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第23回参議院議員選挙(2013年)

2251チバQ:2013/06/30(日) 16:11:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130627ddlk28010347000c.html

メビウスの果てに:2013年参院・知事ダブル選/上 自民「現職優先」 /兵庫

毎日新聞 2013年06月27日 地方版


 ◇公認決定、「先延ばし」の末に 公明絡み、揺らぐ足元

 師走も押し迫る昨年12月21日の夕刻。神戸市中央区の自民党県連ビルの一室に、幹部十数人が顔をそろえた。話し合いの議題は、7月4日に公示予定の参院選兵庫選挙区(改選数2)の党公認候補者について。党本部が各都道府県連に通達した公認申請の期限が、その年の6月に設定され、もはや猶予はなかったからだ。

 選択肢は現職の鴻池祥肇氏(72)と県議の加田裕之氏(43)。仲間内での「査定」は進まず、既に3時間程の時が流れ、空気だけが重みを増した。「無記名の投票で決めよう」。どこからともなくあがった声に、ほだされるように始まった決選投票の結果は、鴻池氏の勝利。半年以上も先延ばしされた結論に、ようやく終止符が打たれた瞬間だった。

 事の始まりは昨年5月、鴻池氏が4選を目指す意向を表明した時点にさかのぼる。同6月には加田氏ら若手県議2人が、相次いで参院選での公認を申請。「現職優先」を掲げる党の規約にもかかわらず、現職と新人が「三つ巴(どもえ)」の様相を帯び始めたからだ。

 事態を重く見た県連は、傘下の約80支部に候補者選定に関する意向調査を実施。その結果、「県連に一任」が多数を占めた一方、現職の鴻池氏を推す意見は1割程度にとどまった。むしろ、選考基準に「若さ」を求める意見が少なくなく「新人の支持の広がりを見てから、候補者を見定める」(日村豊彦・県連選対委員長)必要性が一気に高まった。

 若手県議の1人は選考を辞退したものの、加田氏の選択肢を消去できないまま断行された決選投票。“異例”ずくめの選考過程は、ようやく鴻池氏でまとまった結論にさえ「欠席者の委任投票が認められれば、加田氏が1票上回っていた」との臆測も呼ぶほど、県連内の「ねじれ」を浮き彫りにさせた。

   ◇    ◇

 決選投票にまでもつれた背景には、鴻池氏が2009年、週刊誌に「女性問題」を報じられたこともあり官房副長官を辞任し、県連を除籍された経緯が絡む。この一件は県連内の一部に、鴻池氏への抵抗感を今でも払拭(ふっしょく)できないままにさせているからだ。加えて、この「反鴻池」のベクトルをさらに強める要因もある。公明党の存在だ。

 公明党は候補を立てない全国の43選挙区で自民党候補を推薦する方針を決めているが、鴻池氏への推薦は公示間近の今月20日になってようやく決まった。公明党の支持母体・創価学会でも女性の支持者は少なくなく、「女性問題をいったん起こしたら、記憶から簡単には消えない」(公明党関係者)事情が、自民党候補で最後の推薦決定になった事実と無縁とは言い難い。

 「候補者選定に半年もかかり、最終的に『札入れ』までしたのは異例。鴻池氏は『勝手にしても選挙に通る』という姿勢を改め、身をもって示すべし」。ある自民党県連幹部が指摘する。「推薦に差を付けたことで『分かってくれ』と言うことだ」。公明党関係者も続ける。第2次安倍内閣の高支持率で追い風が吹くかに思えた、鴻池氏の足元に渦巻くすきま風が、「ねじれ」の萌芽(ほうが)を静かに育み始める。【山口朋辰】

   ◆    ◆

 参院選と知事選の「ダブル選」が迫る。各党の思惑は「ねじれ」を深め、複雑な軌跡を描く。さまざまな「ねじれ」が集まった「メビウスの輪」の果てにあるものは−−。

〔神戸版〕


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