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北海道 国政・地方政治スレ
1321
:
チバQ
:2019/04/18(木) 15:13:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190418-00010001-doshin-hok
89歳元町議 急きょ届け出 羅臼町議選の定数割れ回避「やむにやまれず」
4/18(木) 11:28配信 北海道新聞
定数10「やはり9人なのか」と選管に尋ねる
【羅臼】記録が残る1955年以来初の定数割れが濃厚。そんな見通しが強まっていた根室管内羅臼町議選(定数10)で、16日の告示日、意を決して届け出たのは89歳の元町議だった。その時を振り返ると―。
16日午前8時ごろから、引退した1人を除く9人の町議の陣営関係者が町役場1階の選挙管理委員会の部屋付近に集まり始め、届け出順を決めるくじを引き、書類手続きを行い、同9時までに届け出を終えた。
つえをついた元町議が現れたのは、9陣営が役場を出た後の午前9時半。選管の担当者に「やはり9人なのか?」と尋ね、「9人です」との回答を聞くと、手続きを始めた。同10時55分、井上章二元町議が10人目の届け出を済まし定数に達した。
「高齢で立候補、嘲笑されてもいい」
井上氏は記者の問いに「定数に届かないのは、なり手不足だから」と答え、若い議員の報酬引き上げの必要性を説いた上で「やむにやまれず高齢で立候補したことが嘲笑されてもいい。議会と行政と町民が三本柱で頑張れば羅臼はよくなる」と話した。
議員のなり手不足の背景には、基幹産業の漁業の低迷と著しい人口減がある。
スケソウダラなどの豊漁で1990年のピークに約14万トンに上った漁獲量は、近年2万トンを下回る。人口は65年の8900人から下がり続け、今年3月末には5千人の大台を割った。
「人手に余裕なく、職場を離れにくい環境に」
町商工会の小川雅勝会長(54)は60歳以下の町議が少ないことに「昔より会社の人手に余裕がなく、職場を離れにくい環境になっている」と話す。
羅臼町は平成の大合併で中標津町との合併が決まりかけたが、2004年に中標津町の住民投票で反対多数となり破談に。自立の道を進もうと、07年に議員定数を16から10へ大幅削減したが、今回はその定数がぎりぎりで満たされた形だ。
「町議という仕事に興味を持ってもらえない」
議員報酬は月額14万8千円で、全国町村議会議長会の調査によると全道の町村議会のなかで下から4番目。ただ今回引退した町議は「報酬の問題ではない」と話す。後任探しで若手に声をかけたが「そもそも町議という仕事自体に興味を持ってもらえない」と話す。
定数割れは避けられたものの、町議選は3回連続、羅臼町長選も6回連続の無投票当選となった。(長谷川史子、椎葉圭一朗)
北海道新聞社
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