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第23回参議院議員選挙(2013年)

2834チバQ:2013/07/24(水) 22:36:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130723ddlk01010201000c.html
戦いの底流:2013参院選・北海道/上 自民 快勝に高揚感なく 候補者選考でしこり /北海道
毎日新聞 2013年07月23日 地方版

 「伊達さんじゃなくて自民党に入った票だな」。当選した伊達忠一氏(74)を擁立した自民党道連の幹部は、自民圧勝を伝える新聞を開いて苦笑した。伊達氏は高齢批判や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加問題など、懸念材料を抱えた中での選挙戦だった。結果は、マイナス要素をすべて吹き飛ばすほどの追い風を受けて圧勝した。しかし、道連や陣営の間では「戦った感じがしない」と、勝利した高揚感はなかった。

 選挙に向けた候補者選考では、伊達氏を推す国会議員らと、「世代交代」を求める道議が対立。5人が乱立し、国会議員と地方議員による投票にもつれ込んだ。伊達氏に決まった後も、落選した道議の地盤を中心に支援の動きは鈍く、伊達氏のポスターがほとんどない地域もあった。

 遊説先での動員も低調だった。陣営によると、伊達氏が回った道内各地の総動員数は約1万9000人で、前回参院選(2010年)より約2割減った。全国的な党の劣勢などで伊達氏が逆風にさらされた07年参院選と比べても、地域によっては3分の1ほどだった。候補者選考のしこりやTPPへの反発が強い地域は特に少なく、陣営幹部は「ひどい状況だ」とこぼした。

 特に一変したのが新篠津村だ。自民の得票率が常に道内トップクラスを誇る保守の牙城だが、今回はTPP問題で支援の動きが後退した。

 投開票日を5日後に控えた16日、JA新しのつ前で行われた伊達氏の演説には、村長やJA組合長ら約60人が集まった。TPPへの反発を抑えようと、伊達氏は配合飼料高騰に対する政府の緊急対策などをアピールしたが、コメ農家が中心の村で反応は悪かった。

 その3日後、「TPP断固阻止」を掲げる新党大地新人の浅野貴博氏(35)が同じ場所で行った演説には、伊達氏の時とほぼ同じ数の農家が集まった。

 自民党の新篠津支部幹事長を務めるJA新しのつの西井通泰専務理事は「人の集まりはいつもの半分くらい。TPPをめぐる自民への不信感を拭い去る材料がなく、今回は厳しい」と困惑していた。ある道連幹部は「普通なら負ける選挙。追い風は続かない。課題をきちんと検証する必要がある」と話し、2年後にある統一地方選を懸念していた。

 道議や道連関係者は、昨年末の衆院選で道内全選挙区に国会議員が誕生したことによる体制の変化も指摘する。従来、道内では自民の国会議員がいない空白地域が多く、道連は実動部隊となる地方議員らに直接指示していた。しかし今回は、国会議員が間に入ることになり、新人議員が多いこともあって道連と道内各支部との連携がうまくいかないこともあった。

 伊達氏は2位に30万票以上の差をつけた。あるベテラン道議は「内部のゴタゴタは、有権者には関係のないこと。90万もの人が選んだのだから、きちんと有権者の目線でものを見なければいけない」と戒めた。【円谷美晶】

    ◇

 自民と民主の候補者が再び議席を獲得した今回の参院選道選挙区。戦いの舞台裏を追った。


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