないとの見方から、低投票率を懸念する声が出ている。補選を除く国政選挙としては過去最低の投票率だった1995年(44.52%)の参院選と似ているとの指摘もある。
昨年の衆院選は59.32%という過去最低の投票率(小選挙区)だった。政権交代にもかかわらず投票率が低かったのは、自民党の対立軸として期待した民主党への失望が政治自体に広がったためとみられる。
政権交代後、約7カ月を経過した現在も野党勢力は国会などで存在感を示せていない。4月の参院山口補選、6月の東京都議選はいずれも低投票率となり、与党が圧勝した。
過去の参院選でも、野党の弱体化と投票率低下が連動した例がある。旧社会党が後退した92年と95年の参院選では、それぞれ50.72%、44.52%へと急落した。旧社会党は89年の参院選で消費税反対などを追い風に躍進したが、その後の国会対応などで結果を示せず、92年参院選では前回比で改選議席が半減。さらに、一転して自民党と連立を組んだことで失望をかい、95年参院選は有権者の半数以上が棄権した。
98年以降の過去5回は民主党の伸長のほか、期日前投票導入などで投票率は50%中盤を維持してきた。早稲田大学の田中愛治教授(政治学)は「98年以降は民主党の台頭で政治が動き、投票率を下げる要因が少なかった。野党が弱い今回は上がる要因がなく、95年と似ている」と警鐘を鳴らしている。【中島和哉】
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:
チバQ
:2013/07/09(火) 19:46:36
http://mainichi.jp/select/news/20130709mog00m010008000c.html
参院選:連合幹部「落ちぶれた」 民主「不戦敗」、1人区・和歌山
2013年07月09日
参院選で与野党決戦の主舞台になってきたのは、1人区(改選数1)で、31ある。ところが今回、民主党は9選挙区で公認も推薦も出せない「不戦敗」に追い込まれた。その一つが和歌山選挙区。民主党を支えてきた連合票は行き場を失っている。
「努力しましたが、お手上げです。午後から記者会見します。申し訳ありません」
6月22日朝、連合和歌山の幹部の携帯電話が鳴った。電話の主は、民主県連代表代行、岸本周平衆院議員。選挙区候補の擁立失敗を伝える電話だった。民主との選挙協力に長年携わってきたこの幹部は嘆いた。「ここまで落ちぶれるとは」
参院選の擁立作業は当初から迷走していた。一任された前の県連代表の阪口直人衆院議員は、連合本部の役員に出馬を打診。しかし、交渉中の昨年11月、当の阪口氏が民主を離党し、日本維新の会に移った。
急きょ後を継いだのが岸本氏だった。県内出身であること、そして、落選しても次の衆院選に挑戦すること。この二つを候補者の条件に、連合本部役員ら数人と交渉した。しかし、受ける人は誰もいなかった。「負け濃厚の選挙なのに、えり好みし過ぎた」。県連関係者は悔やむ。
民主は参院和歌山選挙区で議席を得たことはない。ただし、比例代表では前々回(07年)、19万票を集めて第1党に。前回(10年)も得票率2ポイント差で自民に迫った。衆院選も、政権交代が起きた09年は県内3選挙区のうち2選挙区で勝利、逆風の昨年末も、1区の岸本氏だけは議席を守った。
連合和歌山は従来、選挙区で民主県連と合同選対を組織。比例では民主候補として擁立する日教組や電力総連など連合本部の組織内候補の選挙運動に取り組む一方、民主のポスター張りを手伝うなどフル回転してきた。「選挙区に候補者がいないのでは、比例の組織内候補に影響が出る。再三協力してきたのに」。ある連合関係者は憤りを隠さない。
「選挙区に候補を立てないのなら、民主の比例ポスターは自前で張ってください」。擁立断念発表から2日後。連合の事務所を訪ねた民主関係者は突き放された。「今回はポスターを張ることすらままならない」。県連幹部は頭を抱える。
6月27日夜。和歌山市内で自民現職、世耕弘成氏の決起集会が開かれた。「民主も維新もいないからといって油断しないでください。選挙は大丈夫ということはないんです」。声を張り上げる世耕氏とは対照的に、応援に立った仁坂吉伸知事や議員からは「楽勝」「一番最初に勝ってもらいましょう」などの言葉が飛び出した。楽観ムードは否めない。
民主不在という状況に、共産党県委員会の竹内良平委員長は「参院選としては、あまりない構図だ。票の流れが読めない」と打ち明ける。
公示2日前の今月2日、連合和歌山は自主投票を決めた。組合員は約3万300人。連合幹部は言い放った。
「約7割が自民に流れる」【松井聡、岸本桂司】
………………………………………………………………………………………………………
◇和歌山(改選数1)
久保美也子 52 幸福党県役員 諸新
原矢寸久 61 党県副委員長 共新
世耕弘成 50 官房副長官 (3)自現=[公]
(届け出順)
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2487
:
チバQ
:2013/07/09(火) 19:52:33
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000m010131000c.html
参院選:首都・東京選挙区 守る民主 攻めの共産
毎日新聞 2013年07月09日 08時00分
参院選が中盤戦に入った8日、対照的な二つの選挙関連会議が東京都内であった。
8日午後、民主党本部。同党公認の鈴木寛元副文部科学相の陣営は都連所属議員による総決起集会を開いた。「候補者を一本化したのに、落選するようなことがあれば、我々は笑われて外を歩けない」。会合は非公開で行われたものの、選対顧問の松原仁衆院議員の悲壮な声が室外にもれた。
もう一つの会議は8日午前、共産党本部で開かれた党常任幹部会。志位和夫委員長ら党幹部が出席した会合で、市田忠義書記局長は「共産党の話も聞いてみようかと、自転車に乗った人、通勤客らの足が止まる」と選挙戦の手応えを報告した。守る民主に、攻める共産。二つの会議は双方の党勢を象徴する。
民主党は公示直前の2日、現職2人の擁立を予定していた東京選挙区(改選数5)で大河原雅子氏の公認を取り消し、公認候補を鈴木氏に一本化した。参院選の前哨戦と位置付けた先月23日の東京都議選で惨敗。獲得議席で自民、公明両党だけでなく共産党にも敗れ、参院選戦略の見直しを迫られたからだ。
民主党執行部は敗因として複数候補擁立による共倒れを挙げ、参院選の首都決戦で「守りの選挙」に転じた。都議選直後、党独自の情勢調査を行い、鈴木氏が優勢と判断。「公示前になぜ降りなければならないのか」と拒む大河原氏に対し、党執行部は2日夜、公認取り消しを強行した。
しかし、都議選の敗因は候補者の競合だけにあったのではない。毎日新聞が4、5両日行った参院選の全国特別世論調査で「安倍内閣を支持しない」と答えた人に比例代表の投票先を聞いたところ、民主党18%、共産党15%と拮抗(きっこう)。昨年12月の衆院選で2大政党の構図が崩れ、民主党は安倍政権批判票の受け皿になり切れていないのだ。
昨年の衆院選での敗北後、民主党の海江田万里代表が何より重視してきたのは、党内対立の回避だった。政権与党でありながら、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加の是非を巡り党を二分する対立が続出。結局、小沢一郎・生活の党代表らが集団離党し、党の統治能力に疑問符がついた。
このため、参院選の公約作成でも、民主党執行部は賛否が分かれる憲法改正やTPPについて玉虫色の表現にとどめてきた。鈴木氏は8日、東京都目黒区の街頭演説で「大勢の仲間と一緒に民主党を立て直していきたい」と主張。ただ、消費増税や憲法改正、TPPなど主要政策で反対姿勢を鮮明にする共産党に対し、民主党からは自民党との対立軸が見えない。
「安倍政権の暴走に対案を示しながら、真正面から対決しているのは共産党だ」
共産党公認の吉良佳子氏は4日、東京・新宿の第一声で「自共対決」の構図を強調した。同党は東京選挙区で、2001年以来12年ぶりの議席確保を狙う。反安倍政権票の受け皿へ−−共産党は党の基本方針を説明するこんなチラシを全国で配布し、新たな支持層を開拓しようとしている。
「『こんどは共産党かな? でも……』というみなさんへ」【光田宗義】 ◇
21日投開票の参院選の現場で何が起こっているのか。焦点選挙区を追う。
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2488
:
チバQ
:2013/07/09(火) 19:56:43
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130709ddlk07010003000c.html
2013参院選・福島:好調!?期日前投票 前回同期比2倍超 真相は投票券発送を前倒し−−市町村選管 /福島
毎日新聞 2013年07月09日 地方版
県選挙管理委員会が8日に集計した参院選投票日2週間前(7日現在)の期日前投票数が、2010年の前回参院選の同時期と比べて2倍超の1万9853票となった。投票率の低下が予想されているだけに、県選管内は一時沸き立ったが、各市町村選管がそれぞれの判断で偶然にも投票入場券の発送を3日ほど早めたことが“出足好調”の真相らしいことが判明。「果たして投票率はどうなるのか」と関係者をやきもきさせる状態が続いている。
県内59市町村のうち前回同時期を上回ったのは53。最多は5倍超の郡山市で、最低は半分以下の泉崎村。
郡山市選管によると、4月の市長選まで従来通り告示日に投票券を発送したが、市民から「選挙が始まったのになぜ届かないのか」と苦情が殺到。「今回は公示3日前に発送したことが、期日前投票の出足を早めているだけ」と分析した。3・5倍となったいわき市の選管も「昨年12月の衆院選で有権者に叱られた反省」から、公示3日前に発送したという。各市町村とも「独自の判断」で投票券の発送を早めていた。
一方で、泉崎村の選管担当者は「我が村も公示日に届くよう送ったのに……」と腑(ふ)に落ちない様子。【栗田慎一】
2489
:
チバQ
:2013/07/09(火) 19:57:28
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130709/plt1307091541004-n1.htm
【激闘 参院選】民主、東京の一本化失敗で苦戦 埼玉でギクシャクの自公 関東圏序盤情勢 2013.07.09
今後の政局を大きく左右する7・21参院選は、各党党首が支持を訴えて全国各地を飛び回り、序盤戦で早くもヒートアップしている。特に、関東1都6県の選挙区は決戦の行方を占う激戦区だ。選挙プランナーの三浦博史氏が情勢を分析した。
首都・東京選挙区(改選数5)は、自民党の「女ヤジ将軍」こと丸川珠代氏と、同党の武見敬三氏、支持基盤が強固な公明党の山口那津男氏、そして、共産党の吉良佳子氏がほぼ当選圏内に入った。
「今回は投票率が低いとみられ、しかも自民党が大量票を取る可能性が高い。この結果、当選ラインが下がり、組織票を持つ共産党に有利に働く」
三浦氏はこう語る。
問題は、残る1議席を誰が取るかだ。三浦氏の分析では、民主党の鈴木寛氏が、「反原発」を掲げる無所属で俳優の山本太郎氏と激しく争う。民主党は公示直前に公認を鈴木氏に絞ったが、電話1本で大河原雅子氏を切り捨てた非情さが裏目に出て、「大河原氏も無所属で出馬したため、一本化とはいえず、鈴木氏は苦戦するのでは」と三浦氏は読む。
改選数3の千葉選挙区では、民主党候補の一本化に成功し、野田佳彦前首相の側近である長浜博行氏が、「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員の秘書を務め、人脈の広い自民党の石井準一氏に次ぐ勢い。残る1議席は、自民党の豊田俊郎氏がやや優勢とみられるが、「石井氏が自民票を取りすぎれば、共産党の寺尾賢氏が逆転する余地が生まれる」(三浦氏)という。
神奈川選挙区(改選数4)では、自民、みんな両党の候補が先行し、「今回の参院選候補でトップ3に入る美女」(永田町関係者)といわれる公明党の佐々木さやか氏と、民主党の牧山弘恵氏が追う。民主党を離党した日本維新の会の水戸将史氏は、どれだけ労組票に食い込めるかが焦点だ。
自民、公明両党がギクシャクしているのが、埼玉選挙区(改選数3)。自民党本部は、公明党がここを「再重点区」と位置付けているため、公明党の矢倉克夫氏に推薦を出した。すると、自民党の古川俊治氏が6月上旬の記者会見で「創価学会は嫌いだ」と公言したのだ。
ただ、現時点で、古川氏は断トツでリード、矢倉氏は圏内に。民主党の山根隆治氏と、みんなの行田邦子氏による3位争いは、行田氏に勢いが出てきているという。
2490
:
チバQ
:2013/07/09(火) 19:59:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070900521
自民「普天間隠し」で対抗=現職、無党派引き留めに必死−沖縄【13参院選】
新型輸送機オスプレイが駐機する米軍普天間飛行場=3月23日、沖縄県宜野湾市 参院選公示日の4日朝。自民新人の安里政晃は勝負服の白いかりゆしウエアを着て、那覇市での出陣式に臨んだ。「まずは景気をしっかり回復していく」と訴え、地元にとって経済政策・景気対策の強化こそが必要と力を込めた。事実上の選挙戦は既に始まっており、安里の声は早くもかすれ気味だ。その後、沖縄県内10カ所で街頭に立ち、同様の内容を繰り返したが、米軍普天間飛行場の「県外移設」には一度も触れなかった。
党の公約は普天間の移設先について、日米合意に沿って「沖縄県名護市辺野古への移設を推進する」と明記している。一方、沖縄県連は地方版政策集をつくり、その中で「県外移設を求める」とうたった。党本部と県連・公認候補が対立したまま、参院選に突入する異例の事態となった。
もっとも、県連の政策集を見ると、基地問題の扱いは「沖縄振興」「福祉・子育て」「社会資本・産業基盤の整備」に続いて4番目で、優先順位は高くない。むしろ、「アベノミクス」効果がこれから地元に波及してくるとの期待感を前面に押し出し、現職の糸数慶子と勝負したいというのが、県連サイドの本音だ。対立候補から、普天間をめぐる党本部との「矛盾」を突かれるのを避ける狙いもある。
「現実的には、辺野古移設しか解決策がないのは分かっている。しかし、住民の声は『県外』だ。それを無視できない」。県連幹部は苦しい胸の内をこう明かす。
党本部も、こうした事情は十分に承知している。公示日に県内を回った幹事長・石破茂は「普天間の危険性を一日も早く除去する」と強調しながらも、争点化を避ける安里と歩調を合わせ、辺野古移設には一切言及しなかった。
3期目を目指す地域政党「沖縄社会大衆党」の糸数は4日午後、イメージカラーの真っ赤なジャケット姿で炎天下の那覇市内の交差点に立ち、安倍政権批判を展開した。演説の中身は、憲法改正阻止や環太平洋連携協定(TPP)参加反対が中心。普天間問題は多くを語らず、「普天間を辺野古に移すのも、新基地を造るのも反対」と述べるにとどめた。
過去2回の選挙では、自民党候補に大差で勝利した糸数。知名度も抜群で、相手陣営からは「モンスター級の強敵」と恐れられる存在だ。
ただ、県民の関心が高い普天間問題は、安里が自民党本部の方針に従わず、県外移設を掲げたことで、明らかな「争点」とはならなくなった。糸数は「争点隠しだ。安里氏は当選したら、辺野古移設容認に転じ、県民をだますのではないか」と批判するが、無党派層の支持を引き留めるための新たな材料をつかみきれない。
糸数陣営からは「相手方の『ねじれ』をどう突いていくかが難しい」と、攻め手をなかなか見いだせないことへの戸惑いが漏れる。
これまで糸数を支えていた「野党共闘」態勢も今回は盤石とはいえない。民主党が糸数を推薦せず、自主投票に回ったためだ。糸数は「今回は状況が違う」と警戒。陣営幹部も「組織に依存していないとはいえ、基礎票の目減りは避けられない」と話す。
【沖 縄】 金城 竜郎49幸福実現党員諸 新 新島メリー67元バスガイド無 新 安里 政晃45福祉施設役員自 新 推(公) 糸数 慶子65社大党委員長諸 現(2) 推(生・共・社・風)
(敬称略。届け出順。年齢は7月21日の投開票日時点)(2013/07/09-14:53)
2491
:
チバQ
:2013/07/09(火) 20:02:49
リンク先の写真。趣味悪いスーツ・・・
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130709-OHT1T00046.htm
【参院選】みんなの党が送る維新つぶしの刺客は元ウグイス嬢!・兵庫選挙区
聴衆と笑顔で握手を交わすみんな・下村氏 日本維新の会・橋下徹共同代表(44)による従軍慰安婦発言などを受け、今回の参院選での選挙協力を、みんなの党・渡辺喜美代表(61)の意向で解消したみんなと維新。その影響で兵庫選挙区は“橋下VS渡辺”の代理戦争の様相を呈している。急きょ刺客として送り込まれた、みんな・下村英里子氏(30)が対決姿勢をあらわにするなか、維新・清水貴之氏(39)は「向いている方向性は一緒なのに…」と、戸惑いを隠せないでいる。
「常軌を逸している。一緒に組むべき相手ではない」。みんなの渡辺代表が、参院選での維新との選挙協力を解消すると表明してから1か月半。今月2日、神戸市内で下村氏の出馬会見に同席した同党・浅尾慶一郎政調会長(49)は「結果として協力できなかった以上、有権者に(政策の)選択肢を提示するしかない」と全面対決への決意をにじませた。
両党分裂の影響をモロに受けたのが2人区の兵庫だ。自民優勢で、残りは1議席。維新とみんなの選挙協力解消で民主が息を吹き返し、固定票がある共産も議席獲得の可能性が出てきた。
みんなと維新は昨年12月の衆院選で政策協議を重ねるなど合流を模索したが、結局28選挙区で候補者が競合し票を食い合った。今回の参院選では共闘を目指して調整を進めていたが、橋下氏の発言でまたしても白紙に。以降、みんなは兵庫だけでなく大阪、京都と維新の支持が高い関西に急ピッチで候補者を擁立した。
6月中旬、渡辺代表から「あなたならできる」と電話で出馬を打診された下村氏は、2010年から2年半、結党間もない党の本部職員としてウグイス嬢などを務めた。現在は親族の跡を継ぎ、介護事業会社を経営している女性社長だ。兵庫は縁もゆかりもない土地。それでも「うちの党はとにかくぶれない。そこは維新より勝っていると思う」と強気な姿勢を崩さない。
一方、迎え撃つ元朝日放送(大阪)アナウンサーの維新・清水氏は戸惑いを隠せない。みんなの陣営とは「一緒にやっていきましょう」と、協力態勢を築いていただけに「向いている方向性は一緒なのに…残念ですね」と表情を曇らせた。橋下氏の従軍慰安婦発言については「僕自身としては何とも言えない」。兵庫では、今年4月の宝塚、伊丹両市長選でいずれも維新の公認候補が敗れており、選挙区内での反応は「維新に対するイエス、ノーはハッキリしたと思う」と「ノー」の声も肌で感じている。
維新が大阪だけで終わる政党なのか、それとも…。みんな・渡辺代表が仕掛けた代理戦争は、維新の将来も占うことになりそうだ。
東国原氏(左)とともに街頭演説した維新・清水氏 ◆清水氏応援に東国原氏参戦 ○…激戦の兵庫とあって維新側の動きも活発だ。8日夕には同党の東国原英夫衆院議員(55)が神戸・元町で演説。「足を止めてくださった皆さんの顔を私は一生忘れません! というより覚えきれません」と危機感に笑いをまぶしつつ、「今回は自民が勝つでしょう。ただ私は(安倍政権は)3年持たないと思っている。我々は2、3年後に期待される政党でありたい。改革の灯を消さないように1票を」と訴えた。
◆自民現職がリード 2議席を巡って7人が立候補。リードするのは、自民現職の鴻池祥肇氏(72)。安倍政権の支持率の高さが追い風になっている。さらに維新やみんなが票を奪い合う展開に、陣営は「こちらとしてはマイペース。これまで通りやれば結果はついてくる」と余裕の表情を浮かべる。
もう1人の現職であり、元厚生労働副大臣の民主・辻泰弘氏(57)は「自民党は強い立場に立つ政党。弱い立場に目を向けられるのは民主党しかない」と、自民との違いをアピールする。後を追うのは共産新人の金田峰生氏(47)。また、緑の党・松本なみほ氏(39)、幸福実現党・湊侑子氏(30)も、選挙区をくまなく回って支持を呼びかけている。
◆兵庫選挙区(改選2)
湊 侑子(30)諸派新
清水 貴之(39)維新新
辻 泰弘(57)民主現
松本なみほ(39)諸派新
下村英里子(30)みん新
金田 峰生(47)共産新
鴻池 祥肇(72)自民現
2492
:
チバQ
:2013/07/09(火) 20:04:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130709t71010.htm
参院選 東北6県知事、立ち位置の違い鮮明
参院選(21日投開票)で、東北6県知事の立ち位置の違いが鮮明になっている。特定の政党や候補者を支援する姿勢を示したのは、青森、岩手、秋田、山形の4知事。青森、秋田が自民党を支援するのに対し、岩手、山形は野党候補を応援する。出身政党や過去の知事選で応援を受けた経緯が絡む。宮城、福島は中立を掲げるが、宮城は他県の選挙区への「越境応援」に乗り出す。(2面に関連記事)
佐竹敬久秋田県知事は、秋田選挙区(改選数1)に立候補した元県議の自民新人を支援する。
初当選した2009年知事選、無投票で再選された今春の知事選で、自民の支持を受けた。5月の記者会見で「(私の)後援会が応援部隊になり動く」と語った。
三村申吾青森県知事は昨年の衆院選、10年参院選で自民候補を支援した。明確な態度表明はなかったが、公示された4日、青森選挙区(1)に立った元県議の自民新人の第一声でマイクを握り、「同志をぜひ、国政の場に送り出してほしい」と呼び掛けた。
達増拓也岩手県知事は岩手選挙区(1)で、政治の師と仰ぐ小沢一郎氏(衆院岩手4区)が率いる生活の党の新人を応援する。過去の選挙から続く一貫した行動だ。
知事は6月末、小沢氏を支援する岩手県内の経済人団体の会長に就いた。参院選に関し「基本的に自由にやらせていただく。会長になる前と後ではそれなりの違いは出てくる」と語った。
吉村美栄子山形県知事は、山形選挙区(1)で再選を目指すみどりの風現職への支援を表明した。初当選した2009年知事選で、この現職から支援を受けた「恩義」があるからだ。現職が6月27日に開いた国政報告会に出席し「動かない方が楽だが、人として応援しなければならない」と述べ、固い握手を交わした。県議会最大会派の自民は知事の言動を注視している。
「中立」を示す知事は一様ではない。
自民県議出身の村井嘉浩宮城県知事は「基本的には中立でいきたい」と宣言。ただ「今までの人間関係がある」とも述べ、含みを持たせた。公示後、自民党本部から岩手選挙区の自民新人への応援要請があり、知事は快諾。10日に岩手に入る。政権党に力を貸すことで、超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の北上山地への誘致を目指すという。
佐藤雄平福島県知事は中立を貫く構え。5月の記者会見で「各党が福島の現実を捉えているか、復興の重要性を認識しているかを見極めたい。一党一派に偏らないスタンスで選挙を見たい」と語った。
2013年07月09日火曜日
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:
チバQ
:2013/07/09(火) 20:10:09
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307092400001.html
2013年7月9日
第三極 敵も第三極、参院選・愛知
「立候補表明が遅れたので不利だったが、みんなの党の背中が見えてきました。ぜひ愛知県から、みんなの党ではなく近藤さんをよろしくお願いしまーす」
6日午後、名古屋市の金山駅前で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が声を張り上げた。この日は午後だけで3カ所、維新新顔の近藤浩氏(52)の応援演説に立った。
●「風吹かぬ」維・み・減、票奪い合い
自らの従軍慰安婦などをめぐる発言でみんなの党と路線対立が生じ、両党の選挙協力は白紙に。維新は公示直前、駆け込みで近藤氏を擁立した。
先月20日夕、大阪市の維新本部。愛知県総支部代表の重徳和彦衆院議員らが疑問を口にした。「戦うべきは政権党。第三極同士で争うことを有権者が望むんでしょうか」。だが、副代表の今井豊・大阪府議らは都市部の比例区票を掘り起こすためにも愛知選挙区の候補者擁立にこだわった。「愛知を最重点選挙区にする」。橋下氏ら幹部が頻繁に応援に入ることを条件に県総支部側を説得した。
迎え撃つみんなの党は、新顔の薬師寺道代氏(49)の擁立を5月下旬に発表。前回2010年参院選や11年の愛知県知事選にもみんなの党公認で立候補しており、今回が3度目の選挙となる。街頭演説では「私も3人の子を持つ母親です。女性の力を生かす社会を作る。それなくして日本の成長はない」と訴える。
公示後の6日、渡辺喜美代表が愛知入りした。薬師寺氏の擁立を発表した5月下旬から数えると、すでに3度目の来県だ。記者団に囲まれると、渡辺氏は「最重点選挙区ですから、何度でも来る」。選挙協力の解消で関係がこじれた維新とみんなのトップ同士が、愛知選挙区で遺恨試合を果たすかのような様相だ。
みんなの党関係者が漏らす。「もう第三極への風は吹いていないので、限られた票の奪い合いは避けられない。何とか3議席目に入れれば……」
名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党・減税日本も、新顔の宇田幸生氏(40)を擁立した。週末には河村市長が張りつき、おなじみになった自転車による選挙運動を展開。「名古屋の取り組みを国政へ」と意気込む。
●混戦模様、迫る共産
候補者の乱立で、虎視眈々(こしたんたん)と議席を狙う老舗政党がある。週末の7日、応援に駆けつけた共産党の志位和夫委員長が名古屋駅前で気勢を上げた。
「私たちは、都議選で始まった躍進の流れを参院選で花開かせたい」
同党は6月下旬の都議選で議席を8から17に倍増させ、民主党を抜いて第3党に躍進した。その余勢を駆って、参院選では01年以来、12年ぶりとなる選挙区での議席獲得を目指す。愛知選挙区では新顔の本村伸子氏(40)を擁立した。
98年の参院選で、愛知選挙区は自民、民主が候補者を2人ずつ擁立し、民主の2候補に続き45万票を集めた共産新顔の八田(はった)ひろ子氏が3位に滑り込んで当選した。当時を知る愛知の同党関係者が語る。「週末に志位委員長が来たときの街頭演説の熱気がすごかった。八田氏が当選した98年参院選の序盤、中盤の雰囲気に似てきている」
自民、民主の両党は確実な議席獲得を優先させ、今回は候補者を1人に絞った。新顔の酒井庸行氏(61)を擁立した自民は公示直前の2日、名古屋市内で県連大会を開催。来賓として駆けつけた石破茂幹事長が激励した。「民主も1人に絞っている。いささかでも気のゆるみがあれば、情勢は変わる」
現職の大塚耕平氏(53)を擁立した民主県連は、衆院の小選挙区候補に「次の衆院選のそれぞれの得票目標の7割を、今回の参院選で取れ」と指示を出した。党勢の失速も指摘されるだけに、県連幹部は「昨年の衆院選以上に自民党との差が広がってしまえば、もうダメだという空気になってしまう」と正念場との見方を示している。
2494
:
チバQ
:2013/07/09(火) 20:12:00
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1307090100004.html
《2013参院選》原発 悩める民主
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■公約「2030年代にゼロ」/労組「再稼働を」
【石橋亮介】北海道電力が泊原発の再稼働を申請し、参院選でも原発問題への関心が高まっている。道選挙区の候補6人の主張は「原発即ゼロ」から「早期再稼働」まで様々。中でも民主党は、党の公約と一部の支持労組に主張の違いがあり、この問題の難しさをうかがわせている。
民主党道連は、参院選の地域版公約で「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源の投入を図る」と掲げた。同党の小川勝也氏(50)は公示前の公開討論会で「民主党が泊原発の再稼働を容認するケースは非常にレアだと思うし、厳しいと思う」と述べ、公示日の第一声でも「原発に依拠しない世の中を孫の世代に残す」と語った。
■雇用が優先
だが、北電労組などで作る「北海道電力関連産業労働組合総連合」(道電力総連)は民主党を支持しながらも、脱原発には反対だ。勘川敏(かんがわ・あきら)会長は「資源のない日本で経済を成長させ、国民の暮らしを守るため、原発を失うわけにはいかない。5〜6年前の原油価格高騰の折に電気料金が上がらなかったのは、原発を含むリスク分散の結果だ」と話す。泊原発についても、原子力規制委員会が安全確認をしたら、すぐに再稼働すべきだとの立場だ。
労働組合の使命は組合員の雇用を守ること。「安価で安定的な電力の供給に原発は不可欠。それは組合員の雇用を守ることにもなる」との考えがある。電力料金の値上げを申請したことで風当たりが強い中、組合員の間には「道民の生活と経済の発展に尽力してきたのに、評価されない」という不満もあるという。
■連合にズレ
約9500人の組合員がいる道電力総連は「連合北海道」を組織する柱の一つだ。1994年、連合北海道は原発を「過渡的エネルギー」と位置づけて将来的に脱原発をめざす方針を決め、原発反対派と推進派が折り合った経緯がある。しかし、東京電力福島第一原発の事故を受け、民主党が「2030年代」と期限を切って脱原発を打ち出したことで、連合内の考えの違いが再び表面化した。
連合北海道の工藤和男会長は「原発への不安や不信は当然だが、電気も必要。いきなりゼロと言われれば、労働者としては心配になる。連合が脱原発の期限を設けていないのはそのためだ」と言う。民主党道連の勝部賢志幹事長も「労働者の党として『脱原発』によって電力関連産業の雇用が失われてはいけない。『政策資源の投入』には、雇用対策も当然含まれている」と説明する。
原発をめぐり、自民党の伊達忠一氏(74)は「再生可能エネルギーに依存するにはまだ時間が必要。安全を確認した上で、国の責任で原発を再稼働すべきだ」との立場。共産党の森英士氏(35)は「原発がなくても電力不足は起きない。原発は即時ゼロにする」と主張。みんなの党の安住太伸氏(43)は「再生可能エネルギーを増やし、脱原発を進める」と掲げ、新党大地の浅野貴博氏(35)は「サハリンから天然ガスパイプラインを引けば、脱原発は可能」としている。…
2495
:
チバQ
:2013/07/09(火) 20:14:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130708-OYT8T01402.htm
[参院選]農政連、異例の野党支援
国政選挙のたびに動向が注目される業界団体。以前ほど集票力はないとされるが、まとまった票を持ち、投票率が下がれば影響力を増す。今回の参院選でも、候補者には無視できない存在だ。
JAグループの政治組織である県農協政治連盟(県農政連)は、山形選挙区(改選定数1)で、みどりの風現職の舟山康江氏(47)を推薦する。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に一貫して反対している点を評価した。
JA山形中央会の長沢豊会長が「舟山氏とは昨年8月、(米国産農産物の大半の関税を撤廃した)韓国に視察をしに行くなど、農協と一緒に仕事をしてきた」と言うように、反TPPでは“一心同体”の関係を築いてきた。
だが、比例選では自民党現職の組織内候補を支援する。選挙区に自民新人の大沼瑞穂氏(34)がいるにもかかわらず、野党候補を推薦するのは全国の農政連の中でも異例だ。県農政連幹部は「自民に背くのは不安だが、組合員の心情は舟山氏支援だった」と話す。
一方、JAグループと「TPP断固反対県連絡会議」で共に戦ってきた県医師会の政治団体・県医師連盟は、大沼氏の推薦を決めた。同連盟の有海躬行(みゆき)委員長は「TPPは内容がまだはっきりしない。だからこそ、(当選したら)与党内で必要な主張を訴えてもらいたい」と強調する。
比例選でも自民から組織内候補を擁立している。有海氏は「地域医療を守るためには診療報酬など、TPP以外にも重要なことがある」との立場だ。
政権交代が起きても支持が一貫しているのは、「自民の集票マシン」と言われてきた県建設業協会。宮部保夫専務理事は「民主党政権下での公共事業削減で、県内企業も辛酸をなめた。自民党を応援するのは、自分たちの生活がかかっているからだ」と話す。
だが、同協会のような団体は、少なくなっている。自民県連によると、業界団体を支える県連の職域支部は過去20年で、郵便局や自動車関係などの支部がなくなり、約40支部から20支部以下へと半減。有力支持組織だった全国土地改良政治連盟の県組織も、6月末に解散したという。
◇
参院選山形選挙区には、このほか共産党新人の太田俊男氏(59)、諸派新人の城取良太氏(36)が立候補している。
(2013年7月9日 読売新聞)
2496
:
チバQ
:2013/07/09(火) 22:13:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130710k0000m010077000c.html
参院選:北海道選挙区 TPP、農業王国に募るジレンマ
毎日新聞 2013年07月09日 21時30分
北海道選挙区(改選数2)の自民現職、伊達忠一氏は9日、稚内市の街頭演説で農漁業関係者ら約200人の前で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加に理解を求めた。政府は交渉にあたり、コメや麦、牛肉・豚肉、乳製品など「重要5品目」を「聖域なき関税撤廃」の例外とし、一定の関税維持を認めさせたい考え。伊達氏は「林芳正農相は『5品目を守ることは国益』と言ってくれた。絶対に守っていきたい」と訴えた。
3選を目指す伊達氏の前に立ちふさがるのは他党候補ではなく、TPPに他ならない。3月に交渉参加を決めた政府・自民党への不満が今なお残り、農業団体の選挙態勢も一枚岩といえないからだ。道内のJAグループでつくる政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連)は6月18日、北海道選挙区で自主投票で臨むことを決めた。
JA北海道中央会長を兼ねる飛田稔章(としあき)道農政連会長(65)は自民支持を求めたものの、組合長らでつくる道農政連の役員会は応じなかった。関係者は「選挙対応で会長提案をひっくり返すなんて前代未聞だ。しかし、TPP交渉参加に対する農家の反対は強く、自民候補を支援すれば内部分裂しかねなかった」ともらす。
「反自民」に傾斜する北海道農政連をつなぎとめたのが、政府の農業支援策だった。政府は急速な円安による配合飼料価格の高騰を受け、6月21日に総額101億円規模の農業支援策を発表。自民党道連関係者は「このタイミングでの発表は、農協対策そのものだ」と話す。これを機に、飛田会長は再び政権与党に接近を図った。
「先生にはしっかりとTPPを監視してもらわないといけない。圧勝を祈念する」
6月23日、飛田会長は伊達氏の総決起大会に出席し、支援を表明した。呼応するかのように、自民党の石破茂幹事長が6月30日、北海道帯広市で地元農協組合長らと意見交換。石破氏は「高い関税と生産調整(減反)で農業は栄えなかった」と語り、党のまとめた「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」に理解を求めた。
10カ年戦略は農業分野で生産から加工、流通まで担う「6次産業化」を図ることや農地集約が柱。しかし、所得倍増をどう実現していくのか、行程表は示されていない。自民党内にも「農政で失敗し続けてきたのに本当にできるのか。再び農家にうそをつくことになる」(農水族議員)との声がくすぶる。
一方、民主現職の小川勝也氏はTPPについて「北海道農業が壊滅的な打撃を受ける」と断固反対を訴えてきた。共産党や新党大地もTPP反対を打ち出し、農業票の取り込みを狙う。しかし、伊達氏推薦を決めたJAびばい(美唄市)の海老田聖一組合長は「農業情勢が混迷する中、政権与党にお願いしていく必要がある」と述べ、野党各党への距離感を隠さない。
参院選公示日の4日、札幌市中央区のJA北農ビル前には「TPP交渉参加断固阻止」の鉢巻きをしたJA職員らが100人以上集まった。TPPの行方に不安を抱えつつも、影響の大きさ故に、交渉当事者の政権与党に回帰せざるを得ない。参院選後に動き出す交渉を前に、農業王国のジレンマが募っている。【円谷美晶、鈴木梢、念佛明奈】
◇北海道(改選数2、届け出順)
小川勝也(おがわ・かつや)50党道副代表 (3)民 現
森山佳則(もりやま・よしのり)46幸福実現党員 諸 新
伊達忠一(だて・ちゅういち)74副内閣相(2)自[町]現=[公]
森 英士(もり・つねと)35党准道委員 共 新
安住太伸(あずみ・たかのぶ)43党支部長 み 新
浅野貴博(あさの・たかひろ)35[元]衆院議員 諸 新
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:
チバQ
:2013/07/09(火) 22:17:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130709/elc13070920220041-n1.htm
【参院選】
自民党王国・山口 林農水相、盤石な態勢 でもあちこちで軋みも
2013.7.9 20:20 (1/3ページ)
安倍晋三首相をはじめ自民党有力議員が衆参6議席を独占する山口県は日本最強の自民党王国。参院山口選挙区(改選1)も自民現職の林芳正農水相(52)が盤石な態勢を敷き、共産と幸福実現の両党新人に大きく水を空ける。ただ、自民党山口県連が「鉄の結束」を誇るかといえばそうでもなく、あちこちで軋みが生じている。(大森貴弘)
「正直に言って3日間しか地元にいない選挙は不安ですが、実行力のある政権を作るために、より多くの人に投票所に足を運んでいただきたい」
5日夜、山口県周南市内で開かれた個人演説会。林氏は約700人の支持者にこう訴えた。現職閣僚は全国遊説を義務づけられるため、林氏の地元入りは4〜6日の3日間だけ。だが、林氏の顔に焦りの色はみじんもない。
それもそのはず。民主党や日本維新の会は端から候補者擁立を見送り、対抗馬は共産新人の藤井直子氏(61)と幸福新人の河井美和子氏(50)のみ。各種世論調査でも、林氏は他候補をよせつけない圧倒的な強さをみせており、陣営では「今から当確を出してもいいんじゃないか」という声も漏れる。
だが、山口県では勝つだけでは許されない。
首相は第1次安倍内閣だった平成19年の参院選で大敗し、退陣を余儀なくされた。13年の参院選も49議席しか獲得できず幹事長を辞任した。今回の参院選を「親の敵(かたき)」「死んでも死にきれない」と語ったのはそのトラウマがあるからだ。
しかも高村正彦副総裁(衆院山口1区)、河村建夫選対委員長(同3区)−と地元議員はみな党の要職に就く。「他府県並みの得票では長州人の名折れだ」−。こう考えた自民党山口県連は「投票率60%で45万票」という大目標を掲げた。山口県の有権者数は120万人に満たないので実に投票総数の3分の2を固めるつもりなのだ。
ただ、そんな山口県連も一皮めくると決して一枚岩とはいえない。
もっともしこりを残すのは林、河村両氏だ。林氏は昨年8月、総裁選出馬を見すえて衆院山口3区へのくら替えを宣言、これに河村氏は激しく反発し、一触即発の事態となった。結局、林氏が断念したが、わだかまりはなお消えない。
参院選公示前も、林陣営は、首相、高村氏とのツーショットのポスターを作成し、各地にばらまいたが、河村氏とのポスターは作らなかった。
河村氏の地元秘書、中本喜弘氏は「もう済んだこと。挙党態勢で参院選に臨むので大人の対応をします」と語るが、後援会が納得するはずはない。ある古参幹部は「今回選挙区は白票を投じる。仲間も同じだ」と怒りをにじませた。
首相の後援会も腰は重い。首相も林氏も同じ下関市を地盤としており、先代の故安倍晋太郎元外相、林義郎元蔵相の時代から激しいバトルを繰り広げてきたからだ。
それでも下関での自民票が減れば、首相の沽券にかかわる。首相の地元事務所は秘書らを連日総動員して後援会メンバーに電話で「21日はぜひ投票に行ってください。選挙区は林芳正をよろしくお願いします」と必死のお願いを続ける。要するに、そこまでしなければ、エンジンがかからないのだ。
このような状況の中で注目されるのは、参院選後に各選挙管理委員会で発表される市町村ごとの各候補の得票数だ。どこの得票が多くて、どこが少ないか。選挙区と比例代表で自民党の得票数に開きはないか。これが新たな火種となり、「王国」を揺るがすこともありえる。
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:
チバQ
:2013/07/10(水) 21:26:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130710/elc13071021070026-n1.htm
【参院選】
社民党最後の砦・大分 「護憲」掲げて老骨に鞭!頼みの綱は「トンちゃん89歳」
2013.7.10 21:06 (1/3ページ)
十数分にわたり「護憲」を説いた村山富市元首相。人気はなお衰えない=10日午後、大分県国東市(津田大資撮影)
存亡の危機に瀕する社民党にとって村山富市元首相を輩出した大分県は最後の砦。今回の参院大分選挙区(改選1)では、民主党が候補擁立を見送ったこともあり、農業生産法人役員の無所属新人、後藤慎太郎氏(38)に推薦を出し、総力戦を挑む。とはいえ、党勢の衰えは隠しようもなく、頼みの綱はトンちゃん(村山氏の愛称)のみ。卒寿(満89歳)を迎えても頼まれたら断れない性格だけに、なお老骨に鞭打って応援行脚を続ける。(津田大資)
10日午後7時すぎ、後藤氏の演説会場となった大分県国東市の武蔵中央公民館。村山氏が現れると約400人の聴衆から拍手が起き、会場が華やいだ。トレードマークの白く長い眉毛はますます豊か。壇上で背筋をピンと伸ばすと穏やかな表情でこう語った。
「アベノミクスで株が上がってよかった−とだまされちゃいけませんよ。一生懸命働いてもいつ解雇されるかわからない若者はたくさんいるんです。不安なく暮らせる社会にするのが政治をする人の責任でしょうが。日本の宝の憲法も子供や孫たちに絶対残してやらんといけません!」
県出身の唯一の首相というだけでなく、その温厚な人柄から、村山氏の人気は党派を超えて絶大だ。村山氏をよく知る元公務員(61)は「人のために尽くして見返りを求めない人です。現役時代はほとんど休むことはなかった。トンちゃんは大分のおじいちゃんなんです」と熱く語る。
社民党が大分県でなお組織力を保っているのも村山氏のおかげ。前回参院選(平成22年)の大分県の社民党得票率(比例)は11.9%で全国平均(3.8%)を大きく上回った。
だからといって県民が心から社民党を支持しているわけではない。その証拠に福島瑞穂党首が公示直後の6、7両日に大分入りしたが、県民は冷ややか。大分市内のスーパーでの演説は日曜夕にもかかわらず、聴衆はわずか10人だった。
大分社民党のもう一つの顔だった重野安正元幹事長も引退してしまい、党勢は衰えるばかり。民主党との選挙協力は不可欠だったが、民主党が、保守派の吉良州司元衆院議員の擁立に動いたこともあり、不調に終わった。
社民党は後藤氏に推薦を出し、かろうじて面目を保ったが、民主党は「自主協力」、連合大分も「支持」とつれなかった。これでは安倍晋三首相の信頼の厚い首相補佐官で自民現職の礒崎陽輔氏(55)の優勢をそう簡単には崩せない。
それだけに社民党が「トンちゃん頼み」となるのも仕方ないが、村山氏に要請した応援スケジュールは89歳にはあまりに酷だ。
公示日の4日に後藤氏の出陣式であいさつし、その後の遊説に同行。7〜8両日は新潟入りし、10日以降は大分県内5カ所で演説会。15〜16日には富山県入りする予定だという。
毎朝1時間の散歩を日課とする村山氏は、大きな病気もなく健康だというが、さすがに疲れたとみえ、数日前から足に雑菌が入り、腫れてしまった。10日の演説会は病院で診療してもらい、痛みをこらえて駆けつけたという。
村山氏の心境を聞こうと10日午前、自宅を直撃したところ「選挙中は個別取材は受けちょらんのじゃが、来てしまったらしょうがない」と応じてくれた。
「参院選が始まって安倍さんは憲法改正を言わんごとなったのう…。本音は変わっちょらんだろうから参院選に勝ったら思い切ってやるじゃろ。まあ、仮に占領下の押しつけ憲法であっても、これまで日本国憲法として存在し、国民の憲法になっちょる。憲法があったから今の日本があるんじゃろうが。なんで変える必要があるんじゃ。もう戦争知っちょるもんもおらんようになる。やれるうちは憲法は変えさせんちゅう思いでやっとるんじゃ…」
村山氏は平成6年の首相就任直後、旧社会党の主張を覆し「自衛隊合憲」「日米安保堅持」を打ち出した。「譲れるのはここまでだ」と思っているのか。それとも「あれが失敗だった」と悔いているのか。残念ながらその真意は聞けなかった。
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:
チバQ
:2013/07/10(水) 22:43:32
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130710-1155251.html
自民、重点区を6都県に絞り込む
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参院選公示から11日で1週間を迎え、各党は選挙戦の序盤情勢を踏まえた遊説戦略の再検討を始めた。
報道各社の調査で優位に立つ自民党は重点選挙区を岩手、山形、千葉、東京、三重、沖縄の6都県に絞り込み、安倍晋三首相(党総裁)が現地入りする方向だ。民主党の海江田万里代表は激戦が続く改選複数区に照準を合わせ、巻き返しを期す。他党も比例代表を含めた支持拡大に躍起だ。
首相は9日夜、自民党の河村建夫選対委員長に対し、接戦となっている沖縄などを重点区とするよう電話で指示。「党役員だけでなく、閣僚もどんどん現地入りさせてほしい」と求めた。
河村氏らは近く幹部会合を開き、首相や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長ら「人気弁士」の遊説先を決める。首相は候補2人を擁立する東京と千葉で既に街頭演説を行っているが、21日の投開票日をにらみ6重点区全てを訪れる見通しだ。
一方、民主党は16の複数区を軸に遊説日程を練る。改選1人区で自民党に追い風が吹いているとの判断に加え、これまで「指定席」だった複数区で取りこぼしが生じかねないとの危機感からだ。海江田氏は4日の公示日から19都道府県で街頭演説。うち千葉、福岡など複数区が11に上った。
日本維新の会は橋下徹共同代表の人気が根強い大阪を含め、大都市圏での比例票底上げを目指す。10日には、都内で橋下氏と石原慎太郎共同代表がそろい踏みでマイクを握った。公明党は埼玉を最重点選挙区とする。山口那津男代表は公示日に続き11日に入る予定だ。
みんなの党の渡辺喜美代表や共産党の志位和夫委員長は、選挙区回りの傍ら首都圏の無党派層に訴える。生活の党の小沢一郎代表は地元岩手などに重点を置く。社民党の福島瑞穂党首、みどりの風の谷岡郁子代表も都市部で比例票確保を図る。(共同)
[2013年7月10日19時45分]
2500
:
チバQ
:2013/07/10(水) 22:47:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_m/article/25602
民主と社民 微妙な距離 各党幹部が宮崎入り
2013年07月10日(最終更新 2013年07月10日 17時37分)
参院選(21日投開票)の宮崎選挙区で連携する民主、社民両党幹部が8、9日、相次いで宮崎県を訪れた。社民県連合は民主新人を「支持」するが、積極的に共闘する「推薦」よりワンランク下で、両党が共に街頭演説に臨む場面はなかった。
8日は、社民の福島瑞穂党首が出身地の延岡市など7市町で演説した。宮崎市中心部の街頭では環太平洋連携協定(TPP)交渉参加、原発再稼働、憲法改正に「ぶれずに断固反対する」と主張。アベノミクスを非難し「社民は暮らしと雇用の立て直しで景気を回復する」と訴えた。比例代表候補への支持を何度も呼びかけたが、宮崎の民主新人には触れなかった。
9日には、民主の馬淵澄夫幹事長代行が民主新人の応援のため宮崎市内3カ所で街頭演説。社会保障制度改革について「消費税増税とセットだったはず。自民は政権についたら何も発信しなくなり、国会でも議論は先送りされた。社会保障費が削減された小泉・竹中改革の悪夢を繰り返してはならない」と批判。「衆院選の大敗で政権運営の力不足を反省した。再び地域の声を聞き、与党を正したい」と訴えた。
両党は2007年参院選と09年衆院選宮崎1区で無所属新人を推薦、当選させた。しかし両氏が民主入りしたことなどで連携に亀裂が生じ、昨年の衆院選では同1区の両党候補が共に敗れた。
11日には、自民党総裁の安倍晋三首相が自民新人の応援で宮崎市入りする予定。
=2013/07/10付 西日本新聞朝刊=
2501
:
チバQ
:2013/07/10(水) 22:49:47
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_m/article/25602
自公協力に隙間風=不信感拭えず−埼玉【13参院選】
候補者の街頭演説に声援を送る聴衆=4日、さいたま市 「自民党が矢倉さんを推薦したのは政治の安定のためだ。何としても二番手に押し込みたい」。4日午前のJR大宮駅西口前。小雨がぱらつく中、公明党新人、矢倉克夫の第一声で、元自民党埼玉県連会長の山口泰明がこう叫ぶと、聴衆は一斉に沸いた。続く矢倉も「青年世代の代表として戦っていく決意だ。勝たせてください」と力を込めた。
埼玉選挙区は改選数3の「3人区」。自民党は現職古川俊治を擁立し、さらに「当選ラインの65万票には10万〜15万票足りない」(党幹部)とする公明党の要請を受け、矢倉にも異例の推薦を出した。自民党埼玉県連には強い異論があったが、党本部側が全国で31ある改選数1の「1人区」で、一定の基礎票を持つ公明党の見返りが期待できると判断した。
公明党は自民党に対し、10万票の「融通」を要請し、矢倉後援会への入会書やパンフレットの配布を依頼した。さらに、自民党支持者の名簿を手渡すよう求めるケースもあった。一方、パンフレットには矢倉と首相(自民党総裁)・安倍晋三が握手している写真を載せ、「自公連携」を前面に押し出した。「保守票を少しでも取り込む」(陣営幹部)ためには、なりふり構わない姿勢だ。
「健康と科学で日本を元気にする。私にやらせてください」。4日午後、JR川口駅前で古川は声をからして懸命に支持を訴えた。再選を目指す古川の陣営は、党や内閣の高い支持率を背景に「トップ当選を狙う」と鼻息が荒い。
2007年選挙では68万票を獲得。今回はそれを上回る得票を目指す。報道各社の自民圧勝報道による「気の緩み」(陣営幹部)が懸念材料だが、県内各地で集会を開くなど組織固めに余念がない。選挙事務所には、業界団体からの推薦状約200枚が張られている。
ただ、矢倉推薦を自民党本部主導で決定したことに対し、埼玉県連や古川陣営にはなお不満がくすぶる。
古川は6月3日の記者会見で「票を分けてくださいと言う前に、無党派層に訴えかけろよ」と公明党を痛烈に批判。直後に謝罪したものの、本音では「自分たちは間違ったことは言っていない」(陣営幹部)と納得していない。ある県連幹部は「自民党のコアな支持組織には、公明党には指一本触れさせない。それを許せば、今度はこっちがおかしくなる」と指摘、公明党の「介入」に神経をとがらせる。
これに対し、公明党関係者は「自民党の実際の票の出方によっては、今後の与党協力に影響する」とけん制。自公双方が疑心を抱えながらの「選挙協力」が続く。
一方、古川、矢倉以外では、民主党の山根隆治、同党からみんなの党に移った行田邦子の現職2人に加え、共産党の新人伊藤岳が議席獲得を狙う。特に伊藤は、先の東京都議選の共産党躍進を受け、勢いを増しているとされ、山根陣営は「勝利をつかむには民主党支持層の9割以上を固めきらなければならない」と警戒する。野党間の争いも激しさを増してきている。(敬称略)
【埼 玉】 古川 俊治50元議運理事 自 現(1) 矢倉 克夫38弁護士 公 新 推(自) 行田 邦子47参院厚労委員み 現(1) 川上 康正48元議員秘書 社 新 山根 隆治65元外務副大臣民 現(2) 谷井 美穂50幸福実現党員諸 新 宮永 照彦56会社役員 諸 新 伊藤 岳53党県常任委員共 新
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チバQ
:2013/07/10(水) 22:55:29
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130710/plt1307101201002-n1.htm
菅直人元首相、非公認候補支援の“暴走” 民主幹部は警告も頭抱え…2013.07.10
東京選挙区の無所属候補の応援演説をする菅直人・元首相=9日、東京都立川市(撮影:財満朝則)【拡大】
民主党の菅直人元首相が、参院選東京選挙区(改選数5)で、民主党から公認を剥奪された現職の大河原雅子氏の支援に躍起となっている。この「反党行為」に対し党執行部は警告を発しているが、菅氏は完全無視。9日にはついに、大河原氏の応援のため都内で街頭に立った。今や政界への影響力低下が著しい菅氏だが、今回の“暴走”は党内に大きな波紋を広げている。(楠城泰介)
帰宅ラッシュで人通りが絶えない9日夕のJR立川駅北口のデッキ。菅氏はビールケースに乗り、声を張り上げた。
「原発は便利だが危ないものを子供たちに残すことになる。原発を進めようとしている安倍(晋三首相)さんにノーといって活動してきたのが大河原さんだ」
菅氏が党の非公認候補を公然と支援するのには理由がある。
一つは、昨年の衆院選で大河原氏の出身団体である地域政党「東京・生活者ネットワーク」から支援を受けたことへの「恩返し」。ただ何よりも大きいのは、「脱原発」を主張する大河原氏を後押しすることで、自らのライフワークを際だだたせたいという思惑だ。
今年に入り、太陽光発電仕様の自宅「エコカンハウス」を都内に新築したものの、さして話題にならなかった菅氏。それでも「脱原発」は今の菅氏にとって唯一のセールスポイントだ。
ただ、今後、菅氏が党の処分対象になるのは確実だ。細野豪志幹事長は現職の鈴木寛氏への一本化を決めた翌3日、各議員に「一本化の決定を重く受け止め、一丸となって全力で戦い抜くよう強く要請する」と記した要請文を配布。
8日には横浜市内での街頭演説で菅氏を念頭に「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と言い切った。
もっとも、執行部は一本化を図る際、大河原氏に推薦を打診しており、処分しづらいのも事実。大河原氏を支援しているのは菅氏にとどまらないため、仮に処分した場合、党内に亀裂が走るのは必至だ。
東京選挙区の結果は、東京を地盤とする海江田万里代表の進退論に直結しかねない。党内には「大河原氏が当選して、鈴木氏が落選したら元も子もない。切腹ものだ」(幹部)とも声は根強い。
党の命運がかかる選挙区で、わが道をゆく元首相。執行部は頭を抱えている。
2503
:
チバQ
:2013/07/10(水) 22:57:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130710ddn041010010000c.html
攻防の現場:’13参院選 「党」より「人」支持継続 「亀井党」自民議員ら「生活」応援
毎日新聞 2013年07月10日 大阪朝刊
昨年末の衆院選に比べて第三極政党の勢いに陰りが見られる今回の参院選。広島選挙区(改選数2)では、元国民新党代表で現在はみどりの風の亀井静香衆院議員(76)が、生活の党現職の佐藤公治氏(53)を支援している。反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、脱原発、消費増税反対など、自民党と対極の政策を訴えながら、自らを「亀井党」と呼ぶ地元の自民県議らがフル回転している。
今月6日夜、広島県三原市であった佐藤氏の演説会。割れんばかりの声量で、壇上から亀井氏が支持を訴えた。「佐藤さんのような政治家を殺していいんですか、皆さん」。演説を終えると、佐藤氏が亀井氏に駆け寄り、握手を交わした。
亀井氏は元警察官僚。当選12回を数え、自民党政調会長のほか、運輸、建設、金融担当の各大臣を歴任。県北部では強固な基盤をもち、出身の庄原市には国営備北丘陵公園や、県立広島大学など、亀井氏の政治力を示すハコモノが並ぶ。2005年、郵政民営化を巡り、当時の小泉純一郎首相と対立、自民党を飛び出して国民新党を結党したが、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、今はみどりの風に籍を置く。
そんな亀井氏は最近、佐藤氏を「後継者」と言い始めた。元民主の佐藤氏はかつて、衆院広島6区でしのぎを削ったライバルだった。しかし、07年に参院にくら替えし、共闘関係が成立、昨年末、生活に移った。亀井氏自身、毎日新聞の取材に「俺だっていつまでも長くはやってられない。政治的に後継者だ」と断言する。
今回、佐藤氏支援の実動部隊になっているのは、長年、亀井氏を支えてきた後援会や郵便局、地元建設業者などの組織、それに県北部中心の地元議員たちだ。支持政党を「亀井党」と自称する旧来の自民党議員も少なくない。亀井氏の所属政党が変わろうとも、支持を続ける。
それだけに、「後継者」の言葉は重い。ある自民県議は、佐藤氏の決起集会で「自民党の先生は断トツで当選する。2人枠なので、必ず佐藤さんに入ってほしい」と、公然と佐藤氏支持を訴えた。別の自民県議は「佐藤氏が落ちたら、我々は生きていけない」と、市議に電話で「喝」を入れた。この県議は「(自民党から)首を切られてもしょうがない」と明かす。
地元議員の動きから漂うのは、亀井氏が引退すれば、自分たちの選挙で後ろ盾になってもらえる国会議員がいなくなる、という切迫感だ。その一方で、かつて亀井氏を支持したこともある庄原市議は声を潜めて、語った。「この地域では、『逆らったら、どうなるかわからない』という恐怖心が、昔からすり込まれている」
自民県連幹部は自民議員が佐藤氏を応援することに対して「判明した場合、厳重注意だ」とくぎを刺すものの、亀井党の全ての票が佐藤氏に回るわけではないとみる。
亀井氏について、他の陣営からは「県北部以外に影響力はなくなった」との声も上がる。亀井氏は「組織は弱くなった」と認めつつ、佐藤氏の応援についてはこう話す。
「最優先でやりますよ。みどり(の風)を少々犠牲にしてでも」【池田知広、中里顕、稲生陽】
==============
◇広島(改選数2)
森本真治 40 [元]広島市議 民新
溝手顕正 70 党参院幹事長 (4)自現=[公]
皆川恵史 69 党県副委員長 共新
日高順子 50 幸福党県役員 諸新
灰岡香奈 30 [元]和木町議 維新
佐藤公治 53 党参院幹事長 (1)生現=[風]
(届け出順)
2504
:
チバQ
:2013/07/10(水) 23:03:07
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/NGY201307090036.html
2013年7月10日7時44分
第三極「風もうない」 票奪い合う維・み・減税 愛知
梅雨明けの日差しが照りつける猛暑の中、手を振って支持を訴える候補者=8日午後、名古屋市中区、金子淳撮影
「立候補表明が遅れたので不利だったが、みんなの党の背中が見えてきました。ぜひ愛知県から、みんなの党ではなく近藤さんをよろしくお願いしまーす」
愛知選挙区の候補者一覧
6日午後、名古屋市の金山駅前で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が声を張り上げた。この日は午後だけで3カ所、維新新顔の近藤浩氏(52)の応援演説に立った。
自らの従軍慰安婦などをめぐる発言でみんなの党と路線対立が生じ、両党の選挙協力は白紙に。維新は公示直前、駆け込みで近藤氏を擁立した。
先月20日夕、大阪市の維新本部。愛知県総支部代表の重徳和彦衆院議員らが疑問を口にした。「戦うべきは政権党。第三極同士で争うことを有権者が望むんでしょうか」。だが、副代表の今井豊・大阪府議らは都市部の比例区票を掘り起こすためにも愛知選挙区の候補者擁立にこだわった。「愛知を最重点選挙区にする」。橋下氏ら幹部が頻繁に応援に入ることを条件に県総支部側を説得した。
迎え撃つみんなの党は、新顔の薬師寺道代氏(49)の擁立を5月下旬に発表。前回2010年参院選や11年の愛知県知事選にもみんなの党公認で立候補しており、今回が3度目の選挙となる。街頭演説では「私も3人の子を持つ母親です。女性の力を生かす社会を作る。それなくして日本の成長はない」と訴える。
公示後の6日、渡辺喜美代表が愛知入りした。薬師寺氏の擁立を発表した5月下旬から数えると、すでに3度目の来県だ。記者団に囲まれると、渡辺氏は「最重点選挙区ですから、何度でも来る」。選挙協力の解消で関係がこじれた維新とみんなのトップ同士が、愛知選挙区で遺恨試合を果たすかのような様相だ。
みんなの党関係者が漏らす。「もう第三極への風は吹いていないので、限られた票の奪い合いは避けられない。何とか3議席目に入れれば……」
名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党・減税日本も、新顔の宇田幸生氏(40)を擁立した。週末には河村市長が張りつき、おなじみになった自転車による選挙運動を展開。「名古屋の取り組みを国政へ」と意気込む。
■共産関係者「98年に似てきている」
候補者の乱立で、虎視眈々(こしたんたん)と議席を狙う老舗政党がある。週末の7日、応援に駆けつけた共産党の志位和夫委員長が名古屋駅前で気勢を上げた。
「私たちは、都議選で始まった躍進の流れを参院選で花開かせたい」
同党は6月下旬の都議選で議席を8から17に倍増させ、民主党を抜いて第3党に躍進した。その余勢を駆って、参院選では01年以来、12年ぶりとなる選挙区での議席獲得を目指す。愛知選挙区では新顔の本村伸子氏(40)を擁立した。
98年の参院選で、愛知選挙区は自民、民主が候補者を2人ずつ擁立し、民主の2候補に続き45万票を集めた共産新顔の八田(はった)ひろ子氏が3位に滑り込んで当選した。当時を知る愛知の同党関係者が語る。「週末に志位委員長が来たときの街頭演説の熱気がすごかった。八田氏が当選した98年参院選の序盤、中盤の雰囲気に似てきている」
自民、民主の両党は確実な議席獲得を優先させ、今回は候補者を1人に絞った。新顔の酒井庸行氏(61)を擁立した自民は公示直前の2日、名古屋市内で県連大会を開催。来賓として駆けつけた石破茂幹事長が激励した。「民主も1人に絞っている。いささかでも気のゆるみがあれば、情勢は変わる」
現職の大塚耕平氏(53)を擁立した民主県連は、衆院の小選挙区候補に「次の衆院選のそれぞれの得票目標の7割を、今回の参院選で取れ」と指示を出した。党勢の失速も指摘されるだけに、県連幹部は「昨年の衆院選以上に自民党との差が広がってしまえば、もうダメだという空気になってしまう」と正念場との見方を示している。
◇
〈野党共闘〉 政権与党に対し、国政選挙などで野党が結束して協力しあうこと。09年衆院選で、当時の自公連立政権に対し、民主は社民、国民新などと選挙協力を行い、単独で308議席を獲得して政権交代を実現した。今回の参院選で民主、維新、みんなの野党3党が協力する選挙区はない。維新とみんなは25選挙区で候補者の一本化に合意していたが、選挙協力の解消で、愛知や福岡など10選挙区で互いに候補者を立てて競合する。
2505
:
チバQ
:2013/07/10(水) 23:04:23
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307100151.html
2013年7月10日13時21分
福島、原発語らぬ自民・民主
福島県浪江町(手前)と双葉町(奥)の町境の両竹(もろたけ)地区。東日本大震災から約2年4カ月がたち、日中立ち入り可能な避難指示解除準備区域になったいまも、がれきやスクラップと化した車、防犯のためのバリケードが残る=5日午前、小川智撮影
福島県浪江町では東京電力福島第一原発事故の影響で町民の町外避難が続いている。参院選の選挙戦が始まった4日、事故前は多くの人が行き交った商店街に人気(ひとけ)はなく、街灯と信号の明かりだけがともっていた=4日夜、福島県浪江町、小川智撮影
【野瀬輝彦、小島泰生、三輪さち子】東京電力福島第一原発事故の影響で、今なお約15万人の福島県民が避難生活を余儀なくされている。福島選挙区では今回から改選数が一つ減り、原発再稼働を進める自民党、再稼働を決めた民主党の現職同士が相まみえる。昨年末の政権交代で原発政策は大きく転換されたが、福島では十分に語られていない。
■批判招いた高市発言 自民
電力4社が原発の再稼働を申請した翌9日の夜。自民党の森雅子氏は避難区域を抱える福島県川俣町の公民館で演説会に臨んだ。
「大災害の被害をこうむるのがどうして福島なのか。天を恨みたい気持ちだ。私の使命はふるさとと子どもたちを守ることだ」
少子化相として、県内に不足する産婦人科医を全国から4人招いた実績をアピール。だが、原発政策には一言も触れなかった。
公示日の4日は、自民党総裁の安倍晋三首相と並んで県内の街頭に立った。安倍氏は昨年の衆院選でも公示日に福島入りし、再稼働への理解を求めた。ところが今回、原発事故への陳謝はしたものの、原発政策を口にすることはなかった。
森氏は公示前、県選出国会議員から「福島の議員と閣僚の立場が矛盾して難しい局面が来るかもしれない。発言は慎重に」と忠告を受けた。電力業界とともに再稼働に突き進む政権の原発政策を福島で訴えることは、有権者を逆なでしかねないからだ。
6月17日には高市早苗政調会長が「原発事故で死亡者が出ている状況ではない」と発言。県内では原発事故に伴う避難などで約1400人が亡くなっている。自民党県連や県選出国会議員の事務所には「県連は抗議しないのか」「高市氏は謝れ」といった抗議の電話が殺到した。
動揺した森氏は翌18日夜、福島市のホテルであった党の会合で県連幹部に「私、どうすればいいでしょうか」と相談を持ちかけた。この幹部は「しっかり怒れ。それが県民の総意だ」と助言した。一夜明けると、森氏は国会内に高市氏を訪ねて抗議し、その後、涙を浮かべながら「大変怒っています」と記者団に語った。
自民党は選挙期間中の高市氏の福島入りを中止。街頭で原発政策を封印した。
今月5日、いわき市の仮設住宅に森氏の姿があった。約40キロ北の楢葉町から避難してきた有権者に駆け寄った森氏は「ご不便をおかけします」と握手を求めた。仮設住宅で出迎えた松本幸英・楢葉町長だったが、その後、記者にこう漏らした。「この状況を前にして再稼働なんて言おうものなら石を投げられる」
2506
:
チバQ
:2013/07/10(水) 23:04:40
■電力労組支援、歯切れ悪く 民主
民主党の金子恵美氏は6日、いわき市の街頭演説で「命を軽んじるような発言をする政府・与党に私たちのくらし、命を任せていいのか」と訴え、高市氏の発言への批判を強めた。
脱原発が持論の金子氏だが、25分間の演説で原発に触れたのはわずか1分半。原発政策は「国が責任を持って新しい形をつくる時期だ」と述べるにとどめた。
公示日の4日、福島駅近くの商店街。金子氏の選対本部長を務める玄葉光一郎前外相が「まるで原発事故はなかったかのようだ。成長戦略は原発輸出。ど真ん中だ」と政権を批判した。
その場には電力会社や大手電機メーカーの社員ら連合傘下の組合員約100人もいた。福島第一、第二原発では今も約4千人が働き、「脱原発」には慎重な意見が根強い。連合福島の影山道幸会長は「輸出の否定は電機業界を刺激する」と感じ、県選出国会議員に「玄葉さんの発言で困っている」と伝えた。
民主党は政権時代に福井県の大飯原発の再稼働を決定。党のマニフェストでは「原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ、再稼働する」と記した。福島県連は県版マニフェストに「全基廃炉」を盛り込んだが、金子氏は公示前までは訴えることを抑制。公示後になって触れるようになった。県選出国会議員の一人は「再稼働は自分たちで決めたことだから言えることにも限界がある」と語る。
一方、共産、社民両党の新顔は脱原発の姿勢を鮮明にする。共産党の岩渕友氏は「福島県民を切り捨て、再稼働や原発輸出を進める勢力に福島の復興を任せるわけにはいかない」。社民党の遠藤陽子氏も「事故前と変わらない政策が進められている。命と健康、生活を守るには脱原発・廃炉だ」と主張。原発政策を語れない自民、民主両党の姿勢に批判の矛先を向ける。
◇
〈原発事故とエネルギー政策〉 2011年3月の福島第一原発事故は国際原子力事象評価尺度(INES)でチェルノブイリ事故と同じ最も深刻な「レベル7」と評価された。政府は同年12月に収束宣言をしたが、放射能の汚染水漏れなどのトラブルは続く。福島県内11市町村は避難区域に指定され、除染が進まず住民が帰るメドが立たない地域も多い。
事故を機に「脱原発」の機運は高まり、エネルギー政策は大きな転換を余儀なくされた。野田政権は昨年6月に関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を決めたが、残る原発48基は停止中のまま。「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針も決定した。
ところが成長戦略を重視する安倍政権は、この方針の見直しを表明。再稼働の推進にかじを切り、原発の輸出にも力を入れる。8日には新しい規制基準が施行され、電力4社が5原発10基の再稼働を申請した。
2507
:
チバQ
:2013/07/10(水) 23:04:58
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/NGY201307090033.html
2013年7月10日5時38分
自・民分け合い一転、真っ向勝負 1人区になった岐阜
集会で何度も頭を下げながら入場する候補者=4日、岐阜県羽島市、金子淳撮影
■世襲の自民、組織固め徹底
岐阜選挙区の候補者一覧
【伊藤秀樹、塩入彩】「おじいさんは、羽島に新幹線を止めちゃおうという力業をやった。力業のDNAを持っている」
5日夜、岐阜県高山市のJAひだ本店であった自民新顔の大野泰正氏(54)の個人演説会。自身も二世議員で地元選出である金子一義(かずよし)元国土交通相(70)が持ち上げると、約250人の聴衆がどっと沸いた。多くは、農協の組合員や建設業の関係者らだ。
大野氏の祖父は、衆院議長や自民党副総裁などを歴任した伴睦(ばんぼく)氏。父・明氏は元運輸相、母・つや子氏(79)は元参院議員という政治家一家の次男だ。東京で生まれ育ち、幼稚舎から大学まで慶応。20代半ばで岐阜県内に移り、父や母の秘書を務めた後、県議に。今回、自民党県連の公募に手を挙げた。
選挙戦では、「親しみやすさ」を前面に出す。秘書時代に培った腰の低さで、お辞儀の際は腰をほぼ直角に曲げる。好物は、人気アイス「ガリガリ君」。仕事帰りの「スーパー銭湯」通いが息抜きと語り、「庶民派」をアピールする。
一方、自民党県連は業界団体の締め付けを強めている。
6月上旬、岐阜市の党県連事務所。県連幹部が、居並ぶ郵便局長ら約60人に発破をかけた。「一つの郵便局で60人の期日前投票。6、7の土日と、13、14、15日の3連休の計5日間で全部やってもらいたい」
県連は、29人の自民党の比例区候補にそれぞれ2人以上の担当県議を配置。業界団体に1万票、2万票などと数値を示し、期日前投票後に受け取れる「投票済証」の提出を求める。
県連幹部は「比例区票を増やせば、大野氏の票は伸びる。投票に行けば、選挙区はそれしか書きようがない」と強気だ。
■落下傘の民主、ネットフル活用
「弱者の力になるすばらしい人です」
4日、岐阜市の名鉄岐阜駅前。民主新顔の吉田里江氏(47)の街頭演説で、選挙運動未経験の岐阜県内に住む女子大生(21)がマイクを握った。
吉田氏が取り組む海外ボランティア活動に参加したのが縁で選挙運動に関わることに。「街頭で話すなんて初めて。だけど、大好きな吉田先生のためならと思って」
東京に家族が住み、職場もある吉田氏に白羽の矢が立ったのは6月上旬。「1人区」となった影響もあり、民主党県連は、引退する平田健二参院議長(69)の後継に名が挙がった県内外の前衆院議員らにことごとく断られた。県連幹部は「2人区なら出たいという人はいたはず。1人区になったのがすべてだ」。
選挙事務所に連合岐阜や労働組合の推薦状が並ぶが、個別の労組には浸透しきれていない。連合岐阜幹部は「時間がない」とぼやく。
陣営は「選挙に参加していなかった層」を狙い、インターネットをフル活用。通行人らの意見を録音した「まちの声」をホームページに掲載する。
様変わりした選挙運動に、ある陣営幹部は「新しいことをするのは楽しいが、自己満足だけで終わらないか」と不安がる。
6日夕、岐阜県海津市で開かれた選挙期間中初のミニ集会。吉田氏は、かつて秘書を務めた参院議員の支援者約30人を前に、自己紹介や立候補の経緯の説明に時間を割いた。参加者の女性は「初めてお会いした。直感でいい人だと思った」と話した。
共産新顔の鈴木正典氏(49)は安倍政権の経済政策アベノミクスについて、「喜んでいるのは富裕層と機関投資家、大企業だけ。暮らしはますます苦しくなる」と批判。原発廃止や改憲反対も訴える。
◇
〈4増4減〉 1票の格差を是正するため、今回の参院選から神奈川と大阪の両選挙区の定数を6から8に増やす一方、岐阜(2010年時点で人口約208万人)と福島(同約202万人)の両選挙区の定数を4から2に減らす「4増4減」の定数配分が行われた。岐阜では3年ごとの改選数2を、過去4回にわたり自民系と民主が分け合ってきたが、今回から改選数1の「1人区」となり、新顔4人が争っている。
2508
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:10:41
http://www.asahi.com/politics/update/0709/TKY201307090366.html
細野氏、連日の「菅たたき」 新しい民主党アピール?
【二階堂友紀】民主党の細野豪志幹事長が街頭演説などで菅直人元首相への批判を強めている。菅氏は参院選東京選挙区で、党の公認を取り消された大河原雅子氏を公然と支援。細野氏は処分をちらつかせてこれを牽制(けんせい)する。「菅たたき」で古い民主党からの脱却もアピールしたいようだ。
参院選特集ページはこちら
9日夕、東京・JR立川駅前。菅氏は福山哲郎元官房副長官と大河原氏の応援演説に立ち「(脱原発で)東京選挙区で最も頑張って来たのは大河原さん」と訴えた。同党は共倒れを防ぐため、同選挙区の公認を鈴木寛氏に一本化。だが、菅氏は「原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と意に介さない。
そんな菅氏を細野氏は連日のように批判。7日の街頭演説で「菅さんに頼る民主党ではもう駄目だ」。8日には「決めたことを守れない方々には退場してもらっていい」と踏み込んだ。
党幹部は、細野氏の狙いについて「菅氏の処分をちらつかせ、新しい民主党を打ち出そうとしている」と説明するが、民主党はかつて、党内対立が激化して分裂を招き政権を転落した過去がある。ある閣僚経験者は「人気取りのために処分をちらつかせるのは邪道。細野さんも菅さんも、言動に注意した方がよい」と語る。
2509
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:44:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071100150000-n1.htm
野党戦線異状あり、不気味共産12年ぶり選挙区議席獲得も
2013.7.11 00:13 (1/2ページ)
自民党が「圧倒的有利」と伝えられる今回の参院選で、存在感を増しているのが共産党だ。6月の東京都議選で議席を倍増させた勢いに乗り、平成13年以来、実に12年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性がささやかれている。ほとんどの選挙区で自民党の独走を許し、最下位当選争いを続ける他の野党は戦々恐々。攻撃目標を共産党にシフトさせる動きも出てきている。
10日夕の埼玉県のJR大宮駅西口前。あふれんばかりの聴衆を前に、共産党の志位和夫委員長はマイクを握り、与野党各党をめった切りにした。
「自民、公明、民主の『増税3兄弟』に怒りの審判を下そう。憲法を改正して日本をつくりかえる自民、日本維新の会、みんなの党の危険なたくらみを打ち砕く!」
大都市圏のいくつかの複数区では共産党が民主、みんな、維新の候補を蹴落とす勢いを見せ、東京選挙区では議席獲得が現実味を帯びつつある。
党幹部は「近年ない手応えを感じる」と鼻息が荒いが、それには理由がある。6月の都議選は投票率が43・50%と低く、固い組織票を持つ共産党は議席を8から17に倍増。参院選の投票率も低くなるとの見方が強く、投票率に反比例して議席を伸ばす共産党には有利とみられるからだ。
だが、執行部がひそかに狙っているのは、過去最大の15議席を獲得した平成10年参院選の再来だ。
このときの選挙では各種世論調査で自民党の圧勝が報じられ、低投票率が予測されたが、最終盤で飛び出した橋本龍太郎首相(当時)の恒久減税をめぐる発言で風向きが一変。共産党は無党派の政権批判票の受け皿となり、獲得議席を一気に倍増させた。
核となる野党がなく、自民党が圧勝ムードなのは今回も一緒。共産党幹部は「浮動票を狙っている」と語っており、後は「神風」が吹くかどうかだ。
共産党の不気味な勢いに民主党などは焦りを隠さない。細野豪志幹事長は7日、大阪府寝屋川市での街頭演説で社会保障制度改革について「共産党は話し合いができるのか」と批判。みんなの党の渡辺喜美代表も6日、東京・新宿で「みんなの党は何でも反対の共産党ではない」と共産党をやり玉に挙げるなど、野党同士のつぶし合いが熾(し)烈(れつ)を極めてきた。
2510
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:48:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130710/waf13071011380016-n1.htm
維新VSみんな、民主VS共産 思惑が激突する大阪
2013.7.10 11:35 (1/2ページ)[参院選2013]
大阪選挙区をめぐるバトル
自民vs維新、23年前の因縁…から続く
11人の候補者が乱立する参院選大阪選挙区(改選数4)では日本維新の会VSみんなの党も“因縁の対決”だ。
維新内部は本部のある大阪では候補者を2人擁立すべきという主戦論もあったが、協力関係にあったみんなと4議席のうち2議席を維新とみんなで分け合う戦術を検討していた。
しかし、維新共同代表の橋下徹大阪市長による慰安婦発言がきっかけで協力関係は解消。公示日直前にみんなは新人、安座間肇(あざま・はじめ)氏(35)を擁立、陣営は「第三極の受け皿になる」と対決姿勢を鮮明にする。
対維新で複雑な公明
一方、新人の杉久武氏(37)を立てた公明党の、維新に対する立ち位置も複雑だ。維新が掲げる「大阪都構想」をめぐり、大阪府議会や大阪市議会では維新と協力関係にあるが参院選ではライバル同士。
6日に大阪府八尾市で行われた街頭演説では、高木陽介幹事長代理が「維新は国会で結果を残したか。票を入れても無駄になってしまう」と激しく批判した。
さらに、東京都議選の躍進を受け「反自民」の受け皿として勢いに乗る共産党と、逆風のなか、議席を死守しようとする民主党も互いを意識する。
共産新人、辰巳孝太郎氏(36)の陣営幹部は「民主には勢いがない。議席獲得も現実味を帯びてきた」と勢いを実感。一方の民主現職、梅村聡氏(38)の陣営幹部は「『共産には勝てる』と思っていたらだめだ」と引き締めを図っている。
2511
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:49:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130710/waf13071011310014-n1.htm
【参院選2013】
「借りは返す!」23年前の因縁の対決が再燃 柳本氏VS東氏 参院選大阪選挙区
2013.7.10 11:29 (1/3ページ)[参院選2013]
大阪選挙区をめぐるバトル
11人の候補者が乱立する参院選大阪選挙区(改選数4)で、およそ四半世紀ぶりの“因縁の対決”が再燃している。維新新人、東徹氏(46)の父と自民新人、柳本卓治氏(68)は23年前の衆院選で対決した経緯があるのだ。このときは東氏の父が敗れ、国政進出の夢を絶たれており、東氏陣営は“父親の敵討ち”と雪辱を誓っている。
「今回の戦いで平成2年の借りを返さなければなりません!」
先月下旬、大阪市内で行われた東氏の決起集会で、維新幹事長の松井一郎大阪府知事は語気を強めた。
平成2年2月に行われた衆院選。自民党内の熾烈な派閥争いが繰り広げられていた当時、大阪市議出身の柳本氏と東氏の父で大阪府議出身の武氏(77)が、党の公認取り付けをめぐって対立していた。
かつて中曽根康弘元首相の秘書を務めた旧中曽根派の柳本氏と旧安倍派の武氏はそれぞれ党本部に働きかけを行ったが結論が出ず、ともに中選挙区時代の旧大阪1区(定数3)から出馬。結局、公示後に柳本氏が公認となり、2位で初当選し、武氏は5位で落選した。
当時、大阪市議は柳本氏を、大阪府議は武氏を支持するなど自民府連は真っ二つに分かれ、その争いの激しさのあまり、府連幹部は「選挙後にしこりを残し、府連がバラバラになるかもしれないと心配した」という。
それから23年後。争いに敗れた父の背中を見ていた東氏は自民から分裂した維新から立候補。当時、武氏の選挙カーの運転をしていたという松井氏は「あの時は無茶苦茶悔しい思いをした」と語り、維新の選挙対策責任者として陣頭指揮をとる。
一方、柳本氏陣営からは冷静な反応が。ある自民市議は「今さらそんな昔のことを持ち出すのはナンセンス」。当時、武氏陣営にいたという自民府議も「今回は新たな戦い。必要なのはどの政党が勝つかという大局的なことで、候補者うんぬんじゃない」と話していた。
2512
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:52:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130709/stt13070923070009-n1.htm
【参院選】
菅元首相、捨て身の非公認候補支援 このままでは終われない?!
2013.7.9 23:03 (1/2ページ)[民主党]
民主党の菅直人元首相が、参院選東京選挙区(改選数5)で、民主党から公認を剥奪された現職の大河原雅子氏の支援に躍起となっている。この「反党行為」に対し党執行部は警告を発しているが、菅氏は完全無視。9日にはついに、大河原氏の応援のため都内で街頭に立った。今や政界への影響力低下が著しい菅氏だが、今回の“暴走”は党内に大きな波紋を広げている。(楠城泰介)
帰宅ラッシュで人通りが絶えない9日夕のJR立川駅北口のデッキ。菅氏はビールケースに乗り、声を張り上げた。
「原発は便利だが危ないものを子供たちに残すことになる。原発を進めようとしている安倍(晋三首相)さんにノーといって活動してきたのが大河原さんだ」
菅氏が党の非公認候補を公然と支援するのには理由がある。
一つは、昨年の衆院選で大河原氏の出身団体である地域政党「東京・生活者ネットワーク」から支援を受けたことへの「恩返し」。ただ何よりも大きいのは、「脱原発」を主張する大河原氏を後押しすることで、自らのライフワークを際だだたせたいという思惑だ。
今年に入り、太陽光発電仕様の自宅「エコカンハウス」を都内に新築したものの、さして話題にならなかった菅氏。それでも「脱原発」は今の菅氏にとって唯一のセールスポイントだ。
ただ、今後、菅氏が党の処分対象になるのは確実だ。細野豪志幹事長は現職の鈴木寛氏への一本化を決めた翌3日、各議員に「一本化の決定を重く受け止め、一丸となって全力で戦い抜くよう強く要請する」と記した要請文を配布。
8日には横浜市内での街頭演説で菅氏を念頭に「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と言い切った。
もっとも、執行部は一本化を図る際、大河原氏に推薦を打診しており、処分しづらいのも事実。大河原氏を支援しているのは菅氏にとどまらないため、仮に処分した場合、党内に亀裂が走るのは必至だ。
東京選挙区の結果は、東京を地盤とする海江田万里代表の進退論に直結しかねない。党内には「大河原氏が当選して、鈴木氏が落選したら元も子もない。切腹ものだ」(幹部)とも声は根強い。
党の命運がかかる選挙区で、わが道をゆく元首相。執行部は頭を抱えている。
2513
:
チバQ
:2013/07/11(木) 00:54:25
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130709/waf13070911570010-n1.htm
【参院選2013】
「名前をアピール」比例候補、真夏のどぶ板 著名人〝広告塔〟今は昔
2013.7.9 11:54 (1/3ページ)[参院選2013]
スタッフとともに商店街を練り歩き、有権者にアピールする元格闘家の候補者(中央)=5日、大阪・難波
参院選比例代表で、個人名で多く得票した順に政党内の当選者が決まる非拘束名簿式が導入されてから、今回が5度目の選挙となる。著名人が知名度を生かして政党をアピールしたかつての“広告塔型”の選挙戦略は影を潜め、今回は、地元に根ざしたり、過去のネームバリューを度外視したりして懸命に「名前」を売り込む“どぶ板型”の候補者が目立っている。
草の根
「沖縄は国にお願いする政治から脱却し、対等な立場で交渉する政治にしなければならない」。沖縄本島南部の宜野湾市。5日、強い日差しの下で、日本維新の会の比例候補(69)が声を張り上げた。「今でしょ!」。はためく青いのぼりには、有名塾講師の流行語と同じキャッチフレーズが踊っていた。
沖縄県内の元首長で、今年2月に4選を逃した。その後地域政党の最高顧問となり、地域政党は参院選前に維新と政策協定を結んだ。「比例には国政政党からしか出馬できないから、維新の席を借りたわけさー」。関係者が説明する。
地域政党幹部から比例での出馬を打診されたのは6月上旬。当初は「また選挙に出ると妻に話したら、家から追い出される」と周囲に不安を漏らしたが、説得を受けて心を決めた。出陣式では夫人にたすきを掛けてもらい、「こんなことをしてくれるとは思わなかった」と感激した。
“ご当地候補”として、選挙期間中は基本的に沖縄にとどまり、草の根から地道に政策を訴え、自らをアピールする。地域政党幹部は「維新の公認だが、あくまでうちの候補者。投票用紙には『維新』ではなく名前を書いてもらわなければならない」と力を込める。
誠実に
「こんにちはー」。5日、炎天下の大阪・難波で緑色の鉢巻きを締めた自民党の比例候補(47)が陣営スタッフたちと歩き、買い物客らに手を振った。
格闘技団体の元選手。気付いて立ち止まる人には足早に近づき、両手を差し出して握手する。難波周辺で1時間以上かけて商店街などを歩き回り、玉のような汗が額から吹き出たが「小さいことをコツコツと…」と笑顔で語った。
格闘界の立役者として名をはせたが、約10年前に一線から退いた。人材育成塾を主宰するなどしながら政治を学び、参院選出馬を決意。「タレント候補と思われているだろうが、有権者に対して誠実に礼節教育の大切さを訴えていきたい」と話し、街頭演説は「押忍(おす)、ありがとうございました」と締めくくる。
大票田の東京を中心に、大阪、神奈川、京都などを飛び回る。ネット選挙も駆使し、短文投稿サイト「ツイッター」で日程をこまめに告知する。
勢いに乗る自民からの出馬だが、陣営関係者は危機感を込めて語った。「投票用紙に名前を書いてもらわないと当選できない。試合で何万人もの観客を集めたのは過去のこと。それは本人も体で感じている」
ベテランも
「名前」の売り込みに躍起となるのは、ベテランも同じだ。
「いやー、暑いわ! 今日はワシ自身が街宣車から訴えとるよ」。かつて近畿の選挙区などで衆院11選を果たし、今回参院での再選を目指す民主の比例候補(78)。8日、陣営スタッフが候補者の言葉をフェイスブックに書き込んだ。
今回の参院選比例の政党別候補者数は、みんな15人▽民主20人▽大地9人▽社民4人▽生活6人▽みどりの風3人▽自民29人▽共産17人▽公明17人▽緑の党9人▽維新30人▽幸福3人−の計162人。このうち過去に衆参の選挙区や首長選、地方議員選で当選経験がある候補は民主9人、自民6人、維新16人など。特定の地域に地盤を持つ元首長や元議員は“ご当地候補”としての色彩が濃い。
有権者が書く名前の数が候補者の当落に直結する非拘束名簿式の比例選挙。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「著名人でも抜群に知名度がある人でない限り、それなりの選挙活動をしなければ当選は難しい。一方、もともと一定の地域で支持が見込める候補は、地域を限定して選挙活動をした方が効率的に票を固められるだろう」と分析している。
2514
:
名無しさん
:2013/07/11(木) 19:56:29
「緑の風」、「みどりの党」と書かれた票はどの政党の票になる?
2515
:
チバQ
:2013/07/11(木) 22:14:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071121370001-n1.htm
【参院選】
仁義なき民主vs元民主 看板外し34人出馬、自民より憎い?
2013.7.11 21:29 (1/2ページ)
生活の党・小沢一郎代表が自転車で応援=11日午前、千葉県鎌ヶ谷市(瀧誠四郎撮影)。一部画像を加工
今回の参院選では、かつて所属していた民主党の看板を外して出馬した候補者が34人にのぼり、9の選挙区で民主党系候補と元民主党議員が生き残りをかけて「骨肉の争い」を繰り広げている。民主党は党幹部を集中的に投入、元民主議員は大物の応援を仰いで応戦する。「真の敵」は自民党候補ではなく、「近親憎悪」の念もうかがえる。(松本学)
11日、千葉県鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前。マイクを握りしめていたのは、千葉選挙区(改選数3)から立候補した生活の党新人の太田和美氏だ。
「労働組合から支援を受けている民主党は電力改革をうやむやにしている。電力業界と政界のしがらみを断ち切るために私は戦う」
舌鋒(ぜっぽう)鋭く民主党批判を繰り広げたが、1年前までは民主党の衆院議員だった。
応援に駆けつけた生活の小沢一郎代表も元民主党代表。「安倍政権の暴走を食い止める役割を与えてほしい」と強調、7年ぶりという自転車遊説を太田氏とともに行った。
34人の内訳は、選挙区14人、比例代表20人。最多は生活の10人だ。中でも、新潟(同2)の森裕子氏、広島(同2)の佐藤公治氏の現職2人は小沢氏側近。自民党候補が優勢といわれる中、残り1議席をめぐり民主党候補と熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。
小沢氏は9日に新潟県村上市で街頭演説し、「私は民主党政権樹立のために一生懸命全国を歩いて頑張った。民主党政権が期待を裏切ったのは残念でならない」と恨み節を連ね、民主党時代に党内をかき乱した反省などみじんもない。
これに対し、民主党は両選挙区に「反小沢」と言われた議員たちを送り込んでいる。枝野幸男元官房長官や蓮舫元行政刷新担当相らが両選挙区入りを果たし、「反小沢」の急先鋒(きゅうせんぽう)といわれた安住淳元財務相は13日に広島入りする。
生活に次いで「元民主」が多いのは、みんなの党の6人。埼玉(同3)には現職の行田邦子氏が出馬。民主党は現職の山根隆治氏の応援に海江田万里代表と細野豪志幹事長の「トップ2」をすでに投入した。
一方で、一部の1人区では元民主党議員が同党と良好な関係を築き上げたケースもある。
山形選挙区でみどりの風から立候補した農林水産省OBの現職、舟山康江氏は、山形を地盤とする民主比例新人で元農水相の鹿野道彦氏と、農業関係票の掘り起こしで共闘している。
2516
:
チバQ
:2013/07/11(木) 22:15:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/elc13071102240006-n1.htm
【参院選2013 秋田】
負傷にお見舞いツイート 自共候補がエール交換
2013.7.11 02:19 [参院選2013]
今回の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁され、各候補者はブログやツイッターなどに頻繁に書き込んでいるが、秋田選挙区(改選数1)に立候補している自民党と共産党の候補者が10日、ツイッターで異例のエール交換を行った。
発端は自民新人の中泉松司氏(34)が8日、藤里町で選挙運動中に転倒し、顔などを負傷したアクシデント。中泉氏はブログやツイッターに唇が腫れ上がった写真を載せた。
それを知った共産新人の佐竹良夫氏(62)が10日、「中泉さん、顔をけがしたんですか? 候補者はなにかと、興奮気味。お大事に。佐竹はもともとケガナイけど、気を引き締めていきます」と、自らの頭髪を引き合いにお見舞いツイート。中泉氏はすかさず「ご心配いただいてありがとうございます。幸い大事には至らず、元気です。お互い頑張りましょう」とリツイートした。
幸福新人の西野晃氏(36)や民主現職の松浦大悟氏(43)もネット選挙に力を入れている。
2517
:
名無しさん
:2013/07/12(金) 16:54:53
新聞の中盤情勢は明日ですかね?
2518
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:31:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130712/stt13071221150002-n1.htm
菅元首相と細野幹事長、対立先鋭化…2回も同時刻に「非公認」と「公認」の応援演説
2013.7.12 21:14 [民主党]
民主公認を取り消された現職の応援に駆けつけた菅直人元首相=12日午後、東京メトロ町屋駅前(伊東繁撮影)
民主党の菅直人元首相と細野豪志幹事長が12日、都内で2回も同時刻に街頭演説を行った。菅氏が応援するのは、参院選東京選挙区(改選数5)で公認を剥奪された現職。細野氏は当然のことながら一本化した公認候補の現職を支援している。この日の光景は、有権者にどちらの候補を支持するのか迫っているようでもあり、菅、細野両氏の対立は先鋭化しそうだ。
午後3時過ぎの町屋駅前。菅氏は公認を取り消された候補の横に立ち「『原発をなくそう』という活動に取り組んできた。ぜひ選んでほしい」と訴えた。細野氏が「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と再三警告するのを無視する菅氏。
ちょうど同時刻、細野氏は公認候補とともにJR高田馬場駅前に立ち「(候補者は)票になること、ならないこと関係なく一生懸命やってきた」と支持を求めた。各種情勢調査では公認候補の優勢が伝えられるが、非公認候補に「同情票」が流れれば、事態は一変しかねない。
午後6時半にも都内の違う場所でそれぞれ街頭演説した菅、細野両氏。もはや互いに譲る気はない。
2519
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:32:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122340005-n1.htm
【参院選】
共産のツートップ福岡入り「自共対決の時代だ」 民主を猛追
2013.7.11 22:32 (1/2ページ)[参院選2013]
福岡のテコ入れに駆けつけた共産党の志位和夫委員長。支持者と握手にも力が入る=北九州市小倉北区のJR小倉駅前(大森貴弘撮影)
冷戦終結以来、長期低迷を続けてきた共産党が久々に勢いづいている。先の東京都議選で17議席と倍増させた勢いに乗り、福岡選挙区(改選2)でも民主党を猛追、初の議席獲得が現実味を帯びる。11日は共産党の志位和夫委員長、市田忠義書記局長のツートップが福岡入りし、「自共対決」の時代到来を訴えた。その頑迷固陋(ころう)さが有権者には新鮮に映るのだろうか−。(大森貴弘)
「共産党は自民党と正面対決し、政治の変革を訴えています。自民党やその補完政党にノーを突きつけようではありませんか!」
11日午後、炎天下の小倉駅前(北九州市小倉北区)で、志位氏はこう力説した。「反増税」「反原発」「反TPP」−。取り立てて新味はないし、実現性も怪しいが、ともかくわかりやすさが売り。約2700人(党発表)が足を止めて演説を聞き入った。古参党員は「党員が1千人弱いるとしてもこんなに盛り上がったのは初めてじゃないか」と興奮気味に語った。
市田氏は県最南端の大牟田市から遊説を始めた。同市を含む衆院福岡7区を地盤とする自民党の古賀誠元幹事長(引退)が、6月に共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ「日本国憲法は世界遺産」などと訴えたことから「古賀氏の支持層も取り込める」と踏んだという。
党執行部が福岡にこれほど力を入れるのは、議席獲得が射程に入ったからに他ならない。
各種世論調査では、自民現職の松山政司氏(54)が独走状態となり、2議席目をめぐり、共産新人、真島省三(50)▽民主新人、野田国義(55)▽維新新人、吉田俊之(57)▽みんな新人、古賀輝生(49)の4氏が数ポイント差の団子レースを続ける。
関係筋の読みでは、2位当選のボーダーラインは30万票前後。共産党は昭和61年と平成10年に福岡選挙区で29万票を獲得しており、30万票台に乗せるのは決して不可能ではない。
共産党は公示前に福岡県での比例票の目標を28万票に定めたが、これを上方修正した。これまで民主党を支持してきた反自民票を取り込めば、選挙区で議席を獲得できるばかりか、比例票の上積みも期待できると踏んだわけだ。
これを受け、共産党福岡県委員会は公示後にポスター90万枚を増刷。選挙ビラも刷り増して過去最大規模のポスティングを展開しているほか、新聞折り込みまで始めた。岡野隆県委員長は「当初は比例重視でしたが、追い風を受けて選挙区重視に切り替えました。福岡選挙区で議席を取れば史上初なので、党員の士気も上がってます。全国で過去最高議席を得た平成10年の再来を目指しますよ!」と鼻息が荒い。
なぜ、党執行部や綱領を刷新したわけでもなければ、目新しい政策を掲げたわけでもないのに、こうも勢いづいたのか。
実は東京都議選で躍進したとはいえ、得票数は前回の70・7万票から61・7万票に減らしている。つまり共産党支持者が増えたというより、民主党や日本維新の会が、共産党候補を当選圏に引き上げるほどすさまじい勢いで党勢を失っているにすぎないのだ。
それだけに共産党の猛追は、他の野党には大きな脅威に映る。
「何でも反対する政党、何でも共産主義の政党をとは、みなさん、まさか考えていないでしょう? 政権交代可能なのはわれわれ民主党だけなんです!」
野田氏は10日の街頭演説からついに共産党攻撃を開始した。民主党は一体どこまで堕ちていくのか。
2520
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:32:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122170003-n1.htm
人気者走る−自民・進次郎氏 “川上作戦”被災地から熱弁
2013.7.11 22:16 [参院選2013]
被災地の離島を訪れ、島民と握手をする自民党の小泉進次郎青年局長=11日午後、宮城県気仙沼市・大島(山本雄史撮影)
「将来の首相」と「敗軍の将」が参院選で異彩を放っている。自民党の小泉進次郎青年局長は聴衆が集まる都会ではなく離島など過疎地を回り、昨年の衆院選で民主党を惨敗させた「戦犯」である野田佳彦前首相にはなぜか応援依頼が殺到している。候補者から人気の高い2人のこだわりは?
◇
「私は1回も東京に入りません。まだアベノミクスの実感が届いていない離島、過疎地、東日本大震災の被災地を中心に回っているんです!」
小泉氏は11日、宮城県気仙沼市の離島・大島の港近くに仕立てた小さな演説台の上で熱弁を振るった。
会場には、時より強い雨が見舞う悪天にも関わらず約100人が集結。参加者からは「早く首相になって!」と黄色い声も飛んだ。島を離れるときには、岸壁の島民から何本ものカラーテープを託され、盛大な見送りを受けた。
小泉氏は今回、4日の公示日第一声を秋田県の山奥で行ったのを皮切りに、過疎地回りを続けている。地方では政権への高支持率を支える景気回復の実感が乏しいため、都市部中心に回る安倍晋三首相(党総裁)とすみ分けを図っているのだ。川上の農村部で活動することで、川下の都市部に支持を波及させていく「川上作戦」の小泉版だ。
今回の参院選からインターネットを使った選挙活動が解禁されたが、小泉氏が展開するのは正反対のアナログ選挙。11日には、フェリー上で記者団に「高齢化が進む過疎地の住民からは『ネットで演説を聞けというのか』といわれる。ネット選挙はまだ浸透しておらず、私は足を運ぶことを重視する」と強調した。
とはいえ、この日の模様は数時間おきに「党青年局長遊説チーム」のフェイスブックにアップされた。ネットで川上作戦をアピールするしたたかさものぞかせる。(山本雄史)
2521
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:33:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122230004-n1.htm
人気者走る−民主・野田氏 前任2人より頼れる“貴重な重鎮”
2013.7.11 22:19 [参院選2013]
参院選民主党候補の応援にきた野田佳彦前首相=横浜・戸塚駅前
民主党は細野豪志幹事長や蓮舫元行政刷新担当相ら知名度の高い幹部を積極的に投入している。野田氏もその一人。民主党内では野党転落を招いたことへの不満がくすぶっているが、数少ない頼りになる「重鎮」として、接戦区を回る。
「安倍晋三首相はじゃぶじゃぶの金融緩和をやった後、どうするのか答えがない。転んでけがをするのは国民じゃないですか!」
9日夕の横浜市のJR戸塚駅東口。野田氏は約15分間の街頭演説の多くを政権の経済政策「アベノミクス」批判に費やした。
街頭演説に定評がある野田氏。神奈川、新潟など接戦が伝えられる重点選挙区への応援には欠かせない存在だ。13日に入る埼玉の候補者の選対幹部は「支持者に野田ファンは多い。政権の実績や衆院定数削減を訴えてほしい」と期待する。
もっとも、野田氏が引く手あまたなのには理由がある。離党後に中国への同調発言を繰り返す鳩山由紀夫、東京で公認を取り消された無所属候補を推す菅直人両元首相が執行部の足を引っ張り、「首相経験者」の肩書を生かせるのは3人の元首相のうち野田氏だけだからだ。
ただ、戸塚での街頭演説では昨年11月の衆院解散と引き換えに約束した定数削減に触れず、首相へのあからさまな個人攻撃は控えた。地元・千葉に現職の盟友が出馬しているため県内に力を入れざるを得ない事情もあり、地方入りの頻度が高いともいえない。「まずは足もとから」という思いもにじむ。(桑原雄尚)
2522
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:42:49
http://mainichi.jp/select/news/20130713k0000m010069000c.html
参院選:維新、地元大阪でも危機感あらわに
毎日新聞 2013年07月12日 20時02分(最終更新 07月12日 22時14分)
「今、日本維新の会、厳しい、厳しい選挙を戦っている」
参院選大阪選挙区(改選数4)の維新新人、東徹氏は12日、大阪市東住吉区で街頭演説し、危機感をあらわにした。維新は昨年12月の衆院選で、民主党に迫る54議席を獲得。特に大阪府内では候補者を立てた14小選挙区のうち、12人が勝利した。府内での比例代表票も146万票に上り、自民党の85万票に60万票の大差を付けた。
しかし、今回の参院選は風向きが異なる。従軍慰安婦を巡る橋下徹共同代表(大阪市長)の発言もあり、首都圏への本格進出を図った6月の東京都議選は2議席どまり。松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日、大阪府泉佐野市の集会で「我々が一番得意だった『ふわっとした民意』は、自民党に行っている」ともらした。
逆風下の参院選で、維新は「原点回帰」の戦略を鮮明にしている。本拠地・大阪で擁立した東氏は党総務会長。維新人気の根強さを証明すれば、反転攻勢のきっかけをつかめる。東氏陣営は約100人の地方議員の6割程度を大阪にはり付け、組織戦を展開。橋下氏は街頭演説で「トップ当選で押し上げていただきたい」と力説する。
順位にまでこだわるのは、持論の「大阪都構想」の行方にも関わるからだ。都構想とは、大阪府と政令市の大阪、堺両市を解体し、府に代わる「大阪都」と、人口30万〜50万人の基礎自治体「特別自治区」に再編する計画。来年秋には大阪市の住民投票を控え、自民、民主、共産3党は都構想への反対姿勢を強めており、得票結果が先行指標になる。
参院選後の9月29日には、堺市長選も控える。自民、民主両党が堺市の都構想参画に反対する現職を支援するのに対し、維新は対抗馬を立て、都構想の是非を問う構え。維新の浅田均政調会長(大阪府議長)は10日、大阪市内での東氏の集会で「参院選で自民党が維新に勝てば、私たちの改革は否定されたと言われる」と述べ、トップ当選に強いこだわりを示した。
ただ、維新と首相官邸の関係が選挙戦を複雑にしている。安倍晋三首相(自民党総裁)は6月6日、首相官邸で橋下、松井両氏と会談。双方の会談は今年3回を数え、松井氏は「維新が議席を取れば、規制改革をやって、安倍政権の経済政策『アベノミクス』が完成する。政権と連絡も密に取っている」と選挙後の連携の可能性を隠さない。
首相と維新幹部の接近に自民党府連はいらだちを募らせている。維新所属の議員には自民党からのくら替え組が多く、不信感がぬぐえないからだ。党府連幹部は「維新と対峙(たいじ)している以上、気分のいい話じゃない」と不快感を示す。
「維新は全国的に下火だ。大阪で残り火があると、府民が笑われる。維新を消滅させるため、審判を与えていただきたい」
自民新人の柳本卓治氏は9日、堺市での街頭演説で「維新ノー」を呼びかけた。橋下氏は昨年9月、大阪市で開いた維新の政治資金パーティーで「民主国家で選挙以外でどうやって解決するのか。民意を離れた政治は成立しない」と強調している。大阪の民意は今回、どの党に寄り添うのか。維新そのものを問う選挙はいよいよ後半戦に入る。【熊谷豪、山下貴史】
2523
:
チバQ
:2013/07/12(金) 22:46:00
http://mainichi.jp/select/news/20130712ddm005010155000c.html
2013参院選・注目の選挙区:岩手 崩れる「小沢王国」
毎日新聞 2013年07月12日 東京朝刊
◇3分裂、被災地で骨肉の争い
午後2時46分−−東日本大震災が発生した時刻に合わせ、参院選岩手選挙区(改選数1)の候補も各地で黙とうをささげた。11日は大震災の月命日。自民新人の田中真一氏は大槌(おおつち)町の仮設商店街前で、被災者ら250人に向かって、「被災地の候補者として、復旧復興を全力で考える覚悟だ。政権与党・自民党がきめ細かく一人一人に寄り添う」と強調した。
一方、無所属現職で前復興相の平野達男氏は内陸部で遊説。陣営によると、「こんな日に大音量で被災地を回れない」という。盛岡市南隣の紫波(しわ)町の商店街では「大臣として復興の最前線に立って取り組んできた。復興はまだ道半ば。現場を知る者として3期目も任せてほしい」と訴えた。
平野氏は正念場の選挙を強いられている。過去2回の選挙は現在、生活の党代表を務める小沢一郎氏の全面支援を受けて、連続当選を果たした。しかし、小沢氏と対立した菅直人政権下で2011年7月、復興・防災担当相に就き、関係が悪化。昨年の民主党分裂で離党した小沢氏と行動を共にせず今年4月、民主党に見切りを付け、無所属での出馬を決断した。
平野氏に代わる候補者擁立を余儀なくされた民主党は、元参院議員秘書で山形県出身の「落下傘」、吉田晴美氏の擁立を決定。生活側は候補者一本化を呼びかけたが、民主党は応じなかった。対抗馬の擁立を迫られた小沢氏は、地盤の衆院岩手4区内の系列県議、関根敏伸氏を立てた。
「小沢王国」−−小沢氏が築いた強固な地盤から、岩手県はこう称されてきた。過去6回の参院選で非自民系候補が連勝。しかし、今回の参院選で王国は3陣営に分裂し、自民党は21年ぶりの議席奪還を目指す。党岩手県連会長の鈴木俊一副外相(岩手2区)は4日、釜石市での街頭演説で「課題を解決できるのは与党議員。無所属では力を出せない」と平野氏をけん制した。
安倍晋三首相(自民党総裁)は21日の投開票日をにらみ、岩手選挙区を重点区に見定めている。菅義偉官房長官は7日、盛岡市のホテルで講演し、「岩手県はある人にずっと牛耳られてきた。その人としがらみのない候補者を国会に送るべきではないか」と述べ、岩手県民に「脱小沢」を迫った。
「レーガン米大統領は就任した年に70歳。小沢先生は71歳。ぜひ首相になっていただきたい」
6月30日夜、盛岡市内で開かれた小沢氏を支援する地元財界人らの団体「欅(けやき)の会」役員総会。新会長に就任した達増拓也岩手県知事が力を込めると、隣に座る小沢氏は首を横に振りながら、笑みをこぼした。
会合には関根氏も出席し、「真の再生と復興で岩手を守る、日本を立て直す」と意気込んだ。小沢氏も「この参院選で足場を固め、次の政権交代目指して頑張っていきたい」と強調。ただ、復権に意欲を示す小沢氏の口から、「復興」の二文字が出ることはなかった。
東日本大震災から2年余り。岩手県内では5月末現在、民間賃貸住宅を借り上げるみなし仮設を含め、なお3万7224人が仮設住宅で暮らす。しかし、復興政策を巡る候補者の主張に違いは見えない。選挙戦は中傷合戦にも似た骨肉の争いの様相を呈している。【金寿英、安藤いく子、浅野孝仁、笈田直樹】
==============
◇岩手(改選数1、届け出順)
平野達男(ひらの・たつお)59 [元]復興相 (2)無 現
菊池幸夫(きくち・ゆきお)54 党県常任委員 共 新
田中真一(たなか・しんいち)46 [元]慶大職員 自 新=[公]
高橋敬子(たかはし・けいこ)51 幸福党県役員 諸 新
吉田晴美(よしだ・はるみ)41 党県参与 民 新
関根敏伸(せきね・としのぶ)57 [元]県議 生 新=[風]
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:20:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713k0000m040131000c.html
北海道新聞:参院選取材メモを他陣営に…一斉メールで流出
毎日新聞 2013年07月12日 22時17分
北海道新聞(札幌市)の記者が、日本維新の会関係者に取材したオフレコ情報を、みんなの党から参院選道選挙区に出馬する候補者の陣営幹部にメールし、流出させたことが12日分かった。メールには参院選に関する情報も含まれていた。同社経営企画局は「誤って送信した。事実関係を調査中」とコメントしている。
メールは、12日午後に道内の維新の会関係者に取材した内容を取材メモとしてまとめたもの。午後5時50分ごろ、陣営幹部を「主な宛先」とし、道内の新聞社やテレビ局の記者や会社のアドレス計20余りを「その他の宛先」にし、パソコンメールで一斉送信した。約15分後、廃棄を依頼するメールが送信された。
この記者は参院選取材を担当しており、メールには、みんなの党との選挙協力について維新の会関係者が言及した部分もあった。同社が詳しい経緯を調べている。【伊藤直孝】
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:21:55
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130712-OYT1T01069.htm
候補者討論会が中止に…理由巡り民・自は場外戦
時事通信社が、三重、愛媛、滋賀、岩手の4選挙区で予定していた参院選候補者による討論会が中止となった。
いずれも、インターネット中継する予定だった。
同社は中止の理由について、「候補者がそろわず、討論会の形式を満たすことができなかった。公平性も担保できないと判断した」と説明している。
民主党の細野幹事長は12日、東京都内で記者団に「自民党の候補者が出席を拒否し、中止に追い込まれたということなので非常に残念だ」と述べ、自民党が討論会に応じなかったとの見方を示した。これに対し、自民党本部報道局は「時事通信社からは『準備不足』と説明があった。あくまで主催者が自主的に中止を判断した」と反論している。
討論会は三重(11日)、愛媛(13日)、滋賀(14日)、岩手(15日)の日程で予定されていた。同社は11日に中止を決めた。
(2013年7月12日20時16分 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:25:06
http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY201307120032.html
民主6人衆、どぶ板の夏… 「A級戦犯」と批判され必死
参院選、地元に張り付く民主党6人衆
応援演説を終え、聴衆と握手する野田佳彦前首相=11日午前、JR成田駅前、金川雄策撮影
買い物帰りの客と握手する前原誠司元外相=10日午前、京都市南区、二階堂友紀撮影
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【斉藤太郎】野田政権の中心メンバーだった民主党の「6人衆」が、参院選で地元に張り付いている。党内には野党転落を招いた「A級戦犯」という批判が強く、おひざ元の候補が敗れれば発言力のいっそうの低下は免れない。選挙後の復権に向け、どぶ板選挙に徹する日々だ。
参院選特集ページはこちら
「安倍首相も麻生財務相も二世、三世。泥臭いドジョウの政治、庶民のための政治は民主党だ」
11日昼、千葉県香取市の商業施設の前。炎天下で民主党の候補者と並んで声を張り上げたのは、「ドジョウ宰相」と呼ばれた地元の野田佳彦前首相だった。
千葉選挙区(改選数3)では自民党が2人を公認。ほかに日本維新の会やみんなの党、共産党、生活の党などの候補者が乱立しており、民主党の選対関係者は「野田さんの地盤があっても安心できない」と話す。
野田氏は連日、県内を回り、「つくだ煮にしたいくらいたくさんいる自民党議員のせいで、国会は学級崩壊だ」などと自民党批判を展開。全国各地を回った昨年の衆院選とは様相が異なる。ただ増税反対の議員が離党して「民主党は筋肉質の集団になった」と誇った衆院選時の勢いはない。
野田氏を含め、かつて渡部恒三元衆院副議長が次世代のリーダーとして集めた「7奉行」の生き残りに安住淳元財務相を加えたメンバーは党内で6人衆と称される。政権時代は中枢に座り、小沢一郎元代表と対峙(たいじ)。今は海江田万里代表の執行部とは距離を置き、月1回、会合で党運営をめぐり意見交換している。
いずれも自分の選挙は強いが、参院選では地元候補者が軒並み苦戦。落選させれば体面も傷つくため、地元にとどまり応援する。
前原誠司元外相の地元、京都選挙区(改選数2)は自民、共産、維新などとしのぎを削る。前原氏は10日に京都市内の商業施設などを回り、マイクを握る候補者の傍らで聴衆に分け入って「お願いします」と握手攻勢をかけた。岡田克也元外相も連日、地元の三重県内各地で街頭演説に立つ。2000年の補選以降、三重選挙区(改選数1)で民主党が負けたことはないが、選対幹部は「今回、三重を落とせば1人区は全敗するかも。最後の砦(とりで)だ」と話す。岡田氏は11日夜は松阪市で細野豪志幹事長と決起集会に参加。「もう一度、政権について改革政党・民主党を立ち上げる。三重で勝つことで、その力を与えてほしい」と訴えた。
6人衆の地元候補者の「勝敗」は、選挙後の党運営にも影響を与えそうだ。党中堅は「『戦犯』の6人は身をもって危機を克服することが大事だ」と述べ、参院選で貢献することが復権につながると指摘。6人衆の一人は「選挙区で勝たせることができれば、今回の『責任論』は降りかからない」として、参院選で勝利した6人の中から「ポスト海江田」の有資格者が出てくる可能性を指摘する。
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:32:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071200550
つぶし合う野党=自民「輿石打倒」狙う−山梨【13参院選】
参院選候補者の応援のため、街頭演説をする民主党の輿石東参院議員会長=1日午後、甲府市
参院山梨選挙区は改選数1の「1人区」に7人の候補者が乱立した。野党共闘が実現せず、互いに票を奪い合う構図だ。自民党はその隙を突き、12年ぶりの勝利を狙う。
「いつ立ち上がるの? 今でしょ!」。6日夜、山梨県韮崎市で開かれた元民主党衆院議員・坂口岳洋の個人演説会。同党参院議員会長、輿石東は流行のCMになぞらえて檄(げき)を飛ばした。
山梨は「参院のドン」といわれる輿石のお膝元。過去3回の参院選は民主党候補が議席を獲得。それに応じて輿石の存在感も増した。しかし、今回は強い逆風下での戦いだ。政党色を薄め幅広い支持を得るため、坂口は無所属で立候補。連合山梨などによる「県民平和連合」を支援団体とし、党は推薦に回った。
坂口は街頭演説などで「子どもたちを守る平和憲法を守る」と改憲阻止を強調。「9条や96条の先行改正に反対の『護憲保守層』を取り込む」(陣営幹部)のが狙いだが、手応えはいまひとつという。また、連合や輿石の出身母体の県教職員組合などの「組織固めも不十分」(同)で、苦戦を強いられている。
みんなの党の現職、米長晴信は民主党離党組の一人で、日本維新の会の支援も受ける。みんなと維新との選挙協力は、維新共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言を受け解消。だが、米長は維新国対委員長で県総支部代表を務める小沢鋭仁との関係が近いことから、例外扱いとなっている。
米長と小沢は6日夕、山梨県昭和町で維新の街宣カーの上で肩を並べた。小沢が「改革の方向性は一緒だ」と訴えると、米長も「自民党一党独裁のような政治に歯止めをかけなければいけない」と応じた。
野党共闘の失敗について、みんな側には「なんで邪魔をするんだ」(代表・渡辺喜美)と、民主党への不満が強い。一方、民主党も「米長氏は裏切り者だ。連合内に強いアレルギーがある。米長氏を統一候補にするなんて最初から無理だった」(関係者)と反発。双方の亀裂は広がりつつある。
「山梨で自民党が勝つことが日本が変わる第一歩となるように、なんとしても勝たせてください」。猛暑日となった7日午後、自民党新人の森屋宏は山梨県昭和町で、聴衆1500人を前に頭を下げた。
応援に駆け付けた首相安倍晋三は、経済政策などの実績をアピールする傍ら、「教育再生にも取り組んでいく。でも反対する人々が教育現場にもいる。皆さんはよくご存じだ。この地域にその親分の一人もいる」と、日教組出身の輿石を当てこすった。
第1次安倍内閣で臨んだ2007年参院選で、自民党は大敗。衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ今に至っている。安倍にとっては、そのねじれを最大限利用し、自民党を苦しめてきた象徴が輿石であるのは間違いない。「山梨で勝たなければ首相がスローガンに掲げる『日本を取り戻す』とはならない。山梨で勝って初めて安倍政権の失地回復ができる」。森屋陣営幹部は、安倍の胸中をこう代弁した。
安倍のほか法相谷垣禎一、外相岸田文雄ら閣僚や知名度抜群の党青年局長小泉進次郎が続々と現地入り。森屋勝利に向け、政府と党を挙げて全面支援の態勢だ。
【山 梨】 米長 晴信47参院内閣委員み 現(1) 青木 茂樹44駒沢大教授 無 新 森屋 宏56元県議会議長自 新 推(公) 林 祥三65元小学校教諭無 新 坂口 岳洋42元衆院議員 無 新 推(民・社) 田辺丈太郎32幸福実現党員諸 新 遠藤 昭子61党県常任委員共 新 (敬称略。届け出順。年齢は7月21日の投開票日時点)
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:34:22
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130712-OYT1T00232.htm?from=ylist
岡田・前原・野田氏、地元ベタ張り…異例駅立ち
参院選公示以降、岡田克也前副総理(衆院三重3区)や前原誠司前国家戦略相(同京都2区)、野田前首相(同千葉4区)ら民主党代表経験者が、「党の顔」として全国を駆け回った国政選挙とはうって変わり、地元にほぼ張り付き状態となっている。
盤石だった代表経験者の足元も揺らいでいるからで、「どぶ板選挙」を続けている。
「残すところ10日。一日一日相手との距離を縮め、追いつき、追い越さなければならない。最後の力を振り絞ってがんばろう」
11日夜、三重県松阪市。岡田氏は三重選挙区(改選定数1)の民主党候補の演説会で声を張り上げた。この日は朝から単独で県内約20の企業回りもこなした。
国政選挙で岡田氏が地元に張り付くのは異例だ。民主党が大敗した昨年の衆院選でさえ、公示後、地元入りしたのは1日だけだったという。それほど三重は盤石で、同衆院選でも5小選挙区で2議席を獲得、参院選は2004年以来、3連勝中だ。しかし、今回は、読売新聞の序盤情勢調査で自民党候補が先行する展開になっており、民主党選対関係者は「全国から応援要請もあるが、岡田氏はほぼ三重に張り付くことになるだろう」と話す。
前原氏は12日に福島や秋田に応援に入るが、京都選挙区(同2)での応援が続いている。01年参院選から4回連続で自民党と議席を分け合ってきた京都の序盤情勢調査では、自民党候補が優位に立ち、残り1議席を巡り民主党と他党が競り合っている。前原氏は11日朝から「駅立ち」を行い、夜は個人演説会で「最後は鼻の差でもいいので勝たせてほしい」などと訴えた。
野田氏は11日午後、千葉県旭市での演説会で「小さくなって、苦しくなって、厳しくなったが、政治を正す役割は民主党しかない」と支持を求めた。9日に神奈川、10日に新潟を訪れた以外は千葉選挙区(同3)にべた張りで、先月25日には、要職に就くようになって約3年間控えていた地元船橋市での「駅立ち」を再開。周辺は「絶対に議席を落とすことが許されない焦りの表れ」と説明する。
一方、代表経験者で独自の動きを見せるのが、菅元首相(衆院比例東京)だ。東京選挙区(改選定数5)では民主党の公認を取り消され、無所属で出馬した候補を支援し、11日は福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」を望む海岸で、「脱原発」を訴えた。
(2013年7月12日13時50分 読売新聞)
2529
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:39:13
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2506645.article.html
選挙協力 大義の下の連携も 思惑交錯
衆参の「ねじれ」解消の是非が焦点となっている参院選。佐賀選挙区も参院で過半数を獲得し、安定政権を目指す自民と公明がタッグを組む。一方、与党の独走を阻止したい野党は民主と社民が協力。ねじれの「解消」と「阻止」、それぞれの大義の下で連携するが、協力の狙いや憲法、原発など個別政策をめぐっては主張の違いも大きい。各党の思惑が交錯する中での選挙協力となっている。
「選挙区は自民の山下、比例は公明の河野を」。公示前日の3日、佐賀市文化会館で開かれた合同時局演説会。自民佐賀選挙区の山下雄平候補と公明比例の河野義博候補は、壇上でそろってガッツポーズを見せた。与党の協力関係をアピールしようと、国政選挙では初の試みだった。
衆院選では連携を強めてきた両党。今回も自民の決起集会に公明関係者が出席し、比例での支援を訴えている。ただ、参院選については「業界の職域候補を多く抱え、『比例は公明に』とは言いづらい」と自民関係者。選挙区で推薦を受ける“見返り”としての比例だが、「自分の支持者にどこまで協力を求めるか難しい」と頭を悩ませる。
これまでの衆院選で、自民は公明の支持母体である創価学会の固定票を当てにしてきた。今回は報道各社の世論調査で与党過半数の予測記事が躍り、「公明票がなくても」という楽観ムードが連携の動きを鈍らせる要因にもなっている。
公明側も、そんな自民の雰囲気は折り込み済みだ。県本部の伊藤豊代表は「確かに、比例は公明とは言いづらいと思う」。それでも、6年ぶりに「推薦」という形をとった背景には、連立政権内での埋没の懸念がある。
公明と自民は憲法改正や将来的な原発政策などの重要政策に関して、主張に隔たりがある。今回の推薦の際に結んだ政策協定も、福祉政策などが中心で、憲法やエネルギー問題には触れていない。
「改憲問題などでは公明党が政権内での歯止め役、良識にならないといけない。そのためには一定の勢力が必要になる」。県内での比例目標は3年前より約千票上積みし、過去最多の6万票。「黙ってついてくる票はない。自民からのバーター票は読みづらいが、こちらから動いて取りに行かないと」。公明にとって、今回は選挙後を見据えた連立内での存在感を示す戦いになっている。
「国民生活をないがしろにする政治を許してはならない。その思いが一致した」。公示日の4日、民主・青木一功候補の出陣式に、社民県連の徳光清孝幹事長が応援演説に立った。昨年12月の衆院選ではなかった光景だった。
社民は3年前、米軍普天間飛行場移設問題など政策の違いが表面化し、民主との連立政権を離脱。選挙協力も解消した。今も原発再稼働や消費税増税をめぐって隔たりはあるが、平和憲法を守るため、非自民で“復縁”した。
ただ、社民県連の支援は「推薦」より弱めた「支持」。徳光幹事長は「政策の違いは多いし、県連同士の今選挙に限った協力だから」と説明。投票の呼び掛けを中心に行っていく。
社民の「支持」について民主県連の原口一博代表は「離反ではなく、結束に向かっている」と前向きに捉える。しかし、徳光幹事長は冷静に現実をみる。「比例票のバーターなんて器用なまねはできないし、大義はあるけど、メリットはあまりないからね」。
2013年07月12日更新
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:40:57
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130712-1155982.html
維新離れにイケメン元アナ激戦兵庫に擁立
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支援者と握手する日本維新の会の清水貴之候補(撮影・鈴木絢子) 日本維新の会、橋下徹共同代表(44)の従軍慰安婦発言が尾を引き、おひざ元の関西でも逆風が吹いている。奈良、和歌山、滋賀は候補者不在で、他府県でも苦戦中。維新が大阪選挙区(改選4)に次ぐ議席獲得を目指す兵庫選挙区(改選2)には、新人で元ABCアナウンサーの清水貴之氏(39)を擁立。自民党現職が優位に戦いを進める中、民主現職の辻泰弘氏(57)、みんなの党新人の下村英里子氏(30)らと激しい戦いとなっている。
局アナ時代には“朝の顔”として知られた清水氏。神戸市内の繁華街では中高年女性に「男前やわ」と握手を求められるなど“神戸マダム”の反応も上々。清水氏は「朝の番組は主婦の方によく見ていただいていたので、声をかけていただくことも多いです。もともと知ってくださっているのはありがたい」と知名度と親近感を武器に街頭演説を重ねる。
兵庫選挙区は自民鴻池祥肇氏(72)が県内全域で高い支持率を取り付け、他の候補を圧倒している。2つ目のイスを狙い、清水氏、民主辻氏、みんなの党下村氏らがデッドヒートを繰り広げている。昨年の衆院選で、維新は兵庫や奈良では自民党をしのぐ比例代表票を集め、躍進したが、橋下氏の従軍慰安婦発言などが尾を引き、維新は逆風下の選挙戦となっている。
関西を牙城とする維新だが、大阪選挙区に次ぐ、選挙区での議席獲得を狙い、橋下氏は今週末13日に兵庫選挙区の4カ所で街頭演説をする予定だ。兵庫では今年4月の伊丹、宝塚両市長選で維新候補が惨敗するなど、人気が疑問視されている。だが維新関係者は「兵庫で勝たないと他に勝つところがない」と大阪に次ぐ重要選挙区とみる。
兵庫の重要度が高いのは関西での維新の事情もある。近畿2府4県のうち奈良、和歌山、滋賀の3県では維新候補が不在だ。奈良選挙区では、出馬を予定していた男性が公示前に急きょ、出馬の取りやめを表明した。和歌山、滋賀では当初から候補を擁立できなかった。
だが、兵庫選挙区でも橋下共同代表の慰安婦発言による“逆風”の影響も少なくない。発言に伴うみんなの党との選挙協力解消により、公示直前に同党から新人の下村氏が出馬。維新清水氏への「刺客」となった。維新関係者は「みんなへの票が維新にきていれば優位に戦えたはずだが、割れてしまったので民主へ票が流れる可能性もある」と懸念する。
一方の民主陣営も「兵庫は最重要選挙区の1つ」と語気を強める。辻氏の選挙用ビラには「維新の会の政策は人と暮らしに冷たい」などとという記述もあり“対維新”色を強めている。民主関係者は「維新の勢いも衆院選時ほどではないが、油断できない」。後半戦に向け、激戦が続く。【鈴木絢子】
[2013年7月12日13時10分 紙面から]
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:45:16
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130712t21016.htm
参院選青森選挙区 割れる農協グループ
公示日の4日、早速「農協票」を取り込もうと、青森市の県農協ビル前で支持を訴える候補者
参院選青森選挙区(改選数1)で、県内最大の組織票を持つ農協グループが割れている。県内10農協の組合長らでつくる県農協農政対策委員会は、環太平洋連携協定(TPP)に反対する非自民3候補を推薦したが、八戸など2農協は与党への配慮から、自民党候補にも推薦状を出した。かつて一枚岩を誇った結束力は、組織の退潮傾向と相まって陰りが見えている。
対策委員会委員長を務める岡山時夫県農協中央会長は、反TPP集会や記者会見で「言っていることと、やっていることが全く違う」「うそつき」「民主党以下だ」などと、厳しい自民批判を繰り返してきた。
背景にあるのは昨年12月の衆院選。同委員会はTPP反対を基準に自民、共産、未来の公認候補を推薦したが、自民政権誕生後、安倍晋三首相はTPP交渉参加を表明。自民への不信感が一気に高まった。
今回の参院選で、委員会は生活現職の平山幸司氏(43)、無所属新人の工藤信氏(59)、共産新人の吉俣洋氏(39)の推薦を決定。岡山会長は「TPPへの参加は断固阻止する。私たちの政策に賛同する候補者を選んだ」と強調した。
自民新人の滝沢求氏(54)の陣営は、委員会の強硬姿勢から、推薦獲得は困難とみて、公式に要請もしなかった。
委員会が反自民を鮮明に打ち出したのとは対照的に、八戸農協(八戸市)と津軽みらい農協(平川市)は委員会が推薦した3候補と併せ、滝沢氏も推薦した。
八戸農協幹部は「与党とのつながりを保つことを重視した。TPPの交渉入りを止められなかった以上、参院選は臨機応変に対応すべきだ」と主張する。
岡山会長は、2農協に対して「各農協には、これまでの自民との関係がある。推薦する理由も分からなくはない」と一定の理解を示す。
農協グループは1989年の参院選青森選挙区で、反核燃と農民代表を掲げて無所属で立候補した三上隆雄氏(79)を当選させるなど、高い集票力を誇っていた。現在の組合員は約10万人。県内最大の組織票とされるが、組合員数は減少の一途をたどっている。
三上氏は「農業の衰退が、政治力低下に結びついている。TPP問題が争点となる今回の選挙こそ、団結して政治力を示す時だが、発揮できていない」と求心力の低下を危惧している。
<青森選挙区立候補者(1−6)>
石田 昭弘 54 宗教法人職員 諸 新
波多野里奈 40 会社社長 み 新
滝沢 求 54 元県議 自 新 (公推)
平山 幸司 43 党県連代表 生 現(1)(社推、ミ支)
工藤 信 59 農業団体役員 無 新 (民推)
吉俣 洋 39 党県書記長 共 新
2013年07月12日金曜日
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:45:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130711_03.htm
参院選岩手選挙区 燃える自民、閣僚級続々
自民党候補の応援に駆け付けた小泉氏(右)
◎21年ぶり議席奪還目指す/生活・小沢代表退潮「条件そろう」
参院選岩手選挙区(改選数1)で、自民党岩手県連が新人田中真一候補(46)を擁立し、21年ぶりの議席奪還に燃えている。安倍晋三政権への高い支持率に加え、立ちはだかっていた生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)の力にも陰りがみられる。党本部は閣僚級を連日県内に送り、政権与党の強みを前面に出して援護する。
<村井宮城県知事も応援>
10日夜、田中氏の応援でJR盛岡駅前に立ったのは、小泉進次郎党青年局長。若者から中高年まで集まった約500人を前に「(衆参の)ねじれにより、野党がメンツにとらわれ、通すべき法案をつぶしてしまっている。この岩手で議席を勝ち取り、(ねじれを)解消しなければならない」と訴えた。11日にかけて被災地の大槌町、陸前高田市を遊説する。
10日は下村博文文部科学相、党本部から要請を受けた村井嘉浩宮城県知事も岩手に入り、応援のマイクを握った。14日には安倍首相も訪れる予定となっている。
もともと保守層の厚い岩手で、自民の参院議席獲得を阻んできたのは小沢氏だ。
県連幹部によると、小沢氏が1993年に自民を離党して以来、政治力に期待した建設業界など、従来自民を支持してきた団体が離れた。95年の知事選で小沢氏が見いだした新人の増田寛也氏が勝利すると、小沢氏の影響力は中選挙区時代の地盤だった県南から、自民が強い県北にも浸透していったという。
参院選では95年に推薦候補が敗れて以来、6連敗。進次郎氏の父、小泉純一郎首相時代に全国で圧勝した2001年も、小沢氏が当時率いた自由党から立候補した平野達男氏(59)に約6000票差で敗れ、その後は差が広がるばかりだった。
<陣営内に不安も>
潮目が変わったのは昨年の衆院選。小選挙区4議席のうち、生活は比例復活を含め2議席にとどまり、当選した小沢氏も大幅に減票した。自民は比例復活の3議席を含め4議席を獲得した。
小沢氏は生活を率いて自ら力を振るった民主を割って出た。3選を目指す平野氏は民主を離れ無所属となり、かつて小沢氏に結集した勢力は3分。自民にとっては「これまでの選挙で一番いい条件がそろった」(田中氏陣営幹部)。
選挙戦でも小沢氏を意識した発言が目立つ。盛岡市に8日入った麻生太郎副総理は「隠然たる勢力を誇っていたおじさんの影が薄くなり、ただの国会議員に成り下がった。アラブの春じゃないが、岩手の春が起きると期待している」と述べた。
好条件に恵まれているとはいえ、選挙戦では前復興相で知名度の高い平野氏ら、これまでで最多の6人が激しく争う。ことし3月に公募で選ばれた田中氏は横浜市出身で「落下傘候補」のイメージがぬぐえない。ある市議は「01年の選挙は地元の元衆院議員を立てて敗れた。地元に縁の薄い新人が短期間で浸透できるのか」と不安を漏らす。
千葉伝県連幹事長も「大物が来て人を集めただけでは駄目。いかに田中氏をアピールするかだ」と力を込める。
<岩手選挙区立候補者(1−6)>
平野達男 59 前復興相 無 現(2)
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
田中真一 46 元慶大職員 自 新(公推)
高橋敬子 51 元県職員 諸 新
吉田晴美 41 元議員秘書 民 新
関根敏伸 57 元県議 生 新(ミ支)
2013年07月11日木曜日
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:49:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130711/plt1307111537004-n1.htm
【激闘 参院選】愛知 民主、自民…残り1議席めぐりみんな、維新、共産が横一線 減税日本の新人も注目2013.07.11
愛知選挙区(改選数3)【拡大】
愛知県はかつて「民主王国」といわれ、圧倒的強さを発揮してきたが、昨年末の衆院選では15選挙区で自民党に2勝13敗とボロ負け。今回、民主党は候補者を現職の大塚耕平氏に絞って背水の陣だ。
「元日銀マンの大塚氏は民主党屈指の政策通。金融以外に福祉にもウイングを広げている。テレビ出演も多く、安定した戦い」(県議会関係者)
自民党は、鈴木政二元内閣官房副長官の引退を受け、県議3期の酒井庸行氏が出馬した。全国的な追い風ムードのなか、地盤の西三河地方だけでなく、県内全域に浸透している。
残る1議席をめぐり、みんなの党の薬師寺道代氏と、日本維新の会の近藤浩氏、共産党の本村伸子氏が横一線の戦い。
「みんなと維新の蜜月時代、愛知はみんなに一本化することが決まっていたが、選挙協力が崩れて、維新は新人の近藤氏を擁立した。結果的に、共産党の本村氏が浮かび上がってきた」(同)
地元・名古屋市の河村たかし市長率いる政治団体「減税日本」の新人、宇田幸生氏はどこまで知名度を上げられるか。
2534
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チバQ
:2013/07/12(金) 23:52:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130711ddn041010018000c.html
攻防の現場:’13参院選 2人区で構図一変 民主指定席、脅かす共・維
毎日新聞 2013年07月11日 大阪朝刊
握手をして支持を訴える候補者=京都府城陽市で2013年7月6日午前10時57分、長谷川直亮撮影(一部画像を加工しています)
参院選で改選数2の「2人区」は、与党第1党と野党第1党の指定席と言われてきた。京都、兵庫両選挙区はその典型。過去4回、自民党と民主党が議席を分け合ってきたが、今回は「自民1強」下で構図が一変している。【花澤茂人、豊田将志】
選挙戦最初の日曜の7日午前7時、京都市左京区・大原地区の朝市に京都選挙区の民主新人、北神圭朗氏(46)と前原誠司元外相が姿を見せた。
「こちら、今度の選挙に出る方です。よろしくお願いしますね」。前原氏は出店者や買い物客ら約100人に1人ずつ語りかける。左京区は前原氏の強固な地盤で、出店者の女性(73)は「前原さんが20代の頃から知っている。新人の方は知らなかったけど、覚えました」と話した。
その後も前原氏は北神氏の選挙カーに乗り込んで自らマイクを握った。同党府連幹部が解説する。「前原さんは党本部からの応援要請を後回しにして、選挙期間の7割方、北神氏に張り付く。それだけ本気だ」
京都は、1950年から28年間続いた故蜷川虎三氏の革新府政の流れから「共産党の牙城」と言われ、参院京都選挙区も「自共の指定席」だった。98年に民主などの推薦を受けた当時無所属の福山哲郎参院議員(非改選)が初当選し、2001年以降は「民自」になった。今回、選対事務総長を務める福山氏は「1票でも2票でも共産を上回ろう。(自共に)先祖返りさせてはならない」と訴える。
一方の共産は「自共対決」を前面に掲げる。新人の倉林明子氏(52)陣営の山中渡・京都市議(62)は「消費増税やTPP参加などは民主政権が決定したもので批判対象としては自民も民主も同じ。だが、『自共対決』と言う方が手応えがある」と話す。民主が強いとされる府南部での街頭活動を強化し、切り崩す構えだ。
兵庫選挙区では、民主と日本維新の会がつばぜり合いを演じている。6日夕、兵庫県西宮市のショッピングモール前。土砂降りの中、民主現職の辻泰弘氏(57)の応援演説に立った海江田万里代表は声を張り上げた。「我々の社会保障政策は自民党とも維新の会とも大きく違う。辻さんをもう一度国会に送っていただきたい」
連合本部の幹部職員だった辻氏は、組織固めに徹する。県連代表の水岡俊一参院議員は「奇抜なアイデアはない。連合を含む支持層を固めた上でどうするかだ」と厳しい口調で話す。
これに対し、維新新人の清水貴之氏(39)は「空中戦」を重視し、阪神間を中心に街頭演説をこなしてきた。13日には公示後初めて橋下徹共同代表(大阪市長)が応援に入り、神戸、西宮両市で街頭演説する予定だ。陣営幹部は「人が集まるので期待している」と歓迎する。「慰安婦発言」の影響を気にしながらも、橋下氏に頼らざるを得ないのが実情だ。
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◇京都(改選数2)
新藤伸夫 64 アパート経営 諸新
山内成介 47 [元]会社社長 維新
北神圭朗 46 [元]首相補佐官 民新
木下陽子 33 飲食店経営 み新
西田昌司 54 税理士 (1)自現=[公]
曽我周作 34 幸福党府役員 諸新
倉林明子 52 [元]京都市議 共新
(届け出順)
◇兵庫(改選数2)
湊侑子 30 幸福党職員 諸新
清水貴之 39 アナウンサー 維新
辻泰弘 57 [元]副厚労相 (2)民現
松本なみほ 39 緑の党員 諸新
下村英里子 30 介護会社社長 み新
金田峰生 47 [元]県議 共新
鴻池祥肇 72 [元]防災担当相 (3)自現=[公]
(届け出順)
2535
:
チバQ
:2013/07/13(土) 08:07:21
http://itoyosuke.jp/wp-content/uploads/2013/07/EXILE_USA-332x221.jpg
東京プリン 伊藤洋介
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000043-asahi-pol
EXILEが候補者応援、NHK番組中止 公平性に配慮
朝日新聞デジタル 7月12日(金)20時57分配信
NHKは12日、Eテレで放送予定だった番組の出演者が、参院選の候補者を応援する写真がインターネット上に掲載されたとして、この番組の放送を急きょ取りやめた。「選挙期間中は政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮しているため」としている。
番組は毎週金曜夜に放送中の「Eダンスアカデミー」。子どもたちにダンスを教えるためレギュラー出演している人気グループ「EXILE(エグザイル)」のメンバーが、自民党の比例代表候補者と並び立つ様子が、候補者のブログやフェイスブックで8日付で公開されている。
NHKは来週19日の放送も取りやめ、参院選終了後の26日から再開する。
問題の写真は、候補者とエグザイルのメンバーのツーショット。候補者は自身のポスターを持ち、メンバーは「がんばって下さい!!」と書き添えたサインを掲げている。今回の参院選からネット利用が解禁されて、候補者は公示後も、選挙活動の様子を自身のブログやフェイスブックで紹介することが可能になった。
2536
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チバQ
:2013/07/13(土) 08:20:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713ddm005010031000c.html
2013参院選・注目の選挙区:大阪 反転狙う維新の会
毎日新聞 2013年07月13日 東京朝刊
◇「都構想」行方にも連動
「今、日本維新の会、厳しい、厳しい選挙を戦っている」
参院選大阪選挙区(改選数4)の維新新人、東徹氏は12日、大阪市東住吉区で街頭演説し、危機感をあらわにした。維新は昨年12月の衆院選で民主党に迫る54議席を獲得。大阪府内では候補者を立てた14小選挙区のうち12人が勝利した。府内の比例代表票も146万票に上り、自民党の85万票に60万票の大差を付けた。
しかし、今回の参院選は風向きが異なる。従軍慰安婦を巡る橋下徹共同代表(大阪市長)の発言もあり、首都圏への本格進出を図った6月の東京都議選は2議席どまり。松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日、大阪府泉佐野市の集会で「我々が一番得意だった『ふわっとした民意』は、自民党に行っている」ともらした。
逆風下の参院選で、維新は「原点回帰」の戦略を鮮明にしている。本拠地・大阪で擁立した東氏は党総務会長。維新人気の根強さを証明すれば、反転攻勢のきっかけをつかめる。東氏陣営は約100人の地方議員の6割程度を大阪にはり付け、組織戦を展開。橋下氏は街頭演説で「トップ当選で押し上げていただきたい」と力説する。
順位にまでこだわるのは、持論の「大阪都構想」の行方にも関わるからだ。都構想とは、大阪府と政令市の大阪、堺両市を解体し、府に代わる「大阪都」と、人口30万〜50万人の基礎自治体「特別自治区」に再編する計画。来年秋に大阪市の住民投票を控え、自民、民主、共産3党は都構想への反対姿勢を強めており、得票結果が先行指標になる。
参院選後の9月29日には、堺市長選も控える。自民、民主両党が堺市の都構想参画に反対する現職を支援するのに対し、維新は対抗馬を立て、都構想の是非を問う構え。維新の浅田均政調会長(大阪府議長)は10日、大阪市内での東氏の集会で「参院選で自民党が維新に勝てば私たちの改革は否定されたと言われる」と述べ、トップ当選に強いこだわりを示した。
ただ、維新と首相官邸の関係が選挙戦を複雑にしている。安倍晋三首相(自民党総裁)は6月6日、首相官邸で橋下、松井両氏と会談。双方の会談は今年3回を数え、松井氏は「維新が議席を取れば、規制改革をやって、安倍政権の経済政策『アベノミクス』が完成する。政権と連絡も密に取っている」と選挙後の連携の可能性を隠さない。
首相と維新幹部の接近に自民党府連はいらだちを募らせている。維新所属の議員には自民党からのくら替え組が多く、不信感がぬぐえないからだ。党府連幹部は「維新と対峙(たいじ)している以上、気分のいい話じゃない」と不快感を示す。
「維新は全国的に下火だ。大阪で残り火があると府民が笑われる。維新を消滅させるため、審判を与えていただきたい」
自民新人の柳本卓治氏は9日、堺市での街頭演説で「維新ノー」を呼びかけた。橋下氏は昨年9月、大阪市で開いた維新の政治資金パーティーで「民主国家で選挙以外でどうやって解決するのか。民意を離れた政治は成立しない」と強調している。大阪の民意は今回、どの党に寄り添うのか。維新そのものを問う選挙はいよいよ後半戦に入る。【熊谷豪、山下貴史】
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◇大阪(改選数4、届け出順)
東徹(あずま・とおる)46 党総務会長 維 新
藤島利久(ふじしま・としひさ)51 [元]衆議員秘書 無 新
森悦宏(もり・よしひろ)46 幸福府副代表 諸 新
梅村聡(うめむら・さとし)38 内科医 (1)民 現
長嶺忠(ながみね・ただし)52 [元]会社員 無 新
杉久武(すぎ・ひさたけ)37 公認会計士 公 新
中村勝(なかむら・まさる)62 政治団体代表 諸 新
辰巳孝太郎(たつみ・こうたろう)36 党府委員 共 新
安座間肇(あざま・はじめ)35 会社員 み 新
吉羽美華(よしば・みか)32 [元]寝屋川市議 諸 新
柳本卓治(やなぎもと・たくじ)68 [元]衆院議員 自[二]新
2537
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チバQ
:2013/07/13(土) 09:01:13
http://gendai.net/articles/view/syakai/143398
タレント候補大苦戦 猪木は「ビンタ」封じられ落選危機
【政治・経済】
2013年7月12日 掲載
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「ダァー!」も通用せず
参院選に出馬したタレント候補が、軒並み苦戦している。維新の会から出馬したアントニオ猪木も当落線上だ。
「維新の会は橋下人気が衰え、比例で当選できるのは2〜3人でしょう。格闘家の人気は侮れないとはいえ、猪木氏をよく知らない若者も増えている。人気ダウンは否めません」(ジャーナリストの鈴木哲夫氏)
実際、猪木が街頭で「ダァー!」と右手を上げても、シラーッとした空気が流れるケースが多い。猪木にとって痛いのは、大阪の桜宮高校の体罰問題の影響で得意技の“ビンタ”を封印されたことだ。猪木陣営は、「これじゃ盛り上がらない」と不満タラタラ。同じく、維新の比例から出馬した経済評論家の藤巻健史氏も厳しそうだ。
比例で20議席を超えるとみられている自民党は、橋本聖子、丸山和也は当選圏内。弁護士の若狭勝は微妙。格闘家の佐竹雅昭、エイベックスの所属歌手「東京プリン」の伊藤洋介は当落ギリギリにいる。
「佐竹氏は選挙で何を訴えたいのか分からないし、猪木氏と“格闘技票”を食い合って共倒れになるかもしれません。知名度が低い伊藤氏は、安倍首相の夫人、昭恵さんの“夫人枠”で出馬したが、『なぜ、アイツが?』と自民支持者の中にも面白くない人がいるといわれています」(政界関係者)
比例で5〜7議席程度と予想されている民主党は、大物、有名候補が続々と落選しかねない。労組などの組織力を持たないツルネン・マルテイ、円より子、石井一はピンチだ。
タレント候補が乱立する東京選挙区(定数5)も、ひと波乱ありそう。自民の丸川珠代は当確だが、無所属の俳優・山本太郎、みんなの党から出馬した写真家の桐島ローランド、維新から出た日テレ元アナの小倉淳が最後の1議席を奪い合う展開になっている。
「浮かび上がりそうなのは山本太郎です。今回の選挙は投票率が低くなりそうで、そうなると、支持基盤のないタレント候補には不利ですが、彼は“原発反対”で一点突破しようとしている。大きな争点のない選挙ではワンイシュー・ワンテーマを訴える候補は有利なのです」(鈴木哲夫氏)
当選しそうな候補はひと握りしかいない。政党はバカのひとつ覚えみたいにタレントを擁立するのをやめたらどうか。
2538
:
名無しさん
:2013/07/13(土) 14:20:46
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/07/13/new1307131102.htm
割れる郵政票、2団体で別候補を推薦(2013/07/13 11:02)
12日に黒田敏博会長から推薦状を受ける滝沢求候補(上)と、5月23日に中川茂副会長から推薦状を受ける平山幸司候補(下)=いずれも青森市内
参院選青森選挙区(改選数1)で、郵政2団体が異なる候補を推薦し、票が割れる事態となっている。全国郵便局長会(全特)は12日、自民党新人の滝沢求候補(54)を推薦。一方、OBらでつくる郵政政策研究会(郵政研)の青森県3地区会は、生活の党現職の平山幸司候補(43)の推薦を決めている。かつて自民最大の〝集票マシン〟だった郵政団体は、2005年の郵政選挙でたもとを分かった。再び自民に回帰したものの、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる思惑も絡み、一枚岩になり切れない実態が浮かび上がる。
【写真説明】
12日に黒田敏博会長から推薦状を受ける滝沢求候補(上)と、5月23日に中川茂副会長から推薦状を受ける平山幸司候補(下)=いずれも青森市内
2539
:
名無しさん
:2013/07/13(土) 14:22:04
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130713t41036.htm
秋田選挙区 維新比例候補、自民を応援 相手敬遠、片思いに
◎保守票「バーター」念頭
参院選比例代表で立候補した日本維新の会新人の松村譲裕氏(46)が、秋田選挙区(改選数1)で勝手連的に、自民党新人の中泉松司氏(34)を応援している。松村氏は「比例は維新」「選挙区は自民」とバーターを念頭に置く。逆に、中泉陣営は維新の支持率低下に巻き込まれたくないと、距離を置こうとしており、松村陣営の“片思い”の状態だ。
<県内組織は未整備>
松村氏は4日、秋田市の秋田空港近くで演説に立った。「今の政治の形を壊し、日本と秋田を変える」。既成政党との対決姿勢を強調した。
野党として自民党批判も織り交ぜる松村氏だが、地元では中泉氏支持を公言する。
松村氏が理事長を務める県旅館ホテル生活衛生同業組合は、中泉氏を推薦。5月には松村氏が経営する秋田市のホテルで、中泉氏を応援する決起集会を開き、あいさつにも立った。
選挙区での出馬を避けたのを「中泉氏に迷惑を掛けないため」(松村氏)と説明するが、県内組織が未整備の松村氏にとって、中泉票を取り込むことは比例当選への重要な戦略でもあった。
両者はともに秋田市を地盤とする保守系で、支持者が重なる。維新県総支部の村岡敏英代表は「保守政党として、選挙区は必然的に保守系候補を応援する」と事実上、中泉氏支援を明確にする。
だが、支援者の多くは、比例と選挙区で投票先の政党が異なることに困惑している。県南の会社社長は「比例は松村、選挙区は中泉−と聞いているが分かりづらい。高齢者は比例も自民に入れるのではないか」と言う。
<ありがた迷惑の声>
中泉氏は、与野党で対立している政党の候補者からのエールに微妙な距離を置く。
「ありがたいとも、迷惑だとも思わない。(松村氏への)協力も、支援のお願いもない。維新と協力するかのような勘ぐりもあり、痛くもない腹を探られている感じだ」と戸惑う。
維新は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言などを受け支持率が低下。東京都議選でも厳しい結果に終わった。中泉陣営幹部は「維新とセットに見られると困る。正直、ありがた迷惑だ」と話す。
民主党県連の沼谷純幹事長は松村氏に対し「自民はダメと言いながら中泉氏を応援するのは二枚舌」と指摘。中泉氏のスタンスについては「応援してくれる人に対して『いらない』と言えないのは当然だ」と話す。
秋田選挙区にはほかに、民主党現職の松浦大悟氏(43)、共産党新人の佐竹良夫氏(62)、幸福実現党新人の西野晃氏(36)が立候補している。
<秋田選挙区立候補者(1−4)>
中泉松司 34 党県青年局長 自 新(公推)
佐竹良夫 62 党県政策委員 共 新
西野晃 36 宗教法人職員 諸 新
松浦大悟 43 党県代表 民 現(1)
2013年07月13日土曜日
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2540
:
名無しさん
:2013/07/13(土) 14:23:26
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130713t61035.htm
社民正念場 福島、東北唯一の公認擁立 脱原発の旗かすむ
街頭演説で支持を訴える福島党首=9日午後0時30分ごろ、福島駅前
◎他候補も廃炉主張/独自色発揮に焦り
社民党が東北の参院選選挙区で唯一、福島選挙区に公認候補を擁立、脱原発の党としての存在意義を懸けて戦っている。新人の遠藤陽子氏(63)は双葉郡出身の原発事故避難者で、党は福島第1原発事故前から一貫して脱原発を訴えてきた姿勢を強調する。ただライバルの主要候補は県内原発の全基廃炉で一致しており「元祖・脱原発」の訴えはかすみがちだ。
<主張の矛盾、批判>
「自民党は二枚舌だ。福島の切実な声を踏みにじる原発再稼働はあり得ない」
福島瑞穂党首が9日、福島市のJR福島駅前で演説し、原発再稼働をめぐる自民党の党本部と県連の主張の矛盾を突いた。党本部は再稼働に前向きで、県連は県内の原発全基廃炉を県版マニフェストに掲げるなど否定的な考えを示している。
福島県では自民党から共産党まで県内の原発全基廃炉で一致している。福島氏の訴えは、元祖・脱原発の党と、3.11後に「宗旨変え」した党が混在し、社民党の独自色が十分出せていないことへの危機感の表れでもあった。
<衆院、東北はゼロ>
社民党は昨年の衆院選で東北の比例票が半減するなど大惨敗を喫した。旧社会党時代も含め、戦後初めて東北選出の国会議員がゼロになった。
衆院選ショックで東北5県の社民党は候補者擁立を断念したが、党本部は「脱原発を訴える上で、原発事故の起きた福島で選出しないわけにいかない」(福島党首)と擁立を決め、遠藤氏に白羽の矢を立てた。
遠藤氏は双葉郡出身で原発事故避難者として、いわき市で暮らす。脱原発を前面に出すのにうってつけの候補で、被災者の立場を重視する主張で支持拡大を図る。
<政党要件懸かる>
一方で「党員が高齢化し、労組頼みの集票体質からの脱皮も図れていない」(党県連幹部)という弱点も抱え、再起できるかどうかは未知数だ。
社民党は参院選で遠藤氏を含む選挙区5人、比例代表4人の計9人を立てた。現在の国会勢力では、9人のうち1人以上当選しないと政党要件の「5人以上」を満たせない。
福島党首は「党にとって正念場。脱原発、護憲を訴える社民党が国会から消えるわけにいかない」とアピール。比例300万票、3議席以上の獲得を目指す。
<福島選挙区立候補者(1−6)>
酒井秀光 45 元会社員 諸 新
金子恵美 48 元復興政務官 民 現(1)
遠藤陽子 63 党県常任幹事 社 新(生推)
杉内一成 80 政治団体代表 諸 新
森雅子 48 少子化担当相 自(町)現(1)(公推)
岩渕友 36 党県常任委員 共 新
2541
:
名無しさん
:2013/07/13(土) 14:25:16
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137367652435.html
参院選おおいた 存在感薄い民主
[2013年07月13日 09:47]
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九州の選挙区では唯一、公認候補を擁立できなかった民主党大分県連。比例代表での「民主党」票の獲得に全力を挙げる=4日、大分市内
「自前の候補がいない選挙は本当に寂しい。選挙区で民主党(の支持者)は他党の草刈り場だ」。参院選が公示された4日、民主党大分県連のある幹部は半ば自嘲気味につぶやいた。
九州7県の選挙区で党公認候補がいないのは大分だけ。民主党は県内の議席を失った昨年12月の衆院選からの立て直しが懸かる今回の選挙で、存在感を発揮できていない。
党県連は選挙区の対応を社民党が擁立した無所属新人、後藤慎太郎候補(38)への「自主協力」とした。両党の候補者調整が難航した経緯もあり、通常の推薦や支持とせず、支援の手法は党員や支持団体に判断を委ねる異例の扱いにした。
後藤氏の選挙事務所に「必勝」と大書した足立信也県連代表名の「為書(ためがき)」を贈った。4日の出陣式で小嶋秀行副代表は「さまざまな議論を丸ごと乗り越え、協力させていただく」と激励。公示後に横光克彦副代表(前衆院議員)が後藤氏の集会へ応援に駆け付けた。今のところ、党県連幹部による表だった協力の動きはこのくらいだ。
民主党支持のある労組幹部は「政策を見れば後藤氏は完全な社民党公認」。全国の競合しない1人区で民主党と協力するみんなの党が公認する新人、浦野英樹候補(44)もいるが、労組を束ねる連合大分の方針は後藤氏への「独自支持」。労組幹部は「われわれが表で動ける状況にはない」と漏らした。
党県連によると、県内の党員・サポーターは昨年の約4千人から約2300人に減少。反転攻勢への道のりは険しいが、首藤隆憲幹事長は「この逆風下でも『再興』を支えようとしてくれる人たちの期待は絶対に裏切れない。比例代表で全力を尽くす」と強調する。
14日から党の比例の選挙カーが初めて大分入りする予定。党再生への一歩を踏み出せるかが問われている。
2542
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/14(日) 19:15:59
自公、過半数確実=民主半減、第三極伸び悩み−共産善戦・参院選終盤【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071400120
時事通信社は21日投開票の参院選について、全国の有権者を対象に世論調査を行い、取材で得た情報も加味して終盤情勢を探った。自民党は改選34議席からほぼ倍増し、公明党と合わせて与党で過半数(122)を超え、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」を解消するのは確実だ。民主党は改選44議席から半減する可能性が高く、みんなの党、日本維新の会は一桁にとどまりそうだ。共産党は善戦し、選挙区での議席確保が見えてきた。
参院定数は242で、3年ごとに半数(121)改選する。自公両党の非改選議席は59のため、両党が今回63を獲得すれば過半数に達する。
自民党は、選挙区に49人、比例代表に29人を擁立した。大勝した東京都議選の勢いを保っており、31ある改選数1の「1人区」のうち、29選挙区で優位に立ち、岩手、沖縄で当落を争っている。16ある改選数2〜5の複数区は各1議席を確保し、候補者を2人立てた東京(改選数5)と千葉(同3)でも2議席目をうかがう。
比例は、小泉政権下で圧勝した2001年参院選の20議席を超えそうで、比例制度導入後、最高の22議席をにらむ。選挙区と比例を合わせた全体で70議席に届く可能性もある。
公明党は、東京、埼玉など選挙区に擁立した4人が全員当選圏入りしつつある。比例は6議席程度が見込まれ、改選10議席は維持しそうだ。
自公両党が70議席を取れば、常任委員会で委員長ポストを独占した上で、委員の半数も占める「安定多数」を確保できる。
一方、民主党は、選挙区に35人、比例に20人擁立したが、いずれも勢いがない。1人区では公認候補を立てた19選挙区で自民党候補に大きくリードを許している。「2人区」の京都や兵庫、「3人区」以上の埼玉、神奈川、大阪、東京はいずれも当落線上で競り合っている。比例を含め1998年の結党以来最低の26議席に届くのも厳しい。
みんな、維新両党は選挙区で各1〜2議席程度で、比例も数議席にとどまる見通し。両党とも改選議席を上回りそうだが、伸びがない。
共産党は東京、愛知、京都、大阪の4選挙区で議席争いに絡んでいる。選挙区で議席を確保すれば01年以来で12年ぶりとなる。比例は改選3議席を上回る4議席をうかがう。生活、社民両党は比例で議席を得る可能性がある。みどりの風は議席確保のめどが立っていない。
調査は12〜14日の3日間、電話で実施し、有権者2000人から回答を得た。(2013/07/14-17:28)
2543
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/14(日) 19:16:43
自民「1人区」で圧倒=民主、複数区も振るわず−終盤情勢【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071400137
参院選の終盤情勢で、自民党は勝敗の行方を左右する改選数1の「1人区」、改選数2〜5の「複数区」で他党を圧倒。一方、民主党は1人区、複数区ともに苦戦を強いられており、昨年の衆院選からの強い逆風が続いている。
参院の「1票の格差」是正に伴い、1人区は今回から二つ増えて31となった。自民党はこのうち、岩手、沖縄を除く29選挙区で優勢だ。前回選挙で敗北した岩手、山梨、三重、滋賀、奈良、岡山、高知、大分の8選挙区でも、接戦の岩手を除く7選挙区で大きくリードしている。
岩手では、自民新人と民主党を離党した無所属現職が競り合う。生活の党の小沢一郎代表のお膝元で、自民党は1992年を最後に議席を失っている。安倍晋三首相(同党総裁)は14日、JR盛岡駅前の街頭演説で「20年間ずっと勝てなかった。岩手県から日本を変えよう」と支持を訴えた。
自民党が1人区で唯一、野党にリードされているのが沖縄だ。知名度に勝る諸派の現職を自民新人が追う構図で、首相が16、17両日に沖縄入りし、てこ入れを図る。
16ある複数区でも全員当選が視野に入る。同党は東京(改選数5)と千葉(同3)で2人を擁立。東京で2議席を獲得すれば27年ぶりだ。
公明党は、候補を立てた東京、神奈川など4選挙区で完勝の勢いだ。埼玉(同3)では、自民党との選挙協力で不協和音が指摘されたが、両党で上位を占める。
これに対し、民主党は1人区に加えて、複数区でも振るわず、共産党や日本維新の会、みんなの党と議席を激しく争う構図となっている。
10ある2人区は前回、自民、民主両党で議席を分け合った。議席確保のめどが立ちつつあるのは、長野や静岡など4選挙区。宮城や福岡など6選挙区では、2議席目をめぐり、他の野党と火花を散らしている。これまで議席を確保してきた東京、神奈川、大阪の大都市圏でも、共産党や無所属の新人と接戦を余儀なくされている。民主党幹部は「戦況は良くない。勝てる複数区を確実に取らないといけない」と焦りを募らせる。
昨年の衆院選で躍進した維新は、橋下徹共同代表の地元である大阪で当選圏内入りしているものの、同じ関西の兵庫、京都は当落線上にとどまる。また、東京も議席確保は困難な情勢だ。
民主党や第三極の党が守勢に回る中、共産党は東京都議選勝利の勢いに乗り、東京、愛知、京都、大阪で議席確保の可能性が出ている。(2013/07/14-18:19)
2544
:
チバQ
:2013/07/15(月) 21:51:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130714mog00m010017000c.html
参院選:元閣僚、続々選対入り 民主、再起見据え「前哨戦」
2013年07月14日
参院選で民主党候補者の選挙対策幹部に、昨年衆院選で落選した元大物閣僚が就くケースが相次いでいる。現職議員だけでは手が足りない台所事情に加え、自らの再起を候補者に重ねる当人たちの思いも、背景にありそうだ。【山本健太、熊谷豪、野口武則】
「アベノミクスはまやかしです。そろそろ気付いてください」。参院選が公示された4日夕、JR徳島駅前で街頭演説した仙谷由人元官房長官(67)は黒いスーツの袖をまくり、声を張り上げた。企業回りも精力的で、多い日で20社をこなす。
