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北海道 国政・地方政治スレ

1北海道民:2008/10/13(月) 15:10:41
選挙が近づいてきた次期衆院選の北海道は、町村・中川・武部のところなど接戦で面白い
また地方でも釧路市長選など興味深いところがあるので、このスレを作成してみました
気軽に北海道情報を話し合いましょう

2名無しさん:2008/10/13(月) 15:32:28
新スレ記念

はて〜し〜ない〜
おお〜ぞ〜らと〜
ひろ〜い〜だいち〜の〜
その〜なか〜で〜
いつ〜の〜ひか〜
しあ〜わ〜せを〜
じぶ〜んの〜うで〜で〜
つか〜む〜よ〜お〜↑

3名無しさん:2008/10/13(月) 16:08:45
  北海道の情勢紹介 個人予測、文春、SAPIOの順      
     1区 民主横路  ○  ○  ○
        自民長谷川
        無 杉村
     2区 民主三井  ○  ○  ○
        自民吉川        △
     3区 自民石崎  ▼  ▼  ×
        民主荒井  △  △  △
     4区 民主鉢呂  ○  ○  ○
        自民宮本        ×
     5区 自民町村  △  △  △
        民主小林  ▼  ▼  △
     6区 民主佐々木 ○  ○  △
        自民今津  ▼     ×
     7区 民主仲野  ○  △  ○
        自民伊東  ×  ▼ 
     8区 民主逢坂  ○  ○  ○
        自民福島  ×
        無 佐藤
     9区 民主鳩山  ○  ○  ◎
        自民川畑
     10区民主小平  ○  ○  ○
        自民飯島        ×
     11区自民中川  ▼  ▼  △
        民主石川  △  △  △
     12区自民武部  ×  ▼  ×
        民主松木  ○  △  △
個人予測は、当選の可能背が高い順に○ー△ー▼ー×
週刊文春は、           ○ー△―▼
SAPIOは           ◎ー○ー△ー×

共産擁立区 2,6,9,11区+1区(札幌市内での比例票掘り起こしのため)
*3区は、単純に前回共産票を加えれば逆転

民主全勝へのポイントは、5・11・12区

比例代表予測 前回 民主 3 → 民主   4
          自民 3   自民   2
          大地 1   大地   1
          公明 1   公明OR 1→現状では公明有利だが、共産の全国的なブームが北海道でも広がれば可能性は出てくるだろう
                 共産     公明はここのところ選挙のたびに得票が減ってきているのが気がかり

4名無しさん:2008/10/13(月) 16:14:57
釧路市長選関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5835
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5832
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7744
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7745
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7746

総じて、保守系候補の乱立の接戦か 民主系の動きがポイントかなと思う

5名無しさん:2008/10/13(月) 16:18:19
>>4
現時点での候補予定者 蝦名大也 44 自民・道議
           上原丈和 61 副市長
           上田徳郎 59 自民・釧路市議
           共産

6名無しさん:2008/10/13(月) 16:20:13
北海道の次期衆院選最新情報
次期総選挙スレより http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5832
今日の北海道新聞朝刊より
公明は、次期衆院選の比例代表道ブロックの2人目の候補として、公明新聞記者の武田久之(44)を擁立することを決めた。
武田は空知管内由仁町出身で、北大文学部卒。公明党機関紙委員会の社会部、文化部、東北支局勤務を経て、2006年10月から公明新聞北海道支局勤務。同党道本部は党本部に武田の公認を申請している。同党は第1次公認で、比例代表道ブロック候補として同党道本部代表で道議の稲津久(50)を公認している

武田についてはどんな人かよく知らない。稲津の知名度、実績が1議席確保のカギか

7名無しさん:2008/10/13(月) 16:25:00
もう一つ情報
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5762
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5814

8名無しさん:2008/10/13(月) 16:31:35
>>7
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5814
HPに出ていなかったので長いですが全文紹介
本日付の北海道新聞朝刊より(>>5762などの関連)
迫る衆院選 「郵政一家」今回は民主
民営化主導した自民へ怨念
株売却阻止「最後の機会」 高齢化 集票力に陰りも
郵政民営化を見直す最後のチャンスー。そんな掛け声のもと、道内の郵便局関係者らが、次期衆院選小選挙区で民主党の支援に走り出した。長年支持して着た自民党と“決別”、なかでも民営化を推薦した候補者に激しい対抗心を燃やす。ただ、「自民党最強の集票マシン」と言われた力には陰りも見える。

「武部氏を恨みに思っている。落選してほしい」。5日、網走管内美幌町で開かれた民主党現職の松木謙公氏を囲む集い。管内の郵便局長ら焼く120人を前に局長OBの男性がこう話すと、会場から拍手が起きた。小泉純一郎元首相の「偉大なるイエスマン」として党幹事長を務めた武部氏。民営化で郵便局は便利になり、地域も活性化するーという筋書きの紙芝居「あすなろ村の郵便局」を作ってPRするなど、民営化の旗振り役となった。だが、地盤となる道12区(宗谷、網走管内)では「集配局が減るなど現実は逆だった」とある局長。武部氏への”怨念”が、郵政関係者を松木氏支援へ走らせている。郵便局長やOBらで作る政治団体「郵政政策研究会(郵政研)北海道地方本部」は10日、初めて小選挙区で民主党を支援する方針を決めた。完全民営化に向け、政府が保有する日本郵政株売却を目指す中、民主党が、民営化反対議員で作る国民新党との間で、株式売却凍結など民営化の抜本見直しで合意したためだ。「民主党に票を投じるのは複雑だが、次の選挙では自民党に強く反省してもらう」。同本部顧問で、空知管内由仁町の元特定郵便局長、Tさん(69)は語気を強めた。
Tさんは前回の衆院選道10区(空知、留萌管内)で、郵政民営化関連法案に反対し自民党公認から外れた山下隆文氏(現深川市長)を支援した。
しかし自民党本部が送り込んだ「刺客」候補の飯島夕雁氏を得票で上回りながら、民主党の小平忠正氏に敗れ落選。次期衆院選には比例復活した現職の飯島氏が出馬するが、Tさんは6日、小平氏が札幌市で開いたパーティーに駆けつけた。
郵政民営化に伴い、現職の郵便職員は政治活動を制限される公務員から外れた。もともと民主支持の職員労組とも歩調を合わせるようになり、Tさんは「”郵政一家”が一体となり動きやすくなった」と意気込む。
ただ、組織は高齢化が進み、集票力に陰りも。2004年の前々回参院選比例代表で推した自民党候補は1万7000票を獲得したが、07年の前回参院選で推した国民新党候補は9300票にとどまった。ある局長OBは「根っからの自民党支持者も多く、どこまで民主支援を徹底できるか」と打ち明ける。
郵政研幹部は「株売却を止めるには次の選挙が最後のチャンス。『今回だけは民主党で』とお願いしていく」と話している。

記事にあるように集票力に陰りが見られたり、自民支持者も多いのかもしれないが、今回だけは「完全民営化阻止」で民主支持でまとまれるのではないかと思っています。記事を見る限り10区飯島、12区武部は苦しそうですね

9名無しさん:2008/10/13(月) 16:32:33
>>7
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5762
郵政研の支援に関しての記事まとめ
>>5726
今日の北海道新聞より
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/122504.html?_nva=15
郵便局長やOBらで作る全国郵便局長会の政治団体「郵政研北海道地方本部」は9日、次期衆院選で民主と大地を支援する方針を固めた。郵政研が両党を支援するのは初めて。10日に札幌市内で役員会を開き正式決定する。
郵政研の前身は自民党の強力な支持基盤だった職域団体「大樹」だが、小泉首相が進めた郵政民営化に反発。05年の前回衆院選では、道内12小選挙区のうち11選挙区で自主投票とし、、その後も民営化に反対する国民新を全国で支援してきた。
次期衆院選は民主が民営化の抜本見直しで国民新と合意したのを受け、全国で国民新が推薦する民主党候補を支援する方針を決定。国民新は道内12選挙区で民主党候補予定者を推薦しているため、北海道地方本部として全選挙区で支援することになった。
また、新党大地の鈴木代表が衆院会派の国民新入りしたため、比例代表道ブロックでは民主党と新党大地を支援する方針だ

民主党道内全勝へ向けてまた1つプラスになりましたね。
町村、中川、武部にぜひ勝ってほしいです

きょうの朝刊より
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/122682.html?_nva=16
郵政研道本部 比例は大地支援
郵便局長やOBらでつくる全国郵便局長会の政治団体「郵政研北海道地方本部」は10日、札幌市で役員会を開き、次期衆院選の小選挙区では民主党、比例代表道ブロックでは新党大地を支援することを決めた。
郵政研は、全国で国民新棟が推薦する民主党候補を支援する方針を決めており、同本部としては初めて、全12小選挙区で民主党の候補予定者を支援する。
比例代表では民主、新党大地の両党を支援する案も出ていたが、前回衆院選の一部選挙区で協力関係にあった新党大地に絞って支援することにした

選挙区の民主候補、比例の新党大地ともにプラスになった。
新党大地は、今回も1議席確保できそうですね

10名無しさん:2008/10/13(月) 16:35:15
>>4
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123064.html?_nva=130
釧路市長選 蝦名道議も出馬へ(10/13 08:16)
 【釧路】自民党の蝦名大也道議(49)=釧路市=が十二日、伊東良孝前市長の衆院選出馬に伴う釧路市長選(十月二十六日告示、十一月二日投開票)に無所属で立候補する意向を固めたことが分かった。

 後援会関係者によると、蝦名氏は周囲に出馬の意志を伝えるとともに、支持者などと最終的な調整に入っているという。蝦名氏は北海道新聞の取材に対し「現時点でコメントできる段階にはない」としている。

 蝦名氏は釧路市出身で青山学院大を中退。故中川一郎衆院議員と鈴木宗男衆院議員の秘書、釧路市議を経て一九九九年に道議に初当選し、現在三期目。自民党7区支部副支部長を務めている。

 同市長選では、地元経済界や自民党釧路市支部が支持する上原丈和副市長(61)と、同党の上田徳郎市議(59)がすでに出馬の意向を固めているほか、共産党が候補擁立へ向け準備を急いでいる。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/122722.html
釧路市長選 上原副市長出馬へ(10/11 07:03)
 【釧路】釧路市の上原丈和副市長(61)は十日、次期衆院選に出馬する伊東良孝前市長の退職に伴う二十六日告示の市長選に立候補する意向を固めた。近く正式表明する。

 上原氏は十日夕、自民党市議の有志から出馬要請を受け、前向きな考えを伝えた。経済界や市OBからも推す声が強く、同氏は会談終了後、「(告示まで)時間が迫る中、支援の声が私の耳にも入ってきている。そういう方のためにも、前向きにやっていこうと思う」と述べた。

 上原氏は釧路市出身。中央大学法学部卒業後、一九七一年に釧路市役所入りし、総務部長、教育長などを経て二〇〇七年に副市長に就任した。

 立候補を検討していた同党の続木敏博市議(53)は同日、上原氏への要請に加わり、北海道新聞の取材に対して、出馬する考えがないことを明らかにした。

 同市長選をめぐっては、同党の上田徳郎市議(59)が出馬の意向を固め、共産党が候補擁立を急いでいるほか、自民党の蝦名大也道議(49)を推す声がある。

11名無しさん:2008/10/13(月) 16:36:27
>>4
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/122305.html
上田市議が出馬の意向 釧路市長選(10/09 06:48)
 【釧路】自民党釧路市支部副支部長で釧路市議の上田徳郎氏(59)は八日、北海道新聞の取材に対し、伊東良孝前市長の次期衆院選道7区(釧路、根室管内)出馬に伴い、二十六日に告示される釧路市長選に立候補する意向を明らかにした。同市長選での立候補の表明は上田氏が初めて。

 上田氏は同市出身で釧路北陽高卒。二〇〇〇年の市議補選で初当選し三期目。上田氏は「後援会と最終調整中」としているが、無所属で出馬する考えだ。

 このほか同市長選では、経済界や保守系議員の間で釧路市の上原丈和副市長を推す動きがあり、自民党市議の続木敏博氏が出馬を検討。自民党道議の蝦名大也氏の名前も取りざたされている。

 十一月二日に投開票される同市長選は、衆院選の前哨戦となる可能性が高いため、候補擁立をめぐる動きは7区に地盤を持つ新党大地と自民、民主両党との衆院選の選挙協力にも影響を与えそうだ。

12名無しさん:2008/10/13(月) 16:37:33
>>4
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/120866.html
伊東釧路市長、議長に退職届(10/01 13:40)
 【釧路】次期衆院選道7区(釧路、根室管内)から自民党公認で出馬を目指す伊東良孝釧路市長(59)は一日午前、同市議会の二瓶雄吉議長に退職届を提出した。二日の定例市議会最終日に議会の同意を得て、六日付で退職する見通し。

13名無しさん:2008/10/13(月) 16:41:14
新しく、北海道スレができたのでプチ情報
選挙がもういつあってもおかしくないという状況ですので、各党宣伝カーなどの活動が多くなりましたが、以外に国民新の宣伝カーの声をよく聞きます。
そのうち北海道でも候補を出してくるのかもしれませんね

14名無しさん:2008/10/13(月) 16:48:42
>>3
ポイントの5・11・12区に関しては、5区の町村は地元入りが増えてやや上向きか
                  11区の中川は財務大臣就任効果がどう出るか(地元入りが減るが、それ以上のプラス効果となるか)
                  12区の武部も無役で地元入りも特に変わらないだろうが、小泉改革を推し進めた反発で票が減るだろうから、それを補えるか
、といったところでしょうか

15とはずがたり:2008/10/13(月) 17:17:05
>>1
早速のスレ立て有り難うございますヽ(´ー`)/
地方選綜合スレがありますが,既に8000レスに届かんとしているので地域割りしようかなと画策してた所です。
リアル世界と同様に道州制の実験地という訳でもないんですけど,このスレで様子見て他の地域でも地域スレ導入したいと思ってますw

>>13
今のところ国新に北海道は無関係の筈ですよね。
大地との合流も間近いのでしょうか??ちょいと興味深いですな。。

16名無しさん:2008/10/14(火) 08:59:56
北海道は相変わらず自民支持
次期衆院選で自民8人推薦 道医師連盟
道医師会の政治団体「北海道医師連盟」は13日、札幌市で会合を開き、次期衆院選の道内12小選挙区のうち、自民党の立候補予定者8人を推薦することを決めた。
推薦するのは長谷川(1区)、吉川(2区)、石崎(3区)、町村(5区)、今津(6区)、伊東(7区)、飯島(10区)、武部(12区)の8人
残る4区、8区、9区、11区は地元で調整を続けている。

11区の中川は、医師連の推薦を受けられないとより苦しくなるんでしょうね

17名無しさん:2008/10/14(火) 11:21:05
町長選結果
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123156.html?_nva=7
宮谷内氏が大差で6選 蘭越町長選(10/14 07:18)
 【蘭越】任期満了に伴う後志管内蘭越町長選は十三日投票、即日開票され、現職の宮谷内留雄氏(71)=無所属=が、新人で元町議の中島信幸氏(70)=同=を大差で破り、六選を果たした。

 当日有権者数は四千六百八人。投票者数は三千五百九十五人で、投票率は78・02%。同じ顔ぶれで争われた前回(二〇〇四年十月)の77・96%とほぼ同じだった。無効票は一四四、持ち帰り一四。

 宮谷内氏は、五期二十年の実績を背景に住民本位の町政、安全・安心のまちづくりを訴えた。商工会や町職員組合など三十三団体が推薦するなど、全町的な支持を得た。三回目の挑戦となる中島氏は「無投票は避けるべきだ」として出馬。宮谷内氏の多選を批判したが、及ばなかった。

18名無しさん:2008/10/14(火) 11:25:07
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123014.html?_nva=7
現職泉谷氏 無投票再選 歌志内市長選(10/13 08:05)
 【歌志内】歌志内市長選は十二日告示され、同日午後五時で立候補の届け出を締め切った結果、現職の泉谷和美氏(67)=無所属=以外に届け出が無く、泉谷氏の無投票再選が決まった。泉谷氏は前回二〇〇四年も無投票当選だった。

 泉谷氏は、同市が財政破たんにあたる「財政再生団体」に移行するのを回避するため、人件費削減や公共事業先送りを進めてきた。選挙公約では持続可能な財政基盤確立や合併推進を訴えた。

19名無しさん:2008/10/14(火) 16:41:23
すいません なんか違うところにしてしまったです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/936
名前:名無しさん 投稿日: 2008/10/14(火) 16:38:14
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123219.html?_nva=13
現職が届け出 池田町長選(10/14 14:03)
 【池田】任期満了に伴う十勝管内池田町長選は十四日告示され、現職で三選を目指す勝井勝丸氏(58)=無所属=が立候補を届け出た。届け出締め切りは同日午後五時。ほかに立候補の動きはなく、無投票当選の公算が大きい。投票は十九日で、即日開票される。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123218.html?_nva=13
新人1人が届け出 鷹栖町長選(10/14 14:02)
 【鷹栖】任期満了に伴う上川管内鷹栖町長選は十四日告示され、新人の元同町・町民課長・助安(すけやす)嘉和氏(61)=無所属=が立候補を届け出た。届け出締め切りは同日午後五時で、助安氏の無投票当選の公算が大きい。投票は十九日で即日開票。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123216.html?_nva=124
森町長選、3氏届け出(10/14 14:02)
 【森】競売入札妨害(談合)罪で起訴された町長の辞職に伴う渡島管内森町長選は十四日告示され、いずれも新人で、前町議の松田兼宗氏(52)=無所属=、前副町長の阿部真次氏(66)=同=、会社役員の佐藤克男氏(58)=同=が立候補を届け出た。届け出締め切りは同日午後五時で、三氏による争いになる公算が大きい。投票は十九日で即日開票される。

 同町議補選(欠員一)も同日告示され、一人が届け出た。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123217.html?_nva=124
現職と新人の一騎打ちか 遠別町長選(10/14 14:02)
 【遠別】任期満了に伴う留萌管内遠別町長選は十四日告示され、三選を目指す現職の川島茂之氏(69)=無所属=と、新人で元町議会議長の笹川洸志氏(62)=同=の二人が立候補を届け出た。届け出締め切りは同日午後五時で、両氏の一騎打ちとなる見込み。投票は十九日で即日開票。

 同町議補選(欠員一)も同日告示され、一人が届け出た。

みなさま、なんでもいいので新しいスレを盛り上げていきましょう

20とはずがたり:2008/10/14(火) 16:47:36
>>19
新スレ盛り上げ有り難うございますm(_ _)m
誤爆の方は消しときますね。

21名無しさん:2008/10/14(火) 16:55:38
>>15
一応、北海道の国民新は、伊東秀子がいますね(07年参院選にも出馬、そんなに票は取れなかったが)
たぶん今でもそれなりの組織はあるんじゃないのかな

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000510707150002
国民新は弁護士の伊東秀子氏(63)。社会党公認で衆院議員を2期務めた後、道知事選に3度挑戦した知名度を生かす。99年の知事選では81万人が名前を書いた。

http://www3.shizuokaonline.com/sanin2007/hirei_kokumin.html
比例区速報

--------------------------------------------------------------------------------
自民 公明 民主 共産 社民 国民新 日本 諸派

--------------------------------------------------------------------------------

国民新党


比例代表
開票終了 政党略称について 比例代表確定方法
国民新(政党名票数:679,054)
候補者 肩書 前元新 得票数
当 自見庄三郎 元郵政相 新 117,590
  青山  丘 元衆院議員 新 74,841
  津島 恭一 元衆院議員 新 73,771
  フジモリ  元ペルー大統領 新 51,612
  呉屋  宏 元沖縄県議 新 51,098
  小林 興起 元衆院議員 新 42,069
  宮本 一三 元衆院議員 新 40,596
  熊代 昭彦 元衆院議員 新 34,239
  関口 房朗 元会社社長 新 27,054
  ペマ・ギャルポ 桐蔭横浜大教授 新 23,254
  伊東 秀子 元衆院議員 新 19,289
  上田 孝之 元厚生労働省職員 新 18,193
  松本 信枝 市民団体代表 新 10,101
  坪井 一宇 元国土政務次官 元 6,456

22名無しさん:2008/10/14(火) 16:59:32
>>21
組織はあっても、有力な人はいないというかんじでしょうね

23名無しさん:2008/10/14(火) 17:02:54
>>21
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%96%B0%E5%85%9A
第21回参議院選挙に向け、国民新党は札幌市中央区に北海道支部を開設し、伊東秀子を比例区の候補者として擁立した。

24とはずがたり:2008/10/14(火) 17:02:56
忘れてました,伊東女史w
統一地方選スレでも北海道知事出馬とか昔は話題になりました↓けど,国民の比例から出たのはすっかり忘れてましたね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/?KEYWORD=%B0%CB%C5%EC%BD%A8%BB%D2

25とはずがたり:2008/10/14(火) 17:33:10
石川vs中川で注目の北海道11区の記事。総選挙スレから再転載しておきます。

決戦十勝─迫る解散・総選挙─
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5137-5140

臨戦態勢の3陣営
生活者 意識し訴え
第1党は無党派 「既存構図」で測れぬ不透明さ

原油高騰対策を求め帯広市内で6日に開かれた連合系の住民集会。集結した労組関係者を前に、来賓あいさつに立つ自民党の中川昭一の姿があった。会場からはざわめきが起こった。
労組との対決姿勢を鮮明にしてきた中川の行動は自民関係者も驚かせた。民主サイドは「焦りの証拠」とするが、なりふり構わない中川の姿勢から並々ならぬ「本気度」も感じ取った。
中川の最近の言動には「生活者視点」を意識したものが目立つ。大胆な財政出動や各種減税で「景気浮揚」を促す独自政策も発表した。ここに来て地元での活動をスーパーや幼稚園など有権者の身近な場所にシフト。「どぶ板」を展開し、親近感を醸し出すのに懸命だ。

 見えない力関係
多くが「接戦」予想
繰り上げ当選で情勢変化

変化を訴える民主党の石川知裕のポスター。今年に入り管内各地で見掛けるようになり、政治関係者の間で話題になった。石川自身が飛び込みで掲示を依頼したものもある。党関係者は「代議士直々に頼まれたら断れないだろう」と、現職の肩書の威力を強調する。

変化を訴える民主党の石川知裕のポスター。今年に入り管内各地で見掛けるようになり、政治関係者の間で話題になった。石川自身が飛び込みで掲示を依頼したものもある。党関係者は「代議士直々に頼まれたら断れないだろう」と、現職の肩書の威力を強調する。
 一昨年の市長選では中川が推した現職の砂川敏文が大苦戦、衆院選への弾みにならなかった。別の古参支持者は特に市区の強化が進まないことを憂慮する。

中立の鈴木氏石川支持を示唆
前回衆院選以降、決定的な違いは民主党代議士の誕生だ。石川は昨年3月、道知事選で荒井聡が出馬したのに伴い、比例道ブロックで繰り上げ当選。旧社会党時代の新村源雄(故人)以来、民主は十勝で地元代議士を抱えることになった。
前回衆院選で石川は同郷(足寄町)の鈴木宗男=新党大地=に接近、足寄など5町で中川の得票を上回った。一方、大地は十勝管内で5万455票を獲得、一定の勢力を示した。鈴木支持者との連携が、石川の善戦の一要因であることは間違いない。
石川はバッジを着けてからも鈴木に「大先輩」と敬意を払い、秋波を送り続ける。14日、足寄町で開かれた鈴木後援会の催しでも「呼ばれていなくても来ました」と駆け付け、親密度をアピール。現時点で中立の鈴木も「私との間にイデオロギーの対立はなく、私自身、政治家である前に人間。安心してほしい」と、石川支持を示唆した。

これに対し中川は、組織力で石川をはね返したいところだが、後援会組織は高齢化に直面している。
昨年来、若返りも含めて組織強化を目標に掲げるが動きはいまひとつだ。中川系の市議は「本来なら代議士と同世代の支持層が厚くなってしかるべき。今まで若返りの補充をしなかったツケが出ている」と指摘する。

揺れる有権者
現政策へ募る不満
農業、建設 保守王国に「きしみ」

コスト高や事業縮減で、保守基盤の農業や建設業界が揺らいでいる

 長年、中川を支えてきた農業界が揺れている。十勝の農業界は時の農政と連携し政策を誘導することで発展、中川も農業界と二人三脚で党農林族の有力者に成長した。ところが昨年度導入された品目横断的経営安定対策の評判が芳しくない。原油高や飼肥料高騰の波も押し寄せている。

 導入前に1、2割減収とされた品目横断だったが、減収補填(てん)で収入は同程度か増えたとする分析がある。「交付金が複数回に分けて支払われるため減った感じがするだけでは」(西部地区の農協組合長)と冷静な声も。ただ新制度はその年の収量が反映されにくいため、初年度(昨年)の豊作の恩恵を実感できず「頑張っても報われない」と不満が噴出した。

26とはずがたり:2008/10/14(火) 17:36:21

2008.10.06
中川 昭一氏 自民党陣営 − 企画:臨戦態勢−衆院選・十勝 (上)
http://www.tokachi.co.jp/election/20081006-01/index.htm

「選択」してもらう戦い

 「勝ち抜くことが最終目標ではない。引き続き中川に仕事をやらせるのかやらせないのか、十勝の皆さんに選択してもらう戦いだ」

 4日、幕別町内で開かれた中川昭一の国政報告会。事実上の決起集会となった同集会で中川は、集まった約1000人の支持者に支援を訴えた。麻生政権では重要閣僚の財務・金融相に就任、ポスターでも掲げる「実力本位」の4文字を意識した発言となった。

■かつてない逆風
 農水、経産に続く4回目の入閣、しかも金融を担当し、実質的に「旧大蔵相」に当たる権限を持った。後援会内部には「大臣を落とすわけにはいかない」との雰囲気が日増しに高まる。

 中川の9選を目指す次期衆院選は厳しい環境下にもある。構造改革の下で進んだ中央と地方の格差拡大を受けて、かつてない逆風が自民に吹き付けているからだ。党が独自で行った調査によると、十勝でも市部・郡部を問わず「接戦」の数値が示された。選対本部長の矢野征男は「自民党にとって正念場の選挙。中川の戦いは厳しい」と公の場で繰り返す。

■コンテナに登る
 2005年衆院選で民主新人の石川知裕との票差は約2万票はあった。しかし、この3年間、政権与党が展開する政策への不満に加え、入閣や党幹部の就任で地元入りが減った中川に対し「距離が遠い」との声がくすぶった。この間隙(かんげき)を縫い、石川が保守の牙城だった農村などで浸透を進め、次期衆院選で接戦が予想される背景となった。

 麻生内閣誕生前の9月中旬、帯広市と周辺3町で街頭演説を行い、町村後援会を回る中川の姿があった。芽室ではビール箱ならぬジャガイモの「ミニコンテナ」に上がり、持論である景気対策を訴えた。「どぶ板」は久しぶりだったが、「聞いている人の顔がよく見えた」と中川。支持者の間には「印象が変わった」との声が広がった。

 次期衆院選では再び、財務・金融相の就任で本人不在の選挙戦を強いられることに。中川も「若い候補に応援を頼まれたら断れない」とする。党支部と後援会は本人不在をカバーする意味で、選対本部長に前ホクレン会長の矢野、本部長代行に帯広商工会議所会頭の高【異体字】橋勝坦を充て、経済・産業界が一枚岩で推す態勢を整えた。

 主要閣僚や党三役を歴任、議員生活25年の節目を迎えた中川にとり、9選の壁を打ち破れば大きな飛躍が待っていると周囲はみる。4日、帯広市内で開いた後援会事務所開き、中川は自分に言い聞かせるように「新たなスタート」を訴えた。
(文中敬称略、衆院選取材班)

◆   ◆   ◆

 衆院解散・総選挙の早期実施を見越し、十勝(道11区)で立候補を予定する中川昭一(55)=自民現・8期、財務・金融相=、石川知裕(35)=民主現・1期、比例道ブロック=、渡辺紫(60)=共産新=の3氏は、事務所開きを行うなど本番に向けての準備を進めている。事実上の臨戦態勢に突入した3陣営の動きをリポートする。

27とはずがたり:2008/10/14(火) 17:36:41

2008.10.07
石川 知裕氏 民主党陣営 − 企画:臨戦態勢−衆院選・十勝 (中)
http://www.tokachi.co.jp/election/20081007-01/index.htm
地域に税金を取り戻す

 「前回衆院選では落選した翌日から1日も休まず地域の声を聞いてきた。官僚の天下りをなくし、地域に、1人ひとりに税金を取り戻す」

 5日、帯広市内で開いた石川知裕の事務所開き。石川は「地域のための政治」を重ねてアピールした。

■街頭演説も継続
 石川は昨年3月、比例で繰り上げ当選、次期衆院選は現職の立場で迎える。「前回は選対の指示に従うだけだったが今では自分なりに戦略を描いている。頼もしい」と民主党十勝の関係者。同党への風と「現職代議士」という核を持ち、陣営には過去の選挙戦にはない勢いが漂う。

 2005年衆院選で中川昭一に約2万票差まで迫り、この時の善戦が結果的に繰り上げ当選へとつながった。石川自身は当選後も「研修」と称して1次、2次、3次産業の現場を回り、毎週月曜の街頭演説も継続。自転車街宣で若さと行動力もアピールしてきた。「住民目線」で真っ向勝負を掲げる。

 陣営では従来の「党・農・労」の3軸を基盤に、石川個人が3年間で切り開いた人脈、石川と同郷(足寄町)の鈴木宗男(新党大地代表)との協力で上乗せし11万票を目指す。前回は拠点を分けた党支部と連合後援会(新しい風の会)が同じ事務所に入居、連携を密にした。合同選対本部長の池本柳次は「何としても小選挙区で勝つ」と強調する。

■カギ握る鈴木票
 ポイントは鈴木・大地票の行方。道議の佐々木恵美子は9月28日の石川の国政報告会(音更)で、「共闘が実現すれば、約束事項について自分も最大限の努力を誓う」とラブコールを送った。「大地は民主と連携する国民新党と統一会派を結成した。鈴木さんの協力が得られれば大きなインパクトになる」と、党支部の幹部は語る。

 8日夜には幕別町内で全十勝規模の総決起集会を開催。国会での補正予算審議が流動的で、仮に石川本人が十勝入りできなくても、決行する構えだ。集会の実行委員長でもある池本は「11区で『選手交代』しなければ政権交代の実現はない。北海道からのろしを上げる」と意気込む。

 麻生内閣で財務・金融相に就任した中川は依然として大きな壁だが、石川本人は「補正予算案の審議など麻生政権のかじ取り次第で、財務・金融大臣の中川さんの立場にも直接影響が及ぶはず」と政局の行方を注視。一気に畳み掛ける機会をうかがう。

 「泥臭く、地べたをはいつくばってでも支援を訴えていく」−。石川はあくまでも挑戦者の気持ちで決戦に臨むことにしている。
 (文中敬称略、衆院選取材班)

28とはずがたり:2008/10/14(火) 17:37:05
>>26-28

2008.10.08
渡辺 紫氏 共産党陣営 − 企画:臨戦態勢−衆院選・十勝 (下)
http://www.tokachi.co.jp/election/20081008-01/index.htm

“流れ”投票につなげる

 「もうけを出している大企業ばかり減税し負担は庶民に押しつける。今の政治でいいんですか」

 4日、幕別町内のスーパー前で行われた渡辺紫(ゆかり)の街頭演説。母が子を諭すような柔らかい語り口に、買い物客らが1人また1人と足を止めた。中には片手に買い物袋、もう片手につえを握り、うなずきながら聞き入る80代女性の姿もあった。

■1年で100人入党
 自民、民主の2大政党制の下で鬱積(うっせき)する底辺の不満。共産党陣営は過去の選挙戦ではなかった手応えを感じている。

 プロレタリア作家小林多喜二の「蟹工船」は十勝でも静かなブームになった。過酷な労働を強いられる主人公たちの描写は、ワーキングプアや格差問題に重なると若者や働く世代を中心に共感を呼んだ。共産党はこの1年間、全国で1万人の党員を増やしたが、十勝でも若者から高齢者までの幅広い世代で100人が入党している。

 「基本路線は自民も民主も変わらない。大連立構想ではっきりと露呈した」と、同党十勝地区委員会委員長の佐藤糸江。この流れをいかに投票につなげるかが、カギだとする。次期衆院選で同党は比例を重点に全国で650万、道内では35万票の目標を掲げた。十勝は小選挙区との連動で、2万3000票(前回衆院選の比例は1万3918票)と設定した。

■課題は知名度
 渡辺に対し陣営は、2期8年間紋別市議を務め、党道女性部長として活動してきた実績・経験に期待を寄せる。3人の男児を育てた母親でもあり、紋別時代には地域の若い母親と一緒に保育所を増やす運動を展開し実現させた。11区唯一の女性候補として、「子育て世代との接点を増やしていきたい」と渡辺は語る。

 課題は知名度。芽室町の農家で生まれたとはいえ、十勝では落下傘候補で、昨年暮れ、32年ぶりに故郷に戻ったばかり。これまでは2現職に対抗するべく、街頭演説を精力的にこなしてきた。道東をエリアとする比例重複候補でもあるが、9月からは十勝での運動に絞り、大票田の帯広や近隣町村を集中的に回っている。

 ここに来て党地区委員会も、管内200程度はある支部・後援会をフル回転させつつある。8日夜には地区委員会事務所(帯広市西9南17)で決起集会を開き、総選挙勝利に向け弾みをつける構えだ。

 「今の政治を変えたいという雰囲気は高まっている。1人でも多くの人に会い共産党への支持を伸ばしたい」。渡辺は意気込んでいる。
(文中敬称略、衆院選取材班)

29とはずがたり:2008/10/14(火) 17:43:19
>>26
中川も着々と迎撃体制を調えてますね。
財務相の看板と共産の擁立とマイナス要因もありますので民主への風と大地との協力だけでは石川は未だ未だ苦しいのではないかと思います。
>麻生内閣誕生前の9月中旬、帯広市と周辺3町で街頭演説を行い、町村後援会を回る中川の姿があった。芽室ではビール箱ならぬジャガイモの「ミニコンテナ」に上がり、持論である景気対策を訴えた。「どぶ板」は久しぶりだったが、「聞いている人の顔がよく見えた」と中川。支持者の間には「印象が変わった」との声が広がった。
>党支部と後援会は本人不在をカバーする意味で、選対本部長に前ホクレン会長の矢野、本部長代行に帯広商工会議所会頭の高【異体字】橋勝坦を充て、経済・産業界が一枚岩で推す態勢を整えた。

30名無しさん:2008/10/14(火) 17:56:32
>.29
確かに中川t石川の接戦で石川リードとはいえないでしょうが、>.16で言っているように医師連の1次公認から外れたのは、何か気になります。公明との関係も、SAPIOではあまりよくないと出ていましたし、まだまだ影響力のある大地が石川につけば私は、共産擁立のマイナスはありますが石川有利かなと思います

31名無しさん:2008/10/14(火) 18:05:02
>>30
中川t石川→中川と石川
>29→>>29
>.16→>>16

32名無しさん:2008/10/14(火) 18:06:05
>>29
5区の町村については、みなさんどう考えているのでしょうか

33とはずがたり:2008/10/14(火) 18:14:33

渡島は定数3で自民1民主1。

訃報:川村正さん 68歳 死去=自民党道議 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20081004ddlk01060227000c.html

 川村正さん 68歳(かわむら・ただし=自民党道議)3日、肺炎のため死去。通夜は13日午後6時、葬儀は14日午前10時、渡島管内松前町神明、松前町民体育館で行う。喪主は妻明子(あきこ)さん。

 団体役員などを経て、91年の道議会議員選(渡島管内)で初当選し、現在5期目。自民党・道民会議議員会筆頭副会長、道議会総務委員会委員長、新幹線・総合交通体系対策特別委員会委員長などを歴任した。

   ◇

 公職選挙法の規定により、補欠選挙は行われない。川村氏の死去に伴う道議会の新勢力分野は次のとおり。

 自民党50人▽民主党40人▽公明党7人▽フロンティア4人▽共産党2人▽道政クラブ1人▽欠員2

毎日新聞 2008年10月4日 地方版

34とはずがたり:2008/10/14(火) 18:18:04
小樽関連

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1219675389/67
67 : ◆DGkDmY/s.k :2008/09/04(木) 02:54:57 ID:g7cvDYYT
道議会のフロンティア(>>23)は非自民保守と民社系の集合体で
道政には是々非々で望むということで、
改革クラブと似ている点もあるといえばありますが、
そのフロンティアから先ごろ、八田盛茂道議が離脱して一人会派の道政クラブをつくりました。
フロンティアが支庁制度改革に反対だったのに対して八田道議は賛成だったというのが表向きの理由ですが、
そもそもフロンティアは会派要件の4議席を確保するための互助会的な会派であり、
一条例の採決に対する賛否の違いだけで離脱に至るというのも少し不自然な気もします。
小樽市は現在は自民党の空白区であり、
次の道議選で自民党から出馬するための準備かなという感もあります。
そうであれば八田道議は衆院選でも自民党の候補を応援するかもしれません。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7733
7733 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/06(月) 21:52:30
2007年道議選
小樽市 定数3−候補5 (選管確定)
当 18,676 池田 隆一 62 民主 現② 党総支部役員・元衆院議員 =民主党・道民連合
当 16,261 花岡 ユリ子 52 共産 現③ (元)小樽市議 =日本共産党
当 16,000 八田 盛茂 50 無所属 新① 介護施設会長・元特定郵便局長 =道政クラブ
□ 12,875 久田 恭弘 71 自民 現 建設会社社長
□ 9,041 山口 真人 74 無所属 元 社団法人副会長

佐藤静雄氏次男 道議選に出馬へ(10/02 07:08)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/120992.html

 【小樽】元自民党衆院議員の佐藤静雄氏の次男で、小樽青年会議所総務委員長の佐藤聖一郎氏(33)は一日、小樽市内で開かれた静雄氏の支持者の会合で、二〇一一年に任期満了となる次期道議選小樽市(定数三)に立候補する意向を表明した。

 聖一郎氏は後志管内倶知安町生まれ。武蔵大卒。〇三年から静雄氏の秘書を務めた。静雄氏は次期衆院選道4区からの出馬を模索したが断念、八月に政界引退を表明していた。

35名無しさん:2008/10/14(火) 18:23:32
>>34
フロンティアは、ほぼ保守系といっていいと思う。八田自身も保守だから

36とはずがたり:2008/10/14(火) 18:27:48
>>3>>14>>32

千歳の自衛隊票が強いとかいわれますけどどんなものなんでしょうかね。
地力も厚別・北広島や石狩市では拮抗しつつも民主が上のようですが,千歳や恵庭では対立候補の擁立すら出来ていません。
泥船内閣の官房長官をやった位で意識の高い北海道民の方々は有り難がったりはしないでしょうけどどんなもんなんでしょうかねぇ。。

北海道5区管内07年道議選結果

厚別区 定数2−候補3 (選管確定)
当落 得票数 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 30,909 伊藤 政信 63 民主 現 5 党支部代表
当 22,389 伊達 忠応 34 無所属 元 2 検査会社役員→自民党参院議員のバカ息子。飲酒運転で捕まり親爺の選挙に影響が出るので辞職
□ 12,928 松山 丈史 33 無所属 新 行政書士

江別市 定数2−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 布川 義治 57 自民 現 3 レンガ会社役員
○ 勝部 賢志 47 民主 現 2 (元)小学校教諭

千歳市 定数1−無投票
○ 米田 忠彦 61 自民 現 2 学校法人理事

恵庭市 定数1−無投票
○ 原田 裕 54 自民 現 4 旅館経営

北広島市 定数1−候補2 (選管確定)
当 15,491 沢岡 信広 57 民主 現 4 党支部長←辛勝!!
□ 15,262 野村 幸宏 48 無所属=自民 新 農業

石狩市・石狩支庁 定数2−候補3 (選管確定)
当 18,659 織田 展嘉 60 無所属=民主 現 2 農業 =フロンティア
当 17,679 内海 英徳 64 自民 現 2 飲食店経営
□ 5,562 田中 徳子 30 無所属 新 着物着付け講師

37とはずがたり:2008/10/14(火) 18:39:59
と云う事で千歳市議選を調べてみた。

自民系8人,公明系3人に対して民主系2人と少々淋しめ。
自衛隊関連票などを手堅くまとめても1800余りならそれ程関係も無さそうであるまぁこんだけって事は無いのでしょうかね
>元自衛官で自民党新人の香月正氏は、自衛隊関連票などを手堅くまとめ、1865票を獲得し、上位に食い込んだ。

千歳市議選告示、34候補が舌戦スタート
http://www.tomamin.co.jp/2005/cp050523.htm

 21世紀初頭の千歳市の政治潮流を占う市議会議員選挙(定数28)が22日告示され、29日の投開票へ向け7日間の選挙戦へ突入した。予想通り現職19人、元職6人、新人9人の計34人が立候補の届け出を済ませ、初夏を思わせる青空の下、選対事務所前などで第一声を放った。行財政改革、議会改革などを争点に、少数激戦のデッドヒートが始まった。
 市議選は任期満了に伴うもので、2001年5月以来。03年春に44年ぶりに民間出身として山口市政が誕生して以来、初めて迎えた地方選挙でもある。
 立候補者の政党別では、自民党から9人(うち4人が推薦候補)が出馬。民主党からは2人(うち1人が推薦候補)、公明党からは3人、共産党からは1人がそれぞれ立候補。政党の公認、推薦を受けない議会内会派別では、最大会派の桂政会から3人、千政会から5人、市民ネットワークから3人が出馬。その他の無所属から8人が立候補した。
 告示日の午前8時半から、市総合福祉センターで立候補の届け出を済ませた各陣営は早速、各選対事務所で出陣式を行い、必勝コール。中心街や住宅街などそれぞれの地盤で、各候補が力強く第一声を上げ、7日間の舌戦を開始した。
 今市議選は前回に続き2期連続で定数が削減され、28で迎えた初の選挙。さらに道央圏の中核都市として有権者も7万1997人(21日現在)に膨れ上がり、ボーダーラインの上昇は必至の情勢。現職市議の引退も過去最多の10人に上り、新旧交代が加速した複雑な選挙戦。前回以上の混戦模様となっている。
 逼迫(ひっぱく)度を増す市財政の再建手法が今市議選の争点。さらに地方分権時代の社会保障制度の在り方、景気と雇用、中心市街地の活性化、定数問題を含めた議会改革も争点になりそう。
 投開票される29日は、午後9時から市スポーツセンターで開票作業をスタート。午前0時前後に大勢が判明する見通しだ。

http://www.tomamin.co.jp/2005/cp050530.htm
千歳市議選が投開票、新議席決まる
 任期満了に伴う千歳市議会議員選挙(定数28)は29日、投票が行われ、即日開票された。定数が2減され、34人が立候補した少数激戦の結果、現職18人、新人7人、元職3人が議席を獲得。元市議会議長で知名度の高い無所属元職の梅尾要一氏が3300票余りを大量得票し、復活の5選をトップ当選で飾った。政党別では自民、民主、公明、共産がいずれも公認・推薦候補を手堅く全員当選させた。
 開票結果では、空港関連票などをバックにした梅尾氏が圧倒的な強さをみせて無党派層も取り込み、2位の公明党新人の神田聖子氏に千票以上の大差をつけて前回に続きトップ当選。3位には今井俊雄氏、4位には田口博氏が入り、2−4位までは支持母体の創価学会票を手堅くまとめた公明党の新人が独占し、いずれも2千票を超えた。
 無所属現職の村上洋子氏と山本芳郎氏も1900票を超えて上位当選。元自衛官で自民党新人の香月正氏は、自衛隊関連票などを手堅くまとめ、1865票を獲得し、上位に食い込んだ。
 このほか、元職組では無所属の和田次彦氏が8年ぶりにカムバックを果たしたほか、同じく無所属の河野真範氏も4年ぶりに復活当選。無所属現職の米内山淳二氏は苦戦したものの、次点の無所属新人の竹内啓次氏の追い上げをかわし、28番目に滑り込んだ。無所属現職の市川文雅氏は得票が伸びず、落選した。
 政党別では、公認5人、推薦4人の計9人を擁立した自民が全員当選。前回より1議席増やした。民主は公認1人、推薦1人の2議席を獲得、公明も公認3人を当選させてそれぞれ現有議席を確保。候補を1人に絞った共産は公認を当選させたものの、現有の2人から1議席減らした。
 
千歳市議選の投票率は過去最低に
 千歳市議選の投票率は、63・96%にとどまり、過去最低となった。期日前投票こそ好調だったものの、最終的には前回(2001年5月)の投票率(66・83%)をさらに2・87ポイント下回った。
 当日有権者数は男3万5600人、女3万4128人の計6万9728人。これに対し、投票者数は、男が2万2995人、女が2万1603人の計4万4598人。29日は晴れで天候に恵まれたものの、投票率の向上にはつながらず、男女合わせて約2万5千人が棄権した。

38とはずがたり:2008/10/14(火) 18:40:25
>>37-38

http://www.city.chitose.hokkaido.jp/index.cfm/1,0,82,html
新政会:14人 ←自民系
市民の会:4人  菊地勝(民),河野真範(無),田中哲(無),村上洋子(無)←民主系
公明党議員団:3人
高志会:3人 梅尾要一(無),和田次彦(無),本宮輝久(無) ←保守系・反市長系か
日本共産党:1人
無所属:1人


http://www.tomamin.co.jp/2005/cp050530.htm
梅尾要一氏が市議選史上最高得票でトップ当選

 「多くの皆さんの支援に感謝します。初心に戻って活動したい」。3366票という千歳市議選史上最高の大量得票で返り咲いた梅尾要一氏(49)は、支持者でごった返す市内末広の選対事務所で新たな出発を誓った。
 保守分裂の一騎打ちとなった2年前の市長選で惜敗した元議長の梅尾氏は、再度市議としての政界復帰を目指し、今年4月に出馬表明。後援会活動こそ短期決戦となったが、抜群の知名度で2位に千票以上の差をつけて堂々の5選を果たした。

39名無しさん:2008/10/14(火) 18:40:42
>>36
実際のところ、07年の道議選は候補すら立てられなかったし、千歳とあと恵庭の自衛隊票には小林がやや左寄りということもありなかなか受け入れてもらえないのが現状です。他地域はほぼ接戦でしょうから最後はここが大きくなってくるはずです。実際千歳、恵庭の保守票は強いですよ。
北広島は、実力者の沢岡がいるので民主が上です。ただ恵庭・千歳は苦しいが小林が接戦から突き放すにはここで少しでも食い込んでいかないとだめだと思います(そのため>>3では町村有利としました)

40とはずがたり:2008/10/14(火) 18:46:35
>>35
>>34の◆DGkDmY/s.k氏の指摘の様に自民入りを画策してるんではないでしょうかね?
郵政民営化反対で党を放逐された訳でもない佐藤静雄が郵政を期に離党した平沼の新党を期待する等接近したことと,それが次男を道議に出す事と自身は引退を決めたこと,元々特定郵便局長の八田氏が中間派のフロンティアを脱退したことと微妙にシンクロするのかしないのか,その辺りに興味有りです。
自民党からちょっと離れた場所にいた二人が次期道議選小樽選挙区での自民党公認を巡って競い合う立場になったのかも知れませんし。

41とはずがたり:2008/10/14(火) 18:51:20
>>37-38よりももっと前,2003年の記事。
北広島では自民公認0なのに恵庭や千歳は堂々と自民の看板を出して闘う辺り自民の強さが窺えますな。
高志会の梅尾,本宮の連携はこの市長選・市議補選からか。

http://www.tomamin.co.jp/2003/cp030421.htm
千歳市長選は新人の一騎打ち 統一地方選後半戦

 第15回統一地方選の後半戦は20日、千歳市長選、同市議補選(欠員3)、恵庭市議選(定数24)、北広島市議選(定数26)が告示され、27日の投開票へ向け7日間の選挙戦へ突入した。
 現職の東川孝市長の引退表明により空席となった9万都市・千歳の市長選には、無所属新人の梅尾要一氏(47)と同じく無所属新人の山口幸太郎氏(61)=自民推薦=の有力二候補が届け出を済ませて、薄曇りの空の下、選対事務所前で第一声を放った。1958年の市制施行以来、市役所出身以外の民間同士の対決は初めて。保守層をほぼ二分した激戦の火ぶたが切って落とされた。
 梅尾候補は午前9時すぎに、山口候補は同10時すぎに、それぞれ事務所前で第一声を上げ、舌戦を開始した。梅尾候補は松下政経塾OBらでつくる政策提言集団「日本フロンティアの会」の推薦を受け、行財政改革の必要性などを強く主張した遊説を展開。山口候補は自民党推薦候補として党本部の全面的なテコ入れも受け、経済の再生、雇用の拡大などを強くアピールする遊説に入っている。21世紀になり初めて迎えた市長選。本道経済が疲弊する中、景気対策や財政再建、今世紀を展望した社会保障制度の在り方、さらには市町村合併問題へのスタンスなども争点になりそう。
 投開票される27日は、市長選については午前0時前後に大勢が判明する見通しだ。
 
恵庭市議選 27人届け出
 統一地方選の後半戦となる、恵庭市議選(定数24、投票日27日)が20日告示され、7日間にわたる選挙戦に突入した。立候補の届け出は、現職、新人を合わせ27人と過去最少となり、前回(1999年4月)と同様の少数激戦。各候補者は、選挙事務所前で支持者に囲まれながら第一声を放ち、選挙カーを走らせ、市内での遊説をスタートさせた。
 午後五時の締め切りまでに現職21人、新人6人の計27人が立候補の届け出を行った。新人は前回より2人減り、女性候補は前回と同様の2人。今回の立候補者数は、47年の恵庭村議会議員選挙以降、最も少なく、26の議席を28人で争った前回をさらに下回った。
 候補者を会派別にみると、自民党平成クラブが公認、推薦を合わせ現職12人、新人2人の計14人。公明は公認の現職2人と新人1人の3人で、民主・春風の会は推薦と支持の現職2人、共産は公認の現職2人。どの会派にも属さない無所属は、現職3人と新人3人の6人となった。
 
北広島市議選に27人
 北広島市議選(定数26、27日投票)が20日告示され、現職25人、新人2人の計27人が立候補した。
 立候補者を党派別にみると、公明が現職3人、民主が現職2人と新人1人の3人、共産が現職3人、社民は現職1人。無所属は現職16人、新人1人の17人となった。
 今回の立候補者数は、町議選当時の1979年以降、最も少なく、26の議席を27人で争う少数対決の構図となっている。
 
千歳市議補選もスタート 5氏立候補
 千歳市議補選(欠員3)も20日告示され、無所属新人、元職の計5人が立候補の届け出を済ませ、27日の投開票へ向け、7日間の選挙戦へ突入した。
 立候補したのは届け出順で、市川文雅候補(39)=無・新(自民推薦)=、鈴木強候補(65)=無・元=、本宮輝久候補(60)=無・新=、竹内啓次候補(57)=無・新=、堀江政行候補(37)=無・新=の5人。市川、堀江両候補は千歳市長選へ出馬した山口幸太郎候補と、本宮候補は同じく市長選へ出馬した梅尾要一候補とそれぞれ連動選挙を展開する。
 届け出を済ませた各候補は、選対事務所前などで第一声を上げ、7日間の舌戦をスタート。早速、遊説カーを中心街、住宅街にくまなく走らせ知名度の浸透に懸命な候補から、街頭演説で政策を正面から訴える候補。さらには自転車を使って独自の運動を行う候補まで、さまざま。それぞれの少数激戦が始まっている。

42とはずがたり:2008/10/14(火) 18:55:29
>>41
結果民主は若い新人がトップ当選するも民主・春風の会は1人増の3人に対し,自民党平成クラブは公認、推薦候補13人と,14対4の千歳とどっこいどっこいですな。まぁ利権屋が幅を利かす地方議会では自民系はより強いが。。
将来はこの柏野氏辺りが小選挙区を継ぐと苦手の恵庭・千歳票も取れて良いのかも知れませんな。

http://www.tomamin.co.jp/2007/cp070423.htm
新人・柏野氏トップが当選
 統一地方選挙後半戦の恵庭市議会議員選挙(定数24)は22日、投開票された。27人が立候補する少数激戦となったが、無所属新人で民主党の推薦を得た柏野大介氏(27)が2768票を獲得、最年少でトップ当選を果たした。
 開票は午後8時45分から市総合体育館で行われた。投票率66.68%。2003年の前回選挙を1.10ポイント下回った。
 開票の結果、柏野氏が唯一、2000票を大きく上回る大量得票。自転車で遊説する戦術が好感され、若さや連合恵庭の手厚い支援を受けての当選となった。
 自民党平成クラブは公認、推薦候補13人が全員当選し、民主・春風の会は1人増の3人、公明、共産は現有議席を守った。無所属は3人が涙をのんだ。
 
多くの支援に責任の重さ 柏野氏
 「多くの支援を頂き責任の重さを実感します」。トップ当選した新人の柏野大介氏(27)=民主党推薦=は、恵庭市福住町の選挙事務所に集まった支持者と初当選を喜び合った。
 大学卒業後に地元・恵庭に帰り、コンビニエンスストア勤務を経て、民主党北海道の「DASH政権塾」に参加。「20、30代の若い世代にまちづくり、政治に関心を持ってもらおう」と立候補した。
 選挙戦は「大きな音で伝わらない思いより、小さな声でも伝わる思い」を合言葉に、選挙カーを使わず自転車で遊説を展開。名前の連呼は一切やめた。
 順調に伸びる開票速報に、支持者から拍手とともに「よし、やった」と大きな歓声。後援会の利根博副会長が当確宣言すると、万歳を三唱し、27歳の初陣勝利を祝い合った。
 柏野氏は「全く予想もしていなかったトップ当選。責任の重さを実感します」と述べ、さらに「若い力でまちづくりを、という市民の期待の表れ。市民と市政の懸け橋になれるよう、しっかり頑張っていきたい」と力を込めた。

43とはずがたり:2008/10/14(火) 18:57:57
時に>>2の歌(?)はなんなんでしょかね?

44名無しさん:2008/10/14(火) 19:14:58
北広島はその記事の無所属という中の一部が保守系会派としてあるわけで新生みらい、自由ネットあたりがそうです。
ただ北広島で自民・保守系が弱いかといえばそういうわけでもなく07年の道議選を見ればわかるように徐々に民主に近づきつつあるといえます

45名無しさん:2008/10/14(火) 19:15:42
>>44
その記事 >>38のもの

46名無しさん:2008/10/14(火) 20:48:33
>>43
「〜」を取って、検索してみました。一か八かだったが。あっぱしダメかと思ったら、おっ、何とか出たッス。

http://www.google.co.jp/search?rls=GGLG%2CGGLG%3A2006-08%2CGGLG%3Aja&hl=ja&q=%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E3%81%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7+%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%8D%83%E6%98%A5&lr=&aq=2&oq=%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E3%81%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7

どうやら、松山千春の「大空と大地の中で」(1stLP「君のために作った歌」所収)らしい、と見たです。

47とはずがたり:2008/10/14(火) 21:05:03
>>44
江別・北広島が強くて恵庭が弱い感じですね(千歳は時期が違う)

http://www.minsyu.net/vote/vote030421.html
第15回統一地方選挙の結果について

◆ 江別市議選開票結果
4月22日告示、4月27日投票
  名  前 当落
五十嵐 忠男   (公認)   現7 当
赤坂  伸一   (公認)   現5 当
鈴木 真由美   (公認)   現3 当
堀内    城   (推薦)   現5 当
宮野  一雄   (推薦)   現4 当
矢澤  睦子   (推薦)   現2 当
尾田  善靖   (推薦)   現1 当

◆ 恵庭市議選開票結果
4月22日告示、4月27日投票
  名  前 当落
藤岡    登   (推薦)   現2 当


◆ 北広島市議選開票結果
4月22日告示、4月27日投票
  名  前 当落
小岩    均   (公認)   現3 当
中田 富美男   (公認)   現2 当
今    輝雄   (公認)   新 当
渡邊  作次   (推薦)   現7 当
細野  清男   (推薦)   現2 落

>>46
ありがとうございますm(_ _)m。
北海道民の方なら誰でも知ってる有名な歌って訳でもないんですねw

48名無しさん:2008/10/15(水) 09:30:22
>>13 >>15など
今日駅で国民新の選挙カー(宣伝カー?)をみました(>>13さんと同じ感想だが、最近活動が活発的だと思う)
その中で「国民新は新党大地とともにがんばっていきます」といっていました。
やはり新党大地に合流するのは確実なようです

49名無しさん:2008/10/15(水) 09:48:02
>>48
大地としても国民と組めば1議席確保へプラスになりそうですね

50名無しさん:2008/10/15(水) 09:52:59
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123323.html?_nva=19
釧路市長選 蝦名道議が出馬を表明(10/15 08:05)
 【釧路】自民党の蝦名大也(ひろや)道議(49)=釧路市=は十四日、同市内で記者会見し、伊東良孝前市長の衆院選出馬に伴う釧路市長選(十月二十六日告示、十一月二日投開票)に無所属で立候補することを正式に表明した。

 蝦名氏は出馬理由について「市議、道議を通じ、常に釧路市をどうするか考え続けてきた。これまで培ってきた経験や人脈を生かし、厳しい環境下にある市の役に立ちたい」と説明。「『市民党』として党派を超え、幅広く支援を呼びかけたい」と述べ、行財政改革や産業振興などに力を入れる考えを示した。

 これについて、民主党北海道の佐野法充幹事長は十四日、北海道新聞に対し「自民党の党籍を投げ出してまで立ち上がった蝦名道議の政治決断に強い感銘を受ける。民主党として、ありとあらゆる支援をしていきたい」と述べ、党として全面支援する考えを示した。

 同市長選では、自民党の上田徳郎市議(59)と、上原丈和副市長(61)が出馬の意向を示しているほか、共産党も候補を擁立する方針。

今のところ上原に経済界や地元自民組織がつくので蝦名としては鈴木の支援に加えて民主系の票もほしいところでしょう
民主はどうするのかな

51名無しさん:2008/10/15(水) 09:54:49
>>1
約2日で「50スレ到達」おめでとう

52名無しさん:2008/10/15(水) 10:00:45
>>51
スレ→レス

53名無しさん:2008/10/15(水) 12:02:35
先送りムードから一転11月選挙か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081014-00000066-yom-pol
首相、月末解散を視野…投開票は11月30日有力
10月15日3時10分配信 読売新聞


 麻生首相が今月末の衆院解散を視野に準備に入ったことが14日、わかった。

 首相は解散に踏み切る環境整備として、新テロ対策特別措置法改正案の成立や追加景気対策の策定、小沢民主党代表との党首討論の実施を重視しており、いずれも今月末に一定のめどがつくため、解散準備に入ったものだ。衆院選の日程は「11月18日公示−30日投開票」を念頭に置いている。米国発の金融危機の景気への影響など今月下旬の経済情勢を踏まえて最終決断する意向だ。

 自民党の細田幹事長は14日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、「難局を打開するためにはできるだけ早く解散して、(与党で)過半数を取れればそれが最もいい」と指摘した。記者団の「衆院選は11月の最終週になるか」との質問には、「みなさんの推測と私の推測は非常に共通点が多いような気がする」と語った。

 公明党の北側幹事長は14日、大阪府堺市での会合で「選挙で勝って初めて政治的なリーダーシップが生まれる。遠からず、国民の審判を仰ぐ時期はやってくる」と述べた。

 首相周辺や複数の自民党幹部によると、首相は今月末の衆院解散を念頭に、26日に東京・秋葉原で街頭演説を行うことを検討している。首相に就任してから初めての街頭遊説で、「解散・総選挙に向けた遊説スタートという位置づけ」(首相周辺)と言えるものだ。13日には、首相は党本部で広報用ポスターの写真撮影を行った。

 また、首相は自民党の大島理森国会対策委員長に対し、今月末までに小沢氏との党首討論を実現するよう民主党との調整を指示。大島氏は14日、民主党の山岡賢次国対委員長に22日の党首討論開催を提案した。同党が断った場合は29日の開催を求める方針だ。

 インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するための新テロ法改正案は、民主党も早期採決に協力する姿勢で、早ければ27日、遅くとも29日に参院で否決、衆院で再可決の手順を経て成立する見通しだ。米国の金融危機に端を発した国内の株価下落に対応する追加景気対策は24日にも発表される。これにより、首相は国際貢献や景気を重視する姿勢を前面に掲げる環境が整うと判断している。追加景気対策の各項目は政権公約(マニフェスト)に盛り込む考えだ。

 その上で、首相は次の衆院選を小沢氏との間で「次の首相にふさわしいのは誰か」を競う「党首力」対決と位置づけたい考えだ。仮に小沢氏が党首討論の開催に応じない場合は、その対応を批判して選挙戦に臨むことも想定している。

 ただ、米国発の金融危機に伴う経済の混乱が長引いた場合は、党内外から「解散・総選挙による政治空白は避けるべきだ」との声が強まることも予想される。その場合は衆院選を年明けに先送りすることも念頭に置いている。

54名無しさん:2008/10/15(水) 12:04:31
>>53
やはり11月でしょうか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081015-00000038-san-pol
自民・森氏「衆院選は来月中」
10月15日8時5分配信 産経新聞


 自民党の森喜朗元首相は14日夕、都内で開かれた町村派議員のパーティーであいさつし、次期衆院選について「11月末までにしなければ、12月は使えない。常識的に11月中に選挙が行われるスケジュールで考えておくのが無難ではないか」と述べた。森氏は理由として税制関連法案づくりと平成21年度の予算編成作業をあげ、「1カ月でまとめられるならいいが、そうでないと(衆院選は)年を越してしまう」と強調した。

55名無しさん:2008/10/15(水) 23:26:30
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5879
名前:名無しさん 投稿日: 2008/10/15(水) 23:19:28
>>5862 5864
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123498.html?_nva=20
11月なら30日投票の線 衆院選日程、月内にも決断(10/15 21:39)

参院予算委で答弁する麻生首相=15日午後

 政府の総合経済対策を実行するための追加歳出1兆8081億円を柱とする2008年度補正予算案が16日に成立する見通しとなった。これを受け、麻生太郎首相は追加経済対策の策定など当面の重要課題を今月末までに仕上げ、衆院解散・総選挙の日程を最終決断する意向だ。解散に踏み切る場合、衆院選日程は「11月18日公示−30日投開票」が有力。

 首相は24、25両日に北京で開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席。帰国後に追加経済対策を正式決定する考えだ。インド洋での給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案も29日に参院否決−衆院再可決で成立する見込み。

 自民党の大島理森国対委員長は15日、同改正案成立後に、地方の金融機関に公的資金を注入できるようにする金融機能強化法の復活を目指す考えを記者団に示した。

 これらを経て首相は10月末から11月初めに経済・選挙情勢も勘案し、11月中の衆院選実施か、先送りかを決断するとみられる。自民党の細田博之幹事長は15日の都内の会合で「ごくわずかの間に総選挙があるのではないか」と強調した。

56名無しさん:2008/10/17(金) 20:36:41
約2日ぶりのレス
釧路市長選に関して
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123578.html?_nva=127
上田市議も出馬を表明 釧路市長選(10/16 01:17)
 【釧路】自民党釧路市支部副支部長の上田徳郎市議(59)は十五日、釧路市内で記者会見し、二十六日告示、十一月二日投開票の釧路市長選に無所属で立候補すると正式に表明した。自民党の蝦名大也道議(49)=釧路市=も無所属での立候補を既に表明しており、保守分裂の選挙戦になる。

 上田氏は出馬理由について「この難局を乗り切るには人生経験、社会経験のある私が市長をやるべきではないかと思った」と説明。その上で「元気で明るいまちづくりをしていきたい。そのためには市民の目線に立った行政サービスが必要」と強調。公約として行財政改革の推進や教育の充実などを掲げた。

 同市長選をめぐっては、経済界などから出馬要請を受けた上原丈和副市長(61)も立候補を検討中。また共産党系市民団体の「明日の釧路をつくる会」も候補を擁立する構えで、今週末に結論を出す方針。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123769.html
上原副市長は不出馬 釧路市長選 自民、蝦名氏相乗り論も(10/17 07:53)
 【釧路】釧路市の上原丈和副市長(61)は十六日、釧路市内で記者会見し、二十六日告示、十一月二日投開票の釧路市長選に立候補しない考えを明らかにした。同氏の出馬を前提に支持を機関決定していた自民党支部内では、伊東良孝前市長を公認候補として擁立する衆院選への影響を最小限に食い止めるため、無所属での立候補を表明している同党の蝦名大也道議(49)の推薦を検討する動きも出てきた。

 上原氏は、不出馬を決意した理由について「選挙後を考えると、対立軸をつくって地域にマイナスになるのは避けるべきだと思った」と説明。経済界など支持を表明した関係者に対し、「ご迷惑をおかけしたことを、おわびしたい」と陳謝した。

 これに対し、自民党支部は擁立候補を失ったうえ、民主党支部と新党大地が十六日、蝦名氏の推薦をいち早く決め、衆院選を視野に両党が連携を強めていることに危機感を募らす。

 蝦名氏は同日、自民党支部に文書で推薦を要請。支部は近く役員会で対応を協議する。支部内には「蝦名氏支持の保守票が衆院選でそのまま民主党の仲野博子衆院議員に流れないよう、蝦名氏への相乗りで対立軸をあいまいにするしかない」との声が漏れる。

 しかし、自民党支部内では新党大地の鈴木宗男代表に近い蝦名氏へのアレルギーは根強く、相乗り路線で支部内が一本化できるかどうかは不透明だ。

 同市長選には、自民党の上田徳郎市議(59)が出馬表明しているほか、共産党も候補の擁立を目指している。

実質蝦名有利になったか

57名無しさん:2008/10/17(金) 20:40:13
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123795.html?_nva=127
今国会提出見送り 支庁再編に伴う公選法改正案 四月実施は困難(10/17 07:21)
 自民党の鈴木政二参院国対委員長は十六日、道の支庁制度改革に伴い、道議選の選挙区を現行のまま維持するための公職選挙法改正案について、今国会提出は見送られるとの見通しを示した。

 国会内で北海道町村会の南原一晴常務理事に伝えた。同改正案提出見送りで、道が目指す支庁再編の来年四月実施は困難な情勢となった。

 鈴木氏は、支庁が振興局に格下げされる地域で反発が根強いことを指摘したうえで「道はもっと町村長と話し合い、理解を得てから制度改革を進めるべきだ」と強調した。

 公選法改正は民主党が反対する方針。野党が過半数を占める参院で否決された場合、消費者庁設置法案などの成立を優先する自民党は、衆院で与党の三分の二の賛成による再議決は行わない意向だ。

一部地域の反対の中与党だけでは押しきれないんだね

58名無しさん:2008/10/17(金) 20:43:40
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123890.html?_nva=10
財務省会見場に「日の丸」を掲揚(10/17 13:56)
 財務省は十七日、中川昭一財務・金融担当相の閣議後会見を機に会見場に日の丸を掲揚し、会見を主催する財務省の記者クラブ・財政研究会(北海道新聞社など国内外の新聞、放送、通信各社が所属)の一部の記者が「国民の中には違和感を持つ人もいる」などと抗議した。会見自体に大きな混乱はなかった。中川財務相は「世界に発信する場という認識で国旗掲揚は当然だ」と述べた。

 財務省は国旗国歌法に従った措置であると事前に説明。財政研究会は九月末から対応を協議したがまとまらず、賛成、反対、態度保留などの意見を添えて「慎重に判断を」と財務省に求めていた。中央省庁では既に、首相官邸、外務省などで会見場に日の丸を掲揚している。

 国旗・国歌法が成立した一九九九年、当時農林水産相だった中川氏は農水省の会見室に国旗を持ち込み、記者クラブとの間で問題になったことがある。

59とは:2008/10/17(金) 21:58:27
>>57
これ自民党道議の党利党略どころか私利私略ですもんね。こんないい加減が通っては行けないでしょう。知事は自民党べったりだが民主にも頭下げて自民党の横暴を突っぱねるべきだ。

60名無しさん:2008/10/18(土) 09:50:27
反対を押し切って急ぐようなものではなく、もっとじっくり議論するべきで民主党政権になったらあきらめてね、知事
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124002.html?_nva=119
4月の支庁再編断念 知事 公選法改正見送りで(10/18 07:14)
 高橋はるみ知事は十七日までに、来年四月の支庁再編を事実上断念し、当面は十四支庁体制を維持したまま支庁の機能集約や職員配置の見直しを進める代替案の検討に入った。政局の流動化などで、新体制移行の前提となる公職選挙法改正案の今国会提出が見送られる公算が大きくなったためで、道は来年度途中での再編も視野に戦略の練り直しを図る。

 知事はすでに道幹部に対し、「周到に準備する期間をいただいたと思い、地域との調整を丁寧に進めるように」と指示した。

 知事は四月実施は断念する一方、支庁再編方針は堅持。六月に成立した関連条例が施行されないまま、長期間たなざらしになることを避けるため、引き続き政府・与党に公選法改正を働きかけ、できるだけ早く新体制に移行する方針だ。

 十四支庁を九つの総合振興局と五振興局にする道の再編案には、振興局となる地域や道町村会などが「地域間格差が拡大する」として反発。知事は来年四月の再編にこだわり、地方の反対を押し切って関連条例を成立させたが、結果的に断念せざるを得なくなった。

 公選法では、支庁が道議選の選挙区割りの基準となっており、道は再編後も現行の選挙区を維持するため、同法改正を国に求めていた。今国会での成立は困難な情勢だが、道は年明けの通常国会で同法が改正されれば、来秋にも新体制への移行は可能とみている。

 このため、来年四月の人事異動の際には、来年度途中での再編も見据え、現行の支庁体制の枠内で支庁の機能集約や職員配置の見直しを進める方針。

 併せて、支庁再編に伴い制定を目指す「地域振興条例」案に関する意見交換会などを通じ、反発が残る市町村との対話を続け、国会で公選法改正に反対している民主党の理解も取り付けたい考え。

 また、道の支庁制度改革が、国の公選法改正に左右されている現状を踏まえ、道州制特区制度を活用し、道議選の選挙区割りは道条例で定められるよう国に権限移譲を求めることも検討していく。

61名無しさん:2008/10/18(土) 10:38:46
どうするのかな
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124017.html?_nva=15
支部困惑道連任せ 釧路市長選、自民系2氏が推薦要請 「衆院選戦えぬ」悲鳴も(10/18 09:51)
 【釧路】自民党釧路市支部(草島守之支部長)は、釧路市長選(二十六日告示、十一月二日投開票)に、無所属で立候補を表明した蝦名大也道議と、上田徳郎市議からの推薦要請について、党道連に判断を委ねる異例の方針を決め、十七日、双方の要請書を道連に提出した。対応次第では支部内の亀裂を深め、党公認で伊東良孝前市長を擁立する次期衆院選に影響を与えかねず、道連側も困惑を隠せない。

 蝦名氏は道7区支部副支部長で、上田氏は釧路市支部副支部長。草島支部長は「共に支部役員で判断できなかった。道連の決定に従う」という。

 蝦名氏については、民主党釧路支部と新党大地が推薦を決めたが、地元経済界の間にも推す動きが出ているため、自民党釧路市支部内には「相乗りで対立軸をあいまいにするしかない」との声が出る。

 一方、二〇〇五年の前回衆院選で北村直人氏が落選した際、蝦名氏らが新党大地を支援したとして旧北村系市議らが反発、今も蝦名氏との間に根深い確執が残る。

 道連幹部は「一番大事なのは衆院選。どちらの選択が一番傷が少ないかで、判断することになるが、自主投票も選択の一つ」と、対応に苦慮する。

 市支部では、支持を機関決定した上原丈和副市長が不出馬を表明した問題をめぐっても、責任論が噴出。仲野博子衆院議員の三選を目指す民主党と、新党大地が市長選で急速に連携を深める中、伊東氏の後援会関係者からは「このままでは、衆院選が戦えない。早期に事態の収拾を」と悲鳴の声が上がる。

62名無しさん:2008/10/18(土) 10:39:32
>>61
自主投票か、それが一番いいと思う

63名無しさん:2008/10/19(日) 18:47:43
不正経理 北海道6000万円って多いな、認識が甘かったということ
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101801000204.html
12道府県で不正経理 架空発注し裏金をプール
 各地で発覚した自治体の裏金問題を受け、会計検査院が任意に選んだ12道府県の国庫補助事業を調査した結果、全道府県で裏金づくりなどの不正経理が見つかったことが18日、分かった。

 架空発注で業者に裏金をプールする手口が目立ち、不正額は国土交通、農林水産両省の補助事業を中心に、2006年度までの5年間で計数億円に上る。

 検査院は12道府県に対し不正流用分の返還を求めるとともに、他の自治体でも不正経理の可能性があるとみて、今後ほかの都府県もすべて調査する方針。

 検査院によると、12道府県は北海道、青森、岩手、福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、京都、和歌山、大分。不正経理の額が最も多いのは愛知県だった。

 裏金づくりの方法は、06年に発覚した長崎県のケースのように、コピー用紙などの事務用品を購入したように装い、業者の口座に金をプールする「預け」という手口が多かった。実際には雇用していないアルバイトの人件費を計上する「カラ雇用」で金を浮かせたり、本来の目的ではない別の事業に流用するケースも見つかったという。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/124165.html
道、出張費などに充当 国庫補助事業での不正経理問題(10/19 07:13)
 会計検査院が十二道府県の国庫補助事業で不正経理を指摘した問題で、道に対しては国の補助金を道単独事業の出張費に充てた行為などを、補助金を目的外に使う「不正」とみていることが十八日分かった。道は架空発注など他県で表面化した「裏金づくり」は否定しているが、会計処理の認識の甘さが問われた形だ。

 同院の調査は四月中旬に行われ、二〇〇二−〇六年度の五年間に公共事業を所管する建設、農政、水産林務の三部が行った補助事業が対象となった。

 問題が指摘されているのは、例えば道単独事業で出張した旅費に、国の補助金を充てたケース。道建設部は「出張時は大抵、複数の用件をこなすため、補助事業の仕事にも関係がある」としているが、出張目的などを記載する書類に補助事業との関連を明記していない場合もあるという。

 ほかに指摘を受けたのは《1》公共事業の補助金で、総務部門を担当する臨時職員を配置した《2》納入が年度内に間に合わないのに、年度末に物品購入した−など。不正と指摘された金額は、現在道で集計中。

 山本邦彦副知事は「私的流用などの不正は確認していない。補助金の扱いはこちらにも言い分があるので、引き続き検査院と協議したい」としている。

 道は十一月にまとまる同院の決算検査報告書で不正が指摘されれば、補助金を返還する方針だ。

64名無しさん:2008/10/19(日) 18:49:28
>>63
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000036-jij-pol
北海道は6000万円=検査院指摘の不正経理
10月19日14時42分配信 時事通信


 会計検査院の調査により、12道府県の国庫補助事業で不正経理が発覚した問題で、北海道は19日、同院から不適切な会計処理だと指摘された補助金額が2002年度から06年度までの5年間で総額約6030万円に上ることを明らかにした。これらを補助金の目的外の出張旅費などに充てていたことを問題として指摘された。
 同日記者会見した日野健一出納局長は「私的流用や裏金といった不正はない」と明言した。不正経理について道側は「(補助金を)拡大解釈して使っていた」と釈明した。
 道によると、同院から指摘されたのは、国土交通、農水両省の補助金について道の建設、農政、水産林務3部が行った会計処理。補助金の目的外使用などで不適切な会計処理とされた約6030万円の使途の内訳は、事務用品購入などの需用費約210万円、臨時職員賃金約730万円、出張旅費など5090万円。旅費については、予算要望などで上京した際の交通費や宿泊費用などに充てられており、検査院からは「補助金からの支出にはなじまない」と指摘されたという。

65とはずがたり:2008/10/19(日) 18:56:56
>>61
民主と大地は完全に協力体制構築しつつありますねぇ。
>蝦名氏については、民主党釧路支部と新党大地が推薦を決めたが、地元経済界の間にも推す動きが出ているため、自民党釧路市支部内には「相乗りで対立軸をあいまいにするしかない」との声が出る。

総選挙の関係構築考えると頼もしい事ではあるんですけど,この蝦名氏ムネオ直系だそうですけど利権系とかではないか心配。。

自民はどっちに推薦出しても衆院選でのしこりにつながるので,自主投票以外は難しいんじゃないでしょうかね。

66とはずがたり:2008/10/20(月) 00:10:24
すごいですねぇ。そら腐敗もするわねぇ。。
>10期37年にわたり町長を務めた湊被告

談合事件の出直し選挙、北海道森町長に佐藤氏
2008.10.19 22:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081019/lcl0810192237005-n1.htm

 北海道森町の発注工事をめぐる談合事件で、談合罪で起訴された前町長の湊美喜夫被告(79)の辞職に伴う出直し町長選は19日、投開票され、会社役員、佐藤克男氏(58)=無新=がいずれも無所属で新人の前町議松田兼宗氏(52)、前副町長阿部真次氏(66)を破り初当選した。

 得票数は佐藤氏が4435票、松田氏が4163票、阿部氏が2711票。談合事件を受け、10期37年にわたり町長を務めた湊被告が9月、辞職していた。

67名無しさん:2008/10/20(月) 13:29:30
>>66
本家・北海道新聞版です
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124303.html
森町長に佐藤氏 三つどもえ戦制す(10/20 07:29)

当選を決め、夫人や後援会幹部と万歳をする佐藤克男氏(左から2人目)=午後8時15分(村本典之撮影)

 【森】競売入札妨害(談合)罪で起訴された前町長の辞職に伴う渡島管内森町長選は十九日投票、即日開票され、新人で会社役員の佐藤克男氏(58)=無所属=が、前町議の松田兼宗氏(52)=同=、前副町長の阿部真次氏(66)=同=を下し、初当選した。

 同町では、消防防災センターをめぐる官製談合事件で起訴された前町長の湊美喜夫被告(79)が、二〇〇五年の旧砂原町との合併後を含め、一九七一年の初当選以来三十七年間、町長を務めてきた。今回はその長期政権後の町政のかじ取り役を選ぶ選挙戦だった。

 当日有権者数は一万五千三百七十人、投票者数は一万一千四百三十六人で、投票率は74・40%。前回(〇五年)に比べ1ポイント減だった。無効票は一二七。

 佐藤氏は「首都圏で培った経営感覚を生かして町政を刷新する」と訴え、幅広い支持を集めた。三度目の町長選出馬だった松田氏は、行政改革断行を掲げたが、湊町政への批判票を取り込めなかった。阿部氏は四十一年の行政経験を強調したが、談合事件のマイナスイメージを払拭(ふっしょく)できなかった。

68名無しさん:2008/10/20(月) 13:33:06
こちらは接戦だった
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124304.html?_nva=13
遠別町長に川島氏3選 笹川氏、84票差で敗れる 投票率94・88%(10/20 07:30)

3選を果たし、万歳をして喜ぶ川島茂之氏(中央)=19日午後8時5分、留萌管内遠別町本町の選挙事務所(栗本充則撮影)

 【遠別】任期満了に伴う留萌管内遠別町長選は十九日投票、即日開票され、現職の川島茂之氏(69)=無所属=が、新人で元町議会議長の笹川洸志氏(62)=同=を八十四票の小差で破り、三選を果たした。

 当日有権者数は二千六百七十四人、投票者数は二千五百三十七人で、投票率は94・88%。無効票一六、不受理一。

 同町長選は連続四回無投票当選が続き、投票率は選挙戦となった一九九一年を2・17ポイント下回った。

 川島氏は二期八年の実績を背景に、住民主体の町政や自立・再生の町づくりを訴えた。農協や漁協、建設協会など主要経済団体が推薦するなど、広範な支持を得て選挙戦に臨んだ。一方の笹川氏は「町長選で無投票は避けるべきだ」として町議を辞して出馬。住民と情報を共有し、開かれた行政づくりを主体に支持を訴えたが、一歩及ばなかった。

69名無しさん:2008/10/20(月) 13:41:51
>>63-64
北海道は6030万円
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/124279.php
不正経理、道は6030万円 知事「道民に申し訳ない」(10/20 07:11)
 会計検査院から国庫補助事業の不正経理を指摘された問題で、道は十九日、指摘を受けた補助金の額が二〇〇二−〇六年度の合計で六千三十万円だったことを明らかにした。高橋はるみ知事は「不適切な会計処理だと指摘を受けたことは、大変遺憾であり、道民に申し訳ない」とのコメントを発表した。

 道によると、指摘を受けた補助金額が最も多かったのは建設部の四千三百九十万円で、次いで農政部千二百九十万円、水産林務部三百五十万円だった。

 使途の内訳は、出張旅費に充てたのが五千九十万円。直接事業を担当する部署以外の臨時職員の人件費が七百三十万円、物品購入費が二百十万円だった。

 このうち旅費は、関係団体が主催する講習会や総会への参加、国への予算要望など、補助金の対象となった事業と直接関係がない出張にも支出。世界貿易機関(WTO)の農業交渉に関する中央省庁への要請を「農業農村整備事業打ち合わせ」の名目にして補助金を使ったケースもあった。

 道の日野健一出納局長は十九日夕、道庁内で記者会見し、「私的な流用や裏金といった不正はない」と強調。一方で、道側は「(補助金を)拡大解釈して使っていた」「認識が多少甘かった」などと不適切な処理があったことを認めた。

70名無しさん:2008/10/20(月) 13:45:57
>>61の前日の記事
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/123769.php
上原副市長は不出馬 釧路市長選 自民、蝦名氏相乗り論も(10/17 07:53)
 【釧路】釧路市の上原丈和副市長(61)は十六日、釧路市内で記者会見し、二十六日告示、十一月二日投開票の釧路市長選に立候補しない考えを明らかにした。同氏の出馬を前提に支持を機関決定していた自民党支部内では、伊東良孝前市長を公認候補として擁立する衆院選への影響を最小限に食い止めるため、無所属での立候補を表明している同党の蝦名大也道議(49)の推薦を検討する動きも出てきた。

 上原氏は、不出馬を決意した理由について「選挙後を考えると、対立軸をつくって地域にマイナスになるのは避けるべきだと思った」と説明。経済界など支持を表明した関係者に対し、「ご迷惑をおかけしたことを、おわびしたい」と陳謝した。

 これに対し、自民党支部は擁立候補を失ったうえ、民主党支部と新党大地が十六日、蝦名氏の推薦をいち早く決め、衆院選を視野に両党が連携を強めていることに危機感を募らす。

 蝦名氏は同日、自民党支部に文書で推薦を要請。支部は近く役員会で対応を協議する。支部内には「蝦名氏支持の保守票が衆院選でそのまま民主党の仲野博子衆院議員に流れないよう、蝦名氏への相乗りで対立軸をあいまいにするしかない」との声が漏れる。

 しかし、自民党支部内では新党大地の鈴木宗男代表に近い蝦名氏へのアレルギーは根強く、相乗り路線で支部内が一本化できるかどうかは不透明だ。

 同市長選には、自民党の上田徳郎市議(59)が出馬表明しているほか、共産党も候補の擁立を目指している。

71名無しさん:2008/10/20(月) 13:49:55
釧路市長選、蝦名道議出馬に対する読売記事
https://db.yomiuri.co.jp/bunshokan/
自民党の蝦名大也道議(49)は14日、釧路市の伊東良孝・前市長の次期衆院選(道7区)立候補に伴う同市長選(26日告示、11月2日投開票)に、無所属で立候補することを表明した。同市内で記者会見した蝦名氏は「自分の子どもが釧路を誇りに思えるような街づくりをしたい」と述べた。
 蝦名氏は同市議を経て、1999年4月に道議に初当選し、現在3期目。
 一方、蝦名氏の立候補表明を受け、新党大地の鈴木宗男代表は「蝦名道議が勇気を持って立候補を表明したことを高く評価する」とのコメントを出し、支援に回る考えを示した。
 民主党釧路市支部は「財政状況が厳しく、合併後の街づくりもこれからなので、先見性やリーダーシップが問われる。蝦名氏が適任だと思う」として、蝦名氏への支援体制作りを進める考えを示した。

72名無しさん:2008/10/20(月) 13:52:12
なお鈴木代表は、1区で杉村が無所属で出馬しても支援しない方針を発表済み

73名無しさん:2008/10/20(月) 15:56:25
>>63-64,>>69
返還命令へ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124401.html?_nva=15
補助金不正返還命令へ 官房長官(10/20 13:56)
 河村建夫官房長官は二十日の記者会見で、道など十二道府県が会計検査院から国の補助事業での不正経理を指摘された問題について「補助金等適正化法に基づき、交付決定の全部または一部を取り消し、補助金の返還を求めることはある」と述べ、政府として同法に基づき返還を命じるとの見通しを示した。

 河村氏は「会計検査院の正式の報告が出たら、内容を踏まえ、各省庁が適切に対応する」と述べた。この問題で道は二〇〇二−〇六年度で合計六千三十万円分の不正経理を指摘されている

74名無しさん:2008/10/20(月) 20:54:23
毎日新聞に5区に関する記事が出てました
記事にあるように「比例は民主でも町村にいれる」という人は少ないだろう、苦戦ともいわれるがまだまだ町村は強いわけで、小林はどれだけ名前を浸透させられるかがカギ
私は10月初めに町村をみましたが、いろいろまわって町村もがんばってるようですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000216-mailo-hok
臨戦:衆院選 「町村氏」VS「民主党」 5区、対決構図で駆け引き /北海道
10月20日16時1分配信 毎日新聞


 「中枢で政治を動かせるのは私」「一度、民主党に政権を」――。後期高齢者医療制度や年金問題への反発が広がる中、次期衆院選へ向け危機感を強める道内の自民党「大物議員」たちは知名度を武器に候補者対決の構図に持ち込もうと懸命だ。これに対し民主党候補たちは党の看板を前面に「政権交代」を繰り返し訴え、政党対決ムードを盛り上げる戦術を展開している。最前線の一つ、道5区(札幌市厚別区、石狩管内)から「町村氏」対「民主党」の駆け引きを報告する。【久野華代、横田愛】
 「こんにちは。町村です」
 19日正午過ぎ、恵庭市のスーパー。店内に飛び込んだ前官房長官、町村信孝氏(64)が握手を始めると、買い物客たちが「あら、テレビでよく見る人」と興奮した表情で応じていた。
 福田康夫内閣の官房長官として昨年9月から丸1年、テレビに映り続けた町村氏は「芸能人並み」(地元道議)の知名度で、握手を拒む人はほとんどいない。それでも町村氏は「それが票につながるかどうか」と顔を曇らせる。
 9月末に官房長官を退任して以降、町村氏は週末ごとに地元に戻っている。10月18日にはJR新札幌駅前のショッピングセンター内を1時間半近くかけて歩き回り「握手作戦」を展開。後援会幹部は「(官房長官時代の)1年で3回しか地元に戻れなかった。本人も危機感を感じているのだろう」と語る。
 自民党への風当たりは強い。町村氏と握手した厚別区の主婦(81)も「『後期高齢者』はひどい。自民党でいいのかと思う」。陣営幹部は「事務所に『1回、民主党にやらせたっていいんじゃないか』と電話がかかってくる」と頭を抱える。
 そんな中、陣営が頼るのは「町村信孝」の個人看板だ。チラシには「日本の政界の中枢で国政を動かします」と太字で記した。陣営幹部は「『北海道に必要なのは相手候補でなく町村』と訴えていくしかない」。
 一方、民主元職の小林千代美氏(39)は町村氏に3連敗(03年衆院選では比例道ブロックで復活当選)しており、今回は背水の陣だ。
 陣営は10月上旬、「政権交代」の前に赤字で「一度」と付け加えた新バージョンのチラシを20万枚印刷。自民党から心が離れつつも「民主党に任せて大丈夫か」と思う層を揺さぶる作戦で、陣営幹部は「『一度ぐらいいいか』という心理がカギになる」とみる。
 18日午前にJR森林公園駅(札幌市厚別区)近くで街頭演説した際も、小林氏は「どうか一度、民主党に」と強調。「応援してます」と声をかけてくる有権者もおり、小林氏は「反応は良くなってきている」と語る。
 ただ、町村氏の前に小林氏の名前はどうしてもかすみがち。別の陣営幹部は「比例は民主党に入れるという人でも、候補者となるとまだ町村さんに流れてしまう。民主党の担い手の1人として『小林千代美』の名前をいかに浸透させるかが課題」と話す。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇民主8勝4敗
 自民党が歴史的大勝を収めた前回05年の衆院選だが、道内の小選挙区では民主党が8勝4敗で勝利した。自民党の4勝のうち3勝は町村氏(道5区)、中川昭一氏(道11区)、武部勤氏(道12区)の「大物」選挙区で、自民党は次期衆院選でもこれらの議席を死守したい考えだ。

10月20日朝刊

75名無しさん:2008/10/20(月) 20:56:35
>>74
実際道内で議席を守れるとすれば町村が一番可能性があると思う

76北海道5区民:2008/10/20(月) 21:11:05
北海道に住んでると確かに町村と小林の知名度の差は大きいと感じます
実際小林よりも町村がくるという時の方が集まりはいいですね
「民主党に比例は入れるが選挙区は町村」という層を小林が食い込んでいければ十分チャンスはありますね

77とはずがたり:2008/10/20(月) 21:29:24
>>74-77
確かになんかもう一翻民主に欲しいですねぇ〜。
厚別12.9・江別12.3vs恵庭6.8・千歳9,2(自民地盤)の南北対決って感じには成らないんでしょうかね。

78千葉9区:2008/10/22(水) 20:22:50
>>61>>70-71など
正しい日本語に訳すと「自主投票」というわけですね。
佐賀県知事選で4人支持(03年11月)とか思い出しますね
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/193


自民2氏とも推薦 釧路市長選 支部が異例の決定
二十六日に告示される釧路市長選で自民党の蝦名大也道議と上田徳郎市議が求めた推薦について、同党道連が
両氏を推薦しなかったことを受けて、自民党釧路市支部は二十一日、役員会で両氏を支部レベルで推薦する異例
の決定をした。

同支部は十七日、二人の推薦要請書を道連に提出。判断を委ねられた道連は二十日、「(首長戦で)二人の候補を
同時推薦はできないし、どちらかを選べばしこりが残り衆院選に影響する」として両氏を推薦しない方針を決め、要請
を支部に差し戻していた。

同支部の草島守之支部長は役員会後、異例の決定理由を「それぞれ道議、市議としての実績があり、本人たちの
希望に応えることにした。最善の選択であり、正々堂々と戦ってほしい」と説明した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124751.html?_nva=9

79名無しさん:2008/10/24(金) 19:44:37
恐いな
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000123-jij-soci
給食からライフル弾の破片=エゾシカ肉に−北海道
10月24日18時5分配信 時事通信


 北海道釧路市立中央小学校で、給食に出されたエゾシカの肉からライフル銃の弾丸の破片が見つかったことが24日、分かった。同市教育委員会は、シカ肉供給業者に対し金属探知機による検査強化を要請する方針。
 市教委学校給食課によると、23日昼の給食時、3年の男子児童が器に盛られたシカ肉に異物が混じっているのを見つけ、担任教諭に申し出た。異物は銅製のライフル弾の破片で、長さ約7ミリ、厚さと幅は約2ミリ。
 同日は市内29校でシカ肉が給食に出されたが、破片はほかには見つからず、けが人はなかった。

80名無しさん:2008/10/24(金) 20:28:08
社民、初めての小選挙区候補 少し変わった経歴
選挙協力は無理だったのかな
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125245.html?_nva=16
次期衆院選 社民党、道2区に本田氏擁立へ 元フリーター(10/24 16:12)
 社民党道連は二十四日、次期衆院選の道2区(札幌市北、東区)で、元フリーターの新人、本田由美氏(30)を擁立する方針を固めた。二十五日の幹事会で正式決定する。

 本田氏は網走市生まれで道立網走南ケ丘高卒。団体職員を七年半勤めた後、札幌でフリーターで生計を立てながら、貧困問題などに取り組む市民運動にかかわってきた。

 今年七月の北海道洞爺湖サミットでは、国内外から集まった市民活動家のキャンプ地を運営した「国際交流インフォセンター・国際交流キャンプ札幌実行委員会」の事務局員を務めた。

 社民党は民主党北海道との間で選挙協力の可能性も探ったが、二十四日午前の協議が不調に終わったため、道内で唯一の小選挙区候補の擁立を決めた。

81名無しさん:2008/10/24(金) 20:34:48
あと20で100、もう少しだ

82名無しさん:2008/10/24(金) 21:28:59
>>78など
共産も候補決定、これで候補は出そろっただろう
蝦名と上田の事実上の一騎打ち
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124947.html?_nva=144
共産系、松永氏擁立へ 釧路市長選(10/23 07:08)
 【釧路】二十六日告示の釧路市長選で、共産党系の市民団体「明るい釧路をつくる会」は二十二日、元釧路市議の松永俊雄氏(59)を擁立する方針を固めた。既に自民党道議の蝦名大也氏(49)、同党市議の上田徳郎氏(60)が立候補を表明しており、三つどもえの選挙戦になる見通し。

 松永氏は釧路管内白糠町出身。白糠高を卒業後、一九六七年に釧路新聞社に入社。記者を経て八一年に市議に初当選。六期二十五年務めた。二〇〇七年、道議選釧路市に出馬したが落選した。

 松永氏は「現時点では何もコメントできない」と話しているが、関係者によると、二十三日にも立候補を正式に表明する見通し。

83北海道民:2008/10/25(土) 21:21:37
もう少し地域の声を知事は聞いて見直しを含めてもう一度考えるべきだ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125331.html?_nva=20
「道は真摯な対応を」 支庁再編 町村会会長が見直し要求(10/25 07:29)
 支庁再編の前提となる公職選挙法改正案の今国会提出が見送られたことを受け、再編条例に反対していた道町村会の寺島光一郎会長(桧山管内乙部町長)は二十四日、「政府・与党に町村会の要請をご理解いただいた。道の真摯(しんし)な対応を期待する」と述べ、道に条例の見直しを求めた。同会が札幌市内で開いた政策懇談会で述べた。

 町村会は根室など五支庁を振興局(支庁の出張所)に格下げする条例に反発。自民党は高橋はるみ知事と寺島会長の対話が条例可決後四カ月近く途切れていることを問題視し、公選法改正を見送った。寺島会長は「道と地方の対話をやり直す好機。知事は胸襟を開き地域と議論を」とも述べ、道との対話に応じる姿勢を見せた。ただ道は「道議会で可決した条例の撤回は困難」との見解で、町村会とは隔たりがある。

84北海道民:2008/10/25(土) 21:24:09
>>83
せめて町村会とはお互いに譲歩し合ってでも何らかの合意をしてほしい
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/124750.html
4月支庁再編は不可能 公選法改正案、自民見送り決定(10/22 10:13)
 自民党は二十一日の政調審議会で、道の支庁制度改革に伴い道議選の選挙区を現行のまま維持する公職選挙法改正案を了承したうえで、扱いを保利耕輔政調会長預かりとした。党の意思決定機関である総務会には諮らず、今国会での法案提出を正式に見送った。公選法改正は、支庁再編条例を施行する前提条件となっているため、道が目指す来年四月一日の新体制移行は不可能になった。

 改正案には民主党が反対しており、与党内では次期衆院選を前に、成立に衆院再議決も必要な対決法案を扱うことに慎重論が強まっていた。また、自民党幹部は先送りした理由に関し、支庁再編案に反発している町村会との調整が不十分だったとの認識を示した。

 このため道は今後、町村会などとの関係修復を急ぐ。二十二日に示す地域振興条例案のたたき台には「地域社会への影響が懸念される地域に対し支援措置を講じる」と明記、支庁廃止地域への財政支援をあらためて示す方針。

 公選法は市と支庁を道議選の選挙区としており、改正案は十四支庁を九総合振興局にする再編に伴う選挙区変更を避ける目的だ。このため道は、再編条例に「選挙区との整合性に配慮しなくてはならない」と明記。四月の支庁再編実施には、周知期間を考慮すると一月までの法改正が必要となることから、政府・与党に対し今国会での改正を要望していた。

 道は四月実施を断念した後も、引き続き政府・与党に公選法改正を働きかける。年明けの通常国会で同法が改正されれば、来年度途中での新体制移行も可能とみて、来春の人事異動などでは、新体制移行を念頭に機能集約や職員配置も検討していく構えだ。

 ただ、今後も衆院解散・総選挙の時期や結果次第では、支庁再編実施そのものが不透明になる可能性もある。道は四月の支庁再編実施に向けて地方の反対を押し切って関連条例の整備を急いできただけに、道の判断の甘さに批判が出そうだ。

85北海道民:2008/10/25(土) 21:26:47
>>82
あす告示、三つどもえの戦いに
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125350.html?_nva=20
釧路市長選 あす告示、三つどもえの公算大(10/25 07:29)
 【釧路】衆院選に出馬する伊東良孝前市長の退職に伴う市長選は二十六日告示、十一月二日投開票される。立候補を表明しているのは、共に自民党を離党して無所属で出馬する道議の蝦名大也氏(49)=民主、新党大地推薦=、釧路市議の上田徳郎氏(60)と、元市議の松永俊雄氏(59)=共産公認=で、三つどもえの戦いとなる公算が大きい。

 行財政改革などが争点となる見通しで、蝦名、上田の両氏は伊東市政の継承が基本路線。松永氏は伊東前市長が策定した行財政改革プランの見直しを主張している。

 自民党は候補擁立で迷走した末、同党釧路市支部が蝦名、上田の両氏を推薦する異例の決定をし、事実上の自主投票となった。

 立候補の届け出締め切りは二十六日午後五時。蝦名、上田の両氏は届け出と同時に道議、市議を失職する。

86北海道民:2008/10/25(土) 21:28:36
APEC札幌開催を目指す
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125352.html?_nva=20
道、札幌市 札幌にAPEC誘致 2010年開催、政府の支援活用へ(10/25 07:02)
 道と札幌市は二十四日、二〇一〇年に国内で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合の誘致に乗り出す方針を固め、調整に入った。道経連など関係団体の合意が得られれば、近く正式に表明する。政府は、北海道洞爺湖サミットの成功に貢献した北海道に今後の国際会議を優先的に誘致する方針を閣議了解しており、道などはこの後押しを最大限活用し、APEC開催実現を目指す。

 APEC首脳会合の国内開催は、一九九五年の大阪府に次いで、二回目。日本、米国、中国、ロシアなど二十一カ国・地域の首脳が出席する、サミットと並ぶ最大級の国際会議で、随行者を含めた参加者は四千−七千人になる見通し。

 開催地には、会議場となる会場施設や、各国首脳のためのスイートルームが複数ある宿泊施設などが必要となる。道は既存施設の活用を前提とし、大型会議にも対応できる札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)や複数の大手ホテルのある札幌市が最適地だと判断した。

 誘致活動は、道や札幌市など官民十四団体・機関で九月に設立した国際会議等誘致推進会議が実施。洞爺湖サミット道民会議の余剰金約七千八百万円の一部を誘致費用に充てる方向で調整する。

 外務省は本年度中の開催地決定を目指しており、すでに横浜市が正式に名乗りを上げているほか、仙台市など複数の自治体も関心を示しているという。

 道などは国際会議誘致をサミット後の道内活性化策の柱に位置付けており、官民一体の取り組みでAPEC誘致を実現させ、「国際会議産業の先進地」(道)との地位確立につなげたい考えだ。

 道などはAPECのほか、日中韓首脳会議と来年の日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議を当面の誘致目標に設定。帯広市での開催を念頭にG8農業大臣会合、水と衛生に関するG8専門家会合の誘致にも取り組む。

87北海道民:2008/10/25(土) 21:32:54
>>84
もう一つ裏の事情としてはここで押し通せば次の衆院選にただでさえ苦しい現状がもっと悪くなるという思惑があったんでしょうね

88名無しさん:2008/10/25(土) 22:09:48
>>83-84
何らかの配慮、見直しはしてほしい

89名無しさん:2008/10/26(日) 10:52:47
>>80
記事を見る限り道内社民はまだ独自路線が強いですね
自民吉川には差を詰めるチャンス
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125492.html?_nva=8
民主「なぜ妨害を」 反自公票の分散を懸念 社民党道連の本田氏擁立(10/26 07:22)
 社民党道連(山内恵子代表)が次期衆院選道2区(札幌市北、東区)で独自候補の擁立を決めたことに対し、同じ野党の民主党関係者は不快感を表明した。一方、自民党は「非常にありがたい判断だ」(道連幹部)と社民党の判断を歓迎、好対照の反応を示した。

 「二大政党制は民主主義の墓場。多様な声を国会に届ける必要がある」。二十五日、本田由美氏の出馬会見に同席した山内代表は、独自候補擁立の狙いをこう強調した。

 これに対し、民主党北海道幹部は「なぜ妨害をするのか」と社民党の対応を厳しく批判。政権交代を目指す民主、社民両党は、道外では積極的に選挙協力を行い、仮に選挙で野党系の獲得議席が自民、公明両党の議席を上回れば、連立政権を組むことが有力視されているからだ。

 社民党は、二〇〇三年に議席を失って以来、道内の衆院議席ゼロの状態が続く。それだけに、今回も民主党側には「比例代表選に専念してもらえれば」との期待感があった。

 今回の決定は社民党道連主導で決められたとみられ、同党の本州選出衆院議員も「道連の方針は全く聞いていない」と戸惑いを隠さない。

 道2区では選挙のたびに自民、民主両党の候補がしのぎを削っており、前回〇五年選挙ではわずか二千得票余りの差で民主党候補が逃げ切った。

 前回候補を立てなかった社民党の参戦により、反自公票が分散するのは確実で、自民党関係者は「社民党から思わぬプレゼントをいただいた」と話す

90北海道民:2008/10/26(日) 10:55:35
>>89
立ってる人が本田、右は山口
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125518.html
田氏の擁立、社民道連発表 道2区(10/26 07:24)


 社民党道連(山内恵子代表)は二十五日、次期衆院選道2区(札幌市北、東区)に、元フリーターの新人、本田由美氏(30)を公認候補として擁立すると発表した。三十日の党中央常任幹事会で、正式決定する運び。

 本田氏は、札幌市内のホテルで記者会見し「若い労働者が希望を持てない社会を終わらせ、人の命を大切にする政治を取り戻したい」と出馬表明した。比例代表道ブロックにも重複立候補する。

 本田氏は網走市出身で網走南ケ丘高卒。団体職員を経て、札幌でフリーターで生計を立てながら市民運動にかかわってきた。

 道2区では既に自民党現職の吉川貴盛氏(比例代表道ブロック選出)、民主党現職の三井辨雄氏(道2区選出)、共産党新人の岡千陽氏が出馬を表明。これに本田氏が加わり、道1区(札幌市中央、南、西区)と並び道内最多の四氏が争う選挙区となる。

91北海道民:2008/10/26(日) 11:04:09
まぁ、町村・中川・武部に2区の吉川あたりがどれだけ頑張れるかでしょうね
知事は支庁再編を巡り一部から批判を受けたのが心配かな
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125491.html?_nva=8
衆院選勝利へ支援呼びかけ 自民道連セミナー(10/26 07:17)

次期衆院選での支援を呼びかけた自民党道連政経セミナー

 自民党道連の政経セミナーが二十五日、札幌市内のホテルで開かれ、今津寛会長は「自民党が道内十二小選挙区で勝ち抜くことが、国民の審判に応え、政権を引き続き担っていくことに大きな役割を果たす」と述べ、次期衆院選の勝利を目指して支援を呼びかけた。

 同党の道内選出国会議員の現職九人、新人候補三人のほか、経済団体関係者ら約九百人(主催者発表)が出席した。

 衆院選で選対本部長を務める中川義雄参院議員は「日本の将来のために自民党が正々堂々と歩みたい。心から支援をお願いしたい」と訴えた。

 来賓で訪れた高橋はるみ知事は「選挙になればツルの恩返しではないが、はるみの恩返しをしなくてはならないと思っている」と述べた。

92北海道民:2008/10/26(日) 11:06:01
釧路市長選は3氏届け出 実質上田、蝦名の一騎打ち
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125526.html?_nva=8
釧路市長選告示 3人届け出 来月2日に投開票(10/26 08:56)
 次期衆院選に出馬する伊東良孝前釧路市長の退職に伴う市長選が二十六日告示され、無所属で前道議の蝦名大也(49)=民主、新党大地推薦=、無所属で前釧路市議の上田徳郎(60)、共産党で元釧路市議の松永俊雄(59)の三氏が立候補を届け出た。届け出締め切りは同日午後五時。投票は十一月二日で、即日開票される。

 今回の市長選は行財政改革が、大きな争点。蝦名、上田両氏は伊東市政の継承、松永氏は伊東市政の策定した行財政改革プランの見直しを、公約に掲げている。

93千葉9区:2008/10/27(月) 20:07:00
>9時から釧路市長選挙に立候補する蝦名大也君の出陣式に出席する。激しい雨が降ってきたが、多くの心ある支援者の方々に来て戴ける。
>地元の仲野博子代議士、隣の松木謙公、石川知裕両代議士、連合北海道の高柳会長、民主党北海道の佐野幹事長も駆け付けてくれる。釧路市民も幅広く各界各層から来て下さり、盛大な出陣式でホッとする。
宗男ブログより。


http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081027ddlk01010380000c.html
選挙:釧路市長選 各党の思惑絡む戦い 3新人が立候補−−告示 /北海道
 ◇顔見せる国会議員も
 次期衆院選道7区からの出馬を表明した伊東良孝前市長の辞職に伴う釧路市長選が26日告示され、新人3人が立候補を届け出た。

 選挙戦になるのは合併前の02年12月以来、6年ぶり。前市政の評価や行財政改革などが争点になる一方、次期衆院選への各党の思惑も絡んだ三つどもえの戦いが展開される。投開票は11月2日。【山田泰雄】

 立候補を届け出たのは、前道議の蝦名大也氏(49)=無所属、民主推薦▽前市議の上田徳郎氏(60)=無所属▽元市議の松永俊雄氏(59)=共産。

 今回は、自民党釧路市支部が候補者調整に失敗。衆院選を前に自民支持層の亀裂を避けたい同支部は「両者とも推薦」の形を取ったが、自民道連としては独自候補の擁立ができず、この日は伊東前市長ら自民関係者が双方の出陣式に顔を出す慌ただしさとなった。

 民主党側は、蝦名氏の出陣式に衆院7区の仲野博子氏、同11区の石川知裕氏、同12区の松木謙公氏の現職の衆院議員がこぞって出席。蝦名氏は鈴木宗男・新党大地代表の元秘書で大地の推薦も受けており、衆院選で大地との選挙協力を模索したい民主議員の意向がうかがえた。

 共産党は候補者決定に手間取り、松永氏の出馬表明は告示の3日前。この日は紙智子参院議員が遊説に同行し、他の2候補と一線を画す姿勢を強調した。

==============

 ◇釧路市長選立候補者(届け出順)
蝦名大也(えびな・ひろや) 49 無新

 [元]道議[歴]衆院議員秘書▽市議▽自民党・道民会議政策審議委員長▽青学大中退=[民]

上田徳郎(うえだ・とくろう) 60 無新

 [元]市議▽衣料品販売業[歴]繊維卸売会社社員▽釧路北陽高

松永俊雄(まつなが・としお) 59 共新

 [元]市議▽党釧根地区委員会政策委員長[歴]釧路新聞社社員▽党地区委職員▽白糠高

毎日新聞 2008年10月27日 地方版

94北海道民:2008/10/28(火) 11:06:30
小樽の「自民空白」も解消へ
支庁制度改革をめぐりただ一人「フロンティア」から賛成していた
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125837.html?_nva=12
小樽・八田道議 自民会派入り(10/28 06:56)
 小樽市選出で一人会派「道政クラブ」の八田盛茂道議(51)が最大会派の「自民党・道民会議」入りすることが、二十七日分かった。近く会派変更届を道議会事務局に提出する。

 無所属で当選した八田氏は、中間会派「フロンティア」に所属していたが、六月の定例道議会に提案された支庁制度改革の条例案に会派の中でただ一人、自民党・道民会議などと共に賛成。八月に会派を離脱し、一人会派となっていた。

 現在、小樽市選挙区では自民党現職が不在のため、党道連幹部が会派入りを打診していた。八田氏は「前向きに考えている」としており、自民党・道民会議も近く会派入りを了承する見込みだ。

95北海道民:2008/10/29(水) 12:22:01
総選挙スレより
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6311
6311 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 12:18:31
解散先送りに対する道内各党の反応、1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000014-mailo-hok
臨戦:衆院選 年内見送りへ 立候補予定者、戸惑いながら賛否 /北海道
10月29日11時2分配信 毎日新聞


 ◇「解散が景気対策」「経済優先は当然」
 世界的な金融危機を受け、麻生太郎首相が次期衆院選の年内見送りの方針を固めた。実質的な選挙戦をスタートさせていた道内の立候補予定者は予想外の「ブレーキ」に戸惑いながら、「解散こそが最大の景気対策」「経済対策優先は当然」などと賛否が入り乱れた。株価急落や円高など国内経済も不透明さを増す中、有権者からは解散・総選挙よりも景気対策を選択した首相の判断を評価する声が上がる。一方で「肩透かしをくらった感じ」と憤りも漏れた。
 支持率が伸び悩み、苦しい選挙戦も予想されていた自民党。道6区(上川管内)の自民現職、今津寛氏(62)の選対本部長代行を務める加藤礼一道議は「(衆院選の年内実施を見送った結果)今より自民への逆風は強まるかもしれないが、準備する時間ができるのはありがたい」とホッとした表情をのぞかせた。
 道4区(札幌市手稲区、後志管内)から出馬予定の自民新人、宮本融氏(43)=元北海道大准教授=も「政権与党としての政策体系を国民に判断してもらえるし、自民党にとっても悪いことだとは思わない」と指摘。
 また知名度の低い新人候補にとっては選挙活動期間が増えるだけに、与野党を問わず「神様からもらったチャンス」などと歓迎する声が上がった。
 一方、攻勢をかけていた野党からは批判と不満が噴出する。
 28日朝から釧路市内の企業回りを行った道7区(釧路、根室管内)の民主現職、仲野博子氏(49)は「だれもが『何が今ごろ経済対策だ。遅すぎる』と言い、早期解散を求めていた」と力説。道12区(網走、宗谷管内)の民主現職、松木謙公氏(49)も「よっぽど(選挙に)自信がないか、首相になったのがうれしくて、一日でも長く居座っていたいのか」と首相を皮肉った。
 9月に福田康夫前首相が辞任を表明した後、次期衆院選は短期決戦になるとみられた。しかし、一転して長期戦になる見通しで、与野党ともに選挙戦略の練り直しを迫られる。
 早期解散を求めていた公明党は28日も宣伝カーで札幌市内を回った。「来年への先送りが確実になった時点で態勢を立て直し、状況変化には迅速に対応する」。同党北海道本部の森成之幹事長は複雑な表情を浮かべた。
 ◇陣営の資金負担、与野党に暗い影
 さらに、各陣営には選挙資金の負担が暗い影を落とす。
 道10区(空知、留萌管内)の自民現職、飯島夕雁氏(44)の秘書は「経費の面からだと早く終わってほしい。経費を切り詰めていくだけ」と本音を漏らす。道3区(札幌市白石・豊平・清田区)の民主元職、荒井聡氏(62)も「走り出してしまったので資金的に厳しいし(支持者の)意欲をつなぎ続けるのも難しくなる」とため息をついた。
 ◇有権者も評価と憤り
 有権者からは景気対策を求める切実な声が出ている。
 苫小牧市のパート社員、石橋弘美さん(50)は「ガソリンは高いし、勤め先の資材会社の仕事も減っている。選挙をやっても景気が良くなるわけではないので、解散はしなくていい」。帯広市の会社員、菊池博文さん(45)も「金融危機で景気の先行きが暗いなか、政治がストップするのはよくない。経済対策に力を入れるというので歓迎したい」と話した。
 ただ、「選挙管理内閣」と言われた麻生政権が解散を先送りしたことに不満も残る。
 札幌市豊平区の無職、平井武夫さん(65)は「経済危機に対応するための解散延期は理解できない。この結果をもたらした張本人は自民党。(この危機に)誰が対応するかは選挙で決めるべきだ。肩透かしを食らった感じ」と憤った。

