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第23回参議院議員選挙(2013年)

2919チバQ:2013/08/05(月) 23:22:08
http://yamagata-np.jp/news/201307/25/kj_2013072500793.php
【2013参院選】検証―戦いの跡[3] 自民、衆院県3区の事情
2013年07月25日 11:50

岸宏一氏(中央)の脇で、握手を交わす大沼瑞穂氏(右)と阿部寿一氏。勝利を経ても衆院県3区の保守の溝は残ったままだ=10日、新庄商工会館
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 「誰の応援だろうと、もらわないといけないよ、今回は。あの人が嫌いだから、では駄目だ」―。新庄市内で8日開かれた官房長官菅義偉の国政報告会。参院議員岸宏一はあいさつの最後をこう締めくくった。昨年12月の衆院選で自民公認の加藤紘一と無所属の阿部寿一が激突して以降、保守の間でしこりの残る衆院県3区。自民新人大沼瑞穂が、みどりの風現職舟山康江と激戦を演じる中、岸は危機感をあらわにした。

◆加藤派の退席
 今回の戦いで、衆院県3区の大沼陣営の各選対は、先の衆院選で阿部に敗れた加藤派を中心に構成された。その選対が最も重視したのが、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に断固反対ののろしを上げ、舟山を推薦した県農政連対策。とりわけ庄内地域のJAは、舟山支援の意志が強固で、公示前に農相林芳正が庄内入りし、説得しても覆ることはなかった。そこで選対は、阿部によるJA切り崩しに期待。自民県連が阿部に支援を要請した。

 だが、JA関係者は最後まで意地を示す。JA庄内みどり組合長の阿部茂昭は酒田市で開かれた舟山陣営の個人演説会で「選挙では中立を保ってきたつもりだ。今回なぜ、こんなに関わっているのか、それはTPPへの怖さからだ」と語気を強め、舟山支援を誓ってみせた。

 農業票切り崩しの難航は、加藤派主体の大沼選対と、阿部派との関係をさらにぎくしゃくさせた。11日に戸沢村、15日に新庄市でそれぞれ開かれた大沼の個人演説会。阿部が演説を始めると、ある集団が一斉に退席した。大半が、衆院選で加藤を支持した団体のメンバーだった。その場面は、県3区の保守層の現状を象徴していた。

◆「3年後の話」
 分裂状態の保守の関係修復。今回は、衆院選から7カ月に及ぶあつれきを解消する絶好の機会となるはずだった。しかし、次期衆院選の公認候補争いが、両者の溝を表面化させた。自民公認を狙う阿部と、加藤の後継指名を受けた三女・鮎子が“貢献度争い”を演じる。阿部は応援演説で「アベノミクスに共鳴した」「(酒田)市長時代は自民推薦だった」などと言葉を並べて自民に秋波を送る。一方の鮎子は、当初選対スタッフという裏方を務めていたが、中盤からは大沼の選挙カーに同乗し、鶴岡市内の集会では弁士も務めた。「誰の選挙をしているのか…」。2人の行動に、最上地域の自民関係者はあきれた口調で語った。

 3年前の前回参院選で、現職岸は3選を目指し出馬表明したが、当時の自民県連は会長加藤の下、岸か大沼かを選ぶ党員投票を実施した。激戦の危機感を強調した岸も選挙期間中、そのわだかまりを示すように「(阿部が)自民に入りたいといっているのに邪魔する人がいる。ぜひ、入れてやってほしい」などと繰り返し、加藤派を刺激した。

 終わってみれば衆院県3区は、遊佐を除く各市町村で大沼の得票が舟山を上回り、全体でも3選挙区の中で大沼の得票率が最も高かった。酒田市内の事務所で21日夜、全国的な自民圧勝の開票結果を見守った大沼の酒田飽海地区選対本部長の県議森田広が漏らした。「今は勝利を喜びたい。次期衆院選の公認争いは3年後の話だ」。“場外”の争いを封印するようなその言葉は、県3区の事情の複雑さを物語っていた。(敬称略)


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