落選後の4月、徳島選挙区(改選数1)で再選を目指す現職の総合選対本部長に就任した。徳島選挙区で民主が初めて議席を得た6年前、現職の擁立に動いたのが仙谷氏だった。今回、個人演説会や決起集会に同席し、安倍政権の経済政策へ批判を繰り返す。
官房長官だった菅政権で「影の総理」と呼ばれ、衆院選では逆風に直撃された。それでも徳島1区での得票は3万9402票。「仙谷票」と言われる固い基礎票が、現職の頼みの綱だ。しかし、仙谷氏が10日から数日間、他候補の応援で県外へ出ると、陣営関係者からはこんな声が漏れた。「『仙谷票』をまとめきれていない。まだまだ有権者にお願いしないといけないのに……」。基礎票の行方にも気をもむ情勢が続く。
選対本部長代行に平野博文(64)、藤村修(63)の元前官房長官、選対事務総長に樽床伸二前総務相(53)。大阪選挙区(同4)で再選を目指す現職の選対には、大物落選者がずらりと並ぶ。
「共産党候補に負けている。各行政区で100票でいいから競り勝ってほしい」。11日夜、大阪市のホテルに現前国会議員、地方議員ら約55人が一堂に会した選対会議で、樽床氏は奮起を促した。細野豪志幹事長(41)が大阪入りした7日には、街頭演説で「私が国会に帰るまで、細野さんに党を引っ張ってもらう」と訴え、細野氏は「50代の樽床さんや40代の私の世代が、先頭に立たないといけない」と応じた。現職も集会で、自らの戦いを樽床氏の再起に向けた「前哨戦」と表現している。
平野氏も12日朝、京阪枚方市駅前で現職とともに街頭演説に立ち、「私も昨年12月から原点に戻って、地元の皆さんの信頼を取り戻すため活動している」と語った。府連代表を通算約7年間務めた顔の広さで、地元以外でも現職の集会に同行する。大阪市役所前で4日朝にあった現職の第一声では、選挙カーの上から拳を握り締めた。「大阪で議席を維持することが、党再生への大きな第一歩だ」
2545
:
チバQ
:2013/07/15(月) 21:59:17
http://mainichi.jp/select/news/20130715k0000e040138000c.html
参院選:候補の検索関連語に<逮捕> 悪意ある人物操作か
毎日新聞 2013年07月15日 09時04分(最終更新 07月15日 11時07分)
参院選に出馬している一部の候補者の名前をサイトで検索すると、関連性のあるキーワード(関連語)に<逮捕><選挙違反>といったイメージの悪い単語がトップに表示されるケースが見られるようになった。インターネットを使った選挙運動が終盤を迎えて激しさを増す中、「悪意のある人物に検索結果を操作されたのではないか」とみる専門家もいる。【本多健、藤沢美由紀、北川仁士】
「え? 『逮捕』ですか?」
ある選挙区の新人候補は、ある検索サイトで名前を検索すると<逮捕>が関連語のトップに表示される状態が続いている。毎日新聞の取材で知ったという秘書は「事実無根でゆゆしきこと。至急対策を検討します」と話していたが、その後の取材に「削除依頼を出すにしても時間がかかるようで、選挙期間中に間に合わない」と困惑した様子だった。
関連語は、目的の情報にたどりつきやすいよう、入力した言葉と一緒に検索された回数などからコンピューターが選ぶ。この候補者の場合、ネット上で<○△×(候補者名)逮捕の真相!?>などの見出しをつけたブログが多数存在することが原因とみられる。
ただ、こうしたブログは見出し以外は<検索結果で『逮捕』が出たので調べたが、事実はなかった>などと、候補者と「逮捕」を結びつけるような記述はしていない。出馬表明の約2週間前に同じ政党に所属する別の政治家が逮捕されたが、候補者とは無関係だ。
ある情報管理会社の専門家は「書き込みはこの候補が出馬表明した直後の6月の数日間に集中しているうえ、数分おきに数種類のブログがアップされた事例もある。内容もよく似ており、不可解だ」とみる。ITジャーナリストの宮脇睦さんも「候補者名と『逮捕』を結びつけるように仕掛けたからこそ、この組み合わせを見る人が増え、関連語として浮上したと考えるのが自然。ブログ内の広告に誘導する狙いがあるかもしれないが、この候補の足を引っ張ろうとしている人物がいる可能性もある」と分析する。
別の現職候補の関連語トップは<選挙違反>。6年前の自身の発言についての書き込みが、ネット上に大量に残っているためで、本人が選挙違反をしたわけではないが、事務所は「削除をお願いしても、かえってネガティブな方向で話題となりかねない」と静観の構えだ。
ほかにも<スキャンダル><落選>などの関連語が表示されるケースがあり、ある陣営の幹部は「多くの有権者が候補の名前を検索して情報を集める。軽視できない」と漏らす。
◇
ある言葉を検索した際に表示される関連語や検索結果として並ぶホームページ(HP)の順位を有利にする行為は「サーチエンジン最適化」(SEO)と呼ばれる。キーワードをうまく配置することで検索されやすくする方法などがあるが、一部の行き過ぎたやり方は利用者のニーズを欺く行為として検索会社がガイドラインなどで禁じている。
国会周辺にも春先からSEO対策をPRする業者が入り、参院選のある現職候補の秘書は「検索結果の最上位は半分の利用者がクリックするが、8位を開く利用者は1%未満」と諭され、年約100万円で包括的なネット対策を依頼。その後、候補の名前を検索すると、主張などを載せた候補自身のHPが上位に表示されるようになったが、この秘書は「検索結果を政治家がどこまでいじっていいものか、正直、よくわからない。永田町はあまりに勉強不足」と戸惑いを隠さない。
検索大手グーグルは4月、選挙活動の行き過ぎたSEO対策に注意を促す文書を一般向けに公表した。
2546
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:15:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130715/elc13071503250012-n1.htm
【参院選2013 九州】
頼みの労組も…続々と「脱民主」
2013.7.15 03:09
■組織内候補支援に専念
■電力総連「菅元首相がいる限りは…」
民主党最強の集票マシンとして4年前の政権交代の原動力となった労働組合の「民主離れ」が止まらない。3年4カ月の民主党政権がまったく期待に応えないどころか、内政も外交もボロボロだっただけに組合員に無理に民主党支持を求めれば、逆に「組合離れ」を招きかねないからだ。「頼みの綱」にも見放された民主党はどこへ漂流していくのか−。(田中一世)
◇
「働くみなさんが日本経済を支えてきたことに深く感謝しています。UAゼンセンの応援団として一生懸命働かせていただきたいんです!」
福岡選挙区(改選2)の民主新人、野田国義氏(55)は7日、福岡市内の貸ホールで深々と頭を下げたが、聴衆約250人は気のない拍手。それもそのはず、会合はUAゼンセンの組織内候補、川合孝典氏(49)=比例代表=の決起集会だったからだ。
代わって川合氏があいさつに立ち「私はみなさんの思いを胸に6年間仕事をしてきました。60歳以上の雇用義務化など着実に実績を残してきました」と訴えると割れるような拍手。組合員の複雑な心境をあからさまに見てとれた。
UAゼンセンは、流通や繊維など幅広い業種で構成される連合傘下最大の産別労組。組合員数は141万人を誇るが、今回の参院選は、逆風の中で川合氏を当選させることで頭が一杯。選挙区の民主党候補にテコ入れする余裕はなく、へたに「民主カラー」が付くのはマイナスでしかないと考えているのだ。
あるUAゼンセン幹部はこう打ち明ける。
「正直に言うとアベノミクスは評価できる。安倍晋三首相は経済3団体にも賃上げを働きかけてくれた。それに比べ、民主党政権は一体どうだったか。円高で企業は海外に逃げ、雇用は悪化した。雇用を守っているのはむしろ自民党じゃないですか。私も選挙区の民主候補には投票しません」
電力関連企業系の電力総連(組合員数22万人)はさらに冷ややかだ。
平成23年の福島第1原発事故後、菅直人首相(当時)は場当たり的な対応を繰り返して電力業界を大混乱に陥れたあげく、電力会社に責任転嫁した。電力各社は経営危機に陥り、組合員は給与削減や雇用抑制に苦しんでいる。民主党の海江田万里代表がいくら脱原発色を封印したところで、党最高顧問である菅氏が「原発ゼロ」と書いた箱の上で街頭演説しているようでは、本気で支援するはずもない。
電力総連が九州7選挙区の民主党候補に推薦を出したのは福岡、長崎だけ。連合推薦候補に独自の判断で推薦を出さなかったのは初めてだ。ある電力系労組幹部はこう打ち明けた。
「菅氏がいる民主党を推して組合員が納得するはずがないでしょ。組織内候補は全力で推しますが、選挙区で特定候補を組合員に推すことはしません。私も党派は問わず私たちに理解のある人に投票するつもりです」
労組幹部でさえこうなのだから組合員の民主党アレルギーは並大抵ではない。電力総連の組織内候補である民主新人、浜野喜史氏(52)は苦肉の策として民主カラーを徹底的に消した。街宣車にも、タスキにも、ホームページにも民主党の文字は見当たらない。
こうした労組の民主離れに焦った連合は、組合員向けに冊子「私たちはなぜ、民主党を応援するのか」を作成し、「生活者重視の党綱領は連合の理念に近い」と訴える。
だが、自治労や日教組などの官公労はともかく、民間労組に納得する組合員はほとんどおるまい。むしろ連合がこのまま民主党支援に突っ走るならば、傘下労組の連合離れが加速しかねない。参院選後に起きるのは、連合による「民主切り」か。それとも連合の分裂なのか。労働界は大きな岐路を迎えている。
◇
▽民主公認の連合組織内候補
(比例代表)
相原久美子66 自治労 現(1)
石上俊雄51 電機連合 新
礒崎哲史44 自動車総連 新
神本美恵子65 日教組 現(2)
川合孝典49 UAゼンセン 現(1)
定光克之53 JP労組 新
轟木利治53 基幹労連 現(1)
浜野喜史52 電力総連 新
吉川沙織36 情報労連 現(1)
◇
※名鑑の見方 氏名、投票日基準の年齢、出身労組、現新別、当選回数
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:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:16:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071422310030-n1.htm
激戦区・岩手、かすむ小沢氏 安倍自民もはや敵にあらず
2013.7.14 22:30 (1/2ページ)[東北]
参院選の21日投開票に向け、与野党党首らは「ラストサンデー」の14日、各地で支持を訴えた。安倍晋三首相は岩手県に入り、21年ぶりの岩手選挙区(改選数1)での自民党勝利に向け3カ所で演説した。同党が最大のライバルとみているのは、民主党を離党し無所属で戦う現職の平野達男前復興相だ。生活の党も新人を擁立するが、小沢一郎代表の威光はすっかりかすみ、各陣営は票の上積みに向け「小沢票」の切り崩しに血眼になっている。(沢田大典、楠城泰介)
首相は午後、3カ所目の遊説として小沢氏の本拠地といえる衆院岩手4区の岩手県北上市を選んだ。
冒頭、奥州で活動した平安時代の武将、安倍貞任(あべのさだとう)に触れ、「貞任の末裔(まつえい)が私となっている。ルーツは岩手県。その岩手県に帰ってきた」と親近感を強調した。続いて「20歳の人は一回も参院選で自民党が勝った姿を見ていない。(党公認新人の)田中真一を東京に送ってほしい」と訴えた。
JR盛岡駅前では「岩手県にある大きな岩盤を打ち破る」と声を張り上げる場面もあった。
「岩盤」とは、小沢氏を指すのは言うまでもない。だが、自民党にとって、もはや敵は小沢氏ではない。一関市での街頭演説で「はっきりしない無所属から出るのとは訳が違う」とした平野氏なのだ。
2548
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:16:24
その平野氏は、東日本大震災で被災した県内の海岸沿いの仮設住宅を北から南に一気に回り、岩泉町の仮設住宅前では「復興に関わった経験と知識、何度も足を運んだことで培った現場感覚を総動員して復興の最前線に立たせてほしい」と熱弁をふるった。
平野氏は過去2度の参院選を「小沢票」に乗って勝利した。今回は逆に「小沢票」を切り崩さなければならない。復興対策の実績をアピールすることで小沢氏との違いをみせようとしている。
「小沢票」を狙っているのは民主党候補の新人、吉田晴美氏も同じだ。当初、党執行部内には生活との連携を模索する動きがあった。これに「待った」をかけ独自候補擁立を進めたのは、元小沢氏側近で衆院岩手1区選出の階猛氏だったという。階氏の小沢氏への「怨念」がちらつく。
14日は、「反小沢」の急先鋒(せんぽう)、安住淳元財務相が岩手県内に入り、盛岡駅前では「内輪もめで分裂を繰り返し、せっかく育てた民主党はどうなるのかと思っている人は多い。おわびをしなければならない」と述べ、民主党を離れた小沢、平野両氏を当てこすった。
これに対し、小沢氏はこの日、福岡県内にいた。生活が唯一、民主党候補を推薦している選挙区だ。小沢氏が優先したのは、民主党に見える形で「貸し」を作ることだった。
もっとも、留守にするのが当たり前だった小沢氏の岩手入りは、この2カ月で5回に達しているという。
一方で小沢氏は、生活の新人、関根敏伸氏には「俺の応援はあてにするな」と伝えている。関根氏が落選することは「小沢王国」の崩壊を意味するが、厳しい状況にあることを承知しているようだ。
2549
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:18:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071422280028-n1.htm
自公協力、埼玉めぐり見直しの危機? 公明「10議席以上」確実にするため
2013.7.14 22:27 (1/2ページ)[関東]
参院選で自民党が圧勝といわれる中、公明党にとっての「完封勝利」は候補のいる4選挙区のうち接戦とされる埼玉選挙区(改選数3)が大きなカギを握っている。同党は比例代表を含めた目標の「10議席以上」を確実にするため、支持母体の創価学会の票に依存する自民党衆院議員に支援の解消もちらつかせ始めた。
「埼玉でしっかりと混戦を抜け出せるように頑張りたい。比例代表全体を底上げしていく」。公明党の山口那津男代表は14日、都内での街頭演説後、記者団にこう語った。
公明党選対幹部によると、埼玉では自民党現職の古川俊治氏が圧倒的な優勢にあり、公明党新人の矢倉克夫氏は民主党現職の山根隆治氏、みんなの党現職の行田邦子氏との団子状態から抜け出せていない。
山口氏は公示以後2回、埼玉入りした。15日も県内で遊説を行う。
65万票が当選ラインとされる埼玉で、矢倉氏を推薦した自民党は10万票の支援を約束。県内全15選挙区の衆院議員(うち2人は比例代表で復活当選)には、それぞれ5千〜1万票を矢倉氏に回すよう割り振った。
だが、公明党幹部は「事前調査の数字には出ていない」と自民党への不満を隠さない。
創価学会を支持母体とする公明支持者は、全国300の衆院選挙区で2万〜4万あるといわれ、自民党候補の大きな得票源だ。
別の幹部は「選挙後に自民党から何票来たか市町村単位で検証する。結果によっては、次の衆院選での支援の在り方を見直す可能性もある」と選挙後の「査定」に触れ、圧力をかける構えをみせる。
公明党の閣僚経験者の一人は「首相は憲法改正でむちゃをしない」と断言。自民党の足元を見るかのようにこう言ってほくそ笑んだ。
「自民党にとって公明党ほどいい連立相手はない。だって、2万や3万の票をタダでくれるところなんて他にないだろ?」
13日夜、公明党の井上義久幹事長が自民党の石破茂幹事長と都内のホテルで会談し、矢倉氏への支援を要請、石破氏は埼玉入りを検討すると約束した。(加納宏幸、力武崇樹)
2550
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:19:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071414490020-n1.htm
集票マシンの稼働状況は? 建設フル、全特わだかまり、労組エンスト
2013.7.14 14:49 (1/3ページ)[選挙]
主な業界団体・労組の参院比例代表での支援先
与党優勢が伝えられる21日投開票の参院選では、自民、民主両党の支持団体の明暗もくっきりと分かれている。安倍政権の経済政策「アベノミクス」が「機動的な財政出動」を掲げたことを追い風に、建設団体が自民党支援の運動を強力に展開中なのに対し、政権党時代に迷走を続けた民主党と連座したくない一部の労働組合は露骨な「民主隠し」に出ている。“集票マシン”は何を目指すのか。(内藤慎二、比護義則)
◇
建設業界フル回転
◆公共事業費復活に期待
「切られすぎた公共事業費を戻せ−。安倍晋三内閣は、実態としてこういうことをやっています」
12日午後、群馬県前橋市の群馬建設会館。全国建設業協会が推薦する元国土交通事務次官の自民党比例代表候補がこう訴えると、500人以上の建設関係者から、万雷の拍手が起こった。
民主党政権が「コンクリートから人へ」と高らかに掲げ、公共事業が無駄遣いの象徴とされたことで、建設業界は肩身の狭い立場に追いやられてきた。
特に群馬県では、八ツ場(やんば)ダムの建設中止宣言で「建設業者は人にあらずとの思いを抱かされた」(自民党県議)。それだけに、防災事業やインフラ整備を推進する「国土強靱(きょうじん)化」を掲げる自民党への期待は高い。
群馬県建設業協会の青柳剛会長はいう。
「必要な公共事業はやるという政府方針を後押しするためにも候補に貢献したい。V字回復までは求めないが、事業量は今より増やさなければならない」
民主党政権が進めた公共事業費カットや長期的な建設業従事者の減少で組織の基礎体力は低下したが、勢力回復に向けたチャンスだけに表情は明るい。
◇
全特いまだ修復中
◆わだかまり 自民と深く
全国の郵便局長でつくる全国郵便局長会(全特)は今年3月、平成17年の郵政解散以来、8年ぶりに自民党と関係を修復した。今回は同党の比例代表候補を出して、選挙戦に臨んでいる。
「政権与党(自民党)とともに、郵政事業をしっかり守っていく選択をしたことは間違いではない」。全特が推す前会長の候補は11日、仙台市で300人以上の郵便局長らに訴えた。
かつて100万票もの圧倒的な集票力で存在感を示した全特は、小泉政権の郵政民営化に反発して自民党とたもとを分かった。
国民新党で臨んだ3年前の参院選では、現職に約40万票を集めながら落選の憂き目を見た。
自民回帰を決意した理由の一つには、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加もある。
郵便局の収益改善のため全特は日本郵政グループの新規業務参入を求めているが、米政府は政府出資の残る同グループの事業拡大に懸念を示している。全特側には政府・与党の中に身を置くことで交渉内容をいち早く入手し、要望を反映させたい思惑がある。
もっとも、自民党執行部の「出戻り組」への視線は厳しく、「参院選での貢献度を厳しく査定する」(幹部)というスタンスだ。全特の選対幹部はつぶやく。
「自民とは絶縁状態に陥るほど対立した。わだかまりの解消は難しい…」
2551
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:19:59
◇
労組エンスト気味
◆「民主隠し」露骨展開も
民主党の最大の支持団体、連合傘下の各産業別労組(産別)は9人の比例代表候補を擁立した。民主党政権下での前回参院選では11人中10人が当選したが、今回は逆風下のため「20万票の安全当選ライン」(産別幹部)に届くのは半分程度とみられている。
その一つ、電力会社労組による電力総連が取っている戦略は、「民主隠し」だ。
「将来にわたる安定的なエネルギー政策の確立をめざします!」
電力総連の比例代表候補はホームページでこう公約している。民主党が掲げる「2030年代に原発稼働ゼロ」との公約どころか、「民主党」という文字も、比例代表総支部の名前として小さく書かれているだけ。電力総連は民主党の脱原発路線に不満を強め、党名を外したビラも作成して「脱民主」を徹底している。
従来、連合の選挙支援活動の核となってきた自治労や日教組も、厳しい戦いを強いられている。安倍政権が地方交付税を減額したために、7月から地方公務員給与7.8%の引き下げが全国各地で始まるからだ。
このため、選挙戦に向けた組合員の動きが鈍く、日教組も、6年前の参院選で50万票の集票力を見せた自治労も20万票の当落選上で足踏みしている。選挙結果によっては、官公労の「選挙力」を背景とする、輿石東(こしいしあずま)参院議員会長の党内での影響力も打撃を受けそうだ。
2552
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:35:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130715/crm13071522200008-n1.htm
民主・鈴木寛氏が女に殴られ軽傷 吉祥寺駅前で街頭演説中、ボトルの液体かけられ
2013.7.15 22:19
前日、女に殴られ軽傷を負った鈴木寛氏。額の白い絆創膏が痛々しい=15日午後、東京・銀座(西森晃撮影)
参院選東京選挙区に立候補している民主党現職の鈴木寛(かん)氏(49)が14日、街頭演説中に女に顔を殴られて軽傷を負い、警視庁武蔵野署が女を公選法違反(選挙の自由妨害)容疑で現行犯逮捕していたことが15日、関係者への取材で分かった。
鈴木氏の選挙事務所などによると、14日午後6時半ごろ、東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で、鈴木氏が演説後に聴衆と握手をしようとしたところ、中年の女が「うるさい」と叫びながらペットボトルの液体をかけ、顔を殴ったという。
鈴木氏は額などに全治1週間の軽傷。近くにいた女性運動員も腹を蹴られたが、けがはなかった。女は酒に酔っていたといい、その場で取り押さえられた。
2553
:
チバQ
:2013/07/15(月) 22:37:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071500341
「選挙区全勝」狙う自民=野党、複数区で追い込み−参院選の終盤戦略【13参院選】
参院選は21日の投開票日まで1週間を切った。優位を保つ自民党は、数少ない接戦の選挙区に安倍晋三首相(党総裁)らを投入し、選挙区全員当選を狙う。民主党など野党は改選数2〜5の複数区を「主戦場」と定め、追い込みを図る方針だ。
自民党は15日夜、首相や石破茂幹事長ら幹部が党本部で選対会議を開き、終盤情勢を分析。改選数1の「1人区」は岩手、山形、三重、沖縄の4選挙区、複数区は候補を2人擁立した東京、千葉の2選挙区を重点区とする方針を確認する。
これら計6選挙区のうち、首相は既に岩手、山形、東京、千葉で遊説。15日は三重県鈴鹿市で「三重は全国で最も厳しい選挙区だ。皆さんの力を貸してほしい」と訴えた。帰京後、千葉県市川市での演説会に急きょ参加。残る沖縄も16、17両日に訪れる。
公明党の最重点区は埼玉選挙区。山口那津男代表は15日、さいたま市の街頭で「名前がまだ十分浸透していない。どうか押し上げてください」と呼び掛けた。同選挙区では自民党が、競合する公明候補を推薦。残りの選挙期間中に石破氏が埼玉入りし、てこ入れに協力する予定だ。
一方、民主党は、自民党に先行を許している1人区で差を詰めたり、逆転したりするのは容易でないとみており、今後、幹部による応援は複数区を優先する。
細野豪志幹事長は15日、大阪府池田市の街頭で「現実的に社会保障制度の充実を提案できるのは共産党ではなく民主党だ」と強調。改選数4の大阪選挙区は、最後の議席を共産党と競り合っているとの分析を踏まえた発言だ。細野氏はこの後、京都、兵庫で遊説。16日は海江田万里代表が千葉、神奈川に、野田佳彦前首相が大阪にそれぞれ入る。
みんなの党は、議席争いに絡んでいる宮城、埼玉、愛知を最重点区と位置付けた。15日は渡辺喜美代表が愛知など、江田憲司幹事長が埼玉などを回った。
共産党は議席獲得の可能性が高い東京を重視している。同日は志位和夫委員長、市田忠義書記局長がそれぞれ都内を遊説。志位氏は「共産党躍進の大波を、首都東京からつくり出してほしい」と訴えた。都市部を中心に比例代表の票の掘り起こしにも力を入れる。
日本維新の会は大阪、兵庫の戦いに狙いを定める。橋下徹共同代表は同日、大阪府吹田市で街頭演説し、「大阪維新の火を消さないよう力を借りたい」と強調した。
生活の党、社民党、みどりの風は比例票の獲得に全力を挙げる考えだ。(2013/07/15-20:48)
2554
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チバQ
:2013/07/15(月) 22:38:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071500223
震災復興、届かぬ声=原発問題も「うやむや」−被災3県、有権者落胆【13参院選】
仮設店舗の前で「復興」を訴える候補者=13日、宮城県名取市(一部、画像処理してあります) 参院選終盤を迎えた東日本大震災の被災地。候補者らは震災の早期復興を掲げるが、「実行されるのか」と有権者の反応は冷ややかだ。原発問題も議論が深まらず、被災者の落胆が選挙への無関心にもつながっている。
「候補者は誰もが『復興』と言うが、地元は一向に進まない状況に焦燥感がある」と話すのは岩手県山田町の理容師湊正美さん(64)。各党は一様に景気回復を訴えるが、「人口が減り、産業も発展しない被災地ではどこの国の話かと思う」と首をかしげる。
同県釜石市の仮設住宅で暮らす木村峰雄さん(77)は津波で漁船を失い、年金生活だ。現政権に期待するが、消費増税に伴う物価上昇が気掛かりで「食費を削る我慢も必要」と覚悟している。震災の風化を感じ、「増税は被災地に配慮してほしいが、そういう声は届かない」と肩を落とした。
仮設商店が並ぶ宮城県名取市の「閖上さいかい市場」。総菜店経営の佐藤ひろ子さん(48)は津波で自宅と工場を失った。「どの党も『復興を進める』と言うが、本当に実行されるのか。いまだに家の再建も決まらない」とこぼす。かまぼこ店の店員大内智恵子さん(42)は「震災から2年たっても閖上はがれきが片付いただけ」と復興の遅れを指摘。「国会議員には、先頭に立って復興を進めてもらいたい」と望む。
東京電力福島第1原発事故の影響で約15万人が避難する福島県。楢葉町の避難指示区域から、いわき市の仮設住宅に避難する無職矢内進さん(73)は、各候補の演説に「本当に重要なことは何一つ語っていない」と、原発をめぐる議論が深まらないことにいら立ちを隠さない。
復興も具体策がないといい、矢内さんは「ここの住民はほとんど興味がない」と話す。同じ仮設住宅の主婦木村洋子さん(64)も「(原発も復興も)うやむやな感じがする」と不満そうに話した。(2013/07/15-15:47)
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チバQ
:2013/07/15(月) 22:39:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_o/article/26767
公明、我慢の比例選挙戦 現職の運動黙認、自民追い風逆らえず
2013年07月15日(最終更新 2013年07月15日 17時46分)
大分市であった公明党の街頭演説会で、こぶしを突き上げて気勢を上げる参加者
国政選挙で「選挙区は自民、比例は公明」で自民党と協力してきた公明党が、参院選で、県内が主地盤の比例代表候補で首相補佐官を務める自民現職(65)の選挙運動を容認している。公明は比例代表が主戦場。2007年の参院選では、自民現職が県内での選挙運動を封印することで出馬を受け入れたが、今回は一転して静観の構え。そこには得票が目減りする恐れがあっても、自民の「風」を取り込もうとする公明側の思惑が見え隠れする。
「比例区は私の補佐官をはじめ素晴らしい候補者がいます。よろしくお願いします」。12日、大分市の中心市街地であった安倍晋三首相の街頭演説会。自民現職の妻を選挙カーに登らせ、首相は最後に再選に向けて支持を呼び掛けた。公明への支持を呼びかける言葉は、最後までなかった。
公明は今回、県内の比例代表の得票について、10年の前回参院選から約6千票上積みして8万7千票を目標に据える。候補者には九州出身者がおり、1票でも増やしたいのが本音だ。
その中で、ライバルともいえる自民現職の県内での運動を認めた。「自民現職は党県連会長。県内での運動を理解はする」と公明県本部幹部。自民現職は、比例代表に初挑戦した07年の参院選では、県内に事務所を開くこともできなかったが、今回は6月に大分市内に事務所を置き、県内でも精力的に支持を呼びかけている。
公明が14日、大分市内で開いた街頭演説会では、公明の比例代表候補と自民の選挙区候補が、握手して親密さをアピールした。各種世論調査では、安倍内閣は高支持率を維持しており、比例代表の投票先は自民が他党をリードしている。公明の関係者は「自公政権に追い風が吹いていると言うが、風は全部自民に行っている。多少、自民現職に票が流れても、その風を取り込みたい。今回は、自民ともめるわけにはいかない。我慢するしかない」と話した。
=2013/07/15付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2013/07/15(月) 22:40:08
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_n/article/25826
「候補者が来ない島」 五島・赤島ルポ 「田舎ほど政治の力必要」
2013年07月11日(最終更新 2013年07月11日 14時36分)
選挙戦さなかでも静かな赤島。伊勢エビ漁が禁漁中のために港には数隻の船が停泊していた
「時間もない上に船をチャーターするのに費用もかかる。人口が少ないこの島に候補者が来ないのは分かってますよ」
8日、参院選の投票所となる島の集会所の近く。五島市選管が設置した掲示板を見ながら70代の男性はつぶやいた。掲示板には全員分のポスターがそろっていない。「最後までこのままかな」
五島市福江港から定期船で25分。赤島は、福江島から南東15キロに浮かぶ2次離島(大型離島の周辺に点在する小離島)。50代以上の17世帯20人の有権者が暮らす。
主な収入源は漁だが、船の燃料費は高騰し、漁獲高は年々減少。島民は、自身の生活に不安を持つ。「切り捨てられるとは思わないけど、田舎ほど政治の力を必要としている。小さな島だけど少ない島民の声も大事にしてほしい」。男性はそう続けた。
この男性によると、国政選挙では毎回、期間中に一部陣営の運動員が来るだけで、候補者本人が来島することはない。「本人が来るのは市長選か市議選かな。市議選にしても掲示板には全員分はそろわない。島民の投票率はおそらく100%に近いのに…」。国政選挙では、新聞やテレビの政見放送などを判断材料に島民は投票先を決めるという。
離島は、ガソリンや重油など燃料価格の高騰や輸送費のコスト高で本土との経済格差がある。そして、医師不足や災害対策など、さまざまな課題を抱える。各候補者も「国境を監視している離島の漁業者を守る」「医療格差をなくす」と離島振興を訴える。ある陣営幹部は「人口が少ない島を軽視する考えはない。普段からの活動で候補者の政策は離島の人に理解してもらっていると思う」と説明するが、島民の暮らしへの不安は募るばかりだ。
赤島には、商店も自動販売機もない。終戦直後は500人近くが住んでいたが、高度経済成長とともに次々に島を出ていった。3年前には、島民は60代以上の男性7人だけに。自治会長の今村泰己さん(73)は島の将来に危機感を持ち、空き家の所有者に協力を求めるなど移住者を受け入れる環境整備に奔走。島に最初の移住者がやって来ると移住者の波が寄せた。現在、都市部から移り住む人が島民の半数以上を占める。
今村さんは思う。「日本には数年前の赤島のように、無人になる危険性が高い地域がいくつもある。都市部の一極集中でいいはずがない」。今回の参院選で今村さんは、とくに地方分権の公約を基準に投票先を決めるつもりだ。
「自分たちでできることは自分たちでやるしかない。でも、世の中を大きく動かす政治には常に期待している」
20日、島では繰り上げ投票が行われる。
=2013/07/11付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2013/07/15(月) 22:40:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_n/article/26136
TPP参加、脅威は目前 揺れる農家の一票
2013年07月12日(最終更新 2013年07月12日 14時36分)
雲仙市千々石町の棚田に植えた稲の生育を確認する荒木政勝さん
コメ50%減、牛肉53%減、牛乳乳製品や豚肉100%減−。日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合の影響額を県が試算したところ、県内の農業生産額は年間369億円減り、牛乳乳製品や豚肉は壊滅的打撃を受けるという。政府は影響の少ない「条件付き参加」を模索しているが、TPPは農家を大きく揺さぶる。
「牛乳は全滅? まさか、そんなことはないとは思うが」。島原市六ツ木町で約50頭の乳牛を飼育する松本良一さん(58)は顔を曇らせた。毎朝午前5時半に牛舎に入り、餌やりやふんの処理、搾乳をする。子牛の世話や牧草の収穫、夕方の搾乳もある。
父の代から島原で酪農を始めた。休みが満足に取れず、きつい仕事だが「おいしい牛乳を飲んでもらいたい」の一心で続けている。何より、牛が好きだ。
長崎産の牛乳は主に飲用。TPPで乳製品にかける関税がなくなれば、安価な外国産が大量に流通する。そうなると、バターやチーズに加工する北海道産の牛乳が飲用に回る可能性がある。北海道の大規模酪農にはコストで太刀打ちできない。「廃業する仲間が出てくるかもしれない」と松本さんは懸念する。
長男良太さん(27)の仕事ぶりが一人前になり、牛舎を大きくし、牛を増やしてやりたい。だが先行きを考えると、投資に二の足を踏む。
TPP参加の是非は参院選の争点の一つ。一票は「日本の農業を真剣に考えてくれる候補」に入れるつもりだ。
■
「どうなるか分からないTPPより、今、地域のために何ができるかを考える方が有意義だ」。雲仙市千々石町でコメやジャガイモ、タマネギを作る荒木政勝さん(29)は強く思う。
日本の棚田百選に選ばれている千々石地区。県内では高級米産地としても知られる。荒木さんは実家の田んぼや畑とは別に、5年ほど前から若手農業者グループで耕作放棄の棚田約1千平方メートルを借りてコメを作り、米粉として出荷している。
この米粉が洋菓子などに使われると、健康ブームにも乗って話題に。引く手あまたの状態で、今年は助成金付きの減反をあえてやめ、米粉用のコメを作り始めた農家もいるほどだ。
荒木さんは「ここにヒントがある」と言う。米粉作りは、農家の高齢化などで失われかねない棚田の景色を残すために始めた。それが売れる産物になり、所得向上につながれば、TPPに対抗できるかもしれない。
政府はコメ、乳製品など5品目を関税撤廃の対象から除外することを探る。荒木さんはこうした動きは参考にせず、人物本位で投票する。
「与党も昨年の衆院選と今ではTPPへの主張が違う。信頼に足るのは政党ではなく人だから」
=2013/07/12付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:01:59
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130714_02.htm
自・民両党首、東北対決第2幕 重点区、奪取か死守か
街頭演説で支持を訴える安倍首相=13日午後2時40分ごろ、仙台市青葉区一番町
街頭演説で熱弁を振るう海江田民主党代表=13日午後2時10分ごろ、名取市田高
参院選の公示から10日目の13日、安倍晋三首相(自民党総裁)と民主党の海江田万里代表がそろって東北入りした。重点選挙区に狙いを定めた両党首の東北対決は公示日以来、2度目。安倍首相は「民主党ができなかったプラス成長を成し遂げる」と攻勢をかけ、海江田代表は「被災地の復興を遅らせているのは自民党」と批判を強めた。21日の投票日に向け、与野党の攻防が過熱した。
札幌市から宮城県に入った安倍首相は午後2時40分、仙台市青葉区の繁華街で演説した。経済政策「アベノミクス」を前面に出し、聴衆約1000人に「お金が回り始めた今、政治がぶれるわけにはいかない」と政権の安定を訴えた。
15分の演説を終えると山形県に移動。午後4時すぎ、約2000人が集まった山形市のJR山形駅西口広場に向かった。
山形選挙区(改選数1)は環太平洋連携協定(TPP)をめぐる攻防が大きな焦点。安倍首相は「農業、農村の収入を10年間で倍増させる」と熱弁を振るった後、山形県高畠町と米沢市も訪れ、てこ入れに駆け回った。
選挙区では自民新人と、TPP断固反対を訴えるみどりの風現職が事実上の一騎打ちを展開する。党本部が終盤戦の重点選挙区に位置付ける岩手など6都県の一つだ。
安倍首相の山形入りは昨年12月の就任後初めて。首相が1選挙区で3カ所も遊説するのは異例だ。14日は岩手県に入り、無所属現職と激戦を演じる自民新人を応援する。
宮城入りした海江田代表は名取市と仙台市太白区の計5カ所を巡り、郡山市に転戦した。
正午前、名取市の仮設商店街「閖上さいかい市場」でマイクを握り、安倍政権の復興方針を批判。「全国に公共事業をばらまいて人手不足と建設資材の高騰を招き、被災地の復旧事業を遅らせた」と指摘した。
1人区で自民の優勢が伝えられる中、民主は全国で16ある複数区の議席死守を最重要課題に位置付ける。
宮城選挙区(改選数2)は自民現職が先行、2議席目をめぐり民主現職とみんなの党新人が激しく競り合う。海江田代表は街頭で「民主の1議席があることが、被災地にとっても重要だ」と訴えた。
公示前の6月末を含め、代表来県は3回目。木村勝好党県連幹事長代理は「候補と同行した時間も長く、重点区である証拠。仙台中心に運動を活発化させる」と話した。
2013年07月14日日曜日
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:03:09
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1307150100002.html
北海道
>記事
2013年7月15日
どこへいく維新票
党への支持を訴える日本維新の会の中田宏衆院議員(左)ら=14日、札幌市中央区
■みんなと連携見送りで注目
【熊井洋美、山吉健太郎】昨年の衆院選の比例道ブロックで約33万票を集めた日本維新の会の票がどこへいくのか、注目されている。道選挙区では、同じく「第三極」といわれたみんなの党が候補者を擁立しているが、中央で両党の連携が見送られたのと同様、道内でもそれぞれが独自に選挙戦を展開する。
「北海道の選挙区に候補者はいませんが、どうか比例区は、日本維新の会の党名か気に入った候補者の名前を書いて下さい」
14日夕、JR札幌駅前で同党の中田宏衆院議員が声を張り上げた。
維新は昨年の衆院選比例道ブロックで約33万4千票を獲得。新党大地の約34万7千票に迫った。札幌市で特に支持が厚く、民主党と得票が互角の区もあったほど。「第三極」の維新とみんなを足した票は約48万9千票で、民主を上回った。
維新とみんなは、規制緩和や環太平洋経済連携協定(TPP)参加、憲法改正に積極的など共通点が多く、道選挙区に立候補しているみんなの安住太伸氏(43)は当初、維新の支援を受ける予定だった。しかし、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言で、立ち消えになった。
安住氏側はその後も道内の維新関係者に協力を働きかけてきたが、支持団体を紹介するなどの組織的な協力には至っていない。安住氏は「維新関係者からは個人的に応援してもらっている」と話す。
「第三極」の票の行方は――。いずれも道内組織が未成熟で、党の道支部ができていない維新、そして、候補者のポスターが今も全掲示場に張り切れないみんな。どちらの関係者も「こっちが聞きたいぐらい。とにかく声を届けるしかない」と話す。
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:09:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130715/elc13071503250009-n1.htm
接戦 幹部、応援に熱
2013.7.15 03:16
参院選の投票日まであと6日。各陣営とも選挙運動にさらに熱が入ってきた。党幹部らが選挙区入りし、支持を訴える候補がいる一方、独力で活動を続ける候補もいる。
◇
●新潟
各党幹部の来県が相次いでいる。最も目立つのが民主だ。海江田万里代表、野田佳彦前首相、枝野幸男元官房長官、馬淵澄夫幹事長代行ら幹部、閣僚経験者が続々来県。14日も細野豪志幹事長が新潟市内で演説したほか、17日は長妻昭元厚生労働相が来県、海江田代表も再訪問する予定で、接戦と伝えられるだけに力が入っている。
生活は9日に小沢一郎代表が演説したほか、鈴木克昌幹事長、玉城デニー幹事長代理らが訪れた。
維新は9日に橋下徹共同代表、14日は平沼赳夫代表代行が来県した。
優勢とされる自民も、河野太郎元法務副大臣、田村憲久厚労相、義家弘介文部科学政務官、さらに13日には麻生太郎副総理が来県、新潟駅前などで演説した。15日に中曽根弘文参院議員会長、19日に小坂憲次元文部科学相が駆けつける。
社民は村山富市元首相が応援に来県した。89歳という高齢のうえ、大分県からの移動にもかかわらず、かくしゃくとした演説に聴衆からは「元気だなあ」と声が漏れるほどだった。
共産は市田忠義書記局長が来県、幸福も党幹部が訪れている。無所属は独自の戦い。
◇
●長野
長野選挙区(改選数2)は、自民、民主両党の現職の優勢が伝えられていることもあり、両党幹部の来県は激戦区に比べると少ない。
自民党現職の吉田博美氏(64)は選挙戦前半、党幹部らの応援はなかったが、13日に茂木敏充経済産業相が来県。15日には同党の石破茂幹事長、17日に石原伸晃環境相など後半に党幹部、閣僚が続々入る。
民主党現職の羽田雄一郎氏(45)は、5日に同党の細野豪志幹事長が松本市で応援演説。陣営は「民主党色はあまり出さず、羽田ブランドで勝負する」としており、それ以外は党幹部の来県予定はない。
共産党新人の唐沢千晶氏(43)は、9日に同党の市田忠義書記局長が来県。17日には志位和夫委員長が応援に入り、松本、長野両駅前で演説を行う。
無所属新人の神津ゆかり氏(46)は、社民党が支援しているが、同党幹部の来県予定はない。
幸福実現党新人の味岡淳二氏(54)は、17日に同党の矢内筆勝(ひっしょう)党首が応援に入る。
みんなの党新人の角恵子氏(33)は、9日に同党の渡辺喜美代表が長野駅前で演説。その他の幹部の来県は調整中だ。
◇
●山梨
7人が争う激戦区の山梨選挙区では、改選1議席をめぐり各党の応援合戦が加熱している。
閣僚が次々に山梨入りしている自民党は14日、石破茂幹事長が甲府駅前などで応援演説を行い、新人の森屋宏氏(56)への支持を求めた。既に安倍晋三首相をはじめ、谷垣禎一法相や岸田文雄外相、小泉進次郎青年局長らが来県、今後も林芳正農林水産相、山本一太沖縄北方担当相、石原伸晃環境相らが来県を予定する。
みんなの党は、渡辺喜美代表が公示後、既に2度、来県。現職、米長晴信氏(47)の応援に汗を流した。
共産党は、新人、遠藤昭子氏(61)の応援で、志位和夫委員長が17日に甲府市で街頭演説を行う。
幸福実現党新人の田辺丈太郎氏(32)の応援には、比例代表候補の矢内筆勝(ひっしょう)党首が同じく17日に甲府入りする予定だ。
民主党は14日夜、長妻昭元厚生労働相が、党推薦の無所属新人、坂口岳洋氏(42)の個人演説会へ。15日には、安住淳元財務相も県内入りする。
政党など特定の組織から支援のない無所属新人の青木茂樹氏(44)、林祥三氏(65)は候補自身が政策などを訴えて回っている。
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:24:09
5026 名前:チバQ 投稿日: 2013/07/15(月) 23:23:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500160
共産、12年ぶり議席か=東京【参院選情勢】
自民武見、公明山口の現職2人が優位に立った。これに自民現職丸川、共産新人吉良が続き、最後の5議席目を民主現職鈴木と無所属新人山本が争う展開。自民は27年ぶりの2議席獲得が濃厚だ。
武見は2月に比例代表から移り、出遅れが心配されたが、都医師会を中心に組織を固めた。山口は党代表として全国を飛び回っているため、支持母体の創価学会が総力で支えている。丸川は厚生労働政務官の実績と元民放アナウンサーの知名度が武器だ。吉良は「自共対決」を訴え、共産として12年ぶりの議席獲得へ追い込みを図る。
民主は公示直前の一本化調整が失敗して分裂選挙となり、鈴木は連合など組織固めに全力を挙げている。山本は俳優としての知名度の高さを生かし、無党派層への浸透を狙う。
維新小倉、みんな桐島、民主公認を取り消された無所属大河原は、懸命に追っている。(2013/07/15-14:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500161
自・み・公が先行=神奈川【参院選情勢】
自民島村、みんな松沢、公明佐々木の3新人が先行し、4議席目を民主現職の牧山と共産元職の畑野が激しく争う。島村は1議席を確実に取る党の戦略で業界団体の組織を固め盤石。知事を2期8年務めた松沢も高い知名度を武器に安定している。佐々木は支持組織を手堅くまとめるとともに若さをアピール、若者と女性票の取り込みを図って抜け出した。牧山は連合の支援を受け、現職としての実績を前面に議席死守に懸命。消費増税反対や「原発ゼロ」を訴える畑野と当落線上の戦いを繰り広げる。維新現職水戸らは伸び悩んでいる。(2013/07/15-14:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500174
4議席目、共・民争う=大阪【参院選情勢】
自民新人の柳本がトップ当選の勢いで、維新東、公明杉の両新人も抜け出し、残り1議席を共産新人の辰巳と民主現職梅村が激しく競り合っている。柳本は衆院6期の実績をアピール。維新は地元選出国会議員を張り付け、東を全面支援している。「本拠地」で好成績を残し、党勢回復の足掛かりにしたい考えだ。杉も順位にこだわり、組織固めを図る。辰巳は共産として15年ぶりの議席獲得に燃える。梅村は連合の支援や党幹部の応援を受け、議席死守に懸命。公示直前の出馬表明となったみんな安座間は出遅れている。(2013/07/15-14:34)
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:24:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500158
民・みが3位争い=埼玉【参院選情勢】
当選圏入りした自民現職の古川に公明新人の矢倉が続き、与党で2議席確保の勢い。3議席目を民主山根とみんな行田の現職2人が競り合っている。古川は支援組織を着実に固め、矢倉は自民の推薦を生かして保守層にも浸透しつつある。3選を目指す山根は、支持層を固め切れていないとみて追い込みに懸命。行田は党代表渡辺喜美らが相次いで応援に入り、浮動票に狙いを定めてこ入れを図っている。共産伊藤、社民川上は苦しい。(2013/07/15-14:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500159
自民2議席の勢い=千葉【参院選情勢】
自民が2議席を確保する勢い。再選を目指す石井は着実に支持層を固め、安定した戦い。新人豊田は同党県議らを足場に浸透を図る。知名度アップが課題だが、2人当選をもくろむ首相安倍晋三が応援演説に入るなど党のてこ入れも受け、当選圏入りをうかがう。民主現職の長浜は盟友の前首相野田佳彦とともに県内を回り、票の掘り起こしを進める。連合、社民県連の支持を得て、3位以内への滑り込みに懸命だ。長浜を追うみんな新人寺田は無党派層の支持拡大に全力。共産新人寺尾は「自共対決」を訴え、反自民票の取り込みを目指す。維新花崎、生活太田らは苦しい。(2013/07/15-14:32)
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:25:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500170
残り1議席を共・み競る=愛知【参院選情勢】
自民新人の酒井が抜け出て、民主現職の大塚が続く。3議席目をめぐり、共産本村、みんな薬師寺の両新人が激しく競り合う。酒井は着実に組織を固め、独自候補擁立を見送った公明の支援も得て安定している。大塚は「民主王国」での議席死守に向け、連合票固めや浮動票獲得へ追い込みを図っている。本村は「自共対決」を前面に打ち出し、非自民層への浸透に懸命。薬師寺は無党派層が頼みで、地道に街頭演説を重ねている。維新近藤は公示直前に比例代表から移ったため、出遅れ感は否めない。みどり現職平山らは苦しい。(2013/07/15-14:34)
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チバQ
:2013/07/15(月) 23:26:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500147
自・民現職抜け出す=北海道【参院選情勢】
安定した戦いぶりの自民伊達と、これに続く民主小川の現職2人が抜け出した。伊達は安倍政権の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反発した道農政連から推薦を得られなかったが、経済団体などからの幅広い支援で、順調に支持を広げる。小川も連合などの支援組織を着実に固めつつある。大地浅野はTPP断固反対を掲げ農業票の取り込みを図るが伸び悩み、みんな安住も広がりを欠く。共産森も厳しい戦いだ。(2013/07/15-14:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500150
自民先行、民・み追う=宮城【参院選情勢】
自民の現職愛知が先行し、2議席目を民主現職岡崎とみんな新人和田が争う。愛知は県医師会などの組織を手堅くまとめ、初のトップ当選も視野に入った。岡崎は民主への逆風を考慮して党幹部の応援を極力控えるなど党派色を薄め、連合を中心とする組織を固めて逃げ切る構え。追い上げる和田は標的を岡崎に絞り込み、インターネットを活用して無党派層への浸透を図る。共産岩渕らは苦戦している。(2013/07/15-14:29)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500155
自民上月抜け出す=茨城【参院選情勢】
自民新人の上月が頭一つ抜け出した。2議席目をめぐり民主現職藤田、みんな新人石原が激しく競り合う。元県副知事の上月は、自民の地方議員の組織を束ねて幅広く浸透。再選を目指す藤田は、連合などの支持層固めに全力を挙げ、生き残りに懸命。知名度アップが課題の石原は党幹部らと街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みを図る。元衆院議員の維新石井は地盤の県南部を中心に支持を訴え、共産小林は政権批判票の積み上げを狙う。(2013/07/15-14:31)
2565
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/15(月) 23:26:54
今年も選挙ファイルを作りました。よかったら開票当日にどうぞ。
次回は3年後かなぁ。
参院選開票速報支援ソフト Decision2013-2(参院選)
http://kie.nu/198P
パスは「20130721」
両院議員データ 両院の勢力分野
http://kie.nu/198S
パスは上に同じ
2566
:
チバQ
:2013/07/15(月) 23:27:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500162
2議席目へ風間・森競る=新潟【参院選情勢】
自民の現職塚田が業界団体や公明支持層を着実に固めて安定。2議席目を民主風間と生活の森の現職2人が激しく競り合う。比例代表から選挙区に移った風間は連合の組織固めを進め、逃げ切りに全力。森は女性票に照準を合わせて懸命に追い上げる。維新米山はインターネットを中心に支持を訴えるが、広がりを欠く。社民渡辺、共産西沢も苦しい。(2013/07/15-14:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500167
自・民現職2人が安定=長野【参院選情勢】
自民吉田、民主羽田の現職2人が安定した戦い。3選が懸かる吉田は建設業界や県医師会などの支持団体がフル稼働しているほか、公明の推薦も受け、トップ当選をうかがう。4選を目指す羽田も、父の元首相孜から受け継いだ強固な後援会を中心に手堅く組織を固める。みんな角は公示直前に出馬が決まり、出遅れは否めない。共産唐沢も厳しい戦い。(2013/07/15-14:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500169
自・民2現職が優位=静岡【参院選情勢】
自民牧野、民主榛葉の現職2人が優位に立ち、みんな、維新、共産の各新人が懸命に追う展開。牧野は業界団体などの組織票を手堅くまとめ、トップ当選を狙う。連合の支援を受ける榛葉も、2期の実績を訴えるなどして、議席維持へ安定した戦いを進める。公示直前に出馬表明したみんな鈴木は唯一の女性候補をアピールし、県西部を足場に追い上げを目指す。維新望月は党支持率が低迷する中、知名度アップに全力を挙げる。共産森は、中部電力浜岡原発(御前崎市)の即時廃炉などを訴える。(2013/07/15-14:33)
2567
:
チバQ
:2013/07/15(月) 23:28:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500173
共産が議席うかがう=京都【参院選情勢】
安倍政権の高支持率を追い風に、自民現職の西田が大きく先行。残り1議席をめぐり、共産倉林、民主北神、維新山内の新人3人がデッドヒートを繰り広げる。
組織票を固めた倉林は「自共対決」を前面に打ち出し、無党派層への浸透を狙う。衆院落選組の北神は、元外相前原誠司ら府選出の党所属国会議員と二人三脚で街頭演説やミニ集会を行い、追い上げに懸命。山内は共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言による逆風をはね返そうと必死だ。公示直前の出馬表明となったみんな木下は、出遅れが響いている。(2013/07/15-14:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500175
維・民が2議席目競る=兵庫【参院選情勢】
4選を目指す自民鴻池は、公明の推薦のほか業界団体から幅広い支持を受け、当選圏入り。残る1議席を懸け、維新新人の清水と民主現職の辻とが接戦だ。清水は元民放アナウンサーの知名度を生かし、無党派層への食い込みに懸命。共同代表の橋下徹らが頻繁に応援に入っている。議席を死守したい辻は元厚生労働副大臣の実績を訴えるとともに、連合傘下の労組票固めに必死。維新との選挙協力を解消したみんなは、公示直前に下村を擁立。共産金田は政権批判票の獲得を狙う。(2013/07/15-14:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500181
溝手、森本を佐藤追う=広島【参院選情勢】
自民現職の溝手が他を大きく引き離し、議席維持が濃厚。2議席目争いは、民主新人の森本が先行、生活現職の佐藤らが追う展開だ。溝手は安倍政権の高支持率を追い風に着実に支持層を固めた。森本は代表海江田万里や幹事長細野豪志ら党幹部の応援を得て、連合の組織票をほぼまとめた。地元選出のみどり亀井静香の支援を受ける佐藤は、環太平洋連携協定(TPP)参加反対を訴え保守層の切り崩しを狙う。維新灰岡は街頭演説と握手の回数で勝負する戦術に徹し、無党派層への浸透を図る。共産皆川は厳しい。(2013/07/15-14:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500187
民・共・維が2位争い=福岡【参院選情勢】
3選を目指す自民現職の松山が県内全域で支持を広げ盤石の態勢。2議席目をめぐり、民主野田、共産真島、維新吉田の3新人がほぼ横一線で激しく争う。松山は農政連や200以上の企業・団体の支持に加え、公明の推薦も得て組織票を着実に固める。民主の議席を死守したい野田は、代表海江田万里ら党幹部の支援を仰ぎ、支持層のつなぎ留めに全力を挙げる。真島は県内各地で集会を開き、無党派層への浸透を図る。吉田は都市部の街頭を中心に活動。みんな古賀は苦しい戦い。(2013/07/15-14:37)
2568
:
チバQ
:2013/07/15(月) 23:30:41
1人区は抜粋
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500149
田中と平野が激戦=岩手【参院選情勢】
自民の新人田中と無所属の現職平野が横一線で激しく争う。田中は党が総動員する閣僚や幹部の応援を受けて組織を固め、生活代表小沢一郎の自民離党後初となる21年ぶりの議席獲得に挑む。平野は復興相経験者としての実績をアピール、民主時代の系列県議らの支援も得て3選を目指す。生活関根は小沢が築いた後援会組織をフル稼働するが、知名度不足が難点。民主吉田、共産菊池らも苦しい戦い。(2013/07/15-14:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500153
大沼を舟山が猛追=山形【参院選情勢】
自民新人の大沼がやや先行し、みどり現職の舟山が猛追している。大沼はアベノミクスの波及効果を訴えて浸透を図るが、環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する県農政連が舟山を推薦したのが痛手。自民本部も危機感を強め、党幹部や閣僚を次々と投入している。社民が推薦し、民主と連合の支援も受ける舟山は「県民党」を掲げ、無党派層の取り込みに懸命だ。共産太田は苦戦。(2013/07/15-14:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500171
自民吉川がリード=三重【参院選情勢】
自民新人の吉川は同党支持層の厚い県南部で票を固めたほか、大票田の県北部でも支持を拡大。公明の全面支援も得てリードしている。民主高橋は3期の実績を訴え、前副総理岡田克也のてこ入れも受けて懸命に追い上げを図るが、厳しい戦い。維新深尾と共産中川は伸び悩んでいる。(2013/07/15-14:34)
2569
:
チバQ
:2013/07/15(月) 23:30:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500172
自民の議席奪取濃厚=滋賀【参院選情勢】
自民新人の二之湯が安定しており、民主からの議席奪取が濃厚だ。若さをアピールしつつ、県選出の党所属国会議員の後押しを受け、医師連盟などの業界団体の支持も取り付けた。民主現職の徳永は連合などの組織固めを懸命に進め、地元出身の幹事長細野豪志ら党幹部の応援を受けるが伸び悩んでいる。「自共対決」を掲げる共産坪田は厳しい戦い。(2013/07/15-14:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500194
糸数を安里が猛追=沖縄【参院選情勢】
3選を目指す沖縄社会大衆党の現職糸数がわずかに先行し、自民新人の安里が猛追する。知名度抜群の糸数は生活、共産、社民、みどりから推薦を得て、連合の支援も受ける。票の上積みを目指し、那覇市を中心に米軍基地問題のほか、憲法改正阻止などを唱え、逃げ切りに懸命。安里は公明の支持母体の創価学会や県知事仲井真弘多の支援の下、組織を固めつつ、基地問題よりも経済再生を重点的に訴え、浮動票獲得に全力を挙げる。(2013/07/15-14:38)
2570
:
チバQ
:2013/07/15(月) 23:47:04
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130714-1157127.html
埼玉の双葉町民 選挙「見放された感じ」
記事を印刷する
福島選挙区のポスター掲示板には6候補中4候補のポスターが張られていた 東京電力福島第1原発事故で福島県双葉町の町民107人が避難所生活を送る埼玉県加須市の旧騎西高で今日14日から参院選の期日前投票が始まる。選挙戦は終盤戦に突入するが、福島選挙区に出馬した6候補で、公示後に同校を訪れた候補はいない。インターネット選挙が解禁となったが、頼りの同校の避難者向けのネット回線は、公示前ごろから不通になっており、住民からは「見放されている感じ」との声が上がっている。
旧騎西高の正門を入ったロータリーには、福島選挙区の選挙ポスター掲示板が立っている。6人が出馬しているが、張ってあるポスターは自民、民主、共産、社民の候補の4枚だけ。
避難所生活を送る女性(58)は「去年の衆院選の時は、福島5区の候補が何人か来たんだ。でも今回は、福島選挙区の候補本人は誰も来ない。役場も選管もいわき市に移転して、遠いのは分かるけんども、何だか見放されてる気持ちになっちゃうね」と話した。
自民党の森雅子陣営は「衆院選は県内5選挙区に分かれており、候補が遊説に行けたが、参院選は選挙区が全県。県外に避難した方々には本当に申し訳ないが、日程がかなり厳しい」と説明。共産党の岩渕友陣営も「避難者が全国に散っており、難しい」と言い、全国比例の候補者らが加須市で、岩渕氏のビラも配るなどしている。社民党の遠藤陽子陣営も「回りたいが予定が詰まっている」。民主党の金子恵美陣営は「県外避難者を無視しているわけではないが、苦慮している。ネットだけの発信になってしまう」と話した。
みどりの風から全国比例に出馬した前双葉町長の井戸川克隆氏(67)の陣営は、選挙期間中の遊説を予定しているが、福島選挙区の各陣営は、いずれも加須市までは遊説日程に組み込めない状況だ。
全国の避難者に政策を伝えるには、今回解禁されたネット選挙運動は、本来なら画期的な情報伝達ツールとなるはずだった。しかし、旧騎西高では、NTT東日本が災害支援で提供している住民向けのネット回線が公示前から、接続できない状況になっている。原因は不明だが、接続機器に何らかの不具合が生じたためとみられる。
避難所で暮らす男性(57)は「ネットで政策を見ようにもつながらない。個人持ちのモバイルルーターでもなかなかうまくいかない。住民でお金を出し合って回線を引くことも考えたが、避難所がいつまであるのか先も見えず、現実的でない」と話す。別の男性(80)は「うちも無線LANがつながらなくなった。ここは高齢者が多く、ネットを見る人も多くはない。顔を見て話を聞いて選びたいが、候補者も来ない。みんな、参院選に無関心になってしまう」と話した。【清水優】
[2013年7月14日9時8分 紙面から]
2571
:
チバQ
:2013/07/16(火) 20:47:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130716ddm005010116000c.html
参院選:維新・みんな、立ち位置混とん 民主批判で足並みも、連携は見えず
毎日新聞 2013年07月16日 東京朝刊
民主・維新・みんな3党の関係 終盤を迎えた参院選を巡り、民主党、日本維新の会、みんなの党の3党間の距離に変化が出始めた。
改選数1の1人区で民主党との協力を進めてきたみんなの党は民主党批判に転じ、維新は民主党批判に力を入れるとともにみんなとの接近を図る。選挙後も見据えた野党3党間の立ち位置は複雑さを増している。
「民主党は(自民党より)もっとだらしない。反対のための野党になってしまった」。維新の橋下徹共同代表は15日、大阪市で街頭演説し、民主党を激しく批判した。これまで自民党批判を中心に掲げてきた橋下氏だが、選挙戦終盤から民主党批判に力を入れ始めている。
維新が民主党批判に傾斜するのは、参院選が与党優勢で進む中で、改選数2以上の複数区で民主党と競り合う構図が中心になってきたためだ。
一方で、橋下氏は14日のNHKの報道番組では「改革を期待する声を感じるが、みんなと維新がすくい取れてない」と述べ、みんなとの共闘の必要性を強調した。自らの従軍慰安婦を巡る発言で関係が悪化したみんなへの秋波を送った形で、維新幹部は「非自民の受け皿を狙うにはみんなとの関係修復が必要になる」と語る。
愛媛選挙区などで民主党と候補者調整を行ってきたみんなも民主党批判を強めている。渡辺喜美代表は14日、埼玉県川口市の街頭演説で民主党について「国民をだました」と指摘。「民主党は公務員労働組合の世話になっている。だから公務員の人件費カットは言えない。まさにしがらみだらけだ」と強調し、民主批判では維新と足並みをそろえた。
ただ、みんな内には、橋下氏の従軍慰安婦発言で党勢が低迷する維新との接近を警戒する声はなお根強い。
党幹部は「維新とは歴史認識や憲法観が違う。抱きつき作戦だ」と語っており、3党間の立ち位置は複雑化している。【木下訓明】
2572
:
チバQ
:2013/07/16(火) 20:49:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130716ddm041010142000c.html
2013参院選の現場:「脱原発」票割れ懸念 東京、5人乱立し戸惑う有権者/福島、4候補が県内廃炉を訴え
毎日新聞 2013年07月16日 東京朝刊
国会前のデモに参加し反原発を訴える参院選の候補者=東京都千代田区で2013年7月12日午後7時56分、西本勝撮影 参院選で、20人が争う東京選挙区(改選数5)は「原発ゼロ」を前面に訴える立候補者が乱立している。脱原発を訴える官邸前の抗議行動でも候補者がかち合い、参加者から「どの候補に投票していいのか」といった声も聞かれる。一方、原発事故が起きた福島選挙区(同1)でも主要政党の4候補が「福島第1、第2原発の全10基廃炉」を掲げる。衆院選に続き、脱原発を支持する有権者の票は分散しそうな情勢だ。【神足俊輔、藤沢美由紀、竹内良和、蓬田正志】
12日夜、東京・永田町。官邸前の抗議行動が終盤にさしかかったころ、新人の女性候補2人が相次いで街頭演説先から駆け付けた。1人はたすきをかけたまま「私たちは強い結束で結ばれている」と声を張り上げ、もう1人は「選挙運動とは別」とたすきを外し「原発いらない」のシュプレヒコールを先導した。1週間前の5日は2人に加え、無所属の男性新人もマイクを握った。3人は立候補を決める前から抗議行動に参加しており「一市民として来た」と口をそろえる。ある候補は「一口に脱原発といっても、それぞれのスタンスは違う。有権者が訴えを分析していくのが選挙」と話す。
昨年末の衆院選と同日だった都知事選で、脱原発を掲げた候補者は落選したものの100万票近くを集めた。参院選東京選挙区の当選ラインは約60万票とされ「受け皿」が集約されれば議席を狙える計算だが、一本化の議論は深まらないまま候補者が乱立。選挙公報で「原発ゼロ」をうたうのは20人中5人だ。
ただ、公示後の抗議行動では「口先だけの候補は信用できない!」といったコールも耳にする。この1年間、ほぼ毎回抗議行動に参加しているという文京区の自営業、山田与志雄さん(55)は投票先を「ぶれない人に託す」と言うが、脱原発候補の共倒れを心配する。「このままでは票が割れてしまう。正直出てほしくない候補もいた」と残念がる。新宿区の会社員、羽田克夫さん(45)も「困った。原発を推進、容認する政党の対抗勢力が分散している。候補者の話を聞いても絞りづらい」と嘆く。
一方、計6人が立候補した福島選挙区は民主、自民、共産、社民の4候補が「福島第1、第2原発の全10基廃炉」を訴える。ただ自民党総裁の安倍晋三首相は経済政策「アベノミクス」で原発の活用を掲げ、全10基廃炉も明言していない。4日の公示日に福島で第一声を上げた際も、原発政策に触れなかった。
民主も政権時代の昨年6月に大飯原発(福井県)の再稼働を決定しているうえ、支持組織の連合に電力会社や電機メーカーなどの組合員が少なくない。自民と民主が原発政策について活発な主張をしない中、共産と社民の候補が「原発の再稼働、輸出を進める勢力に復興を任せるわけにはいかない」と差別化を図る。今まで自民に投票してきたという福島市の男性会社員(24)は「原発政策に疑問を持ち始めている」と言うが、参院選の争点としては深まっていないままだ。
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2573
:
チバQ
:2013/07/16(火) 20:49:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130716k0000m010084000c.html
参院選:自民、景気実感訴え 民主は都市部集中
毎日新聞 2013年07月16日 07時00分
参院選は投票日(21日)まで残り5日間の終盤戦に突入した。優勢な戦いを展開する自民党は、改選数1の「1人区」では三重など4選挙区を重点区とし、地方で安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の実感を訴える。押され気味の野党は改選数2以上の複数区での「残り1議席」の獲得をかけ、都市部に集中する。
首相は15日、三重県鈴鹿市の街頭演説で「日本を変えるためには、三重県で厚い壁を打ち破らないといけない」と訴えた。三重は民主党の岡田克也前副総理の地盤で、自民党は2000年の補選以降5連敗中。勝てば民主をさらに追い込む象徴になると位置付ける。
アベノミクスは地方で実感に乏しいとの指摘がある。終盤戦では生活への効果を具体的に訴える方針で、この日も「旅行客が松阪牛や伊勢エビを食べればどんどんお金が回り始める」と強調した。
首相や石破茂幹事長は15日夜、党本部で協議し、複数区では東京と千葉、1人区では三重、岩手、山形、沖縄の計6区を重点区とする方針を再確認した。重点区以外でも、公明候補を推薦した埼玉に党幹部を投入する。首相は「優勢が伝えられているが最後の一瞬まで気を抜かないように」と語った。首相は16、17両日に沖縄入りし、石垣市まで足を運び、尖閣諸島など領土を守る姿勢をアピールする。
公明党は終盤は比例票の上積みに注力する。山口那津男代表は15日、東京、埼玉、千葉を遊説した。民主党は複数区で他野党に競り勝つことに重点を置く。細野豪志幹事長は15日、大阪府池田市の街頭演説で「人に優しい政治を進める」と訴えた。党幹部は「電話作戦を徹底して支持層を固める」と守りに力を入れる。
みんなの党の渡辺喜美代表は15日夜、東京・銀座の交差点で浴衣姿で演説した。日本維新の会の橋下徹共同代表は連休最終日の15日、地盤の大阪での遊説に充てた。
共産党は「自共対決」を訴え、東京など都市部での選挙区議席の獲得に意欲を燃やす。社民党、生活の党、みどりの風も終盤戦に全力をあげる。【笈田直樹、村尾哲】
2574
:
チバQ
:2013/07/16(火) 20:55:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071600845
自民の業界団体、比例へ影響力誇示狙う=民主系労組、生き残り懸かる【13参院選】
21日投開票の参院選の比例代表に、自民党から組織内候補が出馬した各業界団体は、得票数を上積みして影響力を誇示し、政権への発言力を高めようと懸命だ。一方、比例の獲得議席が激減する見通しの民主党では、労働組合同士が生き残りを懸けて戦っている。
「生きるか死ぬかの大戦だ。発言力は得票数に正比例する」。全国農業者農政運動組織連盟(農政連)が12日、神奈川県平塚市で開いた組織内候補の演説会。選対幹部を務める全国農業協同組合中央会の谷口肇常務理事は、約120人の関係者にハッパをかけた。
農政連は2010年参院選で擁立を見送り、今回は6年前に当選した現職が再選を目指している。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対の農政連内には自民党への反発もあるが、陣営幹部は「『これだけ反対している』とアピールするため票を積み上げる」と意気込んでいる。
全国郵便局長会は9年ぶりに自民党支持に復帰した。05年の郵政民営化でけんか別れし、07年と10年の参院選は旧国民新党を支援。10年は当選できず、今回は組織の威信を懸けた戦いとなる。候補者は街頭活動を行わず、郵便局長と関係者の票を固める組織戦を展開。選対幹部は「前回の約40万票を下回れば組織力が疑われる。1票でも多く取りたい」と語る。
日本医師連盟は6年ぶりの議席奪還を目指す。前回は民主候補を推薦し、自民、みんな両党候補を支援したが全員落選。今回は自民党候補を推薦し、上位当選を目指す。
ただ、各業界団体の集票力は年々低下。長く比例候補を当選させてきた日本遺族会は、今回は擁立を見送った。
民主党では、連合傘下の九つの産業別労組が候補を擁立した。前回は民主党が得た16議席のうち連合系が10人を占めたが、今回は強い逆風の下、少ない椅子を奪い合う情勢となっている。
「(民主党の比例議席は)5〜7と言われている。前回以上に票を積み上げないと厳しい」。日本郵政グループ労働組合(JP労組)が12日、横浜市で開いた集会で、同労組出身で3年前に当選した難波奨二参院議員は組合員にねじを巻いた。
前回、連合内で最多の20万票超を獲得した自動車総連も、今回は「組合の中で鼻一つでも抜け出さないと危ない」(幹部)と危機感を強める。前回はともに13万票台で当選圏に入った全日本自治団体労働組合(自治労)と日本教職員組合(日教組)は、「前回並みでは当選ラインに届かない」と票の掘り起こしに躍起だ。
民主党の支持率が低迷する中、各労組は「民主党隠し」とも言える選挙戦術に出ている。ポスターやたすきは党名が目立たないようにし、個人名のアピールに専念。「党と労組が別々に選挙をやっていて、相乗効果がない」。党幹部の一人は、こう嘆いている。(2013/07/16-20:15
2575
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:06:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130716/plc13071610520006-n1.htm
「都市決戦」の様相 東京、神奈川、埼玉など8選挙区で激戦
2013.7.16 10:50 (1/2ページ)[選挙]
自民党の「独走」で、野党各党は改選2〜5人区で熾烈(しれつ)な2〜5番手争いを展開中−。参院選に関する産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、そんな終盤情勢が浮き彫りになった。特に最後まで勝敗がもつれ込みそうなのが、東京(改選数5)、神奈川(同4)、埼玉(同3)などの8選挙区。終盤に入った選挙戦は各党の思いが激しくぶつかる「都市決戦」の様相になっている。(大谷次郎)
「日本を変えていく必要がある。日本を変えるには、この三重県で厚い壁を打ち破らないといけない」
安倍晋三首相(自民党総裁)は15日、三重県鈴鹿市などで街頭演説を行い、こう支持を訴えた。
三重は平成12年の参院補選以来、民主党が5連勝している「民主王国」。自民党にとって「厚い壁」を打ち破るのが悲願だが、迎え撃つ民主党は牙城を守るため、地元の岡田克也前副総理が県内にほぼ張り付き必死に票固めを進めている。
自民党は安全策をとって候補者を絞り込んだ2〜5人区の候補全員が当選する可能性がある。これ以上の議席の上積みを狙うには31ある1人区の“全勝”が求められるため、終盤戦で1人区の岩手、山形、三重、沖縄を重点区に設定し、閣僚や党幹部を応援演説に投入する。
調査結果では、議席の行方が混(こん)沌(とん)としているのが、岩手▽埼玉▽千葉(改選数3)▽東京▽神奈川▽愛知(同3)▽京都(同2)▽兵庫(同2)−の8選挙区。自民党が選挙戦で優位に立つ中、2〜5人区で野党候補が当選ライン上にひしめきあう構図だ。
この8選挙区は各党が設定する重点区とも重なる。「与党圧勝」が予想されるだけに、野党各党は参院選後の野党再編もにらんで、議席確保の可能性のある2〜5人区で少しでも党勢拡大を図ろうというわけだ。
特に、民主党は東京での議席死守は何としても果たしたいところ。公示直前に公認候補の一本化を執行部が強行しており、非公認候補との“共倒れ”は、東京が地元の海江田万里代表の進退問題に波及する可能性があるからだ。
15日には野田佳彦元首相が東京・西銀座で街頭演説し、「皆さんはアベノミクスという6文字に幻惑され過ぎている。アベノミクスは的が外れている」と安倍政権批判を展開した。“非自民”票が他党に流れるのを少しでも防ぎたいとの思いが強くにじんでいた。
一方、みんなの党は日本維新の会との選挙協力を解消して臨んだ参院選だが、埋没感は否めない。東京など3人区以上の複数区を重点区にし、議席の滑り込み確保を狙う。渡辺喜美代表は15日、兵庫、京都、愛知などを回る「弾丸遊説」の最後を、東京・有楽町の街頭演説で締めくくった。
維新も躍進した昨年12月の衆院選のときのような勢いはない。それだけに、橋下徹共同代表は同日、大阪の5カ所の街頭で支持を訴えるなど本拠地・大阪での足場固めを進めている。
2576
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:07:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130716/stt13071607250000-n1.htm
非自民、結集失敗 「戦後」の野党再編にも残るしこり
2013.7.16 07:24 (1/2ページ)[参院選2013]
民主党やみんなの党、日本維新の会など野党の視線は「参院選後」に移りつつある。産経新聞社とFNNの合同世論調査で明らかになったのは、非自民勢力の結集失敗で足の引っ張り合いが激化し、自民党を利する展開になっているという現実だ。自民党に対抗するには、もはや野党再編は避けられない。だが、参院選でシコリが残るのは確実だ。党利党略か野党再編か−。参院選後、その選択を迫られることになる。
野党再編の必要性を今、痛切に感じているのは維新に違いない。
維新は労働組合がバックにつく民主党にかねて不信感を抱いており、その空気を感じ取った民主党は4月の段階で連携しない方針を決定。みんなの党は維新の橋下徹共同代表の慰安婦発言で選挙協力を白紙にした。孤立した維新が選挙区で勝てそうなのは、大阪(改選数4)、兵庫(改選数2)程度で、昨年末の衆院選で見せた勢いはない。
このため、橋下氏は14日のNHK番組で「旧来型の自民党政治を打ち破ってほしいという声を感じる。残念ながら、みんなと維新ですくい上げていない。改革を求める国民の声をすくい上げないといけない」とみんなに秋波を送った。
これに対し、みんなの江田憲司幹事長は規制改革をめぐり「(維新の考え方と)一致している」と連携に前向きな姿勢を表明。だが、そこに立ちはだかるのは、維新に対抗意識をむき出しにするみんなの渡辺喜美代表の壁だ。
渡辺氏の他の野党に対する攻撃的な姿勢は筋金入りで、14日に埼玉県越谷市内で行った街頭演説では「民主党は日本からなくなってもらって結構だ」とまで言い切った。埼玉(改選数3)で民主候補と接戦を繰り広げているとはいえ、渡辺氏の発言は参院選後も尾を引きそうだ。
一方、民主党は昨年末に海江田万里氏が代表に就任して以降、リベラル色を強めており、対立軸を明確にするため保守色の強い維新に牙を向けている。細野豪志幹事長が15日、3回目の大阪入りを果たしたのはその証左でもある。党内に野党結集の必要性に言及する議員は少なくないが、「党名は残すべきだ」(閣僚経験者)との声も根強い。
総論賛成、各論反対−。各党が分裂しない限り、現実味を帯びそうもない野党再編。非自民勢力結集の展望は見えてこない。(坂井広志)
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:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:07:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130716/elc13071620560029-n1.htm
首相、苦戦の沖縄入り 辺野古移設に触れず
2013.7.16 20:51
遊説の途中、アイスクリームを頬張る安倍首相=16日午後、那覇市
安倍晋三首相(自民党総裁)は16日、沖縄県内で参院選初となる街頭演説を行った。沖縄選挙区は改選1の「1人区」の中で自民党候補が現職の野党候補に苦戦していることを受け、「全国で最も厳しい選挙区だ」と危機感をあらわに支持を訴えた。もっとも、米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん=市)移設問題では「県外移設」を主張する県連に配慮してか、選挙公約に掲げた同県名護市辺野古への移設には触れずじまいだった。
首相は普天間飛行場移設について「固定化はあってはならない」と述べるにとどめた。その上で「基地負担が軽減したと実感していただけるよう努力を重ねる」とし、嘉手納基地(同県嘉手納町など)以南にある施設の返還に関する合意の意義を強調した。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」で沖縄の経済再生を図り、観光旅行客の増加などで「沖縄が成長していく」とも訴えた。
首相にとって、自民党候補の勝利は辺野古移設実現への追い風となり、辺野古での埋め立てに仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事の許可を得るための説得材料となる。
とはいえ、県連との間でねじれを抱え、「自民党の二枚舌」(社民党の福島瑞穂党首)との攻撃材料を野党側に与えたことも否めない。首相は演説で「厚い現職の壁がある」とも述べ、厳しい選挙戦を吐露した。
首相は17日に石垣、宮古両島を回り、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の警戒にあたる航空自衛隊の部隊などを激励し、領土を死守する姿勢もアピールする。
2578
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:13:55
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1307160300004.html
2013年7月16日
舌戦終盤 各陣営、テコ入れ懸命
6氏が激突している参院選岩手選挙区の戦いも終盤に入った。勝敗のカギを握る地域をルポする。初回は有権者の2割超の約24万人が集中する盛岡市で「無党派層」へのアピールぶりを見る。
◇
【野津彩子】自民党は、党本部を挙げての「史上最大の空中戦」をしかける。
「田中さんが勝たなければ、岩手は変わらない」。14日、JR盛岡駅。2200人(自民党発表)を前に絶叫する安倍晋三首相の隣で、田中真一氏は緊張した面持ちで手を振り続けた。陣営幹部は「『田中です』と握手を求めても意味はない。『自民党公認の田中です』と意識して言わせている」。
選挙戦開始後から、ほぼ毎日党本部の大物議員が盛岡入り。10日にも、小泉進次郎党青年局長が盛岡駅前に千人を集めた。「大物の道案内に人をとられ、肝心の支持者固めに本腰が入っていない」と嘆く陣営関係者もいるくらいだ。
■対立軸狙う■
一方、生活の党の関根敏伸氏の陣営は、自民の動きを逆手に取る。無党派層への切り込みの軸となる達増拓也知事は、「自民が必死になるとその対立軸として我々が浮上する。いつもの構図だ」と周囲に語る。
15日、関根氏とともに市内を演説して回り、首相らの岩手入りに「大物がなぜ岩手に来なければならないのか。小沢(一郎・生活の党代表)と戦うためだ」と、聴衆をあおった。
2001年の「小泉旋風」が吹き荒れた選挙で、終盤に小泉純一郎首相(当時)がてこ入れに来たことが逆効果になって、小沢氏が擁立した平野氏陣営が発奮、初当選したとされる。それを再現したいのだ。
その運動の一つの核として頼るのは、小沢氏の後援会「欅(けやき)の会」。経済人の会とされているが、実態は町の商店主ら異業種の集まりだ。達増氏が最近、会長に就任して求心力をつけた。15日昼、関根氏の選挙事務所が入るビルの7階で、メンバー約40人を前に、関根氏は深々と頭を下げた。
「いかんせん、この通りの状況でございます。最後は小沢先生を支えて頂いている皆様に、ご支援の輪を広げて頂きたい」
共産党の菊池幸夫氏の陣営も、自民との対立軸を鮮明にする作戦だ。
「消費税増税ストップ」「憲法9条をまもれ」などののぼりやプラカードを持った運動員が、人通りの多い「よ市」や大通りを練り歩いている。
6月の東京都議選で議席を倍増させ、勢いづく。陣営幹部は「無党派の有権者の選択肢に入ってきている手応えがある」と話す。原発や憲法、増税に関する対案を示し、「自共対決」を鮮明にすることで無党派の取り込みを図る戦略だ。
■ネット・口コミ■
民主党の吉田晴美氏の陣営は、30〜40代の無党派層をターゲットに、インターネットに力を入れる。個人演説会を動画サイトで生中継したり、「政策シリーズ」と銘打って、医療、雇用、景気回復などの政策について記したり。
13日の「よ市」でも、吉田氏に寄り添う階猛衆院議員が携帯電話を取り出し、露店主と吉田氏が握手する姿を撮影した。街頭演説の最後に、「ネットを見て下さい」ともアピールする。ホームページの閲覧者は公示後急増しているという。
吉田氏は「ネットユーザーは、政党がどうこうよりも、政策や候補者の人となりを見てもらえると思う」。
無所属の平野達男氏の陣営の及川敦県議は、そうした不特定多数を狙うより、「口コミ」に徹する。
「携帯電話に入った知人に『復興のためには平野』と伝えてほしい」。11日、平野氏の個人演説会で、100人の支援者を前に呼びかけた。
平野氏本人は、街頭演説の大半を復興にあて、政策通であることをアピールする。足を止める人は多くないが、姿を見せ、声を聞いてもらうだけでも、票の上積みになるとの計算だ。
「知名度で無党派層の4〜5割は獲得できる」。陣営幹部は自信を見せる。
2579
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:15:42
http://www.asahi.com/area/mie/articles/MTW1307162500001.html
2013年7月16日
4党首、次々来県
参院選は21日の投開票日まで1週間を切った。三重選挙区(改選数1)では、全国でも屈指の激しい選挙戦を反映して、各党の党首が次々と応援のため県内に入っている。
安倍晋三首相(自民党総裁)は15日、新顔の吉川有美氏(39)の応援に入った。鈴鹿市の弁天山公園では「全国で最も厳しい選挙区。日本を変えるためには三重県で厚い壁を打ち破らないといけない」と訴えた。桑名駅前では「強い経済を取り戻すため、大胆な金融政策をしてきた。実体経済は良くなってきて、景気回復の入り口に立っている」と語りかけた。2カ所とも、憲法改正には一切触れなかった。
海江田万里・民主党代表は12日、現職の高橋千秋氏(56)の応援で津市の県文化会館で演説した。「参院選で自民党が勝つと、高齢者の医療保険の窓口での2割負担や、年金受給を68歳以上に引き上げるなど、社会保障制度が後戻りしてしまう」と訴えた。「自民党の政治をチェックし、次の総選挙でもう一度政権奪取を実現する勢力として頑張っていく」
日本維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長は11日、津駅前で新顔の深尾浩紹氏(50)の応援演説をした。「民主党は安倍さんの批判ばっかり。数カ月前まで与党だったんだからやればよかった。日本維新の会は何でも反対でなく、改革が進むなら協力する健全な野党になる」と語った。
公明党の山口那津男代表は14日、四日市市で比例候補と並んで街頭演説した。推薦する吉川氏への支持を呼びかけ、「自民党は風を受け、どんどん進んでいる。かじ取りとバランスが取れなければ曲がっていってしまうかも。そのかじ取りを誤らないようにするのが公明党だ」と述べた。
一方、共産新顔の中川民英氏(45)や比例候補の応援に、志位和夫・共産党委員長が県内に入る予定はない。大嶽隆司・党県委員長は「来てほしいが、過去に議席を持っていた選挙区を優先させているのだろう」と話した。
三重選挙区には、幸福実現新顔の小川俊介氏(41)、無所属新顔の大津伸太郎氏(48)も立候補している。
2580
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:17:50
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/162919/
三田佳子が亀井氏と応援演説登場
2013年07月16日 11時00分
女優の三田佳子(71)が14日、参院選に神奈川県選挙区(改選数4)から出馬しているみどりの風、露木順一候補(57)の応援演説を行った。亀井静香衆院議員(76)と親交があることから実現したというが、どういう関係にあるのか。
正午過ぎ、マイクを握っていた亀井氏は「今日はこんな不細工な男ですから、美女のエスコートで来ました」と三田の応援を予告。うだるような暑さの中、大女優はさっそうと登場し、ビール箱の上に板を敷いたお立ち台に上がった。亀井氏は「ああっ、三田やすこさん」と名前を間違えた。
三田は「実は亀井先生とはずっと昔から。それなのにまだ“三田やすこ”って間違えるんですよ。それがかわいらしいオジサマの部分でもあります」と苦笑い。亀井氏から露木候補の応援を依頼された三田は、夫に相談。夫も露木候補も元NHKなのだ。
「夫が『なかなか人間として魅力のある男だよ』と言うし、調べたら立派な方なんですね。政治的なことはよく分かりませんが、人間的に魅力のある方にこの国を任せたいと思います。いつも私たちは何もできません。できないけれど(選挙に)出る人の行動と挑戦力に委ねることしかできないので、露木さんにこのご縁を大きな糧にしてもらって頑張っていただきたい」
一体、亀井氏と三田はどんな仲なのか。亀井氏は「デキてるから。男女関係は根掘り葉掘り聞くもんじゃない」と冗談でけむに巻いた。続けて、「女優でもちょっと違う。演技を見ていても全身で人間の生きざまを表現するのがうまい」とファン目線で三田を絶賛した。
2581
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:21:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130716/CK2013071602000122.html
<どっちだ13参院選かながわ>3連休 戦術多彩 党首、作家、芸人…駆け付け
2013年7月16日
二十一日投開票の参院選神奈川選挙区(改選数四)に立候補した主要八氏は、十五日までの三連休も精力的に選挙運動をこなした。各陣営は応援に党首のほか、著名人や一般有権者も投入。多彩な選挙戦術を繰り広げた。(参院選取材班)
連休中日の十四日午後には、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、同党現職の水戸将史氏(50)の応援で県内入りし、行動を共にした。橋下氏は「税金のばらまきではなく、既得権を打ち破って国が生み出すモノやサービスの付加価値を高める」と訴えた。
民主党現職の牧山弘恵氏(48)の応援には、政治家になる前から親交がある作家の志茂田景樹さんが十四日、横浜市内などに駆けつけた。志茂田氏は「いじめや自殺は、子どもの心のほころびが原因。つくろわないといけない」と、牧山氏が取り組むいじめ対策への支持を呼び掛けた。
共産党元職の畑野君枝氏(56)の陣営は十四日、横浜市西区の横浜駅前で、保育士や非正規労働者らの支持者が演説。アルバイトを二つ掛け持ちしていた女性は「最低賃金が低すぎる。労働時間が長すぎると、未来の希望も失う」と強調した。
みんなの党新人の松沢成文氏(55)は連休初日の十三日、横浜市中区の中華街を約一時間練り歩き、所属する吉本興業の芸人も応援に駆けつけた。一方「ゆっくり休みたい人」に配慮し、三連休中の朝の遊説は自粛した。
商店街を遊説先に選ぶ候補者も目立った。公明党新人の佐々木さやか氏(32)は十三日午後、買い物客でにぎわう横浜市保土ケ谷区の松原商店街を四十分歩いた。おそろいの黄色いTシャツを着た若いスタッフがチラシを配り、佐々木氏とともに若さを強調した。
社民党新人の木村栄子氏(65)は十四日、横浜市中区の商店街「イセザキモール」で演説。買い物客に「反原発を進めます」と呼び掛けた。
鉄道沿線を主戦場に選ぶ候補者も。
自民党新人の島村大氏(52)は十四日、横浜市青葉区、緑区内でJRや私鉄の駅前八カ所を転戦。両区が地盤で島村氏に同行した同党の福田峰之衆院議員(南関東比例)は「島村氏の自宅は青葉区。他党が強い地域だが、みっちり回る」と力を込めた。
みどりの風新人で前開成町長の露木順一氏(57)は「電車でGO!」と名付けた作戦を展開。知名度を上げるため、県内のJRや私鉄各線に乗って移動し、各駅で町長時代の実績や脱原発を訴えた。
2582
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:44:07
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130716t31006.htm
岩手選挙区 社民票が当落の鍵? 5万票に各陣営秋波
参院選岩手選挙区(改選数1)で独自候補擁立を見送った社民党の支持層に、各陣営が秋波を送っている。同党の基礎票は約5万票。候補者6人の激戦で当選ラインの低下が予想される中、当落の鍵を握る可能性も出てきた。各陣営の草刈り場になりかねない状況に、旧社会党時代の全盛期を知る党幹部の胸中は複雑だ。
党県連が選挙区候補の擁立を断念したのは6月上旬。民主、生活両党から5月下旬にあった推薦要請は「特定候補を推すことで組織が割れてはならない」として「自主判断」を促すことを決めた。
民主は今回、大分など一部選挙区で社民との選挙協力が実現した。民主新人吉田晴美氏(41)を推薦する連合岩手の八幡博文事務局長は「推薦はもらえなかったが、連合傘下には社民の支持組織も少なくない」と社民票の獲得に意欲をにじませる。
新人関根敏伸氏(57)を立てた生活の小沢一郎党代表(衆院岩手4区)は6月中旬、社民党県連事務所を初めて訪ね、支援要請した。党本部レベルでは選挙協力に合意する。生活の佐々木順一県連幹事長は「(脱原発など)政策で判断してもらえれば」と期待する。社民党宮古総支部は「何としても自民の勝利を防ぐ」として関根氏支持を決めた。
無所属現職の平野達男氏(59)の陣営は「社民支持者は長く戦ってきた小沢氏の党には投票しないし、落下傘候補を立てた民主にも乗らないだろう」と冷静に分析する。行き先を失った社民票の受け皿として自信をのぞかせる。
社民党が同選挙区で候補者を断念したのは初めて。2001年以降の4回の参院選では5万〜6万票を獲得してきた。今回の当選ラインは20万票と言われており、「社民票は勝敗を分け得る」(ある陣営幹部)との見方が根強い。
独自候補を見送ったことで注目が集まる皮肉な状況に、長年党を支えた県連幹部や支持者の表情はさえない。
前身の社会党は中選挙区時代、旧岩手1、2区(定員各4)で最大計4議席獲得した実績がある。1987年の参院補欠選では、売上税構想を争点に「岩手ショック」と呼ばれる圧勝を収め、構想断念に導いた。
党の国政選挙に約40年関わってきた細川光正県連幹事長は「『岩手ショック』は革命的な選挙だった。(その時代に比べ)現状に戸惑いはある」と憂いつつ、「今はまず、反自民で結集する時だ」と霧消しかねない社民票の行方を危惧した。
◇岩手選挙区立候補者(1−6)
平野達男59前復興相 無 現(2)
菊池幸夫54党県常任委員 共 新
田中真一46元慶大職員 自 新 (公推)
高橋敬子51元県職員 諸 新
吉田晴美41元議員秘書 民 新
関根敏伸57元県議 生 新 (ミ支)
2013年07月16日火曜日
2583
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:44:36
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130716_06.htm
参院選 仙台拠点の比例2氏、個人名票、獲得へ奔走
支持者と握手する中野氏=13日午後、青葉区
気勢を上げる菊地氏=13日午後、宮城野区
参院選(21日投開票)の比例代表で、仙台市を拠点とする2新人が集票の追い込みに入っている。日本維新の会の中野正志氏(65)は、元自民党衆院議員の実績をアピールして保守層への浸透を狙う。みんなの党の元県議菊地文博氏(53)は第三極の本家を売り込むほか、県外にも行動範囲を広げる。両氏は昨年の衆院選宮城2区でともに落選した。悲願の議席を目指し、個人名票の上積みを図る。
◎中野氏、狙いは保守層/菊地氏、県境越え訴え
中野氏は13日午後、JR仙台駅前に立ち、「使命感をフルに発揮して被災地の役に立ちたい」と声を張り上げた。
比例代表は、政党内で個人名の得票が多い順に当選が決まる。「2枚目の投票用紙は中野正志と書いて」。30分の演説で「維新」と叫んだのは1回だけ。個人名票の獲得に全力を挙げる。
故三塚博元蔵相の秘書、県議を経て、自民党衆院議員を通算3期務めた。後援会には自民支持者が多く、演説では「安倍政権はさすが。復興が1歩2歩と進んだ」と称賛も忘れない。
三塚氏秘書仲間の岡征男元仙台市議会議長が選対に加わり、衆院旧宮城1区に広がっていた旧三塚後援会のネットワークを掘り起こす。
「統治機構の改革のため菊地が踏み込む」。13日午後、菊地氏が地盤の宮城野区で開いた個人演説会。党衆院議員や東京都議らが顔をそろえ、重点候補であることを印象付けた。
菊地氏も個人名票集めに力を入れるが、「党名は無党派に受けがいい」(陣営)として「みんなの菊地」を売り込む。
ぶれない第三極の存在感を個人名投票につなげようと、10日には党山形市議と山形県内を回るなど、県境を越えて支持の拡大を図る。
県議5期のうち、3回がトップ当選。自民党に所属していた時代もあるが、「自民党圧勝でいいのか。歴史の針を戻していいのか」と対決姿勢を鮮明にする。
共同通信社の序盤の世論調査では、日本維新、みんな両党は比例で4〜5議席前後を獲得しそう。情勢は終盤にかけて動く可能性があるが、両党関係者は「個人名で6万票を獲得できれば、議席が見えてくる」と分析する。
2013年07月16日火曜日
2584
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:46:42
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130716-OYT1T00169.htm?from=ylist
沖縄・岩手「自民の泣き所」…1人区全勝へ難敵
全国に31ある改選定数1の「1人区」で全勝を目指す自民党が、苦戦を強いられているのが沖縄、岩手の両選挙区だ。
いずれも高い知名度を持つ現職に自民党新人が挑む図式で、沖縄は基地問題、岩手は震災復興というそれぞれの抱える地域事情が、選挙戦に影響を与えている。(豊田千秋、西山幸太郎)
◆辺野古反対で「統一候補」
◇沖縄(1―4)
金城 竜郎49諸新
新島メリー67無新
安里 政晃45自新 〈公〉
糸数 慶子65諸現《2》(生)〈共〉〈社〉〈みど〉
(届け出順、年齢は投票日現在、〈〉囲みは推薦・支持政党、以下同じ)
沖縄選挙区は、糸数慶子氏と安里政晃氏による事実上の一騎打ちだ。
糸数氏は15日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設予定地、名護市辺野古の海に近い高台で街頭演説した。
「政権に『NO』と突きつけることが、辺野古に基地を造らせないという県民の思いを直接、日米両政府に伝えることになる」
訴えは一貫して、辺野古移設反対だ。演説に拍手した地元男性は「主張がぶれないから信用できる」と語った。
2004年参院選で初当選。07年参院選では県内選挙で過去最高の37万6460票を獲得した。沖縄戦跡を巡るバスツアーのガイド出身で平和を訴え続け、県内では高い知名度を誇る。
14日の那覇市での演説会には、糸数氏を推薦する生活、共産、社民の3党の関係者が顔をそろえた。今回、民主党や日本維新の会、みんなの党は沖縄での候補者擁立を見送った。このため、糸数氏が委員長の地域政党・沖縄社会大衆党が革新勢力の「接着剤役」を果たす形で、全国でも異例の「野党統一候補」となっている。
一方、安里氏は15日、那覇市の目抜き通り「国際通り」で、応援に駆け付けた田村厚生労働相の隣に立ち、「景気回復の流れを止めるのか、雇用を発展させ所得を改善するのかを選ぶ選挙だ」と訴えた。
社会福祉法人理事長の安里氏は、知名度では糸数氏に大きく後れを取っている。演説は経済や子育て環境の充実が中心で、普天間問題にはほとんど触れない。自民党が参院選公約で「辺野古移設を推進する」と明記したのに対し、同党沖縄県連は「県外移設」と盛り込み、矛盾する訴えをしているためだ。
安倍首相は16、17日に沖縄入りする。県内でもアベノミクスへの期待は強いだけに、県連幹部は「反転攻勢のきっかけになりうる」と語っている。
◆前復興相、被災地に耳傾け
◇岩手(1―6)
平野 達男59無現《2》
菊池 幸夫54共新
田中 真一46自新 〈公〉
高橋 敬子51諸新
吉田 晴美41民新
関根 敏伸57生新 〈みど〉
岩手選挙区で平野達男氏は15日、岩手県の沿岸部を北から南に移動し約60か所で街頭演説をこなした。
「何回も現場に足を運んだことで培った感覚で、引き続き復興を後押しする。国政活動を続けさせていただきたい」
山田町の仮設住宅前で訴えると、集まった主婦らから「復興住宅をお願いします」などの要望が相次いだ。民主党政権で復興相を務めた平野氏は、月2回のペースで地元入りし、被災地の要望に耳を傾けてきた。
今年4月、民主党離党を表明。保守層も含む幅広い支援を受ける狙いがあった。自民党は党本部主導で、平野氏に対抗し新人の田中真一氏を擁立したが、自民党の支持基盤の県建設業協会の政治団体は、岩手選挙区で自主投票を決定した。
参院選後の平野氏の自民党入りを求める声もあることから、同党の河村建夫選挙対策委員長は13日、岩手入りし、建設業者らの前で「自民党候補と対決した方が当選しても、自民党に入ることはない」と強調した。
民主党は平野氏を早々に除籍(除名)処分として、党内の動揺を抑えにかかった。民主党は新人の吉田晴美氏を擁立したが、同党の黄川田徹衆院議員(岩手3区)の後援会は参院選で自主投票を決定。「後援会は平野氏支持に傾いている」(後援会幹部)という。
また、岩手は生活の党の小沢代表の「金城湯池」だが、かつての勢いはない。同党は関根敏伸氏を擁立したが、盛岡市の建設会社社長は「生活の党関係者からは働きかけを受けたが、選ぶのは平野氏の方だ」と語った。
(2013年7月16日07時20分 読売新聞)
2585
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:47:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130716-OYT1T00168.htm
「参院のドン」輿石氏、瀬戸際…影響力低下も
「参院のドン」と呼ばれてきた民主党の輿石東参院議員会長が、権勢を守れるかどうかの瀬戸際に立たされている。
21日投開票の参院選で与党が勝利し、野党が参院で多数を握る「ねじれ」が解消されれば、数の力を源泉とした影響力が失われかねないためだ。
輿石氏は選挙期間中、地元・山梨にほぼ張り付き、民主党推薦の無所属候補の支援に力を入れている。「参院がねじれているからこそ安倍政権の暴走を止めることができる」と自民、公明両党の過半数阻止を訴え、15日夜も山梨県富士吉田市の個人演説会に出席して支持を求めた。
改選定数1の山梨選挙区は、民主党が過去3連勝したが、今回は改選を迎える現職が離党し、みんなの党から出馬した。党勢の低迷で、輿石氏の足元も揺らいでいる。
輿石氏が力を強めたのは、民主党が2007年参院選で大勝し、「ねじれ国会」となってからだ。08年に日銀総裁の人事案を参院で不同意とするなど与党を揺さぶった。政権交代後は野田政権で幹事長に起用され、今も「事実上の党内ナンバー1の実力者」(党執行部)と見る向きもある。苦戦が伝えられる今回、民主党が惨敗すれば、「輿石氏は影響力を失い、責任論が浮上する可能性がある」(党幹部)との見方も出ている。
(2013年7月16日07時20分 読売新聞)
2586
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:50:19
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TH20130716411.htm
富山県警ピリピリ、真夏の警護 参院選で大物弁士が異例の多さ
大物弁士の富山県入りに、県警の警護にも緊張感が漂う=10日、富山市内
参院選富山県選挙区の応援弁士として、「かつてない人数」(政党関係者)の閣僚や党幹部らが続々と富山入りし、県警が身辺警護にピリピリしている。10日には安倍晋三首相が富山市内で街頭演説に立ち、「最高レベルの警戒態勢」(県警警備課)が広域に敷かれた。猛暑が続く中、県警の警備陣は聴衆の熱中症対策にも注意を払いながら、選挙戦終盤に向けて緊張感を高めている。
「万が一、不測の事態が起これば、影響は計り知れない。県警の威信に懸けて万全を期し、要人の警護に当たっている」。安倍首相の警護を無事に終え、県警警備部の幹部は強調した。
県警は閣僚級の大物弁士が県入りするたびに、要人の身辺警護を専門に訓練された警護員を中心にチームを編成し、演説場所などで警戒に当たっている。要人だけでなく、候補や聴衆の安全確保にも目を光らせている。
安倍首相の警護には、演説場所周辺の施設の高所や地下、首相の移動経路の交通機関などに警備陣が配置され、県警ヘリ「つるぎ」も上空から警戒に当たった。警視庁のSPを含めて「これまでで最大規模の布陣」(県警警備課)で臨んだ。
自民党は公示後、安倍首相のほか、政界屈指の人気を誇る小泉進次郎党青年局長、茂木敏充経産相、稲田朋美行革担当相、石原伸晃環境相らを県入りさせ、党公認候補を応援。党県連関係者は「これだけ大臣らが多く県入りしたのは記憶にない」と話す。16日には石破茂幹事長も富山入りする。
ある県警幹部は「猛暑での警護は相当の神経を使う。聴衆が倒れたりしたら演説どころではなくなる可能性もあり、体調不良を訴える兆候も見逃せない」と気を引き締める。前線の警備陣にとっては、どれだけ暑くても有事の際の装備品を付けた上着を脱ぐわけにいかず、関係者は「体感温度はかなり高い」と話す。
警戒の目は、要人が県入りする前のJR富山駅や富山空港など県内の玄関口にも注がれる。県警は爆発物などの不審物がないか事前に検索しており、選挙運動期間中、不測の事態に神経をとがらせている。
2587
:
チバQ
:2013/07/16(火) 21:51:34
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20130715000084
衆院選落選の民主前議員ら、存在感維持へ応援懸命印刷用画面を開く
昨年の衆院選で落選した湖国の民主党前衆院議員が、今回の参院選で精力的に動いている。滋賀選挙区に立った候補者の応援演説や駅立ちなどに陣頭指揮を執っている。参院選の先にある自らの選挙を見据え、存在感の維持に懸命だ。衆院選で民主を破った自民党の現職衆院議員らも参院候補に寄り添い、応援活動を続けている。
「おはようございます。いってらっしゃい」。12日朝、元文部科学相の川端達夫氏は、大津市のJR石山駅で候補者の名前を繰り返しながら、通勤者らに党のチラシを配った。
朝の駅立ちは、6月末ごろから毎日行っている。公示後は自らの地盤である滋賀1区で、候補者と一緒に選挙車に乗っている。今春から40以上の労働組合の会合にも出向き、党の政策を地道に説明して回ってきた。
川端氏は「自分の選挙で助けてもらっている分の恩返し」と言い、「われわれが政権時代に手がけてきた方向が逆戻りすることに危機感がある。自分の選挙のつもりでやっている」と意気込む。
滋賀2区で議席を失った元環境副大臣の田島一成氏も、参院選を「捲(けん)土重来につながる大切な選挙」ととらえる。6月下旬に開かれた長浜市内での決起集会では「親友をもう一度国政へ送ってあげたい。その延長線上に私の戦いもある。自分の戦いのつもりでやり抜く」と宣言した。
公示後は、ポスターの掲示や選挙車の運行ルートなど細部にまで目を配る。地元県議らも街頭では、候補者だけでなく田島氏の名前も強調している。
一方、自民の現職議員も地元に張り付き、参院候補の応援に飛び回っている。
2区の上野賢一郎氏は12日夜、5カ所の演説会場を汗びっしょりになって回り、豊郷町の会場では「みなさまのおかげで国政復帰を果たせた。参院選でねじれを解消し、混乱の政治に終止符を」と力説した。
1区の大岡敏孝氏も駅前でのビラ配りに取り組み、応援に入った閣僚との企業訪問などで地盤固めに精を出している。
参院選滋賀選挙区には、共産党、幸福実現党もそれぞれ候補者を立てている。
【 2013年07月15日 22時40分
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:
チバQ
:2013/07/16(火) 22:39:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717k0000m010074000c.html
参院選:注目の選挙区・沖縄 ぼやける「普天間」
毎日新聞 2013年07月16日 21時49分
◇自民「二つの公約」で争点化されず
安倍晋三首相(自民党総裁)は16日、選挙戦で初めて沖縄入りし、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に取り組む姿勢を強調した。紺色のかりゆし姿の首相は、沖縄県うるま市での街頭演説で「現在も米軍基地全体の74%が沖縄に集中している。1日も早く普天間の移設を行わなければいけない」と表明。ただ、県内4カ所で行った演説で、普天間の「移設先」に言及することはなかった。
自民新人の安里政晃氏の選挙対策本部長は、仲井真弘多沖縄県知事が務めており、首相の演説会場にも姿を見せた。県の求める那覇空港第2滑走路建設について、首相は「今年度に130億円をかけて着工していく。一緒に沖縄の未来を引き寄せていこう」と訴えた。
自民党の参院選公約は普天間移設について、日米両政府の合意に基づき「沖縄県名護市辺野古への移設を推進する」と明記した。しかし、選挙戦で首相を含め自民党幹部が「移設先」に触れることはない。党県連が独自に地方版政策集をつくり、「県外移設を求め、固定化阻止に取り組む」とうたっているからだ。
政権与党が党本部と県連で「二つの公約」を使い分ける。結果的に沖縄選挙区の候補で「県内移設」を主張する候補はいなくなり、普天間移設は主要な争点から抜け落ちた。安里氏は主に景気回復を訴え、移設先については口を閉ざす。党県連幹部は「沖縄で辺野古容認を訴え、勝てる選挙はない」と言い切った。
「昨年の衆院選を思い出してください」
地域政党「沖縄社会大衆党」の現職で、3選を目指す糸数慶子氏は4日、県庁前で行われた出発式で支持者に問いかけた。自民党県連は昨年12月の衆院選でも、普天間の「県外移設」を主張。しかし、今年4月には今回非改選の島尻安伊子参院議員と、衆院選で当選した西銘恒三郎氏が辺野古移設容認へ転じている。
糸数氏は出発式で衆院選を振り返り、「県外移設を訴えた自民党候補者は、(当選後)見事にこの公約を裏切りました」と述べ、自民党県連の選挙戦略を批判した。糸数氏は共産、社民、生活の党、みどりの風の4党から推薦を得て、民主党も自主投票。野党の共闘態勢は整ったものの、各党を束ねる基地問題はぼやけている。
選挙後、普天間移設問題は大きなヤマ場を迎える。政府は今年3月、代替施設建設に必要な名護市辺野古沿岸部の埋め立てを許可するよう、沖縄県知事に申請した。仲井真氏は今後、名護市長からの意見聴取などを経て、年末以降に埋め立ての可否を判断する見通しだ。
移設先の名護市では来年1月に市長選、秋には市議選が予定されている。来秋には知事選もあり、政府内からは「地方選挙で『辺野古反対』の民意が示されれば、移設は極めて困難になる。できれば、年内に知事の承認を得たい」(防衛省幹部)との期待感が募る。
自民党の石破茂幹事長は4日、那覇市内で移設先にふれない理由について「(辺野古移設を)訴えていない候補の応援に来ている。全く違うことを言って、どういうことが起こるか」と記者団に述べるにとどめた。参院選で辺野古移設を前面に押し出すと、選挙結果が知事の判断を縛りかねない。自民党幹部は二つの公約について「参院選で勝っても負けても、普天間移設に関係ない」と解説した。【平川哲也、青木純、水脇友輔】
◇沖縄(改選数1、届け出順)
金城竜郎 49 幸福党県役員 諸新
新島メリー 67 [元]バスガイド 無新
安里政晃 45 法人理事長 自新=[公]
糸数慶子 65 地域政党委長(2)諸現 =[生][共][社][風]
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チバQ
:2013/07/16(火) 22:40:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717k0000m010072000c.html
参院選:石破氏遊説「超過密」 街頭演説、首相の3倍
毎日新聞 2013年07月16日 21時41分
参院選で全国を駆け回る各党幹部の中で、自民党の石破茂幹事長の超過密スケジュールが話題を呼んでいる。炎天下の街頭演説の回数は安倍晋三首相(党総裁)の約3倍に上る。「政高党低」の安倍政権の中で存在感の低下が指摘される石破氏。持ち味の「地方人気」をテコに票を掘り起こし、存在感をアピールする狙いもありそうだ。
「政権転落したのは自民党が至らなかったからだ。安倍首相の下、謙虚で正直な自民党を取り戻す」。石破氏は16日、富山など北陸3県で街頭演説を10カ所以上こなした。選挙カーでは女性アナウンス係に代わってマイクを握り、候補者以上にかすれた声で支持を呼びかける。
党によると石破氏の移動距離は13日朝、1万キロを超え、街頭演説は102回となった。首相は同時点で移動距離約9000キロ(毎日新聞集計)、街頭演説34回。1分でも演説時間を確保しようと乗用車で深夜に移動することも。石破氏は周囲に「幹部がそこまでやれば陣営に緊張感が生まれる」と語るが、体力はほぼ限界で「生きていればもう一度沖縄入りを」と弱音も漏らす。
石破氏は昨年9月の総裁選で、地方票(全300票)で過半数の165票を獲得した。国会議員の決選投票で逆転した首相も石破氏の存在感を無視できず、幹事長に起用。衆院選は首相と石破氏が上下に並ぶポスターを作製するなど「二枚看板」で戦った。
一方、今回の参院選で首相は比例代表の政見放送に小泉進次郎青年局長を起用。法定ビラには2人の特別対談が載るなど、石破氏の存在感は陰りがちだ。首相は景気回復を追い風に高い支持率を維持しており、石破氏の地方人気に頼る必要性が薄れたのが一因だ。
党内では石破氏に対し「『人寄せパンダ』のままでいいのか。業界団体など幹事長が押さえるところはある」との声もある。参院選後の内閣改造・党役員人事に注目が集まるが、本人は「総裁がそう(続投)言えばそうするのが務め」と語るのみ。ひたすら首相を支えつつ、地方票発掘に東奔西走する「待ち」の姿勢に徹している。【念佛明奈】
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:
チバQ
:2013/07/16(火) 23:01:32
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/special/Se201307080001.html
<1>広島 2番手争いに野党躍起 '13/7/8
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「森本が十分に浸透できていない」。今月初め、広島選挙区(改選数2)に立つ民主党新人の森本真治氏(40)の陣営幹部が情勢分析の結果を、連合広島傘下の労組幹部に電話で伝え、支援をさらに強めるよう要請した。
地方組織の弱い同党の選挙は約14万人の組合員を抱える連合広島が支えてきた。だが、民主党政権は迷走し、衆院選で大敗。安倍政権発足後に円高が是正され、製造業の労組の組合員には「民主党を応援し続けるべきなのか」との声もある。
一方で安倍政権では解雇をしやすくする労働規制の緩和が議論される。森本氏は7日、広島市中区の街頭演説で「働く世代を応援する政治に最優先に取り組む」と強調した。
□ ■ □
広島選挙区には6人が立候補した。安倍政権の高支持率を背景に自民党現職の溝手顕正氏(70)が先行する。残る1議席をめぐり野党が激しく争う。
再選を目指す生活の党現職の佐藤公治氏(53)は6日、安佐南区での街頭演説で「今回の選挙は本当にきつい」と、なりふり構わず支援を呼び掛けた。
昨年7月、消費税増税に反対して民主党を離党。6年前、全面支援を受けた連合広島の組織力を失った。みどりの風の亀井静香氏(広島6区)と連携。佐藤氏の地盤の広島県東部と、亀井氏の地元の県北部で支持拡大を狙うが、県西部での知名度不足は否めない。
県内で企業・団体回りを重ね、25社・団体の推薦を得た。連合広島傘下の一部組合の推薦も決まった。陣営幹部は「党派を超えて少しずつ票を集めたい」と話す。
□ ■ □
昨年の衆院選の比例代表中国ブロックで、県内得票数が民主党を上回った日本維新の会。追い風は参院選前、橋下徹共同代表の慰安婦発言で風向きが変わった。新人の灰岡香奈氏(30)は6日、中区で党幹部と並んでマイクを握り「逆風で厳しいと言われるが、逃げずに訴えたい」と声を張り上げた。
無党派層の支持が頼みの綱だけに、短文投稿サイト「ツイッター」で選挙運動の一こまなどを1日10回以上つぶやき続け、若い世代に発信する。
3人に割って入ろうとするのは共産党新人の皆川恵史氏(69)。消費税増税反対や原発即時ゼロを掲げる。4日、中区での街頭演説で「自民党政治に真っ向対決する。ぶれない共産党を大きく伸ばして」と力を込めた。
野党の敵は野党―。そんな争いの一方、自民党の溝手氏は5日、公明党の山口那津男代表と南区で街頭演説し、「自公政権で間違いなく経済はよくなる」と強調。与党間の選挙協力を着実に進める。陣営幹部は「問題はどれだけの票を獲得できるかだ」とトップ当選を当然視する。
諸派で幸福実現党新人の日高順子氏(50)は街頭演説に力を入れる。(野崎建一郎)
◇
参院選は21日の投開票に向け、各陣営が激しい序盤戦を展開している。「ねじれ国会」が解消されるかが焦点。中国地方5選挙区では改選される6議席の半数を野党が占める。与野党の勢力はどう塗り替わるか。決戦の構図を見る。
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:
チバQ
:2013/07/16(火) 23:02:14
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/special/Se201307090001.html
<2>山口 民主不在、自民に勢い '13/7/9
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山口選挙区(改選数1)で4選に挑む自民党現職の林芳正氏(52)は5日、周南市で集会を開いた。「林さんは安倍内閣の主要大臣で、次の日本を担う人材。それにふさわしい得票を」。高村正彦党副総裁(山口1区)はげきを飛ばした。
その前後も「圧倒的な勝利を」と応援演説が続いた。その背景には、野党第1党の民主党が候補者を擁立できなかった構図もある。
□ ■ □
林氏は2007年の参院選、民主党新人を15万票差で下した。年金記録不備問題などで第1次安倍政権への批判が強まる中、自民党は全国の改選数1の29選挙区で6勝23敗と惨敗。2カ月後の安倍晋三首相(山口4区)退陣につながったが、山口は「自民王国」の盤石ぶりを見せつけた。
陣営は今回、07年より3万票多い45万票を目標に掲げる。民主党が候補者を擁立できなかったことで低投票率が懸念される中、支持基盤の引き締めに懸命で「戦いの相手は投票率」との声も出る。
17日間の期間中、林氏が選挙区にいるのは公示直後の3日間にとどまるのが不安要素。7日以降は他候補の応援で全国を巡り、不在となるためだ。
林氏は環太平洋連携協定(TPP)の担当閣僚の一人。県内のJA関連の政治団体から推薦を取り付け、「堂々と戦い抜きたい」と自信を深めるが、県内の農家には懸念や不安が広がる。
□ ■ □
「自民党と共産党の対決、これが一番の焦点」。共産党新人の藤井直子氏(61)は公示日の4日、山口市での第一声で「自共対決」を強くアピールした。
「東京都議選の躍進で党に追い風が吹いている」と陣営幹部。憲法改正反対やTPP反対などを掲げ、無党派層や他党の支持層への食い込みを狙う。
諸派で幸福実現党新人の河井美和子氏(50)は国防力強化などを訴える。
各陣営が第一声を上げた公示日の4日、民主党山口県連の西嶋裕作幹事長は山口市の県連事務所で過ごした。「選択肢を示せず申し訳ない」と悔しさをにじませる。
党は昨年末の衆院選で県内の4小選挙区で全敗。平岡秀夫元法相(59)を擁した「虎の子」の山口2区の議席も失った。反転攻勢を期し、平岡氏が民主党推薦の無所属で臨んだ4月の参院山口補選も自民党新人に大敗。参院選では男女計7人に立候補を打診したが、全て不調に終わった。
山口選挙区での不戦敗は1998年の結党以来初めて。支援組織の連合山口にも失望感が広がる。比例代表に組織内候補を抱え、選挙区との相乗効果を期待した。杉本郁夫会長は「極めて遺憾。責任も感じる」と語る。
「国政選挙を飛ばしたことが支持者や支援団体に今後、どう影響するのか」。党県連の関係者は不安がる。加藤寿彦代表は「地方議員を増やして基盤をつくらないと」と話すが、再建の道筋は見えない。(金刺大五)
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チバQ
:2013/07/16(火) 23:03:02
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/special/Se201307100001.html
<3>岡山 野党共闘、鍵は維新票 '13/7/10
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参院選が公示された4日、民主党の細野豪志幹事長は岡山選挙区(改選数1)に入り、岡山市北区のJR岡山駅前で無所属新人の高井崇志氏(43)と並んでマイクを握った。「高井さんが岡山の代表にふさわしい。自民党に対抗する核をつくらねばならない」
高井氏は岡山1区を地盤とする民主党の元衆院議員。幅広く野党の支援を得るため無所属で立った。民主党は推薦し、公示前に海江田万里代表が2回、岡山入り。細野幹事長も選挙戦初日に駆け付けるなど、公認候補者並みの支援態勢を敷く。
□ ■ □
昨年12月の衆院選で民主党は岡山県内の5小選挙区で全敗。だが比例代表中国ブロックの得票数でみると、自民党と公明党を合わせても過半数に届いていない。高井氏は「野党が結集すれば勝てる」と野党共闘を呼び掛ける。社民党とみどりの風から推薦を得た。
ただ最も期待する日本維新の会の態度は定まらない。平沼赳夫代表代行(岡山3区)は出陣式に激励文を寄せた。6日に高井氏の陣営が平沼氏の後援会に支援を求めたが「積極的には推せない」との返答だった。「事実上、民主党候補」と反対論があるという。
一方で高井氏の陣営には、改憲のスタンスや歴史認識が違う維新に秋波を送る戦略が民主党支持層を固め切れない「副作用」を生んでいるとの危機感もある。「今後は足元を固める」と強調する。
□ ■ □
岡山選挙区は前回2010年まで民主党が3連勝中だ。自民党は連敗ストップに向け、4期16年にわたり岡山県知事を務めた新人の石井正弘氏(67)を擁立。安倍内閣の高い支持率を追い風に、安定した戦いを続ける。
細野氏が岡山入りした翌日の5日。安倍晋三首相が同じ場所で石井氏と並んで演説し、「石井さんの実績を国政で生かさせてほしい」と支持を求めた。
石井氏の県内での知名度は抜群。公明党のほか約700の企業・団体の推薦を受ける。9日はJR倉敷駅前(倉敷市)で石破茂幹事長が演説。13日には小泉進次郎党青年局長が応援に入る予定だ。
半面、知事時代後半の石井氏と距離を置いた自民党県議は少なくなく、「実績は行財政改革だけ」と不満もくすぶる。陣営幹部は「4連敗はできない。最後まで緩めず支持層を固める」と話す。
共産党新人の垣内京美氏(46)も6日、岡山駅前で演説した。応援に駆け付けた志位和夫委員長は、躍進した都議選結果を踏まえて「共産党に伸びてくれという熱気を感じる」と強調した。垣内氏は「自民党に正面から対決できるのは共産党」と反自民票の受け皿を狙う。
諸派で幸福実現党新人の安原園枝氏(51)は国防力強化を訴える。(永山啓一)
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チバQ
:2013/07/16(火) 23:03:46
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/special/Se201307110001.html
<4>島根 共闘暗雲、自民は安定 '13/7/11
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「共闘の形を再びつくれれば、1議席を守れる」。島根選挙区(改選数1)で再選を目指すみどりの風現職の亀井亜紀子氏(48)は8日、松江市での演説会で訴えた。民主、社民両党と選挙協力した2007年の参院選の再現を呼び掛けた。
ただ6年前と違い、会場には民主党の支持母体である連合島根傘下の労働組合の旗は掲げられていなかった。連合島根の原田圭介事務局長は「深まった溝はすぐには埋まらない」と語る。
07年の参院選、国民新党から立候補した亀井氏は民主党の推薦、社民党島根県連合の支援を得て初当選。09年の衆院選を経て3党連立政権が誕生した。だが、亀井氏は消費税増税に反対して国民新党を離党。民主党との関係は悪化した。
□ ■ □
みどりの風に転身して迎えた参院選。社民党が推薦する一方、民主党は推薦から県連の支持に「格下げ」。前回推薦した連合島根も自主投票とした。
組織戦を展開できない中、陣営は自民党との違いを前面に出す戦略に軸足を移す。7日、松江市での街頭演説では従来と内容を変え、中国電力島根原発の稼働反対に時間を割いた。総合選対本部の山田孝之助幹事長は「自民党が言えないことを訴え、無党派層に浸透したい」と強調する。
6年前に失った議席の奪還を期す自民党は新人の島田三郎氏(57)を立て、県内の59支部が主体となって街頭演説や集会を展開する組織戦で臨む。7日、松江市での街頭演説。県議や市議が駆け付ける中、島田氏は「貴重な1議席を取り戻させてほしい」と訴えた。
□ ■ □
年金記録不備問題で逆風が吹きつけた07年の参院選と一転、約150の企業・団体から推薦を得るなど安定した戦いを進める。だが、党県連の福田正明幹事長は「天王山の松江市で動きが鈍い」と不安をのぞかせる。
県西部を地盤とする亀井氏を引き離すため、「圧勝が不可欠」とみる松江市。だが、陣営によると4日の県庁前での第一声に集まった約1300人のうち、松江市の支持者は約100人と1割弱。市内で3万枚を配った支援者紹介カードの回収も鈍い。
党県連松江支部は8日、急きょ対応を協議。ベテラン県議が、街頭演説への動員を企業に要請するよう求めた。「松江から機運を盛り上げたい」と引き締めに力を入れる。
共産党新人の向瀬慎一氏(42)は7日、松江市で街頭演説し、「安倍政権の暴走を止めるには共産党の躍進しかない」とアピール。連日10回前後の演説を繰り返す。支持を広げようと、交流サイト「フェイスブック」などで頻繁に発信し、若者への浸透を狙う。
諸派で幸福実現党新人の池田節子氏(57)は国防強化などを訴える。(樋口浩二、川上裕、明知隼二)
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:
チバQ
:2013/07/16(火) 23:04:11
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/special/Se201307120001.html
<5>鳥取 自民重点区、追う民主 '13/7/12
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9日、自民党の石破茂幹事長(鳥取1区)の姿は鳥取県若桜町にあった。「無名の新人だが、何とか国政に送ってほしい」。街頭演説で声を響かせると、鳥取選挙区(改選数1)で初当選を目指す新人の舞立昇治氏(37)が「みなさんの力であとひと押し、ふた押ししてほしい」と続き、深々と頭を下げた。
参院選の責任者として応援で全国を回る石破氏。鳥取に戻るのはこの日に限られたものの、舞立氏と若桜、八頭両町の15カ所で街頭演説を繰り返し、支持を呼び掛けた。
舞立氏は総務省の元官僚。2月に党県連の公募で選ばれた。「幹事長のお膝元として負けられない」と、集会や街頭演説には首長や県議たちが駆け付ける。安倍内閣が高い支持率を保つ中、党県連主体で組織的な選挙戦を展開する。
ただ、知名度不足の不安は消えず、県連幹部は「自民党にとって中国地方で最も厳しい選挙区」と引き締めを図る。党本部も「超重点区」と位置付け、人気の高い小泉進次郎党青年局長たちを応援に送り込む。
自民党の攻勢にさらされる民主党現職の川上義博氏(62)。再選に向け、公示を境に戦略を一変させた。
□ ■ □
前哨戦では民主党への逆風を痛感し、党名を極力出さず県内を回ってきた。だが、4日の出陣式では「ボロボロの民主党をこの手で復活させる」と強調。子ども手当など民主党政権で進めた政策の正当性も訴え始めた。
自民党の県議、衆院議員を経て、民主党入りした川上氏。陣営は自民党在籍時から培った「川上党」とも呼ばれる後援会を軸に、民主党県連や連合鳥取が加わる寄り合い所帯だ。「民主党隠し」に走る川上氏に、県連や連合鳥取には不満がくすぶった。
□ ■ □
公示を3日後に控えた1日、陣営は「民主党隠し」の撤回を決定。翌2日、輿石東参院議員会長が連合鳥取や傘下労組を回り、協力を要請した。
公示日の4日に馬淵澄夫幹事長代行、7日には海江田万里代表が応援に入った。海江田氏は米子市での集会で「川上さんのような信念を持った人が参院議員になるべきだ」と語気を強めた。
固めきれずにいた党支持層をまとめ、追撃態勢を整えられるか。終盤の攻防を占う。
共産党新人の岩永尚之氏(56)は8日、鳥取市での街頭演説で「自民党は『衆参のねじれ解消を』と言うが、国民とねじれているのが自民党」と主張。反自民党票を取り込もうとインターネットでの情報発信にも力を注ぐ。
諸派で幸福実現党新人の吉岡由里子氏(46)は候補者で唯一の女性である点をPR。無所属新人の井上洋氏(64)は安倍政権の経済政策を批判する。(川崎崇史)
=おわり
2595
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:35:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071700598
「みどり」は案分、「緑」なら?=参院比例投票【13参院選】
参院選(21日投開票)の比例代表に候補を擁立している「みどりの風」と「緑の党」について、「みどり」や「緑」と省略して投票した場合、有権者の意図とは異なる政党の票として集計されるケースがある。同一の氏名や名称が存在し、判別できない場合には案分対象にするとの公職選挙法の規定があるためで、有権者は注意が必要だ。
みどりの風は略称を「みどり」で届け出ているが、「みどり」とだけ書かれた投票は、自民党の比例候補の石井みどり氏と案分される公算だ。みどりの谷岡郁子代表は取材に対し、「不本意だが、今さら略称を変えられない。大した影響はないだろう」としている。
一方、緑の党の略称は「グリーン」。漢字で「緑」とした票について、総務省は「みどりと音が同じで、みどりの風の票とするのが自然」と説明しているが、緑の党幹部は「ひらがなをわざわざ漢字で書くとは考えにくい」と反発している。最終的には市区町村の開票責任者が立会人の意見も聞き判断することになり、同省によると、場所によって扱いが変わることもあり得るという。 (2013/07/17-15:42)
2596
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:39:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717rky00m010002000c.html
参院選:糸数氏先行、安里氏猛追 本紙・共同通信調査
2013年07月17日
21日投開票の第23回参院選に向けて、琉球新報社は14日からの3日間、共同通信社と合同で県内有権者を対象に電話世論調査を実施した。その結果に本紙の取材を加味して情勢を探ると、沖縄選挙区(改選数1)は社大党委員長で現職の糸数慶子氏(65)=生活、共産、社民、みどり推薦=が先行し、自民党新人の安里政晃氏(45)=公明推薦=が激しく追い上げる展開が続いている。ただ、3割強が投票する人をまだ決めていないと回答しており、最終盤に向けてこれら浮動票の動向が当落に影響しそうだ。
無所属新人の新島メリー氏(67)と幸福実現党新人の金城竜郎氏(49)は支持が広がっていない。
参院選への関心度は「大いにある」が31・6%、「少しはある」が42・8%。計74・4%が関心を示しており、2010年の前回参院選の同時期調査の75・8%とほぼ横ばい。関心が「あまりない」(20・3%)、「全くない」(4・6%)は合わせて24・9%だった。
沖縄選挙区で投票する人を「決めている」のは45・4%、「だいたい決めている」の18・9%と合わせて64・3%が既に投票行動を決めている。前回調査より9ポイント高い。「まだ決めていない」は33・7%だった。
糸数氏は中部や先島で優位に戦いを進め、南部でも先行。社民、共産支持者の8割以上、民主支持者の6割をまとめる。安里氏は那覇や北部で支持を伸ばし、自民、公明支持者の7割を固めている。
比例代表でどの候補や政党に投票するかを「決めている」のは34・8%、「だいたい決めている」が14・2%で49・0%が投票先を決定。「まだ決めていない」は46・6%、「分からない・無回答」が4・3%だった。
<調査の方法>
14〜16日の3日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。
無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは5万7153件で、このうち4万4335人から回答を得た。県内では836人が回答した。
(琉球新報)
2597
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:42:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717ddn041010009000c.html
攻防の現場:’13参院選 離党後も民主頼み 実動は連合、代表応援も
毎日新聞 2013年07月17日 大阪朝刊
民主を離党した無所属候補の応援演説をする海江田万里代表=岡山市北区で2013年7月14日午後5時1分、前本麻有撮影
民主党の看板に見切りをつけた候補の目立つ今回の参院選。香川選挙区では現職が、岡山選挙区では昨年末に落選した前衆院議員が、民主党を離党して無所属で出馬した。党派色を薄めて幅広く支持を得ようという戦法だが、選挙の実動部隊は連合など以前からの親民主組織に頼らざるを得なくなっている。【広沢まゆみ、久保聡、前本麻有】
13日昼、香川選挙区の無所属現職、植松恵美子氏(45)は高松市中心部の商店街で握手をして回った。子供にも「お父さん、お母さんに伝えてね」と手を差し出す。名付けて「1万人握手大作戦」。民主公認で初当選した2007年参院選ではやらなかったことだ。
香川では、連合香川が仲介して民主、社民両県連が国政選挙で共闘してきた。植松氏の離党を受けて、民主は推薦を見送り、個人の自主的支援は妨げない方針を決定。県議会第2党(6議席)で一定の勢力を持つ社民は自主投票にした。
「反自民・非共産」で共闘できないか。植松氏は、昨年の衆院選で県内で自民党に次ぐ比例票を集めた日本維新の会の国会議員に水面下で支援を依頼した。しかし、維新側の承諾は得られず、組織的支援はなかった。植松氏の陣営関係者は「候補を出さないことが最大限の支援だ」と言う。
こうした中、植松氏の個人演説会やポスター貼りなどで動員をかけているのは連合香川だ。11日、小豆島であった演説会でも、地元議員らに参加者集めや弁士を依頼した。民主の玉木雄一郎・県連代表や小川淳也衆院議員も個人の立場で植松氏への支援を訴えている。
自民党県連幹部は「結局、実態は離党前と何も変わっていない。有権者からは選挙に有利と考えて無所属になったとしか、受け止められていない」と冷ややかだ。
岡山選挙区では、14日にあった無所属新人、高井崇志氏(43)の決起集会で、民主の海江田万里代表が応援演説に立った。高井氏が無所属での出馬を決めた後、海江田氏は「公認並みに支援する」と表明。自ら再三岡山入りし、江田五月・党最高顧問も高井氏とともに県内を回っている。
一方で陣営が期待するのは維新支持層の取り込みだ。県北部に強固な地盤を持つ維新の国会議員団代表、平沼赳夫衆院議員(岡山3区)は、高井氏の事務所開きに「心からエールを送ります」とメッセージを寄せた。決起大会には維新の石関貴史衆院議員も駆け付けた。
自民の候補は昨秋まで知事を4期務め、知名度抜群の石井正弘氏(67)だ。関係者によると、平沼氏は知事選で石井氏を全面支援したが、昨年の衆院選で石井氏は対立候補の自民の阿部俊子衆院議員を支援。平沼氏が激怒した経緯がある。とはいえ、平沼後援会幹部は「民主の支援を受けている高井氏は応援できない」と断言する。石関氏は旧郵政省の同僚だった関係で、平沼氏の了解を得て応援に入った。
結局、高井氏の選挙戦は民主が支え、「野党共闘」は不透明なまま終盤戦を迎える。
==============
◇香川(改選数1)
三宅伸吾 51 [元]日経記者 自新=[公]
中西利恵 50 建設会社経営 諸新
植松恵美子 45 温浴施設経営 (1)無現
田辺健一 32 党県常任委員 共新
(届け出順)
◇岡山(改選数1)
安原園枝 51 幸福実現党員 諸新
石井正弘 67 [元]知事 自新=[公]
高井崇志 43 [元]衆院議員 無新=[民][社][風]
垣内京美 46 党県女性部長 共新
(届け出順)
2598
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:46:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717k0000e040200000c.html
NHK:女性グループが参院選候補応援 出演番組差し替え
毎日新聞 2013年07月17日 11時27分
女性音楽グループ「E−girls」のメンバー4人が参院選比例代表候補のブログなどに登場して候補者を応援したとして、NHKが、4人が出演するEテレの番組「青山ワンセグ開発」の内容を変更したことが17日、分かった。NHK広報部は「選挙期間中は、出演者について報道機関として政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮した」と話している。
NHKによると、4人が選挙ポスターを持って候補者と並んだ写真が掲載されたことが判明したため、19日午前0時半から放送する予定を別の番組に差し替えた。番組は選挙後の26日に放送する。【土屋渓】
2599
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:47:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717ddlk03010041000c.html
’13参院選・岩手:最終盤戦、全力で 追い込み図る各候補 /岩手
毎日新聞 2013年07月17日 地方版
参院選は21日の投票日に向けて最終盤の戦いに入った。岩手選挙区(改選数1)の各候補は、有権者が多い市町村や浸透の弱い地域を回ったり、党幹部の来県を受けて支持を訴えたりし、最後4日間の追い込みを図る。【金寿英、安藤いく子、浅野孝仁】
無所属現職の平野達男氏(59)は公示後に県内を2巡。15日までの3連休には沿岸の仮設団地100カ所以上で復興への熱意を訴えた。佐々木一栄選対本部長は「残り時間、内陸を中心に政策を訴える」と力を込める。
共産党新人の菊池幸夫氏(54)は今後、有権者が多い盛岡、花巻、北上、奥州、一関の5市を重点に遊説する。長沼洋一選対部長は「選挙カーで回れない場所も党員が政策を訴えている。力を結集して乗り切る」と話す。
党幹部らを連日投入する自民新人の田中真一氏(46)は18日から再度、安倍晋三首相、石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長の支援を受ける。千葉伝県連幹事長は「党本部がここまで力を入れている。何としても勝つ」。
党衆院議員がいる岩手1、3区を重点に票の掘り起こしを狙うのは民主党新人の吉田晴美氏(41)。細野豪志党幹事長の応援を要請しており、軽石義則選対幹事長代行は「残された時間で全てやり尽くす」と話した。
新人の関根敏伸氏(57)を擁立した生活の党の小沢一郎代表は18日、全県10カ所の街頭演説を予定。激戦だった12年前の最終日9カ所を上回るテコ入れ。佐々木順一党県連幹事長は「あらゆる戦術を駆使する」と述べた。
2600
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:54:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130716-OYT8T01567.htm
[参院選]大沼氏、舟山氏 争い互角
読売新聞社は、14日から16日にかけて実施した全国世論調査と取材結果をもとに、参院選山形選挙区(改選定数1)の終盤情勢を探った。自民党の大沼瑞穂氏がみどりの風の舟山康江氏の追い上げを受け、互角の争いを展開している。2割以上の有権者が投票先を明らかにしておらず、予断を許さない状況となった。
大沼氏は自民支持層と公明支持層の7割弱に浸透するが、無党派層の支持が2割弱と伸び悩んでいる。年代別では、70歳以上の4割超を固め、20、30歳代の支持も序盤調査時より目減りしたが依然厚い。職業別では、商工自営の5割以上を固めた。都市規模別では、町村部で支持を広げている。
舟山氏は支援を受ける民主支持層の7割に浸透。みどりの風、社民支持層もほぼ固め、無党派層の4割に食い込んでいる。職業別では、農林水産業の4割、専業主婦の3割を固めた。給与所得者でも大沼氏との差を詰めている。年代別では、50、60歳代の4割近くから支持を受ける。
衆院の選挙区別でみると、序盤調査で大沼氏が圧倒した1区で舟山氏が猛追。2区は大沼氏が舟山氏を上回るが、3区では横一線の激戦となっている。
太田氏は、共産支持層の大半を固めたが、広がりに欠ける。城取氏は苦戦を強いられている。
◇
比例選の投票先では、自民が4割の支持を得て大きくリードする。民主が1割強で続き、以下、公明、維新、みんな、共産、みどり、社民などとなっている。無党派層は、自民、民主がそれぞれ1割強で並び、維新も1割を上回る支持を集めている。
(2013年7月17日 読売新聞)
2601
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:56:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130716-OYT8T01495.htm
[参院選]自民・島村氏リード保つ
. 読売新聞社が14〜16日に行った参院選(21日投開票)の終盤情勢調査によると、神奈川選挙区(改選定数4)では、自民党の島村大氏が依然として優位に戦いを進めている。残り3議席を巡り、みんなの党の松沢成文氏、公明党の佐々木さやか氏、民主党の牧山弘恵氏に加え、共産党の畑野君枝氏、日本維新の会の水戸将史氏が激しく争っている。ただ、有権者の約3割が投票先を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性もある。
島村氏は、自民支持層の6割以上を固め、無党派層からも一定の支持を得ている。党県連は、同選挙区で過去最高の約129万票を獲得した2001年選挙並みの得票を目標に掲げているが、終盤戦での組織の緩みに警戒感を強めている。
前知事で知名度の高い松沢氏は、無党派層の支持で引き続きトップ。年齢層では20歳代からの支持が目立った。みんな支持層の8割以上を固め、同じ第3極の維新の会や衆院議員時代に所属していた民主党の支持層にも食い込んでいる。
佐々木氏は、公明支持層の9割近くを固めた。支持者が重視する政策は「社会保障」「東日本大震災の復興」の割合が高かった。
牧山氏は、民主支持層の6割以上を固めた。年齢層では70歳以上、職業別では「学生」「無職」からの支持が目立ったが、頼みの無党派層への浸透に苦労している。党は幹部や閣僚経験者を投入し、終盤戦でのてこ入れを強化する予定だ。
畑野氏は、共産支持層の9割以上を手堅く固め、政権に批判的な人たちからの支持を松沢、牧山両氏と奪い合っている。党は最重点区の一つとして、追い上げを図り、15年ぶりの議席獲得を実現したい考えだ。
水戸氏は、維新の会支持層の6割以上を固めたが、党への逆風のため、女性票の獲得が引き続き、課題になっている。
みどりの風の露木順一氏、社民党の木村栄子氏は、ともに支持層の大半を固めたが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。無所属の森下正勝氏、幸福実現党の及川幸久氏、維新政党・新風の溝口敏盛氏への支持は一部にとどまっている。
(2013年7月17日 読売新聞)
2602
:
チバQ
:2013/07/17(水) 23:58:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130716-OYT8T01473.htm
参院選終盤情勢 2議席目は接戦
. 7候補が争う参院選京都選挙区(改選定数2)。読売新聞社が14〜16日に行った世論調査と、これまでの取材を基に終盤情勢を探ったところ、自民党現職・西田昌司氏が序盤調査(4、5日)からのリードを維持し、残る1議席を巡って民主党・北神圭朗氏、共産党・倉林明子氏、日本維新の会・山内成介氏の3新人が競り合っている。ただ投票先を明らかにしていない有権者も2割強に上り、情勢はまだ混沌(こんとん)としている。
◆選挙区
西田氏は、安倍内閣の高い支持率を追い風に、幅広い年代、地域から支持を得ている。職業別では、特にサラリーマン、商工自営業者の支持が4割超と厚い。北神氏は、衆院議員時代に地盤とした右京、西京両区などのほか、府南部で浸透。序盤と比べ、公明支持層の一部も取り込みつつある。
倉林氏は、無党派層の取り込みでやや苦戦しているものの、安倍内閣に批判的な層からの支持が7候補で最も高く、女性への浸透でも西田氏に次ぐ。序盤はやや劣勢だった山内氏は、無党派層への支持拡大で着実に追い上げている。年代別では30〜40歳代の支持で北神、倉林両氏を上回った。
みんなの党新人・木下陽子氏は、連日のように党幹部の来援を受けて支持固めを図るが、序盤から大きな伸びが見られず、無党派層の取り込みに活路を探る。諸派の幸福実現党新人・曽我周作氏、諸派新人・新藤伸夫氏も、街頭などでの訴えに力を入れている。
◆政党支持率など
政党支持率は自民党が39%と、序盤調査(40%)からのトップを維持。序盤は7%で3位だった民主党が3ポイントアップの10%として2位に浮上した。以下、共産党8%(序盤8%)、日本維新の会6%(同5%)、公明党4%(同6%)、みんなの党2%(同2%)と続く。「支持政党なし」とした無党派層は21%(同21%)と変化なかった。
安倍内閣の支持率は、序盤と同じ58%。「支持しない」は26%、「答えない」は16%だった。
一方、「投票に必ず行く」とした人は62%と、序盤調査から5ポイントのダウン。参院選への関心も、「大いにある」と答えた人が序盤から3ポイントダウンの34%となり、有権者の間で必ずしも選挙ムードが高まっていないことがうかがえる。
投票するときに最も重視する政策では、序盤調査と同様、「景気や雇用」の33%、「社会保障」の21%、「消費税など税制改革」の15%がトップ3を占めた。
(2013年7月17日 読売新聞)
2603
:
チバQ
:2013/07/18(木) 00:01:19
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130717t11020.htm
参院選宮城 岡崎氏、和田氏激しく競る 愛知氏首位揺るがず
参院選(21日投票)の宮城選挙区(改選数2)で、河北新報社は14〜16の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて終盤情勢を探った。自民党現職の愛知治郎氏(44)=公明推薦=がトップ当選へ盤石の態勢。2議席目をめぐり、民主党現職の岡崎トミ子氏(69)とみんなの党新人の和田政宗氏(38)が激しく競っている。回答者の3割以上が投票先を決めておらず、流動的な要素が残っている。
愛知氏は自民支持層の7割強、公明支持層の5割をまとめた。維新支持層の3割弱、無党派層の2割強も取り込む。
全世代で優位に立つ。商工自営業の7割を引き付けるなど業種を問わず支持が厚い。県内全域で満遍なく浸透しており、県南部や東部では他候補を大きく引き離す。
岡崎氏は民主支持層の7割弱を固め、社民支持層の4割超をまとめた。過去の選挙で強みだった無党派層の支持は伸びず、2割に届いていない。
40、50代と70代以上で愛知氏に次いで浸透。農林漁業や自由業で比較的支持が厚い。仙台市西部や南部、県東部、県北部で愛知氏を追っている。
和田氏はみんな支持層の8割強を固めた。維新や生活両支持層の3割強を引き付けるほか、社民支持層の2割超にも食い込んでいる。
20、30代と60代で愛知氏に次ぐ支持がある。現業職や管理職で支持が厚めだ。仙台市東部や北部、県南部で愛知氏に続いている。2議席目の争いは最終盤までもつれ込みそうだ。
共産党新人の岩渕彩子氏(30)は共産支持層の7割をまとめた。地盤の仙台市で一定程度食い込むが、広がりを欠く。
幸福実現党新人の皀智子氏(41)は苦しい。
2013年07月17日水曜日
2604
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:19:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071822070039-n1.htm
【参院選2013 岩手】
「小沢王国」攻防、党首被災地入りも「被災者置き去り」冷めた声
2013.7.18 22:06 (1/2ページ)[参院選2013]
街頭演説する小沢一郎・生活代表=18日、盛岡市内
参院選投開票まであと3日と迫った18日、自民党総裁の安倍晋三首相(58)と生活の党の小沢一郎代表(71)が岩手県内の被災地に入った。岩手選挙区は小沢氏が長年影響力を誇示してきた「小沢王国」だったが、小沢氏の威光は陰りを見せており、自民は議席奪還に向け、首相自らが乗り込んだ。過去最多の6人が1議席を争う混戦模様で選挙戦は過熱する一方だが、復興を一票に託す有権者からは「被災地が置き去りにされている」と冷めた声も漏れていた。
東日本大震災で津波被害を受けた岩手県沿岸部の宮古市。未明から降り出した雨の中、小沢氏は午前8時すぎからJR宮古駅前に立ち、支持を訴えた。だが、小沢氏の口から「復興」の具体策が語られることはなく、小沢氏を長年支持してきた酒店店主、三上正一さん(64)は「復興について話しても票にならないのかな」とつぶやいた。
被災地では集団移転に伴う用地買収など課題が山積している。市内の仮設住宅で暮らす会社員、鈴木長星(ちょうせい)さん(59)は「政治の力で復興を優先してもらいたいが、希望する高台移転もなかなか進まない」と嘆く。別の仮設住宅に住む漁師の畠山俊雄さん(59)は「政治家は本当に私たちのことを考えているのだろうか」と話した。
生活は新人、関根敏伸氏(57)を擁立したが、「選挙の小沢」と言われた“神通力”も今は昔だ。小沢氏の地元入りは公示後2回目だが、厳しい戦いを強いられている。
昨年の衆院選に小沢氏が所属していた日本未来の党から岩手で出馬した4候補のうち、選挙区で当選したのは小沢氏本人のみだった。古巣の民主党からは新人の吉田晴美氏(41)が出馬。小沢氏とたもとを分かった現職の平野達男氏(59)は民主を離れ、無所属で3選に挑む。かつて小沢氏の下で結束していた勢力が3つに分裂した形だ。こうした構図に「支持者が分散する」(吉田氏陣営幹部)との危機感も強い。
これに対し、新人の田中真一氏(46)を擁立した自民党は「今までは『参加することに意義がある』だったが、小沢票が3つに割れた今回は違う」(田中氏陣営関係者)と鼻息も荒い。平成7年に推薦候補が敗れて以来6連敗中だが、安倍政権の高い支持率を追い風に「王国」の牙城を一気に切り崩す構えだ。
午後1時40分すぎ、仮設店舗で営業している大船渡市の「おおふなと夢商店街」に安倍首相が姿を現し、被災者らと握手を交わした。ただ、鮮魚店を営む上野英明さん(62)は「政党の争いが目立ち、被災地が置き去りにされている印象がある」と選挙戦にいらだちを隠せない。
岩手県内では、公営住宅や民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」を含め6月末現在で、3万6806人が今も仮設住宅で不自由な生活を送っている。同市内の会社員、藤野幸枝さん(53)は「いつまで仮設の状態が続くのか。被災地の景気を立て直してくれる人に一票を投じたい」と話した。
2605
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:20:12
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130718/waf13071817450034-n1.htm
【参院選2013 兵庫】
「最後のイス」争奪へ熾烈 2人区で維新VS民主
2013.7.18 17:45 (1/3ページ)[参院選2013]
参院選 各党の予測議席数
世論調査などで与党の優勢が伝えられるなか、野党各党は選挙戦の最終盤、複数区の選挙区に力点を置く。長年にわたり、自民、民主の両党が議席を分け合ってきた兵庫、福岡の両選挙区でも「最後の1議席」を狙った激しい争いが繰り広げられている。
維新“本丸”の隣り…兵庫
兵庫選挙区(改選数2)は自民、民主が過去4回にわたり議席を分け合ってきたが、維新新人の清水貴之氏(39)は「政権交代で失敗した政党と、日本を借金まみれにしてきた政党が議席をとり続けている」と対抗心むき出しだ。
清水氏は神戸、阪神間の無党派層を中心に支持を伸ばし、民主現職の辻泰弘氏(57)と激しくせりあう。維新は本部を置く大阪の隣県とあって、何としても選挙区での議席が欲しいところ。18日には共同代表の橋下徹大阪市長が2度目、幹事長の松井一郎大阪府知事が3度目の兵庫入りで追い込みをかける。
これに対し、3期目を目指す辻氏は支持母体の連合や県医師会などの組織を生かした票固めを進めるが、陣営は「思うように無党派層への支持が広がらない」と気をもむ。陣営関係者は「街頭演説の移動中に候補が有権者に直接電話をかけている。それだけ厳しい選挙戦だ」と打ち明ける。
一方、もう一人の現職、自民の鴻池祥肇氏(72)の陣営は追い風ムード。「野党が浮動票を食い合いしている状況だ」(自民県連幹部)と自信を深めている。
このほか、兵庫選挙区では幸福の湊侑子氏(30)、諸派の松本なみほ氏(39)、みんなの下村英里子氏(30)、共産の金田峰生氏(47)の新人4人も支持拡大を目指している。
共産が猛追…福岡
福岡選挙区(改選数2)も過去4回にわたり、自民と民主が議席を分け合ってきた。今回は自民現職、松山政司氏(54)に、5新人が挑む構図だ。民主陣営の関係者は「逆風もあったが、維新とみんなの選挙協力が解消され第三極の票が割れる。当初は、2議席目には滑り込めるという楽観論もあった」と打ち明ける。
民主は現職がいるにもかかわらず、あえて公募で新人を選んで選挙戦に臨んだが現実はシビアだ。
「横一線で本当に厳しい。このままだと、共産党に議席をとられてしまう」。民主新人の野田国義氏(55)の個人演説会で訴える選対本部長の大久保勉参院議員の声は悲壮感すら漂っていた。
一方、東京都議選で議席を倍増させた共産は勢いに乗る。共産新人の真島省三氏(50)の陣営は「自共対決」を猛烈にアピールして、反自民票の取り込みを狙う。11日には志位和夫委員長、市田忠義書記局長ら最高幹部を次々と福岡入りさせる力の入れようだ。
追撃をかわそうと、民主は海江田万里代表が2度にわたり福岡入り。15日には、みやま市の公民館で開かれた演説会に駆けつけ、政権批判を展開。「安倍さんは『アベノミクス』という笛を吹いて、危ない行き先に国民を連れて行っている」と絶叫した。
維新新人、吉田俊之氏(57)の陣営も、党本部に橋下徹共同代表の応援を要請したが実現は難しそう。陣営は「九州まで手が回らないのではないか」とあきらめ顔だ。このほか、みんな新人、古賀輝生氏(49)も存在感を示そうと躍起。幸福新人の吉冨和枝氏(54)も支持を呼びかけている。
2606
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:22:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071817330035-n1.htm
議席死守へ相次ぎ、大物投入
2013.7.18 17:32 [参院選2013]
過去4回にわたり、自民と民主が議席を分け合ってきた福岡選挙区(改選数2)。自民現職、松山政司氏(54)に、5新人が挑む構図だ。民主陣営の関係者は「逆風もあったが、維新とみんなの選挙協力が解消され第三極の票が割れる。当初は2議席目には滑り込めるという楽観論もあった」と打ち明ける。
民主は現職がいるにもかかわらず、あえて公募で新人を選んで選挙戦に臨んだが現実はシビアだ。
「横一線で本当に厳しい。このままだと、共産党に議席をとられてしまう」。民主新人の野田国義氏(55)の個人演説会で訴える選対本部長の大久保勉参院議員の声は悲壮感すら漂っていた。
一方、東京都議選で議席を倍増させた共産は勢いに乗る。共産新人の真島省三氏(50)の陣営は「自共対決」を猛烈にアピールして、反自民票の取り込みを狙う。11日には志位和夫委員長、市田忠義書記局長ら最高幹部を次々と福岡入りさせる力の入れようだ。
追撃をかわそうと、民主は海江田万里代表が2度にわたり福岡入り。15日には、みやま市の公民館で開かれた演説会に駆けつけ、政権批判を展開。「安倍さんは『アベノミクス』という笛を吹いて、危ない行き先に国民を連れて行っている」と絶叫した。
維新新人、吉田俊之氏(57)の陣営も、党本部に橋下徹共同代表の応援を要請したが実現は難しそう。陣営は「九州まで手が回らないのではないか」とあきらめ顔だ。このほか、みんな新人、古賀輝生氏(49)も存在感を示そうと躍起。幸福新人の吉冨和枝氏(54)も支持を呼びかけている。
2607
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:26:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130717/elc13071711070027-n1.htm
【参院選】
終盤情勢 北海道・東北 岩手 平野氏、田中氏競る
2013.7.17 11:02 (1/4ページ)[参院選2013]
≪北海道≫
自民伊達が経済団体に加えて、一部の農業団体からも支持を取り付けて大きくリードしている。伊達の後を追うのが民主小川。小川は党の退潮傾向が続くなか、組織の引き締めを図り、支持層を固めた。“民主王国”といわれた北海道での議席死守を目指す。
現職2人を大地浅野、共産森、みんな安住が追う展開。浅野は道内をくまなく回るも出遅れが響いている。反原発、反TPPを訴える森は一定の浸透はみられるが厳しい戦い。安住も浮動票を中心に支持拡大を目指すが、現職2人との差はなかなか縮まらない。
≪青森≫
強固な組織戦を展開している自民滝沢が大きくリードしている。「自民回帰」が鮮明となっている企業・団体のほか、農業団体の一部にも食い込むなど盤石の態勢を構築。“楽観ムード”も流れるなか、陣営の引き締めを図っている。
議席死守を目指す生活平山、みんな波多野、無所属工藤はそれぞれ非自民の受け皿を強調しているが、支持が分散し、広がりを欠いている。
≪岩手≫
前復興相の実績を強調する無所属平野と、政権による復興の加速化を主張する自民田中が激しく競り合う。知名度が高い平野に対して、田中は党幹部が相次いで選挙区入りし、支持拡大を図る。
生活関根は小沢一郎代表らの支援を受けて懸命に追い上げる。民主吉田は、県議が離反して平野支援に回るなど伸び悩む。共産菊池は苦しい戦い。幸福高橋は支持の広がりに欠ける。
≪宮城≫
自民愛知は自民支持層に加えて、幅広い層から支持を得て安定している。着実に地盤を固め、公明の支援も受けて初のトップ当選を目指す。
残る1議席を民主岡崎とみんな和田が争うが、知名度に勝る岡崎が先行している。岡崎は擁立を見送った社民支持層のほか、女性を中心に幅広い年代の支持を集めている。
和田は街頭演説中心の戦術で、若い年代や選挙協力を解消した維新の支持層にも浸透。無党派層への支持がどこまで広がるか。共産岩渕は支持の拡大に懸命になっている。
2608
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:27:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130717/elc13071711150028-n1.htm
【参院選】
終盤情勢・関東 東京、自民2議席射程 無所属の山本と民主の鈴木寛が激しい争い
2013.7.17 11:08 (1/7ページ)[関東]
≪東京≫
5議席を20人が争う激戦区。自民、公明、共産の4人が優位に立ち、東京都議選の勢いが続いている。
自民は元アナウンサーで知名度の高い丸川が無党派層にも浸透して優位に。比例から転身した武見も医師会など支援団体を軸に幅広い世代の支持を固め、27年ぶりに2議席獲得が射程に入った。公明の山口も組織をまとめ盤石な態勢。
6月の都議選で非自民の受け皿となり躍進した共産も勢いを維持。30歳と若い吉良は、若者の雇用問題などを訴え、政権への批判票も取り込み、無党派層にも支持を広げている。
先行する4人を激しく追うのが、無所属の山本と民主の鈴木寛。俳優の山本は反原発を訴え支持を広げる。鈴木は民主候補一本化により民主支持層の大半を固めた。維新の小倉、みんなの桐島は知名度を生かし切れず、民主公認を取り消された無所属大河原も支持が広がらない。ただ、投票先を決めていない有権者が5割を超えており、その動向も情勢を左右しそうだ。
≪茨城≫
自民新人の上月が大きくリードし、現新5人が追う構図は変わらない。民主現職の藤田は、議席を死守すべく支持団体の連合茨城の組織票固めに懸命。第三極の台頭に危機感を募らせ、党幹部や閣僚経験者が続々応援に駆け付けている。みんな新人の石原は、若者を中心とした浮動票を取り込み猛追する。衆院選で比例代表の得票が自民に次いだ維新の新人石井は、「茨城都民」が多い県南地域を中心に攻勢を強める。共産小林と幸福中村の新人2人は支持層を固めるが、広がりに欠ける。
≪栃木≫
自民新人の高橋が、県内くまなく張り巡らせた後援会と業界団体の組織力で着実に支持を広げ、他の4人をリードしている。自民支持層の8割程度を固め、公明支持層の半数以上に浸透している。3選を目指す民主谷は逆風が厳しく、地盤の宇都宮でも優位に立てていない。みんな沖は、落下傘ながら若さをアピール。ただ、渡辺喜美代表のおひざ元にもかかわらず無党派層への浸透が鈍い。
≪群馬≫
4選を目指す自民山本の圧倒的優位は変わらないまま。強固な組織力を生かした戦いは盤石で、自民支持層の9割を固めたほか、無党派層の半数程度を取り込んだ。
民主新人の加賀谷は3児の母として母親世代や若年層への浸透を図るが、固めたのは民主支持層の6割程度で、無党派層でも山本に水をあけられている。共産新人の店橋は固定支持層以外への食い込みを狙う。
2609
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:27:21
≪埼玉≫
自民古川が他候補を大きく引き離している。残る2議席を公明矢倉、みんな行田、民主山根、共産伊藤の4人が争っているが、矢倉と行田がやや優勢。
古川は県内をくまなく回り自民支持層の大半を固め、無党派層にも広く浸透している。矢倉は公明支持層をほぼまとめ、自民衆院議員らが積極的に街頭で自公の協力関係をアピールし、知名度を上げてきた。
みんな支持層の7割を固めた行田は無党派層にも支持を広げている。逆風が続く山根は、連合など従来の支援団体固めに奔走。政権への批判票の受け皿としての存在感が高まる共産は、伊藤が3議席目への食い込みを狙う。社民川上、幸福谷井、諸派宮永は苦しい戦い。
千葉、自民2人目は横一線 神奈川民主苦戦
≪千葉≫
再選を目指し、今年初めから本格的な選挙準備に取りかかった自民石井が、業界団体などを盤石に固めて独走。6年前にトップ当選を果たした民主長浜は野田佳彦前首相や連合に加え、社民の支援を得て逃げ切りを図る。
3議席目をめぐっては、いずれも新人の自民豊田、みんな寺田、共産寺尾が三つどもえの争い。公明の支援を受ける豊田が元八千代市長の実績などをアピールして先行しているが、知名度不足が弱点。寺田は民主や維新の支持層への浸透を図り、寺尾は無党派層への支持の拡大を目指す。
県議経験のある維新花崎、生活太田は全県での支持が広がっていない。幸福松島と諸派渡辺は苦戦を強いられている。
≪神奈川≫
改選数が1増えて4となったが、各党とも複数擁立を避けた。こうした中、大きくリードしているのが自民新人の島村。地方議員や団体による組織戦も展開し、県内全域で浸透している。
