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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

1757チバQ:2014/12/01(月) 22:52:03
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20141201-1403539.html
民主党、衆院選候補者198人で確定

 民主党は1日、衆院選候補者が小選挙区178人、比例代表単独20人の計198人で確定したと発表した。

 小選挙区候補者は原則、全員が比例に重複立候補するが、静岡5区の細野豪志元幹事長は重複を見送った。

 宮崎1区で新人の村尾英俊氏を追加公認。愛知12区の前職中根康浩氏は、比例東海ブロック1位に転出させた。同区で競合する維新の党前職に配慮した。

 北海道を除く比例10ブロックに、中根氏を含む比例単独候補20人を擁立した。

 また北海道ブロックでは、北海道7区で公認した政治団体「新党大地」の前職鈴木貴子氏を単独1位に、九州ブロックでは1票の格差を是正する「0増5減」により、選挙区が統合された佐賀2区の前職大串博志氏を単独1位とした。北海道、東海、九州の3ブロック以外の重複立候補者は同列1位とした。(共同)

 [2014年12月1日21時54分]

1758旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/01(月) 22:52:58
>>1753に追加

東京 石毛硏子
東海 中根康浩(1位,愛知12区より)

東海ブロック以外は小選挙区が全部1位で,比例は下位候補

1759旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/01(月) 22:55:42
>>1757
あ,九州と北海道も違うのか。

1761チバQ:2014/12/01(月) 23:00:01
http://www.asahi.com/articles/ASGD10BKPGCZPTIL038.html
維新・民主「大坂冬の陣」 5選挙区で対決、都構想が影
2014年12月1日15時50分

民主VS.維新「大坂冬の陣」

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 衆院選で選挙区調整を続けてきた民主党と維新の党が、大阪府内では全面対決になりそうだ。大阪市を再編する「大阪都構想」をめぐる対立が背景にあり、ここは野党協力の例外地域。自民、共産両党を巻き込んだ「大坂冬の陣」が2日、幕を開ける。

衆院解散・総選挙へ
 1日朝、大阪府大東市の駅前で民主党元職の樽床伸二氏(55)が通勤客に声をかけながらビラを配っていた。総務相だった2年前、大阪12区で落選した。勝ち抜けたのは約7万7千票を獲得した自民党候補で、樽床氏はともに5万票弱を得たみんなの党候補と票が割れて3位だった。

 多くの党が乱立して自民党の「漁夫の利」を許したという前回の反省から、民主、維新は全国で候補者のすみ分けを進める。大阪12区には自民党前職と共産党新顔が立候補を予定。民主党大阪府連に「維新が立てなければ……」(幹部)という期待もあった。だが、維新は先月25日、党職員の新顔、堅田壮一郎氏(28)の擁立を決めた。

 堅田氏は27日の記者会見で「私は根っからの維新育ち。名前は知られていないかもしれないが、維新の実績は浸透している」と強調。樽床氏は1日朝、「自分の思うことを訴え続けるだけ」と語った。

 2009年衆院選で、民主党は府内の19選挙区のうち公認・推薦候補18人が当選し、大阪は「民主王国」とも呼ばれた。だが、橋下徹大阪市長率いる維新の国政進出で暗転。前回は現役閣僚も含めて軒並み維新候補に敗れ、選挙区の当選者はゼロだった。

 今回、民主党本部は「全国の調整を進めるため大阪は維新に譲る」(選対関係者)と候補者を絞り込む方針で臨んだ。先月24日、上京した府連幹部は岡田克也代表代行にこう迫った。

 「これでは大阪はもたない。大阪で1カ所でも維新が譲ればひくが、全国の調整の犠牲なのか」

 元職と新顔の追加公認を求めたが、岡田氏は「もう競合区は増やせない」と拒否。府連は新顔の擁立はあきらめたものの、大阪4区から立つ元職には府連独自に推薦することを決めた。この選挙区は大阪市内にあり、府連は都構想「反対」も展開する考えだ。

 この元職もあわせ維新と直接対決する5候補は、自民、共産両党を加えた構図で戦う見通し。安倍政権に矛先を向けたい民主党本部は「選挙前には代表、代表代行、幹事長は大阪に入れない」と府内の陣営に連絡し、野党内の足並みを乱さないよう気遣っている。

 一方、前回の勢いが陰る維新内にも「できれば民主と協力したい」と望む声はあった。だが、大阪府議会・市議会の民主系会派が自民、公明、共産各会派と連携して都構想案を否決し、橋下代表は全国での調整を黙認しながらも「民主とは協力しない」と宣言。公務員制度改革や議員定数削減で民主党攻撃を続ける。

 先月29日、松井一郎幹事長は大阪市内で開かれた各党幹部との討論会で、民主党の枝野幸男幹事長を前にこう言い切った。

 「大阪は全面戦争だ」

1762旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/01(月) 23:00:40
安倍、小泉氏ら重複辞退=比例名簿を発表−自民【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120100861
 自民党は1日、衆院選の比例代表名簿登載者を発表した。比例単独は13人を新たに公認して69人になり、小選挙区との重複272人を加えて計341人となった。安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官の3人は重複を辞退した。
 また、公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人も小選挙区単独の候補となった。首相ら3氏は前回も比例との重複を辞退している。 
 比例単独候補のうち、衆院小選挙区の「0増5減」の対象となった前職4人と公明党との調整により比例に回った前職1人が重複立候補者より上位の順位で処遇された。一方、同様に0増5減の対象である旧佐賀2区選出の前職、今村雅弘元農水副大臣は重複立候補者より下の31位とされた。
 この日追加公認された比例単独候補は次の通り。(敬称略、前=前職、元=元職、新=新人)
 【南関東】松田紀子=新▽小林博次=新
 【東京】金森篤子=新▽石田計夫=新
 【北陸信越】中森福代=元
 【東海】竹内公子=新
 【近畿】坂本剛二=前▽米田建三=元▽伊東賢一郎=新▽高栖留美子=新▽真鍋麻未=新
 【中国】笹尾憲司=新
 【九州】上杉光弘=前(2014/12/01-21:55)

1763チバQ:2014/12/01(月) 23:00:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141201/plt1412011543002-n1.htm
未来から維新へ鞍替え候補続々 「政治理念違うのに…」疑問の声 (1/2ページ)
2014.12.01


※△=接戦、▼=苦戦。浅川博忠氏による予測【拡大】


 2012年衆院選に「日本未来の党」から出馬して落選した人物が、今回の衆院選では「維新の党」の公認候補となるケースが相次いでいる。維新と未来では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への賛否など政策面で大きな隔たりがある。永田町では「選挙目当ての野合ではないのか」といった批判も出ている。

 維新入りした未来出身者は別表の通り。元小沢ガールズとして知られる太田和美氏(千葉8区)や、鳩山由紀夫元首相の秘書を務めた初鹿明博氏(東京16区)らもいる。

 未来は、滋賀県の嘉田由紀子知事(当時)が代表を務め、小沢一郎氏率いる「国民の生活が第一」などが合流し、12年11月に発足した。結成が衆院選公示のわずか6日前だったことから「選挙互助会」と揶揄され、選挙区の当選者2人(立候補者111人)という、憲政史上に残る歴史的大惨敗を喫した。

 同年12月末には、小沢氏に近い議員らと嘉田氏との対立が原因で分裂している。

 未来は政策的にはリベラル色が濃く、維新とは相いれない「TPP交渉参加反対」といった主張も多かった。「中学卒業までの子供に年約31万円を支給」など、09年衆院選での民主党政権公約にも酷似しており、維新の江田憲司共同代表はみんなの党幹事長時代に「バラマキ重視で基本的な政治理念が違う」と酷評していたほどだ。

 そうした元未来の面々が、維新入りしたのだ。

 前出の初鹿氏はブログに「『リベラルの再結集を』と言ってきた私が維新で戦うとなると、随分と違うのではないかと思われる方も多いと思います。確かに全ての政策で一致しているとは言えません」「政党がどこであろうと(中略)理念に変わることはありません」との文章を記していた。

 どこか気まずさを感じさせるが、それもそのはず。初鹿氏はわずか2年前の前回衆院選で配布した選挙ビラでは、維新を「民主、自民と同じ新自由主義」「外交面ではタカ派」「第三極とはまやかし」とこき下ろしていた。同じビラに載っていた「信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできない」との文言には、思わず失笑するほかない。

 政治評論家の浅川博忠氏は「元未来の維新候補の多くは、『政党を渡り歩いている』という印象を持たれ、苦戦を強いられるだろう。対立候補にその点を突かれるとさらに票は遠のくのではないか」と指摘している。

1764チバQ:2014/12/01(月) 23:02:38
>>1763
中野渡詔子
石井章
太田和美
木内孝胤
初鹿明博
牧義夫

1765旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/01(月) 23:04:04
◇各党党首の第一声
 安倍晋三首相(自民党総裁)  福島県相馬市
 民主党・海江田万里代表    福島県いわき市
 維新の党・江田憲司共同代表  横浜市
 公明党・山口那津男代表    横浜市
 次世代の党・平沼赳夫党首   岡山県津山市
 共産党・志位和夫委員長    東京・新宿
 生活の党・小沢一郎代表    新潟県魚沼市
 社民党・吉田忠智党首     大分県臼杵市
 新党改革・荒井広幸代表    東京・巣鴨

1766チバQ:2014/12/01(月) 23:05:17
http://www.sankei.com/west/news/141201/wst1412010029-n1.html
2014.12.1 11:24
【衆院選】
前回は新党で「惨敗」…〝政治の母〟自認する嘉田氏の「票」どう動く 民主、取り込みに躍起





(1/2ページ)

滋賀3区から出馬予定の民主新人の女性と握手する嘉田由紀子氏(右)=11月29日、滋賀県守山市
 衆院選公示を2日に控え、滋賀県内では嘉田由紀子前知事が現役時代に獲得した「嘉田票」の行方が注視されている。嘉田氏自身は滋賀3区から立候補する民主新人の後援会長に就任し、健在ぶりをアピール。民主は県内4選挙区全てで嘉田票を一気に取り込む狙いだ。ただ、嘉田氏は知事時代の前回衆院選で自ら旗揚げした新党が惨敗したこともあり、他党では「嘉田氏は国政選挙に弱く、票はそれほど動かない」と見る向きも強い。

 「今日は『政治の母』として、みなさんにお願いにやってまいりました」

 11月29日、滋賀県守山市内で開かれた民主新人の女性の決起集会。後援会長の嘉田氏は集まった支援者らを見回しながら話した。

 同市を含む滋賀3区選出の民主衆院議員だった三日月大造氏が今夏、滋賀県知事選に出馬し、3区は民主の空白区となっていた。

 そこを埋めたこの新人女性は、NPO法人の理事長を務めていた際、当時知事だった嘉田氏に口説かれて地方議員になった「嘉田チルドレン」の一人。

 民主県連幹部は「3区で嘉田氏との連携をアピールできれば、県内全選挙区の民主候補予定者に嘉田票が流れる」とみる。

 嘉田氏は平成18年の知事選で、「もったいない」のフレーズを掲げて新幹線新駅の凍結などを訴えて初当選。再選を期した22年は県政史上最多の約42万票を獲得し、自民系の新人候補にダブルスコアで圧勝した。

 絶大な人気を支えたのは女性や無党派層、環境問題に関心を持つ住民らを中心とした「嘉田ファン」だ。

 滋賀県立大の大橋松行教授(政治社会学)は「古いしがらみのなかった嘉田氏は知事辞任後もなお強い影響力を持つ」と述べ、嘉田票は今でも、多く見積もって初の知事選で獲得した約20万票に上ると推測する。

 ただ、この嘉田票が今回そのまま民主に流れるかどうかは未知数だ。

 今夏の知事選で、嘉田氏から後継指名を受けた三日月氏は25万3728票を獲得したものの、自民、公明などが推す相手候補も24万652票と僅差に迫り、嘉田票は割れたとみられる。

 また嘉田氏が知事時代に日本未来の党を旗揚げして挑んだ24年の前回衆院選では、県内で公認候補を擁立できずに惨敗した。ある自民県連幹部は「国政と相性が悪い」との見方を示す。

 一方で自民側には知事選で三日月氏に敗れた後遺症が強い。別の県連幹部は「自民支持層の中にも嘉田ファンは少なくない。批判もできず、無視もできない厄介な存在だ」とぼやく。

メモ滋賀3区民主小川泰江 自民武村展英

1767とはずがたり:2014/12/01(月) 23:07:22
坂本や今村はどの程度当選可能性あるんでしょうかねぇ??
九州は結構いけそうだけど近畿は難しそうな。。

1768チバQ:2014/12/01(月) 23:09:05
4200 :チバQ :2014/12/01(月) 23:08:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141127/plt1411271550001-n1.htm
石原氏、地元密着アピール 松原氏、朝日誤報追及で評価 東京3区 (1/2ページ)
2014.11.27
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る

東京3区 立候補予定者【拡大】


 ここ10年、東京3区では、自民党の石原宏高元外務政務官(50)と、民主党の松原仁元国家公安委員長(58)との間で、壮絶な選挙戦が展開されてきた。

 日本有数の高級住宅街・田園調布があると思えば、下町で中小企業が集まる大田区もあり、さらに中国漁船によるサンゴ密漁で注目された伊豆諸島や小笠原諸島など島嶼(とうしょ)部も含む。日本の抱える問題をギュッと1つのパッケージにしたような、大きくて複雑な選挙区だ。

 2人の直接対決(小選挙区に限る)の戦績は「2勝2敗」だから、まさに激闘といえる。

 「前回の2012年衆院選は、自民党の政権奪還の追い風もあり、宏高氏が勝利した。選挙の前後、松原氏の秘書2人が出奔し、1人は宏高氏の秘書に、もう1人は同じ3区から立候補して話題となった。松原氏は敗れたが、2000票差まで食い下がるしぶとさを見せた」(選挙アナリスト)

 2人の選挙戦の違いも注目される。

 宏高氏といえば、ご存じの通り、元都知事で、次世代の党の石原慎太郎最高顧問の3男。最初の衆院選では、慎太郎氏や石原軍団が駆けつけて、ド派手な選挙戦を展開した。最近では、本人が地元の運動会などに頻繁に顔を出したり、街頭でつじ説法を行うなど、地道な活動を続けている。


 自民党区議は「宏高氏は10月の品川区長選で、当選した浜野健区長の応援に何度も駆けつけた。区議補選でも、自民党候補をトップ当選させるなど、実績を積み上げている。しかし、やはり石原ブランドは大きい。今回、慎太郎氏が現役続行宣言したのも、宏高氏にはプラスだ」という。

 一方、松原氏はスピーカー片手に路地裏をめぐるゲリラ戦法が得意だ。相手の懐に飛び込む姿勢は少しも変わらない。

 民主党関係者は「松原氏は、拉致問題に長く関わり、拉致問題担当大臣も経験した。今年は、民主党国対委員長という立場ながら、朝日新聞の慰安婦問題の大誤報を厳しく追及し、支持者から評価された」という。

 全国有数の激戦区ゆえか、両氏とも時々、週刊誌などで醜聞が取り沙汰される。両陣営のバトルも過熱気味になっている。いずれにしても、今回も激戦・接戦必至といえそうだ。 (ジャーナリスト・田村建雄)

1769チバQ:2014/12/01(月) 23:09:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141130/plt1411300830001-n1.htm
後藤田氏、“後遺症”どこまで… 仁木氏の選対委員長には仙谷氏 徳島1区
2014.11.30
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る

※◯は「当確」、△は「やや優勢」、▼は「苦戦」(夕刊フジ分析)。【拡大】


 1票の格差を是正する「0増5減」の区割り法案が成立し、徳島県では今回の衆院選から3選挙区が1減となった。徳島市中心の旧1区と、県南地域の旧3区の一部が合区となり新1区となった。

 自民党で候補者調整が行われ、新1区からは旧3区の後藤田正純前内閣府副大臣が横滑りし、旧1区の福山守前環境政務官は比例区に回る。「カミソリ」の異名を持つ後藤田正晴元官房長官を大叔父に持ち、妻は女優の水野真紀という後藤田氏だが、この調整を不安視する声もある。

 自民党県議は「新1区は、大票田の徳島市を制しなければ当選はおぼつかない。後藤田氏が、福山氏ほど票が獲れるのか?」と首をひねる。

 旧1区といえば、民主党の仙谷由人元官房長官の牙城だ。前回の2012年衆院選では落選したが、県内屈指の進学校・県立城南高校OBらが選挙区内に張りめぐらせたネットワークをベースに、通称「仙谷党」を築き上げ、1996年から2009年の選挙まで連続当選を果たしてきた。

 歴代の自民党候補は、仙谷王国をどうしても崩せなかった。それを福山氏が前回、初めて攻略した。徳島市を地盤とする県議として、常にトップ当選を果たしてきたからこそ、仙谷氏の弱点を知り尽くしていたのだ。

 ところが、自民党徳島県連は後藤田氏を選んだ。

 自民党市議は「後藤田ブランドと水野ブランドを優先したのだろう。民主党の対抗馬は、旧3区で過去4回戦ってきた地元の医師、仁木博文氏で、実績では後藤田氏に分がありそうだが、仁木氏の選対委員長に仙谷氏が就いた。相当きつい選挙になる」という。

 自民党県議もこうも懸念する。

 「後藤田氏はかつては強かったが、11年に銀座ホステスとの親密交際を写真誌に激写されて、女性支持層を失望させた。あれから数年たち、『もう時効だ』という声もあるが後遺症がどこまで残っているか…」 (ジャーナリスト・田村建雄)

1770チバQ:2014/12/01(月) 23:09:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk25010256000c.html
2014衆院選:同志は誰のこと、民主? 中立表明、知事が「同志が国政期待」文書 自民、県議会で質問へ /滋賀
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 衆院選を前に、三日月大造知事が「同志が国政で奮闘することを期待する」などと書いた文書を後援会員に送ったことが波紋を呼んでいる。知事が元民主党衆院議員のため、自民は「民主の応援では」と問題視し、急きょ1日の県議会代表質問で取り上げることを決めた。知事側は「自民も民主も県政の同志」と説明している。

 文書は「共に歩いて下さる皆様へ」と題したメッセージ。衆院選について「課題山積の折、年末に選挙やってる場合か…?の感があります…」と解散をやんわり批判。続けて、「私は共に歩み、共に行動してきた同志が、国政で奮闘して下さること、滋賀県のためにも活躍して下さることを期待しております」と書いている。

 知事はこれまで県議との意見交換会や記者会見で、衆院選について「知事としては中立、県政第一に行動する」と発言してきた。これに対し自民県議の1人は「文書の表現は民主党候補への応援に読める。表明した立場と違うのではないか」と疑問を呈する。自民党県議団は知事の真意を問うため、県議会で文書について質問することを決めた。

 知事の後援会によると、文書は後援会報や年賀会の案内などと一緒に発送した。後援会幹部は「県政を進める同志に政党は関係ない。同志と思ってもらえないなら逆にショックだ」と話している。【石川勝義】

1771名無しさん:2014/12/01(月) 23:12:50
その物ずばり当選出来ると党内の情勢では判断されてるから
比例下位に処遇されてるかと>今村と坂本

1772とはずがたり:2014/12/01(月) 23:25:24
維新は近畿でも結構苦戦するという結果が出てるということですかね〜。。

1773チバQ:2014/12/01(月) 23:25:44
>>1757
代表も比例重複辞退しなよ

1774チバQ:2014/12/01(月) 23:38:05
http://mainichi.jp/select/news/20141202k0000m010111000c.html
衆院選:福岡1区、公示前日に自民分裂
毎日新聞 2014年12月01日 23時01分

 衆院選福岡1区(福岡市博多区など)の公認争いで、自民党本部は1日、いずれも前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の公認見送りを正式に決めた。党本部の決定を受けて2人は同日、1区から無所属で立候補することを表明。前回衆院選から続く両氏の争いは、公示日前日になって自民の分裂選挙に発展した。

 「いわゆる、なんて言うの……。無所属、という肩書だけで選挙させていただくことになった」。1日夕、博多区の井上氏の事務所で、麻生太郎財務相は井上氏の支援者約50人を前に言いよどんだ。

 2012年の衆院選で、麻生氏は元福岡県議の井上氏を支援した。一方、新開氏の後ろ盾となったのが、自身が秘書を務めた古賀誠・自民元幹事長で、2人の公認争いは麻生、古賀両氏の「代理戦争」と言われた。最終的に党本部は公示直前に井上氏を公認し、新開氏は比例単独に回って、それぞれ初当選した。

 今回も共に公認を求めて譲らなかった。井上氏は前回、小選挙区が導入された1996年から1区の議席を死守してきた民主党の松本龍・元環境相に勝って当選しており、麻生氏は「公認は当然だが話がつかなかった」と説明。井上氏自身は「党の決定は気持ちよく受けたい」と述べつつ、釈然としない表情だった。

 新開氏も11月30日、比例九州での出馬を促す党本部側の最終打診に対し「今回は1区で出たい」と改めて答えた。関係者によると、打診は古賀氏を通じてあり「比例名簿の順位で配慮する」との文言もあったという。

 自民が圧勝した前回と違い、今回は比例九州で前回確保した7議席を維持できるか不透明な状況で、県連関係者は「比例単独で落選すれば、次がない。名簿1位以外は受け入れられない心境だったのだろう」と推測する。

 1日夜、博多区の事務所で会見した新開氏は「有権者の声に耳を傾けるのが私の選挙スタイル。党本部には戦う場を与えていただきありがたい」と語った。古賀氏の姿はなかったものの、事務所内の目立つ位置には「祈 必勝 古賀誠」と記された大きな為書(ためが)きが張り出されていた。

 一方、分裂選挙となったことで、県連内には不協和音も生じている。県議や福岡市議は来春に統一地方選が控えている。ある地方議員は「自分たちの選挙を考えれば、うかつに動けない」と話し、後援会幹部の一人は「古賀さんと麻生さんの勢力争いに巻き込まれた」と不満そうに語った。県連は近く執行部会を開いて、今回の経緯を検証する方針だ。【中山裕司、関東晋慈、井本義親】

1775チバQ:2014/12/01(月) 23:44:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddr041010003000c.html
民意どこへ:2014衆院選 あす公示 選択肢足りない 行き場迷う批判票
毎日新聞 2014年12月01日 北海道朝刊

 もっと、選択肢がほしい−−。民主党や維新の党など野党勢力の衆院選候補擁立が進んでいない。12月2日の公示を前に、自民、公明の与党と共産党以外に候補のいない選挙区は全国で30を超えているとみられる。不意打ちのような首相の解散は野党の準備不足を計算したものだが、選ぶ先が限られた師走の選挙に、有権者の不満は高まりそうだ。【田中義宏、近藤諭、村山豪】

 ◇神奈川11区・基地の街
 神奈川11区(神奈川県横須賀市、三浦市)は、自民前職の小泉進次郎氏と共産新人の瀬戸和弘氏の一騎打ちとなる公算だ。

 父小泉純一郎元首相の地盤を継いだ進次郎氏の人気は高い。前回は民主を含め5人が立ったが、民主は今回、対抗馬の擁立をあきらめた。

 「候補不在の選挙になりそうだ」。横須賀市の会社員、森昌生さん(44)は嘆く。「純一郎さんは何かやってくれそうだと思えた。今回は候補の人物像が見えにくい」。同市の飲食店で働く松永明義さん(53)も「まちは人口流出で若い人が少なく、雇用など課題は多い。選択肢が少なすぎて、棄権するしかないかも」と話す。

 横須賀市は米海軍や海上自衛隊の基地を抱えている。基地労働者でつくる全駐留軍労働組合(全駐労)の横須賀支部には約5000人が加入。支部は待遇改善を目指し、民主を応援してきた。

 政府の集団的自衛権行使容認で基地労働者が戦地へ行く可能性が否定できず、自民支持はあり得ない。といって、米軍基地撤退を主張する共産候補を応援するのも難しい。

 組合員たちの票が行き場を失う事態に、同支部執行委員長の乙川寛喜(おとかわひろき)さん(52)は力なく言った。「比例だけでもいいから(民主に)投票して、と言うしかありません」

 今や「党の顔」小泉進次郎氏は、他候補の応援で地元入りの機会は少ないとみられる。有権者は、集団的自衛権などについて同氏の考えを聞く機会が限られたまま、投票日を迎える可能性が高い。

 ◇福井2区・原発の街
 福井2区(福井県敦賀市など4市7町)では、出馬予定の民主元職が解散前日の先月20日、急きょ辞退した。

 このままでは自民、共産の一騎打ちだ。民主党福井県連の玉村和夫代表代行は慌てた。ポスターやビラ作りなど選挙の準備作業を中止。携帯電話の充電器を事務所に持ち込み、片っ端から党関係者に出馬を打診した。

 3日後。NPO法人理事長の新人擁立にこぎ着けた。「自民への批判票の受け皿として、対抗できる候補を立てられない状況は絶対に避けたかった」と安堵(あんど)の表情を見せる。

 選挙区に国内最多の14基の原発が立地し、来年春に関西電力高浜原発3、4号機の再稼働が見込まれている。原発関連の取引もある敦賀市の製造業の男性(65)は「原発が動かなければ地域経済は再生しない」と訴え、再稼働を望む声は強い。

 一方、原発依存脱却を訴える元美浜町議の松下照幸さん(66)は、民主新人の登場について「選択肢が増えた」と歓迎する。

1776チバQ:2014/12/01(月) 23:45:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddg041010002000c.html
民意どこへ:2014衆院選 福岡8区→福岡4区→福岡1区 1年で選挙区三つ
毎日新聞 2014年12月01日 西部夕刊

 ◇「党人ですから」でも、つらい国替え
 2日に公示が迫った衆院選。解散後の野党の候補者調整などで急きょ選挙区の変更を求められた立候補予定者は、慣れない地で準備に追われている。「厳しくても頑張るしかない」。それぞれの選挙戦が始まる。【中山裕司、近松仁太郎】

 「この国の未来に夢や希望を与える政治をします」。福岡1区(福岡市博多区など)から立候補予定の民主党の元職、山本剛正氏(42)が1日朝、JR博多駅前で声を張り上げた。隣には応援に駆け付けた岡田克也代表代行の姿もあった。

 山本氏が福岡県連から1区での出馬を打診されたのは衆院解散(11月21日)の5日前。1年間で三つ目の選挙区になる。

 2012年の前回衆院選では、福岡8区(直方市など)から立候補し、自民党の麻生太郎氏に10万票差をつけられ、比例復活もできずに落選した。強固な地盤を誇る麻生氏との対決を避けるため、県連は今年4月、8区に隣接する4区(宗像市など)の党総支部長として山本氏を党本部に申請。山本氏も選挙区に事務所を構え、地道に顔を売ってきた。

 ところが、11月になって4区で民主と維新の党の選挙協力が成立。山本氏は松本龍・元環境相の不出馬で空白となった1区への転出を求められた。「私は党人。党が決めたことをやるだけ」と山本氏。縁もゆかりもない新天地で短期間に知名度を上げるため、精力的に街頭演説を展開する。陣営幹部は「街頭では国替えのことを説明するより、政策を訴えることに徹する」と語る。

 前回、北海道2区(札幌市北区など)から立候補して比例で復活当選した維新の前職、高橋美穂氏(49)は、今回も2区で公認を申請していた。事務所を構えてポスターも張ったが、解散後に党が公認したのは、かつて民主に在籍し、前回は北海道12区で新党大地から立候補した元職だった。

 党が決めた転出先は、7回連続当選を狙う自民の平沢勝栄氏(69)がいる東京17区(葛飾区など)。高橋氏は25日夜に札幌市内で「国替え」の記者会見を終えると、その日のうちに東京に入り、翌朝から駅頭に立った。当初は党の判断に戸惑ったものの「ここに骨を埋める」と覚悟を決めた。握手を求めてくる有権者はまだいないが、ピンクのコートに「本人」と書かれたたすきを掛けて存在をアピールする。
 初挑戦だった前回、埼玉4区(新座市など)で落選した維新の新人、青柳仁士氏(36)は今回も4区で立候補する予定だった。だが、野党の候補者調整の結果、解散当日に埼玉9区(狭山市など)への転出が決定。4区にある自宅に妻子3人を残したまま「布団一つ抱えて新しい選挙区へ引っ越した」という。

 大急ぎで新事務所の賃貸契約を結び、机やイスなどの備品は4区の支援者から無償で提供してもらった。住まいは事務所の2階。当初はシャワーのお湯も出なかった。

 近くで小売店を50年以上営む男性(78)は「新人? 知っているけど、誰に投票するか決めていない」と話す。青柳氏は4区と9区の間に位置する所沢市の出身であることもアピールし、知名度アップを図ることにしている。

1777チバQ:2014/12/01(月) 23:46:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201dde041010052000c.html
民意どこへ:2014衆院選 急な「国替え」困惑 北海道→東京、自民前職の地盤強固 埼玉の別選挙区、布団一つ抱え引っ越し
毎日新聞 2014年12月01日 東京夕刊

朝から街頭で通勤する人々にチラシを配る立候補予定者=東京都内で、近松仁太郎撮影
朝から街頭で通勤する人々にチラシを配る立候補予定者=東京都内で、近松仁太郎撮影
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 ◇「頑張るしかない」
 2日に公示が迫った衆院選。解散後の野党の候補者調整などで急きょ選挙区の変更を求められた立候補予定者は、慣れない地で準備に追われてきた。突然選挙に出ることになり、ようやくポスターが完成した新人もいる。「厳しくても頑張るしかない」。それぞれの選挙戦が始まる。【近松仁太郎、海老名富夫、光田宗義】

 前回、北海道2区(札幌市北区など)で比例復活当選した維新の党の前職、高橋美穂氏(49)は、今回も2区で公認を申請。事務所を構えポスターも張った。ところが解散後に党が公認したのは、かつて民主党に在籍し、前回北海道12区で新党大地から立候補した元職だった。

 党の決めた転出先は縁もゆかりもない東京17区(葛飾区など)。自民党の前職、平沢勝栄氏(69)が強固な地盤を誇る。高橋氏は事務所開きを予定していた11月23日に支援者に不出馬を伝え、25日夜札幌市内で「国替え」の記者会見を終えるとその日のうちに上京。27日朝、駅頭に立った。

 最初は戸惑ったが、骨をうずめる覚悟を決めた。握手を求めてくる支持者はまだ少ないが、ピンクのコートに「本人」と書いたたすきを掛け存在をアピール。近くを通ったタクシー運転手の男性は「前回出ていた別の女性候補かと思った」。北海道で使い慣れた車をフェリーで運び、選挙カーとして使う。

    ◇

 初挑戦の前回、埼玉4区(新座市など)で善戦した維新の新人、青柳仁士氏(36)は今回も4区から出馬の予定だったが、野党の候補者調整で解散当日に埼玉9区(狭山市など)への転出が決定。自宅から「布団一つ抱え新しい選挙区へ引っ越した」という。

 大急ぎで新事務所を借りた。机やイスは4区の支援者が無償で提供。住まいは事務所の2階で、当初シャワーのお湯も出なかった。事務所近くで小売店を55年続ける男性(78)は「新人? 知っているけど、投票はどうするか決めていない」。

    ◇

 民主党が山形1区(山形市など)で会社役員、原田和広(まさひろ)氏(41)の擁立を決めたのも衆院解散当日。引退表明した鹿野道彦元農相の政治塾の塾生だったことなどから白羽の矢が立った。

 選挙準備は文字通りゼロからスタート。ポスターは28日に完成、29日にようやく事務所開きをしたが、報道機関へ前日に送った案内のファクスも手書きだった。28日、山形市内で街頭に立ち、応援の党幹部が笑顔で次々市民の手を握る傍らで、遠慮がちに数人と握手を交わした。

 「時間がないから負けたと言い訳するつもりは一切ない」と原田氏。県議らが一緒に回り、演説の仕方や候補らしい振る舞いなどをアドバイスしている。

1778チバQ:2014/12/02(火) 00:02:01
http://www.kanaloco.jp/article/81047/cms_id/114037
14神奈川衆院選:戦いの構図(上)1〜9区

2014.11.30 12:11:00
 突然の衆院解散で12月2日公示、14日投開票が決まった総選挙。県内18選挙区の立候補予定者の顔ぶれや主張を2回に分けて紹介する。

◆1区 民主空白 野党絞られ
 自民の前職・松本に、維新の新人・篠原と共産の新人・明石が挑む。ほかの野党も公認候補予定者を擁立したが、次世代の新人は別の選挙区へ転出、生活の元職は出馬を取りやめた。民主が1区に公認候補を立てないのは、小選挙区制度が始まって以来初めて。

 6選を目指す松本は党の国対副委員長や政調会長代理を歴任。今衆院選の公約作成にも携わった。得意の社会保障分野で、「医療・年金制度の安定には地域の景気回復が不可欠」とアベノミクス推進の必要性を強調する。

 篠原は2011年の横浜市議選(金沢区選出)に、みんなの党から出馬して初当選、昨年12月に離党した。衆院解散当日に公認が決定。地域主権の進展などを主要政策に掲げる。

 前回に続く挑戦の明石は「アベノミクスは格差拡大をもたらした」と、消費税増税反対などを訴える。

◆2区 7選狙う菅官房長官
 官房長官で前職の自民・菅が7期目を狙う。前回まで2度連続で戦った民主・元職が6区に回り、共産・三輪、生活・岡本の新人2人との三つどもえの争いが予想される。

 市議時代からの強固な地盤を持ち、党県連会長なども務めた菅。首相の“女房役”としての知名度を生かし、アベノミクスの成果と経済再生を訴える。

 元県議(港南区)の三輪は、若い世代の生活安定や子育て支援策の充実などを呼び掛け、浸透を図る。岡本は前回出馬した東京7区(中野、渋谷区)から「国替え」して挑む。

◆3区 小此木に元職ら絡む
 7期目を目指す自民前職・小此木に、民主元職・勝又、ともに新人の次世代・横田、共産・木佐木が挑む。6政党の候補が出馬して激戦となった前回とは異なり、第三極の擁立が絞られて乱立構図ではなくなった。顔ぶれも小此木、勝又以外は一新された。

 党県連会長の小此木は、政権の経済政策「アベノミクス」の継続を訴え、祖父、父3代にわたる地盤の引き締めを図る。

 勝又はアベノミクスを「金融緩和と公共事業に頼り過ぎている」と批判。2年間、地元での活動を蓄積し、雪辱を期す。

 横田は当初1区から出馬予定だったが、衆院解散後に3区に国替えした。「自民では岩盤規制の改革はできない」と訴える。

 木佐木は30歳の若さを生かし、若者の雇用問題を訴えの中心に据える。改憲勢力とも一線を画し、若者らへの浸透を狙う。

◆4区 無所属浅尾に3氏挑戦
 前回と同じ4氏が出馬予定だが、所属政党などの構図は大きく変わった。

 4月からみんな代表を務めた前職・浅尾は、28日の解党を経て無所属に。「比例復活のない背水の陣」(陣営)で臨む。党在籍時から掲げる行政改革や経済政策を訴え、1998年の参院初当選以来築いてきた知名度の高さで3期目を目指す。

 前回、京都から国替えし比例復活した自民の前職・山本は、文科・復興政務官などの職責をアピール。公示前から官房長官らが来援し、郵政選挙以来となる選挙区奪還を掲げる。

 前回は民主で戦った荻原は、党の公認内定が下りず8月に離党。無所属での出馬を予定する。政権や民主への批判を強め、「反既成政党」の受け皿を狙う。

 共産の新人・加藤は、政権の消費増税や集団的自衛権、原発再稼働にノーを突き付ける。高齢者福祉施策などにも力を入れる。

◆5区 自民前職に4氏挑む
 自民前職の坂井に、維新の水戸、次世代の河野、共産の横山、無所属の後藤田の4新人が挑む。

 3選を目指す坂井は国交、復興政務官を経験。公務の合間を縫って、地元で街頭演説などを地道に続けてきた。与党で政務官などを務めた実績をアピールするとともに、財政健全化と経済成長を図るアベノミクスの継続を訴える。

 県議、参院議員を務めた水戸は地元の泉区では知名度はあるが、戸塚、瀬谷区での浸透が課題。春から月70回ほど街頭に立ち、自転車で選挙区内を回って露出度を高めている。

 次世代の河野は国民目線で実感できる景気回復、再生可能エネルギー普及による雇用創出を訴える。

 2度目の挑戦となる共産新人の横山は消費税率引き上げの中止や集団的自衛権の行使容認反対を訴え、街頭を中心とした選挙活動に力を注ぐ。

 民主は野党間の選挙区調整で公認候補を擁立しない方針だった。しかし、もともと民主の組織基盤が強い地域で、地元議員らから主戦論が強まり、引退した元法相の田中慶秋の後継として、長女の後藤田が無所属で手を挙げた。出遅れを挽回できるかが鍵となる。

1779チバQ:2014/12/02(火) 00:02:22
◆6区 公・維前職軸に混戦
 公明前職の上田が7期目を狙う。前回比例復活した、みんなから維新に移った青柳が雪辱を期す。民主元職の三村、共産新人・北谷が挑む。民主、第三極、公明、共産で争う構図は前回と同じで混戦は必至だ。

 前回5度目の民公対決を制した上田は自民の推薦を受け、「自公統一候補」としてアベノミクスの成果を強調。道半ばである日本経済の再生や軽減税率導入を訴え、支持拡大を図る。

 前回の民公対決に新たな選択肢として参戦した青柳。今回も「改革勢力」として再増税前に議員定数削減など身を切る改革を実行すべきと訴え、無党派層の受け皿を目指す。

 急きょ2区から国替えしてきた三村は知名度アップが課題だが、もともと保土ケ谷区が地元。「格差のない経済政策」を訴える。

 北谷は「消費増税中止」や「憲法9条の維持」を政策の柱に掲げる。

◆7区 主要政党そろい踏み
 自民・鈴木と次世代・松田の前職2氏に、民主・中谷、維新・豊田、共産・大山の3新人が挑む激戦区。主要政党がそろい踏みし、無党派層の動向が勝敗を分けるポイントになりそう。

 3期目を狙う鈴木は「古い政治の復活は断じてさせない」と掲げ、規制改革による経済成長や消費増税の必要性などを訴える。地方議員による地盤固めや街頭活動で支持拡大を狙う。

 前回は比例単独候補で議席を得た松田は、小中学校時代を過ごした港北区を拠点に活動。元財務官僚の経験を踏まえ、財政規律の強化や社会保障改革の必要性、景気浮揚策を掲げる。

 県議の中谷は9月に党公認候補としての擁立が内定。成長産業の育成支援や付加価値の高い産業の創出を訴え、浸透を図る。

 元横浜市議の豊田は衆院解散の21日に公認決定。市会では、徹底的な行政改革や経済を支える中間層の強化などを訴えてきた。

 大山は消費税増税中止や集団的自衛権の行使容認反対など平和問題を訴え、幅広い層からの支持を目指す。

◆8区 維新江田に挑む自共
 大阪市長の橋下徹とともに党代表を務める前職・江田に、自民の前職・福田、共産の新人・若林が挑む。都内に通勤する「神奈川都民」が多い選挙区で、いかに無党派の風をつかむかが鍵を握る。

 江田は全国遊説などで選挙区を空けることも多いが、抜群の知名度で無党派層への浸透を図る。政権交代可能な一大勢力の確立と官僚支配の打破を訴え、5期目の当選を目指す。

 前回比例復活した福田は、党水素エネルギー政策の実務責任者として自然エネ普及やIT政策をアピール。街頭活動やネット活用で支持を広げ、悲願の小選挙区勝利での3選を狙う。

 20代で国政に初挑戦する若林は福祉充実を訴え、基礎票の上積みを目指す。

◆9区 民・自・維前職3氏激戦
 民主・笠、自民・中山、維新・椎名の前職3人に、共産の新人・堀口が絡む県内屈指の激戦区。前回と同じ顔ぶれで、小選挙区での議席獲得に向けた三つどもえの戦いが再現されそう。

 前回、県内の民主候補で唯一小選挙区で当選した笠は、地元で高い知名度を誇る。元文科副大臣の実績を生かして教育・子育て充実を訴え、5期目を目指す。

 比例復活で初当選した中山は、衆院内閣委員会で政権の重要政策に関わった経験をアピール。アベノミクスの是非や財政健全化策などを掲げ、ミニ集会を中心に支持基盤の拡充を図る。

 みんなを離れ、維新に加わった椎名。朝夕の駅頭を中心に原発だけに頼らないエネルギー政策と行政改革の必要性を主張し、再選を期す。

 堀口は「安倍政権の暴走を止められるのは共産だけ」と強調、消費増税中止などを訴える。

1780チバQ:2014/12/02(火) 00:03:36
県内小選挙区立候補予定者
 (敬称略、並び順は衆院勢力順)
◇1区(横浜市中・磯子・金沢区) =12自09民
松本純64 元官房副長官 自麻前(5)
篠原豪39 元横浜市議  維 新
明石行夫55 元団体役員  共 新

◇2区(横浜市西・南・港南区) =12自09自
菅義偉65 官房長官   自 前(6)
三輪智恵美60 元県議    共 新
岡本幸三54 元信託銀行員 生 新

◇3区(横浜市鶴見・神奈川区) =12自09民
小此木八郎49 元経産副大臣 自 前(6)
勝又恒一郎51 元県議    民 元(1)
横田光弘57 元県議    次 新
木佐木忠晶30 党地区常任委 共 新

◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡) =12み09民
山本朋広39 文科政務官  自 前(2)
加藤勝広70 党地区委員  共 新
浅尾慶一郎50 元みんな代表 無 前(2)
荻原隆宏44 元横浜市議  無 新

◇5区(横浜市戸塚・瀬谷・泉区) =12自09民
坂井学49 元国交政務官 自 前(2)
水戸将史52 元参院議員  維 新
河野敏久58 学習塾代表  次 新
横山征吾43 党県委員   共 新
後藤田弥生48 会社員    無 新

◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区) =12公09民
三村和也39 元経産省職員 民 元(1)
青柳陽一郎45 党県代表   維 前(1)
上田勇56 党県本部代表 公 前(6)
北谷真利52 元会社員   共 新

◇7区(横浜市港北・都筑区) =12自09民
鈴木馨祐37 党国対副委長 自麻前(2)
中谷一馬31 県議     民 新
豊田有希39 元横浜市議  維 新
松田学57 党県連会長  次 前(1)
大山奈々子51 党県委員   共 新

◇8区(横浜市緑・青葉区) =12み09み
福田峰之50 元法務委理事 自 前(2)
江田憲司58 党代表    維 前(4)
若林靖久29 党地区常任委 共 新

◇9区(川崎市多摩・麻生区) =12民09民
中山展宏46 元衆院内閣委 自 前(1)
笠浩史49 元文科副大臣 民 前(4)
椎名毅39 弁護士    維 前(1)
堀口望38 党県委員   共 新

【名簿の見方】
 予定者は29日現在の神奈川新聞社調べ。

 選挙区名の右は前回(12年)、前々回(09年)の当選者の政党。立候補予定者は氏名に続き、29日現在の満年齢、代表的な肩書、所属政党、自民党の予定者には派閥名、前職・元職・新人の別−の順。丸数字は当選回数。

 党派の略は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、無=無所属。自民党派閥の略称は、麻=麻生派。空白は無派閥または所属未定。

【神奈川新聞】

1781チバQ:2014/12/02(火) 00:03:59
http://www.kanaloco.jp/article/81091/cms_id/114225
14神奈川衆院選:戦いの構図(下)10区〜18区

2014.12.01 17:54:00




◆10区 自・民・共 少数激戦か

 3度目の対決となる自民の前職・田中と民主の元職・城島に、2度目の挑戦となる共産の新人・中野が絡む少数激戦。前回のみんな、維新に投じられた8万8千票の行方が注目される。旧住民の多い臨海部と、超高層マンション建設で新住民が増加する中原区を抱える。区割り変更で同区の一部が18区に編入された。

 7期目を目指す田中は、川崎市議、県議を務めた地元のネットワークと知名度は抜群。地域行事への出席も欠かさず、党役員(党組織運動本部長)としてアベノミクスの成果を訴える。

 民主党政権で財務相など重要ポストを務めた城島は、前回苦杯をなめた。労組票を足掛かりに野党票の結集を狙う。議員定数削減や、労組出身として労働・雇用政策にも重きを置く。

 党川崎南部地区委員長の中野は、統一地方選候補予定者らと消費増税中止や雇用政策の転換を主張する。

◆11区 小泉王国に共産挑む

 3期目を目指す自民の前職・小泉に、共産の新人・瀬戸が挑む。民主は擁立を見送る方向で、2人の一騎打ちになる見通し。

 小泉は今回も重複立候補をせず小選挙区1本での出馬。選挙中も党の顔として他候補の応援で全国を駆け回るが、曽祖父の時代からの地盤と小まめな地域活動、高い知名度で盤石の態勢を築いている。

 瀬戸は小泉の父で元首相の純一郎と2度戦った経験があり3度目の挑戦。消費税増税や原発再稼働など安倍政権全般を批判。横須賀特有の問題として米原子力空母の母港撤回を訴える。

◆12区 阿部民主入りで混戦

 自民の前職・星野に、急きょ民主の公認が決まった前職・阿部、次世代の新人・甘粕、共産の新人・味村が挑む。味村を除く3氏は前回と同じ顔ぶれ。前回未来で比例復活した阿部は、民主の公認内定を得ていながら出馬を辞退した元金融担当相・中塚の支援も受け、混戦が濃厚となった。

 党経済産業部会の副部会長を務める星野は、アベノミクスの再加速や安全保障政策の継続を前面に掲げて再選を目指す。この2年は週2回の駅頭活動を実践。県議3期12年で培った地盤と人脈も武器に、保守層を手堅くまとめる。

 社民で4回、未来で1回の比例復活がある阿部にとって、選挙区での当選は悲願。今回打ってきた秘策は、周囲も驚く民主入りだった。既存の“阿部ファン”の票に連合票を上乗せし、さらには古巣の社民からの票も見込むなど、野党の結集を呼び掛ける。

 前回維新で出馬した甘粕は、次世代から再挑戦する予定。この2年は代議士秘書として研さんを積み、自主憲法制定などを訴える。

 25歳の味村は、来春の藤沢市議選から矛先を変え参戦。消費増税や安保、原発などで安倍政権の取り組みを批判し、浸透を図る。

◆13区 重鎮甘利が11選狙う

 経済再生担当相で11期目を狙う自民の前職・甘利に、維新・伊藤、共産・高久の2新人が挑む。

 抜群の知名度を誇る甘利は、複数の閣僚を歴任する豊富な政治経験、アベノミクスの司令塔というポジションをアピール。経済再生、国際競争力の復活などを訴え、安倍政権の是非を問う。選挙期間中は応援演説で全国を回り、自民系の地方議員らが中心となって地元の支持固めを担う。

 「非自民票の受け皿」と自任する伊藤は、座間市議1期目の途中で転身。若者世代の代弁者として、20代の若さを前面に出す。「非常に厳しい戦いになると覚悟している。しかし、あきらめない」との姿勢で、街頭演説を中心に知名度アップを図る。

 高久は大和市議を3期務めた経験を踏まえ、護憲と航空機騒音をもたらし、オスプレイが飛来する米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の撤去を訴える。

1782チバQ:2014/12/02(火) 00:04:12
◆14区 自・民対決に次共絡む

 自民の前職・赤間と民主の元職・本村による3度目の対決に、次世代の元職・中本、共産の新人・中野渡が絡む。自民と次世代に対する保守層の動向と、民主、共産への非自民票の流れが勝敗の鍵を握りそう。

 政権交代した2009年の選挙で苦杯をなめた赤間は、安倍改造内閣の一員として3選を目指す。アベノミクスの成果を丁寧に訴え、地元地方議員らを中心に支持基盤を広げる。

 前回、民主への逆風で落選した本村は、元財務相の藤井裕久から受け継いだ地盤を丹念に回り、各層への浸透を図る。政権暴走ストップと「非自民の受け皿」を掲げ、雪辱を期す。

 中本は、自民公認の比例で当選した2000年以来の議席奪還を目指す。保守層の取り込みを狙い、街頭活動を軸に支持を訴える。

 中野渡は、原発ゼロなどを訴えて基礎票の上積みを目指す。

◆15区 河野に2新人挑む

 3代続く強固な地盤を守る自民の前職・河野に、共産・沼上、無所属・池田の2新人が挑む。

 前回、全国最多の19万2604票を獲得した河野は、保守にありながら脱原発の筆頭格として高い知名度を誇る。党行革推進本部長として無駄撲滅に取り組んだ実績もPRし、さらなる票の上積みを目指す。

 20代の沼上は、長時間労働問題や消費増税中止などを訴え、安倍政権への批判票獲得を狙う。18年ぶりに河野と対決する池田は、自民政治にブレーキ、しがらみのない政治−を掲げ、無党派層への浸透を図る。

◆16区 自・民一騎打ちの様相

 自民・義家と民主・後藤の前職2氏に、共産の新人・池田が絡み、三つどもえの構図となりそう。前回新人を立てた維新は候補者擁立を見送る方向で、小選挙区の議席を交互に勝ち取っている自民・民主による事実上の一騎打ちの様相。

 引退した亀井善太郎の地盤を引き継ぐ義家は地元対策に力を入れており、この2年間で約2千カ所の地域イベントを回った。「約10万人と握手を交わした」と地に足を付けた活動を心掛けて再選を目指す。

 地元県立厚木高校出身の後藤は、比例復活だった前回の屈辱をバネに支援組織を固める。選挙区内の市町村を回り行政課題を聞いて国に支援を働き掛ける活動もスタートさせ、各層への浸透を図る。

 前回の出馬直前に厚木市内に転居した池田は、党所属の地方議員と連携し、街頭活動を中心に党の政策を訴える。


◆17区 因縁の対決3度目

 前回の選挙で初当選した自民の前職・牧島、議席を明け渡した民主の元職・神山が三たび顔を合わせる因縁の対決に、共産の新人・吉田が加わる。

 アベノミクスの推進を掲げる牧島は、元衆院議長・河野洋平の地盤を引き継ぐ形で出馬し、今回が3度目の選挙。「この7年間で休みは1日もなかった」と広い選挙区をこまめに回って支持層を広げ、小選挙区での議席死守を目指す。

 返り咲きを狙う神山は、「小田原生まれ、湯河原育ち」と地元出身をアピール。「今の国は借金体質。先々の世代のためにも財政再建を後回しにしてはいけない」と、社会保障改革や国会議員の定数削減などを訴える。

 「戦争する国にしようとしている安倍首相の動きに歯止めをかける」と平和外交の重要性を強調する吉田は、原発ゼロを訴えて無党派層への浸透も図る。

◆18区 民主不在も野党乱立

 4期目を目指す自民・山際と国替えした次世代・中田の前職2氏に加え、返り咲きを狙う生活の元職・樋高、相次いで名乗りを上げた維新・北村、共産・塩田の両新人が乱立する混戦模様だ。擁立を見送った民主票の行方も注目される。

 第2次安倍改造内閣で経産副大臣に就いた山際は、アベノミクスの推進に政府、党の両面から関与。経済再生に争点を絞り、小選挙区の議席死守を狙う。

 前横浜市長の中田にとって、小選挙区での戦いは14年ぶり。今回は第三極の立場を貫き、旧8区時代の地盤がある宮前区を拠点に支持拡大を図る。

 元環境政務官の樋高は2012年の落選後、選挙区を歩いて住民の声に耳を傾けてきた。駅頭での演説に力点を置き、環境政策と震災復興支援を訴える。

 金融系企業に籍を置き政治塾出身の北村は若さを前面に打ち出し、自転車遊説やネット戦略に活路を見いだす。元東芝社員の塩田は非正規雇用やブラック企業問題など、労働者の環境改善をテーマに据える。

 13年の区割り変更で、前回まで10区だった中原区の一部を編入。新たな有権者約6万2千人への対応も鍵を握る。

1783チバQ:2014/12/02(火) 00:05:17
県内小選挙区立候補予定者

◇10区(川崎市川崎・幸区、中原区の一部) =12自09民
田中和徳65 党組織本部長 自 前(6)
城島光力67 前財務相   民 元(4)
中野智裕56 党地区委員長 共 新

◇11区(横須賀・三浦市) =12自09自
小泉進次郎33 内閣府政務官 自 前(2)
瀬戸和弘62 党県委員   共 新

◇12区(藤沢市、高座郡) =12自09民
星野剛士51 元県議    自 前(1)
阿部知子66 小児科医   民 前(5)
甘粕和彦31 元衆議員秘書 次 新
味村耕太郎25 党准県委員  共 新

◇13区(大和・海老名・座間・綾瀬市) =12自09民
甘利明65 経済再生相  自 前(10)
伊藤優太29 座間市議   維 新
高久良美60 元大和市議  共 新

◇14区(相模原市中央区、南・緑区の一部) =12自09民
赤間二郎46 総務政務官  自麻前(2)
本村賢太郎44 元県議    民 元(1)
中本太衛49 松下政経塾員 次 元(1)
中野渡旬66 党地区常任委 共 新

◇15区(平塚・茅ケ崎市、中郡) =12自09自
河野太郎51 党行革本部長 自麻前(6)
沼上徳光28 党地区職員  共 新
池田東一郎53 元蔵相秘書官 無 新

◇16区(厚木・伊勢原市、相模原市南・緑区の一部、愛甲郡) =12自09民
義家弘介43 党副幹事長  自町前(1)
後藤祐一45 党政調副会長 民 前(2)
池田博英52 党地区委員長 共 新

◇17区(小田原・秦野・南足柄市、足柄上・下郡) =12自09民
牧島かれん38 大学客員教授 自麻前(1)
神山洋介39 党区総支部長 民 元(1)
吉田福治59 元会社員   共 新

◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部) =12自09民
山際大志郎46 経産副大臣  自 前(3)
北村造31 元証券会社員 維 新
中田宏50 元横浜市長  次 前(4)
塩田儀夫64 元東芝社員  共 新
樋高剛49 元環境政務官 生 元(3)

【名簿の見方】

 予定者は30日現在の神奈川新聞社調べ。

 選挙区名の右は前回(12年)、前々回(09年)の当選者の政党。立候補予定者は氏名に続き、30日現在の満年齢、代表的な肩書、所属政党、自民党の予定者には派閥名、前職・元職・新人の別−の順。丸数字は当選回数。

 党派の略は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、無=無所属。自民党派閥の略称は、麻=麻生派、町=町村派。空白は無派閥または所属未定。

【神奈川新聞】

1784チバQ:2014/12/02(火) 00:16:35
>>1700
 【兵庫】3区 和田有一朗=新
>>951で無所属出馬予定だった県議

1785チバQ:2014/12/02(火) 00:55:15
今日のまとめ
・維新:小沢鋭仁 近畿比例上位に。 山梨1区競合回避>>1698
・民主:中根康浩 東海比例上位に。 愛知12区競合回避>>1757 

・自民の比例上位は >>1719
 (公明との調整)渡邊孝一
 (5象5減)中谷真一、山本拓、福山守、福井照
 主な比例下位は
 菅野佐智子(福島3区非公認)、桜井宏(三重3区非公認)、坂本剛二(福島5区非公認)
 米田建三(ナツカシイ)、今村雅弘(5増5減対象なのに)、林田彪(熊本2非公認)
・民主の比例上位は >>1757
 鈴木貴子(新党大地 北海道7区重複)、中根康浩(維新と調整 東海単独)、大串博志(5増5減 佐賀2区重複)
・維新の比例上位は >>1707
 小沢鋭仁(民主と調整 山梨1から)

1786チバQ:2014/12/02(火) 01:11:00
>>1753>>1758
民主党の比例単独候補
北海道 なし
東北  小林義明(元福島市議)
北関東 野木実(和光市長、比例下位当選),山根隆治(参議員・埼玉)
南関東 前川忠夫(参議員・労組),山口繁(神奈川県連事務局長)
東京  早川周作(05年鳥取1落選),福村隆(12年東京9落選 タカタネの刺客)
     石毛硏子(代議士 05東京23落選 09比例下位当選)
北信越 一川保夫(代議士石川2、参議員石川),村田正示(元氷見市議)
東海  金森正(三重県議、比例下位当選),野沢和彦(静岡県連事務局長)
近畿  梶原康弘(兵庫5 維新と調整),佐々木幹夫(元京都府議),中藤弘彦(大学研究所研究員 ?),羽室武(連合京都会長)
中国  炭村信義(元周南市議)
四国  都築旦(元八幡浜市議)
九州  安藤幽明 (元島原市議)

1787チバQ:2014/12/02(火) 01:14:29
>>1700
>次世代は前職藤井孝男に加え、30日に前加茂郡白川町長今井良博の擁立を決めた。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20141201/201412010851_23823.shtml
県内、18人出馬準備 衆院選あす公示
2014年12月01日08:51
 安倍政権への審判となる第47回衆院選は12月2日公示される。県内では、五つの小選挙区に14人、比例代表東海ブロックの単独候補に4人の計18人が立候補を表明し準備を整えている。組織戦を展開する自民に、無党派層への浸透を図る民主や維新などの野党が挑む構図。経済や安全保障など安倍政権の政策への評価が問われる中、県内全小選挙区で勝利を目指す自民に対し、野党が自民批判票を取り込み、どこまで迫れるか注目される。

◆次世代比例東海 今井前白川町長を擁立

 小選挙区の政党別では、自民が前職5人、民主が元職2人と新人1人、維新が前職1人、共産が新人5人。

 岐阜1区は、8選を狙う自民前職野田聖子に、民主新人吉田里江と共産新人大須賀志津香が挑む。立候補予定者が全て女性という全国でも珍しい構図。

 岐阜2区は、7選に向けて急ピッチで準備を進める自民前職棚橋泰文に、共産新人森桜房義が挑戦。元衆院議員も出馬を模索する。

 岐阜3区は、前回小選挙区で雪辱を期して2選を果たした自民前職武藤容治と、返り咲きを目指す民主元職園田康博が4度目の対決。共産新人服部頼義も準備を進める。

 岐阜4区は、組織力を生かし足元を固める自民前職金子一義に対し、民主の支援を取り付けた維新前職今井雅人が自民批判票の受け皿となれるかが注目。共産新人伊嶌明博も草の根で党勢拡大に努める。

 岐阜5区は、9選を狙う自民前職古屋圭司に、返り咲きを目指す民主元職阿知波吉信が挑戦。共産新人の鷹見信義も街頭活動などで支持を訴える。

 比例東海は、単独候補として4人が立候補を表明している。自民は新人速水桂二を擁立。次世代は前職藤井孝男に加え、30日に前加茂郡白川町長今井良博の擁立を決めた。白川町森林組合長の今井は、県農業会議会長なども務めた実績を踏まえ、農林業者を中心に支持獲得を狙う。藤井は地盤の可茂地域だけでなく、大票田の名古屋市での票の掘り起こしをもくろむ。諸派新人の野原典子も出馬する。

(文中敬称略)

1788チバQ:2014/12/02(火) 01:15:38
>>1757とか
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120200006
大地・鈴木氏を優遇=民主比例名簿【14衆院選】

 民主党は1日、衆院選の比例代表候補の名簿登載順位を発表した。地域政党「新党大地」との協力で北海道7区で擁立する鈴木貴子氏を、北海道ブロックの単独1位で処遇した。
 愛知12区での公認を決めていた中根康浩氏について、維新の党との調整の結果、選挙区出馬を取り消し、東海ブロックの単独1位とした。区割りが大幅に変わった佐賀2区から出馬する大串博志氏も九州ブロックの単独1位。重複辞退は静岡5区の細野豪志元幹事長のみだった。
 一方、宮崎1区で新人の村尾英俊氏を追加公認した。民主党候補は小選挙区178人、比例単独20人の計198人で確定した。
 比例名簿の登載順位は次の通り。(敬称略。( )数字は順位。同一順位の重複立候補者名は省略。前=前職、元=元職、新=新人)
【北海道=11人】(1)鈴木貴子=前(2)重複候補10人
【東北=19人】(1)重複候補18人(19)小林義明=新
【北関東=21人】(1)重複候補19人(20)山根隆治=新(21)野木実=元
【南関東=20人】(1)重複候補18人(19)前川忠夫=新(20)山口繁=新
【東京=22人】(1)重複候補19人(20)石毛※〈※=金ヘンに英〉子=元(21)福村隆=新(22)早川周作=新
【北陸信越=15人】(1)重複候補13人(14)一川保夫=元(15)村田正示=新
【東海=29人】(1)中根康浩=前(2)重複候補26人(28)金森正=元(29)野沢和彦=新
【近畿=26人】(1)重複候補22人(23)梶原康弘=元(24)佐々木幹夫=新(25)羽室武=新(26)中藤弘彦=新
【中国=10人】(1)重複候補9人(10)炭村信義=新
【四国=8人】(1)重複候補7人(8)都築旦=新
【九州=16人】(1)大串博志=前(2)重複候補14人(16)安藤幽明=新
(2014/12/02-00:15)

1789チバQ:2014/12/02(火) 01:21:42
http://www.sankei.com/politics/news/141201/plt1412010071-n1.html
2014.12.1 23:42

ここにも仁義なき戦いが…麻生太郎VS古賀誠の「代理戦争」 福岡1区で自民系2人が無所属で激突へ





(1/3ページ)
 衆院選は2日、公示される。直前までもめた福岡1区をめぐる自民党の公認争いは、井上貴博(52)=福岡1区=と、新開裕司(46)=比例九州=の自民前職2人が無所属で出馬し、選挙で決着をつける異例の構図となった。井上は副総理兼財務相の麻生太郎を政治の師と仰ぐ。新開は元幹事長の古賀誠の元秘書で関係が深い。今回の公認問題は、麻生、古賀の代理戦争の様相を呈した。(田中一世)

 「逆にありがたいと思っている。今まで培ってきたことが間違っていなかったと証明するチャンスだ。この国を背負う覚悟が誰にあるのかが問われる戦いだ」

 1日午前、井上は福岡市博多区で事務所開きの神事を執り行った後、無所属出馬の決意をこう語り、支援者に深々と頭を下げた。

 午後には麻生も事務所に駆けつけた。「問題が後を引くよりも、今回でさっぱりとさせたほうがよい。勝てばよいのではなく、『こんなに(新開氏と)差がついたじゃないか』という選挙にしていただきたい」と激励した。

 井上は新人で挑んだ前回衆院選で、福岡1区で民主党の元環境相の松本龍に勝利した。小選挙区導入後、自民党が5連敗していた松本の金城湯池で初めて自民党の議席を獲得したばかりか、2・6倍の票差をつけた。

 井上は衆院選の公認候補を事実上意味する福岡1区支部長を務める。自民党の事前調査でも、支持率で新開を上回り、県連内も井上でおおむね固まった。

 ところが、新開は1区からの出馬を強く主張。古賀も、県連会長の松山政司らに強く働きかけた結果、県連は一本化を断念、党本部に最終判断を委ねた。

 1区の公認問題は前回衆院選にさかのぼる。

 当時の県連は新開を推薦するよう党本部に申請したが、安倍総裁の裁定で一転、井上が公認され、新開は比例九州ブロックに回った。この過程では麻生が井上を積極的に後押しした。

 新開は比例当選したものの、福岡1区からの出馬を熱望し続けていた。

 井上、新開の選挙区争奪戦に、麻生太郎、古賀誠という2人の積年の確執と闘争も絡む。

 福岡県の政界では古くから、古賀が筑後、麻生が筑豊・豊前に勢力を広げ、にらみ合ってきた。両者は、平成23年の県知事選での推薦候補選びをめぐり対立。結果、麻生が推す元経産官僚の小川洋に決まったことで、パワーバランスは崩れた。

 さらに、24年9月の自民党総裁選でも、麻生が推す安倍晋三が勝利し、麻生は後に政権ナンバー2の副総理に就任した。前回衆院選をもって引退した古賀とは、影響力で大きな差が生まれた。

 先月の福岡市長選でも、麻生が後ろ盾となる高島宗一郎が再選を果たした。

 古賀は引退後も、大派閥である旧古賀派(現岸田派)の名誉会長として影響力を残すが、麻生に一矢報いるには、衆院選での「1区奪取」がラストチャンスといえる。

 「新開先生と一緒に、いばらの道を選択せざるをえないかもしれない」

 解散前日の11月17日、新開の国政報告会で、古賀はこうあいさつした。出席者の多くは、事実上の宣戦布告と受け止めた。

 党本部は分裂回避へ調整に乗り出したが、行き詰まった。ただ、一方を小選挙区、もう一方を比例で処遇したとしても、今後も衆院選のたびに同様の問題に悩まされることになる。

 「無所属でもよいので戦う。この機に、反安倍、反麻生を一掃する」

 先週末、井上は麻生にメールで決意表明した。メールは首相にも転送された。

 井上周辺も「ここで決着をつけないと背後霊のようにつきまとわれる」「今回は新開氏というよりも古賀氏の影響力を潰す戦いだ」と息巻く。

1790チバQ:2014/12/02(火) 01:22:00
 一方の新開も、旧古賀派を引き継いだ派閥領袖の岸田文雄から電話で説得されたが、頑として応じなかった。11月30日午後に、「井上先生と同じ条件で、無所属で戦う」と岸田に最終決断を伝え、自民前職同士の対決が決定した。

 新開は1日、事務所で報道陣の取材に応じ、「古賀先生に言われたからではない。私が小選挙区にこだわってきた。これで落選したらもう政治家の道は残されていない」と覚悟を語った。

 新開の陣営関係者は「前回、涙を呑んだ新開が選挙区から出るのが筋だろう。麻生さんの力が大きいのはわかるが、今回は引くべきじゃなかったのか。強引だよ」と嘆いた。

 自民の公認争いを横目に、民主元職の山本剛正(42)は選挙区内を精力的に回る。1日朝には、岡田克也代表代行がJR博多駅前での応援演説に駆けつけた。

 「自分のことで精いっぱいで、私がとやかく言うことでない。ただ『筑豊と筑後の権力争いをなぜ福岡1区でやらないといけないんだ』と有権者は感じるのではないか」

 山本は産経新聞の取材にこう語った。前回井上に敗れ、今年10月に政界引退を表明した松本龍も、山本を支援する。

 福岡1区は2年前、自民党の政権奪還の象徴となった。今回もまた、全国有数の注目区となりそうだ。(敬称略)

1791チバQ:2014/12/02(火) 01:26:58
>次世代の党は東京19区と比例代表東京ブロックで重複立候補する山田宏幹事長の比例順位を単独1位にした。
中田宏はどうするんだろうか?

http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020011-n1.html
2014.12.2 00:32
【衆院選2014】
比例名簿登載 石原慎太郎氏は最下位 首相と進次郎氏は重複立候補せず 






石原慎太郎氏
 自民党は1日、衆院選の追加公認14人(選挙区1人、比例代表13人)を発表した。調整が難航していた福島5区は、前回比例代表中国ブロックに回った吉野正芳氏が9年ぶりに同区の選挙区候補に返り咲いた。前回、同区で当選した坂本剛二氏は比例近畿ブロックの名簿登載40位となった。

 福岡1区は、前回選挙区当選した井上貴博氏と、比例に回った新開裕司氏の2人とも公認せず、無所属で戦わせる。推薦も出さない。茂木敏充選対委員長は「2人にさわやかに戦ってもらう」と述べた。

 兵庫12区では、党兵庫県連が戸井田徹元衆院議員の長男、真太郎氏を公認申請したが、党本部は認めなかった。同区では、無所属ながら党二階派所属の山口壮(つよし)元外務副大臣が出馬する。

 自民党は1日、比例代表の名簿登載順位も発表。東北、北関東、東京、東海、近畿、中国、九州では、選挙区との重複立候補を並列1位で処遇。比例単独候補の上位登載を認めなかった。

 安倍晋三首相と小泉進次郎氏は重複立候補しなかった。

 民主党は、北海道7区と比例代表北海道ブロックで重複立候補する政治団体「新党大地」の鈴木貴子氏について、比例名簿の順位を単独1位にした。鈴木氏の父は新党大地の鈴木宗男代表。大地票を民主党に取り込む狙いがある。

 維新の党は小沢鋭仁国会議員団幹事長について、山梨1区から比例代表近畿ブロックの単独1位にした。

 次世代の党は東京19区と比例代表東京ブロックで重複立候補する山田宏幹事長の比例順位を単独1位にした。同ブロックから比例単独で出馬する石原慎太郎最高顧問は最下位にした。石原氏の意向を尊重したもので、1日夜のBSフジ番組で「次のランナーに確かなバトンタッチをしていきたい」と述べた。

1792チバQ:2014/12/02(火) 01:31:02
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235218-storytopic-3.html
衆院選沖縄1区独自候補断念 民主県連
2014年12月1日

 民主党県連(花城正樹代表)は30日、常任幹事会を開き、衆院選沖縄1区で模索していた独自候補の擁立を断念することを決めた。支持母体の連合沖縄から要請されていた4区での仲里利信氏の支援については、継続して議論する。
 1区は自民党から国場幸之助氏、知事選で翁長雄志氏を支援した枠組みから共産党の赤嶺政賢氏、民主党本部が選挙区調整を進める維新の党から下地幹郎氏が出馬する予定。
 民主党県連は、連合沖縄が知事選で翁長氏を支援した枠組みを尊重していることや、党本部が維新の党と選挙区が重ならないよう選挙区調整を行っていることから、候補擁立を見送った。「反自民、非共産」の連合と共同歩調を取っていることもあり、赤嶺氏の支援にも消極的だ。
 4区に翁長陣営から出馬予定の仲里氏の支援については「(候補者に関する)情報を持ち合わせていない」として、結論を出さなかった。
 花城代表は維新の党との選挙協力について「要請があれば初めから否定はしない」とする一方、翁長陣営に対しても「反自民として選挙区協力したことが応援になる」との認識も示した。

1793チバQ:2014/12/02(火) 01:36:19
そーいえば居たね
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/01/kiji/K20141201009382330.html
横粂氏、衆院選不出馬も「政治家を諦めたわけではない」
 次期衆院選への動向が注目されていた元衆院議員の横粂勝仁氏が、東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)から出馬しないことが30日、分かった。

 スポニチ本紙の取材に「政治家を諦めたわけではなく、いずれ復活したい」と話した。横粂氏は12年の衆院選に落選後、弁護士として働いている。
[ 2014年12月1日 05:30

1794チバQ:2014/12/02(火) 01:50:45
>>1467
亀レスになってしまいましたg、そうでした。
この辺(第3局の離合集散)も振り返るとワケワカラン状態ですね

1795チバQ:2014/12/02(火) 01:54:37
岩手

小沢一郎は推薦できない と。んな感じの内容
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412010300001.html
生活、1・3区民主支援/2014衆院選
2014年12月1日13時18分


生活の党公認候補予定者の畑浩治氏(右から2人目)の推薦を決めて握手を交わす連合岩手の豊巻浩也会長(同3人目)ら
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 生活の党県連は29日、来月2日公示の衆院選で、党公認候補のいない1、3区は民主党公認候補を「自主支援」すると決めた。民主側は2区のみ、生活の公認候補を推薦する方針だという。2年前の前回衆院選で両党は1、3、4区で候補を立てて争ったが、今回は選挙協力態勢を構築し、自民、公明両党との対決姿勢を鮮明にする。

    ◇

 会見した幹事長の佐々木順一県議によると、生活側が、互いに相手の公認候補を推薦する案を提示したが、民主側からは2区のみ生活の候補を推薦する方針が伝えられた。また、民主側から1、3区の公認候補に対する推薦要請がないため、生活としての選挙協力態勢は、自主支援が妥当という結論に至ったという。持ち回り県連総務会で選挙協力方針についてこの日、最終決定し、すでに民主県連側に伝えたという。

 自主支援の具体的な内容について、佐々木幹事長は「自主投票より一歩踏み込んだ支援態勢という位置付けで、具体的な活動は、党員党友の個々の判断にお任せする。民主党から支援要請があれば、その都度検討していく」と話した。

 一方、民主の支持団体、連合岩手(豊巻浩也会長)はこの日、2区に立候補を予定する生活の畑浩治氏の推薦を決め、両者が政策協定を交わした。

 豊巻会長は「畑さんは生活者、働く者の視点に立って多くの法案を作った。復興を加速させる土地収用に関する法案を成立させてくれた。今後も岩手のために頑張っていただくため当選させたい」と話した。

 推薦状を受け取った畑氏は、「安倍政権が進める大企業優先ではなく、生活者の底上げをしなければ、日本経済は立ち行かなくなる。雇用の分野で考え方が近い民主党の皆さんと連携して選挙戦を戦っていきたい」と応じた。

 4区については、連合岩手は「自主投票」だが、反自民非共産という考えで臨むという。4区に立候補を予定しているのは、生活のほか、自民と共産。

■「県民党」の知事 畑氏支持を表明■

 達増拓也知事は29日、生活の党公認で2区に立候補予定の畑浩治氏の政治資金パーティーに来賓として出席し、畑氏を支持していく考えを表明した。知事はこれまで、衆院選への対応について「県民党の立場で」と中立的な立場を強調していたが、事実上、「古巣」である生活陣営を支援していく姿勢を鮮明にした。

 盛岡市で開かれた畑氏のパーティーであいさつに立った達増知事は「復興のための土地収用に関する法案成立の中心となり、岩手にとって国会になくてはならない存在。岩手のため、復興のため、引き続き国会で仕事をしていただきたい」と述べた。

1796チバQ:2014/12/02(火) 02:06:42
>>1765
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201dde001010068000c.html
2014衆院選:あす公示 第一声、自・民党首は福島 公・維・共は首都圏で
毎日新聞 2014年12月01日 東京夕刊

主要8党の党首の衆院選第一声の場所
主要8党の党首の衆院選第一声の場所
拡大写真
 衆院選は2日公示され、各党党首の第一声が全国各地で行われる。第一声をどこで行うかは各党の知恵の絞りどころで、自民党総裁の安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表は福島県内を選んだ。東京電力福島第1原発事故からの復興を重視する姿勢を打ち出す。東日本大震災後初の衆院選となった前回は、4党の党首が福島県内を第一声の場所にしたが、今回は自民、民主両党にとどまる見通しだ。

 首相は同県相馬市の漁港で第一声を行う。12年衆院選、13年参院選は、いずれも福島市内だった。一方、海江田氏は12年衆院選で野田佳彦首相(当時)が選んだいわき市を予定している。海江田氏は13年の参院選では盛岡市で第一声を行っており、両党とも3回連続で東日本大震災の被災地を選んだ。

 自民党内には、復興以外の重要政策もアピールするため、「基地問題のある沖縄県でもいいのではないか」(党幹部)との声もあった。ただ、福島県を中心に、被災地には政治の「被災地離れ」が進むことへの懸念があり、引き続き同県で行うことになったという。首相は先月26日、岩手県で地方遊説をスタートさせており、「復興を必ず加速させたい」と強調した。

 民主党の海江田氏は国の原発政策を「原発再稼働をなしくずしで進めている」と批判している。いわき市で選挙戦を開始することで、原発政策で安倍政権との違いをアピールする狙いもありそうだ。

 首都圏での第一声を予定しているのは公明、維新、共産の3党。公明党の山口那津男代表は同党が公認候補者を擁立する9選挙区のうち、最重点区と位置付ける神奈川6区の横浜市で実施する。維新の党は江田憲司共同代表が横浜市、橋下徹共同代表が大阪市で行う予定。共産党の志位和夫委員長は東京都新宿区のJR新宿駅前で第一声を行った後、大阪市内のJR大阪駅前に移動する。

 自らの「地元」で第一声を行うのは、次世代の党の平沼赳夫党首と社民党の吉田忠智党首。平沼氏は岡山県津山市で、吉田氏は出身地の大分県臼杵市で行う。第一声を午前中に行うことが多いが、生活の党の小沢一郎代表は午後に新潟県魚沼市で予定。13年の参院選でも午後に千葉県内の田園地帯で行っており、地方重視を訴える。新党改革の荒井広幸代表は東京都内で調整している。【田所柳子】

1797チバQ:2014/12/02(火) 02:12:38
>>1787
ん?岐阜二区の元衆議院議員って誰だ?

1798名無しさん:2014/12/02(火) 02:15:18
>>1797
前回未来から出た橋本では?

1799片言丸:2014/12/02(火) 02:23:44
>>1771-1772>>1785
過去の経緯からして、この選挙区の議員を2人残さないといけない特別な理由はないですから、今回片方は下位に置くとして、その中では当選に近く、「比例下位当選可能性枠」がなんとか余っているブロックを選んだのではないかと思います。
坂本は非公認だからといって出馬できる状況でもないし、当選できる期待がありげなところに置いたというのが実際なのではないかと。
ということで、坂本が実際に当選できるかについては疑問に思っています(可能性はあるが高くはない)。

1800片言丸:2014/12/02(火) 03:14:19
>>1076>>1695>>1698
競合回避成功だが、小沢鋭の票がそのまま中島に乗るかといえばそうでもなさそうか。
しかし、新1区は旧1区ではなく旧3区がベースとなっていて、宮川の票田山梨市・甲州市が新2区へと切り離されたことからすると、ポイントはむしろ中谷・後藤票か。
そして、2010参院選で、輿石が宮川を旧3区領域で上回っている(旧2区域は宮川の勝ち)ことを考えると、中島についてもそのときと同じくらいの戦いができるかどうかか。

1801チバQ:2014/12/02(火) 07:55:16
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141202_61006.html
<衆院選>自民、福島5区は吉野氏を公認


 自民党は1日、衆院選候補者の調整が続いていた福島5区で、いわき市出身で比例中国前議員の吉野正芳氏(66)を公認すると発表した。5区前議員で選挙区支部長の坂本剛二氏(70)は比例近畿に回り、名簿順位40位に登載された。
 いわき市で記者会見した吉野氏は「被災地を抱える5区には2人の議員が必要だ」と持論を述べた上で「これまでの努力が認められた。5区での選挙は9年ぶり。新人のつもりで戦う」と意欲を語った。
 坂本氏は同日夜、「2議席獲得がかなう形であると受け止め、全力で戦う」とコメントした。
 自民党で選挙区支部長が公認候補から外れるのは異例。坂本氏は前回2012年、7回目の当選を果たしたが、自民党圧勝の中、民主党前議員の吉田泉氏(65)に約7000票差に迫られた。後援会組織の高齢化が進んでおり、党本部は「勝てる候補」として吉野氏を選んだとみられる。
 吉野氏は当選5回。うち福島5区が2回、比例東北が2回。前回は坂本氏との公認争いの末、5区の候補者に選ばれず、「復興枠」で比例中国に単独登載された。
 今回、9年ぶりとなる5区での立候補に強い意欲を見せていた。公認から漏れた場合、無所属で出馬することも視野に準備を進めており、保守分裂の可能性があった。
 自民党福島県連は11月24日、5区の候補者選考を党本部に一任。原発事故の被災地で2議席を維持するため、1人を比例で優遇するなど「特別な措置」を求めていた。
 前回衆院選で自民党は近畿ブロック48選挙区中、小選挙区22人、比例復活7人の計29人が当選した。比例単独での当選者はなく、坂本氏の比例単独40位という党本部の判断に反発も予想される。
 茂木敏充選対委員長は1日夜、「さまざまな情勢を分析し、今回は吉野氏に決めた。二人三脚でしっかり戦ってほしい」と話した。
 5区には民主党の吉田氏、共産党新人の吉田英策氏(55)も立候補を予定している。


2014年12月02日火曜日

1802チバQ:2014/12/02(火) 07:56:56
山梨
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20141201-OYTNT50186.html
衆院選きょう公示…1区 構図一変
2014年12月02日

新1区からの立候補を断念したことを明らかにする小沢氏(1日、甲府市で)

 衆院選で新山梨1区からの立候補を表明していた維新の党の前衆院議員、小沢鋭仁氏(60)が1日、小選挙区では立候補せず、同党の比例選の単独候補になることを表明した。小沢氏の比例転出で、新1区の候補予定者は自民党、民主党、共産党と、戦いの構図は公示前日にして一変。共産以外の野党が民主だけとなることで野党共闘が進む可能性があり、期待や警戒など関係者の思惑が交錯した。新山梨2区には3人が出馬予定で、衆院選は2日の公示で12日間の選挙戦がスタートする。

 小沢氏は1日、甲府市内の事務所で記者会見を開き、「党本部の決定で近畿ブロックでの単独出馬となり、山梨1区での出馬はできなくなった」と説明。比例選近畿ブロックへの転出について「断腸の思いだ。1区での活動を支えてくれた支持者には申し訳ないが、党の決定で総合的な判断だ」と述べ、理解を求めた。

 小沢氏の説明によると、11月30日昼に維新の党の橋下徹共同代表から電話があり、比例転出を提案されたという。小沢氏は「議席を得るという意味ではチャンス。(1区での)野党共闘も進む」と前向きな受け止め方を示した。

 野党共闘の相手として、新1区に前衆院議員の中島克仁氏(47)を公認候補として擁立する民主党との交渉については、「党としての正式な考え方を示して下さいと言っている段階」と説明し、小沢氏から民主党の枝野幸男幹事長に連絡を取るなどしていることを明らかにした。

 一方、民主党県連は1日、常任幹事会を開き、衆院選への対応を協議。会議は非公開で行われ、終了後に取材に応じた県連顧問の輿石東・参院副議長(現在は会派離脱中)は、維新の党から協力が得られるかとの質問に対し、「維新も野党。政策的にも自民とは違うのは確かだ。協力していただく」と述べ、共闘成立に自信を示した。

 こうした動きに対し、自民党の前衆院議員、宮川典子氏(35)の陣営幹部は「野党の共食いがなくなると厳しい選挙になる」と警戒を強め、「2年前に民主党を離党した経緯もあり、小沢氏の票がすべて中島氏へ回るとは思えない。小沢氏の票をこちらが取り込めるよう活動したい」と話した。

 新人の遠藤昭子氏(63)を擁立する共産党の県委員会幹部はこの日、「これまで通りの主張を続けていく」と述べた。

 一方、新2区には、自民党の前衆院議員、堀内詔子氏(49)、共産党の新人、秋山晃一氏(61)、無所属の前衆院議員、長崎幸太郎氏(46)が立候補を表明している。

1803とはずがたり:2014/12/02(火) 08:07:49
>>1347-1348[11/27①]>>1678[11/28①追]>>1706[12/1②]

公明推薦候補不在選挙区
【宮城5(小野寺)】
【福島5(吉野)】
【茨城1・5】
【群馬1】
【埼玉8・11】
【東京17(平沢)】
【神奈川11(小泉)】
【愛知2・5・11・13・14・15】
【三重2・3】
【大阪14(長尾)・19】
【兵庫12(無)】
【奈良1・3】
【広島6(亀井)】
【高知1】
【福岡1(無)・2・8】
【佐賀2】
【長崎3】

非自民公認公明推薦候補
【茨城7】【熊本4】

1804とはずがたり:2014/12/02(火) 08:55:57
今朝の朝日新聞の朝刊より。
公認漏れ無所属が③に分類されてるなら事実上の乱立はもっと多い?

①野党乱立型 227→60

②野党調整型 65→197

③自共対決型等 8→38

1805とはずがたり:2014/12/02(火) 09:46:21
>>1791
田母神落選確定ですね。。
田母神は参院比例向きだからそれでいいんでしょうけど。

1806チバQ:2014/12/02(火) 10:52:00
>>1803
宮城5は北海道比例下位の人

1807とは@奈良二区:2014/12/02(火) 12:31:16
自共が凄い勢いでポスター貼り終わってるのに対して流石に哲はまだまだちらほらだ。

1808とは:2014/12/02(火) 12:33:05
>>1806
ご指摘あざ〜す

1809とはずがたり:2014/12/02(火) 13:58:20
宮崎県の民主はほぼ昔の民社党で民主・社民・連合の協力体制以外に動けないのかねぇ。。

短期決戦、陣営走り出す
2014年11月25日(最終更新 2014年11月25日 16時03分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/129219

 衆院が解散した21日、鹿児島、宮崎県内の各陣営は12月14日の投開票へ向けて一斉に走りだした。後援会事務所を大急ぎで目抜き通りに引っ越した前職、着々と地元回りを進める元職…。事実上、短期決戦の幕が開いた。

鹿児島
 鹿児島1区の維新前職の事務所では、秘書ら6人が国会中継をテレビで見守った。前回は選挙初挑戦だったが手探りで戦い、比例復活で当選して2年。スタッフの1人は「後援会づくりも道半ば。準備の時間が足りない」と訴える。前職本人はこの日夜に選挙区に戻り、事務所で街頭演説日程の打ち合わせを入念に進めた。
 鹿児島1区の民主元職は午前中は自転車で支持者回り。昼に事務所に戻り、解散の瞬間をテレビで見た。「議員が万歳をするタイミングがずれた。大義なき今回の解散を象徴している」。午後はマスコミ各社の取材のため県庁の記者クラブに出向き、国政復帰への意欲を熱弁。その後、繁華街のつじ立ちに向かった。
 4月に補選があったばかりの鹿児島2区。自民前職陣営は、補選時と同じ駅前の事務所への引っ越しに追われた。「験かつぎで同じ場所を借りた」と支援者。別の支援者は「まだ初当選のお礼回りも済んでいない」と笑う。前職自身も疲労が残っているというが「選挙が続くのは支持拡大につながる」と前向きだ。
 鹿児島5区の共産新人は地元の種子島・西之表市で支持者回りを続けた。前夜の20日は鹿屋市で事務所開きの集会を催し、支持者に「安倍晋三首相の暴走政治をストップさせる」と訴えた。「反原発運動などで市民と党の垣根が低くなった。躍進の条件はそろっている」。支持拡大に早くも手応えを感じていた。

宮崎
 宮崎1区は新たな候補者発表や選挙区からの候補取りやめが相次ぐなど、突然の解散劇の余波が及んだ。
 民主党宮崎県連はこの日、県庁で急きょ会見し、候補者不在のまま東京都在住の新人の擁立を発表。選挙協力を求めている社民党県連合や連合宮崎には前日夜の会議で候補者を提示したばかり。週末には宮崎入りする予定だが、推薦を決めた連合宮崎の関係者からも「このドタバタぶりを考えると、どのような選挙戦になるか不安」との声も出た。
 一方、前回、比例で復活当選した次世代の党前職は、小選挙区は出馬せずに比例九州ブロックのみで挑む。また、元参院議員は、正式に「維新の党」から立候補することも決まった。
 自民前職の事務所は、秘書らがあいさつ回りに追われ、共産新人は「安倍政権の暴走政治を食い止める」と意気込む。
 2区の自民前職の日向市後援会事務所は、隣接する倉庫を選挙事務所にするため、準備でばたばた。事務長は「いよいよ本番」と気を引き締めた。本人はこの日夜、高鍋町で国政報告会を開いた。共産はようやく新人擁立が決まった。
 3区の自民前職の事務所は、後援会入会カードの発送を終え、22日の後援会各支部長会議の資料作成に追われた。共産新人は「集団的自衛権反対」などを掲げ、街宣活動に力を入れた。
=2014/11/22付 西日本新聞朝刊=

1810とはずがたり:2014/12/02(火) 14:01:46
>>1809
云ってる傍から宮崎民社ネタ見つけたw

凄かったんだねぇ。。
>旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組
>中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。

今はひどいな。。
>単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。
>現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。

“民社王国延岡”今や昔 2区民主、候補見送りへ 旭化成労組員減 労使一体消え
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130409
2014年12月01日(最終更新 2014年12月01日 03時00分)


 中選挙区時代の旧宮崎1区(現在の宮崎1区の大部分と2区)に民主党のルーツの一つ、旧民社党の指定席がかつてあった。支えたのは「一声3万票」を誇った旭化成労組(当時は全旭化成労働組合連合会=全旭連)。その拠点の宮崎県延岡市を抱える宮崎2区で、民主党は今回、候補者擁立を初めて見送ろうとしている。労組員の減少、同社による労使一体型の選挙運動の消滅という「栄枯盛衰」がその背景にある。
 中選挙区時代、同社はストライキ封じを兼ね、選挙運動で組合に協力した。パートナーは1960年誕生の旧民社党(結党時は民主社会党)を支持する同盟系の旭化成労組。同労組中心に同盟系労組員は最盛期で1万8千人。民社党は67年に初めて議席を獲得。特に76年に初当選した同労組出身の米沢隆氏(後に民社党委員長)は、93年選挙まで7回連続で議席を守った。
 分岐点は96年の小選挙区比例代表並立制の導入。米沢氏は宮崎市中心の宮崎1区に“転身”。それでも、延岡市がある2区には民社党の流れをくむ新進党、民主党の候補者が出続けた。しかし落選が続く。唯一の当選は2009年の比例復活。その候補者も12年には落選し、今回は立候補を見送る方針だ。
 単独当選の小選挙区導入を機に、会社は労使一体型選挙をやめた。合理化などで労組員が激減したことも背景にあった。現在の同盟系労組員は最盛期の4分の1以下で約4千人。市議当選者も旧民社党15人に比べて半数以下。かつての集票力は失っている。
 第一線を退いた74歳の米沢氏は「小選挙区で負け続け、厭戦(えんせん)気分が組合員に出てしまった。(自分の時代に)選挙活動をやり過ぎて疲れてしまったかな」。かつて政党再編に寄与したベテランが寂しく語る。
 “民社王国”の時代を知る地元紙の元編集長、渡部洋三さん(67)も言う。「組合員も激減する中では候補者の擁立断念は仕方ない。時代の流れでしょう」。
=2014/12/01付 西日本新聞朝刊=

1811とはずがたり:2014/12/02(火) 15:49:58

推薦したのは前職の3区橋本以外全員か。橋本もウェブでは聖域なきTPP反対のスタンスっぽいのになぜ回答をしなかったのか?

2014衆院選:きょう公示 復興、TPPで舌戦 13人立候補へ 農政連、前職7人推薦 /岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk03010031000c.html

 衆院選が2日公示され、14日の投開票日まで12日間の選挙戦が始まる。県内では4選挙区に5党から13人が立候補する見込み。届け出後、早速繁華街などで第一声のマイクを握る。

 アベノミクスへの評価のほか、東日本大震災からの復興、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に代表される農業問題などで舌戦が展開されそうだ。【浅野孝仁、安藤いく子】

 先月21日の解散から公示まで11日間は小選挙区制導入後最短の「超短期戦」とあって、公示前日の1日も、各陣営や県内政界、選挙管理委員会が慌ただしく準備に追われた。

 JAグループが作る県農協政治連盟は1日、盛岡市で委員会を開き、推薦要請があった立候補予定の前職8人のうち、農政への質問状に回答がなかった3区の自民前職を除いて推薦を決定した。

 米価安定に向けた過剰米処理対策やTPPの締結阻止について政策協定を結ぶ。政府はTPPの交渉を進めているが、自民前職から「重要品目」の除外が確保できなければ交渉脱退も辞さないとする回答もあったという。

 田沼征彦委員長は「政権与党だけを支持するわけではない。(TPPを進める)自民党をけん制する意味もある」と話した。

1812とはずがたり:2014/12/02(火) 16:48:15
<衆院選>3区推薦見送り 秋田県農政連
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_41032.html

 秋田県農協政治連盟(農政連)は28日、衆院選秋田1区は自民党前議員の冨樫博之氏(59)、2区は同党前議員の金田勝年氏(65)の推薦を決定した。3区は推薦を見送り、各支部の対応を尊重する。
 3区は5支部で対応が分かれた。秋田おばこと秋田ふるさとは自民党前議員の御法川信英氏(50)、秋田しんせいは維新の党前議員の村岡敏英氏(54)を推薦。こまちと、うごは自主投票を選択した。
 比例代表は自主投票とした。自民党を推す支部もあったが、木村一男会長は「個人の頑張りは評価できるが、自民党としては農業に攻撃的で評価できない」と説明した。

1813とはずがたり:2014/12/02(火) 16:50:13

農業に理解が深い5氏推薦4氏支持 県農政連
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141202/CK2014120202000149.html

 県JAグループの政治団体「県農協政治連盟」(加倉井豊邦委員長)は一日、常任委員会を開き、衆院選での県内小選挙区の推薦、支持者を決め、発表した。茨城1、5区は自民、民主両党の立候補予定者を支持する。
 推薦はいずれも自民前職の額賀福志郎氏(2区)、葉梨康弘氏(3区)、梶山弘志氏(4区)、丹羽雄哉氏(6区)、永岡桂子氏(7区)の五氏。
 1区の自民前職の田所嘉徳氏と民主元職の福島伸享氏、5区の自民前職の石川昭政氏と民主前職の大畠章宏氏は支持とした。
 JAの組合員の意見を聞き、農業に理解が深い立候補予定者を選んだ。県農政連の要領で推薦は一選挙区一人と決まっており、二人の場合は支持とした。

1814とはずがたり:2014/12/02(火) 18:39:19
池田東一郎氏@神奈川15区は無事出馬してますね。

山口4区に謎の無所属生活推薦候補が出てますね。

宇佐美@福島は出馬断念みたいですね。

それにしても大阪の公共激突区はひどいなぁ。。民主もこういう時、全然ダメっすね。
民主府連も維新ではなく公明にぶつける形で候補者立てろや。。

1815とはずがたり:2014/12/02(火) 18:46:58

2014衆院選:自民4氏の推薦、県農政連が発表 1、2、4、6区 /宮城
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk04010136000c.html
毎日新聞2014年12月02日

 JAグループの政治団体・県農協政治連盟(県農政連、石川寿一会長)は1日、衆院選で推薦する候補予定者を発表した。小選挙区は1、2、4、6区で自民を推薦。

 解散後に自民の候補予定者が決まった5区は支援にとどめ、3区は自主投票とした。比例では公明前職を推薦する。

 震災で被災したイチゴ農家が多い3区では当時の民主党政権による復旧対応を支持する声もあり、自民への推薦を見送った。

 石川会長は政府・与党が進める農協改革案について「JAを解体に追い込むもので、自民の地方創生の考えとリンクするのか疑問」と批判。一方で「私たちの声に真摯(しんし)に耳を傾けてくれた方を人物本位で推薦した」と述べた。

1816とはずがたり:2014/12/02(火) 18:52:00

■ 県農政連、自民4氏を推薦/衆院選
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141202110729.asp?rss=20141202

 県農業者政治連盟(県農政連、鳴海清彦委員長)は、衆院選本県1〜4区の自民党の立候補予定者4人を推薦することを決めた。県内農協組合長らでつくる県農協農政対策委員会の岡山時夫委員長(県農協中央会長)が1日、公表した。民主党の3、4区の立候補予定者からも推薦願が出されていたが、「農政への意見を国政に反映させるためには、国政与党の候補を推薦すべきだ」との判断から、自民党候補のみに絞った。

1817とはずがたり:2014/12/02(火) 18:57:53

農政連が自民・次世代の候補者の推薦決定
http://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201411301213500111.html
RKKニュース2014年11月30日(日)12:13
(RKKニュース)熊本放送

来月の衆議院選挙に向け県内最大の政治団体「農政連」はきょう、推薦願が出ていた6人の立候補予定者に対し推薦することを決めました。
JAの組合員などでつくる県農業者政治連盟「農政連」はきょう委員会を開きあさって公示される衆議院選挙で自民党と次世代の党の県内6人の立候補予定者を推薦することを決めました。
推薦の条件が記された政策協定書には次期通常国会で審議が予定されている「農協改革」についてJAの事業・組織を制約する法人形態の転換を政府が強制しないことを求めています。
会議後、県農政連の梅田委員長は前回の選挙での政策協定が守られていないことに【県農政連梅田穣委員長】「2年前のような国会でなし崩し的にしてもらっては困る農協改革につきましても我々自主改革案を尊重した中でそのような行動をとって欲しい」このように協定を必ず守ってもらいたいと述べました。

1818とはずがたり:2014/12/02(火) 19:04:37

衆院選:福井県農政連が稲田氏推薦決定
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddm005010112000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 東京朝刊

 JA福井県中央会の政治団体「福井県農政連10+件」は28日、衆院選福井1区で自民党の稲田朋美政調会長の推薦を決めた。農政連は推薦の条件として農協改革に反対する政策協定書の締結を求めていたが、稲田氏が了承せず、拘束力のない要望書を農政連10+件が近く提出することで折り合った。

 稲田氏は28日、福井市で開かれた県農政連の幹部会に出席し「農協改革は農業者の自由度を高め、生産性向上につながる」と説明。農政連側は反発したが、稲田氏が党政調会長として米価対策に関わっていることに配慮し、最後は譲歩した。福井県農政連の山田俊臣会長は全国農政連会長でもある。【宮島寛】

1819とはずがたり:2014/12/02(火) 19:06:21
新潟
県農政連、推薦決定持ち越し
衆院選 県内小選挙区対応
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141202148768.html

 県内JAグループの政治組織「県農政刷新連盟」(県農政連)は1日、2日公示される衆院選の県内6小選挙区で推薦する立候補予定者の決定を公示日以降に先送りすることにした。県内25の地域農協の意見を基に1日にも決める予定だったが、一部の地域農協から「地元組合員の声を十分に聞けていない」などの声があり、決定を持ち越した。

 県農協中央会(JA県中)の今井長司副会長は取材に対し、「時間が足りないとの声があった。どの候補者を推薦するか、なるべく早く決めたい」と述べた。

 県農政連は自民党の有力な支持組織だが、民主党政権の2010年参院選、11年県議選は自主投票だった。12年衆院選、13年参院選は自民党候補者を支持した。今回は政府が農協改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉を進めようとする中での衆院選で、JAグループの対応が注目されている。

【政治・行政】 2014/12/02 09:29

1820とはずがたり:2014/12/02(火) 19:09:47
2014衆院選:県農政連、自民2氏推薦 山田会長会見、苦渋の決断にじませ  /福井
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk18010623000c.html
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 県内JAの政治団体である県農政連10+件は28日、福井市の県農業会館で選挙対策委員会を開き、衆院選(12月2日公示、14日投開票)に自民党公認で1区から立候補する予定の稲田朋美氏(55)、2区から出馬予定の高木毅氏(58)をそれぞれ推薦することを決めた。比例代表北陸信越ブロックの山本拓氏(62)についても全国農政連に推薦依頼を出す。

 記者会見した山田俊臣・県農政連会長は「現況には不満だが、いろいろ事情がある中で推薦件した」と説明。政府主導の農協改革が進んでいる中で、苦渋の決断だったことをにじませた。

 会合では県内農政連8支部の支部長や12JAの組合長らが稲田・高木両氏の推薦を確認。ただ、人件費削減など農協側が自己改革に取り組んでいる中での政府対応に「我々をばかにしている」「米価が下がった問題をどうにかして」などの意見が出たという。

 山田会長は、自民に与党として農業問題に取り組んでもらうことへの期待や、会合で稲田、高木両氏から「期待に応えられるよう頑張る」との趣旨の発言があったことなどを考慮したと説明。「我々の気持ちを考えて、東京で発言してと要請した」と話した。

 会合後、稲田氏は報道陣の取材に「地元との関係で『コミュニケーションが不足していたのでは』という厳しい意見があった。農業政策は重要だと思っており、良い政策を作っていきたい」と語った。【村山豪】

1821とはずがたり:2014/12/02(火) 19:16:35
農政連
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1574中央

>>1816 青森
>>1811 岩手
>>1812 秋田
>>1815 宮城
>>1813 茨城
>>1819 新潟
>>1818>>1820 福井
>>1817 熊本

青森県産の農産物は基本的に買うの止めじゃ(怒)

1822チバQ:2014/12/02(火) 19:25:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2014120201106
分裂・消滅で様変わり=第三極の変遷【14衆院選】


 自民、民主の二大政党に対抗して第三極政党が乱立した前回衆院選から2年。衆院で野党第1党に迫る勢力を得た旧日本維新の会、議席を倍増させたみんなの党など前回は旋風を起こしたが、その後は政治路線をめぐって各党とも混迷。分裂や消滅を招き、2012年と同じ名称で今回の選挙に臨む政党は皆無となった。
 選挙では一定の強さを示した第三極陣営だったが、自民党優位の「一強多弱」の状況下、存在感発揮に苦慮。旧維新は安倍晋三首相とのパイプも生かして政策実現を目指す路線を探ったが、橋下徹氏ら大阪勢と石原慎太郎氏ら国会議員団の「東西対立」を克服できず、今年7月に次世代の党と分裂した。
 みんなでも、安倍政権との連携を模索する渡辺喜美氏と野党再編を志向する江田憲司氏らの対立が分裂に発展、江田氏らが13年12月に結いの党を旗揚げ。路線対立がその後も続いたみんなは結局、11月の衆院解散後に解党を決定した。
 旧維新は今年9月、結いと合流して維新の党を結成。橋下氏と江田氏が「改革勢力の結集」を呼び掛けるが、今回立候補したのは84人で、旧維新が前回擁立した172人を大きく下回った。
 一方、準備不足を狙った安倍晋三首相の解散表明は、第三極陣営から「民主回帰」の現象も生んだ。公示前には、解党を決めたみんなから一部が民主入りしたほか、前回は日本未来の党として戦った生活の党からも、幹部が民主党に復党した。二大政党に加え、公明、共産、社民各党の「老舗政党」とも戦う第三極だが、一時のインパクトは欠いている印象は否めない。(2014/12/02-18:23)

1823チバQ:2014/12/02(火) 19:26:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064
8人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】


 政界からの引退を表明、または今回の衆院選に立候補しなかった前議員は8人。前回は自民党・森喜朗、民主党・羽田孜の両元首相ら多くのベテランが後進に道を譲り、43人が出馬しなかったのに比べ、大幅に減った。ある自民党ベテランは「次は引退と思っていたが、今辞めるわけにはいかない」と語っており、急な解散で世代交代を見送るケースが多かったようだ。
 政党別では自民党が5人で最多、次世代の党、共産党、無所属が各1人で並んだ。
 自民党では、保利耕輔元文相と宮路和明元厚生労働副大臣が引退。大久保三代氏については、地元の宮城県連が「地元への貢献が足りない」ことを理由に党本部への公認を申請しなかった。前回は比例代表単独で立候補した永山文雄、泉原保二両氏は、今回は比例名簿から外れた。
 共産党の佐々木憲昭氏も引退。前回は旧日本維新の会から当選した次世代の今村洋史氏と無所属の林原由佳氏は出馬を見送った。愛知10区で活動していた今村氏は取材に「諸事情があり、今回は立候補を見送った」と語った。林原氏は自身のウェブサイトで「今後の政治活動については、現時点で未定」としている。 (2014/12/02-17:18)

1824チバQ:2014/12/02(火) 19:27:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201102
低迷民主、公認候補198人=初めて過半数下回る【14衆院選】


 民主党の公認候補者数は、衆院定数(475)の過半数238を下回る198人となった。野党転落後の低迷する党勢が影響した格好。突然の衆院解散で準備が間に合わなかったことに加え、野党間で候補者の一本化を図ったことも一因だ。
 民主党は1998年の結党以来、政権交代を掲げ、衆院選に半数を超える候補者を擁立し続けてきた。政権交代を果たした2009年選挙には、330人を擁立。過半数を下回るのは今回が初めてだ。
 12年選挙で下野した同党は、党勢回復のきっかけをつかめずに今回の衆院選を迎えた。巨大与党に対抗するには他の野党に頼らざるを得ず、維新、生活両党などと小選挙区で候補者調整を進めた。
 民主党の枝野幸男幹事長は「次の選挙のときには政権の選択肢として認めていただけるような議席を獲得したい」と述べ、今回は同党単独での政権交代を目指さない考えを示している。(2014/12/02-18:17)

1825チバQ:2014/12/02(火) 19:29:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120200715
野党競合は62選挙区=民主VS維新21【14衆院選】


 衆院選で共産党以外の野党候補が競合するケースは、295小選挙区中、62選挙区だった。野党側は、200超の選挙区で民主党と第三極がぶつかり、自民党が漁夫の利を得た2年前の前回衆院選を反省。一本化調整を進め、競合選挙区は大幅に減少した。
 前回は、当時の日本維新の会やみんなの党、日本未来の党が、自民、民主二大政党に対抗する「第三極」の形成を模索したため、野党候補が乱立した。「非共産野党」が得票数で自民党を上回ったにもかかわらず、議席数では同党の大勝を許した。
 野党の選挙協力の成否が焦点となった今回、一部選挙区では調整の「成果」も見られた。民主党がみんなの党から移った前職を擁立した山梨1区では、維新の党の小沢鋭仁国会議員団幹事長が比例代表近畿ブロックに転出することで決着した。
 それでも民主、維新両党間の競合区は21選挙区残った。そのうち9選挙区は維新が地盤とする大阪など関西圏で、当初から調整が困難視されていた。
 民主、次世代両党の競合区も26選挙区ある。海江田万里民主党代表の地元、東京1区は調整が付かず、次世代の新人が立候補する。
 民主、生活両党の間では、岩手などで候補者調整が進んだが、千葉3区、東京10区、長崎4区の3選挙区は競合する。民主、維新、次世代3党は神奈川7区と兵庫3区で、民主、次世代、生活3党は東京10区でそれぞれ競り合う。
 一方、共産党以外の野党候補が不在の「非共産空白区」は39選挙区に上る。安倍晋三首相の山口4区や、麻生太郎副総理兼財務相の福岡8区など自民党の実力者がいる選挙区が多い。
 これに対し、自民党は公明党が候補を立てた9選挙区では擁立を見送った。
◇主要野党の競合選挙区
 【民主VS維新】21選挙区
 北海道3区、神奈川6、7、9区、東京2、23区、長野2、3区、静岡1区、愛知4区、滋賀4区、京都3、4区、大阪10、11、12、19区、兵庫3、7区、宮崎1区、鹿児島1区
 【民主VS次世代】26選挙区
 埼玉7、12、13区、千葉1、6、9区、神奈川3、7、12、14区、東京1、4、7、10、13、19、22、24区、長野1区、愛知1、3、5区、大阪16区、兵庫3、6区、広島7区
 【民主VS生活】3選挙区
 千葉3区、東京10区、長崎4区
(2014/12/02-19:09)

1826チバQ:2014/12/02(火) 19:37:36
>>1825
【民主VS次世代】の愛知3区って次世代候補者誰ですか?

1827チバQ:2014/12/02(火) 19:45:36
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020069-n1.html
2014.12.2 11:45
【衆院選2014】
福島5区は公示前日まで構図決まらない異常事態 決着も「遅すぎで台無し」





 東京電力福島第1原発事故で、大勢の住民がいまだに避難を余儀なくされている福島5区(いわき市・双葉郡)では、公示前日まで選挙の構図が決まらない異例の事態となった。

 自民前職2人が立候補に意欲を見せ、ようやく党が公認を正式発表したのは1日午後8時ごろだったという。県連から対応を一任されていた党本部は、吉野正芳氏(66)を公認し坂本剛二氏(70)を比例代表(近畿ブロック)の単独候補に回す分裂回避の措置を取って決着を図った。

 最終的に、両氏は党の決定を承諾したが、坂本氏の陣営は綿密に練ってきた選挙予定を全て中止。後援会関係者によると、2日も朝から支持者らへの説明に追われているという。用意していたポスターも使えず、関係者は「(遅すぎで)全て台無し」と吐き捨てた。

 一方、9年ぶりに選挙区からの立候補となった吉野氏は2日午前、いわき市遠野町で出陣式に臨んだ。500人を超える支持者を前に「9年間選挙をしていない。厳しい、厳しい戦いになるが力を貸してほしい」と訴えた。

 自民の分裂含みを横目に着々と準備を進めてきた、民主前職の吉田泉氏(65)。前回選挙では、比例で当選したものの、民主に逆風が吹く中、選挙区では坂本氏に約7千票差にまで迫った。

 JRいわき駅前での第一声には、党の海江田万里代表(65)も駆けつけた。代表の応援遊説の1番目に、いわき市が選ばれ、後援会関係者は「避難者を最優先に考えていることが分かる」と話した。

 吉田氏は「復興に与党も野党もない」などと、被災者支援の充実の必要性を訴えた。

 福島5区からは、共産党の吉田英策氏(55)も立候補している。

1828チバQ:2014/12/02(火) 19:46:52
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020033-n1.html
2014.12.2 12:51
【衆院選2014】
自公の公認候補ゼロ、珍しい与党“空白区” 兵庫12区






与党の公認候補がいない選挙区となった兵庫12区。4人が立候補を届け出た=2日午前
 自民党と公明党が公認候補を擁立せず、全国でも数少ない“与党空白区”の一つとなった兵庫12区。ともに自民党の公認になれなかった前職の山口壮氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)が無所属で立候補した。

 元外務官僚で民主党政権で外務副大臣などを務めた山口氏は昨年12月、「民主党に限界を感じた」と離党。自民党総務会長の二階俊博氏が率いる派閥に「特別会員」として入会した。

 一方、元衆院議員の祖父の三郎氏、父の徹氏に続き国政を目指す戸井田氏。地元の自民党兵庫県連は解散直前の11月17日、党本部に公認申請したが、最終的に公認は得られなかった。

 兵庫県相生市内で2日に開かれた山口氏の事務所開きには、約300人の支持者が集まった。

 事務所には二階氏からの為書きが大きく掲示され、山口氏は「昔から二階先生に相談をしていた。西播磨のために、これからも仕事をさせてほしい」と呼びかけた。

 戸井田氏は同県たつの市内で第一声。地元の自民県議のほか、応援に駆けつけた自民の鴻池祥肇参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥は西播磨にはいらない」と山口氏を牽制(けんせい)した。

 戸井田氏も「祖父、父と同じように一貫して自民党の政治信条を支えていきたい」と訴えた。

 兵庫12区では、このほかに維新新人の村上賀厚氏(55)、共産新人の堀譲氏(64)が立候補している。

1829チバQ:2014/12/02(火) 19:47:20
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020031-n1.html
2014.12.2 12:07
【衆院選2014】
AKB総選挙じゃない!31歳・42歳・52歳「女性だけの三つ巴戦」 大阪7区






女性ばかり3人が立候補を届け出た大阪7区。左から渡嘉敷奈緒美氏(自民)、村口久美子氏(共産)、上西小百合氏(維新)。全国でも珍しい構図の選挙区となった=2日午前
 女性候補だけの“三つどもえ”の争いという、全国でも珍しい構図となったのが大阪7区。前回衆院選でも接戦を演じた自民前職、渡嘉敷奈緒美氏(52)と維新前職、上西小百合氏(31)に、共産新人の村口久美子氏(42)が迫る。民主は藤村修元官房長官が引退し、後継者擁立を見送った。

 「今回は30代、40代、50代の女の戦い。私が一番おばちゃんですが、年齢を重ねた分、選挙でも勝っていきたい」

 大阪に“維新の風”が吹いた前回の選挙でも、上西氏を約8千票差で退けた渡嘉敷氏。大阪府吹田市内で行った出陣式では、笑いを交えて支持を呼びかけた。

 この日の応援演説に立った地元市議も「AKB48の総選挙ではない。若いから、かわいいから、で選んではいけない」とげきを飛ばし、地元の国立循環器病研究センターを中心としたまちづくりの実績をアピールした。

 前回比例で復活した上西氏は、同市内の神社で出陣式。必勝祈願のおはらいを受けて「厳しい選挙だが、維新が大阪で実現した改革を国政でやり遂げたい」と訴えた。

 「女の戦い」を意識した言葉はなく、公務員改革など維新の政策を熱っぽく語った上西氏。陣営幹部も「今回は維新の風がなくて厳しいが、前回とは違って2年間の国政での実績がある。女性3人の三つどもえで注目される分、余計にがんばらないと」と気持ちを引き締めた。

 一方、新人の村口氏は保育園に通う4歳の長女がいるママ候補。同市内の事務所で「子育て真っ最中だが、子供には平和な社会、未来に希望を持てる社会を手渡したい」と第一声を上げた。

 保育園への送り迎えで、育児に苦労するシングルマザーらとの交流もあるという。陣営幹部は「これまでも子育て女性の悩みを聞く活動などを続けてきた。実感を持って労働や教育の問題に取り組んでいる点を訴えていければいい」と話した。

1830とはずがたり:2014/12/02(火) 19:47:25
愛知3区は次世代ではなく減税の増田ですよね。

1831チバQ:2014/12/02(火) 19:52:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk35010395000c.html
2014衆院選やまぐち:4区に無所属で渡辺氏出馬表明 /山口
毎日新聞 2014年12月02日 地方版

 衆院選山口4区に、宇部市の医師、渡辺利絵氏(51)が1日、無所属で立候補すると表明した。

 渡辺氏は下関市出身。宇部市内の病院で整形外科医として勤務する一方、自身も難病を抱え、車いす生活を送っている。就労など、難病患者の社会的自立を支援するグループ「難病ソリューションズ」の会長も務める。

 防府市で開いた記者会見で、渡辺氏は「正規の職に就けない難病患者ら、本当に苦しんでいる人たちの実態を見てきた。根本的に社会保障を見直さなければならないと思った」と動機を説明。「自民、共産以外の選択肢を有権者に示したい」と語った。【脇山隆俊】

〔山口版〕

1832チバQ:2014/12/02(火) 19:53:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddn041010005000c.html
民意どこへ:2014衆院選 きょう公示 高知、定数減やきもき 大阪、公認得られぬ元職も
毎日新聞 2014年12月02日 大阪朝刊

 衆院選(2日公示、14日投開票)を前に、各地の選管は1日、投票を呼び掛ける看板を設置するなど準備作業に追われた。今回は、5県で小選挙区の定数を減らす「0増5減」が導入され、区割りが変更された。突然の衆院解散で野党間の選挙区調整も慌ただしく、党の公認が得られないまま出馬する候補者も。12日間の選挙戦がいよいよ始まる。【上野宏人、重石岳史、熊谷豪、田辺佑介】

 高知県は小選挙区の定数が3から2に減り、区割りは県内を東西に分ける高知1、2区に再編された。

 「なじみの候補者の名前がなく、混乱する有権者もいるだろう」。高知市選管の担当者は心配顔だ。最も気を使うのが期日前投票。市内20カ所で、1、2区どちらの有権者も投票できるため、混同しないようにする必要がある。「選挙区ごとに投票箱を分けているので、有権者をうまく誘導したい」と話す。

 高知市選管は先月21日の衆院解散後、区割り変更を周知するチラシを1200枚作り、町内会に回覧してもらう。投票所の入場券には選挙区を明記し、投票所の入り口に「選挙区は1区です」などと掲示する。稲田良吉・市選管委員長(42)は「有権者も事務担当者も、ミスをすると無効票になってしまう」と気をもむ。

 先月末に知事選が終わったばかりの和歌山県。県内30市町村のうち17市町ではこの日、知事選の掲示板を衆院選用に「早変わり」させる作業をした。新たな掲示板を設営する余裕がなく、衆院選の枠を印刷したボードを知事選の掲示板の上から張り付けるなどした。海南市選管の担当者は「先ほど、業者から288カ所全部終わったと報告を受けた。朝は雨が降っていたから心配した」とほっとした様子だった。

    ◇

 「今を変えられるのは自民でも維新でもない。私は民主党員だが、民主の殻をも突き破る」。大阪4区から立候補予定の無所属元職(52)は小雨降る1日朝、大阪市城東区の駅前でマイクを握った。民主公認で過去2回当選した。だが今回は党の公認を得られないまま公示の日を迎える。
 大阪4区では他に、自民前職(44)、維新新人(39)、共産新人(46)が立候補を予定する。元職は当初、民主党の公認を申請したが、「野党共闘」を目指して維新との競合区を減らしたい党本部に拒否された。大阪では大阪都構想を巡って両党が対立しており、陣営は「党本部は都構想に賛成なのか」と首をかしげる。ただ元職は「民主に対する有権者のアレルギーはまだ強い。党の看板を背負わない無所属の方が戦いやすい」と前向きだ。民主の大阪府連は元職を独自に推薦し、スタッフを派遣するなどして支えるという。

大阪4区
自民:中山泰秀
維新:吉村洋文
民主系吉田治

1833チバQ:2014/12/02(火) 20:07:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010011000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その1) 共闘野党「1強打破」
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊

 衆院選が2日公示され、冷たい風の中、候補者が一斉に師走の街に繰り出した。2年前の衆院選で単独過半数を獲得した自民「1強」の構図が変わらないまま突入した選挙戦。野党側は民主を中心に競合区解消などの選挙協力を進めてきた。過去のしこりを乗り越え、共闘で安倍自民に挑む野党。アベノミクスにとどまらず、集団的自衛権行使や原発再稼働の是非など、私たちの未来を選ぶ論戦が始まった。

 ◇師走寒風「ともえ戦」 国替え、分裂、議席求め−−福岡1区
 「皆さんの声が国政に届いているとは思えない。もう一度力を借りて国会で日本を正していきたい」。福岡1区の民主元職、山本剛正氏(42)は福岡市東区の選挙事務所で第一声を上げた。

 前回の8区から移って活動していた4区で民主と維新の選挙協力が成立し、民主の候補者が空白だった1区に転出してきたのは解散直前。2012年の前回衆院選で落選するまで1区の議席を守っていた松本龍・元環境相(63)は「山本さんは4区と8区でまさに四苦八苦(しくはっく)しながら1区に来てくれた。親身に政治を考えている男です」と、野党共闘の結果、地盤もない1区で戦うことになった山本氏への支持を呼びかけた。

 松本氏は前回、自民の井上貴博氏(52)に約6万票差で敗れた。その自民は今回、分裂選挙となり、公認を争った井上氏と新開裕司氏(46)の前職2人がともに無所属で立候補する全国注目の選挙区となった。

 この日、井上氏は博多の「総鎮守」と呼ばれる櫛田神社(博多区)で出陣式。「公認を得られず、無所属で立候補する。ゼロからの出発だが勝ち上がって安倍(晋三)総理、麻生(太郎)副総理を支えたい」と頭を下げた。

 一方、前回は井上氏との公認争いに敗れて単独比例に回った新開氏にとって、初の小選挙区での選挙戦。香椎宮(東区)での出陣式で「地域の皆さまにやっと自分の言葉で語らせていただく機会を得た。背水(はいすい)の陣(じん)で最後まで戦い抜く」と声を張り上げた。新開氏が秘書として仕えた古賀誠・元自民党幹事長も駆けつけ「国政で思う存分働いてもらいたい」と支援を訴えた。

 自民の分裂選挙について、山本氏の応援のため公示前日に福岡市に来た岡田克也・民主党代表代行は「三つどもえの戦いになれば、チャンスは広がる」と議席奪還に期待を寄せるが、民主関係者の一人は「自民同士の戦いに埋没する可能性がある」と懸念を示した。【中山裕司、青木絵美、尾垣和幸】

1834チバQ:2014/12/02(火) 20:08:07
 ◇社民、党勢直結の戦い 九州比例票、上積み狙う−−福岡11区
 福岡11区の社民新人、藤中寛之氏(40)は午前10時25分ごろ、田川市内で「雇用、平和と憲法、生活を破壊する安倍政権の暴走を止めるため立候補した。国民の手に政治を取り戻そう」と第一声を上げた。福岡県内で唯一の社民候補。民主県連の推薦を得て、自民前職、武田良太氏(46)に挑む。

 前回衆院選で大敗した民主、党の存亡がかかるほど弱小政党となった社民。両県連とも候補擁立は難航した。複数区での擁立を目指した社民は結局前回同様11区のみ。しかも地元出身者が見当たらず、地方選の経験がある藤中氏に白羽の矢が立った。一方、前回は県内10選挙区に擁立した民主も6選挙区しか候補を立てられなかった。

 「巨大与党と弱小野党の戦い。野党で共闘しない限り勝利はない」と社民県連幹部。社民は民主6人を県連推薦し、民主も藤中氏支援のため大久保勉県連代表が公示前から11区に入り、マイクを握って協力してきた。

 社民の藤中氏擁立には別の狙いもある。

 社民の解散前の議席数は衆参両院で政党要件ぎりぎりの5。そのうち衆院2議席を出してきた九州は党勢に直結する重要地区だ。小選挙区で一人でも多くの候補者を立てて比例票の上積みにつなげたい社民。県連の村山弘行幹事長は「九州で頑張るしかない」と話している。【比嘉洋】

 ◇「違和感」抱えつつ支え 維新呼びかけに古巣・民主−−熊本1区
 熊本1区の維新前職、松野頼久氏(54)は熊本城内の加藤神社(熊本市中央区)であった出陣式で「別々の道を歩んでいた民主県連と連合熊本の仲間と一緒に戦える。感無量だ」と声を詰まらせた。

 松野氏は前回衆院選の3カ月前に民主を離党。旧日本維新の会から出馬したが、民主も候補を立てたため「反自民票」は割れた。自民前職の木原稔氏(45)の前に共倒れになり、松野氏は比例復活で辛くも議席を得た。今回は雪辱を期す松野氏が古巣の民主に呼びかけ、民主県連の支持と連合熊本の支援を取り付けた。木原氏と共産新人、高本征尚氏(29)との三つどもえの構図だ。

 だが、民主側のしこりは消えていない。「離党は消費増税に反対だったため。決して背を向けたのではない」。松野氏はそう強調するが、松野氏離党後の衆院選は民主新人3人が敗れ、昨年の参院選も現職が敗れて民主県連は県選出国会議員を失った。今回は県内全5区で候補を擁立できず、じり貧だ。維新幹部としてメディアの露出が目立つ松野氏への支持に「違和感がないわけではない」(県連関係者)との声も漏れる。

 連合熊本には、維新の橋下徹共同代表の労組対決姿勢への反発もある。熊本5区の社民新人を推薦する一方、松野氏を支援にとどめたのも、そんな事情がある。「松野氏を当選させるためではなく、自民を一人でも落とすための支援だ」。連合熊本の幹部はそう明かした。【取違剛】

1835チバQ:2014/12/02(火) 20:08:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddg041010004000c.html
衆院選:公示 ゆくか、この道 国民が決める(その2止) 地方から切実な声
毎日新聞 2014年12月02日 西部夕刊

 ◇「原発再稼働も争点だ」−−鹿児島3、4区
 九州電力川内原発が立地する薩摩川内市を含む鹿児島3区。川内原発を巡っては、10月から11月にかけて市と県が相次いで再稼働に同意したことで、原発の新規制基準に基づく再稼働第1号の可能性が高まっている。

 立候補した3人のうち、共産新人の山口陽規(はるき)氏(61)は第一声で「県民の声を無視する暴挙が原発再稼働だ。再稼働をストップさせよう」と訴えたが、無所属前職の野間健(たけし)氏(56)と自民新人の宮路拓馬氏(35)は共に原発に言及しなかった。

 市議会で早期再稼働を求める陳情に賛成した薩摩川内市議の一人は「地元での政治的判断は決着済み」と話し、3区では再稼働に関する論戦は盛り上がらないという見方を示す。これに対し、いちき串木野市の主婦、山口育恵さん(33)は「各候補はしっかりと安全性や避難計画のことを議論してほしい。そうでないと選びにくい」と語り、選挙戦での争点化を期待する。

 一方、原発から30キロ圏の姶良(あいら)市や阿久根市を含む鹿児島4区では、11月27日になって社民が、川内原発再稼働反対を訴える県内の市民運動の中心的役割を担ってきた新人を擁立した。姶良市議会が再稼働反対の意見書を可決するなど原発に慎重な地域事情もあり、「県民の原発への不安を訴えていきたい」という声に一定の支持が集まれば、再稼働問題が大きな争点になる可能性もある。【宝満志郎、杣谷健太】

1836チバQ:2014/12/02(火) 20:09:11
 ◇景気回復「恩恵まだ」 第一声、首相本人不在−−山口4区
 「主人は同志の応援のため自分の選挙区には帰ってこられず、皆さまには申し訳ないが、私が代わりを務めるのでお支えいただくようお願いします」。山口県下関市の海峡ゆめ広場に集まった約1300人の支持者を前に、安倍晋三首相(60)に代わって妻昭恵さん(52)が「第一声」を上げた。

 無所属と共産の新人2人が首相に挑む山口4区。少子高齢化で人口は減り、水産業などの衰退で中心市街地の空洞化も進む。ただ、首相は8月を最後に地元に戻っておらず、公務や他候補の応援に追われて前回同様、選挙期間中に地元入りの予定はない。昭恵さんが前面に立つ選挙戦も地元ではすっかりおなじみの光景だ。今回も解散直後から昭恵さんが下関市内のイベントなどに顔を出し、有権者と握手を交わしてきた。

 下関市内で飲食店を経営する50代男性は「昭恵さんは安倍さんに代わって頑張っていると思うが、アベノミクスの恩恵は私たちのところには全く届いていない。景気を良くしてくれる政治を願うしかない」と語った。【仲田力行】

 ◇「将来左右する大事な選挙」「国民との約束を果たして」−−九州・山口の有権者は
 安倍首相は「アベノミクス」の是非を争点に仕立てるが、九州・山口の有権者からは、安倍政権の2年を検証する「大事な選挙」と捉える声も上がった。

 山口市の自営業、平井多美子さん(54)は「好景気が実感できない。アベノミクスはうまくいっているとは思えない」と話した上で、特定秘密保護法や集団的自衛権も問われるべきだと指摘する。

 福岡市南区の主婦、上原真子(ちかこ)さん(48)は集団的自衛権行使容認の閣議決定について「子供に平和の大切さを伝えてきたのに、国に9条を変える布石を打たれた」と嘆く。大学3年の子供2人は就職活動を控えており、候補者の論戦から安心して働ける社会づくりも見極めるつもりだ。

 生活困窮者を支援している北九州市のNPO法人抱樸(ほうぼく)(旧北九州ホームレス支援機構)理事長の奥田知志さん(51)は「社会保障や原発再稼働、憲法改正など争点は多く、日本の将来を左右する大事な選挙」と指摘し「棄権は政権の承認と同じ。必ず投票に行きたい」と話した。福岡市東区のボランティア団体代表、吉水恵介さん(58)は「議員の定数削減など国民との約束をきちんと果たしてほしい」と注文を付けた。

1837チバQ:2014/12/02(火) 20:19:29
http://www.asahi.com/articles/ASGD175DLGD1PTIL02V.html
〈徳島1区〉民主、新旧協力で議席確保狙う
2014年12月2日15時51分
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 小選挙区が3から2に減った徳島。新1区に立候補した民主元職、仁木博文氏(48)の出陣式が徳島市であり、出馬を見送った仙谷由人(せんごく・よしと)・元官房長官(68)が「私も力いっぱい、仁木の当選に向けて頑張る」と最初にマイクを握った。仁木氏も「地方と人に優しい政策に変えよう」と訴えた。

 民主は新1区の候補者選びが難航したが、仙谷氏が「若く将来性のある候補者にすべきだ」と立候補を見送った。仁木氏は県南部が地盤。新1区の有権者の約6割を占める徳島市内が地盤の仙谷氏を選対本部長に迎え支持拡大を図る。

 新1区では、同様に旧3区から転じた自民前職、後藤田正純氏(45)が「これほど大義がある選挙はない。他党は具体策を示しているのか。悪口ばかり」と第一声を上げた。

 共産新顔、古田元則氏(66)は「安倍政権の暴走ストップ」などを訴えた。

http://www.asahi.com/articles/ASGCY6JR3GCYOBJB00M.html
〈愛知7区〉自民前職に挑む民主元職
2014年12月2日14時39分

 2009年は民主全勝、12年は自民13勝と、愛知15選挙区での結果は大きく揺れた。愛知7区では過去4回、自民と民主でオセロゲームのように勝者が入れ替わった。今回は、前回敗れた民主元職の山尾志桜里氏(40)が、自民前職の鈴木淳司氏(56)に挑む。

 山尾氏は尾張旭市の事務所前で「国会に戻って、必ず自民に取って代わる野党をつくり、次のチャンスには、政権を担当する勢力をつくっていきたい」と第一声。前回は9万票以上を獲得したが、比例復活も逃した。「どちらの政党でも政権を担当できる二大政党制をつくっていきたい」と声を張り上げた。

 迎え撃つ形の鈴木氏。「この選挙区はおそらく全国で最も厳しい選挙区の一つ。みなさんのお力が必要です」。瀬戸市の事務所前で、支持者を前にそう訴えかけた。野党について「アベノミクスは失敗だと簡単に言うが、ではどういう政策を持っているのか」と批判した。

 共産新顔の郷右近修氏(36)は瀬戸市のショッピングセンター前で、「2年間の安倍政権はあまりにひどいものだった」と批判。消費増税の中止や原発ゼロなどを訴えた。

1838チバQ:2014/12/02(火) 20:20:43
http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5QWJGCZOIPE00J.html
〈愛知4区〉民主・維新が競合、前職ら4候補の選挙戦
2014年12月2日14時51分

 「自民1強」に対し、民主、維新は候補者調整を進めたが、愛知4区では両党が東海3県で唯一対決する。維新元職の牧義夫氏(56)は熱田区の事務所前で、「安倍政権は圧勝した2年前と同じ状況を作り出し、集団的自衛権行使のための法案整備や原発再稼働を進めようとしている」と第一声。「いま意思表示をしないと今後4年間、委任状を渡してしまうことになる」と訴えた。


 民主党政権で厚労副大臣を務めたが、消費増税に反発し離党。前回は日本未来の党から出て落選した。「自民も民主も改革に取り組む気持ちはない。まず自分たちの身を切る改革だ」と自民も古巣も批判した。

 民主新顔の刀禰勝之氏(44)は瑞穂区の市営地下鉄新瑞橋駅近くで第一声。「多くの争点がある。意義のない選挙ではない。もう一度民主党にチャンスを下さい」と訴え、維新には触れなかった。「安倍さんはアベノミクスを自画自賛しているが、国民の大多数は豊かになっていない」と自民を批判した。

 自民前職の工藤彰三氏(50)は熱田区の交差点前で「景気をしっかり戻すのか、暗黒の20年に戻すのかの選択と言われている」と主張。「地震、津波対策、教育など様々な問題を訴えてきた。仕事は半ばで、未来に向けて戦う」

 共産新顔の高橋祐介氏(36)は、「大企業優先のアベノミクスから暮らし優先の政治に転換し、消費税の10%への増税は中止する」と声を上げた。

http://www.asahi.com/articles/ASGD14VPRGD1UTIL01X.html
〈北海道7区〉大地と民主の共闘、自民に挑む
2014年12月2日14時03分

 北海道7区では、民主前職の鈴木貴子氏(28)が第一声で「アベノミクスで皆さんの生活は変わったか。働く皆さんの声を私は届けたい」と声を上げた。

 前回衆院選は、父の宗男氏が代表を務める新党大地から出て落選し、13年に比例区で繰り上げ当選した。今回は、道内の大地票が魅力の民主と、影響力を維持したい大地の選挙協力が実現。鈴木氏はポスターに「民主党公認、新党大地代表代理」と刷り、両党の支持層にアピールする。

 3選を目指す自民前職の伊東良孝氏(66)は釧路市内で「厳しい選挙戦になるが、ぜひみなさんの支援を」と呼びかけた。地域の主産業だった水産業や製紙業の低迷を挙げ、「地方創生が今、一番大きなキーワード」と安倍政権の経済政策をアピールした。

 共産新顔の石川明美氏(63)は第一声で「消費増税中止」を訴えた。

1839チバQ:2014/12/02(火) 20:21:26
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/131403?area=ranking
比例名簿 自民・今村氏31位 民主・大串氏単独1位
2014年12月02日 10時25分
 衆院の1票の格差是正に伴う「0増5減」で注目された佐賀県内の候補予定者の比例代表九州ブロック名簿順位で、自民党は比例単独に転出する今村雅弘氏(67)=旧佐賀2区、6期=が小選挙区重複立候補者30人に次ぐ31位となった。民主党は重複立候補する佐賀2区の大串博志氏(49)が単独1位、佐賀1区の原口一博氏(55)は他の小選挙区候補者14人と同列2位に搭載された。

 自民党は、同様に定数が削減される高知、徳島、山梨、福井の4県で比例代表に転出する前職議員を各ブロック1位とし、九州の今村氏だけが重複立候補者より下位になった。

 佐賀県連は定数減の受け入れで比例の「上位優遇枠」を要望し、党本部も了承していた。比例順位を聞いた今村氏は「なぜ九州だけが差をつけられるのか理解できない」と困惑、県連の福岡資麿会長は「上位枠が実現しなかったのは極めて残念だ。どういう理由か党本部に確認したい」と述べた。党本部の茂木敏充選対委員長は「全体を勘案した」と説明している。

 佐賀1区の前職岩田和親氏(41)、2区の新人古川康氏(56)は重複立候補者と同列1位になっている。

 民主党は、原口、大串両氏の比例処遇で差がついた。県連代表の大串氏は「小選挙区で勝利し、結果を出さなければならない。気を引き締めたい」と話した。原康彦幹事長は「両者の比例優遇を求めてきただけに複雑な心境だ」と述べた。

1840チバQ:2014/12/02(火) 20:23:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50075.html?from=hochi
「うちわ」辞任おわびvs野党共闘…東京14区
2014年12月02日 15時01分
 「うちわ」配布問題で法相を辞任した衆院東京14区の松島みどり候補(自民)は午前9時10分頃、トレードマークの赤い服で東京都墨田区内の選挙事務所に姿を見せた。


 選挙カーに乗り込むと、法相辞任に触れ、「地元に迷惑を掛け、心からおわびします。一から出直して、墨田のため、日本のために全力で働きます。どうかもう一度チャンスを与えて下さい」と、神妙な表情でおわびを繰り返した。狭い路地で約30秒間あいさつし、すぐに移動というスタイルで選挙区内を巡った。

 一方、木村剛司候補(民主)は午前11時半頃、荒川区内で第一声を上げた。

 民主、維新の党の「統一候補」としての出馬となり、「自民党に対抗するには、野党が大きな塊になり、結集しないといけない」と呼び掛けた。前々回は民主から出馬して初当選、前回は日本未来の党から立候補して落選した。今回は民主に復党しており、「この2年間にいただいた皆さんの意見を胸に刻んで、選挙期間中、全力疾走で戦っていきたい」と意気込んだ。

 共産党からは新人の阿藤和之候補が立候補した。

2014年12月02日 15時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141202-OYT1T50077.html?from=yrank_ycont
勝敗交互の激戦区、今回は混戦模様…大阪10区
2014年12月02日 17時33分
 「安倍政権の勝手に決める政治を軌道修正するのが今回の選挙。その先頭に立つ」。


 大阪10区の阪急高槻市駅前で、民主党の辻元清美候補が訴えた。

 過去3回は、辻元候補と維新の党の松浪健太候補が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区。今回は、自民党新人の大隈和英候補、共産党新人の浅沼和仁候補も含め、混戦模様だ。

 維新と民主の候補者調整の対象外となった大阪の中でも、維新の橋下共同代表は、憲法改正などの考え方が違う辻元候補に対し、「一緒にできない」と名指しで批判。松浪候補もこの日、「野党の中にも憲法改正の枠組みをつくれる勢力が必要だ」と述べた。ただ、辻元候補は「今回は維新は外野」と、自公政権との対決姿勢を強調していく考えだ。

 一方、大隈候補が頼りとするのが、推薦を受けた公明党の支持層。出陣式では、「安倍政権は自民の強さと公明の優しさをミックスした最強の連立。日本経済を立て直す」とアピールした。

 浅沼候補も「生活を守るため、消費税増税を阻止する」と訴えた。

2014年12月02日 17時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1841チバQ:2014/12/02(火) 20:24:31
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201412/0007550717.shtml
2014/12/2 14:48

擁立回避 民主票の争奪戦 兵庫1区 
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
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支持者らを前に、第一声を上げる候補者=2日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像を一部加工しています)
 維新との競合を避けた民主が結党以来、初めて候補者擁立を見送った兵庫1区(神戸市東灘、灘、中央区)。自民、維新の前職に共産新人が加わる三つどもえの構図となり、各陣営とも宙に浮いた民主票の風向きを見定めながらの決戦に挑む。

 前回、旧みんなの党から立候補した井坂信彦氏(40)は「第三極」として自民、民主の批判票を集めたが、維新から出る今回は攻撃の的を自民に絞る。

 神戸市東灘区での第一声では「身を切る改革もできないのに、国の改革などできるのか」「企業、団体献金をもらう政党に戦う改革ができるのか」と安倍政権の2年を痛烈に批判。「大義のない選挙だが、日本の政治を軌道修正する大きなチャンスだ」と訴えた。

 対する自民の盛山正仁氏(61)は、同市中央区での出陣式で声を張り上げた。「もう一度、私に力を与えてほしい」。前回は井坂氏を約2800票差でかわす辛勝。陣営は、2年前に民主候補が得た約3万7千票の行方に危機感を募らせる。

 応援に駆け付けた林芳正・前農相は「ここは兵庫で本当に大事な選挙区だ」と厳しい戦況を強調。後援会役員も「政治は実行力が大事」と政権与党の力をアピールした。

 共産の筒井哲二朗氏(43)は同市中央区での第一声で「消費税再増税は延期ではなく中止を」と力を込めた。社会保障の財源には大企業の内部留保を活用するとし「企業、団体献金を受け取っていない共産党ならではの政策だ」と独自性を打ち出した。

 民主は兵庫県内12選挙区のうち、1区を含め過半数の計7選挙区で擁立を見送った。

1842チバQ:2014/12/02(火) 20:26:23
http://www.asahi.com/articles/ASGCZ5DB3GCZOIPE00F.html
〈愛知1区〉減税「聖地」6人の争い
2014年12月2日12時58分
 「1区は、減税にとっても河村たかしにとっても思い入れが深い。減税の聖地たる1区を奪還する。強い思いでのぞむ」

 愛知1区では2日午前、地域政党・減税日本の新顔、広沢一郎氏(50)が名古屋市東区の減税日本の事務所前で第一声を上げた。傍らに減税代表の河村たかし名古屋市長が立った。

 かつて河村氏は1区で当選を重ね、ここを地盤に市長となって市民税減税を実現した。地方議員の不祥事続きで後退する党勢を盛り返そうと「税金を減らしながら働く人の心を温める。国にくさびをまず一本打たんといかん」と強調。消費増税を掲げる安倍政権への対抗姿勢をアピールした。

 だが、前回1区で減税系候補を破った自民は、「河村氏の代理戦争は通用しない」(県連幹部)と強気だ。前職の熊田裕通氏(50)は北区の事務所で、「アベノミクスは間違いないと実感している。この暖かい風を実感していただくために、もう少し時間をいただきたい」と訴えた。

 民主は政権を取った2009年以来の議席奪還を目指す。元職の吉田統彦氏(40)は東区の事務所前で、「アベノミクスで上がったのは、株価と非正規雇用の数だけ。民主党は労働法制を改正して、分厚い中間層を復活させる」と声を張り上げた。

 前回は「民主への超逆風」で3番手で落選。浪人中は朝夕の街頭活動を重ね、「激励ともお叱りともつかない声は多くいただいてきた」と再起をかける。

 東海3県の25選挙区のうち、愛知1区では最多の6人が立つ。「非自民勢力の結集」(河村氏)はならず、各党がしのぎを削る。

 共産の新顔、大野宙光氏(51)は北区のスーパーマーケット前で声を上げ、安倍政権を批判。「戦争する国づくり、消費増税、原発再稼働、金持ちを応援して庶民からむしり取るばかり。こんな安倍暴走政治をストップする選挙だ」

 維新と分かれた次世代も1区に擁立。新顔の身玉山宗三郎氏(41)は「憲法9条第2項の削除ないし停止で、自衛隊が憲法上問題ないようにしたい。軍事力を背景とした外交を展開したい」と強調した。

 社民は東海3県の選挙区で愛知1区にのみ立候補。新顔の平山良平氏(66)は「若者が働くだけ働いて使い捨てられる社会になった。この状況をつくった安倍政権の暴政、悪政を止めなければ」と訴えた。

http://www.asahi.com/articles/ASGD175DMGD1PTIL02W.html
〈広島6区〉13選めざす亀井氏、地元に張り付き戦い
2014年12月2日15時53分

 「アベノミクスはマネーゲーム。その金が地方に、みなさんの懐に届いていますか」。広島6区の無所属前職、亀井静香氏(78)は、広島県尾道市の選挙事務所前で第一声を上げた。

 政調会長も務めた自民を出て9年。国民新党、日本未来の党と所属を変え、今回も「新党をつくろうとあがいた」(亀井氏)が、無所属で13選を目指すことになった。激戦を制してきた後援会は高齢化が進み、地元に張り付いて支持層を固め直す。

 亀井氏に3度目の対決を挑むのは自民前職、小島敏文氏(64)。初戦はダブルスコアに近い大敗を喫したが、前回は1万2千票差に迫り比例区で復活当選。「アベノミクスの継続を」と訴え、街頭演説などを重ね選挙区での必勝を期す。

 共産新顔の寺田明充氏(63)は11年ぶり2度目の立候補。集団的自衛権の行使容認反対などを訴える。

1843チバQ:2014/12/02(火) 20:27:41
http://www.asahi.com/articles/ASGD17CY7GD1TIPE03W.html
〈沖縄2区〉社民・照屋氏「移設反対」 選挙区守れるか
泗水康信、藤山圭2014年12月2日12時55分

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を抱える沖縄2区では、5期目をめざす社民前職の照屋寛徳氏(69)が立った。前回は社民候補として全国で唯一、選挙区で勝利。今回も党の命運をかけ、基地問題を前面に出し議席維持をめざす。

 「ウチナー(沖縄)の未来はウチナーンチュ(沖縄の人)が決める」。2日朝、普天間飛行場近くの交差点で声を上げた。

 普天間を同県名護市辺野古に移設する計画の是非が最大争点となった11月の知事選では、移設反対を掲げ当選した翁長雄志・前那覇市長を支援。この日も「ちゅら海(美しい海)を埋め立てて、戦をするための基地を造らせてはならない」と訴えた。

 2005年に脳梗塞(こうそく)を患ったが「元気いっぱい選挙を楽しむ」。「大義なき解散」と安倍晋三首相を批判し、医療福祉の充実、原発再稼働反対などを訴える。

 沖縄2区には、前回は照屋氏に敗れて比例復活した自民前職の宮崎政久氏(49)も立候補。前回は普天間について「県外移設」を掲げたが、党本部に従って昨年、辺野古移設容認に転じた。2日の出陣式では移設問題に触れなかった。「子どもたちが思い切り夢を描いていけるように一歩一歩前へ進めていく。それが私たちに求められている」などと訴えた。(泗水康信、藤山圭)

1844チバQ:2014/12/02(火) 20:30:46
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50000.html
福岡1区で自民分裂選挙「勝った方が次の公認」
2014年12月02日
 自民党本部が公認、推薦を見送り、ともに同党前議員の井上貴博(52)、新開裕司(46)両氏が無所属で出馬することになった福岡1区。それぞれ麻生副総理と古賀誠元幹事長という大物が支援し、「代理戦争」とも言われる公認争いの結果、異例の分裂選挙に突入する。

 2年前の前回選では、同党福岡県連が、古賀元幹事長の秘書だった新開氏の1区での公認を党本部に求めたが、公示直前に、麻生副総理が推した井上氏に決まった。新開氏は比例九州ブロックに回って当選したが、今回も1区での公認を求め、県連は党本部に判断を委ねていた。

 「勝ったほうが次の衆院選では公認候補だ」。麻生副総理は1日、福岡市の井上氏の事務所を訪れ、集まった支援者に「党本部としては、恨みつらみなしで戦ってもらおうということ」と説明。井上氏は「困難な選挙戦だが、立ち向かってこそ次がある。誰が出ようと皆さんの1票をもらえるよう努力する」と語った。

 新開氏は取材に対し、小選挙区に無所属で立候補するか、党公認の比例選単独候補となるかの二択を迫られたと説明。「地元の声を国に届けたいというのが政治を志した原点。それが出来るのは小選挙区だ」と述べ、無所属で出馬する理由を強調した。

 福岡1区には、民主党元議員・山本剛正氏(42)、共産党新人・比江嶋俊和氏(67)、諸派新人・明石健太郎氏(42)、無所属新人・金出公子氏(67)が立候補を予定している。

2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141202-OYS1T50058.html
「辺野古」移設も争点 沖縄1区
2014年12月02日
 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、11月の知事選で「反辺野古派」が勝利した沖縄県。移設を推進する安倍政権に逆風が吹く中、沖縄1区(那覇市など)でも舌戦が始まった。

 再選を目指す自民党前議員の国場幸之助候補(41)は、那覇市内の事務所前で出陣式。第一声では普天間問題に触れず、「争点は経済問題。沖縄の優位性を生かすため、空港政策や産業が最も重要だ」などと主張し、頭を下げて支持を求めた。

 知事選で普天間移設の是非を問う県民投票実施を掲げて敗れ、維新の党から出馬した元議員の下地幹郎候補(53)。同市内で出陣式に臨み、「知事選を県民投票とみなし、辺野古移設の中止・撤回を、政府と(米国の)ホワイトハウスに伝える」と訴えた。

 共産党前議員の赤嶺政賢候補(66)は同市内での出発式で、「反辺野古派」の市長や保守系市議らが駆けつける中、「翁長(雄志)新知事を支え、全力で新基地建設に反対する」と強調。翁長氏からは「衆院選でも沖縄の民意を示そう」とメッセージが届いた。

2014年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1845チバQ:2014/12/02(火) 20:42:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010087000c.html
衆院選:滋賀3区 知事選後4カ月 自・民・共の3氏争う
毎日新聞 2014年12月02日 20時13分

 「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを引き継ぎ、人々の暮らしに寄り添った政治家を目指す」。2日午前、民主の小川泰江氏(51)は滋賀県草津市での出発式でこう強調した。

 衆院選の滋賀3区では、元民主党衆院議員、三日月大造氏(43)が2003年から3回連続で当選、12年は比例復活した。しかし、三日月氏は嘉田由紀子前知事(64)の後継指名を受けて今年7月の知事選に出馬。あえて民主の推薦を受けず、嘉田氏と二人三脚で無党派層への浸透を図り、自民、公明の推薦候補らを破った。

 それから約4カ月。滋賀3区の候補として白羽の矢が立ったのが、嘉田氏の知事時代に政策立案に携わり、「懐刀」「右腕」とも言われる小川氏だった。小川氏の擁立が決まると、嘉田氏はすぐに後援会長に就任した。狙いは知事選の再来だ。

 「小川さんを生かすも殺すも有権者次第。『政治の母』として、草の根型の政治をお願いしたい」。11月29日に守山市で開かれた小川氏の決起集会で、嘉田氏はマイクを握った。「昔はトンカチ(公共事業)が大事だった。だが今の政治の役割は日々の生活、全員参加型の社会をつくることだ」

 嘉田氏は県内で根強い人気があり、陣営幹部は「小川氏には『民主色』がない。嘉田、三日月両氏と近く、知事選と同じ構図を描きやすい」ともくろむ。

 これに対し前回、約4500票差で三日月氏を破った自民の武村展英氏(42)の陣営は警戒感を強める。武村氏は2日、守山市での街頭演説で「パートの賃金が上昇するなど景気回復の芽が今、出始めた段階だ。この流れを続けさせてほしい」と、アベノミクス継続の必要性を訴えた。

 陣営は解散直後から選挙区内の自民党支部を回り、組織固めを徹底。11月30日には菅義偉官房長官も大票田・草津市に入った。菅氏は「民主党政権は国益を失い続けてきた」などと述べたが、知事選には触れなかった。

 陣営関係者は「県政のかじ取り役を選ぶ選挙と衆院選は全く別のものだ」としながらも「嘉田氏の登場で、小川氏の名が無党派層に一気に浸透する可能性がある」と懸念する。

 一方、共産の西川仁氏(67)は「有権者に民主党政権時代のマイナスイメージがあるから、小川氏は嘉田氏に頼るのだろう」と分析。12年の衆院選前に嘉田氏らが結成した日本未来の党が選挙後に解党したことを指摘し、「嘉田氏に国政担当能力がないのは明らか。自民でも民主でもなく、共産を選んでもらえるようアピールしていきたい」と話す。【村松洋】

1846チバQ:2014/12/02(火) 20:43:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203k0000m010082000c.html
衆院選:沖縄全4区 辺野古巡り翁長氏派と自民前職が対決
毎日新聞 2014年12月02日 20時02分(最終更新 12月02日 20時11分)

衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
衆院選が公示され、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で支持を訴える沖縄3区の候補者=沖縄県名護市辺野古で2014年12月2日午前11時、野田武撮影(一部画像を処理しています)
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 ◇沖縄県、翁長氏が初当選した知事選から2週間余
 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する翁長雄志(おながたけし)氏が初当選した知事選からわずか2週間余で衆院選を迎えた沖縄県。翁長氏を支える保革共闘グループが全4選挙区で候補者調整し、移設容認の自民前職と対決する構図となった。

 「政府の脅しに屈し、裏切った。沖縄の民意を突きつけよう」。選挙区に名護市が入る沖縄3区の生活前職、玉城デニー氏(55)は沖縄市での出陣式を終えると、真っ先に移設反対派が抗議活動の拠点にしている辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に駆けつけて声を張り上げた。

 「裏切り」とは、自民党県連所属の国会議員5人が「県外移設」を掲げて当選しながら、昨年11月に辺野古容認に転じたことを指す。

 前回は小選挙区で敗れて比例復活し、雪辱を期す玉城氏は「辺野古に基地はいらない」と辺野古移設を争点の前面に打ち出す。

 全国的には自民の「1強」だが、知事選で移設推進の現職を担いで敗れた沖縄の自民にとって衆院選は逆風下の選挙。沖縄市で第一声を上げた3区の自民前職、比嘉奈津美氏(56)は「長いデフレから脱却する少しの明かりが見えてきた。流れを止めず消費増税を見送り、経済を活性化する」とアベノミクスの成果を訴えた。

 公明の推薦を得たのは公示前日の1日。自公連立政権の継続を強調し「沖縄の可能性を丁寧に発信する。目を世界に向けよう」と話し、辺野古移設には触れなかった。

 再び辺野古移設の「民意」を問われることになった沖縄の有権者。沖縄市の無職、小浜守道さん(63)は「辺野古移設は現実的。地域経済の活性化を最も期待したい」と話し、。恩納村(おんなそん)の農業、金城珍保(よしやす)さん(64)は「今年は選挙ばかりで少々疲れるが、知事選の移設反対の民意をもう一度示さないといけない」と話した。【鈴木一生】

1847チバQ:2014/12/02(火) 20:44:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120201171
最年少は平成生まれ=平均年齢52歳−立候補者【14衆院選】


 衆院選立候補者の最年少は、神奈川12区から立候補した共産党の味村耕太郎氏で、1989年(平成元年)5月生まれの25歳。味村氏が当選すれば、平成生まれの国会議員が初めて誕生することになる。比例代表北信越ブロックから出馬する社民党の石合祐太氏も平成誕生組だが、味村氏より誕生日が早い2月生まれ。
 最高齢は東京5区から無所属で出るドクター・中松こと中松義郎氏の86歳だった。次いで比例代表東京ブロックから出馬する次世代の党の石原慎太郎氏で82歳。いずれも昭和一桁生まれだ。
 立候補者の平均年齢は52.2歳で、前回の50.4歳から上昇した。主要政党別では社民党の55歳が最も高く、維新の党の46.2歳が一番低かった。
 各候補者の出身分野は政党役職員が31.2%、首長や地方議会出身者が23.4%の順だった。(2014/12/02-19:36)

1848チバQ:2014/12/02(火) 20:45:10
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_miyazaki/article/130769
衆院選公示 宮崎1区 野党共闘は不発
2014年12月02日(最終更新 2014年12月02日 17時50分)

本文内容
 師走の寒空を切り裂く第一声が響き渡った。2日公示された衆院選。「この道しかない」と、アベノミクスの継続を訴える与党に対し、「1強政権」の危うさを問う野党。景気・雇用、安全保障、税と福祉…。この冬一番の冷え込みとなった福岡市など九州各地で候補者たちの訴えに、じっと耳を傾ける有権者。審判が下る投開票は14日。この国の未来に思いをはせる日々が始まった。
 宮崎1区は、前回初当選した自民前職と、民主、維新、共産の3新人が立候補を届け出た。衆院解散後に全国で進んだ「野党共闘」は実現しないまま「1強自民」に3党が挑む構図となった。
 自民前職の武井俊輔氏(39)は2日、宮崎市中心部で第一声。陣営幹部は、応援に駆け付けた地元農協幹部や地元首長らの姿に満足そうな表情を浮かべる一方で、「油断は禁物。都市部の1区は、何が起こるか分からない」と気を引き締めた。
 前回衆院選は、九州最多に並ぶ6人が立候補。民主に加え社民も候補を擁立し、ともに落選した。今回は連合宮崎なども加えた協議で「非自民勢力の結集」を確認。ところが、衆院解散の11月21日、前回も出馬した元参院議員で維新新人の外山斎氏(38)が出馬の意向を固めたことで、誤算が生じた。同日、民主も新人の村尾英俊氏(51)の擁立を決めたばかり。県連幹部は「急に地元にできた政党と候補者調整はできなかった」と振り返る。
 この日、民主の村尾氏は、同市のJR宮崎駅に近い選挙事務所前で声を振り絞った。社民の地元幹部らを前に「いろいろな人の思いに応えていく」と語った。
 維新の外山氏は同市の県庁前でマイクを握った。野党競合については「小異を捨て大同につくべきと思っていただけに残念」と淡々と語った。
 共産新人の松本隆氏(53)は、消費増税ストップなどを掲げて支持を訴えた。

=2014/12/02付 西日本新聞夕刊=

1849名無しさん:2014/12/02(火) 20:48:13
次世代は井桁が出馬してる>愛知3区
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/kouho/A23.html

1850チバQ:2014/12/02(火) 20:51:09
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020034-n1.html
2014.12.2 13:27
【衆院選2014】
4度目の因縁対決「平成の天王山」 大阪10区





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自民、民主、維新、共産の各候補が立候補を届け出た大阪1区。出陣式で支援者らが気勢をあげた=2日午前、大阪府高槻市(岡本義彦撮影)
 大阪10区は、維新前職の松浪健太氏(43)と民主前職の辻元清美氏(54)が4度目の「因縁のライバル対決」に臨む全国有数の激戦区。そこに自民、共産の新人が挑む構図は、前回選挙と全く同じ構図だ。経済政策が最大の争点だが、各陣営からは「風が読みにくい」との声も。手探りの選挙戦が始まった。

 「大変厳しい風にさらされる。この選挙区は毎回、全国でもトップニュースの注目の選挙区。そのプレッシャーを背に受けている」

 午前8時半すぎ、松浪氏は高槻市の選挙事務所前で第一声を張り上げると緑色のバイクにまたがり、維新から次世代の党に移ったアントニオ猪木氏(71)から贈られたという赤いマフラーを首に巻いて、街宣へと飛び出した。

 “宿敵”の辻元氏とは平成17年以降の衆院選で3度戦い、2勝1敗。交互に当選し、敗れた方はいずれも比例復活してきた。自民から維新に移って臨んだ前回は自民支持層からの反発を受けながらも、維新人気を背景に無党派層の支持を得て、当選を果たした。

 「辻元氏を落としてほしい」と握手を求めてくる支援者も少なくないが、陣営幹部は「今回は風が読みにくい。保守票が割れるかもしれない」と懸念する。2度目の出馬となる自民新人の大隈和英氏(45)も「反辻元票」の取り込みに躍起になっているからだ。

 その大隈氏は午前9時15分から高槻市役所前で出陣式に臨み、「いよいよ本懐を果たす討ち入りのとき。死にものぐるいで戦う」と強調。陣営幹部は「天王山が北アルプスのように高くそびえるが、選挙戦最終日には登り切る」と息巻く。

 10区に含まれる島本町から見える「天王山」は、天正10(1582)年に羽柴秀吉と明智光秀が雌雄を決した地だ。今回の衆院選は430余年の時を隔てた「天下分け目の天王山」といえる。

 松浪氏のライバル、辻元氏は阪急電鉄高槻市駅前で「安倍政権の経済政策は劇薬。副作用が強すぎる。市民の生活を守る漢方薬のような政策で、日本の体質改善をしていく」と第一声。演説では維新との直接対決には触れず、終了後、記者団に「今回は安倍政権と民主党が対峙(たいじ)する選挙。維新は外野」と言い切った。

 風が読みにくい選挙戦に陣営幹部は「うちは追い風もなく、比例票もあてにできない。選挙区で勝つか負けるか。まさに天王山だ」と危機感をにじませた。

 公示直前の11月29日夕には高槻市内で演説中、辻元氏に否定的とみられる聴衆にマイクを奪われる“事件”もあった。陣営関係者は「今回は松浪氏と大隈氏に何とかついていき、有権者に浸透していくので精いっぱい」と気を引き締めた。

 10区では、共産新人の浅沼和仁氏(53)も出馬している。

1851チバQ:2014/12/02(火) 21:29:02
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020094-n1.html
014.12.2 20:52
【衆院選2014】
「重要なのはどちらかと考え…」望月環境相がCOP20に出席 気もそぞろの外遊に





 望月義夫環境相がペルー・リマで1日から開催されている第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)に出席する。9〜11日の閣僚級会合に日本政府代表として参加するが、14日の投開票に向けて衆院選真っ最中の閣僚の海外出張は異例。静岡4区で7選を期す望月氏にとっては、気もそぞろの外遊になりそうだ。

 望月氏は11月28日の記者会見でCOP20への対応について「選挙も大切だが、重要なものはどちらかと考え、出席することにした」と複雑な心境を吐露していた。政府関係者によると、詳細な渡航日程は調整中だが、成田−リマ間は空路で片道丸1日かかるため、望月氏は選挙戦の終盤で数日間、選挙区を留守にせざるを得ないようだ。

 COPは1995年の第1回会議以降、毎年開かれており、日本からは環境相(環境庁長官を含む)が欠かさず参加してきた。

1852チバQ:2014/12/02(火) 21:33:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk05010084000c.html
対決の構図:2014衆院選/上 1区 冨樫氏に追い風、期待薄 非自民票読めぬ、寺田氏陣営 /秋田
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 「党農政に(皆さんから)叱責をいただくが私に思いを託してほしい」。公示3日前の29日。再選を目指す自民前職の冨樫博之氏(59)は農業者らの集会で訴えた。県農協政治連盟が前日、比例代表の自主投票を決めたばかりだった。

 冨樫氏と民主元職の寺田学氏(38)が前回2012年に続いて激突する秋田1区。共産新人の山内梅良氏(66)と社民新人の伊藤正通氏(63)も出馬し、県内3小選挙区では最も多い4人による選挙戦となりそうだ。

 「アベノミクスの恩恵が地方に届かない」との批判もあり、冨樫氏に前回のような“追い風”は期待できない。それでも県議5選の蓄積で組織固めは着々と進む。事務所開きは佐竹敬久知事や穂積志秋田市長も駆け付けた。

 「新人の最大の仕事は再選すること」。石破茂前幹事長の教えを守り、当選後は週末こまめに地元に戻るなど後援会組織の拡大に努めた。だが、陣営関係者は「今回は追われる側。前回より気を引き締めなければ」と楽勝ムードを戒める。

 民主元職の寺田氏は10月、解散が取りざたされる前に出馬を表明。秋田市長選(13年4月)にも敗れており、負けられない再起戦だ。解散直後の街頭演説で「野党に力をください。安倍さん(晋三首相)にこれ以上力を与えないで」と述べた。

 まだ態勢が整わず、秘書を置かずに駆け回る。「スタッフは運転手と私だけ。妻と子供を事務所に置いた」とも。集会を多くこなした前回とは打って変わり、告示後は300回の街頭演説を目指す。

 課題は安倍政権への批判票をどこまで取り込めるか。当初は自民、共産候補との三つどもえになると踏んだが、社民新人の伊藤氏が登場し目算が狂った。「非自民票の動きが読めない」。陣営幹部も、戦略の練り直しを迫られたことを認める。

 共産新人の山内氏が出馬の記者会見を開いたのは今年7月。県議3期目。「来春の県議選に出馬せず、間を置いて国政に挑戦」と思い描いていた。だが、まさかの“師走決戦”となった。

 旧雄和町議も7期務め、論戦はお手の物。「自民か民主かの選挙ではない。私の当選で秋田が活性化する」

 社民新人の伊藤氏は、党がこの選挙区に初めて擁立する候補者だ。「立候補の予定はなかったが、このままでは民主主義が崩壊する」と訴える。これで、社民党は県内全区の不戦敗を回避した格好だ。

 連合秋田の元副会長で指導力に定評がある。だが、古巣は寺田氏の支持を表明。党を挙げて巻き返しを図る。【池田一生、松本紫帆】

   ◇    ◇

 衆院選は12月2日の公示が目前に迫っている。2年ぶりの選挙戦はどう展開されるのか。県内3小選挙区について、立候補が予想される顔触れと選挙戦の構図、現時点の情勢をリポートする。

1853チバQ:2014/12/02(火) 21:34:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk05010044000c.html
対決の構図:2014衆院選/中 2区 金田氏に挑む民・共新人 行方気掛かり「社民2万票」 /秋田
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 降って湧いたような衆院解散からこの方、立候補予定者たちは選挙区を駆け回って支持を訴え続ける。

 だが、自民前職の金田勝年氏(65)は、少し事情が異なる。選挙公約などを話し合う党総務会の副会長。東京都内での党務は切れ目が無く、解散直後の3連休はあまり地元にいられなかった。「今回のように準備期間が少なく、忙しい選挙はない」。29日の報道各社との合同インタビューでもそう述べている。

 秋田2区は3選を目指す前職の金田氏に、民主新人の緑川貴士氏(29)と、共産新人の藤本金治氏(68)が挑む三つどもえの構図となりそうだ。小選挙区制導入以降、候補者を擁立し続けた社民党は、1区候補に力を注ぐべく自主投票に。前回2012年時点で2万票余りあった“社民票”の行方も各陣営には気掛かりなところだ。

 金田氏は過去2回、元小坂町長の川口博氏と議席を争った。小選挙区で1勝1敗。09年は比例代表での復活当選だった。ただ、3回目の激突となる見込みは薄い。金田氏は党地方議員や支持団体を丁寧に回り、着々と組織固めを進めている。

 「安倍(晋三)総理のこの道しかない道で景気を良くし、秋田を元気にするため全力を注ぐ」。30日、大館市内であった地区の総決起集会。約1000人(主催者発表)の参加者や地元県議らを前にそう力を込めた。

 「回って歩くと、『秋田はなんも変わらね、若い者が頑張らねばだめだ』と勇気をいただく」

 金田氏の集会の少し前。同じ大館市で催された事務所開きで、民主新人の緑川氏は意気込んだ。出席したのは、選対本部長の虻川信一県議、松浦大悟・民主党県連代表ら約30人だった。

 地元民放のアナウンサーだった。21日に出馬の記者会見を開いた場所は、選挙区ではなくかつて拠点とした秋田市内だった。連合秋田の支持を取り付けたが、後援会の態勢は整備の途上にある。最大の武器は知名度。無党派層への浸透を目指す。

 藤本氏は安倍首相が解散に言及した18日に共産党公認での出馬が明らかになった。労働運動への関わりが長い。記者会見では「安倍首相は追い込まれている」と述べ、議席を奪うチャンスだとの認識を示した。

 衆院選は05年以来の2度目の挑戦となる。郵政解散とその後の“小泉劇場”が話題となった当時の選挙で7600票余りを獲得した。どこまで上積みができるか。党の比例代表候補とも連携し、街頭演説で支持を訴える。【田村彦志、池田一生】

1854チバQ:2014/12/02(火) 21:34:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk05010142000c.html
対決の構図:2014衆院選/下 3区 自・維、前職4たび激突 共産新人、割って入る /秋田
毎日新聞 2014年12月02日 地方版

 「(アベノミクスの)財政政策は1年とか若干、成長戦略はもっとかかる。(地方の景気回復は)我々が実現しなければ」。11月下旬、報道各社の合同インタビュー。自民前職の御法川信英氏(50)は、副財務相の責任感と自負をにじませた。

 秋田3区は御法川氏と維新前職、村岡敏英氏(54)の前職同士が4たび激突する。共に自民党衆院議員だった親の代からしのぎを削ってきた間柄。ここに、共産新人の我妻桂子氏(60)が割って入る構図が予想される。

 御法川氏の陣営は「非常に厳しい」と漏らす。落選中だった前回ほどは支持者回りができていないからだ。副財務相の忙しさは選挙戦にプラスとは言い切れない。御法川氏は「もっと地元を回りたかった」とつぶやく。

 11月には政治資金収支報告書の記載漏れ疑惑が取りざたされた。御法川氏は「公職選挙法違反とは考えていない。疑義を抱かせた点は謝らなければいけない」とするが、選挙への影響は不透明だ。

 一方で前回は得られなかった公明党の推薦を取り付け、県議らも組織票固めに着々と動く。更なるキャリアアップを期待する声を背に選挙戦に突入する。

 「次こそ1番を狙う」。解散の翌日に県庁であった出馬表明の記者会見。維新前職の村岡氏は、小選挙区勝利の悲願を成就したい考えを改めて表明した。過去3回、御法川氏の得票を上回ったことは一度もない。ただし、前回は比例復活で初当選を果たしている。

 前回との最大の違いは、維新の党と民主党で選挙区調整が成立したことだ。民主党を支持する連合秋田は3区で自主投票とし、援護射撃に含みを持たせた。政策は必ずしも近くないが、村岡氏は「政策を訴え共感してもらえるようにしたい」と期待を掛ける。

 野党再編の流れで、横手市長や知事を務めた寺田典城参院議員も今回から同じ党になった。寺田氏の後押しも得たい考えだ。

 「3区の『自民対維新』の戦いを『自民対共産』にしたい。アベノミクスは地方と都市の格差を生んだ」。共産新人の我妻氏はこう述べ、安倍政権の批判に語気を強めた。

 出馬が予想される顔触れでは唯一の女性。2003年衆院選や07、11年県議選に出馬し、横手市では一定の知名度がある。集会や街頭宣伝をこまめにこなし、党勢の飛躍に声をからしている。「安倍政権がダメだと言える絶好のチャンス。安心安全に暮らしたいと思う人が一票を投じれば今の政治を変えていける」【松本紫帆、佐藤伸】

1855チバQ:2014/12/02(火) 21:35:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk08010317000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 1区 自民前職に民・共挑む /茨城
毎日新聞 2014年11月26日 地方版

 再選を目指す自民前職の田所嘉徳氏(60)に対し、民主元職の福島伸享氏(44)、共産新人の大内久美子氏(65)が挑む三つどもえの構図になるとみられる。有権者数約22万人の大票田・水戸市を擁する茨城1区は前回2012年衆院選で、旧維新、未来の女性候補2人が出馬し、計約4万6000票を獲得。第三極に流れた浮動票の行方が勝敗のカギを握る。

 田所氏は衆院解散の翌22日、地元・筑西市内のイベントに参加し、関係者や来場者らに声をかけた。安倍晋三首相の消費増税の先送りの判断について、「ほかの政党が代替案を言えるとは思わない」と対案を示せない野党を批判し、経済政策や社会保障政策の継続を訴える。

 同日選となる県議選立候補予定者との協力も強化し、団体や企業を回って保守層の支持固めを図る。特に地盤の筑西市に比べて浸透していない水戸市では現職県議3人との連携を強化し、組織体制の強化を図る。

 福島氏は解散当日の21日、党県連幹部らとともにJR水戸駅南口に立ち、マイクを握った。「私たちの古里の経済をどうするか選挙戦で提案したい」と述べ、エネルギーの地産地消など地域循環型の景気浮揚策を掲げる。

 総合選挙対策本部長には水戸市医師会の原毅会長が就任。前回はJAグループの政治団体「県農協政治連盟」から推薦を受けており、今回も「政策が共感でき、農家も分かりやすいと感じている」(JA関係者)などと保守層の一部に食い込んで返り咲きを狙う。

 市議5期、県議5期の大内氏は22日、水戸市で行われた演説会で、「消費増税は先送りではなく、きっぱりと中止するべきだ。大企業や大金持ちのもうけにふさわしい、応分の負担をさせることこそが本当の税制改革だ」と訴えた。

 県議会では女性として過去最多の当選回数を誇り、厳しく執行部を批判。水戸市議会での活動も含め、同市内での知名度は高い。課題は同市外での知名度アップ。県議選筑西市区に立候補する現職県議と協力し、支持拡大を目指している。【佐久間一輝、中里顕】=つづく

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 ◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)

田所嘉徳 60 行政書士 (1)自前

福島伸享 44 [元]経産省職員 (1)民元

大内久美子 65 県議 共新

1856チバQ:2014/12/02(火) 21:36:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141127ddlk08010260000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 2区 野党、擁立の模索続く /茨城
毎日新聞 2014年11月27日 地方版

 11選を目指す自民前職の額賀福志郎氏(70)と共産新人の川井宏子氏(49)が立候補の意向を示している。出馬を模索していた民主元職の石津政雄氏(67)が党の1次公認から漏れ、出馬見送りの可能性が高くなる一方、民主、維新など野党は反自民候補の擁立を模索し続けており、情勢は公示日直前まで日々変わりそうだ。

 前回2012年衆院選は石津氏に対し、比例復活した額賀氏、みんな、共産が挑戦し、額賀氏が雪辱を果たした。みんなから出馬した元鹿嶋市議は県議選に立候補。解党されたこともあり、このグループからは新たな動きが見られない。

 額賀氏は2009年小選挙区落選の苦い経験から小まめにお国入りし、各市町村ごとにある後援会組織の引き締めを図ってきた。また、後援会の定期大会などを開いてきたほか、各種イベントにも参加して実績と知名度をアピールしてきた。

 16日には県議選鹿嶋市区に出馬する現職候補の県政報告会に出席。消費税率の引き上げなど安倍政権の経済政策に理解を求めた上で、「鹿行地区の発展には交通アクセスの整備が必要」などと強調した。「(首都直下型地震などで)首都圏がダメになったら茨城県が(首都機能を)引き受けるという心意気で全力投球する」と力を込めた。

 川井氏は今年4月、鹿嶋市議補選に立候補。落選したものの、「市議補選の勢いを2区全域に拡大していきたい」と国政初挑戦に意気込みを見せる。原発再稼働反対や集団的自衛権の行使容認反対を訴え、ミニ集会を開いたり、街宣車で回ったりして票の上積みを図っている。

 また、県庁で開かれた出馬会見では介護福祉士の経験をアピール。「福祉現場での経験を生かし、弱者の声を国政に届けるために頑張りたい」と述べ、弱者重視の視点を強調した。さらに、川井氏は「右傾化する自民党に対し、共産党が果たす役割を示したい」として、反自民勢力の結集を目指している。【岩本直紀】=つづく

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 ◆立候補予定者(丸カッコ内は当選回数)

額賀福志郎 70 [元]財務相 (10)自前

川井宏子 49 介護福祉士 共新

1857チバQ:2014/12/02(火) 21:36:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk08010290000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 3区 自・維・共、三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 自民前職の葉梨康弘氏(55)に対し、維新元職の石井章氏(57)と共産新人の小林恭子氏(64)が挑む三つどもえの構図にほぼ固まった。民主党が独自候補擁立を断念し、同区から出馬の動きを見せていた元職の小泉俊明氏(57)も立候補を見送った。浮動票の多い都市部も含む選挙区だけに、野党連合の成否が勝敗のカギを握りそうだ。

 葉梨氏は前回2012年衆院選で約11万票を獲得し、旧維新、未来、共産を抑えた。県議選とダブル選になった今回は茨城3区内の現職県議6人と連携して選挙戦を展開。24日は守谷市内の大型商業施設前で有権者に後援会ニュースを手渡ししたほか、街宣車の誘導も買って出た。衆院選最大の争点となる消費増税については「耳に心地よい話ではないが、消費増税は必要。選挙戦が不利になっても仕方がない」として、アベノミクスと消費増税に理解を求める。

 石井氏は22日、地元の取手市藤代のスーパーマーケット前で、解散後初めての街頭演説を実施。「安倍晋三首相はアベノミクスで『生活が良くなる』と約束した。しかし、生活は良くならない。『アベのミス』で終わったことを隠している」と批判し、「国民のための政治を取り戻したい」と訴える。一方、野党連合については「民主、生活と選挙協力する」と明言。独自候補擁立を見送った民主などと具体的にどのような協力体制を築けるのかが課題になりそうだ。

 前回衆院選、参院選に続く国政挑戦となる小林氏は解散当日の21日、取手駅東口で街頭演説。県南農民組合事務局長を24年間務めた経験から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡る自民の対応を「全くぶれている」と強く批判した。演説後、「風は共産に吹いている。完全に自共対決になった」と意気込んだ。県議選取手市区の立候補予定者と連携するとともに、ミニ集会にも小まめに参加。23日には取手市戸頭団地のミニ集会で、参加者の質問に丁寧に答えていた。【庭木茂視、安味伸一】=つづく

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 ◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)

葉梨康弘 55 副法相 (3)自前

石井章 57 党県代表代行 (1)維元

小林恭子 64 党地区副委長 共新

1858チバQ:2014/12/02(火) 21:37:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk08010234000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 4区 ひたちなか票、勝敗影響 /茨城
毎日新聞 2014年11月29日 地方版

 自民前職の梶山弘志氏(59)が6選を目指しているほか、民主元職の高野守氏(55)と共産新人の堀江鶴治氏(73)が立候補を表明しており、3氏による三つどもえの戦いになりそうだ。選挙区内の約45%に当たる有権者約12万7000人を擁する大票田・ひたちなか市の票の行方が勝敗に大きく影響しそうだ。

 梶山氏は前回2012年衆院選以降も毎週末に地元・常陸太田市入りし、地元秘書らに「楽な選挙はない」と発破をかけてきた。後援会支部は同市だけでも約100に及び、陣営は「いかに支援者を回り切れるかが勝負」(地元秘書)として、あいさつ回りに奔走する。

 唯一の懸念材料はひたちなか市。同日に投開票される県議選ひたちなか市区(定数3)では、立候補予定者4人のうち3人が保守系候補で激しい選挙戦を展開しており、「各候補同士の(衆院選への)協力が難しい」(同)との声も。浮動票も多い市だけに、陣営は警戒を強めている。

 高野氏は「野党統一候補」を自任し、安倍政権への批判票の受け皿になることを目指す。陣営は「突然の解散で支援者を回り切れない」として、選挙戦は街頭演説を中心にする方針。農村部で盤石の地盤を築く梶山氏に対し、高野氏は都市部でいかに浮動票を獲得できるかがカギとなる。

 特にひたちなか市は日立製作所の関連工場が多く、支持基盤の労組も強い。09年衆院選で、高野氏は梶山氏を5292票上回る4万2609票を獲得した。「無投票は安倍政権に白紙委任を渡したことになる」と訴え、無党派層の掘り起こしを図る。

 堀江氏は常陸大宮市出身で、旧緒川村議8期、常陸大宮市議3期を歴任。現在は県北農民センター代表理事を務めている。県北の実情に精通していることが最大の強みだ。街頭演説や集会で、集団的自衛権の行使容認反対など安倍政権の「暴走政治」にストップをかけることなどを訴え、共産支持層を固める一方、過疎化対策を打ち出して農村部への浸透を図る。

 堀江氏は「過疎地帯の厳しい暮らしを何とかしたい。短期決戦で支援者回りの時間はないが、街頭宣伝を中心にビラを配布し、地域の人たちに理解を求めたい」と話している。【中里顕】=つづく

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 ◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)

梶山弘志 59 党選対副委長(5)自前

高野守 55 神主(1)民元

堀江鶴治 73 農業 共新

1859チバQ:2014/12/02(火) 21:37:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk08010081000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 5区 東海村票行方も注目 /茨城
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 9選を目指す民主前職の大畠章宏氏(67)と比例復活した自民前職の石川昭政氏(42)のほか、共産新人の福田明氏(58)が立候補を表明しており、前回2012年衆院選と同じ顔ぶれによる三つどもえの戦いになりそうだ。区割り変更に伴い、今回から5区に編入された東海村票の行方も注目される。

 日立製作所労組が強く、県内唯一の民主党の牙城といえる5区で、石川氏は前回、草の根選挙を展開して善戦。新たに北茨城、高萩市にも後援会組織を作って支持拡大を図る。地元出身とあって、同級生らを通して若者や女性層の一部にも浸透。また、「消費税増税の先送りという重大な政策変更は国民に信を問うべきだ」と衆院選の意義を強調し、「アべノミクスを県北へ」をキャッチフレーズに掲げて地域経済の活性化を訴える。

 大畠氏は前回、民主への逆風を乗り越え、県内唯一の民主議席を死守。解散当日の21日には地元に戻り、JR大甕駅前で「アべノミクスの経済政策が限界に来ている。(安倍政権は)追い込まれる前に解散した」と“大義なき解散”を強調した。毎週月曜日の朝に行う選挙区内の駅前報告は国土交通相や党幹事長時代を除いて継続。街頭では「安倍政権の暴走を止める選挙」と力説し、出身母体の電機連合以外でも支持拡大を目指す。

 2回目の国政挑戦となる福田氏も21日、日立市内で街頭演説。「国民に追い詰められての解散だ。消費税増税は先送りでなく、きっぱりと中止すべきだ」とアベノミクスを批判した。さらに北茨城市議8期の経験を踏まえ、「住民こそ主人公」と訴える。事実上の選挙戦がスタートした現在、1日5〜10回の街頭演説で浸透を目指している。日本原子力発電東海第2原発について、「再稼働に反対。廃炉を目指す」と明確に主張する。【臼井真】=つづく

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 ◆立候補予定者(かっこ内は当選回数)

石川昭政 42 [元]党本部職員(1)自前

大畠章宏 67 [元]国交相(8)民前

福田明 58 [元]北茨城市議 共新

1860チバQ:2014/12/02(火) 21:38:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk08010062000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 6区 師弟交え三つどもえ /茨城
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 12選を目指す自民前職の丹羽雄哉氏(70)に対し、民主新人の青山大人氏(35)、共産新人の井上圭一氏(52)が挑む三つどもえの選挙戦になる見通し。県内で最も有権者が多い6区は浮動票の行方が勝敗を左右する。つくばエクスプレス(TX)沿線のつくば、つくばみらい両市では前回2012年衆院選より有権者が約4000人も増えており、投票行動が注目される。

 丹羽氏は11月26日の記者会見で「実績と経験を生かして、県内市町村長からの陳情を、(東京で)足を棒にして回れるのは6区では私しかいない。その自負で出馬する」と12選への意欲を示した。民主党政権が誕生した09年衆院選で落選。前回は選挙区内を小まめに回り、街頭演説を多数こなした。保守分裂選挙だったが、見事返り咲いた。「(今回は)支援者へのあいさつで精いっぱい」。短期決戦を前に組織固めに力を注ぐことを強調した。

 青山氏は丹羽氏の元秘書。同26日、民主党の枝野幸男幹事長とともに土浦駅前に立ち、「70歳の候補に比べ、私は半分の35歳。県議2期を務めた上での若さに期待してほしい」と世代交代を訴えた。師弟対決を制するためには地元・土浦市以外の地域で浸透できるかがカギ。ソーシャルメディアを活用するほか、選挙区内を精力的に駆け回る方針を掲げる。元民主党衆院議員の大泉博子氏(64)が出馬を断念し、反自民票の一本化も期待する。

 井上氏は元自衛官。1981年、陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地に赴任し、後方支援部隊など約9年間にわたって務めた。共産党には約5年前に入党。「憲法(9条)を守る集団として自衛隊と共産党は同じ。自衛官から共産党員になることはおかしくない」と説明する。「集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、戦争のできる国に道が開かれた。(戦争の)現場に行く昔の私のような下士官の立場を代弁し、国会で追及したい」と訴える。【福沢光一】=つづく

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 ◆立候補予定者(カッコ内は当選回数)

丹羽雄哉 70 [元]厚相(11)自前

青山大人 35 県議 民新

井上圭一 52 葬祭会社社長 共新

1861チバQ:2014/12/02(火) 21:39:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk08010155000c.html
激戦展望:’14衆院選・候補者の顔ぶれ 7区 12選の前職に挑む2氏 /茨城
毎日新聞 2014年12月02日 地方版

 13選を目指す無所属前職の中村喜四郎氏(65)のほか、比例復活した自民前職の永岡桂子氏(60)、共産新人の白畑勇氏(62)が名乗りを上げる。白畑氏は比例票狙いを公言しており、厚い地盤を築き上げている中村氏に対し、4回目の戦いを挑む永岡氏との事実上の一騎打ちとして注目が集まっている。

 永岡氏は過去3回、2005年7869票差▽09年1万4819票差▽12年2万1552票差で敗退。自民が政権復帰を果たした12年にも票差が広がっている。公明が同年から中村氏を推薦し、票の上積みに成功したことが一因に挙げられる。

 永岡氏は11月24日に結城市内で行われた県議選立候補予定者の集会で、ともに副厚生労働相を務める公明の山本香苗参院議員と信頼しあって仕事をしていることをアピールし、公明支持層にも秋波を送った。また、主婦経験を元にした消費者対策、福祉分野など実績を強調し、悲願の小選挙区初勝利を目指す。

 一方、中村氏は今回、後援会組織「喜友会」の集票力を背景に、比例票を求める公明の推薦を取り付けた。また、新たに女性組織「なでしこ会」を作り、体制を強化。中村氏が「すべてをかけて作ってきた私の全財産」とする後援会組織で、永岡氏を迎え撃つ態勢を整えている。

 これまでの選挙と違う点は県議選が同日投開票されること。前回は無投票だった県議選結城市区、猿島郡区に自民党系の候補が立候補を予定しており、永岡氏が連動する。投票率アップも予想され、鉄の結束を誇る後援会組織に不確定要素を生み出す可能性もある。

 白畑氏は前回に続く2回目の国政挑戦。「私が当選できるだけの票が集まらなくても、比例票に死票はない。いかに比例票を伸ばすかが重要」と比例票獲得を公言する。県西農民センター、古河民主商工会の勤務経験も長く、地元に精通していることも強み。消費増税反対や脱原発などを掲げ、安倍政権の批判票を比例に上積みしていくことを目指している。【若狭毅】=おわり

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 ◆立候補予定者(丸囲みは当選回数)

永岡桂子  60 副厚生労働相(3)自前

白畑勇   62 団体嘱託職員 共新

中村喜四郎 65 [元]建設相(12)無前

1862チバQ:2014/12/02(火) 21:40:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddlk17010349000c.html
2014衆院選:戦いの構図/上 1区 「反省」2氏に新人挑む /石川
毎日新聞 2014年11月30日 地方版

 12月2日公示・14日投開票の衆院選を目前に控え、各候補予定者の訴えも熱を帯びる。県内3選挙区の構図を3回に分けて紹介する。

    ◇

 2000年から5回にわたって自民前職の馳浩氏と、民主の奥田建氏がしのぎを削った1区。民主は奥田氏の立候補辞退で生じた空白区に、馳氏の対抗馬として、元職の田中美絵子氏を急きょ立てた。共産新人の亀田良典(りょうすけ)氏も絡み、3氏の戦いになりそうだ。

 「迷惑をかけ、改めて反省している。信頼を得られるよう努力したい」

 当選5回で党要職も務め、本来なら強気に臨めるはずの馳氏だが、慎重な戦いぶりに徹する。8月には自民県連会長として、山野之義金沢市長の競輪場外車券売り場問題を追及して辞任に追い込んだ。しかし、10月の出直し市長選で、自民推薦候補が山野氏に大敗。選挙戦では推薦候補と山野氏支援とで党所属議員の分裂も招き、責任論が噴出した。

 山野氏は今回、馳氏支援の立場を取るが、「馳氏に対し、市民や支援者から厳しい声があることは否定しない」とクギを刺す。

 このため馳氏は今回の選挙を「一からの出直し」と位置付ける。衆院解散後、ごみ収集やカレー店での接客など「職業体験」に取り組み、親しみやすさをアピールするとともに、党内外に反省の姿勢を示す。

 一方、田中氏は09年に2区から出馬。森喜朗元首相との対決は「政権交代選挙」の象徴として注目を集め、比例復活当選した。

 しかし、12年前回選では週刊誌でスキャンダルが報じられて支援者の離反を招き、東京15区への国替えを余儀なくされ、落選した。

 今回、奥田氏の後任探しに頭を悩ませた民主県連が衆院選を直前に控え、党本部に懇願して提示されたのが、金沢市出身の田中氏だった。

 11月25日の出馬表明会見では「古里に帰ってきた。感無量だ」と目を赤く腫らした。

 地元では今も一部で不信感がくすぶるが、「二度と同じ過ちは繰り返さない」と神妙に語り、「アベノミクスを変える。私自身も変わっていかなければいけない」と訴えた。

 亀田氏は、従来の共産支持層に加え、自民にも民主にも不満を持つ層に積極的に働きかけていく構えだ。中小企業とロシアとの交易に携わっていた職歴を生かし、「アベノミクスや円安でマイナスの影響を受けている中小企業経営者も多いはず」とみて、中小企業への手厚い支援などを訴える。

12年の前回選では、共産は「第三極」ブームに埋没し、苦しい戦いを強いられた。

 今回は「消費増税の中止を訴えているのは1区では共産党だけ。政権への批判票を多く取り込める可能性がある」(陣営幹部)として、反省する馳、田中両氏に対し、攻勢に打って出る。【大原一城】

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 ◇立候補予定者◇
馳浩 53 党広報本部長 (5)自 前

田中美絵子 38 党県副代表 (1)民 元

亀田良典 66 党県委員 共 新

 ※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・元職・新人の別。

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 ◇過去の選挙結果◇
 ■12年12月16日投開票

 (投票率58.55%)

当 99,544 馳浩 自民

  47,582 奥田建 民主

  41,207 小間井俊輔 維新

  10,629 熊野盛夫 未来

   8,969 黒崎清則 共産

 ■09年8月30日(同72.21%)

当 125,667 奥田建 民主

比 117,168 馳浩 自民

   10,982 佐藤正幸 共産

    1,738 松林淳一 諸派

 ■05年9月11日(同68.71%)

当 129,142 馳浩 自民

   99,397 奥田建 民主

   11,802 佐藤正幸 共産

 ※当は当選。比は比例復活当選。

1863チバQ:2014/12/02(火) 21:42:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk17010332000c.html
2014衆院選:戦いの構図/中 2区 民主は断念「自共対決」 /石川
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 2003年以降4回連続で候補を擁立し、うち2回、比例復活で議席を得た民主が、擁立を断念した。12年の前回選で森喜朗元首相の後継として初当選した自民前職・佐々木紀(はじめ)氏と、共産新人・西村祐士(ひろし)氏との「自共対決」となる見通しだ。

 前回、自民の地元支部の選考で候補に選ばれた佐々木氏は「議員生活2年間の審判を受け、これまでの期待を選挙を通じて信頼に変えたい」と意気込む。さらに「アベノミクスの風を2区全体に行き渡らせたい」と安倍政権の継続を訴える。

 当選14回を重ねた森元首相の強固な地盤を受け継ぎ、小松、加賀、能美などの地元首長からも支援を受ける。選対本部長には県連会長代行で県議9期の重鎮、福村章氏(75)を据え、万全の態勢で臨む。目標は前回の12万3283票を上回る得票だ。

 福村氏は選対会議で「知名度は前回よりもあるが、盤石ではない。誰が対抗馬として出ても圧勝するしかない」と発破を掛け、「勝ち方」にこだわる。

 小選挙区制が導入された1996年以降、今回で2区から6回目の出馬となる西村氏。

 「民主は自民との対決の足場を持っていない。自民に対抗できるのは共産しかない」と述べ、安倍政権に疑問や不満を抱く有権者への浸透を目指す。

 消費税率の引き上げ中止や、集団的自衛権行使の閣議決定撤回などを掲げ、「自民党政治を変えなければならない」と対決姿勢を鮮明にする。

 2区では前回比倍増の1万4000票の比例票獲得を目標に据え、前回獲得できなかった比例代表北陸信越ブロックでの1議席獲得も目指す。

 民主は、県内3選挙区全てで候補者を擁立する県連方針を、唯一2区で実現できなかった。

 擁立作業の責任者を務めた県連代表代行の一川保夫・元参院議員(72)は11月26日の記者会見で、「10人前後に声をかけたが、決断してもらうのは難しかった」と断念に至る経緯を説明。突然の解散に「この時期に解散があるとは思わなかった。候補者を育成できておらず、見通しが甘かった」と準備不足を認めた。

 民主の擁立見送りは社民の戦略にも影を落とす。社民は前回、2区で民主と候補者が競合し、関係がこじれた反省から、今回は共闘を模索していた。

 社民県連の盛本芳久代表(59)は「自民一強を崩すため民主との選挙協力を想定していただけに残念」と落胆する。

 この他、小松市のうどん店経営、浜崎茂氏が昨年の参院選に引き続き、立候補を表明している。【中津川甫】

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 ◇立候補予定者◇
佐々木紀 40 党青年局次長(1)自 前

西村祐士 60 党地区委員長 共 新

浜崎茂 47 うどん店経営 無 新

 ※名前、年齢、肩書き、当選回数、党派、前職・新人の別

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   ◇過去の選挙結果◇

 ■12年12月16日投開票(投票率63.44%)

当 123,283 佐々木紀 自民

   37,601 宮本啓子 民主

   17,161 細野祐治 社民

   13,184 西村祐士 共産

 ■09年8月30日(同78.75%)

当 123,490 森喜朗 自民

比 119,021 田中美絵子 民主

    3,467 宮元智 諸派

 ■05年9月11日(同73.29%)

当 129,785 森喜朗 自民

   83,905 一川保夫 民主

   11,515 西村祐士 共産

 ※当は当選。比は比例復活当選。

1864チバQ:2014/12/02(火) 21:43:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk17010642000c.html
2014衆院選:戦いの構図/下 3区 自・民・共の3氏再び /石川
毎日新聞 2014年12月02日 地方版

 2012年の前回選と同様、自民前職・北村茂男氏、民主元職・近藤和也氏、共産新人・渡辺裕子氏の三つどもえの争いとなる公算が大きい。

 北村氏は地元議員や支援者の協力を得て選挙区内の全12市町にそれぞれ事務所を開設し、態勢を整えた。

 能登地方で深刻な高齢化や過疎化への対処法として「引き続きアベノミクスを押し進め、能登にも恩恵が及ぶようにしたい」と強調する。

 一方で前回選以降、総務政務官や副環境相などの政務三役に相次いで就任した。政治家として経験を積む一方、地元に戻れないことも度重なり、支援者らと十分なコミュニケーションをどう図るかが課題となってきた。

 衆院解散後は街頭での活動は極力抑え、着実に票を積み上げるため、農協や漁協、建設会社など各種企業・団体へのあいさつ回りに徹してきた。陣営には「なぜこの時期に解散したのか」との声も相次いで寄せられており、「強力に政策を推し進めていかなければならない」と説く。

 近藤氏は09年衆院選で政権交代ブームに乗り、保守地盤の能登地方で非自民として初の議席を獲得した。12年は一転逆風を受けて北村氏に敗れ、比例復活当選も逃した。

 今回は「アベノミクスは地方にとってはマイナスだ。地に足を着けた政策を行わなければならない」として社会保障制度の充実などを訴える。

 その時々の風に左右されず、地元にしっかり根を張ろうと、落選中の2年間で駅前や住宅街、商業施設などで3000回を超える街頭演説をこなした。

 自民支持者も含め、こうした地道な活動に理解を示した人たちが次々と後援会に入会し、今回の選挙でも支援を買って出ている。

 陣営幹部は「民主党の近藤ではなく、本人に期待が集まる『近藤党』を築けつつある」と自信を見せ、議席奪還に力を注ぐ。

 渡辺氏は解散風が吹き始めた11月中旬以降、衆院選に備え、選挙区内の全12市町でそれぞれ10回以上の街頭演説に取り組んできた。

 今回の解散総選挙については「安倍政権が消費増税や原発再稼働などで国民の批判に追い詰められた結果だ」と主張。大企業の内部留保を雇用拡大や中小企業支援に生かす施策、志賀原発の廃炉、自然エネルギー普及などを訴える。

 ブログやフェイスブック、ツイッターも駆使し、本人のコメントや演説の動画などをこまめにアップし、若者への浸透も図る。

 陣営では、比例票の掘り起こしにも力を入れ、前回選に比べて倍増の1万2000票を目標に据える。【竹田迅岐】=おわり

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 ◇立候補予定者◇
北村茂男 69 副環境相  (3)自 前

近藤和也 40 党県代表  (1)民 元

渡辺裕子 29 党地区役員    共 新

 ※名前、年齢、肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の別

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 ◇過去の選挙結果◇
 ■12年12月16日投開票(投票率64.75%)

当  89,266 北村茂男 自民

   62,543 近藤和也 民主

   12,147 渡辺裕子 共産

 ■09年8月30日(同76.66%)

当 100,832 近藤和也 民主

比  98,599 北村茂男 自民

    2,654 東義和 諸派

 ■05年9月11日(同72.24%)

当 116,215 北村茂男 自民

   77,463 桑原豊 民主

 ※当は当選。比は比例復活当選。

1865チバQ:2014/12/02(火) 21:43:57
4区がないけど
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129403
選挙区の構図(1) 長崎1区 自、民 宿敵相譲らず
2014年11月26日(最終更新 2014年11月27日 16時48分)

 「ベトナム、サイバーテロ、重粒子線といえば冨岡さんよねと言われる」
 自民前職の冨岡勉(66)は15日に長崎市内であった集会で実績を語った。昨年9月から1年間、文部科学政務官を経験。「アベノミクスの『第3の矢』の一つは科学技術振興だ」と、自らの専門知識を武器にする。
 「1区が気になる」。4選挙区独占を目指す自民の県連幹部は、つばぜり合いの戦いを予想する。「民主はこの選挙区を取りに来るでしょう。でも負けない」と冨岡は意気込む。
 勝利には公明の支援が欠かせない。22日の街頭演説には、公明参院議員の秋野公造が飛び入り参加し、連携をアピールした。
 3連休最終日の24日、民主前職の高木義明(68)は、市中心部の商店街を練り歩いた。衆院議員8期24年のベテランが、公示前としては異例の動き。「初心に帰って選挙をしたい」と口元を引き締める。
 背景にあるのは、前回選挙の「屈辱」。冨岡に1万票以上の差をつけられ、小選挙区で初めて敗れた。出身の三菱重工労組長崎造船支部は、団塊の世代の退職や若者の組合離れで2年前から千人減った。陣営関係者は「今回は絶対に負けられん」と口をそろえる。
 「外に出て訴えていく」と高木。演説では安倍政権の女性2閣僚の辞任や解散を批判し、「自民1強にノー」と主張する。
 冨岡と高木の対決は4度目。都市部の浮動票をどう獲得していくかが選挙戦の鍵となる。
 共産新人の中西敦信(34)は集団的自衛権の行使容認の閣議決定を批判し、「被爆地長崎から平和を、という声を託してもらいたい」と訴える。憲法9条の堅持や特定秘密保護法反対を強調して、街頭演説やミニ集会を重ね、安倍政権への反対票の取り込みを狙う。
    ◇  ◇
 衆院選公示の12月2日まで1週間を切り、立候補予定者の準備が急ピッチに進んでいる。県内4選挙区の構図をまとめた。 (敬称略)
=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=

1866チバQ:2014/12/02(火) 21:44:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129605
選挙区の構図(2) 長崎2区 自民前職に挑む民主
2014年11月27日(最終更新 2014年11月27日 16時49分)

 「加藤さんは国会議員になって人が変わった。穏やかになり、市民の話をよく聞くようになった」。島原半島の市議会議長経験者は言う。自民前職の加藤寛治(68)は県議を8期。議長や党県幹事長を歴任し、地元JA組合長も務めた。地盤の島原市での県議選は盤石。だが前回衆院選では、島原半島外での知名度の低さを痛感したという。
 後援会関係者は「毎週末必ず長崎に戻り、小さな集会にも身内が感心するほど顔を出した。広い2区だが名前と顔は確実に浸透した」と、この2年の手応えを話す。解散後初の日曜日だった23日午前、諫早市のイベントに顔を出し「これからが地方創生の本番。再び国政に送っていただきたい」と有権者の手を握った。
 その日の午後、同じイベント会場に民主新人の大久保潔重(48)の姿があった。「安心して暮らしていけるふるさとを一緒につくりたい」とあいさつし、約30分かけてリーフレットを配って回った。「原点に返って草の根でやりたい」。捲土(けんど)重来の思いがにじむ。
 昨夏の参院選で落選。くら替えし、今年1月に党公認候補に決まった。急転直下の解散だったが、党や連合長崎、後援会などでつくる総合選対を24日に立ち上げ、組織固めを急ぐ。落選後も続けてきた朝の辻立ちでは「自ら身を切る改革をしない今の政権は打倒しなければならない」と強調。地盤は大票田の諫早市。背水の陣で加藤に挑む。
 前回に続いての挑戦となる共産新人の矢崎勝己(64)は「消費税が8%に上がって生活がすごく厳しくなった。増税には断固反対する」と訴える。
 前回無所属で出馬し、維新の2区支部長で元雲仙市長の奥村慎太郎(60)は、維新票の底上げが期待された橋下徹大阪市長の不出馬もあり、立候補を見送る公算が大きい。 (敬称略)
=2014/11/27付 西日本新聞朝刊=

1867チバQ:2014/12/02(火) 21:45:07
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/129857
選挙区の構図(3) 長崎3区 「山田票」の行き先は
2014年11月28日(最終更新 2014年11月28日 04時05分)

 「今のところ、私にとっては非常にありがたい状況」。自民前職で5期目を狙う谷川弥一(73)はこれ以上ない「追い風」の中で選挙を迎えようとしている。衆院選で4回連続、事実上の一騎打ちで議席を争ってきた山田正彦が不出馬を表明。民主をはじめ第三極も候補擁立が難航している。
 「人の選挙でも一生懸命やっておいてよかった」。10月の大票田・大村市の市長選では現職を応援。「自分の選挙以上に戦った」と自身の組織が固まった。その余韻が冷めやらぬうちの解散劇。降ってわいた政局に政党や政治家が翻弄(ほんろう)される中、すぐに態勢が整った。衆院解散の21日に選挙区に戻って以降、大村や五島で支援者のあいさつ回りで支援を訴えている。
 陣営が懸念するのが投票率。有力な対抗馬がいない状況に50%を割って戦後最低となるのを懸念する声もある。26日に大村市で行われた総決起大会。投票へ行くことを呼び掛けるあいさつが相次いだ。「5期になれば中堅、幹部クラス。副大臣の経験もあり、大臣の声がかかってもおかしくない。いかに多くの票を獲得できるかが問われる選挙」と陣営は語る。
 前回に続いての挑戦となる共産新人の石丸完治(65)は「消費税10%は延期ではなく中止」とアベノミクスの失政や原発の廃止などを訴え街角に立つ。「大村市議補選では共産候補が1万2千票近くを獲得した。街宣の反応もいい。安倍政治の批判票を一票でも取りたい」と意欲を見せる。
 今回、3区は区割り変更を受け佐世保市の一部(早岐・三川内・宮地区)が選挙区に加わった。約3万3千人の有権者数は旧選挙区の15%に当たる。前回、約5万3千票を獲得した山田票の行方も含め、両陣営は新たな票の掘り起こしに力を入れる。 (敬称略)
=2014/11/28付 西日本新聞朝刊=

1868チバQ:2014/12/02(火) 21:48:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk46010310000c.html

2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/上 1区、12年とほぼ同じ陣容 2区、補選から7カ月半で /鹿児島
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 衆院選の公示が迫ってきた。「アベノミクスの継続」か「大義なき選挙」か−−。与野党の攻防が日ごとに激しさを増す中、注目の選挙区の立候補予定者の動き、思惑などを上下の2回で紹介する。【衆院選取材班】

 ◆1区

 自民前職に県内5選挙区で唯一、民主公認が挑む。維新前職も並び立ち、野党共闘はなかった。結果、2年前とほぼ同じ陣容での戦いに。野党陣営は突然の解散や公認の遅れもあって、対応に追われている。

 自民前職の保岡興治氏(75)は国政復帰を果たした前回と違い、今度は守る立場だが「戦う姿勢は常に変わらない」。従来通り、個人演説会や支援してくれる企業回りなど地道な活動で支持を伸ばしていく考えだ。アベノミクスの正しい理解と、景気の回復には「今が一番大事」と継続の必要性を訴えていく。

 民主元職の川内博史氏(53)は鹿児島市・天文館などで「川内を選ぶことが政治を変えること」などと精力的にアピール。党の公認が遅れたが、川内氏は「いつでも闘い」と意に介さない。「アベノミクスは鹿児島に何の利益ももたらさない」と自民との対決姿勢を前面に打ち出す。

 維新前職の山之内毅氏(32)は「不満の受け皿となるべく努力するのみ」と浮動票の取り込みに懸命。ただ、来春の県議選で党の足固めを模索する中での2度目の選挙に陣営は戸惑いを隠せない。「とにかく露出を増やすしかない」(陣営)と知名度アップを図ると共に「世代交代」を訴える。

 共産新人の山口広延氏(39)は3回目の国政選挑戦。「共産党の躍進が政治を変える」と訴え、若年者雇用の改善を中心に、同世代や無党派層への浸透を目指す。

 ◆2区

 全国注視の4月の補選からわずか7カ月半で再び選挙に。前回激戦を展開した無所属元職が「何ら意義を見いだせない」と解散の21日、立候補を見送り、自共対決となった。

 2区は、鹿児島市南部から指宿、奄美群島など広大な選挙区だ。

 自民前職の金子万寿夫氏(67)は4月の補選で谷山、指宿地区で票が伸び悩んだ。金子氏は奄美が地盤だけに、知名度不足は否めなかった。今回は「国会の合間に小まめに企業や支援者を回った」と自信をのぞかせる。「地方議員としての経験を生かせるテーマ『地方創生』に取り組むためにも、主権者の審判を受ける」と語る。

 共産新人の祝迫光治氏(71)は奄美大島の自衛隊配備計画、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などに反対し、安倍政権批判の受け皿として浸透を図る。

1869チバQ:2014/12/02(火) 21:50:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141202ddlk46010553000c.html
2014衆院選かごしま:注目の候補予定者/下 3区、4区、5区 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月02日 地方版

 ◇3区、自民前職引退で変容
 ◇4区、社民11年ぶりの擁立
 ◇5区、自民王国に共産挑む
 ◆3区

 3人が立候補を予定。前回まで自民前職、宮路和明(74)=比例九州ブロック=と無所属前職、野間健(56)の両氏が激しく争ったが、宮路氏の突然の引退により、様変わりする模様だ。

 野間氏は、松下忠洋氏の急死に伴う補選(2012年)で、後継として旧国民新党から出馬した。宮路氏に惜敗したが、約1カ月半後の総選挙で宮路氏を破り初当選。今回は無所属で、地盤の薩摩川内市を中心に支持を固め、連合鹿児島の推薦を受け、労組票の取り込みも図る。

 宮路氏の後継となった次男拓馬氏(34)は総務省出身という経歴や若さをアピールし、自民公認で初挑戦。自民県連などもバックアップし、初当選を目指す。

 共産新人、山口陽規氏(61)は川内原発再稼働容認の野間氏、宮路氏に対し再稼働阻止を訴え争点化を狙う。

 ◆4区

 4区は、自民前職、小里泰弘(56)▽共産新人、永田義人(65)▽社民新人、野呂正和(63)−−の3氏の構図でほぼ固まった。前回、前々回の衆院選に出馬の、民主元職が立候補を見送り、社民党県連が候補擁立を模索していた。

 小里氏は、父貞利氏から引き継いだ後援会組織を再構築し、公民館などでミニ集会を精力的にこなしてきた。23日にあった国分地区後援会決起大会で「安倍政権での企業収益の改善」を強調。「『アベノミクス』の継続が地方経済の活性化につながる」と理解を求めた。

 永田氏は消費増税中止などを訴える。選挙区の課題に「水俣病」を挙げ、「水俣病に苦しむ人を救う政治を実現する」と主張する。

 11年ぶりの県内選挙区擁立となった社民。新人の野呂正和氏(63)は市民活動で反原発を訴えてきた。今回、「再稼働に対する県民の危惧を届ける」と立候補を決意。公示直前の擁立になったため、表明時は「まだ名刺もできていない」(県連幹部)状況だった。友好団体に支援を求め、街宣活動を中心に支持を広げていく考えだ。

 ◆5区

 自民王国と呼ばれる。今回も自共対決となりそうだ。強固な組織力で5選を目指す自民前職、森山裕氏(69)に、共産新人、野口寛氏(69)が挑む。前回と同じ顔ぶれだ。民主支持者など反自民票の行方が注目される。

 「前回の得票を上回る戦いをして、得票率トップで押し上げよう」。森山氏は11月24日、鹿屋市で鹿屋、垂水、肝属地区の事務所開きをした。地元首長、議員、商工業、農業、建設関係者ら約300人が集まりムードを盛り上げた。後援会幹部は「今回は、選対会議だけだった曽於地区での事務所開きもした」と「楽勝ムード」を戒める。

 野口氏の陣営は自共対決を前面に戦い抜く方針。11月20日、鹿屋市の事務所開きで、約30人が「存在感を示そう」と気勢を上げた。

1870チバQ:2014/12/02(火) 21:58:30
>>1849
おお!ありがとう!
次世代の党のHPにも乗ってないんですけど・・・苦笑

1871チバQ:2014/12/02(火) 22:01:27
次世代の党近畿ブロックは現職と新人で順位を分けてますね

1872チバQ:2014/12/02(火) 22:33:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014112702000285.html
「みんな」の票、どこへ 取り込みたい他党 
写真
 政界で第三極ブームの一角を担った「みんなの党」。党内対立などから衆院選前に解党が決まると、自民や民主、さらに同じ第三極が支持者の取り込みに躍起になっている。「みんな」の票はどこへ行くのか−。

 原発ゼロなど近い政策もあり、票の流れ込みに期待を高めるのは民主だ。

 民主党滋賀県連は、七月の知事選で党所属の衆院議員だった三日月大造氏が自公推薦の候補を破った勢いに望みをかける。今江政彦県連幹事長は「『みんな』に限らず反自民勢力の結集を訴えていきたい」と強調。滋賀県から出馬予定の民主新人の陣営関係者は「生活重視の政策など近い部分もあった。そうした部分を強調するよう考えたい」と第三極ブームからの票の奪回に意気込む。

 みんなの党は、二年前の衆院選比例代表東海ブロックのうち愛知県内で、三十二万票余を獲得した。民主党愛知県連幹部は「逆風だった前回選挙でみんなの党に流れた比例票が、ある程度は戻ってくるだろう」と分析する。

 同じ第三極の維新の党は前回衆院選は一部で選挙協力した。今年九月には、みんなの党から分かれた結いの党が合流しており、国会議員の定数削減など重なる主張も多い。岐阜4区で出馬予定の維新前職は「われわれの政策を訴えていけば、結果としてみんなの党の支援者に応援していただけるのではないか」と期待を膨らます。

 自民党にも日米同盟を基軸にした外交など共通した主張がある。自民党三重県連は、みんなの党に所属する県議を通じて支援を呼び掛ける方針で、県議側も協力的。自民党県連幹部は「厳しい戦いが予想される他の選挙区でも支援を受けられれば」ともくろむ。

 岐阜県では、前回衆院選でみんなの党からの立候補者はなく、自民党県連幹部は「ほとんど影響はない」とみる。

 そんな各党の皮算用の裏で、前回衆院選で一票を投じた有権者には、憤りとあきらめが漂う。愛知県日進市の無職若松正樹さん(78)は「解党なんて身勝手。時間がかかっても大きくなってほしいと思ったのに。応援する政党がなくて悩んでいる」と投票先の見通しは立たない。

 同県東郷町の主婦(71)も「裏切られた気持ちで政治不信になる。白票でしょうか」とあきらめをにじませる。

 そんな反応を肌で感じてか、各党の一部では冷静な見方も。東海地方の自民前職の陣営関係者は「今回は与党に対する批判票の受け皿が少ない印象。みんなの党を支持していた層の一部は、投票に行かなくなるのではないか。投票率が低くなることで、自民に追い風が吹けばいいが」と予測。民主のある県連幹部は「解党騒ぎで、政治全体に幻滅した有権者が大量に棄権する可能性もある」と話した。

1873チバQ:2014/12/02(火) 22:34:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112602000246.html
<挑む あいちの構図>(1) 1区、2区、3区
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 十二月二日に公示される衆院選は、「アベノミクス」と称する経済政策の継続の是非を争点に掲げる自公政権に、野党が挑む構図だ。県内各選挙区の情勢を報告する。

■1区 前・元職、新人 4党激突
 (名古屋市東・北・西・中区)
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新
広沢一郎50 減新

 前回、自民で初めて1区を制した熊田、比例元職の吉田、県議の広沢の三つどもえの争いに、大野が食い込みを図る。

 熊田は企業を広く回り、地域行事にも活発に参加。公明と連携し与党の実績を訴える。

 吉田は労組などの組織票を固める。朝夕の街頭演説も続け、年金制度安定化を訴える。

 大野は増税や原発、集団的安全保障などで安倍政権を批判。若年層への浸透に手応え。

 広沢は河村たかし氏の地盤である1区を減税の「聖地」と強調。増税阻止に取り組む。

 社民も候補者の擁立を検討。現政権への批判票が割れそうだ。

■2区 前職2人と元市議争う
 (名古屋市千種・守山・名東区)
東郷哲也43 自<前>(1)
古川元久48 民前(6)
黒田二郎66 共新

 前回比例復活で初当選した東郷が、七期目の当選を目指す古川に、小選挙区での雪辱を期す。共産は元名古屋市議新人黒田が民自対決に割って入る。

 東郷は支援者へのあいさつやイベントを小まめに回り、地元守山以外の浸透も図る。

 古川は民主逆風の前回に獲得した支持票固めに奔走。ミニ集会や街頭演説をこなす。

 黒田はアベノミクスによる格差拡大などを訴え、自民批判票の取り込みに躍起だ。

■3区 前職対決に新人の争い
 (名古屋市昭和・緑・天白区)
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
石川寿49 共新