96北海道民:2008/10/29(水) 12:23:03
同じく総選挙スレより
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6312
6312 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 12:20:27
>>6311
道新の記事、新党大地の鈴木代表は首相に批判的
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126000.html?_nva=16
解散先送り 道内各党「時期明言を」 資金不足懸念の声も(10/29 08:05)
 麻生太郎首相が次期衆院選を年明け以降に先送りする意向を固めたことを受け、「十月末解散、十一月三十日投開票」を想定して準備してきた道内野党各党は二十八日、「経済対策に先立ち、まずは国民の信を問うべきだ」と批判を強めた。与党各党は首相の判断に理解を示したが、選挙準備の中だるみや資金不足を懸念する事情は野党と同じで、「解散時期を明言してほしい」との嘆きも漏れた。

 「解散が先送りされたという連絡はない。十一月三十日投開票を想定して走り続けるしかない」。自民党道連の丸岩公充幹事長は困惑気味に話す。ただ、自民党は道内全十二小選挙区の候補者のうち、五人が知名度アップが課題の新人候補だけに「選挙が先に延びることはマイナスばかりではない」と強調した。

 公明党道本部の森成之幹事長は「年内解散・総選挙想定で走っている。現時点で方針変更はない」としつつ、「経済情勢が変動する中、国民生活を放って解散できないことは、理解できる」と述べた。

 一方、民主党北海道の佐野法充幹事長は「小沢一郎代表は月内解散に追い込む姿勢を変えていない。淡々と選挙準備を進める」と強調。「経済対策を口実にした解散先送りは許されるべきではない」とけん制した。

 新党大地の鈴木宗男代表も「衆院を解散しても、内閣は粛々と運営できる。解散先送りは首相の逃げとしか思えない」と指摘。共産党道委員会の青山慶二書記長は「首相が解散に踏み切れないのは『今では勝ち目なし』との打算がある」。社民党道連の山内恵子代表は「首相は就任後すぐに解散すべきだった」と批判した。

 ただ、与野党とも本音は複雑だ。自民党新人候補の陣営幹部は「事務所の家賃などに月二百万円かかる。解散時期をはっきり示してほしい」と嘆息。民主党のある陣営幹部も「事務所を一度閉めるわけにもいかず、立ち往生だ。早く解散してほしい」。共産党幹部も「うちは募金で成り立っているので、地方の支部は大変だ」と明かす。

 二十六日に道2区での候補者擁立を発表した社民党幹部は「早期に解散すべきだが、選挙が先に延びた時間を使い、党の主張を浸透させたい」と話した。

97北海道民:2008/10/29(水) 12:30:04
「60市町村」構想は失敗、3件のみにとどまる
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126002.html?_nva=16
道内合併、新法期限内は3地域 「60市町村」構想倒れに(10/29 08:14)
 市町村合併を進める道内三地域の七町村長が二十八日、高橋はるみ知事と会談し、財政上の特例がある合併新法を活用して協議を進める方針を正式に報告するとともに、財政支援などを求める要望書を提出した。道内では三地域以外で協議が具体化しておらず、新法の期限(二〇一〇年三月)内の合併は三地域にとどまる見通し。道が道内市町村を六十に再編するとした「合併推進構想」の実現は不可能になった。

 三地域は「後志管内の留寿都村と喜茂別町」「網走管内の湧別町と上湧別町」「空知管内の南幌町と由仁町と栗山町」の組み合わせ。七町村長の要望に知事は「地域をねばり強く説得し合併を成就させてほしい」と積極支援を表明した。三地域の合併が実現すれば、現在百八十の市町村数は百七十六となる。

 三地域のうち「留寿都・喜茂別」「湧別・上湧別」の二地域は正式協議の場である法定協議会をすでに設置。「栗山・由仁・南幌」は年明けまでの設置を目指している。

 新法の期限内に合併するには、本年度内に法定協を設置する必要がある。道によると、現在、日高管内と根室管内の計二地域で合併に向けた動きがあるが、行政間の協議が始まっていないほか、議会にも慎重派が多く、いずれも年度内の法定協入りは困難な情勢だ。

 道内では、多くの財政支援が盛り込まれた〇六年三月までの旧合併特例法下でも、市町村の減少率は15%で全国ワースト4と合併が進まなかった。

 道は新法下の〇六年に合併推進構想をまとめ、地域の協議を後押ししてきたが、今年に入り江別市と石狩管内新篠津村、空知管内の砂川市など五市町の協議が破たんしている。

98北海道民:2008/10/29(水) 12:32:08
道補正予算、単独事業で43億円
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126033.html?_nva=16
単独事業で43億円 道補正予算案(10/29 07:10)
 道議会議会運営委員会は二十八日、国の緊急総合対策に伴う道の補正予算案を審議するため、十一月六日に道議会臨時会を開くことを決めた。予算案には国の公共事業関連で約百億円を計上するほか、道単独の公共事業となる投資単独事業として約四十三億円を盛り込む方針だ。

 補正予算案の全体規模は調整中だが、公共事業以外も十億円を超える規模になる見通し。新型インフルエンザ発生時に患者を受け入れる医療機関の設備整備への助成費約一億三千万円のほか、農家向けの肥料高騰対策などを盛り込む。

 景気対策として道議会などから要望が強い投資単独事業は、来年度の事業を前倒し発注する「ゼロ道債」分の二十三億円を含め約四十三億円を積み上げた。

99北海道民:2008/10/29(水) 12:34:04
道内は「100円割れ」へ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/126031.html
コープさっぽろ 灯油14−15円値下げ 来月、道内93−98円に(10/29 07:05)
 道内最大の灯油共同購入団体、生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が、十一月一日から札幌地区の灯油価格(定期配達、税込み)を一リットル当たり九十三円とするなど全道で十四−十五円の大幅な引き下げを行うことが二十八日、分かった。道内一円の全配達地区で百円を切る価格に設定。他社の追随は必至で、需要期入りにあたり、灯油の“百円超時代”は終わりを告げることになりそうだ。

 石油元売りの卸価格引き下げを見込んだ措置。十一月の値下げ後の最安値は、札幌、北広島、江別などの九十三円で、最高値は稚内、根室などの九十八円。旭川、帯広は九十四円、函館、釧路は九十五円などとなる。

 今回の価格は、同生協の昨年十月末の七十九円(札幌)と比べると十四円高いが、本格的な需要期価格だった昨年十二月の九十六円(同)より三円安く、消費者の負担は少し軽減されそうだ。

 石油情報センターによると、灯油の道内平均価格(配達)は一一二・四円(十月二十日現在)。他社は同生協に追随する傾向にあり、平均価格も近く百円を切る公算が大きい。

 今年七月に一バレル=一四七・二七ドルをつけた原油先物相場は現在、六〇ドル台前半にまで下がっている。円高も進んでおり、こうした動きが石油製品の卸価格に影響してくることから、しばらくは下げ基調が続くとみられ、小売り価格がさらに下がる可能性もある。

100北海道民:2008/10/29(水) 12:36:11
「11月選挙」で動いてきたのでお金の面では大変そう
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/125999.html?_nva=16
選挙戦略を見直し 民主、候補に資金支援も(10/29 08:05)
 民主党は二十八日、麻生太郎首相が衆院解散・総選挙を先送りしたことを踏まえ、選挙戦略見直しに入った。十一月の総選挙を想定していたこれまでの態勢では、運動資金が枯渇しかねないため、各候補への支援も必要だ。小沢一郎代表ら幹部が二十九日に本格的に協議する。

 民主党は九月十二日に一次公認候補、十月二十一日に二次公認候補を発表。各候補に当面の選挙活動資金を配り、小沢氏を先頭に「全力疾走」のハッパを掛け続けてきた。

 しかし、選挙日程の見通しがつかなくなり、党内には「気が抜けてしまった」(ベテラン)と、息切れムードがまん延。道内選出議員は「来年九月の任期満了近くまで引き延ばされたら、カネが続かない」と悲鳴を上げる。

 こうした中、平田健二参院幹事長は二十八日の記者会見で選挙態勢について「今すぐ方向転換するとか、縮小するとかは考えていない」と強調。党幹部も「年明けすぐの解散もありうる」と党内の緩みを警戒する。

 党執行部は、当面これまでの態勢を維持しつつ「集会だけでなく、支持団体などを地道に回ること」などと、具体的な選挙戦略を指導。事務所維持費の支援も検討する。

 一方、国会対応では、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案の参院採決には安易に応じずに、参考人招致を求めるなどして、徹底審議を求めていく方針を確認した。

101北海道民:2008/10/29(水) 16:01:08
いよいよ初雪、今日は特に寒かったです
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/126102.html?_nva=21
旭川で初雪 道内冷え込む(10/29 13:58)

雪が降り始め、傘を差しながら横断歩道を渡る市民=29日午前9時10分、旭川市4の9(打田達也撮影)

 道内は二十九日、十一月下旬並みの強い寒気が流れ込んだ影響で、札幌などでこの秋一番の冷え込みとなり、旭川では初雪を観測した。

 札幌管区気象台によると、札幌の最低気温は前日より一・四度低い三・九度、函館は前日より一・七度低い五・一度。最低気温が前日を〇・八度下回る二・四度となった旭川では、午前九時すぎに湿った雪が十五−二十分間降った。旭川の初雪は平年より六日、昨年より十六日遅い。

 同気象台によると、道内は三十日まで気温が低めで、日本海側を中心に各地の平野部でも雪の降る可能性がある。気温は三十一日以降、平年並みに戻る見込み。

102とはずがたり:2008/10/29(水) 16:53:49
>>101
なんと。。
流石北海道ですねぇ。

103名無しさん:2008/10/30(木) 11:36:29
合併関連情報を転載させていただきます。
とはずがたりさん、北海道民さんありがとうございました
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/3949-3962
地域綜合スレ
1 名前:とはずがたり 投稿日: 2003/10/24(金) 14:51
市町村合併情報
http://www.glin.org/prefect/upd/index.html

スレッドの進行方法などは>>2


3949 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:09:16
<東北・北海道>北海道

流石開拓民の伝統で自主独立の気概が強いのでしょうかねぇ。
内地では合併推進派の俺も北海道は宏大だろうし行ったことなくて印象が掴みにくいから必ずしも合併すべきだとは思わないけど。。
無能はるみのリーダシップが足りない,地域の実情に併せた合併構想なのか疑問,こんなんでは道州制の実験は失敗に終わるぞ。

進んでいるとはいえ「中標津・羅臼」も「南幌・由仁・栗山」も前回失敗してるんだよなぁ。。

「60市町村」構想は失敗、3件のみにとどまる
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/97

合併協議中
「後志管内の留寿都村と喜茂別町」「網走管内の湧別町と上湧別町」「空知管内の南幌町と由仁町と栗山町」

合併に向けた動き
日高管内(何処だ?)と根室管内(中標津+羅臼>>3866-3867)

破談
●江別市+新篠津村…農業基盤整備を巡る見解の相違:>>3864
●砂川市+歌志内市+奈井江町+浦臼町+上砂川町…道の財政支援が無いと困難:>>3864
●伊達市+壮瞥町+豊浦町:>>3863の図では見難いけど合併の動きとされているみたい
●室蘭市+登別市:>>3863の図では合併の動きとされているけど
●利尻町+利尻富士町:>>3863の図では合併の動きとされているけど
●中標津町+標津町+羅臼町+別海町:>>3863の図では合併の動きとされているが今では中標津+別海で協議

>>2503
道内市町村60前後に 道が再合併構想 現状の3分の1  2006/05/23
>>2522
市町村合併「道案こだわらず」 高橋知事、自発的協議を重視  2006/05/25
>>2551-2554
2006/06/07 市町村合併:道内59自治体再編構想原案
>>2587-2588
2006/06/26 合併・自治のかたち:首長に根強い不満 「過疎化さらに拍車」−−アンケ
>>3863-3864


3950 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 18:27:53
>>3949
高橋知事はもう支庁制度改革で一部保守系にも嫌われたし次は民主候補に苦戦するでしょうね

104名無しさん:2008/10/30(木) 11:39:25
>>103続きです
3951 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:27:59
<東北・北海道>北海道

ネットでちゃちゃっと調べた範囲で06年の構想以降に何か動きがあったようには見えないんだけど。。

■利尻町+利尻富士町
2003/10/10 任意協議会設置
2004/2/1 礼文町が加入
6/26 礼文町が合併協議から離脱
  新町役場の設置位置などを巡り協議が難航
2004/9/30 2町での合併を断念,協議会を解散
  利尻町(沓形),利尻富士町(鴛泊),礼文町は単独町制継続へ

子供たちとの交流で新たなまちづくりを展開
鬼脇を福祉の村に位置付け活性化
http://www.jiti.co.jp/graph/int/07adachi/07adachi.htm
利尻富士町長 安達 敏夫 氏

――漁業と同様に自治体も合併問題が話題になっていますが、どのようにお考えですか
安達
現在、利尻富士と利尻の合併問題が出ていますが、かつて31年にどちらも合併を経験しており、利尻町の方は仙法志と沓形を合併、利尻富士町の方は鴛泊と鬼脇を合併しました。
その当時も島を1つの町にすることが北海道案として提案されていましたが、役場所在地が決まらず廃案になりました。沓形は人家の密集地域であり漁業基地として栄え、鴛泊は利尻島の玄関口として栄えてきました。現在でもその意識はあり、合併するにしても役場庁舎をどこに置くかがネックだと考えています。
過去の合併は対等合併でしたが、ほぼ吸収された格好となった鬼脇や仙法志が極端に過疎化したという、目に見える形で問題が生じていますから、役場が無くなると、色々とデメリットが出てくると思います。一方そうはいっても、このままでは財政的にも厳しい状況ですから、合併によるメリットも得られると思います。最終的には住民の判断にもよりますが、利尻富士と利尻で十分に話し合いをして、良い方向に向けなければならないと考えています。

105名無しさん:2008/10/30(木) 11:40:34
>>103
3952 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:29:34
<東北・北海道>北海道

マスコミ報道の限りでは06年の構想は将来展望通りの組み合わせとなって自治体は歓迎とされているが,その後の動き見えない>>2551

■富良野市, 空知郡 上富良野町,中富良野町,南富良野町,勇払郡 占冠村
http://uub.jp/upd/uoplst.html

2002/4/16 上川支庁20町村で研究会「広域行政等のあり方についての研究会」設置
2002/10/15 6市町村で研究会「富良野地区広域市町村圏振興協議会市町村合併研究会」設置
  中富良野町は合併に慎重
2003/1月 中富良野町任意協議会不参加表明
2003/1/26 5市町村での協議会設置を見送り,広域連合の設置を検討へ 3月以降検討
2003/8月 南富良野町,占冠村の2町村で合併協議を開始へ
2003/12/12 南富良野町,占冠村の2町村で任意協議会「南富良野町・占冠村任意合併協議会」設置
2004/5/10 南富良野町,占冠村の2町村で法定協議会「南富良野町・占冠村合併協議会」設置
  新町名や新町役場の位置などを巡り協議が難航
2005/3/31 法定協議会「南富良野町・占冠村合併協議会」を解散
2005/5/11 5市町村で検討会設置
  市町村合併にとらわれず,道州制など地方自治について様々な角度から検討へ
2006/3/31 検討会を解散
2006/6/2 この日示された道内を59自治体に再編する構想原案で富良野市、上川管内中富良野、上富良野、南富良野、占冠の枠組みが示される。

〜参考資料〜
上富良野町の広報

富良野圏域における広域行政のうごき
http://hp.town.kamifurano.hokkaido.jp/hp/02kikaku/0240gyokaku/gappei%5C03-11-10gappei.pdf
【市町村合併関係】
 広域行政や市町村合併について、今年3月まで「広報かみふらの」で、状況をお知らせしてきましたが、市町村合併の富良野圏域5市町村での任意協議会設立についての検討が、1月の中富良野町の任意協議会不参加表明により、合併の研究協議が中断し、何らの進展もないことで、町民の皆さまにこの富良野圏域における合併に関する情報を提供することができないでいました。
 しかしながら、現在国においては合併問題と密接に関係する小規模市町村の将来のあるべき姿がどのようなものかを示すために、第27次地方制度調査会が設置され協議されており、これからの地方制度のあり方についての最終報告が11月中にも出される予定です。
 この報告の内容は、平成17年3月の現在の合併特例法が終わった後に制定されると考えられる新しい合併推進法に大きな影響があることから、人口要件などが報告で示されれば、人口の少ない町村にとっては、合併やまちの将来を考える重要な判断材料となります。このようなことから、町としても「広報かみふらの」の来月号以降で、第27次地方制度調査会の最終報告の内容を紹介する予定です。
【圏域他市町村の合併のうごき】
 8月に南富良野町と占冠村が、合併の協議を始めることとなり、広域行政などを担当する部署として、7月1日には南富良野町で行政調整室、10月1日には占冠村で広域行政調整室が、それぞれ設けられました。
【広域連合関係】
 5市町村の圏域としての広域行政の推進の観点から、3月以降は現在の一部事務組合を統合する形での広域連合を立ち上げるとすれば、どのような準備体制が必要なのかの研究を、富良野地区広域市町村圏振興協議会で行ってきました。
 9月4日に「広域連合準備室発足に関する調査研究報告書」が市町村長の会議に提出され、「平成17年度から広域連合を発足するならば、16年4月から準備委員会の設立が必要」との報告がされました。
 しかしながら、8月に南富良野町と占冠村が、合併の協議を始めることとなったため、合併と広域連合の協議を同時に進めることは難しいという意見により、第27次地方制度調査会の最終報告を見た上で今後の進め方について判断することになりました。


3953 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:30:55
>>3950
民主は誰が出てきますかねぇ。
道州制も方向性としては間違ってないような気がしますが,高橋は政策実行力に欠ける気がします。

106名無しさん:2008/10/30(木) 11:41:24
>>103
3954 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:32:08
<東北・北海道>北海道 根室支庁

■中標津町と羅臼町
2002/1/28 標津町,別海町と4町で検討会「根室管内4町合併検討会議」設置
2003/6/27 標津町,別海町と4町で任意協議会「根室管内4町任意合併検討協議会」設置
11/30 別海町が合併協議から離脱を表明
11/30 標津町は現時点での態度を保留,2004/8月頃までをめどに合併の是非について検討へ
2003/11/30 任意協議会「根室管内4町任意合併検討協議会」を解散
  中標津町,羅臼町は2町での飛び地合併を検討へ
2003/12/26 2町で法定協議会設置
2004/6/13 標津町の合併の是非を問う住民投票の結果「中標津町,羅臼町の合併協議に参加する(27.2%)」「合併しない(72.8%)」
2004/8/23 斜里町が協議会に「知床(しれとこ)」を用いた新市名称の採用に慎重な意向を申入れ→斜里町は「東知床市」を容認へ>>420
合併予定期日 2005/10/1
  新市名:東知床市(ひがししれとこし)
  新市役所:現・中標津町役場
2004/11/10 合併協定調印式
2004/11/28 中標津町の合併の是非を問う住民投票の結果「賛成(39.2%)」「反対(60.8%)」>>1023
12/6 中標津町は羅臼町との合併を断念>>1117
2005/3/31 2町での合併を断念,協議会を解散
2007/9/7 西澤町長が合併推進を宣言。相手は可能なところとから>>3401
2007/9/19 中標津町のまちづくり懇談会で町長が合併の推進を訴える>>3420

107名無しさん:2008/10/30(木) 11:42:02
>>103
3955 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:40:59
<東北・北海道>北海道 空知支庁

新篠津との合併が破談になった江別と飛び地合併や都市部にそっぽを向いての合併に忌避感が強い南幌が合併するしかないんちゃうの?新篠津とも南幌と歩調を合わせての農業対策を考えると妥協案も出てくるのではないか?

■南幌町と由仁町と栗山町
協議状況・経過等
2001/11/26 北村,栗沢町,長沼町,月形町と7町村で懇談会「南空知町村長懇談会」設置
2002/6/3 由仁町は千歳市,恵庭市,長沼町,早来町,追分町と6市町で研究会「千歳・恵庭近隣市町村合併研究会」設置
2002/7/9 長沼町と4町で研究会「南空知近隣4町合併問題研究会」設置
2002/11/6 南幌町は江別市と2市町で研究会「江別市・南幌町合併研究会」設置
2003/1/8 南幌町は北広島市,長沼町と3市町で研究会「北広島市・南幌町・長沼町合併問題研究会」設置
4〜5月 長沼町の合併に関する住民アンケート(世帯対象)の結果
  合併の是非:「合併したほうが良い(20.4%)」「どちらかといえば合併(21.7%)」「どちらかといえば合併しない(22%)」「合併しない(21.6%)」「わからない(14.1%)」
  枠組み:「北広島市,南幌町(51.6%)」「南幌町,由仁町,栗山町(23.2%)」「千歳市,恵庭市,由仁町,早来町,追分町(18.9%)」「その他(4.3%)」
2003/6/8 長沼町と4町で懇話会「南空知近隣4町8者懇話会」設置
  長沼町は当面の間,単独町制継続へ
2003/7/30 3町で任意協議会「南空知近隣3町任意合併協議会」設置
2004/2/9 法定協議会「南空知3町合併協議会」設置
  南幌町は飛び地
10/16 南幌町で合併問題に関して,南幌町長に対する解職請求(リコール)の署名活動→署名数不足により不成立>>947
10/31 南幌町の3町での合併の是非を問う住民投票の結果「賛成(44.5%)」「反対(55.5%)」>>715>>737
11/12 南幌町長、住民投票結果に反し3町合併を選択>>849
11/22 南幌町長,3町合併決断で説明会 住民に理解求める>>947
11/24 合併協定調印式
  協議内容
  合併方式:新設(旧・協議会)
合併予定期日:2006/3/1
  新市名候補5点:南空知,東札幌,きらら,新空知,夢里(ゆめざと)
  新市名:東さっぽろ市(ひがしさっぽろし)(旧・協議会)
  新市役所:現・栗山町役場(旧・協議会)
2004/11/26 合併関連議案を南幌町が否決>>1009
12/6 南幌町は合併を断念,合併協議から離脱を表明
12/17 南幌町で合併問題に関して,再び南幌町長に対する解職請求(リコール)の署名活動→南幌町長が辞職>>1118
2005/3/31 3町での合併を断念,法定協議会「南空知3町合併協議会」を解散
2006/1/5 江別の市民有志が南幌町との合併協議会の設置を請求>>2035
1/21 南幌町民が江別との合併を請求>>2058
1/26 江別での直接請求に対して南幌町長は江別との合併協、設置の提案せず>>2070
2006/12/4 空知支庁が南幌町,由仁町,栗山町,長沼町に市町村合併に関する懇談会の設置,参加を提案
  長沼町は参加を保留
2006/12/22 懇談会「南空知3町自治のあり方に関する懇談会」設置
2007/5/21 長沼町が懇談会不参加を表明,単独町制継続へ
2007/8月 研究会「南空知3町広域行政事務研究会」設置
2008/5/1 任意協議会「南空知3町合併検討協議会」設置

108名無しさん:2008/10/30(木) 11:42:52
>>103
3956 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:52:35
<東北・北海道>北海道
>>2580
赤井川は小樽と合併の構想有り。留寿都と喜茂別も合併交渉中

■後志広域連合
(島牧、黒松内、蘭越、ニセコ、真狩、留寿都、喜茂別、京極、倶知安、共和、泊、神恵内、積丹、古平、仁木、赤井川)

「後志広域連合」が設立
http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/town/kikakushinkou/shiribeshi_kouiki.jsp

 後志管内16町村で行政事務を共同処理する「後志広域連合」が(2007年)4月24日設立し、伊東和紀後志支庁長から宮谷内留雄・同連合準備委員会長(蘭越町長)に許可証が手渡されました。同連合は設立と同時に、税の滞納整理に関する事務を16町村共同で行うことを手始めに業務をスタートします。
 16町村長による選挙の結果、初代広域連合長に宮谷内町長を選出。宮谷内連合長は「広域連合を成功させるにはそれぞれの町村の利益はもちろん、後志全体の立場から互いに補い合い、助け合うことが何よりも大切だ。地域の個性を残し・育てる新しい自治のモデルとして全国に発信できるものとなるよう、尽力していきたい」と決意を語りました。
 同連合は島牧、黒松内、蘭越、ニセコ、真狩、留寿都、喜茂別、京極、倶知安、共和、泊、神恵内、積丹、古平、仁木、赤井川の計16町村で構成します。各町村議会から1人の計16人による連合議会を設置。連合事務所は倶知安町の後志合同庁舎内に置き、税務、国民健康保険、介護保険、総務の4課9人体制で事務を進めていきます。

1.国・道の行財政改革、道州制議論や事務権限の移譲に対応するため、市町村の行政体制の充実・強化が必要。

2.厳しさを増す行財政環境のもと、行政サービス水準を確保しながら多様化する住民ニーズや地方分権による権限委譲に各町村が単独で対応することは困難な状況。

3.管内町村長は、将来的には管内町村が一つになることを視野に、合併する地域は合併を進めながら、互いの連携と役割分担のもとに効果的に広域行政を進めていくことの認識で一致(「後志グランドデザイン」の策定)

4.当面は、町村間が互いに連携し、役割を分担して、より一層効果的、効率的な行政体制を整備するため、後志町村の区域において、幅広い業務を共同執行、共同処理する後志広域連合を設置することとした。

5.平成18年1月24日に後志広域連合準備委員会を立ち上げ、共同処理により行政サービスの向上や行政コストの削減が図られる事務について検討を重ねてきた結果、税の滞納整理事務、国民健康保険事務、介護保険事務からの取り組みを行うこととした。

6.今後は広域連合が核となって、構成町村との調整を図りながら、支庁制度改革の進展を見据えた道からの権限移譲や、消防事務等の広域化について調査研究を進め、現在一部事務組合で共同処理されているものについては、広域連合への統合を視野に検討し、更なる行政効率の向上や住民福祉の増進を目指して行こうとするものである。

後志広域連合設立までの経過
平成16年 6月29日 「今後の後志町村自治のあり方」について協議検討(町村長会議にて)
平成17年11月 3日 「※後志グランドデザイン」取りまとめ(町村長会議にて)
平成18年 1月24日 後志広域連合準備委員会の設置
平成18年 4月 1日 後志広域連合準備委員会事務局設置(5名体制、後志合同庁舎内に事務所を設置)
平成19年 3月 各町村議会で議決(規約案)
平成19年 4月 2日 道に対し設立許可申請提出
平成19年 4月24日 道から広域連合設立許可(設立日)
広域連合長選挙(宮谷内蘭越町長選出)
広域連合設立式

109名無しさん:2008/10/30(木) 11:43:31
>>103
3957 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/29(水) 18:54:11

<東北・北海道>北海道
>>3956-3957

■磯谷郡 蘭越町,虻田郡 ニセコ町,▲真狩村,★喜茂別町,倶知安町,★留寿都町
2001/12/26 倶知安町,ニセコ町は京極町と3町で研究会「京極・倶知安・ニセコ合併研究会」設置
2002/2/21 真狩村,★喜茂別町,★留寿都村,京極町と4町村で研究会「真狩・留寿都・喜茂別・京極合併研究会」設置
2002/5/30 蘭越町,ニセコ町,▲真狩村,★喜茂別町,倶知安町,京極町,★留寿都村と7町村で連絡会「羊蹄山麓7町村広域行政事務連絡会議」設置
11月 真狩村,喜茂別町,留寿都村,京極町は4町村での協議会設置を見送り
2003/5/28 ニセコ町,倶知安町,喜茂別町が法定協議会参加,京極町が単独町制継続を表明,蘭越町,真狩村,喜茂別町は態度保留
6月 ★喜茂別町は当初の参加を一時見送り
2003/9/1 ニセコ町,倶知安町の2町で法定協議会設置
10/8 蘭越町が加入
11/4 真狩村が加入
12/5 ★喜茂別町が加入
2004/8〜9月 蘭越町の合併に関する住民アンケートの結果「合併する(32.6%)」「自立する(49.8%)」「わからない・その他(17.6%)」
9月 ニセコ町の合併に関する住民アンケートの結果
  合併の是非:「合併したほうがよい(22.3%)」「合併しないほうがよい(55.7%)」「わからない・その他(22%)」
  枠組み:「蘭越町,真狩村,喜茂別町,倶知安町(26.8%)」「蘭越町,真狩村,喜茂別町,倶知安町,留寿都村,京極町(7.8%)」「倶知安町(6.7%)」「蘭越町,真狩村(4.4%)」「真狩村(4%)」「真狩村,倶知安町(3%)」「蘭越町(2.9%)」「蘭越町,倶知安町(2.8%)」「蘭越町,真狩村,倶知安町(1.8%)」「真狩村,留寿都村(1.4%)」「真狩村,留寿都村,喜茂別町,京極町,倶知安町(1.1%)」「蘭越町,真狩村,留寿都村,京極町,喜茂別町(1%)」「その他(11.2%)」「枠組みなし(2.5%)」
9/16 蘭越町が合併協議から離脱を表明,協議会離脱案を可決
 〜協議の決定内容〜
合併予定期日:2005/10/1
  新自治体は町制施行へ(5町村合併の場合,人口3万人超のため,合併特例法により市制施行も可能)
  新町名候補3点:にせこ,ようてい,にせこようてい (仮名・漢字などの表記方法も検討へ)
  新町役場:現・蘭越町役場,ニセコ町役場,倶知安町役場の3案を検討
2004/12/31 蘭越町,ニセコ町,真狩村,★喜茂別町,倶知安町5町村での合併を断念,協議会を解散
2007/5月▲真狩村,★喜茂別町,★留寿都町の3町村で研究会設置
2008/3/21 同3町村で連絡会「3町村(真狩村・留寿都村・喜茂別町)合併問題連絡会議」設置
4/28 真狩村議会が留寿都村,喜茂別町との合併を断念
5/20 真狩村長が3町村での合併断念を表明,単独村制継続へ
5/21 ★喜茂別町が★留寿都村に合併協議を申入れ
6/6 ★留寿都村,★喜茂別町は2町村での合併を検討へ
2008/6/9 2町村で検討会「留寿都村・喜茂別町合併問題検討協議会」設置
8/29 法定協議会設置案を2町村が可決
2008/9/1 法定協議会「留寿都村・喜茂別町合併協議会」設置
合併予定期日:2010/3/31以前(詳細は協議会で決定)
  新町名:ルスツ町で合意

110名無しさん:2008/10/30(木) 11:44:01
>>103
3958 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 19:33:31
>>3949-3957
今日の北海道新聞に出ていた解説も紹介します 各首長にも一定の責任はあるだろうが道の構想自体が無理だったということですね
新法化の道内合併 3件のみ
弱い首長の統率力
解説 合併新法を活用した市町村合併が道内では3地域7町村にとどまる見通しになったことで、道内186市町村を60に再編する道の合併推進構想は「絵に描いたもち」に終わることが確実となった。合併機運が盛り上がらなかったのは、道の構想自体に無理があったことに加え、各地の首長が消極姿勢を示したことが背景にある。
「平成の大合併」は2006年度以降に第2幕が本格化。道は同年8月、議論のたたき台として構想をまとめ市町村に提示した。しかし、構想には旧法下で合併が失敗した組み合わせが含まれるなど、当初から妥当性を疑問視する声があり、市町村側からは批判の声が相次いだ。
このため市町村側は構想に消極姿勢を示し、道内で協議の動きが出たのは13地域にとどまった。各首長は合併しなかった場合の厳しい将来像などについて説明責任を果たさず、道も構想を提示したあとは市町村の「自己責任」を強調し、具体的な利害調整から腰が引けていた。北大公共政策大学院の山崎幹根教授は「市町村間の利害を乗り越える知事や首長のリーダーシップが弱かった」と指摘する。
道内の自治体は今後、過疎化で人口と税収の減少が財政力を奪う一方、地方分権で業務が増えることは確実だ。合併による財政支援を受けられる新法を活用しなかった市町村の首長は、痛みを含めた街の将来像を明確に示し、住民の意思を「最終確認」をする必要がある。


3959 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 19:36:09
>>3958
こういうところからも知事のリーダーシップ、政策能力が落ちていることが分かるので次の知事選は民主は道政奪回のチャンスといえるだろう


3960 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 19:47:01
>>3949-3959
3地域の状況を整理すると
留寿都村 留寿都村 ルスツ町 2010年3月末まで 法定協 4872人
喜茂別町

湧別町  両庁舎活用 両町名から選択 09年10月予定 法定協 10758人
上湧別町

南幌町  栗山町  公募へ 10年3月末まで 任意協終了 30393人
由仁町
栗山町

となっています。


3961 名前:北海道民 投稿日: 2008/10/29(水) 19:48:43
>>3960
右から町名、本庁舎、名称、目標期日、協議の場、人口の順です。


3962 名前:とはずがたり 投稿日: 2008/10/30(木) 04:53:43
こんなページ発見(;´Д`)

chakuriki
勝手に市町村合併して委員会/北海道
http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E5%90%88%E4%BD%B5%E3%81%97%E3%81%A6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93

111名無しさん:2008/10/30(木) 11:44:49
>>104-110
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/3949-3962からです

112名無しさん:2008/10/30(木) 14:26:56
バス利用者には迷惑
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/126121.html?_nva=42
JR白石駅前 陸橋完成でルート変更 バス利用客とばっちり(10/29 13:38)

JR白石駅北口。今は人道橋(写真左上)を渡らなければ改札口に行けない

 札幌市白石区のJR函館線白石駅の一部の路線バス乗り場が十二月十七日、駅西側の陸橋開通に伴うバスルート変更で、南口から北口へ移転する。だが、北口に改札口はなく、駅舎が橋上化するまでの約二年間、バスとJRとの乗り換え客は、新たに線路をまたぐ人道橋を渡らなければならない。陸橋も駅舎橋上化も市の事業だが、完成時期の調整はなく、高齢者も多いバス利用者にとって思わぬ負担だ。

 北口経由となるのは、北海道中央バス「白23北郷線」の一日計百四十一便(平日)。白石駅の西側二百メートル地点で、JRと交差する北郷通が踏切から陸橋に切り替わるためだ。「開かずの踏切」の解消となるが、中央バスによると、踏切と違い、陸橋では線路を越えた直後に曲がれず大回りとなる。開通後は道路構造上、南口経由だと北口経由より数分間大回りになり、中央バスは「北口の方が北郷方面からの接続時間は短縮され、相対的に利便性は高まる」と理解を求めている。

 一方、現在の白石駅の入り口は南側にあるが、二〇一〇年度までに橋上化し、南北を結ぶ自由通路ができる予定。エスカレーターも整備され、北口から直接駅を利用できるようになる。

 だが、陸橋開通後から橋上駅舎の完成までの間は、北郷線とJRを乗り継ぐ場合、吹きさらしの人道橋での乗り換えを強いられる。今の白石駅には階段しかなく、乗客は構内で階段を利用しており、さらに負担が増える。

 ボランティア活動のために北郷線とJRを乗り継ぐ、同区北郷の主婦前崎圭子さん(70)は「二年間は長すぎる。掘っ立て小屋のようなものでいいから歩道橋に仮設エレベーターを付けて」と訴える。

 ただ、エレベーターは一基数千万円かかるため、設置予定はない。札幌市道路課は、中央バスと協議の上、北口にプレハブの待合所を設ける予定。同課は「どこまで対応できるか分からないが、まず北口経由にした上で、利用者の要望は聞きたい」としている。(星野真)

113北海道民:2008/10/30(木) 20:38:06
北海道スレも100に到達、これからも充実したものにしたいですね
今日の朝刊に衆院選先送りで道内各陣営がどう考えるかというのが出ていたので紹介します(HPには出てなかったはず)
全体として新人候補には先送りはうれしいようです
   「衆院解散先送り」は、あなたの陣営にとって?
道1区
杉村太蔵(※自現) ○常在戦場だが、本音を言えばラッキー、二重丸だ
長谷川岳(自新)  ○経緯はかさむが、候補者をもっと売り込む好機だ
横路孝弘(民現)  ×首相が政権担当能力を争うなら、民意を問うべきだ
松井秀明(共現)  ×政権延命の先送りだ。解散時期を損得では見ていない

道2区
吉川貴盛(自現)  △国民のために景気対策を優先すべきで、やむを得ない
三井弁雄(民現)  △何が起こるか分からない。11月上旬まで臨戦体制継続
岡千陽 (共新)  △まだ年内選挙の可能性ある。延長した時間で支持拡大
本田由美(社新)  △すでに戦える体制を整えているので、影響はない

道3区
石崎岳 (自現)  △陣営の緩みや経費増は心配だが地元を回る時間できた  
荒井聡 (民現)  ×本格的経済対策を実行するためにも民意を問うべきだ

道4区
宮本融 (自新)  ○新人として支持を広げ、現職との違いを鮮明にできる
鉢呂吉雄(民現)  −先送りは陣営に好都合か不都合かという問題ではない

道5区
町村信孝(自現)  △先送りとは決まっていない。一度緩むと引き締めが大変
小林ちよみ(民元) ×単なる自民党の延命。金はかかるが知名度を上げる好機

道6区
今津寛 (自現)  ○他選挙区の候補選定に時間を取られ、出遅れていた
佐々木隆博(民現) ×国民の信を得ることが最大の景気対策だ
萩生和敏(共新)  △国民の審判を仰ぐべきだが重要法案の国会論戦も必要

とりあえずここまで、続きはまたあとで載せます

114北海道民:2008/10/30(木) 20:40:10
>>113
○、△、×、−はそれぞれ
良い、悪い、どちらとも言えない、印の記入なしです

115名無しさん:2008/10/31(金) 12:22:08
>>101-102
今日の北海道は29,30両日と比べ暖かくなったのでまた小さな虫が出てきてなかなか大変でした
それだったら寒いほうがよかったな

116北海道民:2008/11/01(土) 13:22:28
びっくりした、強気だね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000032-nks-base
日本ハム守護神を交換要員に二岡獲りへ
11月1日9時58分配信 日刊スポーツ


 日本ハムが貧打返上のため、守護神マイケル中村投手(32)を交換トレード要員にすることが10月31日、分かった。最重要の補強ポイントが右の強打者で、他球団と交換要員で折り合いがつけば、放出する。06年に最優秀救援投手に輝くなど在籍4年で102セーブの不動の抑えに加え、同年新人王の3年目左腕・八木智哉投手(24)らも放出候補にリストアップしている。2年連続で低迷した打線のテコ入れへ、攻撃的補強に動く。
 ドラフトから一夜明け、日本ハムが大胆な補強プランを固めた。この日、千葉・鎌ケ谷で山田GMら編成担当のチーム統轄本部と他球団の戦力分析、調査を行うプロスカウトが約3時間30分のミーティング。マイケルらを放出要員としたトレードで、補強ポイントである右の強打者の獲得を最優先にする方針を確認した。
 今季は3位でリーグ3連覇を逃した。リーグ最低の打率&本塁打&得点の「ワースト3冠」となった攻撃部門の低迷が深刻だった。チーム打率は2割5分5厘。82本塁打、533得点は12球団でワースト。外国人選手、ドラフトでの補強では抜本的な改革にはならないと判断し、国内他球団の右のスラッガーへとターゲットを変えた。
 交換要員の筆頭はマイケル。プロ入り4年間で計102セーブ。44年ぶりの日本一を果たした06年にはリーグ新の39セーブを挙げ、タイトルも獲得した功労者の1人だ。今季も28セーブをマーク。不動の守護神だが、今ドラフトで即戦力投手を3人指名するなどある程度のメドがついた。梨田監督の了承も得た上で、方針を決定した。獲得候補として実績十分の巨人二岡、成長株の阪神桜井ら両リーグから複数人をリストアップしているとみられる。
 トレード成立ならば、セットアッパー武田久との勝利の方程式が崩れることになるが「変える必要があるなら、思い切ってチームを動かすしかない」と球団幹部。そんな強い決意は、左肩の故障でここ2年で5勝7敗と不振だが、06年に12勝を挙げた八木らも放出要員としていることでも明らか。同年新人王左腕も加え、タイトルホルダー2人をセットにした大型トレードになる可能性もある。

117北海道民:2008/11/01(土) 13:24:41
いよいよ明日投開票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000014-mailo-hok
選挙:釧路市長選 3新人が舌戦展開 夜遅く大勢判明−−あす投開票 /北海道
11月1日11時1分配信 毎日新聞


 次期衆院選道7区からの出馬を表明した伊東良孝前市長の辞職に伴う釧路市長選は2日に投開票される。6年ぶりの選挙戦となり、新人3氏が三つどもえの戦いを展開している。
 立候補しているのは、前道議の蝦名大也氏(49)=無所属、民主推薦▽前市議の上田徳郎氏(60)=無所属▽元市議の松永俊雄氏(59)=共産――の新人3氏。蝦名、上田両氏は自民党を離党しての立候補で、同党は事実上の保守分裂選挙となっている。
 蝦名、上田両氏とも伊東市政の継承を掲げるが、蝦名氏は民主党のほか新党大地(鈴木宗男代表)の推薦も受け、市職員が進んで市民とかかわる「市庁舎から飛び出す、顔の見える行政」を唱える。上田氏は行財政改革の加速や中小企業振興条例の制定など「21世紀のあったかい街づくり」を訴える。
 これに対し松永氏は市政・福祉・地域の「三つのチェンジ」を掲げ、前市政の行財政改革プラン見直しなどを主張している。
 投票は市内72の投票所で一部を除き2日午前7時〜午後8時。即日開票され、同11時ごろ大勢判明の見通し。【山田泰雄】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇釧路市長選立候補者(届け出順)
蝦名大也(えびな・ひろや) 49 無新
 [元]道議[歴]衆院議員秘書▽市議▽自民党・道民会議政策審議委員長▽青学大中退=[民]
上田徳郎(うえだ・とくろう) 60 無新
 [元]市議▽衣料品販売業[歴]繊維卸売会社社員▽釧路北陽高
松永俊雄(まつなが・としお) 59 共新
 [元]市議▽党釧根地区委員会政策委員長[歴]釧路新聞社社員▽党地区委職員▽白糠高

11月1日朝刊

118北海道民:2008/11/01(土) 14:04:56
真狩村長選
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126641.html?_nva=8
現職佐々木氏が無投票で再選 真狩村長選(11/01 10:12)
 【真狩】三十一日告示された後志管内真狩村長選は同日午後五時で立候補の届け出を締め切った結果、現職の佐々木和見氏(56)=無所属=以外に届け出はなく、佐々木氏の無投票再選が決まった。

119北海道民:2008/11/01(土) 14:06:11
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126674.html?_nva=130
道が発電事業撤退 10施設を民間へ一括売却方針(11/01 08:01)
 道は三十一日までに、建設中を含む道内十カ所の水力発電所などを民間事業者に一括で売却し、電気事業から撤退する方針を固めた。道の財政難に加え、電力自由化でコスト削減が迫られる中、施設の老朽化などにより将来的に厳しい経営が予想されるためで、年内にも売却額など具体的な条件について、複数の業者と協議に入る。

 道が一括売却を目指すのは、鷹泊発電所(深川市)など稼働中の水力発電所八施設と風力発電所一施設に、現在建設中で二〇一二年度に運転開始予定のシューパロ水力発電所(夕張市)を加えた計十施設。売却先は北電のほか、電源開発(東京)、北電子会社の北海水力発電(札幌)が挙がっている。

 自治体の売電事業は、発電コストに事業報酬を上乗せした「総括原価方式」により価格が算定される仕組みで、赤字にならないよう守られてきた。道の電気事業も〇七年度で約五億四千万円の経常利益がある。

 しかし、電力自由化に伴い、全国的に売電価格は低下傾向にある。道の売電価格は一キロワット当たり約十一円と全国平均に比べて約三円高く、発電コスト削減を迫られるのは必至。

 建設から八十年以上経過した老朽施設もあり、管理維持や改修経費が重い負担になる恐れもある。道は「一定の規模がある民間企業に譲渡した方が、コスト削減や経営基盤の安定が期待できる」(幹部)と判断した。

 発電施設の建設に伴う借金の残高は〇七年度末で約百三十億円。道は、売却の際「一般会計に負担を生じさせない」ことを基本方針とする考えで、借金を上回る売却額を目指す。

 電気事業を行っている都道府県は道を含め現在二十九。〇三年以降、青森、広島など五県が発電事業から撤退している。

120北海道民:2008/11/01(土) 17:15:41
道が補正予算案を発表
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126438.html?_nva=132
道補正予算151億円 景気、燃油高騰対策が柱(10/31 07:55)
 道は三十日、十一月六日に開く臨時道議会に提出する補正予算案を発表した。国の経済対策に伴う公共事業や燃油高騰対策が柱で、補正総額は約百五十一億二千万円となる。

 内訳では、燃油高騰緊急対策事業費として十億二千五百万円を計上。化学肥料や燃油の使用量の削減に取り組む農家を対象に、肥料などの価格上昇分の九割を国などとともに補てんする。

 このほか市町村が実施する間伐などに助成する森林整備事業費に二億円、生活路線を担うバス事業者への支援に約五千万円などを盛り込んだ。景気対策となる公共事業では、国の補助と直轄事業合わせて約百億円、道路整備など道の投資単独事業として四十三億円を計上した。

 また、各事業の不用額を積み上げて、約九億四千万円を減額補正し、補正後の本年度の一般会計総額は二兆九千二百八十億円となる。

121千葉9区:2008/11/03(月) 09:20:27
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008110201000524.html
釧路市長に蝦名氏が初当選 保守分裂選挙を制す
 次期衆院選北海道7区に自民党公認で出馬する伊東良孝前市長の辞職に伴う北海道釧路市長選は2日投開票の結果、新党大地の鈴木宗男代表が推す無所属新人の元道議蝦名大也氏(49)=民主推薦=が、無所属新人の元市議上田徳郎氏(60)、共産党新人の元市議松永俊雄氏(59)を破り初当選した。投票率は49・81%。

 選挙前まで自民党議員だった蝦名、上田両氏による保守分裂選挙。鈴木氏の元秘書の蝦名氏は、大地のほか、衆院選での選挙協力をにらみ大地と連携を深める民主党から早々に支援を受けた。自民党は事実上、自主投票だった。

 共産党の松永氏は市政刷新を訴えたが、伸び悩んだ。


2008/11/02 23:55 【共同通信】

122千葉9区:2008/11/03(月) 20:30:27
◆「大地」「民主」、衆院選へ協力加速?


衆議院選挙の前哨戦では、やはり「あの人」の影響力がありました。
きのう行われた釧路市長選挙で蝦名大也さんが初当選しました。自民、民主、そして新党大地が戦ったこの選挙が、次の衆議院選挙に与える影響を取材しました。

神妙な表情で当選証書を受け取る蝦名・新釧路市長ー選挙戦では、次の衆議院選挙を意識した駆け引きがありました。
昨夜、喜びに沸く蛯名さんの事務所ー。釧路市を中心とした北海道7区で戦う民主党の現職・仲野博子さんと市長を辞職した自民党の伊東良孝さんーそして、両党から選挙協力を求められている新党大地の鈴木宗男さんが顔をそろえました。
鈴木さんの秘書だった蝦名さんの推薦をいち早く決め、協力してきた民主党ー鈴木さんは、感謝の言葉を述べました。
(新党大地・鈴木宗男代表)「蝦名市長が誕生したことで(民主党との)協力はあった。皆さんには感謝しています」
いっぽうの自民党ー。蛯名さんと次点の上田さんの2人を推薦する、異例の措置をとりました。次の衆院選で保守層が割れることを恐れたためです。民主党と比べて、蝦名さんへの支援が鈍かった自民党をけん制しながら、鈴木さんは次の選挙をこう占いました。
(鈴木宗男代表)「仲野代議士と伊東候補の選挙もこれで選択肢があり、釧路市民も注目すると期待」
自民、民主がしのぎを削る衆院選ー。新党大地の応援をどう取り付けるか、「7区」だけでなく、道内すべての選挙区で激しい綱引きが続きます。

(2008年11月3日(月)「どさんこワイド180」)
http://www.stv.ne.jp/news/item/20081103190301/

釧路市長に蝦名氏 2氏に大差、初当選(11/03 08:35)

万歳をして初当選を喜ぶ蝦名大也氏=2日午後10時、釧路市内の選挙事務所(大城戸剛撮影)

 【釧路】次期衆院選道7区に自民党公認で出馬する伊東良孝前市長の退職に伴う釧路市長選は二日投票、即日開票の結果、無所属新人で前自民党道議(釧路市)の蝦名大也氏(49)=民主党、新党大地推薦=が、無所属新人で前自民党釧路市議の上田徳郎氏(60)、共産党新人で元釧路市議の松永俊雄氏(59)を破り、初当選した。

 衆院選の前哨戦として位置づけられた今回の市長選。民主党北海道が衆院選での選挙協力を視野に、新党大地の鈴木宗男代表に近い蝦名氏の推薦を早々と決める一方、自民党は道連レベルで対応を決めずに、釧路市支部が蝦名氏と自民党市議だった上田氏の双方を推薦する異例の措置を取り、事実上の分裂選挙となった。

 蝦名氏が勝利したことで、蝦名氏を推薦した民主党と新党大地が衆院選道7区での選挙協力に重要な布石を打った形。これに対し、自民党は7区有権者の56%を占める大票田の釧路市に大きな亀裂を残し、早急な立て直しが必要となった。

 当日の有権者数は十五万四千九百八十九人、投票者数は七万七千二百五人。投票率は49・81%で、選挙戦となった二〇〇二年を4・27ポイント上回ったが、過去三番目の低さだった。無効票は九七〇。持ち帰り四。

 「市民党」を掲げて出馬した蝦名氏は、十五年に及ぶ市議、道議の議員経験を前面に、「顔の見える行政」を訴え、民主党と新党大地の支援で、支持を拡大した。

 一方、「反大地」色を鮮明にした上田氏は伊東市政の継承者をアピール、松永氏は「市民本位の市政」を柱に据え、伊東市政の見直しを訴えたが、いずれも及ばなかった。

 蝦名氏は道内三十五市の中で、旭川市の西川将人市長(39)、登別市の小笠原春一市長(41)に次ぐ三番目の若さ。釧路市長の選挙戦は旧阿寒、音別両町と合併した〇五年以降、初めて。



◆釧路市長選結果(投票率49・81%)

当37946蝦名 大也49無新(民、大推)
 26470上田 徳郎60無新
 11815松永 俊雄59共新
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/126951.html

123北海道民:2008/11/04(火) 11:30:33
いよいよ札幌でも初雪 今日も寒い
写真、随分雪が降ってる中で散歩してる人元気な方なんだな
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000008-maip-soci
初雪 札幌で観測…平年より8日遅く
11月4日10時31分配信 毎日新聞



拡大写真

札幌市の平野部で初雪を観測。真駒内公園では寒さの中、散歩する人の姿が見られた=札幌市南区で2008年11月4日午前8時6分、尾籠章裕撮影

 上空に12月下旬並みの強い寒気が入り込んだ影響で北海道内は4日朝、全道的に冷え込み、札幌管区気象台は札幌の平野部で初雪を観測したと発表した。平年より8日、昨年より2日遅い。初雪は函館、室蘭、網走、帯広、浦河でも観測された。

【稚内ではすでに初雪…北海道内平野部では今季初】

 最低気温は札幌で1.7度、函館で2.5度、稚内で1.2度などいずれも今季最低を更新した。同気象台によると、5日には平年並みの気候に戻るという。【横田愛】

124千葉9区:2008/11/04(火) 21:24:13
2008年11月3日(月) 鈴 木 宗 男

  夜中の2時まで釧路市長選挙勝利の余韻を噛みしめる。新党大地・鈴木宗男後援会の幹部の方々、特に電話掛けをして下さった女性部の皆さんと話が弾んだ。釧路における新しい歴史の1ページが作られたことに喝采(かっさい)である。
 北海道新聞1面トップは、釧路市長選挙であった。2面に解説記事もあり次期衆議院選挙との大いなる関係について書かれている。大変興味深くかつ、参考にして行きたいと思う。とにかく圧勝の結果で良かった。
 蝦名市長と今朝、得票の中身について分析したがお互い一致した認識だった。自民党道議、公明党、伊東前市長系の票は相手候補でまとまっている数字である。蝦名市長の票は昨年春の統一地方選挙での民主党道議の票と蝦名道議の票がほぼ一致している。
 いの一番に推薦して下さった民主党、連合さんに感謝したい。新党大地、蝦名後援会の票も生かされ、満点の結果と総括したい。
 何よりも良識ある、公平公正な判断を戴いた釧路市民の皆様に感謝してやまない。
 11時、足寄町で平成20年度足寄町功労者表彰式に出席。その後、新党大地・鈴木宗男後援会の糠平、鹿追、屈足、中札内、更別、忠類を廻り国政報告をする。
 特に忠類では新しい後援会体制が出来嬉しい限りである。幕別町と合併したが旧忠類村は忠類として現存する。変わらない人間関係に感謝の気持ちで一杯だ。

http://www.muneo.gr.jp/html/diary200811.html

125千葉9区:2008/11/04(火) 21:27:25
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/127096.php
釧路市長選で民主・大地協力 衆院選への効果未知数(11/04 09:06)

当選が決まった蝦名氏の選挙事務所で鈴木代表(右)に語りかける民主党の仲野衆院議員

 【釧路】二日に投開票された釧路市長選は、自民党分裂の影響もあり、民主党、新党大地の推薦を受けた前自民党道議の蝦名大也氏(49)が対立二候補に圧勝した。次期衆院選の前哨戦と目された同市長選。道7区では民主党現職の仲野博子氏が有利になったとの見方も広がるが、民主、大地双方の支持者からはこれまで“水と油”だった両党の関係に、冷めた見方もある。

 「間違いなく(民主の)協力があった。感謝する」。二日夜。当選した蝦名氏の選対事務所で、記者団に囲まれた新党大地の鈴木宗男代表は上機嫌で話した。民主党道7区総支部幹部も「大地と選挙協力が成り立つかどうか、この市長選が試金石だった」と、胸をなで下ろした。

 ただ、市長選での蝦名票がそのまま衆院選で仲野票につながるかは不透明だ。北海道新聞が期日前投票で行った出口調査(四百十サンプル)では、蝦名氏に投票した人で仲野氏にも投票すると答えたのは三割。自民党新人で道7区から出馬予定の伊東良孝前市長に投票するという人や「未定」との回答も各三割あり、拮抗(きっこう)した。

 市長選で選挙協力を実現した民主、大地だが、支持者の間には同床異夢の気分も漂う。民主党の中でも旧社会党以来の古参労組員にとっては、鈴木代表はかつての自民党を象徴する旧敵の一人。新党大地支持者の中にも「本籍は自民党。どうしても伊東さんに親近感を覚える」との声は根強い。

 二日夜の蝦名氏の事務所は、仲野氏、鈴木氏に加え、自民党釧路市支部も蝦名氏を推薦した関係で同党道7区支部長の伊東氏も祝福に訪れ、複雑な政党関係、人間模様が交錯した。

 次期衆院選の道7区で悲願の議席奪還を目指す自民党は、釧路市長選では独自候補の擁立に失敗し、今後の保守の一本化にも懸念を残すなど思わしくない結果に終わった。関係者は「(民主と大地という)“水と油”が溶け合うことはない。ドレッシングと一緒で、振り続けなければすぐに分離してしまう」と、衆院選が先送りされたことも生かし、反転攻勢の機会をうかがう。

126とはずがたり:2008/11/11(火) 09:29:15

民主と大地が選挙協力 次期衆院選 小沢、鈴木代表が合意(11/07 06:42)
民主・大地、選挙協力を正式表明 連合も連携協定(11/08 00:05)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/69

128とはずがたり:2008/11/12(水) 09:22:53

南幌は合併への,北見は国政への影響が注目。

南幌町長選 現職が出馬表明(11/10 12:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/128273.html

 【南幌】空知管内南幌町の三好富士夫町長(58)は九日の後援会組織の会合で、任期満了に伴う十二月二十三日告示、二十八日投開票の町長選に二期目を目指して出馬する意向を表明した。三好氏は同町出身。一九九五年二月、町議に初当選し、二〇〇三年四月に議長。〇五年一月、自治体合併破たんに絡み、井沢利美前町長が辞職したことに伴う町長選に出馬し初当選した。

北見市長選は 来月14日告示(11/10 12:01)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/128272.html

 【北見】北見市選挙管理委員会は十日、神田孝次市長(57)の辞職に伴う出直し選挙の日程を十二月十四日告示、同二十一日投開票と決めた。

 市役所の本庁舎移転条例案が七日の市議会で否決され、神田市長は辞職を表明するとともに再出馬する考えを示している。一方、神田市政を批判してきた民主党などが候補の擁立を急いでいる。

129とはずがたり:2008/11/12(水) 09:24:53
127は間違えてsageてもうてどうせならコメント着けようとコメント付して再投稿しようとしたが肝腎のsageを消すのを忘れてた(;´Д`)
あげ,あげ。

130北海道民:2008/11/17(月) 13:29:34
大地も支援するはずか
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6534-6535
6534 名前:北海道民 投稿日: 2008/11/17(月) 11:53:51
>>6530
北見市長選には民主の小谷道議が出ますよ
2句はいまさら引いてくれといったって無理でしょうね


6535 名前:北海道民 投稿日: 2008/11/17(月) 11:59:35
>>6534
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/129569.html
小谷道議出馬へ 北見市長選(11/17 06:49)
 【北見】民主党の小谷毎彦道議(62)=北見市=が十六日、神田孝次前市長(57)の辞職に伴う北見市長選(十二月十四日告示、同二十一日投開票)に立候補する意向を固めたことが分かった。十九日の会見で正式表明する。

 小谷氏は北海道新聞の取材に対し「(出馬について)否定はしない」と述べ、「幅広く支持を得たい」として無所属で出馬する方針だ。

 小谷氏は北見市出身。立正大卒業後、北見市職員を経て一九九一年から市議を三期務めた後、二〇〇三年の道議選で初当選し現在二期目。

 既に再出馬を表明している神田前市長は自民党の武部勤衆院議員(道12区=宗谷、網走管内)と近く、小谷氏は民主党の松木謙公衆院議員(比例道ブロック)の選対幹部を務めていることから、北見市長選は次期衆院選道12区の前哨戦の様相が強まりそうだ。

 小谷氏が道議を辞職しても、定数二の道議会北見市選挙区の補選は、公職選挙法の定めで欠員二にならない限り行われない。

131千葉9区:2008/11/20(木) 21:38:06
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081120ddlk01010260000c.html
臨戦:衆院選 北見市長選、自民・民主候補一騎打ちに 「代理戦争」の様相 /北海道
 ◇両党重点区の大票田 釧路市長選に続く舞台に
 神田孝次前市長(57)の辞職に伴う北見市長選(12月14日告示、21日投開票)で、小谷毎彦(つねひこ)道議(62)=民主党・道民連合=が19日、立候補を正式表明した。自民党は再出馬する神田氏を推す方針で、選挙戦は一騎打ちの公算が大きい。北見は次期衆院選道12区(網走、宗谷管内)の有権者の4分の1が集中する最大の票田。市庁舎移転問題に端を発した出直し選挙は、衆院選をにらんだ与野党の“代理戦争”の様相となっている。【渡部宏人、横田愛】

 「(神田氏は)だだっ子のようなもの。議会の決定を無視している」。会見で小谷氏は神田氏を批判し、庁舎移転案の白紙撤回を表明。「最大の課題は庁舎よりも地域医療への支援」と、北見赤十字病院の機能強化などに力を入れる考えを強調した。傍らには、99年の市長選で民主推薦の現職として2期目に臨み神田氏に敗れた小山健一元市長が後援会長として陣取り、対決姿勢をあらわにした。

 道12区では、自民党の武部勤元幹事長と民主現職の松木謙公氏=比例道ブロック=が争っており、道5区(町村信孝前官房長官)、道11区(中川昭一財務・金融相)と合わせ、民主党が重点区に位置づける「主戦場」だ。神田氏は武部氏に近く、市長選の結果は衆院選に影響する。

 道東で力を持つ新党大地の鈴木宗男代表は「神田さんに協力はできない」と明言しており、民主党は新党大地と連携して大勝した釧路市長選(今月2日投開票)の再現が可能と判断。18日の北見支部臨時大会では、民主党北海道の佐野法充(のりみち)幹事長が「市長選に勝てば、自民党の三強を崩すことにつながる」と気勢を上げた。

 一方、市長選の引き金となった移転案の採決では、可決に必要な「3分の2」にわずかに届かなかったものの、過半数以上の市議が賛成。関係者からは「市議会の勢力図を考えれば神田氏が逃げ切る」という声も出る。

 しかし、神田氏を推す方針の自民党内部でも、ガス漏れ死亡事故(07年1月)や大規模断水(同6月)など神田市政の「失政」に不満が募っており、同党北見支部幹部は「候補者差し替えや独自候補の擁立を求める声がなくならない」と漏らす。支部幹部は「衆院選前に(保守陣営が)割れたらとんでもないことになる」と危機感を強め引き締めを図っている。

毎日新聞 2008年11月20日 地方版

132千葉9区:2008/11/24(月) 23:43:46
規定路線ではありますが
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/130792.html?_nva=14
大地が小谷氏推薦 北見市長(11/23 08:50)
 【北見】十二月十四日告示の北見市長選で新党大地は二十二日、立候補を表明している道議の小谷毎彦氏(62)=民主党、社民党推薦=を推薦することを決めた。

 先の釧路市長選に続き、民主党と候補推薦で足並みをそろえた。北見市内で同日開かれた鈴木宗男同党代表の後援会緊急拡大役員会で決めた。

 鈴木代表は「(前市長は昨年一月の)ガス漏れ事故や(昨年六月の)大規模断水といった市民の安心安全にかかわる問題で、市民に十分な説明をしていない。市政の流れを変えるべきだ」と述べるとともに、「北見でも釧路市長選と同じ結果が出るようにお力添えをいただきたい」と支持者に訴えた。

 これに対し、立候補を表明している神田孝次前市長(57)の陣営は各政党への推薦要請について「白紙」としている。

 自民党は対応を明確にしていないが、神田前市長は自民党系の議員と連携して選挙戦を進める。

133千葉9区:2008/12/13(土) 10:09:33
=北海道12区=
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/134911.html?_nva=20
北見市長選あす告示 一騎打ちの公算大(12/13 08:44)
 【北見】前市長の神田孝次氏(57)の辞職に伴う北見市長選は十四日告示され、二十一日投開票される。立候補を予定しているのは、共に無所属の前市長神田氏と前道議小谷毎彦氏(62)で、一騎打ちとなる公算が大きい。

 民主党や社民党、新党大地の推薦に加えて、共産党の支持を受けた小谷氏に対し、神田氏は政党推薦を求めていないものの、自民党の武部勤衆院議員が選対総本部長に就任し、次期衆院選道12区(宗谷、網走管内)の前哨戦の様相も呈している。

 今回の市長選は、市役所本庁舎を旧きたみ東急百貨店ビルに移す条例案が市議会で否決されたことが発端。

 市庁舎移転に加え、その跡地に北見赤十字病院を移築する都市再生計画の実現を目指す神田氏は「民意を得て議会を動かしたい」とし、辞職したうえで再出馬を表明した。公約も都市再生に絞り、「赤十字病院を中心とする地域医療はまったなしの状況」と訴える。

 これに対し、小谷氏は都市再生計画を選挙の争点とはせず、昨年のガス漏れ事故や大規模断水など、九年半にわたる神田市政全般の是非を問い、市政の変革を公約に掲げる。今回の神田氏の辞職・再出馬の経緯についても「身勝手なやり方」と批判を強めている。

 立候補の届け出締め切りは十四日午後五時。

134名無しさん:2008/12/13(土) 12:41:30
選挙:北見市長選 次期衆院選の前哨戦に−−あす告示 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081213ddlk01010270000c.html

 北見市の神田孝次前市長(57)の辞職に伴う出直し市長選が14日、告示される。市議会で否決された市庁舎移転案の是非を問うとして神田氏が出馬を表明しており、民主党前道議の小谷毎彦(つねひこ)氏(62)=民主、社民推薦=との一騎打ちとなる見通し。21日投開票される。

 神田氏の選対総本部長には自民党の武部勤元幹事長(衆院道12区=網走、宗谷管内)が就き「自分の後援会をフル稼働させる」と宣言した。小谷氏は次期衆院選へ向け民主党との選挙協力に合意した新党大地(鈴木宗男代表)の推薦も受け、道12区から出馬する民主党の松木謙公衆院議員(比例道ブロック)が小谷氏を積極支援。次期衆院選の前哨戦として注目を集める。

 神田氏は市庁舎移転の経済波及効果や、現市庁舎跡に北見赤十字病院を移転改築することによる高度医療の強化などを訴える。ただ、市長在職中に起きたガス漏れ死亡事故(07年1月)や大規模断水(同6月)の対応に批判もくすぶり、陣営は「(06年4月市長選の)前回票の目減りは覚悟。麻生内閣の支持率低下も手痛い」と引き締めを図る。

 小谷氏は市長選出馬のため道議を辞職。市庁舎移転に反対し、分庁舎の活用や情報公開の推進、地域医療の充実などを掲げる。民主党は「市政奪回の千載一遇のチャンス」ととらえ、独自候補の擁立を見送った共産党も事実上、小谷氏を支援。陣営は与野党対決ムードを盛り上げ、支持拡大につなげたい考えだ。【渡部宏人】

毎日新聞 2008年12月13日 地方版

135千葉9区:2008/12/17(水) 00:23:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20081215-OYT8T00240.htm
北見市長選、前道議と前市長が立候補
 北海道北見市で庁舎移転条例案が否決され、前市長が辞職したことに伴う同市長選が14日、告示された。いずれも無所属で、前道議の小谷毎彦氏(62)(民主、社民、新党大地推薦)と前市長の神田孝次氏(57)の2人が立候補を届け出た。投開票は21日に行われ、同日午後10時半頃に大勢が判明する見通しだ。

 小谷氏は第一声で、「神田市政9年間にイエスなのかノーなのか。ガス事故や断水問題を抱えながら、市政運営してきた前市長にノーと言おうではありませんか」と神田氏を批判した。陣営には、民主党の松木謙公衆院議員や新党大地の鈴木宗男代表らも駆けつけ、応援演説を行った。

 神田氏は「日赤の改築と都市再生をしっかり進めることによって景気、雇用を守っていく。計画は待ったなしの状態。民意で議会を動かし、事業を進めていく」と訴えた。第一声には、自民党の武部勤衆院議員や橋本聖子参院議員らが参加し、気勢を上げた。

(2008年12月15日 読売新聞)

136名無しさん:2008/12/22(月) 00:22:26
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/136626.html

北見市長に小谷氏 神田氏の再選阻む 民主・大地の協力成功(12/21 23:59)

 【北見】神田孝次前市長(57)の辞職に伴う北見市長選は二十一日投票、即日開票の結果、無所属新人で前民主党道議の小谷毎彦氏(62)=民主党、社民党、新党大地推薦=が、再出馬した無所属で前市長の神田氏に三千七百六十五票の差をつけて勝利、初当選した。今回市長選を次期衆院選道12区(網走、宗谷管内)の前哨戦と位置づけ、小谷氏を全面支援した民主党と新党大地は、十一月の釧路市長選に続いて選挙協力を成功させ、衆院選に弾みをつけた。

 一方、道12区で民主党の松木謙公衆院議員(比例代表道ブロック)と議席を争う自民党の武部勤元幹事長は、神田氏の選対総本部長を務め、陣頭指揮したものの、12区の有権者約三十二万人のうち、約九万人を占める大票田で系列の市長を失う形となった。

 当日の有権者は十万三千五百三人、投票者数は六万七千五百三十三人。投票率は65・25%で、前回を4・19ポイント下回り、合併前の旧北見市を通じて戦後最低。無効票は六四二。

 小谷氏は旧北見市長時代から約九年半にわたる神田市政の是非を争点に掲げ、昨年の大規模断水やガス漏れ事故などに対する神田氏への批判票を取り込み、基盤となる民主党や新党大地などの支持層もまとめた。

 一方、市役所庁舎の移転や北見赤十字病院改築を柱とする都市再生計画の実現を目指す神田氏は、公約を同計画の遂行に絞って支持を訴えたが、市政批判の声にのみ込まれた。

 今回の市長選は、市議会での庁舎移転条例案否決を受け、神田氏が「民意を得る」として、辞職したことが発端。市庁舎移転をめぐり、新市長となる小谷氏は、移転させずに「現在地周辺でのコンパクトな建て替え」を主張している。

137とはずがたり:2008/12/22(月) 00:53:21
素晴らしいっす・゚・(ノД`)・゚・。
此で武部落としには一歩近づいたな。
後は中川と町村だが。。

138名無しさん:2008/12/22(月) 01:54:34
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20081222hog00m010006000c.html

北見市長選:小谷氏が初当選 「民主・大地」衆院選の前哨戦2連勝

 前市長の辞職に伴う北見市長選は21日投開票され、前道議の小谷毎彦氏(62)=無所属、民主・社民推薦=が自民党の支援する前市長の神田孝次氏(57)=無所属=を破り初当選した。小谷氏は新党大地(鈴木宗男代表)の推薦も受けており、次期衆院選へ向け選挙協力を進める「民主・大地」陣営は11月の釧路市長選に続き「前哨戦」で2連勝。自民党は道東での選挙戦略見直しを迫られそうだ。

 当日有権者数は10万3503人(男4万8578人、女5万4925人)。投票率は65・25%(前回06年69・44%)だった。

 市議会で市庁舎移転案が否決され、神田氏が市長を辞職したのに伴う出直し選挙。北見市は衆院道12区(網走、宗谷管内)の有権者の4分の1以上を占める大票田であり、民主党は12区選出の武部勤・自民党元幹事長の足元を揺さぶる好機とみて小谷氏を擁立。武部氏の対立候補となる民主党の松木謙公衆院議員(比例道ブロック)が前面に出て支持を訴え、同党や連合の道幹部が繰り返し北見入りする「地方選では異例の態勢」を組んだ。

 鈴木代表も合併前の旧町村部でてこ入れを図るなど全面支援。共産党からも応援を受けた小谷氏はガス漏れ死亡事故や大規模断水の対応など神田市政の「失政」批判を展開して支持を広げ、民主系候補として9年ぶりに市政を奪還した。

 小谷氏は当選確定後、「市民主体の市政にしていきたい。市庁舎は現在地を軸にコンパクトに(改築を)進めたい」と抱負を語った。駆けつけた鈴木代表は「北見市もチェンジしたので、勢いを持って国政もチェンジしていきたい」と強調した。

 神田氏は旧北見市時代を含む過去3回の市長選では自民推薦で当選したが、今回は推薦を受けず、市庁舎と北見赤十字病院の移転・改築に照準を絞って支持を訴えた。しかし、実質的には選対総本部長として武部氏が支援する「自民候補」。頼みの保守層も切り崩されての敗北は、武部氏の選挙にも影を落とす結果となった。【渡部宏人、横田愛】

毎日新聞 2008年12月22日 1時38分

139名無しさん:2008/12/22(月) 19:03:27
◆北見市長選、衆院選への影響は?

有権者の判断は新たな市長の選択でした。前市長と新人の一騎打ちとなった北見市長選は、民主党などが推薦する前の道議会議員の小谷毎彦さんが初当選しました。次の衆議院選挙にも影響を与えそうです。

当選から一夜明けて北見市役所に姿を見せた小谷毎彦さん。けさ、早速、初登庁しました。市長の椅子に座ると…。
(小谷毎彦さん)「だんだん身が引き締まる思い。市民の目線でやっていきたい」
今回の北見市長選挙。市役所の移転案を議会に否決され、市長を辞職した神田孝次さんは移転問題を「市民に問う」として再出馬。一方、小谷さんは、大規模断水やガス漏れ事故が相次いだ神田さんの市政運営そのものに「YES」か「NO」かを争点に掲げました。
結果は、神田さんの市政運営の是非を問う戦術に出た小谷さんに軍配が上がりました。
(小谷毎彦さん)「市民の立場、目線、市民のための市政、その訴えが理解された。市役所の建て替えはコンパクトにいまの場所に建てる」
(神田孝次前北見市長)「私の力不足で及びませんでした」
(山内記者)「今回の北見市長選、次の衆院選の行方を占う選挙として注目されていました」
当選した小谷さんを支援したのは地元の民主党・松木謙公さんや新党大地の鈴木宗男さん。勝利に沸きました。
(新党大地・鈴木宗男衆院議員)「この戦いは衆院選の前哨戦だった」
(民主党・松木謙公衆院議員)「(今回の結果が)自分の選挙にはね返って来るのは当然。次は自分の戦いが目前に迫っている」
一方、神田さんを支援したのは松木さんのライバル自民党の武部勤さんでした。決起大会では土下座までした武部さんは昨夜、姿を見せませんでした
(新党大地・鈴木宗男衆院議員)「(武部さんは)逃げた。(今回の北見市長選は)衆院選への流れの一部」
今後のマチづくりとともに政党の影響力に注目が集まった今回の北見市長選挙。有権者は常に政治家の実績や政策に厳しい目を向けていることを物語る結果といえそうです。

(2008年12月22日(月)「どさんこワイド180」)
http://www.stv.ne.jp/news/item/20081222185326/

140千葉9区:2008/12/30(火) 01:11:02
=北海道10区=
05年の町長選の記事が皆無・・・
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081229ddlk01010128000c.html
選挙:南幌町長選 三好氏が再選 栗山、由仁町と合併推進へ /北海道
 任期満了に伴う空知管内南幌町長選は28日投開票され、現職の三好富士夫氏(58)=無所属=が前町議の竹居田新次氏(66)=無所属=を破り再選を果たした。同管内長沼町を挟んで栗山、由仁両町との「飛び地」合併に前向きな三好氏の勝利で、合併協議が進展する可能性が出てきた。当日有権者数は7170人(男3438人、女3732人)。投票率は66・51%(前回73・02%)だった。

 南幌町では04年10月、住民投票で合併反対が過半数を占め、町議会が合併案を否決。当時の町長の辞職を受けた05年1月の町長選で三好氏は「自立」を掲げて当選したが、その後、「このままでは行政サービスの低下は避けられない」として合併推進に転じた。

 三好氏は当選確定後、「これからは由仁、栗山や議会の理解を得て合併へ進んでいきたい」と明言。ただ、住民投票請求が町民から提出されており、先行きはなお不透明だ。

 竹居田氏は「自立しても十分に生き残ることができる」と訴えたが及ばなかった。【吉田競】

==============

 ◇南幌町長選開票結果=選管最終発表
当 2510 三好富士夫 58 無現

  2199 竹居田新次 66 無新

==============

 ◇南幌町長略歴
三好富士夫(みよし・ふじお)58 無現(2)

 町長▽会社役員[歴]町議・議長▽北海道拓殖短大

毎日新聞 2008年12月29日 地方版

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/kikaku/028/6.htm
南幌町長 辞職表明 (2004年12月7日)
「行政の使命果たせぬ」

 「残念だが、自立では、町民のための行政という使命は果たせない」――。空知・南幌町議会で合併提案を否決されたのを受け、井沢利美町長は6日、法定合併協議会からの離脱を宣言するとともに、辞職を表明した。研究会の段階を含め、同町が合併に費やした年月は約2年5か月。井沢町長は、合併にかけた日々を振り返り、「町民一丸となって新しい町を作ってほしい。そのために身を引く」と語った。

「混乱させない」 再出馬考えず

 井沢町長は同町で記者会見し、「最高の決定機関である議会で否決され、現段階では自立の道しかなくなった」と離脱を説明した上で、三好富士夫議長に辞職願を提出したことを明らかにした。

 辞職理由として、〈1〉自立で町民の負担が増す上に新事業ができないのは、行政執行を担うトップとして使命が果たせない〈2〉議会との意見の不一致――を挙げ、「責任を感じているが、政治信条に反するため辞職する」とした。また、「混乱させたくない」として町長選への再出馬は考えていないという。

 一方、合併予定の相手方だった、斎藤外一・由仁町長は「(辞職という)高い意志で臨まれ、決断に非常に苦労された」とし、川口孝太郎・栗山町長は「合併は最良の選択と考えていただけに残念」と話した。

 合併に反対の立場だった議員からは、「辞職は当然。町民の選択である以上、争うことなく自立の道で1本化していくべきだ」との声が聞かれた一方、合併賛成派の議員は「不信任決議を受けての辞職ではないので残念だが、政治生命をかけてまで進めようとした合併の意味を考えるべきだ」と話した。

http://www.jiti.co.jp/gyousen/senkyo/nanporo.htm
三好前議長538票差で初当選を果たす
 合併関連で現職の町長引責辞職に伴う南幌町長選挙は平成17年1月23日投票、即日開票され、新人の三好富士夫(みよし・ふじお、54歳)前町議会議長が、同じく新人の三上国昭(みかみ・くにあき、59歳)前同町住民課長を破り初当選を果たした。町財政の悪化が進む中、農業法人の経営手腕を町政に期待した三好派の支持層が、役場出身者の三上氏を538票差で抑えた。
 三好氏は、昭和25年5月11日生、南幌高卒、道拓殖短大農業経営学科卒。農業。町農業委員、平成7年2月同町議会議員初当選(現在3期目)、15年4月議長。農業生産法人代表。


有権者数 7,309人
投票者数 5,337人
投票率 73.02%
無効票    69票
当選 三好 富士夫 2,903票
三上 国昭 2,365票

141千葉9区:2009/01/24(土) 20:26:43
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000901210004
道議会、政務調査費の公開度最低レベル
2009年01月21日




■取り残される道議会 
■31都府県は1円以上公開


 道議の政務調査費の公開度が都道府県の中で最低レベルにあることが、道などのまとめで分かった。まったく領収書のいらないところも6県あるが、「1円以上」にすべて領収書を添付して報告しなければならないところが大半。道議会と同じ「5万円以上」は、ほかに兵庫県と和歌山県だけだ。「1円以上」なら使途がすべて領収書で裏付けられる。調査費を支給している道内の市町村をみてもほとんどが「1円以上」となっており、道議会は取り残された形だ。
(古賀大己)


 道議会では現在、議会改革等検討協議会(座長・鰹谷(かつや)忠副議長)で政務調査費の支給基準や公開の程度について検討している。昨年末には領収書添付義務を「1円以上」とすることで一致したが、実施時期については「10年度以降」を主張する自民党・道民会議と「09年度から」とする他会派の間で意見が割れ、暗礁に乗り上げている。


 道議に支給される調査費は月額53万円。事務所費と事務費、人件費を除き、5万円以上の支出には領収書を添付しなければならない。この基準ができたのは06年度。当時は添付義務のないところがほとんどで、「5万円以上」といえども道議会は先進的だった。


 ところが、現在は28府県が「1円以上」の全面公開だ。さらに3都県が09年度から1円以上にする。添付義務がなかったり、「1万円以上」などの条件があったりするところは16道県に減った。


 「地方議会の政務調査費」という著書がある道町村議会議長会の勢籏(せはた)了三事務局長によると、政務調査費は以前は交付金の形で支給されていた。ところが、使途を明確化する声が高まって00年、地方自治法が改正され、自治体が条例を定めて支給する現在の形になったという。


 他の都府県が全面公開に向かうようになったのは3年ほど前からだ。全国各地で政務調査費に関する住民監査請求や住民訴訟が頻発したことが背景にある。各地でオンブズマンを中心に、調査費を目的外に使っているとして返還を求める訴訟などが相次いだ。


 道内の市町村をみると、35市のうち1円以上に領収書添付を義務づけているのは27市。残り8市のうち1市は義務がなく、7市は支給を凍結しているか、調査費自体がない。町村では15町が支給しているが、すべて1円以上で領収書添付。130町村は支給していないか、支給を凍結中だ。支給額も月40万円の札幌市を除けば数千円から8万円で、道議会の53万円には遠く及ばない。


 「1円以上」の実施時期がなかなか決まらない道議会について、勢籏事務局長は「道議会の態度は、透明性を高めようという精神にのっとっているとは言えない」と指摘。道市民オンブズマン連絡会議の橋本勝三郎代表監事は「大多数の道民は納得していない。道議は使途の説明責任がある」と話している。

142名無しさん:2009/01/29(木) 06:04:39
増田前知事が北海道顧問 
道知事の要請快諾 近く就任

 前総務相の増田寛也前知事が近く、北海道の顧問に就任することがわかった。高橋はるみ道知事と親交があった縁で、高橋知事の要請を快諾した。「改革派知事」として知られた経験を生かし、地方分権や道州制特区推進などについて助言する。関係者によると、増田氏は非常勤で顧問を務め、東京から北海道に通って任に当たるという。

 増田氏は「正式に決まったわけではないが、高橋知事から顧問就任の依頼は受けた。これまでの経験を生かして、アドバイスしていきたい」とコメントした。関係者によると、高橋知事は2007年の道知事選で再選した後、増田氏に顧問就任を要請。その際にも内諾を得ていたが、直後に安倍改造内閣で増田氏が総務相に就任、実現しなかった。

 増田氏を巡っては、自民党県連幹部と県議が昨年、次期衆院選への岩手3区からの出馬を要請。増田氏は固辞したが、国政への転身を望む声は根強い。

 増田氏の北海道顧問就任について、自民党県連幹部は「将来の首相候補と言っても過言ではない人。出馬を要請した時は『大学で学問の研究をしたい』と言っていたが、やはり行政とのつながりを保ちたかったのだろう」と推測する。

 増田氏に仕えた県職員は「岩手に見切りをつけたということなのだろうか」と複雑な表情で話した。

(2009年1月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090128-OYT8T01181.htm

143名無しさん:2009/01/29(木) 13:44:50
     ,,: ニ三ニ三ミミ;、-、
      '''     ``  "゙``、
   彡|||' "     ..   .. ミ.
   川|||||           ::;i
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  i、 9 ーーー−|,⌒ |=|,⌒|‐|
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   i:: :i:     7`⌒ー^ `、_.j       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |:.    ゙"/_,,.-==-、゙゙j      < 事務所を調べたら不思議な粉があるって!
 _/ 〉:.:.    丶 " ゙̄.'. ノ__     \__________________
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 < '  'i. ヽ、 ,二ニ/     /    \
  <   'i、 /\ /     /       │
  \   'i," (__) /  /           |

144千葉9区:2009/02/04(水) 19:04:30
>>86
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000902040006
APEC誘致 札幌に調査団
2009年02月04日

 来秋のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合誘致を目指している札幌市に3日、政府の現地調査団が訪れ、同市白石区の札幌コンベンションセンターなどを視察した。


 調査団は外務省、経済産業省、財務省、警察庁の11人。札幌市役所では、上田文雄市長が「札幌はこれまで国連軍縮会議を開いたほか、昨年はG8サミットのアウトリーチ国首脳らが札幌に滞在するなど、国際会議に多くのお客様を迎え、おもてなししてきた」とあいさつ。「札幌は苦境にある北海道を盛り上げる責任もある。新しい北海道を構築する機会を与えていただきたい」と訴えた。


 札幌コンベンションセンターでは、調査団は市幹部らの案内で、本番さながらにラウンドテーブルに21席のいすが添えられた特別会議場に入り、照明や同時通訳設備などを確認していた。横浜や名古屋、広島なども首脳会議誘致を目指している。

145とはずがたり:2009/02/04(水) 19:30:13
>>143
これなんのAAですのん??

146千葉9区:2009/02/15(日) 18:25:40
=北海道11区=
http://www.tokachi.co.jp/news/200901/20090131-0000527.php
佐藤氏 寺山氏一騎打ちへ 音更町長選
2009年01月31日 13時35分
共産は擁立見送る方向
 【音更】任期満了に伴う町長選(3月24日告示、同29日投開票)は、副町長の寺山憲二氏(57)が立候補の意思を固めたことで、既に出馬表明している佐藤英氏(46)=町議会副議長=との新人同士による一騎打ちの構図が濃厚になった。

 寺山氏は、今期限りでの勇退を表明した山口武敏町長(68)=3期=の町政継承を目指す住民グループ「音更のまちづくりを考える会」から選ばれ、山口氏の実質的な後継者となる。同会が母体となって今後、後援会づくりに入り、「町民党」として一部保守層も取り込んだ幅広い支援体制の構築を目指す。

 12年前の町長選で山口氏を支援した連合音更は、近く協議に入るが、寺山氏に対しても「推薦」の機関決定を出す方向。民主党音更支部の塩田支部長は「本人の意思や連合の考え方を聞き、推薦を出すか決定したい」とし、音更を地盤とする佐々木恵美子道議(十勝支庁区)の後援会も山口町政継承の立場で推薦について検討に入る。

 一方、佐藤氏は12年前に同じく新人だった山口氏と戦い、小差で敗れており、町長選は2度目の挑戦。25日に後援会の事務所開きを行い、同年代の商工業者や農業者を中心とした勝手連を母体とする。12年前は「自主投票」だった自民党音更支部(谷口善一支部長)の「支持」も取り付け、広がりを期待する。

 12年前と前々回(8年前)に候補者を擁立した共産党は、今回は見送る方向。どちらの候補を支持するかなどは政策が出そろってからの判断となり、「2月中旬にも固めたい」(佐藤糸江十勝地区委員会委員長)としている。公明党北十勝支部(支部長・久野由美音更町議)は「どちらからも推薦の打診は受けておらず、何とも言えない。対応には道本部の指示も仰ぎたい」と話している。
(酒井花、高田敦史)

寺山氏 出馬要請を受諾
 【音更】任期満了に伴う町長選(3月24日告示、同29日投開票)で、副町長の寺山憲二氏(57)は31日、「音更のまちづくりを考える会」からの出馬要請を受諾し、立候補する意思を明らかにした。

 同日午前9時、寺山氏の自宅を訪ねた同会の黒川義雄選考委員長らに対し、寺山氏は「自問自答した結果、自分なりの結論を出した。音更町民の幸せのため、活力あるまちづくりのために頑張りたい」と決意を述べた。

 同会はこれを受け、同日午後6時半から選考委員会(30人)を開き、寺山氏も出席した上で経過報告する。2月3日午後6時半から共栄コミセンで大集会を開き、参加者の承認を得た上で、後援会体制づくりに入る。

 寺山氏は1951年、幕別町生まれ。帯広三条高校、帯広畜産大学農産化学科(現・畜産科学科)卒。74年に音更町役場に奉職。農政課長、企画課長、企画部長を経て2007年11月から現職。(酒井花)

147とはずがたり:2009/02/17(火) 18:15:20
今更ですけど統一地方選での北海道での推薦状況が判る資料はけーん。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2007/pdf/20070409_1.pdf
社民が結構推薦出しているし関係は良好の模様。
公明も結構自民に推薦出してるけどそこそこ落選している。
大地も一定数推薦出している。。伊達市では自公候補に対して民主公認大地推薦が辛勝。桧山でも自民公認に対して民大推薦無所属が辛勝。名寄・紋別などでは負けている。名寄は惜敗。一定の効果が有ったと見るべきか。

148とはずがたり:2009/02/17(火) 18:18:06
同じく無投票当選分
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2007/pdf/20070331_dougi-tousen.pdf

149とはずがたり:2009/02/17(火) 18:22:51

同じく注目区
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2007/pdf/20070409_3.pdf

札幌市議選立候補者・当選者と推薦
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2007/pdf/20070409_4.pdf
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2007/pdf/20070331_sapporo-shigi.pdf

150とはずがたり:2009/02/17(火) 20:54:13
>>147-150
調査結果反映

北海道道議選結果
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/2007tohoku-hokkaido.txt
札幌市議選結果
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/2007seirei-e.txt

151とはずがたり:2009/02/18(水) 20:39:27
北海道奥尻町長選:現職と新人が届出 一騎打ちか
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090217k0000e010012000c.html

 任期満了に伴う北海道檜山管内奥尻町長選は17日告示され、現職で再選を目指す和田良司氏(62)と新人で前町議長の新村卓実氏(56)=いずれも無所属=が立候補を届け出た。選挙戦となるのは2001年以来8年ぶりで、両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。届け出締め切りは午後5時。22日に投票、即日開票される。

152千葉9区:2009/02/27(金) 21:49:15
>>60>>83-84
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/149671.html
「14支庁維持」浮上 道議会自民 再編条例に修正論(02/27 09:16、02/27 11:09更新)
 現行の十四支庁を九つの総合振興局と五つの振興局にする支庁再編関連条例の修正案が二十六日、道議会最大会派の自民党・道民会議内で浮上してきた。道町村会が反発している振興局を「出張所」と位置づけた文言を削除する−などの内容で、制度上、十四支庁体制が維持される可能性が出てきた。二十七日にも高橋はるみ知事が同会派幹部と会い、修正の是非を協議する見通しだ。

 同条例は昨年六月の定例道議会で自民、公明両与党などの賛成多数で可決。条例施行には公職選挙法の改正が前提となっていたが、町村会などの反対を理由に、自民党本部は今国会での公選法改正に慎重で、施行時期が宙に浮いていた。

 これまで同会派内では「道議会の議決は重い」として、条例修正に否定的な意見が多かった。しかし、二十四日に開会した定例道議会を機に、「中央政局が見通せない中、この問題を長引かせるべきではない」(ベテラン道議)として条例修正で事態打開を図る声が強まった。

 同条例は、振興局の位置づけについて、総合振興局の出先機関となる「出張所」と明記。その文言を削除すれば、法的には十四の出先機関が同列に並ぶ現行支庁体制が維持されることになり、公選法改正の必要はなくなる。町村会会長の寺島光一郎檜山管内乙部町長は十六日の高橋知事との会談で、現十四支庁を総合振興局と振興局に分けることを容認する一方、条例から「出張所」の文言を削除するよう要請。知事は「道議会の理解を得ることも必要」と述べ、道議会の対応次第では条例修正に含みを見せていた。

 こうした自民党内の動きを受け、知事は二十六日夜、副知事と対応を協議。今後、自民党側と意見調整した上で、修正するかどうかを判断する。

 ただ、自民党内にも、条例施行前の修正には慎重論もあり、なお曲折も予想される。

153千葉9区:2009/03/05(木) 20:48:18
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090305hog00m040006000c.html
洞爺湖町:長崎町長が議場で倒れる
 胆振管内洞爺湖町の長崎良夫町長(79)が5日、第1回定例町議会の議場で立ちくらみを起こし、その場に倒れ込んだ。救急車で室蘭市内の新日鉄総合病院に搬送されたが、意識はあるという。

 町総務課によると、町議会は午前10時に開会。長崎町長は09年度施政執行方針などを説明していた同11時半ごろ倒れた。その際、職員と話すこともできたという。

 長崎町長は98年、当時の虻田町長選で初当選。旧洞爺村と合併後の06年、洞爺湖町長選で当選し、現在通算3期目。洞爺湖町は昨年の北海道洞爺湖サミットの主会場。【新庄順一】

毎日新聞 2009年3月5日 13時01分(最終更新 3月5日 16時25分)

154とはずがたり:2009/03/05(木) 23:18:41
>>152
党利党略だ( ゜д゜)、 Peッ

155千葉9区:2009/03/15(日) 10:16:23
>>60>>83-84>>152
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/152681_all.html
道「14支庁維持」を提示 再編修正案、議会提案へ(03/13 16:01)
 道は十三日、十四支庁を九つの総合振興局と五つの振興局に改編する支庁再編関連条例の修正案を、道議会各会派に提示した。地方四団体の要請を踏まえ、振興局を「支庁の出張所」とする条例の文言を削除し、現在の十四支庁と同様に同列の道の出先機関として維持する。地方四団体や議会側と調整した上で、四月一日施行に向けて来週中に修正条例案の提案を目指す。

 道が示した修正案は、十四支庁を同列に位置づける一方、広域的な政策展開にかかる事務に関しては総合振興局が担うことができるよう新たに規定を設ける。広域事務の具体的な内容は、今後地方四団体の意見を聞きながら、段階的に進めるとした。併せて支庁制度改革を将来的に推進していくため、地方四団体の理解を得ながら、一定期間ごとに支庁のあり方を見直していくことを、条例の付則に明記する方針。

 また、支庁再編に伴って制定を目指している地域振興条例については、振興局となる地域への支援を明記した条項を削除し、全道的な地域振興に取り組む指針とした上で、修正支庁再編条例との同時の施行を目指す。

 支庁再編条例は昨年六月の定例道議会で自民、公明両与党などの賛成多数で可決。しかし、条例施行に必要となる公職選挙法改正の見通しが立たず、施行時期が宙に浮いていた。

 会期が三月二十五日までの道議会で修正案が可決されれば、四月一日からの施行が可能となる。ただ、最大会派の自民党・道民会議内では修正に慎重論も出ており、流動的な要素もある。

156千葉9区:2009/04/13(月) 22:53:54
最近ネタのない北海道スレに
こんなことあったんすね

755 :解放戦士:2009/04/12(日) 21:39:03 ID:/YOTWnyH
北海道の旧椴法華村長選
①選挙後、すぐに村長タイーホ
②対立候補もタイーホ
③村民の9割以上がどちらかの候補から金品受け取ってた
④助役、出納役が辞任
⑤村長職務執行代理者が総務部長という異例事態に
⑥なんと総務部長もタイーホ
⑦執行代理者すら決まらず役場機能ストップ
⑧見兼ねた道庁が出直し村長選に課長を送り込む
⑨ところが課長も逮捕

157とはずがたり:2009/04/13(月) 23:35:46
凄いなw
今は函館市に併合されたんでしたっけ。

158千葉9区:2009/04/14(火) 22:38:03
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/158736.html
北方領土対策 機能を根室に 知事が表明(04/13 13:57)
 【根室】改正支庁再編条例の成立を受け、高橋はるみ知事と、支庁が振興局になる五地域との意見交換会が十二日、根室市を皮切りに始まった。知事は地域との意思疎通が不十分だったことを陳謝し、道庁本庁にある北方領土対策本部の機能を同市内に移すことを検討する考えを表明した。出席者からは「道は本当に反省しているのか」など、厳しい意見が相次いだ。

 「根室支庁存続を求める根室市連絡協議会」を構成する官民二十六団体の代表が出席。

 知事はあいさつで、支庁再編の進め方について「不安や懸念を抱かせ、申し訳ない」と述べた。再編後の根室振興局の機能では「(北方領土問題に対応する)体制の拡充を検討している」と説明。支庁再編は「領土が返還されないため、地域振興を阻害されている根室管内の特殊事情を考慮していない」との同市側の主張に配慮を示し、理解を求めた。

 これに対し、千島歯舞諸島居住者連盟の役員は道が支庁再編の検討の際、根室管内の面積から北方四島を除いていたことなどを挙げ「(道の認識は)残念で裏切られた」と批判。再編の進め方で、道が条例改正案の提出でも事前に地元の意見を聴かなかったことに「どこが反省しているのか」との意見が出た。

 漁業や酪農を担当する支庁機能の維持を求める声も相次いだ。意見交換会は五月末までに、残る四支庁管内でも開かれる。

159千葉9区:2009/04/20(月) 21:02:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090420ddlk01010129000c.html
選挙:愛別町長選 矢部氏が初当選 /北海道
 任期満了に伴う上川管内愛別町長選が19日投票され、新人で農業の矢部福二郎氏(57)=無所属=が再選を目指した現職の矢野宣行氏(70)=同=を破り初当選を果たした。投票率は88・12%(前回05年89・85%)。両氏は共に町議出身で前回も対決。公約に大きな違いはなく、矢部氏が世代交代を訴え現町政への批判票をまとめた。【横田信行】

==============

 ◇愛別町長選開票結果=選管最終発表
当 1379 矢部福二郎 57 無新

  1236 矢野宣行  70 無現

==============

 ◇愛別町長略歴
矢部福二郎(やべ・ふくじろう) 57 無新(1)

 農業▽町遺族会会長[歴]町議3期▽愛別高

160とはずがたり:2009/05/19(火) 00:40:39
08年8月の記事

選挙:佐呂間町長選 前教育長の川根氏が初当選 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20080825ddlk01010142000c.html

 任期満了に伴う網走管内佐呂間町長選は24日投開票され、前教育長の川根章夫氏(59)=無所属新人=が農業の大槻哲也氏(62)=同=を破り初当選を果たした。当日有権者数は5113人(男2424人、女2689人)、投票率は88・36%(前回88年96・68%)だった。【渡部宏人】

==============
 ◇佐呂間町長選開票結果=選管最終発表
当 3049 川根章夫 59 無新
  1453 大槻哲也 62 無新
==============
 ◇佐呂間町長略歴
川根章夫(かわね・あきお) 59 無新(1)
 [元]町教育長[歴]町総務・農務課長▽酪農学園短大

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

選挙:北海道・佐呂間町長選 新人一騎打ちか
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20080819ddj041010004000c.html

 任期満了に伴う網走管内佐呂間町長選が19日告示され、いずれも無所属で新人の無職、川根章夫氏(59)と、農業、大槻哲也氏(62)が立候補を届け出た。ほかに立候補の動きはなく、2人の一騎打ちとなる見込み。

 届け出は午後5時までで、24日に投開票される。同町長選では、堀次郎町長が引退を表明し、選挙戦は20年ぶり。【渡部宏人】
毎日新聞 2008年8月19日 北海道夕刊

161千葉9区:2009/06/01(月) 22:07:05
なんか紛らわしい苗字だなあ
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090601ddr041010006000c.html
選挙:北海道・千歳市議選 全盲の落野さん当選
 任期満了に伴う千歳市議選(定数25)が31日投開票され、無所属新人で全盲の落野(おちの)章一さん(61)=しんきゅうマッサージ治療院経営=が初当選した。北海道視力障害者福祉連合会(札幌市)は「全盲の市町村議員の誕生は、道内では初めてではないか」と話している。(25面に確定得票数)

 千歳市で生まれた落野さんは、9歳で失明した。

 73年から治療院を開業。98年にはケアマネジャーの資格を、道内では初めて点字受験で取得した。市議選立候補は「障害をもつ当事者だからこそ、つかみ取れるニーズがあるはず」と思ったことがきっかけだ。

 計29人が出馬した選挙戦。落野さんも選挙カーに乗ったり街頭演説会を経験した。

 ケアマネジャーの経験から、認知症や独居高齢者の支援充実を訴えて支持を広げた。「市民からの拍手や声援に勇気付けられた。高齢者や障害者の問題を先頭に立って動かしていきたい」と意気込んでいる。【久野華代】

毎日新聞 2009年6月1日 北海道朝刊

162千葉9区:2009/06/14(日) 02:03:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/171166.html
道議会民主、副議長選び足踏み状態続く (06/13 08:49)
 道議会野党会派の民主党・道民連合(39人)で難航が続く副議長候補選びは、12日も実質的な協議に入れず、足踏み状態が続いた。対立する二つのグループは週明けの最終決着に向けて調整を急ぐが、議長と副議長を正式に決める第2回定例道議会初日の16日までに間に合わなければ、会期日程がずれ込む可能性も浮上してきた。

 副議長候補選びをめぐっては、鰹谷忠副議長率いる「鰹谷グループ」(18人)と、「反鰹谷」勢力(21人)の路線対立が先鋭化。鰹谷氏らが新会派結成を断念し会派分裂は回避されたものの、役員ポストを分け合うことで融和を探る反鰹谷勢力に対し、鰹谷氏らは「ポスト狙いの行動ではない」として役員就任を固辞している。

 反鰹谷勢力は全ポストを独占できる状況だが、今後の会派運営を円滑に進めるには、両グループのバランスに配慮する必要があると判断。週末にかけて調整を加速させる構えだ。ただ、鰹谷氏らが協議入りに応じたとしても、具体的なポストの配分などで折り合いがつくかは不透明な状況だ。

163とはずがたり:2009/06/14(日) 02:11:51
>>162
なんと。分裂手前迄行ったんですねぇ。。
どういう内訳なんでしょうか。

164千葉9区:2009/06/16(火) 22:22:39
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/171745.html
副議長候補に平出氏 道議会・民主 (06/16 10:20)
 道議会野党会派の民主党・道民連合は15日、選考作業が難航していた道議会の副議長候補に平出陽子氏(60)=函館市=を選んだ。最大会派の自民党・道民会議が議長候補に内定済みの石井孝一氏(79)=網走管内=とともに、16日の道議会で正式に選ばれる見通し。道議会副議長に女性が就任するのは初。

 平出氏は元教師で現在5期目。初の投票となった2年前の副議長候補選びで鰹谷忠副議長と20票の同数で並び、抽選で敗れた。今回は投票はなく、話し合いで決まった。民主党・道民連合の役員改選では、会派の議員会長に三津丈夫氏=帯広市=、幹事長に岡田篤氏=釧路管内=を選出。民主党北海道の幹事長は佐野法充氏=札幌市豊平区=が続投する。

165とはずがたり:2009/06/16(火) 22:50:39
>>164
前回も抽選で決着着ける所迄行ったんですねぇ。。
良く自公に手を突っ込まれないもんですな。

166とはずがたり:2009/06/17(水) 17:00:46

道議会:新議長に石井氏 副議長は平出氏
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090616hog00m010009000c.html

 第2回定例道議会が16日開会した。慣例で2年交代となっている議長、副議長選挙が行われ、議長に自民党・道民会議の石井孝一氏(79)=網走支庁、副議長に民主党・道民連合の平出陽子氏(60)=函館市=をそれぞれ選出した。道議会で女性の副議長は初めて。

 副議長選挙では民主党・道民連合が候補者として平出氏を内定していたが、投票総数102票のうち平出氏は81票、同会派の伊藤政信氏(65)=札幌市厚別区=が6票を得て票が割れた。白票は15票。

 一方、高橋はるみ知事は国の09年度補正予算成立に伴う09年度補正予算案(1092億円)や、網走管内湧別、上湧別両町合併のための条例改正案など21議案を提出。本会議では議員提案の「北海道歯・口腔(こうくう)の健康づくり8020推進条例」案を賛成多数で可決した。会期は7月3日までの18日間。一般質問は6月19、22〜24日の4日間行われる。【堀井恵里子】

毎日新聞 2009年6月16日 22時46分

167千葉9区:2009/06/17(水) 23:05:49
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090616ddlk01010238000c.html
道議会:民主党副議長人事、招集前日に決着 会派に亀裂、衆院選懸念も /北海道
 道議会第2会派の民主党・道民連合(39人)は15日、次期副議長候補に平出陽子氏(60)=函館市=を内定した。平出氏は16日に招集される第2回定例道議会で正式に選出される。候補者選定は、会派内の鰹谷忠・副議長グループと、「反鰹谷」グループ間で調整が難航し、招集日前日の夕方というぎりぎりのタイミングまで決着がずれ込んだ。関係者からは「次の衆院選で民主党が政権与党になろうとしている時に大丈夫か」と懸念の声も出ている。【堀井恵里子】

 ◇「反鰹谷」の平出氏、きょう選出
 議長、副議長は慣例で2年交代で、今回が改選期。同会派は、鰹谷グループ18人と「反鰹谷」グループ21人に二分され、人事をめぐる対立は今回が初めてではない。前回07年の副議長候補選びも、鰹谷氏と「反鰹谷」グループの平出氏の2人が競った。当時は両グループ20人ずつで、くじ引きの結果、鰹谷氏が副議長となった。

 今回は、鰹谷グループの道議が市長選出馬のため辞職したり、相手側陣営に移ったことで数の均衡が崩れた。さらに、民主党は高橋はるみ知事の“野党”の立場だが、鰹谷グループは3月の第1回定例道議会で09年度予算案に賛成に回った。一部民主党支部が鰹谷グループを批判する決議を挙げるなど、亀裂が一層深まっていた。

 数では劣勢の鰹谷グループは「予算案採決は、投票行動を拘束しないと決まっていた」として、副議長候補選びに入る前提として決議を挙げた支部などの謝罪を要求。「入り口論」で足踏みが続き、一時は、鰹谷グループによる会派離脱も取りざたされた。

 最終的には、15日の議員総会で伊藤政信会長が「予算への賛否をめぐり混乱が起きたことは、会長の職責として遺憾だ」と発言し、“謝罪”することなどで事態は収拾した。

 ただ、「会派離脱なんて民主党支持者から『何やってるんだ』と言われる」(会派幹部)という声がもれるなどしこりは残る。この日は、会派役員の改選もあったが、鰹谷グループは「ポストが欲しくてやったことではない」と、役員を一人も出さず、今後も不安定な会派運営が予想される。

 一方、民主党の混乱を尻目に4日に早々と議長候補を内定した自民党・道民会議の道議は「道議会の人事が決められずに迷惑だ。なんでこんなに時間がかかるのか」と冷ややかだった。

168名無しさん:2009/06/23(火) 22:54:31
民主党王国だな
小選挙区全勝なるか?