元知事で高い知名度を誇るみんな新人の松沢と公明新人の佐々木も安定した戦いを見せる。松沢は県内をくまなく回り、無党派層への浸透を図る。佐々木は、引退する松あきら副代表の後継として公明支持層を手堅くまとめた。
返り咲きを狙う共産元職の畑野と、議席死守を目指す民主現職の牧山が残る1議席をめぐり激しく競り合う。畑野は支持層を固め、無党派層の獲得にも注力。牧山は連合神奈川の支援などで支持拡大を図るが、無党派層で後れを取っている。
維新現職の水戸は広がりがみられず、みどり新人の露木、社民新人の木村らは厳しい戦い。(敬称略)
2610
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:27:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130717/elc13071711200029-n1.htm
終盤情勢 北陸・甲信越 石川 一川元防衛相伸び悩み
2013.7.17 11:18 (1/3ページ)[参院選2013]
≪新潟≫
自民塚田は公明のほか、JAや県医師会など多くの推薦も得て、先行する。「優勢と伝えられ、組織の動きが鈍い」と陣営からぼやきも。
塚田を追う民主風間には連日、党幹部が応援に入る。連合新潟の支援も受け、地盤の上越だけでなく、中下越での浸透に躍起だ。生活森は組織のない分を高い知名度でカバー。「選挙上手」の評判もあり、女性票も集める。
維新米山は「逆風は底を打った」(同陣営)が伸び悩む。共産西沢、社民渡辺は支持が広がらない。幸福生越、無所属安久は独自の戦い。
≪富山≫
氷見市長を4期務めた自民堂故が支持層を着実に固め、公明の支援を受けるなどして優位に戦いを進めている。業界団体などの組織力も生かし、地盤の県西部以外でも支持を広げており、他候補を圧倒する勢い。共産高橋は、民主が候補擁立を断念したことを受け、政権批判票の受け皿となることを目指しているが、無党派層への浸透が課題。幸福吉田、無所属西江も支持拡大を図っている。
≪石川≫
自民山田を民主一川が追う展開。山田は自民支持層の大半を固めたほか、公明の推薦も得て安定した戦いぶり。農業団体などの支援も得ており、無党派層にも幅広く浸透している。
一川は防衛相などを務めた実績と知名度をもとに、安倍政権への批判票などの取り込みに全力を挙げている。共産亀田は反自民の受け皿として、無党派層の支持拡大を図る。幸福宮元らも地道な活動を続けている。
≪福井≫
自民滝波が厚い保守地盤をもとに、序盤からのリードを守っている。当初は知名度不足が懸念されたが、約500の団体から推薦などを得て、自民や維新などの支持層に浸透。公明支持層もほぼ固めた。
民主藤野は中小企業支援などを訴え浸透を図るが、支持は限定的で、広がりはみられない。共産山田は、脱原発などで無党派層の取り込みを狙う。幸福白川も支持拡大を図る。
≪山梨≫
自民の新人森屋が先行し、みんなの現職米長と無所属の新人坂口が追う展開。森屋は県内各地の支援組織を引き締め、自民支持層の7割を固めた。
米長はみんな支持層の多数に浸透。維新や離党した民主の支持層への食い込みを図る。民主が推薦にとどめた坂口は、輿石東参院議員会長が全力支援するが、無党派層への浸透が伸び悩んでいる。共産遠藤は支持拡大に全力。
≪長野≫
自民、民主の現職が他を大きくリードしている。6年前は民主羽田に20万票以上引き離された自民吉田だが、今回は政権への追い風に乗り保守層や業界団体などを固めて逆転、トップに立つ。羽田は後援会や連合など組織票に加え、女性や高齢者に支持を訴え追い上げに懸命だが、党の支持率低迷が重くのしかかる。
これに共産唐沢とみんな角が横一線で続く。出馬表明が遅れた角は無党派層への食い込みを図る。無所属神津と幸福味岡は支援者を中心に運動しているが、支持に広がりはない。(敬称略)
2611
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:28:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071810410030-n1.htm
終盤情勢・東海 静岡・愛知 複数区、自・民“指定席”
2013.7.18 10:38 (1/3ページ)[《参院選2013》攻防ライン]
≪岐阜≫
自民大野が着実に足場を固めて優勢。大野は、農協や医師会など業界団体からの推薦も取り付けて着々と支持を固めている。出馬表明が遅れた民主吉田は知名度アップに懸命。共産鈴木は党支持層を固めるが、ほかへの広がりが弱い。幸福加納は地道な活動。
≪静岡≫
自民牧野、民主榛葉の現職2人の優勢は終盤に入っても変わらない。牧野は党幹部らの応援を得て自民支持層の大半を固めたほか、推薦を受けた公明支持層や無党派層にも浸透している。榛葉は党への逆風の中、ネットに頼らない地道な街頭演説を全域に展開。アベノミクス批判や民主政権時代の年金改革などの実績を強調し民主支持層の7割を固めた。維新望月、みんな鈴木は出馬表明が遅かったことなどから知名度が上がらない。共産森、幸福中野は厳しい戦い。
≪愛知≫
自民酒井と民主大塚が着実に支持を固めて先行。残る1議席をめぐって激しい競り合いとなっている。酒井は、農協や商工会などの各種団体をくまなく回り全域に浸透、トップ当選をうかがう。連合愛知の全面支援を受ける大塚も民主支持層をほぼ固めて安定、大票田の名古屋市などで票の上積みを目指す。
みんな薬師寺は渡辺喜美代表の応援を得るなどして無党派層への浸透を図る。共産本村は都議選で議席を伸ばした党の勢いを基に、原発ゼロや改憲反対を訴え、選挙区での議席獲得を目指す。維新も、橋下徹共同代表らが名古屋入りして近藤を支援している。みどり平山、諸派宇田、社民伊藤は知名度アップに懸命だ。
≪三重≫
自民吉川が民主高橋をややリードしている。吉川は子育てなど女性視点の政策を訴え、政権への追い風を得て全域で支持を拡大している。4選を目指す高橋は、岡田克也前副総理の支援を得て組織を引き締めるが、危機感が強い。共産中川らは支持拡大を狙う。(敬称略)
2612
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:30:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071810490031-n1.htm
【参院選】
終盤情勢 近畿 大阪、自・維・公追う共・民
2013.7.18 10:45 (1/4ページ)[《参院選2013》攻防ライン]
≪滋賀≫
安倍政権の高い支持率を背景にリードする自民二之湯を、民主徳永が追う。二之湯は知名度不足が課題だったが、連日の街頭演説などで、無党派層にも浸透。徳永は支援組織の引き締めに力を入れ、巻き返しを図る。嘉田由紀子知事は動きをみせず、期待する「嘉田票」の取り込みは見込めていない。
共産坪田は党以外での支持は広がっていない。幸福荒川は独自の戦いを続ける。
京都・兵庫、民主は当落線上
≪京都≫
自民西田が盤石の戦いぶり。残る1議席をめぐって、共産倉林、民主北神らが激しく競り合っている。再選を目指す西田は、自民支持層を固めたうえで、推薦を受けた公明支持層や無党派層にも浸透。千を超える団体の推薦も得て、票の上積みを狙う。
倉林は共産支持層を固めたうえで、「自共対決」をアピールし、平成10年以来の議席獲得を目指す。北神は府選出国会議員らの応援を得て支持拡大を図る。維新山内は無党派層への支持拡大を図る。出馬表明が遅れたみんな木下は知名度アップが課題だ。
≪大阪≫
安倍政権への高い支持率を追い風にした自民柳本が安定した戦いぶり。これに維新東、公明杉が続く。残り1議席をめぐって共産辰巳と民主梅村がデッドヒートを繰り広げ、みんな安座間が懸命に追いかける。
柳本は、地元の府議や市議らの支援を得てすでに自民支持層の大半を固めた。無党派層への浸透も図り、トップ当選を目指す。
東は、地方議員を動員して維新支持層を固めたうえで、無党派層の取り込みを図っている。杉は、組織票を手堅くまとめており、浮動票も取り込む作戦だ。
都議選での躍進で勢いに乗る辰巳は「自共対決」を掲げ、党支持層のほか無党派層にも浸透。梅村は現職として医療改革など、これまでの実績を訴えるが、予想以上の逆風にあえぐ。安座間は積極的に街頭演説をこなしているが、支持は広がっていない。大地吉羽ら新人5人は苦戦している。
≪兵庫≫
自民鴻池が抜け出し、優勢を保っている。2位争いが焦点になりそうで、維新清水と民主辻らが激しく競り合う。
鴻池は、個人票とともに、自民支持層を手堅くまとめ、無党派層にも浸透している。清水は元アナウンサーの知名度を武器に、都市部を中心に支持を拡大。辻は連合兵庫や県医師会などの組織固めを徹底して追い上げている。
共産金田は政権批判票の取り込みを目指す。出馬表明が公示直前だったみんな下村は無党派層への浸透を図る。幸福湊と諸派松本も支持拡大を狙う。
≪奈良≫
自民堀井は公示後、安倍晋三首相が来援するなど、党幹部や閣僚らの応援を得て、知名度アップに全力を挙げる。自民支持層を固めたほか、公明の推薦も受けて優位に立っている。
出馬表明が公示直前となった民主大西は、連合奈良などの支援を得て出遅れの挽回に懸命。維新支持層の取り込みも図る。共産谷川は反自民票の受け皿を目指す。幸福田中は知名度不足で苦しい展開。
和歌山、世耕氏盤石
≪和歌山≫
4選を目指す自民世耕が自民、公明支持層をほぼ固めて大幅にリードしている。850を超える業界団体などの推薦も得て、県連や首長らも強力に支援。候補を擁立できなかった民主や維新の支持層も取り込み、安定した戦いぶりをみせている。共産原は党支持層をほぼ固め、反自民票の上積みを狙うとともに、無党派層への支持拡大を図る。幸福久保は国防強化などを訴えている。(敬称略)
2613
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:31:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071810580032-n1.htm
終盤情勢 中国・四国 鳥取・徳島、民主議席ピンチ
2013.7.18 10:55 (1/3ページ)[《参院選2013》攻防ライン]
≪鳥取≫
自民舞立を、民主川上が追いかける。舞立は県全域で支持を拡大、課題の知名度も高まっている。川上は個人を前面に出しての戦いだが、無党派層の取り込みに苦戦している。共産岩永、幸福吉岡は地道に政策を訴えている。
≪島根≫
自民島田が優位に戦いを展開。自民支持層を手堅く固めたうえで、無党派層にも浸透している。みどり亀井は、連合が自主投票とした影響もあり、民主支持層を固めきれていない。共産向瀬、幸福池田は支持拡大を図る。
≪岡山≫
元知事の自民石井が優勢。県全域で保守票を固めたうえ、浮動票の上積みも図っている。野党共闘を訴えて民主を離党した無所属高井は、民主が公認候補並みに支援するが、支持層をまとめ切れていない。共産垣内、幸福安原は伸び悩んでいる。
≪広島≫
改選数2のうち自民溝手が優勢で、残る1議席を民主森本、生活佐藤、維新灰岡が激しく争う。溝手は自身の後援会をはじめ、党所属の国会議員や県議、市議らの後援会、業界団体などの支援を得たうえで、公明支持層も固めて盤石の態勢。森本は連合広島の支援を得るが、傘下労組の票固めに懸命。みどりの亀井静香元郵政改革担当相の支援を受ける佐藤は、地盤の県東部のほか、大票田の広島市など西部での支持拡大を図る。灰岡は無党派層や女性への浸透を図るが、党の支持率低迷の影響が懸念される。
≪山口≫
4選を目指す自民林が万全の態勢だ。閣僚として全国を遊説するため、選挙区入りの機会がほとんどないが、後援会組織がフル稼働、無党派層や民主支持層にも浸透している。共産藤井は政権批判を展開するも伸び悩み。幸福河井は地道な訴えを続けている。
≪徳島≫
自民三木が幅広い層で支持を集めて優位に立つ。自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも着実に浸透している。民主中谷は民主支持層の大半をまとめたが、無党派層での支持の広がりがみられず、巻き返しに躍起。共産上村、幸福小松は厳しい戦い。
≪香川≫
自民三宅がリードしている。党の支持基盤などを軸に着実に組織票を固め、推薦を受ける公明支持層にも浸透する。民主を離党し、無所属で出馬した植松は、無党派層の取り込みに全力を挙げる。
共産田辺は党勢拡大を目指して奮闘中。
≪愛媛≫
自民井原が圧倒的な戦いぶり。県内の首長や各種団体の応援を得て、全域で浸透。公明支持層も着実に固めている。みんな藤岡は、民主や維新支持層の取り込みを目指すが浸透しきれていない。共産植木は党勢拡大を図るほか、幸福森田らも支持を訴えている。
≪高知≫
自民高野は多くの業界団体の推薦を得たうえ、無党派層など幅広い層から支持を集め抜け出している。民主武内は追い上げに懸命だが、労組票などを固めきれていない。共産浜川は、女性や若者の支持拡大を図る。幸福橋詰は地道に政策を訴えている。(敬称略)
2614
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:31:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071811020033-n1.htm
終盤情勢 九州・沖縄 沖縄、糸数氏を安里氏猛追
2013.7.18 10:59 (1/4ページ)[《参院選2013》攻防ライン]
≪福岡≫
過去4回、自民と民主が議席を分け合ってきたが、今回は自民松山が大きくリード。残り1議席をめぐり民主野田、維新吉田、共産真島、みんな古賀らが激戦を展開。2位争いでは労組票を固めつつある野田が優勢で、党幹部も連日、応援演説に入るなど全力を挙げている。一方、吉田と、真島は党支持層を固めたうえで、他党支持層の取り込みを図る。古賀は無党派層に期待を寄せるが、支持が広がっていない。幸福吉冨は教育再建などをアピールして、支持拡大を図っている。
≪佐賀≫
自民山下は、TPPをめぐって反発を強めた農業団体とも関係を修復するなど、各種団体の組織票を固めて大きく先行。民主青木は、党支持層の票固めに懸命。共産上村は政権批判票の取り込みを目指す。幸福中島は消費税増税中止などを訴えている。
≪長崎≫
自民古賀が組織をフル稼働させて党支持層を固めたほか、無党派層にも浸透してリードしている。民主大久保は政権与党時代の実績をアピール、党幹部の応援も得て挽回を目指すが無党派層の支持が薄い。共産原口は伸び悩み、幸福山田は地道に支持を訴える。
≪熊本≫
自民馬場が、民主松野を圧倒する勢い。市議、県議を務めた馬場は、地盤の熊本市だけでなく郡部でも幅広い支持を集めている。松野は、連合熊本の票固めを徹底するとともに、無党派層への浸透を図る。共産山本は伸び悩み。幸福守田は独自の訴えを続けている。
≪大分≫
自民礒崎が自公支持層を固め抜け出している。無所属後藤は社民支持層を固めきれず、民主や連合大分の一部からも支援を得ているものの厳しい戦い。みんな浦野は出遅れが響いているほか、共産山下は脱原発などを訴えるものの伸び悩んでいる。
≪宮崎≫
自民長峯は景気回復への期待感を背景に自民、公明に加え、維新支持層や無党派層にも浸透し、優位に立っている。民主道休は「反TPP」や「護憲」を訴えるが、支持が広がっていない。共産来住は政権批判票の取り込みを図る。幸福河野は勢いがみられない。
≪鹿児島≫
自民尾辻が幅広い支持を得て盤石の態勢。公明支持層にも浸透している。民主皆吉は巻き返しを図るが、無党派層の支持獲得が厳しい。維新岩重は、頼みの若年層や女性の支持が伸び悩んでいる。共産野口は憲法改正反対などを訴える。幸福松沢は地道な戦い。
≪沖縄≫
3選を目指す沖縄社会大衆党委員長の糸数を、自民新人の安里が追う展開。糸数は推薦を受けた生活、共産、社民支持層をほぼ固めた。
安里は公明支持層は固めたが、自民支持層をまとめきれていない。安倍晋三首相が現地入りするなどてこ入れを図る。(敬称略)
2615
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:32:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071802420011-n1.htm
【参院選2013 佐賀】
「いい人っぽさ」全開 谷垣法相、佐賀で訴え
2013.7.18 02:26 [参院選2013]
前自民党総裁の谷垣禎一法相が17日、佐賀県鳥栖市で開かれた参院佐賀選挙区(改選1)の自民新人、山下雄平氏(33)の決起集会に駆けつけた。総裁時代は「影が薄い」と言われ続けたが、「いい人っぽさ」を全開させて聴衆約500人をひきつけた。
谷垣氏は2年前に愛妻の佳子氏を亡くしたばかり。開口一番に「家内は鳥栖の出なんです。ここに立つと家内の思い出が浮かんできます」と語ると会場はしんみり。
首相の座を目前に総裁を降りたことに無念さをにじませることもなく「安倍晋三首相は6年前とは見違えるように成長しました。安倍政権には日本を安定させるだけの実力がある。参院選の一番の争点は安定した政治を作るか否かなんです!」と訴えた。
2616
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:35:20
http://www.asahi.com/politics/update/0718/TKY201307170778.html
与党、過半数は確実 参院選、朝日新聞終盤情勢調査
与党で過半数は…
各党獲得議席の推計(改選数121)
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21日投開票の参院選の終盤情勢について朝日新聞社は16、17日、電話による全国調査を実施、取材による情報も合わせて分析した。それによると、(1)自民党は序盤の勢いを維持、改選34議席を倍増させ、堅調な公明党と合わせ、与党として参院全体の過半数(122)を占めるのは確実(2)民主党は大都市部の候補も当落線上におり、結党以来最低の20議席割れもありうる(3)日本維新の会、みんなの党は一時の勢いは見られない(4)共産党は選挙区で議席を獲得する可能性が強まってきた――などがわかった。
自民、若壮年層にも浸透参院選特集ページはこちら
■民主、20議席割れも
投票態度を明らかにしない人は選挙区で5割、比例区で4割にのぼった。前回2010年の参院選の終盤調査と比べてそれぞれ1割近く多くなっており、投票日に向けて情勢が変わる可能性もある。
自民の非改選議席は50で、公明は9。与党は今回、合わせて63議席を獲得すれば、参院全体で過半数を占め、衆参の「ねじれ国会」は解消される。自民は72議席を得れば、単独過半数を達成する。
31ある1人区では、自民は岩手と沖縄でリードを許し、山形で競り合っている以外は、ほとんどが優勢。2人区以上では全員当選の可能性もある。比例区も好調を維持。小泉ブームの01年に獲得した20議席を上回る勢いだ。選挙区、比例区を合わせると自民だけで70議席に迫っており、与党で過半数を確保しそうだが、自民単独過半数は微妙だ。
公明は選挙区に立てた4人全員が当選圏をうかがう。比例区と合わせて改選10議席は確保しそうだ。
民主は改選44議席から半減し、1998年の結党以来最低の01年の26議席を下回りそうだ。10ある2人区のうち新潟や広島では序盤より持ち直したが、愛知を除く埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪の3〜5人区では接戦を強いられている。埼玉、東京、神奈川で議席を失うようなことがあれば、結党以来初めてになる。
維新は大阪で優位なほか、兵庫でも競り合う。しかし、比例区では4議席程度で、昨年の衆院選の時に比べると、伸び悩んでいる。みんなは神奈川で議席獲得が有望。接戦を繰り広げている埼玉、愛知などで上積みをめざすものの、比例区は7議席を獲得した10年ほどの勢いは見られず、4議席程度になりそうだ。
共産は東京、大阪など都市部の5選挙区で議席を競り合っており、複数の選挙区で議席を獲得する可能性も出てきた。比例区と合わせ、改選3議席を倍増させる見通しだ。
生活の党と社民党は比例区での議席獲得が視野に入る。みどりの風は山形で1議席を得られるかどうか。
◇
〈調査方法〉 16、17の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47選挙区と比例区の情勢を調査した。作成した番号のうち、世帯用と判明した番号は全国で7万9637件、有効回答は4万6406人。回答率は58%。
2617
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:39:59
http://news.livedoor.com/article/detail/7870260/
「ネット選挙功労者」の鈴木寛氏に風吹かず? 東京で苦戦続く民主
ZAKZAK(夕刊フジ)2013年07月18日17時12分
. 【激闘 参院選】7・21参院選は終盤戦に突入し、報道各社による情勢調査で自民党の圧勝ムードが漂っている。激戦区が集まる関東でも自民党の優勢は変わらないが、複数区の下位争いでは変化も生じてきた。民主党は序盤の劣勢をはね返せるのか。日本維新の会やみんなの党など第3極は躍進できるのか。選挙プランナーの三浦博史氏が最新情勢を分析した。
三浦氏によると、関東で異変が起きているのは埼玉(改選数3)、東京(同5)の2選挙区だ。
埼玉で、自民党の古川俊治氏と公明党の矢倉克夫氏が当選圏内に入っているのは序盤戦と同じだが、注目は3位争い。「民主党の山根隆治氏がリードしていたが、みんなの党の行田邦子氏が追いつき、追い越しつつある」と三浦氏は見る。
枝野幸男元官房長官の地元で、埼玉は「民主党の地盤」といわれてきた。ここで民主党が苦戦する背景について、三浦氏は「3年3カ月の失政で、コアな民主党支持層が棄権してしまう可能性が高い」と指摘する。
民主党の苦戦は東京でも同様だ。民主党は公示直前に東京の公認候補を鈴木寛氏に絞ったが、3位以下の争いで優位に戦いを進めるのは武見敬三氏(自民)、吉良佳子氏(共産)、山本太郎氏(無所属)の3氏。鈴木氏は3人の後塵を拝しているという。
鈴木氏は今回の参院選でネット選挙を解禁させた功労者の1人とされ、楽天の三木谷浩史会長兼社長率いる「新経済連盟」が推薦した候補8人の1人。ネット選挙の風は鈴木氏に吹かなかったのか。
「三木谷氏は街頭でもネット上でも鈴木氏を応援しているが、ネットで動く票は思ったより少ない。日本ではまだネット選挙が定着していない」
「完全解説インターネット選挙」の著者でもある三浦氏はこう語り、「他の候補者も、自身のブログなどで応援してくれる有名人を紹介しているが、その有名人が好きな層は有名人自身のブログで応援しない限り影響は小さい」という。
このほか、改選数1の栃木、群馬両選挙区では、いずれも自民党候補が序盤戦からの優位を保ったまま。茨城(改選数2)では、維新、みんな両党の選挙協力が不調に終わった結果、民主党の藤田幸久氏が2位に滑り込みそうな情勢だ。
千葉、神奈川両選挙区でも、民主候補が残り1枠争いを優位に展開しており、「京浜工業地帯を抱える地区では、労働組合の票が依然として根強い」(三浦氏)という。
2618
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:43:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130718ddlk35010376000c.html
2013参院選やまぐち:選挙区候補なき民主の今 県連、広島選挙区へ電話作戦 存在感低下に連合は危機感 /山口
毎日新聞 2013年07月18日 地方版
候補擁立断念で、民主党が自主投票を決めた参院選山口選挙区(改選数1)は、共産新人で党県委員の藤井直子氏(61)▽自民現職で農相の林芳正氏(52)=公明推薦▽諸派新人で幸福実現党県副代表の河井美和子氏(50)の3人が立候補し、争っている。選挙戦は終盤だが「盛り上がりに欠ける」との声も陣営からは聞かれる。非自民の「受け皿」となってきた民主の「不戦敗」も影響していそうだ。候補者なき民主の選挙活動は、どうなっているのか。【尾村洋介】
「民主党をよろしくお願いします」
選挙戦中盤の3連休明けの16日。民主県連の西嶋裕作幹事長は、山口市内の県連事務所で有権者に電話をかけ続けていた。
その先は東広島市。「お願い」は広島選挙区の民主党公認候補への投票で、県連の電話作戦の目標は1万5000世帯。「広島で民主が競っているというから。うまくいけば山口の民主のためにもなる」
そう言う西嶋氏の顔は、浅黒く日焼けしていた。先週、県連で45万部用意した政策ビラを山口県内の世帯に自らも配って回ったためだという。
県連が参院選を自主投票とするのは初めて。県議や市議らが個別につながりのある比例代表候補を応援。連合の産別候補は県内の支援労組を回っているが、一般有権者には動きが見えにくい。
当初は中国ブロックの街宣車が17、18の両日に山口入りするはずだったが、18日の予定はキャンセルされ、激戦地・広島に入る。
4月の補選では「非自民勢力」結集を目指し、平岡秀夫元法相が無所属・民主推薦で立候補。海江田万里代表や細野豪志幹事長らが山口入りして平岡氏を応援したが、今選挙では打って変わって両氏の姿はない。民主党が補選で強調した「上関原発建設計画反対」の声も聞こえてこない。
県内の政党としての存在感の低下に、民主県連を実質的に支えている連合山口には危機感が出ている。
15日に下松市内の街頭宣伝でマイクを握った杉本郁夫会長は、限定正社員制度、金銭解雇など自民の労働規制緩和の動きを取り上げ「働く者の犠牲の上に成長戦略を描く安倍政権の姿勢は的外れ」と訴えた。自民の政策を批判する街頭宣伝には、民主の側面支援という狙いがある。
杉本会長は「選挙区の選挙がないとえらい(きつい)」とこぼしながらも「我々が見放したら山口県連は難しい。我々の政策に一番近いのは民主。民主を支える役割がある」と話した。
〔山口版〕
2619
:
チバQ
:2013/07/18(木) 23:58:25
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130718-OYT1T00214.htm?from=ylist
自公引き締め・野党危機感…終盤、接戦区に重点
読売新聞社の参院選終盤情勢調査などで、序盤に続き、与党の自民、公明両党で参院の過半数(122議席)を超えるのが確実な情勢となっていることを受け、与野党とも接戦の選挙区に党幹部らを派遣し、ラストスパートをかける構えだ。
自民党の石破幹事長は17日、山形県鶴岡市で街頭演説し、「(自民党優勢の)新聞報道を信じてはいけない。1票差でいいから当選させてください」と訴えた。菅官房長官も記者会見で「事前予想が良くても結果が全く違うこともある。最後まで気を引き締めて頑張っていく」と語った。自民党は山形や三重などの選挙区で、追い上げられているとみて、沖縄選挙区などとともに重点的にテコ入れする方針だ。
公明党は常任役員会を開き、比例選で改選の7議席を確保することを改めて確認した。山口代表は「もう安心というところに負けの原因が潜む。一瞬の油断もできない」と語った。
一方、苦戦が伝えられる民主党はこの日も、幹部を接戦区に投入した。海江田代表は新潟県上越市での街頭演説で、「新潟選挙区は大接戦。他の政党もテコ入れしており、どういう順番になるかわからない」と支持を求めた。細野幹事長も東京都多摩市で街頭演説し、「民主党は瀬戸際だ。東京選挙区の5議席のうち、1議席を与えてほしい」と述べた。
日本維新の会の橋下共同代表は広島県福山市での街頭演説で、「報道を見る限り、自民党の圧勝ムード。かつての自民党政治に戻るのではないかと、本当に不安だ」と強調。みんなの党の江田幹事長も千葉県松戸市の街頭演説で「自民党が圧勝するという報道が躍っている。空恐ろしい」と危機感をあらわにした。
一方、終盤情勢でも堅調な共産党の穀田恵二国会対策委員長は「目標の比例選5議席を確保できたとは思っていない。選挙区も争っており、最後まで全力をあげる」と語った。
(2013年7月18日09時24分 読売新聞)
2620
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:03:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130718-OYT1T00214.htm?from=ylist
自公引き締め・野党危機感…終盤、接戦区に重点
読売新聞社の参院選終盤情勢調査などで、序盤に続き、与党の自民、公明両党で参院の過半数(122議席)を超えるのが確実な情勢となっていることを受け、与野党とも接戦の選挙区に党幹部らを派遣し、ラストスパートをかける構えだ。
自民党の石破幹事長は17日、山形県鶴岡市で街頭演説し、「(自民党優勢の)新聞報道を信じてはいけない。1票差でいいから当選させてください」と訴えた。菅官房長官も記者会見で「事前予想が良くても結果が全く違うこともある。最後まで気を引き締めて頑張っていく」と語った。自民党は山形や三重などの選挙区で、追い上げられているとみて、沖縄選挙区などとともに重点的にテコ入れする方針だ。
公明党は常任役員会を開き、比例選で改選の7議席を確保することを改めて確認した。山口代表は「もう安心というところに負けの原因が潜む。一瞬の油断もできない」と語った。
一方、苦戦が伝えられる民主党はこの日も、幹部を接戦区に投入した。海江田代表は新潟県上越市での街頭演説で、「新潟選挙区は大接戦。他の政党もテコ入れしており、どういう順番になるかわからない」と支持を求めた。細野幹事長も東京都多摩市で街頭演説し、「民主党は瀬戸際だ。東京選挙区の5議席のうち、1議席を与えてほしい」と述べた。
日本維新の会の橋下共同代表は広島県福山市での街頭演説で、「報道を見る限り、自民党の圧勝ムード。かつての自民党政治に戻るのではないかと、本当に不安だ」と強調。みんなの党の江田幹事長も千葉県松戸市の街頭演説で「自民党が圧勝するという報道が躍っている。空恐ろしい」と危機感をあらわにした。
一方、終盤情勢でも堅調な共産党の穀田恵二国会対策委員長は「目標の比例選5議席を確保できたとは思っていない。選挙区も争っており、最後まで全力をあげる」と語った。
(2013年7月18日09時24分 読売新聞)
2621
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:20:41
http://mainichi.jp/area/news/20130716ddq041010007000c.html
走る:2013参院選/上 三重選挙区 自民、幹部ら次々投入 民主大物自ら、どぶ板
毎日新聞 2013年07月16日 中部朝刊
15日午後、安倍晋三首相が三重県桑名市の駅前に立った。「三重は日本で最も厳しい選挙区。難しい挑戦だが、三重から日本を変えよう。厚い壁があるが、砕くのは吉川だ」。2000人以上の聴衆が沸いた。
参院選の自民候補は「民主王国」の三重選挙区で、2000年の補選以降、5連敗している。自民新人の吉川氏の勝利には人口の多い県北部での躍進が不可欠とみて、この地域に党幹部や有名議員を次々に投入する。
1時間以上も前から首相演説を待つ人の姿があった。首相が姿を見せると「安倍さーん」「こっち向いて!」と声が飛ぶ。陣営関係者は「昨年12月の衆院選で来た時よりも演説がうまくなった。気持ちに余裕があるのかな」とにんまりした。
15分間の演説を終えると、聴衆は握手や写真撮影を求め押し合いになった。陣営幹部は「これで突き放した」「いける」と手応えを口にする。首相は満面の笑みで手を振り、次の遊説先の名古屋駅前と岐阜羽島駅前に電車で向かった。
それから約2時間後、民主現職の高橋氏の選対本部長を務める前副総理、岡田克也氏が津市の教育文化会館で熱弁を振るった。「三重で勝てるかどうかは大きなこと。だから安倍さんも来ている。ここが関ケ原のようになっている。何とかひっくり返し、歴史的な勝利をしたい」と支持者100人に訴えた。
昨年の衆院選で岡田氏は党候補応援のため全国を飛び回り、三重に帰ったのは1日だけだった。しかし、今回は公示前から地元に張り付く。1人で早朝の駅頭に立ち、企業回りもする。陣営幹部は「ビッグネーム自らのどぶ板選挙は、有権者へのアピールだけでなく、選対内部にも無言のプレッシャーとなっている」と話す。
15日日中、高橋氏と別行動をとった岡田氏は、県北部の企業訪問の後、津市内3カ所でミニ集会に臨んだ。アベノミクスへの過剰な期待にくぎを刺し、高橋氏の妻礼子さんとともに参加者と握手した。「私は三重の人間だから、何としても三重で勝ちたい」。岡田氏は投票日まで地元を離れず、高橋氏支援に全力を挙げるつもりだ。
このほか、しがらみ政治からの脱却を訴える維新新人の深尾氏はこの日、出身地の四日市市で街頭演説した。共産新人の中川氏は名張市を回り、アベノミクス批判や改憲反対、脱原発などを訴えた。【田中功一、谷口拓未】
◇
21日投開票の参院選は終盤に入り、選挙戦は熱気を帯びる。東海3県の選挙区を追う。
2622
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:21:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130717ddq041010007000c.html
走る:2013参院選/中 愛知選挙区 無党派の票、奪い合い 第三極乱立、激戦に
毎日新聞 2013年07月17日 中部朝刊
涼しそうな浴衣を着たみんなの党の渡辺喜美代表は15日、名古屋駅前で「(2議席は)自民と民主。3議席目は戦う改革を進めるみんなに投票を」と、かすれ気味の声を張り上げた。渡辺氏の愛知県入りは公示以降3度目で、新人の薬師寺氏の応援に力を入れる。演説後、渡辺氏は報道陣に対し、日本維新の会について「自民よりもっと右寄りになったのは残念。原点に戻ってほしい」と批判した。
みんなと維新の選挙協力が崩れ、愛知選挙区は第三極乱立の激戦区になった。無党派を中心に支持層が重なって票を奪い合う展開に、互いを意識する発言が出る。
新人の近藤氏を立てた維新は共同代表の橋下徹氏が6日に、石原慎太郎氏が7日に名古屋入りした。維新県総支部の幹部は「第三極の本流はうちだ。聴衆の数はみんなの党を上回っている」と対抗心を隠さない。
「名古屋生まれ、北区育ち。中小零細企業の息子、気さくな40歳弁護士。応援したってちょーよー」。選挙カーから、地域政党・減税日本の代表を務める河村たかし名古屋市長の声が流れてきた。「3番目に入ればいい」(河村氏)と、減税新人の宇田氏が第三極の争いに割って入る。同市中区の繁華街で14日、自転車に乗った宇田氏が通り過ぎ、後から来た河村氏が握手攻めにあう。宇田氏が慌てて戻ってきた。河村氏頼みの選挙戦が続く。
比例代表から回ったみどりの風現職の平山氏も、6年前に愛知選挙区で民主から立候補して当選した谷岡郁子代表の録音演説を流し、知名度不足を補う。
「反自民」票の受け皿になろうと、共産も議席を狙う。同党新人の本村氏の陣営は「議席を獲得した1998年に似ていて、手応えを感じる」と言う。市田忠義書記局長は13日、同市中区で街頭演説し、自民批判を展開した後、第三極勢力について「維新の歴史認識は自民と同じで、みんなは自民に何でも賛成。そろそろ賞味期限切れではないでしょうか」と語気を強めた。
社民新人の伊藤氏は護憲を前面に掲げ、15日には福島瑞穂党首が応援に駆け付けた。
愛知選挙区で過去3回2人当選を続けてきた民主は今回、候補者を1人に絞った。現職の大塚氏は2期の実績を強調する。
他党から批判を受けて立つ自民新人の酒井氏は、支持団体を回るなど手堅く組織を固める。陣営幹部は「他党は他党で、巻き込まれず一票一票を地道に積み重ねていく」と言い、トップ当選を狙っている。【高橋昌紀、井上直樹、駒木智一】
2623
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:21:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130718ddq041010012000c.html
走る:2013参院選/下 岐阜選挙区 民主、ぶっつけ本番 自民は緩み警戒
毎日新聞 2013年07月18日 中部朝刊
選挙戦には場違いな露出度の高いコスチュームを着た女性アイドル4人が手を振ると、人だかりができた。民主新人の吉田氏の応援に駆け付けたのは、親交のある大阪のご当地アイドルグループだ。岐阜市や岐阜県各務原市などで今月13、14日、「一緒に応援しましょう」と呼び掛けた。
立候補表明が6月8日と出遅れた吉田氏は、あの手この手で若い世代を中心に有権者の関心を引こうと躍起だ。インターネットも積極的に活用する。今月12日夜にはネット動画サイト「ユーストリーム」を通じて有権者と討論会を開いた。
岐阜選挙区は2001年以降の4回の選挙で、民主と自民系の候補が改選2議席を分け合ってきた。だが定数是正で今回の選挙から改選数が1に減った。
民主は現職の平田健二参院議長が引退を表明。公募では後継候補が決まらず、小見山幸治参院議員(岐阜選挙区)の元秘書の吉田氏に白羽の矢が立った。「改選数が2議席ならすんなり候補者を決められたが、1人区になり、ぶっつけ本番で選挙に臨むことになった」と党県連幹部は言う。
16日、細野豪志幹事長が岐阜市などで街頭に立ち「市民の目線で政策を訴えられるのはこの人しかいない」と吉田氏を持ち上げた。1998年の民主党結党以来維持してきた議席の死守に向け、県連幹部は「厳しい戦いだが、若者や女性の反応がいい」と話す。
自民新人の大野氏は、街宣活動や個人演説会で県内をくまなく回り、着実に支持を広げる。10年の参院選岐阜選挙区で民主、自民双方の候補を推薦した県農協農政連盟は今回、大野氏だけを推薦した。岐阜市内の選挙事務所では支持団体などが1日に4回ほど集会を開き、票固めに力を入れる。大野氏の母で元参院議員のつや子氏(79)も、事務所で多くの来場者と握手を交わす。
15日には安倍晋三首相と並んで大野氏がJR岐阜羽島駅前に立った。党副総裁を務めた祖父伴睦(ばんぼく)氏の銅像の前でマイクを握り、「育てていただいた羽島市で、みなさんの思いをしっかりといただいて戦い抜く」と声を張り上げた。党県連の猫田孝幹事長はこの日、自民県議に「最後まで引き締めを図るように」と文書を送った。
一方、国政選挙4度目の挑戦の共産新人、鈴木氏は県内各地の街頭などで有権者との対話を重ねている。「自民への対案を示せるのは共産だけ」と、自民批判票の受け皿として、支持を訴える。【加藤沙波、梶原遊】
2624
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:22:02
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307162400013.html
ネットより伝統 アナログ選挙(上)
愛知選挙区の新顔候補の選挙事務所では、支援者が集まって電話で支持を呼びかけていた=名古屋市
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「9時に○○、10時半に△△の順で回ります」
参院選でインターネットを利用した選挙活動が解禁され、ホームページ(HP)でその日のすべての演説予定を事前に紹介する候補者が現れた。ただ、これはまだ少数派。演説する様子を撮影した動画をHPで公開する陣営もあるが、やはり少ない。
●電話・はがき・名前の連呼
「できるなら公開したいが、人手と金がない」。愛知選挙区(改選数3)の新顔陣営の担当者は明かす。別の陣営は「演説予定を紹介しても、わざわざ来てくれる人は少ないのでは」と効果を疑問視する。
12日午前。新顔候補の事務所で、支援者ら6人が電話をかけていた。
「ご支援をよろしくお願いします」
手元には候補者の魅力をまとめた「電話マニュアル」。朝から晩まで、後援会名簿をもとに支持者に電話で投票を呼びかけ続ける。「電話作戦」は従来型の選挙運動の典型だ。
ある現職候補の陣営で、電話2千本の「ノルマ」を課された愛知県議は「4千回かけて半分通じるくらい」とこぼす。熱心な支援者は国政選挙のたびに投票してくれるが、それでも電話は欠かさない。「かけないと『何もやっていない』と思われちゃうから」
支援団体や後援会組織を持たない陣営は、市販の電話帳データを買ってかけている。だが、「かけた側の電話番号が表示される電話機が広まり、知らない番号は電話に出てもらえない」(新顔陣営)という。
電子メールの登場で影が薄くなったかのような「はがき」。ただ、選挙の世界ではまだまだ健在だ。
選挙運動用のはがきは候補者の顔写真や名前が印刷されたもので、費用は一定限度まで公費でまかなわれる。支援者にはがきを配り、知り合いの宛先を表に書いてもらって回収し、まとめて投函(とうかん)するのが最も効果的とされる。
このやり方で宛先を集めきれない場合は、電話帳データの住所を使うことも。ただ、新顔候補の陣営関係者は「知らない人から来たはがきで、投票しようと思うだろうか」。
●陣営は疑問の声も
選挙カーからひたすら候補者の名前を繰り返す「名前の連呼」も、おなじみの光景だ。ある地方議員は「さほど票につながるとは思わないが、ほかの陣営もやるからやる」。欧米の多くの国で認められている戸別訪問は、日本の公職選挙法で禁止されている。ある現職候補の関係者は「不特定多数に訴えるには連呼しかない」と話す。
旧来の選挙運動を繰り返すことに、疑問を感じる陣営関係者もいる。「ネットをもっと活用して、一人でも多くの有権者と効率的につながることはできないか」。だが、幾多の選挙をくぐり抜けてきた地方議員は一蹴するかのように語った。
「意味のないことをやるのが選挙なんだ」(佐藤恵子)
◇
ネット選挙の解禁が注目される中で、これまでと変わらずに続く選挙風景がある。そんな「アナログ選挙」の現場を訪ねた。
2625
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:22:58
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307172400008.html
時代遅れ?の証紙貼り アナログ選挙(下)
ある選挙事務所では、支援者が黙々と証紙をビラに貼り続けていた=名古屋市
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参院選が公示された4日昼。愛知選挙区(改選数3)に立候補した新顔候補の事務所で、支援者ら4人が候補者のビラに「シール」を貼り続けていた。小指の先ぐらいの小さなシールには「愛知県選管」の文字が並ぶ。
●まるで内職
このシールは「証紙」と呼ばれ、有権者に配布するビラに貼らなければいけないと公職選挙法で定められている。愛知選挙区では、ビラの配布枚数の上限は30万枚。つまり手作業で30万回貼ることになる。証紙は公示日、選挙管理委員会に立候補を届け出た際にもらうので、事前に貼っておくことができない。
この新顔を支援する愛知県議は、陣営から4千枚の証紙を渡された。妻や父親に手伝ってもらい、約10時間で完成させた。「まるで内職。こんな作業は時代遅れ」と憤る。
日本維新の会の橋下徹共同代表も昨年12月、衆院選の公示日に自らのツイッターで公選法や証紙貼りを批判した。「前近代的な作業ばかりやらせる」「有権者に政策を訴える労力よりも、公職選挙法のルールを守るための作業にほとんどエネルギーが割かれる」
それでもなぜ、証紙貼りは必要なのか。
総務省選挙課によると、上限を超えるビラ配布を防ぐためには、法律に基づいたビラであることを証明しなければならない。1950(昭和25)年に制定された公選法は、証紙以外にも、さまざまな選挙運動の量や内容を規制。候補者の資金力に左右されず、お金のかからない選挙を目指している。
証紙貼りは業者に委託することもできる。様々な仕事を有料で引き受ける「便利屋」や、シルバー人材センターなどがある。愛知県議の一人は「頼むことで『票につながるかも』という期待もある」と明かす。
一方、資金力や組織力のない少数政党は支援者が頼りで、貼り終えるのに1週間以上かかることもある。ある陣営幹部は「証紙の趣旨は理解できるが、別の方法に変えられないだろうか」と訴えている。
●ポスター貼りで「選挙協力」
計2万2838カ所――。東海3県に設置された参院選の選挙ポスター掲示場の数だ。
公示日の立候補届け出を受けて、各陣営のスタッフや支援者が一斉にポスターを貼って回る。地方選挙や衆院選と違い、参院選や知事選は全県が選挙区になるため対象範囲が広い。それだけ膨大な手間がかかり、証紙貼りと同様に業者に委託する陣営もあれば、系列の地方議員や支持者を総動員して公示日に貼り終える陣営もある。
愛知選挙区では、野党の一部の少数政党同士でポスター貼りの「選挙協力」が実現した。担当する地域を割り振り、互いのポスターを貼って回った。参加した陣営関係者は「ポスターはすべての陣営が貼るのだから、選管や業者が一括してやった方がコスト削減になるのに」と訴える。
将来、もっとネットが普及したら――。ある新顔候補の陣営幹部は期待を込めて語る。「すべての世代がネット中心に情報を得るようになれば、ビラやポスターにそれほど頼る必要はなくなる。早くそんな時代になればいい」(佐藤恵子)
2626
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:23:21
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=540101262
激戦地ルポ(上) 島根選挙区益田・鹿足
ガンバローコールで気勢を上げる支持者=15日、益田市内
自民“牙城”に攻勢 危機感強める亀井陣営
公示直後の5日、益田市であった自民党の島田三郎候補の街頭演説会場に120人が集まった。その中に6年前の参院選で「中立」を保った建設会社の社員20人が、作業服姿で駆け付けた。“自民回帰”の意思表示だった。
「中央で仕事ができるのは、政権を握る自民党。よそ(他党)はできない」と同社幹部。演説に拍手を送った。
益田市と鹿足郡は、みどりの風の亀井亜紀子候補=当時国民新党=が、父・久興元衆院議員(73)から引き継いだ地盤。6年前の参院選では、この会社のように勢いがあった亀井候補に気を遣う動きがあり、自民党現職が、益田市内で3千票差をつけられた。
今回は風向きが一変。自民党益田支部長の中島謙二県議が「流れが来ている。敵陣を歩いても話を聞いてもらえる」と話すように、亀井氏の支持者も意識的に回る。
公示前には、島田候補の地元から訪れた安来市議が、益田市内の党関係者や建設会社などを訪問するなど“攻めの選挙”を展開。益田市内で「得票率6割」を目標に掲げる中島支部長は「相手の牙城を崩したい」と勢いに乗る。
一方、序盤で防戦に回った亀井陣営。久興氏が公示後、益田市や鹿足郡に張り付き、旧知の支援者らに懸命に頭を下げた。
ただ、その動きは裏返せば、亀井候補の最大の地盤で“守り”に久興氏を充てざるを得ない戦況を物語った。
しかも、久興氏の訪問を受けた1人は、日ごろから亀井候補との接点がなく「島田候補は知らん。でも、同じぐらい(亀井候補を)知らん」と突き放した。6年間で足元を固め切れなかった現実が終盤戦に重くのしかかる。
さらに連合島根が自主投票としたため、反撃の核となるべき非自民勢力の結集もままならない。益田・鹿足地区後援会長を務める民主党の平谷昭県議は「共闘の灯が消えてしまう」と危機感を強める。
終盤に入り、そうした危機意識が古くからの久興氏の支持者にも波及。津和野町議の1人は「このままでは『亀井』の名で戦う選挙は終わりになるかもしれない」と、積極的な動きも出始めた。
15日夜、益田市内での個人演説会は、後援会に加え、労組や郵政関係者らが集まり、450席が埋まった。久興氏は「次第に盛り上がってきた」と、最終盤での支持拡大に望みをつないだ。
共産党の向瀬慎一候補は昨年12月の衆院選(島根2区)に続く出馬で一定の知名度があり、11日夜には益田市内で支持者約60人と語り合う会を開き、浸透を図った。
諸派(幸福実現党)の池田節子候補は中盤、益田市で車上から訴えた。
◇
21日の投開票に向け、ラストスパートに入った参院選。島根、鳥取両選挙区の激戦地の攻防を探る。
('13/07/17 無断転載禁止)
2627
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:24:00
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=540122262
激戦地ルポ(下)鳥取選挙区 米子
候補の街頭演説に集まり、握手する支持者=11日、米子市内
“地元対決”で応酬 巻き返しを狙う現職
鳥取県日吉津村出身で自民党の舞立昇治候補と、米子市を根城とする民主党の川上義博候補が「地元対決」として激突する県西部。両陣営は主戦場と位置づけている。
「おかしい」。舞立候補を擁する稲田寿久選対事務総長は首をひねった。「選挙巧者」である川上候補の動きがほとんど感じられないからだ。
もともと米子市を中心とする県西部は、中選挙区時代に旧社会党と自民党が保革伯仲を演じた流れをくみ、非自民系が強い土地。加えて中選挙区時代の石破茂党幹事長(鳥取・衆院1区)の支持者を母体とする川上候補独自の後援会組織「川上党」が根を張り、2007年参院選は1万5千票差をつけられた。
今回は、民主党の敵失に加え、石破党幹事長の威光で「支持はがし」に難なく成功。11日の遊説では、6年前は川上候補についた米子市内の建設業者前に200人が参集し、陣営をほくそ笑ませた。
選挙戦が中盤に入っても反撃の手が見えないスムーズな選挙戦に、陣営に広がり始めたのは、「敵を増やさず、次(次回の国政選挙)を見据えている」という臆測だ。
自民党衆院議員(鳥取2区)を務めた経験を持つ川上候補は目の上のこぶ。「今回選挙で完膚なきまでにたたきのめす」(陣営幹部)。選対は13日から党基盤の弱い若年層を狙い、市内の集合住宅へ党政策集のポスティングを開始。徹底した支持固めに走っている。
川上候補にとって保守層がはぎ取られる中、頼りは連合鳥取や民主党の組織票だが、「党より個人」を前面に出した公示前の戦略が、致命傷となっている。
16日朝、米子市内の街頭で実施したつじ立ち。スタッフの中に6年前にあった組合員の姿はなかった。演説会への動員、候補の産別・単組回りも皆無。公示後に党復活を掲げた川上候補だが、「今さらの感が強い」(連合鳥取西部地協幹部)という。
選対は立て直しに必死。15日に米子市内で開いた個人演説会では、支持者400人を前に桜井充党政調会長が「来夏に選挙をすれば自民党はボロ負けする」と安倍政権の経済政策を批判し、党施策の正当性を訴えた。
わらをもつかむ戦況は、集票先を共産党支持層に向かわせた。「自民党の批判票を持っていかれることはない」。中田利幸西部遊説隊長は、出発直前のウグイス嬢に候補が主張する消費増税の凍結を叫ぶよう指示した。
個人演説会や街頭に集まった支持者に1人5票を呼びかける「緊急行動」と記した紙も配布。企業、団体回りも再度徹底する構えで、松田一三選対本部長は「必ず巻き返す」と意気込む。
共産党の岩永尚之候補は16日、米子市内で党員60人と決起集会を開き、「民主党に裏切られたと感じる無党派層を狙う」(福住英行西部選対総統本部長)作戦を確認した。
諸派(幸福実現党)の吉岡由里子候補と、無所属の井上洋候補は独自の戦い。
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:24:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1372347998263_02/news/20130628-OYT8T00094.htm
13参院選 混戦 一覧
〈1〉 「落下傘」克服に奔走
街頭に立つ吉田氏(22日午前11時51分、滝沢村で) 演説中の真剣な表情が、思わずほころんだ。
22日午前、雫石町のスーパー前。「子育て支援で少子化を打破します」と訴えた吉田晴美は女の子連れの妊婦を見かけ、マイクを置いて駆け寄った。
中学生の長女を持ち、女性の視点を生かした主張を武器とする吉田にとって、子育て世代は支持拡大のターゲットでもある。
「出産予定日が(投開票日の)7月21日ですって。元気をもらっちゃった」。母娘と談笑した吉田は心なしか軽い足取りとなり、街宣車に乗り込んで次の会場に向かった。
吉田は普段、服のコーディネートに岩手の自然をイメージして緑色を入れる。22日は緑のチノパンをはき、タスキにも緑を使った。岩手に溶けこみ、つきまとう「落下傘」評を乗り越えたい――。山形に生まれ、東京や海外勤務の長かった吉田の切実な願いが、緑には込められている。
吉田の唯一の足場となり、日々の活動に不可欠なのが連合岩手だ。
午前だけで8か所の街頭に立った22日も、合間に労組のソフトボール大会に出向いて「水分補給を」と笑顔を振りまき、午後は連合の勉強会で二戸まで盛岡から新幹線で往復した。
全国的に大敗した昨年の衆院選で、1、3区の民主候補を当選に導いた連合岩手には「他県に比べて力を保っている」(陣営幹部)との自負がある。
生活の党支持を表明した自治労岩手を除くと、県内の連合傘下の組合員は5万人弱とされる。連合岩手幹部は「吉田の組織内知名度はまだ低い」として、票固めの集会を切れ目なく開催する考えだ。
一方、労組以外に支持の裾野を広げるべき民主党会派12人の県議団は、機能不全に陥っている。
22日夕、二戸から帰ってきた吉田は「ポスターがほとんど貼れていない。手薄と言わざるを得ないですね」と肩をすくめた。
二戸選出県議の五日市王は、会派にとどまりながら党籍を離脱し、平野達男の支援に回った。県北部には、吉田を応援する県議は1人もいない。
先の衆院選の県内小選挙区で、民主党3候補の合計得票は15万票足らず。党を離れた平野との食い合いを考えれば、当選ラインとされる20万票前後は厳しい数字だ。戦況を見越し、五日市ら平野支援の3人を除く9人の中でも、「参院選に熱心なのは連合系を中心にせいぜい5人程度」(県連幹部)という。
「他の議員がどうあれ、とにかく自分のやれることを、やるしかない」
ある連合系県議の言葉に、悲壮感がにじんだ。
(敬称略、阿部明霞)
(2013年6月28日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:25:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1372347998263_02/news/20130628-OYT8T01672.htm
13参院選 混戦
〈2〉「自民色」前面で攻勢
組織力、自公連携に不安も
通行人と握手する田中氏(中央)(23日、盛岡駅前で) 田中真一の演説には“決めぜりふ”がある。
「岩手は目に見えない『力』に縛られてきた。岩手を取り戻したい」
23日夕、JR盛岡駅前に立った田中は、そのフレーズに語気を強め、4か所の街頭演説を締めくくった。
「力」とは、生活の党代表の小沢一郎(衆院4区)の影響力を指す。参院選の勝利から21年も遠ざかる自民党県連だが、小沢の権勢がそがれつつある今回は「千載一遇の勝機」(陣営)だ。23日に駆けつけた党前副総裁の大島理森も「岩手の政治は新しくなろうとしている」と、傍らの田中を援護射撃した。
党本部は全面支援の構えだ。安倍首相と石破幹事長に、人気の高い党青年局長の小泉進次郎を加えた3人は公示後の県内入りが決定。県連幹事長の千葉伝は「ビッグ3」と呼び、「最重点区に位置付けられている表れ」と喜ぶ。
ただ、党本部が総力を挙げるのは、他県の多くで優位な戦いが予想される中、「岩手は微妙な情勢」(幹部)と分析していることの裏返しでもある。
課題は田中の知名度だ。陣営は1か月ほど前、安倍・石破と田中のイラストを背中に描いたジャンパーを作成した。田中個人より「自民色」を前面に出す作戦で、30度近い暑さだった23日も、陣営スタッフは汗を拭いながらジャンパーを着込み、手を振った。
3年前の参院選で自民候補は19万7000票を獲得しており、陣営は「当選ラインに届くには少なくとも前回得票の維持が条件」と、支持票固めを優先する。
気がかりなのは、勝敗を左右する大票田の盛岡市の情勢だ。
先の衆院選では盛岡を含む1区で民主党の階猛が当選したほか、生活の党に近い達増知事の支持基盤も厚い。2年前の県議選盛岡選挙区で2議席を獲得した地域政党いわては、自民党の推薦要請を蹴って平野達男支援に回った。
苦戦の前兆は出始めている。市内のホテルに石破を招いた15日の総決起大会。500人の動員を目標に立ち見を想定して420席を用意したが、満席にもならず、20席前後が空いた。だが、県議の1人は「声掛けが徹底しなかった」と、淡々とした様子だ。
元県議の佐々木洋平(71)が党の比例選に出馬することへの懸念もある。県内の自民票が入ることで「比例は公明、選挙区は自民」という選挙協力が崩れかねないからだ。比例選の公認が党本部主導だったこともあり、県連は「佐々木を特別扱いしない」と公明党の不信感払拭に躍起だが、一定の票が流れるのは避けられない。
追い風に恵まれながら、組織力や自公連携に不安を抱える現状に、県連幹部は自嘲気味だ。
「内憂外患とは言うが、内憂ばかりだな」
(敬称略、吉田拓矢)
(2013年6月29日 読売新聞)
2630
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:25:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1372347998263_02/news/20130630-OYT8T00242.htm
13参院選 混戦
〈3〉小沢流ひたすら歩く
のぼりを手に街頭演説する関根敏伸氏(26日、九戸村で) その一言に、戦いの重みが凝縮されていた。
「岩手は聖域。責任の大きさを強く感じている」
関根敏伸は24日午後、大船渡市の支援者回りの合間に立ち寄った事務所で取材に応じ、柔和な口調に緊張感を漂わせた。
生活の党代表の小沢一郎(衆院4区)が「惨敗」と評した昨年衆院選から半年余り。「聖域」での勝敗が意味するものは、関根が最もよく分かっている。
関根の活動に派手さはない。24日は朝から9時間かけ、沿岸部の企業や個人宅で「ごあいさつに伺いました」と頭を下げ、ひたすら名刺を配り歩いた。
県議を10年間務めた関根も、地盤の北上市以外では知名度が低く、住民1人1人に支持を訴える「小沢流」を頼みとする。訪問先は多い日で100軒以上にもなるが、「1軒1軒歩くのは我々のDNA。県議選の時は3万軒回った」と、実戦経験は十分だ。
旧市町村ごとの後援会は50以上が設立され、陣営は徹底した組織選挙で関根の足元を固める。27日の選挙対策本部発足には、達増知事が駆けつけた。
苦戦した衆院選でも、党の県内4候補の総得票(約23万票)は他党を抑えて最多。県議の1人は「各自がやるべきことをやり、同票を取れば当選ラインを超える」と勝機を見る。
懸念材料は、関根の北上中学の先輩にあたる平野達男との競合だ。北上の支援者の多くは平野とも親しく、票の争奪戦は激しい。
両陣営が火花を散らす背景には、別の理由もある。それは、小沢と平野の浅からぬ因縁だ。
平野が初当選した12年前の参院選。小沢率いる自由党新人の平野は劣勢が伝えられていたが、最終盤に小沢が応援に入り逆転勝利を収めた。今も県政界の語り草となる選挙だ。
以来、平野は小沢側近の筆頭格に数えられたが、民主党分裂で決別。衆院選で小沢に「刺客」を擁立したことで、師弟関係の断絶は決定的となった。
小沢後援会幹部は「中傷は一切しない。平野は意識せず政策で勝負する」と繰り返す。そう強調しなければならないほど、生活県連や後援会内部には平野への敵意が根強く、小沢の面目を懸けた「負けられない一戦」となっている。
今月中旬の東京・永田町。小沢は県連関係者から「後援会の1〜2割が平野に流れるかもしれない」と相談され、即答した。「リストアップしてくれ。俺が行く」。小沢は後援会引き締めのため、30日から2日間、県内入りする予定だ。
「王国」の浮沈をかけた総力戦を前に、県連幹部は背水の覚悟を語る。
「負ければ小沢政治がここで止まる。みんな水の泡になるんだ」
(敬称略、松本健太朗)
(2013年6月30日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:25:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1372347998263_02/news/20130701-OYT8T01166.htm
13参院選 混戦
〈4〉都議選余勢硬軟織り交ぜ発信
仮設住宅の集会所で被災者に話し掛ける菊池氏(24日、野田村で) 〈都議選の躍進を祝って、昼食はうに丼〉
6月24日昼、街宣活動の途中で三陸鉄道・陸中野田駅の食堂で休憩した菊池幸夫は、長男の「お古」のスマートフォンで写真と共にツイッターに投稿した。
インターネット選挙の解禁をにらみ、共産党県委員会はツイッターやフェイスブックなどを開設。昨年から始めた菊池は硬軟織り交ぜた話題を積極的に発信し、出馬予定の6人の中でも高い更新頻度を誇る。
「二大政党に埋もれて党は伸び悩んできた。有権者にじかに訴えることに勝る方法はないが、ネットの活用で新しい層といかに結びつくかも大事だ」
菊池の言葉には、支持層の裾野拡大という党が抱える長年の課題の活路を、ネットに見いだそうとする戦略がにじんだ。
昨年の衆院選に続く挑戦で、被災地の仮設団地訪問は計約100か所を数える。「被災者は選挙どころではないから」と、いきなりマイクを握ることはしない。24日は野田村の仮設団地の集会所に事前の約束なしで顔を出し、かごを編んでいるお年寄りの女性に「何か困ったことはありますか」と寄り添った。
県内を3周ほどしたという菊池は、「消費増税などの矛盾は被災地でより鋭く現れる」と沿岸部重視の姿勢を強調し、被災自治体の首長との意見交換も積極的にこなす。
東京都議選での議席増で勢いに乗る共産党だが、過去、岩手選挙区で議席を得た例はない。県委員会は比例票の上積みに重きを置いており、目標には8万票を掲げた。
県委員長の菅原則勝は「安倍政権の対立軸を示せるのは共産党だけ。岩手でも力量を示したい」と強気だが、2001年参院選以降、県内の比例得票はいずれも3万票台だった。過去最高得票の1998年でも6万9000票で、目標の達成は微妙な情勢だ。
護憲や財界優遇批判などの一貫した主張が、混戦の中でどこまで浸透するか。
菊池は言う。
「与党に対抗できる野党はどこかが問われている」
(敬称略、小林雄一)
◆先輩の胸借りる 論争に意気込み
トレードマークのピンクのサンバイザーをかぶり、幸福実現党の高橋敬子は6月29日昼、宮古市内の路上で「岩手を豊かに、日本を元気にしたい」と約15分間、声を上げた。
宮古は県職員時代の勤務地。高橋は「被災地の復興状況にはばらつきがあるが、活気がありますね」と、かつて暮らした街の様子に笑顔を見せた。
宗教法人を母体とする同党は支持層の広がりが課題だが、高橋は国政初挑戦に「先輩の胸を借りるつもりで論争したい」と意気込んでいる。(敬称略、伊藤大輔)
(2013年7月1日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:26:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1372347998263_02/news/20130701-OYT8T01472.htm
〈5〉余裕なし初心の戦い
県議と共闘走りながら陣立て
田植え後の地域の慰労会に顔を出し、参加者と談笑する平野氏(6月23日、花巻市東和町毒沢で) まるで新人候補のような低姿勢ぶりだった。
6月23日午後、花巻市内の公民館。農家らが田植えを慰労する祝宴「早苗饗(さなぶり)」を訪ねた平野達男は、「国政で仕事をする場を作っていただきたい」と頭を下げ、約50人の輪に加わると、時間をかけて1人1人と握手を交わした。
「初当選した選挙の時は『きょうは何人と握手してこい』とノルマが課せられた」と、12年前の“初心”に立ち返った行脚を続ける。2期を重ねたが、全国政党の後ろ盾を失った今の平野に、訪問先をあいさつだけで中座する余裕はない。
復興相の実績も現職の知名度も、生活の党代表の小沢一郎(衆院4区)の下で選挙を勝ち抜いてきたからこその強みだ。だが、その小沢と絶縁し、民主党を離れ、期待した自民党の支援は得られなかった。孤立無援に陥り、5月は大型連休明けまで1週間以上、議員宿舎で寝込んだ。
窮地を救ったのは、6月に入って県議会で相次いだ支援表明だ。地域政党いわて4人、民主党会派の一部3人、無所属1人の計8人の県議が、実動部隊として活動を支える。
「大きな戦力と大きな勇気をいただいた」
平野は28日、地域政党いわての街宣車で朝から一関市と平泉町の18か所を遊説し、マイクを握る先々で、傍らに立つ同党代表の飯沢匡に感謝を伝えた。飯沢は「震災復興をしっかり果たせる人物を推すのが県民の使命だ」と応えた。
6年前、平野は43万7000票と全国トップの得票率(62・6%)で再選した。陣営は「前回票の目減りをどう食い止めるか。20万票を切ったら厳しい」と読む。
平野と支援県議の連携は14日にスタートして半月ほど。「準備はまだ全然できていない。統一的な戦略より、各県議がそれぞれ作戦を練る」(陣営幹部)と、短期決戦に向け走りながらの陣立てだ。
ただ、民主党会派3人の後援会は、必ずしも一枚岩とは言えない。支援県議の1人は「元来の小沢支持者も多く、後援会は自主投票に決めた。平野に投票する人は半分ぐらいかも」。平野が一時、自民党の支援を模索したことで、後援会内には「いずれ自民入りするのではないか」との疑念もあるという。
一方、県議会の異なる政治勢力が集まった背景については、「会派の再編をにらんだ動きだ」という見方も出ている。
実際、地域政党いわての幹部は、参院選後の民主党会派分裂を見越し、こんな予測を披露した。
「平野が当選すれば、新たな『反小沢』の拠点ができるだろう」
(敬称略、一條裕二)
(おわり)
(2013年7月2日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:29:24
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20130703241040001.html
2013年07月02日
2013 参院選@愛知【課題の現場から】
ソニーが消えた街 雇用受け皿なく
3月末で閉鎖されたソニー美濃加茂工場。美濃加茂市内のアパートでは空き部屋が増えた=岐阜県美濃加茂市
「そのかんじのよみが、わかりません」
「雇用形態です」
「いみはなんですか?」
岐阜県美濃加茂市の生涯学習センター。地元に住む外国人向けの日本語教室が平日に毎日、開かれている。6月中旬、ハローワークで求人票を見ながら職員と話す練習をしていた。
初級に通う14人のほぼ全員が、3月末のソニー美濃加茂工場の閉鎖で失業したブラジル人やフィリピン人ら元非正規社員だ。財団法人の日本国際協力センターが4月から教えている。
美濃加茂市はかつて、ソニーのほかにも富士通や日立製作所といった製造業の工場が集まり、「工場誘致の優等生」と呼ばれた。工場が働く場を確保し、給料は地元の買い物に回り、地域経済は潤っていた。
2634
:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:29:37
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20130711241040003.html
原発再稼働 覆う不安
原発事故を想定した防災訓練で、マスクやレインコートを身につけてバスで避難する住民たち=3月23日、岐阜県揖斐川町
泥だらけの幼い子どもたちの、はしゃぎ声が響いた。
6月下旬、愛知県豊橋市の小さな水田で、イネの苗を植える農作業体験イベントを開いた佐野和博さん(51)は、ゆっくりと流れる日常を前に、不釣り合いな思いに襲われていた。
「もし原発事故が起きれば、ここもいろんな影響が出るんだろうな……」
●日常脅かす原発事故
原発とは、東に約70キロ、静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原発のことだ。
佐野さんは2011年10月、東日本大震災の被災地を支援するため、福島第一原発から南に50キロほど離れた福島県いわき市を訪れた。駅前ホテルは原発作業員で満室。そこは「非日常」であふれていた。
この原発から約300キロ離れた静岡市の茶農家まで生産中止に追い込まれた。佐野さんは将来、新規就農を支援する仕事をしたいが、浜岡原発が再稼働して事故が起きたら風評被害にあうおそれはないのか、と考えてしまう。
福島第一原発事故が収束せず、事故原因の究明もままならないなか、自民党政権は原子力規制委員会が安全と判断した原発の再稼働に積極的だ。産業界も「原発が動けば安い電気が安定供給される」と歓迎する。
佐野さんは言う。「どうやって自然エネルギーを普及させるか。参院選の候補者は、将来の選択肢をもっと示してほしい」
●敦賀から34キロ
「地区が『UPZ』に指定されます」
深い山々に囲まれた岐阜県揖斐川町の坂内川上地区。区長の杉坂好一さん(74)は2月、知り合いの町職員から電話で告げられた。杉坂さんは心の中でつぶやいた。
「ユーピーゼットって、何だろう?」
UPZは、原子力災害対策を重点的に実施する「緊急時防護措置準備区域」のことだ。坂内川上地区は、福井県敦賀市の日本原子力発電敦賀原発から34キロしか離れていない。
岐阜県は3月18日、地区をUPZに指定。住民は退避準備などの対策が求められることになった。約40世帯、70人ほどが暮らし、畑でジャガイモや野菜をつくっている。65歳以上の高齢者が3分の2を占め、子どもは小中学生2人だけだ。
UPZに指定されると、二つの変化が起きた。
5日後、原発事故を想定した防災訓練が初めてあり、約30人が参加した。最高齢は83歳。多くがUPZの意味が分からなかったお年寄りだ。
住民はマスクやレインコート、帽子を身につけ、歩いて近くの集会所へ。さらに24キロ離れた町の中央公民館にバスで避難した。公民館では、保健師が体に測定器を当てて、放射性物質が付いていないか検査した。
避難訓練直後、地区で放射線量の測定局が動き始めた。装置は集落の外れ、敦賀原発の方向に置かれた。
杉坂さんは率先して訓練に加わり、UPZの意味も理解した。すると、不安が頭をもたげてきた。地区では若者が都市に出て過疎化と高齢化が進む。UPZ指定で、若者離れに拍車がかかるのでは――。
「電気はなるべく使わないようにするから、原発は動かしてほしくない。政治家の人たちには原発のない世の中にしてほしい」
そんな思いを胸に、原発と放射能の住民勉強会を開くつもりだ。(大内奏、森直由)
●原発再稼働をめぐる状況
地震による原発事故や、津波への対応を電力会社に義務づけた新規制基準が8日に施行し、関西電力など4社は5原発10基の再稼働を申請した。自民党は「安全と判断された原発の再稼働は、地元自治体の理解が得られるよう最大限の努力をする」としている。ほかの8党は「脱原発」や「脱原発依存」を掲げる。
中部電力の浜岡原発は2015年3月まで対策工事が予定され、早期の再稼働申請を見送った。日本原子力発電の敦賀原発は2号機直下に活断層があると断定されたが、日本原電は再稼働をめざす方針を変えていない。田中
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:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:29:53
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20130717241040001.html
地域
>愛知
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2013年07月13日
印刷 メール 2013 参院選@愛知【課題の現場から】
農家 泣きっ面にTPP
中山間地の田んぼは面積が小さく、形もいびつで手間がかかる=愛知県豊田市
標高350メートルを超える山あいの集落で、ゆるやかな斜面にいびつな形の田んぼがだんだんに続く。所々に1メートルほどに育った草が生い茂る。耕作放棄地だ。農家の高齢化で、5年ほど前から特に増えた。
●「山間地、手間かかる」
愛知県豊田市の旭(あさひ)地区。ここで30年以上、コメを作り続ける大嶋茂希(しげき)さん(62)は農業生産法人の代表だ。計約5ヘクタールの田んぼのほか、少しでも収入を増やそうと周辺の田植えや稲刈り作業も請け負う。地区では最大規模の専業農家だ。
戸別所得補償や中山間地向け交付金も含め、収入は年約2千万円。従業員4人の人件費や肥料代に加え、年350万円のコンバインのローン返済もあり、「収支はなんとかトントンくらい」。山間地の田んぼは平地と違い、手間がかかる。やめたいと思うこともあったが、「ここでずっと田んぼを見てきた。愛着がある」と話す。
集約化で利益が増えるのか、疑問も残る。ただ、農村を守るには、いずれは効率の悪い田んぼにも手をつけざるを得ない。将来が見通せない中で、安倍政権は環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に入ろうとしている。「頑張り続けてきた自分たちにも報いてほしい」。大嶋さんの訴えだ。
●「廃業さらに増える」
豚の飼育戸数が全国9位(2011年現在)の愛知県。主産地の同県田原市で、八木博明(ひろあき)さん(57)の養豚場は年3千頭を出荷する。「みかわポーク」という銘柄豚が中心で、一般的な国産豚よりバラ肉で100グラムあたり20〜30円高い。「消費税が上がり、さらに安い肉が入ってくれば消費者を取られてしまう」
ただ、養豚業は高齢化に加え、飼料の高騰と枝肉価格の低迷が拍車をかけ、廃業する人が後を絶たない。八木さんは「今ももうからずに辞めていくのに、TPPでさらに廃業が増える」と懸念する。
愛知県によると、今年2月時点の飼養戸数は計224戸。この10年間で116戸も減り、約3分の2の規模まで落ち込んでいる。国はTPP参加をにらみ、打撃を受けた農家の収入を補填(ほてん)する制度を検討している。ただ、八木さんの思いは少し違う。「補助金をもらってやる畜産では、何の魅力もない。自分で利益を出していきたいんだ」(佐藤恵子)
●関税すべてゼロなら 愛知937億円、三重419億円の生産減少
TPPは輸入品にかける関税の原則撤廃を目指す協定で、米国やカナダ、オーストラリアなど11カ国が年内合意を目指して交渉している。安倍政権は3月に交渉参加を表明し、参院選直後の今月下旬にも交渉に加わる方向だ。
日本政府はTPPのメリットとして、国内総生産(GDP)が10年後に年3・2兆円増えると試算。自動車など輸出産業にはプラスに働くが、外国産の安い農産物に押される農林水産業には打撃で、生産額は26品目で計約3兆円も減るとされる。
東海3県では、愛知、三重両県が「全世界を対象に関税をすべて撤廃した場合」との前提で県内の生産減少額を試算。愛知県は、コメ(311億円減)▽豚肉(158億円減)▽牛乳・乳製品(214億円減)など14品目で計937億円が減少。三重県は、コメ(292億円減)▽豚肉(42億円減)▽牛乳・乳製品(38億円減)など計9品目で計419億円減る。
安倍政権は、コメ、牛肉・豚肉、乳製品など5品目を関税撤廃の「例外」として交渉を進める構えだが、行方は見通せていない。
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:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:30:19
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20130717241040002.html
親の判断 迫る保育園
認可外保育園「ぴーかぶー」で保育士と遊ぶ子供たち=名古屋市中区
「陽斗(はると)くんのママがお迎えに来ましたよ」。保育士が呼びかけると、15人ほど床に座って遊んでいた幼児の中から子どもが1人、母親めがけてよたよたと駆け出した。
名古屋市中区にある24時間対応の認可外保育園「ぴーかぶー」。いつものお迎え風景だ。ただ認可保育園と違い、母親の仕事が終わる時間に合わせ、子供の引き取り時間は夕方から明け方まで対応する。
陽斗くんは1歳6カ月。母親の小園かおりさん(30)=名古屋市千種区=は子どもを預け、市内の不動産会社でパートとして週3日働く。パートとして働く時間を徐々に増やし、いずれは仕事に本格復帰したいと考えている。「そのためには保育料が割安な認可保育園は諦め、高くても民間の認可外保育園に頼るしかなかった」と話す。
仕事に就くために子どもを保育園に預けたい、でも職がないと認可保育園にはなかなか入ることができない――。1歳男児を抱える別の母親(32)は「保育園が先か、職が先か。優先するのは子どもか仕事か、常に踏み絵を突きつけられている」。ジレンマを抱える親たちの頼る先が認可外保育園だ。
認可外保育園に対しては公的な補助がないため、認可保育園に比べて保育料は高めとなる。それでも、利用者は「働く親のさまざまなニーズをすくい取ってくれる」と話す。
◇
株式会社を積極的に参入させたことで、横浜市は今年度当初に「待機児童ゼロ」を達成した。これに対して、名古屋市は認可保育園の門戸を民間開放することには慎重だ。社会福祉法人に比べて、民間企業は営利目的で、倒産や突然の閉園の可能性など「質の不安」を主な理由に掲げる。
ただ、業界には異論がくすぶる。首都圏や愛知などで認可保育園97園を運営する最大手の「JPホールディングス」(本社・名古屋市)は、独自の保育士研修を行うなど質の向上に自信をみせる。同社の山口洋(ひろみ)社長(52)は「民間と社会福祉法人が同じ土俵で競い合えば、レベルの低いところは自然に淘汰(とう・た)される。最初から民間に門戸を閉じるのは保育園の全体の質の向上にも資さない」と訴える。
中京大現代社会学部の松田茂樹教授(家族社会学)は「民間の認可外保育園は、認可保育園よりも多様な親のニーズに応えている。自治体は認可外にも補助を考えるべきだ」と指摘。さらに、議論の方向性として「待機児童の数だけにとらわれるのではなく、女性が子育てしやすい労働環境の改善などにも目を向けるべきだ」と呼びかけている。(井上未雪)
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:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:30:43
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20130718241040001.html
崩れる集落、過疎の奥三河を歩く
旧富山村の中心部に設けられた参院選のポスター掲示場。歩く人の姿はなく、車もまばらだった=愛知県豊根村
ある党の公約に「自慢の祭りが受け継がれる社会をめざす」とあった。政治には何ができるのか。伝統芸能の宝庫でありながら、過疎で継承に苦しむ愛知県奥三河地方を訪ねた。
13日朝、愛知県東栄町の中心部で、参院愛知選挙区(改選数3)の候補者がマイクを握った。建設中の三遠南信自動車道にも触れ、「景気が回復すればもっとお金が入る。この地域はこれからです」と訴えた。
●「花祭り」さえ存続の危機
20年前に5千人余りいた町の人口は4千人を切った。高齢化率は5割に迫る。小学校は統合を重ね、3年前に1校になった。
演説を聴いた男性(56)は「足を運んでもらい、うれしいよね」。同町まで来る候補者は珍しいという。
今も花祭りを伝える東栄町の中在家(なかざいけ)地区。住民は8世帯しかなく、半数はお年寄りの一人暮らしだ。
夕方から翌朝まで舞が続くのが、本来の祭り。2006年からは朝始めて夜までに終える。「夜通しやるのは、とても無理だ」。山田麻雄さん(62)は嘆く。
存続の危機は昔もあった。舞を担う世代が減り、1965年以降、夕方までに終えるなど簡略化した。近隣地区の子どもや若者を加え、87年から一度は夜通し開催を復活していた。
「今度は違う。お年寄りさえ少ない」。人の流出は止まらず、残った人も年を重ねた。「若者が戻って来られるならいい。問題は地元がそれまでもつかだ」
できれば本来の形で祭りを伝えたい。「でも、緩くなりましたよ」。祭りを仕切る「花大夫(たゆう)」は絶対で、世襲だった。そんな風習はもうない。「選挙も同じです」。有力者の一声で投票先が決まった時代があった。激しい高齢化で過去の話になりつつあるという。
●「定住政策示して」
05年に豊根村に合併された旧富山(とみやま)村は、離島を除けば日本で最も人口が少ない「ミニ村」として注目されていた。
合併で役場は支所になり、各種の組合は解散。勤め先の減少で過疎は加速した。216人いた人口は今、127人。兼子武夫さん(76)は「アベノミクスも都市部の限られた分野が潤うだけ。へき地は置いてけぼり」とこぼす。
正月にある御(み)神楽(かぐら)祭り。民俗芸能学会評議員でもある旧富山村在住の山崎一司さん(73)は「祭りをどうするか、真剣に考えないと」と話す。正月でも、帰省する若者が減ったと感じるという。「祭りを支える村社会が崩壊している。人が定住する具体的な政策を示してほしい」と訴える。
東栄町の東薗目(ひがし・その・め)地区は94年、「よそもの」の花祭り参加を認めた。愛知県小牧市から地区の廃校跡に移り住んだ和太鼓の演奏集団「志多(しだ)ら」だ。祭りの保存会長だった大野富士夫さん(85)は、反対もある中、受け入れにかじをきった。
世帯数はその後、30軒余りに半減。それでも、志多らにはここで結婚した人もおり、子どもも舞い手に育った。「祭りは郷里に戻ろうと思う大きな理由になるはず」と言う西谷まゆみ代表(46)の一家もそうだ。
大野さんは、過疎を止める決定打はないと考える。「三遠南信道で現状維持ができればいいが。ここの将来は、どこに投票しても変わらないよ」と話す。
ネットも、ツイッターもやる大野さん。昨年末の衆院選では「民主・自民両党に聞く。経済振興策は。原発対応は」などとつぶやいた。今回の参院選、まだひと言もつぶやいていない。(山田史比古、関謙次)
《花祭り》愛知県東栄町や豊根村など奥三河地方に伝わり、歴史は700年ともいう。国の重要無形民俗文化財で、現在は11月から翌年3月に15の集落で開く。子ども、若者、鬼などの舞が夜通し続く。途絶えた集落もあり、この数年でも豊根村の2地区が休止。旧富山村の御神楽祭りも起源は同じとみられている。
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:
チバQ
:2013/07/19(金) 00:32:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713ddlk32010522000c.html
現場で今:参院選しまね 竹島 「かえれ島と海」 争点にならぬ領土問題 /島根
毎日新聞 2013年07月13日 地方版
竹島かえれ島と海−−。境港(鳥取県境港市)から高速船で約1時間半。隠岐の島町の西郷港に降り立つと、そんな標語が目に入る。豊かな自然に包まれ、のんびりした時間が流れる離島。しかしここが領土問題という重い課題を抱えた最前線との現実を思い知らされる。
日韓両国が領有権を主張する竹島。日本政府は一貫して「歴史的にも国際法的にも我が国固有の領土」との立場だが、実際には韓国の実効支配が続く。昨年8月には当時の李明博(イミョンバク)大統領が上陸し、国際的に大きな注目を集めた。領土問題はその後も両国間にトゲのように突き刺さり、問題解決の兆しは見えない。
◇
「日本の領土なのははっきりしている。どうして政府はのほほんとしているのか」。隠岐の島町の八幡昭三さん(84)は静かな怒りの声をあげた。
黒曜石の加工販売に携わりながら、長年にわたって竹島に関する資料の収集を続けてきた。竹島でアワビ漁をしていた叔父の伊三郎さん(故人)が描いたという竹島の地図もある。
韓国メディアも含め、国内外の報道機関から多くの取材を受けてきた。県選出の国会議員に資料を提供したこともある。「アワビが1日で400キロ近く取れた」という豊かな漁場を取り戻したいとの願いが活動の源だ。
「国会議員は『解決する』などと大きなことを言う。でも、行動が伴っていない。どうして韓国と本気で交渉してくれないのか。残念だ」。批判の矛先は歴代の政府に向かう。
◇
昨年12月の衆院選。自民党は「竹島の日」(2月22日)に政府主催の式典開催を掲げ、竹島問題に積極的に乗り出す姿勢を見せた。
しかし選挙に勝利し、政権復帰を果たすと、開催の見送りを決めた。一方で県などが主催した式典に政務官を初めて派遣。政権与党として日韓関係に配慮し、韓国側の反発を最小限に抑える狙いが見え隠れした。
今回の参院選に合わせ、自民が発表した政策集でも政府主催の式典については「検討する」との表記にとどめた。これに対し、溝口善兵衛知事は「さまざまな観点から総合的に検討した結果と受け止める。政府主催の式典開催が早期に実現されることを強く望む」とのコメントを発表した。
◇
安倍政権の経済政策、年金や医療問題などが有権者の関心を集める参院選。島根選挙区に立候補した4人の間でも竹島問題を巡る論戦は低調だ。
4日の公示日。立候補者はいずれも松江市内で第一声に臨んだが、竹島問題に直接言及した者はいなかった。公示直前、隠岐の島町の集会に参加した立候補予定者だった一人もほとんど触れなかった。
いずれの候補者も竹島は固有の領土という共通認識を持っており、早急の問題解決を図る姿勢でも一致している。このため、選挙の争点として前面に出てこない。
◇
竹島周辺には60年近く渡航できない状態が続く。今、竹島に渡ったことのある人は多くが亡くなり、体験を聞くことも難しくなっている。
隠岐の島町内を歩くと、そんな竹島への思いはさまざまだ。自営業の女性(51)は「日本が強硬に出て韓国に刺激を与えるのはどうか。日本と韓国が仲良く竹島を利用できたらいい」と友好的な両国関係の構築に期待する。一方でこう心配する。「解決を願う思いはみんな持っている。でも熱意に温度差はあるし、年齢が低くなるにつれて関心も低くなっている気がする」【金志尚】
==============
■ことば
◇竹島
隠岐の島町。隠岐諸島の北西約157キロの日本海にある。東島と西島、複数の岩礁で構成され、総面積21万平方メートル。水産資源に恵まれている。1905年、日本政府が島根県編入を閣議決定。48年に成立した韓国も領有権を主張し、52年に日本海に「李承晩ライン」を一方的に設定し、竹島を含めた。54年、韓国が駐留部隊を派遣し、継続している。韓国名は独島(ドクト)。
2639
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:33:28
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130710ddlk38010541000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/1 エネルギー政策 /愛媛
毎日新聞 2013年07月10日 地方版
21日投開票の参院選は衆参の「ねじれ解消」がかかり、解消されれば与党の法案がより早く通過する。その分、県の将来の姿も急速に変えていく可能性もある。論戦で問われるべきは何か。地域独自の争点や全国的な論点を含め、県の抱える課題について考える。
◇関心薄れ「原発ありき」
「本当に許しがたいことだと思います」。四国電力が伊方原発3号機(伊方町)の再稼働申請を原子力規制委員会に事前届け出した今月5日。県庁前で夕刻行われた脱原発デモで、県原爆被害者の会事務局長、松浦秀人さん(67)=松山市東長戸2=はマイクを握り、原発再稼働に向けた動きを非難した。
松浦さんは妊娠中の母が広島市の爆心地から約3キロで被爆した胎内被爆者。以前は「核兵器廃絶」を訴えても反原発を掲げることはなかったが、福島第1原発事故後、女子高生が「将来結婚できるか」と教師に質問したという報道に胸を締め付けられた。「結婚する資格があるか」「子供に放射能の影響が表れないか」と悩んだ自身の苦しみを、福島の被ばく者も背負ったと知ったからだ。
四電は8日、予告通り再稼働を申請した。柿木一高・原子力本部長は「(電力の)万全の供給体制にはどうしても必要」と再稼働の意義を強調した。電気料金の値上げに苦しむ企業、伊方原発のお膝元の旅館業者などから再稼働待望論が上がっているのも現実だ。
しかし、松浦さんは疑問が尽きない。4月に訪問したドイツでは、廃炉作業中の原発に、多くの作業員が集まっていた。「廃炉作業にも相当な仕事量があるはずだ。それでは足りない分を、社会政策で支える道を追求すべきではないか」と提唱する。「原発ありき」で議論の幅が狭められているように見える。
さらに「核のごみ」の問題もある。伊方原発でも、8〜9年で使用済み燃料プールは満杯になるとされるが、その処理の答えは出ていない。松浦さんは「仮に事故がなくても、放射性廃棄物を無害にする技術を人類は持っていない。後の世代に万年単位で負の遺産を押しつける。そんなことが許されるはずがない」と訴える。
. 福島事故で問い直されたのは、現代のエネルギー政策のあり方、さらには核利用の賛否という根本的な方向性だったはずだ。しかし、時間の経過と共に脱原発への関心が薄れる中、再稼働論議の中心は設備の安全性に集約されている。「世界最高レベル」をうたう新規制基準が施行された今、日本の原子力利用が再び走り出そうとしている。【中村敦茂】
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:34:19
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130711ddlk38010614000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/2 TPP /愛媛
毎日新聞 2013年07月11日 地方版
◇賛否、職業で隔たり
「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加で景気が良くなり、消費が増えるなどのメリットがあると言われるが、大多数の農家の規模や輸入農産物の価格を考えると、デメリットが大きすぎる」。今治市で米作りをする長尾正人さん(40)は不安を隠せない。
昨年の県内生産米は7万5000トンで、最盛期の1985年(11万8100トン)の6割強。この減産傾向にTPPが追い打ちをかける。県はTPP参加の場合、県内の米生産量は32%減少して価格も26%下落し、生産額は半分になると予想する。長尾さんは「何をもって国益か。田んぼは日本の原風景。文化の一つとしても考えてほしい」と訴え、コメ自由化には断固反対だ。
県を代表する農産物のミカンは比較的影響を受けにくいと予想されているが、西予市で温州ミカン生産に取り組む40代男性は「すでにオレンジ自由化で壊滅的な打撃を受けている。影響を受ける余地もないからだ」と断じた。県内の温州ミカンの生産は75年の61万トンをピークに減少。2004年には34年間守り続けた日本一の座を和歌山県に明け渡し、一昨年は15万トンにとどまった。イヨカンなどへの転作が進んだこともあるが、オレンジ自由化の影響が大きいとみられる。男性は「自由化という言葉の響きは良いが、打撃を受けた自分たちのような被害者を増やすわけにはいかない」と憤る。
一方、TPP賛成の経済界。県商工会議所連合会の白石省三会頭(三浦工業会長)は「TPPの恩恵にあずかる人は『広く、薄く』で、議論があまり盛り上がっていない」と明かす。「反対派は農協、医療関係など少数だが、影響が大きく、それだけに強い意見が出る。TPPをテコに国内の既得権益打破、規制緩和が進めば、輸出産業だけではなく国内の多くの産業が活性化していくのではないか。農業も活力を取り戻してもらいたい」と主張する。
TPPを巡り輸入農産物への不安が拭いきれない農家と、産業活性化を期待する経済界。白石会頭は「TPPはすべての消費者に関係があること。消費者も積極的に意見を言うべきでしょう」と提言するが、住む地域や職業などによって有権者の意見の隔たりも大きい。【高谷均、松倉展人】
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:34:52
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130712ddlk38010559000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/3 憲法改正 /愛媛
毎日新聞 2013年07月12日 地方版
◇理念の理解不可欠
憲法改正を巡る動きが、県内でも高まってきている。改憲派が「安倍政権の今がチャンス」と啓発活動を進め、反対派は憲法改正の発議要件を規定した96条を守るためのグループを今月結成した。
自主憲法制定を目指す保守系団体の日本会議県本部(松山市)は毎年5月3日、改憲を訴える講演会を開いている。今年の講演会では重松恵三会長(当時)が「安倍政権の発足で憲法改正の声が大きくなっている」と期待感をにじませた。
尖閣諸島や竹島などを巡る問題が取りざたされる中で、同本部事務局長の越智敏雄さん(50)は「自衛隊が(戦力不保持を定めた)憲法9条違反と言われるようでは国を守れない」と主張し「憲法を守れても、国を守れないのでは意味がない」と訴える。
一方の護憲派。同市内で6日にあった「96条を守る会」(共同代表=小松正幸・前愛媛大学長ら)の結成記念講演会で、大内裕和・中京大国際教養学部教授は「今回の参院選、最も大事な争点は憲法」と強調した。
大内教授は自民党が昨年4月発表した憲法改正草案を問題視する。9条改正による国防軍保持の明記に加え、憲法改正発議要件を衆参両院で3分の2の賛成から過半数にする96条改正が盛り込まれた。「権力を縛る憲法から、国が国民を支配するための憲法につながる」と指摘した。
安倍政権発足後、96条先行改正論が浮上したが、改憲論者でも96条改正に反対の人は少なくない。ただ、毎日新聞が今月実施した世論調査では、改憲手続きを進めることに「賛成」46%、「反対」34%で、改憲自体には賛成・容認の人が多い。
これに対し、光信一宏・愛媛大法文学部教授(52)=憲法学=は「国家権力を縛る憲法の理念が十分に理解されていないのでは」と指摘する。「社会福祉などで国のありがたみは分かりやすい半面、若者たちが国家権力の怖さを実感する機会は少ない」と感じており、講義では冤罪(えんざい)事件などを例に国家権力が時に重大な人権侵害をすることを説いているという。
「改憲が自分たちにどんな影響をもたらすのか、一人一人がよく考えるべきだ」と光信教授。憲法の理念やあり方をどう考えるかが問われている。【伝田賢史】
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:35:31
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130713ddlk38010547000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/4 本四連絡橋 /愛媛
毎日新聞 2013年07月13日 地方版
◇国政に地元ほんろう
「橋との競争は不可能ですよ」。今治市の今治港と同市・大島の下田水(しただみ)港を結ぶ高速船を運航する協和汽船(本社・今治市)の村上竜司常務はあきらめ顔で嘆いた。
運航は今月末で休止される。98年に87万台だった同社フェリー利用者数は、99年の瀬戸内しまなみ海道の開通後に半減。2年前に高速船に切り替えたが、原油高騰で支え切れなくなった。船の通勤・通学客約110人は来月からバス利用を強いられる。
一方、同海道を含む本州四国連絡高速道路(本四)は生活道路として「不便」。建設費償還のため、料金が一般の高速道より割高だからだ。国と関係自治体は昨年、全国共通料金の導入を目指すことで合意。来年度からの引き下げに向け、国土交通省の有識者部会が検討を進めている。
同部会が先月7日にまとめた中間答申案では、全国の高速道路料金を「普通」「大都市近郊」「海峡部等特別」の3区間に再編。本四の陸上部(普通車1キロ当たり料金28・08円)は普通、海上部(海峡部同252・72円、明石海峡同404・35円)は特別区間に分類された。これを受けて県は同11日、広島県や香川県などと共同で、同省と自民党に陸上部を一般の高速道路(同24・6円)並み以下、海上部を伊勢湾岸道路(同108・1円)並み以下に設定するよう求めた。
県の試算では、要望金額だと同海道全線の普通車基本料金は約2700円になり、現行より約2000円安い。だが、船舶会社にとっては利用客がさらに減る懸念がある。全日本海員組合愛媛支部の和田文男支部長は「各社が割引制度やダイヤ削減など手を打ってきたが、自助努力の範囲を超えている」と指摘する。
協和汽船は今後、関連フェリー会社のチャーター便を展開する予定。村上常務は「離島に渡るツアー客やイベント客を考えると、高速料金引き下げは賛成」と期待をつなぐ。同市6月議会では、航路休止で増便するバス会社への車両購入補助4000万円の補正予算が成立。菅良二市長は「橋の光と影が表れた。(航路)利用者への影響は避けなければならない」と強調した。
昨年までの5年間で県内と本州や九州を結ぶ航路は14から8に。歓迎すべき同海道の料金是正も一層の船便減少を招く恐れがあり、国の運輸行政に地元は振り回され続けている。【橘建吾、松倉展人】
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:36:28
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130714ddlk38010341000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/5 山鳥坂ダム /愛媛
毎日新聞 2013年07月14日 地方版
◇住民置き去り、計画変転
身長176センチの川本英男さん(42)が頭上高く手を伸ばす。その指先には「平成17(2005)年台風14号」と書かれた板がぶら下がる。地面から2・2メートル。さらにその30センチ上の板には「平成16(04)年台風16号」の文字が読める。大洲市菅田町の肱川左岸にある「川本いちご園」のビニールハウス。2枚の板は台風で上昇した肱川水位を示している。
広島県出身の川本さんは00年、脱サラして妻由紀美さん(42)の出身地の同市で農業を始めた。だが、04年8月、台風16号でハウス9棟が増水で全壊し、キュウリが全滅。地元住民の支援で再開にこぎつけ、翌年にはハウスを拡張した。ところが、同年9月に台風14号が襲来し、一昨年は台風15号が直撃。三つの台風による被害は約1500万円に及ぶ。「台風が近づくと眠れない。河川管理者はいったい何をやっているのか」。川本さんは治水の現状にいらだちをあらわにする。
古くから水害を引き起こしてきた肱川。旧建設省は82年、治水のため山鳥坂ダム計画を打ち出し、反対運動が起こる中、09年9月に地権者との間で用地補償基準で合意した。だが、同年8月の衆院選で「コンクリートから人へ」を掲げて圧勝した民主党政権は同10月、計画を凍結した。
約150人の地権者の中には、移転先に住宅を新築した人もいる。水没予定地に妻と暮らす和気八郎さん(87)は約200万円の全額を負担して墓を移転した。「引っ越すならアパートにしたい。一戸建てだと建築中に(老衰で)死んでしまう」と漏らす。70代の主婦は「(政権交代は)民意だったかもしれないが、忍従を強いられる私たちの身になって」と吐き捨てるように言った。
昨年12月の衆院選で政権奪回した自公政権は国土強靱(きょうじん)化計画に基づき、計画の凍結解除を決定。今年度の事業予算は前年度比10倍超の17億7600万円に膨らんだ。国土交通省は用地交渉や道路整備を進め、20年ごろの本体着工、27年ごろの完成を目指す。計画発表から31年。この姿のないダムに既に184億円がつぎ込まれている。
「政治家は人気取りに終始し、その場しのぎの対応を繰り返してきた。そのしわ寄せが我々住民に及んでいる」。川本さんは政治のあり方に疑問を投げかける。【渕脇直樹】
2644
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チバQ
:2013/07/19(金) 00:37:00
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130715ddlk38010307000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/6止 南海トラフ巨大地震 /愛媛
毎日新聞 2013年07月15日 地方版
◇高台移転、実現性遠く
「ここは海抜36メートルです」。12日夕、愛南町深浦の町立あいなん幼稚園で、田村年子園長が職員室のホワイトボード隅に書かれた数字を指さしながらホッとした表情を見せた。「津波はまず大丈夫」
同幼稚園(旧城辺幼稚園)は昨年3月まで、海抜15メートルに満たない同町役場そばにあった。ところが、内閣府検討会が同月末公表した南海トラフ巨大地震の想定で、同町の最大津波高は17・3メートル。園内に衝撃が走ったが、すでに園舎老朽化に伴う移転計画を進めていた。翌4月、旧小学校校舎の1階を改修した現在の園舎へ移った。
その後の県の詳細な想定結果では、旧所在地は浸水域からわずかに外れていた。それでも、田村園長は「日ごろから一番気にするのは園児の安全。園舎の耐震性なども含め、安心感は以前と雲泥の差」と移転を喜ぶ。
幼稚園や保育所、学校は津波避難の際、子どもたちを素早く誘導しなければならない。しかし、自力移動が難しい高齢者や障害者がいる福祉施設を含め、これらの現場では全員がスムーズに避難し、津波から逃げ切れるか不安が残る。
施設の高台移転はその解決になるが、県内では進んでいない。同幼稚園の場合は旧園舎の老朽化と、高台に閉校した小学校があったことが重なった「偶然の産物」で、高台移転が目的ではなかった。同町によると、同地震の想定浸水域に保育所や学校は約10施設あり、福祉施設も存在。だが、どこも移転計画は具体化していない。
ネックは移転費用だ。同幼稚園の場合、既存校舎改修のため約4800万円で済んだが、土地取得や新たな建設となれば「何億円もの投資になる」(町教委)。県には高知県が今年度設けたような補助制度もない。国会で議論が進む南海トラフ巨大地震対策の特別措置法案では、幼稚園や学校で移転費用の2分の1などの補助が盛り込まれているが、周辺住民も移住に合意することが前提だ。県担当者は「住民合意は時間がかかる」と漏らし、実現性は見通せない。
他にも高台移転には「日常生活に不便も出る」(町財政課)、「児童数減少で統廃合の可能性がある」(町教委)など、実現をためらわせる理由がある。県内で本格議論はまだ始まってさえおらず、安全を脅かす課題が置き去りにされたままだ。【中村敦茂】=おわり
2645
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:14:36
http://news.livedoor.com/article/detail/7874196/
「EXILE、河村隆一、古田敦也……」参院選前にNHK“放送禁止著名人リスト”公開で広がる波紋
日刊サイゾー
2013年07月19日17時30分
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伊藤洋介オフィシャルサイトより(左がUSA)。伊藤氏はほかにも大塚愛や、EXILE・HIROなどとの写真を掲載している。
21日の参議院選挙を前に、NHKが「政治的公平性への配慮」を理由にリスト化しているという「放送禁止著名人リスト」の内容を、18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が掲載した。
NHKの過敏な動きについては、自民党候補・伊藤洋介とのツーショット写真がネット上に掲載されていたとして、EXILEのパフォーマー・USAの出演番組『Eダンスアカデミー』(Eテレ)が12日、急きょ放送中止となったことが話題となり、注目が集まっている。
リストには、USAのほかにも民主党候補の鈴木寛を応援している歌手の河村隆一、元プロ野球・ヤクルト監督の古田敦也、元サッカー日本代表監督の岡田武史、なでしこジャパンの大野忍、楽天会長の三木谷浩史のほか、小沢一郎氏らとの対談を収録した書籍『永田町大好き! 春香クリスティーンのおもしろい政治ジャパン』(マガジンハウス)を発売したばかりのタレント・春香クリスティーンなどが名を連ねているという。
今回に限らず、同様のリストは以前から作られており、昨年12月の衆院選でも、脱原発を訴える特定候補を応援したとして、大江健三郎や坂本龍一も出演NGであったようだ。記事中のNHK職員は、「NHKの選挙報道に対する神経の使い方は尋常ではない」とし、「政治家に予算を握られているNHKの体質の問題」と分析する。
「視聴者や、専門家からは『気にしすぎ』『強引なやり方は、若者の政治離れが加速する要因になりかねない』などと賛否が飛び交っている。また、春香クリスティーンが所属する大手芸能事務所のスタッフも、『NHKの判断基準が不明確』などとぼやいていたそうです。
ネットでの選挙活動が可能となり、候補者も今後ますますタレントを使ったイメージ戦略を考えるでしょうから、NHKも明確な判断基準を提示するべき」(芸能誌記者)
著名人の影響力が多大なのは分かるが、USAがダンス中に自民党の話を始めるとは思えない。このNHKの対策が、もし結果的に“思想の自由”を妨げているとしたら問題だ。
2646
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チバQ
:2013/07/20(土) 09:17:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013072002000115.html
脱原発候補 見極める 草の根運動 活発
2013年7月20日 朝刊
日本の原発政策はどこへ向かうのか、その岐路となる参院選。報道各社の情勢分析で、原発の再稼働や輸出を進める自民党の優勢が伝えられる中、脱原発を願う市民からは候補者の脱原発にかける「本気度」を調べたり、資金面などで支えたりする草の根の動きが起きている。 (宮尾幹成)
生活の党、みどりの風、社民党は三月に「脱原発基本法案」を参院に共同提出した。原発推進の国策を百八十度転換し、遅くとも二〇二五年までに原発ゼロを実現するとの内容だ。
法案提出を後押ししたのは、ノーベル賞作家の大江健三郎氏らが呼び掛けた市民グループ「脱原発法制定全国ネットワーク」。同じく脱原発を打ち出す民主党やみんなの党は、目標時期などで意見が合わず、共同提出に加わらなかったが、両党や無所属の一部議員が「賛同」の署名をした。
全国ネットワークは、投票先を選ぶ判断材料にしてもらおうと、参院選の全候補者に法案への賛否を尋ねた。十九日現在、選挙区二十五人、比例代表二十六人が賛意を示している。海渡雄一事務局長は「脱原発を一刻も早く実現してくれる政治家を参院に送り込もう」と訴える。
× × ×
別の市民グループは四月、脱原発政治連盟(略称・緑茶会)を設立。所属政党にかかわらず、脱原発に向けた政策協定を結んだ候補者を推薦し、寄付で集めた選挙資金や、脱原発に賛同する有権者の名簿を提供してきた。十九日現在、選挙区と比例代表で計三十六人を推薦している。
全有権者に「脱原発候補」の選択肢を示すため、推薦候補のいない選挙区では「支持」「支援」の形で緩やかに応援する候補を決めた。名簿は緑茶会のホームページ=「緑茶会」で検索=を参照。
× × ×
共産党は原発ゼロを公約するが、脱原発基本法案については「即時ゼロ」を目指す立場から賛同していない。全国ネットワークは「選挙が終わったら共産党を呼んで討論したい」としている。
緑茶会も共産党候補に推薦を申し出た。だが「一団体と政策協定を結んだ前例がない」と辞退したため、支持にとどめている。
◆脱原発基本法案に賛同する参院選候補者(十九日現在)
【選挙区】▽民主 松浦大悟(秋田)岡崎トミ子(宮城)武内則男(高知)松野信夫(熊本)▽みんな 行田邦子(埼玉)米長晴信(山梨)▽生活 平山幸司(青森)関根敏伸(岩手)太田和美(千葉)森裕子(新潟)佐藤公治(広島)▽社民 遠藤陽子(福島)川上康正(埼玉)木村栄子(神奈川)渡辺英明(新潟)伊藤善規(愛知)▽みどり 舟山康江(山形)露木順一(神奈川)丸子安子(東京)平山誠(愛知)亀井亜紀子(島根)▽沖縄社会大衆党 糸数慶子(沖縄)▽緑の党 松本なみほ(兵庫)▽無所属 大河原雅子(東京)藤島利久(大阪)
【比例代表】▽民主 相原久美子、神本美恵子、ツルネン・マルテイ▽みんな 川田龍平▽生活 広野允士、はたともこ、藤原良信、山岡賢次、東祥三、三宅雪子▽社民 又市征治、矢野敦子、鴨桃代、山城博治▽みどり 谷岡郁子、井戸川克隆、山田正彦▽緑の党 大野拓夫、尾形慶子、木田節子、木村雄一、島崎直美、須黒奈緒、田口まゆ、長谷川羽衣子、三宅洋平
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:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:19:50
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130713_01.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(1)宮城/民主現職に危機感/2議席目の争奪過熱
二つの議席をめぐり、各党が総力戦を繰り広げる宮城選挙区。無党派層はどう動くのか=6日午後、仙台市青葉区の藤崎前
参院選(21日投開票)は中盤戦に突入し、東北6選挙区の攻防も激烈になっている。自民党は「1人区」の5選挙区独占と「2人区」の宮城でトップ当選を狙う。民主党など野党と無所属は、現職が議席死守を狙う選挙区を中心に接戦を演じている。激しさを増す東北決戦を追った。(敬称略)
<顔つき一変>
先行する自民を追って、民主とみんながデッドヒートを繰り広げる。宮城選挙区(改選数2)は、にわかに緊迫の度を増してきた。
4選を目指す民主現職の岡崎トミ子(69)が、崖っぷちの危機感をにじませ始めた。
石巻市内で遊説した10日、夕方に駆け付けたのは仙台市青葉区であった支持労組の集会。「労働契約法を改正し、非正規雇用を減らす政策を進めた」。約100人を前に、いつも以上に労働問題の訴えに時間を割いた。
その足で石巻市へとんぼ返り。翌朝の石巻魚市場でのあいさつ回りのため、深夜の三陸自動車道を駆け抜けた。
敵はリードする自民現職の愛知治郎(44)ではない。2議席目を競り合うみんな新人の和田政宗(38)だ。
岡崎は郡部でやや有利とみられるが、従来強かった仙台市での浸透がいまひとつ。県連幹部は「党の不人気が直撃している。無党派層をさらわれかねない」と言う。
10日を境に選対スタッフの顔つきは一変した。支持労組への念押し、人脈フル活用の票の積み重ね…。防戦から攻撃に転じる突破口をうかがう。
<逆転に自信>
「東日本大震災から2年4カ月。生活が良くなっていなければ議員を代えないといけない。選手交代の選挙だ」。気仙沼市内の仮設住宅で12日、みんな政調会長の浅尾慶一郎が訴えた。
雨が降る中、ぽつりぽつりと住民が姿を現す。それを見つけるや猛然と駆け付け、握手を求めた和田。「最後の1人が仮設から出られるまで身を粉にして、血を吐くまで戦う」と強調した。
報道各社の序盤戦の世論調査では、愛知と岡崎を追う展開だが、8日に仙台市に入った党代表渡辺喜美は意に介さない。「民主党は崩壊過程。2番目に入るのは可能だ」
仙台市などの仮設住宅を徹底して回り「復興の政宗」の浸透に手応えを感じる陣営。和田を支える衆院議員林宙紀(比例東北)は「逆転できる位置に付けた」と追い上げに自信を見せる。
<緩みを警戒>
2議席目の攻防を横目に、愛知は初の1位当選を見据える。仙台市中心部で11日、得意のフレーズを繰り返した。「アベノミクスはこれからが大切だ。政策を総動員して初めて経済が回復する」
企業や団体は勢いを見逃さない。同市青葉区の選挙事務所の壁には推薦状がびっしり。6年前の1.5倍を超える。自動車関連など有力企業幹部もひっきりなしに訪れる。選対本部長の相沢光哉は「国政から吹く追い風が強い」と言う。
不安視するのは「もう当確」という安泰ムードだ。振り払う鍵は攻めの姿勢と踏む。
11日夕、JR仙台駅前で党青年局長の小泉進次郎が「ねじれ解消には愛知さんの力が必要だ」と声を張り上げた。当初仙台入りは予定になかったが、陣営がねじ込んだ。苦心の引き締めが続く。
共産新人の岩渕彩子(30)は、反自民票の受け皿になろうと懸命だ。12日夕、多賀城市の街頭で「暴走を続ける安倍政権にストップをかけられるのは共産党だけだ」と力を込めた。
幸福実現新人の皀智子(41)も支持者回りを続けている。
2013年07月13日土曜日
2648
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:20:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130714_04.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(2)秋田/現・元「大物」が動く
候補者の街頭演説の終わりに、こぶしを突き上げて支持を表す有権者=6日午後、大館市
<初めて前へ>
巻き返しへ、県政界の「大物」が動きだした。11日夜、横手市の道の駅駐車場。民主現職の松浦大悟(43)の傍らで、元知事で、みんなの党参院議員の寺田典城が声を振り絞った。
「右を見ても左を見ても自民党。(国会が)みんな自民党になったら、(国民は)何も言えなくなってしまう」
知事を3期務め、県内で大きな影響力を誇った寺田。知事引退後、各種選挙戦で民主候補を後方支援してきたが、前面に出るのは初めてだ。
元民主党衆院議員で次男の学は3月、秋田市長選立候補のため離党した。「今までは息子がいたので表に出るのは遠慮していた」と寺田。「息子は民主党に10年間お世話になった。自民独占を阻止するため、政策の違いには多少は目をつむる」と、積極姿勢に転じた理由を語る。
学の離党の痛手を引きずる民主党にとって、寺田は心強い援軍だ。党県連選対本部長の虻川信一は「元知事としての実績、支持率がある」と寺田効果に期待を寄せる。
「自民だけでいいのか」。松浦は公示後、反自民の結集を繰り返し訴える。自主投票を決めた社民支持者や、昨年の衆院選で分裂した旧民主支持者も反応し始めた。
市長選落選後、表舞台から姿を消した学も動く。4日の松浦の第一声に姿を見せ、人垣の後ろで松浦を見守りつつ、「自分なりに応援する」と支持を明らかにした。
<油断は禁物>
過去の選挙で寺田に幾度も煮え湯を飲まされた自民。現職の県政トップが全面支援に乗り出す。
4日、秋田市内であった自民新人中泉松司(34)の第一声。知事佐竹敬久は、中泉に寄り添うように、高らかに宣言した。
「秋田の若杉を、秋田と日本を支える大木に育てる」
自民寄りを自認する佐竹だが、これまでは県民党を強調し、遠回しに自民系候補の支援をにおわす程度だった。
今回は違う。自民が政権復帰後の初の国政選挙である上、中泉は県議初当選以来、目を掛けてきた若手の成長株だった。
報道各社は序盤から、組織力に勝る中泉優位を伝えた。自民党県連は寺田の登場を警戒しつつ、「もはや過去の人。影響力は限られている」と冷静に分析してみせた。
陣営が恐れるのは油断だ。党総務会長の野田聖子は10日、にかほ市の街頭演説に駆け付け「大変な激戦区」と、あえて危機感を強調。「現職に勝つというのは容易ではない。全国の首長選挙では負けが続く。あの小泉進次郎君の地元の横須賀市もそうだ」と訴えた。
<自共対決に>
反自民の結集に懸ける松浦、組織の厚みで戦う中泉。現、元知事の力も借りて、両陣営はラストスパートに入った。
共産新人の佐竹良夫(62)は、東京都議選での党躍進を受け、自共対決に持ち込もうと躍起だ。「自民は地方切り捨ての政治をしている。アベノミクスは大企業を喜ばせるだけの危険な毒矢だ」と強調する。
幸福実現新人の西野晃(36)は県内全域を回り、支持を訴える。
(敬称略)
2013年07月14日日曜日
2649
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:20:42
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130715_06.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(3)福島/高市発言、民主逸機
候補者の演説を聞いて拍手する有権者。票の争奪戦が激しさを増している=13日夜、郡山市
<矛盾の構図>
生き残りを懸ける現職2人が連休初日、郡山市で火花を散らした。
「必ず1番にならなければならない。1等賞を取らせてください」。自民現職の森雅子(48)は13日午後、郡山市の仮設住宅と本宮市の個人演説会で「1番」を連呼し、頭を下げた。
福島選挙区は改選数が2から1に減った。ともに再選を狙う森と、民主現職の金子恵美(48)のどちらかが必ず落選する。森は2007年、金子に13万票の大差をつけられての2番手当選。報道各社が報じる「森リード」に安心はしない。
福島県では、福島第1原発事故の影響で今も15万人が避難生活を送る。公示日に首相安倍晋三が入ったほか、法相谷垣禎一、青年局長小泉進次郎らを次々と投入。専ら衆参ねじれの解消を訴え、安定した政治による復興加速をアピールする。
論戦の陰には矛盾が潜む。選挙区の主要候補はそろって「県内原発全基廃炉」を掲げる。このため、いまだに被害が拡大する原発被災地で、原発政策が争点にならないという構図が鮮明になっているのだ。
森も「県内原発全基廃炉は県民の願い」と軽く触れるだけ。再稼働問題や政権が進める原発輸出を語ることはなく、「争点かわし」は否めない。
<強い危機感>
「命を軽んじるような政府与党に私たちの暮らし、命を任せていいのか」。民主の金子は13日夜、郡山市の個人演説会で攻勢に転じる意気込みを強調した。
念頭にあるのは、自民党政調会長高市早苗の「原発事故で死んだ人はいない」という発言だ。応援に入った党代表海江田万里も「言及するに値しない」と切って捨てた。
昨年の衆院選で、民主は県内選挙区1勝4敗の大惨敗。高市発言は「潮目を変える」(党県連幹部)チャンスだったが、敵が一枚上手だった。
失言があった翌日の6月18日、真っ先に抗議したのは自民県連。民主県連が街頭で攻撃したのは20日だった。金子は「遅かった」と悔やむ。
党県連代表の増子輝彦は演説会で「有権者の4割はまだ投票先を決めていない」と繰り返すが、「(リードする)森の背中が見えない」と打ち明ける。
時事通信が公示後に実施した世論調査によると、民主の支持率は3.9%で、公明の4.4%を下回った。
金子は6年前との落差に強い危機感を抱く。「今回は手を振ってくれる人がほとんどいない。逆に両手でバツマークをつくる有権者もいる」
<脱原発訴え>
現職の激突に割って入ろうと、共産、社民は「脱原発」を切り札に支持を訴える。共産新人の岩渕友(36)は「共産の議席を伸ばして、再稼働阻止、原発即時ゼロを実現する」と訴える。
原発事故避難者でもある社民新人遠藤陽子(63)は東北唯一の党公認候補。「避難者の立場で政策を考えられるのは私だけだ」と強調する。
幸福実現党の新人酒井秀光(45)、諸派新人杉内一成(80)も県内を回っている。(敬称略)
2013年07月15日月曜日
2650
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:21:51
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130716_02.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(4)山形/農業票の争奪激化
候補者の訴えを聞く農業者ら。TPPをめぐる駆け引きが激化する=11日、山形県飯豊町
<戦術見直し>
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加をめぐる攻防がもつれ込む。
「農業がつぶれたら地域は崩壊する。中央の圧力には負けない」。11日夜、山形選挙区(改選数1)で再選を目指すみどりの風現職の舟山康江(47)が叫んだ場所は、山形県川西町の山形おきたま農協だった。
TPP断固反対の舟山は、自民の支持母体だった県農協政治連盟の推薦を受ける。自民新人の大沼瑞穂(34)と競り合う全国屈指の激戦区だ。
県農政連幹部が陣営に入り、各農協が総出で演説会を設定する。農協の本支店を拠点に県内を回り、農家を相手に声をからす舟山。県農協中央会長の長沢豊は「われわれは絶対にぶれない」と安倍政権への対抗心をむき出しにする。
県農政連と組むのは知事吉村美栄子だ。公示前に1度マイクを握った以外に表立った動きは見せていないが、舟山陣営は吉村後援会の幹部が実質的に仕切る。
これに民主、社民と連合山形が加わる。舟山の初当選を支えた共闘態勢だが、6年前とは事情が違う。舟山は昨年7月、TPP反対を理由に民主を離党。陣営は極力、政党色を抑えてきた。
報道各社が大沼との接戦を伝えた6日、舟山の選対会議に焦燥感が漂った。「このままではわれわれの結束力が伝わらない」。陣営は戦術の見直しにかじを切った。
「暮らしを守るのは舟山だ。一緒に戦う」。11日夜、民主県連会長の近藤洋介は長井市の演説会で、公示後初めて応援弁士を務めた。TPP推進派の近藤は舟山とは相いれない立場だが、背に腹は代えられなくなった。
<批判かわす>
自民の大沼は9日夜、東根市の演説会でサクランボ農家らを前に力を込めた。「コメなどの重要5品目は守る。守れないなら交渉から脱退する」
党本部は山形を重点区とし、閣僚や党幹部を連日送り込む。舟山との接戦に加え、県農政連が公然と反旗を翻したことへの怒りが収まらない。
13日午後には首相安倍晋三が入り、県内3カ所を駆け巡った。JR山形駅前では「TPP」の言葉こそ使わず、「日本の農業は断固として守る」と力説し、県農政連の批判をかわした。
<切り崩しも>
したたかな切り崩しも進む。農相林芳正は7日、天童市で若手農業者と懇談。TPPへの不安を口にする地元農協青年部の声にうなずきながら、「5品目を守るという国会決議はだてじゃない」と語り掛けた。
官房長官の菅義偉は8日、山形市で約500人の企業関係者を前に、経済政策アベノミクスの成果を強調した。地元の参院議員岸宏一が続き「山形県民は安倍政権にノーを突き付けるのか」と迫った。
公示後、知事吉村に重要閣僚と有力国会議員が立て続けに電話を入れた。「もう動くな」との意を伝え、くぎを刺した。
対話と圧力。政権党のメンツを懸けた「二正面作戦」が加速する。
共産新人の太田俊男(59)は11日、党国対委員長の穀田恵二と山形市の街頭に立ち「山形の農業が壊滅する」とTPP反対などを訴えた。幸福実現新人の城取良太(36)も街頭演説などを続ける。(敬称略)
2013年07月16日火曜日
2651
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:22:20
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130717_08.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(5)青森/非自民、死守へ躍起
候補者の訴えを熱心に聞く有権者=12日、弘前市
<どぶ板戦に>
「青森の全議席を自民に与えていいのでしょうか。非自民の議席は絶対に必要なんです」
青森選挙区(改選数1)で再選を目指す生活現職の平山幸司(43)は12日、雨の青森市を傘も差さずに駆け回り、住宅街や商店街で道行く有権者と握手した。
自民は昨年の衆院選で青森1〜4区を制覇。平山が議席を失えば、衆参6人の国会議員は全て自民になるのだ。
報道各社の情勢調査は平山の劣勢を伝え、自民新人の滝沢求(54)が先行する。議席死守の鍵は、出身地の津軽地方をがっちり固め、滝沢の地盤である八戸地域で票を奪うことだ。選対本部長に党代表小沢一郎を迎えて、小沢イズムの原点であるどぶ板戦に力を入れる。
その八戸で平山は公示後、3年前に引退した民主党元参院議員田名部匡省の名を叫んだ。「八戸の皆さんは田名部先生を支え、自民以外の議席を守ってきた」
これが思わぬ事態を招いた。匡省の娘で民主県連代表の匡代は「父の名を使うのはやめてほしい」と不快感を示し、県連関係者の不興を買った。
平山は「非自民議席を守った先生を今でも尊敬している。それを伝えたかっただけ」と言うのが精いっぱいだった。野党同士のつぶし合いで、滝沢の背中は遠のく。
<組織戦 徹底>
「『滝沢は強いぞ。これは大丈夫だぞ』。そのようにマスコミは報道するが、とんでもない」
自民党前副総裁の大島理森(青森3区)は11日夜、八戸市で開いた滝沢の総決起集会で声を張り上げた。
横には神妙な表情の滝沢が直立する。集会が始まる30分前に会場入りし、玄関口で来場者を出迎えた。一人一人と握手する念の入れようだ。
党本部も引き締めを緩めない。首相の安倍晋三は14日、青森市で演説し「あぜ道を歩き、街角に立って、多くの県民の声を聞いてきた。県議としての実績を一つ一つ積み重ねてきた」と滝沢を持ち上げた。
「選挙戦はこれからだ。どうか滝沢をお願いいたします」。終盤戦に入っても大島は、演説会などでこう繰り返す。「完全なる自民王国」へ組織戦がうなりを上げる。
<「結果残す」>
みんな新人の波多野里奈(40)は党三役の応援を相次いで受ける。青森では同党初の国政候補で知名度アップに躍起だ。党代表渡辺喜美は8日夜、青森市で街頭演説後、「青森は地方議員がいない空白県。この選挙で結果を残す」と強調した。
無所属新人で前県農協中央会長の工藤信(59)は、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加への反対を鮮明にする。推薦した民主県連のサポートで懸命に追う。12日夜には地元弘前市で農家を集めた集会を開き「TPPを阻止する」と繰り返した。
共産新人の吉俣洋(39)は12日夕、党国対委員長穀田恵二とともに青森市で演説し「原発問題で堂々と自民と論戦しているのは共産だけだ」と支持を求めた。
幸福実現新人の石田昭弘(54)も県内各地を回っている。(敬称略)
2013年07月17日水曜日
2652
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:22:48
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130718_02.htm
気流どこへ 参院選東北6選挙区(6完)岩手/豪華弁士、候補埋没
仮設住宅団地で演説し、震災復興への熱意を語る候補者=宮古市内
<後ろ盾なし>
約110カ所。岩手選挙区(改選数1)で3選を目指す無所属現職の平野達男(59)が、14、15の2日間で回った仮設住宅や仮設商店街の数だ。久慈市から陸前高田市まで沿岸を南下し、街頭でひたすら実績を訴えた。
「一議員の立場になったが、これまでの経験と知識、現場感覚を総動員し、引き続き復興の最前線に立たせてほしい」
平野は今回、県内で影響力を誇った生活代表小沢一郎から離反し、民主も飛び出した。政党の後ろ盾はないが、強みは知名度の高さだ。東日本大震災の被災地・岩手にあって、初代復興相を務めたインパクトは大きい。
宮古市田老地区では、女性(73)が平野の手を握り締めた。「仮設住宅で死にたくない。よろしくお願いします」
他陣営が全員新人であることを意識し、即戦力を強調、終盤にかけ一気に引き離しにかかる。
<23人ずらり>
地をはうような平野の戦いに対し、自民は対照的な戦術を取る。
知名度不足が指摘される新人田中真一(46)を押し上げるため、仕掛けるのは「史上最大の空中戦」(県連幹部)。盛岡市の田中の選挙事務所には、公示後に県内入りした党幹部ら23人の名前がずらりと並ぶ。
平野が沿岸の被災地を回っていた14日、首相安倍晋三は県内3カ所で田中の応援演説に立った。
「野党の力には限界がある。まして無所属では、どんな立派な人でも役に立たない」。JR盛岡駅前では拳を振り上げて他陣営を切って捨て、約1000人を沸かせた。安倍は18日、再び岩手に入る。
ただ、豪華な弁士の中で、肝心の田中の存在がかすみがちだ。陣営の中には「人が集まっても、票にはならない」と懸念する声が上がる。
<漂う悲壮感>
生活新人の関根敏伸(57)は代表の小沢の全面支援の下、「小沢王国」の死守を目指す。
小沢も18日に県内10カ所を回る。5月に関根の擁立を発表してから県内入りは6度目。異例のてこ入れだ。1993年の自民離党以来、岩手選挙区で自身が推す候補を続々と当選させてきたが、昨年12月の衆院選で基盤は揺らいでおり危機感は強い。小沢後援会幹部は「最後まで力を尽くすのが小沢流だ」と悲壮感を漂わせる。
民主新人の吉田晴美(41)は「女性の優しさ、きめ細かさで震災復興に対応したい」と、女性の視点をアピールする。党の衆院議員2人が付きっきりで歩くが、党分裂の影響は否めない。
吉田は14日午後、JR盛岡駅前で街頭に立った。聴衆は約20人。2時間前、田中の応援で首相の安倍が演説した熱気はすっかり冷めていた。
共産新人の菊池幸夫(54)は16日、応援に駆け付けた志位和夫委員長とともに消費税増税中止、原発即時ゼロを訴えた。幸福実現新人の高橋敬子(51)も立候補している。
(敬称略)
2013年07月18日木曜日
2653
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:23:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130719_06.htm
復興需要減にらみ集票 宮城の建設業界、自民比例候補支援
比例代表の自民党現職が開いた個人演説会。建設業関係者で埋まった=13日、仙台市青葉区
宮城の建設業界が、参院選(21日投開票)の比例代表で再選を目指す自民党現職を強力に支援している。現職は元国土交通事務次官で全国建設業協会が推薦する「業界代表」。東日本大震災からの復興需要の縮小を想定して、自民党が掲げる「国土強靱(きょうじん)化」による公共工事の重点配分を引き出す狙いがにじむ。
「皆さんの賃金を上げるには公共工事の総額を増やして継続的にやることが必要。それが国土強靱化だ」
13日、現職が仙台市内のホテルで開いた個人演説会。業界向けの「公約」に、詰め掛けた関係者約900人から拍手が湧き起こった。
宮城県建設業協会の佐藤博俊会長は「候補には労務単価引き上げに尽力してもらった。選挙で結果を出すことが感謝の証し。東北一の得票を目指す」と呼び掛けた。
業界が躍起になるのは、復興事業が一段落した後も、国土強靱化による公共工事の継続を期待しているためだ。
宮城県の一般会計予算の普通建設費(決算ベース)を見ると、震災前の2010年度は1135億円だったが、震災後の11年度には6075億円に増えた。復興関連が全体の需要を支える。
国土強靱化は、建物の耐震化や津波対策に今後10年、集中投資する党の政策。党内には200兆円規模の財政出動を求める声もある。
公共工事の配分に影響するとみられているのが、県別の得票だ。
04年参院選で宮城は、業界候補の得票が1万3000票で北海道に次いで2位だった。07年は8100票に減ったものの、全国3位。県建設業協会が強力なリーダーシップを発揮していた。
民主党政権下の10年は、宮城選挙区を初めて自主投票とするなど対応が激変。比例代表の業界候補の得票は4000票に半減した。
業界関係者は「今回は8000票に戻すことが目標だ」と言う。地元業者が受注した国直轄の土木や建築の公共工事は、震災前の10年度は121件だったが、11年度は275件と倍以上に増えた。「票も増えて当然」と強調する。
3年前に大きく票を減らした市町では、首長や自民党県議の動きも加速してきた。ただ、かつての集票力を再現できるかどうかは不透明だ。
仙台市内の建設会社の元役員は「下請け業者は業界全体の利益よりもきょう、あすの生活が重要。社長の世代交代も進み、締め付けは難しくなっている」と話す。
2013年07月19日金曜日
2654
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:23:41
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130718_10.htm
衆院落選組、応援に温度差 奔走次にらむ・粛々距離置く
昨年の衆院選で苦杯をなめた東北の野党系元議員らが、参院選(21日投開票)でさまざまな動きを見せている。所属政党の候補の応援に奔走する人がいれば、離党などを経て、表立った支援を控える人もいる。
宮城3区で3選を逃した民主党の橋本清仁氏(42)は「被災地のために頑張る」と再起を誓う。10日は比例代表に立った元閣僚を応援。かつて秘書として仕えた恩師だ。仙台市中心部で「宮城の復興にも取り組んだ」と実績を訴えた。宮城選挙区で戦う現職への支持も呼び掛けた。
青森3区で4選を阻まれた民主党青森県連代表の田名部匡代氏(44)は、青森選挙区で党が推薦した無所属新人を支援する。自身は党の立候補要請を断り、独自候補を立てられなかった。「次につながる態勢づくりが大切。今が踏ん張りどころ」と前を向く。
日本未来の党から岩手1区に立って涙をのんだ達増陽子氏(48)は、岩手選挙区で生活の党新人を支援する。足掛かりは夫で知事の拓也氏(49)の後援会だ。
宮城1区で敗れた共産党の角野達也氏(54)は、参院選直後の仙台市長選(28日告示、8月11日投開票)に無所属で立候補する。「国政も市政も与党批判の受け皿になる」と宮城選挙区の共産新人と市内を回る。
同じ宮城1区で落選した社民党の桑島崇史氏(34)は比例代表で3選を狙う党幹事長の議席死守に力を注ぐ。
宮城4区で届かなかった日本維新の会県支部幹事長の畠山昌樹氏(39)は、宮城が拠点の比例代表候補の応援に駆け回る。「参院選、2015年の統一地方選で結果を残して衆院選に臨む」と意気込む。
選挙戦に距離を置く元議員もいる。秋田1区で4選を逃した元首相補佐官の寺田学氏(36)は、民主を離党して立候補した4月の秋田市長選も落選。秋田選挙区には民主現職がいるが「一支持者として応援する」と表立った活動は控えている。
宮城2区で未来から再選に挑んで敗れた斎藤恭紀氏(44)は無所属になった。仙台市で9日、政治団体「新党大地」の応援マイクを握ったが「衆院選の恩返し」と言う。
2013年07月18日木曜
2655
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:24:08
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130718_09.htm
会津の「黄門票」草刈り場 引退の渡部恒三氏、応援に現れず
主現職の個人演説会。選挙戦を通じ渡部氏は姿を見せていない=16日午後7時ごろ、喜多方市
参院選福島選挙区(改選数1)で、政界を引退した「平成の水戸黄門」こと、元民主党最高顧問渡部恒三氏(81)の支持者が多い会津地方が草刈り場となっている。民主は根強い「黄門様」人気に期待するが、肝心の渡部氏本人は公示日以降、一度も現職候補の応援に姿を現していない。
<体調不良で欠席>
会津若松市で15日夜、民主現職の金子恵美氏(48)の個人演説会が開かれた。来賓に大畠章宏元国土交通相や会津地方の9市町村長が顔をそろえたが、渡部氏は「体調不良」を理由に欠席した。
渡部氏は昨年11月、政界を引退。翌月に行われた衆院選では、地元の福島4区で後継候補を擁立できず、自民党と比例復活した日本維新の会の新人2人に、43年間死守してきた地盤を明け渡した。
金子氏の陣営は「衆院選では自民と維新に恒三さんの票が流れた。組織は戦わないと弱体化する。今回、どれだけ取り戻せるかが鍵」(渡部譲・福島4区選対本部長)と分析する。
渡部氏は現役時代、選挙区内で約9万票を集め、衆院の比例東北や参院の全国比例でも民主が会津地方で5万〜8万票を獲得する原動力になっていた。
民主が衆院福島4区エリアで獲得した比例票の県全体に占める割合は、2007年参院選が15.7%、09年衆院選14.5%、10年参院選14.7%だった。12年衆院選は13.6%と初めて13%台に低下し、渡部氏引退の影響がじわりと会津全域に広がっている。
<攻勢強める自民>
自民現職の森雅子氏(48)の陣営は、好機とみて会津地方を重点区に位置付ける。後援会幹部は「金子氏は県北、森は浜通りが地盤で、唯一の空白域が会津だ」と語る。17日も個人演説会を会津若松市で開くなど、会津票獲得に攻勢を強める。
金子氏陣営には、仮に渡部氏が陣頭に立ったとしても、「親分が引退した以上、頑固な会津人気質の後援会がどこまで動くか未知数」(民主県連幹部)との見方もある。
会津若松市選出の宮下雅志・民主県議は「高齢で引退した恒三さんにいつまでも頼れない。組織を立て直し、地道に政策を訴えるしかない」と話している。
2013年07月18日木曜日
2656
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:24:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130718_08.htm
小沢代表、不在の陣 生活・平山氏応援演説、公示後さっぱり
公示前は度々県内に入り、平山氏の支援体制づくりに奔走した小沢代表=5月下旬、青森市
参院選青森選挙区(改選数1)で、生活の党現職の平山幸司氏(43)の選対本部長を務める小沢一郎党代表が姿を見せていない。公示前は頻繁に青森入りしていたのに、平山氏は応援演説のない「1人遊説」を続けるばかり。他陣営からは「小沢隠し戦術か」との声も出始めた。投票日まであと3日、小沢氏は青森に姿を現すのか。
小沢氏は昨年の衆院選以降、「青森は重要な選挙区だ。負けるわけにはいかない」と度々口にしてきた。それなのに、と平山氏の陣営幹部は首をかしげる。「応援の要請はしている。党本部の説明では、日程の都合がつかないのだそうだ」
小沢氏はことしに入り6回、青森県に入った。3月は東北町まで足を伸ばし、県農協中央会の岡山時夫会長の自宅で支援を要請。4月は、不調に終わったが、無所属新人で前県農協中央会長の工藤信氏(59)と青森市内で会談し、共闘を呼び掛けた。
だが、公示以降、県内での動きはぴたりとやんだ。小沢氏は最後に青森入りした6月、記者団に「(選挙期間中は青森に)できるだけ来たい」と話していたが、平山陣営によると、青森入りは現時点で未定という。
公示後、自民党の安倍晋三首相や小泉進次郎衆院議員、みんなの党の渡辺喜美代表ら各党の「顔」ともいうべき人気政治家が続々と青森入りし、公認候補の応援演説を行っている。
一方の小沢氏は姿を見せず、他陣営からは「小沢代表を、あえて表舞台に出さない作戦ではないか」との臆測まで出てきた。
平山氏は「小沢代表には選対本部長として、いろいろな方向からお力添えをいただいている。私は県内各地で主義主張を訴えるだけだ」と話している。
2013年07月18日木曜日
2657
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:25:27
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130716_10.htm
参院選 とうほく 比例の熱戦(上)
参院選(21日投開票)は終盤戦を迎え、比例代表で、東北に拠点を構える候補者たちの戦いがヒートアップしてきた。比例代表は、政党内で個人名票の多い順に当選が決まるため、各陣営は名前の浸透に懸命だ。地元で支持を固めながら、全国を飛び回る各候補者の動きを追った。
<人脈武器、票上積み/民主>
元農相の新人鹿野道彦氏(71)は、衆院議員11期で培った広い人脈を武器に国政復帰を狙う。地元の山形市を中心に票の積み上げを図る。
山形選挙区(改選数1)で再選を目指すみどりの風現職の選対最高顧問も務め、連動作戦を強める。ともに環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対や脱原発を掲げ、支援団体の集会などでは「比例は鹿野、選挙区は現職」と呼び掛ける。
<組織固め、余念なし/自民>
青森県薬剤師会長の新人木村隆次氏(55)は、全国の日本薬剤師会支部や介護・福祉系の団体などを回る。医療、介護、福祉の連携を図る「地域包括ケア」や認知症対策の推進を訴える。選対本部長には県議会議長を据え、県内の票固めに万全を期す。現政権が進める一般用医薬品のインターネット販売の解禁には反対している。
元岩手県議で衆院議員を1期務めた新人佐々木洋平氏(71)は大日本猟友会の会長。全国の猟友会メンバーから支援を受ける。公示前は43都道府県を歩いた。公示後は岩手県南を軸に県内遊説に力を入れ、「鳥獣被害は深刻化しており、狩猟行政を確立する」と話す。
防衛政務官の現職佐藤正久氏(52)は、地元の福島市に事務所を構える。「ヒゲの隊長」で知られ、「全国で約20万と言われる自衛隊票」(陣営)を頼りに再選を図る。選挙期間中、福島県内には3回しか入らず、全国の主要駐屯地前で街頭演説を展開。復興や防衛予算の拡充などを掲げる。
<支援母体精力的、掘り起こし期す/公明>
郡山市在住の新人若松謙維氏(57)は北海道、東北地区の重点候補として浸透に全力を挙げる。衆院議員3期の経験が強みで、党支援母体の創価学会がフル回転する。6日にはJR仙台駅前で山口那津男代表と街頭演説し「被災地復興の先頭に立つ。勝たせてください」と声を張り上げた。終盤は東北6県を回り、票の掘り起こしに努める。
2013年07月16日火曜日
2658
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:25:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130717_09.htm
参院選 とうほく 比例の熱戦(下)
<支持者固めに全力/みんな>
元宮城県議の新人菊地文博氏(53)は、地元の仙台市宮城野区が拠点だ。終盤は個人演説会を連日開き、「私の集大成の戦いだ」と訴えて、旧来からの支持者固めに全力を挙げる。党衆院議員らも駆け付け、地域主権確立に挑む「第三極」をアピールしている。
福島市出身で元衆院議員の新人山口和之氏(57)は、民主党からくら替えして立候補した。日本理学療法士協会の理事を務め、「リハビリや介護サービスの充実」を政策の柱に据える。全国の協会支部を足場に19都府県で個人演説会を開き、支持を求めている。
<「小沢王国」結束岩手で呼び掛け/生活>
小沢一郎党代表の元秘書の現職藤原良信氏(61)は、地元の岩手県内をくまなく回り、支持基盤の分裂で弱体化する「小沢王国」の結束を呼び掛ける。岩手選挙区(改選数1)の新人候補者と連動し「国民の生活が第一。被災地の声を国政に届けたい」と主張する。
<自共対決印象づけ/共産>
「首切りが自由な社会にはさせない。自民党の悪政と戦う」。元ソニー労組仙台支部副委員長の新人小高洋氏(32)は労働法制の規制緩和に反対し、「自共対決」を印象づける戦いを展開する。宮城選挙区(改選数2)の新人候補と選挙カーに乗り、票を掘り起こす。
<「脱原発」旗印に無党派層に訴え/みどり>
前福島県双葉町長の新人井戸川克隆氏(67)は「脱原発」が旗印。東京都新宿区に事務所を構え、首都圏の無党派層の支持拡大を狙う。選挙戦中盤から、地元住民らが避難生活を送る福島県内の仮設住宅をこまめに回り「被災地の苦しさを国政に届けたい」と語った。
<知名度を生かし保守票結集に力/維新>
新人中野正志氏(65)は、自民党衆院議員を3期務めた知名度が強み。地元の仙台市で保守票の結集に力を入れる。市内で開催した個人演説会には園田博之幹事長代理を招き「復旧復興の加速には、中野でなければだめだ」と声を張り上げた。
「北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会」代表の新人松村譲裕氏(46)は拉致問題の解決を訴える。「正しい国家観を持ち、堂々と主張できる国に変える」と強調。党県総支部の村岡敏英代表と街頭演説や企業訪問をこなし、保守支持層の取り込みに奔走する。
2013年07月17日水曜日
2659
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:26:18
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130717_02.htm
山形選挙区 吉村知事、舟山氏支援 自民に配慮、圧力否定
吉村美栄子山形県知事は16日の定例記者会見で、参院選山形選挙区(改選数1)で支援するみどりの風現職の舟山康江氏(47)への応援に関し、「私自身がこれから(舟山氏の)集会に出ることはない」と述べ、21日の投票日まで表立った行動はしない考えを示した。
吉村知事は「心情的には舟山氏支持で変わりないが、知事としての立場がある。公務にまい進したいという思いが一番強い」と理由を説明した。
「私自身いろいろな人から応援を受けている。無投票で再選したこともある」とも話し、1月の知事選で対立候補を擁立しなかった自民党への配慮もみせた。
自民党は新人の大沼瑞穂氏(34)を擁立しており、吉村知事の動きには反発の声も上がる。吉村知事は「1回目(2009年)の知事選で応援してくれた人に、1回ずつ恩返しをさせてもらっている。舟山氏の応援は私の生き方だ。理解いただけると思う」と語った。
舟山氏支持に動いたことで、政権党から圧力がかかったという舟山氏陣営の主張については「無言の圧力があったと捉える向きもあるが、私はそうは受け止めていない」と否定した。
吉村知事は公示前の6月27日、山形県大江町で舟山氏が開いた国政報告会に出席し、支援を表明して応援演説を行った。
山形選挙区には2氏のほか、共産党新人の太田俊男氏(59)と幸福実現党の城取良太氏(36)が立候補している。
2013年07月17日水曜日
2660
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:30:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130718ddm005010203000c.html
2013参院選:揺らぐ・組織票の今/上 有力業界団体 「自民回帰」しこり残し
毎日新聞 2013年07月18日 東京朝刊
◇日医連、TPPに疑心暗鬼
「参院選で候補を出さなければ組織は存在意義を失ってしまう。集票力がすなわち政治力だ」。9日、参院選比例代表に日本医師連盟(日医連)が擁立した自民党候補の決起集会が名古屋市で開かれ、愛知県医師連盟の柵木(ませき)充明委員長は約100人の医師らを前に声を張り上げた。
日医連は日本医師会(日医)の政治団体。長年、自民党の支持組織だったが、2009年の民主党政権発足を受けて親民主のトップが就任。10年比例では民主候補を推薦する一方、自民とみんなの党の候補も支援する「またさき」に陥り、3人とも落選した。民主政権の弱体化が進んだ12年春の会長選では、自民党に近い横倉義武氏が勝利し、今回の参院選で再び自民支持へ一本化した。
09年衆院選で政権から転落した自民党からいったん距離を置きながら、同党の政権復帰で再び「元のさや」に収まった有力組織は日医連だけではない。10年参院選で民主党から組織候補を立てて当選させた日本歯科医師連盟(日歯連)は、自民所属の現職が改選を迎えたこともあり、自民支持へと舞い戻った。
小泉政権の郵政民営化に反対した全国郵便局長会(全特)はさらに「反自民」の歴史が長く、07年、10年と続けて国民新党を支援。改正郵政民営化法が成立し一定の決着がついたとして、9年ぶりに自民党の比例名簿に復帰した。
だが、政権交代で右往左往した各団体と、団体が離反する野党の悲哀を経験した自民党の間はぎくしゃくしたままだ。日医連は、安倍晋三首相が参加を表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の国民皆保険制度への影響を警戒。日医連候補は「上位当選し、できるだけ大きな声で政府に意見を述べたい」と早くもけん制する。
日歯連は民主党内に組織代表の参院議員が残り、地方幹部は今後の組織運営を「神のみぞ知る」と漏らす。全特も「自民復帰にわだかまりを持つ一部の会員が他党支援に回った」(郵政関係者)との指摘が絶えない。全国農政連と自民党の間でもTPPを巡ってあつれきが生じる。「自民回帰」が起きても、かつての自民と業界団体の強固な結束は過去の話だ。
◇
投開票を目前に控えた参院選。「自民1強」状態の陰で揺らぐ組織票の行方を追う。
2661
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:30:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130719ddm005010127000c.html
2013参院選:揺らぐ・組織票の今/中 中規模団体 自民追い風、目当て
毎日新聞 2013年07月19日 東京朝刊
◇定年例外、「ご当地候補」も擁立
5月31日夜、東京・丸の内のビルの一角にある会議場で始まった日本放射線技師連盟の会合は、ややぎこちなく進んだ。「彼は、安倍晋三首相が進めている医療技術の輸出に大きな役割を果たしてくれる」。日本診療放射線技師会の中沢靖夫会長は同連盟が参院選比例代表で初めて擁立した自民党候補への支持を、参加した約200人に訴えた。
放射線技師会の会員は約3万5000人、政治団体である同連盟は約1万人で、当選のハードルは低くない。それでも昨年末の衆院選の自民大勝を受け、同連盟は今年初めに擁立を決定。5月の公認に滑り込んだ。
同党の比例名簿には今回、旧来の有力支援団体に加え、新興勢力とも言える中規模の組織候補も名を連ねる。日本介護支援専門員(ケアマネジャー)連盟と大日本猟友会はともに初めての候補擁立だ。
猟友会の候補は派閥領袖(りょうしゅう)の強い後押しで、自民比例代表の70歳定年制の特例とされた。党幹部は「他に適任者がいないか何度も聞いたが、『この人でなくてはダメだ』と言われた」とこぼす。
これらの業界に共通するのは「今回は代表を送り込めるチャンス」という計算だ。前回2010年の参院選で自民は比例12議席を獲得し、最下位で当選した自民候補の得票は約11万票。だが自民党は高支持率が続き、「個人票の当選ラインは前回よりかなり下がる」(同党参院議員)との見方が、これまで他の組織候補の支援に甘んじていた中規模団体を勢いづかせた。
今回の自民比例候補は、元衆院議員など特定の地元で大量得票を狙う「ご当地候補」らも多い。
石破茂幹事長のもとには、公示直前の6月まで、追い風を当て込んだ追加公認の自薦・他薦が殺到し、断るのに苦労した。中には他党の公募に応じていた人もおり、選対幹部は「ご都合主義が過ぎる」と苦り切った。
次期衆院選を考えれば自民党も多くの組織に目配りする必要はある。半面、新たな業界代表は参院選後の安倍政権の政策決定をいっそう複雑にしかねない。
「ずっと議席を持っている有力団体は我々のことを全然考えてくれない。自分たちで政治に出て行って、変えるしかない」。ある中規模団体の幹部は語気を強めた。
2662
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:31:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130720ddm005010034000c.html
2013参院選:揺らぐ・組織票の今/下 労組 逆風、足並み乱れ
毎日新聞 2013年07月20日 東京朝刊
◇連合傘下9産別、票を食い合い
8日、北海道函館市での個人演説会。参院選比例代表で民主党から立候補した自治労出身の現職候補の横で、後援会北海道支部の大場博之幹事長が組合員ら約400人に奮起を促した。「6年前と状況は一変した。当選できるかは皆さんの肩にかかっている」
この候補は元札幌市非常勤職員。第1次安倍政権の2007年参院選で「非正規の星」と脚光を浴び、党内トップの約50万票を獲得した。しかし今回現場からは「民主党と言うだけでそっぽを向かれる」と厳しい声ばかり。陣営は危機感を募らせ組織固めに力を注ぐ。
民主党は過去最低だった01年の8議席を割る恐れがある。上位で当選してきた連合系候補も、個人票を食い合う生存競争の渦中にいる。同党比例候補を擁立した連合傘下の9産別は「ライバルは自公でも第三極でもない。他の産別だ」と口をそろえ、中立的な労組などを介して腹を探り合う。自民党のある衆院議員は「労組幹部がうちにまで情勢分析の相談に来た」と苦笑する。
無党派層に期待できず、労組の内向き志向に拍車がかかる。「ある業界に悪のレッテルをはり、日本を誤った方向に導く人気取りの政治から脱却しなければならない」。4日、電力総連が東京都内で開いた出陣式では、組織候補が民主党の脱原発政策を暗に批判した。原発停止で賃下げなどの影響を受ける電力総連から見れば、脱原発発言を続ける菅直人元首相らは「天敵」(組合員)だ。陣営はポスターから党のロゴマークを外すなど「民主隠し」を徹底している。
また環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加を巡っても自動車総連などは所属企業の意向を反映して前向きだが、日教組や自治労などの官公労には反対が目立つ。
世論の支持を失った民主党の連合頼みは深まる。だが各労組は組織防衛に終始し足並みはそろわない。ある労組幹部は「参院選で自民が大勝すれば民主がなくなるかもしれない。その時、機動的に動くためにも、自力で当選した証しが必要だ」と言い放った。(この連載は仙石恭、宮島寛が担当しました)
2663
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:32:55
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1307190300003.html
首相VS小沢氏 岩手の戦
「雇用は60万人増えた」と実績を訴える安倍首相=釜石市
雨の中、安倍政権の政策を批判する小沢氏=盛岡市
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【岩井建樹、東野真和】選挙戦終盤の18日、自民党総裁の安倍晋三首相と生活の党の小沢一郎代表が県内に入った。岩手選挙区で厳しい戦いを続けている両党の党首は、雨の中、各地で集まった数百人の聴衆に懸命に支持を訴えた。
安倍首相は正午の陸前高田市の仮設団地前を皮切りに、被災地3カ所を含む5カ所で演説した。
釜石市の自民党候補の選挙事務所前では、10分余りの演説の前半は、震災復興についての実績を訴え続けた。「復興庁に権限を集中し、現場主義で進めた」として、災害公営住宅の入居が始まっていることなど、数字をあげて説明した。
後半は、経済が回復基調である点をあげ、「実感できないと言うかもしれないが、ボーナスが増えると、岩手旅行に行こうとなる。ウニやあわびを買ってくれる。今、景気回復の入り口にいる。自公が進めていかねばならない」と訴えた。
小沢氏は、朝から沿岸被災地の宮古、久慈市の街頭に立ち、その後内陸を南下して計10カ所を回った。
午後1時過ぎ、盛岡市中ノ橋通の商業施設「Nanak(ななっく)」前での演説は17分にも及んだ。安倍政権の経済政策やTPP(環太平洋経済連携協定)への参加姿勢を批判し、「自民党政権を大勝利させて、好き勝手させてしまったら、本当に取り返しのつかない状況になる」と強調した。
さらに「民主党が安倍政権にしっかりとしたことが言えるのか」「政党に属さなくては影響力も行使できない」と、民主党や無所属候補も突き放した。
2664
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:35:03
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=540137261
奔走石破氏、雌伏の時
全国遊説の合間を縫って地元入りする石破茂幹事長(中央)。お膝元からの首相待望論とは裏腹に雌伏の日々が続きそうだ=9日、鳥取県若桜町若桜
自民党の石破茂幹事長(衆院・鳥取1区)が首相の座への展望が見えぬまま、我慢の時を迎えている。昨年の総裁選で善戦を経て与党幹事長に就き、地元支援者らは参院選を「鳥取県初の首相の座をたぐり寄せる戦い」と注目する。しかし、安倍晋三首相の人気の高さを前に存在感は薄れがち。表向きには意欲を封印しながら、街頭でマイクを握り続ける。
「そういうことは言わん方が良い」
公示後、唯一の地元入りとなった9日朝。出身地の八頭郡内の街頭演説で、並んだ自民党候補が“石破首相”待望論を口にすると石破氏は表情を曇らせ、すぐさま選挙カーの中でくぎを刺した。
自民候補は、前哨戦から石破氏を前面に出し、自民党への期待を集める戦術を展開。6日には米子市内で田村憲久厚生労働相も「安倍さんの次は石破首相を」と持ち上げたが、石破氏は沈黙を守る。
昨年9月の総裁選で地方票の過半数を獲得した石破氏は、「ポスト安倍」の最有力の位置に付けたが、敗因は国会議員による支持基盤の弱さだ。「脱派閥」を唱え、党改革イメージを看板にする石破氏は、国民的人気があっても、派閥が残る自民党では“異端”だ。
そうした中で、石破氏を中心に集まる派閥横断の勉強会「さわらび会」は、党内基盤の弱さを補う存在。6月の会合には約60人が出席し、存在感をアピールした。
しかし、出席者で目立ったのは昨年末の衆院選初当選議員。派閥として機能しているわけではなく、昨年の総裁選直前、安倍氏の支援に回るために退会した中堅議員もいた。
安倍内閣では、石破氏を支持して閣僚に登用されたのは田村氏のみ。党内では「石破氏のチャンスは(不測の事態の)棚ぼたしかない」との声もある中、党幹事長経験者は「与党幹事長の経験と人脈が政治生命に役に立つ」と“雌伏”の必要を説いた。
その言葉を実践するように、公示後は10日間で、計100カ所以上で街頭演説を続けてきた。
そんな石破氏が6月下旬、米子市内であった個人後援会の会合で、「政治家であることは手段。何かをやりたくて議員になり、大臣になる。それでもできんことを総理になってやるってことだ」と、決意をにじませた。
参院選後の幹事長続投説が広がる中、石破氏は「その場、その場で与えられた役職をこなすことに尽きる」と自らに言い聞かせている。
('13/07/19 無断転載禁止)
2665
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:36:21
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013071900838&g=pol
山本太郎候補がおわび=同意なく選挙メール−参院選【13参院選】
参院選東京選挙区に無所属で出馬した新人の山本太郎候補(38)の陣営が、公職選挙法上必要な手続きを経ないまま選挙運動用メールを送信したことが19日、分かった。また、システム上の不備で、受信者のメールアドレスなどがネット上で閲覧できる状態になったという。陣営はミスを認め、ホームページ(HP)におわびを掲載した。
陣営によると、18日夜、HPと交流サイト「フェイスブック」で、支援者らに友人・知人のメールアドレスの提供を依頼。集まったアドレスに、山本候補の支持を訴える内容のメールを送信した。
ネット選挙の解禁で、政党と候補者は選挙運動用メールの送信が可能になったが、事前に受信者の承諾を得るなどの手続きが必要。陣営は、こうした手続きを経ないままメールを送信し、受信者から「なぜメールが届くのか」と電話があったという。 (2013/07/19-19:07)
2666
:
チバQ
:2013/07/20(土) 09:42:13
http://www.asahi.com/shimen/articles/OSK201307180175.html
(2013参院選 注目区から)橋下氏の本拠、背水の陣 得票積み上げ維新必死紙面で読む
橋下氏が企業誘致に力を入れる、JR大阪駅北側の「うめきた」地区。大勢の人でにぎわう=13日、大阪市北区、森井英二郎撮影
橋下徹共同代表(大阪市長)の旧日本軍慰安婦をめぐる発言などの影響で、苦戦を強いられる日本維新の会。本拠地・大阪選挙区では、トップ当選できるかどうかが今後の橋下氏の求心力を左右する、と地元議員らは総力戦だ。苦杯をなめてきた自民党は、参院選を機に橋下氏の力をそごうと攻勢を強める。
「いま維新は大変なピンチ。負けるわけにいかない戦い。何としても大阪で勝たせてください」。18日夜、大阪府東大阪市で維新新顔、東徹氏の応援演説に立った松井一郎幹事長(大阪府知事)は声を張り上げた。
ここ数年間、大阪の選挙ではほぼ負け知らずの維新だが、今回は危機感が漂う。12日夜、大阪市の維新本部で党副代表の今井豊府議は府内の府議、市議、国会議員約100人を前に「地元で票を出せへん限り、票が出るとこはないんや。自分らの組織を掘り起こせ」とはっぱをかけた。
維新の地方議員は昨年の衆院選では全国で候補者の支援に回った。橋下氏の発信力により無党派層を引きつけて支持を伸ばしたが、議員らは「参院選では無党派層だけに頼れない」と地元に張り付き「地上戦」を徹底する。松井氏は公示の4日から18日までの15日間のうち12日間、大阪で東氏をてこ入れしている。
維新内部では、石原慎太郎共同代表が率いた旧太陽の党や東京側の国会議員と、維新発足メンバーとの東西間の主導権争いが続いてきた。大阪側メンバーは、橋下氏の求心力維持のためにも大阪のトップ当選にこだわる。橋下氏も15日、大阪府豊中市で「自民党が一番手で当選してしまうと、大阪でも既存政党が強いのかとなってしまう。トップ当選させていただきたい」と訴えた。
6月の東京都議選で惨敗後、橋下氏は「もう一度、信を問いたい」と参院選に臨んだ。参院選の結果を受けた去就について周辺に「(党内で)言われたようにしようと思っている」と、選挙後の党内情勢次第との考えを示したという。
今のところ党内で橋下氏への批判はほとんど上がらない。石原氏は「橋下君が投げ出すようなことがあれば、すべてが終わってしまう」と述べているという。
橋下氏は17日、広島市で「これから自民党が巨大な勢力になる。対抗する勢力をつくっていかなければいけない。維新も次のステップのための党。新しい政治グループが必ず生まれる」とも訴えた。橋下氏は参院選後、野党再編に動くとの見方も党内で出ている。
(左古将規、南彰)
■追い風自民、復権狙う
18日夜、自民新顔の柳本卓治氏は大阪府豊中市の演説会で「維新はつぶさないといけない。本当は橋下君に立候補してもらい、橋下君をやっつけたかった」と訴えた。出席者からは「大阪は横一線。気を抜いたところが負ける」とトップ当選を目指す声が続いた。
大阪で維新に対する自民の憎しみは深い。松井氏ら自民離党者らが大阪維新の会を結成して以来、主要な選挙で負けが続いた。橋下、松井両氏は安倍晋三首相や菅義偉官房長官と地元の自民党の頭越しに関係を築いてきた。
だが、橋下氏の発言以降、維新の市議が1人、離党届を提出。否決されたが、橋下市長の問責決議案も提出された。自民党大阪府連関係者は「参院選で自民党が勝てば、自民から維新に行った府議や大阪市議が維新離れを起こす。維新崩壊が始まる」とみる。
ほかの党も批判を強める。民主党の細野豪志幹事長は4日、「安倍政権の暴走を止められるのは維新か、生活者を代表する民主党か」。共産党の志位和夫委員長も14日、「慰安婦問題での暴言を反省しようとしない人物に公人の資格はない」と訴えた。(京谷奈帆子)
◆キーワード
<橋下徹氏と大阪> 橋下徹氏は大阪府知事だった2010年4月、地域政党・大阪維新の会を発足させ、代表に就いた。11年春の統一地方選では大阪府議会で過半数の57議席を得て、大阪、堺両市議会で第1党に。同年11月には大阪府知事・市長ダブル選に勝ち、橋下氏が大阪市長に、松井氏が知事に就任。橋下氏は昨年9月、国政政党・日本維新の会を設立した。同年12月の衆院選で54人が当選し野党第2党に。大阪府内の19小選挙区では14人が立ち、うち12人が勝利した。
2667
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 09:23:59
499:広島2区民◆jWkaDJV846 :2013/07/21(日) 09:20:59.83 ID:v4M/B/CN [sage]
23回参議院選挙投票速報(東京都)
今回 前回 前回差
*9時現在 3.21% 4.45% ▲1.24P
10時現在
11時現在
12時現在
14時現在
15時現在
16時現在
18時現在
期日前投票9.30% 8.80% +0.50P 19日まで(前回比8%増加)
10,620,508人 10,839,609人
最終投票率 58.70%
http://www.h25sangiinsen.metro.tokyo.jp/
2668
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 12:20:29
734:広島2区民◆jWkaDJV846 :2013/07/21(日) 12:17:11.31 ID:v4M/B/CN [sage]
23回参議院選挙投票速報(東京都)
今回 前回 前回差
*9時現在 *3.21% *4.45% ▲1.24P
10時現在 *6.52% *8.48% ▲1.96P
11時現在 11.10% 14.39% ▲3.29P
12時現在 15.21% 20.28% ▲5.07P
14時現在
15時現在
16時現在
18時現在
期日前投票9.30% 8.80% +0.50P 19日まで(前回比8%増加)
10,620,508人 10,839,609人
最終投票率 58.70%
http://www.h25sangiinsen.metro.tokyo.jp/
2669
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 12:29:26
参院選の投票率8・62%…午前10時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130721-OYT1T00336.htm?from=ylist
2670
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 12:36:21
参院選:午前11時現在の投票率は13.73%
毎日新聞 2013年07月21日 12時01分(最終更新 07月21日 12時22分)
第23回参院選の投票が21日朝、全国で始まった。
期日前投票、不在者投票及び在外投票を除いた午前11時現在の投票率は13.73%で、
前回参院選の午前11時現在(16.59%)に比べ2.86ポイント下回った。
京都府など4府県を除いた都道府県で前回の投票率を下回っており、最も低いのは千葉県の10.26%。
逆に最も高いのは島根県の21.50%だった。【毎日jp編集部】
http://mainichi.jp/select/news/20130721k0000e010170000c.html
2671
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 15:38:48
参院選の投票率22・66%…午後2時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130721-OYT1T00336.htm?from=main1
第23回参院選の投票が21日午前7時から行われている。
総務省が発表した午後2時現在の投票率は22・66%で、前回2010年を5・15ポイント下回っている。
2672
:
二階席
:2013/07/21(日) 18:04:16
はやっ!