 再選を目指す池田と、前回比例復活したベテラン近藤の前職同士の争いに、石川が食い込みを図る。

 池田は地元県議、市議と連携し、後援会の支持を固める。街頭では消費税増税延期を訴え、集団的自衛権行使容認を解説するチラシを配って理解を求めている。

 近藤は、後援会や同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭では格差是正や脱原発、集団的自衛権行使容認反対を訴え、安倍政権との対決姿勢を鮮明にしている。

 石川は、積極的に街頭へ出て消費税の増税阻止などを訴え、安倍政権打倒を呼び掛けている。

     ◇

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。かっこ内の数字は当選回数。

(衆院選取材班)

1874チバQ:2014/12/02(火) 22:35:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112702000272.html
<挑む あいちの構図>(2) 4区、5区、6区
写真
■4区 自・民・維・共4党争う

 (名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)

工藤彰三49 自前(1)
刀禰勝之44 民新
牧義夫56 維元(4)
高橋祐介36 共新

 二期目を目指す前職に、知名度の高い元職と新人の二人が挑む。

 当選後も街頭演説を続ける工藤は支援団体を回り、アベノミクス推進や南海トラフ地震の津波対策に取り組んだ実績を強調する。

 元県議の刀禰は、積極的に街頭に立ち、民主党政権時代への批判にも耳を傾けながら議員定数削減などを訴えている。

 地元の後援組織を中心に支持拡大を図ってきた牧は「既得権益との闘い」を掲げ、自民や民主との違いを訴える。

 高橋は臨時教員として昨年まで十二年間働いた経験を基に、非正規雇用の拡大を食い止めるよう訴え、無党派層への浸透も狙う。

■5区 前職2人に共産名乗り
 (名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
神田憲次51 自前(1)
赤松広隆66 民<前>(8)
藤井博樹37 共新
 第三極政党も交え五人による乱戦となった前回から、三人での争いになる。

 前回、党県連の公募を経て赤松に競り勝った神田は、アベノミクスの推進を訴え、二期目を目指す。突然の選挙で、地元の地方議員を含めた体制の強化が課題だ。

 ベテランの赤松は、支持者回りに加え、街頭演説なども積極的に増やし、前回の雪辱を期す。民主支持が比較的弱いとされる名古屋市外での浸透がカギとなる。

 藤井は前回に続き、二度目の出馬。早朝の駅前演説に加え、ミニ集会をこまめに実施。消費税増税や原発再稼働への反対を訴え、無党派層にも支持拡大を目指す。

■6区 前職に元職と新人挑む
 (春日井・犬山・小牧市)
丹羽秀樹41 自前(3)
森本和義48 民元(1)
柳沢けさ美64 共新

 前職に元職と新人の二人が挑む。

 丹羽は文部科学大臣政務官、同副大臣を歴任。街頭演説では、経済の安定やアベノミクスの成果を強調。地道な支援者回りをして、支持者の結束強化を図る。

 森本は二〇〇九年に15区で初当選。小学校から高校まで過ごした春日井市を含む6区にくら替えし、同級生グループなどの組織を回って支持を固める。街頭ではアベノミクスの見直しを訴える。

 柳沢は、街頭演説を中心に消費税の増税中止や即時原発ゼロ、憲法改正反対を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。特に若者からの好反応に手応えを感じている。

     ◇

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。

1875チバQ:2014/12/02(火) 22:36:23
12区中根は比例単独に
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000236.html
<挑む あいちの構図>(4) 10区、11区、12区
写真
■10区 前職2人追い新人2人
 (一宮・江南・岩倉市、丹羽郡)
江崎鉄磨71 自前(5)
小林弘子75 民新
板倉正文56 共新
杉本和巳54 無<前>(2)

 六度目の当選を目指す前職江崎に、無所属となった前職杉本、いずれも新人の小林、板倉が挑む。

 江崎は引退を決めていたが急な解散で地元首長らから要請され出馬を決心。後援会を中心に組織固めを図る。

 江南市議六期目の小林は、二十七日に出馬が決まったばかり。選挙準備を急ピッチで進めている。

 板倉は前回に続いての挑戦。選挙区をくまなく回って、消費税増税や原発再稼働への反対を訴える。

 前回比例復活の杉本は、みんなの党の解党によって無所属での出馬。連日街頭で、草の根の活動を続けている。

■11区 民主系6連勝、2人挑む
 (旧稲武町区域以外の豊田市・みよし市)
八木哲也67 自<前>(1)
古本伸一郎49 民前(4)
牧田充生60 共新

 小選挙区制となった一九九六年から民主系候補が六連勝中。民主前職に、前回は比例復活の自民前職と共産新人が挑む。

 トヨタ系労組の支援を受ける古本は組織固めに力を入れる一方、街頭などで四期の実績を訴える。子育てや介護に資源を集中させる政治を主張する。

 八木はこの二年間、地元で街頭演説やミニ集会を重ね、着実に地盤を築いてきた。地域に根付く自民県議や市議の後押しを受けて支持拡大を目指す。

 牧田は衣料品卸売店経営の経験を生かし、中小企業経営者や製造業に従事する非正規労働者へ消費税増税の中止を訴える。

■12区 前職3人混戦、新人参戦
 (岡崎・西尾市、幸田町)
青山周平37 自前(1)
中根康浩52 民<前>(3)
重徳和彦43 維<前>(1)
牧野次郎56 共新

 前職の青山、中根、重徳は前回、大接戦で、三つどもえの構図は変わらず、牧野が挑む展開になりそうだ。

 前回、自民への追い風の中で苦戦した青山は危機感を募らせる。デフレ脱却をテーマに掲げ、保守系の県議や市議らへの働き掛けにも余念がない。

 中根は連合愛知と全トヨタ労連が推薦。街頭では社会福祉の充実を前面に掲げ、労組票や反自公勢力を取り込んで小選挙区の議席奪還を目指す。

 重徳は前回の比例復活当選後、地域行事に積極参加して知名度を上げた。身を切る改革を訴え、保守層への食い込みと無党派層への支持拡大を図る。

 牧野は、唐突な解散の中、支持者の反応を得るのに躍起。選挙の意義を「安倍政権を追い込んだ解散」と位置付け、不満票の受け皿と党勢拡大を狙う。

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。

1876チバQ:2014/12/02(火) 22:37:11
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014113002000180.html
<挑む あいちの構図>(5) 13区、14区、15区
写真
■13区 前職対決に新人が参戦
 (碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
大見正56 自前(1)
大西健介43 民<前>(2)
宮地勲60 共新

 再選を目指す大見と前回比例復活した大西がせめぎ合い、宮地が食い込みを図る。

 大見は、地元の保守系の県議や市議と連携し、アベノミクス継続による景気対策や、政権安定の必要性を訴える。後援会の組織や企業の会合に顔を出し、支持固めを急ぐ。

 大西は解散前から小まめに朝の駅前での演説を繰り返し、アベノミクスによる格差拡大を批判。中間層にアピールし、推薦を受けるトヨタ系労組の組織票への上積みを図る。

 宮地は、商業地や住宅街で演説を展開。消費増税の阻止を掲げ、安倍政権への批判票の取り込みを図る。

■14区 前職2人追い共産挑む
 (豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)
今枝宗一郎30 自前(1)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新

 内科医から転じ、二十八歳の若さで前回を制した今枝と、民主に復党し知名度の高い鈴木の戦いに袴田が挑む。

 今枝は、アベノミクスを地方にも浸透させる「ローカルアベノミクス」を掲げ、安倍政権の経済政策の実績・継続を訴える。企業や支援団体などの票固めに力を注ぐ。

 前回は民主候補と票を割り、比例復活の鈴木。強固な後援会をフル稼働し、今回も選挙間際に党を移った経緯を説明して歩く。連合の推薦も得て、労組回りにも余念がない。

 袴田は、出馬を予定していた来春の蒲郡市議選からの転換。まずは知名度アップ。環太平洋連携協定(TPP)や消費税への反対を街頭演説で訴える。

■15区 自民前職に民、共挑戦
 (豊橋・田原市)
根本幸典49 自前(1)
関健一郎36 民新
串田真吾38 共新

 前回は県内最多六人の争いを制した根本に、急きょ出馬が決まった関、前回も出馬した串田が挑む構図。

 根本は、地元農業と関連が深く、議員立法で成立させた「花き振興法」など、自身や党の実績を強調し、アベノミクスの推進を訴える。企業や支援団体回りを重ねる。

 関は、NHK記者として豊橋に勤務した経験を生かし、知人や団体を一軒ずつ回る。労組を中心に基礎票を固め、アベノミクス批判や、地域活性化の必要性を訴えている。

 串田は精力的に街頭に立ち、若者の労働環境改善や安倍政権の外交・安全保障政策の見直しを主張する。 =終わり

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。

1877チバQ:2014/12/02(火) 22:38:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014112902000240.html
「票割れる」野党に危機感 10区
 「もう間に合わないのでは」という見方もあった衆院選愛知10区での民主党の候補者擁立。二十八日、江南市議の小林弘子さん(75)が党公認で出馬することを正式に表明した。他の立候補予定者は公示直前での新たなライバル出現に驚く一方、野党の票が割れることを危ぶむ声も聞かれた。

 「昨晩までは自分が出るつもりはなかった」。二十八日夜に江南市内で開かれた会見。小林さんの言葉からは突然の出馬によるドタバタ感がにじんだ。

 出馬が決まったのは前夜に開かれた民主党の10区会議でのこと。県内十五選挙区で唯一候補者が決まらず、一九九六年に小選挙区制が導入されてから初めての候補者不在も現実味を帯びる中、「小林さんなら、みんなが応援できる」と白羽の矢が立った。

 市議六期目で、今期限りでの引退を決めていた小林さん。十二月定例会での一般質問の準備も進めていた。それでも「腹をくくれるのは私だけでは」と出馬を決意したという。

 二十八日は立候補に必要な書類の準備やポスター写真の撮影に追われた。時間は十分ではないが「決まったからにはしっかりと訴えていく」と語った。

 小林さんの出馬は、ほかの出馬予定者にも驚きをもたらした。

 前々回は民主党、前回はみんなの党から立候補し、今回は無所属で出馬を予定している前職の杉本和巳さん(54)は「野党の票が割れて厳しい状況になった」と話す。

 前日の街頭演説では「民主も維新も候補者は擁立しない。野党統一候補として戦う」と訴えていたが、一夜にして状況が一変。二十八日の演説では「自民党と唯一戦える候補」と述べるにとどめた。

 共産新人の板倉正文さん(56)は「こんなに直前で準備は大丈夫なのか」と驚いた表情。「有権者には公約の中身の違いをしっかり見極めてもらいたい」と訴える。

 「最後は誰かを立ててくると思っていた」と話すのは自民前職の江崎鉄磨さん(71)。「10区は民主の基礎票が多いので、それなりの票を集めるだろう。こちらも心を引き締めていきたい」と語った。

    ◇

 江南市議会では、二十六日に社民党の市議山登志浩さん(34)が衆院選の東海比例に党単独候補として出馬すると明らかにしたばかり。二十八日の小林さんが続いたことで、議会事務局の幹部は「県議への転身はたまにあるが、衆院選に市議が二人も出馬するのは聞いた事がない」と驚いた様子だった。

 (衆院選取材班)

1878チバQ:2014/12/02(火) 22:40:07
三重
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112702000268.html
<選挙区展望>(上) 1区
写真
 12月2日公示、14日投開票に向け、事実上の選挙戦に入った衆院選。県内の5小選挙区では、今のところ前職6人と新人7人、元職1人の計14人が着々と準備を進めている。各選挙区の情勢を3回に分けて展望する。

◆1区 自民に維・共挑む

 二〇〇九年の前々回選まで、自民、民主のベテラン同士が激しいつばぜり合いを演じた激戦区。全国レベルで候補者調整を進める民主、維新の党がともに候補者の擁立を図っていたが、民主が二十三日に擁立断念を表明。十一選を目指す自民前職が維新、共産の両新人を迎え撃つ構図が固まった。

写真
 自民は、伊賀で三代続く政治家の家系で、運輸相、厚生労働相などの要職を歴任してきた川崎二郎。小選挙区制が導入された一九九六年以降、同様に伊賀を地盤とする民主の中井洽とデッドヒートを繰り広げ、敗れても比例復活で議席を堅持してきた。一二年の前回選では小選挙区議席を奪還した。

 維新は、前回選で次点で落選した松田直久が二度目の挑戦。県議から津市長に就いた松田は一一年、知事選に民主推薦で立候補し、鈴木英敬に敗れた。前回選では、民主から出馬を要請されたが固辞。日本維新の会(当時)から立った。津での知名度を生かし伊賀、名張でも票の掘り起こしを目指す。

 共産は十九日、八月まで名張市議だった新人、橋本マサ子が立候補を表明した。

(文中敬称略)

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112802000254.html
<選挙区展望>(中) 2区、3区
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◆2区 民・自 前職対決再び

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 一九九六年に小選挙区制が導入されてから、民主前職が六連勝中。選挙のたびに新顔を擁立していた自民は、二〇一二年の前回選で比例復活した前職が小選挙区議席の奪取に挑む。そこに共産新人が絡む構図だ。

 松阪市出身の民主前職、中川正春は自民、日本新党の県議を三期務めた後、衆院議員から知事に転じた北川正恭の地盤を継承して一九九六年に新進党から初出馬。前回選で初めて、自民の比例復活を許した。民主党政権時は文部科学相や防災担当相などを歴任した。

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 自民前職の島田佳和は川崎市出身。外資系飲料会社で広報を担当していたが、東日本大震災を機に国政を志す。鈴木英敬の知事転身で空席となった2区候補の県連公募に応募して出馬。党への逆風が吹いた中川に二万六千五百票差に迫り、比例復活した。自民は今回、2区以外の県議も支援に投入する。

 共産は、党北勢地区委員長の中野武史が四度目の挑戦で票の上積みを目指す。

◆3区 2新人 民主に対抗

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 二〇一二年の前回選で、民主前職が党への逆風の中で議席を死守し、八選を果たした。自民は二十日、前回選で比例復活した前職を「このまま戦うのは難しい」と差し替え、新人の擁立を発表した。自民前職は比例代表の単独立候補に回る。共産も十九日、新人の立候補を発表した。

 民主の岡田克也は、大手スーパー「イオン」の創業者の次男。通産省(現経済産業省)を経て一九九〇年に初当選し、九三年に自民を離党した。二〇〇九年の政権交代後は鳩山、菅両内閣で外務大臣を、野田内閣では副総理を務め、九月に党代表代行に就いた。

 自民の嶋田幸司の本籍地は、父親が生まれたいなべ市。早稲田大を卒業後に弁護士となり、東京の法律事務所と金融庁での勤務を経て、一二年に桑名市に法律事務所を構えた。一三年の参院選三重選挙区でも擁立を模索する動きがあった。

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 共産の釜井敏行は前回選に続く挑戦となる。現在は党県委員。(文中敬称略)

1879チバQ:2014/12/02(火) 22:40:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112902000243.html
<選挙区展望>(下) 4区、5区
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◆4区 一騎打ちの公算大

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 民主は、二期の経験がある元職が来春の県議選の候補者選びをめぐり、地元の松阪市議と対立。4区の総支部長を辞任し、公認内定も取り消された。民主は新たな候補者の擁立を断念。県内で唯一、自民前職と共産新人による一騎打ちとなる公算が大きい。

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 自民は、七選を目指す前職の田村憲久が立候補する。今月一日に亡くなった伯父で元衆院議長の田村元から地盤を引き継ぎ、三十一歳で国政に初当選した。民主の森本哲生と激しい選挙戦を繰り広げ、二〇〇九年に小選挙区で初めて負けたが比例復活。一二年の前回選では森本から議席を奪還し、比例復活も許さなかった。第二次安倍政権では厚生労働相に就いた。

 共産は、党4区国政対策委員長で新人の松木豊年が立候補する。静岡県民主医療機関連合会の事務局長などを経て、昨年九月に多気町に移住。医療・介護問題に詳しい。民主が出馬しないことで非自民票の取り組みを図り、得票アップを目指す。

◆5区 自民阻止期す民・共

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 五選を目指す自民前職に、民主元職と共産新人が挑む構図だ。

 自民の三ツ矢憲生は、元官房長官の故藤波孝生の引退を受け、国土交通省の官僚の職を辞して二〇〇三年に初当選。前々回、前回の選挙でも比例重複を辞退して臨み、小選挙区での勝利を収めた。今回も比例重複を辞退すると表明している。第二次安倍内閣では外務副大臣に就いた。

 民主の藤田大助は、祖父と父が元県議という政治家の家系。父の秘書などを経て初の選挙に挑んだ〇九年には三ツ矢に肉薄し、比例復活を勝ち取った。民主に逆風が吹いた前回選では、三ツ矢に大差をつけられて敗れ、再起を期す。

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 共産は前回選で、〇五年以来となる候補者として立った党南部地区委員長の内藤弘一が今回も出馬する。 (文中敬称略)

1880チバQ:2014/12/02(火) 22:40:50
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014113002000191.html
<決戦前夜>(上) 「共闘」構想、すれ違い
 自民が政権に復帰した二〇一二年の前回衆院選から二年。安倍晋三首相による突然の解散を受けての総選挙は十二月二日、公示を迎える。超短期間での候補者選定に揺れた自民と民主、そして維新の党を軸に、「決戦前夜」を描く。

■1区 民主と維新

 衆院が解散した二十一日深夜、津市のJR津駅前に建つ民主党県連事務所。その一室で、県連代表の岡田克也(61)と前参院議員の高橋千秋(58)が対峙(たいじ)していた。高橋は三日前、三重1区からの出馬を表明したばかり。突然の解散風で高まる党内の期待に応えて、決断した。

 その心中を知りつつ、岡田は理不尽とも言える党の決定を告げる。「擁立できなくなった」。予期せぬ言葉に、日ごろ冷静な高橋が怒りをあらわにした。午後十時からの面談は一時間半に及び、高橋は終了後、周囲に漏らした。「はしごを外された」

 民主は「一強」の自民党に対抗するため、野党候補が競合しないよう全国規模で調整を進めていた。だが1区では、高橋が表明する二日前、維新の党から前津市長の松田直久(60)が名乗りを挙げていた。

 松田は二〇一二年の前回選で、日本維新の会(当時)から立候補するも、次点で落選。捲土(けんど)重来を期してきた。民主はそこに高橋をぶつけ、松田に県連の推薦を持ちかけて4区へのくら替えを打診した。

 民主にとって4区は頭痛の種。元衆院議員の森本哲生(65)が、総支部長を務める4区内の混乱で解散直前に辞任。衆院候補の内定も取り消された。その4区に松田が移り、高橋は1区で−。民主県連が描いた野党共闘のシナリオだった。

 だが松田も、市長だった津市を含む1区は譲れない。「三重1区は最重点の一つ」。維新は党本部同士の交渉で畳み掛けた。民主も十一選を目指す自民の川崎二郎(67)を相手に、維新もろとも敗れた前回選の二の舞いを演じるわけにはいかない。党代表代行として交渉に当たった岡田は、高橋を推した県連代表としての決断をあきらめた。

 民主は二十三日、三重1区と4区での擁立断念を表明。“王国”とされる県内で、複数選挙区に候補者を立てずに衆院選を迎える異例の事態となった。

 川崎、松田に共産党の新人橋本マサ子(68)を加えた三つどもえが固まった1区で、「打倒自民」を貫くため、松田を後方支援する手はある。だが民主は党の方針として「選挙協力はしない」。県連は1、4区の地方議員に、小選挙区には関与せず比例票を死守するよう命じた。

 ただ、党の内部には異論もある。「松田を勝たせなければ、候補を一本化した意味がない」。ある県議の主張には、かつて県議会で同じ民主系会派に所属した松田に肩入れする思いも入り交じる。

 一方、松田陣営は「野党結集」を掲げ、連携の道を探る。「2区で、維新候補者が前回に得た票を民主に上積みすることもできる」と語る陣営幹部も。その言葉には、民主との関係を強化したいという強い思いが透ける。

 前回、1区で民主の新人候補が獲得した二万九千票が松田に流れれば、川崎票に肉薄する。さまよう民主票が、戦局を左右する。

 (文中敬称略)

1881チバQ:2014/12/02(火) 22:41:12
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014120102000216.html
<決戦前夜>(下) 地元の縁を武器に勝負
■3区 自民の交代劇

 衆院解散が迫った十一月十八日夜、県北部のある市議のもとに、東京にいた自民党県連会長の川崎二郎(67)から一本の電話が入った。市議が二十歳のころからのなじみである川崎はおもむろに切り出した。「3区は嶋田で決まった」 

 三重3区は、副総理などを歴任した民主党県連代表の岡田克也(61)の「牙城」。党への逆風が吹き荒れた二〇一二年の前回選でも、十二万六千票余を集めて八選を果たした。自民は公募で擁立した札幌市出身の桜井宏(58)が党への追い風に乗り、比例復活での議席獲得に成功した。

 だが当選から二年。「地元を回っていない」と桜井への風当たりは強くなっていた。十五日の県連の定例役員会では、「党員拡張も低調」などと続投への異論が続出。結論は出ず、候補者選定は川崎と県連幹事長の水谷隆(68)に一任された。

 直後の記者会見での川崎の言葉は、現職国会議員の交代劇を暗示していた。「二年間の積み上げが問われている。私は、小選挙区ごとの支持率のデータを基にものを言いたい」

 元首長をはじめ、複数の名前が関係者の間で取り沙汰された。だが水谷は早々に、父親がいなべ市生まれで、桑名市に法律事務所を構える嶋田幸司(40)に狙いを定めていた。「自分が前回の衆院選で出したかった男、そして参院選でも出したかった男」だった。

 嶋田は前回選で公募に名乗りを上げたが、最終的に家族から賛同を得られず、昨年の参院選も吉川有美(41)の登場で立候補を見送っていた。調整が最終局面を迎えた十八日、嶋田は東京へ飛び、川崎と面談。そこで、川崎は腹を決めた。

 擁立発表から二日後の二十二日、嶋田は水谷の県政報告会でマイクを握った。気概と緊張の表情を浮かべながら「私には岡田さんにないものがある。弁護士として北勢の人たちとじかに触れ合い、中小企業の悩みを聞いてきた」と力を込めた。決断に至った心情を報道陣に「非常に悩んだが、このチャンスを逃すと次はいつになるか分からないと思った」と吐露した。

 岡田は、地元の首長をして「国政での活躍と、こまめに集会を開き、会合に顔を出す昔の自民党の選挙を両輪でこなしている。あんな選挙ができる人はほかにいない」と感嘆せしめる存在だ。嶋田が出遅れを挽回するのは容易ではないが、関係者からは「地元に縁があり、選挙がやりやすい」との声も上がる。

 3区では、前回選に初出馬し、嶋田より若い共産党の新人釜井敏行(32)も、精力的に活動してきた。

 自民は近年、「民主王国」とされた県内政界の勢力図を塗り替えつつある。推薦した鈴木英敬(40)が一一年の知事選で勝ち、一二年の前回衆院選では過去最多の五人が当選。昨夏の参院選でも吉川が民主から議席を奪還した。しかし、民主も解散前に三人の国会議員を擁し、県議会では民主系の「新政みえ」が最大会派を構成する。

 県内勢力図はどう塗り替えられるのか。配色を決める十二日間の政治決戦が、まもなく幕を開ける。

 (文中敬称略)

1882チバQ:2014/12/02(火) 22:44:07
滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112402000195.html
<県内選挙区の情勢>1区 “南北格差”民意は?
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 県都・大津市と人口減少が進む高島市を抱え、“南北格差”が共存する1区。前回選挙で初当選した大岡さんと九期の大ベテラン川端さんの前職に、初選挙に挑む佐藤さんの三人が立候補を予定している。

 大岡さんは十七日に大津市内で開いた政治資金パーティーで、国道161号の集中整備やいじめ防止対策推進法制定など二年間の実績を強調。「やってきたことを止めないために負けられない」と訴えた。有権者には「成果も課題も正直に話す」とし、アベノミクスの見通しや原発再稼働、農協改革などを丁寧に説明する考えだ。

 七月の知事選後、川端さんが国会復帰するとすぐに選挙区内にポスター四千枚を張ってアピール。「選挙に関しては挑戦者」と、今後も朝晩は駅前での演説、昼間はスーパーや企業、団体を訪問し、地道に顔を広めることに注力するつもりだ。

 川端さんは二十二日にあった記者会見で「与党が圧倒的多数で暴走し民の声が届かない一強状態にノーを突きつける」と力を込めた。政権交代前、消費増税と一緒に約束したはずの議員定数削減がなされないこと、社会保障の切り捨てが目立つこと、消費税再増税を延期せざるを得ない経済状況にしたのは現政権であることを挙げて安倍政権を批判した。

 解散後は有権者に直接会うことを重視。支援者宅や商店をきめ細かに回る。同じ目線で会話をすることで、前回の落選から復帰までに外から永田町を見て感じたギャップを埋めるためだ。連合などの組織票を固めつつ、さらなる上積みを狙う。

 突然の解散で、立候補を意識した演説を始めてまだ十日間ほどの佐藤さん。十九日にJR膳所駅前に立つと「どうしても訴えたいのは若者の雇用問題」と切り出し、原発再稼働ストップに消費増税中止、集団的自衛権反対など、幅広く持論を展開し「自民に対案を示しているのは共産党だけだ」と呼び掛ける。

 大学一年生のころから今春まで十三年間、日本民主青年同盟で活動しながら、アンケートや対話を通じて若者の実態把握に努めてきた。ブラック企業や非正規など厳しい労働条件で働く同世代を主なターゲットに、駅立ちや集会など「あらゆることをして勝負します」と意気込む。

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    ◇

 二〇〇九年は民主、前回選挙では自民が全議席を獲得した県内選挙区。その時々の政党イメージで大きく振れてきた浮動票の振り子は今回、どちらに傾くのか。自公政権下にあって、民主党衆院議員から転身した三日月大造氏が当選した知事選の影響は。各区の立候補予定者の訴えや戦略を追った。

1883チバQ:2014/12/02(火) 22:44:27
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112502000237.html
<県内選挙区の情勢>2区 地域活力の減退課題
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 彦根、長浜両市を含む湖東、湖北地域の三市四町と東近江市の旧愛東、湖東町が区域。うち五市町で高齢化率が25%以上と高く、中心市街地と山間部との地域格差も懸念されている。立候補予定者は、通算二期の前職上野さんに、前々回まで三期連続当選の元職田島さんと新人の中川さんが挑む構図。

 前回1区からくら替えして議席を得た上野さん。九月には国土交通政務官に就き、「地元にも貢献できるようになった」。まちづくりやインフラ整備など「引き続き故郷のために頑張らせてもらいたい」と意気込む。

 二十二日は彦根市内で演説。行き交う車に手を振り、通行人と握手しながら安倍政権下で最優先に取り組んできた経済政策の実績を強調した。その上で「景気回復の実感が地方や中小企業に行き渡るように取り組むのが大きな仕事。そのための力を皆さんに与えていただきたい」と訴えた。

 今後は、ミニ集会や街頭演説をできるだけ多く実施し、訴えを浸透させていきたい考えだ。

 田島さんは「地元の実態をつぶさに見聞きしてきた」と、この二年を振り返る。「国会で議論される課題の答えは全て現場にある」が信条。災害復旧現場を訪ねたり琵琶湖の流木掃除をしたり、NPOや非政府組織(NGO)関係者らと一緒に汗を流してきた。

 二十四日は、米原市内の山あいで活動する炭焼き保存会のもとへ。「石にかじりついてでも国会に戻って一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。この後、手袋に長靴姿で作業を手伝った。

 現場で拾い集めた声を受け止め、地方での豊かな暮らしの実現を訴える。街宣やイベント参加で露出を増やしていく。

 前回に引き続き立候補を決めた中川さんは、消費税増税や原発再稼働中止など、党が掲げる五つの政策転換を柱に訴える。中でも、十月に彦根市内に全戸配布した党アンケートの回答で多かった増税懸念を主張の柱に据える。

 「10%への引き上げを絶対に中止させる最初のきっかけが今回の衆院選」。二十三日、地元農家らを集めて開いたミニ集会の冒頭、語気を強めた。集会では、参加者と膝を突き合わせて暮らしの疑問や政府政策への怒りの声を聞いた。

 「毎日どこかで開きたい」と意欲を示し、今後もミニ集会で党政策への理解を呼び掛け、街頭演説などでより広範に訴えていく。

1884名無しさん:2014/12/02(火) 22:44:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112602000249.html
<県内選挙区の情勢>3区 無党派層の行方注目
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 人口増加が続き、無党派層が多い地域。三日月大造知事の衆院議員時代の地元でもある。前回小選挙区で勝利した武村さんに対し、民主は三日月氏の後継者に嘉田由紀子前知事を支えてきた小川さんを擁立。この二人に西川さんが加わる。前回、維新の候補者に投じられた約三万二千票の行方も注目される。

 二十四日夜に武村さんのお膝元、草津市渋川地区で開かれた報告会。武村さんは顔見知りの支持者約三十人を前に「(衆院議員になってから)まだ二年に満たない。前回公約にした琵琶湖再生法は成立目前。引き続き仕事をさせていただきたい」と訴え、政策面では「経済を再生し、暮らしを立て直したい」と力を込めた。

 解散前には報道各社に「できることをやるしかないが、正直準備もできてない」と焦りをにじませていたが、保守層の引き締めと無党派層の取り込みに重点を置く。総括責任者の奥村芳正県議は「名前を広めるために、特に朝夕の駅立ちに力を入れていきたい」と話す。

 二十二日にあった嘉田氏の私塾「未来政治塾」の後、事務局長の小川さんは「私が(選挙に)出ることで女性や同じように子育てを経験した人が関心を持ってくれればうれしい」と決意表明。塾生の女性や若者に支援を呼び掛けた。

 「暮らしの中で出た声を国政に届けたい」と強調。二人の子育てをしながら市民活動などに身を投じた自身の経験を元に、女性の社会進出や子育て支援の充実を掲げる。

 解散後は守山市議時代の支援者らを訪ね、足場固め。今後は女性中心に普段は投票に行かない層への訴えに注力する。後援会長の嘉田氏がフェイスブック上で小川さんの紹介をするなど「空中戦」(民主関係者)でも浸透を図る。

 西川さんは、草津市議八期、県議一期を務めた経験と、大票田である草津市内での知名度を生かしたいところ。解散後は、ミニ集会を開き、支持の拡大を図っている。

 二十二日には栗東市内一円を街宣カーで回り、スポット演説を繰り返した。「消費税増税は先送りではなく中止を」などと訴えていると、通行人から「増税はけしからん」と同調する声も上がった。

 原発問題や集団的自衛権についても言及し「安倍政権の暴走政治にストップを」。西川さんは「短期決戦。国民の期待に応えられるのは共産党しかないことを訴えたい」と意気込む。公示後は街頭活動を中心に訴えを広げる。

1885名無しさん:2014/12/02(火) 22:45:10
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014112702000264.html
<県内選挙区の情勢>4区 主要政党4氏激突へ
 県南の広大な面積を有する地区。中心となる農村部のほか、企業の工場も集積して新興住宅地が混在する。前職の武藤さんと岩永さん、新人西沢さんは前回と同じ顔触れ。引退した民主奥村展三さんに代わり徳永さんが出馬する。野党の選挙協力はなされず、主要政党四陣営がしのぎを削る構図になりそうだ。

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 新人議員として二年間の経験を積んだ武藤さんは、地盤固めに余念がない。東近江市内で二十三日に開いた経営者向けの勉強会では、求人倍率の改善や雇用増など安倍政権の成果を強調した。

 県議、市町議の支援は厚い。業界団体を周り、国会で汗を流した実績をPRする。選挙スタッフもいち早くそろい、「今回はやりやすい」(陣営)。個人演説会に加え積極的に街頭にも出る。政権への信任を訴え、浮動票の上積みを狙う。

 徳永さんは解散した二十一日夜、JR近江八幡駅前に立ち、「経済成長の道筋はアベノミクスではない。雇用と社会保障の安定だ」と訴えた。はっきりとした口調で言葉を区切って「専門用語を使わず、分かりやすく」と心掛ける。

 再選を目指した二〇一三年の参院選で落選し、地盤のある4区候補予定者に。知事選で支えた三日月大造氏が自公推薦候補を退けた流れを引き継ぎ、反自民票の集約を再び狙う。街頭活動が中心。

 岩永さんは二十五日夜、日野町松尾の交差点に事務所の若手スタッフと立ち、往来する車に手を振った。初当選後、地元に戻ると街頭で続けてきたスタイル。地域の祭りやイベントにも精力的に参加し「顔の見える活動」に力を入れてきた。

 「国会議員自らが身を切る改革と地方分権」を掲げて改革政党としての存在感をアピールしたい考え。甲賀市出身で父親は元農林水産相の峯一さん。「後援会は引き継がず政党も別」と強調する。

 西沢さんは二十二日、近江八幡駅前で「安倍政権にストップをかける大チャンスだ」と主張。出馬表明前から連日、街頭に立つ。消費増税中止、反アベノミクス、反集団的自衛権、労働環境改善を訴え、「共産党が伸びれば政治は変わる」と政権批判に力を込める。

 前回とほぼ同じ顔触れだが、政権与党の前職らと対峙(たいじ)し「彼らより国民、有権者の目線に立つ」と決意を新たにする。街頭演説を中心に幅広い層への浸透を図る。

 =おわり

1886名無しさん:2014/12/02(火) 22:46:09
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112602000247.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 1区
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 十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に向け、県内の立候補予定者は地元で本格的な活動に入った。二年間の安倍政権への評価が問われる選挙戦は、県内五つの小選挙区に与野党合わせて十八人が立候補する見込みだ。どんな構図となるのか、選挙区ごとに顔ぶれと情勢を紹介する。

◆4氏が立候補準備

 自民、民主、次世代、共産の四氏が立候補を準備しているが、顔ぶれは二年前とまったく同じ。前回は篠原が小松に一万票差をつけて勝利し、小松、宮沢が比例で復活しており、今回は前職三人と新人一人が激突する。

■小松

 二年前は公示一カ月前に立候補を表明。地元に縁がないままの選挙戦で、長野に地盤のある党参院議員二人の組織を借りて戦った。

 「短い期間だったが八万票近くをいただいた。今回も必死に戦う」と意気込む。ただ、この二年間で独自の組織はまだ十分できあがっておらず、今回も参院議員の組織力を借りる。「消費税を10%に上げる時まで、地方でも景気を回復させる責任と覚悟を訴える。われわれに任せてほしい」と話す。

■篠原

 前回選で民主への逆風を受けながらも小選挙区の議席を守った。今回は五期目を目指す。野党転落から二年を経ても民主に対する支持率は低迷したまま。「信頼は戻っておらず、党勢は回復していない」と厳しい現状を認識している。

 アベノミクスの是非に限らず、集団的自衛権行使容認や原発再稼働など「安倍政権の強権的手法全体を問う」と訴える。公民館でのミニ集会など、有権者との対話を重視して支持を固める戦略だ。

■宮沢

 前回、当時所属した維新への追い風を受け、地盤のない新人ながら四万七千票を獲得。今回は次世代に移って選挙に臨む。党名は浸透していないが「個人として信頼を得たい」と訴える。

 当選後は国会での仕事に追われ、ようやく地元で政治活動を本格化させた直後の解散だった。準備不足は否めないが、「個別の意見を聞き、国会での質問に生かしてきた」と自信を見せる。献金を受けない政治スタイルで支持を訴える。

■武田

 三回目の国政挑戦となる。十一月に入ってから長野市や出身地の中野市を中心に街頭演説やミニ集会を重ねている。党は昨年の参院選で県内の比例票を伸ばしており「街頭で声を掛けてくれる有権者がいる」と手応えを感じる。

 消費税の再増税反対、集団的自衛権行使への反対にも力を注ぐ。「三人の子を持つ父として、一人の青年も戦場に送らない気持ちで戦う。党への支援の輪を広げたい」と話す。

(文中敬称略)

(衆院選取材班)

1887名無しさん:2014/12/02(火) 22:46:26
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112702000262.html
<各選挙区 構図と顔触れ> 2区
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 再選を目指す自民前職に民主元職、維新前職、共産新人が挑む構図。自民前職は政権与党の実績を強調し、野党側は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などの批判を展開している。

■務台

 「安倍政権だからできたことを丁寧に説明していきたい」と政権与党としての決意を語る。「地方創生」も大きな争点と位置づけ、「都市と農山漁村の子どもの交流を教育課程に組み込み、地域を元気づけたい」と語る。

 議員有志のグループをつくり、八月十一日を「山の日」にする改正祝日法や、消防団支援を盛り込んだ地域防災力充実強化法を成立させた。「これからも地元の思いを集め、大きな声で国会で発信したい」と意欲を見せる。

■下条

 四選を目指した前回選で敗北後、選挙区内をくまなく回り、支援者や有権者らの話に耳を傾けてきた。「生活が良くなっていない」「中央ばかり良くて、地方はだめじゃないか」との声を聞く。「アベノミクスの矛盾を今回の選挙で問いたい」と話す。

 二年前の衆院解散時に約束された国会議員の定数削減などが果たされていないことを指摘し「増税の前に実行するべきだ。有権者には与党の暴走を訴えていく」と意気込む。

■百瀬

 前回選は公示一週間前に立候補を表明。自民、民主に代わる第三極として挑み、比例復活を果たした。後援会はあえて立ち上げない「しがらみのない政治」を掲げる。

 国内総生産(GDP)の速報値がマイナスだったことなどから「アベノミクスは成功していない」と断じる。一期目は衆院の委員会で地域の課題に関する質問を貫いてきた。「これからは地域の特性を生かさないといけない」と、若さを生かして駆け回る。

■清沢

 「消費税増税は延期ではなく、ストップを」と街頭で訴え、安倍政権と対決姿勢を強めている。

 初の国政挑戦になるが「安倍政権の暴走で国民は不安になり、生活は苦しくなった。今回の選挙は、国民の声を聞かない政権を国民の手で止める選挙だ」と強調。

 「演説していると、聞いた人が『頑張りましょう』と声を掛けてくれる。安心して働くことができるルールもつくっていく」と訴える。

(文中敬称略)

1888名無しさん:2014/12/02(火) 22:46:46
http://www.chunichi.co.jp/a<各選挙区 構図と顔触れ> 3区
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 自民木内、民主寺島、維新井出の前職三人はいずれも前回六万票台を獲得しており、今回も接戦が予想される。共産は二〇一三年参院選に出馬した唐沢を擁立している。

■木内

 前回初当選した元県議で、出身地の佐久市周辺が地盤。当選後、党支部の空白地区に新たな支部や後援会組織を設立するなど自身の地盤以外での勢力拡大に努めている。

 「井出さんと羽田さんの流れがある3区に一代で三つどもえまで持ち込んだ。与党議員として選挙区で勝利する」と意気込む。勢力の弱かった上田地域で徐々に知名度が上がったと実感しており、「今回は街頭演説に力を入れたい」と露出を増やす戦略で挑む。

■寺島

 前回選で民主の新人としては全国の小選挙区で唯一の当選を果たした。次点の井出とは僅差の接戦で、「今回はさらに厳しい戦いになる」と気を引き締める。

 引退した羽田孜元首相の後継候補と強調。羽田元首相を支えた後援会「千曲会」の組織力を生かして、公示までの期間に企業や団体を回り、従来の支持層を固める。

 安倍政権の政治手法を批判し、「政権交代可能な二大政党制の実現」を掲げて、党勢復活を図る。

■井出

 前回は二千票差で次点だった。「選挙区で当選しないと党内で物が言えない。何としても勝つ」と意気込む。

 毎週末、地元へ戻り街頭演説を続けてきた。みんなから結い、維新へと党を渡り歩いたが「地元での活動を継続していることに自信はある」と話す。

 歳出削減議論の必要性や地方分権などを訴え、若さもアピール。フェイスブックなどのSNSを活用し、おじで元厚生相の正一氏の人脈も生かしながら支持を広げる作戦だ。

■唐沢

 昨年の参院選に続き二度目の国政挑戦。激戦の3区で得票増を目指す。出身の千曲市や人口が多い上田市を中心に街頭演説やミニ集会に力を入れ、浸透を図る。

 アベノミクスによる格差拡大の弊害を訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。

 県の臨時職員だった経験から、非正規雇用の若者の問題にも力を入れる。「若い世代は雇用の問題をひしひしと感じている。分かりやすい言葉で支持無し層に食い込みたい」と話す。(文中敬称略)rticle/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112802000256.html

1889名無しさん:2014/12/02(火) 22:47:01
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014112902000261.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 4区
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 自民、民主、共産の三氏が立候補を予定する。前回選で返り咲きを果たした後藤、議席奪還を期する矢崎、五度目の挑戦となる上田が、三たびぶつかり合う構図だ。

■後藤

 前回選後、厚生労働委員長や党政務調査会副会長などの役職を務めながらも週末には必ず地元入り。各種行事や集会に顔を出し、求心力の維持に努めてきた。解散前から後援会役員と会合を持つなど選挙に向けた態勢づくりを開始。早い立ち上がりで五期目を狙う。

 「日本経済はどん底だったデフレの状況から回復しつつある」と安倍晋三首相の経済対策の成果を強調。「成長戦略は間違っていないが、道半ば。地域に経済の回復が行き渡るまでやらせてほしい」と訴える。消費税増税は社会保障制度の充実には必要だとし、「合わせて行政改革や議員定数の是正を実行したい」と理解を求める。

■矢崎

 落選してからの二年間「いろいろな人とひざを交えて話をする機会を設け、一緒に日本を変えていく仲間づくりをしてきた」。街頭演説も精力的にこなして選挙に備えてきたが今回の解散は予想外とし組織態勢の構築を急ぐ。懸案だった連合長野の推薦も決まった。

 安倍政権の二年間を検証する選挙だと位置付ける。アベノミクスは「大企業や富裕層のための経済対策。市民の生活は苦しくなっている」とし、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は「国民の上に強力な国家をつくろうとしている」と指摘。「政治を私たちの手に取り戻そう」と転換を訴える。

■上田

 「国民の願いに背き消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権行使容認など、暴走とも言うべき安倍政権に審判を下す選挙だ。国民の声が届く政治をつくる」と街頭で訴えを続ける。十一月に入り一日十カ所前後で訴え、既に選挙区内を一巡。公示までに二巡する。「(有権者の)感触はいい。政策には絶対の自信がある」とし、無党派層や若い世代への浸透を目指す。

 消費税10%増税は「キッパリ中止」を主張、大企業の内部留保を活用し、国民所得の増加で税収を増やすなどの政策を掲げる。原発ゼロ、集団的自衛権の閣議決定を撤回させ、憲法9条を生かした平和外交を訴える。

 (文中敬称略)

1890名無しさん:2014/12/02(火) 22:47:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014113002000199.html
<各選挙区 構図と顔ぶれ> 5区
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 二年前の前回衆院選で返り咲いた自民前職に民主、共産の若い新人が挑む三つどもえの戦い。圧倒的な知名度と強固な地盤を持つ自民前職に対して、民主、共産の新人は細かいあいさつ回りや街頭演説などで支持拡大を目指す。

■宮下

 「地方創生を通じ、アベノミクスを成功させる選挙だ」と、財務副大臣の立場から衆院選の大義を語る。また、民間投資を呼び起こす「成長戦略」の実現を、地方活性化と絡めてアピール。リニア中央新幹線開通を見据え、伊那谷発展の可能性も訴える。

 若い新人候補の挑戦を受ける戦いには「きちんとした政策論争ができるはず」との見通しを示す。

 前回選以降、地元との関係をより重視し、週末は選挙区に戻った。この二年間で、支持者とのつながりをより強固にした。後援会も解散以降、選挙区内の各市町村にある組織固めに余念がない。

■中嶋

 前回に続き、地元以外からの候補者擁立となった民主。前回敗れた候補者は選挙後に地元を去っており、支持者に広がった不信感をどこまで払拭(ふっしょく)できるかが大きな課題だ。

 元国会議員秘書。選挙区全体の支援者のあいさつ回りに力を入れ、リクルートに勤務していた時、伊那谷を担当していたことなどもアピール。航空宇宙産業やリニア開通など地域の特色を生かした政策づくりを強調する。

 安倍政権の集団的自衛権の行使容認などを批判しながら「つまずいても、再挑戦できる社会の仕組みを構築する必要がある」と自身の政治理念を訴えることに重きを置く。

■水野

 街頭演説や集会で政策を訴える活動に重点を置き、出馬表明から十日ほどで選挙区内をほぼ一巡した。過去の衆院選に出馬経験があるベテランも支持拡大に駆け回り、本人の知名度不足を補う。

 安倍政権の経済政策や安全保障政策、原発再稼働方針を「暮らしの破壊」と否定する。「今まで通りに主張するだけで自共対決になる。これほど戦いやすい選挙はない」と陣営幹部。

 候補者擁立を見送った社民党の支持層など「伊那谷の潜在的な反戦や護憲勢力も取り込める」と見込み、議席獲得へ意気込む。 (文中敬称略)

1891名無しさん:2014/12/02(火) 22:48:29
福井
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112502000240.html
<激動 解散は突然に>(上)自民 選挙区争奪水面下で
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 衆議院解散二日前の十九日午前十時。県内小選挙区選出の自民党衆院議員(当時)三人が、東京都内の党本部に集まり、ある文書に署名した。県内の新1区には党政調会長の稲田朋美氏(55)=旧1区、新2区は元国土交通副大臣の高木毅氏(58)=旧3区=が出馬し、旧2区の党県連会長の山本拓氏(62)が比例代表北陸信越ブロックに回ることに合意する内容。衆院定数の「〇増五減」に伴う調整が決着を見た瞬間だった。

 今回の衆院選から県内小選挙区は三から二に減少。前職の三人は全員が選挙区での立候補を希望していたこともあり、党県連内で“選挙区争奪戦”が静かに展開されていた。

 昨夏の参院選では当時県連会長を務めていた稲田氏が、旧2区から新1区に加わる奥越地方などでの候補者遊説に同行。行政改革担当相として忙しい中で新1区での活動に姿を見せるたびに、県議らからは「やりすぎだ」との声も上がった。

 ただ、大票田の福井市を以前から地盤とする稲田氏に関しては「新1区で決まりだろう」というのが党関係者の共通認識で、山本氏と高木氏のいずれかが新2区の候補者になるとささやかれていた。調整難航を象徴するように、一時は山本氏と高木氏で選挙ごとに選挙区候補者と比例代表候補者を入れ替える「コスタリカ方式」の導入も取り沙汰されたほどだった。

 その中で新2区となる旧3区の嶺南地方を拠点として山本氏が党支部を開設。「高木氏を支援してきた嶺南地方の県議が激怒した」とある関係者は証言する。候補者調整では党員の獲得数も大きな指標になるとされていただけに、山本氏の動きに高木氏の関係者は気が気ではなかったのだ。表向きは三人とも「党本部に一任」としつつも、水面下での駆け引きは続いていた。

 そして降って湧いた解散劇。切羽詰まった状況で茂木敏充党選対委員長が「山本先生が大所高所から判断いただいた」と説明するように、山本氏が一歩引いた形で今回の選挙での態勢は固まった。

 ある関係者は「党一任だけに、山本氏も何も言えないだろう」と解説するが、別の関係者からは「選挙直前にコスタリカとか言わないだろ」「選挙は基本的に一回一回だから」との声も漏れる。消えたようにみえる火種だが、再燃はあるのだろうか。

     ◇

 衆議院が二十一日に解散され、十二月二日公示、同十四日投開票の日程で総選挙が繰り広げられる。突然の解散とあって、与党側は衆院選挙区割りの「〇増五減」に伴う候補者調整、野党側は公認候補予定者の不出馬などいずれも課題に直面する中での滑り出しとなった。各政党の県内組織の選挙態勢づくりに向けた動きに迫った。

1892チバQ:2014/12/02(火) 22:48:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112602000248.html
<激動 解散は突然に>(中)民主 波乱の船出
 「今回の衆院選には出馬しないという選択をしました」。福井2区の民主党公認候補に内定していた元衆院議員の糸川正晃さん(39)が突然の不出馬を表明したのは、衆議院解散前日の二十日。“糸川ショック”の衝撃が関係者に走った。

 十八日には福井1区から出馬すると見られていた元衆院議員の笹木竜三さん(57)が不出馬を表明。結党以来初めて県都1区に候補者を擁立できないだけでなく、県内候補者が空白となる異常事態に。選挙を取り仕切る玉村和夫幹事長は「じくじたる思い」と悔しさをにじませた。

 「前回衆院選以降、福井で活動する姿を見ていない。糸川は本当に福井2区から出るのか」。県連関係者の中にはそうささやく人もいた。「やっぱり」「まさかこのタイミングで」。不出馬表明をさまざまに受け止めた。ある幹部は「糸川は落下傘。人材育成に取り組んでこなかったことが根本原因」と解説した。

 「批判票の受け皿として何としても候補者を立てなければ」。玉村幹事長は二十日から代わりの候補者探しに走った。ここで候補者を立てられないと民主の凋落(ちょうらく)を党内外に示すことになる。「擁立できないなら事務所を閉めた方がいい」。ある幹部は強い口調で玉村幹事長に迫った。支持団体の連合福井からも「解散直後の三連休明けまでに擁立を」と求められていた。

 党員で、現職でなく、来年の統一地方選への立候補を目指す人。これらの条件で検討を進めた。二十一日の午後一時すぎ、玉村幹事長は衆議院解散を報じるテレビも見ず、折衝に奔走。県連事務所に入った時には携帯電話の充電器を手にしていた。それだけ交渉を重ねた。同日夕方には「なんとかなりそうだ」と丸一日前の険しさとは違い、一瞬柔らかな表情を見せた。

 玉村幹事長は水面下でNPO法人理事長で県連青年局長の辻一憲さん(49)と接触。手応えは好感触だった。参議院一期、衆議院五期を務めた故辻一彦さんの長男。新福井2区に入る嶺南にも知名度がある。来年の県議選のために政治団体を設立したところでもあり「盛り上がっている時で適任」と判断した。支援者や家族の了解を取り付け、辻さんも二十二日深夜、最終的に立候補を決断した。

 二十三日、幹事会を開くとともに党本部にも公認申請。党本部も即断し、公認を内定、記者会見にこぎ着けた。準備不足に泣くのか、困難を乗り越えた団結力を発揮するのか。投開票日まで、あと十八日。

1893チバQ:2014/12/02(火) 22:49:08
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014112702000258.html
<激動 解散は突然に>(下)野党 反自民、連携どこまで
 「第二極と第三極が競って第一極を利するのはやめようと、二年間根回しをしてきた。その結果、1区は維新に絞ってもらった」。二十六日の出馬会見。維新新人の元県議鈴木宏治氏(41)は、自身を野党統一候補として位置付けた。

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 小選挙区で野党が乱立すれば共倒れし、自民が独り勝ちする「一強多弱」を再現するのは確実。民主、維新、社民三党の県内組織は「反自民」を旗印に水面下で連携を模索する。まだ具体的な形が固まる前だが、鈴木氏の言葉には何とか他党の支持層を取り込もうとする思いがにじむ。

 狙うは旧2区で前回民主の糸川正晃氏が集めた三万八千票だ。旧2区のうち、あわら、坂井、勝山、大野の四市が新1区に含まれる上、民主は新1区に候補者を立てていない。

 戦略を象徴するように元県議の藤野利和氏が選対本部長に就いた。民主党県連副代表を務め、昨年の参院選は民主公認で立候補した。十月に離党したとはいえ、民主党とのパイプは残り「(互いに)推薦できるといい」と期待感を示す。鈴木氏は「僕を応援したい民主党議員はいっぱいいる」と強気だ。

 新2区にNPO法人理事長の辻一憲氏(49)を擁立した民主は、野党連携の必要性は認めつつも、すんなり踏み切れない。鈴木氏は前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した。「党を割って出た」「われわれに牙をむいた」。党県連内にわだかまりが残る。

 維新とは安全保障や憲法をめぐる姿勢に大きな溝がある。特定業界や労組への依存を排除した政治を訴える方向性も、連合を支持団体に持つ民主は受け入れにくい。玉村和夫県連幹事長は「1区に候補者を立てないことが大きな意味での選挙協力」と踏み込んだ連携の難しさを示唆する。

 「政策は『反安倍』。細かく言い出したらまとまらない」と割り切るのは社民党県連の龍田清成代表。1、2区とも候補者を立てない社民にとって連携の利点は大きくないが「自民の独走阻止」を優先する。民主とは「かみ合わせの良さ」(森永慶治幹事長)もある。辻氏の父は元民主党衆院議員だが、さかのぼれば社会党(現社民党)の衆院議員だ。本人も平和憲法を守る市民活動で社民党員と一緒に活動している。

 三党それぞれの思惑を抱えながら二十八日に一つのテーブルに着く。どんな連携のやぐらを組むのか。公示前の焦点となる。

 一方、連携の枠組みづくりから外れた共産党県委員会。南秀一委員長は「マスコミは『共産は独自の戦い』と言うが、日頃の主張通り戦っているだけ」と淡々と話す。陣営関係者は三党連携の動きに「『反自民』の看板を掲げても、政策は自民と何ら変わりない」と冷ややかな視線を送る。

(この企画は、桂知之、塚田真裕、高橋雅人、西尾述志、北原愛が担当しました)

1894チバQ:2014/12/02(火) 22:49:59
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/fukui/CK2014113002100023.html
原発城下町に吹く風は 「0増5減」新2区の行方
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 来月二日公示の衆院選から、一票の格差を是正する「〇増五減」で選挙区が三から二に減る福井県。新2区は全国最多となる十四基の原発を抱える県南部を中心とした旧3区に、原発のない鯖江市など旧2区の一部が加わる。原発の再稼働が衆院選の争点に浮上する中、新たな区割りは“原発城下町”の選挙戦に影響を与えるか−。

 「(原発立地自治体の)隣々接の鯖江の苦労、悩みがあると思う。その立場を踏まえ、皆さんに原発を理解してもらい、日本のエネルギー、福井の産業を元気にしたい」。今月二十九日、鯖江市中心部であった事務所開き。新2区から立候補する自民前職の高木毅さん(58)が、集まった支援者に声を張り上げた。

 日本原子力発電敦賀原発などが立地する敦賀市出身。旧3区では原発による地域経済の活性化を訴え、連続五回当選した。鯖江市は旧2区から比例代表北陸信越ブロックに回る自民前職の山本拓さん(62)の強固な地盤。事務所開きの後、二人そろってあいさつ回りに向かった。

 福島第一原発事故後、敦賀原発から半径三十キロ圏内の同市は住民避難の対象地域に加わった。旧3区と同じ選挙区になり、原発をより身近な問題ととらえる市民は少なくない。

 「拓ちゃんを県議時代から、ずっと応援してきた」と話す市内の酒店経営の女性(65)も「今回は自民とばかり言っていられない」。立地する敦賀市は原発の交付金などで潤うが、鯖江市は蚊帳の外。「メリットがないのに、原発のリスクだけ背負わされるのは嫌だ」と語る。

 新2区入りする旧2区は同市のほか池田町と越前市の一部で、有権者は約六万七千人。新2区全体の四分の一ほどを占める。二〇三〇年代に原発ゼロを掲げる民主党は「選挙戦に与える影響は少なくない」(県連)と集票に期待を寄せる。同党新人の辻一憲さん(49)は避難計画が原子力規制委員会の審査対象から外れていることを問題視し「国が責任を持ち、規制委の審査に加えるべきだ」と訴える。

 ただ、その民主もあまり脱原発を前面に出せば、原発の集中する旧3区の有権者や支持団体の電力総連の離反を招きかねず、辻さんも「単純に原発反対では済まない」と頭を悩ます。

 池田町出身の共産新人、宇野邦弘さん(63)は「原発は直ちに廃炉にして、解体作業に取りかかるべきだ」と訴える。

 福島原発事故後、福島県から鯖江市に移住した柑本(こうじもと)修さん(45)は「安全な原発などなく、再生可能エネルギーを活用するべきだが、自民は力の入れ方が足りない。民主が脱原発を目指すのはいいけど、福島の事故対応のまずさを見ると政権担当能力に不安がある。どこに一票を投じたら…」と迷っている。

1895チバQ:2014/12/02(火) 22:50:36
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ishikawa/CK2014120102000214.html
1区 自民にしこり 前哨戦 金沢市長選余波
第三極票、山野派の動き 注視

 二日公示の衆院選で、石川1区は自民党前職の馳浩さん(53)、民主党元職の田中美絵子さん(38)、共産党新人の亀田良典さん(66)による激戦が濃厚だ。五党乱立の前回から一転、自民に民主と共産が挑むが、保守分裂した十月の金沢市長選のしこりは明らか。政党対決色が強い2、3区と違い、ねじれた構図も前哨戦を激化させる。(衆院選取材班)

 「一から出直す。国会議員になり二十年。初心に帰る」。馳さんは街宣で「出直し」を繰り返す。以前は見られなかった。山野之義さんが大勝した市長選で関係者の反発を招いた対応を反省してのことだという。

 競輪場外車券売り場問題で馳さんは山野市長を問題視。市長選では県議や市議が山野派と反山野派で分裂。馳さんは山野さんの対抗馬を支え大敗した。山野さんが無投票当選した十一月の市長選では、山野さんの出陣式と祝勝会に出て、山野さんと握手するなど「和解」を演出した。

 市長選とその後の一転した行動に自民内でも批判の声が高まったが、馳さんは「出直し」に強い決意。組織に頼らず、時間があれば一人で街宣。ごみ収集など職場体験も続け「市民目線」をアピールする。アベノミクス前進や安全保障などの課題に触れ実績も強調するが、市民派を前面にした“山野戦術”にあやかりたい思いがにじみ出る。

 「働きながら子育てをし、老後も安心し住み続けられる環境を築きたい」。東京から出身地にUターンした田中さんはあいさつ回りに奔走。連合石川や政策協定を結んだ社民党県連の推薦を得て、徹底した握手戦術で浸透を図る。出馬会見が十一月二十五日と遅れたが知名度を生かす考えだ。

 陣営は民主を離党した県議会会派・県政石川の議員とも非自民で結束を図り、反自民、反馳票の獲得に動く。ただ、国政選挙で民主勢力の核をなしてきた故・奥田敬和元運輸相に連なる勢力「奥田党」は瓦解(がかい)。連合石川などの組織に頼らざるを得ないのが実情だ。

 街宣で田中さんは非正規雇用や女性議員が少ない問題などを指摘。若者雇用、女性問題に積極的に取り組む意欲を示し「弱者に優しい社会、再チャレンジできる社会にしたい」と訴える。

 「皆さんの思いで、行動で政治を変えよう」。昨夏の参院選に続く国政挑戦となる亀田さんは、街宣などで消費税に頼らない社会保障拡充などを訴える。

 年金が少なくヘルパーを頼むのをやめようかと悩む近所の高齢者、たった一人の兄を戦争で奪われた母親など身近なエピソードを交え、社会保障充実や集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回などを主張する。

 陣営も十月の県議補選、市議補選で議席を獲得した勢いを追い風にしたい考え。亀田さんも「参院選の時より反応が温かく、手を振ってくれる人も多い」と手応えを語る。市長選での保守分裂の修復が追いつかない状況について党関係者も好機ととらえるが、超短期決戦だけに陣営幹部は「まずは足元の票固め」と組織内の結束と浸透を急ぐ。

 前回は維新、未来と「第三極」候補が五万票超を獲得。その票がどこへ流れるか。山野派の一部は、態度を一転させた馳さんへの反発を強め、ギリギリまで独自候補擁立を画策した。こうした層がどの陣営支持に回るか。関係者も注視する。

1896チバQ:2014/12/02(火) 22:57:24
岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141126_1.shtml

戦局 ’14ぎふ衆院選 1区 3女性候補の戦いへ
2014年11月26日
◆新人、支持の浸透急ぐ

 8選を目指す自民前職に、民主と共産の新人が挑む。全国的にも珍しい女性のみの対決。短期決戦の中、アベノミクス継続を訴え、支持固めを急ぐ自民前職。民主、共産の新人は支持層への浸透に加え、自民批判票の取り込みに走る。

 自民前職の野田聖子は解散した21日に地元入り。翌日から精力的に動き、後援会などの国政報告会で「成長戦略は2年で答えが出ない。アベノミクスの結果が出るまで信じて支えてほしい」と訴えた。

 岐阜市内全域に張り巡らせた後援会組織や、企業、JAなど各種団体などの支援を受けて万全の態勢で臨み、政権を奪還した2年前の衆院選より1万票多い10万票の獲得を狙う。ただ、自民勝利の観測が流れる中、陣営は楽観ムードを警戒し、組織の引き締めに力を入れる。

 野田は公示前も選挙中も全国から応援を要請され、選挙区にいられるのは半分ほど。選対関係者は「(野田が)地元にいられない分、気を引き締めて臨みたい」と語る。

 民主新人の吉田里江は、昨夏の参院選岐阜選挙区に続き、県内からは2度目の国政挑戦。衆院解散の21日に出馬が正式に決定したばかり。準備不足は否めないが、最大の支持母体である連合岐阜加盟の労働組合へのあいさつ回りに奔走するなど、支持層への浸透を急ピッチで進める。

 吉田は人材育成会社を経営する経験から、「一番訴えたいのは経済政策」と強調。街頭演説では「アベノミクスからの転換を。格差がどんどん広がっている」と訴える。

 今後は街頭演説を増やして知名度を高めるとともに、主に経済政策を訴え、自民批判票の取り込みを狙う。

 共産新人の大須賀志津香は、今年5月に出馬を表明。他の立候補予定者に先駆けて事務所開きを行い、「消費税増税はやめさせる。安心して暮らせる社会をつくるため、政治を大本から変えたい」と訴えた。

 精力的に街頭演説を行っているほか、女性支持者向けや小規模な集会を地道に重ねる。岐阜市議と県議の計20年の地方議員経験を踏まえ、「庶民の暮らしの実態や痛み、福祉の課題を誰よりも実感している」と存在をアピール。「民主は自民批判の受け皿にはならない。安倍政権に対案を示し、正面から反対できるのは共産党だけ」と強調し、比例票の獲得にも力を入れる。(敬称略)



 来月2日公示、14日投開票の衆院選は、安倍政権が推し進める経済政策アベノミクスへの評価などが問われる。強固な支持基盤を持つ自民党に野党がどれだけ切り込めるのか。県内5選挙区の現状を追った。

1897チバQ:2014/12/02(火) 22:57:42
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141127_3.shtml

戦局 ’14ぎふ衆院選 2区 前職、圧倒的な組織力
2014年11月27日
◆楽観ムード引き締め

 7選を目指す自民前職に、共産新人が挑む。民主は候補者の擁立が難航している。このほか、前回、日本未来の党から立候補し、落選した元職が出馬を模索している。

 自民前職の棚橋泰文は、選挙区全域に張り巡らした後援会組織のほか、自民系地方議員、青年団体、財界やJAなど各種組織の支援を早々と取り付け、約11万5千票を獲得した前回と同様の態勢を固めた。陣営は「知名度がある対立候補がおらず、気の緩みが怖い」と楽観ムードに危機感を強め、組織の引き締めを図る。

 26日に開いた選対本部や後援会などの合同役員会には、約250人が出席。堤俊彦選対本部長は「再選のために一丸となって全力で走り抜けよう」と呼び掛けた。あいさつした各役員も「敵は内にあり」と言わんばかりの言葉を並べ、緩みへの警戒心を示した。

 棚橋は「日頃から週末になると地元に戻り、国政報告会やミニ集会を開催してきた」と足元の固さを強調。自民党幹事長代理を務めており、党務のため選挙期間中に地元に入ることは多くなさそうだが、連日夜の個人演説会を中心に政策を訴えていく考えだ。

 民主は候補者選びが難航し、擁立を見送る可能性が高い状況。2区総支部幹部は「結党以来初めて候補者が立てられない状況。筆舌に尽くしがたい。無念」と肩を落とす。

 前回は、立候補を予定していた当時の2区総支部長が公認問題などをめぐり、内部と折り合いがつかず離党。急きょ擁立した新人候補は惨敗した。その後、組織の立て直しが十分進まないまま。今回の急な衆院解散を受け、総支部関係者は「総支部単独で立候補予定者を見つける体力はない」と厳しい見方を示す。

 それでも、同支部幹部は「来春の統一地方選を見据え、民主への支持を回復するため、比例票獲得に全力を注ぎたい」と強調。前回の2区の比例票は約2万5千票だったが、上積みを目指して活動を模索する。

 共産新人の森桜房義は、2000年の衆院選以来2度目の挑戦。街頭活動で「安倍政権の暴走政治をストップさせる」と、集団的自衛権行使容認や原発再稼働への反対、消費税増税の中止などを訴え、自民への批判票の取り込み、比例での議席増も狙う。(敬称略)

1898チバQ:2014/12/02(火) 22:58:02
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141128_3.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 3区 死守か返り咲きか
2014年11月28日
◆前職と元職、再び対決

 2年前の衆院選で議席を奪還した自民前職に、返り咲きを目指す民主元職、前回も立候補した共産新人の2人が挑む。自民前職と民主元職の対決は4度目。

 「地方が元気になってこそ日本の将来がある。政策を一つ一つ具現化し、岐阜県を民間活力が生かせる地域にしたい」。3選を目指す自民前職武藤容治は、地方創生に意欲を見せる。

 前回、民主元職園田康博に5万票以上の差をつけ、返り咲きを果たした。「風が吹くと大変な目に遭うというのがよく分かった」。2009年に約5万票差で敗れた悔しさを今も忘れない。第2次安倍改造内閣では総務政務官に就任。週末には必ず地元へ戻り、早朝の街頭活動を続けてきた。選挙戦では“地域密着型”を掲げ、選挙区をきめ細かく巡り支持を訴えていく考えだ。

 陣営では、自民系の県議や市町の議員が各地区の選対を務めているが、議会日程が重なることもあり、足立勝利選対本部長は「大きな会場で動員の負担を掛けるより、数十人のミニ集会を多くこなしたい」と、細かい活動で新たな票の掘り起こしを目指す。

 「国民の声を聞かず強引に進める政治か、国民の意見を聞きながら一歩一歩前に進めていく政治か、選択する選挙だ」。園田は大票田の各務原市内などで街頭活動を通し、政権選択の選挙をアピールする。

 これまで当選3回。2回の比例復活を経て09年、小選挙区初勝利を果たした。環境副大臣として、福島第1原発事故に対応したものの地元に帰れない日が続き、民主に逆風が吹いた前回は惨敗。この2年間は地元支持者に党の政策や方針を理解してもらえるよう努めてきた。

 伊藤正博選対本部長は「今回勝てなければ次はない。政治生命を懸けた戦いだ」とハッパを掛ける。無党派層の動向と投票率が勝敗の鍵を握るとみて、人の多く集まる場所で細かく街頭演説を行い、有権者の関心を高める戦略を練る。

 共産新人の党岐阜地区委員長、服部頼義は党員だけでなく、消費税の再増税や経済政策アベノミクスに否定的な意見を持つ層への浸透を狙う。解散直前に立候補が決まったが「前回の衆院選と比べると党への反応もずいぶんといい」と語り、各地の街頭活動を精力的にこなす。党の政策を中心に訴え、比例での議席増も狙う考えだ。(敬称略)

1899チバQ:2014/12/02(火) 22:58:19
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141129_6.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 4区 前職、新人 3氏の争いへ
2014年11月29日
◆可茂地域が主戦場に

 10選を目指す自民前職に、前回衆院選で比例復活した維新前職、元高山市議の共産新人が挑む。自民前職が地盤とする飛騨地域で存在感を示す中、各陣営は、有権者の多い可茂地域を主戦場と位置づける。

 自民前職の金子一義は「次の消費税の引き上げまでに、地方の景気を巡航軌道に乗せる」と強調。アベノミクスの継続を訴える。

 選対は今月初旬から各地域の後援会組織の連携を強化。JAや医師会など業界団体、町内会の支持集めを着々と進め、足元を固める。大票田の可茂地域を最重点地区とするほか、下呂市も意欲的に回り、維新前職の票の切り崩しを狙う。

 元自民で岐阜4区を地盤とする次世代前職の藤井孝男が、小選挙区にも出馬するのか注目されたが、24日に比例単独での立候補を表明。「自民票が割れるのでは」と気をもんでいた金子陣営も胸をなで下ろした。可児市での事務所開きには藤井を支持する自民党員も駆けつけ、陣営は「党員一丸で選挙に当たれる」と気を引き締める。

 維新前職の今井雅人は、前回衆院選で当時維新だった藤井の支援を受け比例復活した。この2年間、ポスター掲示や街頭活動、集会に小まめに顔を出すなど、選挙区内での浸透を図ってきた。

 今回、藤井の小選挙区の出馬見送りで、藤井支持者の票が金子へ流れるとみられる中、民主党県連の支援を取り付け、自民批判票の受け皿の構図を作った。「アベノミクスは都市部と地方の格差を拡大する政策。選挙戦でも格差是正を訴えていく」と自民との対決姿勢を鮮明にする。

 ただ、前回衆院選で民主を離党し、維新から出馬した経緯があり、民主支持層の中には批判もある。民主最大の支持母体の連合岐阜は自主投票になるとみられ、民主支持層をどこまで取り込めるかは未知数だ。

 共産新人の伊嶌明博は「消費増税を止め、集団的自衛権の行使容認に反対。反自民の受け皿を担うのは共産党」と、前職2人との対立軸を打ち出す。地元市議を長く務めた経験をアピールし、生活者目線で政策を訴える。地盤の高山市や美濃加茂市の市街地に重点を置き、地元議員と共に精力的に街頭で訴え、票の積み上げを図る。(敬称略)

1900チバQ:2014/12/02(火) 22:58:35
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141130_7.shtml
戦局 ’14ぎふ衆院選 5区 前職、元職、新人の戦い
2014年11月30日
◆各陣営、支持固め着々

 9選を目指す自民前職に、返り咲きを目指す民主元職が挑む。共産は新人を擁立する。

 自民前職の古屋圭司は「増税を延期するには、国民の信を問うのが筋。アベノミクス継続への信任を得る選挙」と大義を強調。「アベノミクスの効果は出ているが、中小零細企業、地方には実感が及んでいない。デメリットには徹底的な対策を取る」と経済政策を前面に訴える。

 地元経済界やJAなど各種団体の支持を取り付け、組織票を手堅くまとめる。選挙期間中は大票田の多治見市に重点を置きながら、精力的に支持者へのあいさつ回りをするほか、地区ごとに決起大会や集会を開き、引き締めを図る。

 第2次安倍内閣で国家公安委員長・拉致担当相などを務め、公示後は最大5日間、全国各地の候補者の応援に駆けつける。陣営には「スケジュールを組めない」という悩みもあるが、各地区の地方議員を動員して支持固めを図る。

 民主元職の阿知波吉信は、5市の駅前やスーパーで街頭演説を繰り広げ、農村部でもアピール。「失敗したアベノミクスからの政策転換を」と訴える。逆風だった前回と違い、「手を振ってくれる人が増えている。有権者の反応が良い」と手応えをつかむ。

 民主党最大の支持母体、連合岐阜の推薦を得て、傘下組織の東濃地域協議会の支援を受ける。5区の東濃地域には約8400人の組合員がおり、支持層への浸透を図る。連合岐阜からのスタッフも事務所に専従で付き、応援態勢を敷く。

 「(政権交代した)前々回の衆院選で獲得した無党派層の票をいかに獲得するか」と陣営は戦略を練る。後援会長にIT関連会社の社長が就任し、選対本部長を務める。インターネットによる選挙運動を仕掛けるといい、若い世代の取り込みを狙う。

 共産新人の鷹見信義は、来春の県議選中津川市選挙区への出馬を表明していたがくら替えし、初めて国政選挙に挑む。得票を伸ばした前回の勢いを再びおこそうと、小まめな街頭活動を展開。「消費税の再増税に反対し、原発ゼロ社会を実現する」と訴え、自民批判票の受け皿として、共産支持層以外への広がりと、比例票の獲得を狙う。(敬称略)

1901チバQ:2014/12/02(火) 23:00:34
鹿児島1区のみ
http://373news.com/_senkyo/14/syuuin/rensai/kessen/01.php
解散に伴う衆院選は12月2日公示、14日投開票される。鹿児島県内5選挙区の候補予定者は、突然の解散に戸惑いながらも師走の決戦へ向け走り出した。1区では野党候補の一本化が取り沙汰され、3区は自民前職が次男に地盤を継承。野党第1党の民主が候補擁立できない選挙区もある。決戦の構図を追う。
2014/11/23 本紙掲載
11区野党競合で自民に利
立候補予定者

保岡興治氏(75) 自前(12)
山之内毅氏(32) 維前(1)
川内博史氏(53) 民元(5)
山口広延氏(39) 共新 
 「久しぶり」「必ず勝てよ」
 11月16日夕、鹿児島市天文館地区でつじ立ちをした民主元職の川内博史氏(53)に、買い物客が次々と声をかけた。
 「地盤、看板、カバン」のなかった川内氏にとって、天文館でのつじ立ちは「政治活動の原点」。しかし2年前の落選以降、しばらく遠ざかっていた。党への公認申請から1年以上内定が出ず、「有権者にどんな状況か説明できない」と不安を抱えていた。
 無党派層が厚く、選挙結果が“風”に左右されやすい1区。川内氏は自民前職の保岡興治氏(75)と6回対決、09年に初めて選挙区で保岡氏を破り、比例復活も阻止した。
 だが、逆風が吹いた12年の得票は初当選時より少ない4万3000票にとどまった。第三極として全国的な追い風の中にあった維新の党前職、山之内毅氏(32)に民主支持層を切り崩された格好だ。
□ ■ □
 山之内氏は比例復活したとはいえ、得票は3万6000票と川内氏を下回った。この2年、票の上積みを目指して「しがらみのない政治や世代交代を訴えて、若い人を中心に浸透を図ってきた」と説明。精力的にミニ集会を開き、「国会でも、地方分権などのテーマで積極的に質問に立った」と胸を張る。
 川内、山之内両氏の得票合計が、保岡氏の7万7000票を上回った12年の結果をみると、選挙区で野党が競合すれば、自民を利するのは明らかだ。案の定、解散風が吹き始めると、民主、維新両党本部による候補の一本化が取り沙汰された。

衆院鹿児島1区の繁華街でつじ立ちする民主元職の川内博史氏=鹿児島市金生町  維新関係者は「現職優先で協議が進んでいる」。民主県連は「野党第1党が1区に候補を出さないなどあり得ない」と否定した。
 18日、民主党本部が川内氏の公認を内定。今度は民主の候補擁立が難航する2区や4区に、山之内氏が国替えするのではという臆測が流れた。不戦敗を避けたい民主県連は期待。維新県総支部は「現職を移す選択肢はない」と反発した。
 結局、維新本部は山之内氏を公認し、候補の一本化は立ち消えとなった。
 野党の動きを見守った保岡氏支持者は「一本化されれば厳しい戦いになった。野党のつぶし合いは歓迎」と安堵(あんど)した。
□ ■ □
 「今までのどの選挙より燃えている」。保岡氏は21日夜、鹿児島市で開いた税理士との会合で力を込めた。12期務め法相2回のベテラン。免許更新で認知症の検査をされたと明かし、高齢批判を笑いに換えた。出席者は「自民税調副会長も務め、これほど政策に通じた議員はいない」と全面支援を約束した。
 落選した09年以降、同じペースで地域と語る会を続ける保岡氏は「鹿児島の皆さんとスクラムを組み、地方の疲弊という難局を乗り越えたい」と決意する。
 共産新人の山口広延氏(39)は3回目の挑戦。13年参院選の党躍進で、ブラック企業対策が進んだ成果を強調、「共産党を伸ばせば政治が変わる」と同世代や無党派層への浸透を狙う。

1902チバQ:2014/12/02(火) 23:08:18
福島
http://www.minyu-net.com/osusume/election2014/news/141202/news4.html
5区公認ぎりぎりの決着 両陣営対応に追われる
 衆院選の公示前日の1日に候補者調整がようやく決着した福島5区。公認決定がぎりぎりまでもつれこみ、福島5区から立候補する前職吉野正芳氏(66)、比例近畿ブロックから立候補する前職坂本剛二氏(70)の両後援会事務所は、対応に追われた。
 いわき市平にある吉野氏の事務所には、午前から後援会役員が顔をそろえたが、確かな情報が得られないまま時間が過ぎ、幹部の一人は疲れを口にした。
 午後3時35分、党本部から吉野氏が連合後援会事務所に戻り、5区公認の「内定」を吉野氏本人から知らされると、公認の文字が入ったポスター配布や事務所開きの準備は一気に加速。支持者が次々に訪れ、選挙用の荷物が入った段ボールの運び出しが始まった。公認の正式発表は午後7時すぎ。後援会幹部は「正直、長かった。福島のために2人必勝は絶対。あとは全力で戦うだけ」と語った。
 一方、いわき市平の坂本氏の後援会事務所は、福島5区での出馬を想定した準備からの方針転換に追われた。公示日に同市鹿島町のショッピングセンターで予定していた出陣式は中止とし、支援者に連絡。綿密に作り込んだ遊説日程も白紙となり、宿泊施設へのキャンセルの連絡を入れるなど、慌ただしい動きが続いた。
 夕方、事務所に戻った坂本氏は、待ち構えた報道陣に比例近畿から出馬することとなった経緯を説明。党本部決定の遅れについては「(党本部に)党員や自民党支持者をばかにしているとまで言ってきた」と憤りを見せたものの、「(党本部も)汗をかいた結果だから致し方ない」と最後は配慮する姿勢も見せた。
(2014年12月2日 福島民友衆院選ニュース)

1903チバQ:2014/12/02(火) 23:11:14
http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010132000c.html
衆院選:福岡8区 疲弊する地方 アベノミクス庶民に遠く
毎日新聞 2014年12月02日 21時57分(最終更新 12月02日 22時45分)
 「(安倍政権の)2年間で株価が倍になり円安で輸出企業が力を発揮し始めた」。安倍晋三首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相(74)は2日朝、地元福岡8区の福岡県飯塚市で第一声を上げた。

 約1000人の支援者を前に身ぶり手ぶりを交えて力説する麻生氏が「その利益を地方に、零細企業に広げる政策をやっていきます」と続けると、大きな拍手が上がった。「アベノミクスの波及効果はこれからだと信じている。頑張ってほしい」。建築業の男性(71)が高揚した表情で語った。

 麻生氏が駆け足で選挙区を回り、雇用の拡大をアピールしていたころ、飯塚市中心部にある「ハローワーク飯塚」には、子供連れの女性ら多くの人が足を運び、熱心にパソコンや掲示板の求人欄を眺めていた。障害者用を含めて30台分近い駐車場はほぼ満車だ。

 「選挙? 関係ない」。そう言って多くの人が足早に通り過ぎる中、選挙区内の直方市から来た高橋真由美さん(54)が足を止めてくれた。「4月から仕事を探しているが見つからない。30年前には筑豊にも仕事があったんだけど。政治家には1円単位で買い物をする庶民の気持ちは分からないのでしょうね」

 飯塚市を含む筑豊地域はかつて石炭産業で潤った。しかし、炭鉱閉山後も跡地の活用が進まず、衰退を続けてきた。人口は炭鉱が全盛期を迎えた1950年代から半減し、現在は約42万人。1人当たりの所得も県平均の7〜8割前後にとどまる。福岡労働局によると県全体で有効求人倍率が63年の統計開始以来初めて1倍を超えた10月でも、筑豊地域は0.8倍と県内4地域で最低だった。

 ハローワーク飯塚の担当者は「1年前から事業所訪問をしてアベノミクスについて聞くが『実感がない』という声がほとんど。不思議なほど波及効果について聞かない」と話した。

 「いらっしゃい、安いよー。さあ、売れたよー」。威勢のいい録音テープの声が流れる飯塚市中心部の本町商店街。歳末大売り出しの最中だが、半数近くの店でシャッターが下りたままだ。7月にも大手化粧品の加盟店が倒産したばかりだという。

 シャッターが下りた店の前で西村洋子さん(84)が手押し車で手作りのコロッケを売っていた。朝3時半に起きて1個60円のコロッケを売る。「売り上げは下がるばかり。でも働かないと食べられない」とこぼした。

 ただ、景気が悪いからこそ与党の政治力に期待する声もある。商店街の田原宗夫理事長(72)は「商店街はいずれ衰退するもので自助努力が必要だが、やはり政治の力がないともたない」と話した。

 一方、共産新人の河野祥子氏(34)は「4月の増税で将来に不安を感じ立候補した。互角の戦いで安倍政権に打撃を与えたい」と街頭で訴えた。【関東晋慈】

1904チバQ:2014/12/02(火) 23:11:35
http://www.sankei.com/politics/news/141202/plt1412020132-n1.html
2014.12.2 21:46
【衆院選2014】
東京14区 松島氏、第一声で謝罪 民主の木村氏「胸借りる」





 東京14区は、選挙区内でのうちわ配布問題で法相辞任に追い込まれた自民党前職の松島みどり氏(58)に、生活の党を離党して民主党に復党した元職の木村剛司氏(43)らが挑む。

 松島みどり氏は午後0時半ごろ、墨田区の事務所前で第一声。トレードマークの赤いジャケット姿で、法務大臣就任からわずか2カ月足らずでの辞任を謝罪し「原点に戻り、初心に立ち返って全力で働きます。もう一度チャンスを与えてください」と集まった約100人に支援を訴えた。

 木村氏は立候補届けを終えて選挙カーで出発する際、取材に「胸を借りるつもりで戦う」と意気込みを見せた。その後、荒川区の事務所前で支援者を前に「皆さまのお力添えを賜りたい」と呼び掛けた。共産党新人の阿藤和之氏(43)は「安倍政権の暴走政治にストップをかける」と消費税増税の中止などを主張した。

1905チバQ:2014/12/02(火) 23:15:26
http://mainichi.jp/select/news/20141203k0000m010134000c.html
衆院選:「進級」多難の1年生 基盤ぜい弱、流れが左右
毎日新聞 2014年12月02日 22時01分(最終更新 12月02日 22時12分)
 ◇政界の定説の「2回生になるのが最も難しい」

 衆院選は2005年の郵政選挙から3回続けて自民党と民主党の間で獲得議席が大きく振れ、そのあおりを当選1回の新人議員がまともに受けてきた。「2回生になるのが最も難しい」というのが政界の定説。05年に初当選した自民党の「小泉チルドレン」と、09年に初当選した民主党議員の行方をたどった。

 自民党は05年に大勝し、大量に当選した小泉チルドレンは一躍脚光を浴びた。09年には77人が再選を目指したが、民主党への政権交代に有権者の期待が高まり、当選できたのは小選挙区で3人、比例代表で7人の計10人(自民党離党の1人を含む)にとどまった。

 このとき民主党で初当選したのは143人。しかし、同党内の分裂によって12年には80人が民主党、48人が民主党以外から立候補。当選したのは民主党5人、民主党以外6人の計11人で、小泉チルドレンと同様の運命をたどった。

 民主党の80人のうち36人は09年には比例代表で当選していた。小選挙区の支持基盤が弱かったことが苦戦につながったとみられる。

 一方、48人が日本未来の党や日本維新の会、みんなの党など他党に移って出馬したが、当選者はわずかに6人にとどまった。他にも13年参院選の民主党候補者に決まりながら離党し、みんなの党から出馬して当選した参院議員や12年の山口県知事選に出馬するため議員辞職した元職が今回、維新公認で出馬するケースもある。

 今回、民主党の09年初当選組のうち46人が同党から、18人が同党以外から立候補した。09年に落選した小泉チルドレンのうち32人は12年に返り咲いており、選挙結果が注目される。

 民主党から自民党へと政権が交代した12年衆院選。自民党は大量に新人を擁立し、1年生議員は自民党当選者294人の約4割を占めた。大量当選1年生組の内訳は民主党とは逆の傾向にあり、小選挙区と比例代表の当選者数の比率はほぼ2対1だった。

 今回、自民党1年生議員のうち、比例当選組42人中2人が立候補しなかった以外、全員が再選を目指す(うち同じ福岡1区の2人は無所属)。比例当選者の多くが小選挙区から立候補するため、小選挙区と比例の割合はほぼ7対1となり、「風」の影響を受けにくい構図だ。【高山祐、念佛明奈】

1906チバQ:2014/12/02(火) 23:29:25
>>1823
大阪4区維新の公認外された村上政俊は?

1907旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/02(火) 23:48:00
>>1906
不出馬。記事も差し替えになってます。

9人が引退・不出馬=世代交代見送りで減少【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120201064

1908とはずがたり:2014/12/03(水) 07:58:11
>>1849
ほんとだ。
知らなかった。今回も出るんですねぇ。次世代の比例名簿にも載ってないし急な出馬だったんですねぇ。
有難うございました。

1909とはずがたり:2014/12/03(水) 08:11:55
>>1831
急に出てきて誰かと思ったらこんな人なんですねぇ。
すごいな。。
>宇部市内の病院で整形外科医として勤務する一方、自身も難病を抱え、車いす生活を送っている。

生活が推薦出してたけど安倍政権と対峙するなら民主も推薦出せばいいのに。

大きい政党は地元支部からの推薦上申とかいろいろ必要で機動的に動けないのかねぇ。。
地元も推薦出す以上動かないといけないとか安倍批判できないとかいろいろあるのかね?

1910とはずがたり:2014/12/03(水) 08:25:01
予想外の無所属新人w
佐藤誠(66)無 タクシー運転手

衆院選候補者1188人に
http://www.47news.jp/FN/201412/FN2014120201001435.html

衆院山形3区で2日午後、予想外の無所属新人1人の届け出を受理。これで衆院選の候補者は計1188人。

2014/12/02 12:57 【共同通信】

1911チバQ:2014/12/03(水) 12:49:13
>>1910
共同面白い記事書くなあ
事前審査を受けてないとか書き方あるだろうに

1912チバQ:2014/12/03(水) 12:49:54
>>1907
ありがとうございます!
時事通信にも、見捨てられてたか

1913とはずがたり:2014/12/03(水) 15:53:47
或る意味この野心は賞賛に値するけど当選しちゃうとなるとまた別だなぁ・・
嘗てはがっちり選挙区掴んでいた平野氏には頑張って欲しいんだけど維新と共倒れかなぁ。。

参院議員辞職の佐藤ゆかり氏が衆院圧勝できるワケ〈週刊朝日〉
dot. 2014年12月3日 11時35分 (2014年12月3日 12時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141203/asahi_20141203_0006.html

 参院議員を辞職し、衆院大阪11区から出馬した自民党の佐藤ゆかり氏(53)。11月29日、枚方駅前で初めての街頭演説に臨んだ。「真の保守政治を実践します。自民党は地方を創生する政策に力を入れている。元エコノミストの佐藤ゆかり、つかってください」

 ゆかり氏は2005年の郵政選挙で岐阜1区から出馬(比例復活)。09年衆院選は東京5区で落選し、10年の参院選全国比例区で復活した。その後は衆院への返り咲きを狙い、今春には山形3区からの出馬を画策したこともあった。

 同僚の参院議員があきれながら言う。

「衆院のほうが注目度も高いし、副大臣や常任委員長などへの出世も早いので、戻りたかったんでしょう。大阪11区は元職の井脇ノブ子氏が出馬を見送ったため、地元の市議らが後継を探していた。ゆかり氏は渡りに船と飛びついたのです。参院の任期は1年半以上残っていたのですが……」

 上昇志向の塊のようなゆかり氏。先月末、地元関係者が決めた事務所の場所を「気に入らない」とダメ出し。別の関係者がゆかり氏のためにセットした集会に、30分以上遅刻するなど、大阪でも“大物ぶり”を発揮している。

「11月21日には大阪市内で出馬会見が開かれ、終了後、新聞各紙の写真撮影があったのですが、何度言っても、歯を見せながら『ゆかりスマイル』を振りまく。こんな写真、掲載できるわけないと各社カンカン。1週間後、再び撮影会がセットされました」(府庁関係者)

 その撮影会の場でも記者たちに「私なら、11区(枚方市・交野市)の住民生活を向上させられる」「衆院議員のほうが地元に密着でき、私に合っている」と語り、記者をア然とさせた。

 11区には前回、9万3千票と圧勝した維新の党・伊東信久氏(50)や、民主党の元官房長官・平野博文氏(65)らが出馬しているが、当選できるのか。

 地元ジャーナリストは「11区は維新の評判がガタ落ちで、ゆかり氏の圧勝もあり得る」と指摘する。

「ことし8月、交野市選出で当時、維新所属だった山本景大阪府議(34)が中学生と『LINE』でトラブルとなり、大きな批判を浴びました。しかも『維新から離党しろ』『イヤだ』の泥仕合が1カ月以上も続いたため、維新の評判は急落。そのあおりを伊東候補が受けています。民主の平野さんは熱心に地域を回っていますが、知名度もあり公明党とがっちり手を組むゆかり氏が、一気に抜け出すとみています」

 投開票日、ゆかりスマイルが見られるのか。

※週刊朝日 2014年12月12日号

1914チバQ:2014/12/03(水) 21:07:54
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141203/plt1412031830004-n1.htm
「小沢王国」落日か 政治家人生初の重複立候補 各紙扱い小さく 岩手4区 (1/2ページ)
2014.12.03


《表の見方》◯は「当選圏内」、△は「優勢」、▼は「苦戦」。浅川博忠氏の分析【拡大】


 生活の党の小沢一郎代表が崖っぷちに立たされている。45年の政治家人生で初めて、比例代表に重複立候補したのだ。中央政界での影響力を失い、小選挙区での当選に自信が持てなくなったのか。かつての「小沢王国・岩手」も崩壊寸前となっている。

 「『国民の生活が第一』という政治理念を掲げて活動してきた。日本人の原点は、地方の農山村の中にある。今行われている政治は、かつての自民党の政治ではない」

 小沢氏は公示日の2日、「政界の父」である田中角栄元首相のおひざ元・新潟県魚沼市で第一声を行った。だが同日、岩手県奥州市で開かれた小沢事務所の出陣式では、いつもと違う空気が流れていたという。

 地元関係者は「出陣式では、後援会長が『今回の選挙は本当に厳しい。小沢先生にも地元入りしてくれるように、電話でお願いした』と悲壮感を漂わせてあいさつしていた。約300人ほど集まっていたが、何人かが『小沢先生が重複立候補か…』という会話はしていた」と語った。

 47歳で自民党幹事長を務め、当選15回を数える小沢氏の重複立候補は衝撃的なニュースだが、新聞各紙が小さく報じるあたりに、小沢氏の苦境が現れている。2009年衆院選では、小沢系が岩手県の4選挙区で全勝したが、前回の12年衆院選では小沢氏の4区だけとなり、今回は小沢氏自身も安泰ではないのだ=別表参照。

 政治評論家の浅川博忠氏は「今回の選挙は、岩手の『小沢王国』が崩壊し、平成の初めから四半世紀続いた『小沢時代』に終止符が打たれることになる」といい、こう続けた。

 「前回の選挙では、週刊誌の離婚報道の影響で女性票が減った。今回は中央政界での影響力が無くなったことを有権者が認識している。解散前に野党結集に動いたが相手にされず、側近を民主党や維新の党に逃した。なりふりかまわず重複立候補という保険をかけたあたりに、小沢氏も『今回は危ない』と思っているのだろう。議席は得るだろうが、今後の展望は極めて厳しい」

1915チバQ:2014/12/03(水) 21:08:26
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141203/plt1412031140002-n1.htm
【激突!!師走決戦】菅元首相に超逆風 街頭演説の模様は… 東京18区 (1/2ページ)
2014.12.03


《表の見方》◯は「当確」、△は「やや優勢」、▼は「苦戦」。(夕刊フジ分析)=2日12時現在【拡大】


 菅直人元首相(東京18区)は、衆院選で厳しい戦いを強いられている。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故時の最高責任者で、「史上最悪の宰相」と批判されたダメージは深く、有権者からはソッポを向かれ、公開討論会では痛い所を突かれて「事実と違う!」と感情的になる場面も。吹き止まぬ逆風に焦りの色をにじませている。

 注目の第一声、菅氏は2日、東京都府中市の「大國魂(おおくにたま)神社」で行った。自らの苦境を「厄除け・厄払い」で知られる神社の力で、乗り越えようとしたのか。

 「原発ゼロ、原発ゼロです!」

 帰宅途中のサラリーマンや学生が行き交う、東京都小金井市のJR武蔵小金井駅前。菅氏は11月27日夕、寒空の下でマイクを握り、「原発ゼロの実現」という公約を必死にアピールしていた。

 通行人の中には、珍しそうにスマートフォンなどで写真を撮る人もいたが、演説を聞く人も握手を求める聴衆もまばら。菅氏にレンズを向けていた40代の主婦は「あの人誰だっけ、あの代議士さん…」とポツリと語った。「過去の人」という雰囲気が漂っていた。

 菅氏は首相在任時の2011年3月11日に発生した大震災後、閣僚や官僚、東電幹部らを怒鳴り上げるばかりで求心力を失い、退陣に追い込まれた。12年衆院選では小選挙区で敗北し、比例復活で辛くも議席を得た。

 この選挙で、東京都千代田区のJR有楽町駅前での街頭演説に参加した際、聴衆から「テロリスト」「帰れ!」などと強烈なやじにさらされた。怒号が飛び交うなか、菅氏は演説を続けたが、原発再稼働を進める自民党の政策を批判した場面では、「最も無責任なのは…」と言いかけて、聴衆から「おまえだー!」の大合唱で返された。

 今回の取材ではやじは聞かれなかったが、有権者の反応は鈍い。

 冒頭のJR武蔵小金井駅前での街頭演説後、菅氏は小金井市の市民交流センターで行われた公開討論会に参加した。

 最大のライバルと目される、自民党前職の土屋正忠元総務政務官には対抗心をむき出しにし、「原発を続けるのか、なくすのか」と迫った。

 これに対し、土屋氏が「菅さんが総理のとき、『原発をベトナムに売った』と誇らしげに言われていた」と切り返すと、発言の順番を無視して「事実と違う! 『3・11』前の話だ」と気色ばむ一幕もあった。

 短気で怒りっぽい性格から、菅氏は「イラ菅」の異名を持つ。司会者に「持ち時間オーバーです」と制止されても、自身の主張を続けようとする姿に、その片鱗(へんりん)をのぞかせた。

 今年5月には「恐らく初めての試み」(地元市議)という少人数の地元集会を開催するなど、小規模集会を中心にする活動で光明を見いだそうとしているという。

 民主党政権のひどい記憶が鮮明に残るなか、東京18区の有権者の判断が注目されているのは、間違いない。

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1916チバQ:2014/12/03(水) 21:12:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014120300653
衆院選・注目区を行く(静岡3区、山梨1区)【14衆院選】


 ◇「1足す1は2」ならず=手探りの野党共闘−静岡3区
 今回の衆院選は、自民党「一強」体制を野党陣営がいかに突き崩すかが選挙戦の重要テーマ。そのためには野党の小選挙区でのすみ分けが欠かせない。静岡3区(磐田市など)は、二大勢力の民主、維新両党で折り合いが付き、前職が比例代表に回って候補が一本化された特異なケースだ。
 「あなたの決断に懸かっている」。11月21日、解散直前の衆院議員食堂。民主党静岡県連会長の細野豪志は、磐田市長を3期務めた維新の前職鈴木望と向き合うと、野党候補一本化のため小選挙区からの出馬を辞退するようかき口説いた。
 前回争った鈴木と民主元職の小山展弘の合計得票は12万6千票余り。自民前職の宮沢博行は約9万4千票で3区を制していた。野党が競合しなければ逆転できると踏んだ細野は鈴木との会談に先立ち、維新側に「小山有利」の独自調査データを示し、同党新人が出馬する隣接の8区(浜松市)には候補者を擁立しないと持ち掛けていた。
 細野は議員食堂で同席した維新幹部に、鈴木が比例に転出した場合は名簿上位で処遇するよう要請した。65歳の鈴木は小選挙区では当選は危ういと認めていたようで、「若い小山君に選挙区を譲りたい」と受け入れた。
 だが11月末、細野が候補者を出さないと明言した8区で、浜松が地盤の民主の参院議員榛葉賀津也や同党の支援団体である連合静岡が「勝手連」と称して無所属新人を擁立した。「ここで引けば維新とも丸く収まる」と懇願する細野に、榛葉は「支持者や連合が納得しない」と拒否。維新との信頼関係は傷ついた。
 小山は、中部電力浜岡原発の廃炉が持論の鈴木との約束で、「浜岡はやめざるを得ない」と表明。これが電力関係労組の反発を買い、同労組の推薦を得られなかった。「1足す1が2でなく、0.8や0.7になってしまうかもしれない」。小山は野党共闘に手応えをつかめずにいる。
 一方、選挙区を諦めた鈴木に、維新執行部は比例九州6位という冷徹さで報いた。静岡3区には共産党新人の松浦敏夫も立候補している。
 ◇「前職競合」が一転=山梨1区
 「副議長だからといって何もしないわけにいかない。私が先頭に立つ」。参院副議長として表立った選挙応援を控えていた民主の輿石東は11月30日、甲府市で開いた自身の国政報告会で、山梨1区から出馬する前職中島克仁への支援を訴えた。
 中島はその7日前、解党が決まったみんなの党から民主に移籍したばかりで、維新の前職小沢鋭仁と競合するはずだった。輿石は2年前に民主を飛び出した小沢を「許さない」と敵意を隠さず、支持者には「俺の選挙だと思って戦え」とハッパを掛けた。
 ところが、小沢は公示直前、比例近畿へ転出を決めた。小沢は地盤としてきた旧1区の区割りが今回の定数減で大幅に変わり、「新しい地域への浸透が難しい」と弱音を漏らしていた。
 公示日の2日、維新の県総支部は中島支援を決めた。予想外の野党候補一本化に、自民の前職宮川典子陣営は「甲府では小沢の票が一定程度中島に流れる」(県議)と危機感を募らせる。ただ、中島陣営も一様に歓迎ムードではない。選対関係者は「党を出て行った小沢氏への反感は強い。支援を受けることで逃げる票もある」と警戒する。
 共産は山梨1区に新人の遠藤昭子を立てた。(敬称略)(2014/12/03-17:13)

1917チバQ:2014/12/03(水) 21:16:04
千葉9区です。
ちなみに自民次の3にとも落下傘
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100008.html
脱原発とみんな票焦点 前職3人が激突
◆9区

 自民前職の秋本真利氏(39)は、千葉市若葉区の選挙事務所での出陣式で、ライフワークとする脱原発・再生可能エネルギー普及について「自民党は原発依存度を可能な限り低減と公約に書いている。いつの日か再生可能エネルギーが原発を逆転すると思い活動している」と訴えた。

 ある支持者の男性(75)は「若いから仕方がないが、言いすぎると思う時もある」と苦笑。支持する県議も「自民党内の野党」と「評価」。秋本氏の立ち位置が吉と出るか凶と出るか、陣営はまだ読み切れていない。

 これに対して民主前職の奥野総一郎氏(50)は、JR八街駅の演説で「福島の原発事故で八街の農産物も風評被害を受けた。福島の記憶が新しい中で原発推進にゴーサインを出すのですか」と強調。選挙戦で安倍政権のエネルギー政策を厳しく批判する構えを見せた。

 次世代前職の西田譲氏(39)は、四街道市の選挙事務所での出陣式で「消費増税先送りは当然の判断だが、負担を次世代に先送りしないためどうするか、訴えていきたい」と強調。共産新人の鴨志田安代氏(59)は千葉市若葉区のスーパー前で「消費税増税を中止し、所得を増やし経済を再生する」と訴えた。

 9区は、脱原発を掲げてきたものの、解党したみんなの党の幹部だった水野賢一参院議員の地元。「水野票」の行方が選挙に影響を与えるとの見方もある。ある自民関係者は「水野さんの支援者は水野さんの意向に従うだろうが、本人が中立だから票の流れは読めない」と話した。

1918チバQ:2014/12/03(水) 21:16:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100009.html
野党集結成功するか 民主の協力がカギ握る
◆8区

 自民、維新、共産の三つどもえによる戦い。民主は候補者調整により候補擁立を見送った。野党協力がどこまで進むかがカギとなる。

 三陣営はいずれもJR柏駅東口で第一声を上げた。維新元職の太田和美氏(35)は「事実上の唯一の野党候補。自民党に対抗できる勢力をふるさとの柏から作りたい」と力説。安倍政権の経済政策について「格差社会を助長する」と批判し、国会議員の定数削減や脱原発を訴えた。

 野党票を集めるには民主の協力は不可欠。しかし、応援する民主関係者の姿は見当たらなかった。太田氏は過去の衆院選で、民主候補として千葉7区と福島2区で当選経験がある。その後離党し、生活から出馬した昨年の参院選では千葉選挙区で「古巣」と戦ったしこりが残る。陣営幹部は「民主の協力を得られるよう理解を求めていきたい」と険しい顔を見せた。

 自民は「野党共闘」の前で引き締めに余念がない。県連会長を務める前職の桜田義孝氏(64)の出陣式には、県選出の参院議員らが応援に駆けつけた。

 「デフレ脱却に向け、安倍内閣の二年間で前向きにできるようになった。アベノミクスを持続させて発展させることで強い日本をつくる」と政権の実績を強調。手賀沼の水質問題といった地元の課題にも触れ「観光都市として市民のみなさんが安らぎを感じる街づくりをしたい」と支持を求めた。

 共産新人の小野里定良氏(67)は出陣式で「安倍暴走政権に対する審判を下すチャンス。増税は先送りでなくきっぱりストップを」と訴えた。

1919チバQ:2014/12/03(水) 21:16:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014120302100010.html
自民、念願の地元候補 前首相に5連敗中 挑戦
◆4区

 「相手は前首相だが、関係ない。国と船橋のパイプ役を務めたい」

 船橋駅北口で、自民新人の木村哲也氏(45)が声を張り上げると、あちこちから「そうだ」と声が上がった。久しぶりの地元出身者の立候補に、支持者らは熱気に包まれた。

 自民は、民主前職の野田佳彦前首相(57)に小選挙区で五連敗中。政権奪還した前回の選挙でも倍以上の差をつけられ惨敗し、比例復活もなかった。県内で議席を大幅に増やす中、ある自民党船橋市議は「恥ずかしかった」と振り返る。

 過去三回は地元出身ではない候補だったため、今回、船橋市議、県議出身の木村氏の名が挙がると、同市議十七人が推薦するなど団結した。

 ただ出馬が決まったのは、公示の約一週間前。別の自民市議は「相手は前首相。いくら地元出身でも覚えてもらうには時間がない」と焦りの色は隠せない。

 「裏切られた。はらわたが煮えくり返る思いだ」。野田氏はJR津田沼駅前の第一声で、安倍晋三首相を痛烈に批判した。野田氏が首相当時、安倍氏と約束した10%への消費税率引き上げ、議員定数削減とも「ほご」にされたからだ。

 しかし、民主の支持が広がっているわけではなく、ある同党の船橋市議は木村氏を「強敵だ」と警戒。野田氏も首相の時に封印していた駅立ちを再開するなど地元重視の姿勢を示す。

 共産新人の斉藤和子氏(40)は船橋駅の第一声で「安倍政権がやろうとしている原発再稼働は無責任」と批判した。無所属新人の元県議西尾憲一氏(64)は「集団的自衛権行使を阻止しないと戦争に巻き込まれる」と訴えた。

1920チバQ:2014/12/03(水) 21:19:03
25位は上位じゃあないだろ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155460
自民党の比例上位にカジノ推進「セガサミー娘婿」の露骨

2014年12月3日
 選挙が公示され、各党とも比例名簿を提出したが、「アレッ」と注目されたのが自民党の東京比例名簿だ。小選挙区に立った24人が同列1位でズラリと並んでいるが、その次、25位に登場するのが鈴木隼人氏(37)。元経済産業省職員とある。

 この人物は誰あろう、カジノに積極的なセガサミーグループ・里見治総帥の娘とド派手婚をしたエリート官僚なのである。結婚式には安倍首相をはじめ、テロがあったら「内閣全滅だろう」とささやかれるくらいに大臣が顔を揃えた。財界の大物も出席し、まるで政官財癒着の象徴のような式だった。そうしたら、話題の婿があっさり役所を辞めて選挙に出てきたのだから、露骨だ。

「25位は微妙ですが、一応、当選圏内ですよ。自民党は前回比例東京で5人通った。24人の小選挙区候補のうち、20人が勝てば、おこぼれが回ってくる。まずはバッジをつけさせて、その後、引退議員の小選挙区にはめ込む戦略と聞きました」(永田町関係者)
 言うまでもなく、安倍首相はカジノ推進派。こんな癒着が許されていいのか。

1921チバQ:2014/12/03(水) 21:22:44
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/577872.html
道内注目の2、7区 熱帯びる師走のマチ 衆院選公示(12/03 07:31、12/03 13:19 更新)
 衆院選が2日公示され、道内の各候補は寒風が吹きすさぶ師走の町へ飛び出した。安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」への評価や地域振興策をめぐり、初日から舌戦は熱を帯びた。「1強」自民に野党が挑む。民主党と維新の党との協力が不調に終わった道2区と、民主党と新党大地が全面協力する道7区で、地域の有権者に支持を訴える候補を追った。(候補者一覧は届け出順)

 ■2区(札幌市北、東区) 民・維対立 4氏が乱戦
吉川貴盛 64 自前
池田真紀 42 無新
松木謙公 55 維元
金倉昌俊 40 共新

 白いダウンジャケットに赤いマフラーを着けた無所属新人の池田真紀氏は札幌市東区役所前で第一声。「国民の声を無視して弱者を切り捨てる安倍政権にノーを」と声を張り上げた。

 池田氏は維新との協力を優先した民主党本部が公認せず、反発した党北海道が独自に推薦。第一声には地元選出の全ての党所属道議、市議が応援に集まり、池田氏は「党の存亡をかけた戦いだ」と気勢を上げた。

 「アベノミクス効果が北海道に表れるというのは幻想だ」。維新の党元職の松木謙公氏はJR札幌駅北口で演説し、自公政権を批判。「野党統一候補として立候補したが、無所属で出ている方もいる」と池田氏へのけん制も忘れなかった。

 青いジャンパーに運動靴。雪が舞う中でも自転車で遊説する得意のスタイルを変えず「中小企業で働く人や経営者を大切にしたい」とアピールした。

 民主と維新の対立は、自民党前職の吉川貴盛氏に有利との見方もある。だが、吉川氏は出陣式で「挑戦者の一人という思いを忘れずに戦う」と身を引き締めた。高橋はるみ知事も駆けつけ「北海道の創生をお任せできるのは吉川先生しかいない」とエールを送った。

 吉川氏はこの後、選挙カーに乗り込み、身を乗り出して「がんばります」。夜も北区の量販店前に立ち、白い息を弾ませ演説した。

 共産党新人の金倉昌俊氏は東区での出陣式で「野党のゴタゴタに有権者はあきれている。共産党はここにいる」と力を込めた。

 ■7区(釧路、根室管内) 民・大協力 自に危機感

鈴木貴子 28 民前
石川明美 63 共新
伊東良孝 66 自前

 民主党と新党大地の選挙協力の象徴となる7区。民主党前職の鈴木貴子氏=大地代表代理=は釧路市で第一声を上げ、根室管内羅臼町まで約300キロを走破した。出発時には大地代表で父の鈴木宗男氏と抱き合い、感極まって涙もこぼれた。演説ではアベノミクスの効果が地方に表れていないと批判して「地域の実情や痛みを国政にしっかりと反映させていく」と訴えた。

 自民党道連会長の前職伊東良孝氏は釧路市を皮切りに、選挙区内の事務所など計12カ所で支持を呼びかけた。演説では民・大協力で挑む鈴木氏を「極めて強力な相手」とし、「大変厳しい戦いだ」など危機感を訴え、支援を求めた。政府の要職を務めた実績も強調。着実に工事が進む道東道延伸などを紹介し「観光客の誘致など地域発展の政策を打てるようになった」と訴えた。

 共産党新人の石川明美氏は釧路市などで演説し「消費税増税は安倍政権の失敗」と批判。反自民の受け皿になることを強調した。

1922チバQ:2014/12/03(水) 21:29:57
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141203_61031.html
<衆院選>福島5区 自民「勝てる候補」優先

◎公認争い決着 しこり懸念、結束が鍵

 衆院選福島5区で1日に公認が決まった自民党前議員の吉野正芳候補(66)は2日、慌ただしく選挙事務所を開き、走りだした。公認争いの末、比例近畿に回った前議員の坂本剛二候補(70)は出陣式を取りやめ、いわき市の神社で必勝を祈願。党本部は「勝てる候補」として吉野氏を選んだとみられるが、党支持者らの結束も当選への鍵となりそうだ。
 関係者によると、吉野氏と坂本氏は2日、いわき市内で会い、互いの協力を確認したという。
 自民党は選挙区支部長を公認候補とするのが原則だが、今回は「吉野氏が優位」との観測も地元にはあった。坂本氏が前回2012年、民主党前議員の吉田泉候補(65)に苦戦したことが背景にある。
 いわき市の党関係者は「後援会組織は吉野氏の方が強固だ。ある調査では、吉田氏に勝てるのは吉野氏の方だとの結果も出ていた」と指摘。吉野氏の11月24日の集会に、上川陽子法相が参加したことも臆測を呼んだ。
 吉田氏陣営も、吉野氏の方が戦いにくいと感じていた。2人は高校の同級生で支持者が一部重なる。陣営関係者は「坂本氏には高齢という問題もあった」と打ち明ける。
 公認の決定が公示前日までもつれた上、坂本氏の比例近畿での名簿順位が40位だったこともあり、これまで以上にしこりを懸念する声は多い。
 関係者は「吉野氏の家業は木材会社。坂本氏が回った近畿には、林業が盛んな和歌山県などがあり、吉野氏陣営も坂本氏のために、関係業界に働き掛ける」と話した。
 福島5区にはこのほか、共産党新人の吉田英策候補(55)が立候補している。


2014年12月03日水曜日
関連ページ:福島政治・行政衆院選とうほく

1923チバQ:2014/12/03(水) 21:33:44
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50003.html
民主大物、比例重複相次ぐ「覚悟ない」失望の声
2014年12月03日 07時05分
 民主党の海江田代表(東京1区)や野田前首相(千葉4区)、菅元首相(東京18区)が比例選に重複立候補した。


 これに対し、党内から「党代表や首相経験者としての誇りと覚悟はないのか」と失望する声が出ている。

 今回の衆院選では、各党党首のうち、自民党総裁の安倍首相(山口4区)と維新の党の江田共同代表(神奈川8区)が比例選への重複立候補をしなかった。小選挙区制が導入された1996年の衆院選以来、小選挙区単独で出馬してきた生活の党の小沢代表(岩手4区)は、今回初めて比例選にも重複立候補した。

 海江田氏と菅氏は前回、選挙区で敗れ、比例復活した経緯がある。民主党は政党支持率で自民党に大きく離されており、海江田氏周辺は、「党首が落選すれば党へのダメージは大きい。『保険』をかけておくことはやむを得ない」と語る。

1924チバQ:2014/12/03(水) 21:34:51
http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030056-n1.html
2014.12.3 07:06
【衆院選公示】
熊本1区 前職4度目の“対決”

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候補者とともに拳を突き上げる支援者=2日午前、熊本市
 熊本市を中心とする熊本1区は、自民党前職の木原稔氏(45)と、前回は比例で復活当選した維新の党前職の松野頼久氏(54)による事実上の一騎打ちの構図となった。両者の対決は4度目で、過去は松野氏の2勝1敗。野党第1党の民主党は候補者を擁立せず、松野氏を「野党共闘」の立場で支援する。

 木原氏は、後援会事務所が近くの健軍神社(熊本市東区)で出陣式を開いた。自民党の国会議員や地方議員、支援する業界団体の関係者が集まった。

 「まずは景気回復が大事であり、そのため消費税再増税が先送りになった。景気回復の波を地方の隅々まで届け、偏った産業ではなく地域社会を支える産業まで着実に行き届くようにする。地方創生をやり抜き、安全保障法制や憲法改正についても丁寧に説明していく。熊本から、わが国を“誇れる国”にする政策を実現させたい」。木原氏は第一声で、力強くこう述べた。

 木原氏はこれまで通り、連立を組む公明党に推薦願いを出さなかった。来春の統一地方選では、自身の選挙を支える自民党の地方議員が公明党とも票を奪い合うからだ。木原氏は「正々堂々と政策や主義主張を訴え、納得してもらえる人を増やしていくだけ」と語った。

 松野氏は、熊本城内に鎮座する加藤神社(熊本市中央区)で出陣式を執り行った。後援会関係者に加え、民主党熊本県連の鎌田聡代表と、連合熊本の佐々木義博事務局長も顔をそろえ、「安倍政治を倒すため」「自民の議席を1つでも減らすため」と応援マイクを握った。

 松野氏は「安倍氏は、国会議員の定数削減を行うという2年前の約束をほごにし、解散に踏み切った。師走の忙しいときに、何と700億円の国費を使って総選挙をする大義はどこにあるのか。国会議員自らが身を切る改革、大幅定数削減を訴え続ける」と語気を強めた。

 共産新人の高本征尚氏(29)は同市の神水公園で第一声。「道理のない消費税増税は中止し、富裕層に増税する」と訴えた。

1925チバQ:2014/12/03(水) 21:36:04
http://www.sankei.com/politics/news/141203/plt1412030043-n1.html
2014.12.3 19:02
【衆院選2014】
=注目区を行く=大地の民主共闘、TPP、農業改革…「三重苦」に悩む北海道の自公





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釧路市内の駐車場の掲示板には新党大地のポスターが張られていた
 平成24年の前回衆院選で、自民、公明両党は北海道の12全選挙区で勝利した。しかし、今回は逆風が吹いているという。北海道を地盤とする政治団体「新党大地」が民主党との共闘を徹底させた。農村部を抱える選挙区では、米価の記録的下落と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に、首相の安倍晋三が肝いりの農協改革への反発が「三重苦」となって、のしかかっている。

 「代表から電話です」

 11月27日、北海道7区から民主党公認で立候補する鈴木貴子の選挙事務所で、女性スタッフの声が響いた。「代表」とは、貴子の父で大地代表の元衆院議員、鈴木宗男を指す。

 受託収賄罪などで実刑が確定、服役した宗男は29年4月まで公民権が停止され、選挙運動が禁じられている。公職選挙法には公民権停止中に禁止される行為について細かい規定はないが、特定の候補者の当選を目的に投票を呼びかけることはできない。宗男は公示前は事実上、でき得る限りの指揮を執っていた。

 前回衆院選で大地は道内7選挙区で候補者を擁立したが、民主党候補とことごとく共倒れした。今回、民主党は、比例代表北海道ブロックに重複立候補した貴子を名簿登載単独1位で厚遇した。その引き換えに、大地は候補者を擁立せず、民主党候補を支援する。

 政治活動の拠点である大地の国会議員を失うわけにはいかない−。そう考えた宗男と、道内で一定の集票力を誇る大地票がほしい民主党の思惑が一致した。

 前回衆院選では、7区で大地公認として出馬した貴子と民主党候補の得票を合計すると、当選した自民党の伊東良孝に381票差まで迫る。

 伊東陣営は「大地票に民主が上積みされれば怖い」とし、大地がTPP交渉に「断固反対」の立場を貫いていることに、危機感を募らせる。

 JA北海道の政治団体「北海道農協政治連盟」は衆院選で、伊東をはじめ、8選挙区で自公候補を推薦している。

 ただ、7区は酪農地を多く抱え、TPP交渉の行方に敏感な有権者が少なくない。主産品の乳製品は政府が関税維持を求める「重要農産品5項目」の一つだが、米国は市場開放の圧力を強めている。伊東が以前市長を務めた釧路市の市議会は昨年3月、TPP反対の請願を、自民党市議も含め全会一致で採択した。

 農協改革をめぐって、安倍は来年の通常国会で、全国農業協同組合中央会(JA全中)が下部組織に持つ指導監査権を撤廃する農協法改正案の提出にこだわっている。対する全中側は先月、現行法を原則維持する自己改革案をまとめ鋭く対立する。

1926チバQ:2014/12/03(水) 21:36:28
 北海道7区内にあり、「酪農王国」をうたう浜中町の農協組合長、石橋栄紀は「難しいところだが、与党の政治家に直言するしかない」と語り、与党に弓を引くよりも与党とのパイプの維持を優先させるという。一方で、TPP交渉に反対し、農協改革にも「農協をつぶそうという話なら、食の安全はどうするのか」と批判を強める。

 安倍は11月27日、JR釧路駅前の街頭演説で、農産品の輸出拡大に力を注ぐ方針を強調した。

 「浜中町では乳製品を良くして、(高級アイスクリームの)ハーゲンダッツの材料に使われている。こうしたものの販路を拡大していく」

 安倍の演説を伝え聞いた石橋の反応は、冷ややかだった。

  ■   ■

 農協は米価下落に悩む東北でも、自民党への圧力を強めている。

 「農政改革に関わる公開質問」

 山形1区に立候補した自民党山形県連会長、遠藤利明の事務所に11月の衆院解散直後、県内農協の政治団体「山形県農協政治連盟」から文書が届いた。質問は6項目あり、TPP交渉や「中央会(JA全中)の新たな制度の移行について」など農政改革の機微に触れる内容が列挙されていた。

 「自民党を試している」

 遠藤は直感した。

 山形農政連は、昨夏の参院選でも、候補者に公開質問状を配布。自民党新人候補の回答が不十分だとして、民主党から「みどりの風」に移った現職の支援に回った。メンツをつぶされた遠藤は以後約9カ月、農協幹部との交流を断った。

 山形県では、豊作に伴う米価下落と減反補助金(直接支払い交付金)が今年産から半減した影響が重なり、農家は大幅な減収になった。

 遠藤は11月末、農政連幹部と会談し、政府のコメ農家に対する緊急支援を説明。「農協の自己改革は組織維持のためでなく、地域振興の拠点となるようなものにしてほしい」との回答も伝え「これで納得しないなら支援しなくて結構」と突き放した。結局、農政連は遠藤の推薦を発表した。公示日前日のことだった。=敬称略

(沢田大典、水内茂幸)

1927チバQ:2014/12/03(水) 21:36:54
http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030057-n1.html
2014.12.3 07:05
【衆院選公示】
福岡1区 自民分裂覚悟の第一声 

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出陣式で候補者の演説に耳を傾ける聴衆=2日午前、福岡市
 福岡1区は自民前職の井上貴博氏(52)と新開裕司氏(46)の2人が、ともに無所属で出馬し、民主元職の山本剛正氏(42)らが挑む構図となった。前回衆院選(平成24年12月)では井上氏が選挙区で民主党の牙城を崩し、政権交代の象徴となった。今回は、自民分裂の戦いとして注目を集める。

 「国家戦略特区を高島(宗一郎)市長と二人三脚で取った。ゼロからの出発だが、勝ち上がって安倍首相、麻生副総理、高島市政を、もう一度支えたい」

 井上氏は、福岡市博多区の櫛田神社で出陣式を開き、集まった約500人に、政権中枢とのパイプの太さや1期目の実績をアピールした。11月の福岡市長選で再選を果たした高島氏も登壇し、「井上なくして福岡の今の成長はないと言い切れる」とスピーチした。

 前回、井上氏との選挙区公認争いに敗れ、比例に回った新開氏は、東区の香椎宮で出陣式を開いた。

 「私が政治を目指したのは、地元の声を国に届けるためで、選挙区から出なければいけない。上から物を言えば何でもまかり通るのが政治というならば、それと戦いたい。人の道を貫きたい」

 新開氏は約600人を前に、声を震わせながら訴えた。

 新開氏の出陣式には、自民党の古賀誠・元幹事長も姿を見せた。古賀氏は、自身の後継者である福岡7区の自民候補ではなく、新開氏の出陣式を選んで出席した。あいさつでは2年前の公認問題に触れ、「こんな自由民主党でよいのだろうかと無念だった。今回は新開君と心中する」と語気を強めた。古賀氏のほか、自民党県議1人、市議3人も出席した。

 民主党は、2年前の衆院選で敗れた元環境相の松本龍氏が政界を引退。前回福岡8区で落選した元職の山本剛正氏(42)が、1区に国替えし、自民分裂の間隙を狙う。

 東区の選挙事務所での出陣式には200人の支援者が集まり、山本氏は「アベノミクスの恩恵は国民の1%しか受けていない。このまま続けるのか、国民の生活と地域経済を取り戻すか。『安倍のみクスッ』と笑う選挙で終わらせない」とダジャレを交えて訴えた。松本氏も駆けつけ「親身に政治を考えるよい男が1区に来てくれた」と持ち上げた。

 共産新人の比江嶋俊和氏(67)はJR博多駅前で第一声を上げた。消費税10%への引き上げ反対などを主張し、「安倍政権の暴走を止める」と訴えた。

 福岡市長選にも出馬した無所属新人の金出公子氏(67)は午前、東区の地域交流施設で第一声を行い、国会議員定数の3割削減と原発再稼働反対を主張した。諸派新人の明石健太郎氏(42)は午後、博多区のJR吉塚駅前で街頭演説し、海岸沿いでの堤防兼重油生成施設の整備などを訴えた。

1928チバQ:2014/12/03(水) 21:46:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk43010500000c.html
2014衆院選・くまもと:「全てのみ込み」比例から出馬 林田氏、名簿33位 /熊本
毎日新聞 2014年12月03日 地方版

 自民党は1日、衆院選比例代表の名簿順位を発表した。九州ブロックでは自民前職、林田彪(たけし)氏(70)の順位は33位。林田氏は熊本2区で自民前職の野田毅氏(73)と公認争いを演じた末、名簿の上位登載を条件に比例代表からの出馬を承諾していた。林田氏は「全てのみ込んだ。これ以上言うと愚痴になる」と複雑な表情を見せた。

 2区では2003年以来、野田氏と林田氏が小選挙区と比例代表に交互に立候補する「コスタリカ方式」を採用。今回は自民が定める衆院比例代表の「73歳定年制」がネックとなり、野田氏が小選挙区、林田氏が比例代表から立候補することになった。林田氏は名簿順位次第では無所属からの出馬も辞さない姿勢を見せていた。

 熊本市で2日あった出陣式では、村上寅美県議が「一切の感情を捨てて『小選挙区は野田、比例は自民』という運動展開をお願いしたい」とあいさつ。林田氏も「自民に不満はない。一生懸命頑張る」と意気込んだ。【松田栄二郎】

1929チバQ:2014/12/03(水) 21:49:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk28010249000c.html
2014衆院選:民主・梶原氏、比例で擁立 /兵庫
毎日新聞 2014年12月03日 地方版

 衆院選兵庫5区からの立候補を断念した民主元職、梶原康弘氏(58)について、民主党は比例代表近畿ブロックの単独候補(名簿23位)として擁立した。

 梶原氏は、維新の党との候補者調整のため5区での公認を得られず、立候補を断念したという。しかし、民主党本部から党県連に比例代表での擁立可能な候補者の有無について打診があり、立候補に至ったという。梶原氏は「5区の3人の候補者とは政策が違い、支持者には不満がある。比例でもいいから5区で民主党の旗を立てたいと思い、あえて出ることにした」と話した。【柴崎達矢】

〔阪神版〕

1930チバQ:2014/12/03(水) 21:51:40
毎日と産経の記事の違い
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddm003010195000c.html
クローズアップ2014:衆院選公示 194区、攻防激化 与党強気「上積みも」/野党、競合解消進む
毎日新聞 2014年12月03日 東京朝刊


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 衆院選が2日、公示され舌戦がスタートした。安倍晋三首相は野党の準備が整っていない時期を狙い早期解散に踏み切ったが、野党が調整を進めた結果、前回衆院選の3倍以上の194選挙区で候補者が一本化した。公示前勢力の維持を目指す与党に対し、野党は「自民1強」の打破を狙う。【影山哲也、高本耕太、村尾哲】

 ◇与党強気「上積みも」
 「雇用を増やし、給料を増やすのが私たちの経済政策だ。景気回復の温かい風を送り届ける決意だ」。首相は2日、福島県相馬市での第一声で、雇用と賃金の改善を目指す考えを強調した。政権の経済政策「アベノミクス」の継続で景気回復を目指す与党と、「無策で批判だけの野党」との印象戦を仕掛けており、討論会などで民主党の経済政策批判に時間を割いている。

 首相は表向き、勝敗ラインを自民、公明両党で過半数(238議席)と明言している。「衆院選は政権選択の選挙」という理屈だが、公示前勢力の326議席から88議席減っても「勝利」になる計算だ。

 だが、自民党内では実際の目標は「公示前の295議席の維持から30減程度の間」(党幹部)とされている。さらに、「首相が強気になっている」(党幹部)と言い、首相周辺からは議席増を目指す声も漏れる。

 背景には、各種世論調査で自民党の堅調ぶりが伝えられていることがある。毎日新聞の全国世論調査(11月29、30日実施)でも、比例投票先は自民が38%で、民主党の12%、維新の党の8%を大きく引き離した。

 自民党は公示前日の1日夜には、比例代表の単独候補13人を急きょ、追加公認した。党関係者は「数日前に、女性候補を比例ブロックで1人ずつ増やせないかと指示があった。首相の意向だ」と明かす。

 小選挙区では、北海道や新潟、沖縄両県など14道府県の35選挙区を「重点区」に設定した。公示前の同党の情勢分析で、民主党などにリードを許していた選挙区が中心だ。首相に加え、谷垣禎一幹事長、小泉進次郎復興政務官らを集中的に投入する方針だ。

 公明党は低所得者や中小企業などに、アベノミクスの恩恵が届いていないことを意識した選挙戦を展開している。山口那津男代表は2日、千葉市内の街頭で、「株価の値段が倍になったと言っても拍手は多くない。そうでしょう。私も株、持っていません」と語り、笑いを誘った。選挙戦では軽減税率の導入を前面に押し出している。同党幹部は前職9人が立候補した9選挙区を重点的に回る。自民党と野党候補が接戦となっている選挙区では自民候補への支援を強化する見返りに、比例代表で公明党に投票するよう自民側に求め、比例代表で公示前の22議席からの上積みを目指す。

1931チバQ:2014/12/03(水) 21:51:55
◇野党、競合解消進む
 民主党が公示に向けて力を入れたのが、共産党以外の野党各党との競合解消だ。前回は日本維新の会や日本未来の党など「第三極」が乱立し、共産などを除く非自民勢力は227選挙区で競合した。今回は4分の1近い62選挙区まで減少し、自民1強に対抗する民主、維新、次世代、生活、社民の5党が候補者を一本化できた選挙区は前回の約3倍の194選挙区に増えた。

 東京都では前回、自民、民主、第三極政党の三つどもえが25選挙区中23選挙区に達し、非自民候補の落選が相次いだため、今回は特に候補者調整を強化した。全国では「野合」批判を懸念し、候補の相互推薦や比例票の協力まで踏み込む選挙協力は避けたが、民主党都連と維新の党都総支部は2日、候補を一本化した17選挙区で候補者を相互に推薦したと発表した。

 ただ、非自民、非共産の野党候補がいない「空白区」は39選挙区に上った。民主は野党で過半数(238議席)の獲得を目標としているが、達成は厳しい。

 民主は先週末から党単独の目標議席を「3ケタ」(海江田万里代表)に設定した。解散時勢力の倍近い100議席以上を目指すが、他の野党各党は「現状維持が目標」(維新の党関係者)というのが本音だ。

 議席の上積みを目指す民主党は1日、同党候補に、街頭演説などで自民党を批判する際の参考になるよう「自民党批判マニュアル」を配布。2012年の自民党公約の「議員定数削減」「天下り根絶」「デフレ・円高からの脱却」などの項目を抜粋し、現状が公約違反あるいは失敗と指摘した。

 維新は民主と連携しながらも、独自性を前面に出す選挙戦を展開する。橋下徹共同代表は2日、大阪市の街頭演説で、「アベノミクスの方向性は賛成だが邪魔しているのは自民、公明。民主政権はお金がなく何もできなかった」と、行財政改革の必要性を強調。松井一郎幹事長も「自民、民主、公明、共産もダメよ〜ダメダメ」と加えた。

 次世代の党は、東京12区、大阪16区で公明党のベテラン議員の対抗馬として保守色の強い候補をぶつけ、自民支持層を切り崩す戦略だ。平沼赳夫党首は1日、「自民候補が出ていない公明党選挙区は、投票する自民支援者側に問題が出てくるので、そういった票を吸収したい」と述べた。

 共産党は11月の知事選で他党と共闘した沖縄県では3選挙区で擁立を見送ったが、292選挙区に候補者を立てた。「自共対決構図」を作り、安倍政権への批判票を取り込む狙いがある。昨年の参院選ではブラック企業批判などが一定の支持を集め、12年ぶりに選挙区で議席を獲得した。

1932チバQ:2014/12/03(水) 21:52:21
http://www.sankei.com/politics/news/141203/plt1412030003-n1.html
2014.12.3 05:30
【衆院選2014】
「1強」に挑む急造の野党候補 競合は62選挙区 「空白」も39 ちぐはぐ対応も





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 2日公示された衆院選(14日投開票)で、自民、公明両党が選挙区で擁立した候補者に対し、民主、維新、次世代、生活、社民の野党5党のいずれかの候補者同士が競合する選挙区は62で、全295選挙区の約2割に達した。自民の「1強多弱」を崩そうと野党5党間で候補者調整を進めたが完全な解消には至らず、逆に野党5党の候補が一人も存在しない空白区は39も残った。野党共闘は想定外の衆院解散により急造したものの、「時間切れ」を迎えたといえそうだ。

 自民もしくは公明の候補者に対し、野党第一党の民主と同二党の維新の候補者が競合する選挙区は21選挙区となった。公示直前に民主の前職が比例代表に転出し、維新の前職が選挙区で出馬するなどの調整を進めた結果、平成24年の前回衆院選(維新は旧日本維新の会)の136選挙区と比べれば、大幅に減少した。

 先の臨時国会では、法案協力などで共闘関係を構築しつつあった両党だが、選挙の準備不足は否めない。安倍晋三首相が解散を表明した11月18日の時点で自民と公明がほぼ候補者を固めていたのに対し、野党側が本格的な候補者調整に着手したのは解散決定後だった。

 さらに、民主の海江田万里代表はもともと野党再編に慎重で、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)も民主との選挙協力には否定的なままだ。前職同士の対決は4選挙区残り、野党間の主導権争いで自民を利することになりかねない。

 より選挙協力が難航したのは民主と次世代だった。憲法や安全保障などで主張が異なる両党は広島県などの一部で候補者のすみ分けを行ったものの、競合は26選挙区に上った。

 両党の「水と油」の関係を象徴するように、候補予定者が以前から出馬の準備を進めていた選挙区にそれぞれが新たに候補者を擁立した選挙区もあり、「次世代との関係は崩壊状態」(民主党幹部)という。

 旧日本維新から分かれた維新と次世代の間でも競合は10選挙区となった。生活は一部が選挙直前に民主に復党する動きもあったが、それでも3選挙区で競合している。

 一方、野党5党の候補者が一人もいない39選挙区のうち、大半は自民、共産両党の候補者による「自共対決」の構図だ。「野党空白区」は中国や九州など西日本に多く、全295選挙区の約13%の選挙区で共産を除く野党の「反自民」の受け皿作りさえ構築できなかった。

1933チバQ:2014/12/03(水) 21:58:18
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20141203-1404044.html
角さん王国で“仁義なき小沢VS自民”
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越山会の村といわれた旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を行った生活の党の小沢一郎代表
越山会の村といわれた旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を行った生活の党の小沢一郎代表
 第47回衆院選が2日公示され、12日間にわたる選挙戦が始まった。

 生活の党の小沢一郎代表(72)はこの日、田中角栄元首相を支え、かつて「越山会の村」と呼ばれた新潟5区の旧入広瀬村(現魚沼市)で第一声を上げた。元首相の長女で民主党の田中真紀子氏(70)の出馬取りやめを受け、同区に生活の党から出馬した森裕子氏(58)を応援。自民党は元越山会幹部らが支える前職長島忠美氏(63)が立候補。真紀子氏不在の中、両陣営とも元首相の名前を挙げて後継を主張した。「田中王国」の跡目を争う戦いが始まった。共産党からは服部耕一氏(45)が出馬した。

 真紀子氏の姿が見えない新潟5区。福島県との県境の山村の農協前で、小沢氏はビール箱の上に立った。かつて師事した田中角栄元首相の言葉を引用した。

 「選挙区の地元のみなさんが何を悩み、何を困っているのか。直接会って、胸にたたき込み、地元に根を下ろした政治家になれ」

 小沢氏は、元首相の言葉を「四十数年たつが、自分の政治信条だ」とし、「強いものだけが勝てばいいという今の安倍さんの政治は、根本から間違っている。政治を変えるため、森さんを勝たせていただきたい」と支持を訴えた。

 新潟5区は民主党の真紀子氏不出馬を受け、生活の党の森氏が出馬。維新の党も候補を擁立せず。出馬したのは森氏と長島氏と共産党の服部氏の3人。野党共闘のモデルケースとも言える。「政治とは生活である」「選挙は川上から」。小沢氏の行動は元首相の持論と重なる。まして、入広瀬は旧村民の9割が元首相を支持し、「今も神様みたいな存在」(地元住民)だという「越山会の村」。小沢氏にとっては、絶好の第一声の場所だ。

 森氏は、小沢氏と別行動だったが、長岡市内での第一声で「伝統ある新潟5区は、田中角栄元首相を始め、(社会党の)三宅正一先生など歴史に残る政治家を多数輩出した」と、やはり「田中」を口にした。

 長島氏は、長岡市内での第一声で「アベノミクスでの成長を地方に移していく。これが我々のやるべき第1歩だ」と地元重視の姿勢を強調した。陣営には越山会で青年部長を務めた星野伊佐夫・自民党県連会長を始め、越山会出身者がそろう。陣営の1人は「真紀子さんは田中家の血を引いただけ。政治的な後継は自民党の長島だ」と強調する。

 2年前の衆院選で真紀子氏を破った長島氏は地元に通い、20の後援会を立ち上げた。陣営幹部は「1日に東京−長岡を2往復する日もあった。小沢さんでも真紀子さんでも覆せない」と自信を見せる。

 真紀子氏は姿を見せず、真紀子氏に近い関係者は「指示はない。動きもない」と話した。田中家不在でスタートした田中王国の跡目争い。どの陣営の仁義が通るのか。小沢氏は「それは国民の味方の人の仁義が通る」と強調して入広瀬を後にした。【清水優】

 [2014年12月3日9時36分 紙面から]

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1934チバQ:2014/12/03(水) 21:59:49
http://www.sankei.com/region/news/141203/rgn1412030013-n1.html
2014.12.3 07:01
【衆院選公示】
維新山梨県総支部が民主・中島氏を支持





 維新の党県総支部は2日、1区に民主党から立候補した中島克彦氏を党県総支部として支持することを決め、民主党県連に文書で伝えた。中島氏と同じ1区から出馬を予定していた維新の前職、小沢鋭仁氏(60)が比例代表近畿ブロックへくら替えしたことに伴う措置。1区では民主と維新による野党連携が事実上、成立したことになる。

 この日、維新の小野次郎党県総支部代表代行と民主の飯島修党県連代表代行が、甲府市内で合同の記者会見を開き、明らかにした。

 維新の小野党県総支部代表代行は「議席を自民党に取られてはいけないと、野党の連携を深めるために支持を決めた。その思いが結果につながるよう応援していきたい」、民主の飯島党県連代表代行は「中島さん当選という結果を出し、(支持に対する)恩返しをしたい」とそれぞれ話した。

1935チバQ:2014/12/03(水) 22:00:49
http://dot.asahi.com/news/politics/2014120200100.html
幻に終わった蓮舫氏出馬の裏に隠された“師弟愛”
 民主党参院議員の蓮舫氏(47)は、仲間の応援に引っ張りだこ。解散した11月21日からトレードマークの純白ジャケットに身を包み、香川、愛媛、千葉、新潟、広島と飛び回る。

「やりたい放題の安倍総理に、4年間白紙委任するのですか!」

 うちわ問題で松島みどり前法相を辞任に追い込んだ舌鋒の鋭さは相変わらず。時おり拳を振り上げながら、聴衆を引き込んでいく。

「冬の演説はコンパクトさが重要。蓮舫さんは10分間で首相批判、党の政策、候補者のアピールをきれいに盛り込む。模範的です」(民主党関係者)

 民主党は100議席超えも視野に入るだけに、蓮舫氏も応援に力が入る。だが、つい1カ月前までは衆院東京6区へのくら替え出馬がウワサされていた。

 6区は小宮山洋子元厚生労働相の地盤。前回の衆院選で落選して引退したため、民主党の空白区となっていた。蓮舫氏はかつて友人に「いずれ衆院で上を目指したい」と語り、今夏には6区の世田谷区に事務所を移転。いよいよと見られていたのに、なぜ不出馬だったのか?

「民主党で長年面倒を見てもらった師匠の仙谷由人元官房長官に配慮した」と明かすのは民主党幹部だ。

「6区はもともと民主党が強い選挙区。前回、旧徳島1区から出馬し落選した師匠の仙谷氏に東京6区から出てもらい、当選して最後の1期、花道を飾ってもらおうとしたのです。蓮舫さんは全面支援し、出馬するのは次回でいいと。両者と親しい枝野幸男幹事長もこれを快諾。水面下で計画は進んでいたのですが、直前になって仙谷さんの体調がすぐれず、白紙となってしまった。蓮舫氏は泣いて残念がったようです」

 いま全国を飛び回りながら、頭の中では、実現しなかった師匠への応援をイメージしているのか。

 真相について聞こうと11月27日、演説終わりの蓮舫氏を直撃したが、「急いでいますので」とかわされてしまった。
 
 前出の幹部は話す。

「6区は結局、野党統一候補として維新の党の新人が立候補しました。だがウチは空白のまま。今回の結果がどうなろうと、次期衆院選は間違いなく蓮舫氏が出馬するでしょう」

 蓮舫サン、衆院小選挙区は1位じゃないとダメなんです。

※週刊朝日 2014年12月12日号

1936チバQ:2014/12/03(水) 22:02:31
http://www.sankei.com/west/news/141202/wst1412020068-n1.html
2014.12.2 23:35
【衆院選2014】
「激戦」大阪11区制するのは…各党ガチンコ対決 熱戦火ぶた





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街頭で有権者に支持を訴える候補者=2日午後、大阪府枚方市 
 衆院選が公示された2日、真冬並みの寒さをもろともせず、候補者たちは終日街を駆け回って有権者に支持を訴えた。「一強多弱」との言葉もあるが、近畿は様相が異なる。大阪都構想をめぐり、他の会派と維新が対立していることもあり、各党の“ガチンコ”対決も繰り広げられる。

 ■大阪トップ経済構想

 大阪府北東部の枚方、交野両市をエリアとする大阪11区は大阪中心部へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展したが、昼間人口の流出による地元経済の停滞が課題だ。

 「東京一極集中を改め、東京と大阪の両輪で日本経済を引き上げていくため、大阪の経済をトップ経済にしていく」

 朝方4・7度まで冷え込んだ枚方市の選挙事務所で午前8時半に開かれた出陣式。自民元職の佐藤ゆかり氏(53)は、身ぶり手ぶりを交えながら、自身が掲げる「大阪トップ経済構想」について訴えた。

 平成17年の郵政選挙で「小泉チルドレン」として初当選。21年の衆院選で落選したが、その後、参院議員を経て今回、公示直前に党公認が内定した。

 陣営側が頼みにするのは知名度だ。選対幹部は「初めて訪れる場所でも、顔が知られているので溶け込みやすい」と手応えを口にする。

 選挙戦初日は複数のテレビカメラが後を追い、マイクを握る姿を携帯電話で撮影する有権者の姿も。目をじっと見つめながら握手された同市の無職女性(66)は「実際に会うと印象が良かった」と話した。

 一方で、「落下傘候補」との批判もまぬがれない。演説を聴いた同市の無職男性(67)は「大阪のことをどれだけ考えているのか」と疑問視。選対幹部は「地元の事情も勉強している」と強調する。出陣式で佐藤氏は、選挙区の枚方、交野両市の名前を連呼しながら「もはや地元の佐藤でございます」と、深々と頭を下げた。

 ■身を切る改革アピール

 正午過ぎ、寒風が吹き付ける中、交野市のスーパー前でマイクを握った維新前職の伊東信久氏(50)は「大義のない選挙が行われ、大義のない候補がどこか分からない所から来た」と佐藤氏を当てこすった。

 医師で維新政治塾の1期生。前回衆院選では官房長官を務めた民主元職の平野博文氏(65)に約2万6千票差で快勝、本拠地・大阪での維新人気の強さを見せつけた。あれから2年。「今回は風は期待できない。たった2年では名前も浸透していない」。後援会幹部は焦りを隠さない。陣営は地元選出の地方議員を総動員し、票を結集させる作戦を立てる。

 伊東氏は「しがらみだらけで既得権益に顔が向いている自民党では成長戦略は実行できない。打破できるのは維新だけ」とアピールした。

 共産新人の三和智之氏(39)は枚方市などで「若い力で政治を変えたい」と演説し、原発ゼロや消費税増税中止を訴えた。
■「リベンジさせて」

 午後6時半。日が沈み、さらに冷え込みが厳しくなった京阪枚方市駅前。黄色い薄手のジャンパーに身を包んだ平野氏は「リベンジさせてほしい」と訴えた。

 民主政権下で閣僚を歴任した重鎮だが、維新旋風が吹き荒れた24年の前回選挙で伊東氏に敗れ、比例復活もかなわなかった。落選後の2年間について、支援者の主婦は「元官房長官という肩書もプライドも投げ捨て選挙区回りに打ち込んでいた」と振り返る。

 陣営が懸念するのは佐藤氏の存在だ。新興住宅地が広がる11区は無党派層が多く、陣営幹部も「どれだけの票が知名度の高い佐藤氏に流れるか全く読めない」と危機感をあらわにする。

 平野氏も佐藤氏への闘志をむき出しにこう訴えた。

 「40年ここで暮らしてきた。地元に住んでこそ、これからのこの町が分かる」

1937チバQ:2014/12/03(水) 22:03:22
http://www.sankei.com/west/news/141203/wst1412030019-n1.html
2014.12.3 10:39
【衆院選2014】
「供託金300万円納めました」 締切30分前に立候補希望の女性選管に現る…3時間後不受理も大阪市選管「前代未聞」と混乱  





 衆院選が公示された2日、大阪5区に立候補しようとした女性が提出した書類の取り扱いをめぐり大阪市選挙管理委員会と総務省の協議が長引き、午後5時の締め切り時間を大幅に過ぎた午後7時半にようやく不受理が確定する混乱があった。

 市選管によると、午後4時半ごろ、必要な供託金300万円を大阪法務局に納めたとする証明書類を持った大阪府東大阪市の女性(60)が立候補届けを申し出た。

 だが戸籍名で申請する必要のある書類に別の名前が記されており、市は大阪府選管を通じ、総務省と対応を協議。公選法に抵触するとして受理しないと決めるまで約3時間かかった。

 府選管によると、女性は11月26日に開催した立候補予定者説明会には参加していなかった。

 市選管の担当者は「過去に前例がなく、混乱した。受理できないか手だてを尽くしたが、時間が足りなかった」と話した。

 これにより、総務省の公示日前日有権者数の発表も2日午後8時以降にずれ込んだ。

 大阪5区は、公明対共産の一騎打ちとなった選挙区の一つ。

 2日、石井美鈴氏(共新)はJR塚本駅前で出発式。街頭演説では消費税の再増税に反対し、所得格差の解消や子育て世代への支援拡充を掲げた。

 国重徹氏(公前)は大阪市の各区を選挙カーで回り、中小企業も景気回復を実感できるよう、自公政権の経済政策推進を訴えた。

1938とはずがたり:2014/12/03(水) 22:48:28

2014衆院選・くまもと:「全てのみ込み」比例から出馬 林田氏、名簿33位 /熊本
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141203ddlk43010500000c.html
毎日新聞 2014年12月03日 地方版

 自民党は1日、衆院選比例代表の名簿順位を発表した。九州ブロックでは自民前職、林田彪(たけし)氏(70)の順位は33位。

 林田氏は熊本2区で自民前職の野田毅氏(73)と公認争いを演じた末、名簿の上位登載を条件に比例代表からの出馬を承諾していた。林田氏は「全てのみ込んだ。これ以上言うと愚痴になる」と複雑な表情を見せた。

 2区では2003年以来、野田氏と林田氏が小選挙区と比例代表に交互に立候補する「コスタリカ方式」を採用。

 今回は自民が定める衆院比例代表の「73歳定年制」がネックとなり、野田氏が小選挙区、林田氏が比例代表から立候補することになった。林田氏は名簿順位次第では無所属からの出馬も辞さない姿勢を見せていた。

 熊本市で2日あった出陣式では、村上寅美県議が「一切の感情を捨てて『小選挙区は野田、比例は自民』という運動展開をお願いしたい」とあいさつ。林田氏も「自民に不満はない。一生懸命頑張る」と意気込んだ。

1939とはずがたり:2014/12/03(水) 22:52:43
>>1240>>1272
1区がダメでも2区での出馬を模索してたんですねぇ。。どっちかが3区へって訳には行かなかったのかな?

1940とはずがたり:2014/12/03(水) 23:01:09
>>1679>>1533>>1527>>1485>>1390

衆院選:「非自民」を確認 民主、維新、社民、連合が調印 青森で会合 /青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk02010187000c.html
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 民主党県連、維新の党県総支部、社民党県連の3党地方組織と連合青森は27日、青森市内で会合を開き、農林水産業の振興など5項目を盛り込んだ政策合意文書に調印した。12月14日投開票の衆院選での3党連携の基礎文書となる。1区と2区は維新、3区と4区は民主が公認を立てる「すみ分け」を行い、社民も含め「非自民」での連携も確認した。

 非公開の会合には、4区の候補予定者で民主の山内崇・県連幹事長、1区に立候補する維新の升田世喜男・県総支部代表代行、社民の三上武志代表、連合青森の内村隆志会長らが出席。書き出しが「青森県再生に向け」で始まる合意文書は民主が発案し、中小零細企業支援▽雇用安定と労働条件改善−−などの共通政策を盛り込んだ。

 3党代表者は会合後に記者会見し、民主が維新の1区の升田氏を支援し、維新は3区の田名部匡代氏と4区の山内氏を支援すると明言。「推薦」には至らないが、「推薦並み」の協力をするとした。

 民主離党組で今回は維新公認で2区から出馬する中野渡詔子氏に関し、山内氏は明言を避けたが、「野党協力全体の底上げを図る点で、2区にも相応の効果がある」と話した。

 社民は3区と4区で民主候補を「支持」するが、1区と2区では、維新との安全保障政策などの不一致から「非自民への自主投票」となる。連合青森も3、4区で民主候補を推薦し、1、2区では「非自民・非共産」への自主投票とする。

 会見で山内氏は「事実上の野党統一候補として1〜4区まで自民と対峙する環境ができた事実が重要」と強調。升田氏は「建前論にこだわらず、お互いの立場でベストを尽くす」と話し、三上氏は「政策合意は全国にない画期的なもの」と語った。【宮城裕也】

1941とはずがたり:2014/12/03(水) 23:02:11

衆院選:5区立候補予定、森氏の支援決定 連合新潟 /新潟
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141128ddlk15010032000c.html
毎日新聞 2014年11月28日 地方版

 連合新潟は27日、新潟市内で執行委員会を開き、衆院選で5区から立候補を表明している生活の党の前参院議員、森ゆうこ氏(58)を支援することを全会一致で決定した。同党とは政策協定を結んでいないことから、推薦ではなく「支持」にとどめた。

 会合には森氏も出席し、「民主党候補者と応援し合い、一緒に戦っていく。自民の議席を減らす」などと決意を示した。【山本愛】

衆院選:4区小沢氏を民主自主支援 /岩手
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141201ddlk03010031000c.html
毎日新聞 2014年12月01日 地方版

 民主党県連は30日、衆院選岩手4区で立候補予定の生活前職、小沢一郎氏(72)を「自主支援」すると発表した。

 小沢氏側の要請はないが、高橋元(はじめ)民主県連幹事長は「小沢先生は自分の力で戦い抜けるが、我々でできることはしたい。自民候補が比例復活当選するのは避けたい」と話した。

 盛岡市で開いた2区の生活前職、畑浩治氏(51)への推薦決定会見で明らかにした。

 生活も1区と3区の民主前職を自主支援する。【浅野孝仁】

1942名無しさん:2014/12/03(水) 23:18:31
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50109.html
自公、300議席超す勢い…衆院選序盤情勢

 読売新聞社は、14日投開票の衆院選について、2、3の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。

 自民党は、小選挙区選、比例選ともに優勢で、比例選で伸長が見込まれる公明党と合わせ、与党で300議席を超える勢いとなっている。

 民主党は、公示前の62議席は上回る情勢だが、海江田代表が掲げた「3けた」の目標には届かない見通し。維新の党など第3極は低迷している。

 共産党は比例選で好調で、公示前の8議席からの倍増をうかがっている。調査では、小選挙区選で3割、比例選で2割の人が投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢は終盤にかけて変わる可能性もある。

 衆院選は、1票の格差是正のための法改正に伴い、今回から定数が五つ減り、小選挙区選295、比例選180の計475議席で争われる。

 小選挙区選には959人、全国11ブロックの比例選には841人が立候補し、重複立候補の609人を除くと、1191人が立候補している。

 自民党は、小選挙区選で200人近くが優位に立っている。青森、群馬、富山、石川、福井、岐阜、鳥取、島根、山口、徳島、高知、長崎、宮崎の各県などで議席独占の可能性がある。

 比例選では、前回衆院選で獲得した57議席を大きく上回り、70議席台となる勢い。全体で、絶対安定多数を超え、公示前の293議席確保もうかがっている。

 公明党は、小選挙区選に立候補した9人のほぼ全員が優勢なほか、比例選で伸長し、全体として公示前の31議席を上回りそうだ。

 自公両党の公示前議席は324議席。今回、300議席を超えた場合、安倍首相(自民党総裁)の安定的な政権運営が続きそうだ。

 民主党は、公認候補を擁立した178選挙区中、優位に立っているのが13選挙区にとどまっている。都市部で自民党と接戦を繰り広げているが、抜け出せていない。

 比例選は、前回の30議席は上回るものの、伸びは限定的となっている。

 前回躍進した第3極は苦しい戦いとなっている。維新の党は、小選挙区選で優位なのが1けた台にとどまる。比例選は20議席台の情勢で、公示前の42議席には届きそうもない。

 公示前19議席の次世代の党は、小選挙区選と比例選を合わせても、1けた台に沈む見通し。生活の党も、小選挙区選で優勢なのが1人だけだ。

 社民党は小選挙区で1人が優位に立っている。新党改革は厳しい戦いを強いられている。

 共産党は、他の野党の候補が減る中、「非自民」票の受け皿となり、相乗効果で比例選が伸びそうだ。

1944とはずがたり:2014/12/04(木) 00:03:52
>民主がこれまで強い支持基盤があるとされた愛知や北海道でも劣勢が続き
これはきっついですねー。
次の次に向けて北海道での維新との競合解消や愛知での再構築が必須だなぁ。。

1945名無しさん:2014/12/04(木) 00:04:02
小選挙区 読売
自民 200議席近くが優位
公明 9人全員優位
民主 13選挙区優位にとどまる
維新 1桁台にとどまる
次世代 記載なし
生活 1人だけ優勢
共産 記載なし
社民 1人だけ優勢

こっちも日経よりぼやかしてる感じ

1946名無しさん:2014/12/04(木) 02:27:26
ttp://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/03/kiji/K20141203009396810.html

民主党の選挙カー、歩行者はねる 仙台、候補者は同乗せず


 3日午後8時45分ごろ、仙台市青葉区の国道4号交差点で、衆院選宮城1区から立候補している民主党の郡和子氏陣営の選挙カーが、横断中の男性2人をはねた。仙台中央署によると、2人とも命に別条はない。郡氏は乗っていなかった。

 選挙カーの男性運転手は取材に、左折で交差点に進入し、横断歩道を走ってきた2人をはねたと説明。「暗くて気付くのが遅れた。ブレーキを踏んだと同時にぶつかった」と話した。仙台市の自宅に帰る途中だったという。
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[ 2014年12月3日 23:18 ]

1947名無しさん:2014/12/04(木) 07:28:22
http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040022-n2.html
序盤情勢 自民300議席超の勢い 海江田・菅氏苦戦、民主70議席台も

維新、次世代は劣勢

 産経新聞社は3日、第47回衆院選(14日投開票)について、全国の総支局の取材に共同通信社の電話世論調査の結果などを加味して、選挙戦の序盤情勢を探った。

 自民党は選挙区、比例代表で優位に立ち、単独過半数(238議席)と安定多数(249議席)を大幅に上回り、300議席超を獲得する勢いだ。

 民主党は、海江田万里代表、菅直人元首相ら幹部級で苦戦している選挙区もあり、目標の100議席に届かない公算が大きい。

 自民党は、定数295の選挙区のうち、前回(定数300)獲得した237議席より減少するものの220以上の選挙区で優勢だ。

 11ブロックの比例代表(定数180)でも前回獲得した57議席を大幅に上回り、過去最多の80議席超を獲得する勢いとなっている。

 民主党は、前回獲得の57議席から20議席程度の増加が見込めている。

 しかし、選挙区、比例ともに伸び悩み、前回は選挙区で苦杯をなめた海江田、菅両氏をはじめ東京などの都市圏で出遅れが目立つ。復調というにはほど遠い70議席台にとどまる可能性もありそうだ。

 公明党は、公示前の31議席から1〜2議席を上積みする可能性が出ており、与党が議席を増やす見通しとなっている。

 維新の党は、本拠地の近畿の選挙区を固めきれていない状態だ。比例では20議席超をうかがっている。次世代の党は選挙区で2議席程度を獲得する可能性があるが、比例での議席確保の見通しは立っていない。

 共産党は比例で10議席以上が有望となってきた。生活の党は選挙区で2議席程度を得る見通しだが、比例は苦戦している。社民党は選挙区、比例合わせて2議席を獲得する見通しだ。

 新党改革と幸福実現党は議席獲得を見込めていない。

 ただ、共同通信の電話世論調査では「まだ決めていない」との回答が選挙区で53・5%、比例代表で45・5%に上っている。無党派層など投票先を決めていない有権者が多いことから、投開票日に向けて情勢が変動する余地も残っている。

1948名無しさん:2014/12/04(木) 07:29:54
【選挙】民主党、ネトウヨの襲撃にビクビク
2014年12月02日 11時00分

笑顔でハイタッチする安倍首相に有権者の手が伸びる
http://www.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2014/12/e01d77229b05efcc6f33f65ae7bff443.jpg

 自民党の安倍晋三首相(60)が30日、神奈川県内5か所の遊説を行い、“ハイタッチ作戦”で余裕を見せた。
 
 テレビ番組の党首討論を終えた安倍首相は同日午前、東急電鉄たまプラーザ駅前で1回目の演説を行った。

「アベノミクスで企業の生産性を高め、収益を上げることで雇用が改善され、賃金が上がる。
賃金が上がれば、たまプラーザでみなさんが買い物をする。そんな好循環が生まれている」

 20分ほど話した安倍首相は街宣車から降りると、有権者に近寄り握手…と思いきや、ハイタッチを始めた。
次の会場である小田急線本厚木駅前でも同様にハイタッチ。
演説会の司会者は「安倍首相と握手をしてぬくもりを感じてください」とマイクを通じてアピールしたが、安倍首相は流れるようにハイタッチをして車へ。
その後の演説会場でも同じだった。

 普通は握手をするものだがどうしたのか。自民党関係者は「ハイタッチの方が同じ時間でより多くの人と触れ合えるということだと思います」と解説。
通常、ハイタッチは良いことがあったときにするので、すでに選挙に勝利したかのようだ。

 そんな余裕シャクシャクの安倍自民党の一方で、民主党は不思議な選挙戦をしていた。
解散直後はホームページで幹部の遊説日程を公開していたが、数日前から公開をやめていた。
30日夜になってようやく12月2、3日の遊説日程を出したが、少しでも多くの有権者に訴えたいはずなのに、どうして隠していたのか。

 永田町関係者は「2012年の衆院選でもそうでしたが、民主党幹部の演説はひどい状態になっています。
演説内容ではありません。演説会場に韓国の国旗を持った集団や、『民主党が地上から無くなりますように』と書いたプラカードを持った人が集まっている。
ネガティブキャンペーンにさらされているのです」と明かす。

 韓国国旗を持った集団が民主党を応援していれば、一般の人は「どうして?」と民主党に疑念を持つ。
それが目的の嫌がらせだ。早い話がネット右翼“ネトウヨ”が民主党の演説に押し寄せてしまっているわけだ。

1949名無しさん:2014/12/04(木) 08:53:12
神奈川衆院選:県内18選挙区、自民は前回並み獲得も視野
http://www.kanaloco.jp/article/81199/cms_id/114625

神奈川新聞社は2、3両日、県内の有権者を対象とする衆院選に関する電話世論調査を実施、取材に基づく情勢も加味して18小選挙区の総合的な情勢を探った。
前回15選挙区(自民党14、公明党1)を制した与党は10議席を超す勢いで、前回並みの議席数も視野に入る。前回3選挙区(民主党1、みんなの党2)の議席獲得にとどまった野党は今回も伸び悩んでいる。
公示(2日)直後の調査のため、投票先を「まだ決めていない」との回答が約6割に上っており、今後の情勢が変動する可能性もある。

前職17人を擁立した自民は支持層を固め、無党派層にも支持を広げる。1、2、3、11、13、15区で安定した戦いを展開し、5、7、10、14、17、18区でも他候補をリードしている。ほかに2選挙区で競り合っているほか、前回野党に議席を許した3選挙区でも追い上げており、10議席台半ばの確保が視野に入る。公明は唯一立てた6区で前職が一歩先行している。
一方、民主は候補を9人に絞って失地回復を期すが、優位な選挙区はない。前回議席を獲得した9区は自民前職と接戦。前回日本未来の党で比例復活当選した前職が民主入りした12区も自民前職と競り合う。16区は前回同様に自民前職と横一線の戦い。
8人を擁立した維新の党は共同代表が立つ8区以外は苦戦を強いられている。次世代の党、共産党、生活の党は小選挙区での議席確保は難しい情勢となっている。4区では、元みんなの党代表の無所属前職が自民前職に先行している。
共産以外の野党は今回、乱立して共倒れした前回の反省を踏まえて候補者調整を行ったが、目立った効果は表れていない。共産以外の野党が結果的に1人に絞られた1、10、17区などは自民前職がリードしている。

◆調査の方法
神奈川新聞社の衆院選世論調査は2、3日に県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査が可能。この結果、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い機動的な調査ができる。
今回は各区からそれぞれ約400人、合計7226人(男2985人、女4241人)から回答を得た。

1950名無しさん:2014/12/04(木) 09:59:03
道内自民、2桁も 小選挙区、比例 民主は伸長か 全道世論調査(12/04 07:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/578068.html
 北海道新聞社は14日投開票の衆院選に向け、2、3の両日に全道世論調査を行い、選挙戦序盤の情勢を探った。
 自民党は12小選挙区のうち8選挙区、比例代表道ブロック(定数8)で3議席の獲得をうかがい、合わせて2桁の議席を得る勢い。
 2012年の前回衆院選で小選挙区で全敗した民主党も3選挙区の議席奪回を視野に入れており、比例を含めた議席は現在の「2」から伸びる可能性がある。
 まだ投票先を決めていない層が各選挙区で約4〜6割おり、流動的な要素が残る。
 今回の衆院選で望む結果を尋ねた質問では「自民党など与党の勝利」が34%で、「与野党伯仲」の33%と拮抗(きっこう)した。「民主党など野党の勝利」は22%。
 小選挙区で自民党が先行しているのは2区(札幌市北、東区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、5区(札幌市厚別区、石狩管内)、7区(釧路、根室管内)、9区(胆振、日高管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、オホーツク管内)。公明党との選挙協力で自民党が候補を擁立しなかった10区(空知、留萌管内)は、公明党前職が優位に立っている。
 1区(札幌市中央、南、西区)は民主党前職が自民党前職と接戦を繰り広げている。3区(札幌市白石、豊平、清田区)も民主党前職と自民党前職による激戦の様相。
 8区(渡島、檜山管内)は民主党元職が自民党前職と、6区(上川管内)は自民党前職が民主党元職と、それぞれ競り合っている。
 比例代表では、自民党が前回と同じ3議席を守りそうな展開だ。民主党も前回と同じ2議席確保が見込まれ、公明党と維新の党はそれぞれ1議席を確保する勢い。共産党は00年の衆院選以来14年ぶりの議席獲得の可能性がある。

1951名無しさん:2014/12/04(木) 10:01:51
兵庫県内、自公堅調前職の大半優位に 衆院選序盤情勢
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201412/0007554779.shtml
 共同通信社は第47回衆院選について2、3両日、全国の有権者約12万1700人を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。

 自民党は小選挙区、比例代表で優位に立ち、公示前の295議席を上回る300議席超を獲得する勢いだ。

 衆院選の兵庫県内12選挙区の情勢について、神戸新聞社が2、3日に行った電話世論調査に取材を加えて分析した結果、自民、公明両党が公示前の計10議席を維持する勢いで支持を広げていることが分かった。

 突然の解散を受け、民主党や維新の党など野党は出遅れが目立つ。ただ、回答者の5割以上がまだ態度を決めておらず、流動的な要素も多い。

 自民は前職が立候補した8選挙区のうち、5、9、10区など7選挙区で優位な展開。1区は維新前職と激しく競り合い、11区の新人は民主前職を追っている。公明は2、8区で前職が安定した戦い。

 候補者を5人に絞った民主は、11区で先行するほかは自民、公明などを追う。空白区となった7選挙区では、民主支持層の多くが投票先を「まだ決めていない」などと回答しており、今後の動向が情勢を左右する可能性がある。

 7選挙区に立てた維新は、1区以外は追う展開になっている。2人を公認した次世代の党は3、6区とも自民などに先行を許す。全選挙区に擁立した共産党は支持拡大に懸命。12区は民主を除名された無所属前職が先行している。

1952名無しさん:2014/12/04(木) 10:04:55
【とちぎ衆院選】自民1、4、5区でリード 栃木県内小選挙区 本社世論調査
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141204/1798757
 安倍政権の2年間に審判を下す14日の衆院選投開票を前に、下野新聞社は2、3の両日、電話による世論調査を行い、取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。

 自民、民主に共産を加えた3党と、無所属の計14人が立候補しているが、3区は自民前職と無所属前職が競り合う展開。2区は先行する自民前職に民主前職が迫る接戦となっている。

 一方、1、4、5区は自民がリードする。選挙に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人は63%で、「全く関心がない」「あまり関心がない」は36%。過半数の52%はまだ投票先を決めておらず、終盤の展開が注目される。

1953名無しさん:2014/12/04(木) 10:09:55
自民3、4、5区安定 2区は維新と競る  5選挙区情勢 群馬
http://www.jomo-news.co.jp/ns/9814176209063676/news.html
 第47回衆院選について上毛新聞社は2、3両日、共同通信社と電話世論調査を実施、結果や担当記者の取材を基に、県内5小選挙区の情勢を分析した。

 公示前に5議席を独占していた自民党は3〜5区で他党をリードする。1区は自民を無所属らが追い、2区で自民と維新の党が競る。

 議席奪還を目指す民主党や社民党などは伸び悩んでいる。ただ各選挙区とも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ

1954名無しさん:2014/12/04(木) 10:13:55
<衆院選>宮城・小選挙区序盤情勢 河北新報社世論調査
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141204_13021.html
 14日投開票の衆院選で、河北新報社は2、3の両日、宮城県内6小選挙区を対象に電話世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて序盤情勢をまとめた。
 自民党候補は1、2、3、4、6区で優勢に戦いを進め、公示前と同数の5議席をうかがう。5区は民主党候補が優位に立つ。
 民主と選挙協力する維新の党候補は苦戦している。調査時点で有権者の5割以上が態度を決めておらず、終盤にかけて情勢は変動する可能性がある。(敬称略)

◎1区/土井氏先行、郡氏追う
 自民の土井が先行、民主の郡が追い上げる。
 土井は自民支持層と公明支持層のいずれも7割を固め、維新の3割弱を取り込む。無党派層からの支持も郡を上回る。
 40〜60代の3割、地域別では仙台市青葉区、太白区とも満遍なく浸透する。
 郡は民主支持層の8割強を固めたほか、維新の4割弱の支持を得た。50〜60代で3割弱に浸透するが、20〜40代で広がりを欠く。地元の太白区で土井に後れを取る。
 共産の松井は共産支持層の8割弱を固めた。50代の支持が比較的厚い。

◎2区/秋葉氏抜け出す、林氏懸命
 自民の秋葉が抜け出し、維新の林が懸命に追う。共産の大内、次世代の増元、社民の桑島は浸透に躍起。
 秋葉は全世代で強みを見せ、40代からは4割の支持を得る。地域別では宮城野区を中心に全域に満遍なく浸透。
 自民支持層の7割弱、公明支持層の8割を固めた。
 林は無党派層の2割弱、維新支持層の7割弱から支持を受ける。選挙協力する民主支持層への浸透は5割。
 大内は女性の支持が比較的厚い。増元は次世代支持層以外への広がりを欠く。桑島は社民支持層をまとめ切れていない。

◎3区/西村氏が安定
 自民の西村が安定した戦い。民主の橋本が懸命に追う。
 西村は自民支持層の8割、公明支持層の4割を固めた。維新支持層からも6割強の支持を得る。
 20〜30代の支持が6割を超えるなど、各年代で幅広い支持を保つ。
 橋本は民主支持層の7割弱を固めた。生活支持層から9割の支持があるが、維新支持層、支持なし層への浸透はともに1割強にとどまる。40代の支持が西村に迫る。
 共産の吉田は共産支持層の8割強を固めた。

◎4区/伊藤氏リード
 自民の伊藤がリードし、民主の井戸が追う。
 伊藤は全域で支持を広げ、20〜70代以上の全ての年代に浸透する。自民支持層の8割近くを固め公明支持層の5割強を取り込む。民主支持層の3割を切り崩している。
 井戸は民主支持層への浸透がまだ5割弱にとどまっている。維新支持層の5割近くに食い込むが、30〜40代の支持に広がりを欠く。
 共産の小高は共産支持層の7割近くをまとめた。

◎5区/安住氏が優位
 民主の安住が全域で優位に立ち、自民の勝沼が追い上げる。
 安住は民主支持層の9割を固め、自民、公明支持層にも食い込む。30〜70代以上の世代で4割以上の支持を集めている。
 勝沼は自民支持層への浸透が5割にとどまる。公明支持層でも1割に届かず取り込みを急ぐ。20代で4割の支持を得る。
 共産の高村は共産支持層の8割をまとめたが、広がりに欠ける。

◎6区/小野寺氏盤石
 自民の小野寺が高い知名度で、盤石な戦いを展開。民主の鎌田は支持拡大を急ぐ。共産の内藤は浸透に懸命。
 小野寺は自民支持層の9割を固め、公明支持層の7割をまとめた。支持なし層の4割に浸透している。地盤の気仙沼市など沿岸部で7割の支持を集めた。
 鎌田は民主支持層の6割を固め、区割り変更で新たに加わった旧古川市などで比較的浸透。30代の2割から指示を得る。
 内藤は共産支持層の4割をまとめた。

1955名無しさん:2014/12/04(木) 10:18:46
<衆院選>激戦区、支持求め奔走 13選挙区の序盤情勢
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141204/CK2014120402000117.html
 十四日投開票の衆院選で、本紙は電話世論調査に取材結果を加味し、都内二十五選挙区のうち激戦区を中心に十三選挙区の序盤情勢をまとめた。
 ただ、投票先を決めていない有権者は都内全体で六割近くになっており、情勢はまだ流動的だ。 (敬称略)
◆1区
 山田は地元都議や区議、与謝野馨元財務相らの応援を得て選挙戦を展開し、自民支持層の六割、公明支持層の四割をおさえ、やや先行する。
 海江田は応援のため選挙区を離れることが多いが、党代表としての高い知名度を生かして民主支持層の六割を固め追い上げる。
 冨田は消費税増税批判などで支持拡大を図る。渡辺は街頭活動に力を入れ、又吉、野崎は独自の戦い。
◆2区
 若さをアピールする辻が三十〜四十代の支持を集め優勢。返り咲きを目指す中山は民主支持層の七割を固めた。
 大熊、石沢が続き、犬丸も知名度向上を図る。四割の有権者が投票先を明らかにしていない。
◆3区
 石原を松原が激しく追い上げ、香西が続く。石原は自民支持層の六割、公明支持層の三割を固めた。
 民主支持層の七割をおさえた松原は無党派層への浸透にも努める。香西は安倍政権批判を展開し上積みを図る。
◆5区
 地元地方議員による組織戦を展開する若宮が自民、公明支持層を固め、やや優勢。
 三期の実績をアピールする手塚が続き、みんな解党で無所属出馬の三谷、自公政権を批判する沢井が追う。中松は知名度を生かす。
◆7区
 元厚生労働相として知名度の高い長妻は、無党派層の支持も比較的高い。
 松本は自民、公明支持層の五割以上を固め追い上げる。太田は消費税増税反対などを掲げ支持拡大を図る。吉田も票の上積みに懸命。
◆10区
 八選をめざす小池が知名度と地盤を強みに一歩リード。街頭活動で無党派層への浸透を図る江端が追い、
 安倍政権批判を強める今と脱原発などを掲げる多ケ谷が続く。神谷は自主憲法制定を訴える。
◆12区
 自民の全面支援を受ける太田は国土交通相としての実績を訴え一歩リード。
 古巣の民主支持層の七割に浸透する青木、若者の雇用対策などを訴える池内が競り合いつつ追う。公明批判を展開する田母神は支持拡大に努める。
◆14区
 「うちわ配布問題」の逆風を受ける松島は「おわび」に徹し支持層引き締めに必死。
 解散を受け、民主復党を決めた元職の木村が追い、消費税増税批判などを展開する阿藤が続く。
◆15区
 秋元と柿沢が横一線。秋元は与党候補であることを前面に押し出し、自民支持層の五割、公明支持層の六割をおさえた。
 柿沢は父の代からの支持層を固め、民主区議の支援も受けて激しく競り合う。増加している新住民票の行方が鍵になりそう。吉田は共産支持層を固めつつある。猪野は支持拡大を図る。
◆18区
 土屋と元首相の菅が競り合う。土屋は元武蔵野市長としての基盤を生かし、自民支持層の八割を固めた。
 前回選挙区で敗れ、危機感を募らせる菅は、脱原発などの訴えを通じ、安倍政権に対する批判票の取り込みを図る。結城は共産支持層に上積みを狙う。
◆21区
 小田原は自民支持層の六割、公明支持層の五割を固め、選挙区での初勝利を狙う。
 前回、逆風の中でも選挙区を制した長島も、民主支持層の八割を固め、二人のマッチレースが続きそう。吉岡は共産支持層以外への広がりが鍵。
◆22区
 五度目の対決となる伊藤と山花が接戦。伊藤は地方創生相補佐官などの要職を務めてきた実績を強調。
 議席奪還を目指す山花は、民主支持層の八割を固めた。坂内と鹿野はそれぞれの支持層への浸透拡大を図る。
◆23区
 小倉がやや先行し、雪辱を期す櫛渕が追う。小倉は経済通をアピールし、自民支持層の六割、公明支持層の五割を固めた。
 櫛渕は民主支持層の五割の支持を集め、上積みが課題。松村は組織を固め、伊藤が続く。まだ五割超の有権者が投票先を明らかにしていない。

1956とはずがたり:2014/12/04(木) 12:18:07
2014.12.4 08:05
衆院選 自民、海江田氏の地盤の東京1区に幹部を集中投下
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141204/plt14120408050003-n1.html

 自民党は、幹部クラスが続々と民主党の海江田万里代表の地盤、東京1区に入っている。すでに、安倍晋三首相(党総裁)と菅義偉(すが・よしひで)官房長官が公示前の11月28日と29日にそれぞれ入り、3日は谷垣禎一幹事長が党公認候補の応援に駆け付けた。まさに“集中投下”の様相だ。産経新聞の情勢調査によると海江田氏は苦戦しており、もし落選すれば同区は「民主敗北」の象徴となる。(沢田大典)

 「政権をとって何をするかが一致していなかったから、最後はバラバラになった。日本を成長させる政策が民主党には足りない。振り子のような政治には終止符を打ちたい」

 谷垣氏は3日夕、新宿区のスーパーの前で候補者の山田美樹氏と街頭演説し、民主党を批判。かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相も駆け付け、「山田さんをよろしくお願いします」と訴えた。

 平成24年の前回衆院選と比べて野党間の候補者調整は進んだものの、情勢調査では、民主党は公示前勢力の62議席から増える見込みだが、目標とする100議席には遠く及ばない。

 党幹部は「なかなか厳しい…」と眉をひそめた。これが現実のものとなれば、選挙後に党内から海江田氏の辞任論が起きる公算が大きい。それどころか、海江田氏の当選も決して楽観できそうにないのだ。

 海江田氏は、前回衆院選で山田氏に1134票差で敗れ、比例代表で復活当選した。選挙区で敗北し、代表選に立候補したことを党内で疑問視されると、当選者の得票数に対し落選者の得票数の割合を指す惜敗率を引き合いに出し「98・6%だ。私なりにクリアできている」と反論していた。

 野党では、維新の党の江田憲司共同代表が「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退した。海江田氏は今回も重複立候補し、東京ブロックの名簿は他の選挙区候補と同列の1位だ。

 自民党都連幹部は「海江田氏が比例復活もできなければベストだ。復活しても惜敗率が下がり、90%を割りでもしたら、民主党の議席が増えても恥ずかしくて勝利宣言や代表続投なんてできないだろう」と語る。

 海江田氏は3日、東京都調布市内で記者団に「自民党は野党第一党の党首を追い込む考えのようだが」と問われると、あくまで平静を装った。

 「相手が何してこようと意に介しません」

1957名無しさん:2014/12/04(木) 12:45:38
電話世論調査 衆院選 自民が優位な選挙戦を展開
https://www.teletama.jp/news/1204.html

テレビ埼玉が2日と3日の2日間、今月14日投開票の衆議院選挙について電話世論調査をしたところ、小選挙区では自民党が優位な選挙戦を展開しています。
調査は、県内の有権者を対象に、コンピュータで無作為に選んで電話をかけるRDD方式で行いました。
それによりますと、自民党は2区、9区、15区でほかの候補を引き離しています。
また、3区、4区、8区、10区、12区、13区、14区で優位に選挙戦を展開し、1区と7区で他の候補をリードしています。
民主党は、5区で前職が自民の前職と激しく競り合っていて、6区でも自民の前職と接戦を繰り広げています。
民主党と選挙区調整を行い、3人の候補を擁立した維新の党は、伸び悩んでいます。
次世代の党は、12区で自民の前職と民主の元職を追う展開で、7区と13区では厳しい情勢です。
全ての選挙区に候補者を擁立した共産党と、1区に候補を擁立した社民党は厳しい戦いです。
無所属は、11区で前職が自民の前職と激しく競り合っています。
しかし、有権者の3割から4割を占めるとされる無党派層の半数から3分の2近くが投票態度を明らかにしておらず、今月14日の投開票に向け、情勢が変わる可能性があります。

1958チバQ:2014/12/04(木) 19:06:01
期待通りの対応をしてくれるみずほちゃん
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/04/11.html
2014年12月4日(木)
集団的自衛権は「ダメよ〜ダメダメ」 福島社民副党首が来県


公認候補者への支持を呼び掛ける社民党の福島瑞穂副党首=3日午後、JR浦和駅西口
 社民党の福島瑞穂副党首が3日、県内入りし、衆院選の県内小選挙区に立候補している候補者と党への支持を呼び掛けた。福島副党首は2014年の新語・流行語大賞になった「ダメよ〜ダメダメ」と「集団的自衛権」を引き合いにし、「安倍首相は国民の声を聞かない。集団的自衛権はダメよ〜ダメダメ」と、声を大にした。

 福島副党首は「安倍首相のアベノミクスは格差が拡大する」と主張。消費税率の8%への引き上げによる物価上昇、年金抑制、非正規雇用の増加、実質賃金も下がり続けているとし、「アベノミクスは富裕層はつくったが、生活が苦しいと感じている人が83%もいる。安倍首相は国民の内需に関心がない」と批判した。さらに平和の構築や脱原発、環太平洋連携協定(TPP)反対を訴えた。

1959チバQ:2014/12/04(木) 19:06:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120400706
衆院選・注目区を行く(栃木3区、神奈川4区)【14衆院選】



訪問した企業の従業員に頭を下げる衆院選候補者(手前中央)=3日、栃木県那須塩原市(一部、画像処理してあります)
 ◇追い詰められた「改革の旗手」=自民、渡辺の牙城切り崩し−栃木3区

おすすめ【特設ページ】第47回衆議院議員選挙・立候補者一覧
 「真の改革」を掲げて2009年8月、みんなの党を旗揚げした渡辺喜美が追い詰められている。巨額の借入金問題で党代表の座を追われ、路線対立で党そのものを失った。渡辺に向けられる有権者の視線はかつてなく厳しい。
 衆院選公示から一夜明けた3日朝。栃木県那須塩原市のJR西那須野駅頭で、妻まゆみとビラを配る渡辺の姿があった。厳しい冷え込みの中、白い息を吐きつつ有権者を握手攻め。「ご両親によろしく」と通学の中高生にも笑顔を振りまいた。
 渡辺は栃木3区で、副総理兼外相など要職を歴任した亡父美智雄が築き上げた盤石な地盤を引き継いだ。しかし、選挙区を妻に任せきりにし、永田町で政局にかまけている間に、先代からの古参秘書が去り、系列の地方議員らは離反した。
 今年4月、代表を辞任する原因となった8億円の借入金問題は、「改革の旗手」を自任した渡辺に決定的な打撃となった。「前回支持してくれた建設会社が離れてしまった。いくら謝ってもまだ頭が高いと言う支援者もいる」。渡辺選対幹部の顔色はさえない。
 駅前でのビラ配りの後、渡辺は慌ただしく地元企業のあいさつ回りに向かった。「一から頑張ります」と頭を下げる渡辺との握手に応じた30代の社員は、「会社は喜美さんと付き合いが長いけど、誰に入れるか冷静に考えるよ」と素っ気ない。周囲には自民支持を決めた社員もいるという。
 前回、渡辺に敗れて比例復活した自民前職の簗和生陣営は、渡辺が先代の遺産を食いつぶしていると見定め、「(故美智雄の)金縛りを解く」と牙城の切り崩しに躍起となっている。渡辺が頼るかつての人脈も「1軒ずつつぶしていく」と意気軒高だ。
 「心配をかけ続けてきた。私は不器用な人間だが、片時も地元を忘れたことはない」。こんな渡辺の思いに対する有権者の答えは14日に出る。3区には共産党新人の秋山幸子も出馬している。
◇浅尾も背水の陣−神奈川4区
 「比例復活はない。今回の選挙が一番厳しい戦いになる」。渡辺の反対を押し切ってみんなを解党、無所属に転じた前代表の浅尾慶一郎は11月30日、神奈川県鎌倉市で開いた決起集会で何度も頭を下げた。文字通りの「背水の陣」を敷く。
 無所属候補は、ビラの枚数や選挙カーの台数の制限が政党公認候補より厳しく、政見放送もできない。浅尾陣営は「ハデポコ」作戦、すなわち「はがきの発送、電話勧誘、室内ポスター掲示、個人演説会への参加」で支持拡大に懸命だ。
 しかし、有権者の視線は冷たい。2日の公示日、JR鎌倉駅東口の街頭演説に集まった聴衆は30人程度。この後、西口に移り、街宣車を降りて懸命に頭を下げる姿にも、足を止める有権者はまばらだった。このうちの一人は「党がないんじゃ何ができるのか分からない」と突き放した。
 浅尾が前回、ダブルスコア近い大差で下した自民の前職山本朋広は、浅尾の背中にひたひたと迫る。浅尾自身、「相手は総力戦」と危機感を隠さない。浅尾が決起集会を開いた先月30日、同じ鎌倉に応援に入った首相安倍晋三は「この候補者は時には民主党、時にはみんなの党、時には無所属。どんどん色が変わっていく。これはおかしい」と、党を渡り歩いた浅尾の痛いところを突いた。
 4区には共産新人の加藤勝広、民主を離党した無所属新人の荻原隆宏も立候補している。(敬称略)(2014/12/04-17:16)

1960チバQ:2014/12/04(木) 19:11:46
http://www.news-postseven.com/archives/20141204_289719.html
浪速のエリカ様 相手の目を見つめ手を握る戦術が男性に好評
2014.12.04 16:00
 2012年の総選挙では大阪の19選挙区中12を制した橋下徹・大阪市長率いる維新の党(当時は日本維新の会)だが、党勢の退潮が著しい。

 前回、民主党の藤村修・官房長官(当時)を落選に追い込んだ女刺客、「浪速のエリカ様」こと上西小百合氏(大阪7区)も苦戦を強いられている。

「藤村氏は引退したので民主とは候補者調整し、前回8000票差で競り負けた自民党の渡嘉敷奈緒美さん相手でも勝機は十分あるはずだが、勢いはイマイチ」(陣営関係者)

 原因は橋下氏の「敵前逃亡」だ。大阪都構想に反対する公明党が候補を立てる選挙区に、自らが刺客となって出馬することを匂わせていたが、解散後に不出馬を表明。維新陣営に失望が広がった。

 比例復活当選の上西氏はこの2年間、選挙区への浸透を図る活動を続けてきた。地元記者はこういう。

「政治経験はゼロで演説はしどろもどろだから、徹底した握手作戦を続けていた。毎週末、地元のイベントを回り、しゃべりは最小限にして相手の目を見つめてひたすら手を握る。男性有権者には好評だった」

 解散直後の3連休も自治会の親睦会、防災訓練、ゲートゴルフ大会などをはしごして挨拶回り。1日に20か所以上のイベントを回った経験もあるといい、フットワークは確かに軽いようだが、握手しかできないマドンナ候補でも当選圏が見えていたのは橋下氏への期待があったから。公示前に党首が逃げ出した影響は大きい。

「橋下はしょせんテレビタレント。政治家としての勝負勘は極めて鈍い。比例も含めて維新は議席を減らすだけだ」(自民党大阪府連関係者)と与党は高笑いしている。

※週刊ポスト2014年12月12日号

1961チバQ:2014/12/04(木) 19:13:37
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141204_11034.html
<衆院選>主要労組、足並みに乱れ 民主候補不在の宮城2区

 14日投開票の衆院選で、宮城県内で唯一民主党が公認候補を立てなかった宮城2区の運動方針をめぐり、連合宮城を構成する主要労組の対応が分かれている。民主とすみ分けを図った維新の党へのアレルギーもあり、野党共闘の成否の鍵を握る組合票の行方は不透明だ。

 民主党は2区について、維新前議員の林宙紀氏(37)を県連推薦とした。2012年の前回衆院選は1区から出馬し、民主の要請に応じて国替えした林氏を公認並みに支援する。
 民主を選挙応援の主軸とする連合本部は、公務員の組合活動に否定的な橋下徹共同代表への反発などから維新の党を支援しない。
 組合員約8万人の連合宮城は1、3〜6区の民主候補を推薦する一方、2区は一本化が難しいと判断。運動方針を加盟労組に一任した。
 傘下で組合員数が2番目のUAゼンセン県支部(1万1000人)は表向きは自主投票だが、事実上の林氏支援を組織に呼び掛けている。幹部は「民主候補不在の中で最も政策や理念の近い候補を選びたい」と話す。自動車総連宮城地方協議会(7500人)も林氏支援で動く。
 一方、組合員数最多の自治労県本部(1万6000人)とJP労組宮城連絡協議会(5300人)は、社民党新人の桑島崇史氏(35)を推薦した。自治労はこれまでも社民が支援の主軸だった。
 自主投票とした情報労連県協議会(5200人)の幹部は「連合本部の方針や政策の比較を通じ、維新の党、社民党双方とも(組織決定となる)支援は打ち出せない」と話す。
 県電力総連(7500人)はまだ態度を決めておらず、ぎりぎりまで協議を続ける。「仙台市内の選挙区で民主党候補がいない初の総選挙。慎重に判断したい。エネルギー政策などをしっかり点検する」と話す。
 連合宮城の山崎透会長は「2区ははっきりと支援を打ち出せない難しい状況だが、それぞれの産別は一体の動きを取るはずだ」と話す。

【宮城2区立候補者】
増元照明59☆次 新 
桑島崇史35☆社 新 
林宙紀37☆維 前(1)
大内真理36 共 新 
秋葉賢也52☆自(無)前(4)

1962チバQ:2014/12/04(木) 19:14:03
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_11.html
<衆院選>反自民再結集、福島1区構図激変


立候補断念を表明する石原氏=11月21日、福島県庁
 衆院選の福島1区で、立候補を見送った元議員の石原洋三郎氏(41)が民主党元参院議員の金子恵美候補(49)への支援を表明した。2人は民主党の同志だったが、前回の衆院選直前にたもとを分かった。父親が保守系の元衆院議員という共通項を持つ2人が「反自民」で再結集し、県都決戦の構図は激変した。

 「今まで一緒にやってきた仲。金子を支援してほしい」。2日午後、JR福島駅前のホテルで民主党の玄葉光一郎元外相(50)が石原氏に頭を下げた。石原氏は「分かりました」と快諾した。
 石原氏は2009年の衆院選で、民主党公認で立候補し15万票を得て初当選。前回は民主党を離党し未来の党公認で臨み、5万票で次点だった。民主党候補は4万5000票で3位。反自民票が割れ、12万票を得て返り咲いた自民党の亀岡偉民氏(59)に惨敗した。
 石原氏はみんなの党公認が内定していたが、解党を受け出馬を断念。「第二極と第三極が割れれば自民を利する」と話すなど、非自民の立場は鮮明にしていたが、金子氏を支援するかは明言していなかった。
 初代民選の福島県知事の祖父、元衆院議員の父を持つ石原氏は、1区に代々の支持者を抱える。金子氏の父も元衆院議員で、個人後援会を受け継いでいる。
 「金子石原連合」の誕生に、金子氏選対の小林義明事務局長は「2年前に石原氏を除名した経緯があり、単純な票の足し算はできないが、亀岡氏に肩を並べられるというムードが出てきた」と歓迎する。
 一方、亀岡氏の選対幹部は「石原氏の5万票は絶対に亀岡氏には流れてこない。(前回、大勝して)若干楽観ムードがあっただけに、早急に引き締めを図らなければならない」と警戒を強めた。

◎衆院選立候補者
 【福島1区】
金子恵美49☆民 新 
亀岡偉民59☆自(町)前(2)
渡部保子72 共 新

1963チバQ:2014/12/04(木) 19:14:55
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_06.html
<衆院選>民・生住み分け 岩手の自民苦境


盛岡市であった自民党の街頭演説会。各陣営は安倍政権の実績を訴える
 衆院選の岩手で、自民党陣営の多くがサバイバル戦を強いられている。立候補した4前議員のうち3人は前回(2012年)、比例東北で救われた復活当選組。「小沢王国」の歴史の陰で岩手の自民は党勢がさほど強くない上、今回は民主、生活がすみ分けをして攻勢に転じている。党県連は「4選挙区で余裕のある選挙区は一つもない」と危機感を強める。

 「どうしても岩手のために働きたい。どうか皆さん、この思いを知り合いに伝えてほしい」。公示された2日夜、盛岡市のビルの一室。1区で再選を目指す前議員の高橋比奈子候補(56)は、声を震わせながら約80人に支持を訴えた。
 前回は民主党が分裂し、民主と生活(当時・日本未来)が票を奪い合った。高橋氏は2番手に滑り込み、比例復活で初当選した。
 今回は事情が違う。民主は1、3区、生活は2、4区に公認候補をすみ分けた。1区では民主前議員の組織力のある階猛候補(48)が4選を狙う。前回割れた民・生票を単純に合わせれば、高橋氏は圧倒的に不利になる。
 2区では前回ただ一人、選挙区議席を獲得した党県連会長の鈴木俊一候補(61)が通算8選に挑む。相手は比例東北の生活前議員畑浩治候補(51)。選挙区の対戦成績は鈴木氏の2勝1敗だ。
 「追い風はない」と前回との違いを語る鈴木氏。経済政策アベノミクスへの評判は芳しくなく、支える首長の一人は「厳しい勝負。鈴木さんも競るだろう」と予測する。
 3、4区の候補はいずれも比例復活組で、保守層への浸透に躍起だ。3区は橋本英教候補(47)が民主前議員の黄川田徹候補(61)に挑み、4区は藤原崇候補(31)が生活代表の小沢一郎候補(72)の岩盤に立ち向かう。
 ある陣営の幹部は「惜敗率80%が比例の当落ラインだろう。差を縮め、何とか復活したい」と選挙区での「善戦」を視野に入れ始めた。前回、比例東北で復活した自民候補の惜敗率は45〜78%。落選者が増えれば復活ラインは上がる。
 好材料もある。公明党は前回2区の鈴木氏だけだった推薦を全候補に拡大した。公明票は各選挙区1万余りあるとみられ、各陣営は票の上積みを期待する。
 県農協政治連盟や県漁連、県医師連盟、県歯科医師連盟など各団体も前回は「自主投票」とした選挙区を「自民推薦」に切り替えた。県連幹部は「しっかり取り組まないと思わぬ結果になる」と陣営を引き締める。

◎衆院選岩手小選挙区立候補者
 ▽1区 
細川光正65☆社 新  
階猛48☆民 前(3) 
吉田恭子33 共 新  
高橋比奈子56☆自(大)前(1)(比当)

 ▽2区 
畑浩治51☆生 前(2)(比当)
久保幸男56 共 新  
鈴木俊一61☆自(岸)前(7) 

 ▽3区 
橋本英教47☆自(町)前(1)(比当)
黄川田徹61☆民 前(5) 
菊池幸夫55 共 新  

 ▽4区 
藤原崇31☆自(町)前(1)(比当)
高橋綱記67 共 新  
小沢一郎72☆生 前(15) 

☆は比例代表との重複立候補者。(比当)は前回選(12年)の比例東北復活当選者。

1964チバQ:2014/12/04(木) 19:15:29
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141204_07.html
<衆院選>「大将の娘」激励 谷垣氏酒田入り


「今度は私が育てる」と自民候補への支持を訴える谷垣幹事長
 自民党の谷垣禎一幹事長が3日、衆院選山形3区の党新人加藤鮎子候補(35)応援のため、酒田市に駆け付けた。谷垣氏といえば、加藤氏の父紘一氏による「加藤の乱」の際に「大将なんだから」と、涙ながらに引き留めたエピソードが有名。前回、紘一氏を破った前議員との激戦に挑む「大将の娘」のため、熱弁を振るった。

 谷垣氏は個人演説会で約400人の聴衆を前に「初陣の鮎子氏の姿を見ると、加藤紘一先生に指導していただいた身として万感胸に迫る」と切り出し、自らの衆院初当選の思い出を披露した。
 紘一氏の全面支援を受け、30代の若さで当選できた−などと述べた谷垣氏は「私がそうしてもらったように、鮎子氏を山形のためになる政治家に育てる」と宣言。壇上に並んだ鮎子氏は目を潤ませながら頭を下げ、支援者からは大きな拍手が湧いた。
 マイクを握った自民党県連幹部も「こんな早い段階で幹事長が来るのは、鮎子氏が大事だということの証だ」と強調し、谷垣氏との親密さを繰り返しアピールした。
 谷垣氏は紘一氏に側近として長く仕え、2000年の加藤の乱では、当時の森喜朗首相への内閣不信任案に賛成しようとする紘一氏に対し「加藤先生が大将なんだから。一人で突撃なんて駄目ですよ」と説得した姿が大きく取り上げられた。鮎子氏とは幼いころから親交があるという。
 党幹部との「浪花節」で引きつける加藤氏に対し、無所属前議員の阿部寿一候補(55)の陣営は「谷垣氏が来るのは想定内だ」と述べた。
 民主新人の吉田大成(45)、共産新人の長谷川剛(36)の両候補陣営はともに「主張を変わらず訴えるだけ」などと話している。

◎衆院選立候補者
 【山形3区】
阿部寿一55 無 前(1)
吉田大成45☆民 新 
長谷川剛36 共 新 
加藤鮎子35☆自 新 
佐藤誠66 無 新

1965チバQ:2014/12/04(木) 19:19:22
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50112.html
自民も民主もいない選挙区…見極め困難と有権者
2014年12月04日 08時24分
 本来は政権選択の意味合いを持つ衆院選だが、第1党の自民党候補も、野党第1党の民主党候補もおらず、選択肢が限られる選挙区もある。


 政党間の選挙協力や強固な地盤を持った候補の存在がその理由で、有権者からは戸惑いの声も漏れる。

 熊本4区は、自民、民主両党の公認候補が出ず、共産党新人の井芹栄次候補と次世代の党前議員の園田博之候補の一騎打ちとなっている。

 園田候補の父親は、外相などを歴任した自民党の重鎮だった。園田候補は同党を離党後、複数の党を渡り歩いたが、今も地盤を支えるのは自民党の地方議員ら。今回の選挙でも、同党県連と公明党から異例の推薦を得た。園田候補は2日の出陣式で「与党や、与党に近い立場で仕事をしたい」と表明したが、駆けつけた農業男性(64)は「地元のために働くのに政党は関係ないが、やはり自民党候補がいないと……」とこぼす。

 一方の井芹候補は「安倍政権にノーを突き付けよう」と訴えた。

 自公連立政権の象徴とされ、2003年の衆院選以降、自民党が候補を立てていない東京12区。「野党共闘のため」として民主党も擁立を見送り、前回に続き、自民、民主両党が不在の選挙区となった。

 公明党前議員の太田昭宏候補が11月27日に行った事務所開きには、自民党の谷垣幹事長が駆け付け、両党の連携をアピールした。生活の党前議員の青木愛候補は、区議レベルで民主党の選挙協力を受けている。

 しかし同選挙区内にある、JR赤羽駅近くの商店街を歩いていた女性会社員(32)は「自民党候補も民主党候補もいないと、政権を託せる投票先を見極めるのは難しい」と語った。

 同選挙区では、共産党新人の池内沙織候補と、次世代の党新人の田母神俊雄候補も出馬している。

2014年12月04日 08時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1966チバQ:2014/12/04(木) 19:20:42
http://www.sankei.com/region/news/141204/rgn1412040038-n1.html
2014.12.4 07:10
【衆院選2014注目区を行く】
5区 「枝野包囲網」に民主危機感 埼玉

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 「自民党が全国で最も力を入れている選挙区が、ここ埼玉5区なんです」

 公示前の11月30日、JR大宮駅前で牧原秀樹の応援演説に立った地方創生担当相の石破茂は力を込めた。リップサービスではない。翌12月1日に三原じゅん子、2日に小泉進次郎と知名度が高い応援弁士を送り込み、3日には石破が再び5区入り。相手は民主党幹事長、枝野幸男だ。

 民主への逆風が吹き荒れた平成24年の前回衆院選で、自民が県内で唯一民主に敗北したのが5区だった。差は9465票。比例復活した牧原の陣営は「今度こそ小選挙区で勝利」をスローガンに掲げる。

 党を挙げての「枝野包囲網」の背景には、前回、危機感を抱いた枝野が選挙戦終盤、地元に張り付きになった経緯がある。党の顔でもある枝野が地元から動けなくなれば、「それはそれで全国の選挙区に対して貢献できる」(陣営関係者)からだ。

 「4度目のチャレンジで皆さま一人一人を代表させていただきたい」。そう訴える牧原は「市内から電車で国会に通う市民として、地域との絆はある」と胸を張る。

 一方の枝野。陣営は当初「公示後は応援演説のため自分の選挙区に入れない」としていたが、公示日の2日夜、早くもお国入り。JR大宮駅東口で支援者ら約200人を前に、「地元を離れて仲間の応援に行くのは大変辛いが、育てていただいた皆さんを信じて全国を走りたい」と語った。

 この日は青森、岩手、栃木各県を飛び回った。やや疲れた表情で「安倍さんは相当私のことをお嫌いなようで、ターゲットにされています」とこぼしたが、約8分の演説を終えると、13区の候補者の応援のため足早に車に乗り込んだ。

 本人不在の間、録音した枝野の声を選挙カーで流し、県議や市議らが順番に駅立ちを行うなど協力態勢は万全を期す。陣営関係者は「相手が有名議員を入れるので、うちのスタッフに危機感が生まれた。投票率の向上へ、よい相乗効果が生まれている」と手応えを語った。=敬称略(佐藤祐介)

1967チバQ:2014/12/04(木) 19:21:32
新潟

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141204149197.html
1−4区で自民・民主競り合い
県内世論調査 5・6区、自民に勢い

 14日投開票の第47回衆院選に向け、新潟日報社は2、3の両日、県内6小選挙区を対象とした世論調査を行い、公示直後の序盤情勢を探った。自民党と民主党の候補が1〜4区で競り合っている。5、6区は自民候補に勢いがあり、それぞれ生活の党と民主党が追う。共産党と社民党は広がりがいまひとつ。各区では5〜6割の有権者が態度未定で、今後情勢が大きく動く可能性がある。

 今回の衆院選の関心度について「大いにある」「ある程度ある」と答えたのは67・4%。戦後最低の投票率(59・66%)だった前回2012年衆院選の序盤調査に比べて、10・2ポイント低下した。(以下敬称略)


 【1区】自民前職の石崎徹と民主元職の西村智奈美が競る。石崎は自民、公明支持層を押さえ、20代にも食い込む。西村は民主のほか、社民支持層も後押し。ともに旧新潟市の無党派層の取り込みが鍵だ。共産新人の町田明広は、共産支持層以外への広がりに期待。

 【2区】民主前職の鷲尾英一郎と自民前職の細田健一が一歩も引かない戦い。鷲尾には民主支持層に加え、自民支持層の一部が流れる。燕市などに浸透する。柏崎市などで支持を広げる細田は自民、公明支持層をまとめ切れるかが焦点。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明はまだ勢いがついていない。

 【3区】民主元職の黒岩宇洋と、自民前職の斎藤洋明が接戦を演じている。黒岩は民主支持層を取り込み、無党派層からも一定の支持を得る。斎藤は自民、公明支持層を固め、20代を引き寄せる。村上市で強みを見せる。共産新人の伊藤誠は共産支持層の7割を確保。

 【4区】自民前職の金子恵美と、民主前職の菊田真紀子が激しい戦いを展開。金子は自民支持層に加え、無党派層からも支持を受ける。民主支持層をまとめる菊田は、無党派層への食い込みが遅れている。共産新人の西沢博は共産支持層をまとめ、他への波及も狙う。

 【5区】自民前職の長島忠美が自民支持層を固め、幅広い世代にも浸透。長岡市など全域でリードする。生活新人の森裕子は野党共闘を組む民主、社民支持層の支持を獲得するが、無党派層への広がりが課題。共産新人の服部耕一は50代から一定の支持を受ける。

 【6区】自民前職の高鳥修一が自民支持層をしっかり押さえ、大票田の上越市をはじめ各地で先行する。追う民主新人の梅谷守は民主支持層の8割をまとめるが、若い世代への広がりがいまひとつだ。共産新人の高橋ミキ子は共産支持層以外への切り込みが課題だ。

1968チバQ:2014/12/04(木) 19:22:45
http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040013-n1.html
2014.12.4 06:00
【衆院選2014】
自民、海江田氏の地盤の東京1区に幹部を集中投下 「民主敗北の象徴区」に





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衆院東京1区に入り、支持者と笑顔で会話する自民党の谷垣禎一幹事長=3日夕、東京都新宿区(小野淳一撮影)
 自民党は、幹部クラスが続々と民主党の海江田万里代表の地盤、東京1区に入っている。すでに、安倍晋三首相(党総裁)と菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官が公示前の11月28日と29日にそれぞれ入り、3日は谷垣禎一幹事長が党公認候補の応援に駆け付けた。まさに“集中投下”の様相だ。産経新聞の情勢調査によると海江田氏は苦戦しており、もし落選すれば同区は「民主敗北」の象徴となる。(沢田大典)

 「政権をとって何をするかが一致していなかったから、最後はバラバラになった。日本を成長させる政策が民主党には足りない。振り子のような政治には終止符を打ちたい」

 谷垣氏は3日夕、新宿区のスーパーの前で候補者の山田美樹氏と街頭演説し、民主党を批判。かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相も駆け付け、「山田さんをよろしくお願いします」と訴えた。

 平成24年の前回衆院選と比べて野党間の候補者調整は進んだものの、情勢調査では、民主党は公示前勢力の62議席から増える見込みだが、目標とする100議席には遠く及ばない。

 党幹部は「なかなか厳しい…」と眉をひそめた。これが現実のものとなれば、選挙後に党内から海江田氏の辞任論が起きる公算が大きい。それどころか、海江田氏の当選も決して楽観できそうにないのだ。

 海江田氏は、前回衆院選で山田氏に1134票差で敗れ、比例代表で復活当選した。選挙区で敗北し、代表選に立候補したことを党内で疑問視されると、当選者の得票数に対し落選者の得票数の割合を指す惜敗率を引き合いに出し「98・6%だ。私なりにクリアできている」と反論していた。

 野党では、維新の党の江田憲司共同代表が「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退した。海江田氏は今回も重複立候補し、東京ブロックの名簿は他の選挙区候補と同列の1位だ。

 自民党都連幹部は「海江田氏が比例復活もできなければベストだ。復活しても惜敗率が下がり、90%を割りでもしたら、民主党の議席が増えても恥ずかしくて勝利宣言や代表続投なんてできないだろう」と語る。

 海江田氏は3日、東京都調布市内で記者団に「自民党は野党第一党の党首を追い込む考えのようだが」と問われると、あくまで平静を装った。

 「相手が何してこようと意に介しません」

1969チバQ:2014/12/04(木) 19:23:40
http://www.sankei.com/politics/news/141204/plt1412040015-n1.html
2014.12.4 01:17
【衆院選2014】
野党共闘「反自民の大義」か「選挙目当て」か…1強多弱に危機感 熊本1区、福岡4区





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 第47回衆院選(12月14日投開票)で、九州・山口8県の37選挙区では共産党、諸派、無所属をのぞく野党候補が1人だけの「野党共闘区」が22に上った。「1強」の自民党に対抗する苦肉の策だが、民主党を中心に野党の候補擁立が間に合わず、結果的に調整に成功した側面もある。各党が訴える政策の違いは大きく、対抗陣営からは野合批判も噴出する。(田中一世、谷田智恒)

 「この2年間、松野氏とは別々の道を歩んできたが、今、強権的な政治が推し進められている。今回は何としても勝たなければならないということで本日、参りました」

 衆院選が公示された2日。熊本1区の維新前職、松野頼久氏(54)の出陣式には、民主党熊本県連の鎌田聡代表も出席し、激励のあいさつをした。

 民主党の最大の支持母体である連合熊本の佐々木義博事務局長もマイクを握り、「自民党議席を1つでも減らすことが連合熊本の大義だ」と述べた。

 両者の発言に、松野氏は「民主県連、連合熊本の仲間と一緒に戦える。感無量です」と声を詰まらせた。

 松野氏と民主党には、浅からぬ因縁がある。

 かつて松野氏は民主党に所属し、鳩山由紀夫内閣では内閣官房副長官を務めた。だが、平成24年9月、飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本維新の会(維新の党の前身)に移る。政権支持率が低迷する中で党を出て行く松野氏の行動に、民主党内には不平不満がたまった。

 3カ月後の衆院選では 民主党は松野氏に対抗し、新人候補を擁立した。非自民票が割れたこともあり、松野氏は自民党の木原稔氏(45)に敗北し、比例当選するのがやっとだった。

 今回の衆院選にあたっては非自民勢力を拡大することを優先し、民主党県連は解散翌日の11月22日、松野氏の「支持」を決めた。連合熊本も26日、「協力・支援」することとした。

 もちろん、これまでのわだかまりを、水に流せたわけではない。連合熊本内には、橋下徹共同代表が官公労批判を繰り返す維新の党への拒否反応もある。

 それでも上田淳会長は「自民から議席を奪うためには反自民の大義でまとまれる」と強調する。

 上田氏らの脳裏にあるのは、前回の選挙結果だ。松野氏と民主候補の票を足すと、わずか56票ながら、当選した木原氏を上回っていた。

 この野党共闘に対し、自民・木原陣営の小杉直県議は「民主党は党を捨て、連合を裏切った松野氏を支援するという。こんな連中に負けるわけにいかない」と批判した。

   × × ×

 野党共闘は、九州最多11選挙区を抱える福岡でも進んでいる。

 「与野党が伯仲した国会にしなければならない。そういう思いで、民主党福岡県連は私に推薦を与えてくださった。この熱い思いに応えたい」

1970チバQ:2014/12/04(木) 19:24:02
 選挙戦2日目の3日午後、福岡4区の維新前職の河野正美氏(53)は福岡県粕屋町での街頭演説でこう強調した。維新の党の川田龍平・国会議員団総務会長もマイクを握り、「安倍首相のやりたい放題にストップかけなければいけない。そのための選挙協力だ」と述べた。

 前回衆院選で、福岡4区の非自民勢力は民主党、旧日本維新の会、旧日本未来の党などに割れた。維新公認で出馬した河野氏は、自民候補に敗れ、比例復活した。

 民主・維新両党は先月27日、福岡県連レベルでの選挙協力を結び、民主党は河野氏を推薦した。代わりに、維新の党は民主党が擁立した県内6選挙区の候補を推薦した。

 民主党側は、4区を拠点に活動していた元職の山本剛正氏(42)を、河野氏との競合を避けるため、公示2週間前になって1区に国替えさせる配慮まで見せた。

 河野氏は「私は野党統一候補。民主党さんにあそこまでやっていただいたのだから、選挙区で勝たないといけない。『比例復活で』という考え方は絶対にだめだ」と意気込む。

 河野氏は、連合福岡の推薦は受けられなかったが、傘下の複数の労働組合とは支援の話し合いを個別に進めているという。

 先月30日には民主党県連の大久保勉代表(参院議員)が4区内の数カ所で応援演説をする計画も立てた。何かの前兆か、こちらは大雨で中止となったが、選挙期間中の実施に向け、再度調整しているという。

 大久保氏は「野党が共闘し、巨大な敵と対(たい)峙(じ)することが最も重要だ。2年前は自民に県内11選挙区を独占されたが、今回は勝つ見込みが十分にある」と、共闘に活路を見出す。

 一方、共闘は野党が地力の弱さを露呈したともいえる。民主党は全国でも結党以来最少となる198人しか候補者を擁立できなかった。枝野幸男幹事長は公示前の11月29日、大阪市で記者団に「次の選挙の時には政権の選択肢として認めていただけるような議席を獲得したい」と語り、今回衆院選での政権獲得が厳しいとの認識を示した。

 「自民vs民主」だった過去2回の衆院選と異なり、今回は「自民vs野党」の構図となったといえる。

 ただ、民主や維新、社民など野党各党の政策は、原発再稼働や集団的自衛権の行使容認、憲法改正などをめぐり、大きな隔たりがある。

 20年前の平成5年にあった第40回衆院選でも、「非自民・非共産」による野党結集が喧伝され、選挙後の細川内閣成立につながった。だが、寄せ集めの連立政権は1年ほどで四分五裂した。今回の野党共闘にも、ライバル候補からは「選挙だけが目当てのご都合主義に過ぎない」と批判の声が上がる。

1971チバQ:2014/12/04(木) 19:28:20
静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141204/CK2014120402000094.html
衆院選 県内の序盤情勢  
◆自民5選挙区でリード 民主は2選挙区優勢

写真
 中日新聞社は三日、第四十七回衆院選(十四日投開票)について、共同通信社と合同で行った電話世論調査に、独自取材を加味して序盤情勢を分析した。静岡県内では八小選挙区のうち、五選挙区で自民党、二選挙区で民主党が優勢となり、一選挙区は自民党と民主党が接戦となっている。ただ、小選挙区で五割、比例代表で四割が投票先をまだ決めておらず、投開票日まで情勢が変わる可能性がある。

 自民党は二年前の前回選で圧勝した勢いはやや衰えているが、有利に戦いを進めている。民主党は牙城の5、6区で優勢で、4区で自民党と激しく競り合っている。1、8区に擁立した維新の党は支持政党を持たない層への浸透が鍵となる。

 支持政党は自民党が一位で36・4%、二位の民主党は16・1%。三位の維新の党は7・1%で、前回選で民主党に2・7ポイント差までに迫った勢いを失っている。共産党が4・1%、公明党が3・6%、生活の党が0・7%、社民党が0・6%、次世代の党が0・1%と続き、支持政党を持たない層が15・8%、分からない、無回答が10・1%だった。

 比例代表の投票先は自民党が七選挙区、民主党が一選挙区で一位となった。前回は自民党が全選挙区で一位だったが、民主党がやや盛り返した。民主党は「投票先を決めている」と答えた人のうち七選挙区で二位で、維新の党は三選挙区で三位だった。

 「決めていない」という人に重ねて投票先を聞くと、維新の党が四選挙区で二位となった。維新の党が一定程度、態度未定の有権者の受け皿として浸透していることが分かった。衆院選への関心は「大いにある」と「ある程度ある」の合計は66・4%で、前回衆院選公示前調査より13・2ポイント下がった。

