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第23回参議院議員選挙(2013年)

2394チバQ:2013/07/03(水) 00:48:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130702ddm041010154000c.html
2013参院選の現場:岩手・大槌、「雇用のミスマッチ」深刻 手応え感じぬ議員視察
毎日新聞 2013年07月02日 東京朝刊


高校生や大学生らが車座になり、まちおこしのイベントを企画する。地元に残りたい意欲のある若者は多いが、現実は地元を離れて就職している=岩手県大槌町で
拡大写真 ◇事業者「人が集まらない」 若者「やりたい仕事ない」
 東日本大震災の被災地は、昨年12月の衆院選に続き2回目の国政選挙を迎える。津波に見舞われた岩手県の沿岸部では、基幹産業の水産加工業が人手不足を解消できず、若者は「やりたい仕事がない」とぼやく。政治家の視察は相次ぐが、現状を打開する政策はまだない。このままでは被災者の政治不信が増幅しかねない。

 岩手県大槌町の水産加工会社など4事業者でつくる「ど真ん中・おおつち協同組合」に5月上旬、約10人の国会議員団が訪れた。組合理事長の芳賀政和さん(68)は「正社員やパートの求人を出しても人が集まらない」と20分かけて窮状を訴えた。返ってきた言葉は「これは国会で取り上げるべき問題だ」。

 芳賀さんは「じっくり話を聞いてくれた」と感謝する一方、「またか」との思いも抱いた。多くの政治家が訪れるのはありがたいが、ほとんどの反応はこの視察団と同様、「党に伝える」など具体策を伴わないからだ。

 同組合は大震災から1年たった昨年3月に操業を始めた。参加した4事業者は単独では工場再建が困難だったため、中小企業の復旧・再建費用を国などが補助する「グループ補助金」を活用した。三陸地方の中央に位置することから、名称は「ど真ん中」。水揚げされた魚を切り身にしたり、缶詰にしたりする生産ラインを二つ備える。操業当初は90人での稼働を想定していたが、現在の従業員は60人。芳賀さんは「このままでは光熱費などの負担が重く、生産を縮小せざるをえない」と話す。

 厚生労働省岩手労働局によると、沿岸部の水産加工業の有効求人は5月に272人だったが、求職者は125人にとどまった。

 一方、大槌町出身の岩手県立大総合政策学部2年、沢田輝(ひかる)さん(19)は「将来は大槌で働きたいが、やりたい仕事がない」と嘆く。自宅は津波で流され、家族は今も仮設住宅に暮らす。大学は140キロ離れた同県滝沢村にある。沢田さんはアパートを借り、奨学金をやりくりして生活する。

 大震災当時、沢田さんは高校2年だった。「とりあえず大学に進学を」と漠然と考えていた将来は、全国から駆けつけたボランティアを目にして変わったという。目標を持って活動する人がまぶしく映り、「将来は町の復興に貢献したい」と思うようになった。

 沢田さんは大学で防災について考えるサークルに入った。大槌町でも街づくりサークルに参加し、この活動は国会議員の視察対象になったこともある。その際、サークル仲間が「大学で得た専門知識を生かせる仕事が被災地にない」と訴えると、答えは「党の提言に盛り込みたい」。沢田さんは「若者のことを真剣に考えているのだろうか」と不信感を持った。高校時代の同級生の多くは、就職や進学で地元を離れている。

 被災地で顕在化する「雇用のミスマッチ」。歴代政権は地方で進行するこの問題に有効な手立てを講じることなく都市部への人口集中が続く。沢田さんの20歳の誕生日は8月。参院選で1票を投じられないのがもどかしい。【安藤いく子】

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