橋下氏、完敗宣言
http://www.nikkansports.com/m/general/news/f-gn-tp0-20130721-1161034_m.html?mode=all
2673
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 18:16:15
45-48%くらいになるのかな?
↓
参院選の投票率27・21%…午後4時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130721-OYT1T00336.htm?from=top
第23回参院選の投票が21日午前7時から行われている。
総務省が発表した午後4時現在の投票率は27・21%で、前回2010年を6・64ポイント下回っている。
午後8時までに締め切られ、即日開票される。同日深夜には大勢が判明する見通しだ。
期日前投票者数は1294万人 参院選で過去最多
http://www.asahi.com/politics/update/0721/TKY201307210039.html
総務省は21日夕、参院選の期日前投票の結果(速報)を発表した。公示翌日の5日から20日までの16日間で全有権者の12・36%にあたる1294万9984人が投票し、参院選では過去最多となった。
前回2010年は全有権者の11・62%にあたる1208万5636人で、今回全有権者に占める割合は0・74ポイントの増加となった。
2674
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 18:53:51
293:広島2区民 ◆jWkaDJV846 2013/07/21 18:16:31 v4M/B/CN [sage]
23回参議院選挙投票速報(東京都)
今回 前回 前回差
*9時現在 *3.21% *4.45% ▼1.24P
10時現在 *6.52% *8.48% ▼1.96P
11時現在 11.10% 14.39% ▼3.29P
12時現在 15.68% 20.28% ▼4.60P 確定値
14時現在 21.04% 28.19% ▼7.15P
15時現在 24,29% 31.85% ▼7.56P 確定値
16時現在 26.20% 34.86% ▼8.66P
17時現在 29.21% 37.79% ▼8.58P
18時現在 33.05% 40.79% ▼7.74P
期日前投票12.24% 11.37% +0.87P 確定値(前回比6%増加)
最終投票率 58.70%
http://www.h25sangiinsen.metro.tokyo.jp/
東京何とか挽回して、51〜53%ぐらいになりそうです。
2675
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 19:44:36
東京は全国平均を上回っているのか。
参院選の投票率32・64%…午後6時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130721-OYT1T00336.htm?from=top
第23回参院選の投票が21日午前7時から行われている。
総務省が発表した午後6時現在の投票率は32・64%で、前回2010年を6・96ポイント下回っている。
午後8時までに締め切られ、即日開票される。同日深夜には大勢が判明する見通しだ。
2676
:
チバQ
:2013/07/21(日) 20:10:53
平野に当確出てますね
2677
:
チバQ
:2013/07/21(日) 20:12:43
日テレは↓な感じ
東京 自公共無自
神奈川 自み公共
埼玉 自公み
千葉 自自民
愛知 自民み
宮城 自み
2678
:
二階席
:2013/07/21(日) 20:23:49
四国は完全にオセロ♪
今回は自民制圧。
2679
:
チバQ
:2013/07/21(日) 20:24:29
日テレ
広島で
自維民の順
2680
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 20:28:14
山本太郎,こりゃ勝つなぁ。
2681
:
チバQ
:2013/07/21(日) 20:30:18
神奈川の4位争い(共産or民主)が決まるの時間かかりそう
2682
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 20:37:21
今回の開票速報はすごいな。
JNN:参議院本会議場生中継,ゲスト斎藤十朗,渋いっ
FNN:ゲスト櫻井よしこww
2683
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 20:43:25
NHK
自民61民主11維新6
公明10みん5生活0
共産3社民0他1残り24
TBS
自民60公明9民主10
維新5みん5共産4他1残27
テレ朝
自民62公明10民主10
維新6みん4生活0
共産5社民0他1残り23
日テレ
自民61公明9民主11
維新6みん4共産3他1残26
フジ
自民61公明10民主11
維新7みん5共産4残23
2684
:
二階席
:2013/07/21(日) 20:50:29
共産党が5になるかは神奈川次第。
山本太郎、すげぇ。
9時で決まりかな。
2685
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 20:55:16
民主比例でNHKが浜野(電力総連)に当確。
何だかんだで強いなぁ。
2686
:
チバQ
:2013/07/21(日) 20:56:57
NHK
埼玉:自公み
千葉:自自民
埼玉はさっさと民主落選が決まりましたね
2687
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 21:05:47
テレ朝dボタン
北海道自・民確定
青森自民確定
岩手平野確定
宮城自確定・未定
秋田自確定
山形未定
福島自確定
茨城自確定・未定
栃木自確定
群馬自確定
埼玉自・公確定・未定
千葉自・自確定・未定
東京自公共確定・未未
神奈川自み公・未定
新潟自確定・未定
富山自確定
石川自確定
福井自確定
山梨自確定
長野自・民確定
岐阜自確定
静岡自確定
愛知自・民確定・未
三重自確定
滋賀自確定
京都自確定・未
大阪維自公確定・未
兵庫自維確定
奈良自確定
和歌山自確定
鳥取自確定
島根自確定
岡山自確定
広島自・確定・未
山口自確定
徳島自確定
香川自確定
愛媛自確定
高知自確定
福岡自・民確定
佐賀自確定
長崎自確定
熊本自確定
大分自確定
宮崎自確定
鹿児島自確定
沖縄未定
2688
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 21:11:25
NHKで山本太郎に当確。。
2689
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 21:12:08
NHKで山本太郎当確
2690
:
片言丸
:2013/07/21(日) 21:12:43
さっき帰宅です。
NHKのサイトは、今回から市町村別開票結果が出るようになりましたね。
向上心が見られて非常に良いです。
2691
:
二階席
:2013/07/21(日) 21:15:16
ひゃあ、ほんとに9時で山本太郎キタ〜。
2692
:
片言丸
:2013/07/21(日) 21:20:48
山本太郎よりも共産吉良の快勝のほうがやや意外かなと。
丸川と武見に大差がついたのはなぜですかね。武見が保坂三蔵みたいな感じになってるのは意外です。
2693
:
片言丸
:2013/07/21(日) 21:28:46
民主埼玉の山根隆治は最初から最後まで人気のない候補でしたね
前回の当選は、アナウンス効果で押し上げられただけだもんなぁ
宮城の岡崎トミ子もそうだけど候補差し替えの発想はなかったのだろうか
2694
:
とはずがたり
:2013/07/21(日) 21:34:07
>>2693
現職降ろすのって公明党や共産党みたいな組織政党じゃないと難しいっすよね。。
2695
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 21:40:06
大阪は4議席目は共産党@NHK
2696
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 21:41:35
茨城は2議席目は民主党@NHK
2697
:
神奈川一区民
:2013/07/21(日) 21:41:55
神奈川で民主党が落としたら、大変だね。神奈川でこんなに共産党が強いとは……。
2698
:
チバQ
:2013/07/21(日) 21:43:04
2人区で決まってないのは
宮城新潟京都広島かな?
2699
:
片言丸
:2013/07/21(日) 21:43:41
>>2694
そう簡単には行かないんでしょうね。
ま、全体からすると、埼玉の1議席はたいした問題ではないですねw
みんなの党もたいして伸びないので、自民党が経済失政して、求心力を失って分裂でもしない限りは、6〜9年程度は安定しそうですね。
2700
:
チバQ
:2013/07/21(日) 21:58:08
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/07/19/kiji/K20130719006247410.html
野党候補必死の巻き返し 文太、谷議員、アーツら仁義なき応援合戦
みどりの風の比例代表候補・井戸川克隆氏を応援するため東京・巣鴨地蔵通り商店街を練り歩く菅原文太
21日に投開票が迫った参院選は、与党の過半数確保が確実な情勢で、埋没気味の野党候補は巻き返しに必死だ。選挙戦終盤となった18日には、候補者が親交のある著名人らを続々と街頭演説などの応援に投入。候補者よりも歓声を浴びたり、候補者不在でも人だかりができるなど注目度は抜群だったが、集票は期待できる!?
生活の党の谷亮子参院議員は、買い物客やサラリーマンで混雑するJR新宿駅前で街頭演説。比例代表に同党から出馬している山岡賢次元国家公安委員長(70)の応援で、「どうしても、なんとしても、国政で山岡さんの有言実行力を発揮してほしいんです」と訴えた。
聴衆からは「ヤワラちゃん」「金メダル!」などの掛け声。その後、マイクを握った山岡氏よりも、盛大な拍手を浴びた。
日本維新の会の比例代表候補で元プロレスラーのアントニオ猪木氏(70)の応援には、元K―1王者のピーター・アーツ(42)が“参戦”。猪木氏が会長を務めるIGFの大会に出場するなど親交があり、JR秋葉原駅前などで猪木氏のおなじみの赤いタオルを首に巻いて有権者にビラ配り。猪木氏本人は札幌での街頭演説のため不在だったが、写真撮影を求める長い行列ができ、周囲には約300人の人だかり。陣営が懸命に「候補者はアントニオ猪木でございます」と呼び掛けるほどの熱気だった。かつてK―1で戦った佐竹雅昭氏(47)が自民党から比例代表で出馬していることは知らなかったようで、報道陣から伝えられると「え?」と驚いた表情を浮かべたが、「今は佐竹じゃなくて猪木だよ」と笑顔でアピール。選挙戦最終日の20日には、大阪で行われるIGFの大会に参加し、猪木氏も会場に現れる予定だ。
俳優の菅原文太(79)は、みどりの風比例代表候補で福島県前双葉町長の井戸川克隆氏(67)の応援で巣鴨地蔵通り商店街を練り歩き。菅原が発起人になった政治支援グループ「いのちの党」の活動を通じて親交があり、握手を求めに来た女性たちに「投票してやってね」と声を掛けた。とげぬき地蔵前ではマイクを握り「井戸川さんは国の原発対応への不満があり、国会で真実を語りたいという思いで立候補しました。どうぞ国会に送り出してください」と語った。
2701
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 22:20:20
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130721/t10013190101000.html
データ分析 90%超の候補がSNS活用
7月21日 22時6分
インターネットを使った選挙運動が解禁された今回の参議院選挙では、全体の90%を超える候補者が、情報の発信や投票の呼びかけに、ツイッターや、SNS=ソーシャルネットワーキングサービスのフェイスブックを活用したことが分かりました。
NHKは、今回の参議院選挙で、インターネットを使った選挙運動が解禁されたことを受けて、選挙区と比例代表合わせて433人のすべての候補者について、SNSの活用状況を調べました。
それによりますと、全体の91.2%に当たる395人が、ツイッターもしくはフェイスブックを使い、情報の発信や投票の呼びかけを行いました。
このうち、短い文章を簡単に投稿できるツイッターを活用した候補者は311人で、政党別に見ると、自民党が43人、民主党が39人、日本維新の会が37人、公明党が11人、みんなの党が31人、生活の党が11人、共産党が58人、社民党が6人、みどりの風が6人、そのほかの政党や無所属が69人でした。
FBがTW上回る
一方、原則実名で長い文章を書き込めるフェイスブックを活用したのは369人で、自民党が73人、民主党が52人、日本維新の会が43人、公明党が13人、みんなの党が34人、生活の党が8人、共産党が51人、社民党が6人、みどりの風が8人、そのほかの政党や諸派、無所属が81人でした。
それぞれを活用した候補者の割合は、ツイッターが71.8%、フェイスブックが85.2%で、情報を拡散しやすい特徴があるツイッターよりも、内容の信ぴょう性が比較的高いとされるフェイスブックのほうが、多くの候補者に利用されたことが分かりました。
2702
:
二階席
:2013/07/21(日) 22:24:47
へへへ。
宮城県、大激戦♪
和田ちゃん有利な都市部大票田はこれから票があくのさ。
2703
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 22:26:17
新潟2議席目は民主@NHK
2704
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 22:38:38
愛知3議席目はみんな@NHK
2705
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 22:43:07
※未確定選挙区
宮城・東京・神奈川・京都・広島
テレ朝dボタン
北海道自・民確定
青森自民確定
岩手平野確定
宮城自確定・未定
秋田自確定
山形自確定
福島自確定
茨城自・民確定
栃木自確定
群馬自確定
埼玉自公み確定
千葉自・自・民確定
東京自公共山確定・未
神奈川自み公・未定
新潟自・民確定
富山自確定
石川自確定
福井自確定
山梨自確定
長野自・民確定
岐阜自確定
静岡自確定
愛知自民み確定
三重自確定
滋賀自確定
京都自確定・未
大阪維自公共確定
兵庫自維確定
奈良自確定
和歌山自確定
鳥取自確定
島根自確定
岡山自確定
広島自・確定・未
山口自確定
徳島自確定
香川自確定
愛媛自確定
高知自確定
福岡自・民確定
佐賀自確定
長崎自確定
熊本自確定
大分自確定
宮崎自確定
鹿児島自確定
沖縄社大確定
2706
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 23:07:57
大江のクソ野郎はどうでしょう?
2707
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 23:08:52
京都2議席目は共産党@NHK
2708
:
神奈川一区民
:2013/07/21(日) 23:23:45
選挙区は神奈川が一番最後みたいだね。
2709
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 23:25:16
広島2議席目は民主党@NHK
2710
:
片言丸
:2013/07/21(日) 23:26:47
武見敬三と鈴木寛は武見有利かな
多摩の23区寄りのあたりがもうだいたい開いちゃったけど追いつかない
2711
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 23:31:09
東京最後は自民党@NHK
2712
:
神奈川一区民
:2013/07/21(日) 23:32:11
東京の五番目は武見氏@NHK
2713
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/21(日) 23:42:26
宮城2議席目はみんな@NHK
2714
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 23:53:03
最後の議席争いは神奈川、最後民主と共産
2715
:
片言丸
:2013/07/21(日) 23:53:05
この流れだと神奈川の最終議席も共産か?
2716
:
名無しさん
:2013/07/21(日) 23:55:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130721/k10013190111000.html
データ分析 ツイッター発信内容に課題も
7月21日 23時25分
今回の参議院選挙の期間中、各党の党首や候補者によるツイッターの投稿に含まれる単語を分析したところ、「演説」や「応援」といった予定や運動ぶりを伝える単語が多かったことが分かりました。
一方で、政策課題に関連する単語は相対的に少なく、ツイッターは、政策を訴える手段としては課題があったことがうかがえます。
NHKは今回、インターネットを使った選挙運動が解禁されたことを受けて、ネット上の関心の変化などを探るため、世論調査や出口調査とは別に、ネットに存在する膨大な情報=「ビッグデータ」の分析を行いました。
具体的には、NTTデータなどと協力し、今月4日から20日までの参議院選挙の期間中、日本語で書かれたすべてのツイッターの投稿から、各党の党首や候補者によるものを抜き出したうえで、これらのツイートにどのような単語が含まれているかを分析しました。
その結果、最も多かったのは「演説」で、次いで、「スタッフ」、「ありがとう」、さらに、「応援」「写真」「投稿」といった単語が上位を占めました。
これらの単語は、演説の予定を知らせたり、演説の内容を写真とともに紹介したりする際に、使われていました。
一方で、政治課題に関連する単語は、「原発」や「TPP」が多く含まれていましたが、全体の件数では、予定や運動ぶりを伝える単語に比べると、大きな開きがありました。
今回の選挙で、ツイッターは、候補者の情報に触れる機会を増やす効果を上げたものの、政策を訴える手段としては課題があったことがうかがえます。
2717
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 00:24:42
>>2715
票差が縮まらない。民主逃げ切りと予想。
2718
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 00:46:43
社民党が比例で1議席確保@NHK
神奈川の最後は民主党@NHK
2719
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 00:47:48
NHK
自民64民主16公明10
みん7共産7維新7
無所属2山本・平野
社民1生活0みど0残6
2720
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 01:03:34
共産党が非改選も含め,議案提案権の11議席を獲得@朝日新聞
2721
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 01:05:25
スレ違いですが,
鹿児島県曽於市長選挙は,自公推薦の現職が敗れ,元共産党市議が当選@地元報道
2722
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 01:27:36
※
単純計算だが、自民が二人擁立すれば獲得できた選挙区は、神奈川、愛知、広島、福岡、新潟も計算上いけるが票割りが必要
なお、維新+みんなが選挙協力すれば、茨城、千葉、、京都
ただし、維新+みんなは単に足し算すれば良いって話ではないな
2723
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 01:51:24
自民65民主16維新8
公明11みん8共産8
社民1無所属2社大1残1
2724
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 02:15:04
比例最終議席は民主@NHK
自民18 公明7 民主7 維新6 共産5 みん4 社民1
2725
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 02:15:58
自民65民主17維新8
公明11みん8共産8
社民1無所属2社大1残0
2726
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 02:28:25
あとは比例で誰が通るか。
ワタミはボーダーライン。公明・共産は重点候補が当選。
民主は浜野(電力総連),相原(自治労),礒崎(自動車総連)
2727
:
とはずがたり
:2013/07/22(月) 02:46:53
参院選:生活、みどり、社民…生き残り厳しく
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/20130722k0000m010195000c.html
毎日新聞2013年7月22日(月)00:58
生活の党と社民党は昨年末の衆院選に続く惨敗となった。国政選挙に初めて挑んだみどりの風は、谷岡郁子代表を含めて改選の参院4議席全てを失い、衆院の2議席だけになった。3党は消費増税反対や脱原発などで訴えが重なるとして一部で選挙協力したが、候補者調整などを行った岩手、山形、福島、島根など選挙区で全敗した。
生活の党(改選議席6)の小沢一郎代表は21日夜の記者会見で「大変厳しい結果と思っている」と切り出し、「小沢王国」といわれた地元・岩手選挙区での敗北に「正直、大変驚いている」。有権者の厳しい審判を受けた原因について問われ、こう答えた。「一つは、あまり報道してもらえなかったこと。もう一つは、民主党政権の失敗。私も責任逃れをするつもりはないが、それが一番大きかったんじゃないでしょうか」
小沢氏は公示前、非自民勢力との共闘を模索したが、民主、社民、みどりとの選挙協力は一部にとどまった。小沢氏は次期衆院選に向け、民主党を軸に野党との連携を探る構えを見せるが、影響力の一層の低下は避けられない事態だ。
社民党(改選議席2)は福島、神奈川など5県で候補を擁立。福島瑞穂党首が、安倍内閣への対決姿勢をアピールしたが、野党が多党化したことで埋没。党存続すら危ぶまれる状況だ。
みどりの風は、党の知名度不足も響いた。【村尾哲、森有正】
2728
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 02:58:27
地味に東京の新風票の伸びがすごいなぁ。
ご時世って奴なのか。
そして,社民は又市で決定。
2729
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 03:15:36
大江、しぶといねぇ
2730
:
チバQ
:2013/07/22(月) 03:16:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130722k0000m010178000c.html
参院選:民主、東京で“ゼロ” 一本化に失敗、分裂選挙
毎日新聞 2013年07月22日 00時15分(最終更新 07月22日 01時06分)
テレビ中継のインタビュー後、水を口にする民主党の海江田万里代表=東京都千代田区で2013年7月21日午後10時50分、内藤絵美撮影
拡大写真 東京選挙区(改選数5)では、過去3回とも2議席を獲得する強さを誇った民主が、ゼロに終わった。
民主は現職の鈴木寛氏(49)と大河原雅子氏(60)を公認していたが、6月の東京都議選で第4党に転落する惨敗。2人の当選は困難とみて公示2日前に鈴木氏への一本化を決めた。だが、菅直人元首相らは公認を取り消された大河原氏を支援し分裂選挙になった。
鈴木氏は労組票を固めたものの無党派層に浸透できず、インターネット上で副文部科学相時代の震災対応などが攻撃の的になり、逆風をはね返せなかった。落選が決まると、鈴木氏は「首都東京で民主主義を守る議席を守れず、残念で申し訳ない」と支持者らに語った。【竹内良和】
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130722k0000m010221000c.html
参院選:「まさか負けるとは」…近畿獲得ゼロに民主落胆
毎日新聞 2013年07月22日 02時09分(最終更新 07月22日 02時40分)
「まさか負けるとは」。これまで5議席を確保してきた近畿で、結党後初となる獲得議席ゼロの結果に、民主陣営は落胆した。
兵庫選挙区(改選数2)では、民主現職の辻泰弘さん(57)が、連合兵庫を中心に組織固めを徹底したものの、維新新人の清水貴之さん(39)に競り負けた。辻さんは神戸市の事務所で「大阪の隣で維新の熱、風を強く感じたが、維新の政策は庶民の暮らしに冷たく、このまま通用するものではない」と述べ、肩を落とした。民主が同選挙区で議席を得られなかったのは1998年の結党以来初めて。
大阪選挙区(改選数4)で唯一現職で挑んだ民主党の梅村聡さん(38)は「与党から野党になった中で、現職6年間の実績を訴えることの難しさを肌で感じた」と話した。
京都選挙区(改選数2)では、2議席目を争った民主新人、北神圭朗さん(46)が共産新人の倉林明子さん(52)に敗れた。北神さんは「訴えを(組織の)外側に伝えることが難しかった。私の力不足」と述べた。全面的に支援した同府連常任顧問の前原誠司元外相は「政権を担った時の批判が根強い。京都だけの問題でなく、党全体で徹底的に総括して再スタートしないといけない」と消沈した表情で語った。【豊田将志、村上尊一、花澤茂人】
2731
:
チバQ
:2013/07/22(月) 03:17:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130722k0000m010191000c.html
参院選:維新に漂う敗北感…党運営、分裂含みに
毎日新聞 2013年07月22日 00時55分(最終更新 07月22日 02時45分)
記者会見を終え退席する日本維新の会の橋下徹共同代表=大阪市北区で2013年7月21日午後9時44分、長谷川直亮撮影
拡大写真 日本維新の会は現有の改選2議席を上回ったものの、衆院選で民主党に迫る54議席を獲得した躍進ムードは霧消し、党内には敗北感が広がった。今週末にも党執行役員会を開き、橋下徹、石原慎太郎両共同代表を中心とする集団指導体制の維持を確認する方向だが、従軍慰安婦発言で維新の失速を招いた橋下氏への不満が石原氏ら旧太陽の党系にはくすぶる。一方、橋下氏は野党再編の必要性を強調しており、分裂含みの不安定な党運営が続きそうだ。
橋下氏は21日夜、大阪市で記者会見し、参院選の結果について「勝ちではない。代表という立場で誇れる結果ではない。トップの僕に対する(有権者の)信任、信頼がなかった」と自らの責任を認めた。だが、東京都内で記者会見した石原氏は「結果としては満足いく成果だ。国会の中でもっともっと活動していきたい」と続投の意向を表明。橋下氏も辞任する必要はないのかと聞かれ「当たり前じゃないか」とはねつけた。
石原氏が橋下氏の責任論を否定するのは、橋下氏の辞任が党分裂につながることへの警戒感からだ。橋下氏は選挙戦終盤の18日、街頭演説で「新しい政治グループとして民主党の一部、みんなの党の一部、維新の一部の改革を進めていく勢力が必ず一つになる」と宣言。「自民党1強」の構図が鮮明になる中、野党再編によって対抗勢力の結集を図る構想を示したわけだが、「維新の一部」が旧太陽系との決別を意味すると受け取られ、旧太陽系との亀裂は深まっている。
橋下氏は21日夜も「自民党に対抗できる勢力がしっかりできることが国のためになる。政権交代可能なもう一つの野党を作り上げることが、国民に対する責務だ」と述べ、自身の進退と今後の野党再編について執行役員会で協議する考えを示した。「維新だけで勢力拡大しても意味がない」と維新の存続にこだわらない意向も強調した。
「旧太陽系と一緒に党を運営していくのは無理がある。地域政党『大阪維新の会』の原点に返り、改めて国政政党を目指すべきだ」
橋下氏に近い党幹部は参院選後の分党も視野に入れる。大阪では政令市の大阪、堺両市を解体する「大阪都構想」の具体化が喫緊の課題で、9月には構想の是非が争点となる堺市長選も抱える。いったん「大阪回帰」を図り、地域政党として実績を上げたうえで、野党再編の主導権を握ろうというシナリオだ。
参院選の選挙応援で橋下氏は関西を中心に回り、維新が選挙区の議席を獲得できたのは関西のみ。逆に比例代表の当選者は旧太陽系が中心になる見込みで、参院選の当選者も色分けが進む。みんなの党幹部は「橋下氏は一度国政から身を引き、出直すべきだ」と分裂後の大阪系との連携を模索。惨敗に揺れる民主党を含め、野党再編の動きが参院選後の焦点となる。【木下訓明、津久井達】
2732
:
チバQ
:2013/07/22(月) 03:18:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130722k0000m010192000c.html
参院選:みんな、目標に届かず
毎日新聞 2013年07月22日 00時55分(最終更新 07月22日 02時39分)
記者会見をするみんなの党の渡辺喜美代表(中央)=東京都千代田区で2013年7月21日午後10時56分、木葉健二撮影
拡大写真 みんなの党は、改選議席の3は上回ったものの、獲得目標の10議席には届かなかった。当初は共闘する予定だった日本維新の会との選挙協力を解消したことが響き、伸び悩んだ。非改選10議席と合わせても、単独で予算関連法案提出が可能となる20議席には足りず、今後は政策の一致点が多い維新との連携のあり方が焦点となる。
「他党に話を持ってくる前に、(維新)ご自身の再編を先にやられたらいかがか」
渡辺喜美代表は21日夜の記者会見で、維新との合流の可能性について聞かれ、こう発言した。渡辺氏は選挙期間中、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦を巡る発言を批判し、「歴史観、憲法観が違う」と立場の違いを強調していた。選挙結果を受け、合流の可能性に含みを残した形だ。
6月の東京都議選で躍進した同党は、渡辺氏が選挙期間中、街頭演説で「政治をあきらめないでください」と一貫して訴え、無党派層への支持拡大を狙った。自民党や民主党など他党の政策を「古い政治」と批判し、「筋金入りの改革派はみんなの党しかいない」と独自の立場を強調。一定の勢力拡大に成功した。
渡辺氏は規制緩和の推進と公務員制度改革を掲げて党の存在感を一層高める戦術を描いている。維新とは規制緩和や地方分権などの政策が共通する一方、憲法や歴史認識に加え、消費税や原発を巡っても隔たりがある。渡辺氏は21日の会見で、政界再編について「みんなの党が中心になって考えを共有する人たちを糾合していく」と述べたが、党内には橋下氏がみんなの一部を巻き込んだ形での新勢力結集を呼びかけたのに呼応した再編を模索する動きがあり、今後、路線対立が過熱する可能性がある。【吉永康朗】
2733
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 03:20:52
自民でワタミ,民主で大島(新宗連),神本(日教組)が当選。
2734
:
チバQ
:2013/07/22(月) 03:22:58
ワタミ当確か
2735
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 03:26:47
NHKだとワタミ当確でとらんけど、どこで出てるの?
2736
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 03:35:12
つか、緑の党の三宅洋平って人凄いな。10万越えてる
2737
:
チバQ
:2013/07/22(月) 03:46:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013072200076
小沢氏、影響力一段と低下=生活、獲得議席ゼロ【13参院選】
記者会見する生活の党の小沢一郎代表=21日夜、東京都千代田区 生活の党は、候補を擁立した5選挙区全てを落とし、比例代表でも議席を獲得できなかった。小沢一郎代表は参院選後の野党再編に活路を見いだしたい考えだが、お膝元の岩手選挙区でも公認候補が大敗し、影響力のさらなる低下は避けられそうにない。
同党は選挙戦で脱原発、消費増税凍結、環太平洋連携協定(TPP)反対を主張したが、多くの選挙区で野党候補が乱立したこともあり、埋没する結果となった。小沢氏は21日夜の記者会見で、「有権者の判断を素直に受け入れながら、自分たちの主張を理解してもらえるように愚直に活動していく以外にない」と敗北を認める一方、持論である非自民勢力結集の決意は「変わらない」と言い切った。
自民党の「1強」状態が鮮明となったことに関し、生活の鈴木克昌幹事長は「一つの大きな流れの前に、埋没するような状況に追い込まれているということだ」と語り、危機感をあらわにした。(2013/07/22-03:27)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013072200084
維新、慰安婦発言で勢い欠く=橋下氏「勝ちでない」【13参院選】
記者の質問に答える日本維新の会の橋下徹共同代表=21日夜、大阪市北区 日本維新の会は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言で逆風下の参院選となり、目標とした10議席には届かなかった。橋下氏は21日夜、自らの進退について、執行部内で協議する意向を示した。ただ、橋下氏の「党首力」に依存してきた同党内には「辞任はあり得ない」(幹部)との声が広がっており、続投の方向で意見集約が進むとみられる。
橋下氏は21日夜、大阪市で記者会見し、「勝ちではない。誇れる成績ではない」と敗北を宣言。敗因については「代表に対する信任のなさだ」と慰安婦発言が影響したことを認め、「(27日に予定する)執行役員会で(進退を)議論する」とした。
テレビ局のインタビューに答える日本維新の会の石原慎太郎共同代表=21日夜、東京都港区 一方、石原慎太郎共同代表は、都内のホテルに設置した開票センターで会見し、「参院選はまずまずの成績だ。今後も橋下氏と憲法改正にまい進する」と述べ、橋下氏との「二枚看板」で引き続き党運営に当たる考えを表明した。
慰安婦発言によって、みんなの党との間で進めていた選挙協力が破綻。改選数2以上の複数区で両党が激突し、共倒れとなる選挙区も出た。橋下氏は「野党が一つにまとまらないといけない」として、みんなのほか、民主党の一部も巻き込んだ野党再編を主導することに改めて意欲を示した。
維新は選挙戦で、憲法改正を前面に打ち出した。石原氏は「ねじれ国会が解消されて憲法改正の可能性が出てきた。絶対に安倍政権で実現してもらいたい」と述べ、政権に協力する姿勢を強調。橋下氏も「スピード感を持って、憲法96条の先行改正の発議をしてもらいたい」と求めた。(2013/07/22-03:33)
2738
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 03:47:05
あっ、今NHKでワタミ当確出た
2739
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 03:48:25
大江はこのまま逝くかな?
2740
:
片言丸
:2013/07/22(月) 06:26:25
>>2736
各党の有名人よりも取ってる。
山本太郎と組んでやってた人だけど、山本パワーなのか?
2741
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 06:29:39
残りは自民のラスト。
太田房江と若狭勝の争い。僅差になりそう。
民主は吉川(情報労連),石上(電機連合)。
維新は儀間,藤巻,中野,室井。
みんなは渡辺,井上。
2742
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 06:34:12
河合純一(みんな)は同党内の次点。堀利和以来の視覚障がいを持つ議員の誕生とはならず。
2743
:
片言丸
:2013/07/22(月) 06:38:24
自民党は落選しても任期中に1人くらいは繰り上げられそうだけど。
園田修光先生が真の次点力を発揮か。
2744
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 06:42:47
比例99%,結果として100万票で1議席。
自民18,460,177 18議席 34.7%
公明 7,568,043 07議席 14.2%
民主 7,134,192 07議席 13.4%
維新 6,355,287 06議席 11.9%
共産 5,154,028 05議席 09.7%
みん 4,755,145 04議席 08.9%
社民 1,255,229 01議席 02.4%
生活 943,832 00議席 01.8%
大地 523,139 00議席 01.0%
緑グ 458,015 00議席 00.9%
み風 430,524 00議席 00.8%
幸福 191,640 00議席 00.4%
2745
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 06:47:08
前回衆院選
自民 1,662万票 27.6%
維新 1,226万票 20.4%
民主 961万票 16.0%
公明 711万票 11.8%
みん 524万票 08.7%
共産 368万票 06.1%
未来 342万票 05.7%
社民 142万票 02.4%
2746
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 07:13:41
NHK
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/
#
朝日
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/
読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/
共同通信
http://www.47news.jp/news/politics/
2747
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/07/22(月) 07:31:08
ラストは太田房江でした。
2748
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 12:30:09
23: 2013/07/22 10:40:48 e68349u5
最後の7議席目に電機連合が滑り込んだ以外はだいたい想定内
原子力村と立正佼成会とトヨタと官公労に支えられてるミンス党
もう分党したほうがいいよね
礒崎哲史:自動車労連[当選]
浜野喜史:電力総連[当選]
相原久美子:自治労[当選]
大島九州男:立正佼成会[当選]
神本美恵子:日教組[当選]
吉川沙織:情報労連[当選]
石上俊雄:電機連合[当選]
---
川合孝典:全繊同盟[落選]
定光克之:日郵労組[落選]
轟木利治:機関労連[落選]
宗教団体支援大島以外、あと連合系が当選
2749
:
とはずがたり
:2013/07/22(月) 16:16:05
ゼンセン同盟が落ちたんですな。。
2750
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 19:20:21
大江が落ちてよかった。
繰り上げ当選を願ってるか、二階の死亡を願ってるか?
2751
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 21:37:39
6年前にもあった、
この人は今後どうするかを予測しませんか?
2752
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:10:44
>>2744
比例では公明>民主か
2753
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:13:06
大地が比例擁立してなければ生活で1議席取れたでしょうね
2754
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:46:45
芸能枠で通ったのは丸山くらいか。
佐竹の惨敗っぷりがすごいな。
【自民】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
当柘植芳文(67)新429,003票 郵政
当山田俊男(66)現338,486票 農協
当佐藤正久(52)現326,542票 自衛隊
当石井みどり(64)現294,148票 歯科
当橋本聖子(48)現279,952票 神道+北海道
当羽生田俊(65)新249,818票 医師会
当佐藤信秋(65)現215,506票 建設
当赤池誠章(52)新208,320票 山梨
当山東昭子(71)現205,779票 いまいちバックがわからん
当衛藤晟一(65)現204,404票 薬剤師+大分
当石田昌宏(46)新201,109票 看護
当有村治子(42)現191,343票 神道+滋賀
当宮本周司(42)新178,480票 商工会
当丸山和也(67)現153,303票 弁護士
当北村経夫(58)新142,613票 産経新聞
当渡辺美樹(53)新104,176票 ワタミ
当木村義雄(65)新98,979票 香川
当太田房江(62)新77,173票 大阪
若狭勝(56)新76,829票 弁護士
園田修光(56)新65,840票 鹿児島
大江康弘(59)元59,376票 和歌山
佐々洋平(71)新56,083票 岩手
木村隆次(55)新47,627票 介護
伊藤洋介(49)新37,424票 東京プリン
金子善次郎(69)新34,866票 埼玉
塚原光男(65)新28,903票 体操
畦元将吾(55)新28,519票 放射線技師
佐竹雅昭(47)新27,582票 格闘技
米坂知昭(54)新18,078票 臨床衛生検査技師
2755
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:47:09
鰐淵ほどではないにしろ、新妻さん棚ボタ的当選ですね
【公明】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
当山本香苗(42)現996,960票
当平木大作(38)新770,682票
当河野義博(35)新703,637票
当山本博司(58)現592,814票
当若松謙維(57)新577,951票
当魚住裕一郎(60)現540,817票
当新妻秀規(43)新26,044票
相変わらずの労組っぷり
【民主】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
当礒崎哲史(44)新271,553票 自動車
当浜野喜史(52)新235,918票 電力
当相原久美子(66)現235,636票 自治労
当大島九州男(52)現191,167票 立正佼成会
当神本美恵子(65)現176,248票 日教組
当吉川沙織(36)現167,437票 情報労連
当石上俊雄(51)新152,122票 電気
川合孝典(49)現138,831票 UAゼンセン
石井一(78)現123,355票 兵庫
定光克之(53)新120,782票 日本郵便
轟木利治(53)現103,996票 基幹労連
ツルネンマルテイ(73)現82,858票 神奈川
鹿野道彦(71)新82,404票 山形
簗瀬進(63)元53,940票 栃木
円より子(66)元49,009票 東京
五十嵐文彦(64)新29,077票 埼玉
吉田公一(72)新27,891票 東京
奥村展三(68)元27,326票 滋賀
佐々木隆博(64)新24,330票 北海道
樽井良和(45)現13,178票 大阪東京etc
2756
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:47:24
10千票以下は省略
当選者の中で西軍っぽいのは藤巻くらいか?
【維新】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
当アントニオ猪木(70)元356,605票 芸能枠
当中山恭子(73)現306,341票 旧たち日系 宮崎
当儀間光男(69)新40,484票 そうぞう 沖縄
当藤巻健史(63)新33,237票 藤巻兄弟
当中野正志(65)新32,926票 旧太陽系 宮城県 2012年衆院選落選(宮城2区) 元自民党代議士
当室井邦彦(66)元32,107票 民主離党 兵庫
土田博和(63)元28,616票 民主離党 静岡
奥村慎太郎(58)新27,955票 長崎県 2012年衆院選落選(長崎2区) 元雲仙市長
桜井よう子(71)新27,757票 茨城県 元県議(87年から1期のみ) 2012つくば市長選落選
石井義哲(56)新25,986票 自衛隊
浅田真澄美(46)新22,406票 長崎県 県議(長崎市)
上野公成(73)元21,457票 群馬県 元自民党参院議員
石原結實(64)新19,097票 医師 2010年参院選出馬
松村譲裕(46)新18,888票 秋田
山崎泰(51)新18,131票 2012年衆院選出馬断念(埼玉6区)
片岡伸子(43)新16,329票 橋下の同級生
川口浩(58)新16,080票 茨城県 2012年衆院選落選(東京13区) 元民主党代議士(比例下位)
宮崎健治(46)新15,464票 兵庫県 2012年衆院選落選(兵庫12区)
栗原博久(66)新14,274票 新潟県 2012年衆院選落選(新潟4区) 元自民党代議士
瀬戸健一郎(51)新12,768票 埼玉県 草加市議
矢口健一(41)新11,327票 埼玉県 2012年衆院選落選(埼玉7区)
富山泰庸(42)新10,186票 神奈川 2012年衆院選落選(神奈川16区)
石川輝久(63)新10,147票 神奈川 前県議
伊賀保夫(36)新9,269票
二瓶文隆(54)新7,637票
岩本壮一郎(32)新7,167票
遠藤宣彦(50)新7,061票
松本孝一(53)新6,122票
竹内栄一(59)新4,991票
高田貴代子(75)新2,921票
【みんなの党】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
当川田龍平(37)現117,389票 東京 薬害HIV
当山口和之(57)新75,000票 福島県 2009年民主党東北比例下位で当選 2013年民主比例から出馬予定→離党
当渡辺美知太郎(30)新50,254票 栃木 党首の親戚
当井上義行(50)新47,757票 神奈川 2012年衆院選落選(神奈川17区)
河合純一(38)新39,425票 静岡県 2012年衆院選落選(静岡7区)
山本幸治(41)新37,718票 千葉県 2012年衆院選落選(千葉8区)
石井竜馬(44)新35,365票 大阪府 2012年衆院選落選(大阪12区)
本田顕子(41)新32,330票 熊本県 2012年衆院選落選(熊本2区)
梅沢重雄(60)新23,035票 山梨県 日本航空学園理事長
菅原直敏(35)新21,135票 神奈川 2012年衆院選落選(神奈川13区) 元県議
菊地文博(53)新12,676票 宮城県 2012年衆院選落選(宮城2区) 元県議
平智之(54)新11,927票 京都府 2012年衆院選落選(京都1区) 元民主党代議士
富岡由紀夫(49)元11,305票 群馬県 2012年衆院選落選(東海比例) 元民主党参院議員(群馬選挙区)
小斉太郎(43)新10,527票 東京都 2012年衆院選落選(東京1区) 元港区議
船曳鴻紅(65)新7,896票 ㈱デザインセンター社長
2757
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:47:34
宗男www
元代議士でも3000表集められないんですね・・・
【大地】
当選 氏名 (年齢) 現元新 得票数
鈴木宗男(73)新62,902票
松木謙公(54)新38,721票
内山晃(59)新6,828票
橋本勉(59)新3,643票
町川順子(54)新3,313票
萩原仁(45)新2,934票
笹節子(61)新2,647票
前川光(64)新1,834票
田宮嘉一(44)新1,475票
2758
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:52:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130722/elc13072222450147-n1.htm
【参院選】
自民、業界タッグ 民主は労組依存へ
2013.7.22 22:43 (1/2ページ)
参院選で惨敗、沈痛な表情で会見する海江田万里代表=22日午前、東京・永田町の民主党本部(三尾郁恵撮影)
21日投開票の参院選比例代表では組織票をバックに持つ団体の支援を受けた候補が相次ぎ当選した。惨敗した民主党では、比例7議席のうち、6人は日本労働組合総連合会(連合)傘下の産業別労組が出身母体。党への激しい逆風を受け、UAゼンセンや日本郵政グループ労働組合(JP労組)など有力組織の候補3人が落選したものの、逆に同党に占める労組系議員の割合は増大し、連合の影響力が強まる結果となった。(比護義則)
◇
連合は民主党政権下の前回参院選(平成22年)で組織内候補10人を当選させた。民主党が政権を下野して迎えた今回参院選では、候補を9人に絞ったが、3人が落選するなど大きな痛手を被った。
しかし、労組系以外の当選者も1人にとどまり、逆に民主党内に占める労組系議員の割合は増大。前回参院選で比例代表当選者の6割だった労組系の比率は9割近くに高まった。
民主党の逆風下で、強い危機感も反映したとみられ、自動車総連は前回から6万票超、電力総連も3万票近くを上積みした。特に電力総連は同党の脱原発路線に不満を強めて党名を外したビラを作成し「脱民主」をあからさまにしていたが、しっかりと当選圏内に滑り込んだ。
自民党でも郵政民営化や野党転落で離反した業界団体が再び同党支持に回帰し、比例代表で集票力を発揮した。
郵政民営化に反発して自民と決別した全国郵便局長会(全特)は8年ぶりに関係を修復。自民党から出馬した柘植芳文前会長を同党トップの40万票超で当選させた。農政連が推した山田俊男氏も約33万8000票を獲得。一時は民主支持を鮮明にしていた日本医師連盟は、今回は自民から日本医師会の羽生田俊副会長を立て、約25万票で議席を獲得した。
業界団体が存在感を見せつけたことで、安倍晋三首相が重視する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉や、成長戦略の柱である規制改革などで一定の影響を与える可能性がある。
2759
:
チバQ
:2013/07/22(月) 22:55:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130722/elc13072213080135-n1.htm
自民、46都道府県でトップ 比例得票、大阪は維新
2013.7.22 13:08 [大阪]
参院選比例代表を都道府県別に分析すると、自民党は46都道府県で得票率トップだった。大阪は日本維新の会が第1党となり、党本部がある地元で辛くも面目を守った。
自民は石川の49・4%が最高で、安倍晋三首相の地元山口や鹿児島、群馬など19県が40%を上回った。大阪と公認候補が敗れた沖縄は25%程度にとどまった。
民主党は大阪、沖縄など4府県で10%に届かず、20%を超えたのも山形、福島、三重だけ。公明党は43都道府県、共産党は東京や大阪など10都道府県で10%台を確保した。
日本維新は大阪で28・7%、みんなの党は渡辺喜美代表の地元栃木で23・2%と強さを発揮した。社民党は米軍基地問題を抱える沖縄、生活の党は小沢一郎代表の地元岩手で20%近くまで伸ばした。
2760
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:00:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013072200169
くら替え当選、7人=衆院選落選組は野田氏のみ【13参院選】
今回の参院選には衆院議員経験者37人がくら替えを目指し出馬したが、当選したのは2010年の前回より3人少ない7人にとどまった。37人中25人は昨年12月の衆院選で議席を失い、今回国政復帰を目指した。しかし、当選したのは民主の野田国義氏(福岡選挙区)のみだった。
25人のうち民主からは10人がくら替えを狙ったが、野田氏以外は全滅。同党推薦の無所属2人も涙をのんだ。
自民は全体で6人が立候補し、3人が議席を獲得。09年衆院選で落選した木村義雄氏(比例代表)、昨年衆院選に不出馬だった柳本卓治氏(大阪選挙区)らが再びバッジを付けることになった。
このほか、公明とみんな、維新から各1人のくら替え候補が当選した。(2013/07/22-08:23)
2761
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:06:21
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1307/22/news134.html
内田裕也、浜崎あゆみ…著名人のTwitterでの「投票先公表」に反響投票先を公表した著名人のツイートに、支持する声や、「誰に投票したか言わない方がいい」との意見が寄せられた。
第23回参院選が21日投票され、即日開票された。そんな中ミュージシャン・俳優の内田裕也が、Twitterで投票した候補者を公表し反響を呼んでいる。
21日、内田は「俺が一票を投じたアントニオ猪木、山本太郎 二人揃って当選!これからしっかりと公約の実行を!6年間は長いぜ!ROCK'N ROLL! 内田裕也」と投稿。日本維新の会の比例代表候補・アントニオ猪木氏、東京都選挙区で無所属として立候補した山本太郎氏の二人に投票したことを明かすこの呟きは、22日現在約480リツイートされ、拡散されている。
フォロワーからは「ロックな投票だぜまったくww」「ROCK'N ROLL!」「裕也兄さんかっこええです!」といった内田の姿勢を支持する声や、「こういう馬鹿がいるから政治がクソ芸能人の思いつきから抜け出せない」「本当にどうしようもない方ですね、あなたは…」といった批判の声、また「すみません!失礼します!誰に投票したとかは、言わない方がいいと思います!」などと、公表すること自体に疑問をもつ声など、様々な意見があがっている。内田は投票前の18日にもアントニオ氏、山本氏に投票することを宣言しており、一貫して二氏の支持を公言していた。
その他にも数人の著名人がTwitterで投票先を公表している。19日には歌手の浜崎あゆみが「ようすけに日本のエンターテイメントの未来への希望を託しに、期日前投票行ってきたぁ^_^!!! さて、地方ラスト2公演となる大阪へ」と投稿。自民党の比例代表候補・伊藤ようすけ氏に投票したことを明かしている。
また21日には、楽天株式会社の社長・三木谷浩史氏も「私も参議院選挙の期日前投票で、東京都は【すずきかん】に投票しました。」と東京都選挙区の候補・鈴木寛氏に投票したことを公開。
インターネットを使った選挙運動が解禁されたばかりということもあり、著名人が支持候補者を明らかにすることには賛否両論あるようだ。NHKは同局の「Eダンスアカデミー」に出演しているダンス&ボーカルユニット・EXILEのメンバーが、伊藤氏のホームページなどに登場しているとして、同番組の12、19日放送を取りやめている。その理由は「政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮」したためという。
アメリカでは、著名人によるネット上での選挙応援について比較的寛容だ。最近では「アベンジャーズ」の監督として知られるジョス・ウェドン氏が大統領選の投票前に、バラク・オバマ氏の対立候補である、共和党のミット・ロムニー氏への批判動画をYouTube上にアップロードするなど、著名人が公然と支持者を明らかにすることも多い。日本での著名人の選挙応援、ネットでの活動は米国にならうのか、あるいは独自の道を歩むのか、今後の展開が注目される。
2762
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:07:10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130722/plt1307221211007-n1.htm
参院選落選のマック赤坂氏、引退危機 5万票遠く及ばず…2013.07.22
東京選挙区(改選数5)に出馬したマック赤坂氏(64)は1万1707票の獲得にとどまり、落選した。“常連”のマック氏は参院選期間中に5万票獲得できなければ選挙に出ないと明言しており、引退危機を迎えたことになる。
マック氏は「これで都知事選(の得票数=約3万8000票)を下回るようならバカらしくてやってられない。もう出ません!」と述べていた。今回の敗戦で8連敗。ひそかにライバル視していた中松義郎氏(4万6772票)にも遠く及ばなかった。
2763
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:09:46
だれ?石井ピンじゃないよね?
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201307/0006181530.shtml
2013/7/22 11:56
参院兵庫 姫路市で無効投票が2万2604票
。 21日投開票の参院選で、姫路市(第1〜4開票所)では、兵庫選挙区の投票総数20万8567票のうち、1割を超える2万2604票が無効投票だったことが分かった。県内全体の投票総数に占める無効投票の割合は4・7%で、姫路市が突出して多かった。
姫路市は「無効票の記載内容の内訳数は集計しておらず、詳細は分からない」とする一方、「比例代表候補だった特定の候補者の氏名が書かれた投票用紙が多かった」としている。同市では3年前の前回参院選でも、同様の無効投票が目立ったという。(小林伸哉)
2764
:
名無しさん
:2013/07/22(月) 23:19:03
>>2757
同性同名なら、小沢一郎でもやればよかったのに
2765
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:23:30
http://mainichi.jp/area/iwate/news/m20130722ddlk03010068000c.html
’13参院選・岩手:激戦制し平野氏 自民、奪還ならず /岩手
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
21日投開票された参院選で、過去最多の6人が立候補した岩手選挙区(改選数1)は無所属現職の平野達男氏(59)が、事実上の2強対決となった自民党新人の田中真一氏(46)との激戦を制し、3選を果たした。超党派県議団に支えられながら、知名度と前復興相の実績で議席を死守。序盤は僅差だったが、地元政治家として支持を集め、終盤にリードを広げた。田中氏は自民候補として21年ぶりの議席獲得を目指して組織戦を展開したが、「落下傘」の印象が最後まで足かせになった。生活の党新人の関根敏伸氏(57)は知名度不足、民主党新人の吉田晴美氏(41)は党県連の分裂が響き、序盤から出遅れた。反自民票に期待した共産党新人の菊池幸夫氏(54)も届かず、幸福実現党新人の高橋敬子氏(51)は支持が広がらなかった。当日有権者数は109万900人(男51万7050人、女57万3850人)、投票率は57・53%だった。
◇党派超えた支援
盛岡市中央通1にある平野氏の事務所に午後8時過ぎ、当選確実の速報が伝わると、支援者が拍手と歓声を上げ、握手を交わした。
間もなく姿を現した平野氏は「超党派県議団で連合艦隊を作ってもらい支援をいただいた。県内を歩いて頑張れと声をもらい、仮設住宅では早く復興住宅を造ってほしいと何回も聞いた。皆さんの力でその仕事の場所を作ってもらった」と述べ、万歳三唱した。
その後、記者団に「今回は(約6000票差で初当選した)12年前より厳しい選挙だったが、いろいろな方の支援で勇気づけられ、むしろ楽しみながら運動した」と述べ、被災地の土地問題を最優先に取り組むとの考えを示した。事務所には、谷藤裕明盛岡市長も駆けつけた。
平野氏には、即戦力と期待する県議らが党派を超えて集結。原発事故被災地の福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長も応援に駆けつけ、復興の力として期待されていることを印象付けた。【金寿英】
◇「落下傘」印象響く−−田中氏
平野氏の当選確実がテレビで伝えられると、盛岡市菜園1の事務所に詰めかけた支援者から「ありゃ、早かった」と落胆の声が上がった。20分後、田中氏は約40人に拍手で迎えられ、「議席奪還の悲願を託してくれたが、応えることができなかったのは私の責任。相手が三つに割れたからチャンスではなく、1対1で勝てる自民党になるよう、体質強化しなければならない」と述べた。
選対本部長の鈴木俊一県連会長は「痛恨の極み。田中候補は精力的に遊説し、自分の思いをしっかり訴えた。党本部からも総出で応援をもらったが申し訳ない」と語った。
自民は今回、参院選7連敗を免れる絶好のチャンスと議席奪取を目指した。しかし、横浜市出身で「落下傘」との田中氏のイメージが、地元出身の現職、平野氏との戦いでハンディになった。【安藤いく子】
◇自民県連会長、辞任の意向
田中氏の落選を受け、自民党県連の鈴木俊一会長は21日、記者団に「党本部から多くの応援をいただいたのに議席を取れなかった。けじめをつけるため会長を辞任する」と語った。【安藤いく子】
◇小沢氏に触れず−−関根氏
党勢立て直しを託されて挑んだ関根氏は、支援者約20人が集まった盛岡市中ノ橋通1の事務所で、「党の政策と理念を全力で訴えたが力不足。この結果を厳粛に受け止める」と言葉少なに語り、足早に地元・北上市にある事務所へと向かった。
小沢一郎氏の系列候補が過去4回の参院選で守った議席を明け渡したが、あいさつの中で小沢氏には触れなかった。
自民の独り勝ちを阻止しようと、生活の党は野党共闘を目指したが失敗。急きょ、担がれた。任期半ばで県議を辞職。小沢氏の後援会組織を基礎に戦いを展開し、達増拓也知事も遊説に同行。県外出身候補に対抗して県内出身を強調したが出遅れが響いた。【金寿英、根本太一】
◇敗れたが「手応え」−−菊池氏
反自民票の受け皿を目指して戦った共産の菊池氏は、盛岡市本町通2の事務所で「5回目の国政選挙で最も手応えを感じた。安倍政権と国民の願いはねじれており、いずれ矛盾をきたす時が来る」と指摘した。
さらに、「自共対決の時代に入った」と述べつつ、「選挙戦が進むにつれ『憲法を守ってほしい』という有権者の声が増えていった。これまで共産党と距離があった有権者が応援してくれるケースもあった」と、敗れはしたが充実感を表した。
事務所では、他県の党候補の当選が伝えられるたびに拍手が起こり、明るい雰囲気に包まれた。【高尾具成】
2766
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:24:04
◇「力が足りなかった」−−吉田氏
吉田氏は午後8時半ごろ盛岡市中央通3の事務所に到着。階猛、黄川田徹の両衆院議員や、連合岩手の砂金文昭会長ら約20人の支援者に迎えられた。「私の力が足りなかった。申し訳ありません。震災復興にかける思いはこれからも変わりません」と何度も頭を下げ、涙ながらに話した。
平野氏の離党で立候補が決まった。山形県出身の「落下傘」と批判され、「岩手との縁を無理に強調するより、よそ者だから気づく岩手の良さがある」と訴えの発想を切り替えた。女性の視点を生かし、ソフト面での震災復興、医療や福祉の充実など、他候補と主張の差別化を図った。
だが、平野氏支援を公言する党県議がいるなど党県連がまとまらなかった。【安藤いく子、宮崎隆】
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■解説
◇不信感消す仕事を
候補者乱立となった岩手選挙区で、有権者は即戦力として前復興相の現職、平野達男氏を選んだ。無所属候補の勝利は1998年の椎名素夫氏以来で、政党対決が強まる近年では異例だ。各党が党利優先で候補者を擁立したことに抵抗感を抱いた有権者の意思の表れでもある。
今回、各党の公認候補決定が4月以降に遅れ、平野氏以外は全県的に知名度がないのが陣営の焦りを誘った。その解消のため、有名政治家を呼び、候補者と並ばせただけで論争は深まらなかった。
最も顕著だったのが自民党。安倍晋三首相のほか、特に女性に人気の高い小泉進次郎党青年局長を再三投入。威信を懸けた小沢氏も生活の党代表として県内入りし、丸一日街頭に立つ日もあった。
一方、政党の後ろ盾がない平野氏に有名政治家の応援演説はなく、「ひたむきに政策を訴え、人物本位で問う」(陣営幹部)作戦に徹した。各候補の主張に違いが見えにくい中、選挙戦終盤に静かに支持が広がった。ただ、混迷の引き金を引いたのは唐突に民主離党を表明した平野氏であり、有権者の不信感は消えてはいない。「やっぱり平野さんを選んで良かった」と思われるには、仕事で結果を残すしかない。【金寿英】
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◇選挙区開票結果=選管最終発表
当 243,368 平野達男 59 無 現
▽ 161,499 田中真一 46 自 新
91,048 関根敏伸 57 生 新
62,047 吉田晴美 41 民 新
46,529 菊池幸夫 54 共 新
8,322 高橋敬子 51 諸 新
▽は法定得票数を得た落選者
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◇当選者
平野達男(ひらの・たつお) 59 無 現(3)
[元]復興相[歴]県農地建設課長・農地計画課長▽関東農政局設計課長▽農水省設計課国営事業調査官・技術調査官▽民主党政調副会長▽予算委員長▽副内閣相▽東大
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2767
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:28:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130722ddlk09010122000c.html
2013参院選・栃木:高橋氏、初当選 「保守王国」盤石 /栃木
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇選挙戦を終始リード
21日投開票された第23回参院選で、栃木選挙区(改選数1)では自民新人の高橋克法氏(55)=公明推薦=が、みんな新人の沖智美氏(32)▽民主現職の谷博之氏(70)▽共産新人の小池一徳氏(52)▽諸派新人の杉浦満春氏(45)に大差をつけ、初当選を果たした。高橋氏は安倍晋三政権への強い追い風に加えて有力業界団体などの組織票を手堅くまとめ、選挙戦を終始リード。参院栃木選挙区は自民党が二つの議席を独占することになり、「保守王国」を盤石なものにした。唯一の女性候補だった沖氏は立候補表明の遅れが最後まで響き、3選を期した谷氏は党勢の衰えがそのまま結果に表れた。当日有権者数は162万5367人で、投票率は49・69%(前回56・59%)。【参院選栃木選挙区取材班】
宇都宮市不動前1の高橋氏の選挙事務所では午後8時に当選確実の報が伝えられると、支持者が歓声を上げ、万歳を繰り返した。感極まって目を赤らめた高橋氏は「町長を辞職して脇目もふらず走り回ってきた」と選挙戦を振り返り、「景気・経済の回復、地方の再生を、先頭に立って私自身の責務として取り組んでいく」と力を込めた。
参院選を「政権安定への最終決戦」(茂木敏充・県連会長)と位置づけた自民党は、候補者公募を延長した末、3月に高橋氏の擁立を決めた。高根沢町長を15年務めた高橋氏については、もともと県内の首長から立候補の待望論が根強く、福田富一知事が後援会総連合会長に就き、全面的に後押しした。
2010年の前回選では民主党候補と「二股」で支援した農協や県医師会などの政治団体も、今回は高橋氏に絞って推薦を出し、組織票も順調に固めた。
街頭では「(安倍晋三政権の経済政策の)アベノミクスによる好況感を県内にも波及させる」「地方に多い中小企業経営者を支える」と地域経済の活性化に力点を置いた演説を展開した。懸念されていた「知名度不足」の不安を日に日に払拭(ふっしょく)し、最後まで戦いを優位に進めた。
◇「結果出せず悔しい」−−沖氏
「訴えを国政に届けることができず、申し訳ありません」。沖氏は宇都宮市下戸祭2の選挙事務所で支援者に深々と頭を下げた。
渡辺喜美代表の地元ということもあり、みんなの党はかねて栃木選挙区での候補者擁立を明言していた。しかし、候補者選考は難航を極め、「2月中」「5月中」とした発表はいずれも実現しなかった。最終的に、京都府出身で栃木に地縁のない「落下傘」である沖氏の擁立にこぎ着けたのは6月上旬。大幅な出遅れを懸念する声をよそに、渡辺代表は「若い候補なので、同世代への訴えかけがうまくいけば、勝算はある」と強気な姿勢を崩さなかった。
選挙戦では「貧困の連鎖防止」「女性の視点で地域を守る」などと声を張り上げ、渡辺代表も複数回応援に入って名前の浸透に努めたが、及ばなかった。
敗戦の弁を語り始めると、涙をこらえることができなくなり、「結果が出せず、悔しい気持ちでいっぱいです」と声を詰まらせた。
◇自民批判届かず−−小池氏
6月の東京都議選で第3党に躍進した共産党。小池氏は「良い流れを参院選につなげたい」と意気込んだが、県内では自民党批判が行き届かず、宇都宮市東浦町の選挙事務所で「私の力不足から期待に応えられなかったことをおわびしたい」と沈痛な表情で語った。
07年参院選、09年衆院選、10年参院選に続く国政挑戦。選挙戦では「消費増税反対」「原発ゼロ」「憲法改正阻止」などと、ぶれない党の姿勢を強調し、得票は前回を上回った。
安倍政権の経済政策を「一部の富裕層が恩恵を受けているだけ」と批判、雇用改善を訴えたが、大きな支持にはつながらなかった。
◇支持拡大ならず−−杉浦氏
「残念な結果だ」。宇都宮市中一の沢町の選挙事務所で、杉浦氏は顔をゆがめた。
消費増税への反対だけでなく、国防の強化の必要性を訴えるなど、一貫して持論を展開した杉浦氏。県内各地を自転車で回り、インターネット動画でも活動を公開するなどさまざまな手法で支持拡大を図ったが、及ばなかった。
2768
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:28:31
◇逆風に最後まで苦しむ−−谷氏
党に吹き荒れた逆風に最後まで苦しんだ谷氏は「全ては私の不徳の致すところ」と言葉少なだった。宇都宮市鶴田町の選挙事務所に集まった支援者は一様に落胆し、会場は重苦しい雰囲気に包まれた。
選挙区の中でいち早く立候補を表明したのは昨年2月。しかし、以降は離党者が続出し、政権からの陥落で党勢衰退は決定的になった。失墜した党への信頼が回復しないままで迎えた戦いに、陣営は「大変厳しい」という言葉を連呼し、危機感を抱いて戦った。
「まだ、国政の場でやるべきことがある」と、ライフワークの障害者政策などの実績を強調しながら議席の死守を期したが、劣勢を最後まで跳ね返すことはできなかった。
「老兵は去りゆくのみ」。敗戦の弁で谷氏はそう語った。「精神的にも肉体的にも全力を尽くしてこの勝負にかけたが、残念な結果になった。これをもって政治から去らせていただきたい」と、寂しく「引退宣言」もした。
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■解説
◇「地域目線」で具体策を
与党優位の全国的な傾向に漏れず、県内でも自民新人の高橋克法氏が圧勝した。有力業界団体などの組織を活用する伝統的な手法に加え、特徴的だったのが、前町長という経歴ゆえの多くの首長による後押しだった。特に福田富一知事はその先頭に立ち、公示日以降は節目で高橋氏への支持を訴えかけた。もはや「是々非々」のレベルを超えた福田知事と自民との今後の関係性も注目すべきだろう。
民主は候補者を擁立した小選挙区で全敗した衆院選に続き、県内の国政議席をまた失い、県を「党発祥の地」とするみんなも前回参院選の雪辱を果たせなかった。共産は最後まで伸び悩んだ。地位を一層揺るぎなくした自民に対抗するため、各党とも再び立て直しを迫られることになる。
公示後に毎日新聞が行った世論調査では、県内の有権者が重視する争点は「景気対策」が33%と最多だった。選挙結果は、端的に言えば県民が安倍晋三政権を、ひいては経済政策「アベノミクス」を信任したことになる。ただ、その政策が県内にどれほどの恩恵をもたらすのかは不透明で、県民も効果を測りかねたまま投票したのが現状ではないか。
選挙戦で高橋氏は、アベノミクスの効果を県内でも実感させると繰り返し主張した。農業、工業、福祉とも「すべては経済が基本」と強調もした。効果を目に見えるものにするため、大切にしている「地域目線」を保ちながら、いつ具体策を示すのか、注視する必要がある。【岩壁峻】
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◇開票結果=選管最終発表
当 376,553 高橋克法 55 自新
▽ 201,895 沖智美 32 み新
▽ 158,577 谷博之 70 民現
41,351 小池一徳 52 共新
4,371 杉浦満春 45 諸新
▽は法定得票数を得た落選者
2769
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:30:39
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130722ddlk11010146000c.html
2013参院選・埼玉:自公、堅実に みんな再選 民主、死守できず(その1) /埼玉
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
第23回参院選は21日投開票され、埼玉選挙区(改選数3)では、自民、公明両党が昨年12月の政権奪還後の勢いを持続して1議席ずつ確保した。自公は2010年に続き埼玉で2議席を得て、衆参各院で多数派の異なる「ねじれ国会」の解消へ地歩を固めた。野党勢は、みんなの党が1議席を獲得するのにとどまった。自民現職の古川俊治氏(50)は、安倍政権の高支持率を背景に幅広い支持を得て再選。公明新人の矢倉克夫氏(38)は自民からも推薦を受ける選挙協力が奏功し、初当選を果たした。07年に民主で初当選したみんな現職の行田邦子氏(47)は、改革の姿勢をアピールして再選。民主現職の山根隆治氏(65)は3選を目指したが、支持が広がらず、議席を守り抜けなかった。共産新人の伊藤岳氏(53)は護憲や「原発ゼロ」を掲げて自民への対立姿勢を鮮明にしたが、及ばなかった。社民新人の川上康正氏(48)は、党勢の衰えに歯止めを掛けられなかった。【参院選取材班】
◇古川氏100万票超え 政権高支持率に乗り
古川氏は安倍政権の高支持率という追い風に乗った。過去最多だった89年の旧社会党の深田肇氏(97万229票)を上回る100万票超えで、盤石の再選を果たした。
さいたま市浦和区高砂3の古川氏の事務所に当選確実が伝えられると、集まった支援者らから歓声と拍手が上がった。古川氏は「政権の経済政策が高く評価された」と振り返った。当選後は「再生医療を実用化に結びつけ、日本の経済成長に結びつけていきたい」と抱負を述べた。
選挙戦では、現職衆院議員である自民の県内全15小選挙区支部長が中心となり、街頭演説やチラシ配布を展開し、衆院選の勢いを保つことに成功した。保健医療関係団体の全面的支援も受けた。
◇矢倉氏が奪還、初当選
07年の参院選で失った公明の埼玉の議席を奪還した矢倉氏は、さいたま市南区沼影1の事務所で「自公でしっかりと過半数を取る、政治の安定が必要である、という主張が認められた。多くの支持者に支えられ、その感謝の思いで戦い切ることができた」と話した。
公明は、公認候補を立てた全国の選挙区のうち埼玉の情勢が最も厳しいとみて、自民から競合区では異例の推薦を受けた。公明支持層を固めたのに加え、自民側も衆院選で公明の選挙協力が重要になっている小選挙区を中心に支援に回り、「自公で2議席獲得」の目標に理解を求めた。
矢倉氏は、弁護士や経済産業省職員として国際的な交渉に携わった経験をアピールし、支持を訴えた。
◇行田氏「反与党」で集票
行田氏の事務所(さいたま市大宮区宮町3)では、当選確実の一報が流れると、支持者らが大きな拍手と歓声を上げた。行田氏は「止まっている改革を前に進めたい」と述べ、喜びを分かち合った。
行田氏は前回、民主から出馬し、トップ当選。しかし、昨年7月に離党し、みどりの風に合流。渡辺喜美みんな代表の誘いに応え、3月にみんな入りした。3月末に設立した県支部や、党所属の地方議員、1期6年で県北部、東部を中心に築いた自身の支持基盤がフル稼働し、急ピッチで支持を広げてきた。
党本部は埼玉選挙区を「最重点区」と位置づけ、党幹部が頻繁に来県。「反自民非民主」の受け皿として無党派層の集票を図ったことが奏功した。
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◇当選者
古川俊治(ふるかわ・としはる) 50 自[町]現(2)
慶大法科大学院教授・医学部外科教授▽医師▽弁護士▽経営学修士▽財政金融委員[歴]経済産業委員▽厚労委員▽議運委理事▽オックスフォード大院
矢倉克夫(やくら・かつお) 38 公 新(1)
弁護士▽党青年局次長・日本経済再生推進本部事務局次長[歴]経産省参事官補佐▽米カリフォルニア大院=[自]
行田邦子(こうだ・くにこ) 47 み 現(2)
[元]電通社員▽厚労委員[歴]旭通信社員▽洋酒輸入販売会社員▽国際基督教大
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◇略歴の見方◇
氏名、年齢、党派、自民のみ派閥、現職・元職・新人の区別、当選回数(カッコ数字)、肩書([元]は前職を含む)、[歴]以下は経歴と学歴。=以下は政党の推薦、支持。
政党略称は、民=民主党、自=自民党、公=公明党、み=みんなの党、共=共産党、社=社民党、諸=諸派、無=無所属。自民党の派閥は、[町]=町村派。
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比例代表の政党別得票数はあす掲載します
2770
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:31:03
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130722ddlk11010150000c.html
2013参院選・埼玉:自公、堅実に みんな再選 民主、死守できず(その2止) /埼玉
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇山根氏、3選逃す
山根氏は、01年の初当選から2期12年間守ってきた議席を失った。さいたま市浦和区高砂3の事務所で山根氏は「敗因は唯一、私自身の不徳にある」と敗戦の弁を述べた。
民主は今回改選された07年の参院選で、山根氏と行田氏の2人を当選させたが、行田氏が党を離れ、今回は山根氏の1議席の死守に専念。県連所属議員や支持団体の連合埼玉を中心に、民主支持層への浸透を図ったが、行田氏に支持が流れるなど固め切れなかった。
◇伊藤氏、無念にじむ
さいたま市大宮区北袋町1の共産党県委員会の事務所では、伊藤氏の落選が決定的になると、支持者らに落胆の表情が広がった。
4回目の国政挑戦となった伊藤氏は、躍進した6月の東京都議選の流れを受け「安倍政権の暴走に対案を示し、真正面から対決しているのは共産」と、自民対共産の構図を強調。公示後は党幹部が来県し、「共産候補が当選した98年と同じ勢い」と手応えを得ていたが、04年に失った議席回復は成らなかった。
◇念願の投票に喜び 成年被後見人の選挙権回復
今回の参院選で選挙権を回復した成年被後見人で神川町の浅見寛子さん(58)が21日、同町内の投票所で投票した。念願だった権利の行使を果たし、浅見さんは「うれしい」と喜びをかみしめた。知的障害のある浅見さんは、成年後見制度の利用をきっかけに投票に行けなくなり、選挙権の確認などを求めて提訴。公選法改正を受けて国側と和解した。県選挙管理委員会によると、参院選で選挙権を回復したのは約5900人とみられる。
2771
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:33:03
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130722ddlk12010130000c.html
2013参院選ちば:自民45年ぶり2議席 民主、議席を死守(その1) /千葉
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
第23回参院選が21日投開票され、千葉選挙区(改選数3)では自民党現職の石井準一氏(55)、民主党現職の長浜博行氏(54)、自民新人の豊田俊郎氏(60)が当選した。今回、東京(改選数5)以外の選挙区で唯一複数擁立した自民は、佐藤栄作内閣だった1968年の参院選以来、45年ぶりの2議席獲得。自民への高支持率に加え、民主の低迷や他の野党候補の乱立で与党への批判票が分散したことなどが要因とみられる。当日有権者数は506万2684人(男性252万1251人、女性254万1433人)。
◇石井氏、基礎票固め再選
自民の石井氏が、2人の党公認候補出馬で保守票が割れる可能性があった中、現職の強みを生かして業界団体などの基礎票を固める安定した戦いで、トップで再選を果たした。
県議を5期20年務めた石井氏は安定した地盤を持つほか、昨年12月の衆院選で県連選対委員長を務めるなど県内の選挙情勢にも精通。党の公認候補同士で活動地域などを分ける「票割り」はせず、「現職の議席を守る緊張感を持つ」として独走を目指した。
5月の大型連休明けから各地で支援者の集会を重ねる堅実な組織戦を展開。人口が多い東葛地域などの浮動票を重視する他陣営とは一線を画した。公示後は党幹部や有名国会議員を連日応援に呼んで党内人脈をアピールしたほか、国交委員長の実績を強調。高速道路の整備など公共投資の必要性を訴えた。
推薦を受けた公明党の比例代表候補の応援を積極的に行い、引き換えとして同党支持母体の創価学会の基礎票獲得も狙った。【岡崎大輔】
◇豊田氏が初当選 知名度向上へネット活用
自民の豊田氏が全国的な党への追い風に乗り、出遅れによる知名度不足をはねのけて初当選を果たした。
豊田氏は、県議会の自民会派内で現職の石井氏が事実上率いるグループに対抗する県議団が「党勢拡大のため」として2人擁立を求めたことをきっかけに出馬。10年務めた八千代市長を辞職して臨んだが、立候補の表明が4月と遅れたため、知名度向上が課題の選挙戦だった。
重点的に活動したのは人口が多い東葛や湾岸地域。「首長経験を生かして地方の声を国政に届けたい」と強調した。選挙戦を通じ、石井氏に比べ党本部からの目立った応援弁士は少なかったものの、県内選出の国会議員の働きかけで公示前に麻生太郎副総理が応援に入ったほか、終盤に近づくにつれ、テコ入れのため党幹部や閣僚が相次いで訪れた。
また、動画サイトに独自に制作した歌やダンスを投稿するなどインターネットを活用。知名度向上のための話題作りを図った。【黒川晋史】
◇みんな・寺田氏、及ばず 維新と協力解消、出遅れ響く
2010年の参院選で1議席を獲得したみんなの党新人の寺田昌弘氏(45)は、出遅れを取り戻すため、党幹部が連日応援入りするなどのテコ入れを受けたが、及ばなかった。日本維新の会との選挙協力解消後に急きょ擁立が決まり、6月中旬に出馬表明。県内を拠点に活動する比例代表の新人公認候補と船橋市内に共同事務所を構えて浮動票の獲得を目指し、「しがらみのない政党」や「規制改革」を訴えたが、浸透しきれなかった。【味澤由妃】
◇都議選再現ならず 共産・寺尾氏、無党派つかめず
自民との対決姿勢を鮮明にし、議席を倍増させた6月の東京都議選の再現を狙った共産党新人の寺尾賢氏(37)は、共産支持層を固めたものの、無党派層に浸透しきれなかった。安倍政権の経済政策について「国民所得を増やす矢が一本もない」と指摘し、「原発ゼロ」や護憲、非正規雇用解消などを訴え「自民の暴走を食い止める」とアピール。消費増税などの批判も展開し、自民・民主両党の批判票の取り込みを図ったが、及ばなかった。【山縣章子】
◇代表発言が足かせ 維新・花崎氏、選挙準備も不足
日本維新の会新人の花崎広毅氏(36)は2度の候補者差し替えによる準備不足や、橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言を巡る逆風が足かせとなり、支持が広がらなかった。
我孫子市選出の県議を8年間務めたことから、東葛地域を中心に浮動票獲得を狙い、統治機構改革や「既得権益の打破」など改革イメージを強調したが浸透せず、政策的に近いみんなと選挙協力を解消したことで、第三極同士で票を奪い合う結果となったことも響いた。【味澤由妃】
2772
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:33:26
◇「原発ゼロ」は届かず 生活・太田氏、支持広がらず
唯一の女性候補となった生活の党新人の太田和美氏(33)は、東京電力福島第1原発事故発生時に福島2区選出の衆院議員だった経験から「原発ゼロ」を強く訴えたが、及ばなかった。柏市出身で06年の衆院千葉7区補選で民主から出馬し初当選した経緯から、東葛地域を重視して活動。小沢一郎代表が公示日などに県内入りして応援演説したほか、猛暑の中、自転車に乗りながら遊説し若さを前面に出したが、支持拡大につながらなかった。【橋口正】
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◇選挙区開票結果=選管最終発表
当 680,706 石井準一 55 自 現
当 418,806 豊田俊郎 60 自 新
当 388,529 長浜博行 54 民 現
▽ 285,007 寺田昌弘 45 み 新
▽ 232,477 寺尾賢 37 共 新
▽ 186,259 花崎広毅 36 維 新
▽ 148,240 太田和美 33 生 新
39,147 渡辺裕一 58 諸 新
9,227 松島弘典 56 諸 新
▽は法定得票数を得た落選者
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◇喜びの当選者
石井準一(いしい・じゅんいち) 55 自[額]現(2)
[元]県議▽国交委員長▽党政調厚労副部会長▽秋田犬保存会県支部顧問[歴]衆院議員秘書▽党県総務会長・国対副委員長・県選対委員長▽議運委理事▽厚労委理事▽社会保障と税の一体改革特別委理事▽長生高=[公]
豊田俊郎(とよだ・としろう) 60 自 新(1)
[元]八千代市長▽党県選挙区第6支部長[歴]土地家屋調査士事務所長▽測量会社社長▽八千代市社会教育委員▽八千代高校PTA会長▽県議▽全国市長会関東支部監事▽中央工学校=[公]
長浜博行(ながはま・ひろゆき) 54 民 現(2)
[元]環境・原発担当相[歴]伊藤忠商事社員▽松下政経塾東京事務所長▽参院議員秘書▽日本新党秘書室長▽衆院議運委理事・環境委理事▽党県代表・次の内閣国交相▽副厚労相▽内閣官房副長官▽早大
2773
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:33:53
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130722ddlk12010135000c.html
2013参院選ちば:自民45年ぶり2議席 民主、議席を死守(その2止) /千葉
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇長浜氏、連合支援受け再選
自民と対照的に公認候補を複数擁立せず「1議席死守」を目指した民主の長浜氏が、連合千葉の支援も受けて再選を果たした。
千葉選挙区の改選数が2から3に増えた2007年参院選以降、2人擁立を維持してきた民主は今回、昨年12月の衆院選大敗の影響もあり長浜氏に一本化。だが、党の支持率が伸び悩む上、昨年、党を離れた新人2人が生活の党と日本維新の会から出馬し、支持基盤の票が割れる懸念もあった。
初当選時と同じ「ガラス張りの政治」をスローガンに掲げて情報公開の必要性などを主張。「消えた年金」問題など民主政権時に力を入れた社会保障分野を中心に実績を強調、自民との違いを際立たせることに懸命だった。
当選確実の一報にも厳しい表情で事務所に訪れた長浜氏。全国的に党への厳しい結果が出たことを意識してか、「いばらの道のスタートだ」とあいさつ。「原点に戻って、国民県民の話をよく伺いながら、党の再構築を図りたい」と述べた。【宮地佳那子】
2774
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:34:47
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20130722ddlk06010425000c.html
2013参院選・山形:総力戦で大沼氏 「自民王国」復権(その1) /山形
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇知名度不足を克服
参院選は21日投開票され、山形選挙区(改選数1)は、自民新人の大沼瑞穂氏(34)が、共産新人の太田俊男氏(59)、諸派新人の城取良太氏(36)=幸福、みどりの風現職の舟山康江氏(47)の3人を破り、初当選を果たした。大沼氏は知名度不足が懸念されたが、安倍晋三首相が2度、応援に駆け付けるなど、党を挙げての総力戦を展開。推薦を得た公明とも選挙協力を進め、地域の支持基盤を固めた。遊説では、介護制度の充実などを訴え、舟山氏との激戦を制した。舟山氏は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対を掲げ、民主、社民、連合山形、県農協政治連盟と「非自民」勢力の結集をはかったが、及ばなかった。太田氏は「自共対決」を前面に押し出したものの、無党派層への広がりを欠いた。投票率は60・76%、当日有権者数は95万1018人だった。
選挙結果を待つ大沼陣営は、当選確実の知らせが入ると、詰めかけた支援者から「よっしゃー」と声が上がった。間もなく姿を現した大沼氏は「ありがとうございました」と述べ、バンザイ三唱の後、深々と頭を下げた。
大沼氏は「厳しい選挙戦だったことを謙虚に受け止める。『みずほ』という名前は父が山形を思って付けた。『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』という思いで、県民の声に耳を傾け新しい未来を開きたい」と語った。
知名度不足に最後まで苦しんだ。東京生まれの東京育ちとあって、「落下傘候補」との批判をぬぐい去ることに苦心した。
自民は山形選挙区を重点区に位置付け、閣僚や石破茂幹事長ら党幹部が連日、続々と県内に入った。「こんなに閣僚が入る選挙は記憶にない」(陣営幹部)という声が出るほど。選挙戦最終盤の20日には安倍首相が再度来県。候補者個人よりも「自民の大沼」をアピールして、支持の輪を広げていった。
陣営は市部での支持に比べ、町村部への浸透が弱いと判断。中盤戦以降は、県議らを中心に分厚い組織戦を展開した。加えて、近年の国政選挙で培った公明との選挙協力も健在だった。公明は4月に早々と推薦を決定して支援。自民は比例代表で公明候補への支援の呼びかけを徹底したことも奏功した。【安藤龍朗】
◇「非自民」結集も及ばず−−舟山氏
舟山氏の落選が確実となると、待機していた陣営は重たい空気に包まれた。それでも支持者が「よく頑張った」とねぎらいの言葉をかけると、舟山氏の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
支持者の前で舟山氏は「一体感ある素晴らしい陣営だった。今後の活動については、まだ考えていない。今まで忙しかった分、しばらくは子供たちとゆっくり付き合いたい」と述べた。
昨年7月に民主党を離党後、自前の選挙基盤が必要となり、市町村単位での後援会作りを加速させた。離党前は小国、飯豊、長井など地元の置賜地方を中心に数市町村だった後援会は、今年6月末までに山形、米沢、酒田を含む計26市町村に拡大した。政党では、民主党県連、社民党、団体では連合山形、県農協政治連盟などから推薦、または支持を取り付けた。対応が注目されていた吉村美栄子知事も、公示直前に大江町で開かれた集会で支援を表明し、舟山氏を勢い付けた。
しかし、安倍晋三政権への高支持率を背景に、組織戦を展開した自民・大沼氏には及ばなかった。選挙戦では「日本らしさが山形(ここ)にある」をキャッチフレーズに、TPP参加反対や現職としての6年間の実績を精力的にアピールしたが、支持拡大にはつながらなかった。【鈴木健太】
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:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:35:15
◇自公連携が奏功−−出口調査
共同通信の出口調査によると、大沼氏は自民党支持層の85%、公明党支持層の80%から票を得ており、自公の選挙協力がほぼ成功した形となった。さらに、無党派層の32%も獲得するなど、全国的な自民優勢の風を受けた形だ。
民主、社民、連合山形、県農政連と「非自民」勢力の結集をはかった舟山氏も、民主党支持層の86%、社民党支持層の94%を取り込んだ。さらに自民党支持層の13%を獲得するなど、一部の切り崩しに成功している。
太田氏は共産党支持層の76%から票を得るなど、足場をしっかりと固めた。ただ、無党派層からの得票が6%と伸びを欠いた。
年代別では大沼氏が全世代で舟山氏を上回った。20代では、大沼氏が61%の支持を得て、舟山氏の33%を大きく上回った。
男女別では、女性は52%が大沼氏に、41%が舟山氏に投票、男性も53%が大沼氏、43%が舟山氏でともに大沼氏に軍配があがった。
インターネットを使った選挙運動については、86%が参考にせず、参考にした人は9%にとどまった。
出口調査は、無作為に抽出した県内36投票所で投票を終えた有権者に調査し、計1389人から回答を得た。【前田洋平】
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■解説
◇アベノミクスに期待感
自民が山形選挙区を制した。県内の選挙区選出の国会議員は衆参ともに自民または保守系が独占する結果になった。6年前の参院選では、舟山康江氏が初当選し、「自民王国」の一角が崩れたが、昨年の衆院選で政権を奪取した自民は再び勢いに乗っている。
選挙期間中、2度にわたって安倍晋三首相が県内入りした。経済の再生を熱っぽく訴える安倍首相の演説に、聴衆の間で高揚感が広がるのを感じた。確かに、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成否はこれからだ。でも、梅雨の合間に青空が見えたような期待感がアベノミクスに向けられているのだろう。
全国的な自民優勢が伝えられる中で、山形は激戦区の一つだった。連日閣僚が県内に入り、大沼瑞穂氏の支持固めに奔走した。
激戦になった理由の一つは、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加に対する県民の懸念だ。
大沼氏は農業水産分野でコメなど重要5品目を守り、聖域を守れない場合は脱退も辞さないと主張。一方、舟山氏は反TPPを掲げ、舟山氏を推薦した県農協政治連盟が活動を加速させた。
もう一つは、「非自民勢力の結集」だ。民主、社民、連合山形の舟山氏支援に加え、吉村美栄子知事も支持を表明。民主の鹿野道彦元農相が比例代表で立候補したことも民主票の掘り起こしにつながった。ある舟山選対関係者は公示後、「吉村知事が初当選した時と雰囲気が似てきた」と自信を見せていた。
大沼氏の勝因は、経済政策を進める安倍政権への期待感だ。一方で、TPP参加に対する県民の不安感は選挙が終わってもまだ消えない。激戦の末に勝利した大沼氏は、県民の不安解消に努めてほしい。【安藤龍朗】
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◇選挙区開票結果=選管最終発表
当 272,779 大沼瑞穂 34 自 新
▽ 252,040 舟山康江 47 風 現
33,718 太田俊男 59 共 新
7,193 城取良太 36 諸 新
▽は法定得票数を得た落選者
……………………………………………………
◇当選者
大沼瑞穂(おおぬま・みずほ) 34 自 新(1)
[元]財団研究員[歴]NHK記者▽香港総領事館専門調査員▽内閣府行政刷新会議事務局上席政策調査員▽慶大院=[公]
2776
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:36:08
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20130722ddlk04010124000c.html
2013参院選・宮城:強かった愛知氏 自民、手堅く圧勝 民主、指定席手放す /宮城
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
第23回参院選は21日投開票され、宮城選挙区(改選数2)では、終始優勢に戦いを進めた自民現職の愛知治郎氏(44)が3期目で初のトップ当選を果たし、2議席目はみんな新人の和田政宗氏(38)が接戦を制した。逆風下の選挙だった民主現職の岡崎トミ子氏(69)は、1998年から続いていた民主の指定席を手放すことになった。愛知氏は、安倍政権の経済政策への期待票を積み、幅広く支持を集めた。和田氏は、元NHKアナウンサー時代に東日本大震災を取材した経験を強調して支持を伸ばした。投票率は50・75%で、前回(53・34%)を2・59ポイント下回った。当日有権者数は190万6260人(男91万8428人、女98万7832人)だった。【久木田照子、金森崇之、山越峰一郎、竹田直人】
愛知氏は、他の候補者4人を大きく引き離し、自身の参院選では過去最多の票を得た。当選確実の報に、愛知氏は午後8時過ぎには仙台市青葉区の後援会事務所に姿を現し「政治の安定を望む声が多く寄せられた結果。震災復興を前に推し進め、一日でも早く被災者の生活を取り戻す」と抱負を語った。
選挙戦では、景気回復策を強調し、「あらゆる政策を総動員して回復を本物にする」と誓った。東日本大震災からの復興については、自治体が民間住宅を借り上げる「みなし仮設」制度の実現に取り組んだ実績を訴えた。
陣営は安倍政権の高い支持率を背景に、公示前からトップ当選を目標に据えた。支援する国会議員や県議らは「参院で自民・公明が議席の過半数を取って『ねじれ』を解消させ、政権を安定させる」として、支持層を固めた。街頭演説会などでは、選挙協力する公明の比例代表候補への支持を呼びかけ、選挙区では愛知氏に公明票を取り込んだ。
◇みんな・和田氏、滑り込み 無党派層動かす
和田氏は、最後に岡崎氏をかわし滑り込みで初当選を果たした。当選確実の連絡が事務所に入ると和田氏は、「これからが本番。被災者が仮設住宅から一刻も早く出られるようがんばりたい」と決意を語り、支持者らと、「復興やるぞ」とこぶしを振り上げた。
3月にNHKを退職して以降、毎日のように駅頭に立ち続けた。選挙戦でも、仮設住宅やJR仙台駅前など多くの場所で街頭演説と握手を続ける「どぶ板選挙」を展開。更にインターネットもフル活用し、ツイッターなどだけでなく、ネット放送を毎晩続け、無党派層を主なターゲットに支持拡大を図った。
また2位争いをする民主の岡崎氏に的を絞り、「業界団体まわりばかりで街頭に顔を見せない」「領土領海に関する考え方がおかしい」などと批判した。
党も、渡辺喜美代表が選挙期間中に3回、江田憲司幹事長は4回と最重点区の一つとして党幹部を集中投入し、街頭演説で「しがらみばかり」と自民、民主批判をくり返した。
◇岡崎氏、逆風に涙 岩渕氏、若さの訴え届かず
岡崎氏は民主への逆風に苦しみ、議席を失った。全国的な追い風を背景に無党派層も取り込み50万票以上を獲得した前回選から一転、みんなの和田氏の勢いに屈した。
演説では護憲や正規雇用の拡充を訴え、自民との対決姿勢を鮮明にした。しかし、報道各社の世論調査などでは和田氏との接戦が伝えられ、宮城は民主党幹部らが次々に応援に入る“最重点区”に。連合などの支持基盤を固めると共に、終盤は和田氏も主戦場とした仙台市周辺に焦点を絞り、街頭で支持を訴えたが及ばなかった。
仙台市青葉区の事務所で岡崎氏は「私の力不足」と支持者に頭を下げた。
岩渕氏は「宮城選挙区で最も若い30歳」と行動力をアピール。労働条件の悪い企業での勤務経験を生かし、若者の雇用対策などを訴えるなど他候補との差別化を図ったが、広くは浸透しなかった。
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◇開票結果=選管最終発表
当 421,634 愛知治郎 44 自 現
当 220,207 和田政宗 38 み 新
▽ 215,105 岡崎トミ子 69 民 現
76,515 岩渕彩子 30 共 新
9,662 皀智子 41 諸 新
▽は法定得票数を得た落選者
2777
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:36:23
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◇当選者の略歴
愛知治郎(あいち・じろう) 44 自 現(3)
[元]防衛政務官▽行政監視委員長[歴]東日本大震災復興特別委理事▽党国対副委員長・財政金融委理事・内閣委員長▽日本経済研究会顧問▽法律事務所職員▽愛知和男事務所スタッフ▽中大=[公]
和田政宗(わだ・まさむね) 38 み 新(1)
[元]NHKアナウンサー▽党支部長▽防災士▽県防災指導員▽慶大
2778
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:37:12
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130722ddlk08010048000c.html
’13参院選IBARAKI:自民、上月氏初当選 民主、藤田氏守る(その1) /茨城
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
参院選は21日、投開票され、茨城選挙区(改選数2)では自民党新人、上月良祐氏(50)が圧倒的な支持を集めて初当選した。2議席目は、連合茨城などの支援を受けた民主党現職、藤田幸久氏(63)が堅守し、再選を果たした。同選挙区では1998年以降、自民と民主が議席を分け合う“指定席”の構図が計6回になった。また、日本維新の会との選挙協力解消に伴い、急きょ立候補したみんなの党新人の石原順子氏(52)、維新新人の石井章氏(56)は第三極や非自民票が割れ、票が伸びなかった。共産党新人の小林恭子氏(62)や幸福実現党新人の中村幸樹氏(49)は及ばなかった。投票率は前回2010年を5・45ポイント下回る49・66%だった。
◇「ねじれ解消」訴え圧勝
自民党県連は茨城選挙区で2議席独占を狙わず、あえて上月氏1人に候補者を絞った。党の高い支持率があったとはいえ、参院選の主眼を「衆参のねじれ解消」に置き、選挙区は安全策を取るとともに、2人目の候補に注ぐべき力を比例候補に振り分けた格好だ。県議は支援する比例候補が割り当てられた。岡田広県連会長は「上月氏を圧倒的な得票で当選させてほしい。それが比例代表につながる」と訴え続けてきた。
圧勝した昨年12月の衆院選の勢いを維持し、“保守王国”の完全復活を印象づけたものの、県政に絶対的な影響力を示すために必要な「知事ポスト」に勢力を広げられる見通しが立っておらず、県連内には歯がゆさが募る。知事選は8月22日告示、9月8日投開票。すでに候補者擁立は困難な情勢になっており、県連内には「(参院選で)現職の橋本昌知事より票が取れれば、県連の力を示せる」という声が漏れるなど、主戦論は鳴りを潜めたままだ。
一方、民主党県連は党勢の立て直しに四苦八苦しながら議席を死守した。藤田氏は初当選を果たした2007年参院選で約54万票を獲得。前回10年参院選では2人の公認候補を擁立する勢いだった。しかし、今回はその勢いの影もなく、得票数は目標の40万票に及ばなかった。政権運営の失敗に対する県民の失望が改めて明確に示された形だ。このため、陣営は連合茨城を中心とした組織票を固めたほか、一部保守系の県議らの支援を受けて守りの選挙戦に徹した。
健闘したのがみんなの石原氏。立候補表明は6候補中最も遅い6月上旬だったものの、ワイン醸造家の視点から分かりやすい農業振興策などの持論を展開。みんなの県内組織は一部市議らが活動しているだけにとどまっており、無党派層を中心とする非自民・非民主票を取り込んだと見られる。また、維新は地盤以外で支持に広がりを欠き、東京都議選で躍進した共産も大幅な支持拡大はできなかった。【鈴木敬子】
◇「アベノミクス」前面に 300団体から推薦取り付け−−上月氏
NHKニュースで「当選確実」が全国トップに放送された自民の上月氏は午後8時10分過ぎ、水戸市酒門町の事務所で、駆け付けた国会議員や県議らとともに万歳三唱を行い、初当選の喜びを分かち合った。
上月氏は「うれしいというより重たい責任を痛感している。一生懸命働かせていただき、結果を出させていただきたい」と顔を引き締めた。選挙期間中は安倍政権の経済政策「アベノミクス」を前面に押し出し、「成長戦略による経済の活性化」を最重要課題に掲げた。東大時代にアーチェリー部主将だったことから、「成長戦略の矢を的の真ん中に当てたい」とアピールしてきた。
JAなど自民党の比例代表に組織内候補を送り込んだ団体と連携する一方、各地域の首長や地元県議らの協力を得て街頭演説を行ってきた。安倍晋三首相など党幹部らも続々と茨城入りして、上月氏の支援を訴えた。公明党など約300団体から推薦を取り付け、公示前から優位な選挙戦を展開してきた。
当初は知名度不足が懸念されたものの、若手県議らとともにインターネットを積極的に活用し、知名度アップに努めてきた。参院選の公認候補の選考を巡っては、自民党県連はこれまで一部幹部らで選考。今回の上月氏は2012年10月、支部長らを含めた県連合同選考会を開いて、初めて投票で決定した。上月氏の選考は「開かれた自民党」をアピールする狙いもあったという。【鈴木敬子】
2779
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:37:55
◇石井氏、支持伸びず 維新、橋下発言で逆風下に
敗戦決定後、維新の石井氏は取手市谷中の選挙事務所に現れ、約100人の支持者が拍手で健闘をたたえた。石井氏は「逆風の中、皆さんの支援に感謝している。みんなの党との選挙協力解消の中、どこまで戦えるのかということだった。結果は私の不徳の致すところだ」と頭を下げた。
石井氏は2009年衆院選で、民主党比例代表北関東ブロックから立候補して初当選を果たした。元取手市議でもあり、後援会は県南地域が中心。日立、筑西などに作った地元市議らの後援グループを足がかりに選挙戦を展開してきた。また、街頭演説では「民主は消費増税など国民との約束を破った。天下り官僚の高額な給料や退職金に流れる国の埋蔵金を使えば、増税をしないで済む」などと「脱官僚」「庶民目線」などを主張してきた。
しかし、共同代表の橋下徹・大阪市長の従軍慰安婦を巡る発言で、当初予定されていたみんなの党との選挙協力がご破算となり、みんなが石原氏を擁立したことから、第三極や非自民票が分散。県内全域では知名度不足だったこともあり、勢いに乗る上月氏や労組を地盤とする藤田氏の分厚い壁にはじかれ、石原氏にも後れを取る形になった。【安味伸一】
◇小林氏、無念さ浮かべ 「手応えあったが…」−−共産
共産の小林氏は、水戸市元吉田町の事務所で支持者らとともにテレビの選挙報道を見守った。落選が決まった後、報道陣の前に現れ、「手応えがあっただけに悔しい」と無念そうな表情を浮かべた。
小林氏は労働者の賃上げと雇用の安定を訴えて、安倍政権が進める経済政策「アベノミクス」などを「大企業優遇」と批判。2014年4月に予定される消費増税にも反対してきた。さらに、日本原子力発電東海第2原発の即時廃炉や護憲など党の公約を主張した。
今回は、共産党が第3党に躍進した東京都議選直後だったこともあり、有権者の反応も良く、手応えを感じる選挙戦だったが、県内では浸透できなかった格好だ。【土江洋範、臼井真】
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■解説
◇王国復活か“敵失”か
「保守王国」の完全復活と言って良いのだろうか。
参院選では公示前から上月氏の当選が確実視され、「50万票以上」を獲得できるかが注目された。上月氏陣営には「投票率が50%に行けば、60万票を目指したい」という声も出ており、勝利は当然という空気だった。
しかし、自民圧勝の理由は政策への評価や期待ではなく、単に「自民以外に選択肢がない」という消極的な理由だったのではないか。政権運営に失敗した民主党や橋下徹共同代表の慰安婦発言で揺れた日本維新の会への失望は言うまでもなく、「環太平洋パートナーシップ協定の推進」などを掲げたみんなの党も一部公約が自民と重複し、明確な対立軸を作り出せなかった。
争点になると見られた脱原発や憲法改正について、毎日新聞の世論調査では3〜9%の有権者しか争点として考えていなかった。逆に最も関心を集めた「年金・医療・介護・子育て」は複雑な制度設計からどの政党の公約がベストなのか判断しづらい。有権者からも「主張の違いが分かりにくい」という声が上がる中、自民の勝利は“敵失”による勝利のように見えてしまう。
上月氏の応援演説のため、水戸入りした安倍晋三首相は経済政策「アベノミクス」を強調。農業県である茨城を意識し、10年間で農業者の所得を10倍にするなどとバラ色の未来を示した。長期不況に苦しむ国民の期待を裏切れば、次回の国政選挙でさらに選択の幅が狭くなる恐れがある。安倍政権には口先だけではない、国民が実感できる成果を出すことが求められる。
一方、民主党など野党は自民の対抗勢力となり、政権交代に堪えうる政党に成長してほしい。1996年の衆院選から導入された小選挙区比例代表並立制は2大政党制を想定した制度。自民との対立軸が不明確なままでは、選択肢がない状態が続きかねない。選択肢となるべく、民主党などは党の存在意義を抜本的に見直すべきだ。【岩嶋悟】
2780
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:38:52
◇茨城選挙区開票結果=選管最終発表
当 560,642 上月良祐 50 自新
当 204,021 藤田幸久 63 民現
▽ 153,403 石原順子 52 み新
▽ 127,823 石井章 56 維新
▽ 97,197 小林恭子 62 共新
14,586 中村幸樹 49 諸新
▽は法定得票数を得た落選者
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◇当選者の略歴
上月良祐(こうづき・りょうすけ 50 自 新(1)
[元]副知事[歴]鹿児島県財政課長▽内閣官房中央省庁等改革推進本部事務局参事官補佐▽総務省自治政策課長補佐・地方債課長補佐▽官房副長官秘書官▽茨城県総務部長▽地方公務員災害補償基金参事▽東大=[公]
藤田幸久(ふじた・ゆきひさ 63 民 現(2)
[元]副財務相▽21世紀教育研究所理事▽財政金融委員長[歴]難民を助ける会常務理事▽対人地雷全面禁止推進議員連盟事務局長▽衆院議員2期▽聖学院大非常勤講師▽党国際局長▽国家基本政策委員会筆頭理事▽慶大
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130722ddlk08010054000c.html
’13参院選IBARAKI:自民、上月氏初当選 民主、藤田氏守る(その2止) /茨城
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇組織戦展開、実り 保守層の一部取り込む−−藤田氏
水戸市笠原町の藤田氏の事務所では、当選確実の一報が伝えられると、大きな拍手と歓声がわき起こった。苦戦も伝えられた藤田氏は、民主党県連の郡司彰会長や連合茨城の和田浩美会長らとともに万歳三唱し、喜びを爆発させた。
藤田氏は「大変な逆風だった。有権者が『民主党の議席がなくなると、(日本が)大変なことになる』と思って票を入れてくれ、議席を守れたのだと思う」とした上で、「いくら株が上がっても、雇用を守らなければ意味がない。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に対して、守るべきことをしっかり守っていきたい」と自民党に対峙(たいじ)する姿勢を示した。
選挙戦では連合茨城からの支援を受け、労組の基盤が厚い県北地域を中心に支持を固めてきた。また、副財務相時代の人脈を生かし、県医師連盟の推薦を得るなど一部保守層の取り込みにも成功し、組織戦を展開。街頭演説では、副財務相時代に東日本大震災の復興事業の予算編成に携わった実績をアピール。さらに、雇用の確保などを訴えて、安倍政権との対立軸を明確化することに努めた。
しかし、選挙前や期間中には、民主党幹部らが水戸に駆け付けたが、支持拡大への手応えはなかったという。陣営関係者は「2009年の衆院選で民主党に期待して投じられた票は、戻ってきていない」と分析。結果として、労組票に依存する割合が高くなった格好だ。【岩嶋悟、相良美成】
◇石原氏、一歩及ばず 出遅れ、知名度不足響き−−みんな
茨城選挙区の改選2議席が固まると、水戸市泉町の事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。連日の街頭演説で真っ黒に日焼けした石原氏はワイン色のポロシャツ姿で支持者の前に立ち、「本当にたくさんの方々に応援してもらったが、力が足りずに残念だった」と述べ、深々と頭を下げて謝罪した。会見後には支持者ら一人一人にあいさつして回り、あと一歩及ばなかった選挙戦にすすり泣く支持者もいた。
ワイン醸造家の石原氏は自身の政治未経験を逆手にとり、みんなの党がアピールしている「しがらみのなさ」を前面に押し出した。また、街頭演説では「私は普通の農業従事者。フランスには規制がなかったので、私でも農業ができた」とフランスでのワイン造りを例に挙げ、農業従事者の視点を強調した。
また、ツイッターやブログを戦略的に活用。ツイッターには街頭演説の場所や時間をリアルタイムで投稿し、ブログには自身の政策や選挙期間中の心情を丁寧につづり、有権者との距離の近さをアピールしてきた。
日本維新の会との選挙協力解消に伴い、茨城選挙区6候補のうち最後の出馬表明になったにもかかわらず、非自民・非民主の受け皿として一定の無党派層の支持を獲得した。2議席目をうかがう位置に付けたものの、公設掲示板へのポスター掲示が遅れるなど組織の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈。出遅れによる知名度不足も響いた。【杣谷健太、岩本直紀】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:39:40
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130722ddlk13010213000c.html
2013参院選・東京:民主、初の議席ゼロ/「脱原発」貫き山本氏(その1) /東京
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
21日に投開票された参院選で、東京選挙区(改選数5)は現職5人のうち自民2人、公明1人が当選し、民主の現職2人(うち1人は無所属で立候補)は敗れて民主の改選時の獲得議席が初めてゼロになった。代わりに共産が12年ぶりに議席を獲得し、無所属新人も当選した。自民の2議席確保は1986年以来、27年ぶり。これで非改選と合わせた東京選出の参院議員は▽自民3▽民主2▽公明2▽みんな1▽共産1▽無所属1−−になる。
◇鈴木寛氏、一本化実らず
民主党の公認一本化で必勝を期した鈴木寛氏(49)は逆風の中で3選を果たせず、民主は東京選挙区で初の黒星を喫した。開票状況を見守るため設けられた渋谷区内の会場で、鈴木氏は「大変に厳しい結果」と時折、声を詰まらせた。
午後11時半ごろ、鈴木氏は支援者らの拍手に迎えられて会場入りし、ねぎらいの握手を求められた。マイクを握ると「私と一緒にやってくれた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と声を振り絞った。
党内きっての政策通。政権交代を呼び込んだ「コンクリートから人へ」のスローガンは、自身が以前から掲げる理念でもあった。与党になって副文部科学相も務めた。
だが、昨年12月の衆院選敗北で状況は一変。党の支持率は急落した。公認の一本化により、連合東京の手厚い支援は受けられるようになったが「女性現職(大河原雅子氏)を引きずり降ろした」と中傷されるマイナス面の影響もあった。
ITに精通し、ツイッターやフェイスブック、動画サイトなどを駆使。慶応大助教授時代の教え子や親交のあるIT企業経営者らも協力し、新しいスタイルの選挙活動を模索したが、訴えを浸透させることはできなかった。【竹内良和】
◇大河原氏、劣勢はね返せず
前回、追い風に乗り108万票を得てトップ当選した無所属の大河原雅子氏(60)は、公示のわずか2日前に民主党の公認を取り消された劣勢をはね返せず、再選を果たせなかった。敗戦の弁では、党の候補者調整を「理不尽」と非難し、悔しさをにじませた。
午後8時の投票終了と共に、報道で劣勢が伝えられ、新宿区内の事務所は沈鬱なムードに。全ての当選者が決まる前に姿を見せた大河原氏は支持者に頭を下げ「私の力不足もあるが、公示2日前の候補者調整はあまりに理不尽。一方的に決められ、どうして私じゃないのという思いはあります」と語った。
選挙戦では、連合などの全面支援は受けられなかったが、都議時代の古巣である東京・生活者ネットワークや、菅直人元首相ら一部の民主議員が応援。脱原発やアベノミクス批判で支持拡大を図った。しかし、知名度の低さも響き、主要政党の公認候補との差を縮められなかった。【林奈緒美】
◇自民27年ぶり2勝 丸川氏「追い風」再選
自民現職の丸川珠代氏(42)は、再選が確実になると、新宿区内の事務所で支持者らと何度も万歳を繰り返した。丸川氏は「追い風とはいえ、大変難しい選挙戦だった。選挙が終わってからが本番。経済再生や成長戦略の加速について、自分自身ができることをやっていきたい」と涙ぐみながらあいさつした。
逆風の中、下位で初当選した6年前と違い、今回は高い内閣支持率を背景に序盤から優位な戦いを進めた。自民支持の多くの業界団体から推薦を受けて組織を固める一方、元民放アナウンサーとしての知名度も生かし無党派層にも浸透した。
自身の環境も6年間で大きく変わった。結婚を経て昨年に第1子の長男を出産。保育所探しに苦労した経験などから「一人の母親」としての思いを前面に出し、待機児童解消や女性が働きながら子育てできる環境作りの必要性を訴えた。社会保障制度改革のスピードアップも強調した。
陣営は徹底して組織を引き締め、他候補を引き離しゴールインした。【佐々木洋】
◇公明、山口氏手堅く3選
公明現職で党代表の山口那津男氏(61)は安定した戦いで、1965年から半世紀近い「指定席」となっている1議席を守った。
午後8時の投票終了から間もなくテレビで「当確」の速報が流れると、新宿区内にある事務所では約20人の支援者が歓声を上げ、拍手が湧き起こった。与党党首の立場では今回が初の国政選挙。山口氏は「党の代表として全国を駆け巡る中、必ずしも選挙区の有権者に接する機会は多くなかった。当選を勝ち取らせていただき感謝申し上げたい」と述べた。勝因については「さまざまな実績を作った2期12年の信頼感が基礎になった。公明党が連立政権で持ち味を発揮する意義について各層から理解を得られた」と述べた。【苅田伸宏】
2782
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:40:04
◇比例から選挙区へ 武見氏が4選
比例代表から選挙区に移った自民現職の武見敬三氏(61)は苦戦しながらも4選を決めた。開票を見守るために設けた港区内の会場で、支持者らと万歳三唱した武見氏は「大変お待たせしてすみませんでした」と笑顔を見せ、「日本を立て直す大事な時期に国政で仕事をさせていただけ感謝します」と述べた。
父は日本医師会長だった故・武見太郎氏。医師の資格はないが比例代表で日本医師連盟の組織内候補として戦ってきた。今回も組織戦を展開する一方、無党派層を意識して「活力ある健康長寿社会の実現」や「国民皆保険制度の維持」など社会保障政策を訴えた。
当初は公認決定の遅れによる知名度不足も懸念されたが、有権者の自民回帰の流れに乗り、当選圏に滑り込んだ。【馬場直子】
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◇喜びの当選者
丸川珠代(まるかわ・たまよ) 42 自[町]現(2)
厚労政務官[歴]テレビ朝日アナウンサー▽党女性局長・参院政審会長代理▽東大
山口那津男(やまぐち・なつお) 61 公 現(3)
党代表▽弁護士[歴]衆院議員▽防衛政務次官▽党団体渉外委員長・都代表・参院国対委員長・中央幹事・参院政審会長・政調会長▽東大
吉良佳子(きら・よしこ) 30 共 新(1)
党都雇用と就活対策室長[歴]印刷会社員▽参院選候補者秘書▽早大
山本太郎(やまもと・たろう) 38 無 新(1)
俳優▽大阪・箕面自由学園高中退
武見敬三(たけみ・けいぞう) 61 自 現(4)
[元]副厚労相[歴]東海大教授▽外務政務次官▽慶大院
2783
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:41:18
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130722ddlk13010219000c.html
2013参院選・東京:民主、初の議席ゼロ/「脱原発」貫き山本氏(その2止) /東京
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇「既存政党の壁」破る
「市民選挙」が既存政党の壁を破った。「脱原発」を旗印に1000人超のボランティアを集めた無所属新人の俳優、山本太郎氏(38)が昨年12月の衆院選に続く2度目の国政挑戦で初当選。杉並区の事務所で支持者に囲まれ、喜びを爆発させた。
午後8時すぎに事務所入りした山本氏は真剣な表情で開票の行方を見守った。当確の報に「太郎」コールが起きると親指を立てて応えた。衆院選の立候補を決めた際に作った政治団体「新党今はひとり」になぞらえ「もう、一人じゃない!」と支援者とガッツポーズし、笑顔を見せた。
強固な組織を持たない陣営では、ポスター張りはボランティアに頼り、破損の報告や貼り替えの依頼にはツイッターを使って迅速に対応。演説する姿は常にインターネットで中継され、聴衆との握手やツーショット撮影もネットでの拡散を狙って積極的に応じた。
当選の要因について、山本氏は「(有権者)一人一人が、抱える不安を『自分だけじゃない』と思ってくれた結果だ」と分析。「これからは全国にある(こうした)思いをつないでいきたい」と語り、「まだスタートライン」だとして万歳はせずに気を引き締めた。【神足俊輔】
◇共産12年ぶり笑顔 30歳吉良氏、初当選
「選挙に勝ったぞキラヨシコ」「国会変えるぞキラヨシコ」−−。共産新人の吉良佳子氏(30)が当選確実になると、渋谷区の事務所では、支援者らの「吉良コール」が響いた。20人の立候補者の中で最年少。同世代の働く環境の整備などを訴え、党の実力者が挑みながらも3回連続で逃してきた東京選挙区の議席を若さで奪還した。
午後9時50分、事務所に現れた吉良氏は涙ぐみながらガッツポーズ。「自民党に対する怒りの声が共産党の躍進と12年ぶりの議席奪還を実現した」と語った。
政策を網羅的に語る共産党候補者が多い中、一貫して若者の雇用問題にこだわり「ブラック企業をなくし、働く人が報われる社会をつくろう」と呼びかけた。原発再稼働に反対する首相官邸前の抗議行動にはたすきを外して参加し、シュプレヒコールを上げた。炎天下でも笑顔で1日7、8カ所の街頭演説。合唱部で鍛えた声に、足を止める人の輪が二重三重に広がった。
当選の弁では、選挙戦を通じて訴え続けた若者の雇用や原発再稼働反対に触れ「国民の真っすぐな声を国会に届ける。一緒に政治を変えていきたい」と語り、満面の笑みを見せた。【小泉大士】
◇維新、みんな伸びず 小倉氏、知名度生かせず
東京選挙区で初の議席獲得を目指した維新新人の小倉淳氏(55)は、アナウンサーの知名度を生かせずに埋没した。1院制や首相公選制、道州制の導入など維新独自の政策を訴えたが、浸透しなかった。
港区の事務所で開票状況を見守っていた小倉氏は、敗戦の報に接して報道陣の前に現れ「応援してくれた人が大勢いたのに、報いることができなかった。大変残念」と述べた。
自身のインターネット番組で繰り返し支持を訴えた今回の選挙戦を振り返り「若い人に選挙に行ってほしいと思ったが、関心を集められなかった」と総括。一方で「(ネット選挙の)はじめの一歩が踏めた。日本の選挙が変わる場に立ち会えた」と話した。【山本将克】
◇「私の力不足」響いた出遅れ−−桐島氏
みんなの党新人の桐島ローランド氏(45)は無党派層の受け皿になりきれず、初当選を果たせなかった。港区内の事務所で桐島氏は「残念だが私の力不足。貴重な経験をさせてもらい、一生忘れない」とあいさつし、支持者らに頭を下げた。
出馬が決まったのは投票日の約1カ月前。作家・桐島洋子氏の息子で政治経験ゼロの写真家という異色候補として注目を集めた。日本の伝統文化の海外発信や国際的に活躍できる人材育成の推進などを主張した。
街頭で「政治を諦めないでください」と支持を呼び掛けたが、出遅れは取り戻せなかった。敗因について「時間が足りなかった。東京選挙区で議席を落とし、責任を感じる」と話した。【藤沢美由紀】
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:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:41:28
◇市民目線で活動、浸透できず苦杯−−丸子氏
昨年の衆院選に続く挑戦になったみどりの風の新人、丸子安子氏(45)は、脱原発の支持層を固められず、またも苦杯をなめた。
政党公認とはいえ、スタッフの多くはツイッターなどの呼び掛けで集まったボランティア。自身も市民目線での活動を心掛け、公示前と同じように官邸前の抗議行動にも参加した。母親としての立場から「子供の命を守りたい」と訴えたが、知名度の低さをカバーしきれず浸透できなかった。【藤沢美由紀】
◇85歳で6回目挑戦も実らず−−中松氏
候補者の最高齢で6回目の参院選に挑んだ中松義郎氏(85)は、今回も当選はならなかった。
中松氏は「国際創造学者」の実績を強調するとともに「衆院をチェックする参院は優秀な個人で構成されるべきだ」との持論を展開。猛暑日も白に統一した衣装で街頭に立ち「私が新産業を生み出し日本のGDP(国内総生産)を増やす」と訴えた。外交強化や教育水準引き上げなども主張したが、支持は広がらなかった。【和田浩幸】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:42:40
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130722ddlk14010171000c.html
2013参院選:あすのかたち 牧山氏、民主の議席死守 「4番目」の激戦制す /神奈川
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
第23回参院選が21日投開票され、11人が立候補した神奈川選挙区の当選者が決まった。改選数は今回から一つ増え4。焦点の「4番目」は、民主現職の牧山弘恵氏(48)が共産元職の畑野君枝氏(56)との接戦を制して議席を死守した。自民新人の島村大氏(52)が党への支持の高さを得票につなげトップで初当選。みんな新人の松沢成文氏(55)は知名度を生かし、公明新人の佐々木さやか氏(32)は組織票を手堅くまとめて議席を得た。
全国の選挙区で最も遅く当選確実が伝えられると、牧山氏の事務所は大きな歓声に包まれた。直後に姿を見せた牧山氏は「厳しい選挙戦だったが支えてくれた人に感謝したい」と深々と頭を下げた。
公示前から民主県連が「4番目の争いになる」と覚悟していた通り、畑野氏と「最後の1議席」を巡って一騎打ちの様相となった。終盤には党幹部が相次いで県内に入って懸命にてこ入れした。支援する連合も労組票を必死にまとめた。
前回は100万票以上を得てトップ当選したが、今回は大幅に票を減らした。「与党として有権者の期待に応えられなかったから」と振り返り、「今後も地道に政策を訴え、実現させていきたい」と話した。【高橋直純】
◇畑野氏一歩及ばず「わずかな差、悔しい」
畑野氏は東京都議選の党の躍進を背景に、選挙戦で「自共対決」の構図を強調した。自分が当選した1998年選挙以来の共産の議席獲得を目指したが、一歩及ばなかった。
22日午前1時ごろ、支持者がテレビを見ながら開票の行方を注視していた党県委員会の事務所に現れ「わずかの差で届かなかった。あとちょっとで勝てたと思うと悔しい。県民の皆さんに申し訳ない思いです」と目を赤くし、支持者らに感謝を伝えた。【山田麻未】
◇島村氏、トップ当選 党への支持、票につなげる
早々に当選が確実となり、島村氏が午後8時10分に横浜市中区の選挙事務所に現れると、集まった支援者約150人は大きな拍手で迎えた。島村氏は「安定した政権でしっかり日本、神奈川のために働きたい」と述べ支持者に感謝した。
島村氏は党や安倍政権に対する高い支持率を背景に幅広く集票した。組織を引き締めつつ、余裕のトップ当選を果たした。
歯科医の経験から国民皆保険制度を持続可能にする改革が必要と訴え、社会保障制度の再構築を打ち出した。自民県連は候補者を1人に絞り、盤石の態勢で選挙戦を展開。安倍晋三首相が県内入りしてアピールし、保守層以外にも支持を広げた。【一條優太】
◇経験訴え松沢氏「受動喫煙防止、法制化を」
当選確実の一報を受け、松沢氏が横浜市西区の事務所に姿を見せると、支援者らが拍手で祝福した。松沢氏は「本当にありがとうございました」と笑顔であいさつした。
松沢氏は「勝因は神奈川の皆さんの良識ある判断と、党の議員団の総力。それと知事時代の経験と実績がネットワークとなって、大きな力を生んだ」と強調した。
党幹部からの要請で出馬を決めたが、昨年12月の東京都知事選に出馬した経緯などから、候補擁立過程では党の地方議員に不協和音が生じた。選挙戦では、知事時代に制定した受動喫煙防止条例の法制化などを主な政策に挙げた。「信任を受けた政策を実現したい」と抱負を語った。【高木香奈】
◇組織票で佐々木氏 一部無党派にも食い込む
弁護士の佐々木氏が、引退した元宝塚スター、松あきら氏の後継として公明の県内1議席を守った。初当選が決まると「政治の安定を訴えてきたことが通じた。まずは実感のある景気回復に取り組みたい」と誓った。
公明が候補を擁立した全国4選挙区の一つで、選挙戦では党の全面支援を受けた。青森県八戸市出身で県内にゆかりがなく、知名度不足が課題だったが、女性からの支持が高く、支持母体の創価学会の組織票を固めたほか無党派層の一部にも食い込んだ。
横浜駅前やJR川崎駅前などで街頭演説を繰り返し「神奈川の成長力で日本再生の突破口を」と訴えた。憲法や原発を巡っては自民候補との違いも強調した。【河津啓介】
◇現職水戸氏、再選ならず 民主から維新へ
6年前は民主で初当選した現職の水戸将史氏(50)は今回、維新から再選に挑んだ。しかし、橋下徹・党共同代表の従軍慰安婦などを巡る発言で党に対する支持は低迷。逆風をはね返せず、議席を失った。憲法改正などを訴え、橋下氏らが応援に入ったが、支持は広がらなかった。【山田麻未】
2786
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:43:03
◇選挙区開票結果
(▽は法定得票数を得た落選者)=選管最終発表
当1,130,652 島村大 52 自 新
当 740,207 松沢成文 55 み 新
当 629,662 佐々木さやか 32 公 新
当 461,006 牧山弘恵 48 民 現
▽ 444,955 畑野君枝 56 共 元
▽ 242,462 水戸将史 50 維 現
119,633 露木順一 57 風 新
76,792 木村栄子 65 社 新
41,359 溝口敏盛 66 諸 新
30,403 森下正勝 69 無 新
10,006 及川幸久 53 諸 新
◇当選者の略歴
島村大(しまむら・だい) 52 自 新(1)
歯科医[歴]日本歯科医師連盟理事長▽東京歯大
松沢成文(まつざわ・しげふみ) 55 み 新(1)
筑波大客員教授[歴]県議▽衆院議員▽知事▽慶大
佐々木さやか(ささき・さやか) 32 公 新(1)
弁護士▽党女性局次長・青年局次長▽創価大法科大学院
牧山弘恵(まきやま・ひろえ) 48 民 現(2)
米州弁護士▽党県副代表[歴]TBSディレクター▽松竹国際部法務担当▽ソニー・ピクチャーズエンタテインメント法務部シニアマネジャー▽国際基督教大
◇略歴の見方◇
氏名、年齢、党派、自民のみ派閥、現職・元職・新人の区別、当選回数(カッコ数字)、肩書([元]は前職を含む)、[歴]以下は経歴と学歴。 政党略称は、民=民主党、自=自民党、公=公明党、み=みんなの党、共=共産党、社=社民党、風=みどりの風、維=日本維新の会、諸=諸派、無=無所属。
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比例代表の政党別得票数はあす掲載します
2787
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:44:14
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130722ddlk15010032000c.html
2013参院選・新潟:自民、民主が議席守る 組織力、ともに生かし(その1) /新潟
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
第23回参院選は21日投開票が行われ、新潟選挙区(改選数2)では自民現職の塚田一郎氏(49)と民主現職の風間直樹氏(46)が党の組織力を生かし、それぞれ再選を果たした。現職3人、新人5人が立候補する激戦で、生活現職の森ゆうこ氏(57)はボランティア中心の選挙戦で挑んだが、3選は果たせなかった。4回目の国政挑戦となった維新新人の米山隆一氏(45)も及ばなかった。この他、社民新人の渡辺英明(63)、共産新人の西沢博(33)、幸福実現新人の生越寛明(48)、無所属新人の安久美与子(78)−−の4氏も落選した。当日有権者数は195万2022人(男93万6304人、女101万5718人)。投票率は55・82%(前回60・99%)だった。
◇塚田氏「1番」で再選 衆院区ごとに選対本部 経済再生、景気回復訴え
新潟市中央区新光町の事務所に当選確実の一報が入ると、集まった支持者らから大きな拍手が起きた。自民現職の塚田氏は、支持者や県連幹部らと握手を交わし、「ありがとうございました」と何度も頭を下げて喜びをかみしめた。
昨年12月の衆院選大勝以降、安倍晋三内閣の高支持率を背景に、終始、優位に選挙戦を進めてきた。「2番目になれば負けだ。1番になって初めて勝利といえる」(帆苅謙治県連幹事長)と位置づけた選挙戦で、県連は組織の引き締めを図るため衆院の1〜6区ごとに選対本部を設置するなど、かつてない体制を組んで塚田氏を支えた。
塚田氏は訴えの中心に、アベノミクスの着実な実行を据えた。「経済再生、景気回復を前に進めるのか、後戻りしてしまうのか」とねじれ解消による安定政権の必要性を強調。また、太平洋側の災害時に備えた日本海国土軸の整備など「新潟の強靱(きょうじん)化」を訴え、公共事業による財政出動に力を入れるとした。【小林多美子、湯浅聖一】
◇生活・森氏、議席失う 無党派層取り込みならず
新潟市中央区南出来島の生活現職、森氏の事務所では、落選確実が伝わると支持者らから落胆の声が上がった。森氏は「皆さんに支えていただいた」と支援に感謝を述べ、頭を下げた。
3選を目指した森氏だったが、消費増税反対や脱原発、子育て支援などを訴えて無党派層の取り込みを図ったが、支持を広げることはできなかった。
民主が大勝した前回選では同党から立候補した森氏。09年衆院選で政権交代を果たしたが、昨年7月には消費増税反対を理由に小沢一郎氏らとともに同党を離党。衆院選を経て衆参15人の少数政党となり、民主に追い風だった前回とは異なる厳しい選挙戦となった。
党支持率は毎日新聞が選挙中に実施した全国世論調査で1%と低迷。無党派層に浸透するため、陣営は「1日100回」をかけ声に街頭演説に力を入れた。小沢氏も選挙終盤のてこ入れに19、20両日に新潟入りし「森君は国政に欠かせない」と訴えたが及ばなかった。【小林多美子】
◇米山氏、挑戦実らず 全県に知名度上がらず
国政を目指す米山氏の4度目の挑戦はまたしても実らなかった。新潟市中央区東出来島にある米山氏の事務所では、テレビで別の候補者たちの当確が報じられると、支持者らに落胆の表情が広がった。米山氏が、支援に対する感謝の言葉を伝えると、支持者からは健闘をたたえる拍手が沸き上がった。
衆院選では過去3回、新潟5区から出馬。今回選挙では全県が選挙区となり、組織を持たない米山陣営にとって無党派層から支持を得ることが絶対条件。「医者として弁護士として現場で経験したことを政治に反映させたい」と、街頭演説を中心とした選挙戦を展開した。
「新潟は民主と生活が票を食い合う」(維新本部幹部)と予測し、重点選挙区として橋下徹共同代表や有名国会議員が相次いで来県し、応援演説したが、自身の知名度を高めることはできなかった。みんなの党から推薦を取り消されたことも少なからず影響した。【真野敏幸、高木昭午】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:44:42
◇政権批判届かず 共産・西沢、社民・渡辺敗れる
社民新人の渡辺氏は、脱原発と憲法改正反対を軸に支持を訴えてきたが、及ばなかった。自治労や県教職員組合などの支援を受けたものの、昨年末の衆院選に続き2度目の落選。今回も原発再稼働反対の旗色を鮮明にして、東京電力柏崎刈羽原発前で街頭演説をするなどしてきたが、支持を広げることはできなかった。
共産新人の西沢氏は、6月の都議選での共産議席拡大を受けて「自共対決」を前面に掲げたが、得票を伸ばすことはできなかった。候補者8人の中で唯一の30代で「若者代表として国政に意見を届ける」として雇用問題や子育て支援を訴えの中心に据えることで無党派層への浸透を図ったが、及ばなかった。【塚本恒】
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■解説
◇有権者自身も責任負う
大差での勝利を果たした塚田氏は、安倍内閣の高支持率を背景に、一貫して政権の安定とアベノミクスの推進を訴えた。毎日新聞が県内の有権者を対象に行った世論調査でも、最も重視する争点は「景気対策」が29%で最多。手堅い戦いをしたと言えるが、次いで関心が高かった社会保障(26%)や消費増税(11%)、原発(同)などの争点に触れることは少なかった。
「2位争い」を競り勝った風間氏だが、塚田氏に十分に対抗できるほどの支持は得られなかった。党の現職、前職国会議員の後援会や連合新潟など組織力を武器に、森氏を振り切った形だ。風間氏は、民主が失った信頼を再び取り戻したとは言いがたく、これまで無党派層の支持で勝ち抜いてきた森氏も、今回は広がりを欠いた。
塚田氏の「独り勝ち」は、政治の安定を望む民意の反映だろう。だが、もう一つ示された民意がある。それは低投票率だ。自民の圧勝が予想されたことや、共感できる対抗軸を示せる野党の不在など理由はさまざま分析できるが、政党や政治家だけの責任にはできまい。衆参で巨大な勢力を得た政権がかじをとる今後の政治の行く末は、私たちも責任を負っている。【小林多美子】
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◇選挙区開票結果=選管最終発表
当 456,542 塚田一郎 49 自現
当 204,834 風間直樹 46 民現
▽ 165,308 森ゆうこ 57 生現
▽ 107,591 米山隆一 45 維新
60,317 西沢博 33 共新
46,101 渡辺英明 63 社新
15,612 安久美与子 78 無新
5,188 生越寛明 48 諸新
▽は法定得票数を得た落選者
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◇当選者の略歴
塚田一郎(つかだ・いちろう 49 自[麻]現(2)
党県第2支部長[歴]銀行員▽衆院議員秘書▽経済財政担当相秘書▽党政調会長秘書▽党県第1支部長▽米ボストン大院=[公]
風間直樹(かざま・なおき) 46 民 現(2)
[元]外務政務官[歴]三井物産社員▽経営コンサルタント事務所職員▽県議▽衆院議員秘書▽慶大
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:45:35
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130722ddlk15010036000c.html
2013参院選・新潟:自民、民主が議席守る 組織力、ともに生かし(その2止) /新潟
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇逆風に勝ち、風間氏再選 党幹部が連日来県 てこ入れし逃げ切る
風間氏の当選が決まると、新潟市中央区の選挙事務所では支持者から大きな拍手が湧いた。風間氏は「巨大与党をチェックする役割をしっかりと担っていきたい」と力強く抱負を語った。
県内でも全小選挙区で議席を失うなど大敗した昨年末の衆院選。その直後に風間氏は比例代表から選挙区にくら替え立候補を表明した。菊田真紀子・党県連代表が「党再生をかけた、負けられない戦い」と語るなど、党県連▽立正佼成会▽連合新潟▽風間氏後援会−−からなる異例の合同選対を組織し、選挙戦をスタートさせた。
選挙期間に入っても党支持率は回復せず「民主への逆風はやまない。足元を固めていくしかない」(連合幹部)と組織戦に徹した。知名度不足が課題だったが、党幹部が連日新潟入りするなどして盛り返した。選挙戦当初から「2位争い」を掲げ、何とか逃げ切った形の風間氏。「これからの仕事が大事になる」とかみ締めるように語った。【塚本恒、真野敏幸】
◇新議員に望む 育児休暇・手当に期待/原発ゼロ実現を
有権者はどんな思いを込めて一票を投じたのか。新議員に期待するものは−−。街の声を聞いた。【神田順二、高木昭午、長谷川隆、湯浅聖一、山本愛、真野敏幸、柳沢亮】
運送業を営んでいた新潟市東区の佐藤末吉さん(75)は「景気対策で若者の給与を上げてほしい」と要望する。「既に4人の子どもは独立して働いているが、孫世代のことを考えると心配」と話した。
幼児を持つ同市中央区の主婦、山崎泰美さん(40)は「育児休暇や手当を期待して投じた。育児のために仕事をあきらめるなら、安心して子どもが産めない。希望の保育所に入れるかも不安。育児環境の整備が、少子高齢化対策につながるのでは」と話した。
製造業で働く柏崎市の会社員、平田好志(たかし)さん(42)は「アベノミクスの恩恵は輸出だけで全体的な景気はよくない。消費税を上げず議員削減などで国民負担を抑え、お金を使いやすくして景気を上げてほしい」と話した。
旅館でパート従業員として働く南魚沼市の浜田市子さん(53)は「観光地にとって一番怖いのは『原発が危ない』という風評被害が起きること。原発の再稼働が注目されているが、東京電力柏崎刈羽原発はどうなるのか。心配でならない」と話した。
反原発運動に取り組んでいる長岡市の自営業、矢引光明さん(54)は「原発について、明確な方針を示している政党や候補者に一票を投じた。原発ゼロの道を模索してほしい」と話した。
商店街で買い物をしていた上越市の主婦、川住清子さん(74)は「年々人通りが減って寂しくなる中心商店街の活性化を。上越は柏崎刈羽原発に近く、福島の事故は他人事ではない。原発の再稼働は絶対反対」。
管理栄養士として福祉施設で働いていた新潟市江南区、主婦、田渕京子さん(63)は「原発再稼働問題について、民意を吸い上げて議論を尽くしてほしい。今も福島第1原発事故で故郷に帰れず、満足に補償も受けられない人が大勢いる。再稼働を急いでいるのではないか。弱い立場の人を軽視しないでほしい」と話した。
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:46:33
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20130722ddlk23010169000c.html
2013参院選・愛知:酒井氏が圧勝 大塚氏、守り抜く 薬師寺氏、初当選 /愛知
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
10人が立候補し、激戦となった参院選愛知選挙区(改選数3)は、自民新人の酒井庸行氏(61)が同党の高い支持率を背景に、公明の支援も加わり、圧勝した。公認候補を1人に絞り込んだ民主は、現職の大塚耕平氏(53)が議席を守った。3議席目は、みんなの党の薬師寺道代氏(49)が接戦の末に滑り込んだ。みんなの党が愛知選挙区で議席を獲得したのは初めて。投票率は52・65%(前回は57・46%)だった。共産と日本維新の会は及ばず、減税日本、みどりの風、社民は存在感を示せなかった。【高橋昌紀】
自民新人の酒井氏は、党総裁の安倍晋三首相への高い支持率を追い風とし、地方議員の後援会組織などを基盤に支持を広げ、初当選を飾った。
「当選確実」の一報に、名古屋市中区の事務所は、大きな拍手と歓声に包まれた。酒井氏は「有権者の方々が演説にうなずいてくれ、非常にうれしかった。中小企業の支援をしっかりやっていきたい」と述べた。表情は終始硬く、最後に関係者らと抱き合うと、やっと笑みを見せた。
酒井氏は、刈谷市議と県議を務めた経歴から、地方自治に精通している点を強調した。独自の「愛知メガリング構想」を提唱し、防災用の道路網や、渥美・知多半島への新エネルギー拠点整備などを公約に掲げた。