 <調査の方法> 序盤情勢は共同通信社と本紙を含む加盟社が行った電話世論調査結果と本紙独自の取材結果を総合して判断した。

 電話調査は二〜三日の二日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは十五万二千百八十五件で、このうち十二万一千七百六十二人から回答を得た。

1972チバQ:2014/12/04(木) 19:29:42
秋田
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20141203-OYTNT50129.html
<衆院選情勢分析>1区 冨樫、寺田激戦
2014年12月04日
◆3区は御法川、村岡横一線◆


 14日投開票の衆院選について、読売新聞社が2、3日に行った情勢世論調査の結果から県内3小選挙区の情勢を探る。秋田1区は自民の冨樫氏と民主の寺田氏が激しく競り合っている。2区は自民の金田氏が優位に選挙戦を進める。3区は自民の御法川氏と維新の村岡氏が横一線の戦い。ただ、どの選挙区も有権者の2〜3割が投票する候補を明らかにしておらず、情勢は流動的だ。

■1区

 再選を目指す冨樫氏は自民支持層の約8割を固め、安倍内閣を支持する有権者の7割強から支持を集めている。職業別では、商工団体の支援を受けていることもあり、給与所得者と商工自営業の3割強から支持を得ている。年代別では、30〜50歳代の支持が多い。

 寺田氏は民主支持層の9割弱をまとめ、無党派層の4割弱にも浸透。自民支持層の1割弱の支持も得ている。年代別では、60歳代と70歳代以上の支持が3割強となっており、職業別では、無職の支持が高い。内閣を支持する有権者の2割弱からも支持を得ている。

 4氏の中で立候補の表明が最も遅かった社民の伊藤氏は、支持をまとめきれていない。7月に出馬表明した共産の山内氏は、無党派層の1割弱、30歳代の1割強の支持を得ている。

■2区

 金田氏は自民支持層の9割弱、さらに民主支持層の2割弱からも支持を得ている。安倍内閣を支持しない有権者でも約2割は金田氏を支持しており、幅広く浸透している。職業別では専業主婦の約6割の支持を得ているほか、給与所得者の5割近い支持を得ている。

 民主の緑川氏は民主支持層の8割弱、無党派層の約3割の支持を得ている。60歳代の支持が4割近い。町村部での支持が4割弱と、金田氏を上回る。ただ、選挙戦でアベノミクス批判を展開しているものの、内閣を支持しない有権者の支持が5割に届いていない。

 共産の藤本氏は、40歳代の有権者の支持が一定程度あるものの、町村部などへの浸透が遅れている。

■3区

 御法川氏は自民支持層の7割強をまとめ、町村部での支持も5割を超えている。幅広い年代、職種に浸透し、職業別では商工自営業の支持が5割弱に上り、農林水産業や主婦、無職の支持も約4割と高い。年代別でも、70歳代以上の約4割から支持を集めている。

 村岡氏は維新支持層の約8割、自主投票を決めた民主支持層の6割強の支持を固め、自民支持層の2割弱にも浸透している。無党派層の支持が約4割と、御法川氏を大きく上回る。職業別では給与所得者の4割弱、年代別では50歳代で5割弱の支持を集めている。

 共産の我妻氏は、民主支持層と無党派層の1割強から支持を得ている。

2014年12月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1973チバQ:2014/12/04(木) 19:31:52
沖縄1区 赤嶺が前
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204rky00m010004000c.html
衆院選:沖縄1区は3氏競り合う 合同世論調査
2014年12月04日

 琉球新報社は、14日投開票の第47回衆院選に向け、共同通信社と合同で2、3の両日、県内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。本紙の取材を加味して選挙戦の序盤情勢を探ったところ、沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏、自民前職の国場幸之助氏、維新元職の下地幹郎氏が激しく競り合う展開だ。2区は社民前職の照屋寛徳氏が自民前職の宮崎政久氏をリードし、3区は生活前職の玉城デニー氏が自民前職の比嘉奈津美氏に先行している。4区は自民前職の西銘恒三郎氏がやや先行し、無所属新人の仲里利信氏が激しく追い上げている。

 ただ全体の約4割がまだ投票する候補者を決めていないと回答している。選挙戦中盤以降に情勢が大きく変化する可能性がある。判断を保留しているのは無党派層が多く、その動向が当落の鍵を握りそうだ。

 沖縄1区は赤嶺氏が共産に加え、生活や社民の支持層を固めつつある。国場氏は自民に加え、推薦を得た公明支持層の約6割を押さえた。下地氏は維新の7割強から支持を集め、民主からも約5割の支持を得る。

 2区は照屋氏が社民、共産、生活の支持層を固め、民主支持層の支持も得る。宮崎氏は自民の6割を固めたが、推薦を受ける公明からの支持をまだ固め切れていない。

 3区は玉城氏が生活、社民、共産の支持者から高い支持を得て、民主、維新支持者にも食い込む。比嘉氏は自民、推薦を得た公明支持層を固めたが、やや広がりに欠ける。

 4区は西銘氏が自民と推薦を受ける公明の8割を固めた。仲里氏は社民、共産、生活支持者に加え、民主、維新支持者、無党派層にも食い込む。(琉球新報)

1974チバQ:2014/12/04(木) 19:32:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddn041010012000c.html
師走決戦:2014衆院選 大阪11区 落下傘、混戦に拍車 それぞれに「地元」
毎日新聞 2014年12月04日 大阪朝刊

 

 大阪府北東部のベッドタウン・枚方市。住宅街にあるスーパーの前で3日、自民元職の佐藤ゆかり氏(53)がマイクを握った。「『経済の佐藤』と言われるようになりました。アベノミクスで庶民生活を良くしましょう」。白の上下に白の靴。演説が終わると聴衆に駆け寄り、笑顔で握手を求めた。

 東京出身。外資系証券会社勤務などを経て、2005年に小泉純一郎首相(当時)が仕掛けた郵政選挙で、野田聖子元郵政相=岐阜1区=への「刺客」として初当選(比例復活)した「小泉チルドレン」の一人だ。民主に政権交代した09年の衆院選は東京5区に国替えして落選。10年の参院選比例代表で当選した。今回は、縁もゆかりもない大阪11区から立つ。

 大阪11区は1996年の小選挙区制導入以来、一度も自民候補が勝ったことのない選挙区で、ここでの勝利は自民の悲願だ。「勝てる候補を」との枚方市議らの要請で、自民大阪府連が公認申請し、出馬が決まったのは約1週間前。街頭演説では「淀川に架かっている橋が少ない。災害対策に力を入れる」などと地元の話題にも触れる。本人はさらりと言う。「刺客ではありません。地元から求められて来たんです」

 維新前職の伊東信久氏(50)は警戒心を隠さない。「まるで黒船襲来だ」。神戸市生まれで、大阪市内などで開業する整形外科医で、12年の前回選で橋下徹共同代表(大阪市長)が擁立した「橋下チルドレン」の一人だ。強い地盤があるわけではない。大阪都構想には逆風が吹き、維新への風向きも前回とは異なる。

 2日、交野市で伊東氏の応援演説に立った松井一郎幹事長(大阪府知事)は佐藤氏をけん制した。「『刺客』として知名度はあるんだろうが、それだけで票につながるのか。自民では身を切る改革をできない」

 民主元職の平野博文氏(65)は5期連続で議席を守り、官房長官や文部科学相などの要職を務めた。選挙区にはパナソニックの社員が多く住み、出身の平野氏は労組の支援で安定した戦いをしてきた。だが、民主への逆風や維新の国政進出で状況は一変した。前回は維新の伊東氏に約2万6000票差をつけられ、比例復活もできなかった。

 「おはようございます」。3日朝、京阪枚方市駅前で通勤客の前に立った平野氏は深々と頭を下げたが、あいさつする市民は少ない。それでも2年前より反応はいいという。「団地の隅々までつじ立ちを繰り返し、地べたから市民と接点を持つのはこの選挙が初めて。『地元の候補』をアピールしたい」と雪辱を期す。

 混戦模様となった11区。「落下傘候補もベテラン候補も気にしていない」と話すのは共産新人の三和智之氏(39)だ。「若さと地元で子育てをする肌感覚を生かし、消費税の増税中止などを訴えたい」【五十嵐和大、熊谷豪】

==============

 ◇大阪11区立候補者
平野博文 65 [元]文科相 (5)民元

三和智之 39 党11区役員 共新

伊東信久 50 医師 (1)維前

佐藤ゆかり 53 [元]参院議員 (1)自元=[公]

 (届け出順)

1975チバQ:2014/12/04(木) 19:38:42
福島
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20141203-OYTNT50293.html
自民4選挙区で先行…世論・情勢分析
2014年12月04日
 14日投開票の衆院選で、読売新聞社は2、3の両日に実施した世論調査と取材結果を加味して序盤の情勢を分析した。県内五つの小選挙区では、3区を除く四つの選挙区でいずれも自民党候補が先行し、3区では民主党候補がリードしている。ただ、有権者の2割強が態度を明らかにしておらず、情勢は流動的な部分もある。(敬称略)


◆1区

 亀岡が安定した戦いを進め、自民支持層の9割弱、公明支持層の7割弱を固めている。農林水産業や給与所得者の半数以上の支持を得ており、特に郡部で浸透している。民主党参院議員だった金子は同党支持層の8割をまとめ、無党派層の支持も亀岡と同じ3割弱だが、世代別では全年代で亀岡に水をあけられている。渡部は共産支持層の6割を固めたが、支持の広がりが課題だ。

◆2区

 根本が優位に立っている。自民、公明両党支持層からの支持がいずれも9割に上り、無党派層も3割を固めた。年代別でも全世代でリードしている。11月下旬に出馬表明した岡部は、民主支持層の7割を固めたが、郡山市以外では伸び悩んでいる。若さや医師の実績などをアピールして無党派層の取り込みを目指す。平は共産支持層の大半を固めているものの、都市部で浸透できていない。

◆3区

 8選を目指す玄葉が頭一つ抜け出している。民主支持層の9割に加え、自民支持層の2割も取り込み、公明、共産支持層にも食い込む。無党派層からも半数の支持を得る。出馬表明が11月下旬と遅れた上杉は、まだ自民支持層の半分しか固めきれていない。ほぼ全ての年代でリードを許しており、巻き返しを図る。横田は共産支持層をまとめ、知名度向上を目指す。

◆4区

 菅家がリードする展開で、自民支持層の8割、公明支持層の8割弱を固めた。専業主婦の6割弱、給与所得者の4割に浸透し、都市部、郡部とも他候補をリードしている。小熊は維新支持層の8割弱をまとめ、候補擁立を見送った民主の支持層の半数に浸透。無党派層では菅家を上回る3割の支持を集めている。田中は共産支持層の9割弱の支持を得ている。出馬表明が公示直前となった小川は、まだ社民支持層をまとめきれていない。

◆5区

 吉野が先行している。公示前日に公認が決まり、9年ぶりの5区での戦いだが、自民支持層の7割、公明支持層の5割を固めた。比例に回った前議員坂本剛二の支援も受け、基盤固めを急ぐ。吉田泉は民主支持層の6割の支持にとどまっているが、無党派層への浸透は吉野をやや上回っている。吉田英策は共産支持層の8割をまとめ、民主支持層や無党派層にも食い込む。

◆比例選投票先…自民3割強、民主2割

 比例選での県内有権者の投票先は、自民が3割強、民主が2割、維新が1割弱で、これに公明、共産、社民、生活などが続く。

 地域別にみると、自民と民主に対する支持は、市部は全体の傾向と同じだが、郡部ではほとんど差がない。

 支持政党別では、自民、民主、維新、公明は自党支持層の8〜9割を固めている。無党派層では、自民、民主、維新がいずれも1割強で、ほぼ互角だった。

 安倍内閣の支持率は35%で、不支持率が45%と上回った。自民支持層では支持率は75%、不支持率は10%だったが、連立を組む公明の支持層ではそれぞれ57%、29%だった。

 政党支持率は、自民が最も高い35%で、これに民主17%、公明、共産5%、維新4%、社民1%などと続いた。「支持政党なし」は22%だった。

2014年12月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

1976チバQ:2014/12/04(木) 19:41:00
大分
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/04/113606242
衆院選県内3選挙区 公示直後の情勢 本社世論調査



 大分合同新聞社は2、3の両日、衆院選の大分県内3選挙区で電話世論調査を実施し、取材による情報も踏まえて公示直後の情勢を探った。1区は自民前職の穴見陽一に民主元職の吉良州司が迫る勢いで激しく競り合う。2区は先行する自民前職の衛藤征士郎が、社民前職(比例九州)の吉川元に対し優位を保っている。3区は自民前職の岩屋毅が安定した戦いを進め、民主新人の浦野英樹は出遅れている。調査時点では各選挙区ともおよそ半数の人が投票行動を決めておらず、14日の投票日までに情勢が動く可能性がある。(名簿の並びは届け出順、文中敬称略)

【1区】 穴見氏と吉良氏接戦

山本茂 (共産・新)
吉良州司(民主・元)
穴見陽一(自民・前) =公明推薦=
 穴見は党県連・大分市連と企業、友好団体が連携して保守層を中心に集票。党本部も九州での最重点候補と位置付けて閣僚級を応援に投入する。自民、公明両支持層のほぼ8割をまとめるが、取り込みを狙う維新の支持層への浸透は不十分。陣営は接戦への警戒感を強めて引き締めを図る。
 吉良は前回選挙からのブランクが懸念材料で、後援会組織を固め直す。推薦した連合大分は組織を挙げた集票活動を目指し、社民系労組も動きを活発化させつつある。民主、社民両支持層の8割強をまとめ、維新の支持層にも食い込む。労組票を固めた上で無党派層への支持拡大をうかがう。
 山本は共産党支持層をほぼ固めたが苦戦している。

【2区】 衛藤氏優位、追う吉川氏

山下魁  (共産・新)
吉川元  (社民・前)
衛藤征士郎(自民・前) =公明推薦=
 ベテランの衛藤は旧市町村別に設けた後援会組織を軸に、広い選挙区全域で保守票を手堅くまとめる。自民支持層の約8割を固め、民主、維新の支持層にも食い込む勢い。無党派層からも一定の支持を集める。推薦を受ける公明の支持層への浸透が課題。
 吉川は社民系労組でつくる県平和運動センターの組織票を基盤にして、労組OBが中心の後援会や党所属の地方議員が懸命に集票を図る。社民支持層を固めつつあるが、民主支持層では約3割にとどまるなどまだ「反自民票」をまとめきれていない。
 山下は無党派層や他の野党の支持層にも支持を広げるが、伸び悩んでいる。

【3区】 岩屋氏、手堅い戦い展開

大塚光義(共産・新)
浦野英樹(民主・新)
岩屋毅 (自民・前) =公明推薦=
 岩屋は党支部や後援会組織を通じた手堅い選挙戦を展開。自民支持層をほぼ固め、選挙協力をする公明支持層にも受け入れられている。地元の大票田・別府市をはじめ、3区全域で優位に立つ。引退した民主元職に流れていた保守票も取り込んで地盤固めを図る。
 浦野は急な出馬で知名度不足が響いている。推薦を受けた連合大分の加盟労組を主軸に民主、社民の支持層に浸透しつつあるが、両党の支持基盤自体が後退しており、党勢回復も課題。地元中津市など県北を足掛かりにして反自民票や無党派層への浸透を狙う。
 大塚は共産支持層をベースに政権批判票の獲得を目指すが広がりを欠く。

 ▽調査の方法
 2、3の2日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話番号をコンピューターで無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者にも調査ができる。
 今回▽1区 445人▽2区 406人▽3区 403人―の計1254人から回答を得た。
 この調査はあくまでも調査時点での情報分析の参考にするためのものであり、当落を予測するものではありません。

1977チバQ:2014/12/04(木) 19:42:02
長野
http://www.shinmai.co.jp/news/20141204/KT141203ATI090025000.php
自民、3小選挙区で優位 態度未定有権者5〜6割
12月04日(木)


 信濃毎日新聞は3日、県内有権者1998人を対象に2、3日に実施した衆院選世論調査の結果をまとめ、取材を加味して5小選挙区の情勢を探った。2、4、5区で自民党が優位に立ち、1区では民主党、自民党が支持を集める。3区は自民党、維新の党、民主党が激しく競り合っている。現時点で態度を決めていない有権者は全体で50・5%、各選挙区で5割弱から6割弱おり、終盤にかけて情勢はまだ流動的だ。

 比例代表北陸信越ブロック(長野、新潟、富山、石川、福井の5県、定数11)について、投票先を「決めている」「だいたい決めている」とした人は計49・9%。「まだ決めていない」(48・7%)「分からない・無回答」(1・4%)の人も含めて現時点で投票先を聞くと、自民党が30・5%で民主党の18・5%を上回った。共産党が8・7%で続き、維新の党7・6%、公明党6・2%、次世代の党1・5%、社民党1・2%、生活の党0・9%などだった。

 望ましい選挙結果は「野党と与党の勢力が伯仲する」と答えた人が43・4%で最多。「与党が野党を上回る」の31・2%より多く、与野党の議席数接近による緊張感を望む声が多いことを示した。「与党と野党が逆転する」は11・6%、「分からない・無回答」は13・8%だった。

 衆院選への関心度は「大いに関心がある」「ある程度関心がある」が計65・4%で、本社が公示前の11月26日にまとめた調査結果に比べて2・9ポイント上昇した。ただ、2012年の前回選公示直後の調査では計82・0%で、16・6ポイント低い。今回の調査で「まったく関心がない」「あまり関心がない」は計34・4%だった。

 投票で最も重視することは「年金や医療などの社会保障」が29・7%で最多。「景気・雇用対策」は28・4%、「消費税などの税制」が16・9%で続いた。「原発問題をめぐるエネルギー政策」7・2%、「地方分権や人口減少対策などの地方活性化」4・0%。

 支持している政党は、自民党28・6%、民主党13・7%、共産党4・4%、公明党4・3%、維新の党3・5%、社民党1・3%、生活の党0・3%、新党改革と次世代の党が各0・1%、支持政党なしが35・6%だった。

1978チバQ:2014/12/04(木) 19:44:27
茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14176164956478
2014年12月4日(木)

衆院選県内序盤情勢 自民5選挙区優勢、5区は民主リード



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第47回衆院選(14日投開票)で、茨城新聞社は2、3の両日、県内有権者約2800人を対象に世論調査を実施、県内支社局を通じた取材情報も加味して序盤情勢を探った。県内7小選挙区のうち、前回の政権奪還選挙で圧勝し“王国”維持を目指す自民党は5、7区を除く5選挙区で安定した戦いを展開し、優位に立っている。5区は民主党前職、7区は無所属前職がリードしている。ただ、投票する候補を「まだ決めていない」との回答が3割前後あり、情勢は終盤にかけて変化する可能性もある。


1区は、再選を目指す自民前職の田所嘉徳氏が優勢。返り咲きを期す民主元職の福島伸享氏は追走し、共産新人の大内久美子氏がこれを追う。投票態度を明らかにしていない有権者は水戸市の大票田に約4割おり、県都決戦が情勢を左右しそうだ。

2区は、当選11回を目指す自民前職の額賀福志郎氏が安定した戦いを進め、共産新人の川井宏子氏は知名度向上に全力を挙げる。額賀氏は選挙区内に広く浸透し、自民、公明支持層を手堅くまとめている。性別、年代を問わず、川井氏を大きく引き離している。

3区は、前回返り咲いた自民前職の葉梨康弘氏が優位。維新元職の石井章氏が追い、共産新人の小林恭子氏が続く。葉梨氏が自民支持層を堅実にまとめ、民主支持層からも一定の支持を獲得。石井氏は野党票をまとめ切れず、小林氏は厳しい戦いだ。

4区は、当選6回を目指す自民前職の梶山弘志氏が選挙区内にくまなく浸透し、安定した戦いを展開している。返り咲きを目指す民主元職の高野守氏が追うが、苦しい情勢。共産新人の堀江鶴治氏も苦戦し、無所属新人の木村隆氏は独自の戦いだ。

5区は、前回小選挙区を制した民主前職の大畠章宏氏がややリードし、比例復活した自民前職の石川昭政氏が猛追。共産新人の福田明氏がこれを追う。4区から5区に編入された東海村の有権者の支持は大畠、石川両氏とも3割強で拮抗(きっこう)している。

6区は、12期目を目指す自民前職の丹羽雄哉氏が優位な戦いを展開。県議から急きょ国政に転じた民主新人の青山大人氏は民主支持層をまとめて追走。共産新人の井上圭一氏は苦しい戦いだ。

7区は、無所属前職の中村喜四郎氏が安定してリードしている。自民前職の永岡桂子氏は苦戦し、共産新人の白畑勇氏がこれを追い掛ける。中村氏は自民支持層からも厚い支持を集めている。永岡氏は実績をアピールし、浸透を図っている。

1979チバQ:2014/12/04(木) 19:47:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120402100003.html
激戦区、支持求め奔走 13選挙区の序盤情勢
 十四日投開票の衆院選で、本紙は電話世論調査に取材結果を加味し、都内二十五選挙区のうち激戦区を中心に十三選挙区の序盤情勢をまとめた。ただ、投票先を決めていない有権者は都内全体で六割近くになっており、情勢はまだ流動的だ。 (敬称略)

◆1区

渡辺徹 36 次新 《比》

冨田直樹 38 共新

又吉光雄 70 諸新

海江田万里 65 民<前><6>《比》

山田美樹 40 自前<1>《比》 公

野崎孝信 27 無新

 山田は地元都議や区議、与謝野馨元財務相らの応援を得て選挙戦を展開し、自民支持層の六割、公明支持層の四割をおさえ、やや先行する。海江田は応援のため選挙区を離れることが多いが、党代表としての高い知名度を生かして民主支持層の六割を固め追い上げる。冨田は消費税増税批判などで支持拡大を図る。渡辺は街頭活動に力を入れ、又吉、野崎は独自の戦い。

◆2区

辻清人 35 自前<1>《比》 公

石沢憲之 27 共新

大熊利昭 51 維<前><1>《比》

中山義活 69 民元<4>《比》

犬丸勝子 59 諸新

 若さをアピールする辻が三十〜四十代の支持を集め優勢。返り咲きを目指す中山は民主支持層の七割を固めた。大熊、石沢が続き、犬丸も知名度向上を図る。四割の有権者が投票先を明らかにしていない。

◆3区

松原仁 58 民<前><5>《比》

石原宏高 50 自前<2>《比》 公

香西克介 38 共新

 石原を松原が激しく追い上げ、香西が続く。石原は自民支持層の六割、公明支持層の三割を固めた。民主支持層の七割をおさえた松原は無党派層への浸透にも努める。香西は安倍政権批判を展開し上積みを図る。

◆5区

若宮健嗣 53 自前<2>《比》 公

三谷英弘 38 無<前><1> 

手塚仁雄 48 民元<3>《比》

ドクター・中松 86 無新

沢井正代 65 共新

 地元地方議員による組織戦を展開する若宮が自民、公明支持層を固め、やや優勢。三期の実績をアピールする手塚が続き、みんな解党で無所属出馬の三谷、自公政権を批判する沢井が追う。中松は知名度を生かす。

◆7区

太田宜興 38 共新

長妻昭 54 民前<5>《比》

吉田康一郎 47 次新 《比》

松本文明 65 自<前><2>《比》 公

 元厚生労働相として知名度の高い長妻は、無党派層の支持も比較的高い。松本は自民、公明支持層の五割以上を固め追い上げる。太田は消費税増税反対などを掲げ支持拡大を図る。吉田も票の上積みに懸命。

◆10区

江端貴子 54 民元<1>《比》

小池百合子 62 自前<7>《比》 公

多ケ谷亮 46 生新 《比》

神谷ちづ子 61 次新

今秀子 66 共新

 八選をめざす小池が知名度と地盤を強みに一歩リード。街頭活動で無党派層への浸透を図る江端が追い、安倍政権批判を強める今と脱原発などを掲げる多ケ谷が続く。神谷は自主憲法制定を訴える。

◆12区

太田昭宏 69 公前<6> 自

池内沙織 32 共新 《比》

田母神俊雄 66 次新 《比》

青木愛 49 生<前><3>《比》

 自民の全面支援を受ける太田は国土交通相としての実績を訴え一歩リード。古巣の民主支持層の七割に浸透する青木、若者の雇用対策などを訴える池内が競り合いつつ追う。公明批判を展開する田母神は支持拡大に努める。

1980チバQ:2014/12/04(木) 19:47:19
◆14区

木村剛司 43 民元<1>《比》 生

松島みどり 58 自前<4>《比》 公

阿藤和之 43 共新

 「うちわ配布問題」の逆風を受ける松島は「おわび」に徹し支持層引き締めに必死。解散を受け、民主復党を決めた元職の木村が追い、消費税増税批判などを展開する阿藤が続く。

◆15区

猪野隆 49 無新

柿沢未途 43 維前<2>《比》

秋元司 43 自<前><1>《比》 公

吉田年男 66 共新

 秋元と柿沢が横一線。秋元は与党候補であることを前面に押し出し、自民支持層の五割、公明支持層の六割をおさえた。柿沢は父の代からの支持層を固め、民主区議の支援も受けて激しく競り合う。増加している新住民票の行方が鍵になりそう。吉田は共産支持層を固めつつある。猪野は支持拡大を図る。

◆18区

土屋正忠 72 自前<2>《比》 公

菅直人 68 民<前><11>《比》

結城亮 44 共新

 土屋と元首相の菅が競り合う。土屋は元武蔵野市長としての基盤を生かし、自民支持層の八割を固めた。前回選挙区で敗れ、危機感を募らせる菅は、脱原発などの訴えを通じ、安倍政権に対する批判票の取り込みを図る。結城は共産支持層に上積みを狙う。

◆21区

長島昭久 52 民前<4>《比》

小田原潔 50 自<前><1>《比》 公

吉岡正史 40 共新 《比》

 小田原は自民支持層の六割、公明支持層の五割を固め、選挙区での初勝利を狙う。前回、逆風の中でも選挙区を制した長島も、民主支持層の八割を固め、二人のマッチレースが続きそう。吉岡は共産支持層以外への広がりが鍵。

◆22区

山花郁夫 47 民元<3>《比》

伊藤達也 53 自前<6>《比》 公

坂内淳 53 共新

鹿野晃 41 次新 《比》

 五度目の対決となる伊藤と山花が接戦。伊藤は地方創生相補佐官などの要職を務めてきた実績を強調。議席奪還を目指す山花は、民主支持層の八割を固めた。坂内と鹿野はそれぞれの支持層への浸透拡大を図る。

◆23区

小倉将信 33 自前<1>《比》 公

櫛渕万里 47 民元<1>《比》

松村亮佑 34 共新

伊藤俊輔 35 維新 《比》

 小倉がやや先行し、雪辱を期す櫛渕が追う。小倉は経済通をアピールし、自民支持層の六割、公明支持層の五割を固めた。櫛渕は民主支持層の五割の支持を集め、上積みが課題。松村は組織を固め、伊藤が続く。まだ五割超の有権者が投票先を明らかにしていない。

1981チバQ:2014/12/04(木) 19:47:55
>>1955にあった しつれい

1982チバQ:2014/12/04(木) 19:51:04
愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014120402000268.html
自民が優位な戦い 小選挙区情勢、民主や第三極苦戦
 中日新聞社が公示直後に実施した情勢調査や、これまでの取材を総合すると、県内では自民が優位な戦いを進めている。小選挙区では六割の有権者が態度を決めていないが、自民は現時点で十五小選挙区のうち十一小選挙区で先行している。比例の投票先も31・6%が自民で、18・2%の民主をリードしている。維新や次世代、減税といった第三極や共産は小選挙区で苦戦している。 (衆院選取材班)

 自民は尾張の6、9、10区、三河の14、15区で他を大きく引き離している。名古屋市内では、河村たかし市長が民主の衆院議員時代に地盤としていた1区でさえ安定した戦いを繰り広げている。

 民主は2区と11区で前職が優位に立ち、前回自民に小選挙区の議席を明け渡した5区や13区でも奪還が現実味を帯びている。

 維新は、民主との選挙協力で候補を一本化した12区も含め、自民に迫るような存在にはなり得ていない。全十五区に候補を立てた共産のほか減税、次世代も全体的に伸び悩んでいる。

 比例投票先は三番手が維新7・7%で、公明6・1%、共産5・2%と続く。

 小選挙区、比例ともに民主をはじめ他の野党政党が、自民をおびやかすほどの勢いは今のところ見られない。衆院選の争点の一つとなっている「アベノミクス」の評価について、多くの人が、良しあしを判断するほどの変化を実感していないことが、野党勢力の低調につながっている可能性がある。

◆熊田が安定、吉田が追走 1区(名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山 良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新

 熊田が安定した戦い。吉田が追い、広沢、大野が続く。平山、身玉山は厳しい。

 県議を五期務めた熊田は知名度に加え、企業や各種団体をつぶさに回り、支持を拡大。すべての年代で優位に立つ。

 吉田はスーパー前の演説などで社会保障の充実を訴え続け、主婦の支持は熊田を上回る。民主支持層が他候補にも流れ、伸び悩む。

 広沢は公明支持層に食い込むが、民主や自民の支持層を切り崩せていない。大野は六十代以上や無職には支持を広げている。平山は高齢世代、身玉山は若年層から一定の支持を集めている。

◆古川、他候補に水あける 2区(名古屋市千種・守山・名東区)
東郷哲也43 自<前>(1)
古川元久49 民前(6)
黒田二郎66 共新

 古川が他の候補者に水をあけている。東郷が追いかけ、黒田は独自の戦いをしている。

 古川は民主支持をほぼ固めた。維新支持の八割にも食い込む。一部自民支持にも浸透。サラリーマンや主婦、高齢者の幅広い年代から支持を集めている。

 経済政策を重視する人から多くの支持を集めている東郷は、自民支持の六割、公明支持の七割をまとめた。しかし、そのほかの党の支持層には食い込めておらず、支持政党がない層への広がりも課題だ。

 黒田は、党支持者以外や若い年代を中心に支持が広がっておらず、厳しい。

◆池田やや優位、追う近藤 3区(名古屋市昭和・緑・天白区)
増田成美41 減新
石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新

 池田がやや優位で近藤が後を追う。

 池田は自民、公明両党支持層の七割を固め、無党派層の三割からも支持を受ける。世代別では二十〜三十代の五割、四十〜五十代の四割と、若い世代から支持されている。

 近藤は民主支持層の九割を固め無党派層の三割からも支持を受ける。世代別では六十代以上の四割を押さえたが四十〜五十代、二十〜三十代はともに三割ほどにとどまる。

 四度目の挑戦の石川、河村たかし名古屋市長が応援する増田は大きく水をあけられている。井桁は出馬表明が遅く、これから選挙区内へ浸透をはかる。

1983チバQ:2014/12/04(木) 19:51:49
◆工藤先行、牧、刀禰続く 4区(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新

 やや先行する工藤を、牧と刀禰が追う。

 工藤は自民支持層の六割を固め、各年齢層に偏りなく浸透。生活へのアベノミクス効果を実感する人々からも広く支持を集める。

 牧は維新支持層の七割近くを固め、二〇一二年まで籍を置いていた民主のほか公明支持層にも食い込む。

 刀禰は民主支持層の半分程度を固め、特定秘密保護法や原発政策を重視する層から支持を集めている。

 高橋は共産支持層の七割を固め、アベノミクスによる生活悪化を訴える層に浸透するが、他党支持層や無党派層に広がっていない。

◆赤松、40代以上で安定 5区(名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)
藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新

 赤松がやや優位に戦いを進める。民主支持層の九割近くをまとめ、自民支持層の一部にも浸透している。四十代以上では特に安定した支持を受ける。

 追いかける神田は、自民と公明支持層の大半を固め、二、三十代の支持で赤松を上回る。無党派層の支持が比較的弱く、知名度アップが今後のカギとなる。

 藤井は共産支持層から無党派層の一部にも支持を広げているが、高齢者層の支持が伸びず、全体として厳しい戦い。

 出馬表明の遅れた安田は支持の広がりに欠け、苦しい序盤戦となっている。

◆丹羽、幅広い年代に浸透 6区(春日井・犬山・小牧市)
柳沢けさ美64 共新
丹羽秀樹41 自前(3)
森本和義48 民元(1)
 丹羽が安定した戦い。自民支持層の九割と公明支持層の八割以上をまとめた。民主支持層の四割強にも食い込む。幅広い年齢層からの支持を集め、経済政策を重視する市民からの支持が多い。

 森本は民主支持層の五割を固め、約八割の維新支持層も取り込んでいる。特に四十、五十代男性からの支持が比較的多い。原発政策に関心のある市民が支持している。

 柳沢は共産支持層を中心に固めるが、全体に広まっておらず厳しい戦い。他への浸透が課題だ。六十、七十代の高齢世代が支持。アベノミクスへの批判票を取り込んでいる。

◆鈴木、山尾をややリード 7区(瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)
鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新

 鈴木が山尾をややリードし、先行する二人を郷右近が追う展開になっている。

 鈴木は地元保守系議員らと組織的に活動し、自民支持層の九割近くを固めた。男女ともに偏りなく浸透し、二十、三十代の若い層からの支持率が高い。

 山尾は民主支持層の九割をまとめ、主婦や四十代以上からは鈴木を上回る支持を集めている。街頭活動で無党派層への食い込みを図り、懸命に追い上げる。

 郷右近は共産のほか、維新支持層にも食い込んでいるが、その他の政党支持層には広がっておらず苦しい立ち上がり。

1984チバQ:2014/12/04(木) 19:52:41
◆伊藤やや優勢、伴野追う 8区(半田・常滑・東海・知多市、知多郡)
伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新

 伊藤がやや優勢で、伴野が追う。長友は引き離されている。

 伊藤は自民支持の九割以上、公明支持の八割近くを押さえている。年代別では、六十代以上で大きくリードし、二十、三十代でも優位に立つ。選挙に関心の高い有権者からの支持も厚い。

 伴野は、民主と維新支持の九割を固め、無党派層にも広がりをみせ六割近くをまとめている。高齢者への浸透には苦戦しているが、四十、五十代では、伊藤より優位に立っている。男性は伊藤が優勢、女性は伊藤と伴野が互角の状態。長友は共産支持以外での広がりがなく、苦しい展開。

◆長坂、自公の9割固める 9区(一宮市旧尾西市区域、津島・稲沢・愛西・弥富・あま市、海部郡)
長坂康正57 自前(1)
岡本充功43 民元(3)
渡辺裕34 共新

 二期目を目指す長坂が安定した戦い。議席の奪還を狙う岡本が追い掛け、渡辺は苦戦している。

 長坂は、自民、公明の両支持層の九割ほどを固めた。男性やサラリーマン層の六割近くから支持を受けているほか、二十・三十代、四十・五十代、六十代以上のいずれからも半数以上の支持を集める。

 岡本は民主支持層の九割をまとめた。無党派層や維新支持層でも強みを見せている。主婦層にも比較的、浸透しているものの、若年層からの支持が弱めだ。

 渡辺は共産支持層以外への広がりがほとんど見られず、厳しい戦いになっている。

◆江崎が3候補突き放す 10区(旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)
板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新

 江崎が他の三候補を大きく突き放している。江崎は自民支持層の八割を固め民主や維新の支持層も取り込む。二十、三十代を含む幅広い年代から圧倒的な支持を集めている。

 後を追う杉本は、無党派層の五割から支持を受ける。主婦層からの人気も高いが、四十代以上の支持が少なく、自民、民主の支持層に食い込めていない。

 小林は出馬表明が遅れたが、民主支持層の六割近くを固めている。六十代以上から支持を集めるが、二十、三十代で弱い。板倉は共産支持以外への広がりがなく、サラリーマンや主婦など若い世代を取り込めていない。

◆労組支援の古本が先行 11区(旧稲武町区域以外の豊田市、みよし市)
八木哲也67 自<前>(1)
古本伸一郎49 民前(4)
牧田充生60 共新

 トヨタ系労組の支援を受ける古本が先行し、八木が追う。

 古本は民主支持層の九割を固め、支持なし層にも七割近く浸透している。サラリーマンからは七割に迫る支持を集めている。

 地元の自民県議や市議が後押しする八木は、自民支持層の九割を固めた。年代別では六十代以上で半数を超える支持を集めるが、それ以外の年代で苦戦している。政権で連立を組む公明の支持層には半数しか浸透しておらず、古本と支持を二分している。

 牧田は共産支持層から半数を超える支持を集めるが、全体的な広がりがない。

1985チバQ:2014/12/04(木) 19:53:19
◆青山優位、重徳追い掛け 12区(岡崎・西尾市、額田郡)
牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)

 青山が優位に戦いを進め、重徳が追い掛ける展開。牧野は水をあけられている。

 青山は自民支持層の八割を固め、支持なし層も六割を取り込む構え。公示直前に小選挙区での出馬を取りやめた民主の支持層の三割程度にも食い込む。年代別でも幅広く先行している。

 重徳は維新支持層をほぼ固め、民主支持層の六割強をまとめる。支持なし層も四割の確保をうかがうものの、女性への浸透が弱い。自民支持層も二割弱しか切り崩せていない。

 牧野は主婦や高齢者の間で一定の支持を受けるが、広がりを欠いている。

◆大西と大見が競り合う 13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)

 大西と大見が競り合う。大西は民主支持層の八割を固めた。サラリーマン中心に支持を広げ、二十、三十代の若い世代で大見をリードしている。

 大見は自民の九割近くを固め、公明支持層の八割を取り込む。選挙に強い関心がある層と退職した高齢者からの支持が根強い。

 宮地は共産支持層の六割を固めたが、全体的に苦戦している。

 社会保障や憲法への姿勢を重視する人は大西に、経済政策や地方活性化を重視する人は大見を支持する傾向がある。各候補とも無党派層には浸透しておらず、組織票の存在感が増している。

◆今枝、幅広い年代で支持 14区(豊川市、豊田市旧稲武町区域、蒲郡・新城市、北設楽郡)
鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)

 今枝が安定した戦いで、鈴木、袴田が追う展開。

 今枝は自民、公明支持層を手堅くまとめた上、支持なし層にも食い込んでいる。男女ともに、幅広い年代からの支持を集めている。

 鈴木は、選挙直前の復党にもかかわらず、民主支持層から一定の支持を得ている。「原発政策」を重視する有権者にも支持が広がっている。

 全体に、アベノミクスで「生活が良くなった」と感じている層は今枝を、「悪くなった」と感じている層は鈴木を支持している。袴田は、共産支持層以外に浸透していない。

◆根本が大きく引き離す 15区(豊橋・田原市)

根本 幸典49 自前(1)

串田 真吾38 共新

関 健一郎36 民新

 根本が大きく引き離し、関、串田が続く。

 根本は自民支持層の九割近くをまとめ、「憲法観」や「地方活性化」の施策を重視する有権者の支持を集める。サラリーマンや自営業、農業・漁業者の各層にも浸透し、三十代から高齢者まで幅広い支持を受ける。

 関は民主支持層の八割近くを固めた。二十代で支持を伸ばしているが、アベノミクスへの批判票や、主婦層を取り込めていない。公示直前に出馬が決まった経緯もあって、支持政党を持たない層への広がりも欠く。

 串田は共産支持層の七割を固めたが、苦しい戦い。

        ◇

文中敬称略。候補者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。

1986チバQ:2014/12/04(木) 19:54:52
三重
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014120402000276.html
自民 1、4、5区で優位 本紙世論調査
 十四日に投開票される衆院選で、中日新聞社は序盤情勢を探るために世論調査を実施した。調査結果に取材を加味すると、県内の小選挙区は1、4、5区で自民が着実に足場を固めて優位に立ち、2区でも民主を猛追。民主は3区で優位を保っている。比例代表の投票先は自民が32%のトップで、民主が20・1%、維新の党の8・1%が続く。

 しかし、選挙区で有権者の五割、比例代表でも四割が投票する候補者や政党を決めていないと回答しており、情勢は流動的となっている。

 調査は二日、電話番号を無作為で抽出する方法で実施。県内では二千六十二人が回答した(回答率78%)。(敬称略)

◆1区 追い掛ける維新
 川崎二郎67自前<10>
 橋本マサ子68共新
 松田直久60維新

 川崎が大きくリードし、松田が追い掛ける展開。橋本は厳しい戦いを強いられている。

 川崎は自民支持層をほぼ固め、公明支持層の九割弱もまとめた。各年代から満遍なく支持を集める。

 松田は維新支持層のほぼ九割を固めた。候補擁立を断念した民主の支持層の八割弱にも浸透しているが、民主支持層の一部は川崎、橋本にも流れている。

◆2区 民主を自民猛追
 島田佳和44自<前><1>
 中野武史40共新
 中川正春64民前<6>

 先行する中川を、島田が猛追している。中野は苦戦している。

 中川は民主支持層をほぼ固め、公明、自民支持層にも食い込む。維新支持層も六割強が中川に流れている。四十代以上の支持が高い。島田は自民支持層の九割弱、公明支持層の六割強をまとめた。年代別では二十〜三十代の支持を集めている。

◆3区 民主大きく先行
 嶋田幸司40自新
 釜井敏行32共新
 岡田克也61民前<8>

 九選を目指す岡田が他候補に大きく水をあけ、新人の嶋田が追う。釜井は独自の戦い。

 岡田は民主支持層をほぼ固め、維新支持層の九割弱にも浸透。公明、自民の支持層にも食い込んでいる。

 衆院解散直前に出馬表明した嶋田は自民支持層の六割弱をまとめたが、公明支持層への浸透は四割弱にとどまっている。

1987チバQ:2014/12/04(木) 19:55:27
◆4区 共産厳しい戦い
 田村憲久50自前<6>
 松木豊年62共新

 県内唯一となる自共の一騎打ちで、田村の優勢は動かない。

 田村は自民、公明支持層をほぼ固め維新支持層の九割弱にも浸透。各年代から幅広く支持を集める。候補を立てない民主の支持層は、田村、松木へほぼ均等に流れている。

◆5区 民主も支持固め
 三ツ矢憲生64自前<4>
 内藤弘一50共新
 藤田大助38民元<1>

 三ツ矢が優勢で、藤田が続く。内藤は厳しい。

 三ツ矢は自民支持層をほぼまとめ公明支持層の九割弱に浸透。幅広い世代に支持を広げている。

 藤田は民主支持層の八割弱、維新支持層の七割弱を固めた。

◆比例は自と民 差広がる

写真
 比例代表の投票先は、自民がトップの32・0%を占め、民主が20・1%で続く。自民が政権に返り咲いた二年前の前回選では自民が27・43%、民主が21・82%を得票しており、両者の差は前回より開いている。

 自民は男女別、年代別、職業別のすべてで他の政党を上回った。自民、民主以外の政党では維新、公明が8%台で競り、共産が続いた。維新は第三極が注目された前回、日本維新の会として二割近く得票しており、当時より勢いは減っている。

 支持層の票は公明が九割を固め、維新、民主、自民、共産が八割以上を固めた。ただ、支持政党を持たない層の五割が「分からない・無回答」だったため、今後、情勢が変化する可能性はある。

◆経済政策、約半数が重視

写真
 投票先を決める際に重視する課題を二つまで聞いたところ、「経済政策」との回答が最も多かった。安倍政権が最大の争点と位置付ける経済政策「アベノミクス」への関心が、有権者の間でも高いことをうかがわせた。

 経済政策は性別、年代を問わず最も重視され、職業別でも「契約社員・派遣社員・アルバイト」と「無回答」を除いて最優先に選ばれた。

 次点の「福祉や社会保障」は契約社員などが最も重視。「原発政策」と「憲法への姿勢」が続いたが、十日に施行される特定秘密保護法は5・7%にとどまった。

 「経済政策」と「福祉や社会保障」は自民、民主、維新、公明の支持者、さらに支持政党を持たない層で上位二つに選ばれ、共産では「原発政策」、次世代、生活、社民では「憲法への姿勢」を選ぶ支持者も多かった。

写真
◆60%「生活不変」 アベノミクス

 アベノミクスは浸透していない?−アベノミクスで生活がどう変わったかの質問に対し、「変わらない」との回答が全体の六割を占めた。

 安倍晋三首相は二年間のアベノミクスの評価を問うて衆院を解散したが、県内の有権者が効果を実感するには至っていないようだ。

 生活が「悪くなった」は13・6%、「やや悪くなった」は18・2%で合計は全体のほぼ三割。逆に「良くなった」は1・2%、「やや良くなった」は4・8%で合計は一割に満たなかった。「分からない・無回答」は1・8%。

 自民支持層の間でも「変わらない」が七割を超え、「良くなった」「やや良くなった」の評価する回答は一割強だった。

 年代別、職業別に見ても、評価が一割に達したのは「農林漁業」のみで、二十代ではゼロだった。

1988チバQ:2014/12/04(木) 19:56:09
長野3区 羽田王国崩壊か

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014120402000320.html
3選挙区で自民先行 本紙世論調査
写真
 衆院選の投開票を前に中日新聞社が県内の有権者を対象に十一月三十日からの三日間で実施した世論調査では、県内五つの選挙区のうち三選挙区で自民候補がリードしている。比例代表北陸信越ブロックの投票先では自民を先頭に民主が追い上げ、共産が続く構図となっている。まだ投票先を決めていない人は選挙区で五割、比例で四割おり、今後の情勢は大きく変わる可能性がある。

 ◇1区

 自民前職の小松が民主前職の篠原と競り合っている。二人を共産新人の武田と次世代前職の宮沢が追う展開となっている。

 小松は自民支持層の七割を固め、民間企業や二十、三十代から高い支持を得ている。篠原は民主支持層の九割、無党派層の三割に食い込み、六十代以上の支持を集める。武田は共産支持層、宮沢は次世代支持層の大半から支持を集めている。

 ◇2区

 二期目を目指す自民前職の務台を、返り咲きを狙う民主元職の下条が追う。維新前職の百瀬、共産新人の清沢が続く。

 務台は全年代の幅広い支持を集める。自民支持層の七割を固め、支持政党を持たない層へも食い込む。下条は民主支持層の七割を固めている。百瀬は維新支持層の四割を固め、清沢は派遣、契約社員などの非正規労働者から一定の支持を得ている。

 ◇3区

 いずれも二期目を目指す自民前職の木内と維新前職の井出、民主前職の寺島の三氏が横一線で並び、共産新人の唐沢が追う展開となっている。

 木内は自民、寺島は民主の各支持層の七割を固めている。木内は会社員層、寺島は農林漁業、公務員層の支持を得ている。井出は維新支持層の九割を押さえ、自営業者からの支持が高い。唐沢は共産支持層の八割から支持を得ている。

 ◇4区

 自民前職の後藤が先行し、民主元職の矢崎と共産新人の上田が追う展開。

 後藤は自民支持層の九割を確保し、生活や次世代支持層の受け皿となっている。経済政策や災害対策に関心のある層の支持が高い。矢崎は民主支持層の七割を固め、憲法問題への関心の高い人から支持を集めている。上田は共産支持層をほぼ固めている。

 ◇5区

 自民前職の宮下がリードし、共産新人の水野と民主新人の中嶋が追っている。

 宮下は自民支持層の八割以上から支持を集め、公明支持層も押さえている。幅広い年代や職種の層から支持を受け、次世代支持層にも食い込む。水野は共産支持層の大半を押さえ、中嶋は民主支持層の八割を固め、社民支持層の一部にも食い込んでいる。(文中敬称略)

◆比例代表、自民が他党引き離す

写真
 比例代表の投票先を尋ねたところ、自民が39%と他党を大きくリードし、24・9%の民主が追う展開となっている。二年前の前回選で同じ時期に行った調査では、自民は27・2%、民主は23・2%だった。

 既に投票する政党を「決めている」「だいたい決めている」と答えた人は55・6%。投票先は自民と民主の後に、共産が10%、維新6・6%、公明6・1%で続いた。次世代は3・7%、社民は3%だった。自民は全ての年代で最も多かった。

 普段の支持政党では、自民が34・4%、民主が16・9%でともに支持層の九割近くの得票を固めている。

 一方、四割以上の人が投票先を決めておらず、これらの人に「今投票するなら」という仮定で投票先を尋ねたところ、自民と民主の順位は変わらず、維新が共産を上回った。

1989チバQ:2014/12/04(木) 20:17:01
>>1956
与党としては海江田代表のままのほうが良いんじゃん?
枝野なり前原なりが代表になるより

1990チバQ:2014/12/04(木) 23:41:47
http://www.sankei.com/west/news/141204/wst1412040062-n1.html
2014.12.4 21:42
【衆院選2014】
首相来阪も公明“優先”応援 漏れた自民陣営「来てほしかった…」





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応援演説に駆けつけた安倍晋三首相=4日午後、堺市堺区(村本聡撮影)
応援得られず「来てほしかった…」のぼやきも

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、大阪入りし、自民、公明両党の衆院選候補者の応援に駆けつけた。演説に立った9選挙区のうち、与党を構成する公明候補4人全員の選挙区を優先して回る気の遣いよう。低投票率が予想される中、公明票の取り込みで選挙戦を優位に進める狙いがある。ただ、大阪は橋下徹大阪市長が率いる維新の党の本拠だけに厳しい選挙戦を強いられる自民候補も多く、首相の応援を得られなかった陣営からは「来てほしかった」との本音も漏れた。

 「北側さん抜きに自民と公明の連立政権は考えられない」。4日午後、堺市役所前。安倍首相は降りしきる雨の中、大阪16区の公明前職、北側一雄氏(61)を持ち上げ、千人を超える聴衆に深々と頭を下げた。

 同区では前々回、北側氏に勝利した民主元職の森山浩行氏(43)や、共産新人の益修一氏(36)、次世代前職の西村真悟氏(66)が立候補。西村氏は安全保障など一部の政策での自公間の温度差を突き「保守の受け皿になる」と連立崩しを図る。

 混戦模様の中、首相の応援は自民支持層の保守票引き締めにつながるとの期待が強く、公明府本部幹部は「比例復活もなく、必ず勝たないといけない状況での応援は大きい」と話す。

 首相はこの日、過密スケジュールをぬって公明候補4人全員の応援に回った。一方、自民候補への応援は15人中新人候補ら5人にとどまり、応援を得られなかった陣営からは「厳しい選挙戦。できることなら、来てもらいたかった」との嘆きも聞こえた。

 こうした声が漏れるのは、前回衆院選で維新が躍進した大阪は、自民が選挙区で3議席しか獲得できなかった“鬼門”のためだ。

 今回応援がなかった陣営の関係者は「低投票率が予想される選挙戦では、安定した票が見込める公明の協力は重要度を増す」と前向きにとらえた上で、「首相が公明を応援することは協力姿勢を示すこれ以上ないカード。直接の応援はなくてもプラスに働くはずだ」と期待を込めた。

1991チバQ:2014/12/04(木) 23:43:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014120400843
自民、緩み警戒=民維、伸び悩みに危機感【14衆院選】
 14日投開票の衆院選に関する報道各社の世論調査で、自民党が優勢と一斉に伝えられたことを受け、同党は4日、各陣営の上滑りを警戒、安倍晋三首相(党総裁)が「厳しい選挙戦」と率先して訴えるなど引き締めを図った。一方、伸び悩みの傾向が示された民主、維新両党などは危機感を募らせている。
 「この選挙区は大変厳しい。私たちに力を与えてほしい」。首相は4日午後、応援に訪れた堺市で街頭演説する中で「苦戦」を強調。これに先立ち午前には、自らのフェイスブックで「選挙は油断した方が必ず負ける。最後まで強い緊張感を持って全力で戦い抜く」と気の緩みを戒めた。
 若手の頃、落選する夢を見て飛び起きると額に脂汗がにじんでいたことがしばしばあったという首相。選挙に「油断は禁物」という意識は、ことのほか強い。
 自民党本部は4日、全国の候補者と選対幹部に緊急通達し「少しも慢心することなく全身全霊で戦う」よう指示。また、堅調ぶりが報じられた公明党の山口那津男代表も午前の党常任役員会で、「気を引き締めていこう」と幹部に呼び掛けた。
 一方、100議席超への回復に期待感もあった民主党は、冷や水を浴びせられた形だ。海江田万里代表は4日、石川県志賀町で「まだ始まって3日目で態度を決めていない人もたくさんいる。これからが勝負だ。必ず挽回する」と記者団に強調。ただ、同党のある若手は「批判票の受け皿になり切れていない」と焦りの色を隠さない。
 今回の選挙では、共産党を除く各野党が共倒れを避けるため候補者調整を進め、民主党は他党に配慮して候補を絞ったが、選挙戦略が裏目に出ている可能性もある。民主党の枝野幸男幹事長は、こうした点を高松市内で記者団に問われると「この段階では(影響が)あると思う」と認めた。同党は報道各社の調査結果などを踏まえ、重点区を絞るなど巻き返しに全力を挙げる方針だ。
 不振が伝えられる維新の党の江田憲司共同代表は千葉県柏市での街頭演説で「1人の日本人として、この状況が全く理解できない。しかし、われわれは日本国民の良識を信じている」と支持を訴えた。次世代の党の山田宏幹事長は記者会見で「党名の認知度は低い」と述べ、支持の浸透が課題との認識を示した。
 公示前の8議席から2桁台の議席確保を視野に入れる共産党は勢いづいている。志位和夫委員長はJR千葉駅前の演説で「躍進させてほしい」と力強く訴えた。
◇報道各社の衆院選予想議席
 ▼朝日 自民 300超、民主伸び悩み
 ▼読売 自公 300超、民主伸び悩み
 ▼日経 自民 300うかがう、民主伸び悩み
 ▼産経 自民 300超、民主70台
 ▼共同 自民 300超、民主70前後
 (2014/12/04-20:15)

1992チバQ:2014/12/04(木) 23:44:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00000577-san-pol
衆院選 「自民300議席超」報道の衝撃、与野党に波紋
産経新聞 12月4日(木)21時5分配信

 衆院選(14日投開票)序盤情勢調査で自民党が300議席を超える勢いとなっている産経新聞など各社の報道は4日、大きな衝撃となって与野党に波紋を広げた。各陣営の緩みを警戒する与党は引き締めを強めるのに対し、野党は巻き返しを狙う。与野党とも終盤戦に向けた選挙戦略の練り直しを迫られている。

 報道にすぐさま反応したのが安倍晋三首相(自民党総裁)だ。自身の交流サイト「フェイスブック」に投稿し、「まだ選挙は始まったばかりだ。選挙は油断した方が必ず負ける」と慢心しないように呼びかけた。その上で、橋本龍太郎政権下で行われた平成10年の参院選に言及し、「選挙中、自民党大勝と報道され、結果大敗した」と記した。

 自民党はこの日、谷垣禎一幹事長と茂木敏充選対委員長の連名で各陣営に「緊急通達」を送付。「与党優勢といった報道がされているが、わが党、各候補者に厳しい選挙戦であることに変わりはない」と戒めた。

 公明党も組織の緩みを警戒する。山口那津男代表は4日の常任役員会で「激戦の小選挙区もあり、今後も気を引き締めなければならない」と述べ、重点選挙区や比例代表での票の掘り起こしに努めるよう指示した。

 「自民300議席超」報道は、野党にも衝撃が走った。野党再編に積極的な民主党の一部からは「自民党に対する選択肢を示せていないからだ。衆院選前に新たな選択肢となりうる野党結集を実現すべきだった」と恨み節が漏れる。海江田万里代表ですら苦戦しており、党幹部は「海江田氏の責任論も何も、本人が戻って来られないだろう」と突き放した。

 一方、あるベテラン議員は「報道を見て、自民党を敬遠する人もいるだろう。ここで意気消沈していたらダメだ」と士気を鼓舞する。ただ、ショックは隠せず、復調への手がかりを見いだせないでいる。

 劣勢を伝えられた維新の党と次世代の党にも波紋が広がり、「悔しいが安倍さんの作戦勝ちだ。安倍政権は長く続く…」(維新幹部)。維新の橋下徹共同代表は「おそらく全国では自民党や公明党の議員が増える」と“自民大勝”の流れを認め、次世代の山田宏幹事長も「野党がまとまっていない。もう少し与党が減り、野党が伸びなければ緊張感が生まれない」と焦燥感を隠さなかった。

1993チバQ:2014/12/05(金) 07:40:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141205/CK2014120502000151.html
<衆院選>注目区ルポ

2014年12月5日


 十四日投開票の衆院選は、都内二十五の小選挙区に九十七人が立候補し、「経済政策」「安全保障・憲法」「脱原発」などをめぐり、激しい舌戦を繰り広げている。訴えは有権者の心にどう響くか。注目される選挙区の様子を紹介する。
◆4区(大田区中南部) 町工場にアピール合戦
 町工場がひしめく大田区中南部。大企業が生産の軸を海外に移すなど経営環境が変わる中、工場の閉鎖が相次ぎ町の風景も変わりつつある。立候補した四候補は、町工場の関係者へアピール合戦を繰り広げている。
 住宅と町工場が隣り合わせにある大田区多摩川地区。四日、民主元職の藤田憲彦さんは機械部品の製作所を訪れ、壁にポスターを貼らせてもらった。「アベノミクスで大田の町工場は、勝ち負けの二極化が進んだ」と指摘する。
 東大卒業後、家電大手ソニーに勤務。二年前の衆院選で落選後、「地域で何ができるか考えよう」と地元の自治会活動に参加し、防犯パトロールを続け、「地域の人の地道な努力を知った」。民主支持者が多いとみられる馬込の閑静な住宅街をはじめ、区全域に毎月約二万五千の政策チラシを配ってきた。
 内閣府副大臣で自民前職の平将明さんは四日、西馬込の街頭で「アベノミクスを進め、足りない部分を補っていく」と政権中枢にいることを強調した。
 事務所は、JR蒲田駅前に構えた。先月二十九日の事務所開きでは、雨にもかかわらず、入りきれない支持者が歩道に並び、大田区の松原忠義区長も駆けつけた。ただ、平さんは「選挙中、町工場だけ力を入れて回るようなことはしない」とも。「みんな仲間。分かってくれている」と自信を見せる。
 元区議で次世代新人の犬伏秀一さんは、区南部が地盤。「地元だから、知り合いが多い」と言う。アベノミクスの恩恵を実感できない経営者を味方につけようと、公示日は地元の工場に赴き、社長と「大企業がためたお金を中小企業に回す仕組みが必要だ」などと話し込んだ。
 共産新人の山本純平さんは四日、JR蒲田駅近くで演説後、「消費税が8%に上がっても工場は価格に転嫁できず、経営者は身銭を切らざるを得ない」と話した。党大田地区委員会の中村稔副委員長は「消費税率が再アップされれば、やっていけない工場や商店街が続出するだろう」と見通した。 
  (小田克也)
 ◇4区(4)大田区(中南部)
犬伏秀一 58 (元)大田区議  次新 
平将明 47 内閣府副大臣 自前<3>
藤田憲彦41 (元)安保委理事 民元<1>
山本純平 40 党地区副委員長 共新 
  (届け出順)

1994チバQ:2014/12/05(金) 07:41:07
◆18区(武蔵野・府中・小金井市) 「国政」「地域」 異なる主張
 武蔵野市長を六期務めた自民前職の土屋正忠さんは、JR中央線高架化の効果を訴えるなど地域の課題や実績をアピール。一方、元首相で民主前職の菅直人さんは、脱原発を主張し、集団的自衛権行使容認への批判を強めるなど国政の課題を強調する。二人の対決に共産新人の結城亮さんが挑む。
 「小金井のまちづくりに必要な人」。四日朝のJR武蔵小金井駅北口で、市長時代からの盟友である小金井市の稲葉孝彦市長がマイクで訴える中、土屋さんは通勤中の人たちにチラシを手渡していた。生活道路を走るバスの導入など「アイデア市長」として知られた土屋さんは、しばしば地域のことに言及する。
 同選挙区で菅さんとの対決は四度目。以前は地元に戻らずとも当選した菅さんに、陣営幹部は「前回は民主票が割れた偶然の勝ち」と気を引き締める。土屋さんは団地などもくまなく回り、「二年間で経済を立て直した。この道を行こう」と訴えた。
 一方、四日朝のJR武蔵小金井駅の南口では、ビールケースの上に立つ菅さんの姿があった。「このままでは安倍政権は憲法改正まっしぐら。そうさせないために賢明な判断を」。政権批判を繰り広げた。
 市民運動家出身の菅さんは小まめに街頭に立つ。前回衆院選で前面に掲げた脱原発に加え、今回は集団的自衛権行使容認の閣議決定についても繰り返し追及している。陣営には激励も寄せられるというが、関係者は「街頭では政治への関心の薄さを感じる。有権者を振り向かせないと、前回より厳しくなる」と危機感を募らせる。
 「消費税増税をきっぱり中止し、暮らし第一の経済政策をしていきたい」。結城さんも四日、選挙区内の団地前で声を上げた。陣営幹部は公認発表が先月十八日と出遅れたことを焦るが、「有権者の反応は徐々に良くなっている」と一定の手応えを感じている。結城さんは「訴えは他の候補と全く違う」と言い、人の集まる場所で訴える戦術を取るという。 
  (萩原誠)
 ◇18区(3)武蔵野・府中・小金井市
土屋正忠 72 (元)総務政務官 自前<2>
菅直人 68 (元)首相 民<前><11>
結城亮 44 党地区委員 共新 
  (届け出順)

1995チバQ:2014/12/05(金) 07:42:03
http://www.sankei.com/region/news/141205/rgn1412050022-n1.html
2014.12.5 07:00
【衆院選2014 注目区を行く】
埼玉12区 熊谷VS加須地域の戦い再び





 「お帰りなさい。お疲れさまです」。3日深夜、次世代新人の森田俊和は陣営スタッフと終電間近のJR行田駅前に立ち、電車を降りて家路を急ぐ市民らにあいさつし続けた。森田は「できるだけ知名度を高めたい」と懸命だ。

 12区では平成24年の前回選挙と同様、加須・羽生両市を地盤とする自民前職、野中厚と、熊谷市出身の森田による保守分裂の“地域間戦争”が続く。元自民県議の2人だが、森田は前回、公認を受けられず無所属で出馬。約5万6千票を獲得したが、約6万6千票の野中に惜敗した。

 今回、森田陣営の最高顧問には熊谷市出身の元自民衆院議員ら2人が就いた。また、維新の公募に漏れたものの、公示約10日前には次世代の公認が決まった。

 「保守の立ち位置を明らかにしたかった」と森田。公認候補となったことで政見放送が可能になり、ビラの配布枚数も大幅に増えた。「メリットを最大限に生かして流れを呼び込みたい」と意気込む。

 対する野中陣営は、県議時代の地盤に加え、国土庁長官を務めた祖父の影響力も残る。12区内の県議も活発に動き、公明の推薦も受けるなど組織力を生かした戦いを進める。前回、森田に約3万5千票差をつけられた大票田の熊谷市の攻略が課題で、野中は3日、市中心部の百貨店前で「この2年間、熊谷をはじめ12区のパイプ役を担ってきた」と実績を強調した。

 両陣営が意識するのは、出馬を見送ったみんな(解党)の永沼宏之が前回集めた約3万6千票の行方だ。永沼の出身地は12区の中央に位置する行田市で、双方が「草刈り場」とみる。「前回は足を踏み入れる余裕がなかった」という森田が永沼の協力を得て支持拡大を図る一方、野中陣営は潜在自民票の掘り起こしを続ける。

 こうした地域間の争いを冷静に見据えるのが、民主元職の本多平直。陣営関係者は「加須対熊谷でいいのかと問いたい。市民の生活を守る選挙と位置づけ、政策を訴えていく」と、正攻法で支持拡大を図る。=敬称略(川畑仁志)

                    ◇

 ◆12区(4人)

 森田俊和40 ☆元県議     次 新
 野中厚38 ☆元県議     自(額)前 【公】
 本多平直50 ☆元首相補佐官民 元
 鈴木千賀子59  党県委員    共 新

 (届け出順、☆は比例と重複)

1996チバQ:2014/12/05(金) 07:43:37
http://www.sanspo.com/geino/news/20141205/pol14120505030002-n1.html
2014.12.5 05:03(1/3ページ)
東京1区「海江田包囲網」自民大物投入で“万里”の頂上再び崩す
山田美樹氏(左)の応援に駆けつけた丸川珠代参院議員。自民党は「海江田包囲網」を張り、大物を次々と投入している=4日、東京都港区のJR品川駅高輪口前(撮影・梶川浩伸)
山田美樹氏(左)の応援に駆けつけた丸川珠代参院議員。自民党は「海江田包囲網」を張り、大物を次々と投入している=4日、東京都港区のJR品川駅高輪口前(撮影・梶川浩伸)【拡大】

 民主党代表の海江田万里氏(65)と自民党の山田美樹氏(40)が接戦を繰り広げている東京1区で、自民党の“大物議員”が次々と選挙区に入り、「海江田包囲網」を張っている。安倍晋三首相、菅義偉官房長官らが2日の公示前に乗り込んだほか、4日には町村信孝元官房長官、丸川珠代参院議員らが応援のマイクを握った。一方、海江田氏は党首の立場上、自身の選挙区にほとんど入れず、苦しい戦いを強いられている。

 これでもか、とばかりの「海江田包囲網」だ。東京1区に、日替わりで自民党の大物議員が駆けつけているのだ。

 11月28日の安倍首相を皮切りに、翌29日に菅官房長官、12月2日にはかつて東京1区で海江田氏としのぎをけずった与謝野馨元財務相、3日は谷垣禎一幹事長と与謝野氏、4日には山谷えり子拉致問題担当相、町村氏、丸川氏と、そうそうたる顔ぶれがマイクを握り、山田美樹氏の支持を訴えた。

 丸川氏は「自民党から『てこ入れ』といわれている」と、党を挙げて東京1区に力を入れていることを示唆。山田氏は街頭演説で「涙は女性の武器といわれていた時代もあった。しかし、今では男性でも涙を武器に野党の党首を務めている方がいる」と述べた。海江田氏が経産相だった2011年、国会で辞任を迫られて涙を流したことを引き合いに“口撃”した。

 前回2012年の衆院選で、海江田氏は山田氏に1134票差で敗北した。海江田氏は比例代表で復活当選したものの、「衆院議員は小選挙区で勝てて一人前」(自民党国会議員)というのが永田町の“常識だ”。
 党首として臨む今回も、海江田氏は比例代表と重複立候補しているが、民主党内からは「覚悟がない」などと批判や失望の声が噴出。今回も山田氏に敗れれば、求心力はさらに低下し、自身の進退のみならず、民主党のさらなる弱体化は避けられない。だからこそ、自民党は「海江田つぶし」に打って出ている。

 大物議員のサポートを受けて有権者にアピールを続ける山田氏陣営とは対照的に、海江田氏はジレンマを抱える。党首としての応援遊説が最優先となり、なかなか自身の選挙区に入れない。3日朝に都営地下鉄の若松河田駅前で街頭に約1時間立っただけで、次回の予定は9日になるという。

 野党第1党党首として命運を懸けた戦いを強いられている海江田氏は「代表をやっている以上、(自分の選挙区に入れないのは)仕方ない。相手(自民党)が何をしてこようと、意に介していません」と強がった。

(紙面から)

1997チバQ:2014/12/05(金) 07:44:37
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_news/article/131330
民・維、同床異夢の共闘 “橋下節”労組は渋面
2014年12月05日(最終更新 2014年12月05日 03時01分)
街頭演説で支持を訴える維新の党の橋下徹共同代表=4日午後6時39分、福岡市・天神
街頭演説で支持を訴える維新の党の橋下徹共同代表=4日午後6時39分、福岡市・天神
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 共闘の成果はいかに−。民主党と維新の党は衆院選を前に全国で選挙区調整を進め、福岡県内では小選挙区候補を互いに県組織レベルで推薦した。「野党統一候補」を有権者に訴え、反自民票を取り込む狙いだが、維新共同代表の橋下徹は4日、福岡、鹿児島両県で持論の公務員批判を展開。民主や公務員労組関係者は、歯に衣(きぬ)着せぬ演説を苦々しく聞き入った。
 4日午後、福岡県新宮町の大型商業施設前。「公務員給与削減、そして国会議員も身を切る改革をして、最後の最後に増税をお願いするのが道理だ」。既得権益を鋭い弁舌で攻撃する“橋下節”は健在だ。
 橋下の隣には、福岡4区の維新前職が立っていた。党勢回復の道半ばで師走の決戦を迎えた維新、民主両党。「1強自民」に一矢報いるため、民主は4区で候補擁立を見送った。
 前職はこの日、橋下来援前に同県福津市で「(県内の)民主候補を全力で応援する」とアピールし、同党県連代表の大久保勉と握手した。選挙カーには「民主党福岡県連推薦」のシールが貼ってあった。
 ただし、民主を支える労組にとって橋下は、いわば「目の敵」。連合福岡は今回、前職の推薦を見送った。両党の共闘は黙認できても「橋下の演説に組合員を動員できない」(公務員労組出身議員)のが本音だ。「労組批判をするかもしれないが、目をつぶってほしい」。前職は橋下来援前、民主県連幹部らに耳打ちした。
 舞台裏の事情を知ってか知らずか、橋下は同夜、福岡市・天神のビル街でも容赦なかった。「公務員給与を20%削減し年間5兆円生み出す。既成政党では改革はできない」。天神を含む同市中心部の福岡2区は、維新が候補擁立を見送り、民主元職などが自民前職に挑む構図。維新にとって橋下の来援は、九州最大都市の無党派層を狙い比例票を積み上げる戦略だ。
 橋下は演説で、両党相互推薦に一切触れなかった。連合幹部は「どっちの味方なのか。手を結ぶのは無理だ」と会場を去った。労組批判で喝采を浴びる演説を「ドキドキしながら聞いていた」と打ち明けた前職。「緊迫感のある国会にするため、(民主と)手を結ぼうとやっている」。自らに言い聞かせるような口調だった。 =敬称略
=2014/12/05付 西日本新聞朝刊=

1999チバQ:2014/12/05(金) 20:31:43
北海道
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141203011370004.html
2014衆院選【2014衆院選】
焦点:上 7区 共倒れを反省、民・大協力
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■前回互角、気引き締める自民

 政治団体・新党大地の代表代理でありながら、民主党公認。2日朝、釧路市鳥取大通4丁目の選挙事務所前で、立候補の届け出を済ませた鈴木貴子氏(28)が選挙カーに上がった。

 「釧路、根室はアベノミクスでいかほど潤ったのか。一握りの大企業、一握りの株を持つ人たちだけが潤い、『この道しかない』。これが真の政治の姿でしょうか」。そして「日々頑張っている、働いているみなさんの声を私は届けたい」と約700人(陣営発表)の支持者らに訴えた。

 前回の衆院選で7区は、民主と大地が共倒れ。今回はその反省から両者は手を組み、鈴木宗男代表の長女の貴子氏が民主入りした。相手は3選を目指す自民前職で同党道連会長の伊東良孝氏(66)と共産新顔の石川明美氏(63)だ。

 「働く人の声」を強調した演説は連合北海道など民主の支持母体を意識したものだ。もちろん大地支持層へのアピールも忘れない。ポスターの肩書には「民主党公認、新党大地代表代理」とある。

 民主党本部は1日、貴子氏を比例北海道ブロックで単独1位とすることを決めた。野党協力の象徴として「敗北」は許されないからだ。ただ議席が安泰という意識が広がれば選挙運動が上滑りしかねない。合同選対本部長代行の岡田篤・民主党道議は2日、陣営の緩みを戒めることを忘れなかった。「鈴木貴子が日本のリーダーになります。その道に進むため、変なささやきに惑わされないように」

 JR釧路駅前の中心街。午前9時すぎ、釧路市民の台所として知られる釧路和商市場前には伊東氏の第一声を聞く人だかりができていた。陣営によると集まったのは500〜600人。

 市議から道議、市長を経て国政の場に立った伊東氏。財務政務官も経験して国の予算づくりも見てきただけに、水産業などの基幹産業が低迷していることが課題だと具体的に指摘。「釧路の可能性を見いだし、伸ばしていく分野をはっきりさせないといけない。アイデアと企画力とやる気が勝負の『地方創生』がいま、一番大きなキーワード。観光などこの地域の特性を生かして力を発揮したい」

 第一声に先だって、同市幸町14丁目のビル1階に設けた選挙事務所であった出陣式。自民と連立を組む公明党釧路総支部長の月田光明市議が「圧勝だという声もあるが、大変危険なこと。侮ってはいけない」。前回衆院選の民主と大地の得票を合わせれば、自身の得票と互角だ。伊東氏自身も「今回の選挙は、実感としてかなり厳しいものになると感じている」と語った。

 共産党の石川氏は、1996年以来、2度目の国政挑戦だ。同市住之江町の大型スーパーの駐車場には、約150人の支持者が集まっていた。「消費税増税中止を」「若者を戦場に送らない」と2本の幟(のぼり)が立つ。石川氏は「7区で消費税増税中止と言うのは私だけ、原発廃止を言うのも私だけ、TPP(環太平洋経済連携協定)撤退も私だけ」と違いを強調した。

      ◇

 今回の衆院選をめぐっては、野党が共闘を模索する動きが目立った。こうした動きは有権者の票のゆくえにどんな影響を与えるのか。注目選挙区の候補者の戦いぶりを報告する。

 ■7区の候補者(届出順)

鈴木貴子 28 民前(1)〈元〉NHK職員

石川明美 63 共新   〈元〉釧路市議

伊東良孝 66 自前(2)〈元〉釧路市長

2000チバQ:2014/12/05(金) 20:32:08
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141204011370001.html
2014衆院選【2014衆院選】
焦点:下 2区 地元反発 崩れた野党共闘
写真:
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■民主道連、独自に擁立し対抗

 過去4回にわたり自民の吉川貴盛氏(64)と民主の三井辨雄氏(72)が対決してきた2区。三井氏が解散直前に不出馬を表明したことでこの構図が崩れ、野党の候補者調整に注目が集まった。

 公示日の2日。「本人です」と大書したのぼりを立てた自転車に乗り、維新元職の松木謙公氏(55)がペダルをこいでいた。この日は札幌市北区を回り、走行距離は約60キロにのぼった。

 この日、事務所前での第一声で「アベノミクスは大企業中心の考え。中小企業に勤める人や年金で暮らす方々の生活をしっかり支えていきたい」と語った。そばに、松木氏の選対本部長になった三井氏の姿も。「松木さんを全身全霊で応援していく。自民党の一党支配を許さない」と支援を訴えた。

 松木氏はこれまで民主党や新党大地の公認で道12区から出ていたが、2000年衆院選以来14年ぶりに、本来の地盤である2区に戻った。きっかけは、解散直前の三井氏の突然の不出馬表明だ。民主と維新の党本部間の調整で、三井氏の後継として松木氏が2区から出ることになり、維新は前回衆院選に2区から立候補して比例で復活当選した高橋美穂氏を東京17区に移した。

 民主党道連は、党本部の頭越しの候補者調整に反発した。松木氏は民主党の衆院議員だった2011年、菅直人内閣への不信任決議案に賛成して除籍された経緯がある。道連は来春の札幌市議選に立候補予定だった新顔の池田真紀氏(42)を擁立し、道連推薦として全面的に支援する。民主道連関係者は「2区は三井氏の地盤ではなく、民主の地盤。みすみす維新には渡せない」。

 2日午前9時過ぎ、札幌市東区役所前に人だかりができた。「イケマキGO!GO!」と書かれた手作りポスターを手に持つ人も。無所属で立つことになった池田氏が「安倍政権は国民の声を無視し、弱者を切り捨てる。経済もTPP(環太平洋経済連携協定)も原発も憲法も数の論理で一方的に決める」と批判。社会福祉士としてDV被害者らと接してきた経験から、「現場を知らない中央だけで作る政策では持続可能な社会は描けない。柔軟な社会を地域から作るような社会保障の改革が必要だ」と語った。

 農水副大臣も務めた自民前職の吉川氏は雪がちらついた2日、コートを着ずにスーツ姿で第一声に臨み、「安倍政権は景気対策、経済対策をしっかりやってきた。この継続が認められるかが問われる選挙になる」と呼びかけ、支持者と握手を交わして選挙カーに乗り込んだ。

 吉川氏は、民主党から自民・公明両党に政権交代して以降の2年間の経済政策をアピール。特に農林水産業を生産、加工、販売にわたって成長させる「6次産業化」に力点を置き、「6次化を札幌に根づかせ、農林水産業を元気にしたい。目標を定め、知恵を出し合いながら、地方創生をしていく」と訴えた。

 前回衆院選では、民主と維新、みんなの3候補者の得票総数が、吉川氏の得票数を約4万3千票上回った。吉川氏は「一身をなげうって先頭に立ち、命がけで頑張る」と決意を語る。

 共産新顔の金倉昌俊氏(40)は2日、同党の紙智子参院議員とともに選挙カーの上で第一声。札幌市北区と東区のスーパーや住宅街を回った。消費税増税やTPP交渉参加反対を主張したほか、「子どもたちの輝かしい未来を閉ざし、若者を戦場へ送るような集団的自衛権を許すことができない。平和の外交を広げる共産党に」と支持を訴えた。

■2区の候補者(届け出順)

吉川貴盛 64 自前(4) 〈元〉農水副大臣

池田真紀 42 無新    社会福祉士

松木謙公 55 維元(3) 〈元〉大地幹事長

金倉昌俊 40 共新    党道常任委員

 * * *

■政見放送

【4日】

◇衆院選小選挙区

《テレビ》HTB=午前5時25分(共産、自民)

2001チバQ:2014/12/05(金) 20:34:20

http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120502100004.html

東京ニュース
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注目区ルポ
 十四日投開票の衆院選は、都内二十五の小選挙区に九十七人が立候補し、「経済政策」「安全保障・憲法」「脱原発」などをめぐり、激しい舌戦を繰り広げている。訴えは有権者の心にどう響くか。注目される選挙区の様子を紹介する。

◆4区(大田区中南部) 町工場にアピール合戦

 町工場がひしめく大田区中南部。大企業が生産の軸を海外に移すなど経営環境が変わる中、工場の閉鎖が相次ぎ町の風景も変わりつつある。立候補した四候補は、町工場の関係者へアピール合戦を繰り広げている。

 住宅と町工場が隣り合わせにある大田区多摩川地区。四日、民主元職の藤田憲彦さんは機械部品の製作所を訪れ、壁にポスターを貼らせてもらった。「アベノミクスで大田の町工場は、勝ち負けの二極化が進んだ」と指摘する。

 東大卒業後、家電大手ソニーに勤務。二年前の衆院選で落選後、「地域で何ができるか考えよう」と地元の自治会活動に参加し、防犯パトロールを続け、「地域の人の地道な努力を知った」。民主支持者が多いとみられる馬込の閑静な住宅街をはじめ、区全域に毎月約二万五千の政策チラシを配ってきた。

 内閣府副大臣で自民前職の平将明さんは四日、西馬込の街頭で「アベノミクスを進め、足りない部分を補っていく」と政権中枢にいることを強調した。

 事務所は、JR蒲田駅前に構えた。先月二十九日の事務所開きでは、雨にもかかわらず、入りきれない支持者が歩道に並び、大田区の松原忠義区長も駆けつけた。ただ、平さんは「選挙中、町工場だけ力を入れて回るようなことはしない」とも。「みんな仲間。分かってくれている」と自信を見せる。

 元区議で次世代新人の犬伏秀一さんは、区南部が地盤。「地元だから、知り合いが多い」と言う。アベノミクスの恩恵を実感できない経営者を味方につけようと、公示日は地元の工場に赴き、社長と「大企業がためたお金を中小企業に回す仕組みが必要だ」などと話し込んだ。

 共産新人の山本純平さんは四日、JR蒲田駅近くで演説後、「消費税が8%に上がっても工場は価格に転嫁できず、経営者は身銭を切らざるを得ない」と話した。党大田地区委員会の中村稔副委員長は「消費税率が再アップされれば、やっていけない工場や商店街が続出するだろう」と見通した。 (小田克也)

 ◇4区(4)大田区(中南部)

犬伏秀一 58 (元)大田区議  次新 

平将明 47 内閣府副大臣 自前<3>

藤田憲彦41 (元)安保委理事 民元<1>

山本純平 40 党地区副委員長 共新 

  (届け出順)

2002チバQ:2014/12/05(金) 20:34:41


◆18区(武蔵野・府中・小金井市) 「国政」「地域」 異なる主張

 武蔵野市長を六期務めた自民前職の土屋正忠さんは、JR中央線高架化の効果を訴えるなど地域の課題や実績をアピール。一方、元首相で民主前職の菅直人さんは、脱原発を主張し、集団的自衛権行使容認への批判を強めるなど国政の課題を強調する。二人の対決に共産新人の結城亮さんが挑む。

 「小金井のまちづくりに必要な人」。四日朝のJR武蔵小金井駅北口で、市長時代からの盟友である小金井市の稲葉孝彦市長がマイクで訴える中、土屋さんは通勤中の人たちにチラシを手渡していた。生活道路を走るバスの導入など「アイデア市長」として知られた土屋さんは、しばしば地域のことに言及する。

 同選挙区で菅さんとの対決は四度目。以前は地元に戻らずとも当選した菅さんに、陣営幹部は「前回は民主票が割れた偶然の勝ち」と気を引き締める。土屋さんは団地などもくまなく回り、「二年間で経済を立て直した。この道を行こう」と訴えた。

 一方、四日朝のJR武蔵小金井駅の南口では、ビールケースの上に立つ菅さんの姿があった。「このままでは安倍政権は憲法改正まっしぐら。そうさせないために賢明な判断を」。政権批判を繰り広げた。

 市民運動家出身の菅さんは小まめに街頭に立つ。前回衆院選で前面に掲げた脱原発に加え、今回は集団的自衛権行使容認の閣議決定についても繰り返し追及している。陣営には激励も寄せられるというが、関係者は「街頭では政治への関心の薄さを感じる。有権者を振り向かせないと、前回より厳しくなる」と危機感を募らせる。

 「消費税増税をきっぱり中止し、暮らし第一の経済政策をしていきたい」。結城さんも四日、選挙区内の団地前で声を上げた。陣営幹部は公認発表が先月十八日と出遅れたことを焦るが、「有権者の反応は徐々に良くなっている」と一定の手応えを感じている。結城さんは「訴えは他の候補と全く違う」と言い、人の集まる場所で訴える戦術を取るという。 (萩原誠)

 ◇18区(3)武蔵野・府中・小金井市

土屋正忠 72 (元)総務政務官 自前<2>

菅直人 68 (元)首相 民<前><11>

結城亮 44 党地区委員 共新 

  (届け出順)

2003チバQ:2014/12/05(金) 20:37:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk41010419000c.html
選挙:知事選 自民県連、推薦候補は15日へ先送り 今村氏の名簿順位抗議へ /佐賀
毎日新聞 2014年12月05日 地方版

 古川康前知事の辞職に伴う知事選(25日告示、1月11日投開票)の推薦候補選定を巡り自民党県連は3日夜、代表役員会を開き、6日に予定していた総務会を15日に延期することを決めた。理由は14日投開票の衆院選に運動を集中させるためという。また、比例九州に立候補した自民前職の今村雅弘氏(67)の名簿順位が小選挙区重複立候補者30人の下の31位になったことを党本部に抗議すると申し合わせた。【松尾雅也】

 自民県連には、前武雄市長の樋渡(ひわたし)啓祐氏(45)と、TPP担当官僚の推薦願が出されていた。6日の県連総務会で両氏の推薦願を巡り議論が交わされる予定だったが、1日に官僚から出馬断念の連絡が入った。このため、樋渡氏への一本化の流れが強まっている。

 県連によると、今村氏の名簿順位を巡っては1票の格差是正に向けた「0増5減」に伴い、県内小選挙区が3から2に減ったため、旧2区の今村氏の比例転出を決めた。当初、党本部から名簿上位登載の優遇を受ける約束だったが、実際は31位となったという。

 一方、減区になった他県候補者は1位か2位に登載され「なぜ佐賀は下なのか」と党本部への抗議を決めた。県連の中倉政義幹事長は「名簿上位にということになっていたが、ほごにされた。納得できない」と不快感をあらわにした。自民関係者によると、知事選を巡り今村氏が官僚の擁立に動いたため、党幹部から冷遇されたなどとの見方も出ている。

2004チバQ:2014/12/05(金) 22:41:10
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/342053/
同性愛公言の石川氏「壁をぶち破りたい」
2014年12月05日 18時00分

改革の使命感に燃える石川氏
 同性愛をカミングアウトしている社民党の前東京・豊島区議の石川大我氏(40)が、衆院選(14日投開票)に比例単独で東京ブロックから出馬している。憲政史上初となるオープンゲイの国会議員が誕生するのか――。

「自民党や民主党など大きな政党が取り上げない小さなイシューで、困っている人たちはたくさんいる。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の差別撤廃やいろんなマイノリティー(少数派)の人たちの声を国会に届けるのが役割だと思っている」と訴えるのは、自らもゲイを公言している石川氏だ。

 昨年、社民党党首選に区議ながら出馬し、憲政史上初となる同性愛公言者の国政政党党首が誕生かと話題になった。国会議員ではレズビアンを公言していた民主党の尾辻かな子氏(39)が昨年、繰り上げで参院議員となったが、在職日数はわずか2か月で、ほとんど活動できなかった。石川氏が当選すればゲイ初の国会議員となる。

 電通総研調べでは、日本のLGBTの比率は20〜59歳の男女で5・2%(12年)とされ、約20人に1人の計算。国際的にはアイスランドで同性愛者の首相が生まれ、オバマ米大統領(53)は同性婚を支持している。アップルのティム・クックCEO(54)が同性愛を公言するなど理解は進んでいるが、日本はいまだオープンとはいえない環境だけに、石川氏は改革の使命感に燃えている。

 選挙戦では“票田”となる東京・新宿2丁目に公示日の2日に街頭演説に繰り出したが「昼の2丁目はほとんど人がいない。住んでいる人も寝ている人が多い時間帯で、音を出すと逆に迷惑になってしまう」(石川氏)と、聖地ならではの事情にも直面した。

「東京ブロックでは、20万といわれる社民党の基礎票に、浮動票と予測できないLGBT票が加われば、当選の可能性はある」(永田町関係者)

 ネットを中心に支持も広がっており、石川氏は「壁をぶち破りたい」と手応えを感じている。
【編集部のおすすめ】

2005チバQ:2014/12/05(金) 22:42:04
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/342051/
地元の選挙活動2日間だけ…首相も舌巻く小泉進次郎氏の信念
2014年12月05日 16時00分

相変わらず人気の進次郎氏
 衆院選で相変わらず立候補者たちからの応援依頼が殺到している自民党の小泉進次郎氏(33)が、安倍晋三首相(60)も驚く街頭演説を繰り広げている。

 先月21日、進次郎氏は衆議院が解散された本会議場で「国民にはなぜ今、解散なのか分からない」という理由で恒例の万歳三唱を拒否。安倍首相の意向に背く行為で話題を集めたが、選挙戦に突入すると、自民党候補者の勝利に向けた応援に頭を切り替えて臨んでいる。

「進次郎氏は安倍首相と同様に比例代表の重複立候補を辞退した。前回の衆院選で、選挙区の神奈川11区で得票率79・9%を獲得している。野党は同選挙区で共産党以外、候補者が立てられなかった。地盤はすごい。地元での選挙活動は2日だけです」と自民党関係者。

 応援弁士として全国行脚する進次郎氏は、寒空の下に集まった大勢の聴衆を前に「アベノミクスの先のシンジロウ政策」を熱心に訴え続ける。

「私たちはアベノミクスの先を考えなければいけないと思う。そのためには、新しい成長モデルを構築し、どこの国もやったことがない、国づくりもしないといけない。社会保障にしても若者にツケを残さないようにしなくてはいけないのです」

 今回の選挙は、アベノミクスをめぐる経済政策をめぐって各党が争う展開だが、進次郎氏は独自の長期的な経済政策プランを訴え続けている。

 進次郎氏は“変人”として国民的な人気を集めた父親の小泉純一郎元首相(72)と同様、独自で強固な政治信条が評価されている。

「自民党の長期的な経済政策をこの選挙で訴えているとも取れます。安倍首相は小泉元首相のもとで官房長官をしていましたから、変人の遺伝子が進次郎氏に伝わっていることは承知しつつ『度胸がある』と驚いてます」(同)

 選挙期間中、進次郎氏は復興政務官として東日本大震災の被災地にも入る。

2006チバQ:2014/12/05(金) 22:44:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014120502000127.html
衆院選 中盤戦どう展開 

2014年12月5日 朝刊


 衆院選の序盤情勢を踏まえ、与野党は遊説戦略の練り直しに着手した。優位に立つ自民党は安倍晋三首相(党総裁)を接戦区に連日投入。伸び悩む民主党は、対抗できる選挙区の絞り込みを急ぎ、海江田万里代表らが応援に入る方針だ。選挙戦が佳境に入る中、厳しい戦いで自身の足元が危うくなり、応援ができない野党党首も出そうだ。
 首相は四日に大阪府入り。維新の党の前身、日本維新の会は二〇一二年の前回衆院選で大阪を中心に躍進し、今回も激戦が予想されるため、てこ入れを図る。和歌山市に続く府内・泉佐野市での街頭演説では「この選挙は前進か、後退かを決める選挙だ。負けるわけにはいかない」と訴えた。
 自民党は、序盤情勢における勢いを維持するため、組織全体の上滑りや首相ら幹部の「失言」を警戒、選挙戦を乗り切る構えだ。首相は衆院解散後に入った北海道を五日に再訪問する。
 民主党は三日夜、党本部での選対会議で、巻き返しが可能な選挙区に幹部を投入する方針を決めた。投票態度未定の有権者取り込みを強化する。接戦が予想される海江田氏らが自らの選挙区で支持固めを図る場合は、蓮舫元行政刷新担当相らの派遣を検討する。
 海江田氏は四日、福井県敦賀市で演説し「デフレ脱出には雇用安定と適切な収入が必要だ」と支持を呼び掛けた。
 維新の党は江田憲司共同代表が東日本を、大阪市長の橋下徹共同代表が西日本を担当。組織票より無党派層狙いの選挙戦だけに、顔の知られた幹部の遊説が頼みの綱だ。
 堅調な戦いを進める公明党は四日の常任役員会で、比例票を上積みするため山口那津男代表が地方行脚を続ける方針を確認。山口氏は「気を緩めずに取り組む」と強調した。首相には九カ所の小選挙区に応援に入るよう要請している。
 比例で伸び悩む次世代の党は、平沼赳夫党首が四日に比例東京ブロックをてこ入れ。共産党は志位和夫委員長が全十一ブロックを回る。
◆小沢氏 異例の地元遊説
 生活の党は、小沢一郎代表が六、七両日、自身が立候補した岩手4区に戻り、約三十カ所で街頭演説する。盤石な「小沢王国」を誇った地元で、選挙期間中に本格的な遊説を展開するのは異例。
 社民党は九州や近畿の各ブロックを中心に遊説計画を練る。新党改革は東京を軸に活動する。

2007チバQ:2014/12/05(金) 22:50:34
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141205/plt1412051140002-n1.htm
存在感増す「戦う」谷垣幹事長 衆院選に勝っても負けても次期総裁へ弾み (1/2ページ)
2014.12.05
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東京1区の候補者の応援演説を行う谷垣氏=3日午後、東京都新宿区【拡大】

★鈴木哲夫の核心リポート

 12・14衆院選で、自民党の谷垣禎一幹事長(69)が厳しい発言を連発している。報道機関の情勢調査で「自民党圧勝」との見方が出ており、党内が緩むのを引き締めているのだが、それだけではない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、存在感を増しつつある谷垣氏に迫った。

 「自民党には1回生がたくさんいるが、もっと地域に根を生やして(活動しろ)。『全員光る人材だ』と言いたいが、正直、フロック(まぐれ)で当選したんじゃないかという人も」(1日、京都府宇治市の集会で)

 「今回は追い風でも、向かい風でもない。こういう選挙は怖い。誰かが変な失言をして『何だ』となると、パタパタとやられる」(11月30日、札幌市の街頭演説で)

 今回の選挙戦、谷垣氏の選挙語録は手厳しい。党内では「谷垣さんの形相が違う」(中堅議員)という声まである。

 背景について、自民党のベテラン議員は「勝っても負けても、衆院選が終われば、来年秋の自民党総裁選を見据えて、谷垣さんは『ポスト安倍』として存在感が増す」といい、こう解説した。

 「谷垣さんにとって、次の総裁選は年齢的にラストチャンス。今回、自民党が勝てば、『選挙責任者の幹事長として、突然の解散総選挙という危機管理を果たした』と高く評価される。一方、党が大きく議席を減らせば、総裁選では反安倍のリベラル派が結集する。その際、『ナンバー2の谷垣さんを担ぐのが順当』という声が出てくる可能性が高まる」

 かなり気が早い話にも聞こえるが、額賀派幹部も「今回、谷垣さんは地方組織とも信頼関係を深めていて、総裁選では地方の支持も見込める」と分析している。

 谷垣氏の強みは、連立を組む公明党との良好な関係にもある。山口那津男代表とは弁護士同士で気脈も通じ、三党合意で消費税増税をともに決断した間柄だ。安倍晋三首相が今後、安全保障や憲法改正などで突き進む場合、これに反発する公明党が外から谷垣氏を応援することも考えられる。

 谷垣氏には、じくじたる思いがある。

 野党時代の自民党総裁として頑張ったが、首相になれなかったことだ。民主党政権に不信任案を突きつけての勝負ができず、政権復帰直前の総裁選出馬も党内力学で断たれた。「戦う姿勢を貫けなかった…」(谷垣氏側近)と弱さを指摘する声もあった。

 私(鈴木)は解散当日の朝、谷垣氏を訪ねた。

 「(いろんな意味で)戦う谷垣のスタートですね」と話しかけると、谷垣氏はいつもの温厚さで「人間なかなか変われないけど…」と語ったが、その後で「でも、やりますよ。必死で!」と表情を引き締めていた。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『政治報道のカラクリ』(イースト&プレス)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)など多数。

2008チバQ:2014/12/05(金) 22:52:21
http://www.minpo.jp/news/detail/2014120519645
復興策の評価気掛かり 衆院選最前線ルポ 伊達地方で攻防激化
 自民党の前職亀岡偉民(59)と民主党の新人金子恵美(49)がしのぎを削る。序盤戦は互いに「地盤」とする伊達地方への攻勢を強めている。亀岡は衆院、金子は参院の議員として、ともに復興政務官を経験している。両陣営にとって東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興施策に対する有権者の反応が気掛かりだ。
   ◇  ◇
 新聞各紙に「自民議席、300超の勢い」「亀岡氏リード」の見出しが躍った4日、亀岡は、「地元」として重視している伊達地方をくまなく回っていた。福島市の選対事務所で留守を預かる選対幹部の一人は「民主候補の地元でもあり、伊達では絶対に負けられない」と表情を引き締めた。
 亀岡陣営は平成17年の初当選時に得た17万1000票を目標に掲げる。24年の前回より5万票も多い。目標達成に向けて事務所・連絡所を5カ所増やし、13カ所に構えた。このうち9カ所は伊達地方にある。
 公示日には党総裁で首相の安倍晋三が応援のため相馬市に駆け付け、復興の加速を約束した。同市では漁業の再生などが急がれている。党関係者は「首相の第一声には、政府が復興を忘れつつあるのではないかという不安を解消させる効果があった」とみる。
 ただ、2年前の政権交代で安倍が復興と原発事故収束を加速させると明言したが、スピード感がないと感じる県民は少なくない。福島市連合後援会長の千葉政行は「亀岡の実績を示しながら、有権者の支持を広げたい」と強調する。
   ◇  ◇
 福島市にある金子の選挙事務所でも4日、後援会関係者らが新聞各紙の世論調査結果を分析していた。選対幹部の一人は「まずは地元で優位に立ち、その勢いを大票田の福島市に持ち込みたい」と戦略を練る。この日、金子は福島市内に選挙カーを向けた。
 金子陣営は当選ラインを10万票とみる。昨年7月の参院選では衆院本県1区管内で約7万6000票を得た実績がある。自民政権下で行われたが、震災直後に原発事故対応に当たった民主へ逆風が吹いていた。党県連関係者は「民主政権がまいた復興の種がようやく花を咲かせ始めた。金子の実績を訴えたい」と意気込む。2日に党代表の海江田万里が福島市で応援演説し、復興への姿勢を示せたのも好材料とみる。
 立候補表明が遅く、事務所・連絡所は福島市、伊達市など4カ所にとどまる。ただ、前回の衆院選で5万票余りを獲得しながら、今回は立候補を見送った旧みんなの党の元職石原洋三郎(41)が2日に金子支持を表明した。連合後援会長の菅野庄一は「連合福島などの支援も受け、ようやく陣容が固まった。石原氏の支援は追い風になる」と歓迎する。
   ◇  ◇
 共産党の新人渡部保子(72)は4日、福島市で選挙カーを走らせた。
 地元の同市をはじめ、浮動票の多い都市部を中心とした選挙運動を展開。長時間労働の問題などを取り上げ、支持を求めている。選対本部長の山田裕は「消費税再増税の中止など他党と違う政策を打ち出すことで、これまでにない手応えがある」と話す。

( 2014/12/05 08:21 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2009旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/05(金) 23:29:44
>>2003
31位でも通るんですけどね。

とはいえ,まあ佐賀1,熊本1はおそらく負けないとしても,
沖縄1〜4,大分1,長崎1,鹿児島3で7人か。
微妙な位置っちゃ位置かもしらん。

2010チバQ:2014/12/05(金) 23:59:24
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141205-OYS1T50018.html
自民分裂の福岡1区 無所属対決「勝てば公認」
2014年12月05日

福岡1区のポスター掲示板には自民党候補がいない(4日、福岡市博多区で)=貞末ヒトミ撮影
 報道各社の序盤情勢調査で4日、「与党優勢」が伝えられたが、福岡1区(福岡市東区、博多区)では、前回は自民党公認だった前議員2人がいずれも無所属で出馬し、民主党候補と接戦を演じている。

 2012年の前回選で初当選した井上貴博氏は、麻生副総理の側近。前回は比例九州ブロックに回った新開裕司氏は、引退した古賀誠・元幹事長の元秘書だ。地元の福岡で勢力を競い合う麻生、古賀両氏の板挟みとなった党本部は「2人とも公認せず」という苦肉の裁定を下した。

 4日夕、強風が吹きつけるJR博多駅前で、井上氏は「自民党支部長の井上です」と繰り返した。自らが「真正の自民党」だとアピールする狙いからだ。

 公示前日に事務所を訪れた麻生氏からは、「無所属だから比例復活はない。勝った方が自民党公認だ」と激励を受けた。麻生派所属の参院議員が選挙区入りし、団体回りをするなど側面支援にも力を入れる。

 一方の新開氏は4日午後、商店街で支持を訴えた。公示日の出陣式では「これは私だけの戦いじゃない」と力を込め、駆けつけた古賀氏も「新開君こそ、自民党を救う候補者だ」と太鼓判を押した。新開氏が所属する岸田派(旧古賀派)からは、岸田外相や上川法相らも来援予定で、こちらも総力戦の構えを見せる。

 「勝てば公認」を合言葉に分裂選挙を展開する自民党をよそに、民主党元議員の山本剛正氏は4日午前、JR博多駅前で「安倍政権になっても消費は伸び悩んでいる」とアベノミクス批判を展開した。保守分裂は追い風だが、「他人のことを気にしている余裕はない」と、反自民票の取り込みに躍起だ。

 福岡1区には、共産党の比江嶋俊和氏、諸派の明石健太郎氏、無所属の金出公子氏も立候補している。

2011チバQ:2014/12/05(金) 23:59:55
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141205-1404944.html
喜美氏、夫婦で「どぶ板」1人1人握手
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 解党したみんなの党元代表で無所属で出馬している渡辺喜美氏(62)が、地元の栃木3区で苦戦を強いられている。共同通信社の序盤情勢では、自民党が300議席を上回る勢いとされ、同選挙区でも自民の前職簗(やな)和生氏(35)が先行しているとされる。そんな中、渡辺氏はまゆみ夫人と地元に張り付き、有権者1人1人に訴える「どぶ板」で選挙戦を展開していた。

 「喜美ちゃんをよろしく」「どうも、どうも。よろしくお願いします」

 夕暮れ時、買い物客が次々と訪れるスーパーマーケットの前で1人1人に握手を求める渡辺夫妻の姿があった。渡辺氏は、「(12年の衆院選で地元に入ったのは)1回か2回。地元に張り付いて選挙を戦うのは何十年ぶりかもしれない」と話す。

 街頭演説やあいさつ回りもこなしているが、都内などに比べ、人が集まる場所が少ない地方の都市では、握手会など地道な活動が多くなる。活動先では「自民党じゃないからね…」などと厳しい指摘を受けることもあるという。

 無所属での選挙は初めてだ。父渡辺美智雄氏の地盤を継ぎ、96年衆院選に自民党公認で初当選。離党後は、みんなの党代表として圧勝を続けてきた。しかし、8億円資金借り入れ問題などが発端となり、党は解党。新党結成も断念し、序盤情勢でも苦戦とされている。

 それでも手応えは悪くない。「お父さんの代から、投票してます。頑張って」などと声を掛けられ、頭を下げる渡辺氏。「厳しいですけど、温かい声援をもらっている。地元はありがたいです。やっぱり、地元は良い」としみじみと話した。

 今年4月、まゆみ夫人と12年12月に離婚したが仲直りし、事実婚状態であることが伝えられた。選対関係者によると、選挙前、「仲良くやっているので安心してくれ」と言われたという。公示後、まゆみ夫人は同行してサポート。1日の活動を終えると、夫妻でスーパーで夕食の買い物もする。渡辺氏がカートを押しながら歩き回り、会計後は渡辺氏が買い物袋に商品を詰め込む姿もみられた。

 夫人と二人三脚での「渡辺個人商店」。「『だんだんよくなる法華の太鼓』でやっていきたい」と、選挙戦が尻上がりで良くなるように臨んでいきたいと、決意を語った。【上岡豊】

 [2014年12月5日9時47分 紙面から]

2012チバQ:2014/12/06(土) 00:03:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2014120500646
共産・笠井氏が手術=比例立候補取り消さず【14衆院選】


 共産党は5日、衆院選の比例代表東京ブロックに立候補している笠井亮前衆院議員がくも膜下出血のため手術を受けたと発表した。党広報部によると、術後の経過は良好で身体機能に異常はなく、入院と休養の後、公務に復帰する。立候補は取り消さない。
 笠井氏は4日午後の遊説中に頭痛と手のしびれを訴え、同日夜に東京都内の病院で手術を受けた。 (2014/12/05-16:52)

2013チバQ:2014/12/06(土) 08:18:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014120502000270.html
2年前は追い風 一年生いきなり審判 自民前職 知名度、実績どう補う?

2014年12月5日 夕刊


 十四日に投開票される衆院選の小選挙区候補者のうち、二〇一二年の前回初当選した国政一期生は全国で百五十七人。大半を占める百一人が自民前職だ。党への追い風の中で議席を得てから、わずか二年。自民への支持は堅調な情勢だが、自身の知名度も実績も不十分なうちに訪れた選挙を、どう戦っているのか。東京都内の候補者を追った。  (松村裕子、小形佳奈、林朋実)
 「一生懸命にやってきたけど、時間切れで…」。都心から立候補した候補(40)はこの二年間、地域の行事や会合を回ってきたという。しかし、名前と顔を覚えてもらえたかというと、「ちょっとまだ…。(名前が分かるのは)町会長ぐらいだろう」(陣営の地元議員)と、心もとない。
 公募で候補者になった前回、小選挙区で競り勝った相手は民主のベテラン。「知名度が違うので、こつこつ頑張るしかない」
 別の二十三区内の選挙区に立った男性候補(35)は、四歳から高校卒業まで海外で暮らしていたため、地縁がなかった。二年前は自民の閣僚経験者の後継者として、全面的な支援を受けて当選した。
 本人は「地域をまめに回り、知り合いも増えた」と自負する。陣営幹部は「前任者の支援団体も健在。ただ、自身の支援組織ができるまでには至っていない」。公示前の先月開かれた決起集会の参加者は地元議員の後援者が中心で、年配者が目立った。「二年では自分の仲間をつくるのは難しいよね」と地元議員。
 多摩地区の男性候補(50)は当選直後、新年会などに民主の議員しか呼ばれなかったり、呼ばれた先で名前を間違えられたりもしたという。名前を覚えてもらおうと毎朝駅前に立ち、祭りや行事には「片っ端から」顔を出したという。「前回は風によって比例で何とか通った。風がなくても勝てるように努力してきた」
 公示日、知名度の高い自民前職のホープが応援に駆け付けてくれた。「初日から手を振ってくれる人が多い。前回は後半までそういう動きはなかった。地元の自民候補として認識してもらっていると感じる」。それでも陣営では「対立候補(の政治活動)は十年以上、うちは二年」と気を引き締める。

2014チバQ:2014/12/06(土) 08:20:56
ゲンダイ ・・・・
http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/155528
自民300議席の異常 2閣僚ピンチ「大物落選危機リスト」

2014年12月6日

 自民300議席――という信じがたい議席予測に衝撃が走っている。とうとう、連立政権を組む公明党の山口那津男代表までが「自民党だけ議席が増えて良い政治ができるか」と街頭演説で訴えはじめるありさまだ。

 自民党への“追い風”はまったく吹いていないが、議席だけは増えそうという異常な選挙戦になっている。

「安倍首相が新宿駅西口で街頭演説をした時も、立ち止まって真剣に聞いている聴衆は200人もいませんでした。皆、チラッと一瞥して通り過ぎていた。驚くほど熱気がない。なのに大勝しそうなのだから、ちょっと不気味です」(自民党関係者)

 異常な選挙戦となっているためか、選挙に強い“大物”が苦戦を強いられている。黄色信号がともりはじめているのが渡辺喜美氏(栃木3区)、平沼赳夫氏(岡山3区)、亀井静香氏(広島6区)の3人だ。

「これまで渡辺喜美は、選挙中もほとんど地元に帰らなかったのに、選挙区に張りついています。気温の低い早朝から妻のまゆみさんとビラを配り、中学生にまで<ご両親によろしく>と愛嬌を振りまいている。支持者には<当選したら自民に復党する>と吹聴しています。ただ、古参秘書に愛想を尽かされたり系列市議が造反したように周囲から嫌われ、8億円問題がなくても選挙は厳しかった。当選は微妙です」(地元関係者)

 平沼赳夫氏、亀井静香氏の2人は、世論調査ではリードしているが、自民候補と大接戦となっている。

■愛想ふりまく塩崎厚労相

 自民大物で苦しい戦いを強いられているのが、塩崎恭久厚労相(愛媛1区)と西川公也農相(栃木2区)の2大臣だ。もともと2人ともエラソーな態度が有権者に嫌われているうえ、対立候補が強い。

 西川農相が戦っている民主の福田昭夫氏は、県知事もやった選挙上手。逆風が吹いた前回2012年選挙も比例復活している。

 塩崎厚労相の対立候補、民主の永江孝子氏は、地元テレビ局のアナウンサー出身。知名度があるだけでなくバックには愛媛県知事がついている。危機感の強い塩崎厚労相は、普段は見せない満面の笑みで有権者に接している。

 逆風が吹いている民主党は、このままでは大物がバタバタと倒れかねない。海江田万里氏(東京1区)、菅直人氏(東京18区)、枝野幸男氏(埼玉5区)、馬淵澄夫氏(奈良1区)、原口一博氏(佐賀1区)の5人は、自民党候補にリードを許している状況だ。

「安倍首相は“落選させたい民主党議員”として海江田、枝野、菅の名前を挙げています。菅直人のことは単純に嫌いなのでしょう。でも、海江田代表と枝野幹事長の2人は戦略的に狙い撃ちしている。代表と幹事長のツートップが自分の選挙に追われれば、党全体の選挙どころじゃなくなりますからね。馬淵澄夫も選対委員長です。実際、自民党はこの3人の選挙区に党幹部を刺客としてどんどん送り込んでいる。さらに、選挙が終わった後のことも考えているようです。枝野や馬淵は民主党の中心になる議員。彼らがいなくなれば民主党は弱体化する。野党全体を弱体化させるために、小沢一郎、江田憲司、亀井静香といった力のある野党議員もターゲットにしています」(政界関係者)

 このまま安倍首相の思惑通りに進ませていいのか。

2015チバQ:2014/12/06(土) 08:21:56
http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/155463
落としたら総崩れ 野党壊滅情報流れる「天王山7選挙区」

2014年12月4日

 今度の衆院選は、公示直後から「自民圧勝」との予測が出回っている。空前の低投票率になりそうだからだ。無党派が寝てしまえば、直撃を受けるのは首都圏や各県の県庁所在地である1区。東京なんて「生き残るのは長妻昭氏(民主、7区)、長島昭久氏(民主、21区)、柿沢未途氏(維新、15区)くらい」なんていわれる始末。いい気になっている自民党は大物弁士を続々投入し、野党幹部を落とすハラだ。果たして、そんな事態になったらどうなるのか。天王山といわれるのは以下の選挙区。野党はここを落としてはならない。

 自民が力点を入れる選挙区は北海道や沖縄など数多くある。中でもターゲットにしているのが埼玉5区の枝野幸男・民主幹事長だ。自民・牧原秀樹氏に3連勝しているが、前々回は4万5000だった票差が前回は9000票差まで追い上げられた。もともと5区は民主が強いが、首都圏を中心に有権者がシラけ切っている現状では不利。自民、公明の組織票によって逆転される可能性もある。

 神奈川の4区と8区も野党が盤石とはいえない。4区は元みんなの党代表で無所属の浅尾慶一郎氏の選挙区で、浅尾氏は前回、自民・山本朋広氏の2倍の票を取って当選した。

「しかし今回は甘くない。浅尾議員には解党後遺症があるし、一方、山本議員は2カ月ほど前からあちこちにポスターを張り、党員を掘り起こすなど準備を進めてきた。安倍首相も応援に入るので山本議員はかなり躍進しそうなのです」(地元関係者)

■安倍首相も応援演説にしゃかりき

 8区は前回同様、維新の共同代表・江田憲司氏に自民の福田峰之氏が挑む。

「前回、自民は“江田氏にはかなわない”と最初から諦めていましたが、この1年ほど福田陣営がまめに地回りを続けている。自民が本腰を入れた証拠です」(関係者)

2016チバQ:2014/12/06(土) 08:23:54
 無党派層が多い選挙区だけにシラケ選挙は江田氏に厳しい。江田氏が小選挙区で落ちるような事態になれば、ホント、野党総崩れだ。

 北海道では今回、民主から出馬する新党大地の鈴木宗男代表の娘・鈴木貴子氏の当否が天下分け目の試金石になる。前回は親の七光が通用せず、自民の伊東良孝氏に2万票差で敗れたが、今回は統一候補で楽勝かと思ったら、やっぱり苦戦なのである。「花の東京1区」は前回比例復活した海江田万里・民主代表と自民の山田美樹氏が再びぶつかる。普通なら海江田氏が横綱相撲だが、そうなっていない。

「もともと海江田代表は選挙に弱いので今回は正念場。野党第1党の党首のクビを取るべく、安倍総理は28日、山田氏の応援演説に入りました」(選対関係者)

 同じく1区で自民がシャカリキなのが香川。自民の平井卓也氏と民主の小川淳也氏の戦いだ。

「1区を奪われてなるかと、自民は2日さっそく、麻生副総理の現地入りを決めました」(地元マスコミ関係者)

 加藤紘一元幹事長の三女・鮎子氏がいる山形3区も最大激戦区になる。前回は紘一氏が、元酒田市長で無所属の阿部寿一氏に敗れたが、その差はわずか1500票。自民は最重要選挙区にして、大物投入のハラだ。

 以上、7選挙区の動向が日本の民主主義の行方を決めることになる。有権者は寝てはいけない。

2017チバQ:2014/12/06(土) 08:38:33
http://www.sankei.com/region/news/141206/rgn1412060065-n1.html
2014.12.6 07:03
【衆院選2014 注目区を行く】
埼玉7、10区 自公VS民維の共闘対決





 「7区は民主党小宮山泰子、10区は維新の党坂本祐之輔をお願いします」

 3日早朝、7区と10区の境界となる東武東上線鶴ケ島駅西口で、政党が異なる候補が2人並んで異色のコラボ演説を行った。

 持ちかけたのは小宮山。公示前日の1日、「野党共闘を」と坂本に電話し、急遽(きゅうきょ)決まった。「維新も民主も一緒にやっているという大きな政治の流れを有権者に知ってほしい」と強調する。だが、陣営は前回選挙で7区の維新が獲得した4万4千の票について「全く意識していないということはない」と打ち明ける。

 自民の神山佐市は初当選した前回が7万8千票。当時未来の小宮山は4万4千票で敗れたが、比例復活で4選を果たした。このとき民主は3万8千票。小宮山に民主票が加われば単純計算で神山と互角。維新票の行方が注目される中で坂本との共闘アピールだった。

 10区も前回は自民の山口泰明が8万5千票で小選挙区を制し、坂本は2万9千票差で比例復活当選。未来が2万票、民主も1万8千票を得ており、民主票と候補者調整で比例に回った前回未来の生活元職票が鍵を握る。坂本には民主系議員も一部支援しており、小宮山との連携は民主との共闘を象徴してみせた形だ。

 神山も3日夜、川越駅東口の演説会で公明党参院議員の西田実仁と握手。「自公連立政権が継続できるかどうか重要な選挙」と声を張り上げ、平成11年の自自公連立政権誕生以来の友党との蜜月ぶりを披露した。

 神山陣営幹部は4日、維新票が7区の勝敗を占うとして民主・維新共闘を「あなどれない」と警戒。陣営の引き締めを図り、7区内で2万票以上あるとされる公明党支持層への声掛けを強めるよう指示を出した。

 山口は5日午前、坂戸市の若葉駅東口で行われた公明の街頭演説会に参加、拍手で迎えられた。公明県幹部は「初出馬した平成8年から同志として戦い、今回もいの一番に推薦した」と長年の信頼関係を強調、全力で支える考えを示した。

 共闘を競う7、10両区。その成果が注目されている。=敬称略(石井豊)

2018チバQ:2014/12/06(土) 09:24:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00000093-jij-pol
衆院選・注目区を行く(埼玉7区、13区)【14衆院選】
時事通信 12月5日(金)16時46分配信

◇変わらぬ結束「小宮山党」=民主出戻り苦にせず―埼玉7区
 「民主党公認の小宮山泰子です」。小雨がぱらつく4日の昼下がり。埼玉県川越市の新河岸駅前で演説に立った小宮山は、「頑張って」と手を振る女子高校生や主婦に満面の笑みで応じた。県議時代から着用する赤のジャンパーは、復党したばかりの民主のイメージカラーと重なる。
 2年前、消費増税関連法の衆院採決で党方針に逆らって小沢一郎らとともに反対票を投じ、民主を除名された。しかし、新天地となった生活の党は党勢の先細りに歯止めがかからず、小宮山は焦燥感を募らせていた。
 衆院解散直前、民主が消費税率再引き上げの延期容認を決めると、小宮山は「争うものがなくなった」。11月19日、民主復党の思いを小沢に伝え、「わかった」と了承を得た。翌20日、小沢と民主の岡田克也代表代行の会談で復党が決まった。
 民主の地元県連には、反党行為で除名された小宮山をいとも簡単に迎え入れたことに「今ごろ戻ってきて何だ」「比例の椅子を取りに来たのか」などと反発もある。支援団体の連合関係者は「もう離党しないと一筆書かせたいくらいだ」と怒りが収まらない。
 しかし、地元支持者の間では「出戻り」にさほどの違和感はない。小宮山主催のママさんバレー大会に参加した主婦は「党より個人の活動に共感している」と意に介さない。マラソン大会に出場すれば沿道から声援が飛び、亡父重四郎の代から培われた「小宮山党」の結束を見せつける。
 埼玉7区では前回、小宮山がいた旧日本未来の党と民主、旧日本維新の会、共産の非自民4党が乱立。自民前職の神山佐市に「漁夫の利」を許し、小宮山は比例で復活した。今回は小宮山と神山のほか、次世代の党新人の根本千裕、共産新人の長沼チネも出馬したが、小宮山陣営は「民主に戻ったことは大きい」と手応えを感じている。
◇「渡り鳥」に逆風=埼玉13区
 埼玉県春日部市の春日部駅前ロータリー。山内康一は公示日の2日夕、帰宅途中のサラリーマンら約300人を前に出陣式に臨んだ。「野党の中心になれるのは民主党しかない」。街宣車から叫んだ山内も、衆院解散直前に解党が決まったみんなの党から民主への「駆け込み組」の1人だ。
 第一声を終えて駆けつけた民主幹事長の枝野幸男は、「穏健なリベラルの結集」を掲げる山内を「考え方、方向性が一緒の仲間だ」と持ち上げてみせた。みんな幹事長だった参院議員水野賢一も街宣車上に並び、「野党共闘」をアピールした。
 党幹部らの応援は厳しい戦いの裏返しでもある。枝野の強い引きもあり入党はとんとん拍子に決まったが、用意された埼玉13区に縁はない。山内は超党派議連「原発ゼロの会」発起人で、電力関係労組を抱える連合埼玉との関係に不安も残す。
 山内は2005年、神奈川9区から自民公認で初当選し、みんなに移って比例北関東で2回、議席を得た。三つの政党と選挙区を渡り歩いて「選挙目当て」「落下傘」と逆風を受け、ブログで「国会議員は地元出身じゃないといけないのか」と開き直ったことも。「固める組織も知名度もないが、できることに集中するしかない」。民主カラーに合わせて新調した赤のネクタイを締め、街頭で声をからす。
 迎え撃つ自民前職の土屋品子陣営は「地元をばかにしている。比例復活もさせない」と圧勝を期す。13区には、次世代の中村匡志、共産の秋山文和の両新人も立候補している。(敬称略)

2019名無しさん:2014/12/07(日) 18:05:09
時事通信の情勢記事が来ましたよ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141207-00000057-jij-pol
自民300議席超も=民主伸び悩み、維新苦戦―共産倍増・衆院選情勢【14衆院選】
時事通信 12月7日(日)17時59分配信

 衆院選の投開票を14日に控え、時事通信は全国の支社局の取材に加え、過去の得票実績や世論調査を加味して情勢を探った。
 現時点で、自民党は公示前の295議席に上積みし、単独で300議席を超える可能性がある。民主党は公示前の62議席は確保しそうだが、伸び悩んでいる。
 維新の党は公示前の42議席の維持は困難。公明党は堅調で公示前の31議席を増やし、共産党は公示前の8議席の倍増が視野に入ってきた。
 自民党は、北陸や中国、四国などの12県で全小選挙区を独占する可能性が高い。前回は旧日本維新の会に押された近畿でも復調しており、180を超える選挙区で当選圏に入った。
 また、約80選挙区で民主党などと接戦を演じており、このうち55選挙区でやや優勢となっている。比例も過去最多だった2005年の郵政選挙での77議席に迫る勢いで、「自民1強」体制の維持が濃厚だ。
 公明党も選挙区に擁立した9人全員の当選が有力で、比例も前回より上積みが見込まれる。自民、公明両党で、定数の3分の2に当たる317議席を超える公算が大きい。
 一方、民主党は選挙区、比例とも前回をわずかに上回りそうだが、党内で期待が出ていた100議席の大台には届きそうにない。
 維新は12選挙区で競り合うものの、当選圏入りした候補者はおらず、比例も旧維新の40議席を大幅に下回りそうだ。
 候補者調整により、民主は127、維新は46の選挙区で共産党以外の野党との競合を回避したが、その多くは苦戦している。維新と分党した次世代の党も大幅に議席を減らす見通しだ。
 共産党は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、18年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性がある。比例でも、前回は議席に届かなかった北信越、中国両ブロックも含めて健闘している。
 生活の党は公示前の5議席を割り込むとみられ、社民党は2議席を維持しそうだ。新党改革は議席獲得が厳しい。 
 今回の衆院選は「1票の格差」是正のため、小選挙区の定数が五つ減って295。選挙区に959人、定数180の比例代表に232人(重複を除く)の計1191人が立候補している。

2020チバQ:2014/12/07(日) 18:36:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddlk03010031000c.html
2014衆院選:小沢氏、30年ぶり地元遊説 /岩手
毎日新聞 2014年12月07日 地方版

 衆院選で岩手4区に立候補している生活前職、小沢一郎氏(72)が6日、約30年ぶりに自らの選挙区を遊説した。花巻市など16カ所で支持者らと握手を交わす「どぶ板選挙」を展開。異例の地元入りには、対抗する自民前職の藤原崇氏(31)に勢いがあり、後援会が「引き締め」のために要請した背景がある。

 小沢氏は奥州市江刺区の江刺総合支所前を午前9時に出発して午後5時まで、数十人から100人超の支持者が集まる各会場で5分強の演説を繰り返し、「今まで留守にしていたが、やってこられたのは皆さんのおかげ。変わらぬご支援をたまわりたい」と長年の不在をわびた。終了後、報道陣の取材に「今回大変厳しいと地元からの要請もあった」と来県の理由を明かした。

 藤原氏は同日、花巻市で遊説したほか、公明党の演説会に出席。共産新人の高橋綱記氏(67)も同市内を遊説した。小沢氏は7日も奥州市水沢区など14カ所を回る。一方、9日には自民党の安倍晋三首相や、共産党の穀田恵二国対委員長が北上市に入り演説する。【浅野孝仁、和泉清充】

2021チバQ:2014/12/07(日) 18:38:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk43010502000c.html
2014衆院選・くまもと:1区「厳しい戦い」 「自民先行」報道に双方ピリピリ /熊本
毎日新聞 2014年12月06日 地方版

 自民、維新の前職と共産新人の三つどもえの戦いが繰り広げられている衆院選熊本1区。過去3回の対決で1勝の自民前職と2勝の維新前職は、4回目の対決も「厳しい戦い」と互いに神経をとがらせている。【取違剛】

 「選対委員長が来てくださったのは、1区が危ないという危機感の裏返しだ」。5日昼、支持者約150人が集まった自民前職、木原稔氏(45)の選挙事務所(熊本市東区)。木原氏は激励に訪れた茂木敏充・党選対委員長の隣で悲壮感を漂わせた。

 一部報道機関の世論調査で「木原氏先行」と報じられ、陣営は引き締めに躍起だ。木原氏は党内屈指の人気を誇る小泉進次郎氏の来援が内定したことにも触れ「これが何を意味するか。恐怖感の中で戦っている」と訴えた。

 小選挙区初勝利を果たした前回、得票は落選した前々回より約3000票少なかった。陣営は「前回は相手の失策で勝てた。気を緩めればまた負ける」と厳しい言葉を並べる。

 一方、維新前職の松野頼久氏(54)は同日昼過ぎ、寒風吹きすさぶ熊本市東区のスーパー前で街頭演説した。「増税をする前に国会議員の定数と歳費を削減する。まず国会議員が身を切る改革をやらない限り、霞ケ関の税金の無駄遣いに切り込めない」

 突然の衆院解散だったため企業へのあいさつ回りや個人演説会を組む余裕がなく、遊説と街頭演説中心の選挙戦を展開している。

 演説後、記者から「木原氏先行」の報道について問われた松野氏は「他社の聞き取り調査ではほとんど差がないと聞いている。今、まさに横並びじゃないかな。有権者の反応、むちゃくちゃいいですよ」と強調し、選挙カーに飛び乗った。

 1区では共産新人、高本征尚氏(29)も「大企業優遇から庶民の暮らし第一の経済政策へ」と訴え、比例票の上積みも狙っている。

2022チバQ:2014/12/07(日) 18:42:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk26010476000c.html
衆院選:1区、民主集会に維新候補 「自公優位」報道受け、連携模索 /京都
毎日新聞 2014年12月06日 地方版

 衆院選で、毎日新聞など全国紙が序盤情勢調査で自公優位の勢いを報じたことを受け、府内でもこれまで具体化されなかった民主と維新が連携を示す動きが出てきた。民主が5日、小選挙区の擁立を見送った1区で開いた比例代表用政党演説会で、維新の1区候補が支援を訴える場面が見られた。

 京都市中京区での演説会では、民主党政調会長の福山哲郎参院議員が、1区で候補擁立できなかったことを謝罪し、「維新とは政策協定を結んだ。強い思いを訴えるつもりはないが、全国で一緒に戦っていることをお含み置きいただきたい」とあいさつして退席。その後、府議が「たまたまなんですけど、会場の前に来られています」と維新新人の田坂幾太氏(62)を紹介。田坂氏は「自民の独り勝ちを許す訳にはいかない。民主を中心とした新しい流れにご一緒させていただきたい」と頭を下げると、会場からは「がんばれ」との声もかかった。

 1区では他に、共産前職の穀田恵二氏(67)、自民前職の伊吹文明氏(76)、無所属元職の平智之氏(55)、無所属新人の蜷川澄村氏(63)が立候補している。【藤田文亮】

2023チバQ:2014/12/07(日) 18:44:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120700079
衆院選・注目区を行く(沖縄4区、沖縄1区)【14衆院選】



街頭で有権者に支持を訴える衆院選候補者=4日午前、豊見城市(一部、画像処理してあります)
 ◇「公約違反」と自民圧迫=保守分裂決戦、第2幕−沖縄4区
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を訴えた翁長雄志が11月16日の知事選で勝利してから3週間。翁長は衆院選で、移設推進の立場を取る自民党候補の対抗馬として元同党県議を擁立。辺野古移設を最大の争点に保守が分裂した知事選の第2幕の様相を呈している。
 4日午前、土砂降りの雨となった豊見城市街。自民前職の西銘恒三郎は雨がっぱ姿で傘を差し、まばらな人影に向かって「地域で働く人の給与を確実に増やしていく」と訴えた。
 2012年の前回、この沖縄4区で辺野古移設反対を訴え当選した西銘だが、その後、安倍政権の方針に基づき移設推進に転換した。「公約違反」との批判は免れず、演説では移設問題に言及することなく、専ら経済政策を訴えている。
 翁長が先の知事選で、4区内で獲得した票数は8万票余り。自民に追い風だった前回衆院選での西銘の得票より約1万票多い。西銘陣営は「移設反対の民意の風は相当強い」と危機感を強める。西銘は2日の公示までに宮古島や石垣島などほぼ全ての離島に足を運び、支持固めを急いだ。
 一方、翁長が西銘の対抗馬として白羽の矢を立てたのが仲里利信。西銘の元後援会長で自民党県議を4期務め、議長も経験した地元政界の重鎮だ。仲里は西銘が辺野古移設に宗旨変えしたことに反発、西銘と決別した。

辺野古移設反対を公約にする衆院選候補者の集会であいさつする翁長雄志次期沖縄県知事=4日夜、宜野湾市
 公示日の2日、仲里が第一声を上げた南風原町での出陣式には翁長も出席し、「辺野古に新基地は造らせない。仲里勝利のために私が先頭に立つ」と気勢を上げた。仲里も辺野古反対を前面に打ち出し、「公約を守ることが問われる選挙だ」と西銘を批判した。
 元後援会長の出馬に、西銘は「ショックだ」と動揺を隠せない。衆院が解散された11月21日、仲里の出馬会見を翌日に控え、西銘は電話で「先輩、降りてくれませんか」と懇願したが、仲里は聞く耳を持たなかった。
 仲里陣営は「『翁長が支援する仲里』というイメージを広める」のが基本戦略。翁長も仲里の応援のためたびたび4区に入っており、県民にとって敏感な問題である辺野古移設で「公約を破った」と西銘を圧迫していく構えだ。

 ◇共産も次期知事と共闘=沖縄1区
 沖縄1区に立つ自民前職の国場幸之助も「辺野古移設反対」の逆風にあえぐ構図は変わらない。与党の利点を生かし、経済界を中心に支持固めを図って議席を維持したい考えで、3日には国場が所属する自民岸田派会長の外相岸田文雄が那覇市に入り、地元企業を回って国場支持を求めた。
 ただ、岸田が街頭演説する場面はなかった。「外相が街頭に立てば有権者に辺野古を思い起こさせる」と陣営が恐れたためだ。知事選と同日実施の那覇市長選の際、岸田が行った街頭演説にはほとんど聴衆が集まらなかった苦い経験がある。

沖縄県庁前で開かれたデモで米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴える人たち=4日午後、那覇市
 国場自身、「大変厳しいタイミングで県民の審判を仰がなければならない」と苦境を認める。4区の西銘と同様、「経済が最大の争点だ」と繰り返し訴えている。
 翁長が1区で支援するのが、前回比例復活した共産党の赤嶺政賢だ。ポスターの写真には翁長とともに収まり、共闘関係をアピール。「共産公認」の文字はポスター下に小さく刷り、政党色をあえて出さない。「辺野古に基地は造らせない。私は公約を守る」。赤嶺もまた、自民の「公約違反」をあぶり出す作戦だ。1区では、維新元職の下地幹郎も国政復帰を目指して立候補している。(敬称略)(2014/12/07-14:51)

2024チバQ:2014/12/07(日) 18:45:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014120600197
衆院選・注目区を行く(群馬5区、東京14区)【14衆院選】



街頭演説で有権者に支援を求める衆院選候補者=2日、群馬県渋川市(一部画像処理しています)
 ◇「どぶ板」でおわび行脚=自民小渕、遠いみそぎ−群馬5区
 衆院選が公示された2日朝、群馬県渋川市の渋川八幡宮。自民党前職の小渕優子の出陣式には400人近い支持者が集まり、普段は静まり返る境内が熱気に包まれた。小渕は靴を脱いでビール箱の上に立つと、政権の経済政策「アベノミクス」を前面に出す党のキャッチフレーズを引用し、「私にとっても、もう『この道しかない』。もう一度スタートラインに戻って、一からやっていく覚悟です」と目に涙を浮かべて再起を誓った。
 首相安倍晋三が9月の内閣改造の「目玉閣僚」として経済産業相に起用した小渕は、関連政治団体の不明朗な収支が発覚、2カ月足らずで辞任に追い込まれた。その1カ月後の衆院解散。元秘書や後援会関係者が東京地検特捜部に事情を聴かれる中での「試練の選挙」(陣営幹部)だ。
 「将来の女性宰相候補」とも言われた小渕は、選挙となれば応援で全国を飛び回り、自身の選挙は後援会組織が支えてきた。しかし、今回は小渕本人が選挙区に張り付き、全域に出向いて頭を下げる「どぶ板選挙」に徹する。「謝罪するのに有権者に足を運ばせるのは失礼だ」との理由で、大規模集会は一切開かない。「こんな選挙は初めて」(別の幹部)という。
 一夜明けた3日朝、小渕は中之条町の無人駅前で約20人の支持者に迎えられた。地元有力者が「優子さんが来るよ」と伝えただけで集まったという。「優子さん少し痩せた」と涙ぐむ人も。「ご心配、ご迷惑を掛けたことを心からおわびします」。深々と頭を下げ、一人一人と握手する小渕に、必勝を願う寄せ書きが手渡された。
 亡父の元首相恵三から受け継いだ強固な地盤は健在だが、捜査の行方には戸惑いも広がる。今後、関係者が有罪判決を受ける可能性も排除できず、党県連関係者は「ここで勝ってもみそぎにはならない」とため息をつく。「地元としてはとりあえず国会に送り出さなきゃならない」。先代からの支持者はこう語った。
 群馬5区には共産党の糸井洋、社民党の小林人志の両新人も立候補している。


有権者に支援を求める衆院選候補者=5日、東京都荒川区(一部画像処理しています)
 ◇うちわで逆風=東京14区
 「心からおわび申し上げます。原点に戻り、地元荒川のため全力で働きます」。女性閣僚「ダブル辞任」のもう一方の主役である自民前職の松島みどりは5日朝、トレードマークの赤のダウンジャケット姿で東京メトロ町屋駅前に立ち、駅に吸い込まれる通勤客に繰り返し謝罪した。
 地元の東京14区内でうちわを配ったことが公職選挙法の寄付違反に当たると追及を受け、法相の座を追われた松島。今回は党コンプライアンス室と連絡を取り、選挙運動に細心の注意を払う。
 「土下座くらいやらなきゃだめだ」「うちわは配らないのか」。街頭に立つ松島には、こんな批判や冷やかしの声も投げ掛けられる。非自民4候補が乱立して共倒れした前回とは打って変わり、相手が民主元職の木村剛司と共産新人の阿藤和之の2人に絞り込まれたことも気掛かりだ。
 松島の元には官房長官の菅義偉、経済再生担当相の甘利明ら政権幹部が続々と応援に駆け付ける。「辞任は国会運営を遅らせないための苦渋の選択だった」「引き続きアベノミクス推進役として戦列に加えてほしい」などと支援に懸命だ。
 「いろんな方に励ましていただいてほっとしているが、厳しい意見もあるから何とも言えない」。松島は手応えをつかみかねている。うちわで起こした自らへの逆風を克服できるか。(敬称略)(2014/12/06-16:44)

2025チバQ:2014/12/07(日) 18:47:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk01010254000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/上 1区 「民主の牙城」復活焦点 /北海道
毎日新聞 2014年12月04日 地方版

 ◇危機感隠さない自民
 「この道1区で、相手候補を比例代表で復活当選させないくらいに圧勝してこそ、民主党の再生を示すことができる」。公示前日の1日、札幌市中央区の事務所で行われた出陣式で、民主前職の横路孝弘氏の陣営幹部らは気勢を上げた。

 北海道は、民主が長らく比例第1党の地位を占めてきた「民主党王国」。中でも1区は1996年の小選挙区制導入以降、知事を3期務めた横路氏が、圧倒的な知名度で当選を重ねてきた「民主の牙城」だ。だが、前回2012年の選挙では、民主への逆風と候補者が5人と乱立したことで、自民新人に惜敗した。1区での敗戦は「民主王国崩壊」の象徴となった。

 「まずは教育。親の所得で格差がある現状を改める」。公示の2日、札幌駅前通で第一声を上げた横路氏は、給付型奨学金や非正規雇用の待遇改善、社会保障の充実などを訴えた。演説を聞いた支援団体の幹部は「これまでなら憲法護持や安全保障の問題を前面に出していた。今回は聞きやすい話題を中心に置いたようだ。彼なりの危機感だろう」と評した。

 陣営の懸念は、後援会の高齢化と支持母体の労働組合の影響力の低下だ。労組幹部は「最近は若い組合員の投票行動が読めない」と言い、陣営幹部も「選挙を重ねる度に読み切れない浮動票が増えている」と嘆く。二つのマイナス要因を抱えながら、民主の復権をかけた勝負に挑む。

 「安倍政権が進めるデフレ脱却、経済再生には、この道しかない」。自民前職の船橋利実氏は、アベノミクスの継続を強調して、街頭演説を重ねる。船橋氏は「前回選挙は相手が転んだ。(今回)対抗するのは並大抵ではない」と危機感を隠さない。

 前回当選後、ほぼ毎週のように地元入りし、知名度アップを図ってきたが、自民支援者に「今回の候補は誰か」と聞かれることもあり、浸透は道半ばという。「地盤固めは2年ではできない。船橋個人というより自民党に投票してもらえるよう呼びかける」と陣営幹部は話す。

 組織票のとりまとめを狙い、公示前から、自民の谷垣禎一幹事長ら著名政治家が相次いで応援演説に入っている。

 共産新人の野呂田博之氏は「消費増税は先送りではなく中止し、富裕層が相応の負担をする税制改革が必要」と安倍政権批判を展開し、比例票の掘り起こしを狙う。無所属新人の飯田佳宏氏は「巨大な自民と民主のベテラン、この二つ以外の選択肢も作りたい」と地道な街頭演説を重ねている。【山下智恵】

   × × ×

 師走の衆院選。道内では、前回全12選挙区を独占した自公が勢いを維持できるか、野党が巻き返すかが焦点。14日の投開票を前に、注目選挙区を歩いた。

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 ◇1区の候補者
 =札幌市中央・南・西区

横路孝弘 73 民前

野呂田博之 56 共新

船橋利実 54 自前

飯田佳宏 41 無新

 (届け出順)

2026チバQ:2014/12/07(日) 18:47:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk01010147000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/中 2区 民主、維新と共闘決裂 /北海道
毎日新聞 2014年12月05日 地方版

 ◇本部に反旗、道連候補
 「民主党の三井わきおさんの後継候補者」。札幌市北区にある維新元職の松木謙公氏の選挙事務所の前には、そう強調した看板が掲げられている。すぐ隣には今回、不出馬を表明し、松木氏の選対本部長を務める民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相(72)の事務所がある。「あれでは松木氏が民主の候補者だと勘違いされかねない。支持者からも『誰が民主の候補者なのか』と問い合わせがある」。民主道議は頭を抱える。

 自民と民主が議席を争ってきた道2区。三井氏は今回、2000年の衆院選を最後に自身に地盤を譲って道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)へ転出した松木氏を後継指名した。民主党本部と候補者調整を進めた維新は、前職の高橋美穂氏(49)を東京17区へ転出させ、松木氏を立てた。

 だが、松木氏には11年、菅直人内閣不信任決議案に賛成し、民主を除籍(除名)された経緯があり、民主道連内には今なお、わだかまりがある。来春に控える統一地方選も見据え、「今回、維新に乗って、民主の名前を出さない選挙戦は考えられない」と、主戦論が大勢を占めた。来年4月の札幌市議選に立候補予定だった社会福祉士の池田真紀氏を急きょ、擁立。民主と維新の党本部主導で進められた「野党共闘」は、道連の反旗で不発に終わった。

 「ここでも中央に地方の声が届かない部分があった。対中央、対自民で戦っていく」。公示日の2日、池田氏は第一声で党本部への批判をにじませたが、背後には「今こそ、流れを変える時。」との民主のスローガンが入ったのぼりがはためいていた。党本部の決定に反発して立候補した池田氏に公認は与えられなかったが、道連が全面的に支援している。

 自民前職の吉川貴盛氏は過去4回、三井氏と対戦し、3度敗れている。医療法人理事長などを務めた三井氏は保守層からの支持も集め、吉川氏と接戦を繰り広げてきた。三井氏の持つ保守票は今回、松木氏に流れると吉川陣営はみており、「野党が割れても、うちに流れる票は少ないのではないか」と陣営の緩みを警戒する。

 共産新人の金倉昌俊氏は原発再稼働や集団的自衛権の行使容認など安倍政権が進める政策を批判し、支持を訴えている。【久野華代、山下智恵】

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 ◇2区の候補者=札幌市北・東区
吉川貴盛 64 自前

池田真紀 42 無新

松木謙公 55 維元

金倉昌俊 40 共新

 (届け出順)

2027チバQ:2014/12/07(日) 18:48:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddlk01010258000c.html
2014衆院選:注目区ルポ/下 7区 大地、「民主」で自民に挑む /北海道
毎日新聞 2014年12月06日 地方版

 ◇支持者に戸惑いの声も
 「伊東(良孝)さんは(鈴木貴子氏の民主入りを)筋が通らないと批判するが、そっくりのしを付けて返したい」。11月26日、釧路市内にある民主前職、鈴木貴子氏の事務所開きで、新党大地代表で父の宗男氏(66)は、自民前職の伊東良孝氏に敵意をむき出しにした。

 公示日の2日、鈴木氏は小柄な体格に似合わず、気迫のこもった声で訴えた。「アベノミクスの恩恵は一部。地域で働く皆さんの声を届けたい」。ポスターには「民主党公認」に「新党大地代表代理」との肩書が加えられている。「鈴木貴子の成長が釧根の未来と思っていただけるよう頑張る」と第一声を締めくくり、街頭へ飛び出した。

 大地は前回2012年の衆院選で政党要件を失い、今回から小選挙区と比例代表の重複立候補ができなくなった。鈴木氏は前回も7区から出馬、伊東氏に敗れたが、石川知裕氏(41)の議員辞職に伴い、比例で繰り上げ当選した。

 昨年の参院選以降、鈴木氏の議席維持のため、宗男氏は自民や民主との連携を模索。しかし古巣の自民は前回の大勝で道内に14人もの現職を抱えており、入りこむ余地はない。7区で競合する道連会長の伊東氏が強硬に反対し、党本部も認めなかった。

 一方、民主は前回、大地との選挙協力が決裂したこともあり、小選挙区で全敗した。共闘していれば勝てた選挙区もあり、11月に解散風が吹き始めると、協議は一気に進んだ。11月24日、鈴木氏の民主公認が発表され、比例単独1位と大地代表代理を引き続き務めることも認められた。

 比例での優遇で議席確保はほぼ確実になったが、突然の発表に、両党の支持者からは戸惑いの声も漏れる。鈴木氏の街頭演説を聞いていた飲食店経営の男性(28)は「地域政党としての大地を応援してきたのに、急に民主と言われても」と納得がいかない様子だった。

 「厳しい選挙になる」。伊東氏は2日、地元経済界の代表ら約600人を集めた出陣式で、危機感をにじませた。道議や釧路市長を経て、民主が政権を取った09年の選挙で、逆風のなか初当選。前回再選を果たしたが、鈴木氏と民主候補の票を合わせると互角になる。

 公示前から、安倍晋三首相や小泉進次郎復興政務官が選挙区入りするなど、党を挙げての応援を受ける。一方で陣営幹部は「大地の支持者は(自民と同じ)保守層が中心。鈴木氏の民主入りで2、3割はこちらに流れる」と見込む。

 共産新人の石川明美氏は1996年に続く2回目の挑戦。「消費税を8%に上げた結果、景気が大きく落ち込んだ。必要なのは先送りではなく中止だ」と訴え、反自民の受け皿になることを強調している。【近藤卓資】

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 ◇7区の候補者=釧路、根室管内
鈴木貴子 28 民前

石川明美 63 共新

伊東良孝 66 自前

 (届け出順)

2028チバQ:2014/12/07(日) 18:51:00
http://www.hochi.co.jp/topics/20141207-OHT1T50077.html
【永田町ノート】首相が海江田代表の続投望む?
2014年12月7日15時0分 スポーツ報知

 14日投開票の衆院選で、民主党の海江田万里代表の去就が注目されている。東京1区で有権者の審判を受けるが、報道各社の世論調査によると、情勢は厳しい。民主党関係者は「仮に落選すれば、代表の座を降りざるを得ない。小選挙区で敗れて比例選で復活当選しても、代表が復活当選ではあまりにも情けない。進退論が浮上するのは確実だ」と解説する。

 海江田氏は前回2012年衆院選でも、小選挙区で敗れた復活当選組。その後、代表に就任し、党代表としての任期は来年9月までだ。しかし、今回も復活当選だったり、民主党が伸び悩んだりした場合、「海江田降ろし」が湧き起こるとの見方は多い。

 民主党内で「ポスト海江田」の有力候補といわれているのは、細野豪志元幹事長(静岡5区)だ。今回、比例選との重複立候補を辞退し、退路を断つ姿勢を示した。党内では「潔い」と評価する声が多い。逆に、比例選と重複立候補した海江田氏や野田佳彦、菅直人の両元首相らには冷ややかな視線が向けられている。

 細野氏周辺は「次の代表を狙う上で、格好のアピールになった」と手応えを強調する。党の重鎮・輿石東参院副議長も、細野氏を将来の代表候補として目にかけている。

 そんな中、安倍首相(自民党総裁)が、民主党の代表交代を警戒し始めた。首相は周辺に「海江田氏は選挙の相手として戦いやすい。16年参院選まで代表でいてくれないだろうか」と、冗談ともつかぬような言葉を漏らしているという。「海江田民主党」ならば、低迷から抜け出せないとみているようだ。

 東京1区には自民党候補もいる。まさか首相が自民党ではなく、海江田氏を支援することはないだろうが、「海江田氏もなめられたものだ」との受け止めが広がっている。(草)

2029チバQ:2014/12/07(日) 18:51:36
http://www.hochi.co.jp/topics/20141207-OHT1T50040.html
【衆院選】大阪でガンバる「女」だけの戦い!3候補がバトル
2014年12月7日6時0分 スポーツ報知
 全国の小選挙区295のうち、候補者が全員女性の区はわずか2つ。その一つ、大阪7区(吹田市、摂津市)では30、40、50代の3候補が年の差バトルを展開している。前回比例復活した維新の党・上西小百合氏(31)が“橋下イズム”を前面に押し出せば、前回当選の自民党・渡嘉敷奈緒美氏(52)は経験をアピール。共産新人・村口久美子氏(42)はママ目線で訴え、三者三様の戦いを繰り広げている。(種村 亮)

 候補者が女性のみという珍しい構図は、全国でも岐阜1区と、ここだけ。大阪7区は、世代も立場もバラバラな3人が戦いを繰り広げている。

 今年4月、自民の男性議員から「早く結婚して子供を産まなきゃダメ」とやじを受け、注目されたのは30代の維新・上西氏。公示日のあいさつでは「維新、私にとっても厳しい戦いになると思う」と表情は硬かった。

 前回衆院選(2012年)で「橋下ガールズ」として送り込まれ、政治経験ゼロながら比例復活で当選。当時、維新の前身・日本維新の会は府内19選挙区のうち14で候補を擁立し、12勝2敗と大勝したが、今の維新に2年前の勢いはない。公示前には共同代表の橋下徹大阪市長(45)が公明候補の選挙区での出馬を示唆したが見送り。党勢回復にはならなかった。

 それでも、上西氏が頼りにするのは、橋下イズム。演説でも「今の日本に必要なのは大阪で実現した改革なんです!」と、府民の耳に慣れた“橋下節”に徹する。

 その上西氏を前回、約7500票差で退けた50代の渡嘉敷氏は年下2人との争いに「現実を突きつけられた感じ。きれいに10歳ずつ離れて…。昔は私も若手って言われたのに」と“年の差バトル”に苦笑い。それでも「これまでの積み重ねを伝えるしかない」とキャリアを生かして引き離しにかかる。

 割って入る村口氏は、4歳になる長女の子育てに奮闘中のママ候補。「子供を社会に出した時に、幸せな生活ができるように変えないと」と生活目線を訴え、吹田市議の夫・始氏(58)と二人三脚で挑む。

 有権者には女性三すくみ構造は特に違和感はない様子。3人も「主張すべきことは男女一緒」(上西氏)、「特にやりにくさはない」(渡嘉敷氏)、「政策の中身が一番大事」(村口氏陣営)と気にする様子はない。

 ポイントは浮動票か。前回同区で現職官房長官として初めて落選した藤村修氏(65)が政界を引退。民主は後継候補を立てなかったため「藤村さんの票がどう流れるかが読めない」と渡嘉敷氏。女性だけの選挙区で勝負の鍵を握るのは、いなくなった男性候補だった、ともいえそうだ。

 ◆大阪7区(吹田市、摂津市)

村口久美子 42共産新
渡嘉敷奈緒美 52自民前〈2〉
上西小百合 31維新前〈1〉

※丸数字は当選回数

2030チバQ:2014/12/07(日) 18:53:22
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141206/plt1412061540001-n1.htm
太田和美氏、小沢氏と橋下氏の間で揺れたオンナ心を直撃 (1/2ページ)
2014.12.06
連載:激突!!師走決戦

《表の見方》○は「当選圏内」。(夕刊フジ分析) ※自=自民党、維=維新の党、共=共産党【拡大】


 2009年衆院選で、民主党政権誕生の原動力となった“小沢ガールズ”の1人、太田和美氏は今回、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党に移り、千葉8区から出馬している。かつて仕えた小沢一郎氏の生活の党とは政策が大きく異なる維新への転身には批判もある。小沢氏と橋下氏という2人の「剛腕」の間で揺れたオンナの気持ちを直撃した。

 「おはようございます! 太田和美です!」

 太田氏は早朝からJR我孫子駅前(同県我孫子市)で政策ビラを配っていた。受け取る人はまばらだったが、「頑張って」と声をかけられることも。笑顔を絶やさず通勤客に支持を訴えた。

 彼女が最初に注目されたのは、06年の衆院千葉7区補選だ。小沢氏に見初められて、千葉県議から民主党候補として出馬した。途中、週刊誌にキャバクラ勤めの過去を報じられたが、「社会経験です」とはね返し、初当選した。民主党が政権を獲得した09年衆院選では、小沢氏の肝いりで福島2区に選挙区を移し、「福島にお嫁にきました」とアピールして再選を果たした。

 その後、「国民の生活が第一」「日本未来の党」「生活の党」と、小沢氏と行動をともにしたが、12年衆院選と13年参院選で落選。今年9月に生活の党を離党し、維新から復活を目指している。

 太田氏を直撃すると、「夕刊フジさんにはよく書いてもらえないので、口が重くなっちゃう」と警戒しながらも、笑顔で対応してくれた。

 批判もある維新へのくら替えについては、「維新の綱領に『改革勢力の結集を求めていく』とあり、賛同しました。国民のために二大政党制を確立したい」ときっぱり。橋下氏には会ったことがないというが、「思ったことを率直に言葉にする方。変な二枚舌はない。政治家としてのセンスは評価しています」「(選挙応援に)来てほしいですけど。1回はね」とラブコールを送った。

 「時間がないから最後の質問でいいですか」と言われたので、小沢氏と橋下氏、どちらが男性として魅力的に思うかと尋ねてみると、「特にありません! また変な質問をして…」と少しムッとした様子。

 逆風に立ち向かう太田氏に風は吹くのか。 (上塚真由)

2031チバQ:2014/12/07(日) 18:54:47
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/07/003042159
激戦圧勝予測の“例外” 選挙戦ルポ・1区


 【大分1区】
山本茂 63 共産・新
吉良州司 56 民主・元
穴見陽一 45 自民・前
 =公明推薦=
(届け出順、数字は年齢)

 衆院選は14日の投票日に向けて中盤戦に入った。寒風に耐えて支持拡大に奔走する大分県内3選挙区の各陣営の動きを追い、思惑を探った。(文中敬称略)

対抗意識あらわに
 「私も大分の商売人だから、大分の景気が厳しいのはよく分かっている。経済の実態に即した政策をやります」。公示後最初の週末を迎えた6日午後、大分市中心部の商店街で、穴見は買い物客や商店主らに駆け寄り、大きな体をかがめるように握手した。
 外食チェーン経営者の目線で中小企業活性化策を訴えるが、物価上昇や消費税増税の影響が色濃い地方経済の現状を「逆風」と受け止める。報道で全国的に自民党の優勢が伝えられたが、選対幹部は「大分1区は厳しさを増している」。
 陣営は2012年の前回選挙で破った吉良の追い上げに対抗意識をあらわにする。5日夜の個人演説会では、後援会役員が「この2年間、大分で見たことがある人はいない」と落選後の吉良の活動を批判した。
 穴見を「九州での最重点候補」(閣僚)とする党本部は終盤に向けて党三役や閣僚を応援に投入する予定。県議レベルでも2、3区から1区の支援に加われるよう連携を図る。

「終盤で逆転」戦略
 「アベノミクスは地方に効果がない」「国会議員の定数削減は全くの手付かずだ」。4日夜、市中心部で開いた個人演説会で吉良は拳を振り上げた。選挙戦では演説のテーマを主にこの二つに絞り、自民党批判に徹する。「反自民」の一点で政権批判票を広く取り込む狙いが透ける。
 前回までの後援会主体の選挙スタイルではなく、今回は推薦を受ける連合大分を基盤とした「組織戦」の色合いをより強めた。
 連合大分は加盟組織を通じて組合員に期日前投票を促し、1区内で約2万7千人とする組合員の「労組票を確実に積み上げる」方針。前回は投票3日前だった総決起集会の開催を前倒しして「この週末を含めた中盤で勢いを増し、終盤で逆転する」との戦略を描く。
 1区の序盤情勢は「接戦」と報じられたが、民主党県連幹部は「まだ『横一線』まで届いていない」と分析。「相手陣営もこれから手を広げる余地はあまりないはず。いかに支持票を固めるかが勝負だ」

市長選の“前哨戦”
 両者の対決は来春に控える大分市長選の“前哨戦”の様相も呈す。穴見の集会では自民党県連が推薦を決めた元中小企業庁次長の佐藤樹一郎(57)が応援のあいさつに立ち、穴見も「今こそ国、県、市が力を合わせ、大分市の発展の遅れを取り戻さないといけない」と市長選との連動を強調する。
 一方、民主党出身の現職市長・釘宮磐(67)の支援組織は吉良を水面下で全面支援する。釘宮はまだ去就を明らかにしていないが、幹部の一人は「われわれが動く力の源泉は来春の統一地方選。1区を落とせば影響は避けられない」。

比例票掘り起こし
 山本は精力的に街頭演説を重ね、経済政策の転換、消費税再増税の中止といった共産党が掲げる政策を訴える。小選挙区と併せて比例票の掘り起こしも狙う。

2032チバQ:2014/12/07(日) 18:55:28
http://www.sankei.com/west/news/141206/wst1412060062-n1.html
2014.12.6 23:15
【衆院選】
各党大物が「激戦区」をテコ入れ 初の週末に集中投入 





(1/2ページ)
 衆院選で初めての週末を迎えた6日、各党幹部らが相次いで「激戦区」に入り、応援合戦を繰り広げた。14日の投開票が約1週間後に迫る中、大阪10区では自民党の谷垣禎一幹事長や維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)らが訪れ、有権者に直接支持を訴えるなどテコ入れに躍起だ。

 「財源を示さずに『生活を豊かにする』という民主党のいいかげんさは絶対に許せない」。橋下氏は6日、JR高槻駅前で他党を名指しして批判。国会議員が消費税増税の一方で自身の給与を月25万円上げたことについて「国民が監視しないとやりたい放題。国会議員のおかしさを皆さんに告げ口するのが維新の役割だ」と訴え、支持を求めた。

 一方の民主は枝野幸男幹事長が5日に街頭に立ったのに加え、7日に福山哲郎政調会長が応援に入る。岡田克也代表代行も同区に入る日程を調整中だ。陣営幹部は「負けられない選挙区という党の意思表示。それに応えようと引き締まる効果は大きい」と話す。

 また、自民は4日の安倍晋三首相(党総裁)に加え、この日は、石破茂地方創生担当相が選挙区入り。午後1時20分すぎ、阪急高槻市駅前で「高槻をもっと良い街にするためによろしくお願いします」と頭を下げた。その約1時間後には、わずか約1キロ先のJR高槻駅前で谷垣氏が応援演説し、支持を訴えた。

 共産党の志位和夫委員長も7日に大阪入り。大物の応援は選挙戦の最後まで続きそうだ。

2033チバQ:2014/12/07(日) 18:55:51
http://www.sankei.com/politics/news/141206/plt1412060035-n1.html
2014.12.6 21:26
【衆院選2014】
遊説に勢いの差 民主幹部狙い撃ちの首相×旧「王国」テコ入れの海江田氏





(1/2ページ)

政党の街頭演説に耳を傾ける有権者ら=6日午前、群馬県内
 衆院選(14日投開票)は6日、中盤に入り、与野党の党首の遊説に勢いの差が見え始めている。優勢が伝えられる自民党の安倍晋三首相(党総裁)は、ピンポイントで民主党幹部の選挙区に入って攻勢をかける。これに対し、民主党の海江田万里代表は、愛知など、これまで同党の“金城湯池”といわれた地域を固める防戦姿勢が目立ってきた。

菅、長妻氏の選挙区乗り込み…「屋台骨壊す狙いだ」

 「ここは全国でも有数の激戦区。どうぞ皆さんの力を結集していただきたい」

 首相は6日、兵庫県姫路市のJR姫路駅前で、声を張り上げた。同市にある兵庫11区では、平成24年の前回衆院選で民主党の松本剛明元外相が圧勝している。

 首相の遊説先で目立つのは、松本氏のような民主党幹部の地元に乗り込む手法だ。すでに11月28日には海江田氏が立候補する東京1区のJR新宿駅前へ繰り出し、民主党政権の外交失政などを批判した。

 首相は7日、都内を遊説するが、訪問先は菅直人元首相(東京18区)や長妻昭元厚生労働相(同7区)ら民主党のベテラン勢の選挙区が中心だ。自民党幹部は「首相は民主党の屋台骨を壊すことも狙って遊説を組んでいる」と語る。

 公明党の候補への支援も目立つ。首相は7日に公明党の太田昭宏国土交通相の東京12区へも入り、公明党の全国9人の選挙区候補の応援を終える。自公連携をアピールするため山口那津男代表の求めに満額回答したものだ。
自ら含め「取りこぼし」阻止に全力

 一方、民主党の海江田氏は、序盤戦では維新の党と候補者調整をした宮城などを回っていた。しかし、劣勢が伝えられ、愛知や北海道など民主党が従来強かった地域での取りこぼしを防ぐことに集中せざるを得なくなった。

 海江田氏自身も苦戦しており、3、5日には自身の東京1区の駅頭で辻立ちを行った。また、比例代表の集票のため、民主党が候補者を立てなかった選挙区にも入る方針だ。

 公明党の山口氏はこれまで、北関東や中国地方などを重点的に回った。与党への追い風を受け、比例代表の議席増を目指し、今後は東北などを回って票の掘り起こしに注力する。

 維新の党はおひざ元の大阪で厳しい戦いを強いられ、橋下徹共同代表は大阪を中心に原則、西日本に張り付いている。次世代の党は平沼赳夫党首が全国各地を飛び回っている。共産党の志位和夫委員長は6日、無党派層の多いJR横浜駅前などを回った。

2034チバQ:2014/12/07(日) 19:03:40
http://www.sankei.com/politics/news/141206/plt1412060032-n1.html
2014.12.6 21:27
【衆院選2014】
84歳・共産の不破元議長、9年ぶりに街頭へ 比例票上積みへ「出陣」





 衆院選で共産党の不破哲三元議長(84)が同党公認候補者応援のために街頭演説を行うことが決まった。不破氏が選挙遊説で街頭に立つのは平成17年9月の衆院選以来約9年ぶり。18年1月の第24回党大会で最高ポストの議長を退任してから初めてとなる。

 共産党関係者によると、不破氏は10日に京都市、11日に那覇市に入り、8年の衆院選以来の選挙区での議席獲得に向け京都1区、沖縄1区の候補者とともに街頭でマイクを握る予定だ。

 同党は比例代表で「650万票、得票率10%以上、全ブロックで議席獲得」を目標に掲げており、“大物”の不破氏投入で比例票の上積みも図る戦略だ。

 不破氏は議長退任後、党所属社会科学研究所所長に就任する一方、中央委員会常任幹部会委員として党運営の一翼を担っている。

2035チバQ:2014/12/07(日) 19:04:37
http://www.sankei.com/politics/news/141205/plt1412050032-n1.html
2014.12.5 17:30

田母神氏、フライデー「不倫」報道に正面反撃! FBで「交際中の女性守らねばならぬ」と吐露 激励「いいね!」殺到

ブログに書く4




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田母神俊雄氏(酒巻俊介撮影)
 衆院選で東京12区から次世代の党公認で立候補している元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)は5日、自らの離婚訴訟に関する週刊誌報道について、フェイスブック(FB)で「話に一方的な部分がある」と正面から“反撃”した。

 5日発売のフライデー(12月19日号)は「田母神候補の『不倫→離婚』ドロドロ裁判は選挙より凄い!」と題した記事を掲載した。

 記事によると、田母神氏は、30年以上連れ添った妻と2人の子供がいるが、5年ほど前に出会った50歳前後の女性と恋仲になり、一時は自分の秘書にした。2年前に田母神氏は妻と離婚して女性と結婚しようとしたが、妻は拒否して離婚訴訟に発展した。衆院選投開票3日前の12月11日に東京高裁の判決が下る予定だという。

 訴訟では、田母神氏は「女性と出会うはるか前から事実上、夫婦関係は破綻していた」と主張しているが、妻は破綻を否定した上で「夫は女性から受けた魔性の籠落攻撃に我を忘れて夢中になった」などと反論したという。

 報道を受けて、田母神氏はFBに「フライデーの記事を読んで」と題し、「一方的な部分があるので現在結婚しようと思っている女性を守らなければならないと思い、私の見解を表明します」として過去の経緯について詳細を綴った。

 それによると「自衛隊在職時代から退官したら離婚するという意志を固めていた」と主張。「妻は私の親族とは全く付き合ってくれないので長男としての立場がない」「母や妹たちの悪口まで言うので一緒にいることが不愉快だ」などと妻への不満を並べた。

 「不倫」と書かれた女性については「現在交際中の女性が私にとっては一番大事だ。彼女に籠絡されたなどということは全くない。結婚は私からお願いした。そして彼女は私のために待ってくれている」と「私も心が安まる温かい家庭が欲しい」と熱い胸の内を吐露した。

 このFBの記述は大きな反響を呼び、5日午後5時までに2500人以上の「いいね!」が殺到。「絶対譲れない正義はあります」「新しい嫁さんと日本を守ってください」−など激励のコメントが200件以上寄せられた。

 衆院東京12区には田母神氏のほか、公明党の太田昭宏氏(69)、生活の党の青木愛氏(49)、共産党の池内沙織氏(32)が立候補している。

2036チバQ:2014/12/07(日) 19:16:52
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_21034.html
<衆院選>青森知事、街頭で自民候補応援


街頭演説後、有権者と握手を交わす三村氏(左端)
 14日投開票の衆院選で、青森県の三村申吾知事が6日、青森1区の自民党候補の応援で初めて街頭でマイクを握り、聴衆に支持を呼び掛けた。

 三村氏は1区の農村部、板柳、鶴田両町で「農村地域の実情を政府に理解してもらうには、与党議員を押し上げなければならない」と強調。「われわれの大切なパートナーに力を貸してください」と訴えた。

 自ら司会もこなした三村氏は駆け付けた地元選出県議、両町長にマイクを譲ると、集まった有権者と握手して回るなど、さながら自身の選挙のように立ち振る舞った。

 板柳町の街頭には候補者の父の元厚相も顔を出し「三村知事の応援をするのはちょっと早いと思う。きょうは息子の応援でここに立っている。予算を確保して農家が安心して営農を続けられるようにするのは与党の仕事だ」とあいさつした。

 三村氏は来年6月の任期満了を控え、開会中の県議会11月定例会で4選出馬を表明したばかり。自民党県連の推薦を取り付ける一方で、党県連からは衆院選や来年4月の統一地方選での支援が期待されている。三村氏は7日も街頭に立つ予定。

2037チバQ:2014/12/07(日) 19:17:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141205_11031.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(上)/1区・2区

 衆院選は14日の投開票まで9日に迫った。「1強」を誇る巨大与党の自民党に、野党が連携を組むなどして挑みかかる師走決戦は中盤戦に移る。宮城県内6小選挙区で繰り広げられている熱戦の現場を追った。(敬称略)

◎1区/読めぬ風引き締め懸命

<盤石組織が援軍>
 当選2回の元国交政務官がひざまずき、頭を下げた。「もう一度国会に押し上げてください」
 仙台市青葉区芋沢の集会所で3日夜にあった個人演説会。自民党前議員土井亨の必死の姿に、約100人の聴衆から拍手が起こった。
 過去2勝1敗の民主党前議員郡和子との対決は時々の風に左右された。風に乗った時の郡の強さを身にしみて知る土井。「少しの緩みも見せない」という危機感を自ら態度で示してみせた。
 序盤からフル回転する党県議、市議に加え、心強い援軍が、前回は見送られた公明党の推薦だ。
 公示日の2日朝。青葉区中心部の第一声に駆け付けた公明党県本部代表石橋信勝は「選挙区は土井、比例は公明」と訴えた。盤石の組織戦で「風が読めない」(陣営)選挙戦を勝ち抜く覚悟だ。

<党代表が初日に>
 「せっかく環境を整えてもらった。負けられません」。2日午後、青葉区栗生のスーパー前で郡は声を張り上げた。
 2009年の前々回、土井に圧勝した郡。12年の前回は野党の乱戦に埋もれ、比例で復活した。今回、候補者調整などで維新の党前議員と社民党新人がともに2区へ転出。舞台は整った。
 演説には党代表海江田万里が駆けつけた。選挙戦初日にトップを迎える場所としては、郊外の住宅地は意外に映る。
 陣営幹部は「人口が急増する青葉区西部の新住民を開拓したい」と解説した。地盤の太白区と並ぶ重点エリアとして、積極的に選挙カーを回す。
 勝利を確実にするため不可欠な風。風を起こすべく、郡の模索が続く。
 共産新人松井秀明は1日10カ所以上で街頭演説を繰り返し「消費税再増税は許さない」と批判を強める。

 ◇宮城1区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
土井亨56☆元国交政務官 自前(2)
松井秀明46 党准県委員  共新 
郡和子57☆元復興政務官 民前(3)

2038チバQ:2014/12/07(日) 19:18:04
◎2区/舌戦過熱即戦力前面に

<後援会フル回転>
 「私には経験と実績がある。即戦力だ」
 仙台市青葉区のホテルで3日夕開いた総決起大会で、自民党前議員の秋葉賢也は自信に満ちた表情を浮かべた。20年来の付き合いの村井嘉浩知事ら各界から約350人が駆け付け、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
 任期中、復興、厚生労働両副大臣や党外交部会長を歴任。多忙な公務の傍ら、地盤の泉区と若林区で地区後援会を設立し、足場を固めてきた。
 公示後は街頭活動や支援者回りを重ねる。5選に向け、後援会組織もフル回転する。
 民主党と選挙協力する維新の党前議員林宙紀の挑戦を受ける。だが、秋葉は「ぽっと出の1年生議員に何ができる」と意に介さない。
 林は秋葉との対決姿勢を一層鮮明にし、反自民票や無党派層の取り込みを急ぐ。3日夜にはインターネットで、秋葉の国会発言を動画配信した。
 秋葉は野党時代、復興庁について「なぜ、仙台に本部を置いては駄目なのか」と質問。それが復興副大臣になると「どこが本部かにこだわらなくても」と答弁した。動画には秋葉の発言シーンが映し出されている。
 林は、1区から立った前回から一貫して「仙台に復興庁を」と主張してきた。街頭では衆院の480人中、質問回数が6位だった実績をPR。陣営は「林は即戦力だ」と力を込める。

<対抗心むき出し>
 次世代の党新人の増元照明は、拉致被害者救出活動で得た知名度が最大の武器。あえて人通りの多い選挙区外の青葉区中心部などでも演説を繰り返す。
 増元を担いだ党参院議員中野正志は4日、宮城野区の仮設住宅で「自民の一人勝ちを許していいのか」と秋葉への対抗心をむき出しにした。
 秋葉と中野は過去、衆院選の選挙区と比例を交互に変わるコスタリカ方式で連携。2009年に2区の中野が落選、比例の秋葉が当選した後、たもとを分かった。
 共産党新人の大内真理は連日、宮城野、若林両区の仮設住宅を訪ね「消費税増税が復興の妨げになっている」と強調する。
 2区内の市議らの強力なサポートを受け、浸透を図る。3日には党委員長志位和夫が来仙、一緒にマイクを握った。
 社民党新人の桑島崇史は「安倍政権と対決し、誰もが正社員になれる社会を目指す」と訴える。

 ◇宮城2区立候補者
増元照明59☆元団体役員  次新 
桑島崇史35☆党県職員   社新 
林宙紀37☆党県総支部長 維前(1)
大内真理36 党県常任委員 共新 
秋葉賢也52☆元厚労副大臣 自前(4)

2039チバQ:2014/12/07(日) 19:18:28
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_11016.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(中)/3区・4区

◎3区/生き残りへ地力の勝負

<集票組織が活発>
 「風に吹かれてあっちに行ったり、こっちに来たり。そんな政治でいいのか」
 自民党前議員の西村明宏は4日夜、岩沼市の集会所で切り出した。2009年衆院選で落選した後も、行事に招かれた恩義ある地区。集まった約40人に「今度こそ政治を安定させ、経済を立て直す」と熱弁を振るった。
 時々の争点で候補者に容赦なく吹き付けてきた民意の風。「今回は風のない、十数年ぶりのまともな選挙」(党県議)。
 ピラミッド型に連なる地方議員、推薦する公明党を加えた集票組織が序盤から活発だ。西村は「まだ頭一つも抜け出せていない」と街頭で訴えるが、陣営は「西村の真価が問われる」と圧勝を目指す。5日夜は知事村井嘉浩が応援に入った。

<前回より手応え>
 「今回負けたら最後。背水の陣で戦い抜く」
 大河原町で3日あった支持団体の集会で、民主党元議員の橋本清仁は悲壮な覚悟を示した。
 西村とは5回連続の対決で、小選挙区は橋本の1勝3敗。12年の前回は党への猛烈な逆風で惨敗した。唐突な解散で、再起の機会が巡ってきた。
 選挙カーで自らマイクを握り、街頭演説や自転車遊説を織り交ぜる。連合宮城が票固めに奔走。復興政務官の実績に県農政連は自主投票を決め、沿岸部の商工会が推薦した。陣営幹部は「反応は前回よりはるかにいい」。
 名取市の仮設住宅で5日、元党代表前原誠司と演説した橋本はアベノミクスを批判。「被災地にヒト、モノ、カネを集中し復興を加速させたい」と20人を前に頭を下げた。
 共産党新人の吉田剛は、党地方議員と演説を精力的にこなす。3日は仙台市で党委員長志位和夫と合同演説会に臨んだ後、亘理、山元両町の仮設住宅で「安倍政権の暴走を止める」と強調した。

 ◇宮城3区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
橋本清仁43☆元国交政務官 民元(2)
西村明宏54☆国交副大臣  自前(3)
吉田剛33 党県委員   共新

2040チバQ:2014/12/07(日) 19:18:48
◎4区/組織戦支持勢力に変化

<農政連と雪解け>
 「雪解け」を印象づけるシーンだった。
 公示の2日、塩釜市での自民党前議員伊藤信太郎の第一声に、県農協政治連盟会長石川寿一が駆け付け、マイクを握った。
 「農林水産業を復活できるのは伊藤さんだ」と石川。伊藤は「ぜひ任せてほしい」と約束し、固い握手を交わした。
 前回、農政連は4区で、衆院選で初めて民主党候補を推薦したが、今回は一転、伊藤を推す。
 陣立てはそろったが、懸念は残る。得票数の落ち込みだ。前回は、落選した前々回より1万2000票減った。後援会幹部は「陣営に楽観的雰囲気がある」と警戒する。
 4日朝、伊藤は同市の仲卸市場で店舗1軒1軒を回る「どぶ板戦」を展開した。「油断はできない」。伊藤は自らに言い聞かせるように語った。

<知名度不足補う>
 「おなじみの岡崎さんも一緒です」
 民主党元議員井戸正枝は5日、松島町を回った。隣には選対本部長を務める元参院議員岡崎トミ子。二人三脚の戦いを続ける。
 井戸の擁立決定は解散3日前。仙台市出身だが、4区ではほぼ無名だ。県内の民主勢力をけん引してきた岡崎が知名度不足を補う。公示前には井戸と支持母体の連合宮城加盟労組を回り、推薦を取り付けた。
 党も矢継ぎ早に大物を投入する。公示前の党代表海江田万里、県連代表安住淳に続き、公示後も元国交相前原誠司、前党政調会長桜井充(参院宮城選挙区)を送り込む。「知名度が上がれば得票は伸びてくる」と岡崎。出遅れたが、巻き返しを狙う。
 共産党新人小高洋は党支持層の厚い塩釜、多賀城両市を中心に、連日10カ所の街頭演説をこなす。比例票の上積みも視野に政権批判を展開する。(敬称略)

 ◇宮城4区立候補者 〔注〕☆は比例代表との重複立候補者
小高洋34 党地区委員  共新 
伊藤信太郎61☆党県会長   自前(4)
井戸正枝49☆党県支部長  民元(1)

2041チバQ:2014/12/07(日) 19:19:09
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_11022.html
<衆院選>宮城選挙区ルポ(下)/5区・6区

◎5区/政党対決威信懸け全力

<大物応援相次ぐ>
 相次ぐ大物の応援が、自民党の本気度を示している。
 比例北海道から国替えした前議員勝沼栄明が4日夜、石巻市で300人以上を集めた個人演説会。「最重点候補だ。皆さんの期待に応えるため手を差し伸べてほしい」。党総務会長の二階俊博が壇上から支援を求めた。
 立候補表明は公示1週間前。所属する派閥領袖(りょうしゅう)の二階は11月28日も5区支部の会合に駆け付けた。
 公示日は首相安倍晋三がマイクを握った。陣営の日程表は、応援に入る閣僚級の名前がびっしり書き込まれている。異例とも言えるてこ入れだ。
 「公認候補をめぐるごたごたで恥をさらしてしまった。汚名返上の機運もあり、陣営がまとまってきた」と選対幹部。党を挙げた戦いは全開モードに入った。
 威信を懸けた自民の組織戦に、民主党前議員安住淳の陣営は警戒感を強める。

<唯一の地元出身>
 党幹部の一人として5、6日は他候補の応援で選挙区を離れた。票固めは、6回連続当選で築き上げた後援会が主体だ。
 公示から4日までの3日間で、選挙区をほぼ一巡した。東日本大震災の被害が大きい沿岸部では「古里の復興を成し遂げる」、内陸部では「農家の戸別所得補償制度を復活させる」。地域に根差した政策を掲げ、唯一の地元出身も強調する。
 選挙戦も中盤に差し掛かり、「危機感が末端まで浸透していない」と陣営は引き締めに躍起。区割り変更で5区に編入された大崎市の旧志田郡で攻勢を掛ける。
 共産党新人の高村直也は安倍政権との対決姿勢を鮮明に「反自民票」を狙う。消費税再増税の中止、女川原発の再稼働阻止などを訴え、比例票の掘り起こしも図る。

 ◇宮城5区立候補者〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

安住淳52☆元財務相   民前(6)
高村直也31 党県委員   共新 
勝沼栄明40☆医師     自前(1)

2042チバQ:2014/12/07(日) 19:19:28
◎6区/広大な選挙区浸透鍵に

<初心回帰を強調>
 「私の政治の原点は3世代が暮らせる地域づくり。地方の活性化をしっかりやる」
 自民党前議員の小野寺五典は6日、少子高齢化に悩む栗原市高清水で約30人の支持者を前に課題解決への決意を訴えた。
 海から山まで広い選挙区のうち、同日は栗原市の田園地帯や市街地を丹念に回った。自宅を飛び出し、前防衛相の選挙カーに手を振る有権者が目立った。
 選挙日程は初当選した1997年の衆院補選と同じ。2日の公示以降、各地での街頭演説で巡り合わせに触れ「ここから、新たなスタート」と初心回帰を強調している。
 小野寺自身は党本部に知名度を買われ、応援に全国を駆け回っている。選挙期間中に選挙区に入るのは5日間しかなく、陣営は「候補者不在」に頭を悩ませる。
 小野寺は「偉くなって地元に恩返しする」と不在に理解を求める。党県議やスタッフは「大臣経験者にふさわしい得票を」と、支持者回りや電話作戦にフル回転する。

<時間惜しみ握手>
 「行ってらっしゃい」。3日朝、大崎市のJR古川駅前で民主党元議員の鎌田さゆりは通勤客らに駆け寄った。
 立候補表明は3候補の中で最も遅く、挽回(ばんかい)に懸命だ。街頭演説で「自民党のやりたい放題の政治を健全な形に変える」と訴え、非自民に期待する有権者の取り込みを狙う。
 「(支持の広がりは)候補者本人がどれだけ動くかに懸かる」と陣営。鎌田は信号待ちの時間も惜しみ、選挙カーを降りて有権者と握手する。
 共産党新人の内藤隆司は、20年を超す大崎市での活動歴を強調し「地元候補」をアピール。「農業と地域経済の再生を図りたい」と訴える。
(敬称略)

 ◇宮城6区立候補者

小野寺五典54☆前防衛相   自前(5)
鎌田さゆり49☆党県支部長  民元(2)
内藤隆司56 党県委員   共新

2043チバQ:2014/12/07(日) 19:21:39
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_31004.html
<衆院選>「脱小沢」へ自民支援・岩手4区


藤原候補の第一声に参加したいわて県民クラブの小田島代表(左から2人目)、渡辺県議(右から2人目)ら=2日、北上市
 生活の党の小沢一郎代表(72)が16選を目指す衆院選岩手4区で、「反小沢」を公言する非自民県議団が比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)を支援している。来年の知事選も視野に入れ、県政界を「脱小沢」へ転換する意図だ。旗印は「岩手の政治を変える」。小沢王国の岩盤にくさびを打ち込もうと、遊撃戦を展開している。

<覚悟決めた>
 無所属県議でつくる県議会第2会派「いわて県民クラブ」の小田島峰雄代表は2日、藤原陣営の第一声に駆け付けた。
 「4区は長いことお一人の方に支配されてきた。私も支えてきたが、これまで通りでいいのか。政治風土を変えなければならない」
 旧東和町長から民主党県議になり、小沢氏と行動を共にした。民主党分裂でたもとを分かち、昨年秋に離党。自民陣営を応援するのは初めてだ。
 「自民が良いわけではなく、小沢支配を変えたい」と小田島氏。県民クラブ9人のうち5人が連日、4区に入る。3人はかつて小沢系。自身の支持者を回ったり、個人演説会に出向いたりして「脱小沢」を訴える。
 その一人、渡辺幸貫県議は小沢氏と後援会が重なるが「覚悟を決めた」と言う。「農業に厳しい自民党は嫌いだが、藤原君は農家の苦しみを知る男だ」と応援する。
 前回衆院選(2012年)で藤原氏は4万7000票を獲得。小沢氏が得票を落としたため3万票差まで迫り、比例東北で復活当選した。

<利害が一致>
 援軍の登場に手応えを感じるのは自民党だ。
 岩手の衆院4選挙区で議席を常に獲得しているのは岩手2区だけ。09年は全敗した。4区選出の自民県議はたった1人。工藤勝子県連幹事長は「この20年、小沢氏に苦しめられてきた。今回は逆転を狙える所まで来た」と意気込む。
 県民クラブと自民の利害の一致点はもう一つある。来年秋に予定される知事選への対応だ。
 小沢氏に近い現職の達増拓也氏(50)は衆院解散直前、3選立候補を表明。政党と一線を画した「県民党」を掲げたが、周囲は師弟関係は強固とみる。小沢氏はこれまで、達増氏を全面支援する姿勢を示している。
 「この戦いで知事の後ろ盾(小沢氏)に打撃を与える。ここが岩手の天王山だ」。小田島氏は県政界の潮流変化を狙い、かつてのあるじに挑む。
 小沢氏は6、7日、4区入り。街頭30カ所に立ち、支持固めを図る。中盤の攻防が熱を帯びる。

◎衆院選立候補者
【岩手4区立候補者】
藤原崇31☆自(町)前(1)
高橋綱記67 共 新 
小沢一郎72☆生 前(15)


2014年12月06日土曜日
関連ページ:岩手政治・行政衆院選とうほく

2044チバQ:2014/12/07(日) 19:22:06
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141206_51003.html
<衆院選>山形3区、保守分裂再び


候補者の演説に聞き入る有権者ら
 衆院選山形3区は、無所属前議員阿部寿一候補(55)と、自民党新人加藤鮎子候補(35)が事実上の一騎打ちを繰り広げている。一部首長と市町村議の支援を受けて集会を重ねる阿部氏に対し、加藤氏は閣僚級を次々と投入する党の組織力を頼りに挑む。前回に続く保守分裂の戦いは激しさを増している。

<古里守る選挙>
 阿部氏は3日夜、酒田市など3カ所で開いた個人演説会で訴えた。
 「今回は政党を選ぶのではなく、古里を守る選挙だ」
 酒田市長を13年5カ月務め、培った人脈と政治経験、知名度を武器にする。酒田市議の半数以上、15人が陣営に加わる。演説会でも市議会議長を含む市議、隣接する遊佐町長、町議らが応援弁士、先導役となった。
 2年前の前回、加藤氏の父紘一氏の14選を阻んで以降、自民党入りを模索した。今夏の支部長公募では「党員投票に敗れた場合は立候補せず、党公認候補を支援する」との県連の条件はのめないとして断念した。
 阿部氏を支持する議員らは、加藤氏の支部長就任後も動きを止めず、県連は「相手側支援は党則上利敵行為につながる」と警告し、締め付けを強化した。酒田市の党地域支部長を務めていた市議は11月中旬、安倍晋三首相の解散表明と同時に支部長を辞任した。
 市議は3日の個人演説会にも駆け付けた。「支部長を辞めて、何のしがらみもなく応援できる。すっきりした」と精力的に動く。

<幹事長が演説>
 「35歳の加藤鮎子氏と33歳の私。同世代のわれわれが自民党と日本の未来をつくっていかなければならない」
 小泉進次郎復興政務官が4日、鶴岡市入りし、街頭で支援を呼び掛けた。加藤氏は「政権与党だけが政策を実行できる」とアピールした。
 自民党は加藤氏を重要候補に位置付ける。前日には谷垣禎一幹事長が酒田市の個人演説会に駆け付けた。
 約400人が詰め掛けた演説会には、これまで主要な加藤氏の会合、行事に出席せず、阿部氏寄りと見られていた党県議の姿もあった。県議は谷垣氏と並んで「ガンバロー」を三唱した。演説会は格好の意思確認の場となった。
 県連の遠藤利明会長は酒田市であった加藤氏の事務所開きで断言した。「加藤氏は何があっても次も公認候補。支部長選に申し込んでこない人は手を上げても受け付けられない」。一部にある阿部氏入党の期待にくぎを刺した。
 保守分裂、一部造反の動きに県連幹部は「来春の統一地方選を控えて、後援会の支持状況などそれぞれの事情はあるだろう」と指摘、「幹事長が応援に入った演説会で最低限の結束は確認できた」と強調した。
 加藤氏陣営は早速、ひな壇で拳を突き上げる写真をフェイスブックの表紙にアップした。

◎衆院選立候補者
【山形3区立候補者】
阿部寿一55 無 前(1)
吉田大成45☆民 新 
長谷川剛36 共 新 
加藤鮎子35☆自 新 
佐藤誠66 無 新 


2014年12月06日土曜日
関連ページ:山形政治・行政衆院選とうほく

2045チバQ:2014/12/07(日) 19:22:49
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141205_11030.html
<衆院選>宮城3区「復興けん引」火花


仮設住宅の住民に支持を訴える候補者=名取市箱塚1丁目
 衆院選宮城3区で、東日本大震災からの復興をめぐる論争が火花を散らしている。自民党前議員の西村明宏氏(54)は国交、復興、内閣府の副大臣で、民主党元議員の橋本清仁氏(43)は与党時代、国交、復興の政務官を務めた。両氏とも政府要職で復興をけん引した自負があり、対決色は鮮明。共産党新人の吉田剛氏(33)が割って入る。
 「われわれの政権では人、モノ、カネを被災地に集中投下した。今はアベノミクスのせいで全国に散ってしまった」。橋本氏は岩沼市で行った第一声で熱く語った。
 与党議員だった最後の2カ月間、政務官として復興に奔走した。近かった小沢一郎氏と決別して党に残ったのも、与党の立場で復興を優先させた結果だと振り返る。
 亘理、山元町のいちご団地整備などの実績を挙げ、「予算を付け、めどが立ったところで政権交代したのは悔しかった」と議席奪還に燃える。
 一方、西村氏も被災地のインフラ整備に取り組んだ成果を前面に掲げて一歩も引かない。山元町で安倍晋三首相と並んだ街頭演説では「三つの副大臣拝命は、復興をしっかりやりなさいということだ」と訴えた。
 震災発生時は浪人中で仕事ができなかった。当時の無念さを晴らすように働いてきたという。
 常磐道の整備に関しては、故三塚博元蔵相の秘書時代から取り組んできたと強調。「東北の復興、発展に向けてまだまだやるべき仕事がある」と支持拡大を目指す。
 吉田氏は岩沼市で行った第一声で「復興を妨げる消費税増税はきっぱり中止させなければならない」と主張した。被災者支援制度拡充などに取り組む意欲を示し、「ぎりぎりの生活を送る被災者の悲痛な叫びを国政に届けたい」と力説する。

2046チバQ:2014/12/07(日) 19:28:14
佐賀
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/132506

=激突1区= 岩田、組織引き締め躍起 原口、知名度で巻き返し 古賀、浮動票取り込み狙う
2014年12月05日 09時48分
沿道に集まった有権者へ手を振る候補者=佐賀市内(写真の一部を画像加工しています)
沿道に集まった有権者へ手を振る候補者=佐賀市内(写真の一部を画像加工しています)
 師走決戦の幕が開いた2日夜。神埼市内に1区内の議員約70人が集まった。「岩田は頑張っている。でも、まだまだ知名度不足だ。皆さんでカバーしてほしい」。初挑戦の前回でさえ開かなかった全議員会議。自民前職の岩田和親(41)陣営で選対本部長の福井久男は居並ぶ議員を鼓舞した。

 旧1区は過去6回、自民と民主の勝ち負けが交互し3勝3敗の五分。自民悲願の連勝を期す陣営だが、選挙区拡大や電撃解散で準備が整わず、危機感が漂う。

 郵政の小泉、政権交代の小沢。「風」に乗って大量に誕生した「チルドレン」の1年生議員は、2度目の選挙で大半が苦杯をなめた。「前回は上げ潮に乗った。今回は時間がない上に、風もない」と福井。安倍チルドレンの岩田が二つのジンクスを覆して“進級”できるかの関門でもある。

 分厚い支持基盤を生かした組織選挙。選挙事務所に業界団体の推薦状がずらりと並ぶ。表向きはいつもの情景だが、公示直前、知事選をめぐって頓挫した官僚擁立劇が微妙な影を落とす。「今回は力が入らない…」。自民の屋台骨を支える農業団体関係者は、消えない「しこり」を口にする。

 危機感と裏腹に、序盤情勢を伝える4日の新聞は「岩田リード」の見出しが躍った。陣営幹部は「とんでもない。始まったばかりでリードも何もない。戦いはこれからだ」。生命線の「組織」引き締めに走る。

   ◇   ◇ 

 「荒々しい政治を目の前にして、寝ているわけにはいかない。先頭に立って戦いたい」。公示の2日夜、民主前職の原口一博(55)陣営が鳥栖市で開いた集会。朝、佐賀市の出陣式に車いすで現れた原口の姿がスクリーンに映り、支持者たちが拍手を送った。

 骨折で入院中のため本人不在のまま突入した異例の選挙戦。集会に出席した県議時代からの支援者は「候補者がいない分、今まで以上にがんばらんと」。厳しい表情で会場を後にした。

 組織戦を展開する自民と異なり、候補者の人気を票につなげてきた民主。旧佐賀郡や神埼市など新1区に移った旧2区の支持者を当て込むが、不意打ちの解散が阻む。「原口も大串も党というより、個人商店の色合いが強い。時間がなく、うまく引き継げていない部分がある」と陣営幹部。

 県連は3日に急きょ選対会議を開き、1区を「重点選挙区」にした。2区との連携を強化し、大串党の人脈が生かせる神埼市郡など新選挙区への浸透を急ぐ。

 全国区の知名度や閣僚経験の実績に、「自民1強」の壁が立ちはだかる。原口自身は病室からネットで政策を発信。街演車には原口の長男や民主参院議員、著名な首長らが代わりに乗り込み、思いを代弁する。

 「出陣式で原口が元気な姿を見せたのは大きい。士気は間違いなく上がった」と陣営。原康彦県連幹事長は「始まったばかり。十分巻き返せる」。

   ◇   ◇ 

 共産の古賀誠(29)は最初の街頭演説場所に、佐賀空港がある佐賀市川副町を選び、オスプレイ配備計画反対を訴えた。消費増税中止も掲げ、浮動票の取り込みを狙う。「20代の若さと、暮らしを守る政策で違いをアピールする」。自民、民主が争う牙城にくさびを打ち込む。=敬称略

   ■   ■

 衆院の「0増5減」に伴う新選挙区となった衆院選佐賀1、2区は、自民、民主、共産の6人が論戦を繰り広げている。2選挙区の攻防を追った。

2047チバQ:2014/12/07(日) 19:28:35
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30109/132966
=激突2区=大串、「どぶ板」で票掘り起こし 古川、「王国」継承旧2区火種も 御厨「若者や女性の声を代弁」
2014年12月06日 10時27分
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
日暮れが早く、薄暗くなるなか街演車から支持を訴える候補者=有田町内(写真の一部を画像加工しています)
 「『国替え』のようなもの。勝負にならない」。民主県連の幹部は顔をしかめる。今回、県内選挙区が3から2に減った。最も影響を受けるのが6対4の割合で分断された旧2区だ。その旧2区が拠点だった民主前職の大串博志(49)。陣営にしてみれば戦力を大幅にそがれた上に、旧3区を主戦場に戦わねばならない。そこは地方議員が1人もいない民主の空白区であり、自民の「金城湯池」だ。

 大串は2005年の初当選から、財務政務官や首相補佐官時代も含め、週末は地元に戻って集落の小さな祭りに顔を出してきた。「お祭り作戦」。陣営がそう呼ぶ活動は区割り変更が決まった昨夏以降、7割を旧3区に傾けた。祭りの後には酒を交わす。国会で安倍首相に正面から論争を仕掛ける政策通の姿と、田舎に溶け込む人柄。「大串さんと酒を飲んだ人間は皆、一発でほれてしまう」

 合併前の旧町村単位に後援会を発足、国政報告会も開いた。自民が警戒する人柄とフットワークだ。

 手応えを感じていた陣営にとって4日の新聞が報じた「古川優勢」の情勢は衝撃だった。「ファンは増えても、投票に結びつかない。自民の組織力、古川さんの知名度はすごい」。民主は比例代表九州ブロックに初めて単独1位を置き、そこに重複立候補の大串を据えた。「だから選挙区で負けても構わないという話にはならない。次につながる戦い方も求められる」

   ◇    ◇ 

 今回の解散で政界引退した保利耕輔(80)が親子2代にわたり70年間守ってきた旧3区の「保利王国」。新2区の6割を占める。自民新人の古川康(56)は知事を辞職した2日後の27日、保利と一緒に唐津市内の離島を回った。高島では島民の4割が集まり、保利は終始笑顔で語った。「親父の墓参りをして『こんなに立派な後継者ができた』と報告した」。選挙戦を通じた王国の“継承式”の始まりだった。

 古川の知名度と保利の地盤。盤石な態勢に映るが、「楽な戦いではない」と陣営幹部は口をそろえる。大串という相手の手ごわさに加え、旧2区に思わぬ火種を抱えてしまったからだ。

 区割り変更に伴い、旧2区から比例代表に転出した今村雅弘(67)の名簿順位が党本部との約束と違い、小選挙区の重複立候補者より下位の31位になった。

 「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。「あ然とした。古川さんを心から応援しようという気にはなれない」。鹿島市のベテラン党員は憤りをあらわにした。

 5日の鹿島市決起大会には比例名簿を作成した党本部選対委員長の茂木敏充が応援に訪れる予定だったが、県連は支持者の感情を考慮し中止した。知事選の推薦願の取り扱いも衆院選後に先送りし、亀裂の入った組織の修復に力を割く。

   ◇    ◇ 

 世論調査では非自民の受け皿として議席増も予想される共産。非正規雇用の厳しさを肌身で知る元スーパー店員で新人の御厨さとみ(33)は労働環境の改善などを訴え、「若者や女性の声を代弁したい」と街演に熱がこもる。=敬称略

【さが衆院選2014】

2048チバQ:2014/12/07(日) 19:47:35
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120502000253.html
民主ほころび「共倒」恐れ 空白区次々、王国愛知でも
 「自民一強」に野党が挑む構図の衆院選。かつての政権政党で本来、戦いをリードするはずの野党第一党、民主党が中部地方の選挙区で候補擁立を相次いで見送った。「空白区」では野党共闘で出馬した候補の支援に回るが、長年の民主支持者からは「応援する気になれない」など戸惑いの声が漏れている。

 「民主王国」と言われた愛知県。愛知12区は民主前職の中根康浩さん(52)が公示直前に出馬を見送り、一九九八年に今の民主党ができてから県内十五選挙区で初めて空白区ができた。

 選挙協力を進める維新の党の前職、重徳和彦さん(43)との競合を避ける民主本部の要請だった。四日には比例単独に回った中根さんを激励するため細野豪志元幹事長が訪れる気の使いよう。ただ、県連幹部は「民主の地盤を失うことにならなければいいが…」と懸念を示す。

 愛知14区では、生活の党から復党した前職の鈴木克昌さん(71)を公認し、何とか空白区を免れた。

 岐阜県は、五選挙区のうち二選挙区が空白区。このうち岐阜4区では、一昨年秋に民主を除籍になった維新前職の今井雅人さん(52)の支援に回るが、地元の民主系市議は「労働組合関係者ら、自分の支持者に維新候補を応援してとは言えない」と悩む。2区は野党共闘の候補すら擁立できず、七十代の男性有権者は「政党はどんな状況にも対応するのが肝心で、民主が勝負を諦めたのは残念。猛反省が必要」と批判。県連代表の小見山幸治参院議員も「選択肢をつくれず申し訳ない」と語った。

 党県連の内紛が原因で擁立できなかったのは三重4区。当初は衆院議員を二期務めた元職が公認に内定していたが、来春の県議選の候補者選びをめぐる内部対立で総支部長を衆議院解散直前に辞任。内定も取り消され、後任を探したが、間に合わなかった。県連は「責任を感じているが、比例票を死守したい」と話すものの、支持母体、連合の地元組織で支援してきた伊藤圭一さん(50)は「候補者がいないと比例への士気も高まらない」と嘆く。

 福井1区は民主を離党した維新の新人、鈴木宏治さん(41)が立候補。ただ、党を飛び出した過去のしこりや支持母体である労組の反発などから民主県連内で支援に抵抗感が強く、結局、自主投票に。民主のドタバタ劇に、支持者の一人は「棄権しろと言うのか」などと怒りをあらわにしていた。

2049チバQ:2014/12/07(日) 19:48:39
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gifu/CK2014120702000209.html
抱える課題、大きな差 岐阜4区、本州で2番目に広大
写真
 前職と新人の3人が舌戦を繰り広げている衆院選岐阜4区。飛騨、美濃両地域をまたぎ、岩手2区に次いで本州で2番目に広い小選挙区だ。南北に長いため、同じ選挙区内でも気候風土や主要産業、生活環境は大きく異なり、遠方の土地になじみが薄い。候補者は、有権者の多様な声を受け止められるのか。

 ■基準

 高山市を車で出発し、東海北陸自動車道で田園が広がる郡上市を通り過ぎ、東海環状自動車道を乗り継ぐ。さらに東へ向かうと、ゴルフ場が立ち並び、電車で五十分ほどで名古屋に行けるベッドタウンの可児市へ入った。到着までおよそ二時間半。車窓からの景色は目まぐるしく変わったが、ここまですべて同じ岐阜4区だ。

 「飛騨を地盤にする候補者は、どんな活動をしているか分からん。何を判断基準にすればいいのか」。買い物をしていた可児市の無職加藤貞行さん(70)は困惑顔で話した。

 その日の午後に美濃加茂市を訪れると、美濃太田駅前でタクシーを待っていた会社員鈴木秀和さん(45)=川辺町=が「選挙中でも候補者の姿はほとんど見ない。人柄も政策も伝わってこない」と漏らした。

 ■要望

 六市七町二村からなる岐阜4区の総面積は六千四十平方キロメートル。岩手2区の七千六百九十平方キロメートルに次ぐ。県全体の57%を占め、全国の二十三都府県の各面積を上回る。有権者数は十二月二日現在で三十四万二百六十五人。小選挙区比例代表並立制が導入された一九九六年の衆院選から現在の区割りになった。

 当然、地域によって政治家への要望はさまざまで、抱える課題も異なっている。

 山あいに位置し、人口に占める六十五歳以上の割合が50%を超える高山市高根町の無職中島俊江さん(66)は「常勤医がいないのは不安。過疎地域のことも考えて政治をして」と願う。「電車やバスの本数を多くして、名古屋へのアクセスを良くしてほしい」と望むのは可児市の住宅街に住む主婦(65)。高根町の現状を伝えると「山間部と言えば白川町周辺。飛騨地域のことを言われてもピンとこない」と首をひねった。

 ■意識

 「広すぎる選挙区が投票先の判断を難しくしている」と考える有権者は多い。

 朝日大(瑞穂市)の三田清教授(政治学)は「選挙区が広大だと、政治家が各地域に足を運べる回数も限られる。地域の代表である国会議員を見る機会がなければ、有権者は政治を遠いものだと感じる」と指摘する。

 とはいえ選挙制度や区分けの見直しは、一票の格差の問題や法改正が必要なことから実現は難しい。「有権者は選挙のときだけでなく、日頃からそれぞれの地域の課題を意識することが大切。候補者も、普段から各地域に小まめに回って国政への声に耳を傾ける必要がある」と話す。

 【岐阜4区より面積が小さい23都府県】

三重県、愛媛県、愛知県、千葉県、福岡県、和歌山県、京都府、山梨県、富山県、福井県、石川県、徳島県、長崎県、滋賀県、埼玉県、奈良県、鳥取県、佐賀県、神奈川県、沖縄県、東京都、大阪府、香川県

※面積の大きい順

◆記者の眼 

 今回の取材で初めて、可児、美濃加茂両市を訪れた。ベッドタウンと現役最年少市長がいる街。その程度の印象しかなかった。

 だが、市街地に足を踏み入れると、見渡す限りに並ぶ建物の多さに驚いた。郊外では、山々が広がる意外な光景も見られた。両市を中心とした中南部を「可茂」と総称することも初めて知った。

 実際に行くことで、どこか遠い土地だった美濃地域に心なしか親近感が持てた。選挙以外でも行政や住民間で交流やつながりがあれば、「同じ選挙区の仲間」としてお互いの地域への関心も高まると思う。

 (酒井翔平)

2050チバQ:2014/12/07(日) 20:05:37
http://www.hochi.co.jp/topics/20141206-OHT1T50010.html
【衆院選】岩手4区・小沢王国、地盤沈下 元「シンパ」たち自民応援
2014年12月6日6時1分 スポーツ報知
JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた JR水沢駅前商店街に構える小沢氏の選挙対策本部前は、降雪のせいもあって閑散としていた 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏 公示日の2日は、新潟県で第一声を上げた小沢氏
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 「小沢王国」最大の危機―。岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党・小沢一郎氏(72)をかつて支えてきた多くの県会議員が、対立候補の自民党・藤原崇(たかし)氏(31)の応援に回るなど「小沢離れ」が加速している。解散時の所属議員の離党や野党統一戦線不発など小沢氏に逆風が吹く中、お膝元で起きた“地盤沈下”。きょう6日に岩手入りする“剛腕”の地元で今、一体何が起きているのか。(江畑 康二郎)

 2日に行われた自民党・藤原氏の出陣式に、2年前の衆院選時にはなかった県議たちの姿があった。

 「4区でも“小沢離れ”が確実に進んでいる。私は約15年ずっと小沢氏を支えてきたが、ここ数年の小沢氏は県民のことを考えていない。『生活の党』ではなく『自分の生活の党』ではないか? 小沢王国をリセットする最大のチャンスだ」

 そう憤りを交え話すのは、岩手県議会第2会派の県民クラブを率いる小田島峰雄代表(64)。1998年の旧東和町(現・花巻市)の町長就任時から“小沢派”だったが、その後、袂(たもと)を分かち、今回は県民クラブ所属9人が県内各地で自民党支援に回るという。

 小沢氏は、前回当選を果たしたものの、得票数は前々回に比べ6万票減。それまで次点候補に9万票ほど大差をつけてきたが、約3万票差に詰められた。さらに、自民党の新人候補に比例復活を許し、県内における影響力の低下を露呈した。新たな候補を擁立した岩手1、3区でも比例復活すらならず完敗し「小沢王国凋落(ちょうらく)」を印象づけた。

 自民党県連幹部は「岩手を変えるためには4区勝利が最重要課題」とし、“県民クラブ議員票”を頼り、応援要請をしたという。県議会最大の自民会派12人に県民クラブが協力することで、県議会の過半数に迫る勢力となった。9日には総裁の安倍晋三首相が応援演説に駆け付けるなど、自民党は幹部らが遊説を予定し後押し。今回4区で勝てなかったとしても、“小沢チルドレン”の達増拓也県知事(50)が3選を目指し、既に立候補を表明している来年の県知事選に大きな影響を与えることは必至だ。

 小沢氏は6、7日に岩手入りし、4区30か所で異例の街頭演説を行う。「比例重複立候補や、早い岩手入りにも焦りを感じる。支援者らも年を取り亡くなった方もいる。地元でも小沢氏が中央で力を失っていることを理解しているはず」と小田島氏は話す。

 「選挙のプロ」と呼ばれた小沢氏の地盤に大きな亀裂が走っている。週刊誌などによる小沢氏の離婚報道で、かつて和子夫人が取り仕切ってきた地元婦人後援会の弱体化や女性票離れを指摘する声もある。

 公示日前日、小沢氏と親交のあった俳優・菅原文太さんの訃報が全国を駆けめぐった。「小沢王国の本丸」で、かつてない“仁義なき戦い”が火花を散らしている。

 ◆岩手4区(花巻市、北上市、奥州市、和賀郡、胆沢郡)

藤原崇 31自民前〈1〉
高橋綱記 67共産新 
小沢一郎 72生活前〈15〉

※丸数字は当選回数

 ◆共産・高橋氏「反戦」 〇…「安倍さんは消費増税や集団的自衛権の法整備を進めていくというが、とんでもない」と共産党の高橋綱記氏(67)は安倍政権に「NO」を突きつけた。「このままだと、日本は再び戦争をする国になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。小沢氏についても「改憲路線で安倍さんとほとんど変わらない」とバッサリ。前回衆院選に続く4度目の国政挑戦で“反アベノミクス”の受け皿になるつもりだ。

 ◆自民・藤原氏「若さ」 〇…自民党の藤原氏は、「31歳」と記されたタスキをかけ「若さ」をアピール。新人で比例復活当選を果たしてから2年、「地方の声を永田町や霞が関に届け、立て直したい」という思いで、週末は故郷に戻り膝詰めで県民と話し合ってきた。東京にいる都職員の妻・典子さん(34)の出産日が迫っている。「妻や(初めての)子供のためにも、東北の代議士として頑張りたい」。新たな息吹を背に受け、大金星を誓っていた。

2051チバQ:2014/12/07(日) 20:47:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014120700183
選挙区調整、当て外れ=「野党票」集約困難【14衆院選】


 14日投開票の衆院選は自民党が優勢で、野党が進めた候補の「一本化」は当てが外れた格好になっている。調整を主導した民主党は、終盤戦での巻き返しに懸命だ。
 「安倍晋三首相の暴走にしっかり対抗できる勢力を国会の中につくってほしい」。民主党の海江田万里代表は7日、福岡市の街頭演説でこう訴えた。
 民主党は今回、第三極政党と共倒れした前回の反省から、選挙区の「すみ分け」を維新の党などに提起。前回の「民主・第三極」票を合算すれば自民党を上回る選挙区もあり、野党の議席回復に向けて有効と踏んでいた。
 しかし、第三極が前回獲得したのは政権与党だった民主党への批判票でもあり、今回単純に民主党には回らないようだ。「非自民・非共産」で一本化が実現した選挙区は194に上るが、優位に戦いを進めている野党勢はもともと地盤が強固な候補に限られている。
 民主党の海江田万里代表や枝野幸男幹事長も安泰とは言えない。7日は枝野氏が海江田氏の選挙区で「皆さんの一票を民主党に」と呼び掛け、枝野氏の地元では岡田克也代表代行が「幹事長にふさわしい結果を」と懇願した。民主党幹部が9日に絞り込む予定の重点選挙区に、海江田氏らの選挙区が入る可能性も否定できない状況だ。
 自民党優勢の流れを食い止めようと、野党のなりふり構わぬ発言も出てきた。「自民党に300議席以上与えたら一党独裁だ。ヒトラーの時代と同じだ」。神戸市で演説した維新の江田憲司共同代表は、過激な表現で聴衆に訴えた。
 一方、余裕が出てきた自民党は、民主党幹部を選挙区で落として一層の痛撃を加えようとしている。「金星を取って国会に戻ってきてほしい」。自民党の谷垣禎一幹事長は7日、枝野氏と争う自民党候補の応援に入り、こう声を張り上げた。(2014/12/07-20:23)

2052チバQ:2014/12/07(日) 20:59:03
香川はってなかった
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141204000121
1、2区で自・民競る/衆院選・四国新聞社調査
2014/12/04 09:49
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投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
投票する人(小選挙区)、党(比例代表)を決めているか
 第47回衆院選は2日公示され、香川県内3小選挙区は前職と新人計9人による熱戦に突入している。有権者の動向を探るため、四国新聞社は2、3の2日間、電話世論調査を実施。取材で得た情報などを加味し、序盤戦の情勢を分析した。1区は自民前職と民主前職が競り合い、2区は民主、自民の両前職がほぼ横一線。3区は自民前職が安定し、社民と共産の両新人をリードしている。ただ、全県で3割以上の有権者が態度を決めておらず、無党派層の動向や投票率次第では情勢の変化も予想されそうだ。

1区
 6選を期す平井卓也(自民前)が自民・公明支持層を手堅く固めたほか、無党派層にも食い込む。小川淳也(民主前)は議席の維持へ懸命の戦い。河村整(共産新)は厳しい。

 平井は自民支持層の7割と公明支持層の8割に浸透しており、無党派層の支持でもトップに立った。

 小川は民主支持層の7割と社民支持層の大半を固めたほか、維新支持層を一定程度取り込んでいる。

 河村は共産支持層以外への広がりがみられない。

2区
 3選を狙う玉木雄一郎(民主前)と、小選挙区での初勝利へ全力を挙げる瀬戸隆一(自民前)がほぼ横一線で競る展開。前回に続いて出馬の佐伯守(共産新)は伸び悩んでいる。

 玉木は民主支持層の8割を固めた。無党派層の支持でトップに立ち、維新支持層にも浸透している。

 瀬戸は自民支持層の6割を固め、無党派層の支持も玉木に迫る。維新支持層の取り込みを図っている。

 佐伯は共産支持層への浸透に課題がうかがえる。

3区
 大野敬太郎(自民前)が幅広い年代、職業層に支持を広げ、他候補をリード。小選挙区での再選へ順調な滑り出しだ。高田良徳(社民新)、土岐一郎(共産新)が追いかけている。

 大野は自・公支持層の9割を固めた。無党派層の支持でも他を大きく上回り、民主支持層にも食い込む。

 高田は社民支持層が固まっていない。支援を受ける民主支持層への浸透はトップだが、苦戦気味だ。

 土岐は共産支持層を固め、他党支持層を狙う。

比例四国 自2、民公1固める 残り2枠 自、民、維
 計36人が立候補した四国ブロック(定数6)。自民が前回と同じ2議席を確保し、民主、公明もそれぞれ1議席をほぼ固めた。残り2議席を自民、民主、維新で争う展開となっている。

 比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は、自民42・6%、民主18・2%、公明14・0%、維新11・2%、共産6・5%、社民3・5%の順。

 【調査の方法】2、3日の2日間、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで電話番号を無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1365件、うち1243人から回答を得た(回答率91・1%)。小選挙区別の回答率は1区86・1%、2区92・4%、3区95・2%。

2053チバQ:2014/12/07(日) 21:00:20
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141204000016
自民、京都の3選挙区で優位 衆院選序盤情勢印刷用画面を開く
 京都新聞社は第47回衆院選について2、3両日、京都府、滋賀県内の有権者を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。6選挙区に計22人が立候補した京都府内では、全国調査と同様、自民に勢いがあり、3選挙区で優位に立つ。民主は守勢に回るが、2選挙区で優位を保つ。前回衆院選で大接戦だった1選挙区では自民と民主が激しく競る展開。全選挙区に候補を擁立する共産や、候補者を増やした維新は伸びに欠ける。

 1区は、連続11回の当選を目指す自民前職の伊吹文明が優勢。知名度の高い共産前職の穀田恵二、再挑戦となる維新新人の田坂幾太が続き、無所属元職の平智之も迫ろうと懸命だ。

 2区は、民主前職の前原誠司が有利に戦いを進める。前回に続いての挑戦となる自民新人の上中康司が追い上げ、共産新人の原俊史が絡む。

 3区は、前回衆院選で接戦となった民主前職の泉健太と自民前職の宮崎謙介が今回も横一線で争い、維新前職の清水鴻一郎と共産新人の石村和子が追う。

 4区は、自民前職の田中英之が先行し、返り咲きを目指す民主元職の北神圭朗が追う戦い。共産新人の吉田幸一と維新新人の畑本久仁枝が続く。

 5区は、強固な地盤の自民前職の谷垣禎一が安定した戦いを進め、民主元職の小原舞は返り咲きへ支持浸透を目指す。共産新人の山内健も迫ろうとしている。

 6区は、6選を狙う民主前職の山井和則がややリードし、前回比例復活の自民前職の安藤裕が迫る。共産新人の上條亮一も党支持層を固めた。=敬称略

【 2014年12月04日 08時40分 】

2054チバQ:2014/12/07(日) 21:29:36
http://www.kanaloco.jp/article/81346/cms_id/115169
14神奈川衆院選:注目区を行く〈4区=横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡〉

2014.12.06 09:38:00


応援弁士の演説を聴こうと集まった大勢の有権者ら =JR鎌倉駅前(画像の一部を修整しています)


◇無所属と“1強”激突

 「これ以上ない緊張感と使命感、責任感でこの選挙に臨んでいく。ご支援お願いいたします」。次期総裁候補と目される大物の演説に、会場から拍手が湧いた。

 選挙戦4日目の5日夜。横浜市栄区の集会場を訪れたのは、地方創生担当相の石破茂。前回の衆院選で比例復活だった自民党の山本と支援者らに、強くげきを飛ばした。

 首相や閣僚、党幹部ら重量級が、公示前から続々と山本を来援している。4度目の国政選挙となる本人も「こんなことは初めて」と声を高ぶらせる。狙うは2009年に、自民が明け渡した小選挙区の奪還だ。

