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第23回参議院議員選挙(2013年)

2639チバQ:2013/07/19(金) 00:33:28
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20130710ddlk38010541000c.html
課題を問う:13参院選えひめ/1 エネルギー政策 /愛媛
毎日新聞 2013年07月10日 地方版

 21日投開票の参院選は衆参の「ねじれ解消」がかかり、解消されれば与党の法案がより早く通過する。その分、県の将来の姿も急速に変えていく可能性もある。論戦で問われるべきは何か。地域独自の争点や全国的な論点を含め、県の抱える課題について考える。

 ◇関心薄れ「原発ありき」
 「本当に許しがたいことだと思います」。四国電力が伊方原発3号機(伊方町)の再稼働申請を原子力規制委員会に事前届け出した今月5日。県庁前で夕刻行われた脱原発デモで、県原爆被害者の会事務局長、松浦秀人さん(67)=松山市東長戸2=はマイクを握り、原発再稼働に向けた動きを非難した。

 松浦さんは妊娠中の母が広島市の爆心地から約3キロで被爆した胎内被爆者。以前は「核兵器廃絶」を訴えても反原発を掲げることはなかったが、福島第1原発事故後、女子高生が「将来結婚できるか」と教師に質問したという報道に胸を締め付けられた。「結婚する資格があるか」「子供に放射能の影響が表れないか」と悩んだ自身の苦しみを、福島の被ばく者も背負ったと知ったからだ。

 四電は8日、予告通り再稼働を申請した。柿木一高・原子力本部長は「(電力の)万全の供給体制にはどうしても必要」と再稼働の意義を強調した。電気料金の値上げに苦しむ企業、伊方原発のお膝元の旅館業者などから再稼働待望論が上がっているのも現実だ。

 しかし、松浦さんは疑問が尽きない。4月に訪問したドイツでは、廃炉作業中の原発に、多くの作業員が集まっていた。「廃炉作業にも相当な仕事量があるはずだ。それでは足りない分を、社会政策で支える道を追求すべきではないか」と提唱する。「原発ありき」で議論の幅が狭められているように見える。

 さらに「核のごみ」の問題もある。伊方原発でも、8〜9年で使用済み燃料プールは満杯になるとされるが、その処理の答えは出ていない。松浦さんは「仮に事故がなくても、放射性廃棄物を無害にする技術を人類は持っていない。後の世代に万年単位で負の遺産を押しつける。そんなことが許されるはずがない」と訴える。

. 福島事故で問い直されたのは、現代のエネルギー政策のあり方、さらには核利用の賛否という根本的な方向性だったはずだ。しかし、時間の経過と共に脱原発への関心が薄れる中、再稼働論議の中心は設備の安全性に集約されている。「世界最高レベル」をうたう新規制基準が施行された今、日本の原子力利用が再び走り出そうとしている。【中村敦茂】


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