他候補が安倍首相の経済政策「アベノミクス」を中心に政権批判を強める中、参院選の勝利は国会での「ねじれ解消」をもたらし、政治、経済を安定化させると訴えた。公示後は、後援会や業界団体ごとに個人演説会などを全県各地で精力的にこなした。推薦を受けた公明党にも支えられた。また、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相、小泉進次郎青年局長らが続々と応援に駆け付け、選挙戦は盛り上がった。【駒木智一】
◇「連合愛知」支えに 党勢低迷の中−−大塚氏
昨年末の衆院選の惨敗後、党勢が低迷する中、民主現職の大塚氏は連合愛知を支えとし、「民主王国」で最低限の1議席を確保した。
「当選確実」の知らせが入ると、名古屋市中区の事務所は大きな拍手で沸き返った。日焼けした大塚氏は「心からお礼申し上げます。誠心誠意任期を全うします」などと述べ、深く頭を下げた。
民主党政権時代は金融担当の副内閣相などを務めた。選挙戦では、得意の経済分野でアベノミクスの金融緩和策に疑問を呈するなど、景気対策を中心に有権者に訴えてきた。
一方、民主は衆院選に続き、直近の東京都議選では第4党に転落した。消費税増税など与党時代の政策への批判も強く、県内でも厳しい選挙戦となった。
このため、大塚氏は連合愛知傘下の労働組合だけでなく、無党派層の取り込みに全力を注いだ。選挙戦後半には、休日の海水浴場に泳いで現れるなど、苦心の末の勝利だった。【和田憲二】
◇支持の輪広がる−−薬師寺氏
みんな新人の薬師寺氏が念願の初当選を飾った。強固な支持基盤は持たないが、既成政党への批判票の受け皿となり、支持の輪は広がった。
吉報が入った名古屋市熱田区の会場は、笑顔がはじけた。薬師寺氏は「重い1議席だと考えている。3年間、街頭に立ちながら訴えてきた。増税の前にやるべきことがあるはずだ」などと語り、目を潤ませた。
3年前の参院選、2年前の知事選では敗れたが、知名度は高まった。だが、維新との選挙協力は、維新共同代表の橋下徹大阪市長の「慰安婦問題発言」で解消、「県内には強固な組織もなく、推薦団体もない」(陣営幹部)という状況下で、無党派層に絞った活動に力を入れた。
街頭などでは、子育てをしながら医師として働いた経験を力説し、医療改革や子育て支援の充実を主張した。党代表の渡辺喜美氏も愛知を「最重点選挙区」と位置付け、たびたび来県し、支持を訴えた。【井上直樹】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:46:58
◇「政権批判」取り込めず−−本村氏
共産新人の本村伸子氏(40)は、悲願だった議席の獲得はならなかった。自民党政権への批判票の受け皿を目指したが、無党派層を十分に取り込むことができなかった。
名古屋市中区の事務所は、落選が決まると沈痛な雰囲気に包まれた。本村氏は「もっと幅広く政策論戦ができればよかった。力不足です」と語った。
本村氏は、1998年の八田広子氏以来となる愛知選挙区での当選を目指した。党員を中心に支持を固め、無党派層を取り込もうと、公示後には志位和夫委員長らも来県した。原発ゼロを掲げ、憲法改正・アベノミクス・消費税増税などへの反対を訴えた。演説では「庶民いじめの政治は許せない」と繰り返したが、支持は広がらなかった。【三上剛輝】
◇出遅れ響く−−近藤氏
維新新人の近藤浩氏(52)は、県議時代からの後援会組織をてこに、無党派層への支持拡大を目指したが、議席は遠かった。
落選が決まると、近藤氏は名古屋市南区の事務所で「私の努力が足りなかった。その一言に尽きます」とうなだれた。公示後には維新の橋下徹、石原慎太郎の両共同代表、さらには元プロレスラーのアントニオ猪木氏らが応援に入り、支持拡大を狙った。演説では介護事業に携わってきた経験から、社会保障の充実などを訴えた。
だが、出馬表明が6月下旬と出遅れたことが影響し、知名度を上げることはできなかった。【石山絵歩】
◇既成政党の壁厚く−−宇田氏
減税新人の宇田幸生氏(40)は、代表を務める名古屋市の河村たかし市長の人気を背景に、無党派層への浸透を図ったが、涙をのんだ。
敗戦が決まると、宇田氏は名古屋市東区の事務所で「国政政党でなかったのが大きかった。(選挙は)初めてで、右も左も分からなかった」と述べ、支援者らに頭を下げた。宇田氏は、河村市長と一緒に自転車にまたがり、街宣をしたが、既成政党の壁は厚かった。【米川直己】
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◆選挙区開票結果=選管最終発表
当 1,056,145 酒井庸行 61 自 新
当 741,598 大塚耕平 53 民 現
当 347,411 薬師寺道代 49 み 新
▽ 271,278 本村伸子 40 共 新
▽ 263,918 近藤浩 52 維 新
152,038 宇田幸生 40 諸 新
62,985 平山誠 61 風 現
47,104 伊藤善規 64 社 新
30,199 中根裕美 39 諸 新
11,277 身玉山宗三郎 40 諸 新
▽は法定得票数を得た落選者
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◆喜びの当選者
酒井庸行(さかい・やすゆき) 61 自 新(1)
[元]県議▽党県政調会長[歴]刈谷市議▽刈谷市農業委員▽刈谷市一ツ木地区営農改善組合長▽明治用水土地改良区刈谷市石亀用水総代▽党県議団副団長▽県議会地域振興環境委員長▽日大=[公]
大塚耕平(おおつか・こうへい) 53 民 現(3)
[元]副厚労相▽党政調副会長・県代表▽中大院客員教授▽早大総合研究機構客員教授[歴]日銀政策委員会室調査役▽副内閣相▽早大院
薬師寺道代(やくしじ・みちよ) 49 み 新(1)
医師▽愛知みずほ大院特任教授▽NPO法人からだとこころの発見塾理事[歴]内閣官房構造改革特区推進本部評価委員▽九大院
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:47:56
http://mainichi.jp/area/mie/news/20130722ddlk24010188000c.html
2013参院選・三重:自民・吉川氏が初当選 民主、議席守れず(その1) /三重
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇自民、15年ぶりに勝利
第23回参院選は21日投開票され、三重選挙区(改選数1)は、自民新人の吉川有美氏(39)=公明推薦=が、民主現職の高橋千秋氏(56)=社民県連支持▽維新新人の深尾浩紹氏(50)▽共産新人の中川民英氏(45)▽無所属新人の大津伸太郎氏(48)▽諸派新人の小川俊介氏(41)−−の5人を破り、初当選を果たした。吉川氏は、自民の高い支持率を追い風に得票を伸ばした。当時参院議長で、自民推薦無所属候補だった斎藤十朗氏が議席を獲得した1998年選挙以来15年ぶりの勝利。県内選挙区で女性の国会議員が誕生するのは53年ぶりで、3人目となる。民主は懸命に追い上げたが届かず、高橋氏の4選を果たせなかった。投票率は57・82%で、前回(2010年)の参院選を3・03ポイント下回った。【参院選取材班】
全国31ある1人区でも屈指の激戦区。激しい選挙戦が展開されたが、自民が参院選の連敗を止め、念願の議席獲得を果たした。四日市市中部にある自民新人の吉川氏の事務所に「当選確実」の一報が流れると、支持者らから大きな歓声が起こった。吉川氏は人々の渦に包まれ、感謝の言葉を繰り返した。
自民系候補が参院で議席を獲得したのは1998年に参院議長だった斎藤十朗氏が無所属で当選したのが最後。00年の補欠選挙で高橋氏に議席を奪われ、5連敗を喫していた。
吉川氏は東京農工大院修了。金融機関で環境ビジネスに携わったことなどから、国政で農業や環境、経済分野の発展に取り組むことを公約に支持を伸ばし、全国的な自民への追い風を背に序盤から先行。安倍晋三首相らの応援演説も奏功して逃げ切った。
演説会などではアベノミクスの実績と、この地域でも今後、効果が実感できるようになると強調。「斬新な経済政策。金融の現場では昨年12月以降、明らかに企業や地域の空気が変わった」とし、「まだ、三重の皆さんの財布には戻っていないかもしれない。2年くらいのうちには何かしらの変化が出て、実感してもらえる」と理解を求めてきた。
また長年、県から女性国会議員が生まれていないことを訴え、唯一の女性候補であることをアピールした。県内の国政選挙区選挙で、女性が当選したのは2回だけ。1946年の衆院選で沢田ひささん(社会党)が当選して県内初の女性国会議員となり、60年の衆院選で小林ちづさん(同)が勝ったのが最後。吉川氏は「三重は、衆参9人の議員が全員男性。女性を1人くらい入れてもらいたい。そこから新しい産業も生まれる」と語っていた。
◇共産・中川氏、支持広がらず 政権との対決訴えるも
昨年12月の衆院選に続き、国政選挙に挑戦した共産新人の中川氏。落選が伝えられると、津市桜橋1の事務所で「訴える力が及ばなかった。浸透しきれなかった」と肩を落とした。アベノミクスへの批判や反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)などを掲げ「自共対決」を打ち出したが、支持は広がらなかった。
中川氏は、ミニ集会で支持者たちと意見交換をしながら、党の政策を訴えた。街頭演説などでは「アベノミクスは地域経済を破壊する。賃金は上がらず物価が上がり、日本経済は破綻する」と主張した。
選挙戦で「安倍政権の暴走を許さない。共産が伸びれば政治が変わる」と繰り返し、各党の政策の違いが明確でない中、自民との対立構図を打ち出した中川氏は「商店街で、アベノミクスの恩恵が全然ないと言われることが多かった。与党批判票を取り込めたと思う。共産党への期待は膨らんでいると感じた」と締めくくった。
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:48:29
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◇吉川氏、20代から5割 支持傾向、高橋氏は組織戦裏付け−−出口調査
共同通信社が21日に実施した出口調査によると、吉川氏は自民支持層の8割を固めたほか、公明党支持層の6割にも食い込んだ。
高橋氏は、民主支持層の約8割強を固め、県連推薦を受けた社民支持層の5割からも支持された。
深尾氏は、維新支持層の6割強を固めた。中川氏は、共産支持層の7割強を固め、生活支持層からも4割を獲得した。小川、大津氏は、支持が広がらなかった。
無党派層では、5割が高橋氏を支持。吉川氏は2割強、深尾氏は1割にとどまった。また、3年前の参院選三重選挙区で約18万票を獲得したみんなの党は今回、選挙区での候補者擁立を見送ったが、その支持層のうち、4割が高橋氏に投票。深尾氏が2割で、吉川氏は2割を切った。
年代別でみると、吉川氏は、各年代から安定して支持を受けた。特に20代からは5割強を獲得。60代、70代以降も5割近くを占め、全体でみても、男女とも4割からの支持を集めた。
高橋氏は、40、50代の4割強から支持されており、吉川氏を上回った。連合三重などの組織を総動員した選挙運動を裏付ける形だ。
一方、今回から解禁された公示後のインターネット選挙運動に関し、投票先を決めるうえでネットでの情報を参考にしたかを尋ねたところ、「参考にした」は1割しかなく、8割近くが「しなかった」と答えた。各陣営の中で最もネット運動に力を入れたとされる深尾氏は、投票した人の8割が「参考にしなかった」と答えるなど、他候補と大きな差がみられなかった。
各陣営ともさまざまな手法でネットでの投票を呼びかけたが、有権者の投票行動に大きな影響を与えるには至らなかったことがうかがえる。
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■解説
◇民主への失望浮きぼりに
昨年の衆院選での民主の大敗から約7カ月。6人が乱立した三重選挙区で、知名度に劣る自民新人の吉川氏が、民主現職の高橋氏の4選を阻んだことは、3年3カ月間の民主政権時に有権者に与えた失望感が、「民主王国」と呼ばれる三重でも依然として根深いことを浮きぼりにした。
民主は昨年の衆院選で、県内5小選挙区のうち三つを落とし、比例復活もできない大敗を喫した。その危機感から、連合三重や民主系県議、市議らとともに他陣営を圧倒する運動量の総力戦を展開した。
しかし、街頭演説をしても聴き入る人は少なく、選対幹部は「民主党というだけで話を聞いてもらえない」と嘆いた。党の支持率低下の中で、高橋氏の3期13年間の実績を訴えるとともに、安倍政権を批判し、懸命に無党派層の取り込みを図ったが、全国的な民主衰退の波にあらがうことはできなかった。
一方、自民は吉川氏の擁立決定が3月下旬と遅れたが、安倍政権の高支持率という追い風を受け、終始優位に選挙戦を進めた。推薦を受けた公明との選挙協力も奏功した。
選挙戦で吉川氏は桑名市出身であることをアピールするとともに、アベノミクスによる景気回復と雇用拡大、防災対策など命と生活の安全、女性の視点での各種課題への取り組みを訴えた。
しかし、具体策を示したわけではない。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)や改憲、脱原発問題については言及せず、争点にしなかった。高橋氏に比べ知名度に劣る吉川氏の勝利は「アベノミクスへの期待による自民へのふわっとした支持」(県連関係者)と言えよう。吉川氏個人の真価が問われるのはこれからだ。【田中功一】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:49:15
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◆選挙区開票結果=開票率100%
当 373,035 吉川有美 39 自 新
317,261 高橋千秋 56 民 現
70,779 深尾浩紹 50 維 新
59,231 中川民英 45 共 新
14,858 大津伸太郎 48 無 新
8,233 小川俊介 41 諸 新
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◆当選者の略歴
吉川有美(よしかわ・ゆうみ) 39 自 新(1)
[元]三井住友銀行上席部長代理▽党支部長[歴]農業食品監査システム社員▽環境関連審査会社「テュフラインランドジャパン」日本法人社員▽日本環境認証機構社員▽東京農工大院=[公]
http://mainichi.jp/area/mie/news/20130722ddlk24010371000c.html
2013参院選・三重:自民・吉川氏が初当選 民主、議席守れず(その2止) /三重
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇高橋氏、4選果たせず 岡田前副総理が全面支援も
懸命の追い上げも実らず、自民の吉川氏の「当選確実」が報じられると、津市藤方の事務所で開票速報を見守っていた支援者らは「やはり駄目だったか」と肩を落とした。しばらくしてから事務所に姿を見せた高橋氏は、選挙戦での支援にお礼の言葉を述べ、当選できなかったことを陳謝。支援者がねぎらいの言葉をかけた。
昨年の衆院選での大敗から7カ月を経ても、民主への失望感は払拭(ふっしょく)できておらず、今回の選挙は、当初から厳しい戦いを強いられた。6年前は同選挙区史上最多となる約53万票を獲得した高橋氏だが、自民の高い支持率を背景にして先行する吉川氏を終始追いかける展開だった。
党の危機感を表すように、選対本部長についたのは岡田克也前副総理。従来の国政選挙では、党幹部としての全国遊説のため、選挙期間中にほとんど県内入りすることがなかったが、今回は地元で陣頭指揮を執るとともに、高橋氏を全面支援。これに応じて県内選出国会議員と議員経験者、連合三重、県議会の民主系会派「新政みえ」所属県議なども連携し、他陣営を圧倒する運動量の選挙戦を展開して支持拡大を目指した。
演説会などでは、3年3カ月の与党時代に経産政務官や副外相を務めた高橋氏の経歴を強調。さらに「3期13年間、県内をくまなく歩き、各地域の課題を最もよく知る議員」として実績をアピールした。一方で、アベノミクスに対しては「大きなリスクも抱えている」と有権者の過大な期待に警鐘を鳴らした。
また、安倍政権の社会保障改革への取り組みや、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加、改憲の動きなども批判。「これ以上、自民の暴走を許してはならない」と訴えたが、追い付けなかった。
◇維新・深尾氏は及ばず 組織なく奮闘も、浸透せず
四日市市の事務所に落選が伝えられると、維新新人の深尾氏は支持者ら約15人を前に「改革の党として、しがらみや利権、既得権益にとらわれない政治を県民とともに進めていきたいと考えていた。結果自体は残念なことになった」と頭を下げた。
選挙戦を支援する組織はなく、資金も潤沢ではなかった。深尾氏は草の根運動だけでなく、解禁されたインターネットの選挙運動を積極的に行い、街頭演説の日程や日々の取り組みを紹介し動画も数多くアップした。更新頻度の高さは候補者の中でも指折りだった。
「日本は財政や教育が破綻の危機にひんしている。しがらみのない維新だけが立ち向かえる」と訴えたが、橋下徹共同代表発言による維新の失速の影響も受け、浸透しきれなかった。
深尾氏は最後に「日本が大きな岐路に差し掛かっている中、改革を止めてはいけないという信念は持っている。今後もよろしくお願いします」と語った。
〔三重版〕
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:50:08
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130722ddlk26010322000c.html
2013参院選:倉林さん激戦制す 西田さんトップ再選 /京都
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
7人の候補者が2議席を争い激戦を繰り広げた第23回参院選京都選挙区(改選数2)は21日投開票され、自民現職の西田昌司さん(54)=公明推薦=と、共産新人の倉林明子さん(52)が、民主新人の北神圭朗さん(46)、維新新人の山内成介さん(47)、みんな新人の木下陽子さん(33)、幸福新人の曽我周作さん(34)、諸派新人の新藤伸夫さん(64)を破り、当選した。第2次安倍内閣発足後初の国政選挙で、西田さんは高い内閣支持率を背景に、念願のトップで再選を果たした。倉林さんは「自共対決」を前面に掲げ、政権批判の受け皿として無党派層にも浸透。共産党として1998年以来15年ぶりの議席獲得を遂げ、初当選した。北神さんは、全国的な民主党の退潮傾向の中、2001年からの党の5連勝を果たせなかった。山内さんは既成政党に肉迫したが、及ばなかった。投票率は50%を超えたが集計は22日未明にずれ込んだ。当日有権者数は209万9140人。【参院選取材班】
◇「日本の復活を」−−西田さん
西田さんの当選確実の知らせが入ると、京都市中京区の事務所には歓声と拍手が沸き起こった。西田さんは満面の笑みを浮かべ、支持者らと握手を繰り返した。
初当選した6年前は自民逆風の厳しい戦いだった。今回は一転、序盤から優勢が報じられた。陣営にとって緩みが一番の懸念材料となったが、ことあるごとに「相当な数の票で自民完全復活という勝ち方を」(二之湯智・自民府連会長)、「安倍首相を支える勢力としてきちんとした票を」(西田さん)などと鼓舞。参院議員だった父吉宏さん(故人)が01年に獲得した約42万票を目標に掲げ、組織を引き締めた。
西田さんは「もう一度日本を復活させる。国民を守りきれる政治をつくる。これが政治の使命だ」と訴え、アベノミクスのさらなる推進や安全保障政策の立て直しなどを主張。当初、首相の来援予定は入っていなかったが、今月6日、急きょ実現し、2人の関係の深さを印象付けた。
西田さんは支援者に何度も御礼の言葉を述べ、「日本の背骨を取り戻します」と高らかに決意を語った。
◇15年ぶり共産議席−−倉林さん
「悲願達成だ」。息詰まるような接戦の末、倉林さんの初当選が決まると、京都市中京区の事務所に詰めかけた支持者から割れんばかりの拍手と歓声がわき起こった。「アッコ、アッコ」のコールの中、姿を現した倉林さんは握手攻めにあいながら支持者らと喜び合った。
陣営は早くから「安倍政権の暴走を止める対案が出せる党」として自民との対決姿勢を鮮明に打ち出した。一方で、「消費増税などは民主政権が決めた。自民と民主は一心同体」と批判し、民主の強い府南部でも精力的に街頭活動した。党中央から志位和夫委員長が3回、市田忠義書記局長が4回来援し、総力戦を展開した。
倉林さんは障害のある兄弟を小さい頃から支え、一家の働き手となった苦労人。「弱い者いじめは許さない」「ならぬことはならぬ」と力強く訴える人間的な魅力もあり、無党派層にも支持を広げた。倉林さんは「みなさんのご支援で風穴を開けることができた。消費増税をストップし、所得と雇用を増やす。原発ゼロ、改憲反対の声を国会に届けます」と抱負を述べた。
◇北神さん一歩及ばず 「悔いないが、私の力不足」
北神さんが一歩及ばず、党の議席を守れなかったことが確実になると、京都市中京区の事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。
昨秋に公認が決まった女性候補が体調不良で辞退し、4月に急きょ衆院からのくら替え出馬が決まった北神さん。地盤の衆院京都4区(同市右京区など)以外での知名度アップと実績アピールのために前原誠司元外相らと府内を駆け回った。海江田万里代表や細野豪志幹事長ら党幹部も応援に入ったが、全国的な党への逆風をはね返すことはできなかった。北神さんは「悔いのない戦いができたが、私の力不足」と深々と頭を下げた。
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:51:08
◇組織票の壁厚く、山内さん敗れる
京都市下京区の山内さんの事務所では支援者らがテレビの開票速報を固唾(かたず)をのんで見守ったが、接戦の末、維新として府内初の国会議員という悲願はならなかった。山内さんは「多くの支持をいただいたが組織票の壁は厚かった」と悔しさをにじませた。
昨年12月の衆院選に続き、国政選挙に挑んだ山内さん。維新共同代表の橋下徹・大阪市長の「従軍慰安婦発言」を機に逆風に見舞われたが、公示後は「日を追うごとに反応も良くなった」(選対幹部)。手作りの選挙で既成政党に迫ったことで、衆院選に続き、京都の政界での維新の存在感を示した。
◇木下さん存在感アピールできず
公示6日前の6月28日に出馬表明した木下さんは、受動喫煙防止の市民運動の実績や、子育て中の母親の視点からの政策を中心に訴えたが、混戦の中、存在感をアピールすることができなかった。
選挙期間中、渡辺喜美代表ら党幹部がたびたび来援し、てこ入れが図られた。党の比例代表候補とも連携して、辻立ちや個人演説会を地道に重ねたが、最後まで出遅れが響いた。京都市下京区の事務所で木下さんは「悔しいが、受動喫煙防止をはじめ、訴えたい政策は有権者に伝わったと思う」とあいさつ。支援者らが健闘をねぎらった。
◇
曽我さんは府南部を中心に支持拡大を図り、新藤さんは自作の歌などでアピールしたが共に及ばなかった。
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西田昌司(にしだ・しょうじ) 54 自[町]現(2)
税理士▽党税調幹事・府副会長▽予算委員・財政金融委員会理事[歴]府議▽党府青年局長・党全国青年議員連盟会長・府議団代表幹事▽府議会拉致議連会長▽党国対副委員長▽予算委員会理事▽滋賀大=[公]
倉林明子(くらばやし・あきこ) 52 共 新(1)
[元]党京都市議団幹事長▽党中央委員・府委員[歴]看護師▽府議▽京都市議会文教消防副委員長・議会運営委員会理事・財政総務副委員長・まちづくり消防副委員長・市会改革推進副委員長▽京都市看護短大
当選 氏名 (年齢) 党派 現元新 得票数
当西田昌司(54)自民現390,577票
当倉林明子(52)共産新219,273票
北神圭朗(46)民主新201,297票
山内成介(47)維新新164,825票
木下陽子(33)みな新71,983票
曽我周作(34)諸派新6,119票
新藤伸夫(64)諸派新2,906票
2797
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:52:05
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130722ddlk27010252000c.html
2013参院選:維新「牙城」歓声(その1) 維新・東さんトップ初当選/共産・辰巳さん奪取 /大阪
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
改選数4に11人が立候補し混戦となった参院選大阪選挙区は、21日の投開票の結果、大阪を「牙城」としてきた日本維新の会の新人、東徹さん(46)が100万票超えのトップで初当選した。全国的な安倍政権への追い風を受けた自民新人の柳本卓治さん(68)も初当選したが、維新の壁を切り崩すことはできなかった。続いて、公明新人の杉久武さん(37)、共産新人の辰巳孝太郎さん(36)が初めて当選した。共産の議席獲得は98年以来15年ぶり。民主現職の梅村聡さん(38)は、民主として01年から死守してきた議席を守れなかった。みんな新人の安座間肇さん(35)、新党大地新人の吉羽美華さん(32)、幸福実現新人の森悦宏さん(46)らは、いずれも大阪で初の議席獲得はならなかった。当日有権者数は711万6682人で、投票率は52・72%だった。【参院選取材班】
◇「大阪都構想実現へ弾み」
トップで初当選した維新新人の東さん。大阪市北区のホテルの一室に当選確実の知らせが届くと、所属議員らから「うわー」などと歓声が上がった。
会場に姿を現した東さんは、「これまでにない応援をいただき感謝しています」と述べた。さらに「維新の原点は行政、政治を変えること。信任とまではいえないが、大阪都構想実現の弾みにはなる」と力を込めた。
東さんは橋下徹共同代表の従軍慰安婦を巡る発言の影響で逆風の選挙戦となったが、駅前や繁華街を中心に松井一郎幹事長らと連日マイクを握り、改革の必要性を訴えた。府議ら地方議員もオフィス街で一斉にビラ配りするなど全面的に支え、一丸で議席を勝ち取った。
◇辰巳さん奪取 共産、15年ぶり議席 「暮らしを守る」
共産新人、辰巳さんの大阪市中央区の事務所では、当確の一報が流れると、支持者らから「やったー!」と大きな歓声が上がった。間もなく拍手で迎えられた辰巳さんは「皆さんの暮らしを守るため、国会で戦ってくる」と誓った。
辰巳さんは、他の野党と差別化を図るため、「自共対決」をスローガンに掲げ、ともに4番手を争った民主現職の梅村さんを振り切った。幅広い層に主張を聞いてもらおうと、駅前などで積極的に演説を重ね、消費増税中止や、賃上げと雇用安定による景気回復策、原発ゼロ、憲法改正反対などを訴えた。ツイッターなども積極的に利用。辰巳さんは「皆さんの声をしっかりと国会にとどけていきたい」と力説した。
◇「力が及ばなかった」−−みんなの党・安座間さん
落選が決まったみんなの党新人の安座間さんは、勤務先の兵庫県尼崎市のビジネスホテルに集まった支援者らと開票速報を見守った。落選が報じられると、「力が及ばなかった」と深々と頭を下げた。
安座間さんは、同党が擁立を模索する中で、公示2日前に出馬を決断した。既成政党が乱立し、政策の似通った維新が強さを誇る激戦区で、自ら選挙ポスターを貼る「金を掛けない選挙」を展開した。選挙運動の合間に夜勤もこなし、疲労の色も浮かべたが、「厳しい一歩になったが次なる戦いに向けてがんばっていく」と前を見据えた。
◇「次への飛躍の糧に」 民主・梅村さん、議席守れず
民主現職の梅村さんは落選が決まると、大阪市中央区の事務所に姿を見せ、「結果をしっかり受け止め次への飛躍の糧にしたい」と支援者らに頭を下げた。
梅村さんは、医師の経験を生かし、救急医療やがん拠点病院の整備をしてきた6年間の実績を強調した。史上最多の128万票を獲得した6年前の選挙とは一転し、党への逆風に苦戦した。陣営は「党派を超えて参議院に送るべき有為な人材だ」と主張。日本医師連盟の推薦を得て、自民党の票田へも食い込みを図った。
共産新人の辰巳さんに先行されていることが選挙中に伝えられると、共産支持者の多い地区で重点的に活動し、党幹部も相次いで来阪した。だが、無党派層の支持が乏しく、及ばなかった。
◇若年層へ届かず−−新党大地・吉羽さん
新党大地新人の吉羽さんは、消費増税反対や議員定数削減を訴えたが、及ばなかった。
昨年末の衆院選で、民主党から大阪1区に出馬したが落選した。今回、民主を離れて挑み、大きな支援組織がない中で、自らポスターを貼り、街頭で地道に訴えを続けた。寝屋川市議だった6年前から続けているブログも選挙戦で活用した。唯一の女性候補で、最年少でもあることを強調し、若年層への支持拡大を図ったが、伸びなかった。
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:52:30
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東徹(あずま・とおる) 46 維 新(1)
党総務会長▽大阪維新の会総務会長▽社会福祉士[歴]会社員▽社会福祉法人「信愛報恩会」職員▽大阪保健福祉専門学校社会福祉科副学科長▽府議▽東洋大院
辰巳孝太郎(たつみ・こうたろう) 36 共 新(1)
党府くらし・雇用対策委員長・府委員[歴]党此花区府政対策委員長▽此花生活と健康を守る会事務局次長▽全大阪生活と健康を守る会連合会常任幹事▽米エマーソン大
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◇名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽四角囲みは自民党の派閥▽現職、元職、新人の別▽丸囲み数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴と最終学歴
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◆開票結果(改選数4−11)=選管最終発表
当 1,056,815 東徹 46 維新
当 817,943 柳本卓治 68 自新
当 697,219 杉久武 37 公新
当 468,904 辰巳孝太郎 36 共新
▽ 337,378 梅村聡 38 民現
▽ 157,969 安座間肇 35 み新
56,573 吉羽美華 32 諸新
20,928 藤島利久 51 無新
20,155 中村勝 62 諸新
17,671 長嶺忠 52 無新
14,178 森悦宏 46 諸新
(▽印は法定得票数に達した候補)
2799
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:52:59
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130722ddlk27010268000c.html
2013参院選:維新「牙城」歓声(その2止) 自民・柳本さん民意獲得/公明・新人の杉さん笑顔 /大阪
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
◇自民・柳本さん民意獲得 「大阪都には大反対」
自民新人、柳本さんの大阪市西成区の事務所には、午後8時の投票終了直後に「当確」の知らせが入り、支持者らから歓喜の声が上がった。柳本さんは「安倍政権を安定政権にするようサポートしていきたい。維新の大阪都構想には大反対。大阪市、堺市を消滅させてはいけない。劇場型の政治をやっていることの良識を疑う」と改めて維新を批判した。
柳本さんは、100以上の各種団体から推薦を得て、地方議員らと幅広い活動を展開。衆参のねじれ解消やアベノミクスをアピールし、従軍慰安婦を巡る維新の橋下共同代表の発言や都構想を批判した。堺市長選も見据え、都構想に批判的な竹山修身市長とも連携。しかし、トップの座は維新に奪われた。
◇公明・新人の杉さん笑顔 「実感ある景気回復」
公明新人の杉さんは、当選確実の報が伝えられると、大阪市中央区の事務所に姿を見せ、支持者らが大きな拍手で初当選を祝った。杉さんは「府内各地の励ましの声が力になった。実感ある景気・経済の回復に取り組みたい」と述べた。事務所は詰めかけた支援者らで熱気むんむん。杉さんは大粒の汗をかきながら頭を下げた。
杉さんは4期務めた白浜一良副代表の後継として立候補。公認会計士として日米で働いた実績を前面に出し、「会計、財政に通じた即戦力」とアピールした。府内選出の国会議員が常に演説に同行し、知名度アップを下支え。杉さんは「小さな声を国政に届けられるのは公明党だけ」と連立政権を組む自民党との違いを強調した。
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柳本卓治(やなぎもと・たくじ) 68 自[二]新(1)
[元]衆院議員▽新憲法制定議員同盟事務局長[歴]大阪市議▽労働政務次官▽環境総括政務次官▽党府会長▽衆院法務委員長・拉致特別委員長▽党副幹事長▽早大院
杉久武(すぎ・ひさたけ) 37 公 新(1)
公認会計士▽米国公認会計士▽税理士▽党青年局次長・国際局次長・関西青年会議副議長・大阪未来プロジェクト事務局長[歴]あらた監査法人職員▽創価大
2800
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:54:06
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130722ddlk28010232000c.html
選択:参院選 清水さん、初当選 鴻池さん、トップで4選 /兵庫
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
昨年末の「再」政権交代から初の大型国政選挙となる第23回参院選が21日、投開票され、兵庫選挙区(改選数2)では、自民党現職の鴻池祥肇さん(72)=公明推薦=が4選し、日本維新の会新人の清水貴之さん(39)が初当選を果たした。現職・新人の7人が立候補する中、2001年以降の過去4回の参院選で自民・民主が分け合ってきた「指定席」を第三極の維新が奪うことに成功、県内の政治地図を塗り替えた。また、12年ぶりに参院選との同日投開票のダブル選になった任期満了に伴う知事選は、無所属で現職の井戸敏三さん(67)=公明、社民、自民県連、民主県連推薦=が4選を果たした。井戸さんは3期12年の県政運営が評価され、前回09年に引き続き無所属で新人の田中耕太郎さん(64)=共産推薦=との一騎打ちを制した。当日有権者数は在外投票のある参院選が454万5807人、知事選が450万130人。投票率は参院選が53・04%、知事選は53・48%だった。【ダブル選取材班】
自・民の現職2人に5人の新人が挑む混戦となった選挙戦。鴻池祥肇さんは、年金記録漏れ問題などで党が揺れた6年前と状況は一変し、第2次安倍内閣への高支持率を背景に終始安定した戦いを進めた。県議らと連携して支援者回りに力を入れたほか、盟友の麻生太郎副総理が応援に駆け付けるなどし、無党派層からも支持を得た。
清水貴之さんは、昨年12月の衆院選で8万票近くを獲得しながら次点に泣いた。今回選で雪辱を期したが、橋下徹共同代表の慰安婦発言や公示直前にみんなの党との選挙協力解消などで、スタートでつまづいた。逆風の中、有権者に直接思いを伝えようと阪神間を中心に演説を重ね、無党派層の支持も得て2議席目に飛び込んだ。
一方、民主党現職の辻泰弘さん(57)は、連合兵庫の全面的な支援を受け組織戦を展開したが、無党派層などに支持が広がらず党勢の退潮に歯止めをかけられなかった。
共産党新人の金田峰生さん(47)は安倍政権批判の受け皿になりきれず、みんなの党新人の下村英里子さん(30)は出遅れが響いた。緑の党新人の松本なみほさん(39)、幸福実現党新人の湊侑子さん(30)も有権者に浸透しきれなかった。
◇維新「逆風」はね返す
清水貴之さんの西宮市の事務所に当選確実の知らせが入ると、集まった支援者から割れんばかりの拍手と歓声が起こった。清水さんは街頭演説で日焼けした顔に満面の笑みをたたえ、支援者らと握手を交わした。
橋下徹共同代表の慰安婦を巡る発言などで、逆風下でのスタートとなった。昨年12月の衆院選で県内最多の比例票を得た党の勢いは見られず、街頭では「維新はダメ」という冷たい言葉を浴びせられることもあった。
陣営は「地道にやれば理解される」と街頭で直接、有権者に訴えることを重視し「既得権益の打破をやり遂げる」と声をからした。元民放アナウンサーの分かりやすい語り口で親しみやすい人柄も浸透。終盤には橋下共同代表ら党幹部が何度も応援に駆け付け、熾烈(しれつ)な2議席目争いを制した。
清水さんは「農業、電力分野などの独占業界を変革し、既存政党の政治を打破していきたい」と抱負を語った。【山口朋辰、米山淳】
◇自民圧勝、勢い乗る
神戸市中央区の鴻池祥肇さんの事務所では、当選確実が伝えられると、鴻池さんは、日焼けした顔をほころばせ、支援者らと万歳を繰り返した。
経済政策「アベノミクス」への評価など安倍政権への高支持率に支えられ、序盤から安定した選挙戦を展開。報道各社の情勢調査で与党圧勝の勢いが報じられる中、陣営は「安心感から他陣営に票が逃れてしまう」と引き締めを図り、鴻池さんも街頭演説や個人演説会を繰り返した。
鴻池さんは選挙戦で、教育改革や持論の憲法改正を訴え。「日本の歴史や伝統、文化など根っこの部分を守る。自衛隊を憲法に明記する」と強調した。インターネットを使った選挙運動では、食事姿の「オフショット」などを頻繁に公開するなどし、親しみやすさをアピール。自民支持層のほか無党派層にも広く浸透した。
鴻池さんはあいさつで「参院らしい参院を作る仕事をやらなければならない。初当選のような気持ちでしっかり頑張りたい」と語った。【山口朋辰、椋田佳代】
2801
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:54:36
◇民主「指定席」逃す−−辻さん
神戸市中央区の辻泰弘さんの事務所では、落選が決まった瞬間、集まった支援者らからため息が漏れた。
2007年の参院選では、兵庫選挙区で過去最高の108万票を獲得。3選を目指した今回は状況が一変した。民主が政権から転落する中、アベノミクスで高い支持率を維持する自民党への対立軸として党の存在意義を強調。街頭演説では「国民の幸せのための福祉社会を」と長年にわたって取り組んできた社会保障制度の充実を訴え、元副厚労相の実績をアピールした。
連合兵庫や県医師連盟の支援を受け、徹底した組織戦を展開。維新との接戦が伝えられると、海江田万里代表や細野豪志幹事長ら党幹部も再三応援に駆けつけた。しかし、党の退潮傾向そのままに第三極に長年守り続けた議席を奪われることになった。辻さんは「社会保障の重要性を訴えてきたが、党勢回復に至っておらず今回の選挙では国民に受け入れられなかった」と無念そうな表情を浮かべた。【豊田将志】
◇政権批判の受け皿なれず−−金田さん
神戸市兵庫区の金田峰生さんの事務所では、落選が確実になると、集まった支援者らが深くため息をついた。
参院兵庫選挙区で1998年以来となる議席獲得を目指し、県内全域をくまなく回り支持を求めた。安倍政権への批判票の受け皿になろうと、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加などで揺れる農業関係者とも懇談を重ねた。
「自共対決」と位置づけ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」批判を中心に、消費増税反対なども主張したが、及ばなかった。金田さんは「議席の奪還ができず悔しい。訴えがまだまだ届かなかった」と淡々と語った。【渡辺暢、宮嶋梓帆】
◇知名度不足解消ならず−−下村さん
神戸市中央区の下村英里子さんの事務所では、落選が確実となると、集まった支援者らが肩を落とした。
日本維新の会との選挙協力解消で、下村さんは公示2日前の今月2日に出馬を正式表明した。介護会社社長としての経歴を生かし、介護業界の規制緩和などを訴えた。
選挙戦では、渡辺喜美代表ら党幹部が何度も選挙区入り。ネットでの選挙活動もフル活用し、知名度不足を補おうとしたが及ばなかった。下村さんは「(準備期間が)短くても、もっと出せることはあったはず。自分の未熟さ、至らなさ」と頭を下げた。【渡辺暢】
==============
清水貴之(しみず・たかゆき) 39 維 新(1)
フリーアナウンサー[歴]朝日放送アナウンサー▽関西学院大院
鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ) 72 自[麻]現(4)
財政金融委員[歴]日本青年会議所会頭▽衆院議員▽沖縄開発政務次官▽建設委員長▽党参院国対委員長▽防災・構造改革特区担当相▽予算委員長▽官房副長官▽国家基本政策委員長▽党参院改革本部長▽早大=[公]
〔阪神版〕
2802
:
チバQ
:2013/07/22(月) 23:57:30
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130722ddlk34010310000c.html
2013参院選:広島選挙区 溝手さん、森本さん笑顔 自民大差、民主抜け出す /広島
毎日新聞 2013年07月22日 地方版
21日投開票された参院選広島選挙区(改選数2)は、自民現職の溝手顕正さん(70)が大差をつけてトップで5選、民主新人の森本真治さん(40)が初当選を果たした。自民優勢が伝えられる中、2議席目を巡り激しい選挙戦が展開されたが、連合広島の支持を受け組織票を手堅く固めた森本さんが抜け出した。都市部を中心に無党派層への浸透を図った維新新人の灰岡香奈さん(30)は追い上げたが及ばず、県東部・北部を地盤とし、みどりの風の亀井静香衆院議員らの支援を受けた生活現職の佐藤公治さん(53)は、伸び悩んだ。共産新人の皆川恵史さん(69)は「自共対決」を前面に打ち出したが届かず、幸福新人の日高順子さん(50)は及ばなかった。投票率は49・99%で、前回選(2010年)の53・51%に比べ3・52ポイント下がった。当日有権者数は232万4694人だった。
◇手綱を緩めず−−溝手さん
南区稲荷町の溝手さんの事務所では、午後8時の開票開始直後に「当選確実」という速報が流れ、大きな拍手が起こった。党参院幹事長を務める溝手さんは東京の党本部に詰めており不在だったが、事務所には県選出の国会議員や地方議員、支援者が多く詰めかけた。溝手さんは党本部からのインターネット中継で「これからも活躍して参りたい。感謝、感謝であります」と話し、画面越しに支援者に手を振った。
自民は昨冬の総選挙で県内6小選挙区で勝利した勢いを維持し、報道各社の世論調査でも当初から溝手さんの優勢が伝えられた。だが、楽観ムードによる他候補への票の流出の恐れが出てきたことから、選対本部長の宮沢洋一参院議員が集会で「状況は危機的だ」と発破を掛けるなど引き締めに奔走。溝手さん自身も演説では6年前の自民惨敗や09年の政権交代で自民が下野した苦労を口にし、手綱を緩めなかった。推薦を受ける公明の支持も固め、無党派層からも一定の支持を集めた。農村・都市部を問わず幅広く支持を得て、他候補を寄せ付けない圧勝を収めた。【植田憲尚、中里顕】
◇地道に票固め−−森本さん
当選確実の知らせを受けて、中区幟町の事務所で森本さんがあいさつすると、集まった支援者が拍手で応えた。民主への逆風下で広島市議を辞しての挑戦。選挙戦で真っ黒に日焼けした森本さんは「みなさまのご支援で当選できた」と喜びを爆発させ、支援者らと共に万歳三唱した。
市議を10年間務めた実績はあるが、全県的な知名度は低かった。陣営は支持母体の連合傘下の労組票や、昨年末の衆院選で落選した民主候補の後援会関係者など、支持層の票を固める作戦を徹底。職場や組織へこまめに足を運び、県連総支部長を務める現職・前衆院議員の支持者を回るなど、「取れる票」を取りこぼさない地道な選挙戦を展開した。
党としても背水の陣で臨む選挙の中、中四国で唯一、議席が見込める選挙区とあって、海江田万里代表や細野豪志幹事長ら党幹部が続々と来県。県選出の前衆院議員もフル回転し、選挙戦が進むにつれ支持は拡大した。一般有権者に対しても、子育て世代の代弁者として、子育て支援や雇用対策の政策を前面に打ち出してアピールした。【高橋咲子】
◇思い伝えきれず−−生活・佐藤さん
落選が決まった佐藤さんの中区小町の事務所では、テレビ中継で他陣営の喜ぶ姿が伝えられる中、選挙活動で真っ黒に日焼けした佐藤さんが登場。「後悔はないが、多くの人に思いを伝えきれなかった」と述べ、深々と頭を下げた。
佐藤さんは消費増税の凍結や原発廃止、TPP反対などを訴え、みどりの風の亀井静香・衆院議員らの支援で県東部や北部で健闘。世論調査で苦戦が伝えられた終盤には、小沢一郎代表も繰り返し来県して応援演説に立った。佐藤さんは小沢代表と一緒に民主党を離党したことについて「党よりも国民のために決断した」と理解を求めたが、大票田の県西部では知名度不足も響いて支持を固めきれなかった。【稲生陽】
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:58:02
◇悔しさありあり−−共産・皆川さん
中区八丁堀の事務所では、支援者が開票速報を真剣な表情で見守ったが、皆川さんの落選が決まるとため息交じりの声がもれた。
皆川さんは、厳しい選挙戦を物語る日焼けした顔で「こういう結果になり申し訳ない」と頭を下げた。ただ、自共対決を打ち出した選挙戦に「手応えはあった」としたが、「投票先を決めかねている有権者に声を届けられなかった」と悔しがった。
選挙戦では、大票田の広島市を中心に1日10カ所以上の街頭演説をこなし、消費増税の中止や原発即時ゼロを訴え、現政権が進めようとする憲法改正の動きを批判した。また、ブログやツイッターを活用して情報発信し、若者層へアピールした。【高橋咲子、石川裕士】
◇橋下発言響く−−維新・灰岡さん
灰岡さんの落選が確実となると、西区横川町2の事務所は落胆ムードに包まれた。支援者の前に立った灰岡さんは、選挙戦ですっかりかれた声でこれまでの支援への感謝の言葉を述べ頭を下げた。支援者からは拍手とねぎらいの声が上がった。
2009年に山口県和木町議補選で初当選。国政への挑戦は昨年の衆院選に続き2度目だった。「既得権の排除」を掲げ、全国最年少候補者としても注目を集めた。党の期待も高く、橋下徹共同代表ら幹部も広島入りして支援を訴えた。だが、組織力不足は否めず、陣営は無党派層をターゲットに街頭演説中心の選挙戦を展開したが、橋下共同代表の従軍慰安婦発言の影響もあり、支持が広がらなかった。【高橋咲子、加藤小夜】
◇有権者が続々
○…投票所の一つとなった広島市立幟町小(中区幟町)では、午前中から有権者が続々と訪れ、汗をぬぐいながら意中の候補や政党に1票を投じた。同区上幟町の不動産会社経営の男性(57)は「社会の安定のためには雇用の安定が不可欠。正社員を増やし、努力した人がその分だけ報われる世の中にしてくれると感じた候補に投票した」と話した。
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◇開票結果(改選数2−6)=開票率100%
当 521,794 溝手顕正 70 自 現
当 194,358 森本真治 40 民 新
173,266 灰岡香奈 30 維 新
137,327 佐藤公治 53 生 現
86,145 皆川恵史 69 共 新
14,621 日高順子 50 諸 新
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溝手顕正(みぞて・けんせい) 70 自[岸]現(5)
党参院幹事長[歴]新日鉄社員▽幸陽船渠社長▽三原市長▽党副幹事長▽参議院総務委員長・議院運営委員長▽国家公安委員長・防災担当相▽東大=[公]
森本真治(もりもと・しんじ) 40 民 新(1)
[元]広島市議▽党県副代表▽茶道裏千家専任講師[歴]松下政経塾生▽弁護士秘書▽党県副幹事長▽同志社大
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チバQ
:2013/07/22(月) 23:59:01
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20130722rky00m010006000c.html
参院選:糸数氏3選果たす 辺野古、改憲にノー /沖縄
2013年07月22日
第23回参院選は21日、投開票が行われ、沖縄選挙区(改選数1)は社大党委員長で現職の糸数慶子氏(65)=生活、共産、社民、みどり推薦=が29万4420票を獲得し、3選を果たした。26万1392票を獲得した自民党新人で社会福祉法人理事長の安里政晃氏(45)に3万3028票差をつけた。無所属新人の新島メリー氏(67)は1万505票、幸福実現党新人で団体職員の金城竜郎氏(49)は9462票だった。全国的に自民党が圧勝する中で、世論の大多数が反対する米軍普天間飛行場の県内移設を推進する安倍政権に対し、県内有権者は厳しい審判を下した。
糸数氏は選挙戦で、キャッチフレーズである「平和の一議席」の継続を強く訴えた。安倍晋三首相が憲法改正の発議要件を定めた96条を改正する考えを表明していることに対しては、護憲の立場を強調し、支持を広げた。
普天間の移設問題では、自民党県連や安里氏も県外移設を主張していたが、糸数氏は自民党本部が「辺野古移設推進」を公約に明記していることとの「ねじれ」を追及。比例代表候補を抱える社民党県連、共産党県委との共闘も奏功し、両党や民主、生活など野党支持層のほか、無党派層からも安里氏を大きく上回る支持を集めた。
安里氏は与党候補として政策実行能力を訴えたが、普天間移設問題に関する党本部との政策のねじれ問題が尾を引き、選挙態勢の構築が遅れた。選挙最終盤には首相や閣僚、党幹部が次々来県し、精力的に支援したが、無党派層や浮動票の支持を呼び込めなかった。
新島、金城の両氏は支持を広げられなかった。
投票率は53・43%で、前回2010年参院選の52・44%から0・99ポイント上昇した。
当日有権者数(在外含む)は110万2534人(男性53万5768人、女性56万6766人)だった。
◇民意が勝利した
糸数慶子氏の話 県民の民意が勝利した。誇りを持ち堂々と県選出議員として闘う。憲法、TPP、消費税増税の問題もある。自民党は一人勝ちしているが、いずれアベノミクスの正体、実態も分かってくる。国民や県民を信じて頑張っていきたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
糸数 慶子氏(いとかず・けいこ)1947年10月11日生まれ、65歳。読谷村出身。読谷高卒。バスガイドを経て92年の県議選で初当選、3期務めた。2004年参院選に初当選。06年に県知事選へ出馬し、落選。07年参院選で返り咲いた。現在社大党委員長。
(琉球新報)
2805
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:00:16
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130721_16.htm
「民主王国」崩れる 不信感拭えず 参院選宮城選挙区
敗戦の弁を終え、事務所を後にする岡崎トミ子さん(中央)=22日午前0時20分ごろ、仙台市青葉区
宮城の民主党を引っ張ってきたベテランが、激闘の末に散った。21日投開票の参院選宮城選挙区で、民主党現職で4選を目指した岡崎トミ子さん(69)は4選を阻まれた。1996年の旧民主党結党以来の「顔」。かつて、民主王国と呼ばれるまで拡大した党勢は一気にしぼんだ。鉄板議席の喪失に、党県連内に衝撃が走った。
落選が決まった22日午前0時ごろ、仙台市青葉区の事務所で党県連代表の安住淳衆院議員の口は重かった。「これまでにない運動量を展開しただけに、残念でならない」
政権陥落を受け、安住氏や党県議らは年明けから、都市部で街頭演説を多用して無党派層に呼び掛ける得意の空中戦をほぼ封印。岡崎さんとともに地域や労組を訪ね、支持層を着実に固める地上戦を重ねてきた。
参院選で岡崎氏の4選を確実にするためのシナリオだった。
「2000軒以上回ってきた。地道な努力が最後は実る」。県連選対委員長の藤原範典県議は18日、仙台市太白区で開いた岡崎さんの個人演説会で言い切った。
意気込みとは対照的に、戦いの最前線では想像以上の逆風が吹き荒れていた。「お前ら何やってきたんだ。決められない政治にしやがって」。岡崎さんは訪問先で、度々罵倒された。
「民主党退場!」。仙台市中心部で6日にマイクを握った細野豪志幹事長に対しては、やじが飛び交った。13日に名取市の仮設商店街前に立った海江田万里代表の演説に聞き入った買い物客はたった20人。苦戦は明らかだった。
手は尽くしているのに、過去の戦いのような手応えは全くなかった。
連合宮城の山崎透会長は「街頭で呼び掛けても有権者に無視された。何をやっても民主党への不信感を拭えなかった」と残念がる。
「王国」時代、最大で9人いた県関係の国会議員は、岡崎さんの落選で衆院議員2人、参院議員1人にまで減った。
「負けたとはいえ、一定の支持はある。この支持を糧に頑張りたい」。安住氏は自公政権に対抗していく精いっぱいの意気込みを示したが、県連組織の立て直しに触れることはなかった。
2013年07月22日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130722_08.htm
和田さん、2番手狙い逆転 ネット戦術奏功 宮城選挙区
初当選を果たし、笑顔で花束を受け取る和田政宗さん=22日午前0時5分ごろ、仙台市青葉区の事務所
ネット選挙の申し子が金星を挙げた。2議席目に滑り込んだみんなの党新人の和田政宗さん(38)の陣営はインターネットをフル活用。団体の支援を受けず、物量に劣るハンディを克服した。
公示日の4日朝、奇襲を仕掛けた。民主党現職の岡崎トミ子さん(69)が2003年の訪韓時、元従軍慰安婦による日本政府への謝罪要請の場にいたのを「反日デモ参加」と指摘する動画を公開。先行する自民党には目もくれず、2議席目に照準を絞り逆転を狙った。
夜の個人演説会は一切行わず、午後8時まで街頭で演説した後は、その日の活動を振り返る番組を生配信。ネット上で票を掘り起こした。
陣営幹部は今回のネット戦術について「次の選挙ではまねされる。常に新しいことを考えなければならない」と話した。
2013年07月22日月曜日
2806
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:02:28
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/shizuoka/CK2013072202000266.html
土田、河合氏 次点で落選 比例代表 2013年7月22日 比例代表の静岡県内関連では日本維新の会元職の土田博和氏=御殿場市=と、みんなの党新人の河合純一氏=浜松市西区=が個人得票で党内上位につけたが、いずれも次点で落選した。
◆みんなの党・河合さん 三たび届かず
無念の表情で敗戦の弁を語る河合純一さん=22日午前4時47分、浜松市西区で
みんなの党比例代表の河合純一さん(38)は、全盲のパラリンピック金メダリストという知名度を全国で生かし切れなかった。
国政への挑戦は三年前の参院選、昨年の衆院選に続き三度目。公示後は静岡選挙区に立候補した同党新人の鈴木唯記子さん(38)と二人三脚で地元を中心に回り、教育と福祉、スポーツの改革を訴えた。
二十二日午前四時四十五分ごろ、浜松市西区舞阪町の事務所に姿を見せた河合さんは「組織をつくれなかったなどさまざまな要因がある」と説明。「国政の舞台へ送ろうと手伝ってくれた全国の方の期待に沿えなかったのは残念。不徳の致すところ」と神妙に語った。今後の国政への挑戦については「今は考えられない」と話し、支援者に「ありがとうございました」と頭を下げた。
2807
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:05:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/all/CK2013072202000264.html
二大政党制が崩壊 民主、結党の目標挫折 2013年7月22日
二十一日に投開票された参院選の結果、非改選と合わせて民主党は五十九議席と、自民党(百十五議席)のほぼ半分に縮小した。第二党の座は何とか守ったが、惨敗した昨年の衆院選に続いて参院でも自民党と大きな差がつき、十年あまり続いた自民、民主による二大政党制の崩壊が決定的になった。 (宮尾幹成)
一九九六年に結党した民主党は「政権交代可能な二大政党制」を目指し、九八年に民政党など三野党が合流。二〇〇三年には小沢一郎氏率いる自由党と合併し、直後の衆院選で野党の獲得議席としては戦後最多(当時)の百七十七議席に勢力を伸ばした。
〇四年の参院選では自民党の四十九議席を上回る五十議席を獲得した。政権交代に向けたムードが高まった。
郵政民営化がテーマになった〇五年の衆院選では大敗したが、〇七年の参院選で巻き返し、改選六十議席と圧勝して参院第一党に。参院で野党が過半数を占める「ねじれ」状態をてこに、自民党政権との対決姿勢を強め、〇九年の政権交代につなげた。
民主党政権下で行われた一〇年の参院選では自民党が改選第一党となったが、参院第一党の座は民主党が守った。昨年十二月の衆院選で民主党は五十七議席と惨敗し、ほぼ五倍の二百九十四議席を獲得した自民党に政権を奪われた。参院では民主党が第一党であり続けたが、二大政党の一翼は崩れた。
民主党は今回、結党以来最低の十七議席しか獲得できなかった。特に比例代表は公明党と同じ七議席。昨年の衆院選比例代表では日本維新の会に抜かれて第三党だったことと合わせて、退潮傾向は深刻だ。
◆複数区で自民全員当選 民主、「指定席」で敗北も
今回の参院選では、改選数が二以上の十六選挙区で、自民が立候補した十八人全員が当選した。一方、民主は十人の当選にとどまった。東京と大阪で議席を失ったほか、自民と議席を分け合ってきた「指定席」の二人区でも一部で議席を取りこぼし、当選者がゼロだった一人区での惨敗を取り返せなかった。
自民は安倍内閣の高支持率を受けて複数候補の擁立を地元などから求められても、共倒れを避けるため十四の選挙区で候補を一人に絞り、手堅く議席を確保。例外的に候補を二人立てた改選数五の東京と改選数三の千葉でも、二人が当選した。
民主は、三人区の埼玉や二人区の宮城、京都、兵庫で他の野党候補に競り負けた。東京では公示直前に公認候補を二人から一人に絞り、議席死守を目指したが、結党以来初めて議席ゼロとなった。民主は十六選挙区で二〇〇七年に二十一人、一〇年に十八人が当選しているため、党勢の退潮が際立った。
みんなは宮城と埼玉で、維新は大阪と兵庫で民主が獲得してきた議席を奪い取った。候補を絞り込んだ公明は東京、神奈川、埼玉、大阪に擁立した四人が全員当選。共産は東京、大阪、京都の三選挙区で公認候補が当選。十五年ぶりに複数の選挙区で議席を獲得した。
2808
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:06:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/sanin2013/all/CK2013072202000263.html
民主、自民の半分に 辛くも第2党守る 2013年7月22日
第二十三回参院選は二十二日午前、改選百二十一議席(選挙区七三、比例代表四八)が確定した。非改選議席と合わせると、定数二四二のうち自民党は百十五議席で民主党から第一党を奪い返した。二十議席の公明党と合わせると与党は百三十五議席となり、衆院に続き、参院も与党で過半数(百二十二議席)を確保した。民主党は五十九議席で第二党の座は守ったが、公示前から二十七議席も減らした。
自民党は公示前の八十四議席から三十一議席伸ばした。公明党は一議席上乗せした。
みんなの党は五議席上乗せして十八議席、共産は五議席増やし十一議席、日本維新の会は六議席増の九議席だった。一方、社民党は三議席、生活の党は二議席で、それぞれ一議席、六議席減らした。みどりの風は四議席減らして、議席がゼロになった。
今回の参院選で改選された百二十一議席のうち、自民党は六十五議席を獲得し、現在の定数となった二○○一年以降最多。民主党は結党以来最も少ない十七議席にとどまった。公明党は十一議席、共産党は八議席を獲得した。みんなの党と日本維新の会は伸び悩み、それぞれ八議席。社民党は比例の一議席のみで結党以来最低だった。生活の党とみどりの風は議席を獲得できなかった。
2809
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:08:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130722/elc13072222400146-n1.htm
「小沢王国」はなぜ崩壊したのか
2013.7.22 22:38 (1/2ページ)[小沢一郎]
東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた被災地に小沢一郎氏のポスターが貼られていた=岩手県大槌町(大竹直樹撮影)
21日投開票された参院選の岩手選挙区(改選数1)で、生活の党の小沢一郎代表(71)が擁立した候補が惨敗し、地元・岩手県で小沢氏の影響力低下が鮮明になった。県内4小選挙区のうち3選挙区を落とした昨年の衆院選に続く地元での敗北。かつて圧倒的な支持基盤の固さを誇った「小沢王国」はなぜ崩壊したのか。
「正直言って大変驚いている」。小沢氏は21日夜の会見で、岩手選挙区の敗北についてこう述べた。小沢氏の同級生、中目(なかのめ)一行さん(70)は「崩壊したとは思っていない。われわれは次の選挙を見据えている」と語るが、今回はおひざ元の奧州市でも異変が現れた。
奥州市内の得票数は、3選を決めた無所属の平野達男前復興相(59)が2万8671票だったのに対し、生活新人の関根敏伸氏(57)は1万2578票と半分にも満たなかったからだ。県全体では平野氏の24万3368票に対し、関根氏は9万1048票にすぎなかった。
■ ■
「小沢さんの時代は終わった」。奧州市水沢区の主婦(70)はこう話す。小沢氏の秘書を20年以上務めた高橋嘉信元衆院議員(59)も「王国は完全消滅。政局と自分の立場だけ優先してきた結果だ。人の心は離れてしまった」。
なぜ小沢氏への期待が薄れていったのか。過去に小沢氏と行動を共にした県政関係者は「この1年間だけでも政党が次々と変わり、政策も共産党などの野党と変わらなくなった。その変化に県民がついていけなくなった」と分析する。
理由はそれだけではない。平成23年3月の東日本大震災で岩手も甚大な被害が出たのに小沢氏が初めて被災地入りしたのは10カ月も後の24年1月。小沢氏に近い郷右近(ごうこん)浩県議(48)は「警備上の理由で被災地入りをやめてほしいという要請があったため」と明かすが、被災者の目に被災地入りが遅れた小沢氏は冷たく映った。
津波被害を受けた大槌町の主婦、浜田智子さん(37)は「岩手の人なら来てほしかった」と嘆く。小沢氏の後援会幹部は「尾を引いているのは間違いない」と認める。
■ ■
「王国」の崩壊は今度どう影響するのか。八幡平市の田村正彦市長(65)は「小沢さんは自分の意に沿わない人を切り捨ててきた。市長選では露骨に対立候補をぶつけてきた」と振り返る。首長選で対立候補を立てるのは、小沢氏側かどうか色分けをはっきりさせる狙いがあるとされる。今月無投票で4選した住田町の多田欣一町長(68)は「もうぶつけることもできなくなるだろう。そうなると(選挙の)結果も変わってくる」と指摘しており、小沢氏の影響力低下はより加速するとみられる。
2810
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:09:39
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130722/waf13072212590060-n1.htm
野党「大物」次々落選 「力及ばない状況」と民主・石井一氏
2013.7.22 12:54 [参院選2013]
石井一氏
21日投開票の参院選で、野党は「大物」の落選が相次いだ。
民主では党参院幹事長の一川保夫元防衛相が石川で敗れたほか、ともに副代表の岡崎トミ子元少子化担当相が宮城、石井一参院予算委員長が比例代表で苦杯をなめた。鹿野道彦元農相も比例代表で落選した。
神戸市中央区の石井氏の事務所では22日未明になっても本人は姿を見せなかった。長男で元衆院議員の石井登志郎氏(42)が「敗北の報告とおわびを申し上げたい」と支援者約30人に説明。石井氏は敗因について「自分の力が及ばない厳しい状況にさらされた」と登志郎氏に話したという。
一方、鹿野氏は22日未明、山形市内の事務所で、約30人の支援者を前に「私の政治力、実績を理解してもらえなかった」と悔しさをにじませた。昨年の衆院選でも山形1区から出馬、落選しており、自身の進退については「自ら選挙戦に出ることは考えていないが、引退という言葉は当てはまらない」と述べた。
また、生活の党では森裕子代表代行が新潟、みどりの風では谷岡郁子代表が比例代表で落選した。
2811
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:11:22
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130722/waf13072212290058-n1.htm
乱高下の“天国と地獄” 民主1年生が味わった厳しい逆風
2013.7.22 12:25 (1/4ページ)[参院選2013]
落選が決まり頭を下げる民主党・梅村聡氏(中央)=21日夜、大阪市中央区
6年前、追い風に乗った民主の候補は、厳しい逆風にはじき返された。今回の選挙では、平成19年の選挙で初めて議員バッジを付けた現職の1年生14人のうち9人が落選。全国最多得票からの暗転、虎の子の議席喪失…。候補者たちは乱高下の「天国と地獄」を味わった。
全国最多128万票→4分の1、わずか33万票に
「昨日の選挙は一つの通過点、今日が第一歩のスタートの日です」。大阪選挙区(改選数4)で惜敗した民主現職の梅村聡氏(38)は22日朝、大阪市中央区の事務所前ですっきりとした表情で話した後、さっそく支援者らへのあいさつ回りに出かけた。
第1次安倍晋三政権のもとで行われた19年の参院選。民主は「消えた年金」問題などで追い風に乗り、改選議席の5割に相当する60議席を獲得した。もともと医師で政治家として無名の新人だった梅村氏も、選挙区で全国最多の約128万票を得てトップ当選し、民主躍進の象徴となった。
だが、民主政権への失望を引きずった今回は状況が一変した。「最後の1議席を僅差で争っている。助けてください」。ライバルの共産新人、辰巳孝太郎氏(36)を意識し、演説の緊迫度は日に日に増した。
一方、辰巳氏陣営の幹部は「戦いの相手ではない」と意識せず、3度応援に入った志位和夫委員長も自民や日本維新の会に照準を絞った演説を展開した。梅村氏は“民主凋落(ちょうらく)”を象徴する存在になっていた。
罵声すら無く…共産に大差13万票で完敗
海江田万里代表、細野豪志幹事長らが連日、大阪入りして梅村氏に寄り添ったが、通行人の足が止まらない。「大物がくるほど票が減るんじゃないか」。陣営内ではため息も漏れた。
選挙戦中盤。昨年話題を呼んだ医師が主人公のテレビドラマにちなんで「梅ちゃん先生」のキャッチフレーズを使っていたが、「自分を『先生』というのは偉そうな印象を有権者に与える」という意見が上がり、封印した。民主への逆風に戦略まで翻弄(ほんろう)された。
「民主党の存在が注目されなかった。昨年12月の衆院選のときは罵声があったが、今回はそれすらなかった」。落選が決まった夜、梅村氏はこう振り返った。得票は6年前より約94万票減り、辰巳氏に約13万票及ばなかった。
2812
:
チバQ
:2013/07/23(火) 00:11:43
衆院選に続く完敗
昨年の衆院選で仙谷由人元官房長官ら民主の現職3人が落選した徳島。衆参両院の5つの議席のうち4つを自民が占める中、中谷智司氏(44)に託された「民主最後のバッジ」の堅守もかなわなかった。
徳島は保守王国ともいわれるが、6年前の選挙では自民候補に5万票以上の差をつけて初当選した。「とにかく歩いて、電話をかけて」。今回は仙谷氏が陣営の選挙対策本部長として指揮し、ハッパをかけた。
中谷氏は頻繁に選挙カーから降り、全力疾走で沿道の人々と握手して回った。横殴りの雨の中、「皆さんの力を貸してください」と叫んだこともあった。
それでも、自民新人、三木亨氏(46)の陣営に危機感を与えられなかった。「世論は民主に温かくない。突き崩せない壁にぶちあたっている」。三木氏陣営は余裕の表情だった。
15日、人口約6千人の神山町で開かれた演説会。空席が目立つ会場の片隅で、仙谷氏は「燃え上がるような雰囲気がなかなか出てこない」と不安を口にした。
仙谷氏はマイク越しに訴えた。「安倍さんの独りよがりの政治、政府に勝手なことをしていいというメッセージを送る選挙結果だけはやめないといけない」
だが結果は三木氏に8万9千票近くの差をつけられて落選。仙谷氏が県民に突きつけられた答えは、民主への「ノー」だった。
2813
:
名無しさん
:2013/07/23(火) 10:54:45
>>2764
サッカージャーナリストの小澤一郎さんがいます
政治信条は不明ですが早大卒ですね
ttp://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/
2814
:
名無しさん
:2013/07/23(火) 20:30:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013072300869
自民、3.5%増の150億円=政党交付金、民主は8.9%減-時事通信試算
参院選の結果を踏まえ、各党に支給される2013年の政党交付金額を時事通信が試算したところ、
改選議席から31増やして圧勝した自民党は、3.5%増の150億6200万円になることが分かった。
結党以来最低の17議席と惨敗した民主党は、8.9%減の77億7300万円となる見通しだ。
政党交付金の年間総額は約318億円。各党への配分額は、所属国会議員数や国政選挙の得票率によって決まる。
年4回に分けて支給するが、既に2回分は交付済みのため、10月と12月の支給分に再計算した額が反映される。
みどりの風は所属参院議員4人が全員落選。政党要件を失うため、今後の2回分は受給できない。政党交付金制度に反対している共産党は受給申請していない。
自民、民主両党以外への年間交付見込み額と増減率は次の通り。
日本維新の会29億5500万円(8.8%増)▽公明25億7400万円(0.6%増)▽みんな20億2700万円(13.3%増)▽生活7億8700万円(3.5%減)
▽社民4億9400万円(8.6%減)▽新党改革1億1500万円(7.4%減)
2815
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:22:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk39010634000c.html
2013参院選:共産健闘、39年ぶり7万票 浜川氏、民主現職抑え次点に /高知
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
今回の参院選高知選挙区では、共産新人の浜川百合子氏(33)が7万2939票を獲得し、民主現職の武内則男氏(54)を抑えて次点に食い込んだ。共産の公認候補が7万票以上を獲得するのは1974年の第10回参院選以来39年ぶりの健闘。共産は比例代表でも民主を上回り、過去2番目に高い4万9514票を獲得した。
共産は昨年12月の衆院選で3小選挙区で計7万8502票を集め、佐竹峰雄・党県委員長は当時から「確実に訴えが浸透している」と手応えを語っていた。さらに前哨戦とされた東京都議選でも議席を倍増させるなど党の勢いが増していた。
浜川氏本人も選挙戦で「反自民の受け皿になれるように」と、安倍政権の経済政策「アベノミクス」や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に真っ向から「ノー」を唱え、陣営も「自共対決」を鮮明に打ち出して舌戦を展開した。
町村部では浜川氏は1万4893票、武内氏1万4503票と拮抗(きっこう)した。しかし無党派層が多い市部では11市のうち「大票田」高知市を含む7市で武内氏を上回っており、武内氏に代わり「反自民」票を取り込めたのが躍進の一因と言えそうだ。
浜川氏は21日深夜、短文投稿サイト「ツイッター」で「たくさんの方が願いを託していただきました。(中略)願いは消えない。頑張り続けます!!」とツイートしている。【倉沢仁志】
2816
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:28:48
http://mainichi.jp/area/oita/news/20130723ddlk44010501000c.html
2013参院選おおいた:「反自民」仕切り直し 協力関係改めて模索−−民主、社民、連合大分 /大分
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
21日投開票の大分選挙区(改選数1)で自民現職の礒崎陽輔さん(55)=公明推薦=が次点の無所属新人、後藤慎太郎さん(38)=生活・社民推薦、みどりの風支持=にダブルスコア近くの票差をつけて再選した。結集できずに自民圧勝を許した“反自民勢力”側からは、仕切り直しを求める声も上がった。【佐野優】
民主、社民、連合大分の協議による「大分方式」での候補者擁立が難航した末、後藤氏に一本化された。だが、選挙戦では一枚岩になれなかった。
選対委員長の内田淳一・社民県連代表は「(大分方式が)あったから全国と比べれば善戦した」と振り返った。だが、連合大分幹部は「(民主と連合が)全力に近い力を出せる環境にならなかったのが痛かった」と打ち明け、「3者に責任がある。改善方法を求めていこうという話になってしかるべきだ」と、協力関係の議論が必要だとの認識を示した。
一方、候補擁立を断念した民主も厳しい戦いを強いられた。県内比例票は2010年参院選の約3分の1の6万350票(得票率11・95%)、昨年末の衆院選からも3万票減らした。首藤隆憲幹事長は「ショックだ。候補者を擁立できず、民主党をアピールできなかった」と唇をかんだ。後藤氏の落選について「民主と政策が違い、どれぐらい浸透したか分からない」としつつ、「勝てる体制を作るため社民と協議し、反自民、非共産の結集を目指す」と述べ、社民と協力関係を改めて模索したいとの考えを示した。
山下魁さん(36)が選挙区で前回を上回る票を獲得した共産。県委員会の林田澄孝委員長は「今後の戦いの土台は築けた。(政策ごとに)一点共闘の可能性を検討する。国会の中での戦いと国会外の戦いをつなぎ、自公政権を包囲する」と意気込んだ。知名度不足が響いたみんなの浦野英樹さん(44)。同党は比例代表で得票数・率とも過去2回の国政選を下回った。神雅敏選対本部長は「政治や選挙への姿勢を変えるつもりはない。一人でも多くの人に政策を訴え、しっかりした組織を作りたい」と話した。
一方、圧勝した礒崎陣営の御手洗吉生選対本部長は「2〜3カ月前に出てきた新人(後藤さん)にあれだけの票を取られた」と課題を挙げ、公明県本部の竹中万寿夫代表は「(比例代表では)県内第2党。歴史的なこと。ちょっと胸を張ってもいい」と喜んだ。
2817
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:37:13
http://gendai.net/articles/view/syakai/143579
山本太郎 テレビが「抹殺」
【政治・経済】
2013年7月23日 掲載
<「公選法違反」報道も>
21日投開票された参院選で当選した俳優・山本太郎(38)。組織・団体に依存せずに無所属を貫き通し、ひたすら「脱原発」を訴えて65万票余りを獲得したのはリッパだったが、真価が問われるのはこれからだ。当選会見で本人も語っていた通り、「これから先はイバラの道」である。
まず最初に立ちはだかるのは、本人も勝手知ったるテレビだ。
「当選を受けたインタビュー中継で、NHKは、山本が放射性物質に汚染された食品の安全基準や、テレビとスポンサーの関係などに触れた途端、画面を切り替えてしまった。本人のコメントはなく、インタビュー映像だけの民放もあった。テレビは『たまたま』と言い訳するだろうが、選挙報道の失敗は始末書モノ。当選会場でもきっちり時間を計って中継に臨むから、間違いは起こり得ない。テレビがいかに山本を嫌っているのかがよく分かった」(芸能ジャーナリスト)
既得権益のぬるま湯にどっぷりつかったテレビは、権力とCMスポンサーには平身低頭だが、権益を侵す“敵”には猛烈なバッシングを仕掛ける。09年の政権交代時には、民主党政権が掲げていた「電波オークション導入」に猛反発し、朝から晩まで業界を挙げて鳩山首相叩きを続けていた。当時と同じ構図だ。
「投開票前のメディアの世論調査で、山本が当選圏内に入った直後から『公選法違反』報道が流れた。メディアが狙い撃ちしている表れです。山本が当選した今、記者たちは『公人なら遠慮なく叩ける』と、大っぴらにスキャンダル探しを始めるでしょう」(永田町事情通)
山本陣営の選挙運動を取材してきたジャーナリストの田中龍作氏がこう言う。
「彼は選挙期間中、一貫して脱原発を訴えるとともに、メディアとスポンサーの関係など『最大のタブー』を批判し続けてきました。恐らくメディアはあの手この手で潰しにかかる。年内にも議員辞職に追い込もうとするでしょう。身を守るために、永田町に精通した秘書、マスコミ対応のうまいブレーンをつけるべきです」
まずはこれから全国で始まる当局の公選法違反者摘発の動きがどうなるのか。山本が国政で汗をかくまで越えるべき障壁は多い。 .
2818
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:40:47
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/8703/
スポーツ系候補者に惜敗・完敗相次ぐ 2013年07月23日
当選 アントニオ猪木(70=維新・比例1位) 35万6605票
当選 橋本聖子(48=自民・比例5位) 27万9952票
落選 塚原光男(65=自民・比例26位) 2万8902票
落選 佐竹雅昭(47=自民・比例28位) 2万7582票
落選 河合純一(38=みんな・比例5位) 3万9425票
落選 鈴木寛(49=民主・東京6位) 55万2714票
落選 田中真一(46=自民・岩手2位) 16万1499票
以上が、参院選に出馬したスポーツ系候補者の開票結果。河合氏は昨年のロンドンまでパラリンピック5大会に出場し、競泳で金5個を含む21個のメダルを獲得した盲目のスイマー。田中氏は慶大、神戸製鋼に在籍した元ラグビー選手で、2011/12シーズンから2季、慶大監督を務めた。鈴木氏はアスリートではないが、文部科学副大臣時代にスポーツ行政にかかわり、超党派によるスポーツ議員連盟の幹事長、同2020年東京オリンピック・パラリンピック招致を目指す日本招致議員連盟の事務局長を務めている。五輪開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会を9月7日に控えたこの時期、鈴木氏がいなくなるのは議連にとって痛い事態だろう。
鈴木氏は5位の武見敬三氏(61=自民)に約5万5000票及ばぬ次点、懸命の追い上げを見せた河合氏も3度目の国政選挙で、4位に8000票あまり離され、10年参院選(静岡選挙区)に次ぐ次点に終わった。小沢王国だった岩手で戦った田中氏も次点。一方、76年モントリオール五輪金メダルなど、月面宙返りで一世を風びした塚原氏の完敗はある意味、衝撃的な負けっぷりを見せてしまった。佐竹氏はブービーに沈んだ。
09年衆院選後に政権交代を果たした当時、民主党は小沢一郎幹事長(当時)の意向により超党派の議員連盟より自前の議連設立を重視し、スポーツもその例外ではなかった。民主党スポーツ議連を発足させ柔道の五輪金メダリスト谷亮子参院議員(37)が会長に就いたが、消費税増税などをめぐる党内抗争で谷氏は小沢氏とともに生活の党へ移り、同議連事務局長だった元Jリーガー友近聡朗参院議員(38)も民主党を出て日本未来の党から衆院選に出たが落選。今回の鈴木氏落選で、いよいよ民主党議員はスポーツ関係の人材を失った。
昨年の衆院選では新党大地から立候補したスピードスケートの長野五輪金メダリスト清水宏保氏(39)が地元北海道(出身の市町村ではないが)で立候補し、小選挙区当選者にほぼダブルスコアの敗北。スピードスケートの五輪銅メダリスト堀井学氏(41)も地元北海道でこちらは2位にダブルスコアの圧勝を収めた。堀井氏は道議からの転身。元巨人軍選手や監督経験者が前回10年参院選で討ち死にしたように、元有名選手だから当選確実という時代ではなくなっている。
2819
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:42:58
まだ若いのに
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130723t11026.htm
落選の菊地氏、政界引退表明 参院選比例代表
参院選比例代表で落選したみんなの党新人の元宮城県議菊地文博氏(53)は22日、一切の政治活動から引退する意向を表明した。
菊地氏は仙台市宮城野区の事務所で「正直、私の賞味期限が切れたかなという思いだ。政治家としてやれる年齢だが、今回を区切りとして政治の道から足を洗うことを決めた」と述べた。
菊地氏は仙台市出身、仙台商高卒。1995年の県議選で自民党から立候補して初当選し、通算5期務めた。
国政には今回を含め4回挑戦した。2005年の衆院宮城2区補選は無所属で挑み落選。みんなの党公認で臨んだ10年参院選宮城選挙区、12年衆院選宮城2区でも敗れた。
みんなの党の林宙紀党県支部長は「次も何らかのチャレンジをしてもらいたい気持ちがあるだけに残念。菊地さんのぶれない姿勢を受け継いでいく」と述べた。
2013年07月23日火曜日
2820
:
チバQ
:2013/07/23(火) 21:45:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news/20130722-OYT1T01922.htm?from=ylist
鹿野・元農相「もう自ら選挙に出ることはない」
敗戦の弁を述べる鹿野氏(22日午前2時55分、山形市あさひ町の事務所で) 参院選の比例選に立候補した民主党新人の鹿野道彦氏(71)は、22日に落選が決まった。
鹿野氏は同日未明、山形市あさひ町の事務所で記者団に対し、「自ら選挙戦に打って出るということはもう考えていない」と述べ、政界の第一線から退く意向を示した。
鹿野氏は、今後について、「お役に立つことがあれば、という気持ちもあるが、具体的なことは考えていない」と述べるにとどめた。
鹿野氏は1976年に衆院選旧山形1区から自民党で出馬し初当選。自民党時代は「清和会(現・町村派)のプリンス」と呼ばれ、農相などを歴任した。94年に自民党を離党。新進党などを経て98年に民主党に合流した。
12選を目指した昨年12月の衆院選で山形1区から出馬したが落選。去就が注目されたが、民主党政権で農相を務め、党代表選にも2度出馬した知名度の高さを買われ、海江田代表が6月下旬に「党が総力を挙げて戦う選挙の象徴に」と出馬を要請。参院選の公示4日前に名乗りを上げた。
選挙戦では、東北各県で遊説。地元の山形県では「山形の国会議員をもう1人増やそう」を合言葉に、山形選挙区で民主党県連が支援するみどりの風の舟山康江氏と連携した運動を展開し、支持拡大を図ったが、及ばなかった。
(2013年7月23日07時54分 読売新聞)
2822
:
チバQ
:2013/07/23(火) 23:30:17
http://gendai.net/news/view/109164
ひとりぼっちの山本太郎 待ち受ける「イバラの道」
【最新トピックス】
2013年07月23日 20:25 更新
当初の劣勢を跳ね返し、参院選で66万票を超える得票を集めた山本太郎(38=無所属、東京選挙区)。当選後、「既存の政治家のようにはなりたくない。どこまでも市民に寄り添い、国会で言いにくいことを言わせてもらう」と意気込みを語ったが、気になるのは、いつまで「ひとり」で突っ張れるのか。
というのも、ひとりじゃ何もできないのが国会だ。議員2人以上で構成する院内会派に属さないと、ただ通っているだけで6年間が過ぎてしまう。
参院の場合、首相に疑問をぶつける代表質問をするには、10人以上の会派に所属することが要件だ(通常国会のみ5人以上)。議員立法も10人以上の賛成を取り付けないと提出できない。予算が伴う場合は、20人以上に倍増する。個人プレーをブロックするきまりごとがわんさかあるのだ。
3選目の糸数慶子(65=無所属、沖縄選挙区)は「山本太郎さんなど無所属で当選した方がいる。院内会派をつくれるなら、そこに所属し、質問時間を確保できるよう模索していきたい」と秋波を送っているが、無所属が束になっても9人。所属議員が1人になった新党改革を足しても、ようやく10人だ。
もっとも、「脱原発」一本勝負の山本が組める相手はおのずと限られる。
原発反対の旗印を明確にして戦ったのは、共産党、生活の党、社民党、みどりの風。共産は11人に党勢を拡大し、みどりの風はゼロで解体。可能性があるのは、所属議員2人の生活と3人の社民だけ。山本本人が言う通り、これからが「イバラの道」だ。
2823
:
チバQ
:2013/07/23(火) 23:31:02
http://news.livedoor.com/article/detail/7885723/
維新の運動員、買収で逮捕 比例落選の川口陣営
産経新聞2013年07月23日17時54分
参院選の選挙運動の見返りに男性2人に報酬を支払ったとして、大阪府警捜査2課は23日、公職選挙法違反(買収など)の疑いで、比例代表で落選した日本維新の会の川口浩氏(58)陣営の無職、小阪賀造(よしぞう)容疑者(64)=兵庫県尼崎市西昆陽=を逮捕したと発表した。
小阪容疑者は「間違いない」と容疑を認めており、府警は現金を受け取った20代と30代の男性2人についても同法違反(被買収)容疑で捜査する。
逮捕容疑は公示前の6月、2人に大阪府内で川口氏への投票を呼びかける内容のビラを配布させ、報酬としてそれぞれに現金十数万円を渡したとしている。
2824
:
名無しさん
:2013/07/24(水) 06:53:59
菅元首相に離党勧告へ 鳩山元首相は除籍検討
民主党の海江田万里代表は23日、参院選東京選挙区で党公認候補ではなく、無所属候補を応援した
菅直人元首相に対し、離党勧告する方針を固めた。24日に菅氏と会談して伝える。
菅氏が拒否すれば、除籍(除名)処分も辞さない構えだ。
民主党は公示直前、現職2人のうち大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化。
菅氏は大河原氏を支援して事実上の分裂選挙になり、結果として両氏とも落選した。
23日の党役員会では幹部から「また民主党がもめているとの印象を植え付けた」と菅氏への厳しい批判が
相次いだ。
一方、鳩山由紀夫元首相が6月、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について「中国側からみれば、盗んだと
思われても仕方ない」と発言した問題で、海江田氏は鳩山氏を除籍する意向だ。
鳩山氏はすでに5月末に離党しているが、離党前にさかのぼって処分を検討する。
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY201307230473.html
2825
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:14:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130722/chb13072222520015-n1.htm
【参院選】
100万票の軌跡(上)石井準一氏 政敵への寛容さ求める声 千葉
2013.7.22 22:48 (1/2ページ)
個人演説会に出席した支援者を見送る石井準一氏=17日、千葉市中央区の千葉市民会館(岡嶋大城撮影)
70万票に迫る勢いで再選を果たした石井準一氏(55)。投開票日前に県内各地の会館で開いた15回の演説会には1万人以上を動員し、支持層の厚さを見せつけた。
「じっくりと石井の話を聞いて政策を理解してもらいたい」。陣営関係者はこう説明するが、石井氏は県議時代を含めて通算26年にわたり政界に身を置き、行政機関や業界団体に及ぼす影響力は絶大。土木建設業者の男性は「石井さんににらまれるとやっかいだ」と前置きした上で、「出席しなければ仕事の受注面で冷遇されるという不安が一番。政策がどうとかいう問題ではない」と語る。
今回の選挙戦で自民県連は、石井氏と新人の豊田俊郎氏(60)が勢力を二分し自民票を食い合った。
石井氏は目標とした60万票の獲得のため、今年初めから演説会を繰り返し、自民系業界団体の票を着実に固めた。選挙期間中も一貫して優位を保ったが、地盤が薄い豊田氏側の動きに対し、石井氏側にいらだちが募った。豊田氏側は「反石井」票の取り込みに加え、「自民2人目の候補」を強調して石井氏の票田にも食い込んだ。その甲斐あってか、石井氏の地元の長生村など房総地域の得票数は石井氏が豊田氏を圧倒したが、習志野市など一部の京葉、東葛地域では勢力が拮(きっ)抗(こう)した。
当選を決めた石井氏は21日、「『石井は大丈夫だから(豊田氏に)入れてほしい』と頼んだ人がいた。努力をせずに議席がほしいだけ。卑(ひ)怯(きょう)だ」と報道陣を前に、暗に豊田氏側を批判。周辺には、豊田氏を推した県議に、平成27年の県議選で対立候補を立てる可能性を示唆し、一部で不安が渦巻いた。
石井氏は、参院で厚生労働委員会の理事や国土交通委員長などを務め、院内での調整力には同僚議員からも評価が高い。国や県の予算を地元へ誘導する抜群の手腕に期待も多く、別の土建業者の男性は「今後6年間の生活は安泰だ」と選挙結果に胸をなで下ろす。
ただ、2期目を迎えた石井氏は今後、政府や党の要職に就くことも予想される。飛躍に期待する支持者の間からは、対立勢力を徹底的に排除する従来の政治スタイルからの転換を望む声も上がる。自民関係者は「選挙での強さや実績は千葉では誰もが認めている。だからこそ、政敵をうまく取り込むことができるほどの器を持ってほしい」と漏らしている。
◇
21日に投開票された参院選の県選挙区(改選数3)で、自民は2議席を獲得し、石井氏と豊田氏の得票数は計100万票を超えた。当選した3人に焦点を当て、17日間に及んだ選挙戦の軌跡を追った。
2826
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:17:07
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130723/chb13072322500009-n1.htm
100万票の軌跡(中)自民・豊田俊郎氏 公明への借り どう影響
2013.7.23 22:51 (1/2ページ)
豊田俊郎氏の手を固く握り、支持を呼びかける公明党県本部の富田茂之代表(右)=20日午後7時40分、八千代市の東葉高速八千代中央駅前(江田隆一撮影)
選挙戦の街頭活動の「タイムリミット」まで残り20分となった20日午後7時40分。八千代市の東葉高速八千代中央駅前では公明党県本部の富田茂之代表が豊田俊郎氏(60)の選挙カーに上がり、こう叫んだ。
「日本のためには千葉で自民2議席が何としても必要。豊田さんを国政に送ってもらいたい」
投票日を翌日に控え、公明幹部との“蜜月ぶり”をアピールすることで県内で20万票とも言われる公明票を引き込む戦術だ。豊田氏側は、比例代表で公明が擁立した平木大作氏への投票を呼びかける「平木コール」を連発し、現場は公明の街頭演説と見間違いかねない状況となった。
公認候補を擁立しない選挙区において公明は、支持母体の創価学会を軸に選挙区で自民候補を支援し、比例代表で自民票の提供を受ける「バーター」が基本スタンスだ。千葉では豊田氏と石井準一氏(55)の各陣営に大量の選挙はがきを渡し、それぞれの支援者が公明県本部に返信した枚数を比較して「支援の内容に濃淡をつける」(公明県幹部)としていた。
4日の石井氏の出陣式に平木氏を伴い出席した富田氏は「平木にいただいた5倍、10倍の票を石井先生に出す」と豪語した。石井氏側から返信されたはがきは1万数千枚。県内で強力な組織を持たない豊田氏側の約10倍に上り、当初は公明票の大多数が石井氏に流れるとの見方が強かった。
だが、選挙戦中盤の報道機関の世論調査で豊田氏の苦戦が報じられると、状況が変化する。公明の県幹部が連日、豊田氏の街頭演説でマイクを握るなど、豊田氏支援を強化した。
投票日直前、公明のある関係者は「両氏どちらに投票すべきだとの具体的な指示はない。ただ、与党が千葉で2議席を得るため、創価学会員の多くは出遅れた豊田氏に投票すべきだと理解していると思う」と語る。
県内の投票結果を分析すると、比例代表における自民の得票数は約83万票だったが、石井、豊田両氏の選挙区での獲得票数は比例を約30万票上回る計約110万票だった。
別の公明関係者は「30万のうち公明、創価学会からは20万程度が選挙区で自民に流れ、そのうち6割が石井さん、4割が豊田さんに入ったのだと思う」と見立てを語る。
豊田氏は今回、公明に“借り”を作る形となった。豊田氏を推したのは県議会で過半数を握る自民県議団の中の最大グループ「県盛会」(約30人)。石井氏を擁する「千葉政経懇話会」(約20人)に対抗する“旗頭”を得たことで県盛会の内部は喜びに沸くが、議会運営の面では今後、公明に一層の配慮をせざるを得なくなりそうだ。
2827
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:17:46
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130724/chb13072421330004-n1.htm
【参院選】
100万票の軌跡(下)長浜博行氏 辛勝の再選、いばらの道続く 千葉
2013.7.24 21:31 (1/2ページ)
再選を決めても固い表情の長浜博行氏(左)。右は野田佳彦前首相=21日午後8時45分、千葉市中央区(杉侑里香撮影)
「厳しい状況だが千葉は野党第1党にとどまった。この参院選は再スタートの第一歩だ」
長浜博行氏(54)が再選を決めた21日、千葉市内の選挙事務所で長浜氏と並んだ野田佳彦前首相は、支援者を前に固い表情を崩さなかった。
6年前の参院選での民主候補の選挙区での得票数は、加賀谷健氏(1期で引退)と合わせて114万票を超えたが、今回は順調に推移する安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が逆風に。長浜氏単独の約39万票にまで激減した。
今回の選挙戦で、野田氏は連日長浜氏の街頭演説に駆けつけた。松下政経塾では野田氏が1期先輩にあたり、親しみを込めて“浜ちゃん”と呼ぶ。
野田氏は民主への支持が離れ、現職閣僚らが相次いで落選した昨年の衆院選でも、千葉4区で16万票余りを獲得。次点の自民候補にダブルスコアの差をつけた。長浜氏陣営では、地元で健在な人気にあやかり票の上積みを図ったが、思惑通りにはいかず、連日の野田氏の演説では聴衆が数十人にとどまることも。これに対し、自民の豊田俊郎氏(60)の応援で18日に麻生太郎元首相が県内入りした際には、数百人が話に聞き入り、対照的な光景となった。
昨年の衆院選大敗の傷が残る民主は4月、2議席の維持を断念。「1議席死守」の方針を決め、衆院選の比例代表において県内で得た53万票を目標に掲げた。頼みの綱は、約15万人の組合員を抱える連合千葉だが、ある組合員の男性は選挙期間中にこう漏らした。「4年前の衆院選と比べ、全く盛り上がらない。与党の時に何もできなかった民主を支持することに自信が持てない」
凋(ちょう)落(らく)したとはいえ、民主は昨年末までの政権与党。長浜氏側は自民の石井準一氏(55)に次ぎ、得票順で「2番手は固い」ともくろんだ。だが選挙戦終盤に公明党の支援を得た豊田氏に競り負け、3番手に収まった。
6年前の114万票から転落し、次の選挙に向けても好材料が見つからない民主は当面、県内でも「いばらの道」を進むことになりそうだ。県連内には暗い雰囲気が漂うが、投開票日には予想だにしなかったプラスの出来事があった。
投票終了直後の午後8時過ぎ、終始余裕の選挙戦を演じた大物議員に混じり、早々に長浜氏の当選確実がNHKで報じられたことだ。事務所へ戻る車の中でそれを知った長浜氏は到着するなり、集まり始めた支援者に勝利を報告。「こんなことがあるのですね」。笑顔はなく、驚きを隠しきれない様子だった。
?
この企画は岡嶋大城、杉侑里香、江田隆一が担当しました。
2828
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:23:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk11010242000c.html
2013参院選・埼玉:ねじれの彼方/上 自公協力、異次元に /埼玉
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
第23回参院選は、連立政権を組む自民、公明両党の与党が圧勝し、衆参各院の多数派が異なる「ねじれ国会」を解消させた。埼玉選挙区(改選数3)でも自公の候補が1議席ずつを獲得。これに対し、野党勢はみんなの党が1議席を維持するのにとどまり、逆風にあえぎ続ける民主党は議席を失って危機的な状況に追い込まれた。選挙戦を振り返り、連立与党の自公が2議席を得た結果の意味を探った。【参院選取材班】
「ねじれを解消して安定政権を樹立しようじゃありませんか」。選挙戦最終日の20日夕、菅義偉官房長官が公明新人の矢倉克夫氏(38)の応援のためJR浦和駅東口(さいたま市浦和区)で声を張り上げた。自民は現職の古川俊治氏(50)を擁立する一方、矢倉氏に異例の推薦を出した。自民県連会長の新藤義孝総務相もマイクを握り、「全国で初めて自民党と公明党が同じ選挙区で候補者を立てながら協力する。成功させようじゃないですか」と強調した。
選挙カーの前には、同市選出を中心に自民の衆院議員や地方議員がずらりと並んだ。17日には石破茂幹事長が来県し、矢倉氏を応援。自民側は公明側に対し、安倍政権の要である菅氏の投入も合わせ最大限の配慮を示した。最後のてこ入れのため浦和に駆け付けた公明党の山口那津男代表は「このたびは自民党のみなさまから格別な計らいをいただいて、心から感謝を申し上げたい」と感謝の言葉を惜しまなかった。
今回の参院選では、衆院選の小選挙区で公明の支援が重要な地域を中心に、自民の衆院議員が矢倉氏の応援で街頭に立った。自身の支持者に矢倉氏を紹介する機会を設ける議員もおり、公明側は基礎票の40万票超に加え、自民側から10万票程度の上積みを期待した。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」で景気が上向きつつある中、古川氏は100万票を超える過去最多の得票で再選し、矢倉氏も60万票近い得票で2番手に入った。共同通信が実施した出口調査によると、自民支持層の1割近くが矢倉氏に投票。公明県本部の西田実仁(まこと)代表は「保守層の方々にも十分に浸透できた」と満足げに語った。
だが、自民側には他党候補への異例の支援に不満もくすぶる。古川氏は当初、矢倉氏への推薦について「人の党の票を『分けてください』と言う前に、無党派層に訴えかけろよ。(公明を支持する)創価学会は嫌いだ」と反発した。「小選挙区は公明党なしでは戦えなくなっているのが現状とはいえ、これだけ振り回されるのは悲しい」。ある県選出の国会議員は自嘲気味に話す。
「私たちは自民党と公明党の選挙協力の最先端にいる」と新藤氏は語る。自公の選挙協力は埼玉で、金融政策と同じように「異次元」の領域に突入した。ただ、両党には憲法改正や原発など立場の異なる政策が少なくない。連立政権の真価はこれから問われることになる。
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2829
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:27:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk11010201000c.html
2013参院選・埼玉:ねじれの彼方/下 終盤は野党間争い /埼玉
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
「夜中になると思っていたので、正直驚いている」。21日夜、参院選埼玉選挙区(改選数3)で早々に再選を確実にしたみんな現職の行田邦子氏(47)は、さいたま市大宮区の事務所で語った。接戦で当落の判明が深夜にもつれ込むと予想されたからだ。
「大宮で枝野(幸男衆院議員)に勝つ」。2007年の参院選で民主現職の山根隆治氏(65)の陣営にいた行田氏陣営の幹部は、そんな発破をかけて回った。行田氏は07年に民主で初当選したが、昨年7月に民主を離れ、みどりの風を経て今年3月にみんなに入ったばかり。枝野氏の地元の大宮区で山根氏に勝つことが、参院での議席の維持を意味する。同区での得票数は行田氏8507票、山根氏8472票だった。
全体の得票数は行田氏が約49万票で、約39万票に沈んだ山根氏に約10万票差をつけた。共同通信の出口調査によると、無党派層からの支持は、自民現職の古川俊治氏(50)が3割弱で最も高く、行田氏の2割強、共産新人の伊藤岳氏(53)の2割弱と続いた。山根氏は1割強しかなく、民主支持層の支持も7割強にとどまった。
山根氏の選対本部長を務めた枝野氏は行田氏の得票数を想定内とした上で、「山根さんの票が少ないのが問題だ」と振り返る。
12日にあった山根氏の集会で、元民主衆院議員の上田清司知事はこんな見方を示した。「これまで民主党は自民党や公明党にいく票以外の票をかき集めれば、それなりの戦いができた。今度の戦いは違う。10人に1人の民主党の人(支持者)をしっかりたぐり寄せるのが今回の戦術ではないか」
3議席目を行田氏と争う情勢がはっきりしてきた終盤になると、山根氏陣営は行田氏への批判を強めた。20日に大宮駅前で演説した民主の細野豪志幹事長は「政党が変わるのは確かに得かもしれない。しかし、理念はどうなったのか。やりたいことは何なのか」と訴えた。
ところが、行田氏と競り合うどころか、山根氏の背後には約35万票を得た伊藤氏が迫った。伊藤氏は「『自民党の暴走を抑えたい』という熱い思いを肌身で感じた」と手応えを語った。
埼玉選挙区の政党別の得票数は、自公の約160万票に対し、その他の野党が約129万票。野党が再び衆参各院のねじれを生み、政権交代を実現するためには、支持層を一段と厚くする努力が求められる。
◇ ◇ ◇
この企画は、木村健二、狩野智彦、西田真季子、大平明日香、川畑さおりが担当しました。
2830
:
チバQ
:2013/07/24(水) 22:30:17
http://mainichi.jp/area/news/20130723ddq041010010000c.html
2013参院選:審判のあと/上 大村氏、したたか「布石」 愛知選挙区、4党候補を応援
毎日新聞 2013年07月23日 中部朝刊
◇自民に独自擁立論と連携論
「アベノミクスで景気を回復させる」。愛知選挙区の自民新人の酒井庸行氏(61)は選挙期間中、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待の高さを意識し、演説に必ずこのフレーズを使った。
応援に駆け付けたある衆院議員は壇上から会場全体を見渡し、演説でアベノミクスの話になると聴衆がうなずく様子に驚いた。「自分が戦った昨年12月の総選挙では、演説をしていても聴衆の反応は今ひとつだった。アベノミクスの追い風はすごい」と、トップ当選に自信を深めた。酒井氏の得票は105万6145票で、同選挙区過去最多を記録した。
初当選の喜びに沸く名古屋市中区の事務所で、当選祝いに訪れた自民の中堅県議は取材に対し、圧勝を受けて「知事選に候補者を立てたい」と息巻いた。2011年2月の知事選で、自民県連推薦の候補は、自民を飛び出し無所属で出馬した大村秀章氏にほぼトリプルスコアで大敗した。県政運営で、自民と大村知事との緊張関係が続く。
大村知事は個人県民税の減税を14年度に実施する方針を発表し、今後、県議会で審議される。この県議は「知事と対立する政策が目白押しで、年末に向け議会が騒がしくなる」と不敵に笑った。
ただ、自民も一枚岩ではない。ベテランの岩村進次県議は選挙終盤の17日夜、酒井氏応援のために開いた個人演説会に大村知事を招いた。大村知事は「立派な票で国政に押し上げていただきたい」と応援演説し、酒井氏の到着前に会場を出た。党県連幹部は「知事選に立候補し、党を除名された人の応援はいらない」と不快感を隠さなかった。
それでも、岩村県議は「いつまでしこりを残すつもりなのか。知事とタッグを組んで県政与党に戻るべきだ」と主張する。
参院選で、大村知事は酒井氏のほか、盟友の河村たかし名古屋市長率いる減税日本の新人と一緒に自転車街宣し、民主の大塚耕平氏(53)の応援演説もした。終盤の19日にはみんなの党の薬師寺道代氏(49)の選挙事務所を訪れ、激励した。自民、民主両党の県議は「知事選に向けた全方位外交だ」と推測するが、大村知事は「(知事選のことを)全く考えていない」と言う。
「アベノミクスへの評価が争点だったとすれば、国民の期待は大きく膨らんだ」。22日の定例記者会見で、参院選について聞かれた大村知事はこう答え、「安倍総理はじめ、自公与党の関係者にお祝い申し上げたい」と語った。知事選まで約1年半、勢いに乗る自民と、大村知事の駆け引きが始まっている。【駒木智一】
× × ×
自民圧勝、民主惨敗という民意の審判が下された参院選。選挙結果を受け、広がる波紋を追った。
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:31:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddq041010011000c.html
2013参院選:審判のあと/下 道見えない野党 岡田氏、必死の応援でも届かず 第三極分裂、票奪い合い
毎日新聞 2013年07月24日 中部朝刊
「やるべきことは全てやった」。選挙戦最終日の20日、三重選挙区の民主現職、高橋千秋氏(56)の選対本部長を務めた岡田克也前副総理は、早朝から十数カ所で街頭演説をこなして運動を終え、選挙戦を振り返った。「私の参院選は昨年の衆院選で民主党が敗北した瞬間から始まっていた。県全体ではわからないが、県北部では勝ったと思う」と、当選に望みをかけていた。
岡田氏は年明けからミニ集会を200回以上こなし、公示後も地元に張り付き、駅前に立って通勤客らに自らビラを配った。「あれ本物だよ」と驚いた女子高生が「撮ってください」と頼むと、岡田氏は笑顔でピースサインをして一緒に写真に納まった。必死に応援する姿に刺激され、連合三重や民主系の地方議員らはフル回転した。
それでも届かなかった。21日夜、高橋氏落選の報に、岡田氏は「残念。アベノミクスに対する過剰な期待感と戦っていた。現実では3本目の矢が実現していないことを伝えきれなかった」と語った。
民主は岐阜選挙区で大敗し、2009年の衆院選後、岐阜県に最大9人いた所属国会議員は非改選の参院議員1人だけになった。愛知選挙区では候補者を大塚耕平氏(53)1人に絞って議席を死守したが、得票数は74万票と、10年参院選の同選挙区で当選者2人が得た計142万票からほぼ半減した。
第三極も伸び悩んだ。愛知選挙区で落選した日本維新の会の近藤浩氏(52)は21日夜、「愛知において維新の灯を消すことはできないので、これから懸命に努力していく」と頭を下げた。維新とみんなの党は選挙協力が崩れ、別々に戦って票を激しく奪い合った。みんなの薬師寺道代氏(49)は3議席目に滑り込んだが、票が割れた結果、得票数は34万票と、自身が落選した10年参院選より3割以上減らした。維新県総支部代表の重徳和彦衆院議員は「第三極が分裂した影響は大きかった。一つにまとまらなくては自民党に対抗できない」と悔やんだ。
維新は三重選挙区で大敗し、県総支部の松田直久支部長代行も「選挙戦以前にもう少しやり方はあったんだろうと思う」と言う。岐阜選挙区では候補者擁立すらできなかった。
また、河村たかし名古屋市長率いる地域政党・減税日本の新人も愛知選挙区で法定得票数に届かず落選した。河村市長は23日の記者会見で第三極の結集について「第二極でないとおかしいけど、大きい勢力になってやっていかんと」と述べた。
圧勝・自民に対抗する党はできるのか。民主は執行部の進退問題に発展し、第三極同士の協力の道筋も見えない。【田中功一、高橋昌紀、井上直樹】
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:34:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk15010266000c.html
参院選・新潟:検証2013/上 「奇跡」でも危機続く /新潟
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
21日投開票が行われた参院選は、自民、民主が議席を分け合う結果となった。候補者8人が2議席を争う激戦となった選挙戦で、主要4陣営の戦いと課題を検証する。
◆民主・風間陣営
生活の森ゆうこ氏(57)との激しい「2位争い」を制し、再選を果たした民主の風間直樹氏(46)。獲得票数20万4834票は、トップ当選の自民、塚田一郎氏(49)の45万6542票とダブルスコアの差がついたが、民主県連の菊田真紀子代表は21日夜、「(昨年12月の)衆院選から半年で奇跡的(な票数)ではないでしょうか」と記者団に語り、満足げな表情を見せた。「ぎりぎりのところで県民が民主にチャンスをくれた」とも。それだけ、参院選の勝利は追い詰められた末につかんだものだった。
公示を間近に控えた6月下旬、新潟市内のホテルで前衆院議員の西村智奈美氏の後援会の集会が開かれた。招かれた風間氏は「西村さんの次の選挙の露払いのつもりで戦う」とあいさつ。西村氏も「捲土(けんど)重来を期す」と応えた。
衆院選で県内小選挙区の全議席を失い、大敗した民主。支持率は回復せず、選挙戦に入っても逆風はやまなかった。県連は「これまでの風頼みからの脱却」(菊田代表)として、連合新潟や立正佼成会とともに異例の合同選挙対策本部を設置し、組織戦で臨んだ。
中でも選挙戦を主導したのは、各地区の選対本部長に就いた現職・前職の国会議員だ。個人演説会への個人後援会の動員や、支持者が電話かけをするなど、精力的に支援した。県連幹部は「彼らも次の衆院選を見据えているから必死だ」と語る。
実際に、各本部長の奮闘もあり、森氏有利と見られていた県央地域でも善戦。勝利につながった。菊田代表は「チームプレーの勝利だ」と胸を張った。
だが、全国で改選数2以上の複数区でも議席を落とすなど結党以来の惨敗を喫した同党。2人区での議席獲得は県連の面目を保った形になったが、危機は去っていない。国政復帰を目指す前衆院議員は「支持の広がりはなく、信頼は回復できていない」と厳しい表情で語った。【塚本恒】
◆自民・塚田陣営
◇組織運営、地方議員頼み
大勝した自民の塚田氏の陣営では、県連の星野伊佐夫会長は21日夜、「(組織が)緩んだり、たるんだりすると困ると思ったけど、最後まで引き締めができたかな」と安堵(あんど)の表情を見せた。一夜明けた22日も、45万票を超えた得票に「われわれの(事前の)読みより3万近く多く投票してもらえた」と語った。
党への追い風、安定した組織力という万全の環境、態勢で結果を残した同党だが、2009年の衆院選で全選挙区で議席を失った痛手から完全に立て直したわけではない。
今回、衆院1〜6区ごとに選対本部を置いたが、昨年の衆院選で初当選した新人議員の選挙区で本部長に就任したのはベテラン県議と参院議員だ。新人議員の一人は選挙終盤の塚田氏の個人演説会で、「私は陣営の一運動員。(衆院選で)皆さんに何をしていただいたか、今やっと分かっているところです」と本音を吐露した。
個人後援会もいまだ未整備の新人議員の役割を「人寄せパンダ」(県連幹部)と皮肉る声も。県議からは「彼らの成長のためにも実権を移していくべきだ」との意見もあるが、「党員拡大の実績でも示してもらってからだ」などの厳しい目は続いている。しばらくは地方議員頼みの組織運営が続きそうだ。【小林多美子】
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:34:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk15010121000c.html
参院選・新潟:検証2013/下 小沢氏の落日象徴 /新潟
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
◆生活・森陣営
3選を果たせなかった生活の森ゆうこ氏(57)は21日夜、「組織に頼らず、草の根の手作りの選挙をしていただいたが、全て私の力不足」と事務所に集まった支援者に頭を下げた。だが、話題が獲得議席数ゼロと惨敗した同党のことになると、「党の看板である小沢(一郎)代表にかけられた検察のわな、メディアスクラムにより失われた信頼を取り戻すことは厳しかった」と語気を強めた。側近として行動を共にしてきた森氏の落選は、小沢氏の権勢の衰退を象徴するものとなった。
「今回は、最初の選挙の渡辺(秀央参院議員・当時)先生、前回の田中真紀子さんのように後ろ盾になってくれる人がいない。小沢先生がたくさん応援に来てください」。5月下旬、森氏の総決起集会に招かれた小沢氏に、陣営の幹部はこう依頼した。小沢氏は「分かった。たくさん行くよ」と答えたという。
これまで森氏は、自由党の渡辺氏や、前回選では同じ民主議員だった田中氏ら有力者の支援を受け当選してきた。陣営は「今回も保守層を取り込む仕掛けが必要だ」としていたが、有効な手立ては見つからなかった。
小沢氏は公示5日後の7月9日に新潟入りしたが、全国各地で劣勢が伝えられていた同党は、小沢氏の地元岩手でも苦戦。陣営が「新潟に再び来る余裕がないのでは」と気をもむ場面もあった。
最終盤の19、20日。小沢氏は南魚沼市のJR浦佐駅前の田中角栄像の横などでマイクを握り、「日本のどんなところに住んでいても、安心した生活が送れるようにという田中先生の志を受け継いできたのは私です」と保守層を意識した演説を行った。だが最後の追い上げはかなわなかった。
「このままではこの国が危うくなる。これからも闘っていく」。落選を受けて森氏は21日夜、今後も政治活動を続けていくことを明言した。小沢氏を今後も支えるかという記者の問いにも「もちろんです」と即答した。【小林多美子】
◆維新・米山陣営
◇人気頼み、抜け出せず
4度目の国政挑戦も落選に終わった維新新人の米山隆一氏(45)は21日夜、「政治への思いがすぐ消えるわけはないが(再度の立候補は)難しいと思う」と話し、今回が最後であることを示唆した。5月中旬の橋下徹共同代表の慰安婦発言後、政党支持率は急落。米山氏の街頭での弁明もむなしく、最後まで支持は広がらなかった。
「あの発言があるまで、楽勝ムードすらあった」。最後の訴えを終えた20日夜、米山氏は疲れた表情で語った。結党して日が浅く、組織力のない維新にとって、橋下氏や石原慎太郎共同代表の「党の顔」が頼りだが、その人気頼みから抜け出せないまま、足元を固めることができなかった。
米山氏は「(かつて所属していた)自民時代の人脈やインターネットを使って巻き返したい」として、自民時代の名簿を使った電話作戦や、演説の様子を動画配信するなどに取り組んだが、思うようにはいかなかった。県総支部の長谷川道郎幹事長は「組織を点検し、再構築を目指す」としているが、3年後の国政選挙に向けた具体的な戦略はまだ描けていない。【真野敏幸】
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:36:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk01010201000c.html
戦いの底流:2013参院選・北海道/上 自民 快勝に高揚感なく 候補者選考でしこり /北海道
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
「伊達さんじゃなくて自民党に入った票だな」。当選した伊達忠一氏(74)を擁立した自民党道連の幹部は、自民圧勝を伝える新聞を開いて苦笑した。伊達氏は高齢批判や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加問題など、懸念材料を抱えた中での選挙戦だった。結果は、マイナス要素をすべて吹き飛ばすほどの追い風を受けて圧勝した。しかし、道連や陣営の間では「戦った感じがしない」と、勝利した高揚感はなかった。
選挙に向けた候補者選考では、伊達氏を推す国会議員らと、「世代交代」を求める道議が対立。5人が乱立し、国会議員と地方議員による投票にもつれ込んだ。伊達氏に決まった後も、落選した道議の地盤を中心に支援の動きは鈍く、伊達氏のポスターがほとんどない地域もあった。
遊説先での動員も低調だった。陣営によると、伊達氏が回った道内各地の総動員数は約1万9000人で、前回参院選(2010年)より約2割減った。全国的な党の劣勢などで伊達氏が逆風にさらされた07年参院選と比べても、地域によっては3分の1ほどだった。候補者選考のしこりやTPPへの反発が強い地域は特に少なく、陣営幹部は「ひどい状況だ」とこぼした。
特に一変したのが新篠津村だ。自民の得票率が常に道内トップクラスを誇る保守の牙城だが、今回はTPP問題で支援の動きが後退した。
投開票日を5日後に控えた16日、JA新しのつ前で行われた伊達氏の演説には、村長やJA組合長ら約60人が集まった。TPPへの反発を抑えようと、伊達氏は配合飼料高騰に対する政府の緊急対策などをアピールしたが、コメ農家が中心の村で反応は悪かった。
その3日後、「TPP断固阻止」を掲げる新党大地新人の浅野貴博氏(35)が同じ場所で行った演説には、伊達氏の時とほぼ同じ数の農家が集まった。
自民党の新篠津支部幹事長を務めるJA新しのつの西井通泰専務理事は「人の集まりはいつもの半分くらい。TPPをめぐる自民への不信感を拭い去る材料がなく、今回は厳しい」と困惑していた。ある道連幹部は「普通なら負ける選挙。追い風は続かない。課題をきちんと検証する必要がある」と話し、2年後にある統一地方選を懸念していた。
道議や道連関係者は、昨年末の衆院選で道内全選挙区に国会議員が誕生したことによる体制の変化も指摘する。従来、道内では自民の国会議員がいない空白地域が多く、道連は実動部隊となる地方議員らに直接指示していた。しかし今回は、国会議員が間に入ることになり、新人議員が多いこともあって道連と道内各支部との連携がうまくいかないこともあった。
伊達氏は2位に30万票以上の差をつけた。あるベテラン道議は「内部のゴタゴタは、有権者には関係のないこと。90万もの人が選んだのだから、きちんと有権者の目線でものを見なければいけない」と戒めた。【円谷美晶】
◇
自民と民主の候補者が再び議席を獲得した今回の参院選道選挙区。戦いの舞台裏を追った。
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:37:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk01010204000c.html
戦いの底流:2013参院選・北海道/下 民主・他党 当選にも疲労の色 得票伸ばした落選者も /北海道
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
民主党は結党以来の歴史的惨敗で、党の存続そのものが問われる選挙となった。投開票日の21日、民主の小川勝也氏(50)の選挙事務所は当選とはほど遠い静まりようで、一時は万歳三唱の自粛も検討された。当選から一夜明けた22日朝、小川氏は「素直に喜べない」と疲労を隠さなかった。
小川氏4選の頼みは、かねての支持母体である連合北海道だった。組合員は約26万人で、1人につき5人の紹介を求めて支持固めに取り組んだ。陣営関係者は「違う組合員の紹介で3回電話がかかってきた支持者もいる」と必死ぶりを話した。
さらに陣営は、無党派層の取り込みが難しいと判断し、地方重視で遊説した。17日間に112市町村を回り、177カ所で街頭演説をこなした。小川氏は「道議や市町村議が多いことが他県と違う強み」と語った。
当初は、6年前に当選した2007年の約102万票から得票を半分以上減らす「危険水域」も想定された。だが実際は次点候補を23万票引き離し、約58万票で当選した。この得票を党勢回復に生かせるか問われた小川氏は「アベノミクスに失点が出てくるかによって我々の評価が変わる。いきなり政権奪取とはいかない」と答え、積極的に再生を担う決意は感じられなかった。
一方、新党大地の浅野貴博氏(35)と共産新人の森英士(つねと)氏(35)は小川氏に水をあけられたが、過去の国政選挙より得票を伸ばす傾向を示した。
浅野氏は約35万票を獲得。得票率は14・7%で、過去3回の衆院選比例代表で維持した13%台前半から微増した。大地は参院選で初めて、全国比例に候補者を擁立。昨年末の衆院選で失った政党要件の確保に必要な「全国比例で2%」の得票率を目指したが、1%にとどまった。鈴木宗男・党代表は「大地として一石を投じることができた」と強弁するが、業界団体など支援組織の後ろ盾はなく、支持層拡大に課題が残った。
共産の森氏は、党躍進に乗じて前回(10年)より7万票多い約27万票を得た。だが小川氏との差が30万票以上あり、浅野氏にも競り負けた。陣営幹部は「政策が似通う大地の方が、無党派層に食い込んだ」と分析する。
だが全国で5議席確保を目標にした比例中心の戦いだったことも否めない。6月に配られた後援会ニュースには「共産党と紙さんのご活躍に期待します」と書かれ、農協組合長や首長ら32人の名前が並んだ。裏面には比例候補の紙智子氏(58)の写真とメッセージが大きく載り、森氏は隅に小さく「いっしょにがんばります」と書かれているだけだった。
みんなの党新人の安住太伸氏(43)は「TPP推進を訴えた反発が想像以上に強かった」と話す。党は10年の参院選道選挙区で今回を上回る約32万票を獲得。だがこの時の候補者は参院選後、党のTPP推進方針などに反発して離党。安住氏は「前回のアドバンテージはほぼない状況だった」と語ったが、陣営の人手不足は顕著で、公示後、掲示板に安住氏の選挙ポスターを全て張ることはできない状態だった。
◇
道選挙管理委員会によると、道選挙区の無効票は10万5066票で、投票総数の4・19%。07年と10年は3%を下回っており、投票の意思はあるが選択肢が見つからない有権者の意識を映し出している。【森健太郎、坂本太郎、小川祐希、高橋克哉】
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:40:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk08010056000c.html
2013参院選・いばらき:検証・指定席/上 自民独走 県連組織フル活用 連日、文書で引き締め /茨城
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
21日に投開票された参院選茨城選挙区は、事前の予想通り自民党新人の上月良祐氏(50)が圧勝した。得票数は選挙期間中に上方修正した55万票をも超え、2議席目に滑り込んだ民主党現職の藤田幸久氏(63)の出身地で連合茨城の強い日立市や日本維新の会の新人候補の地盤である取手市などでも他候補者を圧倒。全44市町村で最多得票を獲得した。
上月氏は選挙カーで県内をくまなく回り、旧市町村ごとに計91カ所で街頭演説を実施。各会場では県連の組織をフル活用し、首長や県議も応援演説に立った。さらに、当選が確実視されるがゆえの上滑りを警戒。県連は毎日、各団体に気を緩めないよう求める文書を送って組織の引き締めを図った。自民の高い支持率とともに、県連一丸となった取り組み。選対本部長を務めた県連の岡田広会長は「今までで一番恵まれた候補者じゃないか」。
◇
比例代表では県議に比例代表候補の担当を割り当て、県議の後援会も動かしてきめ細かな支援体制を取った。この結果、県内の比例得票数は前回2010年参院選と比べ、約9万票増の44万5077票となり、県議に割り当てられた比例代表の15候補のうち13人が当選。さらに、上月氏の演説では毎回、比例代表候補の出身母体の団体が競うようにのぼりを立て、選挙区、比例代表での相乗効果を生んだ。
◇
「結果の出ない努力では意味がない。日本をもう一度良くしていくため、しっかり頑張っていきたい」。上月氏は当選後、政権与党としての成果を出していく考えを強調した。23日からは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に日本が初参加。当選祝いに駆け付けたJA県5連の加倉井豊邦会長を前に、上月氏は「攻めるところは攻め、守るところは守る。守るところも守れないようだったら、やめた方がいい」と言い切った。衆参のねじれが解消し、結果はすべて与党の責任となり、これからは野党に責任転嫁できない。
9月8日に投開票を迎える知事選への対応も言い訳できないところに追い込まれている。これまでは参院選に集中することを理由に、知事選への対応を先送りしてきた。この間、県建設業協会や県歯科医師連盟など有力支持団体が続々と現職の橋本昌知事の推薦を決めた。前回知事選では5選を目指す橋本氏に対抗馬を擁立。参院選で自民を支援した団体も、自民県連が知事選の対応に筋を通せなければ、気持ちは冷めかねない。ある団体幹部は「我々は自民党べったりではない。是は是、非は非だ」。圧勝にも冷静に自民党を見つめている。【鈴木敬子】
× × ×
自民、民主が「指定席」を確保した21日の参院選茨城選挙区。6回連続で議席を分け合う構図になった背景を検証する。
==============
◇参院選茨城選挙区過去6回の当選者
<1998年7月12日>
310002 郡司彰 民新<1>
256948 久野恒一 自新<1>
<2001年7月29日>
543320 狩野安 自前<3>
256908 小林元 民前<2>
<2004年7月11日>
583471 岡田広 自現<2>
477948 郡司彰 民現<2>
<2007年7月29日>
540174 藤田幸久 民新<1>
427297 長谷川大紋 自新<1>
<2010年7月11日>
499566 岡田広 自現<3>
307022 郡司彰 民現<3>
<2013年7月21日>
560642 上月良祐 自新<1>
204021 藤田幸久 民現<2>
※数字は得票数、丸数字は当選回数
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:41:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk08010031000c.html
2013参院選・いばらき:検証・指定席/下 2議席目争奪 組織頼み、民主終始 みんな、維新分裂も勝因 /茨城
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
2議席目に滑り込んだ民主党現職の藤田幸久氏(63)の陣営関係者は胸をなで下ろした。「維新とみんなが分裂してくれてよかった。(両党を)足せば超えられてしまうところだった」。20万4021票を獲得した藤田氏に対し、みんなの党新人の石原順子氏(52)と日本維新の会新人の石井章氏(56)の得票数は計28万1226票。両党の選挙協力が行われていれば、藤田氏は相当厳しい状況に追い込まれていたことは間違いない。
しかも、藤田氏は“落下傘候補”の石原氏に追い上げられ、一部マスコミの世論調査で小差での議席争いが伝えられた。共同通信社の出口調査によると、藤田氏は民主支持層の約8割、石原氏はみんな支持層の7割強を固め、無党派層(支持政党なし)からはそれぞれ約2割ずつの票を得た。無党派層から同じ程度の支持を得ていることを考えれば、両氏の約5万票の得票差は両党の支持層や組織力の差とも言い換えられる。
◇
「議席維持は連合の皆さんが一生懸命動いてくれたおかげだ」。藤田氏の当選確実が伝えられた21日夜、民主県連の長谷川修平幹事長は、真っ先に支持団体「連合茨城」への謝辞を述べた。当初40万票を掲げていた得票数の目標は20万票に下方修正。その20万票の獲得さえ、難しいと見られていた。このため、民主党は連合茨城のほか、藤田氏を推薦していた県医師連盟の組織票を「頼みの綱」に選挙を戦ってきた。
これに対し、みんなの組織は一部市議らが活動しているだけで、全県の組織はないに等しい。原田雅也・みんなの党県ひばり支部長は「無党派層の反応はよかったが、維新の石井氏があれだけの票を取るとは想定外だった」。公示日の約1カ月前の出馬表明となり、活動時間が少なかったことに加え、維新との票の奪い合いになったことを敗因に挙げた。渡辺喜美代表は公示後、計3回も茨城入りして応援したものの、自民、民主の指定席の一角を取り崩すまでにはいかなかった。
◇
組織の脆弱(ぜいじゃく)さで言えば、維新はさらに深刻だった。公示前、維新関係者は「茨城に地方議員がいない維新にとって、みんなとの選挙協力解消は痛い。協力が継続していたら、少なくとも10万票は上積みできる」と眉をひそめた。第三極への追い風が吹いた昨年12月の衆院選比例代表で、維新は県内第2党に躍進したものの、県内組織の活動実態はなく、完全に風頼みの状態だった。石井氏は「野党がばらばらで、『第二極』がない状態」と指摘。自民に対抗し得る野党勢力結集の必要性を強調した。【岩嶋悟、杣谷健太、安味伸一】
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:54:44
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1307240300003.html
「復興」で一点突破
「県や復興庁に、ガツッとやるように言いますので」。住宅再建の不安を口にする仮設住宅の住民らに声を掛ける平野達男氏=5日、釜石市
【岩井建樹】「復興大臣になったつもりで被災地を歩く」
3選を果たした翌22日朝。無所属の平野達男氏は会見で、「復興庁の職員を呼んで話を聞き、問題点を整理する。よい提案をすれば政府も受け入れる」。復興相を務めた人脈と経験があれば、政党に頼らなくとも問題はない、と言わんばかりだった。
「組織も金もない選挙戦」(陣営幹部)。平野氏は17日間の選挙戦でひたすら街頭に立ち、演説の大半を復興に費やした。他の候補者や政党の批判はせず、「復興の最前線に立つ覚悟だ」と訴え続けた。
自民党が閣僚や人気の若手議員らを連日投入し、「無所属議員に何が出来るのか」と批判を口にするのとは対照的な姿だった。
被災地では、仮設団地を100カ所以上まわった。平野氏は「被災者に話をするのは当然」と言う一方、「戦術的な面もあった」。仮設団地で被災者と語り合う姿は、復興を訴える平野氏のイメージと重なった。
7月11日の月命日には他陣営が被災地に押しかける中、平野氏は「その日は遺族がお墓参りをする日」と内陸部を遊説。その日の夜に盛岡市で開かれた集会では、陣営幹部が「月命日を選挙に利用せず、遊説を避けた平野氏は他の候補者とはやはり違う」と訴えた。
こうした「完全無所属」「復興最優先」の姿勢を徹底する戦略が功を奏す。無党派層に加え、民主党、社民党といった「反自民層」、さらに落下傘候補に違和感をぬぐえない「自民支持層」の受け皿となっていった。
●慎重に自民と距離
ただ、平野氏が始めから政党の看板に頼らなかったわけではない。
沈む船に乗りたくないと4月に民主から逃げだした時には、「自分の原点は保守」と語り、上り調子の自民に支援を求めた。それがかなわないと、平野氏はショックで寝込んだ。
5月の連休明けから、同級生や地元北上の企業の支援を受けて活動を再開。民主、地域政党いわて、無所属の県議8人も支援に回った。
息を吹き返した平野氏はその後、自民を連想させる「保守」との言葉を使うのを控えた。自民に秋波を送った経緯から、「当選後に自民入りするのでは」とのうわさが出て、支援県議の後援会にも戸惑いが広がっていた。
陣営幹部は打ち明ける。「民主や社民など『反自民層』を取り込むためには、自民入りのうわさは迷惑だった。頭のいい平野さんは言葉を慎重に選んだ」
●当選で連携流動的に
とはいえ、当選すれば話は変わる。
平野氏は「当面は無所属で復興最優先で活動する」との考えだ。一方、平野氏が強い関心を示すTPP参加問題や社会保障と税の一体改革については「1人でやるには限界がある」とも述べ、政党との連携も視野に入れている。
自民側は選挙中、自民支持層が平野氏に流れることを懸念し、「平野氏の自民入りはない」とうわさの打ち消しに躍起となっていた。
だが、4月に秋波を送られた際に平野氏を推した二階俊博総務会長代行が19日に県内入りした際、「平野氏は敵ではない」と言うなど、自民内には平野氏を評価する声も一部に残る。
平野氏は当選直後、記者団の取材に「今は自民入りはない」と話したが、岩手でどうしても勝てない自民が、平野氏に接触する可能性は残り、流動的だ。
北上後援会長として平野氏を支え続けた中村好雄氏は推し量る。「当選の経緯からして今は動けない。政界の動向を見ながら立ち位置を決めるつもりではないか」
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:59:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130723-OYT8T01301.htm
<参院選>脅かされた「民」指定席 組織力で「維」かわす
21日午後11時20分頃、広島市中区にある民主党新人、森本真治の事務所では、森本が顔を紅潮させ、何度も万歳を繰り返していた。2004年の参院選以来、2議席を自民党と民主党が分け合ってきた広島選挙区。結果こそ変わらなかったが、森本は日本維新の会新人の灰岡香奈に約2万1000票差にまで詰め寄られ、民主党は“指定席”を脅かされた。その戦いの背景を探った。(矢野彰)
昨年末の衆院選以降、県内でも自民党への追い風が吹いていた。安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円高修正で、自動車メーカー・マツダは5年ぶりに黒字化。一時は同党県連内に「参院選2人擁立論」も浮上したが、最終的には溝手顕正のみにした。2人擁立を見送った背景には、約14万5000人いる連合広島傘下の組合員に支えられ、2004年の参院選以降、常に選挙区の候補者が50万票以上を獲得する民主党の存在があった。
◇
「広島は絶対に落とせない『重点区』だ」。県連幹部が口をそろえる民主党。党勢の立て直しは、森本に託された。しかし、森本は連合広島傘下の組合を回った先々で3年間の政権運営について批判を受け、組合員から「でも民主党から出るんでしょ……」と、公然と“拒否反応”を示されるなど、逆風下での選挙戦を強いられた。
選挙直前に実施した党の調査では灰岡との差がほとんどなくなり、議席獲得に“黄色信号”がともった。選挙期間中、連日のように知名度のある党幹部が来援。陣営も「これまでの選挙では考えられない力の入れようだ」と、振り返る。
「最大の支持団体として責任が重かった」――。薄氷の勝利に、連合広島の石井一清会長は胸をなで下ろした。しかし、得票は溝手には30万票以上の差をつけられる19万4358票で、広島市では市議時代の地元・安佐北区以外は灰岡の後じんを拝した。大手労組がある地域でも、呉市では勝ったが、府中町や東広島市では互角――。ある労組幹部は選挙結果を受け、こう話した。「今回は運が良かっただけ。投票率が上がれば、危なかった」
◇
終盤の15日夜、維新県総支部代表・中丸啓の携帯電話が鳴った。「もう一押しやろう」。党の情勢調査で、先行する森本の背中が見えてきたことを受けた、党本部からの連絡だった。
17日には共同代表の橋下徹が広島入り。大票田の福山、広島両市で街頭に立ち「民主党は本当に駄目な野党。今後の政治に有害だ。広島では民主党が2番手で、このままでは残ってしまう」と批判を繰り返した。
橋下は、当初予定していた福岡での遊説をキャンセルし、翌日午前中も広島にとどまった。幹事長の松井一郎や、知名度が高い衆院議員の東国原英夫も合流。さらに、テレビや繁華街の大型モニターでCMを繰り返し流した。「勝負」とみて、一気に無党派層を掘り起こす作戦に出た。
テコ入れの効果で、知名度ゼロからのスタートだった新人が、民主党、そして連合広島を苦しめた。中丸は「支援に回る県議・市議の数、地方組織の差だ。民主党の何分の一かでも組織ができていれば、ひっくり返せていた」と話した。
(敬称略)
(2013年7月24日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/24(水) 22:59:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1374503324088_02/news/20130722-OYT8T01910.htm
検証13参院選京都
<上>ぶれず訴え広い支持◆圧勝さらに組織固め
有権者にあいさつする倉林氏(22日朝、四条大橋で) 21日に投開票された参院選。2議席を争った京都選挙区では、自民党現職・西田昌司氏(54)がトップで再選され、共産党新人・倉林明子氏(52)が民主党新人・北神圭朗氏(46)らとの混戦を制して初当選を飾った。同選挙区で長らく続いた「民主、自民体制」の転換点となった戦いを振り返り、今後の各党の勢力図を展望する。(関俊一、倉岡明菜)
「みなさんの願いをしっかりと国政に持ってまいります」。投開票から一夜明けた22日朝、倉林氏は、四条大橋でマイクを握り、行き交う通勤客に晴れやかな表情で呼びかけた。
かつて「共産の牙城」と呼ばれた京都だが、同選挙区での勝利は1998年が最後。昨年12月の衆院選では府内6小選挙区とも完敗し、府内で得た比例票も、自民、日本維新の会、民主各党に次ぐ4番手にとどまった。
手を振ってあいさつする西田氏(22日朝、南区で) どうせ参院選も負けるだろう――。「あきらめムードもあった」(共産党府委員会幹部)というが、倉林氏は各地を地道に回って安倍政権の批判を続けた。民主党や日本維新の会が政権へのわかりやすい対立軸を打ち出せず、存在感を低下させる中、潮目は徐々に変わり始めた。
共産党は6月の東京都議選で議席を倍増。その勢いのまま参院選に突入した。7日、四条河原町で志位委員長が来援した際には、動員をかけた支援者以外の人たちが立ち止まり、歩道からあふれた。倉林氏のツイッターにメッセージを送ってくる若者もおり、「日に日に反応がよくなった」と陣営スタッフは振り返る。
これに対し、自民党、民主党の双方と関係の深い経済人や首長の一部は、「共産包囲網」を敷いた。北神氏の演説会などでは、門川大作・京都市長が「共産党が勝てば京都の恥だ」と呼びかけ、山田知事も応援に駆けつけた。
しかし、幅広い支持を得たのは倉林氏だった。読売新聞が各投票所で行った出口調査によると、倉林氏は共産支持層の9割以上に加え、無党派層の25%、民主支持層の13%に浸透。北神氏は公明支持層の4割を取り込んだものの、民主支持層は6割強しか固められなかった。
「共産党が政権に対峙(たいじ)し、ぶれずに政策を訴えてきた結果」と倉林氏。来春の知事選をにらみ、党関係者は言う。「共産包囲網を敷いた勢力にたっぷりとお返しをしないといけない」
■ □
府内の全市区町村でトップの票を獲得した西田氏は22日早朝、地元・南区の近鉄東寺駅前で演説し、「光栄であると同時に、身の引き締まる思い」と語った。ただ、報道陣に勝因を問われると、「自民党の勝利というより、(ライバルだった)民主党の崩壊だ」と浮かれることはなかった。
他の6候補を大きく引き離したとはいえ、西田氏の得票(約39万票)は、逆風だった2007年の初当選時から3万票弱を上積みしただけだ。自民党府連内には、議席を獲得した共産党に加え、「第3極」の維新の会やみんなの党が一定の票を得たことへの警戒感も広がる。
「来年は知事選、2年後は統一地方選がある。組織をしっかりと固めていかなければ、またどんな『風』でひっくり返されるかわからない」。幹部は神妙に語った。
(2013年7月23日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/24(水) 23:00:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1374503324088_02/news/20130723-OYT8T01354.htm
検証13参院選京都
<下>与党時代の批判強く◆選挙協力不調共倒れ
落選を受け、有権者にあいさつする北神氏(22日、西京区で) 21日投開票された参院選京都選挙区(改選定数2)では、2004年から3回連続で公認候補をトップ当選させてきた民主党が議席を失った。選挙協力に向けた協議が不調に終わり、それぞれ候補を立てた日本維新の会、みんな党の「第3極」も当選圏に届かなかった。(南暁子、藤本将揮)
民主党新人・北神圭朗氏(46)の中京区の事務所。21日深夜、テレビの開票速報で落選が報じられると、党府連幹部は「信じられん」とうめいた。
2007年参院選の京都選挙区で、党公認の松井孝治氏が獲得したのは約50万票。2人を擁立した10年の前回選では、トップ当選した福山哲郎氏と落選した河上満栄氏の得票合計は約47万票。これに対し、今回、北神氏が得たのは約20万票だった。
予兆はあった。党は直前の東京都議選で歴史的敗北を喫し、議席数で共産党をも下回った。
事務所の後片づけをする山内氏(22日、下京区で) 「民主の顔」と言える前原誠司・前国家戦略相(衆院京都2区選出)は、党本部からの「全国の候補を応援してほしい」との要請を断り、17日間の選挙期間のうち14日間も京都に張り付いた。陣営は奥の手も使った。自民党と連立を組む公明党の支持母体・創価学会に対し、「共産の躍進を阻止するため」と水面下で協力を要請した。
手は尽くした。だが、北神氏は共産党新人の倉林明子氏(52)に約1万8000票差をつけられた。前原氏のおひざ元である京都2区の左京、東山、山科3区でさえ、倉林氏に及ばなかった。
「政権与党時代の批判がまだまだ強かった」。事務所で報道陣に敗因を問われた前原氏はそう語り、悲壮感を漂わせた。「解党的出直しが必要だ。このままでは消えてしまう党だと認識しないといけない」
■ □
「みんなの党と票を足したら、共産党も民主党もぶっちぎってたのにね」
投開票から一夜明けた22日午前、日本維新の会新人の山内成介氏(47)が下京区の事務所で後かたづけをしていると、選挙活動を二人三脚で手伝った妻(43)の口から愚痴がこぼれた。
山内氏が得た約16万5000票に、みんなの党新人の木下陽子氏(33)の得票を足せば、倉林氏を2万票近く上回る。特に最終盤、橋下共同代表や松井一郎幹事長が応援に入り、「追い上げている手応えがあった」(山内氏)というだけに、悔しさが募る。
府内で両党が共倒れするのは初めてではない。昨年の衆院選では、2小選挙区で競合。維新の会は比例選で自民党に次ぐ約29万票を得たにもかかわらず、当選者を出せなかった。
「参院選後、自民に対抗する勢力が必ず出る」。橋下氏は、京都市内の街頭演説でそう〈予言〉した。前原氏も21日夜、「自民がダメとなったときの受け皿をどうするかだ」と、野党結集の必要性に言及した。
ただ、別の民主党府連幹部は「各党の理念や方向性には相当開きがある。埋められるとは思えない」と後ろ向きだ。次の参院選は3年後で、衆院選もその頃まで行われない可能性が高い。巨大与党・自民党に対抗する「野党」を形成できるのか。府内でも、先行きはまだ不透明だ。
(2013年7月24日 読売新聞)
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:40:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk06010037000c.html
山形の進路:参院選を戦い終えて/上 自民「薄氷の勝利」 /山形
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
◇舟山氏支えた、農政連との関係修復は
2万739票差−−。全国で31カ所ある改選数1の選挙区(1人区)の中で、山形は当選者と次点候補が最も競った選挙区だった。国政初挑戦の自民新人、大沼瑞穂氏(34)が、みどりの風現職、舟山康江氏(47)ら3人を破って初当選を果たしたが、山形選挙区の結果は大沼氏の陣営にとって「薄氷の勝利」だった。
大沼氏は鶴岡市で7531票差、東根市で5660票差と舟山氏を突き放したが、他の市町村では小差だった。大沼氏が舟山氏に1000票未満で勝った市町村は19カ所。一方の舟山氏は、大票田の山形市や、西置賜郡を中心に計8市町で大沼氏を上回った。
「各種情勢調査で『接戦』と伝えられる理由が見当たらない。運動が上滑りしている感じもなかった。有権者の反応は良かったし、手応えを感じているが……」。選挙戦最終日の20日夜、自民党県連の野川政文幹事長は首をひねった。
自民党本部は閣僚や党幹部ら延べ21人を県内に投入した。全国的な自民優勢の「風」が吹く中、山形選挙区では自民は地道な組織戦を展開した。20日には安倍晋三首相をはじめ4人の閣僚が県内で演説。運動に緩みはなかったが、最後まで勝利の手応えは得られなかった。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加に対する反発が根強かったことも選挙戦を激しくさせた。「舟山陣営は自治労、農協、知事後援会の連合軍のような感じだった。一番大きかったのは農政連(農協の政治団体・県農協政治連盟)だ。大沼支持を呼びかける多くの議員が壁にぶつかったのはここだった」。大沼氏が初当選を決めた21日夜、野川幹事長は苦戦の理由をそう解説した。
県連会長の遠藤利明衆院議員は、昨年の衆院選で戦ったライバルの存在を指摘する。「山形市では勝つだろうと思っていたから計算外だった。鹿野(道彦)さんが比例代表に立候補したことが、舟山さんの山形市の票を伸ばすことにつながったかもしれない」
激しかった選挙戦は、今後にしこりを残すことになりそうだ。
今年1月の知事選で、県議会で多数派を占める自民は独自候補を擁立せず、吉村美栄子知事の再選を後押しした。吉村知事が参院選で舟山氏を推したことは「それぞれの議員の間で不信感が募ったのではないか」(野川幹事長)とされ、今後の県政運営に影響が出る可能性がある。
舟山氏陣営を支えた農協側との関係も注目される。県連は選挙期間中も県農政連に面談の場を設けるよう打診するなど、舟山氏支持の再考を求め続けた。
野川幹事長は21日夜、「我々はいつでも窓は開けているぞ、という立場だ。どこかの段階で話をしなければならない。一概に敵対してはいけない」と述べ、県農政連の対応を待つ考えを示した。政府は23日からTPP交渉に参加した。自民と農協の関係修復が可能になるかは、TPP交渉の進展も影響を与えそうだ。【安藤龍朗】
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:41:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk06010011000c.html
山形の進路:参院選を戦い終えて/下 保守王国で、舟山氏善戦 /山形
