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北海道 国政・地方政治スレ

645チバQ:2014/04/09(水) 19:38:26
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140407011200001.html
【原発と自治体 大間原発差し止め提訴】

(中)対岸の漁師「建設中止を」

津軽海峡に面した海岸で、収穫したばかりの昆布を干す人たち=函館市



■「万が一の時 海は死ぬ」


 函館市東部にある戸井地区。そのほとんどが大間原発(青森県大間町)から30キロ圏に入る。


 朝7時。地区のあちこちで、収穫した昆布を干す作業をしていた。4月に入っても昆布がはためくほどの強い冷たい風が吹く。「昆布を干すにはこの風がいいんですよ」。作業をしていた女性が教えてくれた。


 「あそこが大間だもの。夜になると、電気がついて町が見える」


 昆布を干していた漁師の男性(80)が教えてくれた。男性が指す海の向こうに、少し白くかすんだ先に大きな島のようなものが見えた。


 17歳のころから海に出ているというこの男性は、「大間の町に金が入ってくるから責めるわけでねえが、(こちらは)心配だべさ。福島(第一原発)のような事故が起きる可能性があるし、放射能は大嫌いだ」。


 戸井地区と大間町の結びつきは深い。函館市と合併前の旧戸井町だった1971年、本州と北海道の最短距離(約18キロ)に位置することからフェリーが就航。両町を1時間ほどで結んでいた。これがきっかけで同年、両町は姉妹町の調印をする。


 旧戸井町は2004年に函館市と合併したが、海峡をはさんだ交流は続く。今も戸井地区の駅伝大会に大間町の人が参加し、大間町の音楽祭に戸井地区の人が出場するという。


 戸井地区にある戸井漁業協同組合は、市内に五つある漁協のひとつだ。「大間とは漁師同士も仲がいい方だと思うよ」。同漁協の幹部は話す。漁業者で話し合い、津軽海峡の真ん中で分けて漁をしているという。


 他の道南地域の漁協と同じように、同漁協も市が国などに提出した大間原発の凍結を求める要請書に名を連ねた。今回の提訴についても、この幹部は「市長を応援したい」と話す。


 東京電力福島第一原発の事故後、魚から放射性物質が検出されたというニュースを見るたび、「もし大間原発で事故があったら」と考える。「万が一のことが起きたら、ここの海は死んだものと思わなきゃいけねえんでねえか。なんとか建設を中止して欲しいというのが願いさ」


 同漁協では「心では反対だけど、具体的な行動はしてこなかった」と、この幹部は振り返る。自分がリードしなかったのが悪いのかもしれない、とも言う。


 「でもなんとか稼働させたくないという気持ちは、みんな同じだ」


(磯崎こず恵)


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