 相手は元みんなの党代表・浅尾。09年8月の結党以来籍を置いた党は、路線対立などから衆院選直前に解党せざるを得ない事態となった。残務処理やマスコミ対応に追われ、手腕について批判にもさらされた。

 自民はこれを「好機」(陣営)と捉える。鎌倉駅前でマイクを握った首相の安倍晋三は「衆院が解散したからって党まで解散する必要はない」と揶揄(やゆ)。大物を次々に投入し地元の引き締めを図るほか、新住民の多い票田・栄区が地盤の元横浜市議を比例名簿に登載するなど、票の掘り起こしに躍起だ。

 安定した党勢も背景に、山本自身、国替えし4区に立った前回と比べ「支援者も少しずつ増えてきた」と手応えを語る。選対の一人は「今勝てなければ(浅尾の)牙城はいつまでも崩せない」と、期待と危機感をない交ぜに息巻いた。

 とはいえ、その地盤は強固だ。同じ5日朝。栄区の本郷台駅前に浅尾が立つと、「頑張ってください」「応援しています」と通勤の市民らが握手を求め駆け寄った。参院での初当選から16年。前回、山本をダブルスコア近くまで引き離し小選挙区を制した知名度と人気はしばしば、政党によらない“浅尾党”と称される。

 「あえて厳しい道を選ぶことで、政治家として筋を通す姿勢が必要と考えた」

 解党を経て初めて無所属で臨む理由を、浅尾はそう説明する。街頭では選挙後の政界再編をアピールし、第三極へ期待を寄せた有権者のつなぎ留めを図る。

 もちろん不安もある。政党に属さないため、選挙はがきやビラの枚数は少なく、何より比例復活がない。

 「これまでで一番厳しい戦いになる。無所属になったことで、相手は総力戦で掛かってきている」「しかし負けるつもりはない。私には皆さんの真心がある」。決起集会では支援者らに訴え、“浅尾党”での勝利を誓った。

 「背水の陣」。くしくも両候補がそろって称する今回の選挙戦。両者の並々ならぬ意気込みが見える。

 他の候補も支持拡大に駆ける。民主を離れ無所属で挑戦する荻原は「自民と(元)みんなでは結局のところ保守対保守」と批判しリベラル層の受け皿を標榜(ひょうぼう)。加藤は、安倍政権が進める消費税増税や集団的自衛権の行使容認などの反対を訴えている。 =敬称略

 (総選挙取材班)

◇4区(横浜市栄区、鎌倉・逗子市、三浦郡) =敬称略、届け出順

山本朋広39☆自 前(2)
浅尾慶一郎50 無 前(2)
荻原隆宏44 無 新
加藤勝広70 共 新

 

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、共=共産党、無=無所属。

【神奈川新聞】

2055チバQ:2014/12/07(日) 21:30:56
http://www.kanaloco.jp/article/81336/cms_id/115136
14神奈川衆院選:注目区を行く〈12区=藤沢市・高座郡〉

2014.12.07 03:00:00



◇一騎打ちへ様相激変

 かつてない光景だった。11月29日、阿部の事務所開きに集まったのは民主党、解党したみんなの党、無所属の県議と藤沢市議計8人。民主党最大の支援組織・連合関係者も姿を見せ、「阿部支持」を鮮明にした。

 黄色のジャケットをまとう阿部は、終始にこやかな表情を崩さない。「今度、民主党という家に入れてもらえることになった。党の良い母になりたい」。社民党時代からの支援者も含め結束を呼び掛けた。

 地盤とする12区は長らく、自民と民主、そして阿部の三つどもえの戦いが定番だった。だが、今回は民主党本部の主導で阿部の公認が決定。長らく民主の公認候補として戦ってきた元金融担当相・中塚一宏と阿部の両陣営を一本化し、自民と対決する構図を生み出すことに成功した。

 寄り合い所帯になった陣営が心を砕くのは「融合」だ。「簡単には1+1が2とならない」と語るのは、選対本部長に就任した民主の県議斎藤健夫。斎藤の下に市議、労組、後援会から1人ずつ本部長代行を選び3人態勢を構築した。

 さらには、民主の中の保守層に影響力があり、かつて藤沢などを地盤としていた元財務相藤井裕久も選対顧問に迎えた。4日、寒川町の集会に出席した藤井は報道陣に「(保守層の票が)来れば勝てる。まあ、やるよ」。不敵に笑った。

 期待する連合票も、「阿部さん本人ができる限り丁寧に各労組を回っている」と斎藤。湘南地域連合の幹部は「『民主=阿部』をどれだけ末端まで広げられるかだろう」と話す。

 対する自民・星野陣営は、阿部の民主入りが浮上すると雰囲気が一変した。

 実は当初、中塚がそのまま出馬すると踏んでいたのだ。11月17日に行われた政治資金パーティーで、ある陣営幹部が「一番恐れていたのは阿部と中塚の一本化。それがない今回は楽勝だよ」とささやいた。

 その翌日、中塚の不出馬が報じられた。現実となった最悪のシナリオ−。ある市議は「星野さんの表情が前日までと明らかに変わった」と振り返る。

 「まるで選挙互助会。今まで阿部さんと民主は戦ってきた。そんな人が、空いたからといっていきなり座っていいのか」。後日、報道陣に囲まれた星野は、いらだちを隠さず、まくしたてたこともあった。

 公示日の2日、出陣式に駆け付けた官房長官の菅義偉は「ただの数合わせで一つになっただけ」とばっさり。陣営は「左色が強く、脱原発を掲げる阿部さんを支援できない人も多いはず」と推測、保守系民主層の取り込みやアベノミクスの恩恵を受けた大企業労組の切り崩しに力を入れる。

 阿部陣営への疑問は他候補からも上がる。「政策なき野合との批判は免れない」と共産・味村。次世代・甘粕は「票になるならば何でもありなのか、理解に苦しむ」。そして2人は、こう口をそろえる。「相手がどうであれ訴えるべきを訴える」

 =敬称略

◇12区(藤沢市、高座郡) =敬称略、届け出順

甘粕和彦31☆次 新
星野剛士51☆自 前(1)
味村耕太郎25 共 新
阿部知子66☆民 前(5)

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、次=次世代の党、共=共産党。

【神奈川新聞】

2056チバQ:2014/12/07(日) 21:32:27
http://www.sankei.com/politics/news/141205/plt1412050006-n1.html
2014.12.5 09:07
【注目区の行方】
0増5減「しこり」に悩む 佐賀の今村支持者「一朝一夕に応援できない」福井 山本の後援会名簿届かず

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(1/3ページ)【注目区の行方】
 今回の衆院選では「一票の格差」是正のため選挙区「0増5減」が行われ、山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県の選挙区が3から2に減った。自民党はいずれの選挙区にも比例復活を含めて前職が存在。候補者調整は公示直前に何とか決着したものの、いまも「しこり」は残ったままだ。(是永桂一、石鍋圭)

 「12年間知事をやっていたというよりは、むしろ超短期間で初めての戦に臨まなければならない緊張感の方が大きいんです」

 公示を控えた11月29日朝、佐賀2区に自民党公認で立候補する前佐賀県知事の古川康は、自身の地元、唐津市での事務所開きで切々と訴えた。会場には地元の参院議員や首長、そして同市を中心に「保利党」と呼ばれる堅い支持層を持つ前衆院議員、保利耕輔に近い県議や市議がそろって参加し、全面協力する意思を確認した。

 佐賀2区をめぐっては、旧3区の保利が昨年末に政界引退を決めたものの、「保利党」内で自前の後継候補を望む声が高まり、旧2区の今村雅弘との間で調整が難航。今村が比例代表九州ブロックへの転出を受け入れたのは、解散のわずか1カ月半前だった。

 「保利党」に担がれた古川が、出馬を正式表明したのは11月26日未明。保利系の県議は「選挙態勢の構築が遅れたのは明白。こっちは党県連に早くから『動けるようにしろ』と言っていたのに、誰がどっちに行くか分からんかったけん…」と不満をぶちまける。


 古川が事務所開きをした同じ日、佐賀市の結婚式場の一室には、旧2区の今村と地区の党支部長らが集まっていた。

 「新1、2区になって、私も古川を応援するし、ぜひ皆さんも応援してくださいっちゅうことやね」

 今村は、これまでの選挙を戦ってきた支援者に、古川への協力を依頼した。しかし会議後、今村の地盤、鹿島市の支援者は「ずっと今村先生と戦ってきた。一朝一夕に他の人を応援できない」と吐き捨てた。

 知事任期途中の国政挑戦に地元メディアから「投げ出し」との批判も浴びる古川。「旧3区は比較的態勢を作りやすかったが、旧2区は現職の今村がいて情勢が違う」と苦虫をかむ。

 ただ、党本部は今回、比例九州ブロックの名簿に、選挙区との重複立候補者より下位の31位に今村を登載した。党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。

 一方、福井2区をめぐっても、党内で旧2区の山本拓と旧3区の高木毅が公認争いを展開した。

 茂木敏充選挙対策委員長は当初、2人を公認せず無所属で競わせる案を検討したが、解散2日前の11月19日、党執行部の裁定で高木に軍配が上がった。比例北陸信越ブロックに回ることになった山本は高木への協力を表明したが、地元では微妙な空気が流れる。

 「山本先生にはなかなか及ばないが、勝るとも劣らないくらい努力する」

 鯖江市で11月29日に行われた高木の事務所開き。高木は傍らに控える山本への配慮を随所ににじませた。

 旧2区の鯖江市は県内指折りの大票田で、山本の長年の地盤でもある。なじみの薄い高木が選挙活動を円滑に進めるには、平身低頭してでも山本の全面協力を得る必要があった。

 山本も高木からの秋波に応じた。「そんなに遠慮せんでいい。どんどんやれ」。集まった県議や市議、後援者らに協力関係をアピールしてみせた。 

 ところが、2人の“ホンネ”はすぐに浮き彫りになった。事務所開きが終わると、2人は同じ車に乗って市内の支援者を回る予定だったが、同乗したのはマスコミや後援者らの目がある出発時だけだった。最初の訪問先で山本は早々に別の車に乗り換え、以降、再び同乗することはなかった。

 山本の運転手は乗り換えた理由を「道を先導するためだ」と説明したが、高木とのギクシャクした雰囲気は隠しようがない。市議の一人は「(山本)拓ちゃんの中にしこりは残っているはずだ」とおもんばかる。

 党執行部は、選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。

 高木も必死だ。今後の選挙区公認を盤石にするためにも、今回は圧勝したいところ。それには旧2区の後援会名簿が不可欠だが、山本側からはまだ届かない。高木陣営は「最後は協力してくれると思うが…」と不安を募らせる。=敬称略

2057チバQ:2014/12/07(日) 21:33:09
http://www.sankei.com/premium/news/141206/prm1412060021-n1.html
2014.12.6 18:00
【注目区の行方】
明暗分かれる「落下傘」 連合に背かれる維新候補 知名度生かす自民候補





(1/4ページ)【注目区の行方】

民主党と維新の党の“統一候補”として街頭に立つ候補者(上)と、11月28日に大阪府枚方市で開催された大阪11区の立候補予定者による公開討論会(コラージュ。一部画像処理しています)
 突然の衆院解散を受けて、多くの候補者は準備不足のまま選挙戦に突入した。特に、地盤でない選挙区から出る「落下傘」候補は、手探り状態の中での戦いだ。その「落下傘」候補も、選挙区の事情などから早くも明暗が分かれている。(村上智博、内藤慎二)

宮城2区

 11月30日、宮城1区から出馬する民主党の郡和子の選挙事務所の開所式が仙台市内で行われた。平成24年の前回衆院選ではみんなの党から立候補し、非自民票を分け合った林宙紀(ひろき)の姿もあった。林は今回、維新の党公認で宮城2区に国替えし、開所式に先立ち民主党宮城県連から推薦状を受け取った。

 2人を引き合わせたのは民主県連代表の安住淳だ。安住は10月末から林に「国替え」を迫り、何度も断られたが11月中旬に口説き落とした。

 「党は違うが、育てがいはある」

 安住は林をこう持ち上げ、「(林と郡の)2人が大局に立ち、すみ分ける決断をした。選挙後、2人は一緒になる。私がそうします」と言い切った。

 郡が「ここ仙台で全国で初めて(野党間の)選挙協力を成し遂げた。その波は全国に広がっている」と応じると、郡と林に大きな拍手が送られた。安住はこの後、林を民主党の街宣車に乗せて繁華街に繰り出し、民主党と維新の「共闘」を演出してみせた。

 しかし、産経新聞などの序盤情勢調査によると、実は2人とも芳しくない。特に苦戦しているのは林だ。民主党の支持団体、連合の“動き”が原因だ。

 11月下旬、林と安住は連合宮城会長、山崎透を訪ねた。山崎は林の前で渋い顔をみせた。

 「あなたが維新から民主党に移るんだったら、うちはやるんだけどねえ…」

 林は「維新は民主党の政策と大きな違いはない」と力説したが、みんなの党の時代から行動を共にしてきた共同代表、江田憲司への恩義があるとして「移るわけにはいかない」と拒否した。

 連合宮城は11月26日、執行役員会を開催、林の推薦を見送り、対応は傘下の労組に任せるとした。自治労や運輸労組は社民党新人、桑島崇史の支援に回った。

 連合は、官公労を敵視する発言を繰り返す維新共同代表で大阪市長、橋下徹を嫌悪している。地方に行けば行くほど官公労の力は強くなり、「反維新」もそれだけ強まる。宮城連合も同様といえる。

 「落下傘」の林は、街頭演説で官公労批判を避けて「頼みの綱」に見放されないようにもがくが、山崎は「なぜ民主党は独自候補を擁立しないんだ」と民主党への恨み節を漏らす。

2058チバQ:2014/12/07(日) 21:33:32
大阪11区

 「大阪11区の自民党の方々から『来てほしい』という要請が何度もあった。その熱心さに希望の光を見いだしました。私が希望したわけではありません」

 衆院選公示を目前に控えた11月28日午後の大阪府枚方市内の選挙事務所。自民党の佐藤ゆかりは記者団からの「一体どこが地元なのか」などの容赦ない質問に、努めて冷静に答えた。

 東京都世田谷区出身の佐藤は17年の郵政選挙で注目を集めた。郵政民営化法案に反対した前総務会長、野田聖子の「刺客」として岐阜1区に立候補。選挙区で苦杯をなめたが比例復活で初当選した。

 野田の復党を受けて、21年の衆院選で東京5区から出馬したが落選。比例代表候補として臨んだ22年の参院選で政界に復帰した。

 だが、衆院議員へのこだわりは捨てきれなかった。一時は元党幹事長、加藤紘一の引退で自民党が空白区になった山形3区に着目。「祖父が山形県新庄市出身」と訴えたが浸透せず、自民党山形県連は7月、加藤の三女、鮎子を後継者と決めた。

 たどり着いたのは、同じ「小泉チルドレン」だった井脇ノブ子が引退した大阪11区だった。

 大阪に縁がない佐藤ではあるが、大阪11区の自民党関係者の間から批判の声はあまり聞かれない。背景にあるのは、この地域特有の事情だ。

 大阪11区は企業の工場が多く、労組が強い影響力を持つ土地柄として知られる。労組と良好な関係を築く民主党の牙城だった。同区を地盤とする、ある自民党市議は「自民党は、挑んでも敗戦続き。勝てる候補を本気で探さなくなった」と語る。

 全国的に知名度がある佐藤の存在は大きかった。同市議は「政策の引き出しが多い。誹謗(ひぼう)中傷があってもそれを乗り越えられる突破力もある」と期待する。

 一方、強い労組の基盤に支えられてきた民主党の元官房長官、平野博文は「違い」をアピールしようと必死だ。11月28日夜、枚方市内で開かれた公開討論会で、この選挙区に40年以上住んでいる平野はこう自己紹介した。

 「地元の平野博文でございます。この中では一番、皆さんと同じ生活の匂いの中で住んできた男です」=敬称略

2059チバQ:2014/12/07(日) 21:36:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 徳島1区 「影の総理」聖地争奪戦 自・民、国替え
毎日新聞 2014年12月05日 大阪朝刊

 

 「アベノミクスに『ノー』を突き付けるために民主党に投票してください」。4日、徳島市のJR徳島駅前。冷たい雨が降る中、民主の仙谷由人(せんごくよしと)・元官房長官(68)が熱弁をふるった。傍らには、枝野幸男幹事長(50)も並んだ。だが、スーツ姿の仙谷氏の肩にタスキはかかっていない。

 仙谷氏は、小選挙区制が導入された1996年以来、徳島1区で5期連続当選。民主政権では要職を務め、「影の総理」とまで呼ばれた。だが、逆風が吹いた前回選は自民の福山守氏(61)に約2万票差で大敗。比例復活もできなかった。

 徳島県では、今回から「1票の格差」を是正するため小選挙区の定数が3から2に減り、旧徳島3区は1区と2区に分かれた。仙谷氏は「将来性のある候補に戦ってもらう」と不出馬を決断。前回は旧3区から出馬した仁木(にき)博文氏(48)に1区を譲り、自らは選対本部長に就任した。

 徳島1区は、県都・徳島市が有権者の6割(約21万人)を占める。そこでの浸透が勝敗を分ける。「仙谷先生が選対本部長に就いてくださり、本当に心強い」。そう話す仁木氏が頼りにするのは、仙谷氏が徳島県立城南高校の同窓生らを核に築き上げ、「仙谷党」と呼ばれる支持基盤だ。仁木氏が旧3区を固めている間に、党幹部らが徳島入りし、市内を固める。

 4日、応援演説に立った枝野氏は声を振り絞った。「徳島1区は仙谷さんが旗を立てて守り通してきた民主党の聖地。1区の旗をみなさんの力で守っていただきたい」

 一方の自民も、旧3区の後藤田正純氏(45)が1区に国替えして出馬。旧1区の福山氏は比例に回った。

 「カミソリ」と呼ばれた故・後藤田正晴・元官房長官を大叔父に持つ後藤田氏。正晴氏の出身地・吉野川市が地盤だが、今回の区割りで吉野川市は2区に移った。「県都を抱える1区は将来の発展がかかっている」として、1区からの出馬を決断した。仁木氏と議席を争うのは実に5度目になる。旧3区では負けたことはないが、舞台が変わった今回、陣営が警戒するのは仙谷氏の存在だ。幹部らは「県都のあるここは関ケ原」「相手は背水の陣だ。仙谷氏は何期も当選した人だから侮れない」と気を引き締める。

 前回は支援企業などを回る「地上戦」が中心だったが、今回は街頭などで不特定の有権者に働き掛ける「空中戦」にも力を入れ、仙谷票の切り崩しを図る。女優で妻の水野真紀さん(44)も地元のイベントなどをこまめに回る。2日、徳島市内での出陣式で後藤田氏は訴えた。「新しい選挙区で新人のつもりで頑張りたい」

 一方、共産の古田元則氏(66)は3度目の挑戦となる。徳島市内で4日、雨がっぱ姿で呼び掛けた。「消費税増税、原発再稼働、集団的自衛権など暴走する安倍政権にストップをかける選挙だ」【阿部弘賢、立野将弘、木村健二】

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 ◇徳島1区立候補者
古田元則 66 党県書記長 共新

仁木博文 48 党県副代表 (1)民元

後藤田正純 45 [元]副内閣相 (5)自前=[公]

 (届け出順)

2060チバQ:2014/12/07(日) 21:37:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddn041010013000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫1区 民主不出馬、票どこへ 自・維・共の争奪激化
毎日新聞 2014年12月06日 大阪朝刊

 

 兵庫1区は自民、維新、共産の争いで、民主は1998年の結党以来初めて擁立を見送った。元職の井戸正枝氏(49)が宮城4区に転出したが、野党共闘を重視する立場から後継を選ばなかった。このため、2012年衆院選で井戸氏が獲得した約3万8000票の行方が勝敗を左右するとみられている。

 「前代未聞ですね」。11月25日午後、連合兵庫の辻芳治会長は、突然訪ねてきた自民のベテラン市議にこう語りかけた。市議は自民前職、盛山正仁氏(61)の選対幹部。初めての会談後、「働く人のことも真剣に考えているのはどの党か。直接伝えたかった」と訪問の意図を明かした。

 連合兵庫は94年、当時の社会、新生、公明各党などに呼びかけ、県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会」を結成した。99年の自自公連立政権発足などで崩壊するまで「反自民・非共産」の集票の中核を担ってきた経緯があり、自民との会談はあり得ないと思われていた。

 盛山氏は公示直前から、街頭演説で頻繁に「アベノミクスの成果で、この2年で働く人の賃金は上がった」と強調するようになった。その理由を「我々の経済政策は必ず労働者のためになる。分かっていただけるはず」と説明する。民主の選択肢を失った連合兵庫へのラブコールとも受け取れる。

 維新前職の井坂信彦氏(40)も民主票の取り込みに懸命だ。公示翌日の今月3日夜、神戸市東灘区の街頭演説で「身を切る改革で無駄をなくさないといけないのに、自民は何もしていない。こんなことでいいのか」と訴えた。以前はやり玉に挙げていた民主の名は最後まで口にしなかった。のぼりに「維新」の文字は入れず、党名を連呼することもない。

 前回は約2800票差で盛山氏に敗れ、比例復活した。「民主候補がいないから私に投票、とは簡単にはいかないだろう。でも、私の政策は民主と親和性が高い」。その言葉を証明するかのように、井坂氏の街頭演説でビラを配る民主の若手地方議員も出てきた。

 民主票はどこへ向かうのか。連合兵庫関係者は「自民へのアレルギーはDNAのように刻まれている」と話す。一方、公務員や労組批判を強める維新の橋下徹共同代表(大阪市長)に、「維新だけは嫌」という空気も労組に広がる。

 共産新人の筒井哲二朗氏(43)は街頭演説で、「安倍政権の暴走に待ったをかける選挙。消費増税は延期ではなく中止にすべきだ。10%はノーと国民が審判を下す時が来た」と訴えている。【久保聡、神足俊輔、久野洋】

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 ◇兵庫1区立候補者
 井坂信彦 40 [元]神戸市議 (1)維前

 盛山正仁 61 [元]法務政務官 (2)自前=[公]

 筒井哲二朗 43 党地区役員 共新

(届け出順)

2061チバQ:2014/12/07(日) 21:37:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddn041010008000c.html
師走決戦:2014衆院選 愛媛4区 原発問題、論戦遠く 「触れたくない」候補も
毎日新聞 2014年12月07日 大阪朝刊

 四国の最西端に細長く伸びる佐田岬半島。その付け根にある四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)では全3基の原子炉が運転を停止してまもなく3年になる。原発から約2キロの集落に住む男性(79)は3日、収穫したばかりのミカンをトラックに積みながらつぶやいた。「早く再稼働せにゃ、町が活性化せんよ」

 伊方原発では現在、原子力規制委員会の安全審査が進み、来春以降には再稼働の環境が整う。原発を不安視する住民もいる。だが衆院選では、この地域を含む愛媛4区でも再稼働を巡る論戦が深まっていない。

 自民前職の山本公一氏(67)は5日、伊方原発から30キロ圏内の八幡浜、大洲両市を選挙カーで回った。「道半ばのアベノミクスを完成させるには地方の活性化が必要だ」と訴えたが、原発の話題には触れなかった。

 山本氏はこの選挙区では1996年の小選挙区導入以来、6期連続で当選。毎日新聞のアンケートでは「安全性が確認された場合には速やかに行うべきだ」と再稼働を容認する考えだ。だが演説で説明する場面はほとんどない。「原発よりも地域の経済問題の方が深刻だ」と山本氏は話す。

 次世代前職の桜内文城(ふみき)氏(49)も事情は同じだ。6日午前、原発のある伊方町内で「輝いていた町を取り戻すことができるかが争点だ」と熱弁を振るったが、原発には触れないまま。

 前回選で維新から立候補し、山本氏に迫る得票を得て比例復活した桜内氏は、維新の分裂に伴って次世代に移籍した。次世代は再稼働を容認する立場だが、陣営幹部は悩む。「『原発ゼロと言うのが正義』という雰囲気がある。原発を抱える選挙区の議員としては触れたくない問題だ」

 伊方町は予算の3割を、原発立地自治体に支給される交付金や固定資産税などの「原発マネー」に依存し、関連産業も多い。4月の伊方町長選も主要候補の3人が原発推進派で、再稼働は争点にならなかった。

 前職2人の原発への態度に、共産新人の西井直人氏(57)は「ひきょうだ」と憤る。6日、伊方町内でマイクを握った西井氏は「人類と共存できない原発は再稼働せず、廃炉にすべきだ」と訴えた。

 桜内氏が維新を離れたのに伴い、前回の愛媛3区からの「国替え」で挑む維新新人の森夏枝氏(33)も再稼働反対を鮮明にする。4日、伊予市内で応援演説に立った維新の小野次郎参院議員は与党を批判した。「電力会社の支援を受ける候補者では、脱原発の姿勢を示すことはできない」

 かみ合わない議論に、有権者は戸惑う。原発近くの集落で日用品店を営む女性(66)はため息まじりに話す。「原発事故の影響が残る福島の現状を聞くと、この町も人ごとではない。再稼働の議論は深まらず、どの政治家を信じていいか分からない。考えるほど政治不信になる」【遠藤孝康】

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 ◇愛媛4区立候補者
桜内文城 49 公認会計士 (1)次前

森夏枝 33 党県代表代行 維新

西井直人 57 党地区委員長 共新

山本公一 67 [元]副総務相 (7)自前=[公]

(届け出順)

2062チバQ:2014/12/07(日) 21:40:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120702100003.html
注目区ルポ
◆5区(目黒・世田谷区南東部) 前回の「11万票」どこへ

 無党派層が比較的多く、前回、みんな、維新、未来の各党が候補者を立て、計十一万票あまりを獲得した。構図ががらりと変わった今回、これらの票がどう動くのか、注目される。

 「この二年、全力疾走してきたつもりですが、まだまだ地元を回りきれていないのは承知しています」

 公示の二日午後、目黒区の選挙事務所前で出陣式に臨んだ自民前職若宮健嗣さんは、こう切り出した。周りを地元選出都議や区議がぐるりと取り囲む。

 現在二期。前回、比例から小選挙区に転身したばかり。地元の後援会組織はまだない。九月までの一年間は防衛大臣政務官として、オスプレイ導入など国防の最前線で活動し、地元に入る機会が少なかった。

 それをカバーするかのように地盤を持つ都議や区議が支援する。序盤情勢では優位に立つが、陣営幹部は「前回のような民主の批判票は期待できない」と気を引き締める。

 民主元職の手塚仁雄さんは「この時期の解散は低投票率を狙っているのは見え見えだ」。寒風吹きすさぶJR目黒駅前で訴えた。

 当選と落選を三回ずつ経験し、今回が七回目の選挙。バッジを失った二年間、地元回りに力を入れ、駅前で演説も続けた。「都内でも自民支持率が低い地域。非自民色を出すのが得策」。アベノミクスの負の側面や集団的自衛権行使容認への批判を繰り返す。

 序盤は追う形となった。「街頭での感触は前回よりも確実に良くなっている。でも『前回は投票しなかったけど、今回は入れる』と言ってくれる人が少ない」。ギアを入れ替える。

 みんなの解党で、無所属で立候補した前職三谷英弘さんは演説で「うさんくさい政治の雰囲気を変えたい」と強調。自・民への批判票の取り込みを狙う。

 目黒区議を六期二十二年務めた共産新人の沢井正代さんは「消費税を増税する一方で、法人税減税をやる。逆立ちした税制だ」と生活者の視点で批判。今年二月の都知事選にも出馬した無所属新人のドクター・中松さんは「がん撲滅法」の制定を主張している。 (石井紀代美)

 ◇5区(5)目黒・世田谷区(南東部)

若宮健嗣 53 (元)防衛政務官 自前<2>

三谷英弘 38 (元)みんなの党役員 無<前><1>

手塚仁雄 48 (元)首相補佐官 民元<3>

ドクター・中松 86 発明家 無新

沢井正代 65 (元)目黒区議 共新

 (届け出順)

2063チバQ:2014/12/07(日) 21:40:15
◆23区(町田・多摩市) 再戦4氏、懸命の訴え

 前回の六人から二人少ない四人が立候補した。四人は、いずれも前回と同じ顔ぶれとなった。

 「今回の選挙は本当に厳しい。まだ顔を覚えてもらってないんです」。自民前職小倉将信さんは二日、多摩市での第一声で懇願した。党の公募候補者で初当選してから二年。突然の選挙に戸惑いを見せる。

 日銀出身らしく金融政策通をアピール。他陣営がそろって「経済格差を助長」と反アベノミクスを展開する中、「取り残されている人たちのために仕事をする」と強調した。会社が倒産しても経営者の生活を守る新しい保証ガイドラインを策定するなど、中小企業保護の実績を力説して批判をかわしている。

 前回、逆風の中で小倉さんに二万三千票差まで迫った民主の櫛渕万里さん。衆院解散後、すぐに海江田代表が町田市に演説に入るなど、議席奪還に力が入る。「暮らしと平和を守る」ことを前面に出し、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定やアベノミクスへの批判で、安倍政権への対決姿勢を鮮明にする。

 「冷凍食品まで値上がりすれば、お子さんのお弁当代も切り詰めなければいけない」と声を張り上げ、物価に敏感な主婦や母親たちに訴える。

 今回四人が初めて相まみえた先月末の公開討論会で、櫛渕陣営が意識したのは維新の新人伊藤俊輔さんとの差別化だった。維新は脱原発路線で民主よりも踏み込んでおり、票を食い合う可能性も高いからだ。

 その維新は世論調査で、全体の劣勢が伝えられている。伊藤さんの陣営幹部は「それは全国的な傾向だ。選挙区にはそれぞれの事情がある」とし、自民元衆院議員の父、伊藤公介氏の地盤を引き継いだ地縁の強みを生かしたい考えだ。

 団地や商店街を小まめに回って訴えているのは共産の新人松村亮佑さん。二人の子を持つ親として「子どもを戦場に送る国にはしない」と声をからす。大企業が抱え込む多額の内部留保の一部を社会に還元するなどアベノミクスへの対案も示し、支持層の拡大に躍起だ。 (栗原淳)

 ◇23区(4)町田・多摩市

小倉将信 33 (元)日銀職員 自前<1>

櫛渕万里 47 (元)経産委理事 民元<1>

松村亮佑 34 党地区副委員長 共新

伊藤俊輔 35 会社経営 維新

 (届け出順)

2064チバQ:2014/12/07(日) 21:43:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120602100003.html
注目区ルポ
◆2区(中央・文京・台東区)「一年生」にベテラン挑む

 いずれも当選一回の自民前職と、前回みんなの党から出馬して比例復活した維新前職の二人の「一年生」に、ベテランの民主元職が返り咲きを目指して戦いを挑んでいる。2区では民主と維新との統一候補の調整はつかなかった。

 「日本が戦後、順調に成長してきたのは戦争がなかったから」。民主元職中山義活さんは五日朝、台東区の入谷駅前でマイクを握り、集団的自衛権の行使を認めた安倍政権への危機感をあらわにした。

 台東区議、都議を経て衆院議員を四期務め、知名度は高い。演説の途中、孫が所属する少年野球のチームメートの父親から「頑張って」と声をかけられた。中小企業対策にも力を注ぐ。前回の敗戦から二年間、地元経営者の声を聞いて歩き、経営改善のアドバイスもしてきた。「中小企業が潤わなければ日本の景気は絶対回復しない」

 中山さんとは親子ほど年が離れた自民前職の辻清人さんは二日夕、中央区の事務所前で「(安倍首相の経済政策)アベノミクスは道半ば。若手議員が中心となって安心して暮らせる日本をつくる」と声を張り上げた。傍らには神奈川11区の自民前職小泉進次郎さん(33)の姿があった。小泉さんとは米国で大学院とシンクタンク職員時代を共に過ごした仲だ。翌日は谷垣禎一幹事長も応援に駆けつけ、てこ入れを図った。

 辻さんは衆院議員を九期務めた元通産相の深谷隆司さん(79)の地盤を受け継いだ。五日午後は、深谷さんに連れられ支援者をあいさつ回り。その間、地元選出の都議、区議が選挙カーに乗り支援を呼び掛けた。

 今年九月、みんなの党から維新に替わった前職大熊利昭さんは、維新の改革路線PRに余念がない。五日午後も文京区の後楽園近くの商店街で「アベノミクスの金融緩和では景気は良くならない。構造改革で生産性を上げれば良くなる」と買い物客らに訴えた。

 商店街や駅頭を分刻みのスケジュールで動く共産新人石沢憲之さんの宣伝ビラは「青年雇用・ブラック企業対策室長」の肩書を大きく表記。ブラック企業で働く人々の実態調査をした経験を交え「人間らしく働けるルール作りを」と呼び掛ける。 (小形佳奈)

 ◇2区(5)中央・文京・台東区

辻清人35 党青年局次長   自前<1>

石沢憲之27 党地区常任委員  共新 

大熊利昭51 (元)内閣委員    維<前><1>

中山義活69 (元)首相補佐官   民元<4>

犬丸勝子59 介護事業所経営  諸新 

 (届け出順)

2065チバQ:2014/12/07(日) 21:43:41
◆19区(小平・国分寺・国立・西東京市)無党派層獲得がカギ

 五度目の対決となる自民前職と民主元職。それに前回比例復活した次世代前職が迫り、共産新人が追いかける。ベッドタウンで無党派層の獲得がカギ、と各候補は訴えに力を入れる。

 「御嶽山(おんたけさん)噴火災害では現地対策本部の責任者を務めさせていただきました」。自民の松本洋平さんは、街頭演説で内閣府政務官としての活動をアピール。元銀行マンでもあり有効求人倍率が好転していることなどアベノミクスの成功を強調して支持を求める。四日夜には安倍首相が選挙サンデーの七日夕に応援演説に来ることが決定。陣営幹部は「安倍さんが力を入れる候補と自民支持層以外にも印象付けられる」と声を弾ませた。

 前回、松本さんに敗れ次点だった民主の末松義規(よしのり)さんは、五日のJR中央線国立駅前の演説で「安倍政権は株価を上げようと皆さんの年金積立基金の株式投資の拡大措置をとった。株価が下れば年金危機になる」と政権批判に声を張り上げた。続けて「中央線も自殺が原因でよくとまる」と指摘し、自殺防止策に力を入れたいと強調した。末松さんは「富裕層ではなく生活者の視点で政策を進めるのが民主の存在意義だ」と述べた。

 次世代の山田宏さんは前回、維新から出て六万四千票あまりを集めて小選挙区では三位ながら比例で復活した。今回は次世代幹事長の立場で挑む。「杉並区長時代に区の借金を大幅に減らした」と実績をアピールする一方「小笠原諸島でサンゴを密漁する中国船対策に毅然(きぜん)とした対応ができなかった」と政権の対応を批判。陣営は「保守層に加え、メディアなどで候補の考えを知り共鳴してくれる無党派層を取り込みたい」。

 「消費税10%増税はやめさせる。原発はなくす」と訴えているのは共産新人の小泉民未嗣(たみじ)さん。五日、西東京市の田無駅前の演説で「自民党と正面対決するのは共産党」と主張した。取材に「自民党や安倍政権をよしとしない無党派層をどれだけ取り込めるかが重要」と力を込めた。 (竹島勇)

 ◇19区(4)小平・国分寺・国立・西東京市

小泉民未嗣36 党地区委員長   共新 

山田宏56 党幹事長     次<前><2>

末松義規58 (元)復興副大臣   民元<5>

松本洋平41 内閣府政務官   自前<2>

 (届け出順)

2066チバQ:2014/12/07(日) 21:51:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141207ddlk38010372000c.html
2014衆院選:誰に投票すれば…? 4区・伊予市、度々の区割り変更に戸惑い 突然の解散、余波ここにも /愛媛
毎日新聞 2014年12月07日 地方版

 今回の衆院選から、伊予市と内子町小田地区が、愛媛2区から4区に編入された。1票の格差是正のための区割り変更だが、なじみのない候補者に投票しなければならない有権者からは「いったい誰に入れればいいのか」と戸惑いの声が漏れる。突然の解散で住民への周知も後手に回ったことから、投票率への悪影響も懸念されている。【黒川優】

 市全域(有権者約3万2000人)が丸ごと異なる選挙区に移った伊予市。「政策や考え方が分からない人を応援したいと思えない。選挙に行く意欲がうせている」。市中心部でうどん店を営む八尋(やひろ)宏さん(69)は店を切り盛りしつつ、怒りをぶちまけた。

 同市は1986年にも旧愛媛1区から旧3区に。94年には2区にと、選挙区変更が繰り返されてきた。「ばかにするなという感じ。伊予市民は数合わせ要員としか思われていないのでは」と収まらない。

 市選管には「何区で投票すればいいのか」との問い合わせも相次ぐ。各地区に回覧板を回して周知に努めてきたが、浸透は途上だ。中田末明事務局長(58)は「先月までは知事選の作業に追われていた。急な解散で周知に十分手が回っていない」と疲れをにじませた。

    ◇

 2005年に合併した内子町(有権者約1万5000人)は、内子地区と五十崎地区が4区、小田地区が2区と、一つの町内に二つの選挙区があったが、今回、4区に一本化された。正岡和猶(かずなお)・同町小田支所長(53)は「大きな混乱はない。町内で選挙区が異なるいびつな形がすっきりした」と歓迎した。

 地区内の自営業の男性(57)も「いずれ4区に編入されるとは思っていたので、町の集会などで4区に住む人から候補者についての話を聞いていた」と比較的冷静に受け止める。

 ただ同町の宮野照三総務課長(59)は「付き合いのある候補を選ぶわけではないので誰を選べば良いか分からないかもしれない。投票率は下がるかもしれない」と顔を曇らせた。

2067名無しさん:2014/12/07(日) 21:54:23
チバQが何をしたいのかわからない

2068名無しさん:2014/12/07(日) 22:14:10
後々に振り返る時に役に立つので続けてくれ

2069名無しさん:2014/12/07(日) 22:33:01
記事をまとめてくださって本当にありがおうございます。 大変勉強になります。

2070名無しさん:2014/12/07(日) 22:34:06
前回の選挙どうだったかなと言う時
46回のスレ見直すからなあ

2071名無しさん:2014/12/07(日) 22:53:57
人生の浪費にしか見えないんだけど

2072名無しさん:2014/12/07(日) 23:44:17

衆院選中盤情勢:与党、3分の2超の勢い…本社総合調査
毎日新聞 2014年12月07日 23時18分
http://mainichi.jp/select/news/20141208k0000m010094000c.html
 毎日新聞は第47回衆院選(定数475=小選挙区295、比例代表180)が14日に投開票されるのを前に、5〜7日に特別世論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。
自民党は小選挙区、比例代表で計300議席を上回る勢いで、公明党と合わせて衆院の3分の2(317議席)を超えるだけでなく、自民単独での3分の2超えも視野に入る。

◇自民堅調続く/第三極振るわず、民主伸び悩み

 民主党は公示前の62議席を上回るが、小選挙区、比例ともに前回の2012年から小幅の伸びにとどまる見込み。維新の党は計30議席に届かない見通しだ。

 調査では、小選挙区で4割強、比例代表で約2割の人が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。
自民党は青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、宮崎の各県ですべての小選挙区を制する勢い。
小選挙区の合計で、前回12年の237議席に迫る勢いだ。さらに比例代表では05年衆院選に匹敵する70議席台を確保し、前回得た57議席から大きく上積みする見通しだ。11ブロック全てで民主党の2倍近い議席を得る情勢だ。

 連立を組む公明党も、候補者を擁立した9小選挙区がいずれも優勢で、比例代表と合わせて30議席半ばをうかがう。提出法案が参院で否決された場合に衆院で再可決できる「衆院の3分の2」を上回る議席を、自公両党で再び獲得するのは確実な情勢だ。

 民主党は小選挙区で前回(27議席)を超える30議席台を確保しそうだ。ただ、他党との調整で自党の候補がいない小選挙区が増えた影響もある。前回選で、比例復活に回った海江田万里代表、菅直人元首相ら幹部が再び苦戦している。
比例代表も前回(30議席)を上回る40議席をうかがうものの、与党の勢いに押されて大きな党勢回復にはつながっていない。

 維新の党は小選挙区で4?5議席にとどまる見通しで、地盤の近畿を含めて劣勢を強いられている選挙区が多い。
比例代表は20議席前後の見込み。
次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首らの2議席にとどまり、比例代表は議席獲得のめどが立っていない。「第三極」政党は全般に振るわず、与党への批判票などの受け皿になる存在感を十分には発揮できていない。

共産党は四国以外の比例代表10ブロックで議席確保が見込まれるほか、沖縄で1議席を競り合うなど、公示前の8議席から一気に20議席まで躍進する可能性がある。

 生活の党は沖縄の小選挙区で1議席を確保する見通しだが、小沢一郎代表が苦戦。比例代表も伸びず、公示前勢力(5議席)の維持は困難だ。
社民党は沖縄で1議席のほかには、比例代表がゼロの可能性もある。公示前の2議席維持は微妙な情勢だ。【松尾良】

2073片言丸:2014/12/08(月) 00:25:26
>>2072
社民は九州の牙城も崩れてしまうのか?
そして、デニー・階・黄川田が余裕勝ちしそうなのに小沢は小選挙区を落としてしまいそうなのか。

2074神奈川一区民:2014/12/08(月) 07:35:26
>>2072>>2073

小澤一郎氏が小選挙区で苦戦しているのは、
離婚が影響しているかも。
地元は、奥さんが守っていたらしいから。

大阪府では、前回維新に投票した有権者が、
自民党や棄権に流れるってことなんだろうね。

2075名無しさん:2014/12/08(月) 12:13:38
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2367477.html
衆院選中盤情勢調査、自民単独で3分の2視野に

 14日に投票日を迎える衆院議員選挙について、JNNでは、毎日新聞との共同調査などに基づいて中盤情勢を分析しました。

 その結果、自民党が現有議席を大きく超えて単独で3分の2にあたる317議席まで視野に入れる勢いを示していることがわかりました。

 JNNでは、今月5日から7日に行った毎日新聞との共同調査に独自の調査や取材情報を加えて中盤情勢を分析しました。

 まず、自民党は、小選挙区で北陸や四国など11の県で議席独占が有力になるなど、ほぼ全国的に優勢を保っています。

 また、前回の57議席を大きく超える70議席以上が有力で、過去最高の77議席を超える可能性もある比例代表も合わせると、

 自民党単独で300議席を超え、議席全体の3分の2となる317議席まで視野に入る勢いとなっています。

 同じ与党の公明党も小選挙区で立候補した9人全員が当選する可能性が高く、比例代表でも前回を上回る議席獲得が有力になっています。

 一方の野党側ですが、民主党が野党間の候補者調整の効果もあって、

 小選挙区、比例代表ともに前回の選挙を上回る勢いですが、海江田代表が選挙区で苦戦するなど、全体に伸びを欠いており、100議席を超えるのは難しい情勢です。

 維新の党は、橋下共同代表のおひざ元、大阪でもこれまでほどの勢いは示せておらず、前回、獲得した議席を半減させる可能性が強まっています。

 次世代の党は中国地方と九州でそれぞれ1議席が、生活の党も東北と九州で合わせて2議席が有力になっていますが、比例代表では、ともに議席獲得のめどが立っていません。

 一方、共産党は小選挙区で1議席を獲得する可能性が出てきているほか、比例代表では全国的に自民党を批判する票の受け皿となっていて、前回の獲得議席を倍増させる勢いを示しています。

 社民党は九州で小選挙区の1議席がほぼ確実になっていて、比例代表でも1議席獲得をうかがっており、新党改革は小選挙区、比例代表ともに議席獲得が難しい情勢です。

 ただ、今回の調査では46%の人が「まだ投票先を決めていない」と回答していて、投票率の低下が心配されるほか、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

2076とはずがたり:2014/12/08(月) 13:01:19
いよいよ憲法改正っすかねぇ。。
参院選でどの程度圧勝すると自公更には次世代や維新併せて2/3いきますかね?

民維連合どころか改憲連合の方が可能性高そうだ。。
改憲とかなると民主党が見苦しく右往左往しそうだ(;´Д`)

2077名無しさん:2014/12/08(月) 17:31:34
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080024-n1.html
自民単独で3分の2うかがう 終盤情勢 過去最高議席上回る勢い。民主は低迷、共産躍進

 産経新聞社は8日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話世論調査(4〜7日)に全国総支局の取材を加味し、14日投開票の衆院選終盤情勢をまとめた。

 自民党は、平成21年に民主党が単独政党として獲得した現行憲法下での最高議席(308議席)を上回り、衆院の3分2に当たる317議席をうかがう勢い。

 民主党は目標の100議席は難しい情勢だ。共産党は前回(8議席)の倍増をうかがう勢いだが、その他の野党は軒並み苦戦を強いられている。

 産経新聞など報道各社は序盤情勢で「自民300議席超」と報じたが、自民党は勢いを維持している。

 選挙区(295議席)のうち200議席前後を固め、優勢の選挙区を含めると約220議席となる見通しだ。激戦区でも半数以上でやや優位となっている。

 青森、群馬、山口など21県で選挙区全勝の可能性がある。大都市圏では東京、神奈川などで地滑り的勝利を狙える勢いで、前回衆院選で旧日本維新の会が躍進した大阪でも健闘している。

 比例代表(180議席)では、前回(57議席)を大幅に上回る80議席が射程に入った。

 公明党も、公示前の31議席以上を確保する公算が大きい。参院で法案が否決されても衆院で再議決して可決するために必要な議席の3分の2を自公両党で上回るのは確実で、焦点は自民単独で3分の2を握るかどうかに絞られている。

 民主党は、前回獲得の57議席から10議席以上の増加が見込まれるが、目標の100議席は極めて難しく、80議席にも届かない可能性がある。

 維新の党も25議席前後にとどまり、公示前勢力の42議席から激減する見通しだ。次世代の党、生活の党、社民党は比例での議席獲得に苦戦しており、選挙区でも一桁台に低迷するのが確実だ。

 ただ、接戦区が約40選挙区あり、選挙区によっては態度未定の有権者が約4割を超えているため、情勢が変化する可能性がある。



 ■世論調査の方法

 サンプル数は4万936。平成26年9月末の選挙人名簿を基に、選挙区ごとに満20歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。

 電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で算出した回答数が得られるまで電話調査を行った。

2078旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/08(月) 19:25:25
これ,結構騒がれるかもしれん。。。

公明党への協力要請=衆院選でグループ2社に―JTB【14衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000084-jij-bus_all
 JTBは8日、14日投開票の衆院選で公明党に協力するようグループ2社に文書で要請したことを明らかにした。同社の監督官庁は国土交通省で、太田昭宏国交相は同党公認で東京12区から立候補している。
 JTBによると、文書は取締役旅行事業本部長名で11月27日付。首都圏在住の社員に公明党の政治活動を支援する署名集めを、東京12区に住む社員には太田氏の支援者名簿作成に向けた署名集めを要請した。大口顧客で、公明党の支持母体である創価学会から協力を求められたという。
 JTBは「任意の協力を要請しているもので、コンプライアンス(法令順守)上の問題はない」(広報室)と説明している。

2079旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/08(月) 19:26:32
ついに,大将が出てきましたよっと。

共産の不破氏が街頭演説へ=9年ぶり、京都・沖縄で【14衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014120800775
 共産党の不破哲三前議長(84)が14日投開票の衆院選で街頭演説に立つことが8日分かった。党広報部によると、2005年以来9年ぶり。10日に京都1区、11日に沖縄1区にそれぞれ入り、党公認候補への支持を訴える。 
 今回の選挙では、共産党が小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、18年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性が出ている。同党はこうした情勢を「重要なチャンス」(党関係者)と分析。不破氏本人の強い意志もあり、演説が決まった。(2014/12/08-19:04)

2080チバQ:2014/12/08(月) 19:28:40
>>2071
うすうす気づいてるのでイジメないでください

2081チバQ:2014/12/08(月) 19:30:16
こんなこと言ってるようじゃもうダメでしょ
http://www.asahi.com/articles/ASGD861JNGD8ULFA02M.html?ref=rss
「ブレーキかける力を与えて」民主・枝野幹事長
2014年12月8日18時51分

■枝野幸男・民主党幹事長

 自民党になって経済が明るくなったと(安倍首相は)おっしゃっているが、民主党政権の方が自民党政権の倍以上、成長させている。この結果をしっかりみていただきたい。株価のような目立つ数字にだまされないで、あなた自身のくらしを見つめていただきたい。はたしてこの2年間、良くなったのか。良くなる兆しが見えているのか。そうしたことをしっかりと見つめていただければ、幻想や夢からさめることができるはずだ。株を上げる大きな輸出企業を潤わせ、その陰であなたの収入は増えない。輸入物価は上がる。(安倍政権の)2年間の歩みをさらに4年間続けていったらどうなるかと考えた時、しっかりとこれにブレーキや歯止めをかける、そうした力を与えていただきたい。(新潟市の街頭演説で)

2082チバQ:2014/12/08(月) 19:32:36
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529004-n1.htm
衝撃の「小沢氏落選」予測 毎日新聞報じる
2014.12.08


生活の党・小沢一郎代表【拡大】

 毎日新聞は8日付朝刊で、世論調査結果と取材に基づいた衆院選の政党別推定当選者数を掲載した。衝撃的だったのは、小沢一郎代表(岩手4区)率いる生活の党について「沖縄の小選挙区で1議席を確保する」ものの、比例代表の獲得議席数は「0」との見通しを示したことだ。つまり、小沢氏が選挙区で落選し、比例復活も困難と予測したわけだ。

 毎日は、岩手4区の情勢について、自民党の藤原崇氏が「一歩リード」しているとし、小沢氏は「後援会の高齢化、党の縮小が影響し、勢いに陰り」と分析した。

 小沢氏が「選挙区敗北の危機」という見方は根強い。ただ、比例復活すら困難とする予測は、永田町や地元で波紋を広げそうだ。

2083チバQ:2014/12/08(月) 19:33:14
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141208/plt1412081529005-n1.htm
【激突!!師走決戦】小沢氏、異例の「ドブ板」 対抗馬の猛追に焦り? “王国”岩手4区ルポ (1/2ページ)
2014.12.08


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、生=生活の党【拡大】


 生活の党の小沢一郎代表は6、7両日、自身が立候補している衆院岩手4区で約30年ぶりの本格遊説に臨んだ。小沢氏は選挙活動を秘書らに任せてきたが、対抗馬である自民党の藤原崇氏の猛追に危機感を感じ、異例の“ドブ板”に打って出た格好だ。大きく揺らぐ「小沢王国」を歩いた。

 「大変厳しい選挙でございますので、どうか皆さんのお力で、何とか勝ち抜くことができるよう、もうひと働きさせて頂けるよう、心からお願い申し上げます」

 7日朝、岩手県奥州市のJR水沢駅近くの選挙事務所前。前夜から未明にかけて降り続いた雪が残る道端で、ビール箱の上に立った小沢氏が切々と訴えかけた。

 小沢氏は6、7両日、選挙区内の30カ所でマイクを握った。2012年衆院選の終盤にも4区入りして街頭演説に臨んだが、選挙戦中盤に、しかも丸2日間かけてみっちり地元を回るという今回の遊説日程には、並々ならない危機感がにじむ。

 雪が舞い、気温が氷点下になる時間帯もあったが、コートや手袋は身につけない。どの場所でも、10分前後の演説を終えた後は、一人一人と握手を交わしていった。

 「米価も下がってますよね? これは安倍晋三政権の象徴です。党首が集まった(討論会の)中でもね、農業のことを言ったのは私一人だ」

 農山村での演説では、農業政策への自身の姿勢をアピールすることを忘れなかった。

 2日間の遊説には民主党岩手県連の高橋元(はじめ)幹事長が同行し、野党共闘も演出した。小沢氏は「これを大きな契機とし、全国的に、全政党的に、1つの連合体を作っていきたい」といい、衆院選後の野党再編への意欲を示した。

 一方、水沢駅近くでの小沢氏の演説直後、2駅離れたJR前沢駅付近では自民党の藤原氏の演説会が開かれていた。

 「藤原さんは31歳ですよ。あと20年、30年、いやあと40年、皆さんとともに歩めるんです!」

 応援に駆けつけた大島理森前副総裁は、今年72歳を迎えた小沢氏を念頭に、藤原氏の「若さ」を聴衆に訴えた。応援演説に立った県議も「藤原氏は選挙のときだけ帰ってくる方とは違う」と声を張り上げた。

 ただ、人の集まりはお世辞にもいいとは言えない。ざっと見たところ40人程度だ。小沢氏の場合は、市街地で百数十人、山間部でも70〜90人を集めていた。「父親の代から応援しているよ」「久しぶりだなぁ」と笑顔で小沢氏の肩をたたく高齢者らの姿は、「王国」の底力を感じさせる。

 しかし、地盤沈下は確実に進んでいるという。奥州市幹部が解説する。

 「かつては小沢氏寄りだった県議の一部が、藤原氏支援に回っている。地元経済界にも藤原氏を推す動きがある。今回の地元遊説は、小沢氏の焦りの表れだろう」

 藤原氏は12年衆院選で小沢氏に敗れたものの、約3万票差まで詰め寄り比例復活で初当選した。小沢氏の得票は7万8057票で、09年の13万3978票から4割以上減った。永田町では「比例復活を許した時点で、『選挙の小沢』の虚像は崩れた」(民主党中堅)との見方がもっぱらだ。

 藤原陣営関係者は「今回は接戦に持ち込める。何が何でも(藤原氏を)比例復活でなく選挙区で勝たせる。岩手を変えるための象徴区が4区だ」と鼻息は荒い。9日の安倍首相の4区入りを起爆剤に、一気に攻勢をかける構えだ。

 「剛腕」の異名をかけた崖っぷちの戦いが天王山を迎える。 (松本学)

2084チバQ:2014/12/08(月) 19:33:57
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141207/plt1412070830001-n1.htm
大阪11区は“三つどもえ” かつての小泉チルドレンは強敵と激突 (1/2ページ)
2014.12.08
連載:12・14衆院選 壮絶選挙区に迫る

《表の見方》△は「優勢」、▼は「苦戦」。(夕刊フジ分析)。※自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党【拡大】


 かつて「小泉チルドレン」として話題を集めた自民党の佐藤ゆかり氏が参院議員を辞職して、衆院大阪11区から出馬した。生まれも育ちも東京という佐藤氏だが、地元に根付いた民主党の元官房長官や、維新の党の前職といった強敵と激突する。全国屈指の激戦区として注目されている。

 「私を、ここの人間にならせてください。保守の政治を取り戻す、その熱意とともに最後まで寄り添い、この地で一生を全うしたいと思います」

 佐藤氏はこう訴え続けている。週刊誌は「選挙流浪人」などと揶揄しているが、自民党関係者は「時代の波に揺さぶられた」と同情的だ。

 確かに、佐藤氏は2005年の郵政選挙で、野田聖子前総務会長の刺客として岐阜1区から出馬した。激戦の末、敗れたが比例復活し、懸命に議員活動を続けていた。ところが、野田氏が自民党に復活すると支部長を奪われ、09年衆院選はやむを得ず、東京5区から出馬して落選した。

 「あそこで我慢して浪人していれば、12年衆院選で勝利できたが、10年参院選に比例代表で出馬して当選した。その後も衆院議員へのこだわりを持ち続け、祖父とゆかりのある山形3区での出馬を模索したこともあった」(自民党関係者)

 大阪11区は、自民党支部長が不在の空白区だった。急に決まった師走選挙に、自民党大阪府連は「知名度抜群の佐藤氏なら、短期決戦でも勝機あり」とみて、候補者として推したとされる。

 だが、この選挙区には、前回衆院選で落選した旧松下電器労組出身の平野博文元官房長官や、歌手でタレントのやしきたかじん氏のヘルニアを治療したことでも知られるエリート医師で、維新の前職、伊東信久氏といった強敵がいる。

 地元に根付いた2人に対し、佐藤氏がどこまで戦えるかは未知数だが、平野、伊東両陣営は危機感を持っている。

 「ここには一定の自民党票と公明・学会票がある。ちょっとした追い風が吹けば、平野氏と伊東氏の票が割れる。以前、自民党候補が10万票近くを獲ったこともある」(維新関係者)

 最後に笑うのは…。 (ジャーナリスト・田村建雄)

2085チバQ:2014/12/08(月) 19:37:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800442
6選挙区で接戦=北海道【衆院選情勢】


 1区は民主横路と自民船橋が横一線の戦い。2区はリードする自民吉川を、民主道連推薦の無所属池田が追い上げ、維新松木も続く。3区は民主荒井と自民高木が互角の争い。維新小和田は出遅れている。4区は自民中村と返り咲きを狙う民主鉢呂が接戦。5区は自民町村が有利に戦いを進め、民主勝部は追い上げに懸命。6区は自民今津と民主佐々木が一歩も譲らぬ展開となっている。
 7区は、自民伊東と民主から出馬する鈴木が競り合い、8区も民主逢坂と自民前田の接戦となっている。9区は自民堀井が優位に立ち、民主山岡は労組など民主支持層固めに全力を挙げる。10区は公明稲津が優勢に戦いを進め、民主神谷が追う。11区は自民中川が一郎、昭一が築いた中川家の地盤を固めて先行し、民主三津は支持層以外で伸び悩む。12区は自民武部がリード。民主水上は大地との選挙協力が課題。(2014/12/08-14:43)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800443
全選挙区で自民優位=青森【衆院選情勢】


 全4区で自民が優位に立つ。1区は自民津島を維新升田が追う展開。共産を除く野党は升田に一本化し、非自民票の受け皿を狙う。2区は自民江渡が組織力を生かしリード。維新中野渡は民主の選挙協力を得られず苦戦している。3区はベテラン自民大島を、維新と社民の支援を受ける民主田名部が追う。4区は自民木村が組織力を生かし、民主山内の追撃を阻んでいる。(2014/12/08-14:43)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800444
1、3、4区で野党優勢=岩手【衆院選情勢】


 1区は民主階が好調。民主、生活の支持層に加え、無党派層にも支持拡大を図る。自民高橋は自民支持層の動向が鍵。2区は強固な地盤を持つ自民鈴木を、民主県連の推薦を得た生活畑が追う展開。3区は民主黄川田が一歩リード。生活県連からも「自主支援」を受ける。自民橋本も懸命に追う。4区は生活代表の小沢が優位に立つが、自民藤原も清新さをアピールし猛追、番狂わせを狙う。(2014/12/08-14:43)

2086チバQ:2014/12/08(月) 19:38:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800447
安住が安定=宮城【衆院選情勢】


 1区は自民土井と民主郡が競っている。組織力で勝る土井に対し、郡は無党派層への支持拡大を狙う。5人が争う2区は、県議時代から根を張った自民秋葉が優勢。民主との候補者調整で1区から国替えした維新林は出遅れ、地盤のない次世代増元も苦戦している。
 3区は自民西村が保守層や公明票を固め、民主橋本をリード。4区は自民伊藤が組織力を生かし先行している。民主井戸は知名度不足がネック。5区は民主安住が長年培った支持基盤をバックに安定した戦い。自民勝沼は巻き返しに全力を挙げる。6区は自民小野寺を民主鎌田が追う。(2014/12/08-14:43)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800448
1、3区は接戦=秋田【衆院選情勢】


 1区は自民冨樫と民主寺田が激しく競り合っている。組織力を生かす冨樫に対し、寺田も精力的に小集会などをこなし猛追している。2区は強固な地盤を持つ自民金田が優位。民主緑川は無党派層への浸透を狙うが出遅れが響いている。3区は維新村岡と自民御法川が横一線の激戦。村岡は候補擁立を見送った民主票の取り込みに力を注ぎ、御法川は支持層固めに全力を挙げる。(2014/12/08-14:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800449
保守分裂3区は接戦=山形【衆院選情勢】


 1区は自民遠藤が先行し、民主原田は知名度不足の挽回に懸命。2区は民主近藤と自民鈴木が競り合っている。中小企業や労組の支援を受ける近藤に対し、鈴木は農村票などの掘り起こしに全力を挙げる。保守分裂となった3区は無所属阿部と自民加藤が接戦。阿部は市長を務めた酒田市を中心に支持を広げる。父紘一の地盤を継いだ加藤は党公認を背に組織戦を展開。民主吉田は伸び悩む。(2014/12/08-14:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800450
玄葉が盤石=福島【衆院選情勢】


 1区は接戦で自民亀岡を民主金子が追う。組織力で勝る亀岡に対し、金子は労組票を持つ社民と政策協定を結び巻き返しを狙う。2区は第2次安倍内閣で復興相を務めた自民根本が保守層を固めて優勢。知名度で劣る民主岡部は追い上げを図る。
 3区は強固な地盤を誇る民主玄葉が盤石。自民上杉は新党改革と連携し、挽回を目指す。4区は自民菅家が先行し、維新小熊が追う展開。小熊は引退後も地元で影響力を持つ渡部恒三の支援を取り付けた。自民の候補者選定が難航した5区では、公認を得た自民吉野がややリードし、民主吉田が猛追する。(2014/12/08-14:44)

2087とはずがたり:2014/12/08(月) 19:38:13
>>2080
俺が貼り付けサボってるばっかりにチバQさんにとばっちりが行ってしまってすみません(汗)

2088チバQ:2014/12/08(月) 19:39:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800451
5選挙区で自民優位=茨城【衆院選情勢】


 1区は自民田所が元県議の知名度を生かし先行。民主福島は連合や医師連盟の組織固めを進めつつ、大票田の水戸市で小まめに有権者を回り食らい付く。2区は11選を狙う自民額賀が圧倒。3区は自民葉梨がリード。出遅れた維新石井は都市部で浮動票の取り込みを急ぐ。
 4区は自民梶山が父静六の代からの地盤を生かし、民主高野を引き離している。5区は民主大畠が、出身母体の日立製作所労組OBの支援でやや優勢。自民石川は、4区から新しく5区に加わった東海村で梶山の後援会に協力を受けるなど、浸透に躍起だ。
 6区は自民丹羽が安定した戦い。知名度で劣る民主青山は世代交代を訴えて追い掛ける。7区は無所属中村が自民永岡との競り合いでやや優位に立つ。(2014/12/08-14:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800452
3区で簗、渡辺接戦=栃木【衆院選情勢】


 1区は自民船田がリード。みんなから民主入りした柏倉は苦戦している。2区は、自民西川に民主福田が迫る。3区は自民簗とみんな解党で無所属となった渡辺の接戦。支持を広げる簗に対し、渡辺も父から継いだ後援会組織をフル回転させ、引き締めに懸命。4区は自民佐藤が7選を視野に安定した戦い。みんなから民主に移った藤岡は民主支持層への浸透が課題。5区は自民茂木が盤石。(2014/12/08-14:48)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800453
井野、石関が接戦=群馬【衆院選情勢】


 1区は自民県連の公認拒否でもたついた佐田が態勢を立て直し、民主宮崎らを引き離した。2区は組織固めを進める自民井野を、維新石関が浮動票を取り込んで猛追、接戦を演じる。3区は自民笹川が安定した戦いぶり。前回旧日本未来の党から出馬した民主長谷川は支持に広がりを欠く。
 4区は自民福田が先代からの強固な支持基盤に加え、無党派層にも浸透し盤石。5区も後援会組織の不明朗収支でおわび行脚を続ける自民小渕が、経産相辞任の影響をものともせず共産、社民の2新人を圧倒している。(2014/12/08-14:48)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800454
枝野、牧原が伯仲=埼玉【衆院選情勢】


 1区は民主武正、自民村井がデッドヒートを繰り広げる。2区は前総務相の自民新藤が独走。3区は自民黄川田が一歩抜け、民主細川は巻き返しを図る。4区は自民豊田、民主神風が激しく競っている。5区は民主枝野と自民牧原が伯仲。幹事長の枝野は知名度で勝るも地元に入れず、厳しい戦いを強いられている。
 6区は自民中根と民主大島が互角の戦い。7区では自民神山と、生活から民主に移った小宮山が激戦を展開。8区は自民柴山が安定感を増し、9区も自民大塚が堅調。10区は自民山口が支持層を手堅くまとめ、維新坂本は伸び悩んでいる。
 11区は無所属小泉が頭一つ抜けた。12区は自民野中と次世代森田が競り、民主本多が追う。13区は自民土屋が安定。みんなから民主入りした山内は浸透しきれず苦しい。14区は自民三ツ林と維新鈴木が、15区では自民田中と民主高山が、それぞれ接戦を演じている。(2014/12/08-14:48)

2089チバQ:2014/12/08(月) 19:40:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800455
民主、優勢は野田のみ=千葉【衆院選情勢】


 全13区中、9選挙区で自民が優位な戦いを進めており、民主リードは1選挙区のみ。残りの3選挙区は自民、民主の候補が接戦を繰り広げている。
 前職3人がひしめく1区は、民主田嶋と前回比例復活の自民門山が互角の戦いで、次世代田沼は苦戦。2区は自民小林が優勢で、維新藤巻は出馬の出遅れを挽回できていない。3区は自民松野が支持を広げ、生活岡島、民主青山を引き離している。
 4区は民主の前首相野田が抜群の知名度で、自民木村に差をつけた。5区は自民薗浦が返り咲きを目指す民主村越をリード。6区は自民渡辺が先行し、民主生方、次世代遠藤が追走する。7区の自民斎藤は維新石塚を、8区の自民桜田は維新太田をそれぞれ引き離した。9区は自民秋本、民主奥野が横一線で並び、次世代西田は伸び悩んでいる。
 自民の10区林、11区森、12区浜田は支持基盤を固め盤石。13区は自民白須賀と、前回比例復活の民主若井が競り合っている。(2014/12/08-14:48)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800458
浅尾、江田が猛追受ける=神奈川【衆院選情勢】


 自民が全18選挙区のうち12で議席をほぼ固めた。9、12、16区では自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げる。
 自民の1区松本、2区菅、3区小此木は手堅く組織をまとめて安定。4区はやや先行する無所属浅尾を自民山本が猛追する。5区の自民坂井、6区の公明上田、7区の自民鈴木は一歩抜け出た。8区の維新江田はやや優勢だが、自民福田の激しい追い上げを受けている。
 9区は前回民主で唯一議席を守った笠と自民中山が競り合い、維新椎名が追う展開。10区は自民田中が先行し、再起を期す民主城島が巻き返しに懸命だ。11区の自民小泉は盤石。12区は自民星野と民主阿部が激戦。13区は自民甘利が安定し、14区も自民赤間が優勢。15区の自民河野は独走している。16区は自民義家と民主後藤が横一線。17区は自民牧島が優位。18区は自民山際が先行し、次世代中田、生活樋高は伸び悩んでいる。(2014/12/08-14:49)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800459
2区、保守分裂の激戦=山梨【衆院選情勢】


 1区は、維新小沢が公示直前に比例近畿へ転出。事実上の一騎打ちとなる中、自民宮川が有利な戦い。旧みんなから民主に移った中島は、旧3区が地盤のため大票田の甲府市への浸透が課題。輿石東参院副議長の支援を受け組織固めを急ぐ。2区は、無所属長崎と自民堀内がデッドヒート。自民の二階俊博総務会長が長崎の応援に入るなど、保守層は完全に分裂。両陣営は、今回擁立を見送った民主票の行方が勝敗を左右するとみて、浮動票取り込みに全力を挙げる。(2014/12/08-14:49)

2090チバQ:2014/12/08(月) 19:40:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800460
海江田、菅が苦戦=東京【衆院選情勢】


 前回、25選挙区中22勝した自民・公明が21選挙区でリードする展開。民主が接戦に持ち込んでいるのは3選挙区にとどまっている。

 1区は再選を目指す自民山田が有利に戦いを進め、遊説で選挙区を空けざるを得ない民主代表の海江田は苦しい戦い。2区は自民辻が頭一つ抜け出し、民主中山が激しく追う。3区は自民石原がやや先行し、猛追する民主松原は無党派層への浸透を図る。4区は自民平が優位に立つ。5、6区も自民が安定した戦い。
 7区は民主長妻と自民松本が接戦。8、9、10、11区も自民が堅実な戦い。12区は公明太田が生活青木、次世代田母神を引き離す。13区は自民鴨下が優勢で、14区は「うちわ問題」で法相を辞任した自民松島がリードし、民主木村が追う展開。
 15区は自民秋元と維新柿沢が競り合っている。16区は元都議の自民大西が地盤を武器に支持を固め、優位に。17区は自民平沢が独走し、維新高橋は厳しい戦い。18区はリードする自民土屋に対し、元首相の民主菅が無党派層に支持を訴え猛追する。19、20区はいずれも自民が堅調。19区の次世代山田は苦戦している。21区は民主長島と自民小田原が激戦。22、23、24区は自民が有利に戦いを進め、いずれも民主元職を引き離している。25区は自民井上が盤石。(2014/12/08-14:49)

2091チバQ:2014/12/08(月) 19:42:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800462
1〜4区で自・民激戦=新潟【衆院選情勢】


 1区は自民石崎と民主西村が競り合う。県議や市議が総力を挙げる石崎陣営に対し、民主は党幹部を続々と投入し支持を訴える。2区は自民細田と民主鷲尾が横一線の争い。細田は軸足を置く柏崎市の企業を中心に組織票を固め、鷲尾は街頭演説や小規模集会を重ねて浸透を図る。
 3区は自民斎藤と民主黒岩が激戦を展開。斎藤は農業票を味方につける一方、黒岩は連合などの支持層固めに懸命。4区は自民金子と民主菊田が大接戦で、それぞれが無党派層への浸透を競い合う。5区は自民長島がリード。野党共闘で臨む生活森が追う。6区は自民高鳥が民主梅谷に先行している。(2014/12/08-14:50)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800463
自民全勝の勢い=富山【衆院選情勢】


 1区は、自民田畑が優位に立ち、企業・団体票固めに余念がない。追う維新吉田は自民批判票の取り込みに懸命。2区は自民宮腰がリードし、社民東は伸び悩んでいる。3区は自民橘が堅実な戦いぶりで無党派層にも浸透を図る。共産坂本は政権批判で支持を訴える。(2014/12/08-14:50)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800464
自民、全県でリード=石川【衆院選情勢】


 1区は自民馳がリードし、民主田中が懸命に追う。馳は街頭を中心に支持を訴える。2度目の国替えとなった田中は非自民票の取り込みに懸命。2区は自民佐々木が安定感を増している。3区は自民北村が優位に立ち、民主近藤が必死の追い上げを図る。北村は組織固めに余念がなく、近藤は無党派層の多い地域を重点的に回る。(2014/12/08-14:50)

2092チバQ:2014/12/08(月) 19:42:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800465
自民、優位な戦い=福井【衆院選情勢】


 1区は自民稲田がリード。稲田は定数減で新たに選挙区となった地域でも支持拡大を図る。維新鈴木は野党支持層をまとめ切れず苦しい戦い。2区は自民高木が安定した選挙戦を繰り広げている。出馬表明が遅れた民主辻は、労組票が見込める越前市を中心に支持固めを急ぐ。(2014/12/08-14:51)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800467
2、4、5区で自民優位=長野【衆院選情勢】


 1区は先行した民主篠原を自民小松が追い上げる。篠原は対話集会を小まめに開き、山間部にも浸透。小松は組織固めに懸命だ。次世代宮沢は苦戦。2区は自民務台がリードし、民主下条が懸命に追う展開。務台は企業回りに余念がなく、下条はミニ集会を中心に活動。維新百瀬は伸び悩む。
 3区は民主寺島、自民木内が激しく競り、維新井出が追う。寺島は民主参院幹事長の羽田雄一郎と共に街頭演説をこなし、木内は大票田の上田市の態勢を強化した。井出は無党派層の支持拡大を狙う。4区は自民後藤が民主矢崎に対して優位に立ち、5区では自民宮下が民主中嶋を引き離している。(2014/12/08-14:51)

2093チバQ:2014/12/08(月) 19:43:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800468
自民、議席独占うかがう=岐阜【衆院選情勢】


 前回選挙で自民が全議席を独占したが、今回も全ての選挙区で優位に戦いを進めている。1区は自民野田が先行、民主吉田は出馬表明の遅れが響いている。2区は自民棚橋が盤石の戦い。民主は候補擁立を見送り、共産森桜が「自共対決」を訴えるが広がりを欠く。3区は自民武藤が民主園田を引き離す。4区は自民金子がリード。維新今井は支援協定を結んだ民主支持層も取り込むが厳しい。5区は自民古屋が拉致相当時の実績を訴え安定した戦い。民主阿知波は支持層を固め、無党派への訴えを強める。(2014/12/08-14:52)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800469
5、6区で民主優勢=静岡【衆院選情勢】


 1区は法相の自民上川が安定した戦い。野党は民主牧野、維新小池の競合が響いている。2区は自民井林が党の支持層を固めて抜け出した。3区は自民宮沢がリード。民主小山は共産を除く野党一本化のため出馬を辞退した維新支持層をまとめ切れていない。4区は環境相の自民望月が優勢。
 5区は民主細野が知名度を生かし安定。6区も民主渡辺が自民勝俣を引き離した。7区は自民城内が盤石の戦い。8区も自民塩谷が戦いを優位に進める。維新源馬、民主の一部と連合静岡が推す無所属古橋は非自民票を食い合い、苦しい戦い。(2014/12/08-14:52)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800470
赤松、神田が接戦=愛知【衆院選情勢】


 1区は自民熊田が支持層を固め優勢で、民主吉田が追う。2区は民主古川が閣僚経験の実績などを訴えリード。3区は民主近藤と自民池田が競り合う。近藤は支持層に浸透、自民池田は組織固めを急ぐ。4区は自民工藤、民主刀禰が互角の戦いで、維新牧が追走。工藤は無党派への浸透を図り、刀禰は労組票などを固める。5区は民主赤松と自民神田が接戦を演じている。
 6区は自民丹羽が組織票を固め盤石の戦い。国替えした民主森本は知名度向上に躍起。7区は自民鈴木と民主山尾が激戦。8区は自民伊藤を民主伴野が追う展開。9区は自民長坂が組織票をまとめ一歩抜け出した。10区は自民江崎が民主小林、無所属杉本を引き離し、安定した戦い。
 11区は民主古本と自民八木が僅差で争う。12区は自民青山が抜け出した。維新重徳は出馬を取りやめた民主支持層への浸透が課題。13区は自民大見と民主大西が競り合う。14区は自民今枝が一歩リード。生活から復党した民主鈴木は組織固めで追い上げを図る。15区は自民根本が民主関を引き離している。(2014/12/08-14:52)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800471
2、3区で民主優勢=三重【衆院選情勢】


 1区は11選を目指す自民川崎が安定。維新松田は市長時代の実績をアピールするが、候補を取り下げた民主の協力が得られず苦しい。2区は民主中川が優勢で、自民島田は組織固めに懸命だ。3区は民主岡田が盤石。自民嶋田は出馬表明の遅れが響き、支持を広げられていない。4区は前厚労相の自民田村が共産松木を大きく引き離す。5区は自民三ツ矢が安定し、民主藤田は無党派層への浸透に力を入れる。(2014/12/08-14:53)

2094チバQ:2014/12/08(月) 19:44:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800472
1区で自・民競る=滋賀【衆院選情勢】


 1区は自民大岡と民主川端が接戦。大岡は農政連などの推薦を受け、支持拡大を図る。川端は労組票に加え、総務相などの閣僚経験をアピール。2区は自民上野が民主元職の田島をややリードした。3区は自民武村が優勢。民主小川は前知事嘉田由紀子の支援を受け、無党派層への浸透を狙う。4区は頭一つ抜け出した自民武藤を、民主徳永と維新岩永が懸命に追う展開だ。(2014/12/08-14:53)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800474
3区で民・自横一線=京都【衆院選情勢】


 1区は自民伊吹が優位に立ち、共産穀田と維新田坂、無所属平は追い上げに懸命だ。2区は民主前原がリードし、自民上中が追い掛ける。前回接戦だった3区は、民主泉と自民宮崎が横一線。4区は自民田中と民主北神が競り合う。5区は自民谷垣が安定した戦い。民主小原は苦しい。6区は民主山井がやや先行し、前回比例復活の自民安藤が追う展開。(2014/12/08-14:54)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800475
維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】


 前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。
 4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。
 12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。(2014/12/08-14:54)

2095チバQ:2014/12/08(月) 19:44:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800476
公明2候補が安定=兵庫【衆院選情勢】


 1区は維新井坂と自民盛山が激しく争う。井坂は無党派層への浸透を図り、盛山は組織票固めに全力を挙げる。維新が候補擁立を見送った2、8区では、公明の赤羽と中野が安定した戦い。3区は自民関が頭一つ抜け出し、維新新原と民主横畑が追う展開。4区は自民藤井が先行し、5区も自民谷が有利な戦い。
 6区はリードする自民大串を、民主辻と次世代杉田が追い掛ける。7区は自民山田が先行し、維新畠中や民主石井に差をつけた。9区の自民西村は堅調な戦いぶりで、10区も自民渡海が優位に立つ。11区は民主松本が優勢。自民頭師が追い上げを図る。12区は無所属で挑んだ山口が一歩リードし、自民県連が支援する無所属戸井田が懸命に追う。(2014/12/08-14:54)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800477
馬淵・小林が接戦=奈良【衆院選情勢】


 1区は民主馬淵と自民小林が激しく争う。地元に張り付き街頭演説やミニ集会をこなす馬淵に対し、小林は懸命に保守票を固める。2区は知名度を生かした高市が優位に立ち、生活元職の中村が追う。3区は自民奥野がリードし、維新栗原が続く展開。4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め、民主元職の大西に差をつけた。(2014/12/08-14:55)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800478
1区、岸本と門が激戦=和歌山【衆院選情勢】


 前回、300票差で1区を制した民主岸本が、今回も自民門と激しく競り合う。岸本は民主支持層に加え、自民支持層にも浸透を図る。門は企業・団体など組織票固めに全力を挙げる。2区は自民石田が優位に立ち、維新阪口が追う展開。3区はベテランの自民二階が安定した戦いを進める。(2014/12/08-14:55)

2096チバQ:2014/12/08(月) 19:45:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800479
2区、赤沢がリード=鳥取【衆院選情勢】


 1区は、強固な地盤を持ち知名度も高い地方創生担当相の自民石破が10選に向け安定した戦い。共産塚田は政権批判を強め比例票上積みを狙う。民主は同区での候補擁立を断念した。2区は自民赤沢がリード。追う民主湯原は党幹部の応援を受けるなどして懸命に支持拡大を図る。(2014/12/08-14:55)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800481
細田が9選へ盤石=島根【衆院選情勢】


 1区は、9選を目指す自民細田が分厚い支持基盤に支えられ盤石。民主和田は知名度不足が否めず苦戦を強いられている。2区は、兄の故竹下登元首相から強固な地盤を受け継いだ自民竹下がリード。社民山本は、連合島根から推薦を取り付けられず厳しい戦い。(2014/12/08-14:56)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800482
平沼、阿部が接戦=岡山【衆院選情勢】


 1区は、自民逢沢が後援会や企業・団体の支持を固めて優勢。維新高井は、民主の協力が得られず厳しい戦い。2区は、自民山下が民主津村をややリード。3区は、強固な後援会組織を持つ次世代党首の平沼を自民阿部が激しく追い上げ、念願の小選挙区初勝利に向け接戦に持ち込んでいる。4区は、自民橋本が民主柚木らを引き離し、5区も自民加藤が盤石。(2014/12/08-14:56)

2097チバQ:2014/12/08(月) 19:46:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800483
亀井、小島が競り合う=広島【衆院選情勢】


 1区は、外相の自民岸田が強固な地盤を生かし安定した戦い。維新白坂、次世代伊藤は支持に広がりを欠く。2区は、自民平口が民主松本をリード。3区は自民河井が先行し、民主橋本が追い掛ける構図。4区は自民中川が父の秀直から受け継いだ地盤を固め優勢。次世代中丸は厳しい戦い。
 5区は、民主元職が出馬を断念し、自民寺田が盤石。6区は、13選を目指す無所属亀井と自民小島が競り合う。7区は自民小林が優位に立つ。民主村田は支持拡大に懸命で、次世代坂元は浮動票獲得を狙う。(2014/12/08-14:56)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800484
全勝うかがう保守王国=山口【衆院選情勢】


 1区は自民副総裁の高村が強固な後援会組織を固め安定している。維新高邑は広がりを欠く。2区は自民岸が浸透を図る。返り咲きを目指す民主平岡は連合山口の支援を受け追い上げに懸命。3区は自民河村が手堅い戦いで、民主三浦を引き離す。4区は首相の自民安倍が盤石だ。(2014/12/08-14:57)

2098チバQ:2014/12/08(月) 19:47:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800485
自民、独占の勢い=徳島【衆院選情勢】


 定数が一つ減って再編された1、2区ともに自民前職が優位に立つ。1区はともに旧3区を地盤とする自民後藤田と民主仁木の5回目の戦い。後藤田が支持層を固め無党派層にも浸透するのに対し、仁木は準備不足による出遅れが克服できていない。2区も現職閣僚の自民山口が9選に向け安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800486
平井と小川が激戦=香川【衆院選情勢】


 1区は自民平井が支援組織を手堅く固め、ややリード。民主小川は支持層を固めつつ、無党派層にも浸透を図り、激しく追い上げる。2区は民主玉木が民主支持層以外の票も掘り起こして抜け出した。3区は自民大野が再選に向け安定した戦いぶり。社民高田は伸び悩む。(2014/12/08-14:57)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800487
自民、全区で優勢=愛媛【衆院選情勢】


 1区は現職閣僚の自民塩崎が支持層を固めて優位に立った。民主永江は非自民票の取り込みに全力を挙げる。2区は10選を目指す自民村上が党の支持層以外にも幅広く浸透。維新横山、無所属西岡は伸び悩む。3区は自民白石徹が抜け出した。民主白石洋一は無党派層に支持を訴え追い上げを図るが苦しい戦い。4区は自民山本が8選に向けて安定した戦いぶり。(2014/12/08-14:57)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800488
全区で自民盤石=高知【衆院選情勢】


 定数是正で一つ減った2選挙区で自民が盤石の戦いぶり。1区は自民中谷が従来の支持層だけでなく、区割り変更で新たに加わった地域にも浸透、民主大石ら他の3候補を引き離した。2区も自民山本が戦いを優位に展開し、固定票への上積みを図る。民主武内は無党派層の掘り起こしに努めるが伸び悩む。(2014/12/08-14:58)

2099チバQ:2014/12/08(月) 19:48:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800489
自民、10選挙区で優位=福岡【衆院選情勢】


 自民が10選挙区で優位に立つ。
 1区は民主山本と無所属井上が競り合い、無所属新開が追う。自民の公認を争った井上と新開が保守票を食い合い、山本を利する展開となっている。2区は自民鬼木が足元を固めてリードし、民主稲富が追っている。3区は自民古賀が先行。民主藤田は労組など基礎票からの上積みを目指す。4区は自民宮内が優勢で、維新河野が懸命に追い掛けている。5区は自民原田が前回を上回る12万以上の得票を狙う。復党した民主楠田は労組など組織票固めに懸命。
 6、7、8区はいずれも自民の鳩山、藤丸、麻生が独走状態。9区は自民三原が企業中心に組織票を固めて優勢。民主緒方は無党派層や維新支持層の取り込みを目指す。10区は自民山本がアベノミクスの仕掛け人を訴え、有利な展開。11区は自民武田が支持基盤を固め安定している。(2014/12/08-14:58)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800490
自民、2議席独占の勢い=佐賀【衆院選情勢】


 1区は自民岩田が県農政協議会の推薦を受け、自民支持層を固めリード。民主原口が追う。原口は骨折で街頭演説などができず、支持拡大が課題。2区は知事を辞職して挑んだ自民古川が先行。知事の知名度に加え、引退した旧3区保利耕輔の地盤を引き継ぐ。追い掛ける民主大串は旧3区の保守地盤への浸透に苦戦している。(2014/12/08-14:58)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800492
冨岡、高木が接戦=長崎【衆院選情勢】


 1区は、自民冨岡が医師会を中心とする組織票に加え公明支持層の支援も受け、労組票を固める民主のベテラン高木と接戦を展開。2区は自民加藤が元JA組合長として農政連の支持を固めて抜け出した。民主大久保は労組の全面支援を受けるが、伸び悩んでいる。3区も自民谷川が医師会や建設業協会などの推薦を受けて安定した戦いぶり。4区は自民北村が民主宮島らを引き離した。(2014/12/08-14:59)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800493
1区で木原、松野が接戦=熊本【衆院選情勢】


 1区は自民木原と、維新松野が接戦を展開。両陣営とも1万票以内の戦いと見ており、無党派層への浸透を図る。松野は離党した民主県連の支持と、連合熊本の支援を取り付けた。自民は2、3、5区で優位に立つ。2区は15選を目指す野田、3区は坂本、5区は金子がそれぞれ組織を固めて安定した戦い。4区は次世代園田が強固な地盤に加え、自民県連と公明の推薦を得て盤石。5区の社民今泉は民主県連が支持、連合熊本が推薦するが、知名度不足に苦しむ。(2014/12/08-14:59)

2100チバQ:2014/12/08(月) 19:49:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800494
自民、議席独占狙う=宮崎【衆院選情勢】


 自民が3議席を独占する勢い。1区は自民武井が先行している。社民県連の支援を受ける民主村尾は知名度アップが課題。2、3区は自民・共産の直接対決。2区は5選を狙う自民江藤が優勢。3区は自民古川が大きくリードする。(2014/12/08-15:00)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800495
3区岩屋が優位=大分【衆院選情勢】


 1区は自民穴見と、返り咲きを狙う民主吉良が互角の戦い。2区は、後援会組織など支持層固めを図る自民衛藤がリードし、社民吉川が選挙区での勝利へ猛追する。党首の吉田忠智が公示日の第一声を行い、党を挙げて議席獲得を目指す。3区は自民岩屋が有利な情勢。民主浦野は出遅れが響き、知名度向上に躍起。(2014/12/08-15:00)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800496
野間、宮路が激戦=鹿児島【衆院選情勢】


 1区は自民保岡が保守層や業界団体の支持を手堅くまとめリード。追う民主川内は維新山之内と非自民票を食い合い伸び悩む。2区は4月補選で初当選した自民金子が安定した戦い。3区は前職の無所属野間と初挑戦の自民宮路が激しく争う。野間は連合鹿児島の支援に加え、元金融相故松下忠洋の後継者として保守層への食い込みも図る。宮路は引退した父和明の地盤を受け継ぎ、若年層にも浸透を狙う。4区は自民小里、5区は自民森山がそれぞれ農業団体の強固な支援を受け、盤石の戦いを進める。(2014/12/08-15:00)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800497
照屋と玉城優勢=沖縄【衆院選情勢】


 米軍普天間飛行場の県内移設反対を掲げ、11月の知事選で当選した翁長雄志を推した勢力と自民が全選挙区で激突する。1区は共産赤嶺と自民国場が激しく競り合う。赤嶺は革新系に加え、移設反対の無党派層からの支持獲得に懸命。国場は経済再生を前面に訴え、組織票固めを急ぐ。維新下地も保守層に食い込んでいる。
 2区は前回も勝利した社民照屋が革新系首長らの支援を得て自民宮崎をリード。3区は、前回比例復活の生活玉城が知事選の余勢を駆って移設反対派の支持を固め、自民比嘉を引き離す。4区は自民西銘を無所属仲里が猛追。業界団体を固める西銘に対し、仲里は翁長の支援を受け保守票切り崩しを狙う。(2014/12/08-15:00)

2101チバQ:2014/12/08(月) 19:50:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014120800545
自民、過去最多に迫る=民主微増、維新は大幅減−比例代表【衆院選情勢】


 【自民】前回の57から70議席台後半まで伸ばし、過去最多だった2005年衆院選の77議席に迫る勢いだ。北海道、中国を除く9ブロックで前回より議席を上積みしそうで、旧日本維新の会に後れを取った近畿では第1党を奪還する見通し。前回は第三極に流れた無党派層の票を一定程度集めるとみられる。
 【民主】北海道で地域政党「新党大地」との選挙協力により得票の底上げが見込まれるほか、もともとの支持層が厚い東海でも復調の気配がある。ただ、多くのブロックで獲得議席は前回から横ばいとなり、全体でも前回の30より数議席増にとどまりそうだ。
 【維新】前回は旧みんなの党が獲得した票を一定程度取り込むものの、全てのブロックで前身の旧日本維新の会には及ばない見通し。特に橋下徹共同代表の地元近畿での落ち込みが響き、前回の40議席を大幅に下回りそうだ。
 【公明】強固な組織票に支えられ、全ブロックで前回の議席を固めた。重視する近畿では5議席目をうかがうなど、全体で前回の22議席に上積みが見込まれる。
 【次世代】全ブロックで議席獲得のめどが立っていない。知名度のある石原慎太郎最高顧問が立候補した東京で懸命に追い上げる。
 【共産】組織票に加え、政権批判票を一定程度取り込むとみられ、前回の8議席から大幅に上積みしそうだ。北・南関東や東京、近畿各ブロックでの議席増が有力だ。
 【生活】前身の旧日本未来の党が前回獲得した7議席のうち、東北の1議席を死守できるかどうかが焦点。
 【社民】全11ブロックのうち唯一、九州で持っていた1議席の維持が有力だ。
 【改革】東京ブロックのみの擁立で苦戦を強いられている。(2014/12/08-15:08)

2102とはずがたり:2014/12/08(月) 19:53:46
樽床は3番手か。。次の候補者調整があるとしても譲りにくいなぁ。。

維新苦戦、公明は堅調=大阪【衆院選情勢】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-141208X745.html
時事通信2014年12月8日(月)14:53

 前回12選挙区を制した維新だが、多くの選挙区で自民と激しく争い苦戦を強いられている。1区は自民大西と維新井上がほぼ横一線で、2区は自民左藤が維新椎木をリード。公明の3区佐藤、5区国重、6区伊佐は堅調な戦いぶりだ。

 4区は自民中山と維新吉村が競う。女性3候補が激突する7区は、自民渡嘉敷が維新上西、共産村口より優位に立つ。8区はリードする自民大塚を、維新木下が追う。9区は自民原田が先行し、維新足立が猛追。前回も激戦の10区は、民主辻元がややリードするも維新松浪が食らい付き、自民大隈も割って入る。11区も接戦。参院からくら替えした自民佐藤と元官房長官の民主平野が並び、これに維新伊東も続く展開。

 12区は自民北川が先行し、維新堅田と民主樽床が懸命に追い上げる。13区は自民宗清と次世代西野がほぼ互角の争い。14区は自民長尾と維新谷畑が接戦。15区は自民竹本が、維新浦野をわずかにリード。16区は公明北側が優勢だが、民主森山と次世代西村も懸命に追う。17区は自民岡下と維新馬場がしのぎを削る。18区は自民神谷がやや先行し、維新遠藤が激しく追う。19区は自民谷川と維新丸山が横一線の争い。民主長安も追い上げを図る。

2103名無しさん:2014/12/08(月) 20:09:09
<衆院選>自民、10選挙区で優勢 県内中盤情勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00010004-saitama-l11
 14日に投開票される衆院選で共同通信の調査に埼玉新聞の取材を加味し、埼玉15小選挙区の中盤情勢を分析したところ、自民候補が10選挙区で優勢。
 前回2012年衆院選と同様5、6区の2選挙区で自民と民主候補が激しく競り合っている。
 調査では半数近くが投票態度を明らかにしておらず、残り1週間で情勢が変わる可能性がある。支持層固めと無党派層の取り込みいかんが勝敗を分けそうだ。
 自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、比例を主戦場とする公明と選挙協力(13選挙区で自民候補を推薦)するなどし、総じて安定した戦い。
 選挙区調整で候補者の一本化を図った民主と維新だが「守勢の選挙」(民主関係者)を強いられている。
 5区(さいたま市大宮区など)は民主幹事長の前職と前回比例で復活した自民前職が横一線の戦いを展開している。
 民主前職が知名度の高さを武器に非自民層の支持を固める一方、自民前職は保守層を基盤に無党派層にもアピール。党幹部の応援も相次ぎ浮動票の取り込みに懸命だ。
 6区(上尾市など)は前回僅差で勝った自民前職と民主前職が4度目の対決で再び競り合っている。
 票田の上尾市で支持拡大を図る自民前職に対し、県連代表の民主前職は民主支持層を固めつつ、保守層の一部にも食い込む。
 1区(さいたま市浦和区など)も接戦の様相だが、2期目を目指す自民前職が支持層の8割近くを固めるなど攻勢。前回比例で復活した民主前職は勝敗を左右する無党派層への浸透に躍起だ。
 自民は前総務相の立つ2区(川口市)や8区(所沢市など)、9区(狭山市など)、13区(春日部市など)、15区(戸田市など)で一歩リード。
 維新前職と対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)でも自民前職が優位な戦いを展開している。
 自民前職と民主元職がぶつかる3区(越谷市など)と4区(朝霞市など)は自民前職がともに先行。7区(川越市など)は自民前職が逃げ切り態勢で、民主に復党した前職は伸び悩んでいる。
 12区(熊谷市など)も自民前職がリード。民主元職や元自民県議の次世代新人は支持の広がりに欠いている。
 県北部の11区(深谷市など)は後援会組織を広く張り巡らせた保守系無所属の前職がやや優勢だが、2期目を目指す自民前職が票田の深谷市で支持を広げ猛追している。

2104チバQ:2014/12/08(月) 20:10:09
こんなところかなあ。
「こいつ大物か?」ってツッコミはなしで
■落選しそうな野党系大物
中田宏、山田宏、渡辺善美、
小沢、亀井、平沼、
海江田、菅
樽床、枝野、原口

■当選しそうな野党系大物
玄葉、前原、岡田、馬淵、細野、松本剛明
江田、浅尾

■小選挙区勝ち抜きそうで凄い野党系議員
秋田3村岡
和歌山1岸本
香川2玉木
鹿児島3野間

2105チバQ:2014/12/08(月) 20:26:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddn041010006000c.html
師走決戦:2014衆院選 兵庫12区 派閥、代理戦争 与党空白「私こそ自民」
毎日新聞 2014年12月08日 大阪朝刊

 

 兵庫12区は自民、公明両党が公認候補を擁立せず、数少ない与党空白区だ。しかし、前職の山口壮(つよし)氏(60)と新人の戸井田真太郎氏(36)の無所属2人は、いずれも「自民」の看板を掲げる。自民の派閥トップがそれぞれ応援に回り、中選挙区時代さながらの代理戦争を繰り広げている。

 「圧勝させていただければ、自民幹部も頭を下げて『どうぞ』と言う。皆さんの力で『公認』にしてやってほしい」。6日、兵庫県たつの市で開かれた山口氏の決起集会。前回は民主公認で当選した山口氏にエールを送ったのは、自民総務会長の二階俊博氏だった。

 山口氏は1996年に新進党から出馬して落選し、2000年に無所属で初当選。無所属の会を経て05年以降は民主から出馬して3選し、副外相などを務めた。しかし昨年末、「意見の食い違い」を理由に民主に離党届を提出。新進党結党時に力を合わせた二階氏の派閥の「特別会員」になり、今回の出馬会見では「勝って自民入りする」と明言した。

 6日の集会でも「私のモデルは吉田茂先生。リベラルな保守を目指す」と自民支持者にアピールした。陣営は「要は人柄とこれまでの実績だ。何とか自民支持者を取り込みたい」と戦略を練る。

 これに反発したのが戸井田氏だ。祖父の三郎氏(故人)、父の徹氏はともに自民党衆院議員だった。2日の出陣式で「保守本流を継承するのは私だけだ」と強調した。応援に駆け付けた麻生派の鴻池祥肇(よしただ)参院議員は「義理人情を忘れた渡り鳥、風見鶏はいらない」と山口氏をけん制した。12日には派閥会長の麻生太郎財務相が応援に入る。

 自民県連は先月17日、全会一致で戸井田氏の公認を党本部に申請した。戸井田氏は緑色に白で「自民党」と染め抜かれたのぼりを持って連日、駅頭などでアピール。公示前日の1日には党本部に直訴したが、公認は見送られた。陣営は「二階氏への配慮があったのではないか」とみている。戸井田氏はポスターに「自民県連支援」と刷り込み、「唯一の自民候補」として対抗意識を燃やす。

 自民の派閥同士の争いの上、党本部と県連の「ねじれ」もあり、態度を決めかねる自民関係者もいる。ベテラン市議は一方の候補者から直接支援を要請されたが、「今は動かない」と選挙が終わるまでは静観する構えだ。

 維新新人の村上賀厚(のりあつ)氏(55)は「隠れ自民の争いに巻き込まれるつもりはない」。共産新人の堀譲(ゆずる)氏(64)は「自らの訴えを有権者に浸透させるのみだ」と支持拡大に力を注いでいる。【小泉邦夫】

==============

 ◇兵庫12区立候補者
堀譲 64 党地区委員 共新

山口壮 60 [元]副外相 (4)無前

村上賀厚 55 会社役員 維新

戸井田真太郎 36[元]衆議員秘書 無新

(届け出順)

2106チバQ:2014/12/08(月) 20:34:27
http://www.sankei.com/politics/news/071208/plt0712080003-n1.html
2014.12.8 09:07
【注目区を行く】
保守分裂 福岡1区=麻生vs古賀「代理戦争」 山形3区=加藤紘一が娘に「ドブ板姫になれ」 山梨2区=二階が無所属支援





(1/5ページ)

「保守分裂」選挙が各地で展開され、自民党派閥領袖のメンツをかけた代理戦争も勃発している(コラージュ。一部画像処理しています)
 今回の衆院選は、保守系候補が同じ選挙区で火花を散らす「保守分裂」選挙が複数の選挙区で展開されている。自民党派閥領袖のメンツをかけた「代理戦争」や、世代交代をめぐるボタンの掛け違い…。平成24年の前回衆院選で生じた「しこり」を引きずるケースが目立っている。

■福岡1区

 公示前日の1日夕。福岡1区で2期連続の自民党公認を求めていた井上貴博の選挙事務所に副総理兼財務相の麻生太郎が現れ、支援者に語りかけた。

 「どう考えても(井上の)選挙区公認が当たり前だった。でも、問題が尾を引くよりも今回で決着をつけた方がよっぽどよい」

 「決着」を付ける相手とは、前回も公認争いを演じた新開裕司を指す。問題を複雑にしているのは、井上は麻生の側近、新開は元党幹事長、古賀誠の元秘書という実力者の後ろ盾だ。

 前回、当時の県連は党本部に新開を選挙区で公認するよう申請したが、麻生と親しい党総裁の安倍晋三の裁定で井上を公認。新開は比例九州ブロックに回った。地元では今回も「井上公認」とみられていた。

 「2人には無所属でさわやかに戦ってもらう」

 党選対委員長の茂木敏充が井上、新開ともに公認しないと正式に発表したのは公示前日の1日夜。麻生と古賀の板挟みとなり、困り果てた末の結論だった。

 井上陣営は、党公認を前提に作った選挙ポスターに「無所属、自民党推薦」のシールを貼って急場をしのごうとしたが、それすら無駄になる裁定だった。井上は4日、JR博多駅前の街頭演説で「自民党支部長の井上です」と“本流”をアピールするしかなかった。

 「2年前は無念だった。今日は政治家としての集大成だと思って出席した。新開君と心中します」

 公示日の2日朝、古賀は自身の地元(福岡7区)ではなく、新開の出陣式で第一声をあげた。古賀は後援会関係者らを1区に集中投入し、団体回りなどに当たらせている。新開は「もはや私だけの戦いでない」と語る。

 古賀は今も岸田派(旧古賀派)の名誉会長。新開が勝てば安倍、麻生らと距離を置く古賀が勢いづくことになる。麻生は古賀の巻き返しを封じたい考えだ。

 ただ、党本部の「直接対決」という裁定が裏目に出る可能性が出てきた。保守分裂により、民主党の山本剛正が選挙戦を有利に進めているからだ。山本が勝てば当然、1区は自民党議員の空白区となる。麻生や岸田派会長の岸田文雄はこれまで控えていた1区入りを検討し始めた。

2107チバQ:2014/12/08(月) 20:34:50
■山梨2区

 同じように候補者を通じて派閥同士がにらみ合っているのが山梨2区だ。

 「祈必勝自民党総務会長二階俊博」

 無所属で出馬する長崎幸太郎の地元事務所には、党三役で二階派会長、二階の「為(ため)書き」が堂々と飾られている。その隣には、農林水産相の西川公也ら同派幹部の為書きも並ぶ。さながら「二階派公認候補」の様相だ。

 二階は11月29日、山梨県大月市での講演会で「公認など関係ない」と主張し、長崎への支援を訴えた。しかし山梨2区の自民党公認候補は岸田派の堀内詔子。県連は二階の言動に対し「党三役として最大の反党行為だ」と訴え、党本部に抗議文を出した。

 長崎は「われこそ真の自民党」との思いを持つ。長崎は21年、復党した堀内の義父で元党総務会長、堀内光雄との公認争いに敗れて離党した。ただ、それまで党所属議員の中で最多の新規党員を集めたこともあり、強い地盤を持つとの自負があるからだ。

 「党公認の堀内候補を党を挙げて全力支援する」

 二階らの動きを封じ込めるように、元防衛相で岸田派の小野寺五典(いつのり)は4日、山梨県富士吉田市で声を張り上げた。岸田派は堀内を集中支援する態勢を組む。

 党幹事長、谷垣禎一ら党幹部も続々と山梨2区に入り、堀内への支持を訴える。谷垣は5日の応援演説で「この選挙区で党公認候補が勝てないようなら、幹事長の責任が問われる」とも言った。

 堀内は「党の99%は私の味方。義はわれにあり」と胸を張る。ただ、堀内は前回衆院選で長崎に同じ構図で敗れており、今回も苦杯をなめれば、次回の公認は危うくなりかねない。

 光雄は3日、かつて会長を務めた宏池会(現岸田派)の都内の事務所を訪れ、二階をあてこすった。

 「ああいうことをやる人が党にいると困りますね」

2108チバQ:2014/12/08(月) 20:35:09
■山形3区

 暴風雪が吹き荒れた3日の山形県酒田市。山形3区から自民党公認として初出馬する加藤鮎子の講演会で谷垣の声が響いた。

 「鮎子さんを東京に送っていただいたら、若い頃、加藤先生にしていただいたように、立派に働いてくれる政治家に育て上げる。私がお約束する!」

 谷垣は、加藤の父で元党幹事長、加藤紘一が平成12年に起こした「加藤の乱」の際、紘一を涙ながらに守ろうとした。谷垣にとって紘一は政治の師だ。党幹部は「谷垣は一時『公示日に(山形3区に)入りたい』と求めたほど、加藤にこだわった」と打ち明ける。

 紘一は前回衆院選で、世代交代を訴え無所属で出馬した前酒田市長、阿部寿一に1465票差で敗北。13期連続当選した議員生活にピリオドを打たざるを得なくなった。

 「加藤家でなければ国政を目指せないというのなら有能な政治家は輩出できない」

 阿部は、紘一の後継として出馬した加藤を念頭にそう語る。阿部は旧建設省を経て酒田市長を4期半ば務めた実績が武器だ。遊佐町で3日に開いた演説会では「好きで無所属をやっているのでない」と語り、将来の自民党入りに意欲もみせている。

 演説会には、3区内の保守系首長、地方議員も多数参加しており、県連は「阿部支援は反党行為」と警告する。ただ公示前、ある酒田市議が阿部支援のため党地域支部長を辞任するなど混乱は広がっている。

 「父は政治家人生の最後で足元の有権者の声を聞かず、恨みを買った面は否めない」。加藤は保守分裂の一因をこう語る。父を反面教師として、地元の足場を固めるため、後援会組織を作り直してきた。

 今回の選挙戦に紘一の姿はない。ただ自省も込め、初陣に挑む加藤にこうアドバイスしたという。

 「『どぶ板姫』とあだ名がつくくらい地元を回れ」

=敬称略

(水内茂幸、豊田真由美、九州総局田中一世)

2109チバQ:2014/12/08(月) 20:37:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_11006.html
<衆院選>民維共闘噛み合わず/自民、業界固め街へ/宮城2区


師走の中心商店街を歩き、支持を訴える宮城2区の候補者=7日、仙台市内

<双方思惑外れ>
 乾坤一擲(けんこんいってき)の戦略が空回りし、焦りがにじむ。
 「自民党に圧倒的な力を与えていいのですか」。仙台市中心部で7日午後、再選を期す宮城2区の維新の党前議員林宙紀は声を振り絞った。
 3日前、報道各社の序盤情勢は自民圧勝の勢いを伝えた。非自民勢力の結集を狙い、各地で候補者の調整を図った民主、維新両党の思惑は外れ、自民独走を止められない現実が明白になった。
 「今、自民に300議席を与えたら、4年間何をやってもいいという白紙委任になる」。林の傍らで、民主党県連代表安住淳は力を込めた。
 林は安住の要請を受け、前回比例東北で復活した宮城1区から2区へ移った。国替えを決心した林に、安住は異例の党県連推薦を与えた。
 目算が狂った両党は共闘戦線の再構築を急ぐ。6日、林は民主県連の幹部を伴い繊維、スーパーの産別労組UAゼンセン県支部を訪ねた。
 労組内では、組合活動に批判的な維新共同代表橋下徹への反発が根強い。それでも、自民の一人勝ちを危惧する県支部長富永信明は「林支持」を表明。非自民勢力結集へ、大同についた。

<危機感あおる>
 自民は大勝ムードの引き締めに躍起だ。
 「小選挙区で勝利しても、相手が比例復活することは十分ある」
 若林区内で4日夜にあった個人演説会。自民前議員秋葉賢也は支持者に「完全勝利」を求めた。「有権者は、前回からたった2年後の選挙に白けている」。党への追い風を感じない秋葉は必死に危機感をあおった。
 「秋葉流の選挙戦術とはいえ、なかなかできない」。5日午前、宮城野区のJR仙台駅東口に立った党総務会長二階俊博は、秋葉が政治を志した20年前から毎週続ける街頭演説を褒めたたえた。
 同日昼、秋葉は前総務相新藤義孝と企業訪問した後、大票田の泉区で街頭演説をした。6日には党震災復興加速化本部長大島理森が仙台入りし、業界団体を固めた。無党派向けの街頭演説と、与党人脈を絡める真骨頂の戦いぶりで5選を狙う。

<知名度武器に>
 宮城2区の有権者は43万6000人。揺れ動く票をめぐり、中小政党の戦いも熱を帯びる。
 共産党新人大内真理は5日夕、立候補前から毎週金曜日に参加する市中心部の脱原発デモに合流。「草の根活動から政治を変える」と訴える。序盤情勢で党は躍進が予想され、陣営は「いつにない盛り上がりを感じる」と手応えを語る。
 拉致被害者家族の次世代の党新人増元照明は5日夜、仙台駅前で「安倍政権は日朝交渉のさなかに政治空白をつくるべきではなかった」と力説。知名度を武器に街頭に立つ一方、党県連会長中野正志は古参の支持者を回るどぶ板戦に徹する。
 社民党新人桑島崇史は7日、党首吉田忠智と共に市中心部で演説。「安倍自民党による生活破壊を食い止める」と支持を求めた。

 × ×

 衆院選は14日の投開票に向け、後半戦に突入した。アベノミクス効果を強調する自民、公明の巨大与党が政権維持を目指し、野党は「1強多弱」の構図に風穴を開けるべく攻勢を仕掛ける。決戦が繰り広げられる東北各県の6選挙区を歩いた。(敬称略)

◎宮城2区立候補者

増元照明59☆元団体役員  次新 
桑島崇史35☆党県職員   社新 
林宙紀37☆党県総支部長 維前(1)
大内真理36 党県常任委員 共新 
秋葉賢也52☆元厚労副大臣 自前(4)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

2110チバQ:2014/12/08(月) 20:37:28
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_41041.html
<衆院選>秋田1区 組織VS個人で火花


演説会で気勢を上げる支持者ら
 自民党前議員の冨樫博之候補(59)、民主党元議員の寺田学候補(38)ら4人が立候補した衆院選秋田1区。東北では唯一単一自治体だけの選挙区・県都秋田市を舞台に、盤石の組織力を持つ冨樫氏と個人を前面に押し出した寺田氏が火花を散らしている。

◎推薦600団体/知事と市長も応援

 冨樫氏は秋田市での選挙戦を知り尽くす。県議時代から6度勝ち続けてきた。町内会などを含めた推薦団体は600以上。2年前の初当選時に25だった後援会は、10近く積み上げた。
 来春に統一地方選を控える秋田市議や県議も力が入る。夜の演説会では、県選出参院議員を含め、常に5人以上が応援弁士に加わり、党が一丸となって支える。
 3日、石破茂地方創生担当相を招いた演説会では、平日昼間にもかかわらず600人以上を集め、組織力を見せつけた。
 同じ日、県庁前の街頭演説では、冨樫氏の横で佐竹敬久知事と穂積志秋田市長がマイクを握り、「冨樫さんを頼みます」と訴えた。穂積市長は、市長に就任してから初めて街頭で応援演説に立ち、冨樫氏支援を明確に打ち出した。
 「選挙は支えられながらやるもの。1人じゃできないんだよ」。冨樫氏は組織力に自信を見せる。

◎街頭に時間/知名度で反転攻勢

 公示日の2日午後3時すぎ、寺田氏は郊外の交差点でみぞれが吹き付ける中、通り過ぎる車に手を振り続けた。隣にいるのは民主県議1人だけ。
 ミニ集会を繰り返すのが過去3度当選した寺田氏の選挙スタイルだった。2年前、膝を突き合わせて政策を訴えたミニ集会は108回を数えた。
 だが、落選後、昨年の秋田市長選に出馬した際にいったん党を離れた。組織だった政治活動を積み上げてこなかったため、今回は大きく方針転換せざるを得なかった。
 連日、選挙カーで名前を連呼し、1日の半分を街頭演説に費やす。専属スタッフは運転手1人だけ。準備に人手を必要とするミニ集会は10回程度に減らした。
 寺田氏はミニ集会の冒頭、「大きい組織や後援会、企業も団体も何もない。力を貸してください」と土下座して訴える。
 冨樫氏の優勢が伝えられた4日、寺田氏は「少ないミニ集会で少しでも理解者を増やしたい。街頭での露出も増やしたい」と、元首相補佐官の知名度を武器に、必死の反転攻勢を強調した。

【秋田1区立候補者】
伊藤正通63☆社 新 
冨樫博之59☆自(無)前(1)
寺田学38☆民 元(3)
山内梅良66 共 新

2111チバQ:2014/12/08(月) 20:38:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120802100003.html
東京ニュース
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注目区ルポ
◆7区(渋谷・中野区)「民主の顔」議席守れるか

 年金問題に詳しい元厚生労働相で「民主の顔」の一人と言える前職の長妻昭さんは、前回衆院選では東京二十三区の小選挙区で唯一当選した民主の議席死守を目指す。これに対し、前回は比例復活だった自民前職の松本文明さんが、党を挙げた選挙で雪辱を期す。共産新人の太田宜興さんと次世代新人の吉田康一郎さんも支持を訴える。

 「格差の是正は将来への投資。一人ひとりの能力が発揮される環境をつくることが成長の基盤となる」。七日午後、ダウンコートを着込んだ長妻さんはJR中野駅北口でビールケースの上で声を張り上げた。

 「民主党政権の時、私を中心に年金の信頼回復を実現した」と強調。現政権を「国を一つの価値観に染め上げようとしていないか」と批判し、有権者に「政治に無関心でも、政治と無関係ではいられない。現政権に歯止めをかける力を与えて」と呼び掛けた。自転車で選挙カーを追走して、有権者と握手を重ねる。

 二〇〇九、一二年と選挙区で敗れた松本さんは長妻さんと五回目の対決となる。七日午後、中野駅北口で安倍晋三首相と一緒に演説。首相は「松本文明に力を与えて」と求めた。松本さんは「福祉は国力に応じたサービスしかできない。国力とは経済力。成長の方向にかじを切った経済の流れを止めてはいけない」と訴えた。

 舛添要一都知事も駆けつけ、「小選挙区で勝たせて」と松本さんの手を高く掲げた。陣営には八日以降も閣僚級の応援が予定されている。

 共産新人の太田さんは七日午後、JR渋谷駅ハチ公口で「(現政権になって)一番犠牲になったのは若者の未来」と演説。雇用問題や集団的自衛権の行使容認に触れて「若者を使い捨てにする政治で良いのか」と問いかけた。

 次世代新人の吉田さんも七日夕方、同じ場所でマイクを握り「争点は子どもたちを守れる国をつくるのか、今のまま守れない国を続けるのか。他党がやらない本当の改革をやらせて」と主張し、頭を下げた。(杉戸祐子)

 ◇7 区(4)渋谷・中野区

太田宜興38 党地区常任委員 共新 

長妻昭54(元)厚生労働相 民前<5>

吉田康一郎47(元)都議 次新 

松本文明65(元)総務政務官 自<前><2>

(届け出順)

2112チバQ:2014/12/08(月) 20:38:38
◆22区(三鷹・調布・狛江・稲城市)交互に当選 し烈な戦い

 二〇〇五年と一二年の衆院選で小選挙区当選を果たした自民前職の伊藤達也さんと、〇三年と〇九年に小選挙区で当選した民主元職の山花郁夫さんが、毎回し烈な選挙を繰り広げ、交互に勝ち上がってきた選挙区。次世代新人の鹿野(かの)晃さんと共産新人の坂内淳さんも絡み、戦いに熱を帯びる。

 「地域の経済を」「地域の可能性を」…。伊藤さんは、長く取り組んできた中小企業対策とともに、地方創生などを担当する内閣府大臣補佐官として演説で「地域」という言葉を強調する。取材に対し「調布で妻とピザ店を経営し、資金繰りに苦しんだ経験が私の原点だ」と振り返る。そのうえで「地域経済を伸ばす政策を実現した。効果が出るように努力したい」と力を込める。

 山花さんは七日午前、調布市内で街頭演説に立った。「今の憲法のもとで集団的自衛権を容認することは許されない」と安倍政権の閣議決定を厳しく批判した。大学時代に人権問題に関心を持ち憲法を学んだことから、陣営は「山花にとって憲法が何より大切」と指摘。党憲法調査会事務局長代理も務める山花さんは「憲法を学べば集団的自衛権容認はありえない」と言い切る。

 次世代新人の鹿野さんは、現役の救命救急医。七日のJR三鷹駅前の街頭演説では「救急車が来るまでの処置ができずに救えないケースが多い」と例を挙げ、自動体外式除細動器(AED)の講習を「小学校から大学まで必修にしたい」と訴えた。自宅療養を望む人の訪問診療も実践。「高齢者と家族がともに満足できる医療を拡充する」と訴えた。

 共産新人の坂内さんは七日、調布市内の演説で「若者に対し、被ばく者に体験を話していただく会の手伝いを十五年続けました」と語りかけた。「被ばく者は『同じ経験をもうさせたくない』と家族にも話さなかった話を紹介してくれた」と強調。「それなのに安倍内閣は憲法を変えて日本が戦争できる国にしようとしている」と批判した。(竹島勇)

 ◇22 区(4)三鷹・調布・狛江・稲城市

山花郁夫47 (元)法務副大臣   民元<3>

伊藤達也53 (元)金融担当相   自前<6>

坂内淳53 党地区副委員長  共新 

鹿野晃41 医師       次新 

 (届け出順)

2113チバQ:2014/12/08(月) 20:38:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120502100008.html
埼玉ニュース一覧 > ニュース
師走の決戦<上> 「3区」8万票「漂流」行方は
 衆院選の号砲が鳴った二日の夕方。草加市の東武草加駅前で、トレードマークの黄色いスニーカーを履いた自民前職の黄川田仁志が出陣式に臨んだ。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続などを訴えた後、ライバルに“宣戦布告”した。「民主党の元国会議員の大物、『引退する』と言っていた人に、そういう仕事はできません」

 「まだ深くは浸透していないが、黄川田は地道に努力してきた」。出陣式が終わり選挙カーが出発するのを見送った後、後援会関係者がこの二年間を振り返った。自民県連の公募で選ばれ、選挙区に地縁のない「落下傘」ながら初当選を果たした黄川田。平日は国会開会中も朝は駅立ち、週末は地域行事などにこまめに足を運んできた。

 黄川田に名指しされた「大物」は約一時間前、同じ場所で出陣式を開いていた。民主元職で元厚生労働大臣の細川律夫。当選七回を誇るベテランだが、党への逆風が吹き荒れた前回は黄川田に敗れ、比例でも復活当選できなかった。

 マイクを握った細川は、まずアベノミクスを「格差、貧富の差が拡大しただけだ」と切って捨て、特定秘密保護法の強行成立や集団的自衛権の行使容認閣議決定についても批判。「何としても国政に帰らせてほしい」と、紅潮した顔で拳を突き上げた。

 「年齢的にも、後継者にバトンを渡すのが私の役目だと思っていた」。衆院解散が確定的になった先月十五日、越谷市役所で出馬会見を開いた細川は、前回の落選後に政界引退を考えていたことを明かした。だが後継者が決まる前に解散。民主代表代行の岡田克也に「出てほしい」とも頼まれ、出馬を決意したという。

 二度目の対決となった黄川田と細川、そして国政選挙初挑戦の共産新人の宮川雅之。二日昼、立候補者三人のポスターが張られた3区内の選挙掲示板には、維新の谷古宇(やこう)勘司(63)のポスターがなかった。「民主と維新に翻弄(ほんろう)された結果でしょうか。気の毒な感じもする」。掲示板の近くで、ある陣営幹部がつぶやいた。

 3区では二年前、自民と民主、共産の三党に加え旧日本維新の会の谷古宇と、みんな新人の計五人が争った。落選した谷古宇は今回は維新公認で3区に出馬する意向だったが、民主と維新による選挙区調整の結果、維新は谷古宇を2区(川口市)の候補に決めた。だが、元県議で草加市が地盤の谷古宇は後援会を説得できず、結局はどこからも立候補できなかった。

 谷古宇とみんな新人は前回、二人で計約八万三千票を獲得。トップ当選の黄川田が得た約八万七千票に匹敵するこの票の行方が、各陣営の注目を集める。

 ただ、「八万には保守層もいるだろうが、もともと自民も民主も嫌だ、という人たち。今となっては大半が浮動票になった」という見方が強い。越谷市で候補者の街頭演説を見守っていた陣営幹部は「今回はこの八万のうち、多くが投票を棄権する恐れもある。どこに流れるのかも読めない」と漏らした。

 宮川は二日、越谷市の駅前などで「安倍暴走政治をストップさせます」と消費税増税の中止や原発再稼働反対など訴えた。最後は「比例は日本共産党へ」と呼び掛け、比例票上積みにも力を入れる。 =敬称略

  (竹内章)

     ◇

 二年前と同じように、師走の寒空の下で熱い舌戦が始まった。激戦区でしのぎを削る候補者を追った。

◆3区 草加・越谷市

宮川雅之 40 (元)越谷市議  共新 

細川律夫 71 (元)厚生労働相 民元<7>

黄川田仁志 44 党青年局次長 自前<1>=公

(届け出順)

2114チバQ:2014/12/08(月) 20:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120602100010.html
師走の決戦<中> 7区 民主復党で票固め
 この冬最初の寒波に見舞われた三日午前七時、東武東上線鶴ケ島駅西口で民主前職の小宮山泰子と10区の維新前職が合流した。

 鶴ケ島駅は7区の川越市と10区の鶴ケ島市の市境上にあり、両選挙区の通勤客が利用する。底冷えする寒さの中で小宮山は「大同団結して自民一強に立ち向かう(野党共闘の)姿を、有権者に見てもらいたかった」と狙いを話した。

 前回の衆院選で小宮山は、消費税増税に反対して民主から分裂した未来(現生活)で出馬。民主の「刺客」候補との戦いも強いられ、小選挙区では維新の新人に十三票及ばない三位で比例復活した。今回、民主への復党が固まったのは衆院解散の前日だった。

 二日、本川越駅前での出陣式。会場で開会を待っていた民主最大の支援組織・連合埼玉の幹部は、二年前に敵として戦った小宮山の支援を「自民に対抗するための非自民の結集。組織としてやる」と前向きに語った。一方で末端の組合員までの浸透は「難しい部分もある」と一部にしこりが残っていることも認めた。

 報道各社が一斉に自民優勢の世論調査結果を伝えた四日、小宮山の秘書は「選挙は始まったばかり。今は後援会、民主支持層、労組票を固めている段階。何とかこれらの足し算を成立させ、さらに遊説で中間層にアピールしていきたい」と話した。

 前回、追い風を受けて小選挙区を制した自民前職の神山佐市は二日午前、川越駅東口での第一声で「突然の解散は、私自身びっくりしている」と率直に切り出し「アベノミクスの効果が出るのはこれから」と繰り返した。自公の県議らが神山の二年間の実績を訴え、「小選挙区は神山、比例は公明へ」と声を張り上げたが、動員された支持者は前回より少なかった。

 三日夜、同じ場所で開かれた石破茂・地方創生担当相の演説会では、歩道橋まで鈴なりの聴衆が集まったが、石破が帰ると聴衆も閉会前にほとんど家路に就いた。寒風の中、後片付けを終えた市議は「大票田の川越なのに、運動が遅れている」と、いら立ちを隠さなかった。

 それでも優勢の世論調査結果に四日午後、神山は「(優勢の)手応えはない。前回は準備期間があったが、今回は解散を予想できずに予定を入れていた支持者が多く、期間中を通して頼める人が少ない。まだ態勢が整っていない段階」と、ふじみ野市の選挙事務所で語った。

 共産新人の長沼チネは三度目の挑戦。街頭演説を繰り返し、集団的自衛権の閣議決定撤回や原発再稼働の阻止を訴える。四日夕、冷たい雨の降る本川越駅前で演説を終えた長沼は「これまでの選挙で一番、有権者の反応がいい。共産党の政策に全部賛成ではないという人が、原発再稼働阻止や戦争反対など、個別の政策で応援する、と声をかけてくれる」と話した。

 次世代の根本は候補者公募による直前の出馬決定で組織もなく「徒手空拳」を自認。二日朝、川越市役所での立候補手続きも妻(49)と二人で済ませた。遊説では「日本人の誇りを取り戻す」と訴える。四日、昼食休憩で川越市の事務所に戻った根本は「聴衆の反応が出てきた。週末はイベント会場などを回りたい」と話した。

 7区は前回、神山が八万弱、維新新人、小宮山がそれぞれ約四万四千、民主新人が四万弱、長沼が二万弱の得票だった。どの陣営も、維新と民主の計八万票余りの多くが無党派票と分析。そのまま小宮山に流れるとは計算していない。各陣営の懸命な足し算が続く。 =敬称略

  (中里宏)

◆7区 川越・富士見・ふじみ野市(旧上福岡市)

根本千裕55 (元)丸紅社員  次新 

神山佐市60 (元)県議    自前<1>=公

長沼チネ64 党地区委員長 共新   

小宮山泰子49 (元)農水委員長 民<前><4>=生

(届け出順)

2115チバQ:2014/12/08(月) 20:39:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014120802100007.html
師走の決戦<下> 11区「自民代表」かけ激突
 冷え込みの厳しくなった五日夜。無所属前職の小泉龍司が秩父市の選挙事務所前に立った。独自の子育て支援策などを披露した後、マイクを握る手に力を込めた。「こうした政策を実現するために自民党に戻らないといけない。復党を目指す選挙なんです」

 秩父市出身で五選を目指す小泉。今回が七度目の選挙戦だが、自民公認で挑んだのは二〇〇三年の一度しかない。郵政民営化に反対して自民を離党し、無所属で自民の“刺客”と争った〇五年は落選したが、続く二回は、草の根に張り巡らせた後援会の結束力で当選を重ねた。ただ、中核的な支援者からは「小泉さんが自民に戻れば、保守分裂の大変な選挙にならなくなる」と、復党待望論が高まっている。

 その小泉と二度目の戦いを繰り広げているのが、深谷市出身で自民前職の今野智博だ。

 JR深谷駅前で二日に出陣式を開いた今野は演説中、雲一つない青空を見上げた。「この11区は長く政治の混乱が続き、分厚い雲に覆われてきました」。そして「国、県、市が自民という大きなパイプでつながり、保守本流の晴れわたった政治を復活させる必要があります」と続けた。

 小泉を意識し「自民公認候補は私だけ」と強調する今野。応援演説に立った地元の自民県議たちも「復党は二度とできない」「今の日本は政党政治。無所属では仕事ができない」と強い口調で小泉を批判した。

 今野は自民県連の公募で選ばれ、前回の衆院選で11区に自民公認で出馬。無所属の小泉にダブルスコアの票差を付けられたものの、比例で復活当選を果たした。自民に追い風が吹き、比例北関東ブロックに重複立候補していた自民候補者が次々と小選挙区で勝利したため、惜敗率がわずか46・5%の今野にも復活のイスが回ってきた形だ。

 一方で小泉は今回も優位な戦いを進めているが、報道各社の世論調査では全国的に自民優勢が伝えられている。「11区の自民代表」を目指す小泉の陣営にとって小選挙区での勝利だけでなく、「今野の復活阻止」が大きな目標だ。

 四日に本庄市内で開かれた小泉の個人演説会。地元支援者が「比例は(政権与党の)公明党に。自民に入れると、相手を助けることになります」と呼び掛ける場面があった。「相手」とは今野のこと。陣営は北関東全体の情勢も気にしながら選挙運動を進める。

 今野はこの二年間、深谷市などを中心に自身の支援組織づくりを進めてきた。だが11区は地理的にも広く、隅々に組織を整備するには時間が足りなかった。

 それでも四日夕、秩父鉄道秩父駅前で開いた出陣式には、久喜邦康・秩父市長や福島弘文・小鹿野町長らが姿を見せた。小泉色の強いこの地域で、前回はなかった光景だ。巻き返しを図る今野は「二年前に比べ、隔世の感がある」と手応えを口にした。

 前回に続き二度目の挑戦となる共産新人の柴岡祐真は、各地で遊説を続け「安倍政治の暴走を止めなければならない」と訴える。前回は政権与党の民主への批判も展開したが、今回は「反自民」一本の姿勢だ。「ほかの二人の候補者は自民系なので、前回より戦いやすい」と票の上積みを狙っている。 =敬称略

 (羽物一隆)

◆11区 熊谷(旧江南町)・秩父・本庄・深谷市、寄居町、秩父・児玉郡

柴岡祐真30 党准中央委員   共新 

小泉龍司62 (元)青少年特委理事 無前<4>

今野智博39 党青年局次長   自<前><1>

(届け出順)

2116チバQ:2014/12/08(月) 20:40:12
http://www.sankei.com/west/news/141208/wst1412080017-n1.html
2014.12.8 09:52
【衆院選2014】
相互応援ほぼゼロ 民主・維新、進まぬ連携「何もやってない」 兵庫





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演説する江田憲司・維新の党共同代表=神戸市中央区
「支持者から抗議殺到」 
 14日投開票の衆院選で、各報道機関で自民党優勢が伝えられる中、兵庫県内でも民主党と維新の党の野党連携が進んでいない。共倒れを防ぐため、一部の選挙区で候補者をすみ分けたものの、実際の選挙戦で相互の応援はゼロに近い。候補がいない党の支持票が自民に流れる可能性も出ている。

 「支持者から抗議が殺到し、無所属での出馬や集団脱党の声が上がった」。維新と調整の結果、5区で民主の公認内定を取り消された元職、梶原康弘氏(58)は2日、憤りを吐露。「有権者に選択肢を示す必要がある」として、比例代表で立候補した。

 維新は5区で前職の三木圭恵氏(48)を擁立するが、梶原氏は「維新の橋下徹共同代表は民主批判を繰り返している」と指摘し、「三木氏の応援はしないし、党本部からも指示はない」と打ち明ける。民主票が三木氏ではなく、自民前職の谷公一氏(62)に流れる観測もある。

 同様に民主候補がいない10区でも、維新新人の松井雅博氏(35)による民主票の取り込みは進んでいないようだ。3千人近くの組合員を抱える神戸製鋼加古川製鉄所の労組は「上部団体から何の要請もない。松井陣営などから何の連絡やアプローチもない」という。
 さらに、自民前職の渡海紀三朗氏(66)の公示日の出陣式に、前回まで民主候補でライバルだった岡田康裕・加古川市長が出席。民主票のかなりの部分が渡海氏に向かうという見方が強まっている。

 逆に維新候補がいない選挙区でも事情は同じだ。2区の民主元職、向山好一氏(57)の陣営では「維新の応援が来ればマイナスがあってもプラスはない」と言い切る。6区の民主新人、辻泰弘氏(58)の陣営でも「維新の影も声もない。応援を要請するつもりもない」。両候補は労組を支持基盤に持ち、労組と対決姿勢をとる橋下氏への拒否反応が大きいことが背景にある。

 維新県総支部の清水貴之代表は「民主との協力は何もやっていない。自党の候補のことで精いっぱいで、他党まで手を回す余裕がない」と話す。

2117チバQ:2014/12/08(月) 20:42:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/131922
小選挙区 民主不戦敗 さまよう「労組票」 「関心ある」のに投票先未定
2014年12月08日(最終更新 2014年12月08日 03時00分)

 最大野党の民主党が候補者を擁立できず、「自共対決」となっている衆院選福岡6、7区。とりわけ総資本対総労働と呼ばれた三池争議の舞台となった大牟田市がある7区は労組票が多い地域だが、労働者層を基盤とする民主は今回、比例で訴えるだけ。このため小選挙区での投票先を決めかねている支持者は多い。「投票しないと変わるものも変わらないが、どちらを選べばいいのか」。世論調査では選挙への関心は高いだけに、有権者の悩みがうかがえる。
 「大義のない解散。本当にいいのでしょうか」。公示前の1日、筑後市のJR羽犬塚駅で通勤者に支持を訴えるチラシを配る民主参院議員、野田国義氏の姿があった。「自分がお世話になっている選挙区。少しでも支持を訴えないと」。通勤ラッシュの時間帯が終わると、急ぎ足で別の選挙区の応援に向かった。
 前回(2012年)の衆院選7区で落選した野田氏は、13年の参院選で当選。ただ、7区の後継者は決まっておらず、突然の解散を受けて候補者を探したが擁立できなかった。
 小選挙区の立候補者がいれば、街宣車で地域を回って党の施策を訴えることができる。だが、比例用の街宣車は九州を広く回る上、数に限りがあるため、7区での運用が難しいという。電話での投票呼び掛けや法定ビラの配布など地道な活動を続けるしかない。
 また、衆院選後への影響を心配する関係者もいる。「選挙で候補者を出すことは組織の意思を固める上で大切。不戦敗は組織の弱体化につながるし、来春の統一地方選にも影響しかねない」とこぼした。
 自民前職の藤丸敏氏、共産新人の江口学氏が戦う小選挙区。民主を支持する連合福岡南筑後地域協議会は、投票先については各労組に判断をゆだねると申し合わせている。西日本新聞社が実施した世論調査では、衆院選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた民主支持者が9割を超える。だが、半数は「投票先が分からない」などとしている。
 ある有権者は言う。「棄権するつもりはないけど、自分の意思を託す候補者がいないのはジレンマ。最後まで悩みそうです」
=2014/12/08付 西日本新聞朝刊=

2118チバQ:2014/12/08(月) 20:48:47
気になるところだけ
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010128000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、第1党維持の勢い /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選に向けて、毎日新聞社は5〜7日、電話による世論調査を実施した。道内12の小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の情勢について取材を加え分析した結果、前回、小選挙区で全敗した民主が一部で議席を奪還する見通しだが、自民が小選挙区、比例ともに優勢で、道内第1党の座を維持する勢い。ただ、投票先を「まだ決めていない」と答えた有権者が小選挙区で半数近くに上り、情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区=札幌市中央・南・西区

 ◇船橋、横路氏が横一線
横路孝弘 73 民前

野呂田博之 56 共新

船橋利実 54 自前=[公]

飯田佳宏 41 無新

 船橋氏、横路氏が横一線。再選を目指す船橋氏はアベノミクス継続による道内経済回復を強調。支持団体を回り、自民、公明支持層の票固めを進める。無党派層への浸透が課題。

 12選を目指す横路氏は知事を務めた高い知名度を生かし、民主支持層をほぼまとめた。特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認を推進した安倍政権を批判し、無党派層からの支持も伸ばす。

 野呂田氏は「消費増税の中止」を訴えている。飯田氏は既成政党批判の受け皿を狙う。

 ◆2区=北・東区

 ◇吉川氏を追う松木、池田氏
吉川貴盛 64 自前=[公]

池田真紀 42 無新

松木謙公 55 維元=[生]

金倉昌俊 40 共新

 吉川氏が優位に戦いを進め、松木氏と池田氏が並走して追う。吉川氏は幅広い年齢層の男女に浸透。景気対策や年金・医療などの争点を重視する層からの支持を集めている。

 不出馬を表明した民主元職の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相から後継指名を受けた松木氏は維新支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込み、票の上積みを図る。

 民主道連の支援を受ける池田氏は立候補表明の遅れが響き、民主支持層への浸透が遅れている。40代男性からの支持が高く、女性からの支持を伸ばせるかが焦点。

 金倉氏は安倍政権批判を展開している。

 ◆3区=白石・豊平・清田区

 ◇高木氏リード、荒井氏追う
荒井聡 68 民前

吉岡弘子 63 共新

小和田康文 44 維新

高木宏寿 54 自前=[公]

 高木氏が幅広い年齢層から支持を得てリードし、荒井氏が追う。高木氏は自民、公明支持層をほぼまとめた。経営者など景気対策や年金・医療を重視する層からの支持が厚い。

 逆風にさらされた前回の雪辱を期す荒井氏は民主支持層を固め、共産支持層の一部にも食い込む。無党派層からも一定の支持を得、大地の支援を受けて、さらなる無党派層への浸透が巻き返しの鍵。

 吉岡氏と小和田氏は知名度アップに懸命。

 ◆4区=手稲区、後志管内

 ◇中村、鉢呂氏競り合う
鉢呂吉雄 66 民元

酒井隆裕 40 共新

中村裕之 53 自前=[公]

 中村氏、鉢呂氏が激しく競り合っている。再選を目指す中村氏は自民、公明支持層を固めつつあり、道議時代からの地盤である郡部でも支援の拡大を図る。知名度の低い都市部では、通勤帯の朝夕に駅前に立ち、2年間の実績をアピール。

 鉢呂氏は民主支持層を固め、無党派層の多い小樽市や札幌市手稲区の都市部で徹底した「どぶ板選挙」を展開。郡部でも演説を重ね、支持層を広げている。大地との連携を深め、保守票の取り込みも狙う。

 酒井氏は自民、民主両党を批判し、比例票の上積みを狙う。

 ◆5区=厚別区、石狩管内

 ◇町村氏、優位な戦い
鈴木龍次 54 共新

勝部賢志 55 民新

町村信孝 70 自前=[公]

 12選を目指す町村氏が男女ともに幅広い年齢層からの支持を得て優位な戦い。町村氏は自民支持層をほぼ固め、高い知名度を生かして、公明支持層や無党派層の支持も固める。前回は病気で入院中のため自ら選挙運動をできなかったが、今回はこまめに演説会を重ね、健康回復ぶりをアピールしている。

 勝部氏は民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたため、地盤の江別市以外での浸透が遅れている。

 鈴木氏は自民、民主両党の政策を批判し、無党派層への浸透を図る。

2119チバQ:2014/12/08(月) 20:49:16
 ◆6区=上川管内の一部

 ◇国政復帰へ佐々木氏先行
佐々木隆博 65 民元

荻生和敏 65 共新

今津寛 68 自前=[公]

 国政復帰を狙う佐々木氏が一歩リードし、今津氏が追う。

 農民連盟出身の佐々木氏は前回、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に前向きだった民主党政権で副農相を務めたことで農家の反発を招くなど逆風を受けたが、今回は農家の戸別所得補償の復活などを訴えて、郡部での支持を回復しつつある。民主支持層をほぼ固めた。

 今津氏は自民支持層をほぼ固め、50、60代の男性から支持を受けている。最大の票田、旭川市で11月にあった市長選で、自民推薦の新人が民主推薦の現職に敗れたが、今津氏がその影響をどの程度抑えられるかが鍵。

 荻生氏は安倍政権への批判票を狙う。

 ◆7区=釧路、根室管内

 ◇伊東氏浸透、追う鈴木氏
鈴木貴子 28 民前

石川明美 63 共新

伊東良孝 66 自前=[公]

 自民道連会長の伊東氏が、公示直前に民主入りした大地代表代理の鈴木氏をリードしている。伊東氏は元釧路市長の知名度を生かし、男女とも各年齢層に幅広く浸透、自民、公明支持層をほぼ固めた。有権者の大半を占める都市部での支持を固め、重視する争点に景気対策を挙げた有権者からの支持が高い。

 鈴木氏は28歳の若さを前面に出し、終盤の追い上げを目指す。1次産業従事者から支持を集めるが、都市部での浸透が弱く、投票先をまだ決めていない無党派層の取り込みを目指す。

 石川氏は反自民、反民主の受け皿を狙う。

 ◆8区=渡島、檜山管内

 ◇逢坂、前田氏が大接戦
原田有康 66 共新

逢坂誠二 55 民元

前田一男 48 自前=[公]

 逢坂氏、前田氏が大接戦。逢坂氏は民主支持層をほぼ固めた。政策の重点に大間原発建設の凍結を掲げ、無党派層にも浸透。前回落選後、地道に地元を回って築いた知名度を生かし、無党派層の多い函館市など都市部で支持を伸ばす。

 前田氏は「経済の活性化と地方創生」を訴え、自民、公明支持層の大半を固めた。逢坂氏と同じく大間原発建設の中止を訴えているが、無党派層への浸透が伸び悩んでいる。郡部での支持拡大を図り、猛追する。

 原田氏も大間原発建設中止を訴えている。

 ◆重視する争点

 ◇「年金・医療・介護・子育て」最多「景気対策」「原発・エネ」続く
 最も重視する争点を尋ねたところ、「年金・医療・介護・子育て」が最多で33%。次いで多かったのが「景気対策」25%、「原発・エネルギー政策」10%、「地方再生」5%で続いた。

 年代別では、20、30、60、70代が「年金・医療・介護・子育て」、40代と50代が「景気対策」を最も重視する争点と答えた。

 衆院解散直前、第2次安倍改造内閣で問題となった「政治とカネ」や、安倍政権が進める積極外交や集団的自衛権の行使容認などの問題とも関わる「外交・安保」はいずれも3%にとどまった。

 ◆政党支持率

 ◇自民トップ27% 民主18% 公・共5%

 政党支持率は自民が27%でトップ。次いで民主18%、公明と共産が各5%、維新3%。次世代や生活、社民は1%だった。12年衆院選と比べると自民は22%から支持を伸ばし、民主も野党の選挙協力が進んだことで12%から伸ばした。

 年代別では、すべての年代で自民支持が民主を上回った。特に20〜30代と50代では20ポイント近く差が開いた。50代以上では共産が3位につけた。

 最も重視する争点は、自民支持層は景気対策がトップだったのに対し、民主支持層や無党派層などは年金や医療などの福祉政策を選んだ人が最多だった。

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 ※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある

2120チバQ:2014/12/08(月) 20:50:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk01010143000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その2止) 民主一部で奪還見通し /北海道
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◆9区=胆振、日高管内

 ◇堀井氏に幅広い支持
山岡達丸 35 民元

工藤良一 60 共新

堀井学 42 自前=[公]

 堀井氏が山岡氏に先行する。堀井氏は前回初当選してからの約2年間で選挙区内の18市町全てに個人後援会を発足させ、強固な基盤を築いてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、女性からの支持も厚い。

 山岡氏はアベノミクスを真っ向から批判。民主支持層の大半を固めたほか、鳩山由紀夫元首相の旧後援会や推薦を受ける大地の支持層の掘り起こしを図る。

 今夏の苫小牧市長選にも立候補した工藤氏は、比例票の上積みと連動した戦い。

 ◆10区=空知、留萌管内など

 ◇稲津氏、着実に浸透
木村賢治 63 共新

神谷裕 46 民新

稲津久 56 公前=[自]

 稲津氏が優勢。自民、公明支持層を固めたほか、民主、維新支持層の一部も取り込み、着実に支持を広げている。幅広い年齢層から支持が厚い。景気対策や年金・医療などを重視する層へ浸透している。

 神谷氏は立候補表明が公示直前と遅れ、知名度が浸透しきれておらず、民主支持層もまとめ切れていない。

 木村氏は消費増税中止を訴え、党勢拡大を図る。

 ◆11区=十勝管内

 ◇中川氏、優位な戦い
三津丈夫 68 民新

畑中庸助 63 共新

中川郁子 55 自前=[公][改]

 再選を目指す中川氏は自民、公明支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込んで優位な戦い。農水政務官としての実績をアピールし、農業者らへの浸透を加速させている。

 帯広市選出の道議だった三津氏は郡部での知名度不足が顕著。民主支持層をほぼまとめたものの、立候補表明が遅れたことで無党派層への浸透が鈍い。推薦を受ける大地との協力を進めることで、終盤の盛り返しに期待を寄せる。

 畑中氏は安倍政権への批判票の受け皿を狙う。

 ◆12区=宗谷の一部、オホーツク管内

 ◇武部氏、手早く先行
水上美華 32 民新

武部新 44 自前=[公]

菅原誠 41 共新

 武部氏が自民、公明支持層を手早く固め先行。前職の強みを生かし、各地域に築いた後援会組織をフル稼働させている。

 水上氏は「若さで挑戦」をアピールし、安倍政権批判を展開。民主支持層をほぼ固めたが、立候補表明が遅れたことが響き、知名度不足を解消しきれていない。無党派層や女性への浸透も不十分で、今後は選挙協力を結んだ大地支持層の取り込みに期待し、終盤での巻き返しを図る。

 菅原氏は消費増税中止などを訴えている。

 ◆消費増税延期

 ◇「評価する」52% 60代の45%は「評価しない」
 消費税率10%への引き上げ延期の賛否について尋ねたところ、評価するは52%、評価しないは38%だった。年代別でみると、評価すると答えたのが最も多かったのは20代の63%、評価しないとの回答が最多だったのは60代の45%だった。

 支持政党別では、自民、公明支持層の7割以上が評価すると答える一方、共産支持層の66%は評価しないと答えた。民主や維新の支持層では評価するとしないが拮抗(きっこう)する傾向にあった。

 ◆投票に行きますか 「必ず行く」69% 20代男性は関心低く

 投票に行くかを訪ねたところ、「必ず行く」が69%で最多。次いで「多分行く」が20%。「多分行かない」は4%、「行かない」は2%だった。「必ず行く」と「多分行く」の合計は各年代で8割以上を占めたが、20代では「多分行かない」と「行かない」の合計が2割近くなった。特に20代男性は女性に比べ13ポイント高く、関心の低さが目立つ。

 有権者全体の29%を占める無党派層に限ると、「多分行かない」と「行かない」の合計は12%だった。

 ◆集団的自衛権の行使

 ◇反対55%、賛成29% 自民支持層57%賛成
 安倍政権が閣議決定による憲法解釈変更で行使を容認した集団的自衛権への賛否を尋ねたところ、賛成が29%、反対が55%だった。

 支持政党別にみると、賛成と答えたのは自民支持層の57%、公明支持層の34%、民主支持層の12%、共産支持層の8%。反対と答えたのは自民支持層の31%、公明支持層の49%、民主支持層の84%、共産支持層の87%だった。維新支持層は賛成39%、反対51%で、次世代の党支持層は88%が賛成と答えた。

2121チバQ:2014/12/08(月) 20:50:42
 ◆比例道ブロック

 ◇自、民3議席視野に 公明1 共産、議席獲得の勢い
 比例代表道ブロック(定数8)は、自民が前回獲得した3議席を確保する勢い。従来は弱いとされた市区部に加え、郡部でも民主を上回る支持を得る。自民支持層の大半を固め、男女ともに幅広い年齢層から支持を受けている。

 前回「逆風」にさらされ、2議席にとどまった民主は、郡部で自民に迫る支持を集めている。支持層への浸透も自民をしのぐ勢いがあり、前回を上回る3議席は確保できそうだ。

 公明も支持層を固め、1議席を維持できそう。共産が支持層の大半を固めており、2000年の衆院選以来となる1議席を獲得する勢い。前回1議席を確保した維新は無党派層への広がりを欠き、議席維持が難しい情勢だ。

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 ※世論調査のグラフの数字は、小数点以下を四捨五入。合計が100%にならない場合がある

2122チバQ:2014/12/08(月) 20:51:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk07010013000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民、4選挙区で優勢 /福島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選特別世論調査の結果と、支局・通信部の取材から県内の小選挙区の情勢を分析したところ、自民が3区を除いて優勢で、前回の4議席の維持をうかがう勢いを見せている。民主は3区で安定した戦いを展開。ただ、投票先を決めていない有権者が4割近くおり、終盤で情勢が変わる可能性もある。【岡田英】

 ◆1区

 ◇亀岡氏先行、金子氏追う
 自民前職の亀岡偉民氏(59)が頭一つ先行し、民主新人の金子恵美氏(49)、共産新人の渡部保子氏(72)が追う。

 市部、町村部ともに優位に立つ亀岡氏は、自民、公明の支持層の約8割を手堅く固め、無党派層の約3割も取り込む。年代別では30、40代と60歳以上で半数近くの支持を得ている。職業別では自営業、製造・販売・サービス業、農林漁業、経営者の高い支持を集める。

 金子氏は、民主支持層の約9割をまとめた。支援を受ける社民のほか、維新や生活など第三極の支持層にも浸透。無党派層の支持は約4割に及んだ。今回は出馬を断念した元職で無所属の石原洋三郎氏(41)が支援を表明し、票固めを急ぐ。

 渡部氏は共産支持層の半数以上を固め、20代からの支持が高い。

 ◆2区

 ◇根本氏が優位な戦い
 自民前職の根本匠氏(63)が優位な戦いを進め、民主の岡部光規氏(46)と共産の平善彦氏(62)の両新人が続く。

 根本氏は、自民、公明支持層の8割以上を固めた。民主支持層の約2割、維新支持層の約3割も取り込み、無党派層の約3割からも支持を得た。全年代で幅広く浸透している。職業別では、自営業、経営者から支持を多く集めている。

 岡部氏は、民主支持層の約7割をまとめた。民主との調整で2区で候補を立てるのを見送った維新の支持層では約半数の支持を集める。無党派層の支持は約3割で、支持拡大を図る。

 平氏は、共産支持層の約8割を固めた。

 ◆3区

 ◇玄葉氏、安定した戦い
 民主前職の玄葉光一郎氏(50)が安定した戦いを展開。県内の立候補者で最多の8選を目指す。

 民主支持層の約9割をまとめた玄葉氏は、自民、公明支持層の約4割、維新支持層の約7割を取り込み、無党派層の支持も4割を超えた。30代以上では4割以上に浸透している。

 公示直前に立候補表明した自民新人の上杉謙太郎氏(39)は、自民支持層で約5割、公明支持層で約6割と支持を固め切れていない。無党派層の支持も約1割で、伸び悩んでいる。年代別にみると、20代で高い支持を得ている。

 共産新人の横田洋子氏(56)は、共産支持層の約5割を固め、支持拡大を図る。

 ◆4区

 ◇菅家氏を小熊氏猛追
 自民前職の菅家一郎氏(59)が一歩リードし、維新前職の小熊慎司氏(46)が猛追する。

 菅家氏は自民、公明の支持層の8割以上を手堅くまとめた。民主支持層、無党派層の2〜3割も取り込む。特に町村部で浸透し、年代別では、60歳以上の高齢層の支持が高い。

 小熊氏は、維新支持層の約9割を固めた。無党派層の支持が高く、約半数に浸透している。民主党顧問で2012年に引退した渡部恒三氏から支援を受ける一方で、同党4区総支部は自主投票を決めており、民主支持層への浸透は半数程度。市部では菅家氏と競り合っている。

 共産新人の田中和加子氏(58)は共産支持層の約6割をまとめ、組織固めを急ぐ。

 ◆5区

 ◇吉野氏を追う吉田泉氏
 自民前職の吉野正芳氏(66)が優勢で、民主前職の吉田泉氏(65)が懸命に追う。

 自民党の公認が公示前日まで出ず、準備が出遅れた吉野氏だが、自民の支持層の約9割を固めた。公明支持層の約6割、維新支持層の約5割も取り込んでいる。無党派層の支持は約2割にとどまっており、支持拡大を図る。

 吉田泉氏は、民主支持層の約8割をまとめた。無党派層では支持が最も多く、約3割に浸透。維新や生活、共産の支持層の一部からも支持を集める。年代別では70歳以上で約3割の支持を得ている。職種別では、製造・販売・サービス業に食い込む。

 その後を追う共産新人の吉田英策氏(55)は共産支持層の約7割を固めた。

2123チバQ:2014/12/08(月) 20:51:57
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 ◇1区(3)=福島、相馬、南相馬、伊達市、伊達、相馬郡
金子恵美 49 [元]参院議員 民新

亀岡偉民 59 [元]復興政務官(2)自前=[公][改]

渡部保子 72 党地区役員 共新

 ◇2区(3)=郡山、二本松、本宮市、安達郡
平善彦 62 党地区副委長 共新

根本匠 63 [元]復興相(6)自前=[公][改]

岡部光規 46 医師 民新

 ◇3区(3)=白河、須賀川、田村市、岩瀬、西白河、東白川、石川、田村郡
上杉謙太郎 39[元]参議員秘書 自新=[公][改]

玄葉光一郎 50 [元]外相(7)民前

横田洋子 56 喫茶店長 共新

 ◇4区(4)=会津若松、喜多方市、南会津、耶麻、河沼、大沼郡
菅家一郎 59 [元]県議(1)自前=[公][改]

田中和加子 58 党地区副委長 共新

小熊慎司 46 [元]参院議員(1)維前

小川右善 65 党県代表 社新

 ◇5区(3)=いわき市、双葉郡
吉田英策 55 党地区副委長 共新

吉田泉 65 [元]副復興相(4)民前

吉野正芳 66 [元]副環境相(5)自前=[改]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、改=新党改革。

2124チバQ:2014/12/08(月) 20:52:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk09010131000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 自民1、3、4、5区優勢 /栃木
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 安倍政権の是非を問う14日の衆院選投開票を前に、毎日新聞は5〜7日、全国の有権者を対象に特別世論調査を実施し、これまでの取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。前職5人を擁立する自民は1、3、4、5区で他の候補をリードし、優位な戦いを進めている。2区は先行する民主前職を自民前職が追う展開。ただ、調査時点では全体の4割以上が「小選挙区の投票先はまだ決めていない」と答えており、情勢は変化する可能性がある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇船田氏が支持拡大 追い上げ図る柏倉氏
 自民前職の船田元氏(61)が安定した戦いを進める。自民支持層に幅広く浸透し、公明支持層は約6割を固めた。年代別でも幅広く支持を受けている。

 みんなが解党し、2区から1区に移った民主前職の柏倉祐司氏(45)は民主支持層の大半を固めた。さらに知名度アップで追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は共産支持層以外の票獲得に力を注ぐ。

 「支持政党なし」の有権者約4割が投票先を無回答としており、無党派層の票の取り込みが鍵になる。

 ◆2区

 ◇福田氏が先行 追う西川氏
 前知事で民主前職の福田昭夫氏(66)が先行し、農相で自民前職の西川公也氏(71)が追う。みんな解党で前職の柏倉氏が民主の1区に移ったため、投票先を失った旧みんな支持層の票の取り込みが鍵を握りそうだ。

 福田氏は民主支持層を固め、維新支持層の8割、無党派層の4割から支持を得る。自民、公明支持層の一部も切り崩している。

 西川氏は自民支持層の8割近くを固めつつある一方、公明をはじめ他党支持層への浸透が進んでいない。無党派層の支持は2割弱にとどまっている。

 共産新人・阿部秀実氏(55)は共産支持層以外への広がりを欠く。

 ◆3区

 ◇渡辺氏に逆風 簗氏が一歩リード
 再選を目指す自民前職の簗和生氏(35)が、みんな解党で無所属となった同党元代表で前職の渡辺喜美氏(62)を一歩リードしている。

 地元市町長や業界団体の支援を受ける簗氏は自公支持層の6割を固め、民主支持層や無党派層にも食い込んで支持を広げる。連続6回当選の渡辺氏は父美智雄元副総理(故人)から強固な地盤を受け継ぎ知名度も勝るが、8億円借入金問題や解党で逆風。維新や生活など第三極の支持層に浸透するほか、民主や無党派層からも支持を得る。共産新人の秋山幸子氏(63)は共産支持層を固めた。

 ◆4区

 ◇佐藤氏安定の戦い 追う藤岡氏と山崎氏
 自民前職の佐藤勉氏(62)が安定した戦いで先行し、みんなから替わった民主新人の藤岡隆雄氏(37)、共産新人の山崎寿彦氏(62)が追う展開。佐藤氏は自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固めた。維新支持層の約4割にも食い込み、無党派層からも一定の支持を得ている。

 藤岡氏は民主、生活支持層の約8割を固めたが、維新支持層からの支持は約3割、無党派層は約1割にとどまった。

 山崎氏は共産支持層の約9割を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。

 ◆5区

 ◇茂木氏がリード 無党派層にも浸透
 自共一騎打ちの構図となったが、自民前職の茂木敏充氏(59)が高い知名度と強固な支持基盤を生かして大きくリードしている。自民、公明支持層をほぼ固めたうえ、着実に無党派層へと浸透している。民主、維新支持層も一定数を取り込んでいる模様だ。

 共産新人の川上均氏(58)は共産支持層の8割以上をまとめ、民主、維新支持層へも食い込んでいるが限定的。今後の支持拡大に力を注ぐ。

2125チバQ:2014/12/08(月) 20:53:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk11010174000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、ほぼ全域で優位 社会保障に高い関心(その1) /埼玉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◇野党、厳しい戦い 民主、維新一本化浸透せず
 第47回衆院選は、投開票日の14日まで残すところ1週間を切った。毎日新聞は5〜7日に電話による世論調査を実施し、県内の支局・通信部の記者の取材も踏まえて各選挙区の情勢を探った。政権与党の自民は公明の支援を受けるなどしてほぼ全域で優位な状況にあり、野党は厳しい戦いを強いられている。民主や維新の間では候補者を一本化する調整が図られたが、反自民層を取り込みきれていない。次世代と共産もまだそれぞれの支持層をまとめきれておらず、社民は存在感を高めるのに懸命だ。一方で無所属でも安定した戦いを進める候補もいる。世論調査では、県内有権者の約半数が小選挙区での投票先を決めていないことも判明。情勢はまだ流動的だ。(名鑑は届け出順、年齢は投開票日現在)

 ◇1区、村井氏が一歩リード
 ◆1区

松村敏夫氏 40 共新

村井英樹氏 34 自前

武正公一氏 53 民前

松本翔氏 29 社新

   ◇  ◇

 2期目を狙う村井氏が自民支持層の7割以上を固めて一歩リードし、6期目を目指す武正氏が追う。

 村井氏は自民支持層と、公明支持層の7割以上を固めた。幅広い年代に一様に浸透している。

 武正氏は民主支持層の9割を固め、生活、維新支持層にも食い込む。無党派層では両氏が競り合う。

 松村氏、松本氏は組織票固めを急ぐ。無党派層は8割以上が投票先を決めておらず、鍵を握る。【西田真季子】

 ◆2区

新藤義孝氏 56 自前

奥田智子氏 46 共新

   ◇  ◇

 前回選まで民主元職との激戦を繰り返してきた新藤氏は今回、自共対決の構図で優位に立つ。元総務相として他府県の自民系候補の応援に走り回り、地元選対がフル稼働で支持基盤を固める。自民支持層の9割以上、公明支持層の8割を固めてほぼ盤石。支持政党のない層でも大きくリードする。各年代から幅広く支持を集め、40代以下は圧倒的な強さ。

 奥田氏は共産支持層の9割を固め、民主や維新など反自民層にも浸透している。【鴇沢哲雄】

 ◇3区、黄川田氏を細川氏追う
 ◆3区

宮川雅之氏 40 共新

細川律夫氏 71 民元

黄川田仁志氏 44 自前

   ◇  ◇

 再選を狙う若手の黄川田氏を返り咲きを目指すベテランの細川氏が追う。

 アベノミクスを前面に押し出す黄川田氏は自公の支持層を8割固めた。景気対策や年金▽医療▽介護▽子育てを重視する層から広く支持を受ける。

 当選7回の実績を誇る細川氏は民主支持層の8割超を固めた。消費増税や原発政策に関心のある層を取り込み、逆転を狙う。

 宮川氏は共産支持層を固めた。【木村敦彦】

 ◆4区

豊田真由子氏 40 自前

桜井晴子氏 58 共新

神風英男氏 53 民元

   ◇  ◇

 再選を目指す豊田氏が組織戦を展開し、優位に立つ。厚労省職員の経験を生かして子育て・医療・福祉分野での実績を強調し、幅広い年齢層に浸透。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、次世代支持層の票も取り込む。

 元防衛政務官の神風氏は民主支持層の7割、維新支持層の6割を固める。今回9区に移った維新・青柳氏が前回獲得した約4万6000票の行方が鍵を握る。桜井氏は、共産支持層の7割をまとめた。【鈴木梢】

 ◆5区

山本悠子氏 62 共新

牧原秀樹氏 43 自前

枝野幸男氏 50 民前

   ◇  ◇

 抜群の知名度を誇る党幹事長の枝野氏と牧原氏が激しく競り合う展開。

 枝野氏は幅広い年代から支持を集める。特に30代男性からの支持は7割超。民主支持層は6割以上をまとめ、維新支持層も固めつつある。投票先を決めていない4割の無党派層への浸透を急ぐ。

 牧原氏は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層は3割超にとどまる。公示後の街頭演説では党幹部らが続々と応援弁士に駆けつけ、保守層への支持拡大に懸命だ。

 山本氏は共産支持層の6割しか固められておらず、伸び悩む。【川畑さおり】

2126チバQ:2014/12/08(月) 20:53:28
 ◆6区

大島敦氏 57 民前

戸口佐一氏 64 共新

中根一幸氏 45 自前

   ◇  ◇

 中根氏と大島氏が大接戦。まだ投票先を決めていない無党派層の4割をどちらが取り込むかが鍵になりそう。

 中根氏は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超を固めた。ミニ集会などを開いてこまめに選挙区内を回り、保守層の票のさらなる上積みに力を注ぐ。維新支持層の取り込みも狙う。

 大島氏は民主支持層をほぼまとめ、維新支持層と無党派層にも3割超の支持を取りつけた。50代、60代男性からは5割以上の支持を集めており、若い世代への浸透を急ぐ。

 戸口氏は共産支持層の8割をまとめ、さらなる支持拡大を図る。【川畑さおり】

 ◆7区

根本千裕氏 55 次新

神山佐市氏 60 自前

長沼チネ氏 64 共新

小宮山泰子氏 49 民前

   ◇  ◇

 神山氏が自民支持層の9割を固めてリード。小宮山氏、続いて長沼氏が追う展開。

 神山氏は40、50代の年齢層や自営業者、景気対策を重視する層を中心に、幅広く支持を集める。

 小宮山は民主支持層をほぼ固めたほか、維新支持層からも一定の支持を得ているが、神山氏に一歩及んでいない。

 長沼氏は共産支持層に広く浸透。根本氏は支持を拡大できておらず、知名度アップが課題。【大島英吾】

 ◆8区

小野塚勝俊氏 42 民元

辻源巳氏 43 共新

柴山昌彦氏 49 自前

   ◇  ◇

 解散4日後に14人の保守系市議を集めて後援会事務所を開くなど手堅い組織固めを見せた柴山氏が優位に立つ。自民支持層の大半を固め、推薦を受けていない公明支持層からも6割の支持を得る。

 小野塚氏は民主支持層の7割、維新の6割をまとめたが、無党派層の支持は柴山氏に大きく引き離されるなど伸び悩む。共産支持層の大半を固めた辻氏は民主や維新支持層の1割からの支持も得ている。【海老名富夫】

 ◆9区

大塚拓氏 41 自前

広森すみ子氏 66 共新

青柳仁士氏 36 維新

   ◇  ◇

 大塚氏が自民、公明支持層の大半をまとめ、無党派層にも浸透している。男性6割、女性4割から支持を受け、各年代からも一様に支持を得ており、全体の半数超に及ぶ勢い。

 青柳氏は維新支持層の大半、民主支持層の8割近くを固めたが、無党派層からの支持は2割にとどまる。民主の選挙カー応援を受けるなど「野党共闘」を掲げ、非自民層への食い込みを図る。広森氏は、共産支持層を固めた。【海老名富夫】

 ◆10区

石井祐一氏 63 共新

坂本祐之輔氏 59 維前

山口泰明氏 66 自前

   ◇  ◇

 厚い自民支持層に支えられる山口氏が優位に立ち、無党派層への食い込みを狙う坂本氏が追う。石井氏は共産支持層を固め、無党派層にも浸透を図る。

 山口氏は自民と、推薦を受ける公明の支持層をほぼ固めた。年代では20代と40代、争点では景気対策を重視する層の支持が厚い。

 坂本氏は公認候補を擁立しなかった民主などの支持層への浸透も図りたいが、まとめきれていない。無党派層の支持は山口氏と拮抗(きっこう)する。【中山信】

2127チバQ:2014/12/08(月) 20:53:55
 ◆11区

柴岡祐真氏 30 共新

小泉龍司氏 62 無前

今野智博氏 39 自前

   ◇  ◇

 無所属ながら安定した地盤を持つ小泉氏が一歩リード。選挙区内に網羅された後援会組織を軸に民主支持層の7割、自民支持層と公明支持層の4割もまとめた。無党派層の5割にも浸透し、幅広い年代の支持を得る。

 今野氏は自民支持層の5割弱しかまとめられておらず、公明支持層や無党派層でも伸び悩む。地元の深谷市以外の票固めに懸命だ。

 柴岡氏は共産支持層の8割を固め、若さを売りに無党派層からの支持拡大を狙う。【橋本政明】

 ◆12区

森田俊和氏 40 次新

野中厚氏 38 自前

本多平直氏 50 民元

鈴木千賀子氏 59 共新

   ◇  ◇

 候補者4人が争う中で、野中氏が優位に立つ。自民支持層の6割以上を固め、公明支持層も順調にまとめつつある。

 元経産政務官の本多氏は民主支持層を固めた。無党派層にも浸透を図り、返り咲きを狙う。

 森田氏は次世代支持層の9割をまとめているが、無党派層からの支持を広げられていない。地元の熊谷市以外の支持拡大が鍵だ。

 鈴木氏は共産支持層の8割をまとめた。【橋本政明】

 ◆13区

山内康一氏 41 民前

土屋品子氏 62 自前

秋山文和氏 67 共新

中村匡志氏 37 次新

   ◇  ◇

 6期目に挑む土屋氏は故父・義彦元知事から引き継いだ固い支持基盤に加え、推薦を受けた公明支持層にも食い込み、優位に立つ。

 解党したみんなから民主へ移籍した山内氏は民主支持層の8割を固めた。前回、票を奪い合った維新との“野党協力”の成果が試される。

 「安倍政権の暴走ストップ」を掲げる秋山氏は市議30年の知名度を生かし、支持拡大を図る。衆院選再挑戦の中村氏は精力的な選挙運動で票を掘り起こす。【栗原一郎】

 ◆14区

鈴木義弘氏 52 維前

三ツ林裕巳氏 59 自前

苗村光雄氏 58 共新

   ◇  ◇

 再選を目指す三ツ林氏は、首長や地元議員らと連携して後援会組織をフル稼働させ、保守票をほぼ固めた。公明支持層も6割をまとめ、安定した戦いを見せる。

 鈴木氏は維新支持層の7割を固めたが、民主支持層に浸透しきれていない。投票先を決めていない5割の有権者を巡り、三ツ林氏が強い幸手市など選挙区の北部でどこまで迫れるかが鍵となる。

 苗村氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層へも食い込む。【清水勝】

 ◆15区

高山智司氏 44 民元

田村勉氏 66 共新

田中良生氏 51 自前

   ◇  ◇

 田中氏が地元の蕨市や大票田のさいたま市南区に浸透、保守支持層を手堅く固めて抜け出した。地元市議らときめ細かく街頭演説をしつつ、票を掘り起こす。自民、公明支持層の8割以上を固め、20、30代の支持が高い。

 高山氏は各地で小集会を開き、票の掘り起こしを図る。民主支持層を固めたものの、無党派層に浸透しきれていない。

 田村氏は共産支持層の7割を固めたが、広がりを欠く。【鴇沢哲雄】

2128チバQ:2014/12/08(月) 20:55:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010185000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その1) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は7日までの3日間、衆院選に関する全国世論調査を行い、取材結果と総合して選挙中盤の情勢を探った。県内13選挙区のうち、11選挙区で自民党が優位か先行し、民主が優位に立っているのは野田佳彦前首相の4区のみ。野党間の候補者調整などで民主が擁立を見送った五つの選挙区でも自民のリードを許している。ただ、有権者の半数が小選挙区での投票先を決めておらず、終盤に情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇田嶋氏、門山氏が激戦
 全国的に自民が圧勝した前回も小選挙区を制した民主田嶋氏と自民門山氏が激戦を演じている。共産吉田氏と次世代田沼氏は巻き返しに必死だ。

 田嶋氏は民主支持層を固め、維新や生活支持層の一部も取り込んだ。地域をこまめに歩いて得た知名度で、無党派層の4割弱にも浸透している。門山氏は自民支持層の7割、公明支持層をほぼ固めた。景気対策を重視する層から高い支持を得ているが、無党派層への浸透が課題となっている。県内最年少候補の吉田氏は共産支持層の8割をまとめたが、広がりがない。前回、維新の会公認で比例復活した田沼氏は維新支持層の一部から支持を得ているが、足元の次世代支持層を固め切れていない。

 ◆2区

 ◇小林氏が優位保つ
 自民小林氏が他候補を引き離してリードを保ち、共産小松氏、維新藤巻氏が後を追う。候補乱立で票が割れた前回の反省から野党間調整で擁立を見送った民主の支持層の行方が定まっていない。

 小林氏は自民支持層の8割、公明支持層の8割強を手堅く固めた。前回当選後も地域回りを続け、男女とも幅広い世代、職業に浸透し、争点として消費増税を重視する層から支持を得る。小松氏は共産支持層の8割を固め、憲法改正を重視する層からの支持を集める。藤巻氏は維新支持層の7割を固め、生活、民主支持層の一部も取り込む。出馬出遅れもあり、無党派層の支持に期待するが、浸透しきれていない。

 ◆3区

 ◇松野氏、支持広げる
 前回同様、野党候補が競合し、自民松野氏が優位な戦い。大小100超の後援会と推薦を得た公明の組織を軸に支持を広げ、無党派層にも浸透しつつある。争点として景気対策を重視する層から支持を集める。

 2度目の返り咲きを目指す生活岡島氏は父正之氏の代からの基盤を固め、離党した民主支持層にも食い込む。「脱原発」などの訴えは一定支持を得ているが、自民支持層を崩すまでは至っていない。

 前回も立候補した民主青山氏は、党公認と連合の推薦の手続きが遅れ、立て直しに懸命だ。維新支持層の一部を取り込むものの、無党派層に浸透しきれていない。共産椛澤氏は共産支持層を固めつつあるが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 ◆4区

 ◇野田氏を追う木村氏
 前首相の知名度を生かした民主野田氏が安定した戦い。公示1週間前に公認が決まった自民木村氏が必死に追い上げている。

 野田氏は他候補の応援に駆け回る一方、可能な限り地元選挙区への露出も続け、民主支持層をほぼ固めた。自民支持層の約2割、無党派層の約3分の1も取り込み、幅広い。約30年間続く朝の駅頭立ちが浸透している。

 木村氏は公明支持層の7割から支持を得るなど組織選挙の強みを生かす。だが、無所属の西尾氏にも自民支持層の約1割を奪われ、知名度向上が課題。保守系地元市議らの協力で更なる浸透を狙う。

 西尾氏は「ハト派保守」を掲げ、共産斉藤氏は「消費増税中止」などを訴え、支持拡大を図る。

 ◆5区

 ◇薗浦氏が優勢に戦う
 自民薗浦氏が優勢に戦いを進め、民主村越氏らが追っている。

 薗浦氏は自民支持層の7割を固め、無党派層の2割から支持を受けている。前回、「第三極」3党が集めた計約8万票の行方が鍵を握るが、陣営は「取り込めている実感はない」と票の上滑りを警戒し、組織の引き締めに懸命だ。

 村越氏は民主支持層はほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。街頭演説などで「子育てを支援し社会保障を充実させて一人一人に行き渡る政策を実現する」と呼びかけ、巻き返しを期す。

 浅野氏は共産支持層のほか、無党派層の一部も取り込む。街頭演説などで票の掘り起こしを図る。石田氏は支持が広がっていない。

2129チバQ:2014/12/08(月) 20:55:42
 ◆6区

 ◇渡辺氏、生方氏をリード
 前回小選挙区を制した自民渡辺氏が比例復活した民主生方氏をリードする展開。

 渡辺氏は後援会組織をフル回転させ、自民、公明支持層の約7割を固めている。公示前に安倍晋三首相が応援演説に駆けつけたほか、自民党幹部の応援も続いており、無党派層への浸透も図っている。

 生方氏は民主支持層の8割を固め、無党派層からの支持は渡辺氏と伯仲している。駅頭で活発なつじ立ち行うなど、追走に懸命だ。

 共産三輪氏は消費増税反対などを訴え、票の掘り起こしを目指している。次世代遠藤氏は出馬表明の遅れを取り戻そうと、連日駅頭に立って支持を訴えるが、広がりを欠いている。

 ◆7区

 ◇斎藤氏、安定した戦い
 知名度と現職の強みを生かし、自民斎藤氏が安定した戦いを進めている。野党間の候補者調整で擁立を見送った民主の票は分散している。

 斎藤氏は後援会組織が活発に動き、自民、公明支持層をほぼ固めている。地域を丹念に回って、政権の経済政策の成果を訴えることで、さらなる集票を目指している。

 維新石塚氏は維新支持層の5割しか固めきれていない。1日30カ所のつじ立ちなどで集票を狙うが、民主支持層の一部が斎藤氏や社民阿部氏に流れるなど浸透しきれていない。

 共産渡部氏は共産支持層をほぼ固め、前回以上の得票を狙う。

 社民が県内で唯一擁立した阿部氏は出遅れが響き、知名度向上に躍起だ。

 ◆8区

 ◇桜田氏が引き離す
 自民県連会長の桜田氏が他候補を引き離し、安定した戦いを展開している。自民支持層の約8割、連立政権を組む公明支持層も約9割を固め、一部の民主支持層からも支持を得ている。男女ともに均等に浸透しつつあり、特に20代女性から高い支持を受けている。

 民主との候補者調整で出馬した太田氏は、維新支持層を固め、無党派層への浸透に懸命だが、民主支持層への広がりを欠く。女性からの支持が低く、桜田氏と対照的に若い男性からの支持は高いが、中高年層への浸透も課題になる。

 小野里氏は、共産支持者を固めた。最も重視する争点として、女性閣僚が辞任に追い込まれた「政治とカネ」の問題や憲法改正を挙げた層の支持が高い。

 ◆9区

 ◇秋本氏が一歩リード
 再選を目指す自民秋本氏が一歩リードし、前回比例復活した民主奥野氏が追う展開。

 秋本氏は自民・公明支持層の7〜8割を固めたほか、維新支持層の3割にも浸透。閣僚の応援を受けつつ、アベノミクスの実績を強調し、争点として景気対策を重視する層からの支持を集める。支持の年代層も幅広い。

 奥野氏は、民主支持層の8割を固め、維新支持層も3割取り込んでいる。鍵を握るとみられる無党派層からは秋本氏(約2割)を上回る約3割の支持を集めており、上積みに懸命だ。

 共産鴨志田氏は共産支持票をほぼ固めたが、広がりに欠ける。次世代西田氏は保守層の取り込みを目指し、あいさつ回りなどで支持拡大を図っている。

 ◆10区

 ◇林氏が抜け出す

 閣僚経験がある林氏が抜け出した。自民支持層は約8割を固め、民主、維新支持層の一部にも浸透しているが、公明支持層が約6割にとどまっており、固めるのが課題。職業別では農林漁業職からの支持が高く、専門職・技術職や経営者・管理職にも浸透している。

 谷田川氏は所属する民主支持層を約8割まで固めているが、党本部主導で候補者調整を進めてきた維新の支持層からの支持も約6割にとどまっており、両党の支持層からの票の掘り起こしで巻き返しを図る。年代別では特に20代の支持が低く、若者への浸透も課題だ。

 笠原氏は共産支持層約7割を固めた。しかし、その他の支持層には浸透しておらず、広がりを欠いている。

2130チバQ:2014/12/08(月) 20:56:02
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 ◆立候補者の顔ぶれ

 (届け出順)

 ◇1区(4)=千葉市中央・稲毛・美浜区
門山宏哲 50 弁護士 (1)自前=[公]

田嶋要 53 [元]経産政務官 (4)民前

吉田直義 27 党准地区委員 共新

田沼隆志 38 [元]千葉市議 (1)次前

 ◇2区(3)=千葉市花見川区、習志野、八千代市
小松実 66 [元]県議 共新

小林鷹之 40 [元]財務省職員 (1)自前=[公]

藤巻健太 31 [元]銀行員 維新

 ◇3区(4)=千葉市緑区、市原市
松野博一 52 [元]副文科相 (5)自前=[公]

岡島一正 57 [元]NHK職員 (2)生元

青山明日香 32 [元]衆議員秘書 民新

椛澤洋平 35 党支部員 共新

 ◇4区(4)=船橋市中南部
西尾憲一 64 [元]県議 無新

木村哲也 45 [元]県議 自新=[公]

野田佳彦 57 [元]首相 (6)民前

斉藤和子 40 党県委員 共新

 ◇5区(4)=市川市中南部、浦安市
村越祐民 40 [元]外務政務官(2)民元

薗浦健太郎 42 外務政務官 (2)自前=[公]

浅野史子 44 党県女性部長 共新

石田和男 77 不動産賃貸業 無新

 ◇6区(4)=市川市北部、松戸市南部
三輪由美 59 [元]県議 共新

渡辺博道 64 [元]副経産相 (5)自前=[公]

遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 (1)次元

生方幸夫 67 [元]副環境相 (5)民前

 ◇7区(4)=松戸市北部、野田、流山市
渡部隆夫 71 党地区役員 共新

阿部治正 60 [元]流山市議 社新

石塚貞通 47 司法書士 維新

斎藤健 55 党副幹事長 (2)自前=[公]

 ◇8区(3)=柏市西部、我孫子市
太田和美 35 [元]会社社長 (2)維元

桜田義孝 64 党副幹事長 (5)自前=[公]

小野里定良 67 党地区役員 共新

 ◇9区(4)=千葉市若葉区、佐倉、四街道、八街市
秋本真利 39 [元]富里市議 (1)自前=[公]

鴨志田安代 59 党地区委員長 共新

西田譲 39 [元]県議 (1)次前

奥野総一郎 50 [元]総務省職員 (2)民前

 ◇10区(3)=銚子、成田、旭、匝瑳、香取市、香取郡、山武郡横芝光町(旧光町)
笠原正実 60 党地区委員長 共新

谷田川元 51 [元]県議 (1)民元

林幹雄 67 [元]防災担当相 (7)自前=[公]

 ◇11区(3)=茂原、東金、勝浦、山武、いすみ、大網白里市、山武(旧光町除く)、長生、夷隅郡
椎名史明 57 党地区委員長 共新

森英介 66 [元]法相 (8)自前=[公]

金子健一 57 [元]一宮町議 (1)生元

 ◇12区(2)=館山、木更津、鴨川、君津、富津、袖ケ浦、南房総市、安房郡
浜田靖一 59 [元]防衛相 (7)自前=[公]

米本展久 63 党地区委員長 共新

 ◇13区(3)=船橋市北部、柏市東部、鎌ケ谷、印西、白井、富里市、印旛郡
中川勝敏 68 党地区委員 共新

若井康彦 68 [元]国交政務官 (3)民前

白須賀貴樹 39 歯科医師 (1)自前=[公]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、無=無所属。

2131チバQ:2014/12/08(月) 20:56:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk12010360000c.html
2014衆院選:中盤情勢 11選挙区で自民先行 民主は伸び悩む(その2止) /千葉
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◆11区

 ◇森氏は安定した戦い
 民主の空白区で、9期目をめざす自民森氏が安定した戦い。自民、公明支持層を中心に支持を固め、無党派層にも浸透する勢い。党新人候補の応援遊説をこなす傍ら、選挙区内では精力的な街頭演説を展開。民主党政権が誕生した前々回、崩れた一部組織も再構築し、17市町村の党支部を生かした組織がフル回転している。

 共産椎名氏は党支持層をほぼ固めた。政権の経済政策「アベノミクス」に反発する地元中小企業、個人商店を中心に支持を広げる。維新など他政党支持層の一部からも支持を得ている。

 生活金子氏は民主、維新の一部にも浸透するが広がりに欠く。インターネットを駆使した選挙戦で若い世代からの支持を狙う。

 ◆12区

 ◇浜田氏が盤石の戦い
 強固な地盤を誇る自民浜田氏が一騎打ちとなった共産米本氏を寄せ付けず、父幸一氏を超える8選に向けて盤石な戦いを進めている。ただし、全体の5割近くが小選挙区の投票先を「まだ決めていない」としており、行方が注目される。

 浜田氏は自民支持層の約8割、公明支持層の7割近くを固め、無党派層の4割近くにも支持を広げる。浜田氏が県外遊説に追われる中、陣営は緩みを警戒し、引き締めに躍起だ。

 米本氏は共産支持層の大半を固めた。自民との対決姿勢を鮮明にし、共産以外の非自民票の取り込みも狙い、民主、維新の支持層では浜田氏と互角以上に渡り合っている。だが、支持は主に中高年層で、広がりに欠ける。

 ◆13区

 ◇白須賀氏優勢、追う若井氏
 小選挙区での再選を目指す自民白須賀氏がリードし、4選を目指す民主若井氏が追いかけている。

 白須賀氏は10カ所の支部をフル回転させ、自民支持層の8割以上を固め、公明支持層からも6割以上の支持を得ている。争点では増税延期を評価し、集団的自衛権行使に賛成する人のそれぞれ6割近い支持を集めている。

 若井氏は、民主支持層の7割以上を固め、候補者調整で擁立を見送った維新の支持層の4割に浸透している。ただ、無党派層からの支持は自民にも分散しており、2割にとどまる。増税延期を評価しない人の3割以上に支持され、地方再生を重視する人の支持が目立つ。共産中川氏は共産支持層の7割を固めている。

2132チバQ:2014/12/08(月) 20:57:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk19010040000c.html
2014衆院選:中盤情勢 区割り変更、激戦に 小選挙区は横一線(その1) /山梨
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は衆院選公示後の5〜7日、電話による特別世論調査を実施した。調査結果に取材を加味し、山梨の2小選挙区の中盤情勢を分析した。前回(12年)より選挙区が1減となり、両選挙区とも激しく競り合っている。1区は、民主前職の中島克仁氏と自民前職の宮川典子氏が横一線の戦い。2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏と自民前職の堀内詔子氏が激戦となっている。一方、投票先を決めていない有権者も全体で約5割、無党派層では約7割いるなど終盤に向けて情勢は流動的な要素も残している。【衆院選取材班】

 ◇中島氏、宮川氏譲らず
 中島氏と宮川氏が、横一線の戦いを展開。勝敗の行方は終盤までもつれそうだ。

 中島氏は民主支持層の約8割をまとめ、県内で連携している維新支持層では約6割を固めた。無党派層では約3割から支持を集め、宮川氏に先行している。父は故中島真人参院議員で、保守層への浸透も図ってきたが、自民支持層では1割未満と現時点で伸びを欠いている。世代別では特に50、60代の支持層に厚みがある。

 宮川氏は自民支持層の約8割を固めたほか、今回初めて党の推薦を受けた公明支持層でも約6割に浸透。各世代から万遍なく支持を集めている。ただし、無党派層では約1割で伸び悩んでいる。陣営は、比例近畿ブロックに転出した小沢鋭仁氏の有力支援者を回るなど「維新票」の食い込みも狙ったが、まだ浸透できていない。

 遠藤氏は、共産支持層をほぼ固め、さらに比例票の積み増しを狙う。無党派層への浸透が終盤戦での課題となりそうだ。

 ◇並走続く「保守分裂」
 4度目の「保守分裂」選挙となる2区は、長崎氏と堀内氏が激しく競り合っている。

 長崎氏は前回に続く3度目の無所属での出馬。街頭での遊説をこまめに行い、協力関係にある県議の集会で支持を訴えるなどで自民支持層の2割程度をまとめた。無党派層の約3割にも広く浸透する。候補者擁立を見送った民主支持層の約8割に食い込む。今後、2割近い支持がある公明、第三極の支持層の取り込みを図る。

 堀内氏は集会や街頭演説で「自民党公認候補」を強調する戦術を展開。義理の父、光雄氏から引き継いだ地盤で、この2年間でこまめに地域のイベントなどに顔を出し、自民支持層の6割や公明支持層の3割を固めた。無党派層への一定の浸透を図る。幅広い年代に浸透しており、40代から50代の有権者に支持を広げている。

 秋山氏は共産支持層を手堅くまとめているほか、無党派層にも一定程度浸透し、終盤にかけて追い上げを図っている。

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 ◇1区(3)=甲府、北杜、甲斐、韮崎、南アルプス、中央市、昭和、市川三郷、富士川、身延、早川、南部町
中島克仁 47 医師(1)民前

遠藤昭子 63 党県委員 共新

宮川典子 35 [元]学校教諭(1)自前=[公]

 ◇2区(3)=山梨、甲州、笛吹、大月、都留、上野原、富士吉田市、富士河口湖、西桂町、丹波山、小菅、道志、忍野、山中湖、鳴沢村
秋山晃一 61 党県委員 共新

長崎幸太郎 46 [元]財務省主査(2)無前

堀内詔子 49 私立美術館長(1)自前=[公]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別、の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。

2133チバQ:2014/12/08(月) 20:58:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk20010058000c.html

2014衆院選:中盤情勢 自民が優勢な展開 投票先未定4割強(その1) /長野
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 ◇消費増税先送り 「評価する」55%
 毎日新聞が5〜7日に実施した衆院選(14日投開票)の特別世論調査で、県内では消費税10%への再増税先送りについて、過半数が評価すると回答した。調査結果に取材で得た情報を加味して分析したところ、1区は民主が、2区は自民が一歩リード。3区は維新、自民、民主が三つどもえの戦いを展開し、4、5区は自民が優勢となっている。一方、調査時点で4割強が投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。【衆院選取材班】

 安倍晋三首相が衆院解散の理由の一つとした、消費税10%への引き上げ先送りについて尋ねたところ、「評価する」との答えが55%に上り、「評価しない」の34%を大きく上回った。ただ、政策別で有権者の関心を尋ねる設問では、再増税の先送りについて「重視する」とした人は全体の5%にとどまり、大きな争点と捉えていない傾向がうかがえる。

 年代別で「評価する」の割合が高かったのは、20代(84%)、30代(65%)となった一方で、「評価しない」と回答したのは70代以上(39%)、60代(36%)となり、若い年代ほど先送りを支持する傾向が見られた。

 支持政党別で「評価する」とした人の割合は、自民73%▽民主45%▽維新53%▽公明78%▽次世代62%▽共産24%。このうち、民主、共産の支持者は「評価しない」の割合がそれぞれ48%、71%を占め、「評価する」を上回っている。無党派層は「評価する」が約半数を占めた。

 職業別では、「評価する」とした経営者・管理職と自営業などで6割以上に上り、「評価しない」を大きく上回っている。

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 ■各選挙区の情勢

 ◆1区

 ◇篠原氏が一歩リード
 民主には大逆風だった前回選で、選挙区を制した篠原氏が一歩リードし、比例復活当選だった小松氏が追う。武田氏と宮沢氏は伸び悩んでいる。

 5選を目指す篠原氏は民主支持者の約8割、無党派層の約4割を固め、他党支持者へも浸透。幅広い年代から支持を集めている。集団的自衛権の行使容認に反対する層の4割以上から支持を集めている。

 前回約1万票差で2位だった小松氏は、自民支持者の約7割を固めたが、公明支持者や無党派層への浸透はこれから。年代別では50代の支持が多い。景気対策や外交・安保を重視する層からの支持が4候補の中で最も高い。

 武田氏は、共産支持層の8割以上を固め、憲法改正を争点として重視する層からの支持が高い。

 前回は日本維新の会から出馬し、比例復活当選を果たした宮沢氏は、次世代支持層の7割以上を固めたものの苦戦を強いられている。

 ◆2区

 ◇務台氏を下条氏追う
 組織力に勝る務台氏がリードし、下条氏が追う展開。百瀬氏と清沢氏は、懸命に支持拡大を図る。

 務台氏は市町村ごとの後援会や地方議員などが活発に動き、自民支持者の8割以上を固めた。経営者・自営業者ら景気対策に関心を持つ層から支持を集めている。無党派層からも支持されている。

 前回の雪辱を期す下条氏は、後援会組織を中心にした活動に加えて連合の支援を受け、民主支持者の9割近くを固めた。福祉や憲法改正問題に関心のある人たちの支持を得ており、20代と70代以上の支持は4候補の中で最も多い。

 前回比例で復活当選した百瀬氏は、後援会を設けず「しがらみのない政治」をアピールしてきた。女性から一定の評価を得ているが党への支持が伸びず、無党派層などへの浸透が課題となっている。

 清沢氏は共産支持者の約8割を固め、町村部で健闘している。今後は松本市などを重点的に回り、安倍政権批判票の取り込みを図る。

2134チバQ:2014/12/08(月) 20:59:33
 ◆3区

 ◇井出氏に2氏が肉薄
 井出氏がやや先行し、木内氏、寺島氏が肉薄する激戦を展開している。唐沢氏が後を追う。

 前回2位の井出氏は、みんなの党から移ったが、維新支持者の約8割を固めた。無党派支持層が約4割と、4候補で最も多い。祖父と伯父が元閣僚という政治家一族。2010年の参院選挑戦から5年、高い知名度で浸透する。

 木内氏は、自民、公明支持者のそれぞれ約6割を固めた。前回は3位。今回も挑戦者の姿勢で臨んでおり、2年間に後援会や党組織の整備を着々と進めてきた。地盤は佐久市だが、今回は上田市に拠点を置き、集票を図っている。

 羽田孜元首相の後継者の寺島氏は、民主支持者の約7割を固め、自民支持者にも食い込んでいる。幅広い年代に浸透し、町村部の支持が厚い。元首相後援会「千曲会」と自身の後援会、連合長野が基盤。千曲会は高齢化が指摘されている。

 唐沢氏は、共産支持者の約9割を固め、無党派層への浸透が課題となる。

 ◆4区

 ◇後藤氏に幅広い支持
 5選を目指す後藤氏が幅広く支持を集めてリードする。返り咲きをねらう矢崎氏が追い、上田氏が続く。

 選挙区全市町村に後援会を置く後藤氏は自民支持者の約9割、推薦を受けた公明支持者の約7割に浸透。無党派層の支持も4割近くを取り付ける。年代別では50代を中心に20、30代にも浸透。陣営は「気が緩まないよう警戒している」。無党派層の支持拡大にも力を入れる。

 返り咲きを目指す矢崎氏は、推薦を受けた連合長野など民主支持層の約9割を固め、生活支持者や無党派層からも支持を得る。5日の決起集会には野田佳彦前首相も応援に駆け付けた。「今こそ政治を変えるとき」と呼び掛けて、追い上げを目指す。

 「日本の針路に関わる大事な選挙」と訴える上田氏は共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を図る。比例代表とも連動して議席獲得に向け、票の上積みに取り組む。

 ◆5区

 ◇宮下氏安定した戦い
 アベノミクスの継続を掲げる宮下氏が幅広い年代に着実に支持を広げて安定した戦いを進め、格差是正を訴える中嶋氏、水野氏が追う展開となっている。

 副財務相の宮下氏は自民党、公明党支持者の9割前後を固めた。無党派層でも5割近くから支持を受けている。男女別では男性の支持率が高く、30代以上の4〜9割近くに浸透する。女性の支持も各年代で4〜5割前後。職業別でも満遍なく浸透している。景気対策や年金・医療・介護・子育てを重視する有権者の中では、5〜7割近い支持を集める。

 中嶋氏は民主党支持者の9割近くに浸透している。無党派層の支持は2割程度。年金・医療・介護・子育てや原発・エネルギー政策を重視する有権者の支持は比較的高い。20、30代の若年層への支持はあまり広がっていない。

 水野氏は共産党支持層の8割を固めている。無党派層や原発・エネルギー政策を重視する有権者の間では、一定の支持を集めている。

2135チバQ:2014/12/08(月) 20:59:49
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 ◇1区(4)=長野(旧大岡村など除く)、須坂、中野、飯山市、上高井、下高井、下水内郡
宮沢隆仁 59 脳神経外科医(1)次前

武田良介 35 党県常任委員 共新

篠原孝 66 [元]副農相(4)民前

小松裕 53 党国対委員(1)自前=[公]

 ◇2区(4)=長野(旧大岡村など)、松本、大町、安曇野市、東筑摩、北安曇、上水内郡
務台俊介 58 神奈川大教授(1)自前=[公]

百瀬智之 31 党県共同代表(1)維前

下条みつ 58 [元]防衛政務官(3)民元

清沢達也 40 党准県委員 共新

 ◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
木内均 50 [元]県議(1)自前=[公]

唐沢千晶 44 党県常任委員 共新

井出庸生 37 党県共同代表(1)維前

寺島義幸 61 党県副代表(1)民前

 ◇4区(3)=岡谷、諏訪、茅野、塩尻市、諏訪、木曽郡
矢崎公二 55 党県副代表(1)民元

後藤茂之 59 党県会長(4)自前=[公]

上田秀昭 60 党地区委員長 共新

 ◇5区(3)=飯田、伊那、駒ケ根市、上伊那、下伊那郡
中嶋康介 37 [元]衆議員秘書 民新

水野力夫 34 党地区副委長 共新

宮下一郎 56 副財務相(3)自前=[公]

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 ◇一覧の見方◇
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党。

2136チバQ:2014/12/08(月) 21:01:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk28010244000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、8選挙区で優位 民主、維新厳しい戦いに /兵庫
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は5〜7日の3日間、衆院選の中盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査結果にこれまでの取材を加味し、県内12選挙区の情勢を分析したところ、自民党は2012年の前回衆院選で制した8選挙区で議席を維持する勢いをみせている。2、8区の議席を死守したい公明党も優勢となっている。一方、与党に対抗しようと「選挙協力」をした民主党と維新の党は、一部で与党候補と激しく競る選挙区もあるが、大半は厳しい戦いを強いられている。ただ、投票行動を明らかにしていない有権者も5割近くに達し、情勢は流動的だ。14日の投開票日に向けて中盤戦に入った衆院選は、各候補者の訴えがますます熱を増している。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇盛山氏わずかにリード
 盛山氏が井坂氏をわずかにリードしている。盛山氏は自民支持層の約9割、公明支持層の7割をまとめ、高齢層を中心に支持を得ている。雇用改善や賃金、ボーナスの上昇などアベノミクスの実績も強調し、無党派層の一部にも食い込んでいる。井坂氏は維新支持層を固めたほか、「政策で親和性が高い」と主張し、候補者を擁立していない民主の支持層の約6割にも浸透。同世代の30、40代から4割強と高い支持を得て、無党派層への支持拡大も図っている。筒井氏は共産支持層を固めたほか、消費増税の中止などを強調し、社民支持層への浸透も図る。

 ◆2区

 ◇赤羽氏自民支持層にも
 7選を目指す赤羽氏が知名度を生かし、優位に戦いを進めている。公明支持層の9割強を固めた一方、推薦を受けた自民支持層の5割にも食い込む。無党派層へも支持を拡大しようと、ベッドタウンの神戸市北区を中心に街頭演説などを小まめに開いている。連合兵庫の支援を受ける向山氏は、労組票を中心に民主支持層の約8割に浸透。無党派層や維新支持層への支持も得ようと街頭演説などに力を入れる。外交問題なども訴え、保守層の取り込みも図る。平松氏は共産支持層の約7割をまとめた。消費税増税中止などを訴え、支持の広がりを図る。

 ◆3区

 ◇5党混戦、関氏が優勢に

 5党の公認候補が乱立する混戦模様の中、関氏が優勢に選挙戦を進める。自民、公明の県議や市議らと連携し、自民支持層の7割、公明支持層の6割を手堅く固めた。経産政務官として経済政策を中心に訴え、幅広い年代で支持を得ている。横畑氏は連合兵庫の支援も受け、民主支持層の8割を固めた。浸透に欠ける若年層には、街頭演説でアベノミクス批判を強めて支持拡大を目指す。前回衆院選は比例代表で復活当選した新原氏は、維新支持層の8割をまとめた。改革路線を強調し、無党派層への浸透を図る。消費税増税中止を訴える冨士谷氏は、共産支持層の9割強を固めた。公示直前に次世代の公認を得た和田氏は、巻き返しに懸命だ。

 ◆4区

 ◇幅広い年代層、藤井氏支持
 景気対策の推進を強調する藤井氏が、幅広い年代層から支持を集めて優位に戦いを進める。自民支持層の9割、公明支持層のほぼ大半を固めた。民主支持層の約2割にも食い込み、無党派層の支持拡大を目指す。懸命に追う永井氏は維新支持層の8割をまとめた一方、「野党協力」を進めた民主の支持層は約4割と固め切れていない。30代を中心に支持を得ており、街頭演説などで無党派層へのアピールを図る。林氏は共産支持層の大半を固めたほか、民主支持層の2割にも食い込む。消費増税中止や集団的自衛権行使反対などを訴えている。

 ◆5区

 ◇谷氏が広く浸透 三木氏追う展開
 谷氏が優位に立ち、三木氏が追う展開になっている。谷氏は幅広い年代の男女双方に浸透しており、支持基盤となる自民支持層の9割以上、推薦を受けた公明支持層も9割近くを固め、5区候補を擁立していない民主の支持層への食い込みもみられる。三木氏は支持基盤となる維新支持層の9割近くを固め、民主支持層の5割に浸透している。両氏とも無党派層への浸透に大きな開きはみられない。前職2人に対して新人として臨む西中氏は、支持基盤となる共産支持層に加え、さらに幅広い支持拡大を図る。

2137チバQ:2014/12/08(月) 21:02:01
◆6区

 ◇無党派にも拡大 大串氏が先行

 大串氏は、幅広い年代の支持を集めて優位に戦いを進める。保守系県議や市議らの支援を受け、自民支持層を固めたほか、公明支持層をほぼまとめた。無党派層の約4割にも浸透している。辻氏は、民主支持層を固めた。社民県連の支援を受け、同党支持層による票の上積みを狙う。「原発・エネルギー政策」を争点として重視する人のうち最も支持を集めた。吉岡氏は、共産支持層を固めた。維新支持層の一部にも食い込み、無党派層への浸透を目指す。杉田氏は、次世代への支持が広がらず、維新支持層の一部を取り込んで支持拡大を図る。

 ◆7区

 ◇山田氏が優勢 追う3氏一線
 山田氏は、自民と公明の支持層をほぼまとめた上、民主支持層の一部も取り込んで優勢に戦いを進める。年代別では40代と70代以上を中心に、幅広い層から支持を集める。その後を追う畠中氏と石井氏、大前氏がほぼ横一線で並ぶ展開となっている。畠中氏は維新支持層をまとめ、年代別では60代の支持が高い。石井氏は民主支持層を手堅くまとめ、無党派層への支持拡大をうかがう。大前氏は前自民県議で、自民支持層の一部を取り込む。無党派層の支持が目立っている。浜本氏は共産支持層を固めたが、広がりがみられず、巻き返しに懸命だ。

 ◆8区

 ◇組織戦中野氏 庄本氏が追う
 公明、共産候補による一騎打ちとなった選挙区。組織戦を繰り広げる中野氏が優位に進め、庄本氏が追う展開。中野氏は、公明支持層を固め、自民支持層の7割をまとめた。年代別でも、幅広い層から支持を得ている。庄本氏は共産支持層を固めた。2氏は民主、維新支持層への浸透を争う。全体の約3分の1を占める無党派層については、2氏がそれぞれ約3、4割の支持を受ける形で、ともに残りの取り込みを狙う。

 ◆9区

 ◇西村氏、民主層にも浸透
 副内閣相として経済再生や防災などを担当し、知名度の高い西村氏が優位な戦いを進める。自民支持層の9割、推薦を受ける公明支持層の7割強を固め、候補者を擁立しなかった民主支持層の6割にも浸透。年代別でも20代を除き全年代で相手候補を大きく引き離している。新町氏は消費税10%への税率引き上げの中止などを訴え、共産支持層をほぼ固めたが、民主や維新の支持層への浸透は2割前後にとどまる。無党派層にも支持の広がりがみられない。年代別では、20代の支持の高さが目立つ。

 ◆10区

 ◇自公支持層8割 渡海氏が固める

 渡海氏は自民、公明支持層の8割超を固めた。各年齢層に広く浸透して優位な戦いを進めており、20〜40代では特に支持が厚い。景気対策を最も重視する争点とした回答者の6割以上が支持し、経営・管理職は約7割、主婦層は過半数と支持が高い。投票に必ず行くとした人の過半数が支持している。解散当日に公認が発表され、巻き返しを図っている松井氏は、民主支持層の約半数、維新支持層の約7割を固めた。無党派層に一定の支持を得ており、60代の有権者でも健闘している。井沢氏は共産支持層は手堅く固めた。憲法改正を争点と考える人らに一定の支持があり、今後の論戦で支持層拡大を図っていく。

2138チバQ:2014/12/08(月) 21:02:17
 ◆11区

 ◇松本氏と頭師氏、激しく争う展開
 松本氏と頭師氏が激しく議席を争う。維新に前回投票した有権者の票の行方が勝敗の鍵を握るとみられる。松本氏は民主支持層の約9割を固める。中選挙区時代に自民議員だった父の地盤を守り、自民支持層も約2割が支持。維新支持層は約4割が支持する。無党派層から最も支持を集める。頭師氏は自民支持層の8割近く、公明支持層の半数近くから支持を得る。維新支持層は4割以上が支持。若年層の人気は松本氏を上回る。企業経営者・管理職の支持も他候補に比べ高い。苦瓜氏は立候補表明時期が衆院解散直前だったこともあり、他候補に水をあけられている。共産支持層の7割以上から支持を受けるが、広がりを欠く。

 ◆12区

 ◇知名度の高さで山口氏がリード
 選挙区内旧市町ごとに強固な後援会組織を持ち知名度も高い山口氏がリードしている。無所属になったが、自民、民主、公明支持層のほか、維新支持層も幅広く取り込む。特に、女性の5割近い支持を得ているのが強み。自民県連の支援を受け、「保守本流の継承」を訴える戸井田氏は自民の約3割の支持にとどまり、さらに拡大を目指す。衆院議員だった祖父や父親を知る40代以上から一定の支持があり、3世議員誕生を目指して追い上げを図る。村上氏は「国会議員と歳費の3割カット」が共感を呼び、維新の約4割が支持。終盤は浮動票の獲得で、上積みを狙う。堀氏は共産支持層の8割超をまとめた。「消費税廃止」を浸透させ、支持拡大を目指す。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇兵庫1区
井坂信彦 40 (1)維前

盛山正仁 61 (2)自前=[公]

筒井哲二朗 43 共新

 ◇兵庫2区
赤羽一嘉 56 (6)公前=[自]

平松順子 65 共新

向山好一 57 (1)民元

 ◇兵庫3区
横畑和幸 43 民新

関芳弘 49 (2)自前=[公]

新原秀人 52 (1)維前

和田有一朗 50 次新

冨士谷香恵子 62 共新

 ◇兵庫4区
林政人 61 共新

藤井比早之 43 (1)自前=[公]

永井寿也 41 維新

 ◇兵庫5区
三木圭恵 48 (1)維前

谷公一 62 (4)自前=[公]

西中孝男 65 共新

 ◇兵庫6区
吉岡健次 45 共新

辻泰弘 58 民新

杉田水脈 47 (1)次前

大串正樹 48 (1)自前=[公]

 ◇兵庫7区
大前春代 30 無新

浜本鶴男 70 共新

山田賢司 48 (1)自前=[公]

畠中光成 42 (1)維前

石井登志郎 43 (1)民元

 ◇兵庫8区
中野洋昌 36 (1)公前=[自]

庄本悦子 60 共新

 ◇兵庫9区
新町美千代 67 共新

西村康稔 52 (4)自前=[公]

 ◇兵庫10区
渡海紀三朗 66 (7)自前=[公]

井沢孝典 64 共新

松井雅博 35 維新

 ◇兵庫11区
頭師暢秀 44 自新=[公]

苦瓜一成 61 共新

松本剛明 55 (5)民前

 ◇兵庫12区
堀譲 64 共新

山口壮 60 (4)無前

村上賀厚 55 維新

戸井田真太郎 36 無新

〔神戸版〕

2139チバQ:2014/12/08(月) 21:03:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk33010353000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1・5区、自民が優位 2・4区、巻き返し図る民主(その1) /岡山
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選で、毎日新聞社は5〜7日、全国で電話特別世論調査を実施した。調査結果に取材内容を加え、県内5選挙区の情勢を分析した。1区、5区は自民が優位に立ち、3区は次世代がリードするが、2区と4区は民主が巻き返しを図っている。重視する争点は「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」を挙げる人が多い。投票先を決めかねている有権者も多く、終盤で情勢が変化する可能性がある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇逢沢氏、各世代に浸透
 10選を目指す逢沢氏が、企業や団体の厚い支援体制を得て、各世代に浸透し優位に立つ。自民、公明以外に次世代や無党派層を取り込むほか、景気対策や憲法改正を重視する有権者から大きな支持を得ている。「野党共闘」を掲げる高井氏は維新、民主の支持層の8割以上を固め、原発政策や「政治とカネ」に関心ある層から期待されている。向谷氏は、共産の組織票を集め、「反自民」の受け皿として、知名度向上を狙う。

 ◆2区

 ◇山下氏が一歩リード
 山下氏がリードし、津村氏が追う。山下氏は後援会や地元議員の支援を得て足元を固め、自民支持層の約7割、公明支持層の約8割の支持を得ている。争点で「景気対策」を重視する人の半数近くが山下氏を支持している。津村氏は「1強多弱」の是正や再生可能エネルギーの普及を訴えて選挙区内を回り、民主に加え、維新、社民など他の野党支持層にも食い込む。無党派層では山下氏を上回っている。井上氏は共産支持層を中心に浸透を図る。

 ◆3区

 ◇平沼氏に厚い支持
 高い知名度や強固な後援会組織に支えられ、平沼氏が優勢。阿部氏が追う。平沼氏は次世代支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。民主や維新の一部など幅広く浸透し、50代以上から厚い支持を得ている。阿部氏は30〜40代を中心に支持を集めるが、自民支持層のほぼ半数をまとめるにとどまり、公明支持層も固めきれていない。無党派層などへの知名度拡大が課題だ。古松氏は60代を中心に支持があり、反自民の支持拡大を図りたい。

 ◆4区

 ◇橋本氏を追う柚木氏
 橋本氏が柚木氏をややリードしている。

 橋本氏は父の故・龍太郎元首相から継いだ後援会組織や企業、団体に加え、公明支持層などの組織票固めに全力を挙げる。女性の支持がやや高めで、重視する争点では「景気対策」が半数近い。

 柚木氏は無党派層で、3候補最多の4割の支持を得ている。「年金・医療・介護・子育て」と「景気対策」を重視する人がそれぞれ3割以上。労働組合票の確実な獲得に加え、無党派層でさらなる支持拡大を目指す。

 垣内氏は共産支持層を固め切れておらず、無党派層でも思うように浸透していない。

 ◆5区

 ◇加藤氏、安定した戦い
 自民候補が常に有効票の過半数を得てきた保守層の厚い選挙区で、加藤氏が安定した戦いぶりを見せる。官房副長官として週2度の閣議出席など、衆院解散後も地元を離れる機会は多いが、幅広く支持を得ている。

 美見氏は共産票に加え、民主、維新支持者にも広がりを見せるが、無党派層で大きく差を広げられている。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇1区
高井崇志 45 (1)維元

向谷千鳥 56 共新

逢沢一郎 60 (9)自前=[公]

 ◇2区
山下貴司 49 (1)自前=[公]

津村啓介 43 (4)民前

井上素子 67 共新

 ◇3区
阿部俊子 55 (3)自前=[公]

古松国昭 69 共新

平沼赳夫 75 (11)次前

 ◇4区
柚木道義 42 (3)民前

橋本岳 40 (2)自前=[公]

垣内雄一 50 共新

 ◇5区
美見芳明 57 共新

加藤勝信 59 (4)自前=[公]

2140チバQ:2014/12/08(月) 21:03:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk34010377000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民、6選挙区で優位(その1) /広島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選で、毎日新聞は電話世論調査(5〜7日に実施)と取材結果を併せ、22人が立候補した県内7選挙区の情勢を分析した。自民が広島6区以外の選挙区で優位に立っており、各野党が追っている展開。一方で無党派層の回答者のうち、6割以上が投票先を決めておらず、流動的な要素も少なくない。有権者の関心は「年金・医療・介護・子育て」、「景気対策」に多く集まっており、選挙の争点の一つとされた「消費増税」への注目度は今一つだ。

 ◆1区

 ◇岸田氏、幅広い支持
 8選を目指す自民岸田氏は、3代続く保守地盤を生かして自民支持層の9割以上、公明支持層の7割近くを固めた。また、今回候補擁立を断念した民主支持層や無党派層にも食い込むなど、知名度を生かして優位な戦いを進める。男女を問わず、全ての年代から幅広く支持を得ている。

 維新白坂氏は、維新支持層からの支持が5割程度にとどまり、さらなる支持固めを図る。民主支持層からも約4割の支持を得る。橋下徹共同代表らの来援を受け、1割強と伸び悩む無党派層の取り込みを狙う。

 前回選に続いて1区から立候補した共産大西氏は、共産支持層をほぼ固めた。争点に憲法改正を重視した人たちから支持を得ている。一方で無党派層からの支持が薄く、浸透を目指す。

 次世代伊藤氏は知名度アップを図ろうと、懸命に各地で街頭演説を続けている。【加藤小夜】

 ◆2区

 ◇平口氏リード
 これまで4度対決し、2勝2敗の自民平口氏と民主松本氏。前回勝利した平口氏は「政権与党」をアピールして組織票を固める戦略で、自民支持層の8割、推薦を得た公明支持層の7割を押さえてリードする。無党派層の一部にも浸透し、世代別でも幅広い年代から安定的な支持を得ている。

 議席奪還を狙う松本氏は民主支持層の9割を固め、維新支持層の5割も獲得。一方、前回選で第三極に流れた無党派層からの支持は、平口氏を上回るものの4割にとどまり、終盤戦に向けて、都市部を中心に浮動票の取り込みに追い込みをかける。

 共産藤本氏は30代、60代で支持を伸ばしている。【高橋咲子】

 ◆3区

 ◇河井氏、安定した戦い
 6選を目指す自民河井氏が自民支持層の約8割、公明支持層の6割の支持を固め、選挙戦を優位に運んでいる。30代の支持が4割を超えるなど、全ての年代で高い支持を得ており、無党派層からは2割強の支持を集めている。

 返り咲きを狙う民主橋本氏は民主支持層の9割のほか、維新、次世代の支持層もつかみ、追い上げを図る。「消費税率10%引き上げ延期を評価しない」とした人の支持は3割強に上っているが、無党派層への浸透は河井氏と同程度で、前回躍進した第三極の受け皿になり切れていない。

 共産清水氏は、共産支持層の7割を固めた。【大西岳彦】

 ◆4区

 ◇中川氏、基盤固める
 2期目を目指す自民中川氏が支持基盤を固めて選挙戦を優位に進め、次世代中丸氏と共産中石氏が追いかける展開になっている。

 中川氏は自民支持層の9割、公明支持層の7割をまとめた。全ての年代からまんべんなく支持を集めており、特に20代男性では8割の支持を集めた。

 3区からくら替えした中丸氏は、維新支持層、民主支持層を取り込みつつある。年代別でも20代女性、30代男性の支持が約2割を超え、若い世代を中心に支持を広げる。

 中石氏は共産支持層を固め、与党批判票の獲得を狙う。【菅沼舞】

 ◆5区

 ◇寺田氏、幅広く浸透
 4期目を狙う自民寺田氏が、男女とも幅広い年齢層で支持を集め、自民支持層の9割、無党派層の半数以上を固めて優勢に立つ。民主や維新支持層にも食い込みつつあり、大票田の都市部では約6割の支持を得ている。一方、職業別では農林漁業で支持が伸び悩んでいる。

 対抗する共産尾崎氏は共産支持層の6割強を固めた。民主、維新、社民支持層の一部にも浸透しつつあり、さらなる支持拡大に全力を傾ける。

 5区では公認を得ていた民主元職が公示直前に立候補を取りやめた影響もあり、民主支持層の6割、維新支持層や無党派層の半数前後が投票先を「まだ決めていない」と回答。全体でも4割以上が態度を決めかねており、情勢は流動的だ。【吉村周平】