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
◇非自民、「呉越同舟」が「連合艦隊」に
「『呉越同舟』が『連合艦隊』になった。歴史に残る戦いだ」
参院選投開票日の21日夜、山形選挙区(改選数1)で落選したみどりの風現職の舟山康江氏(47)の選挙事務所=山形市=では、善戦をたたえる声がしきりに上がった。
舟山氏は「これ以上ない、素晴らしい結束でした」と感謝の言葉を述べ、支持者一人一人と握手して回った。事務所はまるで当選したかのような熱気に包まれた。選挙戦を全力で戦い抜いた証しのようだった。
「知事選に似ている」。4日の公示直後、吉村美栄子知事が初当選した09年知事選を引き合いに、陣営幹部はつぶやいた。同知事選では告示後、優勢だった自民系現職の斎藤弘氏を非自民系の吉村氏が猛追し、ひっくり返した。
今回も、世論調査を実施した各報道機関は、安倍政権の高支持率を背景とした自民新人、大沼瑞穂氏(34)の優勢を伝えていた。だが6月以降に舟山氏の支援組織がようやく動き出すと、舟山氏の勢いは加速し始めた。
陣営は公示後は、舟山氏の「自分の主張をしっかり伝えたい」という意向を尊重し、街頭演説を多めに設定。1日40回を超える日もあったが、演説に不慣れな大沼氏との違いを見せつけた。
東京生まれ東京育ちの大沼氏を意識し、陣営は「ご当地候補」のアピールにも力を注いだ。埼玉生まれ埼玉育ちの舟山氏だが、小国町の夫の実家に嫁いで約10年。子供3人は町内の小中学校に通う。
「最近移り住んだばかりで山形在住をPRする候補とは違う」「普段住んでいるからこそ、山形の実情が分かる」。演説会の度、応援弁士は繰り返した。
民主県連、社民、連合山形、県農協政治連盟が推薦・支持し、当初は「呉越同舟」と陣営の結束を危ぶむ声もあった。ところが、共同通信が投票日に実施した出口調査では、民主支持層86%、社民支持層94%、みどり支持層98%が舟山氏に投票したと回答。非自民票を予想以上に固めた。
考え方の異なる政党、団体が集まり、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や原発など各政策に「踏み込みにくいのでは」と懸念もあった。しかし舟山氏はTPP反対や原発反対、憲法96条改正反対を断固主張。無党派層62%(同調査)も取り込んだ。
「気が強い舟山に『○○党に配慮して、この主張は弱めて』と指示する方が無理」。陣営幹部は苦笑いする。
民主県連の支持決定が予定より遅れたり、円滑な県政運営に配慮する吉村知事が応援演説を積極的にできなかったりと、陣営にとって悔いが残る部分はある。それでも吉村和文選対幹事長=ケーブルテレビ山形社長=は「『保守王国』の山形では絶対数が多い自公支持層を固められると、非自民系候補はなかなか勝てない。自民追い風の中、本当によく善戦した」と話す。
全国で自民候補が圧勝する中、大接戦を展開した山形選挙区。有権者が安倍政権に「白紙委任」を手渡したわけではないことを物語っている。【鈴木健太】
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:43:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk03010534000c.html
党奔政走:参院選戦い終えて 「岩手が可哀そうだ」 つぶやく平野氏、同級生が支援へ結束 /岩手
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
参院選岩手選挙区で当選に沸いた21日夜の平野達男氏(59)事務所。乾杯の音頭を取ったのは、北上市立北上中学校の同級生で会社経営の川村昇平さん(59)。「立候補の時、届け出番号を決めるくじで私が1番を引いた。選挙結果も1番」とあいさつ。会場の盛り上げ方を心得ていた。
民主党を出て無所属になることを決めた平野氏は4月、裏切り者のように見られ、1カ月も公の場に姿を見せなかった。川村さんは東京都内で平野氏を昼食に誘ったが、外出を拒んだため参院議員会館の部屋でコンビニのおにぎりを食べた。「自然と放っていた輝きが全く感じられない」と感じた。
自民党と民主党が「落下傘」候補を決めた後の5月上旬、川村さんは平野氏が「これじゃ岩手が可哀そうだ」とつぶやいたのを聞いた。「離党への批判で出馬断念も考えていたと思うが、岩手の課題に対応できるのは自分しかいないという自負心が立ち直らせたのだろう」と推測する。
組織のない平野氏を支援するため、同級生が5月下旬つくったのが政治団体「いわて・絆の会」。川村さんは選挙の手伝いをしたことがあり代表に就いた。「平野は我々の誇り。来年は還暦なのに落ちたらお祝いにならない」と呼び掛けると、集票、資金集め、草むしりと、約80人ができる範囲で汗を流した。
「ほれ、せっかくだし、やってみろ」。6月2日午後、紫波町で街頭演説した平野氏から川村さんはマイクを渡された。経験も打ち合わせもなかった。「私は同級生です。よろしくお願いします」と話すのが精いっぱい。だが、それから投票日前日の20日まで県内300カ所以上でマイクを握り、上達していった。
◆
公示の4日朝。地域政党いわての及川敦幹事長は出陣式で、平野氏支援の超党派県議団に向かって「我々は連合艦隊だ」と宣言。「一人一人が選対本部長のつもりで頑張ろう」と呼びかけた。選挙のやり方や支持者も異なる県議の集まり。力が発揮できるか不安があり、事実上の一騎打ちとなった自民党の田中真一氏(46)にはそのころ、負けているという見方もあった。
及川氏が勝利を確信したのは新聞各紙が平野氏優勢と終盤情勢を報じた17日。この日を境に、選挙カーに手を振る人が増え、演説には拍手がわいた。「応援を迷っていた人が、平野さんでいいんだと自信を持った日。こういう雰囲気になれば100%勝てる」。及川氏はその夜、興奮していた。
◆
2年後の知事選に向け、生活の党代表の小沢一郎氏の側近・達増拓也知事への対抗馬は平野氏しかいないとの見方が根強くある。達増知事は元衆院議員で、地盤は選挙区だった岩手1区。だが、今回の参院選では、応援した生活の党の関根敏伸氏(57)が平野氏の得票に及ばなかった。22日の定例記者会見で「知事の組織が弱体化しているのでは」と質問され、「次に私が知事選に出たら分かる」と意地をのぞかせたが、口を滑らせたと思ったようで「次の知事選は白紙だが」とごまかした。
小沢氏は東京都内で21日夜に開いた敗戦の記者会見で、平野氏が民主を出る時に自民に支援を求めた経緯に触れ、ぶぜんとした顔で「このような生き方をしている政治家に、岩手で大きな支持が集まるとは信じられない」と述べた。反応を聞かれた平野氏は22日朝の記者会見で「特にコメントはない」と受け流した。【金寿英】
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:44:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk03010044000c.html
党奔政走:参院選戦い終えて 「小泉さんと書かないで」 自民・田中氏、幹部の応援上滑り /岩手
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
土曜日に露店が通りに並び、買い物客でにぎわう盛岡市材木町の「よ市」。参院選投開票日前日の20日は女性を中心にさらに1000人が詰めかけた。
黄色い歓声の真ん中は自民党の小泉進次郎青年局長。参院選岩手選挙区に立候補した田中真一氏(46)の応援遊説だが、主役は影が薄い。40代女性は、小泉氏来県を聞いて駆けつけ「近くで写真を撮りたい」とスマートフォンを握っていた。記者が「田中さんに投票するんですか」と尋ねると、「自民党はいいけど、やっぱり地元の人だよね」。田中氏は「投票用紙に小泉さんと書かないでくださいね」と、冗談にならない冗談を言って歩くしかなかった。
◆
そして21日、盛岡市の事務所で記者に敗因を聞かれ「知名度不足」ときっぱり言った。横浜市出身の「落下傘」で、3選した北上市出身の平野達男氏(59)と比べるとこの点で劣勢は明白だった。
自民は選挙戦で、多数の有名政治家で聴衆を集め、田中氏の顔を売った。常とう手段だが力の入れようが半端じゃない。公示を挟み小泉氏は3回、石破茂幹事長も3回、安倍晋三首相は公示後2回。
確かに人は街頭に集まったが上滑りの盛り上がりだった。ある党県連幹部は心配していた。「業界を回ると、以前から自民支持なのに『(田中氏が)地元の人じゃないし』と支援を断られるんだよ」。想像以上の「落下傘アレルギー」。なぜ岩手に田中氏なのか? 党県連は十分な説明ができなかった。
◆
開票の夜、支持者が引けて閑散とした事務所で鈴木俊一県連会長は「岩手でも自民に風が吹いたが、票に結びつかなかった」と自戒した。昨年12月の衆院選で、4小選挙区で計約22万票取りながら今回は6万票少ない。田中氏は「自民支持層の票が平野さんに流れた」と話した。
その分析の象徴は投票日5日前の16日、田中氏のホームページが掲載した「重要なお知らせ」だ。平野氏を指し「『無所属候補は選挙が終わったら自民党に入るのですか』と問い合わせが相次いでおります。こうしたデマが現実になることは100%ありません」。
平野氏の自民入りのうわさに、陣営は悩まされていた。そうなら自民支持層は平野氏の方がいいと考える。
党県連関係者は「平野氏支援を主導した二階俊博党総務会長代行が、依然として平野氏を誘い込もうとしてうわさを広めているのでは」といぶかった。その二階氏は19日に県内入りした際、平野氏の自民入り後押しについて記者に聞かれ「末輩の私は考えていない」とかわした。一方、「平野という存在はよく知っている」とも述べた。
質問されたからとはいえ「対立候補との関係への言及はうわさに現実味をもたせかねない」と激怒した党県連は20日、党本部に抗議文を出した。しかし、党県連自身も平野氏擁立に一時賛同した。人のことを言えた立場ではない。
◆
審判が下った後、支持者が引き揚げた事務所前で党県連幹部が田中氏を励ました。「次の選挙もある」
もう一つ、うわさがあるように平野氏が2年後の知事選に出馬すれば参院補選がある。県連幹部は「県内では、自民新人の参院選挑戦はいつも1度きり。落選すると別の人物を立てたから、毎回知名度が課題になった。岩手で田中真一の地盤を固めて再チャレンジする可能性もある」。
田中氏も語った。「(民主側の)相手が3分裂したからチャンスではなく、1対1で勝てる力をつけなければならない」。再出馬はあるのか。【安藤いく子】
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:44:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk03010003000c.html
党奔政走:参院選戦い終えて 奥州惨敗に衝撃 生活・関根氏陣営、「王国」の落日象徴 /岩手
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
「参院選の必勝で次へ」。選挙戦4日目の7日、盛岡市の集会で生活の党代表の小沢一郎氏は用意された七夕の短冊に書くと、壇上で「何としても関根君を当選させ、次の総選挙で政権奪取したい」と力を込めた。県議だった関根敏伸氏(57)を立てた今回、下り坂を転がる「小沢王国」の存亡がかかっていた。だが惨敗だった。
陸山会事件などで逆境にあった昨年末の衆院選で、日本未来の党として戦った小沢氏は、県内4小選挙区で公認候補が計22万票を獲得。これを基礎票と見込み、参院選の勝機があるともくろんだ。しかし実際の得票は9万。特に小沢氏の地盤の奥州市は、かつての小沢系で今回当選した平野達男氏(59)の半分もない1万2000票。大きく票を食われた衝撃は大きかった。
◆
小沢一郎後援会連合会の小笠原直敏会長は、平野氏の名前が小沢氏の支持者に深く浸透していることに頭を悩ませた。
平野氏は初めて出馬した12年前、当時、小沢氏が率いた自由党公認で無名ながら30万票を取り当選。民主党で戦った6年前は43万票を獲得し、得票率は全国一の62・6%。それだけの有権者に平野氏の名前が染みこんだ。
5月に擁立を決めた関根氏の名前と切り替えてもらうには時間が足りず、「小沢さんは平野さんを担いでいると思っている人が多かった。小沢イコール平野の公式を徹底的に刷り込まれた支持者の誤解を解くのは容易でない」。小笠原氏がこぼした。
おまけに、昨年7月の民主の分裂で平野氏が党に残った一方、小沢氏は「国民の生活が第一」「日本未来の党」「生活の党」と所属をめまぐるしく変え、支持者は混乱した。
◆
選挙戦終盤の17日夕、宮古市のすし店。県内10カ所の街頭演説を翌日に控え、小沢氏は県議ら親しい4人で杯を交わした。あえて参院選に触れず、釣りの話題などで気分転換し、「明日は朝早いから」と1時間で切り上げたという。
今年、小沢氏が東日本大震災の被災地を公に訪れたのはこの時が2回目。ただ、1回目は久慈市の畑浩治・党県連副代表の事務所を訪れただけで、大勢の有権者と会ったのは18日が初めて。
JR宮古駅前で午前8時過ぎから行った9分間の演説では、アベノミクスやTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加への批判に大半を費やしたが、震災は「復興の名の下に予算が関係ないところに使われている」と1分程度言及しただけ。駅前で酒屋を営む男性支持者(64)は「復興は票にならないと思っているのか。震災直後から被災者を励ませば違った人物像が伝わったはず」とため息をもらした。
この点も関根氏の陣営には頭が痛い。選対関係者は「小沢先生が震災発生から10カ月近く被災地に行かなかったことにいまだに批判がある」と話す。一方、平野氏の陣営幹部は「政局ばかりの人より、復興大臣として毎週のように被災地に入った平野さんの方が立派に見えて当たり前だ」と自信満々だった。
◆
生活は今回、全国で議席を一つも獲得できなかった。投開票日の21日夜、小沢氏は東京都内で開いた記者会見で「次の衆院選で政権交代を目指す思いに変わりはないか」と問われ、ぶぜんとした顔で即座に「変わりません」と答えた。佐々木順一党県連幹事長は盛岡市の関根氏事務所で「選挙は政党と政策、候補者の3要素がそろって勝てる」と言い残し、その場を後にした。何が足りなかったかは語らなかった。【金寿英】
◇
今回の参院選岩手選挙区の戦いは「小沢王国」の衰退を軸に展開し、新たな時代に入ったことを象徴する結果になった。参院選は終わったが、県内政界はしばらく流動化が予想され「党奔政走」は続く。=おわり
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:45:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1374506003419_02/news/20130723-OYT8T00064.htm
13参院選 漂流
〈上〉自民 弱い県連風つかめず
連日の「大物」応援も生かせなかった(右は田中氏)=14日、JR盛岡駅前で 劣勢の選挙最終盤、自民党県連の怒りは党内部に向けられていた。
「有力者の不穏当な発言は陣営全体の士気の低下を招き、当落に大きな影響を与えかねない」
県連は20日、鈴木俊一会長ら幹部の連名で安倍首相(党総裁)に抗議文を送った。前日に県内入りした二階俊博総務会長代行が記者団に対し、平野氏を「敵じゃない。付き合いも長い」と評したためだ。
党公認候補の田中真一氏は、党の支持票を固めきれず伸び悩んだ。実際、読売新聞の出口調査によると、党支持層の約3割は平野氏に投票していた。
田中氏の公認前、党執行部に平野氏の支援を働きかけたとされる二階氏の発言に、中盤以降の田中氏の失速にいらつく県連内で、不信感が渦巻いた。県議の1人は「後味の悪い敗戦だ」と振り返った。
選挙区で6連敗中だった県連は当初、内閣の高支持率を背景に「21年ぶりの勝機」(千葉伝幹事長)と勢いづいていた。
「風」は確かに吹いていた。序盤の世論調査で党の県内支持率は42%と断トツ。小泉旋風さなかの2005年衆院選でも支持率が民主党を下回った本県では異例のことだ。
県議の多くも「かつてないほど支援者の反応はいい」と感じていた。この手応えは、田中氏の県外出身という経歴も手伝い、与党の強みを前面に押し出す戦術に拍車をかけた。
首相ら党幹部や閣僚は連日のように応援に駆けつけ、菅官房長官は自治体首長や業界団体を集めて陳情会を開催。支持者への電話掛けでは、「田中事務所」ではなく、地元選出の県議や衆院議員の事務所を名乗った。
しかし、知名度が低い田中氏を、さらに埋没させる副作用も伴った。
田中氏は演説で再三、「岩手と国政のパイプ役になる」と強調したが、具体的な政策論を語ることは少なかった。ある選対幹部は、「田中氏か平野氏かで迷う有権者が思った以上に多く、党より個人で比較された」と悔やんだ。
公明党との協力も進まず、出口調査では、田中氏に投票した公明支持者は約半数にとどまった。
自民党の完敗が続いた岩手では従来、県内約5万の公明票が勝敗を左右する情勢にならず、自公関係は発展してこなかった。
16日には公明党の山口代表が県内5か所でマイクを握ったが、田中氏の同行は一度もなし。公明関係者は「一朝一夕で関係が進展することはない」と諦め顔だ。
圧勝に沸く自民党本部と対照的な結果に、県連関係者はぼやいた。
「党支持票を固めきれないのも、知名度の低い候補の擁立も、結局は県連の組織力の弱さが原因だ」
(2013年7月23日 読売新聞)
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:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:45:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1374506003419_02/news/20130723-OYT8T01473.htm
13参院選 漂流
〈中〉生活 小沢氏頼みもはや限界
18日、関根敏伸さん(左)の支援を呼びかけるため、小沢代表(右)が「二人三脚」で県内をほぼ1周した(18日午前8時8分、宮古市のJR宮古駅前で) 重い空気に誰一人、言葉を発しなかった。
大船渡市の生活の党参院選比例候補の事務所。22日午前2時15分頃、約30人の支援者が見つめる先のテレビで、全国最後の121人目の当確が他党についた。生活の獲得議席は「0」のままだった。
小沢一郎党代表の牙城だった岩手選挙区では、党公認の関根敏伸氏が平野達男氏に15万票以上の大差をつけられた。小沢氏側近は「頭の整理ができない」と放心した。
21日夜、小沢氏は東京・平河町のホテルの記者会見で怒りをぶちまけた。
「驚いている。平野氏のような生き方の政治家に支持が集まるとは、人間として信じられません」
平野氏は小沢氏や民主党を離れ、出馬前には自民党にも接触した。非自民勢力の結集を20年来追い求める小沢氏にとって、これ以上の背信はない。平野氏は「負けてはならない相手」(生活県議)だった。
関根氏の陣営は当初、昨年衆院選の小選挙区で4候補が得票した約23万票に向け、小沢氏の地元4区が牽引(けんいん)する戦略を描いた。
だが、全小選挙区で得票を落とし、4区は衆院選の7万8057票が参院選で3万5108票に減少。小沢氏の本拠地の奥州市では、3万4643票を1万2578票に落とし、平野氏の2万8671票の半分にも達しなかった。
関根氏の総得票は9万1048票。目標の4割にとどまった。
県連の佐々木順一幹事長は21日、「生活として初の国政選挙で、浸透には時間が足りなかった」と、党名の変遷や、野党共闘の模索で出馬表明が遅れたことを敗因に挙げた。
一方、県連内には、強固な組織力を誇った小沢氏の後援会の弱体化を指摘する声も出ている。
選挙終盤の18日。小沢氏は雨天の下、県内をほぼ1周して街頭に立った。小沢氏は陣営が計画した9か所を自らの指示で1か所増やして臨んだが、動員は目指した1万人に及ばず、数千人程度だった。
「『小沢先生が来れば何とかなる』という幻想だけで、声掛けなど具体的な動きは鈍かった」。後援会幹部は、過去に圧倒的な強さで勝ってきた成功体験に根ざす“小沢依存”の深刻さを明かした。
民主分裂前には県内に8人いた「小沢系」国会議員は、今や3人に。参院選は、小沢氏の政治力に壊滅的なダメージを与えた。
辛うじて県内に影響力を残すのは、県政トップを小沢氏に近い達増知事が押さえていることだ。生活県連幹部は「知事を続投してもらうしかない」と達増氏に望みをつなぐ。
達増氏は半年ほど前から、2期で退く従来の意向を修正し、「3選出馬は白紙」と繰り返す。2年後の知事選は、「王国」の存亡をかけた戦いになる。
(2013年7月24日 読売新聞)
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:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:46:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1374506003419_02/news/20130725-OYT8T00010.htm
13参院選 漂流
〈下〉民主 分裂選 しこり残す
平野氏 連携先手探り
敗戦の弁を述べた後もほほ笑みを絶やさなかった吉田氏(左)と、硬い表情の階県連代表(中央)、黄川田選対本部長(右)(21日午後8時29分、盛岡市中央通で) 陣頭指揮を執った司令官は、おわびを繰り返した。
「一枚岩で支えられなかったことに、県連の力のなさを感じている」
民主党県連の黄川田徹選挙対策本部長は21日夜、落選した党公認候補の吉田晴美氏の事務所で、敗因を自らに求めた。
会派の県議団12人のうち3人が、当選した平野達男氏を支援。黄川田氏自身の後援会も自主投票を決め、会長は平野氏の選対本部長に就いた。後援会幹部が「大半は平野氏を支持した」と証言するように、黄川田氏の地盤である衆院3区(8市町)で、吉田氏の得票は平野氏の3割にも満たなかった。
自民党の大物攻勢や平野氏と生活の党との争いに、吉田氏は埋没した。民主党への逆風も強く、県議は「街頭でも『民主はちょっと……』という反応ばかり」と嘆息した。
今後は分裂状態に陥った会派の行方が焦点となる。
「お互い大変だったけど、またよろしく」。平野氏陣営だった県連の渡辺幸貫代表代行は最近、吉田氏陣営に残った大宮惇幸幹事長に呼びかけた。
県議団は選挙前、平野氏支援を容認し、会派維持を優先する方針を確認したが、県議の間では「もうお互いに信用できない」との声も出つつある。県連の階猛代表は21日、渡辺氏らの処分について「ノーコメント」とだけ語った。
一方、無所属の平野氏は、議会活動での連携先を慎重に探っている。
当選確実となり、支援者と握手する平野氏(21日午後、盛岡市中央通で) 「与党をチェックする側がいいのではないか」
参院選から一夜明けた22日、平野氏はNHKの番組で野党との協力を示唆した。政策実現には与党の方が有利なだけに、平野氏陣営にも意外感が広がった。
伏線は選挙戦にあった。建設業界を中心に「平野氏は当選後に自民入りする」との臆測が流れ、党支持層の離反を恐れた自民県連が「デマだ」と猛反発していたのだ。平野氏陣営の幹部は「今、与党との近さを強調すれば波紋が大きい。中和しようとしたのでは」と推し量った。
終盤の世論調査で、投票先を平野氏とした回答のうち、安倍内閣を支持する人は5割弱、不支持の人も3割強だった。「微妙なバランス」(陣営)を保つため、平野氏は当面、情勢を見極めるとみられる。
2015年の知事選に平野氏が転出するとの見方も絶えない。自民県連幹部は敗戦直後の21日夜、「2年後に(平野氏が知事選出馬で辞職し)参院補選があるだろう」と公言してはばからなかった。
平野氏の知事選への対応は、県政界の勢力図にも左右されそうだ。
ある県議は言う。
「生活の党に近い達増知事の対抗馬として、自民や民主を含めた大同団結がなるかどうか。政局の絵は、これから描く」
(この企画は、小坂一悟が担当しました)
(2013年7月25日 読売新聞)
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:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:46:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20130722-OYT8T01890.htm
「平野氏は小沢系」 他党「負け惜しみ」
達増知事=似顔=は22日の記者会見で、参院選岩手選挙区で3選した平野達男氏を「小沢系」とする見方を示した。知事は、生活の党の小沢一郎代表の支持基盤が平野氏や民主党との間で3分裂したことを踏まえ、「小沢系から3人が立候補し、うち1人が当選したとも見られる」と述べた。
平野氏や民主候補が、小沢氏の支持者だった有権者から票を得ていることに皮肉を込めた発言とみられるが、選挙中に小沢氏の全面支援を受けた生活候補は大差で落選。平野氏も、小沢氏との連携は明確に否定しており、他党からは「単なる負け惜しみだ」(自民県議)と冷ややかな声が漏れた。
また、知事は「復興を強く願う県民の思いが(平野氏当選の)背景にある。それぞれの党に呼びかけ、一致協力して復興を進めていきたい」と語った。
(2013年7月23日 読売新聞)
2851
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:50:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk07010207000c.html
1議席の攻防:2013参院選・福島 自民圧勝の後で/上 ねじれ解消 /福島
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
◇強大政権、地方の声届くか
「(参院選の結果は)復興の加速化を続けてほしいという県民の(願いの)表れだ」。22日正午から福島市の自民党県連で開かれた役員会で、平出孝朗幹事長が満面の笑みで参院選を総括した。だが、勝利の余韻に浸るのもつかの間、「(今後の)政権運営におごりが出るようであれば、県連として物を申していきたい」と表情を引き締めた。
自民現職の森雅子氏(48)は今回の参院選で、投票率54・52%と史上2番目の低さながら、48万4089票を獲得。高い支持率を誇る第2次安倍晋三内閣で少子化担当相に抜てきされ、選挙戦では党幹部や閣僚が次々と応援に駆け付けた。2007年参院選でトップ当選を譲った民主党現職の金子恵美氏(48)にダブルスコアを付けた。減少傾向にある比例の得票も、自民は約30万5000票で得票率36・3%と前回の10年より約8万票上積みした。
選対本部長を務めた佐藤憲保県議は「衆院選で大勝すれば、バランス感覚で反対勢力にシフトするのが今までの傾向だった。現政権に対する大きな期待が背景にあった」と分析する。
その言葉通り、自民は山形選挙区(改選数1)で新人候補が他党の現職候補を破るなど、参院の勢力は改選前の84から115議席となり、衆参両院のねじれも解消した。
だが、全国的な自民圧勝は政権の力が強大になり、地方の声が弱まるとの危惧もある。自民党は昨年の衆院選公約のエネルギー政策で「原子力に依存しなくてよい経済・社会の確立を目指す」と訴えたものの、政権交代後、安倍首相は経済政策に原発の活用を盛り込み、県内10基廃炉を掲げる県連との間に「ズレ」が生じた。平出幹事長は「47(都道府県)分の1ではなく、しっかりと現状を訴え、復興をしていかなくてはならない。県連として声を大きくしていく」と強調した。
参院選後は、県内のJAなどが「大震災・原発事故からの復興・再生の妨げにしかならない」と反対する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加が始まり、来年4月に消費税を8%に引き上げるかを政府が判断するなど、福島にとっても重要な局面を迎える。
森氏は一夜明けた22日朝、自宅で取材に応じ「復興に向けて課題は多いが、みなさんの期待、負託を受けた。今回の選挙から1人区となり、その責任はより一層重くなる。福島の思いを国政に届けたい」と改めて意欲を燃やした。だが、その真価が問われるのはこれからだ。
◇
参院選福島選挙区は自民が圧勝した。近年の国政選挙は有権者の「風」によって大勝、大敗を繰り返す。「圧勝後」の福島の政治の行方を占う。
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:51:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk07010192000c.html
1議席の攻防:2013参院選・福島 自民圧勝の後で/中 寄り合い所帯の民主 /福島
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
◇一致団結へ課題多く
「前回得票数の半分とは。こんな選挙は初めてだ」。参院選から一夜明けた22日、議席を失った民主の金子恵美氏(48)の地元、伊達市の連合後援会の菅野庄一会長(81)は戸惑いを隠さなかった。
菅野さんは、2010年1月に死去した金子氏の実父、金子徳之助・元衆院議員の中学時代からの同級生。徳之助氏と、「実の娘のような」恵美氏の政治活動を通算20年支えてきた。選挙の裏表を知る菅野さんにとって、前回の得票数50万票が半減する事態そのものが「信じられない現象」だった。
公示前に民主党県連幹部が言った「党の命運をかけた戦い」は惨敗に終わった。金子氏は前回、県内全59市町村のうち54市町村で自民の森雅子氏(48)より得票が多かったが、今回勝てたのは伊達市のみ。県内選出の3人の衆参議員や有力県議が地盤とする自治体でも、票数は森氏の半数〜3分の1程度と勝負にならなかった。比例代表は伊達市も含め全敗だった。
「全国的な民主党への逆風をはねのけられなかった」「自民はアベノミクスばかりで原発論議に乗って来なかった」。開票開始直後の21日夜に早々と敗北を認めた金子氏の選挙事務所で、党県連選対本部長の増子輝彦参院議員が敗因を分析した。その言葉には、県連レベルでは最初から勝てる選挙ではなかったとの思いがにじんでいた。
だが、地域から国会議員を育てる活動をしてきた菅野さんの憂いは別にある。「これが2大政党制の恐ろしさなのか。選挙のたびに大きく有権者の意識が変わるのであれば、地に足を着けて政策を掘り下げる政治家が育たなくなるのでは」
22日に福島市の県連本部で開かれた総括会議は、出席者それぞれの思惑が交錯した。金子氏の選対本部長を務めた玄葉光一郎衆院議員は「相当に強い危機感を持って当たらないと、大変なことになる」と強調したが、吉田泉衆院議員は「引き潮もあれば満ち潮もある。慌てず、体制を整えたい」と発言。県連代表の増子氏は「候補者にも組織にも脆弱(ぜいじゃく)さがあった。(連合福島など)各種団体との連携も十分ではなかった。一致団結が必要だ」と責任論の封じ込めを図った。
「民主は個人商店の集まり」と県連関係者が指摘するように、政策も支持基盤も多様だ。衆院解散がない限り国政選挙は3年後だが、来年の知事選を控える県連には劣勢挽回の時間は限られている。候補者、県連、支持団体が一枚岩になり、逆風でも勝負できる態勢をいかに築くか。参院選は、2大政党制の一翼を担う上での宿命的課題と覚悟を突きつけた。
2853
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チバQ
:2013/07/25(木) 20:52:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk07010138000c.html
1議席の攻防:2013参院選・福島 自民圧勝の後で/下 明暗分かれた共産と社民 /福島
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
◇足腰の強弱、得票差に
昨年の衆院選から一転、第三極が候補者を擁立できず、従来通りの構図となった参院選福島選挙区。自民旋風が吹き荒れる中、即時原発ゼロや護憲など訴えが近い共産党と社民党は明暗が分かれた。
「結果的に負けたが、政策に影響を与えられる選挙運動になった」。21日夜、福島市の事務所で共産の岩渕友氏(36)は敗戦の弁を述べた後、前向きな言葉で取材に答えた。2回目の参院選に挑んだ岩渕氏は、違法労働を強いる「ブラック企業」の追及や、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加と憲法改正への反対を訴え、「自共対決」を前面に打ち出した。「民主は財界や米国からの圧力を受け、社民も自民と連立政権を組んだ。共産がぶれずに自民と対峙(たいじ)してきた」と反自民票の受け皿だと強調した。
前哨戦とされる都議選で躍進した共産は、福島選挙区でも民主党の金子恵美氏(48)が得票を半減させる中、岩渕氏は2010年の前回比1万3192票増の7万7401票を獲得。比例代表では、同2万4986票増の7万4895票を集め、得票率では1998年に次ぐ2番目の高さだった。
今回の選挙では比例・選挙区で計8議席を確保し、非改選と合わせて11議席となり、久保田仁・党県委員長は「無党派の若年層や商工業者など、共産党への期待が高まっていることは間違いない。党首討論の参加資格と、議案提出権を得られたので国会に福島の声を届けられる」と手応えを語った。
◇
7万票獲得を目指したが、半分の3万5801票にとどまった社民の遠藤陽子氏(63)。森雅子氏(48)の当選確実のテレビ速報が流れた直後、福島市の事務所で「避難している人と、していない人の経験の差は大きい。避難の苦しさは、経験していない人には伝わりにくかった」と苦しい弁明に追われた。だが実際には、原発事故による避難者が多い双葉郡での得票も、森氏の6分の1程度だった。
前回参院選では福島選挙区での候補者を立てられず、県議会で同じ会派を組む民主候補への支援に回った。小川右善県連代表は「候補者が立たないのは、始まる前から弱さを露呈することだ」と今回は遠藤氏を擁立。東北6選挙区で唯一の候補者だった。「反自民票を民主、社民で奪い合うのは自民を利する」と両党の共闘を求める声もあったが、民主政権が消費増税やTPP交渉参加を進めるなど、「働く人の政党と言っていたが、保守本流と変わらない」(小川代表)として、今回は独自候補にこだわった。
遠藤氏は労働組合頼みの社民では珍しく、元教員の経歴を生かして県内各地に後援会組織を設けて無党派層への支持拡大を狙ったものの、候補者を擁立した6年前(5万4466票)より得票を大幅に減らした。小川代表は「訴えの内容よりも組織の弱体化や高齢化が課題で、各選挙区で候補者を立てられる共産より訴える力が脆弱(ぜいじゃく)だ。危機感を持って対策を考えないと、自民旋風の中で我々の主張はかき消されてしまう」と、自民の対抗勢力をつくることの難しさをにじませた。(この連載は、乾達、栗田慎一、中尾卓英、蓬田正志、深津誠、三村泰揮が担当しました)
2854
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:53:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130723/CK2013072302000195.html
浮沈―'13参院選(上)民主 「風頼み」の脱却必須
2013年7月23日
力なく敗戦の弁を述べる山根隆治氏(中)。枝野幸男選対本部長(右)、大島敦県連代表も厳しい表情だった=さいたま市浦和区で
惨敗だった。民主党現職の山根隆治(65)の得票数はわずか三十八万九千票。民主は過去三回の参院選でいずれも候補者二人を擁立し、計百万票以上をたたき出してきた。その面影は跡形もない。
「(二〇〇九年の政権交代で)大きな期待をいただき、その期待に応えられなかったことに対する厳しい受け止めが前提の選挙だった」。投票から一夜明けた二十二日、山根の選対本部長を務めた衆院議員の枝野幸男は、県庁での記者会見で厳しい表情を浮かべ、敗因については「(党の)主張を有権者に十分に伝えることができなかった」と語った。だが、民主関係者の一人は「それだけではなかったはずだ」。
■ ■
「風頼みでない選挙をきちんとやろうと決めたのは、初めてかもしれない」。山根陣営のある幹部が今回の選挙戦を振り返った。
民主県連の危機感はかつてなく高かった。昨年末の衆院選に続き、六月の東京都議選でも民主が大敗。枝野は公示直前、「都議選でも、きちんとやった陣営は勝ち抜いた。参院選は地力も問われる。頑張りがいのある選挙だ」とハッパを掛けた。
連合埼玉の組織票を固めると同時に、各地の総支部をフル回転させ票の上積みを図る。戦略はシンプルだ。総支部は県内十五の小選挙区ごとに置かれ、現職や元職の国会議員らが総支部長を務めている。「総支部長が汗をかいた分だけ見返りがある」(陣営幹部)はずだったが、思うように支持は広がらなかった。
中盤戦に入ると自民、公明両党の二人が優勢と報じられた。これにより、みんなの党現職の行田邦子(47)と三議席目を争う構図が鮮明となった。行田は六年前の参院選では山根とともに民主公認で当選したが、昨夏に離党。みどりの風を経て、今年三月にみんな入りしていた。
「行田候補は、自らの議席を維持するため有利な環境を求め、短期間で、180度政策の違う政党を渡り歩いたのです。埼玉県連として、(六年前に)このような候補を擁立し、心よりお詫(わ)び申し上げます」
選挙戦中盤の十七日、民主県連は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックにそんなコメントを掲載した。正攻法では議席に届かないとみた県連は、インターネットで行田批判を広めようとした。
行田陣営幹部は「県連が、こんなコメントを公式に出すとは」と驚く一方、「こんなことをする前に、やるべきことがあったのではないか」と皮肉った。
■ ■
集票の要となる総支部長は普段から、靴を擦り減らし支持者に声をかけているか。山根が推薦をもらった団体のメンバーらをきちんと回っているのか。党の存亡をかけた今参院選で「力を出し切れていない総支部長もいた」(陣営幹部)。
山根の落選で、民主県連所属の国会議員は枝野ら四人だけになった。次期衆院選には総支部長の多くが出馬するとみられている。だが、ある選対関係者が漏らした。「元職というだけで自動的に候補者になっても、勝てるかどうか分からない。衆院選の候補者は公募する必要があるのではないか」(敬称略)
◇ ◇
自民圧勝で幕を閉じた今回の参院選。埼玉選挙区で戦った各党の浮沈を追った。(参院選取材班)
2855
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:53:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130724/CK2013072402000139.html
浮沈―'13参院選(中)自民・公明 選挙協力の果てに
2013年7月24日
史上最多得票でトップ当選を果たし、地元支持者に笑顔であいさつをする古川俊治氏=さいたま市岩槻区で
「百万票を超えるなんてバブル、アベノミクスバブルだ。安倍(晋三)さんの経済政策への期待でこんなに伸びただけで、実体はない」
投開票から一夜明けた二十二日。自民党県連の関係者は、再選した自民現職の古川俊治(50)の結果をこう表現した。百万七百二十五。古川の得票数は参院選の埼玉選挙区では史上最多となり、全国の選挙区でも百万を超えたのは五人しかいない。陣営が歴史的大勝に沸く中で、自民の重鎮県議の一人が打ち明けた。「たまげた。オレは何も選挙運動しなかったのに」
■ ■
選挙戦終盤の十七日、東松山市の東武東上線東松山駅前。古川とともにマイクを握った地元選出の自民衆院議員、山口泰明が力を込めた。
「古川さんには何としても百万票を突破してほしい。そして、推薦している矢倉さんにも二番手に入っていただきたい」
自民党本部は埼玉で「与党で二議席」を目指し、公明党新人の矢倉克夫(38)を推薦した。自民が公明候補を推薦したのは埼玉選挙区だけで、参院選では過去に例がなかった。同じ選挙区で争うライバルへの推薦に古川は「不服だ」と公言していたが、山口は古川本人の目の前で、矢倉への投票も呼び掛けた。
安倍内閣の高い支持率を背景に、古川は公示前から圧勝が予想されていた。選挙運動の核となる自民の衆院議員や県議らには、古川よりも矢倉への支援に熱を入れる姿も目立った。
もし「アベノミクスバブル」がはじけ、次の衆院選や県議選で自民に逆風が吹けばどうなるか。自民の立候補予定者にとっては、公明の組織票を融通してもらえるかどうかが当落を左右しかねない。特に無党派層が多い都市部の自民議員は、公明とは「持ちつ持たれつ」の関係だ。「矢倉さんに自民党推薦がついたので、自分の支持者にも頼みやすくなった。『家族の一人は矢倉さんにお願いします』って」。ある自民衆院議員はそう話した。
結果は古川一位、矢倉二位で当選だった。自公の思惑通りとなったが、別の衆院議員がつぶやいた。
「今回の参院選では、自公協力に振り回された。悲しいけど自民党は、衆院選の小選挙区では公明党の協力なしでは戦えない。結局は自分が強くならなければ、どうにもならない」
■ ■
二十一日夜。さいたま市南区の矢倉事務所は、支持者たちの歓喜の渦に包まれていた。「政治を安定させてほしいという有権者の期待が、埼玉での自公二議席につながった」。埼玉選挙区選出の参院議員で、公明県本部代表の西田実仁から笑みがこぼれた。
初当選した矢倉の得票数は五十九万九千余り。公明の基礎票は県内で四十数万とされており、自民支持者からは、予定通り十万票程度が矢倉に融通されたとみられている。ただ、六年前の参院選の埼玉選挙区では、六十二万票を得た公明の現職が敗れた。
公明は今後、西田と矢倉の議席維持に全力を挙げる。次期衆院選でも、県内の比例票を上積みさせることが大きな課題だ。県本部幹事長の福永信之は「自民党との選挙協力は続ける。一票でも欲しいのが政治だ」と話した。(敬称略)
2856
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:54:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130725/CK2013072502000151.html
浮沈―'13参院選(下)みんな 組織力、地力に課題
2013年7月25日
念願の再選を果たし、支持者から花束を受け取る行田邦子氏(中)=さいたま市大宮区で
二十一日夜、みんなの党現職の行田邦子(47)が、さいたま市大宮区の事務所で歓喜の渦に包まれながら万歳した後、選対本部長の山内康一がマイクを握り表情を引き締めた。「厳しい戦いだった。行田さんにはこれからの六年間も、後援会づくりや地盤固めに努力してほしい」
公示直後、得票見通しを計算していた行田陣営幹部の胸に不安が広がった。無党派層の票の取り込みが当落のカギを握る行田だが、投票率は下がると読んでいた。みんな支持者や行田個人の票などを積み上げても、当選ラインに届かない四十五万程度かもしれない−。「組織票を持つ連合が今回ほど怖かったことはない」。この幹部が本音を吐いた。
行田は今回の参院選で「みんならしからぬ戦い」(陣営幹部)を続けた。みんなが三年前の参院選で埼玉選挙区に擁立した新人は、人通りが多い駅前などで演説をする「空中戦」に徹した。だが、今回は無党派層の多くが自民に流れるとみた行田陣営は小さな集会を積み重ね、じわじわと支持者を増やしていった。
選挙戦中盤には、さいたま市浦和区の埼玉会館で決起集会を開いた。党政調会長の浅尾慶一郎は「このような箱もの(建物で開く集会)をできるのが行田の強み」と目を細めた。
しかし行田の得票数は四十八万五千余りと、当初の予想とほぼ同じだった。では勝利の決め手は何だったのか。ある陣営幹部が話す。「さまざまな戦略も用いたし、ブレない党の主張も受け入れられたとは思う。だが、勝因は山根さんが伸び悩んだことに尽きる」。民主党現職の山根隆治(65)の「敵失」でつかんだ薄氷の勝利だった、と分析した。
■ ■
国民の目が参院選の結果に注がれていた二十一日、行田事務所にいた党県支部代表の松本佳和に、この日投開票された三郷市議選でみんなの候補者一人が当選したとの連絡が入った。「また仲間が増えた」。松本は笑顔をみせた。
みんなの県内の地方議員は現在二十人。結党から日が浅く県支部も三月に設立されたばかりで、組織は脆弱(ぜいじゃく)だ。そこで松本は、党勢拡大を今後の重要課題と位置付ける。当面、一つの自治体に最低でも一議員を誕生させることが目標で「県議団まで組めるようになれば、次の国政選挙で候補を擁立しようという環境もできる」と見通す。
さらに県支部が望みをかけるのは、日本維新の会などとの連携だ。今回は公示直前に維新との選挙協力が破談となったが、維新は六月末の国会議員団北関東ブロック会議で、各地域の実情に応じて何らかの協力をすると決めた。埼玉では、維新の議員が街頭で行田の応援演説をしたり集会に出席したりはしなかったが、ポスター張りやビラ配りを手伝うなどした。
松本は、こうした維新との協力が次につながるとみて期待を込める。「できれば国政選挙は候補者の一本化が望ましい。自民、公明がつまずいた時に備え、きちんとした受け皿をつくっておく必要がある」(敬称略)
2857
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:55:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130724/CK2013072402000116.html
検証2013参院選(上) 両陣営競い、集票底上げ
2013年7月24日
(上)駅頭で元防衛相小池百合子(左)と支持を訴える石井(下)首相の安倍も豊田の応援に駆け付け後押しした=いずれも県内で
「二つの陣営が切磋琢磨(せっさたくま)した結果だ」。参院選の投開票から一夜明けた二十二日、自民党県連会長の桜田義孝はこう勝因を語った。千葉選挙区(改選数三)で悲願の二議席獲得を果たし、安倍政権の高支持率を背景に、二人の得票は計百十万票と他党を圧倒した。
党県連は当初、現職の石井準一に公認を絞ることも検討したが、石井と距離を置く県議の有志が八千代市長だった豊田俊郎の擁立に動いた。三月中旬に豊田の公認が決まり、選挙戦では両陣営で支援を分け合う「すみ分け」は行わずに戦った。
着実に準備を進めてきた石井は序盤から選挙戦をリード。豊田の当選圏入りが視野に入った中盤以降は、党も豊田のテコ入れに力を入れ、首相の安倍晋三や財務相の麻生太郎ら幹部が来県した。「ここでゆるんだら向こう(豊田)に流れる」と、石井陣営も個人演説会を中心に活発に動き、二人擁立は今回、相乗効果で集票の底上げに働いた。
「前回まで、はるかに低い党支持率でも二人公認で戦ってきた。三番目はあると思った」。豊田の選対関係者はこう明かす。共同通信の出口調査では、投票者のうち自民を支持政党に挙げた人は39・7%に上り、民主の10・8%を大きく上回った。
自民支持層のうち石井は55・6%を集めたが、豊田も33・8%に達した。公明支持層は石井が48・2%で、豊田も21・8%を得た。トップ当選の石井には及ばないものの、豊田も自公支持票を手堅くまとめ、党組織を中心に二人の支持は浸透した。
両候補を推薦した公明党県本部の幹部は「都議選で勢いをつけ、時期も良かった」と分析する。
桜田は「(大勝しても二年後の)統一地方選に向け、県連内がゆるむことは考えられない」と断言。さらに「(安倍政権は)経済成長が最優先。党の長期的政策課題である憲法改正問題にも取り組むべきだ」と力を込めた。(敬称略)
◇
二十一日に投開票された参院選千葉選挙区は、改選三議席のもとで初めて自民党が二議席を獲得した。議席を得た自民、民主両党を中心に各陣営の勝因・敗因を共同通信の出口調査も加味して探った。
2858
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:56:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130725/CK2013072502000146.html
検証2013参院選(下) 風頼みから組織作りへ
2013年7月25日
(上)党代表の海江田万里(右)と支持拡大を訴える長浜=木更津市で(下)みんなの党幹部と有権者に手を振る寺田(中)=市川市で
「党への支持は戻っていない」。選挙戦中盤、民主党現職の長浜博行の陣営幹部は表情を曇らせた。中盤以降は盟友の前首相野田佳彦が連日街頭宣伝に同行し、懸命に票の掘り起こしを図った。
野田の地元船橋市で長浜は、トップ当選した自民党の石井準一の五万五千票に迫る五万二千票を獲得した。それでも、陣営幹部は「演説の途中で立ち去る人もいた。厳しい状況は大きく変わらなかった」と漏らす。
民主は引退した現職加賀谷健の後継を立てず、長浜一人に絞って議席の確保を狙った。陣営が目指したのは、昨年の衆院選で党が得た比例票の五十四万票だったが、得票は大きく下回る三十八万八千票にとどまった。
選挙前、選対関係者が「民主支持層の核」として挙げた三十数万票と一致する。衆院の十三小選挙区でそれぞれ、三万票を積み上げた数字だ。選対関係者は「結党したころの基礎的な票に戻った。ここから上がっていけるかだ」と表情を引き締めた。
共同通信の出口調査でも長浜は、民主支持層の86・4%は固めたが、無党派層は自民、やみんなの党より少ない18・8%で、広がりはなかった。
県連幹事長の田中信行は「反自公の受け皿になれなかった。自分たちは違うと思っても有権者から見れば、野党はみな同じように見えたのだろう」と指摘。二年後の統一地方選に向け、「地方議員が力を付けることが大事だ」と語った。
◇
三年前の前回は議席を獲得したみんなの党だが、新人の寺田昌弘は次点に終わった。出口調査では、無党派層の20・9%を獲得。出馬した九候補の中では最も多く、無党派の一定の受け皿になった。
日本維新の会との選挙協力が解消され、寺田の正式出馬表明は六月中旬にずれ込んで出遅れた。維新、生活の党など独自候補を立てた野党各党と票が分散したことも影響した。
選対幹部は「(野党候補の)票を単純に足しても意味がない。選挙協力が実現しても野合批判はあったはずだ」と指摘する。党幹事長代理の水野賢一は「第三極の中で最も多くの票を得た。二大政党以外の勢力の核として活動していくよすがになった」と今後を見据えた。(この企画は小川直人が担当しました。敬称略)
2859
:
チバQ
:2013/07/25(木) 20:58:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk20010002000c.html
岐路に立つ:検証2013参院選/上 圧勝の自民 政策推進カギに /長野
毎日新聞 2013年07月23日 地方版
現新6氏が議席を争った参院選長野選挙区(改選数2)は、自民現職の吉田博美氏(64)がトップで3選を果たし、民主現職の羽田雄一郎氏(45)も4選した。自民・民主の「指定席」には変わりが無かったが、元来「民主王国」と言われた長野県で羽田氏が得票を大きく減らし、共産新人の唐沢千晶氏(43)が存在感を見せるなど変化の兆しもうかがえる。参院選を検証し、岐路に立つ各党の今後を取材した。【参院選取材班】
選挙戦終盤の18日夜。定員600人の長野市若里市民文化ホールで、自民現職の吉田氏が開いた個人演説会は立ち見が出るほどの盛況だった。「おおむね成功だろう」と陣営幹部は笑みを浮かべた。企業・支持団体に動員をかけた結果だが、幹部は序盤から続く勢いを感じていた。
昨年12月の政権奪還から半年余り。下野した民主への逆風がやむ気配がない中、陣営内では早い段階から、吉田氏にとって初当選時の2001年以来の「トップ当選」が合言葉になっていた。
安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」によって円安・株高基調になったことを背景に、吉田氏は「アベノミクスが成果を出すためには衆参のねじれを解消しなければいけない。景気回復が一丁目一番地だ」と強調。経済問題を前面に出すことで安倍内閣への高支持率を自身の選挙戦につなげようとした。街頭での反応も「衆院選より格段に良い」(県連幹部)と手応えをつかんだ。
結果は、民主現職の羽田雄一郎氏に7万票以上の差をつける圧勝。共同通信社が行った出口調査では、自民支持層の8割、公明支持層の6割を固めた他、無党派層にも2割以上浸透した。吉田氏は21日夜、事務所で支援者を前に「安倍晋三首相の『デフレから脱却する』という経済政策に理解をいただけた」と喜びをかみしめた。
ただ、「問題は勝利した後だ」とある県連幹部は言う。今回の勝利が自民の組織強化につながっているわけではなく、「単に民主から離れた層が期待票として自民に流れただけ」(同じ幹部)だからだ。県内でも農業従事者を中心に懸念が強い環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の参加交渉は、23日にも日本が交渉に初参加するが、内容次第では「一気に支持率が急落しかねない」と関係者は気をもむ。
自民のベテラン、小坂憲次参院議員も風頼みの選挙に「経済対策でも、まだ県民の懐で実感できるまでには至っていない」と指摘する。「今後、着実な進め方があって初めて次期衆院選につながる。それができなければしっぺ返しがくる」
2860
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:00:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk20010008000c.html
岐路に立つ:検証2013参院選/中 「羽田ブランド」辛勝 原点戻り民主再生を /長野
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
21日夜、上田市にある民主現職の羽田雄一郎氏(45)の選挙事務所。「当選確実」の知らせに支持者が沸く中、東京から駆けつけた羽田氏の父で元首相の孜氏(77)の姿があった。体調が優れない孜氏が、地元後援会員らの前に姿を見せたのは4年ぶりだった。孜氏と後援会「千曲会」の佐藤圭司会長が握手する姿は、厳しい党勢を背景に、祖父から3代続く「羽田ブランド」を前面に押し出した選挙戦を印象付けた。
逆風にさらされる民主。陣営は「羽田家の羽田雄一郎として戦う」と民主色を薄め、羽田氏の国土交通相などの実績、人柄を前面に打ち出す戦略に徹した。遊説では「民主党」の名前を控え、自身の名前を連呼。その結果だろうか、地元の上田市などがある衆院3区では全17市町村で首位の得票を得た。自民現職の吉田博美氏(64)にトップ当選の座を譲ったものの、県連の倉田竜彦幹事長は「(吉田氏とは)7万票差にとどまった」と胸をなで下ろした。
羽田氏は6年前の前回選挙で、約54万票を集め、吉田氏の約30万票に大差をつけてトップ当選している。市町村別得票では、82市町村(当時)中の67市町村で吉田氏を上まわった。今回選挙で吉田氏を上回ったのは18市町村のみ。大票田の長野市など市部では、共産新人の唐沢千晶氏(43)に追い上げられた。
共に選挙を戦ってきた連合長野の中山千弘会長は「羽田ブランドがあったから当選できた。民主党に裏切られたという有権者の気持ちは根強い。このままだと自滅する」と危機感を募らせる。
党県連の北沢俊美代表は「昨年末の衆院選の負けを総括しなかったことが都議選、参院選の大敗の原因」とみる。憲法改正や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)、消費税増税など、国の行方を左右する課題が山積した国会は、衆参とも自公が過半数を占める結果になった。羽田氏は「民主党は3年半の政権で経験不足や権力争いで国民の失望を招いたが、政権交代可能な政治の原点に戻って党再生する。出ていく人もいるだろうが、憲法改正など同じ方向性の人を結集する」と述べた。
2861
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:01:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk20010039000c.html
岐路に立つ:検証2013参院選/下 バラバラ野党 戦略見直し迫られ /長野
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
「『安倍晋三政権をストップしてくれ』という思いが支持につながった。もっと大きな世論にするため、これからも前を向いて頑張りたい」。21日夜、敗戦の弁を述べた共産新人の唐沢千晶氏(43)に、支援者からは拍手が送られた。
安倍首相が進める経済政策「アベノミクス」を「毒矢ばかり」と徹底的に批判した共産党。参院選では反自民層の受け皿となり、唐沢氏は前回2010年の共産候補を約3万8000票上回る約15万4000票を獲得した。共産県委員会の今井誠委員長も「政権と国民の声はねじれている。この戦いは必ず今後に生きる」と手応えを口にした。
一方、長野選挙区では社民県連が支援する無所属新人の神津ゆかり氏(46)も立候補し、約5万票を獲得。「護憲・脱原発」など主張で共通項が多い2氏の票を合計すれば20万票を超え、2位の民主現職、羽田雄一郎氏(45)の29万票にぐっと近づく。
県内では今年初めに護憲や脱原発などを目指し、無所属統一候補の擁立構想もわき起こったが、幻となった。結果として票が分散したことに、構想を提唱した「国政選挙で共同を進める会」の安藤真后共同代表は「思った通り、野党が協力できない中で与党が勝ってしまった」と話した。
◇
「訴える時間が短く、なかなか認知してもらえなかった」。みんな新人の角恵子氏(33)は21日夜、涙声で敗戦の弁を語った。同党の井出庸生衆院議員が出馬した前回選で獲得した18万票台には遠く及ばなかった。
候補者擁立が難航し、公示2日前にやっと角氏を擁立したみんなの党。日本維新の会との選挙協力解消の影響もあったが、昨年の衆院選で高まった「第三極」への期待は、参院選で急速にしぼんだ。県内の比例代表で、みんなは約10万票と衆院選から微減にとどめたが、維新は8万票弱で、13万票近く減らした。井出氏は「一つ一つ問題を提起して世論に共感してもらえるようにやっていくしかない」と自分に言い聞かせるように語った。
野党がバラバラで終わった参院選。自民が圧勝し、「1強時代」を迎えつつある中、野党には戦略の見直しが迫られている。
2862
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:02:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chubu/news/20130723-OYT8T00162.htm
13参院選 検証 自民の必勝戦略奏功 三重地元出身の候補者 愛知「景気、雇用」最前面
当選報告会で笑顔を見せる吉川有美さんと川崎二郎・自民党三重県連会長(右、22日午前11時46分、津市で)=杉本昌大撮影 三重県は人口が集中する北部と保守地盤が厚い南部の二つの地域に大別される。自民党が「民主王国・三重」に風穴を開けることができたのは、岡田克也前副総理が権勢をふるう北部の切り崩しに成功したためだ。
「皆さんのお力添えで自民党の議席を取り戻すことができました」
22日午前、津市の自民党三重県連で開かれた三重選挙区(改選定数1)の当選報告会で、吉川有美(39)は集まった業界・団体、自治体の関係者らに何度も頭を下げた。1998年以来の議席獲得に、吉川の出馬を後押しした県連会長の川崎二郎は意気揚々とあいさつに立った。「北部で岡田さんに負けない候補者を選ぶ。南部は我々の底力で支える。自民党の必勝パターンが確立した」
川崎が候補擁立にあたってこだわり続けたのが「県北部出身者」ということだった。2011年4月の知事選で北部の三重2区を地盤とする鈴木英敬を擁立し、地元の四日市、鈴鹿両市で大量得票して当選させた成功体験があるためだ。
しかし、川崎が考える「勝てる候補者」はなかなか見つからなかった。北部の桑名市出身、四日市市の高校卒業という経歴を持つ吉川に白羽の矢が立ったのは、今年3月末だった。
出遅れによる知名度不足が懸念されたが、南部で民主党現職を圧倒。北部の一部ではリードを許したものの、岡田のおひざ元の四日市市と桑名市で計約7000票の差を付けた。
北部には自動車産業や電機産業が集積している。川崎は公示直前、「そこで働く人たちが経済政策を評価してくれるかどうかがカギになる」と語った。結果は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待感が、岡田の地盤にも広がっていたことが投票に表れた格好だ。「景気のぬくもりが実感できる政策を練り上げていきたい」。川崎は自民党政権の実績を積み重ねることで、王国の切り崩しをさらに進めたい考えだ。
■ ■
愛知選挙区(同3)でトップ当選した酒井庸行(61)は、同選挙区で史上最多となる105万票を獲得した。今回の自民党圧勝を象徴する驚異的な数字といえる。
「100万票が重くのしかかっている。腹を据えてこの国のために頑張りたい」
酒井は22日午前、愛知県岡崎市で支援者らを前にそう頭を下げた。新人の酒井にこれだけの票をもたらしたのは、やはりアベノミクスに対する期待感だ。実際、読売新聞社が21日に行った出口調査で、重視する政策に「景気・雇用」を挙げた人の半数が酒井に投票した。
昨年末の衆院選圧勝で、県選出衆院議員が1から15に増え、組織選挙が強化されたとの指摘もある。全国の自民党支持率は、衆院選前の25%から今月初旬には44%まで上昇している。
安倍首相は引き続き景気回復に最優先で取り組む考えだ。景気と密接に関連する消費税率の引き上げに踏み切るかどうかの最終判断が秋に待ち受ける。憲法改正や環太平洋経済連携協定(TPP)など、かじ取りを誤れば支持率低下に直結する難問も山積する。
県連会長の藤川政人は、自民党の大勝を冷静に受け止める。「期待が大きいだけに、何かあれば民意はころっとひっくり返るものだ」(敬称略)
◇
参院選は自民党が圧勝し、東海地方でも各選挙区で議席を確保した。民主党の衰退は著しく、第3極政党も伸び悩んだ。政党勢力が「一強多弱」に突入した今回の戦いを振り返った。
(2013年7月23日 読売新聞)
2863
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:04:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chubu/news/20130724-OYT8T00104.htm
13参院選 検証 愛知・みんな、無党派つかむ
「敵は共産」維新から転換
23日午後、愛知県庁で開かれた当選証書授与式に出席したみんなの党の薬師寺道代(49)の顔は少し日に焼け、引き締まったように見えた。「政策を議論していく仲間としてよろしくお願いします」。自民、民主両党の当選者と握手を交わし、初当選の喜びを改めてかみしめた。
「支援団体を持たない」「しがらみがない」――。そう繰り返した薬師寺の17日間は無党派層を取り込む戦いだった。街頭演説で「女性・母・医師」であることを強調。医療や介護などの政策を訴え、無党派層に「政策実現能力があるという期待感」(陣営幹部)を抱かせることに成功した。
読売新聞社が21日の投開票日に実施した出口調査によると、無党派層を最も取り込んだのが薬師寺で、全体の23%に上った。同じ第3極勢力の日本維新の会が10%、地域政党・減税日本が9%などで、無党派層への食い込みは顕著だった。
議席獲得を巡り一番の脅威となったのは、逆に組織力のある共産党だった。
「目の前の敵は共産党だ」。薬師寺陣営は6月下旬に開いた選挙対策会議で、ターゲットを維新の会から東京都議選で躍進した共産党に切り替えた。同党が「みんなの党は自民党の補完勢力」と繰り返していたことから、打ち消しのために消費増税凍結、原発ゼロなどみんな、共産両党に共通する政策を前面に出す方針も決めた。
4回も愛知県入りした党代表の渡辺喜美は街頭演説で、「何でも反対の共産党」とこき下ろした。さらに、自ら愛知県知事の大村秀章に薬師寺への選挙協力を要請。陣営事務所での大村との会談を報道陣に公開し、知事との緊密さを無党派層にアピールした。
「共産や維新に競り勝ったことに意味がある」。渡辺は当選が決まった薬師寺に、そう祝意を伝えた。
しかし、無党派層頼みには限界もある。薬師寺は2010年参院選の53万票を35万票に減らした。維新の会の党勢減退がなければ、無党派層の行方はさらに混沌(こんとん)としていたとみられる。
薬師寺は「風に左右されない地盤を作っていかないといけない」と話す。次点と7万6000票差という結果以上の激戦は、党の課題を改めて浮き彫りにした。
■ ■
名古屋市中区の共産党愛知県委員会で23日、次点で敗れた本村伸子(40)と幹部ら十数人による参院選の総括が行われた。「大躍進だ。これを党勢拡大につなげよう」。会議が終始明るい雰囲気に包まれたのは、党全体で非改選と合わせて11に議席を増やしたためだ。
比例選の県内得票数は10年の17万票から26万票に増えた。「本村の奮闘が比例票の伸びにつながった」。党県委員会からはそうした声が上がり、本村も比例選5議席獲得で「正直ほっとしている」と語った。
本村は原発再稼働や憲法改正に反対する無党派層の一部の掘り起こしを狙っていたが、期待したほどの票に結びつかず、結果は及ばなかった。党県委員会幹部の一人は「無党派層はあてにならない」と振り返った。
この日の総括文書は、締めくくりで組織の強化を訴えた。「今回の教訓を踏まえ、党の自力を強める活動に全力をあげる決意だ」(敬称略)
(2013年7月24日 読売新聞)
2864
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:04:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chubu/news/20130725-OYT8T00191.htm
13参院選 検証 民主 険しい再出発
三重 比例得票率「全国一」に希望
落選が決まった民主党・高橋千秋さんの選挙事務所。岡田前副総理と写っている集会の写真が、はがれかかっていた(21日夜、津市で)=杉本昌大撮影 「かつてない運動量の戦いだった。あれだけやって勝てなければ仕方ない」
三重選挙区(改選定数1)で落選した民主党の高橋千秋(56)は、東京・永田町の参院議員会館で選挙戦をそう振り返った。3期13年を過ごしたこの地で、24日も部屋を明け渡すための荷造りに追われていた。
高橋は経済産業政務官や外務副大臣など政府の要職を歴任した。党内分裂を招きながらも成立させた消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法の審議では、参院特別委員会委員長の重責を担った。公示後、応援に駆けつけた前首相の野田佳彦が「昨年の審議を乗り切れたのは『名委員長』のおかげだ」と持ち上げたほどだ。
「さまざまな人脈もできたし、素晴らしい経験をさせてもらった」。高橋は荷造りの合間に、吹っ切れた表情を見せた。
これまでにない逆風での選挙戦だった。前副総理の岡田克也が高橋の支援に全ての時間を費やしたが、3月になって出馬表明した自民党新人に及ばなかった。岡田は高橋の落選が決まると「アベノミクスへの過剰な期待と戦っていた」と肩を落とした。
しかし、「王国」の灯が必ずしも消えたわけではない。同選挙区での民主党の比例選得票は約19万5000票。得票率は23・2%で、全国平均の13・4%を大きく上回る全国トップだった。県連代表代行の芝博一は「風やムードは一過性のもの。地方議員や連合と連携し再生に向けて取り組みたい」と語った。
高橋は25日までに議員会館と議員宿舎の片付けを終え、地元の津市に戻る予定だ。引っ越しの段ボールが積まれた議員会館の部屋で、今後のことについて問われると言葉を濁した。「先のことは分からない。これからじっくり考えたい」
■ ■
岐阜選挙区(同1)で落選した民主党の吉田里江(47)はすでに、公示1か月前の出馬表明から張り付いていた選挙区を離れている。8月上旬に国際貢献の一環としてカンボジアに向かう準備のためで、24日は県連幹部が支援者らへのあいさつ回りに追われた。
吉田の得票は約21万8000票にとどまり、自民党候補の半分にも満たなかった。党への厳しい逆風が直撃した結果で、県連代表の柴橋正直は「党に対する信頼は十分でないことは分かっている。責任を感じている」と現状を受け止める。
全国的にも惨敗を喫したが、代表の海江田万里は続投を表明し、責任をとって辞表を提出したのは幹事長の細野豪志だけ。党公認を取り消した無所属候補を支援した元首相の菅直人の処遇を巡り、党内の混乱も続いている。
同選挙区の候補者選定を巡っては、県連幹部が出馬要請を相次いで固辞し、混乱を招いた経緯がある。県連は8月上旬に開く常任幹事会で今後の対応を協議するが、幹部の責任を問う声は今のところ聞こえてこない。連合岐阜会長代理の舟口憲雄も「これ以上、県連内でゴタゴタを続けている場合ではない」との立場だ。
政党組織として統治能力の欠如を指摘され続けた民主党。再生に向けた県連の取り組みにも注目が集まる。(敬称略。この連載は志磨力、新良雅司、磯野大悟、浜名恵子、黒岩宏行が担当しました)
(2013年7月25日 読売新聞)
2865
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:44:29
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130723_07.htm
気流どこへ 参院選ねじれ解消(上)民主惨敗/信を失い無党派離反
支持者に頭を下げる岡崎。激しい逆風にベテランも耐え切れなかった=21日午後11時55分ごろ、仙台市青葉区の事務所
参院選は自民党が65議席を獲得して圧勝し、連立を組む公明党とともに衆参のねじれを解消した。民主党は17議席に落ち込み、東北での獲得はゼロに終わった。勢力図を一変させた民意の気流。候補者や政党は何を感じ、どう向き合うのか。
<立場が逆転>
16年間、鉄壁だった議席が一夜にしてさらわれた。
「私の声を皆さんに届けるような戦いができなかった。悔やまれてならない」。宮城選挙区(改選数2)で4選を逃した民主党現職の岡崎トミ子(69)は21日深夜、仙台市青葉区の事務所で絞り出すように語った。
自民党現職に次いで2議席目を獲得したのは、みんなの党新人の和田政宗(38)。差はわずか5100票だった。
予兆はあった。ビラを配っても受け取ってもらえない。街頭演説は無視される。民主党に対する強烈な逆風だ。
2007年までは無党派層に支えられ、大量得票を誇った。その成功体験からは予想だにしない退場宣告。「上り調子だった頃の民主党候補を相手にしているようだった」。陣営関係者は立場が逆転した戦いを振り返る。
連合宮城会長の山崎透は岡崎の事務所で「雪崩を打つ無党派層の怖さを知った」と漏らしたが、組織も一体ではなかった。
例えば今回、傘下の電力総連が推した比例代表候補は宮城県内で8400票を獲得した。民主党への風当たりが強い中で、10年参院選の5200票を大幅に上回った。
「増えた比例票がどれだけ岡崎と連動しただろうか」と党関係者は言う。岡崎は「脱原発」を信条としてきた。選挙戦では発言を控えたが、労組側の不満は消えず、連動は不発だったとの読みだ。
政権時代の混迷を引きずり、防戦の末に沈んだ岡崎。結党以来のベテランは「(今後のことは)長年支えてくれた方たちや県連と相談しながら決めたい」と話すのが精いっぱいだった。
<王国流動化>
岩手選挙区(改選数1)では、民主党を除名された無所属現職の平野達男(59)が、自民党新人の田中真一(46)を振り切って3選を決めた。民主党新人の吉田晴美(41)は埋没した。
平野は孤立無援となり、苦戦もささやかれたが、「議員が育つのを待っている余裕は被災地にはない」と民主党の一部や地域政党いわての県議が支えた。
「組織がないと言われてきたが、どこにも負けない組織ができた」と平野。党を離れた判断が結果的に勝利に結び付いたことをにじませる。
平野が票を伸ばすほど、民主党は支持基盤を崩された。かつて比例も含め衆参の関係全議席を独占した「王国」は、昨年7月に生活の党代表の小沢一郎が党を割ったことで流動化した。流れ出す無党派票をつなぎ留める力は吉田にはなかった。
<組織に弱さ>
東北では秋田選挙区の現職松浦大悟(43)、福島選挙区の現職金子恵美(48)も落選。衆参のねじれ解消とともに、議席が消えた。
党福島県連は22日、総括会議を開いた。挙がったのは、後援会組織が弱いことや各種団体との連携不足など反省の声。組織強化のほか、次期衆院選に向け候補者の人選を急ぐことは確認したが、道筋は見えない。
県連代表の参院議員増子輝彦は「泥水をすする、血のにじむような努力をしないと再生は図れない」と話した。(敬称略)
2013年07月23日火曜日
2866
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:44:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130724_01.htm
気流どこへ 参院選ねじれ解消(中)自民圧倒/組織戦奏功、押し切る
山形選挙区で初当選を決め、支持者から贈られた風船に驚く大沼氏(中央)と遠藤山形県連会長(右)。組織戦で接戦を制した=21日午後10時ごろ、山形市の事務所
<激烈な圧力>
強力な「党営選挙」が、地元に移り住んでわずか半年の新人を議席に押し上げた。
「私の至らなさを、皆さんでカバーしてもらった」。山形選挙区(改選数1)で初当選した自民党の大沼瑞穂(34)は21日夜、山形市の事務所で党国会議員や市町村長らに深々と頭を下げた。
野党共闘で追いすがるみどりの風現職の舟山康江(47)への対抗策は、かつて自民党が得意としてきた利益誘導型の「締め付け」だった。
「大沼に投票しないと安倍政権にノーを突き付けたことと同じ。アベノミクスも国土強靱(きょうじん)化も反対か、と呼び掛けろ」。13日の選対会議で、県選出の参院議員岸宏一は徹底した業界対策を指示した。
全国31の1人区で全勝を目指す党本部の圧力は激烈だった。
15日は経済再生担当相甘利明、17日には元官房長官塩崎恭久、19日も党参院議員会長中曽根弘文と農相林芳正。続々と大物が応援に入り、商工団体や首長、宗教団体、農業者らに接触、大沼支持を求めた。
「もう動くな」。選挙戦序盤、公示前に舟山支持を明言した山形県知事吉村美栄子に、政府首脳らが電話でにらみを利かせた。吉村は「絶対に動きません」と答えたという。
舟山との差は2万700票。僅差だが、票を囲い込むしたたかな戦略が積み重ねた確かな差とも言える。県連会長の衆院議員遠藤利明は「危機感を持ち、必死に大沼を売り込んだ組織戦が奏功した。万々歳だ」と誇らしげに振り返る。
<緩みと戦う>
「愛知は大丈夫、という他陣営のキャンペーンにやられた」
宮城選挙区(改選数2)でトップで3選を果たした自民党現職の愛知治郎(44)は22日、組織の緩みと戦ってきたことをにじませた。
獲得したのは42万1000票。他候補を大きく引き離したが、当初の目標だった50万票には遠く及ばなかった。終盤、みんなの党新人の和田政宗(38)と民主党現職の岡崎トミ子(69)の2議席目争いが激しくなったことが、愛知に響いた。
「愛知は当確だから別の候補に(期日前投票で)入れてきた、と言う支持者が日に日に増えた」と党関係者は振り返る。
結果、2議席目は和田が滑り込み、民主党の指定席はなくなった。緩んでいた愛知票の一部が、民主党不信と化学反応を起こし、和田に流れたのだ。
<進む弱体化>
「大勝と言えるかもしれないが、実感はまったくない」。22日朝、秋田選挙区(改選数1)で26万票を得て初当選した自民党新人の中泉松司(34)は、自宅で打ち明けた。
党県連は、圧勝の影でネットワークの弱体化が進んでいることを如実に感じた。保守系の市町村議は自治体合併で減少。15年前まで5万人超だった県内の党員数は高齢化で約7000人にまで減った。
衆参のねじれを解消した民意の振り子。それが逆に振れれば、このままの支持基盤ではまた覆される−。中泉は「おごらず、謙虚に国民に耳を傾けるだけ」と語る。(敬称略)
2013年07月24日水曜日
2867
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:45:13
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130725_01.htm
気流どこへ 参院選ねじれ解消(下)中小明暗/街頭・ネット併用、金星
インターネット番組を収録する(左から)藤巻幸夫参院議員、和田氏、林衆院議員=17日夜、仙台市青葉区
<組織力補う>
支持拡大の最前線に、連呼や握手はなかった。
終盤戦に入った17日夜、仙台市内のスタジオ。宮城選挙区(改選数2)で初当選したみんなの党新人和田政宗(38)は短文投稿サイト「ツイッター」上であった討論会に参加した。
司会はネット界で活躍するジャーナリストの津田大介。「ネットは選挙にどんな変化をもたらしたか」「手応えは」。矢継ぎ早に繰り出される質問に、和田は黙々と回答を書き込んだ。
討論会が終わらないうちに、スタジオ内では選挙中の日課となったネット配信番組の収録が始まった。ともに元アナウンサーの和田と党衆院議員(比例東北)林宙紀が、軽妙な会話で日中の活動を紹介した。
陣営は業界団体の支援を受けなかった。県内5262カ所の掲示板にポスターを貼るのに3日かかったほど組織は弱かった。それをカバーしたのがネット戦略だ。
最終盤、和田は変わり身も見せた。
「お疲れさまでした。あさっては投票日です」。19日夜、陣営は和田をJR仙台駅前に立たせることを番組収録より優先した。視聴者数が頭打ちとなり、街頭で訴える正攻法が有効と判断した。
「ネット選挙はまだ過渡期。稼げる票には限界がある」と林。ネットという新たな主戦場で知名度を上げ、従来の選挙手法も織り交ぜた。民主党県連幹部に「つかみどころがない」と映った戦略が、現職の岡崎トミ子(69)から金星を挙げた。
<求心力衰え>
自民党圧勝の陰には、野党同士の激しいつぶし合いがあった。東北でも中小政党の明暗がくっきりと分かれた。
小沢一郎(衆院岩手4区)率いる生活の党は、岩手選挙区(改選数1)に新人関根敏伸(57)、青森選挙区(同)に現職平山幸司(43)を立てたがいずれも大敗。全国でも議席ゼロに終わった。
「一にも二にもわたしの力量が足りなかった」。21日夜、盛岡市。前復興相の無所属現職平野達男(59)に、15万票差で大敗した関根は小沢をかばうかのように釈明した。
小沢は「王国」再生へ必死だった。18日には雨が降りしきる中、県内10カ所を回り「政党に属さなくては影響力を行使できない」と叫んだ。小沢とたもとを分かち、4月に民主党も離れた平野の現状を当てこすった。
小沢を師と仰ぐ知事達増拓也と、その妻で昨年の衆院選岩手1区で落選した陽子も動員した。
あらゆるカードを切った上での惨敗。小沢の求心力が衰えたことを強く印象付けた。支援する経済人は言う。「長い間、小沢の人気や集票力に頼って選挙をしてきたがついに弾が切れた」
<対決あおる>
12年ぶりに東京など選挙区で議席を獲得した共産党。宮城選挙区で落選した新人岩渕彩子(30)は最終日の20日、仙台市中心部で「暴走する安倍政権を止められるのは共産党しかない」と自共対決をあおった。
東北での比例の得票は32万票と前回2010年の1.5倍に達した。党宮城県委員長の中島康博は「安倍政権に不安を抱える有権者の考えと共産党の主張がかみ合った」と自信を深める。(敬称略)
2013年07月25日木曜日
2868
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:45:37
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130723_08.htm
激闘・参院選 明と暗(上)圧勝の内実/首相人気におんぶ
当選確実の報を受け、支持者に迎えられる愛知氏。自民党への追い風に乗り、トップ当選を果たした=21日午後8時ごろ、仙台市青葉区の事務所
21日投開票された参院選で、宮城選挙区(改選数2)は自民党の現職が圧勝で3選し、みんなの党の新人が民主党現職に競り勝って初当選を果たした。民主、自民が議席を分け合う構図が一変し、県政界に新たな歴史を刻んだ激闘。明暗が分かれた戦いの軌跡を追った。
◎無党派つかみきれず
早々と当選を確実にした現職が余裕の勝利に胸を張った。
「前回に増して多くの支持を頂いた。選挙で約束したことをしっかりと成し遂げる」
21日午後8時すぎ、自民党現職の愛知治郎(44)は、仙台市青葉区の事務所で支持者を前に力強く宣言した。
開票状況を伝えるテレビ番組は、全国で最も早いグループで当選確実を速報した。
「トップを目指して戦った。当確もトップだ」。過去2回の2位当選がうそのような勝ち方に、選対本部長の相沢光哉の舌は滑らかだった。
<トップが義務>
戦いは1位当選を義務付けられた。党県連は候補者を愛知に一本化。安倍晋三政権の高支持率を背に、終始、優位に選挙戦を進めた。
愛知が訴えの軸に据えたのも安倍首相が進める経済政策「アベノミクス」の成果だった。
「国民のマインドは確実に前向きになった。これからはもっと良くなる」。個人演説会などでは景気回復への期待感を高める訴えに力を注いだ。
後押しするように安倍首相も13日、仙台市に入った。「経済成長がプラスになり、雇用の指標もリーマン・ショック前に戻った。民主党が3年かかってもできなかったことを半年で達成した」。青葉区の街頭で熱弁を振るう首相に約1000人が拍手を送った。
党国会議員や県議らも回転し、党支持層を手堅くまとめた。結果は42万1634票を得ての勝利。陣営が掲げた「2位に20万票差をつける」との最低目標も達成した。
ただ陣営幹部の表情は晴れない。本来の目標とした「50万票」を割り込んだ。県連会長代理の藤倉知格は「全国的な追い風は受けたが、無党派層を十分に引き付けられなかった」とみる。
共同通信社が投票日当日に行った出口調査では、無党派層の3割が、2位で初当選したみんなの党新人の和田政宗(38)に票を投じた。愛知は同じ3割にとどまった。
<活動量で不満>
思うように票が伸びなかった要因の一つに挙がるのは、愛知の地元での活動量の不足だ。6年前から得票数を減らしたのは7市町。うち5市町は沿岸被災地だった。県議は「しっかり被災地を回っていれば、違う結果が出た」と指摘する。
後援会の対応にも県議らから不満がこぼれる。個人演説会は20回を超えたが、後援会主催は2回のみ。祖父、父から引き継いだ組織は高齢化が進んでおり、以前から世代交代が課題とされている。
県連幹事長の中島源陽が自らを戒めるように言う。「今後の政治状況は分からない。日常の活動で期待に応えていかないと、有権者の信頼を失ってしまう」
アベノミクスの追い風を受けた圧勝は、支持基盤を盤石にしたとは言い切れない現実も浮き彫りにした。(敬称略)
2013年07月23日火曜日
2869
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:46:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130724_02.htm
激闘・参院選 明と暗(中)逆転の戦略/ネット駆使し攻勢
三木谷楽天社長(右端)と仙台市の中心商店街を練り歩き、無党派層にアピールする和田氏=15日
◎仙台に照準、狙い通り
「これまではシナリオ通り。さあここからだ」。投開票日の21日午後11時、仙台市青葉区にあるみんなの党新人和田政宗(38)の選挙事務所。党県支部長林宙紀はタブレット型端末で開票状況を見ながらつぶやいた。
選挙前から、勝負の相手は民主党現職の岡崎トミ子(69)と踏んでいた。郡部の開票がほぼ終わった時点で約2万票負けていたが、仙台市の開票が進むにつれ、差は詰まった。午後11時40分、テレビの開票速報が和田の当選確実を伝えると事務所内は大きく沸いた。
5102票差の勝利。勝因は、ライバルに約3万票差をつけた仙台市での支持の広がりだった。
<「群衆つくれ」>
陣営は戦略的に仙台を攻めた。和田は選挙中、市内の主要駅などで朝のあいさつ運動に徹した。昼間は無党派層を意識して、繁華街で何度も街頭演説した。楽天社長の三木谷浩史が応援に入った15日に向け、攻めに拍車を掛けた。
3日前の12日、青葉区のホテルであった選対会議。「潮目を変えるターニングポイントだ。街頭に群衆をつくれ」。陣営中枢から党地方議員に指示が飛んだ。
15日、三木谷の前には約300人の人垣ができた。いつもは通り過ぎる人に呼び掛けるだけの和田の街頭活動の中では異例の光景だった。陣営は、日本を代表するネット起業家の短い滞在をフルに活用しようと、演説の様子を動画で公開した。
狙いは見事にはまり、得票は仙台市5区のほか、塩釜、名取、多賀城各市や黒川郡など仙台市の近隣市町でも岡崎を上回った。
<強く民主批判>
序盤戦からインターネット上などで民主党や岡崎への批判を展開した和田。攻撃ぶりは日を追うごとに激烈になった。
19日夜、仙台市の繁華街では「民主党政権は復興政策をめちゃくちゃにした。選挙中も業界ばかり回り、組織固めに必死だ」と糾弾した。
長年、岡崎と対決してきた保守勢力もあうんの呼吸で後押しした。
自民党現職の愛知治郎(44)を応援するはずの同党仙台市連幹部は終盤、「岡崎を落とす絶好のチャンス。支持者には冗談めかして『愛知は大丈夫。岡崎を落とすため和田に入れようという人もいる』と話している」と、暗に和田支援を呼び掛けたことを明かした。
同じような動きは最終盤、急速に広がった。選挙戦最終日の20日午前、青葉区の仙台朝市を歩いた和田は、中年男性に「自民党員だけど知人に声を掛けている。民主党現職に負けてはだめだ」と固い握手を求められた。
仙台攻略、保守票の切り崩し。逆転の青写真を具現化する武器になったのは、今回解禁されたネット戦術だ。和田は「ネットがなければひっくり返せなかった」と自認する。
戦略がかみ合い、陣営が想定した以上に効果を発揮した戦いだった。(敬称略)
2013年07月24日水曜日
2870
:
チバQ
:2013/07/25(木) 21:48:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130725_02.htm
激闘・参院選 明と暗(下)防戦の誤算/郊外重点、逆転招く
支持者と握手する岡崎氏(左)。訴えが無党派層に広がらず、議席を失った=23日午前0時ごろ、仙台市青葉区の事務所
◎2議席目、知名度過信
開票速報が落選を報じた21日深夜、民主党現職岡崎トミ子(69)は仙台市青葉区の事務所で支持者に頭を下げた。
「仙台でもっと浸透できる戦いをすべきだった」
口をついて出たのは、みんなの党新人の和田政宗(38)に約3万票差をつけられ、逆転を招いた仙台決戦への悔いだった。
<遊説方針迷い>
陣営は、逆風下でも知名度の高さで2議席目をつかめると踏んでいた。前半戦は県内各地や労組を地道に回る支持固めを徹底。後半の勝負どころとみた仙台市でも、中心部での街頭演説を抑え、郊外に選挙カーを走らせて長年の支持層に訴える「団地作戦」を展開した。
最終盤の19日、2度目のてこ入れに入った党幹事長細野豪志がマイクを握ったのも中心部から離れた泉区の街頭だった。「岡トミ危うしと言われている。残る議席を誰が取るべきかを考えてほしい」と必死に訴えた。
党内きっての人気者の演説に、足を止めたのは約200人。無党派層のうねりを起こした過去の選挙を知る陣営関係者からは、「市中心部なら3倍の人が集まったはずだ」と疑問の声も漏れた。
3連休中日の14日には、遊説方針をめぐるドタバタ劇もあった。遊説部隊が郊外を回る選挙カー日程を、現場で急きょ変更。青葉区の中心商店街で街頭演説を始めると、陣営幹部が「そこは県外客ばかりだ。団地を回れ」と打ち切らせた。
中心部対策の強化か、郊外での支持固めか。遊説方針をめぐる迷いは、得意とした無党派層の取り込みがままならない陣営の焦りを、顕著に映し出した。
<県政界に影響>
頼みとする労組との一体感が十分でないという誤算もあった。
連合宮城傘下のある産別労組は、比例代表に立った組織内候補への投票呼び掛けを優先し、選挙区の岡崎にあまり触れなかった。幹部は「これまでの選挙で岡崎は票を上積みしてくれる存在だった。今回は党のイメージが悪すぎた」と振り返る。
何度も県内に風を巻き起こしてきた民主党の顔、岡崎の退場。県政界もその影響を注視する。
知事の村井嘉浩は22日の定例記者会見で、「ほかの若い現職が落選したのとは意味が違う。民主党の影響力が低下すれば、結果として県政界にもいろいろな影響を与える」と見通した。
焦点は、村井の3選出馬が濃厚な知事選(10月10日告示、27日投票)に移る。注目されるのは、2009年の前回、自民党出身の村井に対抗馬を擁立した民主党の対応だ。県連幹部は「解党的な出直しが求められており、推して知るべしだ」と擁立の難しさを認める。
県連で候補者を発掘し、党勢拡大の中心になってきたのは岡崎だった。立役者が国政の場から去る影響は計り知れない。
県連幹事長の内海太は「絶えず人材を発掘し、逆風でも当選できる候補を地道に育てていくしかない」と言葉を絞り出す。知事選やその先を展望する余裕はまだない。
(敬称略)
2013年07月25日木曜日
2871
:
名無しさん
:2013/07/25(木) 22:14:22
海江田執行部の総退陣要求=民主沖縄
民主党沖縄県連は25日、常任幹事会を開き、参院選の総括について協議した。その結果、
沖縄での党勢後退と全国的な惨敗について「党執行部の責任は重大」とし、海江田万里代表を含む党執行部に対して
「即刻総退陣を求める」とする文書を決定した。来週にも県連幹部が上京し、党本部に提出する。
参院選沖縄選挙区について、民主党本部は沖縄県連に対し、野党票が割れれば自民党を利するとして、独自候補の擁立を見送るよう要請。
これを受けて県連は擁立を断念し、自主投票とした経緯がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130725-00000165-jij-pol
2872
:
チバQ
:2013/07/26(金) 01:26:29
http://www.mbs.jp/news/jnn_5393030_zen.shtml
参院選、“無名の新人”が17万票獲得の理由
参院選の比例区での当選者を個人名の得票順で並べると、トップは公明党の山本香苗さんで99万票を超えました。そして、比例区の定数である48番目は、公明党の新妻秀規さんでおよそ2万6000票でした。そんな中、政治的には無名の新人ながら、17万票も獲得した候補がいました。
「緑の党」から出馬したミュージシャンの三宅洋平さんです。「緑の党」は政党全体の得票が少なかったため落選となりましたが、若い層を中心に支持を広げた背景には独自の選挙スタイルがありました。
参議院選挙の投票日前日、東京・渋谷駅前は、若者で溢れかえっていました。
「全国比例から立候補、三宅洋平!」(無所属 山本太郎氏)
東京選挙区から無所属で立候補した俳優の山本太郎さんと抱き合ったこの男性・・・
「緑の党推薦候補全国比例区、三宅洋平です!」
「緑の党」から比例区で立候補した、ミュージシャンの三宅洋平さん。
「おかしいと思うことは、腹の底からおかしいって言いたいんだ。政治の力学なんて、俺たちが変えられるんだよ!」(緑の党 三宅洋平氏)
選挙中、最もツイッターのフォロワー数を増やすなど、ネット上で、突如、話題を呼んだ候補者です。
沖縄を拠点に活動してきた三宅さん。選挙戦を通じ、ネット上での「ムーブメント」を引き起こすきっかけとなったのが、独自の選挙スタイルでした。三宅さんが打ち出したのは、音楽の生演奏を通じて自らの政治理念を訴えるという新しいかたちの街頭演説です。
「僕が政治や選挙をダサいと思った要因を抜き去っていきたかった。みかん箱の上で辻立ちは、僕には似合わない。拡声機は俺たちで言う、スピーカーだよね」(緑の党 三宅洋平氏)
「俺たちは、戦争にも原発にも、絶対負けない!」(緑の党 三宅洋平氏)
全国で街頭ライブを行う様子が動画で配信されると、瞬く間にネット上で拡散し若者を中心に支持を集めました。
「大飯原発、再稼働反対!」(緑の党 須黒奈緒共同代表 去年8月)
今回、三宅さんを擁立したのは、「脱原発」や「脱経済至上主義」を掲げる政治団体「緑の党」です。「緑の党」は、環境問題などに取り組む市民運動がきっかけとなり、1970年代にオーストラリアなどで誕生。ドイツでは連邦議会で一定の勢力を持ち、日本でも福島第一原発事故以降高まった「脱原発」の機運を受け、去年7月に結党されました。
「日本はドイツと同様工業国ですし、再生可能エネルギーの促進が本当に良い経済を作るためのチャンスだということを訴えていけばいいのです。それが緑の党の理念ですから」(ドイツ「緑の党」 ベアベル・ヘーン会派副代表)
日本の「緑の党」は、今回初めて参院選に候補者を立て「原発の即時廃止」を最重要課題として訴えました。
「日本の参議院選挙から世界の歴史を変えるんだよ 。戦争経済なんかもう要らないの!」(緑の党 三宅洋平氏)
そして、三宅さんは、17万6970票を獲得。これは、比例区で自民党から当選した有名候補より、多い得票数となりました。しかし、「緑の党」全体の比例区での得票は45万票あまりにとどまって議席獲得には至らず、候補者10人全員が落選しました。結果を受けて三宅さんは、国政進出への思いを新たにしたと言います。
「徴兵だの、戦争だの、稼働し続ける原発だの、子どもたちに残せるわけがないでしょってね」(緑の党 三宅洋平氏)
見据えているのは、次の国政選挙。その時、日本の原発はどうなっているのでしょうか。(25日23:27)
2873
:
ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府
:2013/07/26(金) 22:36:46
東京地検特捜部は、売国操作エージェント。
国民は、ロックフェラーが死んでも、謀略の全てが消え去ったなどと勘違いしないように。その上がいる。
その他関連:官僚、自民党、森喜朗、CIA
2874
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:03:09
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1307240600001.html
激戦の背景(上)[PR]
◇ 市長選にらむ県都 自民対「非自民連合」、互角
「山形市で競り負けた」
参院選山形選挙区の開票結果を受けて22日朝、自民党には動揺が広がった。
選挙では自民党の大沼瑞穂氏(34)が当選したが、山形市の得票は大沼氏が5万3760票、みどりの風の舟山康江氏(47)が5万5305票。差はわずか1545票だが、山形市での勝利を絶対条件に掲げて総力を注いできた大沼陣営には驚きの敗北だった。
20万人超の有権者がいる山形市は、選挙の当落を左右する大票田。だが、自民党にとっては支持基盤が弱く、2004年以来3度の参院選のすべてで民主党候補に敗れた「鬼門」だ。
しかも、大沼氏にとって山形市は血縁のある、ゆかりの深い地域。「地盤の山形市を落とせば落選しかねない」。選対本部長の遠藤利明・党県連会長は自身の後援会を総動員して山形市の票固めに徹した。
それでも大沼氏が競り負けたのは、「非自民連合」でもあった舟山陣営の激しい追い上げがあったからだ。
遠藤氏が「もっとも勢いをそがれた」と振り返るのが、比例区に立候補した民主党の元衆院議員、鹿野道彦氏(71)と舟山氏との連携だった。
鹿野氏の支援者には民主党を離党した舟山氏への批判も根強くあったが、鹿野氏は演説で繰り返し舟山氏への支援を訴えた。鹿野後援会の幹部は「最終的に9割の支援者が舟山さんに入れたはず」。選挙戦終盤、舟山氏も山形市に張り付いて無党派層の取り込みに腐心したことも奏功した。
お互いの総力をぶつけ、互角に終わった県都決戦。両者が参院選の次に見据えるのが2年後の市長選だ。
山形市長には長らく非自民勢力の市長が当選しているだけに、遠藤氏は「次の市長選は絶対に自民党候補を当選させる選挙だ」と意気込む。舟山陣営のある選対幹部は「大沼氏の当選で山形市が地盤の国会議員が(遠藤氏と)2人になった。その影響はこれから出るだろう」と危機感を強めている。
◇
自民党候補の勝利に終わった参院選山形選挙区。17日間の激戦の背景と、これからの動きを探る。(西尾邦明、遠藤隆史)
2875
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:04:05
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1307250600001.html
激戦の背景(中)[PR]
◇ 舟山陣営 置賜に溝
近藤氏の影響力生きず
22日未明。参院選の大勢が判明したことを受け、民主党県連会長の近藤洋介衆院議員が選挙戦を振り返った。
「全国的に自民候補にダブルスコアで負けている中で、互角の勝負ができた」
民主党県連は山形選挙区に独自候補を立てず、みどりの風の舟山康江氏(47)の支持を決定。結果は約2万票差で敗れたが、近藤氏が口にしたのは非自民勢力結集への手応えだった。
しかし、舟山陣営のある幹部の見立ては異なる。
「一番の誤算は置賜地方。選挙結果をみれば、近藤氏の力は陣営のアクセルにならなかった」
小国町が地元の舟山氏にとって、置賜地方は強みのある地域。再選にはここで自民党の大沼瑞穂氏(34)を引き離すことが絶対条件で、陣営は「置賜から参院議員の火を消すな」を合言葉に戦ってきた。
大票田の米沢市は近藤氏の地元だ。ただ、舟山陣営は当初、環太平洋経済連携協定(TPP)推進派の近藤氏に抵抗感が大きい農業団体の意向を尊重し、公示日の出陣式でも近藤氏にあいさつをさせなかった。近藤氏側は「民主の票が入らなくなる」と激しく反発した。
結局、近藤氏が応援弁士に立ったのは選挙戦中盤だった。大沼氏との互角の激戦に、舟山陣営が「米沢で圧勝し、寒河江や東根で善戦するためには近藤氏とその後援会の支援が不可欠」と判断したためだ。
近藤氏周辺からは「政策的に距離のある舟山氏を全力で支援した」との声がある一方、舟山氏のある選対幹部は「近藤氏はアクセル全開でも、後援会にはほとんど支援に動かない層もいた。それに近藤氏が表に立ったことで、そがれた農業票もある」と指摘する。
自民党側は、昨年末の衆院選山形2区で初当選した鈴木憲和氏が置賜地方のてこ入れを徹底。最終的に舟山氏は米沢市で、大沼氏に137票差で競り負けた。
優位に立てると踏んでいた置賜地方で、一枚岩になれなかった舟山陣営。「呉越同舟」の難しさが選挙戦略を狂わせた。(西尾邦明、遠藤隆史)
2876
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:05:15
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1307260600002.html
激戦の背景(下)[PR]
∞ 勝利「次」への号砲 衆院3区 自民公認争い激化
参院選山形選挙区で自民党の大沼瑞穂氏(34)の当選が決まった21日夜。党内で新たな戦いが始まった。
「当選を祝う大沼氏のバンザイが号砲。これからの勝負は山形3区の公認争いだ」。ある党員はこう話した。
庄内・最上地域で構成される衆院山形3区。今回の参院選で大沼氏の勝利を大きく引き寄せたのは、この山形3区をめぐる党内の「功績争い」だった。
約2万票差の激戦だった山形選挙区で、大沼氏がみどりの風の舟山康江氏(47)をとりわけ引き離したのが庄内地域だ。鶴岡市と酒田市を抱えるこの地域の合計で、大沼氏は全体の票差の4割以上にあたる8813票のリードを奪った。
その原動力が、前酒田市長で無所属の阿部寿一衆院議員と、鶴岡市から衆院議員を目指す加藤紘一氏の3女鮎子氏だった。
昨年末の衆院選で加藤氏が阿部氏に敗れて以降、空席状態の3区の自民党公認の座を狙う阿部氏と鮎子氏は、参院選でそれぞれ後援会を動かし「功績づくり」に奔走。自民党の岸宏一参院議員が強い影響力を持つ最上地域で、大沼氏のリードが1660票にとどまっただけに、庄内地域の「貯金」は大きな援軍だった。
しかし、「3区公認を得るために2人をいや応なく競わせる」(党県連幹部)戦略は、阿部氏と鮎子氏の対立をさらに深めた。
阿部氏は選挙戦で、大沼氏の応援に立つたびに自身が自民党入りを望む姿勢をアピール。阿部氏に近い立場の岸氏は「(阿部氏の)自民党入りを邪魔する人がいる」と発言し、暗に鮎子氏を支持する党内の勢力を批判した。
一方、新庄市で開かれた大沼氏の個人演説会では、応援弁士に招かれた阿部氏が壇上で話し始めた途端、鮎子氏の支持者らが一斉に席を立つ一幕もあった。
自民党県連の野川政文幹事長は「公認候補選びについては、まず3区の自民党支部で考えをまとめてもらうのが先」と静観する構えで、今後も両氏の溝が埋まる気配はない。3年後ともいわれる次の衆院選をにらんだ火種は勢いを強めつつある。(西尾邦明、遠藤隆史)
2877
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:06:44
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW20130724030910001.html
「復興」で一点突破
「県や復興庁に、ガツッとやるように言いますので」。住宅再建の不安を口にする仮設住宅の住民らに声を掛ける平野達男氏=5日、釜石市
【岩井建樹】「復興大臣になったつもりで被災地を歩く」
3選を果たした翌22日朝。無所属の平野達男氏は会見で、「復興庁の職員を呼んで話を聞き、問題点を整理する。よい提案をすれば政府も受け入れる」。復興相を務めた人脈と経験があれば、政党に頼らなくとも問題はない、と言わんばかりだった。
「組織も金もない選挙戦」(陣営幹部)。平野氏は17日間の選挙戦でひたすら街頭に立ち、演説の大半を復興に費やした。他の候補者や政党の批判はせず、「復興の最前線に立つ覚悟だ」と訴え続けた。
自民党が閣僚や人気の若手議員らを連日投入し、「無所属議員に何が出来るのか」と批判を口にするのとは対照的な姿だった。
被災地では、仮設団地を100カ所以上まわった。平野氏は「被災者に話をするのは当然」と言う一方、「戦術的な面もあった」。仮設団地で被災者と語り合う姿は、復興を訴える平野氏のイメージと重なった。
7月11日の月命日には他陣営が被災地に押しかける中、平野氏は「その日は遺族がお墓参りをする日」と内陸部を遊説。その日の夜に盛岡市で開かれた集会では、陣営幹部が「月命日を選挙に利用せず、遊説を避けた平野氏は他の候補者とはやはり違う」と訴えた。
こうした「完全無所属」「復興最優先」の姿勢を徹底する戦略が功を奏す。無党派層に加え、民主党、社民党といった「反自民層」、さらに落下傘候補に違和感をぬぐえない「自民支持層」の受け皿となっていった。
●慎重に自民と距離
ただ、平野氏が始めから政党の看板に頼らなかったわけではない。
沈む船に乗りたくないと4月に民主から逃げだした時には、「自分の原点は保守」と語り、上り調子の自民に支援を求めた。それがかなわないと、平野氏はショックで寝込んだ。
5月の連休明けから、同級生や地元北上の企業の支援を受けて活動を再開。民主、地域政党いわて、無所属の県議8人も支援に回った。
息を吹き返した平野氏はその後、自民を連想させる「保守」との言葉を使うのを控えた。自民に秋波を送った経緯から、「当選後に自民入りするのでは」とのうわさが出て、支援県議の後援会にも戸惑いが広がっていた。
陣営幹部は打ち明ける。「民主や社民など『反自民層』を取り込むためには、自民入りのうわさは迷惑だった。頭のいい平野さんは言葉を慎重に選んだ」
●当選で連携流動的に
とはいえ、当選すれば話は変わる。
平野氏は「当面は無所属で復興最優先で活動する」との考えだ。一方、平野氏が強い関心を示すTPP参加問題や社会保障と税の一体改革については「1人でやるには限界がある」とも述べ、政党との連携も視野に入れている。
自民側は選挙中、自民支持層が平野氏に流れることを懸念し、「平野氏の自民入りはない」とうわさの打ち消しに躍起となっていた。
だが、4月に秋波を送られた際に平野氏を推した二階俊博総務会長代行が19日に県内入りした際、「平野氏は敵ではない」と言うなど、自民内には平野氏を評価する声も一部に残る。
平野氏は当選直後、記者団の取材に「今は自民入りはない」と話したが、岩手でどうしても勝てない自民が、平野氏に接触する可能性は残り、流動的だ。
北上後援会長として平野氏を支え続けた中村好雄氏は推し量る。「当選の経緯からして今は動けない。政界の動向を見ながら立ち位置を決めるつもりではないか」
.
2878
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:07:37
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW20130725030910001.html
「王国」権勢いずこ
関根敏伸氏(左)の応援演説に駆けつけた小沢一郎氏=18日、盛岡市
【寺沢尚晃】すでに「王国」は「小国」でさえなくなってしまったのか。
生活の党の小沢一郎代表の地元、奥州市さえ、たもとを分かった無所属の平野達男氏の2万8671票に対し、生活の関根敏伸氏は1万2578票。前回衆院選での小沢氏の3万4643票の半分も、関根氏はつかめなかった。
「きちんとやることはやったし、長年の支持者には伝わったと思う。でも、そこまで。広がりが全く実感できなかった」と後援会幹部は言う。
そんな幹部を、さらに落胆させたのは、小沢氏が21日夜、都内の会見で語った感想だ。
「民主党の大臣を務め、次は自民党に(支援の)申し入れをした。このような人(平野氏)に、岩手県でこのような大きな支持が集まるというのは、私の政治家として、人間としての生き様から考えると、今もって信じられない」
後援会幹部は「有権者に対してまでも、うらみ節を言うようになってしまった。小沢さんが、有権者から離れていくようだ」。
立候補表明が5月中旬と、6人の候補者の中で最も遅れた。公示直前までずれこんだ衆院選時のように、公言した擁立時期がだんだん遅れていった。「勝てる候補」を探せず、平野氏と同郷の関根氏を立てるのが精いっぱいだった。
選対本部はいつもの小沢氏が作り上げてきた通り、総括責任者、選対本部長に国会議員、衆院の各小選挙区に県議ら担当者を据え、電話作戦、企業回り、所属議員との遊説も繰り返した。
ただ、民主党分裂前の国会議員は8人いたが、参院選直前は4人。23人いた県議も、辞職した関根氏を除くと9人に減った。
小沢氏は、仕方なく前面に出た。公示前には、県内の業界団体と社民党の計23カ所を行脚。にらみを利かせた。終盤には関根氏と終日遊説して回った。それでも、平野氏の4割にも満たない得票での惨敗だった。
後援会幹部は「昔は、小沢さんが選挙戦終盤に来てくれれば、逆転できた。でも今、組織にも小沢さん自身にもそんな神通力がないことは、昨年の衆院選で分かっていた」。
小沢氏は任期満了で74歳。ワンマン政党の限界が見えて来ている。
「小沢力」の低下の影響を最も実感しているのは達増拓也知事かもしれない。小沢氏の支援団体「欅(けやき)の会」会長に就任し、遊説に加わったが、盛岡では、平野氏の3分の1以下、惨敗した自民候補の半分しか得票できなかった。
しかし、開票翌日の22日、定例会見でこう強弁した。
「平野さんに小沢ブランドを感じて投票した人もかなりいるのではないか。小沢系3人の中の1人が当選したという風にも見られるのではないか」
小沢氏同様、有権者が認識不足だったと言わんばかりの発言だった。
その達増知事も「真の小沢系」の弱体化で、立ち位置がさらに苦しくなる。2年後に控える知事選について、かつては2期で退く意向を示していたが、3期目は「白紙」と言い始めた。立候補が取りざたされる衆院選の方が後になる可能性がある。
今後の県政運営について問われた達増氏は、「多数を形成するように協力関係を構築していかないと」。少しずつ生活以外との距離を縮めていこうとしている。
2879
:
名無しさん
:2013/07/26(金) 23:08:17
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW20130726030910001.html
県連裂いた「裏切り」
階猛衆院議員(左)は、自らが擁立した吉田晴美氏に寄り添い続けた=13日、盛岡市の「よ市」
【岩井建樹】「裏切り」が党県連をずたずたにしてしまった。
21日午後8時。民主県連代表の階猛衆院議員は、テレビで平野達男氏の「当選確実」のテロップを見た。「複雑な心境だ」と悔しさをにじませた。
4月に平野氏が民主党を離れ、階氏は急きょ、吉田晴美氏を擁立。二人三脚の選挙戦を繰り広げたが、自分の選挙のようには後援会は動かない。
階氏の後援会は達増拓也知事の後援会から引き継いだもので、メンバーも重なる。ある支援者は「国政は階、知事選は達増を支援する。民主党を支持しているわけではない」。
県連はそれ以上に混乱した。「落下傘候補ではダメだ」と反発。12人のうち3人が平野氏支援にまわった。階氏が檄(げき)を飛ばしても、陣営の士気は上がらなかった。21日の投開票日が近づいたある日の晩。幹部の一人は、「与えられたノルマを淡々とこなすだけ」と漏らした。結局、運営から集票まで、連合岩手におんぶに抱っこだった。
民主党への逆風もあり、結果は、300万円の供託金さえ没収される大惨敗。階氏の地盤・盛岡市は、6人の候補者のうち、達増氏が支援する関根敏伸氏にも及ばない4位。平野氏の3分の1も得票できなかった。
県連は、再建できるのだろうか。
昨年の衆院選では、国会議員と県議団は、「反小沢」でつながっていた。だが今回の参院選で、「階派」「平野派」「中立」に分かれてしまった。
県連としては、平野氏を支援した県議は当然、厳しい処分の対象となる。しかし、そうなれば分裂は決定的だ。21日夜、階氏は処分について、「ノーコメント」とした。
一方、県議会での影響力を保ちたい県議団は、県連組織よりも会派の維持を優先したい考えだ。平野氏を支援した渡辺幸貫県議も「会派から抜ける気はない。選挙が終われば県議団はまとまる」と言う。
だが、別の民主県議は嘆く。「階氏と県議との信頼関係は壊れたままだ。党に残るメリットもない。離党する県議が出る恐れもある」=終わり
2880
:
チバQ
:2013/07/27(土) 10:13:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130725-OYT8T01375.htm
民・み 不和で自独走
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みんなの党・藤岡さん(右)から握手され、とっさに左手で制止する民主党県連の渡部幹事長(7月5日、松山市で)
21日に投開票された参院選で、愛媛選挙区(改選定数1)は自民党の井原巧さん(49)が初当選を果たした。党への追い風も受け、投票数の67%にあたる37万票余りを得た。対抗したみんなの党の藤岡佳代子さん(47)は18%にあたる10万票余り。ほぼ無名の状態で公示1か月余り前に立候補表明、最後まで苦戦した。井原さんの〈独走〉に終わった選挙戦を振り返る。
■色々な事情
「温かい協力をお願いします。苦戦しています」。公示翌日の7月5日、藤岡さんは笑みを浮かべながら、民主党県連の渡部昭幹事長に握手を求めた。
「ちょっと離してください」。渡部幹事長は、右手を握られ、困惑した表情を見せた。この日の回答は「どこからも態度がない」。みんな県連側から協力の要請がない、との意味だ。
みんな、民主の両党は5月下旬、改選定数1の「1人区」では“共倒れ”を防ぐため、候補者を一本化することで合意。6月下旬には、選挙協力することまで踏み込んで方針が確認された。藤岡さんは、党本部の意向通り、選挙協力を求めた。
しかし、両県連の間には根深い溝があり、選挙戦では最後まで〈非自民の共闘〉は見えなかった。みんな県連の横山博幸代表は、かつて民主県連幹事長を務め、昨年4月、民主党の消費税増税方針などに反発し離党していた。
そうした因縁からか、横山代表は選挙協力を否定し続け、「政策の違うところと同じ方向を向くのは難しい」と、繰り返すだけだった。
民主県連も、歩み寄りを見せなかった。永江孝子県連代表が、立候補の意思を表していたにもかかわらず、党本部の候補者調整により出馬を断念せざるを得なかった経緯があった。
永江代表は7月9日、みんなへの譲歩があるかどうかを報道陣に問われ、感情を抑えきれずにいらだった。「我々から(藤岡さんを)『応援させてください』と言うのは違うのではないか。候補者を(みんなの党に)譲ったことで、すでに大きな協力をしている」
県内では最後まで、党本部同士の“事情”は通用しなかった。
21日夜、開票が始まってまもなく、藤岡さんの落選が明らかになった。藤岡さんは敗戦の弁を述べながら、党本部と県連の板挟みで苦しんだ心情を漏らした。「『色々な事情』があることを知っておけば、スムーズにできたと思う」
■消えた「強敵」
井原さんが四国中央市長を辞し、立候補のための準備を本格的に進めていた当初、仮想敵は永江・民主県連代表だったという。民放アナウンサー、衆院議員の経歴を持ち、県内の民主関係者では屈指の知名度があったためだ。
4月から選挙運動が終わるまでに、井原さんは県内全市町を3巡した。陣営関係者は「きついスケジュールだったが、永江に対抗するためだった」と振り返った。結局、知名度のある「強敵」は消え、陣営は楽勝ムードを振り払うのに懸命だったという。
読売新聞社と日本テレビ系列各局が21日に共同実施した出口調査では、無党派層の半分余りが井原さんに投票していた。
一方、共産党の植木正勝さん(60)は6万票余りを獲得し、同党候補者の得票率を前回選よりも3ポイント余り伸ばした。陣営幹部は「自公政権への批判の受け皿になれた」と手応えを語る。
■無風の結果
結果が見え透いたのか、選挙結果は「無風」だった。投票率は過去最低の49・40%だった。
永江代表は24日、民主が候補を立てず、比例でも惨敗した責任を取るとして、代表辞任の意向を示した。
(2013年7月26日 読売新聞)
2881
:
チバQ
:2013/07/27(土) 10:17:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk45010477000c.html
’13参院選振り返って:/上 自民 一枚岩で選挙区独占 /宮崎
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
「自民党が動き(県内の主要業界)10団体も動いた。まとまれば絶対に勝てるんだ」
参院選宮崎選挙区で前都城市長の自民新人、長峯誠氏(43)が圧倒的大差で初当選した21日夜、自民県連の中村幸一会長は組織の力を改めて強調した。
県議選から7選7勝の長峯氏は組織づくりの重要性を熟知していた。党公認前の昨年6月、長峯氏はまず、元参院議員でかつて保守分裂選挙の当事者だった父基氏の当時のライバル、上杉光弘衆院議員(71)の自宅を訪ねた。「公認を取り参院選に出たい。応援してください」。単刀直入に切り出す長峯氏に、上杉氏はうなずき、2人は宮崎のあるべき姿などについて1時間半にわたって語り合った。
公認決定後は、県内全ての首長を訪ね、その地域で後援会長を務めてくれる人物の紹介を依頼。旧市町村単位で張り巡らせた後援会組織には「上杉派」と呼ばれる人々も名を連ねた。
唯一の誤算は、県内最大の政治団体・県農民連盟の推薦保留だった。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対する連盟は、3月の安倍政権のTPP交渉参加表明に反発。長峯氏の推薦を保留し揺さぶる。
しかし連盟の本音は、支援候補を勝たせ、国に届けるTPP反対の声を強化することにあった。「自民批判と受け取られないタイムリミット」(連盟幹部)の6月に推薦を決定。長峯氏は選挙戦の拠点となるJA施設と農民票を手に入れ、連盟も「反対を貫く」との約束を得た。
選挙終盤の16日、宮崎市であった長峯氏の総決起大会では、連盟の森永利幸委員長ら10団体の幹部がずらりと並び、アピール。一枚岩の組織戦の結果、自民は12年ぶりに県内の衆参選挙区独占を果たした。
中村県連会長は「議員は皆若く、15〜20年は(自民一色の安定体制は)崩れない」との認識を示す。しかし、投票率は過去2番目に低い49・82%。長峯氏の得票は県内有権者の3割に過ぎない。「4年前に民主政権が生まれた理由は、自民があまりにもひどかったから。そのことを忘れてはいけない」。終盤、長峯氏の応援に駆けつけた小泉進次郎党青年局長の言葉は、有権者だけでなく、県連にも向けられている。
◇ ◇
アベノミクスへの期待を追い風に自民圧勝に終わった参院選。宮崎選挙区の動きを振り返る。
2882
:
チバQ
:2013/07/27(土) 10:18:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130726ddlk45010487000c.html
’13参院選振り返って:/下 民主・社民 大敗に募る危機意識 /宮崎
毎日新聞 2013年07月26日 地方版
選挙戦中盤の12日夜、宮崎市で開かれた民主元衆院議員、道休誠一郎氏(60)の演説会。支援者らを前に応援のマイクを握った社民県連の鳥飼謙二代表代行は「厳しいことも言う」と前置きし、両県連の過去のすれ違いに触れた上で訴えた。「民主を支持しても私たち(社民)に得るところはない。しかし日本は今、危機的状況だ。一緒に力を合わせ、自民党に議席を渡してはいけない」
県内の民主と社民の関係は近年、冷え込んでいた。2007年の参院選と09年の衆院選で、ともに推薦した無所属候補が当選後に民主入りしたことなどが原因だった。それでも社民県連は、今回の参院選で民主候補の支持を決めた。昨年12月の衆院選宮崎1区で双方候補者を立て、共倒れした反省があった。社民は、「非自民統一候補」を前面に出したい民主に協力。集会での応援演説に加え、最終日の最後の訴えには太田清海代表自ら街宣車の上に上がって投票を呼びかけ、共闘をアピールした。
「難しい問題を乗り越え、信頼関係を取り戻す作業が必要だ」と太田代表。民主県連の田口雄二代表も「両党が関係改善に向かったのは大きなプラス」と話し、連合宮崎の横山節夫会長は「久々に共闘体制を構築できた。今後も共闘は欠かせない」と雪解けムードを歓迎した。
しかし結果は、自民の圧勝。道休氏の得票は自民候補の4分の1程度で、10万票にも届かなかった。「非自民の受け皿ともみなされていなかったことがわかった。このままでは党は消える」。予想を上回る大敗に、民主の渡辺創幹事長はショックを隠そうとしなかった。
中央では「党存続の危機」や「野党再編」が叫ばれる両党。鳥飼代表代行は「もはや党にこだわっている場合ではないところまで来ている。党を超えて、リベラルのあり方を考える必要がある」。
自民一強時代に突入し、関係者はこれまでにない危機意識を募らせている。(この連載は、門田陽介、百武信幸が担当しました)
2883
:
名無しさん
:2013/07/28(日) 15:33:24
参議院会派・公示前勢力
自民84・民主86・公明19
みん13・共産6・維新3
社民4・生活8・改革2
み風4・大地1・社大1
無所属6
参議院会派・新勢力
自民115・民主59・公明20
みん18・共産11・維新9
社民3・改革3・生活2
社大1・無所属1
2884
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:38:36
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013072302100008.html
【北陸発】
針路を占う(上) 知事選へ党内温度差
2013年7月23日
祝福に訪れた谷本知事(左)と握手を交わそうとする山田修路さん(右)=21日夜、金沢市北安江で
圧勝自民 浮き彫り
自民党支持者の視線が一人に集まった。参院選の投票が締め切られる二十一日午後八時直前、金沢市北安江の石川県水産会館。知事の谷本正憲が現れた。首長は当確が伝わってからの登場が定石。石川選挙区の山田修路(59)や県議らと握手を繰り返した。
当確が伝わると、壇上の最前列に陣取り、破顔した。山田のあいさつ中、同党比例代表候補の当確が伝わると、真っ先に歩み寄って耳打ちする場面も。周囲に溶け込もうとする姿は、民主党とのバランスを重視した姿勢と大きく変わった。
参院選で自民は石川選挙区の山田と、比例代表の宮本周司の二人が当選。県関係国会議員六人は自民が独占し、影響力が強まった。
「両先生が見事に当選された。自民一丸となって諸課題に取り組んでまいりたい」。自民県連議員協議会長の和田内幸三が二十二日昼、県議や国会議員を集めた会合であいさつした。出席者が相次いで謝意を伝えたが「諸課題」の一つ知事選は話題にならなかった。
反自民勢力が誕生させた全国最多五期の谷本。六選を目指すか態度を表明していない。知事選まで九カ月を切り、県議会最大会派自民の関心事は知事選だが、突っ込んだ議論はない。
公共事業発注などで谷本県政の恩恵を受ける能登や加賀の県議は、地元で県とのパイプ役を期待される。一方、多選に批判的で主戦派の議員もいる金沢。一枚岩ではない。
親知事派のベテラン県議は「主戦論というが候補者がいるのか。現職はどんどん包囲網をつくるぞ」。これに対し金沢市の県議は多選の弊害を強調し対抗心をあらわに。主戦派には参院選勝利の勢いに乗りたいとの思惑も見え隠れする。
ところが、今まで知事批判をいとわなかった県連幹事長で県議の紐野義昭も「多選は歓迎されない現実がある。ただ、今の知事を自民が支えている前提もある。言葉を選ばないといけない」と話し、自民内で知事の出方を見極める慎重な考えがあることを示唆した。
背景には知事の鮮明な自民シフトがある。参院選前から自民優勢が伝えられたせいか、公示日出陣式は自民側だけ出席した。以前の知事では考えられない対応。これが知事への対抗心を薄めているとの見方があるためだ。
衆院議員の馳浩は二十二日、知事選について「どっしり構えてやればいい。次の執行部の課題になる」とかわした。八月十日の県連大会で役員改選予定。現役員の一人は「大会で人も変わる。参院選後の今が新たなスタート」と言い切った。
県政界関係者の多くは、影響力を高めた自民の出方が知事選の構図を決めるとみる。だが、決断に残された時間はそう多くない。 (敬称略)
◇ ◇
参院選が終わり、石川県政界は自民「一強」時代に入った。盤石の体制を築いた自民では、来春に控えた知事選に向け駆け引きが始まる。惨敗が続く民主は組織を立て直し、どう自民に対峙(たいじ)していくか。
2885
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:40:41
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013072402000187.html
針路を占う(中) 大敗民主
2013年7月24日
落選あいさつのため、重い空気の事務所で壇上へ向かう一川保夫さん(中)=21日夜、金沢市割出町で
立て直しへ「十年の計」
民主党石川県連代表の近藤和也は開票日の二十一日夜、金沢市割出町の同党候補、一川保夫の事務所にいた。テレビは早々に自民候補の当確を伝えた。結果を予期してか、事務所に集まったのはわずか二十人程度。がらんとした事務所で近藤は言葉少なに語った。「今、民主の旗に集まれと言えない。一人一人が地道に同志を増やすしかない」
党の存在意義を否定する発言をせざるを得ないほど、結果は深刻だった。元防衛相、参院幹事長という実績を強調しながら選挙に臨んだ一川は新人相手にトリプルスコアに近い大敗。最大五人いた県関係の民主国会議員はゼロになった。
圧勝した自民は、国会議員と県議が連携し、地域の隅々まで知り尽くす市町議が選挙でもフル回転。県内全域で盤石の態勢を築いた。対照的に民主は組織のもろさが際立つ。
民主陣営の県議は昨年の衆院選前、九人いた。衆院選の選挙区全敗後、金沢市選出の三人が一川と距離を取り、五月には白山市選出の米光正次が六十二歳で急逝。選挙で前面に立つ県議が五人まで減ると、民主離れは系列市議らに伝播(でんぱ)し、一川が総決起集会を開いても満足に会場を埋められない状況に陥った。
一九九八年の民主結党から十五年。逆風に揺らがない組織をつくれなかったのか。若い県連代表の近藤は「その方法が分かればもっと戦えた」と嘆く。
来春の知事選が迫るが、民主五人の県議会会派・県政石川は最大会派自民の二十六人に比べ圧倒的に少なく、知事に対する姿勢も会派内で割れる。国政選挙惨敗続きで影響力も低下し、“三重苦”に直面している。
県政石川会長で党県連幹事長の石坂修一は「知事選は誰が出るか未定の段階。コメントのしようがない」と言葉を濁すが、主導権を握ろうとする自民に対抗する有効な手だてが見つからないのが実情だ。
次期国政選挙の候補選定も急務だが、「腰を据えてやらざるを得ない。民主逆風の中で誰か出てくださいと言っても、良い返事があるかという問題がある」と石坂。
県連代表の近藤は二十三日、民主最大の応援団、連合石川の執行委員会に赴き、会長の狩山久弥らに「衆院選から八カ月で党勢を立て直せなかった」と大敗をわび、出直しを誓った。労使闘争の世界に長く身を置く狩山は「戦いは結束と粘りがないと駄目。民主はその両方がなかった」と振り返る。
「若い政治家に良い人材もいる。誰が国政を狙い、支える県政を狙うのが誰かを話し合い、力を合わせる体制をつくるべきだ。実現には十年。それをやらない限り民主の再生はない」。そう助言するのだが…。 (文中敬称略)
2886
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:40:59
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2013072602000204.html
針路を占う(下) 中小政党
2013年7月26日
石川選挙区で落選するも、得票数を増やし充実した表情であいさつする亀田良典さん(中)=金沢市増泉で
存在感発揮へ道模索
開票日二十一日夜、共産党の亀田良典陣営。東京、大阪など選挙区で十二年ぶり当選の報に金沢市の事務所が沸いた。石川選挙区で落選した亀田も「共産しかない、共産にかけてみようという期待を感じる」と語った。
「反自民の受け皿」を強調した亀田は、投票率が下がる中で昨年衆院選の共産候補票を一万票近く上積み。石川県内比例も三万票近くで、前回より九千三百二十票増やした。
八月以降の地方選挙で存在感を発揮し、来春知事選に臨みたい考え。党県委員長の秋元邦宏は「谷本(正憲)知事も自分の与党がどこか自覚して発言するだろう。いよいよ自共対決は明確だ」と皮肉を込める。しかし、勢いをどう持続させ党勢拡大を図るか。亀田の得票も、共産の比例票も自民の八分の一。自民相手に、どう存在感を発揮するか道筋が見えているわけではない。
◇
公明党県本部が支援し四選を果たした比例代表の魚住裕一郎。選挙中から自民の膨張を見越していた。十一日、内灘町で演説し「単に与党が多くなればいい問題でない。ともすると理念先行、数の横暴になる」と連立相手の自民をけん制。弱者への気配り、庶民目線、平和へのこだわり…。自民との違いを列挙し公明の存在意義を強調した。北側一雄党副代表も「自民だけではだめ」と言い切った。
比例で「自民一強」のあおりを受けた。魚住の県内目標は五万五千票だったが、四万六千票。低投票率も影響したが、自民は前回の十八万九千票から二十四万五千票に膨らんだ。
党県本部代表の増江啓は、唇をかみながらも「久しぶりに県内から自民比例候補が出たにもかかわらず、前回並みの結果。互いに協力し関係は深まった」。信頼関係は継続する。自民のブレーキ役も視野に、存在感発揮のすべを探る。
◇
社民党は重点比例候補だった党幹事長・又市征治=富山市出身=が三選。政党要件の国会五議席を死守し、党存亡の危機を脱した。金沢市の事務所で結果を見届けた県連代表の盛本芳久は「ほっとしたが、疲労感がある」と複雑な心境を明かした。
県内得票が初めて一万票を割り込んだ。一方、社民同様に改憲阻止、脱原発などを掲げた共産は躍進。「厳しい結果という認識はある」と盛本。「まず地方選挙で議員を増やす。三年間国政選挙がない公算が大きいので、地方の戦いが重要になる」と起死回生を目指す。
自民独走防止も課題で「野党共闘の形も真剣に考えないといけない」と盛本。だが、県内得票が多かった日本維新の会やみんなの党なども含め、思惑の違いを乗り越え共闘できるか。福島瑞穂党首の辞任表明もあり、不透明だ。 (文中敬称略)
(この連載は榊原崇仁、松本浩司、小椋由紀子が担当しました)
2887
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:42:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20130722-OYT8T01779.htm
[検証 参院選]自民に追い風猛烈
参院選福島選挙区(改選定数1)は、自民党現職の森雅子が安倍内閣への高い支持を追い風にして、民主党現職の金子恵美に「ダブルスコア」の大差で再選を果たした。選挙戦を検証する。(敬称略)
21日午後8時過ぎ。投票終了時刻とほぼ同時に、テレビ各社が森の当選確実を報じた。NHKのテロップでは森の名前が真っ先に流れた。「日本で一番最初に当確が出た」「こんなに早く結果がでるとは」――。いわき市の事務所では喜ぶ一方、あっけにとられた支持者の姿も。森は7分後、早々と万歳を済ませた。
報道各社が選挙期間中に行った世論調査で、森は金子を終始リードした。選挙戦終盤の18日夜、森は福島市の個人演説会で「選挙で一等賞を取ったことがありません。知事選は2番で落っこち、6年前(の参院選)も2番目でした」と語った。序盤戦では声を詰まらせながら同じ内容を訴えていたが、この日はややおどけた口調で、会場の笑いを誘った。余裕ムードは隠しようがなかった。
自民党は1人区で29勝2敗と圧勝したが、原発事故被災地の本県も例外ではなかった。森に挑んだある陣営の幹部は、「有権者は投票した候補が落選し、自分の1票が『死に票』になるのを嫌がる。福島でも勢いのある自民に票が行った」と唇をかんだ。
投票率の低下も、業界団体などの支持を受ける森に有利に働いた。低投票率での自民党の勝利は、昨年12月の衆院選と同じ構図だ。
さらに、無党派層も森に流れた。読売新聞が投票所で実施した出口調査では、無党派層の44%が森を支持し、金子の27%を引き離した。「民主党政権に失望した有権者が、政権の安定を望んだ結果。それ以外、考えられない」。森の選対本部長を務めた県議・佐藤憲保は総括した。
今回から1人区となった福島選挙区は、自民、民主両党の「指定席」が消え、「風」に左右されやすくなったとも言える。
自民党は今後、環太平洋経済連携協定(TPP)の参加や消費税増税で決断を迫られ、被災地の議員には耳の痛い難題が待ち受ける。有権者が経済対策の「成果」を実感するまで、内閣支持率が上がる要素も見あたらない。
福島市で22日に開かれた自民党県連の役員会。幹事長の平出孝朗は、秘書として仕えた会津出身の元外相・伊東正義が生前に語った言葉を引き合いに、こう役員にくぎを刺した。「圧勝するとおごりが出て、自民党は悪くなってしまう。気をつけないといけない」
(2013年7月23日 読売新聞)
2888
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:43:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20130723-OYT8T01397.htm
[検証 参院選]民主退潮止まらず
金子氏落選確実で肩を落とす選対本部長の玄葉光一郎氏(右)と、増子氏(21日夜、福島市の事務所で) 参院選福島選挙区で敗れた民主党現職・金子恵美が獲得した票は24万842票。自民党現職・森雅子のほぼ半分で、自身の6年前の得票の半分にも満たなかった。民主党は比例選の得票も激減。昨年12月の衆院選に続く惨敗となり、党勢回復への道のりは依然として険しい。(敬称略)
「『民主党はごたごたやっているからダメ』(と言われる)。でもごたごたしていたのは、多くの議論をし、皆さんにお見せしたから」「『ねじれ』を解消していいんですか? (与党が)暴走していいんですか?」
選挙戦中盤の13日夜、金子は郡山市の個人演説会で与党時代の取り組みや、衆参両院のねじれを肯定してみせた。
だが、党県連代表の増子輝彦の応援演説は対照的だった。与党時代に実現できなかった公約や相次いだ離党といった「失敗」に目を向け、「(再登板した)安倍総理は失敗の教訓を生かしている。私たちも教訓を生かす」と強調。「次の国政選は3年後の衆参同日選しかないと思う。政権をとるため、血のにじむような努力を」と、早くも選挙後の取り組みに言及した。
金子が50万票を得てトップ当選した6年前の参院選は「自民対民主」の構図が明確で、民主党は政権交代を声高に主張できた。だが今回は、県内原子炉の廃炉などで各候補の主張が似通い、陣営では自民党との対決軸を打ち出せなかった。
公示前の6月17日、自民党政調会長の高市早苗が「原発事故での死亡者はいない」と発言。民主党にとって追及する好機だったにもかかわらず、金子や県連幹部が福島市で抗議の街頭演説を行ったのは3日後。自民党県連はその前日に党本部へ抗議し、「先手」を打っていた。
「金子劣勢」との世論調査結果を報道各社が伝えた後の今月16日、陣営は選対会議を開き、選挙戦終盤は自民党との対決姿勢を強調するため、「県外原発の再稼働を認めない」「アベノミクスの危うさ」に主張を絞ることにした。
だが、どちらも、弱い党勢の前では決め手に欠き、無党派層の目を向けさせることはできなかった。「福島では『反原発』でもっとうちに支持が来てもいいのだが…」。陣営幹部は最後まで手応えをつかみかねた。
福島選挙区で4回連続で獲得した参院の議席を失った民主党。22日に福島市で開いた県連の選挙総括会議で、比例選東北ブロック選出の衆院議員・吉田泉は「大きな『引き潮』の中で精いっぱい努力をしても、いかんともしがたい選挙だった」と振り返り、「引き潮の後には満ち潮が戻る。それに備えじっくり体制を整えていきたい」と話した。
次の参院選は3年後の16年。衆院が解散されない限り、それまで国政選は行われない。長い野党暮らしの間に支持と体力を取り戻せるのか。党の真価が問われる。
(2013年7月24日 読売新聞)
2889
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:46:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130725ddlk28010297000c.html
風はどこに:2013年参院&知事ダブル選/上 自民 神戸市長選、推薦決定で「つむじ風」 /兵庫
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
◇辞退「勧告」も結論まだ
「あれ、どないしてんのや」
参院選の投開票日から一夜明け、兵庫選挙区(改選数2)での鴻池祥肇氏(72)のトップ当選をはじめ全国的な「自民圧勝」が明らかになった22日。自民党県連で党紀委員長を務める浜崎為司・神戸市議の携帯電話が鳴った。電話口の相手は、ある県連幹部。党が推薦しないと決めたにもかかわらず、今秋の神戸市長選に意欲をみせる神戸市議の森下裕子氏(48)の「処遇」を早々に求める「催促」だった。
森下氏が市長選への立候補を表明したのは、参院選と知事選の「ダブル選」より約3カ月前の今年4月。ダブル選と同日投開票された県議補選(神戸市垂水区選挙区)に向け党の公認申請をしていたにもかかわらず、森下氏の“急転直下”の路線変更は「まさに『寝耳に水』の話」(党関係者)としか言いようがない事態だった。
県連は元々、任期満了で引退を表明していた矢田立郎市長の事実上の後継者として、前副市長の久元喜造氏(59)を推す声が強まっていた。加えて、森下氏が既に党本部を訪れ、河村建夫選対委員長に立候補のあいさつをしていたことが発覚。「我々をないがしろにしている」と市連関係者の反発を招いた森下氏の行為は、真夏の一大決戦を前に、県連内に思わぬ「つむじ風」を引き起こした。
事態を重く見た県連は、ダブル選後に市長選の推薦候補を決める当初の予定を変更。市連の決定を受けた3日後の6月27日に久元氏の推薦を決め、党本部の決定はダブル選の公示・告示2日前の今月2日だった。県連の推薦決定直後、選対委員長の日村豊彦県議は「参院選での連携は効果が高い」と前倒しの理由を記者団に説明したが、「市長選のせいで、ダブル選をバタバタさせたくはなかった」(中堅県議)という側面も垣間見える。
党本部の推薦決定を受け、森下氏の対応を県連から一任された浜崎市議は今月6日、森下氏に市長選への意向を確認する、事実上の立候補辞退を「勧告」。森下氏は「まだ迷っている」と回答を先延ばしするなど、結論は出ていない。ある県連関係者は「ダブル選の期間中だったこともあり、本当は穏便に済ませたかった」と本音ものぞかせる。
ダブル選に突き進む県連の足元で渦巻いた、神戸市長選の「つむじ風」。森下氏のフェイスブックには、参院選比例代表の自民党候補のポスターを貼る森下氏の写真が、ダブル選期間に掲載された。ダブル選が終わった今でも、二階俊博・党総務会長代行や河村氏と一緒に写った森下氏の市長選向けポスターは、神戸市内各所で有権者を見つめている。【渡辺暢、山口朋辰】
◆ ◆
県内の「選挙イヤー」の冒頭を飾るダブル選が終わった。県内にも吹き荒れた「風」は今秋の神戸市長選、そして県政界をどう吹き渡るのか。「風」の行方を追ってみる。
〔神戸版〕
2890
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:48:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130726ddlk28010345000c.html
風はどこに:2013年参院&知事ダブル選/中 民主 惨敗で再建不透明 /兵庫
毎日新聞 2013年07月26日 地方版
◇連合兵庫も焦燥感
「大変お世話になりました」「申し訳ございませんでした」
参院と知事の「ダブル選」の投開票日から一夜明けた22日朝、神戸市中央区の連合兵庫事務所。参院兵庫選挙区(改選数2)で1998年の結党以来、獲得してきた議席を失った民主の辻泰弘氏(57)は、水岡俊一・党県連代表と共に職員一人一人の手をしっかりと握り、おわびと感謝を何度も口にした。
再選を果たした2007年に兵庫選挙区で過去最高の約109万票を得た勢いは完全にそがれ、議席を奪われた維新の清水貴之氏(39)には25万票超もの大差をつけられての惨敗。支持母体として辻氏を支えた連合兵庫幹部も「ここまで差が開くとは、連合としてもショックが大きい」と驚きを隠せない。
昨年12月の衆院選の大敗で野党に転落した民主に、森本洋平会長ら連合兵庫幹部らは再三、危機意識の足りなさを指摘し続けた。それでも、連合本部で要職を務め、政策面でも一致する辻氏は「民主内でも一、二を争うほど連合との信頼関係はきわめて良好」(陣営幹部)だった。にもかかわらず議席を失った事実に、連合兵庫幹部は「それゆえに連合頼みの感が否めなかった。労組に依存しない支持基盤を作ってほしかった」と悔やむ。
実は、第2次安倍内閣の高支持率を背景に漂う「自民圧勝」ムードにもかかわらず、辻陣営には当初、情勢を楽観する見方も少なくなかった。参院選の公示直前に維新との選挙協力を解消したみんなが候補者を急きょ擁立し、「第三極の票が割れて戦いやすくなった」(陣営幹部)との見立てがあったからだ。
ところが、序盤から苦戦が伝えられると、「維新は自民の補完勢力に過ぎない」と控えてきた維新批判を展開。知事選では民主も含め各党が「相乗り」推薦した井戸敏三知事(67)も、特定の党の候補者とは一緒に街頭に立たない“暗黙のルール”を破り、辻氏と何度も街頭に立つ「異例」の対応で支えた。「『辻』々に『井戸』を掘ろう」。両者は連携を強調したが、陣営関係者は「井戸から湧き出たのは(維新の)『清水』になった」と皮肉るしかなかった。
神戸市長選を今秋に控え、民主党県連は前副市長の久元喜造氏(59)の推薦を党本部に上申しているが、既に推薦を決めた自民よりも動きは鈍い。民主と歩調をそろえる方針の連合兵庫の幹部も「民主の対応を慎重に見極めたいが、維新がみんなと連携して動くようなら我々も本気で考えないといけない」と参院選で後じんを拝した維新との対決姿勢を強める。
21日夜、辻氏の事務所。当選確実の知らせに顔をほころばす清水氏が大写しされたテレビ画面を、辻氏は所在なげに見つめた。「民主は立て直せるのか」。居あわせた支援者に問いただされた松本剛明・前県連代表は言葉少なにつぶやいた。「再建……、難しいでしょうね」【豊田将志】
〔神戸版〕
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2891
:
チバQ
:2013/07/28(日) 21:49:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130727ddlk28010332000c.html
風はどこに:2013年参院&知事ダブル選/下 第三極 “共闘”は未知数 /兵庫
毎日新聞 2013年07月27日 地方版
◇「恩讐の彼方」へ進めるか
「野党が細切れになっては何もできない。(連携の)道があるはずだ」
参院と知事の「ダブル選」が投開票された21日夜、参院選兵庫選挙区(改選数2)で落選が確実になった、神戸市中央区にあるみんなの下村英里子氏(30)の事務所。維新の清水貴之氏(39)の「当選確実」を報じるテレビ画面を無表情で見つめていた、みんなの井坂信彦・党衆院兵庫1区支部長は、集まった支援者を前に語った。
維新の橋下徹共同代表の慰安婦を巡る発言などで、両党の選挙協力は公示前に解消。それでも「目指す方向はどちらも同じ」(みんな県関係者)「ラブコールを送っている」(維新県関係者)と、両党は「兵庫レベル」での水面下の“共闘”を模索していた。
ところが、「渡辺喜美代表のトップダウン。自分たちは全く知らない」(みんな県関係者)中で、公示2日前に下村氏の擁立が決定。知名度ゼロからのスタートのうえ、ほとんど準備期間がない選挙戦は、陣営関係者からも「勝てると思ってはいない」との声が漏れるほどだった。
最終的に、下村氏の得票数は約17万票と7候補中5番目。比例代表の県内得票数もほぼ同じ約18万票と、2010年の前回参院選(約36万票)から半減した。「共産よりも下回るなんて……」。井坂氏は疲れ切った表情で言葉をこぼした。
◇ ◇
バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ……。21日夜、西宮市の清水氏の事務所。参院選兵庫選挙区での維新初の議席獲得に、真っ黒に日焼けした顔に白い歯が目立つ清水氏の姿をみながら、新原秀人・党県総支部代表はあふれ出る喜びを隠せないでいた。4月の伊丹・宝塚両市長選での公認候補の敗北や「橋下発言」など、「逆風」を受け続けた末の勝利の美酒は、維新の新たなターゲットに今秋の神戸市長選を浮かび上がらせている。
道州制「関西州」を巡る評価などで対立する井戸敏三知事(67)に、知事選で公認候補をぶつける「作戦」は失敗したが、「知事のまわりからプレッシャーをかけていくためにも、神戸市長選は超重要案件」(維新県関係者)。松井一郎党幹事長も23日、市長選について「やるとなれば全力でやる」と明言した。
ただ、実際の候補者選びとなると、みんなとの微妙な関係が絡み合う。みんなは前回09年の市長選で、矢田立郎市長に約8000票差で敗れた樫野孝人氏(50)を支援。今回も支援する意向だが、維新県関係者は「樫野氏は選択肢の一つだが、みんなの支援を樫野氏が受けるなら応援しない。参院選で、みんなにやられた事は忘れない」とにべもない。
「市長選は維新と相乗りできればいい」(みんな県関係者)「樫野氏がどちらと組むのか。どちらに力があるかは一目瞭然」(維新県関係者)と温度差を見せる両党が「恩讐(おんしゅう)の彼方」に進めるのか。両党が参院選比例代表で県内で獲得した得票数は合計63万票超。最多得票の自民との差は約9万票に縮まる。【渡辺暢、山口朋辰】
〔神戸版〕
2892
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:07:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130722/plc13072210150002-n1.htm
【「3分の2」時代−政治はどこに向かうか】
(上)改憲「腰を落ち着けて」
2013.7.22 10:13 (1/2ページ)
時代の歯車は大きく回った。第2次安倍政権が最大の課題としてきた参院選勝利が21日、達成された。
続々と「当選確実」の報がもたらされる自民党本部。NHK番組に出演した安倍晋三首相の表情は晴れやかだった。
「国民から強く背中を押された」
首相はこの言葉に万感の思いを込めた。6年前、この時も現職の首相(自民党総裁)として臨んだ参院選で屈辱的な大敗を喫したために生じた衆参両院の「ねじれ」状態。その混乱に自ら終止符を打った。
この日の与党の大勝によって、政治は新たなステージへと突入する。これまでの「過半数」をめぐる与野党の攻防は事実上終わりを告げ、「3分の2」をターゲットとしたせめぎ合いへと変化する。
「3分の2」とは、憲法改正に必要な国会勢力を意味する。今回の参院選で、改憲に前向きな自民党、みんなの党、日本維新の会が計99議席以上を獲得すれば、衆参両院ともにこのラインに到達していた。
結果は18議席及ばなかったが、「加憲」を掲げる連立政権のパートナー・公明党は非改選議席と合わせて20議席を確保。同党を改憲勢力に加えれば3分の2を超える。菅義偉官房長官が21日夜の民放番組で「ようやくここにきて現実的に憲法改正の議論ができるところまできた」と語った。
首相も悲願の憲法改正に向けて着実に前進していることを実感している。最近、周囲に対し「仮に6年前に適当な議席で勝って第1次政権が長続きしていた場合より、今回の方が憲法改正に必要な議席に近づくだろう」と漏らしていた。
ただ、憲法改正を無理に急ぐつもりはない。NHK番組でも、「憲法改正は国会で発議した後、国民投票で過半数の賛成がなければいけない。腰を落ち着けて安定的な状況の中で議論を深めていきたい」と述べた。
当面は、第1次政権で成立させた国民投票法の「宿題」の(1)成年年齢の引き下げ(2)公務員の政治的行為の制限緩和(3)国民投票の対象拡大−の3点の議論を進め、同時に国民の理解を得る。熟柿(じゅくし)が自然に落ちてくるのを待つ構えだ。
長期政権をにらむ首相の視線の先にあるのは、はや3年後の衆参ダブル選だ。それまでに参院で「3分の2」の勢力を確保できればそれでよし。そうでなければ次期選挙で再び勝ち、必ず改憲を成し遂げる。首相はそう腹を決めている。
2893
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:08:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130722/plc13072210400003-n1.htm
【「3分の2」時代−政治はどこに向かうか】
(上)安倍カラー、そろり 「勝利、楽できるわけでない」
2013.7.22 10:40 (1/4ページ)[安倍首相]
報道各局の番組で自民党大勝が伝えられた21日午後9時40分ごろ、安倍晋三首相は自民党本部で当選確実となった候補者の名前に赤いバラの花をつけた。
真っ黒に日焼けした石破茂幹事長と並び、カメラマンの要請に応えてほっとしたような笑顔をみせた首相だが、心中では決して平坦(へいたん)ではない今後の道程にも思いをはせていた。
◆舞台装置は整った
「これから国民に問われるのは、野党ではなくて自民党の方になる…」
昨年12月の衆院選と今回の参院選は、3年3カ月にわたり失政と失態を重ねた民主党への有権者の「鉄槌(てっつい)」という色彩が濃く、批判の矛先は自民党よりも民主党に向かった。
だが、衆参両院のねじれを解消して「政権交代が完結」(首相)した以上、責任も批判も政府・与党がすべて負うことになる。空前の圧勝を自民党にもたらした国民の期待は今後、そのまま政権へのプレッシャーとなって重くのしかかる。
今回の勝利で、首相が諸改革を進めるための舞台装置はひとまず整った。首相は秋の臨時国会を「成長戦略実行国会」と位置づけており、21日夜のNHK番組でもこう語った。
「今まで進めてきた経済政策は間違っていないと訴え、支持を受けた。国民に決める政治、安定的な政治の中で経済政策を前に進めていけとの声をもらった」
まずは経済政策を優先する考えだが、同時に安全保障や教育、公務員制度など「安倍カラー」の濃い分野の取り組みも加速させる。
◆党内に抵抗勢力?
