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北海道 国政・地方政治スレ

376チバQ:2010/12/26(日) 18:42:16
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20101222ddlk01010161000c.html
自治再考:札幌市政の検証/2 事業仕分け /北海道
 ◇「市民自治」か「役人自治」か 高齢者施設で不満噴出
 「高齢者に貴重な触れ合いの場を提供している」−−。今年10月、札幌市の事業仕分けで「廃止」判定がされた高齢者向け保養施設「市保養センター駒岡」(南区真駒内)を巡り、地元の町内会連合会などが廃止反対を求める署名を提出した。署名提出は4回にわたり、計1万1712人分が集まった。

 同連合会の関口明会長(74)は「センターは高齢者の孤立化を防いでいる。廃止の影響は計り知れない」と指摘する。市議会にも陳情した結果、市長与党の民主会派も「収入増やコスト減に努めた上で残すべきだ」(猪熊輝夫・会派会長)と存続を支持し、陳情は10月に全会一致で採択された。

   ◇

 センターは86年に開設。パークゴルフ場なども併設し、年間延べ約12万人が利用する。年間約2億円の維持費がかかり、料金収入は約1億円。差し引き約1億円の赤字を市が負担する。20歳以上の市民から無作為に選ばれた4人と有識者2人の仕分け人は今後支出が見込まれる約5億4000万円の改修費も問題視した。「市税はもっと有効な使い道がある」と判断した。

 がん治療を受ける妻(58)とともに、豊平区の風呂がないアパートで暮らす年金生活者の菊地明さん(68)は週2回程度、300円の入場料で大浴場に入り、囲碁を打つことが楽しみだという。「ここがなくなれば、どこに行けばいいのか。失望以外の何ものでもない」と仕分け結果に不満顔だ。

   ◇

 事業仕分けでは、対象89事業のうち16事業が廃止と判定された。16事業が廃止されれば、約4億円の経費節減が実現する。しかし、判定結果について市民の意見を募集したところ、全体の8割強となる1372件の反対の声が集まり、実際に廃止が決まったのは「平岡公園梅林ライトアップ事業費」などわずか5事業の約4000万円。市保養センター駒岡を含む11事業は結論を先送りした。

 札幌版事業仕分けは、「行政への市民参加」を掲げる上田文雄市長の肝いりで07年に初めて実施し、今年が2回目。今回は全事業の判定に市民がかかわり、市民参加が一部事業にとどまった前回より前進したものの、市がすべての仕分け対象を決め、仕分け人の有識者を選んだ。野党の自民会派は「市側から廃止を言いづらい事業を対象にし、仕分け人の判定を口実に廃止しようとしている。役人に都合のいい『市民自治』だ」と批判する。

 上田市長は事業仕分けを「市民的な議論の出発点」と位置づけ、11事業の存廃をこれから判断する方針。市保養センター駒岡を巡っては、有識者らによる委員会を設置して検討する考えだ。11事業存廃の意思決定過程や結果によっては、上田市政が「市民自治」か「役人自治」か問われることになる。=つづく


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