2141チバQ:2014/12/08(月) 21:03:54
◆6区

 ◇亀井氏が先行
 13選を目指す無所属亀井氏が、3度目の対決となる自民小島氏に先行する展開になっている。

 亀井氏は県連から推薦を得る民主支持層をほぼ固め、社民や維新支持層のほか、一部保守層や無党派層の支持も集める。年代別では40、50代の支持が厚い。

 前回比例中国ブロックで復活当選した小島氏は、自民支持層に浸透。連立を組む公明支持層に働きかけ、追い上げを図る。年代別では60代以上の支持が厚い。票田の尾道、三原両市での支持拡大が今後のカギとなる。

 共産寺田氏は共産支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を目指す。【高田房二郎】

 ◆7区

 ◇小林氏、優位な戦い
 2期目を目指す自民小林氏が幅広く浸透、優位な戦いを展開している。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、無党派層の支持も得ている。年代別では男女とも特に30〜40代の支持率が高く、最も重視する争点に「景気対策」を挙げた人の半数以上の期待も集めている。

 民主村田氏は、労組を中心とした民主支持層の7割を固めているが、東京在住で参院議員秘書から転身のため、知名度アップが課題。「女性目線からの子育て支援」などの訴えが同性の共感を呼べるかもカギを握る。

 前回、日本維新の会から出馬、分党に伴い次世代に移った坂元氏は、維新の党からの支持の方が上回っており新党のPRがポイント。1割程度にとどまっている無党派層の支持拡大も課題だ。

 共産小浜氏は、共産支持層の8割を固め、消費増税中止など他党と差別化した訴えに注力する。【立石信夫】

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇広島1区
白坂理香 48 維新

大西理 48 共新

伊藤真二 47 次新

岸田文雄 57 (7)自前=[公]

 ◇広島2区
松本大輔 43 (3)民元

平口洋 66 (2)自前=[公]

藤本聡志 60 共新

 ◇広島3区
河井克行 51 (5)自前=[公]

清水貞子 67 共新

橋本博明 44 (1)民元

 ◇広島4区
中石仁 52 共新

中丸啓 51 (1)次前

中川俊直 44 (1)自前=[公]

 ◇広島5区
尾崎光 62 共新

寺田稔 56 (3)自前=[公]

 ◇広島6区
亀井静香 78 (12)無前

寺田明充 63 共新

小島敏文 64 (1)自前

 ◇広島7区
小林史明 31 (1)自前=[公]

村田享子 31 民新

坂元大輔 32 (1)次前

小浜一輝 58 共新

2142チバQ:2014/12/08(月) 21:04:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk37010412000c.html
2014衆院選:中盤情勢 1、3区は自民が優位 2区は民主がリード(その1) /香川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 衆院選は14日の投開票まで残り1週間を切った。毎日新聞は5〜7日、県内の有権者を対象に、電話による選挙情勢調査を実施。これに候補者の陣営や政党などへの取材を加味して、中盤情勢を探った。1区は平井氏が優位に立ち、2区では一歩リードする玉木氏に対し瀬戸氏が追い上げを図る。3区は大野氏が順調に戦いを展開している。ただ、調査時点では、投票先をまだ決めていない有権者も3割程度おり、今後、候補者の訴えや投票率の行方により、情勢が変化する可能性もある。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇平井氏自公固める
 平井氏は、自民支持層の約8割を固めたほか、推薦を受ける公明支持層の約8割に浸透している。無党派層の約3割からも支持を受ける。「景気対策」を重視する約7割の支持を集めた。陣営は徹底した組織選挙を展開。政党支部をフル回転させ、企業や業界団体へのあいさつ回りなどで支持を固める考え。集会を積極的に開き支持拡大に懸命だ。

 小川氏は民主支持層の9割以上をまとめるほか、選挙協力する社民支持層のほとんどから支持を得た。無党派層のほぼ半数が支持。女性や若年層からの支持が厚い。「原発政策」を重視する約5割に浸透する。無党派層への更なる浸透が鍵を握るとみられ、高松中央商店街など高松市中心部で街頭に立つなど「顔を見せる」戦略で巻き返しを図る。

 河村氏は共産支持層の支持が約5割にとどまり、無党派層への支持も1割に届いていない。憲法改正反対や消費増税反対などを訴え、他候補との違いを強調する。

 ◆2区

 ◇玉木氏追う瀬戸氏
 前回選で小選挙区を守りきった玉木氏が、民主支持層の9割以上を固め、さらに幅広く浸透している。連合香川を介した協力体制を築く社民、さらには維新や生活など、各野党支持層からも支持を得る。無党派層にも浸透する一方で、自民支持層にも一部食い込む。「年金・医療・介護・子育て」を争点として最も重視する層からの支持が厚い。

 瀬戸氏は自民支持層の7割近く、公明支持層の約7割から支持を得る。無党派層には玉木氏に次いで浸透する。小選挙区定数の「0増5減」に伴い、比例復活の条件が厳しくなり、小選挙区での勝利が最重要課題。安倍晋三首相や党幹部らが応援に入る一方で、党組織をフル動員して追い上げを図っている。

 佐伯氏は共産支持層の約8割をまとめ、無党派層の一部からも支持を得ているが、広がりに欠けている。憲法を生かした平和外交や原発再稼働反対などを訴えて、安倍政権の問題点を指摘。挽回を図る。

 ◆3区

 ◇大野氏幅広く浸透
 大野氏が自民支持層の9割近くを固めたほか、公明支持層の約5割、無党派層の約4割を固めている。前回選同様、各年代の男女から幅広く支持を集め、今回も優位に選挙戦を展開している。個人演説会などでは「人口減少対策」や「地方創生」を訴え、さらに支持を広げている。

 高田氏は社民支持層の9割近く、民主支持層の約7割を固めたが、無党派層に浸透していない。出身の善通寺市をはじめ、観音寺、三豊市の個人演説会や街頭演説では「消費税10%阻止」や「集団的自衛権行使反対」、「農家の所得アップのための戸別所得補償制度の法制化」などの政策を訴え、無党派層の取り込みを狙う。

 土岐氏は共産支持層のほとんどを固めているが、無党派層や他の党支持層からの支持はほとんど得られていない。街頭演説では「消費増税反対」や「原発再稼働ストップ」、「安倍政権の暴走ストップ」などを訴え、無党派層などに食い込みを図っている。

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇1区
河村整 55 共新

平井卓也 56 (5)自前=[公]

小川淳也 43 (3)民前

 ◇2区
瀬戸隆一 49 (1)自前=[公]

佐伯守 54 共新

玉木雄一郎 45 (2)民前

 ◇3区
大野敬太郎 46 (1)自前=[公]

土岐一郎 62 共新

高田良徳 54 社新

 カッコ内数字は当選回数

2143チバQ:2014/12/08(月) 21:05:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk40010216000c.html
2014衆院選ふくおか:11選挙区の中盤情勢・毎日新聞総合調査から(その1) 自民、9選挙区で優勢 /福岡
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日に投開票される衆院選は県内11小選挙区に35人が立候補している。毎日新聞は5〜7日に実施した世論調査に独自の取材結果を加えて情勢を探った。

 公認10人を擁立した自民は9選挙区で戦いを優位に進め、2区は民主と激しく競っている。政権選択が焦点となった2012年の前回は「自民1強」の結果だったが、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非などが争点の今回も、自民の勢いは持続している。

 民主は「反自民」票取り込みを狙って維新、社民それぞれとの共闘を8選挙区で実現したが、全体的に効果は不発気味だ。民主は、自民が分裂して公認不在の1区と2区で接戦に持ち込んだが、残り4選挙区は自民の先行を許している。4区の維新、11区の社民も自民を追う立場となっている。11人を擁立した共産は全選挙区で支持拡大を図っている。

 各区とも「投票先を決めていない」有権者が3〜5割程度いるため、残り1週間で情勢が変化する可能性はある。【井本義親】

 ◆1区

 ◇山本氏を井上氏が猛追
比江嶋俊和 67=共新

新開裕司 46=無前

明石健太郎 42=諸新

井上貴博 52=無前

金出公子 67=無新

山本剛正 42=民元

 自民分裂が選挙戦に大きく影響している。民主支持層を手堅くまとめた山本氏と、自民公認を争った末に無所属で出馬した井上氏が激しく追い上げている。

 山本氏は衆院解散直前に4区から国替え。松本龍・元環境相が議席を7期守った1区で知名度の低さが懸念されたが、民主支持層をほぼ固めたのに加えて、無党派層にも浸透を図る。しかし県レベルで選挙協力を展開する維新、社民支持層を固めきっていない。年代別は60代を中心に支持を広げている。

 井上氏は麻生太郎副総理・財務相の支援を受け、安倍政権とのパイプの太さを強調して山本氏を激しく追っている。前回、自民公認として初当選した経緯もあり、自民、公明支持層で新開氏より厚い支持を受ける一方、無党派層に支持を広げきれていない。年代別は60、70代以上で新開氏を引き離す。

 前回、比例単独で初当選した新開氏は、自身が秘書として仕えた古賀誠元自民党幹事長のバックアップを受けて出馬したが、自民、公明の支持層固めでは井上氏に先行を許した。40、50代は井上氏に迫り、女性からも一定の支持を受けている。東区を中心に巻き返しに懸命だ。

 比江嶋氏は共産支持層をほぼ固めた。金出、明石両氏は出遅れている。【中山裕司】

 ◆2区

 ◇稲富氏と鬼木氏、横一線
倉元達朗 47=共新

稲富修二 44=民元

鬼木誠 42=自前

中村宣久 52=無新

 稲富氏と鬼木氏が横一線で並んでいる。

 前回苦杯をなめた稲富氏は「初心に帰る」として、駅前など街頭で有権者に直接訴えている。民主支持層に加えて、県内で選挙協力する維新、社民支持層から幅広い支持を得ており、都市部に多い無党派層にも食い込む。争点として「年金・医療・子育て」「政治とカネ」を重視する層の支持が厚く、男性の支持は鬼木氏を上回る。

 鬼木氏は、地元の保守系県議や福岡市議、企業・団体の支援をバックに運動を展開。自民、公明両支持層で支持を広げているが、無党派層へ浸透しきれていない。アベノミクスの継続で「地方の景気回復と財政再建の両立を図る」との主張を繰り広げ、争点で「景気対策」を重視する層の支持を広げている。女性の支持は稲富氏より厚い。

 倉元氏は共産支持層を固め、さらに上積みを狙う構え。中村氏は無党派層などから一定の支持を得る。【下原知広】

 ◆3区

 ◇古賀氏、安定した戦い
藤田一枝 65=民元

古賀篤 42=自前

川原康裕 33=共新

 再選を目指す古賀氏は自民支持層をほぼ固め、安定した戦い。推薦を受けた公明、県農政連の後押しもあり20〜70代以上の全世代に幅広く浸透するほか、維新支持層、無党派層の一部に食い込む。アベノミクスの継続や子育て支援拡充が訴えの中心で、最も重視する争点に「景気対策」か「年金・医療・介護・子育て」を挙げた人から支持を得ている。

 藤田氏は民主支持層を固めた。衆院議員2期の経験から知名度は高く、無党派層も古賀氏を上回る支持を取り付けた。しかし県レベルで推薦を受けた維新、社民支持層への広がりを欠く。

 川原氏は共産支持層を固め、社民、維新両支持層にも食い込むが、若年層へ浸透していない。【平川哲也】

2144チバQ:2014/12/08(月) 21:05:53
 ◆4区

 ◇宮内氏、支持満遍なく
河野正美 53=維前

宮内秀樹 52=自前

新留清隆 59=共新

 再選を目指す宮内氏が優位に戦いを進め、河野氏と新留氏が追う展開。

 宮内氏は自民支持層だけでなく、推薦を受ける公明支持層の大半を固めた。社民、民主両支持層にも食い込みを図る。年代も30〜70代に満遍なく浸透。職業別では製造・販売・サービスや経営者・管理職の支持が目立つ。

 前回比例で復活当選した河野氏は維新支持層を固めた他、県レベルの共闘で推薦を受けている民主の支持層にも浸透している。年代では40代を中心に支持を集め、職業別では自営業の支持が多い。

 新留氏は共産支持層をほぼまとめ上げ、社民支持層からも支持を得る。年代別では20代の支持が比較的厚い。【柴田種明】

 ◆5区

 ◇原田氏が勢いに乗る
楠田大蔵 39=民元

原田義昭 70=自前

田中陽二 58=共新

 原田氏が勢いに乗って先行し、楠田氏は追い上げを図る。

 原田氏は公明、県農政連の推薦を得て組織戦を展開しており、自民、公明支持層をほぼ固めた。楠田氏は民主支持層を固め、無党派層の支持も原田氏を上回るが、県レベルで推薦を受ける維新の支持層に原田氏の食い込みを許している。

 年代別は原田氏が各年代で満遍なく支持を集める。楠田氏は20代で原田氏を上回るが、30、40代と70代以上では原田氏に水をあけられている。市部は原田氏が大きくリードし、町村部は互角の戦いとなっている。

 田中氏は共産支持層は固めているが、無党派層などへの広がりに欠ける。【勝野昭龍】

 ◆6区

 ◇鳩山氏、盤石の態勢
鳩山邦夫 66=自前

金子睦美 53=共新

 他候補の応援で選挙区に不在がちながら、自民、公明支持層をしっかり固めた鳩山氏が、盤石の態勢を築いている。支持の広がりは年代を問わず、特に女性層に安定感が見られる。候補を擁立できなかった民主支持層の一部も流れている。

 金子氏は「政権の暴走を止める」と、支持拡大に懸命だ。共産支持層のほとんどに加えて維新や民主支持層の一部からも支持を得ているが、無党派層への浸透が進んでいない。【上村里花】

 ◆7区

 ◇藤丸氏、幅広く浸透
藤丸敏 54=自前

江口学 40=共新

 藤丸氏が強固な地盤と組織力を生かした選挙戦で、江口氏を大きく引き離している。

 藤丸氏は、古賀誠元自民党幹事長から引き継いだ後援会がフル稼働。自民と公明支持層を固めたほか、男女問わず幅広い年代に浸透している。約9万6000票で初当選した前回以上の得票を狙う。

 江口氏は反自民票の受け皿を目指すものの、消費税10%引き上げの延期や集団的自衛権行使に反対を主張する層にも支持は広がっていない。【近藤聡司】

 ◆8区

 ◇麻生氏が優位な戦い
河野祥子 34=共新

麻生太郎 74=自前

元首相の麻生氏が、高い知名度を生かし戦いを優位に進める。追う河野氏は支持拡大に懸命だ。

 麻生氏は自民支持層に加え、推薦を受けない公明支持層も固めた。候補不在の民主支持層や無党派層にも広がりを見せる。公示日を除いて本人不在の選挙戦だが、陣営は「内閣の要となる副総理にふさわしい得票を」と意気込む。河野氏は解散直前に出馬が決まり知名度不足は否めないが、共産支持層を固め、維新支持層や無党派層にも食い込む。【平山千里】

2145チバQ:2014/12/08(月) 21:06:08
 ◆9区

 ◇三原氏、手堅くリード
三原朝彦 67=自前

緒方林太郎 41=民元

真島省三 51=共新

 7選を狙う三原氏が中年層を固くまとめてリードしている。緒方、真島両氏は、無党派層への支持拡大を目指す。

 三原氏は従来の後援組織や自民系県議・市議の活動に加え、新日鉄住金会長が選対相談役に初めて名を連ね、民主候補支持が多かった地場企業への食い込みも徹底している。自民、公明支持層の大半を固めており、諸団体への働きかけも強化し、得票増を目指す。

 緒方氏は前回の落選から2年間、地域回りを続け、系列市議や連合の支援も受けて支持拡大を図ってきた。民主支持層の大半を固めたが陣営が「勝敗の分かれ目」と見ていた無党派層の支持が少なく、女性の支持も広がっていない。

 真島氏は安倍政権の経済政策や集団的自衛権の行使容認などを批判。党は比例九州ブロックでの2議席確保に向け「前回(約2万2000票)の2倍の得票」を目標に、支持拡大を目指す。共産支持層の大半を固めたが、無党派層には食い込めていない。【祝部幹雄】

 ◆10区

 ◇山本氏が一歩先行
山本幸三 66=自前

佐藤正夫 59=無前

高瀬菜穂子 54=共新

城井崇 41=民元

 山本氏が一歩先行し、城井氏が追っている。

 前回、11区から移った山本氏は自民支持層の大部分を固め、推薦を受けた公明支持層にも幅広く浸透する。北九州市議を中心に各種団体、傘下企業を手堅くまとめ、景気対策や消費増税延期を評価する人から支持されている。

 前回約5万5000票の得票で落選した城井氏は民主支持層をほぼ固め、県内で支援を受ける維新支持層への浸透を図る。労組や中小企業回りを徹底する一方、アベノミクスの恩恵を受けにくい若者や子育て世代へ支持拡大を目指す。

 高瀬氏は県議2期8年の実績を土台に、共産支持層の大半を固めている。政治とカネ、年金・医療・介護・子育てを重視する人からも支持を集めている。

 11月末に解党したみんなの党組織委員長を務めた佐藤氏は一時不出馬を表明した後に無所属で立候補。自民、民主の支持層の一部に食い込むものの、支持は広がっていない。【宍戸護】

 ◆11区

 ◇武田氏が引き離す
藤中寛之 40=社新

武田良太 46=自前

山下登美子 61=共新

 武田氏が強固な組織力などを生かして、藤中氏と山下氏を引き離している。

 武田氏は前回同様、地元・田川郡の6首長が各町村の選対本部長を務めるなど盤石の構え。自民・公明支持層のほか、前回選挙で直前の出馬表明にもかかわらず比例復活に迫る約3万8000票を獲得した維新の支持層や無党派層にも食い込む。支持は20〜40代に目立ち、職業別は農林漁業や自営業に多い。

 藤中氏は社民支持層に加え、県連レベルでの推薦を受けた民主の支持層にも浸透し、維新支持層からも一定の支持を集める。職業別は学生や製造・販売・サービス業の支持が多い。山下氏は共産支持層の多くを固めたが、それ以外への浸透が薄い。【荒木俊雄】

〔福岡都市圏版〕

2146チバQ:2014/12/08(月) 21:07:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk46010354000c.html
2014衆院選かごしま:中盤情勢・毎日新聞総合調査 自民、4選挙区で安定 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 今衆院選(14日投開票)は県内五つの小選挙区から計14人が立候補、政策や主張などを訴えている。毎日新聞は5〜7日、特別世論調査(電話)を実施し、取材を加味して情勢を分析した。自民は1、2区と4、5区で安定した戦いを展開。3区は無所属前職が自民新人に対し、僅差のリードだ。しかし、調査した全体の約半数が投票先を決めておらず、終盤に向けて各候補、陣営の舌戦は激しさを増しそうだ。

 ◆1区

 ◇突出の保岡氏、追う3氏
 自民支持層を固めた保岡氏が、頭一つ抜け出す。公明支持層にも食い込み、維新支持層からも一部支持を受ける。

 年代別でみると、若年層と40代、60代以上の支持が厚く、性別でも男女双方から支持を集める。争点別では「景気対策」を重視する層の多くが「アベノミクスの継続」を訴える保岡氏を支える。また、消費税10%引き上げ延期を「評価する」と答えた層と、集団的自衛権行使に「賛成」と答えた層もほぼ固めた。

 川内氏は民主支持層を固めたが、他党支持層への広がりがない。「最も重視する争点」のうち、「消費増税」「原発・エネルギー政策」「震災からの復興」を掲げる層の多くが川内氏を支える。

 若さを強調する山之内氏は、無党派層の取り込みを狙う。争点別では「政治とカネ」を重視する層から一定の支持を得ている。

 山口氏は、若年者雇用の増加を訴えるが、伸び悩む。【津島史人】

 ◆2区

 ◇金子氏盤石、追う祝迫氏
 2期目を目指す金子氏が各層からの幅広い支持を集め、盤石な戦いを展開する。一方、祝迫氏は苦しい戦いを強いられている。

 金子氏は自民支持層と公明支持層の大半を固めたほか、維新支持層も取り込みつつあるが、無党派層への浸透がやや不足している。外交・安保政策や地方再生、景気対策を「重視する争点」に挙げた層の大半の支持を得た。男女別でみると、60代男性を除く各年代の男性から半数以上の支持を獲得。しかし、女性の支持が伸び悩んでいる。

 消費増税反対や九州電力川内原発再稼働反対などを掲げる祝迫氏は共産支持層からの支持も半数程度で、「原発・エネルギー政策」「消費増税」を重視する有権者からの支持も広がっていない。安倍政権批判の受け皿として支持拡大を目指す。【杣谷健太】

 ◆3区

 ◇宮路氏が追いかける
 長年接戦が続いている選挙区。前回初当選した野間氏が、初チャレンジの宮路氏を一歩リードしている。

 野間氏は、2012年の補選で故・松下忠洋氏の後継として立候補。惜敗したが、その約1カ月半後の総選挙で初当選した。補選、前回は旧国民新党からの出馬だったが、今回は無所属。民主、無党派層に浸透し、一部自民層にも食い込んでいる。連合鹿児島が推薦、事務職の多くから支持を得て、自営・農林漁業にも浸透する。

 宮路氏は、解散直前の父和明氏の引退表明を受け、急きょ立候補表明。若さや総務省出身という経歴をアピールする。公明の推薦を受け父からの後援会組織などが、知名度アップに向け選挙戦を展開している。自民、公明層から多くの支持を得て、町村部で比較的優位。年齢層では、50歳代や70歳以上の支持が多い。

 山口氏は川内原発再稼働阻止、消費増税中止を訴える。共産層のほか一部民主層にも食い込み、支持拡大を目指す。【宝満志郎】

 ◆4区

 ◇小里氏が2氏引き離す
 自民と公明の支持層を固めた小里氏が無党派の一部に食い込み、優位に選挙戦を展開している。まだ投票先を決めていない有権者も4割程度いる。

 小里氏は2009年の衆院選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし250前後に再構築。各年代で支持を集め、特に60〜70代以上で他候補を引き離している。労組の推薦を取り付け、技術職や製造業でも高い支持を維持した。

 立候補の表明が遅れた野呂氏は、反原発や集団的自衛権の行使容認に反対などを訴え、社民支持層を固めた。民主の一部からも支持を集めるが、無党派層の浸透に欠ける。集団的自衛権の行使に「反対」と答えた人のうち、野呂氏に投票すると答えた人は半数にとどまった。

 永田氏は、消費増税中止などを訴えるが、共産の支持が伸び悩んでいる。【土田暁彦】

2147名無しさん:2014/12/08(月) 21:07:19
 ◆5区

 ◇厚い地盤、森山氏先行
 前回に続く自共対決。自民王国と呼ばれる厚い保守地盤に支えられ、森山氏がリード。党選対副委員長として選挙区を空けることが多くなったが、農林水産商工団体などの支援を取り付け、「12万票」を目標に徹底した組織戦でカバーする。

 自民支持層、公明支持層をほぼ固めた。更に、自主投票を決めた連合大隅地域協議会など民主支持層にも食い込み、社民支持層に一定の支持も。自共対決の構図が有権者の選択肢を狭めていることが推測される。

 前回、約2万2000票を獲得した野口氏は、種子島と大隅半島を往復しての戦い。選挙カーからの呼びかけと街頭演説を重ね、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や消費増税、原発再稼働反対で一致する幅広い層の結集を訴える。

 共産支持層はほぼ固め、維新支持層、民主支持層にも一定の支持、わずかながら自民支持層からの支持もあるが、勢いに乏しい。【新開良一】

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 ◆各区の立候補者

 ※政党名の[]は比例との重複

 ◇1区(4)
山之内毅(やまのうち・つよし) 32 神職 (1)[維] 前

川内博史(かわうち・ひろし) 53 [元]党県代表 (5)[民] 元

山口広延(やまぐち・ひろのぶ) 39 党地区委員長 共 新

保岡興治(やすおか・おきはる) 75 [元]法相 (12)自 前=[公]

 ◇2区(2)
金子万寿夫(かねこ・ますお) 67 [元]県議長 (1)[自] 前=[公]

祝迫光治(いわいざこ・みつはる) 71 [元]党県委員長 共 新

 ◇3区(3)
山口陽規(やまぐち・はるき) 61 党地区委員長 共 新

野間健(のま・たけし) 56 [元]衆議員秘書(1)無 前

宮路拓馬(みやじ・たくま) 35 [元]総務省職員 [自] 新=[公]

 ◇4区(3)
野呂正和(のろ・まさかず) 63 団体職員 [社] 新

小里泰弘(おざと・やすひろ) 56 副環境相 (3)[自] 前=[公]

永田義人(ながた・よしひと) 65 党地区委員長 共 新

 ◇5区(2)
野口寛(のぐち・ひろし) 69 党地区委員長 共 新

森山裕(もりやま・ひろし) 69 [元]副財務相 (4)[自] 前=[公]

2148名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk03010158000c.html
2014衆院選:中盤情勢(その1) 小沢氏、支持固まらず 民主1、3区で優位 /岩手
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果を加えて県内4選挙区の情勢を分析した。4区では、県政界を支配してきた小沢氏が藤原氏にリードを許している。一方、生活と選挙区を「すみ分け」た民主党の候補2人は1区と3区で有利な戦いを展開。2区では鈴木氏が手堅い戦いを展開している。ただ回答者の半数が「投票する候補者を決めていない」としており、最終盤まで目が離せない情勢だ。【安藤いく子、浅野孝仁、春増翔太】

 ◆1区

 ◇階氏基盤固める
 階氏は前回、未来(現生活)の刺客と票を分け合ったが、今回は基盤を固め、民主支持層の9割弱を固め優位に立っている。無党派層からも3割台の支持を得ている。男性は40代以上、女性は20、40、60代の支持率が高い。自営業者や事務職に浸透。景気対策や消費増税、震災復興を重視する人が支持する。

 高橋氏は推薦を受けた公明の支持層の6割しか固めていない。30代の男女、女性の50代、70代以上などで階氏以上に浸透している。

 吉田氏は共産支持層をほぼ固め、50〜60代から一定の支持を集めている。無党派層への広がりが課題。細川氏が社民支持層を固めたのは7割で、足元の基盤強化が課題。

 ◆2区

 ◇鈴木氏は手堅く
 鈴木氏は自民支持層の8割を固めたほか、無党派層の支持も集め、優位に立つ。漁協など団体票をまとめ、手堅く運動を展開している。町村部、市区部の両方で支持を伸ばし、経営者・管理職からも支持を得ている。景気対策や地方再生を重視する有権者に支持を広げている。年代別でも幅広く支持を集めているが、推薦を受けた公明の支持は5割強にとどまる。

 畑氏は生活支持層の9割強をまとめ、すみ分け効果で民主支持層の6割強を固めた。「製造・販売・サービス業」の支持は鈴木氏より多い。無党派層の支持拡大を目指す。

 久保氏は共産支持層をほぼ固め、民主支持層へも浸透を図る。自営業者から一定の支持を得ている。

 ◆3区

 ◇黄川田氏リード
 黄川田氏は生活とのすみ分けが奏功し、民主支持層の7割強、生活支持層の9割強を固め、抜け出している。無党派層も3割以上が支持する。20代と50代以上の支持が多く、「製造・販売・サービス業」の支持も厚い。農林漁業と事務職にも浸透。重視する争点で「政治とカネ」、消費増税を挙げる人からの支持を集める。

 橋本氏は自民支持層の7割弱、公明の8割近くを固め追い上げを図る。無党派層は1割台と伸び悩む。40代の支持率は候補3人中で最高。「経営者・管理職」の支持が厚い。

 菊池氏が共産支持者を固めたのは6割弱。外交・安保や原発・エネルギーを重視する人から支持を集める。

 ◆4区

 ◇藤原氏に追い風
 藤原氏は幅広い年代に支持を広げ、先行している。自民支持層の7割近くを固めた。民主も3割以上に食い込む。無党派層も3割を超えている。前回、比例で復活当選後、若さを生かして頻繁に選挙区内を回り、各地で後援会を設立しながら組織の強化を図ってきた。衆院解散後、反小沢氏の県議会会派「いわて県民クラブ」の県議が支援を鮮明にしたのも追い風になっている。

 小沢氏は生活支持層の8割以上を固めたが、生活の一部は高橋氏にも流れている。すみ分けた民主支持層を固めたのは5割近くにとどまる。4割近い支持を得ている無党派層に期待。ただ、後援会の高齢化を象徴するように、年代別で4割弱の支持を集める70代以上のほか20代を除くと藤原氏にリードを許す。

 高橋氏は共産支持者の7割強を固めた。社民、生活、自民にも食い込みを見せる。

2149名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:34
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 【小選挙区の立候補者】(届け出順)

 ◇1区(4)=盛岡市(玉山区除く)など
細川光正 65 党県幹事長 社 新

階猛 48 党副幹事長(3)民 前

吉田恭子 33 党県常任委員 共 新

高橋比奈子 56 環境政務官(1)自 前

 ◇2区(3)=宮古、久慈、二戸市など
畑浩治 51 党政審会長(2)生 前

久保幸男 56 党地区委員長 共 新

鈴木俊一 61 [元]環境相(7)自 前

 ◇3区(3)=大船渡、一関市など
橋本英教 47 党県会長代理(1)自 前

黄川田徹 61 [元]副復興相(5)民 前

菊池幸夫 55 党県常任委員 共 新

 ◇4区(3)=花巻、北上、奥州市など
藤原崇 31 弁護士(1)自 前

高橋綱記 67 党地区委員 共 新

小沢一郎 72 党代表(15)生 前

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党。

2150名無しさん:2014/12/08(月) 21:08:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk06010012000c.html
2014衆院選:中盤情勢 全区で自民リード、3区激戦、保守分裂(その1) /山形
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 衆院選は7日、投開票の14日まで1週間を切った。県内3選挙区に出馬した11人の立候補者は、各地で舌戦を繰り広げている。毎日新聞は5〜7日に特別世論調査を実施し、取材結果と総合して各選挙区の情勢を分析した。自民党が全選挙区でリードを奪っている。

 1区は遠藤利明氏(自民)が知名度を生かし新人の2候補を引き離している。2区は鈴木憲和氏(自民)が自民支持層の8割を固め一歩リードしているが、近藤洋介氏(民主)が猛追する展開。「保守分裂」の様相を呈する3区は、加藤鮎子氏(自民)が自民支持層の5割強を固め、やや優勢。自民の一部のほか、幅広い層に浸透する阿部寿一氏(無所属)が激しく追う。

 ただ、投票先を決めていない有権者が4割おり、情勢は今後変動する可能性がある。

 ◆1区

 ◇遠藤氏、全域で浸透 原田氏、知名度不足響く
 7選を目指す自民前職の遠藤氏は、組織力を背景に盤石の戦いを進め、市部・郡部共に他候補に大きく差をつけている。自民・公明両党支持層の8割超を固め、無党派層の5割に食い込む強さもみせている。すべての年代で他候補を上回り、特に40代、50代では6割の支持を得ている。職業別では農林漁業の8割、製造・販売・サービスと自営業の7〜8割をまとめ、企業や農業団体などの支援も強力だ。

 民主新人の原田和広氏は同党の重鎮・鹿野道彦元農相の地盤を引き継いだが、民主支持層の7割弱しか固め切れていない。知名度不足も響き、無党派層への浸透も2割と遠藤氏に後れをとっている。年代別では、20代と30代、70代で2〜3割と比較的高い支持を集めたが、他の世代では伸び悩んでいるのが現状だ。

 共産新人の石川渉氏は、共産支持層の7割の支持を得たほか、「反自民票」の受け皿として民主支持層の1割を取り込む。だが、無党派層への浸透は1割ほどにとどまり、支持は広がっていない。【光田宗義】

 ◆2区

 ◇鈴木氏を近藤氏猛追 白根沢氏広がり欠く
 組織力を背景に2期目を目指す自民前職の鈴木氏を民主前職の近藤氏が猛追する。農業票も激しい奪い合いとなっている。

鈴木氏は自民支持層の8割、公明支持層の半数を固めた。新首長誕生に尽力した村山、南陽市を始め、各地の首長の支持も得るが、大票田の米沢市など市部で激しく競り合っている。維新支持層と無党派層からの支持は各2割にとどまる。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や米価下落など農業票離れの懸念もあるが、農協の支援を得たことで歯止めがかかり、職業別で農林漁業から4割強の支持を維持している。

 農業や中小企業対策を訴える近藤氏は民主支持層の9割をまとめ、維新支持層、無党派層の4割近くを取り込んでいる。前回大きく票を減らした農村部で意見交換会を開き、突破口を探っており、職業別で農林漁業の5割強をまとめる。主婦・主夫層からも4割の支持を得ていて、態度を決めていない無党派層を含め更なる取り込みをうかがっている。

 共産新人の白根沢澄子氏は共産支持層の半数しか固められていない。【前田洋平】

 ◆3区

 ◇加藤氏がやや優勢 阿部氏、与党票切り崩し
 自民新人の加藤氏が自民支持層の5割強、公明支持層の7割近くを固める。選挙戦序盤から党本部のテコ入れもあり、やや優位に戦いを進めている。無所属前職の阿部氏も自民支持層の3割強を取り込み、激しく追い上げる。

 若さを前面に押し出す加藤氏は、20代の5割、30代の4割と若年層を中心に幅広く支持を広げているが、無党派層は2割程度にとどまる。谷垣禎一自民党幹事長や小泉進次郎復興政務官が3区入りしての応援演説は後押しとなり、勢いを付けている。

 再選を狙う阿部氏は、酒田市長を13年務めた経験を売りに保守層の切り崩しを図る。公明支持層の1割、民主支持層の2割、維新支持層の8割、無党派層の4割と各支持層に満遍なく浸透する。優勢を保ちたい郡部では加藤氏と競り合っており、更なる支持拡大を図る。

 共産新人の長谷川剛氏は、共産支持層の8割を固めた。民主新人の吉田大成氏は知名度不足もあり、民主支持層をまとめ切れていない。【前田洋平】

2151名無しさん:2014/12/08(月) 21:09:18
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 ◇小選挙区立候補者◇
 ◇1区(3)
石川渉 41 党県委員 共新

遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]

原田和広 41 会社役員 民新

 ◇2区(3)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前

白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新

鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]

 ◇3区(5)

阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前

吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新

長谷川剛 36 党地区副委長 共新

加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]

佐藤誠 66 政治評論家 無新

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 《一覧の見方》

 氏名、年齢(投票日の14日現在)、政党名、前職・元職・新人の区別、当選回数、職業・肩書の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、無=無所属。

2152名無しさん:2014/12/08(月) 21:10:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk05010093000c.html
2014衆院選:中盤情勢 自民ペースの展開に 有権者4割「投票先未定」(その1) /秋田
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 14日投開票の衆院選を前に、毎日新聞は5〜7日、電話による特別世論調査を実施し、取材結果を加味して県内3小選挙区の中盤情勢を探った。1区は自民前職の冨樫博之氏(59)が優勢に立ち、2区は自民前職の金田勝年氏(65)が安定した戦いぶり。3区は自民前職の御法川信英氏(50)が一歩リードする。政権交代の是非が問われた前々回(2009年)、前回(12年)と打って変わり、総じて与党候補のペースで選挙戦が進んでいる。ただ、有権者の約4割は投票先をまだ決めていないとしており、情勢はなお流動的だ。【池田一生、中村俊甫】

 ◆1区

 ◇冨樫氏先行、追う寺田氏
 再選を目指す元県議長の冨樫氏がリードし、元首相補佐官で民主元職の寺田学氏(38)が懸命に追い掛ける展開となっている。

 冨樫氏は党県議、市議の協力も得て自民支持層をまとめ、推薦を受けた公明支持層の支持も集める。これに加え、維新支持層、無党派層からも一定の支持を得ており、若年層にも浸透している。景気対策や消費増税を重視する有権者の支持を集めている。

 返り咲きを狙う寺田氏は、一度たもとを分かった民主党に先月復党。民主支持層は固めたが、選挙区調整を行った維新支持層に浸透し切れていない。無党派層の支持は4候補者で最も厚く、更なる掘り起こしが課題。政策別では地方再生を重視する層の支持を集めた。

 共産新人の元県議、山内梅良氏(66)は、共産支持層を固めたものの、他の支持層への広がりを欠いている。出馬表明が最後だった社民新人で元県教組委員長の伊藤正通氏(63)は、足元の社民支持層への浸透が課題だ。

 ◆2区

 ◇金田氏、広い支持集める
 3選を目指す元副外相の金田氏が、広範な支持を集めて優位に立つ。民主新人で元民放アナウンサーの緑川貴士氏(29)と共産新人で党地区委員長の藤本金治氏(68)は追い上げを図っている。

 金田氏は解散直後、思うように地元を回れなかった。だが、前回2012年以降、後援会組織の充実に成功し、自民支持層と公明支持層を固めている。無党派層でも3候補中最も浸透し、すきがない。男女、年代別でも偏りなく支持を集め、職業別では農林漁業、自営業の支持が高い。

 初挑戦の緑川氏は、“落下傘候補”の評がつきまとうが、民主支持層をまとめ、維新支持層にも浸透する。ただ、カギを握る無党派層は金田氏に差を付けられた。候補擁立を見送った社民の支持層にも浸透し切れていない。他の年代に比べ20、50代の支持が目立つ。

 藤本氏は共産支持層の支持を固め切れていない。他の層に幅広く浸透できるかが終盤に向けての課題となる。

 ◆3区

 ◇御法川氏を猛追、村岡氏
 副財務相の御法川氏と前回比例復活だった維新前職で元大臣秘書官の村岡敏英氏(54)が4たび因縁の対決。やや先行する御法川氏を、悲願の小選挙区初勝利を目指す村岡氏が激しく追い上げる。

 4選を目指す御法川氏は公務との兼ね合いで支援者回りが不足したとの懸念があったが、後援会組織が安定し、自民支持層と公明支持層の大半を固めた。女性にも浸透している。年代別では40代からの支持が目立つ。政策別では、地方再生を重要視する有権者の支持が集まる。

 村岡氏は維新支持層をまとめ、民主支持層からも支持を取り付けている。選挙区調整が功を奏した格好だ。無党派層への浸透具合は御法川氏を上回り、一層の支持拡大が課題となる。年代別では60代の支持が目立ち、職業別では「経営者・管理職」の層からの厚い支持を受けた。

 共産新人で党県委員の我妻桂子氏(60)は共産支持層を固め切れていない。広範な票の掘り起こしを目指す。

2153名無しさん:2014/12/08(月) 21:10:17
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 ◇1区(4)=秋田市
伊藤正通 63 [元]県教組委長 社新

冨樫博之 59 [元]県議長(1)自前=[公]

寺田学 38 [元]首相補佐官(3)民元

山内梅良 66 [元]県議 共新

 ◇2区(3)=能代、大館、男鹿、鹿角、潟上、北秋田市、鹿角、北秋田、山本、南秋田郡
緑川貴士 29 [元]民放アナ 民新

藤本金治 68 党地区委員長 共新

金田勝年 65 [元]副外相(2)自前=[公]

 ◇3区(3)=横手、湯沢、由利本荘、大仙、にかほ、仙北市、仙北、雄勝郡
村岡敏英 54 [元]大臣秘書官(1)維前

我妻桂子 60 党県委員 共新

御法川信英 50 副財務相(3)自前=[公]

 (届け出順)

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党。

2154チバQ:2014/12/08(月) 21:11:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010086000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 小選挙区・東京
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇山田、海江田氏競る−−1区
 1区は山田氏と海江田氏が激しく競り合っている。山田氏は自民支持層を手堅くまとめ、幅広い世代の支持を集める。海江田氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透している。冨田氏は共産支持層をほぼ固めた。渡辺氏は支持が広がっていない。

 2区は辻氏が自民支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透して一歩リード。中山氏は民主支持層の大部分をまとめ、懸命に追う。石沢氏は共産支持層をほぼ固めた。大熊氏は無党派層への浸透がカギ。

 3区は先行する石原氏を松原氏が追う。石原氏は自民、公明支持層の大半を固めた。松原氏は民主支持層を手堅くまとめ、香西氏も支持を訴える。

 4区は平氏が自民、公明支持層を固め優勢。山本氏は民主、維新支持層にも食い込む。藤田氏は民主支持層を固めようと懸命だが、無党派層の支持は伸び悩んでいる。前大田区議の犬伏氏は知名度アップを図る。

 5区は若宮氏が自民、公明支持層の大半をまとめてリードを広げている。返り咲きを狙う手塚氏は無党派層への浸透を図る。この2人を、みんな解党で無所属となった三谷氏と福祉充実を訴える沢井氏が追う。中松氏は知名度を生かす。

 6区は3選を目指す越智氏が優位な戦い。自民、公明支持層をほぼ固める。落合氏は民主支持層などへの浸透を目指して追い上げを図る。岸氏は共産支持層を固め、上積みを狙う。

 7区は、各年代で支持され無党派層にも浸透する長妻氏が先行。松本氏は自民支持層を手堅く固め、浮動票の取り込みを図る。太田氏は維新支持層にも支持を広げる。元都議の吉田氏は広がりを欠いている。

 8区は石原氏が幅広い年代の支持を集め、無党派層にも浸透してリード。円氏は民主支持層以外への食い込みも図って追い上げる。沢田氏は共産支持層以外への支持拡大を目指す。

 9区は、菅原氏が自民、公明支持層を固め、無党派層にも食い込み一歩先行。木内氏は若年層を中心に民主、維新支持層や無党派層で支持拡大を目指す。原氏は与党批判票の掘り起こしに懸命だ。

 10区は小池氏が知名度を生かして優勢で、自民、公明に加え維新支持層からも支持を受ける。江端氏は民主支持層をほぼ固めたが、無党派層への浸透が課題。今氏、多ケ谷氏は支持拡大を目指す。

 11区は下村博文氏が安定しており、自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透。熊木氏は民主支持層を中心に支持を広げ、巻き返しを狙う。山内氏は共産支持層をほぼ固めた。下村芽生氏は伸び悩んでいる。

 12区は太田氏が公明支持層をほぼ固めてリード。池内氏は共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透。青木氏は生活、民主、維新支持層に食い込む。田母神氏は次世代支持層に加え自民支持層の一部も取り込む。

 13区は8選を目指す鴨下氏が自民支持層のほか、無党派層にも浸透し、大きく抜け出した。前足立区議の長谷川氏は生活支持層の取り込みも図る。祖父江氏は組織固めを急ぐ。和田氏は支持の広がりを欠く。

 ◇松島氏に幅広い支持−−14区
 14区は「うちわ」配布問題で法相を辞任した松島氏が、自民、公明支持層だけでなく幅広い支持を集め、優位な戦いを進める。野党統一候補の木村氏は無党派層への浸透で懸命に巻き返しを図る。阿藤氏は共産支持層に加え無党派層で票の上積みを目指す。

 15区は柿沢氏と秋元氏が競う。柿沢氏は維新支持層を固め、自民支持層や無党派層にも食い込む。秋元氏は自民、公明支持層の大半を固めた。吉田氏は共産以外への支持拡大が課題。

 16区は、大西氏が自民、公明の支持層をほぼ固めてリード。共産支持層に浸透する大田氏がこれに続く。初鹿氏は維新支持層のほか無党派層の一部に食い込む。石井氏は支持拡大を目指す。

 17区は平沢氏が大きく抜け出した。自民、公明支持層に加え、無党派層にも浸透している。北海道2区から国替えで立候補した高橋氏は民主、維新、生活支持層に浸透するものの、無党派層への食い込みはこれから。新井氏は共産、社民支持層を固め、上積みを図る。

2155チバQ:2014/12/08(月) 21:11:30
 ◇土屋氏追う菅氏−−18区
 18区は土屋氏がリードし、元首相の菅氏が追う。土屋氏は自民、公明支持層を固めたほか、幅広い年代層に浸透。菅氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の支持拡大がカギ。結城氏は共産支持層を固めた。

 19区は松本氏と末松氏が激しく競り合う。松本氏は自民支持層を固めるのに余念がない。末松氏は民主支持層をほぼ固めている。小泉氏は支持拡大に全力。山田氏は広がりを欠く。

 20区は木原氏が自民、公明支持層を固め、幅広い年代層の支持を集めてリードを広げている。25区から国替えした竹田氏は民主、5度目の挑戦の池田氏は共産の支持層固めをそれぞれ急ぎ、支持拡大を図る。

 21区は長島氏と小田原氏が互いに一歩も引かず競り合う。長島氏は民主支持層を固め、自民支持層の一部からも支持を得る。小田原氏は自民支持層のほか公明票を中心に組織固めを急ぐ。両氏とも無党派層への浸透がカギとなりそう。吉岡氏は共産支持層を固めた。

 22区は伊藤氏が自民、公明支持層を固めて先行。山花氏は民主支持層をほぼ固め、生活、維新支持層への浸透を図っている。坂内氏は支持拡大を狙い、鹿野氏は伸び悩んでいる。

 23区は、自民支持層の多くをまとめ幅広い年代に浸透する小倉氏がリードを広げる。櫛渕氏は民主支持層、伊藤氏は維新支持層を固めるとともに無党派層への食い込みを図っている。松村氏は共産支持層を中心に支持拡大を目指す。

 24区は萩生田氏が優位に戦いを進め、阿久津氏が追う。萩生田氏は自民、公明支持層を固めつつある。阿久津氏は民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層から一定の支持を集める。市川氏は共産票を固めた。藤井氏は追い上げに懸命。

 25区は井上信治氏が自民、公明支持層を固める。井上宣氏は共産支持層を中心に票の上積みを狙う。山下氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層への浸透を図る。

2156チバQ:2014/12/08(月) 21:11:49
 ◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 [次] 新

冨田直樹 38 共 新

又吉光雄 70 諸 新

海江田万里 65 (6)[民] 前

山田美樹 40 (1)[自] 前=[公]

野崎孝信 27 無 新

 ◇2区(5)=中央、文京、台東区
辻清人 35 (1)[自] 前=[公]

石沢憲之 27 共 新

大熊利昭 51 (1)[維] 前

中山義活 69 (4)[民] 元

犬丸勝子 59 諸 新

 ◇3区(3)=品川区、大田区北西部、島部
松原仁 58 (5)[民] 前

石原宏高 50 (2)[自] 前=[公]

香西克介 38 共 新

 ◇4区(4)=大田区中南部
犬伏秀一 58 [次] 新

平将明 47 (3)[自] 前=[公]

藤田憲彦 41 (1)[民] 元

山本純平 40 共 新

 ◇5区(5)=目黒区、世田谷区南部
若宮健嗣 53 (2)[自] 前=[公]

三谷英弘 38 (1)無 前

手塚仁雄 48 (3)[民] 元

ドクター・中松 86 無 新

沢井正代 65 共 新

 ◇6区(3)=世田谷区北西部
岸武志 43 共 新

越智隆雄 50 (2)[自] 前=[公]

落合貴之 35 [維] 新

 ◇7区(4)=渋谷、中野区
太田宜興 38 共 新
長妻昭 54 (5)[民] 前

吉田康一郎 47 [次] 新

松本文明 65 (2)[自] 前=[公]

 ◇8区(4)=杉並区
円より子 67 [民] 新

鈴木達夫 74 無 新

石原伸晃 57 (8)[自] 前=[公]

沢田真吾 29 共 新

 ◇9区(3)=練馬区中西部
菅原一秀 52 (4)[自] 前=[公]

原純子 50 共 新

木内孝胤 48 (1)[維] 元

 ◇10区(5)=豊島区、練馬区東部
江端貴子 54 (1)[民] 元

小池百合子 62 (7)[自] 前=[公]

多ケ谷亮 46 [生] 新

神谷ちづ子 61 次 新

今秀子 66 共 新

 ◇11区(4)=板橋区
下村芽生 27 無 新

下村博文 60 (6)[自] 前=[公]

山内金久 66 共 新

熊木美奈子 53 [民] 新

 ◇12区(4)=北区、足立区西部
太田昭宏 69 (6)公 前=[自]

池内沙織 32 [共] 新

田母神俊雄 66 [次] 新

青木愛 49 (3)[生] 前

 ◇13区(4)=足立区中東部
鴨下一郎 65 (7)[自] 前=[公]

長谷川貴子 41 [民] 新

祖父江元希 39 共 新

和田智之 40 次 新

 ◇14区(3)=墨田、荒川区
木村剛司 43 (1)[民] 元

松島みどり 58 (4)[自] 前=[公]

阿藤和之 43 共 新

2157チバQ:2014/12/08(月) 21:12:06
 ◇15区(4)=江東区
猪野隆 49 無 新

柿沢未途 43 (2)[維] 前

秋元司 43 (1)[自] 前=[公]

吉田年男 66 共 新

 ◇16区(5)=江戸川区中南部
大西英男 68 (1)[自] 前=[公]

初鹿明博 45 (1)[維] 元

岡本貴士 34 無 新

大田朝子 30 [共] 新

石井義哲 57 [次] 新

 ◇17区(3)=葛飾区、江戸川区北部
新井杉生 55 共 新

高橋美穂 49 (1)[維] 前

平沢勝栄 69 (6)[自] 前

 ◇18区(3)=武蔵野、府中、小金井市
土屋正忠 72 (2)[自] 前=[公]

菅直人 68 (11)[民] 前

結城亮 44 共 新

 ◇19区(4)=小平、国分寺市など
小泉民未嗣 36 共 新

山田宏 56 (2)[次] 前

末松義規 58 (5)[民] 元

松本洋平 41 (2)[自] 前=[公]

 ◇20区(3)=東村山、東大和市など
池田真理子 60 共 新

竹田光明 59 (1)[民] 元

木原誠二 44 (2)[自] 前=[公]

 ◇21区(3)=立川、昭島、日野市

長島昭久 52 (4)[民] 前

小田原潔 50 (1)[自] 前=[公]

吉岡正史 40 [共] 新

 ◇22区(4)=三鷹、調布、狛江市など
山花郁夫 47 (3)[民] 元

伊藤達也 53 (6)[自] 前=[公]

坂内淳 53 共 新

鹿野晃 41 [次] 新

 ◇23区(4)=町田、多摩市
小倉将信 33 (1)[自] 前=[公]

櫛渕万里 47 (1)[民] 元

松村亮佑 34 共 新

伊藤俊輔 35 [維] 新

 ◇24区(4)=八王子市
阿久津幸彦 58 (3)[民] 元

市川克宏 40 共 新

萩生田光一 51 (3)[自] 前=[公]

藤井義裕 39 [次] 新

 ◇25区(3)=青梅、福生、羽村市など
井上信治 45 (4)[自] 前=[公][改]

山下容子 56 [民] 新

井上宣 40 共 新

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 ◇候補者一覧の見方
 ◆氏名、年齢(投票日の14日現在)、当選回数、政党名(小選挙区のみ。白抜き=[自]など=は比例との重複)、前職・元職・新人の区別の順。「=」以下は推薦・支持政党。

 ◆小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。

 ◆比例代表で、氏名の前の数字は名簿順位。

 ◆党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、改=新党改革、幸福=幸福実現党、支なし=支持政党なし、諸=諸派、無=無所属。

 ◇調査の方法
 5〜7日の3日間、全国295小選挙区ごとに無作為に作成した電話番号にかけるRDS法を使いJNNと協力して実施。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。全国の有権者7万5258人から回答を得た。

2158チバQ:2014/12/08(月) 21:13:06
世論調査省略
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddlk14010168000c.html
大義迷分:2014衆院選 中盤情勢 自民、優位な戦い 民主は伸びを欠く /神奈川
毎日新聞 2014年12月08日 地方版

 毎日新聞は5〜7日、衆院選の県内情勢を探るため、有権者を対象に特別世論調査を実施し、取材結果を加味して総合的に分析した。前回大勝した自民が今回も大半の選挙区で優位な情勢で、公明も候補者を立てた選挙区でリード。民主は前回同様、伸び悩んでいる。他の「第三極」の野党は大半で厳しい戦い。ただし、回答者の半数が投票先をまだ決めておらず、情勢は流動的だ。【衆院選取材班】

 17選挙区に前職を立てた自民は4、8、9区を除く14選挙区でリードしている。公示前は「大義なき解散」との声が党内からも上がっていたが、候補者調整が不調に終わった野党が批判票の受け皿になりきれておらず、安定した戦いを進めている。

 前回比例復活だった9区は前回以上に激しい接戦。12区は野党勢力の結集が実現したと言える数少ない選挙区だが、自民前職が一歩先行する。16区は自民前職が前回と同じ相手と接戦を繰り広げている。4区は知名度の高い相手を追い上げ、8区も一定の支持を集めており、比例復活を含めて「全員当選」も視野に入ってきた。公明も、唯一小選挙区に候補者を立てた6区で安定した戦い。自民の支援も受けて他候補を引き離している。

 野党陣営は組織票が計算できる共産を除き、伸び悩んでいる。候補者が乱立した選挙区だけでなく、候補者調整するなどした選挙区でも思うように支持が伸びていない。

 民主は大きく先行する選挙区が一つもなく、前回の大敗の中で唯一小選挙区で勝利した9区も、自民前職との接戦に持ち込まれている。前回わずかの差で敗れて比例復活した16区は、互角の戦いで余談を許さない。12区は民主元職が引退し、無所属前職が民主入りすることで前回の2位、3位連合が実現したが、思うように支持が広がっていない状況だ。

 前回選挙から離合集散を経た「第三極」は維新の共同代表が8区でリードするほかは、広がりに欠ける。6区は維新前職が民主元職と票を奪い合って公明前職に大きく水をあけられている。9区の維新前職は現段階で共産新人にも及ばない情勢で、野党乱立だけでは説明できない状況にある。次世代も大半の選挙区で低迷し、知名度の高い18区の前職も支持の広がりに課題がある。生活も擁立した2候補が苦しんでいる。

 一方、4区の無所属前職は代表を務めたみんなの解党の影響もあり、自民前職に前回ほど大きな差を付けられていない。他の無所属候補は独自の戦いを進めている。

 比例代表も自民が優勢で、他党を引き離している。野党は民主に次いで維新、共産となり、共産が存在感を示している。社民や次世代、生活は広がりを欠いている。

 調査は5〜7日、電話による無作為抽出で実施し、県内有権者4578人から回答を得た。

2159チバQ:2014/12/08(月) 22:17:44
山形3区
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412080600002.html
「自民」巡り綱引き/2014衆院選
2014年12月8日10時21分
 ◆ 3区・保守分裂 揺れるJA

 保守分裂の山形3区で、自民新顔の加藤鮎子氏陣営と無所属前職の阿部寿一氏陣営がつばぜり合いを展開している。過去2年間、「自民党公認」を水面下で争った両氏。「選挙に勝利して自民入りを」と期待する阿部陣営関係者らの動きに対し、加藤陣営側は「3区の公認はずっと加藤鮎子」と否定するなど、組織の引き締めに躍起だ。このほか、党勢の立て直しを図る民主の吉田大成氏、共産の長谷川剛氏、無所属の佐藤誠氏も議席をうかがう。

 公示翌日の3日。酒田市で開かれた加藤鮎子氏の個人演説会で、自民党の谷垣禎一幹事長は「長い間加藤紘一先生にご指導いただいた者としては万感胸にせまるものがある。東京に送り出していただければ、必ず私が立派な仕事をする政治家に育て上げる」と「後見人」を宣言した。

 党県連の遠藤利明会長も「幹事長が来られるのも、それだけ3区、加藤鮎子が大事だからだ。選挙(結果)はわからないが、今回も次も、もちろん(加藤鮎子氏が)公認だ」と言明、阿部寿一氏の入党の可能性をきっぱりと否定した。

 前回は、無所属で立った阿部氏の地盤の酒田市で党支部組織が離反・分裂し、公認の加藤紘一氏が1465票差で敗れた自民。酒田市では今回も一部の支部長が阿部氏支援のため辞任するなど組織は一枚岩とはいかない状態だ。遠藤氏の対応も、こうした危機感を反映している。

 一方、2年間「自民入り」に意欲を見せながら実現せず、今回も無所属で立った阿部氏は4日、鶴岡市と三川町の計3カ所で開いた個人演説会で「無所属だが、20年でもできないことを2年でしてきた」と高速道路の建設事業の伸展などを自らの実績と強調。「私はふるさと党。アリがゾウに挑んでもやるべきことはやる」と自民に対抗する立場を強調してみせた。

 しかし、自らのパンフレットでは自民党の菅義偉官房長官や岸宏一参院議員と並んだ写真を使うなど「与党」との近さもにじませる。公示日の2日に舟形町で開かれた個人演説会では、阿部氏の支援に回った大蔵村の加藤正美村長が「勝って、自民党に入っていただきたい」。阿部氏の後援会幹部は「自民入りのためにも、大差で勝って公認候補の復活当選をなくすことが大事だ」と期待する。

 保守を二分して譲らぬ混戦模様に、業界団体も揺れる。農協の政治組織である県農政連は今月1日の会議で、衆院1、2区は自民公認を推薦をする一方、3区については個々のJA支部の判断に委ねることを決めた。加藤氏の支援を決めたある農協の組合長は「米価下落などもある。説明はするが、農家の支援は五分五分だ」と当惑している。

2160チバQ:2014/12/08(月) 22:24:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000565-san-pol
衆院選 終盤戦も勢いを維持する自民、沖縄では逆風 知事選の影響引きずる
産経新聞 12月8日(月)19時48分配信

 勢いを持続している自民党も、沖縄では逆風が吹いている。平成24年の前回衆院選では4選挙区のうち3選挙区で勝利したが、今回は最大でも2選挙区で、選挙区でだれも当選しない最悪の事態もありうる。

 沖縄では11月に県知事選が行われたばかり。自民党が推薦した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設反対を訴えた翁長雄志(おなが・たけし)氏に敗れた。同日選となった那覇市長選も自公推薦候補が敗北しており、自民党は2つの選挙の影響を引きずっているとみられる。

 北海道では前回、公明党が議席を獲得した10区を含め、全12選挙区を与党が独占したが、今回は8〜11に減る可能性がある。もともと北海道は民主党の牙城。民主党は一定の集票力を誇る政治団体「新党大地」と共闘していることもあり、自民と民主が3選挙区で接戦を演じている。同じく「民主王国」といわれる愛知は、自民党が前回13選挙区で勝利した。今回は13選挙区のうち複数区で自民と民主がしのぎを削る展開となっている。

 4選挙区ある岩手は、生活の党の小沢一郎代表の影響力に陰りがみられるとはいえ、自民党は最大でも2議席の獲得にとどまる見通しだ。

2161チバQ:2014/12/08(月) 22:25:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00000563-san-pol
衆院選 接戦を強いられる野党大物たち選挙戦略に影響も
産経新聞 12月8日(月)19時43分配信

 産経新聞社が8日にまとめた衆院選の終盤情勢では、野党の党首級が自身の選挙区で軒並み苦戦や接戦を強いられている。「選挙に強い」とされてきた幹部ですら、他の候補者どころか自身の選挙を心配しなくてはならない状況となり、党の選挙戦略に影響することは避けられない。

 深刻なのが民主党だ。海江田万里代表は、再選を目指す自民党前職にリードを許し、追う展開となっている。海江田氏は平成24年の前回衆院選でも、選挙区でこの自民党前職に惜敗し、比例復活した。海江田氏は今回も比例代表に重複立候補しているが、今回の情勢は前回より厳しい。東京の各選挙区で民主党候補が相次ぎ落選すれば、惜敗率で復活当選もかなわなくなりかねない。

 前回は選挙区で当選した枝野幸男幹事長も今回は自民党前職を突き放すまでには至らず、接戦となっている。党の候補者を応援するため全国各地を飛び回らなければならない民主党の2トップが、ここに来て無党派層が多い都市部を地盤とする「弱み」に苦しめられているようだ。

 前回衆院選で比例復活に甘んじた菅直人元首相も自民党前職に差を付けられている。長妻昭元厚生労働相や川端達夫国対委員長も自民党候補と接戦だ。安定した選挙戦を展開している民主党幹部級は、党最高顧問の野田佳彦前首相や岡田克也代表代行らにとどまっている。

 無所属の時代から選挙区で当選してきた維新の党の江田憲司共同代表も、接戦に追い詰められている。江田氏は「全軍の将として候補者の士気を高めるため」として比例代表との重複立候補を辞退しており、選挙区で敗れれば落選となる。維新は、松野頼久国会議員団会長も不利な戦いを強いられている。

 次世代の党の平沼赳夫党首は、17年の「郵政選挙」後、「刺客」として送り込まれた自民党前職に勝ち続けてきた。しかし、今回は猛追を許している。山田宏幹事長と中田宏国対委員長はともに苦しい展開だ。

 当選15回を誇る生活の党の小沢一郎代表は、出身の岩手県を「小沢王国」に築き上げた。しかし、勢いを徐々に失い、前回衆院選で初めて自民党候補の比例復活当選を許した。今回はさらに、この自民党前職に差を詰められている。小沢氏は今回の衆院選で、初めて比例代表に重複立候補している。

2162チバQ:2014/12/08(月) 22:26:22
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/141207/plt14120720350013-n1.html
2014.12.7 20:35コメント
衆院選 菅元首相の東京18区、首相や高村副総裁駆け付け「集中攻撃」



 衆院選の「選挙サンデー」となった7日、各党党首らは14日の投開票に向けて各地で支持を訴えた。序盤情勢で優位に立った自民党は安倍晋三首相(総裁)らが、民主党の菅直人元首相が立候補している東京18区でマイクを握った。劣勢と報じられた野党各党は、反転攻勢に出ようと必死の訴え。民主党の海江田万里代表らは接戦区に入り、票の上積みを図った。

 安倍首相は7日午後、府中市のショッピングモール前で街頭演説し「2年前、3年前の、あの民主党政権時代のような円高時代に戻してはいけない」と語り、経済政策「アベノミクス」推進への支持を求めた。

 これに先立ち、高村正彦副総裁は武蔵野市で演説し「安倍安定政権を続けるのか、1年で首相が代わる鳩山(由紀夫元首相)さん、菅さんのような政治に戻すのか」と力説した。

 政権幹部が相次いで駆けつけた東京18区は、平成24年の前回衆院選で自民党候補が菅氏を破ったものの、比例代表で復活当選を許している。

 自民党都連幹部は「今回は比例復活もできないほどたたきつぶしたい」と語るなど、「集中攻撃」の様相だ。首相はこの日、東京都北区で公明党候補の応援演説も行った。

 一方、海江田氏は7日、与野党の候補が接戦を展開する長崎市や福岡市の選挙区を回り、「どうして働く人たちの雇用を不安定にすることが成長戦略なのか」などと安倍政権を厳しく批判。ただ、枝野幸男幹事長は都内で「(公認候補の)全員当選を目指したいが、1議席でも増やせれば、ということだ」と記者団に語り、100議席という獲得議席目標を封印させた。

 維新の党の江田憲司共同代表も7日、神戸市で「安倍政権を大勝させたら、誰も安倍政権の暴走にストップをかけられなくなる」と訴えた。

2163チバQ:2014/12/08(月) 23:43:38
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080047-n1.html
2014.12.8 23:21
【衆院選2014】
衆院選後、野党は流動化か 民主軸の再編も

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 産経新聞の衆院選終盤情勢で、野党全体で議席数が3分の1にも届かない可能性が出てきた。影響力低下を懸念する各党が離合集散に走り、政局が流動化することも予想される。特に、民主党の議席が微増にとどまれば、海江田万里代表の責任問題に発展するのは避けられず、後任の代表次第では民主党を軸とする野党再編が始まる可能性がある。(楠城泰介)

 「民主党には期待できないんでしょ。海江田氏は発信力が弱い。『代表選をやったほうがいい』と夏にあれほど言ったのに…」

 報道各社の衆院選情勢に対し、民主党幹部は吐き捨てるように言った。同時に党内では海江田批判がにわかにわき起こっている。

 昨年7月の参院選敗北後、海江田氏は1年以内に「目に見える成果」がなかった場合の辞任に言及した。海江田氏は辞任せず代表を続けてきたが、このままの情勢だと結党後初の現職党首落選という不名誉な記録がつく。

 海江田氏が進めてきたのは自主再建路線だ。幹部は「今回微増止まりだったら、自主再建路線は失敗したということだ。野党結集の方向に動くのではないか」と語る。

 衆院解散前に海江田氏に新党結成を求め、ふいにされた前原誠司元外相、細野豪志元幹事長は、ともに今回の衆院選も選挙区で優勢を保っている。

 前原氏は8日、新潟県燕市の街頭演説で「『1強多弱』は日本の政治にとって良くない。民主党が力を持たせてもらい、緊張感のある政治状況をつくる」と訴えた。目指すのはあくまで民主党主導の野党再編だ。

 前原氏ら野党再編派は集団的自衛権の行使容認に前向きなど保守系が多く、リベラル派が多い自主再建派とは政策面でも一線を画している。

 衆院選直後に代表選が行われる事態になれば、自主再建派と野党再編派との間で、政策面も絡んだ激しい対立劇となり、党は分裂含みで事態が推移する可能性もある。

 再編の行方は維新の党の動向とも深く関わる。維新は議席を10以上減らす見通しで、「第三極」のあり方を問われかねない。前原氏ら野党再編派と新党結成に活路を見いだす展開が予想される。

 再編派の民主党議員は「維新が選挙区で壊滅状態になったとき、橋下徹共同代表(大阪市長)がどう出るかだ…」と今から思案を巡らせている。

2164チバQ:2014/12/08(月) 23:44:26
http://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080045-n1.html
2014.12.8 22:26
【衆院選2014】
「三つどもえ」の大混戦 長野3区と福岡1区





 長野3区、福岡1区の両選挙区は「三つどもえ」の大混戦の展開だ。

 情勢調査によると、長野3区は維新の党、自民党、民主党の前職3人が横一線に並んでいる。

 3区は、もともと羽田孜元首相(民主党)の地盤だった。前回衆院選では民主党新人が激戦を制し、議席を死守したものの、自民、みんな(当時)の両候補の比例復活を許し、今回も大接戦が予想されていた。

 3党は混戦を見込んで、序盤から党幹部らを相次いで投入してきた。最終盤にかけても最重点選挙区として知名度の高い大物弁士の遊説などを予定している。

 福岡1区は、無所属前職2人と民主党元職がしのぎを削っている。

 無所属の2人はともに前回は自民党公認で出馬、片方は比例代表に回った。今回は2人がそろって選挙区での公認を求めたものの、「調整不足」のためともに得られず保守分裂選挙となり、そこに民主党が割って入る展開になった。

 無所属の2人には、それぞれ麻生太郎財務相、古賀誠元自民党幹事長が支援していることから、両氏の「代理戦争」ともいわれている。

2165チバQ:2014/12/09(火) 01:52:03
変な時間に目が覚めた・・・
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;k=2014120800810
自民、民主幹部に集中攻撃=野党、麻生発言で反転狙う【14衆院選】


 衆院選は折り返し地点を過ぎ、各党は14日の投開票に向けて追い込みを掛ける。自民党は、民主党の枝野幸男幹事長を集中攻撃するなど、重点区に党幹部・閣僚を投入する方針。これに対し各野党は8日、巻き返しを図ろうと、麻生太郎副総理兼財務相の「失言」に批判を強めた。


 「あす埼玉5区へ伺います。恐らく日本で最も困難な選挙区で戦いに臨んでいる勇気と情熱に私は応えたい」。安倍晋三首相(自民党総裁)は8日、自身のフェイスブックにこう書き込み9日に枝野氏の選挙区に乗り込むと宣言。自民党候補の勝利へ強い意気込みを見せた。
 菅直人元首相と同じリベラル系で、過去に左翼団体との関係が指摘されたJR関連労組から献金を受けていた枝野氏は、保守的な首相が「敵視」する野党勢の一人。選挙戦略上も、民主党では海江田万里代表と並ぶ重要な攻撃対象だ。
 自民党選対幹部によると、首相は選挙に際し「枝野氏は何としても落とせ」と号令を掛け、枝野氏の選挙区には既に、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当相、谷垣禎一幹事長が駆け付け、支援を呼び掛けた。
 自民党は8日夜、首相や谷垣氏らが党本部に集まり、各地の情勢を分析した。北海道、岩手、東京、新潟、愛知などの50余りの選挙区で勝敗が見えていないとして、幹部らが手分けしてぎりぎりまでてこ入れを図る方針を確認。首相は接戦区について「全部取る」と宣言した。
 これに対し、枝野氏は議席死守に懸命だ。8日には自民党の集中攻撃を浴びていることを「大変光栄だ」と記者団に強がってみせたが、危機感は強い。10日は民主党の公認候補の応援を終えた後、地元の駅頭でマイクを握る。
 枝野氏以上に防戦一方なのが、苦戦が伝えられる海江田氏。党代表として全国を遊説していた同氏は9日、各地への応援に出向かず、終日地元で自らの選挙運動に専念する。前回2012年に続き選挙区で敗退すれば代表の資質が問われかねず、なりふりを構ってはいられない。
 こうした中、麻生氏の不適切な発言が飛び込んできた。「2年前より(景気が)悪いのは、よほど運が悪いか経営能力がないかだ」と決め付けたり、「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいっぱいいるが、子供を産まないのが問題だ」と言い放ったりした。
 格好の反撃材料とみた野党は一斉に批判し、海江田氏は8日、滋賀県草津市での街頭演説で「やっぱり自民党は女性が活躍する社会をつくると言っても本心ではそういう考え方だ」と指弾。維新の党の江田憲司共同代表は福岡市で記者団に「まさにおごり、慢心の極みだ」と非難した。(2014/12/08-23:56)

2166チバQ:2014/12/09(火) 01:53:45
http://diamond.jp/articles/-/63410
JAが迫った候補者への踏み絵
首相激怒で選挙後の対立必至
週刊ダイヤモンド編集部 【第182回】 2014年12月9日
JAグループの政治団体が、第47回衆議院選挙で推薦する候補者と締結するために作った政策協定書が波紋を呼んでいる。農村票を使って、農協改革を骨抜きにしようとする意図を察した安倍晋三首相は、JA全中が文案を考えたとみて激怒。「選挙後、徹底的に改革する」と、鼻息を荒くしている。

「こんな内容の政策協定を結んだ候補者は自民党の公認候補にしない」

 安倍晋三首相は、全国に約700ある地域の農協を束ねるJA全中などの政治団体「全国農政連」が作成した「農政課題に関わる政策協定書(例)」なる文書を読み、こう声を荒らげたという。

 この文書は、全国農政連の下部組織である各都道府県の農政連が、衆議院選挙の候補者に、推薦の条件として、署名、捺印を求める「踏み絵」として活用していた。

 安倍首相を刺激したのは、この文書の農協改革に関する部分だ。政府は6月、アベノミクスの成長戦略として、規制改革実施計画を閣議決定。全中をはじめとする農協中央会の廃止を軸にした農協改革も盛り込んだ。政府はこの改革を実現するため、来年の通常国会で農協法改正を目指すが、全国農政連の文書は、この政府の方向性と逆行するものだった。

 政府の規制改革会議は首相官邸の意向を受け、11月12日に、(1)全中に農協法で認められた地域農協への指導、監査権限をなくし、一般社団法人化する、(2)JA全農を株式会社化する──ことなどを提言した。全国農政連の文書は、この提言を、「JAグループの組織の解体につながりかねない極めて問題のある内容」と指摘。これが安倍首相の逆鱗に触れたのだ。

 ただ、安倍首相も最終的には、公認候補が農政連と政策協定を結ぶことを認めた。というのも、農政連は歴史的に、日本医師会などと並ぶ自民党の有力支持団体で、農政連の票を拒否するのは、選挙上、得策ではないと考えたためだ。

 農政連が、安倍首相の反応や地元の候補者との力関係を踏まえ、政策協定や候補者への質問状の表現を和らげたことも影響した。

2167チバQ:2014/12/09(火) 01:54:08
 一方で、自民党への怒りが簡単には収まらない地域もある。農協の政治力が強い熊本県では、政策協定の表現が和らげられるどころか、逆に強まった。

 熊本県農政連は11月28日、衆院選の推薦候補者を決める予定だったが、判断を保留した。

 その背景には、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加などに対する反発がある。自民党は、交渉入りに反対する農政連の支援を受けて前回の衆院選を戦い、政権を奪還した。だが、それから3カ月後には、安倍首相が交渉参加を表明した。

 同県農政連は推薦の判断保留から2日後、衆院選の小選挙区と比例代表で、自民党前職5人と次世代の党前職1人の推薦を決めた。

 委員長を務めるJA熊本中央会の梅田穰会長は会見で、「2年前の(TPP交渉参加の)ような形で、なし崩し的にしてもらっては困る」と述べ、政策協定が守られなければ、次の選挙では支援しないことを強調した。

 政策協定には「(農協の理事会といった)ガバナンス制度・(全中の一般社団法人化など)組織形態の転換などは、強制しないこと」という、全国農政連の文書を、具体的にした要求が並んだ。

集票力発揮は不透明。むしろ反感買う恐れ
相互に不信感募る

 しかし、こうした地域レベルの政治運動にもかかわらず、農政連の「踏み絵」戦略が、全中の権限維持につながる可能性は低そうだ。

 自民党関係者は、「協定は努力目標だ。政治に100%の達成はない」と言い切る。

 規制改革担当相として農協改革をまとめた稲田朋美政調会長に至っては、政策協定の締結を拒否しつつ、福井県農政連の推薦は受けるという離れ業をやってのけた。

 安倍首相は現在、党首討論など公式の場では、農協改革を含む規制改革について「(業界団体を)説得し、了解を頂きながらしっかりと前に進めたい」と慎重な言い回しをしている。

 それが政府内では一転、農協改革に並々ならぬ熱意を持つ菅義偉官房長官らと、全中の廃止に向けて「選挙が終わったら徹底的にやる」と決意を固めているという。

 農政連が集票力で、自民党に恩を売れるかも不透明だ。牛肉や乳製品、砂糖といった農業の重要品目を生産する北海道、九州・沖縄には、TPP交渉参加で、自民党に裏切られたと考える農家も多い。

 米価の低迷や、政府主導の農協改革への反発も強く、農協職員の集票活動に力が入るかも疑問符が付く。集票力を発揮できなければ、農政連の「踏み絵」戦略は、農協シンパの国会議員を増やすどころか、政府・与党の反感を買っただけ、という結果にもなりかねない。

 ただ、衆院選後、農協法改正案の議論が間延びすれば、全中にもチャンスがある。来年4月には、農政連の政治力で政権に再び揺さぶりを掛ける好機となる統一地方選挙があるからだ。農協改革をめぐる政府と全中の攻防は、議論のスピードが鍵を握ることになりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)

2168チバQ:2014/12/09(火) 07:54:44
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579042.html
札幌・空知・上川に各党幹部続々 接戦区で「黄金ルート」(12/09 06:10)
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 14日投開票の衆院選で、札幌、小樽両市内から空知、上川管内に連なる選挙区が、各党幹部が応援に入る「黄金ルート」になっている。自民党優位との情勢が伝えられる中、接戦区や自民、公明両党が選挙協力する選挙区が含まれる全国的にも珍しい地域だからだ。新千歳空港と旭川空港を使えば関連選挙区を日帰りでほぼ回れるという、東京都内からのアクセスの良さも背景にありそうだ。

 政党幹部の応援が多いのは、道1区(札幌市中央、南、西区)、3区(札幌市白石、豊平、清田区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、6区(上川管内)、10区(空知、留萌管内)などだ。

 自民党では、安倍晋三首相(党総裁)が5日、旭川や滝川、札幌市内で演説。谷垣禎一幹事長や麻生太郎副総理兼財務相も札幌市内などを巡った。公明党の山口那津男代表は公示前の11月25日、10区内の岩見沢、滝川市内で演説し、井上義久幹事長は12月4日、滝川市内で支援者のあいさつ回りした。民主党も海江田万里代表が5日、恵庭や札幌、旭川市内で演説。福山哲郎政調会長は2日、旭川、小樽、札幌、函館市内で演説した。

 道1、3、4、6区は、自民候補と民主候補が競り合う選挙区。全国的には自民優位の情勢で投開票日が迫る中、これらの選挙区は「党によるてこ入れが勝敗を左右する」(自民党道連幹部)とみられ、各党幹部の投入につながっている。

 道10区は公明党が道内12小選挙区で唯一、候補者を擁立し、自公協力を象徴する選挙区。両党幹部が入るのは、自民党にとっては選挙協力を公明党側にアピールすることで他の小選挙区での見返りを期待でき、公明党には「支持母体の創価学会などの組織を引き締める狙い」(党道本部幹部)があるようだ。

 安倍総裁が旭川空港から南下して新千歳空港を、海江田代表が新千歳空港から北上して旭川空港をそれぞれ利用して日帰りするなど、多くの選挙区を効率的に回るケースが目立つ。

 共産党も比例代表で1議席獲得をうかがう北海道は「東京と並ぶ重点地区」(党道委員会幹部)と位置付けており、志位和夫委員長が4日、札幌市内で演説した。

2169チバQ:2014/12/09(火) 07:55:10
http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50349.html
【衆院選】山本太郎議員、青木愛氏応援
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏 青木愛氏の応援演説に立つ山本太郎氏
 山本太郎参院議員(40)が8日、東京・北区のJR赤羽駅東口と王子駅北口で、東京12区から立候補した生活の党の青木愛前衆院議員(49)の応援演説を行った。

 今回の衆院選初めての応援演説で「永田町の野良犬、山本太郎でーす」と自己紹介。「自民党議員100人落選キャンペーン」をブログなどで展開している、と話し「年末の忙しい時期に最悪の選挙。でもこのチャンスを生かさない手はない。自民から100議席を減らせば、安倍さんを退陣させることができるんです!」と訴えた。

 山本氏は「僕が行くことでマイナスになる候補者もいるので、自分からは応援に行かないことにしている」と説明。青木氏からの要請には「自民党の政策と対極にある人だから」と快諾した。

 赤羽駅では同じ時間帯に反対側の西口で、次世代の党の新人・田母神俊雄氏(66)の陣営が街宣活動をしていた。同区からは公明党の前衆院議員、太田昭宏氏(69)、共産党の新人、池内沙織氏(32)も立候補している。

2170チバQ:2014/12/09(火) 07:55:57
http://www.hochi.co.jp/topics/20141208-OHT1T50340.html?from=related
【衆院選】渡辺喜美氏、強力地盤で大逆風!離婚妻投入
2014年12月9日6時0分 スポーツ報知
個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏 個人演説会で支援者と握手する渡辺喜美氏
 解党したみんなの党の元代表・渡辺喜美氏(62)が、落選の危機に瀕(ひん)している。首相候補だった“ミッチー”こと亡き父・渡辺美智雄氏から続く強力地盤を背景にほぼ無風当選を続けてきたが、今回は様相が一変。比例復活もない無所属での出馬に、今までの支援組織にもソッポを向かれている。それでも喜美氏は「追いかける展開は想定内。日に日に手応えをつかめてきている」と自信をみせている。(樋口 智城)

 「美智雄先生の遺産なんて、もう食いつぶしてしまったよぉ」。喜美氏の選対本部長は、苦笑いしながらそう嘆いて見せた。どの選挙事務所にも貼られている、支援者や組織の「祈 必勝」と書かれた檄(げき)文ポスター。喜美氏の事務所では、数年前の選挙までは「多すぎて、天井にまで貼らないとだめだった。数なんて数え切れない」ほどだった。しかし、今回は、地方議員ら個人を中心に20枚程度。支援組織関係の檄文はほとんどない。

 首相候補と言われたミッチーの強力地盤を96年から受け継いだ喜美氏。対立候補の自民党・簗和生氏(35)の陣営が「子どものころから、選挙と言えば渡辺って書くもんだと思っていた」と苦笑いするほど、今までの選挙はほぼ無風だった。

 だが、今回は状況が一変。今年に入ってDHC8億円借入問題、みんなの党の解党騒動とゴタゴタが連続した。陣営関係者は「あれだけテレビでおもしろおかしく流されちゃあ、イメージ悪いよ」とこぼす。ほぼ地元に帰らないことに対する反発も手伝い、支援者離反に歯止めがきかなくなったという。共同通信の序盤調査によると、簗氏にリードを許している情勢だ。

 喜美氏を応援し続けていたミッチーの生まれ故郷・大田原市の津久井富雄市長も、今回は自民側に付いた。「…それが政治の世界というものですから」(同市長)。

 この状況の中、喜美氏はなりふり構わぬ選挙戦を繰り広げている。象徴しているのが、離婚したことが今春に明らかになったまゆみさんを選挙活動に参戦させていることだ。関係者によると、2人そろっての活動は、企業回りなどが中心。ある企業では、まゆみさんが「無所属なので比例復活はない。なにとぞ、よろしくお願いします」と涙ながらに訴えたが、出席者からは「離婚していたのに何で?」と戸惑いの声が続出したという。

 選挙期間中、喜美氏に「再入籍したんですか?」と直撃すると、「仲良く一緒に暮らしております」との回答。事実婚状態で再入籍はしていないことを示唆した。

 大田原市内の集会所で行われた個人演説会。喜美氏は、父・ミッチーのことを話す際に、感極まった。「うちのオヤジが亡くなる直前にこう言ったんです。ヨシミ、誰のことも恨むんじゃねぇぞって…。うっ」。

 ◆自民・簗氏、優位も警戒感 簗氏の陣営の関係者は、優位とされる状況にも「美智雄先生から続く支持基盤は、50年以上というぶっとい幹がありますからね」と警戒感を崩さない。簗氏は前回の12年衆院選では、地元出身ではない落下傘候補ながら、4万8912票、得票率35・1%の得票率をマークし、比例復活した。

 関係者によると、当選後の2年間は土日は欠かさず選挙区内に帰ってきていたという。簗氏は「地元の代弁者として訴えられる議員でなければいけない」と地元密着をアピール。選挙以外で地元に帰らない渡辺氏を皮肉った。栃木3区はほかにも共産党の秋山幸子氏が立候補している。

 ◆今年の喜美氏をめぐる動き 2010年参院選と12年衆院選の直前に、化粧品会社DHCの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れ、5億円超が現在も返済されていないとする吉田氏の手記が今年3月、週刊誌に掲載された。渡辺は借り入れを認め、「個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」と公選法違反ではないことを強調。4月のみんなの党の調査報告では、12年12月にまゆみ夫人と離婚していたことが明記されていた。渡辺氏は党代表を辞任。その後、新代表に就任した浅尾慶一郎氏と野党再編をめぐってもめ、今回の衆院選前に党は解党した。

 ◆栃木3区(大田原市、矢板市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町)

渡辺喜美 62 無 前〈6〉

簗和生 35 自民前〈1〉

秋山幸子 63 共産新

※丸数字は当選回数

2171名無しさん:2014/12/09(火) 08:08:17
静岡新聞 静岡 <静岡県内世論調査>投票先「未定」51%
http://www.at-s.com/news/detail/1174147171.html
静岡新聞社の電話世論調査と3日までの取材によると、静岡県内小選挙区は自民党が8選挙区のうち1区、2区、4区、7区、8区の5選挙区で優位を保っている。
民主党は前職のいる5区と6区の2選挙区で堅調。
2選挙区(1区、8区)に候補者を立てた維新の党は厳しい戦いを強いられている。
ただ、小選挙区の投票先を「まだ決めていない」と答えた人は51・3%に上り、情勢が変わる可能性がある。

民主、維新両党の共闘が成立した3区は自民党前職の宮沢博行氏が先行。
民主党元職の小山展弘氏は民主党支持層に加え、維新の党支持層も取り込みながら追走する。

民・維間の候補者調整が付かなかった1区、8区はいずれも自民党前職の上川陽子、塩谷立両氏が優勢。
1区は民主党元職の牧野聖修氏と維新の党前職の小池政就氏が競り合いながら、上川氏を追う。
8区は維新の党新人の源馬謙太郎氏が塩谷氏追撃の構えを見せる。

5区、6区はいずれも民主党前職の細野豪志、渡辺周両氏がリード。
前回選で共に比例復活で初当選した自民党前職の5区吉川赳、6区勝俣孝明両氏は、常勝の細野、渡辺両氏が築いた牙城の切り崩しを図る。

4区は自民党前職の望月義夫氏が5度目の対決となる民主党元職の田村謙治氏を上回る出足。

2区は自民党前職の井林辰憲氏が優位に立ち、民主党新人の松尾勉氏が追う。

7区は自民党前職の城内実氏が盤石の戦いを見せる。

一方、比例投票先は49・7%が自民党と回答、他党に大差を付けている。

2172チバQ:2014/12/09(火) 20:14:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddn041010007000c.html
師走決戦:2014衆院選 大阪10区 「共闘」どこ吹く風 激戦区、浮動票争い過熱
毎日新聞 2014年12月09日 大阪朝刊

 

 「総理大臣、幹事長、財務大臣。政権幹部がなぜ高槻に来るのか。辻元の口を封じたいからなんです」。5日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前。ピンクのたすきをかけた民主前職、辻元清美氏(54)がマイクを握った。安倍晋三首相らが応援に入る自民新人、大隈和英氏(45)を意識し、得意の弁舌が熱を帯びる。「総理の後ろについて子分のようにペコペコする人を選んでも役に立ちません」

 大阪10区は高槻市と島本町からなる選挙区。大阪と京都の中間にあるベッドタウンで、無党派層が多いとされる。過去3回は辻元氏と、維新前職の松浪健太氏(43)が交互に当選し、敗れた側が比例復活した激戦区だ。辻元氏は前回「大阪都構想」を掲げる維新の批判に時間を割いたが、今回は「維新は外野」と言い切り、アベノミクス継続を訴える自民の批判に重点を置く。

 だが、維新は辻元氏を強く意識する。郵政選挙と呼ばれた2005年は当時自民の松浪氏が風をとらえて勝利。政権選択が争われた09年は辻元氏が圧勝し、「第三極」が注目された12年は維新に移った松浪氏が約5700票差で制した。

 今回、全国では民主と維新の選挙協力が進んだが、辻元氏は都構想批判を繰り返し、10区では橋下徹共同代表(大阪市長)が「辻元さんとそんなの(協力)できない」と拒絶するほど対立が根深い。6日、JR高槻駅前に立った橋下氏は国会議員が削減した給与を元に戻したことを批判した。「辻元さんもワーワー言ってるけど、自分の給料が上がっていることを言っていない」

 新聞各紙の世論調査で接戦が伝えられることにも危機感を募らせる。松浪氏はこの日、「厳しい状況だ。維新(の議席)は減り、与党でいっぱいになる。改革の前に身を切るという当たり前のことを言う勢力を伸ばして」と声をからした。

 前回、2人に大きく差をつけられた自民の大隈氏。今回は、安倍首相や石破茂・地方創生担当相らが続々と来援し、手厚い態勢で臨む。6日、JR高槻駅前に立った大隈氏は医師としての経歴をアピールし、「社会保障制度を守っていく」と力説。駆け付けた谷垣禎一幹事長も「今度こそ大隈さんの志を形にしてあげたい」と訴えた。全国では自民優勢が伝えられるが、陣営幹部に余裕はない。「郵政選挙の時のような風は吹いていない。気は抜けない」

 共産新人の浅沼和仁氏(53)は4回目の挑戦。7日の公開討論会で政党助成金を受け取る他党を「金の感覚をまひさせ、政治を腐敗させている」と批判し、消費増税の中止や特定秘密保護法の廃止などを訴えた。【五十嵐和大、大久保昂】

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 ◇大阪10区立候補者(届け出順)
辻元清美 54 [元]副国交相 (5)民前

松浪健太 43 党役員 (4)維前

大隈和英 45 医師 自新=[公]

浅沼和仁 53 党地区役員 共新

2173チバQ:2014/12/09(火) 20:18:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk26010454000c.html
2014衆院選:激戦6区、応援合戦も過熱 元閣僚ら各地で熱弁 /京都
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 14日投開票の衆院選で、激戦を繰り広げている京都6区(宇治、八幡、京田辺市など)の3候補の街頭演説や個人演説会には、閣僚や政務官、参院議員らが駆けつけ、応援合戦も過熱している。

 民主前職、山井和則氏(52)が4日、宇治市の西小倉コミュニティセンターで開いた個人演説会で、蓮舫元行政刷新担当相は「山井さんは社会保障の充実のためにずっとやってきた。この2年間、私たち民主党は反省したが、もう下を向いているだけではいけない。イエスマンの議員を増やすより、提案できる議員を増やそう」と熱弁を振るった。

 自民前職、安藤裕氏(49)=公明推薦=の応援には小泉進次郎復興政務官や石破茂地方創生担当相が登場。石破氏は6日、近鉄新田辺駅前で「自民、公明は圧勝すると報道されているが信じてはいけない」と引き締めた。小泉氏は5日、JR宇治駅前で「アベノミクスを必ず成功させなきゃいけない。14日は宇治茶で乾杯しましょう」と呼びかけた。

 共産新人、上條亮一氏(28)が5日、城陽市の文化パルク城陽で開いた個人演説会で、大門実紀史参院議員は「安倍内閣は戦後で一番危険な内閣。原発の再稼働を推進し、日本を戦争する国にする。しかし、最大野党の民主党は対決軸がない。第三極の議員は大混乱で、国会で会っても今何党なのかを聞かないとさっぱり分からない」と批判した。【山田英之】

2174チバQ:2014/12/09(火) 20:19:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddm005010034000c.html
混戦:2014衆院選/1 沖縄4区 辺野古、続く保革共闘 知事選酷似 自民、今も逆風
毎日新聞 2014年12月04日 東京朝刊

衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
衆院選が始まった沖縄の空を飛ぶ米軍機。戦後69年がたった今も在日米軍専用施設の74%が沖縄に集中している=沖縄県内で3日午後3時1分、野田武撮影
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 衆院選は14日の投開票に向け、各党が短期決戦に臨んでいる。自民党の「1強多弱」体制を野党はどこまで突き崩せるか−−。混戦が展開される注目選挙区を歩いた。

 「地元が辺野古移設反対の意思を示しても政府は粛々と進めると言う。保守も革新もウチナーンチュ(沖縄の人)が一丸とならないといけない」

 公示日の2日朝、沖縄4区の無所属新人、仲里利信氏(77)は沖縄県南風原(はえばる)町での出発式で気勢を上げた。その横に、11月16日の知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設反対を訴え、かつて選対本部長として支えた仲井真弘多(なかいまひろかず)知事を破って初当選した翁長雄志(おながたけし)氏(64)が並び立ち、共闘をアピールした。

 前回衆院選では県外移設を公約に掲げ、比例復活の1人を含む4人全員の当選を果たした自民党県連。だが、党本部から強く迫られ、昨年末に辺野古容認に転じた。知事選では移設推進の仲井真氏を推薦し、翁長氏に約10万票の大差で敗北。事実上の公約撤回への厳しい県民感情は、今も逆風になっている。

 知事選の5日後に、安倍晋三首相は衆院解散に踏み切った。翁長氏を支えた共産や社民などと自民党を除名された那覇市議らの保革共闘グループは「知事選の勢いをそのまま持ち込みたい」(県議)と衆院選に臨む。共産、社民、生活の前職がそれぞれいる1〜3区は前職支援を確認し、4区に元自民党県連顧問の仲里氏の擁立を決め、全4選挙区で自民前職と対決する構図をつくった。

 中でも4区は、辺野古移設を巡ってたもとを分かったかつての盟友同士の対決として、知事選と酷似している。県議会議長を務めた仲里氏は、前回衆院選で「県外」を訴えた自民前職の西銘恒三郎氏(60)を後援会長として支えた。昨年、辺野古移設容認に転換した西銘氏を批判して後援会長を辞し、自民から除名された末、自ら対抗馬となった。

 知事選で翁長陣営を取りまとめた安慶田(あげだ)光男・那覇市議会議長は「相手は自民党国会議員5人の中で真っ先に県外移設の公約を破った人物。辺野古に新基地を造らせないためにも4区は負けられない」と強調。1区が地盤の那覇市議が4区に入って選挙戦を支える。翁長氏も出発式だけでなく、選挙区内の離島も仲里氏と一緒に歩く予定だ。

 「知事選の影響がまだ強く、大変な逆風だ」。西銘氏は元後援会長の出馬に危機感を隠さない。

 2日の街頭演説では移設の是非に直接言及せず、「2年前の民主党政権を選ぶのか、自公連立政権を選ぶのかが問われている選挙だ」と政権選択選挙であることを強調。公示前日の1日に推薦を受けた公明との連立政権の継続もアピールし、「選挙区は西銘、比例は公明」と繰り返した。

 自民党県連幹部は「衆院選の主要な争点は経済問題だ。基地問題が争点となった知事選と同じような投票行動は起きないのでは」と期待を込める。

 しかし、党本部には「沖縄全敗」の危機感が強く、4小選挙区全てを重点区に指定。谷垣禎一幹事長も8日に沖縄入りする。選挙区に多くの離島を抱え、もともとは基地問題とは遠いはずの4区の情勢に神経をとがらせている。【山本太一、佐藤敬一】=つづく

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 ◇沖縄4区=石垣、糸満市など
仲里利信 77 無新

西銘恒三郎 60 (3)自前=[公]

2175チバQ:2014/12/09(火) 20:20:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddm005010041000c.html
混戦:2014衆院選/2 滋賀1、3区 民主、雪辱へ連携探る 嘉田氏、今も影響力
毎日新聞 2014年12月05日 東京朝刊

支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
支援候補の会合であいさつする嘉田由紀子前滋賀県知事=滋賀県守山市で11月29日午後、村松洋撮影(一部画像を加工しています)
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 「恥ずかしいのであまり言わなかったが、私は皆さんが思っている以上に国会や霞が関で力があるんです」。滋賀1区の民主前職、川端達夫氏は11月29日の事務所開きで、冗談交じりに実績を強調した。総務相などを歴任し、10期目を目指すベテランだ。

 民主への逆風が吹き荒れた2012年の前回衆院選で、自民新人だった大岡敏孝氏に敗れて比例復活も阻まれ、今年5月に繰り上げ当選した。雪辱を期す川端氏は「前回は個人にではなく、自民に負けた」と強気で、支援する連合滋賀も巻き返しを図る。

 衆院選で県内の関心を集めるのが、7月の知事選の影響だ。民主の衆院議員だった三日月大造氏(43)が離党して出馬。嘉田由紀子知事(当時)の全面支援を受け、予想を覆して自公推薦候補を破った。安倍内閣は直前に集団的自衛権行使容認の閣議決定に踏み切ったばかりで、波紋が広がった。

 嘉田氏は、12年衆院選で「日本未来の党」を設立して戦ったが、9議席と振るわず敗北。それでも「もったいない」をスローガンに大型公共事業を中止・凍結した実績は県民の評価が高く、県内政界への一定の影響力を残している。

 民主は知事選の構図の再現を目指しており、川端氏も公示日に「三日月氏と共に頑張り抜く」と述べ、親密さをアピールした。苦戦が予想される民主幹部も「本来はうちが強い地域だ。選挙区をなんとか取り戻したい」と三日月氏との連携を探る。

 滋賀県内の4小選挙区はしばしば「振り子現象」が起きる。政権交代した09年衆院選は民主が全勝、12年は自民が全選挙区を取り戻した。前回、自民が全選挙区を独占した19県のうち、新潟、長崎両県と並んで全選挙区で「民主→自民」のオセロゲームとなった。

 もともとは農業県で保守系が強かったが、高度成長期に大手企業の工場が集積。連合の組合員は1995年に8万4000人を突破し、繊維大手・東レ労組出身の川端氏らを当選させる原動力となってきた。だが、08年のリーマン・ショックなどで工場の人員削減が相次ぎ、組合員数はピーク時より2割減少。影響力は次第に弱まっている。

 アベノミクスは「円安による輸出拡大」を掲げたが、滋賀にも十分な恩恵は届いていない。川端氏は「国民の多くが景気回復の実感がない」と安倍政権を批判。これに対し、大岡氏の陣営は「民主への逆風は収まっていない。粛々と政策を訴えるだけだ」と語る。

 「嘉田カラー」がさらに強いのが滋賀3区だ。民主新人の小川泰江氏は嘉田氏の側近として知られる。2日の出発式では「嘉田前知事のDNA、三日月知事の思いを受け継ぐ」と語り、嘉田氏も「『政治の母』として草の根型の政治をお願いしたい」とエールを送った。陣営関係者は「民主対自民の『政党対決』では『風』を取り込めない。滋賀では嘉田氏との親密さをアピールする方が無党派層を取り込める」と明かす。

 一方、自民前職の武村展英氏の陣営は、「『自民VS嘉田』という構図は知事選と同じで相手の土俵。あくまで今回は政党を選ぶ選挙だ」と強調。5日には小泉進次郎復興政務官が県内入りするなど、無党派対策に力を入れる。【加藤明子、竹下理子】=つづく

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 ◇滋賀1区=大津、高島市
川端達夫 69(9)民前

佐藤耕平 32 共新

大岡敏孝 42(1)自前=[公]

 ◇滋賀3区=草津、守山、栗東市など
小川泰江 51 民新

西川仁 67 共新

武村展英 42(1)自前=[公]

2176チバQ:2014/12/09(火) 20:21:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141206ddm005010025000c.html
混戦:2014衆院選/3 宮城1、2区 野党共闘に支持者困惑 自民は警戒感
毎日新聞 2014年12月06日 東京朝刊

民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
民主党と維新の党ののぼりがはためく野党候補の街頭演説=JR仙台駅前で11月30日午後、横田愛撮影(一部画像を加工しています)
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 仙台駅西口の繁華街。衆院選公示を控えた11月30日、民主党県連の街宣車に、宮城1区の民主前職、郡和子氏と同2区の維新前職、林宙紀氏が並んだ。周囲には「民主党」と「維新の党」ののぼりがはためく。

 「2年前は共に1区で戦ったが、それでは自民党のやりたい放題に歯止めがかけられない。党は違えど同じ思いで連携して戦いたい」。郡氏が声を張り上げると、林氏は「国替えは重い決断だったが、『宮城方式』の野党連合で安倍政権に対峙(たいじ)する」と呼応し、共闘をアピールした。

 前回衆院選の宮城1区では、郡氏と当時みんなの党所属だった林氏を含め6人が乱立。非自民票は分裂し自民党の土井亨氏が当選した(郡、林両氏は比例復活)。民主党は今回、共倒れとなった前回の反省から林氏に2区への「国替え」を持ちかけ、林氏も受諾。林氏を県連レベルで推薦し、民主党所属の地方議員らが法定はがきで支持者に林氏への支援を呼びかけている。安住淳県連代表は「政権批判の受け皿となる体制が十分できた。一体化を加速したい」と意気込む。

 この動きに苦しい対応を迫られたのが民主党の支持組織、連合宮城だ。県連から林氏への推薦を打診されたが、維新の党の橋下徹共同代表は公務員労組を繰り返し批判しており「推薦はできない」と傘下の労組に対応を一任。2区では社民党が「維新は自公に近い」として桑島崇史氏を独自に擁立しており、自治労宮城県本部は桑島氏への推薦を決めた。

 連合宮城の小出裕一事務局長は「林氏は労働者派遣法の改正に反対するなど個人としては理解できるところもある。『維新公認』でなければ別の対応があったかもしれない」と吐露する。

 また、選挙区協力が比例代表での集票に与える影響も民主党の懸念材料だ。2区は県内の有権者の4分の1近くが集中する「大票田」。しかし、小選挙区で民主公認候補が不在となった結果、比例票の掘り起こしが「ほぼ手つかずで終わる」(民主県議)可能性があるという。「宮城方式」が奏功するか、手探りの選挙戦が続く。

 一方、迎え撃つ自民党。県連幹部は「野党共闘で今回は接戦になる」と警戒する。公示日2日には安倍晋三首相が仙台入りして1区の土井氏、2区の自民前職、秋葉賢也氏らと演説に臨み、「復興は道半ばだがしっかり前に進んでいる。復興のためにも強い経済を取り戻す。力を与えてほしい」と訴えた。

 東日本大震災から3年9カ月。県内では景気回復の実感は乏しい。首相の経済政策「アベノミクス」についても「復興事業で使う建設資材の高騰など、円安の負の側面のほうが色濃く出ている」(県商工会連合会幹部)のが実情だ。

 自民党県連は今回、県連独自の公約に、政府が来年度までと定める集中復興期間の延長と、復興予算の増額を初めて打ち出した。自民党県連の中島源陽幹事長は「現場は資材・人件費高騰のあおりを受けており、どう対処するかが(有権者の)最大の関心事だ」と指摘。県連幹部は「本音を言えばあと2年解散せず、地方創生の明かりが見えた時点でやるほうが理解を得やすかった」と複雑な表情をみせた。【横田愛、百武信幸】=つづく

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 ◇宮城1区=仙台市青葉・太白区
土井亨 56(2)自前=[公]

松井秀明 46 共新

郡和子 57(3)民前

 ◇宮城2区=仙台市宮城野・若林・泉区
増元照明 59 次新

桑島崇史 35 社新

林宙紀 37(1)維前

大内真理 36 共新

秋葉賢也 52(4)自前=[公]

2177チバQ:2014/12/09(火) 20:24:31
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141209/plt1412091830005-n1.htm
【激突!!師走決戦】土俵際の渡辺喜美氏、親族が“涙のお願い”連発 8億円問題が… 栃木3区 (1/2ページ)
2014.12.09


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」(本紙分析)。 ※自=自民党、共=共産党、無=無所属【拡大】


 みんなの党(解党済み)元代表で、無所属で立候補した渡辺喜美氏が、大苦戦を強いられている。自民党前職の簗(やな)和生氏に先行を許しているとされ、一族総出で崖っぷちの選挙戦に臨んでいるのだ。事実婚状態という“夫人”が地元企業にすがりつけば、親族女性は号泣して支持者に訴えた。地元で根強い人気を持つ亡父、「ミッチー」こと美智雄元副総理の威光もアピールするなど、なりふり構わぬ「どぶ板」を展開していた。

 「ぜひ、みなさまの力を私に与えてください。もう一度、どうか命を吹き込んでください」

 栃木県大田原市の光真寺で開かれた個人演説会。渡辺氏は数十人の支援者にこう訴えかけ、深々と頭を下げた。

 おいの美知太郎参院議員(31)と、その妻の幸子・栃木県議(32)も応援に駆け付けた。幸子氏は涙をボロボロ流し、「最後の最後まで、渡辺喜美をよろしくお願いします!」と号泣しながら訴えた。

 同寺が美智雄氏のぼだい寺であるためか、渡辺氏は「だんだんよくなる法華の太鼓」「道は近きにあり」などと、「ミッチー語録」を何度も引用した。「オヤジがやり残したことをやろうと考えてきた」とも語り、父の存在を強調するような発言が目立った。

 渡辺氏とは戸籍上離婚したが、事実婚状態にあるというまゆみ“夫人”も必死だ。

 「地元企業や支援者の集会にそろって顔を出し、まゆみさんが涙ながらに『お願いします』と土下座せんばかりの勢いで支援を頼み込んでいる。選挙戦中盤からは、報道陣を避けて影のサポートに徹している」(事務所関係者)

 比例復活のない無所属での立候補となった渡辺氏にとって、選挙区での敗北は「失職」を意味する。背水の陣で臨む選挙戦だが、やはり情勢は極めて厳しい。

 「これまで味方だった複数の地元議員が自民党候補の支援に回ったほか、長く渡辺氏を応援してきた津久井富雄・大田原市長も相手側に去った。先代から続く後援会組織も高齢化し、組織力の低下が著しい」(同)

 今年3月に発覚した化粧品会社会長からの8億円借入問題と、選挙直前の解党騒動によるイメージ悪化も深刻だ。

 支援者の主婦(70)は「8億円の件で、いまだに納得できる説明をしてもらっていない」と不満を口にする。美智雄氏の代から支援してきたという自営業の男性(72)は「無所属じゃ、何もできない。ただの給料取りになっちゃうからねぇ。昔からのファンも大勢いっけど、今回ばかりは難しいんでないの」と話した。

 ただ、渡辺氏は地道な「どぶ板」で手応えもつかんできている。

 大田原市内で遊説中の渡辺氏を直撃すると、「直接(有権者と)お話しすると反応がいい。支持が回復しつつある」と自信をのぞかせた。

 地元集会では、自民党時代に撮影した安倍晋三首相とのツーショット写真を披露するなど、安倍政権との蜜月ぶりを強調する。「アベノミクスじゃなくてナベノミクス」などと、自分がアベノミクスの考案者であるという“独自の主張”を繰り返した。

 出陣式で、渡辺氏は「党は消えても喜美は消えず」と豪語した。その言葉通り、土俵際で踏みとどまれるのか。 (安里洋輔)

2178チバQ:2014/12/09(火) 20:26:53
http://www.asahi.com/articles/ASGD56QYSGD5UJUB015.html
小沢一郎氏、背水の陣 地元張り付き「ロッキード以来」
寺沢尚晃、伊藤唯行2014年12月9日13時55分
 岩手4区で16選を目指す生活前職の小沢一郎氏(72)が地元に入り、背水の陣を敷いている。県議、首長、業界が支える「小沢王国」はかつての勢いを失いつつある。自民は安倍晋三首相や菅義偉官房長官らが現地入りし、揺さぶりをかける。

 「留守ばかりしていたが、皆様のお力を頂き、主張を貫いて参りました」

 6日、花巻市。約100人を前に小沢氏はビールケースに乗って訴えた。「久しぶり」。演説後は支持者と握手。これまでは選挙期間中ほぼ立ち寄らなかった地元に6、7両日は張り付き、計30カ所を回った。

 陣営幹部は「選挙区をこまめに回るのは(1983年の)ロッキード事件判決後の選挙以来じゃないか」と語る。

 93年に自民を離れ、新生、新進、自由、民主など各党を移ってきた小沢氏。「先生に全国の同志を支えて頂き、地元は私たちで守ってきた」。15後援会を束ねる後援会連合会の小笠原直敏会長(69)は言う。後援会の下に130支部があり、選挙カーの遊説やポスター貼りを支える。

 だが、支持者も高齢化が進む。「号令を掛けても年寄りばかりで動けない。人口減少社会だな」。別の後援会幹部がつぶやく。

 9日、北上市。自民前職の藤原崇氏(31)の応援に安倍首相が駆けつけた。「みなさんで変えていきましょう。若く元気な藤原を勝たせて下さい」。約600人を前に声を張り上げた。

 藤原氏は前回、3万票差で小沢氏に敗れ、比例で復活当選。北上市の事務所には業界団体や企業の推薦状が並ぶ。約2千枚届き、「前回から大幅に増えた」という。

 前回まで小沢氏だけに推薦状を出した運輸会社は、今回は両氏に送った。同社は「小沢氏には世話になってきたが、長期政権になりそうな自民を無視するわけにはいかない」と言う。陣営幹部は「風向きが変わってきた」と感じる。

 藤原氏はこの2年、週末に地元に戻り、「いつでも会える衆院議員」をアピールした。後援会は前回のゼロから16に増えた。

 5日、奥州市の個人演説会。小沢氏と20年以上歩んできた5期目の渡辺幸貫県議も駆けつけた。2年前、小沢氏の民主離脱を機に袂(たもと)を分かった渡辺県議は「選挙の度に増税反対とか美辞麗句を並べる。そんなやり方に疑問を感じた」。

 首長の対応にも変化が出始めた。前回は小沢氏を支持した奥州市の小沢昌記市長は「前職の2氏を支持する」と、両陣営の催しに顔を出した。1月の花巻市長選では、自民などの支援を受けた上田東一市長が、小沢氏に近い県議らが推す現職を破った。

 ただ、ある首長は「小沢氏はまだ影響力があり、政権党の自民も敵にしたくない。両方と良い関係を保ちたい」と言う。

 岩手4区には、共産新顔の高橋綱記氏(67)も立候補した。党岩手中部地区の瀬川貞清委員長は「小沢氏は嫌だが、安倍政権に不満も強い人の受け皿になれる」と話す。(寺沢尚晃、伊藤唯行)

2179チバQ:2014/12/09(火) 20:29:59
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343371/
前回フィギュア100体捨てたあの候補 今回は“道重ロス”と闘う
2014年12月09日 16時00分

フィギュア好きで知られる三谷氏だが…
 14日投開票の衆院選で東京5区が激戦となっている。2012年の前回を制した自民党の若宮健嗣氏(53)に民主党の手塚仁雄氏(48)、共産党の沢井正代氏(65)、無所属の三谷英弘氏(38)、同じくドクター・中松氏(86)が挑むという混戦模様だ。

 8日、東急東横線・学芸大学駅前では三谷氏の応援に次世代の党の江口克彦参院議員(74)が駆けつけた。三谷氏も江口氏も、もともとはみんなの党所属。しかし、選挙直前に同党は解党。民主党などほかの政党に潜り込めた人もいれば、三谷氏のようにみんなの前代表だった渡辺喜美氏(62)とともに新党を模索したが、形にならず無所属となった人もいる。

 無所属と政党所属では選挙の戦い方にも差が出る。三谷氏が聴衆に訴える。「『いつ政見放送やるの』と聞かれますが、私の政見放送は流れません。チラシやハガキの数も限られています。無所属だと不利益を被るのです」

 政党がなければ組織もない。三谷氏は政界屈指のフィギュア好きで、漫画やアニメの表現規制に反対する政治家として知られる。前回選挙の初出馬のときは、妻を説得するためにフィギュア100体を捨てた。そして、ギリギリで比例復活を果たしている。同じフィギュア好きが入れてくれた票が復活の後押しになったかもしれないと本人は振り返る。

 今回はフィギュアとは違うものを犠牲にした。

「選挙がなければ11月26日のモーニング娘。のコンサートに行く予定でした。道重さゆみさんが卒業したときのです。選挙になってしまいキャンセルしたので、行けませんでした」(三谷氏)

 DVDになったら見るとはいうものの、がっくりだろう。「笑っていいとも!」が終了したとき「タモロス」が話題になったが、道重卒業でもファンの間で「道重ロス」がささやかれている。

 三谷氏は選挙だけでなく、道重ロスとも闘わなくてはいけないようだ。
【編集部のおすすめ】

2180チバQ:2014/12/09(火) 20:32:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tokyo/CK2014120902100017.html
東京ニュース
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注目区ルポ
◆12区(北・足立区西部)「自・民」票の流れ注目 

 都内で唯一、自民が候補者を立てず、公明前職の太田昭宏さんを全面支援する選挙区。野党第一党の民主は生活前職の青木愛さんを区議レベルで応援する。共産新人の池内沙織さん、今年二月の都知事選に立候補した次世代新人の田母神俊雄さんも出馬。「自・民」不在の中、両党支持層の票の流れが注目される。

 「防災・減災、危機管理、東北の復興。その司令塔の役を与えていただき、フル回転している」。太田さんは七日昼、北区のJR赤羽駅東口で、ロータリーを埋め尽くす聴衆を前に安倍内閣の国土交通相としての実績を強調した。

 党代表として臨んだ二〇〇九年の衆院選で、当時民主の青木さんに約一万票差で敗れた。大臣の今回は地元に張り付き、連日街頭演説や支援者回りに動く。七日は自民都議、区議もそろって支持を求めた。駆けつけた舛添要一都知事は「自公連立政権が世の中を安定させている」。安倍晋三首相も「連立政権の要」と共闘をアピールした。

 「消費税の10%への引き上げを食い止める最後のチャンス。まだまだ財源を捻出できる対策、取り組みが残されている」。青木さんは八日夕、同じ赤羽駅東口でビールケースに立ち、声を上げた。前回は民主を離党し日本未来の党から出馬、比例で復活当選した。今回は民主、維新などの「調整候補」として民主支持層への浸透を図る。民主区議は「地元にとって(政策などが)一番近い候補だ」と応援する。

 若さを前面に出す池内さんは七日午後、二十〜四十代の支援者らと北区のJR十条駅近くの商店街を練り歩いた。前回、都内の小選挙区で共産最多の四万票余を得た。ブラック企業やヘイトスピーチ問題を挙げ、「共産党が伸びれば政治は変わる」と繰り返した。

 「自公連立政権を分断しなければ、日本は変わらない」。先月末に立候補表明した田母神さんは、公明批判を展開し、保守層の取り込みに走る。八日午前、赤羽駅東口での演説では山田宏幹事長らと並び「日本国民のための政治を実現する」と訴えた。 (奥野斐)

 ◇12 区(4)北・足立区(西部)

太田昭宏69 国土交通相    公前<6>

池内沙織32 党都委員     共新 

田母神俊雄66 (元)航空幕僚長   次新 

青木愛49 党幹事長代理   生<前><3>

 (届け出順)

2181チバQ:2014/12/09(火) 20:33:19
◆15区(江東区)新旧票の獲得へ舌戦

 臨海部に林立するタワーマンション群に選挙カーの声がぶつかり、響き渡る。そんな現代的な街並みと、江戸情緒あふれる下町が隣り合う選挙区で、父親の地盤を継ぐ維新前職の柿沢未途さんと、前回衆院選で初めてここで立候補した自民前職の秋元司さんが対決する。共産新人の吉田年男さんも絡み、新旧の住民の支持獲得にしのぎを削る。

 柿沢さんは都議時代、民主に所属したが、過去二回立候補した衆院選では、みんなの公認で出馬した。昨年八月にみんなを離党し、結いを経て維新に合流して三カ月弱。柿沢さん自身、こうした政党遍歴を「ちょっと不利」と認める。

 民主は候補擁立を見送り、柿沢さんは共産を除く野党統一候補と位置づけられた。さらに、外相を務めた父・弘治さん以来の「柿沢党」の系列区議たちが支える。砂町地区での出陣式で柿沢さんは「父は天国からハラハラしながら見守っている」と地元の情に訴えた。六日は維新の江田憲司共同代表が応援に入った。

 こうした状況について、秋元さんは「新しい住民も増えており、お父さん(弘治さん)と息子(未途さん)は違う」と指摘する。自民、公明の「与党候補」であることを前面に出す戦術をとり、演説では「アベノミクスでデフレ脱却の手前まで来た。あと一歩だ」と訴える。

 出陣式には、かつて自民党都議を務めた山崎孝明江東区長をはじめ自公の都議、区議ら関係者がそろい踏み。異口同音に「自公政権の継続」を訴え、組織をフル稼働させている。七日は安倍晋三首相が選挙区入りして支援を訴えた。

 共産新人の吉田年男さんは「安倍暴走政権に審判を下す選挙」と、消費税の10%への引き上げ中止や、原発の廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定への反対などを訴える。

 共産を除く野党連合と与党の対決ばかりが注目される中、陣営関係者は「自民はひどいが、第三極はなくなり、民主には裏切られたという声は広がっている」と共産の存在意義を強調し、地道な支持拡大に努めている。 (荘加卓嗣)

 ◇15 区(4)江東区

猪野隆49 (元)国税庁職員   無新 

柿沢未途43 党政調会長    維前<2>

秋元司43 (元)防衛政務官   自<前><1>

吉田年男66 党地区委員長   共新 

 (届け出順)

2182チバQ:2014/12/09(火) 20:34:00
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141208_14.html
<衆院選>TPP論戦様変わり・山形2区


水田脇に立つ山形2区のポスター掲示板を見詰める有権者。TPP交渉参加と米価下落で鈴木氏と近藤氏の訴えは前回と様変わりしている=山形県川西町
◎自民・鈴木氏反対→釈明/民主・近藤氏推進→封印

 衆院選山形2区で、自民党前議員鈴木憲和候補(32)と民主党前議員近藤洋介候補(49)の攻防が激化している。前回2012年は環太平洋連携協定(TPP)が主争点となり、鈴木氏は反対を訴え初陣を飾り、近藤氏は推進姿勢を示し苦杯をなめた。再激突の今回は様相が変わり、鈴木氏は政府のTPP交渉参加や米価下落の弁明に追われ、近藤氏は自民党の農政改革を攻めTPP論を封印する。

 「結果として安倍政権がTPP交渉に参加し、悔しい。申し訳ない」
 4日夜、小国町の個人演説会。鈴木氏の話は謝罪と釈明に終始した。
 前回、交渉参加に前向きな民主党政権を批判し、TPP反対を公約に掲げ初当選した鈴木氏。自民党が政権復帰し、わずか3カ月後、安倍晋三首相は交渉参加を決めた。
 党TPP慎重派議連の事務局次長となり、反対姿勢を貫く先頭に立ったが、「ウソつき」という農家の批判は鈴木氏にも容赦なく浴びせられた。
 「首相が参加を決断した以上は、農家が不安を抱かない交渉をさせる」。鈴木氏は変わらぬ立場を懸命にアピールする。
 元農水官僚で「農業のプロ」を看板に掲げる。農村部の多い選挙区で再選を目指すが、米価下落がその足元を揺るがす。
 朝日町で5日夜にあった個人演説会。鈴木氏は「遊説先で農家に『米価がひどい』『自民党の政策は納得がいかない』と言われる」とこぼした。
 党県連幹部は「米価は政府、与党が決めるものではない」と理解を求めるが、所得が激減する農家の怒りは収まらない。
 自民党は急きょ、コメ20万トンを来秋まで倉庫に保管し、需給バランスを調整すると発表した。農家向け政策冊子も配布し、不安解消に奔走する。
 「自民党農政の失敗にほかならない。公約にない減反廃止を打ち出し、農村は混乱している」
 近藤氏は2日、米沢市の街頭演説で米価下落を責め立てた。掲げるのは看板政策、戸別所得補償制度の完全復活。「民主党政権下でも米価は下がったが、農家の収入は維持できた」と強調した。
 前回は鈴木氏に1万8000票及ばず、比例東北の復活に甘んじた。TPP交渉参加に前向きな野田佳彦首相(当時)に同調し、農家の反発を招いたことが敗因だった。
 2年前の公示直前、県農協政治連盟が開いた集会でただ一人、「TPP反対」の鉢巻きをせず、帰れコールを浴びた「事件」は今も語られる。
 今回、近藤氏は「前回は農家のひんしゅくを買った」と振り返るものの、TPPの持論を語ることはほぼない。政府の農政転換と米価下落をやり玉に挙げ、戸別所得補償の一点突破を試みる。
 5日夜、小国町の個人演説会に元参院議員舟山康江氏が現れた。12年7月、TPP反対を理由に民主党を離党し、近藤氏とも一時たもとを分かったが、落選した昨夏の参院選では支援を受けた。
 舟山氏は「農家を支える仕組みをなくせば、地方創生どころか地方喪失だ」と批判。近藤氏は「農村を救うのは戸別所得補償しかない。舟山さんが政務官の時につくった制度だ」と力を込めた。

◎山形2区立候補者

近藤 洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新 
鈴木 憲和32☆自(無)前(1)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

2183チバQ:2014/12/09(火) 20:34:29
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_06.html
<衆院選>敵陣突き自維応酬/因縁抱え地域対決/秋田3区


雪が降り積もった湯沢市役所前で、真剣な表情で候補者の訴えを聞く有権者=8日

<ダメージ2倍>
 「相手の地盤から1票を奪い取れば、与えるダメージは2倍になる」
 衆院選序盤の3日、自民党前議員の御法川信英は、激突する維新前議員村岡敏英の本拠地・由利本荘市に乗り込んだ。応援弁士は、地方で人気が高いとされる地方創生相石破茂。県選出参院議員2人も顔をそろえた。陣営の1人が明かす敵陣攻略の狙いが、戦いの激しさを物語る。
 御法川と村岡が激突するのは4度目。前回2012年に立候補した旧未来の党元議員は引退し、今回が初めて事実上の一騎打ちとなる。
 この日、御法川らが論陣を張ったのは由利本荘市役所前。市長の長谷部誠は、村岡の「応援団長」を公言し、全面支援する。石破の投入で、政権与党の威光と分厚い組織力を見せつけた御法川。市役所前に集まった約200人に「秋田のリーダーとして地方創生を成し遂げる」と力を込めた。

<復活は考えず>
 対する村岡陣営は「小選挙区で勝ち抜く機会を与えられた。比例での復活は考えない」と突然の総選挙を前向きに受け止め、フル回転する。
 村岡の父で官房長官などを務めた兼造は公示前、御法川の地盤中の地盤、大仙市大曲などを回り、長年の村岡支持者を掘り起こした。公示後は村岡に妻や息子が同行。家族ぐるみで巨大与党に立ち向かう。
 大雪が降った7日、羽後町で女性支持者が開いた集会。村岡は「私は巨大なクジラと戦っている。小さなハタハタのような存在だ」と笑いを誘いつつ、「安倍政権がこの道しかないと断定するのはおかしい。農業や地方創生など間違っている点をきちんと指摘できる政治家が必要だ」と対決色を鮮明にした。
 維新の党の前身となる「日本維新の会」は前回、第三極の主軸として躍進した。村岡に比例復活をもたらした風は今回、吹いていない。前回比例東北で獲得した2議席は不透明な情勢だ。村岡は悲願の選挙区当選に背水の陣を敷く。

<横手・湯沢が鍵>
 内陸部と沿岸部の地域対決の様相が強まる中、両陣営とも勝負どころは浮動票が多い横手、湯沢両市と見る。御法川はことし2月、横手市内に初めてとなる本格的な後援会を設けた。村岡は昨年11月に横手、ことし11月末に湯沢に事務所を構えた。
 自民、維新両党の各本部もてこ入れに躍起だ。
 自民党は8日、湯沢市に元消費者相の野田聖子を送り込んだ。12日には官房長官菅義偉が選挙区に入る予定。維新の党は、10日に共同代表江田憲司が自ら乗り込み、最終盤の盛り上げを図る。
 共産党新人の我妻桂子は安倍政権との対決姿勢を強調する。国政挑戦は2003年以来、2度目。比例東北での議席死守を目指す党前議員と連動し、反自民票の受け皿を狙う。(敬称略)

 ◇秋田3区立候補者
村岡敏英54☆党幹事長代理 維前(1)
我妻桂子60 党県委員   共新 
御法川信英50☆財務副大臣  自前(3)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

2184チバQ:2014/12/09(火) 20:34:57
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_10.html
<衆院選>若さVS熟練・秋田2区


候補者の演説に耳を傾ける秋田2区の有権者。人口減や米価下落など課題が山積する
◎東北最年少29歳・緑川氏、衆参通算4期・金田氏に挑む

 衆参通算5選を目指すベテランに、東北最年少の新人が挑む。衆院選秋田2区は、自民党前議員金田勝年候補(65)が政権与党の安定感を生かし盤石の基盤を整えたのに対し、民主新人の緑川貴士候補(29)は公示直前に出馬表明し、若さを前面に出す。前回、強固な地盤を持つ候補者同士がぶつかった選挙区は、情勢が大きく変わった。
 「わが県で最も力のある政治家だ」
 公示日の2日、金田氏の出陣式で応援弁士が持ち上げた。金田氏は旧大蔵省出身で参院2期、衆院2期を務め、霞が関、永田町が動く仕組みを熟知すると自負。「秋田の思いを確実に国政へ届けられる」と訴える。
 市町村長の旗印も明確だ。出陣式では、名前を呼ばれた自治体トップが次々と「頑張りましょう」と声を張り上げた。
 公明党や農政連など各種団体の推薦を得て支持固めが進む。陣営幹部は「圧倒的な勝利を果たす」と気勢を上げる。
 対する緑川氏は埼玉県出身で、出馬までの住まいは秋田市。2区の知り合いは少なく「地盤、看板、かばんの何もない」(緑川氏)と徒手空拳で走りだした。
 武器は若さだ。東北の25小選挙区に立候補した82人中、最年少。選挙戦では党県連の松浦大悟代表(前参院議員)と二人三脚で動く。松浦代表は「若者ゆえに、秋田の将来をより自分の問題として捉えられる」と強調する。
 緑川氏は4日夜、能代市で開いた個人演説会で「若輩者で世間も何も分かっていないかもしれないが、安倍首相の暴走は手に取るように分かる」と力を込めた。
 前回衆院選では、金田氏が当選を決めた事務所で、民放アナウンサーとして喜びの声を伝えた。「不思議な縁だが、胸を借りるつもりで戦う」と話している。

【秋田2区立候補者】
緑川貴士29☆民 新 
藤本金治68 共 新 
金田勝年65☆自(額)前(2)


2014年12月09日火曜日

2185チバQ:2014/12/09(火) 20:35:28
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_02.html
<衆院選>「小沢王国」打倒へ自民てこ入れ


演説後、支持者と握手する菅官房長官=奥州市水沢区

集まった支持者と握手を交わす小沢代表=八幡平市
◎菅氏「退場を」、首相9日応援/小沢氏4区から2区に転戦

 厳寒の岩手で激戦区の攻防が熱を帯びた。生活の党の小沢一郎代表(72)と比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)が競る衆院選岩手4区に8日、菅義偉官房長官が応援入り。安倍政権の参謀は「小沢氏に退場してもらう」と王国攻略へ気勢を上げた。小沢氏は前日まで支持固めに奔走した4区から県北の2区に転戦。比例東北生活前議員の畑浩治候補(51)を激励し、勢力維持に全力を挙げた。
 菅氏は8日午前、奥州市水沢区で街頭演説。小沢氏が前日まで2日間、31年ぶりに地元遊説したことに触れ「東日本大震災の時には地元に入らなかった。小沢さんの評価は大きく変わっているのでは」と言い放った。
 隣には、小沢氏と競り合いを演じる藤原氏。演説場所は小沢氏の選挙事務所からわずか100メートルの場所で、対決姿勢を鮮明にした。菅氏は「この20年、日本政治は小沢さんが話題の中心だったが、やってきたことは(掲げた理想とは)全く逆。小沢さんを退場させ、政治に安定を」と呼び掛けた。
 4区には9日、安倍晋三首相が入り、北上市で演説する。王国打倒へ、てこ入れが続く。
 小沢氏は岩手2区に入り、自民党前議員の鈴木俊一候補(61)を追走する畑氏を応援。滝沢、八幡平両市の計3カ所でマイクを握った。
 八幡平市松尾総合支所前では雪が舞う中、「アベノミクスで国民は踏んだり蹴ったり。安倍政権の下では強い者だけが強くなり、地方は疲弊する。一日も早く退陣させなければならない」と訴え、聴衆と握手を交わした。
 前日まで張り付いた4区では、自民党の藤原氏と激烈な競り合いになっているとの情勢が伝えられている。
 3日間の地元行脚を終えた小沢氏は、JR盛岡駅で報道陣に対し「開票日になれば分かること。それまで、それぞれ全力で取り組むだけだ」と語り、東京に戻った。

【岩手2区立候補者】
畑浩治51☆生 前(2)
久保幸男56 共 新 
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)

【岩手4区立候補者】
藤原崇31☆自(町)前(1)
高橋綱記67 共 新 
小沢一郎72☆生 前(15)

2186チバQ:2014/12/09(火) 20:35:51
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141209_01.html
<衆院選>オール福島どこへ 与野党非難合戦


福島県知事選で内堀氏が当選し、壇上で肩を並べて拍手する与野党の衆院選候補者ら=10月26日、福島市
◎10月知事選相乗り「復興に与野党なし」合言葉

 福島県内の衆院選選挙区で、東日本大震災からの復旧復興や東京電力福島第1原発の事故対応をめぐり、与野党のつばぜり合いが過熱している。10月の福島県知事選で「復興に与野党なし」を合言葉に、共産党を除く主要政党が相乗りして内堀雅雄知事(50)を誕生させたばかり。当時、各政党が唱えた「オール福島」は、非難の応酬にかき消されつつある。

<有志の会解散>
 「原発事故の総括をしないまま、安倍晋三首相は機械的に原発を再稼働しようとしている」
 5日、棚倉町の文化センターで、3区から立候補している民主党の前議員が熱弁を振るった。
 電力各社が打ち出した再生可能エネルギーの買い取り中断にも触れ、「エネルギー政策が3.11前に戻っている。政府の姿勢を疑う」と安倍政権の対応を非難した。
 自民党も民主党批判を展開する。公示前にあった自民党県連選対本部の事務所開きでは、岩城光英会長(参院福島選挙区)が「大震災直後、民主党政権の対応策は後手後手だった。自民党が政権を奪取してから復興の道筋がついた」と自画自賛した。
 知事選では自民、民主、公明、社民4党が「県議団有志の会」を設立。中央の与野党対立を福島に持ち込むべきではないと口々に訴え、「オール福島」を旗印に内堀知事圧勝の原動力となった。
 「県議団有志の会」は11月19日に解散した。報道各社に送られたファクスは「政局が混迷を増す中、この書面をもって解散する」とあり、有志の会メンバーが「昨日の友が今日からは敵だ」と苦笑いするほど素っ気ない文面だった。

<「致し方ない」>
 知事選で「オール福島」を掲げた与野党がぶつかり合う衆院選について、民主党県連の亀岡義尚幹事長は「福島の復興が忘れられており、非常に残念だ」とこぼす。一方、自民党県連の杉山純一幹事長は「知事選と違い、国政選挙は各政党の政策を掲げ戦う。致し方ない」と理解を求める。
 5区で立つ民主党の前議員のように「復興に与野党なし」と今も訴え続けるケースはまれだ。
 浪江町から二本松市に避難する時計店経営原田雄一さん(65)は「福島復興が大きな争点にならず、避難者は蚊帳の外に置かれている。政争の前にやるべき事はたくさんあるはずだ」と話す。

2187チバQ:2014/12/09(火) 20:36:34
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090013-n1.html
2014.12.9 08:35
【衆院選2014】
維新、大阪でも大苦戦 アベノミクス支持だが自民批判、政権との距離曖昧





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 維新の党に勢いがない。日本維新の会で臨んだ平成24年の前回衆院選では比例代表を含めて54人が当選したが、今回は本拠地の大阪ですら終盤情勢でわずかでも優勢とみられる選挙区は1つにとどまり、幹部らには焦りの色がにじむ。

 維新は前回、14人を擁立した大阪で12選挙区を制するなどして、衆院で自民、民主に次ぐ第三党に躍り出た。今回は、終盤情勢によると選挙区の獲得議席は全国で2〜5と予想、比例代表も前回を下回るのは確実とみられる。

 東日本大震災への対応など民主党政権への不満が広がっていた前回は、代表代行として臨んだ橋下徹大阪市長の強いリーダーシップが大きな期待を集めた。だが、安倍晋三政権となり、橋下氏や幹事長の松井一郎大阪府知事はアベノミクスへの支持を明言する一方で、「身を切る改革なくして増税はだめ」と自民党批判を展開してきた。政権との距離が曖昧で、「1強多弱」の中に埋没してしまう恐れがつきまとう。

 維新は「ふわっとした民意」(橋下氏)を頼りとしてきた。産経新聞社とFNNの世論調査によると、無党派層の比例代表の投票先は分散傾向にあり、維新の苦戦の一因となっている。さらに、両氏が公明党前職のいる選挙区からの出馬をにおわせ敵対姿勢を示したことで、前回は協力関係にあった公明票の取り込みも難しい情勢だ。

 維新内部からは前回の選挙戦を念頭に「うちは終盤追い上げ型だ」と自らを鼓舞するような声も聞こえる。

2188チバQ:2014/12/09(火) 20:37:21
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090031-n1.html
2014.12.9 19:48
【衆院選2014】
松山千春氏 民主候補を応援 「大地」にならい






民主党前職の横路孝弘氏(右)の街頭演説に駆け付け、聴衆に訴える歌手の松山千春氏=9日午後、札幌市中央区
 政治団体「新党大地」の支援者で歌手の松山千春氏(58)は9日、札幌市で、北海道1区から出馬した元衆院議長の民主党前職横路孝弘氏(73)の街頭演説に駆けつけ、代表曲を口ずさみながらエールを送った。今回の選挙で協力関係を結ぶ民主と新党大地の象徴的な場面となった。

 北海道1区からはほかに、自民党前職の船橋利実氏(54)、共産党新人の野呂田博之氏(56)、無所属新人の飯田佳宏氏(41)が立候補している。

2189チバQ:2014/12/09(火) 20:44:01
http://www.asahi.com/articles/DA3S11497049.html?iref=comtop_pickup_04
(2014衆院選)攻める共産、背水の社民 京都1区・大分2区
2014年12月9日05時00分
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候補者の出陣式で気勢を上げる支持者ら=大分県臼杵市、長沢幹城撮影
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 ■京都1区 自民と対立軸、「転換」強調

 5日夕、JR京都駅前に集まった約3千人を前に、共産党の志位和夫委員長は叫んでいた。「この選挙の対立軸は自共対決だ」

 衆院選をめぐる各報道機関の情勢調査で野党が軒並み伸び悩む中、比較的好調とされるのが共産党だ。消費増税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「五つの転換」をうたい、明確に反対を訴えている。

 小選挙区比例代表並立制導入後は、自民、民主という2大政党に埋没しがちだったが、世論の期待を集めて政権交代を果たした民主党が下野。2年前の衆院選の「第三極」ブームもしぼみつつある中、「霧が晴れるように」(志位氏)、自共対決の構図ができ、政権への不満の受け皿になる好機とみる。

 実際に、昨年6月の東京都議選では議席が倍増。その後の参院選でも改選3議席が8議席に増えた。今回の衆院選でも「比例代表で650万票以上、小選挙区で議席獲得」をめざす。

 その象徴が京都1区だ。自民、民主の厚い壁に阻まれ、6回連続比例区で復活当選した穀田恵二氏が10回当選の自民党重鎮、伊吹文明氏らに挑む。志位氏や穀田氏は「安倍晋三首相は雇用が増えたと言うが、増えたのは非正規だ。首相に『この道に先はない』と言いたい」と批判。10日には、不破哲三前議長(84)が9年ぶりに街頭演説に立つ。

 聴衆には若者の姿も混じる。大倉未築さん(20)は「残業代がつかず、最低賃金以下で働いているのに『他よりはましや』とあきらめている友達がいる。ブラック企業対策に力を入れてほしい」と期待する。共産党が躍進できるかは、若年層や無党派層に食い込めるかがカギだが、仕事帰りに立ち止まって演説を聴いていた男性(50)は「共産党の訴えは現実味がない」と突き放す。

 一方、自民の伊吹氏は「民主党政権時代と比べ、現在の経済状況は悪くなっているか。経済の安定こそ必要だ」とアベノミクスの成果を誇り、維新の党の田坂幾太氏は「身を切る改革を推し進める」と訴える。無所属の平智之氏、蜷川澄村氏も立候補している。

 ◇京都1区の候補者(届け出順)

穀田恵二 67 党国対委員長  共前(7) [比]

伊吹文明 76 〈元〉衆院議長 自前(10)

田坂幾太 62 党府代表    維新    [比]

平智之  55 大学嘱託講師  無元(1)

蜷川澄村 63 映画製作業   無新

2190チバQ:2014/12/09(火) 20:44:22
 ■大分2区 弱る組織力、党存亡かけ

 一方、社民党は党存亡の危機に立つ。

 「ぜひ社民党躍進の足がかりを作っていきたい」。吉田忠智党首が衆院選の第一声に選んだ場所は、大分2区の同県臼杵市だった。

 大分を選んだのは、吉田氏の故郷だからではない。社民党の得票が比較的見込める数少ない地域だからだ。候補者の吉川元氏と吉田党首の横には、大分選出だった村山富市元首相(90)が並んだ。村山氏は「今回、党がなくなるかも知れない。命がけだ」。

 社民党は、衆2、参3の計5人で政党要件ぎりぎりだ。民主党や共産党のはざまで埋没し、復調の兆しがつかめない。社民を支援する労組の組織力は弱体化し、市民運動のシンボルだった元党首の土井たか子氏は9月に死去。吉川氏の陣営幹部は「頼みの綱は村山氏の『トンちゃん』人気だが、高齢で遊説は頼めない」と打ち明ける。

 出陣式で吉川氏の演説を聴いていた同市の農業の男性(62)は「党の存在も危うい社民党に投票して国会を動かせるのか」。文字通り存亡をかけた正念場を迎えている。

 大分2区では、自民党は当選10回で衆院副議長も務めた衛藤征士郎氏がアベノミクスによる「経済の立て直し」を訴える。共産党の山下魁氏も「護憲」などを主張する。

 (上地一姫、杉浦達朗)

 ◇大分2区の候補者(届け出順)

山下魁   37 党県常任委員   共新  

吉川元   48 党政策審議会長  社前(1) [比]

衛藤征士郎 73 〈元〉衆院副議長 自前(10)

2191チバQ:2014/12/09(火) 20:54:32
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014120902000053.html
民主候補が原発推進協定 中電労組と東海の18人
 衆院選で、東海四県(愛知、岐阜、三重、静岡)の中部電力管内から小選挙区で出馬した民主党候補者二十五人のうち少なくとも十八人が、民主党の支持母体である連合傘下の中電労組(組合員一万五千人)と「核燃料サイクル」の推進や「原子力の平和利用」を明記した政策協定を結んでいたことが中日新聞社の調べで分かった。協定は、労組が候補者を「推薦」するかどうかを決める際の条件だが、同党は衆院選公約で二〇三〇年代の原発ゼロを掲げている。

 中電労組が作成した協定書によると、使用済み燃料を再処理して再び使えるようにする核燃料サイクルについて「自給可能なエネルギー源」と位置付け、「安全・安心を最優先に進める」と明記。原発の推進などを意味する「原子力の平和利用」も、同様に「進める」と記載している。

 民主党は衆院選公約で、三〇年代の原発ゼロに向け「あらゆる政策資源を投入」とうたい、公約を補完する位置付けの「政策集」では、核燃料サイクルを「本質的な必要性」などを含めて「あり方を見直す」と書いている。

 本紙が陣営などに確認したところ、政策協定を結んだ民主候補は愛知が八人、岐阜と三重がそれぞれ三人、静岡が四人いた。

 推薦を受けた岐阜の候補者は、政策協定と党の方針は「矛盾しない」と回答。再生可能エネルギーの供給量を現在の需要に見合うよう即時に引き上げるのは「時間がかかりすぎる」ことを理由に挙げた。

 静岡の候補者は「現実的にゼロを目指すことが大事。原発で働く人の生活の保障は当然だ」と話した。一方、「党の脱原発の方針と矛盾する」として労組との協定を結ばない愛知の候補者もいた。

 推薦があれば、票のとりまとめや陣営スタッフの派遣を受けられる。ある陣営関係者は「労組の票は固い。自民に勢いがある現状では、固定票として、のどから手が出るほどほしい」と打ち明ける。

 中電労組は、一二年十二月の前回衆院選でも、民主党の候補と協定を結び、大半に推薦を出している。労組幹部は「われわれが必要と考えるエネルギー政策にご理解いただける候補を応援するのは当然だ」と話している。

2192チバQ:2014/12/09(火) 20:55:43
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014120802000202.html
自公タッグの実情は 推薦・選挙区で差、演説・協力触れず
 自民、公明両党が与党として五年ぶりに衆院選に臨んでいる。中部各地の集会などでは、選挙協力する両党の候補が「選挙区は自民、比例は公明へ」と呼び掛ける光景もみられる。ただ、公明側が自民候補の推薦を見送る選挙区があり、温度差が出ている。

 愛知県稲沢市で六日夜に開かれた集会。比例東海の公明前職、伊藤渉さん(45)が「比例ではお力添えを」と訴えた。一緒に登壇した地元愛知9区の自民前職長坂康正さん(57)は「自公でまっとうな政治を進めたい」と大声で応じた。

 両党は、安定した政権運営が可能な絶対安定多数(二百六十六議席)を上回る議席を目標に、経済政策「アベノミクス」推進などの共通公約も掲げる。公明側が小選挙区の自民候補を応援し、見返りに比例で協力を求めるのが一般的だ。

 愛知県内でも、民主候補と激しい争いを続ける自民候補が、前回衆院選の比例で三十六万票に上った県内の公明票に期待し、全十五選挙区で推薦を求めた。ただ、実際の推薦は九選挙区にとどまる。

 愛知県の公明幹部によると、地方レベルの推薦は、自民候補が公明への協力態勢を確約できるかに加え、候補の「集票力」を見極めて決める。支持母体の創価学会の集票力に陰りが見える中、推薦に見合う見返りを確実に求めたい考えだ。公明票に期待しながら推薦をもらえていない自民前職の陣営関係者は「なぜ出ないのか。最後には出ると信じる」と望みをつなぐ。

 愛知県内で自民党候補の演説会に出席した男性(71)は「集団的自衛権への立場など自公には違いも多いのに…。(両党とも)ご都合主義という感じだ」と戸惑いを見せた。

 三重県内でも自民が全五選挙区候補者への推薦を依頼したが、二つの選挙区で見送られている。公明の三重県幹部は推薦していない二候補について、「信頼関係をつくっているところ。公明支持者は自主投票になるだろう」と明かす。公明は比例東海の単独候補として前三重県議を擁立。前県議は公明が推薦した自民候補の事務所開きなどに顔を出し、両党の親密ぶりをアピールしている。

 岐阜県で公明は小選挙区の自民全五候補に推薦を出した。公明の地元幹部は「公明の得票を増やすには自民との協力が大切」と話す。ただ、自民の岐阜県連は十一月下旬の県連選対会議で、比例も自民への投票を呼び掛けるよう地方議員らに徹底。ある自民候補の陣営は「自民一強の今、選挙協力のメリットが見いだしづらい」と話す。

 公明の岐阜県本部代表の岩花正樹県議は「公明議員が参加しない演説会では、選挙協力に触れない自民候補もいる。一方的支援にならないよう自民と協議したい」とくぎを刺した。

2193チバQ:2014/12/09(火) 20:57:09
http://www.kanaloco.jp/article/81389/cms_id/115391
14神奈川衆院選:注目区を行く〈18区=川崎市高津区・宮前区・中原区の一部〉

2014.12.09 03:00:00

たすきを掛けた前横浜市長の隣で、前知事が応援のマイクを握る。「中田さんと松沢は一緒になって、新しいことをやってきた。改革を日本中に広げていきたい」。6日、溝の口駅前。かつての「神奈川の顔」が、寒風吹きすさぶ街頭に並び支持を訴えた。

 5年前まで全国最大市のトップを務め、メディアへの露出も多い次世代・中田。かつての地盤に戻り、直前に合流した副党首・松沢成文の支援も受けて戦う。知名度に勝る“メジャー級”の出現で、18区の構図は前回までと一変した。

 「神奈川都民」が多く、永田町の動きに敏感な有権者も多いとされるエリア。過去4度の選挙は自民、民主がオセロのごとく議席を奪い合ってきた。だが今回、民主は地元市議らの強い要請があったにもかかわらず候補擁立を見送り、2003年の同区新設後初めて「空白区」とした。

 「維新、みんなと関係の深い地方議員が私を支援してくれる態勢はできた。第三極を貫きたい」。首相が解散を表明した前日の11月17日、中田はこう力説していた。間を置かずして、みんなは解党を決定。前回4万票余りを獲得しながら落選した会社社長は同25日、「後ろ盾を失った」として出馬を取りやめた。

 シナリオ通り−のはずだった。だが同日、維新が北村を公認。北村は「ここは政治のプロばかり。肩書では見劣りするが、サラリーマン目線で政治を語りたい」。立場の違いを鮮明にした。

 中央の急な決定に、すでに中田支援の意向を示していた維新の県議2人が離反。中田は「(維新には)野党再編への思いが、みじんもないんじゃないか」と、怒りを抑えるように首をかしげた。

 返り咲きを期す生活・樋高は言う。「有権者の思いを死票にしないためにも、野党が足を引っ張り合っている場合じゃない」。後援会から授けられたキャッチフレーズ「反自民勢力の結集軸」を連呼し、選挙戦の軌道修正を促そうとする。

 存在感を示そうと懸命な「第三極」。受けて立つ自民・山際の陣営も中田の国替えを警戒していた。公示前、独自に候補予定者の「知名度調査」を実施。選挙区全域で中田にリードを許すなど、厳しい結果に危機感を募らせてもいた。

 それでも、山際は一人わが道を行く構えだ。「市長や知事と違い、国政はチームで取り組むもの。誰が相手かで訴えを変えるほど、自分自身は器用じゃない」。2年間、アベノミクス推進の最前線で汗してきた実績を強調する。

 混沌とした情勢に埋没しないよう、共産・塩田は独自色を発揮。「選挙は政(まつりごと)だから、お祭り」。街頭でギターの演奏を披露し、選挙ポスターに帽子姿で登場するなど異彩を放つ。

 自民に抗する野党が互いに競り合う風景。「1強多弱」と揶揄される永田町の縮図を、くっきりと映し出しているようでもある。 =敬称略

◇18区(川崎市高津・宮前区、中原区の一部) =敬称略、届け出順
北村造31☆維新
樋高剛49☆生元(3)
塩田儀夫64 共新
山際大志郎46☆自前(3)
中田宏50☆次前(4)

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、維=維新の党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党。

【神奈川新聞】

2194チバQ:2014/12/09(火) 20:59:17
http://www.kanaloco.jp/article/81364/cms_id/115257
14神奈川衆院選:注目区を行く〈9区=川崎市多摩・麻生区〉

2014.12.08 03:00:00



◇民主「最後の砦」に迫る自民

 「今までで一番難しい戦いになる。何が何でも小選挙区で勝つために、前回のことは忘れてください」

 5日夜、川崎市麻生区の市民館。演説会に集まった支援者ら約100人を前に、民主・笠は必死の形相で訴えた。序盤情勢で自民・中山と大接戦を演じているとの世論調査結果が飛び交っていたからだ。

 1996年の小選挙区制導入以降、9区の議席を自民が制したのは2005年の「郵政選挙」のみ。笠は大逆風だった前回も、県内の民主候補でただ一人、小選挙区を勝ち取った。民主にとって9区は、いわば「最後の砦」だ。

 だが今回、陣営に楽観ムードはない。「新しい人がどんどん入ってくる選挙区で、2年間バッジをつけてきた2人との勝負」と笠。前回9千票差に詰め寄り比例で初当選した中山と、みんなの党(当時)で比例復活した維新・椎名とのサバイバル戦の様相を呈する。

 「『笠さんは盤石でしょ』という既存の応援者の意識を変えていくしかない」(陣営幹部)。4日には、笠に地盤を引き継いだ次世代の党副党首・松沢成文が応援に駆け付け、笠への支持を訴えた。

 一方の自民・中山陣営にも焦りの色は濃い。かねて厳しい戦いとされる中、「聞こえてくるのはマイナス要素ばかり」(自民県議)だったからだ。

 11月下旬、陣営幹部が懸念を口にした。「体感は2年前より厳しく、麻生区は特に悪い。勝負は麻生でどこまで取り返せるかだ」。自民が来春の県議選で麻生区に新人を立てることを決めたのに対し、同区で自民の推薦を受けていたベテラン県議が反発、椎名陣営に加わったのだ。「タイミングが悪かった」。中山を支える県議がこぼす。

 それでも、9区は自民にとって「重点区」だ。党側は幹部や閣僚といった大物を次々に投入し、無党派層の取り込みに力を入れる。

 11月30日、新百合ケ丘駅前。首相の安倍晋三の演説には約3千人が集まり、「この場所でこんなに集まったのは小泉(純一郎)さんが首相のとき以来」と関係者を驚かせた。

 序盤情勢で接戦が伝えられると、応援弁士の投入をさらに強化。7日には幹事長の谷垣禎一がマイクを握り、多くの人が耳を傾けた。「これを中山の票にどう結びつけられるかだ」。徐々に手応えをつかむ陣営は、終盤戦での追い上げを期す。

 自民、民主の激戦に割って入る椎名も必死だ。「前回はみんなの党の名前で復活できた」と自覚しており、維新として戦う今回の風の弱さも感じ取っている。昨年の参院選で支援した松沢が笠の応援に入った際は、怒りを隠しきれなかった。

 とはいえ、2年間国会議員として活動してきた実績に加え、前回から格段に高まった知名度もある。江田憲司、橋下徹両共同代表による支持拡大にも期待を込め、「応援してくれた人に必ず恩返しを」と巻き返しを誓う。

 共産・堀口は「安倍政権の暴走を止められるのは共産だけ」と強調。自民や民主に不信感を持つ層の取り込みを図る。 =敬称略

◇9区(川崎市多摩・麻生区)=敬称略、届け出順

中山展宏46☆自 前(1)
堀口望38 共 新
笠浩史49☆民 前(4)
椎名毅39☆維 前(1)

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、共=共産党。

【神奈川新聞】

2195名無しさん:2014/12/09(火) 21:00:24
山形
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412090600002.html
「大物」続々 応援加熱/2014衆院選
2014年12月9日10時55分
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 ◆ 激戦区、党事情浮き彫り

 衆院選で、与野党の幹部が連日のように県内の候補者の応援に駆けつけている。自民党が県内3選挙区の「全勝」に向け、2、3区に重点を置く一方、民主党は議席の維持に向けて2区の前職のもとに幹部が入り、支援を呼びかける。応援の風景からも与野党の現状が浮き彫りになっている。

 「安倍首相を軌道修正していくには、民主党に議席が必要。皆さん、近藤洋介を小選挙区で当選させていただけませんでしょうか」

 8日夜、村山市と大石田町で開かれた民主前職近藤洋介氏の個人演説会には、党元代表の岡田克也代表代行が応援に駆けつけた。

 公示前に山形入りした枝野幸男幹事長は近藤氏について「一日も早く選挙区の争いを抜け出て、新顔の1、3区の支援に力を注いでほしい」と話していた。ところが、全国的に自民党が優勢に選挙戦を進める中、近藤氏が他の選挙区の応援に努めることは厳しくなった。9日には野田佳彦元首相が高畠町と米沢市で近藤氏の演説会に出席する予定だ。

 民主党県連の幹部は、前回比例区で復活当選した近藤氏について「民主党の議席増のために、小選挙区で勝ってもらい、復活当選の椅子を他の人に回したい」と話す。「自民優勢」のムードに陣営からは嘆きの声も聞かれる。

 一方、自民党にとっても2、3区は全国有数の激戦区だ。3日には谷垣禎一幹事長が2区の前職鈴木憲和氏、3区の新顔加藤鮎子氏の応援で来県。4日は小泉進次郎氏が尾花沢市と鶴岡市で演説し、ふだん演説会であまり見かけないような若い女性も多く集めた。

 自民党本部は後半戦、他党候補と競りあっている選挙区に絞って「大物」議員を応援に投入するとみられる。激しい競い合いが注目された昨夏の参院選でも、安倍晋三首相や石破茂幹事長(当時)らが次々と来県した。9日には稲田朋美政調会長が入る予定で、今後も党幹部や閣僚らの応援が予想される。

 ただ、党県連の野川政文幹事長は「最後は足を使った地道な活動がものをいう。選挙運動が上滑りにならないよう、気をつけなければいけない」と気を引き締めている。

 共産党は9日に比例候補の高橋千鶴子前衆院議員が県内を回るのに続き、10日に小池晃副委員長が3区を訪れる予定だ。(松本紗知、戸松康雄)

2196チバQ:2014/12/09(火) 21:01:41
神奈川
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150003.html

【2014衆院選】
自・民 前回8千票差
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写真:有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
拡大有権者に支持を訴える候補者=JR川崎駅
■16区

 「日本のリーダーへの階段を上る人だが、小選挙区で負けていては目指せない」。公示日の2日朝、厚木市の事務所で民主前職の後藤祐一氏の隣で岡田克也党代表代行の檄(げき)に詰めかけた支持者が沸いた。

 前回は参院からくら替えした自民前職の義家弘介氏に敗れ、比例復活。とはいえ比例区の民主票が4万5千票にとどまる逆風下で、9万票を集め、義家氏に8千票差まで迫った。

 その原動力が母校、厚木高校卒業生が中心の後援会組織。後藤氏が初挑戦から8年半かけて固めてきた。OBらが党派を超えて集まり、今回も「後藤票」の掘りおこしにフル回転する。

 選挙事務所は前回と同じ。「悔しさを思い出せる」と後藤氏。幹部クラスがあまり足を運ばない相模原市緑区の中山間部のミニ集会に、細野豪志元幹事長が顔を出すなど「ゲリラ戦」も展開する。

 地元に縁が薄いながらも、小差で制した義家氏にとっても今回が正念場。先頭に立ってきた教育再生より、「地元」への貢献のアピールに力を入れる。

 「圏央道や国道246号バイパス。この2年で私が最も力を入れてきました」。5日、本厚木駅前でインフラ整備の実績を徹底して訴えた。「選挙区に婿入りしたのではありません。この地の息子です。親孝行させてください」

 衆院1年生で文科政務官や党副幹事長などを任された。本厚木駅前に立った安倍晋三首相も「とても大切な若きホープ」。首相との近さは売りの一つだが、党務などの仕事が忙しく、「思ったほど地元での存在感を高められなかった」(陣営幹部)面も。推薦を受ける公明も含めた組織の引き締めを徹底。山本一太参院議員ら知名度のある参院時代の仲間の来援を得て、無党派層への浸透も目指す。

 共産新顔の池田博英氏は駅頭や団地で平和問題や消費増税反対とともに、雇用問題へのアピールも欠かさない。「共産党の議席が伸び、ブラック企業対策が前進した」。実績を訴え、若年層の支持拡大を狙う。

(倉持裕和)

2197名無しさん:2014/12/09(火) 21:01:54
■10区 乱立一転3者争う

 衆院選が公示された2日深夜、JR川崎駅。民主元職の城島光力氏が、改札口から出てくる有権者らに、無言で大きく手を振っていた。街頭演説は午後8時以降は禁じられているが、選挙運動自体はできる。

 川崎市では人口が増え続けている。陣営幹部は「城島氏の『見える化』を図る」と話す。労組の支援を受ける一方、新住民に多いとされる無党派層への浸透も欠かせない。主要駅などで顔を売り込む作戦だ。

 一昨年の衆院選では、自民、民主、共産に加えて、維新とみんなの新顔も立候補。新党に風が吹き、両者は計約8万9千票を獲得した。城島氏は2009年の衆院選から9万票以上減らして大敗。今回、候補者は3人だ。ある民主県議は「いい枠組み」と話す。公示前後に海江田万里代表ら党幹部も相次ぎ応援に訪れた。だが城島氏は「選挙は1票1票の積み重ね。初心に帰る」と気を緩めない。

 「今回の選挙は前例のない厳しい戦いになる」

 自民前職の田中和徳氏は2日の出陣式で、声を張り上げた。7選を狙うベテラン。自民、公明の市議や業界団体などの支援を受ける。しかし陣営には懸念もある。一つは野党候補者が絞られ、反自民票がまとまりやすい構図であること。もう一つは田中氏が選挙を束ねる党の役職にあり、地元に張りつけないことだ。

 田中氏の得票はここ2回、11万票前後と大きな変化がない。陣営は「自民と公明の基礎票だ」と指摘する。駅頭などに立つ一方、中盤ごろから複数回の会合を開き、支持者を引き締めようと躍起になっている。

 前回に続いて立候補した共産新顔の中野智裕氏は「解雇規制の法をつくる」などと駅頭で訴える。昨夏の参院選での共産の躍進を追い風に、党の支持者以外にも浸透したい考えだ。

(河井健)

      ◇

 14日に投票日を迎える衆院選。注目区を歩いた。

2198名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:13
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141208150150004.html
民主層にアピール
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写真:候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
拡大候補者と話す有権者=2日、横浜市戸塚区
■5区

 野党調整などで民主の空白区となった5区で、民主支持層の獲得をねらう争いが激しさを増している。

 「維新と民主の一本化候補として野党の受け皿になる。バラバラでは巨大与党に立ち向かえない」。そう街頭で訴えるのは維新新顔の水戸将史氏。前参院議員で2012年の日本維新の会結成に参加したが、07年の当選時は民主公認。県連幹事長も務めた。民主支持層の取り込みを狙い、ポスターや選挙カーに「民主と一本化」と記している。

 これに反発するのが無所属新顔の後藤田弥生氏の陣営。引退した民主の田中慶秋元法相の長女で、党公認はないが「比例は民主」と呼びかける。勝手連として応援する民主市議の1人は「民主は一本化されていない。5区は民主の地盤で、後藤田を支持してくれるはずだ」と話す。

 来春の統一地方選で民主と維新は戦ううえ水戸氏が田中氏の秘書出身という因縁もある。後藤田氏は「私の名が売れていないのも事実。頑張るしかない」。

 田中氏と競ってきたのが3期目を目指す自民前職の坂井学氏。安定して9万票以上を得ているものの落選も2度経験。陣営の1人は民主をめぐる騒動に「野党一本化のままよりは自民に有利に働く」とみる。

 新顔4人に対し実績と地域への浸透が強みだ。2期目は国土交通兼復興政務官を務めた。菅義偉官房長官は公示の2日、自身の選挙区より先に応援演説に入り「毎日のように報告に来てくれ、政策を実行したら一気に外国人観光客が増えた。経済政策の先頭に立つ坂井さんの当選を心よりお願い申し上げる」と声援を送った。

 前回衆院選に続く挑戦の共産新顔の横山征吾氏は「青年を使い捨てて企業の利益を増やす社会に未来はない」などと訴え、反自民層の取り込みを図る。

 前回は日本未来の党、今回は次世代からの立候補となる新顔の河野敏久氏は「政権は結局、消費増税を決めた。ノーを突きつけ国民目線の政治に修正しましょう」などと訴える。

(竹野内崇宏)

2199名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:28
■18区 5氏無党派に照準

 野党間の候補者調整が進まず、5人が立候補した18区。公示後初の週末となった6日、JR武蔵溝ノ口駅周辺は5候補が入れ代わり立ち代わり訪れる「演説ラッシュ」となった。

 「まずは国会議員の定数削減を」。比例区からくら替えした次世代前職の元横浜市長中田宏氏が訴える。日本維新の会(現・維新の党)から次世代入りした中田氏の傍らでは、地元選出の維新県議2人が応援に入り、ビラを配った。「党より人。知名度を生かして食い込みたい」

 都心に通う「川崎都民」が多く、各候補者ともが無党派層の取り込みを狙う。

 「給料を上げるにはアベノミクスしかない」。中田氏と同じ駅北口で、自民前職の山際大志郎氏が訴えた。応援に駆けつけた党女性局長の三原じゅん子参院議員らと共に、駅から商店街を練り歩き、幅広い支持を狙う。支援組織の集会も重ね、地盤固めにも余念が無い。

 南口では生活の元職、樋高剛氏が「反自民勢力の結集軸として他の候補者に負けない自信を持っている」と声をからした。民主候補として山際氏と何度も当選を争ってきたが、日本未来の党から出た前回は落選。小沢一郎代表と共に生活入りした今回、雪辱を期す。

 公示日1週間前に立候補を発表した維新新顔の北村造氏は知名度アップに力を入れる。「とにかく名前を覚えてもらわなければ」(陣営)と公示日の2日には、共同代表の江田憲司氏が選挙区入り。北村氏の名前を連呼して支持を訴えた。

 共産新顔の塩田儀夫氏は、普段の街頭演説に加え、帽子をかぶってギター片手に自作の詞で政策を歌う。消費増税反対などを訴え、党支持層以外からの票獲得も目指す。

(北崎礼子)

2200名無しさん:2014/12/09(火) 21:02:44
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141209150150002.html
3人の前職ら激戦
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写真:新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
拡大新百合ケ丘駅前のペデストリアンデッキの広場で気勢を上げる支援者ら=川崎市麻生区
写真:有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
拡大有権者と記念撮影する候補者=藤沢市
■9区

 川崎市麻生区の新百合ケ丘駅南口。ペデストリアンデッキの駅前広場は街頭演説の「名所」だ。2日の公示日。民主前職の笠浩史氏と自民前職の中山展宏氏の両陣営がほど近い位置で声を張り上げた。維新前職の椎名毅氏や共産新顔の堀口望氏もここでマイクを握ることが多い。「呉越同舟」ぶりがこの選挙区の激しい戦いに重なる。

 9区は県内唯一の前職3人。元文科副大臣で教育分野に強い笠氏。元金融ディーラーで経済通の中山氏。弁護士で原発政策に明るい椎名氏。そこに堀口氏がからみ、前回と顔ぶれが同じ分、選挙戦は熱を帯びる。

 前回は笠氏が実績と知名度を生かし、民主への逆風の中で中山、椎名両氏を振り切り、県内では同党でただ一人、小選挙区の議席を守った。

 ただ、今回は事情が異なる。中山、椎名両氏とも復活当選、議員バッジをつけた。新顔だった前回とは浸透度が違う。笠氏も「前回以上に厳しい戦い」と警戒感を隠さない。

 「厳しい選挙」と認めるのは中山氏も同じ。「大義なき解散」の批判に「アベノミクスなどへの民意を受け止める重要な機会」と理解を求めることに懸命だ。こまめにミニ集会を開き、地域行事にも積極的に顔を出してきた。前回は9千票差で涙をのんだが、新聞各紙の情勢調査では「自民優勢」が報じられている。「笠さんが強いこの区で、何としても勝ちたい」と力がこもる。

 「70回以上国会質問した。仕事量は全議員の中で一番と思う」と強調するのは椎名氏だ。みんな公認だった前回は第三極ブームにも乗って4万票余りを得た。その後、結いの党を経て維新へ。所属政党の変遷が有権者にどう映るか陣営も気をもむ。椎名氏は「自分がぶれていなければ大丈夫。改革政党として原発や復興政策などに取り組んでいることを丁寧に訴えたい」と口元を引き締める。

 子育て体験を福祉政策に生かすと訴える堀口氏も「反自民」の受け皿をアピールしている。

(杉山高志)

2201名無しさん:2014/12/09(火) 21:03:02
■12区 構図一変 自・民対決

 「今までの阿部さんが好きで私は応援してるの。民主党だから応援する訳じゃない」。4日夜、民主前職、阿部知子氏の寒川町での決起集会で、不安を訴えた長年の支持者の女性(74)に民主県連代表の金子洋一参院議員は約束した。

 「阿部さんは何も変わりません。私が指切りげんまんでお約束しますから」

 阿部氏は社民で4回、前回は日本未来の党から出て5回とも小選挙区で落選したが、比例復活当選してきた。その彼女が解散から間もなく民主元職に替わる「統一候補」となり、選挙戦の構図は一変した。

 「安倍政権の暴走ストップ」を訴える阿部氏を、旧来の支持者と「かつての敵」の連合が支える。左派系の阿部氏をどこまで民主の保守系支持層に浸透させられるか。連合幹部は「時間との勝負」と言う。

 前回の阿部氏と民主元職の票を足せば、小選挙区で初当選した自民前職の星野剛士氏を約2万5千票上回る。星野氏の陣営幹部は「恐れていたことが起きた」と危機感をあらわにし、選対会議も緊張した空気だったという。2日の出陣式で星野氏は「すぐそこまで相手の影が追ってきている。死ぬ気でやります」。応援の菅義偉官房長官は「選挙のために、ただの数合わせのために一つになっただけ」とこき下ろした。

 陣営は動きが鈍い自民系市議に強く働きかけ、石破茂地方創生相、谷垣禎一幹事長ら大物も連日応援に。「どの党にも風のない選挙。ウィングを無理に広げるのでなく、支持層をどれだけ固められるかだ」と陣営幹部。

 「暮らし第一」を掲げる共産新顔の味村耕太郎氏は消費増税反対や原発再稼働反対をアピール。次世代新顔の甘粕和彦氏は「自民が大きくなるだけでいいのか。民主にも改革は出来ない」と第三極の必要と自主憲法制定などを訴え、支持拡大を目指す。

(小北清人)

2202名無しさん:2014/12/09(火) 23:37:20
メモ
佐賀2:今村雅弘
>>2003
自民関係者によると、知事選を巡り今村氏が官僚の擁立に動いたため、党幹部から冷遇されたなどとの見方も出ている。
>>2047
 「地元にも帰らず、いつまでも東京にいて」。県連幹部は比例順位発表直前、党幹部にそう皮肉られた。衆院解散後も今村が知事選で官僚擁立に動いたことが、前武雄市長の樋渡啓祐で一本化したい党本部の怒りを買ったという見方が強い。
>>2056
党幹部は「これまで今村が古川支援に本腰を入れなかったから、当選微妙な順位にした。これで今村も頑張らざるを得なくなる」と冷ややかに語る。

福井2:山本拓
>>2056
選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」は認めない方針で、次回も山本は比例での出馬とされる。ただ、山本周辺からは「次は誰にも分からない」と選挙区への返り咲きを期待する声が漏れる。

三重4:森本哲生
>>1742
同市議らが中心となり、引退県議の後継に同僚市議を選び、党県連も9月20日、推薦を決めた。しかし、森本氏が「調整が十分に済んでいない」などと話したことが、同僚市議に粘り強く出馬要請した市議らの反発を買った。

2203チバQ:2014/12/10(水) 00:04:43
>>1719
自民で比例重複してないのが

>安倍晋三首相(党総裁)と三ツ矢憲生前外務副大臣、小泉進次郎内閣府政務官

>公認時に満73歳未満とする、衆院選比例代表の定年を越えた麻生太郎副総理兼財務相ら8人
あと一人誰ですかね・・・


伊吹文明1938年01月09日京都府1区 
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回

2204チバQ:2014/12/10(水) 00:15:07
どう見ても7人だと思うんだが…73歳以上

2205チバQ:2014/12/10(水) 00:17:01
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090040-n1.html
2014.12.9 22:58
【衆院選2014】
安倍首相、民主党2トップを狙い撃ち 枝野氏の地元に乗り込む





 安倍晋三首相(自民党総裁)は9日、自民党が衆院選の重点選挙区に位置付ける民主党の枝野幸男幹事長の地元(埼玉5区)に乗り込み、当選7回を数える枝野氏からの議席奪取を訴えた。産経新聞などの終盤情勢調査で海江田万里代表の劣勢が伝えられる中、野党第一党の2トップを狙い撃ちにしている。

 「われわれはしっかりと経済を成長させ、日本を豊かにする政策を前進させていく。民主党と一緒にあの時代に後退するのか!」

 首相は9日夜、枝野氏が地盤とするさいたま市の大宮駅前で、民主党への批判を強めた。枝野氏は民主党政権時代に官房長官などを歴任し、選挙の強さにも定評がある。首相が枝野氏を標的にするのは、自民党前職と接戦を演じており、海江田氏とともに選挙区で敗退に追い込めば、民主党が議席を増やしても大きな打撃を与えられるからだ。

 これに対し、枝野氏は遊説先の福岡市内で記者団に「集中的にターゲットにしていただけるのは、存在感ある仕事ができているからだと光栄に思う」と強気に応じ、海江田氏も都内で「戦略とはいえない。嫌がらせだ」と批判した。

 首相はこれに先立ち、生活の党の小沢一郎代表、民主党の玄葉光一郎元外相の地元にも足を運んだ。

 10日は民主党の岡田克也代表代行、前原誠司元外相の地元で遊説し、枝野、玄葉、岡田、前原各氏ら民主党の「6人衆」にも攻勢をかけようとしている。

 迎え撃つ民主党は危機感を強めている。海江田氏は9日も自身の地元に戻り、東京都新宿区の四ツ谷駅前で支持を呼びかけた。枝野氏も10日は地元で街頭演説を行う予定だ。海江田氏は9日夜、党幹部と選対会議を開き、終盤に向けて重点区を20〜30程度に絞った。

2206チバQ:2014/12/10(水) 00:17:57
http://mainichi.jp/select/news/20141210k0000m010110000c.html
安倍首相:野党に攻勢 小沢・枝野両氏地元で演説
毎日新聞 2014年12月09日 21時46分(最終更新 12月09日 22時04分)

 安倍晋三首相は9日、野党幹部の選挙区に相次いで入り、自民党への支持を訴えた。報道各社の情勢調査で同党の優勢が伝えられる中、攻めの姿勢で引き締めを図っている。

 首相は岩手県北上市で「まだまだ復興は道半ば。全力を尽くす」と東日本大震災からの復興を急ぐ考えを強調した。同市を含む岩手4区は生活の党の小沢一郎代表の地元。首相は名指しこそしなかったものの、「そろそろ変えた方がいい」と聴衆に呼びかけ、中選挙区時代から15回当選している小沢氏の「牙城」を切り崩しにかかった。

 一方の小沢氏は9日、東京都内でテレビやラジオの番組に相次いで出演。安倍政権の経済政策「アベノミクス」を「勝手な自由競争で貧富の格差が生まれた」と批判し、「一定の暮らしを保障するのが政治の目標だ。安倍さんの基本を切り捨てる自由競争至上原理は国を誤る」と対決色を鮮明にした。

 首相はその後、民主党の枝野幸男幹事長の地元、さいたま市大宮区に移動。「(枝野氏は)演説はさわやかで、華麗な経歴。でも結果が出たでしょうか」と民主党政権時代の混乱を有権者に印象づける戦術をとった。

 この日、枝野氏は幹事長として長崎、佐賀、福岡各県で同党候補を応援。海江田万里代表は東京都港区での街頭演説で「安倍政権は危うい。国会で十分な議論を尽くさず、上から目線だ。自民の暴走に対し『それは違う』と言うためには、国会で民主党がしっかりとした議席を占めることが大切だ」と訴え、局面の転換に努めた。【高橋克哉、村尾哲】

2207名無しさん:2014/12/10(水) 00:55:27
>>2203 保岡興治

2208チバQ:2014/12/10(水) 01:16:35
あ゛・・・ホントだ サンクスです。

2209チバQ:2014/12/10(水) 01:22:14
>>2203を訂正
こうですね。竹本と文明以外はゼロ打ちですね。

伊吹文明1938年01月09日京都府1区 
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 
保岡興治1939年05月11日鹿児島1区 当選回数12回
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回

2210チバQ:2014/12/10(水) 01:24:53
http://www.sankei.com/region/news/141208/rgn1412080060-n1.html
2014.12.8 07:00
【衆院選2014】
激戦区を見る 石原、松原両氏が5度目対決 3区 東京





 ■2勝2敗、鍵にぎる島部票

 国内有数の高級住宅街や中小企業の密集地、伊豆大島などの島々と、多様な有権者層を抱える3区(品川区、大田区の一部、島部)。広範囲な選挙区で、過去4回は自民前職の石原宏高氏(50)と、民主前職の松原仁氏(58)が激しいデッドヒートを繰り広げてきた。両氏の戦績は、互いに2勝2敗。民主党に追い風が吹いた平成21年の前々回選挙は、松原氏が石原氏に4万票以上の差を付け選挙区を制し、前回は2千票あまりの僅差で石原氏が議席を奪還した。

 選挙戦最初で最後の日曜日となった7日午後、大井町駅前で行われた石原氏の街頭演説には、安倍晋三首相が応援に駆け付けた。石原氏の外務政務官としての実績を強調した安倍首相は「大変苦しい選挙区だが、皆さまの力を結集していただくことをお願いします」と聴衆に訴えた。

 次世代の党最高顧問の石原慎太郎氏を父に持つ石原氏は、最初の衆院選では石原軍団の応援を受けて選挙戦を展開したが、その後は「政策本位の勝負」(陣営)に切り替え、街頭での地道な活動を続けている。

 一方、松原氏は地元をくまなく回る「ドブ板選挙」を展開。与党時代の閣僚経験をアピールしつつ、「たたかう庶民派」を掲げ、石原氏との差別化を図る。大田区選出で都議に2度当選するなど地盤も固く、公示日には維新の党都総支部からの推薦も受けた。

 7日午前に品川区内のスーパー前で行われた松原氏の街頭演説には、民主党の枝野幸男幹事長が駆け付け、「(松原氏は)たたき上げだから、現場の暮らしを分かっている。その声を、国会に届けなければならない」と支持を求めた。

 5度目となる両氏の対決。注目されるのは、選挙区内の5%にも満たない島々の有権者たちの票だ。前回、選挙区を制した石原氏だが、島部を除いた票では松原氏に約2千票の差を付けられた。だが、自民系の都議や町村議らが組織を固めた島部では、石原氏が約4千票上回っていたからだ。

 「前回は島の方々に勝たせてもらったようなもの」と自民関係者。両陣営とも、投開票日までに候補者本人が現地に入ることは難しいとしており、自民は地元議員らが組織固めを進める。一方、松原氏陣営は「島の票の上積みには苦慮している」と話すが、島部の有権者に電話で投票の依頼を呼び掛けるなど対策を取っている。

 また、共産新人の香西克介氏(38)は消費税増税の中止などを掲げ、非自民、非民主の受け皿として支持拡大を目指している。

                   ◇

 ▽東京3区(3人)

松原仁58☆元拉致相  民 前
石原宏高50☆元外務政務官自(石)前 【公】
香西克介38 党准中央委員共 新

2211チバQ:2014/12/10(水) 07:55:32
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51012.html
<衆院選>絡む遺恨 攻守逆転/「与党」互いに強調/山形3区


候補者らの訴えに耳を傾ける山形3区の有権者ら=9日

<過去蒸し返す>
 攻守入れ替わった保守分裂の戦いが白熱する。
 無所属前議員阿部寿一が5日夜、鶴岡市で開いた個人演説会で訴えた。
 「私は2世、3世議員ではなく政党の支援もない。ただし生まれ育った古里を愛する気持ちはどの候補にも負けない」
 前回、自民党幹事長などを務めた加藤紘一の14選を阻んだ。今回は、紘一の三女で鶴岡などの地盤を引き継いだ自民新人鮎子の挑戦を受ける。
 支えるのは酒田市長時代に築いた人脈と、「阿部には義理がある」と語る参院議員岸宏一支持者ら。酒田市議15人と遊佐町長に加え、岸の地盤最上地方の金山、大蔵、鮭川の3町村長らを先頭に小規模集会を重ねる。
 岸には紘一への遺恨がある。2010年参院選。県連会長だった紘一は現職の岸に構わず、候補者の公募を実施した。「参院は公募し、(紘一が出馬した)衆院は現職優先とした」。新庄市で6日にあった演説会で、阿部陣営が蒸し返した。
 阿部は「無所属でも2年間足で稼いだ」と高速道路整備などを実績に挙げる。パンフレットには岸、政権幹部らとの写真を載せ、与党とのパイプも誇示する。比例復活のない無所属候補は、したたかな「両面作戦」で生き残りを懸ける。

<「娘」アピール>
 「2年前の悔しさは忘れない。父がやり残した思いを引き継ぐ」
 鮎子は6日、秋田県境の遊佐町で有権者の手を握った。雪が舞う中、人影が見えると選挙カーを降りて駆け寄った。
 世襲批判に対し、公募を経た正統性で反論してきた鮎子。接戦が伝えられた公示後はむしろ「娘」をアピールする。自らは情に訴え、政策と与党の強みは続々と応援に入る党幹事長谷垣禎一、復興政務官小泉進次郎らに任せる。

<引き締め強化>
 紘一は高齢と多選を突かれた上、議員、支援団体の離反を放置して引退に追い込まれた。娘を担ぐ自民は「何も仕事ができない無所属議員に連敗は許されない」と、公明とともに硬軟織り交ぜて引き締めを強める。
 元消費者相野田聖子が8日、新庄・最上に入った。鮎子が秘書として仕えた野田は郵便局長らと懇談し、「公認候補は鮎子だから筋を通してほしい」と念押しした。
 前回、阿部と紘一の票差は1465。酒田市で阿部は、紘一の3倍となる約3万票を積み上げた。両陣営とも地盤の酒田、鶴岡でどれだけ引き離し、新庄・最上をまとめるかが鍵とみる。一定の知名度があった維新、社民両候補が獲得した計約4万8000票の取り込みでもしのぎを削る。
 公示直前に出馬表明した民主新人吉田大成は7日、酒田市の街頭10カ所で「自民党への怒りを託してほしい」と訴えた。共産新人長谷川剛は集団的自衛権の行使容認反対を繰り返した。(敬称略)

 ◇山形3区立候補者
阿部寿一55 前酒田市長  無前(1)
吉田大成45☆元神奈川県議 民新 
長谷川剛36 党地区副委長 共新 
加藤鮎子35☆元衆議員秘書 自新 
佐藤誠66 政治評論家  無新 

〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2212チバQ:2014/12/10(水) 07:56:11
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_71011.html
<衆院選>東北知事、6者6様 応援、中立、静観…

 衆院選で東北の知事のスタンスに注目が集まっている。自身の選挙への思惑や政治信条から自民候補らを応援する知事がいる一方、「県民党」を旗印に中立を保つ姿勢も目立つ。県政界をリードする知事の動向は有権者の投票行動にも影響しそうだ。

 三村申吾青森県知事は6、7日、1区の自民前議員の街頭演説でマイクを握り「地方の声を中央に伝えられるのは与党議員だ」と強調した。
 来年6月の知事選で自民県連の推薦を得た。同党から支援を求められており、取材に「やるときは徹底してやる」と語った。
 村井嘉浩宮城県知事は中立の構えだが、昨年の知事選での支援などを考慮し応援する候補を選ぶ。各選挙区で古巣・自民の前議員を応援。7日は公明党の比例新人の演説会で「庶民の視点がある」と持ち上げた。
 野党陣営にも心配りを見せる。妻一美さんが12日、2区の維新前議員が開く個人演説会に駆け付ける予定だ。
 「国、自治体一体で政策を進められる環境が重要」という姿勢の佐竹敬久秋田県知事は基本的に自民支持だが、1〜3区の自民前議員だけでなく、3区の維新前議員も含め「4人全員に受かってほしい」と配慮を示す。
 ほかの3知事は公示後、表立った動きを控えている。
 達増拓也岩手県知事は、これまで生活の小沢一郎代表が率いる政党を一貫して応援してきたが、今回は「県民党」を掲げて政党色を封印した。衆院解散直前、来年秋の知事選に立候補する意向を表明。「復興に取り組むためオール岩手のスタンスで臨む」と語る。
 吉村美栄子山形県知事は11月末、2区の民主前議員事務所を訪ねた。初当選した知事選で支援を受けた議員への恩返しの名目。ただその後は「県政にまい進したい」と公務に専念している。
 10月に就任した内堀雅雄福島県知事は、知事選で自民、民主、公明、社民4党の支援を受けたが「福島の復興に与野党はない。特定の政党、候補者のマイクを握るつもりはない」と言い切る。

2213チバQ:2014/12/10(水) 07:56:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121002000119.html
自公23維持の情勢 衆院選終盤 4割なお投票先未定

2014年12月10日 朝刊


写真
 十四日投開票の衆院選について、本紙は九日、独自の調査に共同通信社が七、八両日に行った電話世論調査を加味し、終盤情勢を分析した。自民、公明両党の与党で、定数四七五の三分の二(三百十七議席)以上を維持する情勢。約四割が投票先を決めておらず、今後の選挙戦次第で情勢が変わる可能性がある。
 自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立つ。二百九十五の小選挙区のうち二百程度を固め、比例代表も、二〇一二年の前回衆院選(当時は定数四八〇)で獲得した五十七議席を上回る情勢。全体で二百九十四議席を獲得した前回に上積みして、三百議席を超える可能性がある。
 公明党も小選挙区の候補者九人全員が当選圏内にあり、比例も堅調。公示前の三十一議席前後を固め、さらに議席増をうかがう。
 一方、民主党は岩手、愛知、静岡などで議席を確実にし、さらに四十程度の小選挙区で与党と激しく争っている。最終的に、比例も含めて公示前の六十二議席を上回る公算。ただ、現時点で百議席までは見通せていない。
 維新の党は地盤とする関西の小選挙区などで与党と競り合い、比例も近畿を中心に一定の議席が見込めるが、公示前の四十二議席は難しい情勢。次世代の党も小選挙区で議席を確実にしたものの、比例で苦戦している。
 共産党は比例で順調に支持を集め、公示前の八議席からの倍増をうかがう。生活の党と社民党は、小選挙区で議席を確実にした。
 新党改革、地域政党の減税日本は議席獲得を目指す。
     ◇
 世論調査を受けた全国の終盤情勢は十一、十二日朝刊で詳報します。

2214チバQ:2014/12/10(水) 07:57:06
東京ニュース
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小選挙区の終盤情勢
 14日投開票の衆院選で、本紙が分析した終盤情勢は、都内25選挙区のうち大半で自民が優位に立つ。1と3、7、15、21区などでは、民主や維新と激しく競る。「うちわ配布問題」で注目される14区は、自民が支持を広げている。 (敬称略)

【1区】

◆海江田と山田 激しく競る

渡辺徹 36 次新 《比》

冨田直樹 38 共新  

又吉光雄 70 諸新  

海江田万里 65 民<前><6>《比》

山田美樹 40 自前<1>《比》 公

野崎孝信 27 無新  

 民主代表の海江田は、連合の支援でビラまきや電話作戦を強化し、地元区議、都議の組織力に支えられた自民山田と競る。共産冨田は消費税増税反対を訴える。

【2区】

辻清人 35 自前<1>《比》 公

石沢憲之 27 共新  

大熊利昭 51 維<前><1>《比》

中山義活 69 民元<4>《比》

犬丸勝子 59 諸新  

 地元都議、区議の強力な後押しを受ける自民辻は党支持層をほぼ固め、幅広く支持を受けリード。党支持層を幅広くまとめる民主中山、無党派層への浸透を図る維新大熊が追う。

【3区】

松原仁 58 民<前><5>《比》

石原宏高 50 自前<2>《比》 公

香西克介 38 共新  

 民主松原は商店街などを歩き、無党派層取り込みにも力を入れる。自民石原は「アベノミクス」の成果を強調し、激しく競る。

【4区】

犬伏秀一 58 次新 《比》

平将明 47 自前<3>《比》 公

藤田憲彦 41 民元<1>《比》

山本純平 40 共新  

 自民平が優勢を続ける。各地区の区議や町会長らが支援し、盤石の戦い。民主藤田は格差拡大などを取り上げて安倍政権を批判するが、伸び悩む。

【5区】

若宮健嗣 53 自前<2>《比》 公

三谷英弘 38 無<前><1> 

手塚仁雄 48 民元<3>《比》

ドクター・中松 86 無新  

沢井正代 65 共新  

 自民若宮が強さを見せる。民主手塚は苦戦を強いられている。共産沢井、無所属三谷が支持拡大を図る。

【6区】

岸武志 43 共新  

越智隆雄 50 自前<2>《比》 公

落合貴之 35 維新 《比》

 自民越智が優位に進めている。維新落合、共産岸が支持拡大を訴えているが、どちらも厳しい戦い。

【7区】

◆長妻と松本しのぎ削る

太田宜興 38 共新  

長妻昭 54 民前<5>《比》

吉田康一郎 47 次新 《比》

松本文明 65 自<前><2>《比》 公

 民主長妻と自民松本が、しのぎを削る。長妻は年金政策などを主張し、松本は安倍首相が応援に入るなど党を挙げて支持拡大を目指す。

2215チバQ:2014/12/10(水) 07:57:18
【8区】

円より子 67 民新 《比》 生

鈴木達夫 74 無新  

石原伸晃 57 自前<8>《比》 公

沢田真吾 29 共新  

 自民石原が強固な組織力で安定した戦いを続ける。民主円は「野党総結集会」などで民主支持層以外への浸透も目指す。

【9区】

菅原一秀 52 自前<4>《比》 公

原純子 50 共新  

木内孝胤 48 維元<1>《比》 生

 自民菅原は党組織固めを徹底して優勢を保つ。維新木内は民主都連の推薦を受けて「野党統一候補」をアピールする。

【10区】

江端貴子 54 民元<1>《比》

小池百合子 62 自前<7>《比》 公

多ケ谷亮 46 生新 《比》

神谷ちづ子 61 次新  

今秀子 66 共新  

 自民小池が先行し、個人演説会でアベノミクスの成果などを強調する。返り咲きを狙う民主江端は政権批判票の受け皿を目指す。

【11区】

下村芽生 27 無新  

下村博文 60 自前<6>《比》 公

山内金久 66 共新  

熊木美奈子 53 民新 《比》

 自民下村が七選に向けて盤石の態勢。共産山内は消費税増税中止などの党の政策を主張し、民主熊木は遊説や街頭演説をこなす。

【12区】

太田昭宏 69 公前<6>  自

池内沙織 32 共新 《比》

田母神俊雄 66 次新 《比》

青木愛 49 生<前><3>《比》

 自民の支援も受け公明太田が国土交通相の実績を訴え、リード。共産池内、生活青木が追う。次世代田母神は支持拡大を急ぐ。

【13区】

鴨下一郎 65 自前<7>《比》 公

長谷川貴子 41 民新 《比》

祖父江元希 39 共新  

和田智之 40 次新  

 八選を目指す自民鴨下が強固な地盤を背景に安定した戦いを続ける。民主長谷川、共産祖父江は、安倍政権批判を訴えている。

【14区】

◆「おわび」徹する松島に支持

木村剛司 43 民元<1>《比》 生

松島みどり 58 自前<4>《比》 公

阿藤和之 43 共新  

 うちわ配布問題の「おわび」に徹する自民松島は、支持基盤を固める。民主木村はこまめに街頭活動を展開し懸命に追い上げる。

【15区】

◆区秋元と柿沢、党首級てこ入れ

猪野隆 49 無新  

柿沢未途 43 維前<2>《比》

秋元司 43 自<前><1>《比》 公

吉田年男 66 共新  

 自民秋元と維新柿沢が激しく競る。両党とも党首や幹部が選挙区入りして、てこ入れ。臨海部の新住民票の争奪戦が激しさを増す。

2216チバQ:2014/12/10(水) 07:57:30
【16区】

大西英男 68 自前<1>《比》 公

初鹿明博 45 維元<1>《比》

岡本貴士 34 無新  

大田朝子 30 共新 《比》

石井義哲 57 次新 《比》

 自民大西が優勢。安倍首相、石破茂地方創生相らの応援もあり支持拡大を図る。維新初鹿、共産大田は無党派層への浸透を狙う。

【17区】

新井杉生 55 共新  

高橋美穂 49 維<前><1>《比》

平沢勝栄 69 自前<6>《比》

 知名度の高い自民平沢が優勢。全国応援の合間を縫って街頭演説に力を入れる。共産新井と維新高橋は、浮動票の獲得を狙う。

【18区】

土屋正忠 72 自前<2>《比》 公

菅直人 68 民<前><11>《比》

結城亮 44 共新  

 党幹部が次々と応援に入る自民土屋は、組織固めを進める。民主菅は政権批判を繰り広げ、民主支持層と無党派層の上積みを図る。

【19区】

小泉民未嗣 36 共新  

山田宏 56 次<前><2>《比》

末松義規 58 民元<5>《比》

松本洋平 41 自前<2>《比》 公

 自民松本は若さをアピールして浮動票の獲得にも注力。追う民主末松は安倍政権への批判で支持拡大を図る。次世代山田は浸透を期待する。

【20区】

池田真理子 60 共新  

竹田光明 59 民元<1>《比》

木原誠二 44 自前<2>《比》 公

 官僚出身の自民木原は経済政策の着実な推進を訴え、安定した戦い。民主竹田は民主支持層に加え、無党派層への浸透を図る。

【21区】

◆長島と小田原「第三極」票狙い

長島昭久 52 民前<4>《比》

小田原潔 50 自<前><1>《比》 公

吉岡正史 40 共新 《比》

 「自民に議席が偏ると政策が偏る」と訴える民主長島と、アベノミクス継続を主張する自民小田原が競り合う。前回選で第三極に流れた票の行方が鍵。

【22区】

山花郁夫 47 民元<3>《比》

伊藤達也 53 自前<6>《比》 公

坂内淳 53 共新  

鹿野晃 41 次新 《比》

 自民伊藤は、地方創生相補佐官であることや経済通をアピールする。民主山花は護憲を打ち出して追う。

【23区】

小倉将信 33 自前<1>《比》 公

櫛渕万里 47 民元<1>《比》

松村亮佑 34 共新  

伊藤俊輔 35 維新 《比》

 自民小倉の陣営には閣僚級の応援弁士が連日入る。追う民主櫛渕、維新伊藤は無党派層の動向がカギとみて巻き返しを狙う。

【24区】

阿久津幸彦 58 民元<3>《比》

市川克宏 40 共新  

萩生田光一 51 自前<3>《比》 公

藤井義裕 39 次新 《比》

 自民萩生田が前回当選後、二年間の実績を打ち出して優勢を保つ。民主阿久津は「自民の一人勝ちを許すな」と訴えて追い上げる。

【25区】

井上信治 45 自前<4>《比》 公改

山下容子 56 民新 《比》

井上宣 40 共新  

 五選を目指す自民井上が、基礎票を固めてリード。民主山下は三百八十カ所で街頭演説実施を掲げる。

2217チバQ:2014/12/10(水) 07:57:50
神奈川ニュース
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小選挙区の終盤情勢
 十四日投開票の衆院選で、県内十八小選挙区の情勢を分析したところ、多くの選挙区で自民・公明の与党側が優位を保ち、野党側は先行する一部選挙区も含めて、厳しい戦いとなっている。ただこの時期は投票行動を決めていない人も多く、情勢は変わる可能性がある。 (衆院選取材班)

▽1区 自民松本が組織力を駆使して優位な選挙戦。民主空白区だが、維新篠原は各方面への浸透を図れていない。

▽2区 盤石な自民菅に隙は見えない。共産三輪、生活岡本は独自の戦い。

▽3区 自民小此木が固い支持層に上積みし大きくリード。民主勝又は広がりがみられない。

▽4区 無所属浅尾は幅広い支持を集めて先行。自民山本が党本部のてこ入れもあり追い上げている。

▽5区 自民坂井が引き離しにかかっている。続く維新水戸は無所属後藤田と一部で支持層が重なり、苦しんでいる。

▽6区 公明上田が党支持層に加えて自民支持層も着実に取り込み、安定した戦い。維新青柳、民主三村は伸び悩む。

▽7区 自民鈴木がリードを広げる。民主中谷、維新豊田は基盤が弱く、支持なし層などへの支持を訴えるが、つかみ切れていない。次世代松田は苦戦。

▽8区 知名度抜群の維新江田は幅広い支持を集めて優勢。自民福田は党支持層を足場に追い上げを図っている。

▽9区 民主笠、自民中山が激しい競り合い。笠は組織を引き締め、支持なし層への浸透に全力。中山は党幹部ら大物が連日応援に入り、スパートをかける。共産堀口と維新椎名はともに苦しい。

▽10区 自民田中が着実にリード。民主城島は共産を除く野党一本化効果が表れていない。

▽11区 自民小泉は万全の態勢で隙がない。共産瀬戸は固定支持層にとどまっている。

2218チバQ:2014/12/10(水) 07:58:05
◆12区 星野優位、阿部が追う

▽12区 優位を保つ自民星野に、民主阿部が党支持層へ浸透を図りつつ追う展開。両者とも、最終盤の追い込みに全力を挙げる。

▽13区 閣僚経験豊かな自民甘利が盤石の構え。維新伊藤、共産高久は一部の支持にとどまっている。

▽14区 自民赤間が党支持層をはじめ、支持を広げて優位を保つ。民主本村は必死に追い掛けるが勢いに乗り切れていない。

▽15区 幅広い支持を集める自民河野が揺るぎない情勢。共産沼上、無所属池田は苦しい。

◆16区 義家、後藤互角の戦い

▽16区 自民義家と民主後藤ががっぷり四つの互角の戦い。与野党の支持を超えた票の奪い合いもあり、最後まで予断を許さない状況。

▽17区 自民牧島が着実に票固めしリード。民主神山も党支持層を核に追いかける。

▽18区 乱立の中、自民山際が抜きんでている。知名度がある次世代中田が続くが、距離をあけられている。

【1区】

明石行夫 55 共新  

松本純 64 自前<5>《比》 公

篠原豪 39 維新 《比》

【2区】

三輪智恵美 60 共新  

菅義偉 66 自前<6>《比》 公

岡本幸三 54 生新  

【3区】

勝又恒一郎 52 民元<1>《比》

横田光弘 57 次新 《比》

木佐木忠晶 30 共新  

小此木八郎 49 自前<6>《比》 公

【4区】

山本朋広 39 自<前><2>《比》 公

浅尾慶一郎 50 無前<2> 

荻原隆宏 44 無新  

加藤勝広 70 共新  

【5区】

坂井学 49 自前<2>《比》 公

水戸将史 52 維新 《比》

後藤田弥生 48 無新  

河野敏久 58 次新 《比》

横山征吾 43 共新  

【6区】

青柳陽一郎 45 維<前><1>《比》

三村和也 39 民元<1>《比》

上田勇 56 公前<6>  自

北谷真利 53 共新  

【7区】

鈴木馨祐 37 自前<2>《比》 公

豊田有希 39 維新 《比》

大山奈々子 51 共新  

松田学 57 次<前><1>《比》

中谷一馬 31 民新 《比》

【8区】

江田憲司 58 維前<4> 

若林靖久 29 共新  

福田峰之 50 自<前><2>《比》 公

【9区】

中山展宏 46 自<前><1>《比》 公

堀口望 38 共新  

笠浩史 49 民前<4>《比》

椎名毅 39 維<前><1>《比》

【10区】

城島光力 67 民元<4>《比》

中野智裕 56 共新  

田中和徳 65 自前<6>《比》 公

【11区】

瀬戸和弘 62 共新  

小泉進次郎 33 自前<2> 

【12区】

甘粕和彦 31 次新 《比》

星野剛士 51 自前<1>《比》 公

味村耕太郎 25 共新  

阿部知子 66 民<前><5>《比》

【13区】

甘利明 65 自前<10>《比》 公

高久良美 60 共新  

伊藤優太 29 維新 《比》

【14区】

赤間二郎 46 自前<2>《比》 公

中本太衛 49 次元<1>《比》

中野渡旬 66 共新  

本村賢太郎 44 民元<1>《比》

【15区】

池田東一郎 53 無新  

河野太郎 51 自前<6>《比》 公

沼上徳光 28 共新  

【16区】

後藤祐一 45 民<前><2>《比》

池田博英 52 共新  

義家弘介 43 自前<1>《比》 公

【17区】

牧島かれん 38 自前<1>《比》 公

吉田福治 59 共新  

神山洋介 39 民元<1>《比》

【18区】

北村造 31 維新 《比》

樋高剛 49 生元<3>《比》

塩田儀夫 64 共新  

山際大志郎 46 自前<3>《比》 公

中田宏 50 次<前><4>《比》

2219名無しさん:2014/12/10(水) 08:35:13
道内、自民が優位保つ 全道世論調査 民主、3選挙区で接戦(12/10 06:30)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579246.html
 北海道新聞社は14日投開票の衆院選に向け、共同通信社と合同で7、8の両日に全道世論調査を行い、取材による分析も加味して終盤情勢を探った。
 
 自民党は道内12小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)で計2桁の議席を獲得する勢いを保つ。

 2012年の前回衆院選で小選挙区全敗の民主党は、3選挙区で接戦を繰り広げるが、支持の広がらない選挙区もあり、比例代表を含めて伸び悩んでいる。

 ただ投票先を決めていない人が各小選挙区で3〜5割おり、流動的な要素も残っている。

 自民党が優位に立っているのは2区(札幌市北、東区)、5区(札幌市厚別区、石狩管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、オホーツク管内)。

 3区(札幌市白石、豊平、清田区)は自民党前職が民主党前職との競り合いから一歩リード。

 4区(札幌市手稲区、後志管内)は先行する自民党前職を民主党元職が、7区(釧路、根室管内)は同じく自民党前職を民主党前職が追い上げる。

 9区(胆振、日高管内)は自民党前職を民主党元職が猛追。10区(空知、留萌管内)も公明党前職に対し、民主党新人が序盤の差を徐々に縮めている。

 1区(札幌市中央、南、西区)は自民党前職と民主党前職が競り合う。6区(上川管内)も自民党前職が民主党元職と接戦を続ける。8区(渡島、檜山管内)は民主党元職と自民党前職が横一線の争いを展開している。

 比例代表は、自民党が12年衆院選に続き3議席を確保する勢いだ。民主党も同様に2議席を取る見通し。公明党、維新の党は各1議席の確保が視野に入っている。共産党は00年衆院選以来となる1議席獲得の可能性がある。

   ◇

 調査の方法 北海道新聞社が北海道新聞情報サービスに委託し、7、8の両日、道内に住む20歳以上の男女を対象に、共同通信社と合同で実施した。

 コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD法で、実際に道内の有権者がいる世帯にかかったのは6511件、このうち4942人から回答を得た。

2220名無しさん:2014/12/10(水) 09:18:06
<衆院選>静岡県内 6区激戦、3区自民優勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000001-at_s-l22
 静岡新聞社が共同通信社の電話世論調査に9日までの取材を加えた県内8小選挙区の終盤情勢分析では、6区で自民、民主両党が激しく競り合っている。
 自民党が優位を保っているのは1、2、3、4、7、8区の計6選挙区。民主党は5区でリードしている。
 ただ、電話世論調査に対し投票先を「決めていない」と答えた人は38・6%に上ることから、さらに情勢が変わる可能性がある。
 6区は勝俣孝明氏(38)=自民前=が、堅調とみられていた渡辺周氏(53)=民主前=の地盤を切り崩している。
 自民党は6区を県内最重点区に位置付け、安倍晋三首相(総裁)をはじめ有力閣僚や党幹部を続々と投入、勝俣氏の支持拡大を図る。
 一方、これまで6回連続で小選挙区を制してきた渡辺氏は長年にわたり培った支援者固めに奔走し、築き上げた牙城を死守する構えだ。
 民主、維新両党による候補者調整が成立した3区は宮沢博行氏(39)=自民前=が自民、公明両党の支持層を固めてリード。
 小山展弘氏(38)=民主元=は民主党支持層を固めた上で維新の党支持層の半数を取り込み、追い上げを見せる。
 4区は望月義夫氏(67)=自民前=が自民党支持層を中心に手堅くまとめている。
 民・維の候補者一本化に至らなかった1区、8区はそれぞれ上川陽子氏(61)=自民前=、塩谷立氏(64)=自民前=が優勢。
 2区は井林辰憲氏(38)=自民前=が優位に立つ。5区は細野豪志氏(43)=民主前=が安定した戦い。7区は城内実氏(49)=自民前=が独走している。

2221名無しさん:2014/12/10(水) 12:07:13
【とちぎ衆院選】 3区・簗氏リード、追う渡辺氏 2区・西川氏と福田氏が接戦 終盤情勢世論調査
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141210/1804038
 下野新聞社は9日、共同通信社が7〜8日に実施した第47回衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味して、接戦が予想される栃木2、3区の終盤情勢を探った。

 3区は自民党前職簗和生氏(35)がリードし、7期目を目指す無所属前職渡辺喜美氏(62)が追う展開。

 2区は農相の自民前職西川公也氏(71)と民主前職福田昭夫氏(66)が競り合っている。両選挙区とも3割を超える有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。(衆院選取材班)

 ■3区

 2回目の当選を目指す簗氏は2年間の地道な活動で「地元密着」を強調。選挙区内の主立った首長や県議、業界団体の支援も得て選挙戦を進めている。

 自民支持層の6割強を固め、選挙協力相手の公明党支持層の4割強の支持を得ている。また、旧みんなの党の支持層も含まれるとみられる維新の党支持層からも4割強の支持を受ける。

 父・渡辺美智雄氏の強固な地盤を引き継いだ渡辺氏。ことし4月に8億円の借り入れ問題が発覚し、みんなの党代表を辞任。

 同党は路線対立などから衆院選公示直前に解党するなど、逆風の中で選挙戦に入った。

 渡辺氏は維新支持層から4割強の支持を集めた。自民支持層から2割強が流れているほか、公明支持層も3割弱が支持する。

 民主支持層は3割強が簗氏、4割弱が渡辺氏で、無党派層はそれぞれ2割強、3割弱となっている。

 共産党新人秋山幸子氏(63)は苦しい戦い。

 ■2区

 県内最大の激戦地で、自民、民主両党とも重点区に位置づけ、終盤に向け力を入れる。

 前回、選挙区で返り咲いた西川氏は組織戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、公明支持層の5割弱が支持する。

 福田氏は旧今市市長、知事時代から築く日光市の強固な地盤が強み。民主支持層の9割を固め、維新支持層からも7割の支持を集めた。

 公明支持層も4割強が支持し、自民支持層から1割が流れている。

 両氏とも無党派層から2割強の支持を受け、いずれも大票田の鹿沼、日光両市の支持拡大と票の掘り起こしに全力を挙げる。

 共産新人阿部秀実氏(55)は苦戦している。

2222名無しさん:2014/12/10(水) 14:41:24
衆院沖縄選挙区 1区赤嶺、国場氏並走 4区も競る
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-235619-storytopic-3.html
 14日投開票の衆院選を前に、琉球新報社はこれまでの取材に、共同通信が7、8日に行った世論調査結果を加味し、沖縄全4選挙区の終盤情勢を探った。
 沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏と自民前職の国場幸之助氏が横一線で、維新元職の下地幹郎氏が追う展開。
 2区は社民前職の照屋寛徳氏がリードし、自民前職の宮崎政久氏が追う。3区は生活前職の玉城デニー氏が先行し、自民前職の比嘉奈津美氏が追っている。
 4区は自民前職の西銘恒三郎氏と無所属新人の仲里利信氏が激しく競り合っている。
 全体で3割強の有権者がまだ投票先を決めていない。残り4日間の票の掘り起こしが当落を左右するとみられ、情勢は流動的要素を残す。
 1区は赤嶺氏が基盤となる共産支持層の9割、社民、生活支持者の6割強を押さえ無党派層にも食い込む。国場氏は自民支持者の6割、公明支持者の8割を固めた。下地氏は維新や次世代支持者の支持を得るが広がりに弱さがある。
 2区は照屋氏が社民や共産支持者らの革新票を手堅くまとめ、無党派層にも広く浸透する。宮崎氏は20歳代の若者層の支持を集めるが、広がりに欠ける。
 3区は玉城氏が30歳代以外の全世代で優位となり、無党派層にも強みを発揮する。比嘉氏は自民、公明支持層の7割強を押さえるが、無党派への浸透が課題。
 4区は西銘氏が自民、公明の約8割をまとめて地盤を固めつつある。仲里氏は社民や生活、共産などをまとめたほか、無党派層にも浸透しつつある。

2223名無しさん:2014/12/10(水) 15:00:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk27010273000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 13区 ライバル対立深め /大阪

 3候補が立った13区。このうち次世代前職の西野弘一氏と、自民新人、宗清皇一氏は「因縁のライバル関係」と、地元市議に称される。

 「情勢は厳しいが絶対に負けられない」。西野氏は7日夜、東大阪市立楠根小で開いた演説会で約300人の聴衆に涙声で頭を下げた。

 党最高顧問の石原慎太郎氏が応援演説に立ち、衆院議員を5期務めた元副経産相の父陽(あきら)氏や弟で府議の修平氏(大阪維新の会)も支持を訴えた。

 約200メートル離れた市立楠根中では30分遅れて、宗清氏の演説会が始まり、約300人が耳を傾けた。

 宗清氏は財務相や官房長官など衆院議員を11期務めた塩川正十郎氏の元秘書。塩川氏が選挙で愛用した黄色を陣営カラーとし、「塩川氏の後継」を印象付ける作戦だ。

 「2人のコウイチ戦争」(関係者)が始まったのは、06年8月の府議補選。その後、2回の府議選でもぶつかり、3回とも得票数で西野氏が上回った。

 対決の原因は前回の衆院選にもある。自民党だった西野陽氏は公示直前に引退を表明し、地盤を引き継いで日本維新の会から出馬した長男の西野氏が当選。

 西野氏を応援した陽氏は選挙後に自民党の除名処分を受けた。宗清氏は演説などで「政党を変えることは支持者にうそをつく行為だ」と批判を繰り返す。

 維新が掲げてきた「大阪都構想」の是非を巡る対決もある。東大阪は直接の枠組みに入っていないが、西野氏が「推進」、宗清氏は「反対」の主張を続ける。

 西野氏は今回、「大阪維新の会」の推薦を受け、幹事長の松井一郎知事も応援に駆け付けた。

 一方、宗清氏の陣営幹部は「都構想が目指す二重行政の無駄は、議会で話し合えばいくらでも点検する方法はある。『新しい大阪を作る起爆剤』との維新の主張は心もとない」と批判する。

 対立を深める両陣営だが、2日の公示以降の動きは似ていた。平日朝の出勤時間帯は駅立ち、昼は街頭演説よりも会社や団体訪問を優先させ、夜は個人演説会を複数の会場で開く。

 「民意が読めない。相手の動きを警戒しながら支持層固めを意識せざるを得ない」(宗清陣営)。

 だが、西野陣営は9日から、スーパーや団地など人出の多い場所で1日十数回の街頭演説に重点を置く。「維新支持層が多い無党派層へ浸透を図るため、とにかく露出を増やすべきだと判断した」



西野宗清対決の記事を貼るの初めてだなあ>注目区
大阪10区や大阪11区は注目の選挙区としてしょっちゅう出てくるのに

2224名無しさん:2014/12/10(水) 18:06:47
http://www.asahi.com/articles/ASGD84VQJGD8UZPS004.html
自公3分の2超の勢い 衆院選・朝日新聞社中盤情勢調査

 衆院選中盤の情勢について、朝日新聞社は6〜9日に全295小選挙区の有権者約13万人を対象に電話調査を実施し、

 全国の取材網の情報も加え、比例区も含めた情勢を探った。現時点では①公示前に293議席だった自民の勢いは衰えず、

 単独で300議席を上回る勢いで、公明とあわせて定数の3分の2(317議席)を確保しそう②民主は100議席には届かないものの、公示前の62議席から70議席台に増やす公算が大きい

 ③維新は公示前の42議席から30議席を割り込む可能性が高く、次世代も公示前の19議席から1ケタに激減する見通し④共産は公示前の8議席から倍増する勢い――となっている。

2225チバQ:2014/12/10(水) 19:07:54
>>2223
ですね13区の記事は珍しい

2226とはずがたり:2014/12/10(水) 19:43:19
今日電車から西野の選挙カーと宗清の選挙カーみました。
西野の選挙カーには次世代の党と大阪維新の会と云うステッカーが貼ってありました。

2227チバQ:2014/12/10(水) 20:39:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014121000811
自民・小泉氏フル回転=民主・野田氏ら、共産不破氏も−各党応援弁士【14衆院選】


 14日の投開票に向けて終盤戦に入った衆院選で、各党は重点選挙区に人気の高い「応援弁士」を投入、追い込みに懸命だ。自民党は主要閣僚らに加え、小泉進次郎内閣府政務官がフル回転で、10日までに22都道府県を遊説。好調が伝えられる共産党では「理論的支柱」の不破哲三前議長が9年ぶりに街頭に立った。
 政権の看板閣僚の一人である石破茂地方創生担当相はこれまでに14都道府県で自民候補を応援。10日は新潟市内で「安倍内閣の地方創生は『今回失敗したら国がなくなる』という危機感で実現する」と呼び掛けた。
 若手ながら知名度が高い小泉氏も引っ張りだこで、9日は山梨、東京、静岡、神奈川の4都県を転戦。10日はようやく公示後2回目の地元入りを果たした。自民党では、女優出身の三原じゅん子参院議員も全国を飛び回っている。 
 苦戦が伝えられる民主党の中では、安定した戦いを続けている野田佳彦前首相、細野豪志元幹事長や、参院議員の蓮舫氏らが仲間のてこ入れに全力を挙げる。野田氏は10日、愛媛県新居浜市の街頭演説で「安倍晋三首相は衆院定数削減の約束を破った。ばかにしている」と首相批判を展開した。
 維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は西日本を中心に街頭演説をこなす。1996年以来となる小選挙区での議席獲得を目指す共産党は10日、不破氏が京都市内でマイクを握り、「今の自民党はネオナチに乗っ取られている。ウルトラ右翼の議員ばかりだ」と痛烈に非難。激戦を演じている共産候補への支持を訴えた。(2014/12/10-20:18)

2228チバQ:2014/12/10(水) 20:43:04
http://www.asahi.com/articles/ASGD87J17GD8UTIL056.html
自公協力の地に波紋 東京12区に田母神氏、保守票狙う
藤生明2014年12月10日11時52分

 公明が元党代表の前職、太田昭宏氏(69)を擁立する東京12区は、公明との選挙協力で自民が長年、擁立を見送っている。その「空白区」に今回、保守票の取り込みを狙う次世代新顔の田母神俊雄氏(66)が立ち、これまでと異なる様相を見せている。

 「安倍総理は2年頑張った。次世代の党が勢力を伸ばし、自民と連立を組まなければ日本は取り戻せない」

 元航空幕僚長の田母神氏は9日、東京都北区の自衛隊十条駐屯地前で訴えた。矛先は公明に向かう。集団的自衛権行使に慎重な公明を引き合いに、「公明が与党にいては日本の政治は一歩も前進できない。公明をぶっつぶすのが私の選挙スローガンです」。

 2月の東京都知事選で61万票を獲得した田母神氏。ビラに「誇り高き日本を取り戻す」と記し、駅前や街頭に加え、保守層を意識して神社詣でにも重点を置く。陣営を支える30代男性ボランティアは「強い政治家が必要。田母神さんの立候補で保守の選択肢ができた」と話す。

 2003年以降、4回の衆院選で自民は東京12区に候補者を立てず、太田氏を支援してきた。「協力関係は成熟の域に達した」。太田氏の陣営関係者は語る。一方で「いまだに公明の太田と書けない保守層が一定程度いることも事実」と語る。

 田母神氏の批判に、太田陣営は「挑発にのっては相手のおもうつぼ」と冷静に見守る構えだ。反応したのは、自民側だった。

 「父は田母神さんの応援には入りません」。太田陣営には、自民都連会長で東京8区の前職、石原伸晃氏(57)から公示前、連絡が入ったという。伸晃氏の父で比例前職の慎太郎氏(82)は、田母神氏を公認した次世代の最高顧問だ。

 伸晃氏は公示日の2日も太田氏の街頭演説に駆けつけ、声を張り上げた。「石原家は信義を重んじる。太田さんを押し上げようではありませんか」

 東京12区には生活前職の青木愛氏(49)も立つ。09年衆院選で太田氏を破り、前回は敗れたが比例で復活。消費増税反対や福祉の充実を掲げ、自公政権の批判票の取り込みを狙う。8日の街頭演説に山本太郎参院議員らが駆けつけ、民主、社民区議らの応援も受ける。

 共産新顔の池内沙織氏(32)は3度目の立候補で、前回獲得した約4万票の上積みを狙う。「自公の暴走に真正面から対決しているのは共産だけ。共産が伸びてこそ反撃の力になる」と呼びかけている。(藤生明)