この秋には、来年4月に消費税率を8%に引き上げるかどうか判断しなくてはならない。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の参加交渉をめぐっても、首相自らが重大な判断を迫られる場面も予想される。
省庁の幹部人事を一元化する内閣人事局設置を柱とする公務員制度改革は、霞が関の抵抗が予想される。原発再稼働問題も大きな政治課題となりそうだ。
「参院選勝利で楽ができるわけでは全然ない。さまざまな問題で政策的な判断をしていかなくてはならない。教育改革もやるし、集団的自衛権も議論を詰めていく。現場を見ながら一つ一つ固めていく」
首相は参院選後の見通しについて、こう周囲に漏らしている。消費税上げやTPPをめぐっては国論が二分されるのは必至だ。また、向こう3年間は国政選挙がないと見て、自民党内の不満分子が安心して騒ぎ出す可能性もある。
皮肉なことに参院選の勝利で、参院ではこれまで以上に「族議員」「業界・団体代表」の議員が増え、首相の改革への抵抗勢力となるかもしれない。
加えて9月末にも行われる内閣改造・党役員人事も波乱要因だ。首相は「まだ白紙」としているが、石破氏を留任させるかどうかなどの対応次第では、首相の求心力が弱まりかねない。
2894
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:09:07
◆無視できぬ米意向
連立を組む公明党については、首相が目指す集団的自衛権の政府解釈見直しが問題となる。山口那津男代表はこれに対し、連立解消の可能性にすら言及し「断固反対」と態度が硬い。公明党は集団的自衛権をめぐり自民党と協議することは拒んでおらず、首相周辺は「公明党にはいずれ理解してもらえる」と話すが、協議は難航しそうだ。
経団連など経済団体は中国、韓国の両国との関係改善を求めている。官邸サイドは現在、「首脳会談がなくても特に何も困らない」(政府筋)という姿勢で、対話のドアを開いたまま相手の出方を待っている。
ただ、日中、日韓関係の緊張関係を嫌がる米国の意向も無視できない。安全保障面で日本は、米国の支援と協力に頼らざるを得ない立場だからだ。
「オバマ米大統領の関心事は9割が内政問題だ。だから日中、日韓関係などでも『米国の邪魔はしないでくれ』という印象だ」
日米外交筋はこう語る。ブッシュ大統領時代の米国は、当時の小泉純一郎首相が靖国神社参拝を繰り返しても介入してこなかったが、オバマ政権はその限りではないという。
首相は21日のNHK番組で「外交問題に発展するので、靖国に行く行かないを申し上げるつもりはない」と述べた。一方で、周囲にはこう語る。
「靖国神社参拝はきょう明日にも焦って行く、というものではない。時期と中国と韓国、それに米国の対応を見極めながら考える」
慰安婦問題を含め、首相はかねて「歴史問題の解決は簡単ではない。匍匐(ほふく)前進で行かないといけない」とも話している。一度に解決を求めず、一歩一歩着実に進んでいく考えのようだ。
2895
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:10:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130722/waf13072221100086-n1.htm
【「3分の2」時代】
(中) 野党再編待ったなし 維新の弱みは「東西対立」
2013.7.22 21:06 (1/3ページ)
記者会見で口元を拭う日本維新の会の橋下共同代表=21日夜、大阪市内のホテル
みんなの党の渡辺喜美代表は最近、「てこの原理」という言葉を多用する。
「3分の2の『てこの原理』は生きているんです。自民、公明、維新を足し合わせても(参院で)160議席には達しないんですね。われわれの18人が加わることで160を突破するんですね」
渡辺氏は参院選から一夜明けた22日のテレビ朝日番組でも、こう強調した。
憲法改正の国会発議が現実味を帯びる中、最も注目されているのがみんなの党の存在だ。渡辺氏が言うように、発議に必要な参院勢力3分の2に当たる162議席に達するには、みんなの党の賛同が不可欠になってくる。
渡辺氏の言葉には、憲法改正を目指す安倍晋三首相の思いを「力点」、改憲に向けた動きを「作用点」とした上で、みんなの党の存在を「支点」に位置づけ、自分たちを高く売ろうとする意図がうかがえる。実際、番組でも「公務員制度改革など実態を先に変えておかないと、憲法を変えても意味がなくなっちゃう」と自党の看板政策をしっかりとアピールしている。
そのことは日本維新の会も同じだ。橋下徹共同代表(大阪市長)が選挙期間中に「自民党は道州制や地方分権をやるつもりはない」と訴え続けたのも、「見返り」を求めてのことといえる。
憲法改正を見据える安倍首相に対して、競い合うように条件闘争を仕掛けるみんな、維新の両党。だが同時に、来るべき「野党再編」に向けても主導権争いを繰り広げている。
「維新の存続にはこだわらない」「好き嫌いがあっても『私』を押さえ込まないといけない」と再編に意欲を示してきた橋下氏。これに対し、渡辺氏は22日、都内で記者団に「いきなり誰と組むということから始まれば、民主党と同じ失敗をしでかす。維新内で再編したらいかがですか」と橋下氏を挑発した。
両者の遺恨は根深い。さかのぼること11カ月前の昨年8月。渡辺氏は橋下氏に合併を提案。だが、橋下氏は維新の存続にこだわり、これをソデにする。その3カ月後に維新に合流した旧太陽の党の政策は、原発容認、消費税増税容認とことごとくみんなの政策と異なるものだった。これで渡辺氏は橋下氏にますます反発を覚える。
維新の弱みは、昨年来続く「東西」の冷戦構造だ。最近では先の大戦を「侵略」と位置づける橋下氏と「侵略ではない」とする石原慎太郎共同代表との間で歴史認識の違いが鮮明になっており、「東西」のギクシャクした関係は相変わらず。渡辺氏に近い議員は「『東』の認識をやめてもわらなければいけない」とくぎを刺す。
もっとも齢80の石原氏が歴史認識を変えるはずもない。かといって、「東西」で分裂すればみんなに再編の主導権を握られるのは確実だ。石原氏が21日の記者会見で記者団から「橋下氏は辞任する必要はないか」と問われ、「つまんない質問すんなよ。当たり前じゃないか」と一喝したのも無理はなかった。22日の正副幹事長会議では現執行部態勢を維持する方針を確認した。
連携を意識しながらも、相互不信がぬぐえないみんなと維新。このまま両にらみが続けば、意外な政党が野党再編の主導権を握る可能性がある。
参院選で現有議席を27も減らした民主党。党存続の危機ともいえる惨敗だが、起死回生の芽はわずかながら残されている。
「どうやれば、これまでの民主党と違う新民主党だということを打ち出せるか分からない…」
民主党の閣僚経験者はこううなだれるが、野党再編を意識するみんな、維新の両党が密かに注目しているのが、民主党内の非労組系議員。民主党が労組依存型の政党のままなら、両党の草刈り場になるだけだが、壊滅的打撃を受けた今が脱労組依存型の政党へと脱皮するチャンスではある。その兆しは見えつつあり、出身母体が日教組の輿(こし)石(いし)東(あずま)参院議員会長の辞任論がくすぶり始めた。
「自民党1強」時代に問われる野党の存在価値。再編への意識は徐々に高まっているが、残された時間はそう多くない。
2896
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:10:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130723/stt13072311480001-n1.htm
【「3分の2」時代−政治はどこへ向かうのか(中)】
“敗戦処理”さえままならない民主
2013.7.23 11:45 (1/2ページ)[民主党]
厳しい表情の細野豪志幹事長=21日午後、東京・永田町の民主党本部(三尾郁恵撮影)
民主党の細野豪志幹事長は22日深夜、短文投稿サイト「ツイッター」に海江田万里代表に辞表を提出したことを明らかにするとともに、「辞意は変わらない」と書き込んだ。
細野氏が「責任を感じています」と言って党本部で海江田氏ら党幹部に頭を下げたのは午後1時すぎ。改選1人区全敗、結党以来最低の獲得議席、現有議席27減…。目を覆いたくなるような大敗を喫した責任者として、当然すぎる辞意表明だった。
だが幹部らは寄ってたかって細野氏を慰留。夜のNHK番組で細野氏は「人事権は代表にある。私個人(の判断)を超えて代表に考えていただいている」と海江田氏の判断に委ねる考えを示していた。
細野氏の辞任は、続投表明した海江田氏の進退に直結する。しかし、今の民主党に海江田氏の後任を選ぶ代表選を行う余力はない。“敗戦処理”すらままならないのが、今の民主党という政党の実態なのだ。
今回の民主党の壊滅的な敗北は、自民党との二大政党時代の終焉(しゅうえん)を意味する。それどころか、実質的には民主党の野党第一党という立場も危うい。
今回の参院選の結果を踏まえた参院の勢力分野を見てみよう。自民党=115、民主党=59、公明党=20、みんなの党=18、日本維新の会=9…。民主党を除けば計162議席。ちょうど参院定数(242)の3分の2にあたる。仮に自民、公明、みんな、維新の4党がまとまれば、憲法改正が発議できる計算だ。
与党が衆参両院で過半数を制した今、個々の国会攻防で野党が存在感を発揮するチャンスはほぼない。唯一、憲法改正の発議の際にその対応が注目される。
しかし、民主党の憲法改正へのスタンスは今も煮え切らない。今年2月にまとめた党綱領も「国民とともに未来志向の憲法を構想していく」とどっちつかずの表現にとどまった。
ここで、民主党結党以来の構造的な弱点が浮かび上がる。それぞれの議員が強固な後援会を持たず、選挙のたびに労働組合に依存せざるを得ない。それゆえ、重要政策を判断する際、左派色の強い労組の意向をどうしても無視できない。憲法に対する民主党のあいまいな姿勢は、こうした弱みから生じた必然といえる。
ある幹部は「民主党がどういう党なのか、はっきりさせないともうダメだ」と悲鳴を上げた。
2897
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:13:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130724/plc13072412020008-n1.htm
【「3分の2」時代−政治はどこに向かうか(下)】
TPP交渉スタート 立ちはだかる内なる敵
2013.7.24 11:59 (1/3ページ)[TPP]
23日朝、マレーシア・コタキナバルのホテルの一室。日本が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に初めて参加するのを前に、自民党の農林水産関係議員4人が政府の交渉官約100人に向き合った。
「国益を守るため、しっかりとした交渉をお願いしたい。われわれも一丸となってバックアップする」
西川公也党TPP対策委員長はハッパをかけた。
自民党は参院選公約で、TPP交渉の対象となっているコメなど農産重要5分野を「聖域(死活的利益)」と位置づけ、関税を死守できない場合は「脱退もあり得る」と明記した。これを主導したのが西川氏だ。
交渉に参加できないにもかかわらず現地入りしたのは、安易に妥協しないよう目を光らせるためだった。
参院選では農協(JA)グループの政治団体「全国農業者農政運動組織連盟」(全国農政連)が推薦する山田俊男氏が、比例代表で党内2位となる約33万票を獲得した。「TPP断固反対」を掲げるJA票の影響力は依然大きく、山形選挙区では県農政連がTPPを理由に自民党の新人候補を推薦せず、みどりの風の現職に僅差に迫られた。
山田氏は産経新聞の取材に、「交渉で重要5分野の関税を守ることができなかった場合、国会批准での反対もあり得る」と断言した。自身の得票が6年前の参院選から10万票減ったのも「交渉に参加した安倍晋三首相に対する不信感も影響している」と語った。
サトウキビや乳製品などの産品を抱える北海道や鹿児島県選出の議員にも「地域が壊滅する」との不満がくすぶっている。
TPP参加に向けた壁として立ちはだかるのは対外折衝だけでなく、参院選でふくれあがった「内なる敵」になるかもしれない。
首相周辺は「5分野で協議が難航すれば、反対派を説得する余地は狭まる」と懸念する。
首相は参院選でのねじれ解消により政策決定や外交交渉で「決められる政治」の基盤を得た。今後3年間は本格的な国政選挙は予定されておらず、政策遂行に専念できる環境も整った。
海外の経済成長を取り込み日本の成長を確保するためにはTPPへの参加は不可欠で、日米同盟を強化する意義も大きい。
日米の絆を強固にする上で、安全保障面では集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直しも待ったなしだが、そこでもブレーキ役が存在する。行使容認に「断固反対」を唱える公明党だ。
安倍カラーの一丁目一番地である外交・安保で「強い日本」を築くにはTPPも集団的自衛権の行使容認も待ったなしだが、内なる敵を説得できない限り前には進めない。
◇
この企画は阿比留瑠比、半沢尚久、坂井広志、水内茂幸、佐々木類(ワシントン)、川越一(北京)、加藤達也(ソウル)が担当しました。
2898
:
チバQ
:2013/07/28(日) 22:14:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130724/plc13072412080009-n1.htm
【「3分の2」時代(下)】
中韓両国の見る目変わるか 長期政権「自由度」増す外交
2013.7.24 12:04 (1/3ページ)
参院選投開票日を目前にした今月16日のハワイ。君塚栄治陸上幕僚長らは米太平洋陸軍・海兵隊、オーストラリア陸軍とのシニアレベル・セミナー(SLS)に出席していた。
SLSは将官クラスが一堂に会し、腹を割って戦略的な議論をする枠組み。出席者は「日米豪の協力関係を強化する象徴として共同訓練を活発化させる」との方針で一致した。むろん中国を念頭に置いたものだ。
2日前の14日、中国海軍艦艇5隻が北海道の宗谷海峡をオホーツク海に向け通過した。中国艦艇の宗谷海峡通過は初めてで、海上自衛隊OBは「北極海航路を行き来するための戦力を備えた証しだ」と断じる。北極海航路は地球温暖化の影響で氷が解け、各国が注目している。中国海軍は北極海航路を利用するため、対馬・大隅・津軽の3海峡に加え宗谷海峡を通過することも重要指針に掲げてきた。
日米同盟を強化
こうした威嚇や挑発を繰り返し、首脳会談も実現しない中国との関係改善は安倍晋三首相にとって難題だ。竹島(島根県隠岐の島町)や慰安婦問題で摩擦を抱える韓国との関係修復にも手を焼いてきた。
ただ首相が参院選で勝利し、衆参両院で与党が「3分の2」に迫ろうかという状況になったことで、政府高官は「中韓両国の見る目が変わる」とみる。短命政権であれば首相交代を機に対日交渉を仕切り直し、自国に有利に交渉を誘導できるが、長期政権となれば通用しないからだ。
菅義偉官房長官は22日のNHK番組で、日中首脳会談に関し「間合いは狭まってきている」と明かした。
中国社会科学院日本研究所中日関係研究センターの張勇秘書長も「日本国内の政局による制約要因が緩和され、安倍政権の対中政策上の『自由度』が増す」との見解を示した。
その自由度がどんな変化をもたらすのか−。
首相は22日の記者会見で「どっしりと腰を据え政策を前に進め、強力な外交も展開する」と明言した。この発言について外務省幹部は「中国側には、自由度に伴うベクトルは集団的自衛権の行使容認やTPP参加に向けられていると映ったはずだ」と分析する。
そのことは、とりもなおさず日米同盟の強化につながる。米政府は短命政権の連続にいらだちすら見せていたが、ラッセル米国務次官補は選挙結果を受け、「期待を持って注視したい」との祝意を伝えた。
これに対し中国は、昨年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化をきっかけに、偶発的な衝突を回避するための「海上連絡メカニズム」構築に向けた協議を拒否していたが、今年4月、再開に応じた。ただ、参院選後も尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に海洋監視船を航行させている。
また、23日付の韓国紙、東亜日報は、韓国大統領府は日本が歴史問題で変化を見せるまでは日韓首脳会談を急ぐ必要はないと判断している、と報じた。
受け身から脱却
首相は25日から参院選後初の外遊としてマレーシアとシンガポール、フィリピンの3カ国を歴訪する。マレーシアとシンガポールはTPP交渉参加国。フィリピンは南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で中国と領有権問題を抱えており、首相は巡視船を供与する方針を伝える。
フィリピンやTPP交渉参加国でもあるオーストラリアなど米国の同盟国との関係強化は、「米国を起点とした安保協力を線から面に変える」(防衛省幹部)効果も期待できる。米戦略に受け身で応じてきた姿勢から脱却し、一段高い同盟関係にも引き上げられる。
「3分の2」が安倍外交の「自由度」を増すことになっても、目に見える効果が出るにはまだしばらく時間はかかりそうだ。
◇
この企画は阿比留瑠比、半沢尚久、坂井広志、水内茂幸、佐々木類(ワシントン)、川越一(北京)、加藤達也(ソウル)が担当しました。
2899
:
名無しさん
:2013/07/28(日) 22:25:41
チバさん、いつも記事貼りお疲れさんです♪
( ^ω^ )
チバさんが投票したみん党比例川田候補当選おめ
2900
:
とはずがたり
:2013/07/29(月) 17:44:12
特別寄稿・竹田圭吾 参院選の結果を\(^o^)/すべき7つの理由 <参院選・特別コラム>
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/politics/gooeditor-20130729-01.html
gooニュース2013年7月29日(月)10:00
選挙があると、そのたびに政治への失望や不信を嘆くのがマスコミのお約束だ。野党が大敗し、投票率が伸びなかった今回の参院選も、さらなる政治不信の高まりの表われと見たり、圧勝した自民党が独裁に走るのではと憂いてみせる報道がある。ふむ。
しかし今回の選挙の結果は、それほどネガティブ一色に受け止めなくてはいけないものなのだろうか。僕はあまりそう感じていなくて、むしろよかったなと思っている点もいくつかある。たとえば……
(1) 「ねじれ」のせいだという説明がもう通用しない
国会がねじれているから政治が決められないっていうのは、車の無理な割り込みでトラブルが起きるのは道路が二車線あるからだ、みたいなフリーダムすぎる理屈だと思いますが、それはともかく、ねじれが解消されたことで、与党は「だって野党が参院で問責決議出して審議を空転させるんだもーん」と言えなくなりました。
野党も、法案をつぶしてでも問責を出す戦術はもう意味を成しません。聞き苦しい言い訳や見苦しい戦法を目にしなくてすむようになることは、私たちの精神衛生上、じつに喜ばしいことです。
(2) 付け焼き刃のネット選挙は無意味とわかった
ネット選挙運動をゆるキャラ祭りと勘違いしている政党が散見されたり、ツイッターを単なる遊説日程の連絡メモと思っている候補者が目立ったりしましたが、考えてみれば、公示期間だけあわてて取り組んだところでたいした影響は生じないのは想像がついたことです。
アメリカなどの例をみても、選挙とは直接は関係なしに、政治家や候補者がふだんからターゲット層にリーチするために使ってこそ、ネットは政治の世界と世の中のコミュニケーションを深化させる機能を果たすと思われます。そのことがわかったのは大収穫ではないでしょうか。
(3) いまの選挙制度の欠陥がはっきりした
二大政党制を前提につくられた選挙制度のもとで、現実が二大政党でなくなるとどれほど極端なことが起きるのか、昨年末の衆院選と今回の参院選で私たちは思い知らされました。衆院選の小選挙区ではいわゆる「死票(落選者の得票総数)」が3000万票を超え、参院選でも31の1人区のうち29で自民党が勝利しています。
これを「欠陥」と呼んでいいのかどうかは微妙なところですが、選挙制度の問題が区割りレベルの一票の格差だけではないことがはっきりしたのは、一つの前進と言えるでしょう。
(4) 改憲の話なんて聞いてませんよとあとで言える
自民党は憲法改正を参院選公約のいちばん最後のチャプターに置き、街頭演説や討論会などでも積極的にはふれませんでした。アベノミクスのどさくさにまぎれて、という見方もできますが、いずれにしても、改憲に賛成か反対かの立場を問わず、もうちょっとじっくり議論したり考えたりする時間がほしいなあ…と思っている人にとっては、もしこの先、進め方が拙速と感じられる場合は「おいおい、参院選のときに言ってなかったじゃないですか」とツッコミを入れられるということです。これはうれしいですね奥さん。
自民と維新の会とみんなの党などを合わせても発議に必要な3分の2に届かなかったとか、メディアはもっぱら数の問題に注目していますが、憲法の内容や規定はもちろん、憲法裁判所がなく最高裁による付随的違憲審査に頼る状況で法令違憲判決がきわめて少ない日本の司法消極主義をどう考えるかなど、憲法を取り巻く制度や環境全体を見据えた議論をしていく必要があるのではと、個人的には感じます。
2901
:
とはずがたり
:2013/07/29(月) 17:44:38
>>2900-2901
(5) 理念なき政界再編にクギを刺すことができた
自分たちのところが大阪と東京でバラバラなのは棚に上げて、民主党のことを「価値観がバラバラで政党の体をなしていない」とブーメランな批判をする某市長兼共同代表がいましたが、右を向いている人たちと左を向いている人たちとどっちでもいい風見鶏の人たちが政権奪取だけを目的に結集して、ほんとうに政権を取るとどうなるかというのは、まさに民主党が身をもって示してくれたところです。
維新の会とみんなの党が選挙協力を果たせなかったり、社会民主主義に分類される勢力が衆院選のときと同じように分散したまま戦ったりしたのは、各党の権力争いとか、権力争いとか、権力争いとか、やむにやまれぬさまざまな事情があるのでしょうが、数を集めるための「野合」に対する有権者の厳しい視線もプレッシャーとして働いたのではないでしょうか。
だとすれば今回の結果は、選挙後の再編の動きに対しても、政策や理念をなおざりにして一緒になるのは許さんけんね、という無言の圧力になると期待できます。
(6) 原発なんかどうでもいい…わけではないと示された
原子力安全委員会の新しい安全審査基準が発表され、電力会社が再稼働を申請するなど、原発をめぐる状況が動いていく一方、参院選では景気や雇用や消費税に比べると原発問題が争点として注目度がやや下がった印象もありました。
ところが、結果はどうでしょう。東京選挙区では原発の即時全廃を目標に掲げる候補2人が合わせて130万を超える得票で当選し、定数5人の4割を「反原発」議員が占めることになりました。一方で、青森、福島、福井、鹿児島など、原発や原子力関連施設がある1人区の立地自治体では、公約で原発の再稼働をめざす姿勢を明らかにしていた自民党の候補が圧勝しました。
東京で当選した候補は反原発の姿勢をはっきりと打ち出していたし、都道府県単位とはいえ、立地自治体の有権者が原発問題をまったく意識しないということはないでしょう。参院選の結果を「反対支持」や「容認」とストレートに解釈してよいかどうかはともかく、原発の問題はアベノミクスに比べてどうでもいいわけではありませんよ、というメッセージにはなったはずです。
(7) みんなが政治に無関心というわけではないとわかった
今回の参院選の投票率は52.61%で、過去3番目の低さでした。ああ、やっぱり政治に関心がない人が多いんだな…と、ため息をついているあなた、ちょっと待った。よく考えてみてください。
今年は6月中旬から猛暑日が続くというとんでもない気象で、7月に入ると熱中症で救急搬送される人が全国で急増。マスコミでは、熱中症の危険があるので無用な外出は避けましょうと盛んにアナウンスされました。しかも投開票日は小中学校が夏休みに入って最初の日曜日で、子連れの家庭ではレジャーを優先しても不思議はありませんでした。
そもそも安倍政権の支持率が高く、与党に肯定的な人、批判的な人の両方が「今回は別に自分が投票してもしなくても関係ないしなあ」と考えてもおかしくありません。実際、6月に行われた東京都議会議員選挙の投票率が43.50%と史上2番目の低さで、過去に都議選と参院選が行われた年との比較から、参院選は40%台に落ち込むのではないかとも一部では予想されていました。
それほどの悪条件が重なったにもかかわらず、結果が50%台前半にとどまったということは、投票を通じて政治にかかわろうと考えている人が減っているわけではない、とも考えられます。
◇ ◇ ◇
批判的にみていかなくてはいけない面がたくさんあるのは確かだけれども、なんとなくムードで不信だ失望だあきらめだとラベリングしてしまうことが、やっぱり政治はどうにもならないのね感をさらに増幅させる逆マッチポンプになっている気もする。
衆議院の解散がなければこの先3年間は国政選挙がないことになるが、一票の格差に関する最高裁の憲法判断やアベノミクスの行方次第ではどうなるかわからないし、2015年の春には統一地方選がある。
まあ、いろいろな角度から見ていきましょうよ、ということで。
<筆者紹介> 竹田圭吾(たけだ・けいご)。1964年生まれ。東京都中央区出身。ジャーナリスト。元『ニューズウィーク日本版』編集長。多数の情報テレビ番組に出演。
2902
:
チバQ
:2013/07/29(月) 20:45:42
http://mainichi.jp/select/news/20130729k0000e010179000c.html
参院選:組織票のはずが1票 開票ミスと提訴検討
毎日新聞 2013年07月29日 13時14分(最終更新 07月29日 15時48分)
21日投開票の参院選で、組織票を投じられたはずの比例代表候補の得票数が1票だったのは福岡県飯塚市の開票作業にミスがあったとして、産業別労組の「UAゼンセン」(東京)が総務省の中央選管を相手取り、再集計を求めて提訴することを検討していることが分かった。
UAゼンセンによると、参院選比例代表に組織内候補として民主党の川合孝典氏(49)が立候補し、落選した。飯塚市では開票の結果、似た名前の他候補との案分を含め1.538票を得票したが、UAゼンセン福岡県支部が同市在住の組合員を聴取したところ、15人が投票したことが判明。他党の比例候補に川合氏と同姓が1人、同名も1人いたことから、「飯塚市の開票作業でミスがあった」と主張し、飯塚市選管に再集計を求めた。
だが公選法では比例代表の場合、中央選管の所管となるため、提訴を検討している。飯塚市は「開票作業にミスはなかった」とコメントしている。【佐藤心哉】
2903
:
チバQ
:2013/07/29(月) 21:46:19
http://mainichi.jp/select/news/20130730k0000m040081000c.html
公選法違反:自治労奈良県本部書記長を逮捕
毎日新聞 2013年07月29日 21時19分
参院選の選挙運動に対する報酬を知人らに支払うと約束したり、現金数万円を渡したりしたとして、奈良県警捜査2課などは29日、自治労奈良県本部書記長、池本昌弘容疑者(51)=同県橿原市北妙法寺町=を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、池本容疑者は6月下旬、同県香芝市内の民主党奈良県第3区総支部事務所などで、参院選奈良選挙区に同党公認で立候補した大西孝典氏(57)=落選=と、同党比例代表候補の相原久美子氏(66)=当選=の2人を当選させるため、知人ら女性4人に電話で投票を呼び掛けるよう依頼。時給1000円を支払う約束をし、別の女性1人には6月下旬から投開票日まで計50〜60時間電話をかけさせた報酬として、3回に分けて計数万円を渡したとされる。【芝村侑美】
2904
:
チバQ
:2013/07/29(月) 21:57:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130724ddlk12010085000c.html
自民2の票層:2013参院選ちば/1 自民2人目当選 当落線上訴え票を誘導 /千葉
毎日新聞 2013年07月24日 地方版
◇公明支持票も後押し 派閥の勢力争いも絡む
「石井さんは勝つんでしょ。だから豊田さんに入れようと思う」
参院選終盤の17日。千葉選挙区(改選数3)でトップ当選した自民党現職の石井準一氏(55)を支援していた自民県議が県北東部を遊説していると、中年男性の有権者にこう声をかけられた。県議は「選挙は何が起こるか分かりません」と石井氏への投票を求めたが、「自民支持者は2議席を確実に取るための投票行動を考えている」と感じた。
自民は県連内で二つの県議グループが、石井氏と新人で前八千代市長の豊田俊郎氏(60)の支援に分かれ、事実上の保守分裂選挙に突入。県連では石井氏が保守票を独占し、知名度に劣る豊田氏が落選する展開が心配されていたが、豊田氏は3位で再選した民主党現職の長浜博行氏(54)に約3万票差を付ける約42万票を獲得し、2位通過を果たした。実際、共同通信の出口調査によると、自民支持者の55・6%が石井氏、33・8%が豊田氏に投票し、投票先が分かれたことが読み取れる。
◇
「このままじゃ、豊田は泡沫(ほうまつ)候補だ」
公示前。豊田氏擁立に関わった国会議員は、派閥の領袖(りょうしゅう)にハッパをかけられた。
豊田氏は県議選と八千代市長選の経験しかなく、同市外では知名度が低いことが課題だった。しかし、現職に続く自民2人目の擁立を求めて署名した31人の県議のうち、積極的に動いていたのは十数人しかいないと言われ、「選挙スタッフは市長選からのメンバーが多く、県内全体を見る司令塔がいない」(選対幹部)状況だった。
ただ、「自民の追い風」(国会議員)は強かった。自民は今回の参院選の比例代表で、昨年の衆院選より約6万7000票多い約83万4000票を獲得し、支持層を拡大させている。
この「風」をつかむべく、陣営は人口の多い東葛地域を重点的に回り、話題作りのためインターネットに独自制作した寸劇や歌の動画を投稿するなど知名度アップを必死に行った。松崎秀樹・浦安市長が豊田氏支援を表明するシールを作り、選挙ポスターに貼るなど首長人脈の支援の輪も広がった。
「東京、千葉の2議席目は、岩手、三重、沖縄と並ぶ最重点区。何とか当落選上まで来た。1票差でいいから当選させてほしい」
13日、千葉市美浜区の海浜幕張駅前。豊田氏の街頭演説に駆けつけた石破茂幹事長は、集まった有権者に強く訴えた。8、19日に応援入りした安倍晋三首相も「2人目の候補者は大変困難な戦い」などと強調。「あえて当落線上をアピールし、自民票を誘導する戦略」(自民県連幹部)だ。
さらに豊田氏に有利に働いたのが、自民候補2人に推薦を出した公明党の支持票だ。公明は選挙区で、自党の比例候補への貢献度に応じた協力を行うが、豊田氏は安倍首相の8日の応援演説で壇上に自民の比例候補を立たせ、公明側の不満を買った。さらに公明が求める支援者名簿も十分にそろえられなかったという。
しかし、党本部や支持母体の創価学会は最終的に、豊田氏と現職の石井氏のどちらに投票するかは各自の判断に委ねる方向で落ち着いた。出口調査によると、公明支持者の48・2%が石井氏、21・8%が豊田氏に投票。公明県本部幹部は「石井氏有利の情勢では、支持者も自然と2人目を当選させる判断が働く。豊田氏は思いがけない割合の支持を得られたのが実感だろう」と皮肉った。
◇
投票日の21日。開票作業が始まる前に当選確実が伝えられると、豊田氏は「(当選確実は)相当遅い時間と思っていたので驚いた」と喜び、自身の当選を「山が動いた」と表現した。
ただ、その選挙活動を支えたのは麻生派だったという。豊田氏には、公示前から麻生太郎副総理が応援に入ったほか、「選挙資金が麻生派から提供された」(自民県連関係者)とされ、麻生派入りが決まったという。豊田氏の当選は、既に党内の派閥の勢力争いが絡んでいた。
× ×
21日に投開票された参院選は、自民が千葉選挙区で佐藤栄作内閣で改選数2の議席を独占した1968年以来、45年ぶりに2議席を獲得した。17日間の選挙戦を検証した。=つづく
2905
:
チバQ
:2013/07/29(月) 21:58:22
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20130725ddlk12010070000c.html
自民2の票層:2013参院選ちば/2 自民のつばぜり合い 独走石井氏、最多68万票 /千葉
毎日新聞 2013年07月25日 地方版
◇県連に「しこり」残す 保守分裂、豊田氏に対抗
「ある人から『石井さんがリードしているから、2人当選のためにはもう1人に票を回さないといけないのではないか』と言われた。とんでもない話だ」
7日に茂原市の市民会館で開かれた自民党現職の石井準一氏(55)の個人演説会。応援演説に立った山本一太沖縄・北方担当相は、自民新人の豊田俊郎氏(60)に票を分けようとする党内の動きを公然と批判した。
石井氏は、県連内の「石井氏が票を独占し、知名度で劣る豊田氏が落選する」との懸念をよそに独走を目指した。結果、千葉選挙区の改選数が2から3に増えた2007年の選挙以降、最多となる約68万票を獲得。党国会議員は「6年後の次の自分の選挙までを考え、いかに自分の力を保持できるかを考えたのだろう」と指摘する。
石井氏の陣営は「基礎票30万票」を目標に5月の連休明けから各地で集会を重ね計3万人を動員したほか、公示1カ月前から個人演説会の会場を準備し、連日の応援弁士を確保。「6年間、丁寧に人間関係を築き、60万票を取れる組織作りを徹底してきた」という。
推薦を受けた公明党とも、森田健作知事が初当選した09年の知事選で、共に新人の大学教授を支援した経緯があり、「応援しやすい関係が整っていた」(公明県本部幹部)。比例代表で公明に投票するよう呼びかけるにとどまらず、選挙期間中も公明幹部に直接電話し、支援を求めた。
一方、自民票を取り合う豊田氏の陣営に対しては対抗心をむき出しにした。5月下旬ごろには、千葉選挙区の独自候補を探していたみんなの党関係者と雑談中、新党改革代表で比例現職だった舛添要一氏の擁立を勧めたこともあった。みんなは今回、新人を擁立し次点だったが、知名度の高い舛添氏を擁立すれば、豊田氏の当選を脅かした可能性は高い。
「いつ何が起き、違う候補に票が流れるか分からない。選挙が強ければ党内の発言力も上がる。中選挙区では同じ党の候補だろうが、絶対に勝ってやるという気持ちは分かる」
複数候補が当選する中選挙区時代の衆院選を経験した国会議員は、石井氏の心理をこう解説した。
◇
激しい保守分裂選挙後、懸念されるのが自民県連内のしこりだ。大勝して勢いに乗る石井氏側が、豊田氏を支援した県議に対し、2年後の県議選で対立候補を擁立する−−。選挙期間中、こんなうわさが飛び交っていた。
投票日から一夜明けた22日に開かれた県連の役員会。豊田氏擁立に関わった酒井茂英幹事長が辞意を表明した。後任に内定したのは、石井氏を支援した自民県議のグループ「千葉政経懇話会」会長の浜田穂積県議だった。
酒井氏は取材に「参院選が終わり、幹事長の役割を全うした。当選6回の県議は私と浜田氏しかおらず、後任は前から決まっていた」と人事争いを否定した。ただ、石井氏は21日夜、記者団に「『石井は大丈夫だからこっち(豊田氏)に入れてくれ』とお願いしていた人を何人か知っているが、それは一番ひきょうだ」と不快感をあらわにしている。
石井、豊田両氏は合計で10年参院選の公認候補2人より約19万票多い109万9512票を獲得。県連の桜田義孝会長は「両陣営の切磋琢磨(せっさたくま)が運動を盛り上げ、2議席獲得に功を奏した」と総括したが、県連内のつばぜり合いは今後も続く余地を残している。=つづく
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2906
:
チバQ
:2013/07/29(月) 22:00:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130726ddlk12010132000c.html
自民2の票層:2013参院選ちば/3 野党の転落 民主、組織票さえ厳しく /千葉
毎日新聞 2013年07月26日 地方版
◇未熟さ露呈の維新 生活は「代表の埋没」影響
「みんなの党が追い上げている。しっかりやってほしい」
選挙戦終盤の16日。民主党県連幹部は連合千葉の事務所に赴き、語気を強めた。組織票さえ固めきれず、危機感が募っていた。
千葉選挙区の改選数が2から3に増えた07年以降、2人を擁立してきた民主。現職1人の引退と昨年の衆院選の惨敗を踏まえ、公認候補を現職の長浜博行氏(54)に絞り、「確実に議席を確保する」戦略をとった。
陣営は当初、惨敗した昨年の衆院選比例代表で獲得した約54万票は最低でもとれると予想。民主支持率の低迷で浮動票が期待できないものの、30万票とされる連合千葉の組織票がある上、「1人だけの出馬なので大丈夫だろう」(県議)という思いもあった。
しかし、元々連合が主に支援していたのは引退した現職。民主政権時代よりも経済状況が好転していることから、安倍政権の経済政策「アベノミクス」に期待する組合員も多く、連合では「与党で失敗した民主への熱心な支持が感じられない」状況が漂っていた。
「組合員の末端まで浸透してるのか不安だ」「半分しかまとまってない」
最終盤の19日。柏市内で自転車に乗り支持を訴えていた県議らからは不安がこぼれた。さらに、新人の日本維新の会の花崎広毅氏(36)と生活の党の太田和美氏(33)は、ともに元民主で大票田の東葛地域が地盤。「民主票が食われる」との危機感が消えることはなかった。
投開票日。千葉市内の選挙事務所に訪れた長浜氏は硬い表情のまま、最後まで万歳三唱に加わらなかった。
長浜氏は約39万票を獲得し3位当選に滑り込んだが、みんな公認の新人、寺田昌弘氏(45)と花崎氏の合計票は約47万票。みんなと維新の選挙協力が続いていたら落選した可能性があった。さらに連合千葉幹部は「共産党が民主の防波堤となっていた」とみる。無党派票が、みんな、維新に加え、都議選で飛躍した共産に分散されたとの見立てだ。
無党派層の取り込みも組織票固めも、思うようにいかなかった民主。田嶋要県連代表は「なぜここまで支持を失ったかに思いをはせながら、力を合わせて党勢を立て直す」と述べるしかなかった。
◇
橋下徹共同代表の従軍慰安婦問題を巡る発言で、みんなとの選挙協力が解消された維新は、ちぐはぐさが目立った。
「浮動票が見込める東葛地区にすべきだ」
「(衆院選で)実績があり、人も多い千葉市にすべきだ」
公示を3日後に控えた1日夜。既に他党は決まっていた第一声の場所を巡り、地元選対事務局と国会議員団事務局が対立。候補者を2度差し替えた混乱は、候補を支える裏方にも伝染した。昨年の衆院選では、橋下氏の人気を頼りに存在感を示したものの、党組織の「未熟さ」(陣営幹部)が露呈した格好だ。
無党派層の票を獲得しようと、7日にJR船橋駅前で行われた橋下氏の応援演説。橋下氏は花崎氏の名前を一度も口にしなかった。1000人超(陣営発表)の有権者が集まったものの、それを生かせず、選挙戦に勢いは出ないままだった。
「維新の態勢は戦える段階ではない。もう風は吹いていない」。みんな幹部は、こう看破する。「地方に根ざした態勢作りが急務」(党幹部)だったはずの維新は、候補者選定の過程で、公認内定者が我孫子市議を辞任した後に内定を取り消すなどのドタバタぶりを見せた。市議など地元の「拠点」を自ら放棄していった側面は否定できず、今回の選挙は落選以上の痛手を負ったといえる。
◇
生活の太田氏は唯一の女性候補。柏市出身の元県議、元千葉7区選出の衆院議員で地盤もあったが、票は伸びなかった。「小沢一郎代表の埋没が影響した」(自民党県連幹部)とみる関係者は多く、「一からのやり直し」(太田氏)を余儀なくされている。
自民2議席獲得の裏には、野党の「組織崩壊」という敵失があった。=つづく
2907
:
チバQ
:2013/07/29(月) 22:01:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130727ddlk12010111000c.html
自民2の票層:2013参院選ちば/4 野党の「収穫」 みんな、第三極の存在感 /千葉
毎日新聞 2013年07月27日 地方版
◇共産は自民対決軸奏功 2年後の統一選に標準
参院選が公示された約1週間後。市川市でみんなの党新人、寺田昌弘氏(45)の選挙カーが通り過ぎた。
「何でも反対の共産党さん、しがらみがある民主党さんとは違います」
聞こえてきたのは他の野党批判。「高い支持率が続く自民党から票を奪うのは困難」との判断が働いたようだ。
特に危機感を抱いた相手は共産だった。「無党派が共産に流れている」。陣営は、原発に反対する有権者が、2030年までの原発ゼロを目指すみんなではなく、「原発即時ゼロ」を訴え、東京都議選以降勢いのある共産への支持に傾いていると分析。自民・民主などに加えて共産も強く批判する方針に変更した。
みんなは当初、反自民・反民主の受け皿の票が割れることを懸念。日本維新の会との選挙協力を進め、維新候補を推薦することとした。しかし、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦問題を巡る発言を受け、選挙協力は解消。寺田氏の擁立決定は6月に入ってからだ。
準備不足、知名度不足を補うため「露出作戦しかない」。大票田で無党派層が多いとされる東葛や湾岸地域を中心にフル回転で渡辺喜美代表など党幹部が毎日のように応援に入った。
「2年後の自分の選挙(統一地方選)を意識し、最後の一人に至るまで死力を尽くせ」
選挙戦が終盤にさしかかった15日ごろ。党本部からビラ配りなどに奔走する地方議員にメールが届いた。10年参院選で水野賢一幹事長代理が当選した後、みんなの県議や市議は増え、「3年前の参院選と違い地方議員が30人近くいることは大きかった」(選対幹部)
しかし、票は予想より伸びず、28万票の次点。共同通信の出口調査によると、無党派層の中では、最も多い21%が寺田氏に投票していたが、投票率が10年参院選よりも5・63ポイント低い49・22%となり、特に、力を入れていた湾岸地域の浦安市や市原市などで6〜7ポイント落ちたことが響いた。
だが、短期間で一定の無党派層への浸透を見せたことで、寺田氏は「悲観することはない」と強調。水野氏も「投票率を十分に高めることができず、票を掘り起こせなかったが、第三極では優位の地位を築けた」と手応えを感じていた。
◇
共産県委員会の幹部は昨年の衆院選以上の手応えを感じていた。街頭を回っていると、「9条を守りたい」と自民支持者から声をかけられることもあった。実際に、新人の寺尾賢氏(37)は毎日新聞の選挙序盤の世論調査で、寺田氏や自民新人の豊田俊郎氏(60)と激しい3位争いを展開する位置にいた。
自民との対立軸を明確にするため、脱原発や憲法改正反対などを強く訴えた。共同通信の出口調査によると、同様に脱原発などを掲げる社民党支持層は、党県連が支援した民主現職の長浜博行氏(54)と同じ約4割が寺尾氏に投票。今回の構図を「共産対自民」と印象づけたことが功を奏した格好だ。
結果は約23万票で寺田氏に続く5位だったが、陣営は「知名度が低いところから追い上げた大善戦」と総括。浮揚幸裕県委員長は22日、「京都、大阪、東京など地力があるところは選挙区で当選した。千葉でも地方議員を増やす必要がある」と今後の課題を述べた。
敗北の中にも次の選挙につながる「収穫」があったみんなと共産は、既に2年後の統一地方選に照準を合わせている。
◇
自民圧勝で衆参のねじれが解消した。森田健作知事は25日の記者会見で「何とか2大政党を作ってほしい」と野党再編の必要性に言及し、「強すぎる与党」に懸念を示した。長引くデフレや財政悪化、人口減少など多くの課題を抱える中、各党の役割が問われている。=つづく
2908
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:44:10
8082 名前:チバQ 投稿日: 2013/08/04(日) 20:43:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1374501024534_02/news/20130722-OYT8T01738.htm
戦い終わって 13参院選 一覧
<上>尾辻氏「TPP反対が仕事」
自身の当選を報じる新聞に見入る尾辻氏 「反対が私の仕事。一匹オオカミらしくやる」
参院選の投開票から一夜明けた22日、鹿児島選挙区で勝利した自民党の尾辻秀久氏(72)は、事務所で自らの勝利を報じる新聞各紙に目を通し、決然とした表情で語った。党の方針に反して、選挙戦で反対を訴え続けた環太平洋経済連携協定(TPP)についてだ。
尾辻氏は2月に党の公認を得たが、約5万人の「盟友」を有する県農政連は、安倍政権のTPPへの交渉参加方針に反発し、推薦を保留した。このため、尾辻氏は3月に農政連を訪問。「農業に明るい先生(国会議員)方とともにやっていきたい」と、農畜産県・鹿児島を守る姿勢を強調し、5月に推薦を獲得した。
これにより、尾辻氏は唯一とも言える懸念を払拭。1000を超える団体・個人の推薦状を背景に、選挙戦では国会議員や地方議員がフル活動した。徹底した組織戦の傍ら、演説会を積極的に展開し、参加者は1万5000人を超えた。
「45万票以上。全市町村で勝利する」。党県連の森山裕会長は16日の拡大選対会議で、約40人の県議、市議らにハッパをかけた。
安倍政権の高い支持率、衆院選惨敗からの立て直しが進まない民主党、県内に強固な地盤がない第3極。もたつく他党を尻目にどこまで票を伸ばすか。その一点に目線は向けられた。
迎えた21日の開票。尾辻氏は全43市町村で勝利し、全投票者の6割に迫る40万票余りを獲得した。自民党は昨年12月の衆院選に続いて大勝を収め、保守の地盤の厚さを見せつけた。
「野党を経験し、自民党は本当に生まれ変わったのか。本当にこれからが試される」。歓喜にわく事務所で県連幹部はつぶやいた。
(2013年7月23日 読売新聞)
2909
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:44:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/feature/kagoshima1374501024534_02/news/20130723-OYT8T01307.htm
戦い終わって 13参院選 一覧
<下>野党、対立軸つくれず 民主、大差で敗れる
陣営幹部らに敗戦をわびる皆吉氏(右)(21日夜、鹿児島市で) 「信頼はまだ回復できていない」。21日夜、開票開始早々に敗戦が決まった民主党新人・皆吉稲生氏(63)の事務所。党県連代表の打越明司氏(55)は厳しい表情で声を絞り出した。
昨年12月の衆院選で惨敗し、不戦敗も含めて県内の全4議席を失った民主党県連。今回の参院選を「再生への第一歩」に掲げたが、蓋を開けてみれば皆吉氏の獲得票は12万票余り。40万票余りを集めて当選した自民党現職・尾辻秀久氏(72)に3倍以上の大差をつけられて敗れた。
党県連が皆吉氏の擁立を決めたのは、公示のわずか1か月前。支持団体との調整などに時間を費やしたのが原因だった。党勢の立て直しが進まない中、出遅れが追い打ちをかけ、終始厳しい選挙戦。皆吉氏は安倍首相の経済政策「アベノミクス」の批判を訴えの中心に据えたが、耳を傾ける有権者はまばらだった。
日本維新の会新人・岩重仁子氏(39)は「しがらみのない政治を」「鹿児島から再び維新を」と訴え、鹿児島市では皆吉氏をしのぐ票を獲得した。だが、投票率は過去最低の50・42%。浮動票は動かず、橋下共同代表の「慰安婦発言」も尾を引いて伸び悩んだ。
共産党新人・野口寛氏(67)、諸派新人・松沢力氏(31)はともに、原発再稼働、憲法改正、環太平洋経済連携協定(TPP)などへの立場を明確にしたが、厚い保守地盤に阻まれ、支持が広がらなかった。
「自民党の対立軸をつくることができなかった」。野党候補の陣営幹部は一様に口をそろえる。
県内比例選の党派別得票数は、自民党が32万票弱で5割弱を占めた。民主党は2010年の前回選から6割以上の票を減らし、公明党に2位の座を譲った。
(2013年7月24日 読売新聞)
2910
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:45:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1374502771862_02/news/20130722-OYT8T01857.htm
戦い終わって 参院選
<上>馬場さん低投票率での勝利
参院選を受けて記者会見をする(右から)山本会長、馬場さん、前川幹事長 参院選から一夜明けた22日、自民党県連事務所で開かれた総括会議。前県議会議長・馬場成志さん(48)が熊本選挙区(改選定数1)で圧勝して高揚感漂う中、山本秀久県連会長は引き締めを図った。
「謙虚さを忘れず、(地域に根ざす)自民党の持ち味を発揮しよう」
馬場さんは、次点の民主党現職・松野信夫さん(62)に約23万票差の「ダブルスコア」で初当選した。
だが、投票率は、これまでで最低の52・30%。県民から全幅の信頼を寄せられたとは言い難い。「組織はしっかり機能したが、一般有権者の多くは静観した」。そんな声も聞こえてくる。
◇
選挙戦は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待が高まる一方、民主党に対しては失望感が払拭されず、自民党への追い風がやまなかった。日本維新の会も、橋下共同代表によるいわゆる従軍慰安婦問題の発言を引きずり、熊本選挙区への候補の擁立を断念した。
「気温は上がっているが、有権者のボルテージは上がらない」。選挙戦のさなか、馬場さんの陣営スタッフは手応えのなさを、そう表現。八代市で小泉進次郎・党青年局長の街頭演説を聞いていた男性(60歳代)は「自民党が一人勝ちするのが目に見えて分かる選挙。我々有権者の関心は向きにくい」と語った。
結果は、最低の投票率。22日、記者会見を開いた自民党県連の前川收(おさむ)幹事長は「政治離れの進展、『馬場優勢』の報道、酷暑と複数の要因がある」と分析した。
ただ、馬場さんの得票数は県内45市町村すべてトップ。自民党が比較的弱いとされる都市部の熊本市も制し、県連は、十分な支持を得たと受け止めている。
◇
今回の参院選で県連の基盤はさらに強固になり、前川幹事長は記者会見で、「その分、我々の責任はさらに大きくなった」と語った。
23日には環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に日本が参加し、秋には消費税増税の可否について判断が行われる。ともに中央と地方の事情の違いで意見が対立する可能性もある。
「党本部との間であつれきを生むこともあるかもしれない。しかし、我々は党本部の下請け機関ではない」と前川幹事長。記者会見に同席した馬場さんも「地方のための仕事をやっていく」と45万票あまりの支持に応える決意を述べた。
(2013年7月23日 読売新聞)
2911
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:45:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1374502771862_02/news/20130723-OYT8T01411.htm
戦い終わって 参院選
<下>民主、地方組織強化が課題
落選が確実になり事務所で頭を下げる松野さん(21日) 「地方組織の強化」。22日、民主党県連が開いた記者会見。参院選の敗北で幹部が口にした対策は、従来と同じだった。
県連が1996年に発足して以来のテーマ。だが、いまだ強化はならず、国政選挙は毎回のように“風”頼み。今回、熊本選挙区では、県連代表でもある現職の松野信夫さん(62)が、自民党新人の馬場成志さん(48)に約23万票の差をつけられて落選した。
「立て直しのため、人材(議員)を育てていく」。記者会見に臨んだ松野代表、鎌田聡・代表代行が、今後の対策として挙げるのは系列議員を増やすことだった。それが、地方組織の強化になるからだ。
県議会(46人)の議員数を見ると、自民党が32人なのに対し、民主党は1人だけ。県連発足から17年。そのことが保守王国・熊本での地方組織の強化の難しさを如実に物語っている。
民主党は昨年末の衆院選で政権から陥落し、参院選でさらに勢力をそがれた。
「自民党が中央や県内の多くの自治体で与党を担い、民主党では魅力が乏しくも見える。どん底の中、議員を目指そうと手を挙げてくれる人は少ないかもしれない」。立て直しを決意する鎌田代表代行は、厳しい現実に弱気な発言も見せた。
◇
日本維新の会県総支部も精彩を欠いた。衆院議員の松野頼久氏(比例九州)、園田博之氏(熊本4区)の県出身2人が党幹部を務めるが候補を擁立できずじまいだった。
理由は二つあるとされる。一つは橋下共同代表によるいわゆる従軍慰安婦問題の発言による支持率の低下。もう一つは園田氏が自民党出身で早々に馬場さんの支援を決めたからだ。
結果、県内の比例選の得票は6万1416票。昨年末の衆院選の比例票から10万5000票近く減らした。松野氏は23日、取材に対し、「厳しい結果だったが、今回は試練と受け止め党勢拡大に努めたい」と巻き返しを誓ったが、「将来的には野党内での政界再編も起こりうる」と語った。
同衆院選で県選出の国会議員がゼロとなった社民党県連。今回は松野さんを後方支援した。落選したことで国政に対する存在感がさらに薄くなった。「自民への抑止力として地域で発言し、存在感を高めていくしかない」。前衆院議員の中島隆利代表の発言も苦しげだ。
一方、共産党県委員会。選挙区では落選したものの、得票数は前回選の約2倍の5万8982票を獲得。都議選以来続く勢いを県内でも示した。「反自民の受け皿として有権者の選択肢になったと、手応えを感じた」と久保山啓介委員長。野党の県組織の中で唯一、笑顔で戦いを振り返った。
(この連載は北川洋平、出水翔太朗が担当しました)
(2013年7月24日 読売新聞)
2912
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:49:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1374512477332_02/news/20130723-OYT8T00175.htm
13参院選 検証
どん底で改心 組織力発揮
参院選前の自民党県連のパーティーで壇上に立った中泉氏(右端)と、県選出の党国会議員4人。支援者ら約1500人に衆参選挙区の議席独占を想像させ、結束を促した(5月18日、秋田市のホテルで) 「国でも与党、県でも与党。県民の思いを実現する、秋田のためになる非常にいい状態だと思う」。参院選から一夜明けた22日、自民党県連会長の金田勝年(63)は、記者会見で満足げに述べた。中泉の初当選で、自民が2003年以来となる衆参の県内選挙区5議席を独占したからだ。
かつて重鎮政治家を擁し、「保守王国」を誇った秋田の自民は、03年の衆院選を機に崩壊に向かった。秋田1区で当時民主の寺田学(36)が初当選すると、04、07年の参院選で無所属候補(後に民主に合流)に連敗。09年衆院選の3小選挙区で全敗し、民主の衆参選挙区の独占につながった。
「完敗中の完敗。立て直しに10年はかかると思った。『自民党はもう駄目』と言われ、支持者が離れていった」。自民党県連幹事長の県議・鶴田有司(61)は、4年前を述懐する。
そのどん底を味わい、変わり始めたという。「選挙の実動部隊の県議や市町村議が、『これでは駄目だ』と改心した。徹底して地域を歩き、支持を訴え続けた」。鶴田は「これこそが、民主政権下でも自民の組織を維持できた理由」とみる。
07年参院選では、自民候補の遊説に県議が同行しない時もあった。だが、石井浩郎(49)を擁立した10年参院選では組織力を発揮し、徹底したどぶ板選挙と石井の知名度の高さで圧勝。民主への逆風があった昨年の衆院選は、3小選挙区の議席を奪還した。残る参院の1議席で白羽の矢が立ったのが中泉だった。
県連幹部は「若く清潔感があり、県議経験もある。無党派層に浸透できる要素がある」と口をそろえた。連立政権を組む公明党の支持母体・創価学会の秋田の役員によると、学会内には「自民候補を応援するなら中泉」と、かねて待望論があったという。
ただ、中泉は元地元テレビ局アナウンサーの松浦に知名度で劣る。全県で中泉を浸透させようと、遊説は常に国会議員、県議、市町村議が同行し、多い日には10人近くに。各後援会を通じて企業・団体に働きかけ、遊説先に動員した有権者に中泉を売り込んだ。
中泉は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復の実現を徹底して訴えた。景気回復への期待が幅広い支持につながったが、それを下支えしたのが、自民の組織力だった。
だが、その組織も安泰とはいえない。党県連によると、県内の党員はピークだった約15年前の約5万7000人から、約7000人まで落ち込んだ。支持団体の高齢化や、有力な支持基盤だった建設業界の衰退が主な要因だ。県連は年内にも党員を1000人増やし、組織の強化を目指すという。
選対本部長を務めた県議の鈴木洋一(69)は「昔の足腰の強い自民党に戻ったかと言えば、そんな強さはないだろう」と考える。「今回は当初から優勢だったが、組織が緩まなかったのは、かつての根拠のない自信と傲(おご)りに対する反省があるから。議席を独占した今こそ、傲りを警戒しなければいけない」と自戒した。
(敬称略、石黒慎祐)
(2013年7月23日 読売新聞)
2913
:
チバQ
:2013/08/04(日) 20:49:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1374512477332_02/news/20130723-OYT8T01481.htm
13参院選 検証
正念場迎えた「非自民」
松浦大悟氏(左)の街頭演説に応援で立った寺田典城氏(7日、井川町のスーパー前で) 「選挙では選ばれなかったが、自民党政権、アベノミクスは間違っていると、これからも政治に携わる人間として主張していきたい」。民主党現職として再選を逃した松浦大悟(43)は21日夜、秋田市山王中島町の事務所で敗戦の弁を述べた。2010年参院選まで、比例も含めて国会議員6人を擁した民主党県連は、国会の議席を全て失うことになった。
同県連は、昨年末の衆院選の県内3小選挙区で全敗。落選した寺田学(36)と川口博(65)はそろって離党し、今年4月、それぞれ秋田市と小坂町の首長選に挑んで再び落ちた。地方議員の離党も相次ぎ、党勢は一気に衰えた。
松浦は選挙戦で「争点は一つ。このまま自民党だけでいいのか」と訴え続けた。「民主の枠を越え、『非自民』のシンボルにならないといけない」とも言い、非自民の結集を呼びかけた。だが、07年参院選で民主、連合と「3者共闘」した社民党県連は、09年衆院選の対応などを巡って民主との間でしこりが生じ、今回は自主投票。松浦の推薦を決めた連合秋田の幹部は5月下旬、社民党県連に松浦を連れて行き、関係修復を図ったが、かなわなかった。支援に動いた同党地方議員は一部にとどまった。
松浦は同じ頃、民主を離党し、昨年の衆院選秋田3区に他党から出馬し、民主候補とともに落選した前衆院議員・京野公子(63)に応援を頼んでいた。だが、それを聞いた京野の支援者が「(京野を)落とすために礼を欠くことまでやった。絶対に許せない」と拒絶し、実現しなかった。
松浦陣営の非自民としてのまとまりも中途半端だったようだ。民主を離党した地方議員が遊説の先導を引き受けたが、前日に急きょ、遊説時間の短縮と選挙カーの順路変更を告げられた。そのため自分の支持者の一部に松浦を推せなかったが、支援依頼はそこで終わった。「地域ごとに議員や連合で選対を作り、支持を広げるのが筋。相談してくれれば状況を変えられた」と話す。
一方、松浦の「応援」を表明した、みんなの党の参院議員・寺田典城(すけしろ)(73)は度々、松浦と一緒に街頭に立った。典城は「国も県も自民のオール与党になったら、誰がチェックして意見を申すのか」と訴えた。ただ、演説は民主批判も交えた自らの政策提言が主で、松浦にはほとんど触れず。演説後には報道陣に応援の理由を「息子(学)が長年(民主に)お世話になったのもある」と話した。
民主内部をよく知る地方議員は、典城の応援は、非自民を結集させて新たな勢力をつくり、自らが改選を迎える3年後、学を後継者に据えるための布石とみている。
一方、松浦も敗戦の弁とともに「自民党政治はうまくいかない。その時の準備をしたい」「もう一度国政を目指したい」と、国政への意欲を強調している。
今回の参院選で、民主は最後の議席を失っただけでなく、比例選の得票率が10年参院選の6割ほどに落ちた。みんなの党の得票率も8・27ポイント減の4・63%。社民も得票が目標の半分足らず。いずれも後がない状態だ。
それぞれの思惑が絡むなか、時には確執や政治理念を越えて、野党の役割を果たせるのか。非自民は正念場を迎えた。(敬称略、西田道成、教育部・桜木剛志、おわり)
(2013年7月24日 読売新聞)
2914
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:17:43
http://www.at-s.com/news/detail/738179696.html
<攻防の軌跡(上)>自民 大勝支えた企業、団体
(2013/7/23 7:35)
「会長にお会いしたい」。自民支持候補が大敗した知事選(6月16日投票)を終えて間もないころ。自民県連執行部はスズキの鈴木修会長兼社長サイドに連絡を取った。用件は目前に迫った参院選での牧野京夫氏(54)への応援依頼。県内経済界を引っ張り、知事選で現職の川勝平太氏を強力に支援した鈴木氏と対話する狙いもあった。
面会はいったん、7月上旬で固まったが、後日知事選で川勝陣営の選対幹部を務めた人物を通じて鈴木会長のメッセージが県連役員に届いた。
「言いたいことは十分に分かっているので会わなくても大丈夫。牧野さんはしっかりと応援する」
会談はかなわなかったが、県連役員は知事選とは様相が異なることを感じ取った。
有力企業の支援に加え、100以上の団体や公明の推薦を取り付け、公示前から盤石の態勢を築いた牧野氏。安倍晋三政権の高支持率を背景に、県連内では早くからトップ当選が当然視された。
公示後の世論調査で優勢が伝えられると、選対の緩みが一気に露呈した。昨年末の衆院選から大型選挙が続いたことでたまっていた関係者の疲労感と参院選の楽観論が重なった。
街頭演説会場への動員が機能せず、聴衆が集まらない状況が出始めた。マイクを握る牧野氏が一番分かっていた。それでも「こちらはお願いする立場」とこらえたが、最終盤の街頭では「自民も自分も情勢は厳しくなっている」と危機感を口にした。
県連役員が掲げた目標は「70万票以上でトップ当選」。結果は投票率低下もあり63万票余りだった。県議の一人は「知事選の後遺症を考えればまずまずの数字」とつぶやいた。鈴木洋佑県連幹事長も22日の県議会自民会派の議員総会で「票数は、さまざまに論評されるかもしれない」としながらも、大勝に目を細めた。
陣営が「知事選では鈍かったが、参院選では活発化した」と語る企業、団体の動き。これが大型選挙で自民候補の浮沈につながることを、知事選の惨敗、参院選の大勝は如実に示すことになった。
「風が吹こうが吹くまいが、自民党は組織で勝ち抜かねばならない。一連の選挙に関する総括が必要だ」。県中部の支部長経験者は厳しい表情で語った。
◇
参院選は自民、民主の現職がみんな、維新、共産、諸派の新人4人を大差で破る結果になった。衆院選、知事選に引き続いて大型選挙に臨んだ各党。これまでの戦いぶりと今後の課題を追った。
2915
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:18:10
http://www.at-s.com/news/detail/738180035.html
<攻防の軌跡(中)>民主 議席、「個の力」で死守
(2013/7/24 6:52)
参院選翌日の22日、静岡市葵区で開かれた民主党県連の役員会。「民主党がこのままなら、地方は誰もついていかなくなる」。出席者は大敗した党の行く末について、危機感をあらわにした。静岡選挙区で現職の榛葉賀津也氏(46)が3選を果たしたが、6年前からほぼ半減の約46万という得票数に「足を引っ張ったのは党の名前だ」との指摘まで飛び出した。会場を出る出席者の表情は一様に硬かった。
支援した川勝平太氏を大差で再選させた知事選、議席を死守した参院選。結果だけを見れば、昨年末の衆院選惨敗から民主は一息ついた。だが、党勢回復を感じる党関係者は皆無に近い。阿部卓也県連幹事長は「ぎりぎりでしのぎきったのが正直なところ」と、本音を隠さない。
知事選は、党派を超えて支援の輪を築き上げた川勝氏の求心力と発信力が武器だった。榛葉氏は2期12年で後援会を地道に広げ、連合静岡とも信頼関係を構築した。固定票に、小まめな街頭演説で無党派の票を上乗せし、逆風をはねのけた。
「二つの選挙に共通する勝因は候補者本人の個の力だった」。党関係者の見方は一致する。半面、その戦いぶりは皮肉にも「民主」の看板が色あせた現実を浮き彫りにした。
14日、静岡市内で消費税を増税する前の社会保障制度改革の必要性を訴える榛葉氏に、「今更何を言ってるんだ」と聴衆から怒号が飛んだ。参院選期間中、同じような場面は「少なくなかった」と選対関係者。県連幹部は「おきゅうを据えるといったレベルではない。(民主への)憎しみが渦巻いている感覚だった」と振り返る。
昨年暮れから続いた衆院選、知事選、参院選。少なくとも次期参院選がある3年後まで、自公政権が国政の主導権を握るとみられる状況に、民主県連は県議選などが行われる再来年春の統一地方選を捲土(けんど)重来の選挙と位置付け、信頼の回復を目指す。
「同じ志の仲間を増やすことを目標にしたい」。県連会長を務める榛葉氏は、党の地方組織の足腰強化を誓った。県連地方選選対本部長の藤本祐司参院議員は「圧倒的な信任を得た知事を本当に支える勢力をつくることが静岡のためになる」と強調し、“川勝人気”をてこにした党勢拡大を思い描いている。
2916
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:18:36
http://www.at-s.com/news/detail/738180360.html
<攻防の軌跡(下)>第三極 共闘崩れ、比例も逃す
(2013/7/25 7:31)
5月中旬に静岡市内で開かれた日本維新の会の土田博和氏(63)=御殿場市=の決起大会。直前に、みんなの党の衆院議員小池政就氏(39)=比例東海=から土田氏に電話が入った。「中央のことがあるので、今日は失礼します」。予定していた大会出席を見合わせるとの連絡だった。
「中央」では、維新の橋下徹共同代表の慰安婦発言への批判が高まり、みんなの渡辺喜美代表が維新との選挙協力を解消する方針を打ち出していた。
参院選まで1カ月半。静岡選挙区に出馬表明した土田氏は、みんなから比例代表で出馬する河合純一氏(38)=浜松市=と水面下で、選挙協力の準備を整えていたが「選挙区は土田、比例は河合」のシナリオは瓦解(がかい)を始めた。
6月下旬。みんなは選挙区に鈴木唯記子氏(38)を擁立、維新は土田氏を当選の可能性の高い比例に回し、選挙区候補を望月飛竜氏(43)に差し替えた。公示直前に無名の新人を選挙区に擁立した両党。内実は「比例票の上積みのため」(両氏陣営の幹部)だった。
選挙経験が浅い第三極は選対のもろさを露呈する。みんなは支援者名簿がそろわず、選挙区では日々の遊説日程の調整すらままならない。陣営幹部は「選挙を戦う組織ができていなかった」と吐露した。
維新は比例候補と選挙区候補が連動した選挙運動を展開できず、知事選での誤算も引きずった。自民県連の知事選候補を推薦する代わりに参院選で自民から選挙協力を得る算段だったが、自民党が県連の擁立候補に党本部推薦を出さなかった影響で「戦略は破綻した」(土田陣営)。
昨年末の衆院選で維新とみんなの県内比例票を合計すると1位の自民を上回ったが、今回参院選は自民の半数に満たない。河合氏と土田氏はともに次点で落選。維新県総支部の幹部は「連携できれば2人とも当選した。両党首の責任は重い」と語る。第三極票の奪い合いは結果として自、民に漁夫の利をもたらした。
共産は森大介氏(44)を擁立し、知事選を含め約2カ月間、党の政策を訴え続けたものの、政党候補として最下位に沈み、県内比例票も全国平均の得票率を下回った。全国では復調の兆しがあるだけに、山村糸子県委員長は「組織力が足りない」と肩を落とす。
自民圧勝、ねじれ解消の参院選の結果に、県内野党各党は「圧勝の揺り戻しが必ず来る」と口をそろえる。だが、野党共闘の糸口は見えてこない。
2917
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:21:03
http://yamagata-np.jp/news/201307/23/kj_2013072300684.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[1] 総力戦、辛勝の自民
2013年07月23日 11:45
安倍晋三首相(左)をはじめ総力を挙げて臨んだ県選挙区で、自民は辛うじて逃げ切った=13日、山形市・JR山形駅西口
(クリックで拡大表示します)
第23回参院選は自民が圧勝し、衆参のねじれを解消した。改選1議席を争った県選挙区は自民新人の大沼瑞穂氏(34)が国政初挑戦で、追い上げるみどりの風現職の舟山康江氏(47)を退けた。戦いのポイント、各候補が獲得した票の意味合いは―。共産新人の太田俊男氏(59)、政治団体の幸福実現党新人の城取良太氏(36)とともに4候補が繰り広げた夏の政治決戦を振り返る。(文中敬称略)
「参院選でこれだけ多くの人が熱を入れた選挙は過去になかったよ」―。時の内閣支持率による“風”に左右されやすい参院選。自民県連が擁立した新人・大沼瑞穂の当選に沸く山形市の選挙事務所で、選対本部長を務めた県連会長の遠藤利明が深い安堵(あんど)の表情を浮かべた。
第2次安倍内閣の高い支持率、経済政策「アベノミクス」への期待もあり、当初から大沼は党の世論調査で優勢に立っていた。陣営からは「安倍首相や閣僚の失言がなければ大丈夫」「風に乗っていれば」との声さえ聞かれた。
5月下旬、事実上の一騎打ちを演じるみどりの風現職の舟山康江が追撃態勢に入ると、そんな状況が一変する。民主が支持を決めると社民、連合山形が相次いで支持。環太平洋連携協定(TPP)参加反対の旗の下、県農協政治連盟が推薦、知事吉村美栄子も支援を表明した。
もともと知名度のない大沼陣営は日がたつにつれ、現職の追い足の速さを感じ始めた。
◆「死に物狂い」
全国のほとんどの1人区で自民候補が圧倒的優勢となる中、立ちすくむ大沼と追う舟山の競り合いが続いた。公示後の8日に来県した党幹事長石破茂は、そんな状況にいら立ちを隠さなかった。
豪雨に見舞われた小国町で、差し出された傘を遮り、雨に打たれながら大声を張り上げて演説。支持者が軒先に出てくると、ずぶぬれになりながら巨体を揺らし真っ先に駆け寄った。「周りは死に物狂いだ。候補者本人が死ぬ気でなくてどうする」。日焼けした顔を紅潮させ大沼を叱咤(しった)した。
党本部は本県を重点区に指定、党を挙げた総力戦に打って出た。公示後に首相安倍晋三をはじめ官房長官菅義偉ら、延べ21人の閣僚と党幹部、計43人の国会議員が県内入り。党青年局長の小泉進次郎は、3日間にわたって県内を走り回った。運動最終日の20日には安倍を再投入し、相手を引き離すべく「駄目押し」の矢を放った。
その夜、山形市の七日町に遠藤の鬼気迫る怒号にも似た訴えが響いた。「政策は与党でなければ実行できない。野党ではできない」。遠藤が肌で感じた危機感が言葉にこもっていた。
◆「非自民」の底力
結局、大沼は2万票余りの差をつけて初陣を飾ったが、遠藤の危機感は現実のものとなった。自らの地盤の山形市で約1500票差をつけられ舟山に敗れた。
大沼がリードを許したのは、舟山の地元小国町をはじめとする西置賜、知事吉村の出身地大江町などだけ。大票田で、しかも自民県連会長である遠藤の足元での敗北は陣営に少なからずショックを与えた。
歓喜に包まれた選挙事務所で2人の山形市議が苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべていた。「あれだけやったのに…」「これじゃ2年後の市長選、4年後の知事選は戦えない」
党の総力戦で選挙には勝ったが、これ以上ない追い風の中で遠藤は自らの足場を突き崩された。相手は民主、社民、連合山形の「非自民」勢力。全国的な自民大勝の陰で、相手の底力を見せつけられた。
2918
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:21:35
http://yamagata-np.jp/news/201307/24/kj_2013072400722.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[2] 決め手欠いた舟山陣営
2013年07月24日 09:08
舟山康江氏の選対を構成する組織、政党の代表らは開票状況を厳しい表情で見詰めた=21日、山形市城西町5丁目
(クリックで拡大表示します)
「質では勝っていたが、量で上回れなかった」。舟山康江の落選が決まった後、民主県連会長の近藤洋介はかすれた声を絞り出した。2万739票(得票率3.6ポイント)差での惜敗。近藤の言葉は「呉越同舟」の選対による地域を丹念に回る戦略が機能した一方、首相安倍晋三や重要閣僚を連日投入した自民の戦術に対し、「決め手」に欠いたことを意味していた。
◆「象に挑むアリ」
みどりの風現職の舟山は今回の選挙を「巨大な象にアリが挑む構図」と表現していた。高い支持率の自民に対し、民主、社民、連合山形など「非自民」が結集。舟山が環太平洋連携協定(TPP)に一貫して反対してきた姿勢を評価し県農政連も加わった。
構成組織はそれぞれ比例代表候補を抱え、民主を離党した舟山への不満、反原発政策に対する電力労組や電機労組からの反発という不安要素もあった。県農政連もTPP推進派の近藤に対する根強い不信感を抱いていた。
「県民党」を旗印に掲げた選対は、和を重んじるため、当初、政党色を前面に出さない戦いを選んだ。公示日の出陣式で近藤、社民県連代表吉泉秀男があいさつをする機会をつくらなかったほどだ。だが、各報道機関の世論調査で劣勢が報じられ、選対はすぐに作戦の転換を迫られた。
選対は「舟山にプラスになることは何でもしようと決めた」(選対幹事長・吉村和文)。近藤も含め、個人演説会で各組織代表者らがマイクを握る機会が増えた。民主比例候補の鹿野道彦も応援に駆け付け、連動した運動を展開した。
与党候補の推薦を基本としてきた県農政連も「今までにないほど結集した」(JA山形中央会長・長沢豊)。5月末に舟山の推薦決定後、農相林芳正らが来県したほか「さまざまな圧力があった」(農政連幹部)。それでも長沢や県農政連会長の高谷尚市らは「舟山を支援するのは当然」と断固姿勢を変えなかった。
◆「再登板」を待望
各組織がフル回転することで、選対は活気づいた。「相手の背中が見えた。逆転できる」。幹部の一人は息巻いた。選対の活気を反転攻勢に結び付けるには「決め手」が必要―。舟山選対からは公示前に大江町の国政報告会で舟山支援を表明した知事吉村美栄子の「再登板」を待望する声が上がった。だが、県政運営への影響を考慮した吉村が首を縦に振ることはなかった。
「誰と戦っているか分からない選挙だった」。吉村和文は後片付けが進む選挙事務所で唇をかみ、自民への強烈な追い風に立ち向かった戦いを振り返った。
選対の中心となった連合山形会長の大泉敏男は「接戦に持ち込んだのは団結の結果」、近藤は「野党の結集が非自民の受け皿になることを示した」とそれぞれ手応えもにじませた。
だが、近藤の地盤の置賜など衆院選県2区で敗北。舟山にとって足場の少ない庄内、最上の県3区では1万票余りの差を付けられた。全国で圧勝した自民と渡り合った団結力。その一方で、風に抗しきることはできなかった。結果は「非自民」勢力という“連合艦隊”の限界も露呈した。(敬称略)
2919
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:22:08
http://yamagata-np.jp/news/201307/25/kj_2013072500793.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[3] 自民、衆院県3区の事情
2013年07月25日 11:50
岸宏一氏(中央)の脇で、握手を交わす大沼瑞穂氏(右)と阿部寿一氏。勝利を経ても衆院県3区の保守の溝は残ったままだ=10日、新庄商工会館
(クリックで拡大表示します)
「誰の応援だろうと、もらわないといけないよ、今回は。あの人が嫌いだから、では駄目だ」―。新庄市内で8日開かれた官房長官菅義偉の国政報告会。参院議員岸宏一はあいさつの最後をこう締めくくった。昨年12月の衆院選で自民公認の加藤紘一と無所属の阿部寿一が激突して以降、保守の間でしこりの残る衆院県3区。自民新人大沼瑞穂が、みどりの風現職舟山康江と激戦を演じる中、岸は危機感をあらわにした。
◆加藤派の退席
今回の戦いで、衆院県3区の大沼陣営の各選対は、先の衆院選で阿部に敗れた加藤派を中心に構成された。その選対が最も重視したのが、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に断固反対ののろしを上げ、舟山を推薦した県農政連対策。とりわけ庄内地域のJAは、舟山支援の意志が強固で、公示前に農相林芳正が庄内入りし、説得しても覆ることはなかった。そこで選対は、阿部によるJA切り崩しに期待。自民県連が阿部に支援を要請した。
だが、JA関係者は最後まで意地を示す。JA庄内みどり組合長の阿部茂昭は酒田市で開かれた舟山陣営の個人演説会で「選挙では中立を保ってきたつもりだ。今回なぜ、こんなに関わっているのか、それはTPPへの怖さからだ」と語気を強め、舟山支援を誓ってみせた。
農業票切り崩しの難航は、加藤派主体の大沼選対と、阿部派との関係をさらにぎくしゃくさせた。11日に戸沢村、15日に新庄市でそれぞれ開かれた大沼の個人演説会。阿部が演説を始めると、ある集団が一斉に退席した。大半が、衆院選で加藤を支持した団体のメンバーだった。その場面は、県3区の保守層の現状を象徴していた。
◆「3年後の話」
分裂状態の保守の関係修復。今回は、衆院選から7カ月に及ぶあつれきを解消する絶好の機会となるはずだった。しかし、次期衆院選の公認候補争いが、両者の溝を表面化させた。自民公認を狙う阿部と、加藤の後継指名を受けた三女・鮎子が“貢献度争い”を演じる。阿部は応援演説で「アベノミクスに共鳴した」「(酒田)市長時代は自民推薦だった」などと言葉を並べて自民に秋波を送る。一方の鮎子は、当初選対スタッフという裏方を務めていたが、中盤からは大沼の選挙カーに同乗し、鶴岡市内の集会では弁士も務めた。「誰の選挙をしているのか…」。2人の行動に、最上地域の自民関係者はあきれた口調で語った。
3年前の前回参院選で、現職岸は3選を目指し出馬表明したが、当時の自民県連は会長加藤の下、岸か大沼かを選ぶ党員投票を実施した。激戦の危機感を強調した岸も選挙期間中、そのわだかまりを示すように「(阿部が)自民に入りたいといっているのに邪魔する人がいる。ぜひ、入れてやってほしい」などと繰り返し、加藤派を刺激した。
終わってみれば衆院県3区は、遊佐を除く各市町村で大沼の得票が舟山を上回り、全体でも3選挙区の中で大沼の得票率が最も高かった。酒田市内の事務所で21日夜、全国的な自民圧勝の開票結果を見守った大沼の酒田飽海地区選対本部長の県議森田広が漏らした。「今は勝利を喜びたい。次期衆院選の公認争いは3年後の話だ」。“場外”の争いを封印するようなその言葉は、県3区の事情の複雑さを物語っていた。(敬称略)
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:22:52
http://yamagata-np.jp/news/201307/26/kj_2013072600837.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[4] 舟山氏支援の吉村知事
2013年07月26日 15:01
国政報告会前に談笑する吉村美栄子知事(左)と舟山康江氏。表立っての応援は、この日の1回だけだった=6月27日、大江町
(クリックで拡大表示します)
「相手の背中が見えてきた」。選挙戦が終盤に差しかかった13日、山形市内で開かれた知事吉村美栄子の後援会役員会。みどりの風の舟山康江の選対幹事長吉村和文は、役員70人を前に情勢をこう説明した。同じ時間帯、JR山形駅西口では首相安倍晋三がマイクロバスの上の演台で熱弁を振るっていた。会場は異様なほどの高揚感。あらためて自民人気を印象付けた。
対称的に吉村和文は静かに続けた。「山形地区はまだ負けているが、だいぶ詰めている。最後の1週間、知事後援会が本気になってくれれば必ず勝てる」
■1回限りの応援
吉村美栄子は2009年の自らの初当選を支えた国会議員らを「恩返し」として応援してきた。舟山は最後の1人。だが政府首脳らからくぎを刺され、県政への影響を配慮した吉村は舟山への応援を自らの出身地である大江町での1回限りと決断した。
半ば知事の動きを自民に封じられた中、後援会は吉村の意をくみ、終盤は地域を丹念に回る戦術を徹底。大票田の山形市で自民を上回る得票に結び付けた。吉村は自民側へ「応援は1回のみ」との考えを伝え、配慮を示す一方、共に「卒原発」を提唱し親交のある滋賀県知事嘉田由紀子に応援を依頼するなど、水面下で盟友を支え続けた。
吉村に近い中堅自民県議の一人は吉村のこうした動きに「なかなかしつこかった」と眉をひそめた。自民県議ら22人は今年1月の知事選前に吉村の支援組織を発足させ、かつて対決構図にあった吉村との距離を急速に縮めた。
一方、自民内にはいまだ吉村に対する強硬姿勢を崩さない県議もいる。中堅県議は「『敵を応援した』ということで、(今回の吉村の行動は)反知事の姿勢の説得力を党内で高めることになった。問題が起きた時に火を広げる動きが大きくなりかねない」と語り、県議会最大会派の自民と吉村の摩擦再燃に懸念を示した。
■最初の1ピース
手堅い県政運営で1期目を乗り切った吉村。安定した県政基盤を構築したかに見えたが、2期目を迎えた今春以降は、受領か辞退かで揺れた自らの退職金問題や舟山への支援表明と、自民に批判材料を与える機会が目立ち始めた。
自らの地盤である山形市で、吉村後援会の地力を見せつけられた形の自民県連会長遠藤利明はこう言い切る。「激しい戦いだっただけにノーサイドで握手というわけにはいかない。そう簡単ではない」
自民が今回徹底して吉村の動きをマークし、封じに出たのは、影響力の大きさを警戒してのことにほかならない。その影響力を認めながら、自民県議らは2年後に控える自らの選挙を見据え、どんな動きに出るのか―。それは4年後の知事選への道筋をつくる大きな要素になる。吉村の舟山支援は、知事選に向けた“政界パズル”の最初の1ピースだったといえる。
(敬称略)
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:25:17
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2013/2013/07/post_5.html
2013ふくしま参院選
現地ルポ(上) 投票まで14日 民主の地盤 攻防激しく 票の流れ読めず苦心 県北・相馬
参院選本県選挙区(改選1議席)に立候補した政治団体・幸福実現党の新人酒井秀光(45)、民主党の現職金子恵美(48)、社民党の新人遠藤陽子(63)、政治団体・財政再建党の新人杉内一成(80)、自民党の現職森雅子(48)、共産党の新人岩渕友(36)の6人は21日の投票日に向け、県内を遊説している。1議席をめぐり、日増しに熱を帯びる各地の戦いをルポする。(文中敬称略)
福島市にある金子の選挙事務所。総合選対幹部の1人は6日、「金子が追う」と伝える各紙の朝刊を開き、険しい表情を浮かべた。
金子は6年前の選挙で、約50万票を得てトップ当選を飾った。2位当選の森に約13万票差をつけ、このうち地元・県北地方だけで約5万票上回った。1区選対本部長代行の県議亀岡義尚は「県北地方で他候補に差をつけることが勝利への絶対条件だが、票の流れを読み切れない」と苦悩する。6年前の選挙のような盛り上がりは見られず、対策に知恵を絞る。
金子は伊達市を中心とする県北地方の地盤を、衆院議員と旧保原町長を務めた父の故・徳之介から引き継いだ。ただ、父の代の後援者は高齢化し、新たな支持層の開拓に迫られている。
7日には世論調査の結果を受け、選対幹部が今後の対策を協議する。地方議員の後援会などの運動状況を点検し、足元を固める戦略を練る。
県連幹事長の県議宗方保は「草の根的な運動こそ選挙の原点。前回、金子と書いた人にもう一度、お願いする。二週間で必ず巻き返す」と力を込めた。
民主の支持団体・連合福島は、傘下の労組の引き締めに懸命だ。相馬地方では連合福島の支援を受け、民主系の地方議員と連携し集票を進める。
◇ ◇
6日、福島市の森の選挙事務所では秘書らが選挙チラシを配布する準備に追われていた。第一区選対本部長の県議桜田葉子は「リードしているというが、県北地方は相手候補の地盤。油断できない」と金子支持者の切り崩しを狙う。
いわき市出身の森は前回、地縁・血縁のない県北地方で苦戦した。今回は後援会に県医師会や県薬剤師会の幹部が名を連ね、事務所にはJAをはじめ、商工関係団体、建設業者からの推薦状が並ぶ。
ただ、選対関係者は選挙戦の実動部隊が十分に確保されていないと明かす。陣営は当初、福島市の選挙事務所を全県本部に位置付ける予定だったが、いわき市の事務所に変更した。
県北で大差をつけられた6年前と同じ轍(てつ)を踏まないため、てこ入れも怠らない。県議らの後援会組織をフル稼働させ、選挙戦終盤の18日に予定している福島市の個人演説会に向けて盛り上げを図る。第一区選対幹事長の福島市議小島衛は「首相が福島で第一声を放ち、ムードを高めてくれた。この雰囲気を維持させ、党の追い風も武器に得票を伸ばしたい」と意気込む。
昨年末の衆院選本県1区で約13万票を獲得した衆院議員亀岡偉民の支援を受け、相馬地方の票を固める。
◇ ◇
岩渕は福島市在住で、福島南高在学中から民青同盟の活動に加わった。福島大卒業後は民青同盟県委員長を務めた経験を持つ。若い世代のリーダーとしての行動力を売り込み、県北地方での浸透を目指す。
党県委員会書記長の町田和史は「避難生活を強いられる双葉郡の住民が数多く暮らす県北地方の仮設住宅をくまなく回る」と話す。
遠藤は、福島市選出の党所属県議、県北地方の市・町議の後援会組織のネットワークなどを活用して支持拡大に取り組んでいる。遠藤の出身組織である県教組が県北地方の県退職教職員協議会支部と連携を深め、票の掘り起こしを図っている。
党県連代表の小川右善は「党が築いた人脈を生かし支持層を拡大していく」と強調する。
福島高、福島大卒の酒井は知人らのネットワークを通じて支援を呼び掛けている。
杉内は福島市を中心に遊説し、政策を訴えている。
■本県選挙区立候補者
(届け出順、敬称略。生は生活、公は公明の推薦)
酒井秀光45幸福新
金子恵美48民主現
遠藤陽子63社民新生
杉内一成80財政新
森雅子48自民現公
岩渕友36共産新
(2013/07/07 15:36カテゴリー:現地ルポ)
2922
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:25:43
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2013/2013/07/post_14.html
現地ルポ(中) 投票まで13日 自民地元で足場固め 市長選控えて思惑も いわき・双葉
自民党の現職森雅子は有権者数約27万6千人の地元いわき市で大量得票を狙い、足場固めを急ぐ。民主党の現職金子恵美は党支持層をまとめて巻き返そうと懸命だ。
市内平北白土にある森の選挙事務所は、壁一面に推薦状が並ぶ。市内の企業や団体をはじめ、東日本大震災の復旧工事に当たる建設会社の推薦も目立つ。
森は6年前の選挙で約37万票を獲得したものの、金子に約13万票差をつけられ2位当選だった。市内では金子を上回る約6万8千票を得たが、約5千票差に迫られた。いわき総合選対本部長の県議青木稔は「地元で圧勝しなければ、大差は埋められない」と引き締める。現役閣僚として臨む今回は市内10万票の目標を掲げた。
森の後援会員と党所属国会議員らが集票に動く。地元国会議員は森を除いても衆参で3人おり、態勢は強固にみえる。ただ、9月の市長選は自民系の現職と元県議らが争う構図となり、党組織が割れる懸念もでている。陣営は一枚岩を強調するが、水面下では市長選を見据えた思惑も見え隠れする。
各紙は参院選序盤の世論調査で「森リード」を伝えた。しかし、地域別に森の得票予測を見ると、いわき市は県内各地区に比べて高いとは言えない。陣営は安泰ムードが流れることを警戒する。
◇ ◇
金子は市内平の党県第5区総支部事務所を拠点にしている。地元候補をアピールする森に対抗するため、同市を地元とする党所属国会議員の後援会が中心となって票の取り込みに動いている。
昨年12月の衆院選本県5区で党公認候補は敗れた。だが、市内で約4万5千票を獲得し、比例東北で復活当選した。党に対する風向きが厳しい中で積み上げた票を足掛かりに、陣営は一層の上積みを目指す。得票目標として市内6万票を掲げた。
中・終盤戦はいわき地区連合に一層の支援を求める一方、無党派層への浸透を図る。党県第5区総支部選対事務局長の県議古市三久は「自民現職の地盤でしっかり票をまとめ、全県の選挙戦に弾みをつける」と意気込む。
前回は郵政民営化によって自民と距離を置いた郵政団体から推薦を受けた。政権を失って7カ月、今回は推薦を受けられなかった。企業や他の団体などからの推薦も減った。
盛り返しには森の地盤をどう切り崩すかが課題になる。陣営は支援団体との連携をさらに強め、反転攻勢に転じる考えだ。
◇ ◇
双葉郡の有権者約5万6千人の大半は県内外に避難したままだ。森、金子両陣営は、いわき市をはじめ各地の仮設住宅回りなどを精力的にこなす。
両陣営とも郡内の得票目標を震災前の前回実績より低くした。森は約1万7千票を獲得したのに対し、1万5千票を最低ラインに設定した。金子は前回の約1万8千票に対し、1万6千票とした。
◇ ◇
共産党の新人岩渕友、社民党の新人遠藤陽子はともに被災地のいわき市を重点地域に位置付けた。
岩渕は市内の得票目標を3万票に据え、党所属県議の地盤である平、勿来両地区を中心に支持を広げる戦術を組む。選対事務局長の党いわき・双葉地区委員長菅野宗長は「反自民の受け皿として支持を集める」と話す。
双葉町出身の遠藤は、平成23年の県議選双葉郡選挙区に立候補した。第5区党ブロック事務局長の市議狩野光昭は「避難者と同じ目線で接することができる候補」と強調。仮設住宅などを重点とし、浸透を狙う。
幸福実現党の新人酒井秀光は党いわき支部による街頭活動が中心。財政再建党の新人杉内一成は今後、いわき入りを計画している。 (文中敬称略)
(届け出順、敬称略。生は生活、公は公明の推薦)
(2013/07/08 11:30カテゴリー:現地ルポ)
2923
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:26:51
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2013/2013/07/post_15.html
現地ルポ(下) 投票まで12日 「空白地帯」で総力戦 後援組織をフル稼働 県中・県南・会津
有権者約26万人の大票田・郡山市は地元出身の候補者不在の「空白地帯」となっている。各陣営が県中地方の集票に力を入れる。昨年末の衆院選本県2区は自民党候補が圧勝したが、4月の郡山市長選は自民、公明両党推薦の現職が敗れた。各陣営は有権者の政党支持動向をつかみ切れず苦慮する。
自民の現職森雅子は郡山で衆院議員根本匠や県議、市議の後援会を軸に運動を展開する。ただ、市議の一部は市長選のショックを引きずり、「被災地では与党に思わぬ批判が出る」と警戒する。
森は6年前の選挙で、市内で5万1千票を得たが、民主党の現職金子恵美に2万票差をつけられた。郡山選対本部長の県議勅使河原正之は「閣僚とはいえ2万票を挽回するのは容易でない」と言う。中盤以降は一人でも多くの有権者と握手する「触れ合い作戦」を展開する。
金子は参院議員増子輝彦の後援会と郡山地区連合を足場に浸透を図る。
衆院選本県2区では、民主の前職が離党して立候補し党の支持層が割れた。市議の一人は「基盤が崩れている中で票を集めるのは難しい」と参院選への影響を懸念する。
2区選対本部幹事長の県議佐久間俊男は「6年前の追い風はない。取り組みを地道に訴えるしかない」と正攻法を強調する。今後は市内をきめ細かく回り、政権への批判票や浮動票の取り込みを狙う。
◇ ◇
県南地方と地域がほぼ重なる衆院本県3区は5回連続で民主の衆院議員玄葉光一郎が自民候補を退けている。金子は玄葉の後援会から支持を広げていく戦略だ。一方、森を支える自民各支部は政権復帰後、初の国政選挙となる今回の参院選を党勢拡大のスタートラインと位置付け、玄葉支持層を必死に切り崩している。
6年前の選挙は金子が県南地方20市町村で約9万9千票を集め、森に2万8千票差をつけた。
昨年末の衆院選で玄葉は党に逆風が吹く中、約10万8千票を獲得した。金子陣営は、その10万票を基に現状分析し、9万票を目標に据えた。
しかし、県北地方出身の金子の名前を、玄葉後援会の末端までいかに浸透させるかが課題だ。第3区総合選対本部長の県議三村博昭は「金子の復興政務官としての実績をアピールし、議席死守を目指す」と意気込む。
森は個人後援会をはじめ、自民の衆院議員菅野佐智子や県議らの後援組織をフル稼働させ支持拡大を狙う。目標は6年前を約1万票上回る8万票とした。
第3区選対本部長の県議満山喜一は「次期衆院選を意識しながら、きめ細かく支持者獲得に努める」と力を込める。
◇ ◇
会津地方で、森陣営は昨年末の衆院選本県4区で初当選した自民の衆院議員菅家一郎らが中心となって発足させた全会津後援会を集票母体とする。
同地方の有権者は約24万人いる。6年前は金子が7万9千票を得たのに対し、森は5万7千票だった。今回、森は得票目標を8万票以上に設定した。会津地区選対本部長の県議杉山純一は「手応えはあるが油断は禁物。浮動票や高齢者の票の獲得に力を入れる」と厳しい表情を崩さない。
金子陣営は党所属県議や市議らが活発に動く。政界を引退した元衆院副議長渡部恒三が集会などに駆け付け、支持を訴えている。目標は6年前並みの7万票とした。
しかし、足元に不安を抱えている。衆院選本県4区で民主は公認候補擁立を見送り、渡部支援者の一部が自民候補に流れた。第4総支部総合選対本部長の県議渡部譲は「組織の枠組みは6年前と変わらない。支援者一人一人の活動を強化したい」と総力戦をアピールする。
会津若松市を地盤とする衆院議員小熊慎司の日本維新の会が自主投票を決め、支持者の動きが注目される。同党県総支部幹事長の県議本田朋は「選挙区の投票は党員の判断。党としては比例代表に全力を投じる」としている。
◇ ◇
共産党の新人岩渕友と社民党の新人遠藤陽子は県中、県南、会津各地方の票の掘り起こしに懸命だ。
岩渕は1日に街頭演説を約15カ所こなし、仮設住宅にも足を運んでいる。党県委員会書記長の町田和史は「県内を満遍なく回り、政策に理解を求める」と話している。
遠藤は各地の支援労組や党員を動員し、仮設住宅や市街地を遊説する。党県連代表の小川右善は「支援者の元へ足を運び、直接訴えを伝えたい」と成果を期待する。
幸福実現党の新人酒井秀光は県内各支部と連携し街頭演説を続ける。財政再建党の新人杉内一成は浸透に努めている。(文中敬称略)
(2013/07/11 17:06カテゴリー:現地ルポ)
2924
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:28:37
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2013/news/serial/sentaku1.html
【 自 民 】
【 上 】
復興へ向け増す責任
負託に問われる手腕
「今まで以上に重い荷物を背負い込んだ。県民の負託にどう応えていくのかが問われる」。圧勝の喜びから一夜明けた22日、福島市中町の自民党県連会館で開いた県連役員会。当選した森雅子の選対本部長を務めた副会長佐藤憲保が参院選勝利について総括した。
一方、幹事長の平出孝朗は、同郷の故伊東正義がかつて残した「与党の立場で圧勝すればおごりが出る」という言葉を思い浮かべていた。平出は「政権におごりが出れば、県連として意見を申し上げる」と述べ、安倍内閣に対する毅然(きぜん)とした姿勢を強調した。
衆参の「ねじれ」解消で与党による政策の実現度は高まるとみられるが、県連幹部らが一様に懸念するのは復興施策の縮小だ。
大勝におごりが出るのを戒める平出幹事長(右)=22日午前、福島市・自民党県連
復興予算も無尽蔵ではあり得ない。福島選挙区や被災地を抱える選挙区を除いては、自民の訴えは経済政策が大部分を占めた。
しかも、改選数の削減で与野党合わせた本県選出の参院議員数は1人減り、国への発言力確保など当選者が果たすべき役割は増した。県議会の最大会派としても本県の復興策を主導し国政にどう伝えていけるか、県連の手腕が問われるのは、まさにこれからだ。
さかのぼること半日前の21日夜。県連の選対事務所で福島選挙区の開票情報がテレビ画面に映し出される中、ある幹部が意気込むでもなしにつぶやいた。「次は知事選だな」。周りの幹部たちはゆっくりと首を縦に振ったものの、誰も言葉を重ねない。圧勝した県連にとって、来年秋の知事選の対応は今後の最大の焦点だ。
県連は前回2010(平成22)年の知事選で佐藤雄平を推薦した。「佐藤県政を総括しないと次の対応を決められない」という建前がある。県連内部でも、いわき市長選出馬に向け総務会長を務めていた県議が辞職し、空席のまま。今秋には役員改選も控えており、現幹部は積極的な動きが取りにくい時期に入っている。
ただ、県連所属の国会議員は8人を数え、県議会でも最大会派を握る。知事選で主体的な動きを求める声が上がるのは必至だ。
平出は、知事選への対応を白紙として、今後の対応については明言を避け、「選挙を通じて浮かび上がったのは、県民の願いは復興のスピードを上げること。復興を加速させる知事が必要だ」と言葉を選んだ。
◇
自民党が大勝し参院第1党に復帰、衆参の「ねじれ」が解消された参院選。福島選挙区は改選数が2から1に削減され、1998(平成10)年以降、自民、民主両党で議席を分け合ってきた構図が崩れた。県内有権者は選択に当たって何を望んだのか。県内政党の動きを検証し今後の県政への影響を探った。(文中敬称略)
−−− 2013年7月23日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−
2925
:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:28:59
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2013/news/serial/sentaku2.html
【 民 主 】
【 中 】
逆風に加え連携不足
鍵握る衆院候補選定
「泥水をすすり、血のにじむような努力をしないと党再生はできない」。参院選の惨敗から一夜明けた22日、総括会議のため福島市の民主党県連事務所に集まった幹部らは硬い表情を崩さず、疲労感を漂わせた。
「二大政党の一翼を担う誇りと信念を持ち続けることが福島の復興再生に直結する」。県連代表の増子輝彦は会議後、党再生への意気込みを強弁してみせた。しかし、政権担当時に衆参両院で最大8人いた国会議員は3人に減り、二大政党で対抗すべき自民党に水をあけられた。国政選挙連敗で土俵際に追い込まれ、浮上の糸口さえつかめていない。
党の立て直しへ結束を訴える増子代表(右)=22日、福島市・民主党県連事務所
政権を失った昨年の衆院選で唯一、小選挙区の議席を守った元外相の玄葉光一郎は選対本部長として自身の選挙よりも県内に張り付たが、牙城の福島3区でも自民候補に倍近い差を付けられ、逆風をはね返すだけの影響力を発揮できなかった。「何が良くて何が良くなかったか、強い危機感を持たなければならない」。玄葉が会議で危機意識を高めるよう迫ったのは「組織がぎくしゃくして一枚岩といえる態勢ではなかった」(県連関係者)からだ。
参院選は候補者の後援会と県連、連合福島を核に選対本部を組織。政権担当時の震災と原発事故対応などをめぐる党への批判が逆風として吹きやまない中、組織間で戦略的に連携し切れず、連合福島などに各地の票固めを頼る従来の手法だけでは通用しなかった。「逆風を受け止めるだけの選挙態勢を準備できなかった」と増子も認める。
県内組織の脆弱(ぜいじゃく)さに拍車を掛けたのは、要を担う衆院小選挙区の候補者が空席のままの問題が根深い。前任者の離党や引退で1、2、4区は暫定的な体制が続き後任擁立が党再建の鍵を握る。幹事長の宗方保は「離党と分裂が党勢をそいだ大きな要因。腰を据えて組織をつくり直す必要がある」と表情を引き締める。県連は8月にも総括会議を再度開き、候補者選定の動きを本格化させる構えだ。
県政界では知事の佐藤雄平を支える県政与党として正念場を迎える。今秋に組み替わる県議会主要ポストを自民が独占、復興政策の実行をめぐっても党の存在感が埋没し、来年の知事選に向けて求心力低下を引き起こす可能性をはらむ。
再来年は県議選が続き、衆参両院が任期満了の3年後まで国政選挙は行われないとの見方もある。県連は各地を巡り県民や各種団体と対話を重ね、支持基盤を固めることに再生の活路を見いだしたい考えだ。政調会長の宮下雅志は「3年間が生き残りを懸けた戦いになる」と焦りを募らす。県民の信頼を取り戻し、党勢を立て直せるか、大きな岐路に立つ。(文中敬称略)
−−− 2013年7月24日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−
2926
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チバQ
:2013/08/05(月) 23:30:11
http://www.minyu-net.com/osusume/saninsen2013/news/serial/sentaku3.html
【 中小政党の明暗 】
【 下 】
共産自信、公明存在感
社民、維新は「足踏み」
参院選福島選挙区の選挙会が開かれた24日、森雅子の当選が淡々と決まったころ、福島市南矢野目の共産党県委員会の会議室は熱気に包まれていた。「県民の期待に応えられた。90年代後半の躍進に次ぐ『躍進』だ」。県委員長の久保田仁の鼻息は荒い。
党が主戦場とした比例代表の得票は、檜枝岐村を除く58市町村で前回参院選を上回った。久保田は、比例で12万票を獲得した1998年(平成10)年の第18回参院選になぞらえる。
民主失速で受け皿を失った反自民票を、「自共対決」を打ち出すことで取り込みを図った。県内比例票は7万5000票。近年減少傾向をたどっていた比例票が増加に転じた点に県委員会は注目する。
福島選挙区の当選者を決める選挙会は淡々と行われた=24日午前、福島市・自治会館
ただ、12万票を得た当時の勢いはない。福島選挙区の公認候補は法定得票に届かなかった。無党派層の一部に食い込めたことを背景に党幹部は自信をみせ、久保田は「次は地方選だ」と号令を掛ける。年内には福島、いわき両市長選、そして来年は知事選が控える。
公明党は、選挙区では自民党と協力体制を取り、比例では地元候補でもある若松謙維(石川町出身)を国会に送り出した。21日の開票を郡山市の党県本部で見守った県本部代表の甚野源次郎は、地元国会議員の誕生に「復興への県民の期待を感じる」と表情を崩した。若松の総得票の1割超を県内で集めたことで結束力に自信を深めた。
連立を組む自民党の圧勝で国会の「ねじれ」も解消した。憲法改正や集団的自衛権に関して右傾化が指摘される安倍政権に対し、ブレーキ役として存在感を示すのかが今後の注目点だ。
選挙区に独自候補を擁立した社民党は反自民票の受け皿を目指したが、共産党の影に隠れ、党勢退潮に歯止めはかからなかった。県連代表の小川右善は「政党の規模が小さくなり過ぎ、有権者の期待感を受け止められなくなっている」と危機感をあらわにする。小川は「護憲などの政策で一致した野党と共闘を組めるか、重要な局面となる」と表情を引き締めた。
連携を模索するのは日本維新の会も一緒だが、事情は異なる。昨年12月の衆院選では県内で比例16万票を集めた維新だったが、共同代表の橋下徹の従軍慰安婦発言の影響で勢いは足踏み状態。参院選の県内比例票は6万票にとどまった。
4月に県総支部を立ち上げたが、県内で組織定着が進んだとはいえない。ただ県内では共産票に迫る票を獲得したことで、県総支部幹事長の本田朋は「一定の手応えは得られた」と話す。本田は「直前まで連携協議を重ねたみんなの党との連携も模索したい」とし、党勢拡大に向けた試行錯誤を続ける。(文中敬称略)
−−− 2013年7月25日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−
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チバQ
:2013/08/05(月) 23:34:59
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20130722133921.asp
離党、落選…18年来の悲願果たす
「必ずや青森県を代表する政治家になることを、この場で誓います」。18年前、1995年の7月23日夜。参院選の投開票日、当時36歳だった滝沢求さんは拳を突き上げて支持者にそう宣言した。中曽根康弘元首相の公設秘書を務めた後、八戸市に帰郷し打って出た参院選。候補者5人中、最下位得票という厳しい結果だったが、同市に構えた選挙事務所で再起を誓った。
「突っ走っていくよなあ、俺も」。54歳になった今もその思いは変わらない。自民党を離党してまで出馬した18年前の参院選のほかにも、一度決めたら突き進む性格をうかがわせるエピソードがある。
2003年3月、県議会は木村守男知事(当時)の女性問題をめぐり大揺れだった。自民党会派は、知事不信任への賛否で意見集約できず分裂状態に。結局、不信任動議は同月18日夕、自民党の一部議員や他会派、無所属の計30人が名を連ね、議長に提出された。
当時、県議2期目だった滝沢さんは、自民党会派の若手議員7人でつくる「21の会」の会長。動議提出前の記者会見で「多くの県民の心は離れている。このままでは正常な県政運営は困難」と断じ、いち早く不信任を表明した。
滝沢さんの仲人は、他ならぬ木村元知事。かつての恩義を胸にしまい込み、辞任を突きつける急先鋒(せんぽう)となった。「県民の立場で考えたとき、説明不足だと感じた。大きな節目だった」と振り返る。
その木村元知事に、今回の選挙で激励を受けた。序盤戦、上北郡での街頭活動中、目の前に止まった車から木村元知事が現れた。思わぬ形での再会。「全くの偶然。しっかり頑張れと言葉を掛けてもらった。(元知事は)政治家の先輩。これからもご指導いただきたい」と神妙な顔つきで語る。
選挙戦中の街頭演説では「日本の成長に必要なのは青森県の再生」「一緒に希望をつくりましょう」と力説し聴衆を盛り上げた。
しかし、賛否が分かれそうな具体的な政策には踏み込まず、最後まで“安全運転”に徹した。選挙戦について記者がコメントを求めると、「どう答えればいいかな」と思い悩むこともしばしば。発言は慎重の上にも慎重だった。
用心深く状況を見極め、ここと決めたら一直線に突っ走る―。そうしてついに、国政への切符をつかんだ。
「求(もとめ)」と名付けたのは、父であり、県議の先輩でもある故・章次さん。幼い頃は自分の名前が好きではなかったが、今では誇りに思うという。「政治家を志したのも、この名前が理由かもしれない。世の中に求められる人間になれ―という願いがこもっているから」
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:36:30
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20130708101331.asp
2013年7月8日(月)
民主離党の平山候補に父の名使われ不快感/田名部氏
「もういいかげんにしてくれないかな」。参院選に無所属で立候補している工藤信候補を支援する民主党県連の田名部匡代代表は7日、生活の党の平山幸司候補が、八戸市内の街頭演説で匡代氏の父・匡省氏の名前を再三挙げていることに、強い不快感を示した。
同日、館鼻岸壁の朝市で遊説を開始した平山氏は「泥舟でも漕(こ)ぎ続ければ沈まないと匡省先生から聴いた。先生の思いをしっかりと引き継ぎたい」「先生をお支えいただいた八戸市民のみなさんから、思いを引き継ぐ平山にお力添えを」などと各地で訴えた。
これを街頭などで聞いた匡代氏は、同市の下長公民館で開いた工藤氏の演説会で報道陣に感想を問われ「やんわりと、(やめてほしいと)言ったんだけれど…」と硬い表情。平山氏が民主党を離党した経緯があるだけに、あいさつで「父の名前を利用するなんて。少しでも父に思いがあるならば(そんな演説はしないだろう)とがっかり。ちょっと道理から外れていませんか」と来場者に訴えた。
平山候補は本紙取材に「名前を利用していると取られたのは残念。匡省先生への敬意を示すと同時に、先生が守り抜いた非自民の議席の大切さを伝えたかった」と説明した。
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:41:46
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2013/seikai/seikai_01.htm
13参院選青森・岩手 政界の行方
(上)議席独占
(2013/07/23)
21日午後8時。参院選の投票が締め切られると同時に、青森選挙区で自民党新人滝沢求氏の「ゼロ当確」が伝えられ、“自民王国”が完全復活した。
民主党から政権を奪還した昨年の衆院選に続いての圧倒的な勝利。青森県内の衆参全6議席を独占するのは、実に24年ぶりだ。滝沢氏の選挙事務所で、関係者は他を寄せ付けない完勝に沸き返った。
この20年、民主を中心にした非自民と激しい勢力争いを繰り広げてきた。一時は国会議員の数で民主に水をあけられたこともあったが、県内唯一の非自民議席を奪取することで、長かった戦いに一つの区切りを付けた。
だが、喜びもつかの間、大島理森元副総裁は当選セレモニーを終えると、神妙な表情で自民が負う責任の重さを口にした。
「これだけの圧勝をさせていただいた以上、県政運営の全てにおいて対応していかなければならない」
■ □
民主としのぎを削る中でも、常に県政界の中核を担ってきた。国会議員が5人から6人に増えても主導権を握る構図は変わらない。
とはいえ、「独占」が持つ意味は重い。神山久志県連幹事長は「言い逃れは一切できなくなった。批判も甘んじて受けなければならない」と指摘。山積する課題に取り組む覚悟を示す。
だが、選挙戦での訴えは、首都圏で一定の成果を挙げている安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」のアピールに特化。与党の覚悟を強く感じる場面は少なかった。
環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を控え、原発の新規制基準に基づく再稼働の審査が始まり、来年に消費税増税を予定しているにもかかわらず、これらの問題は積極的に取り上げなかった。
ある県連幹部は「リスクを冒してまで、良い流れを変える必要はなかったということだ」と内情を明かす。
県民を刺激しかねない、賛否が割れる問題に踏み込まない姿勢に対しては、野党を中心に「争点ぼかしだ」との批判が根強い。
■ □
今回の参院選では、2年後に任期満了を迎える三村申吾知事をはじめ、県内の多くの首長が自民支持を鮮明に打ち出した。二大政党の一翼を担ってきた民主との両にらみだった業界団体も、多くが自民に回帰した。
県議会では、複数の議員が自民への合流を模索しており、参院選の結果を受け、その動きが加速化する可能性がある。県内は“オール自民化”の様相すら呈している。
自民は国政、県政の圧倒的な与党として求心力を高め、さらに肥大化に向かうのか。「前の民主政権への思いを踏まえて、今の自民への期待がある。より謙虚に、丁寧に政治を進めていく」。木村太郎県連会長は自戒を込めて語った。
【写真説明】
参院選で圧勝し、乾杯する自民幹部ら。重要課題に向き合う覚悟が問われている=21日、青森市の選挙事務所
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:42:16
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2013/seikai/seikai_02.htm
13参院選青森・岩手 政界の行方
(中)混迷の非自民
(2013/07/24)
「もう(万歳を)やったんだ…」
21日午後8時すぎ。推薦した無所属新人・工藤信氏の選挙事務所で、民主党青森県連の田名部匡代代表は表情を曇らせた。
開票率0%でも、テレビは青森選挙区を含め、自民党候補の当確を次々と報じていた。当選者を囲んで歓喜に沸く光景は、6年前には民主のものだった。
2007年の参院選。民主が擁立した新人の平山幸司氏は30万5千票余を獲得、自民の現職候補を打ち破った。2年後の衆院選での政権奪取につながる、鮮やかな勝利だった。
■ □
あれから6年。民主は再び野党として迎えた参院選で、独自候補の擁立を断念。不戦敗回避のため、工藤氏を推薦した。
過去最多の6人による乱戦。民主を離党して生活の党に入った平山氏、10年の参院選と昨年の衆院選で民主公認だった、みんなの党の波多野里奈氏とも相まみえた。
結果は4位。牙城であるはずの三八地域では離党組2人も下回った。推薦候補とはいえ、党勢の衰退をあらためて突き付けられた。
非自民の保守勢力は、それぞれに候補を立てて支持を訴えた。しかし、政党の離合集散に対する有権者の批判も背景に、政権批判票の受け皿にはなり得なかった。
一方、政局と一線を画してきた共産党の得票は前回を大きく上回り、野党の中で存在感を示した。
「(自民への)一極集中の構図を招いたのは、野党にも責任がある」。選挙結果を受けた非自民各党の認識は、総じて一致する。
■ □
「現状では何回選挙を戦っても同じ結果になる。昔の県民協会のような組織も含め、野党連携の在り方を勉強したい」
「自民1強時代」が到来した中、田名部氏は今後の非自民勢力の在り方について、緩やかな協力関係を選択肢の一つに挙げる。
議席を失った平山氏も「党中央がどう考えるかだが、小沢一郎代表も、このままでは自民に対抗できないと言っている」と連携の必要性に言及する。
非自民の再編に向けた動きは、中央レベルで活発化する可能性がある。一方、県内では、再編を見据えた思惑も見え隠れする。
全国的には着実に支持を広げているみんなの波多野氏は「野党再編は必ず来る。その時、受け皿になれるよう努力する」と言ってはばからない。
これまで非自民の中核を担ってきた民主では、平山、波多野両氏に対するアレルギーが依然として根強い。連携は容易でない。
野党結集の必要性を肌で感じながらも、それぞれのメンツが絡み合い、見いだせない着地点。トンネルの出口は、まだ先だ。
【写真説明】
街頭で支持を訴えた民主県連の田名部匡代代表(左)。しかし、推薦候補が惨敗し、党勢の衰退に歯止めがかからなかった=20日、弘前市
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チバQ
:2013/08/05(月) 23:42:42
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2013/seikai/seikai_03.htm
13参院選青森・岩手 政界の行方
(下)流動化進む岩手
(2013/07/25)
「小沢王国がどうなるとか、自民が21年ぶりに議席を狙うとかが話題になったが、岩手県の抱えている復興が最優先だ」
過去最多の6人による乱戦となった岩手選挙区で、3選を果たした無所属現職の平野達男氏。2位以下を大きく引き離しての勝利に、こう胸を張った。
退潮著しい民主に見切りを付けて参院選に臨んだ平野氏を支えたのは、同調して離党した岩手県議や、一部の民主県議、地域政党いわて、県議OBら。「復興に必要な人が誰かを県民がしっかりと選択した結果」と口をそろえる。
地域政党いわての飯沢匡代表は「一つの政治支配が変化するだろう」と圧倒的な強さを誇った「小沢王国」の衰退ぶりを強調する。
「岩手の政治を良くしようという人が前に出る、風通しの良い風土をつくることが大事」とも語り、生活の党を率いる小沢一郎氏に対抗し得る、非自民勢力による新たな結集軸の誕生に期待を寄せる。
■ □
生活は擁立した新人候補が惨敗し、全国の選挙区と比例代表でも議席を獲得できなかった。
民主分裂から、国民の生活が第一、日本未来の党、生活とわずか1年の間に合従連衡が繰り返されたことに、支持者からは「置き去りにされた」との不満も漏れる。
佐々木順一県連幹事長は「党の存在や政策を知ってもらう時間が不足した」と敗因を挙げる。それでも「国民の生活を守る主義を今後も強力に訴える。その構成員に小沢先生もいるということ」と強気の構えを崩さない。
惨敗した民主は、平野氏の離党が最後まで尾を引いた。階猛県連代表は「一緒に戦おうとした平野さんが別の形で当選し複雑だ」と心境を吐露。24日、参院会派の新党改革に合流した平野氏と連携する可能性については「政治的に微妙な話」と述べるにとどめる。
■ □
平野氏に大きく水をあけられた自民。最重点区と位置付けた党本部の全面支援を受けたが、県外出身である新人田中真一氏を国政に送り込むだけの実力はなかった。
県連幹部は「岩手が変わる重要な選挙だった」と悔やむ。県内の基盤強化と〝勝てる候補者〟の発掘、育成というかねての課題に直面している。
権勢を振るった小沢氏の求心力が低下し、流動化が加速する岩手県政界。各政治勢力の思惑が絡み、その行方は混沌(こんとん)としている。(参院選取材班)
【写真説明】
平野達男氏(右)の3選を喜ぶ、民主の渡辺幸貫県議(左)、無所属の五日市王県議(右から2人目)ら=21日、盛岡市の選挙事務所
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:
チバQ
:2013/08/05(月) 23:47:30
http://www.jomo-news.co.jp/ns/4713745063963413/news.html
2013参院選 検証(上) 統一地方選へ動き
更新日時:2013年7月23日(火) AM 07:00
参院選から一夜明けた22日、群馬選挙区で激しい戦いを繰り広げた各党は、2年後の知事選、県議選を見据え動き始めた。山本一太氏の4選を過去最多得票で飾った自民党県連は祝勝ムードを戒めつつ、この勢いを維持して統一地方選に臨みたい考え。敗れた民主党県連は常任幹事会で参院選を総括し、組織の再構築を急ぐ方針。共産党はインターネットを使った選挙運動に手応えを感じ、日頃からの情報発信を強化して支持拡大を進める。
山本氏の選挙戦を支えた須藤昭男幹事長は同日、お祝いに駆け付けた支持者らの対応に追われた。話題が58万票という山本氏の得票に及ぶと「この得票は自民の実績への評価ではなく、今後進める政策への期待の現れ。ここからが正念場」と口元を引き締めた。
山本氏は全国の党公認候補の応援のため、公示後の県内入りは実質3日間。〝留守〟は衆院議員や県議、市町村議が選挙カーに交互に乗り、候補者不在の選挙戦を支えた。5小選挙区で勝利した昨年の衆院選の総得票数は49万票。自民票が減少傾向にあっただけに、山本氏が獲得した58万票は党県連にとって明るい材料。今後も各議員が結束して、保守王国にふさわしい結果を引き出したい考えだ。
「応援を受けたのに、大変厳しい結果になってしまった」。民主党県連の黒沢孝行会長は同日、疲労の色をにじませつつ、連合群馬傘下の労組などへのおわび行脚に追われた。
2010年の前回参院選と比べて群馬選挙区の得票は半分以下。昨年12月の衆院選に続く惨敗に、労組には「候補者擁立が毎回遅れている。県連は戦える態勢づくりを本気で考えるべきだ」との不満がくすぶる。
県連は27日に常任幹事会を開き、参院選の総括と、退潮傾向にある党勢の巻き返し策を議論する。黒沢会長は「2年後の統一地方選を見据えて組織再構築と人材育成を急ぐ」と続投の意向。県議の一人は「逆風で、全国の民主が負けた。県連内に責任をなすりつけ合う余裕はない」と代弁する。
共産党は前回の参院選から選挙区で約1万6千票、比例代表で2万票以上伸ばした。小菅啓司県委員長は「都議選の躍進後、党への期待や注目が集まり、党の提起に共感してもらえた」と分析する。
今後はインターネットを積極活用した情報発信を検討する。憲法改正阻止や脱原発などの政策を訴えて安倍政権との対立軸を示し、支持を広げる方針だ。
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チバQ
:2013/08/05(月) 23:48:16
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5013746253817089/news.html
2013参院選 検証(中) 主要業界団体 自民に回帰
更新日時:2013年7月24日(水) AM 09:00
・関係維持に腐心
「敵対したわけではないことは、自民党にも分かってもらえているはずだ」
政府が環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加した23日、参院選群馬選挙区を自主投票としたJAグループ群馬の幹部の一人は、水面下で自民党との関係維持に腐心したことを示唆。今後の交渉で農畜産物の関税堅持を求めるため、安倍政権への影響力を残せたとの見方を示した。
JAは山本一太氏の選挙事務所に自前の施設を提供し、集会では各地のJA幹部がひな壇に並んだ。党県連も配慮し、比例代表のJA組織内候補の県内集会には国会議員や県議が出席。山本氏は演説で「TPPに疑問があるのは分かる。自主投票でも十分」と理解を示した。
一部のJAは他党候補を支援したが、上毛新聞社が実施した世論調査では農業者の8割近くが山本氏へ投票すると回答、自主投票でも投票先に大きな変化はなかった。
昨年の衆院選で自民が政権に復帰。一時は距離を置いた郵便局長会、県医師会、県建設業協会など主要な業界団体は自民支持に回帰。山本氏の県内最多得票の原動力となった。
・一部産別が猛反発
対照的だったのが民主党。加賀谷富士子氏が改憲反対、原発再稼働反対、TPP反対の姿勢を打ち出したことに、一部の産別労組が猛反発、推薦の取り消しや見送りが相次いだ。
選挙戦終盤の17日、民主が高崎市内で開いた総決起集会で、連合が比例代表に擁立した組織内候補9人のうち、壇上で紹介されたのは8人だった。加賀谷氏の主張に反発する産別労組が出席を辞退した。選挙期間で陣営最大の1500人余りを集め、海江田万里代表も駆けつけた集会は、支持基盤のほころびを印象づける結果となった。
連合群馬の幹部は「労組によって政策への温度差はさまざま。候補者に極論を展開されると結束は難しい」と渋い顔で振り返る。出口調査によると、民主支持層の3割近くが山本氏へ流れた。加賀谷氏の主張は一部のJAや市民グループとの連携につながったが、広がりを欠いた。
TPPへの反対を強く訴えた共産は一部のJA幹部から支援を取り付けた。この幹部は店橋世津子氏と並んで街頭演説し、「TPP反対」を訴えた。党関係者は「今後の大きな手応えになる」と成果を強調した。
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チバQ
:2013/08/05(月) 23:48:57
http://www.jomo-news.co.jp/ns/1713746775409149/news.html
2013参院選 検証(下) 浮動票狙いネット発信
更新日時:2013年7月25日(木) AM 07:00
●候補不在補う
「今回はインターネットを使える選挙です。写真と動画を撮り、フェイスブックやツイッターで広めてください」
参院選が公示された7月4日、自民党の山本一太氏が太田市内で行った街頭演説で、司会を務めた県議が聴衆に呼び掛けた。参院選から解禁されたインターネットによる選挙運動を、少しでも有権者に周知しようとの狙いからだ。
山本氏はブログの発信力に定評があり、1カ月のアクセス数は90万件と永田町有数だ。17日間の選挙期間中も51本の文章をブログで公開した。実質3日間しか県内入りできなかったが、陣営はネットを通じた山本氏の発信が有権者に毎日届いたことが、圧勝を後押ししたとみる。
選挙戦では山本氏以外の各陣営も、浮動票獲得に生かそうと、戦略に頭を悩ませた。専従スタッフを配置し、遊説に同行して写真や動画を撮影したり、ツイッターを更新して親しみやすさをアピールした。
●双方向生かせず
民主党の加賀谷富士子氏の選対役員は「何を発信するか、軸足が最後まで定まらなかった」と悔やむ。陣営は有権者とネットで政策を語り合い、有権者に情報を拡散してもらう戦略を描いた。だが、時間的余裕がなく、投稿は短文の活動報告や集会の告知が中心。有権者の質問にもほとんど返信できず、ネットの双方向性機能を十分生かすことができなかった。
対策部隊を立ち上げて全国的にネット選挙に取り組んだ共産党。3年前の参院選と比べ、県内で選挙区約1万6000票、比例2万票以上得票を伸ばしたのはネット効果もあったと分析する。だが、準備不足は否めなかったとして、党県委員会は議員や選挙を目指す党員らが今後、日常的にブログやツイッターを更新する必要性を指摘した
共同通信社が参院選投開票日に実施した出口調査によると、86.6%がネットを「参考にしなかった」と回答。ネット利用機会が多い20代でも、「参考にした」は29.2%にとどまった。選挙運動に解禁されたネットをどう有効に活用するか。舞台は地方選に移る。
8月25日に告示される渋川市長選の立候補予定者の陣営は「政策や人物をアピールする機会を増やすためにも取り組む」とネット活用に意欲を示した。有権者とつながる有効な手段としてネットを生かすには、周到な準備が欠かせない。
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:18:32
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/23saninsen/kikaku11_20130714_1.shtml
(上)1人区の争い 組織力とネット駆使
2013年 7月14日
支持を呼び掛ける陣営。広い参院選岐阜選挙区では組織力が欠かせない=JR大垣駅前
「がちんこ勝負になった」。改選数が1になり、民主党県連の関係者は意気込んでいる。
岐阜選挙区は過去4回、二つの枠を自民系と民主の候補が分け合ってきた。「3年前の参院選に民主党から2人を出すまで、ほぼ無風だった」
広大な県内全域が選挙区の参院選は、組織力がより重要となるが、今回も地方組織の強化という以前からの課題が重くのしかかる。実動部隊となる県議も自民の30人に対して民主系は8人だ。
少ないマンパワーをカバーする手段として、吉田候補の陣営が重視するのがインターネットだ。
今回から解禁されたインターネットを使った選挙運動。使い方によっては組織力がなくても有権者に声が届く。吉田陣営の交流サイト「フェイスブック(FB)」には各地の街頭演説の様子を掲載。ここを窓口に、憲法改正や社会保障などの政策論争に持ち込みたい考えだ。
一方の自民党は安倍内閣の高支持率を追い風に「勝つなら思いっきり勝とう」(古屋圭司県連会長)と、目標を引き上げる発言が出始めている。
党本部は閣僚や党幹部を次々と投入。大野候補を後押しする。15日には安倍晋三首相が大野候補の地元羽島市に応援に入る予定。全体の勝敗を左右する改選1人区の必勝に向け、国会議員、県議を中心に総力で組織戦を展開している。
中でも、県連が力を入れるのは期日前投票。比例代表で自民票が伸びれば、選挙区の得票も上積みが期待できるとみて、業界団体の集会では期日前投票を呼び掛けている。警戒するのは緩み。「参院選は急に潮目が変わることがある」と組織の引き締めに余念がない。
1人区では2位を狙う戦いに意味はない。優勢が伝えられる自民への不満をまとめて取り込み、トップを狙うしかない。鈴木候補を擁立した共産党の松岡清県委員長は「1人区となり、政党間の戦いの様相が色濃くなった」と感じている。「今の自民党政権を批判できるのは共産党のみ。対決軸を前面に押し出したい」と意欲を燃やす。躍進した都議選の勢いを岐阜につなげたいとしている。
諸派の加納候補は県内各地で消費税増税の廃止、国防強化などを訴える。
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:20:48
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013072302000230.html
<地殻変動参院選から>(上) 民主、組織頼みの選挙限界 2013年7月23日 支持者に頭を下げる高橋千秋さん(左)。右は岡田克也元副総理=津市の事務所で
自民への追い風は、王国をも、いとも簡単にのみ込んだ。二十一日投開票された参院選三重選挙区で自民新人の吉川有美さん(39)が、民主現職の高橋千秋さん(56)を退け、十五年ぶりに自民議席を奪い返した。補選を含めて過去五連勝を誇りながらも今回、凋落(ちょうらく)ぶりが際立った民主。昨年末の衆院選に続く勝利で復権を印象付けた自民。全国屈指の民主王国の「地殻変動」を振り返り、今後を展望する。
投票を翌日に控えた二十日夜。近鉄四日市駅前で、最後の街頭演説を終えた民主の岡田克也元副総理は充実した表情を浮かべ、記者団に手応えを話した。「相手と並ぶところまで来たと思う。北勢ではむしろ勝っているのではないか」
その感触は、自身の精力的な活動に裏打ちされていた。衆院選での敗北以降、高橋さんの全面支援に入り、連日朝の駅立ちに五百社の企業回り。異例の応援に、陣営内では「候補者がもう一人いるかのよう」と評された。
だが開票結果は、予想を裏切る内容。県中南部だけでなく、お膝元の四日市市や桑名市をはじめ、北勢地方のほとんどで競り負けた。テレビが自民の当確を報じる中、津市の事務所にいた岡田元副総理は終始険しい顔。「昨年の衆院選は民主を罰する選挙、今回はアベノミクスへの期待感。空気と戦っていたようだった」と敗戦を振り返った。
民主王国を支えてきたのは、組合員数十三万人を抱える連合三重と、県議会の最大会派「新政みえ」との選挙共闘。「三重県方式」とも呼ばれ、今回も各地で組織力を生かした選挙戦を展開した。新政みえの三谷哲央代表は、昨年の衆院選で国会議員が二人に減ったマイナス面を挙げながらも「三重県方式は機能し、今まで以上に活動した」と自負する。
選挙戦を通じて目標に掲げた集会数や電話作戦の件数など、いずれも過去の選挙と遜色はなかった。ただ、今回の選挙期間中、地元で個人演説会の呼び込みを任された新政みえ所属の県議は「来るのは、地元以外の常連ばかり。これでは広がりがない」とこぼした。
開票翌日、県庁で会見した芝博一選対本部長代行は、敗因を「政権を失ってから時間がたっておらず、失望感を払拭(ふっしょく)できなかった」と分析した上で、民主王国の立て直しへこう話した。「風やムードは一過性のもの。日ごろの活動で連携を続け、三重県方式をより強固なものへ進化させたい」
自らの強みを見詰め、磨き直すことに活路を見いだそうとしている。
2937
:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:21:02
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/mie/CK2013072402000210.html
<地殻変動参院選から>(下) 自民、復権へ戦略ピタリ 2013年7月24日 初当選を万歳三唱で喜ぶ吉川有美さん(中央)。右隣は川崎二郎・自民党県連会長=四日市市の事務所で
二十一日夜の開票直後に伝わった自民新人吉川有美さん(39)の当選確実の報。間もなく始まった吉川さんの当選あいさつに続き、自民県連の川崎二郎会長がマイクを握り、勝利宣言した。
「まさに三重県において自民党は復活した」
民主王国の三重で、自民は二〇〇〇年の補選から参院選五連敗中。ただ、一一年の知事選で推薦候補が接戦で勝利、昨年末の衆院選では過去最多の五人の国会議員を誕生させた。党勢回復への集大成と位置付けたのが今回の参院選だった。
戦略は、北勢出身の若手を担ぎ出し、民主の岡田克也元副総理のお膝元、北勢地域を切り崩すこと。候補者擁立が三月末と出遅れたが、高い政権支持率と党の組織力を最大限生かすことでカバーした。
党本部は、安倍晋三首相や石破茂幹事長が二度の県内入りする異例の支援をした。首相が四日市を訪れる際には、東京の大手企業幹部が県内の下請けや関連会社へ声掛けする周到ぶり。北勢地方の選挙に長く携わってきた陣営関係者は、かつては見向きもされなかった企業からの好反応ぶりに「これが自民党の選挙なのか」と驚きを覚えた。
明確な対立軸をつくれない野党の姿に、ある自民県議は「争点らしい争点は、表に出さないほうがやりやすい」と打ち明けた。吉川さんはアベノミクスによる経済成長と、女性候補ならではの訴えを中心にした。
知名度不足の候補者本人や具体的な政策よりも、党のイメージに重きを置いた作戦は奏功。果たして、もくろみ通り、北勢地域で競り勝ち、五万票差で逃げ切った。川崎会長は「自民党の総力を挙げて戦った」と選挙戦を振り返った。
しかし民主王国の三重を、完全に自民へと塗り替えるのはまだ道半ば。自民党県連の水谷隆幹事長は、参院選から一夜明けた二十二日の会見で「今回の勝利は再生を進めるスタート。組織作りをし、流れに乗って党員をもっと増やしたい」と慎重さを崩さなかった。
県内の自民党員は十五年ほど前、十万人を超えていた。その後の政界再編、野党転落のあおりなどを受け、現在は八千人にまで落ち込んでいる。
「おごることなく対応していかないと、また支持は離れていく」
復権への手応えも、また、追い風があってこそと自認している。
(この連載は加藤弘二、河北彬光、安藤孝憲が担当しました)
2938
:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:22:06
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/nagano/CK2013072302000239.html
<戦い終えて>(上)自民 党員増やし組織力強化 2013年7月23日 石破茂幹事長(左)らの応援を受け演説する吉田さん(左から2人目)=佐久市で
「今回の選挙でわれわれが考えないといけないのは、六月の都議選や昨年の衆院選ではない。四年前の総選挙だ」。選挙戦序盤、自民の吉田博美さんは上田市内の個人演説会で聴衆に呼び掛けた。
吉田さんは選挙期間中、頻繁に過去の自民の政権運営の反省点を口にした。四年前の衆院選の敗因を「国民の痛みの分からない旧態依然とした態度が、政権交代という(民主の)スローガンを払拭(ふっしょく)できなかった」とも言及した。
今回は事前の情勢分析で自民の一人勝ちが伝えられる中、「勝ってもおごらない」という謙虚な姿勢を示し、かつての自民からの変化を印象付けた。
こうした主張が奏功し、党の県内比例票の得票率は30・6%と、昨年の衆院選から6ポイント伸ばした。選挙区でも吉田さんが羽田さんを上回るトップ当選を果たした。
アベノミクスへの期待感もあり、自民は国会のねじれを解消。完全に復調したと言えるが、県内の組織力には課題が残る。昨年の県連党員数は一万二百五十二人と前年比で七百人近く減少。有権者に占める加入率は全国でも下位に沈んでいる。
党員獲得を目標に掲げる県連は六月の役員会で、県連国会議員が各地方で定期的に環太平洋連携協定(TPP)などの政府方針を県民に説明し、意見を聞く会合を開くことを決めた。石田治一郎幹事長は「地方の人たちのいないところで政策が進むようなことが続けば、選挙をやってくれる人はいなくなる」と趣旨を説明する。
昨年末の衆院選で初当選した木内均衆院議員(比例)も党員獲得を課題に挙げる。「まずは参加してもらうための間口を広げる必要がある。党員を増やすために、より費用のかからないサポーター制の導入もある」と構想を練る。一層の党勢拡大には「われわれが地に足を着けて地域の課題を吸い上げる地道な努力をすることが重要」と指摘する。
共通する思いは、地方の声をくみ取って政権運営にいかす必要性だ。吉田さんも二十二日、「選挙戦では道路網の整備への要望が高かった。必要なところに予算を投じられるように動きたい」とあらためて決意を示した。
ただ多様な県民の声の中には、一人勝ちした自民への警戒感もある。若林健太参院議員は「安倍政権への期待はあったが、県民は暴走への懸念も感じている。踏み違えない政権運営をしないといけない。改憲は必要と思うが火急ではない。県民が一番求めるデフレ脱却に注力するべきだ」と政権にくぎを刺した。
◇
参院選長野選挙区は現職二人が当選した。国政選挙が当面ないとされる中、主な政党の選挙後の課題を追った。
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:22:21
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/nagano/CK2013072402000215.html
<戦い終えて>(中)民主 党より候補者を前面に 2013年7月24日 当確を受けて父の羽田孜元首相(右)に笑顔を見せる雄一郎さん=21日午後8時8分、上田市の事務所で
「得票率でまだ二桁の差がある。一桁に詰めろ」。選挙戦の終盤、四選を果たした羽田雄一郎さん(45)の後援会「千曲会」の幹部は、事前に予想した情勢から本人に最後のハッパを掛けた。
自民候補に水をあけられ、当選しても二〇〇七年の約五十四万票から大幅に減らすのは確実だった。危機感を持った羽田さんは「分かりました」と答えたという。
公示後、羽田さんは「一位での当選を目指す」と公言。当初は地盤である衆院三区の全市町村でトップの得票を目標に掲げた。
しかし、陣営のムードは違ってきた。街頭演説をしても人影がまばらな場所が少なくない。幅広い支持を集めた二〇〇七年とは、真逆の展開だった。
陣営幹部は「一位を取ろうとは思っていない。どれだけ差を詰められるかが勝負」と打ち明けた。陣営では「とても自民に太刀打ちできない」という実感が占め、諦めの雰囲気も漂った。
厳しい状況を打破しようと、候補本人の人柄や実績をアピールするのに傾注し、党を表に出すのを極力避けた。「党名を出すだけで、反感を買ってしまう」(陣営関係者)からだ。危機感を持った陣営も、強固な組織をフル稼働させた。
これらが奏功し、ふたを開ければ二十九万四千票を獲得。後援会幹部の指示通り、トップの自民候補に七万票差、得票率で7ポイント差まで迫り、三位の共産候補に倍近くの差をつけた。掲げた通り三区の市町村別得票で全勝し、底力をみせた。
「最初は選挙になるのかというくらい厳しい戦いだった」。当確の一報が流れると、羽田さんは目を潤ませて喜んだ。
倉田竜彦党県連幹事長は七万票差を「衆院選に続き、長野県の党は踏みとどまった」と評価。「党より候補者を前面に出して戦ったのがその要因と考えている」と語った。
ただ、全国的な党の支持低下は止まらない。倉田幹事長は「無党派層頼りの選挙しかできなかったのに限界がある」と指摘。党勢拡大に向け、現役の衆院議員がいない県内の衆院二、四、五区のてこ入れと党員やサポーターの組織固めに力を入れる方針を示した。
四回目の当選で、羽田さんは党内で中核的な存在となる。北沢俊美県連代表は「党は人心を一新し、再出発しなければならない。その中心に羽田雄一郎がいるべきだ」と期待を込める。党再生と地元の組織固めという、二つの大きな仕事が積み残された。
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:22:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/nagano/CK2013072502000211.html
<戦い終えて>(下)自民 反対層の受け皿に 2013年7月25日 応援に入った志位和夫委員長と共に、支援者の激励を受ける共産の唐沢千晶さん=長野駅前で
投開票日の夜、共産の唐沢千晶さん(43)の事務所。支援者十五人が食い入るようにテレビを見詰めていた。十二年ぶりの東京選挙区議席獲得や比例候補の当確が伝えられる度、大きな歓声が上がる。長野選挙区で自民、民主の現職二人の当確が伝えられたが、悲壮感はなかった。
「暴走する安倍政権にストップをかけてほしいという思いが、私を支持してくださった。比例でも前進。私の負けも決して無駄ではなかった」。敗戦の弁を述べる唐沢さんも、時折笑顔を見せた。
過去二回の参院選比例代表では、県内の得票数、得票率ともに減少傾向だった。今回は二〇一〇年の前回選より五万票伸ばし、得票率も13・9%と躍進。自民、民主に次ぐ三位に浮上した。
支持なし層や若年層への浸透が課題だったが、唐沢さんは訴えの中心に非正規など若者の労働問題を据え、改憲や原発再稼働でも自民との対決姿勢を明確化。今井誠党県委員長は「党に縁のなかった人に意識的に働き掛けた」と振り返る。
投開票日に本紙が県内三十カ所で実施した出口調査では、支持なし層の17%余りが比例で共産に投票したと回答。自民に次ぎ、みんなと同じ数字だった。唐沢さんも「若者層から共感が得られた」と語った。
今井委員長は原発や改憲問題に市民と共同で取り組む意向を示し、「草の根の運動で国民的世論をつくりたい」と力を込めた。
■「第三極」
昨年末の衆院選で「第三極」と言われ、台風の目となったみんなと維新。みんなは一定の支持を集めたが、維新は伸び悩んだ。
選挙戦序盤、長野駅前で声をからすみんなの角恵子さん(33)と党の井出庸生衆院議員。二人を維新の県総支部代表、宮沢隆仁衆院議員が見詰めていた。
当初は参院選での選挙協力を決めた両党だが、維新の橋下徹共同代表の「慰安婦発言」が原因で協力解消。県内で維新は候補擁立を見送った。
宮沢議員はその後、自身のブログで「私見」としながら角さんへの支持を表明。自民の暴走を防ぐ点などを理由に挙げた。
宮沢議員の支持表明に、上田市でみんなの渡辺喜美代表は「アジェンダ(政策課題)の一致する範囲でご支援をいただくのは一向に構わないし、ありがたい」と語った。
県内の比例得票率はみんなが10・2%、維新は8%。宮沢議員は「8%の得票率は非常にありがたい。自民に批判的な一部の有権者の受け皿となった」と話した。
一定の支持層を持つ両党。今後はいかに野党として存在感を示すのかが問われる。
(この企画は小西数紀、市川泰之、森若奈が担当しました)
2941
:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:23:30
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/gifu/CK2013072302000243.html
<参院選を終えて>(上)絶対得票率 圧勝自民 安泰と言えず 2013年7月23日
自民新人の大野泰正さん(54)の圧勝で終わった参院選岐阜選挙区(改選数一)。自民の強さと民主の凋落(ちょうらく)が顕著になった。ただ、「全有権者に占める支持の割合」でみると、自民も安穏とはできない状況が見えてくる。
「一九九八年の結党当初の党勢に逆戻りした感じ。政権に再挑戦するには、十年必要かもしれない」
参院選の投開票から一夜明けた二十二日、民主県連の柴橋正直代表(34)が惨敗を振り返った。
早朝には岐阜市の繁華街で、大野さんの四割ほどの得票に沈んだ民主新人、吉田里江さん(47)とともにマイクを握った。淡い水色のジャケット姿で「声なき声を拾い上げ、弱者に優しい共生社会を目指して戦い続ける」と訴えたが、足を止める通勤客はまばらだった。
県民の民主離れをはっきり示すデータがある。百七十万人ほどの県内有権者の何%から票を託されたかを示す絶対得票率だ。
ピークは、政権交代を成し遂げた二〇〇九年の衆院選だ。民主の比例代表の絶対得票率は31・8%。全有権者の三人に一人ほどの支持を得て、小選挙区と比例を合わせ七人の衆院議員が誕生した。
だが、政権に就くと迷走した。消費税増税をめぐる意見対立などで離党者が相次ぎ、有権者の期待は失望に。一二年の衆院選比例代表は9・8%に急落。小選挙区の全五候補が落選した。「反転攻勢への足掛かり」(県連幹部)に位置付けた今回の参院選比例代表は7・1%で、退潮に歯止めを掛けられなかった。
一方、「一強」とも称される自民も安泰とは言えない。
今参院選の岐阜選挙区では、得票数が十二年ぶりに五十万票を超えた。ただ、比例代表の絶対得票率は20・7%。「王国崩壊」と報じられた〇九年衆院選の比例代表は21%で、当時の水準に届いていない。
「投票用紙に『自民』と書く人は増えていない。風が吹けば簡単にひっくり返る」とは、大野陣営の幹部。大野さんは二十二日朝、JR岐阜駅前の街頭演説で「県民の半数近くが投票に行っていない。自民党は重く受け止めなければ」と、表情を引き締めた。
岐阜選挙区で新人の鈴木正典さん(49)を擁立し、一定の自民批判票を得た共産は、比例代表の絶対得票率も上がった。4・4%で、一二年の衆院選から1・1ポイント、〇九年の参院選からは1・5ポイント増えた。鈴木さんは「反自民で一貫してきた姿勢が、選挙を重ねるごとに評価されるようになった」と語った。
(参院選取材班)
2942
:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:23:55
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/sanin2013/gifu/CK2013072402000213.html
<参院選を終えて>(下) ネット選挙 活用手探り、次に期待 2013年7月24日 ネット選挙を振り返る学生ら=瑞穂市穂積の朝日大で
インターネットによる選挙運動が解禁された参院選を、ネット世代の若者たちはどうみたのか。岐阜選挙区(改選数一)に出馬した候補者の交流サイト「フェイスブック(FB)」やツイッターを見続けた朝日大学法学部(瑞穂市)の学生らからは、「書き込み内容に慎重さが目立った」「もっと政策論争を」などの厳しい意見が相次いだ。
学生は、斎藤康輝教授(憲法学)のゼミで学ぶ三年生八人。FBやツイッターに質問を投稿したり、公示日には第一声の集会にも駆けつけ、候補者の生の声を聞いた。
「FBは演説の告知ばかりのように感じた。正直、見たいとは思えなかった」と、不満を口にするのは松野貴史さん(21)。政党や候補者のホームページ(HP)で主張を確認した上で、だれに一票を入れるか決めた。
候補者は二〜五種類のサイトで情報発信しており、市橋満里菜さん(20)は「手広くやりすぎ。どれを見れば候補者のことを知ることができるのか分からなかった」と話す。
ネットをどう使えばいいのか、有権者側も戸惑っている様子がうかがえたという。「ネット上で政策への疑問をぶつけたり、候補者と議論をしても良かったのでは」(松野さん)
学生たちの書き込みに対し、候補者はそれぞれ回答してきた。「これまでの選挙では、候補者と直接やりとりする機会はなかった」。下条友輔さん(21)の目には新鮮に映った。
一方、斎藤譲一さん(20)が訴えたのは、選挙期間以外のネットの活用だ。「普段からツイッターなどで意見を発信して初めて、フォロワー(読者)が増える。関心を集めるには、選挙の時だけ頑張るのでは物足りない」
斎藤教授も、岐阜選挙区のネット選挙を見続けた一人。改選数が「二」から「一」に減ったため、選挙前から自民が圧倒的優位とされたことに注目する。「今回から一人区になった岐阜だからこそ、自民新人の大野泰正さんに、他の候補者はもっと論戦を仕掛けるべきだった」
民主新人の吉田里江さんは、ネットで独自の発信をした。有権者の生の声を録音し、自分のHPで自由に聞けるようにしたが、得票数は大野さんの四割ほどにとどまった。
「普通に戦えば、自民に対抗できないことは予想できた。憲法に関連するゆるキャラを作ってネット上で発信するとか、とにかく話題をつくる必要があった」と斎藤教授。組織票を固めた自民に対抗するため、ネットに身近な若者をひきつける工夫を求めた。
参院選をきっかけに、FBやツイッターを開設した候補者たちもいる。普段から積極的に書き込みをして、情報発信や有権者との交流に生かせば、若い世代の距離感を近づけられる可能性もある。
(参院選取材班)
2943
:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:34:51
http://www.nnn.co.jp/news/130724/20130724010.html
2013年7月24日
ターニングポイント 参院選を終えて(上)
参院選鳥取選挙区は自民党の舞立昇治氏が圧勝した。全国的にも大勝し、衆参の「ねじれ解消」を実現した同党は、鳥取県内でも支持基盤の強化に期待を抱く。一方、半年前まで政権の座にいた民主党の関係者は「解党的出直し」を口にする。参院選を通して大きく変わった、政治の“潮目”を探った。
当選から一夜明けた22日、鳥取事務所に集まった支援者と握手を交わす舞立氏(左)=鳥取市弥生町
■反省からの再出発
石破茂自民党幹事長は選挙期間中の9日、八頭郡に入り、舞立氏の遊説に同行した。石破氏は走行中の選挙カーから「舞立、舞立」とマイクを離さない。「全国どこでもやっている。党を挙げてやっており、幹事長自らがお願いに来たと、一人一人に分かっていただくためだ」。鋭い眼光からは、参院選に臨む強い決意がにじんだ。
選挙戦最終日の20日夜、米子市の舞立事務所で開かれたマイク納め式。同党の赤沢亮正衆院議員は「おごり高ぶる自民党として有権者に大きなおきゅうを据えられて以降、全力で努力してきた」と声を震わせた。昨年の衆院選で政権奪還後も、自民党は「反省」や「信頼回復」といった言葉を強調してきた。
その中での舞立氏の圧勝。当選から一夜明けた22日、舞立氏は米子市の事務所で「徐々に信頼回復しているのが実感だが、真価が問われるのはこれから。ねじれが解消され、自民党は言い訳のできない状況に置かれた」と気を引き締めた。
「JAグループを代表して、祝辞を申し上げる。舞立さんがぶれない誠実な青年だと認識し、JAいなばは態度を表明した」
2944
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チバQ
:2013/08/06(火) 00:35:25
http://www.nnn.co.jp/news/130725/20130725006.html
ターニングポイント 参院選を終えて(中)
自民党の舞立昇治氏に大差で敗れ、現職・川上義博氏の議席を奪われた民主党。比例の県内得票も前回(2010年)の半分以下の4万票台となり、党勢は大きく減退した。今選挙戦では川上氏の後援会と党県連が一枚岩になり切れず、党の最大の応援団である連合関係者も意気消沈。県内の党員サポーター数も激減しており、立て直しは容易ではない。
■信頼喪失
「民主に対する世間の気持ちが氷のように冷めきっていた。政党が信頼を失うと、こういうことになる」。落選の報を受けた川上氏は21日、米子市の選挙事務所で報道陣にこう語り、深くため息をついた。「敗因の一番は、民主党に対する信頼が完全に喪失したということだ」
県内の選挙区で民主唯一の議席を失ったことに、民主党県連の伊藤保代表は「アベノミクスに対抗し、国民に民主党の存在をアピールするものがなかった」と、あくまで責任を党本部に振り向けた。だが、党員の中には「地方議員の動きが鈍かった」と県連のふがいなさを指摘する声もある。
2945
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チバQ
:2013/08/06(火) 00:35:54
http://www.nnn.co.jp/news/130726/20130726003.html
2013年7月26日
ターニングポイント 参院選を終えて(下)
参院選で自民、公明両党が過半数を獲得し、衆参のねじれが解消された。県内の首長からは、経済対策や道路整備など、さまざまな政治課題の解決や前進を期待する声が上がる。半面、道州制の導入や地方交付税の削減など地方にとって“痛み”を伴う施策の推進に不安の声も広がっている。
参院選で自公が圧勝したことを受け、平井知事(右)は早速始動。太田国交相にミッシングリンクの解消を訴えた=23日、国土交通省
■道路整備に弾み
22日、県庁で緊急に招集された幹部会議。集まった幹部らは、自公両党が選挙中に訴えてきた各政策を分析し、県の対策を協議。平井伸治知事は「地方から声を上げてこそ国の政治が動きだす」として、国への要望を早急に取りまとめるよう指示した。
両党が掲げる政策の中で、県が最も期待するのは国土強靭(きょうじん)化や減災・防災対策に伴う高速道路の整備。県は山陰道の全線開通に弾みがつくと期待。この勢いに乗り、山陰道と鳥取市福部町をつなぐ高速道路の事業化も前に進めたい考えだ。
平井知事は23日に早速上京。自公圧勝の余韻冷めやらぬ永田町や霞が関を歩き、太田昭宏国土交通相らに「ミッシングリンク(高速道路の欠落箇所)の解消に向け力強く踏み出していただきたい」と、悲願達成に向けた具体的な動きを求めた。
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チバQ
:2013/08/06(火) 00:39:12
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/shimane/Ss201307240001.html
≪検証・自民王国再び≫(上)揺らぐ基盤 '13/7/24
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自民党新人の島田三郎さん(57)の圧勝で幕を閉じた参院選島根選挙区(改選数1)。県内の衆参4議席を6年ぶりに自民党が独占し、政界の大物を送り出してきた「自民王国」が再興した。17日間の選挙戦で見えた「王国」への期待とその内実、再興を許した非自民共闘の揺らぎを通じて、今回の選挙を検証する。
「島根の発展に全力を尽くされることを期待する」。21日、松江市であった島田さんの当選報告会。公示後「国政の混迷は衆参のねじれが要因」としていた溝口善兵衛知事は笑顔で祝辞を述べた。
溝口知事をはじめ、選挙戦では県内首長の大半が応援に駆け付けた。全19市町村のうち街頭でマイクを握ったのは隠岐4町村と津和野町を除く14首長に上る。山陰自動車道の延長や「アベノミクス」への期待感を前面に打ち出した。
自公政権が継続された今回の審判を受け、補選を除く国政選挙は衆院解散がない限り、向こう3年は実施されないことになった。「予算を獲得できる議員を国会に送ろう」。14日、溝口知事は浜田市でストレートに訴えた。国会議員への陳情で予算を確保し、公共事業を推進。雇用を生み産業振興を図る―。首長の間には、「王国」で機能した国と地方との強力なパイプの復活を望む姿勢が目立ち始めた。
しかし、政治主導で地方への恩恵を期待する首長たちとは対照的に、かつての「王国」の住民には政治不信が広がる。
雲南市掛合町。故竹下登元首相を生んだ山あいの町は今、支持基盤の揺らぎに見舞われている。自民党掛合支部長の吉井伝(つたえ)さん(68)は「国会議員を応援しても生活が良くならないという声が多い」と嘆く。ピーク時に約300人いた支部の党員は約140人。「景気がいい時代を知らない若いもんほど政治に期待していない」と言う。
党員の減少は全県で深刻だ。4万人台だった1990年代から、2011年には約1万3千人とこの15年間で約3分の1に落ち込んだ。県連傘下の104団体が11年に集めた企業・団体献金は約1億6千万円。10年前の01年に比べ約4割減った。景気低迷や公共工事の削減などで「企業が献金額を減らしたりやめたりした」(県連幹部)という。
今回、島田さんの得票は有効票の約6割を集めた。一方で得票数はこれまでの参院選の党公認候補者のうち当選者では1995年に次ぐ2番目の少なさだ。
野党への失望など「敵失」も背景にしたねじれ解消の下、衆参4議席の奪還を果たした自民党県連。今後、民意との距離感をどう埋めて政治への信頼を取り戻すのか。
「暮らしが良くなったと感じてもらうこと」。県連の福田正明幹事長は経済政策が最優先との考えだ。「アベノミクスの恩恵を地方に浸透させる」と今後、島根版の経済政策を策定し、党本部に提案するという。
「今回信頼を失えばもう戻らない」。福田幹事長の脳裏には4年前の政権交代がよぎる。「おごらず民意と真摯(しんし)に向き合う」。少子高齢化など山積する課題の解決に、有言実行が求められる。(樋口浩二、石川昌義)
【写真説明】溝口知事(左から3人目)の横で演説する島田さん(右端)。選挙戦では再三、地元首長の応援を受けた(14日、浜田市長浜町)
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チバQ
:2013/08/06(火) 00:39:30
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/shimane/Ss201307250001.html
≪検証・自民王国再び≫(下)対抗勢力 '13/7/25
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「小さな風も、みんなで吹かせれば大きな風になる」。JR松江駅前(松江市)で4日、参院選島根選挙区(改選数1)の第一声を上げたみどりの風現職の亀井亜紀子さん(48)は、手作りの風車を握りしめた。無党派層が起こす「風」で組織力不足を補う戦略を象徴する演出だった。
年金問題で自民党批判が吹き荒れた6年前の参院選。公示1カ月前に立候補を表明した亀井さんを圧勝に導いた「風」は今回吹かず、亀井さんの得票は10万票以上減った。
6月15日に松江市であった事務所開き。民主党県連の和田章一郎代表は「もう少し信頼を醸成するような行動をとってほしい」と苦言を呈した。
亀井さんは消費税増税に反対し、民主党と連立政権を組んでいた国民新党を2012年4月に離党。初当選の立役者だった民主党県連や連合島根に相談はなく、亀裂は決定的になった。民主党は前回の推薦から県連支持に格下げを決めた。
父で元衆院議員の久興さん(73)が築いた支持基盤も空洞化が目立った。久興さんが郵政民営化に反対し、05年に自民党を離党した後は、選挙戦を郵政関係者と労組に依存。高齢化した亀井さんの支持層は今回、自民党の切り崩しを許した。
「帰って来たかと思うと、あいさつもなくどこかに行ってしまう」。津和野藩主を務めた亀井さんの先祖の本拠地、津和野町で父子を支えた会社役員は、地元活動の不足を指摘する。
「久々に親亀、子亀がそろいました」。選挙戦の中盤、浜田市での個人演説会で、亀井さんは壇上の父を紹介した。しかし、約200人の来場者の大半は労組関係者。拍手も湧かず、冷え込んだ関係を浮き彫りにした。
約3万2千人の組合員を擁し、非自民共闘の中核を担うはずだった連合島根は1990年の発足以来、初の自主投票を決めた。幹部は「脱原発など一部労組と相容れない政策を相談もなく掲げた。説明不足で心は離れてしまった」と突き放す。
21日、開票速報を見守る亀井さんの事務所で民主党県連幹部は「(自主投票を主張した労組とは)一緒にやる必要はない。分裂してもいい」と顔をしかめた。非自民共闘が不発に終わった理由を報道陣に問われた亀井さんは「結果の分析は皆さんのお仕事」と言い捨てた。
共産党新人の向瀬慎一さん(42)は環太平洋連携協定(TPP)反対と脱原発を強調。3年前の参院選の同党候補より約7700票多い約2万6千票を得た。
「農産物の輸入自由化反対も反原発も、昔から共産党の看板政策。亀井さんの主張が共産党に近寄り、老舗政党の存在感が高まった」と向瀬さん。自民党圧勝で「一強多弱」が顕著になる中、「自共対決」を掲げて躍進した同党の勢いを代弁した。(石川昌義、川上裕)
【写真説明】風車を手に有権者に駆け寄る亀井さん。期待した「風」は吹かなかった(4日、松江市の県庁前)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:40:32
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/sanin/13/News/shimane/Ss201307230005.html
野党共闘の限界露呈 亀井さん大敗、組織づくりも低調 '13/7/23
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参院選島根選挙区で、みどりの風現職の亀井亜紀子さん(48)は自民党候補に大敗し、島根県内衆参4議席の自民党独占を許した。6年前の参院選で成果を挙げた非自民共闘の再現は不発に終わり、亀井さん自身による支援組織づくりも低調だった。
2007年の参院選で民主、社民両党と連合島根は、国民新党から立候補した亀井さんを全面支援した。年金問題で自民党への不満がくすぶる中、民主党幹部が続々と選挙区入りして政権交代への期待を高め、県内の参院選では18年ぶりに非自民議席を獲得した。
国民新党政調会長となった亀井さんは、党務に追われ、地元の支援組織との意思疎通を欠いた。12年4月には消費税増税に反対し、民主党と連立関係にあった国民新党を離党。経緯を地元で十分に説明しなかったため、民主党県連との不協和音が表面化した。
さらに、脱原発を政策の柱に掲げたため、中国電力労組を傘下に含む連合島根との関係が一層悪化。1990年の連合島根発足以来、初の自主投票とする事態を招いた。亀井さんを支えた労組は自治労や日教組など旧総評系に限られ、連合内部の足並みの乱れも露呈した。民主党県連幹部は「連合が動かなかった。党再建は長期化する」と頭を抱えた。
亀井さん個人の組織力強化も十分ではなかった。後援会の中心は、父で元衆院議員の久興さん(73)から引き継いだ支持者で高齢化が目立った。投開票日の夜、松江市の亀井さんの事務所に集まったのは民主、社民両党の県連幹部と労組関係者が中心。自民党候補の当確が早々に報じられ、頭を下げた亀井さんは「もっと時間がほしかった」と述べた。(川上裕、石川昌義)
【写真説明】亀井さん(奥)の敗戦の弁を聞く民主、社民両党県連と一部労組の幹部。非自民共闘は広がりを欠いた(21日、松江市学園南の事務所)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:47:04
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/oukokufukkatsu_kisuu/ren667201307230560.html
[1]自民 内憂外患 勢いづく国会議員団 2013年07月23日(火)
井原巧氏の出陣式に臨む自民党国会議員団と中村時広知事。安倍政権との間合いは=4日、松山市 「ねじれ国会」が解消した21日投票の参院選。愛媛選挙区も自民党が6年前の雪辱を果たし、県内を選挙区とする衆参6議席の独占が復活した。大勝した「王国」はどこに向かい、野党は再起へ結集できるか。(敬称略)
「この参院選(愛媛選挙区)には日本維新の会から候補者は出ていないのかな」
4日、松山市で開かれた自民党・井原巧の出陣式。愛媛1区を地盤とする衆院議員、塩崎恭久はこれ見よがしに言い放った。目の前にたたずんでいた松山市長の野志克仁に聞こえるように。
昨年末の衆院選は、日本維新の候補だった池本俊英(松山維新の会会長)を県都で全面バックアップした知事中村時広と野志。推薦を受ける業界団体の一部をはがされた元官房長官の塩崎が穏やかなはずはなかった。
参院選は一転、そろって井原にエールを送った中村、後継市長の野志との「けじめ」問題が尾を引く。
実際、3月の自民県連大会後、発足した新執行部が党本部で幹事長石破茂と中村の面談をセットしたが、国会議員が待ったをかけ、土壇場でキャンセル。政権復帰し、自民総裁(首相)安倍晋三の下で政調会長代理に就いた塩崎、中村の確執は氷解しそうにない。
「県益」のため「誤解があったなら、おわびする」と2月定例県議会や県連大会で繰り返し口にした中村。だが、国会議員団は「直接の謝罪がないと党本部に行かせられない」と国政への陳情を人質に取った形だ。
そして9日の安倍の来援時、松山空港に呼ばれた中村は貴賓室で「ハレーションを起こしたことは、申し訳ない」と釈明した。
そもそも「政治は人なり」を信条に衆院選では池本、参院選では井原を推した中村。ちまたに流布する「自民への『けじめ』から井原についた」との臆測をかき消し「ともに四国中央市長、松山市長時代から平成の大合併の悩みを共有した仲」と、あえて出陣式で披歴してみせた。
先の衆院選で県内4小選挙区の独占を復活させ、参院議員を含め勢いづく国会議員団。この参院選で公募に応じた井原の選考過程も不満の一因だ。
なぜか。党本部に公認を上申する候補を決定するのは県議団による常任総務会。県連大会に次ぐ意思決定機関だが、国会議員はメンバーではない。
「『開かれた』県連に向け改革を進める。民間人も入れてプロジェクトチームをつくるべきだと話し合っている」。3月9日、松山市での県連地域・職域支部代表者会議であいさつに立った塩崎は、根回ししないまま構想をぶち上げた。
愛媛は「県議による県連運営」が伝統。閉会後には、複数の幹部が「何が県連改革ぞ」と怒り心頭だった。当時の県連幹事長・清家俊蔵も「その都度、丁寧に説明し選考を進めた。東京の日程に縛られる国会議員が常任総務会に出席するのは難しいのでは…」。
国会議員団から突き上げられる「内憂」、知事中村との距離感という「外患」を包摂する自民県連。大勝の美酒に酔いしれるのはつかの間か。(西山秀和)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:47:34
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/oukokufukkatsu_kisuu/ren667201307240588.html
[2]みんな 「受け皿」 民主との共闘進まず 2013年07月24日(水)
みんなの党県連の設立で合意した参院議員の柴田巧組織委員長(左)と横山博幸県議。すべてはここから始まった=5月10日、松山市 「県連の党勢拡大のため何とか(藤岡佳代子の擁立を)理解してもらえないか。明日、民主党幹事長の細野豪志が愛媛入りする予定らしく、すぐにでも向こうに返事をしなければならない」
「そんなことを急に言われても本人をよく知りませんので。できれば即答は勘弁してほしいのですが…」
5月28日夜、東京都内のホテル。みんなの党代表の渡辺喜美、選対委員長の浅尾慶一郎とテーブルをはさんだ県連代表の横山博幸は言葉に窮した。
その数時間前、藤岡は渡辺の「最終面接」に臨み、悪くない手応えを感じていた。
そもそも今年に入り民主党県議から打診され、次いで日本維新の会の公募に転じ、大阪で選考に進んだが最終的に辞退した藤岡。結局、日本維新共同代表の橋下徹による「従軍慰安婦」発言が飛び出し、選挙協力を解消したみんなの党が民主との候補者調整で電撃的に担ぎ出した。
4月、5月と足しげく来県した党組織委員長の柴田巧が、中四国の戦略拠点として白羽の矢を立てたのが県議の横山。1年前、消費増税に反発し、県連幹事長を務め政権与党の座にあった民主を離党していた。
「非自民、非共産の受け皿に」と、みんなの党県連の設立会見を開いた5月13日。しかし反応は間もなく意外なところから上がる。「いろいろ難しい事情はあったにせよ、(横山は)うち(自民党県連)に入るとかいう話があったはずだが」―。自民の国会議員がいぶかしげに声をひそめた。
そして知名度を誇る前衆院議員で民主県連代表、永江孝子との事実上の一騎打ちを覚悟していた自民は警戒モードを解き、途端に緩みが広がった。
一方、みんなの党本部に半ば押し切られる形で出馬を受け入れた県連。選対委員長の浅尾が藤岡の公認を県庁で発表するまで、発足から2週間余りしかたっていなかった。
愛媛の選挙区で衆参初めてとなる擁立。耳目は民主県連、連合愛媛との「共闘」へ移った。全国でも第1弾の候補者一本化。眼目は「野党が乱立すれば、自民を利するだけ」だったからだ。
ただみんなの党、民主党の本部レベルの思惑とは裏腹に検討さえ始まらず、一向に組めない協力関係。
「民主のマニフェスト(政権公約)違反が許せず離党しました。票だけを目当てに消費増税という根幹の政策が違う勢力と一緒に戦っても、選挙が終わればまたバラバラになるだけですから」
公示が目前に迫った6月24日の事務所開き後、参院議員で県連顧問の柴田は横山に詰め寄られ、黙ってうなずくしかなかった。(敬称略、西山秀和)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:47:54
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/oukokufukkatsu_kisuu/ren667201307250610.html
[3]共産 「浮上」 反自民 老舗に存在感 2013年07月25日(木)
1998年参院選以来の国政選議席増を喜ぶ共産党の林紀子県委員長(左)=21日夜、松山市(撮影・増田有梨) 21日夜、投票が締め切られてから間もなく始まった共産党新人植木正勝の報告集会。県委員長林紀子の声は弾んでいた。「国政選挙で議席が増えるのは1998年(の参院選)以来。二大政党、第三極がもてはやされ、共産は選択肢の外に置かれるような苦節十数年だった。皆さんと喜び合いたい」
東京など都市部の3選挙区で勝利し12年ぶりに選挙区の議席を奪取した共産。比例も改選3議席を5議席に増やした。全国的に民主党が惨敗、日本維新の会やみんなの党が伸び悩む中、野党で共産が浮かび上がった形だ。
県内も伸びた。選挙区は自民党新人井原巧に大きく水をあけられたものの、植木は6万1385票を獲得。民主が候補を擁立せず、野党共闘も実現しなかったことが大きく影響したのは否めないが、2010年参院選の同党候補に比べて1万票以上を上積みした。
主戦場に位置付け、民主や日本維新などとも競った比例は4万282票。得票率7・11%は前回を3ポイント近く上回り、過去5回の参院選で98年に次ぐ高さだ。四国を活動地域の一つに置く候補を再び国会へ送り込むことに愛媛も一役買った。
今回の浮上は、議席を倍増させた東京都議選(6月23日)が流れをつくったといえる。
「街頭演説をしていると、携帯電話のカメラで自分を撮影する若い人が現れるようになった」と植木は潮目の変化を確信。林は「結果が出たことで、共産は応援しても勝てないと思っていた支持者の参院選への意欲が高まった」と追い風に相好を崩した。
「原発即時ゼロ」も若者の一部を引き付けた。愛媛新聞社が7月に行った県民世論調査では、四国電力伊方原発の再稼働に関し、賛否が拮抗(きっこう)する中、植木は街宣でも積極的に「NO」を発信。陣営では選挙戦最終盤、高齢の支援者とそろいのTシャツを着た若者が「再稼働反対!」を街頭で叫んだ。「高齢化」のイメージが付きまとう同党で、世代を超えた支持層拡大の可能性を示した光景だった。
「ぶれずに自民政権に対決してきた共産が今こそ頑張れと背中を押されている」と林。今参院選では二大政党の民主、第三極の日本維新、みんなの党などに物足りなさを感じた有権者が、反自民の「受け皿」として再び共産を選んだとも取れる。
非改選と合わせると10議席を超え、党首討論の質問資格を満たすなど存在感を発揮する場面が増える共産。ただ期待が大きければ、しっぺ返しも大きいのが政界の常。結党90年を超える老舗政党は移り気な有権者をいかにつなぎ留められるか。(敬称略、和泉太)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:48:19
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/oukokufukkatsu_kisuu/ren667201307260644.html
[4]民主「不戦敗」 支持層拡大 機会失う 2013年07月26日(金)
街頭政談演説会で「比例は民主へ」と訴える民主党県連=14日、松山市 選挙戦最後の日曜、松山市の銀天街入り口。愛媛選挙区候補を抱える陣営のスタッフが慌ただしく街頭演説の準備を進めていた。視界に捉えた民主党県連代表の永江孝子がつぶやく。「(選挙区)候補者がいて、うらやましい」
県連は約1時間前、同市一番町通りの大街道入り口で街頭政談演説会を敢行。「比例は民主へ」と訴えた。「逆風」を覚悟していたがその日はさほどでもなく、大街道商店街を練り歩く永江に「応援しとったんよ。次は頑張って」と励ましの声も飛んだ。
選挙区候補者がいない比例陣営は、マイクを使った街頭演説などが限られる。市民の反応がなまじ悪くなかっただけに、永江は未練が断ち切れなかった。
県連は5月下旬、民主―みんなの党両本部の候補者調整に従い、永江の擁立を断念。愛媛では2007年参院選で民主、社民両党県連と連合愛媛が手を握って自民党の重鎮に土をつけた成功体験があり、焦点は「野党共闘」の実現に移った。
だが連携には、民主県連前幹事長で、みんなの党県連代表横山博幸による直接の要請は譲れなかった。「『応援は必要ない』という横山発言を修正してもらわないと、党員・サポーターらの理解が得られない」(民主県連幹部)。県連は「門戸は開いている」(永江)状態だったが、横山は消費税増税をめぐる政策の違いなどを理由に拒否した。
結局「共闘」への糸口を探る党本部、直接協力を求めたみんなの党新人藤岡佳代子の意向を民主県連は受け入れず、両党本部が絵を描いた「協力関係の構築」は幻に終わった。
一方、民主県連の最大支援組織・連合愛媛は6月下旬に愛媛選挙区の自主投票を決定。会長木原忠幸は「みんなの党の政策が分からず、組合員に浸透させる時間がない。次の選挙で民主、みんなの党が競合した場合、混乱を招く」と説明した。
表向きは組合員の判断に委ねた形だが、幹部の本音は「みんなの党は避けてくれ」。連合の支援を受けて県議に当選、その後離党した横山への憤まんも根強いままだった。
結果は民主県連と連合愛媛が存在感を示せず、比例得票数は前回の3分の1以下(約5万7千票)に激減。24日の常任幹事会で引責辞任を申し出た永江は「候補者のいない選挙はつらい」とこぼすしかなかった。
選挙戦には目の前の議席の奪い合いだけでなく、活動を通して組織の足腰を強め、新たな支持層を掘り起こす側面もある。「不戦敗」で機会を逃した県連、連合愛媛。そのダメージはただの1敗にとどまらないかもしれない。(敬称略、和泉太)
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 00:48:38
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/oukokufukkatsu_kisuu/ren667201307270717.html
[5]比例「共闘の成否」 明暗分け「一強多弱」 2013年07月27日(土)
自公両党は合同集会を重ね「ねじれ国会」を解消。改憲など政策の溝も解消できるか=5月26日、八幡浜市 「与党共闘」による大勝で「ねじれ国会」の解消にこぎ着けた自公と対照的に、「非共産」野党は愛媛選挙区での選挙協力がかなわず、比例にも大きな影を落とした。
「6年前(の参院選で)自公は惨敗し、少数与党に転落した。愛媛選挙区は井原巧(自民)、比例は山本博司(公明)をお願いします」―。5月26日、八幡浜市民会館。合同集会で山本は声を張り上げ、自公が提出した南海トラフ巨大地震対策に向けた特別措置法案の実績を訴えた。
自民、公明に分けられた入り口を約千人の支持者がくぐると会場は井原、山本のポスターが交互に貼られ、一体感を醸成。7月4日の公示後もツーショットの街宣を県都で重ね、相乗効果を狙った。
ひところ、県議会レベルで愛媛維新の会など非自民会派と連携を密にしていた公明。だが昨年末の衆院選に維新が進出し、比例でかち合うと「国政自由だったはずだ」と共同歩調は冷え込んだ。
日本維新の会は初陣の衆院選で17万8千の県内票をたたき出した。愛媛、松山、西予の3維新の会が原動力となったのは間違いない。
ただ県総支部への参加を見送り選挙区、比例とも自主投票を決め原点回帰。日本維新は実動部隊を失い、共同代表の橋下徹の「従軍慰安婦」発言も響き、5万5041票に沈んだ。
複数の県議が愛媛選挙区で井原を推した愛媛維新は自民の公認に先立つ2月、「地域第一、政策中心の精神は同じ」と幻に終わった「出馬要請書」をしたためたほどだ。
一方、県連が開設されておらず愛媛関係の候補も空白だった先の衆院選で、県内は3万3千の比例票を得たみんなの党。選挙区初の公認候補を立て、比例とも連動させた結果、4万9559票と党勢拡大に資した。
増税反対、原発ゼロという共通項をみんなの党に見いだせたはずの社民党。だが環太平洋連携協定(TPP)や、旗印の護憲で相いれず愛媛選挙区は自主投票を決め、比例に力こぶを入れた。
全国的な退潮傾向が続き、衆院選の比例は1万票。参院選は9861票となり「運動の質、量とも反省が必要だ」と総括する。
「一強」の自民が王国を復活させた愛媛。「多弱」の野党は共産のように安倍政権に正対する姿勢を貫いて存在意義を見いだすか、補完勢力としてパーシャル(部分)連合を組むか、または結集軸を打ち立てるか―。
愛媛選挙区は過去最低の投票率に落ち込む中、衆参で自公が6年ぶりの多数を握った今こそ、与野党の切磋琢磨(せっさたくま)が政治の質を上向かせると信じたい。(敬称略、西山秀和)
=おわり
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:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:11:28
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/2013sanin/2013/07/16092543010992.shtml
2013参院選・記事 (2013年7月16日更新)
長崎新聞
諫干開門調査問題 論戦ほぼ触れられず
対策工事着手の阻止に向けて立てた看板を見詰める安平さん=諫早市森山町
6月5日夕、諫早市森山町本村自治会の安平直正自治会長(69)の自宅に農水省九州農政局の職員2人が突然やってきた。
話す内容は分かっていた。諫早湾の潮受け堤防排水門の開門調査に向けた事前対策工事の着手。職員は「福岡高裁の確定判決が出てますから」と切り出したが、安平さんは「聞く必要はない」。説明したという口実を与えないため、ものの数分で追い返した。しかし、意外とあっさり引き下がったのは、やってますというアリバイづくりでは−とも感じた。
高裁の確定判決が定めた開門期限は12月20日。半年を切る中、農政局は工事着手に理解と協力を求めようと干拓地周辺の自治会長や地権者宅を戸別訪問。林芳正農相は「対策は可能な限り地元の気持ちに沿えるよう努力する」と繰り返すが、現場での対話の糸口は見いだせないままだ。
民主政権下で決まった開門調査だが、自民政権も確定判決の"呪縛"からか、その方針を踏襲。ある開門反対派団体幹部は「ここまで泥沼化する元凶になったのは当時の菅直人首相の安直な政治主導だった」と振り返りつつ、「自民も昨年12月の衆院選では候補者が『石にかじりついてでも』と開門阻止を言っていた。あれはいったい何だったのか」とぼやく。参院選での論戦は低調で、公示前、同市であった公開討論会で開門問題に触れられることはなかった。街頭演説でもほぼ話題に上ることはない。
安平さんは、工事着手の"Xデー"は選挙後まもなくでは−と推測する。「言いにくいから今は黙って、終われば一気に」。だが着手に向けた対抗措置も着々と準備しているという。
地元の仁反田川の両岸にある住民と自治会の所有地は、対策工事で排水ポンプの設置が予定されているが、ロープを張り、立ち入り禁止の看板を立てた。7月12日に開いた自治会長の会議では見張り役の分担を決め、動きを察知すれば阻止行動をすることも確認した。
「選挙のことで住民に声を掛けても集まらないが、諫干はすぐに集まる。それだけ地元は開門阻止で固まっている。国は姿勢を改めるべきだ」
立場は違えど、国の対応に憤るのは開門を求める漁業者も同じ。開門訴訟原告団長の松永秀則さん(59)=小長井町=は遅々として進まない対策工事に「官僚が本気で開門をする気がないのが問題」と指摘。国のやる気のなさを感じ取っているのは安平さんと一致する。
「民主は期待外れ。自民は元の公共事業一辺倒。もう少しちゃんとした政治ができないのだろうか」と松永さんは話す。
2955
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チバQ
:2013/08/06(火) 22:11:59
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/2013sanin/2013/07/15094452010983.shtml
2013参院選・記事 (2013年7月15日更新)
長崎新聞
離島の戦い 「時間対効果」を重視
ガンバローコールで気勢を上げる離島の支援者=対馬市内
参院選は前半戦を終え、長崎選挙区(改選数1)の各候補は離島にも足を運んだ。しかし、駆け足で回ったり、遊説を一部地域に絞り込む日程が目立つ。県土の約4割を占める離島だが、有権者数は全体の1割弱と少なく、"時間対効果"を重視せざるを得ない各陣営の事情が透けて見える。候補者が来ない島もあり、有権者からは「いつものこと」と冷めた声も聞こえる。
13日朝、五島市福江港。長崎港発のジェットフォイルが着岸すると、自民新人の古賀友一郎候補(45)はたすきを掛けたまま急いで下船し、選挙カーに飛び乗った。分刻みで島を回り、夕方には再び港に。過密行程を終えた古賀候補は「長崎がこれほど広いとは。すべてを回るのは難しい」と額の汗をぬぐった。
当初は1泊して夜に集会を開く予定だったが、急きょ取りやめた。「連休中でもあり、本土の大票田にいないと落ち着かないのだろう」。地元支援者は理解を示しつつも、残念そうな表情を浮かべた。結局、島に宿泊し、演説会を開いたのは対馬市のみだった。
「対馬は大きい。くたくたになった」。11日夜、対馬市の演説会で、民主現職の大久保潔重候補(47)は疲労感をにじませた。隣には比例代表で出馬したみどりの風新人、山田正彦候補(71)の姿も。衆院長崎3区を主地盤とし、離島にも熱心な支援者を持つ「山田党」との選挙協力をアピールした格好だ。
しかし、大久保候補が公示後、離島市町のほぼ全域でこなした集会に山田候補が出席したのは、対馬、壱岐両市の演説会のみ。しかも両候補「合同」としながら、舞台看板に「山田」の名前がないなどの"不手際"も。ある支持者は「連携が足りない」と嘆いた。
幸福実現新人の山田聖人候補(47)の陣営は「多くの人に姿を見てもらうには都市部の方が効率がいい」とし、13日に出身地の新上五島町に入ったのみ。共産新人の原口敏彦候補(51)の陣営は「時間に余裕がないため、壱岐や対馬などは公示前にあいさつしておいた」。選挙期間中は五島市に絞り、9日に来島した。
一方、五島列島北部、人口約2800人の北松小値賀町には公示後、候補者が一人も来ていない。地元住民によると「国政選挙では珍しくない」。ある女性(64)は「島は深刻な問題をたくさん抱えている。本土からの船便もあるんだから、一度くらい政策をアピールしに来るべき」と冷ややかな表情で語った。
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名無しさん
:2013/08/06(火) 22:12:29
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/2013sanin/2013/07/17092739011007.shtml
2013参院選・記事 (2013年7月17日更新)
長崎新聞
国境離島 支える漁業者
出漁準備をする作元さん。「島の漁師が生きていける環境をつくってほしい」と望んでいる=対馬市豊玉町
まばゆい光が真っ暗な水平線を照らす。五島市福江島から西約150キロ、日中両国の排他的経済水域(EEZ)の境界海域だった。「日本ではあれほど強い集魚灯は使えない。あれが外国漁船か」。同市小泊町の漁師、川村嘉津豊(35)は10年ほど前に見た不気味な光景が脳裏に焼きついている。
この海域は仲間内でよく話題になる。「中韓の漁船がどんどん増えている」「むちゃな漁法で乱獲していないか」。現場に向かいたい気持ちはある。だが、近年は燃油高や魚価低迷が経営を圧迫。周囲の仲間たちも含め、現場にすら行けない状況が続いている。
◇ ◇
尖閣諸島などをめぐる問題で、領土領海への関心が高まっている。今春施行した改正離島振興法の付則には、事実上の国境離島を意味する「重要な島」への特別措置の必要性も明記された。そうした島々を支えてきたのは基幹産業の水産業だが、近年は経営環境の悪化で衰退が続く。国境に近い壱岐、対馬、五島の漁協の正組合員数は昨年3月末で約5300人。大半は零細な漁業者で、この40年間で3分の1以下になった。
◇ ◇
「島の漁師を苦しめているのは、むしろ国内の大型漁船だ」。韓国に面する対馬市豊玉町志多浦を母港に、40年以上一本釣り漁を営む作元良光(63)は憤る。かつては集落で数十隻の船団を組み、血気盛んに国境へ繰り出した。だが、1980年代以降に状況は一変。それまでアジなどの大衆魚に限られていた国内の大規模な巻き網漁業の規制が緩和され、島の漁民が生活の糧としたマグロなどの高級魚まで狙うようになった。
一本釣り漁船は魚群を何日も追いかけ、1匹ずつ取るが、大型漁船は「1回で根こそぎ」。大量に出荷するため魚価も下落する。水産資源の枯渇も懸念され、島の漁師と大型漁船の間で話し合いが続いている。
「このままじゃ魚も漁師もいなくなる」。国政選挙のたびに仲間内で窮状を訴え、資源管理のルール作りを求めてきた。民主党政権時には地元選挙区から農水大臣も誕生した。それでも「何も変わらなかった」。政治への不信と無力感ばかりが募る。
国境離島の警備は自衛隊や海上保安庁ばかりが注目される。それでも、外国漁船と向き合い、日本の海を守ってきたのは漁民だという自負がある。作元は言う。「漁師が生きていける当たり前の環境をつくってほしい。それだけで国境離島の現状は大きく変わるはずだ」=文中敬称略=
2957
:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:13:27
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/2013sanin/2013/07/24100430011095.shtml
2013参院選・記事 (2013年7月24日更新)
長崎新聞
決戦終わって 13参院選長崎・上
初当選が決まり、自民県連の谷川会長(左)と握手する古賀氏=21日夜、長崎市の選挙事務所
参院選長崎選挙区は自民新人の古賀友一郎(45)が、再選を目指した民主現職の大久保潔重(47)に17万3400票余りの差をつけて圧勝した。これで自民は県内の衆参選挙区全6議席を独占した。選挙戦を振り返り、今後の県内政局の行方を探る。
「バンザーイ、バンザーイ」。21日午後8時すぎ、早々とテレビが報じた古賀の「当選確実」。歓喜に包まれた長崎市大黒町の選挙事務所で、自民県連会長の谷川弥一だけは険しい表情を崩さなかった。「勝因は安倍内閣に対する国民の支持。悪いけど、ほかの人でも当選した」。古賀の当選のあいさつが終わり、そそくさと事務所を後にしようとした谷川は取り囲んだ報道陣に言い放った。
選挙戦は終始優勢に進んだ。しかし、演説で「国会のねじれ解消」や「アベノミクス」ばかりを訴える古賀に対し、「いつも同じ内容」「具体的な話がない」と支持者からも不満の声が上がった。それでも、陣営が重要視した県都長崎では、昨年12月の衆院選長崎1区の戦いよりさらに差を広げ、連勝を飾った。ある自民県議は開票結果に「たいして運動してないのに、ダブルスコアとは」と本音を口にした。
古賀が獲得した票が有権者数に占める割合は、現職の金子原二郎が3年前の前回参院選で獲得した票の割合と同じ3割程度。投票率が低下した分だけ民主の票が減った結果、大勝になったといえる。選対本部長を務めた金子は「期待に応えられなければ、次の選挙ではしっぺ返しに遭う」と気を引き締めた。
当確直後のインタビュー。古賀は「つよく、やさしい日本をつくる。地元の諸課題の解決にも取り組む」と述べたが、具体的な中身にまで踏み込む発言は最後までなかった。
◇ ◇
同じころ、長崎市宝町の大久保の選挙事務所では、関係者がぼうぜんとテレビの選挙番組を眺めていた。「ここまで差がつくとは...」。しばらくして敗戦の弁を述べた大久保は、やつれた表情で語った。
陣営は落選より、むしろ県全体で倍近く開いた差に衝撃を受けた。三菱重工労組長崎造船支部の幹部は選挙期間中、「活動報告の実績は上々だが、実態と合っているのか」と不安をぬぐえなかった。それが的中した。一定の存在感を示してきた長崎市でも惨敗し、連合長崎会長の森光一は「収穫は何もない」と、ぶぜんとした表情を浮かべた。
「候補者対候補者という次元ではなく、自民対民主になった。政治家としては大久保の方が上だ」。民主県連幹事長の高比良末男は強がって見せた。だが、一度失った信頼を取り戻す糸口は見えてこない。=文中敬称略=
2958
:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:13:49
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/2013sanin/2013/07/25093128011102.shtml
2013参院選・記事 (2013年7月25日更新)
長崎新聞
決戦終わって 13参院選長崎・下
敗戦が確実となった大久保氏(右)の労をねぎらう高木氏=21日夜、長崎市の選挙事務所
21日夜、民主党公認の大久保潔重(47)が敗戦の弁を述べた後の長崎市宝町の選挙事務所。県内唯一の党国会議員となった県連代表の衆院議員、高木義明(比例九州)は、態勢立て直しの方策を問う報道陣に絞り出すように語った。「そう簡単に、次のことを考える余裕はない」
2010年7月の前回参院選からわずか3年間で、県内の衆参選挙区6議席を自民に奪われた民主。09年9月の政権交代後、退潮への転機となったのが10年2月の前回知事選だった。
民主は当時、満を持して党推薦候補を擁立。だが、自民支持の経済界トップらが無所属で担ぎ上げ、自民が支援した元副知事の中村法道に、10万票近い大差で敗北した。
その中村の任期満了に伴う知事選が、来年2月にまた巡ってくる。中村は2期目への意欲の有無について現時点で「白紙」としているが、出馬は有力視されている。その場合、前回と与野党の立場が逆転し、満身創痍(そうい)の民主は難しい対応を迫られる。
民主県連幹事長で県議の高比良末男は知事選について「現状ではまったく戦える状態ではない」。そしてこう付け加えた。「自民も(中村と)あつれきがあるという話を聞く」
「役人だ。政治家としての姿が見えない。少なくとも念書を取らないと、誰が何と言っても推薦しない」
同じ夜、当選した自民党公認、古賀友一郎(45)の長崎市大黒町の選挙事務所。記者から知事選の対応を聞かれた自民県連会長の谷川弥一は、中村への不満をあらわにした。
自民県連幹事長で県議の瀬川光之は「離島政策一つとっても、党国会議員や県連と相談して国に施策を求めるような姿勢があるべきだ」と語る。中村が就任後、各党間で"中立"の立場を取ったこともあり、知事選で支援した自民の中枢にはこうした声が漂っている。中村を支持する経済界関係者の一人は「懸念はある。前回は自民との共闘で勝利したのだから」と表情を曇らせる。
「ねじれ国会」が解消し、今後3年間は本格的な国政選挙がないともいわれる。しかしその間、県内では知事選があり、15年春の統一地方選へと続いていく。かつてないほどの権力基盤を築いた自民を軸に、次の"決戦"への胎動が始まっている。=文中敬称略=
2959
:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:15:25
http://www.saga-s.co.jp/news/election2013/sanin2013news.0.2514271.article.html
ねじれ解消の先に(上) 巨大与党に重い責任
「今から政治家として一歩を踏み出す。今までと違っていろんな事を勝手に言う訳にはいかない。党の中で、どう振る舞っていけばいいのか考えなければいけない」。21日夜、歓喜に包まれていた自民・山下雄平氏の事務所。党の重鎮、保利耕輔衆院議員のあいさつに、会場を埋めた支持者からどよめきが起きた。
争点の一つとなった環太平洋連携協定(TPP)問題。自民の強力な支持団体で、選挙戦では実働部隊としても活動する県農政協議会の推薦を受けた山下氏。安倍政権はTPP交渉参加を表明し、23日から本格的に協議に加わるが、山下氏自身は選挙期間中も「今の参加国の枠組みではアメリカ寄りの議論になる」と、明確に反対の姿勢を打ち出してきた。
保利氏の発言を山下後援会会長の立場で聞いた野口好啓JA佐賀中央会副会長は言う。「保利先生のひと言は気になる。山下氏は私たち農政協議会が応援し、当選させた候補。TPP交渉の局面ではさまざまなお願いをするし、約束を違えた時は抗議する」
圧倒的勝利で、衆参の「ねじれ」を解消した自公連立政権。今後は政府・与党が打ち出す方針や政策がスムーズに進む一方、その決断に対する責任も、党所属の議員一人一人が背負うことになる。
TPP問題はその代表的な課題だ。党の方針は「コメなどの聖域5品目を守る」だが、現在の関税率をそのまま守るという意味ではない。対して、TPPに反対する農業団体は「5品目の税率はそのまま守る」というスタンスで、死守するものの見解にずれがあるのが現状だ。
勝利の余韻が残る22日朝、自民県連の福岡資麿会長は、山下氏とともに県農政協議会の中野吉實会長ら幹部を訪ねた後、厳しい表情で話した。「確かに、ずれはある。だからこそ関税率の問題だけでなく、農家の経営安定につながるプラスアルファの政策を含めて示していく必要がある。消費税増税問題もそうだが、決断には丁寧な説明とコンセンサスづくりが必要。それが責任ある与党というものだ」
党本部の方針と地元の声−。そこに生じた「ねじれ」をどう解きほぐし、理解を得ていくのか。巨大与党が抱える課題は重い。
一方、連立を組み、今選挙も連携して戦った公明の役割も「ねじれ」解消を受けて大きく変わる。野党が抵抗勢力となり得ない情勢の中、巨大な力を持つ自民の「重し」になり得るのは公明だけだ。
「暴走とはいわないが、特に憲法問題。自民は改正草案をつくるなど改憲に前向きだが、公明は平和主義を含む3原則はしっかり守っていく立場。96条の先行改正にも同意できない」。今回の選挙で改選議席より1議席を上積みした公明。「政権の中で発言力を確保する意味で、大きな1議席だった」。県本部の伊藤豊代表は“連立内野党”としての存在意義を強調した。
◇ ◇
自公連立政権が「ねじれ」解消を実現した参院選。政治が前に進むという期待もあるが、責任はそのまま与党にのしかかる。一方、惨敗した民主をはじめとする野党は巨大与党に、どう対峙していくのか。「ねじれ」解消を受け、今後の各党の課題を探った。
2013年07月23日更新
2960
:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:15:56
http://www.saga-s.co.jp/news/election2013/sanin2013news.0.2516185.article.html
ねじれ解消の先に(下)信頼できる野党不在
「厳しい現実を突き付けられたが、私は悲観していない。やるべきことは分かっている。前に進もう」。21日夜、早々に落選が確定し、人もまばらになった民主・青木一功氏の事務所。大串博志衆院議員は残ったスタッフを集め、重い空気を振り払うように声を強めた。
昨年の衆院選で惨敗し、支持率低迷のまま選挙に突入。結果は、覚悟していた以上に厳しかった。全国で結党以来最低の獲得議席となり、県内得票数も過去最低、自民候補に3倍近い差をつけられた。
大串氏は「非自民の受け皿になれなかった」と敗因を分析する。経済や安全保障で「強い国」を志向する安倍政権に対し、抵抗感を抱く人は少なくない。そうした人たちが今回、民主に投票しなかった。52%という投票率の低さは「信頼できる野党」の不在が一因とみられる。
全国で躍進した共産党は県内でも前回の得票を上回った。選挙戦では民主、共産ともにアベノミクス批判を展開、「自民の暴走を止める」と監視役をアピールした。だが、自民が推進し、県内で関心が高い原発再稼働と環太平洋連携協定(TPP)について、民主は共産のように反対姿勢を鮮明にできなかった。
政権与党を経験したが故に、はっきりした対立軸を示せないジレンマ。それでも大串氏は「実現可能な政策で与党と差別化していく」とし、国会論争で存在感を示すことに活路を見いだす。そのためには、党首らの発信力が重要と強調。「菅さん、鳩山さんの時代は終わった。私たち若手で党を再建させる」と、開票翌日には急いで上京した。
「まずは中央で盛り返してもらわないといけないが、こちらも危機感を持たないと」。県連の原康彦幹事長は党再生の課題に地方議員や党員・サポーターの増員を挙げた。ただ、それは結党以来の取り組みであり、今回の惨敗でますます難しくなった。
民主は、衆院選の区割り変更で新1区に原口一博氏、2区に大串氏が出馬する予定。特に旧3区は足場となる後援会がほとんどなく、生き残りのためには、これから数年が正念場となる。
一方、県内野党が苦戦する中、票を伸ばした共産。全国での躍進もあり、県委員会の雰囲気は明るい。平林正勝委員長は「一貫した政策に一定の評価を受けた」と原発やTPPなどで他の候補者が沈黙する中、「自共対決」を打ち出した成果を強調する。
ただ、現実は自民の対抗軸と呼ぶには程遠い。比例での差は約13万票。平林委員長は、投票率10ポイント減で大量に生まれた棄権票に注目する。多くの「反自民票」は、共産ではなく棄権を選んだ。「『共産は特殊』という印象はまだ根強い」
今後、原発再稼働やTPP、改憲など政治課題が動き始める。政策が真っ向から対立する巨大与党にどう対峙していくのか。平林委員長は言う。「さまざまな団体と接触し、政策の一致点を探りたい」。疎遠だった業界団体との共闘も視野に、イメージ払しょくを模索する。
比例で目標2万票の6割にとどまった社民を含め、野党3党は今後、どう存在感を示していくのか。「自民1強」の中、道のりは極めて厳しい。
2013年07月24日更新
2961
:
チバQ
:2013/08/06(火) 22:20:12
>>2146
の名無しさん凄い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130806-00000091-mai-soci
<選挙違反>みんなの党候補者逮捕 運動員に報酬約束 福岡
毎日新聞 8月6日(火)20時5分配信
福岡県警は6日、7月21日投開票の参院選に福岡選挙区から立候補し落選したみんなの党新人、古賀輝生容疑者(50)=福岡市博多区豊2=を公職選挙法違反(日当買収、事前運動)容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、公示前の6月、福岡市博多区で、運動員の男性3人に対し、参院選の選挙運動をしてもらう報酬として、1時間につき800円、または1日につき1万円の日当を払う約束をしたとしている。県警は容疑に対する古賀容疑者の認否を明らかにしていない。
県警によると、男性3人は選挙期間中、選挙カーに乗って投票を呼びかけたり、街頭演説会場で聴衆に手を振ったりしていた。日当は選挙後に支払われる約束だったが、実際には支払われなかった。
公職選挙法は、事務員や手話通訳者など直接選挙運動に関わらない人について、参院選では1日50人以内への報酬支払いを認めているが、投票呼びかけなど運動員は無報酬と定めている。報酬を約束したり、支払いを申し入れたりしただけでも同法違反に問われる。
みんなの党福岡県支部長の佐藤正夫衆院議員は「大変遺憾。警察に全面協力し、党として法令違反がないよう教育を徹底する」とのコメントを出した。【遠山和宏】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130806-00000156-jij-soci
みんなの党候補者を逮捕=参院選運動員に報酬約束容疑―福岡県警
時事通信 8月6日(火)20時23分配信
7月21日投開票の参院選で、運動員に報酬支払いの約束をしたとして、福岡県警捜査2課などは6日、公選法違反(買収約束など)の疑いで、福岡選挙区でみんなの党から立候補し、落選した無職古賀輝生容疑者(50)=福岡市博多区豊=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、立候補届出前の6月上旬〜下旬、福岡市博多区で選挙運動員の男性3人に対し、時給800円や日給1万円を支払うと約束するなどした疑い。
2962
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/08/06(火) 23:30:01
形式的とはいえ,2日の本会議で選任しておいて,そりゃ無茶かもしれん。
↓
民主委員長の解任案提出=参院ポスト明け渡し要求−自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013080600980
自民党は6日夜、参院内閣、外交防衛、財政金融の3委員長の解任決議案を参院に提出した。民主党にこれらの委員長ポストの明け渡しを迫るためだ。これに先立ち、参院議院運営委員会は理事会で、常任委員長ポストの配分をめぐり協議。自民党は今国会中の結論を求めたが、民主党が秋の臨時国会への先送りを主張したため、強硬手段に踏み切った。
参院事務局によると、解任決議で委員長ポストを他党が奪った例はないという。公明党は対応を決めていないが、同党が党内の慎重論に配慮して棄権した場合でも解任案は可決される。自民党が多数で押し切れば「数の横暴」との批判を招きそうだ。
自民党は議運委理事会で、これら3委員長と、同党が出す国土交通、環境、行政監視3委員長を交換するよう民主党に要求。6日夜、解任案と併せて国交、環境、行政監視3委員長の辞任願も提出した。自民党の脇雅史参院幹事長はこの後、国会内で記者会見し、「国会で政党が果たすべき役割を無視している」と民主党の対応を批判した。
自民党は、民主党が今国会会期末の7日朝までに3委員長を明け渡さなければ、同日午前の参院本会議で解任決議案を可決、自民党の委員長を選出する構えだ。
7月21日の参院選後、与野党は常任委員長ポストの配分方法を協議。自民、民主両党間で調整が付かなかった部分は手を付けず、今月2日の召集日に暫定的な形で決めていた。民主党は参院議員会長選が6日に終わったばかりであることから、準備不足を理由に結論の先送りを求めている。(2013/08/06-22:51)
2963
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/08/06(火) 23:51:40
この懲罰動議もよくわからんねぇ。
個人的には,
(1)あと1人の二重投票議員が誰か分からないのに,この2人にだけ懲罰を科すことは可能か?
