したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第23回参議院議員選挙(2013年)

2912チバQ:2013/08/04(日) 20:49:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1374512477332_02/news/20130723-OYT8T00175.htm
13参院選 検証
どん底で改心 組織力発揮



参院選前の自民党県連のパーティーで壇上に立った中泉氏(右端)と、県選出の党国会議員4人。支援者ら約1500人に衆参選挙区の議席独占を想像させ、結束を促した(5月18日、秋田市のホテルで) 「国でも与党、県でも与党。県民の思いを実現する、秋田のためになる非常にいい状態だと思う」。参院選から一夜明けた22日、自民党県連会長の金田勝年(63)は、記者会見で満足げに述べた。中泉の初当選で、自民が2003年以来となる衆参の県内選挙区5議席を独占したからだ。

 かつて重鎮政治家を擁し、「保守王国」を誇った秋田の自民は、03年の衆院選を機に崩壊に向かった。秋田1区で当時民主の寺田学(36)が初当選すると、04、07年の参院選で無所属候補(後に民主に合流)に連敗。09年衆院選の3小選挙区で全敗し、民主の衆参選挙区の独占につながった。

 「完敗中の完敗。立て直しに10年はかかると思った。『自民党はもう駄目』と言われ、支持者が離れていった」。自民党県連幹事長の県議・鶴田有司(61)は、4年前を述懐する。

 そのどん底を味わい、変わり始めたという。「選挙の実動部隊の県議や市町村議が、『これでは駄目だ』と改心した。徹底して地域を歩き、支持を訴え続けた」。鶴田は「これこそが、民主政権下でも自民の組織を維持できた理由」とみる。

 07年参院選では、自民候補の遊説に県議が同行しない時もあった。だが、石井浩郎(49)を擁立した10年参院選では組織力を発揮し、徹底したどぶ板選挙と石井の知名度の高さで圧勝。民主への逆風があった昨年の衆院選は、3小選挙区の議席を奪還した。残る参院の1議席で白羽の矢が立ったのが中泉だった。

 県連幹部は「若く清潔感があり、県議経験もある。無党派層に浸透できる要素がある」と口をそろえた。連立政権を組む公明党の支持母体・創価学会の秋田の役員によると、学会内には「自民候補を応援するなら中泉」と、かねて待望論があったという。

 ただ、中泉は元地元テレビ局アナウンサーの松浦に知名度で劣る。全県で中泉を浸透させようと、遊説は常に国会議員、県議、市町村議が同行し、多い日には10人近くに。各後援会を通じて企業・団体に働きかけ、遊説先に動員した有権者に中泉を売り込んだ。

 中泉は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復の実現を徹底して訴えた。景気回復への期待が幅広い支持につながったが、それを下支えしたのが、自民の組織力だった。

 だが、その組織も安泰とはいえない。党県連によると、県内の党員はピークだった約15年前の約5万7000人から、約7000人まで落ち込んだ。支持団体の高齢化や、有力な支持基盤だった建設業界の衰退が主な要因だ。県連は年内にも党員を1000人増やし、組織の強化を目指すという。

 選対本部長を務めた県議の鈴木洋一(69)は「昔の足腰の強い自民党に戻ったかと言えば、そんな強さはないだろう」と考える。「今回は当初から優勢だったが、組織が緩まなかったのは、かつての根拠のない自信と傲(おご)りに対する反省があるから。議席を独占した今こそ、傲りを警戒しなければいけない」と自戒した。

(敬称略、石黒慎祐)

(2013年7月23日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板