したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第23回参議院議員選挙(2013年)

2898チバQ:2013/07/28(日) 22:14:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130724/plc13072412080009-n1.htm
【「3分の2」時代(下)】
中韓両国の見る目変わるか 長期政権「自由度」増す外交
2013.7.24 12:04 (1/3ページ)
 参院選投開票日を目前にした今月16日のハワイ。君塚栄治陸上幕僚長らは米太平洋陸軍・海兵隊、オーストラリア陸軍とのシニアレベル・セミナー(SLS)に出席していた。

 SLSは将官クラスが一堂に会し、腹を割って戦略的な議論をする枠組み。出席者は「日米豪の協力関係を強化する象徴として共同訓練を活発化させる」との方針で一致した。むろん中国を念頭に置いたものだ。

 2日前の14日、中国海軍艦艇5隻が北海道の宗谷海峡をオホーツク海に向け通過した。中国艦艇の宗谷海峡通過は初めてで、海上自衛隊OBは「北極海航路を行き来するための戦力を備えた証しだ」と断じる。北極海航路は地球温暖化の影響で氷が解け、各国が注目している。中国海軍は北極海航路を利用するため、対馬・大隅・津軽の3海峡に加え宗谷海峡を通過することも重要指針に掲げてきた。


日米同盟を強化


 こうした威嚇や挑発を繰り返し、首脳会談も実現しない中国との関係改善は安倍晋三首相にとって難題だ。竹島(島根県隠岐の島町)や慰安婦問題で摩擦を抱える韓国との関係修復にも手を焼いてきた。

 ただ首相が参院選で勝利し、衆参両院で与党が「3分の2」に迫ろうかという状況になったことで、政府高官は「中韓両国の見る目が変わる」とみる。短命政権であれば首相交代を機に対日交渉を仕切り直し、自国に有利に交渉を誘導できるが、長期政権となれば通用しないからだ。

 菅義偉官房長官は22日のNHK番組で、日中首脳会談に関し「間合いは狭まってきている」と明かした。

 中国社会科学院日本研究所中日関係研究センターの張勇秘書長も「日本国内の政局による制約要因が緩和され、安倍政権の対中政策上の『自由度』が増す」との見解を示した。

 その自由度がどんな変化をもたらすのか−。

 首相は22日の記者会見で「どっしりと腰を据え政策を前に進め、強力な外交も展開する」と明言した。この発言について外務省幹部は「中国側には、自由度に伴うベクトルは集団的自衛権の行使容認やTPP参加に向けられていると映ったはずだ」と分析する。

 そのことは、とりもなおさず日米同盟の強化につながる。米政府は短命政権の連続にいらだちすら見せていたが、ラッセル米国務次官補は選挙結果を受け、「期待を持って注視したい」との祝意を伝えた。

 これに対し中国は、昨年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化をきっかけに、偶発的な衝突を回避するための「海上連絡メカニズム」構築に向けた協議を拒否していたが、今年4月、再開に応じた。ただ、参院選後も尖閣諸島周辺の領海外側の接続水域に海洋監視船を航行させている。

 また、23日付の韓国紙、東亜日報は、韓国大統領府は日本が歴史問題で変化を見せるまでは日韓首脳会談を急ぐ必要はないと判断している、と報じた。


受け身から脱却


 首相は25日から参院選後初の外遊としてマレーシアとシンガポール、フィリピンの3カ国を歴訪する。マレーシアとシンガポールはTPP交渉参加国。フィリピンは南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で中国と領有権問題を抱えており、首相は巡視船を供与する方針を伝える。

 フィリピンやTPP交渉参加国でもあるオーストラリアなど米国の同盟国との関係強化は、「米国を起点とした安保協力を線から面に変える」(防衛省幹部)効果も期待できる。米戦略に受け身で応じてきた姿勢から脱却し、一段高い同盟関係にも引き上げられる。

 「3分の2」が安倍外交の「自由度」を増すことになっても、目に見える効果が出るにはまだしばらく時間はかかりそうだ。





 この企画は阿比留瑠比、半沢尚久、坂井広志、水内茂幸、佐々木類(ワシントン)、川越一(北京)、加藤達也(ソウル)が担当しました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板