169名無しさん:2009/06/24(水) 10:48:05
>>168
十分チャンスありと思います
全焼へ向けての、やはり最大の勝負は、5区の町村VS小林のところかと思います

170とはずがたり:2009/06/24(水) 12:47:16
中川の飲酒会見でどの程度失速するのかも注目でしょうか。
ムネオが野党よりなのも民主にはプラスですが,酒の個人票は本来堅いですね。

171千葉9区:2009/07/13(月) 21:40:24
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090713ddlk01010020000c.html
’09衆院選:政局に注目 本別町長選8月29日投開票、30日なら連日に /北海道
 ◇変更期限迫り「同日」も視野に
 ◇「町長選8月29日投開票」4月に決めていた……本別町選管
 次期衆院選の日程が決まらないことに、十勝管内本別町選管が気をもんでいる。町は任期満了(9月22日)に伴う町長選の投開票日を8月29日(土曜)に決めているが、仮に衆院選が30日(日曜)になった場合、「連日選挙」を避けるため1日ずらして「同日選挙」にする予定だ。ところが、公選法の規定などから変更期限は7月24日と迫っている。町選管は「早く決めてほしい」と政局の行方をにらんでいる。【田中裕之】

 町選管は公選法に基づき4月の委員会で、町長選の投開票日を8月29日に決め道選管に届け出た。しかし、その後になって衆院選の投開票日が「8月30日になる」との観測が浮上。連日選挙になれば投票率の低下が懸念されるうえ、町長選当日でも衆院選の期日前投票や準備に職員を配置しなければならず「要員的にも大変厳しい」(北山信孝事務局長)のが実情だ。

 しかし、公選法の規定から一度決めた投開票日を変更するためには、任期満了の60日前までに道選管に届け出なければならず、その期限は7月24日。また、8月1日付の町広報誌に日程を掲載して有権者に知らせる予定で、事務的な制約からも24日が限界だ。

 町選管の一部からは「(24日の)期限ぎりぎりになったら(衆院選が)決まらなくても8月30日に変更してしまってはどうか」との声も出ている。

 次期衆院選を巡っては8月30日のほか8、9日や9月6日などの諸説が飛び交っている。日程が決まるのは、今回の東京都議選の結果次第との見方もある。北山事務局長は「連日選挙は避けたいのが本音だが、国政を見守るしかないのが現状。都議選後、すぐに決まってくれれば」と話している。

 町長選に立候補を表明しているのは、今のところ4選を目指す高橋正夫町長(58)のみ。前回選挙戦になったのは高橋町長が初当選した97年で、過去2回は無投票だった。6月1日現在の有権者数は7185人。

172とはずがたり:2009/07/24(金) 12:25:44

岐路の夏:09衆院選 自民・公明VS民主・大地 比例協力、実効性は?
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090723ddr041010004000c.html

 衆院解散から一夜明けた22日、道内でも本番さながらの選挙戦が始まった。12小選挙区とともに政党の勝敗を決めるのが、比例道ブロック(定数8)の結果。与党の自民・公明は水面下で選挙協力についての協議を開始。新党大地と選挙協力を組む民主は、一部比例票を大地に回すのと引き換えに小選挙区で票を回してもらう作戦だ。ただ、もくろみ通り票を配分するのは綱渡りで、各党ともに実効性ある協力態勢を模索している。

 「お互い力を合わせ頑張っていきたい」。自民党道連と公明党道本部の青年局が、札幌市内のホテルで開いた意見交換会。自民の柿木克弘道議が選挙協力を呼び掛けると、公明の福田浩太郎市議は「青年の大胆な挑戦力で切り開いていくしかない」と応じた。

 公明は小選挙区は候補者を立てず、比例単独候補1人を当選させる戦略だ。前回05年は自民の小選挙区候補12人のうち9人を推薦。9人は公明から小選挙区の票を回してもらうため、自らの支持者らに「比例は公明に」と呼び掛けた。

 各選挙区の公明票は2万〜3万票と見られており、逆風が吹く自民はぜひとも手に入れたい。一方、公明は比例候補の当選を確実にするため、自民からの票の上乗せを期待するが、公明党道本部の佐藤英道幹事長は「応援が一方通行にならないよう推薦は慎重に見極めたい」と言葉を選ぶ。

 民主の鳩山由紀夫代表は、新党大地の鈴木宗男代表と東京都内で会談。鈴木氏が「12小選挙区全勝を目指しましょう」と呼びかけると、鳩山氏は「選挙協力は順調と聞いている。結果を出しましょう」と息の合ったところを見せた。両党は07年参院選でも協力した。しかし、民主候補は101万票を獲得したものの大地候補は62万票にとどまり落選。鈴木代表は中選挙区時代の自らの地盤で、今でも影響力が強い道7区を例に「こっち(大地)に票がこないとうちは動かないよ。(民主は)負けるよ」とけん制する。

 民主候補の陣営からは「労組の中には、元自民党の鈴木代表を快く思わない人もいる」との声も漏れている。協力がどこまで機能するかは不透明だ。【堀井恵里子、鈴木勝一】

毎日新聞 2009年7月23日 北海道朝刊

173とはずがたり:2009/07/24(金) 12:26:18

’09衆院選:12選挙区情勢/1 1区/2区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090723ddlk01010251000c.html
 事実上の選挙戦に入った衆院道内12小選挙区の現状を探った。

     ◇
 ◇1区◆札幌市中央・南・西区
 ◇追い風受け10選目指す横路氏/「世代交代」訴える長谷川氏

 民主前職の横路孝弘氏(68)に自民・長谷川岳氏(38)▽共産・松井秀明氏(40)▽幸福・高元和枝氏(59)の3新人が挑む。

 10選を目指す横路氏は「政権交代」の追い風に乗り逃げ切りを図る。ただ、前回05年は小泉ブームに乗った自民新人に約1万5000票差まで迫られ、後援会の高齢化による弱体化も指摘される。多選批判もあり、支持層固めを急いでいる。

 元YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事の長谷川氏。自民の逆風を意識し、党派色を薄めて「世代交代」を前面に打ち出す。杉村太蔵氏(29)が出馬を断念し、保守分裂を回避したことも好材料。無党派層を取り込むための約8万世帯の戸別訪問は、3巡目をほぼ終了した。松井氏は比例票の上積みも狙い、選挙区外からも有権者が集まる中心部での演説に力を入れる。【鈴木勝一】
 ◇2区◆札幌市北・東区
 ◇民主、自民前職、3度目の対決 女性の新人割り込み激戦に

 民主・三井辨雄(わきお)氏(66)と自民・吉川貴盛氏(58)=比例道ブロック=が3回目の対決。両前職に3人の女性新人が割り込む構図で激戦が予想される。

 前回05年は候補者を立てなかった社民党が本田由美氏(31)を擁立。三井陣営は、1万票強とされる社民票など非自民票の分散を懸念する。前回は吉川氏に約2300票差まで追い詰められただけに、新党大地との選挙協力を軸に保守支持層の切り崩しを図る。

 吉川氏は副経済産業相の公務をこなしながら積極的に地元入りし、政権与党の実績をアピールしてきた。前回の小泉ブームから一転し、自民への強い逆風が吹く中、約3万票とされる公明党との選挙協力に力を入れる。

 共産・岡千陽氏(46)は雇用問題などを訴え、本田氏は護憲を中心にアピール。幸福は山本志美氏(42)を擁立する。【金子淳】=つづく

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 ■05年開票結果■
 ◇1区

当 143,564 横路孝弘(9)民

  128,166 三品孝行   自

   25,481 横山博子   共

   16,698 秋元正博   諸
 ◇2区

当 129,357 三井辨雄(3)民

比 127,031 吉川貴盛(3)自

   29,131 金倉昌俊   共

 (注)当は当選、比は比例道ブロックで復活当選。カッコ内数字は当選回数

毎日新聞 2009年7月23日 地方版

174とはずがたり:2009/07/24(金) 12:27:02
’09衆院選:12選挙区情勢/2 3区/4区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090724ddlk01010217000c.html
 ◇3区◆札幌市白石・豊平・清田区
 ◇自民・石崎氏と民主・荒井氏 戦績五分、事実上の一騎打ち

 5回目の顔合わせとなる自民前職・石崎岳氏(54)と民主元職・荒井聡氏(63)の事実上の一騎打ち。戦績は2勝2敗の五分。今回も接戦が予想される。

 前回05年は、石崎氏が「郵政選挙」の追い風に乗って約1万3000票差で勝利。今回は「最大級の逆風」と危機感を募らせ、副総務相の公務の合間に個人宅での懇談会などをこまめに開く。従来の支持層を固める一方で、朝の街頭宣伝や農業関係団体回りなどで、支持層拡大を図る。

 前回は比例復活当選だった荒井氏。07年知事選のために辞職したが落選、議席奪還に向け早くから組織作りを進めた。既に民主の道議や市議とともに、本番同様に選挙区内を宣伝車で回った。無党派層獲得とともに、前回2万票を超えた共産票の受け皿になることを期待する。幸福は森山佳則氏(42)が出馬する。【堀井恵里子】
 ◇4区◆札幌市手稲区、小樽市、後志支庁
 ◇7選目指し強気の民主・鉢呂氏 「若さ」アピール、自民・宮本氏

 7選を目指す民主・鉢呂吉雄氏(61)に自民・宮本融(とおる)氏(43)、幸福・鶴見俊蔵氏(54)の2新人が挑む。

 鉢呂氏は03年に8区から「国替え」した後、4区からの出馬は3回目。昨秋以降、週末ごとに地元入りし、国政報告会やあいさつ回りを重ねる。従来の支持基盤である労働団体のほか、保守色の強い農水産団体や経済団体にも食い込み、幅広い層に着々と浸透。陣営幹部は「政権交代を争点に支持を訴えていく」と強気の構えだ。

 宮本氏は08年8月に立候補を表明した。知名度不足は否めないものの、同じ旧通産省出身の高橋はるみ知事の応援を受けて克服を目指す。「若さ」と「新人」の2点に重点を置いてアピール。自民への逆風については「新人の自分が党を変えるという意思を有権者に訴えている」(陣営幹部)と逆手に取る戦略だ。【坂井友子】=つづく

==============

 ■05年開票結果■
 ◇3区

当 138,765 石崎岳 (3)自

比 125,445 荒井聡 (4)民

   22,581 川部竜二   共
 ◇4区

当 108,023 鉢呂吉雄(6)民

  100,170 佐藤静雄(4)自

   20,766 琴坂禎子   共

 (注)当は当選、比は比例道ブロックで復活当選。カッコ内数字は当選回数
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毎日新聞 2009年7月24日 地方版

175とはずがたり:2009/07/25(土) 21:40:49

岐路の夏:09衆院選 道5区 前官房長官、初心「ドブ板」
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090724ddr041010002000c.html
 ◇自民、強まる逆風・募る危機感 民主、支持拡大「手応え感じる」

 「かつてない厳しい選挙を実感している」。23日午後2時のJR新札幌駅前。衆院解散後、初めての街頭演説に臨んだ前官房長官、町村信孝氏(64)は約60人の支持者を前に苦境を訴え、「麻生降ろし」など自民党内の混乱にも触れておわびした。

 83年の初当選以来、8連勝の町村氏。道5区(札幌市厚別区、石狩管内など)に張り巡らした支持基盤は盤石だ。小泉政権下で外相を務めた前回05年衆院選は、解散後わずか7日間しか地元にいなかったが、今回も立候補する民主元職の小林千代美氏(40)に約5万票の差を付け圧勝した。

 しかし今は追い風に乗る小林氏がひたひたと迫っているのを感じている。党内最大派閥の会長。有権者の目は他の自民候補よりも厳しい。陣営幹部は「支持者からおしかりの電話が多数入った」。

 03年衆院選では、厚別区や江別市で小林氏の得票を下回り、比例復活を許した。今回は共産党が候補者擁立を見送ったことも気に掛かる。選んだ戦術は「初当選以来」と言うドブ板選挙だった。

 昨年10月以降、ほぼ毎週末に地元入りし、新興住宅街を訪問した。目標は1日400軒。別動隊の淳子夫人(64)と合わせると、すでに延べ「数万軒」の門をたたいた。「のべつ幕なしの訪問は初めて」。町村陣営の北広島市議は驚く。革靴を脱ぎ、3足のウオーキングシューズを履き回した。小さな夏祭りや焼き肉パーティーにも参加。「こんなところにまで来るなんて、町村さん、危ないってことね」。町村氏と両手で握手した60代の女性はささやいた。
   ×  ×
 23日午後1時。新札幌駅から約2キロの路上には小林氏の姿があった。通行人が手を振れば、演説を中断して握手に走る。小型自動車の屋根に出力の小さいスピーカーを積んで細い路地まで入り込む。「相手のようにカネもヒトもない。その分、私は動かなきゃ」。ドブ板選挙を始めた町村氏に「私と同じことをやっている」。

 7月上旬、小林氏は町村氏の支持基盤である町内会長らを訪問し始めた。町村氏のポスターが張ってある家にも乗り込んでいく。「『立場上、ポスターを張らざるを得ない』という人もいた。確実に手応えを感じる」。4年間の集大成となる「決戦の夏」を迎え、自信ものぞかせた。【久野華代、金子淳】
   ◇
 事実上スタートした衆院選。各地の選挙区を報告する。
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 ■道5区の立候補予定者
町村信孝  64 [元]官房長官  自前
小林千代美 40 [元]党道副代表 民元
畑野泰紀  42 幸福道副代表   諸新

毎日新聞 2009年7月24日 北海道朝刊

176とはずがたり:2009/07/25(土) 21:41:32

’09衆院選:12選挙区情勢/3 5区/6区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090725ddlk01010205000c.html
 ◇5区◆札幌市厚別区、千歳市など、石狩支庁
 ◇町村氏、「政治力の差」訴える/4回目の戦い挑む、民主・小林氏

 9選を目指す自民の町村信孝氏(64)に、民主元職の小林千代美氏(40)が4回目の戦いを挑む。

 町村氏は官房長官を退いた昨秋以降、ほぼ毎週末地元入りし、企業や住宅街への訪問を精力的にこなしている。最大派閥を率い、党への逆風をまともに受ける立場。陣営は「過去最大の危機感で臨む」と気を引き締める。景気対策や安全保障政策などの実績を掲げ、小林氏との「政治力の差」を訴えて支持拡大に全力を注いでいる。

 小林氏は民主の候補を前面に打ち出し「政権交代を」と考える有権者にアピールする。町内会長や農家宅の訪問のほか、千歳や恵庭の自衛隊前でも演説し、町村氏の支持基盤とされてきた層にも切り込みを図る。前回2万票以上を獲得した共産が候補擁立を見送った事も好材料。幸福は畑野泰紀氏(42)を擁立する。【久野華代】
 ◇6区◆旭川、士別、名寄市など、上川支庁
 ◇佐々木氏、民主への期待追い風に/自民・今津氏は組織固め進める

 民主・佐々木隆博氏(60)と自民・今津寛氏(62)=比例道ブロック=の両前職が初めて激突。共産・荻生和敏氏(59)、幸福・武田慎一氏(42)の2新人が立候補する。

 佐々木氏は民主への期待感を追い風に、旭川市中心部での街頭演説やあいさつ回りなどを重ね、課題の知名度アップに懸命となっている。西川将人市長も会合に出席しており、支援に期待する。佐々木氏は市内で6月末にあった新党大地の事務所開きに出席。「一緒に戦う」と訴え協力関係をアピールした。

 旭川市出身の今津氏は知名度で優位に立つ。ただ、全国的な自民への逆風にさらされているうえ、前回は比例単独だったため後援会などの組織固めを進める。市内での政経セミナーには、高橋はるみ知事が駆け付けた。

 荻生氏の街頭演説などは1000回を超えた。【横田信行】=つづく

==============

 ■05年開票結果■
 ◇5区
当 173,947 町村信孝 (8)自
  124,547 小林千代美(1)民
   22,521 山崎貴裕    共
 ◇6区
当 143,860 佐々木隆博(1)民
  141,099 金田英行 (4)自
   23,343 田辺八郎    共
 (注)当は当選。カッコ内数字は当選回数

毎日新聞 2009年7月25日 地方版

177とはずがたり:2009/07/31(金) 04:25:37
選挙:本別町長選 次期衆院選と「同日に」−−町選管決定 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090715ddlk01010217000c.html

 次期衆院選の投開票日が8月30日になったことを受け、十勝管内本別町選管は14日、任期満了(9月22日)に伴う町長選の投開票日を8月29日から1日ずらして30日にし、衆院選と「同日選挙」にすることを決めた。

 町選管は4月に8月29日と決めていたが、衆院選が30日になった場合、「連日選挙」となることから投票率の低下などを懸念し、変更を検討していた。ただ、公選法の規定などから変更期限は7月24日と迫っていたため、衆院選の日程が決まらず気をもんでいた。

 道選管から衆院選の日程通知を受け次第、正式に変更を届け出る。北山信孝選管事務局長は「早く決まってくれてよかった。同日選挙の経験はないが、万全の準備をして臨みたい」と話した。

 8月30日は任期満了に伴う根室市議選(定数20)も投開票される。【田中裕之】

毎日新聞 2009年7月15日 地方版

178千葉9区:2009/08/02(日) 11:17:21
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/08/02/20090802m_01.html
政権交代なら影響も―室蘭・苫小牧市長選と道議選
【2009年8月2日(日)朝刊】

 衆院選はまだ公示されていないが、本道9区の大票田となる室蘭、苫小牧の民主党支持層からは、早くも政権交代後の第2幕をうわさする声が漏れている。両市長選と道議選を指し、苫小牧では「追い風のうちに候補を」、室蘭では市長選出の枠組みや道議2人擁立論が取りざたされている。
(鞠子理人、松岡秀宜)



◆― 室蘭

 再来年の室蘭市長選が注目されるのには二つの理由がある。現職が4期目を「最後の任期」と位置づけ戦ったことと、経済・労働界の相乗りによる共同テーブル方式による選出の意義が薄れているからだ。

 共同テーブルによる選出は、製造業の苦戦などによる地域の疲弊を受けて、無用な政争を避けたことが背景にある。製造業復活の今、関係者の一人は「政権交代ともなれば民主系の市長が誕生する可能性も否定できない」と推測する。

 民主陣営は前回の道議選室蘭市区(定数2)で、2人擁立を本格的に議論したが、断念した経緯があり、平成22年の地方選では再度、議論される見通しだ。

 前回の選挙では、若手市議や五輪選手の名前を挙げて出馬を調整したが、結果的に現職の滝口信喜道議1人を擁立。3万を超える得票で自民の候補にダブルスコアで当選、2人が勝利する可能性をつかんだ。

 関係者は「新宮市長は最後の任期だろう。民主の2人擁立も、シナリオが描ければありうる。政権が交代すれば、両選挙が複雑に絡み合い、選出の枠組みに変化が及ぶのではないか」と展開した。


◆― 苫小牧

 苫小牧では来年7月に市長選を控える。衆院選では民主に「地元から首相誕生を」との追い風が吹くが、残り1年を切った現段階でも候補を擁立できない状況だ。

 現職の不祥事を受けて急きょ18年に行われた前回選。民主が元職の返り咲きを狙い、元衆院議員の岩倉博文氏と一騎打ちとなった戦いは約6千票差で敗れている。

 今回は好機を生かし、苫小牧対策に奔走する鳩山陣営。党関係者は「大票田を制した上で政権交代を実現し、苫小牧でも民主系市長誕生との流れが理想だが、動きは全くない」と嘆いている。

 自民党関係者は苦戦を強いられている今回の衆院選結果が市長選に及ぼす影響について「市長は現在、市民党の立場で活動している。衆院選では個人後援会も動いていない。影響は小さい」と否定的だ。

179とはずがたり:2009/08/02(日) 23:18:43
北海道開発局:関新局長、官製談合防止へ抱負−−就任会見で /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090725ddlk01010214000c.html

 24日付で北海道開発局長に就任した関克己氏(55)が同日、札幌市内で記者会見し、「官製談合はあってはならないという思いで職員と一緒に取り組む」と、再発防止に向けて抱負を述べた。

 関氏は長野県出身で、京都大大学院(土木)修了。78年の旧建設省入省と同時に道開発庁に出向。河川畑が長く、国土交通省北陸地方整備局河川部長、河川局治水課長、国土地理院参事官などを経て08年7月から大臣官房技術審議官を務めた。検討されている開発局の統廃合に、関氏は「開発局が果たしてきた役割、(これから)果たしていく役割は当然ある」と話し、開発局の存在意義を強調した。

 退任する鈴木英一前局長(59)も会見し、「開発局が職員一同力を合わせ、道民・国民の皆様から信頼される存在になってほしい」と話した。【鈴木勝一】

毎日新聞 2009年7月25日 地方版

180とはずがたり:2009/08/04(火) 23:28:04

これは。。流石脳ナシ武部。。節操もない。

349 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/04(火) 21:30:27 ID:pggNogSX
武部は地元選挙区では「郵政民営化反対」と言ってるらしい。
有権者たちからは、「お前が郵政民営化が北海道をボロボロにしといて、ぶざけんな。オホーツクの恥だ
」の声がかなり
ttp://podcast.tbsradio.jp/kirakira/files/20090804_uesugi_pate.mp3
8/4pm3上杉隆、各選挙区取材レポ

181千葉9区:2009/08/08(土) 01:49:10
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090807ddlk01010235000c.html
選挙:衆院選 目立たぬ上田・札幌市長 奔走の知事と対象的 /北海道
 ◇「客寄せ自民とは一線」の声も
 衆院選(30日投開票)に向け、高橋はるみ知事が自民党の応援に奔走する一方、札幌市の上田文雄市長の姿が目立たない。市内の各選挙区の民主党陣営などによると、立候補予定者の集会に駆けつけたのは1回だけ。市長周辺は「札幌は国よりも先に政権交代した。その力で候補者を後押ししたい」と声がかかるのを待っているが、ある陣営からは「客寄せを狙う自民とは一線を画すべきだ」との声もある。【仲田力行】

 「(民主党の)各候補者から要請があれば、公務と調整して、もちろん応援させていただきたい」。7月28日の定例会見。上田市長は衆院選の対応について意欲を示した。

 市長は7月23日に豊平区のホテルで開催された荒井聡氏(道3区)の政経セミナーに出席した。7日から公示の18日までは夏休みに入り、休み中の10、17日は、それぞれ横路孝弘氏(道1区)と三井辨雄(わきお)氏(道2区)の総決起大会に出席。23日は鉢呂吉雄氏(道4区)の個人演説会に出席する予定だ。

 小林千代美氏(道5区)の陣営は、公示後に応援要請をするという。市幹部は「民主党側からもっと要請が来ると思っていたが、意外に来ていない」と話す。

 07年の市長選で、自民党推薦の候補者に17万票差の53万5000票を獲得して圧勝した上田市長。後援会幹部は「政権交代の期待がある中で、国よりも先に政権交代を実現した札幌市民の力を、今回の総選挙でも後押ししてほしい」と市長効果に期待する。

 一方、ある選挙区の民主陣営の幹部は「自民党にとっては高橋知事を呼ぶことで客寄せの印象があるが、上田市長には基本的には市政最優先で、政党に対しては中立になってもらうべきではないか」と話している。

182名無しさん:2009/08/09(日) 21:49:33
中川の断酒宣言

石川の勢いが強く、やや苦しい状況の中で、挽回を狙ったと思うけど...

ただどうなんでしょうかね
完全にここはもう石川の流れですからね

石川は今後もがんばっていってほしいものです

183とはずがたり:2009/08/09(日) 22:16:44
飲酒会見を余計に思い出させる可能性もありますなw

今更持ち出さねば成らない程苦しい事を露呈してますかねぇ。

184とはずがたり:2009/08/09(日) 22:19:52
>>173-174 >>176

’09衆院選:12選挙区情勢/4 7区/8区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090726ddlk01010092000c.html?inb=yt

 ◇7区◆釧路、根室市、釧路、根室支庁
 ◇3選目指す民主・仲野氏/自民・伊東氏は人物本位を訴え

 3選を目指す民主の仲野博子氏(50)と、元釧路市長で自民新人の伊東良孝氏(60)の事実上の一騎打ち。

 仲野氏は民主への追い風を背景に「政権交代」を訴える。前回選挙で自民現職を破った一因とされる、鈴木宗男・新党大地代表との連携も強調。「小選挙区は仲野、比例は大地」と訴える。昨年11月の市長選で鈴木氏の元秘書だった蝦名大也(ひろや)氏を支援し、当選につなげた点にも期待。緩みを指摘する声もあり、引き締めに躍起だ。

 伊東氏は一次産業から経済界、地元首長などによる「オール保守態勢」を構築。市議や道議も歴任した政治経験を掲げ、市長辞職後の9カ月間に管内全域を精力的に回った。ただ、自民に吹き付ける逆風は強く、人物本位の訴えに重点を置き逆境の打破を目指す。

 幸福は金成幸子氏(50)が出馬する予定。【本間浩昭、山田泰雄】
 ◇8区◆函館、北斗市、渡島、檜山支庁
 ◇小選挙区初挑戦の民主・逢坂氏/保守は福島氏と佐藤氏に分裂

 民主・逢坂誠二氏(49)=比例道ブロック=が、小選挙区初挑戦で再選を目指す。5期務め今期で引退した金田誠一氏(61)の後継として、労組を中心に票固めに力を入れる。元後志管内ニセコ町長。知名度は高いが、陣営は「楽観はできない」と引き締めを図る。

 保守は分裂選挙の様相を呈している。自民は農水省出身で、1次産業振興を訴える元参院議員の福島啓史郎氏(63)を擁立。過去2回の衆院選で自民から立候補した、佐藤孝行元衆院議員(81)の次男健治氏(51)も無所属で出馬する。

 背景には、中選挙区時代から続く佐藤氏と阿部文男元衆院議員(06年死去)との根深い対立がある。「ただでさえ前回も民主に負けたのに、保守が分かれて戦うのは厳しい」(福島陣営幹部)との声が出ている。

 幸福は西野晃氏(32)が立候補する予定。【佐藤心哉】=つづく

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 ■05年開票結果■

 ◇7区
当 95,473 仲野博子(2)民
  86,924 北村直人(6)自
  15,438 村上和繁   共

 ◇8区
当 134,963 金田誠一(5)民
  114,141 佐藤健治   自
   21,891 前川一夫   共

 (注)当は当選。カッコ内数字は当選回数

毎日新聞 2009年7月26日 地方版

185とはずがたり:2009/08/09(日) 22:21:21

’09衆院選:12選挙区情勢/5 9区/10区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/archive/news/2009/07/27/20090727ddlk01010110000c.html
 ◇9区◆苫小牧市など、胆振、日高支庁
 ◇鳩山氏、完勝目指し組織固め 公明など支持拡大図る川畑氏

 民主党代表の鳩山由紀夫氏(62)は後援会と労組を両輪に基盤固めを進める。苫小牧市では中小企業経営者の応援団も新たに発足。選対幹部は抜群の知名度と追い風ムードによる陣営のゆるみを警戒する。これまでは農林・漁業者が多い郡部で劣勢に立つことが多かった。今回は全4市14町の完勝を目指して組織を引き締める。

 自民新人の川畑悟氏(38)は改めて連合後援会の態勢を整えた。自民が過去3回擁立した岩倉博文氏(現苫小牧市長)が、苫小牧から日高管内に知名度を広げたのに比べると浸透度はなお薄い。企業の支援態勢や公明との選挙協力を含む組織的な支持拡大がカギ。

 共産新人の佐藤昭子氏(66)は、「自民か民主か」の体制選択ムードに埋没するのを警戒し積極的に動いている。

 幸福は里村英一氏(48)が立候補する。【斎藤誠】
 ◇10区◆岩見沢市など、空知、留萌支庁
 ◇民主・小平氏、7選へ態勢整う 知名度アップで再選狙う飯島氏

 7選を目指す民主・小平忠正氏(67)と自民・飯島夕雁氏(45)=比例道ブロック=の2前職による事実上の一騎打ち。郵政民営化に反対して自民を離党、無所属で出馬した山下貴史氏(現深川市長)が獲得した票の行方が勝敗のカギを握る。

 小平氏は衆院議員を務めた父から引き継いだ知名度は抜群。ただ、前回初めて11万票を下回ったことに危機感を強め、管内を精力的に回り支持拡大に全力を挙げている。23日にはより強固な組織づくりを目指し、事務所の結団式を開催。労働団体、農民組織を軸として戦う態勢が整った。

 前回「刺客」として擁立された飯島氏。知名度の低さを克服するため毎週末、イベントに顔を出して浸透を図ってきた。ゼロだった後援会は、解散が先延ばしになったこともあって各地に発足。

 幸福は大林誠氏(36)を擁立した。【吉田競】=つづく
==============
 ■05年開票結果■
 ◇9区
当 150,050 鳩山由紀夫(7)民
  131,130 岩倉博文 (1)自
   23,400 佐藤昭子    共

 ◇10区
当 109,422 小平忠正 (6)民
   78,604 山下貴史 (1)無
比  62,100 飯島夕雁 (1)自
   17,617 谷建夫     共
 (注)当は当選、比は比例道ブロックで復活当選。カッコ内数字は当選回数
毎日新聞 2009年7月27日 地方版

186とはずがたり:2009/08/09(日) 22:26:26

ずっと2選挙区一回でやってきたのに11区だけ単独だw

>「候補者を代えた方がいい」。父親譲りの後援会内からそんな声もあがった。

>黒塗りの高級車の使用はやめ、白いワゴン車のシートに納まる。

岐路の夏:09衆院選 北海道11区 中川氏VS小沢氏元秘書、逆風の選挙戦
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2545
 ◇おわび行脚/影は一瞬

 「いろんな反省がありますね、私は。今の時点では、私の方が下にいるんだろうと思っています」。27日午前、十勝管内池田町で行われた前財務・金融担当相、中川昭一氏(56)の事務所開き。取材に応じた中川氏は、民主党前職の石川知裕氏(36)=比例道ブロック=の存在を念頭に、苦戦を率直に認めた。口調は重かった。
(略)
 順風満帆だった経歴は今年2月、ローマでのろれつの回らない「もうろう会見」で吹き飛んだ。「候補者を代えた方がいい」。父親譲りの後援会内からそんな声もあがった。

 これまでは選挙期間中でもほとんど地元入りしてこなかった。しかし、3月以降は、妻郁子さん(50)とともに「数千軒」(陣営幹部)の支持者宅をおわび行脚した。

 11区は小選挙区が五つある岐阜県とほぼ同じ面積。黒塗りの高級車の使用はやめ、白いワゴン車のシートに納まる。帯広市の事務所に掲げていた看板は実績を強調する「実力本位」から「新たなる決意」に差し替えた。
(略)
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 ■道11区の立候補予定者
中川昭一  56 [元]財務相 (8)自 前
石川知裕  36 党青年局次長 (1)民 前
渡辺紫   60 党地区委員     共 新
吉田美智子 62 幸福道副代表    諸 新

毎日新聞 2009年7月28日 北海道朝刊

187とはずがたり:2009/08/09(日) 22:32:01

’09衆院選:12選挙区情勢/1 >>173

’09衆院選:12選挙区情勢/2 >>174

’09衆院選:12選挙区情勢/3 >>176

’09衆院選:12選挙区情勢/4 >>184

’09衆院選:12選挙区情勢/5 >>185

岐路の夏:09衆院選 北海道11区 中川氏VS小沢氏元秘書、逆風の選挙戦 >>186

’09衆院選:12選挙区情勢/6止 11区/12区 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/archive/news/2009/07/29/20090729ddlk01010220000c.html
 ◇11区◆帯広市、十勝支庁
 ◇中川氏、「もうろう会見」に危機感/再挑戦の石川氏は「ドブ板戦術」

 9選を目指す自民前職の中川昭一氏(56)に、比例道ブロックで繰り上げ当選した民主前職の石川知裕氏(36)が再挑戦。共産新人の渡辺紫(ゆかり)氏(60)は比例票の上積みを目指す。

 中川氏は財務・金融担当相として景気対策に取り組んだ実績をアピールする。課題は閣僚辞任の契機となった「もうろう会見」による支持者離れの克服。前回は石川氏に約2万2000票差まで追い上げられただけに、危機感は強い。精力的に地元入りして組織固めを図っている。

 石川氏は早朝の街頭演説など、秘書として師事した小沢一郎代表代行仕込みの「ドブ板」戦術を展開。西松事件で参考人聴取されたが、陣営は「影響は少ない」とみている。若さと政権交代を訴え無党派層にも浸透。同郷の鈴木宗男・新党大地代表との連携も期待する。幸福は吉田美智子氏(62)を擁立する。【田中裕之】
 ◇12区◆北見市など、宗谷、網走支庁
 ◇武部氏、危機感持ち組織固め/「三度目の正直」狙う、松木氏

 自民元幹事長の武部勤氏(68)と民主・松木謙公氏(50)=比例道ブロック=の両前職による事実上の一騎打ち。幸福は笠松長麿氏(56)を擁立する。

 武部氏は前回、約2万2000票差と松木氏に追い詰められた。「代理戦争」の様相を帯びた昨年末の北見市長選は、武部氏が選対総本部長を務めた前市長が、民主と新党大地が推薦する現職に敗退し、危機感を強める。7月中旬、地盤の北見市で早くも総決起集会を開き、事実上の選挙戦に突入。建設、商工、農漁業など各団体の引き締めに入った。

 松木氏は2区から国替えした03年以来、2回続けて武部氏に敗れ比例で復活。今回は「三度目の正直」を狙う。旧自由党出身で、連合組織との意思疎通が課題。ダブルスコアの差をつけられた礼文、利尻町などをこまめに自転車で遊説している。【渡部宏人】=おわり
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 ■05年開票結果■

 ◇11区
当 107,056 中川昭一 (8)自
   84,626 石川知裕 (1)民
   16,145 長谷部昭夫   共

 ◇12区
当 124,465 武部勤 (7)自
比 101,835 松木謙公(2)民
   14,882 菅原誠    共
 (注)当は当選、比は比例道ブロックで復活当選。カッコ内数字は当選回数

毎日新聞 2009年7月29日 地方版

188とはずがたり:2009/08/10(月) 06:35:46
>>182-183

もうろう会見の中川前財務相「断酒」宣言
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3305

中川昭一氏:支持者ら前に断酒宣言 背景に苦戦の予想
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090810k0000m010040000c.html

断酒を宣言する中川昭一氏=北海道帯広市で2009年8月9日午後3時22分、田中裕之撮影

 2月の「もうろう会見」で醜態をさらし、財務・金融担当相を辞任した自民前職の中川昭一氏(56)=衆院北海道11区=は9日、地元・帯広市で開いた総決起大会で「日本のために、皆様方のために、酒を断つ」と宣言した。

 中川氏は冒頭、支持者約1700人を前に「(皆さんを)一気に失望させてしまった。本当にご迷惑をおかけした」と陳謝。その後、登壇した叔父の中川義雄参院議員(71)が「断酒をすればもっと強い政治家になれる。叔父として命じたい」と促すと、中川昭一氏は再登壇し、真剣な口調で断酒を宣言。会場からは拍手がわいた。

 もうろう会見について中川氏は一貫して「疲労や風邪薬の飲み過ぎ」と釈明し、飲酒が原因ではないことを強調してきた。しかし、もともと酒好きとして知られ、支持者の間では飲酒のマイナスイメージを払しょくできずにいた。次期総選挙で苦戦を予想されていることが、断酒宣言の背景にあるとみられる。

 大会後、中川氏は報道陣に対して断酒の期間については答えなかった。妻の郁子さん(50)は「(辞任後は)私の目の前で飲んだことはなく、飲んで帰ってきたこともなかった。断酒ということは(期間は)一生ではないでしょうか」と話した。【田中裕之】

毎日新聞 2009年8月9日 20時04分(最終更新 8月9日 21時21分)

189とはずがたり:2009/08/10(月) 22:39:51

中川氏、民主批判強め逆風しのぐ 北海道11区
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080401000551.html

 北海道11区で9選を目指す自民党前職中川昭一前財務相が、“もうろう会見”のダメージが尾を引き苦戦を強いられている。民主党が日米自由貿易協定(FTA)締結を衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだのを機に民主党批判を強め、逆風をしのごうと必死だ。

 「民主党が政権を取れば十勝は壊滅する。それでもいいのか。これまで十勝を守ってこれたのは私だからだ」

 新得町での3日の選挙事務所開きで、中川氏は民主党の日米FTA締結方針を強く批判した。

 日本の食料基地・北海道の中でも、11区の十勝地方は特に農業、畜産業が盛んなため、FTAで農畜産物の関税の引き下げや撤廃となれば、影響は甚大。民主党は農家への所得補償制度などを打ち出して農家に支持を広げてきたが、「政権交代後」への不安も広がり始めている。

 2月にローマでもうろう会見した後、有権者の反発を買った中川氏は妻と二人三脚で、計1万人以上の支持者宅を1軒ずつ訪問。7月以降は50人程度の小集会も連日開催し、一人一人と握手する「どぶ板」選挙を続けている。
2009/08/04 17:22 【共同通信】

190すすきの:2009/08/11(火) 09:13:11
北海道は民主全勝かも。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/182077.html

191名無しさん:2009/08/15(土) 06:16:08
>>189
勢いの民主が、不安があるとすれば農業分野かなという気がします

自民に不満があっても民主にも不安がある、そういう人も少ないようですね
FTAの文言が修正され、若干ぶれた印象なんかもややマイナスかな

そこで、自民のほうがいいんだということをうまくアピールできれば、11区は「中川」という可能性が現状よりは高まると思います

192名無しさん:2009/08/15(土) 06:46:47
武部さん情報
北海道新聞の「選挙最前線」より

「オホーツク宗谷武部党」として土着政治家をアピールしながら、必死にがんばっている武部
ただ地元紙にはっきり「空回り気味だ」と書かれるあたり、苦戦の色合いが強いか


「わがオホーツクのために、やっぱり武部だといわれるようにがんばります」。9日夕、上湧別町を訪れた武部は大きな声を張り上げた。

武部は今、「オホーツク宗谷武部党」を名乗る。スタッフの名詞にも「自民党」の文字はなく、あるのは「オホーツク宗谷武部党」だ。武部は「(党公認を得られず無所属で初当選した道議時代から)武部党だ」とこともなげに話す。

...追い風に乗る民主松木謙公(50)との事実上の一騎打ちを前に危機感を募らせる武部は「土着政治家」を前面に出す。

2004年から2年間の幹事長時代、当時首相だった小泉の「偉大なるイェスマン」を自任し、優勢民営化などの構造改革を進めたことが「猛烈な逆風」(周辺)の一因になっている。改革の旗を振った武部を「地方を疲労させた」とみる有権者は多く、最近は構造改革という言葉はあまり口にしなくなった。

しかし郷土色を強め、自民と距離を置く武部の戦略は空回り気味だ←はっきり言われてしまってる
「地域を知っているのはやはり武部」という根強いファンがいる一方で、「自民党の武部だから支持してきた」と複雑な思いの支持者もいる。北見の長年の支持者は、武部が党総裁の麻生を「徳がない」と批判したことを「間違いだ」という

...(新党大地の)鈴木は「『そんなに(武部党を)言うなら自民を出ればヒーローだと』言ったら、武部さんは『(小泉)チルドレンの面倒をみる』と答えた」と明かした。

だが、衆院解散後、応援に道外に出たのは1回だけ。幹事長としてヘリなどで全国を飛びまわり、1日しか地元に戻らなかった前回の05年選挙戦とは対象に、夏祭り、街頭、ビールパーティーとはしごし、日本一広い自らの選挙区をひたすら駆け回る日々だ

193とはずがたり:2009/08/15(土) 10:47:51
>>192
>「オホーツク宗谷武部党」
最初はグー,サイトウケンと同じ様なセンスですな〜。
この軽量感はかわりませんねー。

194名無しさん:2009/08/15(土) 16:31:39
>>193
土着をこれだけアピールするなら、無所属で出たほうがよかったんじゃないかなと思います

もうひとつ
武部には、今日の新聞に出てましたけど、郵政研が民主・大地をフル回転で支援する中、特に12区を重点区に指定。
「比例復活もさせるな」とかなり動いているそうです

やはり偉大なるイエスマン路線への批判は相当でかいと思われます

町村と中川のどちらかが当選しても、はたして比例復活できるところまでとどくか
武部は必死の選挙戦ですね

195千葉9区:2009/08/15(土) 20:36:21
>>194
比例復活制度がなければ離党してるでしょうね。

196とはずがたり:2009/08/16(日) 00:16:43
政治塾の3人を比例に擁立へ 自民道連 (08/07 06:58)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/181380.html

 自民党道連(今津寛会長)は6日、次期衆院選比例代表道ブロックの単独候補に、同党が政治家養成のために開講した「HOKKAIDO政治塾」の第1期修了生の若手3人を擁立する方針を固めた。候補者名簿の登載順位は、重複立候補する道内小選挙区候補12人に続く13位以下となる。近く党本部が正式決定する。

 札幌市の会社員穴田貴洋氏(33)、同市の会社役員沼沢真也氏(32)、北見市の介護職員上地史隆氏(29)で、いずれも道内出身。昨年5月に開講した政治塾で、党の政策や政治史などについて学び、今年4月に修了した。

197とはずがたり:2009/08/16(日) 00:23:17
>>189-191
俺も其れ気になります。
>FTAの文言が修正され、若干ぶれた印象なんかもややマイナスかな
云ったことを直ぐに撤回・修正するのは小泉の公約大したことないを髣髴とさせますしね。。

幸福が候補者見送って極右票が割れないだけはプラスか。幸福の支援候補的に見られるのはマイナスかもしれませんが,普通の人はあんま考えないでしょうしね。

>>194-195
ネット予想屋輿論でも民主が当確扱いの北海道2区なんかの方が武部などよりも惜敗率も高そうな気もしますし,ここは落としきりたい所。
ほんと,中川や鳩山愚弟なんかと同じ穢さを感じます。

198名無しさん:2009/08/24(月) 02:47:05
北海道の情勢予測

道内12区 民主全勝も
5,7区 自民と接戦

5区
民主元職と自民前職が横一線で並び、接戦

7区
民主前職を、自民新人がわずかの差で追う展開

199名無しさん:2009/08/24(月) 02:48:40
民主
1,2,4,8,9,10区で安定

6,3,11,12区で自民候補を引き離し

200名無しさん:2009/08/24(月) 02:50:33
比例

民主 5議席獲得の可能性も
自民 2議席を確保しつつある
大地
公明 それぞれ1議席の獲得が有力

201名無しさん:2009/08/24(月) 02:52:28
政党支持率

自民 28.5
民主 25・8
公明  3・9
共産  3・3
大地  1・3
社民  0・9

無党派層 29・7

202名無しさん:2009/08/24(月) 02:57:02
1区〜5区

1区
横路、全年代で圧倒
長谷川支持広がらず

2区
三井、保守層も獲得
吉川、地盤の東区不振

3区
荒井、各世代で安定
石崎、女性票伸び悩む

4区
鉢呂、全域で優勢
宮本、組織固めに懸命

5区
小林、町村 横一線
無党派層の行方が焦点

203名無しさん:2009/08/24(月) 03:02:41
6区〜12区

6区
佐々木が抜け出す
追う今津、旭川票が課題

7区
仲野と伊東 競る
「支持政党なし」も拮抗

8区
逢坂が引き離す
福島 農漁村部も劣勢

9区
鳩山、盤石の戦い
川畑、基礎票固めきれず

10区
小平、手堅くリード
飯島、保守分裂の後遺症

11区
石川、幅広く浸透
中川、支持基盤が離反

12区
松木、北見で優位に
武部、農業票で巻き返し

204名無しさん:2009/08/24(月) 03:04:09
比例
民主、4議席固める

大地1、公明1 自民3議席維持厳しく

205名無しさん:2009/08/24(月) 03:07:42
>>198-204

いずれも北海道新聞からです

206名無しさん:2009/08/24(月) 03:24:58
もうちょっと詳しく、分析記事の前段部分

1区
10戦を目指す横道が各年代、各職業ともに幅広い支持を獲得し、手堅い戦い。
長谷川は自民支持層を固め切れていないが、連立与党の公明支持層の取り込みにも力を入れ、懸命に追い上げを図る展開

2区
4期目を目指す三井が民主支持層だけではなく、保守層を含む幅広い支持を集め、戦いを優位に進めている。
前回は三井に2300表差に肉薄、比例で復活を果たした吉川は自民支持層を固め切れていない

3区
荒井が幅広い年代で支持を集め、石崎が追う展開。
ただ、投票先を決めていない有権者が4割近くあり、行方が注目される

4区
7選を目指す鉢呂が都市部、町村部を問わず選挙区ない全域で優位を保ち、安定している
宮本は若さと、旧通産省職員の経歴を武器に浸透を図るが、自民支持層の5割弱を固めるにとどまり、終盤での追い上げを目指す
投票先を決めていない人は、なお2割近くいる

5区
小林と町村が激しく競り合っている
小林が民主への追い風を背に、無党派層の多い大票田、アツベツクで優位な戦いを繰り広げる。
一方町村は、地盤とする千歳、恵庭両市や町村部で強みを見せており、互いに基礎票を固め、投票先をまだ決めていない無党派層を奪い合う展開となっている

207名無しさん:2009/09/01(火) 23:54:18
http://www.news24.jp/nnn/news8811222.html
民主政権で道議会は「ねじれ」
(北海道)■ 動画をみる 政権交代の波紋が地方議会にも及んでいます。民主党が政権与党となる一方で道議会では現在、自民党会派が与党となっています。このため、国政と道政の間に「ねじれ」が生じることとなって、公共事業の要望などを巡って、自民党会派の間に戸惑いの声が上がっています。

きょうの道議会。自民党会派には重苦しい雰囲気が漂いました。おとといの衆議院選挙では民主党が圧勝し、自民党が政権を明け渡すことになりました。今度は民主党が政権与党になります。ところが道議会は自民党会派が与党。国政と道政との間にねじれが生じることになったのです。
(自民党道民会議・遠藤連幹事長)「市町村から聞く要望は公共事業に関するものが多い。今度は党が違いますから今まで通りすんなりといかない」
あすブラジルから帰国予定の高橋知事も、自民党会派の支持を得ているため今後、難しい局面に立たされそうです。
(民主党道民連合・岡田篤幹事長)「我々はすべて公共事業を削減するとは言っていませんから必要なものは進めていくスタンスでやっていく」
ねじれ現象の中、政権交代によって道政がどう変っていくのか先行きは不透明です。[ 9/1 19:58 札幌テレビ]

208名無しさん:2009/09/10(木) 23:21:45
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/187870.html

「野党知事」の悲哀 民主 高橋知事に冷ややか対応 (09/10 10:26)
民主党本部で鳩山代表と会談した後、記者団の質問に答える高橋知事=9日

 高橋はるみ知事は9日、衆院選後初めて上京し、次期首相となる鳩山由紀夫代表と会談したが、時間はわずか10分程度で道政課題で踏み込んだ話はできずじまい。鉢呂吉雄民主党北海道代表との面会もできず、衆院選で自民党支持を鮮明にした知事にとって、「政権与党・民主党」との関係修復が遠い道であることを印象づけた。

 「立場上、自民党候補を応援した」。鳩山氏との会談で知事は、衆院選での対応をこう釈明。これに対し、鳩山氏は「まったく気にしていない」と受け流したが、知事に先だって党本部を訪れた民主党推薦の上田文雄札幌市長に対し、具体的政策課題に前向きな考えを示したのとは対照的な対応をみせた。

 2003年の初当選以来、自民、公明両党に支えられてきた知事。国政とのパイプが売りだっただけに、政権交代が決まった今、「野党知事」の悲哀が漂う。<北海道新聞9月10日朝刊掲載>

209名無しさん:2009/09/11(金) 21:40:25
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000760909110001

政権交代@北海道


【政権交代@北海道】


対国政 市長ら盛衰
2009年09月11日




■民主系、「パイプ」強調
■自民系、様子見や困惑


 民主党を中心とする鳩山政権にどう臨むか。初めて経験する政権交代という事態に、道内の市長らは政治的立場によって悲喜こもごもだ。民主系の市長はここぞとばかりに同党とのパイプを強調し、下野する自民党と近い市長は困っている。早くも民主党議員に陳情する市長も現れた。


 「陳情ではなく意見交換をしっかりしていくという姿勢は、明らかにこれまでと違う」。札幌市の上田文雄市長は9日、民主党の鳩山代表と面会した直後、自公政権時代と比べて、そう語った。


 市長選で民主党などの推薦を受けた上田氏は、これまでは自民党の道内選出議員に冷遇されてきた。道内の他の首長と一緒に陳情して、自分だけ党本部に入るのを断られたこともある。


 上田氏は鳩山氏との面会前、「大人げない政治家が多かった。肝の小さい政治家もいた」と痛烈に自民党議員を批判。そのうえで「民主党の議員にはそんな人はいないと思っている」と述べた。


 ただ、浮かれているわけではない。8日の臨時局長会議では「民主党以外の会派にも今まで以上に誠意を持って対応するように」と指示した。


 北見市の小谷毎彦(つねひこ)市長は、もともと民主党の道議だった。昨年12月の市長選で同党などの推薦を受けたが、「国の方針が百八十度変わると、市長としては戸惑いと市民生活への影響に懸念を持たざるを得ない」と語る。


 釧路市の蝦名大也(ひろや)市長も同様だ。民主や大地の推薦を得て初当選したが、今後の陳情については「民主党の方針が示されてから検討したい」と話すにとどめている。


 自民党系の市長は、とりあえずは様子見の構えだ。


 千歳市の山口幸太郎市長は、同党の町村信孝・前官房長官系列の道議だった。総選挙でも町村氏の応援演説に立ち、「千歳の発展のため、皆さんで応援しましょう」と市民に呼びかけた。


 ところが、総選挙で自民は大敗し、町村氏も小選挙区で初めて敗れた。山口氏は「時の政権の下で行政をしていく立場で、不安はない」と言うが、「これから民主党がどうやって政策的に自民党政権からの切り返しをしていくか。時間が要るだろう」とも語った。


 07年の市長選で3期目に臨むにあたり、初めて自民党の推薦を受けた稚内市の横田耕一市長。総選挙では同党の武部勤氏を支持した。横田氏は「民主党が言う官僚機構のコントロールがどこまでできるのか、それによって政策決定過程がどのように変わるのか。もう少し様子を見たい」と話している。


   ◇


■政権発足前 早くも陳情


 鳩山政権がまだ発足していないにもかかわらず、一部の市長はすでに動いている。


 「市が抱える当面の課題や問題について理解してもらい、政策に生かしてほしい」。小樽市役所で7日、山田勝麿市長が同市を地盤とする民主党・鉢呂吉雄衆院議員に要望した。政権発足前の陳情はパイプづくりのためだ。鉢呂氏は「政権交代で政策の継続に不安のないよう、着実な船出をしたい」と応じた。


 北斗市の海老沢順三市長は3日、民主党政権に代わるのを機に、道内選出国会議員への陳情中止を表明した。もともと陳情の効果には疑問を感じていたという。表明後、表だった反応はない。


 ただ、地元選出の民主党・逢坂誠二衆院議員への配慮は忘れない。4日夜、逢坂氏も出席したパーティーで「密接な関係を保ちたい」とあいさつした。市長は「密接な関係を保つことと陳情を繰り返すことは別」と話している。

210名無しさん:2009/09/11(金) 22:29:30
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090911hog00m010008000c.html
高橋知事:参院選での自公応援「まだ決めていない」

高橋はるみ知事 高橋はるみ知事=似顔絵=は11日の定例会見で、衆院選で自民、公明両党の候補を応援したことについて「私の選挙では自公の皆さんから支援を頂いた。ご恩返しをするのは、政治家の世界では当然許されることだろう」と述べ、改めて理解を求めた。

 高橋知事は「私の先輩格に当たる知事の方もそうしてきたと理解している」とも説明した。ただ、来年の参院選でも自公候補を応援するかについては「まだ決めていない」と述べるにとどまった。

 高橋知事の応援をめぐっては、民主党と選挙協力した新党大地の鈴木宗男代表が「知事は道民党でスタートしたのに(衆院選で)自公にテコ入れした。道民に対して説明責任がある」と指摘するなど、一部に説明を求める声が出ていた。【堀井恵里子】

毎日新聞 2009年9月11日 21時27分

211チバQ:2009/09/12(土) 20:48:48
http://www.tokachi.co.jp/feature/200909/20090902-0002621.php
【激震11区 2009衆院選】(2)市長選 勢力図一変
2009年09月02日 15時19分



選挙戦最終日、帯広市中心部で開かれた石川知裕氏の大集会。石川氏は市内で5万2000票を獲得、市長選をめぐる勢力図は一変した
民主に主導権 静まる自民

 「帯広の5万2000票は想像をはるかに上回る数字。来年4月の次期市長選に向けて大きな弾みになる」−。民主党関係者は今衆院選の結果を踏まえ、12年ぶりの「市政奪還」に自信をみせた。

 石川知裕氏の帯広市内の得票は前回(3万6096票)を1万7000票近くも上回り、中川昭一氏に1万1111票の大差をつけた。小選挙区移行後、中川氏でさえ市内では5万票台に乗せたことはなく、前回市長選(2006年)の民主系候補票(3万2316票)の実に1.6倍。

 半面、中川氏は前回衆院選から市内で8000票近くも落とす4万1000票台。後援会は「市長選どころではない」と混乱している。保守系市議の1人は「大敗を喫し、市長選の候補選びを導く人材もいない。混乱に乗じて立候補に意欲を示す人が出るかもしれないが、組織挙げての支援態勢が整うかは分からない」とする。




後ろ盾ない砂川氏 次は極めて困難に
 帯広市政の基軸の「中川−砂川ライン」。現職の砂川敏文市長は大腸がん手術・療養から復帰した8月29日、帯広市内での中川氏の街頭演説に参加、「皆さんの心遣いを中川さんに」と訴えた。市議会の民主・市民連合の野原一登会長はこれに驚き、「9月議会では現市政の3期12年間を徹底的に総括する」と手ぐすねを引く。

 砂川氏は前回市長選で大苦戦、中川氏のサイドには衆院選への影響を心配する声が広がっていた。中川陣営の関係者は衆院選の結果を受け、「市内で4000票をひっくり返せば比例復活もあり得た。市長の体制がしっかりしていれば可能だった」と悔やむ。最大の後ろ盾が議席を失い、砂川氏の再出馬も可能性は限りなく狭まった。

 今衆院選の比例代表、民主と新党大地の市内票は計5万2043票。石川氏の得票と合致し、両派の連携は明らかになった。これに対し自民、公明の合計得票は3万7961票。高橋幹夫氏が田本憲吾氏を破った1990年の市長選と同じ構図が再現される可能性は高い。

 民主サイドは近く、候補選定を進める考えで、一連の作業工程を描く。同党帯広の三津丈夫代表は「5万2000もの票を得て市長選の主導権を握った。自民の出方を見てからでも遅くない」と腰を据えて取り組む構えだ。

 これに対し自民は中川敗戦のショックから、市長選の動きは静まっている。同党帯広支部の清水誠一支部長は「反転攻勢を仕掛けるとすれば市長選しかなく、相乗りは考えていない。ただ現職がいる以上、作業を早める必要もない」と強調。砂川氏に関して複数の支部関係者は「冷静にみて体力的にどうか」と、中川−砂川ラインの実質的な解消を示唆する。

党派超え候補擁立の可能性も
 市長選をめぐっては民主サイドの揺さぶりも活発だ。石川氏は8月31日、十勝毎日新聞社のインタビューで、「よい候補なら党派にこだわらず『無投票』でもいい」と語った。実は砂川氏の指導力に批判的な一部の与野党議員が接触、党派に偏らない地元出身者擁立の可能性を探る動きも出ている。

 市議会与党の幹部は「大敗した以上、中川色の強い人は難しい。自民党内から浮上していた名前は軒並み可能性が薄まった」とみる。主戦か相乗りか−。自民、民主の調整が水面下で本格化する。
(衆院選取材班)

212名無しさん:2009/09/14(月) 21:20:59
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090914ddlk01010124000c.html

選挙:士別市長選 牧野氏が初当選 民主などの支援受け、市政刷新訴え実る /北海道
 任期満了に伴う士別市長選が13日投開票され、新人で前市議の牧野勇司氏(58)=無所属=が、新人で前副市長の相山慎二氏(61)=同=を破り、初当選を果たした。当日有権者は1万8874人、投票率は81・72%(前回98年87・65%)だった。

 田苅子進市長が4選不出馬を表明し、市長選は11年ぶり。目立った争点はない中、選挙戦は衆院選の結果を反映し、まちを二分する激戦となった。

 牧野氏は90、98年に続き3度目の市長選挑戦。労組出身ながら政党の推薦を断った98年から一転、民主党、社民党、新党大地の推薦を受け市政刷新を訴えた。地元出身の民主党衆院議員、佐々木隆博氏が全面支援。他の国会議員とも連動した。

 相山氏は田苅子市長の事実上の後継。自民党士別支部の支持を受けたが逆風を意識し、政党色を出さなかった。【横田信行】

==============

 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 7690 牧野勇司 58 無新

  7639 相山慎二 61 無新

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 ◇士別市長略歴
牧野勇司(まきの・ゆうじ) 58 無新(1)

 [元]市議[歴]市職員・総務部税務課管理・市民税係長▽市職労書記長・委員長▽道工大=[民][社]

213チバQ:2009/09/14(月) 21:59:55
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000909140004
士別市長に牧野氏
2009年09月14日




■民主系新顔、接戦制す


 士別市長選は13日投票、即日開票の結果、無所属の新顔で元市議会副議長の牧野勇司氏(58)が、同じく無所属の新顔で元副市長の相山慎二氏(61)を破り、初当選した。旧士別市時代の98年以来の選挙戦で、両氏の一騎打ちとなったが、民主党が圧勝した総選挙の勢いを生かした牧野氏が接戦の末、相山氏を振り切った。当日有権者数は1万8874人。投票率は81・72%(98年87・65%)。


 民主党と社民党、新党大地の推薦を受けた牧野氏は、総選挙の6区で再選された民主党の佐々木隆博氏と二人三脚態勢をとってきた。佐々木氏は告示後も地元に張り付き、大地の鈴木宗男氏らも応援に駆けつけて支援した。今回が3度目の市長選挑戦で、「士別も政権交代で変わろう」などと訴えて「改革」を強調、支持を広げた。


 自民党士別支部が支持した相山氏は、「市民党」の立場を貫いた。政党色を薄め、総選挙の6区で落選した自民党道連会長の今津寛氏との連携は極力抑え、党も裏方に回ったが、同党への逆風を吹き飛ばすまでには至らなかった。


 勇退する田苅子進市長の応援も得て、財政課長などを歴任した行政経験をアピール。市政の継続、発展を訴えて、保守層を中心に浸透を図ったが、あと一歩及ばなかった。

214名無しさん:2009/09/15(火) 21:55:13
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090915ddlk01010285000c.html
’09政権交代:士別市長選、勝敗分けた風 民主支援、51票差で牧野氏 /北海道
 任期満了に伴い13日投開票された士別市長選は、民主、社民、新党大地の推薦を受けた前市議の牧野勇司氏(58)が、自民党士別支部の支持した前副市長、相山慎二氏(61)を51票差で破り初当選した。牧野氏は90、98年に続き3度目の市長選挑戦。衆院選で民主を圧勝させ「政権交代」に導いた風が、保守地盤の強い地方の首長選にも影響したことをうかがわせる結果となった。【横田信行】

 市長選が選挙戦となったのは、3期務めた田苅子進市長が初当選した98年以来。当時、自民の推薦を受けた田苅子市長は国会議員5人を投入し、「中央直結」をアピールした。一方、牧野氏は政党色を排し、市職労出身ながら政党の推薦を断った。まちを二分する激戦となり、結果は609票差だった。

 牧野氏は今回、一転して政党の推薦を受けた。衆院選での民主の戦い方を意識し、マニフェストを発表。相山氏が田苅子市長の事実上の後継となることから「市政の継続か変革か」を掲げた。地元出身で、衆院道6区で自民・今津寛氏を破った民主・佐々木隆博氏の全面的支援も受け、他に国会議員3人を投入し衆院選の再現を狙った。

 これに対し相山氏は公示前、今津氏の集会に参加し連携を示唆したものの、陣営は結局、自民への逆風を意識し一線を画した。選挙戦でも政党色を極力出さず、企業、団体の組織票頼みの「守りの戦い」を強いられた。

 牧野氏の選挙事務所は13日、士別でも「政権交代」が実現した興奮に包まれた。念願を果たした牧野氏は支持者に対し「国が変わったから士別も変わった」と宣言。陣営幹部は「98年と反対の結果になったのは風のおかげ」と分析した。

    ◇

 士別市長選の当日有権者は1万8874人、投票率は81・72%。確定投票数は牧野氏7690票、相山氏7639票だった。

215名無しさん:2009/09/17(木) 23:34:13
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090917hog00m010007000c.html

政権交代:道議会「ねじれ」波乱 民主が知事の姿勢追及

三津道議から政権交代後の政治姿勢について質問を受ける高橋知事=道議会で2009年9月17日午後1時26分、鈴木勝一撮影 鳩山内閣発足から一夜明けた17日、開会中の道議会で代表質問が始まった。国政と道議会は与野党が逆転する「ねじれ状態」。国政与党となった民主会派は、衆院選で自民を応援した高橋はるみ知事の政治姿勢を激しく追及した。道側の再答弁準備のため約2時間も空転。予定されていた自民会派の代表質問が18日に持ち越されるなど、ねじれ状態を反映する波乱含みの幕開けになった。【鈴木勝一、高山純二】

 道議会の構成は知事与党の自民党・道民会議50人と公明党6人で過半数を占め、民主党・道民連合39人とフロンティア4人、共産党2人が野党・中間会派の立場。道庁内には「自民は知事与党の立場を主張するだろうし、民主は国政与党としてアピールするだろう。両党から(どちらにつくか)『踏み絵』を迫られるかもしれない」と議会運営を不安視する声も出ていた。

 代表質問では、民主会派の三津丈夫道議(帯広市)が「知事は衆院選で民主公約を批判していた。(今になって民主公約と道政は)『方向性を一にする』と答弁されても空々しく聞こえるばかりだ」と批判。知事は再答弁で「民主党マニフェストは政治主導による政策展開に共感する一方、日米FTA(自由貿易協定)の影響などは『地方の声を大切にしてほしい』と申し上げてきた」と述べた。

 民主道議からは「知事はあれだけ自民に肩入れした。行動責任が問われる」「知事選で道政奪還を目指す」などと気勢が上がる一方、自民、公明はともに「知事との関係は今までと変わらない」と静観する姿勢だ。

 しかし、知事与党内でも、高橋知事が鳩山由紀夫首相や道内選出の民主党衆院議員にあいさつ回りに行く姿を見て、「次期知事選は与野党相乗りで出馬するつもりか」と反発する声も漏れ始めた。

 ねじれ状態の道議会は今後、施行が先送りされている支庁制度改革や道の補正予算について混乱する恐れもある。特に補正予算を巡っては国レベルで予算執行が凍結される可能性もあり、各党、道ともに対応に苦慮する場面が出てきそうだ。

毎日新聞 2009年9月17日 20時59分

216名無しさん:2009/09/18(金) 23:45:40
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090918ddlk01010194000c.html
’09政権交代:道議会「ねじれ」波乱 民主会派、知事の政治姿勢追及 /北海道
 ◇代表質問で
 鳩山内閣発足から一夜明けた17日、開会中の道議会で代表質問が始まった。国政と道議会は与野党が逆転する「ねじれ状態」。国政与党となった民主会派は、衆院選で自民を応援した高橋はるみ知事の政治姿勢を激しく追及した。道側の再答弁準備のため約2時間も空転。予定されていた自民会派の代表質問が18日に持ち越されるなど、ねじれ状態を反映する波乱含みの幕開けになった。【鈴木勝一、高山純二】

 道議会の構成は知事与党の自民党・道民会議50人と公明党6人で過半数を占め、民主党・道民連合39人とフロンティア4人、共産党2人が野党・中間会派の立場。道庁内には「自民は知事与党の立場を主張するだろうし、民主は国政与党としてアピールするだろう。両党から(どちらにつくか)『踏み絵』を迫られるかもしれない」と議会運営を不安視する声も出ていた。

 代表質問では、民主会派の三津丈夫道議(帯広市)が「知事は衆院選で民主公約を批判していた。(今になって民主公約と道政は)『方向性を一にする』と答弁されても空々しく聞こえるばかりだ」と批判。知事は再答弁で「民主党マニフェストは政治主導による政策展開に共感する一方、日米FTA(自由貿易協定)の影響などは『地方の声を大切にしてほしい』と申し上げてきた」と述べた。

 民主道議からは「知事はあれだけ自民に肩入れした。行動責任が問われる」「知事選で道政奪還を目指す」などと気勢が上がる一方、自民、公明はともに「知事との関係は今までと変わらない」と静観する姿勢だ。

 しかし、知事与党内でも、高橋知事が鳩山由紀夫首相や道内選出の民主党衆院議員にあいさつ回りに行く姿を見て、「次期知事選は与野党相乗りで出馬するつもりか」と反発する声も漏れ始めた。

 ねじれ状態の道議会は今後、施行が先送りされている支庁制度改革や道の補正予算について混乱する恐れもある。特に補正予算を巡っては国レベルで予算執行が凍結される可能性もあり、各党、道ともに対応に苦慮する場面が出てきそうだ。

217チバQ:2009/09/19(土) 14:33:41
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000909180009
民主、知事に攻勢
2009年09月18日




■道議会 総選挙の「意趣返し」


 鳩山政権発足から一夜明けた17日、道議会では代表質問が始まり、政権交代を果たした民主党の議員が高橋はるみ知事を責め立てた。背景には、高橋知事が自らの選挙や道政運営で自民、公明両党の支援を受け、恩返しとして総選挙で両党候補の応援に熱心に出向いたことがある。「意趣返し」に対して知事は慎重な答弁に終始したが、「国政野党」となった立場の多難さが予想される議会となった。
(神元敦司)


 民主党・道民連合の質問者は三津丈夫氏。中川昭一元財務・金融相が落選した11区の帯広市選出だ。総選挙の結果や自民党政治の総括、知事の政治姿勢や民主党のマニフェスト(政権公約)に関する見解などを質問したが、端々で「自民党を応援した知事の総括がなければ鳩山政権との関係は容易に築けない」などと牽制(けんせい)を忘れなかった。


 これに対し、高橋知事は総選挙について「様々な課題に対する民意が反映された結果」と答弁。「政権交代が選択されたことは、しっかり受け止めなければならない」と述べるにとどめた。


 一方で、鳩山政権へのスタンスについて「道の厳しい実情や課題など地域の切実な声を伝えるとともに、提案や要望を適宜していきたい」と説明。「国民や道民の暮らしを守るという基本的な考えは、私の道政に臨む基本姿勢と方向性を一にする」と語る場面もあった。


 だが、三津氏は再質問でなお政治姿勢などを追及。その答弁調整に手間取り、予定されていた自民党会派の質問は18日に延期された。


 道幹部は「民主党にも自民、公明と同じように丁寧に対応していくことになる」と話す。


 だが、民主党は高橋知事への対決姿勢を強める意向で、一般質問や委員会でも厳しい追及を続ける構えだ。

218名無しさん:2009/09/19(土) 18:02:40
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090919ddlk01010278000c.html

自民道連:会長に伊東氏が就任 /北海道
 自民党道連は18日、総務会を開き、先月の衆院選で道7区(釧路・根室管内)から立候補し初当選した伊東良孝衆院議員(60)を道連会長とすることを正式に決定した。当選1回目の衆院議員が会長に就任するのは初めてだが、伊東氏は道内小選挙区の自民公認候補で唯一勝利した点などが評価され、総務会の満場一致で立て直しの顔に選ばれた。

 また、18日告示された自民党総裁選で道連に割り当てられる票が8票に決まったことも報告された。党員投票は27日まで郵送で受け付け、28日に道連で開票し、8票を得票数順にドント方式で振り分ける。【鈴木勝一】

毎日新聞 2009年9月19日 地方版

219名無しさん:2009/10/11(日) 11:16:59
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/193774.html

知事選は独自候補で 民主北海道、三井新代表が会見 (10/11 08:14)
 民主党北海道は10日、札幌市内で運営委員会を開き、新代表に三井辨雄(道2区)、副代表に佐々木隆博(6区)の両衆院議員を選出した。三井氏は就任会見で、高橋はるみ知事との関係について「北方領土問題など道が抱える問題で(民主党政権との)窓口にはなるが、知事選の問題は全く別だ」と述べ、2011年春の知事選は、独自候補で戦う考えを強調した。

 前道議会副議長で、民主党・道民連合の鰹谷忠道議(網走市)が知事選出馬に意欲を示していることには「何も話が来ていない」と不快感を示した。

 2議席独占を目指す来年夏の参院選道選挙区については「(公認候補を)1人出すか、2人出すか、まだ考えていない。候補をどう絞るのか、これから検討したい」と述べ、新党大地と協議しながら、擁立作業を急ぐ考えを明らかにした。また、前原誠司国土交通相がサンルダム(上川管内下川町)などの工事を凍結する方針を打ち出したことについては、「北海道には北海道の事情がある。地元の事情をしっかり聞き、大臣と掛け合いたい」と、慎重な姿勢を示した。

220チバQ:2009/10/13(火) 18:04:56
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000910130009
知事選出馬に鰹谷忠氏前向き
2009年10月12日

■前道議会副議長


 民主党・道民連合の鰹谷忠(かつや・ただし)道議(58)=網走市選出=が、11年の知事選への立候補を前向きに検討していることが11日、わかった。地元後援会と協議し、近いうちに正式に態度を表明するという。


 鰹谷道議は朝日新聞の取材に対し「道議が知事選に出るのはいいことだと思っていた。選挙戦は、一人の政治家として戦ってみようと思う」と話した。


 民主党北海道や連合北海道との調整はしていないという。


 鰹谷道議は網走支庁小清水町出身。地元の高校を卒業後、郵便局勤務などを経て、87年に初当選し、現在6期目。07年5月から09年6月まで、道議会副議長を務めた。

221チバQ:2009/10/13(火) 18:05:53
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20091011ddlk01010118000c.html
選挙:知事選 鰹谷氏が出馬意向 民主候補者選考はまだ、分裂の可能性も /北海道
 前道議会副議長の鰹谷忠氏(58)=民主党・道民連合、網走市=は10日、11年春の次期知事選に出馬する意向を固めた。後援会への説明を始めており、来月にも議員を辞職して準備を進める方針。毎日新聞の取材に対し「(出馬は)自分の意志。前向きに検討している」と述べた。

 民主党北海道は次期知事選で、独自候補を擁立して道政を奪還したい考えだが、まだ候補者選考には着手していない。鰹谷氏は同党の最大の支援団体の連合北海道とも相談をしておらず、先んじて出馬を決めたことで、分裂選挙となる可能性もある。

 鰹谷氏は69年に旧郵政省入省、網走市労働組合協議会役員などを務め、87年の道議選で初当選し、現在6期目。現職の高橋はるみ知事は次期知事選への態度をまだ明らかにしていない。【堀井恵里子】

222名無しさん:2009/10/28(水) 20:44:13
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000910280005
現在位置:asahi.com> マイタウン> 北海道> 記事
知事、7年目の初出席 連合北海道大会
2009年10月28日
■雇用で連携訴え
 政権交代後初めてとなる連合北海道の定期大会が27日、札幌市内で2日間の日程で始まった。初日は、政権を安定させるために来年の参院選で推薦候補の完勝をめざすことを確認した。また、高橋はるみ知事が就任7年目で初めて出席し、雇用対策で連携していくことをアピールした。
 高柳薫会長は「民主党とはより緊密に、しかし、ほどよい距離感で選挙協力や政策協議など一層の連携を強めていく」とあいさつ。参院選について、同党と協力して複数擁立も視野に候補者選びを急ぐ考えを示した。また、高柳会長は衆院道5区で当選した同党・小林千代美氏派の選対幹部だった山本広和・前札幌地区連合会長が公職選挙法違反(買収の約束)の疑いで逮捕されたことに触れ、「事実であれば極めて残念。推移を見守りたい」と語った。
 民主党北海道の佐野法充幹事長は、来年の参院選道選挙区に関して「2議席占有をめざす。候補者選びは11月末をめどに進めたい」と、今後の方針を明らかにした。また、自民党会派が多数を占めている道議会での過半数獲得や、次の知事選で道政奪還をめざすことも強調した。
 一方、知事選や道政運営で自民党に支えられてきた高橋知事。道内の厳しい雇用情勢に言及して「国の動きと連携し、連合北海道のみなさまの理解、協力を得て対処していきたい」。佐野氏の道政奪還発言について報道陣に問われると、「(道議でもある佐野氏は)道議会でもいつも言っているし、立場があってのことでしょう」とかわした。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/196747.html
知事選に独自候補 連合北海道定期大会 高橋道政と対決姿勢 (10/28 07:59)
定期大会であいさつし、参院選や統一地方選に向けて結束を呼びかける高柳会長
 連合北海道(高柳薫会長、組合員約25万人)の定期大会が27日、札幌市内で始まった。2010〜11年度の運動方針では、再来年の統一地方選に向け、政権与党となった民主党北海道と連携して知事選候補の擁立作業を進めることを明記し、独自候補を立てて道政奪還を目指す方針を鮮明にした。

 運動方針では、2期目を折り返した高橋道政について「北海道経済の再生、雇用対策、地域医療問題など山積している課題は何一つ解決されていない」と指摘。その上で来年7月の参院選勝利とともに、再来年4月の統一地方選での道政奪還と道議会の過半数獲得を目標に掲げ、候補擁立作業に取り組むとした。

 これまで自民党の支援を受けてきた高橋はるみ知事が初めて出席。「国とも連携をはかりながら北海道の雇用情勢の厳しさに対処をしていきたい」と新政権との連携をアピールした。大会は28日まで。

223チバQ:2009/11/04(水) 12:45:20
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000500911020001
恵庭市長選8日告示 「改革派」再選混とん
2009年11月02日
■問責5回■対抗馬は道議4期


 乳児に本を贈るブックスタートを全国に先駆けて実施したことで知られる恵庭市の中島興世(こうせい)市長(63)。初当選した4年前には絵本型マニフェストが話題を集め、今もローカルマニフェスト推進首長連盟の代表を務めるなど「改革派」首長として全国区の存在だ。ところが足元の市議会とは対立続きで、問責決議を5度も受けてきた。再選を目指す市長選挙は8日告示、15日に投開票されるが、道議を4期務めた原田裕氏(57)=同市区選出=との激戦が予想されている。
(小西淳一)


 「4年間、我慢と忍耐の日々を過ごしてきました」


 市長選告示まで1週間余りとなった10月30日。中島市長は1期目を振り返り、政策講演会で支持者に語りかけた。


 「5回もの問責決議は、私にとっては勲章。議会とのなれ合いを排し、志を曲げなかったことに対する勲章です」


    ◇


■分かれる評価


 4年前、自民が推薦する現職の3選を阻んで当選した中島市長。市議会は「オール野党」に近い状況だった。とりわけ定数24の過半数を占める自民会派の清和会(13人)とはことごとく対立してきた。


 市長に近いのは「無所属市民の会」の3人だけ。ある支持者は「自民の300議席がそのままで鳩山政権が誕生したようなもの」と形容する。


 そんな中でも、全国的に注目される動きを見せる。一時は荒れていた学校を変えたと言われる「朝読書」や読み聞かせなどの読書コミュニティーづくりや、子育て支援の施策には定評があり、全国の自治体から視察がひっきりなしだ。9月には京都市長らと全国に呼びかけて「子育てと教育を考える首長の会」を発足させて事務局長に。文部科学省の最高諮問機関である中央教育審議会の生涯学習分科会委員も務めている。


 一方、自らが強い関心を示さない分野については前副市長に「丸投げだった」との批判もあり、評価は分かれる。


 5度目の問責のきっかけとなった職員の公金着服問題は象徴的だ。市職員が130万円を着服していたことを把握しながら公表されず、退職金までが支払われていた。


 とりわけ問題視されたのは、事件が市長に報告されないまま副市長で止まり、問題の職員に退職金を支払われる依願退職とすることが決められていたことだ。副市長は引責辞職して現在は空席だが、問題発覚後の今年6月、中島市長は記者会見で「極めて遺憾で私の統治能力が欠如していた」と陳謝。議員の間では「執行体制の二重構造。市政の混乱と停滞を招いた責任は重い」という指摘もある。


    ◇


■民主擁立断念


 「2期目は強い」とされる現職に対抗できる切り札として、市長と激しく対立してきた自民党側が白羽の矢を立てたのが原田氏。中島市長とは北大、恵庭市役所職員時代を通じて先輩、後輩にあたる。地元旅館を経営する傍ら道議を4期、自民党道連副会長などを歴任した。


 民主勢力が市長選での独自候補の擁立を断念したため、自民党籍を抜いて無所属で立候補する。10月いっぱいまで道議を辞職しなかったのは、道議補選が市長選と同日選となり自民と民主が対抗する構図を市長選に持ち込みたくなかったから――との見方がもっぱらだ。


 その民主党恵庭支部は10月29日、立候補予定者に市政運営の方針をただす公開質問状を提出。回答を検討したうえで「どちらかを推薦・支持することもあり得る」としているが、自主投票となる公算が大きいとみられている。


    ◇


■草の根VS.組織


 中島、原田氏両陣営とも既に選挙戦の拠点となる事務所を設けている。事務所開きに集まったのはそれぞれ約60人と約300人。


 中島市長の支持母体のキャッチフレーズは「元に戻るのはイヤ!」。集うのは高齢者や主婦層が中心で、「有力者による利権としがらみの古い政治に戻してはいけない」と訴えている。中島市長本人によれば「普通のおじさん、おばさんによる草の根選挙。非常に苦しい選挙になるが、やり抜いたらこれは強い」。


 一方の原田氏。組織を生かした活動を展開する。キャッチフレーズは「信頼と絆(きずな)の政治」で市議会との関係融和を唱える。道議当時からの後援組織の人数は1万6千人。島田道朗代表は「地元選出道議と言っても過去3回は無投票で名前を書いてもらっていないので、特に若い世代への浸透に力を入れたい」と話す。

224チバQ:2009/11/08(日) 19:11:58
>>219-221
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/198790.html
道知事選鰹谷氏が出馬表明 (11/08 09:20)
 【網走】前道議会副議長の鰹谷(かつや)忠道議(58)=民主党・道民連合、網走市=は7日、網走市内で開かれた後援会主催の道政報告会で「知事選出馬に向け、12月中に議員辞職する」と述べ、高橋はるみ知事の任期満了に伴う2011年4月の知事選に出馬する意向を正式に表明した。<北海道新聞11月8日朝刊掲載>

225チバQ:2009/11/09(月) 21:36:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009110900627
民主道議が出馬表明=北海道知事選
 民主党北海道議の鰹谷忠氏(58)は9日までに、2011年春の道知事選に出馬することを自身の後援会の会合で表明するとともに、同党道連幹部に伝えた。12月定例議会後に道議を辞職する考え。次期道知事選への出馬表明は初めて。
 ただ、同党道連や連合北海道は鰹谷氏とは別の候補者擁立を模索している。(2009/11/09-16:49)

226チバQ:2009/11/10(火) 23:40:46
鰹谷氏、知事選出馬への波紋
再来年の知事選に向けて民主党の鰹谷忠(かつや・ただし)道議が出馬の意向を表明しました。
党への報告もない中での出馬表明…、民主党は戸惑いを隠せません。
地元、網走で、後援会に出馬の意向を自ら説明します。
道議会の副議長も務めたベテラン。
来月には議員辞職し、知事選に向け1年半をかけて全道を回るといます。
3選出馬へ向け、まだ態度を明らかにしていない高橋知事にとっても意外なことでした。
鰹谷道議、所属する民主党や支持母体の連合北海道に相談はしていないといいます。
戸惑いを隠せない、民主党北海道の三井代表。
知事選に出るのなら手続きを踏むべきと憤ります。
一方、本人から2週間前に相談を受けていた議員がいました。
しかし、鈴木議員も応援するかどうかは民主党の知事選候補の擁立を見極めた上で決めると慎重です。
高橋知事からの道政奪還を宣言した民主党。
しかし、党の組織を切り崩しかねない突然の出馬表明に三井代表は、近く、鰹谷道議との直接の会談を申し入れることにしています。
TheNEWS北海道で放送 2009年11月9日(月)19:00更新
http://news.hbc.co.jp/11091902.html
http://news.hbc.co.jp/picture/11091902.jpg
http://news.hbc.co.jp/newsi/t05-6_01_003.asx

227チバQ:2009/11/11(水) 01:19:32
http://www.tomamin.co.jp/2009c/c09110901.html
恵庭市長選は原田、中島両氏の一騎打ち
(2009年 11/9)

 任期満了に伴う恵庭市長選は8日告示された。無所属新人の原田裕氏(57)=前道議=と、2選を目指す無所属現職の中島興世氏(63)が立候補の届け出をした。共に元市職員。中島市政1期4年の評価、行財政改革、駅周辺開発などを争点に、15日の投開票日に向けて7日間の舌戦が始まった。

 両陣営が、それぞれ各選対事務所で出陣式を行い、原田候補はJR島松駅前通りで、中島候補は恵み野駅前で午前9時すぎからに第一声を放ち、遊説に入った。
  有権者数は5万5098人。4年前に比べ1731人増えている。

筭 原田候補は市役所改革、恵庭再生、市民協働をマニフェストの柱に掲げ、混乱の現市政を疑問視し「信頼ときずなの回復」を強く訴える。中島候補は子育て・教育、高齢者、住環境、雇用をマニフェストの柱に据え、市政の継続の重要性をアピールする。筭 両候補共に政党からの推薦・支持を受けず、「市民党」の立ち位置での出馬。今夏の政権交代後、恵庭では初の選挙戦となるが、政党色が消えた複雑な構図に。両陣営共に前哨戦から政策中心の運動を展開し、激しいつば競り合いが続いている。

228チバQ:2009/11/16(月) 20:48:40
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000911160010
恵庭市長に原田氏
2009年11月16日





原田 裕(はらだ ゆたか) 57 無新(1)




■組織力で現職破り初当選


 恵庭市長選は15日投票され、即日開票の結果、前道議の原田裕氏(57)=無所属=が、現職の中島興世氏(63)=同=を破り、初当選した。当日有権者数は5万4403人。投票率は60・63%(前回60・78%)だった。


 道議を4期、自民党道連の副会長も務めた原田氏と、ローカルマニフェスト推進首長連盟の代表で全国的にも知名度のある中島氏との争いとなった同市長選。4年前に自民推薦の現職の3選を阻んで誕生した中島市政1期目の評価が主な争点となったが、自民党を中心とした組織力を生かした原田氏が激戦を制した。


 当選を決めた原田氏は、午後9時半すぎ、グレーのスーツ姿で事務所に現れ、詰めかけた支持者の一人ひとりと笑顔で握手を繰り返した。「皆さんの熱い支持で当選できた。市民の声を街づくりに生かし、開かれた市役所づくりを目指す」と抱負を語った。


 道議4期目の途中、後援会の要請に重い腰を上げた形で立候補を表明したのは告示まで1カ月を切った10月9日。出遅れ感は否めなかった。しかし、支持基盤では道議当時からの後援会(1万6千人)や支援団体の数で圧倒的な優位に立ち、選挙戦に入ってからは個人演説会を連日開催するなど運動が勢いを増した。


 中島氏は前回同様にマニフェスト選挙を展開し、子育て支援や読書コミュニティーづくりなどの実績をアピール。主婦や高齢者が集う「草の根選挙」で臨んだが、及ばなかった。「オール野党」に近い議会とは「根回しを排した健全な緊張関係」を唱えて対立が続き、民主党も一時は独自候補の擁立へ動いた末に最終的には「自主投票」となり、支持が広がらなかった。


 一方の自民党。同市を含む衆院道5区で、原田氏が選対本部長を務めた町村信孝氏(自民)は小林千代美氏(民主)に敗れた。恵庭市での得票は小選挙区で町村氏が上回ったが、比例では自民は民主を下回った。市長選で原田氏が敗れれば自民のダメージは大きく、「負けられない選挙」と位置づけていた。


 原田氏の辞職に伴う道議補選が12月13日に行われる。自民、民主両党ともまだ候補者を公表していないが、余勢を駆って議席の回復を目指す自民、総選挙で追い風を受けた民主との激戦も予想される。

229チバQ:2009/11/18(水) 19:42:47
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/200676.html
市長選出口調査 原田氏 全年代で過半数 中島氏 前回票の45%失う (11/18 14:41)
恵庭市長選の開票作業=15日、市総合体育館
 【恵庭】新人の原田裕氏(57)が、現職の中島興世氏(63)を破り初当選を果たした市長選。北海道新聞千歳支局は、期日前投票が行われた14日と、投開票日だった15日の2日間、市内10カ所の投票所で出口調査を行った。すべての年代と職業で、原田氏の得票が中島氏を上回るなど、原田氏圧勝の構図が浮かび上がった。(渡辺淳一郎)

 調査は計7項目。今回と前回の市長選で誰に投票したか、年代、職業、支持政党などを聞き、442人から回答を得た。

 今回の市長選で原田氏に投票した人は61%、中島氏に投票した人は39%。実際の投票結果とほぼ一致した。

 原田氏は、20代から70歳以上までの全年代で50%を超える得票率を獲得。特に、60代で65%、70歳以上で78%に上った。

 職業別でも原田氏は中島氏を圧倒。前回市長選では、中島氏が訴えた子育て支援策に共感する主婦層が多かったが、今回は専業主婦のうち、中島氏に投票した人は42%と低迷した。

 全体では、前回市長選で中島氏に投票した人の45%が、今回は原田氏に投票しており、中島氏の支持者離れが起こっていたことが分かる。

 投票所別は、RBパーク(期日前)と恵み野小、恵庭中を除いたすべての投票所で、原田氏が中島氏を上回り、原田氏の地盤である島松公民館では、原田氏の得票が80%を占めた。

 政党別では、民主党支持者の52%が中島氏に投票。そのほかは、自民党支持者の78%、公明党支持者の56%、共産党支持者の55%が原田氏に投票した。支持政党を持たない無党派層の53%も原田氏が固めた。

 自民党道議だった原田氏は、主に保守層の応援を受けたが、市内全域を網羅した後援会活動が、政党や地域に関係なく浸透した様子が見て取れる。

230チバQ:2009/11/26(木) 12:14:47
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20091126ddlk01010178000c.html
工藤・函館副市長:年内で辞任 運営路線対立で /北海道
 函館市の工藤寿樹副市長(59)は25日、年内で辞任する意向を明らかにした。来年3月までが任期だが、西尾正範市長との「市政運営をめぐる路線対立」を理由としている。西尾市長は12月議会に後任の選任議案を提出する。

 工藤副市長は「市長と意見の食い違いが大きくなった。任期もわずかであり、新年度の予算編成に入る前に辞めたいと申し出た」と話している。西尾市長も了承しており、今月末に辞職届を提出する。【昆野淳】

231チバQ:2009/12/08(火) 21:20:33
http://www.tokachi.co.jp/news/200912/20091208-0003566.php
政財界 駆け引き活発 帯広市長選 “保革調整”行方注目
2009年12月08日 14時23分
動き次々…斉藤氏、米澤氏、上野氏
 帯広市長選(来年4月11日告示、同18日投開票)をめぐり、地元政財界の駆け引きが活発化してきた。民主党内では市内の弁護士、斉藤道俊氏(51)の名前が浮上、ここにきて帯広出身のコンサルタント会社(東京)社長、米澤則寿氏(53)を擁立する動きも表面化した。米澤氏を推す有志グループは「市民党」を標ぼう、自民、民主両陣営の候補擁立作業にも微妙な影響を及ぼしそうだ。市議会議長の上野敏郎氏(62)も立候補の可能性を探っており、保革合わせた調整の行方が注視されている。

難航で一転、乱立も
 斉藤氏は前回、前々回の市長選でも民主陣営で名前が挙がり、今回も有力候補の一人とされている。米澤氏も前回市長選で、現職・砂川敏文氏の対抗馬として非自民系のグループが擁立を模索、具体化しなかった経緯がある。

 民主サイドは8月衆院選で勝利した勢いに乗り、年内にも市長候補の擁立を目指す。同党帯広内で主流を占める自治労・連合系には斉藤氏への待望論が強く、同氏の判断を待つ構えだ。人権派弁護士の斉藤氏に対しては、共産党支持層も引き付けるとみられている。

 ただ同じ民主内でも保守系に近い勢力は前回の経過を踏まえ、「米澤氏が出馬するなら優先権は民主党にある」と注目する向きも。同党の石川知裕衆院議員も「(米澤氏は)よい候補だと思う」と興味を示唆する。米澤氏は経済人に加え、母校の帯広柏葉高同窓生有志が推しており、同じ帯柏葉OBの斉藤氏と支持層がバッティングする可能性もくすぶる。

 一方、自民党帯広支部は12日の役員会で市長選の対応を協議する予定。基本的には前回市長選で推薦した現職の砂川敏文氏の進退表明を受けて、動きを加速させる構え。砂川氏は「多選は好ましくない」と発言するなど、再出馬には慎重な姿勢を見せている。12月議会の会期中か今月下旬の臨時議会での表明が濃厚となっている。

 複雑なのは自民・保守内にも、政党色を出さない米澤氏に関心を寄せる動きがあること。地元経済界のある重鎮は「厳しい情勢の中で、党派に属さず経済振興に努めてくれる人材が好ましい。保革相乗りが実現できれば」と期待。一部の保守系市議も保革相乗りを模索している。

 半面、保守内には東京を拠点とする米澤氏ではなく、青年会議所(JC)など地元経済界の若手から人材を求める向きも。上野氏も市長選への関心・意欲は非常に強く、調整が難航すれば一転して、乱立の構図も予想されている。(岩城由彦)

233建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2009/12/10(木) 21:37:15
首相説明求め決議=北海道議会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000156-jij-pol
12月10日19時30分配信 時事通信
 北海道議会は10日、鳩山由紀夫首相の偽装献金問題にからみ、
実母から提供された巨額資金について首相に説明責任を果たす
よう求める決議を自民、公明、共産3党の賛成多数で可決した。

234チバQ:2009/12/13(日) 01:25:15
>>224-226
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000912120004
知事選 鰹谷氏が道議辞職
2009年12月12日


道民の意思を結集したいと語る鰹谷忠氏=網走市

■民主党内に反発も


 2011年春の道知事選への立候補を表明していた鰹谷(かつや)忠道議(58)=網走市選出=は11日、石井孝一議長に辞職願を提出し、同日付で辞職した。民主党の会派に所属していたが、知事選は同党の支援なしに戦う見通しだ。同氏の動きに対し、知事の座奪還を目指す民主党北海道(道連)には反発も出ている。


 「道民の意識が多様化している時代。政治家として決断して進んでみたい」。鰹谷氏は辞職願を提出した直後、道議会で記者団に語った。


 郵便局員などを経て1987年に初当選し、07年に6選。同年5月から今年6月まで副議長を務めた。選挙では一貫して無所属。議会では民主党・道民連合で所属議員39人の半数近い「鰹谷グループ」を率いた。道政野党でありながら、道の今年度当初予算案にグループとして賛成。党内では批判されたが、高橋はるみ知事らが頼りにする「大物」として知られる。


 だが、知事選への立候補は多くの関係者にとって「寝耳に水」(道幹部)。道連や民主党を支援する連合北海道は、政権交代を経て初めて迎える知事選だけに「売名行為」「3選を目指す高橋知事を利するだけ」と反発。独自候補を擁立する考えだ。


 網走市の支持者らは「北海道のことを知り尽くしている」とおおむね好意的だが、「道議選とは土俵が違う」という戸惑いもみられる。


 鰹谷氏は「長年、知事選への立候補を考えてきた」と強調。高橋道政を「地域全体をどうするのかというインパクトが弱い」と批判した。


 民主党のある道議は、知事選まで1年以上ある中での辞職を次のように見る。自民、公明両党に支えられてきた高橋知事は政権交代の影響を受ける。まだどの党も候補者が決まらず、今なら先んじることができる――。


 鰹谷氏の辞職に伴う道議補選(網走市選挙区、被選挙数1)は来年1月の見通しだ。
(天野みすず、石間敦)

235とはずがたり:2009/12/13(日) 01:53:47
>>234
この内訳解りますかねぇ??
>議会では民主党・道民連合で所属議員39人の半数近い「鰹谷グループ」を率いた。

また自公との連携,最終的に高橋知事の出馬断念や後継指名まで考えているのかどうか?
今の段階では内応して高橋への側面支援的な動きに終わりそうですね。
>道政野党でありながら、道の今年度当初予算案にグループとして賛成。党内では批判されたが、高橋はるみ知事らが頼りにする「大物」として知られる。

236チバQ:2009/12/31(木) 15:22:34
>>231
http://www.tokachi.co.jp/news/200912/20091229-0003819.php
米澤氏擁立へ支援組織 帯広市長選
2009年12月29日 16時32分

有志の同窓経済人ら
来月にも設立、要請


 帯広市長選(来年4月11日告示、同18日投開票)で、帯広出身のコンサルタント会社(東京)社長・米澤則寿氏(53)を推す同級生・友人、経済人らの有志グループが、同氏の擁立に向けて支援組織の設立準備を進めている。同グループは政党色に寄らない「市民党」の立場での擁立を模索しており、1月中にも組織を立ち上げ、同氏に出馬要請する考え。

 米澤氏は前回(2006年)市長選でも、現職の対抗馬として民主党などが擁立に動いたが実現しなかった経緯がある。12月上旬ごろから同級生らを中心とするグループが擁立を模索していた。

 グループのメンバーが各自のネットワークを生かし支援の輪を広げており、一定の態勢が整った段階で組織を発足させることにしている。

 米澤氏をめぐっては、民主党の石川知裕衆院議員の支援者らも別個に擁立の可能性を探っていた。自民党帯広支部は市長選の候補を公募することにしているが、一部の関係者が同氏に関心を寄せている。

 米澤氏は現時点で、市長選に関しノーコメントを貫いている。

237チバQ:2010/01/03(日) 14:11:40
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100102-0003862.php
市長選、水面下で候補擁立作業
2010年01月02日 10時46分

帯広市長選は4月11日に告示され、同18日に投票(即日開票)が行われる。現職の砂川敏文氏(61)=3期=は昨年暮れに勇退を正式表明、選挙戦になれば、1974年以来の新人対決になる。
12年ぶりの市政奪還を狙う民主党、現職後継の擁立を目指し人材の公募に乗り出す自民党の両陣営を軸に擁立作業が進められており、いずれも今月から有力候補の絞り込みに着手する動きだ。
地元経済人有志、同窓生グループが「市民党」の立場で擁立を目指す帯広出身のコンサルタント会社(東京)社長、米澤則寿氏(53)をめぐっては、民主党の石川知裕衆院議員の支援者のほか、自民党内でも一部が関心を寄せるなど、複雑な様相を呈している。
市内で一定の集票力を保持する新党大地代表の鈴木宗男議員の支援者の動向も絡み、水面下での駆け引きが活発化している。

238名無しさん:2010/01/16(土) 00:36:39
道議選網走市の補選 佐藤氏が無投票当選 (01/15 14:16、01/15 18:06 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/210332.html
 【網走】来年4月の知事選出馬を目指す前道議会副議長の鰹谷忠氏(58)の辞職に伴い15日に告示された道議選網走市の補選(定数1)は、同日午後5時で立候補の届け出を締め切った結果、無所属で民主党推薦の前網走市議、佐藤伸弥氏(36)以外に届け出がなく、佐藤氏の無投票当選が決まった。

239とはずがたり:2010/01/16(土) 01:19:10
>>238
網走は定数1だった気がするんですけど,自民党出せず,なんですね〜。

240とはずがたり:2010/01/16(土) 01:19:50
>>237
なんか石川が辞めるとかいう事態になると補選との絡みも出てきそうですねぇ。

241とはずがたり:2010/01/16(土) 23:01:12
09年道議選結果
豊平区 定数3−候補4 (選管確定)→民主惜しくも積極策成らず
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 27,930(28.6%) 高木 宏寿 46 自民 新 1 学校法人役員
当 26,526(27.1%) 岩本 允 72 自民 現 8 学校法人理事長
当 23,953(24.5%) 佐野 法充 59 民主 現 3 党支部代表
□ 19,400(19.8%) 谷村 尚祐 33 民主 新 (元)網走市議


岩本道議後継に吉田氏 今期限りの引退を表明 (01/06 08:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/208695.html

 元道議会議長の岩本允道議(74)=札幌市豊平区選出=は5日、道議会内で記者会見し、今期限りでの引退を正式表明し、後継に専門学校9校を運営する吉田学園(札幌)の副理事長、吉田祐樹氏(37)を自民党公認で擁立する意向を示した。会見に同席した吉田氏は「若さと実行力を生かし、北海道を元気にしたい」と述べた。

 岩本氏は現職道議では当選回数最多の8期目。会見で「年齢や体力の問題もあり、北海道の将来を若い人に託す決意をした」と引退理由を説明した。

 吉田氏は札幌市出身で、北洋銀行勤務などを経て昨年5月から現職。

 道議選の札幌市豊平区は定数3。現職は岩本氏を含め自民2、民主1。

242チバQ:2010/01/20(水) 21:30:07
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001180002
【逮捕の衝撃】


(上)民主 重なる不安材料
2010年01月17日

石川事務所前には朝から報道陣が詰めかけた。秘書は「何かあれば対応します」と話すのみ=16日、帯広市

■反攻狙う自民は静観


 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で石川知裕衆院議員(36)=道11区=が逮捕されてから一夜。民主党北海道(道連)の幹部らは16日、ショックもさめやらぬ中、東京で民主党大会に出席した。


 大会では小沢氏が幹事長続投を表明し、検察当局を痛烈に批判。鳩山由紀夫首相も小沢氏支持を打ち出し、同党は検察との「全面対決路線」を選んだ形となった。


 通常国会開会を18日に控え、同党は衝撃を少しでも和らげようと必死だ。道連代表の三井辨雄(わきお)衆院議員=道2区=は大会後、朝日新聞の取材に「経済情勢や国民の生活が大変な今、国会審議を粛々と進めるだけだ」と語った。小沢氏の説明責任を問う声が高まっているが、仲野博子衆院議員=比例道ブロック=は「幹事長は十分説明している」と擁護した。


   ■ ■


 同党にとって衆参両院で単独過半数を制する悲願の参院選が7月に迫る。道連は昨年の総選挙で、小選挙区を11勝1敗で勝ち抜いた「優等生」だ。9区選出の鳩山氏が首相になり、道内選出議員が政府や党の要職に並ぶ。その勢いで参院選も道選挙区の改選2議席を独占しようと札幌市のテレビリポーター徳永エリ氏(48)の擁立を決め、男性候補の選考を急いでいる矢先の逮捕だった。


 それだけに関係者の口は重い。大会後、鉢呂吉雄衆院議員=道4区=は無言。財務副大臣の峰崎直樹参院議員は「検察とのやりとりの中で、しっかり真実を解明してほしい」、道連幹部は「今後については何も言えない」と話すばかりだった。


 表向きは道連も党本部の対決路線に足並みをそろえている。予定通り22日に札幌市で政治資金パーティーを開き、小沢氏も出席する予定だ。「参院選に影響はない」(仲野氏)という声は多い。


 しかし、相次ぐ不祥事のダメージは確実に積み重なっている。昨年10月には小林千代美衆院議員=道5区=の選対幹部が公職選挙法違反容疑で逮捕され、連座制適用の可能性もある。12月には鳩山首相の元公設秘書らが「政治とカネ」の問題で起訴された。そして今回の逮捕――。道連の高橋由紀雄選対委員長は「参院選への影響が全くないとは言えない」と認める。


   ■ ■


 一方、総選挙惨敗の影響で参院選の候補者選考に苦しむ自民党道連は、この敵失を機に巻き返しを狙っている。「政治に対する信頼を損ねたことは間違いない」(竹内英順幹事長)と反転攻勢の構えだ。「捜査が小沢さんの不透明な政治資金の解明にまで及ぶかどうか。それで影響の度合いは変わる」。当面は事態をじっくりと静観する。


    ◇


 道内選出国会議員の逮捕は佐藤孝行、阿部文男、鈴木宗男の各氏に続き、石川議員で戦後4人目だ。地元を中心に衝撃が広がっている。

243チバQ:2010/01/20(水) 21:30:34
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001180003
(中)揺らぐ十勝の政治力
2010年01月18日





石川知裕議員も出席する予定だった道議の新年交礼会。鈴木宗男衆院議員(左)はあいさつの大半を検察批判に費やした=十勝支庁音更町

■中川氏急逝に続く逆風


 「間違った権力とは戦うという意思表示だけはやっていこう」。17日、十勝支庁音更町のホテルで開かれた民主党道議の新年交礼会で、来賓の鈴木宗男・新党大地代表が検察批判を繰り広げると、大広間を埋めた数百人から拍手が沸いた。


 本来なら、地元選出の石川知裕衆院議員も出席する予定だった。だが、小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、小沢氏の秘書だった時に関与したとして、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで逮捕されてしまった。


 政治主導を掲げる同党は政権奪取後、国会議員や地方組織を陳情窓口と決定。十勝では石川議員の役割が大きくなるはずだった。絶大なる力を持つ小沢氏への橋渡し役として期待が高まっていただけに逮捕の衝撃は大きい。


 砂川敏文・帯広市長ら地元首長はこの日、十勝地方が抱える政策課題を同党や政府に伝えるための役割分担を確認。逆風の中で結束を固めようとしている。


 しかし、中川昭一元財務・金融相を急死で失い、今また石川議員が痛手を負った十勝地方は重苦しい空気に包まれている。十勝町村会長でもある高橋正夫・本別町長は、こう嘆く。


 「頼りになるのは国会議員なのに、十勝のことを知る大事なパイプ役がいない影響は大きい」


   ■ ■


 国内屈指の農業地帯・十勝地方は、中川氏が父・一郎氏から引き継いで地盤を固めた「中川王国」だった。親子ともども自民党の衆院議員で農林水産相を務め、一郎氏は派閥のトップ、昭一氏も党や内閣の要職を重ねた。


 その力で、一郎氏は十勝に多額の農地整備予算を付けて開発を推し進め、手厚い補助も実現。昭一氏は外国産の安い農産物の輸入阻止に動き、十勝の農業を盤石にした。恩恵を受けた農家は、選挙で票を投じて圧勝させてきた。


 ところが、昭一氏は昨年の総選挙で「もうろう会見」が響いて落選した末、昨年10月に急逝。後援会は解散し、一郎氏の時代から半世紀にわたって続いた王国は消滅した。次の総選挙に立つ後継者も決まっていない。昭一氏の叔父で今年夏に改選期を迎える中川義雄参院議員も、総選挙での自民惨敗の影響で立候補できるかどうか分からない状況だ。


   ■ ■


 一方、石川議員はようやく昨年の総選挙で昭一氏を破り、王国を崩壊に導いた。足寄町出身で、当選をめざして選挙区内をくまなく歩いてきただけに地域事情は熟知している。30代の若さが売りもので、支援者が「フットワークの軽さは並大抵のものではない」と驚くほどだったが、与党の議員として力を発揮する前につまづいた。


 民主党と連携し、検察批判を強めている鈴木氏も今後に不安材料を抱えている。石川議員と同じ足寄町出身で、十勝を基盤として活動を続けてきたが、あっせん収賄などの罪で現在も係争中だ。最高裁で有罪が確定した場合には公民権停止となり、失職することになる。


 「十勝が政治的に空白となるのが不安だ」。音更町のホテルで鈴木氏の激しいあいさつを聴いていた一人は、そうつぶやいた。


   ◇


■「私は元気です」 石川議員、地元へメッセージ


 逮捕された石川知裕衆院議員が地元の支持者らにあてたメッセージが、接見した弁護士を通じて地元事務所などに送られた。「私は元気ですので心配しないでください。自分は道徳的に恥ずかしいことを決してしておりません。いずれ、事の真実が明らかになると思います」としている。


 石川議員の事務所は後援会などと連名で、このメッセージに「これからも石川議員を支えていく」と書き込んだメモを作り、各地の後援会や支持者に送ったという。

244チバQ:2010/01/20(水) 21:31:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000681001190001
(下)地方選にも影落とす
2010年01月19日




■地元・帯広、迫る市長選


 政治資金規正法違反の疑いで民主党の石川知裕衆院議員=道11区=が逮捕されたことは、道内で行われる地方選にも影を落としている。特に、4月18日に迫る地元・帯広の市長選への影響は避けられそうもない。


 帯広市出身で東京に住む元コンサルタント会社長(53)は16日、同市で開かれた母校・帯広柏葉高校の同窓会に出席し、同級生や先輩、後輩と旧交を温めた。


 元社長は順調に行けば市長選に民主党の推薦で立候補する見通しだ。7日には、帯広をカバーする民主党十勝帯広支部の会合で、石川議員が元社長について「面会して立候補に前向きな感触を得た」と報告した。表明はこれからだが、同窓会への出席は市長選をにらんだあいさつ回りの意味もあるとみられている。


 そこに襲った石川議員逮捕の衝撃。投票まであと3カ月という時期に、大きな打撃を受けた。


   ■  ■


 十勝の民主党組織にとって、帯広市長選を制することは長年の悲願だ。


 1998年には当時の現職を推薦して敗れ、2002年には候補を擁立できなかった。06年の前回選挙では新顔を推薦し、自民党推薦で3選をめざした現職・砂川敏文氏に挑んで1千票差まで迫ったが、惜敗した。


 今度の市長選は砂川氏が引退を表明し、新たな戦いとなる。昨年夏の総選挙で中川昭一元財務・金融相を初めて小選挙区で破った石川議員は、同市では中川氏に1万1千票の差をつけた。民主党はその勢いに乗って市政を奪還するシナリオを描いていた。


 対する自民党は独自候補を擁立すると決めたものの、総選挙で惨敗した末に中川氏が急死して地盤沈下が著しく、なかなか候補者が決まらない。公募に乗り出し、20日が締め切りだが、どうなるか分からない。民主党が候補者擁立を急いだのも、そんな自民党に先手を取って戦いを有利に進めるためだった。


 しかし、石川議員の逮捕で民主党の清新さは色あせた。地元の三津丈夫・同党道議は市長選に向けて「影響を受けない取り組みを展開したい」と態勢立て直しを図るが、地元のタウン誌「ふるさと十勝」の佐藤隆則代表は「民主党への追い風はかなりそがれるだろう」とみる。


   ■  ■


 道内では今年、夏の参院選や帯広市長選のほかにも、初夏に苫小牧市、秋に旭川市などで市長選がある。鳩山由紀夫首相の地元・苫小牧では、かつて総選挙で鳩山氏と戦った岩倉博文市長が再選を目指す。旭川では小沢氏に近い西川将人市長の再選が焦点だ。


 しかし、鳩山内閣や民主党を取り巻く現状はどんどん厳しくなっている。朝日新聞社が16、17両日に実施した全国世論調査(電話)では、同党の支持率は前回調査(昨年12月19、20両日)で42%だったのが、今回は36%に低下した。内閣支持率も48%から42%に下がり、不支持の41%とほぼ並んだ。


 18日に開会した通常国会では小沢氏や首相をめぐる「政治とカネ」が焦点となる。国会での与野党の攻防や、石川議員らに対する捜査の行方は、道内の選挙の帰趨(きすう)をも決める要因にならないとも限らない。

245チバQ:2010/01/27(水) 22:11:04
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100125-0004136.php
上野議長 有力の観測も 市長選候補
2010年01月25日 15時47分
自民 公募に複数の名
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)に向けて、自民党を中心とした保守内の候補選考作業が本格化している。同党帯広支部の候補者公募(20日締め切り)には、自薦、他薦を合わせて複数の名前が寄せられ、27日の選考委員会から絞り込みに入る予定。現時点では上野敏郎市議会議長(62)が出馬に向けて具体的な動きを見せており、同支部の公募でも名前が挙がっているもようだ。新たな人材が急浮上する可能性がある半面、組織力や基盤からみて上野氏が有力とする観測も流れている。

 同支部では次期市長選候補を5日から20日まで、自薦、他薦で公募。管内の党関係者約2000人に、重要政策、望まれる市長像、具体的な候補者名について調査したほか、ホームページで一般からも受け付けた。

 候補者選考は選考委員会(高橋猛文座長)が担当。現時点では複数の名前が寄せられ、27日までにある程度絞って協議する方向。書類審査、面談を経て、2月上旬にも選考結果をまとめる。

 上野氏は昨年秋以降、市長選への意欲を示し、出馬の可能性を検討。自民党支部の公募には上野氏に近い筋(個人)、同氏と親交のある経済人有志が推薦したとみられる。上野氏は支部の選考結果などをにらみ、最終的な判断をするもようだ。

 上野氏本人は25日、十勝毎日新聞社の取材に対し、「(推薦は)23年間の議員実績を評価してくれたことであり非常に光栄でありがたい。選考結果を見守りたいとしか言えない」と語った。

 自民党支部の選考委の1人は「まだ誰も本命視できない段階。推薦された人の名前を見てから決める」と強調。ただ、上野氏の動きが先行しているのも実態で、ある保守内の関係者は「党の丸抱えとはならない。本人の意欲と、自前の組織力などを考慮すれば、おのずと上野さんが有力になってくるのでは」とみている。(安田義教、原山知寿子)

246チバQ:2010/01/27(水) 22:11:56
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100127-0004166.php
市長選公募 上野議長、編田市議ら 自民選考委
2010年01月27日 15時51分

自薦・他薦22人の名
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)をめぐり、自民党帯広支部は27日正午から帯広市内のとかち館で、市長候補を選ぶ第2回選考委員会を開いた。候補者公募には自薦・他薦合わせて、22人の名前が挙がっている。

 関係者によると内訳は、自薦が4人、他薦が18人。このうち8人は出馬に否定的という。残り14人(自薦は1人)のうち保留を含めて4人が出馬の意思を示しているという。

 他薦では、出馬に意欲を見せていた上野敏郎市議会議長のほか、過去の市長選で出馬を検討した経緯のある編田照茂市議の名前も挙がっている。

 選考委では意向確認などを進め、2月上旬を目指して候補者の絞り込みを進める。

247チバQ:2010/01/29(金) 20:41:02
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100128-0004183.php
自民市長選候補 14人に意向確認 選考委 女性、若手求める声
2010年01月28日 13時41分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)に向け、自民党帯広支部の候補者選考委員会は27日、公募結果(自薦4人、他薦18人)を受け、態度保留も含めて出馬の可能性がある14人に対し、意向確認の作業を進めることにした。複数の委員が刷新を印象付ける必要性を強調、女性や若手経済人を期待する声が上がった。半面、時間的な余裕はなく、最終的には、自前の組織を有する上野敏郎氏(62)=市議会議長=ら議員が選考作業の軸になる可能性も強まっている。

市議有力の見方も

 公募結果に関しては、道議、市議など公職にある人以外は、職業と年代、性別のみで氏名は明かされなかった。会社役員や会社員、獣医など職業はさまざまで、女性や地元出身の管外在住者の推薦もあったという。

 市民党の立場で近く出馬表明する会社役員、米澤則寿氏(53)に関しては、自薦・他薦ともなかった。市区選出の同党系道議、一部市議も辞退している。

 選考委は推薦があった全員に出馬の意欲などを確認。うち4人が意思を示し、10人が保留、8人が否定した。委員のうち8人による幹事会を設定、出馬の意思を示した4人に保留を合わせた14人に対し、再度接触を図る。高橋猛文座長は「推薦者の考えもあるので保留した人も排除せず、改めて話を聞きたい」とする。 

 氏名が明らかにされ意欲を示しているのは、上野氏と編田照茂市議(55)の2人。上野氏は十勝毎日新聞の取材に対し、「選考作業の聴取には『十勝圏議員』としてのまちづくり観を訴えたい。選考、不選考にかかわらず後援会と相談して最終的な判断をする」と述べ、出馬に強い意欲を示した。

 編田氏も「22人の中に選ばれうれしい。光栄なこと」と強調。半面、「後援会幹部から『市議1期を全うすべき』との声があるのも事実」とも語った。

 このような情勢の中、委員会内部で待望論が強まっているのが、既成の政治家ではない新鮮な人材。27日の委員会では「変革には今までと違うことを考えないといけない」とし複数の委員から、他薦でも挙がった市内の女性経済人らの擁立を模索するべきとの意見が出た。

 半面、他薦で挙がった民間人の大半は出馬に消極的で、説得も含む作業は容易でないのも実情。結果的に、既存の支持基盤を持つ上野氏らが有力との観測は根強い。選考委の1人は「選挙まで時間がない。時期的には組織がないと厳しいという考えもある」と話している。

 選考委では絞り込み作業を急ぎ、帯広支部や道11選挙区支部の選挙対策委員会などを経て、2月10日ごろに道連に申請する方針。(安田義教、原山知寿子)

248チバQ:2010/02/07(日) 10:56:52
http://www.tokachi.co.jp/news/201002/20100205-0004283.php
自民候補選考委 3氏とあす面接
2010年02月05日 13時40分


市議2人、東京の会社員
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会(高橋猛文座長)は6日に3回目の委員会を開き、対象者と面接し出馬への意欲を聞き取る。面接には上野敏郎市議会議長(62)、編田照茂市議(55)、地元出身で東京の会社員男性の3人が臨むとみられ、推薦候補の擁立作業は大詰めを迎える。

 このうち上野氏は5日午前、十勝毎日新聞社の取材に「推薦を受けた場合は手を挙げさせていただく」と語り、自民党の支援で立候補する考えを示した。自民の選考いかんにかかわらず出馬する意向については、「まずは選考結果に委ね、その後、支援者と相談する」とした。

 選考委には、自薦、他薦で寄せられた22人のうち、本人への意向確認などを受けて、保留も含めて出馬の意思がある4、5人に絞り、面接日程を通知していた。関係者によると、名前が挙がっていた女性経営者、農業者などから出席の意向は確認できず、実質的に3人が残ったもようだ。

 会社員の男性は40代で、地元高校、大学を卒業し、現在は東京の外資系企業に勤務。自薦で名乗りを上げた。選考委幹事会のメンバーが4日、東京都内で会社員と初めて面会、1時間程度、意見交換した。会社員は「家族と改めて相談する」としたが、立ち会った1人は「前向きな印象を受けた」としている。

 同支部は10日までに道連に推薦候補を報告する予定。委員会ではさまざまな意見が出ることも予想されるが、高橋座長は「執行部預かりではなく、選考委員会の総意で候補者を選びたい」と話している。(原山知寿子)

249チバQ:2010/02/09(火) 22:30:06
http://www.tokachi.co.jp/news/201002/20100208-0004317.php
上野氏有力、藤田氏も浮上 自民候補、今夕決定
2010年02月08日 15時17分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会は8日、市内で最終の会議を開き候補者を1人に絞り込む。6日には候補対象者の面接を行い、編田照茂市議(55)、上野敏郎市議会議長(62)、帯広出身で東京の外資系企業勤務、藤田全宏氏(47)の3人が臨んだ。出馬の態勢を整えている上野氏が依然有力視される一方、新鮮さなどから藤田氏を推す意見も出ている。同委は投票で絞り込む予定で、8日夕にも結果が示される。



6日の面接で市長選に向けての意欲を語る編田照茂、上野敏郎、藤田全宏の3氏(右から、発表順)

 同支部は前回推薦した現職の砂川敏文氏の勇退表明を受け、昨年末から候補者選考作業を本格化。選考委を立ち上げて公募を行い、自薦、他薦で計22人の名前が挙がった。本人への意向確認を進めた結果、編田、上野、藤田の3氏が最終選考に残った。

 6日の面接は公開で行われ、編田氏は民間の有識者の各部署への採用、女性を含む民間人の副市長登用、個人市民税の10%減税などを強調。上野氏は「地域創造会議」の設置、4年間で市職員数150人削減、市長直属の「まち経営戦略会議」の設置などを説いた。藤田氏は、豊かな農業基盤を生かした経済成長などを訴えた。

 上野氏は市議6期の経験や組織基盤などで有力視され、これに対し帯広畜産大卒で若さや民間感覚がある藤田氏に複数の委員が関心を寄せている。藤田氏に関しては独自の支持基盤が皆無で、出馬の準備になお時間を要するのがネックとなっている。

 編田氏は以前から市長選への意欲を持っているが、自身の後援会内で出馬に対し慎重論が出ている。

 選考委は8日午後2時から帯広市内のとかち館で開催。委員22人のうち高橋猛文座長を除く21人が投票して1人に絞り込む。これを受け10日は同党帯広支部、11日は道11選挙区支部が、役員会、総務会、選挙対策委員会を合同で開く。選考委の結果を承認し、道連に申請する。

 選考委の高橋座長は「話を聞いた3人の中から1人を絞る。全会一致を目指したい」と話している。(安田義教、原山知寿子)

250チバQ:2010/02/10(水) 00:24:21

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100209ddlk01010256000c.html
選挙:帯広市長選 自民、上野氏を擁立 選考委で推薦決定 /北海道
 任期満了に伴う帯広市長選(4月18日投開票)で、自民党帯広支部の候補者選考委員会は8日、帯広市議会議長の上野敏郎氏(62)を推薦候補とする方針を決めた。上野氏は取材に対し「大変光栄。良い帯広をつくるための考えを市民に訴えたい」と述べ、出馬する意向を示した。11日にも正式表明する見通し。

 上野氏は1947年山形県生まれで山形県立鶴岡南高、東洋大卒。富士火災海上保険帯広支社勤務などを経て、87年の市議選で初当選し、現在6期目。07年から市議会議長。

 同支部は、前回市長選で推薦した現職の砂川敏文市長が09年12月に引退表明したのを受け、公募による候補者の選考作業を開始。故中川昭一氏の元後援会幹部が座長を務める選考委を設置し、22人の対象者を審査した結果、市議経験が豊富な上野氏が選ばれた。

 市長選では、すでに出馬表明した投資運用会社元役員の米沢則寿氏(53)が民主党帯広支部の推薦を受ける予定。共産党系の市民団体も独自候補の擁立を検討している。【田中裕之】

251チバQ:2010/03/06(土) 18:47:19
【帯広市長選】
>>211
【激震11区 2009衆院選】(2)市長選 勢力図一変
2009年09月02日 15時19分
>>231
政財界 駆け引き活発 帯広市長選 “保革調整”行方注目
2009年12月08日 14時23分
>民主党内では市内の弁護士、斉藤道俊氏(51)の名前が浮上、ここにきて帯広出身のコンサルタント会社(東京)社長、米澤則寿氏(53)を擁立する動きも表面化した。
>市議会議長の上野敏郎氏(62)も立候補の可能性を探っており、保革合わせた調整の行方が注視されている。
>>236
米澤氏擁立へ支援組織 帯広市長選
2009年12月29日 16時32分
>>244
>十勝の民主党組織にとって、帯広市長選を制することは長年の悲願だ。
>1998年には当時の現職を推薦して敗れ、2002年には候補を擁立できなかった。06年の前回選挙では新顔を推薦し、自民党推薦で3選をめざした現職・砂川敏文氏に挑んで1千票差まで迫ったが、惜敗した。
>>250
選挙:帯広市長選 自民、上野氏を擁立 選考委で推薦決定 /北海道

252チバQ:2010/03/06(土) 18:47:55
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100305-0004605.php
【激突 帯広市長選】(上)米沢陣営−民主党の盟主不在
2010年03月05日 15時38分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)は、民主推薦の米沢則寿氏(53)=会社役員=と自民推薦の上野敏郎氏(62)=前市議会議長=の事実上の一騎打ちの様相を強めている。前哨戦の中で垣間見える両陣営の課題を追いながら、今市長選を展望する。
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緊張した面持ちで事務所開きの神事に臨む米沢則寿氏(左から2人目)。知名度の向上が大きな課題だ(2月27日。左は三津丈夫道議、左から3人目は弥生夫人、同4人目は石井啓裕市議会議長)
「市民党」に知名度の壁
 「本人と会えば絶対に米沢の良さが分かってもらえるのだが、選挙では『素人集団』。どう組織的な動きにつなげ、知ってもらうかだ」

 米沢則寿氏の擁立に動いたメンバーの1人は、限られた残りの時間に焦りを隠さない。告示まで40日弱。“Uターン”した無名の新人の相手は、20年以上の市議経験を持つ前市議会議長の上野敏郎氏だ。際だつ争点も無く、盛り上がりに欠く感のある今回の選挙で「知名度」という壁に突き当たっている。

 「特定党派に偏らない市民党」。米沢氏は一貫してこの姿勢を崩さないが、現実の選挙戦は、友人・知人が主体となって立ち上げた手作り組織では限界が出ている。「組織力が必要」(関係者)と、地方主権の考え方などがより近い民主党や民主最大の支持団体である連合の支援を受けることになった。

 しかし、盟主だった石川知裕衆院議員の離党に加え、北海道教職員組合(北教組)による民主党・小林千代美衆院議員陣営への不正な資金提供問題が、ここに来て大きな不安要素となっている。

好感触も未知数
 仲間や後援会のつてで小規模集会を回り、名前と顔の売り込みに腐心する米沢氏。連日100人以上と会い、その範囲内では好感触を得ているものの、それが選挙戦で組織的な動きに広がるかは未知数だ。

 民主党陣営の市合同選対委員会(三津丈夫委員長)は「投票率低下も予想され、組織でフル活動することが極めて大事」と危機感を募らせる。しかし政党色が前面に出ることを避けたい米沢陣営。この折り合いをどう付けるかが目下最大の懸案事項となっている。

 対して自民党を離党し、同じく無所属で出馬する上野氏は市議選を経験した後援会組織が確立されている。さらに自民の推薦を生かし、冬季五輪の日本選手団団長を務めた橋本聖子党道連会長との2ショットポスターを掲示、浸透を図っている。

 これは政党の政治活動として告示前日まで認められる手法。米沢陣営は「民主への厳しい風向きを考えると逆効果になりかねない」と民主党のポスターを使う手段に頭を悩ませたが、高橋功一後援会長は「すべてに門戸を広げている中で推薦を頂いている団体の1つが民主党。とにかく力を借りて米沢の顔を売らなければ」とポスター制作を決意した。

明確な争点なく
 政策面でも、前回市長選(2006年)時の屋内スケート場といった世論を二分する争点が無いのが現実。高橋会長は「米沢の理念には多くの共感をいただいているが、具体的に何をやるか明確に打ち出すのも大事。過去の選挙戦のような争点は見つけにくい」と政策発表に向け、最終調整を進める中での苦しい現状を明かす。

 民主選対の木下栄治事務局長は「今は米沢さんや石川さん、三津さん、市議らの各組織がそれぞれで動いている段階」とし、今月中旬ごろの政策発表を機に各組織の連携を密にして、加速度的に運動を盛り上げることしている。(帯広市長選取材班)

253チバQ:2010/03/06(土) 18:48:35
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100306-0004613.php
【激突 帯広市長選】(下)上野陣営−揺れる自民・保守
2010年03月06日 15時00分



上野敏郎氏(右)にとって保守内の結束が最大のポイントになっている(2月27日の事務所開き。左は裕子夫人)
“軸”失い微妙な一枚岩
 「何も言わずに上野氏を推す。決まった以上は」−。ある保守系市議は、自らに言い聞かせるように語る。

 自民党帯広支部は2月、公募という初めての手法を経て、上野敏郎氏を候補予定者に決定した。出馬記者会見(2月11日)には同党系の道議、市議ら約30人が同席し、一致して支援する姿勢をアピールした。

事務所掛け持ち
 しかし、内実は複雑だ。対抗馬の米沢則寿氏は「市民党」の立場で保守層にも食い込んでいる。両陣営の事務所開きが行われた2月27日、一部の保守系市議は両事務所を掛け持ちした。

 「十勝党」を掲げる上野氏にとり、自民・保守内の「足元」をいかに固めるかが喫緊の課題となっている。

 砂川敏文氏(4月で勇退)を擁した過去3回の市長選では、故中川昭一元財務・金融相の後援会組織が軸となって動いた。その中川後援会は、昨年衆院選での敗北と中川氏の死去に伴い解散、保守内の環境は大きく様変わりした。自民と協調し、与党の一角を構成した公明党十勝総支部も現段階では「政策を見て判断する」と態度を鮮明にしていない。

 正式な出馬表明が告示2カ月前と出遅れ、後援会の態勢に厚みをつける途上にあるのも実情。上野氏と裕子夫人が別行動であいさつ回りをこなし、支持拡大に努める毎日だ。上野氏自身、6回の市議選を経験しているが、「市長選は違う」との実感を改めて強くしている。

 こうした中、自民・保守系無所属市議14人が上野氏を支援する会(佐々木勇一会長)を立ち上げた。3月議会の会期中でも役割分担し、公務の合間を縫って、街頭演説など支援活動を本格化する構えだ。メンバーの1人は「市長選は市議の動きが重要。後援会員に100人回れと言っても難しいが、議員ならできる」と語る。

 上野氏の盟友でもある清水誠一道議(自民党道11選挙区支部長)は「支持拡大よりもまずは保守基盤のあいさつ回り。『オール帯広』の態勢のめどはつきつつある」と強調。連合後援会の益子裕之幹事長は「多くの人に上野さんの政策や人物評価をしてもらうことで票につなげたい」と語る。

旧後援会がカギ
 最大のポイントと目されているのが旧中川昭一後援会。「中川直系」とされた砂川氏の選挙とは違い現時点で動きは静かだが、事務所開きには故中川氏の郁子夫人が出席、上野氏支援を呼び掛けた。郁子氏はその後も旧後援会役員などを回り、周囲の関心を集めている。

 上野氏を支持する保守系の政治関係者は「衆院補選や次期衆院選を見据えるとある程度の勢力を帯広で維持しなければならない。中川後継で最有力視されているのが郁子さん。『郁子さんのためなら』と、旧後援会が動き出す可能性はある」とみる。

 「上野氏、旧中川後援会、4道議、市議がどう協調していけるか」と自民党関係者。中川氏の死去後初となる本格的選挙は、十勝の保守政界を占う試金石になっている。(帯広市長選取材班)

254チバQ:2010/03/06(土) 18:53:31
帯広ネタ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/235
帯広の百貨店・藤丸 釧路から無料送迎バス初運行 予想の3倍350人利用

255南たる:2010/03/10(水) 10:43:23
小樽ネタ・情報求む 現市長は今期限りで引退の模様。で、副市長経験者、現職市議会議員、前回落選者、衆院選落選者等々の名前が漏れ伝わってきますが、実際どうなんでしょうか?道議会議員選挙候補者とも思惑が微妙に絡み合っている様子…。何方かご存知でしたらお願いします。

256チバQ:2010/03/10(水) 23:14:15
ぜんぜんわかりませんが・・・2011年4月の統一選挙ですね。
佐藤静雄は引退済み
森井秀明は再度出馬の可能性ありか
八田県議はいま自民みたいですね。自民が擁立する可能性あるか?