2229チバQ:2014/12/10(水) 20:45:29
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/343399/
立候補した娘を応援できない鈴木宗男氏
2014年12月10日 16時00分
 新党大地代表の鈴木宗男氏(66)が、14日の衆院選に北海道7区から民主党公認で立候補した“愛娘”鈴木貴子氏(28)の応援をしたくてもできない状態だ。

 宗男氏は2017年4月までは公民権停止のため、選挙期間中は特定の候補への投票呼びかけはできない。街頭演説を含め、あらゆる選挙運動が不可。北海道選挙区は自民、民主両党とも重点地区と位置づけてスタート。5日には、安倍晋三首相(60)、海江田万里代表(66)とも道内で遊説を行い、激しい選挙戦を繰り広げた。

 ところが、最新の世論調査によると「北海道も自民党の圧勝ムード」と伝えられ、貴子氏は自民党公認の伊東良孝氏(66)に一歩リードを許した格好で後半戦を迎えている。
 宗男氏は「私は黙っていられません!」とは言うものの、公民権停止中では手も足も出ない。その代わり、貴子氏の応援には、宗男氏の盟友として知られる歌手の松山千春(58)が、忙しい秋のコンサートツアーの合間を縫って訪れている。

 宗男氏は「北海道は“アベノミクス”の効果、恩恵は何一つ受けていないです。逆に“アベノリスク”で電気代、油代等資材が高騰し、これから真冬に向かって北海道民は大幅な負担増になっています」と語るが…。

2230チバQ:2014/12/10(水) 20:47:53
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100006-n1.html

2014.12.10 09:05
【衆院選2014】
「みんなの党出身」という壁 東京5区、それでも渡辺氏を慕う 埼玉13区、強いられた連合との協調





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創業者の背中を追うか、民主党の門をたたくか…解党した「みんなの党」出身者の行き先も分かれる(コラージュ)
 衆院選を目前に解党したみんなの党。所属していた議員は散り散りとなった。民主党から“くら替え”出馬した前職や、無所属での戦いを余儀なくされた前職…。それぞれの道を選んだが、直面しているのは、内紛続きで有権者の期待を裏切る結果となった「みんなの党出身」という壁のようだ。

  ■東京5区

 「2年前の今頃、同じように選挙活動中だったあなたに『みんなの党からの出馬はやめておけ』と言ったのを覚えている?」

 寒風が吹きすさぶ5日夜。家路を急ぐサラリーマンらでごった返す東京都世田谷区の東急桜新町駅前で、三谷英弘は185センチの体を小さくしながら、近くに住む男性会社員(66)の意見に耳を傾けていた。

 解党に伴い、今回の衆院選は無所属で東京5区から立候補した。党の足腰の弱さが目につき、厳しい行く末を予見していたという男性の指摘に、三谷は「2年間、頑張りました…」と応じるしかなかった。

 内紛を繰り返した末に解体した政党に向けられた有権者の声は、この夜の風のように冷たかった。

 それでも三谷は「元みんなの党」の肩書だけでなく、8億円借り入れ問題が浮上し党瓦(が)解(かい)のきっかけをつくった党創業者、渡辺喜美との深い関係を隠そうとしない。「政治や政策の考え方はピカいち。『この人と一緒にいたら得だ、損だ』で付き合い方を変えたことはない」と語る。

 東京都目黒区の閑静な住宅街の一角にある選挙事務所の入り口付近には「必勝」と書かれた渡辺の「為(ため)書き」や渡辺が写ったポスターが掲げられている。選挙活動を支えてもらっているのはみんなの党で同じ釜の飯を食った地方議員たちだ。

 11月28日の東急学芸大学駅前。三谷と並んでマイクを握った渡辺は声を張り上げた。「党は消えても三谷は消えず!」。別れ際、渡辺からは「覚悟を持てば道は開ける。国会で会おう」と言葉をかけられた。求心力を失い多くの側近議員が離れていく中、衆院議員で唯一、自らのそばから離れずにいる三谷を何としても当選させたい−。そんな焦りがにじんでいた。

 こうした「喜美色」を際立たせた選挙戦術に対し、他陣営は冷ややかな視線を送る。当選を競う民主党の手塚仁雄陣営からは「民主党を混乱させた元首相、鳩山由紀夫を前面に押し出して選挙に挑むようなものだ。ある意味すごい」との皮肉が漏れる。

 無所属での出馬には、前回救われた比例復活の道はない。

2231チバQ:2014/12/10(水) 20:48:16
  ■埼玉13区

 「前にいたみんなの党はなくなりました。自民党の1強を防ぐことができるのは民主党しかありません」

 東武鉄道春日部駅前(埼玉県春日部市)で7日昼、解党したみんなの党から民主党に入党したばかりの山内康一は懸命に訴えた。応援に駆け付けた民主党代表代行、岡田克也も「みんなの党にいたときから目をつけていた。山内さんの考え方は民主党と近い」と有権者らに理解を求めた。

 陣営は山内が5年間所属したみんなの党の「色」を消すのに必死だ。

 福岡県出身の山内は、平成17年の「郵政選挙」に神奈川9区から自民党公認で出馬し、初当選した元「小泉チルドレン」。21年の衆院選では自民党を離党し、みんなの党の北関東ブロックから立候補し、2期連続で当選している。

 自民、みんな、民主とそれぞれ政策や支持団体が異なる党を渡り歩いてきた。そんな山内に、各種業界の労働組合を抱える連合は、政策面でのチェックを欠かさなかった。

 山内がさいたま市にある連合埼玉を訪れたのは11月25日夜のことだった。

 「他党から移ってきたこともあり、基本的な政策で違いがあると困ります」

 連合埼玉の役員は、神妙な面持ちで向き合う山内にそう伝え、1枚のペーパーを突きつけた。民主党と連合が11月18日に締結した8項目の政策協定書だった。

 連合埼玉は、山内が超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」の発起人だったことを警戒していた。電力総連を抱える連合としては「脱原発」を明言されることに忌避感がある。役員が「原発の主張は民主党の政策の範囲内にしてほしい」と念を押すと、山内は「異論はありません」と答えるしかなかった。連合は27日に推薦を出した。

 埼玉13区はもともと民主党の支持基盤が強い土地柄とは言い難い。地元議員も市議、町議が1人ずついるだけだ。その市議は山内のために支援者に引き合わせているが、自らが持つ2千人を超す名簿までは渡していない。

 「民主党と政策が近いことは分かった。ただ、ここの支部長に残ってくれるかどうかまでは分からないから…」

 これが党から党を渡り歩いた山内の現実だった。

=敬称略

(内藤慎二、楠城泰介)

2232チバQ:2014/12/10(水) 20:49:34
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100043-n1.html
2014.12.10 19:51
【衆院選2014】
知名度アップに必死の次世代 “党の顔”慎太郎氏は「最後のご奉公」と、自民批判も強める





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次世代の党の石原慎太郎最高顧問=東京・新宿(撮影・桐山弘太)
 安倍晋三政権に一定の協力姿勢を示し、「是々非々」路線を掲げる次世代の党が、党の知名度を上げようと必死だ。すでに事実上の引退表明をしている石原慎太郎最高顧問(82)は老骨にむち打って「最後のご奉公」と奔走、平沼赳夫党首や山田宏幹事長らも、朝日新聞の慰安婦誤報問題の追及などに取り組んできた実績を訴え、支持を呼び掛けている。

 石原氏は7日、大阪府東大阪市内で行われた若手候補者の会合に出席した。

 「暴走老人の石原でございます」とおなじみのフレーズで自己紹介し、「次世代のために憲法を変えていこうということで肩を組んでやってきた。孫の時代にシナの属国になっていることは絶対に好まない。国を本当に憂うならばこの人に皆さんの存分な力を賜りたい」と候補者への支援を求めた。

 平成24年、石原氏は国政に復帰するため東京都知事を辞して日本維新の会代表に就任、同年12月の衆院選に臨んだ。国政復帰の理由について周囲に「自主憲法制定を実現するためだ」と強調した。自民党が単独で過半数を獲得するのは困難とみて、同党と足並みをそろえて憲法改正を実現させようと考えたのだ。

 日本維新は、54議席を獲得し躍進したものの、自民党が294議席を獲得し大勝、自公政権を揺さぶるほどの存在にはならなかった。今年6月、日本維新は石原氏のグループと橋下徹大阪市長のグループに分党を正式決定。石原氏らは8月に次世代の党を結成して再出発したが、憲法改正が具体的に動き出す前に衆院解散・総選挙が訪れた。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に実施した合同世論調査によると、次世代の支持率は1%にとどまる。保守層を含めて浸透がまだ足りないのだ。

 石原氏は、昨年2月に脳梗塞を患うなど、健康面の問題があった。「党の顔」として続投を求めた若手らの説得を受けて立候補を決意するも、仲間の当選を後押しするため、比例代表単独で立候補する東京ブロックの登載名簿は自身の当選が困難な9位になった。

 1日のBSフジ番組では「討ち死に覚悟の出陣だ。年齢的にも限界に来ている。『武士道とは死ぬことと見つけたり』だ」と心境を語り、「若い人優先で戦う。苗を植えて、育てたい」と説明した。

 公示後は大阪のほか、愛媛、長野両県を訪れ、候補者への支持を求めてきた。だが、全国を股にかけた移動は石原氏の体力を容赦なく奪う。9日、名古屋市で開催の東海ブロック決起集会に出席する予定だったが、発熱で欠席を余儀なくされた。

2233チバQ:2014/12/10(水) 20:49:56
 次世代は自民党批判も強めている。

 10日、平沼氏は東京都北区で街頭演説し、「日本は保守でなければダメだ。保守を標榜(ひょうぼう)する自民党に宗教政党がくっついているのは異常だ」と述べ、自公連立にクギを刺した。

 山田氏は東京都八王子市で街頭演説に立ち、慰安婦問題に関してこう胸を張った。

 「2月に国会で取り上げ、徐々にベールがはがれ、朝日新聞が謝罪した。自民党も含めて、何十年もどの政党も取り組んでこなかったテーマに風穴を開けた」

 その上で、「是々非々」路線をこう強調した。

 「自民党も民主党もできない改革を進めていく。自民党の暴走を止め、民主党の迷走を止める。(次世代は)日本の国益を主軸に置いた政党だ。次世代の党はタブーに挑戦し、毅然(きぜん)とした日本を打ち立てていく」

(内藤慎二)

2234チバQ:2014/12/10(水) 20:50:27
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100046-n1.html
014.12.10 20:11
【衆院選2014】
「いても立ってもいられなくなった」…共産・不破元議長が9年ぶりに街頭演説 古都で安倍首相と“ニアミス”





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応援演説する日本共産党の不破哲三前議長=10日午後、京都市下京区(甘利慈撮影)
 共産党の不破哲三元議長(84)は10日夜、京都市の四条河原町で衆院選京都1区の同党候補とともに街頭演説を行った。不破氏が選挙遊説で街頭に立ったのは平成17年9月の衆院選以来約9年ぶりで、18年1月の第24回党大会で議長を退任してから初めて。マスコミ各社の情勢調査で同党は公示前勢力の8議席からの「倍増」も伝えられるなか、なおも「党の理論的支柱」として党運営に隠然たる影響力をもつ不破氏が、「躍進」に向け自ら“出陣”した。

 「政治の歴史をみても日本の夜明けは京都からだ」

 「安倍政権の暴走を止めるために京都の民主・革新の力を発揮しよう」

 不破氏は京都市屈指の繁華街に集結した「約5200人」(党広報部発表)の聴衆を前にこう強調し、8年の衆院選以来となる選挙区での同党の議席獲得と比例議席増に向け支持を訴えた。演説は約25分間に及んだ。

 共産党にとって、京都は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で議席(京都3区)を獲得するなど、全国でも“金城湯池”としてきた重要拠点だ。幾多の党幹部も輩出している。昨年の参院選でも18年ぶりに京都選挙区で議席を得た。

 くしくも安倍晋三首相もこの日午後、京都市に入り、京都2〜4区の自民党候補の応援演説を行った。不破氏は首相と“ニアミス”となったが、古都を舞台に、衆院選で共産党が前面に掲げる「自共対決」を演出する形となった。

 共産党は昨年6月の東京都議選で8議席から17議席に倍増させた。続く7月の参院選でも比例で5議席、選挙区で3議席を獲得し、非改選の3議席と合わせて11席となった。

 12年11月の第22回党大会で党のトップに就任して以来、国政選挙で「連戦連敗」を喫してきた志位和夫委員長(60)にとって、参院選は初の「躍進」だった。

 そして今回の衆院選である。マスコミ各社の情勢調査で、他の野党が軒並み伸び悩むなか、共産党だけは比較的好調のようだ。

 同党は小選挙区比例代表並立制が導入された8年の衆院選で26議席獲得し、公示前勢力から11議席増の躍進を果たしたが、その後の5回の衆院選では議席を減らし続けてきた。今回は昨夏の参院選で躍進した余勢をかって、衆院選での連戦連敗を阻止することが党指導部の重要課題だった。

 それが比例での議席増に加え、18年ぶりの選挙区での議席獲得の可能性も出ており、党関係者によると、“負け癖”がついていた志位氏も「躍進への確かな手応え」を感じとっているという。

 かくして9年も選挙遊説をごぶさたしていた「切り札」不破氏の“緊急登板”である。

 不破氏は、議長を退いた後も中央委員と常任幹部会委員にとどまった上、党の社会科学理論の研究機関「社会科学研究所」の所長を務めてきた。

2235チバQ:2014/12/10(水) 20:50:56
 今年1月の第26回党大会前には、同大会で党最高指導部入りの条件となる中央委員を外れ、党運営から名実ともに「引退」する可能性がとりざたされていたが、結局続投となった。

 不破氏続投の背景について、共産党ウオッチャーは「参院選で躍進したとはいえ、なおも志位氏には後ろ盾が必要で、完全には独り立ちできない。不破氏に引導を渡せないのが実情だろう」と分析する。

 不破氏がこの日、9年ぶりに街頭でマイクを握ったのも、久々の衆院選での躍進のチャンスとみた自身が名乗りを上げたという。「いまだに志位氏ら幹部はだれも不破氏に何かを頼んだり、モノを言ったりすることができない」(党関係者)というから、不破氏の強い意志に基づく「決断」にほかならないのである。

 「安倍首相が『この道しかない』というのは独裁政治そのものだ」

 「わが党以外の野党は惨たんたる状況だ。安倍政権の暴走と正面から戦えるのは日本共産党だけだ」

 「(同党が受け取っていない)政党助成金をばっさり切ることが第一番にやるべきことだ」

 この日の街頭演説ではそう訴え、具体的な政策論より自民党と他の野党の攻撃に重点を置いた不破氏。演説後、9年ぶりに街頭に立った理由について「いても、たってもいられなくなった。京都の選挙区で議席を獲得し、風穴を開けたかった」と記者団に語った。

 来年1月26日に85歳の誕生日を迎える高齢のうえ、昭和62年に心筋梗塞(こうそく)の発作を起こし、PTCA(冠動脈形成術)で狭い血管を広げる治療を受けるなど、健康不安を抱える身である。それでも不破氏は街頭に立った。

 やはり街頭演説会場には、いつも夫の健康をおもんばかって寄り添う1歳上の「姉さん女房」上田七加子(なかこ)夫人(85)=不破氏の本名は上田建二郎=の姿もあった。

 とかく“お堅い”イメージが強い共産党は近年、柔軟路線にカジを切り、無党派層の取り込みに躍起となってきた。まさにお堅い現在の党綱領をつくる一方、この路線を主導したのも不破氏だ。

 「声が出ているな、と思った」

 久しぶりに街頭でマイクを握った感想を記者団に求められると、不破氏はそう語って笑みをたたえた。

 四条河原町に集まった有権者の大半は中高年の支持者、党員とみられ、50代の女性党員は「不破さんを一目見たかった。今日のことは一生の思い出になる」と話していた。

 不破氏も演説後、“身内のファン”とみられる高齢者らの「握手攻め」に気軽に応じていた。

 ただ演説会場では、共産党が標的にする若い人の姿はあまり見られなかったのが印象的だった。やはり共産党が狙う無党派層をどれだけ自陣に引き込めるかは読み切れないだろう。

 ともあれ投開票日まで、あと4日と迫った。不破氏は11日には那覇市に飛び、自民党候補との接戦が伝えられる沖縄1区の共産党候補の応援演説を行う。共産党はこのまま勢いを維持して躍進するのか−。(高木桂一)

2236チバQ:2014/12/10(水) 20:56:16
http://blogos.com/article/100958/
記事
キャリコネニュース2014年12月08日 15:00民主党のテレビCM「夢は正社員」は、なぜ働く人たちを当惑させるのか





第47回衆議院選挙が12月2日に公示され、14日の投票日に向けた選挙活動が始まった。巷の予想は与党の圧勝で、「Yahoo!ビッグデータ議席予測」は5日、自民党が300議席を超えるという分析結果を発表している。

対抗する民主党はというと、いまひとつ評価が高まらない。5日から放送が始まった「夢は正社員になること!」というテレビCMへも、ネットでは「それって何か違うんじゃない?」と首を傾げる声があがっている。それはなぜなのか。人材コンサルタントの深大寺翔氏に、ネットユーザーが抱く違和感の原因について分析してもらった。

「夢が小さい」という批判は的外れだとしても
1208cm民主党のテレビCM(女性の味方編)に対する反応は、5日夜からネットで急速に広まっているようです。ビジネスパーソンの利用が多いニュースアプリ「NewsPicks」にも、利用者からこのようなコメントが数多く書き込まれていました。

「全く共感できない。誰か止めなかったの?」
「民主党‥この勘違いっぷりがイラっとくる」
「自民党圧勝へのレールを敷いてどうする」

ただしコメントの内容をよく見ると、イライラは分かるものの違和感の理由まで明確に言い表している人は意外と少ないようです。何となくヘンだけど、なぜなのかが分からない…。そんな人がいるように見受けられます。

的外れと思える批判もあります。ある年配のユーザーは「夢が小さいですね」という書き込みをしていますが、正社員で働くことが当たり前だった昭和の感覚で、「そんなハードルの低いことが夢とは情けない」と思っているように読めます。

しかし現実には、正社員登用を熱望し、努力しても叶わない人がいるのも事実です。その点では民主党のCMの方が現実を踏まえていますし、制作者の意図もそんな現代日本社会の世知辛さ(と女性のけなげさ)に焦点を当てることだったと思われます。

問題は「正社員と非正規の格差」だという指摘
一方で、「雇用が安定し給料も高い正社員」だけをここまで理想化しすぎる描き方は、非正規雇用との「理不尽な格差」を追認している印象を与えかねません。あるユーザーは、違和感の理由をこう指摘しています。

「そこじゃないじゃん! 『正社員と非正規の(待遇の)格差』が問題なんだから、全ての労働者を敵に回しているんじゃない?」

「夢は正社員」というキャッチコピーは、裏返すと「非正規は地獄だよ」とも読めます。しかし政治の本来の役割は、非正規を含むすべての働く人たちが悩む理不尽な格差を解消することであるはずです。大企業に勤務する正社員ユーザーが少なくないNewsPicksで、

「このトーンだと却って派遣さんやパートさんが観たらキレるんじゃないかと思った」

というコメントが83件のlikeを集めて人気となったのも、格差を認識し、これが放置されていることに問題意識を持ちながら働いている人が多かった証拠でしょう。

もちろん、正社員と非正規雇用のバランスを取るためには、努力や成果を公平に評価したうえで、正社員だけを優遇する「既得権益」を手放させる必要も出てきます。

「多様な働き方」を認める世の中が望まれている
この点について、民主党は「正社員だけが勝ち組のような風潮自体を変えていこう」と言えるでしょうか。ネットユーザーも、そこまでは期待していないようです。

「支持母体の連合が正社員優遇の元凶だから、こっちへおいでよ、おいしいから、というメッセージなのかな? 同一賃金同一労働と言って欲しいね」
「正社員になったら(会社によっては)奴隷ですけど?」
「これはむしろ、全ての派遣社員が可哀想だと勝手に決め付けている人々の票を狙ったCMですな」

そもそも期間の定めのない雇用契約と引き換えに、異動や転勤、残業などの生殺与奪を会社に握られる「正社員」を理想とせず、自ら望んで派遣やパートで働く人も大勢います。そういう人を軽視したように見えるCMに対し、

「これでは『我々民主党に、多様性を認める風土はありません』と公言しているようなもの」

と鋭い批判を下す意見もあります。正社員以外の「多様な働き方」が許容され、それぞれの豊かさの中で生きていける世の中が望まれているからこそ、あのCMに大きな疑問が集まったように思えてなりません。

2237チバQ:2014/12/10(水) 21:01:45
http://www.sankei.com/west/news/141210/wst1412100017-n1.html
2014.12.10 11:30

衆院選2014・家庭内野党封印しファーストレディ・アッキー走る 自民重鎮ずらりの山口は家族頼り 民主は来援なき戦い





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総決起集会で有権者に支援を呼びかける昭恵夫人=9日夕、山口県下関市
 
■大物、重鎮支えるのは家族 候補者並みに奮闘

 自民党総裁に副総裁、元官房長官…。衆院選の山口県内の選挙区には、自民公認候補に党の重鎮がずらりを顔をそろえる。安倍晋三首相(60)ら候補者本人は応援遊説に全国を飛び回り、陣営は本人不在の選挙を繰り広げる。首相のお膝元として、勝利は当然で、接戦による勝ち方すら許されないが、ファーストレディー、昭恵夫人(52)をはじめ、家族が候補者のように選挙区を駆け回っている。(大森貴弘)

 
■安倍首相の地元入りは未だゼロ

 「安倍晋三は命懸けでこの国をよくしようとしています。14日には、総理総裁にふさわしい成績で当選させていただき、国会に戻していただきたい」

 9日夕、下関市の市民会館で開かれた安倍首相の総決起大会で、昭恵夫人があいさつに立った。候補者である安倍首相の姿はない。今回の選挙、公示日以降は1日も地元入りしていない。

 とはいえ、平成24年の前回衆院選でも、選挙期間中に地元入りしたのは、福岡県への応援のついでに立ち寄った1回だけ。陣営にとって、候補者不在はいつものことだといえる。

 
■「いつものことながら、心得ている」

 選挙の主役は昭恵夫人だ。今回の衆院選でも2日の公示日以降、ほぼ連日、選挙カーに乗って走り回っている。

 商業施設では車から降り、駐車場で街頭演説もこなす。ふだん、自らのキャッチフレーズにしている「家庭内野党」も封印し、「アベノミクス解散」の大義について訴える。有権者と積極的に握手する姿は、候補者と見まがうほどだ。9日の総決起大会では、声もすっかり枯れていた。

 「総裁として全国の応援に出なければいけない夫の立場を考え、昭恵さんは地元での振る舞い方をよく心得ている。いつものことながら、有権者も理解してくれていますよ。あとは首相のお膝元として、恥ずかしくない投票率と得票数をたたき出すだけです」

 安倍首相の地元秘書はこう語った。

2238チバQ:2014/12/10(水) 21:02:05
■高村氏長男vs高邑氏は

 山口県は明治維新の原動力となり、その後、8人の総理大臣を輩出した。この歴史からか、今でも、自民党の有力政治家が多い。

 1区の高村正彦・党副総裁(72)も選挙期間中、地元入りは公示日と決起大会だけ。投票日までに、あと1回入れるかどうかだ。選挙カーには秘書を務める長男(44)が連日乗り込み、支持を訴えて回る。

 対抗馬は維新の党公認の元職、高邑勉氏(40)だ。自転車で選挙区を遊説し、若さと「身近な候補ぶり」をアピールする。

 だが、迎え撃つ高村陣営幹部は「事務所には前回よりも励ましの電話が多く、手応えを感じていますよ」と、意に介さない。

 
■地元に帰れない理由とは

 3区の河村建夫・元官房長官(72)には、特に今回の衆院選、地元に帰れない理由がある。

 河村氏は前回選挙時点で、党選挙対策委員長を務めていた。この際に、公認に関わった1年生議員の多くが、今回、再選を目指して出馬している。河村氏にとって、わが子同然の“チルドレン”であり、応援に全国を駆け巡っているのだ。

 候補本人の不在をものともせず、選挙戦を優位に進める自民党に対し、民主党は苦しい戦いが続く。

 
■民主候補への応援は皆無…

 3区の民主党公認の元職、三浦昇氏(44)は、3区で3回目の挑戦となる。徐々に名前は浸透してきたといい、投票率の低い20〜30代をターゲットに、無党派層の掘り起こしを狙う。

 奮闘する三浦氏に、民主党本部の支援は皆無だ。公示後、三浦氏の横に知名度のある党幹部が立ったことはない。

 3区だけでない。自民党重鎮が圧倒的な強さを見せる山口県に手を出せないのか、党幹部クラスの山口入りは1人もいないのが現状だ。

 三浦陣営の吉岡英樹・選対副事務局長は「自民が強い山口で頑張っている若い候補をぜひ支援してほしい。みんな山口を素通りして福岡に行ってしまう…。党本部から1人も応援弁士が来ないなんて寂しいですよ」と嘆いた。

2239チバQ:2014/12/10(水) 21:03:46
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141210/plt1412101140004-n1.htm
【激突!!師走決戦】自民、野党大物をターゲットに“重点爆撃” 小沢、枝野、海江田の各氏ら照準 (1/2ページ)
2014.12.10


(1)岩手4区と埼玉5区に投入された自民党大物弁士【拡大】


 安倍晋三首相は9日、生活の党の小沢一郎代表(岩手4区)と、民主党の枝野幸男幹事長(埼玉5区)のおひざ元に乗り込む。野党大物を選挙区で落選させ、衆院選(14日投開票)の勝利を確実にする意気込みだ。選挙は終盤戦に突入し、自民党は特に力を入れる重点区を30程度に絞ったとされる。小沢、枝野両氏以外にも、数多くの野党大物がターゲットにされているようだ。 

 安倍首相は9日午前11時50分から、小沢氏の地元・岩手県北上市のさくら野百貨店北上店前で街頭演説を行う。その後、福島県内で選挙遊説した後、同日午後5時10分から、枝野氏の地元・さいたま市大宮区に乗り込み、JR大宮駅西口そごう前で街頭演説に臨む。ともに野党の大物であり、アベノミクスを厳しく批判している天敵ともいえる存在だ。

 与野党各党は選挙戦中盤を過ぎると、報道各社や党の情勢調査などから、特に力を入れるべき選挙区を「重点区」に位置付ける。対立政党の大物を落選させられそうだったり、あと一歩で公認候補が競り勝てる選挙区で、公表はされていないが、大物弁士が続々と投入されることで分かる。

 自民党は別表(1)のように、小沢氏の岩手4区に、根本匠前復興相や大島理森前副総裁、菅義偉官房長官らを投入してきた。枝野氏の埼玉5区にも、石破茂地方再生担当相や菅長官、谷垣禎一幹事長、小池百合子元防衛相、小泉進次郎復興政務官らを投入している。

 政治評論家の浅川博忠氏は「自民党が、岩手4区と埼玉5区を重点区とした可能性は極めて高い。弁士の顔ぶれを見ても『本気で対立候補を落選させる』という決意に近いものを感じる」といい、こう続ける。

 「小沢氏は、和子夫人との離婚報道で女性票が減った。中央政界での存在感も失われ、男性票も『過去の人だ』と離れてきている。自民党は世論調査の数字を見て『追い込むチャンスだ』と見極めたのだろう。枝野氏は、劣勢が伝えられる海江田万里代表とともに、民主党ツートップを選挙区で撃破することで、衆院選勝利の象徴にするつもりではないか」

 新聞各社は先週半ば、「自民300議席超勢い」(産経新聞)、「自公300超す勢い」(読売新聞)、「自民、300議席超す勢い」(朝日新聞)などと、自民党が圧勝しそうな勢い−と報じた。

 アナウンス効果から、終盤戦で揺り戻しがある可能性もあったが、週明けの報道を見る限り、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が感じられる。

 産経新聞・FNNが8日報じた世論調査は、自民党は小選挙区・比例区ともに優勢で、公示前より議席を伸ばし、単独で300議席を上回る勢い。公明党も堅調で、自公与党で、参院で否決された法案を衆院で再可決できる、3分の2(317議席)を上回る勢い−とした。毎日新聞が同日朝刊で報じた総合調査でも「与党3分の2超す勢い」となっている。

 こうしたなか、浅川氏と夕刊フジが大物弁士の投入実績などから、自民党の「重点区」の可能性が高いと分析したのが別表(2)だ。

 前出した民主党の海江田氏の東京1区や、同党の菅直人元首相の東京18区、維新の党の江田憲司共同代表の神奈川8区、維新の松浪健太国対委員長と、民主党の辻元清美元国交副大臣がいる大阪10区などだ。

 浅川氏は「与党優勢の最大の理由は、民主党をはじめとする野党がダラしないことだ。民主党は候補者擁立の準備ができていなかったうえ、政権時代のマイナスイメージを払拭できていない。自民党を支持しない有権者も、民主党に入れる気持ちにならない。維新は結いの党との合流が力になっていないようだ。江田憲司共同代表のネームバリューでは、東日本での議席増は厳しい。結果的に、自民党は重点区で、何人もの野党大物を落選させるのではないか」と語っている。

2240チバQ:2014/12/10(水) 21:06:56
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_11037.html
<衆院選>宮城6区 6万票古川 攻防激化

 衆院選終盤を迎え、宮城6区で大崎市の古川地域をめぐる攻防が激しさを増している。衆院の小選挙区割りの変更に伴い、4区から編入された。有権者数6万と、6区有権者の実に2割を占める大票田。各候補は票の掘り起こしに躍起になっている。
 前防衛相が、深々と頭を下げて訴えた。
 「ここでは私は新人。古川で、大崎で、どれだけ支援されるか。私の将来が懸かっている」
 7日夜、大崎市民会館であった自民前議員の小野寺五典の個人演説会。支持者ら700人を前に「昭和35年5月5日生まれ。だから、名前に『五』が付いている」と自己紹介から演説を始めた。
 主要閣僚として顔が売れ選挙戦では応援に引っ張りだこだ。東京都より広い自身の選挙区には期間中、7日間しか入れない。古川では7日、10日の2日を費やし、選挙カーを走らせる。
 街頭では「古川を地方創生のモデルにする」と演説。伊藤康志大崎市長の後援会が「将来の総理候補。立派な得票で国政に押し上げよう」とフル回転し、県議や市議が懸命に浸透を図っている。
 民主元議員の鎌田さゆりは「多様な有権者がいる。若い世代に対し党の政策を訴え、浮動票を獲得したい」として、古川に選挙事務所を構えた。
 「アベノミクスで格差が広がった」と、安倍晋三政権を一貫して批判し、非正規雇用の拡大阻止や集団的自衛権の行使容認反対などを主張する。
 公示後は毎朝早くJR古川駅周辺に立ち、通勤客らに支持を訴える。陣営は「古川は革新的な地域。労組組合員や若者をターゲットに票を掘り起こす」と大票田に懸ける。
 古川で「地元の候補者」を前面に出すのは共産新人の内藤隆司。静岡県出身だが、大崎市にある党北部地区委員会での活動歴は20年を超える。農家や商工業者が混在する古川で、消費税率10%への引き上げ阻止や農業再生を訴える。(敬称略)

【宮城6区立候補者】
小野寺五典54☆自(岸)前(5)
鎌田さゆり49☆民 元(2)
内藤隆司56 共 新 


2014年12月10日水曜日
関連ページ:宮城政治・行政衆院選とうほく

2241チバQ:2014/12/10(水) 21:07:21
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141210_14.html
<衆院選>宮城4区 加美の戦い 過去自民苦戦

 衆院宮城4区で、有権者数が全体の1割に満たない加美町での戦いが熱を帯びている。衆院議長を務めた故伊藤宗一郎氏の出身地で強固な保守地盤の土地柄だが、同氏が2001年9月に死去後、自民党候補が得票トップになったことはなく、前回、前々回衆院選は民主党候補が上回った。福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の最終処分場問題を抱え、民意の動向は今回も不透明だ。
 宗一郎氏の長男で5選を目指す自民党前議員の伊藤信太郎氏(61)は、宗一郎氏死去に伴う01年衆院補選以来、5回連続で加美の戦いに屈した。
 補選と03年選は、旧中新田町長を4期を務めた元知事本間俊太郎氏に大差をつけられた。その後は地元出身の民主党元議員と激突。自民が大勝した05年郵政選挙や前回12年ですら及ばなかった。
 同町での劣勢は、塩釜市など沿岸部で補ってきた。宗一郎氏時代からの支援者は「父親は沿岸部で弱く、地元が支えた。逆になったのは皮肉だ」と複雑な表情で話す。
 民主党にとってはげんのいい土地だ。元議員の井戸正枝氏(49)はこれまで3度同町入り。「加美の田園風景を守るため農家の戸別所得補償を復活させる」と農業者を意識した主張を展開する。
 各候補の訴えには、最終処分場問題も絡まる。同町が県内建設候補地の一つに選ばれて以降、町民の反発は強い。伊藤氏は「地元の与党議員がいないと意見を国会で主張できなくなる」と強調。井戸氏は「全て白紙撤回にする」と論を張る。
 同町の有権者数は約2万1000。選挙区全体の8.3%だが、各党、各候補のメンツを懸けた戦いが続く。

【宮城4区立候補者】
小高洋34 共 新 
伊藤信太郎61☆自(大)前(4)
井戸正枝49☆民 元(1)


2014年12月10日水曜日

2242チバQ:2014/12/10(水) 21:08:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141210_51001.html
<衆院選>山形農政連と自民 対立一転蜜月か


自民前議員の第一声を聞く県農政連の高谷会長(手前左から3人目)と農協関係者ら=2日、山形市
 衆院選(14日投開票)の山形の3選挙区で、県農協政治連盟(農政連)が自民党候補の支援に力を入れている。1、2区は前議員を推薦し「単協判断」の3区も大半の農協が新人を応援する。環太平洋連携協定(TPP)をめぐり、昨夏の参院選山形選挙区で自民と対立した農政連。今春に和解し、衆院選では「自民回帰」が進んでいるが、農協改革や農政転換で複雑な思いも抱えている。

<出陣式で激励>
 公示日の2日朝、山形市であった1区の自民前議員の出陣式。農政連の高谷尚市会長が推薦団体の代表として激励した。
 「自民党とは一時ぎくしゃくしたが、今はがっちり握手している。農家の思いは与党に託す。政権につないでほしい」
 前議員は第一声を県農協中央会が入るJAビルの向かい側で上げた。多くの農協幹部が集まる中「党の政策責任者として農業問題にしっかり取り組む」と力を込めた。
 農政連はもともと自民の支持組織だが、山形では昨年7月の参院選で関係が一変した。農政連は山形選挙区で自民候補の推薦要請を断り、当時みどりの風の現職だった舟山康江氏を推薦した。
 農政連幹部が選対に入り、TPP断固反対を掲げる舟山氏を全面支援した。反旗を翻された自民は怒りを爆発させ、安倍晋三首相や閣僚が連日応援に入る総力戦で、全国屈指の大激戦を制した。

<表情は晴れず>
 「雪解け」はことし4月。自民県連と県農協中央会の幹部が話し合い、「参院選のことは全て水に流す」ことで合意し、対立に終止符を打った。
 和解から7カ月半後の衆院選は自民と農政連の「蜜月関係」が戻ったようにも見える。ただ、農協関係者の表情は決して晴れやかとは言い難い。
 「政府の農協改革は内容に極めて問題がある。断じて容認できない」
 公示前日、県農協中央会が山形市で開催した農協改革シンポジウム。政府の検討経過を報告した黒井徳夫副会長の言葉は、やや怒気をはらんだ。
 開会前にあった農政連会議で1、2区の自民候補の推薦を決めたばかりだったが、黒井氏の政府批判は止まらなかった。「いわれなき攻撃でJAグループ解体を図ろうとしている」と指摘した。
 減反廃止を含む農政転換にも不満がくすぶる。川西町の農家佐藤匠さん(62)は「農産物を輸出したい企業のための政策だ。自民はおかしい」と憤った。
 ある農政連幹部は、自民推薦の真意をこう解説する。「政府の暴走を止められるのは与党だけ。今回は大人の対応だ」

<分断狙う野党>
 野党は、農協や農家の「本音」を見透かし、農業票の分断を狙う。
 2区の民主党前議員が4日夜、西川町で開いた個人演説会。熱弁が農業政策に及ぶと、昨夏の参院選を聴衆に思い出させるかのように、舟山氏の名前を繰り返した。
 応援演説した連合山形の大泉敏男会長が核心に迫った。「今回、農政連は一応、自民候補を推薦しているが、内心は違うと理解してほしい」


2014年12月10日水曜日

2243チバQ:2014/12/10(水) 21:10:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk13010131000c.html
2014衆院選:1区 地元張り付く、海江田氏 山田氏に大物応援 /東京
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院選の投開票まであと5日に迫った9日。激戦模様の1区(千代田、港、新宿区)では、民主前職の海江田万里氏(65)が公示後初めて、党代表ながら地元で一日中、街頭演説を続けた。対する自民前職の山田美樹氏(40)には連日のように党幹部が駆け付け、この日も閣僚が応援演説した。民主に逆風が吹いた2012年の前回選は、山田氏が約1100票の小差で初当選し、海江田氏は比例で復活した。今回も与野党決戦の激しい火花を散らしている。

 海江田氏は党代表として全国遊説に飛び回り、陣営幹部は「本人不在の初めての選挙。手応えがつかめない」と不安を漏らしていた。しかし、この日はJR品川駅や四ツ谷駅前で街頭演説を行うなど選挙区内をくまなく行脚。「地元を走っていると『安倍さんに負けちゃだめ』という声を多くいただいた」と海江田氏。品川駅前で演説を聞いていた港区の自営業の女性(71)は、関心のある争点に「集団的自衛権の行使容認」を挙げ、「知らない間に憲法改正までいくようで恐ろしい」と話した。

 一方、山田氏は正午すぎ、港区の麻布十番商店街で「本当に厳しい選挙。相手は有名人で毎日テレビに出てくる」と支持を訴えた。公示前は安倍晋三首相や菅義偉官房長官、公示後も谷垣禎一幹事長、下村博文文部科学相と大物の応援が相次いだ。この日は、塩崎恭久厚生労働相が応援に立ち、「社会保障の財源について何も言わない政党に任せるわけにはいかない」と強調。山田氏を「初めて見た」と言う港区の無職女性(87)は「景気を良くしてくれる政党に投票したい」と話した。

 また、次世代新人の渡辺徹氏(36)は「次世代にツケを回さない政治」を掲げ、インターネットでも頻繁に発信している。共産新人の冨田直樹氏(38)は選挙区内をこまめに回り、「消費増税中止を約束しているのは共産党だけ」などとアピールしている。【戸上文恵】

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 ◇1区(6)=千代田、港、新宿区
渡辺徹 36 会社社長 次新

冨田直樹 38 党1区役員 共新

又吉光雄 70 政治団体代表 諸新

海江田万里 65 党代表 (6)民前

山田美樹 40 [元]経産省職員 (1)自前=[公]

野崎孝信 27 商社員 無新

 (届け出順)

〔都内版〕

2244チバQ:2014/12/10(水) 21:11:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddm005010035000c.html
混戦:2014衆院選/4 群馬1区 保守王国、騒動抱え 公認巡り駆け引き
毎日新聞 2014年12月10日 東京朝刊

幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
幹線道路沿いでも、激しい選挙戦が繰り広げられている=前橋市の国道17号沿いで2014年12月6日午後、木下訓明撮影
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 群馬県建設業協会が入る前橋市の群馬建設会館。衆院選公示日の2日、群馬1区の候補2氏が県内の建設関係者らを集め、別々に決起集会を開く「珍事」があった。

 先に気勢を上げたのは自民前職、佐田玄一郎氏だ。県内の有力ゼネコン・佐田建設の創業者一族で、この日は安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」を掲げ、「厳しい選挙だが、命がけで頑張る」と支援を訴えた。

 続いて次世代の党に離党届を提出した無所属前職、上野宏史氏が集会を開いた。義父は旧建設省出身の元参院議員で、小泉内閣の官房副長官も務めた公成氏だ。上野氏は建設業界への義父の「貢献」を踏まえ、若さもアピールして協力を求めた。「片方は政権与党のベテラン。もう片方は群馬の恩人の娘婿。業界は分裂状態だ」。ゆかりの深い両氏の出馬に、協会幹部は戸惑う。

 佐田氏は公示直前まで、党公認を巡ってゴタゴタを抱え込んでいた。週刊誌の女性問題報道を受け、昨年7月に衆院議院運営委員長を辞任。これを問題視した1区の自民県議らが、衆院解散直前の11月19日、党本部の茂木敏充選対委員長に「公認を差し替えてほしい」と直談判したのだ。

 後継として名前が挙がった一人が、中曽根康弘元首相の孫で、元外相の弘文氏の長男康隆氏(32)だった。

 群馬は、福田康夫元首相まで戦後最多の4人の首相を輩出した「自民王国」だ。ただ、全員が高崎を中心とする中選挙区時代の旧3区(現在の4区、5区)で、1区からはゼロ。県議らも「高崎コンプレックス」と宰相ブランドへのあこがれを認める。康隆氏も「郷土の発展に力を尽くしたい」と意欲を示し、外資系金融機関を辞めて政治活動を本格化させた。

 だが、この動きに誰より反発して割って入ったのが、衆院転出のうわさが絶えない自民党の山本一太参院議員(56)だ。山本氏は、佐田氏の辞任後に康隆氏が政治活動を始めたとブログで批判。康隆氏が「会社に辞表を出したのは(辞任前の昨年)5月だ」とブログで反論する騒動になった。

 結局、県連の意見はまとまらず、佐田氏と同じ額賀派出身の茂木氏は「佐田氏に代わる推薦がない」と11月25日に佐田氏の公認を発表。県連は渋々従ったが、関係者は「余波は次の衆院選まで続くだろう」とみる。

 一方、自民の混乱を見越した上野氏は、かつて佐田氏と「コスタリカ」の関係だった尾身幸次元財務相に支援を要請。前橋市を地盤とする佐田氏に対し、尾身氏は沼田市など県北部が地盤で、尾身氏が上野氏に協力すれば1区の自民票が分裂しかねない。慌てた党本部は同28日、尾身氏を引き留める狙いで長女朝子氏(53)を比例代表で追加公認した。

 その結果、「比例も自民」と訴える佐田陣営は公明党との協力が成り立たなくなった。すきを突くように上野氏は公明県本部に接近。比例票とのバーターで支援取り付けを図る。同本部は県内5小選挙区で唯一、佐田氏の推薦を見送っており、保守王国の戦いの構図は複雑さを増している。

 民主元職の宮崎岳志氏、共産新人の店橋世津子氏も勝機を見いだそうと、アベノミクスの負の側面を訴え、議席獲得を狙う。【木下訓明、吉田勝】=つづく

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 ◇群馬1区=前橋市、沼田市など
佐田玄一郎 61(8)自前

上野宏史 43(1)無前

宮崎岳志 44(1)民元

店橋世津子 53 共新

2245チバQ:2014/12/10(水) 21:13:27
自民が居るのに自民以外を推薦したのは あと茨城7区だけかな?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk10010320000c.html
衆院選:1区 公明が上野氏支援 県本部が全面協力 /群馬
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院選の1区で、公明党県本部が無所属前職の上野宏史氏を支援することが分かった。9日夜に前橋市内であった上野氏の集会で、公明党の水野俊雄県議が「もう一度国政で仕事をしてもらいたい。公明党も現在、全力で組織内を固めている。ともに勝利を勝ち取ろう」とあいさつ。上野氏は「比例は公明へ」と呼びかけた。

 公明党は2〜5区で連立を組む自民前職を推薦する一方、1区は自主投票としている。上野氏の選対幹部によると、9日午前に公明党の福重隆浩県本部代表が事務所を訪れ、全面的な選挙協力を申し出たという。

 毎日新聞社が5〜7日、全国で実施した特別世論調査の中盤情勢の結果では、公明支持層の2割が自民前職の佐田玄一郎氏、約3割が上野氏を支持すると答えた一方、約5割が無回答だった。1区には民主元職の宮崎岳志氏と共産新人の店橋世津子氏も立候補している。【田ノ上達也、吉田勝、角田直哉】

2246チバQ:2014/12/10(水) 21:17:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk38010606000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/上 愛媛1区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 ◇尾引く松山市長選
 「きついわ」。週明けの8日午前、衆院選愛媛1区の自民前職、塩崎恭久氏(64)の陣営幹部が顔をしかめた。公示後の初週末の6、7日、塩崎氏が厚労相としての公務や埼玉などの候補の応援に行き、地元に入れなかったからだ。「きょうは戻れたが明日(9日)はまた応援」と幹部。閣僚経験もプラスだけではない。

 先月16日投開票の松山市長選も影を落とす。塩崎氏が支援した新人が、現職の野志克仁氏に大敗。この戦いで、市内が地盤の自民県議3人が野志氏を推し塩崎氏と敵対した。「総選挙は総選挙」と影響を否定した塩崎氏だが、対立した県議は「個人的な感情は抑えて塩崎氏を支援する」。強固な組織を誇る陣営だが、亀裂修復には気をもんでいる。

 対する民主元職の永江孝子氏(54)としては市長選で民主県連などが推薦した野志氏の圧勝の勢いを生かしたいところ。ただそこには難しさも横たわる。

 「願いが実現されますよう、心からお祈り申し上げます」。2日、伊予鉄道松山市駅前の出陣式で野志氏の祝電が読み上げられた。野志氏自身は欠席だったのだ。野志、永江両氏はともに元南海放送アナウンサーで長年共演した仲だが、野志氏は「(市長選で)自民県議3人にも支援をいただいた」と静観を保っている。

 永江氏の知名度は健在。2012年の前回選に比べ党への逆風も和らいだ。好材料の一方で、陣営は市長選の勢いが直結しないもどかしさも抱える。

 共産新人の田中克彦氏(47)は、松山市長選の後、直ちに衆院選に転じた。市長選で落選はしたものの、名前と顔の浸透をそのまま足場にできる利点があり、「安倍政権に厳しい審判を下す。原発ゼロや消費増税中止を」と力を込める。

 党県委員会の林紀子委員長は「時代はまさに自共対決。2年前と違い安倍政権への怒りと不安も広がっている」と状況の変化に手応えを語る。4日は、知名度ある同党の吉良佳子参院議員が応援に駆けつけた。11日は志位和夫委員長も来県し攻勢をかける構えだ。【伝田賢史、中村敦茂】

   ◇  ◇

 県内の注目選挙区の現場を報告する。

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 ◇愛媛1区
永江孝子 54 (1)民元

塩崎恭久 64 (6)自前=[公]

田中克彦 47 共新

2247チバQ:2014/12/10(水) 21:18:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk38010571000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2014 焦点区ルポ/下 愛媛3区 /愛媛
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 ◇宙に浮いた3万票
 「愛媛3区は(自民にとって)県内で一番苦しい選挙区だ」。4日、四国中央市内で開かれた自民前職、白石徹氏(58)の個人演説会。陣営幹部が、口角泡を飛ばして訴えた。3区は西条市を中心に工業地帯が広がり、民主などの支持母体である労働組合の力も強い。「厳しい戦いを強いられている」と続けた。

 各紙の世論調査などで自民大勝が予想されているにもかかわらず、陣営が気を引き締めるのは、「維新票」という不確定要素があるからだ。2012年の前回選で約3万票を集めた旧日本維新の会の新人が今回、維新の党、民主による「すみ分け」で公示直前に4区へ。有権者の1割以上に当たる約3万票が宙に浮く形となった。

 白石徹氏の前回得票は約7万1000票。次点の白石洋一氏の約4万2700票に大差をつけた。だが陣営幹部は「維新票は自民にはなかなか回ってこない。民主、維新の票が一つになれば、自民の得票を超えてしまう」。3区は1996年の小選挙区制以降唯一敗北(09年)した県内選挙区だけに、警戒心は強い。

 前回選で涙をのんだ民主元職、白石洋一氏(51)。2日、西条市内であった出陣式に、社民県議が姿を見せた。09年衆院選に社民公認で出馬した女性を、10年参院選で民主が引き抜いて擁立して以降、微妙な関係だっただけに、陣営は「勝つための要因が一つ増えた」と歓迎する。県内の社民は国政からは遠ざかっているが、3区内の労組に小さくない影響力を保持する。

 維新票は、ここでも関心の的だ。陣営関係者は「すみ分けの結果、勝算が高まった」。一方で、別の関係者からは「民主と維新は安全保障などの政策に大きな隔たりがある。どれだけの票が回ってくるのか」との声も。維新票に期待しつつも、その効果を計りかねている。

 共産は3区で元西条市議の新人の一色一正氏(64)を擁立。一色氏は「国内の第1党は無党派。訴えが無党派に届くかどうかが勝負だ」と選挙区内を駆け回っている。

 自民との対決姿勢を前面に出し、政権への批判票を取り込むことにも注力。6日には四国中央市内で個人演説会を開き、「大企業や個人投資家は利益を得たが、庶民は円安による物価上昇に苦しんでいる。今回の解散はアベノミクスを審判する選挙だ」と力を込めた。【高谷均】

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 ◇愛媛3区
一色一正 64 共新

白石徹 58 (1)自前=[公]

白石洋一 51 (1)民元

2248チバQ:2014/12/10(水) 21:21:43
産経
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100020-n1.html

2014.12.10 09:00
【選挙区終盤情勢】
北海道 民主逆風、元閣僚も劣勢





(1/2ページ)
 前回、全12選挙区で“全敗”し、辛うじて比例代表の復活で2議席を確保した民主は、再び厳しい選挙戦を強いられている。1区は優勢だが、6、8、9区は横一線で、各候補は組織票が見込める連合北海道への浸透を強化するとともに、無党派層の取り込みに全力を挙げている。

 1区の民主横路は前回、選挙区で初めて苦杯をなめ復活当選したが、高い知名度を生かし自民船橋をリードしている。

 民主の閣僚経験者である3区荒井と4区鉢呂は厳しい戦い。荒井は自民高木にリードを許しており、維新との分裂選挙となったのが響いた。鉢呂も自民中村を追う展開となっている。6区は民主佐々木が自民今津を一歩リード。佐々木は労組の支持固め、今津は大票田の旭川での浸透を狙う。

 7区は民主と政治団体「新党大地」の共闘を象徴する選挙区だが、大地代表代理でもある民主鈴木は労組票の取り込みが不十分で、自民伊東に差を開けられる展開。

 8区は民主逢坂が自民前田を頭一つ先行。9区の自民堀井と民主山岡も接戦となっている。

 10区は公明稲津が安定。若さを強調する民主神谷は苦しい。5区の自民町村は実績、知名度で安定した戦いをしているほか、自民は11、12区で優勢だ。

2249チバQ:2014/12/10(水) 21:22:14
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100021-n1.html
2014.12.10 09:30
【選挙区終盤情勢】
東北 「反小沢」藤原氏が追い上げ





(1/5ページ)
 ≪青森≫

 4選挙区とも自民が強固な組織力を生かして大きくリードし、議席を維持する勢いとなっている。

 1区は自民津島が公示後、ミニ集会や支持者回りを積極的にこなし、支持基盤を確実に固めて優位に立つ。維新升田は県連レベルで選挙協力が実現した民主、社民支持層の取り込みがカギ。2区は自民江渡が公務で不在がちだが、かえって陣営が引き締まり、維新中野渡を引き離す。

 3区は自民大島が企業、団体回りやこまめな国政報告会を精力的にこなし盤石な態勢。若年層への食い込みを狙う民主田名部を引き離す。4区は自民木村が支援組織を有効活用し、民主山内を圧倒している。

≪岩手≫

 野党は、自民候補に対抗するため、民主と生活による選挙協力を全選挙区で実現し、1区と3区では民主、2区と4区では生活にそれぞれ候補を一本化した。

 4区の生活小沢はこれまで、盤石な支持基盤に支えられ、優位な選挙戦を展開してきた。しかし、今回は「反小沢」を掲げる非自民県議団の全面支援を受ける自民藤原が激しい追い上げをみせており、接戦の様相となっている。このため、6日から選挙区に入り、街頭活動などを積極的に展開し、票の上積みに全力を挙げている。

 1区と3区は選挙協力が功を奏し、民主階と黄川田がそれぞれ優勢。2区は自民鈴木が実父の元首相善幸以来の強固な地盤を受け継ぎ、優位な戦い。

 ≪宮城≫

 民主と維新が選挙協力により、野党候補の乱立を避けたが、7選を目指し安定した戦いをしている民主安住の5区を除き、自民候補にリードを許している。

 5人が争う2区では、前回選挙で1区から出馬し比例代表で復活当選した維新林が、民主の要請を受け入れ国替え出馬。民主の県連推薦を得て、連合宮城など組織票への浸透を図っている。ただ、反自民票が分裂しており厳しい戦い。

 1区は自民土井が優勢で、民主郡は無党派層への支持拡大に躍起。3区は、自民西村が民主橋本を大きくリード。4区も自民伊藤が圧倒。兵庫1区から国替えした民主井戸は知名度不足が響いている。6区の自民小野寺は盤石。民主鎌田は内陸部での得票を狙う。

2250チバQ:2014/12/10(水) 21:22:42
 ≪秋田≫

 1区は、前回敗れた民主寺田が自民冨樫を懸命に追い上げている。寺田の実父は前知事の維新参院議員典城(すけしろ)である上、自身も3期連続で当選した元職で知名度が高い。ただ、社民伊藤が出馬し、「非自民」票が分散している。冨樫、寺田ともに無党派層への浸透を図る。

 2区は自民金田が幅広い支持を得て優位に立つ。元アナウンサーの民主緑川は一定の知名度はあるが、十分浸透していない。

 3区は自民御法川と維新村岡の一騎打ちの構図。御法川が支持層を手堅くまとめて優位に立つ。民主は野党間の選挙協力で候補擁立を見送った。村岡は民主支持層からどこまで支持を得られるかがカギとなる。
≪山形≫

 3区は、自民加藤と保守系無所属の阿部が激しく競り合っている。阿部は前回、加藤の実父で元自民幹事長紘一を破っており、加藤にとっては雪辱戦。酒田市の阿部、鶴岡市の加藤といった、地域的な対決構図もある。終盤になって加藤に勢いが出てきたとはいえ、最上地方での得票がカギとなりそうだ。

 1区は自民遠藤が優勢となっており、陣営は楽観ムードを警戒。民主は元農水相鹿野道彦の後継として原田を擁立したものの、知名度不足が響いている。

 2区は自民鈴木を民主近藤が追う展開。前回は鈴木が勝利し、近藤は比例代表で復活当選した。近藤は選挙区当選を前面に押し出して、接戦となっている。


 ≪福島≫

 安定した地盤の民主玄葉の3区を除き、全選挙区で自民候補が優勢。ただ1、4、5区では終盤に入り、野党候補が追い上げている。

 1区は、自民亀岡を元参院議員の民主金子が猛追。前回、未来公認で出馬した元衆院議員石原洋三郎が出馬を見送り、金子支持を打ち出したことで、「非自民」票をどこまで取りまとめられるかがカギ。

 4区は、前回、比例代表で復活した維新小熊が再選を目指す自民菅家を追う展開。野党間の選挙協力で民主は候補擁立を見送り、民主顧問で元衆院副議長渡部恒三が支援している。

 2区は自民根本が前復興相の実績をアピールして優勢。5区は公示前日に公認が決まった自民吉野が先行、前回比例復活の民主吉田は支援組織のてこ入れに躍起となっている。

2251チバQ:2014/12/10(水) 21:23:08
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100023-n1.html
2014.12.10 10:30
【選挙区終盤情勢】
北関東 喜美氏苦戦、小渕氏は圧倒





(1/4ページ)
 ≪茨城≫

 前回、選挙区に擁立した7人全員が当選した自民は、今回も7選挙区のうち5選挙区で優位に立つ。突然の解散で準備が遅れた民主は、4選挙区にしか候補者を立てられず、苦戦を強いられている。

 自民は前回、選挙区で当選した1区田所、2区額賀、3区葉梨、4区梶山、6区丹羽の5人が、自民支持層に加え公明支持層も取り込み、民主や維新、共産の候補相手に優位に戦いを進める。

 民主は前回、選挙区で唯一勝利した5区大畠が、労組票をまとめて自民石川をわずかにリード。前回は大畠に約9千票差に迫り、比例復活した石川は激しく追い上げており、予断を許さない情勢だ。

 維新は3区に唯一、石井を擁立したが、厳しい戦い。13選を目指す7区の無所属中村は公明の推薦もあって先行。選挙区での初勝利を狙う自民永岡が追う。

 ≪栃木≫

 1、4、5区で自民が優位に立ち、競り合う2、3区も自民が先行。自民は選挙区独占の可能性がある。

 3区は、地元で地道に活動してきた自民簗を那須塩原市を除く選挙区内の市町長が支援し、組織に勢いがある。8億円借り入れ問題が響く無所属渡辺は強固な地盤を古巣・自民に切り崩され、多くの若手地方議員が離れた。みんなの党代表として全国を回った前回と違い、地元に張り付いてミニ集会を連日開いている。2区は、現職閣僚の自民西川が組織戦を展開し、やや優勢。民主福田も元知事の知名度を生かし、地盤の日光市を固め追い上げる。

 1区は、自民船田が安定。民主柏倉は公示直前に党と選挙区を移り、街頭演説1日50カ所、握手300人をノルマに無党派層への浸透に躍起だ。4区は自民佐藤が民主藤岡らを引き離す。5区は、自民茂木が圧倒している。

2252チバQ:2014/12/10(水) 21:23:27
 ≪群馬≫

 自民佐田がリードし、無所属上野と民主宮崎が追う展開の1区。佐田は公認問題をめぐり出遅れたが、公示直前に選対組織がまとまった。保守票を幅広く集めるため次世代公認から無所属に転じた上野、民主宮崎は支持を伸ばせていない。

 2区は、自民井野が維新石関を引き離す。石関は古巣・民主の支持層取り込みを図るが、2年前の離党問題が尾を引き、選挙協力が進んでいない。

 3区は、自民笹川が地方議員や各団体の支援を得て大きくリード。民主長谷川は無党派層に照準を絞り票の上積みを図る。

 4区の自民福田は親子3代の後援会組織に圧倒的な保守地盤の強みも加わり盤石。5区は、「政治とカネ」で経済産業相を辞任した自民小渕が独走する。応援で全国を回った前回とは異なり連日選挙区内を遊説し、「再出発」を訴えている。

 ≪埼玉≫

 前回は13選挙区で勝利し、2人が比例復活した自民が10選挙区で他候補を大きく引き離す。苦戦の民主は4選挙区で自民と競り合う。維新、次世代、共産、社民は伸び悩み、厳しい戦い。

 5区の民主枝野はやや優勢。枝野が全国の応援に回る中、自民が党幹部を相次いで投入する牧原が激しく追い上げる。

 自民は2区で前総務相の新藤が圧倒。3区黄川田、8区柴山、9区大塚、10区山口、13区土屋、14区三ツ林、15区田中が他候補を大きく引き離す。1区も村井が民主武正との戦いを優位に進め、12区は野中が次世代森田、民主本多との混戦を抜け出した。

 民主は4区神風、6区大島がそれぞれ自民候補を追う展開。公示直前に復党した7区小宮山は苦戦気味だ。11区では幅広く支持を集める無所属小泉が優勢で、自民今野が追う。

2253チバQ:2014/12/10(水) 21:24:10
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100022-n1.html
2014.12.10 10:00
【選挙区終盤情勢】
南関東 猛追受ける浅尾・江田氏





(1/3ページ)
 ≪千葉≫

 全13選挙区のうち11選挙区で自民が優勢な戦いを展開。民主は前首相野田の4区で大きくリード、田嶋の1区でも自民の門山、次世代の田沼に対して優勢を保つ。一方、全区に候補者を立てた共産や、他の野党はいずれも出遅れている。

 自民は2区の小林、3区の松野、7区の斎藤、8区の桜田、10区の林、11区の森、12区の浜田、13区の白須賀が他党の候補者を圧倒し、独走状態に入っている。5区の薗浦、6区の渡辺、9区の秋本もそれぞれの主張が浸透してきており、リードを保っている。一方、直前に出馬が決まった4区の木村は知名度不足が大きく響いている。

 民主と選挙区調整を行い、2、7、8区に擁立した維新は、いずれも劣勢。8区の太田は伸び悩んでいる。次世代は1、6、9区で前職、元職が支持拡大に奔走するが、広がりを見せていない。

 3、11区に元職を立てた生活や、公示直前に7区に新人を擁立した社民は、ともに厳しい戦いとなっている。

≪神奈川≫

 17選挙区に候補者を擁立した自民が13選挙区で優勢を保つ。特に1、2、5、11、13、14、15、17各区で他候補を大きく引き離す。

 3区は自民小此木が安定した戦いで民主勝又らを寄せ付けない。4区は、みんなの解党で無所属となった浅尾を自民山本が激しく追い上げる。

 全国で唯一の「公明対維新」の構図となった6区は公明上田が盤石。維新青柳らを突き放す。

 7区は自民鈴木が優位に展開。民主中谷は伸び悩んでおり、次世代松田らも無党派層へのアピールに必死だ。

 8区は比例代表との重複を断った維新江田に自民福田が迫る。9区は民主笠が先行も、自民中山が懸命の追い上げをみせる。維新椎名は厳しい。10区は7選を目指す自民田中に、返り咲きを図る民主城島が浸透を図るが、苦戦している。

 12区は自民星野と、公示直前に民主入りした阿部が接戦。16区は自民義家が先行するが、民主後藤が猛追する。18区は自民山際が次世代中田らを引き離しつつある。

 ≪山梨≫

 「0増5減」に伴う定数1減で新地盤が加わった2選挙区とも手探りのまま激しく競り合っている。

 1区は、与野党対決が鮮明化。自民宮川を民主中島が猛追する。宮川は自民、公明両支持層を固めつつあるが、無党派層に浸透しきれていない。解党したみんなから民主入りした中島は連合山梨の支援を受けつつ、維新小沢鋭仁の比例近畿への転出に伴い県内で連携する維新の支持層に浸透を狙う。

 2区は、4回連続の保守分裂戦で、無所属長崎と自民堀内が、ほぼ横一線で並ぶ接戦を展開する。

 前回、長崎に敗れた堀内は組織力を生かした戦い。元通産相の義父光雄から引き継いでいる地盤を固め、自民公認をアピールして長崎との差別化を図る。長崎は2期の実績を強調。民主が候補擁立を見送ったことで宙に浮く民主支持層の取り込みを重視する。

2254チバQ:2014/12/10(水) 21:24:57
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100024-n1.html
2014.12.10 11:30
【選挙区終盤情勢】
東京 自民独走モード、海江田氏ピンチ





(1/2ページ)
 前回、25選挙区中21選挙区を制した自民が今回も21選挙区で、公明も1選挙区でそれぞれ優位に立つ。

 1区は自民が挙党態勢で山田再選へ総力戦を仕掛け、党代表として全国行脚する民主海江田を大きくリードする。野党の選挙協力ができなかった2区も自民辻の独走で、民主中山、前回みんなから比例復活した維新大熊を抑える。

 過去4回の選挙で自民、民主が2勝2敗の3区は、自民石原が民主松原を圧倒。4区も自民平がリードする。

 5区は自民若宮が、1区に移った次世代の候補の票なども取り込み、民主手塚を突き放す。みんなの解党で無所属となった前回比例復活の三谷も苦戦している。

 6区は民主が前回で引退した元議員の後継擁立を見送り、「選挙協力」で維新落合への票の一本化を図るが、自民越智が抑える。

 7区は前回、民主への逆風の中で議席を守った長妻がやや苦戦し、自民松本を追う。8区は自民石原が民主円を寄せ付けず、9区も自民菅原が維新木内らを圧倒する。

 5人中4人が女性候補の10区は、自民小池が、与党批判票を取り合う民主、次世代の候補らを突き放す。11区は自民下村が7選に向け他候補を圧倒。12区は公明太田が自民支持層も取り込み、生活青木、次世代田母神らを寄せ付けず、13区も自民鴨下が独走する。

 14区は「うちわ」問題で法相を辞任した自民松島が組織票を固め、民主木村を圧倒。15区も前回比例復活の自民秋元が維新柿沢に対し優勢で、16区は自民大西、17区は自民平沢がそれぞれ独走状態に入った。

 18区は、自民土屋が元首相の民主菅を引き離す。19区も自民松本が民主末松を圧倒し、前回比例復活の次世代山田は苦戦。20区は自民木原が共産池田、民主竹田を抑え、安定した戦い。

 21区は前回逆風下で当選した民主長島が自民小田原を抑えて唯一、民主優勢の展開。22区は自民伊藤が民主山花を圧倒。23区は自民小倉、24区は自民萩生田、25区は自民井上が民主、共産候補らを突き放す。

http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n1.html
2014.12.10 08:30
【選挙区終盤情勢】
北陸信越 原発再稼働 自・民競る





(1/5ページ)
 ≪新潟≫

 自民、民主が1区から4区で激しく競り合っているが、5、6区は自民が優位に戦いを進めている。

 1区は小まめに組織づくりをしてきた自民石崎と、働く女性問題に取り組み、連合新潟などの支援を受ける民主西村が接戦を展開。2区はいずれも原発再稼働を主張する自民細田と民主鷲尾が競る。

 3区は組織戦を進める自民斎藤と、前回の落選から地道に選挙区を回ってきた民主黒岩がほぼ横一線。4区は自民支持層を7割以上固め野党支持層にも浸透する金子と、民主支持層を8割近くまとめた菊田が争う。両者とも党幹部らが続々支援に入るなど、無党派層の獲得がカギを握りそうだ。

 5区は自民長島、6区は自民高鳥が先行する。

2255チバQ:2014/12/10(水) 21:25:40
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100019-n2.html
 ≪富山≫

 前回、全3選挙区を独占した自民が、今回も安定した戦い。民主は野党間のすみ分けなどを理由に、全選挙区で候補者擁立を見送った。

 1区は、再選を目指す自民田畑が民主支持層にも食い込み盤石。前回、自民を離党し無所属で出馬した維新吉田は無党派層への広がりを欠き厳しい。

 2区は、7選を狙う自民宮腰が厚い保守地盤に支えられて各世代に浸透し、圧倒する。社民東は政権の批判票の取り込みに力を入れるが、支持が伸び悩んでいる。

 3区は、地盤の高岡市を中心に支持を広げる自民橘が公明支持層も着実に固めて大きくリードしている。共産坂本は巻き返しに躍起だ。

 ≪石川≫

 自民が前回に続いて全選挙区独占をうかがう勢い。

 1区は、6選を狙う自民馳が先行。知名度の高さを生かし無党派層へも浸透する。前回落選した東京15区から出身地に国替えした民主田中は、連合の後押しを受けるが全体的に伸び悩んでいる。

 民主が候補者の擁立を断念した2区は、再選を目指す自民佐々木が安定した戦いぶり。佐々木は元首相の森喜朗から受け継いだ後援会組織を基軸に支持固めを図り、幅広く浸透している。

 3区は、自民北村と民主近藤が三たび対決。北村が自民、公明支持層を固め一歩リードしている。近藤は無党派層への支持拡大に奔走するなど追い上げに懸命だ。

 ≪福井≫

 1区は、4選を目指す自民稲田が大きくリードする展開。厚い保守地盤に支えられ、大票田の福井市の後援会組織などを軸に幅広く浸透している。同市以外の農村部でも支持拡大を図る。

 「反自民」を掲げる維新鈴木は福井市内で県議時代の地盤をもとに無党派層の取り込みを図るが、支持は広がっていない。

 2区は、自民高木が厚い支持基盤をもとに安定した戦いを見せている。「0増5減」の区割り変更で選挙区に加わった地域でも食い込んでいる。

 公示直前の出馬表明となった民主辻は、知名度不足が否めない。労組組織が多い越前市を中心に、衆参両院で議員を務めた父一彦を知る高齢者世代にも浸透を図っている。

≪長野≫

 前回選挙で民主が勝利した1、3区で自民が健闘し接戦を展開。連合の推薦決定などでもたつき、民主が出遅れた2、4、5区は自民が独走している。

 1区は連合などの支援を受けてリードする民主篠原を、自民小松が政権継続による景気回復などを訴え猛追、終盤での逆転を狙う。

 2区は自民務台が公明を含めた支持層を固め、民主下条らを引き離している。

 前回は今回と同じ顔ぶれの3人が大接戦を繰り広げた3区は、自民木内と維新井出が横一線の戦いを繰り広げ、民主寺島が追う。

 4区は自民後藤が後援会組織を中心に基盤を固め、民主矢崎らを大きくリード。5区は前回返り咲いた自民宮下が幅広く支持を集め、民主中嶋らを圧倒している。

2256チバQ:2014/12/10(水) 21:26:36
東海以西は明日かな?

2257チバQ:2014/12/10(水) 21:27:16
http://www.47news.jp/47topics/e/260115.php
【衆院選】 自公、3分の2超す勢い 民主伸び悩み、維新不振 共産倍増、衆院選情勢

 共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。
 公明党は堅調を持続し、公示前31議席からの上積みが見込める。次世代の党は大幅減の情勢。生活の党、社民党は低調で、新党改革は議席獲得を見通せていない。
 3分の2を得れば、衆院での憲法改正発議の条件が整う。
 調査を実施した200選挙区で回答したのは約8万1200人。投票先未定は選挙区で43・0%、比例で40・7%となり、14日の投開票までに情勢が変わる可能性もある。
 公示前295議席の自民党は240近い選挙区で優勢を保ち、比例(定数180)でも党として過去最多の77を超える議席が視野に入る。民主党は公示前62議席から増やす展開だが、優位に立つ選挙区は30議席程度。維新の党などとの候補者調整が奏功していない形だ。比例も30議席台で伸びを欠いている。
 維新の党は比例で20議席台、選挙区は1桁にとどまっており、公示前の42議席維持は難しい。公明党は選挙区9人の全員当選と、比例20議席超が有望だ。
 選挙区で2議席を期待できる次世代の党は比例確保の展望が開けず、公示前20議席を割り込む公算が大きい。公示前8議席の共産党は比例で15議席程度が予測される一方、18年ぶりとなる選挙区での勝利は微妙だ。
 生活の党は選挙区で2議席を狙えるが比例は厳しく、公示前5議席を下回りそうだ。公示前2議席の社民党は小選挙区、比例各1議席程度。比例東京ブロックに候補者を立てた新党改革は、苦しい戦いが続いている。
 (共同通信)

2258チバQ:2014/12/10(水) 22:03:27
1602 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:03
共同通信
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gunma/CK2014121002100016.html
小選挙区 終盤戦分析
 14日投開票の衆院選で、県内に5つある小選挙区の終盤情勢を分析した。県内最多の4人が出馬している1区は混戦。2〜5区は県内全ての小選挙区を占めていた自民が、安定した戦いを進めている。 

◆1区野党迫り混戦模様

 ◇1区 過去の女性問題が報じられた自民前職の佐田玄一郎氏(61)だが、党の支援に支えられて優勢。公示直前に次世代の党から無所属に転じた前職の上野宏史氏(43)が保守層を切り崩して迫り、民主元職の宮崎岳志氏(44)が労働組合票をまとめて追い上げる。共産新人の店橋(たなはし)世津子氏(53)が続く。

◆2〜5区自民の優勢続く

 ◇2区 自民前職の井野俊郎氏(34)は選挙戦序盤にやや安定さを欠いたが、その後に自民支持層を固めてリードする。維新前職の石関貴史氏(42)が保守層に食い込んで追う。共産新人の藤掛順恒(よしゆき)氏(68)は浸透しきれていない。

 ◇3区 自民前職の笹川博義氏(48)が自民支持層を堅実にまとめ、先行する。民主新人の長谷川嘉一氏(62)が続く。共産新人の渋沢哲男氏(55)は伸び悩む。

 ◇4区 自民前職の福田達夫氏(47)が元首相の父康夫氏から受け継いだ強固な地盤で安定した戦い。共産新人の萩原貞夫氏(65)は苦戦している。

 ◇5区 政治資金の問題が発覚した自民前職の小渕優子氏(41)だが、支援者が引き締まってリードする。民主が支援する社民新人の小林人志氏(63)と、共産新人の糸井洋(ひろし)氏(46)が続く。 (菅原洋)

◇小選挙区 立候補者

【1区】

佐田玄一郎 61 自前<8>《比》

上野宏史 43 無<前><1> 

宮崎岳志 44 民元<1>《比》

店橋世津子 53 共新  

【2区】

石関貴史 42 維<前><3>《比》

井野俊郎 34 自前<1>《比》 公

藤掛順恒 68 共新  

【3区】

長谷川嘉一 62 民新 《比》

笹川博義 48 自前<1>《比》 公

渋沢哲男 55 共新  

【4区】

萩原貞夫 65 共新  

福田達夫 47 自前<1>《比》 公

【5区】

糸井洋 46 共新  

小渕優子 41 自前<5>《比》 公

小林人志 63 社新 《比》

2259チバQ:2014/12/10(水) 22:04:05
栃木だった
1603 :チバQ:2014/12/10(水) 22:02:29
東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/tochigi/CK2014121002100019.html
終盤情勢分析 自民 1、4、5区で優勢
 衆院選の終盤情勢分析で、県内の五選挙区では1、4、5区で自民の前職が安定した戦いを進めていることが分かった。2区は自民、民主の前職同士が接戦を繰り広げ、3区は自民前職を無所属前職が激しく追う展開となっている。 (藤原哲也)

◇1区

 自民前職の船田元氏(61)が保守票を手堅くまとめて安定。大票田の宇都宮市を中心に組織力も充実する。みんなの党から移り、2区から国替えした民主前職の柏倉祐司氏(45)は、支持母体の連合栃木の支援を受けて追い上げを図る。共産新人の野村節子氏(61)は伸び悩む。

◇2区

 自民前職の西川公也氏(71)と、民主前職の福田昭夫氏(66)がほぼ互角の戦い。西川氏は農相の知名度を生かし、組織を固める。元知事で保守層にも一定の支持がある福田氏は地元の日光市を中心に支持を広げる。共産新人の阿部秀実氏(55)は独自の戦い。

◇3区

 自民前職の簗和生氏(35)が自民支持層に加えて公明支持層も取り込み、やや優勢。地元首長の支援も受け組織力も充実する。みんなの党の解党で、比例復活のない無所属となった前職の渡辺喜美氏(62)は地元に張り付いて猛追する。後援会も組織引き締めに躍起。共産新人の秋山幸子氏(63)は出遅れている。

◇4区

 自民前職の佐藤勉氏(62)が幅広い支持をまとめて先行。みんなの党から移った民主新人の藤岡隆雄氏(37)は若さを前面に出し、民主支持層を軸に票の積み上げに懸命。共産新人の山崎寿彦氏(62)は厳しい戦い。

◇5区

 自民前職の茂木敏充氏(59)が各年代で圧倒。後援会組織がフル回転して盤石の戦いを続ける。共産新人の川上均氏(58)は苦しい。

◆各選挙区の候補者(届け出順)

【1区】

船田元 61 自前<10>《比》 公

野村節子 61 共新  

柏倉祐司 45 民<前><1>《比》

【2区】

福田昭夫 66 民<前><3>《比》

西川公也 71 自前<5>《比》 公

阿部秀実 55 共新  

【3区】

簗和生 35 自<前><1>《比》 公

秋山幸子 63 共新  

渡辺喜美 62 無前<6> 

【4区】

佐藤勉 62 自前<6>《比》 公

藤岡隆雄 37 民新 《比》

山崎寿彦 62 共新  

【5区】

茂木敏充 59 自前<7>《比》 公

川上均 58 共新

2260チバQ:2014/12/10(水) 22:04:33
茨城
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/ibaraki/CK2014121002100010.html
終盤情勢分析 六つの選挙区 自・民前職が優位に
 十四日投票の衆院選の終盤情勢分析で、県内の七つの小選挙区は、1、2、3、4、6区で自民前職、5区で民主前職が優位に戦いを進めていることが分かった。7区は前回比例復活した自民前職と、無所属前職が激しく競い合っている。 

【1区】

大内久美子 65 共新 《比》

福島伸享 44 民元<1>《比》

田所嘉徳 60 自前<1>《比》 公

 自民田所氏が順調に支持を広げる。陣営は水戸市の無党派層の動向に神経をとがらせるが、市議がてこ入れに動いた。六十回を超す個人演説会で返り咲きを期す民主福島氏だが、政党支持率の差は大きく伸びを欠く。共産大内氏は水戸、筑西両市での得票に期待。

【2区】 

額賀福志郎 70 自前<10>《比》 公

川井宏子 49 共新  

 自民額賀氏が保守地盤を固め盤石。唯一の対立候補の共産川井氏陣営は「(政権)批判票を取り込みたい」とするが、厳しい戦い。

【3区】

葉梨康弘 55 自前<3>《比》 公

小林恭子 64 共新  

石井章 57 維元<1>《比》

 自民葉梨氏は、系列組織をフル稼働して抜け出した。危機感を強める維新石井氏は「野党共闘で自民独走を止める」と躍起だ。共産小林氏は農村部で好感も反自民の受け皿になりきれていない。

【4区】

高野守 55 民元<1>《比》

堀江鶴治 73 共新  

梶山弘志 59 自前<5>《比》 公

木村隆 63 無新  

 自民梶山氏は、公示日に五千人を動員するなど組織力は群を抜き、安定した戦い。追う民主高野氏だが、陣営は厳しさを認める。共産堀江氏は知名度アップに走る。

【5区】

福田明 58 共新  

石川昭政 42 自<前><1>《比》

大畠章宏 67 民前<8>《比》

 九選を目指す民主大畠氏が、日立製作所労組はじめ足元の企業、団体票をまとめて次第に優位に。県内唯一の民主の議席を死守する勢い。前回、比例復活の自民石川氏が追いかけるが、自民、公明票をまとめきれるか。共産福田氏は「原発再稼働反対」を訴える。

【6区】

井上圭一 52 共新  

丹羽雄哉 70 自前<11>《比》 公

青山大人 35 民新 《比》

 知名度のある自民丹羽氏が先行。保守層を中心に支持を集め、陣営にも手応え。県議選との相乗効果で投票率アップも当て込む。民主青山氏は、地盤の土浦市以外で知名度が低く、「無風選挙」では厳しいか。共産井上氏は、自公政権の批判票狙い。

【7区】

◆7区は自・無 競い合う

中村喜四郎 65 無前<12>  公

永岡桂子 61 自<前><3>《比》

白畑勇 62 共新  

 比例復活が続き、選挙区での当選が悲願の自民永岡氏は、懸命に組織を引き締める。女性票や浮動票を上積みして当選圏内に向けひた走る。十三期目に挑むベテランの無所属中村氏は、後援会組織「喜友会」をフル回転させて地盤を死守、公明の推薦、民主の支持で接戦に。共産白畑氏は、非自民の受け皿にはなっていない。

2261チバQ:2014/12/10(水) 22:05:15
埼玉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/saitama/CK2014121002100008.html
終盤情勢
写真
 十四日投開票の衆院選について、本紙は県内十五の小選挙区の終盤情勢を分析した。全選挙区に前職を擁立した自民党は公明党の支援も受け、大半で優位に立つ。民主党と維新の党は候補者の一本化などで「一強自民」に対抗するが、両党を含め野党は厳しい戦いが続いている。 (敬称略、並びは届け出順)

【1区】

松村敏夫 40 共新  

村井英樹 34 自前<1>《比》 公

武正公一 53 民<前><5>《比》

松本翔 29 社新 《比》

 自民村井がリード。民主武正は、支持する政党がない層の取り込みで追い上げを図る。共産松村と社民松本は苦しい。

【2区】

新藤義孝 56 自前<5>《比》 公

奥田智子 46 共新 《比》

 自民新藤が六選に向け独走を続ける。県内唯一の「自共一騎打ち」となり、共産奥田は民主支持層などの一部にも浸透する。

【3区】

宮川雅之 40 共新  

細川律夫 71 民元<7>《比》

黄川田仁志 44 自前<1>《比》 公

 自民黄川田が先を行く。元厚生労働相の民主細川は労働組合票を固めながら支持拡大を目指す。共産宮川は伸び悩む。

【4区】

豊田真由子 40 自前<1>《比》 公

桜井晴子 58 共新  

神風英男 53 民元<3>《比》

 自民豊田が優位な戦い。民主神風は、支持する政党がない層へのアピールも強める。四度目挑戦の共産桜井は厳しい。

【5区】

◆枝野と牧原接戦

山本悠子 62 共新  

牧原秀樹 43 自<前><2>《比》 公

枝野幸男 50 民前<7>《比》

 民主枝野と自民牧原が激しく競る。党幹事長として全国を遊説する枝野は危機感を抱き地元入りを増やしている。牧原は党幹部の相次ぐ応援を受けて攻勢を強める。共産山本は苦戦。

【6区】

大島敦 57 民<前><5>《比》

戸口佐一 64 共新  

中根一幸 45 自前<2>《比》 公

 自民中根が一歩リードし、民主大島が激しく迫る。両者とも、支持する政党がない層への浸透に躍起だ。共産戸口は苦しい。

【7区】

根本千裕 55 次新 《比》

神山佐市 60 自前<1>《比》 公

長沼チネ 64 共新  

小宮山泰子 49 民<前><4>《比》 生

 後援会組織の強い後押しを受ける自民神山がやや優位。生活から民主に復党した小宮山が猛追する。共産長沼、次世代根本は厳しい戦い。

2262名無しさん:2014/12/10(水) 22:05:27
【8区】

小野塚勝俊 42 民元<1>《比》

辻源巳 43 共新  

柴山昌彦 49 自前<4>《比》

 自民柴山が大きくリード。民主小野塚は、候補擁立を見送った維新の支持層取り込みを狙う。共産辻は苦戦。

【9区】 

大塚拓 41 自前<2>《比》 公

広森すみ子 66 共新  

青柳仁士 36 維新 《比》

 自民大塚が独走態勢。維新青柳は選挙区替えによる出遅れの挽回に必死。共産広森は厳しい。

【10区】

石井祐一 63 共新  

坂本祐之輔 59 維<前><1>《比》

山口泰明 66 自前<5>《比》 公

 自民山口が強固な支持組織を生かして優位に立つ。元東松山市長の維新坂本は、支持する政党がない層への浸透も目指す。共産石井は引き離されている。

【11区】

◆小泉を今野追う

柴岡祐真 30 共新  

小泉龍司 62 無前<4> 

今野智博 39 自<前><1>《比》

 自民復党を目指す無所属小泉が有利に戦いを進める。自民今野は深谷市を中心に支持を広げ、懸命に追う。共産柴岡は厳しい。

【12区】

森田俊和 40 次新 《比》

野中厚 38 自前<1>《比》 公

本多平直 50 民元<2>《比》

鈴木千賀子 59 共新  

 自民野中が抜け出し、民主本多、次世代森田が続く。共産鈴木は苦しい。

【13区】

山内康一 41 民<前><3>《比》

土屋品子 62 自前<5>《比》 公

秋山文和 67 共新  

中村匡志 37 次新 《比》

 自民土屋がリードを保つ。解党したみんなから合流した民主山内は、支持する政党がない層の取り込みに期待。共産秋山、次世代中村は伸び悩む。

【14区】

鈴木義弘 52 維<前><1>《比》

三ツ林裕巳 59 自前<1>《比》 公

苗村光雄 58 共新  

 自民三ツ林が、衆院議員だった祖父からの支持基盤を強みに優位に立つ。維新鈴木は、候補擁立を見送った民主の支持層に浸透しきれていない。共産苗村は苦戦している。

【15区】

高山智司 44 民元<3>《比》

田村勉 66 共新  

田中良生 51 自前<2>《比》 公

 自民田中が優勢。民主高山は党幹部らの応援を受けて巻き返しを図る。共産田村は支持拡大を目指す。

2263チバQ:2014/12/10(水) 22:06:10
千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chiba/CK2014121002100006.html
小選挙区終盤情勢
 十四日投開票の衆院選で、県内小選挙区の終盤情勢を分析した。県内でも自民党が大きくリードしている。 (敬称略、並びは届け出順)

【1区】

門山宏哲 50 自<前><1>《比》 公

田嶋要 53 民前<4>《比》

吉田直義 27 共新  

田沼隆志 38 次<前><1>《比》

 自民門山と民主田嶋が無党派層の取り込みをめぐり激しく競り合い、門山が一歩リードした。次世代田沼、共産吉田とも他党支持層に支持が広がらない。

【2区】

小松実 66 共新  

小林鷹之 40 自前<1>《比》 公

藤巻健太 31 維新 《比》

 自民小林が頭一つ抜け出している。維新藤巻は民主支持層を含む政権批判票の受け皿になりきれていない。共産小松は共産支持層を固めた。

【3区】

松野博一 52 自前<5>《比》 公

岡島一正 57 生元<2>《比》

青山明日香 32 民新 《比》

椛沢洋平 35 共新  

 自民松野が民主青山、生活岡島を大きく引き離して、安定した戦い。青山、岡島は民主支持層や無党派層を奪い合い苦しい。共産椛沢も伸び悩む。

【4区】

◆野田優勢を保つ

西尾憲一 64 無新  

木村哲也 45 自新 《比》 公

野田佳彦 57 民前<6>《比》

斉藤和子 40 共新 《比》

 前首相の民主野田が優勢を保つ。自民木村は自民支持層を固め、猛追。共産斉藤は伸び悩む。無所属西尾も厳しい戦い。

【5区】

村越祐民 40 民元<2>《比》

薗浦健太郎 42 自前<2>《比》 公

浅野史子 44 共新  

石田和男 77 無新  

 自民薗浦は組織を固めて危なげない戦い。民主村越は労組や無党派層への浸透を図るが伸び悩む。共産浅野は支持の広がりに欠け、無所属石田も苦しい。

【6区】

三輪由美 59 共新  

渡辺博道 64 自前<5>《比》 公

遠藤宣彦 51 次元<1>《比》

生方幸夫 67 民<前><5>《比》

 自民渡辺が組織戦で自公票を固めて先行し、支持を広げる。追う民主生方は無党派層への支持拡大を目指す。共産三輪は元県議の知名度を生かし支持拡大に懸命。出馬が遅れた次世代遠藤は広がりが弱い。

【7区】

渡部隆夫 71 共新  

阿部治正 60 社新 《比》

石塚貞通 47 維新 《比》

斎藤健 55 自前<2>《比》 公

 自民斎藤が自公支持層以外にも支持を広げ安定。維新石塚は民主支持層などに広がりを欠く。共産渡部は比例代表の票起こしに力を入れる。社民阿部は出遅れが響く。

【8区】

太田和美 35 維元<2>《比》

桜田義孝 64 自前<5>《比》 公

小野里定良 67 共新  

 自民桜田が圧倒的に優勢。維新太田は、以前所属していた民主との協力態勢が整わず、出遅れを挽回できていない。共産小野里は共産支持層を固めたものの苦戦。

2264チバQ:2014/12/10(水) 22:06:27
【9区】

秋本真利 39 自前<1>《比》 公

鴨志田安代 59 共新  

西田譲 39 次<前><1>《比》

奥野総一郎 50 民<前><2>《比》

 自民秋本が公明支持層を取り込みつつ、保守層を固め優位に立つ。民主奥野は民主支持層を固め、追い上げる。次世代西田、共産鴨志田は、いずれも支持拡大に懸命。

【10区】

笠原正実 60 共新  

谷田川元 51 民元<1>《比》

林幹雄 67 自前<7>《比》 公

 自民林が自民支持層を固めリード。民主谷田川は民主支持層を軸に必死に巻き返しを図る。共産笠原は苦戦。

【11区】

椎名史明 57 共新  

森英介 66 自前<8>《比》 公

金子健一 57 生元<1>《比》

 自民森が強い地盤を固め、他を圧倒。生活金子は無党派層の取り込みに力を入れる。共産椎名は街頭で浸透を図る。

【12区】

◆浜田万全の態勢

浜田靖一 59 自前<7>《比》 公

米本展久 63 共新  

 自民浜田が強固な保守地盤に支えられ、共産米本を寄せ付けない万全の態勢。米本は自共対決の姿勢を鮮明に打ち出す。

【13区】

中川勝敏 68 共新  

若井康彦 68 民<前><3>《比》

白須賀貴樹 39 自前<1>《比》 公

 自民白須賀が、自公支持層を固め、頭一つ抜き出る。民主若井は、旧4区(船橋市)の野田支持層の取り込みを図り、追い上げる。共産中川は苦戦。

写真
◇小選挙区の区割り

1区 千葉市中央・稲毛・美浜区

2区 千葉市花見川区、習志野・八千代市

3区 千葉市緑区、市原市

4区 船橋市(中・南部)

5区 市川(南部)・浦安市

6区 市川(北部)・松戸市(南部)

7区 松戸(北部)・野田・流山市

8区 柏(旧柏市)・我孫子市

9区 千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市

10区 銚子・成田・旭・匝瑳・香取市、香取・山武郡(横芝光町<旧光町>)

11区 茂原・東金・勝浦・山武・いすみ・大網白里市、山武(九十九里・芝山・横芝光町<旧横芝町>)・長生・夷隅郡

12区 館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦・南房総市、安房郡

13区 船橋(北部)・柏(旧沼南町)・鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡

2265チバQ:2014/12/10(水) 22:18:05
北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251617.html
 2期目を狙う船橋と、12期目を目指す横路が競り合っている。無党派層の4割が投票する候補者を決めておらず、その動向が焦点となりそうだ。

 船橋は企業や支援者回りをこまめに行っている。課題とされる知名度向上に向け、ススキノなど札幌中心部での演説を連日実施。自民党支持層の8割以上、公明党支持層の過半数を取り込んだ。

 年代別では20〜30代から3割、40代から4割の支持を固めた。男性の4割の支持を集め、地域別では南区でほぼ4割の支持を得て横路に差をつける一方、西区では3割未満にとどまる。

 横路は街頭演説で、アベノミクスによる円安で物価高が深刻化したなどと安倍政権批判を強めている。

 無党派層から3割の支持を獲得して船橋をリードしているが、民主党支持層の取り込みが6割にとどまっている。年代別では50、60代、70歳以上の各世代で船橋を上回るが、若年層と男性への浸透が課題となっている。地域別では西区、中央区で3割前後。南区は1割台と低迷している。

 野呂田は共産党支持層の8割を固めている。飯田は無党派層も含め、支持が広がっていない。


http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251618.html
【道2区】吉川が優位、追う池田 松木、支持の広がり欠く(2014/12/10)
 5選を目指す前職の吉川が幅広い世代に浸透し、なお先行している。新人の池田が女性や若年層の支持を広げて追い上げを図る一方、元職の松木は伸び悩んでいる。

 街頭演説に加え企業回りにも力を入れる吉川は、自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層も大半を固めた。50代で4割、その他の年齢層でも3割が支持するなど各年代でトップ。主婦層から半数の支持を得るなど優位に戦いを進めている。

 民主党北海道が独自に推薦した池田は、社会福祉士として社会保障や福祉の充実を訴え、無党派層の支持を2割に伸ばしたほか、自民党支持層も1割を取り込む。だが、民主党支持層で固めたのは6割にとどまっている。女性の2割、20〜30代では3割の支持を集めるが、50代は1割と苦戦している。

 元厚生労働相の三井辨雄の後継指名を受けた松木は、協力協議が破談した民主党支持層から3割を取り込んだが、無党派層への広がりを欠いている。女性と20〜30代の支持も1割と浸透不足が目立つ。

 金倉は共産党支持層の大半を固めたが、無党派層の支持を取り込めていない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251620.html
【道3区】高木、荒井を一歩リード 半数は投票先決まらず(2014/12/10)
 再選を目指す高木が前回は比例代表で復活当選した荒井との競り合いから一歩リードした。ただ、全体の半分が投票する候補を決めておらず、最終盤まで予断を許さない戦いだ。

 高木は、自民党支持層の7割、推薦を受ける公明党支持層の8割近くを固めたほか、維新の党の支持層も一部取り込んでいる。各種世論調査で接戦が報じられる中、首相の安倍晋三ら自民党の大物が連日、選挙区入り。地域別では道議時代の地盤の豊平区で優位に立ち、清田区でやや先行、白石区で競り合っている。

 荒井は短期決戦を踏まえ小規模集会を重視。推薦を受ける新党大地とも連携し、民主党支持層の8割を固め、無党派層も約2割から支持を集めて高木をやや上回る。年代別では40、50、60代で高木と競っているものの70歳以上と20〜30代は後れを取っている。男性の支持が3割ある一方、女性は2割にとどまっている。

 道内共産党唯一の女性候補の吉岡は共産支持層の7割を固めた。白石区、札幌市議選に出馬経験がある清田区で一定の支持がある。

 前回に続く挑戦となる小和田は維新の党支持層を固め切れておらず、一部が高木、荒井に流れている。

2266チバQ:2014/12/10(水) 22:19:06
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251621.html
【道4区】中村が先行、迫る鉢呂 手稲では互角の戦い(2014/12/10)
 前回小選挙区で初当選した中村がややリードし、返り咲きで8期目を狙う鉢呂が懸命の追い上げで差を詰めている。投票する候補を決めていない人が4割近くに上っており、最終盤にかけてなお流動的な要素を残している。

 中村は自民党支持層の8割、推薦を受けた公明党支持層の過半数を固めた。年代別では全世代でまんべんなく支持を得ている。男性の4割強、女性の3割弱が支持。後志管内選出の道議だった知名度を生かし、小樽市を含む同管内で有利な戦いを進めている。

 鉢呂は民主党支持層の9割近くをまとめた。推薦を受けた新党大地が4区を重点区の一つとして運動を強化しており、今後の鍵を握る。世代別では高齢者層の支持が比較的高い。女性の支持が3割を超えている半面、男性の支持が2割強にとどまっている。大票田の札幌市手稲区では中村と接戦を繰り広げている。

 酒井は共産党支持層の8割弱を固めているものの、本来の支持層の一部は鉢呂に流れている。

 全体の4分の1を占める無党派層のうち、中村、鉢呂への支持は2割、酒井は1割と、いずれも食い込めていない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251622.html
【道5区】町村安定、支持幅広く 勝部、無党派層でも差(2014/12/10)
 12選を目指すベテランの町村が各年代、各地域から幅広い支持を固め、安定した戦い。江別市選出道議を辞職して出馬した勝部は出遅れが響いている。

 前回体調を崩して選挙区入りできなかった町村は今回、与党プロジェクトチームの座長として携わっている北海道新幹線札幌延伸の5年前倒しや、人口減少対策などを訴え、健在ぶりを示している。公示後、選挙区外の応援に出向く日もあるが、陣営や地方議員が遊説を続けてカバーしている。

 自民党、公明党支持層の8割以上を固めたほか、民主党支持層も一部取り込んでいる。札幌市厚別区、石狩管内とも4割以上の支持を得ている。

 勝部は集団的自衛権行使容認やアベノミクスへの批判を軸に「世代交代」を掲げるが、浸透しきれていない。民主党支持層は7割取り込んでいるが、無党派層の支持も町村に差をあけられている。年代別では50代、60代で健闘している。

 ただ、投票先を決めていない有権者が半分近くいるほか、無党派層も半分が態度未定としており、終盤戦での動向が注目される。

 鈴木は共産党支持層の7割を固め、厚別区では勝部に迫っている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251623.html
【道6区】今津と佐々木、接戦続く 大票田・旭川での集票が鍵(2014/12/10)
 今津と佐々木の競り合いが続いている。両者とも本来の支持層はほぼ固めた。今後は5割弱が投票先を決めていない無党派層の取り込みが勝敗の鍵になりそうだ。

 7選を目指す今津は50代、70歳以上に浸透。女性の支持も広げている。自民党支持層の8割、公明党支持層の大半を固めている。地域別では大票田の地元・旭川で浸透している。

 上川地方の地域再生や安全保障政策の充実、輸出拡大など攻めの農業政策を訴える。5日に首相の安倍晋三、7日に官房長官菅義偉が旭川入りし、演説会や街頭で支持を訴え、接戦からの抜け出しを図っている。

 佐々木は60代で支持を広げ、40代で今津とほぼ互角。民主党支持層の8割強を固め、公明党支持層の一部を取り込む。旭川以外で健闘している半面、旭川でやや苦戦している。

 戸別所得補償復活などの農業政策や格差是正、集団的自衛権行使容認反対などを訴え、5日に党代表の海江田万里が応援演説。11月の旭川市長選で、自民党推薦候補を相手に3選した西川将人も街頭に立ち、大票田での掘り起こしを狙う。

 荻生は共産党支持層の8割近くを固めた。

2267チバQ:2014/12/10(水) 22:20:31
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251624.html
【道7区】伊東、釧路で支持集める 鈴木は根室軸に追い上げ(2014/12/10)
 3選を目指す自民党道連会長の伊東が先行し、民主党と新党大地の選挙協力で挑む鈴木が追い上げている。なお全体の3割が投票先を決めておらず、未決定の層をどこまで取り込めるかが勝敗を分けそうだ。

 伊東は有権者の半数以上を占める大票田の釧路市で道議、市長などを務めた知名度を生かし、4割超の支持を集める。釧路管内の町村部も4割を固めた。支持基盤の経済界を中心に引き締めを図り、自民党支持層の8割超、推薦を受けた公明党の7割超に浸透している。職業別では自営業者の半数超から支持を集めたほか、年代別では20〜30代と60歳以上の支持が高い。

 民主党の比例単独1位の鈴木は大地の地盤の根室市と根室管内で4割超を固めた。ただ、大票田の釧路市での支持は3割にとどまる。民・大協力の決定が公示の約1週間前と出遅れたが、連合を中心に運動を拡大し、民主党支持層の7割弱、大地支持層の大半を固めた。また、自・公の支持層を各1割ほど取り込んでいる。職業別では公務員・団体職員、年代別では40〜50代での支持が高い。

 石川は共産党支持層の8割強をまとめたが、支持の広がりを欠いている。


http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251625.html
【道8区】逢坂と前田が横一線 無党派層取り込み競う(2014/12/10)
 小選挙区からの国政復帰を目指す逢坂と、前回選挙で自民党が16年ぶりに奪還した議席死守を狙う前田が横一線で最終盤を迎えている。投票先を決めていない層がなお3割いるため、予断を許さない状況だ。

 逢坂は民主党支持層の8割強を固め、維新の党支持層も過半数を取り込んだ。無党派層の支持も4割弱と前田を上回っている。年代別では50代と70歳以上、公務員や農林漁業者、主婦や無職層から高い支持を取り付けている。地域別では函館市と檜山管内で強みを見せている。

 前田は自民党支持層の7割強を固めている。序盤調査では浸透し切れていなかった公明党支持層も7割弱を取り込んだ。無党派層の支持は3割弱。年代別では40代と60代で逢坂を上回っている。自営業者からの支持が高く、地域別では函館市を除く渡島管内で堅調な支持を集めている。

 原田は共産党支持層の8割弱を固めたが、逢坂、前田の激戦に埋没し、無党派層への広がりを欠く。

 3候補とも、電源開発大間原発(青森県大間町)建設に否定的な主張を展開。まだ3割余りが投票先を決めていない無党派層への浸透を図る。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251626.html
【道9区】先行堀井を山岡猛追 工藤は苫小牧で健闘(2014/12/10)
 再選を目指す堀井が若干先行するものの、前回選挙の雪辱を期す山岡が激しく追い上げる展開になっている。投票先を決めていない人が4割おり、この動向が鍵を握りそうだ。

 道議時代に登別を地盤としていた堀井は「地元候補」であることを強調し、大票田の苫小牧や、室蘭以外の西胆振で支持を伸ばす。企業回りに重点を置き、会社従業員や自営業者、農林漁業関係者らに浸透。30、40、50代と70歳以上の支持が山岡を上回った。

 支持政党別でみると、自民党支持層の8割近く、公明党支持層の7割以上をそれぞれ固めた。

 山岡は民主党支持層の8割以上を固めた。元首相鳩山由紀夫の旧後援会幹部を選対本部の顧問に迎え入れ、旧鳩山支持者の取り込みを狙う。序盤は出遅れたが、室蘭と、苫小牧以外の東胆振・日高で堀井を追い抜いた。年代別では60代、職業別では公務員・団体職員、主婦層からの支持が厚い。13日には鳩山本人が苫小牧入りし、最後のてこ入れを図る。

 工藤は共産党支持層の8割を固めた。市長選に出馬した苫小牧で健闘。消費税再増税中止を掲げ、比例票掘り起こしに力を入れる。

2268チバQ:2014/12/10(水) 22:21:42
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251627.html
【道10区】逃げる稲津、神谷急伸 留萌管内では差開く(2014/12/10)
 稲津がリードを保つ一方、衆院解散直後の擁立決定で出遅れていた神谷が徐々に差を縮めている。

 稲津は、公明党支持層を100%近くまで取り込んだ。10区出馬を模索した比例代表道ブロックの自民党前職渡辺孝一が今回も比例単独1位に回り、自公協力の体制が整った。この成否が稲津の消長を握るため、自民党も首相安倍晋三や官房長官菅義偉ら政権幹部を投入しててこ入れを図る。自民党支持者の6割強を固めたものの、伸び悩みも見られる。

 神谷は、民主党支持者の8割近くを固めた。前回選挙で8選を果たせず落選した元職小平忠正を親子2代にわたって支えた支持層「小平党」の中核で、今回は自主投票となった農民組織の一部が神谷支援に回る動きもあり、空知管内で稲津を猛追している。ただ、推薦を受ける新党大地の地盤が比較的厚いとされる留萌管内で稲津との差が開き始めている。

 木村は共産党支持者の8割強を固めたが、それ以外への広がりに欠ける。

 まだ投票先を決めていない人が4割を超えており、こうした層の動向や投票率の行方が結果に影響を与えそうだ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251628.html
【道11区】中川、年代問わず優勢 三津、労組票固めに苦戦(2014/12/10)
 再選を目指す中川が、性別、年代を問わず優勢に戦いを進めている。政治資金規正法違反事件で有罪が確定し公民権停止中の石川知裕に代わって立候補した三津は、民主党支持層を固めきれていないほか、無党派層にも浸透しておらず、苦戦している。

 中川は自民、公明両党支持層の各9割以上を固めるなど、手堅い選挙戦を展開。前職の知名度も生かし、20〜30代の5割超、50代の5割近く、70歳以上の4割近くから支持を得て、三津をリードしている。男性の支持は5割近くに上る。首相の安倍晋三らが応援に訪れたことも底上げにつながっているようだ。ただ、無党派層への浸透は2割にとどまり、三津との差もそれほど開いていない。

 帯広市選出道議を辞職して出馬した三津は民主党支持層の7割ほどしか固めておらず、出遅れもあって支持基盤である労組票をまとめきれていないことがうかがえる。戦いの鍵を握るとされていた新党大地との連携効果は目に見える形で出ておらず、石川が大地の比例道ブロックで復活当選した前回ほどの勢いはない。

 畑中は共産党支持層の6割超を固めたが、それ以外に支持の広がりはない。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251629.html
【道12区】武部、支持層まとめ盤石 水上は出遅れ挽回に懸命(2014/12/10)
 武部が幅広い支持を集め、盤石の戦いを展開している。水上は民主党支持層を7割固める一方、推薦を受ける新党大地支持層への浸透が3割強にとどまっている。投票先を決めていない人がなお4割おり、最終盤の追い上げの余地を残している。

 武部は、年代や職業、地域を問わず、4割以上の支持を獲得。前職の知名度を生かし、手堅く支持基盤を固めている。新党大地の支持層の4割近くも取り込んだ。ただ、公示直後の前回調査で9割を固めていた自民党支持層が、7割の支持に後退した。優勢な戦いを進めているとの観測に「緩みが出てきた」との見方もある。

 出馬表明が公示直前となった水上は、出遅れを挽回できていない。前回調査で5割を固めていた新党大地支持層からの支持は今回やや目減りした。票掘り起こしのターゲットとしてきた女性や若者の支持も2割程度にとどまり、職業別でも、自治労に期待してきた公務員の支持が伸びていない。戦略の立て直しがどこまでできるかが課題だ。

 菅原は共産党支持層の8割を固めた。集団的自衛権の行使容認の撤回などを強く訴えている。

2269チバQ:2014/12/10(水) 22:22:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_shuubanjousei/251630.html
【比例代表】自民3、民主2、公明1 維新、共産も議席うかがう(2014/12/10)
 比例代表道ブロック(定数8)は自民党が3議席をほぼ確保し、民主党は2議席、公明党は1議席を取る情勢だ。維新の党、共産党も議席をうかがっている。社民党、次世代の党は議席確保が難しい状況だ。

 自民党は自民支持層の8割弱を押さえ、20、30代でそれぞれ3割強の支持を固めるなど、各年代の2〜3割強の支持を集める。単独1位、重複立候補の前職計12人に続き、13位以下には前職1、新人2の計3人を擁立。小選挙区で優位な戦いを進めており、前回と同様に下位の単独候補が当選する可能性もある。

 民主党は民主支持層の8割を固めるが、無党派層からは1割強の支持にとどまっている。7区の前職が単独1位になっており、2議席目は小選挙区に重複立候補している10人の惜敗率で議席が決まる。目標とする3議席目は厳しい情勢だ。

 公明党は公明支持層の9割の支持を固めており、支持母体の創価学会による組織型選挙を展開。維新の党は比例での議席確保を狙い、候補を立てる道2、3区以外でも支持を訴えている。共産党は共産支持層の8割強の支持を固めた。道内で議席を得れば、2000年の衆院選以来となる。

2270チバQ:2014/12/10(水) 22:24:45
http://yamagata-np.jp/news/201412/10/kj_2014121000228.php
【2014衆院選】県内3小選挙区、終盤情勢
2014年12月10日 10:05
 第47回衆院選は14日の投開票まで、あと4日となり、県内3小選挙区に出馬している11候補は最後の追い込みに入った。山形新聞社は8日までの2日間、共同通信社と共に特別世論調査を実施、本社と支社の取材を加味し、各選挙区の終盤情勢を探った。県1区は自民前職の遠藤利明が大きくリードを保ち、民主新人の原田和広を引き離している。県2区は自民前職の鈴木憲和が先行、追う民主前職の近藤洋介を引き離しにかかろうとしている。県3区は自民新人の加藤鮎子と無所属前職の阿部寿一の激しい競り合いが続いている。(文中敬称略)

【1区】遠藤氏は盤石
 県1区では組織力に勝る遠藤が、後援会のほか女性や企業関係者の後援組織を使って支持者を引き締めるとともに、系列の県議や市町議らとも連携し、選挙区全域で盤石な戦いを進めている。党務で選挙区を空けることも多いが、影響はみられない。

 原田は出馬表明が衆院解散と同じ先月21日。急きょの出馬となり、知名度不足の解消に苦慮している。民主元職の鹿野道彦の支援者や連合山形を足掛かりに、浸透を急ぐ。

 共産新人の石川渉は共産支持層以外に支持を広げられるか。

【2区】鈴木氏先行、近藤氏追う
 県2区では鈴木が置賜と北村山で優勢で、ラストスパートで接戦から抜け出そうとしている。動きの鈍さが指摘されていた組織は終盤にようやく活発化。支持政党別では自民、公明支持層の7割超をまとめ、安定感が増してきた。30、40代で高い支持を得ている。

 近藤は民主、維新、社民支持層の8割程度をまとめるとともに、自民支持層の一部の切り崩しにも成功。反自民の受け皿として共産支持層や無党派層にも食い込み、懸命に追い上げる。知名度の高さから、20代や50代では鈴木と互角以上の戦いを続けている。

 共産新人の白根沢澄子は共産支持層が切り崩され、苦戦している。

【3区】加藤氏、阿部氏競り合う
 県3区では保守分裂、民主支持層も分断される混迷の構図の中で、加藤と阿部による接戦のまま最終盤にもつれこんだ。

 加藤は支援県議を中心とした各地区の選対を足掛かりに、党を前面に出した戦いで、自民、公明両支持層の5割以上に浸透、民主支持層の一部も切り崩す。鶴岡市などで優勢に立ち、年代別では20、30代の若年層、70歳以上で阿部を上回る支持を得ている。

 阿部は前回初当選後につくった後援組織を基点とした運動で、地元酒田市で優位に立つほか、各地で手堅く支持を集めている。民主支持層の4割超、自民、維新両支持層の3割超、さらに公明、共産支持層にも食い込むなど幅広く浸透し、加藤に対抗している。

 民主新人の吉田大成は民主支持層が切り崩しを受け、苦しい。民主と長く協力関係にあった社民の支持層への浸透も十分とは言えない。

 共産新人の長谷川剛は共産支持層を手堅くまとめるが、広がりに欠ける。

 無所属新人の佐藤誠は活動に幅が見られない。

 県内全域でまだ態度を決めかねている有権者が相当数おり、その動向が選挙戦の行方を左右しそうだ。

2271チバQ:2014/12/10(水) 22:26:02
福島
http://www.minpo.jp/news/detail/2014121019741
県内選挙終盤情勢 1区亀岡氏と金子氏競る 4区菅家氏に小熊氏迫る
 衆院選は14日の投票まで4日と迫った。共同通信社は7、8の両日、本県1、2、4、5区の有権者に電話世論調査を行った。福島民報社の取材も加味して終盤情勢を分析すると、1区は自民党前職を民主党新人が激しく追い上げる。2区は自民前職が安定した戦いを続けている。4区は自民前職に維新の党前職が迫っている。5区は自民前職が優位を保ち、民主前職が追う展開。ただ、いずれの選挙区も投票する候補者を決めていないとする回答が全体の3〜4割を占め、情勢は依然、流動的だ。3区は福島民報社の取材によると、民主前職がリードしている。(文中敬称略)
【1区】
 先行する自民の亀岡偉民を、民主の金子恵美が激しく追っている。回答者の3割強が投票する候補者を決めていない。
 序盤戦で亀岡と金子が競っていた伊達地方は亀岡が抜け出しつつある。一方、亀岡が優勢だった大票田の福島市で金子が互角に迫っている。
 支持政党別では、亀岡が自民と公明、金子が民主と社民の支持層をまとめている。維新は亀岡と金子に分かれる。無党派層の支持は金子が亀岡を上回る。
 年代別では、亀岡が20、40、50代と70歳以上、金子が30、60代で他候補をリードする。男女別では、亀岡が女性、金子が男性からの支持がわずかに多い。
 共産の渡部保子は30代からの支持が比較的厚い。
【4区】
 自民の菅家一郎が先行し、維新の小熊慎司が猛追している。3割強が投票先を決めていない。
 序盤、菅家は市長を務めた会津若松市で優勢に立ったが、終盤になって小熊が差を詰めている。小熊の出身地の喜多方地方では依然として菅家と小熊が競っている。南会津、両沼地方は菅家が手堅く支持を集めている。
 支持政党別では、菅家が自民、公明の支持層、小熊は維新を固めている。自主投票とした民主の支持層は、小熊支持が最も多いが、菅家支持も目立つ。共産の田中和加子、社民の小川右善はそれぞれの党の支持層をまとめている。
 年代別は菅家が20、60代と70歳以上で小熊を上回る。その他の年代は菅家と小熊が拮抗(きっこう)している。序盤と比べ、菅家は男性、小熊は女性からの支持を伸ばしている。

■2区根本氏安定差を広げる 5区吉野氏を吉田泉氏追う
【2区】
 自民の根本匠が安定した戦いを続け、民主の岡部光規との差を広げつつある。回答者の約4割が投票する候補を未定としている。
 根本は地盤の郡山市をはじめ全域で他候補を引き離している。岡部は郡山市の一部に食い込んでいる。
 支持政党別では、根本が自民、公明を手堅くまとめている。岡部は民主を十分に固め切れていない。維新支持層は約半数が根本を支持している。年代別では、全ての年代で根本がリードしている。男女別の支持動向に大きな差は見られない。
 共産の平善彦は若年層で支持の広がりが見られる。

【5区】
 自民の吉野正芳が優位を保ち、民主の吉田泉が巻き返してきている。意中の候補を決めていない人が依然として4割を超える。
 吉野は大票田のいわき市をはじめ、選挙区内全域で着実に支持を伸ばし、吉田泉をリードしている。
 支持政党別では、吉野が自民と公明、吉田泉が民主をほぼ固めている。維新支持層は各候補に割れている。無党派層は吉田泉の支持が最も多い。年代別では、20〜40代は吉野が強く、50代以上は吉野と吉田泉が競り合っている。共産の吉田英策は20、30代で浸透しつつある。
 今回の調査は東京電力福島第一原発事故の避難区域となった双葉郡(広野町、川内村を除く)の有権者に対して実施しておらず、情勢は流動的な面もある。

【3区】玄葉氏リード
 福島民報社は2、3の両日に実施した前回の電話世論調査と、その後の取材による情報も踏まえ、3区の情勢を分析した。
 民主の玄葉光一郎が優位のまま終盤戦を迎えている。陣営は衆院選に対する有権者の関心が高まっていないとみて、後援会関係者に必ず投票するよう働き掛けている。農業団体の組織票獲得にも余念がない。
 自民の上杉謙太郎は党組織が中心となって玄葉を追い、若年層の支持拡大を狙う。共産の横田洋子は現政権への批判票の受け皿を目指している。

■調査の方法
 7、8の両日、県内の1、2、4、5区の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた電話番号にダイヤルする調査方法で、電話帳に番号を載せていない人も対象となる。1629人から回答を得た。東京電力福島第一原発事故で避難区域となっている楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の7町村は調査の対象外とした。

( 2014/12/10 08:55 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2272チバQ:2014/12/10(水) 22:27:01
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141210/1804038
【とちぎ衆院選】 3区・簗氏リード、追う渡辺氏 2区・西川氏と福田氏が接戦 終盤情勢世論調査

12月10日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選 


 下野新聞社は9日、共同通信社が7〜8日に実施した第47回衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味して、接戦が予想される栃木2、3区の終盤情勢を探った。3区は自民党前職簗和生氏(35)がリードし、7期目を目指す無所属前職渡辺喜美氏(62)が追う展開。2区は農相の自民前職西川公也氏(71)と民主前職福田昭夫氏(66)が競り合っている。両選挙区とも3割を超える有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。(衆院選取材班)

 ■3区

 2回目の当選を目指す簗氏は2年間の地道な活動で「地元密着」を強調。選挙区内の主立った首長や県議、業界団体の支援も得て選挙戦を進めている。

 自民支持層の6割強を固め、選挙協力相手の公明党支持層の4割強の支持を得ている。また、旧みんなの党の支持層も含まれるとみられる維新の党支持層からも4割強の支持を受ける。

 父・渡辺美智雄氏の強固な地盤を引き継いだ渡辺氏。ことし4月に8億円の借り入れ問題が発覚し、みんなの党代表を辞任。同党は路線対立などから衆院選公示直前に解党するなど、逆風の中で選挙戦に入った。

 渡辺氏は維新支持層から4割強の支持を集めた。自民支持層から2割強が流れているほか、公明支持層も3割弱が支持する。

 民主支持層は3割強が簗氏、4割弱が渡辺氏で、無党派層はそれぞれ2割強、3割弱となっている。

 共産党新人秋山幸子氏(63)は苦しい戦い。

 ■2区

 県内最大の激戦地で、自民、民主両党とも重点区に位置づけ、終盤に向け力を入れる。

 前回、選挙区で返り咲いた西川氏は組織戦を展開。自民支持層の8割弱を固め、公明支持層の5割弱が支持する。

 福田氏は旧今市市長、知事時代から築く日光市の強固な地盤が強み。民主支持層の9割を固め、維新支持層からも7割の支持を集めた。公明支持層も4割強が支持し、自民支持層から1割が流れている。

 両氏とも無党派層から2割強の支持を受け、いずれも大票田の鹿沼、日光両市の支持拡大と票の掘り起こしに全力を挙げる。

 共産新人阿部秀実氏(55)は苦戦している。

2273チバQ:2014/12/10(水) 22:29:00
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/kennai/
県内5選挙区、自民リード
衆院選終盤 3区は黒岩、斎藤が互角

 新潟日報社は14日投票の第47回衆院選に向け、電話世論調査(7、8日実施)と独自の取材データを基に終盤情勢を探った。県内6小選挙区のうち、1、2、4、5、6区の計5選挙区で自民党がリードしている。3区は民主党と自民党の候補が互角の戦いを展開する。有権者の3〜5割がなお態度未定としており、今後情勢が大きく変わる可能性もある。

 世論調査は、新潟日報社が加盟する共同通信社が実施した。態度未定は2、3両日の序盤情勢調査に比べ、各区で1割強減った。(以下敬称略)


    ■1区■

 自民前職の石崎徹が民主元職の西村智奈美との差を広げている。石崎は20、30代からの支持が厚く、無党派層でも強みをみせる。西村は50代や70代以上の支持を受けるが、頼みとする無党派層に十分切り込めていない。共産新人の町田明広は支持が広がっていない。

    ■2区■

 自民前職の細田健一が一歩抜け出し、民主前職の鷲尾英一郎が激しく追いかける。20、40代から支持を受ける細田は佐渡市などで浸透し、燕市でも勢いがある。鷲尾は民主支持層をまとめ、維新にも食い込む。無党派層の取り込みでは両者が競る。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明は広がりが鈍い。

    ■3区■

 民主元職の黒岩宇洋と自民前職の斎藤洋明による熾烈(しれつ)な競り合いが続く。黒岩は30代に強く、先行を許していた村上市ではやや差を詰めた。斎藤は50代から支持を得ている。課題だった票田の新発田市で追い上げている。共産新人の伊藤誠は苦しい戦い。

    ■4区■

 自民前職の金子恵美が先行し、民主前職の菊田真紀子が猛追する。金子は女性と、30〜50代の支持が厚い。菊田は男性の支持が多い。自民、公明支持層の一部も吸収している。無党派層では両者が拮抗(きっこう)する。共産新人の西沢博は共産支持層以外への波及が課題だ。

    ■5区■

 自民前職の長島忠美が優位に戦いを進める。生活新人の森裕子が追う。長島は全地域でリードし、自民、公明支持層を8割以上固めた。森は30代で支持を広げ、大票田長岡市で浮動票獲得を狙うが、伸びに欠ける。共産新人の服部耕一は20代から一定の支持がある。

    ■6区■

 自民前職の高鳥修一が全域で優勢に立ち、民主新人の梅谷守を引き離す。高鳥は自民の8割超を固めるほか、各年代から満遍なく支持を集める。梅谷は民主の8割から支持を得るが、50代以上への広がりが課題だ。共産新人の高橋ミキ子は厳しい戦いとなっている。

【県関連ニュース】 2014/12/10 09:13

2274チバQ:2014/12/10(水) 22:32:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121002000313.html
自民の優勢動かず 民主、底力で接戦も 10選挙区情勢 
 中日新聞社は県内十五の衆院選小選挙区のうち、十選挙区(1、3、4、5、7、8、10、12、13、14区)の終盤情勢を調査した。このうち、六選挙区で自民候補がリードし、民主候補が先行するのは一選挙区、三選挙区で接戦となった。序盤の情勢から自民の優勢は動かないが、一部の選挙区では民主も底力を発揮している。維新や共産など他の野党は苦しい戦い。

 自民は調査対象の十選挙区のうち、1、4、7、10、12、14区でリードを保ち、民主に先行を許していた5区でも接戦に持ち込んでいる。終盤に入って、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相ら大物が相次いで県内入りするなど、十五選挙区で十三勝した二年前の勢いを再現したい構えだ。

 民主は8区で自民を逆転し、3区でも接戦に持ち込んだ。労組系の組織票に加え、安倍政権への批判票を取り込み、「王国・愛知」での地力を見せたいところだが、4、10、14区など自民との差を詰め切れない選挙区も目立つ。

 維新は小選挙区での議席獲得は困難な情勢。選挙協力で民主の出馬予定者が比例に回った12区でも、自民に引き続き先行を許している。

 共産は各選挙区で厳しい戦いが続くが、比例東海ブロックでの議席増を視野に、安倍政権批判を強めている。

 次世代と社民、減税は埋没気味で支持が広がっていない。

 (文中敬称略、上から届け出順)

◆1区

 (名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新

◆熊田安定 追う吉田

 熊田が安定。吉田が追い、大野が続く。熊田は自民支持層の九割以上に浸透。集会や街頭演説を重ねて無党派層の六割ほどを取り込む。吉田は民主支持層の七割以上をまとめた。四十〜五十代の支持は熊田を上回る。主婦でも熊田と競り合う。大野は共産支持層をほぼ固めたが他党の支持層を切り崩せていない。広沢は公明支持層に食い込むが、広がりに欠ける。平山と身玉山は厳しい。

◆3区

 (名古屋市昭和・緑・天白区)

増田 成美41 減新

石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新

◆池田と近藤 互角に

 リードしていた池田に近藤が追い付き互角の展開に持ち込んでいる。池田は自民支持層の八割近くを固め、民主支持層の一割に食い込んだ。六十代以上に浸透したが、五十代以下の支持が減った。近藤は民主支持層の八割を押さえ、職業別ではサラリーマン、年代別では二十〜五十代の支持を伸ばした。石川は固い支持層を持つが苦戦。増田と井桁は出馬表明が遅れ、浸透し切れていない。

◆4区

 (名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)

牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新

2275チバQ:2014/12/10(水) 22:33:03
◆工藤が引き離しへ

 序盤から優位に立ってきた工藤が、横一線で追う牧と刀禰を引き離しつつある。高橋は伸び悩む。工藤は自民支持層の七割、推薦を受ける公明支持層の半分を固めた。原発再稼働反対の層や無党派層にも食い込む。牧は自営業などの職業層で工藤を上回り、かつて所属した民主支持層も一部取り込むがサラリーマン層で劣勢に。刀禰は牧に追い付いたが民主支持層以外に広がっていない。

◆5区

 (名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)

藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新

◆赤松と神田が接戦

 赤松と神田がほぼ並び接戦を展開している。赤松は民主支持層の九割を固め、自民や公明支持層の一部にも浸透。神田は自民支持層の八割以上をまとめ、公明支持層の過半、若い世代にも支持を広げる。ともに従来の支持基盤を固め終えたとみられ、浮動票の取り込みが勝敗の鍵となりそう。藤井は共産支持層の大半を固めたが、全体への広がりを欠き、厳しい展開。安田は独自の戦い。

◆7区

 (瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)

鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新

◆鈴木がややリード

 鈴木が依然としてややリードし、山尾が懸命に追い上げる。郷右近は厳しい戦い。自民、公明支持層の大半を固めた鈴木は、二十、三十代の支持率が高く、サラリーマンや主婦からも広い支持を得て優位に立つ。山尾は民主のほか維新支持層をまとめ、無党派層で支持を拡大。四十、五十代の支持率は鈴木を上回る。郷右近は共産支持層を固めているが、他の層には浸透していない。

◆8区

 (半田・常滑・東海・知多市、知多郡)

伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新

◆伴野が伊藤を逆転

 伴野が優勢に転じ、伊藤が追う。長友は苦しい。伴野は民主支持をほぼ押さえ、無党派層の六割以上を取り込んでいる。二十、三十代や、サラリーマンに浸透し、特定秘密保護法に反対する有権者からの支持をまとめた。伊藤は自民支持の九割以上、公明支持も九割弱を押さえたが、無党派層への支持拡大に苦しむ。主婦層では優位に立つ。長友は共産支持以外での広がりがない。

◆10区

 (旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)

板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新

◆江崎を杉本が追う

 大きくリードしていた江崎を杉本が追い上げている。江崎は優勢を保つものの、自民支持層を固め切れておらず、他党の支持者も切り崩せていない。杉本は自民と民主の支持層の四割を取り込んでいる。二十、三十代からの支持も六割まで伸ばした。小林は民主支持層を五割しか固められていない上、若い世代の支持が少なく苦しい。板倉は共産支持者以外に浸透していない。

2276チバQ:2014/12/10(水) 22:33:45
◆12区

 (岡崎・西尾市、額田郡)

牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)

◆青山がリード保つ

 青山が組織を固めてリードを保つものの、重徳が支持なし層などに浸透して追い上げている。青山は自民支持層の八割強をまとめた。小選挙区の候補者がいない民主支持層の三割弱も取り込む。二十、三十代と四十、五十代の支持で重徳を上回る。重徳は民主支持層の七割弱を固め、支持なし層でも青山をリードする。青山を推薦する公明支持層の一部にも食い込む。牧野は苦しい戦い。

◆13区

 (碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)

宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)

◆大見と大西の攻防

 大見と大西が一進一退の攻防を繰り広げている。保守系市議らの応援を受ける大見は、低調だった二十、三十代の支持を拡大。高齢者に強みを発揮し、自由投票の公明支持層にも浸透しつつある。トヨタ系企業の労組票を基盤にした大西は主婦層の支持を拡大している。民主支持層を固めた上で、自民支持層の一部に浸透。街頭で二期の実績を強調し、支持なし層にも食い込んでいる。

◆14区

 (豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)

鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)

◆今枝安定した戦い

 今枝が安定した戦いで、鈴木が追う。今枝は自民、公明支持層を中心に、男女、年代、職業とも幅広く支持を集める。アベノミクスを地方に広げる「ローカルアベノミクス」や妊娠・出産の不安解消などを訴えている。鈴木は、連合愛知の支持などを背景に「一強多弱」の政治状況の打破を強調。民主や維新支持層は固めつつあるが、支持政党を持たない層への浸透が弱く、広がらない。

 (衆院選取材班)

2277チバQ:2014/12/10(水) 22:34:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121002000239.html
1区民主、2区自民優勢 3区は自・維接戦
写真
終盤情勢

 十四日投開票の衆院選で、中日新聞社は県内五つの選挙区のうち、1、2、3区の有権者に七日からの三日間で世論調査を実施した。1区は民主、2区は自民の候補がそれぞれ優勢で、3区は前職の三候補が入り乱れて争っている。情勢取材では4、5区ではいずれも自民候補がリードしている。世論調査では四割以上が投票先を決めておらず、今後の情勢で結果は変わる可能性がある。

 ■1区

 民主前職篠原が一歩リードし、自民前職小松が追い上げる。共産新人武田が続き、次世代前職宮沢は苦しい戦い。

 篠原は民主支持層をほぼ固め切り、社民支持層にも浸透。維新、公明、共産支持層の一部も取り込み、全年代からの幅広い支持を得ている。小松は自民支持層の六割、公明支持層の八割を固めたほか、維新支持層の一部にも浸透している。

 武田は共産支持層の六割を固めた。宮沢は浸透していない。

 ■2区

 自民前職務台が支持を広げ、民主元職下条が続く。共産新人清沢が追い上げ、維新前職百瀬は支持拡大を図る。

 務台は自民、公明の支持層の九割を固め、無党派層に浸透。全年代で支持率が高い。下条は民主支持層の八割をまとめ、公務員や主婦層からの支持を得ている。

 清沢も共産支持者の七割を固めた。百瀬は二十、三十代への浸透が課題。

 ■3区

 自民前職木内が維新前職井出と接戦を演じ、民主前職寺島が追い上げる。

 木内は自民支持層の八割、井出は維新支持層の九割を固めた。井出は無党派層からの支持が高い。寺島は民主支持層の六割をまとめ、七十代以上で最も浸透している。

 共産新人唐沢は共産支持層の八割から支持を集める。

 ■4区

 自民前職後藤が組織力で自民、公明支持層を手堅くまとめ優位に立つ。民主元職矢崎は民主支持層に加え安倍政権への批判票の取り込みを急ぎ、共産新人上田は街頭演説に力を入れ支持政党を持たない有権者の支持拡大を図る。

 ■5区

 選挙区内に張りめぐらした後援会組織を持つ自民前職宮下がリード。民主新人中嶋、共産新人水野は知名度不足が響き、苦しい展開。中嶋、水野は街頭演説を繰り返し、無党派層への浸透を図る。

(文中敬称略)

 (衆院選取材班)

2278チバQ:2014/12/10(水) 22:36:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121002000242.html
激戦、票固めに奔走 終盤ルポ1区
写真
 空は暗くなり、冷え込みの増す午後五時すぎ。大岡さんは草津市内の大型商業施設近くの交差点脇に立ち、車一台一台に手を振り続けた。前回より個人演説会を減らし、街頭で有権者に顔を見せて政策を訴えることに重点を置く。自民優勢の報道にも「やることは同じ。最後まで走り抜けたい」と姿勢を崩さず、原発再稼働など批判の多い政策にも説明を尽くす。

 「うちには組織がない。相手(川端陣営)が戦艦ならこっちはゴムボート」(大岡さん)。陣営では少しでも確かな票を集めるため、小規模な老人クラブなどへの働き掛けを強化。数百単位で団体の取り込みをもくろむ。

 各県議、市議もあらためて、自身の支援者へ電話して大岡さんへの投票依頼に奔走。佐野高典選対本部長は「1区は特に激戦。再度、票固めに努める」と気を引き締める。

 大岡さんが意識する川端さんは、早朝のグラウンドゴルフ大会に顔を出した。かじかむような寒さをものともしない元気なお年寄りと握手して談笑。夜はバレーボールクラブなどを地道に回る。柴田智恵美選対本部長は「身近に感じてもらいたい」と狙いを話す。

 当選九期の大物は「初めて直接話した」という有権者も多い。他の陣営関係者も「有権者の判断材料が少ないと、消極的選択で自民に流れかねない」と分析。人柄を知ってもらい、前回、維新に流れた票を取り込みたい考えだ。

 街頭での反応は上々で「今度は負けたらあかんで」と声をかけてくれる人も目立つが、報道された序盤情勢は劣勢。川端さんは「基準が分からない」と意に介さず「自民に三百議席与えたらどんな社会になるか想像すれば分かると思う。有権者は賢明な判断をしてくれるはず」と話す。

 佐藤さんは街頭演説を一日平均十五カ所、演説会を一日二、三回と精力的だ。「共産の演説会に初めて来た人もおり、政治を変えてほしいという声は大きくなっている」と手応えを話す。

 序盤、前職二人に出遅れたが「まだ投票先を決めていない人が多い。今が支援の広げ時」と繰り返し、支援者の士気を高めている。

 「若さと素直さを武器に好感度は高まっている。自民、共産の対決に近づいてきた」と選対責任者の長田茂さん。終盤も、雇用や平和など、同世代の関係が深い訴えを前面に、その親世代へも支持の浸透を狙う。八日、午後九時すぎに演説会を終えた佐藤さんは「若い人の未来を決める選挙だと伝えたい」と意気込んだ。

   ◇

 十四日の投開票が近づき佳境に入った選挙戦。師走の寒空の下、湖国を駆け回る候補者や陣営関係者らは何を考え、どのように動いているのか。それぞれの手応えは。各候補者を追い、“審判の日”に向けた戦略や思惑を探った。

2279チバQ:2014/12/10(水) 22:36:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014121002000289.html
威信どこへ 維新苦心 民主との連携難航、自民に対抗できず
 第三極として前回衆院選で存在感をみせた維新だが、今回はかつてのような勢いがない。中部地方でも一強の自民に挑むはずが、民主との選挙区調整がまとまらずに激しく争ったり、調整がついても、思うような支援が得られなかったり。野党支持者からは「安倍政権に対抗することを考えてほしかった」と悔やむ声が聞こえる。

 「一本化すれば勝てるのに…」。愛知4区では、維新、民主双方の陣営からため息が漏れる。維新元職の牧義夫さん(56)が民主新人の刀禰勝之さん(44)と並び立つ。牧さんが四選した民主を離党した経緯もあり、協力は「そもそもあり得なかった」(民主党県連関係者)という関係だ。

 牧さんは九日、名古屋市瑞穂区での演説で「民主も結局、自民と一緒だ」と矛先を古巣に向け、東海四県の小選挙区候補の大半が中部電力労組と核燃料サイクル推進などを盛り込んだ政策協定を結んでいることを批判した。これに対し、瑞穂区の男性支援者(78)は「二人とも出て自民に勝てると思うのか」と自民を利する状況を嘆いた。

 民主が候補を立てなかった福井1区でも、維新は共闘関係をつくることに苦しむ。公示前、民主のほか、社民とも協力を申し合わせたが、憲法など政策の違いもあり、具体的な連携はない。福井市内で六日夜開かれた維新新人の鈴木宏治さん(41)の個人演説会では、用意した二百席は半分も埋まらなかった。陣営の一人は「民主も組合関係も誰もいない」と嘆いた。

 民主との候補者調整の末、維新新人の松田直久さん(60)が立った三重1区。松田さんは演説で必ず、「野党結集を」と繰り返す。しかし、民主県連は支持母体の連合三重が維新に批判的なことに配慮し、地方議員が応援弁士に立つことを認めていない。

 民主内部には「協力しないなら一本化した意味があるのか」との声もあり、表立った応援でなければ黙認しているが、維新側が望む「全面協力」には至っていない。

 岐阜4区の維新前職、今井雅人さん(52)にも、古巣の民主が支援に回ることになったが、連合岐阜は自主投票を決めている。

 民主新人の徳永久志さん(51)と維新前職の岩永裕貴さん(41)が並び立つ滋賀4区。七月の知事選での対立もあり、維新陣営は「仮に(協力の)話がまとまっていたとしても、支援を得られたとは思えない」と両陣営の遠さを口にした。

2280チバQ:2014/12/10(水) 22:39:45
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141210000135
1、3区 自民が優勢/衆院選世論調査終盤情勢
2014/12/10 09:41

 第47回衆院選も投開票日まで残りわずか。四国新聞社では、共同通信社が7、8の2日間実施した電話世論調査に、取材で得た情報などを加味し、香川県内3小選挙区の情勢を分析した。1、3区は自民前職が優位に立ち、2区は民主前職と自民前職が激しいつばぜり合いを演じている。(文中敬称略)

1区 平井 支持幅広く 河村厳しく 組織固める小川
 与党の支持層を着実に固めた平井卓也(自民前)が年代や地域別でも満遍なく浸透し、抜け出した。民主、社民支持層をまとめる小川淳也(民主前)が続く。河村整(共産新)は伸び悩み、厳しい戦いとなっている。

 6選を期す平井は、自民支持層の8割と公明支持層の7割を固めた。年代別でも五分の60歳代を除いたすべての年齢層でリード、幅広く浸透している。

 小川は民主支持層の8割と、選挙区のすみ分けで支援を受ける社民支持層の大半をまとめた。推薦を受ける連合香川の組織力などで追い上げを図る。
 河村は共産支持層以外への広がりがなく苦しい。

2区  両前職並走 守る玉木、勢いの瀬戸
 前回に続き2度目の対決となった玉木雄一郎(民主前)と瀬戸隆一(自民前)が互いに譲らぬデッドヒートを展開、最後まで予断を許さない。佐伯守(共産新)は苦しい戦い。

 玉木は民主・社民支持層の大半を固め、無党派層にも食い込む。小選挙区の議席維持へ懸命の戦い。

 幹部を続々と送り込む党本部のてこ入れを受ける瀬戸。民主に流れていた保守層を固め、追いついた。

 佐伯は共産支持層をまとめきれていない。

3区 大野、盤石
 大野敬太郎(自民前)が依然リードを保ち、高田良徳(社民新)と土岐一郎(共産新)は厳しい。

 大野は自公支持層を中心に幅広く浸透し、優位な戦いを続けている。

 高田は社民のほか、支援を受ける民主支持層にアピールし追いかける。

 土岐は共産支持層を固め、ほかへの拡大を図る。

2281チバQ:2014/12/10(水) 22:41:11
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/132145
広い2区、東奔西走 遊説同行ルポ 総面積、長崎県並み
2014年12月09日(最終更新 2014年12月09日 03時00分)

 衆院選の選挙区・大分2区は、豊後水道に面した佐伯市から福岡、熊本両県境の日田市まで、直線距離にして東西約120キロにも及び、広さは長崎県の総面積にほぼ匹敵する。各陣営は文字通り「東奔西走」の選挙戦を繰り広げている。
 雪で真っ白く染まった道路に、選挙カーのタイヤ痕が刻まれていく。選挙戦3日目の4日。九重町の山間部は雪が降っていた。山肌を縫うように選挙カーは走り抜け、点在する集落から集落へと向かった。
 自宅前に出てきた住民がいると、候補者が車を降りて、白い息を弾ませながら駆け寄る。しっかりと握手を交わし、深々と頭を下げる−。その間、わずか数十秒。それでも「こんな奥地まで来てくれた。ありがたい」と70代女性。候補者の車が見えなくなるまで手を振り続けていた。
 「マニフェスト解散」と呼ばれた2003年の衆院選から適用された大分2区は、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、九重町、玖珠町の7市2町と、大分市の旧野津原町、旧佐賀関町からなる。平成の大合併前の自治体数は36市町村で、県内面積の約6割を占める。それだけに「各地の遊説回数は限られる」(ある候補者陣営)のが現状だ。
 選挙カーは九重町から玖珠町、日田市へ。平野部では冷たい雨が断続的に降り続いた。日中も歩く人がまばらの商店街や温泉街…。沈滞化した町並みを車は通り過ぎる。「地域の活性」は多くの候補者が公約で掲げる主要テーマでもある。「古里を元気にします」。選挙カーからの大音響が静かな町に響き渡る。
 仕事する手を止め、外に出てきた50代の自営業女性は「どの候補者もよく使う『最後の最後まで』というフレーズは嫌い。選挙の終わりが最後じゃないでしょ。私たちにとっては選挙後がむしろ大事なのよ」。車を見つめるまなざしには、切実な思いがこもっていた。
=2014/12/09付 西日本新聞朝刊=

2282チバQ:2014/12/10(水) 22:42:30
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132378
福岡都市圏、「第三極」票どこへ 野党共闘奏功か 自民系も熱視線
2014年12月10日(最終更新 2014年12月10日 03時00分)

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 衆院選はいよいよ終盤戦。福岡1〜5区の各陣営は、前回2012年衆院選で注目を集めた「第三極」票の行方に気をもんでいる。前回、日本維新の会、みんなの党、日本未来の党(いずれも当時)は1〜5区で計8人を擁立。選挙区によっては、民主候補の得票と合計すると、当選した自民候補を上回る例もあった。今回、第三極の公認候補は4区の維新前職のみ。民主と維新は共闘をうたうが、思惑通りに進むのか、それとも自民が食い込むのか。手探りの攻防が続く。
 前回、第三極の候補は1区1人(みんな)▽2区2人(維新、未来)▽3区1人(みんな)▽4区2人(維新、未来)▽5区2人(維新、未来)。このうち2人が立候補した2、4、5区では、民主候補との合計得票が自民候補を上回り、1、3区でも合計得票は全体の40%を超える。
 「共倒れ」にも映る前回の二の舞いを避けようと、民主と維新は県組織レベルで選挙協力。1、2、3、5区の民主元職、4区の維新前職が「野党統一候補」として自民前職に挑む。
 5区の民主元職陣営は8日の個人演説会で、できたばかりの「野党統一候補」のシールを支持者に配り「選挙ポスターに貼ってください」と呼び掛けた。2区を選挙区とする福岡市・天神では7日、2、3区の民主元職と4区の維新前職が合同街頭演説も行い「共闘」をアピールした。
 だが両党の主張には隔たりも。4区の前職の応援に駆け付けた維新の橋下徹共同代表は4日、新宮町での街頭演説で民主を支持する公務員労組を批判。地元の労組関係者は反発した。こうした状況に、迎え撃つ自民関係者は「第三極票は、簡単に民主にはいかない」とみる。
 自民の公認調整が不調に終わった無所属前職2人と民主元職の3候補が競り合う1区では、各陣営が前回、みんなが獲得した約4万5千票に熱視線を送る。分裂選挙となった自民系2陣営は「みんなの党は自民出身者が作った党。票は自民系にも流れる」と強気の読みをする。
 ある陣営幹部は「第三極票は組織に基づかない票。どう働き掛ければ取り込めるのか、さっぱり読めない」。どの陣営も、見えぬ「第三極」票の在りかを探っている。
=2014/12/10付 西日本新聞朝刊=

2283チバQ:2014/12/10(水) 22:59:42
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141210150150001.html
【2014衆院選】
「浅尾党」崩しに躍起

■4区

 自民党が4区に続々と大物議員を投入している。ターゲットは、解党したみんなの党の前代表で無所属の浅尾慶一郎氏だ。4区で根強い人気を誇る浅尾氏の陣営は、地方議員や支援者らでつくる「浅尾党」がフル回転して対抗する。

 「時には民主党、時にはみんなの党、そして無所属。どんどん色が変わる。おかしいでしょう」

 公示前の先月30日、JR鎌倉駅前で安倍晋三首相が浅尾氏をやり玉に挙げた。この日、県内5カ所で演説した安倍首相だが、自民の対立候補に具体的に言及したのは異例。浅尾氏と争う自民前職の山本朋広氏への党本部の力の入れようはすさまじい。

 菅義偉官房長官は、公示日など2回、応援に来た。石破茂地方創生相、塩崎恭久厚労相、下村博文文科相といった主要閣僚に加え、選挙サンデーの7日には谷垣禎一幹事長も鎌倉に。9日には、全国から引く手あまたの小泉進次郎復興政務官がJR大船駅前で演説。「応援要請していない方まで来てくれる。先輩方にご支援いただき、プレッシャーも感じる」。山本氏はそう恐縮する。

 前回、京都府から「国替え」してきた山本氏は、浅尾氏にダブルスコアに近い票差を付けられ、比例復活。ただ、今回は「みんな票」が浅尾氏から離れる期待感に加え、連日の大物の応援で「差は縮まっていると思う」と自民党県連幹部は分析する。別の県連幹部は「今が『浅尾党』を崩すチャンス。もし今回勝てれば、4区は今後、自民の牙城(が・じょう)にできる」。

 一方、無所属の浅尾氏には比例復活の道はなく、文字どおり「背水の陣」だ。

 「一番厳しい道を選んだ。無所属でも大政党の候補に勝てることを証明し、全国の政治家に勇気を与えたい」。公示後初の週末の6日、浅尾氏はJR大船駅近くでマイクを握った。「自民は選挙戦の後半に、劣勢の地域を重点的に攻めてくる。厳しい選挙です」

 街頭演説や個人演説会などには、みんなの党に所属していた地方議員らが寄り添い、ビラ配りや応援演説に精を出す。「何としても当選してもらわなければ」と渡辺隆・鎌倉市議。党の県総支部幹事長だった塩坂源一郎県議によると、県内に約40人いた地方議員の半分ほどが浅尾陣営の選挙活動に参加しているという。

 元みんなの地方議員らの心配は、来春の統一地方選だ。塩坂氏らは衆院選後、浅尾氏を中心に新たな政党や政治団体の設立を模索する。浅尾氏の求心力を保つには「圧倒的な票差で勝つことが必要」(塩坂氏)なだけに、力も入る。

 無所属新顔の荻原隆宏氏は「反既成政党」などを掲げ、駅頭などでの街頭演説で支持を訴える。

 共産新顔の加藤勝広氏も消費増税中止や原発再稼働反対などを主張する。

(菅尾保、神宮桃子)

2284チバQ:2014/12/10(水) 23:05:25
http://www.minpo.jp/news/detail/2014120619679
2014ふくしま衆院選 最前線ルポ
■2区 現政権の評価票左右 実績の前職に新人挑む
 復興相として手掛けた施策の実績を前面にアピールする自民党の前職根本匠(63)に、安倍政権を強く批判する民主党の新人岡部光規(46)が立ち向かう。大票田の商都・郡山市は復興とともに景気動向などへの関心が高い。両陣営は現政権の経済政策や消費税再増税への評価などが票の行方を左右するとみている。
   ◇  ◇ 
 根本は5日、郡山市南西部での遊説を終えると足早に新幹線に乗り込み、岩手県の自民候補の応援に向かった。閣僚経験者として、応援のため選挙区を離れる日があり、限られた時間の中での戦いを強いられている。
 根本は平成24年の前回、後援会組織を強化し、約9万9千票を獲得した。陣営は前回を上回る12万票を目標に掲げる。郡山市で9万票を目指し、500を超える後援会を中心に票の掘り起こしに努めている。
 不安材料は現政権に対する批判の目だ。支持者の間に復興相としての実績を評価する声がある一方、「アベノミクスの恩恵が地方に波及していない」とみている有権者も少なくない。陣営は「政権継続による地方創生の取り組みこそが地域経済を活性化させる」と強調する。
 第2区選対本部長で県議の佐藤憲保は「閣僚の実績を訴えているが、追い風があるとは言えない。危機感を持って臨んでいる」と気を引き締める。
   ◇  ◇ 
 岡部は5日、大玉村を回った後、夕方から二本松市の中心部で街頭演説を行い、支持を訴えた。
 22年の参院選本県選挙区で15万票余を得たが、選挙区内の知名度不足は否めない。1日約20カ所で街頭演説し、若さや医師としての経験を訴えながら顔と名前の浸透を図っている。現政権の経済政策など問題点を強調し、批判票を取り込む戦略だ。
 参院選立候補時の支援者らでつくる後援会と民主、連合福島の関係者で選対を構成した。前回、2区から立候補した民主、日本未来の党、日本維新の会の3候補の票の合計約8万票を確保し、さらに票の上積みを目指す。
 選対本部長で県議の佐久間俊男は「候補者の露出を増やす作戦を展開している。巨大与党の候補者を倒すため、非自民勢力を結集する」と話す。
 候補者擁立で、2区が地盤の参院議員増子輝彦は岡部以外の人物を推した。増子の動向が注目されている。
   ◇  ◇ 
 共産党の新人平善彦(62)は5日、郡山市内を遊説した。陣営は高齢者や子育て世代を中心に支持拡大を狙う。選対本部長の高橋善治は「このままの政治でいいのかと疑問視する人たちに支持を呼び掛けたい」と語った。(文中敬称略)

平善彦 62  共産 新
根本匠 63 ☆自民 前
岡部光規 46 ☆民主 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡
▽有権者数=34万4881人(2日現在)

2285チバQ:2014/12/10(水) 23:05:48
■3区 票固めへ手の内探る 前職強気、戦術練る新人
 外相などを務めた民主党の前職玄葉光一郎(50)に、自民党前職の立候補辞退に伴って同党が急きょ擁立した新人上杉謙太郎(39)が挑んでいる。公示約1週間前に候補者の顔触れがそろい、両陣営は互いに手の内を探りながら集票に努めている。
   ◇  ◇
 民主の国政選対本部の副本部長として候補者支援のため全国を奔走する玄葉は5日、公示日以来3日ぶりに選挙区に入った。地元の田村市を中心に6カ所で街頭演説した。選対幹部は「相手候補が変わり、動きが読みにくくなった。まずは地元の票固めを最優先に進めたい」と明かした。
 候補者が選挙区を空ける時間も長いが、陣営は「得票率75%」と前回選挙の62・3%を10ポイント以上上回る強気の目標を立てた。得票率を上げるポイントは農業票とみる。現職の外相として臨んだ前回、環太平洋連携協定(TPP)推進の立場にあることを理由に農業関係団体が距離を置いたが、今回は支援を取り付けた。
 野党に転じてから、毎週のように地元に入り、町内会単位に張り巡らせた後援会をてこ入れできたのも強みだ。総合選対本部長で元西郷村長の菊地国雄は「前回は逆風があまりにも強かった。今回は中央でさらに活躍できるよう得票率にこだわる」と言い切る。
   ◇  ◇
 上杉は5日、地元出身の候補者がいない東白川郡に選挙カーを走らせた。党県連関係者は「相手陣営は若い候補の登場に戸惑いがあるはず。動き回って支持を広げたい」と遊説を中心に若さや行動力を訴える日程を組む。
 小選挙区制が初めて導入された平成8年に3区で玄葉を破った現参院議員の荒井広幸の秘書を7年間務めた上杉は県南地方を何度も訪問している。前回衆院選で新党改革から比例東北で立候補しているが、地縁はなく、知名度アップが大きな課題だ。自民が全市町村にある党支部組織を動かし、支援に当たる。
 陣営は前回衆院選で自民候補が獲得した約4万9千票からの上積みを目指す。比例東北での復活当選が視野に入る。投票率が低い若年層の支持を広げようと選対内にネットチームを設けた。
 選対本部長で県議の満山喜一は「相手は横綱。目標達成のために全力を挙げ、本人の将来に向けた足場も固めたい」と長期的な視点で戦術を練る。
   ◇  ◇
 共産党の新人横田洋子(56)は選挙カーを各地に走らせ支持を呼び掛けている。選対本部長の鈴木正一は「消費税増税や米価下落など安倍政権への批判票の受け皿として得票を伸ばしたい」と話す。(文中敬称略)

上杉謙太郎 39 ☆自民 新
玄葉光一郎 50 ☆民主 前
横田洋子 56  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=28万9727人(2日現在)

( 2014/12/06 09:12 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2286チバQ:2014/12/10(水) 23:06:13
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_21.html
最前線ルポ(1区)投票まで9日 候補者足元に不安 組織結束 票固め急ぐ
 現行制度で最多となる22人が県内で立候補した第46回衆院選は連日、各地で激しい戦いが繰り広げられている。本県の復旧・復興を担う新たな政権の枠組みを選択する選挙で、各候補者とも「福島再生」に向けた公約を訴えている。各選挙区の最新情勢をルポした。(文中敬称略)

 新党が候補者を擁立し、前回とは戦いの構図が一変した。各陣営とも足元に不安材料を抱え、組織の引き締めや支持拡大に躍起だ。

   ◇  ◇
 新聞各紙の朝刊一面に「自民優勢」の見出しが躍った6日、自民党の元職亀岡偉民は伊達市方面に選挙カーを走らせた。

 亀岡を見送った福島市の選対本部では、関係者が各紙の「亀岡リード」という序盤情勢の分析に目を走らせていた。「党組織と後援会が結束して票を伸ばしたい」。選対本部長の県議太田光秋は安泰ムードが漂うことを警戒し、後援会の引き締めに動いた。

 前回、自民への逆風を受けて、石原洋三郎に約2万票差で敗れ、3年半の間、地道に組織強化を図った。後援会の数を選挙区全体で50以上増やし、270まで拡大した。

 追い風の今回は、復興策のスピードアップや県内の原発の廃炉を訴え、前回獲得した13万票より2万票多い15万票を目指す。

 しかし、気に掛かる要素も残る。過去四度対決した、自民の元衆院議員佐藤剛男を支持した層の票の行方だ。公示直前、佐藤の旧連合後援会幹部が亀岡陣営の顧問に就任した。互いに激しく議席を争ってきた関係だけに、同じ党の看板の下で雪解けが進んだ証しとも取れる。ただ、佐藤の元後援会幹部の一人は「ライバル関係にあった陣営同士がまとまることは容易でない」として、亀岡に票が流れるかどうかは不透明だと指摘する。

 日本未来の党の石原洋三郎は亀岡と競うように、伊達市に入った。

 民主党や連合福島の支援を得た前回の組織戦とは打って変わり、「手弁当」の戦いを強いられている。選対役員には国会議員や県議に代わり、個人後援会の支持者らが名を連ねる。福島市の選対事務所前に残された「国民の生活が第一県連」の看板が新党合流までの慌ただしさを物語っていた。

 石原は知事を祖父に、国会議員を父に持つ政治家の家系の出身。陣営は地元・福島市内を中心に6万票前後の基礎票があるとみており、上乗せが課題になると戦略を練る。選挙区内の6つの選対を中心に全域を回り、前職としての実績や「卒原発」などの公約を訴え、女性票の獲得や無党派層への浸透、血縁のある相馬地方の票の掘り起こしを狙う。

 ただ、選対幹部の一人は「後援会を中心とする各地の選対は急ごしらえの感は否めず、十分機能するかどうか」と明かす。兄で選対幹事長を務める県議石原信市郎は当選ラインとみる11万5千票の獲得を目指す。「厳しい戦いだが、新党への期待を票に反映させる」と意気込む。

 民主党の新人大場秀樹は地元の南相馬市を遊説していた。浜通りの選挙用ポスターには「南相馬市出身」の文字があった。賠償や子育て支援など復興に取り組む姿勢を前面に打ち出し、血縁をたぐって支持拡大を目指している。

 福島市議時代や県議選を戦う中で得た個人票、党と支持団体である連合福島の組織票を固める作戦に力を入れる。陣営は若年層などを狙い、票の上積みを目指す。

 しかし、公示直前に立候補が決まったため、選対幹部は「党内や連合福島の中でも浸透し切れていないのが実情だ」と語る。伊達地方は選対本部長を務める参院議員金子恵美の地元で後援会から支援を受けるが、亀岡の地盤でもある。選対事務局長の小林義明は「戦いの構図が一変し票の動きが読みにくいが、無党派層の取り込みにも全力を挙げたい」と力を込める。当選の最低ラインを10万票以上とみて懸命に追い上げる。

 共産党の新人渡部チイ子は福島市内の街頭で声をからした。党の組織票を固めた上で、「原発ゼロ」など公約を訴えて支持拡大を目指す。毎日15〜20カ所の街頭演説をこなしており、選対本部長の藤倉英一は「マイクを握るたびに党の公約が浸透し、有権者の手応えを感じる」と話す。

■1 区

亀岡偉民 57 ☆自民 元
大場秀樹 43 ☆民主 新
石原洋三郎 39 ☆未来 前
渡部チイ子 59  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡
▽有権者数=41万6514人(3日現在)

(2012/12/07 08:00)

2287チバQ:2014/12/10(水) 23:07:15
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_18.html
最前線ルポ(3区)投票まで8日 強気の陣営、攻める新人 異例の前職「不在」
 新党が候補者を擁立せず、民主、自民、共産の既成3党の候補者が戦う。なかなか地元に入れない民主の前職を尻目に自民、共産の新人が票の上積みを目指している。

   ◇  ◇
 民主党の前職玄葉光一郎は7日午後、須賀川市の街頭に立ち、「皆さんに寄り添いたいが、外相としての責任も果たさなければならない」と公務などで選挙区になかなか入れないことへ理解を求めた。8日以降は地元でマイクを握れず、投開票日まで一週間以上も残して「最後のお願い」をしなければならない異例の選挙戦を強いられている。

 選対本部が当初想定した選挙スケジュールでは、公務や公認候補の応援の合間を縫って地元に4回入るはずだった。しかし、北朝鮮の「長距離弾道ミサイル」問題で、発射予告の10日以降の日程は白紙に。支援者の機運を高めようと計画した11日と14日の個人演説会は中止を余儀なくされた。

 「候補者不在の中で選挙戦後半をどうやって盛り上げるのか」。総合選対本部長の元西郷村長菊地国雄は渋い表情を見せる。選対は戦術を練り直す緊急会議を急きょ8日に開くことを決めた。「今こそ支援組織の底力が試される」とし、市町村単位の女性後援会を中心とした草の根的な運動の徹底などを呼び掛ける。

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた政府の対応の遅れや環太平洋連携協定(TPP)交渉参加などをめぐり、7選に向け逆風が吹く。その中で陣営が掲げた目標は「得票率75%」。自民前職との一騎打ちになった前回の73・8%を上回る。菊地は「中央政界でさらに活躍してもらうためには、どんな状況でも圧勝しなくてはならない。勝ち方にこだわる」と言い切る。

 自民党の新人菅野佐智子の須賀川市の選挙事務所には支援団体からの推薦状が次々と張り出されていた。「自民優勢」が伝えられる中、前回、自民のポスター掲示を断った団体が、推薦状を自ら届けに来るケースもある。

 選対本部長代理の柴原文義は「知名度のない菅野はゼロに近い状態からのスタートだが、今は玄葉7、菅野3まで追い上げた」と分析。序盤の世論調査の結果が掲載された「自民優勢」の新聞を指さし、「選挙区で勝つことは容易ではないが、比例での当選は視野に入った」と話す。東北各県の選挙区で自民候補が圧勝すれば、菅野が3区で敗れても比例東北での復活当選の可能性があると読む。

 8日の個人演説会をトップに選挙後半戦は各地で集会を開く。地元に入れない玄葉を横目に、菅野の名前と顔を売り込む戦術だ。女性票の取り込みにも力を入れる。選対幹部の一人は「まずは復活当選の圏内に入れるように後半戦は攻勢を掛ける」と語った。

 共産党の新人小山田智枝は選挙カーを小まめに走らせ、支持を訴えていた。選対本部長を務める鈴木正一は「党に対する有権者の反応が良く、前回よりも得票を大幅に伸ばしそう」と手応えを話す。

   (文中敬称略)

■3区

小山田智枝 43  共産 新
菅野佐智子 59 ☆自民 新
玄葉光一郎 48 ☆民主 前
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=29万2883人(3日現在)

(2012/12/08 08:00)

2288チバQ:2014/12/10(水) 23:07:43
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_22.html
最前線ルポ(4区)投票まで7日 支持交錯行方読み切れず 「恒三票」奪い合い
 14回連続当選を誇った民主党の渡部恒三が政界を引退し、渡部が前回獲得した9万1600余票を奪い合うように4陣営がしのぎを削る。
   ◇  ◇
 時折、雪が降る8日、自民党の新人菅家一郎は下郷町に遊説カーを向かわせた。南会津郡は渡部恒三のお膝元。「恒三票」の取り込みを視野に入れる。
 会津若松市にある菅家の選挙事務所の選対組織表には、渡部の連合後援会幹部を長年務めた会社役員や団体代表者が名を連ねる。選対幹事長の市議佐藤義之は「『恒三票』に多くの期待はできないが、渡部の引退で、保守系の支持者の中には自民に回帰する人も多いはず」と読む。
菅家は会津若松市長を三期務めており、陣営は有権者の42%を占める大票田での集票に自信を見せる。ただ、渡部は前回、会津若松以外で5万8000票近くを獲 得しており、「若松だけでは勝てない」として、自民の支部組織に加え、渡部の支持者の協力を得て旧町村単位でも後援会を設立し、郡部での票の上積みを図っ ている。
 日本維新の会の新人小熊慎司も菅家と競い合うように下郷町に入った。全会津連合後援会幹事長の荒木孝康は「渡部が繰り返していた『党派を超えて若い世代に』という言葉は小熊への後継指名」と受け止め、渡部の後援会の一部から支援を受けていることを明かす。
前回涙をのんだ小熊の得票は4万2800余票。約半分は会津若松市で獲得した。陣営は「恒三票」と合わせ、出身地の喜多方市など都市部での無党派層の取り 込みを重点目標に掲げる。党組織は未整備だが、会津若松市の飯盛山の登り口にある小熊の選挙事務所には若手の運動員たちが盛んに出入りする。南会津などで は、旧町村の商工会青年部員や若い町村議らが「会津を長く支えることができる若い候補」をアピールしながら動いている。
 社民党の新人小川右善は 喜多方市方面に選挙カーを走らせた。陣営が期待するのは民主との選挙協力だ。民主県連との間で、県第4区総支部の支援を受けることが決まった。小川は民主 系労組に出向くなど名前と顔の売り込みに歩く。選対本部事務局長の渡辺敏雄は「菅家にも小熊にも投票しない渡部支持者の受け皿になる」と意気込む。
 ただ、渡部の後援会関係者は「40年以上、渡部恒三と書いてきた人たちが、簡単に別の名前を書いてくれると思うのは間違い」と冷ややかだ。「白票で投じる人もいるはず」と明かす幹部もおり、投票率の低下を懸念する声が出ている。
共産党の新人原田俊広は会津若松市を中心に遊説を展開していた。広い会津全域を一回りした後は同市や喜多方市の大票田での街頭演説やミニ集会に重点を置 き、丁寧に政策を訴えていく考えだ。選対本部長の宮沢弘は「このままの政治でいいのかと感じている人たちに訴えていく」と話す。(文中敬称略)

■4区
小熊慎司 44 ☆維新 新
菅家一郎 57 ☆自民 新
原田俊広 53  共産 新
小川右善 63 ☆社民 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▷会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡
▷有権者数=23万8502人(3日現在)
(2012/12/09 17:31)

2289チバQ:2014/12/10(水) 23:10:52
なんか変だと思ったら>>2286-2288は2012年の記事でした
失礼

2290チバQ:2014/12/10(水) 23:11:44
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121001001356.html
滋賀1区・衆院選候補者が事故 自民の大岡氏

 10日午前8時55分ごろ、大津市におの浜の交差点で、衆院選滋賀1区に出馬した自民党前職の大岡敏孝候補(42)の運転する軽乗用車が、近くに住む女性(31)と4歳、3歳の男児が乗る自転車に接触した。女性は転倒し、右足を打撲する軽傷。子ども2人にけがはなかった。

 大津署によると、車は信号のない交差点を左折した際、横断歩道を渡っていた自転車にぶつかった。

 大岡氏は当時、企業の朝礼に参加後、選挙事務所に向かう途中だった。取材に「左側の確認がおろそかになり、注意が散漫だった。(今後は)朝の選挙活動から運転手を付ける」と話した。

2014/12/10 12:55 【共同通信】

2291チバQ:2014/12/10(水) 23:16:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007566966.shtml
2014/12/8 13:04

元党首のお膝元 兵庫の社民かく戦う 
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
 衆院選の投開票が14日に迫り、兵庫県内の12小選挙区では舌戦が繰り広げられているが、2012年の前回に続いて、そこに社民党候補者の姿はない。兵庫は「護憲の象徴」として党を率いた土井たか子元党首のお膝元。しかし党勢は弱まり、土井氏も死去した。今回は比例票の獲得に力を注ぐ戦いとなるが、「平和」の訴えを強調し、退潮ムードの打開を目指す。

 社民党は前身の社会党時代も含め、戦後の衆院選では常に県内で候補者を立ててきた。1986年には土井氏が委員長に就任。その後「マドンナ旋風」を巻き起こし、全国で躍進した。

 県内では小選挙区制導入後も阪神間の兵庫6、7、8区で候補者を立ててきたが、2005年の衆院選で比例単独に回った土井氏も落選、県内関係の議席がゼロになった。

 12年の衆院選では、旧社会党時代を含め戦後初めて、県内に候補を立てられなかった。今回も擁立は見送られ、2回連続の“不戦敗”となった。

 「有権者に選択肢を示すことができず申し訳ない」。同党県連の北上哲仁幹事長は声を落とす。07年に兵庫県議会の議席を失うなど、県内の組織基盤は揺らいでいる。北上幹事長は「来春に予定される県議選をはじめ、県内の市町議選で議席を増やし、国政の議席を目指したかった」と話すが、突然の解散・総選挙で足元を固められなかった。

 元県議で同党県連の今西正行顧問は、安倍晋三首相が進めた集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法の成立について「国民の関心は高く、社民党の平和や護憲の訴えは受け入れられる」とみる。一方で「従来のように政策を並べても有権者の心になかなか届かない。少数政党の悲哀を感じる」とも。有権者との距離を埋めるすべを模索している。(紺野大樹)

2292チバQ:2014/12/10(水) 23:16:58
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007572373.shtml
2014/12/10 13:53

比例票はどこへ行く? 気をもむ野党
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
 14日投開票の衆院選で、自民、公明の与党優位の情勢が伝えられる中、野党各党が比例票の行方に気をもんでいる。兵庫県内では民主、維新とも選挙区調整で小選挙区の候補者数が前回(2012年)を下回り、比例票の底上げが議席数を左右する。県内全12選挙区に候補者をそろえた共産は「議席増」との世論調査もあり、一層の支持拡大を訴える。

 民主は前回、県内全選挙区に候補者を立て、比例で約36万5千票を集めた。このうち、今回は擁立を見送った7選挙区で6割弱の約21万票を獲得。支持母体の連合幹部は「小選挙区の候補者不在の中、比例への投票をどう呼び掛けたら…」と焦りをみせる。

 8日には海江田万里代表が兵庫入りしたが、神戸・三宮や元町など演説の“一等地”とされる兵庫1区は空白区のため素通り。それでも公認候補のいる選挙区では「皆さんには2票ある。自民の暴走にストップをかけるため、『比例も民主』へ」と強く要請。小選挙区から比例単独に回った候補者も地元で街頭に立つなどして巻き返しを急ぐ。

 維新の前身となる日本維新の会は前回、比例票では自民を上回り、県内トップに。兵庫では当時、同会に所属した3人が比例復活で初当選を果たした。今回も候補不在の選挙区で党所属の地方議員がビラをまいたり、街宣車を走らせたりと掘り起こしに力を注ぐ。

 県内で2人を擁立する次世代の党。後半戦は石原慎太郎最高顧問ら知名度のある党幹部が続々と兵庫入りし、てこ入れを図る。

 前回、近畿ブロックの獲得議席を3から2に減らした共産は「3議席の絶対回復」を目標に上積みを目指す。とりわけ兵庫8区(尼崎市)、9区(明石市、淡路島)は自公と一騎打ちの構図となり、「得票が伸びる」と期待。7日に三宮で街頭演説した志位和夫委員長は「『比例は共産』と書いていただける方を広げに広げて」と猛アピールした。

 一方、優勢とされる自民、公明は緩みを警戒。閣僚経験者を招いた大規模な集会を開くなどし、組織の引き締めを図る。(田中陽一、小川 晶)

2293名無しさん:2014/12/10(水) 23:22:48
http://www.kanaloco.jp/article/81434/cms_id/115583
14神奈川衆院選:自民の優位変わらず 県内小選挙区、終盤情勢

2014.12.10 03:00:00
 14日投開票の衆院選に関し、神奈川県内の18小選挙区で自民党の優位が続いている。神奈川新聞社の取材に7、8両日の電話世論調査を加味して終盤情勢を探ると、自民党は10議席台半ばをうかがう勢いを保つ一方、民主党は劣勢から抜け出せていない。第三極も一部を除き、苦戦が続く。ただし半数近くが「まだ決めていない」と回答しており、今後情勢が変わる可能性がある。

 前回14選挙区を制した自民党は序盤情勢と同様に10選挙区以上で2位以下を引き離すなど、優位は変わらない。無党派層にも支持を広げている。連立与党を組む公明党も唯一候補を立てた6区でリードを保つ。

 前回1選挙区の獲得にとどまった民主党は半数の9選挙区に候補を絞ったが、優位に立つ選挙区はなく、大半で厳しい展開となっている。8人を擁立した維新の党も共同代表が立つ8区以外で苦戦が続く。

 比例代表南関東ブロック(定数22、神奈川、千葉、山梨)は、自民党が前回の6議席から大幅増の10議席に伸ばす勢い。民主党は前回と同じ4議席にとどまりそうな情勢になっている。公明党、維新の党は3議席は確保しそうだ。前回1議席だった共産党は2議席に増えそう。次世代の党、生活の党、社民党は議席獲得が難しい状況だ。



 共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。

【神奈川新聞】

2294チバQ:2014/12/10(水) 23:24:06
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141210_2.shtml
1区、野田氏リード 衆院選県内終盤情勢
2014年12月10日
 14日投開票の衆院選で、岐阜新聞社は9日、取材などを基に県内の情勢を分析した。終盤も自民が優位に戦いを進め、五つの小選挙区全てで議席を奪う勢い。岐阜3、5区は民主元職、岐阜4区は維新前職が急ピッチで追い上げを図る。共産は全小選挙区で苦戦する。ただ、まだ投票先を決めていない有権者は多く、情勢が変化する可能性もある。(敬称略)

【1区】

 8選を狙う自民前職の野田聖子が大きくリードし、民主新人の吉田里江と共産新人の大須賀志津香が懸命に追う。

 野田は他候補の応援で不在の間も県議や市議の協力を受け、全域で優位に選挙戦を展開。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも浸透。幅広い世代から支持を得ている。

 出遅れた吉田は、民主最大の支持母体である連合岐阜の支援を受けて民主支持層への浸透を急ぐ。大須賀は共産支持層を固める。

【2区】

 7選を狙う自民前職棚橋泰文が、地元経済界やJAなどの支持を得て大きくリード。

 棚橋は公示後、一度も地元に入っていないが、陣営は「前回得票した約11万5千票を死守する」と懸命に組織を引き締める。陣営幹部や家族が連夜の個人演説会をこなすほか、支援組織ごとに期日前投票に力を入れる。

 共産新人の森桜房義は、党の政策を訴えるが厳しい戦い。

【3区】

 3選を狙う自民前職の武藤容治が足元を固めて優勢。返り咲きを期す民主元職の園田康博が懸命に追い上げる。

 武藤はミニ集会で着実に自民支持層を固めるほか、街頭活動で支持政党を持たない層への浸透も狙う。

 園田は連合岐阜傘下の労組の支持が固まりつつある。投票率アップが鍵とみて、党幹部ら応援弁士を招くなど追い込みをかける。

 共産新人の服部頼義は共産支持層を固めるが、支持政党を持たない層への浸透は伸び悩む。

【4区】

 10選を狙う自民前職の金子一義が幅広い年齢層の支持を着実に固め、優位に戦いを進める。維新前職の今井雅人は追い上げを図る。支持政党を持たない層の取り込みが鍵。

 金子は全地域で自公支持層の票を固め、盤石の構え。民主支持層の切り崩し、無党派層への浸透に手応えも。地盤の飛騨地域も引き締めに余念がない。

 今井は民主の協力を受けるが、支持の広がりは十分でなく、伸び悩む。支持政党を持たない有権者の多い可茂地域で追い込みをかける。

 共産新人の伊嶌明博は自民批判票の受け皿を狙うが苦戦。

【5区】

 優位に戦いを進める自民前職の古屋圭司を民主元職の阿知波吉信が必死に追い上げる。

 知名度の高い古屋は9選を狙う。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも支持を広げる。東濃全域で先行し、中でも恵那市や中津川市の中高年層から高い支持を集める。

 返り咲きを狙う阿知波は、支持政党を持たない層や若年世代への支持拡大を目指し、東濃西部での得票に力を入れる。

 共産新人の鷹見信義は、小まめな街頭演説で支持拡大を図るが、知名度不足で厳しい戦い。

2295チバQ:2014/12/10(水) 23:37:56
919 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:39:52.49 ID:oPSjFdCQ
野党第一党の党首が比例復活も果たせない例なんてあるの?w
選挙対策本部で海江田はどうゆう心境でバラシールを当選者名簿に張るんだw


930 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:41:53.11 ID:D8EdYiBG
>>919
そういえば、結構ひどい絵面になるな
とくに東京比例区復活組のバラとか、自分の首にギロチン押し込んでいくようなもんじゃないかw

2296チバQ:2014/12/10(水) 23:47:42
http://toyokeizai.net/articles/-/55524
無慈悲!選挙後半戦は「仁義なき戦い」に
自民党は野党の有力者を集中攻撃
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月10日
すでに自公が圧勝するというメディア各社の報道のため、選挙後半戦はいまいち盛り上がりを欠いている。

しかし各選挙区は、熾烈な戦場と化している。「選挙は合法的な戦争だ」という言葉もあるようだが、まさに「仁義なき戦い」が繰り広げられている。

事前調査で優勢と言われる自民党の戦略は、すでに戦勝後を想定している。「野党の有力な幹部を落選させ、徹底的な壊滅をはかること」をその目的としているのだ。ターゲットにされているのは海江田万里民主党代表、菅直人元首相、野田佳彦元首相、小沢一郎生活の党代表で、彼らの選挙区には次々と現役閣僚や党幹部が投入されている。

たとえば小沢一郎氏の岩手県4区(花巻市、北上市等)には、12月8日に菅義偉官房長官、翌9日には安倍晋三首相と、2日続けて超大物が自民党の藤原崇候補の応援に入った。16度目の連続当選を目指す小沢氏は、これまで同区で約12万〜13万票を獲ってきた。ところが2012年の衆院選で獲得したのは7万8057票で、藤原氏の復活当選を許している。

「生活の党」は風前の灯火

解散後に離党者を出した生活の党は、比例区への得票も望みが薄い。前回の衆院選では東北ブロックで1議席を獲得したが、今回はどうなるか。もし小選挙区で落選し、比例復活も叶わないとすれば、そのまま政治的に抹殺されてしまう。2009年の民主党政権誕生の立役者である小沢氏は、かつて所属した自民党からそののど元に刃を突き付けられている状態だ。

野党の間でも壮絶な戦いが起きている。維新の党の橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は9日、そろって愛媛県4区(宇和島市、伊予市等)で街宣した。

もともと日本維新の会は、愛媛県内で一定勢力をもっていた。かつては「参院のドン」と言われた村上正邦元参院議員の流れをくむ県議の横田弘之氏が中心となって、「愛媛維新の会」が結成されたという経緯がある。

かつての同志を集中攻撃

維新の党は同区で森なつえ氏を擁立したが、森氏が2012年の衆院選で出馬したのは出身地の西条市がある愛媛県3区(新居浜市、西条市等)だ。

その森氏がどうして今回4区に鞍替えしたのか。同区では2012年の衆院選で日本維新の会の公認候補だった桜内文城氏が出馬している。桜内氏はかつて、彼らの同志ではなかったか。

9日午前、橋下氏らは桜内氏の出身地である宇和島市で街宣した。この時、森氏は4区への鞍替えの理由について涙で声を詰まらせながらこう言っている。「私はこの愛媛4区には親戚もいない。知り合いも少ない。応援してくれる企業や団体もない。しかし闘わなければならない。どうしても許せないことがあったからだ。いまは次世代の党に移った候補にかつて、子育ての世代の声を聞かせてくれと言われた。なので、友達が子どもの学費の心配をしていること、何人も子どもを産むと大学に行かせられないと懸念していることを伝えた。そうしたらその候補は、『バカな親がバカな大学に行くことを心配しなくていいんだ』と言い放った。これが許せなかった」。

橋下氏は次のように言った。「日本維新の会から次世代の党に移った人は、私のところに一言の挨拶もなかった。桜内さんは党本部にかまぼこ3本持ってきたらしい。私と松井知事と事務局に1本ずつということで。彼らが次世代の党を作る時、ずらりと並んで『国民に道徳教育が必要だ。礼節をわきまえた国民を育てないといけない』と言っていた。いやその前にまず、自分たちが離党する時の挨拶だろうと思った。ということで、これから(桜内氏の)事務所まで行こうと思う」。なんとも凄まじい恨み節である。かつての同志を攻撃する演説を聞く有権者は、どのような思いを持つだろうか。

2297チバQ:2014/12/10(水) 23:47:54
その桜内氏を応援するため7日に松山に入った次世代の党顧問(元みんなの党最高顧問)で参議院議員の江口克彦氏は、翌8日には東京都目黒区の学芸大学駅前でマイクを握っていた。東京5区に無所属で出馬する三谷英弘氏を応援するためだ。

三谷氏が所属したみんなの党は、先月末に解党した。渡辺喜美氏を中心にした新党構想も消え、いまは頼るべき政党もない。2012年の衆院選では4万6629票を得て、東京比例区の定数17のうち、14位で当選したが、無所属では比例復活も叶わない。

「無所属では政見放送もできないのです(注:経歴放送は流される)。こうして直接みなさんに訴えるしかない」。駅前に集まった約10人の支持者を前に、三谷氏はこう訴える。

三谷氏がみんなの党の解党まで付き従った渡辺同党元代表の応援には頼れない。渡辺氏は自分自身の選挙が大変で、他人の選挙を助けるどころではない状態だ。渡辺氏は公示日の前に東京5区に入ったが、三谷氏の決起大会にも顔を出していない。

渡辺氏の事情を知る自民党関係者はこう述べる。「実は渡辺氏は、2012年の衆院選で厳しい選挙戦を強いられた。亡父・美智雄氏の後援者だった重鎮が『今回だけは応援してやる』ということで、なんとか当選した経緯がある。今回はその助けは期待できない。しかも8億円問題の影響も残っている。かなり厳しい状態だ」。

「党から処分を受けたとしても本望」

江口氏は次世代の党に参加している立場。しかし、窮状の三谷氏を見捨てることはできなかった。早朝に羽田に到着した後、午後7時までずっと三谷氏の街宣に付き合った。

「三谷さんはかつてみんなの党で私の同志だった。友情のためだけではない。彼は日本に貢献できる非常に優秀な政治家だから、落とすわけにはいかない。だから私は応援に来た。このために党から処分を受けたとしても本望だ」

無慈悲もあれば、慈愛もあるということか。それらが織りなすドラマがそのまま、日本の政治の歴史になっていくのだろう。そして選挙という闘いを通して人間は、その本性を露わにするものかもしれない。

2298名無しさん:2014/12/11(木) 01:00:46
著作権侵害リスト作成中

2299チバQ:2014/12/11(木) 07:36:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141211/CK2014121102000123.html
<衆院選>注目区ルポ

2014年12月11日


◆1区(千代田・港・新宿区)組織力と知名度の戦い
 自民の看板を背負う山田美樹さんと、知名度を前面に出す民主代表の海江田万里さんの戦い。二年前の前回、山田さんは自民への追い風を受け、千票余の差で初当選した。海江田さんは比例で復活した。
 今回、序盤リードした山田陣営は終盤に入った十日夕、千代田区内で決起集会を開いた。都議、区議や業界団体の幹部が会場に入り切れないほど集まり、自民の組織力を見せつけた。
 山田さんは「相手は有名人で毎日テレビに出ている。その後を追い掛け、あと一歩まで来た」と述べ、「日本経済の潜在能力が見込める1区で、与党の議席を失うわけにいかない」と訴えた。細田博之幹事長代行や舛添要一知事ら応援弁士も「与謝野馨さん(元財務相)も苦戦した」と厳しい戦況を繰り返し、陣営の引き締めに躍起だ。
 海江田さんは九日、公示後初めて本格的に地元入りし、丸一日、選挙区を駆け回った。「自民は野党時代に反省したと言うが、政治とカネの問題など形状記憶合金で元に戻った」と批判。「自民は公共事業を増やしたが民主は人に投資する」と違いを強調した。支援団体、連合の組合員らが各遊説場所に駆けつけて盛り上げ、寒風の中、支援者とハグして「地元は温かい」と笑顔を見せた。「千代田、港、新宿区の方は海江田へ。ほかの地域の方はその地域の民主候補へ」と代表の役目も忘れなかった。
 十日は一転、朝二時間、新宿区内で活動後、再び応援のため地方へ。留守を預かる元都議らが選挙カーを回した。
 共産の冨田直樹さんはJR田町駅東口に立った朝一番の演説で「きょう十日から秘密保護法が施行された」と切り出し、「戦争ができる国づくりへの第一歩。絶対に許せない」。三度目の挑戦で「子育て世代の反応が違う」と手応えを語った。
 結成まもない次世代の浸透度の低さに苦戦する渡辺徹さんは港区の商店街を徒歩遊説し、「子どもにツケを残さない」「責任ある政治を」と、防衛力強化や行政改革などの政策を挙げたビラをまき、支持を呼びかけた。 (松村裕子)
  =終わり
 ◇1 区(6)千代田・港・新宿区
渡辺徹36 会社役員     次新 
冨田直樹38 党地区常任委員  共新 
又吉光雄70 政治団体代表   諸新 
海江田万里65 党代表      民<前><6>
山田美樹40 (元)経産省職員   自前<1>
野崎孝信27 会社員      無新 
 (届け出順)

2300チバQ:2014/12/11(木) 07:38:33
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50234.html
【衆院選】小沢氏、超異例2度お国入り「激戦」で11日から
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った 小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った
 岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党の小沢一郎氏(72)が、11日から13日まで再び地元・岩手に入り街頭演説などを行うことが10日、分かった。小沢氏は6、7日にも数十か所を回る本格的な地元遊説を約30年ぶりに行っているが、同一選挙期間中に2度も“お国入り”するのは極めて異例。求心力の低下に危機感を募らせる関係者らに、最後の引き締めを図る。

 逆風吹き荒れる「小沢王国」に、陣営は“奥の手”を打った。党幹部は「予想以上の接戦になりそうだ。小沢代表は11、12日に岩手2区を回り13日に4区に入り、最後のてこ入れをする」と話した。2区で、同党の畑浩治候補(51)の応援演説や支援団体にあいさつを済ませ、投開票前日に自身の4区に入るという。

 最新の共同通信の情勢調査は、4区の自民党の藤原崇氏(31)が若年層からの支持で小沢氏を上回り“激戦”と報じた。小沢氏に近い地元県議は「1回の選挙で2度も地元に戻るというのは聞いたことがない」と驚いた。

 この日、小沢氏は今回初めて都内で、東京12区候補の青木愛氏(49)らの応援演説を行った。JR赤羽駅前での「小沢ガールズ」代表格の応援には、語気に力がこもった。「青木君を、もう一度、国政に送り出していただきたい」と訴え、約200人の聴衆から大拍手。隣で見つめていた青木氏は、感極まり目に涙を浮かべていた。その後、青木氏のピンクの選挙カーに乗り込み、満面に笑みを浮かべ次の遊説区へ向かった。

 岩手4区は他に、共産党の新人・高橋綱記氏(67)が立候補している。

2301チバQ:2014/12/11(木) 07:39:17
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50230.html
【衆院選】加藤紘一氏三女・鮎子氏、父の敵討ちも「横一線」つば競り合い
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか… 「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか…
 並走、接戦、横一線、伯仲―。報道各社の情勢調査で激戦区の1つとされる山形3区。自民党の加藤紘一元幹事長(75)が2年前の衆院選で阿部寿一前衆院議員(55)に1465票差で14選を阻まれ、政界引退。周囲からは「父の敵討ち」との期待を受け、三女の鮎子氏(35)が立候補した。一方、阿部氏も元酒田市長4期13年5か月の実績を訴え、最後まで予断を許さない状況が続いている。(久保 阿礼)

 2年前の衆院選。鮎子氏の父・紘一氏は阿部氏に1465票差と僅差で敗れ、政界引退を余儀なくされた。初陣となる「加藤家の姫」を守ろうと、“重鎮”らが続々3区入り。2000年の「加藤の乱」で、造反を企てた紘一氏を引き留め、涙ながらに「先生が大将なんだから」という“政界流行語”を残した谷垣禎一幹事長(69)、コロンビア大大学院で同窓だった、小泉進次郎復興大臣政務官(33)ら知名度抜群の議員が応援に駆けつけた。大応援団の結成について鮎子氏は「もっけだ(方言で『ありがたい』の意)の一言です」と頭を下げつつも、「小選挙区で勝ちます」と言い切る。

 周囲からは「父に似なくて良かった」という冗談も出るほど朗らかな人柄の鮎子氏は、4人きょうだいの末っ子(三女)。慶大法学部からコロンビア大大学院を卒業し、帰国後は財団法人勤務や、紘一氏の秘書を務めた華麗なる経歴を持つ。2歳の長男の母で、夫の賢明(よしあき)氏(35)はエリート証券マンだったが、退職して山形県に移住。コンサルティング会社の代表をしながら、妻を支える。

 地元が真っ二つに割れる“保守分裂”選挙。自公は組織の引き締めに躍起だ。「自民党の公認候補は加藤鮎子、ただ一人。無所属の方が選挙に勝っても自民党に来ることはありません」。8日、鶴岡市内で行われた演説会で鮎子氏が秘書を務めた野田聖子前総務会長(54)は、鮎子氏と水面下で公認争いをした阿部氏の入党を否定。支援組織の一部を引きはがし、応戦する宿敵を批判した。

 組織戦を象徴するように結婚式会場でもある大広間は、500人以上の有権者らで埋め尽くされ、立ち見も出た。会場には、3つの大型スクリーンを設置。知名度不足を補うため、鮎子氏の演説姿や握手をする姿のプロモーションビデオを繰り返し、上映した。

 陣営からは「父の敵討ち」との期待の声も上がる。鮎子氏は「父は選挙に強かった。私よりは楽だったのではないかな、と思いますけどね…」と苦笑するが、加藤家の家訓は「どぶ板選挙に徹せよ」。終盤戦を迎え、阿部陣営と同時刻に大規模集会を開催。12日には安倍首相が応援に入り、最後の勝負をかける。

 ◆山形3区(酒田市、鶴岡市、新庄市など)

阿部寿一(55)無 前〈1〉
吉田大成(45)民主新
長谷川剛(36)共産新
加藤鮎子(35)自民新
佐藤誠(66)無 新

※丸数字は当選回数

2302チバQ:2014/12/11(木) 07:40:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_31014.html
<衆院選>「小沢王国」緊迫感/地元入り引き締め/岩手4区


花巻市のホールで候補者の訴えを聞く有権者=9日

<2日で30ヵ所>
 攻勢にさらされる王国にあるじが戻った。
 「正しいと思う道を曲げずに来ることができたのも、地元の皆さんの支えがあったからだ。もう一働きさせてほしい」
 7日朝、奥州市水沢区。衆院選岩手4区で16選を狙う生活の党代表の小沢一郎(72)が街頭でビールケースに立った。
 前日は16カ所、7日は14カ所。雪が舞う中、スーツ姿で笑顔を絶やさず握手を繰り返した。「必死な小沢さんを見るのは27歳で初当選したとき以来だ」。長年の支持者らは小沢の姿に緊迫した情勢の変化を感じ取る。
 背後に迫るのは比例東北自民党前議員の藤原崇(31)。びくともしなかった地盤が当選1回の若手に脅かされている。
 異例の地元入りは、高齢化した後援会の引き締めが狙いだ。前回(2012年)の小沢の得票は7万8000。09年から5万も減らした。
 幹部の一人は「小沢も72歳。後援会だけが若返ることはあり得ない。組織力は健在だが、身内の票固めにとどまる」と打ち明ける。

<試される底力>
 「1強多弱の打破には野党結集が必要。民主党はしっかり小沢先生を支える」。2日間の遊説にほぼ張り付いたのは、民主党県連幹事長で地元県議の高橋元だ。
 民主党分裂で小沢と離れたが、今回は民主と生活で候補者をすみ分けた。県連内にアレルギーはあるが「前面に出ないと結集をアピールできない」と小沢と並んだ。
 小沢は8日、接戦の情勢に「日曜日になれば分かること」とだけ語り東京に戻った。終盤に入り後援会の回転は上向いてきた。「選挙の小沢」の底力が試される。

<世代交代強調>
 「厳しい戦いだが、多くの力を頂き、何とか小選挙区での勝利が見えてきた」。再選を目指す藤原は9日、北上市の街頭演説で言い切った。
 隣でマイクを握ったのは首相安倍晋三。「そろそろ代えた方がいい。若い31歳だ」。安倍はあえて小沢の名前は出さず、世代交代を強調した。
 前回得票は4万8000で小沢との差は3万。今回は強力な援軍が敵陣から現れた。元民主党で小沢とたもとを分かった無所属県議たちだ。
 「小沢さんは岩手のことが頭にあるのか。藤原君はこの2年、頻繁に地元に戻り地域の声を国政に届けた」。反小沢の先頭に立つ県議小田島峰雄は6日、花巻市であった個人演説会で言い放った。
 小田島らは来年の岩手県知事選もにらむ。岩手の政治の「脱小沢」をもくろみ、自民にハッパを掛ける。「最大のチャンスだ。小沢を追い詰める気迫が必要だ」
 「あと少しだ。来てるぞ。総裁としてできることは何でもする」。応援に入った首相安倍は藤原にこう伝えたという。45年間、鉄壁を誇った王国の攻防は横一線のまま最終盤に入る。
 共産党新人の高橋綱記(67)は花巻市議5期の知名度が強み。消費税増税の中止などを訴える。(敬称略)

 ◇岩手4区立候補者
藤原崇31☆党支部長   自前(1)
高橋綱記67 元花巻市議  共新 
小沢一郎72☆党代表    生前(15)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2303チバQ:2014/12/11(木) 07:57:48
http://www.kanaloco.jp/article/81475/cms_id/115785
14神奈川衆院選:注目区を行く〈6区=横浜市保土ケ谷・旭区〉

2014.12.11 03:00:00


(写真はイメージです)


◇自公協力「慣れたもの」

 出馬を告げられたのは、衆院解散の当日だった。11月21日の昼すぎ、民主・三村の電話に着信があった。「6区で立候補を」「午後3時に記者発表する」。電話の主は、党選対委員長の馬淵澄夫。公明・上田と維新・青柳による事実上の一騎打ちとされてきた戦いの構図が、崩れ去った。

 自公勢力に対抗しようと水面下で模索されてきた民主と維新の候補者調整は、解散前日の土壇場で決裂。2区から国替えした三村が参戦し、2年前と同じ民主、第三極、公明、共産が激突する形となった。

 県内唯一の「自公統一候補」として7期目を目指す上田の陣営は、野党の候補者調整が不調に終わったことに「当選ラインが下がる」「(組織が固い)うちにはプラスだ」と胸をなでおろす。ただ、公明の組織票だけでは当選圏内に届かず、「自民票での上積みが必須」とも。自民側は「自公の選挙協力は5回目で慣れたもの。準備万端整えている」と自信をのぞかせ、党の選挙カーを走らせる。

 11月末には首相の安倍晋三がマイクを握り、「上田さんが安倍政権には必要」と自公連携をアピール。公示後も幹事長の谷垣禎一らを次々と投入し、「前回以上に力を入れた支援」(同党市議)を展開している。

 一方、青柳の陣営は、前回の衆院選で民主とみんなが獲得した票を合わせると上田の票を大きく上回っていただけに、心境は複雑だ。「逃げ切ったと思ったが…。三村と無党派層の取り合いになる」

 演説で「しがらみのない青柳でしか改革はできない」としている通り、確固たる支援団体や組織があるわけではない。「前回と同様、空中戦にならざるを得ない」(支援する市議)。

 それでも、国会活動の傍ら精力的に地元行事に顔を出すなどして支持拡大に努めてきた自負もあり、「突然出てきた候補に負けるようなら、この2年間何をやってきたのかということだ」と奮起。「身を切る改革」などを訴え、無党派層への浸透を図っている。

 約3週間の超短期決戦を強いられた三村は、「運動を展開しやすい素地の備わった選挙区」。活動主体を自転車から街宣車に替えるなど、短期間で広範囲をカバーできる効率的な戦法を展開。保土ケ谷区で育ったメリットを生かし、知名度不足の克服に努める。

 過去5回にわたり「民主対公明」の戦いが繰り返されてきた6区は、民主の支持基盤が強い地域でもある。支援する連合神奈川の幹部は「39歳という若さも大きな武器。短期間でも十分勝負になる」と見込んでおり、党本部も代表の海江田万里をはじめ、代表代行、幹事長といった幹部を続々と投入している。「格差のない経済政策」や「将来にツケを残さない政治」を訴え、若年層や無党派層の取り込みに全力を挙げる。

 共産・北谷は憲法9条維持や消費税増税反対を訴え、基礎票の上積みを目指している。

=敬称略

◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区)=敬称略、届け出順

青柳陽一郎45☆維 前(1)
三村和也39☆民 元(1)
上田勇56 公 前(6)
北谷真利53 共 新

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。

2304選挙:2014/12/11(木) 12:00:17
さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
URL:http://ouen100.net/

2305名無しさん:2014/12/11(木) 12:38:24
<衆院選>自民が優勢、野党は苦戦 県内終盤情勢
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/11/04.html
 14日投開票の第47回衆院選について、埼玉新聞は10日までに共同通信の全国調査に本社取材を加味し終盤情勢を探った。

 全国的に自民先行の傾向が表れる中、埼玉15小選挙区でも13選挙区で自民が優勢。候補者の一本化を図った民主や維新だが、前回2012年衆院選と同様、厳しい戦いを強いられている。

 自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、無党派層からの支持も堅調。公明の支援を受けるなど総じて安定した選挙戦を展開している。

 激戦区は00年衆院選以降、民主が5連勝している5区(さいたま市大宮区など)。民主幹事長が立つ選挙区で前回民主が唯一勝った「牙城」だが、3期目を目指す自民前職が猛追。横一線の戦いを繰り広げている。自民は安倍晋三首相が応援に入るなど強力なてこ入れを図っている。

 6区(上尾市など)と7区(川越市など)はいずれも先行する自民前職を民主前職が追い上げる展開。1区(さいたま市浦和区など)は自民前職が攻勢に立つ。

 自民前職と維新前職が対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)はともに保守層を固める自民が優勢。維新は無党派層への訴えを強化し巻き返しを図る。3候補を擁立した次世代は伸び悩んでいる。

 調査では4割前後が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。今後の支持固めと無党派層の取り込みが当落の鍵を握りそうだ。

 比例(北関東ブロック)区を主戦場とする公明、共産はともに堅調。公明は目標の「3議席確保」が射程に入った。
 15選挙区に候補者を立て比例票の底上げを図る共産は公示前の比例1議席から2議席獲得の可能性が出ている。比例で1席奪還を目指す社民は苦戦している。

2306チバQ:2014/12/11(木) 21:33:27
>>2248-2256
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n1.html
2014.12.11 09:41
【選挙区終盤情勢】
東海 民主「王国」復活は多難





(1/4ページ)
 《岐阜》

 前回、5選挙区を独占した自民が「保守王国」をより強固にする勢い。結党以来初めて2選挙区で候補者擁立を断念した民主は、苦戦を強いられている。

 女性候補の三つどもえとなった1区は、自民野田が抜群の知名度と組織力を背景に優位に立つ。民主吉田は女性や子育て世代を中心に街頭などで支持を訴えるが、解散翌日の出馬表明で知名度不足は否めない。

 2区は、強固な地盤を持つ自民棚橋が圧倒。3区は、自民武藤が足元を固めてリードし、返り咲きを狙う民主園田は支持固めに懸命。

 4区は、10選を狙う自民金子が強固な後援会組織をバックに安定した戦い。維新今井は選挙協力する民主支持層を取り込みたいが苦戦、街頭活動を中心に無党派層の支持拡大を狙う。

 5区は、自民古屋が先行。民主阿知波は都市部を中心に巻き返しを図る。

 《静岡》

 自民が全8選挙区のうち6選挙区で他候補に大きく差をつけて優勢。前回の結果と同様の構図に落ち着きつつある。

 1区は、自民上川が法相としての公務の合間に地元入りし街頭演説などで支持を集め、民主牧野や維新小池を突き放す。2区の自民井林は前職の実績を訴え、知名度不足が響いている民主松尾を圧倒している。

 3区は自民宮沢が大きく優勢。維新との統一候補となった民主小山は支持を広げられていない。4区は自民望月が環境相の成果を訴えて支持を広げており、民主田村は厳しい戦い。5区の民主細野は候補者の応援で地元を離れがちだが、独走。自民吉川は厳しい。

 6区は民主渡辺が、前回肉薄した自民勝俣を大きく離す。7区は自民城内が独走し、民主松本らを突き放す。8区は自民塩谷が維新源馬らを大きくリードしている。

2307チバQ:2014/12/11(木) 21:33:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n3.html
《愛知》

 前回、全15選挙区のうち13選挙区で勝利した自民に勢いがある。「王国」復活を期す民主は維新との選挙協力が整わないまま選挙戦に突入し、苦戦している。

 1区は、自民熊田が小まめに地域を回り、地元商工業者からの支持は強固。追う民主吉田は主婦層からの支持を集める。名古屋市長河村たかしが代表の地域政党「減税日本」から出馬した広沢は厳しい戦い。

 4区は、自民工藤が幅広い年代から支持を集めてややリード。維新牧は古巣の民主支持層にも食い込むが、民主刀禰と票の奪い合いでともに苦戦している。

 9区は、自民長坂が公明支持層にも浸透し先行、民主岡本が猛追する。

 公示直前に民主候補が比例代表に回った12区は、自民青山がリードし、維新重徳が追う。青山は街頭活動や個人演説会を重ねて支持拡大を進め、重徳は無党派層への浸透を図る。

 《三重》

 1区は、11選を目指す自民川崎が盤石。伊賀市などで民主支持層にも浸透している。維新松田は候補者調整で擁立を見送った民主の支持基盤・連合三重に浸透しきれず、維新支持層以外への広がりが課題。共産橋本は厳しい。

 2区は、文部科学相などを務めた民主中川が優勢。自民島田は自民、公明支持層をまとめるが、無党派層への浸透がみられない。共産中野は支持拡大に懸命。

 3区は、民主岡田が本人不在の選挙戦ながら抜群の知名度で支持層をほぼまとめ、自民支持層にも食い込む。自民嶋田、共産釜井は伸び悩んでいる。

 4区は、自民田村が優位な戦いを進め、共産松木は比例票の拡大を図る。5区は、比例代表の重複立候補を辞退して組織を引き締める自民三ツ矢が有利な情勢。民主藤田は苦戦し、共産内藤は党支持層以外の広がりがない。(敬称略)

2308チバQ:2014/12/11(木) 21:34:45
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110013-n1.html
2014.12.11 10:05
【選挙区終盤情勢】
近畿 維新、おひざ元で先行許す





(1/6ページ)
 《滋賀》

 1区は、自民大岡と民主川端が激しく競り合う。大岡は保守層を手堅く固める。知名度で勝る川端は支持母体の連合滋賀をフル稼働させるとともに「反自民」票を取り込み、巻き返しを図る。

 2区は、自民上野が民主田島を一歩リード。上野は長浜市、田島は彦根市と、それぞれの地元を着実に固めており、残る米原市などの票がどちらに流れるかが勝敗のカギを握る。

 3区は、自民武村が優勢。解散間際に出馬を決めた民主小川は態勢が整っていない。小川の後援会長を務める前滋賀県知事の嘉田由紀子が応援に入り、無党派層の上積みを狙う。4区は、「反自民」票が民主や維新に割れ、地元企業などをまとめた自民武藤がやや先行。民主徳永は雇用や子育ての充実を訴え、浮動票を取り込む一方、維新岩永も小まめにスポット演説を行い支持を広げる。

 《京都》

 民主空白区となった1区は、自民伊吹が支持層をまとめて堅調な戦いぶり。共産穀田と維新田坂が追い上げを図っている。民主は候補擁立を見送ったが、田坂は民主支持層に浸透していない。2区は知名度の高い民主前原が先行。自民上中が粘り強く支持層を固めて追い上げている。

 混戦模様の3区は、前回激戦を繰り広げた自民宮崎と民主泉が今回も激しく競り合う展開。共産石村、6区から国替えした維新清水も巻き返しを図っている。4区は返り咲きを狙う民主北神が、前職の自民田中を追走している。

 5区は自民谷垣が党幹事長のため、地元入りはできていないが、高い知名度と実績を前面に押し出し、幅広い支持を集め圧倒している。民主小原は伸び悩んでおり、無党派層の支持獲得に躍起。6区は前回と同様、民主山井と自民安藤が激戦を繰り広げている。

 《大阪》

 前回12選挙区で勝利し、本拠地で圧倒的な強さを見せつけた維新が苦戦を強いられている。

 1区は自民大西と維新井上が接戦を展開。3区は公明佐藤が安定している。4区は自民中山が優位に立ち、維新吉村が追う。女性3人が争う7区は自民渡嘉敷がリード。8区は自民大塚が有利に戦いを進め、維新木下は伸び悩んでいる。

 10区は先行する民主辻元を、維新松浪と自民大隈が猛追。11区は自民佐藤と民主平野が競り合い、維新伊東が続く。12区は自民北川が頭一つ抜け出し、民主樽床が追いかける。13区は自民宗清が先を走り、次世代西野が巻き返しを図る。

 15区は自民竹本が維新浦野を一歩リード。16区は先行する公明北側を民主森山が追う。17区は維新馬場と自民岡下が互角の戦いをしている。19区は先行する自民谷川を維新丸山と民主長安が猛追している。

2309チバQ:2014/12/11(木) 21:35:11
 《兵庫》

 自民、公明が前回獲得した計10議席を死守する勢い。民主、維新はすみ分けを進めたが、厳しい戦い。

 1区は自民盛山が一歩リードし、維新井坂が激しく追う。

 2区は公明赤羽が組織戦で民主向山らを引き離す。3区は自民関が大きく抜け出し、維新新原、民主横畑らが追う展開。4区は保守地盤に支えられた自民藤井が独走。5区は、自民谷が民主支持層も取り込み安定した戦いを見せる。

 6区は自民大串が民主辻らを引き離している。7区は、自民山田が保守系無所属大前との間で予想された自民票分裂の影響も感じさせず大幅にリード。8区は公明中野が牙城を守りきる勢い。9区は自民西村、10区は自民渡海がそれぞれ安定した戦い。

 11区は民主松本を自民頭師らが追う。12区は、自民二階派の支援も受けた無所属山口が優位に立ち、自民県連が支持する無所属戸井田らは苦戦している。

《奈良》

 全4選挙区中、2、3、4区で自民がリードしている。

 1区は地元に張り付き街頭演説やミニ集会を小まめにこなす民主馬淵が優勢となっている。抜群の知名度が強みで、民主支持層や無党派層を手堅く固めた。自民小林は保守層への支持を広げる一方、無党派層への浸透が課題となっている。

 2区は総務相、自民高市が実績を押し出し、大きく水をあけて独走。生活中村は野党共闘を打ち出して追うが、伸び悩む。

 3区は、自民奥野が安定した支持を集めて抜け出している。維新栗原は無党派層の支持拡大に懸命で、一定の浸透をみせているが、出遅れが響き厳しい。

 4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め堅調な戦いぶりをみせている。民主大西は懸命に追い上げを図るが、民主支持層のほかに十分な支持が広がっていない。

 《和歌山》

 1区は前回300票の僅差で敗れ雪辱を期す自民門が、今回も民主岸本と激しく競り合う。門は企業・団体などの支持を受けながら、個人演説会なども連日行い、自公支持層を確実に固めている。岸本は民主支持層に浸透し、党より個人を前面に出した活動をこなし、無党派層への食い込みを図る。

 2区は自民石田が自公の支持層を確実にまとめ、優位な戦い。無党派層の取り込みを狙い、街頭活動にも力を入れ、票の上積みを目指している。維新阪口は選挙区を自転車で精力的に回り、無党派層の掘り起こしに躍起。

 3区は自民二階が大きくリード。自公の支持層を固め、擁立を見送った維新支持層の取り込みも狙い、幅広い支持獲得を目指す。党総務会長として他選挙区の自民候補の応援のため本人はほとんど不在の中、陣営が精力的に活動している。(敬称略)

2310チバQ:2014/12/11(木) 21:35:46
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110017-n1.html
2014.12.11 10:06
【選挙区終盤情勢】
中国 12選狙う平沼氏リード





(1/5ページ)
 《鳥取》

 1区は自民石破が抜群の知名度と強固な組織力で盤石。公示後、全国を応援で飛び回り選挙区に入っていないが、保守層の支持は固い。共産塚田は遊説を重ねて無党派層の取り込みを図るが、広がりを欠く。

 2区は自民赤沢が先行し民主湯原が追いかける。赤沢は過去2回、湯原との対決を制した強固な党組織を中心に保守層に浸透。演説会で政権の経済政策に理解を求め、無党派層にも支持拡大を図る。湯原は連合を軸に決起集会などで基礎票を固め、「反自民」票や女性票の取り込みに躍起。

 《島根》

 1、2区ともに自民が優位な戦い。野党は1区で民主、2区に社民の新人が出馬し、両県連が「共闘」態勢で追い上げに懸命だ。

 1区は、自民細田が厚い保守地盤を背景に組織力をフル稼働。参院議員や県議らの支援も受け安定した戦いぶり。民主和田はアベノミクスの弊害を訴え、保守層切り崩しを図るが、無党派層の支持を固めきれていない。2区は、自民竹下が不在がちながら、盤石な支持基盤で優位に組織戦を展開している。社民山本と共産向瀬は支持拡大を図るが、苦しい戦い。

 《岡山》

 1区は10選を狙う自民逢沢が知名度の高さで優位に戦いを進めている。出馬表明が遅れた維新高井は無党派層への支持拡大に懸命。2区は再選を目指す自民山下が先行するが、選挙区議席の奪還を目指す民主津村が追い上げ、激しい選挙戦を展開している。

 3区は次世代平沼が12選へ向けややリード。3回連続で比例復活の自民阿部が追う。4区は自民橋本が公明の手厚い支援を受け先行するが、民主柚木が猛追。5区は自民加藤が圧倒的な強さをみせ、共産美見に大きく水をあけている。

2311チバQ:2014/12/11(木) 21:36:06
 《広島》

 1区は8選を目指す外相の自民岸田が3新人を寄せ付けず盤石。2区は自民平口、3区は自民河井がリードしている。4区は支持層を着実に固めた自民中川を3区から国替えした次世代中丸が追う。5区は公示直前になって民主が出馬を断念。自民寺田が共産尾崎を圧倒する。7区も自民小林がリードを広げている。

 前回、県内で唯一自民が敗北した6区は、無所属亀井と前回比例復活の自民小島が横一線。13選を目指す亀井は今回、初めての無所属での出馬で、影響力の低下を指摘する声もある。

 《山口》

 首相のおひざ元で自民が4議席独占の勢い。

 1区は強固な保守層に支えられる党副総裁の自民高村が盤石。維新高邑は野党共闘を目指すが伸び悩んでいる。2区は県連会長を務める自民岸が安定した戦い。返り咲きを狙う民主平岡は無党派層の支持拡大などに奔走。3区も9選を目指す自民河村が大きくリード。4区は首相の自民安倍が圧倒している。前回同様、本人不在の選挙戦だが、夫人の昭恵が精力的に活動している。次点の約6倍を獲得した前回11万8696票を超える「圧勝」を目指す。(敬称略)

2312チバQ:2014/12/11(木) 21:37:07
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110016-n1.html
2014.12.11 10:07
【選挙区終盤情勢】
四国 定数減で無党派層照準





(1/4ページ)
 《徳島》

 「0増5減」に伴う定数減で1、2区ともに新たな選挙区での戦い。

 1区は、自民後藤田が先行し、民主仁木が追う展開。後藤田、仁木は旧3区で4度対決し、いずれも後藤田が勝利している。両陣営とも大票田の徳島市での浸透と、無党派層の取り込みに懸命だ。共産古田は支持が広がっていない。2区は、9選を目指す自民山口が大きくリードする。支援組織を着実に固め、安定した戦いを見せている。共産久保は支持拡大に奔走するが苦戦を強いられている。

《香川》

 1区は自民平井が先行し、民主小川が追う。平井は支援組織の引き締めを図り自民支持層を固める。小川は精力的な街頭活動で無党派層への浸透に力を入れる。

 2区は民主玉木と自民瀬戸が横一線の戦い。玉木は戸別所得補償制度復活などの農業政策を訴え、保守層へも支持を広げる。瀬戸は連日党幹部らの応援も受け、自民、公明支持層の組織固めを進める。3区は自民大野が防衛庁長官を務めた父功統の地盤を守って優位に立ち、社民高田と共産土岐を引き離す。

 《愛媛》

 1区は、自民塩崎が自民、公明支持層をまとめ安定した戦いを見せる。民主永江は元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層に浸透を図るなど追走する。

 2区は、10選を目指す自民村上が地盤を固め優位に立つ。公示直前に出馬表明した維新横山は知名度アップに懸命。無所属西岡は2年間の実績を訴えている。

 3区は、自民白石徹が自民支持層を着実にまとめてリードする。民主白石洋一は無党派層の取り込みに力を入れる。4区は、組織力に支えられた自民山本が先行。民主支持層への浸透を図る次世代桜内が追う。

《高知》

 「0増5減」で高知市を中心に県内を二分する新区割りとなったが、前回3選挙区で議席を独占した自民が新1、2区いずれも優位。1区は、自民中谷が高い知名度を生かし安定した戦い。民主大石は支持層をまとめたが、無党派層への浸透が課題。共産春名は昨年の参院選で党女性候補が善戦した勢いで追っている。2区は、自民山本が前回まで選挙区になかった高知市西部を重点的に回り、支持を固める。民主武内は街頭演説などに力を入れ、無党派層への食い込みに懸命だ。(敬称略)

2313チバQ:2014/12/11(木) 21:37:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110019-n1.html

2014.12.11 10:08
【選挙区終盤情勢】
九州 政権批判票 野党食い合い





(1/8ページ)
 《福岡》

 自民が候補を擁立した10選挙区すべてで優位に立つ。民主と維新は県連レベルで推薦し合うが、厳しい戦い。

 1区は民主山本が公認争いによる自民分裂のすきを突いて先行。自民前職ながら無所属で出馬した井上と新開は巻き返しに懸命だ。

 2区は自民鬼木がリードし、民主稲富が追う。3区は自民古賀が安定。4区は自民宮内が先行し、維新河野が浮動票の取り込みを狙う。自民は共産新人と一騎打ちの6区鳩山、7区藤丸、8区麻生が独走。11区も自民武田が抜け出した。
《佐賀》

 1区は自民岩田が一歩リードし、民主原口が追う展開。厚い保守地盤に支えられる岩田は組織力を生かし、大票田の佐賀市などで優位に立つ。元総務相で知名度と実績を持つ原口は無党派層の支持拡大がカギを握りそうだ。

 2区は自民古川が前知事の高い知名度を生かし優勢。「0増5減」で選挙区が広くなったが、旧3区で当選を続けた元自治相の保利耕輔の地盤を中心に支持固めを進める。前回比例復活の民主大串は支持の広がりを欠く。


《長崎》

 1区は3選を狙う自民冨岡が幅広い世代の支持を集めややリード。9選を目指す民主高木は労組を中心に組織票を固め、懸命に追う。

 2区は自民加藤が農業団体を中心に手堅く支援組織を固め、優位に戦いを進めている。民主大久保は伸び悩んでいる。3区は5選を目指す自民谷川が盤石。5人が争う4区は6選を狙う自民北村が安定感を増している。民主宮島は保守層への食い込みを強化するが、支持は広がっていない。

 《熊本》

 民主が全県で候補者擁立を断念し、自民が3選挙区で優位に立つ。1区は自民木原と維新松野が接戦。木原は自民支持層に加え、公明支持層も固める。松野は県連の支持を受ける古巣の民主支持層もまとめ、野党共闘で浸透を図る。

 2区は自民野田が幅広い支持を集め、3区も自民坂本が盤石。4区は、自民、民主の公認候補がいない異例の選挙区。自民県議が担ぐ次世代園田が安定した戦い。5区は自民金子が大きくリードしている。

2314チバQ:2014/12/11(木) 21:38:22
《大分》

 1区は再選を目指す自民穴見がリードし、雪辱を期す民主吉良が追う展開。穴見は公明票をおさえ、保守票の上積みを図る。社民の後押しを受ける吉良は政権批判票の結集に奔走するなど巻き返しに懸命だ。

 2区は自民衛藤が選挙区内でまんべんなく浸透し安定した戦い。前回比例復活した社民吉川は労組票を中心に支持拡大を図るが、苦戦を強いられている。

 3区は7選を狙う自民岩屋が足場を固め大きくリードしている。民主浦野は支持に広がりを欠き厳しい。

《宮崎》

 自民が前回に引き続き全3選挙区を独占する勢い。1区は自民武井が公明支持層もまとめ優位。維新外山は無党派層への浸透を図るが、思うように支持は広がっていない。民主村尾は知名度不足が否めず、厳しい。

 2区は5選を目指す自民江藤が無党派層にも浸透して安定した戦いを見せる。共産吉田は政権批判票の取り込みを狙うが、伸び悩んでいる。3区は自民古川が強固な後援会組織と知名度を背景に幅広く支持を集め盤石。共産来住は他党の支持層に浸透できていない。

 《鹿児島》

 1区は、自民保岡が幅広い年代の支持を取り込み先行する。民主川内と維新山之内は野党競合で政権批判票を食い合い苦戦。2区は、自民金子が共産祝迫に大きく水をあけている。

 3区は、前回、国民新公認で当選した無所属野間と自民宮路が横一線の戦い。野間は民主、維新支持層にも食い込み支持を拡大。宮路は父親の地盤を引き継いだが、自民支持層をまとめきれていない。4区は、無党派層の支持でも優位な自民小里が、社民野呂らを突き放す。5区は、自民森山が安定した戦いぶり。

 《沖縄》

 三つどもえの1区は自民国場が一歩リードし、街宣で浮動票を開拓。赤嶺は共産色を弱めて支持拡大を狙う。維新下地は出遅れた。

 一騎打ちの2区は社民照屋が一部保守層にも食い込み、安定した戦い。自民宮崎は会合などで丁寧に政策を訴え、追い上げを図る。

 3区は生活玉城が優位に選挙戦を進め、無党派層にも支持を広げる。自民比嘉は推薦を得た公明の支持層を固め、巻き返しを期す。

 4区は知名度を強みに自民西銘がやや優勢な展開。追う無所属仲里は新知事の翁長雄志の支援を受けて知名度アップに躍起だ。(敬称略)

2315チバQ:2014/12/11(木) 21:57:31
http://www.asahi.com/articles/ASGD943HWGD9OIPE014.html
「地方創生」過疎地の嘆き 政策見えない、候補者来ない
岡戸佑樹、増田勇介2014年12月11日17時42分
]
 安倍政権が打ち出した地方創生。疲弊する地方の活性化策を訴えるが、衆院選で議論は低調のままだ。過疎に悩む山村や離島を訪ねた。

■未成年のいない集落

 国指定の重要無形民俗文化財「花祭」が伝わる、愛知県東栄町の足込(あしこめ)地区。山間地に約100人が暮らすが、子どもは一人もいない。

 「小学校がなくなって子どももいなくなって。地域の元気が失われていく気がして、寂しいね」。区長を務める井筒賢二さん(68)は話す。かつてあった小学校は、1990年に閉校。この春、高校を卒業した2人が離れたことで、地区から未成年がいなくなった。

 町は2年前、改修した空き家を貸す事業を始めた。これまで5世帯24人が移り住んだが、すべて足込以外の地域だ。町の企画課長として移住政策に取り組み、足込に住む伊藤克明さん(56)は言う。「祭りは子どもがいるからこそ盛大にやってこれた。若い世帯に来てもらい、何とか伝統をつないでいかないと」

2316チバQ:2014/12/11(木) 21:58:09
http://www.asahi.com/articles/ASGD93G78GD9PTIL006.html
公明と共産の一騎打ち、関西の3選挙区 有権者に戸惑い
西山良太、山中由睦、上田真由美2014年12月11日13時13分
 突然の衆院解散・総選挙で候補者がそろわず、全国295の選挙区で少数対決が目立っている。とりわけ大阪、兵庫の計3選挙区では、公明党と共産党による一騎打ちの構図が生まれた。こうした構図は、現行の小選挙区比例代表並立制のもとでは初めて。両党の陣営は支持層以外への働きかけを強めるが、有権者には戸惑いもにじむ。

特集:2014衆院選
 大阪市南西部の大正、住吉、住之江、西成の各区が入る大阪3区は、公明前職の佐藤茂樹氏(55)と共産新顔の渡部結氏(33)の2人が対決する。

 公示直後の4日、西成区役所前。自民党総裁の安倍晋三首相が「自民、公明の統一候補だ」と叫び、自民推薦候補の佐藤氏の手を高々と掲げた。見守っていた陣営幹部は「保守層に深く浸透できたはずだ」と語る。佐藤氏の選挙ビラには、首相の顔写真が「佐藤さんと一緒に」という吹き出し付きで載っている。

 公示翌日の3日、住之江、西成両区境にある市営地下鉄玉出駅前。共産党の山下芳生書記局長は「3党合意で消費増税を進めた自民、公明、民主の責任は極めて重い」と訴え、維新の党についても「自民の応援団。大阪から退場の審判を下そう」と指弾した。渡部氏の陣営は他の主要政党をまとめて批判する戦略だ。

 「常勝関西」を誇る近畿の中でも大阪3区は公明党が国政に進出した際の拠点があり、「源流の地」と位置づけられている。現行制度になった1996年以降、過去6回は毎回3〜4人の候補が争い、民主党が政権交代を果たした2009年以外は公明党(新進党時代を含む)が議席を守ってきた。今回、維新の橋下徹代表が立候補を検討したが見送り。4回続けて公明、共産両党と戦った民主党も擁立しなかった。

 淀川区など大阪市北部の大阪5区では、公明前職の国重徹氏(40)と共産新顔の石井美鈴氏(50)がぶつかる。国重氏の陣営は、公示前まで首相と握手したポスターを自民党支持者の家に貼っていた。一方、石井陣営は民主党に近い労働組合にも足を運ぶ。「協力」は取り付けられなかったが、パンフレットは受け取ってもらっているという。

 ほかに兵庫県尼崎市の兵庫8区も公明、共産両党の候補者だけが激突する。

 公明党は自民党支持層の取り込みを目指し、共産党は政権批判票の「受け皿」として存在感を発揮したい思惑がある。だが、衆院の公示前勢力では自民1強体制の中で第4、第6政党にとどまる。他党の支持層や無党派層は分厚く、投票所で公認候補の名前を書いてもらうのは難題だ。

 前回の12年衆院選では、大阪府内の小選挙区で白票も含めた無効票の割合は4・6%。ただ、公明、共産両党に民主党も加えた三つどもえになった大阪3区と5区はともに10%超と突出した。公明陣営の関係者は「(維新などの)第三極ブームの中で受け皿になりきれなかった」と振り返る。

 有権者は複雑だ。

 西成区に住む無職男性(66)は「公明党は自民党にすり寄りすぎ。共産党も公約を実現できるか疑問だ。維新や民主党はなぜ静観したのか」とこぼす。淀川区の会社員女性(35)は投票先に悩んでいる。「真剣に選びたいが、あまりに選択肢が少なすぎる」(西山良太、山中由睦、上田真由美)

     ◇

 《加藤秀治郎・東洋大教授(政治学)の話》 与党と共産党が一騎打ちになる構図が増えたことは、野党の準備不足の表れだ。野党は再編にもたつきすぎた。有権者に選択肢を与えるのが役割なのに、民主党は前回の大敗をひきずり、維新の党も勢いがなく、擁立段階で萎縮してしまった。このタイミングで衆院を解散した安倍晋三首相の思惑通りでもある。特に「公・共対決区」は今回の象徴的選挙区と言えるだろう。

2317チバQ:2014/12/11(木) 22:02:27
本文「坂本」になってるけど本当は坂元
坂元大輔
http://www.narinari.com/Nd/20141229240.html
偽デーモン小暮の選挙応援謝罪、次世代の党候補の選挙活動に閣下怒る。
2014/12/11 18:13 Written by Narinari.com編集部
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広島7区から立候補している次世代の党・坂本大輔候補が12月11日、タレントのデーモン小暮閣下の“ニセモノ”を選挙活動に参加させ、問題となっていた件について、自身のTwitterアカウントで謝罪した。


この問題は、10日午後、坂本候補の選挙カーに閣下風の人物が乗り込み、手を振っている写真がTwitterに投稿され、発覚したもの。少し離れた場所から撮られたその写真は、何も知らない人が見れば、デーモン小暮閣下本人と誤認してもおかしくないレベルの“ニセモノ”だ。

その事実を知った閣下は、公式ブログで「吾輩は、今回の衆議院議員選挙において、どこかの候補者の選挙カーに乗るようなことはしていない。吾輩には無断で行われた」と、本人ではないことを明言。

さらに「吾輩のところには『○○さんを支援しているのですか?』という問い合わせがたくさん来ている」「その人物の事務所にこの件で問い合わせをすると電話口の相手は、『何が悪いんですか?』という対応をした。不快で迷惑な話だ」「今後のあらゆる喧伝活動(本日も含める)において再び同じようなことが起こった場合、必ず『それなりの措置』を講じる所存である。首を洗って待っていてもらいたい」と怒りをつづっていた。

こうした事態を受け、坂本候補はTwitterを更新。「【12/10(水)街頭演説の件で】私の支援者が『デーモン閣下』のコスプレをして街宣活動に参加した件で、ご本人はじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと心からお詫び致します。ご本人ではないと告知しておりましたが、大変軽率な判断だったと深く反省しております」と謝罪した。

そして「ご本人への直接謝罪を含め、今後の対応については関係者と協議しております」としている。

2318チバQ:2014/12/11(木) 22:04:45
http://www.asahi.com/articles/ASGDB4CJ6GDBULZU006.html
民主幹部、地元で必死の防戦 自民攻勢、首相ら応援続々
河原夏季 河村克兵2014年12月11日15時40分
 14日投開票の衆院選で、民主党の幹部が激戦を繰り広げている。公示後は応援で全国行脚してきたが、ここに来て地元に入る時間を増やし始めた。自民は「最重点区」と位置付け、安倍晋三首相らが揺さぶりをかける。

■自民、合言葉は「大宮に立ち寄れ」

 「なんといっても相手は幹事長。演説は冴(さ)えるが、果たして結果が出たのか」

 9日、さいたま市のJR大宮駅前に立った安倍晋三首相は、埼玉5区の自民前職、牧原秀樹氏(43)の横で熱弁をふるった。8選をめざす民主党幹事長、枝野幸男氏(50)との接戦を意識し、「横一線」と4回繰り返した。

 5区は枝野氏が21年にわたり守ってきた地盤。前回選挙で、牧原氏は枝野氏に9400票差まで迫った。

 自民は今回、5区を「最重点区」に指定した。「大宮に立ち寄れ」が合言葉。公示前後から菅義偉官房長官や石破茂地方創生相らを投入。牧原陣営は4度目の挑戦で「今度こそ大金星を」と士気が上がる。

 首相は自身のフェイスブックで「是非皆様のご協力をお願い致します」とSNSで牧原氏への支持を拡散するよう呼びかける入れ込みようだ。

 枝野陣営の危機感はかつてなく高い。報道各社の序盤調査で自民優勢が伝えられると、地元入りの日程を増やした。

 「おはようございます。枝野本人です」。11日早朝、枝野氏は京都へ遊説に向かう前に大宮駅前で30分、頭を下げ続けた。

 8、10日も全国遊説に出かける前の早朝、駅頭に立った。演説では「雇用が増えたといばっているが、正社員の数は減っている」と政権批判に力を入れる。

 岡田克也代表代行や蓮舫参院議員らの応援も積極的に受け入れる。過去7回の選挙にはなかった光景だ。「党本部の危機感の表れ」と陣営も気をもむ。

 共産新顔の山本悠子氏(62)は、原発再稼働ストップなどを訴えている。(河原夏季)

■民主・海江田氏、最終盤の地元入りを相談

 「久しぶりです」。東京1区の民主前職、海江田万里氏(65)は9日、新宿区の下落合駅前でマイクを握った。公示8日目にして、自分の選挙区に初めて丸1日張り付いた。「安倍政権にノーと言える勢力をつくりたい」。港区へ選挙カーを走らせ、街頭で訴えた。

 公示後、党代表として北海道や九州を回る。陣営幹部は「本人不在の初の選挙。本人の握手で票を増やす時間がない」と焦る。過去6回の衆院選で、小選挙区では3勝3敗。最終盤も地元入りできるよう党本部と相談し始めた。

 前回、海江田氏に約1100票差で競り勝った自民前職の山田美樹氏(40)は「絶対に東京1区を野党に渡してはならない」と訴える。公示前に安倍晋三首相や菅義偉官房長官が入り、公示後も谷垣禎一幹事長らが駆けつけた。自民都連は、安倍首相の再度の選挙区入りを調整している。

 共産新顔の冨田直樹氏(38)は集団的自衛権行使反対などを掲げ、次世代新顔の渡辺徹氏(36)は規制緩和などを訴える。諸派新顔の又吉光雄氏(70)、無所属新顔の野崎孝信氏(27)も立候補している。(河村克兵)

2319チバQ:2014/12/11(木) 22:06:07
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141211/plt1412111140001-n1.htm
【激突!!師走決戦】ピンチの海江田氏、反安倍絶叫 自民大物の“工作”に「嫌がらせだ」 東京1区 (1/2ページ)
2014.12.11


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。※自=自民党、民=民主党、共=共産党、次=次世代の党、諸=諸派、無=無所属【拡大】


 民主党の海江田万里代表が、絶体絶命のピンチに立たされている。野党第1党のトップとして負けられない戦いだが、自民党前職に先行されているのだ。安倍晋三首相(自民党総裁)ら与党幹部が「敵将討ち取りのチャンス」とばかり、続々と選挙区入りする現状に、「嫌がらせだ」と弱音も。寒空の下、絶叫演説で反転攻勢を図ろうとしているが…。

 「自民党に負けちゃダメだ。安倍さんに負けちゃダメだ。こういう声を多くの方々から頂きました。ぜひ、この声をさらに大きくしていかなければいけない」

 赤いダウンジャケットを着こんだ海江田氏は9日午後、JR品川駅前(東京都港区)でこう訴えた。党代表として民主党候補を応援するために全国を飛び回っているが、過密日程を押してでも地元入りしたのは強い危機感の表れだ。

 前回の2012年衆院選では、自民党新人だった山田美樹氏に1134票差で敗れ、比例復活で救われた。今回も“宿敵”に先行を許す苦しい展開となっており、「時間を見つけては、早朝に選挙区内の駅前でゲリラ的に街頭演説を繰り返している」(事務所関係者)。

 9日午後の演説では、投開票前の心境について「まな板の上の鯉」と、弱気とも、負け覚悟とも取れる発言もあったが、約5時間後、JR四ツ谷駅前(新宿区)に現れたときには、テンションを一変させていた。

 集まった約300人の聴衆の拍手や声援に勇気づけられたのか、「私の心は燃えています。ちっとも寒さを感じません。ものすごくやる気になっています!」と絶叫調で語りかけ、「海江田万里、極めて元気であります。意気軒高であります」「安倍政権の暴走を許さない! 横暴を許さない!」などと戦闘モードをアピールしたのだ。

 ただ、「寒くない」という言葉とは裏腹に、ダウンジャケットを決して脱がないチグハグさも見せた。そして、「1票は比例区で民主党と、1票は海江田万里とお書きいただきたい」と哀願するように訴えていた。

 自民党では公示前から、安倍首相をはじめ、菅義偉官房長官、谷垣禎一幹事長、かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相ら幹部や有力者が続々と山田氏の応援に入る“頂上作戦”を展開している。批判ばかりで具体的な対案を示さない民主党代表の追い落としを狙っている。

 演説終了後、記者団の取材に応じた海江田氏は、自民党のこうした選挙戦略について、「あんなのは戦略とはいえない。嫌がらせですよ」と吐き捨てた。厳しい選挙戦を「戦いはいつも厳しい。楽な戦いなんて1回もない」とも語っていたが、勝算はあるのか。 (安里洋輔)

2320チバQ:2014/12/11(木) 22:07:51
http://www.asahi.com/articles/DA3S11500782.html
(2014衆院選)民・維、砂上の一本化 愛知12区・山梨1区
2014年12月11日05時00分
■愛知12区 連合反発「地域の実情無視」

 「自民党は政治家や官僚に甘い。民主党政権の方が、生活者の感覚に寄り添っていた」

 愛知12区の維新前職、重徳和彦氏は8日昼、愛知県岡崎市で選挙カーから訴えた。民主支持層を意識し、そばでは「野党統一候補」「維新 民主 一本化」と記された旗がはためく。

 だが「一本化」の実態は――。公示前日の今月1日、同区で選挙準備を進めていた民主前職、中根康浩氏のもとを野党間の選挙区調整を担当する同党の岡田克也代表代行が訪れた。

 「ここで民主が譲らなければ、今までの野党間調整はすべて白紙になる」

 岡田氏は中根氏に、同区で立候補せず、比例東海ブロックへの転出を求めた。前回衆院選は自民新顔の青山周平氏が当選したが、2位の中根氏、3位の重徳氏の合計得票は青山氏を大きく上回った。

 今回、野党第1党の民主と第2党の維新は、選挙区での共倒れを避けようと調整。30ほどあった競合区は21まで減った。

 中根氏は比例区転出を受け入れたが、「この選挙区は民主に一本化してこそ効果が出る」と納得していない。同区内は自動車産業が盛んで、高い集票力を誇る連合愛知の動向が勝敗のカギを握る。連合は「地域の実情を無視した決定だ」と反発。自主投票を決めた。

 火に油を注ぐ出来事もあった。維新の橋下徹共同代表は3日、同市内の演説で「民主党は自分たちの給料カットも、議員削減もやらなかった。身を切る改革は絶対できない」と民主批判を展開。「融合」への糸口は見つからない。重徳氏は「これでは何のための一本化か」とため息をつく。

 重徳氏の演説を7日に聞いた同市の猪股文子さん(70)は「民主が出ないのは驚いた。選ぶ側としては、いろんな党から出た方がいいと思う」と話す。

 一方、青山氏の選対幹部は8日、決起集会で「敵は野合した。油断も隙も無い」と批判した。

 同区では共産新顔の牧野次郎氏も議席獲得を目指している。

 ◇愛知12区の候補者(届け出順)

牧野次郎 56 党地区常任委員  共新

重徳和彦 43 〈元〉総務省職員 維前(1)[比]

青山周平 37 〈元〉幼稚園長  自前(1)[比]

2321チバQ:2014/12/11(木) 22:08:08
■山梨1区 「存在感示すため」割り切り

 山梨県昭和町で6日にあった山梨1区の民主前職、中島克仁氏の個人演説会。維新の甲府市議が訴えた。

 「自民党をストップさせないといけない。維新は中島さんを支持させていただくことになった。もう一回、国会に送ろうじゃないですか」。大きな拍手。民主、維新の「雪解け」の演出は上々に終わった。

 同区では中島氏と維新前職で当選7回の小沢鋭仁国会議員団幹事長が競合していた。だが公示前日、急きょ小沢氏の比例近畿ブロックへの転出が決まった。

 小沢氏は「橋下共同代表から提案があった。断腸の極みだが、野党共闘の観点からは大いなる効果がある」と表明。民主の県連顧問、輿石東参院副議長は、維新の県総支部代表代行、小野次郎幹事長代理と協議し、公示当日に維新が中島氏を支持することを決定した。

 小野氏は「維新の支持者には民主支援に抵抗がある人もいるが、当選に向け側面支援になると判断した」。すでに支持者に中島氏への支持を訴えていた。

 中島氏の演説会に参加した笛吹市の団体役員の男性(57)は「自民に勝つためには野党が結集するしかない」と理解を示す。

 一方、こうした選挙区での協力は、「打倒自民」で一致した急ごしらえで、選挙後の両党の連携につながるかは不透明だ。両党は11月、共闘の環境作りのため、国会議員の定数削減や地方分権など5項目の共通政策を発表。だが原発や集団的自衛権の行使容認などには踏み込まなかった。

 連合山梨の幹部は「(反労組の)維新と政策で一致するわけがない。非自民でまとまっているだけだ」と打ち明ける。維新幹部も「民主の選挙を通じて維新の存在感を打ち出すことが目的」と割り切る。

 中島氏の演説会から2時間後、同じ建物で自民前職の宮川典子氏が「民主にこの山梨1区の議席を明け渡すわけにはいかない」と演説。

 共産新顔、遠藤昭子氏の陣営は「民主、維新の共闘で自共対決がより鮮明になった」と意気込む。

 (相原亮、渡辺哲哉)

 ◇山梨1区の候補者(届け出順)

中島克仁 47 診療所院長     民前(1)[比]

遠藤昭子 63 党地区副委員長   共新   [比]

宮川典子 35 〈元〉私立中高教諭 自前(1)[比]

2322チバQ:2014/12/11(木) 22:08:45
http://www.asahi.com/articles/DA3S11492417.html?iref=reca
(2014衆院選)北海道1区・愛知5区 民主、かつての「王国」は今
2014年12月6日05時00分
 ■北海道1区 有権者の厳しい目「残る」

 かつての「王国」にも危機感が迫る。今冬一番の冷え込みだった5日早朝。札幌市中央区の駅前で、北海道1区の民主前職・横路孝弘氏はマイクを握った。

 「北海道の私たちにとって、ガソリンと灯油はなくてはならないもの。なのに円安で値段は下がらない。アベノミクスは失敗した」

 北海道知事や衆院議長を歴任した横路氏だが、前回は猛烈な逆風が吹き、約6千票差で自民新顔の船橋利実氏に敗れた。選挙区での敗北は初めてで、比例区で復活当選したものの、民主党は道内12選挙区で全敗。09年の11勝から一変した。

 5日に北海道入りした民主党の海江田万里代表は「北海道は民主党の金城湯池」と述べ、横路氏の勝利が「民主王国」の復活につながるとみる。

 当選11回を重ねる横路氏の陣営は「相手は船橋氏個人ではない。自民党だ」とし、地方に恩恵が薄いと言われるアベノミクス批判に力点を置く。前回は争った鈴木宗男氏が率いる地域政党「新党大地」と協力し、鈴木氏や歌手・松山千春氏の応援も調整している。

 北海道は9月の消費者物価指数が105と、全国平均の103・5を上回る。北海道電力は今年11月に再値上げをした。11月の灯油の平均価格は1リットルあたり約102円。最近少し値下がりしたが、2年前より12円も高い。

 横路氏は「有権者の反応は悪くない」と話すが、支援する連合北海道幹部は「難しいのは、アベノミクスが道半ばなのか、失策なのか。我々は失策と言っているが、有権者はまだ判別がついていない」。

 別の不安要素もある。この日、横路氏が演説したスーパーに来た同市のパート高橋敬子さん(70)は「アベノミクス効果があるかよく分からない」と言う一方、民主党について「前回選挙から2年しか経っておらず、若干不安はある」。有権者の厳しい見方について、横路氏は「少し残っている」と認めつつ、「民主にお灸(きゅう)を据えすぎたと思っているのではないか」とも期待する。

 一方、自民党の船橋氏の陣営は「相手は民主党ではない。知名度の高い横路氏だ」と強調する。

 5日夕、同市中心部に安倍晋三首相を迎えた船橋氏は「札幌の景気を良くする。札幌の雇用を増やす。新しい政治の流れを止めるわけにいかない」と訴えた。安倍氏は「2年前、横綱から見事金星を挙げた。この町を変えようという皆さんの思いが強くあった」と称賛。さらに「北海道では高卒の就職内定率が13%上がった」と、アベノミクスの実績を紹介した。円安対策にも言及。今後、船橋氏のもとには麻生太郎財務相ら幹部が応援に入る。両陣営が注目するのは、2年前に維新と大地の候補者が得た計9万票の行方だ。

 問われているのはアベノミクスか、政権運営能力か。同区では、共産新顔の野呂田博之氏も「円安などで経済が落ち込んでいる」と訴え、取り込みを図る。他に無所属の飯田佳宏氏も立候補している。

 ◇北海道1区の候補者(届け出順)

横路孝弘  73 〈元〉衆院議長   民前(11)[比]

野呂田博之 56 党道委員      共新

船橋利実  54 〈元〉道議     自前(1) [比]

飯田佳宏  41 〈元〉衆院議員秘書 無新

2323チバQ:2014/12/11(木) 22:09:01
■愛知5区 応援要請断り地元に集中

 「王国の危機感」は西にも広がる。3日午後、名古屋市中川区の下町にあるスーパーで、民主前職で前衆院副議長の赤松広隆氏はアベノミクスを批判した。「このスーパーが安くても、パンやバターの値段がどんどん上がっている」

 2年前、名古屋市のターミナル・JR名古屋駅を抱える愛知5区で、赤松氏は自民新顔に競り負けた。労働組合の集票力を背景に西の「民主王国」と言われた愛知県全体でも09年の15選挙区全勝から一転、2勝だけ。今回、赤松氏は仲間からの応援要請をすべて断り、地元に張り付く。

 一方の自民党。同日夕の名古屋駅前での街頭演説に菅義偉官房長官が応援に。2期目を狙う自民前職の神田憲次氏は声を張り上げた。「名古屋に垂れ込めていた暗雲を取り払ったのがアベノミクスだ」

 製造業の盛んな愛知県は、円安の風に乗り、景気は好調。10月の有効求人倍率は、全国2位の1・50倍。高卒の就職内定率は10月末時点で86%で、内定者数の伸び率は過去10年で2番目だ。トヨタは15年3月期の純利益が過去最高の2兆円に達する見込み。駅の周囲は2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、開発ラッシュに沸く。

 こうした地域事情は、赤松氏のアベノミクス批判にも影響する。トヨタ系の企業に勤める人も少なくないため、赤松氏は「大企業優遇ばかりを指摘するわけにいかない」(陣営幹部)。このため円安による物価高などに焦点を当てる。このほか、共産新顔の藤井博樹氏、次世代の安田庄一氏も議席をうかがう。(相原亮)

 ◇愛知5区の候補者(届け出順)

藤井博樹 37 党准県委員     共新

赤松広隆 66 〈元〉衆院副議長  民前(8)[比]

神田憲次 51 税理士       自前(1)[比]

安田庄一 47 貿易会社顧問    次新   [比]

2324チバQ:2014/12/11(木) 22:11:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_21025.html
<衆院選>選挙区独占へ 自民が1区援護に力

 衆院選で、青森県内の自民党候補者らが青森1区の援護に力を注いでいる。県内1〜4区で再び独占状態を築こうと、支援の態勢を敷く。圧勝することで他党の勢力を抑え、来年4月に控える県議選、6月の知事選に向けて勢いを付けようと懸命だ。

 防衛相で2区の前議員江渡聡徳候補(59)が10日、1区の前議員津島淳候補(48)を応援するため五所川原市に入った。江渡氏は「温かいご支援を賜りたい」と有権者らに訴えた。重責を担い、なかなか地元の選挙区に入れないが、全区制覇を目指し労を惜しまない。

 選対本部長として全員当選を掲げる3区の前議員大島理森候補(68)も衆院解散直後の11月23日、青森市の繁華街でマイクを握った。演説後、津島氏に耳打ちした。「集まった人と握手したか」。より多くの市民に接するよう助言した。

 県連幹部は「当選はまだ1回。無党派層が多く自民候補が対立候補に敗れる1区現象が起きかねない地域だからこそ、バックアップは必要だ」と説明する。
 民主党が大勝し、政権交代した2009年の前々回、自民は県内で1区のみ議席を逃した。津島氏は今回、「一般的に、2期目は大変厳しい選挙になると言われている」と自認する。1区に勢力を集中する自民の方針は、解散風が吹き始めた当初から定まっていた。

 4選出馬表明のタイミングを計っていた三村申吾知事は11月13日、東京都内で県選出の党国会議員7人と会談し、支援を求めた。三村氏はこの際、衆院選があった場合は1区の応援に力を入れるよう要請されている。
 その三村氏は6、7日、1区内を回り、与党候補への支持を求めた。県連幹部は「対立候補の比例復活を許さず、巻き返す力をそいでおけば統一地方選、知事選でも優位に戦える」と解説する。

 共助の仕組みが張り巡らされた自民の組織力に立ち向かう維新新人升田世喜男候補(57)の陣営は「巨大な象を倒すには非自民の結集しかない」と強調。民主、社民両党と連合青森の協力を得て票の上積みを図る。

 共産新人の吉俣洋候補(40)は支援組織を回り、きめ細かい街頭演説で消費税増税の中止などを訴えている。

【青森1区立候補者】
津島淳48☆自(額)前(1)
吉俣洋40 共 新 
升田世喜男57☆維 新 


2014年12月11日木曜日

2325チバQ:2014/12/11(木) 22:12:16
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_04.html
<衆院選>達増流一変、全方位 小沢氏と一線?


