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北海道 国政・地方政治スレ

740チバQ:2014/11/17(月) 19:19:49
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141114011350001.html
検証 高橋道政12年【検証 高橋道政12年】
(4)財政再建
■大胆な人件費削減、弊害も

 高橋はるみ知事は今年、優れた取り組みをした道職員への表彰を1987年以来27年ぶりに復活させた。農業被害が深刻なエゾシカの食肉利用を拡大したり、空き家の利活用を進めたりした12人に8月、高橋知事が表彰状を手渡し、こうたたえた。

 「模範となる優れた取り組みに心から感謝申し上げる。業績を多くの人に知ってもらい、意欲的に仕事に取り組む機運を高めたい」

 職員の士気の維持と人材確保はいま、道の大きな課題となっている。

 高橋知事が就任した2003年度、道の借金にあたる道債の残高は、一般会計当初予算の2倍近い5兆2千億円にのぼった。就任4年目の06年度には、支出に対する収入の不足額が2150億円に達した。

 高橋知事の就任前、国の景気対策に合わせて道も公共事業を増やしたつけが回ってきたのに加え、景気低迷による税収の落ち込みや、国からの地方交付税の削減なども追い打ちをかけた。財政にかかる借金返済の負担の重さを示す「実質公債費比率」は全国最悪で、このままでは財政運営に国のチェックを受ける「財政健全化団体」に転落すると言われた。

 そこで高橋道政は06年度から、公共事業と人件費の思い切った削減に踏み切った。公共事業を含む「投資的経費」は、ピーク時の3分の1近くの4千億円台前半に減らした。人件費では知事自らの給料を25%減とし、一般職員の給料も2年間10%カットした。10%は当時、都道府県で最大の削減率だった。今も知事は25%カットを続け、一般職員も2%台のカットが続く。

 職員採用も抑え、04年度の169人が09年度には26人に。今年4月現在の職員総数は約1万3600人と、9年前から6千人近く減った。減らした人件費は年間約400億円。収支不足額はピークの3分の1の720億円に減り、財政健全化団体も避けられる見通しだ。

 しかし弊害を指摘する声は少なくない。道職員の組合「全道庁労連」が今年まとめたリポートには、職員減で一人ひとりの負担が重くなったため「事務の遅れやミスが続く」「健康を害する職員が増えている」とある。全道庁労連の三浦和枝書記長は「道職員の給与は、中小企業の賃金の基準にもなっている。大幅なカットは地域経済にも悪影響を及ぼした」と指摘する。

 職員の年齢構成にもゆがみが出ていることから、道は3年前から採用を100人台に戻し、今年度は227人に増やした。しかし景気の回復で民間企業が採用を増やしているほか、公務員志望者でも「転勤がない」などの理由で市町村職員を選ぶ人が少なくないといい、人材の獲得競争は厳しさを増している。

 (山吉健太郎)


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