【2007年市長選】
30,297(38.4%) 山田 勝麿 68 無所属(自・民・公) 現 3 市長
25,511(32.4%) 佐藤 静雄 65 無所属 新 (元)衆院議員
23,019(29.2%) 森井 秀明 34 無所属 新 (元)小樽市議
【2007年県議選】
小樽市 定数3−候補5 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 18,676(25.6%) 池田 隆一 62 民主 現 2 党総支部役員・元衆院議員 =民主党・道民連合
当 16,261(22.3%) 花岡 ユリ子 52 共産 現 3 (元)小樽市議 =日本共産党
当 16,000(22.0%) 八田 盛茂 50 無所属 新 1 介護施設会長・元特定郵便局長 =フロンティア→道政クラブ
□ 12,875(17.7%) 久田 恭弘 71 自民 現 建設会社社長
□ 9,041(12.4%) 山口 真人 74 無所属=自民 元 社団法人副会長

257チバQ:2010/03/11(木) 22:01:58
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100310-0004649.php
注目の集票力 2010帯広市長選
2010年03月10日 14時18分
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、民主党を離党した石川知裕衆院議院と故中川昭一元財務・金融相の郁子夫人の動向が注目されている。民主・連合推薦の米沢則寿氏(53)の擁立にかかわった石川氏は表立った動きを控えるが、町村にも足を運び米沢氏の支持拡大を側面支援している。中川郁子氏は自民推薦の上野敏郎氏(62)を支持、旧中川後援会の役員を回るなど保守内の基盤固めに努めている。

石川議員→民主・米沢氏
おわび並行側面支援




石川知裕議員
 石川知裕衆院議員は、政治資金規正法違反で起訴された自身の立場や離党を考慮し、市長選では表舞台に立たず、米沢氏への側面支援に徹している。週末に十勝入りし、自身の一連の問題について町村後援会を中心に「おわび行脚」を展開、並行して米沢氏支持を訴えている。米沢氏の後援会事務所には必勝の「為書き」も送った。

 集会では米沢氏と同席することもあり、秘書や民主党役員を通じ情報交換をしている。14日に帯広市内で開かれる同党十勝・帯広の定期総会(大会)には来賓として招かれており、久しぶりに公の場に姿を見せる予定だ。米沢氏の陣営から要請があれば、街頭での応援演説も行うことにしている。

中川夫人→自民・上野氏
お礼兼ねて全面的に



中川郁子氏
 中川郁子氏は現在、週の半分以上を十勝で過ごし、急逝した昭一氏への支援に対するお礼と、上野氏の応援で管内を歩いている。先月末の事務所開きでは「上野市長が誕生できるようお願いしたい」と訴えた。町村部の自民党関係者を回っているほか、上野氏の裕子夫人とも一緒に行動、支持拡大を図っている。

 財務・金融相を務め絶大な力を持った中川氏の夫人で知名度のある郁子氏の応援に、上野陣営は「裕子さん1人に比べて2人で回るとアピール度が全然違う。大変ありがたい」としている。陣営では両夫人のペアによるイメージアップを期待し、週末ごとに裕子氏と一緒にあいさつ回りをするよう、郁子氏に依頼している

258チバQ:2010/03/14(日) 18:00:10
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100312-0004667.php
【走る 2010帯広市長選】<上>
2010年03月12日 15時24分
 帯広市長選の告示まで1カ月を切った。市内を駆け巡る米沢則寿氏(54)=民主推薦、会社役員=、上野敏郎氏(62)=自民推薦、前市議会議長=の前哨戦をリポートする。

知名度向上へ1日20カ所
素人組織支える民主のノウハウ
 「子供や車いすの『100センチの目線』で市民参加できるまちづくりを進める」

 「管内の町村長より汗をかき、市職員には思い切って背中を見せて意識改革を促したい。一生懸命やる」

 7日午後、帯広市内の個人宅で開いた“お茶懇”(お茶の間懇談会)。集まったのはほとんどが初対面の高齢者だ。穏やかに、時に熱っぽくまちづくりへの思いを語る米沢則寿氏の言葉に参加者は徐々に引き込まれた。

 「熱意を感じ、思いが伝わった。さわやかだ。頑張ってほしい」−。70代の男性はがっちりと握手を交わした。

 「相手(上野敏郎氏)に比べて運動展開が遅いとおしかりをいただく事も多々ある」と連合後援会の高橋功一会長。初動の遅れを認めつつ、叱責(しっせき)は無名の新人に寄せる期待の裏返しだと前向きに受け止める。

 知名度の向上、人柄の浸透を目指して企業の朝礼に。日中も各地の集会を回り、夕方には再び企業終礼に。1日に訪ねる場所は20カ所近くに上る。後援会人脈を駆使し、企業訪問やお茶懇の約束を取り付けてきた。後援会は「素人集団」の感もぬぐえないが、陰で支えるのが選挙のノウハウに富む民主・連合だ。

 「一党一派に属さない市民党」の立場を尊重しながらも、組織力で米沢氏を各方面に紹介、後援会の日程調整や効率的な運動展開に向けてのアドバイスなど、後方から強力に支援する。ある民主党関係者は「われわれでは接点の無かった企業にもどんどん入っていける」と強調、米沢氏個人のカラーとの相乗効果を実感している。

 海外経験豊富な企業経営者。陣営では当初、その経歴から逆に冷徹なイメージを持たれてしまうのではないかと懸念したが、故郷に寄せる思いを織り交ぜた演説を聞き、不安はいつしか消えていった。最大の課題は知名度。米沢氏本人も「18歳で故郷を離れ知名度の無さを実感している」と語り、焦りを感じ始めている。

 現在は政策発表の最終調整段階。「各推薦団体の立場もあるが、票欲しさに市民党の軸がぶれてはきちっとした市政運営はできない。政策は米沢の情熱や思いが伝わるものに仕上げる」と松原信一幹事長。当面は企業訪問やお茶懇中心に理念の定着に努め、徐々に街頭演説にも乗り出す構え。不特定多数に支持を広げるため、政策発表をひとつのポイントに挙げている。(帯広市長選取材班)

259チバQ:2010/03/14(日) 18:01:05
http://www.tokachi.co.jp/feature/201003/20100313-0004676.php
【走る 2010帯広市長選】<下>
2010年03月13日 15時05分


実績武器に組織フル回転
保守系市議中川夫人も助力
 「私のまちづくりへの思いを書いています。ぜひ目を通してください」

 上野敏郎氏が企業朝礼を始めた11日、市内の企業の会議室には約30人が集まった。1人ひとりと握手を交わし、リーフレットを手渡した。

 1987年の市議初当選時から発行する「鳥の目虫の目レポート」。趣味の銭湯の歴史紹介も織り交ぜながら、活動報告や政策を掲載している。市長選出馬を表明し、あいさつに走り回る合間にも最新の195号を作成。自らの思いを訴える手段に活用している。

 キャッチフレーズは「時代は即戦力!」。上野氏の最大の武器は23年間の市議としての実績だ。連合後援会の江崎茂会長は「40年間帯広に住み続け、市議として市政を間近で見てきた。砂川市長勇退後も停滞せずに市政を継続できるのは上野氏」と強調する。

 市議会の自民党・保守系無所属議員との連携にも力。市議14人でつくる「上野敏郎を支援する帯広市議の会」(佐々木勇一会長)は週末ごとに街頭演説を展開する。近く発表する予定の政策も、上野氏本人が立案した100余りの項目を市議側で精査、絞り込みを進める。上野氏は「市政検証している市議の目を通すことで政策に厚みと説得力が出る」と期待する。

 ただ、推薦を受ける自民党が下野、故中川昭一元財務・金融相は死去し、保守内は大きな柱を失った状態。3月議会の会期中のため、道議、市議団の活動は週末が中心。近く選対本部の陣容を固めるが、組織力をいかにフル回転できるかが課題だ。

 現役の議長だった立場上、出馬表明から市議辞職までに時間を要し、「名刺1枚も作れず1からのスタート。相手(米沢則寿氏)より出遅れた」と上野氏。市議時代から支える後援会幹部は「市内全域を網羅する市長選は戦い方が全然違う」と不安を漏らす。

 ここに来て強い味方となっているのが、中川氏夫人の郁子さんの存在。週末ごとに帯広入りし、応援に回っている。上野氏の裕子夫人とペアで動くことが多く、新たな支持層の獲得を進めている。市議会終了後は市議と裕子夫人も企業朝礼を始める予定だ。

 「市議や自民党の応援は大変心強い。上野氏本人の行動力と市議経験を1人でも多くの人に訴えたい」と江崎会長。明確な争点がなく、新人同士の戦いとなる今市長選。議長まで務めた上野氏の実績をアピールし、上積みを図る取り組みが続いている。(帯広市長選取材班)

260南たる:2010/03/18(木) 10:52:08
チバQさんありがとうございます。来春の地方選は当然ながら、帯広はじめ今年も注目の地方選挙がありますし、参議院選、たぶん衆議院の補欠選挙もあるのでしょう。いずれにしても北海道がもっともっと元気になる政治に期待したいものです。
時々おじゃましたいと思います、ご指導の程お願い致します。

261名無しさん:2010/03/20(土) 11:15:16
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100318-0004730.php
新人対決 課題は知名度 2010帯広市長選
2010年03月18日 14時59分

米沢氏 上野氏 懸命に前哨戦
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)は構図が固まり、出馬を予定している民主推薦の米沢則寿氏(54)=会社役員=、自民推薦の上野敏郎氏(62)=前市議会議長=は、告示に向けて前哨戦を本格化させている。36年ぶりの新人対決となり互いに知名度の向上が課題で、街頭演説やお茶の間懇談会(お茶懇)を精力的に展開するなど、政策や人柄の浸透に懸命。全般的に静かだった選挙戦のムードも、徐々に高まりそうだ。

 現職の砂川敏文氏が勇退し、1974年以来36年ぶりの新人対決。ただ米沢、上野両氏とも正式な出馬表明が2月にずれ込み、前哨戦の始動は遅れ気味に。16日に共産陣営が32年ぶりの不戦を表明、一騎打ちの構図が固まった。19日には上野氏が政策を発表する予定で、公約もようやくでそろう。

 米沢氏は地域の集会や企業・団体回りなどをこなし、街頭演説も17日から開始。逢坂誠二衆院議員(道8区)とのツーショットポスターも完成し、掲示する。10の重点施策と46の個別施策を掲げた公約は発表済みで、近く全戸配布を予定している。

 上野氏は市議団と連携して街頭演説を展開、企業・団体訪問も続ける。橋本聖子参院議員(自民党道連前会長)とのツーショットポスターを掲示しているほか、今週からはお茶懇を通して、23年間の市議経験に基づく実績・政策などを訴えている。

 市長選と同時執行の市議補欠選(定数1)は3新人が出馬表明したが、現時点ではいずれも市長選と直接連動していない。「市長選が盛り上がらない一因」とみる向きもあるが、自民や新党大地系で候補を探る動きがあり、混戦模様の中で各候補が市長選へのスタンスを鮮明にすれば、選挙戦全般が過熱するとみられる。(帯広市長選取材班)

262名無しさん:2010/03/25(木) 12:05:31
十勝毎日新聞社ニュース
帯広市長選激戦史 
2010年03月23日 15時49分
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100323-0004783.php

263チバQ:2010/04/04(日) 01:50:21
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100404hog00m010003000c.html
帯広市長選:次期衆院選にらみ支援 石川議員と中川氏の妻、郁子さん

 ■民主陣営

 「ご心配をおかけしました。選挙関係の話を皆さまの前でするのは久しぶりでございます」

 2日に市内で開かれた民主推薦候補(54)の総決起大会。選対の常任顧問に就任した石川議員は約1200人の前で深々と頭を下げた。候補の事務所に秘書を常駐させるなど陰で支援してきたが、表舞台に立つのはこの日が初めてだった。

 離党後も民主の集会に参加するなど連携を継続してきた。だが、市長選では「自分が前面に出るとマイナスになる」と懸念し、裏方に徹していた。

 とはいえ、09年8月の衆院選で石川議員は帯広市で約5万票を獲得し、中川氏を約1万票引き離した。支持者の中には起訴に同情する声もある。「(支持者から)誰を応援しているのかずいぶん聞かれるので、ここで表に出ていくのがいいと判断した」。石川議員は方針転換についてこう説明する。今後は候補とともに街頭に立つ。

 ■自民陣営

 中川氏の妻郁子さんの自宅は東京都内にある。だが、今年3月以降、週の半分は帯広市内で過ごす。自民推薦候補(62)の妻とともに、旧中川後援会の会員に支援を呼び掛けるためだ。

 09年10月の中川氏の急死後、後援会は解散。帯広の保守勢力の足並みは乱れた。市長選と同時に行われる市議補選を巡っては、自民市議3人が離党し、候補を擁立。民主の推薦を取り付けた。「中川ブランドでなければ自民はまとまらない」。自民党内から中川氏の後継として郁子さんを推す声が根強い。

 2月27日にあった自民推薦候補の事務所開き。郁子さんは「主人が最後に『十勝が危ない、日本が危ない』と訴えた言葉の意味が、少しずつ理解できてきた」と述べ、石川議員の起訴や鳩山由紀夫首相の偽装献金事件など民主の一連の「政治とカネ」問題をチクリと刺した。

 市議補選には、中川氏の元秘書(55)が出馬し、市長選で自民推薦候補との連携を目指す。3月28日、帯広入りした郁子さんは毎日新聞の取材に「弔い合戦」を強調した。「主人が大切にした日本を守るつもりで一緒に頑張る」【田中裕之、写真も】

毎日新聞 2010年4月4日 1時36分

264名無しさん:2010/04/04(日) 01:52:43
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100403-0004918.php
帯広市長選告示まで1週間、各陣営フル回転
2010年04月03日 14時35分
 帯広市長選(18日投開票)は、11日の告示まで1週間余りとなった。選挙戦の軸となる米沢則寿氏(54)=元会社役員、民主・新党大地推薦=と上野敏郎氏(62)=前市議会議長、自民推薦=の両陣営では、人脈や組織をフル回転し支持固めを図っている。出馬表明から2カ月余りの短期決戦だけに、各種集会を開きムードを高めていく。

「少しずつ勢い」米沢陣営

 米沢氏の陣営は2日に総決起大会を開催、1200人を集めてムードを盛り上げた。米沢氏本人は企業の朝礼回り、お茶懇、街頭演説などを精力的にこなし、民主・連合、同級生・知人グループ、経済人有志が徐々にフル回転してきた。

 4日には女性集会を開催するなど、イベントも開き知名度を浸透させる。連合後援会の杉浦寿会長代行は「各職場や団体回りが目白押しで街頭でも支持を訴えてきた。まさに体力勝負。いろいろな組織から『ぜひ会いたい』と声を掛けられることが多くなり、少しずつ勢いが出てきた」と話している。

 「市議団結束も」上野陣営 

 上野氏の陣営は後援会、自民、道議、市議が連携して支持固めを進める。上野氏と裕子夫人が別行動で企業・団体、知人などを回り、企業朝礼や夕礼などは1日十数カ所をこなす。「民ができる仕事は民で」など、市の事業や職員数をスリム化する「市役所改革」など政策を訴えている。

 8日に総決起大会を開き、告示後は伊吹文明元財務相らの応援も予定。選対本部長に就く清水誠一道議は「市議団の結束も強化されてフル回転してきた。後援会加入数や訪問企業・団体数などの目標達成に全力を傾け、告示日を迎えたい」と話している。

 このほか無所属の猪股寛=ゆたか=氏(64)が2日に出馬表明、3人の争いになる予定。事実上、米沢、上野両氏の一騎打ちとみられている。同時に行われる市議補欠選(欠員1)とも連動、米沢氏は三井寿果氏、上野氏は神谷博之氏との「ペア戦術」を展開している。

265名無しさん:2010/04/04(日) 01:54:07
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100323-0004783.php
帯広市長選激戦史 
2010年03月23日 15時49分

「政変」「転換」明暗のドラマ

 十勝の中核市のリーダーを選ぶ帯広市長選は、いつの時代も大きな注目を集めてきた。特に新人市長が誕生した選挙戦は、さまざまなドラマを生み、私たちの心に深く刻み込まれている。くしくも4月の市長選は現職の勇退で新人対決となり、市政は新しいページを開くことになった。激戦続きの市長選史上、「政変」「転換」が起こった4回の選挙戦を振り返る。
(能勢雄太郎)



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保守分裂で革新市政


 1955年は4月に続き、8月にも市長選が執行された。4月に再選を果たしたばかりの佐藤亀太郎氏が急死。実質的なやり直し選挙が実施された。
 8月選挙に出馬したのは、4月に落選した吉村博(社会党)、石名春雄(無所属)の両氏と、中島武市氏(日本民主党)。当初は石名氏が本命視されたが、中島氏が出馬して保守が分裂。いずれも保守内の実力者だっただけに、選挙戦の様相は一変する。
 地区労幹部として吉村氏の選挙にかかわった山本忠次氏(元市議会議長)は「落選後すぐに再挑戦の機会が訪れ、なおかつ保守が分裂した。石名、中島の得票はほぼ等しく一方に偏らなかったのも幸運だった」と振り返る。
 吉村氏は4年後の市長選でも宮坂寿美雄氏との激戦を制し、結果的に5選を果たす。総合計画の立案など斬新な政策を次々と打ち出し、全国でも屈指の革新市政と評された。
 そんな吉村氏も74年3月、5期目の途中で突然、辞任する。市役所の公金不正事件をきっかけに長期政権の問題が一気に噴出したのが要因だった。

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200票差の大激戦制す


 吉村市長の辞任に伴う市長選が4月21日に実施された。吉村後継の熊谷克治氏(無所属)と、自営業の田本憲吾氏(同)の事実上の一騎打ちとなった。
 田本氏は、本名武、中川一郎両衆院議員のグループが一本化して擁立。本名派の投げ掛けで中川派から人選された。これに対し熊谷氏は社会党道議として知名度が高く、下馬評では「熊谷有利」とされ、開票日には祝勝会もセットされた。結果は田本氏が200票差の大激戦を制した。選挙戦最終日、藤丸前での絶叫、土下座は今も語り草だ。
 保守系市議だった嶺野侑氏(元市議会議長)は「田本さんは未知数の人材。ただ中央で頭角を現してきた中川一郎氏にとり、おひざ元の市長が社会党ではメンツが立たない状況にもあった」と語る。吉村市政末期に議長を務めた山本忠次氏も「誰も熊谷が負けるとは思わなかった。死力を尽くして戦ったのだが…、あれは『中川一郎の選挙』だった」と振り返る。
 田本市政は中川一郎氏という中央とのパイプをバックに、各種ハード整備を展開。4期連続で当選を果たし、現在の帯広の基盤を形成した。

266名無しさん:2010/04/04(日) 01:54:24
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「文化ホール」焦点に


 任期満了に伴う市長選は5選を目指す田本憲吾氏(無所属)と、前回落選した元市職員の高橋幹夫氏(同)が再度ぶつかった。現職優位の観測を覆し、高橋氏が当選。旧社会党陣営が市政を奪還した。
 中川昭一、鈴木宗男両衆院議員のライバル関係を背景に、労組票に鈴木派が合体したといわれた。その一方で高橋陣営は、物議を醸した市民文化ホール問題を徹底的に批判する戦術を展開した。
 選対本部長代行だった三津丈夫氏(道議)は「長期政権の『ひずみ』がいろんな分野に及び現職離れが進んでいた。高橋は浪人時代の4年間、地道に市内を回り支持を広げていた。負けるとは思わなかった」と語る。
 田本市政で議長を務めた嶺野侑氏は「巨額の家賃を払い続けても市の持ち物にならない、文化ホールの手法に世論は非常に厳しかった。文化ホールが(現職の)最大の敗因だった」とする。
 高橋氏は2期連続で当選。高齢者バス無料券など福祉政策を展開し、後半は新市立病院の建設計画を推し進めた。市民文化ホールをめぐっては、市と所有者との間で係争に発展、対応に苦慮した。

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中川昭氏が全面支援


 衆院の小選挙区制移行後、初の市長選。現職の高橋幹夫氏(無所属)に、道開発局幹部だった砂川敏文氏(同)が挑んだ。砂川氏が中川昭一衆院議員の全面支援を受けて初陣を飾った。
 選挙期間中、砂川氏支援で「土下座」する中川氏の姿が話題に。座敷で開いた個人演説会での出来事だった。旧中川後援会幹事長の高橋猛文氏は「両手をついてお辞儀をしたのが土下座に見えた。本人は意識していなかったのだがものすごい反響だった」と明かす。
 当時は現職と連携していた三津丈夫氏が道議落選中。これに対し小野寺勇、清水誠一、山田■(りん)太郎の自民・保守系3道議が砂川氏支持で一本化した。砂川陣営は現職が掲げた新市立病院建設に財源論で対抗、清水氏は「将来見通しのない市立病院に市民の不安は強かった」と語る。
 砂川氏は中川氏の後ろ盾で3期連続当選し、行財政改革や屋内スピードスケート場建設を推進。「中川−砂川ライン」は地元政経界の基軸となった。前回市長選(2006年)は、行政手腕や屋内スピードスケート場への批判から大苦戦し、1001票差の薄氷の勝利だった。
※山田■(りん)太郎氏のりんの字は馬へんに米の下に舛です。

267名無しさん:2010/04/04(日) 01:55:45
http://www.tokachi.co.jp/news/201003/20100325-0004806.php
2010帯広市長選 告示前情勢 上野氏、米沢氏 競り合う
2010年03月25日 15時20分
6割が態度未定
運動遅れ 基盤固まらず
 帯広市長選(4月11日告示、同18日投開票)で、十勝毎日新聞社は19〜22の4日間、世論調査を実施、担当記者の取材を総合して告示前の情勢を探った。前市議会議長の上野敏郎氏(62)=自民推薦=と会社役員の米沢則寿氏(54)=民主推薦=がほぼ横並びで、競り合いを展開している。両氏とも出馬表明が2月にずれ込み運動は遅れ気味で、基盤を固め切れていない。回答者の約6割が態度未定となっている。民主支持率の低落傾向や自民の鈍い回復基調を背景に無党派層が拡大、選挙戦全般の流動的要素となっている。

 上野氏は50〜60代、70歳以上で比較的浸透。商工業者、会社員、主婦層で米沢氏を上回っている。公明支持層の3割強を引き付ける。推薦を受ける自民支持層は5割弱、昨年衆院選で故中川昭一元財務・金融相に投票した層は3割にとどまる。

 自民内は中川氏の死去と中川後援会の解散で運動の中核を喪失。政権交代で自民寄りだった企業、産業団体が中立の様相を強めているのも不安要素だ。上野氏は自身の地盤に加え盟友の清水誠一道議のバックアップで支持拡大に取り組むが、企業の動きが鈍く苦慮している。

 中川氏の郁子夫人、市議補選に出馬する元中川氏秘書の神谷博之氏と連動し、旧中川後援会を含む保守票の囲い込みをどこまで進められるかがポイントとなっている。

 米沢氏は公務員、60代以上の高齢者層で浸透。50代も比較的支持を取り付ける。市長選で不戦の共産支持層の4割弱を引き付ける。民主支持層は5割弱、昨年衆院選で石川知裕氏に投票した層は2割程度にとどまる。

 「市民党」を掲げ、高校同窓生グループや経済人有志に、民主・連合、石川氏の後援会を合わせて運動展開、市議補選では三井寿果氏と連携する。三井氏をめぐっては一部自民系市議が擁立にかかわるなど保守内が分裂含みで、米沢氏が食い込む足掛かりができた。

 半面、昨年衆院選時のような民主への「追い風」はなく、政治資金規正法違反で起訴された石川氏本人の活動も目立っていない。組織をフル回転させて、知名度を向上できるかが課題となっている。

 選挙戦の構図が固まったのは3月中旬と前哨戦の始動が遅く、6割が誰に投票するのかを決めていない。政権交代後の政治情勢の変化を受けて政党支持層が減少、「支持政党なし」の無党派が6割以上に膨らんだのも特徴だ。無党派の7割は誰に投票するかを決めていない。

 両陣営とも「本格的な運動展開はこれから」としており、無党派層の取り込みが大きな焦点に。自主投票の共産、現時点で中立の公明の支持層の動向も選挙戦を左右するとみられている。

無党派層増加65%


 市長選世論調査では、「支持政党なし」の無党派層が前回(2006年3月)より10.9ポイントも増え、64.9%に達した。政党別では自民が15.0%(前回比8.1ポイント減)、民主が11.9%(同4.3ポイント増)となっている。

 民主は前回より支持を伸ばしているが、昨年8月の衆院選調査時(32.8%)より落ち込みが目立つ。「政治とカネ」の問題などによる政治不信で支持離れが進んでいる。自民も昨年衆院選時(22%)を下回り、回復傾向はみられない。政党別支持率は共産(1.1ポイント)以外は軒並み前回を下回った。

 無党派層は30代で最多の80.9%、次いで40代の75.1%、20代の75.0%。60代でも58.5%と6割近い。職業別では「会社員」(72.4%)と「パート.その他」(70.1%)で7割を超え、「主婦」(66.3%)、「農業」(63.2%)、「商工業」(55.9%)、「公務員.団体職員」(51.7%)の順。

■世論調査■
 帯広市内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人に対し、電話で聞き取り調査した。サンプル数は男女各500人。

268チバQ:2010/04/06(火) 12:11:19
有名?
自由連合レベル?
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/224634.html
苫小牧市長選 渡辺氏出馬へ (04/06 07:52)
 【苫小牧】上川管内和寒町出身でレスリング東京五輪金メダリストの会社経営渡辺長武(おさむ)氏(69)=東京都在住=は5日、任期満了に伴う6月20日告示、27日投開票の苫小牧市長選に立候補する意向を明らかにした。

 渡辺氏は北海道新聞の取材に「地球温暖化対策と五輪選手育成を柱に、苫小牧市民のために行政を変えたい」と述べた。

 渡辺氏は士別高、中央大卒で1964年の東京五輪で金メダルを獲得、「アニマル」の異名をとった。92年と95年の参院選比例代表に「さわやか新党」などから出馬し、落選。4月に東京から苫小牧に本部を移した温暖化対策に取り組むNPO法人の理事長から要請を受け、立候補を決めた。

 苫小牧市長選では現職の岩倉博文氏(60)が既に再選出馬を表明。民主党も候補擁立を進めている。

269チバQ:2010/04/06(火) 12:23:32
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100405-0004933.php
【断面】中川後援会の本気度は
2010年04月05日 14時32分

 「保守の火を消さないとの思いは一つ。援軍来たり」
 市長選に立候補を予定する上野敏郎は、市議補選に出馬する神谷博之への期待感をこう語る。

 前回の市長選、自民・保守が推した砂川敏文は中川昭一の全面支援を受けた。その中川は昨年死去、中川後援会も解散した。自民系は中核を失い、運動に一体感を欠いている。上野の事務所に中川系の人脈は少なく、陣営幹部は「(旧中川後援会を)動かすのは簡単な話ではない」と漏らす。

 神谷は中川秘書を22年務め、地元の中川支持者に顔が広い。中川夫人の郁子に加え、神谷の“参戦”はひとつの転機とみられている。

 神谷の事務所は上野と同じ春駒通沿いの目と鼻の先。選対本部長は道議の小野寺秀、幹事長には元帯広JC理事長の谷脇正人が就いた。海野利雄、古澤慎二、高橋猛文といった旧中川後援会の歴代幹事長が指示を送る。どこから見ても中川派だ。

 上野、神谷の連携に関し、自民党の関係者は「両輪と言うよりはトロイカ体制」と指摘。ある中川支持者は「中川後援会は昭一さんを支援する組織。本人がいなくなった以上、どこまで上野さんで本気になれるのか…」と語る。保守結束の行方を各陣営は注視している。(文中敬称略)

270チバQ:2010/04/09(金) 12:19:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004090005
3市長選 譲れぬ民・自
2010年04月09日


選挙戦に向け気勢をあげる支持者=帯広市

■帯広・富良野・名寄 11日告示
■「参院選の前哨戦」


 帯広、富良野、名寄の3市長選が11日に告示される。いずれも事実上、民主系と自民系候補の一騎打ちの構図で、両党とも夏の参院選の前哨戦という位置づけで臨む。だが、民主党は「政治とカネ」の問題を抱え、自民党からは離党者が相次ぐ中での選挙戦。投開票日は18日、有権者がどういう判断を下すのかが注目される。


■帯広 新顔3氏立候補へ
■「石川VS.中川」の様相


 8日夕方。帯広市内で、自民、公明両党が推薦する前市議会議長の上野敏郎氏(62)=無所属=陣営の総決起大会が開かれた。あいさつに立った故・中川昭一元財務相の妻・郁子(ゆうこ)氏(51)は、民主党を批判し、「この選挙に勝つことが日本を守ることにつながる」と訴えた。


 一方、民主党と新党大地が推薦、社民党が支持する元コンサルティング会社社長の米沢則寿氏(54)=同=陣営は2日に総決起集会を開いた。民主党を離党した石川知裕衆院議員=道11区=が「米沢氏に配慮して表に出ることを控えてきたが、今後は改める」と「決意表明」した。


 帯広市長選は、3期12年務めた砂川敏文市長の引退を受け、新顔3氏が争う見通し。


 自民党は砂川氏を推薦し、市政与党の座にあり続けた。だが、昨年の総選挙の道11区で、盤石の強さを誇った中川氏が初めて落選。同市では、相手候補の石川氏に1万1千票差をつけられた。そのうえ10月、中川氏は急逝した。


 これらの影響で、砂川氏の後継候補の人選は公募となり、選考作業も遅れた。上野氏の正式な立候補表明は、市長選告示2カ月前の2月11日だった。


 上野氏陣営の狙いは、根強い「中川支持票」の取り込みだ。それに呼応するように、郁子氏の活動が活発化。2月21日の道議の新年交礼会では、あいさつで上野氏支持を呼びかけた。最近は上野氏の妻と一緒に市内を回り、支持を訴えている。


 対する米沢氏は、母校・帯広柏葉高校の同窓生や、石川氏ら民主党サイドから要請を受け、立候補を決意。石川氏の当選の余勢を駆って、勝利につなげる考えだった。


 だが石川氏は、秘書として仕えていた小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴された。2月12日には離党し、米沢氏には「黒衣に徹し、外から応援する」と伝えていた。


 ところが選挙戦が近づくにつれ、知名度の高い石川氏への「待望論」が陣営内で高まった。政治とカネの問題での悪影響も懸念されるが、地元有権者の中には石川氏への同情論も根強い。これらを勘案し、石川氏は前面に出ることにしたとみられる。


 その結果、市長選は「石川VS.中川」という色合いも帯びてきた。参院選の前哨戦にとどまらず、市民からは「石川氏が議員辞職し、11区の補欠選挙になった場合、郁子氏は自民党候補として立候補するのでは」との声も聞かれる。


 市長選には幕別町の猪股寛氏(64)も立候補を表明。これまで候補者を擁立してきた共産党は、今回は見送る。


   ◇


■民主 逆風下「全力で」
■自民 知事選級の応援


 帯広、名寄、富良野の3市長選について、民主、自民両党は、夏の参院選の前哨戦と位置付けている。


 民主党北海道(道連)の佐野法充幹事長は、推薦候補を立てる帯広市長選を「全力でとる」と表明。名寄、富良野の両市長選も、参院選のみならず、秋の旭川市長選の前哨戦とみて力を入れる。


 民主党は「政治とカネ」の問題を抱える。特に道内では、11区の石川知裕衆院議員が政治資金規正法違反罪で起訴され、離党。5区の小林千代美衆院議員についても、複数の陣営幹部が公職選挙法や政治資金規正法違反罪で起訴され、ダメージが大きい。


 佐野氏は「この状況下の戦いで、力量と真価が問われる」としている。


 対する自民党も、与野党対決の構図が鮮明な首長選での勝利を重視。昨年の総選挙での惨敗や、道選出の中川義雄参院議員ら離党者の続出という失地の回復につなげる狙いがある。


 中でも帯広は「絶対に勝たなければならない選挙」(竹内英順・道連幹事長)との位置付け。党本部も、民主党推薦候補を破った2月の長崎県知事選と同レベルに考え、小泉進次郎衆院議員や河野太郎幹事長代理といった知名度の高い国会議員が応援で訪れる予定だ。

271チバQ:2010/04/14(水) 12:08:58
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/226014.html
鎌田前道議が根室管内から道議選出馬へ  (04/14 07:19)
 札幌市中央区選出で道議を3期務めた鎌田公浩前道議(47)は13日、来春の道議選根室管内(定数1)に無所属で立候補する意向を固めた。14日に会見して表明する。

 前道議が選挙区を変えて立候補するのは異例。鎌田氏は北海道新聞の取材に対し、「地元からの出馬要請に応えたいと決断した」と述べた。鈴木宗男衆院議員が代表を務める新党大地などとの連携の可能性も示唆した。

 鎌田氏は同管内中標津町出身、札幌大卒。1995年に道議選札幌市中央区(定数3)から新進党公認で初当選。97年に同党を離れて自民党入り。99年、2003年と連続当選したが、07年に落選した。

 道議選根室管内では、自民党現職の中司哲雄氏(62)が3選を目指し立候補するとみられている。

272チバQ:2010/04/14(水) 20:08:54
http://www.tokachi.co.jp/news/201004/20100414-0005050.php
帯広市長選で世論調査…接戦模様で終盤へ
2010年04月14日 14時54分
 帯広市長選(18日投開票)で、十勝毎日新聞社は8〜11の4日間、世論調査を実施、担当記者の取材を総合し情勢を探った。元会社役員の米沢則寿氏(54)=民主・大地推薦、社民支持=と、前市議会議長の上野敏郎氏(63)=自民・公明推薦=が接戦を展開。米沢氏は知名度を徐々に高めて、勢いを付けつつある。政権交代の余波を受ける上野氏は、従来の自民支持層を懸命に囲い込み、激しく追っている。依然として半数が態度を決めておらず、最終盤に向けての不確定要素となっている。


 米沢氏は民主支持層の6割強、市長選で独自候補の擁立を見送った共産支持層の4割を引き付ける。各年代・職域で支持を伸ばし、30、40、60代、公務員、会社員、主婦で比較的厚い。新党大地の支援を背景に企業、保守層に食い込む。前回調査(3月)より商工業者で支持を伸ばし、上野氏と互角になった。

 連携する市議補選候補の三井寿果氏を支援する一部保守系市議も合流。14日には内閣総理大臣補佐官の逢坂誠二衆院議員、16日は大地代表世話人の歌手松山千春氏が応援に入りムードを高める。

 半面、石川知裕衆院議員の起訴・離党、道5区の北教組の選挙違反事件などを受けて、民主に昨年衆院選のような「追い風」はなく、労組の動きも低調。石川氏に投票した層は3割強にとどまる。新人対決ゆえ政策的な違い・争点を打ち出せるかもポイントとなっている。

 上野氏は自民支持層の6割強、公明支持層の3割強を固めた。公明は推薦を打ち出しており、同党支持層の支援は手厚くなると予想されている。50、70代、農業者で米沢氏を上回り、商工業者に浸透する。市議時代の後援会、自民系道議の後援会を中核に、JC同期など上野氏の個人的な人脈で支持を広げる。

 一方で政権交代の影響から、実働部隊だった企業(特に建設)が総じて様子見を決め込み、経済・産業団体の動きも鈍い。中川昭一元財務・金融相の落選・死去に伴い運動の核が消失、昨年衆院選で中川氏に投票した層は3割強にとどまっている。

 中川氏の郁子夫人、市議補選候補で中川氏元秘書の神谷博之氏と連動し、旧中川後援会を中心とした保守票をどこまで固められるかがカギ。自民衆院議員の小泉進次郎氏、河野太郎氏らも投入、無党派層への浸透を狙う。


 元帯広保健所職員の猪股寛氏(64)は出馬表明が遅れ、浸透していない。

 政党支持率は民主、自民が15%前後で拮抗(きっこう)、公明は1.6%、共産は1.5%。「支持政党なし」の無党派層は前回調査より若干縮小したが、それでも6割となっている。

 投票に「絶対行く」としたのは91.4%。ただ態度未定も5割を超え、投票率の見極めは難しくなっている。拡大した無党派層の動向が、選挙戦の勝敗を左右するとみられている。

 世論調査 帯広市内の選挙人名簿から無作為抽出した1000人に対し、電話で聞き取り調査した。サンプル数は男女各500人。

273名無しさん:2010/04/18(日) 08:41:21
大地・鈴木代表 高橋知事を批判 「限界がある」 (04/18 07:30)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1469

274チバQ:2010/04/18(日) 22:02:53
>>271
中央区 定数3−候補5 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 23,810(25.6%) 段坂 繁美 57 民主 現 5 (元)党札幌代表
当 22,312(24.0%) 千葉 英守 57 自民 現 2 党道政調会委員
当 20,559(22.1%) 小林 郁子 59 無所属=民主・ネット 新 1 (元)札幌市議・「市民ネットワーク北海道」
□ 18,864(20.3%) 鎌田 公浩 44 自民 現 (元)衆院議員秘書
7,515(8.1%) 岩井 善昭 64 共産 新 党地区委員

根室支庁 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 21,280(73.8%) 中司 哲雄 59 自民 現 2 酪農業
□ 7,558(26.2%) 馬渕 秀俊 57 無所属=民主 新 飼料会社役員

275秋田2区:2010/04/18(日) 23:15:42
帯広市議会議員補欠選挙・21時45分から確定時までの、15分おき時点の結果を掲載しています。
23時00分確定(開票率100%)届出受理番号 届出政党の名称 候補者氏名 得票数 備考
1 無所属 高田 ゆきこ 6,547
2 無所属 三井 ひさか 26,630(民系)
3 無所属 神谷 ひろゆき 33,641(中川系)
4 日本共産党 すぎの 智美 8,172

276秋田2区:2010/04/18(日) 23:16:48
速報 帯広市長に米沢氏 名寄に加藤氏 富良野は能登氏 (04/18 23:00)
 任期満了に伴う帯広市長選は無所属新人の元会社役員米沢則寿氏(54)=民主党、新党大地推薦=が他の2候補を下し、初当選が確実。名寄市長選は無所属新人の会社役員加藤剛士氏(39)が初当選。加藤氏は道内最年少の市長となる。また、富良野市長選は現職の能登芳昭氏(70)=無所属=が再選。

277秋田2区:2010/04/18(日) 23:29:58
〉〉276
23時00分確定(開票率100%)届出受理番号 届出政党の名称 候補者氏名 得票数 備考
1 無所属 上野 敏郎 37,378
2 無所属 米沢 のりひさ 37,516
3 無所属 猪股 寛 1,781

278とはずがたり:2010/04/19(月) 01:14:11
>>277
ありがとうございます。すげえ僅差。。

279チバQ:2010/04/19(月) 22:37:16
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190006
帯広市長に米沢氏 民主系、接戦制す
2010年04月19日





帯広市長選に初当選した米沢則寿氏=18日午後11時13分、帯広市、吉本美奈子撮影




■3市長選 民主系1勝2敗


 帯広、富良野、名寄の3市長選は18日投票があり、即日開票された。いずれも民主系と自民系の候補による事実上の「一騎打ち」の構図で、夏の参院選の前哨戦として注目された。両党の推薦候補が対決した帯広は、民主系の候補が勝利。富良野、名寄ではともに自民系の候補が当選し、国政与党・民主系の1勝2敗という結果となった。


    ◇


 帯広市長選は18日、新顔で無所属の元コンサルタント会社長の米沢則寿氏(54)=民主、新党大地推薦、社民支持=が、ともに新顔で無所属の前市議長の上野敏郎氏(63)=自民、公明推薦=と元帯広保健所職員の猪股寛氏(64)を破り、初当選した。米沢氏と次点の上野氏は138票差という大接戦だった。当日有権者数は13万5234人。投票率は57・55%(前回57・73%)だった。


 帯広市西19条南2丁目の米沢氏の選挙事務所では、当選確実の連絡が入った瞬間、大きな歓声がわき上がった。米沢氏は、大勢の支持者を前に「支援をいただきありがとうございました。人生を賭けて新しい帯広を作り上げていきたい」と満面に笑みを浮かべて力強く話した。


 3期12年務めた現職の砂川敏文市長の引退を受け、同市長選は36年ぶりに新顔3氏の争いになった。事実上、民主系と自民系の一騎打ちの構図で、労組票を固め、無党派層や農村票を取り込んだ米沢氏が接戦を制した。


 民主党の推薦を受けた米沢氏は、同党11区総支部代表だった石川知裕衆院議員が小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地取引を巡り逮捕・起訴され、離党に追い込まれたことなどが逆風となり、苦戦が予想された。しかし、「市民党」を前面に打ち出す作戦で、12年ぶりに自民党から市政を奪還した。


 選挙戦では「故郷の未来にクワを入れるために戻ってきた」と主張。市内の企業や商店などを積極的に回った。終盤には街頭演説に歌手の松山千春氏を迎え、知名度不足の解消に努めた。


 毎回候補者を擁立している共産党が今回は見送りを決めたことや、政権与党との絡みから主要農協の幹部が米沢支持に動いたほか、建設業界でも「中立」の立場をとる業者が多かったことなどが優位に働いたとみられる。


 一方、上野氏は23年間市議を務め、自民党が推した砂川市政を支え続けた。しかし、同時にあった市議補欠選挙を巡り同じ与党会派の市議3人が離脱し、逆に米沢氏支持に回ったことも手痛かった。


 故中川昭一元財務相の妻郁(ゆう)子さん(51)が東京から度々帯広入りし、街頭演説や主要集会でこまめに支持を訴えたり、上野夫人とともに市内を巡ったりして「中川支持票」の取り込みも図ったが、わずかに及ばなかった。


 上野氏は、選挙事務所で支持者らに「不徳の致すところ。申し訳ありません」と頭を下げた。郁子さんは「役に立てず残念だ」と話した。


 猪股氏も積極的に街頭に立ち支持を訴えたが、及ばなかった。


 また、帯広市議補欠選(被選挙数1)も同時に投開票され、無所属で新顔の神谷博之氏(55)が、無所属2人、共産1人の新顔3氏を破り初当選した。投票率は57・54%だった。

280チバQ:2010/04/19(月) 22:38:00


http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190004
富良野市長は能登氏 自民系
2010年04月19日


■実績訴え再選


 富良野市長選は18日、現職の能登芳昭氏(70)=無所属=が、新顔の焼酎企画販売会社代表佐々木雅夫氏(63)=同=を破り、再選を果たした。前回2006年と同じ顔合わせ。ともに市民党を掲げたが、実質的には自民系と民主系の戦いで再び激しい選挙戦を展開、4年間の実績を訴えた能登氏が振り切った。当日有権者数は1万9465人。投票率は73・89%(前回70・87%)。


 能登氏は、自民党富良野支部の推薦を受けなかったが、前回自主投票だった富良野商工会議所の政治団体「日本商工連盟富良野地区連盟」の推薦を得て、商工層などに支持を広げた。農業団体が佐々木氏支援に回ったことに危機感を強め、農民票の取り込みに力を入れたことも奏功した。


 再選を決めた能登氏は「農業の人づくりをさらにやっていかないといけない。観光振興をさらに深め、森林資源の活用を図りたい」と語った。


 一方、佐々木氏は、連合富良野や市農政同友会の推薦を取り付けたが、労組票や農民票をまとめ切れなかった。選挙戦を自民党の牙城(がじょう)だった農協前からスタートさせるなどして、支持拡大を図ったが、民主党の支持率低下の影響を受け、伸び悩んだ。

281チバQ:2010/04/19(月) 22:38:33
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004190002
名寄市長に加藤氏 自民系
2010年04月19日


=確定得票

 名寄市長選は18日、自民党名寄支部の支持を受けたホテル・飲食業の加藤剛士氏(39)=無所属=が、連合名寄の推薦を受けた元旧市議会議長の高見勉氏(66)=同=を破り、初当選した。島多慶志市長の引退で新顔同士の争いだったが、島市長の応援を受け若さをアピールした加藤氏が振り切った。当日有権者数は2万4882人。投票率は78・57%(前回80・08%)。


 加藤氏は、父親の自民党道議加藤唯勝氏や島市長の支持層を固めたほか、名寄青年会議所の理事長も務めた経験を生かし、商工層にも支持を広げた。若年層にアピールしたことも奏功した。


 加藤氏は、力強い産業と雇用の創造を掲げ、地域資源を生かし、人が集まる町づくりや道北の医療福祉保健拠点としての町づくりなどを進めるとしている。


 一方、高見氏は前回2006年の市長選に続いての挑戦。市職員、市議会議長を経験を生かして、「安心と信頼の名寄を創(つく)る」と訴えたが、及ばなかった。民主党の佐々木隆博衆院議員らの応援を得て、政権交代効果も期待したが、民主党の支持率低下が響いた格好だ。

282名無しさん:2010/04/19(月) 23:35:41
2010年4月19日(月)
http://www.muneo.gr.jp/html/diary201004.html
鈴 木 宗 男
 昨日投開票が行われた帯広市長選挙で、新党大地が民主党と一緒に推薦した米沢則寿氏が、なんと138票差で勝利する。人口18万人の街での138票差というのは、本当に僅差中の僅差である。
 しかし、勝利は勝利だ。帯広市民の賢明な判断に感謝したい。
 米沢氏は知名度がなかったが、最終盤で松山千春さんが応援に入ったことも結果的に大きなアクションとなった。松山さんにも早速勝利の報告をし、喜んで戴いた。
 帯広は石川知裕代議士の地元でもあり、帯広市長選は全国的に注目されていた。この勝利の意味は極めて大きい。小沢幹事長にも選挙結果を報告し、「今回の結果を受け止めて、自信を持って参議院選挙に向かってほしい」と激励する。
 アイスランドの火山の爆発により、ヨーロッパ便が欠航になっている。
 成田空港では、外国人のお客さんがロビーのベンチや床で寝泊まりしている。
 テレビでその様子を見ていた家内から連絡が入り、「政府は外国人観光客を2020年初めまでに2500万人、将来的には3000万人にすると言っているのだから、『日本人は親切だ』、『日本は優しい国だ』というイメージを持ってもらうためにも、食事や毛布等の差し入れをするべきじゃないの」とアドバイスを戴く。「なるほど」と私もうなずきながら、早速女房の貴重な声を外務大臣秘書官、外務省官房長に伝える。
 旅先で、特に海外で受けた親切は、心に残るものである。外務省、政府には迅速に対応してもらいたい。家内の生活感溢れる声を活かして戴きたい。
 15時半から宮中において、拝謁及び茶会が行われる。先週15日の園遊会、そして本日、天皇陛下にお目にかかれて、これに勝る感激はない。改めて、国家国民のために頑張らなければと、自分自身に言い聞かせるものである。
 夕方の便で福岡に飛び、民間団体主催の会で講演。
 今年に入り、講演も15回目を数える。私なりの発信ができることは、ありがたい限りである。


◎ 本日提出した質問主意書2件
・ №129 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省元欧州局長の発言に関する質問主意書
・ №130 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省元官房長の発言に関する質問主意書

283名無しさん:2010/04/20(火) 09:29:05
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004200001
3市長選 民主系1勝2敗
2010年04月20日

■民主「有権者厳しい」 自民「反転攻勢狙う」


 夏の参院選の前哨戦として注目された帯広など3市長選が「民主系1勝」「自民系2勝」と終わった結果に、民主党北海道(道連)の幹部は19日、「有権者の目が厳しい」と深刻に受け止めた。一方、自民党道連からは「反転攻勢のきっかけにしたい」との見方が出た。


   ◇


 18日に投開票された帯広市長選は、民主系の候補が自民系に138票差で競り勝った。一方、富良野と名寄の2市長選は、自民系の候補が民主系に勝利した。


 「1勝2敗」となった結果に、民主党道連の高橋由紀雄選対委員長は「民主党に対して、有権者の目が厳しいことが結果に表れた」と振り返り、昨夏総選挙の道内12小選挙区で「11勝1敗」と圧勝した勢いが、ほぼなくなったことを示唆した。


 帯広で勝ったことに触れ、「拠点都市で民主党系の首長が増えたことの意義は大きい。自民党政治に戻してはいけないとの意識が根強く、その思いを参院選に結びつけていきたい」と語った。


 一方、帯広で惜敗したことについて、自民党道連の竹内英順幹事長は「当初は(民主陣営に)水をあけられていたが、党本部や道連、地元の支持者が一枚岩になれた」と前向きに評価した。


 名寄、富良野の両市長選で勝ち、竹内幹事長は「中川義雄参院議員の離党などでガタガタしていた党内が参院選に向けてまとまれたことに意味がある」と話した。


 帯広で敗れたことについて、伊東良孝道連会長は「3連勝と思ったが悔しい」と話した。参院選への影響はないとした上で、「自民党へのこれまでの逆風の中、互角の戦いをした。地方選では勝っているので、反転攻勢のきっかけにしたい」と意気込んだ。


■米沢氏に証書「より良い街に」


 帯広市長選で初当選した米沢則寿氏(54)=民主、新党大地推薦、社民支持=が19日、帯広市役所で当選証書を受け取った。わずか138票差の激戦から一夜明け、米沢氏は「より良い帯広の街づくりに努めたい」などと、改めて抱負を語った。


 この日午前、帯広市選挙管理委員会から受け取った。その後、米沢氏は「証書をもらって改めて当選を実感した。選挙戦で訴えたことを実行した」と決意を新たにした。

284チバQ:2010/04/20(火) 12:16:30
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100420ddlk01010168000c.html
ニュースプラス:3市長選痛み分け どうなる参院選 民主に漂う危機感 /北海道
 ◇自民「反転攻勢」も不透明
 今夏の参院選の行方を占ううえで注目された帯広、名寄、富良野の3市長選は、民主党系が帯広、自民党系が名寄と富良野で当選し、勝敗を分け合った。ただ民主側にとっては、帯広は予想に反した薄氷の勝利で、参院選に向け危機感が漂う。自民側は「反転攻勢の礎に」と位置づけるものの、有権者の支持が回復するかどうか不透明だ。【田中裕之、横田信行、岸川弘明、和田浩幸】

 ■138票の小差

 「ぎりぎりまで当選が決まらず、いろんな風が吹いていたと思った」。19日午前、帯広市役所で当選証書を受け取った民主推薦の米沢則寿(のりひさ)氏は、138票差の勝利をそう振り返った。

 民主は今回、数千票差の勝利を目算していた。前回市長選は自民推薦の現職に民主推薦候補が1000票差まで迫り、昨夏の衆院選では当時民主党の石川知裕衆院議員が故中川昭一元財務・金融担当相に市内で約1万1000票差を付けて「中川王国」を打ち破った。今回も米沢氏が地元経済人の要請で出馬を決めており、有利な条件はそろっていた。

 しかし、石川議員が政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴され、離党を余儀なくされるなど「政治とカネ」の問題も直撃した地域。選対の常任顧問を務めた池本柳次道議は「今の政権与党の影響は少なからず出たと思う」と語る。

 自民推薦の上野敏郎氏の選対本部長を務めた清水誠一道議は「残念な結果だが、民主の支持率も下がっており、国民も私たちの政策に戻ってくると意を強くしている」と巻き返しを狙う。

 ■追い風止まり

 支援候補が敗れた名寄、富良野両市では、民主党のショックは一段と大きい。地元・道6区選出の佐々木隆博衆院議員は18日夜、名寄の選挙事務所で「まさかこんな結果になるとは」と唇をかんだ。

 民主は6区で、政権交代の余勢を駆って士別市長選(昨年9月)で同党推薦の新人を当選させ、今回の2市長選も重視してきた。しかし富良野は、前回自民支持だった農協の支援を受けながら逆に票差がつく結果に。佐々木氏は「地方ではもう衆院選の時の追い風は吹いていない」と危機感をあわらにする。

 一方、2勝した自民だが、6区の党関係者は「地方には自公政権の構造改革で疲弊したという思いを持つ人がまだ多い。簡単に党への支持が回復するとは思えない」と慎重な見方を示す。

 ■浮動票の行方は?

 参院選道選挙区(改選数2)では民主2人、自民1人、共産1人などが立候補予定。今回の選挙結果の影響について、民主道連は「国政選挙と地方選挙は性格が違う」(佐野法充(のりみち)幹事長)、自民道連は「市民の目は自民党に若干向いてきてくれている」(竹内英順(ひでのぶ)幹事長)と分析する。

 道選挙区には政党支持率を伸ばすみんなの党も候補者を出す方針。民主の徳永エリ氏陣営の幹部は「徳永さんは無党派がターゲット。浮動票が新党に吸収されるのではないか」と警戒感を強める。

 ◇民主系得票、勢いに陰り−−3市
 3市の最近の主な選挙で民主、自民系の候補者の得票数を抽出して比較すると=グラフ参照=政権交代につながった昨年8月の衆院選や07年7月の参院選時に比べ、民主系候補の勢いに陰りが出ていることがうかがえる。

 自民系候補が多くの票を獲得したのは、小泉政権下で自民が圧勝した郵政選挙(05年9月)と、統一地方選で自民系の高橋はるみ氏が再選を果たした知事選(07年4月)。しかし、わずか3カ月後に実施された参院選では民主公認候補が一気に票を伸ばし、その勢いは昨年の衆院選でも維持された。

 ところが今回の市長選は、民主党の負け越し。名寄、富良野両市の民主系候補の得票率は、郵政選挙時よりも下だった。

 知名度や実績、地盤など候補者個人の事情もあり、得票率がそのまま両党の勢いを反映しているとは言い切れないが、民主党には厳しい結果になった。【木村光則、水戸健一】

285名無しさん:2010/04/20(火) 15:42:34
138票差の余波 2010帯広市長選】−下−
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100420-0005122.php

286チバQ:2010/04/22(木) 22:38:56
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100419-0005107.php
【138票差の余波 2010帯広市長選】−上−
2010年04月19日 15時21分



大接戦を制して喜びを爆発させる米沢氏の陣営関係者。一方、石川氏(左から2人目)は冷静な表情を浮かべる
石川氏 微妙な「失地回復」

 「昨年衆院選で応援してくれた人が、まだまだ来ていなかった。自分がもっと前面に出るべきだった」

 わずか138票差という「超接戦」となった今市長選。米沢則寿氏を支援した石川知裕衆院議員は薄氷の勝利に安堵(あんど)しつつ、複雑な思いもにじませた。

■基盤強化狙う
 政権交代後初の管内首長選となった今市長選は、石川氏にとっても昨年8月衆院選を経た初の選挙戦。12年ぶりの「市政奪還」が至上命題となった背景には、市長選を通じて石川氏の政治基盤を強化する狙いもあった。

 地元の民主幹部が市内の弁護士の擁立を断念した直後、前回市長選でも名前が上がった米沢氏の擁立に動いたのは石川氏本人。“盟主”の強い意向を受け、「地元在住」にこだわっていた幹部も即座に方針転換した。

 選挙戦の主導権を握ったかに見えた民主陣営だったが、石川氏は政治資金規正法違反で逮捕・起訴され離党、鳩山政権の迷走もあり、昨年衆院選時に吹いた民主・石川氏への「追い風」は「逆風」に一変した。石川氏は陣頭指揮を執るどころか市長選の表舞台から遠ざかった。

 選挙戦では新党大地に加え、市議補欠選と連動し一部保守系市議が合流。結果として昨年衆院選を上回る態勢を構築した。市長選の勝利で国政と市政のラインが一本化され、石川氏は「失地回復」の足場を築いた。半面、米沢氏の得票は昨年衆院選の石川氏の市内得票(5万2890票)には遠く、「逆風」は収まっていないことを裏付けた。

■「辞職を」4割
 十勝毎日新聞の出口調査(18日)でも、石川氏に対し「辞職すべき」とした人が38.91%に達し、「辞職は必要ない」(30.59%)を上回った。米沢氏陣営の市議は「石川氏は自身の後援会を固めていたが、前回衆院選の支持者の多くは浮動票。すでに組織のパイ自体が縮小しているのでは」と指摘する。

 公明は石川氏の「政治とカネ」の問題を理由に上野敏郎氏の推薦を決定、共産は市長選で独自候補の擁立を見送ったが、出口調査で米沢氏が取り込んだ共産票は57.14%。上野氏には25.71%が流れた。自民陣営は選挙中の法定ビラを民主政権の批判に集中、上野氏の応援演説を行った小泉進次郎氏、河野太郎氏ら自民国会議員も同様の問題を追及した。

 石川氏は「国政と市政は別。自身の問題がどう影響したかは分からない」とかわすが、米沢氏陣営の保守系市議の1人は「民主・石川氏だけでは勝てなかった。われわれのおかげ」と断言。米沢氏も「予想以上に影響は大きかった」と認める。

■無所属の不安
 米沢氏の高橋功一連合後援会長は「政党に頼らない後援会網を整備しなければ」と示唆、23日には米沢氏を「励ます集い」を開く。ある市議は「石川氏が存在感を増すには国政(民主政権)との『パイプ』を発揮するしかない。無所属の立場でどこまでやれるか」と案じている。(岩城由彦)

287チバQ:2010/04/22(木) 22:39:34
http://www.tokachi.co.jp/feature/201004/20100420-0005122.php
【138票差の余波 2010帯広市長選】−下−
2010年04月20日 14時55分



上野敏郎氏(右)の個人演説会に参加した中川郁子氏(左)は保守市政の継続を訴えた=11日、とかち館
 「帯広には保守の政治土壌があると実証された。保守分裂の中で始まったことを考えると、次はこの票以上を獲得できる自信が持てた」

 きん差で敗れた上野敏郎氏の陣営で選対本部長を務めた清水誠一道議は、惜敗にも一定の手応えをつかんだ。「私たちの政策に(有権者は)戻ってくる」と語る。

 自民党が惨敗した昨年8月の衆院選。故中川昭一氏の得票は帯広市内でも4万1779票にとどまり、民主の石川知裕氏に1万余の差をつけられた。今市長選の上野氏の得票は3万7378票。得票率は48%で、中川氏の41.2%、前回市長選の砂川敏文氏の45.8%を上回った。




■神谷氏連動で求心
 衆院選後に中川氏が急逝し、十勝の自民は大きな核を失い、党への求心力は低下していた。その中で迎えた市長選。関係者が「保守の大同団結」を唱えるのは、混迷の裏返しでもあった。市長選と同時執行の市議補選をめぐっては、党支部の役職に就く市議3人が離党、相手候補を応援する事態に至った。

 流れを変えたのが、元中川氏秘書の神谷博之氏の市議補選出馬。小野寺秀道議が神谷選対の本部長に就き、市長選の清水道議と役割分担する体制をとった。中川氏の郁子夫人も張り付き、旧中川後援会の役員宅を回った。

 神谷陣営では「出馬表明3週間で、どこまで浸透できるか」と不安視していたが、ふたを開けると、米沢則寿氏と連動した候補を引き離した。上野陣営の幹部は「本来はもっと票差が開いてもよい陣立てだった。神谷さんが出たことで、相乗効果が表れた」と語る。

 戦いの「中身」に一定の評価がある半面、あと一歩のところで勝利を逃し、複雑な空気が流れる。ある政治関係者は次期衆院選への影響に関し、「国会議員は系列の市長がいるのといないのとでは全然違う。上野さんが落ちたことで厳しくなった。神谷さんの当選でいくらか(自民が勝つ)可能性は残った」とする。

■民主減退明らか
 一方で「共産党が出れば上野さんが勝っていた。民主は勝利を錯覚するとつまずく」との指摘も。十勝毎日新聞社の出口調査では、4割近くが石川氏は辞職すべきと回答するなど「政治とカネ」の問題には批判が根強いことが示された。昨年衆院選時の民主党の勢いは大幅に減退しており、浮動層をどう引き付けるのか、自民サイドとしては戦術上のポイントが明確になった。

 中川後継の最有力とされる郁子夫人は「私たちが負けたとは思っていない。きん差であり、多くの方々に温かいメッセージをいただいた」と語った。旧中川後援会の幹部も「ようやく『次の絵』を描けるぐらいにはなった」と、次期衆院選に向けての感触を強めた。

 惜敗の中に見いだした光明。自民党関係者は「まずは夏の参院選。道議や市議が一丸になって『ねじれ』をつくる」と意気込む。

 鳩山政権の支持率低下など国政の流動化がささやかれる中、新市長の米沢則寿氏に対しては「自民にも接近せざるを得ないのでは」との観測が出ている。(安田義教)

288名無しさん:2010/04/25(日) 14:14:40
高橋道政支持55% 前回比5ポイント増 北海道新聞世論調査(04/21 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/227210.html

 北海道新聞社は20日、知事選が1年後に迫った高橋はるみ知事の道政2期目に関する全道世論調査の結果をまとめた。高橋道政の評価は「大変良い」と「まあ良い」を合わせた「支持派」が、昨年4月の前回調査を5ポイント上回る55%で、2期目半年の07年10月の調査と並ぶ過去3番目に高い数字となった。

 「あまり良くない」「まったく良くない」を合わせた「不支持派」は3ポイント減の21%だった。評価の内訳は、過去5〜7%で推移していた「大変良い」が前回比5ポイント増の12%、「まあ良い」は前回と同じ43%、「あまり良くない」が3ポイント減の15%、「まったく良くない」は6%で変わらなかった。

 支持の理由は「行政手腕、指導力がある」と「人柄が良い」がともに28%で最も多かった。次いで「何となく」20%、「自民、公明両党の支持を受け、民主党政権と距離を置いている」17%、「政策が良い」5%。

 不支持の理由は「行政手腕、指導力が足りない」が47%と半数近くに上り、「政策が良くない」と「自民、公明両党の支持を受け、民主党政権と距離を置いている」がいずれも17%、「何となく」7%、「人柄が良くない」5%など。

289名無しさん:2010/05/04(火) 01:55:32

鰹谷忠前道議(網走市)を支援 知事選で松木謙公氏(05/01 08:42)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/229058.html

【北見】民主党の松木謙公衆院議員(道12区)は30日、来春の道知事選に立候補を表明している鰹谷忠前道議(網走市)が北見市内で開いた講演会であいさつし、「鰹谷さんにはぜひ民主党推薦で(知事選に)出てもらいたい」と述べ、鰹谷氏を支援する姿勢を明らかにした。

 鰹谷氏は民主党北海道の了承を得ず知事選への立候補を決め、民主党は知事選に別の独自候補擁立を目指している。2003年の衆院選で道2区(札幌市北、東区)から12区(宗谷、オホーツク管内)に選挙区替えとなった松木氏は「鰹谷さんがいたから(12区で)戦えると思った。鰹谷さんは地方を考えている政治家。この友情を大切にしたい」と述べた。

290チバQ:2010/05/18(火) 22:50:53
>>268
http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10051804.html
渡辺氏が出馬を断念 苫小牧市長選
(2010年 5/18)

 6月の苫小牧市長選に立候補を表明していた東京五輪レスリング競技の金メダリスト渡辺長武氏(69)が出馬を断念した。

 苫小牧民報社の取材に、「短時間で準備不足もあった」とし、「岩倉市長は実績もあり、政策に共通点がある。出馬せず応援することが適切と考えた」と説明した。「岩倉氏を全面的に応援したい」とも述べた。

 市長選は6月20日告示、27日投票の日程。即日開票される。2選を目指す岩倉市長と、新人で市議の沖田清志氏の一騎打ちになる公算が大きくなった。

291チバQ:2010/05/23(日) 12:10:07
>安住氏は無所属で立候補予定だが、みんなの党などと接触しており
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/232554.html
旭川市長選に安住市議出馬へ(05/21 08:19)

 【旭川】旭川市議の安住太伸(たかのぶ)氏(40)は20日、北海道新聞の取材に対し、11月の旭川市長選に立候補する意向を表明した。

 安住氏は旭川市出身。慶大を卒業後、会社員を経て1999年の同市議選で初当選。自民党旭川支部幹事長代行だった2期目途中の06年、離党して市長選に立候補し、同じく新人だった西川将人市長に敗れた。翌年4月に市議に返り咲いた。

 安住氏は無所属で立候補予定だが、みんなの党などと接触しており「政党の枠を超え政策協定ができれば、推薦などを受ける可能性もある」と話した。

 同市長選で出馬の意向を表明したのは、安住氏が初めて。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3315
当65033 西川 将人=無新<1>[民]
 63275 加藤 礼一=無新[自][公]
 17513 安住 太伸=無新
  7739 荻生 和敏=無新[共]
  7515 神崎  実

292名無しさん:2010/05/25(火) 20:05:56
北海道独立論掲示板
http://8308.teacup.com/shirai/bbs?

293チバQ:2010/06/21(月) 22:35:33
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006210016
苫小牧市長選 自民系と民主系の一騎打ち
2010年06月21日


告示された苫小牧市長選。鳩山由紀夫前首相の事務所前を選挙運動員の車が通過した=苫小牧市、吉本美奈子撮影

■苫小牧市長選 参院選期間中投票
■自民系と民主系 現新の一騎打ち


 苫小牧市長選が、20日告示された。いずれも無所属で、自民系現職で再選を目指す岩倉博文氏(60)と、民主系新顔で元市議の沖田清志氏(46)が立候補を届け出た。参院選の公示日をはさんだ選挙戦で、民主系と自民系の一騎打ちの構図となった。投票は27日で即日開票される。


 岩倉氏は出陣式で、「行財政改革でバス民営化など行政コストの削減を進めた」と4年間の実績をアピール。「今後も官と民間の役割分担を見直し、民間にできることは民間に任せるなどして財政健全化に取り組む」と訴えた。


 岩倉氏は「市民党」を掲げて政党色をうすめているが、自民党と公明党の支援を受けている。


 一方、沖田氏は岩倉市政の4年間を「多くの市民が閉塞(へいそく)感を感じている。変化を感じない公約達成の自己評価は自己満足にすぎない」と批判。「苫小牧版事業仕分け」の実施を公約に「国に政策提言していく」と強調した。


 沖田氏は民主党を離党したが、民主党苫小牧支部と連合の推薦をうけ、組織と無党派層の取りこみを狙う。


 19日現在の選挙人名簿登録者数は14万2204人。

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100621ddlk01010107000c.html
選挙:苫小牧市長選 告示 現職と新人、一騎打ち 参院選前に注目 /北海道
 任期満了に伴う苫小牧市長選は20日告示され、再選を目指す現職の岩倉博文氏(60)=無所属=と、民主党の前市議で新人の沖田清志氏(46)=同=が立候補を届け出た。岩倉氏が自民、公明両党を背景に基盤固めを図るのに対し、鳩山由紀夫前首相の地元で無投票を避けたい民主党苫小牧支部は前幹事長の沖田氏を5月初めに急きょ擁立して短期決戦を挑んだ。投開票は27日。7月11日投開票の参院選を前に、結果が注目される。

 岩倉氏は20日午前9時過ぎ、苫小牧駅前に支持者を集め「市民に約束した財政再建に道筋をつけた。行・財政改革にしっかり取り組む」と強調。「市職員労組出身で私の行革に反対した人が行革を叫ぶのはまやかし」と対立候補を批判した。

 沖田氏は同日午前8時半、国道36号沿いの事務所前で遊説開始。「この4年間、市民の暮らしは何も変わらない」と現職を批判し、「地域主権を真っ先に掲げる民主党政権の下で市民が主役の新しいマチづくりを実現したい」と力を込めた。【斎藤誠】

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岩倉博文(いわくら・ひろふみ)60 無現(1)

 市長[歴]岩倉建設取締役▽日本青年会議所副会頭▽自民党苫小牧支部長▽衆院議員▽立教大=[公]

沖田清志(おきた・きよし)46 無新

 [元]市議[歴]市職員▽市職労書記長▽市監査委員▽民主党苫小牧支部幹事長▽苫小牧南高

 (届け出順)

294チバQ:2010/06/27(日) 22:37:46
625:06/27(日) 22:16 3Ue6Zxrc [sage]
だから最初から岩倉当確だっつーに
鳩山後援会の最高幹部まで岩倉陣営側についてんだよ
631:06/27(日) 22:22 3Ue6Zxrc [sage]
宗男は岩倉へ相乗り要請したんだが地元の労組が蹴って対抗馬を擁立した
でも鳩山系は岩倉再選を容認したから寝たふりを決め込んだ

295チバQ:2010/06/28(月) 23:08:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006280003
岩倉氏が再選 苫小牧市長選
2010年06月28日

■民主系・沖田氏破る


 苫小牧市長選は27日投開票され、自民系現職の岩倉博文氏(60)=無所属、公明支持=が、民主系新顔で前市議の沖田清志氏(46)=無所属=を破り、再選を果たした。参院選の投票を前にした自民系と民主系の一騎打ちの構図で注目された選挙は自民系が勝った。当日有権者数は13万9719人。投票率は54・55%(前回は59・36%)だった。

 岩倉氏は「市民党」を掲げて政党色をうすめているが、自民党の支援を受け、公明党の支持を得た。1期目の行財政改革の実績を前面に掲げた岩倉氏は、市営バスの民営化など行政の効率化を実現したと最大限にPR。しっかりした財政基盤を基に、港と空港を生かした戦略的な苫小牧づくりを進めると活性化を強く訴えた。

 一方、沖田氏は事業仕分けの「苫小牧版」の導入で無駄をはぶき、地方のことは地方が決める地域主権の確立をはかると訴え、民主党苫小牧支部と連合の支援をうけたが、立候補表明が5月上旬と遅かったのが最後まで響き、及ばなかった。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/238819.html
苫小牧市長選 岩倉氏が再選 (06/27 23:06、06/28 01:34 更新)
 【苫小牧】任期満了に伴う苫小牧市長選は27日投票、即日開票の結果、現職の岩倉博文氏(60)=無所属、公明党支持=が、前市議で新人の沖田清志氏(46)=無所属=を破り、再選を果たした。当日の有権者数は13万9719人。投票者数は7万6211人。投票率は54・55%で、2006年の前回より4・81ポイント下がり、過去最低となった。無効票は854。

 市民党を掲げた岩倉氏は、市営バス民間移譲など行財政改革を中心に1期4年の実績を強調。

 全面支援した自民党と支持を取り付けた公明党の支持者を固めたほか、民主党支持者も取り込み、高齢者や主婦、無党派層にも幅広く浸透した。

 民主党を離党して挑んだ沖田氏は、「苫小牧版事業仕分け」を目玉に掲げ、推薦を受けた連合北海道が組織戦を展開。地元の鳩山由紀夫前首相の退陣で支持率がV字回復した民主党との連携を強調し、終盤に猛追したが、5月上旬となった出馬表明の遅れや知名度不足をはね返せなかった。

◆苫小牧市長選結果

(投票率54・55%)

当 46688 岩倉 博文 60 無現(公支)

  28668 沖田 清志 46 無新

296ジョ−ジ・О・プッシュ:2010/07/19(月) 15:46:51
ネット上にはトラップ trap(罠)としての掲示板, ブログのコメント欄が多数存在しますが、 例えば、 したらば掲示板でもカテゴリ− 「旅行/地域」 で検索窓に‘北海道’と入力して表示される掲示板は殆んどがそれに該当するとご指摘を受けました。
しかも、 見る人が見れば、 アングラ経済と道警との癒着ぶりが垣間見えるとも評価(笑)されています。

297チバQ:2010/07/23(金) 23:27:18
これも転載しときます

7132 名前:名無しさん 投稿日: 2010/07/23(金) 18:16:58
http://www.tokachi.co.jp/news/201007/20100723-0006133.php
十勝毎日新聞社ニュース

自民・清水誠一道議が党道11区支部長辞任の意向
2010年07月23日 15時07分

 自民党道11選挙区支部長の清水誠一道議が、支部長を辞任する意向を関係者に伝えていたことが23日、分かった。清水氏の後援会関係者が参院選で、みんなの党の候補を応援したことに関し道義的責任を取るもの。同時に党道連副会長も辞任する考え。後任の支部長は、大谷亨幹事長(道議)を軸に調整する。同支部は24日、帯広市内で執行部会を開き、対応を協議する。

 11日に投開票が行われた参院選道選挙区で、清水氏の一部後援会関係者は、中川義雄参院議員の長男でみんなの党から立候補した中川賢一氏を支援。道選挙区には党公認の長谷川岳氏が出馬しており、支部の内部から問題視する意見が出ていた。

 清水氏は、党道連の道選挙区候補の選考過程にも不満を示し、党道連副会長も辞任する意向を固めている。

 24日の執行部会では、清水氏から事情を聞いた上で、役員体制などを協議する。清水氏は辞任の意向だが、慰留される可能性もある。大谷氏が支部長に就任した場合、後任の幹事長は他の道議を軸に調整するとみられる。

 清水氏は今年2月、次期衆院選候補が正式に決まるまでの暫定措置として、支部長に就任した。

参院選機にあつれき露呈
 自民党道11選挙区支部の清水誠一支部長の辞意は、参院選の対応をめぐる道義的責任問題が直接の契機だが、中川昭一氏(故人)という中核を失った同支部のギクシャクした内部事情も露呈した。

 党支部は昨年の衆院選後、中川氏の後継を正式に固めず、道議最ベテランの清水氏が暫定支部長に就任。清水、喜多龍一、大谷亨、小野寺秀の4道議が中心となり、帯広市長選や参院選を戦った。

 清水氏は中川義雄参院議員(たちあがれ日本)と近いことで知られ、党道連の参院選道選挙区候補の選考で中川氏が外されると、公然と不満を示していた。中川氏は新党に参画し参院選比例代表に出馬したが、党支部として比例代表の中川氏支持を表明、物議を醸した経緯がある。

 支部内の一部には、参院選に限らず各級選挙への対応や政策面で、清水氏の運営に不満があった。清水氏の後援者が中川賢一氏を支援したことを理由に、参院選直後から、「清水下ろし」の動きが水面下でくすぶっていた。

 党支部の喫緊の課題は次期衆院選の候補選考。故中川昭一氏の旧後援会は、郁子夫人を囲む大規模な集会を8月に予定するなど、後継選考を見据えた動きが活発化しつつある。

 半面、清水氏が辞任した場合、党支部の集団指導体制に「しこり」をもたらすのは確実。次期衆院選、統一地方選に向けて自民側が重視する「保守内の結束」に、新たな不安要素が持ち上がったとみられている。

298チバQ:2010/08/04(水) 19:49:59
議員の寝ている姿だけではなく、活動している姿も見せたい
とか言うんすかね
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/244651.html
旭川市長選 小菅前園長出馬へ 11月投開票 市の発信力強めたい(08/04 08:51、08/04 08:52 更新)
小菅正夫氏
 【旭川】旭川市旭山動物園の前園長、小菅正夫氏(62)は、任期満了に伴う10月31日告示、11月7日投開票の同市長選に出馬する意向を固めた。

 小菅氏は3日、北海道新聞の取材に対し「前からまちづくりに力を貸せと多くの市民に言われ、退職後、その声が大きくなり真剣に考えるようになった。動物園の発信力を生かし旭川全体の発信力を強めたい。組織に頼らず市民の力をお借りし戦いたい」と述べた。9月初めまでに市民有志の要請を受ける形で正式表明する見通しで、政党の公認は受けず草の根選挙を目指す。

 小菅氏は、札幌市出身。1973年に北大獣医学部を卒業後、獣医師として同動物園に勤務。95年に園長に就き、入園者減に悩む同動物園を年間300万人を超える人気動物園に立て直した功労者とされ、映画などのモデルにもなった。2009年3月に定年退職し名誉園長に就任。3月に退任後はテレビ出演や講演、自然保護活動などに専念していた。

299チバQ:2010/08/04(水) 19:53:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100804-OYT1T00660.htm
旭山動物園「育ての親」小菅氏、旭川市長選出馬へ


旭川市長選に立候補の意向を示した小菅正夫氏 北海道旭川市の旭山動物園を「行動展示」などで活性化し、国内有数の動物園に育て上げた前園長の小菅正夫氏(62)が、旭川市長選(10月31日告示、11月7日投開票)に立候補する意向を、地元政党関係者に伝えていたことが4日、明らかになった。

 小菅氏は札幌市出身。1973年に北海道大獣医学部卒業後、旭山動物園で勤務し、1995年に園長に就任した。同市長選には、元市議の安住太伸(たかのぶ)氏(40)がみんなの党推薦で立候補する意思を明らかにしているほか、民主党系の現職・西川将人氏(41)も出馬が確実視されている。

(2010年8月4日15時03分 読売新聞)

300チバQ:2010/08/15(日) 16:29:34
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100813ddlk01010226000c.html
選挙:旭川市長選 自民党支部、小菅氏支援方針 /北海道
 旭川市長選(11月7日投開票)を巡って自民党旭川支部は12日、市長選対策委員会(森本茂広委員長)を開き、立候補を検討中の前旭山動物園園長の小菅正夫氏(62)を支援する方針を決めた。小菅氏の正式表明後、本人と会って政策協議などをしたうえで支援態勢を決める。

 同市長選には前市議の安住太伸氏(40)が立候補を表明し、現職の西川将人氏(41)も再選出馬が確実視されている。自民支部は独自候補の擁立を検討しており、小菅氏は有力候補の一人だった。ただ小菅氏は、立候補する場合は政党の支援を受けない考えを示しており、支部長の加藤礼一道議は「党としては一歩、二歩下がっても構わない」と、推薦や支持ではなく勝手連的な支援になる可能性も示唆した。【横田信行】

301チバQ:2010/08/20(金) 00:07:25
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/246939.html
綿貫元釧路市長 道議選出馬せず(08/19 08:52)

綿貫健輔氏
 【釧路】来春の道議選釧路市(定数4)に無所属での立候補を検討していた元釧路市長の綿貫健輔氏(64)が不出馬を決めた。有力候補とみられていた綿貫氏の出馬取りやめで、同選挙区の候補者選びは活発化しそうだ。

 綿貫氏は17日、北海道新聞の取材に「支持者から出るなら応援すると言っていただいたが、本音は世代交代を望んでいると感じた」と述べ、出馬環境が整っていないとの考えを明らかにした。

 道議から市長に転身した綿貫氏は2002年、釧路市との合併が争点になった釧路管内釧路町長選で、合併推進派候補を当選させようと介入し、公選法違反で逮捕され、03年に有罪判決を受けた。08年に公民権停止が解け、今春から支持者回りを本格化させていたが、旧後援会には「市民は事件を忘れていない」と、慎重論もあった。

 道議選釧路市は、蝦名大也現市長が自民党道議から転身したため、現在欠員1。自民、民主両党の現職、共産党新人が出馬表明し、公明党現職も出馬が確実視されている。綿貫氏は鈴木宗男・新党大地代表と近いとされ、民主党が連携の可能性を探る一方、自民党は警戒感を強めていた。不出馬を受け、大地の動向もにらみながら自民、民主の2人目の候補擁立に向けた動きが進みそうだ。

303チバQ:2010/09/04(土) 18:35:18
>>298-300
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/249428.html

旭川市長選 現職西川氏、再選出馬へ(09/04 06:34)
 【旭川】旭川市の西川将人市長(41)は3日、任期満了に伴う、10月31日告示、11月7日投開票の同市長選に、再選を目指して出馬する意向を固めた。6日に市内で記者会見し正式表明する予定。

 西川氏は北海道新聞の取材に「1期4年間、地域経済活性化や子育て支援などでさまざまな施策を行い、出始めている成果を(2期目に)さらに大きく伸ばしたい」と述べた。前回市長選に続き民主党の推薦を得る見通しで、中国からのチャーター便誘致や道外からの大型工場誘致など1期目の実績と市政運営の継続を訴えるとみられる。

 西川氏は、旭川市出身。北大卒業後、日本航空176件パイロットなどを経て2006年、59年ぶりに新人5人が立候補した前回市長選で初当選。当時37歳で道内最年少市長だった。

304チバQ:2010/09/09(木) 22:32:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/250279.html
旭川市長選 小菅前園長が不出馬会見 「自分には強い意志がない」(09/09 16:01、09/09 19:41 更新)
旭川市長選への出馬を見送ることを発表する、旭山動物園の小菅正夫前園長=9日午後、旭川市
 【旭川】任期満了に伴う10月31日告示、11月7日投開票の旭川市長選に出馬83件の意向を示していた旭山動物園前園長の小菅正夫氏(62)は9日、旭川市内で記者会見し、一転して出馬しない意向を表明した。

 小菅氏は不出馬の理由について「多くの市民から期待は受けたが、どうしても(市長を)やりたいという強い意志が、結局自分にはないと感じた」などと語った。さらに「期待を寄せて下さった皆さんに申し訳ない。お騒がせしました」と謝罪した。

305名無しさん:2010/09/15(水) 11:33:29
札幌市議補選(厚別区) 自民、新人・川田匡桐を擁立へ‎
10年09月15日(水) 11時24分
衆院道5区補選と同じ来月24日の投開票

 今月6日、厚別区選出の義卜(ぎぼく)雄一札幌市議(公明党)が、辞職したことを受け、同区の市議補欠選挙が10月24日に行われる。

 義卜氏は昨年2月に脳梗塞を患って入院、復帰を目指していたが、リハビリに専念するため、辞表届を提出した。市議補選は、定数5の厚別区が公職選挙法で定める6分の1の欠員を超えるため実施される。

 市議補選と同日投開票の衆院道5区(厚別区、石狩管内)補選には、すでに自民党の町村信孝衆院議員、共産党新人の宮内聡氏、民主党新人の中前茂之氏、幸福実現党新人の森山佳則氏が出馬を表明している。

 一方、市議補選は、自民党が新人候補擁立の準備を進めているが、公明党は候補者擁立を見送る方針。また民主党も「市議補選に新人を出せば、現職が2人いる厚別区は、来春の市議選で3人の民主党候補が争うことになる」(札幌市議)と、"共倒れ"を危惧している。
 自民党札連は、14日、新人の川田匡桐(ただひさ)氏(41)の公認を決め、最終決定する道連に申請した。川田氏は2007年4月の市議選に党公認で厚別区から立候補して落選したが、来春行われる市議選の公認候補に決まっていた。

 川田氏は「来春の市議選立起を目指していたが、急きょ、市議補選が実施されることになり、選挙の準備を進めているところ。厚別区の発展と区民のみなさんのため、全力を尽くします」と語る。

ttp://www.hokkaido-365.com/news/2010/09/post-1266.html

306とはずがたり:2010/09/18(土) 00:37:54

海外視察 今度は9道議 費用490万円 今期引退の議員も
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/251467.html
(09/17 08:20)

 来春の任期満了を前に道議9人が公費による海外視察を10月に計画していることが16日、分かった。費用は台湾を訪れるグループが1人50万円、インドネシアなどを訪れるグループが同60万円。海外視察は規定上認められているが、6月の定例道議会でも議決を経て22人が視察を行い、「任期切れを目前に成果を生かせるのか」と批判が出ていた。来春まで半年に迫った今回の海外視察にも疑問視する声が高まりそうだ。

 各派会長会議に提出された「海外調査派遣計画書」によると、視察を申請しているのは自民党・道民会議が4人、民主党・道民連合が5人で、今期での引退を表明している議員も含まれている。9人の視察費用の申請総額は490万円で、全額が公費から支出される。開会中の第3回定例道議会最終日(10月8日)に議案を提出する。

 自民党の4人は当初、インドネシアとシンガポールの視察を6月に申請したが、参院選があったため延期、今回あらためて申請した。10月中旬から8日間、訪問する予定で、参加する板谷実氏は「現地から経済協力を求める声があり、視察の意義は大きい」と話している。

 民主党の5人は、10月下旬に台湾を5日間訪れ、観光や経済交流で関係者と意見交換する。参加予定で、今期での引退表明をしている沢岡信広氏は「現場に行って直接話を聞いたり、人脈をつくることは大切。ルールに沿った視察であり、成果を出せるよう努力する」と話す。

307名無しさん:2010/09/19(日) 13:53:47
http://www.news-kushiro.jp/news/20100919/201009193.html
2010年09月19日
釧路町長選、無風濃厚に/来月告示

 任期満了に伴う釧路町長選挙(10月19日告示、同24日投開票)まで、19日で残り1カ月となる。同選挙に出馬を表明しているのは現職の佐藤広高氏(60)のみで、現時点で対立候補はなく、無風の可能性が一段と強まっている。佐藤氏が町長選に立起を表明したのは後援会が主催する今年1月。共産党を除く主要政党から推薦を受けている。町選挙管理委員会によると、過去20年間で町長選が無投票だったのは1998年、2006年の2回。02年は「平成の大合併」を争点に3氏が争った。

308名無しさん:2010/09/19(日) 13:55:29
選挙:夕張市長選 羽柴氏、出馬へ /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100919ddlk01010150000c.html

 青森県の会社役員、羽柴秀吉氏(60)=本名・三上誠三=が18日、夕張市内で記者会見し、来春の夕張市長選に立候補することを表明した。羽柴氏は「一日も早く再生団体から脱出するため地下資源を活用したい」と述べ、天然ガス開発による独自財源の確保などを政策に掲げた。羽柴氏は07年にも同市長選に出馬し、次点で落選。同年の参院選道選挙区でも落選した。羽柴氏は「最後の戦いだと思って臨む」と語った。【円谷美晶】

毎日新聞 2010年9月19日 地方版

309名無しさん:2010/09/22(水) 16:12:57

定数3減の「21」に 恵庭市議会
(2010年9/22)
http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10092201.html

 恵庭市議会の議員定数が現行の24から、21に削減されることになった。21日の本会議で、条例改正案を可決した。2011年春の市議選から適用される。

 改正案は、自民党清和会と公明党が提出した。清和会の鷹羽茂会長は、地方自治法改正などを挙げ「議会活性化の仕組みづくりが広げられた。最小経費で最大効果を上げることが必要」と説明した。

 反対討論で、林嘉男氏(民主・春風の会)は「3減は少ないという声がある」と指摘した上で、「議会費の主眼は地域民主主義の実現。執行機関の行革と同様に語るべきではない。改正案では議会改革の方向性が示されず従来型の議会を踏襲する削減案」と語り「会派間で不一致となった議員制度の根幹にかかわる問題を、議員全員の議論も市民的合意も取らずに数の力で押し切るのは議会制民主主義の否定」とした。寺田務氏(共産党)も「現行定数は人口5万〜10万人規模の都市の全国平均で、議会費は一般会計の1%。議員は住民代表で市民と議会、行政のパイプ役。定数の削減で住民の信頼を得られるのか。パイプを細くすることは住民自治への背信行為」と反対した。

 採決では、清和会(11人)と公明党(3人)、市民の会(2人)が賛成。民主・春風の会(3人)と共産党(2人)が反対した。

310名無しさん:2010/09/22(水) 21:26:54
39 :無党派さん:2010/09/20(月) 19:33:17 ID:L/ub9q4Q
やっと財界さっぽろ斜め読みしてきた。
来年は統一地方選の年だから、市長選の噂も多いわけですが、
自民支部長クビ組からは、飯島夕雁に夕張市長選、宮本融に小樽市長選の
噂があるようです。

311とはずがたり:2010/09/29(水) 12:50:09

民主北海道 新代表に小川勝也氏
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/253299.html
(09/29 07:16)

 民主党北海道は28日、国土交通副大臣に就任した三井辨雄代表の後任に首相補佐官の小川勝也副代表を充てる方針を固めた。小川氏は当面は代表代行となり、10月24日投開票の衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙の前後に党北海道の大会か運営委員会を経て正式に代表に選出される見通しだ。

 民主党は今年3月、当時の小沢一郎幹事長の提案で閣僚副大臣は公務に専念するため都道府県連の代表、幹事長を兼務しないことを決定していた。三井氏は29日、札幌入りする岡田克也幹事長と協議し、後任を小川氏とする方針を確認する。

 小川氏は参院当選3回。昨年9月の政権交代後、鳩山由紀夫、菅直人両内閣で首相補佐官を務めている。党北海道代表に就いた後は来年4月の道知事選の陣頭指揮を執る。

312チバQ:2010/10/02(土) 11:40:12
>>291>>303>>304
強敵の園長が出馬取り止めで西川安泰か?