「いわて復興塾」後の懇談会で乾杯する達増知事=7日、盛岡市のホテル
◎岩手県知事選へ「県民党」色濃く

 達増拓也岩手県知事が衆院選をめぐり、沈黙を保っている。過去の国政選挙では一貫して小沢一郎生活の党代表が率いた政党を支援してきたが、今回は動いていない。衆院解散直前、来年秋に予定される知事選に3選立候補する意向を表明。政党と一線を画す「県民党」を掲げた。自身の立ち位置をめぐる駆け引きに、機先を制する狙いにも映る。

 4日の県議会12月定例会一般質問で、自民党県議が「知事は県民党をうたうが、実態は違うのではないか」とただした。
 達増知事は「二十数年ぶりに国政選挙の公示日に選挙活動をしなかった。党派に関係なく対応している」と答弁。自民党陣営から第一声に招かれたことも明かし「都合がつかないというメッセージを送り、読まれたと聞いている」と全方位を強調した。
 知事は過去の国政選挙で「親は裏切れない」と小沢氏と行動を共にしてきた。今回は180度転換とも取れる県民党を掲げ、距離を置いた形だ。
 10日の定例記者会見でも「誰かの応援マイクを持つとか、選挙運動する予定はないし、するつもりもない」と強調。「(岩手選出の)前議員8人以上に増えればいい」とも語った。
 候補者と握手する場面があったのは公示前の11月29日だけ。2区に立った生活前議員の政治資金パーティーに出席し、エールを送った。知事は「解散前から決まっていた親睦の会。普段から公明党のパーティーにも招かれ出ている。都合がつけば出る」とあくまで中立をにじませる。
 小沢氏は6、7日に地元の岩手4区に入ったが、知事が動くことはなかった。代わりに花巻市内の街頭演説では、聴衆の中に知事の妻陽子さんの姿があった。「達増です。よろしくお願いします」と小沢氏への支持を呼び掛けた。
 翌7日、知事が塾長の勉強会「いわて復興塾」の最終回があった。終了後の懇親会には支持者を含む約120人が参加。中締め役が知事を壇上に招き「頑張ろう」コールを仕切る一幕もあった。
 表看板を「県民党」に掛け替えた達増流。衆院選を経て県政界の潮流変化にどう対応するかも焦点となる。


2014年12月11日木曜日

2326チバQ:2014/12/11(木) 22:13:24
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_01.html
<衆院選>山形2区 民VS自 総力戦の様相


「アベノミクス効果を山形に広げる」と訴えた稲田氏=9日、米沢市

「アベノミクスは格差を広げる」と批判する野田氏=9日、米沢市
 衆院選(14日投開票)山形2区は自民、民主両党の前議員が競り合ったまま最終盤を迎え、党を挙げた総力戦の様相を呈してきた。連日、両党の幹部が応援に駆け付け、大票田の米沢市を中心にてこ入れする。「小選挙区で勝つ」が至上命令の両陣営。雪が降り積もる極寒の地で、負けられない戦いが熱を帯びる。

◎鈴木陣営「負けない」意気込む/近藤陣営「首相の暴走止める」

 米沢市中心部、上杉神社に隣接した伝国の杜。9日夜、自民党前議員鈴木憲和候補(32)の個人演説会で、稲田朋美党政調会長が声を張った。
 「アベノミクス効果が山形でも実感できるよう取り組む。民主も威信を懸けて戦っており、負けるわけにはいかない」

 前回2012年、鈴木氏は10万票を獲得し初陣を飾った。だが、民主党への大逆風が吹いた選挙で、同党前議員の近藤洋介候補(49)に1万8000票差まで迫られ、比例東北で復活を許した。
 自民は「今回が勝負の選挙」と意気込む。公示翌日の3日、谷垣禎一党幹事長が寒河江市に入り、4日は小泉進次郎復興政務官が尾花沢市に駆け付け、ふぶく街頭で「党の顔」が支持を訴えた。全国的に自民の優勢が伝えられる中、鈴木氏が激戦を余儀なくされた要因は、農家を直撃した米価下落にほかならない。
 遠藤利明党県連会長は8日、選挙協力する公明党比例候補を伴い、2区を駆け巡った。村山市では農業者を集め、鈴木氏に代わり、与党の米価安定策を丁寧に説明した。
 「私はこんな所で、2回目(の選挙)で負けてなんかいられない」

 鈴木氏は8日夜、尾花沢市の個人演説会で悲壮感を漂わせた。「アベノミクスがどうこう…。そんな事はもうどうでもいい。前回の10万票が増えるか減るかの戦いだ」と感情をむき出しにした。

 対する近藤氏。9日夜、伝国の杜から約1.5キロのホールで、鈴木氏と時同じく総決起大会を開いた。応援に駆け付けたのは野田佳彦前首相だ。
 「大企業と中小企業の格差を広げるのがアベノミクスの本質。上から目線の自民か、国民生活を下支えする民主か。立ち位置は決定的に違う」

 前回の雪辱に燃える近藤氏。公示直前、枝野幸男党幹事長は「一日も早く抜け出し、その力を波及させてほしい」と期待したが、情勢は違った。むしろ近藤氏が応援をもらう苦しい展開が続く。

 安住淳党国対委員長代理が6日に4カ所で遊説したのに続き、8日は岡田克也党代表代行が大石田町、村山市の個人演説会で声をからした。11日は玄葉光一郎選対副本部長も応援に駆け付ける。

 支持母体の連合山形も「2区シフト」を鮮明にする。大泉敏男会長が個人演説会で積極的に弁士を務めるほか、傘下労組幹部らが陣営に張り付き、集票にフル回転する。それでも、連合山形のある幹部の表情はさえない。「民主党政権の悪い記憶が消えないのだろう。いくら訴えても浸透が鈍い。経験したことのない選挙だ」と明かす。
 近藤氏は総決起大会で集団的自衛権の行使を懸念した元労相の父、故鉄雄氏の遺言を披歴し、真っ赤な顔でこう続けた。
 「安倍首相の暴走を止める。だから何としても小選挙区で勝ちたい。比例復活で議席を得ても『選挙区で負けた』と言われるに決まっている」


【山形2区立候補者】
近藤洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新 
鈴木憲和32☆自(無)前(1)

2327チバQ:2014/12/11(木) 22:14:29
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141211-OYT1T50100.html?from=ytop_main5
翁長氏、辺野古断念狙う…反対派応援に自民苦戦
2014年12月11日 14時19分
特集 基地移設

就任記者会見に臨む翁長沖縄県知事(10日午前、沖縄県庁で)=松下正和撮影

 11月の沖縄県知事選で初当選した翁長雄志おながたけし・前那覇市長が10日、知事に就任した。

 翁長氏は沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対しており、衆院選でも県内の非自民候補の支援に回っている。移設の早期実現を訴える自民党は、苦戦を強いられている。

 「美しい湾を埋め立てて辺野古の基地を造るのはやめてもらいたい」

 翁長氏は10日の就任記者会見で、改めて移設反対を主張した。仲井真弘多ひろかず前知事が行った移設先の埋め立て承認については、専門家に検証させる方針で、「法律的な瑕疵かしがあると取り消しが視野に入ってくる」と述べた。

 当面、焦点となるのが、沖縄防衛局が県に提出した埋め立て関連工事の変更申請だ。3件のうち2件は承認済みだが、土砂の運搬方法を変更する残り1件の判断は翁長氏に委ねられている。翁長氏は会見で「しっかり検証したい」と述べた。

 翁長氏は、衆院選で県内の移設反対派を勝利させ、政府を移設断念に追い込む戦略を描く。県内4選挙区の候補者は、共産党、社民党、生活の党、無所属とバラバラだが、「反辺野古」で連携している。

 翁長氏は10日の会見などを終えると、早速、沖縄1区の共産党候補の応援で街頭に立ち、「(保革共闘という)この枠組みで基地問題が解決できるようにお力添えを」と声を張り上げた。翁長氏と並んだ共産党の志位委員長も「新知事はあらゆる手法で新基地建設を止めると表明している。支える国会議員が必要だ」と共闘をアピールした。

 一方、政府・与党は移設計画を粛々と進める構えだ。知事選では、自民党推薦の仲井真氏が大差で敗れただけに、衆院選で勝ち、「『移設反対』の流れを変えたい」(党幹部)ところだ。

 しかし、読売新聞社の序盤情勢調査では、自民党候補は苦戦している。県内4選挙区中、2選挙区は移設反対の候補に差を付けられ、残り2選挙区も接戦となっている。非自民候補の勝利が相次げば、翁長氏が移設反対の姿勢をより強めるのは必至だ。選挙結果によっては移設計画がずれ込み、移設の早期実現を掲げる政府・与党は苦しい立場に置かれるおそれがある。

2014年12月11日 14時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2328チバQ:2014/12/11(木) 22:17:10
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110023-n1.html
2014.12.11 12:27
【衆院選2014】
自共対決、九州・山口10選挙区…「反自民」の老舗 躍進の気配?





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 今回の衆院選は、民主党や維新の党が候補者数を減らす中で、共産党が存在感を増している。産経新聞社とFNNの合同世論調査によると、前回(8議席)の倍増を狙える勢いとなっている。減税や反原発など、共産党アレルギーの薄い若年層や無党派層に受け入れられやすい訴えで、反自民票の取り込みに成功しているようだ。(奥原慎平、谷田智恒)

 「政党助成金を受け取っていない日本共産党こそが、安倍政権に対抗できる唯一の政党です」

 10日夕、冷たい雨が降るJR博多駅(福岡市博多区)前に、共産党の志位和夫委員長の声が響いた。

 志位氏だけでなく、共産党の幹部が、次々と九州入りしている。6日午後には、福岡県飯塚市のバスターミナル前に共産党の小池晃副委員長がいた。

 「安倍政権の暴走に歯止めをきかせるのは共産党だけ。全国で議席増の展望が出ている歴史的な選挙です。いつ頑張るのか。『今でしょ!』」

 安倍政権批判のボルテージが高まるにつれ、350人(陣営発表)の聴衆からも熱狂的な声と拍手がわいた。陣営幹部は「共産党への期待をひしひしと感じる」と手応えを口にする。

 飯塚市を含む福岡8区は、自民党の麻生太郎副総理兼財務相(74)が強固な地盤を築いている。今回の衆院選、麻生氏に対抗して出馬したのは共産の河野祥子氏(34)、ただ一人だった。河野氏は出馬会見で「副総理との一騎打ちとなるでしょう。頑張ります」と述べた。その口調には「共産こそ、真の野党」という思いがにじむ。

 候補者が自民と共産だけの選挙区は、全国に25ある。このうち4割にあたる10選挙区が、九州・山口に集中している。共産党は比例九州ブロックで2議席以上の獲得を目指している。

 九州ブロック責任者の岡野●(=隆の生の上に一)氏は「ブラック企業問題や原発再稼働の反対活動など、党の活動に理解が深まっている。九州から(1970年代、90年代中盤に続く)『第3の躍進』の本格化に弾みをつけたい」と意気込む。

●ソフト路線も

 共産党は党綱領で「社会主義への前進の方向を支持するすべての党派や人びとと協力する統一戦線政策を堅持」するとうたう。党勢拡大と選挙戦術上、ソフトイメージ路線に懸命だ。

 10日午前8時すぎ、熊本市役所前で、赤いサンタ帽をかぶった一団が、通行人に支援を呼び掛けた。

 「消費税の10%増税はキッパリと中止させ、悪政をストップさせましょう」

 熊本2区の広瀬由美氏(58)だ。サンタ帽について、広瀬氏は「有権者に幸せを届けるという願いも込めている」と語った。

2329チバQ:2014/12/11(木) 22:17:31
 熊本は、民主党が全5選挙区で候補擁立を見送った。2区と3区は「自共対決」に、4区も自民県議が支える次世代の党の前職と共産新人の一騎打ちとなっている。党県委員会の安達安人選対部長は「民主党が候補を擁立せず、第三極も消滅状態といえる中、安倍政権の暴走をストップさせる受け皿として頑張りたい」と語った。

●党財政を圧迫

 勢いづく共産党だが、台所事情は楽ではない。

 共産党の収入の8割以上を、機関紙「しんぶん赤旗」の購読料金が支える。しかし、平成2年に46万人とされた党員数は、24年には32万人と3割も減少した。赤旗の購読者も減った。23年の赤旗などの出版収入は198億円で、13年(278億円)に比べ、こちらも3割減少した。

 この苦しい党の台所事情に、共産党の選挙戦略が拍車をかける。

 共産党は昭和34年の参院選以降、国政選挙のたびに全選挙区に候補者を立て続けた。

 法定得票数に満たず、衆院・参院選で1人あたり300万円の供託金を没収されるケースも少なくない。前回衆院選(24年12月)で、共産党の供託金没収額は、比例も含めて8億1千万円となった。

 全選挙区擁立方針は、17年の衆院選、23年の参院選で一時中断したが、24年の前回衆院選で復活した。

 現在の小選挙区比例代表並立制の下、選挙区で共産党候補が勝ち抜くのは難しいが、候補を多く立てることで比例票の掘り起こしを図る狙いからだ。選挙を通して、党の活動を周知することもできる。

 それだけに、今回衆院選の躍進予想に、共産党の期待は高まっている。党広報部長の植木俊雄氏は「これまで資金面で苦労してきた。なんとか形になりそうだ…」と打ち明けた。

2330チバQ:2014/12/11(木) 22:18:34
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110021-n1.html
2014.12.11 12:24
【衆院選2014】
自民分裂で崖っぷちの福岡1区 首相夫人、井上氏応援へ巻き返しにウルトラC





(1/2ページ)
 衆院選福岡1区は、自民党公認を争った井上貴博氏と新開裕司氏の2人の無所属前職と、民主党元職の山本剛正氏を交えた三つ巴(どもえ)の戦いが激しさを増している。自民分裂の影響からか、産経新聞社とFNNの合同世論調査では山本氏が優勢となっている。選挙戦終盤になり、安倍晋三首相の夫人が井上氏の応援入りする「ウルトラC」を繰り出すなど、崖っぷちの無所属2氏が猛烈な巻き返しを図る。(田中一世)

 「昭恵を福岡1区に行かせます。よろしくお願いします…」

 安倍首相から井上氏周辺に連絡が入った。井上氏は麻生太郎副総理兼財務相を後ろ盾とし、安倍首相にも近い。劣勢が伝えられる中、首相がついに動いた。

 昭恵氏は12日に福岡を訪れ、企業を回って井上氏支援を依頼するほか、数カ所で街頭演説する。党総裁の立場から、無所属候補に露骨に肩入れできない首相に代わり、昭恵氏が応援することで井上氏が自民党の「本流」だとアピールする狙いだ。

 10日午後、JA福岡市堅粕支店(福岡市博多区)前で、麻生派所属の山口俊一・沖縄北方担当相が井上氏の応援演説を行った。

 「麻生副総理から頼まれて来た。実は安倍総理からも、昨日の閣議の後に『井上さんを頼んだよ』というお話があった」

 山口氏は、農協関係者ら数十人を前にこう語り、現政権が推しているのは井上氏であることを強調した。井上氏は「この1区は絶対に民主党に渡せない。もし渡したら(福岡市の発展が)10年遅れる」と強調し、民主・山本氏への対抗心を露わにした。

 新開氏は10日夕、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で総決起大会を開催した。新開氏の後ろ盾の古賀誠・元幹事長、同じく「反麻生」の山崎拓・元副総裁も登壇した。

 古賀氏は2日の出陣式以来、ほとんど表に出なかった。だが、総決起大会には建設業関係者ら2千人近くが集まり、古賀氏の動員力を見せつけた。

 古賀氏は「安倍政権が走りすぎなとき、自民、公明両党の連帯でどれだけ歯止めをかけられるか(が争点)の選挙だ」と強調した。古賀氏の横には、公明党で九州方面副本部長などを務める遠山清彦・前衆院議員が座った。

 新開陣営にはこれまで、岸田文雄外相や宮沢洋一経済産業相ら、岸田派(旧古賀派)の有力政治家が応援に入った。11日には上川陽子法相と小野寺五典前防衛相の2人が並んで演説し、岸田氏も2度目の来援を予定する。

 民主党も黙ってはいない。福岡1区は全国でも数少ない民主党優勢が伝えられる選挙区であり、重点区と位置づけるからだ。7日には海江田万里代表が応援演説し、「安倍政権に白紙委任すれば、4年後に日本の社会は崩壊してしまう」と訴えた。9日には枝野幸男幹事長も来援した。

2331チバQ:2014/12/11(木) 22:23:29
奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html

2332チバQ:2014/12/11(木) 22:23:45
奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html
死守するか民主前職 - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞

 民主党が牙城を守り切るか、追い風の自民党が威信をかけて議席を奪還するか。注目の選挙区は民主、自民の前職がもつれ合ったまま終盤に突入。手堅く票をまとめる民主前職の馬淵澄夫(54)に対し、自民前職の小林茂樹(50)が「自民絶好のこの機を逃すと、1区の馬淵人気は不動のものとなる」と形成逆転を狙って激しく追い上げる。10日の安倍晋三首相来援で一気浮揚を期待。共産党新人の谷川和広(36)は革新の支持層を固める。

 逃げ切りを図る馬淵は低投票率予想に危機感を強め、党や支援団体の連合奈良も投票を喚起している。個人人気は根強く、自民や公明の支持層にも浸透する。「志を同じくする野党をまとめ、やがては政界を再編する。私がその先頭に立つ」と政界の論客としての存在をアピールして突き放しにかかる。

 一方、前回同様220団体の推薦を取り付けた小林は、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当大臣が来援。全国で民主党幹部を狙い撃ちする戦略で、10日には安倍首相が奈良市内で演説した。陣営は「首相の来援は絶好のタイミング」とみて逆転の芽をうかがう。

 統一地方選をにらんだ党県議ら1区選対本部の動きも活発で、若手経営者の「茂会」や女性後援会も動く。自民の好調ムードに競り上がりを期待する一方、緩みを警戒する声も。公明党県本部は推薦を見送ったが、陣営は「実質的な支援はいただいている」と話す。

 谷川も市田忠義党副委員長ら大物来援を受け、「消費増税の中止」など共産党の政策を宣伝。陣営は街頭での手応えもつかんでおり、無党派層への働き掛けを強める。

2333チバQ:2014/12/11(木) 22:24:04
奈良2
http://www.nara-np.co.jp/20141211090829.html
前職、着々票固め - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞

 実績と知名度で安定した戦いぶりを見せる自民党前職の高市早苗(53)を、生活の党元職の中村哲治(43)と共産党新人の和泉信丈(31)が追う展開。ただ、投票先を決めていない有権者も多く、最終盤に向け、各陣営とも気を引き締めている。

 高市は閣僚としての公務や遊説で選挙区に不在がちだが、党や後援会の組織力を生かして着々と票固め。推薦を受ける公明党の比例候補を個人演説会に招いて自公連立の重要性を訴えるなど、与党連携も万全で、着実に票を積み上げている。自民、公明支持者に加え、無党派層からも支持を得ており、安定感のある戦いを見せる。

 中村は古巣の民主党の地方議員や維新の党県総支部などの応援を受け「野党統一候補」として幅広い層の支持獲得を狙う。民主党支持者の一部に浸透しているほか、原発問題や集団的自衛権の行使容認に反発する女性の支持もある。ただ、これらの課題に対する有権者の関心は高いとは言えず、投票先を決めていない有権者をいかに振り向かせるかが鍵。

 和泉は、党の地方議員が12月議会の合間を縫って二人三脚で支援。候補者の顔や政策の浸透を図ってきた。反自民票の受け皿となるため、公示日以降、200カ所以上でスポット演説を行い、消費増税中止や雇用環境の整備、集団的自衛権の閣議決定撤回など政策の違いを小まめに訴えてきた。党支持者に加え、無党派層にも広がりを見せている。

2334チバQ:2014/12/11(木) 22:24:43
http://www.nara-np.co.jp/20141208091704.html
野党共闘に厳しさ - 擁立で民・生しこり/'14衆院選
2014年12月8日 奈良新聞

 公示前勢力で半数を大きく上回った自民党「1強体制」に野党が挑む構図は、県内でも同じだ。野党側は中央レベルで統一候補を摸索、2年前の前回衆院選のような候補乱立を回避すべく「すみ分け」調整を進めたが、すんなり「野党候補」が了承され、県内で共闘態勢が進むとは言いがたい状況だ。

 中でも象徴的なのは2区。前職4人(比例近畿含む)を擁する自民党に対し、民主党は結党以来初めて、県内4選挙区全てへの候補擁立が崩れ、2、3区は独自候補なしという事態になった。

 2区については、民主党は党県連会長の前川清成参院議員が中心となって、ほぼ公認候補擁立が決まりかけていたという。

 ところが、岡田克也・党代表代行と生活の党の小沢一郎代表との会談で、生活の党の元職の2区擁立と民主党の候補擁立見送りが合意に至ったと伝えられた。これには民主党を支援する連合奈良の小山淳二会長も感情的な不満を漏らしはしたが、多くを語っていない。

 前回衆院選の前に、消費税増税に反対して民主党を離党した議員らでつくる生活の党。感情的なしこりは県内でも残ったままだ。民主党県連の幹部は「2区に候補を立てないのが最大限の対応」として、1、4区候補支援と比例票の積み上げに走る。ただ、地域での“私的な支援”までは拘束しないもようだ。

 さらに3区についても、民主党は独自候補擁立に努めてきたとしているが、有力候補の名前が上がるまでもなかった。維新の党の新人についても、公示までに県内の両党間で協議されることもなく、選挙戦の最中に動きが起こせるかどうかも見通せていない。

 にわか仕立ての「野党候補」としては、自民党「1強」阻止と施策をアピールし続け、有権者の共感を得るしかなさそうだ。

2335チバQ:2014/12/11(木) 22:25:25
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407575.html
維新、大阪で壊滅危機 安倍人気に衝撃…
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 橋下徹大阪市長(45)が共同代表を務める維新の党は、前回衆院選で圧倒的な強さを誇った地元の大阪でも、大苦戦を強いられている。大阪では14選挙区(全19選挙区)に候補を立てたが、現状で優位に立つ選挙区は見当たらず、本家本元で壊滅危機にある。大阪10区でも、前回12年衆院選で宿敵の辻元清美氏(54=民主)を破った松浪健太氏(43)が、厳しい戦いが続いている。

 JR高槻駅前。2階の歩道にまで、鈴なりに人があふれた。その数は5000人。中心にいたのは橋下氏ではない。選挙戦3日目だった12月4日、自民・大隈氏の応援に来た安倍晋三首相だった。自民は政権を奪回した2年前、橋下氏の地元だけは完敗。だが、もはや、大阪もアウェーではなかった。安倍人気に、維新の松浪陣営は「すごく、集まったようで…」と衝撃を受けた。

 大阪10区は、社民から民主へ移った辻元氏と、自民から維新に移籍した松浪氏が交互に当選する戦いを繰り返してきた。前回は松浪氏が当選し、今回は辻元氏が巻き返している。危機感を強める松浪氏に、今回は新たに、自民新人の脅威も忍び寄ってきた。

 「厳しいですね。連勝がないのは知っています」

 松浪氏は毎朝、高槻市内の駅に立ち、議員定数や職員報酬のカット、地方再生の軸として大阪都構想の推進を訴える。図式化したパネルも持参している。

 「夜8時に演説が終わると、おばちゃんが『健太くん、大阪、日本をようしてや』って集まってくれる。この政治家が何をしようとしているのか、おばちゃんも分かってくれている」

 手ごたえもあるが、維新は今回、壊滅危機にある。看板・橋下氏の出馬騒動で、党内も揺れた。また、全国的には民主党と維新の選挙協力も進んだが、大阪では割れたまま選挙に突入した。松浪氏は橋下氏の不出馬について「影響はない。僕は出てほしくなかった。政治家たるもの、口にした約束(都構想)は遂げないと」。強気を崩さないが、現実は厳しい。

 対して、松浪氏から議席奪回をねらう辻元氏は「調子に乗っている安倍首相に、『総理! 総理!』とつっこませて」。有名な「ソーリ」発言もネタにする。活気あるスピーチが戻ってきた。ただ、陣営は「今回は自民も強い」と、自民の漁夫の利も警戒する。

 その大隈氏陣営が、うそぶいた。「選挙って、天王山が北アルプスに見えるもんやからな」。優勢か劣勢か−つかめないのが選挙戦。「まあ、最後は登りきるよ」と続けた。

 勢いづく辻元氏、虎視眈々(たんたん)と頂点を目指す大隈陣営、逆風の中にある維新松浪氏が、終盤戦もつばぜり合いの接戦を演じている。【村上久美子】

 ◆維新の党の情勢 今回は全国で計84人(うち選挙区77人)を擁立。大阪19選挙区には、14人を擁立した。12年衆院選では、日本維新の会が14選挙区に候補を立て、12選挙区で議席を得た。大阪4区では、維新の新人だった村上政俊氏が、安倍首相の秘蔵っ子でもある自民の中山泰秀氏をかわして勝利するなど、各区で新人の躍進が目立った。しかし、今回は現状、14人のうち優勢な候補はいない。

<橋下維新の栄枯盛衰>

 ▼08年1月 橋下氏が大阪府知事選に出馬、約183万票(得票率54・2%)を獲得し初当選

 ▼11年11月 府知事を辞職し、大阪市長選にくら替え出馬。約71万票(同58・96%)で当選

 ▼12年12月 日本維新の会として初の衆院選で、公示前の11議席から54議席(小選挙区14、比例40)へ躍進。野党第2党に

 ▼13年4月 兵庫県伊丹・宝塚両市長選で、橋下氏系候補が敗北

 ▼同6月 東京都議選で34人を擁立したが、2議席と惨敗。直前に橋下氏の慰安婦発言が波紋

 ▼同7月 参院選で獲得議席は8議席にとどまる

 ▼同9月 堺市長選で、橋下氏系候補が敗北

 ▼14年3月 大阪都構想推進を訴えた出直し市長選で、橋下氏は再選されたが、23・59%の低投票率

 [2014年12月11日9時40分 紙面から]

2336チバQ:2014/12/11(木) 22:26:02
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407582.html
ゲイ公表石川大我氏、崖っぷち社民変える

ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
 老舗政党ながら、崖っぷちに追い込まれている社民党。古い党のイメージを変えようと、40歳の「若手」が比例東京ブロックに立候補した。男性同性愛者(ゲイ)であることを公表している、石川大我氏だ。改革を求める若手に推され昨年の党首選にも出馬。現在、同党は東京に議席がない。10日、都内で演説し「若い力でゼロを希望の1議席にする戦いだ」と訴えた。

 「本当に、小さな小さな政党になってしまった」。党の未来に危機感を持つ石川氏は、発言も物おじしない。「今までの社民党のイメージといえば、いつもと同じような方が集まり、選挙で負けて、いつものような場所で酒を飲み、愚痴を言って終わる。それではいつまでも議席は取れない」。老舗のライバル共産党は、吉良佳子氏ら30代の国会議員も誕生。「社民党にも若い候補が増えている。先輩方が積み重ねた平和や人権への思いは大切に、私たちの感覚も加えたい」と、党の改造計画を訴える。

 公示1週間前に出馬が決まり、11年に初当選した豊島区議を辞めて臨む初の衆院選。SNSを駆使し、新たな支持層獲得を模索する。党公約には、同性婚の実現を目指すことも盛り込まれた。「今の国会は、一部の人に牛耳られている。もっと多様性があっていい。小さな声を国政に届ける役割が、まだ社民党にはあるんです。議席を得たら、しっかりと安倍政権とけんかしたい」と話す。

 今年9月、党の顔だった土井たか子さんが逝去。転換点を迎えた同党で石川氏が当選すれば、ゲイを公表した初の衆院議員となる。【中山知子】

 [2014年12月11日9時44分 紙面から]

2337チバQ:2014/12/11(木) 22:34:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk06010036000c.html

激戦ルポ:2014衆院選/上 1区 経済戦略巡って攻防 /山形
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 4日夜、山形市内のコミュニティーセンター。自民党前職の遠藤利明氏(64)は、足早に会場に駆け込むと、約70人の聴衆を前に演説を始めた。

 「今、海外戦略の目玉は医療機器。山形から輸出することになれば、関連企業など世界中から人が集まり、うまいものを食って観光もしてくれる。『アベノミクス』を山形に生かしたい」

 遠藤氏は、山形大が大手メーカーと共同開発を進める「重粒子線がん治療装置」に触れつつ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の意義を強調した。

 県内では、アベノミクス効果の実感はまだ乏しい。遠藤氏は、経済成長を表す数字ではなく具体例を挙げ、経済効果を地域に波及させる「将来像」の提示に力を入れる。

 自民党幹事長特別補佐を務める遠藤氏は、県内外での応援演説のため選挙区を留守にしがちだ。会合では、家族や側近の県議らが弁士を務めることも少なくない。知名度を誇る遠藤氏だが、「『今回は大丈夫だべ』と言わず、実際に投票してもらわないと当選できない」と繰り返し、組織の緩みを警戒する。

      ◇

 衆院解散当日に出馬表明した民主新人の原田和広氏(41)は、人通りの多い大型店舗前などで、街頭演説や選挙カーからの訴えを重点的に行う。知名度不足は否めず、陣営幹部は「まずは顔と名前を有権者に知ってもらわないといけない」。地盤を引き継いだ同党の鹿野道彦元農相の組織や連合山形の支援も受け、巻き返しに懸命だ。

 7日には、天童市のホテルで開かれた県教職員組合の勉強会に参加。職業訓練会社で就労支援などに携わった経験を強調した上で、「私は社会的弱者の側に立つ」と力を込めた。原田氏は、雇用政策や格差是正などアベノミクスへの対抗軸を打ち出す戦略を採る。

 ただ、毎日新聞を含む報道各社の世論調査では与党の堅調さが伝えられており、原田氏は取材に「アベノミクスの是非は与野党の水掛け論になっているかもしれない。終盤は、『与党に白紙委任状を渡していいのか』ということも有権者に訴えたい」と語る。

      ◇

 共産新人の石川渉氏(41)は公示後、小売店前を中心に、毎日10〜15カ所で精力的に街頭演説に立つ。アベノミクスへの対決姿勢を明確にし、「国民生活第一の政策への転換を」などと主張。店から出てきたお年寄りの買い物客が足を止め、聴き入る姿も見られた。陣営幹部は「社会保障の充実を訴える党の主張は、高齢世代を中心に支持を受けている」と話す。一方、党支持層や高齢世代にとどまらず、無党派層や若年世代への浸透をどう図るかが、支持拡大の鍵を握る。陣営幹部は「ブラック企業対策や子育て支援策などを訴え、これまで冷めた感じだった若い世代や無党派層にも働きかけたい」と話す。

==============

 ◇1区の立候補者◇(届け出順)
石川渉 41 党県委員 共新

遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]

原田和広 41 会社役員 民新

 ◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、共=共産党。

2338チバQ:2014/12/11(木) 22:34:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk06010050000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/中 2区 農業票獲得に奔走 /山形
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 小雪が降る米沢市のスーパー駐車場に、振り絞るような声が響いた。「悔しい思いをたくさんした。反対を貫いたが、国の政策に反映できなかった。自分にもっと力がほしかった」

 7日、元農林水産省職員で2期目を目指す自民前職の鈴木憲和氏(32)は、地元農家に反発が強い環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉を進める安倍政権を止められないふがいなさをこう表現した。一方、農家に寄り添う姿勢を強調し、「地域の声を主張できる大きい政治家になりたい」と支持を呼びかけた。

 県内有数の米どころ、川西町などを擁する衆院山形2区。安倍政権の農政改革が農家を刺激し続ける中で、追い打ちをかけるように米価下落が襲った。鈴木氏は2012年の前回衆院選で初当選して以来、東京から地元に帰っては農家の小さな集まりにも出席し、顔つなぎに努めてきた。だからこそ農家の不満は骨身にしみる。

 自民・公明の組織票を固める鈴木氏だが、農業票離れは懸案材料の一つ。農協の政治団体「県農協政治連盟」の推薦は取り付け、懸命にテコ入れを図る。ただ、農家も以前に比べ結束力は薄れ、「投票先は一人一人が判断する」と話す組合員も少なくない。

      ◇

 「米沢発! 私はブレない」「投票に行こう」。米沢市のイオン前に7日、大きなプレートが立ち並んだ。陣営のスタッフ数十人と共に、走行中のドライバーに必死の形相で支持を訴える民主前職、近藤洋介氏(49)の姿があった。

 民主支持層の大半を固めた近藤氏にとって、無党派層の取り込みは勝敗の鍵となる。今回は投票率の低下が懸念されるため、まず投票に行ってもらおうとの訴えにも力が入る。

 さらに、もう一つ重視するのが農業票の取り込みだ。前回選では「TPP交渉参加容認」を表明し農業団体から猛反発を受けたが、今回は郡部を含め農家との意見交換会を繰り返す。「米価下落には、(民主政権時代の)戸別所得補償制度の完全復活しかない」と訴えて回り、陣営は農業票獲得に一定の手応えもつかんでいる。

 03年の初当選から4期連続で当選を果たしながら、選挙区での当選は民主に追い風が吹いた09年だけ。それ以外の3回は比例復活当選にとどまっている。2区は首長や地方議員を含め自民党の地盤が強固だ。全国的に与党の優勢が伝えられる中、それを突き崩すのは容易ではない。近藤氏の訴えも「今度こそ、選挙区で当選させてほしい」と熱を帯びる。

     ◇

 共産新人の白根沢澄子氏(64)は7日、長井市のホームセンター前で「消費増税は延期ではなく、中止すべきだ」と買い物客に訴え、安倍政権の経済政策の転換を呼びかけた。1999年に米沢市議に初当選して以来、「憲法9条を守れ」「原発なくせ」を叫び続けてきた。陣営幹部は「最後まで安倍政権の政治全体に審判を下そうと訴え続ける」と話す。

==============

 ◇2区の立候補者◇(届け出順)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前

白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新

鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]

 ◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2339チバQ:2014/12/11(木) 22:35:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk06010221000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/下 3区 保守系つばぜり合い /山形
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 公示直後の3日夜、鶴岡市大山で開かれた自民新人、加藤鮎子氏(35)の個人演説会。「大山は私の祖母の出身地であり、父(加藤紘一・自民党元幹事長)が子供時代に遊んだ思い出の場所。父がやり残した仕事を、どうか私にやらせてください」。加藤氏はマイクを両手で固く握り締め、涙ながらに訴えた。

 鶴岡は紘一氏の時代から「加藤王国」とも言われる強固な地盤。陣営は、地元の自民・公明票を手堅くまとめることが、当選への第一歩とみる。「紘一氏の旧後援会の7割は引き継いだ」(陣営幹部)と自信も垣間見える。六つの学区単位を軸にした後援会も張り巡らせ、組織固めに余念がない。

 さらに、加藤氏は「与党公認候補」の立場も前面に出し、組織の引き締めを図る。8日、鶴岡市内であった集会には遠藤利明・自民県連会長や公明党の井上義久幹事長といった面々が集結。「自公連立、安倍内閣への支持をお願いします。何がなんでも勝ち抜かなければならない」(井上幹事長)と与党・自民、公明両党の結束をアピールした。

 陣営幹部は「鶴岡を固めることが、酒田市や最上地方での運動の盛り上がりにつながる」とみており、終盤にかけて攻勢に打って出る構えだ。

      ◇

 加藤氏と激戦を繰り広げる無所属前職、阿部寿一氏(55)は、長年自身が市長を務めた大票田・酒田市の票を固めて応戦する。投票前日の13日に市内のデパート前で開く大演説会には、「酒田市議20人のうち保守系15人が出席する予定」と陣営は意気込む。

 「強い者は強くなればいい、弱い者は泣けばいいというのは、政治ではない」

 7日、鶴岡市内での演説会で阿部氏が聴衆に語りかけると、会場に大きな拍手が響いた。会場からあふれるほど人が集まり、立ち見の人の姿もあった。

 阿部氏は保守系でありながら、無所属候補としての利点も生かし、与党と微妙な距離感を保つ。地盤の酒田を中心に自民支持層の一部を切り崩しているほか、民主、維新、社民の各党支持層や無党派層などに幅広く浸透し、組織力の差をカバーする。

 酒田にとどまらず、既に選挙区全域をほぼ3巡した阿部氏。両陣営の草苅り場となる可能性のある最上地方を、「勝負を分ける決戦場」と位置付ける。

 6日には、最上地方の全8市町村を精力的に回り、新庄市内で個人演説会を開催。「私なら誰に遠慮することなく、地域の実情を国に伝え、堂々とものを言える」と、無所属の強みを訴えることも忘れなかった。

      ◇

 民主新人の吉田大成氏(45)は、広い選挙区を選挙カーで走り回り、「『自民党は駄目。共産党も嫌だ』という皆さんの新しい選択肢になりたい」と強調。保守分裂、与野党入り乱れての激戦に埋没すまいと声をからす。

 神奈川県議を辞職し、衆院解散当日に出馬を表明。吉田氏は「しがらみのなさ」を訴えるが、知名度不足もあって無党派層への浸透はおろか、民主党支持層も固め切れていないのが現状だ。「反自民」で一致するはずの社民党の動きも鈍い。支援する連合山形の各地域の集会に出席し、足元固めに奔走する。

      ◇

 共産新人の長谷川剛氏(36)は、連日15カ所以上で街頭演説を行い、「消費増税は延期ではなくやめさせ、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も撤回させる」と、安倍政権との対決姿勢をあらわにする。子育て中という自身の経験を強みに、子育て世代の雇用の安定なども訴え、若年世代への浸透を図る。街頭では通行するドライバーが手を振り返す姿も見られ、陣営幹部は「反応はいい」。従来の支持層を超える広がりをみせられるかが焦点となる。

 (この企画は、光田宗義、前田洋平、野間口陽、佐藤良一、高橋不二彦、長南里香が担当しました)

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 ◇3区の立候補者◇(届け出順)
阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前

吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新

長谷川剛 36 党地区副委長 共新

加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]

佐藤誠 66 政治評論家 無新

 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。 党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。

2340チバQ:2014/12/11(木) 22:37:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk22010122000c.html
2014衆院選:現地ルポ/上 1区 連呼響くが聴衆まばら 低投票率? 野党に危機感 /静岡
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 日も落ちた静岡市中心部の交差点。歩行者用信号が赤から青に変わるまでのわずかな時間、のぼり旗を手にしたある候補の女性運動員が、若いカップルに繰り返し話し掛ける。

 「選挙に行ってくださいね。よりましな候補に消去法で入れて」

 別の運動員がチラシを手渡そうとしても、ポケットから手を出してもらえない。体の芯まで冷える真冬並みの寒さのせいなのか。クラクションで「支持」を表し通り過ぎる車もあるが、街頭演説の聴衆はまばらだ。この候補者に限った状況ではない。

 民主と維新の候補者調整が不調に終わった1区。政治経験豊かな民主元職の牧野聖修氏、子育て世代で維新前職の小池政就氏に加え、相談活動の実績がある共産新人、河瀬幸代氏の3人が、法相の自民前職、上川陽子氏に挑む。

 4政党が入り乱れる県内唯一の選挙区。各候補が票の掘り起こしを狙うものの、有権者の関心は盛り上がっていない。

 公示後初の土日に際し、5〜7日には民主の枝野幸男幹事長、維新の江田憲司共同代表、共産の井上哲士・参院国対委員長ら野党幹部が相次いで足を運んだ。「自民に300議席以上をあげたら暴走を止められない」などと巨大与党誕生の阻止を訴える一方、「投票に足を運んでほしい」と、組織戦を展開する自公陣営を前にして低投票率への危機感がより強くにじんだ。

 受けて立つ側の上川氏。女性閣僚として公務や他候補の応援依頼も多く、7日は選挙区を離れて県外へ。陣営関係者は「(党幹部の)誰かに来てほしいという気持ちがあるが、言いづらい。これまで通り草の根選挙を展開するしかない」と、支持固めを急ぐ。野党の政権批判に対して、正面から反論を挑む場面にはあまり出合わなかった。

 全国各地で注目を浴びることが多い県庁所在地の「1区対決」。だが、公示前に予定されていた静岡青年会議所主催の候補者討論会は、候補の一人が多忙との理由で成立しなかった。論戦がかみ合わないまま、肩すかしを食った有権者には、候補者名の連呼だけが響く選挙戦となっている。【立上修】

    ◇

 12日間の短期決戦の衆院選は後半に入った。14日には投開票日を迎える。県内小選挙区の注目区を歩いた。

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 ◇1区の立候補者(届け出順)
河瀬幸代 63 [元]静岡市議 共新

上川陽子 61 法相 (4)自前=[公]

小池政就 40 [元]東大院助教 (1)維前

牧野聖修 69 [元]党副幹事長 (4)民元

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。

2341チバQ:2014/12/11(木) 22:37:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk22010065000c.html
2014衆院選:現地ルポ/中 3、4区 野党、政権批判に熱帯び 「自民優勢」で訴え悲壮 /静岡
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院の解散直後、民主と維新の候補者調整が成立し、自民対民主の構図が分かりやすくなった3区。自民前職の宮沢博行氏は、磐田市で開かれた出陣式で声を張り上げた。

 「選挙区に議員は2人要りません」

 民主元職の小山展弘氏を意識しているのは明らかだった。

 2人は1年違いで県立磐田南高を卒業、30代若手で衆院議員1期など経歴は似通う。前回の衆院選とは攻守を変えた戦いに、いやが応でも闘志は高まる。

 小山氏は票田の磐田市を中心に「政治は変えることができる」と、現政権への批判票を取り込もうと必死だ。県内唯一の「民維連携」候補でもあり、比例に回った維新前職、鈴木望氏(65)の票をいかに取り込めるか注目が集まる。ただ、鈴木氏は公示前の決起集会に姿を見せたものの、今回は比例九州からの出馬。連日静岡入りする余裕はない。

 磐田市長の経験があり、浜岡原発のお膝元の3区で脱原発を掲げた鈴木氏の支持者は重層的で、小山氏陣営も鈴木氏の前回票(約6万4000票)を全て上積みできるとは考えていない。

 公示翌日、菅義偉官房長官が宮沢氏の応援でさっそくJR掛川駅前に立ったが、後半戦は自民幹部の選挙区入りもめっきり減った。「原発関連の組合員がいる連合に配慮し小山氏は浜岡に触れたがらない。脱原発をぶち上げられていたら自民支持層にも響いたはずだ」。宮沢氏の陣営は冷静に分析する。

    ◇

 「時間やアピールの仕方を工夫しなければ」。4区に出馬した自民前職の環境相、望月義夫氏は、ペルーでの国際会議出席を控えた先週末、精力的に動いた。閣僚に野党が挑むこの区は、各陣営が応援弁士を繰り出すなど選挙戦が熱を帯びる。

 小選挙区で望月氏とシーソーゲームを演じてきた民主元職の田村謙治氏。全国で自民優勢が伝えられ、訴えにも悲壮感が漂う。「瀬戸際で後はありません」。知名度の高い県連幹部も集会に迎え、ホームページで「川勝知事(民主党が擁立)とともに医療体制立て直しに全力を注ぐ」と一体感の強調に懸命だ。

 共産は3区の松浦敏夫氏、4区の杉田保雄氏の2人が「汚れた政治に一番洗浄力があるのは共産の議席」などと、政権批判で独自色を打ち出している。

 望月氏は国際会議出発前に気を引き締めた。「(過去には)1週間で情勢が変わったことがある。『自民党が勝つなら投票に行かなくてもいいな』というのが最も怖い」【舟津進、高橋秀郎】

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 ◇3区の立候補者(届け出順)
小山展弘 38 [元]団体職員 (1)民元

松浦敏夫 62 党県委員 共新

宮沢博行 39 [元]磐田市議 (1)自前=[公]

 ◇4区の立候補者(届け出順)
杉田保雄 68 党県委員 共新

望月義夫 67 環境相 (6)自前=[公]

田村謙治 46 [元]内閣政務官 (3)民元

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2342チバQ:2014/12/11(木) 22:38:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk22010108000c.html
2014衆院選:現地ルポ/下 6区 自民大物「集中投入」 民主の牙城に緊迫感 /静岡
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 9日午後2時、JR熱海駅前広場は人であふれた。小泉進次郎復興政務官を応援弁士に迎えた自民前職、勝俣孝明氏の街頭演説会。勝俣氏が「小泉先生が来てくれたので今日は平均年齢が低い」と笑わせた通り、聴衆に若い女性が目立った。

 「1期目より2期目の方が間違いなく地元に貢献できる」。歯切れ良く再選への支援を求めた小泉氏の方が握手攻めに遭い、次の応援先へ向かった。

 伊豆半島は、7選を狙う民主、渡辺周氏の牙城だ。沼津市長だった父朗氏以来の後援会を中心に結束力を誇り、2012年の民主への大逆風もしのいだ。

 報道各社が渡辺氏の一歩リードと伝える中、8日には安倍晋三首相と石破茂地方創生担当相がそれぞれ沼津駅前で応援演説。10日は谷垣禎一幹事長も沼津入りするなど、自民は重点区として党の看板を集中投入した。勝俣氏の選対幹部を務める県議は「まだ追い抜いていないが逆転の要素はある。本当に迫ってきた」とかつてない手応えを感じている。

 「一人一人があと10人に電話をかけ、渡辺周をお願いしてください」。7日夜、沼津市の狩野川沿いのホテルに約1000人を集めた渡辺氏の「大必勝集会」。報道とは裏腹に、山本一彰・選対本部長の呼びかけは緊迫感に満ちあふれていた。

 山本氏は「わずか数日で状況は様変わり。今完全に抜かれている」と“追う側”を強調。渡辺氏本人も、翌日からの自民の攻勢スケジュールを念頭に「(自民が)6区をつぶしにかかる。あと1週間、6区ではなく民主主義を守る戦いだ」と、ステージ隅の妻とともに深々と頭を下げた。

 ボルテージを上げる一方で、同氏陣営の関係者は後半戦に不安を見せる。「今回が一番厳しい選挙。“背中が見えてきた”と自公陣営が徹底して切り崩しにかかっている」

 両候補の接戦に埋没しないよう共産新人の佐藤龍彦氏も、消費税10%の中止と若者の雇用確保を中心に訴える。集まってくる街の声を取り入れながら、アドリブの利いた演説をしたいと公示日の出発式で語ったように、広い選挙区を行脚する。伊東市議を9期務めた母美音(みね)さんも、豊富な人脈を築いた市内で息子への1票を呼びかける。

 刻々と情勢が変化する中で、攻防は緊迫の度合いを増している。混戦を抜け出そうと、候補らは10日も寒空の下でマイクを握り、選挙カーから手を振り続けた。支持層以外の票の掘り起こしが13日まで続くことになる。【梁川淑広】

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 ◇6区の立候補者(届け出順)
勝俣孝明 38 [元]銀行員 (1)自前=[公]

佐藤龍彦 38 党地区部長 共新

渡辺周 53 [元]副防衛相 (6)民前

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2343チバQ:2014/12/11(木) 22:39:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk14010210000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/1 区割り変更の18区 10区から編入、認識薄く /神奈川
毎日新聞 2014年12月04日 地方版

 ◇知らない人に入れられぬ
 「区割りが変わったの?知らないね」

 公示前日の1日、神奈川10区から18区に編入される川崎市中原区下小田中に住む男性(85)は首をかしげた。

 「1票の格差」是正に伴う選挙区割りの変更で、急速に人口増加が進む中原区が分割され、下小田中や上小田中、上新城などを含む「大戸地区」の有権者6万2201人(1日現在)は今回から18区となる。「党」ではなく「人」を選ぶ小選挙区の区割り変更に、有権者は戸惑いを見せる。

 下小田中の10区と18区の境界沿い。旧10区の住民20人に尋ねると、区割り変更を知っていたのは5人で、15人は「知らない」と答えた。新聞で知ったという美容室経営の女性(64)は「18区の候補者にはなじみがないのに」と顔を曇らせた。

 ◇民主は候補者なし
 困ったのは民主党支持層だ。10区には同党公認の城島光力氏(67)がいるが、18区にはいない。団体職員の男性(56)は「誰に投票したらいいのか」と困惑を隠さない。投票には行くつもりだが、「選挙期間中に、新選挙区の各候補者の話を聞きに行く有権者がどれだけいるのか」と疑問を呈した。

 同党の支持組織・連合神奈川は今回、18区を事実上の自主投票とし、組合員に対し「比例は民主」と促す方針だ。だが、区割り変更を知らない組合員も多く、民主党候補不在が分かった時、投票に行かないことも心配される。ある民主党関係者は「棄権するくらいなら、(10区の)城島と書いてほしい。そうしないと比例票が減ってしまう」と焦りを募らせている。

 ◇長年の支持者困惑
 候補者を立てた自民党も頭を痛める。大戸地区は従来、10区の田中和徳氏(65)の地盤。支持者名簿などを18区の候補者に引き継いだが、短期間に有権者の心をつかむのは容易ではない。

 長年、田中氏を支援してきた下小田中の無職女性(82)は「田中さん一筋だったのに、(新しい候補者に)支援してくださいって言われてもピンとこない」と嘆く。「自民には勝ってほしいが、知らない人には入れられない」。投票に行くかどうかも迷っている。

 川崎市選挙管理委員会は、大戸地区の63カ所のポスター掲示板に区割り変更を知らせるチラシも張るなどして周知に努める。市選管は「十分に広報していく」としているが、有権者にどの程度浸透するかは未知数だ。【鈴木敬子】

    ◇   ◇

 県民の多くが想定していなかった「短期決戦」が幕を開けた。混乱のまま進む選挙戦を、有権者はどう捉えているのか。注目される選挙区で聞く。=つづく

2344チバQ:2014/12/11(木) 22:39:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk14010117000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/2 野党間調整、不調の6区 民主一転、国替え出馬 /神奈川
毎日新聞 2014年12月05日 地方版

 ◇反与党票の奪い合い
 「6区は野党間調整し、候補者を立てないこともありうると思っていた」。民主の金子洋一県連代表は、党本部が2区元職の三村和也氏(39)の国替え出馬を決めたことに驚きを隠さなかった。

 自民が候補者を立てない6区は、県内の野党連携の「象徴区」となりえた。しかし、安倍晋三首相の解散表明後、維新前職の青柳陽一郎氏(45)の擁立を軸に中央で進められてきた「民維交渉」が決裂。民主党本部は解散当日の11月21日、三村氏をぶつけることを発表した。この日、県内ではドミノが倒れるように、他選挙区の連携に不調が生じた。

 「中央の理屈」を持ち込んだ民主党本部は、支援に躍起だ。国替え決定後、海江田万里代表や岡田克也代表代行ら党幹部が、続々と6区入り。地元議員も「6区は(三村氏が)社会人まで育った『地元』」と訴える。

 ◇接戦必至の維新
 「2年間休まずにここで活動してきた。候補者調整は期待していなかったし、相手が誰かは気にしない」。一方の青柳氏は、語気を強める。

 前回、新人ながら6万9511票を獲得、公明の上田勇氏(56)に1万2636票差まで迫り、比例で復活当選した。民主が候補者擁立を見送れば、前回に民主候補が取った5万1819票の多くが「反与党」として維新に流れる見方もあった。

 接戦を強いられる青柳氏は公示日の2日朝、横浜駅西口で県内の維新公認候補と共に街頭に立ち、民主の「翻意」をこう皮肉った。「6区で唯一のしがらみのない政党、候補は私だ」

 ◇首相は「盟友」強調
 「1強多弱」を嘆きながら、それぞれの候補を擁立した野党。対する自公陣営は「反自公票が分散する」と期待する。6区は公明が唯一候補者を擁立し、自民が前職の上田氏の支援に回る「協力区」。解散後の11月30日には来県した安倍首相が「上田さんとはまさに盟友関係」と強調し、2日夕には菅義偉官房長官が公明の選挙カーの上から「与党統一候補の上田さんの当選を」と声をからした。

 一方、野党間の候補者調整とは距離を置き、18選挙区すべてに候補者を擁立した共産。新人の北谷真利氏(53)は「子供たちを戦争に送り出したくない」と、憲法9条を生かした外交戦略や秘密保護法廃止などを訴える。【高木香奈】=つづく

2345チバQ:2014/12/11(木) 22:41:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk14010190000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/3 前職3人、激戦の9区 民主、維新に厳しい風 /神奈川
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 ◇自民は大物応援次々
 「これまで経験したことのない選挙。空気がしらけきっている」

 5日夜、川崎市麻生区の麻生市民館。民主前職の笠浩史氏(49)は個人後援会で、100人あまりの支持者を前に、手応えを感じられない選挙戦への焦りを率直に語った。

 候補4人のうち3人が前職という激戦区の9区。民主党に逆風が吹いた2年前の前回選挙では、県内で唯一、笠氏が小選挙区の議席を保った。だが得票は6万7448票と、前々回(2009年)からほぼ半減させ、自民の中山展宏氏(46)、みんな(当時)の椎名毅氏(39)の比例復活当選を許した。その2人は、今回も立候補する。

 「今までは地元の集まりに呼ばれるのは笠1人だったが、今は相手候補も声がかかる」。笠陣営の選対幹部は苦渋の表情を浮かべた。そこへ全国的な自民優勢との情報が追い打ちをかける。

 「もう一度政権を担える政治勢力を作りたい」。笠氏は最後に「前回勝ったことは忘れてほしい。もっと厳しい戦いだ」と訴えた。

 対する自民前職の中山氏の元には、党の大物が次々と応援に駆けつけている。公示前の11月30日に安倍晋三首相が来援したのを皮切りに、終盤は連日閣僚級の応援が入る予定。党の県連関係者は「中山氏が勝てば、神奈川で全勝も夢ではない」ともくろむ。

 「前回とは驚くほど反応が違う。選択肢として私もいるということが認知され始めた」と中山氏。「混迷の時代には戻れない。全ての人にアベノミクスの恩恵が得られるまで、私たちにやらせてほしい」と訴える。

 もう1人の前職、椎名氏は、公示直前にみんなの党が解党。今回は維新から立候補した。駅頭での演説で中年男性から「あちこち(政党を)浮気しないで」と声をかけられ「私は変わったつもりはないんですが」と苦笑いした。

 離合集散を繰り返した第三極への厳しい視線も理解している。「でも私には、地域を歩いて作った人のつながりがある。再選で恩返ししたい」

 前職3人のさや当てを冷ややかに見ているのが、共産新人の堀口望氏(38)。陣営は「むしろ戦いやすい。前回は民主党政権での選挙で、第三極もあって構図が分かりにくかったが、今回は『自共対決』。民主も第三極も自民党と根本的に違いはない」と強調する。

 堀口氏は6日、同市多摩区でのミニ集会で「日に日にビラを取ってくれる人が増えている。政治が変わる時だと感じている」と手応えを語った。【尾中香尚里】=つづく

2346チバQ:2014/12/11(木) 22:41:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk14010117000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/4 基地の街13区 基地問題、争点ならず /神奈川
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 ◇住民は騒音に悩まされ
 「大和市で一貫して、基地の騒音問題解消に努め、頑張ってきた。第4次爆音訴訟の原告でもある」

 4日午後6時過ぎ、小田急線と相鉄線が乗り入れる大和駅前。街頭演説でマイクを握った共産新人の高久良美氏(60)は、まず米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)の航空機騒音問題について訴えた。

 13区は日米が共同使用する厚木基地と在日米陸軍キャンプ座間(相模原市、座間市)の2大基地を抱える。厚木基地周辺では、公示に合わせるかのように2日から空母艦載機の「通常訓練」が始まった。金属音を響かせて基地を飛び立ち、1〜2時間で帰還。周囲が爆音に包まれる訓練は、昼夜を通じて繰り返される。

 「訴えが途中でかき消され、時間がムダになる」。選挙カーの高久陣営は、断続的に上空を飛ぶ艦載機をいまいましげに見上げる。準備不足で突入した選挙戦へのいら立ちも重なり、表情は険しい。

 第1次爆音訴訟の提訴(1973年)から41年。長年にわたり、住民が騒音に悩まされていながら、基地問題を明確な争点にしているのは高久氏だけだ。自民前職の甘利明氏(65)は第一に「経済再生・財政再建を推進」を掲げ、維新新人の伊藤優太氏(29)は「基地の縮小と返還は求めたい」としながらも、集団的自衛権行使容認を打ち出す党の方針もあり、積極的な言及を避けている。

 座間市で艦載機の爆音が最も大きいと言われる住宅街。この地域には小学校2校、中学校1校が隣接して建つ。下校時、頭上を艦載機が激しく旋回する。その中で子供たちは、友達との会話に夢中になっている。耳をつんざくような音も、ここで生まれ育った子供たちにとっては、もはや「当たり前」になっている。

 米軍普天間飛行場の移設問題が争点となった11月の沖縄知事選。多くの有権者が名護市辺野古の埋め立てに「ノー」を示し、現職の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)氏が、辺野古移設に反対した翁長(おなが)雄志(たけし)氏に敗れた。

 神奈川県は、沖縄県に次ぐ「第2の基地県」と呼ばれる。厚木基地には、米軍の新型輸送機オスプレイが度々飛来し、周辺自治体は政府に中止を要請している。それでも、基地問題が争点にならない現状。大和市内から20年以上前に座間市に引っ越してきたという主婦(68)は、あきらめ顔でこう言った。「基地があるのを知っていて移り住んだのだから、今さら仕方がない」【長真一】=つづく

2347チバQ:2014/12/11(木) 22:42:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk14010170000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/5止 「横浜都民」が住む7区 鍵を握る無党派層 /神奈川
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 ◇票取り込みに東奔西走
 「よろしくお願いします!」。公示翌日の3日夜。寒風が吹きつける横浜市営地下鉄東山田駅前(都筑区)で、自民前職の鈴木馨祐氏(37)は「道路」に向かって声を張り上げた。

 横浜市北部の7区(都筑区、港北区)。都心に通勤する20〜40代の「横浜都民」が多いこの選挙区の最大の敵は「風」だ。過去の選挙結果から無党派層が4割を占めると言われる中、各党は若手候補者を擁立し、見えない有権者の取り込みに東奔西走する。

 「車で帰宅する有権者への印象付け」。効果が薄そうに見える鈴木氏の選挙運動を、陣営幹部はこう説明した。組織票が限定される以上、立ち止まってくれない相手に姿だけでも見せようという作戦だ。顔を覚えてもらうため、選挙期間中は街頭演説より自転車を使った遊説を重視する。

    ◇   ◇

 実際、「名前」では投票しないという有権者は少なくない。東急菊名駅で、候補者のビラを受け取った男性会社員(44)は「『1強多弱』は良くない。野党候補でも政策の中身に共感できれば1票を入れたい」。別の男性会社員(38)も「若さやイメージだけでは選ばない」と、選挙戦を冷静に見る。

 「政党ではなく、候補者を見て選んでくれる有権者が多いということ」。県議から転身した民主新人の中谷一馬氏(31)は、こうした浮動票に期待する。

 地元の港北区で「1年間365時間」を目標に、ほぼ毎日街頭演説をしてきた。組織票は望めなくても「顔を覚えてもらう」という点では、他候補より一日の長があると自負する。

 維新も30代を立てる。新人の豊田有希氏(39)は衆院が解散された11月21日に公認された。準備不足を承知での出馬は、「第三極でも十分戦える選挙区」との党の判断でもある。

 「地域をくまなく回ることが大事」。豊田氏はそう話しながらも、やはり投票率の動向が気になる。無党派層が棄権して投票率が低くなれば、他党の支持層を切り崩せず、出遅れの影響が大きくなる。

    ◇   ◇

 若手の戦いに埋もれまいと、他の候補も必死だ。次世代前職の松田学氏(57)は元財務官僚の経験を踏まえ、財政規律の強化や社会保障改革の必要性を掲げる。共産新人の大山奈々子氏(51)は消費増税中止や集団的自衛権の行使容認反対など平和問題を訴える。【飯田憲】=おわり

2348チバQ:2014/12/11(木) 22:49:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddm005010029000c.html
混戦:2014衆院選/5 北海道1、2区 「王国再建」道険し 民主、背水の共闘
毎日新聞 2014年12月11日 東京朝刊

北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
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 「安倍(晋三首相)さんに非常に不安を持つのは安全保障の問題なんです」。選挙期間中唯一の日曜日の7日、北海道1区の民主前職、横路孝弘氏は雪の中、札幌市中央区の繁華街でマイクを握った。アベノミクス批判に加え演説の3分の1を安保政策に充て「平和国家を維持し安倍さんの暴走を止めるためにも、今度の選挙は本当に大事だ」と訴えた。陣営幹部は「『平和』は横路の持ち味。投票率が高く横路ファンが多い50〜60代に響くテーマ」と言う。

 全国的に与党優位が伝えられる中、与野党が激戦となる選挙区が多いのが北海道だ。官公労を中心とした非自民勢力が伝統的に強く、自民党が大勝した2005年の「郵政選挙」でも民主党が8勝4敗と勝ち越した「民主王国」だ。だが、前回衆院選は全区で敗北。特に1区では、1996年の小選挙区制導入以来初めて、横路氏が自民新人だった船橋利実氏に約6000票差で敗れて比例復活となり、「王国崩壊」の象徴となった。

 予期せぬ衆院解散で、道知事や衆院議長を務めた横路氏の知名度と労組票をもってしても勝ち切れないとみた民主は、前回1区に候補を擁立した地域政党・新党大地(鈴木宗男代表)と全道で選挙協力を締結。鈴木氏の長女貴子氏を民主に入党させ、7区公認と比例道ブロック1位で処遇する代わりに、大地は候補擁立を見送った。

 この日は貴子氏が1区に入り、街頭で「1区は横路さん」と訴えた。保守層が多い大地の支持者がどの程度、民主支持で動くかは未知数だが、民主サイドは「ぶつからないだけでもいい」と解説する。

 民主党本部は今回、全国的に進めた野党共闘の一環で、民主党北海道にも12選挙区中3選挙区を維新の党に譲るよう求めた。しかし、民主党北海道は要請に従わず、全選挙区に候補を擁立した。

 「民主党北海道、新党大地推薦の池田真紀です」。8日昼、北海道大学の正門前で2区の無所属新人、池田氏が街頭演説を始めた。2区では民主元職の三井辨雄(わきお)元厚生労働相が後継指名した維新元職の松木謙公氏と、民主党北海道が独自に立てた池田氏が共に「野党の代表」を掲げて激突。結果的に自民前職の吉川貴盛氏が先行する構図となっている。

 民主党北海道が自前の候補擁立にこだわったのは、比例票の掘り起こしと組織死守が狙いだ。毎日新聞の中盤情勢調査では、比例北海道で議席回復の兆しもある。

 一方、自民は民主の「牙城」に狙いを定め、安倍首相や麻生太郎財務相、菅義偉官房長官ら大物を次々に送り込んで攻勢をかけている。

 甘利明経済再生担当相は6日、1区の船橋氏の応援演説で「前回は無名の新人が難敵を相手に大金星を挙げたが、今回は野党が一本化され大接戦だ。頭一つでも抜け出させていただきたい」と要請。船橋氏も「北海道で最大の激戦区。1区から北海道が変わるのろしを上げたい」と訴えた。

 自民党道連会長代行の伊達忠一参院幹事長は「勝っても負けても1000票差」とデッドヒートを予測。全国の流れに乗って与党が北海道も席巻するのか、それとも民主党が王国再建の足がかりを得るのか。ぎりぎりの攻防が続く。【横田愛】=つづく

==============

 ◇北海道1区=札幌市中央、南、西区
横路孝弘 73(11)民前

野呂田博之 56 共新

船橋利実 54(1)自前=[公]

飯田佳宏 41 無新

 ◇北海道2区=札幌市北、東区
吉川貴盛 64(4)自前=[公]

池田真紀 42 無新

松木謙公 55(3)維元=[生]

金倉昌俊 40 共新

2349チバQ:2014/12/11(木) 22:54:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212k0000m010095000c.html

衆院選:支持団体に揺らぎ「民主と労組」「自民と農協」
毎日新聞 2014年12月11日 21時17分

 14日投開票の衆院選で、安倍政権が進める政策が与野党双方の組織選挙に「支持政党離れ」の影響を与えている。民主党を支持する労働組合は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の恩恵を受ける大企業組合員を中心に民主支持への揺らぎが見える。自民党を支持してきた農協は、農協改革への抵抗感から微妙な距離感をのぞかせる。【宮島寛】

 「とにかく厳しい選挙。民主党の議員、それぞれ大変厳しい戦いです」。民主党の岡田克也代表代行は10日、愛知県内であった自動車会社の労組の組織内候補の応援演説でこう強調した。約200人の労組幹部らで埋め尽くされた会場は熱気に満ちた。

 しかし、40代の同社社員は取材に「投票先は自民党。活気が戻ったのは安倍(晋三)さんのおかげだから」と明言した。同社はアベノミクスによる円安で輸出採算性が急激に回復。今年の春闘でも政府の賃上げ要請に応じる形でベースアップした。30代の同社系部品メーカー社員も「福祉だ何だと言ったところで仕事がなければ始まらない。仕事を増やし、給料を上げてくれるところに投票する」と語った。

 また、電力各社の労組で構成する電力総連は、運動員の派遣や電話での投票依頼などを、原発再稼働に理解を示す候補に絞って行っている。原発停止で業績が悪化し、給与減で家計が苦しくなった組合員にとって「再稼働反対」を掲げる候補者は「敵以外の何ものでもない」(西日本の30代組合員)ためだ。電力業界に理解ある候補者のみを当選させて「民主党の内部改革を託したい」(東日本の労組)ともくろむ。

  ◇  ◇  ◇

 「現況には不満だが、やむなく自民党を支持する。自民党しか仕方がなかった」。農協の政治組織、全国農政連会長を兼務する福井県農政連の山田俊臣会長は衆院選公示前の11月28日に記者会見し、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 県農政連はこの日、福井1区の稲田朋美氏の推薦を決定した。ただ決定に先立ち、条件として稲田氏に農協改革を骨抜きにする「政策協定書」への署名を求めたところ、党政調会長として改革を推進する稲田氏はこれを拒否。農政連側が、拘束力のない要請書を稲田氏に送るという形で事態を収束させた。山田会長は「我々は自民党の下請け会社じゃない」とこぼした。

 農協が抵抗するのは、改革の行方次第で組織が揺らぎかねないからだ。農政への競争原理導入を模索する農業改革は、産地間のブランド化競争や農薬、資機材の安値販売競争を促すため、全国農業協同組合中央会(JA全中)が全国約700の農協を傘下に収める中央集権的な構造を改める必要がある。職員21万人のJAグループにとってはリストラを迫られるに等しい。このため各地方農政連が自民候補に政策協定書という「踏み絵」を示し、改革の骨抜きを狙った。署名に応じた東海地方の若手前職は「私の選挙区は接戦。農家と接点を持つ農協職員に変なうわさを立てられると厄介だ」と弁明した。

 安倍政権は農業改革を成長戦略の柱の一つと位置づけており、官邸筋は「売られたけんかは買うのが安倍首相。農協が、骨抜きに成功するか、逆効果だったかは選挙後に分かる」と自信をのぞかせる。

2350チバQ:2014/12/11(木) 22:58:06
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141211150665.html
比例復活枠、長野と取り合いか
北陸信越ブロック、自民5〜6、民主2〜3

獲得議席、惜敗率が焦点

 14日投開票の衆院選は終盤を迎え、比例代表北陸信越ブロックの11議席をめぐる争いにも注目が集まっている。県内では自民、民主両党の候補が熱戦を繰り広げ、小選挙区で敗れても僅差なら比例復活が視野に入る。ただ長野、石川両県の一部選挙区でも両党候補らが激戦を展開しており、本県候補が復活当選できるかどうかは予断を許さない。

 同ブロックには比例単独、重複を合わせ9党が58人を擁立した。終盤情勢調査では、自民が5〜6、民主が2〜3、維新の党、公明党、共産党が各1議席を獲得する見通し。ただ最終盤の戦いや無党派層の動向次第で変動もあり得る。

 比例復活の鍵を握るのが「惜敗率」だ。小選挙区で落選した重複立候補者の復活当選は、名簿登載順位が同じ場合、当選した候補に対する得票数の割合を示す惜敗率が高い順に決まる。

 自民が大勝した前回衆院選で民主は比例北陸信越で2議席を獲得。惜敗率の高かった本県の上位2人が比例復活したが、2人目と落選した3人目の差はわずか34票。各陣営は一票の重みを再認識し、懸命に支持を訴える。

   ■    ■  

 今回、比例北陸信越で5議席を固めた自民は、福井県の前職が名簿単独1位となり、残りの復活枠は4の見通し。全19小選挙区に重複立候補した前職が2位で並ぶ。野党が伸び悩めば、過去最多の6議席目に手が届く勢いだ。各陣営は小選挙区勝利に全力を挙げるが、仮に敗れても惜敗率次第で比例復活できる。

 2議席をほぼ確保した民主党は、名簿1位に13小選挙区の重複立候補者を並べた。3議席獲得には、多くの小選挙区で候補を擁立できなかった北陸3県での比例票掘り起こしが不可欠。前回のように本県の民主候補が小選挙区で全敗すれば、復活枠をめぐる“身内同士”の争いがし烈になる。

   ■    ■  

 終盤情勢調査で本県は、特に2、3、4区で自民と民主が激戦を繰り広げている。

 惜敗率の勝負となった場合、焦点になるのが長野県だ。五つの小選挙区があり、前回は自民、民主などの接戦で、比例で自民2人、日本維新の会(現・維新の党)2人、みんなの党(解党)1人の計5人が復活した。

 今回も長野1、3区では自民、民主、維新などの前職3人がしのぎを削り、高い惜敗率が見込まれる。また保守地盤が強固な北陸3県では、石川1区で民主元職が自民前職相手に健闘。復活枠をめぐるブロック内の争いは激しさを増している。

 長野県の陣営も本県の情勢を注視する。長野1区の自民前職の選対関係者は「気になるのは新潟の惜敗率。新潟で一つでも多く(選挙区で)勝ってくれれば助かる」と打ち明ける。長野1区の民主前職は「新潟のためにも是が非でも小選挙区で勝つ。長野と新潟で比例票を増やしたい」と意気込む。

 維新の党の前身である日本維新の会は前回、第3極への追い風を受け3議席を得たが、今回は1議席にとどまる公算が大きい。公明党は名簿単独1位の前職が議席を維持できる見込み。共産党も2000年衆院選以来の議席獲得が現実味を帯びる。次世代、生活、社民、幸福実現の各党は議席確保が厳しい状況だ。

【政治・行政】 2014/12/11 09:26

2351チバQ:2014/12/11(木) 23:00:10
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121102000289.html
野党協力の成否で明暗 12区・自民に迫る、4区・共倒れ懸念
 中日新聞社が実施した衆院選の県内小選挙区の終盤情勢調査で、野党協力の成否による明暗が分かれている。12区(岡崎・西尾市、額田郡)は民主と維新の候補者調整で一本化された維新前職が自民前職に迫りつつある。これに対し、調整がつかず維新元職と民主新人が並び立つ4区(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)は、先行する自民前職が引き離しつつある。

 県内全十五選挙区のうち唯一、民主が独自候補を立てず維新前職への一本化に応じた12区。自民支持層の大半を固めて優位を保つ自民前職に対し、維新前職は民主支持層を取り込むほか、無党派層にも強さを発揮して差を詰める。共産新人も支持拡大を図る。

 維新県総支部幹部は「意外に伸びていないが、第三極ならではの伸び代にも期待できるのではないか」と終盤戦に向け、さらなる追い上げを狙っている。

 一方の4区。自民支持層の大半、公明支持層の半分を固めるなど安定した戦いを展開する自民前職に対し、野党側はもともと民主議員だった維新元職と民主新人が民主支持層や無党派層の支持を分け合う。

 選挙戦ではいずれも「安倍政権の暴走を止める」「身を切る改革を」と異口同音に対自民を訴え、両陣営は共倒れの懸念が広がっている。

 情勢調査では三〜五割が投票先を未定と答えている。野党側は与党優勢の雰囲気や天候による低投票率が不利に働くと懸念。十日、名古屋市熱田区の金山駅南口で応援演説をした民主の岡田克也代表代行は「多くの人が投票所に足を運べば国は変わる。しっかり意思を示してほしい」と呼び掛けた。 

 (衆院選取材班)

2352チバQ:2014/12/11(木) 23:01:25
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121102000246.html
「羽田王国」めぐり火花 激戦3区ルポ
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 「われわれは厳しい試練に直面している。私の命に代えても寺島君を当選させてほしい」

 上田市で九日夜に開かれた集会に、自宅療養中の羽田孜元首相から激励文が届いた。会場は静まり返り、寺島さんは頭を下げてじっと聞き入った。

 羽田元首相の後援会「千曲会」が根を張る上田市は有権者の約三分の一が住む大票田で、“羽田王国”の牙城。だが、前回選で後継の寺島さんは二千票差の接戦を強いられ、危機感が募っている。

 それでも陣営は「羽田の後継をアピールするしかない」と語る。選挙カーに息子で参院議員の雄一郎さんが乗り込み、「父の信念を継ぐのは寺島さんだけ」と繰り返す。

 上田周辺に攻め入るのが木内さんだ。

 「地元の道路予算を取る時、野党議員は大臣にお願いに行けますか? 地域のために選挙区から与党議員を出さないといけない」

 四日に東御市で開いた集会では上田周辺の公共事業計画を持ち出し、寺島さんとの違いを打ち出した。

 佐久市に地盤を持つ元県議で前回は同地域の得票数がトップだった。今回は公示後の第一声を上田市で行うなど切り崩しを狙い、十一月に隣の東御市に後援会を立ち上げ、外堀も埋める。「前回は三着で銅メダル。石にかじりついても金メダルを」と力を込める。

 前回、第三極の追い風を受け、寺島さんを追い詰めた井出さん。当選後は毎週末、上田、佐久両市の街頭で均等に街頭に立った。上田での勝負は接戦になると見込み、祖父で元官房長官の一太郎氏が築いた南佐久郡を中心とした“井出ブランド”を最大限生かす。

 住宅街では選挙カーを時速十キロで走らせ、家から出てきた人全員に対応している。陣営は「上田に注力している間に佐久で票差をつけて勝負を決する」と意気込む。

 唐沢さんは、安倍政権の批判票の受け皿になろうと独自の戦いを続ける。七日夕、JR上田駅前の演説では「アベノミクスで非正規労働者が百五十万人増えた」と訴え、聴衆から拍手を受けた。

 昨年の参院選で十五万票余りを獲得し、県内三位と健闘。唯一の女性候補という点もアピールし、女性だけの集会を開いて女性票の獲得に余念がない。

2353チバQ:2014/12/11(木) 23:01:48
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121102000245.html
まめな訴え手応え 終盤ルポ2区
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 横断歩道の信号は赤。演説に足を止めてくれた有権者の元へとはやる気持ちを抑え、目の前を行き交う車に手を振り、頭を下げた。故郷に国替えして二度目の選挙の上野さんは「一票を争う厳しい戦い。わずかな時間も無駄にできない」と支持拡大に奔走する。マイクを握ったかと思えば握手、握手をし終わったら車へ。

 連夜の演説会では「故郷に仕事で恩返したい」と強調。駅前や道路整備、観光振興、治水−。国交政務官としての自負をのぞかせ、地域課題に対する意気込みを訴える。

 陣営は一日の目標電話件数の順守徹底や小まめな企業回り、ミニ集会開催を強化。投票日の天候も気に掛け期日前投票も促す。野田藤雄選対総括責任者は「優勢報道や天候の影響で投票日に出足が鈍るのが怖い。最後まで気を緩めず、取りこぼしのないよう固めていきたい」ときっぱり。

 対して、前々回まで連続三回当選し、国政復帰を目指す田島さん。長浜市北部の個人宅で開いたミニ集会では、「年金の一元化はどうなるか」「介護保険法の改正は」などと質問が飛び、その都度、自身の考えを分かりやすい言葉で伝えた。ミニ集会の狙いは「壇上からの演説は距離がある。百人の演説会より中身が濃い」(田島さん)から。有権者との距離感や双方向の交流を重視する。

 自民優勢との報道にも「二年前とは雲泥の差。雰囲気は悪くない」と、むしろ手応えを感じている様子。九日朝のJR稲枝駅前でのつじ立ちでは、「今度こそ頑張ってよ」と激励の言葉を受けたり握手を求められたりして笑顔を見せた。

 中沢啓子選対本部長は「追いかける側としてできることを精いっぱいしたい」。終盤に向けて女性を中心に応援弁士を重点動員、選挙カーから降りて演説する回数も増やし、票の上積みに全力を挙げる。

 二候補を追い掛ける中川さんは二年前に続く出馬。「手を振ってくれたり外に出てきてくれたりする人が増えた」と前回以上の手応えを感じている。とにかく多くの有権者に訴えを届けようと一日十五回以上街頭に立つ。

 訴えは、消費税増税中止が主眼。七日には地元農家と懇談し、米価下落の影響を受けた悲痛な思いに耳を傾けた。「安倍政権の影響で苦しんでいる人たちを助けたい」。国政への思いを一層強くした。

 陣営は、態度を決めかねている有権者の取り込みに重きを置く。ブラック企業規制や集団的自衛権撤回など党の主張を年代別に紹介したチラシを駅前や街頭で配り始めた。山田満選対本部長は「訴えをどれだけ広められるかが生命線。共感が得られれば必ず票につながる」と期待する。

2355チバQ:2014/12/11(木) 23:42:49
http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110058-n1.html
2014.12.11 07:03
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉4区 「落下傘とは違う」前首相に挑む

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 冷たい雨が降る。師走の夕刻。船橋市の表玄関、JR船橋駅前には市民が集い、熱気に満ちていた。自民の新人、木村哲也氏(45)がマイクを握り、熱い口調で訴える。

 「重い決断だった。相手は強敵だ。政策通でクリーン、そして前首相。勝てるわけがないと誰もがひるむ。だが、戦うときは戦わねばならない」

 強敵とは5期連続当選の民主前職、野田佳彦氏(57)だ。党に逆風が吹いた平成24年の前回選挙でも約16万3千票を得票。次点の自民候補に約9万票の差をつけて圧勝した。

 今回、自民は県内唯一の「空白区」だった千葉4区(船橋市中南部)の候補者を公募した。名乗りをあげ、公認候補となった木村氏は船橋市出身。29歳で船橋市議となって3期務め、23年に県議に初当選した。「落下傘候補とは違う」と地元の期待は大きい。

 ◆絶対にぶれない原点

 10歳のとき、母親が病気で倒れた。緊急入院して一命はとりとめたが、後遺症が出た。「車いすを押して介護を続けた。政治活動の原点は医療・介護・福祉。絶対にぶれない」と語る。

 選挙戦では、菅義偉官房長官らが次々に応援に駆けつけている。石破茂地方創生相は「全国でもっとも厳しい選挙区だが、皆さんの力でなんとしても当選させてほしい」と訴えた。

 選挙戦に入って睡眠時間は3時間ほど。早朝から街頭に立つ。体重は4、5キロ減った。木村氏は「悔いのないよう、神出鬼没、全力を尽くす。手応えは感じている」と、あわただしく選挙カーに乗り込んだ。

 街頭演説を聞いた主婦(46)は「特に取り組んでほしいのは、防衛問題です。中国船のサンゴ密漁。怖いと思った。選挙には関心がなかったが、今回は投票に行きます」と話す。

 自営業、大川進太郎さん(61)は「嘘をつかない政治をしてほしい。国会議員の定数は削減すべきだ」と語った。

 ◆受け皿にこぼれない

 師走の夜、JR西船橋駅前広場には、巨大なクリスマスツリーが立つ。青と白の電飾が美しく輝く。

 黒いスーツ姿の野田氏は選挙カーの上に立ち、マイクを握った。通勤客らが足を止めて聞き入る。

 「西船橋には大衆酒場がたくさんある。日本酒がなみなみとコップに注がれ、受け皿にこぼれてくる。飲んべえにとって幸せなときです」。日本酒党の野田氏はこう語り、聴衆を引きつけた後、安倍政権の経済政策を批判した。

 「だが、アベノミクスでは恩恵が受け皿にこぼれてこない。豊かな人がより豊かになるだけだ。中間層に直接、手を差し伸べる政策が必要です」

 車から降りて聴衆の中へ入ると、握手を求める行列ができた。野田氏は「動員しなくても集まってくれる。ありがたいことです」と語った。

 会社員、筧史絵さん(41)は「5歳と2歳の子供がいる。子育て支援をお願いしたい」と話す。

 野田氏は公示前から、朝の駅頭立ちを復活した。冷気の中、前首相自らビラを配った。若い母親が「頑張ってください」と声をかけ、赤ちゃんを野田氏に抱いてもらい、写真を撮影した。人気は高い。

 共産の新人、斉藤和子氏(40)は「安倍政権は戦争できる国にしようとしている。若者を戦場に送ってはならない」と訴える。無所属新人、西尾憲一氏(64)は「原発再稼働に反対」と呼びかける。

 民主の大物政治家に3人の新人が挑戦する。有権者はいかなる選択を行うのだろうか。(塩塚保)

2356チバQ:2014/12/12(金) 00:24:06
http://www.asahi.com/articles/DA3S11498770.html
(2014衆院選)「威光」に切り込む自民 「TPP反対」支持取り込む 栃木3区
2014年12月10日05時00分
 「皆様から頂いた政権与党とのパイプ。これを太く強くして地元の役に立ちたい。農業やインフラ整備の問題を中央に伝える」

 4日夜、栃木県矢板市。建設会社の会議室で作業着姿の社員ら約30人を前に自民前職の簗和生(やなかずお)氏は、深々と頭を下げた。応援に駆けつけた元総務相の鳩山邦夫氏は「この地域は国とずっと切れていたんでしょ。私が簗君のバックについて国からお金を持ってくるよ」と支持を訴えた。

 栃木3区は2009年に自民を離党、みんなの党を結党した渡辺喜美氏が当選を重ねてきた。副総理や外相を務めた父・美智雄氏から続く地盤に前回、簗氏は「落下傘候補」(鳩山氏)として挑戦。比例復活で初当選した。

 自民は今回、組織力を生かした選挙戦を繰り広げる。簗氏の選挙事務所は、壁一面が業界団体の推薦状で埋め尽くされていた。その象徴が、農協の政治団体である農政連だ。前回選挙では、渡辺氏が地元でも環太平洋経済連携協定(TPP)推進を掲げたが、農政連はTPPに反対だ。

 栃木県はコメの収穫量が全国8位(昨年)、畜産業も盛んで農業政策への関心は高い。今年の米価は、市場に余剰米が多く残ることなどから価格が暴落、地元の農業に従事する男性(47)は「昨年より収入は100万円も落ちた。TPPには絶対反対だ」と話す。自民党はTPPを推進するが、簗氏は自身のホームページで「TPPへの参加に断固反対」と記す。

 ■解党打撃「第三極衰退の象徴」

 「党がなくなった。比例復活も出来ない。まさに生きるか死ぬかの瀬戸際です。おやじの時代から応援してくれる皆様だけが支えです」

 全国紙などが序盤の情勢調査を伝えた4日。栃木県大田原市の黒羽商工会。集まった約20人を前に渡辺氏はそう叫ぶとメガネをはずして涙をぬぐった。

 父の地盤を継ぎ、過去6回の選挙は圧勝。渡辺氏が09年につくったみんなの党は国会議員36人、全国で地方議員約300人を抱える第三極として、軽視できない存在にまでなった。しかし、自身が安倍政権に接近したことで党は内紛、昨年末に分裂した。

 安倍晋三首相が今年1月「責任野党」として連携に向けた秋波を送ると、みんなの党はさらに揺れた。渡辺氏は巨額資金借り入れ問題で春に代表を辞任し、衆院選目前に解党に。今回は地元に張り付き、ミニ集会や街頭演説を繰り返す。

 前回は脱官僚や消費増税の凍結、TPP賛成など、みんなの党の政策を訴えた。「業界団体と癒着している自民党に改革なんて出来るはずがない」と歯切れが良かった。

 だが今回は違う。持論だったデフレ脱却のための金融緩和や消費増税の凍結を安倍政権が実行したため、「ずっと安倍首相に進言してきた。アベノミクスはナベノミクスなんです」と安倍首相との近さを訴える。公示前には安倍首相とツーショットの写真が載った後援会カードを配って近さをアピールしたほどだ。

 「今回はかつてない逆風だ。先代の威光だけが頼りだ」(後援会幹部)。渡辺氏は新党を模索したが断念。安倍政権になり、自民との違いが分かりづらくなった。加えて、かつてみんなの党が掲げた政策は都市部の有権者に響いても、「農村地帯である栃木3区でも支持されていたとは言い難い」と陣営幹部。「栃木3区は第三極衰退の象徴だ」。古参の支持者たちは頭を抱える。

 一方、前回に続く2回目の挑戦となる共産新顔の秋山幸子氏は「農業政策を壊してきた自民党や、ここでお父様の代からずっとやってきた方がTPPに賛成していて、農家がどうなるかという瀬戸際だ」と、TPPの阻止などを訴える。

 (今野忍、堀井正明)

 ◇栃木3区の候補者(届け出順)

簗和生  35 党青年局次長   自前(1)[比]

秋山幸子 63 〈元〉足尾町議  共新

渡辺喜美 62 〈元〉みんな代表 無前(6)

2357チバQ:2014/12/12(金) 00:31:46
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412100600001.html
宙に浮くTPP論争/2014衆院選
2014年12月10日10時28分
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 ◆ 農協の姿勢に変化/2区

 前回衆院選の山形2区は、TPP(環太平洋経済連携協定)が大きな争点となり、反対を訴えた自民・鈴木憲和氏は当選、当時経済産業副大臣で反対を明言しなかった民主・近藤洋介氏は小選挙区で敗れた。その後、安倍政権は交渉参加を表明。政府の姿勢は大きく変わったが、今回の選挙ではTPPの是非を正面から論じる姿は乏しく、論争は宙に浮いている。

 5日に朝日町であった鈴木氏の個人演説会。TPPについて鈴木氏は「議論をして安倍政権は前に進むと決断した。地域のみなさんの気持ちをいただいて東京に行ったのに、(交渉参加を止めることが)できなかった。私は正直、すごく悔しい」と釈明した。

 しかし、交渉内容には踏み込まずに「だから私は将来、この地域の気持ちを国政の真ん中に反映できるような大きくて強い政治家になりたい」と、支持を求める訴えにつなげた。

 一方、近藤氏は、衆院解散翌日の会見で「農家の方から『あんたはうそはつかなかった』と言ってもらえる」と語った。「反対」を明言しなかった前回の姿勢を自ら評価するもので、12月4日に西川町であった近藤氏の演説会では、民主党県連の吉村和武幹事長が「今思い起こしていただきたいのは、どちらが誠実だったのかということだ」と力を込めた。

 近藤氏の陣営は、「反対」を主張していた鈴木氏への批判を強めながら、米価下落への対策として「戸別所得補償制度」復活の訴えに力点を置いており、TPPは陰に隠れたような形になっている。

 TPPが論戦の焦点にならない背景には、農業団体側の姿勢の変化もある。

 JAグループの政治団体・県農協政治連盟は昨夏の参院選で自民党の猛反発を受けながらも「TPP断固反対」を掲げたみどりの風(当時)の舟山康江氏を推薦し、支援活動を行った。

 その後、自民党と「和解」した県農政連は、今回の衆院選ではTPPや米価とともにJAグループの存続基盤に直結する「農協改革」を「大きな難題」として挙げ、1区は自民前職の遠藤利明氏、2区は鈴木氏を推薦することを決めた。

 高谷尚市会長は2日、遠藤氏の出陣式であいさつに立ち、「私たちの思いをどこに託せばいいのか。それはやはり政権与党です」と訴えた。農協改革という課題を政権側から突きつけられ、強い姿勢に出るのが難しい様子がうかがえた。

 2区の共産党新顔、白根沢澄子氏は、TPP即時撤退の立場を表明している。

2358名無しさん:2014/12/12(金) 07:40:52

安倍 晋三総裁
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:50〜 【山形県】 かとう 鮎子 (3区) イオン酒田南店前
( 酒田市あきほ町120-1 ) 街頭演説会
13:00〜 【山形県】 すずき のりかず (2区) さくらんぼ東根駅東口 街頭演説会
16:10〜 【栃木県】 西川 こうや (2区) JR今市駅前 街頭演説会
18:30〜 【埼玉県】 村井 ひでき (1区) 浦和駅東口 街頭演説会

谷垣 禎一幹事長
開始時間 候補者 演説場所 用務
12:30〜 【岩手県】 藤原 たかし (4区) イトーヨーカドー花巻店前
( 花巻市下小舟渡118-1 ) 街頭演説会
16:00〜 【栃木県】 やな 和生 (3区) 那須塩原駅西口
( 那須塩原市大原 ) 街頭演説会
19:00〜 【神奈川県】 ふくだ 峰之 (8区) 青葉台駅
( 横浜市青葉区青葉台一丁目 ) 街頭演説会


二階 俊博総務会長
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:00〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 西田辺交差点
( 阿倍野区昭和町5−12 ) 街頭演説
10:20〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 地下鉄駒川中野駅前
( 東住吉区駒川3−27−25 ) 街頭演説
10:30〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街 徒歩遊説
10:50〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街南側
( 東住吉区駒川5−22−20 ) 街頭演説
11:30〜 【大阪府】 竹本 直一 (15区) 近鉄富田林駅北側ロータリー 街頭演説会
13:30〜 【大阪府】 岡下 昌平 (17区) 泉ヶ丘駅前
( 堺市南区茶山台1−2 ) 街頭演説会

2359名無しさん:2014/12/12(金) 07:45:08


海江田万里代表
朝から地元周り
18:30 千葉6区 松戸駅東口
18:50頃 ぶら下がり取材(同上)

岡田克也代表代行
7:00 愛知7区 前後駅前ロータリー
8:40 愛知3区 大高駅前ロターリー
10:00 愛知13区 知立市弘法山遍照院
11:25 愛知13区 イトーヨーカドー安城店前
13:00 愛知14区 豊川市総合体育館前
13:30 愛知14区 城下交差点(豊川市牛久保町城下)
16:50 神奈川12区 藤沢駅南口バスロータリー
18:15 神奈川9区 新百合ヶ丘駅南口
19:20 神奈川16区 本厚木駅北口

枝野幸男幹事長
11:00 栃木2区 まちの駅新鹿沼宿前
11:30 栃木2区 日晃そば前(鹿沼市西茂呂2−22−25)
14:20 宮城1区 仙台フォーラス前
14:45 宮城1区 アエル仙台前
15:00 ぶら下がり取材(同上)
18:00 福島5区 勿来市民会館
19:30 福島5区 いわき駅

2360チバQ:2014/12/12(金) 07:49:50
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120078-n1.html
2014.12.12 07:08
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉9区 党名より個人をアピール

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 前職3人を含む4人が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられている千葉9区。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査で判明した終盤情勢では、自民の前職、秋本真利氏(39)が頭1つ抜け出している。追う形となった民主前職、奥野総一郎氏(50)と次世代前職、西田譲氏(39)の陣営に悲壮感はなく、残りの選挙戦では、党ではなく「個人」を前面に出して無党派層にアピールし巻き返しを図る。

 ■脱原発の自民候補

 選挙戦で秋本氏は「脱原発」を掲げ、再生可能エネルギーへの転換を声高に主張している。

 陣営関係者は「党内には、党の主張と一部食い違う秋本を良く思わない人がいることは確かだ」と明かす。しかし「筋の通った主張をしていることに、一目置く人もいる」という。

 2日には、前回選挙に続き、深い交流のある小泉進次郎復興政務官が応援のため、千葉市若葉区のJR都賀駅に来訪。大勢の聴衆の前で「これからの自民党を一緒に作っていきたい仲間だ」とエールを送った。他にも選挙区には、閣僚経験者や著名議員らが続々と入っている。

 ■地元を思う気持ち

 奥野氏の陣営には、前回選挙と比べて多くの有権者が訪れるようになった。

 「年金生活をしている人などから切実な声が届いている。自民一強を何とか阻止して民主主義を復活させたい」

 奥野氏は衆院議員に当選後も議員宿舎を借りず、選挙区内の駅頭での演説を続けてきた。「知名度は他の候補者よりも高く、地元を思う気持ちは1番強い」と陣営関係者は話す。

 11日には蓮舫参院議員と野田佳彦前首相が応援に駆けつけた。「党の風は吹いていないが、駅頭では名乗る必要もなくなってきた奥野個人の力で、何とか勝ち抜きたい」(同)。

 ■無党派層取り込み

 「毅然とした政治家でありたい」と語る西田氏は、「今回の選挙で初めて、国防や教科書問題について、有権者から話しかけられている」。9日には、平沼赳夫党首が応援に来ており、保守層へのアピールを継続していく。

 陣営関係者は前回比例復活した衆院選について「所属していた日本維新の会の風に乗った選挙だった」と分析。「今回は党ではなく、西田の選挙になる。本人の演説を見れば、応援したくなる人が増えるはずだ」と話す。

 選挙戦後半戦は、駅頭などで本人の露出を増やしている。課題となる無党派層の取り込みに向け、「若い世代にもアピールしていく」とした。

 共産新人の鴨志田安代氏(59)の陣営関係者は「集団的自衛権など安倍政権の平和に関する施策に危惧する声が多く、党としての手応えは非常に良い」と話す。

 9区は、かつて自民から出馬して衆院議員を4期務め、解散したみんなの党で幹事長を務めた参院議員・水野賢一氏が地盤としている。水野氏の関係者は「陣営として1人の候補者を応援することはない」としており、当面は無所属で活動するという同氏を支持する有権者を取り込もうと、各陣営は積極的に動いている。

 投票先を決めかねているという若葉区のパートの女性(45)は、「国会であらさがしをする人ではなく、信頼できる人に投票したい」と話した。(山本浩輔)

2361チバQ:2014/12/12(金) 07:50:44
http://www.sankei.com/region/news/141210/rgn1412100059-n1.html
2014.12.10 07:09
【衆院選2014】
注目区を歩く(上) 「厚い壁」に挑む自民 神奈川4区

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 「自民は本気で(元みんなの党代表で前職の浅尾慶一郎氏の)牙城を崩そうとしている」

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)の浅尾氏陣営の一人は公示後、こうつぶやいた。陣営を襲ったかつてない危機感は9日、お膝元で現実となって現れた。

 “浅尾系”市議が最大会派を誇ってきた鎌倉市議会で同日、3市議が自民前職の山本朋広氏への支持を鮮明にし、新たな議員団を誕生させたのだ。

 これまで同市議会において、山本氏への支持を表明する市議は限定的だった。だが、中央政界でのゴタゴタは、地方の潮目も大きく変えた。議員団に参加した市議の一人は「(山本氏の)支持基盤を拡大していく」と意気込みを語る。

 中央からの援護射撃も手厚い。山本氏の応援には、石破茂地方創生担当相や谷垣禎一幹事長ら主要閣僚や党幹部が連日のように駆けつけており、山本氏も「これほどの支援は初めてで、他の候補者から嫉妬されるほど。大きなプレッシャーを感じる」と気を引き締める。

 安倍晋三首相は先月30日に行われたJR鎌倉駅前の演説で、「衆院が解散したからといって党を解散する必要はない」と力を込め、浅尾氏の政治姿勢を批判。さらに公示日の今月2日、逗子市内の神社で行われた山本氏の出陣式に姿を現したのは、菅義偉官房長官だった。菅氏の4区入りはこれまでに2度。「今度こそ、何としても小選挙区で勝利する」とげきを飛ばした。

 「改革勢力を結集する」との姿勢を崩さない浅尾氏への警戒感に加え、自民側には、野党元代表である浅尾氏の選挙区を奪うことで、「自民勝利の象徴」としたい考えもある。「重点区」での議席奪取へ攻勢を強めるものの、浅尾氏の壁は依然として分厚く立ちはだかっている。

 対する浅尾氏の陣営。浅尾氏の出身校で鎌倉市内にある名門進学校・栄光学園高OBや系列市議らが脇を固め、その厚い支持基盤から地元では「浅尾党」と評されるほど大きな存在となっている。

 浅尾氏は党幹部としてテレビ番組などへの露出が多かったこともあり、知名度は高い。自民への追い風が吹き荒れた平成24年12月の前回衆院選でも、山本氏に4万3千票差をつけて圧勝した実績を誇る。

 しかし、浅尾氏の立場は大きく変わった。みんなの党の創設メンバーで、今年4月からは党代表を務めていたが、党内の路線対立により、公示直前の先月28日に解党。比例代表での復活がない無所属での出馬となったのだ。

 党をまとめきれなかったその政治手腕に対する批判も出たことから、浅尾氏は連日駅頭に立ち、「日本の政治に緊張感をもたらすためには改革勢力が必要。覚悟を示すためにもあえて最も厳しい道を選んだ」と強調する。

 前回は党幹部として他候補の応援に繰り出すことも多く、地元入りがままならなかったが、今回は地元に張り付いて街頭演説を繰り返すなど、背水の陣を敷いている。選挙用ポスターや看板には「不器用ですが」の文字を入れるなど、解党をめぐる混乱を逆手に取るかのような手法も使ってアピールに躍起だ。

 浅尾氏と山本氏の戦いを軸にした4区は、前回と同じ顔ぶれによる選挙戦となっている。民主党を離党し、無所属で挑む新人、荻原隆宏氏は法的拘束力のある住民投票制度の確立や集団的自衛権行使容認への反対を明確にすることで、「革新勢力の受け皿」を標榜(ひょうぼう)。街頭演説を中心に無党派層の獲得に力を入れる。

 共産新人の加藤勝広氏は消費増税の中止や集団的自衛権の行使容認反対、福祉充実などを支持者に訴え、党勢拡大を図る。

                   ◇ 

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価が主な争点となった今回の衆院選。急遽(きゅうきょ)突入した「師走決戦」での注目選挙区の状況を伝える。 (衆院選取材班)

                   ◇ 

 ▽4区(4人)

山本朋広39☆文科政務官 自 前 【公】
浅尾慶一郎50 元みんな代表無 前 
荻原隆宏44 元横浜市議 無 新 
加藤勝広70 党地区役員 共 新

(上から届け出順、☆は比例と重複)

2362チバQ:2014/12/12(金) 07:51:16
http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110032-n1.html
2014.12.11 07:02
【衆院選2014】
注目区を歩く(中)県内最大の激戦 神奈川16区





 かつて、農林水産相を務めた亀井善之氏=自民=を9期にわたって衆院に送り出し、「保守王国」とされてきた県央地区。その中心である16区(相模原市西部、厚木市、伊勢原市、愛川町、清川村)では、自民と民主が火花を散らし、「県内最大の激戦」を繰り広げている。

 「ここに来ているのは(民主前職、後藤祐一氏の出身校の)厚木高校OBがほとんど。地元の力で何とか押し上げてみせる」

 先月19日、厚木市内で開かれた選挙事務所の開所式に集まった厚木高校OBは、こう自信を見せた。

 民主への逆風が吹き荒れた2年前の前回、後藤氏は自民新人だった義家弘介氏を追い詰めるも、8077票及ばなかった。「落下傘候補」だった義家氏に僅差で敗れ、比例代表での復活に甘んじた苦い記憶があるからこそ、小選挙区での当選には並々ならぬ思い入れがある。

 雪辱を期す後藤氏の最大の強みは、地元の名門・厚木高校のOBらが中心となった後援会組織だ。

 街頭では「対案をしっかりと提示する野党を育て、安倍晋三政権にブレーキをかける」と、“反自民”の姿勢を強調する後藤氏だが、ある支持者は「普段は自民を支持しているが、後藤氏が厚木高OBである以上は応援する」と、党派を超えた支援を誓う。

 選挙区内の隅々に張り巡らされた卒業生のネットワークをフル活用し、地元のイベントにこまめに顔を出すなど「どぶ板選挙」を徹底、自民の強固な地盤を切り崩す構えだ。

 後藤氏は、平成21年の衆院選で「政権交代」の追い風を受け、亀井氏の息子、善太郎氏=自民=を破って初当選。善太郎氏の引退を受け、自民は参院議員だった義家氏を送り込んだ。

 後藤氏陣営の幹部は「今回は極端な風が吹いていない。後藤氏が地盤を確立できるかどうかの正念場だ」と気を引き締める。

 公示後の今月初旬。伊勢原市内の児童館で行われた義家氏のミニ集会には、約70人の支持者が詰めかけた。かすれた声を絞り出すように、義家氏はこう切り出した。

 「皆さんに支えられ、この選挙戦、マイクを握り続けてまいりました。つぶれてしまった声は、またよみがえります」

 「ヤンキー先生」としての高い知名度を背景に、前回は「教育再生」を掲げて初当選した。当選後は文部科学委員会理事など「教育畑」の重要ポストに就いたほか、北海道の高校で教鞭(きょうべん)をとるなど、全国各地を飛び回る多忙な日々を過ごしてきた。

 前回の辛勝をめぐり、「地元での活動不足」を指摘する声も上がっていたため、今回の選挙戦では“地元密着”を強調。「地方創生を打ち出して、正々堂々と戦う。(さがみロボット産業特区など)国家プロジェクトが日本で最も集中しているのは地元・伊勢原だ」と、地元に身近な政策で有権者に語りかける。

 後藤氏と義家氏。両陣営ともに「地元」を強調する選挙戦は、終盤に入って激しさを増している。

 自民、民主との違いを強調しているのは、共産新人の池田博英氏だ。

 「共産党が唯一、消費増税中止と言っているんです」

 池田氏は「自民でも民主でも政治は変わらないという思いが国民の間にある。そうした層が、『共産に託してみよう』と考えていただければ、この選挙区で食い込んでいける」と気を引き締めている。

                   ◇

 ▽16区(3人)

 後藤祐一45☆元内閣委理事 民 前 
 池田博英52 党地区委員長 共 新 
 義家弘介43☆元文科政務官 自(町)前 【公】

 (上から届け出順、☆は比例と重複)

2363チバQ:2014/12/12(金) 07:51:46
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120070-n1.html
2014.12.12 07:10
【衆院選2014】
注目区を歩く(下)元横浜市長出馬で混戦 神奈川18区

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 先月29日、18区(川崎市高津区、宮前区、中原区の一部)内の東急田園都市線高津駅近くで行われた、元横浜市長で次世代前職の中田宏氏の選挙事務所開き。ここで、かつて横浜市長、知事として県政界をリードした2人が顔を合わせた。

 応援に駆けつけたのは、元知事で参院議員の松沢成文氏(56)。同月26日に次世代に合流したばかりの松沢氏は、盟友の中田氏に向けて「実績、政策、理念がある。最高の候補者だ」と、賛辞を贈った。

 この動きに警戒感を強めたのは、日頃から地元で駅頭演説を多くこなしてきた自民前職の山際大志郎氏、生活元職の樋高剛氏の両陣営だ。両氏に比べて地元での準備不足が否めなかった中田氏だが、党国対委員長としてメディアの露出も多いうえ、何より平成14年から21年にかけて横浜市長を務めたことから、知名度で他候補を圧倒する。宮前区を含む旧8区で2度当選した実績もある。

 その中田氏が、昨年の参院選で自民候補者に次ぐ74万票を集めた松沢氏とタッグを組んだことから、ある陣営は「選挙の戦い方をよく知っている2人。不気味な存在だ」と危機感を募らせた。

 14年に新設された川崎市北部の18区は、都内に隣接するなど交通利便性が高いことから、都内に勤める「神奈川都民」が多く住む、県内屈指の“浮動票エリア”となっている。

 今回の衆院選では、議席死守を図る山際氏に対し、比例代表(北陸信越)から国替えした中田氏、返り咲きを目指す樋高氏との戦いを軸に、維新新人の北村造氏と共産新人の塩田儀夫氏が出馬する混戦模様となっている。

 これまで18区は自民と民主が拮抗(きっこう)し、15年以降4回行われた衆院選では、自民と民主が交互に制してきた。

 しかし、中田氏が昨年、旧日本維新の会の神奈川18区支部長に就任したことが、この対立軸に変化を生じさせた。公示直前に北村氏が出馬を決め、民主が候補者擁立を見送ったにもかかわらず、野党間調整が不発に終わるなど浮動票の行方は読みにくくなっている。

 知名度を武器に浮動票獲得を目指す中田氏に対し、山際氏陣営は自民が得意とする組織戦で対抗する。今月2日の出陣式には、党川崎市連の幹部が勢ぞろいした。街頭演説や個人演説会にも甘利明経済再生担当相(65)や三原じゅん子参院議員(50)といった「有名どころ」が続々と駆けつけ、18区への意気込みを見せつけた。

 山際氏は組織を固める一方で、きめ細かくミニ集会を開き、「アベノミクスのど真ん中で仕事をしてきた。ほかに日本経済を再生させる道はない」と、経済産業副大臣としての実績を前面に押し出す。

 前回衆院選で落選し、2年間の浪人生活を送る樋高氏は、4度目の当選に向けて奔走している。

 元環境政務官としての実績を強調する樋高氏は、都市住民を意識した独自政策として、再生可能エネルギー政策の考え方をまとめた「風の谷計画」をアピール。アベノミクスを痛烈に批判し、「反自民勢力の結集軸を」と呼びかける。

 公示日の1週間前に名乗りを上げた北村氏は、若さとサラリーマン目線を武器に既得権益の打破を訴える。地元の維新所属県議2人が中田氏支援に回るという“ねじれ”をものともせず、江田憲司共同代表(58)や小野次郎幹事長代理(61)の応援も得て、選挙区を縦横無尽に走り回っている。

 市内にある東芝の工場で40年以上働き、雇用問題改善などを訴える塩田氏も、党勢拡大と知名度の浸透を図っている。=おわり

                   ◇

 ▽18区(5人)

 北村造31☆元証券会社員 維 新
 樋高剛49☆元環境政務官 生 元
 塩田儀夫64 団体理事   共 新
 山際大志郎46☆経産副大臣  自 前 【公】
 中田宏50☆元横浜市長  次 前

 (届け出順、☆は比例と重複)

2364名無しさん:2014/12/12(金) 07:52:03
170 :無党派さん:2014/12/12(金) 02:35:41.93 ID:mIM56XEJ
ところで松原仁はどんな感じかな?
石原ひろたかの応援に総理が来た時は大井町がすごかったなw

http://i.imgur.com/SC6Kf5h.jpg

2365チバQ:2014/12/12(金) 07:52:40
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141209-OYTNT50232.html
衆院選 注目区ルポ<上>
2014年12月10日
 ◇無党派層狙いと組織戦
 ■1 区■


 井坂信彦 40 維前《1》
 盛山正仁 61 自前《2》
 筒井哲二朗 43 共新

 
 序盤情勢を報じた朝刊に「自公300超す勢い」の見出しが躍った4日夕、阪神魚崎駅前で井坂はマイクを握る手に力を込めた。「自民を大勝させるわけにはいきません」

 前回選ではみんなの党から立候補。結いの党を経て9月に維新に合流した。日本維新の会などが第3極として注目された前回とは違う。風は感じられない。

 陣営は「維新の看板を前面に出すのは得策ではない」と政党色を薄めた。チラシには「井坂対自民」で政策を比較。無党派層を意識し、擁立を断念した民主票の取り込みも狙う。「与党批判票を集めなければ勝てない」

 「今回は前回以上に危ない」。一方の盛山陣営は危機感を募らせ、組織の引き締めを図る。井坂に約2800票差まで迫られた前回の苦い記憶がある。

 6日に安倍首相、7日には石破地方創生相と大物の来援を受けた。「政権を担えるのは自公だけ」。演説では井坂とは反対に「自民党」の看板を強調。自民系市議、県議が顔をそろえる。

 自転車で運動してきた井坂に対抗して「街を歩く」作戦も立てた。陣営幹部は「井坂さんは政党に頼らなくても、個人的な人気がある。うちは、自民党の看板を前面に打ち出さないと戦えない」と明かす。

 「暴走する安倍政権に対抗できるのは、共産党だけです」。筒井は、商店街や駅前で、アベノミクス批判や原発再稼働、集団的自衛権行使の限定容認への反対などを説く。

 陣営は、民主、維新支持層にもターゲットを広げ、与党への批判票の取り込みに躍起だ。「自民だけでなく、消費増税に明確な反対を示さない民主や維新に対しても嫌気がさしている層は多い。非自民の受け皿となるのは共産党しかない」と意気込む。

2366チバQ:2014/12/12(金) 07:53:06
 ◇5党混戦保守分裂焦点
 ■3 区■

 横畑和幸 43 民新
 関芳弘 49 自前《2》
 新原秀人 52 維前《1》
 和田有一朗 50 次新
 冨士谷香恵子 62 共新

 
 4日午後、神戸市須磨区の市営地下鉄名谷駅前。横畑が有権者と握手を交わす背後で、運動員が「投票へ行こう」の文字カードを掲げた。陣営は「投票率が下がれば、自民に有利になる」と考える。「保守票が割れて、投票率が上がれば、つけいる隙は十分ある」

 3区では、民主と維新が候補者を一本化できず、さらに神戸市議、県議の経験を持つ和田が参戦。野党4党の候補が乱立する混戦模様となった。

 「保守が分裂して、民主に漁夫の利を得させてはいけない」。関は、出陣式で声を張り上げた。保守票が新原、和田に流れ、結果的に労組票を固める横畑に有利になることを警戒。銀行出身の「経済政策通」を売り込み、「油断は禁物」と組織を引き締める。

 一方、新原陣営は「和田の出馬はプラスに働く」と受け止める。関と和田が票を食い合えば、市議時代からの地盤を持つ新原に「勝ち目」が生まれるのだという。無党派層を取り込もうと、街頭演説では「庶民の党」をアピールする。

 公示前日に次世代の公認を得た和田は「政党色が鮮明になったことで戦いやすくなった」と、地元・垂水区での知名度を生かした選挙戦を展開。「地方議員として住民の声を聞いてきたからこそ、できることがある」と訴え、須磨区でも浸透を図る。

 一方、冨士谷は「消費増税ストップ」「原発再稼働の中止」などの党の政策をアピール。唯一の女性候補であることを生かし、「子育ても親の介護も経験した。女性たちの願いを伝える議員として、国政で働きたい」と訴えている。(文中敬称略)(畑中俊、中谷圭佑)

                   ◇

 14日の衆院選投開票に向けて、県内の12小選挙区では各候補者が舌戦を繰り広げている。注目選挙区の現場から報告する。

 
 ◇候補者名簿は届け出順。敬称略。氏名、年齢(投票日現在)。政党の略称は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、生=生活、社=社民、諸=諸派、無=無所属。新旧、当選回数。

2367チバQ:2014/12/12(金) 07:53:33
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141210-OYTNT50261.html?from=yartcl_popin
衆院選 注目区ルポ<中>
2014年12月11日
 ◇党看板前面と個人党…11区


頭師暢秀 44 自 新
苦瓜一成 61 共 新
松本剛明 55 民 前《5》

 「自由民主党の頭師暢秀でございます」

 先月30日に姫路市内であった候補予定者公開討論会。頭師は発言のたびに与党候補であることを繰り返し強調した。初挑戦で、二人乗り自転車「タンデム」で知名度アップに奔走した前回選のような奇策は封印。党支持層へのあいさつ回りを地道にこなす。陣営は「今回は各方面から呼ばれることが多い」と手応えを感じている。

 実績と知名度に勝る松本は防戦を強いられている。

 「二度目の逆風だ」。2日の出陣式に臨んだ松本は自らを鼓舞するように声を張り上げた。逃げ切ったとはいえ、初陣の頭師に1万6000票差まで詰められた前回選。「今回はもっと厳しい」と危機感を強め、2回目の当選以降続けてきた他選挙区への応援演説も見合わせ、従来以上に基盤固めに力を注ぐ。

 苦瓜は「消費増税反対」などを掲げて他の2候補との違いを鮮明にし、反自民票や無党派層の取り込みを狙う。

 解散風が吹き始めてからの擁立だったため、知名度不足は否めず、人が集まる商店街やスーパーマーケットなど重点的に回り、連日20か所以上、街頭で顔と名前をPRする。「庶民の生活を本当に考えているのは我々だけ」と訴え、主婦層などへの浸透を図る。

2368チバQ:2014/12/12(金) 07:53:55
 ◇自民系2氏に維新、共産…12区

堀譲 64 共 新
山口壮 60 無 前《4》
村上賀厚 55 維 新
戸井田真太郎 36 無 新

 「無所属の2人で勝った方が自民党なんです」。9日も相生市内など約40か所で山口は訴えた。意識する相手は戸井田だ。

 山口は昨年12月に民主党を決別、旧新進党時代から交流のある二階俊博・自民党総務会長の二階派の「特別会員」として自民党に急接近。6日にたつの市であった山口の決起集会には二階氏も駆けつけ、「圧勝すれば、『どうぞ(自民党に)』となる」

 県連は先月、戸井田を党本部に公認申請したが、認められず、戸井田は党本部から打診された比例単独候補を拒否したため、無所属に。県連関係者は「二階さんの影響力だろう。ずっと自民党で頑張ってきた人を推すのが筋だ」と憤る。

 8日には、文書でも「全面支援」を公表。戸井田も「県連支援」と記した選挙カーで「祖父の代から自民党一筋」と繰り返す。

 村上は、〈自民系無所属〉候補について「単なる自民党内での争いだ」と切り捨てる。

 地盤のない中、アパートの一室を事務所として選挙戦を展開し、「消費増税延期の信を問う選挙の意味が全く分からない。国会議員の定数や歳費削減など身を切る改革が先決だ」と主張。陣営は「1票でも上積みを目指す」とし、街頭などで無党派層の取り込みを狙う。

 堀もこまめに街頭に立ち、消費増税の中止や原発ゼロ社会への転換、憲法9条を生かした平和外交などを訴える。「安倍政権に物申して、庶民の暮らしを守る役割は共産党が担う」

 陣営は「内閣は国民の願いと反対のことばかりをやっている」と自民党への批判を展開し、反自民票の受け皿として共産党が躍進するチャンスとみている。

(有好宏文、田上秀樹)(文中敬称略)

2014年12月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2369チバQ:2014/12/12(金) 07:54:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141211-OYTNT50268.html?from=yartcl_popin
衆院選注目区ルポ<下>
2014年12月12日
 ◇無党派10万票動向注目…6区


吉岡 健次 45 共新

辻泰弘 58 民新
杉田水脈 47 次前《1》
大串正樹 48 自前《1》

 約47万9000人と県内最多の有権者数を抱える6区では、2003年以降連続当選者がいない。10万票以上ともいわれる無党派層が、結果を大きく左右してきた。どの陣営もこの票の動向に細心の注意を払う。

 4日夕、阪急伊丹駅前。石破地方創生相が「伊丹にとって、日本にとって必要な人だ」と訴えた。横には、再選を目指す自民前議員の大串。公示の2日にも、谷垣幹事長を個人演説会に招いた。陣営幹部は「初当選から2年で、知名度は低い。著名な党大物と並べば、有権者の話題に上る」と話す。組織票を固めつつ、1日に10回以上はミニ演説を街頭で繰り返す。

 同じ4日の午前、同駅前で民主の岡田克也代表代行が「私の長年の同志。間違いのない人だ」と、参院議員を2期務めた新人の辻を持ち上げた。基礎となるのは労働組合票だが、強調するのは「自民、アベノミクスに違和感を覚える人の受け皿」(陣営幹部)だ。街頭では大串との違いを際立たせようと、「元厚生労働副大臣」の経験を前面に押し出す。

 大串と保守票を奪い合うのが、次世代前議員の杉田。陣営は「前回は日本維新の会の看板で取った票が多かった」と顧みて、今回は街頭演説の様子を連日、動画配信サイトで生中継する作戦に出た。領海警備の強化などを訴え、陣営幹部は「有権者の反応は良くなっている」と手応えを口にする。

 共産新人の吉岡は、他の候補者が国政経験者であることから、「とにかく有権者に顔と名前を売ろう」と、1日約20か所の街頭演説をこなす。訴えているのは、「消費増税中止」や「原発ゼロ」。「クリーンな政治ができるのは、企業団体献金や政党助成金を受け取らない共産党だけ」と呼びかける。(澤本梓、河部啓介、松田俊輔)

2370チバQ:2014/12/12(金) 07:54:32
 ◇保守分裂党派色を強調…7区

大前春代 30 無新
浜本鶴男 70 共新
山田賢司 48 自前《1》
畠中光成 42 維前《1》
石井登志郎 43 民元《1》

 前回選と同様、自民、民主、共産に第3極という構図が予想されていたが、保守系候補が参戦。保守分裂の中、各陣営の思惑が絡み合う。

 解散直前に出馬を表明したのが、無所属新人の大前。父親は、7区選出の元自民衆院議員だ。自民県議の座をなげうち、党から除名処分を受けた。選挙カーで選挙区内を巡り、女性の社会進出などを訴える。父親のかつての支持票を基礎とし、無党派層の取り込みを狙う。

 大前と国道を挟んで事務所が向かい合うのが、自民前議員の山田だ。壁には、初当選時の2倍以上となる100超の企業、団体の推薦状が並ぶ。それでも陣営は、「(大前と)支持層が重なる。票割れを防がねば」と危機感をあらわにし、公示早々に谷垣幹事長の応援を仰ぐなど保守票固めに注力する。

 保守分裂の利を得たいのが民主元議員の石井だが、陣営は「当選ライン低下を期待せず、堂々と党の存在感を示す」。政権批判を繰り広げつつ、第3極も「役割を終えた」とけん制する。4日、西宮市で街頭に立った岡田代表代行も「自公に立ち向かえるのは民主だけ」と野党第1党の矜持きょうじを強調した。

 維新前議員の畠中は前回、みんなの党公認として出馬し、比例復活で初当選した。第3極が躍進した2年前の再現を狙い、「業界団体や労組に縛られた自民、民主に改革は無理」と訴える。「注目度を高め、埋没を防ぎたい」(陣営幹部)と、知名度の高い橋下、江田両共同代表が相次いで駆け付けた。

 共産新人の浜本は街頭で、「自、公、民は増税3兄弟。第3極も安倍政権の応援団だ」と批判の声を上げ、消費増税の中止や原発ゼロを主張。陣営は今選挙を「党躍進の好機」とみて、連日、駅前やスーパー前など15〜20か所で他党との違いを強調している。

(清家俊生)

(文中敬称略)

2371チバQ:2014/12/12(金) 07:55:29
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579719.html
道1区、民主復権か自民死守か 横路氏と船橋氏、舌戦に熱 野呂田氏は比例票狙う(12/12 06:55)
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(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
 14日投開票の衆院選で、道内最多の有権者を擁する道1区(札幌市中央、南、西区)の選挙戦が激化している。前回衆院選で敗れ比例復活に甘んじた民主党前職の横路孝弘氏(73)、大ベテランを相手に再選を果たし地盤を固めたい自民党前職の船橋利実氏(54)が横一線。「民主党王国」の再建か「世代交代」か。道内の二大政党対決を象徴する道都で舌戦が熱を帯び、共産党新人の野呂田博之氏(56)も2000年衆院選以来となる同党の比例議席獲得に向けて声をからす。

 「1区は激烈な戦い。皆さんの1票が勝利につながる。多くの人にお声掛けをお願いします」。横路氏は11日、南区内の個人演説会で約200人の支援者を前に危機感をあらわにした。「情に訴えることは絶対にしない」(支持組織幹部)横路氏には珍しく、口調に懇願の色もにじんだ。

 「負けられない」との強い思いの背景に、前回衆院選の道内小選挙区で全敗した党勢の回復には、象徴区である1区での自身の勝利が不可欠との考えがある。

 陣営は最終盤の戦略として、地盤が弱いとされる南区の票の掘り起こしを重視。11日は同区の住宅街を回り「平和や暮らしを脅かす安倍政権の暴走を止める」と力を込めた。

 ただ、横路氏とともに後援会組織も高齢化。冬の選挙で支援者の投票行動が鈍る懸念もあり、陣営は「勝ちきる力がまだ足りない」と気を引き締める。

 「道1区で必要なのは世代交代だ」。同日、中央区の繁華街で街頭演説に立った船橋氏は、当選11回を重ねた横路氏への対抗心をむき出しにした。

 傍らには自民党の谷垣禎一幹事長の姿。公示後、同党からは安倍晋三首相、麻生太郎財務相らが相次いで道1区入りし、党を挙げて船橋氏の再選を後押しする構えだ。

 船橋氏は選挙戦に勝利し「道1区で保守の地盤を築くこと」を目標に置く。陣営は横路氏に影響力を残さないよう比例復活できない完全勝利を目指す。

 7日は街頭演説中に横路陣営の選挙カーが通りかかると「集団的自衛権を否定するのはおかしい」と強い口調で横路氏を批判し、保守派の顔をアピールした。一方で自分の名字と人気キャラクターをかけて「ふなっしーと呼ばれています」と若者に売り込むしたたかさも見せる。

 共産党の野呂田氏は11日、中央区で北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働中止を求める署名運動に加わり「原発はいらない」と参加者とともに訴えた。比例議席獲得が視野に入る中、野呂田氏は「私がどれだけ得票できるかにかかっている」と気合を入れた。

 道1区には無所属新人の飯田佳宏氏(41)も立候補している。

2372チバQ:2014/12/12(金) 07:56:50
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_11021.html
<衆院選>空中VS地上 宮城1区で攻防激化


大都市の有権者を振り向かせようと各陣営が競り合う=11日夕、仙台市青葉区
 14日投開票の衆院選で、宮城1区(仙台市青葉区、太白区)の終盤の攻防がヒートアップしている。連勝を狙う自民党前議員土井亨候補と、前回比例復活した民主党前議員郡和子候補が4度目の対決を展開。対照的な手法で都市型選挙を戦う。

 ともに東北学院大出身の土井、郡両氏は2005年、そろって宮城1区に初出馬した。初陣は土井氏が選挙区を制し、郡氏は約2000票差に迫って比例復活した。
 以来、選挙区は土井氏の2勝1敗。当選回数は3回の郡氏が上回る。今回は野党間の候補者調整が進み、05年以来となる事実上の一騎打ちの構図となった。
 11日朝、通勤客が行き交う太白区のJR長町駅前。郡氏は「止められない政治が続いてもいいのですか」と訴え、有権者に次々と握手を求めた。
 日中は住宅地を中心に選挙カーを走らせ、夕方からの主戦場は青葉区の市中心部。元女子アナという知名度を生かし、街頭で演説を繰り返す。
 劣勢が伝えられる中、浮動票が多いとされる100万都市・仙台で得意の「空中戦」に活路を見いだす。「選挙への関心が低い。とにかく露出しかない」と陣営幹部。
 支援する連合は、1区を最重点区の一つに決めた。1998年の結党以来、比例を含め、仙台で守ってきた民主の議席死守へ背水の陣を敷く。
 「動」の郡氏に対し、土井氏は街頭活動を極力控え、「地上戦」に徹する。郊外を起点に中心部へ攻め上がるようにミニ集会を重ね、地方議員が組織をがっちり固める。
 集大成は10日夜、青葉区の市民会館で開いた総決起集会。村井嘉浩宮城県知事や奥山恵美子仙台市長ら約1000人が参加し、「皆さんの支えが力。勝たせてほしい」と力を込めた。
 土井氏は前回、序盤から優勢が伝えられたものの、郡氏に最終盤で追い上げられ比例復活を許した。陣営幹部は「最後の3日間の爆発力は脅威だ」と警戒する。
 11日夕には菅義偉官房長官がてこ入れに入り、JR仙台駅前に立った。陣営は「接戦を覚悟し、バントで1点ずつ積み上げる」と票固めを図る。
 異なる戦術で有権者に働き掛ける2氏。最終盤に入り、「花の1区」の戦いは激しさを増す。
 共産党新人の松井秀明候補は「安倍首相の暴走を止められるのは共産だけだ」と訴える。

【宮城1区立候補者】
土井亨56☆自(町)前(2)
松井秀明46 共 新 
郡和子57☆民 前(3)

2373チバQ:2014/12/12(金) 07:57:14
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_31005.html
<衆院選>自VS生 浮動票狙い「滝沢決戦」


吹雪の中、候補者の訴えを聞く有権者=2日、滝沢市

 衆院選岩手2区で、自民党前議員の鈴木俊一候補(61)と比例東北生活の党前議員の畑浩治候補(51)が、激烈な終盤戦を繰り広げている。先行する鈴木氏を畑氏が追い上げる展開。両陣営は岩手県の面積のほぼ半分を占める広大な選挙区で支持固めに奔走してきた。最終盤は無党派票を獲得しようと滝沢市に照準を定める。

 「民主党は政権担当能力がない。生活は雪崩解散の状況だ。もう自民党しかない」。通算8選を狙う自民の鈴木氏は6日、滝沢市の大型スーパー前に立ち、政権与党の安定感を訴えた。
 陣営の支持基盤は沿岸の保守地盤。それに加え「有権者が多い滝沢は票の伸びしろが見込める」と選挙カーを走らせる。
 3選を目指す生活の畑氏は8日、激励に入った同党の小沢一郎代表(72)と滝沢市の住宅地で並び、「地方の雇用を改善し、子育て支援も充実させたい」と若い世代にアピールした。
 小沢氏は11日、沿岸の宮古市にも入り、保守地盤の切り崩しを図った。陣営は畑氏の出身地の久慈市を拠点に浸透を急ぐ。
 中盤までは沿岸から山間部まで広い2区を駆け回り、敵陣にも乗り込んだ。最後の主戦場は新興住宅地が多い滝沢市。無党派票の取り込みを狙う「滝沢決戦」だ。
 2区の有権者は27万3000人で、うち4万人以上の市は滝沢と宮古。中でも盛岡市のベッドタウンとして発展した滝沢市は無党派層が多く、ここでの票の動きが勝敗の鍵を握ってきた。
 前回(2012年)当選した鈴木氏は滝沢市(当時は村)で1万1000票余りを獲得。畑氏を1000票上回った。逆に民主党が大勝した09年の得票は、畑氏の1万9000に対し鈴木氏は1万だった。
 鈴木陣営は「地道に声を掛けるしかない」と妻の敦子さんを投入し、これまで26カ所でミニ集会を重ねた。11日夜は大個人演説会を開いた。
 畑陣営は「滝沢に自宅がある地元候補を訴える。市内での街頭演説は計100カ所以上になる。電話作戦にも力を入れる」と意気込む。
 共産党新人の久保幸男候補(56)も滝沢市を中心に、反自民票の取り込みを狙う。

【岩手2区立候補者】
畑浩治51☆生 前(2)
久保幸男56 共 新 
鈴木俊一61☆自(岸)前(7)


2014年12月12日金曜日
関連ページ:岩手政治・行政

2374チバQ:2014/12/12(金) 07:57:44
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_21011.html
<衆院選>独占へ自民総力戦/野党共闘攻め込む/青森1区


大粒の雪が舞う中、候補者の訴えを熱心に聞く有権者=6日、青森県平内町

<一瞬の風警戒>
 「自民圧勝」の実感はいまだにつかめない。
 「2期目の選挙は大変厳しいと言われる。投票箱が閉まるまで応援してほしい」
 10日、五所川原市。防衛相の江渡聡徳(青森2区)は公務や自らの選挙の合間を縫って、自民前議員津島淳が立つ1区に入った。
 青森で衆参6議席を独占する自民。衆院5期を務めた江渡や3区の大島理森(10期)、4区の木村太郎(6期)は盤石な戦いを進める。金城湯池を守る鍵は議員歴2年の津島が握る。党県連は県都死守へ総力戦の構えだ。
 無党派層が多い選挙区で、津島陣営は一瞬の風で情勢が変わる「1区現象」を警戒する。陣営幹部は「1区は最も怖い。若さが弱みにもなる」と不安を口にした。
 地方議員や首長も走る。知事選を来年に控え、自民県連が推薦する三村申吾も例外ではない。6日は板柳、鶴田両町の街頭に立ち、大粒の雪が降りつける中、「大切なパートナーに力を貸してほしい」と訴えた。
 報道各社の世論調査は「津島優位」を伝える。遊説の合間、津島は「実感とのギャップを感じる。最後まで気を引き締める」と語り、足早に選挙カーに乗り込んだ。

<消えぬ悔しさ>
 衆院選4度目の挑戦となる維新の党新人升田世喜男は、見え隠れする津島の背中を懸命に追う。
 7日、青森市内の街頭で「4度目の正直という言葉を、皆さまの力でつくり出してほしい」と頭を下げた。升田の両脇には、過去の選挙戦で対立候補を支援してきた連合青森の会長内村隆志と民主党県議がぴったりと付いた。
 悲願の議席へ、升田は今回、「野党共闘」のカードを切った。
 前回2012年衆院選。1区は4人の野党候補が票を奪い合い、升田は次点に泣いた。共産党以外の野党票を合わせると、津島の得票を約2万3000票上回った。悔しさは今も消えない。

<手応えを実感>
 「非自民」を旗印に、民主、維新、社民の各党は初の選挙協力を決めた。自民を推薦する県農協グループの一部も野党連携に呼応。自民の強固な地盤に切り込む。
 「過去3度の衆院選で、これほど戦える土壌ができたことはなかった」と手応えを語る升田。自民圧勝ムードにあらがいながら、非自民の結束力は終盤に入り強さを増している。
 「自共対決」を掲げる共産党新人吉俣洋は1日約20カ所のつじ立ちをこなし、他候補が積極的には触れない原子力政策について抜本的見直しを訴える。
 10月の青森市議選は定数が6減ったにもかかわらず、共産は六つの議席を維持した。吉俣は「風を感じる」と言い、短文投稿サイト「ツイッター」も駆使しながら支持拡大を図る。(敬称略)

 ◇青森1区立候補者
津島淳48☆党県支部長  自前(1)
吉俣洋40 党地区委員長 共新 
升田世喜男57☆党県代表代行 維新 
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2014年12月12日金曜日
関連ページ:青森政治・行政

2375チバQ:2014/12/12(金) 07:58:02
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_51004.html
<衆院選>「3者共闘」一変 山形3選挙区


民主、社民両党の公約集。山形3選挙区で協力関係が変質している
 衆院選(14日投開票)の山形3選挙区で、民主、社民両党の協力構図が変質している。社民党が結党以来、初の小選挙区不戦敗を決め、比例東北に専念したことが要因。前回(2012年)までの民主、社民両県連と連合山形の「3者共闘」態勢は崩れ、民主候補の陣営に社民関係者の姿はない。ただ、社民系労組が民主候補を積極的に支援する選挙区もあり、労組関係者は「連携は変わらない」と口をそろえる。
 連合山形が9日夜、山形市で開いた1区の民主新人候補の総決起大会。約400人が必勝を誓った会場で、社民の山形市議は違和感に戸惑った。
 前回は民主のベテラン候補を全面支援した。個人演説会は運営を仕切り、応援弁士も務めた。今回は一転、陣営に関与することはなく、演説会も「声さえ掛からない」。
 前回と前々回(09年)は民主が1、2区、社民は3区に候補を擁立し、両党の「すみ分け」が成立した。互いの候補を推薦し、選挙協力した。
 今回は民主が全3選挙区に候補を擁立し、社民は断念した。社民県連の高橋啓介幹事長は「票のバーター関係がなくなった以上、選挙協力はあり得ない」と言い切る。
 公示日の2日、民主候補の出陣式や第一声には、地元の社民市議らが駆け付けたが、口を突くのは「比例は社民」の言葉。候補者への支持の要請は二の次となった。
 社民県連は、比例東北に県連副幹事長を立てた。1〜3区は民主候補を「県連支持」としたが、比例票の掘り起こしが最優先のため、協力関係にはちぐはぐさが目立つ。
 3者共闘は、07年の参院選で初めて成立した。共産を除く非自民勢力を結集する原動力となり、09年知事選と衆院選でも勝利を収めた。民主、社民が与野党に分かれた前回衆院選も成立し「山形方式」と呼ばれた。
 実績のある共闘態勢が崩れ、困惑するのは連合山形だ。ある幹部は「非自民結集の考え方は一致しているはずだが、社民の支持者が今回、どこまで動いてくれるだろうか…」と不安視する。
 社民系最大労組の自治労県本部は終盤戦に入り、民主前議員が自民前議員と競り合う2区で運動を加速させている。演説会に組合員を動員したり、電話作戦に協力したり組織力を発揮している。
 岡田新一委員長は「2区の運動は前回を上回る勢い」と強調。「社民は選挙区に力が入らないだけで、共闘崩壊の影響は限定的だ。3者の協力関係にひびが入ることはない」と懸念を一蹴する。


2014年12月12日金曜日
関連ページ:山形政治・行政

2376とは:2014/12/12(金) 09:12:53
期日前行ってきた。近畿でなけりゃ維新に入れたかったけど民主に入れて来ました。読売が出口調査してました。

2377とはずがたり:2014/12/12(金) 10:06:32
>>2375
山形の民社連共闘は割と強固な印象でしたが社民が候補者回避した(民主が押し出した訳でも無い)だけでこんなもんなんですねぇ。。
同じく擁立しなかった青森とはまた違った類型だ。

2378元東京15区:2014/12/12(金) 10:26:27
今朝の読売朝刊より書き起こし

東京15区

秋元と柿沢 横並び

秋元が柿沢と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。秋元は自民支持層の6割強、
公明支持層の8割を固め、サラリーマンへの浸透で先行している。
柿沢は維新支持層の9割弱、民主支持層の5割強をまとめ、
無党派層でもリードしている。

2379元東京15区:2014/12/12(金) 10:33:43
同じく書き起こし

長野3区

三つどもえ続く

井出、木内、寺島による三つどもえの激戦が続く。井出は維新支持層の8割強、
無党派層の3割超に浸透。
木内は6割超にとどまる自民支持層の支持拡大を急ぐ。
前回、民主新人として唯一当選した寺島は、1割にとどまる無党派層の伸びがカギだ。

2380元東京15区:2014/12/12(金) 10:38:53
東京18区

土屋と菅が接戦

土屋と菅が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。
土屋は自民支持層の8割、公明支持層の6割超を固め、各世代に幅広く浸透
している。
菅は民主支持層から9割の支持を集めている。2割に浸透し、やや先行する無党派層
での支持拡大を図っている。

2381元東京15区:2014/12/12(金) 10:45:13
埼玉5区

牧原・枝野 競り合い

牧原と枝野が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。
牧原は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超をまとめ、60歳以上で支持を広げる。
7期連続当選の枝野は、民主支持層の9割を固めた。3割強に浸透する無党派層の
さらなる取り込みに力を入れる。

2382元東京15区:2014/12/12(金) 10:53:32
岩手4区

小沢・藤原 並ぶ

16選を目指す小沢と藤原が横並びのまま終盤にもつれこんでいる。
小沢は生活支持層の9割をまとめ、民主支持層や維新支持層にも浸透。
40歳以上の年代でリードする。
藤原は自民支持層の7割を固めた。20〜30歳代では6割超の支持を集めている。

2383元東京15区:2014/12/12(金) 10:59:31
北海道1区

横路と船橋 譲らず

横路と船橋が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。
北海道知事と衆院議長を務めた横路は民主支持層の8割超を固め、無党派層でも大きく
リードしている。
船橋は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層の支持が5割にとどまっている。

2384元東京15区:2014/12/12(金) 11:07:07
東京1区

山田・海江田 伯仲

山田と海江田が接戦の色合いを深め、最後まで予断を許さない情勢だ。
山田は自民支持層の7割を固め、全年齢層から支持を集める。
男性の支持でも先行する。
前回比例復活で、党代表として雪辱を期す海江田は民主支持層に加え、
野党支持層の大半も取り込んだ。

2385元東京15区:2014/12/12(金) 11:14:44
大阪10区

松浪・辻本・大隈 混戦

松浪、辻本、大隈の競り合いは、三者横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。
松浪は、女性からの支持で辻本、大隈を上回る。辻本は知名度を生かして
無党派層に浸透し、民主支持層の8割も固めた。
大隈は自民、公明支持層の6割程度しか取り込めていない。

2386元東京15区:2014/12/12(金) 11:21:40
大阪11区

佐藤・平野・伊東 競る

佐藤、平野、伊東の接戦が続き、予断を許さない情勢だ。
佐藤は商工自営業や専業主婦の支持で平野、伊東を上回る。
元官房長官の平野は、民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層にも浸透している。
伊東は維新支持層の7割を固め、無党派層の支持拡大を目指す。

2387元東京15区:2014/12/12(金) 11:28:15
佐賀1区

原口と岩田 譲らず

原口と岩田が横一線の激戦を展開している。
原口は足のケガで入院中だが、党幹部の頻繁な応援で、
民主支持層の9割弱を固めた。
岩田は集会や街頭演説を繰り返し、サラリーマンや専業主婦に支持を
広げているが、公明支持層の支持が6割にとどまっている。

2388元東京15区:2014/12/12(金) 11:34:57
沖縄1区

国場・赤嶺 もつれ込む

国場と赤嶺が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。
国場は20歳代やサラリーマンへの浸透でリードし、
自民、公明支持層の8割弱を固めている。
赤嶺は、共産党の不破哲三前議長が選挙区入りするなどの支援体制が敷かれ、
無党派層で大きくリードしている。

2389元東京15区:2014/12/12(金) 11:36:07
ここらで、書き起こし終了します。

2390元東京15区:2014/12/12(金) 11:42:27
>>2385
つじもとさんの名前をタイプミス(汗)

2391名無しさん:2014/12/12(金) 12:15:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000004-mai-soci
<天気>投開票日の14日は広い範囲で積雪の恐れ
毎日新聞 12月12日(金)7時27分配信

 気象庁によると、12日夜から14日にかけ、日本付近の上空には強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。日本海側を中心に、広い範囲で雪となり、大雪、なだれに注意や警戒が必要だ。

 オホーツク海で低気圧が発達し、日本付近は冬型の気圧配置となっている。12日夜から、西日本の上空約5500メートルで氷点下30度以下、北日本と東日本では氷点下36度以下の寒気が南下して、冬型の気圧配置が強まる見込み。強い冬型の気圧配置は、衆院選投開票日の14日にかけて続く。

 北日本は日本海側を中心に雪が降っており、12日夜からは西日本でも山沿いや山地を中心に雪が降り始め、14日にかけて日本海側の広い範囲で平地を含め雪となり、大雪となるおそれがある。

 上空の寒気が強いため、東北地方から西日本にかけての太平洋側でも雪が降り、積雪の可能性がある。

 13日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで▽北陸地方40センチ▽北日本日本海側30センチ▽西日本日本海側25センチの見込み。その後、雪の量はさらに増えるという。【デジタル編集部】

2392とはずがたり:2014/12/12(金) 14:23:52
元東京15区さんありがとうございましたヽ(´ー`)/

2393名無しさん:2014/12/12(金) 17:14:35
今朝の読売書き起こし補足

栃木3区

簗と渡辺が僅差のまま終盤戦にもつれ込んでいる
簗は幅広い年齢層に浸透し、自民支持層も6割固めた。
みんなの党解党で無所属になった渡辺は個人後援会の引き締めをはかるが
民主、維新支持層や無党派層で思うように差を付けられずにいる

沖縄4区

仲里と西銘が激しい競り合いのまま終盤を迎え、予断を許さない。
新知事勢力の仲里は60歳以上の高齢者の支持を集め、無党派層の半数を固めた。
西銘は若年層からの支持でリードしているが、無党派層への支持拡大で苦戦している。

2394とはずがたり:2014/12/12(金) 19:30:29
URL:http://ouen100.net/

2395チバQ:2014/12/12(金) 19:30:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk34010537000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/上 投票まであと4日 1区/2区 /広島
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 師走の衆院選は14日の投票に向け、終盤戦に突入した。候補者たちは街頭や個人演説会で政策を訴え、懸命の追い込みを図っている。各選挙区で奮闘する陣営の戦いを追った。

 ◆1区

 ◇民主擁立断念、前職に3新人挑む
 衆院選公示日の今月2日、中区で開かれた自民・岸田文雄氏の出陣式。陣営の選対本部長を務める林正夫・県議会議長はマイクを握った。「たった3日間しか(選挙区に)おられない。とても危機感を感じている」

 2年前に派閥「宏池会」会長に就任した岸田氏は、公示日以降、福岡、大阪、宮崎、愛知など全国各地の派閥同志の応援に飛び回る日々だ。10日に公示日以降で初めて選挙区入りし、総決起集会を開く予定だ。

 留守を預かるのは妻裕子さん(50)のほか、地元議員たちだ。「油断が一番の敵」(選対幹部)。議会の合間を縫って選挙カーで地盤を回り、時にはマイクを握り支持を呼びかける。9日夕には中本弘・広島市議、中本隆志・県議の親子らが南区で応援。また、出陣式には斉藤鉄夫・公明党幹事長代行が駆けつけ、「岸田候補の平和主義は公明党の平和主義と共通だ」と連立与党を組む公明党との親密ぶりをアピールした。

 2009年の選挙で比例復活した候補が前回選前に離党し、民主党は1998年の結党以来、初めて1区で公認候補擁立を断念。このため、知名度の高い岸田氏に新人3氏が挑む構図となっている。

 衆院解散当日の先月21日になって公認候補に決まった維新・白坂理香氏は、「選挙区唯一の女性候補」を強調する。比例票の掘り起こしを狙い、橋下徹・共同代表らが応援入りした。6日には片山虎之助・総務会長らと中区の繁華街に立ち、「女性が少しでも働き、子育てしやすい環境を育てていく」と訴えた。

 共産・大西理氏は、集団的自衛権の行使容認反対や消費増税の中止を訴え、他党との違いをアピール。街頭で懸命に訴え、与党批判票の取り込みを狙う。

 次世代・伊藤真二氏は、海上自衛隊勤務の経験から国防意識を高める必要性を説き、知名度の向上を目指している。【加藤小夜】

 ◆2区

 ◇鍵は無党派層、元前職戦い5度目
 「もう一度、政治に挑戦させていただきたい」。9日夜、西区区民文化ホールで民主・松本大輔氏は声を張り上げた。

 民主県連にとって、2区は「議席奪還」が命題だ。2003年、県内小選挙区で民主候補として初当選したのが松本氏。以来、4回の選挙を自民・平口洋氏と互角に戦ってきた。

 党本部や支援する連合広島にとっても、2区は重要区域だ。この日、壇上には蓮舫・参議院議員が共に立ち、公示日の出発式には連合広島の石井一清会長が駆けつけた。

 勝利の鍵を握るのは、無党派層。前回選で「第三極」に流れた無党派層や維新支持層をいかに攻略するか。週末には、人出の多いスーパーや駅前で顔を売り、連合傘下の組合員がフェイスブックで投票に行こうと呼びかける。事務所関係者は「投票先を決めていない人にアピールする作戦だ」と話す。

 対照的な選挙戦を進めるのが平口氏。夕方から夜にかけて毎日4カ所程度、数十人のミニ集会を重ねる。「最大の功績は、暗い世の中を明るくしたことです」。後援会が声を掛けて集めた有権者に、アベノミクスによる経済効果を訴える。

 推薦を受ける公明との蜜月関係も盤石だ。「自民は公明党と二人三脚で選挙戦を戦っています」。廿日市市内で8日夜、開かれた演説会。自民系県議、市議に加えて公明の参議院議員、県議らも集まった。「小選挙区は平口、比例区は公明」。登壇者は漏れなく口にした。

 両候補者がほとんど触れない平和・安全保障分野を訴えるのが、共産・藤本聡志氏。集団的自衛権行使容認の解釈変更や、秘密保護法を挙げて「安倍政権は、戦争をできる国づくりを進めている。この方向を食い止めましょう」と力を込める。【高橋咲子】

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 ◇広島1区◇
白坂理香 48 維新

大西理 48 共新

伊藤真二 47 次新

岸田文雄 57(7)自前=[公]

 ◇広島2区◇
松本大輔 43(3)民元

平口洋 66(2)自前=[公]

藤本聡志 60 共新

2396チバQ:2014/12/12(金) 19:33:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk34010404000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/中 投票まであと3日 3区/4区/5区 /広島
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 ◆3区

 ◇浮動票、受け皿狙い追い込み
 「地方創生、私が総理にお願いすれば実現出来ます。お約束します」。自民・河井克行氏は5日夜、安佐南区の公民館に集まった70人ほどの支持者らを前に息巻いた。

 河井氏は現職だった強みを最大限にアピールする。「実はこの2年間、ワシントンDCに出張を繰り返し、特命を受けて(米国と)安倍首相との橋渡しをしてきました」。各所で安倍晋三首相とのパイプ役を強調。8日の演説会では、改正土砂災害防止法の成立に尽力した点も力説した。

 陣営も「決して油断は出来ない」と気を引き締め、連日数カ所で個人演説会や街頭演説を後押ししている。

 7日夜、安佐南区民文化センター。民主・橋本博明氏の決起集会で、野田佳彦前首相がマイクを握った。首相だった前回選では民主党が惨敗し、橋本氏も議席を失った。「橋本さんは弟のようにかわいい存在。チャンスがあると思って参りました」。橋本氏と握手を交わすと、会場から大きな拍手が沸いた。橋本氏も「子どもたちに平和で安全な日本を残さなければならない」と訴え、2歳の長男を抱き上げた。

 陣営は民主支持母体の労組の引き締めを強化するとともに、「3区に20万票あると言われる浮動票を取り込みたい」(選対幹部)と、ミニ集会などで最後の追い込みをかける。

 共産・清水貞子氏は「安倍政権の暴走にストップをかける」と訴え、共産支持層以外にも反与党票の受け皿を目指している。【大西岳彦】

 ◆4区

 ◇組織力の有無 選挙戦、作戦変更
 3区から国替えした次世代・中丸啓氏は10日、JR西条駅前での街頭演説後、こう話した。「正直厳しい戦い。あと4日、どこまで浸透を図れるのか」

 8月に旧日本維新の会から分党した次世代の党は、知名度の低さがネックだ。さらにくら替えで組織固めが進まず、集会が開けない日も。連合広島は早々に3区での自主投票を決め、民主支持票はつかめていない。「組織も動員力もないから決起集会は諦めている」(陣営関係者)。街頭演説を増やす作戦に変更し、内容も党の理念・政策の紹介から与党批判に大半を割く作戦へと変え、反自民票の取り込みを狙う。
 自民・中川俊直氏は組織力を武器に機動的な選挙戦を展開する。早朝の集会、日中の企業回り、夕方の個人演説会と分刻みのスケジュールをこなし、7日には甘利明・経済財政担当大臣、稲田朋美・政調会長、8日には小泉進次郎・青年局長といった“党の顔”を応援弁士に呼び、街頭演説を行った。前回選挙では父秀直氏の地盤を引き継いだことで世襲批判を浴び、選挙後に後援会や秘書の若返りを進めた。前面には出ていない秀直氏も、6日の府中町での個人演説会では「政治家の先輩として見ると可能性はある」と持ち上げ、バックアップ体勢を印象づけた。

 共産・中石仁氏は、集会に頼らず、電話作戦や街頭演説など昔ながらの戦法で高齢者に訴える。「4回目の選挙戦で今回が一番反応がいい」と中石氏。陣営は「消費増税ストップ、戦争はいや、とわかりやすいフレーズで自民へ流れる票を引き寄せたい」と意気込む。【菅沼舞】

2397チバQ:2014/12/12(金) 19:33:13
 ◆5区

 ◇得票数、民主元職分の行方は
 選挙戦終盤に差し掛かった10日。呉市であった自民・寺田稔氏の演説会で、同氏が所属する派閥「宏池会」の会長、岸田文雄外相が力を込めた。「常任委員長、大臣へと飛躍に繋げるため、大きな勝利で終わってもらわなければなりません。皆さんの力を結集してほしい」。10万得票が陣営の悲願だ。

 返り咲いた前回選で9万9842票を獲得した寺田氏。5区の投票率は61・7%だったが、今回は民主元職の三谷光男氏が公示直前に立候補を断念したことで、投票率がさらに下がる懸念がある。同区の有権者は約26万人で、投票率が1%下がれば2600票が消える。陣営幹部は「10万票を必ず得るためにも、投票率を少しでも上げたい」と語る。

 陣営の関心はもっぱら、三谷氏の前回得票約4万9000票の行方だ。地元政界関係者は「三谷氏も元は宏池会代議士の秘書で、支持層の考え方に大きな違いはないはず。いかに選挙を盛り上げ(三谷票を)取り込むかが課題」と話し、地盤を盤石なものとするため手を抜く気配はない。

 一方の共産・尾崎光氏は1日平均20〜25カ所で街頭演説を展開する。「増税をきっぱり中止せよ、と主張しているのは共産党だけだ」と対抗軸を一層鮮明にする。自衛隊基地を抱える選挙区で、与党が争点化を避ける集団的自衛権の問題にも積極的に斬り込む。陣営は「もてはやされた第三極も消え、他党が右往左往する中、ぶれずに広く自分たちの主張を訴えていくだけだ。相手が誰でも戦法を変えるつもりはない」と語り、反自民票の取り込みに奮闘する。【吉村周平】

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 ◇広島3区◇
河井克行 51 (5)自前=[公]

清水貞子 67 共新

橋本博明 44 (1)民元

 ◇広島4区◇
中石仁 52 共新

中丸啓 51 (1)次前

中川俊直 44 (1)自前=[公]

 ◇広島5区◇
尾崎光 62 共新

寺田稔 56(3) 自前=[公]

2398チバQ:2014/12/12(金) 19:33:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk34010524000c.html
決戦の地で:ドキュメント衆院選/下 投票まであと2日 6区/7区 /広島
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

 ◆6区

 ◇支持拡大へ 集会、街頭活動展開
 10日夜、尾道市のホテルで開かれた無所属・亀井静香氏の演説会。今回初めて、亀井氏を推薦した民主県連が主催した。300人を超す来場者に、応援に駆けつけた同党の金口巌県議が声を張り上げた。「自民の1党独裁にしてはいけない。それを止めるのが亀井さんです」

 連続12回当選のベテランで知名度も高い亀井氏だが、新聞各社が伝える情勢は自民・小島敏文氏との競り合いだ。陣営は「選挙区をくまなく回り、やれることは全部やっている。それでも見えない風が相手に吹いている」と危機感を募らす。

 無所属で臨んだ選挙戦。公示前からほぼ選挙区に張り付き、街頭演説や集会を繰り返す。尾道の選対本部長を務める生活の党県連代表の佐藤公治・前参院議員は「厳しい選挙だが、格差を拡大する安倍政権を止め、活力ある地方をつくるために全力で勝ち抜く」と意気込む。

 「手を伸ばせば、相手の首筋を捕まえるところまでやってきた。どうしても勝たせてほしい」。10日に三原市の商業施設前であった小島氏の街頭演説で、自民党の溝手顕正参院議員がこぶしを振り上げた。

 亀井氏との2度目の対決だった前回選では、約1万2000票差まで迫り復活当選した小島氏。「たとえ1票でも、選挙区で勝って堂々と国会で活動したい」と、悲願の小選挙区での当選に向けて街頭活動を展開する。

 そのため亀井氏の地盤の北部にも後援会を結成。前回選で亀井氏を上回った票田の尾道、三原地域を主戦場と位置づけ、連立与党の公明の地方議員とも連携し票の掘り起こしに励む。陣営は「経済効果は地方に届いていないとの声も聞くが、日増しに世代交代を期待する支持が広がっている」と話す。

 共産・寺田明充氏は、街頭演説などで消費増税の中止や原発再稼働反対など党の一貫した政策を訴える。陣営は「今春の消費増税で商売はさっぱり、という商店主らの声が多く、党への期待を感じる。最終盤を迎え無党派票の受け皿になるよう活動量を増やしていく」と話した。【高田房二郎】

 ◆7区

 ◇30代が3人 若さ前面に舌戦も
 「党の名前を考えた、党内で一番若い政治家です」。次世代の参院議員、中山恭子・元拉致問題担当相が10日、JR福山駅前で坂元大輔氏の応援演説に立った。32歳の坂元氏は「次世代を担う子や孫のため憲法改正などタブーに切り込む」と党名の浸透に懸命だ。

 前回、日本維新の会から出馬して比例復活した坂元氏は8月に“移籍”を選択。スニーカー姿で街頭演説を繰り返す中、一つ年下の2人の候補を意識し、「若さ」を前面に出す。

 民主・村田享子氏は9日夜、事務所でネットに投稿する動画の撮影をしていた。31歳の若さに、「女性議員は衆参合計で10%しかいません」と唯一の女性候補をPR。個人演説会のライブも発信する一方、昔ながらの自転車街宣と戦術は多彩だ。陣営担当者は「若い人に選挙へ関心を持ってほしい」と言う。

 参院議員秘書からの転身。みこしを担ぐ連合福山地協とて組合員は事務所開きで初めて顔を見た。「知名度ゼロからのスタート。伸びしろは十分」と選対幹部は気合が入る。

 「まだ31歳。時間をかけて育てていけば必ず福山の街が良くなると確信している」。10日夜、自民・小林史明氏の個人演説会で小川真和・市議長が激励した。一方で、後援会幹部は「比例は公明党でご考慮を」と付け加えるのを忘れなかった。

 小林氏は小学校区単位の後援会を軸に連夜、自民系市議や公明市議らの応援を得て演説会を重ねる組織戦を展開。小林氏本人も「義理と人情。連携の熱い絆」との表現で、公明への支援を依頼する。

 ただ、序盤から自民党の優勢が伝えられ、陣営は上滑りへの警戒感をにじませる。8日に来援した小泉進次郎・復興大臣政務官が思いを代弁した。「どうせ『自民党が勝つから』と投票に行ってもらえない人が増えることに危機感を持っています」

 「消費増税中止など反応はすごいよ」。10日、街宣中の共産・小浜一輝氏は笑顔を見せた。若者3候補に水を向けると、「その土俵には乗らない。党員歴40年の筋金入り。庶民の怒りや苦しみを受け止める力は負けない」。【立石信夫】

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 ◇広島6区◇
亀井静香 78 (12)無前

寺田明充 63 共新

小島敏文 64 (1)自前

 ◇広島7区◇
小林史明 31 (1)自前=[公]

村田享子 31 民新

坂元大輔 32 (1)次前

小浜一輝 58 共新

2399チバQ:2014/12/12(金) 19:34:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk12010253000c.html
2014衆院選:注目区ルポ 2区 問われる野党調整 手応えなく自民も「不安」 /千葉
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 先月26日昼の東京・永田町。衆院議員会館の部屋で、千葉2区に出馬予定だった元職の黒田雄氏(55)は生活の党の小沢一郎代表と向かい合っていた。

 「君でまとめようとしたが、思うようにいかず申し訳ない。出るも譲るも最終的な判断は君に任せる」

 既に党の公認を受けて選挙戦の準備を進めていた黒田氏は、小沢氏の言葉に悩んだ末、「自分が譲ってまとまるなら」と出馬を断念。同日、同党は黒田氏ら2人の公認取り消しを発表した。

 前回の2012年衆院選では、全国各地で「第三極」を目指す政党が乱立、非自民党の票が分散し自民大勝につながったとされる。

 この反省を生かそうと今回、民主党や維新の党、生活などは本部主導で候補者調整を実施。同区も前回、小沢氏らが率いた日本未来の党の公認だった黒田氏のほか、民主、維新(当時は日本維新の会)などの候補が出馬した結果、自民の小林鷹之氏(40)が圧勝したため、「野党がばらばらのままでは勝てない」(生活関係者)と判断した。だが、調整は難航。民主は前回出馬した候補者の擁立に動いたが、本人が固辞し、元職の黒田氏も民主を離党した経緯などからまとまらない。「県内で最後まで決まらなかった」(民主関係者)選挙区となった。

 ようやく“一本化”候補が維新から発表されたのは衆議院が解散した21日。大きく出遅れた新人の藤巻健太氏(31)は、事務所探しからスタートせざるを得ず、公示前はチラシ一枚配れなかった。解党したみんなの党の市議が支援に加わり、「ようやく選挙の形になってきた」(秘書)という。

 黒田氏は花見川区を中心に地盤を持つ。しかし、「黒田氏の出馬見送りが最大の協力」とし、黒田陣営は支援態勢をとっていない。民主の地元幹部も「維新に協力することはない」と断言。藤巻氏の陣営からは「せっかく調整したのに」と恨み節も聞こえる。

 ただ、前回、共産党以外の野党候補3人の得票数を合わせると、小林氏の得票を3万票上回る。「これらの票は与党に流れにくい」との指摘もあり、藤巻陣営は非自民票をまとめようと躍起だ。「地盤がない、足がかりがない」(藤巻陣営)中、街頭演説やつじ立ちを繰り返している。

   ◇  ◇

 「どうしてこんなに人が少ないんだ。これでは、ここで演説しても意味がない」

 応援のため駆けつけた県選出の国会議員はあきれ、会場に着く寸前でUターンして帰ってしまった。今月3日、小林陣営が八千代市で行った街頭演説。知名度の高い三原じゅん子参院議員を迎えての訴えだったが、集まった聴衆はわずか20〜30人だった。「有権者が選挙に全く興味がないようだ」。自民市議はため息をつく。

 千葉市花見川区で6日に行われた総決起大会でのことだった。「圧勝だから大丈夫でしょ」。小林氏は、こう支持者から声をかけられ、苦笑いするしかなかった。対抗馬の出遅れで陣営には「楽勝ムード」すら漂う。しかし、街頭演説に人が集まらないなど選挙戦の手応えを全く感じない。「(一本化で)野党票は割れないし、自民にも風は吹いていない」。鍵を握る無党派層がどう動くか。陣営は不安を募らせる。

   ◇  ◇

 野党調整に加わらず、県内全13選挙区に候補を擁立した共産。2区では新人の小松実氏(66)が各地を回り、「消費増税中止」などを訴える。他の2候補が「『保守対保守』の色合いを見せている」と分析。反保守層の受け皿として票の掘り起こしを急ぐ。

   ×  ×

 民主に政権が移った前々回、自民が政権を奪還した前回と比べ、今回は安倍政権に対する信任投票の色合いが強く、突然の解散で政策議論も深まっていない。有権者に「しらけムードが広がっている」と言われる中、与野党の候補者はどう戦っているのか。注目選挙区を歩いた。=つづく

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 ◇小選挙区立候補者
 【2区】

小松実 66 [元]県議 共新

小林鷹之 40 [元]財務省職員 自前(1)

藤巻健太 31 [元]銀行員 維新

2400チバQ:2014/12/12(金) 19:36:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk12010254000c.html

2014衆院選:注目区ルポ 5・6区 「第三極票」読み切れず 「吹かぬ風」に戸惑いも /千葉
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 「村越に協力してくれませんか」

 衆議院が解散された3日後。千葉5区にある市役所のフロアで、解党が決まったばかりのみんなの党所属の市議が携帯電話を切ると同時に、民主党の市議が手招きしてきた。協力要請に難色を示すと、「動かないでくださいね」と念を押されたという。この元みんなの市議は薗浦陣営の支援者からも「食事でもしませんか」と誘われ、断っている。解党したことで皮肉にも「人気」となった格好だ。

 前回の2012年衆院選では、5区に民主元職の村越祐民氏(40)、自民党前職の薗浦健太郎氏(42)に加え、日本維新の会(現維新の党)、みんなが候補者を擁立するなど乱立。約8万票を獲得した薗浦氏が勝利した。次点の村越氏との差は約3万票。みんなの候補が約2万8000票を獲得しており、さらに維新などを加えた「第三極」の合計得票数は8万3000票を超えた。これらの票の行方次第で情勢が変わる可能性もある。

 しかし、民主が大勝した前々回、自民が大勝した前回と比べ、今回は「風を感じない」ため、無党派層の動きが見えにくい。

 村越陣営は、前回の第三極が集めた票について「大半が無党派の票」と分析。「1人でも多くの有権者に呼びかけていくしかない」とし、積極的に街頭演説などを行っている。薗浦陣営も「アベノミクス(安倍政権の経済政策)による株高が年金の運用益を生んでいる」など有権者の反応がいい話題を選んで訴え、「第三極票」の掘り起こしに懸命だ。

 一方、共産新人の浅野史子氏(44)は街頭演説などに加え、「若いママたちとのつどい」などを実施。「女性が安心して働ける社会を」と訴える。無所属新人の石田和男氏(77)は政策ビラを作るなどしている。

   ◇  ◇

 公示日前日の1日。前回6区のみんなの候補者だった鴈野聡氏(45)は支援者に電話をかけ続けていた。

 「また6区から出られるように頑張ります。今回は(支援者の)思う方に投票してください」

 自身は7区の候補者の応援を決め、公示後は6区で一切、活動をしていない。

 前回の鴈野氏は約2万4000票を獲得した。これが仮に比例復活した民主前職の生方幸夫氏(67)の得票数(約4万6000票)に上乗せされると、勝ち上がった自民前職の渡辺博道氏(64)の得票数(約7万票)をわずかに上回る。

 これまで過去5回にわたって議席を争ってきた渡辺氏と生方氏。小泉旋風が吹いた05年郵政解散は渡辺氏、政権交代した09年は生方氏、政権を奪還した12年は渡辺氏が勝利するなど「風」によって入れ替わってきた。しかし、今回は突然の解散で与野党の議論が深まっているとは言えず、両陣営とも「風は吹いていない」と断言。みんなや維新など、解党や野党調整で擁立を見送った「第三極」に前回流れた計6万7000票の行方に神経をとがらせている。

 「敵は第三極だ」。公示日の渡辺氏の出陣式。支援者600人を前に応援あいさつに立った松戸市議が檄(げき)を飛ばした。渡辺陣営は組織の引き締めだけでなく積極的に街頭演説などを行い、アベノミクスの成果を強調。「浮動票」の上乗せを図る。

 生方氏は街頭で演説する中で「前回のような逆風を感じなくなった」という。政策ビラを受け取ってくれる有権者も増えた。「安倍政権にレッドカードを」と、反自民票の受け皿になろうと必死で訴える。

 これに対し、前回、維新公認で落選し、今回は次世代の党から出馬した元職の遠藤宣彦氏(51)は、みんなに所属していた県議と、共に活動している市議2人の応援を取り付けた。「これを軸にどこまで第三極票を取れるかが勝負」と意気込む。共産新人の三輪由美氏(59)は「消費税にも原発にも頼らない日本を」と訴え、自民との対決姿勢を鮮明にする。

2401チバQ:2014/12/12(金) 19:36:51
   ◇  ◇

 5、6区は都内に通う「千葉都民」と呼ばる住民が多くを占め、無党派層も多い。みんななど前回の第三極の躍進は「自民にも民主にも投票したくない無党派」(民主関係者)が支えたといわれる。各陣営とも無党派が動く「風」を感じられない中、票の読み切れない戦いが続いている。=つづく

==============

 ◇小選挙区立候補者
 【5区】

村越祐民 40 [元]外務政務官 民元(2)

薗浦健太郎 42 外務政務官 自前(2)

浅野史子 44 党県女性部長 共新

石田和男 77 不動産賃貸業 無新

 【6区】

三輪由美 59 [元]県議 共新

渡辺博道 64 [元]副経産相 自前(5)

遠藤宣彦 51 [元]郵政省職員 次元(1)

生方幸夫 67 [元]副環境相 民前(5)

2402チバQ:2014/12/12(金) 19:37:48
静岡
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120021-n1.html
2014.12.12 07:07
【衆院選2014】
注目選挙区ルポ 静岡1、3、4、6区





 14日の衆院選投開票日まであと2日に迫った。投票率の低さが懸念されているが、県内の各陣営には党幹部クラスが応援に訪れるなど、選挙戦は大詰めを迎えている。注目が集まる4選挙区で、終盤戦の現状をルポする。(届け出順)

                    ◇

 ◆1区 上川氏、緩み警戒 こつこつと

 「急告! 気の緩みが生じていることは大変危険であり、実態は極めて厳しい」。マスコミの相次ぐ「自民優勢」報道を受け、上川氏の事務所には特大の張り紙がされた。

 法相就任で団体推薦は2割増えたが、本人不在の期間も急増。最後の個人演説会も他候補の応援のため中止になるなど、「選挙中の半分しか地元にいない」。組織の緩みを警戒する選対は「報道に惑わされずこつこつ積み重ねること」とげきを飛ばし、組織票を固める地道な“お願い”を重視する。

 牧野氏の陣営では、「逆風の前回に比べて街頭での反応はいい。報道ほど与党優勢とは感じない」と、地元の空気と全国の情勢とのギャップに戸惑う。市議時代から数えて選挙は8勝6敗、今回が15回目となる。その厳しさを知るだけに、繁華街だけでなく住宅地や中山間地まで足を延ばす。

 若さと2年間の実績を前面に「国会で誰よりも質問してきた」と訴える小池氏は、有権者の関心低下に危機感を抱く。「投票に行こう」というのぼり旗の脇で、スタッフが「期日前投票もできます」と連呼する光景も見られた。

 河瀬氏は、消費税10%の中止や原発再稼働反対を訴え、「一定の手応えを感じている」という。(田中万紀)

 ◆3区 野党調整、6万票はどこへ

 「身を切る改革なくして増税なし。国会議員の定数削減に取り組む」。小山氏は9日午前、掛川市の街頭でこう訴えた。しかし、選挙区を譲ってもらった形の維新の鈴木望氏と交わした「浜岡原発はやめざるを得ない」との共通認識に触れることはなかった。小山氏陣営によれば、反原発を訴える鈴木氏の公約を引き継いだことで、支持層である電力関係労組の反発を招いたことが背景にあるという。「原発について曖昧にしてきたが、『なぜ原発に触れないのか』と多くの問い合わせがあった。終盤に向けて地域によっては立場をはっきりさせて訴えていくしかない」(小山氏陣営)と難しい舵取りを迫られている。

 一方、宮沢氏の選対幹部は「鈴木氏の6万票をどれだけ分散させられるかが勝負」と分析。宮沢氏は2年前の衆院選で約9万4千票を集め、6万票余りを獲得した鈴木氏と小山氏を破った。しかし、今回、民主が野党調整に成功したことで、鈴木氏の支持票の行方を懸念。「自民に風が吹いていない中での野党共闘は脅威。票がどう動くか最後まで分からない」(選対幹部)と気を引き締める。

 一方、伸び悩む共産・松浦氏の陣営は「浜岡原発の廃止を強く訴えて、反自民の受け皿になる」と2氏を追走する。(広池慶一)

2403チバQ:2014/12/12(金) 19:38:13
 ◆4区 「批判戦法」どう出るか

 「今回の解散の理由の一つは政治とカネの問題。望月氏も疑惑を追及されている」。田村氏は10日夜、静岡市清水区で開いたミニ集会で支援者約40人を前に、望月氏の政治資金収支報告書に関する問題をストレートに批判した。

 田村氏は選挙戦序盤から望月氏の問題を直接批判する「ネガティブキャンペーン」を展開している。ただ、陣営では、有権者に敬遠される恐れもあるこの作戦に「かなり迷いがあった」という。それでも「自民に勢いがある中、正攻法では厳しい」と、あえてリスクのある戦法を選んだ。

 「今回は自由に運動ができない中での戦い。しっかり議席を守らなければ」。8日夜、国際会議に出発する前に望月氏は陣営に期待を込めてこう述べた。9〜12日まで地元を離れており、陣営関係者は「想像よりも差が開いておらず、苦戦している。本人不在は初めてなので何が起きるかわからない」と不安を漏らす。陣営では政治資金収支報告書の問題についてほぼ触れておらず、田村氏側のネガティブキャンペーンには「市民を不快にさせるだけでは」と意に介さない。

 杉田氏は、中小企業の多い清水地区などでアベノミクスへの批判を展開。消費税再増税の中止などとともに支持の拡大を急いでいる。(大坪玲央)

 ◆6区 「横一線」渡辺氏に焦り

 「この最も厳しい選挙区で勝たせてほしい」。選挙戦後半を迎えた8日、JR沼津駅前で勝俣氏の応援演説に立った安倍晋三首相は声を張り上げた。民主党が6回連続で小選挙区を制し、“民主党の牙城”とも言われる6区。今回は自民党から、石破茂地方創生担当相や小泉進次郎内閣府政務官らが続々と応援に入り、選対幹部は「前回が約1万2千票の僅差だったこともあり、党本部の強い期待を感じている」と表情を引き締める。約3万票とされる公明票を取り込もうと、前回は受けなかった公明党の推薦も取り付けた。街頭演説では「比例区は公明に」と連呼する徹底ぶりだ。

 序盤に優勢を伝えられた渡辺氏の陣営では、勝俣氏の追い上げに危機感を隠さない。陣営幹部は当初、「民主党への逆風は弱まった」として前回得票数から1万5千票ほどの上乗せを予想していたが、中盤以降は報道各社の「勝俣氏と渡辺氏が横一線」という情勢分析が相次ぎ、焦りの色が浮かぶ。大票田である沼津市で低投票率が予想されていることも「組織票の影響力が大きくなる」と懸念材料の一つになっている。

 佐藤氏は伊東市議を9期務めた母親の地盤に加え、消費税再増税中止などを訴え浸透を図っている。(村嶋和樹)

2404政治評論家:2014/12/12(金) 19:39:52
開票率が8割程度になっても当確を出せない本当の激戦区がどのくらいあるか考えると、今回は無いように思える。
大阪府内の維新が逆転できる可能性があると判断して遅れるのがあるかもしれないけど当選は厳しいと思う。

2405チバQ:2014/12/12(金) 19:46:22
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121526005-n1.htm
自民激震 都市部で民主“巻き返し” 「優勢」報道に緩む陣営のスキ付く (1/2ページ)
2014.12.12


終盤にきて追い上げる海江田氏【拡大】

 衆院選の最終盤になって、各都道府県の中心部などで、民主党候補が巻き返している。報道各社の「自民党300議席超も」といった情勢調査を受け、官公労に加えて企業労組が本格的に動き出したとみられ、これが無党派層にも影響しかねない。自公与党では「揺り戻しがきた。残り2日、気を引き締めないとやられる」と危機感をあらわにしている。

 選挙期間中、報道各社と政党はそれぞれ、世論調査と期日前投票の出口調査を頻繁に行っている。当然、水面下で情報交換を行っているが、自民党関係者はあるデータを見て、身震いした。

 「10日から期日前投票の数が急激に伸びていた。県庁所在地がある1区と周辺の2区が突出していた。民主党を支持する労組の動員のようだ。投票率が低ければ、ひっくり返されかねない」

 今回の衆院選は、選挙戦序盤で「自民党300議席超え」「民主党伸び悩み」という情勢報道が流れた。民主党では海江田万里代表(東京1区)を筆頭に、枝野幸男幹事長(埼玉5区)、平野博文元官房長官(大阪11区)、樽床伸二元総務相(同12区)らも「苦戦」「大接戦」と判定されたが、終盤で追い上げてきたのだ。

 「海江田氏が猛烈な追い上げをみせている。自民党大物弁士が連続投入された枝野氏についても『何とか抜け出せそうだ』とみているという。序盤の優勢報道で自民党支持者が緩んでいる。投票依頼の電話をしても『今回は投票所に行かなくても大丈夫でしょう?』とノンビリしている支持者が多い。アナウンス効果が悪い方に出ている。党幹部も『あれは選挙妨害だ』とカリカリしている」(前出の自民党関係者)

 投開票日の14日、日本列島は猛烈な寒波に襲われる予想となっている。特に、北海道から中国地方の範囲では積雪もあるという。自民党支持者が弛緩(しかん)したままでは、各地で逆転もあり得る。

 元外相秘書官で元NHK記者の渡部亮次郎氏は「今回の選挙報道は、意図的ではないにしろ、私には納得できない。特に一部の新聞は『自民党独り勝ちでいいのか』と、無党派層を野党に誘導するような記事を書き続けている。民主党政権の3年3カ月を忘れたような報道だ。『選挙は最後の3日間』という。有権者は冷静になって投票すべきだ」と語っている。

2406チバQ:2014/12/12(金) 19:47:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121550001-n1.htm
【激突!!師走決戦】おわび一辺倒も“優子フィーバー” 本当の試練は選挙後か… 群馬5区 (1/2ページ)
2014.12.12
 政治資金問題で経産相を辞任した小渕優子氏は、1日30〜40回もの演説をこなす超人的なおわび行脚を展開していた。選挙カーに乗っていても有権者を見つければ、駆け寄って握手、そして握手…。行く先々で、年配の支持者らに「頑張ってねー」と声をかけられるなど、人気は絶大だ。政治資金の問題は目下捜査中だが、地元は“優子フィーバー”でわいていた。

 8日正午前、小渕氏が群馬県安中市の国道沿いの空き地に現れると、寒空の下、約80人が拍手で出迎えた。

 スカイブルーのジャンパーを着た小渕氏は選挙カーを降りると、有権者の方に向かってダッシュ。SPとみられる男性2人と、同行記者も後に続いた。「おばあちゃん、足どうしたの?」「手が冷たくてごめんね」…。短い会話を交わしながら全員と握手して回った。

 約2分の演説の内容は少し「アベノミクスの効果」に触れたものの、おわび一辺倒だ。

 「今までになく苦しい選挙です。ご心配をおかけし、心からおわび申しあげます。もう一度信頼をいただけるようしっかり調査致しますので、皆様のご支援を心からお願い致します!」

 深く頭を下げ、悲壮な表情で謝る小渕氏に、「頑張れー」「みんなで書くからねー」と次々と温かい声援が飛んだ。

 演説が終わると、次の場所へと急ぐ。1カ所の滞在時間は5分〜10分という短さだが、熱気と濃度は濃い。

 近くに住む80歳の女性は「(政治資金の問題があっても)何も変わりない。女の人は団結しちゃっているよ。元気そうで良かった」とうれしそう。なぜ応援するのか聞いてみると、80代の男性は「親戚(しんせき)みたいなものだから。恵三(元首相)さんの2回目の選挙から、ずっと応援している。恵三さんがうちに来たときに撮った写真もあるんだ」と誇らしげに話した。

 東京生まれ東京育ちの小渕氏も地元に溶け込んでいるようで、旧知の女性支持者らと抱き合い、「選挙に勝つまで泣いちゃダメだよ」と励まされ涙ぐむ一幕もあった。

 前回の2012年衆院選では、党内屈指の人気弁士として他候補の応援に呼ばれ、7時間しか地元にいなかったという小渕氏。“ナマ優子”に喜ぶ有権者も多く、介護施設から手を振る年配の入居者の姿を見て小渕氏が駆け寄っていくと、若い職員たちは「本物だー」と大興奮だった。

 醜聞を引きずる選挙戦だが、「相手の候補の名前も分からない。前回よりも票を伸ばすかも」(支持者)と圧勝が予想されている。本当の“試練”は、政治団体の捜査が本格化する選挙後となりそうだ。 (上塚真由)

2407チバQ:2014/12/12(金) 19:49:30
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141212/plt1412121140003-n1.htm
東京は全25区で民主「当確」ゼロ 菅直人氏は比例復活も… 大阪の維新は? (1/3ページ)
2014.12.12


 《表の見方》 ※届け出順。上から順に当落予測、氏名、年齢(投票日基準の満年齢)、☆は比例代表との重複立候補者、党派の略称、前元新別。 ※当落予測の◎は「当選確実」、◯は「優勢」、△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」、無印は「苦戦」。上段が政治評論家の小林吉弥氏、下段が夕刊フジの予測。 ※党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、次=次世代の党、共=共産党、生=生活の党、社=社民党、改=新党改革、幸=幸福実現党、諸=諸派、無=無所属。【拡大】


 第47回衆院選(14日投開票)の選挙戦が、いよいよ大詰めを迎えた。政治評論家の小林吉弥氏と夕刊フジが、東京、大阪全44選挙区の終盤情勢を分析したところ、与党圧勝報道に伴う「アナウンス効果」の影響か、接戦区で与党候補がさらに優位に立つケースが続出していることが判明した。特に、東京の民主党は、「選挙に強い」とされてきたベテランや党幹部も軒並み厳しい戦いを強いられ、「当確」ゼロの状態だ。菅直人元首相にいたっては、比例復活すら逃しかねない窮地に陥っている。

 「不安がないわけではないのは、いつの選挙でも一緒です…」

 民主党の枝野幸男幹事長は10日午後、地元・さいたま市のJR大宮駅東口での街頭演説後、自民党の攻勢について記者団に問われ、こう答えた。

 平静を装ってはいたが、前日の安倍晋三首相をはじめ、自民党大物弁士が自身をターゲットにして連日選挙区に乗り込んでくる現状に、表情の陰りは隠せなかった。

 最近、野党幹部の口から飛び出すのは、この類いの“泣き言”ばかりだ。

 民主党の海江田万里代表が「(自民党の戦略は)嫌がらせですよ。嫌がらせです!」と、泣き出さんばかりの表情で訴えたかと思えば、維新の党の松井一郎幹事長(大阪府知事)も「もし負けても、復活当選できるような比例票を掘り起こすのがわれわれの仕事や」と、敗北覚悟とも受け取れる言葉を漏らす…。

 ただ、別表の予測結果を見れば、弱音の1つも吐きたくなるのは当然かもしれない。小林氏が解説する。

 「選挙戦序盤で『自民300議席超』といった与党圧勝予測が報じられたため、アナウンス効果によって接戦区で自民党候補が競り上がってきた。有権者の間で根強い『野党に期待が持てない』という空気も、この傾向に拍車をかけた」

 選挙報道によるアナウンス効果には、勝ち馬に乗ろうとする有権者が増える「バンドワゴン効果」と、劣勢の候補者や政党が支持を集める「アンダードッグ効果」の2種類があるとされるが、日ごろの野党のふがいなさも手伝い、前者が顕著に現れたというわけだ。

 この結果、選挙に強いとされてきた民主党の松原仁元国家公安委員長(東京3区)ですら、自民党の石原宏高氏に先行を許している。「ミスター年金」こと長妻昭元厚労相(同7区)は、かろうじて優勢は保っているが、「有権者に『社会保障のプロ』として信頼を得ていた前回衆院選のような勢いはない」(小林氏)という。

 民主党の中でも、絶体絶命の危機にあるのが菅元首相(同18区)だ。

 ある世論調査によると、前出の海江田氏や松原氏は、選挙戦序盤と終盤を比べると巻き返す傾向がみられるが、菅氏の場合、対立候補である自民党の土屋正忠元総務政務官に差を広げられている。小林氏が続ける。

 「街頭に立っても、かつてのような熱気はなく、民主党政権時代までは見られた人だかりもできない。首相在任中に発生した原発事故への対応のひどさも尾を引いているのだろう。地元でも確実に『菅離れ』は進んでおり、比例復活に届くかどうかの瀬戸際にある」

 市民活動家出身の菅氏の人気は、無党派層からの支持による「風」で支えられてきた。対する土屋氏は、選挙区内の武蔵野市で市議を2期、市長を6期務めており、組織的な選挙基盤を武器に堅調に菅氏を引き離しているようだ。

 「与党優勢・野党劣勢」という流れの中にあって、東京12区では興味深い傾向が見てとれる。

 堅固な地盤を持つ公明党の太田昭宏国交相の優勢は揺らがないが、次世代の党の田母神俊雄元航空幕僚長がじわじわと支持を広げているのだ。

 ある調査では、田母神氏は選挙戦序盤から2倍以上ポイントを伸ばし、その半面、生活の党の青木愛幹事長代理は6割弱に下がっている。「非太田票」が、田母神氏に集まっているようだ。

2408チバQ:2014/12/12(金) 19:49:41
 一方、橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党と自民党のつばぜり合いの行方が焦点となっている大阪でも、与党優勢の傾向は強い。

 維新の公認候補14人のうち、「やや優勢」以上の判定となったのは、松井氏側近で元堺市議会議長の馬場伸幸氏(17区)ただ1人だ。小林氏の予測では、これに「浪速のエリカ様」こと上西小百合氏(7区)ら3候補が加わるが、いずれにしても壊滅に近い状況といっていい。

 三つどもえの混戦となっていた10区では、維新の松浪健太国対委員長が、民主党の辻元清美元首相補佐官と自民党の大隈和英氏に先行を許している。同じく3候補が競り合っていた11区でも、自民党の佐藤ゆかり前参院議員が頭一つ抜け、その後を民主党の平野博文元官房長官が追い、維新の伊東信久氏は後塵(こうじん)を拝している状態だ。

 ただ、「維新壊滅」の観測には首をかしげる向きもある。自民党大阪府連関係者が振り返る。

 「2013年夏の参院選の大阪選挙区(改選数4)では、『維新候補がトップ当選を逃す』という下馬評が流れ、『橋下維新もこれで終わりか…』という見方が広がった。しかし、フタを開けると維新が1位。追い詰められたときの維新の底力はおそろしい」

 今回は本丸の大阪で面目を保つことができるのか。維新関係者にとって正念場の追い込みが始まる。

2409チバQ:2014/12/12(金) 19:51:34
徳島
http://www.sankei.com/west/news/141212/wst1412120034-n1.html
2014.12.12 17:00
【最前線をゆく】
“影の総理”が走る「0増5減」の街





(1/3ページ)

区割り変更された地域で演説する立候補者。手探りの選挙戦が続いた=徳島県阿南市
 今回の衆院選で「一票の格差」を是正するため、選挙区の「0増5減」が行われ、5県で選挙区が3から2に減った。これに伴い区割りが変更されたため、陣営は手探りの選挙戦を続けるが、危機感が有権者に思うように伝わらない歯がゆさも垣間見える。

区割り変更すら知らない有権者も

 県都の徳島市を含む徳島1区。旧3区で4度も争った自民前職の後藤田正純(45)、民主元職の仁木博文(48)がともにスライドし、大票田で“新人”のような戦いが続く。

 徳島市を主とした旧1区を長らく牙城としたのが民主党の元官房長官、仙谷由人(よしと)。だが2年前の前回選挙で落選し、今回不出馬を決めた。代わって1区に立ったのが旧3区の仁木だ。

 仙谷は仁木の選対本部長として地元を行脚し支持を訴える。仁木は「徳島市では出遅れているが、仙谷さんの支持者が多くいる。この票を取り込みつつ、民主党のリボーン(生まれ変わる)を掲げ、保守層にも訴えたい」と意気込む。“影の総理”と呼ばれた仙谷に頼り、県都攻略を図る。

 後藤田と仁木が争った旧3区は、県第二の市である阿南市や小松島市などが1区に、残りが2区に吸収された。2人が新たに開拓を迫られた徳島市は1区の有権者の57%も占め、ここでの勝敗が当落を左右する。

 「カミソリ後藤田」の異名をとった元官房長官の正晴を大叔父に、女優の水野真紀を妻にもつ後藤田は徳島市で知名度は勝るが、後援会事務長の神山町長、後藤正和は楽観していない。「区割りの変更すら知らない有権者もいる。『結果は分かっているから投票に行かなくてもいい』という声もある。有権者の動向がつかめず、徳島市の浮動票が相手に流れるようなことがあれば安心できない」

 1区には、共産新人の古田元則(66)も立候補。旧1区で出馬した前回に続く挑戦となり、消費税増税の中止や原発再稼働の反対などを訴える。

微妙な緊張感漂い「一枚岩」は?

