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北海道 国政・地方政治スレ

649チバQ:2014/04/27(日) 17:45:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140427ddlk01010124000c.html

道政を問う:知事選まで1年/下 フードピア構想の落選 国への働きかけ疑問 経済界、議会にくすぶる不満 /北海道

毎日新聞 2014年04月27日 地方版


 「やり方を変えなければ、これ以上の改革はない。知事はしっかりとビジョンを表明しないといけない」。3月26日、道庁で開かれた行政改革有識者懇談会。経済団体の代表らと道幹部が顔を合わせた会合で、北海道経済連合会(道経連)の近藤龍夫会長は、高橋はるみ知事に苦言を呈した。道幹部は「突破口の見えない経済政策で、停滞する道政に喝を食らわせたのだろう」と解説する。

 3月上旬、国が地域を限定して大規模な規制緩和を認める国家戦略特区で、道が提案した「JAPANフードピア構想」の“落選”が伝えられた。同28日には正式に6地域が指定され、同じ農業分野では新潟市と兵庫県養父市(やぶし)が選ばれた。「食糧基地のはずの北海道が、なぜ落選するのか」。道や経済界に落胆の声が広がった。

    ◇

 フードピア構想は、道と道経連が合同で提案。オランダを参考に、研究施設を集中させ、食関連企業を優遇して誘致するなどして、食産業の基盤を道内に確立する構想だ。成長が著しい東アジアやイスラム圏への輸出拡大を念頭に、食料輸出額をオランダに匹敵する約8兆円(国の2011年度実績は4500億円)にまで引き上げることを目指す。

 道が付加価値の高い産品を供給できるよう食品加工分野を拡充する構想を求めたのに対し、政府はあくまで農業分野での大規模な規制緩和と企業参入の促進を求めていた。

 しかし、道内には大規模な農協が多いことから急速な自由化は現行の農業制度を崩壊させかねないとの立場を取った。それが「改革姿勢が消極的」と受け止められた可能性がある。ある道幹部は「道と国の思惑は当初よりすれ違っていた。落選は予想できたことで痛手ではない」と話す。

    ◇

 しかし、共同提案した道経連側は不満を隠さない。近藤会長は「思惑の違う政策でも、道がどう生き残るかを模索する中、国の協力を取り付ける積極的な姿勢が必要だ」と話す。民主党道議は「他の自治体は首長が閣僚に陳情をしていたが、道で中心になって動いたのは総合政策部などの幹部だった。知事の閣僚への働きかけが不十分で、意欲が伝わらなかったという評価もある」と明かす。

 知事への不満は議会内にもくすぶる。自民党道議は「泊原発の再稼働も『国が判断すべきだ』の一点張り。国に道の意向を伝え協力を得るという、首長として重要な資質が感じられない」といら立ちをあらわにする。

 高橋知事は4選への意欲を周囲に伝えているという。道内の支持率も高く、地元紙が今月行った世論調査では6割を超える支持を得た。別の自民党道議は「失策もないが、業績もない。敵がいないから支持率も高い」と分析。「波風を立てないままで、気付けば何も進まなかった11年だったのではないか」と厳しい評価を下す。

 1年を切った残り任期で、どこまで独自色を出せるか。真価が問われている。

  × × ×

 この連載は袴田貴行、小川祐希、山下智恵、久野華代、遠藤修平が担当しました。

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 ◆高橋道政11年の主な歩み◆

2003年 4月 道政史上初の女性知事として初当選

  05年 5月 北海道新幹線が着工

  06年 2月 道職員給与10%減など行政改革案を決定

  07年 3月 夕張市が財政破綻

      4月 知事選で民主など推薦の荒井聡氏を破り再選

  08年 7月 洞爺湖サミットを開催

  09年 3月 泊原発3号機へのプルサーマル受け入れを表明

  10年 1月 日本航空が北海道エアシステムから経営撤退表明

      4月 14支庁を9総合振興局と5振興局に再編

  11年 4月 知事選で民主など推薦の木村俊昭氏を破り3選

      8月 泊原発3号機の運転再開を容認

     12月 北海道新幹線の札幌延伸が決まる

  12年12月 毎年恒例の札幌市長とのトップ会談が見送られる

  13年10月 自民党道連が公約検証委員会を発足させる


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