西川将人 現職;民主党(旧自由党系)
安住太伸 旭川市議:自民党離党しみんなの党に接触
小菅正夫 旭山動物園前園長:自民党支援も出馬辞退
佐々木通彦 会社社長:自民党支援
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101002ddlk01010304000c.html
選挙:旭川市長選 佐々木氏が出馬 /北海道
 任期満了に伴う旭川市長選(11月7日投開票)で、同市の農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)が1日、立候補を正式に表明した。佐々木氏は自民党道連青年局長などを務めたが、9月30日に離党しており、無所属で立候補する。自民党旭川支部は同氏の支援を決めており、5日に推薦を決定する。

 佐々木氏はこの日開いた支援団体の集会で「旭川を変えていく決意を固めた」と出馬を表明。「企業人・経営者としての経験、市民として感じた部分を生かしたい」と意気込みを語った。【横田信行】

313名無しさん:2010/10/03(日) 07:48:04
民主北見支部の臨時大会は無効 大空町議が質問状(10/03 07:15)

 【北見】道議選北見市(定数2)の民主党公認候補として元衆院議員秘書の長南幸子氏の推薦を決めた党北見支部臨時大会について、党員の小島一弘・オホーツク管内大空町議が2日、北見市内で記者会見し、大会は成立要件を満たさず、無効だとする公開質問状を同支部に送付したと明らかにした。

 質問状は1日付。それによると、9月30日に北見市内で開かれた臨時大会で執行部は、同支部の党員登録者数を470人と報告。しかし、小島氏が大会前日に民主党北海道に確認した党員数は273人で、「あまりにも乖離(かいり)が大きい。(大会成立の前提となる)党員数の虚偽の報告をした」と指摘している。<北海道新聞10月3日朝刊掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/253950.html

314チバQ:2010/10/06(水) 22:37:40
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/254407.html
道議定数 2減で決着 民主、自民案を容認(10/06 16:03)
 道議会第2会派の民主党・道民連合は6日、来春の道議選に向けた定数(106)の削減について、最大会派の自民党・道民会議が主張する「2減」案を受け入れる方針を固めた。これを受け全会派でつくる定数検討協議会は同日中に2減案で合意し、定例道議会最終日の8日に議員定数条例の改正案を提出する見通しとなった。

 定数削減をめぐっては、同協議会の座長を務める自民党・道民会議の遠藤連幹事長が8月に渡島、オホーツク両管内の定数を現行の3から2に各1減し、定数を104とする試案を提示。これに対し、民主党は渡島、オホーツクに加え、後志管内(定数3)も1減する「3減」案を主張して譲らず、調整が難航していた。

 しかし、来年4月に道議選が迫る中、今議会中に自民党との調整がつかなければ、「削減自体が先送りになりかねない」(民主党・道民連合幹部)との声が強まり、2減案を容認する方針となった。

315とはずがたり:2010/10/08(金) 14:44:52
知事、初の「民主訪問」幻に 「首相は不勉強」発言 釈明目的…急に辞退
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/254615.html
(10/08 08:52)

 高橋はるみ知事が7日、札幌市中央区の民主党北海道事務所をひそかに訪問しようとしたが、土壇場でキャンセルする一幕があった。自民党の支援を受ける知事の訪問は過去になく、「何事か」と報道陣が大挙待ち構えたものの、初の民主党訪問は幻に終わった。

 関係者によると、きっかけは知事が9月の会見で、地域主権をめぐる菅直人首相と小沢一郎元代表の発言に対し「不勉強」「不見識」などと批判したこと。民主党北海道は道内選出国会議員らに対し、知事の陳情を事実上受けないよう促す文書を送るなど反発していた。

 このため同日、知事側が発言の経緯を釈明しようと、民主党北海道の佐野法充幹事長に面会を打診。同日夕に知事が道連事務所を訪れることになった。

 しかし、民主党訪問の予定が伝わると、報道関係者は騒然。来春に迫る知事選を念頭に、「まさか相乗り要請では」との憶測も飛び交う中、各社が事務所で待ち構えたこともあり、直前に知事側から急用を理由にキャンセルを伝えたという。

316チバQ:2010/10/09(土) 11:52:28
ユッキー擁立を!
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101009ddlk01010269000c.html
選挙:知事選 高橋知事、3選出馬は確実 民主の候補者選びに注目 /北海道
 半年後に迫った来春の知事選(4月10日投開票)には、高橋はるみ知事の3選出馬が確実視されており、国政では与党となり「道政奪還」を掲げる民主党道連の候補者選びが注目される。

 前回07年の知事選は、自民、公明推薦の高橋知事が民主推薦候補にダブルスコアで圧勝。本人は知事選について先月29日の記者会見で「諸課題に誠実に対応していくのが精いっぱいで、その先どうするかはなかなか見通せない」と述べるにとどめたが、道政与党の自民、公明両党は「道民人気は健在で、失点もない」として3選出馬を既定路線と受け止める。前回の出馬表明は第4回定例道議会直前の11月下旬で、今回も同時期か年明けの出馬表明が予想される。

 民主道連は、支持団体の連合北海道の定期大会が開かれる10月28日を目標に、候補者選定を進めている。これまでに道内選出国会議員に水面下で立候補の打診をしたが承諾を得られず、「高橋知事に勝るキャリアの人物を」と官僚の擁立を探る動きもある。ただ、衆院道5区補選(24日投開票)が重なったこともあり、決定がずれこむ可能性も高い。

 共産党道委員会も、関係団体と構成する「明るい革新道政をつくる会」での候補擁立を目指している。【堀井恵里子】

317チバQ:2010/10/09(土) 20:15:19
>>314
オホーツク(旧網走)は高齢の石井隠退で無風かな
渡島が自民の高齢vs若手の争いになりそうな


渡島支庁 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 19,154(33.0%) 岡田 俊之 67 民主 現 3 (元)旧八雲町職員
当 14,659(25.2%) 川村 正 66 自民 現 5 党支部長
当 13,847(23.8%) 冨原 亮 34 無所属 新 1 不動産会社役員→自民党・道民会議●
□ 10,452(18.0%) 石田 広紀 58 自民 新 (元)七飯町職員

網走支庁 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 29,787(39.5%) 高橋 文明 54 自民 現 6 道会議長
当 24,358(32.3%) 日下 太朗 60 民主=社民・大地 現 3 新聞社役員
当 16,421(21.8%) 石井 孝一 77 自民 現 5 党道政調会長
4,835(6.4%) 多田 茂光 52 無所属 新 農業

318とはずがたり:2010/10/09(土) 20:33:12
>>316
それだ!!(・∀・)>ユッキー

319チバQ:2010/10/09(土) 20:55:38
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20100928ddr041010005000c.html
自治再考:道議会の実像/1 議員定数削減 党略、思惑で「最小限」
 ◇「自分の選挙に跳ね返る」
 「いじっても『支障』のないところを減らすというのが真相だ」。北海道議会の定数削減を巡り、8月に自民党・道民会議の遠藤連幹事長(定数等検討協議会座長)が示した座長試案。渡島、オホーツク管内の定数を各1減とする案に、自民のベテラン道議は辛辣(しんらつ)に批判した。

 渡島管内(定数3)は08年10月、自民の道議が死去。欠員1となり残りは自民、民主が各1。オホーツク管内(定数3)は自民2、民主1だが、自民の石井孝一議長は今期限りで引退の意向で、渡島と同様に現職道議への「支障」はない。

 06年、前期の定数協は「2増6減案」を今期に引き継いだ。岩見沢、千歳両市を増やし▽渡島▽後志▽胆振▽釧路▽オホーツク▽十勝の6管内を削減する案だったが、渡島、オホーツクを除く4管内は自民、民主が議席を分け合う。定数減は現職道議の死活問題となり、党勢に影響する。

 自民の遠藤幹事長は「会派内では定数削減の問題が政争の具にされてきた」と打ち明ける。自民は09年6月の議長選で2派に分かれた。対立候補が定数削減への方針を明確にしない中、石井氏は「地方の議員定数をいたずらに減らすことはない」と表明。地方議員の支持を獲得し、勝利した。遠藤幹事長は「当時から地方を減らさないという合意ができていた」と指摘する。

 民主党・道民連合も事情は同じだ。渡島、オホーツクに後志管内(定数3)の1減を加えた計3減案を今月7日にまとめたが、後志の議席は自民2、民主1。ある民主道議は「1減になってもうちは1議席を取れる。影響を受けるのは自民だけだ」と解説する。

  ◇  ◇

 道議会の定数は106。道議1人当たりの人口は5万3092人(07年)で、人口500万人以上の9都道府県別では最も少ない。さらに道財政が危機的状況にあり、定数削減は避けられない。

 公職選挙法は「地方議会の議員数は人口に比例して定める」と規定。人口減少が続く地方の定数を削減する2増6減案は法令上妥当な判断だった。しかし、地方選挙区の道議には、都市部の比重が高まることへの懸念が強い。10選挙区で定数28を有する政令市・札幌市には道から権限が大幅に移譲されており「地方の声を届ける地方議員の定数を維持し、札幌の定数を削減すべきだ」という意見が議会内で多数派だ。

 ただ、人口以外の要素を考慮した定数配分には法改正が必要。前期の定数協は申し送り事項で「国に、政令市の議員のあり方を検討するよう要望する」と明記したが、今期の定数協は07年4月から約2年間開催されず、放置されていた。自民の本間勲道議は「定数問題は議員にとっていつでも自分(の選挙)に跳ね返ってくるデリケートな問題」と本音を漏らす。

 道議会は10月8日の第3回定例会閉会までに削減数を決める方針。党利党略や個々の選挙区事情に配慮すれば、議員にとって影響が最小限の削減にとどまるしかない。

  ×  ×

 道民の代弁者として道政をチェックする道議会。どこまでその役割を果たしているのか。連載「自治再考」の第3弾は、道議会の実像を探る。=つづく

毎日新聞 2010年9月28日 北海道朝刊

320チバQ:2010/10/09(土) 20:56:12
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20100929ddr041010005000c.html
自治再考:道議会の実像/2 答弁調整 演出された「議論」
 ◇質問内容の「丸投げ」も
 開会中の第3回定例道議会の本会議場。道議の一般質問に、高橋はるみ知事はペーパーを見ながら、流暢(りゅうちょう)に答える。知事が答弁に窮する場面はない。「答弁調整」で、道議の質問と知事の答弁の内容を事前にすり合わせているからだ。

 答弁調整は知事が答弁に立つ本会議だけではない。道の部長や課長らが答弁する各種委員会でも常態化している。道議にとっては、道側から前向きな回答を引き出し、有権者にアピールできるというメリットがあるが、道側も道議の質問の詳細を知り、対処することが容易になる。

 与党の中堅道議は07年12月の道議会で先輩議員の質問を聴き、驚いたことがある。中堅道議は道教委の施策を批判する質問を予定していた。質問の再考を求める道教委の要求を断り、着々と準備していた時、一般質問に立った先輩議員が同じ施策を褒め上げる質問を行った。同じ会派の自分が180度異なる質問はしづらい。「批判をつぶすため、先輩議員に泣きついたな」。中堅道議は自身の質問を取り下げざるを得なかった。

◇  ◇

 答弁調整は83年、革新系の横路孝弘氏(現衆院議長)の知事就任後に始まったとされる。議会多数派の保守系対策が理由で、一字一句まですり合わせた。その後、政策決定や議論過程の透明化が求められる時代となり、高橋知事は03年の初当選時に答弁調整の廃止を公約した。一字一句の調整はなくなったものの、双方ともにメリットのある慣習は続いた。

 道議や道幹部によると、道職員に質問の文面を書かせたり、「○○部で何か(質問は)ないか」と質問内容さえも道職員に丸投げする道議がいる。

 ある道幹部は「本来は議員が持つ『調査権』を使って情報を集めて質問を作るべきだが、実際にそうしている道議は少ない」と指摘した上で、「有権者が選んだ『先生』だから大事にしなきゃいけないけど、道側の方が圧倒的に情報を持ち、優位な立場だ」と、余裕の表情で話した。

◇  ◇

 100年続いた支庁制度を再編する条例改正案が可決された09年3月の道議会。道側と議会側の意見が合わず、5日間にわたって会期を延長したが、実質審議はわずか2日間。大半の時間は答弁調整に費やされた。

 北海道大公共政策大学院の元教授(公共経営・地方行財政改革)で地方公共団体金融機構の木幡浩資金部長は「密室での答弁調整で、議会議論が有権者に分かりづらくなっている。政策の問題点や思いを率直にぶつけることで、生きた政治が行われるようになる。答弁調整せず、真剣勝負の議論をしなければダメだ」と指摘する。

 菅改造内閣の総務相に就任した片山善博・前鳥取県知事に07年、「ほとんどの地方議会で八百長と学芸会が行われている。一番ひどいのは道議会」と名指しで批判された道議会は今も、議員控室などで道議と道職員の密談が続いている。=つづく

毎日新聞 2010年9月29日 北海道朝刊

321チバQ:2010/10/09(土) 20:57:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100930ddr041010004000c.html
自治再考:道議会の実像/3 議員報酬 限界?「削減努力」
 ◇全国9位も「工面厳しい」
 9月中旬の週末、黒いミニバンが美唄市内の農道を走り回った。ハンドルを握る柿木克弘道議(42)=自民党・道民会議=は稲作農家に会うため、市内の農業施設10カ所を訪問。「今年のコメはどうですか?」。農家の生の声に耳を傾けた。朝に家を出て、午後6時に帰宅。その後、議会準備のため深夜まで書類を読んだ。

 休みは月に1、2日あるかないか。会派の政策審議委員長を務め、道議会開会中以外でも、平日の大半は道議会庁舎に詰める。週末は地元で支持者回りだ。

 毎月の議員報酬は税引き後の手取りで約60万円。月43万円の政務調査費も支給されるが、年4回の「議会便り」、ポスター、チラシなどの印刷代だけで年間数百万円に上る。事務所の家賃は年間100万円以上。専業主婦の妻(41)と長女(12)、長男(5)も抱え、資金に余裕はない。

 柿木道議は「政務調査費に計上できない慶弔費は年100件程度。会合に顔を出していると出費も増える」とやりくりの厳しさを話した上で、「このままでは資産家や特定組織の支援がなければ金が工面できなくなり、政治を志す若者がいなくなる」と危惧(きぐ)する。

 ◇  ◇
 道議の月額報酬は90万円。06年度から独自に10%削減し、81万円になった。道議の09年の年収はこの報酬と期末手当2回分を合わせて1377万円。道議の間には「(税引き後の)実質収入で日常生活や政治活動を支えるのは苦しい」という声が根強く、道議会内ではさらなる報酬削減の動きは出ていない。

 だが、全国都道府県議会議長会によると、道議の報酬額は10年4月現在で47都道府県中9位となり、独自縮減後の実支給額でも同12位に位置する。

 これに対し、道職員は国家公務員の給与と比較するラスパイレス指数で同44位。全国都道府県職員の最低水準の給与に甘んじる道職員からは「議会も削減努力をすべきだ」などと不満がくすぶる。

 ◇  ◇
 道議会4階にずらりと並ぶ約100年間の歴代議長の肖像画。道議会事務局によると、09年6月に退任した26代目の釣部勲前議長の肖像画は47万8000円で作製された。かつては200万円の肖像画を作製した議長もいたという。

 議長肖像画を安価な写真に変えるよう求める声が出ており、議会改革等検討協議会で今後検討される予定だ。27代目の石井孝一議長は「肖像画は『100年の歴史がある』という人もいるだろうが、写真でもいい。写真なら2万〜3万円で済む」と変更を受け入れる考えだ。

 しかし、全国で高ランクに位置する議員報酬について話が及ぶと歯切れが悪い。「報酬が安いか高いかはコメントしたくない。第三者機関に見直してもらうことも考えられる」と述べ、自ら報酬に切り込むことには及び腰だ。=つづく

毎日新聞 2010年9月30日 北海道朝刊

322チバQ:2010/10/09(土) 20:57:51
http://mainichi.jp/hokkaido/jichisaiko/news/20101001ddr041010004000c.html
自治再考:道議会の実像/4 政務調査費 巨額領収書「公開」
 ◇変わらぬ実態不明
 今年度から1円以上の領収書公開(全面公開)が義務付けられた道議会の政務調査費。全面公開は09年4月時点で35都府県が実施しており、遅ればせながら透明度が高まったと言える。だが、いまだに「ブラックボックス」の支出がある。自民党・道民会議(50人)、民主党・道民連合(39人)の両会派が政務調査費から支出する「調査研究費」だ。

 政務調査費は政策研究や調査など議会活動のための費用。議員報酬とは別に、議員個人に月43万円、所属会派に議員1人当たり月10万円が支給される。自民会派は09年度の支給額5980万円のうち約8割の約4730万円を「調査研究費」として支出。うち4445万円は自民党道連に支払われた「調査委託費」が占める。

 5万円以上の支出の領収書公開が義務付けられた06年度以降、自民の調査委託費は計1億8222万円。道連へ支払った金額を記した振込用紙が添付されているが、調査委託費の実態は不明。関係者によると、会派の政策審議委員会の専門員の人件費や中央陳情の旅費などに使用されているとみられるが、道連は「詳細に公開しては政治活動の手の内がばれ、支障が出る」と、具体的説明を避ける。

 民主会派も09年度の政務調査費4670万円から3216万円の調査研究費を計上した。うち2984万円は民主党道連に支払った調査委託費だった。会派の岡田篤幹事長は「政策審議委員会の専門員4人の人件費に使い、何も違法なことはない。会派が雇用すると、雇用保険など労働法上の問題が発生するので、政党が雇用した職員を派遣してもらっている」と説明する。

  ◇  ◇

 厳しい道財政を背景に05年12月以降、各会派は海外視察を自粛。09年4月に自民、民主両会派が再開し、今年度は8〜9月に民主の3グループ(計22人)が欧州を視察した。いずれも視察先にデンマークが含まれ、目的にも農業や環境など共通項目が並ぶ。視察に参加した伊藤政信・前会派会長は「それぞれの視察テーマは違っている。(民間企業でも)テーマが違えば認められるのではないか」と主張。会派内で視察先を調整して経費を削減する姿勢は見えない。

 海外視察について公明、共産両会派は「(来春の)任期切れを目前にした『駆け込み視察』だ」と批判する。10月に台湾や東南アジアを視察する予定だった民主5人、自民4人は一部道議が「地元行事と日程が重なった」(自民道議)などとして申請を取り下げたため、中止になった。

 海外視察は4年間の任期中に1人100万円まで認められ、現在は申し合わせで支出上限を90万円に抑えている。今年度の支出は総額2000万円に上る見通しだ。

 政務調査費や海外視察費用について、市民団体「市民フォーラム北海道」の橋本勝三郎代表は「血税の支出には説明責任が伴うはずだ。道民目線で検証するため、外部の有識者を招いて『道議会の事業仕分け』を公開で実施すべきだ」と求める。=つづく

323チバQ:2010/10/09(土) 20:58:14
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101002ddr041010002000c.html
自治再考:道議会の実像/5止 政策立案 要望くむ仕組み必要
 9月17日の道議会代表質問。自民党道議の質問は農業、経済、教育などの52項目に上り、40分以上延々と読み上げられた。その後、知事らが答弁。一括質問・答弁方式の道議会は、集中しなければ何の質問に対する答弁か分かりづらく、混乱してしまう。

 道議会は昨年7月、議会の役割や責務を明確化する「議会基本条例」を制定した。いわば議会の「憲法」で、06年に栗山町議会が全国で初めて制定。他の10府県議会にもある。

 道議会は分かりやすい議論を目指し、条例に一問一答方式の質疑応答や道側から逆質問できる反問権を盛り込んだ。しかし、努力目標にしたため未実施のまま。道議会運営委員会の岩本剛人委員長(自民党・道民会議)は「導入を難しくしている最大の要因は時間的制約。(各会派への)質問の時間配分を見直し、質問の事前通告制度や議場の配席も考えるなど準備することは多い」と釈明する。

 栗山町議会や三重県議会では一問一答方式が大半。ある自民道議は「条例はほかの県議会をまねて作っただけ。本当の意味で議会改革につながっていない」と批判する。

  ◇  ◇

 条例では「議員提案による条例の制定を通じ、政策立案を積極的に行う」と規定。議会自らが立案・制定する政策条例は05年までの50年間で5本だったが、昨年は3本が成立。47都道府県議会でトップとなった。「道障がい者条例」は千葉県に続く全国2例目で障害者が住みやすい街づくりの推進などを盛り込んだ内容は関係者に評価される。

 一方、道地球温暖化防止対策条例は各会派の思惑に揺れた。民主会派が道内企業に温室効果ガスの排出削減計画などを報告するよう求め条例案を提出。当初は協力姿勢だった自民会派は北海道経済連合会が反対すると一転して難色を示した。同条例からは計画の報告義務が消え、削減達成状況の報告だけを求める内容になった。

 北海学園大法学部の神原勝教授(自治体学)は「議会基本条例は根本の議論が欠けていたため、実行しなくても責任を問われない抽象的な内容になった。道民や市町村・企業のニーズをくみ取る仕組みを作らなければ、政策立案能力も高まっていかない」と指摘している。=おわり

 (この企画は鈴木勝一、木村光則、高山純二が担当しました)

324チバQ:2010/10/10(日) 18:05:23
http://www.tokachi.co.jp/news/201010/20101010-0006860.php
新党大地が擁立…道議選市区が選挙戦へ
2010年10月10日 15時00分
 来春の道議選(4月10日投開票)まで半年となった。帯広市区(定数3)では鈴木宗男元衆院議員(新党大地代表)の後援会が山崎泉市議(37)=鈴木代表の帯広事務所代表=の事実上の擁立を決定、すでに出馬を予定している清水誠一氏(61)=自民・5期=、三津丈夫氏(64)=民主・4期=、小野寺秀氏(47)=自民・2期=の3現職と合わせ、8年ぶりの選挙戦突入が濃厚となっている。前回(2007年)は不戦だった共産、みんなの党も新人擁立を検討しており、現職・新人の計6氏が争った03年以来の激戦も予想される。



道議選出馬に意欲を語る山崎氏
 次期道議選に向けては、民主サイドが三津氏に続く2議席目の獲得を目指し、連携する大地の協力を仰ぐ形での候補擁立を描いてきた。鈴木代表は最高裁で実刑が確定、収監後も大地代表を続けるが、来春の統一地方選は実質的に「不在」となるため、大地内でも「党勢維持・拡大のため道議選を戦うべきだ」と主戦論が強まっていた。

 当初は農村部に基盤を持つ有城正憲市議(63)の擁立案が浮上。鈴木代表が水面下で調整に乗り出したものの、有城氏は年齢などを理由に出馬を辞退。前回も出馬の動きを見せた山崎氏が有力視されていた。

 鈴木代表は山崎氏出馬について「民主党と石川知裕衆院議員の後援会の推薦が前提」としており、石川議員は「各級選挙で培ってきた大地との共闘関係に基づき判断する」と説明。民主も10月下旬の常任幹事会で対応を決める方針だ。山崎氏と議席を争うことにもなる三津氏は「山崎氏の出馬は想定の範囲で、大地内では順当な人物」と話す。

 ただ民主幹部の1人は「連合は従来通り三津氏推薦の立場で、農民組織内も『中川系』支持者が多い。まずは大地が一枚岩の態勢を築くのが重要」と指摘。別の関係者は「過去の選挙では何かにつけて大地から『民主・連合の動きが鈍い』と批判されたが、山崎氏を出す以上は通用しない。道議選は大地の力を占う試金石になる」とみる。

 一方、山崎氏が出馬するとなれば、支持層が大地系と重なる清水氏にも波及するとみられる。清水陣営の関係者は「影響はあるだろうが冷静に対処したい」と説明。山崎氏が所属する帯広青年会議所OBの小野寺氏サイドも「有権者の選択肢が広がるのはいいこと」と平静を装う。ただ自民党内には「清水、小野寺両氏とも8年間選挙を戦っておらず、組織は盤石ではない」との懸念もある。

 共産党十勝地区委員会の佐藤糸江委員長は「政治的には戦うのが筋で、擁立を前提に検討中」とする。7月の参院選道選挙区で中川義雄元参院議員の長男賢一氏(43)を擁立、市内で1万1000票余りを獲得したみんなの党も「(帯広市区を含む)3人区で候補を出すのが基本方針」(大塚徹帯広市第1支部長)と党勢拡大をうかがっている。

 十勝総合振興局区(定数4)は喜多龍一氏(58)=自民・4期=、大谷亨氏(62)=同・3期=、池本柳次氏(63)=民主・同=、佐々木恵美子氏(61)=無所属・同=の4現職が出馬を予定。市区と同様、共産も新人擁立を模索中で、選挙戦の可能性を含んでいる。

325チバQ:2010/10/10(日) 18:07:28
市議の山崎泉氏を推薦
 鈴木宗男十勝総連合後援会(赤津寛一郎会長)は9日夜、帯広市内のとかち館で拡大役員会を開き、来年4月の道議選帯広市区に帯広市議の山崎泉氏(37)の推薦を決めた。山崎氏は出馬に前向きだが、今後は自身の後援会と相談し、石川知裕衆院議員の後援会と民主党の協力を得られれば、月内にも正式に態度を決める。

 有城正憲市議が緊急動議として山崎氏の出馬を要請。これを受けて谷津征彦会長代行は、後援会の賛同、帯広・十勝の総連合後援会による「オール十勝」の応援態勢構築、石川議員と民主党の協力−の3点を条件に「私たちの仲間から1人道議がほしい。山崎氏に頑張ってほしい」と語った。

 鈴木元議員は「(道議候補に)ふさわしいと思っていた有城さんの言葉は重い。私も賛成で、ぜひお願いしたい。オール十勝でしっかり応援してもらえれば」と語った。

 拍手で承認を受けた山崎氏は「ありがたいことでこの上ない喜び。鈴木代表の十勝の後援会を自分自身で守っていきたい。何とかいい報告をできるように頑張りたい」と語った。

 山崎氏は1973年帯広市出身。帯広三条高卒。95年から2003年まで鈴木氏の秘書を務め、03年市議選で初当選し2期目。前回道議選では鈴木元議員の後援会青年部「宗志会」などの支持を受けて出馬を検討したものの、環境が整わず辞退した。


帯広市 定数3−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 三津 丈夫 61 民主=社民 現 4 党支部代表
○ 清水 誠一 58 自民 現 5 党道副会長
○ 小野寺 秀 43 自民 現 2 会社役員

326チバQ:2010/10/15(金) 21:10:12
>>305
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/10/post-1350.html
厚別区市議補選が告示 自民、みんなの党の一騎打ち
10年10月15日(金) 10時15分
衆院道5区補選と同じ24日投開票

 義卜(ぎぼく)雄一市議の辞職に伴い実施される厚別区札幌市議補欠選挙(改選数1)が15日告示された。

 補選の立候補は、午前8時30分から午後5時まで厚別区役所で受け付けており、午前10時までに、自民党公認の川田匡桐(ただひさ)氏(41)と、みんなの党公認の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)の2人が届け出た。両氏は立候補届け出後、同区内で第一声を上げた。

 義卜氏が所属していた公明党は補選の候補擁立を見送り、定数5の厚別区で2議席を有する民主党も来春の市議選を見据え、候補擁立を断念した。このため補選は川田氏と場谷氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

 札幌市議会では、民主、自民両会派がそれぞれ21人で構成されており、与野党の勢力が拮抗。川田氏が当選した場合、自民党が第1会派になる。

 投開票日は衆院北海道5区補選と同じ24日。期日前投票は16日から厚別区役所で行われる(文、写真・糸田)

327名無しさん:2010/10/16(土) 11:16:29
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101016ddlk01010264000c.html

選挙:札幌市議補選・厚別区選挙区 2氏が出馬 /北海道

 札幌市議の辞職に伴う市議厚別区補選(改選数1)は15日告示され、みんなの党の新人で元道保健福祉部福祉局長の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)と、自民党新人で元北広島市職員の川田匡桐(ただひさ)氏(41)が立候補を届け出た。投開票は24日で、衆院道5区補選と同じ。14日現在の有権者数は10万7498人。

 場谷氏は介護や福祉の充実のほか、地域密着型産業による地域活性化と雇用創出を主張。川田氏は行政サービスの効率化や、観光振興などによる札幌経済の自立などを訴えている。

 民主党は衆院道5区補選への集中に加え、来春の統一地方選で改選期を迎える市議が2人いることから候補者擁立を見送った。【中川紗矢子】

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 ◇札幌市議補選厚別区立候補者(改選数1−2、届け出順)
場谷常八 60 み新

 [元]道職員[歴]道保健福祉部福祉局次長・局長▽放送大院

川田匡桐 41 自新

 メンテナンス会社監査役[歴]北広島市職員▽札幌学院大

毎日新聞 2010年10月16日 地方版

328チバQ:2010/10/25(月) 12:16:47
市議補選も自民
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101025ddlk01010168000c.html
選挙:札幌市議補選・厚別区選挙区 川田氏が初当選 /北海道
 札幌市議の辞職に伴う市議補選厚別区(改選数1)は24日投開票され、自民党新人で元北広島市職員の川田匡桐(ただひさ)氏(41)が、みんなの党新人で元道保健福祉部福祉局長の場谷常八(ばやつねはち)氏(60)を破って初当選した。札幌市議会の自民党議員は22人になり、民主党・市民連合を上回って市議会第1会派となる。投票率は53・42%だった。

 川田氏は行政サービスの効率化や、観光振興などによる札幌経済の自立などを主張。衆院道5区補選に出馬した町村信孝氏と連動し、支持を広げた。場谷氏は介護や福祉の充実のほか、地域密着型産業による地域活性化と雇用創出を訴えたが、及ばなかった。【中川紗矢子】

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 ◇札幌市議補選厚別区開票結果(改選数1)=選管最終発表
当 26361 川田匡桐 41 自新

  25199 場谷常八 60 み新

==============

 ◇札幌市議補選厚別区当選者(改選数1)
川田匡桐 41 自新(1)

 メンテナンス会社監査役[歴]北広島市職員▽札幌学院

329チバQ:2010/10/26(火) 23:07:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/257090.html
知事、3選出馬へ 来月にも正式表明 複数の経済人に意向(10/26 07:03)
 高橋はるみ知事は25日、来年4月の知事選に3選を目指して出馬する意向を固めた。知事は既に複数の経済人に出馬の考えを伝えており、今後は選挙態勢の整備を急ぐ。出馬表明は、11月下旬開会の第4回定例道議会を想定しているが、周辺には対抗馬を擁立する方針の民主党の動きを見極めるべきだとの意見もあり、年明け以降にずれ込む可能性もある。

 関係者によると、知事は今月上旬、札幌市内で経済人らとの会合に参加。出席者から「各地で3選待望論が出ている」などと出馬を促す声が相次いだのに対し「頑張りたい」と応じ出馬表明の時期を検討する考えを伝えた。

 知事は2期目で北海道洞爺湖サミットを成功させ、懸案だった支庁再編なども実現したが、道内経済の活性化などの取り組みは道半ばであることから3選出馬を決断した。

 知事の「後見人」とされる自民党の町村信孝元官房長官が24日の衆院道5区補欠選挙で当選したことも判断を後押しした。<北海道新聞10月26日朝刊掲載>

330チバQ:2010/10/28(木) 23:17:41
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101028ddlk01010210000c.html
ニュースプラス:統一選前哨戦なのに…低調、旭川市長選と網走市長選 /北海道
 ◇旭川市長選、自民候補選び迷走
 ◇網走市長選、民主が擁立見送り
 ◇31日告示 来月7日投開票
 任期満了に伴う旭川市長選と網走市長選が31日告示される。民主系の現職ら3人が立候補予定の旭川は、自民党の候補者選びが前旭山動物園長の小菅正夫氏(62)の不出馬などで迷走し、今月上旬に候補がようやく決定した。一方、現職が引退する網走は保守系の新人2人が出馬したため、自民は自主投票。民主は候補擁立を見送り、保守系の1人を推薦した。来春には統一地方選を控えるが、両市長選とも民主、自民の全面対決とは言えず、選挙戦は低調気味だ。投開票は11月7日。【横田信行、渡部宏人】

 ■旭川

 再選を目指す現職の西川将人氏(41)=民主推薦=に、農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)=自民推薦=と、前市議の安住太伸氏(40)=みんなの党推薦=の保守系の2人が挑む。

 旧自由党出身の西川氏は従来の支持者と連合など民主支持団体による選挙態勢づくりに時間をかけ、正式表明は9月にずれ込んだ。

 民主政権とのパイプをアピールしたいところだが、選対幹部は「票につながるかどうか」と懸念する。西川氏が師と仰ぐ小沢一郎氏が「政治とカネ」問題を抱えているほか、参院選や衆院道5区補選で民主陣営が「連敗」を喫したからだ。

 ただ、保守が二分されたほか、共産党が候補を擁立せず、これまで自民を支援していた商工会議所が初の自主投票となったことは追い風。地元の衆院道6区の佐々木隆博議員は「もう一つの敵は油断」と引き締める。

 一方、自民は前回(06年)、保守が分裂し1758票差で敗れたため、党旭川支部長の加藤礼一道議が今年4月に安住氏に断念を迫ったが失敗。8月に小菅氏の立候補の動きが表面化すると、小菅氏に推薦・支持を断られても支援を表明するなりふり構わぬ作戦に出た。だが、小菅氏が9月に不出馬を表明。支部市長選対策委員会のメンバーだった佐々木氏の決断で不戦敗を回避した。

 告示1カ月前の出馬決定で選挙戦は自民党の地方議員や支援団体頼み。5区補選の勝利がプラス材料だが、集票部隊だった建設業界の動きは鈍い。ある建設会社社長は「今回は与党・民主が現職。弓は引けない。現職支援で動く同業者も少なくない」と話す。

 前回、自民党を離党して立候補し落選した安住氏は6月、みんなの党の推薦を受けて再挑戦を表明。事務所に渡辺喜美・党代表の大きな写真を飾り、今年の参院選で躍進した党の勢いを借りる。事業仕分けなどによる行財政改革の断行や市立病院、上下水道などの民営化推進を公約に挙げ、改革派として無党派層への浸透を図る。

 ■網走

 網走市長選は、3期務めた大場脩市長が引退。前市議会議長の宮川隆昌氏(64)と、前市議の水谷洋一氏(47)の一騎打ちとなる。両氏とも大場市政の継承を掲げ、争点ははっきりしない。

 自民は「2人とも元自民党員」とし、保守層の遺恨を避けるため自主投票を決めた。民主は、水谷氏が95年の道議選で自民公認で出馬した経緯などを理由に宮川氏を推薦した。

 ただ、民主を支持する連合内には保守系候補への反発も。宮川氏の陣営内には道5区補選での民主惨敗の影響を懸念し、「政党色は排したい」との声が出ている。一方、水谷氏は政党の推薦を受けていないため、「うちこそ市民党」と強調するが、保守系市議が支援に回り、公明票の取り込みも狙っている。

331チバQ:2010/11/01(月) 23:55:46
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101101ddlk01010086000c.html
選挙:旭川市長選 現新3氏が立候補 統一選前哨戦、対応分かれる各党 /北海道
 任期満了に伴う旭川市長選が31日告示され、いずれも無所属で、前市議の安住太伸氏(40)=みんな推薦▽再選を目指す西川将人氏(42)=民主、新党大地推薦、社民支持▽農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)=自民推薦=の3人が立候補を届け出た。投開票は11月7日。30日現在の有権者数は29万6028人。

 安住氏は市内中心部の事務所前で第一声。「特定の企業だけが優遇され、特定のグループの人間だけが良い目を見ている」と現市政を批判。「努力している人が救われ、支え合っている方々が幸せになれる旭川に変えることが私の使命。市民の手に政治を取り戻すことが戦いの最大の目標」と呼び掛けた。

 西川氏はJR旭川駅前の買物公園で第一声。「市民との対話を第一に考えてきた。4年間種をまき、芽を出し、花を咲かせ、実をつけたものもたくさんある」と1期目の実績を強調。「旭川駅を中心とする中心街、北彩都地域を旭山動物園に次ぐ第2の旭川の象徴となる地域に生まれ変わらせたい」とアピールした。

 佐々木氏は市内中心部の事務所前での第一声で、現市政について「可もなく不可もなくで、何もしないで4年間たった」と指摘。「旭川を変えなければならない。人に優しい街、人を思いやる街、人を助ける街という三つの心で医療、福祉、観光、経済を連携させ、市民がまちづくりをしていこう」と訴えた。

 同市長選は統一地方選の前哨戦として各政党が重視してきたが、共産党と公明党は自主投票を決定。民主党は政権与党ながら国会審議などのため地元国会議員中心の応援で、現職の実績や人柄のPRに重点を置く。一方、候補擁立が遅れた自民党は衆院道5区補選で当選した町村信孝元官房長官らを投入し攻勢をかける。みんなの党は31日夕に渡辺喜美代表が入り、てこ入れを図った。【横田信行】

==============

 ◇旭川市長選立候補者(届け出順)
安住太伸(あずみ・たかのぶ) 40 無新

 [元]市議▽会社役員▽まちづくりグループ副会長[歴]新日鉄社員▽自民党支部幹事長代行▽慶大=[み]

西川将人(にしかわ・まさひと) 42 無現(1)

 市長▽上川地方総合開発期成会会長[歴]自由党道連幹事長▽民主党道連交通政策委員長▽北大=[民][社]

佐々木通彦(ささき・みちひこ) 55 無新

 会社社長▽旭川機械金属工業振興会会長[歴]旭川青年会議所理事長▽自民党道連役員▽金沢工大=[自]

332チバQ:2010/11/03(水) 11:01:21
福岡で再選挙の話があったんで、札幌の記事を引っ張り出してみる
札幌市長再選挙 戦いの構図 (2003/05/22(木)〜05/24(土)朝刊)

  政令指定都市で初の再選挙となった札幌市長選は、これまでに四人が立候補を表明し、二十五日の告示を迎えようとしている。政党による候補差し替え、無党派候補の一本化失敗…。先の市長選から一カ月余りで、戦いの構図は大きく様変わりした。
(3回連載)

http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/01.html
<上> 出 自 2003/05/22(木)
戦う権利めぐり舌戦
 「四月の札幌市長選を戦った道見(重信)さんは、戦友だと思っている。道見さんは候補差し替えに納得していない」

 差し替え疑問

 十九日、札幌市中央区の道新ホールで開かれた市長再選挙の立候補予定者による討論会。先の市長選で民主党と市民ネットワークの推薦を受けて最多得票した弁護士の上田文雄氏(54)は、刺すように言葉を放った。

 矛先は、隣に座った前衆院議員の石崎岳氏(47)。石崎氏が「再選挙は、だれも市長として信任されなかったということだ」と発言したのに対し、再挑戦組の上田氏と元参院議員の中尾則幸氏(56)がかみついた。

 前回、自民党推薦で出馬したものの、今回は同党の推薦を得られずに出馬断念に追い込まれた道見氏を引き合いに、候補差し替えの不当性を訴えたのだった。

 自民党にとって、石崎氏への候補差し替えは、先の市長選で分散した保守支持層の一本化が狙い。「知名度のある候補で短期決戦を勝ち抜く」作戦だが、道見氏とその支援者の反発は予想以上だった。さらに、差し替えた候補が石崎氏だったことが、“適格性”への疑問につながった。

 石崎氏は昨年十二月、若手経済人らから市長選への出馬を要請されたが、「国政への思いを断ちがたい」として、固辞した経緯があるためだ。

 討論会でも、中尾氏が「なぜ一回目から立候補しなかったのか。分かりやすく説明すべきだ」と疑問をぶつけた。これに対し、石崎氏は「再選挙は異例の事態で、市政の混乱を放置できない。当時とは状況が変わった」と情勢変化を訴えるしかすべがなかった。

 途切れた戦意

 討論会で、石崎氏が批判の矢面に立つ一方、石崎氏と同じ「候補差し替え組」の共産党道委員会副委員長の青山慶二氏(48)は、とうとうと党の主張を述べた。

 「共産党は自民、民主、公明三党の総与党だった前市政と厳しく対じしてきた。その共産党が候補を立てないのは無責任になる」

 ただ、強気の発言とは裏腹に、共産党を取り巻く状況は厳しい。

 先の市長選で同党は、労組や福祉団体などとつくる「明るい札幌市政をつくる会」として、団体役員の佐藤宏和氏(50)を擁立した。しかし、佐藤氏は有効投票の10%を二万五千票余りも下回る約五万四千票しか獲得できず、七人の中で最下位に終わり、供託金を没収された。このため、つくる会には当初から「えん戦気分」が強かった。

 候補擁立見送りを主張する労組などに対し、再選挙での立て直しを目指す党が業をにやし、急場しのぎで党役員を公認で擁立した形だ。いったん途切れた戦意を取り戻せるかどうか不透明だ。

 再挑戦組は、最初の選挙で信任されなかったから、市長にふさわしくないのか。差し替え組は、最初の選挙に立候補しなかったから、戦う権利がないのか−。再選挙は、その“出自”をめぐって既に激しい舌戦が始まっている。

333チバQ:2010/11/03(水) 11:01:43
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/02.html
<中> 政党色 2003/05/23(金)
「無党派」獲得に躍起
 四月の市長選で政党の支援を受けずに戦った「無党派」四陣営が候補一本化へ向けた調整を水面下で重ねていた大型連休のさなか。前回、民主党などが推薦した弁護士の上田文雄氏(54)は、無党派候補だった一人と札幌市内でひそかに接触した。

 推薦を支持に

 「有権者を幅広く取り込むなら、民主の推薦を(推薦より党のかかわりの薄い)支持に変えた方がいいのかもしれない」。その場で交わされた言葉が、再選挙告示を五日後に控えた二十日、民主党の「支持」決定で現実となった。

 「前回は自民党と民主党の対立関係で候補のイメージがつくられた」。市民運動関係者らによる上田氏の支援組織幹部は、党派色を薄めることで「市民派・上田文雄」をより強く打ち出し、無党派層への浸透を進める狙いを明かす。

 しかし前回、候補乱立の中であえて党派色を強めた経緯もあり、「いまさら推薦を支持に変えても有権者の印象は変わらないのでは」(労組幹部)という冷めた見方も。一度浸透した「民主党の上田」のカラーを変えるのは容易ではなさそうだ。

 先の選挙では元参院議員中尾則幸氏(56)、財団理事長秋山孝二氏(52)、早大教授坪井善明氏(54)、前札幌市議山口たか氏(53)の無党派四候補の合計得票が、政党推薦を受けた三候補の票を上回った。しかし中尾氏以外の三氏は再出馬を断念。再選挙を戦う四陣営は、それぞれ政党との間合いを計りながら、三氏の票の取り込みを目指す。

 結束ぶり強調

 「無党派」候補でただ一人再挑戦する中尾氏の陣営は、一貫して政党と距離を置く姿勢を強く打ち出している。「無党派候補の代表」を有権者にアピールしようと懸命だ。

 今月中旬、陣営関係者が公明党幹部に「支援要請」を行ったことが報道機関に伝わると、後援会幹部は「個人が勝手に動いただけ。正式な要請ではない」と陣営のかかわりをかたくなに否定。中尾氏の生命線となる「無党派イメージ」への影響に神経をとがらせた。

 前回、前札幌市議の道見重信氏(58)を推薦しながら保守層の支持が分散した自民党は、推薦候補を前衆院議員の石崎岳氏(47)に差し替える“力わざ”で保守を一本化。党の結束を強調し、秋山氏や坪井氏に流れた票の取り込みに全力を挙げる。

 共産党道委員会副委員長の青山慶二氏(48)は同党公認で、今回出馬する四人の中で最も党派色が強い。道委員会幹部は「一番知名度があるのは『共産党』だ」として、党の看板を前面に掲げ無党派層に切り込む構えだ。

 政党推薦三候補と推薦を受けない四候補に色分けされた前回と変わり、再選挙に出馬する四氏と政党との関係は、公認、推薦、支持、支援なし−と四者四様になった。前回、無党派四候補に過半数の票が集まった結果は、今回どう変わるのだろうか。

334チバQ:2010/11/03(水) 11:02:02
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/kouzu/03.html
<下> 市役所改革 2003/05/24(土)
「断行宣言」に不信感
 札幌市役所にほど近い自民党推薦の石崎岳氏の事務所。その一角に「OB会」と書かれた札が置かれたテーブルと座席が用意されたのは二十日だった。市役所OBが来訪した際の“特別席”。「さまざまな懸案があるなか、切るものは切っていく」。過去のしがらみを意識する石崎氏が力強く、そう宣言した事務所開きから、三日しかたっていなかった。

 先の市長選では、市の助役経験者ら有力OBは自民党推薦の道見重信氏、無党派の一角を占めた坪井善明氏の二陣営に分裂し、「桂後継」をめぐって綱引きを演じた。しかし、今回は保守一本化を標榜(ひょうぼう)する石崎陣営に多くが名を連ねる。

 切れない存在

 石崎氏は、過去の桂市政の業績は認めつつも、市役所の体質を強く批判し、「後継」「継承」のフレーズを封印している。それでも「各業界に顔が効き影響力がある」(自民党札連幹部)とされる市OBは、短期決戦を強いられている石崎陣営にとって、切るに切れない存在だ。

 選挙戦で支援を受ける市OBの天下り先となっている市の出資団体の改革に、正面切って取り組めるのか−。市役所内部からもそんな疑問の声が出始めている。

 「桂市政の継承なんて言っていたら票にならない」。先の選挙で民主党の推薦を受け、トップの票を得ながら当選に至らなかった上田文雄氏の陣営には、再選挙出馬を決めた後も不満が充満していた。矛先は、政策づくりに携わり、先の選挙戦を支えた市労連に向いていた。

 民間と距離感

 十二年間続いた桂前市政を陰に日なたに支え続けてきた市労連。その支援を受ける上田氏は当初、市役所組織のスリム化を掲げながら、具体的な職員の削減規模には踏み込めなかった。「民間はずっと苦しいのに、市役所だけが違う」。そんな思いを抱く民間労組との足並みが乱れかねない事態に、同氏は徐々に改革の姿勢を鮮明にしている。

 見せ場は十九日の公開討論会。同氏は「四年後に人件費二百億円を削減」と、初めて具体的な数字に踏み込んだ。そのインパクトは支援組織内に広がり、「あんなこと言わせていいのか」と、市職員の予想以上の反発を買った。外部では「組合の応援を受けている候補に実現できるのか」と、冷ややかな見方が広がる。

 オール与党の両翼として桂市政を支えながら、「変化」を求める市民を意識して市役所改革を強く打ち出す石崎、上田両氏。さらに、「唯一の無党派」を自認する中尾則幸氏と、共産党の青山慶二氏も市役所批判のボルテージを上げる。
 「市役所を変えられるのは私だけ」。四人が掲げるキャッチフレーズは、有権者の心にどう響くのか。
                 


 この連載は石田悦啓、高須賀渉、佐藤均が担当しました。

335チバQ:2010/11/03(水) 11:03:24

深層・真相 札幌市長選再選挙 (2003/05/07(水)〜05/10(土)朝刊)
  二十五日告示の札幌市長選再選挙に向け、自民党が同党前衆院議員の石崎岳氏(47)、民主党などが弁護士の上田文雄氏(54)の擁立を決めた。一方、無党派陣営が「第三極」結集に向けて動きだしている。再選挙をめぐって、政党や候補者、関係者がどんな思惑で、どう動いたのか。水面下の動きをドキュメントで追った。(4回連載
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/01.html
<1> 直後 2003/05/07(水)
■山崎氏発言 冗談から始まった「差し替え」騒動

記者会見で、市長選候補を道見氏から差し替えるとの考えを示唆した山崎拓幹事長=4月14日未明、東京・永田町の自民党本部
 四月十四日未明 十三日投開票が行われた統一地方選第一ラウンドの結果について、東京・永田町の自民党本部で山崎拓幹事長が記者会見した。

 札幌市長選で同党が推薦した前札幌市議の道見重信氏(58)が三位に終わったことについて、山崎氏は「どんぐりの背比べ的なものがあったと思うので、選挙の結果によっていろいろと札幌市民の期待に応えるような党としての対応を、あらためていたしたい」と述べた。

 党首脳による事実上の「候補差し替え」発言。再選挙の候補選びをめぐり、自民党札連が混乱した「ボタンの掛け違い」はこの時、生まれた。

 関係者は、山崎幹事長の発言に先立ち、こんなエピソードがあったと明かす。札幌市長選が再選挙となったニュースを見ていた山崎氏、麻生太郎政調会長らが「札幌は候補を変えた方がいい」と冗談交じりで話した。

 山崎氏は、その内容をそのまま会見で発言してしまったというのだ−。立ち会った国会議員は後に関係者に「会見で話すとは」と驚きを漏らした。

■分裂の源流 「民主党が乗れない」岩崎氏を拒否
 道見氏が候補となった過程を振り返ってみよう。今回の市長選で保守分裂した「源流」がそこにあるからだ。

 昨年十二月上旬 自民党札連の吉川貴盛会長(衆院議員)と、札幌青年会議所OBで桂信雄前市長の後援会幹部を務める中田揮雄氏らが向き合った。吉川氏は中田氏に「市民の手で市長候補を選んでほしい」と切り出した。

 当時、吉川氏は、横浜や熊本など県庁所在地の市長選で相次いで誕生する「無党派市長」への警戒感が強かった。「自民党」を看板に掲げれば、それだけで有権者の反発を招く。自民、民主、公明による政党相乗りの枠組みを維持し「負けない選挙をしたい」。そんな思惑があった。

 ちょうどそのころ、若手経済人が石崎氏に出馬要請し、回答を待っていた段階だったが、吉川氏は、民主党が乗れないという理由で、石崎氏出馬に最後まで首を縦に振らなかった。

 このことについて、石崎氏は五月四日の出馬表明会見で、昨年末に出馬しなかった理由を「当時は、党内からも反対があり、一つにまとまらなかった」と振り返っている。

 十二月二十一日 吉川氏から人選を依頼された中田氏は、札幌青年会議所の関係者らに働きかけ、「みんなで札幌市長をつくる100人委員会」を設立した。

 100人委は、一カ月以上の候補者選考作業の後、早大教授の坪井善明氏(54)を選んだ。だが、吉川氏にとって、札連会長である自分と歩調を合わせると期待した人選が「政党や議会に縛られたくない」と公言してはばからない坪井氏だったことは認められなかった。

 吉川氏は100人委の結論をけり、以前から市長選出馬に意欲を示していた道見氏の擁立に向かった。道見氏は吉川氏の選挙区内の北区選出市議でもあった。

336チバQ:2010/11/03(水) 11:03:37
■保守一本化 水面下の動き 道見氏「許せない」

市長選で3位となった結果を受け、記者会見する道見重信氏=4月14日未明、中央区の選挙事務所
 話を選挙後に戻そう。道見氏の差し替え方針ですぐに候補に挙がったのが石崎氏だった。

 四月十四日午前 石崎氏は北海道新聞の取材に対し、市長選候補に取りざたされていることに「昨年末から国政を目指していることに変わりはない」と冷静さを守った。

 十四日午後 坪井氏が供託金没収という結果に終わったのを受け、坪井氏の事務所では、中田氏を含め、陣営幹部が今後の検討をしていた。そこに、中田氏の携帯電話が鳴った。町村氏からだった。町村氏は「保守系候補一本化に力を貸してほしい」と打診。「道見後」に向け、水面下の動きが始まった。

 十六日 昨年末に石崎氏擁立に動いた若手経済人と石崎岳氏の後援会幹部が会談。後援会幹部が、再選挙での石崎氏出馬について経済人に意見を聞いた。この経済人は「積極的には支援に動けない」ことを伝えたという。

 同じ日。道見氏は、上京し、国会議員らにあいさつ回りをしていた。ある国会議員には「次は勝てる態勢で臨まないといけない」と話したが、自らの再出馬の考えについては明言しなかった。

 しかしこのころ、道見氏は、支援者らへのあいさつ回りを行う中で「おれが知らない間に、首をすげ替えようなんて、許せない」と反発していたという。

■責任論 吉川氏「体制を一新して臨む」
 民主党や、無党派勢力結集の動きも活発化していた。

 十六日夜 先の市長選で最多得票だった弁護士の上田文雄氏(54)は、中央区のホテルであった連合札幌の集会で、「本番に向けて心の準備をしたい」と、再出馬の意向を明らかにした。

 関係者によると、実は前日の十五日、関係者と今後の打ち合わせをした際、上田氏の妻が「十七万票の支持に応えるべきです」と“主戦論”を唱えたのに上田氏は後押しされたという。

 同じ日。市長選で二位となった元参院議員の中尾則幸氏(56)の陣営関係者が、坪井氏の陣営を訪問。「政党推薦を受けなかった四候補で次は、無党派連合でやらないか」と打診。この関係者は、前札幌市議の山口たか氏(53)の陣営も訪ね、無党派一本化を打診した。
 自民党札連内では、保守分裂、道見氏三位に対して、執行部の責任論が公然とささやかれ始めた。

 十八日夜 自民党札連の宮本幹事長が、胸の内ポケットに幹事長の辞表を忍ばせ、北区の吉川会長の事務所に向かった。100人委設立時から、札連と同委の窓口的な役割を果たした宮本氏は、坪井氏擁立を断った吉川氏に対する反発が極めて強かった。宮本氏は、吉川氏に「責任を明確にしましょう。こういう方法でなければ、保守一本化は不可能だ」と迫った。

 十九日朝 札幌市中央区で、札連が役員会を開き、今年の札連定期総会を当初予定していた六月ではなく、再選挙前の五月十日に開くことを決めた。吉川氏は、自らの責任論には言及しなかったが「体制を一新して再選挙に臨む」方針を打ち出した。このとき、吉川氏の会長辞任の腹は固まっていた。

 さらに札連は、再選挙での「保守一本化」することを合意。今後は経済界と連携し、その調整を札幌関連の国会議員四人に委ねた。候補者選びの主導権が、市長選をめぐって混乱した札連から、国会議員に委ねられた瞬間だった。

337チバQ:2010/11/03(水) 11:03:59
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/02.html
<2> うごめき 2003/05/08(木)
■経済界 武井氏ペース「石崎氏?難しいな」
 四月二十一日午前 自民党札連から札幌市長選再選挙の候補選考を委ねられた札幌関連の同党国会議員四人と、経済団体首脳が、札幌市中央区のホテルで初めて会談した。まず自民党と経済団体とが別々に打ち合わせをして、それぞれ結果を持ち寄る形を取った。

 関係者によると、会談前の経済団体側の打ち合わせは終始、道経協の武井正直会長のペースで進んだ。

 「この混乱の元凶は、後継指名もせずに引退する桂信雄市長にある」

 武井会長のこの発言に、もともと市役所内からの候補擁立を主張していた道建設業協会の伊藤義郎会長が大きくうなずき、こう続けたという。

 「やはり市職員から候補が出てくれたほうが、安定した市政を継続する意味でも、みなさんがまとまりやすい。経済界の意見はこれで行きましょう」

 この場では、自民党前衆院議員石崎岳氏(47)の名前も挙がったが、同氏の企業・団体後援会の最高顧問で後見人役の武井会長は「難しいな」と首をかしげた。昨年末、石崎氏本人と事前に綿密な相談をしたにもかかわらず、同氏に出馬要請を断られた若手経済人グループの反発や、「あくまで国政で」との意見が強い後援会の雰囲気を踏まえた発言だった。

■自民と会談 新候補に傾くが一般論に終始

自民党国会議員と経済団体首脳との会談後、記者団の質問に答える伊達忠一参院議員=4月21日午前、札幌市中央区の札幌グランドホテル
 しかし、庁内候補で意見の一致を見たわけでもなく、具体的な名前が挙がらないまま、別室での自民党との会談に入った。

 自民党側は、町村信孝党本部総務局長(衆院議員)、吉川貴盛札連会長(同)、佐藤静雄衆院議員、伊達忠一参院議員の四氏が出席した。

 会談では、保守系候補一本化で一致。しかし、先の市長選で保守層の支持を受けた前札幌市議の道見重信(58)=自民、保守新党推薦=、財団理事長の秋山孝二(52)、早大教授の坪井善明(54)の三氏の中から候補を絞り込むことについては「三陣営を刺激することになる」と難色を示す声が多かった。ここで会談は、新たな候補を選ぶ方向に傾いていた。

 ただ、新たな候補とはいいながらも、この時点では、石崎氏を含む「政治家」、既に擁立の可能性が消えている「庁内候補」=メモ参照=、市財政局長を経験した「総務省の官僚」を一般論として取り上げただけで、人選は「白紙」に近い状態だった。

<メモ> 固辞し続けた田中都市局長
 先の札幌市長選の候補者選考をめぐっては、関係者から幾度となく市役所幹部の擁立論が出た。しかし、有力候補の筆頭だった田中賢龍都市局長(56)に出馬の意思はなかった。

 一月二十九日夜 田中局長は、ススキノの飲食店で親しい市幹部たちと酒を酌み交わし、「みなさんからの要請に返事をします。私は市長選に出るつもりはありません」と断言した。

 田中局長については、引退した桂信雄前市長の市政を引き継ぐ庁内候補を切望していた経済界首脳らがしびれを切らし、一月下旬に白羽の矢を立てていた。この動きに、もともと昨秋から田中局長の擁立に動いていた市幹部らも反応、再度要請したのだった。

 田中局長も悩んだ末に出した結論だったが、この回答を知らない経済人や市OBらが再三にわたって田中局長に接触。だが、田中局長は最後まで首を縦に振らず、混乱する市長選に巻き込まれるのでは−と心配する親しい職員に「あの時、返事した通りですから。気持ちは変わりません」と話していた。

338チバQ:2010/11/03(水) 11:04:12
秋山氏 「シナリオなんてない」無党派結集

再選挙への出馬撤回を表明する秋山孝二氏=4月24日午後、中央区内の秋山氏事務所
 二十二日夕 弁護士の上田文雄氏(54)は、先の市長選で推薦を受けた民主党・連合ブロックや市民ネットワークの推薦決定を待たず、ひと足早く出馬を表明。夕方には早速、ハンドマイクを持って、JR札幌駅前で“つじ説法”を始めた。

 同じ日、当選後の会派構成などの打ち合わせのため市議会へ登庁していた共産党市議のもとへ、連合関係者がひそかに訪れていた。

 「候補を立てない−という支援の方法もある。検討してほしい」

 自民党が石崎氏で一本化することを想定し、「非自民」結集の呼びかけに乗り出した瞬間だった。

 二十三日 市長選で四位だった財団理事長秋山氏は、中央区の事務所で幹部と向き合った。開票直後、「態勢を再構築して臨みたい」と、再出馬への意欲を示した秋山氏。以来、「勝つための態勢」を模索してきた陣営が結論を出す場だった。

 再選挙までの期間はわずか。「どうやってもこのままでは勝利の図式を描けない」。重苦しい空気が支配する中、秋山氏らが出した答えは「出馬の白紙撤回」と「無党派勢力の結集呼び掛け」だった。

 二十四日午後 報道陣が詰めかけた秋山氏の選対事務所は投開票日以来のにぎわいとなった。「掲げた政策を実現させるため、政党に対抗して勝てる候補づくりに全力を注ぐ」。記者会見で無党派結集の必要性を強調する秋山氏。ただ、候補一本化への明確な手順は示されなかった。

 「シナリオなんてない。細い細い糸をたぐる作業だ」。会見終了後、静けさが戻った事務所に残った後援会幹部の言葉が、先行きの難しさを物語っていた。

■自民 虚実情報飛び交い不信増幅
 同じく二十四日。石崎氏は、前日の二十三日から引き続き東京にいた。道建設業協会の伊藤会長や、石崎氏地元の豊平区選出の岩本允道議の上京したタイミングと重なったため、一部関係者の間では出馬に向け関係者が一堂に会し、石崎氏擁立で最終調整に入るとのうわさが一気に広まった。しかし石崎氏は、私用で上京していただけだった。

 ただ、この日も国会議員の協議は続いていた。

 同日正午。東京・永田町の自民党本部四階の党総務局長室。町村、吉川、伊達の三氏が約一時間、会談したが結論は出なかった。伊達氏は同日、北海道新聞の取材に対し、「石崎氏も含めていろんな名前が挙がったが、まだ決まらない。経済界にも誰かいないか探してもらおうと思う」と語った。

 総務局長室内の会話で、石崎氏が上京中であるとの話が出たが、その後、石崎氏が国会議員と会わずに札幌に帰ったことで、ある国会議員は「なぜ、連絡がないんだ」といら立ちを見せる場面もあった。

 このとき、石崎氏擁立の具体的な動きはまだなかった。

 さらに同じ日。同党推薦の道見氏が三位に終わったことについて、自民党札連の区連支部長・幹事長連絡会議が、吉川会長あてに党の一本化を求める要望書をまとめていた。

 「今回の市長選は、わが党が三陣営に分裂し、党所属議員の中には公然と他の陣営に肩入れしたものがいた。今回選挙の敗因は、執行部の不手際もさることながら、党所属の議員が、いかに党意識が乏しく、ただ党を利用するだけで自己本位で選挙を行うものがいたか、だ」

 選挙戦を通じて、道見氏の支援に消極的な札連幹部ら複数市議がいたことに対し、地域党員の反発は大きかった。党内には、札連執行部などに対する不信感が日に日に高まっていた。

 二十四日夜 道見氏周辺や自民党関係者の間で突然、「石崎氏と町村氏が、石崎氏出馬で合意した」との情報が駆け巡った。この情報はなぜか、特に道見氏周辺で広まった。再選挙に向けて、石崎、道見両氏の周辺ともに、虚実ない交ぜの情報に踊らされる“神経戦”に突入していた。

339チバQ:2010/11/03(水) 11:04:35
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/03.html
<3> 反発 2003/05/09(金)
■選考会談 石崎氏擁立の情報漏れ懸念
 四月二十六日午前 札幌市中央区のホテルで、自民党国会議員四人と経済団体首脳による二回目の会談があった。選考過程の議論が、記者団に漏れるのを嫌った同党は、会談場所を奥の部屋に取り、記者が近づかないようエレベーター前に立ち入り禁止の非常線を張った。

 自民党が情報漏れを極度に気にしたのには理由があった。

 候補選考に当たって、再出馬に意欲を示す前市議の道見重信氏(58)との調整が進んでいなかったのだ。候補に道見氏が選ばれないことが、道見氏の耳に入れば、感情を逆なでして、保守一本化が壊れてしまう−そんな懸念があった。

 会談後、伊達忠一参院議員一人だけが記者団に対応した。伊達氏は「中央官僚、市役所幹部、政治家に絞り込んだ。三、四人だ」と語った。しかし、この時点で同党は前衆院議員の石崎岳氏(47)を候補の軸に据えていた。

 告示まで一カ月に迫った段階で、勝利をたぐり寄せるには、国会議員やテレビキャスター時代の石崎氏の知名度が必要と判断したのだ。

 さらに、先の市長選で三位にとどまった道見氏では、経済界が一本化できず、そのうえ、「自主投票」を決めた公明党にも「突然、道見氏を支援する理由が見当たらない」(幹部)との事情もあった。

 伊達氏が記者団に対して「三、四人」という微妙な表現をしたのは、「出馬の意欲が残っている道見氏をこの時点で排除していないことを示すためだった」(自民党関係者)との見方が強い。

 札連幹部はこの時、「石崎氏に絞られている。人数はカムフラージュ」と解説した。

■民主党 「保守一本化、公明票におびえぬ」

記者団に囲まれながら経済団体首脳との会合に向かう自民党札連の吉川貴盛会長=28日夕、中央区の札幌グランドホテル
 二十六日夜 民主党札幌は中央区のホテルで臨時大会を開き、弁護士の上田文雄氏(54)の推薦を決定した。参加した国会議員や道議、市議らの間には、既に「自民党が石崎氏で一本化」という情報が流れていた。

 「保守一本化という言葉と、公明党・創価学会票の幻影におびえる必要はない」。民主党北海道の古参幹部は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 「一本化」といっても、道見氏が反発し挙党態勢の構築には時間がかかると予想していた。かつて道内では長く公明との友党関係を維持してきた経験もあった。「公明党といえども、短期間で浸透させるのは難しい」。

 二十八日午前 同日夜の自民党と経済団体首脳との三回目の会合を前に、関係者が一気に動いた。

 札幌商工会議所の西尾長光会頭は午前、関係者に「候補は石崎さんでまとまりそうだ。今度は経済界を一本化したい」と漏らしたという。

 同日正午。自民党と経済界の調整役を務めていた伊達忠一参院議員は、北洋銀行会長で道経協会長でもある武井正直氏と話し合うため、中央区の北洋銀本店に車で向かった。

 この場では、伊達氏が「自民党として石崎氏で一本化した」と語り、武井氏は異論がないとの意向を示したという。

 伊達氏は武井氏との会談後、行内で前日の二十七日に投開票のあった統一地方選第二ラウンドへの協力のあいさつのために武井氏のもとを訪れていた公明党の風間昶参院議員と出くわした。

 風間氏は北海道新聞に対し、「石崎氏で決まりなんでしょう」と石崎氏擁立が既定路線である認識を示した。

340チバQ:2010/11/03(水) 11:04:54
■強い意欲 道見氏「悔しい。出馬したい」

自民党の擁立方針決定を受け、記者会見する石崎岳氏=28日夜、豊平区の事務所
 二十八日昼 中央区内の企業回りを終えた道見氏は一路、手稲区内の道見氏の資金管理団体の幹部のところに向かった。

 情勢は石崎氏の擁立で固まりつつあった。道見氏は幹部に「石崎氏は昨年、市長選出馬要請を断った張本人だ。大きな騒ぎを引き起こした責任者であり、おれは悔しい。再選挙に出馬したい」と訴えた。道見氏は金という言葉は使わなかったが、幹部は「資金援助を求めている」と直感した。

 道見氏は車をとんぼ返りさせ、中央区の札幌グランドホテルに駆け付けた。この日の夕方に予定されていた、札連と道見後援会による合同選対会議に向け、後援会幹部三人と事前調整するためだった。

 二十八日夕 同ホテル二階で始まった選対会議は、この日で市長選候補選びを決着させたい札連側と、道見氏再出馬の可能性を消されたくない道見氏後援会とのぶつかり合いとなった。

 「きょうは選対本部の解散式です」。札連側の進行役の一言に、道見陣営の幹部は強く反発した。同時に、この幹部は「このまま、消化不良で終わらせるわけにはいかない」との思いを募らせた。

 この会合を途中で抜けた札幌市議の柴田薫心氏は記者団に囲まれ、「道見陣営の反発はものすごい。石崎擁立は白紙に戻るのではないか」と話した。

 選対会議では札連、後援会の話し合いが物別れに終わったまま、同じホテルで引き続き、自民党国会議員と経済団体首脳による三回目の会合が開かれた。

 その後、伊達氏は「候補はまだ決まっていない」と述べたものの、「石崎氏以外の選択肢はあるのか」と食い下がる記者に「ない」と答えた。

 石崎氏一本化がついに水面に出た。

■危機感 なだめに回る国会議員
 二十八日夜 自民党と経済団体首脳の会談の直後。豊平区の石崎事務所には多くの報道陣が詰め掛けた。質問は一つ。出馬意思があるかどうかだ。

 「傍観者でいられない。声がかかったということは重く受け止めざるを得ない」。石崎氏は受諾の意思があることを明らかにした。

 二十九日未明 札幌市北区太平の事務所内で道見氏は、自民党が石崎氏擁立を決定したことに立腹し、記者にまくしたてた。

 「短期間の勝負だから、私が最右翼。私以外なら、札幌関連の国会議員四人がバッジを外して、この危機を救わないとだめだ。国会議員でない石崎さんでは納得できない。石崎さんが出るなら私も出る」

 二十九日早朝 衆院議員の佐藤静雄氏は極秘に、北区の道見氏の自宅を訪れた。

 佐藤氏は「個人的に心配してうかがった。私が中に入ってスムーズに行けば、と思った」と説得を始めた。道見氏と別れた後、佐藤氏は札幌に関連する国会議員に電話して、道見氏と国会議員が直接会談する日程を調整した。

 保守一本化が失敗に終わりかねない危機感を抱えながら、息の抜けない黄金週間が始まっていた。

341チバQ:2010/11/03(水) 11:05:17
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/re-truth/04.html
<4> 着地 2003/05/10(土)
■候補者選考 道見、伊達氏が語る会談内容にずれ
 五月一日午前 札幌市中央区にある自民党札連の会議室で、吉川貴盛会長(衆院議員)と区連支部長による非公式会合があった。

 会合では、前衆院議員の石崎岳氏(47)擁立に対する反対論は目立たなかったものの、先の市長選で自民党が推した道見重信氏(58)の処遇をめぐって、意見が出た。「道見対策がまったくできていないのに『一枚岩になれ』と言うのはおかしい」

 この会合を先の市長選の「総括」ととらえた出席者もいたが、札連が非公式の「懇談」と位置付けたことが後に火種を残すことになる。

 同日夕、中央区の札幌グランドホテルで、同党の町村信孝総務局長(衆院議員)、吉川札連会長、佐藤静雄衆院議員、伊達忠一参院議員の国会議員四人と道見氏、同氏後援会幹部らが向き合った。道見氏は、党による市長選の総括もなく石崎氏の擁立が進んでいることにかみついた。

 会談直後、道見氏と伊達氏が記者団に別々に語った言葉にはずれがあった。

 記者「会談の内容は?」

 道見氏「候補者選考は白紙に戻った。私か現職国会議員四人の中から選ぶべきだ」

 道見氏の後に出てきた伊達氏の認識は微妙に違った。

 記者「候補選考はまったく白紙なのか」

 伊達氏「総括など手続きが抜けていた。あした総括をする」

 伊達氏は、「石崎氏擁立」を白紙に戻したとは認めなかった。

■札連役員会 怒る道見氏にしらけムードが漂う

1回目の選考委員会を終えて記者団の質問に答える佐藤静雄衆院議員=2日夜、札幌市中央区の自民党札連会議室前
 二日午後 中央区の札幌すみれホテルで、自民党札連の拡大役員会があった。市長選を総括する場面がやっと訪れた。関係者によると、吉川会長は自らの責任をこれまでにない明確な言葉で表した。「一生懸命支援していただいた結果が再選挙となり、道見氏も三位に終わった。この責任はすべて私にあるのかなと思う」

 この後、会合の中では党一本化に向けた和解ムードが流れ始めた。だが、会議の後半に呼ばれた道見氏のあいさつで空気は一変する。

 「このような総括の場は私が提案してやっと実現した。自民党よ、しっかりしてくれ。私は人の道理に従う。人の道理なくして党の繁栄はない」

 テーブルを叩きながら、自身の主張をまくしたてる道見氏。会場にしらけムードが漂った。「道見降ろし」にそれまで同情的だった党内世論を味方につけ「処遇問題を優位に進めようとする」(自民党関係者)道見氏だったが、これを境に“道見株”は下落し始める。

 引き続き、同じ会場で、国会議員四人と自民党の道議、市議が懇談会を開き、「選考の手続きを踏み直す」との建前の下、候補選考委員会の設置を決めた。石崎氏擁立の正統性を編み出す作業に淡々と入ったわけだ。

 委員長は「中立的立場で選ぶ」との理由で、石崎氏が国会議員時代に所属した森派の町村、伊達両氏や道見氏擁立を決めた吉川氏ではなく、佐藤氏とした。

 同日夜。一回目の選考委員会が札連会議室で早々と始まった。会議後、委員長の佐藤氏は「結論はまだだ」とだけ答えたが、会議のメンバーは「石崎氏しかいない」との意見で一致していた。

 会議を受け、佐藤氏は北区の道見氏後援会幹部宅に飛び、道見氏と後援会の説得に乗り出した。

342チバQ:2010/11/03(水) 11:05:49
■HBC出演 石崎氏のフライングに佐藤氏叱責
 二日夜 「なんとか、連休中には動きだしそうだ」。財団理事長秋山孝二氏(52)の後援会幹部は、秋山氏の選対でかつてともに汗を流した関係者にそうつぶやいた。

 秋山氏が再出馬の意向を撤回し、元参院議員の中尾則幸氏(56)、早大教授の坪井善明氏(54)、前札幌市議の山口たか氏(53)の各陣営に働きかけていた無党派一本化構想。その第一歩となる初の陣営幹部協議が五日にも実現するめどがこの日ようやくついた。

 統一候補をどのような手順で選ぶのか、政策の違いをどうするのか、資金は、人は…。「この場で、候補一本化のルールづくりから始めなければ」。秋山陣営が事務局レベルの折衝を用意したのは、もつれた糸を解きほぐすような作業のために「地ならし」が欠かせないとの判断だった。

 三日早朝 一方の自民党は、札幌すみれホテルで二回目の選考委員会を開いた。ほぼ同時刻、石崎氏は過去に勤務した北海道放送(HBC)のラジオ番組に出演していた。「退路は断たれたと思う」。正式な出馬要請はまだと断りながらも、出馬の意欲が言葉の端々にのぞいた。

 この時、選考委員会を終えた佐藤氏はHBC前の車内でこの放送を聞いていた。「道見氏を刺激しちゃだめだ」。佐藤氏はあわてて局内に入り、放送を終えた石崎氏を叱責(しっせき)した。

 三日 秋山後援会幹部は朝から慌ただしく電話をかけ続けた。幹部協議の設定を報道で知った一部候補者の周辺から候補同士の直接協議を求める声が沸き上がったからだ。

 当初、会社の事務所に設定した協議場所をホテルに変更して各陣営に再び打診した。結局、坪井氏の日程に合わせて連休明け以降の初協議開催に落ち着いた。

 「幹部同士で話をしても仕方ないだろう」と中尾氏。秋山後援会幹部は日程調整に追われながら、「それぞれの陣営内でも意見がバラバラ。候補者一本化なんて至難の業だ」と無党派結集の難しさを痛感した。

 四日早朝 自民党は、札幌すみれホテルで開いた選考委員会で石崎氏擁立を最終決定。札連の吉川会長が合流し、石崎氏に正式に出馬要請した。

 同日午後、石崎氏は後援会の役員を集めて会合を開いた。後援会は市長選出馬を満場一致で了承。石崎氏は自らの出馬の意志を記者会見でようやく語ることができた。「自分の果たす役割が与えられた。これは天命だなと感じている」

343チバQ:2010/11/03(水) 11:06:04
■4者協議 中尾氏、一転「無党派の集結大事」

無党派候補の一本化をテーマに話し合いのテーブルにつく(左手前から時計回りに)坪井善明、秋山孝二、中尾則幸、山口たかの4氏=9日午後、中央区内のホテルアーサー札幌
 六日 秋山氏の呼びかけで、無党派候補本人による四者協議の九日開催が固まった。

 本人協議となり、各候補との日程調整から取材対応まで自ら行うことになった秋山氏は「誰に一本化するかはまさにその場で話し合う。『白紙』の立場で臨んでもらうのが条件」と報道各社の取材に趣旨を説明した。

 が、最多得票の中尾氏陣営の見解は違った。陣営幹部は九日の協議を「聞いていない」とした上で、「会合に出るにしても、前回の十六万票の重みを評価してほしい。それを無にした形で『白紙』で臨めというのは無理がある」と言い切った。

 七日 「自分が出ることを前提とする方が一人でもいらっしゃるなら、四者協議に入る前でも、この話はなかったことにしたほうが良いのかもしれない」。秋山氏は中尾陣営の反応を念頭に置き、九日以前の協議打ち切りの可能性に言及した。

 一方、夜の幹部会を終えた中尾氏は一転、態度を軟化させる。「九日の協議の話は聞いていたが、胸に納めていた。まずは無党派の結集が大事だ。誰が出るとかではなく、話し合いが先だ」

 四者が協議のテーブルにつく環境は整った。が、中尾氏の様子を伝え聞いた秋山氏は彼の発言の真意を測りかねていた。中尾氏の姿勢に不信感を募らせていた秋山氏の後援会幹部は「中尾氏のペースに完全に乗せられている」と苦虫をかみつぶした。

 七日午後 先の市長選で最下位に終わった佐藤宏和氏を推した「明るい札幌市政をつくる会」。共産党や札幌地区労連などの関係者が出席した選挙後初の役員会は重苦しい空気に包まれた。会議は三時間近く続いたが、再選挙に候補を擁立するかの結論は出なかった。

 ある役員は「意見は真っ二つに分かれた。他候補との連携も難しいだろう」と話した。乱立した無党派候補にすら追い抜かれる屈辱的な結果。ショックから脱却して態勢を立て直す方向性は見えない。

 八日午後 中央区の閑静な住宅街の一角にある坪井氏の自宅マンション。まず秋山氏が、数分遅れて中尾氏が現れ、相次いで建物の中へ消えていった。それぞれの陣営幹部にもほとんど知らされていない隠密行動。この中で秋山氏は、坪井、中尾両氏とそれぞれ個別に話し合った。

 ほぼ二時間後。マンションの裏口から出てきた秋山氏が迎えの車に硬い表情のまま乗り込んだ。「無党派勢力の結集が必要だという点で合意できた。あすの記者会見で四人の共通認識は示せる」。山口氏との電話会談も重ねていた秋山氏は、四候補者による協議の意義を強調した。が、一方では「『この人を候補にします』という結論だけが価値ある答えではない」とも語り、候補一本化が現実的には難しいことを示唆した。

 「第三極」の道筋が定まらぬなか、二大政党を基盤とする候補予定者二人は事実上の選挙戦にすでに突入していた。

344チバQ:2010/11/03(水) 11:06:36
札幌市長再選挙へ 「なんでかな」 (2003/05/01(木)〜05/03(土)朝刊)
  札幌市長選の再選挙が六月に行われる。一九五二年に現行の公職選挙法となってから、全国で三例目の再選挙だ。だが、今回の再選挙は人口百八十五万人の大都市で起きたという点で、過去の二例とは様相が異なる。都市で弱まる政党支配、多様化する民意。再選挙の底流にある、地方政治の「異変」を探った。
(3回連載)
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/why/01.html
<上> 崩れた前提 2003/05/01(木)
政党の力、大きく低下

得票数でトップに立ちながら再選挙が決定し、渋い表情を浮かべる竹村さん(左端)ら上田候補の陣営幹部
 札幌市長選の再選挙が確実となった十四日未明。七人の候補の中でトップの十七万二千五百十二票(21・7%)を獲得した上田文雄氏=民主、市民ネット推薦=の選対事務所は重苦しい空気に包まれた。

 上田氏の連合後援会会長の元参院議員竹村泰子さんは「制度だから仕方がないが、一位なのに当選じゃないというのは複雑な心境」と、虚脱感を口にした。

 現在の公職選挙法が施行されてから、首長選が再選挙となったケースは二例ある。最初は一九七九年の千葉県富津市の市長選。次は一九九二年の奈良県広陵町の町長選 だ。

 ともに地縁、血縁が絡み合い、保守系候補らが乱立した末の再選挙だった。

 人口が百万人を超える政令指定都市で再選挙の事態になったのは、総務省選挙部選挙課では予想外のことだった。同課の平川薫理事官は「今回ばかりは読み誤った」と率直な感想を漏らした。

 これまでは投票直前になると、政党が善きにつけ、あしきにつけ力を発揮して、民意は収れんされてきた。それが今回の札幌市長選では収れんどころか、終盤になって民意がさらに分散する結果となった。

 「札幌市長選では政党のコントロールが効かなかった」。平川理事官が見誤ったのは、この一点に尽きる。

 公職選挙法九五条は「有効投票の最多数を得た者をもって当選人とする」と規定。九五条は「ただし」とし、地方公共団体の長の選挙については、「有効投票の総数の四分の一以上の得票」を、当選の条件と定めている。

 過去、政府内でこの条項の見直しが検討されたことがある。一九九九年の東京都知事選で、現在の知事の石原慎太郎氏や元国連事務次長の明石康氏ら有力候補が乱立した時だ。

 政府内では、四分の一というハードルを下げることや再選挙は上位二人による決選投票にすべきだ、などの意見が出た。これに対し、「四分の一以下では住民の長としてふさわしくない」「法で上位二人に限定することは民意をゆがめる」などの反対論もあった。

 結局、再選挙の可能性があった都知事選は石原氏の圧勝に終わった。と、同時に見直しの議論は立ち消えとなった。

 総務省は「現行制度がいかにこなれているかは、過去の実績が証明している」とする。「過去の実績」とは、再選挙という事態にはならなかったことを指している。

 しかし、札幌で大都市での再選挙が現実のものとなり、その前提は崩れた。札幌が異例だったのか、政党支配力の減退を背景とした、混とんの予兆なのか。地方政治の向かう先を、だれもが見極めきれないでいる。

345チバQ:2010/11/03(水) 11:06:58
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/why/02.html
<中> 新しい萌芽 2003/05/02(金)
“相乗り”拒む有権者

かつて再選挙を経験した千葉県の富津市役所。札幌の構図とは違いがあるという
 札幌市長選の投開票日翌日の十四日。宮城県庁での記者会見で、改革派として知られる浅野史郎知事は、同市長選の再選挙という結果に言及した。

 「非常にナンセンス。四分の一得票しなくてはだめだということであれば、再選挙は上位四人に限定すべきだ。でないと、論理的には永久に再選挙をやり続けることになる。これは悪夢ですよ」

 政党の枠組みの中で、選挙が戦われていた時代には想像だにできなかった再選挙。枠組みがひ弱になった今、再選挙はどの自治体でも起こりうる。札幌への全国の自治体の関心は、そんな懸念を映している。

 一九七九年の市長選で、再選挙を経験した千葉県富津市を訪ねた。千葉市から電車で約一時間の海沿いにある、人口約五万二千人の都市。自民党の元衆院議員浜田幸一氏の出身地であり、典型的な保守地盤だ。

 当時の選挙は、現職だった白井長治氏への高齢批判などから、農協幹部や消防学校長ら新人四人が相次いで立候補し、保守系五人の骨肉の争いとなった。投票率は89・32%で、一位の得票率は23・4%。再選挙では一、四位の新人と三位の現職の三人が立候補し、現職の白井氏が逆転勝利した。

 富津市選挙管理委員会事務局の石原英夫主幹の元にはここ数年、選挙のたびにマスコミなどから「再選挙になった場合」を想定し、その経験の問い合わせが増えている。

 問い合わせが急増しているのは、富津市のように地域のしがらみによる保守乱立ではなく、力を失いつつある政党候補と無党派候補が入り乱れ、選挙結果を不透明にしているケースが増えているからだ。

 石原主幹は「札幌の場合は保守系候補が乱立したうちの再選挙とは明らかに違います。大都市では、もう政党への求心力だけでは四分の一をまとめきれないということなんでしょう。正直、驚いています」と話す。

 今回の統一地方選の特徴は与野党相乗り候補の減少だった。前回九九年の統一地方選では、十二カ所の知事選のうち十カ所で与野党相乗り候補が当選したが、今回は二カ所にとどまった。

 政治評論家の岩見隆夫さんは、与野党相乗りの機運は東西の冷戦構造が終えんに差し掛かった一九八〇年代後半からの特徴だと指摘する。

 「保革でしのぎを削ってきた政党が冷戦構造の崩壊でよりどころを失ってしまった。やがて、地方政治では独自候補を立てる気概まで失い、勝ち馬に乗っかることだけを優先させた。結果の見えた選挙が続けば有権者は白けるのは当然だ」(岩見氏)

 札幌も含めて議会も選挙も総与党化に向かって走ってきた地方政治。結果が分かり切った政治や選挙への有権者の抵抗が、七人もの候補者創出につながったのではないか。と同時に、再選挙を選択した民意は、なれ合い政治への有権者からの痛烈な批判のようにも見える。

346チバQ:2010/11/03(水) 11:07:21
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/senkyo2003/why/03.html
<下> 漂流する民意 2003/05/03(土)
受け皿見えぬ過渡期

札幌市長選の開票風景。民意は分散した
 先の札幌市長選で、無党派の中尾則幸氏は十六万八千四百七十四票を獲得した。民主推薦の弁護士、上田文雄氏には及ばなかったものの、自民推薦の前札幌市議、道見重信氏は上回った。

 中央で政権を握る自民党だが、大都市では単独で首長を勝ち取ることは難しくなりつつある。

 全国の知事選や札幌市長選が行われた直後の永田町。党幹部は「魅力ある候補を擁立する必要がある。何らかの手を打たなければならない」と、強い危機感を口にした。党では今、地方政治の候補を公募することや予備選実施などの検討が始まっている。

 その一方で、地方政治での党の衰退を「やむなし」という考え方も広がっている。

 自民党首脳は「地方には中央と違って有事法制など与野党の対決軸がない。政党間の違いが出ない以上、与野党対決という構図にはならない。地方で自民が前面に出られない状況は仕方がない」と、本音を漏らした。

 民主党も事情は変わらない。党幹部は「自民党との対決だけでは、有権者が地方政治に求める多様な考え方に対応できない」と打ち明ける。が、その閉塞(へいそく)感を分かっていてもなお、打破できる妙案は見いだせない。

 政党が民意の収れんの組織ではなくなり始めた。だが、当選者がいなかった札幌市長選を見る限り、無党派もまた、民意の受け皿にはならなかった。

 北大大学院の山口二郎教授は「無党派は候補者が掲げるものじゃない。地域に深刻な課題がある時、有権者の側からわきあがってくる勢いがリーダーを求める」と指摘する。

 例えば、脱ダムの田中康夫・長野県知事や、吉野川可動堰(ぜき)建設中止を訴えて昨年四月に徳島県知事選に当選した大田正氏などが典型だという。

 山口教授は「札幌市長選では有権者が創造的破壊を選ぶほど切迫した課題がなかったのではないか」と、無党派の風が強烈には吹かなかった理由を説明する。

 ただ、山口教授はこうも見る。近い将来、札幌の危機は頂点に達し、必ず、無党派に有権者のエネルギーが収れんされる局面が来る、と。雇用問題や少子高齢化、財政の危機。多数の市民がこうした問題を真の危機と実感したとき、有権者のベクトルは大きく変化する可能性があるという。

 政党の時代でもない。いくつかの条件が重ならなければ無党派の風も吹かない。民意の受け皿となるものが見えない。そういう点で、地方政治は「過渡期」にある。

 札幌の再選挙は六月八日と決まった。民意は政党に収れんされるのか、それとも、政党から離れた選択をするのか。そこにはこれからの地方政治の行方を占う意味もある。
                 


 この連載は藤田和恵が担当しました。

347チバQ:2010/11/03(水) 11:11:43
◇札幌市長選(北海道)開票結果 投票率57.32%
  172512 上田文雄(無新、民推薦、54歳)
   168474 中尾則幸(無新、56歳)
   159787 道見重信(無新、自・保推薦、57歳)
    97327 秋山孝二(無新、52歳)
    76405 坪井善明(無新、54歳)
    67785 山口たか(無新、53歳)
    54126 佐藤宏和(無新、共推薦、50歳)
※前回の投票率は59.58%。立候補した7人が全員、法定得票数(有効投票数の
4分の1以上)に達しなかったため、再選挙となることが決定。なお、最上位の上
田氏の得票率は21.7%。

348チバQ:2010/11/04(木) 00:31:37
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/2005syuinsen/danmen/d-03.php3
道2区 札幌市北区、東区

カギ握る「道見票」の行方

 衆院選公示の八月三十日朝、自民党元職の吉川貴盛の選対事務所で、吉川と握手を交わす男の姿があった。選対本部の相談役・道見重信だ。

 道見は札幌市北区の自民党元市議で、一九九一年から三期連続トップ当選。吉川が当選した二○○○年衆院選では選対事務総長として活躍、選挙の強さに定評がある。

 その関係は、○三年の市長選で一変した。自民党札連会長だった吉川は道見を擁立したが、保守乱立で結果は三位。再選挙で候補から下ろされた道見は、民主党支持で現市長の上田文雄を支援した。しこりを残したままの前回衆院選で吉川は、道見票を取り込んだ民主党の三井辨雄に二万四千票余りの大差で敗れた。

 「関係修復は当選の絶対条件だ」。市議選で毎回一万票以上を得てきた道見に、吉川陣営はいま、熱烈な秋波を送る。

 八月二十一日夜。札幌市内のホテルの一室で、自民党札連会長で参院議員の伊達忠一は道見と極秘裏に会談、「いろいろと誤解があった」と頭を下げた。同席した吉川陣営幹部が相談役就任を申し入れ、道見は「黙認した」という。「吉川と道見が手打ちをした」。うわさは瞬く間に駆け巡った。

 
 一夜明けた二十二日午後。三井もまた道見が専務を務める北区の会社を訪れた。二人は札幌青年会議所時代の盟友だ。選挙協力を要請された道見は「頑張ってください」と言うにとどまった。

 ただ衆院解散直後、三井と野球大会で会った道見は「二人とも当選してほしい」と思わせぶりに語った。それだけに、三井陣営もラブコールを続ける。道見は吉川選対に名を連ねたものの「市長選のしこりはジグソーパズルだ」と根深い思いをのぞかせ、必ずしも旗色鮮明ではないためだ。

 道見票獲得の足がかりを得た吉川と説得の手綱を緩めない三井。両陣営から道見に注がれる視線は、公示後も一段と熱い。

349チバQ:2010/11/04(木) 00:41:24
旭川
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/554
旭川店閉鎖「申し訳ない」…丸井今井社長が市長と会談
丸井今井:経営再建「これほど急な話とは」 旭川、夏にも閉店 市内からは落胆の声

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/579
西武旭川店は存続 丸井今井閉店で一転

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/1097
丸井旭川閉店1年 買物公園地盤沈下進む 空き店舗増え地価下落

350チバQ:2010/11/08(月) 22:37:15
>>330
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101108ddlk01010152000c.html
選挙:網走市長選 水谷氏が初当選 投票率65.32% 無党派層にも浸透 /北海道
 任期満了に伴う網走市長選は7日投開票され、前市議の水谷洋一氏(47)=無所属=が、前市議会議長の宮川隆昌氏(64)=同、民主、新党大地推薦=を破り、初当選した。投票率は65・32%(前回98年71・02%)。

 水谷氏は建設や農業、漁業などの業界団体の支援を得て、保守層を中心に支持を集めた。大場脩市長の応援も得て民主支持層に食い込む一方、医療の充実などを掲げ、無党派層にも浸透した。水谷氏は選挙事務所で「子どもからお年寄りまで、良かったと思ってもらえるまちづくりに努めたい」と語った。

 宮川氏は保守層の一部を取り込んだが、後援会と推薦を受けた民主党や連合が一枚岩にならなかったほか、出馬準備の遅れが響いた。【渡部宏人】

==============

 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 12909 水谷洋一 47 無新

   7783 宮川隆昌 64 無新

==============

 ◇網走市長略歴
水谷洋一(みずたに・よういち) 47 無新(1)

 [元]市議▽北大公共政策研究センター研究員[歴]農協監査士▽衆議秘書▽青年会議所理事▽北大院


http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101108ddlk01010153000c.html
選挙:旭川市長選 西川氏が再選 佐々木氏、出遅れ響く /北海道
 ◇投票率49.33%
 任期満了に伴う旭川市長選が7日投開票され、現職の西川将人氏(42)=無所属、民主、新党大地推薦、社民支持=が、農業機械製造会社社長の佐々木通彦氏(55)=同、自民推薦=と前市議の安住太伸氏(40)=同、みんな推薦=の2新人を破り、再選を果たした。投票率は49・33%(前回06年54・59%)。

 今年7月の参院選、10月の衆院道5区補選で連勝した自民党だったが、候補者擁立が混迷。共産、公明両党も自主投票で、現市政の信任投票の色合いが濃く、選挙戦は盛り上がりに欠けた。目立った争点もなく、政策論争は低調に終わった。

 西川氏は旧自由党時代からの支持者と、連合など民主支持団体を融合させて選挙態勢を構築。参院選、衆院道5区補選での民主党の「連敗」などで政権与党とのパイプのアピールは控え、観光振興などの実績を強調。市民との対話重視の姿勢を前面に打ち出したほか、現職の強みを生かし、公約は64項目と前回から倍増。政党や業界団体への気配りも見せ、従来の自民支持層も取り込んだ。

 西川氏は選挙事務所で「4年間、真剣に取り組んできたことが評価された。さらに前進してほしいとの期待が表れたと思う。地場産業の振興に努力したい」と抱負を語った。

 佐々木氏は「中小企業の社長の経験を生かす」と訴え、小・中学校の給食無料化などの公約で現職との違いを強調したが、告示1カ月前の表明という出遅れが響いた。安住氏が参院選で躍進したみんなの党の勢いを借りる形で立候補したため、保守票が二分された。【横田信行】

==============

 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 82992 西川将人  42 無現

  31181 佐々木通彦 55 無新

  29216 安住太伸  40 無新

==============

 ◇旭川市長略歴
西川将人(にしかわ・まさひと) 42 無現(2)

 市長▽上川地方総合開発期成会会長[歴]自由党道連幹事長▽民主党道連交通政策委員長▽北大=[民][社]

351チバQ:2010/11/13(土) 00:31:58
>>308
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101113k0000m010042000c.html
夕張市長選:現職の藤倉氏は不出馬へ
 財政破綻(はたん)した北海道夕張市の藤倉肇(はじめ)市長(69)が1期4年で退任し、来年4月の市長選に立候補しない意向を固めた。12月議会で正式表明する予定。9日に後援会幹部と会い、退任の意思を伝えた。年齢や健康上の不安、市役所内の人材不足や交際費などの過大な自己負担を理由に挙げているという。

 藤倉市長は同市出身で、札幌市のタイヤ販売会社の元社長。財政破綻後に行われた07年4月の市長選に「民間の経営感覚」を掲げて無所属で立候補し、7人が乱立した混戦を制した。就任後、市民が政策提言する「ゆうばり再生市民会議」をスタートし、今年3月には26年度までに322億円の赤字を解消するとする財政再生計画をまとめた。

 一方で、人口流出に歯止めはかからず、企業誘致も低迷。工業団地の分譲も難航している。また厳しい財政状況から、市職員の数は破綻前の3分の1程度の100人余りまで減少。市によると、市長報酬は月25万9000円、手取りは17万〜18万円程度という。

 藤倉市長は12日、毎日新聞の取材に「今はまだ何も言えない」と話した。

 次期市長選には、前回次点だった青森県五所川原市の会社社長、羽柴秀吉氏(61)が9月に立候補を表明しており、他にも出馬の動きが出ている。【吉田競、和田浩幸】

352チバQ:2010/11/13(土) 15:18:36
>>310
財界さっぽろおめ
>>351
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/259846.html
夕張市長選 飯島夕雁氏が出馬の意向(11/13 07:01)
 【夕張】自民党道10区(空知、留萌管内)支部長の飯島夕雁(ゆかり)前衆院議員(46)が来年4月の夕張市長選に出馬する意向を示していることが、12日分かった。夕張市内の後援会幹部に伝えた。

 後援会幹部によると、飯島氏は「(市長選で)夕張にお世話になります」などと、出馬への強い意欲を話したという。

 飯島氏は北海道新聞の取材に対し、「現在は自民党の道10区支部長という立場で、自身の処遇については党と協議中」などと述べた。

 飯島氏は東京生まれ。東京都青ケ島村教育長などを経て、2005年、自民党の公募に応じて衆院選道10区に立候補し、比例代表道ブロックで復活して初当選。再選を目指した09年の衆院選で落選した。

353チバQ:2010/11/13(土) 15:20:51
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101112-OYT1T00382.htm
自己負担年250万…夕張市長「次はやらない」
 来春予定される北海道夕張市長選で、現職の藤倉肇市長(69)が立候補しない意向を後援会幹部に伝えたことが11日、わかった。

 後援会幹部によると、9日午後に同幹部らと面会し、年齢や体調面の不安や、交際費などで年間250万円以上の自己負担があることなどを理由に挙げ、「次はやりません。12月議会の最終日に正式に表明します」と話したという。

 藤倉市長は11日、読売新聞の取材に対し、「12月議会までコメントできない」と話し、同議会で進退について明らかにすることを示唆した。

 藤倉市長は、同市の財政破綻(はたん)後の混乱の中で候補者7人が乱立した2007年4月の前回市長選に出馬し初当選した。来春の同市長選には、前回市長選で次点の青森県五所川原市の建設会社役員羽柴秀吉氏(61)が9月に立候補を表明している。

(2010年11月12日11時35分 読売新聞)

354チバQ:2010/11/16(火) 01:08:30
http://www.tokachi.co.jp/news/201011/20101115-0007189.php
石川知裕後援会に異論 道議選候補の調整難航
2010年11月15日 15時04分
 来年4月の道議選帯広市区(定数3)に向けて、民主党と新党大地、石川知裕衆院議員後援会の3者で行われている新人候補の調整が混沌(こんとん)としてきた。新党大地が事実上擁立した山崎泉氏(37)=市議=がいち早く出馬表明しているが、石川議員の後援会は山崎氏の推薦をめぐり紛糾、結論を先送りした。石川議員の支援者の間に、山田富士雄氏(60)=全十勝地区農民連盟委員長=を推す声が強まっているのが理由。民主党支部は現職の三津丈夫氏(64)に加え山崎氏を推薦する方向で、石川議員は難しい対応を余儀なくされている。
 山崎氏は大地と鈴木宗男代表の後援会の推薦を得て3日に出馬表明、民主党支部と石川後援会に推薦を求めた。これを受けて石川議員の後援会は13日に拡大役員会を開き対応を協議したが、保守系の支援者が強硬に山崎氏への支援を拒絶。意見集約は行わず、民主党支部の推薦判断も待って再協議することにした。

 山崎氏に反対しているグループは水面下で山田氏と接触。山田氏も今月に入り出馬に意欲を見せ、農連の関係者や仲間らと調整を進めている。山崎氏の推薦に反対している石川議員の支援者は「自分たちが折れることはあり得ない。山田氏は農連委員長としてTPP交渉に参加反対を訴えており、農村代表として打って出る大義名分は十分にある」と語る。

 山田氏本人は最終判断していないが、三津氏、山崎氏に割って入るとなれば支持が分散するのは確実。山崎氏本人は「石川後援会で推薦の是非の結論が出たわけではなく、異論を唱えている人も一部。すでに後援会事務所(西8南34)を開いており、選挙活動には影響しない」と平静を装う。米沢則寿市長の後援会にも近く協力を求める構えで、連合後援会を発足させる準備も進めている。

 石川議員の後援会内には「山崎氏の推薦を見送れば大地に必ず報復される。次期衆院選で道11区に対抗馬を送り込まれるのでは」と懸念も。民主党十勝・帯広支部の鈴木仁志幹事長は「党は山崎氏の推薦手続きを進めている。後援会内部でまとまらなければ石川議員自身の立場が大変になる」と指摘する。

 民主・大地と支援者の間で「またさき状態」の石川議員は、「役員会が紛糾したのは事実。調整するのは難しい」とだけ話している。

355チバQ:2010/11/18(木) 21:00:46
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/11/18/20101118m_02.html
「ポスト新宮」―次期室蘭市長選に向け動き本格化へ
【2010年11月18日(木)朝刊】

 室蘭市の新宮正志市長の引退が決まり、各界で次期市長擁立に向けた動きが本格化する見通しだ。現状では次期市長選候補として、民主党道議の滝口信喜氏(63)、室蘭市議の青山剛氏(32)の名前が取りざたされ、支持層の一部に待望論がある。ただ、具体的な動きには至っておらず、道議選とも連動するため、曲折が予想される。




 経済界、労働界ともすでに両氏の一挙手一投足に注目している。滝口氏は早くに次期道議選の公認を受け、5選出馬の姿勢を崩していないが、井野斎連合室蘭会長が市内の会合で「考え直してもらうこともありうる」とメッセージを送るなど、転向の可能性もあるとの見方が根強い。

 青山氏も今年4月に市議選3選出馬を表明した。それでも各地区で展開している支持者懇談会では、市長選出馬を求める声が複数上がっている。本人は「今はまだと思う」と謙遜するが、「将来的には志がある」と方向性としての意欲は否定しない。

 ただ両者が現状では市長選とは別の選挙を目指した動きを進めている以上、後継候補の問題も絡み、擁立に向けた構図は複雑だ。

 民主党は党勢拡大に向けて道議2議席独占を目指すのが基本線にあり、各界に幅広く支持を広げる滝口氏が市長に転戦するとなれば、候補擁立、選挙戦ともに難航が予想される。

 青山氏も前回選挙では民主サイドから道議選出馬の打診を受け、断った経緯がある。今回も民主系の道議候補として俎上(そじょう)に載る可能性は否定できない。

 現時点では各級選挙対策、両氏の存在感が交差した中での難しい擁立作業になる公算が強く、探り合いの中、関係者がシナリオを描き切れていないのが実情だ。

 経済界と労働界が疲弊する地域での無用な戦いを避けた「共同テーブル」方式による新宮市長誕生劇から今年で16年目を迎えた。

 地域事情が変わり、共同選出の意味合いが薄れる中、来春の市長選では各界がどのような選択を行い、擁立作業を進めるのか。市民が注目している。
(鞠子理人、粟島暁浩)

356チバQ:2010/11/20(土) 00:17:32
>>230
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101119hog00m010009000c.html
函館市長選:前副市長の工藤氏が立候補表明 現職と激突の公算大

次期函館市長選に立候補表明した工藤寿樹氏 任期満了に伴う来年4月の函館市長選で、前副市長の工藤寿樹氏(60)が19日、無所属での立候補を表明した。現職の西尾正範市長(61)も再選を目指して立候補するとみられ、現職に辞職した元市ナンバー2が挑むという前回選挙と同じ構図になる公算が高まった。

 工藤氏は乙部町出身。73年に函館市と合併する前の旧亀田市役所に入った。財務や民生部門の経験が長く、99年から市財務部長、06年からは助役を務めた。

 井上博司・前市長の側近ともいわれ、前回07年市長選で元助役の西尾氏が初当選すると辞職願を提出したが、西尾氏に慰留されたとされる。しかし昨年11月、「市政運営で目標を共有できない」として副市長を辞職し、今年春ごろから支援団体を発足させて本格的な選挙準備を進めていた。

 工藤氏は出馬会見で、西尾市政を「何を目指しているのか分からない政策が多すぎる」などと批判。経済再生を最優先課題に掲げるとともに、財政再建のために「市長報酬50%削減」を打ち出している。【佐藤心哉】

毎日新聞 2010年11月19日 23時48分

357チバQ:2010/11/25(木) 00:11:37
>>302
上田厳しいかなあ
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/101124/elc1011241911002-n1.htm
総務官僚の本間氏擁立へ
2010.11.24 19:09
 自民党札幌市支部連合会は24日、来春の札幌市長選について、総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)に出馬要請することを決めた。来週にも本人に要請する。

 同市連によると、本間氏は出馬に前向きという。旧自治省出身で、平成14年から17年まで札幌市企画課長を務めた。

358チバQ:2010/11/25(木) 22:23:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001011250002
札幌市長選 自民、本間氏に出馬要請
2010年11月25日

■自民が正式に決定
■本人からも前向き意向


 来春に予定されている札幌市長選をめぐり、自民党札幌市支部連合会(札連)は24日、総務省・自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)に立候補を要請することを正式に決めた。札連の高橋克朋幹事長によると、本間氏からは立候補に前向きな意向を得ているという。近く本人に要請する方針だ。


 本間氏は福岡県出身で早大卒。1993年に自治省(現・総務省)に入省。2002年9月〜05年3月、札幌市企画課長を務めた。その後、愛知県春日井市の副市長などを経て現在は自治大学校研究部長。高橋幹事長は本間氏について「札幌市政への関心や思いが強い人物」としている。


 札連は、すでに政治団体を作り、市長選に向けた選挙公約を検討する一方、経済界への支援要請を進め、本間氏擁立への環境を整えてきた。


 一方、現職の上田文雄市長(62)は3選への立候補について「しかるべき時に判断する」と記者会見で話すなど、態度を明確にしていない。

359チバQ:2010/11/27(土) 17:52:19
>>351-353
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101127ddlk01010237000c.html
選挙:夕張市長選 藤倉市長に再選目指し出馬要請−−地元市民団体 /北海道
 夕張市の市民団体「夕張メロンと夕張川の水を守る市民ネットワーク」が26日、藤倉肇市長(69)に来年4月の市長選に再選を目指し立候補するよう要請した。

 同会は昨年、市内の業者の産業廃棄物処分場建設計画に反対し、藤倉市長も同調して計画が撤回された。市役所を訪れた清野宣昭会長らは「夕張を普通のマチに戻すため今一度、頑張っていただきたい」と要請。藤倉市長は不出馬の意向を後援会幹部に伝えているが、要請には「市長として責任を果たすことにまい進している。進退についてはもうしばらく猶予願いたい」と答えた。【吉田競】

360チバQ:2010/11/27(土) 18:02:14
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201011260011.html
夕張市長選、29歳の都職員が出馬に意欲 今春まで派遣
2010年11月27日

 財政再生団体・夕張市の来春の市長選を巡り、今春まで2年間、東京都から同市に派遣されていた都職員鈴木直道氏(29)=内閣府地域主権戦略室に出向中=に対し、「夕張市長選挙を通じ夕張市の未来を考える有志」(呼びかけ人・荒舘康治氏)が立候補を要請した。鈴木氏は26日、朝日新聞の取材に「誠意ある要請で非常に重く受け止めており、前向きに検討したい」と、立候補に意欲を見せた。

 鈴木氏への要請は25日にあった。石原慎太郎都知事は26日の記者会見で質問に答え「さっき、彼にも会ったけど、人生をかけてやりますと。いい話だと思うし、激励した」と述べた。

 一方、市民団体「夕張メロンと夕張川の水を守る市民ネットワーク」(清野宣昭会長、約60人)は26日、藤倉肇市長(69)に「もう一期頑張ってほしい」と再選に向けて立候補を要請した。藤倉市長は「現在、私のやるべきことは山積している。進退表明はもう少し猶予をいただきたい」と答えるにとどまり、明言しなかった。同市長の後援会幹部は「次期選挙は不出馬の意向だと市長から伝えられた」と明らかにしている。

 同市長選には、青森県の建設会社役員羽柴秀吉氏(61)が立候補を表明している。

361チバQ:2010/11/27(土) 21:29:02
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010112790070620.html
夕張市長選に都職員出馬へ 再生応援経験生かす
2010年11月27日 07時06分

 財政破綻(はたん)した北海道夕張市に東京都から二年間、応援職員として派遣されていた都職員の鈴木直道氏(29)=内閣府出向中=が来年四月に行われる夕張市長選に出馬する意向を固め、二十六日、石原慎太郎知事に伝えた。三十日付で都庁を退職する。

 鈴木氏は千葉県出身。一九九九年に都職員となり、二〇〇八年一月〜今年三月、現地支援や将来の都行政に経験を生かすため、財政再建中の夕張市に派遣され、財政再生計画策定の市民アンケートなどに携わった。二十五日に現地の市民団体から出馬を要請され、「前向きに検討したい」と回答していた。

 石原知事は二十六日の定例会見で、鈴木氏と面談したことを明かし、「彼が『人生をかけてやります』と言っているのは、男として美しい姿だと思う。大いに役に立ってもらいたい」と期待を込めた。

 夕張市長選では、現職の藤倉肇市長(69)が不出馬の意向を示しており、青森県五所川原市の会社役員羽柴秀吉(本名・三上誠三)氏(61)が立候補を表明。自民党前衆院議員の飯島夕雁(ゆかり)氏(46)も出馬に意欲を見せている。

(東京新聞)

362名無しさん:2010/11/28(日) 00:54:57
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/915

夕張市長選、自民前女性議員が意欲…3人目

 自民党の飯島夕雁・前衆院議員(46)は27日、党北海道第10選挙区支部の会合後、来春の夕張市長選について「党支部長を退任した暁には(出馬要請を)しっかりと受け止めたい」と立候補に意欲を示した。

 飯島氏は会合で、今月いっぱいで支部長を退任することを報告。その後、報道陣に対し「夕張再生のために頑張ってくれという熱い声をいただいている。私の国政経験でも夕張の財政破綻(はたん)は一番の心残りで、特に強い思いを持ってかかわってきた」と語った。

 飯島氏は東京都青ヶ島村教育長などを務め、2005年の郵政選挙で道10区から自民党公認候補として出馬し、比例代表で復活当選。09年8月の衆院選では、民主党の小平忠正氏に敗れ落選していた。

 同市長選には、前回市長選で次点の青森県五所川原市の建設会社役員羽柴秀吉氏(61)が立候補を表明、夕張市への派遣経験がある東京都職員の鈴木直道氏(29)(内閣府出向中)も意欲を見せており、三つどもえとなる公算が出てきた。

(2010年11月28日00時24分 読売新聞)

363チバQ:2010/11/28(日) 20:53:36
>>162あたりの派閥争いが鰹谷に乗れない理由?
参院選で徳永エリが落選してたら、知事選に回すってのも良かったんだろうけど
労組あがりの藤川じゃダメだしな。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/262142.html
道知事選 民主、候補選び長期化へ 月内擁立のめど立たず(11/28 06:31、11/28 09:52 更新)
 来年4月の知事選に向けて民主党北海道が11月中の決定を目指していた知事候補の選考が、12月以降にずれ込む見通しとなった。中央官僚を軸に水面下で作業を続けてきたが、擁立のめどが立っておらず、選考作業の長期化は必至の情勢だ。

 関係者によると、同党北海道幹部は今月に入り、道庁に出向した経験がある40代の男性中央官僚に絞り込み、出馬を打診。本人とも複数回、会うなどして調整を続けてきたが、27日、断ってきたという。

 これを受け同党北海道は近く連合北海道、北海道農民政治力会議と協議し、対応を検討する方針。現時点で他に有力な候補のめどは立っておらず、選考作業が年明け以降にずれ込む可能性もある。

 知事選をめぐっては、高橋はるみ知事が3選出馬を事実上表明しているほか、道議会で民主党・道民連合に所属し、昨年道議を辞職した鰹谷忠・前道議会副議長が出馬の意向を示している。

364チバQ:2010/12/04(土) 01:04:13
地味すぎる
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/262914.html
道知事選 民主、木村氏に出馬要請へ 元小樽市職員、農水官僚(12/03 07:43、12/03 09:57 更新)
 民主党北海道は2日、来年4月の知事選候補として、元小樽市職員で農林水産省大臣官房政策課企画官の木村俊昭氏(50)=オホーツク管内遠軽町出身=に出馬要請する方針を固めた。近く連合北海道などと協議し、週明けにも荒井聡代表が正式要請する方向。市職員から国家公務員に転身した異色の経歴や、全国各地でまちおこしなど地域再生の取り組みに携わってきた実績があり、有力候補として浮上した。

 木村氏は遠軽高、法政大を経て、1984年に小樽市役所入りし、産業振興課長、企画政策室主幹などを務めた。

 まちおこしに取り組んだ手腕などが評価され、2006年4月から内閣府、09年4月から農水省に出向し、全国各地の地域再生や農林水産業を軸とした新産業育成などを支援してきた。

<北海道新聞12月3日朝刊掲載>

365チバQ:2010/12/05(日) 12:33:08
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101204ddr041010003000c.html
選挙:北海道知事選 民主道連、「スーパー公務員」木村氏に出馬要請へ
 民主党北海道連は来年4月の道知事選で、元北海道小樽市職員で農林水産省大臣官房政策課企画官の木村俊昭氏(50)に出馬を要請する方針を固めた。木村氏は地方公務員から国家公務員に転身し全国各地のまちづくりに関わっている。条件が整えば、近く荒井聡道連代表が正式要請する。

 木村氏は北海道遠軽町出身。法政大を卒業後、84年に小樽市職員となり、産業振興課長や企画政策室主幹などを歴任。「ガラスの街」づくりなど地域振興分野での活躍が評価され、06年4月に内閣府、09年4月には農林水産省へ出向。今年4月に小樽市役所に復帰したが、5月末で退職し、6月から農水省で勤務。地域再生のアドバイザーとして、全国各地を駆け回る仕事ぶりから「スーパー公務員」とも呼ばれている。

 民主党道連は道内に縁のあるキャリア官僚らを対象に候補選考を進め、厚生労働省の男性官僚に絞って接触を重ねたが、先月27日に断られ、新たに探していた。道知事選には、高橋はるみ知事(56)の3選出馬が確実視されているほか、前道議会副議長の鰹谷忠氏(59)が出馬表明している。【岸川弘明、坂井友子】

366チバQ:2010/12/07(火) 22:04:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/263465.html
工藤稚内副市長 市長選に出馬へ(12/07 08:33)
 【稚内】稚内市の工藤広副市長(61)は6日、任期満了に伴う来年4月の稚内市長選に立候補する意向を固めた。9日に定例市議会が閉会後、副市長を辞職し、年内に正式表明する見通しだ。

 工藤氏は6日、市役所で経済界の有志ら二十数人に立候補を要請され、「真摯(しんし)に受け止め、前向きに検討したい」と答えた。

 工藤氏は同市出身で、北大経済学部卒。1974年に市役所に入り、企画調整部長、経済部長などを経て、2005年から助役、副市長として、今期で退任する横田耕一市長を支えた。

 同市長選には市内の建設会社社長、長谷川伸一氏(55)が出馬を表明している。

367チバQ:2010/12/08(水) 22:38:22
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101208ddlk01010224000c.html
選挙:知事選 民主道連、木村氏に出馬を正式要請 「重く受け止める」 /北海道
 来年4月の知事選を巡り、民主党道連は7日、農林水産省大臣官房政策課企画官の木村俊昭氏(50)に正式に出馬を要請した。木村氏は「今は白紙の段階。(要請は)大変重く受け止めている。これからしっかり考える」と述べた。民主道連は年内の候補者擁立を目指しており、木村氏の説得に力を注ぐ構えだ。

 上京した民主道連の荒井聡代表と連合北海道の高柳薫会長、道農民政治力会議の北準一代表が午後6時半から都内のホテルで木村氏と約20分間面会。「今までの(地域再生にかかわる)活動の集大成を古里で展開してほしい」と出馬を要請した。木村氏は「もうしばらく時間がほしい」と答えたという。

 木村氏は遠軽町出身の元小樽市職員。地方公務員から国家公務員に転身し、全国各地の地域再生に携わる異色の経歴を持つ。現在は農水省で地域ビジネス創出などを手掛けている。民主道連は「スーパー公務員」とも呼ばれるその精力的な仕事ぶりを評価し、白羽の矢を立てた。

 知事選は、高橋はるみ知事(56)が自民、公明両党の推薦で3選出馬が確実視され、道民人気が健在なことや大きな失点がないことから、「選挙戦を有利に進める」との見方が出ている。一方の民主は、今年7月の参院選道選挙区で2議席独占できず、10月の衆院道5区補選で自民に敗北したほか、内閣支持率が急落するなど風向きが悪く、候補者選びは難航してきた。

 先月末には、道連幹部が出馬を打診し、好感触を得ていた厚生労働省の官僚に土壇場で断られるという苦い思いもした。知名度のある木村氏を口説き落とせなければ、候補者選びは暗礁に乗り上げることも予想される。

 要請後に記者会見した荒井代表は「8年間の高橋道政で、景気はむしろ悪くなっている。これを再生させるのは、彼が最も適任だ」と改めて期待を表明。ただ、木村氏が受諾するかどうかの見通しについて問われると、「白紙と言わざるを得ない」と述べるにとどまった。【岸川弘明】

368チバQ:2010/12/09(木) 21:42:31
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101209ddlk01010221000c.html
選挙:札幌市長選 本間氏が出馬表明 「民主対自民」構図固まる /北海道
 ◇公明、経済界の対応鍵
 来年4月の札幌市長選は、前総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)が8日、正式に出馬表明したことで、「民主対自民」の構図がほぼ固まった。過去2回、民主党に連敗している自民党は、本間氏の「若さ」と「行政手腕」を前面に出し、民主などが支援する上田文雄市長に挑む。しかし、昨年の政権交代の影響で、前回自民候補を支援した公明党や経済界が態度を明らかにしていない。両者の動向が市長選の鍵を握りそうだ。【中川紗矢子、田中裕之】

 ◆知事と連携も

 自民は前回、元国土交通省技監の清治真人氏を擁立したものの、上田市長に約17万票の大差で敗れた。その反省から、今回は札幌への愛着や若さ、親しみやすさを重視して選考を進めてきた。

 本間氏には今年4月から札幌支部連合会幹部が接触。経済界や学者、官僚、道議、市議らにも打診したが、条件面で折り合わず、当初から出馬に意欲的だった本間氏が夏以降、「最有力候補」に浮上した。党内には、官僚への抵抗感を示し、地元出身者を求める意見もあったが、本間氏が出向で札幌市企画課長を務めた経歴も後押しした。

 今後、具体的な政策づくりを進め、年明けに発表する。自民党の支持基盤である中小企業を意識し、上田市政に足りない点とされる経済対策を重点に掲げる考えだ。一方、3選出馬が確実視されている高橋はるみ知事と連携して選挙戦を展開する戦略も描いている。

 ◆「政策で判断」

 前回、自公政権の枠組みで自民候補を推薦した公明は「市民と札幌市の発展にとってどうかという視点で、政策を判断基準にする」(本郷俊史・市議会公明党幹事長)との立場だ。上田市政に対して、市議からは「悪い感情は持っていない」「あまり失点はない」と、基本的には評価する声が多いが、経済雇用対策への不満がくすぶっており、最終決定は選挙直前までもつれ込みそう。

 経済界の動向も焦点だ。前回は、自民候補を物心両面で支援したが、上田市長が民主政権と近いため、札幌商工会議所は「まだ何も答えようがない」と話す。同会議所は今年7月の参院選道選挙区、10月の衆院道5区補選でも態度を明らかにしておらず、市長選も同様の対応になる可能性がある。

 ◆実績強調の現職

 3選を目指す上田市長は、2期8年の実績を前面に出し、3期目は上田市政の集大成と強調する方針。市債残高を就任時の2兆3000億円から1兆9000億円にまで減らして財政健全化に努めたことや、ゴミの有料化でゴミ減量を進め清掃工場1カ所を廃止したことなど、市民生活に密着した実績を訴える考えだ。後援会「上田文雄とみんなでつくる札幌・市民の会」の寺林利郎事務局長は「知事も市長も女性候補で、連携した動きは侮れない」と警戒する。

 前回候補擁立を見送り、上田市長を支持した共産党は「擁立するかしないかも検討中」(宮川潤・市議会共産党幹事長)と話すが、擁立は見送る方向だ。

369チバQ:2010/12/16(木) 22:00:58
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201012150010.html
3氏に動き 来春の夕張市長選、一気に本格化
2010年12月16日

 来春の統一選で実施される財政再生団体・夕張市の市長選をめぐり、前自民党衆院議員の飯島夕雁氏(46)が15日、同市内で開いた記者会見で立候補を正式に表明した。同市長選には、元東京都職員の鈴木直道氏(29)も近く出馬会見を開く予定で、前回選挙で次点の建設会社役員羽柴秀吉氏(61)が立候補を表明している。全国唯一の再生団体のリーダーを選ぶ選挙戦は、一気に本格化してきた。

 飯島氏は同日、市内で支持者から立候補を要請された後、会見を開き、「46年間の経験を夕張に注ぎ、明るい夕張の未来のために頑張っていきたい」と決意を述べた。自民党は離党し、無所属で立候補する意向だ。

 飯島氏は東京都青ケ島村教育長を経て、「小泉チルドレン」の一人として2005年の総選挙で道10区で出馬。落選したが比例道ブロックで復活当選し、09年総選挙は落選していた。先月まで務めていた自民党10区支部長は退任、21日に現在の岩見沢市から夕張市内に移り住み、活動を本格化させる。

 一方、東京都から夕張市役所に派遣された経験を持つ鈴木氏は今月8日に夕張入りした。到着した際、報道陣に「今日は片道切符。これから夕張に住んで一人ひとりにお会いし、私がどんな人間か理解して頂きたい」と語った。支援者らとともに政策を詰めており、年明けには記者会見を開く見込みだ。

 前回342票差で落選した羽柴氏は9月にいち早く立候補を表明、企業や支持者回りを重ねている。後援会幹部は「前回は破綻(はたん)直後で『ムード選挙』的な面もあった。今回は雇用対策などの政策を具体的に提示し、地道に浸透させていきたい」と語る。

 現職の藤倉肇市長は後援会幹部に次回不出馬の意向を伝えているが、同日、会見に先立って市役所を訪れた飯島氏と懇談し、「私はピリオド(終止符)ではない。続投の声も上がり、意欲的に受けとめている」と述べた。

370チバQ:2010/12/17(金) 22:08:29
>>256>>310
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101217ddlk01010183000c.html
選挙:小樽市長選 商議所専務理事・中松氏が出馬へ /北海道
 小樽商工会議所の専務理事、中松義治氏(64)は16日、来年4月の小樽市長選に出馬する意向を明らかにした。来週中に正式に出馬表明する予定。

 今期限りでの引退を表明している山田勝麿市長の支持母体である民主、自民、公明の各党と連合小樽、小樽商工会議所が15日に出馬を要請していた。中松氏は「みなさんに評価していただけるなら、微力だが前向きに考えたい」と述べた。

 中松氏は夕張市出身で、北洋銀行小樽中央支店長、小樽市収入役を経て、06年から現職。【坂井友子】

371チバQ:2010/12/19(日) 21:54:05
>>366
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101219ddlk01010170000c.html

選挙:稚内市長選 工藤副市長が立候補を表明 /北海道
 稚内市の工藤廣副市長(61)が17日付で退職し、18日に来春の統一地方選で行われる同市長選への立候補を表明した。

 現職の横田耕一市長(61)は今期での引退を表明しており、前回選挙で302票差で敗れた建設会社社長、長谷川伸一氏(55)が、既に立候補表明している。工藤氏は会見で「横田市長が不出馬を明言した今、市政のかじ取りは街の将来に大きく影響を与える」と立候補の理由を述べた。

 工藤氏は同市出身。市職員から、第三セクター「稚内シーポートプラザ」に出向し、稚内全日空ホテルの開業に携わった。05年から助役(今の副市長)になり、横田市政を支えた。【金子栄次】

372チバQ:2010/12/19(日) 21:55:33
>>136とか

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101219ddlk01010165000c.html
サンデー・トピックス:北見市庁舎新築計画 公約から、かけ離れ /北海道
 長年にわたり空転を続け、「政争の具」と市民から揶揄(やゆ)された北見市庁舎の新築問題。ようやくまとまった計画は、庁舎をJR北見駅西側の隣接地に移転し、現在の敷地を北見赤十字病院に提供する内容だ。だが、小谷毎彦(つねひこ)市長が掲げた公約からは大きくかけ離れ、今も市長室の位置を巡って議論は続く。混迷の背景を探った。【渡部宏人】

 ◇議会対立、市民不在 総事業費118億円、財政破綻危惧も
 ◆「前市長案と同じ」

 市の計画によると、新しい庁舎はJR北見駅西隣の旧東急百貨店ビル(通称・まちきた大通りビル)をリニューアルし、6〜4階に総務部など主要部局を配置。3階〜地下1階を商業施設とする。さらに、隣接する立体駐車場ビル1階に市長室を入れ、そのまま「本庁舎」として使う。

 だが、11月下旬から12月にかけて行われた住民説明会では不満が噴出した。「(場所が)結局、神田(孝次)前市長の案に近くなった。現在地の公約だったから小谷市長に投票したのに……」。前回08年の市長選で、民主党道議だった小谷氏が公約に掲げたのは、現在地に「小さな庁舎」を建て替える案。それが最終的に、野党に転じた保守勢力に巻き返された形となったからだった。

 市長室を立体駐車場ビルに入れる案にも不満がくすぶる。市長室が主要部局から離れた庁舎を「議場にいる人が作った成果」と皮肉る人もおり、小谷市長も「今の場所(立体駐車場ビル)がふさわしいとは思っていないが、議会の決定は覆せない。(市長室を旧東急百貨店ビルに移すべきだとの意見も多く)議会と相談して決めたい」と苦渋の選択だったことを認めている。

 ◆撤回理由

 その小谷市長が公約を取り下げてまで決着を図った背景には、北見赤十字病院の存在がある。「あちこちに行くのは止めたい」と病院は神田前市長時代から庁舎敷地提供の要望を続けてきた。小谷市長は、隣接する庁舎敷地なら「建設コストが安く、(市中心部のほうが)来院者の病院離れも防げる」との理由から、09年7月に庁舎敷地の無償貸与と公約撤回を決断した。

 その後、小谷市長は庁舎候補地を「現在地周辺」に広げ、庁舎近くの旧分庁舎に暫定的に移転、その後に約200メートル西側の都市公園に移る案などを示したが、野党は「赤十字病院の新築が迫っており時間がない」などと反発を続けた。

 市は11年度の現庁舎解体を決めており、有利な条件で起債できる「合併特例債」の期限も迫り、新しい庁舎の工事を14年度までに終える必要がある。加えて、与党が少数派の議会では、野党案を受け入れざるを得なかった。小谷市長の主張で残ったのは、ガス漏れ事故など危機管理で批判された神田市政の反省から「災害時支援庁舎」を新設し、庁舎移転候補地として検討した都市公園に建設することだけだった。

373チバQ:2010/12/19(日) 21:55:48
◆残った課題

 計画はまとまったものの課題は残る。現庁舎の解体▽旧東急百貨店ビルの大規模改修▽立体駐車場ビルとは別に建設する駐車場−−など総事業費は約118億円に上る。小谷市長の最初の建て替え案では金額は示されなかったが、約87億円と試算された神田前市長の案を大きく上回る。

 新しい立体駐車場に38億円、災害時支援庁舎が11億円と新設費用が大きい。「待望久しい物件」(村井泰彦北見建設業協会長)と期待の声もあるが、今後は図書館などハコモノの建設事業が目白押し。「(財政破綻し)第二の夕張になりかねない」と元市幹部は危惧する。

 住民説明会では「そんなお金があれば別の場所に庁舎を作れないのか」といった意見が相次ぎ、「新病院になって医者が確保できるのか」と08年に内科医が大量退職した北見赤十字病院に不信感を募らせる人もいた。「結局、市議同士が格闘しただけで市民は傍観者」と有権者不在を嘆く声が聞こえてくる中、市は一連の都市再生基本計画を含む「中心市街地活性化基本計画」を、11年1月にも国に申請する。

