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北海道 国政・地方政治スレ

381チバQ:2010/12/26(日) 18:45:13
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000831012220001
【検証・札幌 上田市政2期】


(中)進む財政再建 縮む雇用
2010年12月22日





札幌市就業サポートセンターには、一日約200人が訪れる=札幌市北区

 「福祉系の資格を取ったが、求人は少ないし、賃金も安い。厳しいです」


 札幌市就業サポートセンター(札幌市北区)を訪れた無職女性(27)はため息混じりに話す。北区に住むシングルマザー。4歳になる息子を抱えての就職活動は、今月で5カ月目に入った。


 札幌圏の雇用情勢は厳しい。10月の有効求人倍率は全国平均の0・56倍を下回る0・37倍。道内でも最低水準だ。同センターには一日約200人が訪れる。「1件の求人に200人の求職者が殺到することもあります」と同センターのカウンセラー、西田貴代子さんは説明する。


■予算規模を圧縮


 市が運営する職業紹介センターは全国でここだけだ。2004年の開所以来、約7千人の雇用に結びつけてきており、上田文雄市長はそれを実績として強調する。


 しかし、「こうした就業支援はあくまで対症療法。経済基盤の拡大が最大の雇用対策だ」(市経済局の課長職)との見方が市内部にはある。


 同市内の経済は停滞が続く。総生産額は1995年度から07年度にかけて約7兆円でほぼ横ばい。「リーマンショック以降の景気低迷で、08年度以降の総生産額の下落は間違いない」(市産業振興部職員)。同市によると、07年度の1人当たりの市民所得も253万円で、データのある12指定市のうち最低だ。


 こうした中で、上田氏は03年の就任以来、財政再建路線を歩んできた。生活保護や障害者支援などの扶助費が03〜09年度で約370億円増える一方で、市職員数の削減を進めた。03年度の1万6258人が10年度には1万4373人になった。公共事業費も03年度の1115億円から、09年度は693億円まで削減した。


 この結果、一般会計予算の規模は03年度の8098億円から、09年度は7880億円に縮小した。市の借金に当たる市債残高(特別、企業会計を除く)は、就任当時の1兆940億円から9670億円に減らした。


■「福祉型対策を」


 「財政再建を優先し過ぎ、景気対策のほか、保育園や特養ホームの整備などが遅れている。市民生活が置き去りにされている」


 自民党の市議は上田市政をこう批判し、「経済基盤の拡大が急務」と力説する。


 市長を支える民主党市議も、経済規模の拡大の必要性を認める。「従来型の公共事業増発の経済対策でなく、新しい札幌経済の形を作らなければならない」との意見だ。


 市は今秋、産業振興ビジョンの素案を作った。道産食品の加工産業や福祉産業の育成など、食、観光、環境、健康福祉の4本を柱とした産業振興策。「少しでも経済のパイを大きくしなければ」(市産業振興部職員)


 札幌国際大学の濱田康行学長(中小企業論)は「これほど雇用状況が悪いと、財政再建路線も一時的に棚上げしても理解が得られる。今後は、新幹線延伸とか札幌ドームという時代ではなく、社会福祉型の経済対策が求められる」と話している。

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