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第23回参議院議員選挙(2013年)
2901
:
とはずがたり
:2013/07/29(月) 17:44:38
>>2900-2901
(5) 理念なき政界再編にクギを刺すことができた
自分たちのところが大阪と東京でバラバラなのは棚に上げて、民主党のことを「価値観がバラバラで政党の体をなしていない」とブーメランな批判をする某市長兼共同代表がいましたが、右を向いている人たちと左を向いている人たちとどっちでもいい風見鶏の人たちが政権奪取だけを目的に結集して、ほんとうに政権を取るとどうなるかというのは、まさに民主党が身をもって示してくれたところです。
維新の会とみんなの党が選挙協力を果たせなかったり、社会民主主義に分類される勢力が衆院選のときと同じように分散したまま戦ったりしたのは、各党の権力争いとか、権力争いとか、権力争いとか、やむにやまれぬさまざまな事情があるのでしょうが、数を集めるための「野合」に対する有権者の厳しい視線もプレッシャーとして働いたのではないでしょうか。
だとすれば今回の結果は、選挙後の再編の動きに対しても、政策や理念をなおざりにして一緒になるのは許さんけんね、という無言の圧力になると期待できます。
(6) 原発なんかどうでもいい…わけではないと示された
原子力安全委員会の新しい安全審査基準が発表され、電力会社が再稼働を申請するなど、原発をめぐる状況が動いていく一方、参院選では景気や雇用や消費税に比べると原発問題が争点として注目度がやや下がった印象もありました。
ところが、結果はどうでしょう。東京選挙区では原発の即時全廃を目標に掲げる候補2人が合わせて130万を超える得票で当選し、定数5人の4割を「反原発」議員が占めることになりました。一方で、青森、福島、福井、鹿児島など、原発や原子力関連施設がある1人区の立地自治体では、公約で原発の再稼働をめざす姿勢を明らかにしていた自民党の候補が圧勝しました。
東京で当選した候補は反原発の姿勢をはっきりと打ち出していたし、都道府県単位とはいえ、立地自治体の有権者が原発問題をまったく意識しないということはないでしょう。参院選の結果を「反対支持」や「容認」とストレートに解釈してよいかどうかはともかく、原発の問題はアベノミクスに比べてどうでもいいわけではありませんよ、というメッセージにはなったはずです。
(7) みんなが政治に無関心というわけではないとわかった
今回の参院選の投票率は52.61%で、過去3番目の低さでした。ああ、やっぱり政治に関心がない人が多いんだな…と、ため息をついているあなた、ちょっと待った。よく考えてみてください。
今年は6月中旬から猛暑日が続くというとんでもない気象で、7月に入ると熱中症で救急搬送される人が全国で急増。マスコミでは、熱中症の危険があるので無用な外出は避けましょうと盛んにアナウンスされました。しかも投開票日は小中学校が夏休みに入って最初の日曜日で、子連れの家庭ではレジャーを優先しても不思議はありませんでした。
そもそも安倍政権の支持率が高く、与党に肯定的な人、批判的な人の両方が「今回は別に自分が投票してもしなくても関係ないしなあ」と考えてもおかしくありません。実際、6月に行われた東京都議会議員選挙の投票率が43.50%と史上2番目の低さで、過去に都議選と参院選が行われた年との比較から、参院選は40%台に落ち込むのではないかとも一部では予想されていました。
それほどの悪条件が重なったにもかかわらず、結果が50%台前半にとどまったということは、投票を通じて政治にかかわろうと考えている人が減っているわけではない、とも考えられます。
◇ ◇ ◇
批判的にみていかなくてはいけない面がたくさんあるのは確かだけれども、なんとなくムードで不信だ失望だあきらめだとラベリングしてしまうことが、やっぱり政治はどうにもならないのね感をさらに増幅させる逆マッチポンプになっている気もする。
衆議院の解散がなければこの先3年間は国政選挙がないことになるが、一票の格差に関する最高裁の憲法判断やアベノミクスの行方次第ではどうなるかわからないし、2015年の春には統一地方選がある。
まあ、いろいろな角度から見ていきましょうよ、ということで。
<筆者紹介> 竹田圭吾(たけだ・けいご)。1964年生まれ。東京都中央区出身。ジャーナリスト。元『ニューズウィーク日本版』編集長。多数の情報テレビ番組に出演。
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