 ◇一時凍結、新築、建設… 混迷25年「政争の具」に
 庁舎の新築計画は、市の開基100年(1996年)記念事業として85年にスタートした。55年に建設された現庁舎の老朽化が目立ち始め、95年の市長選では現職の久島正氏(故人)が現在地での新築を掲げたが、「一時凍結」を訴えた新人、小山健一氏に屈した。その小山氏も再選を狙った99年選挙で「新築」を公約としたが、「財政再建のため建て替えはしない」と反対した神田孝次氏に敗れ、庁舎問題は白紙に戻った。

 神田氏も、2期目に周辺自治体との合併協議会が発足したことから、合併特例債を当て込み「庁舎建設」へとかじを切った。しかし、JR北見駅東側案が浮上する中、その隣接地を市長の同族企業が先行取得していた事実が発覚して頓挫。その後も庁舎南側への移転案、分庁舎が入る旧東急百貨店ビル(JR北見駅西側)増築案などの提案も実現せず、旧百貨店ビルへの移転を主張した前回選挙では、小山氏が後援会長を務めた小谷毎彦氏に敗れた。

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 ◇北見市庁舎を巡る主な流れ◇
1955年11月 現庁舎が完成

1994年 5月 久島正市長が現在地での新庁舎建設案を発表

1995年 4月 「一時凍結」の小山健一氏が初当選

1998年 3月 小山市長、新庁舎(現在地)の建設計画策定

1999年 4月 庁舎建設反対の神田孝次氏が初当選

2001年 7月 市議会庁舎建設特別委「現時点では建設すべきでない」

2003年10月 任意の合併協議会発足(北見、端野、常呂、津別)

2004年 9月 北見赤十字病院が庁舎敷地提供の要望書

2006年 3月 合併で新北見市誕生(北見、端野、常呂、留辺蘂)

      4月 神田市長3選 庁舎建設にかじを切る

2007年 5月 きたみ東急百貨店が撤退表明

2008年 2月 旧東急百貨店ビルに企業局など入居。物販施設と分庁舎の複合施設となる

      5月 神田市長、同ビルへの本庁舎移転を表明

     11月 同ビル移転案が否決。「民意を問う」と神田市長辞職

     12月 出直し市長選で、小谷毎彦氏が初当選

2009年 7月 小谷市長、「北見赤十字に敷地無償貸与」を表明

2010年 1月 北見赤十字が北見市に財政支援を要請

      3月 野党など市庁舎移転の修正議決案可決

      3月 市議選

      8月 小谷市長が公約撤回。「現在地周辺」を断念

     10月 市議会が都市再生基本計画案を了承

     11月 庁舎移転など都市再生計画の住民説明会が始まる

374チバQ:2010/12/23(木) 18:35:05
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/265751.html
調整難航の道議選北見市選挙区 民主、鳥越氏を推薦(12/23 10:50)
 民主党北海道は22日の持ち回り常任幹事会で、来年4月の道議選北見市(定数2)への出馬を表明している元北見市議の鳥越良孝氏を推薦する方針を決めた。

 民主党北海道は同選挙区で、元衆院議員秘書の長南幸子氏の公認を10月に決定。その後、党道12区総支部代表を務める松木謙公衆院議員が鳥越氏を支援する構えを示したことに、支持母体の連合北海道北見地区連合会などが反発し、調整が難航していた。

 同選挙区では、自民党が現職の船橋利実氏の公認を決めている。

375チバQ:2010/12/26(日) 18:41:28
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20101221ddlk01010168000c.html
自治再考:札幌市政の検証/1 アクセス道路 /北海道
 ◇建設容認に方針転換 経済界は歓迎、「変節」批判も
 上田文雄・札幌市長(62)の「方針転換」が波紋を広げている。札幌の都心部と高速道を結ぶ都心アクセス強化道路(アクセス道路)について、反対から容認に転じたからだ。20日、札幌市内のホテルで開かれた3選出馬会見でも、上田市長は「都心部と高速道路を接続させることは時代の要請ではないかと思う。経済効果という側面もあり、(アクセス道路は)必要だと考えている」と述べた。

 アクセス道路は、前回07年の同市長選で、自民党や経済界などの支援を受けて立候補した元国土交通省技監の清治真人氏が掲げた主要政策だった。民主党などの推薦を受けた上田市長は「札幌は主な社会資本整備は終えている」「大型公共事業による活性化は20世紀で終わった」と批判を繰り返していた。

 道路の建設費用は数百億円にも上り、上田市長の財政再建路線とも相反する。市長与党の民主会派ベテラン市議は「街作りのビジョンがない。(次の)選挙や公共事業ありきの主張なら賛成できない」と市長の「変節」に憤りを隠さない。

   ◇

 上田市長は09年5月、市議会本会議で初めてアクセス道路建設に前向きな姿勢を示した。今年1月には、札幌商工会議所の高向巌会頭が建設を要請。市は来年度に策定する総合交通計画にアクセス道路を盛り込む方針で、建設はもはや「既定路線」とも言える。経済団体幹部は「自身の公約を覆し、(建設反対は)間違っていたことを認めた。大したものだ」と上田市長を高く評価する。

 09年秋の民主党政権発足後、上田市長は自民の牙城でもある経済界との距離を縮めてきた。北海道新幹線の札幌延伸問題などで新政権とのパイプに期待する経済界に対し、市長側も次の選挙で支持拡大や集票が期待できる。後援会や民主会派の幹部は「企業を敵に回す必要はない」と述べ、暗に両者の思惑が一致したことを認める。

   ◇

 新たな支持層を掘り起こす上田市長に対し、従来の支持層には不安が生まれる。労組出身の後援会幹部は「問題は基本的なスタンスをどこに置くかだ。市民や労働者か、あるいは経済界か。そこは一線を画してほしい」とけん制。前回市長選で「市民自治」を掲げた上田市長が経済界にもスタンスを広げつつあることを懸念する。

 一方で、前総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)を擁立した自民党は市政奪還が至上命令。しかし、自民会派のベテラン市議は上田市長について、「本音で言えば、誰がやっても厳しい状況で一生懸命やっている」と評価も口にする。事実上の「民主対自民」の構図になるとみられる市長選。表面上の対立とは裏腹に政策の垣根は限りなく低くなる可能性がある。=つづく

  ×  ×

 来年4月に行われる札幌市長選。上田市長は3選を目指して、立候補を表明した。03年の初当選時から基本理念に据えてきた「市民自治」は進んだのか。連載「自治再考」の第5弾は、2期目の上田市政を検証する。

376チバQ:2010/12/26(日) 18:42:16
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101222ddlk01010161000c.html
自治再考:札幌市政の検証/2 事業仕分け /北海道
 ◇「市民自治」か「役人自治」か 高齢者施設で不満噴出
 「高齢者に貴重な触れ合いの場を提供している」−−。今年10月、札幌市の事業仕分けで「廃止」判定がされた高齢者向け保養施設「市保養センター駒岡」(南区真駒内)を巡り、地元の町内会連合会などが廃止反対を求める署名を提出した。署名提出は4回にわたり、計1万1712人分が集まった。

 同連合会の関口明会長(74)は「センターは高齢者の孤立化を防いでいる。廃止の影響は計り知れない」と指摘する。市議会にも陳情した結果、市長与党の民主会派も「収入増やコスト減に努めた上で残すべきだ」(猪熊輝夫・会派会長)と存続を支持し、陳情は10月に全会一致で採択された。

   ◇

 センターは86年に開設。パークゴルフ場なども併設し、年間延べ約12万人が利用する。年間約2億円の維持費がかかり、料金収入は約1億円。差し引き約1億円の赤字を市が負担する。20歳以上の市民から無作為に選ばれた4人と有識者2人の仕分け人は今後支出が見込まれる約5億4000万円の改修費も問題視した。「市税はもっと有効な使い道がある」と判断した。

 がん治療を受ける妻(58)とともに、豊平区の風呂がないアパートで暮らす年金生活者の菊地明さん(68)は週2回程度、300円の入場料で大浴場に入り、囲碁を打つことが楽しみだという。「ここがなくなれば、どこに行けばいいのか。失望以外の何ものでもない」と仕分け結果に不満顔だ。

   ◇

 事業仕分けでは、対象89事業のうち16事業が廃止と判定された。16事業が廃止されれば、約4億円の経費節減が実現する。しかし、判定結果について市民の意見を募集したところ、全体の8割強となる1372件の反対の声が集まり、実際に廃止が決まったのは「平岡公園梅林ライトアップ事業費」などわずか5事業の約4000万円。市保養センター駒岡を含む11事業は結論を先送りした。

 札幌版事業仕分けは、「行政への市民参加」を掲げる上田文雄市長の肝いりで07年に初めて実施し、今年が2回目。今回は全事業の判定に市民がかかわり、市民参加が一部事業にとどまった前回より前進したものの、市がすべての仕分け対象を決め、仕分け人の有識者を選んだ。野党の自民会派は「市側から廃止を言いづらい事業を対象にし、仕分け人の判定を口実に廃止しようとしている。役人に都合のいい『市民自治』だ」と批判する。

 上田市長は事業仕分けを「市民的な議論の出発点」と位置づけ、11事業の存廃をこれから判断する方針。市保養センター駒岡を巡っては、有識者らによる委員会を設置して検討する考えだ。11事業存廃の意思決定過程や結果によっては、上田市政が「市民自治」か「役人自治」か問われることになる。=つづく

377チバQ:2010/12/26(日) 18:42:40
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101223ddlk01010224000c.html
自治再考:札幌市政の検証/3 市長政策室 /北海道
 ◇見えぬ効果残る溝 部局横断へ調整役果たせず
 新設部署の効果に疑問符が付いている。09年4月、政策立案や情報共有を目的に設置された札幌市の市長政策室。上田文雄市長の直属部隊は市長室のある本庁舎10階と11階に位置し、各部局の職員が絶え間なく訪れる。同室の4部6課に勤務する計96人の職員はいわば札幌市政の心臓部とも言える存在だ。

 だが、市長与党の民主会派からも「市長政策室がガバナンス(統治)を果たすシステムが確立されていない」との声が漏れる。

   ◇

 同室新設のきっかけは、市長と職員の間で相次いだ意思疎通の不足による市政の混乱だった。

 08年の北海道中央バス路線廃止問題では市長の判断が二転三転した。ジェイ・アール北海道バスへの業務委託を撤回し、中央バスに補助金を出して路線を継続することになり、市は約4900万円の損失補償を支払う結果になった。

 同年に発覚した、北区の女児が約8年間にわたって監禁されていた問題でも、市の担当部局は監禁の事実を把握しながら適切な対応を取らず、市長にも報告していなかった。

 札幌市は、上田市長が初当選した03年までの44年間、助役出身者の市長が続き、市長と職員間には強い「身内意識」が存在した。そこに風穴を開けようと、市民自治を掲げた弁護士出身の上田市長が乗り込んだが、2期目になっても市長と職員間の溝は消えなかった。

   ◇

 市長政策室はその溝を埋めるとともに、部局間の壁の解消が狙いだった。スタートから2年近くがたつが、肝心の成果は乏しい。

 上田市長に近い、ある民主党市議は「雇用政策なら、福祉や子育ての分野で雇用を創出するために市長政策室が経済局と保健福祉局を横串で束ねて、連動する政策を打ち出さないといけないが、それができていない。市長政策室は扇の要となって各部局から意見を集約し、議論をまとめていかなくてはいけない」と求める。

 「改革維新の会」の宮本吉人市議は、改修工事をしている札幌の観光名所「もいわ山ロープウェイ」を例に挙げて批判。「ロープウエーの駅は最寄りの市電駅から遠く、不便だった。施設改修だけになったのは担当部局が街作りの視点を欠いた計画を進めたからだ。本来は市長政策室が各部局の意見を取り入れ調整すべきだった」と疑問を投げ掛ける。

 一方で、庁内には「政策は現場を知っている者が作るべきだ。現場も知らない職員が政策を作るなんて無理だ」などと、市長政策室への不満もくすぶる。

 同市の行政評価委員も務める北海道大大学院の吉見宏教授(公会計論)は「首長は選挙で選ばれるが、職員は変わらないので首長が孤立するケースがある。その中で市長の政策を実現するための直轄組織を作ったことは正しい。ただし、市長政策室の効果や市長のリーダーシップは見えない」と指摘する。=つづく

378チバQ:2010/12/26(日) 18:43:03
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101224ddlk01010132000c.html
自治再考:札幌市政の検証/4 経済対策 /北海道
 ◇借金減っても財政硬直 保護費は急増、雇用対策は不発
 「将来の札幌に必要な仕事を厳選せざるを得ない」。今月7日、札幌市役所10階の市長応接室で、公共工事の安定確保を求める要望書を受け取った上田文雄市長は財政再建路線への理解を求めた。要望書を出した札幌建設業協会の岩田圭剛会長(岩田地崎建設社長)は「各企業の経営努力はもう限界だ。つぶれてしまったら元も子もない」と最後まで公共事業の予算増を求め、話し合いは平行線のまま終わった。

 上田市長は初当選の03年以降、市発注の公共工事を抑制し、市債(借金)残高の削減を図る財政再建路線を敷いてきた。10年度の土木費は03年度(1117億円)比33%減の745億円となり、市債残高も順調に削減。就任当初に2兆1800億円あった市債は09年度までに3000億円を減らした。市議会民主会派の西村茂樹相談役は「無駄を省いてきたからこそ、道に比べて財政状況がいい」と評価する。

   ◇

 長期不況に苦しむ札幌市は個人消費も冷え込み、札幌圏の有効求人倍率は今年10月末現在で0・37倍。全国平均を0・17ポイントも下回る。この結果、生活保護の受給者は今年度当初見込みで6万3241人に上り、00年度の1・7倍に増加。生活保護費は当初予算で初めて1000億円の大台を突破する1131億円になり、一般会計総額(8229億円)の14%に膨らんだ。

 生活保護費を含む扶助費や職員の人件費など必ず支出しなければならない経費が歳出に占める割合(経常収支比率)は、09年度で99・8%に上り、政令市で大阪市に次ぐ高率になっている。割合が高いのは自由に使える経費が少ないことを示しており、一般的に70〜80%が適正ラインとされる。札幌市は硬直化した財政状況下で景気・雇用対策に十分な予算を回せないまま、生活保護費が増加していく悪循環に陥っている格好だ。

   ◇

 上田市長は前回07年市長選で中小企業向け融資制度を公約し、制度創設の08、09年度には計約12億円を貸し付けた。しかし、「融資焦げ付きを恐れ、本当に苦しい企業に融資が回っていない」(自民会派・村松正海市議)と実効性を疑問視する。さらに、新産業誘致を進め、IT(情報技術)企業15社が進出したものの、2社は既に倒産。残る企業も「首都圏の下請けばかり」(市産業振興部)という。景気・雇用対策は奏功していないのが実情だ。

 地方財政に詳しい北大大学院経済学研究科の小山光一教授(財政学)は「各業界と将来の経済ビジョンをよく議論して共有し、集中して投資すれば、予算以上の活力が生まれる。札幌市の景気対策は、公共事業の増減しか議論しておらず、各業界で共有できるビジョンがないことが問題だ」と指摘している。=つづく

379チバQ:2010/12/26(日) 18:43:26
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101226ddlk01010099000c.html
自治再考:札幌市政の検証/5止 上田市長、単独インタビュー /北海道
 ◇「市民自治」成果を強調 ごみ有料化で370億円節約
 来年4月に行われる札幌市長選で、3選を目指して立候補を表明した上田文雄市長が毎日新聞の単独インタビューに応じ、2期目の市政運営を振り返った。上田市長はごみ減量化の成功などを挙げ、自身が掲げてきた「市民自治」の成果を強調した。反対から容認に方針転換した都心部と札樽道を結ぶ「都心アクセス強化道路」については「札幌の都市機能を生かすためだ。経済界にスタンスを移しているわけではない」と説明した。

 −−基本理念に掲げている「市民自治」は実現できましたか。

 ◆(09年7月から始まった)家庭ごみ収集の有料化で、市民が廃棄物処理に責任を感じるようになり、ごみの減量につながった。新しい清掃工場が不必要になり、建設費用370億円が浮いたのは市民の力だ。改革の出発点として、市民自治はまず考えるべき理念だと思っている。

 −−市民が参加した札幌版事業仕分けには批判もありました。

 ◆廃止判定は一つの意見であり、最終判断ではない。(廃止判定された)市保養センター駒岡の存続を求める意見があっていい。仕分け対象の事業を選定した職員と、選定された事業の担当職員は対立関係にあり、内部的な議論で真剣なバトルがある。「役人自治」でもなんでもない。事業が必要であれば、運営の仕方など存続のあり方を議論すればいい。

 −−都心アクセス強化道路は前回市長選で自民系候補が掲げた公約でした。なぜ容認に転じたのですか。

 ◆当時反対したのは、建設費用を安くするため乗用車しか通れない道路を造るという案だったからだ。観光バスなどが通れる道路なら必要だ。また、札幌には経済、金融、知的財産の拠点が集中している。道民全体で札幌の都市機能を生かすには、札幌の都心部と高速道路を接続することが大事だ。(選挙のために)経済界にスタンスを移しているということではない。

 −−市長政策室を新設し、職員との溝は埋まりましたか。

 ◆市長政策室に指示しておけば各部局に伝わるし、情報も集まってくるので、気分的にはかなり楽になった。就任1年目は話もしたくないという職員も何人かいたが、やめてもらった。今は根本的な発想の違いで職員と私が対立することはない。

 −−生活保護世帯が急増し、財政を圧迫しています。

 ◆生活保護世帯が増えた背景には、高齢化問題などさまざまな要素がある。私の経済対策が失敗したから増えたという一部の指摘は誠に乱暴だ。働ける能力があっても仕事がない人も多い。新産業を興して仕事を提供していくことが解決策の一つだ。

 −−財政が硬直化している中で、今後どのような経済対策をお考えですか。

 ◆成熟した都市で大型公共事業をどんどんやっていくことはおかしい。ただし、特別養護老人ホームの建設など小規模な公共工事を行えば、経済対策と福祉対策になる。少子高齢化社会の中、経済対策も総合的に判断していかなければならない。=おわり(この企画は田中裕之、木村光則、高山純二が担当しました)

380チバQ:2010/12/26(日) 18:43:54
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001012210005
《検証・札幌 上田市政2期》(上)
2010年12月21日





来春の札幌市長選挙への立候補を表明した上田文雄氏=札幌市中央区

■財界・公明に政策配慮


「次の喜びは函館、その次の喜びは札幌。皆さん一緒にがんばりましょう」


 札幌市の上田文雄市長(62)は4日、東北新幹線全線開業を祝う新青森駅での式典で、新幹線の札幌延伸を訴えた。


 政権交代以降、新幹線延伸を積極的に働きかける上田氏。それは、経済界への配慮という側面もある。


 民主党とのパイプがない経済界は、昨夏の政権交代以降、同党への窓口役として上田氏を頼りにする。上田氏は昨年11月、道商連の高向巌会頭を連れ、前原誠司・国土交通相(当時)に延伸を陳情。今年5月には同党の小沢一郎幹事長(当時)への面会も実現させ、延伸について「財源の問題はあるが、やるべきものだ」との回答を得た。


 道商連幹部は「良くやってくれている。お互いの理解は深まっている」と評価する。


■あえて弓引かず


 経済界には「トラウマ」がある。2007年の市長選で、札幌商工会議所(札商)の有志が元官僚に立候補を要請し、自民、公明、経済界の「3本の矢」で戦った。しかし、民主、社民、市民ネットの推す上田氏に17万票差で惨敗した。


 次の市長選では初めて、上田氏が政権与党を背景に立つ。札商幹部は「あえて政権党へ弓引くこともない」。そんな姿勢を見て、ある自民党市議は「経済界もどちらか一方の陣営につくリスクを知ったようだ」と言う。


 自民党札幌市支部連合会(札連)は今月8日、8年ぶりの市政奪還を目指して、前総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)を擁立した。札連は「財政再建を優先し、経済を低迷させている」と上田市政を批判する。しかし、現時点で経済界は本間氏への支援には動いていない。本間氏は立候補表明の記者会見で、「どぶ板でやって支援を広げていきたい」と覚悟を口にした。


■「丸のみ」指摘も


 一方、「3本の矢」の公明党にも様々な配慮を見せる。市議会は自民、民主の勢力が伯仲し、キャスチングボートは公明党が握るからだ。


 市が12月定例市議会に提案し、可決された子宮頸(けい)がんワクチン接種無料化の補正予算案。無料化をめぐって、公明党は市側に早期実施を求め、要請や署名を繰り返した。


 「公明党の支持層には女性が多い。どうしても実現したかった政策」(公明党市議)と評価する。


 上田氏には苦い過去がある。当選1期目、初めて提案した当初予算案の可決が危ぶまれた。与党の民主党、市民ネットだけでは、過半数に届かなかった。土壇場で公明党が賛成して可決。その後、地下鉄の女性専用車両の導入など、同党の提案には徐々に配慮を見せ始めた。


 「福祉系の施策は公明さんの意見のほぼ丸のみだ」と同市幹部は言う。


    ◇


 札幌市長選に現職の上田文雄氏が立候補を表明した。政治家としての顔、各施策の成果や課題など、これまでの「上田市政」を検証する。
(この連載は古賀大己が担当します)

381チバQ:2010/12/26(日) 18:45:13
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000831012220001
【検証・札幌 上田市政2期】


(中)進む財政再建 縮む雇用
2010年12月22日





札幌市就業サポートセンターには、一日約200人が訪れる=札幌市北区

 「福祉系の資格を取ったが、求人は少ないし、賃金も安い。厳しいです」


 札幌市就業サポートセンター(札幌市北区)を訪れた無職女性(27)はため息混じりに話す。北区に住むシングルマザー。4歳になる息子を抱えての就職活動は、今月で5カ月目に入った。


 札幌圏の雇用情勢は厳しい。10月の有効求人倍率は全国平均の0・56倍を下回る0・37倍。道内でも最低水準だ。同センターには一日約200人が訪れる。「1件の求人に200人の求職者が殺到することもあります」と同センターのカウンセラー、西田貴代子さんは説明する。


■予算規模を圧縮


 市が運営する職業紹介センターは全国でここだけだ。2004年の開所以来、約7千人の雇用に結びつけてきており、上田文雄市長はそれを実績として強調する。


 しかし、「こうした就業支援はあくまで対症療法。経済基盤の拡大が最大の雇用対策だ」(市経済局の課長職)との見方が市内部にはある。


 同市内の経済は停滞が続く。総生産額は1995年度から07年度にかけて約7兆円でほぼ横ばい。「リーマンショック以降の景気低迷で、08年度以降の総生産額の下落は間違いない」(市産業振興部職員)。同市によると、07年度の1人当たりの市民所得も253万円で、データのある12指定市のうち最低だ。


 こうした中で、上田氏は03年の就任以来、財政再建路線を歩んできた。生活保護や障害者支援などの扶助費が03〜09年度で約370億円増える一方で、市職員数の削減を進めた。03年度の1万6258人が10年度には1万4373人になった。公共事業費も03年度の1115億円から、09年度は693億円まで削減した。


 この結果、一般会計予算の規模は03年度の8098億円から、09年度は7880億円に縮小した。市の借金に当たる市債残高(特別、企業会計を除く)は、就任当時の1兆940億円から9670億円に減らした。


■「福祉型対策を」


 「財政再建を優先し過ぎ、景気対策のほか、保育園や特養ホームの整備などが遅れている。市民生活が置き去りにされている」


 自民党の市議は上田市政をこう批判し、「経済基盤の拡大が急務」と力説する。


 市長を支える民主党市議も、経済規模の拡大の必要性を認める。「従来型の公共事業増発の経済対策でなく、新しい札幌経済の形を作らなければならない」との意見だ。


 市は今秋、産業振興ビジョンの素案を作った。道産食品の加工産業や福祉産業の育成など、食、観光、環境、健康福祉の4本を柱とした産業振興策。「少しでも経済のパイを大きくしなければ」(市産業振興部職員)


 札幌国際大学の濱田康行学長(中小企業論)は「これほど雇用状況が悪いと、財政再建路線も一時的に棚上げしても理解が得られる。今後は、新幹線延伸とか札幌ドームという時代ではなく、社会福祉型の経済対策が求められる」と話している。

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382チバQ:2010/12/26(日) 18:45:39
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000831012240001
【検証・札幌 上田市政2期】


(下)「市民自治」共感と批判
2010年12月23日

検討結果を発表する市民会議の参加者=札幌市

 「みなさんから頂いた意見は、札幌市民の代表的な意見だ。その意見を大切にして、市が最終的な判断をしたい」


 札幌市電(路面電車)の延伸の是非を検討する市民会議最終日の19日。上田文雄市長(62)は参加した市民92人を前に、こう語った。


 札幌市は3月、市電(総延長8キロ)を桑園地区、JR札幌駅地区、JR苗穂駅地区の3方面へ延伸する計画を策定。無作為抽出で選ばれた市民が11月28日、12月5、19日の3日間、この問題を協議した。参加者の約7割が延伸に賛成し、意見書をまとめた。


 上田市長は「会議を持ったこと自体が財産」と会議開催の意義を強調した。参加した同市白石区の会社員、東田慶祐さん(21)は「市政運営に関心が持てるようになった」と話した。


■議会側は警戒感


 「市民自治」――。これが上田氏の政策の柱だ。


 上田氏は初当選直後、既定路線だった札幌駅と大通公園を結ぶ地下通路建設を、いったん凍結。市民千人規模のワークショップを開いて議論した結果、改めて事業継続とした。2006年には、政策決定の過程で住民意見を採り入れることを義務化した「自治基本条例」を成立させた。


 2期目には藻岩山の再整備事業で市民の意見を取り込んだ事業プランを決定した。


 しかし、市議会側はこうしたスタイルを警戒する。「市民から選ばれた我々の声も市民の声だ。議会軽視」(自民党市議)「市民の声をバックに強引に市の施策を進めようとしている」(公明党市議)などの批判がある。


 「市民の意見」が市民から反発を受ける場面もあった。


 6月に実施した事業仕分けで、市は無作為抽出した市民48人を「仕分け人」に登用。計89事業で「市民評価」をし、高齢者らの保養施設「保養センター駒岡」をはじめ計16事業を「廃止」と判定した。この判断がそのまま実行されるわけではないが、市の決定に大きな影響を与えるのは必至だ。


■仕分けに反発も


 こうした動きに利用者側が反発した。保養センターの場合、利用者団体の「もりの仲間のこまおか朝市実行委員会」などが1万人分の署名を添え、9月議会に廃止反対を陳情。議会も全会一致で採択した。伊藤正・同会代表(81)は「施設に足を運んだこともない人が廃止を決めるなんてとんでもない」と憤る。


 上田市長は「議会や利用者など様々な方の意見を聞いて最終決定する」という立場だ。市幹部は「市民自治は直接民主制に近づけること。間接民主制の議員からの反発は当然かもしれない。だが、行政への市民参加は時代の流れだ」と自信を深める。


 北海学園大学法学部の神原勝教授(自治体学)は「まだ本物の市民自治ではない」と指摘する。「市がテーマを特定し、部局ごとの都合で会議が実施されている。場当たり的だ。総合計画策定に市民参加できるような、市民参加条例制定が必要だ」という。
(この連載は古賀大己が担当しました)

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383チバQ:2010/12/26(日) 18:46:06
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101214ddlk01010292000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/1 企業誘致の実態 /北海道
 ◇順調…実は「水増し」 問われる雇用の質
 「200件の企業立地」と「10万人の雇用創出」。高橋はるみ知事が「道政の最重要課題」と位置づけるのが経済・雇用対策だ。

 長期低迷から抜け出せない北海道経済を、民主導の自立型経済構造へと転換し、雇用を生み出す。こうした政策は、経済産業省の元官僚の知事にとって「得意分野」。道のまとめによると、企業立地は目標の200件を超え、雇用創出も2年間で約5万人。知事の戦略は順調に進んでいるように見える。

 だが、その中身を探ると、実態は異なる。数字の「水増し」が浮かび上がってくる。

  ■  ■

 高橋知事は前回07年の知事選公約に「戦略的な企業誘致を加速し、(07〜10年度の)4年間で200件の企業立地」を盛り込んだ。道産業立地課によると、今年9月末時点で道が誘致した企業は「201件」。同課は「公約は達成できた」としている。

 ただし、「201件」と数えた基準は厳密ではない。道外企業が道内に進出したケースは110件にとどまり、残る91件は道内企業の移転など。カウント時点で北海道産業振興条例などによる道の補助金対象となったのは91件。道が相談を受けたり、工業団地や支援制度の案内書を渡しただけなど、道の何らかの関与があれば、「誘致実績」にカウントされる。

 高橋知事が当初、「戦略的な企業誘致」の核に見据えていたのは、下請け企業などに波及効果の高い自動車産業だった。1期目の06年にはトヨタ自動車系列の自動車部品メーカー大手のアイシン精機を苫小牧市に誘致。2期目の07年にもデンソーを千歳市に誘致したが、その後はリーマン・ショックの影響もあり、足踏み状態だ。

 「企業誘致なんかやってるのは時代遅れ。企業は生産を海外に移そうとしているのに」。道東京事務所の企業誘致担当者は、訪問先の会社社長の一言が耳に残る。担当者は「企業を訪問しようとしても7割は断られる」と苦境を明かす。

  ■  ■

 道は08年3月に「(08〜11年度の)4年間で10万人の雇用創出」の目標を掲げた雇用創出基本計画を策定した。前半が終わった09年度末時点で、新規雇用は「5万1035人」。だが、必ずしも新たな雇用の場が増えることを意味しない。

 09年度の実績は2万6603人。うち3分の1に当たる9120人は、高校生を対象にした合同面接会などで就職あっせんした人数で、道が求人を新規開拓したとは言い難いケースが含まれる。しかも9053人は国の事業による就職者だ。

 正規か非正規雇用かも把握していない。最近、アルバイトや派遣社員が多いコールセンターが道内に相次いで進出しており、連合北海道の幹部は「離職率が高い非正規労働者も雇用実績にカウントしている」と批判する。

 道内の完全失業率(年平均)は全国平均値を上回る高水準で推移。知事の2期目就任時の07年は5・0%だったが、09年は5・5%に上昇し、失業者は15万人に上る。

 雇用問題に詳しい川村雅則・北海学園大准教授(労働経済)は「企業誘致型の政策で地域に持続可能な雇用が根付くのか検証する必要がある。雇用の量だけではなく、質を高めなければならない」と指摘する。

  ×  ×

 来年4月の知事選に3選出馬の意向を固めた高橋知事。2期目の4年間、何をしてきたのか。連載「自治再考」の第4弾は高橋道政の主要政策を点検し、その実態に迫る。

384チバQ:2010/12/26(日) 18:46:29
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101215ddlk01010174000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/2 新千歳空港の24時間化 /北海道
 ◇先行き見えぬ枠拡大 住民、先送りに不信感
 「本当は高橋(はるみ)知事に強く文句を言いたいんですよ。あまりにも無責任。道の姿勢をどこまで信頼すればいいんですか」

 先月26日に苫小牧市で開かれた、新千歳空港の深夜・早朝枠(午後10時〜午前7時、1日6便)の拡大に理解を求めるための苫小牧市地域協議会。住民代表の1人は声をいらだたせた。道が拡大数の提示を、一転して3年後に先送りしたからだ。

 同空港の滑走路延長が課題だった7年前。第2ターミナルビルを苫小牧市側に建設すると確約し、住民の合意を得ていたが、初当選から間もない高橋知事が撤回。住民の強い反発で協議会は休眠状態になっていた。昨年6月、道の熱心な求めに応じて、住民は道との協議を再開したばかりだった。

  ■  ■

 深夜・早朝枠拡大による新千歳空港の24時間化は、高橋知事が2期目の実績作りのため、強い意欲を示していた。昨年3月末、支庁再編条例改正案が深夜にようやく成立した直後、道議会庁舎の控室で、疲労がにじむ道幹部を「ご苦労様でした」とねぎらった高橋知事は「でも次は24時間化よ」と宣言した。

 24時間化は国際拠点空港化に欠かせない取り組み。道は、今年10月の羽田空港再拡張をにらみ、枠拡大に乗り出し、「15年までに貨物・旅客便計13便の需要があり、経済効果は約115億円」と打ち出した。

 しかし、日本航空(JAL)の法的整理などで需要は低迷。国内外77社の旅客便利用意向調査では、15年までの需要は11便から9便に減少した。現在就航している6便も、日、月曜日などは2便が運休。今夏に明らかになった羽田空港再拡張の1回目の枠配分でも乗り継ぎ需要が生じず、見通しはもろくも崩れた。

 一方、環境整備も進んでいなかった。住民合意に向けて、「数十億円が必要」(道幹部)とされる防音対策や地域振興策の財源は確保できておらず、深夜の交通アクセスの問題は手つかずだった。苫小牧市地域協議会メンバーからは「知事2期目後半の最大の政策と思っていたが、知事の指導力のなさを感じる」との声が漏れる。

  ■  ■

 道は枠拡大の旗を降ろしていない。高橋知事は今月1日、道議会で「不退転の決意で取り組みたい」と表明。将来目標として「20枠程度」と示し、13年度をメドに住民に提案する考えだ。

 羽田空港再拡張は、13年度に残る国際便の年3万回の発着枠配分が決まるため、担当の道建設部は「新千歳空港への乗り継ぎ需要が期待できる国際便で就航希望があると、国土交通省から聞いている」と強調する。ただし、ある航空会社は「一定の需要はあるが限定的」と指摘する。

 20枠には、「道産品の競争力向上」による国内貨物需要増が2便、未就航の国際貨物が2便など、需要見通しがはっきりしない便が含まれている。知事の「不退転の決意」は再び空回りしかねない。=つづく

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 ■ことば

 ◇新千歳空港の24時間化構想
 国際物流拠点を目指した道の「国際エアカーゴ基地構想」(88年)が始まり。94年の住民合意で深夜・早朝枠(6便、午後10時〜午前7時)の運用がスタートした。国際貨物の定期便は就航せず、一時、国際旅客便が就航したものの、現在はすべて国内便。羽田間に旅客便3便と貨物便2便、仙台間に旅客便1便がある。

385チバQ:2010/12/26(日) 18:46:50
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101216ddlk01010234000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/3 支庁制度改革 /北海道
 ◇理念倒れ、しぼむ熱意 行革効果立ち消えに
 道庁から通り1本はさんだ北海道自治会館5階の会議室。先月17日、道町村会の経済建設文教常任委員会に、山谷吉宏地域振興監ら支庁制度改革の担当者が呼び出された。

 委員会のテーマは支庁制度改革に伴う土木行政のあり方。今年4月の支庁再編条例施行で、土木現業所(土現)は、支庁が衣替えした総合振興局・振興局の建設管理部になった。支庁とかつて道建設部の出先機関だった土現の統合は、総合出先機関化を進め、地域支援態勢を強化するのが狙い。委員会はその成否を検証するために開催された。

 委員会でやり玉に挙がったのは、上川総合振興局の災害時の対応だった。今年8月に4人が死傷した東川町の天人峡、旭岳両温泉周辺の大雨被害で、通行止め規制などをする旧土現の建設管理部事業課の担当者が出勤せず初動が遅れたが、防災対応窓口となる旧支庁の地域政策課も、建設管理部がどのような態勢を取っているのかを確認しなかった。

 山谷地域振興監は「一体となった運用がなされないといけないが、職員の意識が固まっていなかった面があった」と、旧土現と旧支庁組織の間に溝があったことを認めざるを得なかった。

  ■  ■

 高橋はるみ知事が「100年に1度の改革」と位置付けている支庁制度改革。今年4月、14支庁は9総合振興局と5振興局の新体制に移行した。だが、「理念倒れ」との声が庁内外にくすぶる。

 総合出先機関化以上に進んでいないのが行政改革の側面。高橋知事は当初、5振興局を総合振興局の出先機関に位置づける予定だったが、一部市町村などの「地方切り捨て」との反発を生み、撤回した。

 振興局から総合振興局に集約する広域事務量は、当初の約4割から約1割に減り、道の担当者も「業務の減少は課ごとでみれば1人分にもならない」と、目指していた行革効果が立ち消えたことを嘆く。

 その総合振興局へ移行対象となった職員研修や統計調査など100の広域事務も3年間かけての移行で、1年目の今年度は12の広域事務のみ。来年度に予定する52事務の移行協議は進んでいない。

 この背景にあるのは支庁制度改革に最後まで難色を示してきた道町村会への配慮だ。道は町村との関係改善を図るため地域振興支援策の実行を優先させた。日高振興局であれば「馬産地対策室」の設置など、地域の特色に応じた業務に当たる職員2人を配置したほか、市町村などへの地域づくり総合交付金(総額34億6000万円)決定の権限を局長に与えた。

 過去2回の知事選で実質的に高橋知事を支持してきた道町村会の幹部は「来年は知事選だからどうするのかね」と述べるなど、知事サイドに揺さぶりをかける。

 今秋、高橋知事は道庁内で幹部にこんな言葉を漏らした。「地域主権は票にはならないのね……」。庁内の改革への熱意は急速にしぼみつつある。=つづく

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 ■ことば

 ◇支庁制度改革
 支庁は地方自治法に基づき都道府県の条例で設置できる出先機関。道は、100年間続いてきた14支庁体制の再編に着手し、08年6月には9総合振興局・5振興局体制とする支庁再編条例が成立。しかし、道町村会などが強く反発したため、道は09年3月、総合振興局と振興局を同列に位置づける条例改正案を道議会に提出し、可決された。

386チバQ:2010/12/26(日) 18:47:16
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101217ddlk01010162000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/4 道債残高削減 /北海道
 ◇目標後退、達成危うく 公共事業抑制も揺れ
 「道債償還費の増大は道財政の収支不足の大きな要因。経済雇用情勢に配慮しつつ、道債の計画的な発行抑制に努めたい」。先月29日の道議会本会議。膨らむ道の借金を憂う議員の質問に対し、高橋はるみ知事は財政健全化を進めることを繰り返し強調した。

 財政悪化に苦しむ道にとって、借金である道債発行の抑制は最重要課題。今年度末の道債残高見通しは、過去最高の5・7兆円。財政の健全度を計る実質公債費比率は24・0%(前3カ年度平均)と47都道府県で最悪。25%以上になれば早期健全化団体に転落し、起債などの制約を受ける。

 高橋知事は08年2月、行財政改革の基本指針を改訂し、道債残高を14年度までに5兆円に削減する目標値を打ち出した。コストカットに果敢に切り込み、実績を上げてきた。

 当初は07年度までと約束していた職員給与の独自カットを職員組合側の反発を受けながらも継続した。職員数の削減計画も1000人増の約6800人とし、今年4月現在で4481人を減らした。

 だが、道債残高の削減目標の達成は危うい。

  ■  ■

 昨年1月、知事と経済界の代表らが意見交換した行財政改革推進会議。リーマン・ショックの影響を受け、道経連の近藤龍夫会長は「目標にこだわるあまり先につながる対策を怠れば北海道全体が壊滅してしまう」と道債削減計画の見直しを提言した。知事はその場では、「目標全体をなしにすれば雪崩を打って歳出増圧力が出てくる」とかわしたものの、その後、目標を後退させた。

 知事は同年2月の09年度当初予算案発表で、道債残高の削減目標から、臨時財政対策債(臨財債)などを除外し、「別枠」扱いとした。臨財債などは国の税収減による地方交付税の不足を補うための措置で、将来的に国からの交付税で補填(ほてん)されるというのが理由だ。

 ただし、臨財債も道の借金。10年度までの「別枠」の総額3072億円を含めると、14年度の道債残高見通しは5・2兆円で、目標はクリアできない。

  ■  ■

 一方、「道単独事業費の前年度比7%減」を掲げる公共事業の抑制方針も揺らぐ。

 09年に民主党政権が誕生し、国の公共事業費が大幅削減されると、道政与党の自民党からは道単独事業の上積みを求める声が強まった。今年度当初予算では、道単独事業費の削減率は目標に満たない3%。だが、道は、道単独事業費から国の交付金を利用した事業費を除き、「道の財源を充てる事業費は7%減を守った」と強弁する。

 「道債を減らそうにも、公共事業はやれと言われる。税収が落ち込む中、ローンを借り増しながら毎年家を建て替えているようなもので、限界がくるのは目に見えている」。道幹部はため息を漏らす。道財政の危機は徐々に高まっている。=つづく

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 ■ことば

 ◇実質公債費比率
 総務省が地方自治体の財政健全度を計るため、06年度に導入した指標の一つ。自治体の一般的な収入(標準財政規模)に占める借金返済額(公債費)の割合を示し、数値が低いほど健全とされる。18%以上は地方債発行に国の許可が必要。25%以上は起債が制限される「早期健全化団体」となるが、これまで該当する都道府県はない。夕張市のように35%を超えると「財政再生団体」となり、財政破綻とみなされる。

387チバQ:2010/12/26(日) 18:47:40
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101218ddlk01010276000c.html
自治再考:2期目の高橋道政/5止 自治体病院 /北海道
 ◇医師不足で赤字拡大 広域化・連携地域任せ
 「医師不足では収入も上がらない」「攻める医療、展開する医療が見えてこない」。先月22日、医療関係者らによる「道病院事業改革プラン評価委員会」で、委員から道立8病院の経営を巡り厳しい指摘が相次いだ。

 北海道の人口10万人当たりの医師数は224・9人(08年末)で、全国平均とほぼ同じ。ただし、札幌、旭川両市周辺に集中し、地方では医師不足という偏在が大きな問題で、地域医療のけん引役となるべき道立病院も例外ではない。

 05年に76人だった道立7病院(07年開設の子ども総合医療・療育センターを除く)の常勤医は、医師臨床研修制度が変わり大学病院からの派遣が減った影響などで、今年4月には52人に減少。羽幌、江差など4病院は今年度、民間病院などから応援を受ける「緊急臨時的医師派遣事業」を計延べ214日(11月末現在)利用した。羽幌病院は、常勤医が昨年度の7人から4人に減少。利用日数は前年度の延べ6日から125日に急増した。

 05年には、道立病院から近隣の自治体病院に応援を出す余裕もあった。特に羽幌、江差両病院は地域センター病院としてその役割が求められるが、道の道立病院室は「まずは、現在の病院の医療機能維持に最大限努力したい」と釈明する。

 医師不足は患者減少による病院の収入減に直結。道立病院事業会計の09年度決算で、8病院の赤字額は計約16億円。道病院事業改革プランで目標としていた赤字約13億円への抑制は達成できなかった。累積赤字は約670億円に上る。道の担当者は「目標値と現実値が非常に乖離(かいり)している」と認め、年明けには減収を見込んだ目標に修正する方針だ。

  ■  ■

 同じく地域医療を支える市町村病院(95病院)も09年度は計約77億円の赤字で、医師不足に悩むのは道立病院と同じだ。

 道は自治体病院の連携強化に全国に先駆けて取り組み、08年に「広域化・連携構想」をまとめた。全道を30地域に分け、中核病院のほかは規模縮小や診療所化を促す内容だった。しかし、構想の具体化は各地域任せ。市町村の病院縮小への抵抗感は強く、議論は進んでいない。先月末になって高橋はるみ知事は「道と市町村などが一体となって協議する」と調整に乗り出す方針を示した。

  ■  ■

 道は医師不足対策として、緊急臨時的医師派遣制度のほか、地域で一定期間勤務することを条件にした臨床研修医らへの研修費貸付制度、地域から要望の強い総合内科医を養成する病院への運営費助成などに取り組んでいる。道の調査によると、道内病院で診療科閉鎖の危機に陥るなど緊急性の高い医師不足数は336人(09年4月現在)にも上る。

 地域医療に詳しい北海道大公共政策大学院の石井吉春教授は「医師偏在の解消に、道がもっと積極的に対処すべきだ。自治体病院の広域化は避けられないが、道は絵を描いたら終わりというスタンスではどうか」と指摘し、知事のリーダーシップを求めている。=おわり(この企画は堀井恵里子、岸川弘明が担当しました)

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 ■ことば

 ◇道立病院
 48年に7病院2療養所で運営が始まった。現在は8病院で、2次医療圏の中核となる地域センター病院の羽幌、江差、紋別の3病院▽心臓血管外科など高度専門医療を行う北見病院▽精神医療の向陽ケ丘(網走市)、緑ケ丘(音更町)の2病院▽結核医療の苫小牧病院▽小児高度専門医療を手がける子ども総合医療・療育センター(札幌市)。病床数は計1473床。紋別病院は11年度から地元5市町村に運営移管される。

388沖縄無党派:2010/12/28(火) 17:02:00
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/266396.html
みんなの党・中川賢一氏、離党届

 今年7月の参院選道選挙区にみんなの党公認で出馬、落選し、現在は同党衆院道1区支部長を務める中川賢一氏(43)が、同党に離党届を提出していたことが28日、分かった。

 離党届は今月23日付。中川氏は理由について「環太平洋連携協定(TPP)への対応など、政策課題をめぐり党と自分の考え方に齟齬(そご)を感じるようになった」と話している。
当面は無所属で次期衆院選出馬を目指すとしている。
中川氏は中川義雄前参院議員の長男。道職員を辞めて7月の参院選道選挙区に出馬、約32万票を獲得した。

389チバQ:2011/01/07(金) 23:19:24
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110107ddr001010002000c.html
選挙:北海道知事選 木村氏、出馬へ 民主要請受け
 民主党北海道連が4月の道知事選に出馬を要請している元小樽市職員で農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)が出馬に向けて最終調整に入った。すでに選挙公約など立候補を前提にした水面下の協議を進めており、16日にも札幌市で会見し、正式表明する。

 木村氏には10年12月7日、民主道連と連合北海道、北海道農民政治力会議が出馬を要請。元自治体職員らでつくる「有志の会」も立候補を促していた。

 木村氏は遠軽町出身。小樽市職員時代に培った地域活性化の手腕が評価され、06年4月に国に出向。10年5月に市職員を退職し、現在は農水省職員として全国の地域再生事業に携わっている。

 知事選には、高橋はるみ知事(57)と鰹谷忠・前道議会副議長(59)が出馬を表明。共産党も候補擁立を目指している。【岸川弘明】

390チバQ:2011/01/11(火) 20:53:52
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110111-OYT1T00979.htm?from=main2
再建道筋ついた…夕張市長、市議選くら替えへ

 全国唯一の財政再生団体である北海道夕張市の藤倉肇市長(69)は11日、市役所で記者会見し、次期市長選(4月24日投開票)に再選出馬せず、同じ日程で行われる市議選(定数9)に立候補する意向を表明した。

 藤倉市長は「再生計画の策定で(財政再建に)道筋はついた。今度は市議の立場で後押ししたい」と述べた。藤倉市長は2007年4月の前回市長選で初当選。しかし昨年11月、年齢や体調面の不安などを理由に1期で退くことを後援会幹部らに伝えていた。現役市長が市議選にくら替えする決断について、北海道選管は「相当珍しい」としている。

(2011年1月11日19時52分 読売新聞)

391チバQ:2011/01/12(水) 22:28:11
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110112-OYT1T00187.htm
確定1分前に立候補辞退…「選挙戦なら出ない」

. 11日に告示された北海道・清水町議選(定数13)で、いったん立候補の届け出を済ませた男性(62)が、届け出が確定する締め切り1分前に立候補を辞退した。

 選挙戦になるのを回避するのが目的とみられるが、町選管は「定数に達したから辞退というのは聞いたことがない」と話している。

 同町議選は、現職と新人合わせて10人が立候補の意思を表明していたが、残る3人の立候補にめどが立たず、定員割れの心配が出ていた。男性は、この日午後3時過ぎ、届け出会場を訪れた。定数に対して1人足りない12人しか届け出をしていないのを確認し、「選挙になるなら辞退する」と前置きして届け出た。しかし、締め切りの約5分前に14人目の立候補者が届け出ると、「定数に達したのだからいい」と話し、立候補辞退を申し出たという。

(2011年1月12日10時09分 読売新聞)

392チバQ:2011/01/14(金) 00:15:03
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/268295.html
共産、道議候補を半減 党勢低迷 選挙区絞り込み方針(01/13 09:06)
 4月の統一地方選に向け、共産党の道議候補者が5人と前回選挙の半数にとどまっている。追加公認も検討しているが、二大政党下での組織力低下もあり、党関係者の間でも「候補者上積みは難しい」との見方が大勢だ。

 現在、道議会共産党は旭川市と小樽市の2議席。今回はこの2選挙区に加え、前回2007年選挙で議席を失った札幌市東区と函館市、新たな議席獲得を目指す釧路市で5人を擁立する。

 党道委員会は、現在も札幌市北区や白石区などで追加候補擁立を模索しているが、ある党関係者は支持者の高齢化や二大政党への埋没を背景にした組織力の低下を指摘。「人材には限りがある。当選可能性の低い道議候補を立てるより、市町村議選に立てた方が有意義」と指摘する。

393チバQ:2011/01/16(日) 13:35:05
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110116ddlk01010138000c.html
サンデー・トピックス:2011統一地方選・北海道(その1) /北海道
 ◇「民自対決」も党派色薄め
 4月の統一地方選まであと約3カ月となった。道内では、知事選(4月10日投開票)、札幌市長選(同)など計179の首長、議員選が行われる。09年秋の政権交代後初の統一地方選で、知事選と札幌市長選は、いずれも現職に新人が挑み、「民主対自民」の与野党対決となる。結果はねじれ国会に苦しむ菅政権の行方に影響を与えるとみられる。各選挙の構図や各陣営の戦略などを、首長選と議員選の2回に分けて紹介する。(議員選は23日に掲載します)

 ◆知事選

 ◇「道民党」前面に高橋氏 木村氏は地域目線重視
 過去2回、自民党の推薦を受けて当選してきた高橋はるみ知事(57)は初めて「野党系候補」として3選を目指す。自民党道連との合同選対をやめるなど、これまで以上に党派色を薄め、「道民党」の立場で選挙戦に臨む方針。政策面では、道内産業の競争力強化など「攻めの道政」を掲げる。

 高橋氏は年明けから連日、複数の業界団体の新年会に出席し、13日の定例会見では「例年以上に出ている」と強調した。2月末から地域後援会の決起集会も予定している。

 ただ、他都府県に比べ広大な面積を有する道内の選挙戦では、自民、公明両党の組織的支援が不可欠。自民道連からは推薦も受ける見通しで、道議、市議の集会に出席して、連動を図る。

 一方、民主党道連や連合北海道などが出馬要請している元農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)は、16日に立候補を正式表明する。

 まちおこし支援で全国で活躍する実績から、独自の地域活性化策を打ち出す予定。遠軽町出身で小樽市役所勤務が長く、民主道連幹部は「(木村さんは)中央依存でなく地域目線。道外出身、官僚出身の高橋知事との対立軸も明確」と期待する。

 「スーパー公務員」と紹介されるなどメディア露出も多いが、知名度は未知数。菅内閣の支持率低迷もあり、民主道連は党派色を薄めつつ、幅広い支持を狙う。

 前道議会副議長の鰹谷忠氏(59)は、道議会の民主会派に所属していたが、独自に選挙戦を進める。この1年余りで道内各地で数十〜数百人規模の集会を約50回開き、「北海道ブランドの確立で世界に挑める北海道」を重要政策の一つに掲げる。

 共産党道委員会は、月内を目標に候補者選定を急いでいる。前回(07年)は党公認を立てたが、幅広い層の支持を得るため、労働組合など支持団体とともに無所属候補の擁立を目指す。【岸川弘明、和田浩幸】

 ◆札幌市長選

 ◇上田氏、2期の実績訴え 本間氏は「経済」で攻め
 3選を目指す上田文雄市長(62)は、市民自治の推進や財政再建など2期8年の実績を前面に選挙を戦う方針。上田氏の推薦を決めた民主党道連や連合北海道は、道議選、市議選と連動させて全面的に支援する。

 前回の市長選で上田氏の対抗馬を担いで敗れた経済界が、政権交代を受けて中立方針に転じており、上田氏を支持する経済人がグループを作り応援に乗り出す。また、支持が弱いとされる若者と女性をターゲットに、懇談の場を設ける。

 元総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)は自民党札幌支部連合会の推薦を受け、自民市議が総力支援する。上田市政について「財政再建中心で、経済対策が足りない」と批判し、具体策を打ち出していく方針だ。

 各市議らが本間氏とのツーショットポスターを200〜500枚作成し選挙区内に張り出す。市議のミニ集会にも積極的に顔を出して知名度不足を補う戦略だ。女性同士とあって、高橋知事にも連携を働きかけている。

 両陣営が注目するのが公明票の行方。前回は自民とともに上田氏の対抗馬を推薦したが、政権交代に伴い今回は態度未定。両陣営とも協力を要請している。共産党道委員会は前回に引き続き、候補擁立を見送る方向だ。【中川紗矢子】

394チバQ:2011/01/16(日) 13:35:46
 ◇中立的立場に転換 道経連と商工連盟、特定候補推薦見送り
 前回の知事選で高橋氏を推薦した北海道経済連合会(近藤龍夫会長)と日本商工連盟北海道連合会(高向巌会長)は、特定候補の推薦は見送り、支援は各企業の自主判断にゆだねる方針を決めた。政権交代を受けた転換で、道内の他の業界団体に波及する可能性もある。

 方針転換は、高向会長が「(自民党)1党支配時代は自民への陳情。(自民、民主両党の)2党交代時代は両方への要望になる」と語るように、政権与党との関係を重視せざるを得ない事情がある。自民支持だった道内の業界団体の多くは昨夏の参院選から中立的な立場に転じており、「今年の統一地方選も同じ」(道経連幹部)という流れだ。

 民主道連の高橋由紀雄選対委員長は、参院選での変化を踏まえ「経済界にも候補の考えを理解してもらえるよう努力したい」と、中立に満足せず切り崩しに意欲をみせる。一方の高橋氏陣営からは、経済界とは良好な関係を築いてきただけに「苦肉の策ということは分かるが……」と戸惑いの声も漏れる。

 他の業界団体は、北海道看護連盟が高橋氏の推薦を決めているが、建設、農業、医師会の各政治団体は未定。【堀井恵里子、鈴木勝一】

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110116ddlk01010064000c.html
サンデー・トピックス:2011統一地方選・北海道(その2止) /北海道
 ◇夕張、三つどもえか 函館は元職員対決の公算
 ◇14市、35町村で首長選
 道内35市のうち、市長選が行われるのは政令市の札幌を含む計14市。町村長選は、道内144町村のうち31町4村で行われる。【吉田競、佐藤心哉、高山純二】

 ◆夕張

 財政再生団体の夕張市長選は、前回(07年)当選した藤倉肇市長(69)が1期で退任し市議選への転身を表明。青森県五所川原市の会社役員、羽柴秀吉氏(61)▽元東京都職員の鈴木直道氏(29)▽東京都出身で前衆院議員の飯島夕雁氏(46)−−の3人が立候補を決めており、いずれも本州出身者による争いとなるのが確実だ。

 前回(07年)、藤倉氏に342票差に迫った羽柴氏は10年9月の出馬表明後、定期的に夕張を訪れ、少人数の集会を開催している。 東京都からの派遣職員として夕張市役所で勤務した鈴木氏は若手グループの要請に応えて都を退職。労働組合の支持も受ける。

 東京都三鷹市出身の飯島氏は昨年11月に自民党道10区支部長を辞任、離党して同12月に出馬表明した。保守層を基盤に支持拡大を図る。

 ◆函館

 函館市長選は、西尾正範市長(62)と工藤寿樹前副市長(61)の一騎打ちとなる公算が高い。前回の市長選と同様、元市役所ナンバー2が現職に挑む構図だ。

 西尾氏は助役だった07年に、井上博司前市長の市政を「密室政治」などと批判して辞職し、出馬した。自民、民主、公明の各党から支援を受けた井上氏に対し、西尾氏は市政改革を掲げて草の根運動を展開。約3万5000票の大差で当選した。

 一方、工藤氏は井上前市長に助役に任命され、西尾氏が当選した際には辞職届を提出。慰留されてとどまったものの、09年に西尾市政との「路線の違い」を表明し、副市長を辞職。10年11月に立候補表明した。

 2人は共に函館ラ・サール高出身で、函館市に合併前の旧亀田町役場入りした同期。しかし、政策の優先順位は対照的で、西尾氏は子育て支援の充実、工藤氏は市長給与半減など財政再建を掲げる。

 だが、市民の一部には、繰り返される市役所内の争いに不満も上がっている。

 ◆市長選

 4期16年を務めた道市長会長の新宮正志・室蘭市長(75)のほか、山田勝麿・小樽市長(71)▽横田耕一・稚内市長(62)▽菊谷勝利・砂川市長(71)の3氏が引退を表明。小樽、稚内、砂川の3市では新人候補が立候補を表明している。

 赤平▽三笠▽滝川▽伊達市などは現職市長らが再選を目指して立候補することを表明。滝川市では元道議が現職に挑む。伊達、千歳の両市は現職以外に立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。

 ◆町村長選

 道町村会長を務める乙部町の寺島光一郎町長(66)は8選出馬が有力視されるが、対抗馬の動きはない。8選は道内の現職市町村長トップの当選回数になる。

 4期目の清里町の橋場博町長(70)は不出馬を表明。同町長選は1971年を最後に無投票当選を繰り返しており、選挙戦になれば40年ぶりとなる。

毎日新聞 2011年1月16日 地方版

395チバQ:2011/01/16(日) 13:36:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20110116ddm007030091000c.html
チュニジア:政権崩壊 アラブ諸国、波及懸念 強権体制、貧富の差共通
 【カイロ和田浩明】北アフリカ・チュニジアのベンアリ大統領(74)が14日、サウジアラビアに事実上亡命し、23年間にわたった独裁体制が崩壊した。高失業率や政治的抑圧に反発した国民による、昨年来の反政府デモの高まりに抗しきれなくなった。民衆の怒りが権力者を引きずり下ろすという、アラブ圏では極めて異例の事態だ。専制的な体制で貧富の差が大きいのはアラブ諸国に共通しているだけに、周辺国政府はチュニジア情勢の展開に警戒感を強めている。

 人口約1000万人のチュニジアは近年、歴史的に関係の深い欧州諸国との貿易を強化して年率3〜5%の経済成長を続けてきたが、富が大統領一族に集中する一方で、年間8万人以上の大卒者のうち2万〜3万人は就職できないなど「貧富の差への国民の怒りは鬱積していた」(西側外交筋)。同国の表面的な「安定」は、政治的自由を制限し、反体制派を抑圧する強大な警察力によって維持されてきたのだ。

 他のアラブ諸国も同じような社会構造を抱えている。

 エジプトでは、ムバラク大統領が29年間にわたり強権体制を維持。非常事態令下で野党勢力関係者らの恣意(しい)的な拘束が行われ、国際人権団体が改善を勧告している。複数政党制の選挙は行われているものの、国内外から「民主的でなく透明性が低い」という批判もある。経済は年率5〜7%で成長しているが、国民の約2割が1日2ドル(約166円)以下で生活する貧困層で、若年失業率も高い。

 周辺国では、リビアでも41年間、イエメンでも21年間にわたり独裁政権が続く。王族が長期支配を続けるサウジアラビアやモロッコでも、政府を批判する勢力への弾圧や人権侵害が報告されている。

 ◇フェースブック通じてデモ拡大
 チュニジアでの反政府デモは、インターネットの交流サイト「フェースブック」や簡易ブログ「ツイッター」などを通じて若者を中心に拡大したと言われる。フェースブックなどの利用は他のアラブ諸国でも拡大しており、エジプトのユーザーはフェースブックに「奇跡が起こった」と書き込んでチュニジアの政変を歓迎した。各国の当局は、こうしたサービスが政治活動に利用されることに神経をとがらせている。

 エジプトでは昨春、賃上げを求める国営企業労働者などによる数百人規模のデモがカイロやアレクサンドリアで相次いだ。王制のヨルダンでは今月14日、首都アンマンなど複数の都市で失業や物価上昇に抗議する異例のデモが行われ、数千人が参加した。カイロ大学のハッサン・ナファ教授(政治学)は「エジプトも民主化を進めなければ、チュニジアと同様の事態が起こりうる」と話す。

 アラブ諸国のこうした専制的体制は、イスラム過激派を生む要因の一つとの指摘もあり、米国のブッシュ前政権は民主化を要求してエジプトなどに強い圧力をかけた。しかし、オバマ米大統領は09年6月のカイロ演説で「イスラム世界との対話」を打ち出し、民主化圧力は実質的に低下している。

396チバQ:2011/01/17(月) 22:21:03
>前道議会副議長の鰹谷忠氏(59)も立候補する意向
どうすんだろ・・・
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001101170006
木村氏「北海道元気に」 知事選立候補表明
2011年01月17日


知事選に立候補を表明した木村俊昭氏=札幌市中央区、杉本康弘撮影

■道知事選出馬 木村氏が表明
■民主が支援、元官僚


 4月の北海道知事選に、元小樽市職員で元農水省大臣官房政策課企画官の木村俊昭氏(50)が16日、立候補を正式に表明した。木村氏は札幌市内で記者会見し、「179の市町村から北海道、全国へ変革のうねりをつくり、地域主権をここから行っていきたい」などと決意を述べた。木村氏は民主党や連合の支援を受ける。


 民主党北海道(道連)などが昨年12月、木村氏に立候補を要請していた。


 知事選には高橋はるみ知事(57)が3選をめざして立候補することを表明し、自民、公明両党が支援する予定。前道議会副議長の鰹谷忠氏(59)も立候補の意向を示している。


   ◇


■木村氏「北海道元気に」 
■知事選立候補表明 所得向上掲げる


 知事選への立候補を表明した元農林水産省大臣官房政策課企画官の木村俊昭氏(50)は16日、札幌市のホテルで記者会見に臨んだ。「1人あたりの道民所得の向上」「道民の大切な命を守る」などを「7つの動!」としてまとめた説明板を提示しながら「北海道を元気にしたい」と繰り返し、「道民党」との立場を強調した。具体的な公約は3月上旬に発表する。
(天野みすず)


 政策の柱としてはまず道民所得の向上を掲げ、「地域資源を有効に活用しながら、全国平均まで持っていきたい」と述べた。また入院医療を中心とした2次医療の態勢強化が道政の課題となっていることに関し、「リーダーシップを発揮してやらないといけない」と語った。参加するかどうかで議論が続く環太平洋経済連携協定(TPP)については「国内条件が提示されていない現状では、反対したい」とした。


 木村氏が民主党北海道(道連)や連合北海道から立候補要請を受けたのは昨年12月7日。立候補表明まで約40日かかったことについて「『(講演に)ぜひ来てほしい』という要請が全国からあった。愛する北海道のために働きたいとの思いもあり、調整に悩んでいた」と説明した。


 道連などは財務省や厚生労働省の中央官僚を軸に、昨年10月末までの候補者擁立をめざしていた。しかし、内閣支持率が低迷するなど情勢は厳しく、作業は難航した。その民主党からの推薦を受けて戦うことを問われた木村氏は「多くの人たちに応援していただきたい」と答えるにとどまり、「無所属」「道民党」を強調した。


 知事選の投開票は4月10日。残された時間は多くない。支援する連合北海道の高柳薫会長は木村氏が記者会見した後、報道陣に対し、「正直言って窮屈な感じはある」と出遅れ感を認めた。そのうえで「与党の優位性を生かして戦い、労働組合は足腰となってしっかり票固めに邁進(まいしん)する」と決意を述べた。


 連合北海道は17日に地方委員会を、道連は22日に定期大会を開き、選挙戦に向けた動きを本格化させる。


 知事選には高橋はるみ知事(57)が3選をめざして立候補を表明している。前道議会副議長の鰹谷忠氏(59)も立候補する意向で、共産党も候補者擁立をめざしている。


■小樽ブランド確立 ■「スーパー公務員」


 木村俊昭氏は遠軽町出身で、法政大学大学院修士課程修了。1984年に小樽市職員として採用され、産業振興課長などを歴任。歴史的建造物のライトアップやガラス工房の誘致などに尽力し、「小樽ブランド」の確立に尽力した。また全国職人学会などを設立して職人のネットワーク構築などにも取り組んだ。


 06年4月には内閣官房に出向し、内閣府企画官として地域再生や地域と大学の連携に携わった。09年4月からは農林水産省大臣官房政策課企画官として地域ビジネス創出を手がけた。この年の5月、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で仕事ぶりが紹介され、「スーパー公務員」として脚光を浴びた。


 昨年4月には小樽市にいったん戻り、中心市街地活性化などを担当した。しかし、同年6月に市を退職して再び農水省に戻り、再び大臣官房政策課企画官として講演活動などを続けてきた。

.

397名無しさん:2011/01/17(月) 22:35:42
>>396

鉢呂が今回入閣していれば、大臣を花道に木村に4区を譲れたのにね(涙)

398チバQ:2011/01/23(日) 16:44:13
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110123ddlk01010120000c.html
サンデー・トピックス:2011統一地方選・北海道(その1) /北海道
 4月の統一地方選では道議選(4月10日投開票)、札幌市議選(同)、各市町村議員選(4月24日投開票)を合わせて計129の議員選が行われる。注目は道議選と札幌市議選。いずれも自民党が第1会派だが、09年秋に政権交代を果たした民主党も第1会派を目指しており、どちらが多数を制するかが焦点となる。

 ◇弱み抱え擁立難航 支持者離れ進む自民/「政権逆風」響く民主
 ◆道議選

 道議選は48選挙区で定数が104。渡島管内とオホーツク管内の定数が各1減となった。21日現在、立候補を明らかにしているのは133人。ただし、24選挙区(定数46人)で立候補予定者が定数以下となっている。前回(07年)は11選挙区で19人が無投票で当選しており、無投票当選者が増える可能性もある。

 ■自民

 自民党は51人(現職43人、新人8人)の公認・推薦を決めた。単独過半数(53議席)を目指し、60人以上の公認・推薦を目標とするが、擁立作業が難航する選挙区も目立つ。

 前回は公認・推薦計66人を擁立したが、48選挙区のうち6選挙区で候補者が未定。滝川市(定数1)では前回落選した元道議が同市長選に回ったほか、現職不在が続く檜山管内(同)や、保守層にも浸透する民主現職が出馬する伊達市(同)でも候補擁立が進んでいない。

 定数3以上の選挙区は複数候補を立てたい考えだが、選挙協力する公明候補と重なったり、共倒れが懸念される選挙区は1人に絞り込み必勝を期す。

 党道連幹部は「野党転落で支援者離れもあり、新人が立候補したがらない」と打ち明ける。告示日ぎりぎりまで擁立作業を続ける方針だ。

 ■民主

 民主党は前回道議選(50人)を上回る53人(現職38人、新人15人)の公認・推薦・支持を決定。知事選と連動し単独過半数を狙うが、擁立作業は順調とは言えない。

 3人区以上は複数候補の擁立方針を掲げるものの、札幌市白石区(定数3)や上川管内(同)などでは進んでいない。現職がいない「空白区」解消も課題だが、千歳、稚内両市など定数1の8選挙区で候補者が未定。出馬を打診しても辞退されるケースもあり、道連幹部は「内閣支持率は低迷。政権党の看板だけでは難しい」と頭を抱える。

 候補擁立を巡り、党内に足並みの乱れもある。北見市(定数2)では連合などが応援する公認候補と、同党の松木謙公衆院議員(道12区)らが支持する推薦候補の陣営が対立状態だ。

 ■公明、共産

 公明党は過去最多の計8人を公認した。新たに加えたのは苫小牧市で、協力関係にある自民道議の今期限りの引退を受け、新人を擁立した。

 共産党は現職1人を含む6人を公認し、議会で代表質問権などが与えられる4議席以上を狙う。前回は10人擁立したが、今回は旭川、小樽両市など強固な支持基盤を持つ5選挙区を重点区とする。

 ■その他

 みんなの党は札幌市南区、旭川市で元札幌市職員や元道議を公認。2月中に計5人程度の擁立を目指す。

 社民党は99年の道議選で失った議席の復活が悲願だが、候補者探しが難航し、前回に続き公認候補擁立は断念した。

 新党大地は鈴木宗男代表が収監されているが、前回同様、民主道連と協力。釧路市や宗谷管内などで民主と無所属の候補計8人の推薦を決めている。

 市民ネットは札幌市北区に札幌市議を初めて公認で擁立する。【岸川弘明、和田浩幸、堀井恵里子】

 ◇第1会派へ民自激戦
 ◆札幌市議選

 札幌市議選は10選挙区で定数が68。市政野党の自民党と市政与党の民主党の現有勢力が拮抗(きっこう)しており、激しい攻防を繰り広げることになりそうだ。

 自民は昨年10月の厚別区補選(改選数1)で勝利して22人になり、21人の民主会派を上回る第1会派になった。既に20人を公認しており、今月末までに推薦を含めて26人の擁立を目指している。

 民主は新人6人を含む公認24人、推薦1人の擁立を決めた。前回の北、東、白石の3区に加え、西、豊平の両区でも3人を擁立する攻めの姿勢。3選を目指す上田文雄市長と連携して自民に対抗し、勢力拡大を図る。

 公明党は現職9人、新人1人で全勝での現有10議席の維持を図る。共産党は現職5人に元職、新人を合わせ計11人を擁立し、現有5議席から上積みを目指す。現有4議席の市民ネットは5人の擁立が決まり、追加も検討している。議席のないみんなの党、社民党も各1人を公認している。

 一方、手稲区(定数5)は21日現在、出馬表明しているのは5人で、無投票となる可能性もある。【中川紗矢子】

399名無しさん:2011/01/23(日) 16:44:42
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110123ddlk01010124000c.html
サンデー・トピックス:2011統一地方選・北海道(その2止) /北海道
 ◇市町村41議会で定数削減 議員合計5%減 財政難、人口減響く
 4月の統一地方選で改選される道内128市町村議会(28市86町14村)のうち約3割にあたる41市町村議会が定数削減を決めたことが、毎日新聞の調べで分かった。改選後の定数合計は現行の1831議席から約5%減の1732議席になる。「平成の大合併」などの影響で、約24%減となった前回07年統一選よりも下げ幅は小さいものの、財政難や人口減などを背景に減少傾向は続いている。今後、定数削減を検討する市町村議会もあり、最終的な定数合計はさらに減少する可能性がある。

 ■函館は8減

 前回(07年)の統一選後に道内で合併が成立したのは湧別町(09年10月合併)のみで、今回、議員選を行う合併自治体はゼロ。

 今回の削減幅が最も大きいのは函館市の8議席減。釧路市、名寄市、森町が6議席減、伊達市、北斗市、せたな町、洞爺湖町が4議席減と続いた。この8市町は、合併後初めての前回議員選で9〜46議席と大幅に議席数を減らした。合併で一時的に膨れあがった議席数を今回も段階的に削減している格好だ。

 ■削減は限界?

 今回定数を削減する自治体が減ったのは、前回減らした自治体が多かったことが背景にある。

 前回は、06年に夕張市で巨額の負債が発覚したこともあり、地方自治体の行財政改革が一層注目された。前回議員選があった130市町村のうち、9割超の124市町村が定数を削減。全体の議席数も2415から1847に激減した。

 前回16から10議席に削減した赤平市は、今回は見直さなかった。同市議会事務局は「これ以上の削減は議会運営に支障が出る。代わりに議員報酬を減らして行財政改革に役立てている」と話す。

 ■市削減率高く

 市町村別で見ると、今回削減したのは市議会13▽町議会26▽村議会2。削減する議席数の合計は、市議会が45議席で現議席数比で約7%減となる。町議会は51議席の同約5%減、村議会は3議席の同約2%減となっており、人口や財政規模が比較的大きい市町議会でさらなるスリム化を進めている形だ。

 前回28から24議席に減らし、今回も2議席削減する室蘭市議会事務局は「財政難などの状況を勘案して市民目線に立てば、更なる削減は避けられないと判断した」と削減理由を説明している。【田中裕之】

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 ◆定数削減を決めた道内の市町村議会◆

 <8議席減>

 函館市(30)

 <6議席減>

 釧路市(28)▽名寄市(20)▽森町(16)

 <4議席減>

 伊達市(18)▽北斗市(22)▽せたな町(12)▽洞爺湖町(14)

 <3議席減>

 恵庭市(21)▽厚岸町(13)

 <2議席減>

 室蘭市(22)▽稚内市(20)▽美唄市(14)▽芦別市(12)▽三笠市(10)▽歌志内市(8)▽北広島市(22)▽木古内町(10)▽奥尻町(8)▽長万部町(10)▽美深町(11)▽小平町(8)▽苫前町(8)▽雄武町(10)▽鹿追町(11)▽新得町(12)▽芽室町(16)▽足寄町(13)▽標茶町(14)▽新篠津村(8)

 <1議席減>

 喜茂別町(9)▽京極町(10)▽愛別町(9)▽増毛町(11)▽壮瞥町(9)▽厚真町(11)▽士幌町(12)▽羽幌町(11)▽天塩町(9)▽幌延町(9)▽真狩村(9)

 ※カッコ内は改選後の定数

400チバQ:2011/01/29(土) 10:10:44
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/270716.html
小樽市長選 森井元市議が出馬へ(01/29 08:57)

 【小樽】任期満了に伴う4月の小樽市長選に、元小樽市議の森井秀明氏(38)が28日、無所属で出馬する意向を固めた。

 森井氏は、新谷昌明前市長から24年間続く共産党を除いたオール与党体制を批判しており、周囲から出馬要請を受けていた。

 森井氏は札幌市出身。道教育大札幌校卒業後、会社員などを経て、2003年に小樽市議に初当選。07年の同市長選に出馬し、落選した。現在、日本ライフセービング協会(東京)理事。

401チバQ:2011/02/04(金) 22:30:22
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102010013
知事選 鰹谷氏が政策発表
2011年02月01日


知事選に向けた政策を発表した鰹谷忠氏=札幌市

■「行財政改革図る」


 4月の知事選に向け立候補の意向を示していた前道議会副議長の鰹谷忠(かつや・ただし)氏(59)が31日、札幌市内で政策を発表した。鰹谷氏は「困難な北海道が立ち上がるためには、少しリスクがあることでも挑戦し、発想を変えることが必要だ」と決意を述べた。


 理念としては、北海道の自立、森林や水を軸に保全事業やまちづくりをする「北海道モデル」の確立を掲げる。


 重点施策には、行財政改革や地域医療と福祉などを挙げ、知事や特別職の給与の50%削減や一般職員の給与縮減措置の継続▽地域医師配置計画の策定や札幌医科大の整備促進▽港や空港のハブ化促進や外国人を対象としてメディカルツアーを実施する、としている。


 鰹谷氏はオホーツク地方の小清水町出身。1987年に道議選に初当選し、6期23年務め、最後は民主党の会派に所属。07年5月から09年6月まで道議会副議長を務め、同年12月に道議を辞職した。


 道知事選には、現職の高橋はるみ知事(57)と元農水省企画官の木村俊昭氏(50)、共産党国会議員団道事務所長の宮内聡氏(47)がすでに立候補を表明している。

402チバQ:2011/02/04(金) 22:30:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102010002
《札幌市議選》81人が出馬準備
2011年02月01日







《札幌市議選》


■自・民が競い合う


 札幌市議選は全10区、定数計68に今のところ、81人が立候補する準備を進めており、手稲区を除く9区で選挙戦となる見込みだ。


 自民党は26人を擁立する。同党などが支援して市長選に立候補する予定の新顔で元総務省官僚の本間奈々氏とともに選挙戦を進め、支持率低迷が続く現政権への批判票の取り込みを狙う。


 前回の市議選で21議席を獲得した民主党は、今回は25人を擁立する。支持団体の労働組合の組織固めに加え、3選を目指す上田文雄市長の選挙戦と相乗効果を狙い、第1会派の座を狙う。


 公明党も各区に1人、計10人を擁立する。共産党は東区に2人を立てるほかは各区に1人ずつで計11人を擁立する方針。市民ネットは計5人の擁立が決まっている。


 新たに設立された地域政党「改革札幌」も、候補者を公募し、全区で候補者擁立を目指す。社民党は北区で1人、みんなの党も厚別区で1人を擁立する方針だ。


 同市議会の会派構成は、昨夏の参院選に民主党の市議が立候補したり、厚別区市議補選が実施されたりした結果、第1会派は自民党となった。現在、自民党22議席、民主党21議席で勢力は拮抗(きっこう)。公明党がキャスチングボートを握る構図だ。

403チバQ:2011/02/04(金) 22:31:26
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102010001
《道議選》候補上積みに懸命
2011年02月01日

民主党の政権運営に反対する意見書採決で起立する道議=09年12月、道議会




■告示まで2カ月


 4月に実施される道議選と札幌市議選の告示(4月1日)まで2カ月となった。2009年の政権交代から初の統一地方選で、民主党にとって昨年の参院選に続く中間評価となる一方、自民党としては政権奪回に向けた地方組織再建の足がかりを図る。道政与党の自民党に対し、民主党は過半数獲得を目指す。また札幌市議選では、拮抗(きっこう)する自民党と民主党が第1会派争いを繰り広げる。知事選や札幌市長選の動きなどとも絡みつつ、候補者擁立作業などが進んでいる。


《道議選》


■自・民 選定難航の地域も
■公明・共産 議席増狙う


 道議選は今回から定数2減となり、104議席を争う。すでに120人以上が立候補の準備を進めている。


 自民党は現職43人と新顔8人の計51人(公認46人、推薦5人)の擁立を決めている。同党道連では候補者の上積みを図り、最終的に60人超を擁立する方針だ。


 伊達市、網走市、檜山振興局など10選挙区で、さらなる候補者擁立を目指す。このうち札幌市厚別区や北広島市など5選挙区は候補者選定のメドが立ち、「擁立手続きの最終段階」(道連幹部)という。だが、選定作業が難航している選挙区もあり、ある道連幹部は「最終的な候補者数は60に届かない可能性もある」としている。


 一方、現職39人を抱える民主党は53人(現職38人、新顔15人)の公認・推薦・支持を決め、さらに上乗せを図る。道政奪還を目指し、3人区以上では複数候補の擁立を進めているが内閣支持率の低迷もあり作業は難航。札幌市白石区(定数3)、小樽市(同)、後志(同)と上川(同)の両総合振興局、苫小牧市(同)、釧路市(定数4)では1人の擁立だけだ。


 定数1の根室市、紋別市、名寄市、留萌市、稚内市など8選挙区で候補者擁立ができていない。中でも、昨秋の衆院5区補選で民主の公認候補が敗れ、自民の牙城(がじょう)とされる千歳市では「なんとしても擁立したい」と、道連幹部は意気込む。北見市(定数2)では民主党の松木謙公衆院議員(12区)が支援する推薦候補と、連合などが支援する党公認候補が争う可能性がある。


 自民とともに道政与党の公明党は過去最多の8人(現職4人、新顔4人)を公認。苫小牧市で初めて候補者を立てる。会派単独で条例提案可能な9議席が将来的な目途で、「今回はそのステップ」(道本部幹部)と位置付ける。


 現有2議席の共産党は議席増を目指し札幌市東区と北区、小樽、旭川、函館、釧路の6選挙区に現職1人、新顔5人の計6人を立てる。


 みんなの党は、札幌市南区と旭川市でそれぞれ新顔と元職を公認、さらに候補者擁立の最終作業を行っている。


 鈴木宗男代表の収監の影響が懸念される新党大地は、札幌市北区、厚別区、道東地域での4人のほか、上川、宗谷、渡島各総合振興局などでこれまでに計10人を推薦。今後もまだ増える見込みだ。

404テレホンセックスしたい人大集合:2011/02/15(火) 15:00:30
QZYK6Og;, www.telephonesexbox.com, テレホンセックスしたい人大集合, http://www.telephonesexbox.com/

405チバQ:2011/02/17(木) 00:44:55
>>256
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/273213.html
小樽市長選 佐藤静雄氏出馬へ(02/16 08:25)
 【小樽】元自民党衆院議員の佐藤静雄氏(69)が15日、任期満了に伴う4月の小樽市長選に無所属で出馬する意向を明らかにした。16日に正式表明する。

 佐藤氏は北海道新聞の取材に対し「国会議員経験者の政治力を期待する市民の声に推された」などと出馬の理由を話した。

 佐藤氏は後志管内ニセコ町出身。道議を経て1986年、旧道1区で衆院議員初当選。通算4期を務め、国土交通副大臣などを歴任した。前回の2007年の小樽市長選に立候補し落選。一度は政界引退を表明したが、09年衆院選への出馬を模索し、断念した。

 小樽市長選には前小樽商工会議所専務理事の中松義治氏(64)と元小樽市議の森井秀明氏(38)が出馬を表明している。

406チバQ:2011/02/18(金) 00:36:26
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110215ddr041010008000c.html
夕張ものがたり:’11市長選〜始動/上 農業団体、民主から自民へ
 ◇異例の面接、推薦決定
 例年より雪深い北海道夕張市。13日、かつて自動車整備店だった空き店舗に構えた事務所で、4月の統一地方選で行われる夕張市長選に立候補予定の前衆院議員、飯島夕雁氏(46)がマイクを握った。「ご家族に『飯島は死ぬ気で夕張に来た』と伝えてください。全力で働いていくことをお約束します」。力のこもったあいさつが終わると、飯島後援会副会長を務める農民の政治団体「夕張市農民連絡協議会」(農民協)の井沢栄委員長は満足そうに拍手を送った。

 この日は後援会の事務所開き。集まった約300人のうち約80人は農業関係者だった。井沢委員長は「夕張再建のため、この選挙に力を入れている。農家への周知を徹底し、1票でも多く取り込む」。その口調は候補者さながらに熱を帯びる。

     ◇

 昨年12月21日、農民協の役員12人が市農協会議室に集まった。ずらりと並ぶ役員の前に座ったのは飯島氏。「医療体制の改善策は?」「点在する市営住宅はどうする?」。1時間近くにわたった「意見交換会」では役員から質問が矢継ぎ早に飛ぶ。農民協が推薦候補を決めるため、立候補予定者を呼び出した「面接試験」だった。

 飯島氏が市農協を後にした約30分後、同じ席には同市長選に立候補予定の元東京都職員、鈴木直道氏(29)が座った。夕張市に派遣されていた元都庁マンは若者らしい熱き思いを訴えた。しかし、「飯島さんは『救急時にすぐに対応してくれる病院を整備する』『市営住宅は効率が悪いので集約する』などと対応策を具体的に提示してきた」(農民協の西口勲書記長)。2人の面接を終えた役員は飯島氏の推薦で一致した。

 農民協は、飯島氏も出馬した09年衆院選道10区で民主党の小平忠正氏を推薦。統一地方選第1ラウンドの道知事選でも民主党が支援する候補を推薦する。民主に近い組織でありながら元自民党員の飯島氏を推薦することについて、西口書記長は「夕張のためになる政治家を選んだ。道や国にしっかり話をできる人じゃないといけない。熱い思いだけで何とかなるものではない」と解説。組合員の理解を得ようと、昨年末から飯島氏と連れだって農家宅を回っている。

     ◇

 農民票は関係業者も含めて約900票とされる。同市長選は、前回(07年)市長選で次点だった青森県の会社役員、羽柴秀吉氏(61)も含め三つどもえが有力視され、当選ラインは2500〜3000票とみられる。保守系が基盤の飯島陣営幹部は「農民票は大きい」と期待を寄せる。

 ただ、飯島氏は夕張市が財政破綻した06年、夕張を含む道10区選出の衆院議員だった。市民の間に「当時、何もしてくれなかった」と厳しい目が残る。飯島氏は「最大限の努力をしてきたが、夕張は借金額が大きすぎた」と批判をかわした上で「夕張を救えなかったことが心残りだった。救えなかったからこそ立候補した」と決意を語った。

  ×  ×  ×

 全国で唯一、財政破綻した夕張市。再生を目指して4年前に初当選した現職、藤倉肇市長(69)は異例の市議転出を表明し、新人3人による激しい市長選が予想されている。前哨戦が始まっている夕張を歩いた。(この企画は円谷美晶、吉田競、高山純二が担当します)

 ◇322億円の赤字を26年度までに解消−−市が計画
 夕張市は06年6月、当時の後藤健二市長が地方財政再建促進特別措置法に基づく財政再建団体入り(財政破綻)を表明。炭鉱閉山後、テーマパーク建設やレジャー施設の買い取りなど観光振興に公費を投入し、債務が累積した。菅義偉総務相(当時)は07年3月、約353億円の赤字を24年度末までに解消する市の財政再建計画に同意した。10年3月に自治体財政健全化法(新法、09年4月施行)に基づく新計画を策定。財政再生団体として、26年度までに322億円の赤字解消を目指している。

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 ◇飯島夕雁(いいじま・ゆかり)氏(46)=前衆院議員
 東京都小金井市役所などに勤務した後、02年に東京都青ケ島村教育長に公募採用。05年衆院選で道10区から出馬・落選したものの、比例代表で復活当選。09年衆院選は落選。10年12月に自民党衆院道10区支部長を退任した。ホームヘルパー1級の資格を持つ。東京都出身、中央大卒。

407チバQ:2011/02/18(金) 00:37:01
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110216ddr041010006000c.html
夕張ものがたり:’11市長選〜始動/中 労組支持、「民・自」対決に
 ◇後継指名、商議所に亀裂
 14日午後8時過ぎ。北海道夕張市内の後援会事務所に戻った元東京都職員、鈴木直道氏(29)を夕張市商工会議所の沢田宏一会頭が待ち受けていた。沢田会頭はこれまで事務所に足を踏み入れたことはなかった。2人は固く手を握りあい、沢田会頭がねぎらいの言葉をかけた。「直道君は夕張のことを分かっていて、市長に適している。体に気を付けて頑張ってほしい」。初めて鈴木氏支持を鮮明にした瞬間だった。

 同日夕には、市議選転出を表明している藤倉肇市長(69)も自身の後援会幹部らに鈴木氏を後継に指名する考えを伝えていた。藤倉氏の後援会相談役を務めていた沢田会頭は藤倉氏と歩調を合わせた格好だ。ただし、沢田会頭は鈴木氏にクギを刺すことも忘れなかった。「組織票をあてにしない方がいい。一般の票が大切だ」

   ◇

 1日に行われた夕張市商工会議所の定例三役会は、奇妙な緊迫感に包まれていた。市内の主要団体では唯一、市長選への対応を決定していない。鈴木氏を推す沢田会頭と、自民党の前衆院議員、飯島夕雁氏(46)の後援会役員を務める副会頭2人らに分裂しているからだ。三役会は出席者5人が誰も市長選の話題に触れないまま散会。一人は「市長選の話をすれば、確実にもめると思った」と漏らした。

 商議所は3月中に総会で選挙方針を決める予定。しかし、自主投票を主張する沢田会頭に対し、藤倉市長の手腕に疑問を抱いて飯島氏支持に回った葛健二副会頭は「大多数の意見が一致すれば(推薦を)決めるべきだ」と要求。両者のミゾは埋められそうにもない。

   ◇

 夕張市職員労働組合と連合夕張は早々に鈴木氏支持を決定。民主党道連は「推薦依頼があれば、推薦の方向で検討する」(幹部)と支援に前向きな姿勢だ。鈴木陣営は「夕張再生」を大義に共産党以外の各党に支援を呼び掛ける方針だが、選挙戦は事実上「民主VS自民」の様相だ。

 従来民主支持だった農民団体が飯島氏を推薦する中、鈴木陣営にとって沢田会頭の支持は自民サイドに切り込む橋頭堡(きょうとうほ)。鈴木陣営幹部は「藤倉市長と商工会会頭が支持してくれたことは力強い。(有権者への)影響も大きいはずだ」と期待する。

 さらに、都庁マン時代の人脈も頼りの一つだ。20日には東京都の猪瀬直樹副知事が夕張入りし、シンポジウムを開催する。鈴木氏は「東京都が持っているさまざまなノウハウやモデル事業を夕張に取り入れようと思っている」と話した上で、「北海道一元気な夕張ブランドのセールスマンとして働きたい。市民目線で夕張の未来を考えられる候補は私だけだ」と力を込めた。

 ◇前回新人7人乱立 現市長は市議選へ
 前市長の後藤健二氏は、財政破綻により市民の負担増や市職員の大量退職を招いた責任を取って1期目での引退を表明。07年4月に投開票された前回市長選には新人7人が乱立。地元出身で経済界や労働組合などが支援した元タイヤ販売会社社長の藤倉肇氏=無所属=が3330票を獲得し、初当選を果たした。大企業誘致などを掲げ、2988票を得た会社役員、羽柴秀吉氏=同=が次点だった。

 藤倉氏は1月に市長を引退して市議選に出馬することを表明した。

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 ◇鈴木直道氏(29)=元東京都職員
 99年に東京都庁に入庁し、主に福祉保健畑に勤務。東京都の猪瀬直樹副知事が発案した夕張市に職員を派遣する「応援職員」として、08〜09年に夕張市市民課に勤務した。夕張市時代には夕張再生市民アンケート実行委員会の中心メンバーとして活動したほか、イベント運営にも携わった。埼玉県出身、法政大卒。

408チバQ:2011/02/18(金) 00:37:35
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110217ddr041010005000c.html
夕張ものがたり:’11市長選〜始動/下 疲弊の街に壮大な公約
 ◇カンフル剤求める市民
 野太い津軽弁が室内に響いた。「夕張は市役所の中から改革をしていかなければならねぇ」。市長選に立候補予定の会社役員、羽柴秀吉氏(61)が3日、北海道夕張市内の民家で開いた「お茶の間懇談会」。集まった60〜80代の男女9人が次々と行政や市議への不満をぶつけると、羽柴氏は「市長室をガラス張りにする」などと市役所改革を訴えた。

 元炭鉱作業員の加藤弘幸さん(74)は、前回07年市長選に落選後もたびたび夕張に足を運んできた羽柴氏の姿に共感し、懇談会に自宅を提供。「サラリーマン市長が今まで通りのことをやっていても借金は減らない。夕張のため、実業経験のある人に市政を委ねたい」と期待を寄せる。初めて羽柴氏の話を聞いた近くの主婦、和泉良子さん(66)も「羽柴さんなら夕張を活気づけてくれる」と好印象を受けた様子だった。

     ◇

 「資産は数百億円」という羽柴氏。前回は「落選しても(閉鎖中の)温泉施設を再開させる」などと主張し、他陣営からは「利益誘導だ」と批判を呼んだ。今回も「東京や政府に太いパイプがあっても、誰もカネは出してくれない。自腹を切れる候補者は私だけ。財政再建をするにも資金がなければできない」と資金力を強調する。

 公約は前回と同様に壮大だ。前回は「5社2000人の大企業誘致」などを掲げた。1月29日の後援会新年会では、夕張市の17年間にわたる赤字返済期間を「早ければ4年、遅くても7年で脱出する」と絶叫した。ただし、具体策については「公にすると、まねをされる」とかわした。

     ◇

 これまでに計15回の選挙に立候補し、すべて落選。しかし、前回夕張市長選だけは、当選した藤倉肇市長(69)に342票差まで迫った。この結果に手応えを感じ、落選後も市内に事務所を置いて、月1回は夕張入り。ほかの候補に先駆けて、10年9月に市長選への立候補を表明した。

 「大きな話が好きだけど、現実性がない」と話す元後援会幹部(63)のように、羽柴氏から離れた人もいる。だが、出馬表明以降、計約300回にわたってお茶の間懇談会を開催。会った有権者は2000人近い。出馬を予定する前衆院議員の飯島夕雁氏(46)と元東京都職員の鈴木直道氏(29)両陣営は「お年寄りを中心に予想以上に浸透している」と警戒する。

 「(国の同意がなければ変更できない)財政再生計画があり、誰が(市長を)やっても同じだという声がある。それなら一か八か羽柴さんにかけようという気持ちがあるようだ」と飯島氏陣営幹部。疲弊した街にカンフル剤を求める市民は少なくない。(この企画は円谷美晶、吉田競、高山純二が担当しました)

 ◇人口流出続く 小学は1校に
 産炭地として栄えた夕張市は60年代後半以降、エネルギー政策の転換でピーク時に24あった炭鉱が相次ぎ閉山。人口もピーク時の10万8000人から減少し、財政破綻が表面化する直前の05年末には1万3417人に落ち込んだ。破綻後も人口流出は続いており、10年10月末現在で1万998人。現在6校ある小学校は、4月に1校に統廃合することが決まっている。

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 ◇羽柴秀吉氏(61)=会社役員
 本名・三上誠三。青森県五所川原市で、建設会社や旅館などを経営する羽柴グループの大株主。24歳の時、尊敬する住職から「お前は戦国武将の生まれ変わりだ」と言われたことから現在の名前を名乗っている。東京都、大阪府知事選や衆院選など全国各地の選挙に計15回出馬し、いずれも落選。青森県出身、旧金木町立金木中卒。

毎日新聞 2011年2月17日 北海道朝刊

409名無しさん:2011/02/21(月) 18:04:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110221/plt1102211617003-n1.htm
マジっ?夕張市長に羽柴秀吉当確 職員まっ青「覚悟できた…」
2011.02.21

 全国唯一の財政再建団体、北海道夕張市のトップを選ぶ市長選(4月24日投開票)で、驚くべきドラマが進行しつつある。全国各地の選挙に出馬してきた青森県の実業家、羽柴秀吉氏(61)=本名・三上誠三=が、何と「最有力候補」と目されているというのだ。北の大地で、統一地方選屈指の“仰天合戦”が繰り広げられている。

 「お前は戦国武将・豊臣秀吉の生まれ変わりだ」と親しい住職に言われて以来、現在の名前を名乗っている羽柴氏。建設業や観光業など数十社を束ねる羽柴グループの総帥で、資産は数百億円ともいわれる。

 これまで、大阪府知事選や衆院選など通算14回の選挙に出馬するなど「戦(=選挙)好き」で知られるが、4年前の夕張市長選では、当選した藤倉肇市長にわずか342票差まで迫った。

 今回の市長選、羽柴氏は、天然ガス開発や砂金採掘に加え、炭鉱で栄えた夕張ににぎわいを取り戻すためには「石炭の露天掘りしかない」などと、やや突拍子もないような政策も掲げる。市が抱える300億円以上の借金も「早ければ4年、遅くても7年で財政破綻から脱出してみせる」と自信満々だ。

 市長選には他にも、自民党の元衆議院議員、飯島夕雁氏(46)や、元東京都職員の鈴木直道氏(29)も名乗りを上げているが、気になる情勢は意外。

 同市の課長クラスは「羽柴氏が最有力です。彼が市長になる覚悟はできています。ただ、羽柴氏は夕張の市長をやりたいのか、選挙で勝ちたいだけなのか…。市政が混乱しないか心配です」と青い顔で話した。

 なぜ、羽柴氏が最有力なのか。地元事情通は「前回の市長選では『羽柴氏の当選阻止』のため、保守層も革新層も、反羽柴の藤倉氏に一本化したが、今回はそれができていない。候補者乱立で、羽柴氏が『漁夫の利』を得る形だ。NHKも『羽柴氏優勢』と読んでいるらしい」という。

 こうした展開に、飯島氏は「元小泉チルドレン」「元衆院議員」というプライドをかなぐり捨てて、こまめに地域を歩くドブ板選挙を展開し、保守層を固める作戦。

 鈴木氏は、東京都職員ながら昨年3月までの2年間、夕張市に応援派遣されていた経験を持つイケメンで、若さとヤル気をアピールする。ただ、経験不足が最大のアキレス腱になっている。

 借金返済のために厳しい負担を強いられている夕張市民には、羽柴氏の独特のプランにいちるの望みをかけたい心情もある様子。平成の秀吉が念願の当選証書を受け取り、夕張の“天下人”になる日がくるのか。

410チバQ:2011/02/25(金) 22:53:36
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102160001
《道政の課題》支庁再編 地域に不信
2011年02月16日


道庁本庁舎(左奥)近くでも、「石狩支庁」のままの案内板がある=札幌市中央区

■行政改革 職員削減は進む


 今月2日の道議会特別委員会。支庁再編条例が昨春施行された後の取り組みとして、道幹部が説明に立った。


 「各振興局長に地域裁量枠の付与や予算配分の権限を移譲するなど、総合出先機関として地域づくりに向けた体制や施策の充実を図ったところです」。“成果”とした文章を滑らかに読み上げた。


 道議がその後、支庁時代と現在との違いなどについて質問。その際、「総合振興局」という呼び名に言いよどみ、「よく(こんな)言いづらい名前つけてもらった」と小声でポロッと出た。


 「看板の掛け替えだけ」との指摘がある支庁再編だが、その看板の名前までもが言いにくくなったとの皮肉がこもっていた。


 昨年4月、道庁と市町村をつなぐ道の14支庁が、9総合振興局と5振興局に再編された。約100年続いていたが、「二重行政」「中二階」とも指摘された支庁を見直す大改革との位置づけだった。


 成果の一つである地域裁量枠。各振興局ごとに、地域特性を生かす部署ができた。
 留萌振興局では農務課に「健康産業支援室」を新設。留萌ではNPOが医療機関と連携して運動療法や健康チェックをする取り組みが盛んなため、そこに地域の食資源をからめた新たな産業づくりを目指している。


 その仕掛けの一つが山菜ビジネス。かつては海岸線に自生し、食・薬用として知られるハマボウフウ復活の作戦を計画。苫前町をモデル地区に住民が昨秋、植え付けをし、食材や薬などの開発に向けて動き始めている。


■道町村会 強く反発


 「地方分権」「行財政改革」を目的とした支庁再編は、高橋はるみ知事2期目の目玉公約だったが、その成立過程は険しかった。


 2005年の6圏域再編案に始まり、07年の再選後には9とする案が出たが、支庁がなくなる地域の抵抗で9総合振興局・5振興局の再編条例が08年に成立した。


 さらに、振興局を総合振興局の出先機関扱いとされることに道町村会が猛烈に反発。この規定を削除して14組織を同列扱いに戻す改正条例が09年に成立した。


 「改革の第一歩を踏み出すことが何より重要」。高橋知事は当時こう述べたが、施行前の条例が改正されるという異例な事態だった。道幹部は「確かに当初の思い通りにはならず、歩幅の小さな一歩かもしれない。(再編の)魂を本格的に入れていくのはこれから」と話す。


 振興局を格落ち機関とされたことに反発した道町村会。会長の寺島光一郎・乙部町長は「地域振興ではなく、行革ありきだった」と振り返りつつ、「(総合振興局へ移管される)広域事務だって、『全部ではなく一部』というのもあり、それでは二重行政は変わらない」と懸念する。


 振興局から総合振興局へ移行するとした広域事務リストは100項目。道は10年度から3カ年で移す予定を立てたが、初年度は道職員の研修など12事務のみ。残り88項目について一部削除の検討を道は始めている。


■1万5千人体制に


 支庁再編の成果はまだ道半ばの一方、行財政改革の一環である職員削減は進む。


 職員数適正化計画では05年の約1万9500人から10年後の15年度当初に35%減の1万2600人を目標としている。10年4月時点では想定の22%減をクリアし、約1万5千人体制となった。


 道地方自治研究所の理事長も務めた神原勝・北海学園大法学部教授は、支庁再編について「ただ混乱があっただけ。市町村との信頼関係も飛び、極めて消極的な評価しかできない」と厳しい。「集権から分権の時代となり、都道府県は国ではなく市町村の補完をしなければいけない。支庁(振興局)が一定の広がりを持つ地域という『面』を掌握し、政策を立てていくことが不可欠」と語る。


 職員削減については「道庁の職員数は多く、減らすのは当然。予算も人も減る中、質を落とさないためには選択と集中しかない」と話す。その上で、「厳選するものは何かを把握するには道が市町村を地域ごとに束ねて議論しなければ。それには関係の再構築が必要だ」と指摘する。
(武沢昌英)

411チバQ:2011/02/25(金) 22:54:01
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102170001
《道政の課題》医師不足 進まぬ対策
2011年02月17日


看護師らが毎朝、ドクターヘリに積まれた医療機器をチェックし、出動に備える=釧路市

■地域医療 ヘリで広域対応


 道東の弟子屈町で2009年12月、50代の男性が心筋梗塞(こうそく)で倒れた。駆けつけた救急隊の要請で、約60キロ離れた釧路市からドクターヘリが出動し、市立釧路総合病院に搬送した。


 到着直前、男性は心停止状態になったが、病院ですぐに救命措置をし、一命を取り留めた。


 出動要請を受けてから病院到着まで63分。同病院の其田(そのだ)一・救命救急センター長は「ヘリに乗った医師が初期対応をし、その後速やかに搬送できたからこそ、救うことができた」と振り返る。


 高橋はるみ知事は2期目の公約で「地域医療の充実」を掲げ、医師派遣システム構築や医療機関の連携、救急医療体制の整備を柱に据えた。


 このうち救急医療についてはドクターヘリ3機を導入。札幌(道央地域)、旭川(道北地域)、釧路(道東地域)を拠点に、半径100キロ圏内をカバーする。


 09年10月に配備された釧路のドクターヘリは、医師不足が著しい根室市や羅臼町など根室振興局管内をカバーする。昨年12月までの出動件数は458件、搬送した患者数は417人。脳血管や心臓の疾患、交通事故などによる外傷患者が大半を占めた。「医療関係者だけでなく患者の安心感も増した」。其田センター長はドクターヘリの効果を語る。


■偏在ぶり浮き彫り


 こうした成果を上げる一方で、地域医療立て直しの根本である医師確保は思うように進んでいない。


 道内の人口10万人あたりの医師数(08年12月現在)は224・9人。全国平均(224・5人)を上回るが、道内に21ある2次医療圏(急性から慢性まで比較的高度な医療を提供)で見ると、その偏在ぶりが浮き彫りになる。


 札幌(275・0人)と旭川を含む上川中部(317・5人)の2カ所に集中。逆に根室(91・2人)、宗谷(96・0人)など道東や道北、道南では医師不足が著しく、大きな格差が生まれている。


 医師不足の改善を目指し、道は大学や都市部の病院の医師を地方の市町村立病院などに派遣している。今年度は常勤医51人(昨年12月現在)を道北の利尻町や道南の今金町などに派遣するが、「多くの病院から派遣要請が寄せられ、応え切れていない」(道の担当者)状況だ。


■研修医確保が急務


 また、道は毎年、医学生を対象に首都圏や札幌でプレゼンテーションを開催。研修医の確保にも力を入れる。


 しかし、10年度の研修医の採用実績は260人で09年度から30人減少。11年春に医学部を卒業し、研修医となる医学生の道内の募集定員に対する採用者数の割合は約60%で、前年より5ポイント減った。


 地域医療の担い手育成のため、比較的軽い症状の病気やけがを診察する「総合内科医」の養成を試みているが、こちらも厳しい状況だ。道は10〜13年度、2年間の研修を終えた研修医に初期診療や救急などを指導する医療機関を23カ所指定。研修医を確保すれば運営費として1医療機関あたり最大1千万円を道が補助するとしたが、実際に集まった研修医は11医療機関の13人だけだった。


 道の担当者は「今後は大学に直接出向いてのPRなど、より多くの人にアピールする方法を考えなければならない」と話す。其田センター長は「医師を増やすことも大事だが、どう配置するかが肝心。地域の医療機関同士が患者の症状に応じて連携できるように、行政が環境作りをする必要がある」と指摘する。
(平間真太郎)

412チバQ:2011/02/25(金) 22:54:48
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102180001
《道政の課題》財政 再建を阻む産業構造
2011年02月18日

■脱・官公需を模索


 「不退転の決意で(財政再建に)取り組む」――道が2004年に発表した「道財政立て直しプラン」の中で、高橋はるみ知事は宣言した。しかし、この「不退転宣言」にもかかわらず、道の借金=道債の残高は今年度末で過去最大の5兆7千億円超に膨らむ。悪化する財政は、官公需に依存した産業構造の裏返しでもある。


 新年度一般会計当初予算案は2兆5118億円。知事選を控えた緊縮型の骨格予算とはいえ、単純に比べると、5兆7千億円という道債の残高は予算案の2倍にもなる。


 自治体の財政が健全かどうかを見る指標に、実質公債費比率がある。収入に対する借金返済額の割合で、借金が多いほど値が高い。道の実質公債費比率は24%と全国47都道府県で最悪レベルだ。25%以上だと早期健全化団体となって新たな借金が制限されてしまう。夕張市のように35%を超えると法律的に財政破綻とみなされる。


■鈍る公共事業費減


 道は景気対策や増える老人医療費の財源に悩む。加えて国が配分してくれる地方交付税は大幅に減り、臨時財政対策債を出して借金してきた。臨財債は国が後で補填(ほてん)してくれる。このため道は臨財債を通常の道債とは別枠扱いにし、借金は圧縮できると強気の構えを崩さない。


 だが、財政を根本から立て直すには歳出を減らし、歳入を増やすしかない。


 まずは人件費からと、道は職員を減らす。05年度に1万9489人いた知事部局の職員は5年間で4千人以上減らした。06、07年度は職員の給与を10%削り、08〜11年度も給与カットを続ける。高橋知事は予算案を発表した10日、「徹底的な行財政改革を実施し、(臨財債以外の道債残高は)少しずつ減らす方向に来ている」と評した。


 だが、他の歳出削減は難しい。08年度、公共事業費に切り込もうと、国の補助事業費を前年度比11%減、道単独事業費は9%減、国直轄事業は4%の削減に踏み切った。しかし、建設業界から反発され、09年度からは削減率をいずれも緩和してしまう。


 歳入はどうか。


 経済活動が活発になれば企業はもうかり、税収は増える。だが、不況の出口は見えず、今年度当初予算の道税収入は21年ぶりに5千億円を割り込んだ。予算に占める税収は17%と、全国平均の40%より格段に少ない。人口減少も激しい。14日発表の国勢調査速報値によると、道内の人口は5年間で12万人減り、減少率は過去最大だった。


■製造業誘致を強化


 全国最悪レベルの財政難に、もがく道。その前に横たわり、財政再建を阻むもの。その一つが道内の産業構造のあり方だ。


 道内経済は産業としての行政機関(政府サービス業)や建設業の占める割合が全国平均より高く、製造業が低い。


 08年度の道内総生産(名目)の構成比は、政府サービス業が17%で全国の10%を大幅に上回り、製造業は8%と全国の20%より著しく低い。建設業は7%で全国の値に近いが、実は建設業の比率が10年間で半減した結果で、数年前までは全国を大きく上回っていた。


 08年度の道民経済計算によると、道外との取引は約1兆3600億円の赤字だ。農業や漁業、観光は黒字だが工業製品などは赤字という。


 行政機関そのものが主要な産業であり、かつての柱だった建設業は公共事業抑制で半減した。一方で製造業は産業基盤が弱いまま。官公需依存の体質は温存されて02年ごろからの全国的な景気回復に乗り遅れ、リーマン・ショックが不況に追い打ちをかけた。


 どう変えるか。道は製造業を強化しようと企業誘致に努め、経済波及効果や雇用創出を考えて自動車産業に力を入れた。トヨタ系自動車部品メーカー「アイシン北海道」(苫小牧市)と「デンソーエレクトロニクス」(千歳市)が07年と09年に操業し、自動車関連産業の出荷額は07年、10年前の1・8倍、従業員数は2・8倍に増えた。


 食や環境産業の振興も図るが、一朝一夕に効果は出ない。北大公共政策大学院の宮脇淳教授(行政学)は「道の財政再建努力は節約レベルにとどまっている。『ダイエット』には限界があり、外科的手術が必要だ」と指摘する。製造業の工場誘致だけでは効果は限定的で、現状を変えるには「北海道ならではの農産品に付加価値をつけて加工し、東京を経由せずにアジアに直接売り込むぐらいの戦略が必要だ」と話している。
(天野みすず)

413チバQ:2011/02/25(金) 22:55:20
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102230001
《政党はどこへ》(上)
2011年02月23日

上田文雄氏の事務所開きには、札幌市議ら民主党関係者も多く集まった=1月22日、札幌市中央区

■逆風回避へ「民主隠し」
■自民も知事に配慮


 先月22日、札幌市長選に向けた上田文雄市長(62)の事務所開き。民主党議員が居並ぶ中、選対幹部が断言した。


 「幅広い支持の輪を広げたい。世話人には政党議員は入れていない」
 世話人とは、上田氏や陣営を支える核となる人たち。NPO代表や経済団体の元幹部ら100人以上が名を連ねる。選対幹部の発言は、国会議員、地方議員を問わず、陣営から「民主党色」を消し去るとの宣言だった。


 3選を目指す上田氏は、前回、前々回と同様に、民主党の推薦を受ける。だが、今回の方針は上田氏側が望んだという。菅直人首相の政権運営や、22日に党員資格停止処分が決まった小沢一郎元代表をめぐる問題などで、民主党には強烈な逆風が吹きつける。この影響を避けることが最大のねらいで、街頭演説では、民主党議員に演説させないことも検討する徹底ぶりだ。


 上田氏側の姿勢に、同党の札幌市議は理解を示す。「民主隠し」によって、前回選挙で自民党系候補に17万票差をつけた圧勝の再現を図り、それにあやかれば自らも当選できる――。「民主党への批判は相当強い。上田氏への票を何とか取り込みたい」


■会見に議員出ず


 民主党の推薦を受けながら、民主党色の払拭(ふっしょく)を図る姿勢は、道知事選に立候補する木村俊昭氏(50)も同じだ。


 木村氏は先月、札幌市内のホテルで立候補表明の記者会見を開いた。その直前に別室で、民主党北海道(道連)代表の荒井聰・衆院議員と面会。道連から要請されていた立候補を受諾すると伝えた。だが、会見場に荒井氏の姿はなかった。民主党の存在を後景に退けたい木村氏側の意向に、道連が配慮したという。


 道連関係者は忸怩(じくじ)たる心情を吐露する。知事選の立候補予定者を各地に連れて行って顔を売ったり、ポスターを道内全域に張ったりするのは、民主党の協力が不可欠だからだ。「民主党色を薄めたところで、支持が高まるわけでもない。社会党以来の歴史がある『民主党王国』の意地を示さないといけない」


 とはいえ、道連や支持団体の連合北海道にも「民主党の看板で戦うのはきつい」(連合傘下労組幹部)との空気が漂っている。


■政権与党を考慮


 「政党隠し」は、民主系候補だけの動きではない。


 知事選で3選を目指す高橋はるみ知事(57)。過去2回の選挙は自民党の推薦を受けた。だが知事側は今回、党本部ではなく道連の推薦にとどめようとした。自民党の下野や、現職知事としての与党・民主への配慮が理由という。


 道連内には「わかりにくい」という不満もあったが、基本的には知事側の意向を尊重する方向だった。道議選を始めとする統一地方選を野党として迎える立場。党勢回復が実感できない中、「知事の人気を武器にしたい」(道連幹部)からだ。


 しかし、菅政権の支持率低下もあって、今月初めに党本部の推薦が決まった。道議の一人は「我々とがっちり組まないと戦えないということだ」と強調する。だが、別の道議は「自民党の看板で戦えるのかという懸念は消えない」とも漏らす。


    ◇


 統一地方選が迫る中、政党の存在感が揺らいでいる。民主党は支持率低下が深刻化し、自民党もかつての勢いを取り戻せていない。一方、名古屋市や大阪府のように、既存の政党を否定する動きが全国各地で活発化している。政党はどこへ行くのか。

414チバQ:2011/02/25(金) 22:55:50
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102240001
《政党はどこへ》(中)
2011年02月24日