(2)そもそも参議院規則では,投票箱に用紙を入れるのは参事の仕事。
第5条 議員は、点呼に応じて、投票及び木札の名刺を持参して、演壇に至り投票する。
甲参事は名刺を、乙参事は投票を受け取り、議員に代つて夫々名刺箱及び投票箱に投入する。
(3)意図的な二重投票であるという立証は可能なのか?
(ア)結果が僅差であるならともかく,全会派一致での選挙なのだから意図的に二重投票を行うことの利益がない。
(イ)木札と投票用紙の枚数の照合が行われることが分かっているのに(つまり,ばれることが明らかであるのに)わざわざ意図的に二重投票しますかね?
ってことで,まぁ,多分ナチ問題で野党がギャーギャー騒ぐことに対しての牽制なのかな,と。
自民、又市・糸数両氏に懲罰動議 参院副議長選二重投票
http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY201308030090.html
自民党は、参院副議長選で誤って二重投票した社民党の又市征治党首代行と無所属の糸数慶子氏に対し、懲罰動議を参院に提出した。又市、糸数両氏は朝日新聞の取材に対し、「投票用紙が重なっていることに気付かなかった。不注意だった」などと答え、故意ではなかったとしている。
新しい副議長を選ぶ投票は2日に行われ、240議員が投票した。しかし、又市、糸数両氏が誤って予備の用紙も重ねて二重投票してしまい、議員数よりも3票多い243票が投じられた。もう一人、二重投票した恐れがあるが、特定できなかった。結果、参院史上初となる再投票になった。自民党はこうした事態を問題視し、同日中に懲罰動議を提出した。
2964
:
チバQ
:2013/08/09(金) 20:49:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130809/stm13080919340001-n1.htm
田中衆院議員の秘書を書類送検 公示前に投票依頼文書 埼玉
2013.8.9 19:34
参院選公示前に投票を依頼する文書を有権者に郵送したとして、埼玉県警捜査2課は9日、公職選挙法違反(法定外文書頒布、事前運動)の疑いで、自民党の田中良生(りょうせい)衆院議員(49)=埼玉15区=の公設第1秘書(38)を書類送検した。
送検容疑は公示前の6月下旬、15区内の戸田市などの有権者に、自民党の古川俊治氏(50)と、公明党の矢倉克夫氏(38)への投票を依頼する文書を郵送したとしている。
参院選埼玉選挙区では、古川氏を公認候補とする自民党が、公明党の矢倉氏を推薦する経緯があった。
文書は田中議員と各地区の県議との連名で、県議の名前を無断で使った疑いもある。
同課は7月22日に田中議員の事務所など複数の関係先を家宅捜索していた。田中議員の事務所は「捜査中なので話せない」としている。
2965
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2013/08/30(金) 18:20:19
これ,確かに妙な話。真鍋賢二ナツカシス。。。
自民・衛藤氏「高松0票」支援者、開票ミス主張
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130830-OYT1T00802.htm?from=ylist
7月21日に行われた参院選の比例選で、当選した自民党の衛藤晟一・首相補佐官の得票が高松市で「0票」だったのは、開票のミスだとして、推薦した香川県遺族連合会などが、市選管に票の再点検を求めていることがわかった。
市選管は「開票は立会人の下で適正に行われた」としている。
衛藤氏は全国で20万4000票余りを得票して当選。香川県は574票あったが、高松市が0票で、他の16市町が96〜3票だった。
2007年の初当選の際は、同県で得た1078票のうち、432票が高松市の票だった。
同連合会の真鍋賢二会長は選挙後、中央選管に調査を申し入れ、今月27日には市選管に口頭で再点検を要請。「私も高松市民で、期日前投票で確実に衛藤さんの名を書いた」と話す。
2966
:
名無しさん
:2013/08/30(金) 18:48:57
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130830-OYT1T00802.htm
自民・衛藤氏「高松0票」支援者、開票ミス主張
7月21日に行われた参院選の比例選で、当選した自民党の衛藤晟一・首相補佐官の得票が高松市で「0票」だったのは、開票のミスだとして、推薦した香川県遺族連合会などが、市選管に票の再点検を求めていることがわかった。
市選管は「開票は立会人の下で適正に行われた」としている。
衛藤氏は全国で20万4000票余りを得票して当選。香川県は574票あったが、高松市が0票で、他の16市町が96〜3票だった。
2007年の初当選の際は、同県で得た1078票のうち、432票が高松市の票だった。
同連合会の真鍋賢二会長は選挙後、中央選管に調査を申し入れ、今月27日には市選管に口頭で再点検を要請。「私も高松市民で、期日前投票で確実に衛藤さんの名を書いた」と話す。
(2013年8月30日15時42分 読売新聞)
2967
:
名無しさん
:2013/08/30(金) 19:32:56
参院選で衛藤氏、高松で「0票」 有権者が市選管に抗議
(2013年8月30日午後1時32分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/national/744503.html
7月の参院選比例代表で当選した自民党の衛藤晟一氏について、高松市選管が市内での得票を0票としていたことが30日、市選管などへの取材で分かった。投票したとする有権者4人は同日、投票用紙の再点検を求める抗議文を市選管に提出した。
市選管の山地利文事務局長は「個人的には不自然だと思うが、開票は正規の手続きで行われたので再点検できない」としている。
衛藤氏は全国で約20万票を集め2度目の当選。6年前は高松市でも432票を得票した。抗議文を手渡した自営業亀山巧さん(63)は「私たちの票はどこへ消えたのか。超法規的措置も検討して真相を明らかにしてほしい」と訴えた。
2968
:
名無しさん
:2013/08/30(金) 20:01:15
http://news24.jp/nnn/news8832564.html
高松市で衛藤晟一氏0票 有権者が抗議文
7月の参院選比例代表で当選した自民党の衛藤晟一氏について香川県高松市での得票が0票だったのは納得がいかないとして衛藤氏に投票したとする有権者4人が市の選挙管理委員会に再点検を求める抗議文を提出。選管は臨時の委員会を開いて対応を協議する。
2969
:
名無しさん
:2013/08/31(土) 20:27:33
<参院選>衛藤氏「得票0」の謎 「投票したはず」有権者抗議−−比例・高松市選管
毎日新聞 8月31日(土)16時20分配信
「私の1票どこに?」。7月21日投開票の参院選比例代表で20万票以上を集めて再選した自民党の衛藤(えとう)晟一(せいいち)氏の得票が高松市内で「0票」だったことに波紋が広がっている。30日には「確かに投票した」と主張する同市の自営業、亀山巧さん(63)ら4人が、投票用紙の再点検を求める抗議文を市選管に提出した。だが、開票結果に納得できない場合に再点検などを求めて高裁に提訴できるのは、公選法では開票日から30日以内と定められており、市選管が対応するのは難しいという。【広沢まゆみ】
市選管を訪れたのは、亀山さんのほか、66〜80歳の女性3人。
衛藤氏は2007年の初当選時、香川県内で1078票獲得、高松市内の票数は432だった。ところが、先月の参院選では県内で574票を得たが、高松市内は「0」。高松市を除く県内16市町では、96〜3票を得たほか、自民党が比例代表に擁立した29候補のうち、衛藤氏を除く28人は高松市内で票を得ていた。
市選管によると、開票の際、投票用紙は新たに導入した自動読み取り分類機6台で、政党名や候補者名別に分類した後、選管職員が手作業で一枚一枚確認した。分類機で政党名や候補者名を識別できなかった投票用紙も、選管職員が同様に確認するので、混入していた場合は気付くという。開票を見守った自民党の立会人も結果を認めた。
市選管を訪れた亀山さんらに山地利文事務局長は「立会人に確認してもらっており、適正な開票事務が行われたと判断している」と説明した。抗議文提出後、亀山さんは「私の周りで最低50人は衛藤氏に投票したと言っている」と述べた。
投票用紙は市選管の倉庫で6年間保管されるが、封印が解かれる可能性は低いという。
.
最終更新:8月31日(土)16時20分
毎日新聞
2970
:
名無しさん
:2013/09/01(日) 18:34:07
衛藤氏(自民)高松で「0票」/7月参院選
2013/08/31 09:48
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20130831000170
7月の参院選比例代表で当選した自民党の衛藤晟一氏の得票が、高松市選挙管理委員会の集計で0票だったことに納得できないとして、市内の有権者4人が30日、投票用紙の再確認を求める抗議文を市選管に提出した。4人は「間違いなく衛藤さんに投票した。ゼロはありえない。民主主義の根幹を揺るがす問題だ」と指摘している。
衛藤氏は、全国で約20万票を獲得し、6年前の参院選に続き2回目の当選。前回は、高松市で432票を獲得している。
抗議文を提出した自営業亀山巧さん(63)は、「私たちの票はどこへ消えたのか。超法規的な措置も含めて、真相を明らかにしてほしい」と主張。市選管の山地利文事務局長は「開票は正規の手続きで完了した。国政選挙で既に確定した票は市選管の判断では再確認できない」としている。
県選管によると、選挙結果に疑義がある場合は、東京高裁へ再確認を求めて中央選管を提訴できる。ただし、開票翌日から30日以内に提訴する必要があり、今回は既に期限を過ぎているためできないという。
市選管は、今回の参院選から自動読み取り機6台を導入。比例代表の開票は1回目に政党を、2回目に個人票を読み取り、担当者が確認してから計数機で票を数えた。
2971
:
名無しさん
:2013/09/02(月) 15:32:12
>>2970
自民党候補だけでなく民主党で10万票を集め落選した候補にも、地方の中都市でゼロ票という例があった。
その自治体には、後援会の幹部も住んでおりゼロはどう考えてもおかしいと、法的対処も含め検討している。
2972
:
名無しさん
:2013/09/06(金) 19:11:36
38歳の若さで泥船(民主党)から離党
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130907k0000m010027000c.html
民主党:梅村前参院議員が離党 7月参院選落選前議員で初
毎日新聞 2013年09月06日 18時55分
7月の参院選で大阪選挙区から出馬し落選した民主党の梅村聡・前参院議員(38)が離党することが6日、分かった。7月の参院選で落選した民主党の前議員で離党者は初めて。既に海江田万里代表ら党幹部に意向を伝えた。
梅村氏は「シンクタンクで働くことになり、党に所属すると研究活動に支障をきたす」と説明したという。
2973
:
チバQ
:2013/09/16(月) 22:03:01
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130916/waf13091618000027-n1.htm
【関西の議論】
投票したのに集計「0票」とは…参院選比例「高松」の不可解、「30日過ぎた」と動かぬ選管
2013.9.16 18:00 (1/3ページ)[関西の議論]
高松市選管に提出された抗議文
「私が投票した1票はどこに行ったんでしょうか」−。高松市の有権者4人が8月末、高松市選管にこんな抗議をした。7月21日に行われた参院選比例代表で、投票したとする候補の得票が集計結果で「0票」とされたため、文書で再点検を求めたのだ。しかし公選法は開票結果に疑義がある場合、再点検を求めて提訴できるのは開票日から30日以内と規定。すでに期限が過ぎてしまった上、市選管も再調査は行わない方針で、不可解な「0票」問題はこのまま真相究明が置き去りにされそうな状況だ。(藤谷茂樹)
消えた私の1票
「本当に納得できない。全部やり直してほしい」。8月30日、高松市選管に抗議文を提出した有権者の女性は、自分の1票が“消えた”ことに、こう怒りをぶつけた。
得票が0票とされたのは、比例代表で約20万4千票を得票し、2度目の当選を果たした自民党の衛(え)藤(とう)晟(せい)一(いち)氏。香川県内では県遺族連合会が推薦するなどし、今回574票を獲得。前回改選の平成19年の参院選では県内で1078票を得て、高松市だけでも432票獲得した。その高松市で今回は0票というのは、明らかに異常な事態だ。
有権者たちは「ゼロなんてあり得ない」「開票ミスがあったのではないか」と投票用紙の再点検を要望。これに対し、市選管の山地利文事務局長は「個人的には不自然に思うが、選挙は正規の手続きを経て確定しているので再点検はできない」と話した。
抗議文を提出した1人の高松市城東町の自営業、亀山巧さん(63)は「超法規的な措置などで、再点検はできないのか」と不満を漏らした。
衛藤氏の関係者も「一生懸命支援してくれた人に申し訳ない」としたうえで「それ以上に、投票した人の意思が無視されている事態だ。人権が蹂(じゅう)躙(りん)されているのではないのか」と憤る。
2974
:
チバQ
:2013/09/16(月) 22:03:27
再点検に“高いハードル”
市選管によると、投票用紙は任期満了の6年後まで市で保管される。
公選法の規定では、参院選比例代表の結果に疑義があり再点検を求める場合、中央選管を相手取り、開票日から30日以内に提訴しなければならない。
総務省選挙部は「一度確定した選挙結果を覆すことにもなりうるので、(提訴という)厳しい手続きが必要になる」とした上で、「開票作業は立会人が不正を監視することで選挙の公平さを保っている。簡単に票を見直せるならば、選挙結果は信頼できるものだという選挙効力の安定性を維持できない」と説明する。
しかし亀山さんらは「選挙に疑問があればすぐ訴訟では、ハードルが高い」と訴える。期限内の訴訟に至らず、やり場のない怒りを抗議文で表した形だ。
ヒューマンエラー?
亀山さんらが実際に投票したのなら、なぜ0票という結果が出たのか。4人は投票の際、「難しい漢字もあるので『えとう せいいち』とひらがなで書
市選管によると、今回の開票では、新たに導入した自動読み取り機で政党名や候補者名を分類した後、職員が目視で確認してから計数機にかけていた。開票管理者と立会人も点検している。市選管の担当者は「目視確認を行っており、票仕分けを読み取り機だけに頼っているわけではない。読み取り機も正常に作動していたはずだ」と説明する。
高松市が導入した票の自動読み取り機は、全国約900自治体が使用している。今回、市長選、市議選とのトリプル選となった奈良市では、参院選比例代表と市議選の票の仕分けに使用。同市選管の担当者は「ミスがあったとしても、機械の設定ミスや票のまとめ方の誤りなど、あくまでヒューマンエラーではないか」と推測する。
再発防止策は
開票でミスがあったのか、あったとすれば何が原因か。高松市は抗議に対し、公選法の規定などから「再点検はできない」との姿勢は変えていないが、市選管の開票事務作業を検証する方針は示している。ただ再点検ができなければ、真相究明は八方塞がりのままだ。
投票行動に詳しい香川大法学部の堤英敬教授は「0票というのは不自然だ。有権者が名前を書き込む投票方法では、票を仕分ける側の職員の判断で無効票としてしまうなど、ミスが生じる可能性がある」と指摘。今回の問題では、「再点検はできなくても、0票になるケースを考え、検証していくことは必要だ。開票作業を行った自治体選管に結果への疑問点を指摘する仕組みを検討する余地はある」と、制度の見直しに言及する。
明らかに不自然な結果を生んだ今回の開票。候補者の当落に関係がなかったとはいえ、後味の悪さを残した。
2975
:
名無しさん
:2013/09/19(木) 17:56:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130918-00001596-yom-pol
参院選「実力以上の結果」…共産が総括
読売新聞 9月19日(木)7時51分配信
共産党は18日、党本部で第8回中央委員会総会(8中総)を開き、4年ぶりとなる党大会を来年1月15日から4日間の日程で開くことを決定したほか、改選3議席から8議席に伸ばした7月の参院選について、「実力以上の結果であることを、リアルに直視する必要がある」などと総括する決議を採択した。
決議では、参院選の結果について「自共対決を鮮明に打ち出したことが評価をいただけた」と分析する一方、2010年参院選比で党員が93・3%、党機関紙「しんぶん赤旗」の購読者数も89・5%にとどまったことを挙げ、「強く大きな党をつくることが絶対不可欠」と明記。「党の自力の問題は私たちの最大の弱点であり、反省点」とも指摘した。
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最終更新:9月19日(木)7時51分
2976
:
チバQ
:2013/09/25(水) 23:38:30
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20130925173241
広野氏の元秘書と元ウグイス嬢を起訴
(2013年09月25日 17時32分)
選挙運動参加の見返りに現金の受け渡しがあったとして、富山地検は生活の党元副代表の広野ただし氏の元公設秘書の女と、元ウグイス嬢の女を公職選挙法違反の罪で起訴しました。
公職選挙法違反の罪で、起訴されたのは、広野ただし氏の元公設第一秘書で、富山市上滝(かみだき)の大畑清美被告(58)と、広野氏の選挙事務所でいわゆるウグイス嬢をしていた富山市八町のバスガイド・中瀬恵津子被告(65)の2人です。
大畑被告は、参院選選挙運動前の今年6月、選挙事務所で中瀬被告に選挙運動参加への見返りとして法定限度額の1万5千円を超える一日あたり3万円の現金を払う約束をし、選挙終了後の今年7月31日に、大畑被告に合計33万円を渡したとされています。
2人の認否や、詳しいいきさつについて富山地検は、「公判で明らかになること」として明らかにしていません。
2977
:
チバQ
:2013/10/20(日) 17:23:20
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20131020/1388544
簗瀬進氏、引退表明 「選挙目指す活動しない」 10月20日 朝刊
7月の参院選比例代表で落選した元職の簗瀬進氏(63)は19日夜、宇都宮市内で開かれた参院選の選挙報告会で、「簗瀬進として選挙を目指す取り組みはこの前の参院選で総まとめとさせていただきたい」と述べ、政界引退を表明した。2014年4月1日から、昭和音楽大の副学長と憲法学の教授に就任することも明からにした。
簗瀬氏は「もう精いっぱいのことはやらせていただいた」と前置きした上で「民主党をたたき直し、成長させなくてはならない。仲間を応援する目的で後援会は解散しない」と話した。
報告会後の記者団の取材に対し、「政界引退という表現は使いたくない」と説明したものの、「選挙を目指す活動はしない。選挙を目指す若い方の支援はする」と言及。また「(民主党を)離党する気はない」と述べ、民主党県連常任顧問は当面続ける見込み。
簗瀬氏は1981年、県弁護士会に登録。県議2期を経て、90年に自民党公認で衆院選旧栃木1区に初当選した。衆院議員2期、参院議員2期務めた。
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20131020-OYT1T00419.htm
簗瀬進・元参院議員、政界引退を表明
7月の参院選に比例選で立候補し、落選した民主党の簗瀬進・元参院議員(63)が19日、宇都宮市内で開催した選挙報告会で「選挙を目指すのは7月の参院選で総まとめとする」と述べ、事実上の政界引退を表明した。
簗瀬氏は県議、衆院議員を経て1998年、参院選栃木選挙区で初当選。県連代表や参院予算委員長などを務めたが、3選を目指した2010年参院選で落選。今年7月の参院選は比例選で返り咲きを目指したが及ばなかった。
簗瀬氏は、今後について「民主党を中心に自民党と対抗する政治勢力を作るため、考え方の共通する仲間を応援したい」と話した。来年4月から川崎市の大学で教授として憲法学などを教える予定という。
(2013年10月20日12時46分 読売新聞)
2978
:
チバQ
:2013/11/10(日) 12:32:40
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20131110000158
高松・参院選「消えた票」問題/複数箇所に落とし穴
2013/11/10 10:07
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開票事務の流れ
開票事務の流れ
再発防止の教訓に―。7月の参院選比例代表で当選した自民党の衛藤晟一氏の高松市での得票が「0票」だった問題。市選挙管理委員会による検証は原因特定に至らなかった半面、開票中に他候補の票に紛れ込んだ可能性を示唆し、ミスが起き得る局面が複数示された。「これまでの選挙でも票の混入があったのでは」。衛藤氏の支持者はそう不審がり、識者からは開票作業の迅速化の弊害を指摘する声も。“消えた票”が投げかけた課題は大きい。
■真相は箱の中
今回の参院選で衛藤氏が得た香川県内の得票数は574票。8市9町中「0票」は高松だけだった。「私もそうだが10人以上が投票したと言う。ゼロは何かの間違いだと思った」。支持者で高松市の自営業、亀山巧さん(63)はそう振り返る。
亀山さんは8月末、他の支持者と投票用紙の再点検を求める抗議文を市選管に提出。だが、投票箱が開かれることはなかった。というのも、公職選挙法の規定では、再点検を求められるのは開票日から30日以内。既に期限を過ぎており「ルール上、再点検は不可能」(市選管)だったからだ。
ミスはあったのか。もしあったのなら、その原因は。箱を開けられない以上、真相を知るすべはなくなったが、大西市長も「常識的に考えれば不自然」と述べ、作業の検証を指示する異例の事態となった。
■応援が裏目?
検証では投票箱を開いた後、候補者別に票を仕分けるところから、票の枚数を計算し、最終確定するまでの7作業すべてをチェックし直した。
結果は「(1)〜(7)の作業すべてで票の混入などのミスが起き得る局面あり」。中でも、最後まで誤りに気付きにくく、数十票単位のミスも起き得ると想定したのは、(3)審査で点検した票を他候補の容器に入れる(4)連絡係が票を運ぶ際、別の候補者用のかごに入れる(5)計算結束で、端数の票が混入する(7)得票計算で、束にした票に別の候補者名の表紙を貼る―の4局面だ。
市選管によると、(3)と(4)の場合、手が空いた別の係の職員が応援に回ることがあるためミスを誘発しやすい。(7)は作業最終盤のため、「間違いはない」との思い込みが落とし穴になる恐れがあるという。
市選管では今後、職員の役割分担の徹底や、ダブルチェック体制の強化などの改善策を講じる予定だ。
■迅速化も遠因
今回の問題は、6年前の参院選では高松だけで400票以上を獲得した衛藤氏が0票だったことで不自然さが際立った。しかし、仮に1票単位で他候補に票が紛れ込んでいたとすればどうか。市選管は「あってはならないこと」としながらも、混入に気付かないケースもあり得ると説明する。
「間接民主制の正統性を揺るがす事態につながりかねない」。香川大法学部の堤英敬教授(投票行動論)は一連の騒動をそう指摘し、「人が作業する以上、ミスの可能性はついて回るが、選挙の場合『仕方がない』では済まされない。他市町の選管も他山の石にし、チェック体制を見直す必要がある」と警鐘を鳴らす。
東大大学院法学政治学研究科の川人貞史教授(政治学)も、ミス防止には点検作業の徹底しかないとした上で、「最近の選挙は開票作業の迅速化が求められる。『とにかく早く確定させなければ』という意識も、問題の背景にあるのではないか」と推測する。
問題を踏まえ、香川県選挙管理委員会は、本年度中に各市町の担当職員を対象にした勉強会などを行う考え。担当者は「これまで迅速化にウエートを置いてきたが、正確性をより高める取り組みを強化したい」と話す。
来年は知事選、再来年は統一地方選と大きな選挙が相次ぐ香川県内。「一票の重み」が軽んじられるようなミスがあってはならない。
2979
:
チバQ
:2013/11/19(火) 21:00:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131119/stt13111920270005-n1.htm
菅氏に恨み節も 民主・鈴木元議員が離党 7月の参院選で落選
2013.11.19 20:25
7月の参院選で落選した民主党の鈴木寛元参院議員が19日、離党届を提出した。鈴木氏は同日付の交流サイト「フェイスブック」に、「9月に突然、総支部の解散命令が届いた。びっくりしたが、解散届を提出するのにあわせて離党することにした」と掲載し、執行部の対応に不満を募らせて離党を決めたことを示唆した。
民主党は参院東京選挙区から現職2人を公認する予定だったが、公示2日前に鈴木氏の一本化を決定。だが、菅直人元首相らが党方針を無視して別の現職を支援したため、事実上の分裂選挙となり2人とも落選した。
鈴木氏は、「20日には党員資格を停止されていた最高幹部が復帰される。分裂選挙の原因となった最高幹部の言動への批判の声がいまだ強くある」と暗に菅氏を指して、不満を述べた。
2980
:
チバQ
:2013/11/20(水) 00:00:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131119-00000112-san-soci
徳洲会の園田氏支援 「職員の10倍の名簿を」 虎雄氏、大臣会食翌日に指示
産経新聞 11月19日(火)7時55分配信
田村厚労相と徳州会(写真:産経新聞)
田村憲久厚生労働相(48)が5月に医療法人徳洲会グループ幹部らと料亭で会食していた問題で、会食の翌日に同法人前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)が、グループが7月の参院選で重点支援を決定していた園田修光(しゅうこう)・元衆院議員(56)=比例代表で落選=について、「支援をガンガンやれ。職員数の10倍(の名簿集め)がノルマだ」などと指示していたことが分かった。
会食に出席した幹部は周囲に「田村大臣から『園田氏をよろしく』と頼まれた」と話しており、報告を受けた虎雄氏が支援態勢を強化しようとしたとみられる。田村氏は会食について「一般的な話として選挙の話は出たかもしれない」と説明するにとどめている。
関係者によると、田村氏は5月17日、医療法人徳洲会副理事長(当時)の鈴木隆夫氏(72)らグループ最高幹部4人と東京・赤坂の料亭で会食。席上では、田村氏と園田氏が同期当選であることから、園田氏の選挙についても話題になったという。
会食翌日の5月18日午後に出席者の一人が、虎雄氏が療養中の湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)に出向いて内容を報告。その直後に虎雄氏は園田氏を積極的に支援するよう各病院に号令を掛けた。集まった名簿は、グループが電話で支持を呼びかける際の参考資料となっていた。
虎雄氏の意思は側近の女性幹部によって全国の地区責任者に電話で伝えられた。この中で女性幹部は、スターン美千代容疑者(46)=公職選挙法違反容疑で逮捕=の名前を挙げ「あらためて指示があると思う」と申し添えており、美千代容疑者も参院選の票集めに深く関与していたことがうかがえる。
参院選でグループは4月19日付の文書で園田氏の支援を地区責任者へ伝達。5月26日にはグループの会議に園田氏が出席し、修復腎移植の先進医療認定を「田村厚労相に働きかける」と話していた。
田村氏は、今月8日の衆院厚生労働委員会でグループ幹部との会食について記憶にないことを強調したが、13日の同委で一転、「同僚議員に誘われた酒席に徳洲会の方々がおられた」と認めた。誰が会費を支払ったかなどについては明言を避けている。田村氏をめぐっては、園田氏と美千代容疑者が大臣室を訪問したことも判明している。
2981
:
チバQ
:2013/11/21(木) 01:22:59
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131120/kgs13112015340000-n1.htm
徳洲会の園田氏支援、「手尽くせ」虎雄氏次女がハッパ 女性スキャンダルで組織動かず
2013.11.20 12:40
今年7月の参院選で医療法人徳洲会グループが園田修光(しゅうこう)・元衆院議員(56)=自民党の比例代表から出馬、落選=を支援していた問題で、選挙戦終盤にグループ法人代表、スターン美千代容疑者(46)=公職選挙法違反容疑で逮捕=らが「票が伸びないので、もっと手を尽くしてほしい」などと各病院に複数回要請していたことが19日、関係者への取材で分かった。
徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民党を離党、鹿児島2区=の政界での影響力を高めるためグループを挙げて園田氏の当選を狙ったが、毅氏の女性スキャンダルで徳洲会の組織の動きは鈍かったという。
関係者によると、グループは4月19日付の文書で園田氏の支援を地区責任者へ伝達し、同月下旬には園田氏の選挙運動用ポスターやチラシを病院・医療施設に送付。医療法人徳洲会前理事長、徳田虎雄・元衆院議員(75)も病床から「ガンガンやれ」とハッパを掛けていた。
だが、選挙戦が終盤にさしかかっても劣勢であることが判明し、美千代容疑者ら毅氏の親族は繰り返し全国の地区担当者に電話でてこ入れを図った。
元グループ幹部によると、今年2月に毅氏が女性スキャンダルで国土交通・復興政務官を辞任して以降、グループ内部や支持者の間には毅氏への反発が拡大。ある古参の支持者が、握手をしようと近づいた毅氏に「もう付き合うことはできない」と言い放ち、手をはねのける一幕もあった。
美千代容疑者らからの参院選への支援要請にも、グループ内部にはしらけムードが漂っており、組織の動きは最後まで鈍かったという。園田氏は参院選で6万5840票を獲得したが落選した。
2982
:
チバQ
:2013/11/26(火) 00:29:27
>>2961
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131125/trl13112516320002-n1.htm
みんなの党候補に有罪 参院選の公選法違反
2013.11.25 16:30
7月の参院選で運動員に報酬を支払う約束をしたとして、公選法違反(買収約束など)の罪に問われた、みんなの党福岡選挙区の公認候補だった古賀輝生被告(50)に福岡地裁は25日、懲役1年6月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
江口和伸裁判官は判決理由で「動機は自己中心的。供与を約束した金銭は少額とはいえず悪質で、選挙の公正が害された」と述べた。犯行を認め、反省していることなどから執行猶予が相当と判断した。 判決によると、5月下旬と6月、福岡市博多区の選挙事務所で、計3人に選挙運動の報酬として日当1万円や時給800円を支払う約束をし、立候補届け出前に運動をした。
古賀被告は17万6396票を得たが落選した。
2983
:
チバQ
:2013/11/26(火) 19:32:21
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20131125-OYS1T00683.htm?from=ranking
参院選選挙違反、元みんなの党候補に有罪
7月の参院選でみんなの党の公認候補として福岡選挙区に立候補し(落選)、公示前に選挙運動の報酬を渡す約束をしたとして、公職選挙法違反(買収、事前運動)に問われた元参院議員秘書、古賀輝生被告(50)に対し、福岡地裁は25日、懲役1年6月、執行猶予5年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。江口和伸裁判官は「自己中心的な犯行で選挙の公正を害し、責任は重い」と述べた。
判決によると、古賀被告は5〜6月、福岡市博多区の事務所で男性3人に対し、自分のための選挙運動をする報酬として日給1万円か時給800円を約束し、選挙の事前運動をした。
みんなの党は起訴後、古賀被告を党員資格停止処分とし、今月6日には古賀被告から出された離党届を即日受理した。
(2013年11月25日 読売新聞)
2984
:
チバQ
:2013/12/08(日) 11:06:42
>>2976
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20131207173540
2013年12月07日(土)
※富山県内のニュースです。
東京高検 広野氏の連座適用求め提訴
東京高検 広野氏の連座適用求め提訴
(2013年12月07日 17時34分)
7月の参院選比例代表に生活の党から出馬し落選した広野ただし前参議院議員について、東京高検は7日までに、公職選挙法の連座制適用を求めて東京高裁に提訴しました。
広野氏の参院選当時の公設第一秘書は、選挙の運動員5人に法定額を超える報酬を支払った公職選挙法違反の買収の罪で富山地裁から懲役1年6か月、執行猶予5年の有罪判決を受け、先月12日に確定していました。
これを受けて東京高検が提起した行政訴訟で連座制が適用されると広野氏は同じ参院選比例代表で5年間立候補ができなくなります。
提訴を受けて広野氏は「私の秘書、運動員のことなので監督責任は感じている。裁判への対応については弁護士と相談して決めたい」と述べ、「政界再編や二大政党制の確立に向けて政治活動は続けていく」としました。
2985
:
チバQ
:2013/12/29(日) 16:40:04
191 名前:チバQ 投稿日: 2013/12/29(日) 16:37:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013122900038
自民森屋議員、県議に牛肉=公選法抵触の可能性−山梨
自民党の森屋宏参院議員(56)=山梨選挙区=が、山梨県議21人に贈答用の牛肉を贈っていたことが29日、分かった。有権者への物品供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。同日に会見した森屋氏は「妻や秘書が季節のあいさつとして贈った。私は知らなかった」と説明した。
森屋氏によると、妻が贈り先の名簿を用意し、政策秘書が米沢牛のすき焼きセット(7000円相当)を注文。森屋氏の名前で、自民党や無所属の県議計21人に贈ったという。
森屋氏は「お歳暮などの贈り物は妻に任せていた。妻には重たいことという認識はなかった。県民や県議に迷惑を掛け、おわびする」と陳謝。議員辞職は否定した。
森屋氏は山梨県議を経て、7月の参院選で初当選した。(2013/12/29-14:58)
2986
:
穏健保守系無党派
:2013/12/30(月) 16:42:41
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131229-OYT1T00822.htm
県議21人に牛肉「妻が贈った」参院議員が釈明
自民党の森屋宏参院議員(56)が今月、県議21人に牛肉を贈っていたことがわかり、29日、山梨県甲府市内で会見を開いた。
公職選挙法では、選挙区内の有権者に金品を贈るなど寄付行為を禁じているが、森屋氏は県議(都留市・西桂町選挙区)を務めていた時、同じ選挙区以外の同僚県議にお中元やお歳暮を贈っていたとし、「妻が県議時代と同じ感覚で贈った。私は知らなかった」と釈明。初めてもらったという県議の中には「参院選を応援したお礼ではないか」と受け止めた人もいた。
森屋氏は会見で、「21人に贈ったことは知らなかった。参院選は全県が選挙区。私も忙しく、妻に気をつけるよう注意をすることまで気が回らなかった」と説明。森屋氏は28日から21人の県議に連絡を始めたことについては「迷惑をかけるのではないかと思った。公選法違反は念頭になかった」と釈明した。
一方、例年もらっていたという県議は「これまでは選挙区外だったから頂いていた。しかし、(参院選は)全県が選挙区なのに今回も届いたので、翌日に送り返した」と話した。また、初めてもらったという県議も複数おり、そのうちの一人は「参院選では森屋氏を応援しており、そのお礼以外に思い当たることはない」と話した。
県内では、2005年12月に市川三郷町の久保真一町長が町民に牛肉などを贈り、公選法違反(寄付行為の禁止)容疑で書類送検され辞職、起訴猶予処分となり、出直し選挙で再選している。また西桂町では、11年に石田寿一前町長名義のウナギのかば焼きが支持者に宅配され、町を二分する政争に発展。翌年、町長と町議会双方のリコールが成立し、石田氏は失職している。
(2013年12月30日11時54分 読売新聞)
2987
:
穏健保守系無党派
:2014/01/06(月) 11:26:34
昨夏当選参院議員・資産公開=選挙区
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014010600140
(2014/01/06-10:18)
2988
:
穏健保守系無党派
:2014/01/06(月) 15:23:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140106/plc14010614290017-n1.htm
【参院議員資産公開】
上位20人中、自民が18人 1億円超は5議員
2014.1.6 14:28
6日公開された参院議員の資産で、上位20人のうち自民党議員が18人を占めた。残る2人は、民主党と日本維新の会がそれぞれ1人だった。
資産総額が1億円を超えたのは5人。総額17億580万円で群を抜いてトップだった飲食チェーン「ワタミ」元会長の渡辺美樹氏(自民党)は、投資信託などの有価証券が16億2648万円で大半を占めた。マンションなど横浜市内の不動産のほか、総額以外にオリエンタルランドの千株保有も報告した。
投資助言会社社長も務める2位の藤巻健史氏(日本維新の会)は、総額6億6870万円のうち投資信託が4億3879万円で、東京都内の自宅以外にも投資目的で複数の不動産を所有する。
3位は参院議員としては新人だが衆院議員を7期務めた木村義雄氏(自民党)で1億2576万円。次いで林芳正農林水産相、武見敬三氏までが1億円を超えた。林、武見両氏はともに自民党で当選4回のベテランだ。
2989
:
穏健保守系無党派
:2014/01/06(月) 15:43:49
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140106-OYT1T00248.htm
昨年当選の参院議員資産公開…最多は渡辺美樹氏
参院は6日午前、2013年7月の参院選で当選した参院議員121人の「資産等報告書」を公開した。
読売新聞社の集計によると、1人当たりの平均資産額(株式、貸付金、借入金を除く)は3770万円で、10年の前回参院選当選者の3020万円を750万円上回り、前回に引き続き増加した。
最も多かった外食大手「ワタミ」創業者の渡辺美樹氏(自民)と2位の投資コンサルティング会社代表の藤巻健史氏(日本維新の会)らが、平均を押し上げた。一方、公開対象の資産が「ゼロ」と報告したのは、資産公開が始まった1993年以来最多の21人(自民9人、公明4人、維新の会3人、民主、みんな、共産、結いの党、無所属各1人)で、二極分化が進んだ。
1人当たりの平均資産を政党別で見ると、維新の会が9174万円で最も多かった。以下、自民党5190万円、民主党1351万円、社民党1033万円、みんなの党984万円、公明党903万円、共産党403万円、結いの党(1人のみ)ゼロの順だった。
(2014年1月6日10時49分 読売新聞)
2990
:
穏健保守系無党派
:2014/01/07(火) 19:40:20
799 名前:穏健保守系無党派 投稿日: 2014/01/07(火) 19:38:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014010700825
五十嵐文彦前衆院議員を略式起訴=参院選で事前運動、罰金30万円−大津簡裁
大津区検は7日までに、昨年7月の参院選に民主党から比例代表で出馬し、落選した元財務副大臣の五十嵐文彦前衆院議員(65)を公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)罪で略式起訴した。
滋賀県警が昨年8月、同容疑で書類送検していた。略式起訴は昨年12月16日付。大津簡裁は同25日、罰金30万円の略式命令を出した。納付の有無は明らかにされていない。
起訴状によると、五十嵐氏は昨年5月下旬〜6月中旬ごろ、複数の秘書と共に、埼玉県狭山市の郵便局から滋賀県米原市の有権者ら20人に投票を依頼する文書を郵送したとされる。
五十嵐氏は1993年の衆院選で初当選。2010年9月から12年10月まで財務副大臣を務めたが、同12月の衆院選で落選した。(2014/01/07-19:24)
2992
:
穏健保守系無党派
:2014/01/08(水) 15:35:33
5328 :穏健保守系無党派:2014/01/08(水) 15:33:32
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/01/08/4.html
2014年01月08日(水)
森屋氏の牛肉贈答問題 追及の動き活発化、県議会議長が調査会設置
自民党の森屋宏参院議員(山梨選挙区)名の贈答用牛肉が県議21人に宅配された問題で、県議会で真相究明を求める声が強まっている。7日開かれた県議会の常任委員会では、県議から問題の調査を求める意見が相次ぎ、棚本邦由議長は同日、調査会を設置して事実関係の把握に乗り出すことを表明した。調査では全県議から受け取りの有無やその後の対応などを聞き取る方針。問題発覚後、贈答品の受け取り手である県議にも批判が出ていることを踏まえ、県議会独自の調査が必要と判断した。県議会内で真相究明を求める動きが活発化している背景には、昨夏の参院選の候補者選考をめぐる自民系県議の対立も影響しているとの見方も出ている。
2993
:
穏健保守系無党派
:2014/01/09(木) 19:22:45
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140109-OYT1T00524.htm
かば焼き騒動後に牛肉…参院議員辞職求め要望書
自民党の森屋宏参院議員が昨年12月、山梨県議21人にお歳暮として牛肉を贈った問題で、甲府市の女性団体「新日本婦人の会県本部」は8日、森屋氏あてに議員辞職を求める要望書を提出した。
要望書では、森屋氏が妻や秘書が牛肉を贈る手続きを行ったとして、自身は贈ったことを把握していなかったと主張していることに触れ、「(森屋氏の)地元の西桂町では、ウナギのかば焼き贈答問題で町長・町議会がリコールに発展したこともあり、知らなかったでは済まされない」と指摘。その上で、県民への謝罪と、議員辞職を求めた。要望書を受け取った森屋氏の秘書は「内容を精査する」と答えるにとどめた。
(2014年1月9日15時01分 読売新聞)
2994
:
穏健保守系無党派
:2014/01/13(月) 20:25:59
>昨夏の参院選で敗れた米長晴信・前参院議員は、みんなの党に残留する意向を示したという。
http://www.asahi.com/articles/ASG1D5VXZG1DUZOB00P.html
山梨)みんなの党の県幹事長の離党を承認 米長氏は残留
2014年1月13日03時00分
みんなの党県総支部は12日、甲斐市内で役員会を開き、県幹事長の飯島正樹・甲府市議の離党を承認した。幹事長など新役員の態勢は1月中に決める予定。
飯島氏は役員会で、12月下旬に離党届を党本部に提出し、現在、前県代表の小野次郎参院議員が幹事長を務める結いの党への入党手続きを進めていると説明した。昨夏の参院選で敗れた米長晴信・前参院議員は、みんなの党に残留する意向を示したという。
25日に昭和町内で開く国政報告会に渡辺喜美代表を招き、支援者らからの質問に答える予定だ。
2995
:
チバQ
:2014/01/17(金) 00:20:35
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140116-OYT1T00350.htm
牛肉お歳暮議員に辞職申し入れ、刑事告発も
自民党の森屋宏参院議員が県議21人にお歳暮として牛肉を贈った問題で、山梨県内の労働組合や弁護士団体などでつくる市民団体「山梨革新懇」(代表世話人・関本立美弁護士)は15日、甲府市丸の内の森屋氏の事務所を訪れ、森屋氏宛てに議員辞職を求める申し入れ書を提出した。
関本弁護士は提出後、革新懇のメンバーである弁護士の有志が中心となり、森屋氏を公選法違反(寄付行為の禁止)の疑いで週内にも捜査機関に刑事告発することを明らかにした。
申し入れ書では、県議を長年務めた森屋氏の経歴に触れ、「貴職はもとより妻も秘書も公職選挙法に精通しているはず」と指摘。その上で「責任逃れに終始している貴職は国会議員として不適格」として即時辞職を求めた。受け取った森屋氏の秘書は「よく読ませていただきたい」と話した。
また、関本弁護士は申し入れ書の提出後、報道陣に対し、県内の有志の弁護士らが刑事告発を予定していると説明。「県議会の調査会もあるが、外部から見ると分かりにくい。捜査機関に事実関係を明らかにしてもらいたい」と話した。
(2014年1月16日11時59分 読売新聞)
2996
:
穏健保守系無党派
:2014/01/17(金) 16:28:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014011700617
牛肉贈答で自民議員を告発=公選法違反容疑で弁護士ら−山梨
自民党の森屋宏参院議員(56)=山梨選挙区=が山梨県議に牛肉を贈っていた問題で、同県内の弁護士4人が17日、公選法違反(寄付行為の禁止)容疑で、森屋議員を甲府地検に告発した。
告発状によると、森屋議員は昨年12月24日ごろ、県議計21人にそれぞれ7000円相当の牛肉を宅配便で贈ったとされる。
森屋議員は昨年末の会見で「妻や秘書が季節のあいさつとして贈った。私は知らなかった」と説明していた。告発を受け、「内容を見ていないのでコメントできない」と話した。(2014/01/17-15:49)
2997
:
穏健保守系無党派
:2014/01/28(火) 19:25:36
http://www2.knb.ne.jp/news/20140128_39297.htm
2014 年 01 月 28 日 16:40 現在
広野元議員に連座制適用求める
去年7月の参議院選挙で、当時の公設秘書が選挙違反をしたとして有罪が確定した広野允士・元参議院議員に連座制を適用するよう検察が求めた裁判の第1回口頭弁論が28日、東京高等裁判所で開かれ、広野元議員側は争う姿勢を示しました。
この裁判は、去年7月の参議院選挙比例代表に生活の党から立候補して落選した広野元議員の公設第一秘書が運動員に法定額を超える報酬を渡していたとして有罪判決が確定したのを受けて、東京高等検察庁が、広野元議員に連座制を適用するよう東京高等裁判所に裁判を起こしたものです。
28日の第一回口頭弁論で、広野元議員の代理人弁護士は「秘書とは選挙活動で意思を通じていない」と主張する意向を示しました。
この裁判で広野元議員が敗訴し、判決が確定した場合、連座制の対象となり、参議院選挙の比例代表で5年間、立候補が禁止されます。
参議院の比例代表での連座制適用を求める裁判は東京高裁が管轄となっています。
広野元議員は、「裁判中につきコメントできない」としています。
2998
:
名無しさん
:2014/02/14(金) 19:48:21
結いの会派結成に伴う参院の新勢力分野は次の通り。
自民114▽民主・新緑風会58▽公明20▽みんな12▽共産11▽維新9▽結い6▽社民・護憲連合3▽改革・無所属の会3▽生活2▽無所属4(2014/02/14-18:39)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014021400770
衆院の新たな勢力分野は次の通り。
自民293▽民主・無所属クラブ55▽日本維新の会53▽公明31▽みんな9▽結い9▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属13(2014/01/23-21:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014012300937
2999
:
チバQ
:2014/03/11(火) 23:15:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20140310-OYT8T01156.htm
森屋議員を事情聴取 牛肉贈答問題
自民党の森屋宏参院議員(山梨選挙区選出)が県議21人にお歳暮として牛肉を贈った問題で、県警が森屋氏本人に対し、任意で事情聴取したことが10日、捜査関係者への取材でわかった。牛肉贈答に対する森屋氏の関与の度合いなどについて聞き、森屋氏は「妻が県議時代と同じ感覚で贈ってしまい、私は知らなかった」と説明したという。森屋氏は公職選挙法違反(寄付行為の禁止)容疑で告発されており、県警は近く捜査書類を甲府地検に送付する。
捜査関係者によると、県警は今月に入り、都内で森屋氏への聴取を行った。森屋氏のこれまでの説明によると、県議らに贈られたのは、森屋氏名義の米沢牛のすき焼きセット(1セット7350円相当)。森屋氏は県議(都留市・西桂町選挙区)時代、同じ選挙区以外の同僚県議にお中元やお歳暮を贈っていたという。このため、妻が昨年12月、森屋氏が所属していた県議会会派などの県議21人の名簿を秘書に送って発送を依頼。秘書が店に注文して発送した。
参院選は全県が選挙区で、公選法では選挙区内の有権者に金品を贈るなどの寄付行為を禁じている。県警捜査2課は1月、県内の弁護士グループが提出した森屋氏に対する同容疑の告発状を受理していた。
(2014年3月11日 読売新聞)
3000
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2014/06/25(水) 22:22:46
>>2965-2971
など。こんな形で決着するとは思わなんだ。。。
白票水増し、市幹部ら逮捕=昨年の参院選、公選法違反容疑−高松
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014062500990
高松地検は25日、昨年7月の参院選比例代表で、開票作業中に白票約300票を水増ししたとして、当時の高松市選挙管理委員会事務局長で同市農業委員会事務局長の山地利文容疑者(59)と、得票計算係だった団体職員の大嶋康民(60)、消防局次長山下光(56)両容疑者を公選法違反(投票増減)容疑で逮捕した。同地検は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2013年7月22日、集計・入力済みの白紙投票を担当者に手渡し、再度入力させて約300票を増やした疑い。
同選挙をめぐっては、選挙結果確定後に市内の有権者が「投票した候補の得票数が0票になっている」と市に指摘したが、市側は「異議申し立て期間が過ぎている」として調査しなかった。同地検に告発があり、捜査の過程で白票水増しの疑いが発覚した。(2014/06/25-21:32)
参院選で白票300票増やした疑い 高松市幹部ら逮捕
http://www.asahi.com/articles/ASG6T5J3MG6TPLXB00H.html?iref=comtop_6_05
高松地検は25日、昨年7月の参院選の開票・集計作業をした高松市選挙管理委員会事務局長兼選挙課長ら当時の市職員3人を公職選挙法違反(投票増減罪)の疑いで逮捕し、発表した。
逮捕したのは、事務局長だった山地利文容疑者(59)、開票作業で得票計算係だった大嶋康民容疑者(60)と山下光容疑者(56)。大嶋容疑者以外の2人は現在も市職員。
3人は昨年7月21〜22両日、市内の体育館で参院選比例区の開票・集計作業をした際、集計入力済みの白紙投票を集計入力担当者に手渡し、再び入力させるなどして白紙投票を約300票増やした疑いがある。
3001
:
チバQ
:2014/06/29(日) 16:02:46
http://mainichi.jp/select/news/20140627k0000m040098000c.html
高松白票水増し:ずさんな内部検証 選管局長、不正隠蔽か
毎日新聞 2014年06月27日 07時30分
昨年7月の参院選開票作業時に白票を水増ししたとして高松市の幹部ら3人が高松地検に公選法違反容疑で逮捕された事件で、市選管が昨年9月に実施した内部検証が、開票事務のまとめ役に作業手順などを確認するだけのずさんなものだったことが市への取材で分かった。特定候補の得票が「0」だったことが疑問視されたが、この候補の票を見た職員の有無は調べておらず、検証作業の責任者だった前市選管事務局長の山地利文容疑者(59)が立場を利用して不正の隠蔽(いんぺい)を図った可能性がある。
高松市で得票がゼロだったのは全国で20万票以上を集めた自民党の衛藤晟一(せいいち)首相補佐官。2007年の前回選挙では同市で432票を獲得していた上、同氏に投票したとの指摘が市民から相次いだことなどから、大西秀人市長が検証を要請し、山地容疑者が責任者に就いた。
聴取の対象は、ともに逮捕された得票計算係の大嶋康民(60)=元市税務部長=と山下光(56)=市消防局次長=両容疑者を含めた開票や集計などの作業の主任・副主任クラス17人。山地容疑者自身は聞き取りの対象から外れ、全員の聴取に立ち会っていた。
しかも、聴取の内容は作業手順の他、どういう点でミスが起きやすいかという具体性のないもの。当時、複数の有権者が選管に「衛藤氏の名前が記された用紙を見た職員がいないか検証を」と要請していたが、検証項目に含まれなかった。
検証結果を説明する10月の記者会見で、山地容疑者は「ミスの有無は分からない」と説明。毎日新聞の取材にも公選法で定めた期間を過ぎているので再点検はできないとして「(衛藤氏への得票を)『見た』との証言が出ても、今となっては真実かどうか確認しようがなく、意味がない」と答えていた。
東原博志・現市選管事務局長は「投票用紙の再点検は無理でも、衛藤氏の票があったかを当時の担当者から聞き取ることは可能だったはず」と指摘。ずさんな検証手法についても「最終的な決定権限があったはず」と述べ、山地容疑者の当時の立場が影響していた可能性を認めている。
今回の事件では、山地容疑者らによる白票水増し容疑と衛藤氏の「0票」の関係は未解明。高松地検は押収した投票用紙を調べるなどして関連を捜査するとみられる。【鈴木理之、久保聡】
3002
:
旧ホントは社民支持@鹿児島市
:2014/07/15(火) 22:39:55
こういうことだったのね。
開票作業不正で6人起訴 高松市、白票水増しに隠蔽工作
http://www.asahi.com/articles/ASG7H4QFRG7HPLXB00F.html?iref=comtop_6_01
昨年7月の参院選比例区で再選された自民党の衛藤晟一参院議員の得票が高松市で0票だった問題で、高松地検は15日、衛藤議員への有効票312票を集計せず、投票用紙を保管した箱の封印を解いて隠蔽(いんぺい)工作したなどとして、同市選挙管理委員会の前事務局長山地利文容疑者(59)を公職選挙法違反(投票増減)と封印破棄の罪で起訴した。
他に公選法違反罪で起訴されたのは、比例区の票を計算していた元市財政局税務部長大嶋康民(60)、消防局次長山下光(56)の両容疑者。封印破棄罪では、市選管事務局選挙課の岡弘哲課長補佐(53)、坂川昌史選挙係長(52)、藤沢優管理係長(41)の3職員も在宅起訴された。
起訴状などによると、山地、大嶋、山下の3容疑者は昨年7月21〜22日、高松市内の体育館で参院選の開票作業中、投票総数が交付した投票用紙より300票余り足りないと思い込み、集計済みの白票400票を二重に集計させたうえ、未集計の白票71票をそのまま集計済みの票に混ぜ、白票を329票増やした。その後、未集計の衛藤氏への有効票312票を見つけたのに、集計させずに集計済みの票に混ぜたとされる。
白票の水増しを指摘する通報が市に寄せられた昨年8月には、山地容疑者と選管職員3人が、高松市役所内の選管事務局の委員会室で、保管されていた有効票箱の封印を解き、衛藤氏への投票185票を無効票箱に混入。9月には、無効票箱に入っていた無効票327票を廃棄するなどした。今年1月には無効票箱内の白票322票に書き込みを入れたとされる。
3003
:
チバQ
:2014/07/16(水) 18:41:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140716ddm041040162000c.html
公職選挙法違反:高松市選管白票水増し 選管ぐるみ票操作 6人起訴、「不足」と勘違い 昨夏参院選、検証担当者も関与
毎日新聞 2014年07月16日 東京朝刊
拡大写真 昨年7月に実施された参院選の開票の際に高松市選管が白票を水増ししたとされる事件で、公職選挙法違反(投票増減)容疑で逮捕された前市選管事務局長らが投票数と交付した投票用紙の数が約300票合わないと勘違いしたことをきっかけに、選管ぐるみで不正に票の操作を繰り返していたことが高松地検特別刑事部の調べで分かった。つじつま合わせのため衛藤晟一(せいいち)首相補佐官(自民)の312票を段ボール箱に入れて隠し、同市での得票を「0」としていた。同地検は15日、前市選管事務局長で開票管理者代理だった山地利文容疑者(59)ら6人を公選法違反(投票増減)罪や刑法の封印破棄罪で起訴した。【道下寛子】
公選法違反罪で起訴されたのは、開票作業時に得票計算係の責任者だった元市税務部長の大嶋康民(60)、得票計算係の主任だった市消防局次長の山下光(56)の両被告。封印破棄罪で在宅起訴されたのは、市選管選挙課課長補佐の岡弘哲(ひろのり)(53)▽選挙係長の坂川昌史(52)▽管理係長の藤沢優(41)の3被告。山地被告は両罪に問われた。地検は6人の認否を明らかにしていないが、市によると岡被告は起訴内容を認めている。
起訴状によると、山地、大嶋、山下の3被告は昨年7月21日夜から22日未明に高松市の体育館であった開票作業で、投票数が交付した投票用紙の数より約300票足りないと勘違いした。つじつまを合わせるため3人で共謀し、集計入力が済んでいる白票400票を二重に数えさせる一方、未集計の白票71票を数えずに集計済み投票束に混ぜて減らし、差し引き329票増やした。この後に衛藤氏の312票が見つかったため、集計せず段ボール箱に梱包(こんぽう)して投票を減らしたとされる。関係者によると、3人は白票をまとめた束に付けるバーコードを貼り替え、二重集計の発覚を免れていたという。
また、山地被告と在宅起訴された3被告の計4人は共謀し、昨年8月上旬〜中旬、高松市役所の市選管事務室で有効票が入った段ボール箱の封印を破棄し、衛藤氏の票185票を無効票が入った段ボール箱に移した。9月上旬〜中旬には無効票が入った段ボール箱を開け、2010年7月の参院選で未使用のまま保管されていた投票用紙331枚を混ぜる一方、無効票327票を破棄。また、今年1月下旬ごろ、無効票の段ボール箱を開封し、白票322票に書き込みをしたとされる。
地検は一連の不正について、山地被告らが開票当日の票の不正操作の発覚を免れるためにしたとみている。また、在宅起訴された3人は不正操作を知った上で加担したとしている。
この選挙では、高松市で衛藤氏の得票が「0」だったことが疑問視され、昨年9月には高松市民が刑事告発。市は内部で検証したが、起訴された選管職員4人がその中心になっており、原因は「不明」とされた。
総務省選挙部管理課によると、選挙結果には影響ない可能性が高い。同課は「過去に聞いたことがない。選挙制度そのものを揺るがしかねない」と困惑している。
◇衛藤氏「信じられない」
衛藤晟一首相補佐官は15日、首相官邸で「信じられない。日本でそんなことが起こり得るのかとびっくりしている。自分は間違いなく入れたという方の声が無視されたのは非常に残念。ぜひ国民一人一人の意思がはっきり分かるようにしてもらいたい。選挙に対する信頼を回復しなければならない」と話した。
3004
:
チバQ
:2014/07/16(水) 18:47:44
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140716000114
衛藤氏の票312あった/選挙後も隠蔽工作か
2014/07/16 09:42
票の不正増減の流れ
昨夏の参院選比例区の開票作業で高松市職員ら3人が白票を水増ししたとして逮捕された事件で、高松地検は15日、白票を300票余り増やす一方、衛藤晟一氏(自民党)への投票を集計しなかったとして、公職選挙法違反(投票増減)の罪で、当時、市選挙管理委員会事務局長の山地利文(59)、得票計算係の大嶋康民(60)と山下光(56)の3容疑者を起訴した。さらに、不正を隠すため、封がされた段ボール箱を開封し票を移し替えるなどしたとして、封印等破棄の罪でも山地容疑者を起訴し、いずれも市選管職員の岡弘哲(53)、坂川昌史(52)、藤沢優(41)の3人を在宅起訴した。
【→関連記事】
高松市の開票結果では衛藤氏の得票はゼロだったが、高松地検は起訴事実で「衛藤氏への投票が約312票あった」と認定。票数操作は「開票作業で投票数が300票余り足りないと思い込み、つじつま合わせで白票を水増しした」と指摘し、衛藤氏の票は「白票の水増し後に票の束を見つけたが、集計せずに箱に入れた」とした。
起訴状などによると、山地、大嶋、山下の3被告は昨年7月22日、参院選比例区の開票作業で、票のつじつま合わせのため、白票を2回集計させるなどして白票約329票を水増し。その後、見つかった衛藤氏への投票約312票を集計しなかった、としている。
また、山地、岡、坂川、藤沢の4被告は昨年8月、市役所11階の市選管の部屋で、有効票の入った箱のガムテープを剥がすなどして開け、衛藤氏の票を無効票の箱に移し替えた。同年9月と今年1月にも、無効票の箱に2010年参院選の投票用紙を入れたり、白票に文字などを書き込んだなどとしている。
市選管によると、票の入った箱は市役所地下1階で保管されていた。昨年8月には市に開票の不正を指摘する匿名の手紙が届いたほか、衛藤氏の支援者がゼロ票に関して抗議。昨秋以降に刑事告発を受けた高松地検が捜査を始めており、隠(いん)蔽(ぺい)工作を図ったとみられる。
同地検は6人の認否などを明らかにしていないが、岡被告は同日、市選管に「申し訳ないことをした」と話したという。
解説 選挙の根幹揺るがす
昨夏の参院選で自民党の衛藤晟一氏の高松市での得票がゼロ票だった問題は、選挙の根幹を揺るがす不正発覚につながった。高松地検が起訴した市選挙管理委員会の職員らは、既に判明していた白票の水増しにとどまらず、衛藤氏の票に気付きながら、票を操作する隠蔽工作を繰り返したとされる。事実なら、選挙への信頼を失墜させる前代未聞の不祥事だ。
同地検によると、一連の不正は、本来あったはずの衛藤氏の票を見落とした開票作業がきっかけとなった。その結果、票の数が合わなくなり、職員らは白票を水増しするつじつま合わせを行ったが、その後、未集計だった衛藤氏の票が見つかったという。
この段階で開票作業をやり直すことも可能だったはず。だが、作業の遅れを気にしたのか、衛藤氏の票は未集計のまま票を保管する箱にこん包された。「1票の重み」はないがしろにされ、同氏の得票数はゼロで確定した。
さらに、当時の選管事務局長や部下の選管職員らは、集計後の票が入った段ボール箱を無断で開封し、票を細工する不正を行っていたという。その時期は、白票の水増しを指摘する内部通報に基づき市が内部調査を行っていた最中の昨年8月や、衛藤氏の支持者が票の再点検を求めた直後の同9月などであり、組織ぐるみで不正を隠そうとした悪質さが透けて見える。加担したとされるのが、ベテランの選管職員ばかりなのも衝撃的だ。
今回は、衛藤氏の得票がゼロだったために支持者から声が上がったが、仮に同氏の得票数が数十票でもあれば不正は発覚しなかった可能性が高い。「今までの選挙でも同じことをやっていたのでは」との疑念を抱かれても仕方がない。
行政事務の中で、選挙事務は特に公平公正さが求められる。取材に応じた大西市長は「不正をチェックする立場の選管職員がこのようなことになり、申し開きができない」とうなだれた。市は、事件の再検証や再発防止を図る第三者委員会の設置を予定しているが、突き付けられた課題はあまりに大きい。
(報道部・金藤彰彦)
3005
:
チバQ
:2014/07/16(水) 18:49:29
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140716000115
箱開封、新たな衝撃/高松・白票水増し
2014/07/16 09:43
謝罪する(左から)綾野和男市選管委員長、東原博志同事務局長ら=高松市役所
昨夏の参院選の開票事務を巡る白票水増し事件で15日、新たな衝撃が走った。白票の水増しに加え、票が保管されている箱を開封し、中にあった票に手を加えたとして、選管職員ら6人が起訴される異常事態。「まさか箱を開けるとは」「組織ぐるみと言われても仕方がない」。記者会見に臨んだ市選管幹部は頭を抱え込んだ。
【→参照記事】
「非常に悔しく、じくじたる思いだ」。会見した東原博志選管事務局長は深々と頭を下げた。起訴された元事務局長や在宅起訴された3職員は、選挙事務の中枢に関わってきたベテランばかり。「選挙事務を支えてくれていたのに。なぜそんなことをしたのか」と涙で声を震わせた。
事件の背景について「少しでも早く開票事務を終えようとしたことが一因だと思う」との見方を示す一方、「箱の開封などは、組織ぐるみと思われてもやむを得ない」とうなだれた。
同事務局長によると、在宅起訴された3人は、元事務局長らが逮捕された6月下旬以降も勤務しており、後に行われた農業委員会の選挙にも関わっていた。在宅起訴された市選管選挙課の岡弘哲課長補佐からは15日正午すぎ、「投票用紙が入った箱を開けた。ご迷惑をかけて申し訳ない」と打ち明けられたという。
昨夏の参院選で、自民党の衛藤晟一氏の高松市の得票が「ゼロ票」だった問題は、元事務局長らの不正工作があったことが明らかになった。
元事務局長らがゼロ票問題後に行った開票事務の検証作業の中心でもあったことから、東原事務局長は「検証内容は見直す必要がある」とし、「今後は設置予定の第三者による調査委員会に取りまとめていただきたい」と述べた。また、投票用紙が入った箱を保管する書庫には、他の部局の資料も一緒に保管されており、申請すればどの職員でも入ることができるため、保管方法の見直しにも言及した。
一方、大西市長は「市政への信頼をさらに失墜させる事態になったことを、心からおわび申し上げる」と謝罪し、抜本的に職員の意識改革を図る対策に乗り出す考えを示した。
政治的な意図がないか疑問残る
ジャーナリストの大谷昭宏さんの話 選挙の公正さを担保すべき選挙管理委員会事務局による許し難い犯罪で、選挙制度そのものが崩壊する。一方、手口は単純で、衛藤晟一候補に投票した支援者から苦情が来るのは自明だ。ただ、なぜ衛藤氏の票だったのか、政治的な意図は本当になかったのか。実態解明には説明が足りず、疑問が残る。
「言語道断」と怒り 衛藤氏支持者
「言語道断。あきれるのを通り越して怒りがわく」。高松市選管の白票水増し事件で、ゼロとされていた衛藤晟一氏への投票300票余りが見つかっていたにもかかわらず、隠蔽工作をしていたことが判明した。衛藤氏の支持者で、市選管に検証を求めてきた同市の自営業亀山巧さん(63)は「『再点検できない』と言いながら自分たちは票が入った箱を開けていたのか…」と絶句。「選管ぐるみで隠そうとした罪は重い」と怒りをあらわにした。
亀山さんと他の支持者は参院選後の昨年8月末、市選管に投票用紙の再点検を求める抗議文を提出。市選管はその後、「公選法で定められた提訴期間を過ぎており、再点検はできない」と回答していた。
亀山さんは「国政のために投じた大切な1票。積極的な投票を呼び掛ける選管職員が自ら不正な行為をするなど考えられない」と憤り、「以前から同じことをしていたのではないか。市全体の綱紀が乱れている」と厳しく批判した。
真実の解明を
衛藤晟一参院議員の話 日本でこんなことが起こり得るのかとびっくりした。選挙は民主主義の基本だ。票の行方が分からなくなったのは、国民一人一人の意思が無視されたということで残念だ。(容疑者の起訴で)事実は少し解明されたが、引き続き真実が明らかになるよう求めたい。
3006
:
チバQ
:2015/01/15(木) 19:25:58
2013維新比例から出馬。次々点で落選なのでココに
http://www.ktn.co.jp/news/2015/01/%E5%89%8D%E9%9B%B2%E4%BB%99%E5%B8%82%E9%95%B7%E5%A5%A5%E6%9D%91%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E%E6%B0%8F%E3%81%8C%E6%AD%BB%E5%8E%BB.php
2015年1月14日のニュース
県議会議員を経て初代の雲仙市長を務めた奥村慎太郎さんが、きょう正午すぎ亡くなりました。60歳でした。奥村慎太郎さんは国会議員の秘書を経て、1991年から県議会議員を4期務めました。 2005年に雲仙市の初代市長に当選し、2期目の途中となる2012年に長崎2区から衆議院選挙に立候補しましたが落選しています。奥村さんは今年4月の選挙で県議復帰を目指していましたが、きょう正午すぎ雲仙市内で突然倒れ、病院に搬送されたものの死亡が確認されました。死因は大動脈はく離でした。
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034681061.html?t=
前の雲仙市長の奥村氏が死去
雲仙市の前の市長の奥村慎太郎さんが14日午前、外出先で倒れ、病院に搬送されましたが、亡くなりました。60歳でした。
奥村さんは、雲仙市の出身。
衆議院議員の秘書を経て平成3年から長崎県議会議員を4期務めました。
そして、平成17年、島原半島の7つの町が合併して雲仙市が発足したのに伴って行われた市長選挙に立候補して、初当選しました。
市長在任中は、過疎化と高齢化が大きな課題となる中、基幹産業である農業や観光の活性化に力を尽しました。
平成21年に韓国・プサンの室内射撃場で起きた火災で雲仙市の旅行客を含む日本人10人が死亡した事故では、遺族によるプサンへの渡航を積極的に支援するなどしました。
奥村さんは、平成24年12月に行われた衆議院選挙に長崎2区から立候補するため、2期目の任期途中で、雲仙市長を辞職しました。
関係者によりますと、奥村さんは14日午前、外出先で大動脈かい離のため倒れ、病院に搬送されましたが、病院で死亡が確認されたということです。
01月14日 19時45分
3007
:
チバQ
:2015/03/01(日) 23:49:32
821 :チバQ :2015/03/01(日) 23:48:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/595365.html
橋本聖子氏、自民札連に退会届 市長選「為書き」問題(03/01 07:31、03/01 08:16 更新)
自民党の橋本聖子参院議員(比例代表)が自民党札幌市支部連合会(札連)に退会届を提出したことが28日、分かった。橋本氏は札幌市長選(4月12日投開票)に民主党推薦で出馬する前副市長の秋元克広氏(59)の後援会事務所に激励の張り紙「為書き」を送ったことが問題視され、札連が撤去を求めていた。
札連会長の高木宏寿衆院議員は「本人の意思を尊重する」としており、受理する方針。札連幹部によると、退会届は27日夜に提出された。札連が為書き撤去を求める文書を橋本氏に送ったことを受け「厳粛に受け止めている。すべての責任は私にある」との趣旨だったという。
橋本氏は札連の元会長。昨年1月、市長選に出馬する元総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(45)への推薦決定をめぐる混乱の責任をとる形で辞任している。札連は市内に事務所を持つ国会議員のほか、市内の道議、市議、党員らで構成し、現職の議員が退会届を出すのは異例という。<どうしん電子版に全文掲載>
3008
:
チバQ
:2015/04/14(火) 21:55:57
3592 :名無しさん:2015/04/13(月) 19:35:02
.
平野氏が岩手知事選出馬へ 元復興相
04/13 11:39
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0122739.html
任期満了に伴う9月の岩手県知事選で、元復興相で参院岩手選挙区選出の平野達男氏(60)が出馬に向け最終調整していることが13日、関係者への取材で分かった。知事選には既に現職の達増拓也氏(50)が3選を目指して立候補する意向を表明している。
平野氏は14日にも盛岡市で記者会見し、正式表明する。
平野氏は、2013年参院選の直前に民主党に離党届を出し、無所属で3選を果たした。同氏を支援した岩手県議らが今年3月、「東日本大震災からの復興の手腕に期待できる」と知事選への出馬を要請、平野氏は態度を保留していた。
自民党県連も平野氏の出馬に期待感を示している。
3009
:
チバQ
:2015/05/29(金) 21:46:31
>>2135
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/404747/
暴力団との交際報道で公認取り消し被害の元女優候補 勝訴で参院選再出馬も
2015年05月29日 10時00分
名誉を回復した田島氏
暴力団関係者との交際を報じた週刊文春記事を受け、2013年参院選での自民党公認を取り消され、出馬を取りやめた元女優の田島美和氏(51)が、出版元の文芸春秋に謝罪広告掲載などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、記事は事実でないと判断し、週刊文春の表紙から広告やグラビアを除いた最初のページに謝罪広告を載せるよう命じた。
謝罪広告を雑誌の巻頭に指定した判決は異例。判決は謝罪文を文芸春秋ホームページに1年間掲載することと、440万円の損害賠償の支払いも命じた。文芸春秋は「不当な判決だ」と即日控訴した。
判決後、田島氏は東京永田町の自民党本部で本紙の取材に「2年前、文春さんの執拗なまでの中傷記事を受けまして国政進出を断念した。身の潔白のために正々堂々と闘ってきました。勝訴という形で言い渡されたので、やっと自分の気持ちも一段落しました」と笑顔で話した。
80年代にアイドルユニット「麻生真美子&キャプテン」として活動した田島氏は「麻生真宮子」の名前でも女優としてドラマなどに出演した。
イタリアなど海外で歌手活動した後、食品開発などを行う会社を起業。2006年ごろから政治活動をスタートした。
現在は“再チャレンジできる社会作り”“女性の社会進出”などを重要政策として「自由民主党東京都みらい創生支部」支部長の肩書を持つ。
これで堂々と来年の参院選に再チャレンジするのか。
「いつの選挙でどうこうということは自分の中で考えていません。これは党本部の判断もあるでしょうし。でも、いつどうなるとか関係なく、自分の信念を持って今後も政治活動にまい進していきたいと思っています」
今後は自民党総裁、安倍晋三首相(60)が、田島氏を参院選の目玉候補にするか注目が集まる。
3010
:
チバQ
:2015/06/01(月) 22:51:04
>>3008
http://news24.jp/nnn/news8859540.html
民主県連が畑氏に出馬要請へ
(岩手県)
■ 動画をみる
民主党県連は、10月に想定される参議院岩手選挙区補選の候補として、前の衆議院議員の畑浩治氏に出馬を要請する事を決めた。民主党県連は、5月31日、平野達男参院議員の知事選出馬に伴い、10月に想定される参議院岩手選区補選の候補として前衆議院議員の畑浩治氏(51)に近く出馬を要請する事を決めた。畑氏は、去年12月の衆議院選挙岩手2区で落選し、現在は特定の政党に所属していない。一方、自民党県連は、31日、選対会議を開き、9月の知事選に出馬を表明している平野達男参議院議員の支援を決定した。知事選をめぐっては、これまでに現職の達増拓也知事と平野達男参議院議員が出馬を表明している。
[ 6/1 13:54 テレビ岩手]
3011
:
チバQ
:2015/06/01(月) 22:52:14
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150601_31041.html
<参院岩手補選>畑氏に出馬要請へ 民主県連
平野達男参院議員(61)=岩手選挙区=が岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)に出馬するのに伴い、10月に予定される参院補選で、民主党岩手県連は31日、元衆院議員の畑浩治氏(51)に立候補を要請する方針を決めた。6月中に正式に働き掛ける。
畑氏は2014年12月の衆院選に、小沢一郎氏が代表を務める生活の党から出馬、落選した。現在は無所属。
盛岡市で記者会見した民主党県連の黄川田徹代表は「民主が主軸となって戦いたいが、国政レベルで野党連携の話もある。本人の考えも聞きたい」と生活との連携に含みを残し、現段階では党公認に固執しない意向を示した。「自民党に対峙(たいじ)できる候補で即戦力として適任者。ぜひ国政復帰してほしい」とも述べた。
畑氏は取材に対して「光栄なこと。正式な要請があれば支援者と相談して対応を決めたい」と述べた。支援者には早期の国政復帰を望む声があるという。
畑氏は久慈市出身、早大卒。国土交通省職員などを経て05年衆院選で岩手2区から民主党公認で立候補、比例東北ブロックで復活当選した。09年衆院選は同区で再選。12年の民主党分裂で離党し、14年衆院選は生活から出馬した。
同補選について、自民党県連の鈴木俊一県連代表は「県議選や知事選の選挙態勢が整うまでは擁立作業は難しく、一度凍結したい」と話している。
3012
:
チバQ
:2015/06/25(木) 23:42:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150625-00005210-sbunshun-pol
与野党が激突する岩手決戦 安倍官邸の敵は小沢か二階か
週刊文春 6月25日(木)18時6分配信
6月16日、岩手県知事選の構図が固まった。共産党が36年ぶりに候補者擁立を見送り、現職の達増拓也氏の支援を表明。小沢一郎・生活の党代表が全面バックアップする達増氏は、民主党や維新の支援も取り付け、自公が推す元復興相の平野達男参院議員との与野党対決となる。
「9月6日投票の予定ですが、国会の大幅会期延長で、安保法制の採決とも重なりかねない。安倍政権にとっては、負けられない選挙ですが、現時点では、達増氏が大幅にリード。地元政界の関心は、知事選後の参院補選に移りつつあります」(地元記者)
小沢氏は、知事選だけでなく、平野氏の議員辞職に伴う10月の参院補選にも野党共闘の枠組みを生かしたい考え。民主党も同調し、小沢氏側近の元衆院議員に近く出馬を要請。野党再編の試金石として連携する構えだ。
一方、自民党側は思うように候補者選定が進んでいない。
同党関係者が明かす。
「知事選で平野氏の擁立を水面下で進めた自民党の二階俊博総務会長や、元小沢秘書の高橋嘉信元衆院議員が、参院補選の候補者選びでも主導権を握ろうと動いています」
二階氏側の意を受けた岩手県議が、5月下旬ごろから党関係者に出馬に向けた挨拶回りを開始。県連会長の鈴木俊一党総務会長代理は、この動きを黙認したという。
「4月下旬、大島理森氏が衆院議長に就任すると、空席となった衆院予算委員長に二階氏最側近の河村建夫氏が起用された。河村氏が務めていた総務会長代理には、副会長の鈴木氏が昇格。この玉突き人事を主導したのは、言うまでもなく二階氏です。2月に無派閥となった鈴木氏は自分を重用してくれる二階氏に足を向けて寝られない」(同前)
だが、首相官邸が県議擁立の動きに待ったをかけた。
「最近、官邸は二階氏に警戒感を強めており、岩手補選で主導権を握られるのは避けたい。そこで前知事の増田寛也元総務相に参院補選への出馬を打診しましたが、即答で拒否された。元県議が出馬に意欲を示しており、ある有力者を介して安倍晋三首相のもとに事実上の公認要請を届けています。官僚経験者も含め候補者選定が進むものと見られます」(政治部記者)
今年1月の佐賀県知事選で官邸主導で担いだ候補が敗れた際も、二階氏は対立候補と気脈を通じていた。
官邸の真の敵は、小沢氏かそれとも二階氏か。
<週刊文春2015年7月2日号『THIS WEEK 政治』より>
3013
:
チバQ
:2015/07/03(金) 23:51:15
3811 :チバQ:2015/06/30(火) 21:48:18
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150629-00010001-shincho-pol
二階サンが掻き回す「岩手県知事選」のツケ〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 6月29日(月)15時51分配信
小沢王国の牙城を崩すべく出張ったはいいが、彼もまた「剛腕」過ぎた。
9月6日の岩手県知事選を、自民党の二階俊博総務会長が掻き回しているのである。党関係者の話。
「そもそも、小沢さんの側近である現職の達増(たっそ)拓也知事の対立候補として、元民主党の平野達男参院議員を自民党から担ぐと言い出したのが、かねて付き合いのあった二階さんでした。党の岩手県連は、蚊帳の外に置かれたことに不満を持ちつつも、達増陣営から土建業者を引きはがすには、国交族として役所に口が利ける二階さんの力が必要。それで、平野さんの支援体制を整えてきたのですが、問題はその先なんです」
平野議員が知事選出馬に伴い辞職すれば、10月にも参院岩手選挙区の補選が行われる。
「知事選が苦戦を強いられているだけに、せめて補選だけは勝ち取りたいというのが、県連のスタンス。ところが二階さんと平野さんは、再び彼らを蚊帳の外に置き、決して“良いタマ”とは言えない無所属の岩手県議に目星をつけた。もちろん、県連は難色を示しています」(同)
さらに、県連と同様に二階氏を警戒しているのが、安倍晋三総理だという。官邸関係者によれば、
「彼の担いだ候補者が補選を通れば、二階派に入ることは目に見えている。いくら総裁選での再選を支持して貰ったからといって、勢力拡大は見過ごせません。そこで、6月19日、第1次安倍政権で総務大臣を務めた増田寛也元岩手県知事と官邸で会い、補選への出馬を打診したんです。もっとも、増田さんが今更、参院議員に魅力を感じるわけもなく、断られてしまったそうですが……」
その「剛腕」は敵を倒すのか、増やすのか――。
※「週刊新潮」2015年7月2日号
3014
:
チバQ
:2015/07/08(水) 22:07:14
>>3013
>決して“良いタマ”とは言えない無所属の岩手県議に目星をつけた。
http://news.ibc.co.jp/item_24804.html
及川あつし県議が参院補選に出馬表明 (2015年07月08日 11:50 更新)
10月に行われる見込みの参議院岩手選挙区の補欠選挙に、県議会議員の及川あつし氏が出馬を表明しました。
及川氏はきょう午前、報道陣に対し平野達男氏の知事選出馬に伴って行われる、参議院岩手選挙区の補欠選挙に立候補する意向を明らかにしました。補選は10月の実施が見込まれています。及川氏は八幡平市出身の47歳で、銀行員や議員秘書などを経て、1999年の県議選盛岡選挙区で初当選しました。2003年と2005年に衆院岩手1区に立候補し落選しています。及川氏は自民党と公明党に推薦を要請する考えです。
3015
:
チバQ
:2015/07/09(木) 21:42:06
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150709_31024.html
<参院岩手補選>及川氏が出馬表明
及川敦氏
拡大写真
10月に実施が見込まれる参院岩手選挙区補選で、県議の及川敦氏(47)は8日、無所属で立候補する意向を表明した。自民、公明両党に推薦を要請した。補選への立候補意思を明らかにしたのは及川氏が初めて。
記者会見した及川氏は「東日本大震災からの復興や医療福祉、農業など国政でなければ解決できない問題がある。チャンスがあれば挑戦したいと考えていた」と述べた。及川氏が所属する無所属系の「いわて県民クラブ」が推薦する。
及川氏は八幡平市出身で慶応大卒。銀行員や盛岡市議を経て1999年県議選で初当選。2003年、05年衆院選岩手1区に自民党公認で立候補したが落選。06年には自民党を離れた。県議通算3期目。
補選は岩手県知事選(9月6日投開票)に現職の平野達男参院議員(61)が立候補した場合に行われる。
民主党は元衆院議員の畑浩治氏(51)に立候補を要請し、生活の党と共闘に向けて協議している。共産党は独自候補の擁立を検討している。
関連ページ:岩手政治・行政
2015年07月09日木曜日
3016
:
チバQ
:2015/07/09(木) 21:43:24
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150709_6
動きだす参院補選 及川氏出馬に自民「対応は白紙」
10月に実施が見込まれる参院岩手選挙区の補欠選挙で、政治団体いわて県民クラブ所属の県議及川あつし氏(47)=盛岡選挙区=は8日、記者団に出馬の意向を表明し、自民党と公明党に推薦要請した。「原則公認候補」を掲げる自民党県連は「対応は白紙」、公明党県本部は「党本部と相談する」としつつ対応の検討に入った。及川氏が他党派への先手を打ったことで、野党共闘に向けて協議している民主党と生活の党、独自候補を目指す共産党の動きも本格化することになりそうだ。
「国政でなければ根本的に解決できない県政課題がある」。及川氏は同日、県議会棟で記者団に対し、出馬の決意を語った。その後、自民党県連の工藤勝子幹事長、公明党県本部の小野寺好代表を訪れ、推薦を要請した。
自民党県連の鈴木俊一会長は8日、岩手日報社の取材に対し「及川氏から7日に連絡があった。対応は白紙だ」と強調。「公認候補を立てるのが筋だが、過去には推薦候補で戦った選挙もある」として慎重に対応を探る構えを示した。県連内では公募による選定を求める声もあり、及川氏との連携が整うかは現時点で流動的だ。
(2015/07/09)
3017
:
チバQ
:2015/07/21(火) 21:29:25
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20150721-OYT1T50009.html
与党は誤算、野党も小沢氏意向で難航の参院補選
2015年07月21日 08時22分
10月に行われる見通しの参院岩手選挙区補欠選挙で、与野党の候補者選びが難航している。
補選は、岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)に平野達男参院議員(岩手選挙区、無所属)が出馬することに伴うもので、10月8日告示、25日投開票となる見込みだ。
保守系の県議(無所属)が7月初め、立候補を表明、自民、公明両党に推薦を要請した。この県議は自民党に政策が近いとされるが、同党県連は「国政選の原則は公認候補」(鈴木俊一会長)との立場だ。ただ、公認候補を擁立した場合、この県議と「保守分裂」となる可能性がある。自民党は、安倍首相の3選の公算が大きくなっている9月の党総裁選後初の国政選挙となるため、必勝態勢で臨みたいところだが、対応に苦慮している。
野党は、知事選では民主、維新、共産、生活の各党が、生活の小沢共同代表に近い現職の達増拓也知事の支援で一致したが、補選では一枚岩とはなっていない。
民主党は、前衆院議員の畑浩治氏に出馬要請しているが、小沢氏は、畑氏支援に難色を示し、別の候補擁立を模索している。畑氏は昨年の衆院選で落選するまで生活所属だったが、今は無所属で、民主党入りを望んでいるとされる。「小沢氏は自分から離れた畑氏が許せないのではないか」(民主党幹部)との見方も出ている。
補選には共産党も独自候補を擁立する。
2015年07月21日 08時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
3018
:
チバQ
:2015/07/29(水) 22:45:59
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150729_31063.html
<参院岩手補選>各党、定まらぬ戦略
◎自民、世論の動向を注視/野党、一部で連携を模索
10月下旬に予定される参院岩手選挙区補選に向け、各党の戦略が定まっていない。9月の自民党総裁選後、初の国政選挙となり、安全保障関連法案など政権運営の是非が争点となる見通し。自民党は世論の動向を注視し、野党は連携を模索するが、候補擁立の動きは鈍い。補選は平野達男参院議員(61)が、岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)にくら替え立候補した場合に行われる。
<出馬表明まだ1人>
現時点で補選への立候補を表明しているのは、県議会無所属系会派「いわて県民クラブ」の及川敦氏(47)だけ。無所属で挑戦する意向で自民、公明両党に推薦を求めた。
自民党県連の鈴木俊一会長(衆院岩手2区)は「国政選挙は原則、公認候補で臨むべきだ」と推薦には消極的な姿勢を示す。
及川氏は「自民党公認で立候補するつもりはない」と話す。自民が新たに公認候補を擁立すれば、保守分裂となる可能性がある。
<民主と生活が会談>
民主党県連は、昨年の衆院選岩手2区で生活から立って落選し、現在は無所属の元衆院議員畑浩治氏(51)の擁立を目指す。岡田克也代表は「生活との連携は重要」として、小沢一郎生活代表(衆院岩手4区)と会談を重ねる。
小沢氏は人選に当たり「岩手の参院議員2人は県北と県南ですみ分けてきた」と経緯を強調する。もう1人の現職は生活の主浜了氏(65)で県北が地盤。畑氏も県北の久慈市出身で、小沢氏は「県南から出すべきだ」と指摘する。
<知事選は前哨戦に>
知事選では3選を目指す現職の達増拓也氏(51)を生活、民主、共産各党が支援。社民党も達増氏基軸の自主投票で、事実上の「野党連合」だ。
補選はやや事情が異なり、共産党は独自候補の擁立を目指す。社民党は野党連携の動向を見て対応する。
知事選は野党結集の達増氏、自民と公明が支援する平野氏による与野党対決。補選の動向を占う戦いとなる可能性もある。
平野氏は参院議員を辞めておらず、知事選立候補による自動失職を選ぶ意向を示す。地元支持者の一部には「早く参院議員を辞し、知事選に専念すべきだ」との声がある。
関連ページ:岩手政治・行政
2015年07月29日水曜日
3019
:
チバQ
:2015/08/08(土) 10:28:28
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150808_31003.html
<平野氏不出馬>参院補選消滅 立候補予定者落胆
平野達男参院議員(61)=岩手選挙区=が7日、岩手県知事選への立候補を取りやめたことで、10月下旬に予定された参院岩手選挙区補選は消滅した。知事選に続く参院補選も野党優勢とみられていたことから、自民党本部が連敗回避へ画策したとの臆測が流れる。補選への準備を進めていた関係者は落胆した。
県議会無所属系会派いわて県民クラブの及川敦氏(47)は7月、補選に無所属で立候補する意向を表明した。及川氏は自民、公明両党に推薦を要請。知事選の平野氏と同じ枠組みで戦うシナリオを描いたが、一気に崩れ去った。
記者会見した及川氏は「平野氏の話を聞いたばかりでまだ状況をつかめていない。今後の対応は後援会と相談して決める」と戸惑いの表情を浮かべた。
民主党は、昨年の衆院選岩手2区で生活から立って落選し、現在は無所属の畑浩治元衆院議員(51)に立候補を要請していた。岡田克也代表と小沢一郎生活代表(衆院岩手4区)が共闘に向けて、候補者調整を続けていた。
畑氏は突然の補選消滅に「ただただ残念。国政の状況を注視しながら再挑戦の機会を狙いたい」と語った。
関連ページ:岩手政治・行政
2015年08月08日土曜日
3020
:
チバQ
:2015/08/13(木) 22:46:57
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20150813-OYT1T50039.html?from=ycont_latest
参院補選に名乗りの県議、立ち消えで不出馬表明
2015年08月13日 17時29分
自身の進退を明らかにする及川氏(12日、県庁で)
自身の進退を明らかにする及川氏(12日、県庁で)
岩手県議会会派「いわて県民クラブ」の及川敦県議(48)は12日、県庁で記者会見し、9月6日投開票の県議選にも知事選にも出馬しないと明らかにした。
今後も政治活動は続けるという。
及川氏は平野達男氏(61)が参院議員を辞職した場合、10月に行われると想定されていた参院岩手選挙区補選に無所属で出馬すると表明していた。平野氏が知事選出馬を断念し、補選は行われなくなったため、進退が宙に浮いていた。
及川氏は会見で「(県議選に)新人候補を擁立し、退路を断ってここまでやってきた。結果として時局を見誤ったのは私の不徳の致すところ」と述べた。引き続き国政を目指すかどうかについては、「否定はしないが、今は充実した気持ちで『また国政を目指して明日から頑張ります』という状況にない」と話した。
2015年08月13日 17時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
3021
:
名無しさん
:2015/09/22(火) 22:15:37
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-207815-storytopic-3.html
そうぞう 儀間光男氏に出馬要請
2013年6月10日 11:25
政党そうぞう(下地幹郎代表)は9日、那覇市の党本部で開いた拡大役員会で、党最高顧問で前浦添市長の儀間光男氏(69)を7月の参院選比例代表に擁立することを決定した。友党関係にある日本維新の会の公認候補となる見通し。その場で要請を受けた儀間氏は回答を保留した。10日昼までに返答するという。
要請後、儀間氏は記者団に出馬について「一切考えていない」と述べた上で、「自問自答したい」と含みを持たせた。要請に対して儀間氏は「市長選を終えたばかりだ」と難色を示したが、「後援会や支援企業などを含めて、明日まで検討させてもらいたい」と述べたという。
そうぞうの呉屋宏幹事長は儀間氏に絞った理由について「市町村長へのネットワークが広く、政治経験も豊富。沖縄のことを熟知している。最適な候補者だ」と説明した。
役員会では選挙区には擁立しないことも確認。儀間氏が比例出馬を受諾しなかった場合について「2人目は考えないという前提だ」と述べ、擁立断念を示唆した。
儀間氏は1943年生まれ、伊是名村出身。東農大卒。浦添市議2期を経て80年から県議を4期。県議会議長も務めた。2001年から浦添市長を3期務め、2月の選挙で落選した。
3022
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 13:39:39
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/148849/
「70歳定年」守られず自民内紛?
2013年06月04日 11時00分
参院選の公認候補をめぐって自民党で内紛が勃発しそうだ。5月31日、小泉進次郎衆院議員(32)は70歳定年制を無視して公認が出たことについて「おかしいと思う」と堂々表明。別の若手議員からも「著名人候補が何人かいるが、何を考えているのか」とイチャモンがついている。
「僕は総務会で反対しました」。小泉氏はきっぱりとこう言った。自民党は先日、参院選比例代表に佐々木洋平元衆院議員(71)を公認すると決めていた。「まず年齢に目が行きました。事務方に聞いたら『70歳未満がルールです』と。(佐々木氏は)猟友会会長で、鳥獣被害に全国の方が苦しんでいるのは分かる。しかし、その方々の思いが71歳を国会議員にしてくれということではないと思う。こう総務会で言ったら、非難ごうごうでした」(小泉氏)。党の内規で参院選比例代表には70歳定年制があるが、むしろ党内からは「そんなルールはなくせ」との声も上がっているという。「そんなことやったら自民党は変わっていないと言われるに決まっている。例外もダメとは言わないが、おかしいと思う」と小泉氏は持論を変えていない。
若手の不満はこれだけじゃない。ある若手議員は「ワタミ(渡辺美樹)や東京プリン(伊藤洋介)に佐竹(雅昭)の3氏にも公認が出ているけど、どういう基準で選んだのかさっぱり分からない。私のところにも『どうして自民党は公認したんだ』と抗議がいくつも来ている。こういう声を党本部はちゃんと知っているのか」と不満顔だ。
この日、渡辺氏が党本部で出馬会見し「安倍晋三首相から口説かれた」と告白。これでは若手も直接文句を言えない。高支持率にあぐらをかけば、参院選で思わぬしっぺ返しを食らうかも。
3023
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 13:59:42
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_sangiin/4382.html
土田氏、参院選出馬意向 維新公募に申請示唆
(2013/3/27 08:05)
元参院議員の土田博和氏(63)=御殿場市=が今夏の参院選で静岡選挙区(改選定数2)から出馬する意思を固め、日本維新の会と公認について相談し、後援会関係者らと調整に入っていることが26日、分かった。
土田氏は3月上旬の後援会の集会で「医療改革のためもう一度、国政に挑戦したい」と参院選に出馬を目指す意向を伝えた。
同日の静岡新聞社の取材に土田氏は「今は話せる段階ではない」としながら、「1次(公認)になるか、2次かも含め、全て日本維新の会に任せている」と説明し、維新の参院選候補者公募に申請していることを示唆した。
維新本部は30日に大阪市で開く結党大会で参院選の1次公認を発表する。土田氏が公認されるかどうかは未定。支援者には土田氏の出馬を慰留する声もあり、後援会幹部は「維新公認が出馬の前提条件」との考えを示している。
土田氏は民間病院理事長。2009年の参院補選静岡選挙区に民主公認で出馬して初当選した。10年の参院選比例代表で落選し、民主党を離党した。現在は政策アドバイザーとして静岡維新の会と連携している。先の静岡市議選で維新公認候補の応援演説を行っていた。
参院静岡選挙区には自民、民主両党の現職が出馬するほか、共産党、政治団体幸福実現党からの立候補が決まっている。また、自民の県議会議長も出馬の意向を示している。
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_sangiin/4403.html
静岡選挙区、土田氏を公認 維新結党大会
(2013/3/31 07:33)
日本維新の会は30日、初めての党大会(結党大会)を大阪市内の会議場で開いた。共同代表の橋下徹大阪市長はあいさつで、夏の参院選を「自民、公明両党の過半数獲得を阻止できるかが、国の統治機構を変える体制維新ができるかどうかの分水嶺(れい)だ」と強調し、党勢拡大で政権への影響力を強める意向を表明した。
参院静岡選挙区では候補者として医療法人理事長で元参院議員の土田博和氏(63)=御殿場市=を1次公認した。土田氏は報道陣の取材に応じ、出馬理由に「福祉医療政策が遅々として進まない。閉塞(へいそく)した日本を変えるには中央集権国家を変えること。維新の良さを根気強く説明していく」と語った。
元民主党の参院議員だった経歴には「民主の議員には世話になった。ただ、政策が違えば、当然こうなる」と語った。
維新は静岡県総支部も設置。総支部代表には鈴木望衆院議員(63)=比例東海=が就いた。衆院選挙区支部長には静岡2区にIT関連商社経営諸田洋之氏(46)、8区には元県議の源馬謙太郎氏(40)が選ばれた。
維新は大会で、現行憲法を「絶対平和という共同幻想を押し付けた元凶」と断じ「大幅な憲法改正」や統治機構改革を実現するとした新たな党綱領を決定。企業・団体献金を容認する改正規約、憲法96条改正や道州制実現のための議員立法の提出を掲げた活動方針も採択した。
活動方針は参院選勝利に向け、みんなの党などとの選挙協力も盛り込んだ。
3024
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 13:59:52
>>3023
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_sangiin/4457.html
維新転身「理由は実行力」 土田氏、参院選へ意気込み
(2013/4/13 08:07)
夏の参院選静岡選挙区(改選定数2)に日本維新の会公認候補として出馬する医療法人理事長の土田博和氏(63)=御殿場市=が12日、静岡市内で記者会見した。民主党から維新に転身した理由は、「政策を実行してくれそうな党に参加するのが筋」と語った。
土田氏は、公務員改革や年金制度一元化を例に、「無駄を省いて財政を改革するのが民主の最初の方針だったが、それすらできず、消費税増税に走ってしまった」と述べた。維新の実行力の根拠として橋下徹共同代表の改革実績に触れ「歴代の政権でできなかったことを必ずやり遂げていく」と強調した。
政策では、子育て支援に向けた人口目標設定や医師不足対策としての医師数の地域枠設置などを掲げた。
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_sangiin/5066.html
維新・望月氏出馬へ 土田氏は比例代表
(2013/6/22 07:49)
日本維新の会は21日、7月の参院選静岡選挙区(改選定数2)に公認候補として精密機械製造会社経営の新人望月飛辰(ひりゅう)氏(43)=静岡市清水区=を擁立することを明らかにした。同選挙区から維新公認で立候補を予定していた医療法人理事長の元職土田博和氏(63)=御殿場市=は比例代表の候補に回る。
望月氏は静岡市清水区出身で成蹊大卒。大阪維新の会の維新政治塾1期生で、現在は法政大大学院に在学中。望月氏は静岡新聞社の取材に「日本の閉塞(へいそく)感を打破できるのは維新だけ。逆風だが、土田氏と連携し、維新の原点回帰を訴える」と語った。
選挙区候補の差し替え理由について、土田氏の陣営関係者は「選挙区に候補者を擁立するみんなの党の動きが影響した」と説明。維新県総支部の鈴木望代表は「党勢にプラスになるという判断。総支部としても望月氏を支援する」と述べた。
3025
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 16:31:54
http://www.chunichi.co.jp/hold/senkyo/sanin2013/shiga/CK2013062602000231.html
岐路 みんな・蔦田恵子代表に聞く
2013年6月26日
滋賀選挙区にみんなの党から候補者を擁立できないのは残念。近畿で勢力を伸ばせない表れと、反省を含めて思っている。全国比例で訴えかけても候補者がいないとやりにくい。ただ自民にも民主にも任せるのは嫌だという人の受け皿になれる。飛躍はないが、堅い支持を保つことができると考えている。
堅い支持があるのは一貫してぶれずに、国民目線で考えて政策を打ち出しているから。例えば、消費増税反対、発送電分離、電力自由化、公務員改革、地域主権型道州制。国民の生活を安全に経済的にも豊かになってもらいたいという視点から訴えている。そこが、有権者にぜひ見てもらいたいポイント。
大企業や特定の団体、霞が関の官僚のためでもない。しがらみのない政党。反対するための野党でもない。安倍政権の「三本の矢」の一つの金融政策では、みんなの党が主張したことをやってもらっていると思うが、具体策が見えない経済成長の部分は批判する。メリハリをつけた形で健全な野党として存在感を示している。
党勢拡大をしていかないといけないが、今は日本維新の会の存在がある。二〇一〇年の参院選とは状況が様変わりしている。近畿では維新に発信力があるから、みんなの党を強調するのが難しくなってきた。やりにくいのは事実だ。
その維新との距離感だが、みんなの党は政策で判断する党。今後も政策が同じところには十分手を取り合っていく。維新共同代表の橋下徹大阪市長の慰安婦発言がどう影響するかは分からないが、発言を聞いたときには嫌な気持ちがした。傷ついた人がいるのは確かだし、謝って撤回するべきだ。
昨年末の衆院選で獲得した得票数は五万票弱だったので、参院選では同じくらいの得票数を目標にしたい。みんなの党が言うべきことを言ってアピールすることで、自民を動かしていく役割を果たさせてもらえるかどうかの選挙だと思う。
◇党の県内状況 蔦田恵子代表が比例代表候補として出馬した2010年参院選では比例得票数で約9万8000票を獲得した。昨年の衆院選では滋賀2区で候補者を擁立したが、比例得票数は約5万票止まりだった。県内でみんなの党に所属する議員は2人。県議の蔦田代表と大津市議が1人いる。
(構成・梅田歳晴)
3026
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 16:32:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news1/20130612-OYT1T00344.htm
みんな、静岡で独自候補か…維新との協力解消で
参院選静岡選挙区(改選定数2)を巡り、みんなの党が独自候補の擁立に向けて調整に入った。
浜松市在住で、医療関係の30歳代の女性が候補として浮上しているという。
同党県連絡本部長の小池政就衆院議員(比例選東海ブロック)は11日、読売新聞の取材に応じ、候補者擁立を検討していることを認めたうえで、「2010年の前回参院選で候補者が得た票数を考慮した」と述べた。同党候補は10年の参院静岡選挙区で35万9983票を獲得したが落選した。
同党は今夏の参院比例選にパラリンピック競泳金メダリスト河合純一氏(38)を擁立。静岡選挙区には日本維新の会の元民主党参院議員土田博和氏(63)が立候補を表明し、両党が競合しないようすみ分ける予定だった。
しかし、維新の会の橋下共同代表のいわゆる従軍慰安婦を巡る発言を理由に協力関係を解消していた。
(2013年6月12日10時45分 読売新聞)
3027
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 16:33:36
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_sangiin/4404.html
みんなと共闘へ 維新静岡の鈴木代表「具体的にはこれから」
(2013/3/31 07:48)
日本維新の会の静岡県総支部代表に就いた鈴木望衆院議員(比例東海)は30日、夏の参院選で同じ第三極のみんなの党と「共闘したい」との方針を示した。ただ、選挙協力などの戦略は「具体的にはこれから。どこまで詰められるかだ」とも語った。
みんなは参院選の党公認候補にパラリンピック金メダリストの河合純一氏を内定している。選挙区での出馬か比例かは発表されていないが、維新の鈴木氏は「比例は河合氏、選挙区は土田博和氏で協力できればと思う」と語った。みんなの党の小池政就衆院議員(比例東海)は30日、静岡新聞社の取材に「本部方針に従い、政策でも共闘できればと思う」と鈴木氏の方針に一定の賛意を示した。
第三極は先の静岡市議選で維新が2議席、みんなが1議席を初めて獲得。県内には衆院全選挙区とはいかないまでも、2、8区に支部長を置くなど、党勢拡大のための“起点”ができつつある。
今後は維新の参院選候補土田氏とみんなの河合氏を第三極の関係者がどう支援し、県内各地に訴えを広げられるかが焦点となるだけに、鈴木氏は大会に集まった県内関係者を前に、「一致結束していこう」と呼び掛けた。
参院静岡選挙区には自民、民主両党の現職が出馬するほか、共産党、政治団体幸福実現党からの立候補が決まっている。また、自民の県議会議長も出馬の意向を示している。
3028
:
名無しさん
:2015/09/23(水) 16:37:17
http://www.sankei.com/region/news/130520/rgn1305200017-n1.html
2013.5.20 02:10
【参院選2013 静岡】
「みんなと協力」強調 維新・土田氏が決起集会
夏の参院選静岡選挙区(改選数2)に日本維新の会から立候補の意向を表明している医師で元民主党参院議員の土田博和氏(63)が19日、静岡市葵区のホテルアソシアで決起集会を開いた。集会には同党の中山恭子元拉致問題担当相や東国原英夫衆院議員が参加し、支持を訴えた。
維新とみんなの党は参院選で選挙協力を行う予定だったが、維新の橋下徹共同代表の「慰安婦」発言で関係が悪化。この日の集会でも、みんなの小池政就衆院議員や参院選比例代表でみんなから出馬予定の河合純一氏は欠席した。
中山氏は「維新の参院議員は3人だけ。もっと増えれば政府の政策にも声が反映できる」、東国原氏は「維新は(橋下氏の発言などで)世間を騒がせているが、逆境ほど真価が問われる」と応援。土田氏は2人の激励に対し、規制改革や医療・福祉などの持論を説明した後、「維新が負けたら地方主権の芽がつぶれてしまう」と訴えた。集会後、土田氏は「お互いに障害者福祉に力を入れている比例の河合氏とタッグを組む」と述べ、みんなの党と協力していく考えを強調した。
3029
:
チバQ
:2015/09/27(日) 21:31:15
http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092701001217.html
13年参院選、250万円提供 運動手伝った日歯連職員に
2015/09/27 18:47 【共同通信】
政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)をめぐる政治資金規正法違反事件に絡み、2013年7月の参院選前後に自民党の石井みどり参院議員陣営の出納責任者だった元日歯連副理事長が、選挙運動を手伝った日歯連職員1人に少なくとも250万円を渡していたことが27日、関係者への取材で分かった。
公選法は、選挙運動員への報酬の支払いを原則として禁じている。東京地検特捜部もこうした支出を確認しており、公選法違反(買収)の疑いもあるとして捜査しているとみられる。
副理事長側はこれまでの取材に、選挙運動への報酬ではないとの認識を示し「買収には当たらない」としている。
3030
:
チバQ
:2015/09/27(日) 21:33:53
http://mainichi.jp/select/news/20150927k0000m040123000c.html
日歯連:「迂回資金」で選挙用名簿 参院選前56万人分
毎日新聞 2015年09月27日 09時00分
政治団体「日本歯科医師連盟」を巡る政治資金規正法違反事件で、日歯連が石井みどり参院議員(自民)=比例代表=を擁立した2013年参院選の半年前から全国の歯科医らに呼びかけ、約56万人分の支援者名簿を集めていたことが分かった。収集経費は同時期に日歯連から5000万円の「迂回(うかい)寄付」を受けたとされる関連政治団体「石井みどり中央後援会」から支出されていた。東京地検特捜部は資金移動の目的や経緯の解明を進めている模様だ。【石山絵歩、飯田憲】
関係者の証言や内部資料によると、日歯連は13年1月31日、東京・日比谷公会堂で各都道府県・郡市区の歯科医師連盟代表者ら計約750人を集めた連絡会議を開いて石井氏の支援体制を確認した。
会議で日歯連幹部は、会員1人につき5人を目標として4月までに支援者名簿を集め、選挙期間中に電話で投票を依頼する「電話作戦」に利用すると説明。全国で会員約5万人の10倍以上の約55万7000人分の名簿が集まり、石井氏は7月の参院選で約29万4000票を獲得して再選された。
政治資金収支報告書によると、日歯連は会議直前の1月23日、会長が代表を兼ねる他の政治団体に5000万円を寄付し、同額が即日、石井後援会に寄付された。後援会は同日、各地の歯科医師連盟などに名簿の送付経費として計約500万円を支出。その後も名簿データ化費用などとして名簿関連に少なくとも約2000万円を使っていた。
公示前に投票を依頼するような行為は公職選挙法で「事前運動」として禁じられている。日歯連側は「後援会活動で事前運動に当たらない」と説明している。
石井後援会は3月にも日歯連から4500万円の寄付を受けている。1月分と合わせると計9500万円になり、政治団体間の寄付の年間上限(5000万円)を超える疑いがある。13年のその他の収入は50万円程度しかなかった。
3032
:
chibaQ@rossia`
:2016/01/03(日) 23:00:47
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0218956.html
公明、19年擁立検討 参院道選挙区、今夏は自民支援
01/03 06:30
公明党道本部が2019年夏の参院選道選挙区に候補者を擁立する方向で検討に入っていることが2日、分かった。今年夏の参院選は自民党候補2人への支援に専念する一方、19年は自民党の支援も得て独自候補の当選を狙う戦略とみられる。自民党道連にも意向を伝えている。自公両党の関係者が明らかにした。
道選挙区の定数が4から6に増えることを受け、今年と19年の参院選はいずれも改選数が2から3に増える。これに伴い、今夏の参院選道選挙区では自民党が「2人当選」を目指し、現職に加えて新人も擁立することを決定済みだ。
公明党は、国政選挙の比例代表の得票実績を踏まえ、道内の自民党の基礎票は70万票程度、公明党は35万票程度と分析。今夏の参院選の当選ラインは「45万〜46万は最低取らなきゃいけない」(自民党道連の伊達忠一会長)とされ、自民党が2議席を獲得するには公明党の支援が必須とみている。
一方、双方の基礎票を考慮すれば、定数6のうち1議席は公明党に振り分けるよう自民党に要求するのが妥当との判断に傾き、19年参院選への独自候補擁立を検討している。ただ、19年参院選出馬に意欲を示す自民党道議らの反発が予想されるほか、自民党から公明党に適切な「票割り」をすることは困難との見方が強い。公明党は支持団体とも調整しながら、独自候補の当選につながるのか慎重に見極める方針だ。
3033
:
とはずがたり
:2016/02/18(木) 20:15:54
まあ云いにくいことを云う役割を買って出るには適したポジションにゐるわな〜。
「国家観まったく違う」自民の鴻池氏、公明への推薦反対
http://www.asahi.com/articles/ASJ2L4W14J2LUTFK00S.html?iref=com_alist_6_04
2016年2月18日17時27分
自民党の鴻池祥肇元防災相(参院兵庫)は18日、麻生派の会合で、夏の参院選で兵庫など改選数3以上の5選挙区で自民党が公明党候補への推薦を検討していることについて「国家観、国柄への思い、歴史観はまったく違う政党だ」として、反対する考えを党幹部に伝えたことを明らかにした。
茂木敏充選挙対策委員長が17日、公明候補への推薦を検討する埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の5選挙区の関係議員と協議。鴻池氏はその場で「公明とは力を合わせて日本をより良き方向に進めてきたことは間違いはなかろう。ただ選挙で安易に妥協すると、自民が本当につらいときも『岩に爪を立ててでも頑張れ』と言ってくれたコアな保守の国民に申し訳ないことになってはならない」と慎重論を唱えたという。
3034
:
チバQ
:2016/02/18(木) 23:02:53
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160218-567-OYT1T50005.html
自民神奈川で不協和音…旧みんな中西氏推薦巡り
18:01読売新聞
夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)を巡り、自民党本部と党県連に不協和音が生じている。
参院比例から転身する三原じゅん子参院議員が公認されたが、党本部が県連の反発を押し切り、無所属の中西健治参院議員の推薦も決めたためだ。
党執行部は党勢拡大を理由に当初、神奈川選挙区から2人を擁立する方針で、中西氏の公認も模索した。だが、中西氏は2009年の横浜市長選に自民党などの支援で出馬して落選した後、10年参院選に旧みんなの党公認で当選した経緯がある。今も、県連内には「中西氏に裏切られた」との遺恨が残る。このため、県連は「推薦は党本部が勝手に決めたことだ」(幹部)として、中西氏を支援しない方針だ。
そこで中西氏のてこ入れに動いたのが、麻生副総理や山東昭子・元参院副議長ら自民党のベテラン有志議員だ。中西陣営が15日に国会内で開いた選挙対策本部の会合後の記者会見で、麻生氏は「全力を挙げて(中西氏の応援に)頑張りたい」と明言した。県連から漏れる不満に対しても、麻生氏は「(衆院選に小選挙区制が導入される前の)中選挙区時代は3人区で2人、5人区で4人(自民党から)立つのが当たり前だった」と意に介する様子はない。
3035
:
チバQ
:2016/02/18(木) 23:04:29
http://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20160218000099.html
おおさか維新、滋賀で活発化 参院選向け他党警戒
16:00京都新聞
滋賀県内で、おおさか維新の会が存在感を高めようと動きを活発化させている。21日投開票の草津市長選では、地方組織の滋賀維新の会が推薦する候補の応援のため大阪から党幹部が入り、今後の国政選挙で県内全選挙区に擁立する方針を打ち出した。地方組織は小規模ながら、前身の日本維新の会の時代から国政選挙では県内で自民党や民主党に次いで2、3番目の比例票を集めており、今夏の参院選を見据えて他党は警戒を強めている。
市長選告示前日の13日夜。市民体育館で滋賀維新の設立記念シンポジウムがあった。おおさか維新の松井一郎代表と橋下徹法律政策顧問がそろい踏みし、大阪での改革を熱弁した。壇上には市長選に立つ新人白井幸則候補(53)も並んだ。松井代表は告示日も街頭でマイクを握り「徹底的にサポートしたい」と訴えた。滋賀維新幹部は「草津は大阪の通勤圏で、おおさか維新に共感する人が多い」と連日、街頭活動に加わる。
「なぜ大阪から来て草津に口出しするのか。冷静に考えてほしい」。14日夕、JR南草津駅前で現職橋川渉候補(67)を支援する民主衆院議員が叫んだ。選対はおおさか維新の動向を気にしつつ、市議や連合滋賀を中心に組織固めを図る。自民の衆院議員も応援に入る。選対幹部は「相手に維新が加わり、うちは団結力が高まった」。15日からは、自主投票としている共産党の市議らが街頭で「維新政治」の批判ビラを配った。
おおさか維新は滋賀をはじめ全国14都府県で総支部が立ち上がり、関西を中心に首長選への関与を強めている。大阪での改革をPRし、「地方分権には首長がキーになる。政治に参加すれば税金の使い方が変わると感じてもらう」(松井代表)のが狙いだ。
県内の地方選挙で松井、橋下両氏がそろうのは異例で、「当然、次の国政選挙をにらんでいる」(橋川候補選対)との受け止めが広がる。2012年以降3回の国政選挙で、日本維新の会と維新の党は比例で8万〜15万票を獲得し、一定の支持層がある。滋賀維新の岩永裕貴代表は今後の国政選挙へ「比例票の掘り起こしのためにも候補者をできる限り全選挙区に立てたい」と力を込める。
1人区の激戦となる今夏の参院選滋賀選挙区では、自民、民主、共産3党が候補予定者を決めている。自民県連の佐野高典幹事長は「維新が出せばあなどれない」とし、民主県連の江畑弥八郎事務総長は「既存政党は一定の影響を避けられない。衆参ダブル選も視野にギアを一段上げたい」と緊張感を高める。共産県委の奥谷和美委員長は「おおさか維新は政策を語るほど安倍政権のお友達だと分かる。自公の補完勢力は伸ばしてはいけない」と強調した。
3036
:
チバQ
:2016/02/18(木) 23:09:08
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160218k0000m010112000c.html
<民主代表>維新に「公認案」提示 合流協議、両党に慎重論
00:28毎日新聞
<民主代表>維新に「公認案」提示 合流協議、両党に慎重論
岡田克也民主党代表=東京都千代田区の党本部で2016年2月5日午後3時49分、藤井太郎撮影
(毎日新聞)
民主党の岡田克也代表が維新の党との合流を巡り、民主への吸収合併時に合流できない維新参院議員に夏の参院選で新党の公認を出す「公認案」を松野頼久代表に提示したことが分かった。ただ両党内では幹部らを中心に異論や慎重論が出ており、協議の行方は不透明だ。合流が頓挫すれば夏の参院選に向けた野党共闘にも大きな打撃となりかねない。【飼手勇介、松本晃】
岡田氏が合流の具体策を維新側に提示したのは初めて。岡田氏は先週、民主を分割して維新との合流を可能にする「分党2案」を一部の民主幹部に示したが、「大幅な組織変更の手続きが必要」と反対が強かった。このため、今週になって、党内の理解が得やすく、維新に賛成意見もある「公認案」に修正した上で松野氏に示したとみられる。
両氏が合流を模索する一方、両党内では幹部らの抵抗が強まっている。民主執行部内では参院選後への合流先送り論も浮上。「民主の約5分の1の議員数の維新が合流しても大きな効果は望めない」(幹部)との声に加え、維新の江田憲司前代表らから「民主解党」という要求が続くことへのいらだちがある。
一方、維新が17日、国会内で開いた両院議員懇談会では、松野氏が「緊張感ある政治を作るのが目的で、目先の交渉にとらわれるべきでない」と理解を求めたが、出席者からは「交渉が長引くなら民主に見切りをつけて維新単独か他の野党との連携を目指すべきだ」との意見が相次いだ。強硬論の高まりを受け、松野氏は今月中旬を目指していた合意期限を月末に延期した。
このほか、維新が「民主党」以外への党名変更を求めるのに対し、民主幹部は「合流しても、少なくとも略称は民主党だ」と、党名をめぐる溝も残る。
ただ、民維合流は夏の参院選に向けた野党共闘の最大の目玉だ。新党を軸に社民、生活、共産との選挙協力や候補者調整を進める算段も狂いかねない。合流に賛成する維新中堅議員は「もし民維の合流さえできないなら他の野党との共闘どころではない」と述べ、参院選への打撃を懸念している。
3037
:
チバQ
:2016/02/18(木) 23:09:35
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1602180063.html
民主・維新「合流破談」濃厚 解党、吸収、分党…絞れず時間切れの気配 参院選共闘に影響も
21:49産経新聞
民主党と維新の党の合流構想の破談がいよいよ濃厚になってきた。解党、吸収合併、民主分党案が浮上しているが、いずれも決め手を欠き、合流協議は公示を約4カ月後に控えた参院選の後に持ち越される可能性が高まっている。両党は18日、安全保障関連法の対案を衆院に提出し、両代表は協議継続に意欲を示すが、残された時間は少ない。
「2月いっぱいで結論が出なければ、単独で戦う決断をしなければいけない」
維新の松野頼久代表は18日の記者会見でこう述べ、再び参院選での「単独主戦論」に言及した。民主党の岡田克也代表は同日の文化放送のラジオ番組で「いろんな状況がある。今交渉中だ」と述べた。両氏は今月1日以降、少なくとも4回会談したが、双方に行き詰まりへの焦りがにじむ。
合流協議では、(1)両党解党による新党結成(2)民主が維新を吸収合併(3)民主党分党案-が浮上している。維新は(1)を、民主党は(2)を主張するが、平行線をたどっている。民主党を存続させたまま一部議員が党を離れて維新と新党を結成し、参院選後に合流する(3)の案も含め一長一短があり、着地点は見いだせていない。
一方で両党は18日、領域警備法案、周辺事態法改正案、国連平和維持活動(PKO)協力法改正案の3法案を共同提出した。集団的自衛権の行使は容認せず、自衛隊などの活動を充実させるのが柱。参院選に向け安保政策の現実路線をアピールする狙いだ。
民主党の細野豪志政調会長は18日、日本の排他的経済水域(EEZ)の管理・権益強化を図る議員立法の提出を目指す自民党主導の超党派勉強会に出席。対案提出を強く求めてきた細野氏は安保政策で党派を超えた連携に意欲を示す。
これとは裏腹に、対案提出で歩調を合わせた民主、維新両党が提出後に行った共同記者会見では温度差を印象づける場面があった。
両党は共産、社民、生活各党も含めた5党で19日に安保関連法の廃止法案を衆院に提出する。民主党の大島敦政調会長代理は対案の先行提出について「対案を示すほうが私たちの考え方をよりクリアにできるからだ」と意義を強調した。だが、維新の小野次郎政調会長は「どちらが先でなければいけないということはない」と一蹴したのだ。
民主、維新両党は合流が破談した場合でも、参院選では連携する方針だ。19日には野党5党の党首会談を開き、難航する1人区の協力について意見交換する。
ただ、松野氏は合流が破談した場合は民主党との統一会派を解消する意向だ。岡田氏は18日のラジオ番組で「共産党とは考え方が違う」と突き放すなど、民主、維新両党のみならず野党全体の共闘も展望が開けていない。
おおさか維新の会の法律政策顧問を務める橋下徹前代表は18日、合流協議が難航するかつての古巣をツイッターでこう皮肉った。
「相変わらず、先読み力がないし、戦略性もない」「依頼があれば維新の党の法律政策顧問をやってあげますよ(笑)」
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3038
:
とはずがたり
:2016/02/23(火) 08:49:39
参院選1人区、原則取り下げへ=野党選挙協力に弾み―共産
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/78/7122f6d818d8230d1bb4d22309fe1c00.html
(時事通信) 02月22日 20:22
共産党の志位和夫委員長は22日、党本部で記者会見し、夏の参院選選挙区のうち改選数1の1人区への対応について「かなりの人は立候補を取り下げる」と述べ、既に擁立した独自候補を原則的に取り下げる方針を明らかにした。安倍政権に対抗するための野党系候補の一本化が狙いで、足踏み状態にあった野党の選挙協力に弾みがつく可能性がある。
国政選挙で共産党の全面的な候補取り下げが実現すれば初めて。志位氏は「参院選まで残りわずかな中での大局に立った判断だ。野党共闘をしっかりまとめ、相手に痛打を与える」と強調した。
共産党は32の1人区中、29選挙区で候補を擁立済み。このうち、14選挙区で民主党公認候補と、7選挙区で同党推薦候補と競合している。
3039
:
とはずがたり
:2016/02/23(火) 08:51:50
>>3036
改選議員も未だ選挙時点で任期が切れてないから新党じゃ無いと公認で出れないの?だとすると制度の不備のような。。
>民主への吸収合併時に合流できない維新参院議員に夏の参院選で新党の公認を出す
3040
:
チバQ
:2016/04/28(木) 22:22:29
>>1841
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160428X890.html
週刊文春が逆転勝訴=元自民候補への名誉毀損認めず―東京高裁
20:54時事通信
週刊文春に「元暴力団組長と交際していた」などと報じられ、2013年の参院選で自民党公認候補を辞退せざるを得なくなったとして、元女優田島みわ氏(52)が発行元の文芸春秋に損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(高世三郎裁判長)は28日、文春側逆転勝訴を言い渡した。
一審東京地裁は、選挙前に掲載された3本の記事の主要部分について「関係者の証言は変遷していて信用できず、真実とは認められない」と判断し、名誉毀損(きそん)を認定。賠償に加え同誌1ページ目に謝罪広告を掲載することなどを命じ、文春側が控訴していた。
高世裁判長は、一審同様に証言の信用性は認めなかったものの、田島氏の取材対応を「立候補者にとって極めて重要な問題にもかかわらず、書面で数行程度回答しただけで、一部は明らかに虚偽だった」と指摘。記者が真実と信じたことには理由があると結論付けた。
3041
:
名無しさん
:2016/08/18(木) 23:38:48
>>1620
http://blog.goo.ne.jp/8074ken/e/bb9c159573fa5a45f91cabe460c2600e
駒大教授・青木茂樹氏が立候補表明 参院選
(山梨県)
夏の参院選に向け、駒沢大教授の青木茂樹氏が20日、立候補を正式に表明した。
青木氏は千葉県出身で甲府市在住の44歳。これまで若手経営者や自民党系県議らの要請を受け、立候補を検討してきた。甲府市で会見した青木氏は「良識の府とされる参議院で、民意を反映しなければならない強い気持ちに駆られた」などと述べ、選挙戦への決意を表明した。
夏の参院選では自民党県連が候補者の擁立をめぐり分裂した経緯があり、一部県議らが青木氏の支援に回るとみられる。青木氏は今後、支援組織の拡大を目指す集会を予定するほか、インターネットを最大限活用して、若者や政治に無関心な有権者らに政策を呼び掛けたいとしている。
[ 5/20 20:33 山梨放送]
3042
:
名無しさん
:2017/04/04(火) 18:49:24
>>1096
...
>>1220
>>1373
>>1376
..
>>1395
>>1399
>>1476
..
>>1606
>>1615
>>1674
>>1942
嶋大輔 自民にハシゴ外され、借金2千万 出馬一転“公認取り消し”の裏側
http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%B6%8B%E5%A4%A7%E8%BC%94-%E8%87%AA%E6%B0%91%E3%81%AB%E3%83%8F%E3%82%B7%E3%82%B4%E5%A4%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%80%81%E5%80%9F%E9%87%91%EF%BC%92%E5%8D%83%E4%B8%87-%E5%87%BA%E9%A6%AC%E4%B8%80%E8%BB%A2%E2%80%9C%E5%85%AC%E8%AA%8D%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%B6%88%E3%81%97%E2%80%9D%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%81%B4/ar-BBzaVW6
デイリースポーツ
デイリースポーツ/神戸新聞社
2日前
俳優・嶋大輔(52)が2日、関西テレビで放送された「マルコポロリ!」に出演。2013年の参院選出馬に関して、当時の自民党関係者からハシゴを外され、出馬資金の一部として借りた2000万円を借金として背負うことになったことを明かした。
嶋は13年4月25日、都内で会見を開き、芸能界からの引退と国会議員への転身を表明。すでに同年夏の参院選に自民党比例から出馬すると報道されていたが、会見では「今は全くの白紙」と説明していた。
当時、政治家秘書をしていた知人に誘われ、出馬を決意。実際に自民党の「(今もテレビに出ている大御所の)ある国会議員」から呼び出され、「腹くくってるか?」「(選挙資金は)持ってるか?」と言われ、芸能界引退を決意するとともに、「片手(5000万円)」の資金をかき集めた。3000万円は知人らも含めてなんとか調達したが、2000万円足りず、借金。実際には、会見当日には名刺もポスターも作り終えていたという。
会見では“自民党の公認という話はしてはいけない”とクギを刺されており、政治に興味がある、という発言にとどめた。落選しても芸能界復帰はしない決意も語っていた。
しかし、1週間後に自民関係者から「雲行きが怪しくなってきた」と連絡が入り、議員会館に行ったところ、「今回は芸能人はいらなくなりました」「何で引退したの?」「いや〜、まあ、今回はご縁がなかったということで」と公認しないことをあっさり伝えられたという。
さらに、「政治家になりたければ、都議から勉強してやればいい」と言い残され、発言を疑問に感じながら、会談は終了。議員会館の駐車場に行くと、なぜか記者が待機しており、いきなり「都議になるんですか?」と聞かれ、「えっ?!」と驚いたという。
公認取り消しが公になった直後から、借金の返金催促の連絡があり、裁判まで起こされたという嶋。2000万円返済のため、自宅を売却。家族4人で2DKの賃貸マンションに引っ越し、車や高級時計も売り払った。
芸能界に戻ることもできず、仕事もなく、94キロだった体重は一時、110キロに激太り。15年7月にテレビ出演し、「恥ずかしながら、芸能界に復帰させていただくことになりました」と芸能界に復帰した。現在は減量で93キロになり、仕事も「徐々に徐々に」と話していた。
3043
:
チバQ
:2019/04/01(月) 22:31:41
河合純一が繰上げ当選か!?
153 :チバQ :2019/04/01(月) 22:29:40
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/151884
渡辺美氏、出馬意向 選挙戦の公算 那須塩原市長選
3/30 11:12
選挙
市政・町政
那須塩原
那須塩原市の君島寛(きみじまひろし)市長の死去に伴い、来月14日告示、同21日投開票で行われる那須塩原市長選で、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)参院議員(36)が所属する自民党麻生派幹部に同市長選へ立候補する意思を伝えていたことが29日、関係者への取材で分かった。渡辺氏は無所属ながら参院自民党会派に所属している。同市長選では既に同市議会議長の君島一郎(きみしまいちろう)氏(63)=同市関谷=が立候補を表明しており、選挙戦となる公算が大きくなった。
渡辺氏は28日夜、那須塩原市内で30、40代を中心とした同市内の経営者グループから同市長選への出馬要請を受け、「重く受け止める。しかるべき方々と相談したい」などと応じた。複数の関係者によると、その後、渡辺氏が意向を固め、同派幹部や関係者らに「立候補する方向で調整する」などと伝えているという。
同日までの下野新聞社の取材に対し、渡辺氏は「有志の方々から直接声を頂けるのは身に余る光栄」とした上で、「内閣の一員であり一存では決められない。適切な時期に判断したい」などと答えていた。
渡辺氏は財務政務官で、元副総理兼外相の故渡辺美智雄(わたなべみちお)氏の孫。13年参院選に旧みんなの党から比例代表で初当選し、解党に伴い16年から無所属で自民党会派に所属。今夏の参院選比例代表候補者として自民党公認が内定している。
同市長選では保守系の君島氏が出馬予定の一方、自民党那須塩原市支部内での調整が難航しており、候補者は一本化されていない。
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