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第23回参議院議員選挙(2013年)
2403
:
チバQ
:2013/07/03(水) 21:19:55
http://mainichi.jp/area/news/20130702ddp041010029000c.html
’13参院選・アベノミクスの足元で:/3 「百選」の棚田、存続危機 「攻めの農業」で切り捨て?
毎日新聞 2013年07月02日 西部朝刊
熊本県八代市の中心部から車で約40分。同市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区は深い山あいにある。農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれている「日光(にちこう)の棚田」を見下ろしながら、蓑田和儀さん(70)は「昔はきれいだったとですよ。山のてっぺんから下まで田んぼだった」と在りし日に思いをはせた。
標高420メートルにある日光の棚田は、戦国時代から江戸中期にかけて開墾された。八代市坂本支所によると、当時の住民は作った米を石と物々交換しながら山肌に石垣を積み、262枚計2ヘクタールの棚田を築いた。集落の人々は林業で生計を立てる傍ら、棚田を守るために米を作り続けてきた。
棚田百選に選ばれた14年前は18軒があったが、高齢化が進んだ今は蓑田さん方の1反歩(約10アール)を残すのみ。耕作条件は悪い。1台30万円以上の小型耕運機を手で押し、30キロ超の農薬を背負って防除作業にあたる。石垣の補修も欠かせない。収量は毎年8俵(480キロ)程度。自分と妻久枝さん(64)の分、そして独立した子供4人に送っている。
周囲の田は耕作が放棄され雑草が茂るが、蓑田さんは「ご先祖様から譲り受けた土地を荒らさんように。言うなれば、私たちは『守りの農家』です」と自負心をのぞかせた。
安倍晋三首相は2月の施政方針演説で「攻めの農業」を掲げ、「日本は瑞穂(みずほ)の国。息をのむほど美しい棚田の風景。若者たちが美しい古里を守り、未来に希望を持てる『強い農業』を創ってまいる」と述べた。
また、農協などが危機感を強める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に参加する半面、アベノミクスの成長戦略に10年間で農業・農村全体の所得を倍増させる目標を掲げた。遊休・耕作放棄状態の土地なども含め農地を集積し、意欲的な担い手に利用してもらう考えで、大規模営農による生産性アップに期待がかかる。
だが、全国の耕作放棄地は高齢化による担い手不足などで年々増えている。農水省によると、2010年は39・6万ヘクタールと25年間で約3倍になり、中山間地域ほど割合は多い。平地と比べ耕作条件が悪く、集約や規模拡大も難しいため担い手ニーズは低いのが現状だが、アベノミクスはこうした地域の対策を明確には示していない。
東大大学院農政学研究室の安藤光義准教授は「中山間地域の話は地味で票にならないので『攻めの農業』にそぐわないのだろう」と指摘。一方で、国土の65%を占める中山間地域の農地は、土砂災害の防止や地下水の蓄えなど国土を守る重要な機能を果たしてきたとして「守りの部分もしっかりしないと国土の荒廃が進み、動植物の生態にも影響しかねない」と警鐘を鳴らす。
蓑田さんも「攻めの農業」に威勢の良さを感じつつ、耕作が不利な農地の切り捨てとも映る。「こんな棚田を誰が守りますか。ご先祖様に申し訳ないが、毎年、今年が最後かもしれないと思う」【取違剛】=つづく
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