道議会開会前の自民党会派の議員総会。同党は道議選で60人超の擁立を目指す=札幌市中央区の道議会

■自民・共産 弱る擁立力
■逆風民主 残る「空白区」


 政党の力は様々な観点から推し量ることができる。その一つが選挙での候補者の「擁立力」だろう。統一地方選、中でも道議選(定数104)での道内各党の擁立力は、4年前の前回と比べて変化が著しい。


 道議会で第1党の座にある道政与党・自民党。前回は定数106に対して、公認・推薦候補合わせて過去最高の66人を擁立した。ところが、今回は23日現在で公認・推薦合わせて55人にとどまる。11人という大幅減は異例だ。


 獲得議席の目標は53議席以上の「単独過半数」を確保すること。最低限の人数の擁立にはこぎつけたと言える。だが、擁立した候補者のほぼ全員を当選させることは難しい。そもそも擁立の目標は60人だった。道連関係者は「ぎりぎりまで作業を進める」と言うが、道連幹部は「26日に開かれる道連大会を過ぎると難しくなる」と話し、すでにタイムリミットが迫っていることを認めている。


■政権交代が影響


 擁立力が弱まった原因はいろいろある。最大の要因は政権交代の影響だ。


 政権与党から野党に転落したことに加え、これまでは自分たちの意見を政策に反映させたい道内各地の経済団体や自治会のような組織が、自民党候補の選出や支援に積極的だった。だが、政権交代によってそうした組織に「バランスをとろうという意識が働いた」(道連幹部)。自民党を支えていた組織の「積極性」が失われ始めた。


 低迷する経済状況も影を落とす。自民党の地方議員には企業経営にかかわっている人物が多い。だが、経営の厳しさが増せば、政治活動そのものや後援会の維持に振り向ける力が失われる。道連関係者は「議員を志そうと手を挙げる人が減ってきている」と指摘する。


 共倒れを防ごうという思惑もある。前回は定数3以上の選挙区で3人を立てたところもあったが、自民党候補同士の票の奪い合いにつながり、結果は道内全体で17人が落選した。今回は3人以上を擁立する選挙区は一つもない。


■党勢退潮が続く


 擁立力の低下は共産党にも言える。4年前は公認候補を10人立てたが、今回は過去最少の6人に絞り込む。いずれも定数3以上の選挙区で、民主、自民の戦いに割って入るのが狙いだ。同党道委員会幹部は「代表質問ができる4議席以上を確保するため、力を集中する」と説明する。


 背景には歯止めがかからない党勢の退潮傾向がある。道議会では1999年に6議席だったのに、2003年の道議選以降は毎回2議席ずつ減らし、現在は2議席どまり。候補者の絞り込みは、衆院選では道内全12小選挙区に候補者を立てていたのに、09年にそれを初めて見送ったのと同様の戦術でもある。


 09年に政権交代を果たし、道議会第1党をめざす民主党も、擁立力が十分とは言い難い。公認・推薦を合わせた道議選の候補者は、前回の50人から今回は54人に増えた。だが、自民党と同様に過半数を獲得するのは難しい。


 しかも、定数3以上の選挙区に複数の候補者を立てるという目標は、札幌市白石区や小樽市で断念。候補者の擁立すらできない「空白区」も解消のめどは立っていない。


 民主党北海道の幹部は現状をこう説明する。「党への逆風が強く、これ以上の擁立は難しい」

415チバQ:2011/02/25(金) 22:56:25
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941102250001
《政党はどこへ》(下)
2011年02月25日

統一地方選の立候補予定者を発表したみんなの党。このほか、道内の議員選挙には複数の政治団体が「初挑戦」する=11日、札幌市中央区

■脱・既存政党 道内でも
■市民の不満を反映


 先月末、道選挙管理委員会に、新しい政治団体の設立届けが出された。名称は「無所属・道民党の会」。苫小牧市の鳥越浩一市議(42)ら3人が共同代表を務める。


 鳥越氏は無所属で現在2期目。市政課題のほか、北海道の将来ビジョンについても考えてきた。しかし、市議になって痛感したことは、議会における「しがらみの強さ」だった。


 議会の会派は上意下達の色合いが強い。そのうえ、政策決定は議会内外の有力者の意向に左右されがちだ。しがらみを断ち切って、政党の枠にとらわれない議論ができる議会を実現させないといけない――。この思いから、政治団体設立に踏み切った。目標は道議会での議席確保だ。


 ただ、政党そのものを否定しているわけではない。「違う政党、違う党派を結びつける役割を目指している。政党に属していようと、属してなかろうと一向に構わない」


 札幌市でも先月末、新たな政治団体「改革札幌」が発足した。現職の同市議が中心となり、市長選や市議選での候補者擁立を模索している。


■河村氏らとは一線


 既存の政党を否定する動きが全国各地で見られる。象徴的なのが名古屋市の河村たかし市長や、大阪府の橋下徹知事の行動だ。両氏はそれぞれ「減税日本」「大阪維新の会」という地域政党を立ち上げ、連携も強めている。


 今月初めには、河村氏が仕掛けた愛知県知事選、名古屋市長選、名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票の「トリプル選」があった。結果は、いずれも河村氏の狙い通りとなった。


 こうした動きが道内に波及するかどうかは未知数だ。河村氏や橋下氏の手法に対しては、「無所属・道民党の会」や「改革札幌」の関係者も「ちょっとやり過ぎ。もっと議論をする必要がある」「首長と議会のバランスが崩れ、自治が崩壊するのでは」と批判している。


 だが「既存政党から有権者が離れている」との認識では一致している。道民党の会の鳥越氏は「いろんな地域政党が共存し、様々な国政課題について共に働き解決していくことを目指している」と、地域政党が持つ可能性を語る。


■楽観と危機感 交錯


 既存政党否定の動きは、有権者の感情を率直に反映したものといえる。半世紀以上にわたって政権の座に就いてきた自民党への失望、政権を奪取したものの期待に応えられていない民主党への不満が代表的なものだろう。


 道内の既存政党組織は様々な反応を見せる。


 民主党北海道の関係者は「道内での動きは限定的だ」と楽観論に立つ。自民党道連幹部は「河村・橋下的なもの」について「都市部の動き。道内では都市部での存在感がまだまだだ」と見る。


 だが、2009年8月に新党の先駆者として発足し、既存政党の中でも歴史が新しいみんなの党は危機感を抱く。同党北海道連絡会議の中村敬臣事務局長は「(自らの党の)停滞感を感じる。政策を継続的に訴える力が細ってきた」と分析するとともに、政党を取り巻く状況を嘆いた。


 「政治不信があまりに広がりすぎている」


(この連載は天野みすず、平間真太郎、古賀大己が担当しました)

416チバQ:2011/02/25(金) 23:11:22
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20110224ddlk01010198000c.html
ニュースプラス:2町長・4町議選、なぜ月曜日の28日投開票? /北海道
 ◇農繁期の統一選避け 法律の例外規定活用
 ◇地域事情変化、見直し望む声も
 23日告示された長沼町や秩父別町などの2町長、4町議選は、投開票が月曜日の28日という異例の選挙日程だ。農繁期に当たる4月の統一地方選を避けるため、法律の例外規定を活用して、1963年から曜日にかかわらずこの日程を維持してきた。しかし半世紀近くを経て地域事情も変化し「プレ統一選」を見直そうという動きも強まっている。【田中裕之】

 「4月に入ると、農家は営農準備に忙しくなり、気軽に投票所へ足を運ぶということが困難なので、多くの人々の意思を反映するために農閑期中に選挙をやってほしいという町民の要望があった」−−。59年、長沼町の広報誌に載った「2月28日投票」への変更の理由説明だ。

 戦後間もない47年から始まった統一地方選は、臨時特例法で3月1日〜5月31日に任期満了となる地方自治体体の選挙を対象にしている。今回の2町長、4町議選はいずれも任期満了が3月下旬で、通常なら統一選(今回は4月24日投票)に組み込まれる。

 一方で、特例法には「2月28日以前に選挙を行う場合を除く」との例外規定がある。公職選挙法で地方自治体の選挙は「任期が終わる前の30日以内」とされているため、3月30日までに任期満了を迎えれば、統一選より前に日程を組むことも可能だ。

 長沼町ではこの規定を使えるようにと、59年3月10日に町長と町議が総辞職。3月31日に選挙を実施し、任期満了日を3月30日に変えた。町長選は80年7月の町長死亡で日程が変わったが、町議選は今もプレ統一選が続いている。残る3町も繰り上げの理由や経緯は同じで、秩父別、北竜両町の選管は「現状で特に不都合はなく、統一選に戻すことは考えていない」と話す。

 一方で、見直しを望む声もある。長沼町では昨年8月、町議7人(無所属6人、共産1人)が統一選に戻すよう求める要望書を町選管に提出した。発起人の吉本テツ子町議(68)は「稲作中心の農業形態が変わり、農家は2月もタマネギなどの種まきで忙しくなった。繰り上げの意義は薄れており、本来の期日に戻すべきだ」と主張する。町選管は「さまざまな職業の町民に意見を聞くなどして、次回の町議選までに期日の結論を出したい」としている。

 東川町でも、具体的な動きはまだないが「統一選に戻すかどうか、議会でよく話題になっている」(選管事務局)という。

 99年まで4町と同じ2月28日投票だった南幌町は、前々回の03年から統一選に戻した。札幌まで通勤するサラリーマンが増え、平日投票が多くなるプレ統一選のデメリットが指摘されるようになったからだといい、町は「農家から苦情はない」と話している。
毎日新聞 2011年2月24日 地方版

417チバQ:2011/02/27(日) 20:31:12
http://www.tokachi.co.jp/news/201102/20110227-0008160.php
民主に不満?大地が木村氏の知事選推薦を撤回
2011年02月27日 15時15分

 新党大地は4月の道知事選に出馬予定の元農林水産省企画官で、民主党推薦の木村俊昭氏(50)を自主投票とすることを決めた。今月1日に新党大地として木村氏を推薦していたが撤回した。道議選や市議選ですでに協力関係にある民主党候補への選挙支援は維持する。

 新党大地代表代行の浅野貴博衆院議員が24日に民主党北海道の荒井聡代表に、自主投票とすることを伝えたという。浅野衆院議員の宮野明秘書は27日午前、十勝毎日新聞の取材に対して「木村氏は北海道にこだわる人、北海道に骨を埋める人として推薦していたが、選挙をめぐる民主党の対応が不適切だという各地の支持者の話を聞き、鈴木宗男代表とも相談して党として決めた」と話した。

 民主党北海道の佐野法充幹事長は「昨日(26日)、荒井代表から新党大地が自主投票にしたいという旨を聞いた。事情が分からないので明日(28日)以降しっかり理由を聞きたい」と話した。

 道議選や市議選で新党大地と民主党は協力関係を築いており、「知事選以外では選挙協力を継続」(宮野秘書)としている。

 民主党十勝の合同選対本部長でもある石川知裕衆院議員は27日、「自主投票であり、相手を応援するわけではない。新党大地の方々には引き続き支援をお願いしていく。十勝では従来の信頼関係を保ち、知事選、道議選ともに勝利できるよう頑張りたい」と述べた。

418チバQ:2011/03/04(金) 00:57:04
>>350で市長選落選→道議を目指すも断念
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110303ddlk01010263000c.html
2011統一地方選・北海道:道議選 「みんな」安住氏、立候補断念表明 /北海道
 ◇旭川市選挙区
 みんなの党公認で今春の道議選旭川市選挙区(定数6)から立候補を予定していた前旭川市議の安住太伸氏(40)が2日、記者会見を開き、立候補の断念を表明した。

 安住氏は「公認2人が当選できる情勢にない」と理由を説明。旭川市議選にも立候補せず、安住氏より前に公認を得ていた元職の菅原範明氏(55)の支援に回るとした。会見には、根室市議で同党北海道連絡会議の壺田重夫幹事長と菅原氏も同席。壺田幹事長は「一本化ではなく公認2人を擁立する党の方針に変わりはない」と釈明した。

 道議選旭川市選挙区にはほかに、民主現職2人▽自民現職2人▽公明新人1人▽共産現職1人−−が立候補を表明している。【横田信行】




旭川市 定数6−候補7 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 31,356(18.6%) 加藤礼一 53 自民 元 4 (元)衆院議員秘書
当 29,884(17.8%) 木村峰行 57 民主=社民 現 3 党支部代表
当 28,145(16.7%) 東国幹 39 自民 元 2 生花店役員
当 22,638(13.5%) 荒島仁 59 公明 現 4 党道副代表
当 21,878(13.0%) 三井あき子 45 無所属=民主 現 3 法人顧問
当 18,273(10.9%) 真下紀子 50 共産 現 2 党道委員
□ 16,101(9.6%) 菅原範明 51 自民 現 党道副幹事長

420チバQ:2011/03/04(金) 20:41:51
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110304ddlk01010228000c.html
2011統一地方選・北海道:道議選 三遊亭洋楽氏が「みんな」公認に /北海道
 函館市議で落語家の三遊亭洋楽氏(52)=本名・村本亨=が3日、函館市役所で会見し、4月の道議選函館市選挙区(定数6)にみんなの党公認で立候補することを表明した。

 洋楽氏は「推薦でも十分と考えていたが、公認していただきありがたい。持てる能力を振り絞り頑張りたい」と語った。洋楽氏は07年の市議選に初当選。同党を旗揚げした渡辺喜美代表に共鳴し、09年秋から党員になっていた。

 道議選函館市区にはほかに、民主党現職3人▽自民党現職2人▽公明党新人1人▽共産党新人1人▽無所属新人1人−−の計8人が出馬を表明している。【近藤卓資】

421チバQ:2011/03/04(金) 22:22:39
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103020001
【2011統一地方選】


《夕張はいま》(上)子の姿ない餅まき
2011年03月02日





市内の各会館などの施設は葬儀や法事に使われることが多い=夕張市

■人口流出 5年で2500人


 がらんとした30畳ほどの和室は、線香と供花のにおいがした。


 夕張市の中央部、清水沢清陵町の集会施設・さわやかホール。「この部屋はもっぱら葬儀に使われていてね」。施設の隣に住む管理責任者の森谷猛さん(76)が静かに言った。かつては子どもの塾や女性サークルの会場だったが、今年度はこれまでに葬儀が10件、法事3件。「葬式と法事の使用料に頼って施設を維持しているなんてなぁ」。森谷さんは寂しげだ。


 少し離れた南清水沢清南町内会も事情は同じ。地区の生活館では2月17、19日と葬儀が続いた。棺を見送った町内会長の浜館勝さん(80)は「どんどん人が減りますよ。若い人もいないし……」。今、町内には子どもが数えるほどしかいない。花火大会も開けず、浜館さんらは10年ほど前から、コンビニで買った花火セットを子どものいる家に配って歩く。華やかだった炭鉱街の花火大会の名残だ。


 隣の町内会は、40年ほど続けてきた1月の餅まきの中止を考えている。今年の餅まきに集まった約100人の中に子どもの姿がほとんどなかった。「餅を喜んでくれる子どもがいなければ、そろそろやめざるを得ないさ」。町内会役員からそんな声が漏れる。


■市の将来に見切り 


 財政破綻(はたん)は夕張の人口減や少子・高齢化を加速させた。


 破綻発覚前の2006年1月、人口は1万3380人だった。それ以前の減少率は年2〜3%だったが、街の将来に見切りをつけたり、市職員の大合理化で夕張を離れたりする動きに拍車がかかり、06年7月から1年間の減少率は5・5%に跳ね上がった。


 千歳公共職業安定所夕張出張所管内(夕張市、長沼、栗山、由仁町)の07年度の離職者は1925人(前年度比43%増)。このうち、事業主都合、つまり破産や合理化などで職を追われたのは825人(同222%増)に上った。その多くが夕張とみられ、働く世代や子どもたちが次々と去った。今年1月の人口は1万910人で、5年前に比べ約2500人の減。一方、人口に占める65歳以上の割合、高齢化率は4・5ポイント上昇して44・28%。全国の市の中で最も高い数字は、ジリジリと上がり続けている。


 その傾向が市内で一番顕著な南部地区で2月20日、恒例の「冬祭り」があった。


 炭鉱時代からある体育館で、地元の高齢者や、建設が進む夕張シューパロダムの工事関係者合わせて約150人がラジオ体操で体をほぐし、ボール競技などを楽しんだ。


 景品の砂糖を手にした女性(77)は「家にいるよりずっといい。気持ちが晴れるよ」と笑顔を見せた。だが、建設業の男性(62)は表情が晴れない。4年後に完成予定のダム工事が終われば、自分の仕事はどうなるのか。工事関係者が続々と去れば、南部地区はどうなるのか、不安は尽きない。「この祭りだって、できなくなるんじゃないかな」


■去る人 老後世代も


 夕張を去るのは、働く世代だけではない。


 1月、清水沢宮前町の市営住宅に住む嶋崎富貴子さん(77)は、実直で働き者だった元炭鉱員の夫に先立たれた。1955年に山梨県で結婚した後、兄に誘われて夕張に来た。それから56年。夕張への愛着は深いが、静まりかえる夜は寂しさが募る。そんな時は線香をたき、夫の遺影に語りかける。


 昨年、大好きなユリやシャクヤクを自宅近くに植えた。どんな花が咲くのか、2人で見ることはかなわなかった。「ここは雪も多いしね。独りでは暮らしていけない」。気持ちに整理をつけて3月末、千葉県に住む長男の元へと引っ越す。


(神元敦司)


    ◇


 財政難、人口減、そして少子・高齢化――。「日本の縮図」ともいわれる夕張の市長・市議選を前に、財政再建スタートから4年の「いま」を報告する。
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422チバQ:2011/03/04(金) 22:22:59
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103030001
【2011統一地方選】


《夕張はいま》(中)若き希望 支えられず
2011年03月03日





工場で働く榊原将馬さん(左)。これからもこの街で頑張り続けるつもりだ=夕張市

■増えぬ雇用 進まぬ誘致


 JR新夕張駅から歩いて10分、合板メーカーの夕張工場で、榊原将馬さん(21)はパチンコ台の板を黙々と作っていた。「勤勉でまじめ」。先輩社員からほめられて、榊原さんは少しはにかんだ。


 夕張高校を卒業した時、就職した約10人の同級生は半数以上が市外に出たが、榊原さんは地元を選んだ。小学2年で始めた夕張太鼓を続けたかったからだ。今は指導者として子どもたちに伝統芸能を伝えている。


 片道20〜30分かけて車で会社に通う。ファストフード店も、お気に入りの洋服店もない街だが、お年寄りとも自然にあいさつを交わす夕張に一生住むつもりだ。


 工場長(64)は、そんな姿を頼もしく感じる半面、心配も募る。2008年秋のリーマン・ショックで受注量は激減した。高年齢の従業員に辞めてもらい、榊原さん以降の新採用はない。社員は現在15人。工場長が赴任した6年前より3割以上減った。「ここで若者が生活していくのは、なかなか厳しいのでは……」


■Uターンにも壁


 雇用環境の厳しさは、「夕張に戻りたい」と思う人たちにも壁になっている。


 東京都台東区の臨床試薬メーカーに勤めている高木希さん(27)は、高校を卒業して夕張を離れ、今は出張で全国を飛び回る生活。疲れてマンションに帰り、故郷を思い出すと、心が落ち着く。


 ただ、今すぐ夕張に戻ることは「ないな」と言う。思うような仕事に就けそうにはない。「希望と現実……。希望をとれば、結局は親に甘えて過ごすだけ。自立できなければいずれは困る。帰りたいという人は私も含めて多いはず。それができないのは、何か、もったいないですね」


 昨年、市内に進出した「夕張ツムラ」の生薬加工場などが始動した。漢方薬の製造・販売大手「ツムラ」の拠点で、夕張再生の起爆剤としての期待も高い。社員は現在の10人から増やす方針だが、今は「若い人の応募がなかなかない」(同社)という。


 そもそも企業誘致も思うように進まない。中小企業基盤整備機構が市を支援しようと07年、夕張緑陽団地の5区画を実に9割引きにしたが、3区画の買い手はつかないままだ。


■買い物は市外へ


 街を彩っていた小売店や飲食店の閉店も止まらない。市内の事業所が加入する夕張商工会議所の会員数は5年前よりも約100減って224となった。小網敏男専務理事は「ここ5年ぐらいで市内の購買力は3割以上落ちたと思う」。人口減で小売店が次々に閉店し、「買い物難民」となった住民は市外の店を頼っていく。


 2月27日。隣の栗山町のスーパーに、夕張市内を回って客を乗せた無料の買い物バスが着いた。週に2回ほど運行する。特売日だったこの日、高齢者ら53人がバスを降りて店に入った。65歳の女性は「ここは品ぞろえが豊富。助かっていますよ」。交通が不便な夕張への支援と、隣町の買い物客の掘り起こしを狙ったバス運行に、同店店長は「口コミで徐々に広がり、反応は予想以上」と話す。


 そうした現実を、多くの市民は、重苦しい気持ちで見つめている。


 夕張の将来のまちづくりを考えるため、同月10日夜に開かれた市のマスタープラン策定委員会。市職員や会社経営者、主婦ら約20人が集まり、市内に分散する商店街や住宅を中心部に集約することの是非を話し合った。


 「反対だ。地域の衰退を早めてしまう」。一人の主張に対し、「現実から目をそらすことはできないはずだ」「(集約に向けて)覚悟してもらうしかないだろう」と、反論も続いた。


 白熱した議論が再生への道筋をどう描くのか。出席者にも見えない。


 (神元敦司)
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423チバQ:2011/03/04(金) 22:23:29
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103040002
【2011統一地方選】


《夕張はいま》(下)再生へ 変わる市民
2011年03月04日





高校生ボランティアの堀輝太さん=夕張市

■映画祭支援に高校生


 2月18日夜。夕張市民研修センター会議室で、街づくりを考える市民有志でつくる「ゆうばり再生市民会議」の十数人がテーブルを囲んだ。代表の園泰子さん(60)が問いかけた。「(この活動は)意思がないと続かない。覚悟を聞きたい」


 市民会議は財政再建が始まった直後の2007年6月、「市民と行政の協働」をうたった藤倉肇市長の呼び掛けでスタートした。「再生」に向けて市民が様々な知恵を出し合う。「市議会は傍聴しやすい夜に開催を」「医療情報キットの常備を」などの提言をしてきた。だが、「旗振り役」の市長の任期切れが4月に迫り、市民会議をどうしていくか結論が急がれていた。


 夕張は、炭鉱会社の充実した福利厚生にどっぷりつかってきた。その「依存体質」が、行政に頼り切る市民の姿勢を生んだといわれる。メンバーの1人が「この組織は今までの夕張になかった形。消してはいけない」と言った。別の1人も「夕張がだめになったのは市民もだめだったから。お金が少しかかっても会を続けたい」。市民会議は市長が代わっても、身の丈にあった形で続けることを確認した。


■「行政に声届ける」


 代表の園さんは市内の保育園で20年間、園長を務めた。市役所がどうやって政策を決めているのか、市議会はどんなことをしているのか、ほとんど知らなかった。そして財政破綻(はたん)。推されて市民会議の活動をするうちに確信したことがある。「市民ができることはしていかなければ。意見を言える場があれば、それはチャンス。今後も、街を良くするため、私たちの声を行政などに届けていきたい」


 パートの柿崎貴子さん(48)は知り合いに誘われて軽い気持ちで参加し、多くの人が夕張を支援しようと全国から訪れているのを知った。「市外の人に助けられるだけでは情けない。ここで暮らす私が街づくりにかかわらないといけない」


 市の木・桜がどこにどれだけあるかを把握し、見どころを書き添えた「ゆうばり桜まっぷ」の作成に取り組み、今は「夕張の歴史と文化を学ぶ会」にも加わっている。炭鉱がなぜなくなり、なぜ市の財政が破綻したのか。それを学びながら、老朽化で修繕が必要な市の石炭博物館をうまく存続・運営させるために市民ができることは何かを考えている。


■協賛金集めて復活


 「薬」というには劇薬に過ぎるが、破綻は市民の意識を大きく変えた。


 観客が1万1千人を超えた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の市民ボランティアも、その表れの一つだ。破綻前、多額の市の補助金で運営された映画祭は一度は中断したが、市民が協賛金を集めて復活させ、手作りの映画祭に姿を変えた。


 今回、その事務局に初めて高校生ボランティアが加わった。岩見沢の高校に通う3年生の堀輝太さん(17)。卒業を控え、家庭学習の時期に入った2月、市役所勤務の父の勧めもあってボランティアスタッフに。映画祭の情報を伝える「ゆうばりファンタプレス」の発行を受け持った。


 そこで目にしたのは、この映画祭を成功させようと、集まった市民の「ものすごく頑張っている」姿だった。


 今春、進学で夕張を離れる堀さんは言う。「これから夕張が変わっていくためには、若い力が必要になってくると思う。将来、僕も何かできることを見つけて貢献したいという気持ちがあります」


 少しずつ、しかし、確実に、これまでとは違った「芽」が見え始めている。


(神元敦司、秋野禎木)
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424チバQ:2011/03/06(日) 19:06:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103040001
《市長選の構図》(上)
2011年03月04日

■再選か前副市長か 函館
■「後継」VS.反相乗り 小樽

■函館市
 再選を目指す西尾に、新顔で前副市長の工藤が挑む。西尾は4年前の市長選で助役を辞任して当時の現職に挑み、初当選を果たした。現職にかつての市役所ナンバー2が挑むという構図は同じ。ほかに立候補の動きはなく、一騎打ちの公算が大きい。


 再選に向け、1月に立候補を表明した西尾は企業誘致や子育て支援など4年間の実績を強調。新たに公立はこだて未来大学への医学部設置、ツーコイン(200円)電車・バスの推進などの政策を掲げる。政党への推薦依頼はしない方針。


 一方、昨年11月に立候補を表明した工藤は「西尾市政は財政危機に無策」と批判。職員の削減や給与の見直しによる財政再建や新幹線開業前の函館駅前・大門地区の再生などを訴える。推薦依頼した民主、自民は自主投票を決めた。


 2人は函館ラ・サール高校の同窓で旧亀田市役所の同期入庁組。4年前の市長選後、元市長が西尾に「悪代官」と発言されたとして提訴(敗訴決定)するなど骨肉の争いが続いた。


■小樽市
 3期務めた山田勝麿市長の引退を受け、昨年12月、中松が出馬を表明した。現職を支えた自民・民主・公明の主要3政党と連合、商議所が支持しており、後継候補との位置づけだ。


 一方、「相乗り市政の流れを変えたい」と2月、前回市長選に挑んだ森井と佐藤が現市政への批判票を狙って無所属での立候補を表明、前回と似た対決の構図となった。若さを訴える森井に対し、佐藤は「経験と政治力」を強調する。


■室蘭市
 立候補を表明したのは現市議の青山のみ。ほかに立候補の具体的な動きは今のところなく、無投票となる可能性を含んでいる。


 青山は室蘭工業大助手から市議に転身し、市議選で2期連続トップ当選。支援者を中心に市長選に推す声があり、立候補を決断した。政党の推薦などは受けず、「市民党」を強調し、若さと行動力を前面に支持拡大を図る。新宮正志市長は今期限りで引退する意向を表明した。


■江別市
 現職の三好のほかに、立候補の動きはなく、無投票で再選される可能性が高い。


 三好は2月初めに立候補を表明。「食の街づくりに力を入れるとともに、市立病院の経営を安定化していく」を公約に掲げている。


■千歳市
 3選目指す山口は、自衛隊の体制維持運動で道内自治体の先頭に立って国に再三働きかけるなどそつがない。対抗する動きは鈍く、2期連続の無投票となる可能性が高い。


■伊達市
 現職菊谷のほかに、立候補の動きはなく、3期連続無投票で4選を果たす可能性が高まっている。


 菊谷は昨年12月に4選出馬を表明。4期目に向けては「あらゆる分野での人材育成」を目標に掲げている。


     ◇


 4月24日に投開票される統一地方選の後半戦では、道内13市で首長選が実施される。告示まで約1カ月半に迫った現在の顔ぶれと情勢を2回にわけて紹介する。

425チバQ:2011/03/06(日) 19:07:36
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103050002
《市長選の構図》(下)
2011年03月05日
■現職転身 新顔激突 夕張
■2新顔 5選阻むか 芦別

■夕張市

 4年前の財政破綻(はたん)の直後に当選した現職は市議選への立候補を表明。新顔同士の争いとなる。


 羽柴は次点だった前回選挙に続き2度目の挑戦。企業誘致などで自主財源を確保し、遅くても今後7年で財政再生団体からの脱却を図ると訴える。衆・参院選、知事選など多くの選挙に挑戦してきたが、「これが最後の戦い」と意気込む。


 飯島は2009年の衆院選で再選を目指したが落選。その後、夕張市議らの要請を受け、国政に見切りをつけた。自民、みんなの両党から推薦を受ける。ソーシャルワーカーや病院勤務の経験を生かし、高齢者介護や医療体制の整備に力を入れると訴える。


 鈴木は東京都職員を辞職して立候補する。破綻してから2年2カ月の間、都庁から夕張市に派遣された経験があり、ボランティアや財政再生計画づくりにかかわった。企業や観光客の誘致、人口増を図ることで「若者がUターンできる町づくり」を掲げる。


 市内の住民団体の代表が出馬を模索する動きもある。


■芦別市


 現職の林と市議の清沢、前副市長の三柳の無所属同士の三つどもえになりそう。


 林は4期16年の実績を訴え5選を目指すが、健康状況などを見極め、立候補表明は2月にずれ込んだ。清沢は「新しい発想」などを掲げ、市議会創世会などが中心に草の根運動を展開する方針。三柳は林市政では副市長を務め、市議会平成会が中心に擁立。豊富な行政経験を生かし、決断と行動力を訴える。


 清沢、三柳とも林市政に「批判や不満はない」としているが、市議らに多選批判の声があり、市政継続か刷新かが問われる選挙戦になる。


■稚内市


 長谷川は前回、横田耕一市長に302票差まで詰め寄った地元建設会社長。稚内新エネルギー研究会会長などを務め、太陽光発電などに詳しく、新エネをてこにした新たな地場産業おこしを提唱する。政党への支持・推薦要請はせず、市民党の立場を貫くとしている。


 副市長の工藤は、横田の出馬断念が遅れたため態度表明がずれ込んだが、後援会の構成は地元の政治・経済界の主要メンバーが並ぶ布陣を敷いた。無所属だが自民、公明、民主に推薦を要請している。横田市長の後継として市政継続を訴える。


■滝川市


 元道議の前田が自民党を離党して昨年10月に立候補を表明。「不祥事が続いたので、人心を一新して市政改革を進めたい」と訴える。現職田村は立候補表明が昨年12月にずれ込んだが、「挑戦者のつもりで戦いたい」と3選に意欲を示した。無所属同士による保守層を二分する戦いになりそう。


■砂川市


 現職が昨年9月に引退を表明し、その後の11月に前市総務部長の善岡が名乗りを上げた。「元気になるまちづくりを進める」と訴える。今のところ、ほかに動きはない。


■赤平市


 高尾は昨年12月の定例市議会で立候補を表明、3選を目指す。今のところ高尾以外に立候補の動きはない。


■三笠市


 現職の小林は2期8年で市財政状況を好転させた実績をもとに支持を拡大。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き無投票の可能性が高い。

426チバQ:2011/03/09(水) 23:38:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110305/elc11030500310000-n1.htm
【地方異変シリーズ3・「自治力」とは】
(上)「維新」から取り残された街の教訓
2011.3.5 00:29 (1/4ページ)
 「減税を応援したい」

 2日夜、電話から聞こえる国会議員の声に、名古屋市長の河村たかしは大きな前進を感じ取っていた。

 相手は民主党衆院議員の佐藤夕子。河村の元秘書で“子飼い”とはいうが現職国会議員の参加は、河村率いる「減税日本」に大きな力を与えた。電話の翌日に、佐藤は離党届を提出した。

 「党を除名になった方が、選挙が戦いやすい」

 都内の民主党区議は、党が処分をちらつかせるのを喜ぶかのように、河村と並ぶ選挙ポスターを狙う。

 大阪府知事、橋下徹のもとに駆け寄る政治家も後を絶たない。橋下の「大阪維新の会」にあやかろうと、「維新」を名乗るグループが林立する。

 4月の統一地方選、そして衆院解散を見据え、生き残りをかけた戦いが続く。


喧噪から遠く


 東京から北に800キロ。北海道夕張市には永田町の喧噪(けんそう)は届いていない。

 表通りの飲食店。客待ちをする経営者の男性(76)はポツポツと愚痴をこぼした。「上下水道代が高い。夫婦2人なのに月1万円近くかかる」

 夕張は平成19年に財政破綻した。市税収入は年9億円だが、今後15年間に返済する借金は約322億円。

 そのために市民税と固定資産税は増税。下水道料は値上げ、小学校は7校から1校に統合し、除雪回数は減り、市営トイレは廃止。職員も5割以上減った。

 男性は5年前を思いだしていた。破綻を告げる住民説明会。罵声の中で「孫や子に責任を負わせるのはかわいそう」との声が出た。

 夕張には「減税」も「維新」もなく、負担を先送りしないための究極の行政サービス削減だけが残っていた。

 夕張の教訓から何を学ぶべきなのか。自治体運営に本当に必要な力は何なのか。まず「財政均衡力」から検証する。


なかった財政均衡


 JR夕張駅から小高い丘に車を走らせると、テーマパーク「石炭の歴史村」が見えてくる。

 石炭とともに栄えた。最盛期の鉱山は24カ所、人口10万人超。市民の8、9割が何らかのかたちで鉱山に関わっていた。

 石炭産業が斜陽になると観光に活路を求めた。昭和54年から平成15年まで、市長を6期務めた中田鉄治(故人)は「石炭の歴史村」整備のほか、2年に映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」に着手。自治省(当時)から「活力あるまちづくり優良自治体」と表彰された。

 「大半の職員は財政状態を知らなかった。もちろん市民も知らされていなかった」。夕張の財政担当者が話すように、当時の夕張に財政均衡力は皆無だった。

 なぜそうなったのか。

427チバQ:2011/03/09(水) 23:39:08
 依存心だ、と職員はいう。「インフラから病院、住宅まで炭鉱会社丸抱え。市民も市役所も、誰かに何かをしてもらうことに慣れていた」

 財政均衡を目指す必要のなかった夕張に破綻は忍び寄った。観光事業への過剰投資。赤字は不適切な会計処理で隠されていた。

 「石炭の歴史村」には、ゆうばり化石館や土産物店が並ぶ。石炭の街活性化のために、観光拠点を作るという中田の発想に問題があったとは思えない。

 問題は「入」と「出」をバランスさせる当然のことができなかったことだ。


「サービスを戻せ」


 破綻した夕張で歳出削減は強制的に進む。だが破綻前の自治体が、自ら削ろうとすると市民が反発する。

 夕張から北に約40キロ離れた歌志内市の市長、泉谷和美は、紛糾する夕張の住民集会のニュースを見て、眠れない日々を送っていた。

 人口5千人足らずの日本一小さな市。唯一の産業だった石炭鉱山が7年に閉山。18年には約15億円の不適切な長期借り入れが発覚し、破綻一歩手前にきた。

 泉谷の決断はシンプルだった。公共サービスを削減する−。ただ夕張と違っていたのは、破綻前に劇薬を飲もうとしたことだ。

 所得によっては無料だった老人家庭の除雪代を一律2500円に。幼稚園の入園料は4千円から7千円にアップ、下水道料金も30%アップ−。矢継ぎ早な対策で、今年度約7億円の基金が積み上げられた。

 住民の不満がピークに達した。「貯金する余裕があるのなら、切り詰めたサービスの一部でもいいから復活させてほしい」。今年1月下旬、市役所で開かれた市民と市幹部の会議の席上で、自営業の男性(62)が声を上げた。

 夕張の一歩手前とはいっても、破綻しているわけではない。泉谷が感じている危機感を市民は共有できない。

 それでも泉谷は踏みとどまる。男性にも「ノー」と答えた。手綱をゆるめれば破綻が忍び寄る。そう確信する泉谷は「削る力」を駆使する。


「第三の道」


 別な道もある。「行政サービス」という考え方自体を逆転させる方法だ。

 舞台は長野県栄村。人口は約2300人。7メートル85という積雪の日本記録を持つ村で、前村長の高橋彦芳が着手した。税金で市民にサービスを提供するのではなく、市民自身が「自活」するスタイルだ。

 村道整備では整備対象を決めず、村民が「ここからやろう」と決めた。村民が決めるから用地買収の手間は不要。臨時職員を雇って村所有の重機で整備するからさらに格安だ。

 国から補助金をもらいたいのはやまやまだが「ちゃんとした設計会社」に「ちゃんとした図面」を頼むだけで、莫(ばく)大(だい)なカネが消えていく。それを「無駄」と考えた。「補助金もらう工事の5分の1で村道が造れました」。高橋は胸を張る。

 「夕張は特殊な例だ」。そう決め込んで大きな改革に二の足を踏む自治体。それを変えてくれる政治家が、統一選で現れるだろうか。(敬称略)

(半田泰)

428チバQ:2011/03/19(土) 10:33:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103180002
立候補予定者を自民道連が変更
2011年03月18日

■道議選札幌市厚別区


 4月の道議選について、自民党道連は17日、札幌市厚別区で同党公認で立候補予定だった新顔の村上誠氏(48)が辞退する意思を表明したため、代わって新顔で衆院議員秘書の花崎勝氏(57)を公認すると発表した。

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http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/topics.php?mode=list
2011.3.18
何があった?自民党道議候補が出馬辞退

 道議選札幌市厚別区(定数2)に自民党公認で立候補予定だった新人候補、村上誠氏(48)が17日、出馬を辞退することを表明。地元関係者に波紋を呼んでいる。

 村上氏は岩手県出身。陸上自衛隊員、警察官などを経て、1991年から今年2月まで元伊達忠一参議の秘書を務めていた。後任は町村信孝代議士の私設秘書・花崎勝氏(57)に決まった。花崎氏は札幌出身、北海高校卒業。元ワコール社員などを経て、09年から町村事務所に勤めていた。村上氏が使う予定だった町村事務所3階にある選挙事務所をそのまま引き継ぐという。

 出馬を取りやめた理由について村上氏は「一身上の都合」と繰り返すが、関係者によると秘書時代の問題が関係しているという。詳細は本誌4月15日発売号で報じる予定だ。(安藤由)

429チバQ:2011/03/19(土) 10:46:21
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/279449.html
室蘭市長選、佐藤・市経済部長出馬へ(03/19 08:52)
 【室蘭】任期満了に伴う4月の室蘭市長選で、室蘭市経済部長の佐藤博氏(60)は18日、「市民の期待の声に応えることが、長く市政に携わってきた者の責任」と述べ、立候補する意向を明らかにした。北海道新聞の取材に答えた。

 佐藤氏は3月31日に市役所を定年退職した後、4月1日に正式表明する。室蘭市出身で千葉工業大卒。1973年に市役所入りし、商工振興室主幹や産業振興課長を経て、2007年から現職。

 佐藤氏をめぐっては、市内の商店街関係者でつくる道商店街政治連盟室蘭支部連合会が出馬を打診していた。

 週明けにも正式に立候補要請を行う。

 同市長選では、現職の新宮正志市長が昨年12月に5選不出馬を表明した。

 室蘭市議の青山剛氏(33)が2月に立候補を表明し、共産党系市民団体も独自候補擁立を検討している。

430チバQ:2011/03/21(月) 17:08:44
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110318ddlk01010234000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/上 新人陣営 /北海道
 ◇遊説自粛、知名度伸ばせず
 「国が大変な時に何だ! 選挙なんてやってる場合か!」

 東日本大震災発生から3日後の14日、札幌市長選に立候補する本間奈々氏(41)への支持を得ようと電話をかけた自民党札幌市議は、受話器の向こうの怒声に身を縮めた。相手は支持者から紹介された市内の男性。市議は「申し訳ありません」と繰り返し、電話を切るしかなかった。

 本間氏は元総務省自治大学校研究部長で、市政野党の自民党札幌市連が、約17万票差で惨敗した前回(07年)市長選の雪辱を期して擁立。前回のような経済界の全面支援はないが、民主党政権への失望が広がり、本間氏の「若さ」や「女性」を前面に出した戦術で、陣営には3選を目指す民主党など推薦の上田文雄市長(62)に対し、追い上げムードも生まれていた。それを一変させたのが震災だった。

 新人候補は知名度アップが不可欠だが、活動を自粛せざるを得ず、本間氏も平日の朝に続けていた街頭宣伝を取りやめた。自民道議や市議の一部も決起大会を中止し、有権者の前に出る機会が激減した。一部で企業や地域の有力者訪問などは続けているが、陣営内には「投票日までに回りきれない」と危機感が募る。

 22日の高橋はるみ知事(57)との合同決起大会は、大島理森自民党副総裁、小泉進次郎衆院議員が出席をキャンセル。道民人気が根強く、連携強化を予定していた知事とのツーショット遊説も、知事が震災対応に忙殺され、危うくなってきた。

 「一体、どう動いたらいいんだ」。自民札連の高橋克朋幹事長は腕を組みながら苦渋の表情でうめいた。

  ◇   ◇

 震災の影響で身動きが取れないのは、民主党道連などが知事選に擁立した元農林水産省企画官の木村俊昭氏(50)陣営も同じだ。

 「現職は災害対策でマスコミに登場している」。16日に札幌市内のホテルであった民主党道連や連合北海道の合同選対委員会。連合北海道の高柳薫会長は焦りをにじませた。

 木村氏は1月16日の出馬表明後、道内151市町村を行脚。今月10日に選挙公約発表を済ませ、告示前は大票田・札幌市での活動に全力を傾ける方針だった。

 市内の無党派層対策のため上田市長とペアで行うはずだった街頭演説はすべて中止した。15日には、合同選対本部が、道内の民主党各総支部や連合地方組織に震災後の対応をファクスで通知。「街頭宣伝や不特定多数の後援会加入電話戦術は自粛」「集会開催の是非の判断はゆだねるが、実施の場合は道民感情に十分配慮」など細かく指示した。「知名度アップの大事な時期だが、反感を買っても困る」と道連幹部はため息をつく。

 全国各地の地域活性化に携わってきた木村氏の手腕をアピールしてきた選挙戦略にも迷いが生じる。陣営は公約に具体的な災害対策の追加を検討しているが、「どこまで有権者に浸透できるか」(陣営幹部)。陣営内には選挙延期を望む声が出ている。

  ×   ×

 道内の統一地方選で最も注目を集める知事選(24日告示、4月10日投開票)と札幌市長選(27日告示、同)。各党・陣営の動きをリポートする。

431チバQ:2011/03/21(月) 17:09:31
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110319ddlk01010341000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/中 2人の現職 /北海道
 ◇経済界との関係重視
 「推薦状は出せませんが、変わらぬ支援をお約束します」

 3選を目指す高橋はるみ知事(57)の陣営幹部は今月上旬、あいさつ回りで訪れた札幌市内の業界団体事務所で、対応した団体トップから、こう耳打ちされた。

 09年の政権交代以降、自民党を支持してきた業界団体の多くは、民主党政権への配慮から国政選挙で中立姿勢に転換。自民推薦を受けてきた高橋氏への推薦も、今回は道経済連合会や日本商工連盟道連合会、道農協政治連盟などが見送った。

 しかし、高橋氏への推薦団体数は既に前回並みの約450団体。業界団体の地方組織が軒並み、公共事業費削減などに踏み切った民主政権に反発し、推薦を継続したからだ。

 経済団体の関係者は「堂々と政権批判はできないが、圧勝させることで、知事の国への発言力を高めたい」と意気込む。後援会事務所には企業OBの姿も多い。過去2回の知事選と同様、「業界丸抱え」の様相だ。

 11日の東日本大震災発生で、高橋氏は選挙関係の行事をほぼキャンセル。24日の告示後も公務の可能性があるが、陣営内には「公務に専念した方が株が上がる」との見方も出ている。

  ◇   ◇

 高橋氏と同じく3選を目指す札幌市の上田文雄市長(62)。初当選時から民主の推薦を受け、前回07年には、自民推薦候補を全面支援した経済界と対立したが、今回は蜜月ぶりをアピールする。

 今月16日夕、札幌市内で開かれた上田市長の集会。冒頭で世話人代表としてあいさつしたのは、元札幌商工会議所常務理事で不動産会社「札幌中央アーバン」社長の光地勇一氏だった。陣営は、民主党衆院議員をトップに据えた選対本部をやめ、世話人制度を導入。約170人の世話人名簿のうち、約100人が企業経営者だ。

 「地元経済界との連携なしに市政は立ちゆかない」(後援会幹部)との判断で、上田氏は経済界にアプローチしてきた。経済界が強く求める北海道新幹線の札幌延伸もより積極姿勢を打ち出し、初めて公約に盛り込んだ。札幌商工連盟は今回、中立に転じた。

 経済界への接近の一方、民主との距離は開く。菅内閣の支持率は低下。陣営からは「(民主系とみられるのは)もはや、ありがた迷惑。不利なことしかない」との声が上がっていた。しかし震災で、国政は与野党の政争どころではなくなった。上田氏側近は「民主批判が収まり、マイナス要因が小さくなった」と漏らした。

432チバQ:2011/03/21(月) 17:10:03
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110320ddlk01010173000c.html
知事選・札幌市長選リポート:/下 公明 /北海道
 ◇「勝ち馬」見極めでねじれ
 上田文雄・札幌市長(62)は10日の定例会見で、民主党政権への評価を問われ、いつになく厳しい言葉を並べた。「政府の説明が粗くなり、言葉が軽い。非常に不満に思っている」。市幹部は背景をこう解説する。「公明が、菅政権はダメというメッセージの発信を求めているためだ」

 民主などが推薦する上田市長と、自民党推薦の元総務省自治大学校研究部長、本間奈々氏(41)の一騎打ちとなる公算が大きい札幌市長選。市内の公明党票は10万〜12万票といわれ、両陣営が公明道本部の推薦争奪戦を展開。「どうしたら推薦取れますか」「党中央に言ってもらえませんかね」。公明市議団の幹部には昨年末以降、民主、自民両党の市議から盛んにアプローチがあった。

 公明は、前々回(03年)の再選挙と前回(07年)は、国政で連立を組んでいた自民推薦候補を支持・推薦した。だが、09年の政権交代後は、党本部レベルでの選挙協力を解消した。

 今回の統一地方選では、知事選で知名度の高い高橋はるみ知事(57)=自民推薦=の推薦を早々に決める一方、札幌市長選は態度を保留。今も地方レベルで選挙協力する自民に配慮すべきか、公明が主張する福祉政策を取り入れてきた上田氏を評価すべきかを見極め、自主投票の方針を固めたのは告示11日前の16日だった。

 公明道本部関係者は「これまで敵だった上田市長の推薦はできないが、自主投票は最大限の配慮」と語り、上田氏寄りの姿勢を示す。判断を後押ししたのは、11日に発生した東日本大震災。各陣営が活動を自粛し、知名度で勝る現職が有利との観測が一気に広がった。公明の市議団幹部は「自分たちの政策を実現するために勝ち馬に乗るのは当然だ」と言ってはばからない。

  ◇   ◇

 知事選には共産党が推薦する同党道常任委員の宮内聡氏(47)と、前道議会副議長の鰹谷忠氏(60)も立候補を表明している。

 共産は近年、自民、民主の2大政党の間で埋没。政権交代後は有権者の民主への期待感も薄れ、「前回の18万票よりもっと上を目指す」と党勢挽回を狙っていた。だが、震災後は、党員からも「選挙より被災者支援が先」という声が上がる。

 鰹谷氏は道議会で民主会派に属し、会派のほぼ半分の18人が加わる「鰹谷グループ」を率いてきた。しかし、民主道連や連合北海道には支援を求めず、09年11月に早々と立候補を表明。時間をかけて道内を回ってきた。

 ただ、民主など推薦の元農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)を支援する連合は「鰹谷氏を支援するなら、選挙はやらない」と、鰹谷グループの道議に圧力をかけており、表立った支援は得られていない。(この企画は、鈴木勝一、中川紗矢子、岸川弘明、和田浩幸、佐藤心哉、堀井恵里子が担当しました)

433チバQ:2011/03/22(火) 21:40:27
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2011local/280075.html
上田氏が先行、本間氏追走 札幌市長選、6割「未定」 本社世論調査(03/22 09:04)
 27日告示、4月10日投開票の札幌市長選に関して、北海道新聞社は札幌市内で世論調査をし、取材も加味して情勢を探った。3選を目指す現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=が支持を広げ、新人で元総務省自治大学校研究部長の本間奈々氏(41)=自民推薦=が追い上げる展開となっている。

 ただ、投票する人を決めていないと答えた人が6割と半数を超えており、情勢はなお流動的ともみられる。

 市長選への関心度では、「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせた「関心派」は71%で、2月の調査より17ポイント下がり、2007年の前回市長選告示直前の調査の83%に比べても大きく落ち込んでいる。

 東日本大震災後の調査で、地震の被害に有権者の関心が集まった影響があるとみられる。

<北海道新聞3月22日朝刊掲載>

434チバQ:2011/03/22(火) 21:40:50
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2011local/280074.html
高橋氏、幅広く浸透 木村氏、追い上げ図る 道知事選本社世論調査(03/22 09:04)
 24日告示、4月10日投開票の道知事選で、北海道新聞社は19、20日に行った全道世論調査の結果に独自取材を加え、告示直前の情勢を探った。3選を目指す現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明推薦=が幅広い層に浸透し、元農林水産省企画官の木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=が追い上げを図っている。しかし、なお5割余が投票先を決めておらず、情勢は変化する可能性もある。

 知事選への関心度は「大いにある」「ある程度ある」を合わせた関心派が81%で、2月26、27日の前回調査から3ポイント減。道内を含め甚大な被害となっている東日本大震災が影響し、関心が高まっていないとみられる。

 投票先を「決めている」「だいたい決めている」を合わせた決定派は前回調査比4ポイント増の47%となったが、2007年3月の知事選告示前調査の61%を大幅に下回っている。今回の「まだ決めていない」は51%。

<北海道新聞3月22日朝刊掲載>

435チバQ:2011/03/23(水) 22:25:15
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103080001
《道議選の構図》(1)
2011年03月08日

■札幌市中央区 現職に元職が挑む


 自民・千葉、民主・段坂、民主推薦の小林の現職3人に、自民公認として道議を3期務め、前回落選した元職の鎌田が挑む。現職3人は実績を強調し、支持拡大を狙う。過去4回トップ当選の段坂は労働組合などの組織固めを進める。千葉と鎌田はともに保守層が支持基盤で、保守票の行方が焦点となる。


■北区 候補8人の激戦か


 8人が立候補を予定し、激戦が予想される。


 自民で4期務めた見延順章が引退し、吉川貴盛前衆院議員の元秘書で長男隆雅が引き継ぐ。道見と2議席を守る構え。民主は4選を目指す蝦名に加え、前回立候補した向井を立て2議席を狙う。共産は2010年7月の参院選比例区に立った岡を擁立し、03年に失った議席の奪還を目指す。市民ネット北海道は、札幌市議の佐藤を擁立する。


■東区


 前回と同じ顔ぶれだが、無所属だった久保が今回は民主公認で、5選を目指す星野とともに民主での2議席獲得を狙う。自民・大崎は保守票を固め、前回2位当選で得た約2万8千票超の上積みを図る。包国は固い基礎票を足場に再選を目指す。金倉は初陣だった前回より知名度が浸透、初当選をうかがう。


■白石区


 主要政党が長年、激しい選挙戦を繰り広げてきたが、共産が擁立見送りの方針を示し、今回は無風の様相に。自民、民主、公明の現職3人で議席を分け合いそうだ。


■豊平区


 前回に続き、自民と民主がそれぞれ2人ずつ擁立し、3議席を争う。道議8期を務めた自民・岩本允が引退し、学校法人副理事長の吉田が後継として立つ。高木は固い支持基盤で再選を狙う。民主は悲願の2議席獲得を目指し、佐野に加え、前回厚別区で立候補した松山を擁立する。


    ◇


 4月10日に投開票される統一地方選の前半戦では道議選が実施される。今回から定数が2減となり、104の議席を48選挙区で争う。4月1日の告示を間近に控え、立候補を予定する顔ぶれと情勢を9回にわけて紹介する。

436チバQ:2011/03/23(水) 22:25:42
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103090001
《道議選の構図》(2)
2011年03月09日

■札幌市南区 元市局長が名乗り


 自民・丸岩と民主・林の現職2人に、みんな・中村が挑む。丸岩は保守票を中心に支持固めを進め、林は労働組合などの組織を固める。元札幌市環境局長の中村は行政経験を強調し、保守層や無党派層への食い込みを図る。


■西区 自民若返りなるか


 7期務めた自民・勝木省三が引退表明し、自民道連の政治塾出身の勝沼が後継として立候補、若返りを図る。7選を目指す和田は組織の引き締めを図る。民主は前回トップで初当選した道下に加え、新顔で30代の岩崎を擁立し、2議席獲得を目指す。


■厚別区


 連合など労組票をまとめ、6選を目指す民主・伊藤と、長く参議院議員秘書を務めた村上が自民から出馬し、議席を分け合うかと思われた。元衆院議員秘書の金沢が「無投票は阻止したい」と立候補の意向を示し、三つどもえの選挙戦となりそうだ。


■手稲区


 前回と同じ顔ぶれの戦いが予想される。3選を目指す角谷と須田はそれぞれ自民と民主の公認を受ける。角谷は保守票、須田は労組票の支持固めを進める。「無投票を避けたい」と、前回立候補した元衆院議員秘書の覚知が再び挑む。


■清田区


 前回は無所属候補が立候補して選挙戦となったが、今回は3人目の動きがない。4選を目指す自民・岩本と、再選を狙う民主・梶谷が議席を分け合うことになりそうだ。

437チバQ:2011/03/23(水) 22:26:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103100003
《道議選の構図》(3)
2011年03月10日

■主要5党ひしめく 函館


■函館市
 自、民の現職5人に、主要政党の新顔3人、無所属新顔1人が立つ見通しで、激戦が予想される。


 川尻、佐々木はこれまでの実績を強調し、建設や水産などの支持基盤固めを急ぐ。平出、斉藤、高橋は労組など支持基盤を中心に票のとりまとめに力を注ぐ。


 公明の志賀谷は、参院議員に転じた横山信一の後継。共産の古岡は若さも強調し、前回選挙で失った議席奪還を狙う。みんなの党公認の三遊亭は市議からの転身を狙う。社会福祉法人理事長で元市議の大日向は3回連続の挑戦。


■北斗市
 3選を目指す民主現職に、自民新顔と無所属元職の2氏が挑む。


 民主・長尾は、道議2期の実績を強調。「お茶懇」とした会合をこまめに重ね、さらなる浸透を図る。人口の多い旧上磯町を地盤とする新関は、北斗市議からの転身をうかがう。前々回選挙後、公選法違反の罪で道議を辞職した河野は、返り咲きを狙う。


■定数1減で混戦に 渡島総合振興局


■渡島総合振興局
 前回より定数が1減となった。自民現職、民主の後継候補のほか、諸派新顔も名乗りをあげ、混戦模様だ。


 前回、無所属で戦った冨原は、今回は2008年に道議在任中に死去した川村正に代わる唯一の自民候補として組織固めを急ぐ。今期限りで引退する現職の後継の笹田は、八雲町職員を辞職して挑戦。新党大地の推薦も受ける。


 無所属・道民党の会の川村は、川村正の次男で、鳩山由紀夫前首相の元秘書。


■檜山振興局
 福原は前回、前々回と自民候補との一騎打ちを制した。元上ノ国町長の知名度と2期の実績を強調して、さらなる支持拡大を図る。自民をはじめ、福原以外に立候補の動きは今のところない。

438チバQ:2011/03/23(水) 22:26:39
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103110002
《道議選の構図》(4)
2011年03月11日

■2氏勇退の後争う 苫小牧市


 自民と民主の現職各1氏が勇退し、4選を目指す自民・遠藤と新顔3氏が争う。


 遠藤は後援会などの組織を中心に支持を固める。民主は元市議の沖田が後継として立候補し、労組を中心に支持拡大を図る。


 重点選挙区とした公明は、市保健福祉部長を退職した安藤を立て、組織票からの上積みを目指す。市議の鳥越は1月下旬、新たな政治団体「無所属・道民党の会」を設立して代表となり、「既存政党にとらわれないで北海道の活性化などを探る」と若者や無党派層への浸透をうかがう。


■室蘭市


 民主・滝口、自民・山本の両現職と新顔・川畑の三つどもえとなりそうだ。5選を目指す滝口、3選を狙う山本はともに実績や経験を強調して支持を固める。前回の室蘭市長選と2009年の衆院選9区に立候補した川畑は若さを前面に支持層拡大を目指す。


■登別市


 自民現職・堀井に民主新顔・赤根が挑む。今のところ、このほかに目立った動きはなく、30代同士の一騎打ちとなる見通し。


 前回選挙で民主推薦の現職を破った堀井は、抜群の知名度と現職としての実績を前面に再選を目指す。1月末で登別市議を辞職した赤根は、連合や鳩山由紀夫前首相の後援会などの支援を受けて支持拡大を狙う。


■伊達市


 民主・中山に対し、今のところ対抗馬を擁立する動きはなく、無投票となる公算が大きい。中山は前回選挙で自民現職を破って初当選。保守層にも浸透を図り、再選を目指す。


■胆振総合振興局


 7選を目指す自民・神戸と、3選を狙う民主・田村以外に、今のところ候補者擁立の動きはみられず、無投票の公算が大きい。


■2現職VS.民主新顔 日高振興局


 前回と同じ顔ぶれの3氏が立候補を表明。自民・藤沢と無所属・金岩の2現職に、民主の新顔馬場が再挑戦する。


 藤沢は若年層への支持拡大を図る。一方、金岩は無党派層への浸透を狙う。馬場は民主公認として、労組や党の組織票から上乗せを目指す。

439チバQ:2011/03/23(水) 22:27:07
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103180001
《道議選の構図》(5)
2011年03月18日

■現新5氏 混戦模様 小樽市


 現職2人に新顔3人が挑む。現職3人と保守系2人と見られたが共産・花岡ユリ子が引退し、混戦模様になっている。


 自民は市議の佐藤禎を公認、前回の保守分裂選挙を制した八田は自民推薦で再選を目指す。元衆院議員の次男佐藤聖もみんなの党の推薦を得て立候補し、保守系3陣営が激しく競い合う。池田は小樽での組合活動が長く、元衆院議員の知名度も生かし地盤を固める。市議だった菊地は共産票のほか女性を中心とした花岡の支持層への浸透を狙う。


■民主初 候補擁立へ 千歳市


 自民推薦の前市議・梅尾は議長を2度務め、各種スポーツ団体の会長を務めるなど知名度は高い。


 小池は小川勝也参院議員の公設秘書。保守地盤の千歳市で初の民主候補で、初当選を目指す。


■恵庭市


 道議だった原田裕市長の転身に伴う一昨年12月の補選の再現。現職の田中は、高橋道政、原田市政とのパイプを強調、市議選の自民党候補と連動する。補選で民主推薦だった柏野は、今回は公認。小まめに地域を回るが、党への風向きがどう影響するか。


■北広島市


 民主の現職が引退、市議同士の一騎打ちとなりそうだ。自民推薦の野原は「即戦力」をキーワードに市内を一巡。小岩は知事選立候補予定の木村俊昭と連携、浸透を図る。


■江別市


 前回と同じ自民・布川と民主・勝部以外に立候補の動きはなく、2期連続で無投票となる可能性が高い。 


■岩見沢市


 河合は前回、2度目の挑戦で、自民現職を破って当選。国民新党の推薦を受け、「市民目線」を強調しながら労組・農民票を固める。市議3期目で自民党岩見沢支部の総務会長を務める村木は自民推薦の無所属で臨む。


■美唄市


 前回は無投票。4選を目指す柿木に、美唄市議の紫藤が挑む。柿木は商工業者や農業関係者らの支持を固めてきた。民主党と国民新党の推薦を得た紫藤は連合などの基礎票に加え、市議5期の知名度で幅広い層への浸透を目指す。


■滝川市


 3選を目指す大河に、前砂川市議の武田が挑む。前回まで大河、前田康吉の保守系同士の同じ顔合わせの戦いが続いた。前田が滝川市長選に転じて無風と思われたが、2月になって武田が立候補を表明。滝川に転居した。大河は保守層を固め、前回前田を推した公明票の取り込みにも努める。武田は若さを訴える。


■石狩市・石狩振興局


 自民・内海と、無所属で民主、新党大地、社民から推薦を受ける織田の現職2人以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。


■後志総合振興局


 自民、民主の現職3人のほかに立候補の動きはなく、無投票となる見込みだ。


■空知総合振興局


 今のところ、4氏以外に立候補の動きはなく、無投票となりそう。自民は前回、現職2人を立てたが1人が落選。今回は釣部1人に絞り込んだ。元道農民連盟委員長の北は農民票を中心に支持拡大を図り、稲村は自治労など労組票を固め再選を目指す。荒当は以前勤務した芦別を拠点に稲津久衆院議員の地盤を引き継ぐ。

440チバQ:2011/03/23(水) 22:27:32
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103190001
《道議選の構図》(6)
2011年03月19日

■公明、元記者を擁立 旭川市


 公明の新顔以外は前回と同じ顔ぶれの戦いになりそう。


 自民は前回3人を擁立したが今回は現職2人。前回トップ当選の加藤は5選、3位当選の東は3選を目指す。民主は木村、三井がともに3期の実績を訴え、2議席確保を狙う。


 公明は荒島仁が引退し、元北海道新聞記者の吉井を擁立、支持組織を固めて議席死守を目指す。共産・真下は基礎票を上積みし3選に挑む。


 前回次点に泣いた菅原は自民を離党し、みんなの党公認で返り咲きを狙う。


■留萌市


 石塚が3選を目指す。前回は自民公認で立候補したが、今回は推薦にとどめ、無所属で幅広い層からの支持を狙う。民主、連合が候補擁立を目指したが、断念の方向で、無投票の公算が大きい。


■名寄市


 自民現職の加藤唯勝が引退表明し、後継として市議で元旧風連町議会議長の中野が昨年12月に立候補を表明。自民道連の推薦を受けた。民主や連合名寄が候補擁立を目指すが、難しい情勢だ。


■稚内市


 3選を目指す吉田は2期の実績を前面に出し、支持を広げる。民主は候補者擁立を模索するが、難しい状況になりつつある。


■上川総合振興局


 現職3氏以外に立候補の動きはなく無投票となりそう。


 自民の竹内、本間は共に5選を目指す。美瑛、富良野をそれぞれ地盤に自民票を中心に支持拡大を図る。民主・北口は士別を地盤に再選を狙う。


■5選阻止へ2新顔 留萌総合振興局


 5選を目指す現職の自民・工藤に、小平忠正衆院議員の元秘書で民主新顔の花田と、無所属・道民党の会の自営業飯田が挑む。


■宗谷総合振興局


 30代の元衆院議員秘書同士の一騎打ちの公算が大きい。


 前回7選を目指した79歳の現職を下し、初当選を果たした田島は再選を目指す。


 自民は、武部勤衆院議員のもとで宗谷担当だった元秘書、三好を擁立。稚内を拠点に8年間活動してきた経験をいかし浸透を図る。

441チバQ:2011/03/23(水) 22:27:56
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941103220001
《道議選の構図》(7)完
2011年03月22日

■新顔3人挑み白熱 釧路市


 自民、公明、民主の現職3人に対し、有力新顔3人が立つ見通しで、混戦模様になっている。


 自民道議だった蝦名大也が約3年前に市長に転身し、現在欠員1。自民は小畑のほか、笠井を公認し2議席獲得を目指す。地盤が重なり、「共倒れ」も危惧される。


 民主・橋本は組織をまとめる。公明の戸田は実績を強調し、組織を固める。


 無所属の山崎は「蝦名後継」を訴えるとともに新党大地の推薦を受けた。共産・松永は組織票に加え、無党派層への浸透にも力を入れる。


■無投票一転 激戦に 帯広市


 前回は無投票。新党大地の鈴木宗男代表の秘書だった市議の山崎が立つことで、一転して激戦になりそう。


 清水は鈴木直系だったが1999年の選挙から系列を離脱、故中川昭一の支援を受けた。残っているとされる「鈴木票」が山崎に流れることに警戒感を募らせる。


 市職労副委員長、市議を務めた三津も95年の選挙では、「まさか」の落選。民主が山崎を推薦し、民主票の目減りの懸念がある。


 中川直系の小野寺は2003年選挙で5期20年務めた父親の後継として初当選。初の自前選挙となり、実力が試される。


 山崎は大地票を固めるとともに、祖父が特定郵便局長だったことから郵政の支援などにも期待をかける。


■根室市


 自民・松浦と、新党大地根室支部長で元市議会議長の遠藤はともに根室育ちの56歳。同年代による一騎打ちになりそうだ。


 松浦は保守分裂の一騎打ちとなった前回、無所属で自民現職を破り初当選。選挙直後に自民に復党し、保守層を固めて再選を目指す。


 遠藤は昨年10月、大地の鈴木宗男代表から直接要請され、1月に出馬を表明。根強い大地票に加え、民主支持層や保守層への浸透も図る。


■北見市


 前回は無投票。その後、民主道議だった小谷毎彦が2008年に市長に転身。後継の座を巡り、民主の公認と推薦の新顔2氏が立候補を表明し、分裂の様相もはらんだ三つどもえの戦いとなりそう。


 5期目を目指す自民・船橋は追われる立場だけに保守層への支持固めに余念がない。


 民主公認で元衆議院議員秘書の長南は、支持母体の労組など組織票への浸透を図る。一方、元北見市議で鈴木宗男前衆院議員の元秘書の鳥越は、松木謙公衆院議員の支援などを得て、民主と大地が推薦。市議4期の実績をアピールして市内を精力的に回る。


■網走市


 鰹谷忠前副議長が知事選立候補のため辞職したのに伴う昨年1月の補欠選挙で無投票当選した元市議佐藤に、武部勤自民党元幹事長の元秘書新谷が挑む。1995年以来16年ぶりの選挙戦が確実だ。


 ともに無所属だが、佐藤は民主、社民、大地が推薦。新谷は自民党網走支部などで組織する「新しい網走を創る百人委員会」が推薦。


■紋別市


 自民推薦で再選を目指す北原に、民主陣営が候補を擁立できるかが焦点だったが、党支部は15日に擁立を断念、無投票の公算が大きい。


■十勝総合振興局


 自民2、民主、民主系の現職4人のほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。前回も同じ顔ぶれで、共産の擁立見送りで無投票になったが、共産は今回も見送りを決めている。


■釧路総合振興局


 自民・小松、民主・岡田の両現職の間に、戸羽が無所属での立候補を今月表明、12年ぶりの選挙戦となりそう。


 岡田、小松は実績を訴えて地盤を固め、戸羽は草の根を中心とした活動を展開する。


■根室振興局


 3選を目指す自民・中司に、仲野博子衆院議員(民主)の秘書だった実妹の浜田が民主公認で挑む。


 民主は候補者選びが難航し、無風の観測も流れたが、浜田が7日に表明。一転して自民、民主の一騎打ちの様相に。中司は2期の実績を強調、陣営の引き締めをはかる。


■オホーツク総合振興局


 今回から定数が1減。自民現職の石井孝一議長が引退を表明。高橋、日下の現職2氏のほかに立候補の動きはなく、自民、民主が議席を分け合う形となりそう。

442チバQ:2011/03/23(水) 23:16:01
鰹谷忠はなにを考えて選挙に出たんすかね?
>>167の頃なんて大派閥のトップだったのに・・・

443チバQ:2011/03/23(水) 23:24:47
滝川市
■07年市長選
12,913(50.7%) 田村弘 60 無所属(自) 現 2 市長
12,566(49.3%) 柴田文男 47 無所属(民) 新 (元)滝川市議
■07年県議選
13,768(52.7%) 大河昭彦 60 無所属 現 2 (元)衆院議員秘書   →会派はフロンティア
 12,375(47.3%) 前田康吉 52 自民 元 会社代表取締役

444チバQ:2011/03/26(土) 11:21:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000005-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/1 /北海道
毎日新聞 3月21日(月)10時21分配信

 統一地方選第1ラウンドの道議選(4月1日告示、10日投開票)は48選挙区で実施される。定数は前回から2減の104議席で、これまで146人が立候補を表明してる。ただ、15選挙区は無投票となる公算が大きい。立候補予定者の顔ぶれと情勢を紹介する。
 ◇8氏が予定、激戦模様−−北区
 ◇自、民、公、共の対決に−−東区
 ◇札幌市中央区(定数3)
千葉英守 61 自現(2)
段坂繁美 61 民現(5)=[社][国]
小林郁子 63 無現(1)=[民]
鎌田公浩 48 無元(3)
 当初は根室管内から出馬を目指していた鎌田氏が一転、古巣の中央区に参戦。元自民党道議だが、今回は無所属。自民は千葉氏が3選を目指す。民主は段坂、小林両氏を支援し、2議席獲得を狙う。
 ◇札幌市北区(定数4)
道見重信 65 自現(1)
蝦名清悦 59 民現(3)=[社]
佐藤英道 50 公現(4)
吉川隆雅 34 自新
向井昭彦 46 民新=[国][大]
岡千陽  47 共新
佐藤典子 55 ネ新
谷口信司 38 無新
 定数の倍の8人が立候補を表明し、激戦模様。自民の道見氏は根強い個人票があり前回は2位で初当選。新人の吉川氏は4期務めた見延順章氏の後継。民主は前回と同じ蝦名氏と向井氏を擁立した。公明の佐藤氏は基礎票への上積みが課題。岡氏は03年に失った共産の議席奪還が悲願。市民ネットワーク北海道からは札幌市議の佐藤氏が初挑戦する。
 ◇札幌市東区(定数4)
大崎誠子 54 自現(2)
星野高志 59 民現(4)
久保雅司 54 民現(3)=[国]
包国嘉介 45 公現(1)
金倉昌俊 36 共新
 前回と同じ顔ぶれの5人が立候補する。自民は今回も大崎氏に絞り、確実な議席獲得を目指す。民主は前回トップ当選の星野氏と前回は無所属で最下位当選だった久保氏を公認。労組の票割りなどで、2議席確保を狙う。公明の包国氏は堅い基礎票に浮動票を積み重ね、再選を目指す。前回441票差で次点となった共産の金倉氏は、幅広く票の掘り起こしを進める。
 ◇札幌市白石区(定数3)
伊藤条一  55 自現(5)
広田まゆみ 47 民現(1)=[国]
森成之   57 公現(3)
 共産が候補擁立を見送る方針で、無投票の可能性が高い。
 ◇札幌市厚別区(定数2)
伊藤政信 67 民現(5)=[国][大]
花崎勝  57 自新
金沢敬  42 諸新
 自民は当初擁立した伊達忠一参院議員元秘書の出馬断念を受け、町村信孝元官房長官秘書の花崎氏を擁立。前回トップ当選した民主の伊藤氏は、労組票などを着実に固める。金沢氏は元衆院議員秘書。
 ◇札幌市豊平区(定数3)
高木宏寿 50 自現(1)
佐野法充 62 民現(3)=[国]
吉田祐樹 38 自新
松山丈史 37 民新
 自民の高木氏は元道議の父親から継いだ地盤も強固で、前回に続きトップ当選を狙う。吉田氏は8期務めた岩本允道議の後継。民主は2議席獲得を目指す。道連幹事長の佐野氏はこれまで最下位当選で、票の上積みが課題。松山氏は前回は党推薦で厚別区から出馬したが、選挙区を替えて公認で戦う。

445チバQ:2011/03/26(土) 11:22:02
 ◇札幌市清田区(定数2)
岩本剛人 46 自現(3)
梶谷大志 39 民現(1)=[国]
 岩本氏、梶谷氏以外に出馬の動きがなく、無風の可能性が高い。
 ◇札幌市南区(定数2)
丸岩公充 69 自現(4)
林大記  59 民現(4)=[国]
中村敬臣 58 み新
 自民の丸岩氏と民主の林氏のベテラン現職に、みんな新人が挑む。中村氏は元札幌市環境局長で市OBも支援。自民、民主の批判票も狙う。
 ◇札幌市西区(定数3)
和田敬友 60 自現(6)
道下大樹 35 民現(1)=[国]
勝沼栄明 36 自新
岩崎道郎 38 民新
 自民は7選を目指す和田氏に加え、7期務めた勝木省三氏の後継として札幌市の医師の勝沼氏を擁立。民主は前回大差でトップ当選した道下氏と新人の岩崎氏の票割りが課題。
 ◇札幌市手稲区(定数2)
角谷隆司 64 自現(2)
須田靖子 59 民現(2)=[国]
覚知壮太 34 無新
 前回と同じ顔ぶれ。3選を目指す自民現職の角谷氏と民主現職の須田氏に、新人の覚知氏が挑む。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇名鑑の見方
 立候補者のカッコ内数字は当選回数。自=自民党▽民=民主党▽公=公明党▽共=共産党▽み=みんなの党▽ネ=市民ネットワーク北海道▽国=国民新党▽大=新党大地▽諸=諸派の公認。無は無所属。四角囲みの文字は推薦・支持する政党。

3月21日朝刊

446チバQ:2011/03/26(土) 11:22:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000058-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/2 /北海道
毎日新聞 3月22日(火)11時7分配信

 ◇定数6に9氏が予定−−函館市
 ◇3現職に3新人挑む−−釧路市
 ◇函館市(定数6)
川尻秀之  65 自現(5)
佐々木俊雄 60 自現(1)
平出陽子  62 民現(5)=[社]
斉藤博   59 民現(3)=[国]
高橋亨   57 民現(2)
志賀谷隆  57 公新
古岡友弥  34 共新
三遊亭洋楽 52 み新
大日向豊吉 61 無新
 民主は平出、斉藤、高橋の現職3氏が組織票を分け議席死守を狙う。自民の川尻、佐々木両氏は菅内閣の支持率低下もあり浮動票の取り込みをうかがう。公明の志賀谷氏は参院議員に当選した横山信一氏の後継。古岡氏は共産の議席奪還を目指す。みんなの三遊亭氏、無所属の大日向氏は無党派層に訴える。
 ◇小樽市(定数3)
池田隆一  66 民現(2)=[国]
八田盛茂  54 無現(1)=[自]
佐藤禎洋  51 自新
菊地葉子  59 共新
佐藤聖一郎 35 無新=[み]
 自民公認の佐藤禎洋氏は小樽市議からの挑戦。現職の八田氏は自民推薦を受ける。民主は前回トップ当選の池田氏が出馬。共産は引退した現職後継として市議2期目の菊地氏を擁立。無所属の佐藤聖一郎氏は保守層や若年層の取り込みを狙う。
 ◇旭川市(定数6)
加藤礼一  57 自現(4)
東国幹   43 自現(2)
木村峰行  61 民現(3)=[社]
三井あき子 49 民現(3)=[国]
真下紀子  54 共現(2)
吉井透   51 公新
菅原範明  55 み元(1)
 民主は木村、三井両氏が労組を中心に支持基盤を固める。3人目の擁立は困難な情勢。自民は、東、加藤両氏が保守票をまとめる。共産の真下氏は3選を目指す。公明の吉井氏は知名度アップを図る。みんなは前回自民から出た菅原氏を公認。前市議の安住太伸氏との一本化に成功した。
 ◇室蘭市(定数2)
山本雅紀 66 自現(2)
滝口信喜 64 民現(4)=[社][国]
川畑悟  39 無新
 民主の滝口氏、自民の山本氏の両現職は支持固めを図る。09年衆院選道9区で自民から出馬した川畑氏は離党し、若さを訴える。

447チバQ:2011/03/26(土) 11:22:46
 ◇釧路市(定数4)
小畑保則 62 自現(2)
橋本豊行 57 民現(1)=[社]
戸田芳美 61 公現(2)
笠井龍司 45 自新
松永俊雄 62 共新
山崎晃  56 無新=[大]
 現職3人に新人3人が挑む激戦区。自民は現職の小畑氏に加え、公募で前釧路市議の笠井氏を公認。2議席の維持を目指す。前回トップ当選の民主の橋本氏は民主政権への逆風が懸念材料。戸田氏は公明支持層以外への支持拡大が課題。松永氏は共産初の議席獲得を目指す。新党大地推薦の山崎氏は民主の協力を得られるかが焦点。
 ◇帯広市(定数3)
清水誠一 62 自現(5)
小野寺秀 47 自現(2)
三津丈夫 65 民現(4)=[社][国]
山崎泉  37 無新=[民][大]
 前帯広市議の山崎氏が民主、新党大地の推薦で立候補表明し、8年ぶりの選挙戦に。自民は清水、小野寺の両氏が支持固めを急ぐ。道議会民主党・道民連合会長を務める三津氏は5選を目指す。
 ◇北見市(定数2)
船橋利実 50 自現(4)
長南幸子 53 民新=[社]
鳥越良孝 54 無新=[民][大]
 民主は候補者調整に失敗。民主公認を得た長南氏は連合の支援を受け、組織票の上積みを目指す。民主推薦の鳥越氏は道12区総支部代表の松木謙公衆院議員が支援。新党大地も推薦。自民の船橋氏は保守層をまとめる。
 ◇岩見沢市(定数1)
河合清秀 64 民現(1)=[国]
村木中  43 無新=[自]
 再選を目指す河合氏は、4年間の実績を訴える。前市議の村木氏は自民党員だが、無所属で立候補。若さをアピールする。
 ◇網走市(定数1)
佐藤伸弥 37 無現(1)=[民][社][大]
新谷正樹 28 無新
 民主推薦の現職と保守系新人の一騎打ち。佐藤氏は昨年11月の市長選で、民主推薦候補が敗れた影響が懸念材料。新谷氏は武部勤元自民党幹事長の元秘書だが、無所属で出馬する。
 ◇留萌市(定数1)
石塚正寛 59 無現(2)=[自]
 民主の候補擁立が難航。無風の可能性も。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇名鑑の見方
 立候補者のカッコ内数字は当選回数。自=自民党▽民=民主党▽公=公明党▽共=共産党▽み=みんなの党▽ネ=市民ネットワーク北海道▽国=国民新党▽大=新党大地▽諸=諸派の公認。無は無所属。。[]囲みの文字は推薦・支持する政党。

3月22日朝刊

448チバQ:2011/03/26(土) 11:23:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000014-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/3 /北海道
毎日新聞 3月23日(水)10時55分配信

 ◇自民現と民主新激突−−登別市
 ◇新人同士一騎打ちに−−北広島市
 ◇苫小牧市(定数3)
遠藤連  57 自現(3)
沖田清志 47 民新=[国]
安藤邦夫 58 公新
鳥越浩一 42 諸新
 自民現職の遠藤氏、民主新人で昨年の市長選に挑んだ前市議の沖田氏が基盤を固める。公明新人の安藤氏は苫小牧市区で同党初の議席を狙う。市議2期を務め「無所属・道民党の会」の鳥越氏は無党派層に訴える。
 ◇稚内市(定数1)
吉田正人 50 自現(2)
 民主は候補擁立が難航。吉田氏以外に出馬の動きなく、無投票となる可能性が大きい。
 ◇美唄市(定数1)
柿木克弘 43 自現(3)
紫藤政則 62 無新=[民][国]
 自民現職で4期目に挑む柿木氏は昨夏に出馬表明し、支持固めを図る。民主推薦の新人、紫藤氏は1月に出馬表明。市議5期の知名度で支持拡大を目指す。
 ◇江別市(定数2)
布川義治 61 自現(3)
勝部賢志 51 民現(2)=[国]
 自民、民主の現職が出馬表明。2期連続で無投票となりそうだ。
 ◇紋別市(定数1)
北原秀一郎 59 無現(1)=[自]
 自民推薦の北原氏が無投票再選する見通し。民主は女性新人の擁立を目指したが、不調に終わった。
 ◇名寄市(定数1)
中野秀敏 54 無新=[自]
桜庭康喜 69 無新
 中野氏は5期務めた自民の加藤唯勝氏の後継候補。元名寄市長の桜庭氏が22日に出馬表明。民主が推薦する可能性も。
 ◇根室市(定数1)
松浦宗信 56 自現(1)
遠藤輝宣 56 無新=[大]
 自民現職の松浦氏に、前市議長の遠藤氏が挑む。両氏は小中高校が同じで、根室青年会議所でともに活動。市内を二分する激しい戦いになりそう。
 ◇千歳市(定数1)
梅尾要一 55 無新=[自]
小池修生 44 民新
 民主党は結党以来初めて候補を擁立、自民推薦の新人との一騎打ちに。梅尾氏は自衛隊票などの保守層の支持を固める。元参院議員秘書の小池氏は出遅れたが、中央とのパイプをアピールし保守地盤への切り込みを狙う。
 ◇滝川市(定数1)
大河昭彦 64 無現(2)
武田圭介 33 無新
 現職対新人の一騎打ちに。現職の大河氏は組織を固め、3選を目指す。前砂川市議の武田氏は知名度アップが課題。草の根選挙に徹している。
 ◇登別市(定数1)
堀井学  39 自現(1)
赤根広介 30 民新=[社][国][大]
 自民現職の堀井氏と民主新人の赤根氏がぶつかる。前回、民主推薦現職の6選を阻んだ堀井氏は冬季五輪銅メダリストという高い知名度に加え、4年間の実績を訴える。赤根氏は登別市議を辞職しての挑戦。鳩山由紀夫前首相の後援会の支援を得て浸透を図る。
 ◇恵庭市(定数1)
田中芳憲 54 自現(1)
柏野大介 31 民新=[国]
 09年12月の補選に続き、自民の田中氏と民主の柏野氏の一騎打ちとなる公算が大。田中氏は市長との連携を強調し、企業・団体を回る。前回は無所属の柏野氏は、党公認で背水の陣に臨む。
 ◇伊達市(定数1)
中山智康 35 民現(1)=[国]
 中山氏のほかに出馬の動きがなく、無投票となる公算が大きい。
 ◇北広島市(定数1)
小岩均 51 民新=[国][大]
野原薫 63 無新=[自]
 民主の沢岡信広氏の引退に伴い、新人同士の一騎打ちに。後継の民主公認の小岩氏は市議長で、旧広島町から18年間の議員経験をアピール。野原氏は、道警勤務時に道議会を担当した経験から即戦力を強調。推薦する自民は16年ぶりの議席奪還を狙う。
 ◇石狩市・石狩管内(定数2)
内海英徳 68 自現(2)
織田展嘉 64 無現(2)=[民][社][大]
 内海氏、織田氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算。
 ◇北斗市(定数1)
長尾信秀 65 民現(2)=[国]
新関一夫 55 自新
河野光彦 70 無元(1)=[大]
 民主の長尾氏は旧大野町議長で、3選を目指す。新関氏は北斗市議から転出し、自民公認で出馬。元職の河野氏は04年に公職選挙法違反(買収、事前運動)の有罪が確定。再び立候補する。=つづく

449チバQ:2011/03/26(土) 11:23:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000008-mailo-hok
道議選展望:統一地方選/4止 /北海道
毎日新聞 3月24日(木)10時40分配信

 ◇現新三つどもえに−−渡島管内
 ◇30代の若手対決に−−宗谷管内
 ◇渡島管内(定数2)
冨原亮  38 自現(1)
笹田浩  50 民新=[大]
川村主税 40 諸新=[民][国]
 前回より定数1減。現職1人、新人2人の三つどもえの戦いに。自民は現職の冨原氏が地元の七飯町などで支持を固める。民主は現職の岡田俊之氏の後継として八雲町職労出身の笹田氏を公認したほか、川村氏の支持を決めた。08年に死亡した自民道議の川村正氏の次男で、民主、自民票の取り込みを狙う。
 ◇檜山管内(定数1)
福原賢孝  63 民現(2)=[国][大]
佐々木俊司 45 自新
 前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなりそう。3期目を目指す民主現職の福原氏は元上ノ国町長。前回は接戦の末に当選し、今回も支持固めを急ぐ。自民は候補者選びが難航し、3月上旬に厚沢部町の建設業、佐々木氏を再び擁立した。
 ◇後志管内(定数3)
村田憲俊 61 自現(2)
中村裕之 50 自現(2)
市橋修治 61 民現(1)=[国]
 現職3氏が出馬を表明。ほかに立候補の動きは無く、無投票となる可能性が高い。
 ◇空知管内(定数4)
釣部勲  65 自現(5)
北準一  65 民現(2)=[国]
稲村久男 55 民現(1)
荒当聖吾 44 公新
 現職と新人の4氏が立候補を表明。無投票となる公算が大きい。
 ◇上川管内(定数3)
本間勲  66 自現(4)
竹内英順 51 自現(4)
北口雄幸 54 民現(1)=[社][国][大]
 自民、民主の現職3氏以外に動きはなく、無風の可能性が高い。
 ◇留萌管内(定数1)
工藤敏郎 73 自現(4)
花田茂巳 59 民新=[国]
飯田佳宏 38 諸新
 2回連続の無投票から一転、2新人が現職に挑む。羽幌町を中心に後援会組織を整える工藤氏は5選を目指す。民主は小平忠正衆院議員の秘書だった花田氏を擁立。連合も支援する。飯田氏は「無所属・道民党の会」から出馬する。
 ◇宗谷管内(定数1)
田島央一 33 民現(1)=[国][大]
三好雅  36 自新
 現職道議最年少の民主の田島氏は松木謙公衆院道議員の元秘書。衆院12区で争う武部勤・元自民党幹事長が元秘書の三好氏を擁立した。田島氏は党への逆風の中、実績を強調。三好氏は地盤固めを進める。今回から宗谷管内に編入した幌延町の票の動きも焦点。
 ◇オホーツク管内(定数2)
高橋文明 58 自現(6)
日下太朗 64 民現(3)=[国]
 今回から定数が1減となったが、道議会議長の石井孝一氏が引退。現職2人が立候補予定で、無投票の可能性も。
 ◇胆振管内(定数2)
神戸典臣 71 自現(6)
田村龍治 59 民現(2)=[国]
 現職2人の他に立候補の動きはない。16年ぶりの無投票の公算。
 ◇釧路管内(定数2)
小松茂  53 自現(2)
岡田篤  60 民現(3)=[社][国]
戸羽俊州 43 無新
 12年ぶりの選挙戦に。自民の小松氏は1次産業を基盤に支持拡大を図る。民主の岡田氏は労組票などの基盤固めを進める。無風の公算だったが、無所属の戸羽氏が今月上旬に「有権者に選択肢を与えたい」と立候補表明。
 ◇根室管内(定数1)
中司哲雄  63 自現(2)
浜田真佐子 49 民新
 3期目を目指す自民現職の中司氏に、民主新人の浜田氏が挑む。当初は別の新人が立候補を表明したが、辞退。民主が3月に入って仲野博子衆院議員の実妹で公設秘書だった浜田氏を擁立した。
 ◇日高管内(定数2)
藤沢澄雄 54 自現(2)
金岩武吉 66 無現(2)
馬場修  56 民新=[国]
 現職は地元の牧場主で自民の藤沢氏と、鳩山由紀夫前首相の元秘書で無所属の金岩氏。元道職員で連合日高役員を務める民主新人の馬場氏が労組を背景に再挑戦する。
 ◇十勝管内(定数4)
喜多龍一   59 自現(4)
大谷亨    63 自現(3)
池本柳次   64 民現(3)=[社][国]
佐々木恵美子 61 無現(3)=[民]
 現職4氏が出馬表明。前回に続き無投票となる公算が大きい。=おわり

450チバQ:2011/03/27(日) 12:17:32
http://www.tokachi.co.jp/news/201103/20110326-0008479.php
中川昭一元秘書・帯広市議が酒酔い運転
2011年03月26日 15時15分
 神谷博之帯広市議が26日、酒酔い運転で逮捕され、議会や地元政治関係者に大きな波紋を広げている。自民党帯広支部は26日、神谷議員の党籍除名、公認取り消しを決定、市議会も同日午後に各派の代表者を集めて議員辞職勧告など対応を協議する。これらの動きを踏まえて神谷議員は議員辞職、市議選の立候補を辞退する方向で、後援会も解散した。市議選(4月17日告示、同24日投票)は神谷議員を含めて定数と同じ32人しか立候補を表明しておらず、告示まで3週間に迫った時期に、定数に満たない異常事態を迎えた。

 25日は3月議会の最終日で、各会派は議会終了後に懇親会を開いていた。再選を目指す現職は議会閉会を受け、改選に向けての活動を一斉に始める予定だった。

 神谷議員は1955年、帯広市生まれ。名城大商学部卒。中川昭一元財務・金融相の元秘書で、現在は会社を経営。昨年4月の市議補選で初当選した。健康上の理由で秘書を辞職しており、その後も治療に専念。自身のパンフレットにも「酒は10数年前より嫌いになった」と書いていたことから、飲酒運転の事態に周囲は驚いている。

 後援会は今回の事態を受け、議員辞職と市議選立候補の辞退は避けられないと判断、26日対応を協議し解散を決めた。役員は「社会的に許されない不祥事。組織を存続すること自体が問題。支持者にはおわびして回る」と語った。

 市議会の石井啓裕議長は「ただ驚いている。各議員は緊張感を持って公務に精励してほしい」と話す。市議会は緊急に代表者による会議を招集、事態の収拾に動く構え。神谷議員が所属する隗始会の渡辺和寛会長は「非常に驚いている。遺憾だ。(前夜の懇親会は)午後9時半過ぎに終わり、その後の行動は分からない」としている。

 神谷議員を公認した自民党帯広支部は26日午前11時、支部事務所で緊急三役会を開き、公認取り消し、党籍除名手続きに入ることを決めた。小野寺秀支部長は「まことに遺憾で有権者の方々には大変申し訳ない。政治家としての身の処し方は個人の判断になるが、辞職するのではないか」としている。

 神谷議員の立候補辞退で、市議選の立候補予定者は現時点では31人となり、定数(32)から1足りない状態に。経済界、市民グループ、政党レベルによる候補擁立作業が再び活発化するとみられる。

 半面、現職市議の資質やモラルを問われる今回の不祥事に、選挙関係者は「候補が何人になるかは別として、有権者の市議選に対する関心は低くなるだろう」と話している。

逮捕容疑認める 
 帯広署は26日、帯広市西20、帯広市議会議員の神谷博之容疑者(56)を道交法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、同容疑者は呼気検査に素直に応じ、「酒を飲んで運転したのは間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、同日午前0時35分ごろ、同市西18南4の市道で、酒に酔った状態で乗用車を運転した疑い。

 同署によると、約10分前に同市西9南14付近の通行人から「蛇行運転している車がある」と110番通報があり、警戒していた署員が、止まったり発進したりを繰り返す不審な車を発見。停車させて運転していた同容疑者を調べたところ、真っすぐ歩けない状態で、検査では基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)の3倍のアルコールが検出されたという。

 同署は同容疑者が同市内の飲食店数軒で飲酒した後、帰宅する途中だったとみて、飲んだ場所や量、同席者の有無などを調べている。

451チバQ:2011/03/28(月) 22:42:00
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001103280003
札幌市長選 2氏の争い 民・自対決
2011年03月28日


■民・自対決の構図に


 札幌市長選が27日、告示された。現職で民主党などが推薦する上田文雄氏(62)と、元総務省自治大学校研究部長で自民党推薦の本間奈々氏(41)が立候補を届け出て、民主・自民対決の構図となった。財政再建やごみ減量化など、2期8年の実績を強調する上田氏に、公共投資を増やして札幌の経済活性化を説く本間氏が挑む。公明党や経済界は、自主投票を決めている。投票日は4月10日で、即日開票される。


   ◇


 上田氏は午前9時10分ごろ、札幌市中央区の時計台前で第一声を上げた。


 支援者や民主党の国会議員らが拍手を送る中で、上田氏が姿を見せた。財政再建やごみ減量化、敬老パス廃止などの2期8年の実績を強調した。「公共事業で街を活性化する時代は終わった」と本間氏との路線の違いを示した。幅広い支持獲得を意識してか、民主党の国会議員らの演説はなかった。


 第一声後、上田氏は東日本大震災の被災者への配慮から、選挙カーでの活動は自粛。拡声機を持って市中心部を歩き回り、JR札幌駅やデパート前などで演説を展開。さらに、狸小路商店街や地下歩行空間を練り歩き、市民に直接支持を訴えた。上田氏は「この選挙は8年間の評価を受ける選挙」と話した。


 一方、本間氏は午前9時20ごろ、JR札幌駅南口で第一声を行った。支援者らに見守られながら、本間氏は「札幌と道もねじれが問題」と指摘し、「知事としっかりスクラムを組んで札幌再生、北海道再生を目指す」との決意を述べた。知事選に立候補している高橋はるみ知事も応援に駆けつけ、「2人のコンビで強い札幌、強い北海道を作る戦いが始まる」とエールを送った。


 また、自民党の町村信孝・衆院議員も「本間候補は停滞した札幌市政をチェンジしようと、4カ月前に立候補表明をした。ぜひ逆転勝ちを、皆さんの力で実現しようじゃありませんか」と聴衆に呼びかけた。本間氏はその後、高橋知事や長谷川岳・参院議員らと一緒に市中心部を歩き、通行人らに支持を呼びかけた。

452チバQ:2011/03/30(水) 20:04:26
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20110329ddlk01010206000c.html
2011統一地方選・北海道:大物の応援減少 震災影響、野党系候補ら落胆 /北海道
 東日本大震災の影響で、知事選や札幌市長選の応援演説に駆け付ける大物国会議員が大幅に減少している。与野党ともに震災対応に追われているためで、大物と連動して顔を売り込みたかった野党系の候補からはため息が漏れる。一方、低迷する内閣支持率の影響を懸念していた民主系の候補からは、これを機にさらに党派色を薄めようとする思惑も見え隠れする。【和田浩幸、岸川弘明、佐藤心哉、中川紗矢子】

 3選を目指す現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明道本部推薦=の陣営では、告示前に自民党の大島理森副総裁らの道内入りを予定していたが、震災の影響でキャンセル。告示以降の応援予定は増田寛也元総務相だけだ。前回は中川秀直幹事長(当時)や太田昭宏・公明党代表(同)などの大物が続々と駆け付けていただけに、陣営幹部は「選挙が盛り上がらないのは残念」と話す。

 札幌市長選候補の元総務省自治大学校部長の本間奈々氏(41)=自民推薦=にとって、大物の応援キャンセルはさらに痛手だ。陣営幹部は「このご時世だから仕方がない」とあきらめた上で、「高橋氏としっかりスクラムを組みたい」と強調。現職知事の人気に全面的にあやかる考えだ。

 知事選に立候補した共産党道常任委員の宮内聡氏(48)=共産推薦=の陣営は、4月4日に共産党の市田忠義・書記局長を招く。しかし、志位和夫委員長の震災後の来道は実現できそうになく、陣営幹部は「委員長が来るのと来ないのとでは有権者へのインパクトが違う」と肩を落とす。

 一方、知事選に立候補した元農林水産省政策課企画官の木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=と、札幌市長選に出馬した現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=の民主系両陣営にも、現役閣僚や党幹部の応援予定はない。

 民主党道連幹部は「震災の対応でそれどころではない」と話すが、両陣営とも民主政権の支持率低迷を懸念し、震災前から党派色を薄める方針だった。上田氏陣営の幹部は「(応援に来てもらうと)民主への反感が市長に向かうこともあると思う」と語っていた。

 知事選には前道議会副議長の鰹谷忠氏(60)も出馬しているが、政党の支援を受けずに選挙運動を進めており、影響は出ていない。

453チバQ:2011/03/30(水) 20:07:27
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110328ddr041010003000c.html
挙:札幌市長選 上田氏、民主色薄め 本間氏、自民丸抱え−−告示
 ◇政党と距離、対照的
 27日に告示された札幌市長選は前回(07年)と同様、民主系現職に自民系新人が挑む構図となったが、政党との距離は対照的だ。現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=はこの日、民主党議員との連動はなく、「市民党」を演出。新人の本間奈々氏(41)=自民推薦=陣営は自民党の国会議員や北海道議、札幌市議を動員した「党丸抱え」の選挙戦を展開した。

 午前8時40分、上田氏の第一声を聞こうと札幌市時計台前に集まった約100人の聴衆の中には、民主党の衆院議員や道議、市議の姿もあった。しかし、マイクを握ったのは司会を務めた徳永エリ参院議員のみ。応援演説は後援会関係者や、民主など推薦の知事候補の木村俊昭氏(50)が行い、議員は静かに見守るだけだった。

 一方、午前9時すぎからJR札幌駅南口前で行われた本間氏の第一声で、応援演説の口火を切ったのは選対本部長を務める町村信孝元官房長官。続いて武部勤元自民党幹事長ら北海道選出の国会議員5人がマイクを握り、民主と上田市政批判を繰り返した。自民など推薦の高橋はるみ知事も駆け付けた。

 第一声の後の活動も違いが際立った。上田氏は中心部の地下歩行空間やJR札幌駅前、狸小路商店街などを歩き、市民との直接対話に力を入れた。本間氏は主に選挙カーで、自民道議、市議の事務所を回り、支持者らに支援を呼び掛けた。

 上田氏陣営には支持率が低下する民主色を打ち出すことに懸念があり、連合後援会の有馬清喜事務局長は「あくまで市民が主役の選挙戦を展開したい」と強調した。一方、自民は市長選を次期衆院選に向けた支持基盤固めととらえており、自民党道連の伊東良孝会長は「札幌は衆院小選挙区の1区から5区までがある重要な都市。市長選に勝って勢いをつけたい」と語った。【鈴木勝一、中川紗矢子】

454名無しさん:2011/04/03(日) 16:06:31
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/04/03/20110403m_03.html
■ 室蘭市長選の争点に長粼屋中央店閉店問題が浮上
【2011年4月3日(日)朝刊】

 来年1月末の閉店予定が明らかになった長粼屋室蘭中央店問題が、室蘭市長選の争点に浮上する情勢だ。立候補を予定している2氏ともに大きな関心を寄せ、マチづくりと商業振興の観点で、今後の対応などを市民に訴えていく。






 市長選に立候補を表明している青山剛氏、佐藤博氏(順不同)とも「行政として対応するためには、状況や背景の把握が必要」という考えで一致する。

 青山氏は「中央店は食品や衣料品を幅広く取り扱うだけでなく、地域のコミュニティーの場になっている。撤退なら、マチづくりに大きな影響を与える。行政として対応を模索したい」と強調する。

 佐藤氏は「赤字が膨らんで閉店するのではない。違う理由があるのは明白。存続はお願いするが、背景をしっかり把握する必要がある。建物所有者と(連結親会社の)ドン・キホーテに赴き、直接説明を受けたい」という。

 今後の対応について、青山氏は「蘭西地区の商業関係者の力を借り、マチ全体の問題として、商業振興につながる施策をしっかり進めたい」と室蘭市の全体像を見据えた策を検討する構え。

 佐藤氏は「商業構造に大きな影響を与えるのは必至だが、現段階で言及するのは適切ではない。なぜなら閉店理由が分からない。状況把握が第一だ」と、段階的な具体の対応を目指す。

 昨年1月の北海道丸井今井室蘭店閉店に続く大型店の撤退問題。丸井今井室蘭店では「存続から再活用」に転換した結果、ヤマダ電機(本社群馬県高崎市)の進出につながっただけに、次期市長のさい配が注目される。
(松岡秀宜)

455チバQ:2011/04/07(木) 23:25:04
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104010002
《北海道の課題》防災 津波対応自治体で差
2011年04月01日


津波が押し寄せ、海水であふれる釧路川周辺=3月11日、釧路市、古源盛一撮影

■道の目配り重要


 東日本大震災を引き起こした3月11日の巨大地震。道内の太平洋沿岸には大津波警報が出された。高さは最大で5メートルを超えたことも分かってきたが、結果的に、道内では大きな人的被害には至らなかった。


 しかし、津波警報などの発令とともに、太平洋沿岸の自治体が一斉に動くという過去に例のない事態だっただけに、自治体間に「ばらつき」があった。


 避難所に逃げた人の割合を示す避難率は、道のまとめでは、94%の豊頃町をトップに、2%の苫小牧市まで様々だった。


 避難勧告の出し方も、自治体によって違った。「警報発令と同時に首長が避難勧告を出す」と防災計画で明記し、それに沿った自治体。勧告発令の具体的な基準はなく、予測された津波の高さから住宅などへの被害が出ることを独自に判断して発令した自治体……。


■安心安全に「格差」


 離島も含め、道内には沿岸域を持つ市町村が81ある。道によると、2009年度末時点で、津波に対する避難勧告を出す基準を「策定済み」としたのは52市町村だった。


 津波による浸水被害を予測する「津波ハザードマップ」は、昨年10月時点で41市町村が作成。自治体がハザードマップをつくる際に参考にする「津波浸水予測図」は、道が沿岸域ごとにつくる。中でも、太平洋沿岸の予測図は最優先とされ、07年度末までに完成した。だが、太平洋沿岸域では42%にあたる16市町村がハザードマップ未作成だった。


 「自分の身の安全は自らが守るのが基本であるとの自覚をもつ」「災害時には自らの身の安全を守るよう行動することが重要」。道の地域防災計画には、災害に対する道民の心構えがこう書かれている。


 こうした住民の「自覚」と「行動」に直接かかわるのは市町村だ。住民の防災意識を高め、通信網や避難所を整備する。日頃から、ハザードマップで浸水域や避難所の位置を知らせる。いざというときには、首長が避難を勧告する。


 今回の津波をめぐり、自治体の足並みはそろわなかった。広い北海道では、自治体ごとに想定される地震も、浸水域や高さも違う。自治体の意識や対策に違いも出てくる。だが、同じ道内にあって、安心・安全の「格差」を、少しでも埋めていくことは必要だ。


■想定地震、積み増し


 専門家らでつくる北海道防災会議の地震専門委員会は3月23日、道内に影響があり、備えるべき想定地震を、現在の6から31へと増やすことを決めた。今後、地震による人的被害などを想定する作業に入る。内陸の活断層も含まれ、沿岸域以外のより多くの市町村が地震の対応を求められる。


 高橋はるみ知事は30日の道議会で、「(今回の津波は)国の想定を超えたから、国の防災基本計画が見直されると考える。国の検討をふまえながらハザードマップや住民避難を検証し、必要な対策に早急に取り組む」と答弁した。そこには、大震災を踏まえ、北海道の防災を自らが引っ張っていくというメッセージは感じられなかった。


 被害想定などの情報を自治体に提供することは、道の重要な役割だが、それだけではない。防災の「落ちこぼれ」をつくらないために、自治体への目配りや指導は欠かせない。
(小林舞子)


   ◇


 統一地方選では、北海道が抱える政策課題への「処方箋(せん)」も問われている。そのあり方を考えるとともに、道内各地の現状を報告する。

456チバQ:2011/04/07(木) 23:25:31
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104030001
《北海道の課題》TPP
2011年04月03日


北海道農協中央会が入るビルの前には、TPP反対の看板が掲げられている=札幌市中央区

■若手農家、未来像探る
■TPP「政治家、賛否明確に」


 道内の若手農家らでつくる「REFARM(リファーム)北海道」が2月末、札幌市内で設立1周年の記念イベントを開いた。参加者は約90人。農家や青果店主ら多彩な顔ぶれがそろった。


 イベントの後半に始まったテーマ別の討議。後継者問題や地域活性化など、農業に関係する8テーマから、参加者が自由に選び、班に分かれた。


 環太平洋経済連携協定(TPP)もテーマの一つ。他のテーマには次々と人が集まるなか、メンバーがなかなかそろわない。


 「ほかに席が空いてなくて」「話が難しそう」。集まったのは男性10人ほど。


 「農協の理事もやっているので立場上は反対」「北海道を世界に発信できるチャンス」。約1時間半の議論で、様々な意見が出た。


■「品質で勝負可能」


 美瑛町の農家村上寿裕さん(33)は、積極的に反対意見を述べた一人だ。昨年10月、TPPをめぐる前原誠司外相(当時)の発言を知り、愕然(がくぜん)としたという。


 「農業などの1次産業はGDP(国内総生産)の1・5%。それを守るために残りの98・5%のかなりの部分が犠牲になっている」――。発言要旨はこうだ。


 「農業は日本経済のお荷物か。『農業VS.輸出産業』の単純な構図が強調されすぎだ」と疑問を感じる。


 大学院で学び、体育教師の免許も取得したが、3年前に農家を継いだ。食べた人の「おいしい」の一言にやりがいを感じるからだ。


 「関税撤廃で安い海外産が入っても、うちは品質で勝負できる」。親子で作る野菜には、自信がある。


 父親は有機栽培歴が30年以上のベテランだ。JAS法の「有機農産物」にも認定され、農協以外の販路も独自に持っている。


 それでも反対するのは、「TPPで価格競争にさらされれば、多くの農家が追いつめられる」との心配からだ。


 道の試算では、TPPの北海道への影響は「2兆1254億円」で、農家「3万3千戸」の経営が行き詰まる。村上さんは「美瑛のように農業で成り立つ町は、つぶれてしまう」と不安を募らせる。


■「酪農は影響深刻」


 一方、美唄市のアスパラ農家内山裕史さん(34)は、反対一辺倒の論調には同調できない。REFARM北海道の世話人の一人で、2月のイベントも中心となって企画した。


 毎年、海外産のアスパラを買って家族で食べる。その度に「この味なら絶対負けない」と確信する。


 政府がTPP構想を表明したのは昨年秋。「拙速」との批判は根強い。


 だが、内山さんは冷静だ。1986年に始まったガットのウルグアイ・ラウンド交渉を引き合いに「貿易自由化は前から議論されてきたし、避けらない問題。農家が考え、備える時間は十分にあった」。


 TPPを調べるほどに「特に酪農の影響は深刻。一言で賛否を語れるほど単純な問題じゃない」と思う。だからこそ、「賛否が分かれて当然。農家一人ひとりが考え、自分の意思を持つことが大事」と強く感じる。


 「TPPの行方を最後に決めるのは政治。政治家こそ賛否をあいまいにせず、自分の考えを出してほしい」。村上さんと内山さんの意見だ。


(諸星晃一)

457チバQ:2011/04/07(木) 23:25:58
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104050001
《北海道の課題》病院再編構想 進まず
2011年04月05日


■地域医療 水準の低下を懸念


 公立・私立を問わず、道内30区域で医療機関の役割分担を決め、規模の縮小や統廃合も含めた再編を進める――。道が主導したこんな計画が事実上、暗礁に乗り上げている。


 2008年春に策定された「自治体病院等広域化・連携構想」。道は、各区域で「検討会議」を立ち上げてもらい、この構想をたたき台に具体策を話し合ってもらうことにした。


 それから3年。再編も統廃合も、目に見えては進んでいない。


■診療所化に否定的


 道によると、検討会議は道内全域で発足。5地域が結論をまとめた報告書を作成した。そのうちの一つが南渡島地域。函館市、北斗市、木古内町、知内町、福島町、松前町、七飯町、鹿部町、森町、奥尻町の10市町だ。


 検討会議の初会合は08年8月。道の構想では、松前町立松前病院と森町国民健康保険(国保)病院、奥尻町国保病院の3病院が「診療所化を含めて規模の適正化について検討する必要がある」と指摘された。病院から診療所への「格下げ」を促された形だ。


 これに対し、検討会議は09年3月、構想への回答とも言える報告書を出した。内容は「当面、現行の診療体制を維持する」というもの。検討会議の会長を務めた伊藤丈雄・函館市医師会長は、理由を説明する。「診療所になると、夜間の救急対応ができなくなり、住民の不安が増す」


■目標は効率的運営


 道の構想策定の背景には、道内の地域医療をめぐる厳しい状況があった。一つが公立病院の財政悪化。もう一つが地域での医師不足だ。市町村立病院が08年3月末で計295億円の不良債務を抱える一方、同年12月の人口10万人あたりの医師数は、札幌の275・0人に対し、根室91・2人、宗谷96・0人だった。


 このままでは道内の地域医療は守れない。しかし、医師を増やしたり、公立病院にお金をつぎ込んだりする余裕はない。そこで道は、地域ごとの拠点病院に医師らを集め、その他の病院は規模を縮小して効率的な運営を図るという構想を編み出した。


 だが、構想に従えば、住む所によって受けられる医療の水準に差がつきかねない。公立病院を運営する自治体の首長も、自分の自治体の医療水準低下には賛成できない――。こんな不安・懸念が各地に広がり、構想は「絵に描いたモチ」(道南の病院長)となっている。


 高橋はるみ知事は昨年11月末の道議会で、構想について「道と市町村が一体となって協議するとともに、スピード感をもって進展するよう努める」と述べた。自ら構想推進のエンジン役となる意欲を示した発言だ。ただ、道は「構想を強制するものではない」という立場をとってきた。


 構想策定に携わった公立芽室病院(芽室町)の宮本光明・名誉院長は「道庁内に専門性と権限・財源を持ったプロジェクトチームを立ち上げないと、いつまでも事態は動かない」と指摘する。
(若松聡)

458チバQ:2011/04/07(木) 23:26:27
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104060001
《北海道の課題》高校統廃合 悩む自治体
2011年04月06日


来年4月から「市立」としてスタートする三笠高校=3月、三笠市若草町

■閉校 悩む地元自治体 自力存続に財源の壁


 この春、道内では過去10年間で最多の九つの公立高校が学舎(まなびや)を閉じた。公立高校の数は2001年の271校から今年は237校に減った。道教育委員会の高校配置計画による閉校が、まちづくりに影響を与えかねないと懸念する自治体。一方、独自に学校の生き残りを図る自治体も出てきた。


■企業誘致に影響も


 木古内町役場近くの交差点。「ファイト!内高!!」の赤い文字が目立つ看板がある。町内唯一の高校、木古内高校は、3年生15人が来春に卒業すると、61年の歴史に幕を閉じる。


 看板は、閉校の話が浮上した約4年前、同校同窓会が立てた。「子どもには夢を持ってほしい。在校生がいる限りは支えていきたい」。OBで木古内商工会会長木元護さん(73)はこう話す。


 函館まで普通列車で約1時間。木古内の中学生は卒業すると多くが函館の高校に進学する。木古内高校に進むのは3〜4割程度。道教委の高校配置計画で、10年度募集停止、12年度閉校が打ち出された。


 町では当初、町立化を検討した。光熱費や学校運営費を試算。10年度から18年度までの9年間の累計は2億4千万円、年平均2670万円とはじき出した。


 だが「町が負担できる数字ではなかった」と同校OBでもある大森伊佐緒町長(57)は振り返る。財政健全化を目指す同町では、19年度までに約10億円を積み立てる計画がある。高校運営のための新たな財源を見いだすのは難しい。断念せざるを得なかった。


 町には15年度、北海道新幹線が通る。木古内高校そばのJR木古内駅前では、周辺整備の計画が動き始めている。


 町では新幹線開通を機に、企業誘致にも取り組む姿勢をみせている。ただその際、学校の存在は企業側へのアピールにもなる。「せめて開通するまで待てなかったのか」。大森町長は残念がる。


■市立化し存続決定


 一方、閉校が計画されながら、「市立化」で存続を決めた高校もある。


 三笠市の三笠高校。ピーク時の1966年には全校で約1500人いたが、07年から3年間の入学者は30人、17人、16人と減り続けた。道教委は10年度の募集停止、12年3月の閉校を決定。市は道教委や道議会に存続を要望したが、決定が覆ることはなかった。


 そこで市が選択したのは「道が残さないなら、市がやろう」(冨樫繁樹教育長)だった。


 高校がなくなった場合、税収など収入は年1600万円減少。一方、存続すると、市内経済への効果は年9千万円程度見込め、事務員や管理人など新たな雇用創出にもなると試算した。


 特色を出すため、食のスペシャリストを目指す「食物調理科」を作る。授業料は無償で、卒業と同時に調理師免許が取得できるようにする。生徒は全道から募集し、使われていない病院施設を改築して寮にする。


 現校舎の家庭科室の調理台などを約6千万円かけて改装。寮の整備費などと合わせると初期投資は1億2千万円かかる。


 道教委の計画で閉校が決まった道立高校が、市町村立化で存続した例はこれまでない。開校は来年4月。定員40人がどれだけ集まるかにかかっている。


 市企画振興課の小田弘幸課長はこう話す。「このままいったら過疎地域は縮小するだけ。何かやらなければその流れは止められない。(市立化は)地方の一つの挑戦かもしれません」
(芳垣文子)

459チバQ:2011/04/07(木) 23:26:53
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104070001
《北海道の課題》戸別補償
2011年04月07日


国の交付金の明細に見入る農家の男性=新篠津村

■米価下落 制度に不信
■「正直者が損」 反発も


 民主党がコメ農家に限って戸別所得補償制度を導入して1年が経過した。


 「米価は大幅に下落したが、何とか前年並みの所得を維持できた」。新篠津村のコメ農家の男性は、国から送られてきた交付金の明細を見ながら、胸をなで下ろす。しかし、「この先が安心とは限らない」。村内には、米作をやめて野菜の栽培に切り替えた農家もいるという。


 この制度は、制度に参加した農家に対し、コメの生産コストと市場での販売価格の差額分を支給するというものだ。他の作物への転作助成金も、米粉用や飼料用の新規需要米と呼ばれるコメで10アールあたり8万円、麦や大豆で3万5千円などと定められた。交付金を受ける代わりに、参加農家は国の設定した生産数量目標に従わなければならない。


■民主の思惑外れる


 民主党は当初、全国の農家が参加して生産調整できれば過剰生産を抑え、米価を維持できると説明した。道内のコメ農家2万7661戸のうち、99・7%の2万7577戸が制度への参加を決めた。


 しかし、民主党の思惑通りには進まなかった。


 昨年10月時点の全銘柄平均の米価は前年同時期比で15%下落。北海道米の銘柄では「きらら397」が16%減、「ななつぼし」も16%下落した。国も米価の暴落を受け、市場からコメを買い上げ、価格維持策の実施を余儀なくされた。


 米価が下落した原因として、道はコメの過剰生産で需給バランスが崩れたことを挙げている。首都圏周辺の農家を中心に制度に参加しなかった農家が多いといい、「大多数の農家が参加して初めて生産調整が可能となるが、そうはならなかった」と背景を説明する。


 さらに農協関係者は、制度そのものが、米価下落の一因となったとも指摘する。「市場価格が下がっても農家は最終的には税金で補助される。市場関係者からは米価が下がっても農家は困らず、価格が下がり気味になったとの声もある」と言う。


■削減面積 全国最大


 政府は2月、今年度の全国のコメの生産目標数量を公表した。米価の大幅下落を受け、北海道には、前年比3800ヘクタール(3・4%)減の10万9190ヘクタールの作付面積が割り当てられた。全国では最大の削減面積だ。農家からは「制度がうまくいかないしわ寄せを北海道が受けている。生産調整に応じた正直者がバカを見る制度」との反発もある。


 道内のコメ農家に交付された助成金は、一昨年度は420億9千万円。それが戸別所得補償制度の導入によって、昨年度は763億8800万円に急増した。JA北海道中央会の担当者も「今年の米価が下落すると、来年度はさらに多額の予算が必要になる。続けられるのだろうか」と不信感をのぞかせる。


 戸別所得補償制度は今年度から本格実施され、コメに加え畑作でも始まる。


(古賀大己)


=おわり

460チバQ:2011/04/08(金) 21:50:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000061-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/1 道議選 /北海道
毎日新聞 4月3日(日)11時28分配信

 ◇共産の復活なるか−−札幌市東区
 ◇市民ネ加わり混戦−−札幌市北区
 「前回の悔し涙から4年がたった。(福島第1原発事故で)北電泊原発も人ごとではなくなった。何としても道民の命を守る共産議席を取り戻したい」。道議選札幌市東区(定数4)に立候補を届け出た1日朝、共産の金倉昌俊氏は選対の出陣式で、支援者ら約30人にリベンジを誓った。
 6期連続当選した医師の大橋晃氏の後継として初出馬した前回(07年)は441票差で落選した。東区の共産の基礎票は1万数千票。金倉氏の課題は、2万票以上を獲得していた大橋氏の根強い個人票を受け継ぐことだ。大橋氏とともに支援者を回り、大橋氏の紹介で、医師会など保守層の切り崩しも狙う。
 東区の立候補者は前回と同じ顔ぶれ。危機感を強めるのは、前回最下位当選だった民主の久保雅司氏。以前は公明の支援を受けていたが、公明が包国嘉介氏を擁立したことで得票を減らした。北電労組の組織内候補で、原発事故も追い打ちをかける。「北電も(原発事故を起こした東京電力と)一緒だ。原発を止めてくれ」。陣営には有権者から厳しい声が寄せられる。陣営幹部は「原発の安全対策強化を訴えたい」と語る。
 選挙戦を左右するのは浮動票の行方だ。前回は、民主への追い風でトップ当選した星野高志氏の陣営は「逆風もあり、前回の票が音を立ててはがれていく」と漏らす。包国氏が当選圏に入るには、公明の基礎票約1万6000票に、数千票の上積みが必要。自民の大崎誠子氏も、知事選に立候補した高橋はるみ氏と連動して、浮動票を手繰り寄せたい考えだ。
  ■  ■
 8人が乱立する道議選札幌市北区(定数4)。震災の影響で低投票率も予想される中、強固な地盤を持つ自民の道見重信氏と創価学会の組織票に支えられる公明の佐藤英道氏が着実に支持層をまとめる。ある陣営では「残り2議席は団子状態。誰が落ちてもおかしくはない」とみる。
 「(自民)2議席確保のため、なりふり構っていられない」。先月28日夜、札幌市北区のJR拓北駅近くの公民館。吉川貴盛・前衆院議員は道議選初挑戦の長男、隆雅氏の集会で、「(長男が)働く場を皆さんの力で与えていただきたい」と支援を求めた。
 隆雅氏は引退する道議会・自民会派会長の見延順章氏の後継。自民党道連関係者は「次の衆院選に父親(吉川氏)が出馬するには息子の当選が条件になる」といい、吉川氏は自身の後援会をフル稼働させる。
 2議席を目指す民主の蝦名清悦氏と向井昭彦氏の両陣営にとっては、今回初めて公認候補を擁立した市民ネットの動向が気がかり。佐藤典子氏は前回札幌市議選の北区で1万2316票を獲得。原発事故に関心が高まる中、「脱原発」を訴えてきた市民ネットの存在感は増している。特に北教組出身の蝦名氏の陣営は労組部隊の動きが鈍い。民主と支持層が重なる市民ネットに票が流れることになれば、民主公認の候補同士が議席を争う可能性もある。
 岡千陽氏も8年ぶりの共産議席復活へ、道政の変革を訴える。【和田浩幸、岸川弘明】
  ×  ×
 各地で激戦を繰り広げる統一地方選の道議選、札幌市議選。自民と民主が第1会派の座を争い、公明、共産などは勢力拡大を目指す。選挙区の現場から報告する。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆札幌市東区(定数4)
包国嘉介 45 公現(1)
星野高志 59 民現(4)
金倉昌俊 36 共新
大崎誠子 54 自現(2)
久保雅司 54 民現(3)
 ◆札幌市北区(定数4)
吉川隆雅 34 自新
向井昭彦 46 民新
佐藤典子 55 ネ新
道見重信 65 自現(1)
谷口信司 38 無新
岡千陽  47 共新
蝦名清悦 59 民現(3)
佐藤英道 50 公現(4)

4月3日朝刊

461チバQ:2011/04/08(金) 21:51:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000014-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/2 道議選 /北海道
毎日新聞 4月5日(火)11時3分配信

 ◇みんな擁立で守りに−−旭川市
 ◇危機感募らせる民主−−函館市
 道議選旭川市区(定数6)に出馬した菅原範明氏が4日に同市内のホテルで開いた演説会。みんなの党の江田憲司幹事長が駆けつけ、既成政党批判を繰り返した。
 返り咲きを狙う菅原氏は自民党を離党し、みんなに入党。みんなからの出馬を表明していた前市議の安住太伸氏との一本化も果たした。そのしこりは残るものの、「当選しなければ終わり」(陣営幹部)と背水の陣で、みんな初の道議に向けて攻勢をかける。
 旭川市区はこれまで各党がしのぎを削ってきた。みんなの候補擁立に加え、東日本大震災の影響で選挙戦の自粛ムードも広がり、各党は組織や支持基盤固めなどの守りの選挙戦を強いられている。
 自民の加藤礼一氏、東国幹氏の両氏は企業回りやミニ集会、個人演説会に専念する。「ドブ板選挙の徹底しかない」と加藤氏。東氏は各地域でのミニ決起集会で「一番若い候補」とアピールする。
 民主党の三井あき子と木村峰行の両氏は知事候補と連動しながら、こまめに街頭演説や個人演説会をこなす。特に危機感を募らせるのは前回(07年)、得票を減らした三井氏の陣営。今回は推薦から公認に変え、民主支持の労組票の上積みを目指す。
 吉井透氏は公明党の強固な組織票に支えられるが、課題は唯一の新人ゆえの知名度不足。陣営は選挙カー自粛を決めたが、「選挙を盛り上げる効果はあるだけに痛い」と苦渋をにじませる。
 共産党の真下紀子氏の陣営は「(選挙運動の自粛は)政策を訴える場を奪う」とし、従来通り街頭での訴えを重視。脱原発の推進など訴える。
  ■  ■
 「本当に厳しい選挙です。被災地の復興のためにも勝ち抜かせてください」。道議選函館市区(定数6)に立候補した平出陽子氏は3月末の決起集会で、声を振り絞って訴えた。震災翌日から防災服で函館朝市や漁港などを巡り、告示後も防災服で遊説を続ける。
 過去2回、3議席を維持してきた民主だが、今回は政権批判の逆風を浴び、危機感を募らせる。平出氏が北教組、斉藤博氏がNTT労組、高橋亨氏は市職労と出身の労組票に加え、民主系の市議選候補者との連動ですみ分けを図る構えだが、身内同士の争いになりかねない状況だ。
 自民の公認は川尻秀之氏と佐々木俊雄氏。6選を目指す川尻氏は経済団体や水産業界の支援で上位当選を続けているが「今回だけは読めない」(選対幹部)。前回、最下位で滑り込んだ佐々木氏も道職員経験を前面に出し、知事選との連動で票固めを急ぐ。
 公明は市議だった志賀谷隆氏を擁立。強固な支持基盤で初当選を目指す。前回、議席を失った共産は古岡友弥氏が議席の奪還を狙う。「(青森県)大間原発の建設を中止し、函館の防災計画に全力を挙げる」と訴える。
 みんなは三遊亭洋楽氏を擁立。選挙事務所を置かないユニークな戦いを展開。大日向豊吉氏は「北海道新幹線の函館駅乗り入れ」に絞って支持拡大を図る。【横田信行、近藤卓資】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆旭川市(定数6)
三井あき子 49 民現(3)
真下紀子  54 共現(2)
吉井透   51 公新
加藤礼一  57 自現(4)
木村峰行  61 民現(3)
菅原範明  55 み元(1)
東国幹   43 自現(2)
 ◆函館市(定数6)
古岡友弥  34 共新
高橋亨   57 民現(2)
大日向豊吉 61 無新
平出陽子  62 民現(5)
川尻秀之  65 自現(5)
佐々木俊雄 60 自現(1)
斉藤博   59 民現(3)
志賀谷隆  57 公新
三遊亭洋楽 52 み新

4月5日朝刊

462チバQ:2011/04/08(金) 21:51:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000130-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/3 道議選 /北海道
毎日新聞 4月6日(水)12時20分配信

 ◇自民と大地争い激烈−−釧路市
 ◇民主党内に深い亀裂−−北見市
 「山崎晃の戦いは新党大地の戦いであり、鈴木宗男の戦いだ」。4日夜、釧路市内のホテルで開かれた無所属の山崎晃氏の激励会。同党代表代行の浅野貴博衆院議員は、支持者ら約800人を前にきっぱりと宣言した。
 道議選釧路市区(定数4)は、現職3人と新人3人が立候補。全陣営が「だれが当選してもおかしくない」と口をそろえる。特に、前回(07年)は自民党現職だった蝦名大也・釧路市長の「空席」をめぐる保守系3人の争いは激烈だ。
 自民は現職の小畑保則氏と新人の笠井龍司氏で「2議席維持」を目指すが、支持基盤が一部重なり、新たな票の掘り起こしが必要。大地は山崎氏を「蝦名後継」として推薦。鈴木氏が服役中の今、党勢の命運を懸ける。
 山崎氏の陣営は、民主党との協力関係を当初模索したが、大地が知事候補の木村俊昭氏の推薦を撤回して以降、不透明感が漂う。民主も政権への逆風を受け、橋本豊行氏の再選に総力を集中せざるを得ない状況だ。
 一方、戸田芳美氏の3選を狙う公明党は、支持基盤を固める一方、前回衆院選で伊東良孝氏の勝利を実現させた自民との協力関係にも期待する。共産党の松永俊雄氏は、民主や自民に失望した有権者の「受け皿」をアピール。初の議席獲得を目指す。
 さらに、かつて鈴木氏の秘書を務めた蝦名市長の動向も焦点。告示の1日朝には、山崎氏の出陣式前に選対事務所を訪れ「山崎さん1人だけを応援して選挙活動をしていきたい」とあいさつした。だが、「市長という立場上、選挙では動けない」(自民陣営幹部)との声も出ている。
  ■  ■
 「道議は、長く北見に住む鳥越さんに」。民主の松木謙公衆院議員(道12区)は2日、北見市内で、道議選北見市区(定数2)の鳥越良孝氏の応援のためマイクを握り、声を張り上げた。
 鳥越氏は鈴木氏の元秘書。鈴木氏の支援を受けて09年の衆院選で当選した松木氏は民主党道連に掛け合い、鳥越氏の推薦を取り付けた。一方、長南幸子氏を担ぎ出した党北見支部は「衆院選での恩をあだで返すのか」と松木氏に怒りをぶつける。連合北見の幹部は「次期衆院選で労働界は松木氏を支援しない」と言い切る。
 長く衆院議員秘書を務めてきた長南氏は昨年7月の参院選後に北見に移住。政策通をアピールするが、「知名度不足」と陣営は焦りを隠さない。連合北見は「市議選との連動ではないだけに、組織の広がりが今ひとつ」と気を引き締め、労組票の取りまとめに力を注ぐ。
 鳥越氏の出馬に神経をとがらせるのは長南氏の陣営だけではない。自民の船橋利実氏後援会の一部は鳥越氏を市議時代に支援していた。船橋氏の陣営幹部は鳥越氏に対し「近親憎悪に近い。一票一票、つぶしをかける」と語気を強め、支持基盤固めに懸命だ。【山田泰雄、渡部宏人】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆釧路市(定数4)
山崎晃  56 無新
松永俊雄 62 共新
橋本豊行 57 民現(1)
小畑保則 62 自現(2)
戸田芳美 61 公現(2)
笠井龍司 45 自新
 ◆北見市(定数2)
鳥越良孝 54 無新
船橋利実 50 自現(4)
長南幸子 53 民新

4月6日朝刊

463チバQ:2011/04/08(金) 21:51:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000009-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/4 道議選 /北海道
毎日新聞 4月7日(木)10時37分配信

 ◇北方領土では対照的−−根室市
 ◇浮動票取り込みカギ−−北広島市
 自民現職で再選を目指す松浦宗信氏に、無所属の元市議長、遠藤輝宣氏が挑む根室市区(定数1)。北方領土問題という特別な課題を抱えるが、アプローチの手法は対照的だ。
 「今ロシアは4。日本はゼロ。まず(歯舞、色丹の)二つ。それから、国後、択捉を協議して平和条約を結ぶ現実的返還論を目指すべきだ」。新党大地根室支部長も務める遠藤氏は5日の総決起集会で、2島先行返還論を訴えた。
 段階的返還論を持論とする同党の鈴木宗男代表の意をくんだ形。さらに、人的な交流が中心のビザなし交流をステップアップさせる「ビザなし特区」も提案し、四島との経済交流に突破口を求める。
 一方の松浦氏は「外交交渉は国の専権事項」として、四島返還へ向けた具体的な方法論は打ち出さず、振興策へ向けた新たな態勢の構築を掲げる。
 松浦氏は「領土問題がなかったら、この地域はこんなに疲弊していなかった」と主張。内閣府と外務省、道、市、元島民らによる「実務的な協議体」を設置し、地域振興策を求める考えだ。
 ただし、東日本大震災の影響で、サンマやサケ・マスの根室への水揚げ量は約40億円以上減少すると予想される。その対策に市民の関心が集まるが、2氏は国に支援を求め、明確な違いはない。
 また、2氏は小中高と同じ学校で学び、根室青年会議所でもともに活動した間柄とあって、表立って態度を示す市民も少なく、票の行方は混とんとしている。
  ■  ■
 「北広島は民主党と他党のつば競り合いの最前線。私たちの牙城はなんとしても守っていかなければならない」。道議選告示前日の31日、北広島市区の民主公認、小岩均氏の出陣式で、党第5区総支部の中前茂之代表は声を張り上げた。
 同区は現職の沢岡信広氏まで7期28年間、社会党と民主党が議席を守ってきた。しかし、強固な地盤に陰を落としたのが「政治とカネ」の問題だった。
 北海道教職員組合の違法献金事件を巡り、小林千代美前衆院議員が引責辞職。事件以降、労働組合は表立った選挙活動を自粛。昨年10月に行われた補選では、北教組の批判を繰り広げた自民の町村信孝元官房長官が、中前氏に大差で勝利した。ダメージを断ち切りたい民主だが、小岩氏の選対幹部は「昨秋よりも状況はましだが、組織票固めという点で労組の動きが鈍いのは相変わらず。戦力ダウンは間違いない」とこぼす。
 一方、補選の勢いに乗りたい自民だが、補選の北広島市での獲得票は町村氏が約600票上回っただけ。自民推薦の野原薫氏の陣営は「北教組事件で流れは多少変わったものの、あれだけの民主への逆風の中で、わずかしか差がつかなかった。ここはいまだに厳しい」と表情は硬い。
 陣営は高橋はるみ知事との連携をアピールし、浮動票を取り込む戦略。5日の個人演説会に駆けつけた町村氏も「高橋知事を支えるのなら、野原氏をお願いします」と訴えた。【本間浩昭、円谷美晶】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◆根室市(定数1)
遠藤輝宣 56 無新
松浦宗信 56 自現(1)
 ◆北広島市(定数1)
野原薫 63 無新
小岩均 51 民新

4月7日朝刊

464チバQ:2011/04/08(金) 21:52:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000011-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:激戦区から/5止 札幌市議選 /北海道
毎日新聞 4月8日(金)10時32分配信

 ◇民主と自民の総力戦−−西区
 ◇昨年の補選で複雑に−−厚別区
 「『市民が主役のまちづくり』が根付いてきました。住民目線で暮らしを守ります」。6日朝、札幌市西区のJR琴似駅前で演説した民主新人の常包喜代美氏は、札幌市長候補の現職、上田文雄氏が掲げる「市民自治」をアピールした。
 札幌市議選西区(定数7)は現職6人と新人4人が立候補。民主党は同区で初めて3人を擁立し、うち2人は新人だ。強気の行動に出た背景には、保守系候補の乱立がある。自民現職3人のほか、無所属新人の高橋秀典氏が出馬し、保守票を食い合う構図に。公明の涌井国夫氏、市民ネットの小倉菜穂子氏も議席の死守を目指し、共産は新人の田中啓介氏が挑む。
 高橋氏は03年の市議選で当選したが、公職選挙法違反(買収、事前運動)で逮捕、起訴され辞職。懲役2年執行猶予5年の有罪が確定し、当選も無効とされた。執行猶予期間を終えて政治活動を再開した高橋氏は「議会改革に取り組みたい」と再起を誓う。
 自民公認の村山秀哉、飯島弘之、勝木勇人の3氏は支持基盤の地域ごとに票固めを急ぐ。ある候補は「議会多数派を取るために1人も落とせないのに、震災の自粛ムードで支持固めの時間が足りない」と焦燥感が漂う。
 民主は支持基盤の労働組合を単産ごとに3候補に割り振ったが、知名度で劣る常包氏と中村剛氏の2新人が共倒れになる懸念も。「西区は議会主導権のカギ。自民と民主の総力戦だ」。同区支部幹事長の現職、大島薫氏は語気を強める。
  ■  ■
 7人による激戦となった札幌市議選厚別区(定数5)は、昨年10月に公明市議の辞職に伴う補選があった影響で、複雑な選挙模様となっている。
 告示された1日夜。自民現職の川田匡桐氏が演説会で、必勝鉢巻きをして、「私は議員報酬がなくなっても、札幌のために、厚別のために、頑張っていきます」と絶叫した。
 川田氏は補選で当選したが、危機感を強める。補選では候補擁立を見送った公明から丸山秀樹氏が出馬し、強固な支持基盤を背景に安定した戦いをみせる。補選で惜敗したみんなの場谷常八氏も再挑戦。民主は推薦の小川直人氏と公認の西村茂樹氏が前回に引き続き2議席確保を狙う。自民現職の小嶋裕美氏も再選へ地盤を固める。
 前回最下位当選だった共産現職の村上仁氏の陣営も「党の力としてはギリギリの選挙区」と漏らす。共産が過去に獲得しているのは8500〜1万票の当落線上。4年間で110回以上質問した実績をアピールして無党派層への食い込みを図る。
 補選で2万5000票以上を獲得した場谷氏はみんな公認3候補の中では唯一の選挙経験者で、党は初めての議席獲得に期待する。しかし、場谷陣営は「補選は、自民対『そうではない人』という戦いで、名前を知られているとは感じない。党の勢いも当初から見ると落ちてきている」と引き締める。【鈴木勝一、中川紗矢子】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◆西区(定数7)
大島薫   60 民現(4)
村山秀哉  58 自現(2)
中村剛   41 民新
涌井国夫  58 公現(4)
飯島弘之  44 自現(1)
小倉菜穂子 53 ネ現(1)
常包喜代美 48 民新
勝木勇人  51 自現(4)
高橋秀典  41 無新
田中啓介  38 共新
 ◆厚別区(定数5)
村上仁  48 共現(1)
小川直人 54 無現(1)
西村茂樹 68 民現(7)
場谷常八 61 み新
丸山秀樹 46 公新
小嶋裕美 44 自現(1)
川田匡桐 42 自現(1)

4月8日朝刊

465チバQ:2011/04/10(日) 22:39:57
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104060002
《道議選ルポ》(1)分裂 公認と推薦争う
2011年04月06日


松木謙公衆院議員の要請で、民主推薦の候補の応援に訪れた谷亮子参院議員。谷議員の来訪を民主の公認候補の陣営は知らなかった=2日、北見市







■北見市 民主票奪い合う


 北見市の繁華街。2日夕、無所属新顔で民主党が推薦する元市議鳥越良孝氏と地元選出の民主党・松木謙公衆院議員の横に、谷亮子参院議員が立った。


 「松木先生のお声がけで応援に駆けつけました」


 昨年の参院選で初当選した谷氏は「小沢チルドレン」の一人。小沢一郎元代表の側近である松木氏が依頼し、声を張り上げた。


 同じころ、民主党公認の新顔、元衆院議員秘書の長南幸子氏は市内の住宅街を選挙カーで遊説していた。谷氏の選挙区入りは知らなかった。


 「もう勝手にして下さいという事態です」。長南氏を支援し、民主の支持母体・連合北見の幹部はため息をついた。


 北見市選挙区は過去3回、民主と自民が定数2の議席を分け合った。自民現職の船橋利実氏が5選を目指す中、連合北見が推す長南氏が党公認を受けた。これに反発していた松木氏が支援する鳥越氏も、その後、党推薦を得た。


 三つどもえの構図とはいえ、公認と推薦が争う形になり民主支持層を奪い合う様相を見せている


 松木氏は「けんかをしているつもりはない。個々の選挙で全力投球する。それから次のものが見えてくる」と淡々と語る。


 6日には、松木氏と親交が深い河村たかし・名古屋市長が来て、北見駅前でマイクを握る。


 民主党北見支部代表の元道議の柏倉勝雄氏は「網走管内の民主支持者はまじめ。逆に、まじめだから今回の事態には反発しかねない」。選挙結果の行方を懸念している。


■小樽市 保守系3人立つ


 小樽市選挙区(定数3)は、2007年の前回選挙と同じく保守系の候補者が3人立った。そこに民主現職と共産新顔が加わり、しのぎを削る構図だ。


 無所属の八田盛茂氏は自民推薦の現職。4年前、世代交代を訴え、自民現職の重鎮と自民推薦の元職を破り初当選した。5日も選挙カーから「小樽のために働いてきた。再び道議会へ送って下さい」と訴えた。


 一方、地元の自民支部は「感情的なしこり」(関係者)が消えない。いまだに支部に加入できず、道議会の自民会派に入るのも19カ月かかった。


 今回自民の公認候補は、市議をほぼ1期務めた佐藤禎洋氏。全面支援する地元支部の意向が尊重された。


 陣営は「この4年、小樽は何も変わっていない。やはり出るべき人、出したい人に道議をやってもらいたい」。


 もう一人の保守系、佐藤聖一郎氏は地元選出の元自民党衆院議員の次男。若さと既成政党のしがらみを持たない立場を強調、他との「違い」を訴えている。


 保守系同士が争う小樽の歴史は古い。半世紀近く続くとも言われ、道議選での保守分裂は「別に何とも思わない」(関係者)と、冷静に受け止められている。


 一方、前回上位当選した民主と共産も逆風にある。


 民主の池田隆一氏は「市民が主役、という党の原点を忘れず、地域再生に取り組む」と訴える。だが、出身母体の北海道教職員組合の不祥事で、支持組織の動きはにぶいとされる。


 花岡ユリ子議員の引退で後継に立った元市議菊地葉子氏は、共産支持層以外にも幅広くあった「花岡票」の目減りを警戒する。
(加賀元、三木一哉)


   ◇


 統一地方選の前半戦は終盤にさしかかった。各地の道議選は日増しに熾烈(しれつ)さを増す。焦点の選挙区を4回にわけて追った。

466チバQ:2011/04/10(日) 22:40:21
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104080003
《道議選ルポ》(2)民・自が一騎打ち
2011年04月07日


「民自の30代対決」を勝ち抜く決意を込め、候補者とともに腕を振り上げる支持者=登別市







■30代 民・自が一騎打ち


■登別市 経済の復興訴え


 登別市中央町。道議選で第1党争いを演じる民主と自民の「30代対決」となった両候補の事務所は、目と鼻の先にある。


 6日午前9時。まず自民現職の堀井学氏の選挙カーが口火を切った。「皆さんとともに4年間、全力で働いてきました」と実績をアピール。すぐさま民主新顔の赤根広介氏側が「登別生まれ、登別育ち。皆さんにお育ていただいた」と地元出身を強調し、運動を始めた。


 前回、堀井氏は冬季五輪の銅メダリストという知名度と若さを武器に、6選を目指した24歳上の民主系現職を711票差で破った。今回、民主は一気に若返りを図り、室蘭出身の堀井氏より若く、地元生まれの前市議赤根氏をぶつけた。自民・民主が前回と攻守の立場を変えた戦いだ。


 選挙直前に起きた東日本大震災が、選挙区内の雰囲気も変えた。全国ブランドでもある登別温泉では、外国人客を中心に宿泊キャンセルが続き、大型連休を前に窮地に立つ。


 4日の温泉街。堀井氏は「この地に観光客が戻ってくるよう、全力を挙げる」と力を込め、「旅行会社と連携した需要喚起、関東・関西圏での誘客の展開を図る」と訴えた。


 一方の赤根氏も「経営的支援や資金調達など政治が支えていく」と強調。3日の個人演説会では鳩山前首相が「赤根候補と協力し、登別の経済的復興のお手伝いをしたい」と力説した。


 30代対決に、温泉街では「今の情勢で何ができるのか」と経験不足を心配する声もある。だが、土産品も扱う商店を経営する60代の男性は「若さは夢を持たせてくれる」と期待する。


■衆院の代理戦争 宗谷総合振興局


 宗谷総合振興局も、前回の「50歳差対決」から一転して、民自の30代同士がしのぎを削っている。2人は、それぞれ衆院議員の松木謙公氏(民主)、武部勤氏(自民)の秘書だった。民主政権への攻防も入り交じり、次期衆院選も見据えた代理戦争の様相も見せている。


 民主現職の田島央一氏は告示後の2〜4日は利尻・礼文島を回った。4年間、毎月のように訪れ、妊産婦のフェリー料金・宿泊費助成、航空路維持など、離島対策に注力してきた。


 「『若さに期待している』と4年前言ってくれた人が今では僕の熱狂的なファン。年齢ではなく、何をしてきたかが問われている」と自信をのぞかせる。


 ただ、選挙区内には政権批判に加え、松木氏が農水政務官を辞任した余波が残り、松木氏は告示日に姿を見せたきりという。


 一方の三好雅氏は幌延町で第一声をあげ、選挙戦をスタートさせた。たすきには、大震災の犠牲者を悼む喪章が揺れる。幌延には放射性廃棄物の地下埋設処分を研究する施設があり、福島第一原発の事故に敏感な雰囲気も流れる。


 秘書として約8年間、宗谷地方を歩いた。「宗谷が大打撃を被るTPP(環太平洋経済連携協定)には断固反対」などと訴え、支持を呼びかける。


 武部氏は告示日などで街頭に立ち、民主批判を繰り返し、後押しを続ける。


     ◇


 道議選で戦う30代以下の候補は23人で、約2割を占める。登別、宗谷以外にも、網走市(定数1)では30代と20代が一騎打ちを展開し、5人が立った札幌市西区(定数3)では3人の30代候補が争っている。
(島田賢一郎、宮永敏明)

467チバQ:2011/04/10(日) 22:40:45
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104080002
《道議選ルポ》(3)新勢力 手探りの戦い
2011年04月08日


「少しでも目につくように」と、自転車にのぼり旗をつけて遊説を始める=苫小牧市




■苫小牧市  道内版・地域政党


 「既存政党のしがらみを打ち破る。公共事業に依存した北海道から自立するために政治と経済を変える」


 苫小牧市から立候補している地域政党「無所属・道民党の会」の鳥越浩一氏は7日、自転車のペダルを踏みながらハンドマイク越しにこう訴えた。


 河村たかし・名古屋市長の「減税日本」、橋下徹・大阪府知事の「大阪維新の会」に代表される地域政党は、今回の統一地方選を前に各地で産声を上げた。


 わかりやすい政策を掲げ、既成政党への不信感をとりまとめることで勢力につなげ、新たな対抗軸として存在感を示す――鳥越氏の動きはいわばその「道内版」だ。


 鳥越氏は「減税日本の政策は成り立たないと思うので共感できない」という。ただそこに有権者の支持が集まっていることに、「既成政党に飽き足らない層を取り込めるのでは」と、1月に会を設立した。


 定数3に対して4人が立った苫小牧では、まさに既成政党との戦いになっている。現職の遠藤連氏は自民党。新顔で元市議の沖田清志氏は民主党。新顔で元市保健福祉部長の安藤邦夫氏は公明党。3陣営ともまずは組織固めに努める。


 市内の4割は特定政党に依拠しない無党派層といわれている。既成政党の陣営幹部の一人は「ただでさえ読めないこうした有権者の動きがさらに難しくなった」とこぼし、道民党の会の動向に警戒感を示している。


 1日夕。市中心部のスーパー前にオレンジ色の派手なジャンパーを着た鳥越氏らが自転車で着いた。「道民党」「本人」と大書きされたのぼり旗を立ち並べ、買い物客らに訴えた。


 「少しでも有権者の目につくことから始めたい」。ボランティア頼みの草の根運動だが、陣営は必死に駆け回る。


     ◇


■旭川市  民・自との差 強調


 4日夕、旭川市のホテル。みんなの党の江田憲司幹事長は、民主、自民両党との違いを強調し、「世間の常識が通じる政治を」と訴えた。


 みんなの党は、民自両党に不信感を募らせた有権者の受け皿として、昨年7月の参院選で10人を当選させた。道選挙区では元道職員の新顔が落選したものの、約32万票を集めた。


 参院選比例区の旭川市では1万7千票近くを獲得し、道議選の当選ラインに迫る潜在力を示した。道議会で初となる議席獲得を目指し、みんなの党は今回、自民党を離党した元職の菅原範明氏を擁立する。


 旭川市は定数6に現職5氏が立った。民主党は三井あき子氏と木村峰行氏、自民党は加藤礼一氏と東国幹氏。共産党は真下紀子氏。公明党は引退議員の後継候補として新顔の吉井透氏を擁立し、議席の維持を目指している。


 1日の出陣式。菅原氏は「地方が元気にならないと国が元気にならない。地方から国を変える火種をつくっていく」と訴えた。


 経済活性化、雇用、福祉、道政改革……。東日本大震災の影響もあり、具体的な政策は他陣営とも似通っている。選対幹部も「国政選挙とは違い、政策の違いを出すのは難しい。地域に根ざした政策を地道に訴えるしかない」と認める。


 新勢力は、手探りの戦いが続いている。


(白勢洋一郎、松島日世士)

468チバQ:2011/04/10(日) 22:41:10
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104100001
《道議選ルポ》(4)生き残りかける大地
2011年04月09日


「塀の中にいる夫に報告しています」と支持を訴える鈴木宗男氏夫人の典子さん。右は歌手の松山千春氏=1日、帯広市







■草の根選挙展開 根室市


 「鈴木宗男が誰よりも信頼を置いている。力を貸して欲しい、戦って欲しいと出馬を要請したんです」


 5日夜、根室市で歌手の松山千春氏は、遠藤輝宣氏の集会で声を高めた。


 松山氏は新党大地の命名者で、現在収監中の党代表、鈴木宗男元衆院議員と「心友」であることは知られている。力を込めた後、松山氏は「(遠藤さんの応援は)塀の中からの(鈴木氏の)指令ですよ。すごいでしょ」と沸かせた。


 市議長も務めた遠藤氏は新党大地の発足と同時に自民から移り、大地の根室支部長を務める生粋の「大地の子」だ。


 収監前の昨年10月、鈴木氏が立候補を強く要請。大地直系として、議席獲得への陣営の思いは強く、ムネオ流の「草の根選挙」を展開する。


 一方、再選を目指す自民現職の松浦宗信氏は1日の出陣式で、「大震災で混乱する日本、道内、根室市の被害も大きい。こういう時こそ道政の継続、安定が必要なんです」と実績を強調した。


 2候補は同年齢、同じ中学、高校の出身で、もとは同じ自民党同士。支持層が重なる部分が多く、地縁、人脈が複雑に絡み合う。


■ムネオ票が左右 帯広市


 道議選告示日の1日。帯広市内で開かれた山崎泉氏の出陣式には、松山氏に加え、鈴木氏の妻典子さんの姿があった。


 「(山崎氏は)秘書として8年間、夫を支えてくれた。大震災で大変な時。優しさや人情を知っているはずなので、それを道政の場でいかして欲しい」と、夫人はマイクで訴えた。


 松山氏は大震災に対する道の対応を巡り「道議会の皆さんの顔が見えない。そんな中で山崎は必ずやってくれる(候補だ)」と支持を呼びかけ、持ち歌の「大空と大地の中で」のワンフレーズまで披露した。


 2003年から市議を務めていた山崎氏の立候補も、鈴木氏の意向が強く働いている。党代表が不在の間、大地の党勢維持と拡大が課せられた「命題」で、「勝てる候補は山崎氏しかいない」と、白羽の矢が立った。


 自転車で市内を回る山崎氏は、大地のイメージカラーである緑色のネクタイをしていない。運動員たちのジャンパーもピンク色だ。推薦を受ける民主への気遣いから、無所属を強調しようと緑色を避けているという。


 定数3の帯広市は前回、自民の清水誠一氏と小野寺秀氏、民主の三津丈夫氏の3現職で無投票。今回も同じ顔ぶれで当初は無風ムードが流れていた。しかし、鈴木氏による擁立で一転、激戦に変わった。


 衆院の旧中選挙区時代から残るムネオ票の行方が左右する。


■新顔 激戦に拍車 釧路市  


 釧路市内で4日夜、開かれた山崎晃氏陣営の集会。「山崎氏の選挙は新党大地の戦い、鈴木宗男の戦いです。山崎候補はまさに新党大地の公認候補です」。鈴木氏の収監後、代わって繰り上げ当選した浅野貴博衆院議員は声を張り上げた。


 収監される2日前の昨年12月、釧路市の自身の集会で鈴木氏は「道議選に勝つため皆さんの支援をお願いします」と、元市議の山崎氏を一番に紹介した。


 この「立候補表明」で、釧路市は激戦に拍車がかかった。選挙戦では、民主の橋本豊行氏、自民の小畑保則氏、公明の戸田芳美氏の現職3氏に加え、自民の笠井龍司氏、共産の松永俊雄氏の新顔2氏が立ち、大地と国民新の推薦を受ける無所属の山崎氏が、主要政党に挑む。


 鈴木氏が出所してくるのは約1年後。鈴木氏を知るある道東の政治家は、今回の道議選について「(議席を取れるか取れないか)新党大地にとって分岐点となる選挙だ」と話し、生き残りをかけた戦いとみている。(深沢博、田中義信、横山蔵利)=終わり

469読売マイラーズCで今週も儲けます!:2011/04/11(月) 10:45:11
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470チバQ:2011/04/12(火) 23:12:00
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/04/12/20110412m_02.html
道議選室蘭市区分析、滝口氏前回票減らすがトップ当選
【2011年4月12日(火)朝刊】



 10日投開票された道議選室蘭市区(定数2)は、民主党公認の滝口信喜氏(64)が前回より票を減らしながも1万9432票のトップで5選を果たし、また無所属新人の川畑悟氏(39)は、自民党現職の山本雅紀氏(64)を破り初当選した。東日本大震災で盛り上がりに欠け投票率は低下。そんな中、室蘭は既存政党への批判が顕著に表れた。地方政治のありようが問われた選挙ともいえる。投票結果から分析した。




 前回3万票余りを獲得し、他候補を圧倒した滝口氏。政権奪取へ向けた民主党への追い風を地方から巻き起こした象徴的な結果だった。しかし、今選挙は政権政党となった民主党に対する全国的な逆風下、さらに、東日本大震災が甚大な被害を及ぼす中、自粛ムードが強まり有権者の地方選挙への関心も薄まった。

 道議選投票率は59%で前回の62・7%から後退。地元事情では、候補者選びをめぐり自民党室蘭支部の幹部が分裂。支部長の徳中嗣史市議らによる主流派が現職の山本氏を推し、反主流派が自民党を飛び出した川畑氏を推した。

 保守分裂の中で、断然有利とみられた滝口氏だったが、予想以上の苦戦を強いられた。室蘭民報社が実施した有権者街頭調査、期日前投票と投票日の出口調査では、高砂・水元地区、白鳥台地区でリードしていたが、前回ほどの勢いは無く、無党派層の民主党離れが顕在化した。

 一方、川畑氏は組織票を持たなかったものの、自民、公明票、企業票を背景に知事選との連動選挙を展開した山本氏に善戦。若さを武器にした自転車遊説で有権者に身近な存在の印象を与えることに成功した。

 川畑氏は期日前投票でも中央町地区で圧倒的な人気を誇り、さらに選挙戦後半には輪西地区でも票を伸ばした。中央、輪西地区はもともと滝口氏の地盤だ。これは民主への批判とも受け取れる。

 一方で、本紙の告示前後のアンケートで候補者を「決めていない」としていた市内全域の浮動票は川畑氏が取り込んだようだ。このほか、一部業界の固定票も川畑氏に流れ、さらには共産票などは現職への批判票の受け皿ともなっていた。
(佐藤重理)

471チバQ:2011/04/13(水) 23:37:38
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104120004
民主、逆風・亀裂に苦心 道議選
2011年04月12日


道議選に初挑戦した市民ネットワーク北海道。元札幌市議の新顔佐藤典子氏(左)は次点に終わった=11日午前0時43分、札幌市北区

 10日投開票された道議選(定数104)では自民系と公明党で過半数を占め、道政与党は引き続き高橋はるみ知事を支える構図となった。政権への逆風も受けた民主党は、第2党にとどまった。新党大地直系の議員が道議会で初めて議席を得たが、そのほかの少数・地域政党は全員敗れた。


   ◇


 統一地方選の前半戦で全国的に苦戦した民主党。改選前を1議席上回る40人の公認・推薦候補が当選し、民主党北海道に落胆の色は広がっていない。高橋由紀雄選対委員長は「40議席を確保し、党の政策を訴える足がかりにできる」と語った。


 道議会第1党を狙い、12選挙区で複数の候補を立てた。共倒れはなかったが、道連の佐野法充幹事長(札幌市豊平区)や、4期目を目指した蝦名清悦氏(同市北区)らが敗れる波乱もあった。


 定数1の選挙区で特に厳しかった。民・自系の対決型は12選挙区あり、民主系が制したのは檜山振興局と北斗市のみだった。


 北見市では連合北見が支援する党公認の長南幸子氏が、党推薦の鳥越良孝氏と争う形で敗れ、民主支持層に亀裂を生んだ。


 連合の組織内にも波紋が広がる。今回の長南氏の得票率は約22%。連合が支援する候補は過去の選挙で30%超の得票率を得ていたといい、党北見支部は「(こんな得票率は)経験がない」といい、今後総会で分析する方針だ。


■自公堅調、改選前上回る


 一方、道政与党の自民党系、公明党は、改選前議席(自民50、公明5)をいずれも上回った。自民系51人、公明党8人が全員当選し、高橋はるみ知事との連動も功を奏した。無投票で5選した同党道連の竹内英順幹事長は「民主政権に安定感がないことへの不満が現れた結果。地域の実情を分かっているのは、やはり自民党と判断して頂いた」と自信をのぞかせた。


 公明党も初めて擁立した苫小牧市で議席を獲得。候補の乱立で大激戦となった札幌市北区や旭川、函館、釧路各市でも取りこぼしはなく、最多議席を獲得した。札幌市北区で5選した佐藤英道党道本部幹事長は「これまで以上に道民の視点に立った政策提言をしたい」と語った。

472チバQ:2011/04/13(水) 23:37:58
■大地に存在感 共産苦戦 1議席


 1議席を獲得した政党は明暗が分かれた。


 新党大地は前衆院議員の鈴木宗男代表が収監前に直接擁立にかかわった釧路、帯広、根室の3人の直系候補のうち、帯広の山崎泉氏が自民現職を破り、道議会では初めての議席を得た。「代表不在」(代表代行・浅野貴博衆院議員)でも存在感を示した格好だ。


 浅野氏は「代表の政治理念がたたき込まれている。道議会で存分に活躍して欲しい」とエールを送った。民主会派に加わるかどうかについて、浅野氏は「検討中」と述べるにとどめた。


 釧路市で落選した山崎晃氏は、推薦を受けた大地の全面的な支援を受けた。当選ラインに2500票ほど届かなかったが、選対関係者は「大地の力は見せつけることができた。代表が戻るまで守っていかなくては」と語り、「ムネオ票」の結束を確認するきっかけになったもいえそうだ。


 対して共産党は、選挙前の2議席のうち、小樽市の議席を失い、道議会は旭川市の1議席だけとなった。同党道委員会の青山慶二書記長は「組織そのものの力量、実力が足りなかった」と課題を挙げた。


■地域政党・新勢力 議席獲得ならず


 旭川市などに擁立した、みんなの党、市民ネットワーク北海道、地域政党「無所属・道民党の会」はいずれも議席に届かなかった。60%を下回る投票率の中で、無党派層の支持が十分得られなかったことも影響したとみられる。道民党の会の代表で、苫小牧市で落選した鳥越浩一氏は11日、「短い選挙期間で有権者の市民に(訴えが)浸透しなかった」。札幌市北区で落選した市民ネット北海道の佐藤典子氏も事務所で、「一人ひとりに訴えていく時間がなかった」と語った。

473チバQ:2011/04/13(水) 23:41:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000008-mailo-hok
外れた思惑:統一地方選前半戦/上 高橋人気で圧勝 /北海道
毎日新聞 4月12日(火)10時57分配信

 ◇自民に追い風吹かず
 10日投開票の知事選から約1週間前の2日夜、釧路市内のイベント会場にはほぼ満員となる約800人が詰め掛けていた。この日は現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明道本部推薦=の個人演説会が予定されていたが、本人が風邪で体調を崩し、欠席。しかし、会場と電話中継する演出で高橋氏が「行けなくてごめんなさい」と謝罪すると、その声を待ちわびていたように会場からは大きな歓声が上がった。
 投票率が前回比4・67ポイントも下回った知事選で、高橋氏は前回を11万票上回る184万票を獲得し、3倍以上の大差で民主推薦候補を降した。毎日新聞・HBC共同出口調査で、高橋氏は自民支持層の91%、公明支持層の88%を固めたほか、民主支持層の43%、共産支持層の24%にも浸透していた。
 陣営幹部は「まるで芸能人のような人気。有権者は支援政党ではなく、高橋氏の清潔なイメージや人柄で評価していると思う」と打ち明ける。
  ◇  ◇
 「高橋氏が当選し、(公明議席も含め)道議会でも安定多数を得られた。新人も10人入り、岩見沢市や北広島市の都市部でも民主の議席を奪い取った」。11日未明、高橋氏の選対事務所(札幌市中央区)で道議選の開票速報を見守っていた自民党道連の竹内英順幹事長は誇らしげに語った。
 道議選(定数104)で、自民は公認・推薦候補計56人のうち、51議席を獲得し、第1会派の地位を守った。しかし、改選前から1議席増やしただけ。高橋氏は知事選初の179市町村ですべてトップとなる完勝だったが、自民は目標としていた単独過半数の53議席に届かなかった。
 札幌市議選(定数68)も同様で、改選前の22議席から2議席増やしたものの、23議席の民主をかわして第1会派の座を守るのがやっとだった。札幌市長選では、自民推薦の新人、本間奈々氏(41)が現職の上田文雄氏(62)に16万票の大差で敗れ、自民に追い風が吹いたとは言い難い。
  ◇  ◇
 全国41道府県議選でも、自民の当選者は前回(07年)比21人減の計1119人。一方、大阪府議選などでは、首長が代表を務める「首長政党」が存在感を示し、民主、自民などの既成政党を降して第1党に躍り出た。
 自民道連関係者は「最近、既成政党の枠組みを超えた政党が躍進する傾向があるが、道内にはそういう政党がなく、今回は何とか現状を維持できた。自民党も高橋氏の人気にあやかるだけでなく、自ら斬新な政策を打ち出して存在感を高めなければ、埋没しかねない」と漏らした。【和田浩幸、久野華代】
  ×  ×
 知事選と札幌市長選で高橋氏と上田氏の圧勝に終わった統一地方選前半戦。自民、民主の両党はいずれも「ダブル勝利」は飾れなかった。両現職が党派を超えた幅広い支持を集める一方、薄れる政党の存在感。思惑が外れた政党の選挙戦を振り返った。

4月12日朝刊

474チバQ:2011/04/13(水) 23:42:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000021-mailo-hok
外れた思惑:統一地方選前半戦/下 民主・連合、歴史的大敗 /北海道
毎日新聞 4月13日(水)11時10分配信

 ◇出遅れ、戦略も迷走
 高橋はるみ知事の当確がテレビで速報されると、民主党道連の荒井聡代表はコップの水を口に含み、連合北海道の高柳薫会長は深くため息をついた。
 知事選投開票日の10日午後8時過ぎ。札幌市中央区の事務所で、木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=の到着を待つ約30分間、組織のトップ2人が言葉を交わすことはなかった。
  ◇  ◇
 民主道連と連合北海道は09年の政権交代後、10年夏の参院選道選挙区の2議席獲得と、今回の知事選での「道政奪還」を目標に掲げた。「道内でも政権交代を成し遂げる」(民主道連幹部)構えだった。
 参院選は自民にトップ当選を許し、2議席獲得できなかったものの、民主2候補を合わせた得票は自民候補を上回る約127万票。道連と連合は知事選で木村氏の得票目標を160万票と設定した。
 しかし、ふたを開ければ54万4319票と、高橋知事との票差は3倍以上。旧社会党時代を含め、知事選の党公認・推薦候補の得票数としては過去最低となった。横路孝弘氏(現衆院議長)を擁し、200万票以上を獲得した87、91年の知事選とは雲泥の差だ。
 毎日新聞・HBC共同出口調査によると、民主支持層で木村氏に投票したのは半数にも満たない46%。出馬表明は今年1月で、陣営幹部は「時間が足りなかった。民主支持者にしてみれば、木村さんって誰と思ったかも」と出遅れを認める。
 選挙戦略も迷走した。民主道連は政権批判をかわすため、木村氏を擁立した当初は党本部の大物議員を応援に招かないなど、「民主隠し」に腐心。しかし、世論調査で民主支持層さえ固め切れていない状況に気付くと、一転して党派色を出そうと焦った。告示前日の23日夜、札幌市内のホテルに集まった民主関係者らに、連合北海道の村田仁事務局長は「党が前面に出ないというのは、党が何もしないことではない」とくぎを刺した。
 前回知事選を含め道内選挙で協力関係にあった新党大地からは「候補の擁立過程で相談がなかった」と不信を買い、木村氏の推薦を取り消された。札幌市長選で3選した上田文雄市長との連携効果は数字には表れず、知事選と一体化を図った道議選でも現職の道連幹事長を落選させるなど振るわなかった。
  ◇  ◇
 「党本部のゴタゴタが結果的には足を引っ張った。責任感じないと駄目だよ。選挙前に内輪もめをやってるんだからさ」。道連の荒井代表は10日夜、木村氏が事務所を出た後、敗因を人ごとのように話した。「(知事選は)木村さんの擁立から連合主導だった」と言い切る道連幹部もいる。歴史的大敗を前に責任の押し付け合いも始まるなど、「4年後」に向けた戦略は当分の間、描けそうにもない。【岸川弘明、円谷美晶】

4月13日朝刊

475チバQ:2011/04/13(水) 23:42:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000006-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:道議選 自民、第1会派守る /北海道
毎日新聞 4月11日(月)10時36分配信

 ◇民主、改選前から後退も
 道議選は10日投開票され、無投票を含む48選挙区104人の新議員が出そろった。自民、民主両党による主導権争いとなったが、自民は公認49人・推薦7人の計56人のうち51人が当選し、改選前の50議席を上回った。単独過半数には届かないが、第1会派の座は守った。一方、公認47人・推薦8人・支持1人を立てた民主は40人が当選。ただ、全員が民主会派入りするとは限らず、改選前の39議席から後退する可能性もある。
 自民は現職41人が議席を守り、札幌市北区や北広島市で新人10人が初当選。一方、民主は政権批判のあおりもあり、複数候補を擁立した札幌市豊平区や自民との一騎打ちとなった宗谷管内で現職が落選した。
 改選前5議席の公明は擁立した公認8人全員が当選。公認6人を立てた共産は改選前の2議席から1議席に減らし、今回も代表質問権が与えられる会派構成要件(4議席以上)を満たせなかった。【岸川弘明】
 ◇民主道連幹事長・佐野氏が落選−−札幌市豊平区
 自民、民主の公認各2人と元社民の無所属候補が出馬して混戦となった道議選札幌市豊平区(定数3)で、4選を目指した民主道連幹事長、佐野法充氏(63)が落選した。佐野氏は「大変申し訳ない。ただただ、不徳の致すところです」と頭を下げた。
 過去3回の選挙では、自民候補2人を追い抜くことができず、いずれも最下位当選。今回は前回に続き、別の民主候補が出馬して票が割れたほか、支援者の一部が重複した元社民道副代表の山口たか氏(61)が参戦したことから、さらに不利な状況に追い込まれた。【和田浩幸】
 ◇くら替え松山氏、支持広げ初当選−−札幌市豊平区
 自民、民主各2人と元社民の無所属候補が出馬し混戦となった道議選札幌市豊平区(定数3)で、民主新人の行政書士、松山丈史氏(37)が初当選した。
 民主道連が主宰する「ダッシュ政権塾」出身。03年に札幌市厚別区から市議選に出馬したほか、07年は同区から道議選に立候補し、いずれも落選した。前回までは無所属だったが、今回は民主の公認を得て豊平区にくら替え。地域主権や行財政改革▽環境に配慮したエネルギー政策の促進▽失業者の起業支援や若者の就労支援−−などの政策を訴え、幅広く支持を集めた。【和田浩幸】

476チバQ:2011/04/13(水) 23:43:10
 ◇民主新人向井氏、激戦区勝ち抜く−−札幌市北区
 自民や民主、公明、共産、市民ネットの公認候補ら8人が乱立した道議選札幌市北区(定数4)で、民主新人の向井昭彦氏(46)が初当選を果たした。
 元共和町議。前回道議選は出馬表明の時期が遅く、知名度不足もあり、1万6716票で次点。落選後は再出馬をにらみ、鉢呂吉雄衆院議員や山岡達丸衆院議員の秘書を務めながら顔を売るなど準備を重ねてきた。
 政権与党の民主党に対する風当たりも強く、影響が懸念されたが、中小企業支援の充実や議会・道庁改革を主張。新党大地などの推薦も得て激戦区を勝ち抜いた。【岸川弘明】
 ◇自民推薦梅尾氏、民主退け初当選−−千歳市区
 道議選千歳市区(定数1)は、自民推薦の新人、梅尾要一氏(55)が民主新人を退けて初当選した。
 梅尾氏は市議6期の実績と知名度に加え、山口幸太郎市長との連携を強調して自衛隊体制維持や道立高等養護学校の誘致を訴えた。1月の出馬表明以降、地元企業や自衛隊行事などにもこまめに足を運び、保守層を固めてきた。
 一方、民主は同市で結党以来初の道議候補を擁立。小川勝也副防衛相の元秘書、小池修生氏(44)が固い保守地盤に挑んだが、自衛隊票を切り崩すには至らなかった。【円谷美晶】
 ◇初当選の吉川氏、「若い力で」と涙−−札幌市北区
 自民や民主、公明、共産、市民ネットの公認候補ら8人が乱立した道議選札幌市北区(定数4)で、自民新人の吉川隆雅氏(34)が初当選を果たした。元道議で前衆院議員の吉川貴盛氏の長男。今期限りの引退を決めた道議会・自民会派会長、見延順章氏の後継候補として初挑戦した。
 妻子とともに事務所に到着した吉川氏は支持者らから拍手で迎えられ、「しっかりと見延氏の後を受け継いで、若い力で道政に向かっていきたい」と目に涙を浮かべながら喜びを語った。【岸川弘明】

4月11日朝刊

477チバQ:2011/04/15(金) 22:30:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000007-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:夕張市、問われる議会のあり方 /北海道
毎日新聞 4月15日(金)10時32分配信

 ◇国が財政チェック、不要論も
 統一地方選第2ラウンド(17日告示、24日に投開票)で、財政破綻している夕張市の市長選と市議選(定数9)が行われる。破綻後の街作りをけん引してきた藤倉肇市長(70)は1期で引退し、異例の市議選出馬を表明。背景には市議会との対立や確執もあったとされる。鹿児島県阿久根市や名古屋市など市長と市議会が対立し、地方自治のあり方が問われる中、国の財政チェックを受けている夕張市では「市議会不要論」も噴き出している。【円谷美晶、吉田競】
 ■市長と議会対立
 先月25日に行われた市議会最終日。任期4年の締めくくりとしてあいさつした藤倉市長は「行政と議会はいろんな意見の食い違いはあったけど、最後には一致した」と市議会との確執に触れた。市議選転出を表明した1月の記者会見でも「新しい市議会作りが必要だ」と述べ、市議会への不満をにじませた。
 市議会は当初、ほぼオール与党体制でスタート。しかし、「(藤倉市長の)信念のない発言や対応に不信感が募っていた」(ある市議)という状況下で、同市紅葉山の産業廃棄物処理施設建設問題が対立を決定付けた。建設容認の姿勢を示していた藤倉市長は09年11月、一転して記者会見で反対を表明。地域振興策として賛成していた市議会側は「簡単に覆された」と強く反発した。
 ■役割は限定的
 市議選には現職5▽元職1▽新人4の計10人が立候補予定。一時、無投票の可能性があったが、3月末に新人が「無投票阻止」を掲げて出馬表明し、選挙戦に突入する見込みだ。
 市議の成り手が少ない背景には、報酬の減額や、財政再建中のため市議の役割が限定されていることがある。
 市議会の財政破綻前の定数は18で、議員報酬は月30万1000円だった。破綻後は定数9、議員報酬18万9000円に大幅削減された。また、三つあった常任委員会は「行政委員会」の一つに統合され、毎月開催される。ほぼ終日かかる行政委員会は市議全員が出席しており、破綻前からの市議は「仕事量は圧倒的に増えた」と口をそろえる。
 一方、現在の行財政方針を示す財政再生計画は自治体財政健全化法に基づいて総務相の同意が必要。市議会が承認した計画でも、総務相が同意しなければ実施できない。
 ■存在意義を強調
 「市議の顔も分からない。自分たちの声を聞いてもらったこともない」。年金生活の70代の男性は吐き捨てる。ある市職員は「市議は議会内でのやりとりに終始し、広く市民の意見を聴いていない」と話す。
 こうした批判に、市議3期を務める高橋一太副議長(41)は「(議会の役割や仕事についての)発信力が足りなかった。次の議会のテーマにしたい」と釈明する。1期目の伝里雅之市議(52)は「国は市民の声を聞くことができない。だからこそ議会が必要だ」と存在意義を強調し、国と市民との橋渡し役になる考えを示した。

4月15日朝刊

478チバQ:2011/04/15(金) 22:31:19
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110415-OYT1T00157.htm
都知事・小泉チルドレン…夕張市長選に弁士続々
 財政破綻以来、2度目となる夕張市長選(17日告示、24日投開票)に立候補を予定している一部陣営を応援するため、石原慎太郎東京都知事や、かつての“小泉チルドレン”の女性国会議員らが、夕張市入りすることになった。

 一方、外部からの応援は一切受けずに選挙戦に臨む陣営もおり、有権者の判断にどう影響するかが注目される。

 元都職員鈴木直道氏(30)の陣営の応援には、先日4選を果たしたばかりの石原知事が告示後の20日、夕張市入りする。石原氏が同市に入るのは、財政破綻以来初めてとなる。石原氏は午後2時からの街頭演説、午後3時から市内の「はまなす会館」で行う総決起集会に参加予定という。陣営では「『東京と夕張をつなぐ』と訴えている我々には、大きな勢いになる。ムードを盛り上げていきたい」と歓迎する。2月に夕張市を訪れ、鈴木氏の応援を行っている猪瀬直樹副知事も、選挙戦終盤に夕張を訪れる見込みだ。

 前衆院議員飯島夕雁氏(46)の陣営には、告示前の15日に佐藤ゆかり、告示後の18日に片山さつきの両自民党参院議員が、それぞれ応援に訪れる。陣営では「飯島の衆院議員時代の仲間である2人が、ぜひ応援したいと自ら名乗りを上げてくれた」と話す。21日には、武部勤・自民党元幹事長と親交がある俳優の杉良太郎さんも夕張入りし、飯島氏とともに、市内の福祉施設などを回る予定だ。このほか、17日朝の第一声には橋本聖子参院議員らが出席。推薦しているみんなの党や、公明党の国会議員も、期間中に夕張入りする予定といい、応援の総数は10人近くになる見通しだ。

 一方、外部から応援の有名人を呼ぶ予定が今のところないのは、農業羽柴秀吉氏(61)と、塩販売業笹谷達朗氏(52)の2陣営。

(2011年4月15日07時43分 読売新聞)

479名無しさん:2011/04/16(土) 15:22:07
今回の旭川市議選ぜんぜん盛り上がってないと思うんだけど現職は落ちるはずないとたかくくってるのかな。
誰か面白い人いないのかね

480チバQ:2011/04/16(土) 17:40:55
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104160005
13市長選 あす告示
2011年04月16日
■統一選後半 27市議選も


 統一地方選挙後半戦の13市長選と27市議選が17日、告示される。長引く景気低迷や少子高齢化に加え、東日本大震災の影響が道内に広がる中、後半選挙の舞台となる現場は課題が山積し、経済・雇用対策や地域医療・福祉などが主な争点となる見込み。13のうち6市長選が、27のうち2市議選が無投票になる公算。19日に告示される36町長選と100町村議選とあわせ、24日に投開票される。


   ◇


■夕張・函館・小樽など


 13市長選のうち、選挙戦が確実なのは、函館、小樽、室蘭、夕張、芦別、滝川、稚内の7市。


 夕張市は国内唯一の財政再生団体に移行後、初となる市長選。4年前の前回、財政破綻(はたん)直後に初当選した藤倉肇市長は立候補せず、市議選に挑むという異例の事態となっている。


 今のところ、いずれも無所属で、前回次点の羽柴秀吉氏(61)、前衆院議員で自民、公明、みんなの党の推薦を受ける飯島夕雁氏(46)、元都庁職員の鈴木直道氏(30)、夕張出身で塩販売業の笹谷達朗氏(52)の4人が立候補を表明。住民サービスの低下や高齢化が進む中、有権者がどのような選択をするのかが注目される。


 また、函館市は現職対新顔の一騎打ちとなる見込み。再選を目指す西尾正範氏(62)に、前副市長の工藤寿樹氏(61)が挑む。前回は西尾氏が助役を辞して立候補し、現職を破った。現職と前副市長(助役)という構図は前回と同じで、激戦が予想される。


 現職が引退する小樽市は新顔3氏の三つどもえ、同様に現職が立候補しない室蘭市と稚内市も新顔同士の一騎打ちとなりそうだ。


 芦別市は5選を狙う現職と新顔2氏の3氏の争い、滝川市は3選を目指す現職と新顔の2氏の戦いとなる見込み。


 無投票が見込まれるのは現職のみが立候補を明らかにしている江別、千歳、伊達、赤平、三笠の5市と、新顔のみが表明している砂川の計6市。


 一方、市議選は旭川、函館、釧路、帯広、網走、岩見沢、苫小牧、小樽、夕張、留萌など27市で告示となる。このうち、赤平(定数10)と歌志内(同8)の2市は今のところ、立候補予定者数が定数と同じになる見通しで、無投票となる可能性が高まっている。

481チバQ:2011/04/18(月) 21:57:04
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104180003
現職と前ナンバー2 一騎打ち 函館市
2011年04月18日


市長候補の第一声で気勢を上げる支援者たち=函館市

■一騎打ち、前回の構図再現


 函館市長選には、いずれも無所属で現職の西尾正範氏(62)と新顔で前副市長の工藤寿樹氏(61)の2人が立候補した。当時の市長に、助役だった西尾氏が挑んだ4年前の選挙と同じ構図。前回現職を推薦した民主と自民、支持した公明の各党は、自主投票で臨む。


 西尾氏は午前9時すぎ、同市中島町の選挙事務所前で約200人の支持者を前に「市民の協力で市政を推進できた」と第一声。


 また、「エネルギー政策は検討し直さなければならない」と述べ、建設中の大間原発(青森県大間町)は「函館を含む地域の合意のない新設はあり得ない」と強調した。


 一方、工藤氏は午前9時から同市富岡町3丁目の選挙事務所で出陣式。工藤氏は約400人の支持者を前に「函館を再生するためには今までの延長線上の街づくりでは変えることはできない」と訴えた。


 「函館を沈没させるか、西尾丸を沈没させるのかの戦い。改革と挑戦で街をよみがえらせたい」と支持を呼びかけた。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104180002
4氏、吹雪の中の訴え 夕張市
2011年04月18日


夕張が舞台の映画「幸福の黄色いハンカチ」になぞらえた応援幕で支持者が激励した=夕張市

■前市長は市議選に


 新顔4人の争いとなった夕張市長選。全国でただ一つの財政再生団体はこの朝、真冬さながらの吹雪模様に。各候補は吹き付ける雪の中、それぞれ夕張の再生策を訴えた。


 飲食店経営の笹谷達朗氏(52)は4人の中では唯一の市内出身で「(大震災被災者の夕張への)移住計画を進めたい」と訴えた。休止中の「ユーパロの湯」の再開や、小中学校の空き校舎の有効利用も強調。報道陣には「再生計画は全部見直す」と語った。


 「小泉チルドレン」で元衆院議員の飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦=は「必ず街の再生を果たし、希望に満ちた町づくりをしていく。皆さんとともに頑張りたい」と述べた。街頭演説では、医療・福祉の充実や雇用の確保なども訴えた。


 前回選挙は次点だった青森県の元観光温泉会社長の羽柴秀吉氏(61)。街頭演説では「石炭などの地下資源を利用して夕張の自主財源を確保する」と訴え、再生計画については「国から押しつけられたこの計画をぶっ壊し、大胆に見直す」と述べた。


 元東京都職員の鈴木直道氏(30)は、実質的に国の管理下に置かれる再生計画は「多くの皆さんの声を背に、実態に即した見直しが必要」と強調。大学時代のボクシング経験を引き合いに、「ぜひ、私を(国との)戦いのリングに上げていただきたい」。


    ◇


 夕張市議選(定数9)には10人が立候補した。財政破綻が表面化した際、その「チェック機能」にも厳しい視線が向けられた同市議会。前回選挙で定数が半分の9になり、今回は当選2〜4回の4人が引退、市議への転身を目指す前市長ら新顔4人、現職5人、元職1人がそれぞれ支持を訴えた。

482チバQ:2011/04/21(木) 22:11:02
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104210002
《統一地方選》薄れゆく旧町村の声
2011年04月21日
■合併市選挙区 存廃に揺れる


 函館市の中心部から約50キロ東に位置する椴法華(とどほっけ)地区。市議選が告示された4日後の20日、多くの選挙カーが漁業の盛んな海沿いの地区を走っていた。


 多くの陣営が訪れる理由について、ある市議候補者の陣営は「合併した旧町村は旧函館市に比べ投票率が高い。とりわけ候補者がいない椴法華は票が見込める」とそろばんをはじく。


■定数減り進退決意


 1月下旬。恵山岬の温泉施設に地区唯一の函館市議村井正幸さん(64)と、後援会員約20人が集まった。議題は、2カ月半後に迫った市議選に立候補するかどうかだった。


 村井さんは旧椴法華村議。旧南茅部、旧戸井、旧恵山の3町とともに函館市に合併した2004年、特例で函館市議となった。


 4年前の市議選は旧4町村ごとに定数1が設けられ、椴法華選挙区では村井さんが3人の候補者を抑えて市議となった。しかし、389票は当選した全市議で最少の得票だった。


 「よその地区は人口があるからいいが、椴法華は厳しい」。立候補しても勝算が見込めないことを村井さんがほのめかすと、後援会員らはうなずいた。


 今回の市議選。旧4町村に配慮した選挙区が廃止され、前回07年よりも定数は8減った。


 「地元の票を全部集めても足りない。定数削減の時から(引退の)覚悟は決めていた」と村井さん。今後、地区の声が行政に届かなくなることを心配する。


 「市議がいなくなれば、椴法華は町内会単位になってしまう」。旧椴法華村で喫茶店を経営し、町内会長も務める川口英孝さん(62)はいう。


 約50年前に4千人近くいた人口は今、約1200人。高齢化率も4割近くと市内では旧恵山町に次いで高く、地区の課題はまだまだ残っている。


 地元候補がいない市議選。川口さんはいう。「今回は誰に投票するか、まったく判断がつかない」


■「1回限り」を覆す


 国道沿いの所どころに雪が残る伊達市大滝区(旧大滝村)。区内に設けた市議選大滝選挙区(定数1)の掲示場には、現職と新顔の2枚のポスターが並ぶ。


 定数は07年の前回から3減となったが、本来は、今回全市1区での戦いになるはずだった。


 伊達市と旧大滝村は06年3月に合併した。合併協定書では選挙区の設置は前回07年の1回限りと決めていたが、これが覆った。昨年9月の市議会で選挙区を設けることの賛否は、1票差で賛成(11)が反対(10)を上回った。


 「地域を熟知した議員が必ず1人出せることになってよかった」と今期限りで引退する大滝選挙区の市議大宮不二雄さん(69)。全市1区だと、壮瞥町を挟んだ飛び地の上、有権者が全市の4%弱の大滝区から議員が出せない可能性があることに危機感があった。


 大滝区の宇佐美雅昭さん(68)は昨年1月、選挙区設置を求める署名を市議長に提出した。10日ほどで有権者の45%、約500人の署名が集まった。「地元議員がゼロになり、地域の声が行政に届きにくくなる不安の表れ」と感じた。それでも、4年後を見通すと、宇佐美さんは今回が最後だと思う。選挙区があることで、他の議員が(大滝区に)無関心になりかねない。


 選挙区に反対する人たちもこれを懸念する。元市議長の下田良夫さん(84)は「全議員が大滝にも行くようになった方が、住民の声は届くはずだ」と言う。


 合併の一体感をつくりつつ、人口の少ない地域の声をより吸い上げる仕組みとは――。難題を背負ったまま選挙戦は繰り広げられている。

483チバQ:2011/04/24(日) 18:53:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000028-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/上 函館市、再び「骨肉の争い」に /北海道
毎日新聞 4月19日(火)10時40分配信

 ◇財政再建策、対立鮮明
 「人口減少と高齢化で衰退の一途をたどる函館を再生させたい。市長選は函館を沈没させるか、西尾丸を沈没させるかの戦いだ」。17日に告示された函館市長選。前副市長の工藤寿樹氏は第一声で現職批判のボルテージを上げた。
 一方、再選を目指す西尾正範氏は第一声で工藤氏の批判にはふれず、「私は子育て支援など市民が安心できる町づくりに全力を尽くす。未来に投資しようではありませんか」と決意を訴えた。
 再び市役所のナンバー2が市長に挑む「骨肉の争い」となった選挙戦。工藤陣営の西尾市政批判は日増しにヒートアップしている。
 4年前。市助役だった西尾氏は現在と逆の立場だった。井上博司・前市長を「密室政治」と厳しく批判し、市長選に打って出た。民主、自民、公明などの推薦を取り付けた井上氏が優位とされたが、有力な支持基盤のない西尾氏は草の根運動で現職批判票を掘り起こし、約3万5000票の大差で初当選した。
 その西尾氏も09年12月に身内の反乱に遭遇する。定例市議会で、市議の質問に、当時副市長だった工藤氏が「(西尾氏の)政策に志を感じ取れない」などと公然と批判。その後、工藤氏は辞任。昨年11月に市長選に出馬を表明した。
  ◇  ◇
 2人には共通点も多い。共に井上市政時代の助役を経験。函館ラ・サール高出身で、旧亀田市役所入りした年も同じ同期だ。
 ただし、西尾氏が企画畑、工藤氏は財務畑が長い。掲げる政策も異なる。対立が鮮明なのは財政再建策だ。
 市債残高は09年度決算で約2777億円。西尾氏は「職員を547人削減し、(人件費を)55億円削減した。4年間で市の借金118億円を返済し、11年度は79億円を返す」と実績を強調。市の財政状況について「実質公債比率は約9%。全国1750自治体中、上から338番目でまだ良い方だ」と話す。
 これに対し工藤氏は危機感を強める。税収不足を補う「赤字地方債」のうち、市職員の退職金のための「退職手当債」が23年度までで計100億円超となり、「赤字を借金で穴埋めするサラ金的な借金」と批判。市長給料の50%カットや、市職員給与や退職金の見直しを公約に掲げた。
 こうした工藤氏の攻勢に、「給料に手をつけるのは最後の最後」としていた西尾氏も、最近になって職員給与体系見直しの検討へと方針転換した。
  ◇  ◇
 西尾氏は前回同様に有力な支持組織に頼らず草の根運動を展開している。一方、知名度不足の工藤氏は経済界を中心に支持の拡大を図る。激しいつば競り合いを演じる西尾、工藤両陣営だが、民主、自民、公明、共産の党は自主投票を決定。一部市議が個別に両陣営に分かれて支援する。
 市民からは冷ややかな声が漏れ、投票率の低下も懸念されている。「どっちが当選しても同じ事の繰り返しですよ。お役人が『市長様』になる事に変わりない」。市内で飲食店を経営する男性(57)は吐き捨てるように言った。【佐藤心哉】
 24日に投開票される統一地方選後半戦。夕張を除く6市長選の構図を3回にわたってリポートする。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇函館市◇(届け出順)
西尾正範 62 [元]市助役(1)無現
工藤寿樹 61 [元]副市長   無新

4月19日朝刊

484チバQ:2011/04/24(日) 18:53:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000007-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/中 室蘭市/小樽市 /北海道
毎日新聞 4月21日(木)10時45分配信

 ◇室蘭市、「若さ」か「経験」か
 ◇小樽市、市立病院争点に
 「若さ」という将来性にかけるか、行政に精通した「経験」に託すか−−。市民活動を積み重ねてきた33歳の前市議、青山剛氏と市職員歴38年で60歳の前経済部長、佐藤博氏が名乗りを上げた室蘭市長選。新人による16年ぶりの一騎打ちは激しさを増す。
 「32年間、公務員出身が続いたが、変革が求められている。歴史に残る選挙戦に挑む」。17日の出陣式で、青山氏は行政経験者による市政との決別を訴えた。95年から4期連続当選の現職の新宮正志市長は元収入役。その前の岩田弘志市長は道商工観光部長だった。
 市内には「若過ぎないか」と危ぶむ声もある。だが、青山氏は「10年、30年、50年先を見据えたマチづくりに責任を持って取り組む」と力説する。
 市議選で2期連続でトップ当選。新日鉄や日本製鋼所、連合など経済界、労働界から幅広い支持を得ている。一時、無風の可能性も高まったが、「青山独走」状態に待ったをかけたのが商店街の団体。3月下旬に市経済部長だった佐藤氏を担ぎ出した。
 佐藤氏は「行政経験者には情報収集能力や判断力があり、それらが行政をさらに推進させる。私には行政がダメ、民間がダメの発想はない」と青山氏に反論する。政策の内容の争点化を目指し、産業活性化や雇用創出などのマニフェストには財源を明示。「(相手候補との)違いを比べてもらいたい」と意気込む。
 18日朝、市役所前で街頭演説。元の同僚らに「皆さんなら『これはやれる政策だな』と分かってもらえると思う」と理解を求め、「また一緒に仕事をさせてください」と支持を訴えた。
   ◇  ◇
 「市立病院は民間にやってもらい、市民に使い勝手の良い病院にする。病院の赤字の穴埋めに使っていたお金を財源に政策を推進し、小樽の活力を取り戻す」。17日朝、元衆院議員の佐藤静雄氏は第一声で訴えた。元小樽市議の森井秀明氏も「市立病院を改革する」とアピールした。
 新人による三つどもえとなった小樽市長選は前回07年同様、老朽化が進む市立病院のあり方が最大の争点だ。
 現職の山田勝麿市長は2カ所にある市立病院を統合し、病床を現在より57床減らした388床とする方針。総事業費は約140億円、14年度の開業を目指す計画だ。
 この計画の踏襲を表明するのは元小樽商工会議所専務理事の中松義治氏。山田市長を支援してきた民主、自民、公明、連合、商工会議所が相乗りする事実上の後継候補。中松氏は「現在の入院患者数から見て新病院の病床数は妥当だ。後志の災害拠点病院として一日も早く建設すべきだ」と訴える。
 これに対し、佐藤氏は社会医療法人への譲渡を主張する。森井氏は独立行政法人化を提案。民間病院と連携し、診療科と病床数を大幅に減らしたコンパクトな病院にすることで「財政支出を抑えられる」と強調する。【新庄順一、坂井友子】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇室蘭市◇(届け出順)
青山剛 33 [元]市議    無新
佐藤博 60 [元]市経済部長 無新
 ◇小樽市◇
佐藤静雄 69 [元]衆院議員  無新
中松義治 64 [元]商議所役員 無新=[民][自]
森井秀明 38 NPO理事    無新

4月21日朝刊

485チバQ:2011/04/24(日) 18:54:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000094-mailo-hok
市長選の構図:’11統一地方選/下 滝川・芦別・稚内 /北海道
毎日新聞 4月23日(土)12時32分配信

 ◇「継続」か「改革」か
 市政の「継続」か「改革」か−−。滝川、芦別、稚内の3市長選は、各候補が舌戦を繰り広げる。
 「愛する滝川の誇りと名誉が著しく損なわれた。不祥事は人災。人心を一新してけじめをつけるべきだ」。13日にあった滝川市長選立候補予定者の公開記者会見で、元道議の前田康吉氏は現市政を厳しく批判した。
 2億4000万円に上る生活保護費(介護タクシー代)詐欺事件や、第三セクター「滝川農業開発公社」の粉飾決算問題……。現職の田村弘氏の2期目は不祥事が相次いだ。
 だが、田村氏は「詐欺事件は、市税を使わずに返還・穴埋めのめどがついた。いずれも問題を解決し、信頼回復したことに一定の成果を認めていただいたと思う」と説明し、理解を求める。
 田村氏は市立病院改築や行財政改革の成果を挙げ、道政と一体となった市政継続を訴える。一方、前田氏は民間活力を導入した市政への転換を主張し、草の根選挙を展開する。
  ◇  ◇
 12年ぶりの選挙戦になった芦別市長選は、現職と新人2人が三つどもえの戦い。現職の多選を市民がどう判断するかが焦点だ。
 「16年間、全力投球してきた。体力、気力は十分」。12日の市長選立候補予定者の公開討論会で、5選を目指す林政志氏は多選を意識してか、語気を強めた。林氏は「行財政改革を断行し、財政健全化に明るさが見えてきた。まちづくりを集大成させたい」と意欲を見せる。
 前副市長の三柳純一氏の陣営は「16年続いた市政に終止符を打ち、新たな旅立ちを」と林氏の多選を批判。三柳氏は「市に38年間勤務した経験を生かしたい」と訴え、陣営も「市の財政を好転させたのは三柳氏の功績だ」と力説する。
 前市議の清沢茂宏氏の陣営も「多選でまちに閉塞(へいそく)感が充満している」と指摘。清沢氏は「市議として提案してきたことを実践していく。人が変わればまちも変わる」と強調し「新しい発想で新しい風を」と市政転換を訴える。
  ◇  ◇
 稚内市長選は現職の横田耕一市長が引退。事実上の横田市長後継で前副市長の工藤広氏と、市政改革を訴え、前回302票差で敗れた建設会社社長の長谷川伸一氏が争う。
 知名度不足が懸念される工藤氏だが、前回横田市長を支援した自民に加え、民主も推薦に回った。市内の主要企業や団体も支援する。
 37年の行政経験を武器に、「自立したまちづくり」を主張。女性や若者らの無党派層を意識し、小学生の医療費無料化や給食費半減など少子化対策にも言及する。
 一方、2度目の挑戦となる長谷川氏は、第三セクターのホテル売却などを挙げ、「今の稚内は暗い話ばかりだ」と現市政を批判。市民参加の市政の実現を掲げ、副市長の公募や天下りの根絶、オンブズマン制度などを強調する。【西端栄一郎、金子栄次】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇滝川市◇(届け出順)
田村弘  64 [元]市助役(2)無現
前田康吉 56 [元]道議    無新
 ◇芦別市◇
林政志  71 全市長会役員(4)無現
三柳純一 62 [元]副市長   無新
清沢茂宏 48 建設会社長    無新
 ◇稚内市◇
工藤広   61 [元]副市長  無新=[民][自]
長谷川伸一 55 建設会社長   無新

4月23日朝刊

486チバQ:2011/04/24(日) 19:18:12
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104220002
再生期し 街駆ける 夕張市長選
2011年04月22日
■夕張市長選 新顔4氏政策競う


 17日に告示された夕張市長選には、無所属の新顔4氏が立候補し、街の再生に向けての政策を競いながら訴えている。財政破綻(はたん)が表面化して5年、有権者たちは夕張の再生を誰に託すのか――。候補者たちの訴えや動きを追った。


■笹谷氏


 4人のうち、唯一もともと夕張市民だった飲食店経営の笹谷達朗氏(52)は21日午後、JR夕張駅前に立ち、行き交う車に手を振り続けた。


 拡声機もマイクも使わない戦い。東日本大震災の被災者を夕張で受け入れたいとの思いを込めて、手に黄色いハンカチを握る。(休止中の)ユーパロの湯を再開させることなど、「すぐにできることを公約にしている」と強調した。


■飯島氏


 「小泉チルドレン」の元衆院議員で医療現場での勤務経験がある飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦。この日の街頭演説では、「365日、24時間診てもらえる緊急医療態勢の確立を政策の第一項目に置きたい」と訴えた。


 途中、救急車がサイレンを鳴らして通り過ぎると演説を中断し、「在宅医療、介護にも力を入れて参ります」と強調した。


 「医・職・住」の3本柱を政策に掲げた。選挙戦の中盤以降は商店街を歩く回数を増やし、演説回数を増やす戦術をとっている。


 橋本聖子参院議員や稲津久衆院議員ら推薦を受ける自民、公明両党の議員が応援に駆けつけている。


■羽柴氏


 前回選挙は次点だった元観光温泉会社長の羽柴秀吉氏(61)は21日、スーツに長靴姿で団地前に現れ、マイクを握った。


 「何としても若い人が働ける雇用の場をつくる。医療と福祉は万全な対策をとる。水、石炭、メタンガスなど夕張の地下資源を利用して自主財源を創出する」


 個人のつながりを広げる「草の根」に徹する。陣営は「お祭り騒ぎの選挙ではなく、政策を訴える」。


 前回と違い、後援会が組織され、青年部と婦人部がフル稼働している。陣営は「前回は高齢者の方からの支持が多かったが、今回は様々な年齢層、職業の人たちからの支持を頂いている」と手応えを口にする。


■鈴木氏


 夕張市内の集会場。21日夜、元東京都職員の鈴木直道氏(30)は「国や道とのパイプはいらない。市民の皆さんとのパイプを太くしたい。皆さんの思いを背負って夕張を駆け回りたい」と熱弁をふるった。


 昨年11月、都庁を退職。都職員時代、夕張市役所に2年2カ月の間、派遣された経験がある。


 キャッチフレーズの一つは「東京と夕張をつなごう」。東京都にサポートしてもらいながら、夕張の実情を国に訴えていきたいという。20日には、元上司の石原慎太郎知事が夕張入りし、街頭演説とともに選挙カーで支持を訴えた。5分ほどの街頭演説を重ね、「露出度」を高めている。


     ◇


 市長選では、今後16年間で322億円の赤字を解消することなどを盛り込んだ財政再生計画への対応も争点の一つになっている。笹谷氏は「全面的な見直し」、飯島氏は「12年で整えたい」、羽柴氏は「4年遅くても7年に短縮」、鈴木氏は「(短縮期間は)約束できないが短くしたい」としている。


(神元敦司 国吉美香)

487チバQ:2011/04/24(日) 19:18:42
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104240001
「身内同士」火花散る 函館市長選
2011年04月23日

■函館市長選、現職と前副市長の一騎打ち


 函館市長選が告示されて4日目の20日。現職で再選を目指す西尾正範氏(62)は市内のホテルで、「血税を大事に使うと肝に銘じてきた。函館を壊す人に市政は渡せない」と声を張り上げた。選挙戦が始まった17日の第一声では一言も触れなかった相手候補の批判を繰り広げた。


 翌21日。相手候補である新顔で前副市長の工藤寿樹氏(61)の姿が同じホテルにあった。こちらも「思いつき、その場しのぎで、お金をばらまいている。今の市政を続けていいのか」と、西尾市政の1期4年を批判した。


 市のトップとナンバー2が争う一騎打ちの構図は、4年前の市長選と同じ。投票日の24日に向け、両候補の舌戦はさらに激しさを増しそうだ。


■財政改革で対立


 西尾氏は4年前、当時の現職の市政運営を「密室的」と批判、助役を辞めて市長選に立候補した。民主、自民が推薦、公明が支持、経済界も加わった現職に対し、草の根選挙を展開した西尾氏が3万5千票余りの大差で制した。


 もう1人の助役(副市長)だった工藤氏は当選した西尾氏に辞表を提出したが慰留された。しかし、「市政運営で路線の違いを感じる」として一昨年12月に退任、西尾市政に批判的な経済人らに推されて市長選への立候補を表明した。


 2人は函館ラ・サール高校の同窓で、旧亀田市役所の同期入庁組。西尾氏が教育、企画畑が長かったのに対し、工藤氏は主に財務畑を歩いた。


 両氏の主張で対立が際立つのは行財政改革だ。


 工藤氏は「現市政は4年間で赤字穴埋めのために百億円もの借金を重ねた」と職員の退職金支払いのための市債発行を批判、市長の給与50%カットや職員の給与、退職金の見直しを公約に掲げる。


 これに対し西尾氏は「退職手当債は国の制度で道内のほかの都市もやっている」と反論。「4年間で職員を547人削減、約55億円の効果があった」と実績を示す。最近は職員の給与体系の見直しにも言及する。


 医師不足解消を目的にした公立はこだて未来大への医学部新設構想も争点の一つ。西尾氏は「最初で最後のチャンス」と積極的なのに対し、工藤氏は医学部の必要性には賛同するが「市の負担が膨大にならないよう議論が必要」と慎重だ。


 市民の関心が高い大間原発(青森県大間町)の建設問題。工藤氏は「無期限凍結、エネルギー政策の転換」を主張するが、西尾氏も「函館を含む地域の合意なくして新設はあり得ない」とこれまでの発言より一歩踏み込んだ。


■各党は自主投票


 4年前に続く「身内同士」の争いに、自民や民主、公明の主要政党はいずれも自主投票を決め、一歩引いた形をとる。地元の経済界も早々と中立を表明した。


 日に日に激しさを増す選挙戦に、市民からは「行政のプロ同士だから素人が出るよりいい」(40代の男性)という意見がある一方、「市役所OB同士で公約の違いがわかりにくい。大間原発の建設の是非を最大の争点にしてほしかった」(60代の男性)という声も出ている。
(加賀谷直人、中沢滋人)

488神奈川一区民:2011/04/24(日) 20:48:49
夕張市長選は例の人が有利らしい。

489神奈川一区民:2011/04/24(日) 22:18:15
夕張市長選は新人で無所属の鈴木直道氏が
当選確実。
(ソース@NHK)

490チバQ:2011/04/24(日) 22:43:20
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011042401000740.html
再建中の夕張、最年少市長誕生へ 元都職員の鈴木氏が初当選確実
2011年4月24日 22時36分

 北海道夕張市長選は24日、新人の元東京都職員鈴木直道氏(30)が、元衆院議員の飯島夕雁氏(46)=自民、公明、みんな推薦=ら3新人を破り、初当選を確実にした。鈴木氏は熊谷俊人千葉市長(33)を抜いて現職では全国最年少市長となる。投票率は前回を0・95ポイント上回る82・67%。

 全国唯一の財政再生団体の同市は、322億円の赤字を2010年度から17年間で解消するとした財政再生計画下にある。赤字解消の前倒しを含む地域再生策の立案や、人口減への対応が急務。

 鈴木氏は、除排雪の充実や夕張産農作物の販路拡大を訴えた。東京都との連携や若さを打ち出し、終盤に応援に駆け付けた石原慎太郎都知事の後押しも受けた。

 08年1月から昨年3月まで都から夕張市に応援派遣された後、内閣府地域主権戦略室に出向したが出馬のため辞職した。

 元衆院議員の経歴から国とのパイプを強調した飯島氏や、前回次点の元会社役員羽柴秀吉(本名・三上誠三)氏(61)らは及ばなかった。

(共同)

491チバQ:2011/04/25(月) 21:44:03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110425/dms1104251537009-n1.htm
羽柴秀吉またも落選「バカな市民!」夕張市から撤退へ2011.04.25

 全国で唯一の財政再生団体となった北海道夕張市の市長選では、15度目の選挙に挑んだ元会社社長の羽柴秀吉氏(61)が、またもや落選。「バカな市民にはかまっていられない」と夕張市からの撤退を表明した。

 市長選は、無所属の新人で東京都の石原慎太郎知事の支援を受けた元東京都職員、鈴木直道氏(30)が当選。全国最年少の市長が誕生した。

 東京都知事選や大阪府知事選など数々の選挙で落選した羽柴氏だが、今回は「有利ではないか」との下馬評もあり、全国的にも注目された。だが、ふたを開けてみれば次々点に終わった。

 羽柴氏は「支持者のみなさんには、このような結果になって申し訳ない」と頭を下げながら、「一番の敗因は大物を呼ばなかったこと。トラの写真に負けたんだ。親分がついているということに、市民がだまされた。でもオレは自分が親分だから」と敗戦の弁。鈴木氏の応援に、石原知事が駆けつけたことに悔しさをにじませた。

 羽柴氏は、有権者を「バカな市民」とこき下ろして、4年後の市長選出馬を否定。さて、次の合戦場は−。

492チバQ:2011/04/25(月) 22:04:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000072-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:7市長選、すべて新人 /北海道
毎日新聞 4月25日(月)12時9分配信

 統一地方選後半戦の市町長・市町村議選の投開票が24日行われ、選挙戦となった7市長選はいずれも新人が当選した。函館市は前副市長の工藤寿樹氏(61)=無所属=が、現職の西尾正範氏(62)=同=を破って初当選。芦別市の清沢茂宏氏(48)=同=と、滝川市の前田康吉氏(56)=同=も、それぞれ現職に競り勝った。新人同士が対決した市は▽小樽市が中松義治氏(64)=民主、自民、公明小樽総支部推薦▽室蘭市が青山剛氏(33)=無所属▽稚内市が工藤広氏(61)=民主、自民推薦−−が激戦を制した。25市議選と千歳市議補選も投開票され、新議員が次々と決まった。
 ◇函館市長に工藤氏 経済・財政再建訴え支持
 07年の前回と同じ市役所トップと元ナンバー2の対決となった函館市長選は、新人で前副市長の工藤寿樹氏(61)が、現職の西尾正範氏(62)の再選を阻んだ。
 24日深夜、工藤氏の当選確実が伝わると、選挙事務所は歓声と拍手に沸いた。工藤氏は「これで戦いが終わったわけではない。函館再生のため、新しい戦いが始まる。市民の心と自分の心を重ねながら、全力を尽くしたい」と力強く述べた。
 財務に明るい工藤氏は、西尾氏の財政政策を「赤字を借金で穴埋めするサラ金的な運営」と厳しく批判した。意識改革のため、市長給与半額カットや市職員の減給を主張。経済・財政再建を前面に訴えた。現職に対する批判票も取り込み、無党派層からも一定の支持を集めた。
 西尾氏は大震災対応を最重点課題に選挙を展開。「公営住宅で被災者を積極的に受け入れ、観光支援のためプレミアム商品券や宿泊券を作る」と訴えた。
 4年間の実績を強調したものの、前回ほど無党派層の支持が集まらず失速。公立はこだて未来大への医学部設置の公約も、財源を明確に示せず、支持を得られなかった。西尾氏は「私の力不足。申し訳ない」と頭を下げた。【佐藤心哉、近藤卓資】
 ◇中松氏、初の笑顔 三つどもえ戦、競り勝つ−−小樽市
 3新人が争った小樽市長選は前小樽商工会議所専務理事の中松義治氏(64)が、元市議の森井秀明氏(38)と元衆院議員の佐藤静雄氏(69)を破り、初当選を果たした。
 中松氏は午後11時ごろ、小樽市稲穂2の事務所に到着。「小樽のために頑張りたい。観光客が減少しているので、産業の疲弊にまず取り組み、緊急の経済対策を実施する。若い人が働けるよう地場産業の振興に取り組む」と抱負を語った。
 中松氏は民主、自民、公明小樽総支部、連合小樽、小樽商工会議所から支援を受け、万全の体制で選挙戦に挑んだ。若さを強調した森井氏と、衆院議員4期の実績を強調した佐藤氏は、一歩及ばなかった。【坂井友子、久野華代】
 ◇室蘭市は青山氏
 16年ぶりに新人同士の一騎打ちとなった室蘭市長選は、前市議の青山剛氏(33)が前市経済部長の佐藤博氏(60)を破り、初当選を果たした。
 青山氏は「『若い力で室蘭を変えてほしい』という多くの人の思いが当選に結びついたと思う。子供からお年寄りまで、希望の持てる室蘭の街づくりを実現させたい」と抱負を語った。
 「市政に新風を」と訴えた青山氏は、出馬表明が早かったうえ、有力企業や労働団体など幅広い支援を得て有利に選挙戦を進めた。商店街振興団体などから支持された佐藤氏は、必要な公共事業と景気対策などを訴えたが、出馬表明が3月末と出遅れたのが、最後まで響いた。【新庄順一】

493名無しさん:2011/04/25(月) 22:05:12
 ◇前田氏、喜びの涙 保守分裂戦、田村氏の3選阻む−−滝川市
 保守分裂となった滝川市長選は元道議の前田康吉氏(56)が現職の田村弘氏(64)の3選を阻み、初当選した。
 前田氏は、田村氏の2期目で起きた2億4000万円に上る生活保護費(介護タクシー代)詐欺事件と第三セクターの粉飾決算を批判。市政刷新を掲げて草の根選挙を展開した。「けじめをつける選挙で市民から良識ある判断をいただいた。責任の重さを感じている」と勝利の喜びで目を潤ませた。
 田村氏は詐欺事件について「市税を使わず返還・補てんのめどがついた」と理解を求めた。前回同様、市内の主要10団体の支持を受け、滝川市選出の道議と連携したが、新たな市政を求める流れを止められなかった。【西端栄一郎】
 ◇清沢氏、現職破る「挑戦忘れず市政運営」−−芦別市
 12年ぶりの選挙戦となった芦別市長選は、前市議の清沢茂宏氏(48)が、5選を目指した現職の林政志氏(71)と前副市長の三柳純一氏(62)を破り、初当選した。
 清沢氏は地元町内会を中心に新市政を期待する市民の支持を獲得。「困難もあると思うが挑戦する気持ちを忘れず市政運営する。産業振興など将来の具体的ビジョンを示したい」と抱負を語った。
 林氏は「行財政改革を断行し、財政健全化に明るさが見えてきた」と16年間の実績を強調。市政継続を訴えたが、多選批判をかわせなかった。三柳氏は「38年間、市に勤務した経験を生かしたい」と水道料金、ごみ袋料金の値下げなどを公約したが、及ばなかった。【西端栄一郎、渡部宏人】
 ◇工藤氏も広く浸透−−稚内市
 新人同士の一騎打ちとなった稚内市長選は、前副市長の工藤広氏(61)が建設会社社長の長谷川伸一氏(55)を降し、初当選した。当選が決まり、選挙事務所であいさつした工藤氏は「まだ結果が信じられない。この街の未来、子供たちの未来を、しっかりと守っていきたい」と喜びを語った。
 工藤氏は37年の行政経験をアピールし「経済、財政の自立したまちづくり」を公約に掲げた。民主、自民の推薦を受けたほか、市内の企業・団体から幅広い支持を取り付けた。前回、現職に僅差で敗れ、2度目の挑戦となった長谷川氏は、草の根選挙を展開。オンブズマン制度の導入など市政改革などを訴えたが、及ばなかった。【金子栄次】
………………………………………………………………………………………………………
◇7市長選の投票率(%)
市名  投票率   前回
函館市 55.65 60.74
小樽市 61.50 67.74
室蘭市 63.75 67.30
夕張市 82.67 81.72
稚内市 75.80 78.27
芦別市 78.73 無投票
滝川市 68.94 71.56

4月25日朝刊

494名無しさん:2011/04/25(月) 22:07:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110425-OYT1T00369.htm
元部下が2代続けて元上司に勝った函館市長選

 元市職員同士の対決となった北海道函館市長選は、新人で元副市長の工藤寿樹さん(61)が、現職の西尾正範さん(62)を退け、初当選を決めた。

 前回の市長選も当時、助役を辞して現職に挑んだ西尾さんが当選しており、2回続けて現職が元の部下に敗れたことになる。

 当選確実の知らせが届くと、事務所は大歓声と拍手でわきかえった。事務所に現れた工藤さんは支持者とがっちりと握手を交わし、「このまちを活気のある、誰もが幸せに暮らせる素晴らしいまちによみがえらせてみせる」と高揚した様子で語った。

 2009年12月に西尾市政を批判し、副市長を辞任。まもなく市内で街頭演説や企業回りを開始した。「無謀な挑戦だ」と出馬を止める知人もいたが、地道な活動を続けた。民主、自民、公明の各党は自主投票を決め、厳しい選挙戦が予想された。一方で、現職市長と元副市長の一騎打ちに、一部で「兄弟げんか」と冷ややかな意見もあった。

 しかし、観光客数が落ち込む中、東日本大震災が発生し、さらに市の経済が低迷するという危機感から、経済再生への取り組みを強調。市長給与の50%カットなどを含む行財政改革に大きく踏み込んだ公約が市民の共感を呼んだ。

(2011年4月25日10時36分 読売新聞)

495名無しさん:2011/04/25(月) 22:08:01
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/25/kiji/K20110425000697070.html
惜しい次点だった 90歳の新人男性が落選
 24日の北海道旭川市議選で、90歳で新人の市民オンブズマン代表山本実氏が落選した。定数36に対し38人が争った。90歳以上の新人が当選すれば異例だったが、37番目だった。

 市政の情報開示や高齢者施設の増設などを訴えた。選挙期間中、親交のある新党日本の田中康夫代表も応援に駆けつけたが、及ばなかった。

496名無しさん:2011/04/25(月) 22:34:29
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104250006
室蘭市長、33歳青山氏
2011年04月25日


当選を決めて気勢を上げる青山剛氏(中央)=室蘭市

■新顔一騎打ち 429票差で勝利


 16年ぶりの新顔対決となった室蘭市長選は、前市議の青山剛氏(33)=無所属=が、前市経済部長の佐藤博氏(60)=同=を429票差で破って初当選した。


 事務所で支持者から祝福を受けた青山氏は「市民から、若い市長に閉塞(へいそく)感がある室蘭市を変えて欲しいとの声を受けた。活力ある室蘭を市民とともにつくり、希望の持てる市政を取り戻したい」と喜びを語った。


 室蘭工業大助手から市議に転じた青山氏は、市議選で2期連続トップ当選。若さを前面に、商工会議所や連合の支援を受けて選挙戦を優位に進めた。若さを不安視する声には「若いからこそ将来を見据えた責任あるまちづくりができる」と強調。市民活動を積み重ねてきた経験を生かした住民目線の市政運営を掲げ、無党派層も取り込んだ。


 一方、佐藤氏は38年の行政経験に基づく即戦力を訴え、商業者の支援を受けて草の根活動を展開。しかし、立候補表明が3月下旬と出遅れたこともあり、知名度不足を克服できなかった。

497名無しさん:2011/04/25(月) 22:34:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104250005

稚内、工藤氏競り勝つ 新顔対決制す
2011年04月25日


初当選を決めて万歳する工藤広氏(右)=稚内市

■前副市長、新顔対決制す


 新顔対決となった稚内市長選は、無所属で前副市長の工藤広氏(61)=民主、自民推薦=が幅広い支持を集め、前回は現職に302票差まで詰め寄った無所属で建設会社長の長谷川伸一氏(55)を216票差で破り、初当選した。


 事務所で支持者の祝福を受けた後、工藤氏は「子育て重視などの政策が理解された。このまちと子どもたちの未来を守るために、しっかり働きたい」と喜びをにじませた。


 工藤氏は財政、企画畑を歩き、2005年から助役、07年4月から副市長を務め、市政の実務面を取り仕切ってきた。立候補表明は昨年12月の退職後と出遅れたが、堅実な市政運営に期待する経済団体や女性層などが後援会を組織し、幅広い支持を取り付けた。


 長谷川氏は、企業経営者の視点から、より効率的な市政運営の実現や、新エネルギー導入で産業を興し、雇用創出につなげることを訴えたが、及ばなかった。

498名無しさん:2011/04/25(月) 22:43:52
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104250004
滝川は前田氏
2011年04月25日

■元道議、現職の3選阻止


 無所属同士による保守層を二分する戦いとなった滝川市長選は、新顔の元道議前田康吉氏(56)が3選を目指した現職の田村弘氏(64)を破って初当選した。当選の知らせを受けて事務所入りした前田氏は「市民の間に、これまでの問題にけじめをつけ、新しい変化を求める思いがあったと思う。課題が山積し厳しい財政状況だが、職員、市民との対話を重視しながら市政に取り組みたい」と抱負を語った。


 自民党を離党して立候補した前田氏は、生活保護費詐取事件など田村市政の不祥事を取り上げ、「人心を一新した市政改革」を強く訴えて支持を広げた。民主票や労組票の取り込みにも成功した。


 3選を目指した田村氏は行政改革を進めるなど2期8年の実績を前面に、食を中心とした産業振興を掲げて市政継続を訴えたが、及ばなかった。

499名無しさん:2011/04/25(月) 22:44:24
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000941104250008
小樽市長に中松氏
2011年04月25日


初当選した中松義治氏=小樽市

■新顔3氏激突 市政継承訴え実る


 3期務めた山田勝麿市長(72)の引退を受け、いずれも無所属の新顔3人が争った小樽市長選は、山田市政の継承を打ち出した前小樽商工会議所専務理事の中松義治氏(64)=民主、自民、公明推薦=が、元衆院議員の佐藤静雄氏(69)と元市議の森井秀明氏(38)を破って初当選した。


 当選確実となって事務所に姿を見せた中松氏は「市民の力をいただいて、活力ある小樽を作りたい。市民が安心して暮らせるまちを作りたい」と語った。


 中松氏は山田市政で収入役を務めた後、小樽商議所専務理事に就任。経済界出身ながら市行政にも通じた経歴が買われ、民主、自民、公明、連合、小樽商議所の5団体から山田市政の後継者として、立候補を求められた。争点となった二つの市立病院の統合建て替え問題については、現行案通り進めるとした。


 佐藤氏と森井氏は前回選挙に続く挑戦。2人は、5団体による中松氏の擁立について「密室の相乗り政治」と批判を展開した。しかし、2人の立候補表明が2月に入ってからと出遅れたため、有権者に浸透できず、現市政に不満を抱く勢力を集約できなかったことが響いた。

500チバQ:2011/04/26(火) 21:08:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000134-mailo-hok
2011統一地方選・北海道:道議選 大地推薦の2氏、新会派結成へ /北海道
毎日新聞 4月26日(火)12時35分配信

 道議選(総定数104)で初当選した山崎泉氏(38)=帯広市=と鳥越良孝氏(54)=北見市=が新会派を結成する意向を固めた。26日にも会派結成届を議会事務局に提出する予定。会派名は未定だが、両氏とも今回の選挙では新党大地の推薦を受けており、道議会に大地系会派が誕生することになる。
 両氏は民主党からも推薦を受けていたが、道議会会派の民主党・道民連合には加わらない。民主は今回、党公認・推薦候補計40人を当選させたものの、改選前の39議席を下回るのが確実となった。
 両氏はともに収監中の鈴木宗男・新党大地代表の元秘書。鳥越氏は北見市の道議候補擁立過程で民主や連合と対立するなどしこりも残る。山崎氏は毎日新聞の取材に「民主に敵対するわけではない。協力できるところは協力していく」と是々非々の姿勢を強調した。【岸川弘明】

4月26日朝刊

501名無しさん:2011/05/02(月) 02:24:50
浅尾慶一郎氏の元秘書が地元で評判になっている

高谷スキャンダルの真相を追って ① / 2011年04月23日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4627

高谷スキャンダルの真相を追って ② / 2011年04月24日(日)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4628

高谷スキャンダルの真相を追って ③ / 2011年04月26日(火)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4632

高谷スキャンダルの真相を追って ④ / 2011年04月28日(木)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4636

高谷スキャンダルの真相を追って  ⑤ / 2011年04月29日(金)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4638

高谷スキャンダルの真相を追って ⑥ / 2011年04月30日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4641

高谷スキャンダルの真相を追って  ⑦ / 2011年05月02日(月)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4645

502チバQ:2011/05/04(水) 08:07:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110501-OYT8T00014.htm?from=nwlb
小清水町議が辞職願
選挙前に親族転入 実態なし
 小清水町の林正男町議会議員(71)が30日、同町議会あてに辞職願を提出した。理由は「一身上の都合」だが、4月24日に行われた同町議会議員選挙で、公職選挙法違反の疑いがかけられていることが背景にあるとみられる。

 林議員らによると、親族の男性が今年1月、実際には同町に住んでいないのに、町内への転居手続きを行っていた。公職選挙法違反(詐偽登録、詐偽投票)にあたる可能性があるため、林議員は後援会関係者や家族と協議し、30日に議員辞職を決めた。

 林議員は「票欲しさの転入ではなかった。私たちの認識不足だった」と話している。

 林議員は2007年に初当選し、現在2期目。先月の町議選(定数10)では347票を獲得し、7位で当選していた。

(2011年5月1日 読売新聞)

503チバQ:2011/05/04(水) 08:47:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20110502-OYT8T00670.htm
パーティー券販売 常態化か 

総務部長の逮捕を受けた記者会見で質問に答える中松市長(手前)(2日午前11時頃、小樽市役所で)=栗原怜里撮影 

北海道小樽市長選で初当選を果たした中松義治氏(64)のパーティー券を、市職員が売買していた事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された市総務部長の山崎範夫容疑者(58)(同市幸4)が、総務部長室に決裁に訪れた市幹部職員らに直接、パーティー券の購入を持ちかけていたことが、捜査幹部への取材でわかった。後援会幹部らは取材に対し、過去の市長選などでも市職員らによるパーティー券販売が行われていたと証言しており、道警はパーティー券販売が以前から常態化していたとみている。

 道警によると、山崎容疑者は3月中旬、総務部長室を決裁のために訪れた幹部職員らに対し「買って下さい」などとパーティー券の購入を持ちかけた。その際、購入を拒否したり、違法性を指摘したりする職員はいなかったという。

 また、山崎容疑者は自ら他部長室を訪れるなどして複数のパーティー券を渡し、1枚3000円で部下の市職員などに売却するよう依頼していたという。消防本部などを含めた市役所の全部局で、計約130枚のパーティー券が販売されたとみられる。道警は、市役所全体が中松氏の資金の提供元になっていたとみて、市役所内でのパーティー券売買の実態解明を進める。



 2日午前10時頃、小樽市稲穂の中松氏の後援会事務所が入る小樽経済センターに、道警の捜査員約10人が捜索のため到着した。捜査員は、資料を入れるための段ボールを手に、6階の事務所に入った。

■中松・小樽新市長「辞めるつもりない」

 新市長として2日、初登庁した中松氏は、総務部長らの逮捕を受け、午前11時頃から市役所内で記者会見した。中松氏は、事件の経緯を説明した後、「大変申し訳ありませんでした」と陳謝した。自身の後援会幹部が逮捕され、市長としての責任が問われていることについては、「市民から負託を受けており、(市長を)辞めるつもりは一切ない。市政について、選挙で訴えてきたことをきちんと進める」と述べ、辞任する意向がないことを明らかにした。

 中松氏は、2日午前0時頃、総務部次長から2容疑者の逮捕について電話連絡を受けたとした上で、「職員に対し、法令順守を含めてえりを正すことを徹底して参りたい」と深々と頭を下げた。また、今回の事件が、自身の選挙活動の中で起きたことの責任を問われると、「私は関与していない」と、語気を強めた。

 過去の市長選でも、市役所幹部がパーティー券の販売に関与していたとされていることについては、「承知していない」と語った。

 市長としての初仕事が、謝罪会見になるという皮肉な結果になり、中松氏は、終始硬い表情で質問に答えていた。

(2011年5月2日 読売新聞)

504チバQ:2011/05/04(水) 08:53:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000009-mailo-hok
政治資金規正法違反:小樽市幹部逮捕 新市政、波乱の幕開け /北海道
毎日新聞 5月3日(火)10時45分配信

 ◇中松市長「違法行為ない」
 小樽市長選を巡る政治資金規正法違反事件で市幹部らの逮捕から一夜明けた2日、市役所では初登庁した中松義治市長(64)が直後から釈明会見に追われ、夕方には道警の家宅捜索が入るなど、新市政が波乱のスタートを切った。「何も違法行為をしていない」と関与をきっぱりと否定した中松市長。市政への信頼回復に向け、就任早々から正念場に立たされている。
 中松市長はこの日、午前8時ごろにタクシーで市役所裏口に到着した。前日まで予定されていた正面玄関でのセレモニーは中止に。緊急部長会議に出席し、法令の順守と再発防止の徹底を指示した。
 午前11時から市長応接室で開いた会見。「就任会見とは別にしたい」との市側の意向で設定された。「私自身は何も違法行為をしていない。辞める気持ちは一切ない」。約15分間にわたり潔白を強調し「多くの市民から負託を受け就任した。それにきちっと対応することが一番だ」と市政運営に意欲を示した。
 中松市長の道義的責任を問う声もある。ある市議は「事実知らないのかもしれないが、政治的・道義的責任はある。けじめをつけないのは許せない」と憤る。市役所内では職員によるパーティー券売買のうわさが以前からあったという。
 午後の就任会見で「市民13万人と1700人の職員の先頭に立ち、小樽の発展のために尽くしたい」と抱負を述べた中松市長は、午後4時から議事堂で約120人の職員に訓示。「法律を守る立場にある我々職員が違反したとして逮捕され、市民の信頼を損なったことは誠に残念。公務員としての自覚を持って職務に精励してもらうことを肝に銘じてもらいたい」と厳しい表情で語った。
 慌ただしい一日が終わろうとした午後6時過ぎ、スーツ姿の道警の捜査員約30人が市庁舎に入り、2階の総務部長室の捜索に着手した。段ボールを手に階段を上がっていく捜査員を、職員らは不安そうに見つめた。【坂井友子、小川祐希】

5月3日朝刊

http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201105020005.html
小樽・パーティー券事件、職員150人関与か
2011年5月3日


 北海道小樽市長選をめぐり、政治資金集めのパーティー券が市役所ぐるみで売買されていた。地位を利用して部下の職員らに券を売りさばくよう求めたとして、政治資金規正法違反容疑で逮捕されたのは市総務部長・山崎範夫容疑者(58)。パーティー券は公務時間中、部長室などで公然と受け渡されていたという。

 道警は、山崎容疑者は部長級の幹部職員十数人に券を10枚程度ずつ渡し、部下に売りさばくよう求めたとみる。決裁などのため部長室を訪れた職員らに券を渡し、その場で代金を受け取ることもあったという。計約150人の職員が庁内での売買にかかわったとみており、道警は市役所などを家宅捜索して全容の解明を進めている。

 当選した中松義治氏(64)は、3期務めた山田勝麿前市長の事実上の後継者として立候補。パーティーは3月22日に市内のホテルで開かれ、約1200人が参加。券は1枚3千円だった。

 山崎容疑者に券を渡し、職員の参加を求めたとして同容疑で逮捕された中松後援会事務局長の松川明充容疑者(62)も市役所OB。市役所時代は山崎容疑者の上司だったこともある。

 市と後援会の複数の関係者は取材に対し、過去の市長選でも市役所内でパーティー券の売買を行っていた実態を証言する。後援会長の山本秀明・小樽商工会議所会頭は「4年前も含め、以前からやっていたので、これが法律違反とは知らなかった」と話している。

 山崎容疑者から券を購入した市関係者は「山崎部長に頼まれ、市役所で買った。地位を利用したという意識はなく、仲間内という認識だった。個人としてお