 「新2区は高木さんに戦ってもらうことになった。必勝をお願い申し上げる」

 福井2区の大票田、鯖江市で2日に行われた自民前職、高木毅(58)の出陣式。選対本部長を務める自民前職、山本拓(62)がそう訴えた。

 2人には微妙な緊張感が漂っていた。福井県は0増5減で選挙区が3から2に減少。山本は自らの旧2区が1、2区に分割・吸収されたため、旧3区の高木と2区の公認を争ったが、最後は敗れた。代わりに比例の上位で処遇された経緯がある。

 旧2区から2区に編入された鯖江市は山本の地盤だ。高木は「山本先生の高い見識のもと、新しいふるさとのために頑張る」と声を上げたが、山本と目も合わさず選挙カーに乗り込んだ。一枚岩になれるか、難題を抱えたままだ。

 一方、2区の民主新人、辻一憲(49)。元職の不出馬表明で急遽(きゅうきょ)白羽の矢が立ったが、党県連の擁立発表は衆院解散2日後の先月23日だった。父は衆参両議員を計6期務めた辻一彦。陣営は一彦の知名度を頼る。4日に福井入りした代表の海江田万里は「一憲さんはおやじさんよりもいい男」と持ち上げた。

 一方、共産新人の宇野邦弘(63)は全県1区の参院選、知事選の出馬歴がある。選挙区の拡大も「むしろやりやすい」と話す。

「農業票」の行方

 区割り変更の影響は福井1区の選挙戦にも表われている。もともとは旧1区の自民前職、稲田朋美(55)は公示後、旧2区から加わった坂井市などを集中的に回った。

 「農協改革とは中央会の改革。現場の農協を強くし農家の所得向上を目指す」

 一帯は県内屈指の農業地帯で強固な保守地盤だが、農協改革、米価下落などが影を落とす。新たな区域に後援会を持たない稲田陣営にとって頼りは地方議員が支部長を務める党支部だ。

 対抗する維新新人、鈴木宏治(41)の陣営は「農協の上層部と組合員に意見の相違を感じる」。農家の表立った支持はないが、ポスター貼りの協力など好感触があるという。

 共産新人の金元幸枝(56)は米価下落の緊急対策を強く訴え、農業票の取り込みを狙っている。

(敬称略)

2410チバQ:2014/12/12(金) 19:52:15
http://www.sankei.com/west/news/141212/wst1412120033-n1.html
2014.12.12 15:00
【最前線をゆく】
「何のための選挙」爪痕残る被災地に訴えは響くか 広島3区・長野2区





(1/3ページ)

土砂災害の爪跡がまだ生々しい被災地近くの広島市安佐南区の国道を走る選挙カー
 今年、日本列島は大きな自然災害に見舞われた。8月の広島土砂災害、9月の御嶽山(長野・岐阜県)噴火、11月の長野県北部地震…。復興に向けて歩み出しているそれぞれの被災地でも、衆院選の立候補者の訴えが響く。住民は一日も早い復興を祈りながら、選挙戦の行方を見つめている。

がれきと土砂片付いた程度

 土砂災害で74人が犠牲となった広島市安佐南、安佐北両区を選挙区に抱える広島3区。3人の候補者のうち1人は選挙事務所を安佐南区の国道沿いに構え、すぐ近くに迫る山肌には土石流の爪痕が今も生々しく残る。

 その土石流が押し寄せた先にあった県営緑丘住宅では、114世帯244人の入居者から2人の犠牲者が出た。復旧作業では土砂の除去などが優先されたため、緑丘住宅は強度調査が後回しにされた。構造上の大きな損傷がないことが判明し存続が決まったのは今月に入ってからだ。

 全半壊住宅は361棟を数えたが、現在、避難所暮らしを強いられているのは1世帯3人に減った。一方で、一時避難先になっている公営住宅などに身を寄せるのは11月下旬段階で約1700人にも上っている。

 緑丘住宅の入居者の多くも一時避難先の公営住宅などに移ったままで、近くの八木ケ丘団地町内会副会長、山根健治(68)は「復興が進んでいるといわれるが、がれきと土砂が片付いたくらい。選挙期間中に政治の空白期間ができるが、復興に遅れがないようにしてほしい」と話す。

投票率かなり下がる可能性

 候補者には八木地区の住人がいる。2度目の当選を目指す民主元職の橋本博明(44)だ。発生後1カ月半はほぼ毎日、災害ボランティアとして活動したという。

 公示日の2日に行われた出陣式の第一声では「ボランティアを通じ、困っている人を支えるのが政治の役割だと改めて感じた」と、自らの体験を語り支持を訴えた。

 共産新人の清水貞子(67)はたびたび被災地で要望を聞いてきた。安佐南区でも街頭演説に立つことが多く、「若い人が結婚し安心して子育てができる社会に」と強調しつつ、被災者の生活再建を訴えている。

 土砂災害を受け、改正土砂災害防止法が11月に成立したが、6度目の当選を目指す自民前職、河井克行(51)は改正案を検討する党のプロジェクトチーム座長として議論を進めてきた。災害発生後には、首相の安倍晋三に何度も被災状況を説明して早期の復旧復興を要請してきたが、選挙戦ではこうした活動実績を強調している。

 ただ、土砂災害を経験して強まった有権者の「安全・安心」への思いが、そのまま投票率アップにつながるかは不透明だ。一部陣営からは「有権者には『何のための選挙か』という思いが特に強く、投票率がかなり下がるのではないか」との声も出ている。

衆院選が契機になれば

 長野県北部地震で住宅の倒壊が相次いだ白馬村。この冬初めてまとまった雪が積もった4日、長野2区で出馬した候補者はJR白馬駅前でマイクを握り、「避難の仕組みづくりなど防災に力を入れる」と住民に語りかけた。

 被災地では倒壊した住宅の撤去が進められているが、年内の完成を目指す仮設住宅の建設も降雪の影響による遅延が予想される。

 住民には、この時期の衆院選に対する不満と期待が交錯する。堀之内地区の中村佐代子(81)は地震で自宅が崩れた。避難先に指定された宿泊施設に身を寄せるが、冬の観光シーズンが始まり、滞在期限は18日までだ。「住むところはどうするのか。選挙どころではない」と憤る。

 ただ、政治に先行きへの不安を解消してもらいたいという声もある。この地区で商店を営む鎌倉かおり(45)は5日、住宅を兼ねる店舗の整理に訪れた。幸い建物に大きな被害はなかったが、営業再開には二の足を踏む。「顧客は周辺住民で、被災して誰もいなくなった。衆院選を契機に活気を戻してもらいたい」

(敬称略)

     
 ◇

 衆院選は最終盤に差し掛かった。候補者が生き残りをかけて争う「最前線」を追った。

2411チバQ:2014/12/12(金) 19:53:27
http://www.sankei.com/west/news/141211/wst1412110052-n1.html

2014.12.11 15:20
【衆院選2014】
民主・枝野氏「暮らしの声」、維新・橋下氏「告げ口する」、共産も大物…終盤戦“保守王国”で舌戦





(1/2ページ)【維新の党】
 終盤戦に入った衆院選では、和歌山県内に候補者を擁立した各党幹部が相次いで和歌山入りし、公認候補への支持を訴えている。10日には民主の岡田克也代表代行と維新共同代表の橋下徹大阪市長が来県。知名度の高い“大物政治家”の応援で、支持拡大を図りたい考えだ。

 自民は総裁の安倍晋三首相が4日に和歌山入りし、和歌山1区の公認候補とともにアベノミクスの実績を強調。和歌山2区には、宮沢洋一経済産業相や甘利明経済再生担当相、石破茂地方創生担当相が続々とかけつけた。石破氏は6日夜に海南市内で開かれた個人演説会で、「地方が日本を引っ張る時代を作っていきたい」と力を込めた。

 民主は岡田氏が10日朝、JR和歌山駅前で和歌山1区の公認候補とともに演説し、通勤客らに支持を訴えた。5日には枝野幸男幹事長が和歌山市内の演説会で「暮らしの声を届けるため、力を貸していただきたい」と呼びかけたほか、8日には福山哲郎政調会長が1区入り。12日には蓮舫参院議員が応援に入る予定。

 維新の橋下氏は10日午前11時すぎ、JR海南駅前で公認候補とともにマイクを握った。消費税増税の一方で、国会議員の給与が月25万円上がったことについて「国民は政治家にばかにされている。政治のおかしさを告げ口するのが維新の役割」と訴えた。

 1〜3区の全てで候補者を擁立した共産は、9日に市田忠義副委員長が3区の田辺市で街頭演説。2区には11日、穀田恵二国対委員長が街頭に立つほか、12日には山下芳生書記局長が1区で応援演説をする予定。陣営関係者は「山下さんはテレビの討論番組にも出演しており、街頭に立つことで盛り上がる」と話した。

2412チバQ:2014/12/12(金) 19:54:13
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132861
高島市長が候補者支援、自民市議団に波紋 12日にも抗議文
2014年12月12日(最終更新 2014年12月12日 03時00分)

 衆院選福岡1区をめぐる自民党の“分裂劇”の余波に、同党福岡市議団も揺れている。11月の市長選に自民、公明両党推薦で再選した高島宗一郎市長が、前回自民公認として1区で初当選した無所属前職の井上貴博氏を支援。前回、自民比例九州で議席を得た無所属前職の新開裕司氏を支援する市議らが反発を強めており、同市議団は11日、高島氏へ抗議文を提出する方針を固めた。来春の統一地方選を控えた混乱に、市議団幹部は顔をしかめる。
 高島市長は衆院選公示の2日、井上氏の出陣式に出席。6日には選挙カーに乗り、井上氏支持を有権者に訴えた。井上氏は、市長選で高島氏を支援した麻生太郎副総理の派閥に所属。高島氏は9日の記者会見で、井上氏支援の理由を「共倒れは良くない。高度な政治判断だ」と述べた。博多区選出の県議や市議は主に井上氏を支援している。
 収まらないのは、新開氏を支える主に東区の県議や市議たちだ。同党の東区支部は公示前、同党県連に新開氏を1区公認とするよう文書を提出。10日の決起集会には、新開氏が秘書として仕えた古賀誠元幹事長、山崎拓元副総裁もあいさつに立った。かつて自民党派閥の領袖(りょうしゅう)だった2人を援軍に据え、一歩も引かない構えだ。
 新開氏側に配慮し、高島市長に「応援のバランスを考慮すべきだ」と申し入れていた市議団は11日の会合で、12日にも抗議文を提出する方針を確認。一方、公明党市議団は「1区は自主投票」(幹部)として、自民側の“お家騒動”と距離を置く。
 自民市議団は市長選でも、一部が高島氏の対抗馬だった元市議を支援。市議団が厳重注意処分とするなど混乱した。来春の市議選を控え、ある市議団幹部は「議員団としてまとまらなくなってしまう」との懸念を示した。
=2014/12/12付 西日本新聞朝刊=

2413チバQ:2014/12/12(金) 19:59:42
岐阜
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gifu/CK2014121102000298.html
宙に浮く”藤井支持票”の動向は 4区、比例単独出馬で
 十四日の衆院選投開票日に向けて、自民、維新、共産各党の候補が論戦を展開する4区。選挙区南部に支持基盤をもつ次世代の党前職、藤井孝男さん(71)は、比例東海ブロック単独で出馬しており、小選挙区ではどの候補にもくみさない方針だ。維新、自民の両陣営は、藤井さん支持層の動向を気に掛ける。

 「小選挙区は、何て書けばいいんだろう。白票が増えるんじゃないか」

 衆院解散から三日後の十一月二十四日、美濃加茂市内のホテルで開かれた藤井さんの後援会役員会の後、出席した六十代の男性がこぼした。4区での出馬を検討していた藤井さんは、その場で支援者二百人に比例単独の選択を告げた。小選挙区は「各自の判断」とのこと。七十代の女性は「小選挙区も藤井さんって書こうかな」と苦笑した。

 藤井さんは衆院選五回、参院選四回当選のベテラン。郵政民営化をめぐって自民党を離れ、無所属で戦った二〇〇五年の衆院選4区では二万八千票差で落選したものの、九万八千票を獲得している。

 今衆院選、宙に浮いた形の“藤井支持票”に対し、維新の党前職の今井雅人さん(52)と自民党前職の金子一義さん(71)の両陣営は取り込みを狙う。

 今井さんは二〇一二年の前回選、藤井さんと同じ日本維新の会(当時)に所属。比例単独に回った藤井さんから後援会幹部を紹介してもらうなどの支援も受け、4区で比例復活した。維新の会の分党でたもとを分かったが、「一緒に戦ったつながりはある。維新の政策を藤井さんの支援者にも理解してもらえれば」と期待する。

 金子さん陣営も、中濃地域の藤井さん支援者らに支持を呼びかける。藤井さんは「立ち上がれ日本」に参加する二〇一〇年まで、一時期を除き三十年近く自民所属の国会議員だった。支援者同士の顔も利くといい、陣営幹部は「藤井さんの支援者には自民党員も多い。正直に支持を頼みに行く」と意気込む。

 一方、共産党新人の伊嶌明博さん(63)は「政策が違うので、藤井さん支援者の支持は得られないだろう」と静観している。

 (衆院選取材班)

2414チバQ:2014/12/12(金) 20:00:20
滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121202000223.html
焦点は無党派層に 終盤ルポ3区
写真
 通勤通学の利用者らで混雑する平日夜のJR草津駅。ロータリーで約一時間にわたって演説や有権者との握手を繰り返した武村さんは、隣の南草津駅に移動するために一人ホームで電車を待っていた。理由は「車より早いから」。

 陣営が最も重視するのは無党派層の取り込み。前回選挙時に毎晩複数箇所で開いていた個人演説会を原則各市一カ所に減らし、その分を駅頭での訴えに時間を割く。訴えるのは経済再生や「琵琶湖再生法」成立に向けた思いだ。

 優勢だと伝わる情勢にも「選挙期間中に(相手の)知名度が上がり、必ず詰められる」と気持ちを緩めない。それでも総括責任者の奥村芳正さんは、つじ立ちやミニ集会の積み重ねを通し、「これまで三日月大造知事を支持していた層への浸透にもつながっている」と手応えを口にする。

 対する小川さんは土曜の午前、後援会長の嘉田由紀子前知事と草津市内を練り歩いた。底冷えの寒さだったが、聞き覚えのある声、見覚えのある顔に多くの人が家から飛び出し手を差し出した。

 陣営は嘉田氏の“集票力”に期待する。選挙区の九百枚の候補者ポスター全てに顔写真。インターネットでは応援メッセージの動画配信も。選対本部長の大井豊さんは「時間がない中でやれることは限られている」。知名度不足による序盤の劣勢は織り込み済み。「ポスターのおかげで(有権者の反応が)温かくなってきた」(小川さん)と悲観はしていない。

 小川さんも個人演説会は一日一カ所程度にとどめ、不特定多数が集まる駅などで笑顔を振りまく。「顔と名前を知ってもらえたら流れは変わる」。自身に言い聞かせるように前を向く。

 二人を追う形の西川さんは公示以降、市議や共産党の後援会員と連携し、選挙活動を展開。街頭演説は一日二十カ所で行い、個人演説会を一日平均二会場で開く。「孫に借りた」という黒のダウンを着て、寒さをものともせず有権者に主張を届ける。

 日曜日の夕方のJR草津駅。西川さんは「格差を拡大する」としてアベノミクスを批判。消費税増税中止、原発再稼働反対に関しても立場の違いを鮮明にした。「自民と対決できるのは共産党だけだということを訴えたい」と話す。

 共産が議席を増やすとの情勢報道も励みになる。選対の馬場美代子さんは「有権者の期待を感じる。比例近畿ブロックでの議席増も目指し最後まで戦い抜く」と力を込める。

2415チバQ:2014/12/12(金) 20:06:38
http://www.kanaloco.jp/article/81515/cms_id/115950
14神奈川衆院選:注目区を行く〈16区=厚木・伊勢原市、相模原市緑・南区の一部、愛甲郡〉

2014.12.12 03:00:00

◇無党派層狙い「横一線」

 同じ40代で互いをライバル視する自民・義家と民主・後藤。2012年の前回衆院選を8千票差で制した義家に、比例で復活した後藤が雪辱を期す。生き残りを懸けた議席争奪戦は、前回にも増してヒートアップしている。

 公示直後の4日、報道各社の序盤情勢分析は「自民300超の勢い」と自民優勢を伝えた。だが、両陣営の見方は「16区は別、横一線」で一致する。「油断した方が負ける」と締め直しに懸命だ。

 「私にとって大切な若きホープ。どうか勝つために力を与えてほしい」

 11月30日、義家の応援で選挙区入りした首相・安倍晋三が、本厚木駅北口を埋める有権者に訴えた。翌12月1日には厚木市内のホテルで国政報告会を開催。義家は両日の「ダブル決起集会」に計約4千人を集め、公示前から気勢を上げた。

 地盤を引き継いだ旧亀井善太郎後援会の主要メンバーと、自民系地方議員が支える義家陣営。突然の解散で準備期間が短く、態勢固めに遅れも見られたが、選挙後半戦に入り、地力を発揮し始めた。

 党幹事長の谷垣禎一、官房長官の菅義偉といった大物弁士が次々来援。前回は落下傘との声もあった義家は、圏央道などインフラ整備の実績を掲げ「地元創生」をアピール、当落の鍵を握る浮動票の取り込みを狙う。

 一方の後藤陣営は、戦術面で違いをみせる。

 「誰に入れるか迷っている方はぜひ投票に行ってください。このまま独裁的な安倍政権に託せますか」。日曜(7日)の小田急相模原駅前。肉声で訴える後藤に、買い物客らが握手を求めて駆け寄る。自転車のペダルをこぎ路地裏まで入り込む「どぶ板選挙」で、「あと一歩」と訴える。

 地元出身。県央地区の政経界に多くの人材を輩する県立厚木高校の同窓会に働き掛け、「個人票」をいち早く固めた。OBらをフル稼働させて後藤支持を広げる作戦は、前回、民主への逆風をはねのけて強さは実証済み。

 8日には前回維新で立候補した富山泰庸が応援演説し、「自分に投票してくれた方は、今回後藤祐一へ」と訴えた。野党一本化となった構図を前面に出し、反自民票の結集を目指す。

 共産・池田は前回に続く立候補で票の上積みを狙う。演説では政治に関心が薄い若年層を意識し、「集団的自衛権の行使、ダメよ〜ダメダメ」と流行語を取り入れて支持を訴える。

 前回同様、各社が世論調査を実施するたびに首位が入れ替わる県内屈指の激戦区。各陣営は、師走の気温並みに冷え込んだ有権者の反応に気をもみながら最終盤を迎えた。 =敬称略

◇16区(厚木・伊勢原市、相模原市緑・南区の一部、愛甲郡) =敬称略、届け出順

後藤祐一45☆民 前(2)
池田博英52 共 新
義家弘介43☆自町前(1)

2416チバQ:2014/12/12(金) 20:09:04
奈良4
http://www.nara-np.co.jp/20141212085747.html
前職、盤石の戦い - 元、新、追い上げ懸命/'14衆院選
2014年12月12日 奈良新聞

 4区は、保守地盤を背景に自民党前職の田野瀬太道(40)がリードし、民主党元職の大西孝典(58)と共産党新人の山崎タヨ(64)が追う展開だ。

 田野瀬は元職の父から引き継いだ後援会組織をフル稼働。時代の流れか、組織の緩みも垣間見えるが、父が小まめに各地を回るなどして維持に奔走。本人も精力的に支持を訴える。11日夜には橿原市内で800人規模(陣営発表)の決起集会を開き、終盤戦に向けてボルテージを上げた。

 無党派層にも浸透を見せ、優勢を維持するが、陣営は「最初から最後まで気を引き締める」とし、前回得た約8万2千票以上を狙う。

 大西は、前田武志参院議員の後援会や連合奈良の支援を受ける。民主党支持層をまとめるが、党離れの影響は避けられない見通しだ。

 陣営は「厳しい選挙」とし、比例復活当選も視野に「どんな形でも議席をつくっていただきたい」と訴える。前回獲得した約3万6千票に加え、日本維新の会(当時)の新人が得た約3万6千票を取り込めるかが巻き返しの鍵。大票田の橿原市では、無党派層にも投票を呼び掛ける。

 山崎は、固い共産党支持層を中心に浸透を図っている。駅立ちや街頭の演説では、憲法9条堅持や消費税増税反対など、党の政策を主張し、政権批判票の受け皿としてアピール。前回の約1万1千票からの上積みを狙う。

2417チバQ:2014/12/12(金) 20:09:53
奈良3

http://www.nara-np.co.jp/20141212085656.html


前職優勢の展開 - 「民主票」狙う各陣営/'14衆院選
2014年12月12日 奈良新聞

 自民党前職の奥野信亮(70)が組織票を核にリード、維新の党新人の栗原絵里子(46)がこれを追う。共産党新人の正木敦(43)も党派を超えた支持を集めている。民主党空白区で、各陣営が支持層取り込みに力を入れる一方、意中の候補を決めていない有権者も多い。

 奥野陣営は組織票を固めるほか、公示後に公明党の推薦が決定、地域ごとに開いている個人演説会にも公明党の地方議員が駆けつけた。

 陣営は「市民の選挙への関心がいまひとつ」と話し、浮動票の掘り起こしに力を入れる。

 栗原陣営は「街宣中に家の中からわざわざ出て聞いてくれる人が増え、手応えは徐々に良くなっている」と話す。栗原も夕方、区内の主要駅でマイクを握った後、王寺駅前で深夜まで通勤帰りの有権者に声をかけているという。

 形勢逆転に向け、「もう1カ月あれば」と陣営。出遅れの取り戻しが鍵となりそうだ。

 正木陣営は「集団的自衛権を行使して戦争する国づくりや、消費税増税をきっぱりストップを」と訴え、支持を広げてきた。陣営は「共産党に入れるか迷っている人は多い。そういった有権者に声をかけ切れていない」と組織をフル回転させて最終盤に臨む。

 きょう12日には山下芳生党書記局長が奈良市に来援、正木も駆けつけ、必勝を誓う。

2418チバQ:2014/12/12(金) 20:11:29
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141212150889.html
衆院選 候補応援、距離感に腐心
首長の動向 知事は長島・森両氏を激励

 14日投票の衆院選では、県内6小選挙区の候補者の応援に、自治体の首長や参院議員も駆け付けている。泉田裕彦知事は10日に長岡市の集会に参加した。自民党と民主党の候補が激戦を続ける選挙区では、「等距離外交」「中立」に努める市長も。県選出の参院議員4人も各選挙区を回っているが、民主党には5区の野党候補擁立をめぐる混乱の余波も出ている。

 「地方にお金が回るために、今までの政権のやってきた政策を前に進めていただく」。泉田裕彦知事は10日夜、長岡市で開かれた5区の自民党候補・長島忠美氏の集会に参加し、ステージ上で熱弁を振るった。

 2012年の知事選で自民、民主、公明、社民の4党の推薦を受けて3選した泉田知事が今回、公示後に表立って特定候補を応援する姿はほかに見られない。長島氏の選対本部長を務める星野伊佐夫・自民県連会長は「ありがたい。組織の引き締めにもなり、勢いがついた」と歓迎した。

 ただ、泉田知事は公示前の11月25日、5区出馬の意向を示していた生活の党の森裕子氏の集会にも行き、「国民のために正しい政治をやっていただきたい」と激励していた。長島陣営の関係者は「知事が長島氏の集会に出たのは、森氏を応援したおわびだった」と明かす。

 泉田知事は他候補を応援するかについては明言を避けている。ある自民県議は「長島陣営にいって自民党の顔を立てたので、これで終わりだろう」とみる。

 5区には共産党新人の服部耕一氏も出馬している。

   ◆    ◆

 一方、自民、民主両党候補が争う選挙区で、双方を立てる市長の姿もある。上越市(6区)の村山秀幸市長は公示日に両党候補の出陣式に参加。新発田市(3区)の二階堂馨市長も双方の事務所開きに駆け付けた。柏崎市(2区)の会田洋市長は「応援を頼まれたところに顔を出す。等距離を保っている」としている。

 新潟市の篠田昭市長は公示前に1区の両党候補の事務所開きや集会に出たが、公示後は出ずに「バランスを取っている」(政界関係者)という。三条市(4区)の国定勇人市長は前回は民主候補の応援演説をしたが、今回は「前職が2人いる。状況が違う。どちらかに動くことはない」と両党候補の集会に出ている。

 全国市長会長の森民夫長岡市長は、前回選は「田中さんには最初に(市長選で)応援していただいた」と5区で民主党の田中真紀子氏と長島氏の双方を応援したが、今回は長島氏の第一声や集会で一緒にマイクを握った。森市長は「中越地震の復興をやった戦友で、縁が深い」としている。

【政治・行政】 2014/12/12 09:31

2419チバQ:2014/12/12(金) 20:19:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddm005010177000c.html
混戦:2014衆院選/6止 福岡1区、山梨2区 続く、泥沼の対立 自民支持層分裂
毎日新聞 2014年12月12日 東京朝刊

 「政治家の集大成として、新開君だけは失いたくない」。自民党の古賀誠元幹事長は2日、福岡1区の前職で、かつて自身の秘書を務めた新開裕司氏の出陣式で声を張り上げた。

 この前日、自民党は新開氏と、同じく1区を地盤とする前職の井上貴博氏の公認を見送った。自民に追い風が吹く中で一本化は困難で、「正々堂々戦ったほうがいい」(茂木敏充選対委員長)と判断。どちらが当選しても、追加公認する方針だ。

 伏線は前回2012年の衆院選にある。県連は新開氏を公認申請したが、麻生太郎元首相の意向を受けた党本部は井上氏を公認。小選挙区で井上氏、比例単独で新開氏が初当選した。2人の争いは古賀、麻生両氏の「代理戦争」と呼ばれる。

 政策に大きな違いはなく、どちらが自公支持層を固めるかが鍵だ。井上氏はポスターに「自民党福岡1区支部長」と記し、政党色を前面に出す。新開氏が載せていた「比例は公明へ」の文字は、日を置かず井上氏のポスターにも加わった。

 ともに博多祇園山笠が盛んな地区に生まれ、福岡青年会議所理事長を経験。11年福岡市議選への立候補を検討していた新開氏に国政挑戦を勧めたのは、当時県議の井上氏だった。代理戦争と呼ばれることに、2人は「マスコミが言っているだけ」と無関心を装う。

 だが、元々親しかった2人の争いは「泥沼」(陣営幹部)の様相をみせ、統一地方選を控える市議らは「踏み絵を踏まされているようだ」と語る。維新の党との選挙協力で福岡4区から転出してきた民主元職、山本剛正氏の陣営は「2人が争えばチャンスはある」とにらむ。

 同じく自民支持層が分裂したのが山梨2区で、無所属の長崎幸太郎氏と自民の堀内詔子氏がしのぎを削る。前回、小選挙区で敗れた堀内氏は「自民党を取り戻す」と党公認をアピールしている。

 堀内氏は、総務会長を務めた光雄氏の義理の娘だ。光雄氏は郵政民営化法案に造反し、05年衆院選旧2区で無所属で当選。党本部が送り込んだ「刺客」の長崎氏も比例復活した。その後に復党した光雄氏への反発から、長崎氏は09年に離党。「堀内対長崎」の戦いは今回で4回目だ。

 分裂選挙を嫌う党本部が公示前、長崎氏に来年1月の県知事選出馬を打診したことも波紋を広げた。長崎氏を事実上の「二階派メンバー」として扱う二階俊博総務会長が11月29日、長崎氏の集会で「復党を認めるのが先だ」と述べ、あくまで2区での長崎氏の当選を目指す考えを示したのだ。

 反発した県連は、安倍晋三首相(党総裁)に抗議文を提出。今月5日に2区入りした谷垣禎一幹事長は「公認候補が命がけでやらなければならない」と火消しに追われた。長崎氏も「私は無所属で比例復活もない。皆さんの良識に頼るしかない」と懸命だ。

 地元では「どちらかの引退まで対立は続く」との見方がもっぱらだ。【中山裕司、山縣章子】=おわり

==============

 ◇福岡1区=福岡市東・博多区
比江嶋俊和 67 共新

新開裕司 46(1)無前

明石健太郎 42 諸新

井上貴博 52(1)無前

金出公子 67 無新

山本剛正 42(1)民元

 ◇山梨2区=富士吉田市、都留市、山梨市など
秋山晃一 61 共新

長崎幸太郎 46(2)無前

堀内詔子 49(1)自前=[公]

2420チバQ:2014/12/12(金) 20:20:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk02010061000c.html
2014衆院選:2区に編入の五戸町、有権者も陣営も困惑 3区「八戸戦争」に絡めず、候補なじみ薄く /青森
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

五戸町中心街に設置されたポスター掲示板。候補者との関わりは薄く、町民の関心も薄れがちだ
五戸町中心街に設置されたポスター掲示板。候補者との関わりは薄く、町民の関心も薄れがちだ
拡大写真
 衆院選の区割り改定で、今回の衆院選から五戸町が八戸市中心の3区を離脱し、下北半島や十和田市などの2区に編入された。3区では、民主の田名部匡代氏(45)と、自民の大島理森氏(68)が「八戸戦争」とも称される選挙戦を繰り広げ、共産の松橋三夫氏(65)もこの対決に5度も絡んできたが、五戸町は今回は無関係に。一方、2区の候補者へのなじみも薄く、五戸の有権者だけでなく、各陣営の戸惑いが続いている。【宮城裕也、塚本弘毅】

 ◇「投票日まで悩む」
 2区では、自民前職の江渡聡徳氏(59)、維新元職の中野渡詔子氏(44)、共産新人の小笠原良子氏(65)の3人が立候補。初めての面々に五戸の有権者の関心は薄れがちだ。

 町内の無職、土嶺清松さん(78)は「ここはずっと田名部か大島。2区の候補者は五戸と関わりがなくパッとしない。本当は3区に戻してほしい」と漏らす。夏は農業の手伝いをする女性(72)はこれまで大島氏に投票してきたが、米価下落で投票先に悩んでいる。「区割りが変わってすんなり江渡さん、とはならない。だけど、じゃあ中野渡さんか、というとどんな人か分からない」。投票日まで悩むつもりだ。

 ◇「票田消失」に対応
 県選管によると、同町の選挙人名簿登録者数は1万5920人(2日現在)。前回2012年の衆院選での投票率は56・1%で、同町での開票結果は大島氏5107票、田名部氏3022票、旧日本未来の党の山内卓氏638票、松橋氏219票。

 かなりの「票田」の消失に、3区の陣営も複雑な心境だ。

 田名部氏は公示前に報道陣に「お世話になってきた方々に(自分の名前を)書いてもらえないわけで、影響はある」としていた。前回、未来から出馬した山内氏は「今回に限っては自分の支持者には(田名部氏への投票を)呼びかける」と話す。9日に八戸市であった民主党の演説会で田名部氏は「大変厳しい選挙戦になる。なんとしても力をお借りしたい」と支持者たちに訴えた。

 大島氏も公示前の会見で「五戸とは運命共同体。選挙区が変わろうが絆は途切れない」と強調。ただ、陣営幹部は「基本的に痛手だ。五戸の分を八戸でカバーしたい」と語る。

 ◇浸透図る各陣営
 2区の候補者たちは宙に浮いた「五戸票」の取り込みを狙う。

 江渡陣営では、「引き継ぎ」を着実に行っていた。党五戸町支部の今年の新年会には江渡氏もあいさつに訪れた。解散不可避の情勢となった11月16日には「お別れ会」と題した同支部での会合で、大島氏が「五戸は江渡大臣(防衛相)と大島と、2人の代議士を動かせると思ってください」と約60人の参加者に訴えた。支部長の高山浩司町議は「今では『大島さんと同じくらい支援する』と言ってくれる人が多くなった」と感触を語る。

 一方、出馬表明が解散前日の11月20日だった中野渡氏は、五戸町内に後援会組織がないのが課題だ。中野渡氏自身は「草の根で手当たり次第やるしかない」と浸透に躍起。民主離党組の中野渡氏に民主県連は冷ややかで、県連関係者は「特段のことはしない」。中野渡陣営幹部は「米価下落などで『田名部さんと思いは同じ』と説明するしかない」と打ち明ける。

 共産は持ち前の組織力からか、「引き継ぎ」は比較的良好のようだ。小笠原氏は「私にとってはむしろ追い風」と話した。

2421チバQ:2014/12/12(金) 20:21:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk09010080000c.html
2014衆院選:2区 激戦区、必死のお願い /栃木
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

 14日の投開票へ向けて、衆院選は終盤戦を迎えている。県内5小選挙区の14候補は11日、限られた時間で精いっぱいのアピールを目指してラストスパート。激戦が伝えられる2区では民主前職の福田昭夫氏(66)、自民前職の西川公也氏(71)、共産新人の阿部秀実氏(55)が選挙区内を駆け回り、支持を呼びかけた。

 ◇「追う立場」危機感強調−−福田氏
 前回、小選挙区では敗れた福田氏。陣営は「何としても選挙区での勝利を」と意気込み、この日は地元の日光市今市地域を重点的に遊説した。各種世論調査で「2区激戦」が報じられている点を意識して、演説では政策の主張とともに「相手は現職大臣。私は追う立場だ」と危機感を示し支持拡大を訴えた。

 午前7時からは保育園近くでつじ立ちして子育て世代の有権者にアピール。その後は農村部や住宅街を遊説し、所々で立会演説を実施。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対や消費増税凍結、指定廃棄物の福島第1原発での保管などを訴えつつ、旧今市市長を務めたことから、かつて取り組んだ施策を振り返りながら「地元の候補者」を強調。降りしきる雨の中、選挙カーに駆け寄る有権者と握手を交わした。福田氏は取材に対し「世論調査では負けている。残り3日間、押せ押せでいくしかない」と決意を語った。【花野井誠】

 ◇「政権の中枢」アピール−−西川氏
 西川氏は公示後初めて栃木市西方町へ足を伸ばし、立会演説会を行った。選挙区内の有権者約27万人のうち旧西方町は5400人に過ぎないが、「前回はライバルの倍得票できた地区」(選対関係者)。支持者ら約70人の前でマイクを握った西川氏は、現職農相らしくTPPや米価の問題について具体的な数字を挙げて農政の現状を説明した。そのうえで、対立候補を意識して「どんなに皆さんに聞こえのよい話をしても、実現できなければ政治家ではない」と、政権の中枢にいることをアピールした。

 この日は小刻みに企業回りや立会演説会をこなした。本人は「手応えは日々増している。しっかり差をつけて勝ちたい」と自信を深めるが、選対幹部は「浮動票を取り込めていない。丹念にすくい上げることが大事」と警戒。別の関係者も「選挙区が広いだけに、鹿沼に入ったときはできるだけこまめに回るようにしている」と狙いを明かした。【田内隆弘】

 ◇「反応よく」手応え感じ−−阿部氏

 阿部氏は選挙戦の大半を地元の鹿沼市での街頭演説に絞ってきた。この日も選挙カーに乗り込んで市内の国道293号沿いを南北に走行。16回の街頭演説をこなし、住宅街や通りを行き交う自動車に向かって訴えかけた。

 選挙への出馬は初めてだが、演説は臆することなく力が籠もる。特に声を張り上げるのは消費増税問題。選挙戦の序盤は自身のことを知ってもらうために立候補の経緯などを語ったが、後半に入ると有権者の関心が高いと感じた消費増税やアベノミクスの話題に多くの時間を割いている。同市仲町の「まちの駅新鹿沼宿」周辺で午後6時ごろから行った街頭演説では「消費は冷え込み、回復の兆しは見えない」と消費増税中止を主張した。

 陣営も「選挙戦が進むにつれて手を振ってくれる有権者が増えており、反応も良くなってきた」と手応えを感じている。残り2日も「最後まで気を引き締めて戦う」とさらなる支持拡大を狙っている。【猪飼健史】

2422チバQ:2014/12/12(金) 20:24:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk20010021000c.html
2014衆院選:激戦3区 危機感、日増しに強く 各陣営「気を抜いたら負ける」 /長野
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

 衆院選は14日の投開票に向けて終盤戦に入った。2012年の前回選で1〜3位が7300票差の激戦となった長野3区では、同じ顔ぶれの前職3人に、共産新人が加わり、競り合っている。民主が議席を堅持するのか、他党が巻き返すかのか。各候補の戦いを追った。【武田博仁、巽賢司、、稲垣衆史】

 「安倍政権は地方や生活への配慮が欠けている」。公示日の2日、前回激戦を制した民主の寺島義幸氏は大票田の上田市で第一声を上げた。3区は羽田孜元首相の選挙区で、現在の小選挙区制度になった1996年以降、羽田氏と後継の寺島氏が議席を守り抜いた「羽田王国」だ。民主への逆風が吹いた前回も寺島氏が小差で接戦を制した。中でも、上田市での次点との差はわずか280票だ。陣営幹部は「上田を制したものが3区を制する」。今回は羽田氏の長男雄一郎参院議員が頻繁に遊説に同行する。

 「日本の未来は民間や地方にその答えがある。大きな改革をしなければ」。新聞各紙で自民優勢と報じられた4日、前回2位だった維新の井出庸生氏は、小雨が降る上田駅前で現政権への批判を繰り返していた。応援に駆けつけた江田憲司共同代表は「ぜひ勝ち抜かせて」と呼び掛けた。前回、「第三極」への期待から吹いた追い風は、今はない。井出氏は「前回以上の厳しい戦いになる」と受け止める。「与党を非難する有権者の受け皿になれるかどうかだ」と無党派層の取り込みを図る。

 「上田の悲願の国道18号バイパス全通のため、ぜひ与党の私を選挙区で送り出してほしい」。5日、上田駅前でマイクを握った自民の木内均氏は前回3位。この2年、与党議員として活動してきた成果を強調した。元佐久市議であり、前回は同市の得票はトップだったが、上田市など他の地域ではリードされた。今回は上田に事務所を構え、票の上積みを狙う。票固めのため、選挙戦終盤には安倍晋三首相が応援に入る予定だ。陣営幹部は「ここには全国的な自民優勢の雰囲気はない」と気を引き締める。

 初めて衆院選に立候補した共産・唐沢千晶氏は、県内唯一の女性候補だ。6日、佐久市であった女性集会では「暮らしや経済のほか、集団的自衛権の行使容認など問題が山積している」と「反自民」を強調し、男女間の格差にも触れた。昨年の参院選では全県で約15万5000票を得た実績もある。急な選挙で、今回は出遅れたが「皆さんの思いがこちらに向きつつある」と話し、巻き返しに手応えを感じている。

 4陣営が注視するのが前回、維新系の候補者が獲得した約3万票の行方だ。どこに流れるかで結果が左右される。「気を抜いたら負ける」。各陣営の危機感は日増しに強くなっている。(順不同)

==============

 ◇3区(4)=上田、小諸、佐久、千曲、東御市、南佐久、北佐久、小県、埴科郡
=届け出順

木内均 50 [元]県議 (1)自前=[公]

唐沢千晶 44 党県常任委員 共新

井出庸生 37 党県共同代表 (1)維前

寺島義幸 61 党県副代表 (1)民前

2423チバQ:2014/12/12(金) 20:38:44
http://www.hochi.co.jp/topics/20141212-OHT1T50025.html
【衆院選】与党空白区で代理戦争…兵庫12区
2014年12月12日6時0分 スポーツ報知
戸井田真太郎氏と山口壮氏(右) 戸井田真太郎氏と山口壮氏(右)
 兵庫12区にある赤穂市では、投開票の14日が「忠臣蔵」でおなじみの赤穂義士が討ち入りの日とあって、観光業務と選挙対策とに多忙を極めている。「赤穂義士祭」を開催する当日は祭りの警備に、投開票の投票立ち会いが加わり、400人近い人手が必要に。市役所は、市の幼稚園教諭にも応援要請するなど大わらわ。職員は「逆に討ち入られたような…」と嘆いている。(種村 亮)

 兵庫12区は自公の候補者不在で、「与党空白区」はここと福岡1区だけだ。民主党を離党したベテランの前職・山口氏と自民の兵庫県連が推す新人・戸井田氏が、ともに無所属で出馬。自民の派閥幹部が両陣営に分かれる“代理戦争”となっている。

 前回、民主公認で4選した山口氏は昨年12月に離党届を提出(その後除籍処分)。外務省時代から親交の深い二階俊博自民党総務会長の派閥に特別会員として参加し、勝って自民入りをもくろむ。二階氏は「公認かどうかは関係ない」と合流へ自信を見せている。

 長く敵だった山口氏に反発する県連は、祖父と父が同県選出の衆院議員だった戸井田氏の公認を党本部に申請したが、二階氏への配慮から見送られた。ポスターに「自民党」の文字を明記する戸井田氏は「祖父や父の思いを引き継ぐ」と正統性を主張。出陣式に麻生派の鴻池祥肇参院議員が駆け付け、「義理や人情を忘れた渡り鳥はいらない」と山口氏を非難した。

 共同通信の情勢調査では山口氏が優位に立ち、戸井田氏が後を追う展開。他に維新新人・村上氏、共産新人・堀氏が立候補している。

 ◆兵庫12区(姫路市の一部、赤穂市、相生市など)

堀譲 64 共産新
山口壮 60 無 前〈4〉
村上賀厚 55 維新新
戸井田真太郎 36 無 新

※丸数字は当選回数

2424チバQ:2014/12/12(金) 22:09:43
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579719.html
道1区、民主復権か自民死守か 横路氏と船橋氏、舌戦に熱 野呂田氏は比例票狙う(12/12 06:55)
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(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
 14日投開票の衆院選で、道内最多の有権者を擁する道1区(札幌市中央、南、西区)の選挙戦が激化している。前回衆院選で敗れ比例復活に甘んじた民主党前職の横路孝弘氏(73)、大ベテランを相手に再選を果たし地盤を固めたい自民党前職の船橋利実氏(54)が横一線。「民主党王国」の再建か「世代交代」か。道内の二大政党対決を象徴する道都で舌戦が熱を帯び、共産党新人の野呂田博之氏(56)も2000年衆院選以来となる同党の比例議席獲得に向けて声をからす。

 「1区は激烈な戦い。皆さんの1票が勝利につながる。多くの人にお声掛けをお願いします」。横路氏は11日、南区内の個人演説会で約200人の支援者を前に危機感をあらわにした。「情に訴えることは絶対にしない」(支持組織幹部)横路氏には珍しく、口調に懇願の色もにじんだ。

 「負けられない」との強い思いの背景に、前回衆院選の道内小選挙区で全敗した党勢の回復には、象徴区である1区での自身の勝利が不可欠との考えがある。

 陣営は最終盤の戦略として、地盤が弱いとされる南区の票の掘り起こしを重視。11日は同区の住宅街を回り「平和や暮らしを脅かす安倍政権の暴走を止める」と力を込めた。

 ただ、横路氏とともに後援会組織も高齢化。冬の選挙で支援者の投票行動が鈍る懸念もあり、陣営は「勝ちきる力がまだ足りない」と気を引き締める。

 「道1区で必要なのは世代交代だ」。同日、中央区の繁華街で街頭演説に立った船橋氏は、当選11回を重ねた横路氏への対抗心をむき出しにした。

 傍らには自民党の谷垣禎一幹事長の姿。公示後、同党からは安倍晋三首相、麻生太郎財務相らが相次いで道1区入りし、党を挙げて船橋氏の再選を後押しする構えだ。

 船橋氏は選挙戦に勝利し「道1区で保守の地盤を築くこと」を目標に置く。陣営は横路氏に影響力を残さないよう比例復活できない完全勝利を目指す。

 7日は街頭演説中に横路陣営の選挙カーが通りかかると「集団的自衛権を否定するのはおかしい」と強い口調で横路氏を批判し、保守派の顔をアピールした。一方で自分の名字と人気キャラクターをかけて「ふなっしーと呼ばれています」と若者に売り込むしたたかさも見せる。

 共産党の野呂田氏は11日、中央区で北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働中止を求める署名運動に加わり「原発はいらない」と参加者とともに訴えた。比例議席獲得が視野に入る中、野呂田氏は「私がどれだけ得票できるかにかかっている」と気合を入れた。

 道1区には無所属新人の飯田佳宏氏(41)も立候補している。

2425チバQ:2014/12/12(金) 22:11:38
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250907.html
師走決戦、道内12小選挙区の今 この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
高齢化、知名度 民自の不安(2014/12/02)

■道1区(札幌市中央、南、西区)

◇立候補者(届け出順)
横路孝弘 73 民前 《11》
野呂田博之 56 共新  
船橋利実 54 自前 《1》
飯田佳宏 41 無新  

 「横路さんも30年前、20年前と違って、民主党が一度政権を取ってからは穏健になられた」。11月28日、民主党北海道代表横路孝弘を札幌市内の事務所にあいさつに訪れた新党大地代表の鈴木宗男が、「2人の政治スタンスに距離はないか」とただした記者団を前にそう評すると、隣の横路は「いや、昔から穏健ですよ」とにこやかに切り返した。

 惨敗した2012年の衆院選からの反転攻勢を目指す道内民主党に、大きな援護射撃となる大地の選挙協力。横路は上機嫌だった。

 前回、自身も1区で初の苦杯をなめ、比例代表での復活当選に甘んじた横路の陣営は「今回は完勝を期する」と意気込む。

 だが、ある選対幹部は「支持者は高齢化が進み、若い世代が耳を傾けてくれない」と不安も口にする。横路自身、11月に開いた党道1区の常任幹事会で「出るかどうか考えたが出る。ご協力をお願いしたい」とあいさつし、一時は不出馬も検討したことを示唆した。負けたら後のない戦いとなる可能性がある横路。道議、市議と連日街頭に立つ。

 自民党の船橋利実の陣営にも焦りが透けて見える。

 この2年間、ほぼ毎週末札幌に戻り、支援者回りなどを続けた。それでも、2年前まで北見市選出の道議だった船橋の関係者は「たった2年で地盤を築けるわけがない」とぼやく。街頭では「横路さんに勝った人」と呼ばれ、名前が浸透していないと痛感した。

 「好きですサッポロ♪」。11月29日夜、船橋は札幌・ススキノの交差点でマイクを握り、不慣れなカラオケを歌った。スタッフらが赤いのぼりを振り、ムードを盛り上げる。「ありきたりの戦法では駄目だ」と試みたパフォーマンス。足を止める若者もおり、秘書の一人は「代議士がここまでやるとは」と気を引き締めた。

 共産党の野呂田博之は「消費税増税を決め、不況を生んだ責任は自民にも民主にもある」と批判し、存在感発揮を狙う。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250908.html
野党系分裂で情勢混沌(2014/12/02)

■道2区(札幌市北、東区)

◇立候補者(届け出順)
吉川貴盛 64 自前 《4》
池田真紀 42 無新  
松木謙公 55 維元 《3》
金倉昌俊 40 共新  


 民主党本部と維新の党による選挙区調整をめぐり情勢が目まぐるしく動いた道2区。そのさなかの11月25日、維新前職の高橋美穂(49)は午後7時から道庁で記者会見を開き、前回出馬した2区から東京17区への転出を発表した。テレビカメラの放列を前に目に涙を浮かべながら声を振り絞った。「今回、頑張ってね、という声が多かった。無念の気持ちです。私に何かが足りなかったと思う」

 2年前、維新ブームに乗って比例議席を得た。地域の会合にこまめに出席し、精力的に活動してきたとの自負がある。2区で新しいポスターを張り、事務所の開設準備も進めていた。だが、維新は候補を松木謙公に差し替え、高橋に東京行きを命じた。世論調査で高橋の数字が悪く、維新は不出馬を決めた民主党の三井辨雄が後継指名した松木に乗った、とされる。

 「心苦しい」。松木は27日の会見で、高橋への思いを語った。「私も選挙区を替えたのを思い出します」。2003年の衆院選。自由党からの出馬を予定していた松木は、民主党との合併による候補者調整で三井に2区を譲り、12区に国替えした。小選挙区制の下、政党の方針により候補者が時に将棋の駒のように選挙区を移る歴史が繰り返された。

 自民党の吉川貴盛は解散翌日の22日午前、北大で以前から頼まれていた講義を行った。終了後、「来年の札幌市議選に出ます」と吉川と名刺交換したのは聴講していた社会福祉士の池田真紀。民主党から東区の市議選に出馬するあいさつだった。

 しかし、維新との選挙協力を拒否した民主党北海道は同じ日に池田擁立の方針を決定。党公認が得られず無所属で出馬する池田は、無党派層への浸透を図る。吉川陣営は「野党系分裂は本来なら有利のはずだが、投票率が上がると池田に流れてしまう」と身構える。

 金倉昌俊を擁する共産党も過去に北区、東区で道議会の議席を得た実績がある。混沌(こんとん)とする注目区の戦いが始まる。(敬称略)

2426チバQ:2014/12/12(金) 22:12:08
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/250909.html
「政策通」同士の激戦に(2014/12/03)

■道3区(札幌市白石、豊平、清田区)

◇立候補者(届け出順)
荒井聡 68 民前 《6》
吉岡弘子 63 共新  
小和田康文 44 維新  
高木宏寿 54 自前 《1》

 「日本消防協会会長だった父繁光(しげみつ)先生(故人)には敬礼(の仕方)を教わり、政策通の高木宏寿先生には道議時代、お世話になった」。11月30日、札幌市豊平区で開かれた自民党の高木の総決起大会で知事の高橋はるみが持ち上げた。

 高木は「アベノミクスによる経済の好循環を地方経済にも波及させる」「地下鉄を清田に延伸したい」などと訴えたが、陣営関係者はこんな感想も漏らす。「もっと情に訴える演説にしてほしい」

 豊平区選出の元道議、繁光は「人をかき分けてでも握手を求めに行く根っからの政治家」(自民党関係者)だった。「ハンコーさん」と慕われ、懐かしむ人は多い。

 一方、旧拓銀行員や警察官などを経て道議の地盤を継いだ長男の高木は「誠実で優秀だが、シャイ」と評されることが多い。

 高木は「おやじとはスタイルが違う」と認める。激戦必至の3区で正念場の2期目。陣営幹部は「豊富な政策知識に父の突破力が加われば勝利は近い」と注文する。

 「若い人を集めて話がしたい。フェイスブックでもこまめに発信してほしい」。民主党の荒井聡は解散後、秘書らに指示した。派遣労働の対象拡大、原発再稼働、改憲。「安倍政権が目指す政策は若い世代が最も影響を受ける」。政策を語る口調によどみはない。

 28日には元参院議長江田五月が応援演説に駆け付け、「地味だが、霞が関の仕組みをよく知る仕事師」と荒井を評した。

 3区で過去3勝3敗、前回の比例復活などを含め当選6回の荒井は公示前の後援会の集会で「自民党と公明党の基盤がある3区で私が当選を重ねてこられたのは、保守層にも受け入れられる政治家だから。労組や旧社会党出身ではこうはいかなかった」と力説し、高木に対抗心を見せた。

 維新の党の小和田康文は行政書士。「中小企業支援を推進したい」と強調する。吉岡弘子は道内共産党唯一の女性候補。「子どもを戦地に送ってはならない」と反戦平和などを訴える。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251044.html
自・民 足場固めを優先(2014/12/04)

■道4区(札幌市手稲区、後志管内)

◇立候補者(届け出順)
鉢呂吉雄 66 民元 《7》
酒井隆裕 40 共新  
中村裕之 53 自前 《1》


 「佐藤さん、選挙を応援してもらえませんか」。衆院解散の見通しが強まった11月中旬。小樽市内の喫茶店で自民党支持の60代の企業経営者は道4区を地盤としていた元衆院議員佐藤静雄(73)と向き合った。「除名されている身だから」。佐藤は切り返した。

 佐藤は2007年の小樽市長選に出馬、現職を推薦した自民党小樽支部から除名された。今は後志管内ニセコ町で農業に打ち込む。

 ただ、佐藤には今も一定の支持者がいる。当選1回の中村裕之に前回のような追い風が期待できず、同支部は11月22日に佐藤の除名の解除を決定。佐藤の「名誉回復」を機に保守系の大同団結を狙う。

 8日後のJR手稲駅前。中村は街頭演説で、着工が決まった札樽道手稲インターチェンジの小樽方向への新設に絡め、「佐藤代議士が一生懸命頑張ってきた」と議員時代の佐藤の働きを持ち上げた。佐藤自身は「政治の世界に戻るつもりはない」と明言するが、小樽支部幹部は「静雄さんの票が見込める」と期待する。

 「看板は看板。内実は鉢呂をご支援ください」。11月24日、民主党の鉢呂吉雄は、中村の看板を掲げた4区管内の建設会社に街宣車から声をかけ、通り過ぎた。これまでなら飛び込みで会社に入って行くのが鉢呂流。ひるまず突き進む戦術が、なりを潜めている。

 11年に「放射能をうつす」発言などで経済産業相を辞任、その1年後に迎えた衆院選の得票数は09年の約3分の1に減った。初の浪人生活を送ったこの2年間は党員、サポーターなど約2千人を訪ねた。「(自民票を切り崩すより)前回離れた民主支持票を取り戻すのが効率的」と陣営幹部。まずは足場固めを優先する戦いは中村陣営と似通う。鉢呂は「あからさまな批判はなく、苦笑いで『鉢呂頑張れ』と言われる」と、微妙な空気の変化を感じている。

 酒井隆裕は、共産党の地盤が強い小樽などで「共産党以外に安倍政権と正面から戦える政党はない」と訴える。(敬称略)

2427チバQ:2014/12/12(金) 22:12:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251202.html
集大成か 世代交代か(2014/12/05)

■道5区(札幌市厚別区、石狩管内)

◇立候補者(届け出順)
鈴木龍次 54 共新  
勝部賢志 55 民新  
町村信孝 70 自前 《11》


 「同じ選挙区で北教組出身者を出すとは、首をかしげますね」。11月22日、自民党の町村信孝は党江別支部のセミナー終了後、民主党の勝部賢志との戦いについて記者団に問われ、こう答えた。2009年に道5区で町村を破った民主党候補の議員辞職に発展した政治資金規正法違反事件に、北教組幹部が関与した。教育問題に熱心で北教組に厳しい姿勢を取り続けてきた町村にとって、勝部の出身母体は格好の攻撃材料になるとみられていた。

 だが、町村はその後、北教組批判は封印している。「自民党の重鎮が新人候補にネガティブキャンペーンをしても印象は良くない」と陣営幹部。前回選挙は入院中で一度も地元入りできなかった町村。今回は健在をアピールし、公示翌日の3日、石狩市厚田区での遊説では「最後の仕事として人口減対策にも取り組みたい」と、政治家としての集大成を意識しているかのような発言も出た。政策を訴える正攻法での勝利を目指す。

 千歳市出身の勝部は江別市選出の道議を11年務め、年齢は町村より15歳下。江別や千歳で小学校の教壇に立っていた当時の教え子も多く、地元への根の張り方はこれまでの民主党候補とは違う。町村陣営は「過去最強の相手候補」と強調し、引き締めに努める。

 勝部は民主党北海道幹事長として、解散風が吹くまで来春の道知事選候補者選びに当たっていた。札幌市長上田文雄らに固辞されるなど擁立作業が行き詰まり、「最後は幹事長が責任を取って出るしかない」との声が出始めた直後の国政挑戦。11月25日の江別での事務所開きでは「やり残したこともあるが非常にすがすがしい思い」と気持ちを切り替えた。「ふるさとから新しい風を吹かせる」として、掲げるのは「世代交代」だ。

 共産党の鈴木龍次は自衛隊駐屯地がある千歳、恵庭市などで安倍政権の集団的自衛権行使容認を批判。「隊員の命を危険にさらすことは認められない」と隊員の家族らに訴えかける。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251365.html
市長選 引きずる旭川(2014/12/06)

■道6区(幌加内町を除く上川管内)

◇立候補者(届け出順)
佐々木隆博 65 民元 《2》
荻生和敏 65 共新  
今津寛 68 自前 《6》


 11月に市長選が行われたばかりの旭川市。その勝者と敗者の動向が、衆院選でも注目を集めている。

 「1カ月前には民主党の方に大変お世話になりました。佐々木さんに絶大なる支援をお願いします」。5日夜、旭川市中心部の買物公園。民主党代表の海江田万里も応援に駆け付けた佐々木隆博の街頭演説で、旭川市長の西川将人はマイクを握り、声を張り上げた。

 市長選で西川は民主党推薦を受け、自民党道議を辞職して出馬した東国幹(46)に1万3千票差をつけて3選を果たした。士別出身の佐々木は、大票田旭川の集票が課題だ。西川の演説を見ながら陣営幹部は「西川の人気は頼りになる。今後も数多く街頭に立ってもらいたい」ともくろむ。一方、西川に近い関係者は「彼は市民党を掲げ、政党を超えた支持を集めている。民主色が濃くなるのは好ましくないのだが」と懸念する。

 西川は前回、投票日前日に旭川中心部で佐々木の応援マイクを握り、自民党の今津寛陣営から「首長は一方の陣営に肩入れしないものだ」などと批判を受けた。旭川が地元の今津にとって西川の人気は脅威だ。序盤から自民圧勝の全国情勢が伝えられる衆院選。今津陣営幹部は「過度な肩入れは政権与党との関係悪化を招き、市政運営にマイナスだ」とけん制する。

 一方、市長選で敗れた東は自民党の比例名簿15位に登載された。候補が3派に分かれて争った中選挙区時代の名残が色濃い旭川で、3派の流れをくむ今津、道議会議長加藤礼一、東の関係はなお「一枚岩とはいえない」(自民党関係者)状況。「浪人中の東がなぜ」と自民陣営にさざ波が広がった。

 来春の道議選出馬を否定している東は「寝耳に水の話だ」と戸惑う。当選へのハードルは高いが支援者は「衆院選で今津当選や比例票掘り起こしに貢献できれば、政治家復帰の選択肢が広がる」と、仮に今回は届かなくても東にとって悪い話ではないと期待を抱く。

 共産党の荻生和敏は旭川市選出の道議の真下紀子らと支持を訴える。(敬称略)

2428チバQ:2014/12/12(金) 22:13:38
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251366.html
民大共闘 自民が警戒(2014/12/07)

■道7区(釧路、根室管内)

◇立候補者(届け出順)
鈴木貴子 28 民前 《1》
石川明美 63 共新  
伊東良孝 66 自前 《2》


 白い作業着姿の従業員約1300人が首相の安倍晋三を出迎え、次々と握手を求めた。衆院解散から間もない11月27日、釧路市中心部から約20キロ離れた釧路管内白糠町の水産加工会社の工場。「総理、ありがとうございました」。安倍の工場視察に同行した自民党の伊東良孝は、従業員の喜ぶ姿を見て安倍に深々と頭を下げた。

 地元の自民党関係者によると、現職首相が選挙応援で釧路地方に入るのは、1979年9月の大平正芳以来35年ぶり。安倍の目的は表向き、大票田・釧路市の中心部で伊東の応援演説をすることだったが、隠れた狙いもあった。水産加工業は、民主党の鈴木貴子の父・宗男が率いる新党大地の支持基盤の一つ。7区は接戦になるとみて、地元最大の加工会社で大地票の切り崩しをもくろんだ。

 当選2回で党道連会長を務める伊東だが、今回は「最も厳しい戦い」となりふり構わない。30日には党7区支部に北方領土対策委員会を立ち上げ、宗男がライフワークとする北方領土問題にも積極的に取り組む姿勢をアピールした。

 対する鈴木陣営は、首相応援を察知すると、大地を全面支援する歌手・松山千春の応援演説を急きょ設定。首相より1日早い26日に先手を打つ形で釧路市内で開催し、松山は公示後もコンサートの合間をぬって応援に駆け付けた。

 大地代表代理の鈴木が民主公認で出馬した7区は民・大協力の象徴区。2年前の前回選挙での鈴木と民主候補の得票を単純に足すと伊東との差は400票弱。鈴木は労働組合からの支援も意識し、演説では「働く者の味方として」というフレーズを繰り返す。鈴木陣営幹部は「前回と違い、労組も『勝てる選挙』と動きがいい」と見る。が、重複立候補した比例名簿で単独1位になり、「当選がほぼ確実になった、と運動に勢いがなくなることが心配」とも漏らす。

 2度目の衆院選となる共産党の石川明美は「反自民の受け皿となる」と強調。消費税増税中止などを訴える。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251367.html
「反大間」票めぐり攻防(2014/12/08)

■道8区(渡島、檜山管内)

◇立候補者(届け出順)
原田有康 66 共新  
逢坂誠二 55 民元 《2》
前田一男 48 自前 《1》


 「危ない燃料を大間がやめて、他(の原発)でやってくださいというのは、国政の場にいる政治家としていかがなものか」

 函館市内で11月30日に開かれた函館青年会議所主催の公開討論会。青森県大間町で建設中の電源開発大間原発をめぐり、民主党の逢坂誠二がかみついた。自民党の前田一男が「大間が動かないなら、それ以外の原発で(核燃料サイクル事業の柱の一つである)プルサーマル計画を進めていけばいい」と発言したのに即座に反応した。

 猛毒のプルトニウムを再利用するプルサーマル計画の一翼を担う大間原発には、最短距離23キロにある函館市民が党派を超えて反発。市は4月、建設差し止めを求めて提訴した。選挙戦でも両者そろって「反対」を唱える。

 公示前、前田は「東日本大震災後、工事を再開させたのは、民主党の枝野幸男幹事長(当時経済産業相)だ」と盛んに攻撃。防戦を強いられた逢坂陣営は、枝野からの「応援に入りたい」という打診を「わが陣営はすねに傷を持つ。逢坂の足を引っ張る人には来てほしくない」(幹部)と突っぱねるほど神経質になっていた。

 逢坂にとって、前田の「他の原発で」発言は格好の反撃材料となった。浪人中の2年間、脱原発を進めるドイツなどを視察し、エネルギー政策転換を訴えてきた。「自分の地域だけ良ければいいのか」と逢坂は今、語気を強める。

 思わぬ反攻に遭った前田の言葉も日に日に熱を帯び、函館商工会議所の政治団体から推薦状を受け取った今月5日、経済人たちを前に「私が盾となって政権中枢に伝え、大間原発工事を中止させてみせる」としゃがれ声で言い切った。

 同じく大間建設中止を訴える共産党の原田有康は「自民党に原発をやめる気はない。大間建設を容認したのは民主党。党の政策と違うことを言う政治家はどうなのか」と両者を批判。「反大間」票が大勢とみられる人口27万人の大票田・函館をめぐる攻防はヒートアップするばかりだ。(敬称略)

2429チバQ:2014/12/12(金) 22:14:19
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251469.html
宙に浮く鳩山票、争奪戦(2014/12/09)

■道9区(胆振、日高管内)

◇立候補者(届け出順)
山岡達丸 35 民元 《1》
工藤良一 60 共新  
堀井学 42 自前 《1》


 「山岡を応援してもらえないか。父親にも直接頼まれた」

 衆院解散が迫った11月のある日、元首相鳩山由紀夫の総連合後援会幹事長を務めた加藤徳治郎(83)の室蘭市の自宅に、鳩山から電話がきた。民主党の山岡達丸の父で元党副代表の賢次(71)からの依頼を伝えた鳩山。結果、加藤ら鳩山の選挙を支えた面々が山岡選対本部の顧問に名を連ねた。

 前回衆院選で山岡が得たのは約6万票と、自民党の堀井学の半分。民主党への大逆風に加え、最盛期は13万人に上った旧鳩山後援会の票が流動化した結果だ。今回も各候補にとって宙に浮く鳩山票の取り込みは大きな課題となる。

 山岡陣営は政策ビラに鳩山との写真を掲載。13日には鳩山が苫小牧で応援演説も行う。選対は「総合的にプラスになる」と元首相の知名度に期待する。ただ、山岡自身の西胆振での活動はこの2年、不足気味。鳩山系列とされていた伊達市、登別市の各民主党道議も8日までの選挙戦で山岡の選挙カーに同乗していない。2人は来春の道議選に無所属での出馬を検討中で、民主色を薄めている形だ。

 相手陣営の隙を突くように堀井は選挙公示の2日、登別入りした選挙カーから民主党道議の事務所に「いつか同じ方向を向き頑張りましょう」と呼び掛けた。堀井はこの2年間、催しや企業回りを重ね、鳩山支持の個人や企業の取り込みを図ってきた。「多くの有権者と触れ合った」と胸を張る。

 しかし「地域をよく歩いているが戦略がない。支持を広げる地方議員も少ない」と陣営幹部。西胆振で自民党籍がある道議は胆振管内の1人。室蘭では2011年の道議選で保守系新人が自民を離党して現職を破った分裂選挙のしこりが残り、党室蘭支部の結束は道半ばだ。道議、市議のラインが弱く、旧鳩山王国に確たる足場を築いたといえる段階には至ってない。

 共産党の工藤良一は消費税増税反対や原発再稼働反対などを掲げ、鳩山票の中でも旧社会党寄りの票の取り込みを図る。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251614.html
自公協力 残るすきま風(2014/12/10)

■道10区(空知、留萌管内、上川管内幌加内町、宗谷管内幌延町)

◇立候補者(届け出順)
木村賢治 63 共新  
神谷裕 46 民新  
稲津久 56 公前 《2》


 公明党の稲津久が比例代表道ブロックの自民党前職渡辺孝一に近づいた。衆院が解散した11月21日午後。本会議場での一幕だ。「また、よろしくお願いします」。稲津が右手を差し出すと、渡辺は戸惑いながら握り返した。

 前岩見沢市長の渡辺は前回、10区での出馬を目指したが、公明党との協力を重視する自民党本部の要請で比例単独1位に回り稲津を支援。共に当選を果たした。

 渡辺は今回も、10区出馬を模索する動きを見せた。自民党の地元支部には「無所属でも10区で戦うべきだ」との強硬論さえ出たほどだ。前回と同じ処遇に、支部の会合で渡辺が党員の反発を受ける場面もあった。渡辺は「2回続けての苦渋の選択。申し訳ない。これは党の決定だ。稲津さんを落とせない」と頭を下げた。

 自公協力にすきま風が残る10区で首相の安倍晋三や官房長官の菅義偉ら政権中枢からも稲津への応援が入る。稲津陣営は「自民党を信じるだけ」と語るのみだ。だが渡辺周辺には「3度目の比例はない」と悲願の小選挙区出馬への思いもくすぶる。次回、うずみ火が猛火になる恐れは否定できない。

 民主党の神谷裕は前回8選を目指して落選した小平忠正の秘書を長年務めた。その経験から「10区の課題を熟知している」と白羽の矢が立った。本人への打診から党の正式発表までわずか一晩。急転直下の擁立劇だった。小平は「事前に何の話もない」と反発し、選挙戦には一切、姿を現さない。

 小平を親子2代にわたり支えた「小平党」の主軸だった農民組織も前回の敗北を機に小平離れが進み、今回は自主投票に。「このままでは空知、留萌の農業が壊れてしまう」。農業者に呼び掛けるように神谷は演説で必ずこの言葉を口にする。陣営は「現在の農政に対する批判の受け皿になれるのはうちしかない」と期待をつなぐ。

 前回に続く2度目の挑戦となる共産党の木村賢治は「消費税増税は中止させる」と訴え、無党派層への支持拡大を図る。(敬称略)

2430チバQ:2014/12/12(金) 22:15:12
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251737.html
民・自とも足元に不安(2014/12/11)

■道11区(十勝管内)

◇立候補者(届け出順)
三津丈夫 68 民新  
畑中庸助 63 共新  
中川郁子 55 自前 《1》


 4日夜、帯広市内で開かれた民主党と新党大地の合同演説会。民主党から7区に出馬している鈴木貴子(大地代表代理)が応援に駆けつけた。鈴木は「石川後援会、新党大地後援会の皆さん。香織さんがどんな思いで三津候補の名前を言っているのか、よくよく分かるでしょう」と述べ、民主党の三津丈夫への支援を呼びかけた。

 三津の選対本部長は、前回大地公認で出馬した石川知裕の妻香織が務める。石川は政治資金規正法違反事件で有罪が確定し、3年間の公民権停止中。次の衆院選での石川擁立を視野に入れる民主党は今回、道議選帯広市(定数3)で当選5回を重ねてきた三津が道議を辞職し、「つなぎ役」を買って出た形だ。鈴木は言外に「石川のために、今回は三津を応援してほしい」との意味を込めた。

 だが、保守系が多い大地関係者の間には、微妙な空気が漂う。ある支持者は「比例は鈴木のために『民主』と書くが、選挙区は白票で出すつもりだ」と言ってはばからない。どんなに支援しても、三津が落選すれば来春の道議選に出馬し、大地系の現職山崎泉と競合するとの疑念が消えないのだ。

 「政治家人生で、これが恐らく最後の戦い」。三津は大地サイドの空気を察し、こう強調する。昨年の参院選道選挙区の十勝管内での得票数は自民5万5千票に対し、民主、大地各候補の合計は6万8千票。民・大連携がフル回転するかどうかが終盤戦の鍵を握る。

 再選を目指す自民党の中川郁子も、やはり帯広市の道議選に絡んで足元に不安を抱える。9月の内閣改造に伴い農水政務官に就任。三津の出馬表明が解散当日の11月21日と出遅れたのを尻目に優勢に戦いを進めているが、道議選では保守系から4人が名乗りを上げる分裂含みの様相となり、党内は混乱が続いている。党道11区支部幹部は「互いに疑心暗鬼になりながら戦っている」と声を潜める。

 共産党は帯広市長選に出馬経験のある畑中庸助を擁立、消費税再増税の中止を訴える。(敬称略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2014shuin_siwasukessen/251890.html
自・民陣営 道議選が影(2014/12/12)

■道12区(オホーツク管内、幌延町を除く宗谷管内)

◇立候補者(届け出順)
水上美華 32 民新  
武部新 44 自前 《1》
菅原誠 41 共新  


 「引退したおやじさんが島まで足を運んでくれるなんて。本当にありがたい」。衆院選公示後の5日、宗谷管内の礼文島。お忍びで現れた元自民党幹事長の武部勤が息子・新への支援を訴え、古参の支持者から熱烈な歓迎を受けた。

 前回2012年の衆院選で父から地盤を引き継いだ新は、今回の選挙を自立して戦う「初陣」と位置付ける。勤は2日の出陣式こそ姿を見せたが、「余計な口出しをしないことが支援だ」と語り、選挙の表舞台から姿を消していた。

 ただ、その動向を気にする関係者は少なくない。北見市選出道議から前回の選挙で道1区に転出した前衆院議員、船橋利実との関係が、来春の道議選に向けてクローズアップされているからだ。

 勤の後継を狙っていた船橋の支持者には「船橋は札幌に追いやられた」との思いがある。船橋は北見に基盤を残すことを狙い、8月に弟で建設会社社長の賢二を来春の道議選に擁立することを決定。だが武部親子に近い自民党北見支部の一部は「船橋家は外様」と反発し、別の候補擁立を模索してきた。対立がピークに達していた時に衆院が解散された。

 公示前日の1日、新の選対幹部は船橋後援会に協力を要請。「一時休戦」となったが、互いにわだかまりが解けたわけではない。

 民主党の水上美華の陣営にも来春の道議選が影を差す。出馬が遅れた水上にとって新党大地との連携は最重要課題だが、12区内の道議選北見市、オホーツク西部とも民主、大地両党の候補がそれぞれ出馬を予定し、競合するからだ。

 5日、北見市内での水上の個人演説会。北見市選出の大地系の道議鳥越良孝と、民主党から道議選に出る元北見市議の長南幸子が同じ壇上に並んだ。民主党関係者はささやく。「今は割り切って戦うしかない」

 共産党の菅原誠は3度目の挑戦。特定秘密保護法廃止など訴え、比例票の上積みを狙う。(敬称略)

2431チバQ:2014/12/12(金) 22:16:35
http://yamagata-np.jp/news/201412/12/kj_2014121200271.php
【2014衆院選】知事名の激励文、阿部陣営に届く 総決起大会で披露
2014年12月12日 09:53
 衆院選県3区に出馬している無所属前職の阿部寿一候補の陣営が11日夜に酒田市内で開いた総決起大会の席上、吉村美栄子知事名で寄せられた激励のメッセージが読み上げられた。

 吉村知事の後援会幹部によると、知事後援会で役員を務める阿部氏の支援者から依頼があり、後援会として対応し、その後、吉村知事に報告したという。知事後援会の幹部は「組織的な支援を行うわけではない。後援会の重鎮から要請を受け、対応した」と話している。

 メッセージは「阿部候補と共に、引き続きあったかい県政の実現に努力していく。必勝を祈念申し上げる」などの内容。

 吉村知事は公示前の先月30日、県2区の民主前職、近藤洋介候補の事務所を激励に訪問。その後は県議会開会などを理由に、衆院選期間中は特定候補の支援を行わないとしていた。

2432チバQ:2014/12/12(金) 23:00:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000001-kyt-l26
嘉田学長の民主支援に自民抗議 大学反論「信条の自由」
京都新聞 12月12日(金)8時38分配信

 滋賀県の前知事でびわこ成蹊スポーツ大(大津市)の嘉田由紀子学長が、衆院選で民主党の候補者を支援していることに対し、自民党滋賀県連が「教育の政治的中立を大きく損なう」と抗議する文書を同大学の運営法人に送り、法人が「勤務時間外の活動は制限されない」と文書で反論していたことが11日、分かった。
 自民県連は8日付で学校法人大阪成蹊学園の石井茂理事長に宛てた文書で、多額の税金から私学振興の補助金が出ているとした上で「特定の政党、候補を応援するのは公平中立であるべき学長のとるべき姿とは考えられない」と批判。「しかるべき対応を取らざるを得ない場合も生じる」「政権与党としても大きな危惧を抱かざるを得ない」として、嘉田氏に「節度ある行動」を促すよう求めた。
 一方、同法人側は10日に同県連の佐野高典幹事長宛てに反論文書を送付。学内での政治活動や地位を利用した活動は制限しているが、「勤務時間外に個人の立場で憲法に保障される思想・信条の自由に基づく行動まで制限されるものでない」と説明した。また自民党参院議員も私立大学の法人理事長を兼務していた例があると指摘した。
 佐野幹事長は「街頭で選挙活動に動いたので文書を送った。理事長の回答に『節度ある行動について学長に伝えた』とあり、今後の対応を見守る」としている。嘉田氏は「日本や滋賀県のためになる政策が進むよう、個人の立場で活動している。政治活動の自由を制限する不当で過剰な介入だ」と話している。
 今回の衆院選で嘉田氏は滋賀3区の民主党新人の後援会長に就任。滋賀2区と4区でも民主候補の応援演説などを行っている。

2433チバQ:2014/12/12(金) 23:14:54
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50004.html
北海道
2014年12月12日 11時26分
 衆院選小選挙区北海道の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


北海道1区 札幌市中央・南・西区

横路孝弘73民 前《11》(元)衆院議長(比)
野呂田博之56共 新 党道委員
船橋利実54自〈麻〉前《1》(元)道議〈公〉(比)
飯田佳宏41無 新 (元)衆院議員秘書

横路と船橋 譲らず

 横路と船橋が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。北海道知事と衆院議長を務めた横路は民主支持層の8割超を固め、無党派層でも大きくリードしている。船橋は自民支持層の7割を固めたが、公明支持層の支持が5割にとどまっている。

北海道3区 札幌市白石・豊平・清田区

荒井聰68民 前《6》(元)国家戦略相(比)
吉岡弘子63共 新 党地区常任委員
小和田康文44維(日維)新 行政書士(比)
高木宏寿54自〈二〉前《1》党内閣副部会長〈公〉(比)

高木と荒井 激戦続く

 高木と荒井が互角の激しい戦いを続けている。高木は自民支持層の8割をまとめ、公明支持層でも7割に浸透。サラリーマンからの支持が目立っている。前回比例復活の荒井は民主支持層の8割強を固めた。無党派層への浸透で先行している。

北海道4区 札幌市手稲区、小樽市など

鉢呂吉雄66民 元《7》(元)経済産業相(比)
酒井隆裕40共 新 党地区常任委員
中村裕之53自〈麻〉前《1》党農林副部会長〈公〉(比)

中村と鉢呂 横一線

 中村と鉢呂が横一線の激しい戦いを続けている。中村は自民支持層の8割弱をまとめ、農林水産業とサラリーマンからの支持でリードする。鉢呂も民主支持層の8割弱を固め、無党派層への浸透では先行する。終盤は札幌市の住宅街での活動に力を入れている。

北海道6区 旭川市、富良野市など

佐々木隆博65民 元《2》(元)農水副大臣(比)
荻生和敏65共 新 党道委員
今津寛68自〈額〉前《6》党安保調査会長〈公〉(比)

今津・佐々木 もつれる

 今津と佐々木が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。今津は自民支持層の8割超、公明支持層の8割を固めた。サラリーマンや商工自営業への浸透で先行する。佐々木は民主支持層の9割弱をまとめ、無党派層の取り込みで優位に立つ。

北海道7区 釧路市、根室市など

鈴木貴子28民(大)前《1》(元)NHK職員(比)
石川明美63共 新 (元)釧路市議
伊東良孝66自〈二〉前《2》党道会長〈公〉(比)

伊東が抜け出す

 伊東が抜け出し、優位に立っている。自民支持層の8割超を固め、幅広い年代で支持を集めている。農林水産業や商工自営業などで先行する。公示直前に民主に移った鈴木は、民主支持層の8割超をまとめた。無党派層で先行するが、若年層で伸び悩んでいる。

2014年12月12日 11時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2434チバQ:2014/12/12(金) 23:16:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50028.html
岩手県
2014年12月12日 11時20分
 衆院選小選挙区岩手の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


岩手4区 花巻市、北上市、奥州市など

藤原崇31自〈町〉前《1》(元)参院議員秘書〈公〉(比)
高橋綱記67共 新 (元)旧花巻市議
小沢一郎72生(未)前《15》党代表(比)

小沢・藤原 並ぶ

 16選を目指す小沢と藤原が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。小沢は生活支持層の9割をまとめ、民主支持層や維新支持層にも浸透。40歳以上の年代でリードする。藤原は自民支持層の7割を固めた。20〜30歳代では6割超の支持を集めている。

2014年12月12日 11時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50030.html
秋田県
2014年12月12日 11時16分
 衆院選小選挙区秋田の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


秋田1区 秋田市

伊藤正通63社 新 (元)県教組委員長(比)
冨樫博之59自 前《1》(元)県会議長〈公〉(比)
寺田学38民 元《3》(元)首相補佐官(比)
山内梅良66共 新 (元)県議 

冨樫が差広げる

 序盤でわずかなリードだった冨樫が、寺田との競り合いからやや抜け出した。冨樫は自民支持層の7割超を固めた。幅広い年齢層に浸透し、商工自営業などで大きくリードする。寺田は民主支持層の9割に浸透しているが、無党派層からの支持が2割超にとどまる。

秋田3区 横手市、湯沢市、由利本荘市など

村岡敏英54維(日維)前《1》(元)衆農水委理事(比)
我妻桂子60共 新 党県委員
御法川信英50自 前《3》財務副大臣〈公〉(比)

御法川・村岡 競る

 御法川が村岡と横並びのまま、終盤にもつれ込み、予断を許さない情勢だ。御法川は自公支持層を手堅くまとめたが、無党派層への浸透は2割超にとどまる。村岡は維新支持層の8割超、民主支持層の6割を固めたほか、無党派層の3割弱に浸透している。

2014年12月12日 11時16分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50043.html
山形県
2014年12月12日 11時14分
 衆院選小選挙区山形の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


山形2区 米沢市、東根市、尾花沢市など

近藤洋介49民 前《4》(元)経産副大臣(比)
白根沢澄子64共 新 (元)米沢市議
鈴木憲和32自 前《1》(元)農水省職員〈公〉(比)

鈴木と近藤 激戦

 鈴木と近藤が互角の激しい戦いを続けている。元農水省官僚の鈴木は自民、公明両党支持層を手堅くまとめるが、農林水産業への浸透は3割台と伸び悩んでいる。近藤は民主支持層をほぼ固め、無党派層でも健闘。農林水産業や専業主婦でリードしている。

山形3区 鶴岡市、酒田市、新庄市など

阿部寿一55無 前《1》(元)酒田市長
吉田大成45民 新 (元)神奈川県議(比)
長谷川剛36共 新 党地区副委員長
加藤鮎子35自 新 (元)衆院議員秘書〈公〉(比)
佐藤誠66無 新 タクシー運転手

加藤・阿部 自民層争奪

 加藤と阿部が接戦の色合いを深め、予断を許さない状況だ。加藤は元自民党幹事長の父・紘一の地盤を受け継ぐが、自民支持層への浸透は6割台にとどまる。元酒田市長の阿部は自民支持層の2割超を取り込み、無党派層の4割の支持を得ている。

2014年12月12日 11時14分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2435チバQ:2014/12/12(金) 23:17:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50095.html
栃木県
2014年12月12日 11時06分
 衆院選小選挙区栃木の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


栃木2区 鹿沼市、日光市、さくら市など

福田昭夫66民 前《3》党県代表(比)
西川公也71自〈二〉前《5》農相〈公〉(比)
阿部秀実55共 新 党地区委員 

西川に福田追いつく

 序盤は西川が一歩リードしていたが、西川と福田が互角の激しい戦いで終盤にもつれ込んでいる。西川は自民支持層の7割に浸透するが、無党派層への浸透は1割台と伸び悩む。福田は民主支持層の8割をまとめ、無党派層でも3割に浸透し、先行している。

栃木3区 大田原市、那須塩原市など

簗和生35自〈町〉前《1》党県副会長〈公〉(比)
秋山幸子63共 新 (元)足尾町議
渡辺喜美62無(み)前《6》(元)金融相

渡辺、無党派支持伸びず

 簗と渡辺が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。簗は幅広い年齢層に浸透し、自民支持層も6割超をまとめた。みんなの解党で無所属となった渡辺は、個人後援会の引き締めを図るが、民主、維新両党支持層や無党派層で思うように差を付けられずにいる。

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埼玉県
2014年12月12日 11時02分
 衆院選小選挙区埼玉の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


埼玉5区 さいたま市西・大宮・中央区など

山本悠子62共 新 党地区役員
牧原秀樹43自 前《2》党副幹事長〈公〉(比)
枝野幸男50民 前《7》党幹事長(比)

牧原・枝野 競り合い

 牧原と枝野が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。牧原は自民支持層の7割超、公明支持層の8割超をまとめ、60歳以上で支持を広げる。7期連続当選の枝野は、民主支持層の9割を固めた。3割強に浸透する無党派層のさらなる取り込みに力を入れる。

埼玉6区 鴻巣市の一部、上尾市など

大島敦57民 前《5》党県代表(比)
戸口佐一64共 新 党地区常任委員
中根一幸45自〈町〉前《2》外務政務官〈公〉(比)

大島、維新支持層に浸透

 4度目の対決となる大島と中根の横並びの接戦が続く。大島は、民主支持層の9割弱を固め、共闘する維新支持層の6割超をまとめた。無党派層にも浸透している。中根は、女性の支持で大島を上回るが、自民支持層は6割弱しかまとめ切れていない。

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2436チバQ:2014/12/12(金) 23:19:27
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東京都
2014年12月12日 10時58分
 衆院選小選挙区東京の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


東京1区 千代田区、港区、新宿区

渡辺徹36次(日維)新 経営指導業(比)
冨田直樹38共 新 党地区常任委員
又吉光雄70諸 新 政治団体代表
海江田万里65民 前《6》党代表(比)
山田美樹40自〈町〉前《1》党経産副部会長〈公〉(比)
野崎孝信27無 新 商社員

山田・海江田 伯仲

 山田と海江田が接戦の色合いを深め、最後まで予断を許さない情勢だ。山田は自民支持層の7割を固め、全年齢層から支持を集める。男性の支持でも先行する。前回比例復活で、党代表として雪辱を期す海江田は民主支持層に加え、野党支持層の大半も取り込んだ。

東京3区 品川区、大田区の一部、島部

松原仁58民 前《5》(元)国家公安委長(比)
石原宏高50自〈石〉前《2》(元)外務政務官〈公〉(比)
香西克介38共 新 党准中央委員

松原、自民層に食い込む

 5度目の顔合わせとなる松原と石原が前回に続き、互角の激しい戦い。松原は、民主支持層の8割超を固めたほか、自民支持層の2割強にも食い込む。前回勝利した石原は、陣営の引き締めを強めるとともに、先行されている無党派層への浸透に力を入れる。

東京7区 渋谷区、中野区

太田宜興38共 新 党地区常任委員
長妻昭54民 前《5》(元)厚生労働相(比)
吉田康一郎47次(日維)新 (元)都議(比)
松本文明65自〈町〉前《2》(元)総務政務官〈公〉(比)

長妻・松本 予断許さず

 長妻と松本が横一線で、最後まで予断を許さない情勢だ。厚生労働相として年金記録問題に取り組んだ長妻は、70歳代以上や専業主婦の支持が厚く、野党各党の支持層に浸透。松本は自民支持層の7割超をまとめ、公明支持層のさらなる取り込みを目指す。

東京15区 江東区

猪野隆49無(日維)新 (元)国税局職員
柿沢未途43維(結)前《2》党政調会長(比)
秋元司43自〈二〉前《1》党内閣部会長〈公〉(比)
吉田年男66共 新 党地区委員長

秋元と柿沢 横並び

 秋元が柿沢と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。秋元は自民支持層の6割強、公明支持層の8割を固め、サラリーマンへの浸透で先行している。柿沢は維新支持層の9割弱、民主支持層の5割強をまとめ、無党派層でもリードしている。

東京18区 武蔵野市、府中市、小金井市

土屋正忠72自 前《2》(元)総務政務官〈公〉(比)
菅直人68民 前《11》(元)首相(比)
結城亮44共 新 党地区委員

土屋と菅が接戦

 土屋と菅が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。土屋は自民支持層の8割、公明支持層の6割超を固め、各年代に幅広く浸透している。菅は民主支持層から9割の支持を集めている。2割に浸透し、やや先行する無党派層での支持拡大を図っている。

東京21区 立川市、昭島市、日野市

長島昭久52民 前《4》(元)防衛副大臣(比)
小田原潔50自〈町〉前《1》党外交副部会長〈公〉(比)
吉岡正史40共 新 党准中央委員(比)

長島、無党派で先行

 長島と小田原が、互角の激しい戦いを繰り広げており、予断を許さない情勢だ。長島は民主支持層の8割超を固めた。無党派層で先行している。小田原は自民、公明支持層の6割超を固めた。専業主婦の3割に浸透し、女性の支持で上回る。

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2437チバQ:2014/12/12(金) 23:21:21
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千葉県
2014年12月12日 10時54分
 衆院選小選挙区千葉の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


千葉1区 千葉市中央・稲毛・美浜区

門山宏哲50自 前《1》弁護士〈公〉(比)
田嶋要53民 前《4》(元)経産政務官(比)
吉田直義27共 新 民青地区委員長
田沼隆志38次(日維)前《1》党政調副会長(比)

田嶋・門山 デッドヒート

 田嶋と門山がデッドヒートのまま、終盤にもつれ込んでいる。田嶋は、サラリーマンに支持を広げ、民主支持層を手堅くまとめる。無党派層にも浸透する。門山は公明との連携を強調。地元をこまめに回り、6割にとどまっている自民、公明支持層の上積みを図る。

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神奈川県
2014年12月12日 10時52分
 衆院選小選挙区神奈川の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


神奈川4区 横浜市栄区、鎌倉市など

山本朋広39自 前《2》文部科学政務官〈公〉(比)
浅尾慶一郎50無(み)前《2》(元)参院議員
荻原隆宏44無(民)新 (元)横浜市議
加藤勝広70共 新 党地区委員

浅尾 リード保つ

 浅尾が一歩リードを保ち、山本が追いかける。みんなを解党し、無所属で出馬した浅尾は、サラリーマンの支持を伸ばし、無党派層の5割弱にも浸透している。山本は、自民党幹部が続々と応援に駆けつけているが、自民支持層の6割台しか固められていない。

神奈川9区 川崎市多摩・麻生区

中山展宏46自 前《1》党財金副部会長〈公〉(比)
堀口望38共 新 党県委員
笠浩史49民 前《4》(元)文科副大臣(比)
椎名毅39維(結)前《1》党財務副局長(比)

中山、男性から支持

 中山と笠が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。中山は、自民支持層の7割超をまとめ、男性の支持でリードする。前回、県内の民主候補で唯一小選挙区を制した笠は、民主支持層の7割強に浸透し、自民支持層の一部も取り込む。椎名は追い上げを図る。

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山梨県
2014年12月12日 10時50分
 衆院選小選挙区山梨の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


山梨1区 甲府市、甲斐市、北杜市など

中島克仁47民(み)前《1》診療所院長(比)
遠藤昭子63共 新 党県委員(比)
宮川典子35自〈麻〉前《1》党文科副部会長〈公〉(比)

宮川、やや優位に

 宮川がやや優位に立ち、中島が追い上げる。宮川は自民支持層の8割を固め、女性の支持で大きくリードする。中島は民主支持層の8割超をまとめ、無党派層でも先行するが、候補者擁立を見送った維新支持層を取り込みきれていない。

山梨2区 富士吉田市、都留市、山梨市など

秋山晃一61共 新 (元)富士吉田市議
長崎幸太郎46無 前《2》(元)財務省職員
堀内詔子49自〈岸〉前《1》党厚労副部会長〈公〉(比)

長崎を堀内が猛追

 長崎が優位な情勢になりつつあり、堀内が激しく追い上げる。自民への復党を目指す長崎は、二階総務会長の支援を受けて自民支持層の4割弱に浸透し、野党支持層も大半を取り込んだ。堀内は、自民支持層の5割を固めたが、公明支持層でリードを許している。

2014年12月12日 10時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2438チバQ:2014/12/12(金) 23:22:54
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新潟県
2014年12月12日 10時46分
 衆院選小選挙区新潟の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


新潟3区 新発田市、村上市、五泉市など

伊藤誠40共 新 党県委員
黒岩宇洋48民 元《1》(元)法務政務官(比)
斎藤洋明38自〈麻〉前《1》(元)内閣府職員〈公〉(比)

黒岩に主婦層の支持

 黒岩と斎藤の接戦が続いている。黒岩は農林水産業と商工自営業の5割近くに食い込み、専業主婦の4割強も固める。民主支持層からは9割強の支持を受ける。斎藤はサラリーマンに浸透し、自民支持層の8割弱、公明支持層の半数程度を固めた。

新潟4区 三条市、加茂市、見附市など

菊田真紀子45民 前《4》党幹事長代理(比)
西沢博34共 新 党県常任委員
金子恵美36自〈二〉前《1》(元)県議〈公〉(比)

金子、一歩抜け出す

 金子が菊田との競り合いから一歩抜け出した。金子は自民支持層の9割近く、公明支持層の8割の支持を固めた。農林水産業からサラリーマンまで幅広い職業で支持を広げる。菊田は民主支持層の9割超を固めたが、無党派層で大差を付けることができていない。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50037.html
長野県
2014年12月12日 10時38分
 衆院選小選挙区長野の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


長野1区 長野市の一部、須坂市など

宮沢隆仁59次(日維) 前《1》党副幹事長(比)
武田良介35共 新 党県常任委員
篠原孝66民 前《4》(元)農水副大臣(比)
小松裕53自〈額〉前《1》内科医師〈公〉(比)

篠原・小松 なお互角

 篠原と小松の互角の激しい戦いが続く。篠原は民主支持層の9割、無党派層の3割超を固めた。環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴え、農林水産業の5割の支持を得る。小松は自民支持層の7割超を固めた。無党派層への浸透が課題だ。

長野3区 上田市、佐久市、千曲市など

木内均50自〈二〉前《1》(元)県議〈公〉(比)
唐沢千晶44共 新 党県常任委員
井出庸生37維(結)前《1》党県共同代表(比)
寺島義幸61民 前《1》(元)県会議長(比)

三つどもえ続く

 井出、木内、寺島による三つどもえの激戦が続く。井出は維新支持層の8割超、無党派層の3割超に浸透。木内は6割超にとどまる自民支持層の支持拡大を急ぐ。前回、民主新人として小選挙区で唯一当選した寺島は、1割にとどまる無党派層の伸びがカギだ。

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愛知県
2014年12月12日 10時30分
 衆院選小選挙区愛知の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


愛知5区 名古屋市中村・中川区など

藤井博樹37共 新 党地区常任委員
赤松広隆66民 前《8》(元)農相(比)
神田憲次51自〈町〉前《1》税理士(比)
安田庄一47次 新 玩具商社顧問(比)

「振り子」区 接戦続く

 自民と民主が交互に議席を奪い合う激戦区で、赤松が神田と横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。赤松は民主支持層の8割、無党派層の3割をまとめた。神田は自民支持層の6割強を固めたが、公明支持層の支持が5割強にとどまっている。

愛知11区 豊田市の一部、みよし市

八木哲也67自 前《1》(元)豊田市議(比)
古本伸一郎49民 前《4》(元)財務政務官(比)
牧田充生60共 新 繊維卸業 

古本・八木 互角の戦い

 古本と八木が互角の戦いを展開している。古本は支持基盤の労組をフル稼働させて民主支持層の支持を9割強に伸ばし、政権批判票の6割弱も取り込んだ。八木は自民支持層の8割弱をまとめたが、30〜60歳代で弱く、無党派層の支持で差をつけられている。

愛知13区 碧南市、刈谷市、安城市など

宮地勲60共 新 党地区委員
大西健介43民 前《2》(元)衆院議員秘書(比)
大見正56自〈麻〉前《1》党文科副部会長(比)

大西・大見 競り合い

 大西と大見が横一線の接戦で、最後まで予断を許さない情勢だ。大西は民主支持層の8割強、無党派層の3割弱から支持を受ける。大見は自民支持層の7割強を固めた。3割弱にとどまっている公明支持層の票固めと、無党派層の取り込みに全力を挙げている。

2439チバQ:2014/12/12(金) 23:24:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50089.html
滋賀県
2014年12月12日 10時26分
 衆院選小選挙区滋賀の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


滋賀1区 大津市、高島市

川端達夫69民 前《9》党国対委員長(比)
佐藤耕平32共 新 党県常任委員
大岡敏孝42自〈二〉前《1》党県幹事長代行〈公〉(比)

大岡・川端 横並び

 大岡と川端の互角の戦いのまま、終盤戦に突入した。大岡は自民支持層の8割を固め、公明支持層の8割弱から支持を得ている。川端は、民主支持層の8割以上を固めたが、序盤で約4割を取り込んだ無党派層の支持を3割弱に落とし、勢いに陰りが出ている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50083.html
京都府
2014年12月12日 10時22分
 衆院選小選挙区京都の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


京都3区 京都市伏見区、向日市など

泉健太40民 前《4》党府会長(比)
清水鴻一郎68維(日維)前《2》党府幹事長(比)
宮崎謙介33自〈二〉前《1》党府副会長〈公〉(比)
石村和子64共 新 党府委員(比)

泉、主婦層から支持

 泉と宮崎が競り合ったまま、終盤にもつれ込んでいる。泉は民主支持層の8割を固め、専業主婦からの支持も他の候補者を上回っている。宮崎は自民支持層の6割強から支持を取り付けたが、一部が泉に流れるなど伸び悩んでいる。無党派層への浸透も課題だ。

京都6区 宇治市、城陽市、八幡市など

山井和則52民 前《5》(元)党国対委員長(比)
安藤裕49自 前《1》党府副会長〈公〉(比)
上條亮一28共 新 党府委員 

安藤と山井 互角

 安藤と山井の互角の戦いが続いており、予断を許さない情勢だ。安藤は自民、公明支持層の7割以上を固め、国替えで候補者不在となった維新支持層にも食い込んでいる。小選挙区で4回連続当選している山井は、知名度を生かして無党派層の支持を得ている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50203.html
兵庫県
2014年12月12日 10時18分
 衆院選小選挙区兵庫の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


兵庫1区 神戸市東灘・灘・中央区

井坂信彦40維(結)前《1》行政書士(比)
盛山正仁61自〈岸〉前《2》党法務部会長〈公〉(比)
筒井哲二朗43共 新 党地区常任委員 

井坂、民主層から支持

 井坂と盛山の接戦が続き、最後まで予断を許さない情勢だ。井坂は維新支持層の8割近くをまとめ、民主支持層や無党派層からも支持を集める。盛山は60歳以上の高齢者を中心に浸透しており、安倍首相、石破地方創生相らの応援を受け、組織を引き締めている。

兵庫11区 姫路市の一部

頭師暢秀44自 新 (元)大学准教授〈公〉(比)
苦瓜一成61共 新 党地区職員 
松本剛明55民 前《5》(元)外相(比)

松本 競り合いから一歩

 松本が頭師との競り合いから抜け出しつつある。松本は民主支持層の9割近くをまとめ、維新支持層の5割を取り込んだ。無党派層の支持も高い。頭師は商工自営業から5割近い支持を集めるが、自民、公明支持層の支持は6割弱にとどまっている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50219.html
和歌山県
2014年12月12日 10時14分
 衆院選小選挙区和歌山の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


和歌山1区 和歌山市

門博文49自〈二〉前《1》党県会長代行〈公〉(比)
岸本周平58民 前《2》(元)内閣府政務官(比)
国重秀明54共 新 党県常任委員 

門と岸本 横一線

 門と岸本が横一線のまま、終盤にもつれ込んでいる。門は、自民支持層の7割、公明支持層の8割弱を固め、それぞれ序盤から積み増した。岸本は、民主支持層の9割以上を固めたほか、維新支持層や無党派層にも支持を広げている。

2440チバQ:2014/12/12(金) 23:26:11
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50106.html
大阪府
2014年12月12日 10時20分
 衆院選小選挙区大阪の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


大阪1区 大阪市中央・西・天王寺区など

井上英孝43維(日維)前《1》(元)大阪市議(比)
柴山昇61共 新 党地区委員長 
大西宏幸47自〈岸〉新 (元)大阪市議〈公〉(比)

井上・大西 接戦続く

 井上と大西が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。井上は、働き盛りの30歳代やサラリーマンに浸透。候補を立てなかった民主支持層の支持でリードしている。大西は自民支持層の7割弱、公明支持層の6割を固め、無党派層への支持拡大を目指す。

大阪4区 大阪市北・都島・福島区など

清水忠史46共 新 (元)大阪市議(比)
吉村洋文39維(日維)新 弁護士(比)
中山泰秀44自〈町〉前《3》外務副大臣〈公〉(比)
吉田治52無 元《4》(元)国交副大臣 

中山やや抜け出す

 中山が吉村との混戦からやや抜け出した。中山は20歳代の若者と40歳以上に広く浸透している。自民、公明支持層の8割近くを固めたほか、無党派層の支持でも、吉村と競り合っている。大阪市議から転身した吉村は、維新支持層以外の支持が伸び悩んでいる。

大阪10区 高槻市、島本町

辻元清美54民 前《5》(元)首相補佐官(比)
松浪健太43維(日維)前《4》党国対委員長(比)
大隈和英45自〈麻〉新 外科医師〈公〉(比)
浅沼和仁53共 新 党地区副委員長 

松浪・辻元・大隈 混戦

 松浪、辻元、大隈の競り合いは、三者横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。松浪は、女性からの支持で辻元、大隈を上回る。辻元は知名度を生かして無党派層に浸透し、民主支持層の8割も固めた。大隈は自民、公明支持層の6割程度しか取り込めていない。

大阪11区 枚方市、交野市

平野博文65民 元《5》(元)官房長官(比)
三和智之39共 新 党地区副委員長 
伊東信久50維(日維)前《1》医療法人理事長(比)
佐藤ゆかり53自〈大〉元《1》(元)経産政務官〈公〉(比)

佐藤・平野・伊東 競る

 佐藤、平野、伊東の接戦が続き、予断を許さない情勢だ。佐藤は商工自営業や専業主婦の支持で平野、伊東を上回る。元官房長官の平野は、民主支持層をほぼ固めたほか、無党派層にも浸透している。伊東は維新支持層の7割を固め、無党派層の支持拡大を目指す。

2441チバQ:2014/12/12(金) 23:26:30
大阪12区 寝屋川市、大東市、四條畷市

吉井芳子52共 新 党地区常任委員
堅田壮一郎28維(日維)新 (元)衆院議員秘書(比)
北川知克63自〈大〉前《4》(元)環境副大臣〈公〉(比)
樽床伸二55民 元《5》(元)総務相(比)

北川 リード広げる

 序盤ではわずかなリードだった北川が抜け出しつつある。自民支持層の7割超、公明支持層の5割を固めた。樽床は民主支持層の8割弱、堅田は維新支持層の8割をまとめて激しく追い上げているが、互いに政権批判票が割れてしまうことがひびいている。

大阪14区 八尾市、柏原市、羽曳野市など

三宅博64次(日維)前《1》党総務副会長(比)
長尾敬52自 元《1》(元)生保会社社員(比)
野沢倫昭66共 新 (元)八尾市議 
谷畑孝67維(日維)前《6》(元)厚労副大臣(比)

谷畑と長尾 並ぶ

 谷畑と長尾が横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。谷畑は維新支持層の7割を固めたほか、自民、民主支持層にも食い込んでいる。長尾は専業主婦や20歳代の若者の支持で谷畑を上回るが、自民支持層からの支持が6割程度にとどまっている。

大阪17区 堺市中・西・南区

吉岡孝嘉56共 新 党地区副委員長 
岡下昌平39自〈二〉新 (元)府議〈公〉(比)
馬場伸幸49維(日維)前《1》党組織局長(比)

馬場に無党派の支持

 馬場と岡下が横一線のまま、最後まで予断を許さない状況だ。馬場は維新支持層の8割をまとめ、無党派層や主婦、商工自営業から高い支持を受ける。岡下は自民支持層の7割弱、公明支持層の7割以上を固めた。サラリーマンからの支持が高い。

大阪18区 岸和田市、泉大津市、和泉市など

矢野忠重64共 新 党地区常任委員 
遠藤敬46維(日維)前《1》財団法人役員(比)
神谷昇65自〈二〉新 (元)泉大津市長〈公〉(比)

遠藤と神谷 一進一退

 遠藤と神谷が一進一退の攻防を繰り広げている。遠藤は維新支持層の9割超を固め、民主支持層や無党派層にも浸透しつつある。泉大津市長を3期務めた神谷は20歳代の若者と50歳以上の中高年層で支持を広げ、専業主婦やサラリーマンから高い支持を受けている。

2014年12月12日 10時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2442チバQ:2014/12/12(金) 23:27:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50224.html
岡山県
2014年12月12日 10時06分
 衆院選小選挙区岡山の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


岡山2区 岡山市中区、東区の一部など

山下貴司49自 前《1》弁護士〈公〉(比)
津村啓介43民 前《4》(元)内閣府政務官(比)
井上素子67共 新 (元)玉野市議 

山下が一歩先行

 山下が津村との競り合いから一歩抜け出した。山下はアベノミクスの成果を訴えるなどして、自民支持層の8割弱を固めたほか、公明支持層の7割弱もまとめた。津村は民主支持層の8割強の支持を得ているが、若い世代に浸透しきれていない。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50222.html
広島県
2014年12月12日 10時04分
 衆院選小選挙区広島県の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


広島6区 尾道市の一部、三原市の一部など

亀井静香78無(みど)前《12》(元)郵政改革相 
寺田明充63共 新 党県委員 
小島敏文64自〈岸〉前《1》党農林副部会長(比)

亀井を追う小島

 亀井が優位な情勢になりつつあり、小島が激しく追い上げている。亀井は民主支持層の8割強に支持を広げたほか、自民、公明支持層の3割にも食い込んでいる。前回比例復活の小島は自民支持層の6割弱の支持を得たが、無党派層、高齢層に浸透が遅れている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50199.html
香川県
2014年12月12日 09時56分
 衆院選小選挙区香川の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


香川2区 高松市の一部、丸亀市の一部など

瀬戸隆一49自〈麻〉前《1》党総務副部会長〈公〉(比)
佐伯守54共 新 党県委員
玉木雄一郎45民 前《2》党政調副会長(比)

玉木・瀬戸 予断許さず

 玉木と瀬戸が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢となっている。玉木は民主支持層の9割を固めたほか、自民支持層の2割にも食い込んでいる。瀬戸は自民支持層の6割以上をまとめているが、無党派層の支持で玉木に後れを取っている。

2443チバQ:2014/12/12(金) 23:28:53
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50076.html
福岡県
2014年12月12日 09時48分
 衆院選小選挙区福岡の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


福岡1区 福岡市東・博多区

比江嶋俊和67共 新 (元)福岡市議
新開裕司46無 前《1》(元)衆院議員秘書
明石健太郎42諸 新 みらい党代表
井上貴博52無 前《1》(元)県議
金出公子67無 新 (元)福岡市議
山本剛正42民 元《1》党県副代表(比)

山本・井上 接戦

 山本と井上が接戦のまま、終盤にもつれ込んでいる。山本は、民主支持層の支持を7割強に広げ、公明支持層の一部にも食い込む。新開と自民公認を争い、無所属での出馬となった井上は自民支持層の2割以上をまとめたほか、専業主婦らに支持を広げている。

福岡10区 北九州市門司・小倉北・小倉南区

山本幸三66自〈岸〉前《6》(元)経産副大臣〈公〉(比)
佐藤正夫59無(み)前《1》(元)県議
高瀬菜穂子54共 新 (元)県議
城井崇41民 元《2》(元)文科政務官(比)

山本 やや優勢に

 序盤では横並びだった城井との争いは、山本が優位な情勢になりつつある。山本は自民支持層の8割近くをまとめたほか、全年代層で支持を広げている。城井は民主支持層の9割弱に支持を広げ、無党派層の2割にも食い込んでいる。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50093.html
佐賀県
2014年12月12日 09時46分
 衆院選小選挙区佐賀の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


佐賀1区 佐賀市、鳥栖市など

岩田和親41自〈岸〉前《1》党青年局次長〈公〉(比)
原口一博55民 前《6》(元)総務相(比)
古賀誠29共 新 民青県委員長

原口と岩田 譲らず

 原口と岩田が横一線の激戦を展開している。原口は足のケガで入院中だが、党幹部の頻繁な応援で、民主支持層の9割弱を固めた。岩田は集会や街頭演説を繰り返し、サラリーマンや専業主婦に支持を広げているが、公明支持層の支持が6割にとどまっている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50101.html
熊本県
2014年12月12日 09時42分
 衆院選小選挙区熊本の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


熊本1区 熊本市東、中央・西・北区の一部

木原稔45自〈額〉前《2》党青年局長(比)
松野頼久54維(日維)前《5》党国会会長(比)
高本征尚29共 新 (元)飲食会社社員

木原 優位な戦い

 木原が松野との競り合いから一歩抜け出し、優位に戦いを進めている。木原は全ての年代からまんべんなく支持を集め、民主支持層の2割弱も取り込んだ。松野は党幹部としてメディアでの露出は高いものの、無党派層の支持が2割にとどまっている。

2444チバQ:2014/12/12(金) 23:30:04
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50133.html
大分県
2014年12月12日 09時40分
 衆院選小選挙区大分の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


大分1区 大分市の一部

山本茂63共 新 党地区常任委員
吉良州司56民 元《3》(元)外務副大臣(比)
穴見陽一45自〈町〉前《1》党労政局次長〈公〉(比)

穴見と吉良 激戦

 穴見と吉良が互角の戦いのまま、予断を許さない情勢で終盤を迎えた。穴見は自民支持層8割弱をまとめ、サラリーマン、商工自営業への浸透ぶりでリードしている。吉良は民主支持層の9割を固め、専業主婦、無党派層からの支持でリードしている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50155.html
鹿児島県
2014年12月12日 09時36分
 衆院選小選挙区鹿児島の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


鹿児島3区 薩摩川内市、日置市、枕崎市など

山口陽規61共 新 党地区委員長
野間健56無(国)前《1》(元)金融相秘書官
宮路拓馬35自 新 (元)総務省職員〈公〉(比)

野間 自民層も取り込む

 野間が宮路との競り合いから一歩抜け出した。野間はサラリーマンや商工自営業で支持を広げ、自民支持層の3割弱も取り込んだ。引退した父、宮路和明元厚生労働副大臣の地盤を引き継ぐ宮路は、自民、公明支持層からの支持が6割弱にとどまっている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141212-OYT8T50165.html
沖縄県
2014年12月12日 09時34分
 衆院選小選挙区沖縄の終盤情勢です。調査方法・一覧の見方は、こちら。


沖縄1区 那覇市、久米島町、渡嘉敷村など

赤嶺政賢66共 前《5》党幹部会委員(比)
国場幸之助41自〈岸〉前《1》党青年局次長〈公〉(比)
下地幹郎53維(国)元《4》(元)郵政改革相(比)

国場・赤嶺 もつれ込む

 国場と赤嶺が横並びのまま終盤にもつれ込んでいる。国場は20歳代やサラリーマンへの浸透でリードし、自民、公明支持層の8割弱を固めている。赤嶺は、共産党の不破哲三前議長が選挙区入りするなどの支援態勢が敷かれ、無党派層で大きくリードしている。

沖縄4区 糸満市、宮古島市、石垣市など

仲里利信77無(自)新 (元)県会議長
西銘恒三郎60自〈額〉前《3》総務副大臣〈公〉(比)

仲里、無党派で優位

 仲里と西銘が激しい競り合いのまま終盤を迎え、予断を許さない。新知事勢力の仲里は、60歳以上の高齢者の支持を集め、無党派層の半数を固めた。西銘は若年層からの支持でリードしているが、無党派層への支持拡大で苦戦している。

2445チバQ:2014/12/12(金) 23:43:38
個人的にチェックしてたけど、読売の情勢で載ってないところ
カッコは基本的に野党候補の名前
■野党系が固いのか?
北海道8(逢坂)

■自民系が固いのか?
群馬2(石関) 千葉9(奥野) 神奈川12(阿部知子)神奈川16(義家vs後藤)
新潟1(西村) 新潟2(鷲尾) 愛知3(近藤昭一) 大阪18(自民が竹本:比例復活なし)
大阪19(維新丸山)長崎1(高木) 

■保守分裂区
兵庫12(山口壯)

2446チバQ:2014/12/12(金) 23:45:01
あと岡山3もさすがに抜けたみたいですね

2447チバQ:2014/12/12(金) 23:57:34
あと、静岡6(渡辺周)、奈良1(馬淵)も抜けたんですかね
ということで増補

個人的にチェックしてたけど、読売の情勢で載ってないところ
カッコは基本的に野党候補の名前
■野党系が固いのか?
北海道8(逢坂) 静岡6(渡辺周) 奈良1(馬淵)

■自民系が固いのか?
群馬2(石関) 千葉9(奥野) 神奈川12(阿部知子)神奈川16(義家vs後藤)
新潟1(西村) 新潟2(鷲尾) 愛知3(近藤昭一) 大阪18(自民が竹本:比例復活なし)
大阪19(維新丸山)長崎1(高木) 

■保守分裂区
兵庫12(山口壯)

2448林家四平:2014/12/13(土) 00:09:30
>>2447
竹本直一氏は大阪18区じゃなくて、大阪15区から出ています。18区には新人の前回落選した候補者がいます。

2449チバQ:2014/12/13(土) 01:53:05
>>2448
おう!間違えてた!
ご指摘サンクスです

2450チバQ:2014/12/13(土) 02:05:54
比例情勢 毎日より
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010068000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北海道
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民、市区部も浸透
 自民は全道的に優位に戦いを進めており、前回獲得した3議席は確保する勢い。従来の地盤である町村部に加え、比較的苦手としてきた市区部でも支持を伸ばしている。

 民主は逆風だった前回、厚い地盤を誇ってきた道内でも自民票を下回り、2議席まで後退した。今回も自民に後れを取っているものの、無党派層への浸透で自民と競り合い、3議席に届きそうだ。

 公明は自民支持層の一部も取り込み、1議席を確保する見通し。「反自民」票の受け皿を狙う共産も勢いがあり、2000年以来の議席獲得をうかがう。前回は旧日本維新の会が第三極勢力として1議席を得たが、今回、維新は支持の広がりを欠き、議席確保は難しい情勢だ。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010085000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東北
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民、6議席も視野
 自民は前回の5議席を上回る勢いで、過去最多だった2005年「郵政選挙」以来の6議席に届きそうだ。市区部・町村部を問わず支持を伸ばしており、無党派層にも食い込んでいる。

 民主は前回一気に4議席も減らし、3議席にとどまった。今回も伸び悩んでいるものの、3議席を確保し、さらに1議席の上積みを狙っている。

 公明は過去最多となる2議席を視野に入れる勢いで、維新は旧日本維新の会が前回獲得した2議席の死守に懸命。共産は1議席を確保する見通し。前回1議席を得た旧日本未来の党の流れをくむ生活は、小沢一郎代表の地元・岩手県で一定の支持を得ているほかは広がりに欠け、議席を失う公算が大きくなっている。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010078000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北関東
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇民主、4議席固める
 自民は8議席を固め、過去最多だった2005年に並ぶ9議席目をうかがう。保守地盤の厚い茨城、栃木、群馬だけでなく、都市部を抱える埼玉でも幅広く支持を集めており、前回6議席を上回るのは確実な勢い。

 前回の3議席を上回る4議席を固めた民主は無党派層で自民に次ぐ支持を得ており、5議席目の獲得も狙う。公明は3議席を固め、維新は旧日本維新の会が前回獲得した4議席から2議席に半減する可能性がある。共産は00年以来となる2議席目を狙い、政権批判票の取り込みに力を入れている。

 前回は渡辺喜美氏が代表を務める旧みんなの党が2議席を得ており、解党したみんなの支持票の行方が焦点の一つとなっている。

2451チバQ:2014/12/13(土) 02:07:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010102000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・南関東
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民に勢い 10議席視野
 自民が前回の6議席から9議席に増やす勢い。無党派層のほか、民主や維新など野党支持層の一部も取り込み、自民が大勝した2005年郵政選挙の10議席もうかがう。

 民主は前回の4議席から1議席上積みする見通しだが、維新との調整などで候補の擁立を見送った小選挙区も多く、比例票の伸び悩みを警戒する。

 公明は2議席を確保し、05年以来の3議席目も視野に入る。1議席が続いてきた共産も00年以来の2議席に届き、96年以来となる3議席目を狙う。

 旧日本維新の会は5議席を得たが、今回の維新は無党派層への広がりが見られず、2議席まで落ち込む可能性。次世代、生活、社民は議席獲得が困難な見通し。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010087000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東京
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇共産、2議席確保
 自民は小選挙区候補の堅調な流れに乗り、前回の5議席から7議席まで伸ばす勢い。民主、維新支持層の一部も取り込み、8議席目もうかがう。

 5議席減の3議席に終わった前回の雪辱を期す民主は、3議席を確保して4議席目を狙うが、無党派層の取り込みが進まず、伸び悩んでいる。

 政権批判票の受け皿を狙う共産は2000年以来となる2議席を確保し、3議席目も視野に入る。公明は2議席を維持しそうだ。

 旧日本維新の会は前回3議席を獲得したが、維新の支持は大きく落ち込み、1議席しか確保する見通しが立っていない。次世代は石原慎太郎最高顧問を比例名簿9位に登載したが、議席獲得は困難な情勢だ。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010101000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・北陸信越
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民が安定 5議席確保
 自民は保守地盤が強固な富山、石川、福井3県を中心に安定した戦いを進めており、前回を1議席上回る5議席を固めた。民主の伸び悩みを受け、過去最多となる6議席目も視野に入る勢いだ。

 前回4議席減の2議席まで落ち込んだ民主は3議席を狙う。長野や新潟の小選挙区で自民候補を相手に接戦を繰り広げており、比例票の掘り起こしにつなげようと躍起だ。

 第三極への追い風で前回、旧日本維新の会は3議席を得たが、今回の維新は支持が落ち込み、1議席の確保にとどまる見通し。堅い組織票を誇る公明は1議席を固めた。2003年以降、議席から遠ざかっている共産は「反自民」票の受け皿をアピールし、1議席の獲得をうかがう。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010110000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・東海
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇民主が健闘 5議席確保
 自民は前回の7議席を上回る8議席を確保し、過去最多だった2005年郵政選挙の9議席もうかがう勢い。

 民主は前回、8議席減らして4議席まで落ち込んだが、今回は5議席を確保した。連合票を背景に民主の地盤とされてきた愛知、三重で小選挙区候補が健闘しており、比例の支持でも復調の兆しが見える。

 公明は前回の2議席を確保し、05年以来の3議席も視野に入る。共産は1議席を維持し2議席目を目指す。前回、旧日本維新の会は4議席を獲得したが、維新は半減の2議席にとどまりそうな情勢。前回は旧みんなの党が2議席、旧日本未来の党が1議席を得ており、第三極支持層が自民、民主に流れる構図となっている。

2452チバQ:2014/12/13(土) 02:08:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010155000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・近畿
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民、10議席射程に
 前回7議席の自民は9議席を確保し、10議席目も射程に入った。11議席目もうかがう勢い。2009年は民主(11議席)、12年は旧日本維新の会(10議席)に比例ブロック第1党の座を奪われており、05年以来の第1党に返り咲きそうだ。

 維新は支持基盤の大阪でも自民に後れを取り、7議席まで減らす情勢。滋賀以外では民主を上回り、第2党は確保する見通しだ。

 民主は8議席減の3議席に落ち込んだ前回の雪辱を期すが、4議席の確保にとどまり、5議席目に期待をかける。与党や維新にリードを許している小選挙区も多く、維新との競合が比例の伸び悩みにつながっている。

 公明は4議席を維持し、共産は1議席増の3議席を狙う。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010116000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・中国
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇共産1議席獲得を狙う
 自民は前回の5議席を確保し、1996年以来となる過半数の6議席目をうかがう。前回4議席減の2議席とした民主は今回も2議席の確保にとどまる情勢。

 公明は前回と同じ2議席を確保しそう。旧日本維新の会は前回2議席を獲得したが、今回、維新の支持は後退し、1議席にとどまる見通し。共産は無党派層の一部を取り込み、2000年以来となる1議席獲得を狙う。広島の都市部も含め保守地盤が強く、小選挙区では前回に続き自民が鳥取、島根、山口の3県を独占する勢い。民主が小選挙区の擁立を見送るケースも目立つ中、比例でも野党による政権批判票の掘り起こしが進まず、受け皿に共産がなっている構図だ。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010193000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・四国
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民、3議席確保か
 自民は前回の2議席からさらに上積みし、2005年郵政選挙以来の3議席を確保する勢い。市区部、町村部とのいずれでも幅広く浸透し、野党を圧倒している。

 民主は前回、3議席から1議席に減らしたが、今回も伸び悩み、この1議席の維持にとどまる見通し。旧日本維新の会は前回2議席を得て自民と肩を並べたが、今回の維新に勢いはなく、1議席を確保できるかが焦点となりそう。前回、第三極を支持した票の受け皿に民主がなっていないとみられる。

 公明は00年以来維持してきた1議席の死守を図る。共産は03年に失った1議席の奪還を目指している。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141208ddm010010191000c.html
2014衆院選:選挙区・比例の中盤情勢 比例・九州
毎日新聞 2014年12月08日 東京朝刊

 ◇自民、9議席の勢い
 自民は前回の7議席からさらに伸ばし、過去最多だった1996、2005年の9議席に届く勢い。前回、6議席減の3議席に落ち込んだ民主は今回も伸び悩み4議席にとどまりそうだ。民主は熊本、沖縄の全小選挙区で候補を立てられず、比例票の掘り起こしも進んでいないようだ。

 公明は00年から維持してきた3議席を確保し、過去最多の4議席目をうかがう。旧日本維新の会は前回、民主を上回る4議席を得たが、今回の維新は2議席に半減しそうな情勢。政権批判票の受け皿をアピールする共産は1議席を確保し、00年以来となる2議席目を視野に入れる。社民は全国のブロックで唯一の1議席を死守する見通しだ。

2453チバQ:2014/12/13(土) 03:10:49
http://fast-uploader.com/file/6973962941894/

疲れた・・・
2014衆院選注目78区作りました

2454チバQ:2014/12/13(土) 03:16:55
自民小選挙区立候補者で比例復活できない可能性

ある:北海道 四国
少し:南関東 北陸 近畿 九州
ない:東北 北関東 東京 東海 中国

2455とはずがたり:2014/12/13(土) 09:03:27
坂本@福島5区は近畿ブロックでは無く東北ブロックから立候補すべきだったんですねー。

2456チバQ:2014/12/13(土) 09:31:00
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/344798/
新潟4区で“仁義なき美人バトル”
2014年12月13日 09時00分

“安倍チルドレン”の金子氏
 上越の“仁義なき美人バトル”が、選挙戦終盤を迎えヒートアップしている。衆院選の新潟4区は、元ミス日本関東代表という経歴を引っさげて前回の同選挙で初当選した“安倍チルドレン”の自民党公認、金子恵美氏(36)を、“民主党の女性論客”として知られる菊田真紀子氏(45)が猛追する展開だ。

 同選挙区は2009年まで、菊田氏が3期連続で自民党候補を打ち負かしている。その連勝を止めた金子氏は「必ず国会に戻ります!」と連続当選を目指して支持を訴えている。
 自民党関係者は「金子氏は人柄が最高です。女性に好かれる女性という印象があるから、女性票を期待できます。顔アップの選挙ポスターは、金子氏だから評判。安倍内閣は解散前に女性活躍担当大臣を新設した。次の組閣のとき女性議員として登用できる人材の一人です」と訴えた。

 一方、菊田氏は前回の衆院選で金子氏に敗れて比例復活となった悔しさを胸に秘めて、リベンジに燃えている。街頭演説では金子氏に対し「自民党の決定に従うだけのお人形さん!」と切り捨て猛攻撃を加えている。

 菊田氏といえば、先の臨時国会で宮沢洋一経産相(64)のSMバーへの政治資金支出問題が起きた際、「口にするのも汚らわしい!」と発言し物議をかもした。

 永田町関係者は「菊田氏は宮沢経産相への発言があった後、ネット上で『ヘイトスピーチ(憎悪表現)だ!』と批判された。民主党内では、新人議員のころは美人と騒がれたけど、“怖い女性”の一面を見せられた男性有権者の腰が引ける(票が逃げる)と心配されています」と語る。金子氏と接戦を繰り広げる中で、秘策はあるのか。

「金子氏は当選した時に地元支援者へのお礼回りをしなかったことが話題になっている。地元有権者の間では金子氏より菊田氏の方が知名度がありますから巻き返せます」(民主党関係者)

 両者とも一歩も引かない死闘を繰り広げているが、勝利の女神はどちらに微笑むのか。

2457とはずがたり:2014/12/13(土) 09:31:57
>>2453
ありがとうございました♪
次はこの78選挙区ひっくり返すのが目標ですね〜。それができれば一気に与野党伯仲じゃヽ(゚∀゚)ノ

あと九州沖縄で次世代の園田が確定なんでは?

2458チバQ:2014/12/13(土) 09:34:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141211/CK2014121102000141.html
<衆院選>注目区を歩く(上)

2014年12月11日


写真
◆1区「統一」なき一本化
 与党批判票の分散を避けようと、共産を除く野党各党本部が主導した候補者の一本化。民主などが退き、維新新人が立った神奈川1区だが、与野党の組織力の差が際立っている。
 「地図を持っていない選対はうちくらいだと思いますよ」
 維新新人の篠原に公認の内定が出たのは、解散数日前だった。正式な公認は解散当日。急きょ横浜市議を辞職したが、住宅地図もそろっていなければ、大規模な後援会も支援者の名簿もない。朝晩の駅立ちを中心に、自転車で選挙区を回り、議員定数削減や財源の地方移譲などの行財政改革を訴える。
 「午後六時まで市議会をやって駆けつけました。また戻ります」
 三日夜、横浜市中区のJR山手駅前。家路を急ぐ通勤客にビラを配るのは、市議時代の同僚四人だ。「本人です」と書かれたのぼり旗も、仲間の市議が選挙戦で使ったものを流用。篠原はその横で頭を下げながら、ビラを受け取る人がいると欠かさず走り寄り、「頑張ります」と握手を求めていた。
 「(野党間調整は)何が起きたか分からないというのが正直な感想」。篠原は率直にそう語る。現在の小選挙区制になって初めて民主が候補者を立てず、自身の立候補後に次世代新人が3区へ国替え。生活元職の公認が取り消された。
 1区は前回、共産を除く野党の合計得票が、当選した自民前職を約二万七千上回った。計算上は合理的な「共闘」だが、「統一候補」ではない。民主県連幹部は言う。「一本化するなら、本来は選挙協力までやらないと駄目だ。だが、統一地方選も控えるし、散々民主を批判してきた他党と協力はできない。難しい」
     ◇
 「組織票をほぼまとめ、安全圏の闘いをしている」
 四日夜、中区のホールであった自民前職松本の企業団体決起大会。選対幹部は、集まった約二百五十人の支援者を前にそう説明し、報道各社が「自民有利」の情勢を報じたことを引き合いに「組織内の緩みが最も怖い」とくぎを刺した。
 アベノミクス推進による社会保障の安定を掲げる松本も「良い風も悪い風も感じない。緊張感をもって取り組みたい」とあいさつ。選対が、後援会新会員の紹介を依頼し「知人五人に(投票依頼の)電話を」と呼びかけた。
 動員力を誇る組織戦と、手弁当の街頭行脚。突然の解散は、地域への浸透が不十分な第三極の姿をあぶり出した。一方、与党に負けじと組織を固めてきた共産新人明石は、消費税増税中止などを訴え、維新の分まで政権批判票を取り込もうと意気込んでいる。
 横浜市磯子区のJR洋光台駅前で篠原のビラを受け取った男性(67)は「もともとは保守支持だが、今回は自民が大勝するというから野党に投票しようかとも思う」。肥大化する与党の歯止めとして、投票先を決めかねている有権者に投票所に足を運んでもらえるか。篠原陣営は「しがらみのない立場が売り。特定の後援組織のある政党とは組めないし、日々政策を訴えていくしかない」と話している。 (皆川剛)
  =敬称略
     ◇
 十四日投開票の衆院選は、県内でも自民・公明の与党側の優位で選挙戦が進んでいる。巨大与党に対抗すべく模索された「野党間の候補者調整」をキーワードに、注目された選挙区を歩いた。
明石行夫55党地区委員    共新 
松本純64(元)官房副長官  《比》自前<5>公
篠原豪39(元)横浜市議   《比》維新

2459チバQ:2014/12/13(土) 09:35:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141212/CK2014121202000120.html
<衆院選>注目区を歩く(中)

2014年12月12日


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◆9区 3前職 真っ向勝負
 「巨大与党のおごりに歯止めをかけるため、強い野党が必要」。四日夕。川崎市麻生区の小田急線新百合ケ丘駅前で、民主前職の笠が道行く人に訴えた。小雨の中、傍らには次世代の党参院議員の松沢成文前県知事。しかし候補者調整による一本化ではない。個人的な関係での応援だ。9区では野党・維新前職の椎名も、自民前職の中山への対抗に割って入る。与野党三人の前職がひしめく激戦区となっている。
 民主は9区で松沢、笠を擁して二〇〇五年の「郵政選挙」を除き、議席を守り続けてきた。逆風だった前回も九千票差に迫られながら県内で唯一議席を死守した民主の牙城だが、過去四選すべて新人相手だった笠にとって、今回の選挙は未知数。「今回が一番厳しい選挙だ」
 笠陣営は、前回は政権交代で失望した民主批判票が、当時みんなの党新人だった椎名に流れたとみる。野党間の候補者調整がなかった中で、椎名に流れた票を取り戻し、さらに新しい票を集められるか。陣営は地盤固めと支持なし層の取り込みに躍起だ。
     ◇
 七日夜、川崎市多摩区の小田急向ケ丘遊園駅前。中山の応援に駆けつけた自民の谷垣禎一幹事長がげきを飛ばした。「政治家は地域に根を生やし、深く下ろさないといけない。そのために小選挙区で勝ち上がって認めてもらうことが大事だ」
 中山は今回、小選挙区当選に狙いを定めて走っている。連日、党県連幹部から叱咤(しった)激励を受け、公示直前には安倍晋三首相が選挙区入り。以降も谷垣のほか閣僚級や知名度の高い国会議員らが、続々と応援に立っている。報道各社が笠との接戦を伝える中、陣営幹部は言う。「眠っている麻生区の支持者を掘り起こせるかが勝敗を分ける」
 前回、多摩区ではわずか約三百票ながら、笠を上回った。一方、麻生区で約一万票もの差をつけられた。今回、同区選出の市議の事務所にも拠点を置いた。支持なし層への支持拡大にあらゆる手を考える。
     ◇
 「哲学の異なる民主と維新は相いれない。選挙協力はやりたい人だけやればいい」。野党のもう一方の前職、椎名は笠への対抗心をあらわにし、与党と野党第一党に挑む。
 前回は旧みんなの党の党勢にも乗って当選した。この二年、精力的に地域を回り知名度を上げてきたと自負する。国会質問は七十六回を数えるとして「仕事量は県内で一番」を掲げる。解党前に離党、維新となって臨む選挙。各地で、民主や維新を中心とする候補者調整が取りざたされても、戦う姿勢を貫いてきた。
 笠と中山を追う展開だが、麻生区は桐蔭学園高時代からゆかりが深い。地元を強くアピールして支持を訴える。前回、中山陣営だった保守系無所属県議が、来春の県議選の事情から、椎名支援に回っていることも好材料だ。
 一方、前職三人に対する唯一の新人、共産堀口は「安倍政権を止められるのは共産だけ」と強調。反自民の受け皿として票の上積みを狙う。 (平木友見子)
  =敬称略
中山展宏46(元)衆院議員秘書 《比》自<前><1>公
堀口望38党県委員     共新 
笠浩史49(元)文科副大臣  《比》民前<4>
椎名毅39弁護士     《比》維<前><1>

2460チバQ:2014/12/13(土) 09:35:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20141213/CK2014121302000134.html
<衆院選>注目区を歩く(下)

2014年12月13日


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◆12区 「きのうの敵」結集で緊張感
 「加速してきた」。九日夜に開かれた民主前職阿部の総決起集会。終了後、選挙区内の労働組合が集まる湘南地域連合の幹部は、民主党を支援する労組の空気の変化をそう表現した。ただ、「遅ればせながら、やっと」という響きも伴った。
 二〇〇〇年以降の五回の衆院選で、阿部は社民党から四回立候補した後、二年前には日本未来の党から出馬。いずれも比例で復活当選している。いわば「きのうの敵」を、民主党は「非自民勢力の結集」という旗の下、元金融担当相の中塚一宏に代わる公認候補として迎えた。
 虚をつかれた解散から、陣営は「時間との勝負」に気をもんできた。「1+1は2にならない」と陣営幹部。同連合幹部は「当初、組合員の大半は『阿部さんって誰』という感じだった」と語る。今までは知る必要がなかったからだ。阿部と民主党は政策で立ち位置に違いもある。左派色が濃い阿部に対する保守的な民主支持者の距離感。足し算と引き算が入り交じる。
 阿部は「また党を変わるの、という声は聞く」と認めながら、「安倍政権の暴走を食い止める受け皿として、民主党を大きくしなければ」と訴える。傍らで党県連の金子洋一代表は「阿部さん自身は何も変わらない」と力説する。
 中塚ではなく、解散時に無所属だった阿部を擁立した民主党。「野党間調整」というより、いわば「党内調整」だったという見方もあるが、いずれにせよ、候補者の肌合いの違いによるマイナスを承知の上で、勝負をかけた。
     ◇
 二年前に初当選し、再び小選挙区勝利を目指す自民前職の星野。ひたすら「アベノミクスを前に進めさせていただきたい」と声をからしてきた。
 陣営は「阿部、中塚と三人で争うなら楽勝では、と踏んでいた」と明かす。ところが、阿部の民主入りで状況は一変。前回総選挙での阿部と中塚の得票を足せば、星野を約二万五千票も上回る。中塚への票が阿部にそっくり流れることはないにしても、緊張感は一気に高まった。
 星野は「考え方が違うのに、席があいたからといってぽんと座るのか。そんなご都合主義でいいのか」と阿部と民主党を批判。公示日の二日と一週間後の九日の二度、応援に来た菅義偉官房長官も同様に相手を斬った。
 菅に加え、閣僚の石破茂や甘利明、党幹事長の谷垣禎一、人気者の小泉進次郎らが次々と藤沢入り。星野は「それだけ厳しい選挙だということ」と自ら評し、支持を求めている。
 阿部、星野両陣営を横目に他党の新人二人は声を張り上げる。次世代の甘粕は「与党も野党も足の引っ張り合いをしているだけ。古いし、おやじくさい政治」と酷評し、「次世代の党こそ真の第三極として国民の選択肢になりうる」と主張する。
 共産の味村は「アベノミクスは貧困と格差の拡大をもたらしただけ」と強調。阿部の民主入りを「政策なき野合」と断じ、「安倍政権に対抗できるのは共産党だけ」と力を込める。
 各陣営の思惑は交錯しながら、選挙戦は最終盤を迎えた。 (吉岡潤)
  =敬称略
甘粕和彦31(元)衆院議員秘書 《比》次新 
星野剛士51(元)県議     《比》自前<1>公
味村耕太郎25党准県委員    共新 
阿部知子66(元)厚生労働委員 《比》民<前><5>

2461チバQ:2014/12/13(土) 09:36:52
http://www.hochi.co.jp/topics/20141213-OHT1T50025.html
【衆院選】伸晃氏が弟・宏高氏応援「勝たせて」石原家の負けられない戦い
2014年12月13日6時0分 スポーツ報知
そろって拳を突き上げる伸晃氏(左)と宏高氏(右)の石原家兄弟 そろって拳を突き上げる伸晃氏(左)と宏高氏(右)の石原家兄弟
 東京3区から出馬している自民党・石原宏高氏(50)の応援演説に12日、兄で同8区から立候補している同党・石原伸晃氏(57)が駆けつけた。一方、2人の父で、今選挙後の引退を表明している次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は、比例東京の名簿順位最下位で出馬。石原家が3人で挑む最後の選挙戦も、いよいよ最終盤となった。

 「都連会長というより、石原宏高の兄でございます」。東京・大田区で行われた宏高氏の街頭演説。自民党東京都連会長でもある伸晃氏は開口一番、弟との絆の強さをアピールした。さらに「弟は外務政務官として、安倍政権に育ててもらった。ぜひとも、この区で勝たせていただきたい」と強調し、ガッチリ握手。その後は兄弟仲良く地元商店街を練り歩き、連れ立って街宣カーに乗り込んだ。

 弟を気にかけるのは、わけがある。東京3区は03年の初対決以来、宏高氏と民主党・松原仁氏(58)が交互に当選、通算成績は2勝2敗の超激戦区。前回の12年衆院選は宏高氏が制したものの、票数は松原氏とわずか2016票差の12万2314票。常に厳しい戦いを強いられる。

 今回の選挙では、自民も同区に重鎮投入作戦を展開。6日には大井町駅前で安倍晋三首相が応援に入り、演説で約6000人を集めた。谷垣禎一幹事長ら幹部も続々と同区入り。松原氏の陣営は「あれだけ人を集めた首相の応援演説は、ちょっと痛かったですね。向こうは1年以上前からこちらと同じドブ板活動を開始してますし、苦しいですよ」と警戒する。

 兄や重鎮だけではない。他党の父までも宏高氏の戦いに参加しようとしていた。公示初日の2日。宏高氏の選挙事務所に、次世代の党最高顧問の慎太郎氏から一本の電話が入ったという。「応援に行きたいんだけど、どうかな」。さすがに他党の人間に頼めない。宏高氏側は丁重にお断りを入れた。今回の選挙後の政界引退を表明している慎太郎氏は、他党とはいえ、三男坊の動向に気をもんでいる。

 一方、石原家の長男・伸晃氏は東京8区から立候補。12年衆院選は山本太郎氏(現参院議員)の善戦で、票数は09年の選挙時から1万5000票減った。それでも今回は都連会長と自らの派閥の長という立場上、応援演説に出なければならず、地元で選挙活動ができた日は1日もない。

 対抗馬と目される民主の円より子氏(67)は、その山本氏とタッグ結成。円氏は「政策面はほぼ同じですから。山本氏には毎日選挙区に入ってもらってありがたい」と話す。こちらの石原家VS民主の戦いも注目だ。

 ◆東京3区(大田区の一部、品川区、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ケ島村、小笠原村)

石原宏高50 自民前〈2〉
香西克介38 共産新
松原仁 58 民主前〈5〉
 ◆東京8区(杉並区)
石原伸晃57 自民前〈8〉
沢田真吾29 共産新
鈴木達夫74 無 新
円より子67 民主新

※丸数字は当選回数

2462チバQ:2014/12/13(土) 09:37:20
http://www.hochi.co.jp/topics/20141213-OHT1T50038.html?from=related
【衆院選】25歳石合氏「怒り」ぶつける“ブラック企業”で過酷労働経験
2014年12月13日6時0分 スポーツ報知

 14日、投開票日を迎える衆院選で「平成生まれ初の国会議員」を目指す2人の候補者がいる。全候補者1191人のうち最年少の共産党・味村(みむら)耕太郎氏(25)=神奈川12区=と社民党・石合(いしあい)祐太氏(25)=比例北信越ブロック=。国政選挙初の“平成っ子”候補は、「若者の声を届けたい」と、選挙戦最後の追い込みで奮闘中だ。(北野 新太)

 1989年2月1日生まれで、味村氏に次ぐ“若手候補”の石合氏は故郷の長野県内を中心に北信越を走り回る。

 政治への思いは時代の洗礼を浴びた自らの体験にある。立正大時代、氷河期の就職活動で約20社の試験を受け、ようやく内定をゲットした京都の清掃会社で営業マンとなったが…。「これがなかなかブラックな企業でして…」。移動中の車中で昼食を取ることを命じられ、早朝から翌日未明まで働くような時も。結局、半年で辞めた。「出馬の動機になりました。成功体験を持っていない僕らの世代でも、怒りをぶつける術はあるんだと示したかった」

 学生時代から付き合った彼女に立候補を打ち明けると「理解できない」と、あっさりフラれた。選挙準備も慣れないことばかり。東京・高円寺で買った古着で選挙活動をしようとしたら、党の上司から「そんなダサいカッコはダメ」と公示日の2日前に着替えを命じられた。

 女優・吉高由里子のファン。「率直に言って厳しいとは思いますけど、議員になって紅白(吉高が司会)を見られるよう最後まで頑張ります!」

2463チバQ:2014/12/13(土) 09:38:26
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_61019.html
<衆院選>24年経て「近親」対決/知事選対応も影響/福島1区


JR福島駅前で候補者の訴えに耳を傾ける有権者=2日

<威信を捨てて>
 2012年の前回衆院選で東北最多の12万票を得た男が、プライドをかなぐり捨てた。
 「変な風が吹いている。とにかく知り合いに声を掛けてほしい」
 10日夜、福島県国見町のホール。3選を目指す自民前議員亀岡偉民はひたすら頭を下げた。
 「風」を吹かせるのは、11月の解散直前に立候補を表明した民主新人で元参院議員の金子恵美。2人には因縁がある。
 金子の亡父徳之介は旧保原町長時代、建設相や農水相を歴任した亀岡の養父高夫(故人)の後援会長を務めた。高夫の死後、亀岡は1990年の衆院選旧福島1区に挑戦。対抗馬に立ったのは徳之介だった。「養子VS後援会長」。亀岡は後継争いに敗れた。
 亀岡の国政初挑戦を阻んだ徳之介。その次女恵美が24年の歳月を経て、亀岡の3選に大きく立ちはだかった。
 亀岡と金子は地盤も伊達地方で重なる。「参院は金子。衆院は亀岡」と公言する支持者も多く、亀岡陣営は「金子にだけは出てほしくなかった」とぼやく。

<連合を再結成>
 「福島を救ってほしいという声を必ず国政に届ける」
 JR福島駅前で9日、街頭で訴える金子から出馬当時の迷いが消えた。隣には民主党元幹事長の細野豪志。党本部から「あと一歩。細野を入れる」と直前に連絡が入り、金子にとってうれしいサプライズとなった。
 序盤は亀岡がリード。昨年の参院選で敗れ、出遅れた金子が追う展開だった。終盤に入り、報道各社の世論調査は2人の接戦を伝える。金子が勢いに乗ってきた。
 「金子猛追」の舞台装置づくりは公示日の午後、ひそかに行われた。民主党元外相の玄葉光一郎が、前回1区で5万票を獲得した元議員石原洋三郎(41)と会い、金子支援の約束を取り付けた。
 金子は、石原が民主公認で初当選した09年衆院選で選対本部長を務めた。「金子石原連合」の再結成で、県都決戦の構図は激変した。
 ただ、前回の石原票と民主候補の票を足しても9万5000票。亀岡選対本部長の県議桜田葉子は「亀岡票12万には届かないと、陣営内に油断があった」と認める。

<「A級戦犯」に>
 亀岡が「自民圧勝」の波に乗り切れない理由の一つに10月の県知事選を挙げる幹部もいる。党県連は元日銀福島支店長を擁立したが、党本部の圧力で断念。擁立の中心人物だった亀岡は「A級戦犯」と批判を浴びた。
 民主党は終盤、福島1区を最重点区に格上げした。代表の海江田万里は10日、2度目のてこ入れに入った。ここに来て、金子陣営は「比例復活」から「小選挙区勝利」へと目標を上方修正した。
 原発再稼働阻止を訴える共産新人の渡部保子は、東北比例2議席を視野にフル回転している。(敬称略)

◎福島1区立候補者

金子恵美49☆元参院議員  民新 
亀岡偉民59☆元復興政務官 自前(2)
渡部保子72 元中学教諭  共新 

〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2464チバQ:2014/12/13(土) 09:39:34
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_31020.html
<衆院選>民主、牙城死守へ総力 岩手1区


最終盤の総決起集会で気勢を上げる支持者ら=12日午後6時30分ごろ、盛岡市
◎自民は盛岡に大物続々

 衆院選岩手1区で、最終盤の攻防が激化している。民主党前議員の階猛候補(48)がリードし、比例東北自民党前議員の高橋比奈子候補(56)が追う。1区は11年前から続く民主党の鉄板議席。民主は引き離しを図り、自民は閣僚らが続々とてこ入れに入る。共産、社民も割って入り、有権者の8割を占める盛岡市で激突している。

 「きょう特定秘密保護法が施行された。集団的自衛権の行使と情報隠しで戦争に巻き込まれる懸念がある」。4選を狙う階氏は10日夕、盛岡市の教育会館で約500人に訴えた。弁護士資格を持ち、同法の問題点を国会で追及してきた。
 9日夜には細野豪志元幹事長が「安倍晋三首相は官邸病。本気で経済が回復していると思っている」と演説。安倍政権の危うさを前面に、攻勢を仕掛ける戦略だ。
 「選挙は自公の圧勝。岩手のため走り回る仕事をさせてほしい」。再選を期す高橋氏は6日、JR盛岡駅前で支持を呼び掛けた。隣に立ったのは高村正彦党副総裁。「アベノミクスの成功に必要な人」と持ち上げた。
 陣営は大物の応援に盛り上がる。公示前の首相に加え、菅義偉官房長官、大島理森前副総裁、小泉進次郎復興政務官らが盛岡に入った。政権与党の層の厚さを見せつける波状攻撃で挑む。
 1区は過去5回、民主が連勝してきた。03年、05年は民主時代の達増拓也知事。07年補選で階氏が初当選し09年、12年と守った。解散前、東北の1区で自民の議席がなかったのは岩手だけ。難攻不落の牙城だ。
 前回は未来(現生活)を含めた5党の争い。得票は階氏が5万5000、高橋氏が4万4000、未来候補が4万1000だった。今回はすみ分けで生活候補はいない。
 1区有権者28万人のうち23万人が盛岡市。前回得票率は階氏35%、高橋氏26%、未来候補25%だった。階氏は生活票取り込みを狙い、高橋氏は無党派票獲得を図る。
 12日は市街地や住宅街で舌戦を繰り広げた。階陣営は「アベノミクスで中央と地方の格差は広がった」と攻撃。高橋陣営は「あと一歩。経済政策を進めるため勝たせてほしい」と訴えた。
 社民党新人の細川光正候補(65)は「格差拡大を食い止め、戦争を認めない社会を守る」と強調。共産党新人の吉田恭子候補(33)は「子どもの医療費を無償にし、子育て世代の家計の負担を減らす」と主張する。

◎岩手1区立候補者

細川光正65☆社 新 
階猛48☆民 前(3)
吉田恭子33 共 新 
高橋比奈子56☆自(大)前(1)

〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

◎岩手1区過去の開票結果

【2003年11月】
当 91,025 達増 拓也 民前
  57,899 及川  敦 自新
  12,014 後藤百合子 社新
   8,806 長沼 洋一 共新

【05年9月】
当 95,109 達増 拓也 民前
  65,187 及川  敦 自新
  14,050 細川 光正 社新
   9,659 神部 伸也 共新

【07年7月 補選】
当102,987 階   猛 民新
  53,125 玉沢 正徳 自新
  10,821 瀬川 貞清 共新

【09年8月】
当116,425 階   猛 民前
  50,585 高橋比奈子 自新
  13,048 伊沢 昌弘 社新
  12,187 吉田 恭子 共新
   1,047 森  憲作 諸新

【12年12月】
当 55,909 階   猛 民前
  44,002 高橋比奈子 自新(比当)
  41,706 達増 陽子 未新
   9,922 伊沢 昌弘 社新
   9,473 八幡 志乃 共新

2465チバQ:2014/12/13(土) 09:40:09
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141213_11027.html
<衆院選>村井知事の妻 維新候補を応援


応援のあいさつをする一美さん
 14日投開票の衆院選で、村井嘉浩知事の妻一美さんが12日、宮城2区の維新の党前議員林宙紀候補(37)の個人演説会に出席した。今回の衆院選で、一美さんが特定候補を応援するのは初めて。
 演説会は仙台市宮城野区の仮設住宅であり、一美さんは入居者ら約20人を前に「(林氏を)私も村井も評価している。どうか力添えをお願いしたい」と呼び掛けた。
 村井知事は、衆院選へのスタンスについて「中立だが、今までのお付き合いの度合いもある」と説明。自民党前議員の集会で演説したほか、比例東北に立つ公明党新人の演説会にも出席した。

2466チバQ:2014/12/13(土) 10:03:17
http://www.sankei.com/region/news/141213/rgn1412130072-n1.html
2014.12.13 07:09
【衆院選2014 激戦区を歩く】
千葉13区 区割り変更「旧4区票」どこへ

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 衆院選挙区定数の「0増5減」に合わせた区割りの変更で、県内では前回まで千葉4区だった船橋市の一部が千葉13区(柏、鎌ケ谷両市など)に編入された。該当地域の選挙人名簿登録者数は約5万7千人に上る。13区の候補者は新たな有権者から支持を得るため舌戦を展開しているが、同地域の住民からは「好きな政治家に投票できなくなった」といった不満も聞こえている。

 ◆白熱の争奪戦

 11日昼、13区の新京成線二和向台駅(船橋市二和東)前の商店街には、雨交じりの曇天にもかかわらず多くの有権者が押し寄せた。聴衆の視線の先には、13区候補者の民主前職、若井康彦氏(68)の応援演説を行う前首相、野田佳彦氏(57)の姿があった。

 4区で5期連続当選を果たしている民主前職の野田氏は、2年前の前回衆院選には4区だったこの商店街周辺にも多くの支持者を抱えている。野田氏が「格差社会是正のため、ぜひ民主党を応援してほしい」と訴えると、大きな拍手と声援が巻き起こった。

 若井氏の陣営は「野田氏が築き上げてきた地盤をいかに引き継げるかが重要だ」と話す。若井氏は同駅前などに何度も足を運び、仕事帰りの会社員や駅の利用客らに「一般家庭の負担が増えるような経済政策は変えなければならない」と訴えている。

 自民前職、白須賀貴樹氏(39)も旧4区での選挙活動に力を入れ、チラシなどを重点的に配布。昼の同駅前商店街を練り歩き、「社会保障の充実のためにもアベノミクスは止めてはならない」などと買い物客らに呼びかけている。陣営は「日に日に声をかけてくれる人が増えている」と手応えを感じている。

 共産新人の中川勝敏氏(68)の陣営は「13区に編入された旧4区には共産党の支持者も多い。愚直に支持を呼びかけ続ける」と話した。

 ◆冷ややかな声

 熱戦を繰り広げる各陣営とは対照的に、地域住民からは冷ややかな声も上がっている。二和東に住む自営業の女性(53)は「4区で応援していた候補者がいたのに投票ができなくなり、政治に興味がなくなった」。今回は投票に行くことも決めていないという。船橋市選挙管理委員会にも同様の苦情などが寄せられており、選管はチラシを配布するなどして有権者への周知と理解を呼びかけている。

 4区から13区に編入された同市二和西と、4区のまま変わらなかった同市金杉町、13区の鎌ケ谷市にまたいで建つ集合住宅では、今回の変更で、金杉町に位置する1棟だけが4区に残されることになった。

 二和西の棟に住む男性(79)は「自分の選挙区が変わったことは知っていたが、1棟だけ4区に残されたことは知らなかった」と驚きを隠せない様子で、「なんでそんな複雑なことになるのかなあ…」とつぶやいた。

 ◆住み分けだけ

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査では、白須賀氏が他の候補者を大きくリードして終盤戦を迎えている。この情勢を、白須賀氏の陣営は「地道な活動により、新人で当選してからの2年間で熱烈な支持者を獲得したからではないか」と分析する。

 自民の独走を防ぐために、13区では維新と民主が候補者調整を行ったが、住み分け以外の協力はみられていない。若井氏の陣営関係者は「維新の支持者が、そのまま応援してくれるという単純な流れにはなっていない」と漏らした。(中辻健太郎)

2467チバQ:2014/12/13(土) 10:05:55
http://www.sankei.com/politics/news/141209/plt1412090001-n1.html
2014.12.9 07:00
【注目区を歩く】
(1)「政治とカネ」群馬5区 どぶ板・おわび行脚…関心は得票数 小渕氏「厳しくつらい選挙」

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(1/3ページ)【注目区を歩く】

有権者に頭を下げて支援を呼びかける候補者=群馬県(田中俊之撮影)
 14日の投票日に向けて衆院選は終盤戦に突入し、各候補者はさらに有権者への浸透を図っている。政治資金問題で経済産業相を辞任した自民前職の小渕優子氏(41)が出馬した群馬5区(群馬県高崎市など)では、対抗馬の新人2人が「政治とカネ」問題で攻勢を強める。

 公示後、初の週末を迎えた6日。小渕氏は同県南西部の下仁田町に入った。演説の時間と場所は事前に支援者らに通知。演説会が予定されていたスーパーの駐車場には、50人を超える支援者が集まっていた。

 選挙カーを降りた小渕氏は聴衆に駆け寄って一人ずつ握手。支援者からは「大丈夫よ」「頑張ってね」と一様に激励を受け、「少し痩せたんじゃない」と気遣う声も上がった。

〝逆風〟それでも支援

 小渕氏の政治資金をめぐっては、関連政治団体が開いた「観劇会」について、平成22〜25年(24年は政治資金収支報告書に記載なし)で支出が収入を計約3430万円上回っており、東京地検特捜部が捜査中だ。

 “逆風”下の小渕氏は「厳しくつらい選挙だが、最後までご支援をお願いしたい」と頭を下げ、10分ほどで演説を終えると、次の会場に向かった。

 過去の選挙戦では、地域別に集会を開いていた小渕氏だが、今回は「謝罪なのに有権者に足を運ばせるのは失礼」と、選挙区内をくまなく回る「どぶ板選挙」に徹している。

 スケジュールは連日午前8時から午後8時までびっしり。6日も40カ所以上で“おわび行脚”した。反応も好意的だ。選挙カーでの移動中も沿道では支援者が待ち構えており、小渕氏が車から身を乗り出して握手する場面も見られた。家の中から選挙カーに手を振る住民も多く、人気の高さをうかがわせた。

 下仁田町に住む農林業の男性(69)は「上州人は義理堅い面があるんだ。父(で元首相)の恵三さん時代から応援している人も多いし、問題があったからといって、それで支援をやめる人は少ないだろう」と話す。

2新人切り崩し懸命

 一方、対抗馬の新人2氏は、小渕氏の強固な地盤を切り崩そうと、「政治とカネ」問題の追及に力を入れている。

 共産新人の糸井洋氏(46)は、反自民色を鮮明にした上で、「政治とカネ」問題に対する小渕氏の対応を糾弾する。

 「小渕さんは大臣を辞めて責任を取ったつもりかもしれないが、何の説明もないまま立候補した。これはけじめのない態度と言うのではないか」と批判する。

 社民新人の小林人志氏(63)は、候補者擁立を見送った民主党県連の協力を得て、批判票の取り込みを図る。街頭演説を中心に集会も開いて支持を呼び掛けている。

 演説では安倍晋三政権が進める経済政策「アベノミクス」批判に加え、小渕氏の政治資金問題にも言及。「政治を志す者は身がきれいでなければならないし、疑惑を持たれたら当然、説明する義務がある」と小渕氏を批判した。

 ただ、糸井氏と小林氏の演説に耳を傾ける有権者は多くない。街頭で車を止めて訴えても、聴衆の姿が見られないこともあった。

 地元の自民党関係者の関心はすでに、小渕氏の獲得票数に向いている。

 「得票数が少なければそれだけ批判があるということ。逆に、最初の選挙で小渕氏が得た16万票を超えれば、捜査中ですべて清められるということはないにしろ、一定のみそぎを意味するのではないか」

2468チバQ:2014/12/13(土) 10:06:54
http://www.sankei.com/politics/news/141210/plt1412100004-n1.html
2014.12.10 07:00
【注目区を歩く】
(2)「追う立場 厳しい状況」 菅元首相、城島元財務相 地道な戦い
 2年前の衆院選。当時与党だった民主党に逆風が吹き、首相経験者ですら厳しい結果となった。元首相で民主前職の菅直人氏(68)=東京18区=は選挙区で敗れ、かろうじて比例代表で復活。現役の財務相だった民主元職の城島光力(こうりき)氏(67)=神奈川10区=はバッジを失った。両氏は安倍晋三政権に「『NO』を突きつける」と、街頭で粘り強く支持を訴え、選挙区での議席奪還に向けて地道な戦いを続けている。

東京18区

 自民前職の土屋正忠氏(72)と菅氏が4度目となる“土菅(どかん)戦争”を展開する中、共産新人が割って入る東京18区(武蔵野市など)。選挙区では過去、菅氏が2勝を収めたが、前回初めて土屋氏が勝利した。

 「原発ゼロにYES!」

 そんなフレーズが入った白いジャンパーをまとった菅氏。武蔵野市のJR武蔵境駅前で7日、50人ほどの聴衆に、「菅直人に投票して、自民党の議席を減らしてください。それが安倍さんの暴走を止める大きな力になる」と訴えた。
 商店街を丹念に練り歩く中、道行く人から激励される場面もあるが、陣営関係者には悲壮感も漂う。

 「こちらは追いかける立場。厳しい状況に変わりはない」。選挙区内で1日20カ所以上、街頭に立つ。

 前回選挙では、菅氏に約1万票差をつけて当選した土屋氏。府中市内で、「この18区にどういう政治家がふさわしいか。これからの日本をつくるため、この道を行きましょう」と声を張り上げた。

 自民党は元首相を相手にする東京18区を“重点区”と位置付け、安倍首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官らを次々に応援弁士として投入することで議席死守を期す。

 陣営幹部は「これまでにない勢いを感じる」と話すが、「自民優勢」との報道に警戒感もある。「相手が相手だけに何が起こるか分からない。最後まで慢心せず戦う」と力を込めた。

 共産新人の結城亮氏(44)は消費増税中止や原発再稼働反対を掲げ「安倍内閣と正面から対決し、日本の政治を変える」と訴える。陣営は自民優勢が報じられるにつれ、支持の広がりを感じるといい、「これまでビラを受け取ってくれる人が1時間で70人ほどだったが、200人ほどに増えた」と手応えを語った。

2469チバQ:2014/12/13(土) 10:07:23
神奈川10区

 前回の衆院選では、民主の看板閣僚の一人だった城島氏が大幅に票を減らして敗れた神奈川10区(川崎市川崎区など)。勝利した自民前職の田中和徳氏(65)と城島氏の差は約4万3千票だった。自民と民主、共産が票を争う中、前回は「第三極」として勢いがあった、みんな、維新が獲得した計約8万8千票の行方が勝敗の鍵を握る構図だ。

 「日本の危機だ」。並々ならぬ決意で、今回の選挙戦に臨む城島氏。連日、街頭での選挙活動を終えた午後8時以降も駅頭に立つ。

 陣営幹部は「前回とは勢いが違う。ボランティアが多く集まり、スタッフの数は3倍になっている」と手応えを口にするが、民主党への拒否感は依然として強いといい、ポスターに記された“民主党公認”の文字は控えめ。政党色より、「反アベノミクスや、野党統一候補であることを前面に出していく」という戦略だ。

 一方、田中氏の陣営も「負けるわけがないとは思っているが、公明の票が固まっていない」と歯切れが悪く、必ずしも追い風を感じているわけではない。

 党組織運動本部長などの役職も担う田中氏は、応援演説で福島県や千葉県を回るなど、地元を留守にしがちで、陣営は票固めに奔走している。

 共産新人の中野智裕氏(56)は、反自民票の獲得に全力を挙げる。

 有権者が多く行き交うJR川崎駅。6日夕方には3陣営が1時間ごとに交代で舌戦を繰り広げた。だが、足を止めたり、ビラやパンフレットを受け取ったりする人はまばらだ。

 「有権者の関心が低い。投票率が下がることを考慮すると、実際には8万8千票のうち、5万票の取り合いになるだろう」と、田中氏の陣営幹部は分析する。

2470チバQ:2014/12/13(土) 10:08:40
http://www.sankei.com/premium/news/141210/prm1412100009-n1.html
2014.12.11 07:00
【注目区を歩く】
(3)「選挙どころではない」 爪痕残る被災地、「防災強化」響く訴え

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(1/4ページ)【注目区を歩く】

雪が舞う中、長野北部地震で大きな被害が出た地区周辺を回る選挙カー=5日、長野県白馬村(森本充撮影)
 今年も日本列島は、自然災害に襲われた。8月の広島土砂災害、9月の御嶽山(長野・岐阜県)噴火、11月の長野県北部地震…。復興に向けて歩み出しているこうした被災地でも、衆院選の立候補者の訴えが響く。住民は一日も早い復興を祈りながら、選挙戦の行方を見つめている。

長野2区

 長野県北部地震で住宅の倒壊が相次いだ白馬村。この冬初めてまとまった雪が積もった4日、長野2区から立候補した維新前職の百瀬智之氏(31)はJR白馬駅前でマイクを握った。「避難の仕組みづくりなど防災に力を入れる」。そう住民に語りかけた。

 地震で自宅が崩れた堀之内地区の中村佐代子さん(81)は現在、避難先に指定された宿泊施設で生活。だが、冬の観光シーズンが始まり、滞在期限は18日までだ。「住むところはどうするのか。選挙どころではない」と憤る。

 ただ、政治に先行きへの不安を解消してもらいたいという声もある。この地区で商店を営む鎌倉かおりさん(45)は「衆院選を契機に活気を戻してもらいたい」と話す。

 自民前職の務台俊介氏(58)の陣営は5日、選挙カーで堀之内地区周辺を回り、「防災に強い街づくりを推進します」と訴えた。民主元職の下条みつ氏(58)、共産新人の清沢達也氏(40)の両陣営も被災地復興をうたう。

 年間240万人余りが押し寄せ、住民の大半が何らかの観光産業に携わるという白馬村。ウインターシーズンの到来を知らせる雪は、例年なら歓迎すべきものだが、今季に限れば、雪への住民の思いは複雑だ。

 「今年ばかりは降ってほしくないね」。堀之内地区に暮らす中村やよいさん(67)もため息をつく。自宅は外見上、被害がないように見えるが、基礎部分が大きく崩れ、住むことはできない。解体を待つばかりとなっている。

 だが、作業は遅れており、雪でさらに先延ばしになる可能性もある。「早く気持ちを切り替えたいのに…。東日本大震災で何を学んだんだろう」。中村さんの目には、国や政治の動きが鈍く映っている。

2471チバQ:2014/12/13(土) 10:09:13
広島3区

 8月の土砂災害で74人が犠牲となった広島市安佐南、安佐北の両区を選挙区に抱える広島3区。3人の候補者のうち1人は選挙事務所を安佐南区の国道沿いに構え、すぐ近くに迫る山肌には土石流の爪痕が今も生々しく残る。

 その土石流が押し寄せた先にあった県営緑丘住宅では、114世帯244人の入居者から2人の犠牲者が出た。復旧作業では土砂の除去などが優先されたため、緑丘住宅は強度調査が後回しにされた。構造上の大きな損傷がないことが判明し、存続が決まったのは今月に入ってからだ。

 現在、避難所暮らしを強いられているのは1世帯3人に減った。一方で、一時避難先になっている公営住宅などに身を寄せるのは11月下旬段階で約1700人にも上っている。

 緑丘住宅の入居者の多くも一時避難先の公営住宅などに移ったままで、近くの八木ケ丘団地町内会副会長、山根健治さん(68)は「復興が進んでいるといわれるが、がれきと土砂が片付いたくらい。選挙期間中に政治の空白期間ができるが、復興に遅れがないようにしてほしい」と話す。

 候補者には八木地区の住民がいる。民主元職の橋本博明氏(44)は災害発生から約1カ月半、ボランティアとして活動。体験を語り、支持を訴える。

 自民前職の河井克行氏(51)は安倍晋三首相に何度も早期の復旧復興を要請し、選挙戦ではこうした活動を強調する。共産新人の清水貞子氏(67)はたびたび被災地で要望を聞き、生活再建をうたう。

 一方で選挙への冷ややかな目線もあるという。一部陣営からは「有権者には『何のための選挙か』という思いが特に強く、投票率がかなり下がるのではないか」との声も出ている。

2472チバQ:2014/12/13(土) 10:09:56
http://www.sankei.com/premium/news/141212/prm1412120007-n1.html
2014.12.12 07:00
【注目区を歩く】
(4)「0増5減」新区割り、手探りの戦い 慣れぬ地「正直厳しい」





(1/3ページ)【注目区を歩く】

「0増5減」で選挙区が減少した山梨県で支持を訴える候補者=7日、山梨県昭和町(松岡朋枝撮影)
 一票の格差を是正するための「0増5減」の区割り法で、今回の衆院選から選挙区が5つ減った。減少を受けた新たな区割りでの選挙戦で、各候補者は手探りの戦いを続けている。

山梨1区

 「0増5減」の結果、山梨の選挙区は3から2に減少。主に旧1区を旧2区と旧3区に統合し、県域を東西に2分する形となった。

 自民党は1区で、選挙ごとに選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を採用した。前回選挙で旧1区から出馬した前職の宮川典子氏(35)が1区から出馬し、旧3区から出馬して比例代表で復活当選した前職の中谷真一氏(38)が比例代表(南関東ブロック)に回ることが決まったのは今年7月末のことだった。

 わずか4カ月で選挙を迎えるという準備期間の短さに加え、宮川氏の出身地で旧1区に含まれていた山梨市は2区に入った。

 日曜日の7日は、中谷氏が同行して1区内の旧3区の地域を中心に遊説。甲斐市では宮川氏と中谷氏が交代でマイクを握った。

 宮川氏は過去、参院選に出馬した経験があり、陣営幹部は「一度は歩いたことのある地域。山梨市からの応援も入っている」と区割り変更の影響は小さいとするが、短期決戦の影響は拭い切れない。「名前を売り込むための選挙カーが中心で、演説でしっかり訴えることが遅れている」とこぼす。

 1区からは民主前職の中島克仁氏(47)と共産新人の遠藤昭子氏(63)が出馬している。昨年の参院選にも出馬し「新しい区という意識はない」と話す遠藤氏に対し、中島氏の陣営は「正直言って厳しい」とため息をつく。

 中島氏は所属していた、みんなの党の解党で民主に入党。民主公認での出馬が決まったのは解散2日後の11月23日だった。6日は、新たに選挙区に組み込まれた大票田の甲府市ではなく、前回選挙で出馬した旧3区で民主入りへの理解を求めた。

 さらに、解散前後に相次いだ「山梨の政変」(宮川陣営)が今回の衆院選の構図を複雑にした。解散風が吹き始めた11月上旬、2年前の衆院選で旧3区で民主から出馬し当選した後藤斎氏(57)が知事選出馬を表明。今回の衆院選公示前日には維新公認で1区から出馬するとみられていた前職の小沢鋭仁氏(60)の比例代表(近畿ブロック)への転出も決まった。

 区割り、立候補予定者が変わる複雑な選挙事情にある陣営の関係者は、こう漏らす。「党本部からも情勢を聞かれるが、答えに困る。単純な足し算、引き算では答えが分からない選挙だ」

徳島1区

 県都の徳島市を含む徳島1区では、旧3区で4度も争った自民前職の後藤田正純氏(45)、民主元職の仁木博文氏(48)がともにスライド。有権者の57%を占める大票田の徳島市で“新人”のような戦いを繰り広げている。

 徳島市を主とした旧1区を長らく牙城としたのが民主党の仙谷由人元官房長官。だが2年前の前回選挙で落選し、今回不出馬を決めた。旧3区の仁木氏が代わって1区に立った。

 仙谷氏は今回の衆院選で仁木氏の選対本部長を務めている。「徳島市では出遅れているが、仙谷さんの支持者が多くいる」と仁木氏は話し、“影の総理”と呼ばれた仙谷氏に頼りながら県都攻略を図る。

 一方の後藤田氏。「カミソリ後藤田」の異名をとった元官房長官の正晴氏を大叔父に、女優の水野真紀さんを妻にもち、徳島市での知名度は仁木氏に勝る。

 だが、後援会事務長を務める神山町の後藤正和町長は楽観していない。「区割りが変わったことすら知らない有権者もいる。『結果は分かっているから投票に行かなくてもいい』という声もある」という。

 1区には、共産新人の古田元則氏(66)も立候補。旧1区で出馬した前回に続く挑戦となり、消費税増税の中止や原発再稼働の反対などを訴えている。

2473チバQ:2014/12/13(土) 10:10:34
http://www.sankei.com/politics/news/141213/plt1412130013-n1.html
2014.12.13 07:00
【注目区を歩く】
(5)野党候補乱立 しらける有権者「一票が反映されると思えず…」 神奈川7区

 衆院選は投票を14日に控え、各選挙区で激しい戦いが繰り広げられている。今回の衆院選で野党は、候補者調整を進めて自民に対抗しようとしたが、調整を果たせなかった選挙区もある。協力関係を構築できないまま選挙戦に突入した選挙区では、野党候補の乱立で激戦が続いている。

崩れた協力関係

 神奈川県内でも公示前、野党間で候補者調整が図られた。しかし、神奈川6区の維新前職に対し、民主が元職を擁立したことで協力関係が崩れた。

 そのため、神奈川7区(横浜市都筑区、港北区)で維新は、民主新人の中谷一馬氏(31)の対抗馬として、新人の豊田有希氏(39)を擁立。ほかにも、次世代前職の松田学氏(57)、共産新人の大山奈々子氏(51)が立候補した。

 3選を目指す自民前職の鈴木馨祐氏(37)に対し、民主、維新、次世代、共産がそろい踏みし、反自民票を野党同士が奪い合う構図が生まれた。

 「自民とどう戦うか。野党の姿勢が試されるときだというのに、共闘の話は一切ない。神奈川7区は“ガチンコ対決”だ」。民主の神奈川県連代表を務める金子洋一参院議員はそう話す。

 候補者らからも、他の野党への不満が聞かれる。中谷氏の陣営関係者は「民主党を批判してきた政党が、『選挙協力を』という。そんな話し合いがうまくいくはずがない」と批判。松田氏は「野党乱立は自民党を利するだけ」と苦々しく語る。

 新住民が多い「港北ニュータウン」を抱え、無党派層が多いとされる神奈川7区。横浜市選挙管理委員会は「社会の動きに敏感に反応し、国政選挙の投票率は常に高い傾向にある」と話す。

 そんな特徴を持つ選挙区で、野党乱立の状況を冷ややかにみる有権者もいる。「しっかりした政策論争を期待したい」と話す港北区の女性会社員(41)は野党に投票するつもりでいた。だが、現在の状況を見て「選択肢が多すぎて票が分散するのでは。自分の一票が国政に反映されると思えない」と今は投票自体に消極的になったという。

自民「チャンス」

 反自民票が分散する状況を、自民はチャンスと位置づけて選挙戦を進める。鈴木氏は「無党派層を取り込む絶好の機会。既得権益や古い政治と決別した、新しい自民党を多くの人に知ってもらいたい」と支持層開拓に意欲を見せる。

 党幹部も連日のように7区入りして鈴木氏をサポートする。9日には菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新横浜駅前で演説。「7区は大激戦区。決して楽な選挙ではない」と厳しい言葉で引き締めを図った。

 自民と野党の候補者が乱立する激しい選挙戦を制するのは−。その答えは14日の投票結果で示される。

2474チバQ:2014/12/13(土) 12:09:54
>>2368
戸井田真太郎が比例単独の話があったんですね

2475チバQ:2014/12/13(土) 13:47:27
>>2423
熊本4区忘れてますね

2476名無しさん:2014/12/13(土) 13:56:52
>>2475
熊本4区は次世代を自公が推薦だから
実質与党候補?

2477チバQ:2014/12/13(土) 15:37:00
>>2457
おう!ミステイク発見ですね。
自民でカウントしとりました


2478名無しさん:2014/12/13(土) 19:11:41
報道機関別の情勢

▼小選挙区 東京(主要区のみ)
1区
毎日(12/8) 山田(自民)、海江田(民主) 激しく競る
朝日(12/11) 海江田と山田が互角
讀賣(12/12) 山田と海江田が横一線

2区
毎日 辻(自民)が一歩リード。中山(民主)が懸命に追う
朝日 辻を中山が懸命に追う
讀賣 -

3区
毎日 石原(自民)が先行し、松原(民主)が追う
朝日 松原と石原が激戦
讀賣 松原と石原が互角の戦い

7区
毎日 長妻(民主)が先行
朝日 長妻が一歩リードする。松本(自民)は懸命に追っている
讀賣 長妻と松本が互角の戦い

14区
毎日 松島(自民)が優位な戦いを進める
朝日 松島がやや優位に立ち、木村(民主)が懸命に追う
讀賣 -

15区
毎日 柿沢(維新)と秋元(自民)が競う
朝日 柿沢と秋元が接線
讀賣 秋元と柿沢が横並びのまま接線

18区
毎日 土屋(自民)がリードし、菅(民主)が追う
朝日 菅と土屋が互角の戦い
讀賣 土屋と菅が総力戦を展開し、引き続き競り合っている

19区
毎日 松本(自民)、末松(民主) 激しく競り合う
朝日 松本が幅広い世代からの支持を集め、安定感がある
讀賣 -

21区
毎日 長島(民主)、小田原(自民) 一歩も引かず競り合う
朝日 小田原がリードし、長島が激しく追う
讀賣 長島と小田原が大接戦

23区
毎日 小倉(自民)がリードを広げる
朝日 小倉がやや先行し、櫛渕(民主)が懸命に追う
讀賣 -

※各紙の調査方法
毎日 12/5-7、295選挙区で実施。回答数75,258人(12/8朝刊)
朝日 12/6-9、295選挙区で実施。回答数129,467人、回答率60%(12/11朝刊)
讀賣 12/9-11、70選挙区で実施。回答数29,131人、回答率63%(12/12朝刊)

2479チバQ:2014/12/14(日) 09:02:48
>>2412
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141213ddlk40010290000c.html
2014衆院選ふくおか:無所属候補応援、高島市長に抗議 自民・福岡市議団 /福岡
毎日新聞 2014年12月13日 地方版

 自民党福岡市議団(18人)の妹尾俊見会長は12日、高島宗一郎市長が衆院選福岡1区(東、博多区)で無所属前職、井上貴博氏(52)を応援していることに対し「自民党本部の裁定を無視し、市民の信頼を著しく損なう」として抗議文を高島市長に手渡した。市長は抗議文を受け取ったが、今後の対応は明言しなかった。

 1区は自民党内で井上氏と新開裕司氏(46)との公認調整がつかず、党本部の裁定で両氏とも無所属で立候補している。

 市議団は、新開氏や2区(中央区など)と3区(早良区など)の自民公認候補への応援のバランスが欠けているとして、高島市長に応援の自粛を何度も申し入れていた。【中山裕司】

〔福岡都市圏版〕

2480チバQ:2014/12/14(日) 09:07:34
http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130063-n1.html
2014.12.13 21:20
【最前線をゆく】
連続当選なき激戦の大阪4区 都構想行く末も占う





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有権者に支持を訴える候補者=13日午後、大阪市都島区 (安元雄太撮影) 
 衆院選の選挙戦最終日となった13日、候補者たちは「最後のお願い」に走り回った。無党派層の動向が選挙結果に大きな影響を及ぼすとあって、各党とも最後まで風向きに神経をとがらせながらの選挙戦。維新の党の本拠地がある大阪では、維新の看板施策「大阪都構想」の行く末を占う決戦ともなっている。審判は14日に下される。

「最も風に反応する」

 「デフレ脱却の処方箋はアベノミクスだが、国民の信頼なくして経済成長戦略はなしえない」。大阪4区の自民前職で外務副大臣の中山泰秀(44)は13日、住宅地で声を張り上げた。

 初の女性閣僚として厚生大臣を務めた中山マサを祖母に持ち、祖父、父らも元国会議員の政治家一族。公明の推薦も受け盤石のようにみえるが余裕はうかがえない。4区のおそろしさを体感してきたからだ。

 日本有数の繁華街の梅田を抱え、JR大阪駅周辺などで大規模な再開発計画が進む4区。その中心には、都構想で維新が機能解体を目指す大阪市役所があり、都構想をめぐる議論の象徴区でもある。

 有権者は平成17年の約40万人、26年の約43万6千人と増え続けており、「転勤族の出入りも多く大阪でも最も風に反応する選挙区」(市議)だ。現行制度で実施された平成8年の衆院選から、4区で連続当選した候補者はいない。

首相の応援と維新のエース

 中山自身、17年の郵政選挙で初めて選挙区を制したが、民主党が政権交代を果たした21年は落選。2年前は維新新人に負け、比例復活でなんとか議席に滑り込んだ。「維新の風はそよ風になったが止まってはいない」。中山の陣営関係者はそう表情を引き締める。

 10日に梅田で開かれた中山の街頭演説には、維新共同代表の橋下徹(大阪市長)との良好な関係が取りざたされてきた首相の安倍晋三も応援に入った。

 自民市議が「維新に絶対に負けない」と叫んで「がんばろー」三唱につなげると、安倍も3度、こぶしを突き上げた。その姿に陣営関係者は「首相が対決姿勢を打ち出した」と喜んだ。

 一方の橋下。「自民の背中が見えている。皆さんの支援が必要なんです」。12日夜、4区内の小学校体育館で開かれた維新新人、吉村洋文(39)の個人演説会ではこう訴えると、深々と頭を下げた。選挙戦であっても橋下がそこまで頭を下げるのは異例だ。

2481チバQ:2014/12/14(日) 09:08:01
 弁護士から大阪市議になった吉村は、都構想の制度設計で中心的な役割を果たした。維新内では「橋下の右腕」と称されるエースだが、厳しい選挙戦を強いられた。

 前回当選した前職が地元の維新市議、府議との不和が問題となって公認がおりず、吉村出馬が固まったのは公示の約10日前。出遅れた上、市議として選挙基盤にしたエリア以外では「名前さえ知っている人は少なかった」(陣営幹部)。

「流れを断ち切る」

 そして、「この衆院選で維新の流れを断ち切る」と意気込むのは、自民だけではない。自民と対決姿勢を示す共産新人、清水忠史(46)の陣営も「都構想は百害あって一利なし」と批判の矛先を維新に向ける。維新と選挙協力を進めた民主の党本部は、無所属元職の吉田治(52)に公認を出さなかったが、維新に対抗心を燃やす民主府連は独自に推薦を出した。

 橋下は13日も維新幹事長の松井一郎(府知事)とともに4区に入った。選挙カーの上で2人と並んだ吉村は、「増税の前に行政の無駄をなくす」と前のめりになって訴えた。

 その声に耳を傾けていた大阪市都島区の男性事務員(40)は「自民一色もどうかと思うが、維新の主張もスケールが小さい気がする。14日までじっくり考えたい」と、投票先を決めあぐねていた。(敬称略)

=おわり

2482チバQ:2014/12/14(日) 09:13:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk27010362000c.html
注目区を歩く:’14衆院選/1 1区 浮動票巡り奪い合い /大阪
毎日新聞 2014年12月04日 地方版

 無党派層が多く、浮動票の動向によって投票結果はがらりと変わる都市型の選挙区だ。6人がしのぎを削った2012年12月の前回衆院選から一転、維新前職に、自民新人、共産新人が挑む三つどもえの戦いになった。

 1区では宙に浮いた「5万8000票の行方」が勝敗を決するとみられる。自民、民主、維新、共産、未来、無所属の6人が群雄割拠の争いを演じたうち、民主、未来、無所属の3人が得た票の合計だ。09年に民主で当選し、前回は未来から出た熊田篤嗣氏は今回、無所属での出馬を公示直前に断念した。民主系の票や、前回は無所属だったが自民で閣僚の経験を持ち、地盤がある中馬弘毅氏の獲得票など「行き場を失った票」の奪い合いとなりそうだ。

 「議員報酬や定数の削減は、大阪で改革を実行してきた維新にしかできない」。維新の井上英孝氏は公示直後の2日午前、南海なんば駅前で寒空の下、声を張り上げた。自民の大阪市議だった井上氏は維新に移り、維新旋風が起こった前回約8万票を獲得。やはり大阪市議だった自民の大西宏幸氏に約2万5000票差をつけた。

 井上氏は「身を切る改革の推進」を訴え、維新の橋下徹共同代表は公示日だけで3回も応援演説し、維新発祥の大阪の中心部で議席死守を目指す。陣営幹部は「前回ほどの追い風を感じない。接戦になる」と引き締める。

 一方、大西氏は「アベノミクスを完成させる。国防もしっかりやる」と訴え、前回の雪辱を期す。選対幹部は「投票率は上がらない。組織票を固めることが最も重要だ」と説明。井上氏と対照的に公示前、街頭演説にはほとんど立たず、自民支持者への浸透を図った。

 今回は連立を組む公明の支援も期待する。前回選で、公明は1区で推薦を出さず、自主投票だったが、今回は大西氏の推薦を決めた。大西氏の出陣式には公明の現職市議2人も出席。大西氏は「自公協力の下で頑張ります」と強調した。

 共産の柴山昇氏も浮動票の取り込みを狙う。柴山氏は公示前から「街かどしゃべり場」などのタイトルで有権者との対話を重視した活動を展開。先月29日には南海なんば駅前で「働くみなさんの財布の中身を温かくする社会にしようではありませんか」と訴えた。陣営幹部は非自民、非維新の有権者層を意識し「労働者層を中心に浮動票を取り込みたい」と意気込む。【松井聡】

     ◇

 衆院選では、さまざまな課題に直面する安倍政権が有権者の審判を受ける。大阪都構想をめぐる賛否など独自の構図も浮かぶ府内で、注目される選挙区を歩いた。

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 ◇1区(3)
 <大阪市中央区、西区、港区、天王寺区、浪速区、生野区>

井上英孝 43 [元]大阪市議 (1)維前

柴山昇 61 党1区役員 共新

大西宏幸 47 [元]大阪市議 自新=[公]

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2483チバQ:2014/12/14(日) 09:13:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk27010301000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 4区 「風」向き警戒、総力戦 /大阪
毎日新聞 2014年12月05日 地方版

 「逆風がそよ風に変わった。しかし自民の追い風と勘違いしてはいけない」。衆院選が公示された2日。自民前職、中山泰秀氏の出陣式で、自民府議が檄(げき)を飛ばした。前回選では全国的に自民の追い風が吹く中、中山氏は維新前職に5500票差で敗れ、比例復活した。維新の勢いは弱まったとみなしながらも、陣営の緩みを警戒した発言だ。

 大阪・キタを中心とする4区は、都心回帰で有権者が増え続けている。無党派層が多く、「風」に敏感なのが特徴だ。郵政解散や民主党ブームなど風が吹くたびに当選者が変わる移ろいやすい選挙区で、連続当選した候補者はいない。

 中山氏は、自ら外務副大臣を務める安倍政権の実績を強調する。「アベノミクスの批判はあるが、具体的な対案を聞いたことがない。安倍首相の化身として信を問いたい」

 維新新人の吉村洋文氏は「岩盤規制を突破できるのは維新だけだ」と自民に挑む。維新大阪市議団の政調会長を務め、大阪都構想のマニフェスト作成も担った。前回は、候補者応援に全国を奔走した市議や府議が地元に張り付いて吉村氏を全面支援し、「都構想を知る地方議員の代表を国会に送り込みたい」(陣営幹部)と意気込む。

 だが吉村氏の公認決定は公示1週間前。前職が地元議員の支持を得られずに異例の候補差し替えとなり、準備の遅れは否めない。陣営幹部は「組織票の戦いになれば負ける。投票率アップが勝利の絶対条件だ」と話す。

 「安倍政権の暴走をストップできるのは共産だけだ」。公示の2日午後、JR大阪駅前で共産の志位和夫委員長が演説すると、1000人以上の聴衆から拍手が沸き起こった。共産新人の清水忠史氏は「維新は安倍政権の応援団に過ぎない」と維新批判も展開する。「自共対決」を前面に打ち出す共産は、比例近畿で4議席以上を得るチャンスとみて浸透を図る。

 無所属元職の吉田治氏もアベノミクスを批判し、維新を「自民の補完勢力」と位置付ける。民主の風が吹いた09年衆院選は党公認で13万票超を得て当選したが、今回は民主の公認を得られず、無所属での戦いとなった。民主府連の支援を受けるが、「既存政党に対する批判票の受け皿になりたい」(陣営幹部)と無党派層を意識して支持を訴える。

 4区の「風」はどこへ向かうのか。ある陣営幹部は語る。「今はほとんど無風だ。終盤の風をつかんだ者が勝利する」【重石岳史】

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  ◇4区(4)

<大阪市北区、都島区、福島区、東成区、城東区>

清水忠史 46 党府副委員長 共新

吉村洋文 39 [元]大阪市議 維新

中山泰秀 44 副外相 (3)自前=[公]

吉田治 52 [元]副国交相 (4)無元

2484チバQ:2014/12/14(日) 09:14:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk27010316000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 7区 女性対決、激しさ増す /大阪
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 吹田、摂津両市にまたがる7区。今回は前職2人に共産新人の村口久美子氏が加わり、候補者全員が女性という珍しい選挙区だ。

 前回は自民の渡嘉敷奈緒美氏が約7500票差の接戦を制し、維新の上西小百合氏も比例で復活当選した。民主政権で官房長官を務めた藤村修氏は落選して引退。今回、民主は維新との調整で擁立を見送り、「女性対決」となった。

 渡嘉敷氏は「30代、40代、50代の女の戦い。私が一番年上。悩んだら一番のおばちゃんに入れて」と、出陣式で笑いを誘った。「経験と実績」を強調、「小選挙区は渡嘉敷、比例は公明党と書いて。年齢を重ねた分、選挙でも勝つ」と訴え、組織票固めに徹する。

 陣営が注視するのは、前回選で藤村氏が得た4万5000票の行方だ。維新についても「阪神タイガースのように勝っても負けても変わらないファンがいる」と警戒する。

 一方、上西氏は「投票率が低くなるほど、雨が降ろうが雪が降ろうが投票所に行く業界団体、既得権益を守る人たちの意見ばかりが反映される。ぜひ1票の権利を行使して」と3日、江坂駅前で呼びかけ、自公を批判した。

 上西氏は20代で初当選し2年間、毎週のように地元を回った。選対関係者は「後援会は発展途上。突然の解散で時間が足りない。大阪都構想で対立する民主との野党共闘も難しい」と厳しい表情だ。

 村口氏は自民、維新の批判票や、民主票の受け皿を目指す。「浮動票の多い地域。民主不在で、維新の風もない。街頭の反応はいい」と関係者。4歳の娘を持つ母親として子育て経験もアピールする。村口氏は「維新など第三極に期待した無党派層は迷っている。『女性対決』が注目されるが、丁寧に政策の違いを訴える」と話す。

 今回は、来春の吹田市長選の前哨戦ともうわさされる。現職は前回、大阪維新の会公認で立候補。自民は新人を擁立する。「市を二分する争点が見当たらず、勝ち馬に乗る人も出る。結果次第で市長選も左右される」と関係者は危機感を持つ。

 6日には各陣営の「大物」が選挙区入り。「自公圧勝と言われるがまだ序盤戦。『いい』と言われてよかったことなんて一度もない」(自民・石破茂地方創生担当相)。「自公は強い。だが永田町には『おかしい』と騒ぐ存在も必要。その役割の担うのが維新」(維新・橋下徹共同代表)。攻防は激しさを増している。【村上尊一】

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 ◇7区(3)
 <吹田市、摂津市>

村口久美子 42 党7区役員 共新

渡嘉敷奈緒美 52 [元]厚労政務官 (2)自前=[公]

上西小百合 31 党女性局役員 (1) 維前

2485チバQ:2014/12/14(日) 09:15:44
>>2223 大阪13区
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk27010338000c.html
注目区を歩く:’14衆院選 16区 「反維新」共闘、国政は対決 /大阪
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 自公の選挙協力で、長く公明、民主、共産の三つどもえとなっていた16区。今回は国替えの次世代前職が加わり、四つの政党の候補がぶつかる。維新は候補者の擁立を見送ったため、昨年9月の堺市長選では「反維新」で共闘した自民、民主、共産も、国政では従来通りの対決構図となった。

 「政治を前に進められない政権に戻してはならない。いかがでしょうか」。先月28日、堺市役所前で、山口那津男代表とともに演説した公明前職の北側一雄氏。前々回に議席を奪われた民主を意識した発言に聴衆から大きな拍手が起こった。

 前回選で公明を支援した維新とは関係が一変。大阪都構想を巡って対立し、維新は松井一郎幹事長の出馬を検討した。出馬は見送られたが、溝は深まった。だが、北側氏も山口代表も演説で維新に触れることはない。北側氏の陣営は「自分たちの訴えをするだけ」。関係者は「出馬騒動はもう終わった話。維新にけんかを売る必要はない」と話す。

 連立を組む自民も安倍晋三首相、谷垣禎一幹事長、小泉進次郎復興政務官らが連日応援に駆け付け、自公政権の実績をアピールするが、維新に触れる発言はない。今月4日、堺市役所前で演説した安倍氏は「連立政権は北側さんを抜きにして考えられない」と持ち上げた。

 「株価は上がったが、格差社会が進行している」と自公政権を批判するのは民主元職の森山浩行氏。今月5日には枝野幸男幹事長とともに、南海北野田駅前で「もう1度、政権を担える党は私たちしかいない」と声を張り上げた。「前回は逆境の中の選挙で、党への信頼感はどん底だった。今回は上がるだけ」と期待をこめる。

 報道各社の情勢調査では与党優勢が報じられ、低投票率も懸念されている。民主系の堺市議は「無党派層の取り込みが鍵」と分析する。堺市長選で民主から推薦、自民から支持を受けた竹山修身市長は北側氏、森山氏の両陣営の事務所開きに出席し、“等距離外交”に徹する。竹山氏は「支援を受けた方々に恩返しをする。お二人とも当選してほしい気持ち」と自公、民主の両方に配慮する。

 17区から国替えして挑む次世代前職の西村真悟氏は、拉致被害者の救出や自主憲法の制定などの持論を展開。「公明が与党にいることで、障害になっている」と訴え、保守票の切り崩しを狙う。維新が支援するとの見方もあるが、維新市議は「公認候補が戦う17区に力を注ぐ」とし、関係を否定する。

 共産新人の益修一氏は消費税増税への反対を主張。介護施設の勤務経験から社会保障の充実を訴え「政策だけでなく、数でも自共の対決の時代にしたい」と支持を訴える。【山口朋辰】

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 ◇16区(4)
 <堺市堺区、東区、北区>

北側一雄 61 党副代表 (7)公前=[自]

森山浩行 43 [元]府議 (1)民元

益修一 36 党16区役員 共新

西村真悟 66 [元]防衛政次官 (6)次前

2486チバQ:2014/12/14(日) 09:20:44
http://www.asahi.com/articles/DA3S11504456.html
(2014衆院選)沖縄、溶ける保革 知事選に続き、全区で自民に挑む
2014年12月13日05時00分
 沖縄県の4選挙区では、米軍普天間飛行場の県内移設の賛否をめぐって政党の枠組みが溶け、従来の「保守」「革新」が入り交じった選挙戦になっている。11月の県知事選で勝利した県内移設反対派は、全区で自民前職に対立候補を立てるが、政党や属性はみなばらばらだ。政党の枠を超え、政策一点でまとまる形は、新しい選挙のあり方につながるか――。

 ■反辺野古移設、政権と対決

 翁長雄志(おながたけし)・沖縄県知事(64)は10日、就任に伴う職員への訓示を終えると、その足で県庁前の選挙カーへと急いだ。車上には、共産党の志位和夫委員長と沖縄1区の候補者、赤嶺政賢氏(66)がいた。自民党沖縄県連幹事長まで務めた翁長氏の知事としての初の政務は、共産党候補の応援演説だった。

 翁長氏は車上で「10万票という圧倒的な差で当選させてもらった。新辺野古基地は造らせない。衆院選で赤嶺さんを当選させることが、改めて民意を突きつけることになる」と叫んだ。志位氏も「安倍政権は沖縄県民の民意を一顧だにしない。日本の民主主義が問われている」と続けた。

 沖縄では、政党の枠組みが溶解し始めている。

 11月16日の知事選では、安倍政権が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の是非が最大の争点となった。自民推薦で辺野古移設推進の現職、仲井真弘多(なかいまひろかず)氏に対し、那覇市長だった翁長氏が移設反対を掲げ、自民系の一部、共産、社民など党派を超えた「オール沖縄」を掲げて圧勝した。

 翁長氏は知事選の余勢を駆って、1区では共産党の赤嶺氏、2区では社民党の照屋寛徳氏(69)、3区では生活の党の玉城デニー氏(55)、4区では沖縄県議長も務めた自民系重鎮で無所属の仲里利信氏(77)を支援する。出身はばらばらだが、辺野古反対の一点で共闘する「オール沖縄」を再現させた。

 各報道機関の情勢調査で現有議席を超える優勢が伝えられる自民党だが、沖縄では前職4氏の表情はそろって険しい。

 自民党の谷垣禎一幹事長は8日、4区の西銘恒三郎氏(60)の応援演説で「逆風の中、厳しい戦いをしている。安倍政権は沖縄の振興に力を尽くす」と叫び、西銘氏も各地で「アベノミクスで元気にする」と訴えた。

 2年前の衆院選で、自民党沖縄県連は「普天間の県外移設」を公約に掲げ、4人の前職も同じように訴えて当選した。しかし、昨年、政権の求めで辺野古移設の事実上の容認へ立場を変えさせられた。西銘氏は「敵は基地問題の『逆風』だ」とこぼす。

 ただ、安倍政権に危機感は薄い。知事選で大敗したが、「基地問題の県民投票ではない」として移設作業を進める考えだ。さらに、衆院選の結果にかかわらず「移設を淡々と進めさせていただく」(菅義偉官房長官)という方針を貫く。

 全国を飛び回る安倍晋三首相と菅長官だが、沖縄入りだけは「かえって票を減らす」(党幹部)などの理由で見送られた。

2487チバQ:2014/12/14(日) 09:20:54
 ■政策一点の共闘、もろさも

 知事選で政党の枠を超えて一つになった「オール沖縄」体制。だが、政党が選挙区ごとにしのぎを削る衆院選では、もろさも見える。

 「君はいつから共産党になったか、と文句を言ってくる人がいる」。那覇市のある1区。自民系同市議団「新風会」の金城徹会長は、赤嶺氏を支援する会合でこうこぼした。

 新風会は、翁長氏とともに辺野古移設反対を訴えたため、自民党から除名されたり、離党させられたりした。知事選での勝利の原動力にはなったが、衆院選では一つにまとまりきれない。共産党の候補者を応援することに抵抗感もあるからだ。

 こうした声に共産党側も配慮をみせる。赤嶺氏は翁長氏の選挙事務所を「居抜き」で借り受けた。はためくのぼりは共産の「赤」にこだわらず、知事選で翁長氏が使ったのと同じ、緑地に赤文字。政党色を抑えた。11日に街頭演説した不破哲三・前共産党議長も「共産党」という名前をほとんど口にせず、「知事選はすごかった。今度の選挙では4人全員当選させて、自民党に県民の総意をぶつけよう」と、「オール沖縄」の枠組みに徹した。

 新風会では、赤嶺氏の応援は主に金城氏が引き受け、一部は自民党の国場幸之助氏(41)の支援に回る。維新の下地幹郎氏(53)に近い人もいる。別のメンバーは隣の4区に通い、自民系の仲里氏の応援に入る。「共産を応援できない分、こちらで頑張る」という。

 「オール沖縄」のかけ声のもと、基地反対の一点で保守、革新の垣根を越えて自民党の候補を打ち破った知事選。衆院選でも政党の枠組みを超えて政策の一致で戦う構図が、「1強多弱」の国政の現状を変える野党の戦いのモデルにならないかという期待感はある。

 一方で、翁長氏を支える那覇市議の一人は「我々はステンドグラス。遠目には美しいが、それぞれ色は違うし、もろい」。仮に一つの政策で強く結ばれても、国政レベルで社会保障や財政、憲法などさまざまな重要政策で一致できなければ、「ステンドグラス」がたちまち瓦解(がかい)することも予想される。

 沖縄の試みは、小さいながらも、今後の政党や選挙のあり方を問う試金石でもある。(山岸一生)

2488チバQ:2014/12/14(日) 09:21:47
新潟

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141212150882.html
参院議員、改選も見据え奔走 
民主 5区混乱の余波も

 14日投票の衆院選では、県内6小選挙区の候補者の応援に、自治体の首長や参院議員も駆け付けている。泉田裕彦知事は10日に長岡市の集会に参加した。自民党と民主党の候補が激戦を続ける選挙区では、「等距離外交」「中立」に努める市長も。県選出の参院議員4人も各選挙区を回っているが、民主党には5区の野党候補擁立をめぐる混乱の余波も出ている。

 「自分の選挙もあるので1〜6区をすべて回りたい」。参院新潟選挙区で2016年夏に改選期を迎える自民党の中原八一氏は、1区前職候補の選対本部長を務めながら、全県を駆けめぐっている。

 自民党の1〜4区候補は1期生。いずれも後援会を整備しているさなかに2度目の衆院選を迎えた。中原氏は「若手の後援会が育てば、将来の自民党のためにもなる」として、支持拡大を訴える。

 一方、同じく16年に改選となる民主党の田中直紀氏は1区の応援に入っている。地盤である5区で、民主県連が推薦する生活の党新人を支援する姿は見られない。妻の真紀子氏が今衆院選への出馬を辞退した後、一度は独自候補擁立を目指した経緯があるからだ。

 田中氏は5日、報道陣から今後5区の生活候補を応援するかを問われ、「それぞれにやっていますから」と言葉を濁した。

 昨年の参院選で再選を果たした自民、民主議員は「お礼回り」の意味合いも込め、候補を応援する。

 「まだ1期の1〜4区を重点的に回っている」と話す自民党の塚田一郎氏は、自らの地盤固めについて「来年の統一選が終わってから」と話し、まずは衆院選に全力を投じる構え。

 民主党の風間直樹氏は、6区候補の選対本部長を務める傍ら、各選挙区の集会に「昨年の選挙の恩返し」として顔を出し、票の掘り起こしに努めている。

【政治・行政】 2014/12/12 09:11

2489チバQ:2014/12/14(日) 09:24:15
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_04.html
小沢氏、最終日も地元入り 票固めにフル回転


街頭演説を前に聴衆と握手する小沢氏(右)=13日午後3時40分ごろ、奥州市水沢区
 生活の党の小沢一郎代表(72)は13日、立候補している衆院選岩手4区に再び入り、花巻、北上、奥州3市で街頭演説した。6、7両日に続き、選挙期間中2度目の地元入り。比例東北自民党前議員の藤原崇候補(31)と横一線の競り合いとなっている情勢を踏まえ、最後の票固めに自らフル回転した。
 花巻市のショッピングセンター前では午後2時ごろ、支持者ら約450人(陣営発表)を前に演説。「安倍政権の経済政策は、国民の日常の暮らしを苦しくさせているだけ」と批判した。
 北上市の百貨店前でも約400人(同)を前に、声を張り上げた。
 最後の奥州市水沢区の商業施設前には、約700人(同)が詰め掛けた。小沢氏が「もう一働きさせていただきたい。最後の大仕事として、必ず野党勢力を結集して3度目の政権交代を実現する」と言葉に力を込めると、聴衆から拍手と歓声が沸いた。
 演説を聴いた花巻市の会社員男性(56)は「2度も地元に来るとは、かなり厳しいということだろう」と話した。
 自民党の藤原氏は北上市など全域で約50カ所の街頭演説をこなし、若さや世代交代を強調した。共産党新人の高橋綱記候補(67)も花巻市などで支持を訴えた。


2014年12月14日日曜日

2490チバQ:2014/12/14(日) 09:30:44
4219 :チバQ :2014/12/14(日) 09:30:13
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155746
佐賀県知事選めぐり…官邸vs自民県連・財務省が大ゲンカ

2014年12月14日
 逆らう者は「身内」でも容赦しない。安倍政権の独裁ぶりがよく表れているのではないか。衆院選に出馬した古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選(25日告示、1月11日投開票)のゴタゴタだ。自民党本部と県連の間で“内紛”が勃発。それを官邸が力でねじ伏せたのである。

 県連が出馬を後押ししていたのが佐々木豊成・内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官(61)。財務省理財局長だった大物だが、この人選に官邸が「ノー」を突きつけた。菅官房長官とのパイプを強調する樋渡啓祐・前武雄市長(45)の擁立が決まったのである。

■比例順位を落とされた自民候補も

「7月の滋賀県知事選、11月の沖縄県知事選に続く3連敗を懸念した官邸と党本部が、知名度の高い樋渡前市長をムリヤリねじ込んだのが真相です。県連、財務省の面目は丸潰れですが、それだけじゃありません。県連と一緒に佐々木擁立で動いていた前職の今村雅弘元農水副大臣が今度の選挙で自民党の比例九州ブロック31位になったのです。今村さんは旧佐賀2区から“上位優遇”を条件に比例に転出した。フツーならば、比例単独上位になる。しかし、官邸に逆らった見せしめのごとく、順位を落とされた。地元は『こんなバカな話があるか』とカンカンです」(地元記者)

 そもそも、知事選が行われるのは、官邸サイドが九州電力玄海原発を再稼働させるため古川前知事に任期途中の国政転身を促したからだ。古川は佐賀2区から出馬するが、ここは原発立地選挙区だ。官邸の意のままに動く“操り人形”を据えた方が万全。そんな思惑の候補擁立となったのだが、官邸のゴリ押しに財務省も怒っている。場外乱闘になっている。

2491チバQ:2014/12/14(日) 09:32:06
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141214_31004.html
<衆院選>平野氏、衆院選は沈黙


平野達男氏
 衆院選中、元復興相の平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=が表立った動きを見せなかった。昨年の参院選前に民主党を離れ、現在は無所属。来年秋の岩手県知事選に向け、自民党などに水面下で擁立を模索する動きがある。衆院選後の岩手で、動向が注視される人物の一人だ。

 平野氏は河北新報社の取材に「政党とは一線を画している。衆院選で特定候補を応援することはない」と語った。
 前回衆院選(2012年)のときは民主党。生活の党の小沢一郎代表とたもとを分かち、岩手4区で小沢氏に対抗した民主候補を支援した。
 昨年7月の参院選前、岩手選挙区で民主党公認を受けていながら離党を表明。除籍された。自民党による支援が取り沙汰されたが、無所属で立候補。自民候補らを破り3選を果たした。
 平野氏の沈黙について、参院選で支援した県議は「自民寄りと見られるのを警戒したのでは」と推し量る。理由の一つに来年の知事選を挙げる。
 自民党と無所属系の県議会第2会派「いわて県民クラブ」、社民党の一部県議は知事選で独自候補の擁立を模索している。有力な「候補」の筆頭が平野氏だ。
 復興相を務め知名度は高い。北上市出身で自民党が弱い県南に地盤がある。県議は「共闘成立には政党色が薄い方がいい」と言う。
 こうした動きについて平野氏は「いろんな声があることは事実で、無視はできない」と意味深長に話す。
 達増拓也知事(50)は11月、3選を目指して立候補する意向を表明。達増氏も「県民党」を掲げ、選挙中は動かなかった。衆院選を経て岩手県政界は知事選へ動きだす。


2014年12月14日日曜日

2492チバQ:2014/12/14(日) 09:34:26
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457030.html
安倍首相 “敵将”にとどめを刺すべく東京1区で締めくくり「結果出します」

 首相が選挙戦総仕上げの地に選んだのは、敵陣本丸だった。午後7時30分すぎ、民主党・海江田代表が立候補している東京1区内の秋葉原駅前に登場。海江田氏が最後にマイクを握った新宿駅前から約8キロの距離で“民主攻撃”を展開した。

 約8000人(自民党発表)の聴衆を前に「この選挙区には野党第1党の党首がいるが、私たちはここでも結果を出す」と強調。さらに「民主党の言うようにやっていたら日本はよくならない」とぶちかました。

 選挙戦の12日間、平日は地方、週末は人出の多い首都圏を中心に街頭演説。海江田氏を上回る25都道府県を飛び回り、移動距離も1万4000キロ超えた。最終日は、山梨県や長野県を回り、自ら“敵将”にとどめを刺すべく東京1区で締めくくった。

 終盤の情勢調査では、首相の狙い通り、自民党は300議席をうかがう勢い。一方の民主党は公示前の62議席から増える見込みだが、目標の100議席には届かないとみられる。自民党幹部は「海江田氏が選挙区で敗北すれば、民主は議席が増えても勝利宣言できないはず。作戦通りにいきそうだ」と話した。

 公明党の山口那津男代表、次世代の党の平沼赳夫党首、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首、新党改革の荒井広幸代表も各地で有権者に支持を訴えた。
[ 2014年12月14日 05:30 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457070.html
三原じゅん子氏 “枝野つぶし”「選挙の時だけ帰ってくる 地元と言えない」

 三原じゅん子参院議員は午後3時すぎ、埼玉5区の牧原秀樹氏を応援するため下村博文文部科学相とともにJR大宮駅前に参上した。

 民主党政権時を「あの頃は経済がどん底だった」と批判し、株価上昇などによるアベノミクス効果を強調。枝野氏に3連敗中の牧原氏のことを「どうしても小選挙区で勝たせてほしい」と呼びかけた。陣営幹部も「ある民主候補者は(都内の)議員宿舎に住んでいて選挙の時だけ帰ってくる。地元と言えない」などと最後まで“枝野つぶし”に躍起だった。
[ 2014年12月14日 05:30 ]

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009457010.html
“石原軍団最後の戦い” 慎太郎氏は発熱ダウン
電車で移動中に有権者と会話する石原伸晃氏
電車で移動中に有権者と会話する石原伸晃氏
Photo By スポニチ
 引退表明した次世代の党・石原慎太郎最高顧問(82)と、ともに自民党の長男伸晃氏(57)三男宏高氏(50)は“石原軍団最後の戦い”で都内を駆け回った。

 激戦の東京3区では、宏高氏が戸越銀座商店街(品川区)の選挙事務所前などで演説。「厳しい戦い。どうか勝ち抜かせてください」と連呼して支持を訴えた。

 最大の敵は宏高氏の背後に見え隠れする“妖怪おぼっちゃ魔”かもしれない。同区は商店街や中小の町工場が多い庶民的エリアとされ、宏高氏はガツガツしないスマートな印象を持たれている。山東昭子参院議員らの応援演説に黙って聴き入る姿に「応援弁士への礼儀の表れでしょうが、その間に有権者に握手回りしてもいい」との声もあった。宏高氏が去った直後に事務所前を通った対立候補の民主党・松原仁氏(58)は“敵”の支援者に「お疲れさま」と握手する抜け目なさを発揮。宏高氏に投票するという男性も「父さんに比べると弱々しい。もっと前に出て」と注文した。

 東京8区の伸晃氏は、演説したJR西荻窪駅とJR阿佐ケ谷駅を電車で移動。妖怪おぼっちゃ魔を振り払い、庶民派をアピールした。全国を応援に回り、地元での街頭演説は公示日以来2回目。優勢とされるが、陣営は「それが逆に怖い」と気を引き締めた。選挙カーから、叔父の故石原裕次郎氏の代表作の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のテーマ曲を流し自身の選挙活動を終えた。その後、宏高氏の応援に向かった。

 一方、東京ブロック最下位の9位で比例単独立候補の慎太郎氏は、全国を飛び回った疲れが出たのか最終日目前でダウン。前日、38度の発熱を訴えていた。この日は有楽町での街頭演説を辞退。山田宏幹事長(56)の個人演説会の応援に、約30分遅れで登場した。たどたどしい足取りで登場すると「伸晃は言うことを聞かない。私を反面教師にしている」「親父が遺した金をどんどん弟(裕次郎氏)が使った」「今1番したいことはシナ(中国)と戦って勝つこと」などと“暴走発言”で約150人で満席の会場を沸かせた。この日が最後の政治活動の可能性もあるが、引退については話さなかった。

2493チバQ:2014/12/14(日) 09:35:13

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/12/14/kiji/K20141214009456980.html
民主党 最後まで空回り「1強他弱」構図崩せず

 衆院選の選挙戦最終日となった13日、各党幹部や候補者は全国の繁華街などで最後の街頭演説をした。東京都内で遊説を行った民主党の海江田万里代表は、自らの地元であるJR新宿駅で最後のお願いに臨み、無党派層に支持を訴えた。また自民党総裁の安倍晋三首相は、海江田氏のお膝元であるJR秋葉原駅前でマイクを握った。14日に投開票される。

 JR池袋駅、渋谷駅といった無党派層が多い都心を中心に遊説した海江田氏、“締め”には自身の選挙区でもあるJR新宿駅東口を選んだ。コートを羽織らずスーツ姿の海江田氏は、詰めかけた聴衆に向かい「安倍(晋三)さんは思い込みの経済政策で、人々の暮らしは厳しくなっても我慢しろ。この道しかないと言い続けている。民主党は国民の皆さまの期待を受け止めて、政権奪取する政党にならなければいけない。そのための第一歩、一里塚の選挙です」などと必死に訴えた。

 2年前の選挙後に党代表となり、初めて挑んだ衆院選。党の顔として他候補応援のため東奔西走した。有権者にはアベノミクス単一争点化に対抗するため、無党派層に照準を合わせ「政治とカネ」問題を大きな論点にしようとアピールするが、短期決戦による出遅れと、安倍首相の“妖怪争点ぼかし”に遭い、自らの土俵に首相を引きずり込めなかった。議員定数削減でも食い下がるが、党幹部は「首相が正面から応じてくれない」とこぼすなど、当てが外れた格好。政権批判票をつかみあぐねる一因ともなっており、獲得議席は公示前の62からの微増予想。300議席の勢いを保つ、自民・安倍首相の手のひらで踊らされているような状態だ。

 自民は、前回選挙で比例復活で議席を得た海江田氏の地元東京1区に、党幹部や弁士を次々投入し「復活は許さない」(永田町関係者)とばかりに、組織の締め付けを図った。海江田氏は最終の街頭演説終了後、記者団に「(選挙区では)私なりにできる範囲でやってきた」とやや疲れた表情で語った。

 東京1区同様、安倍首相が「重点選挙区」と定めているのが、枝野幸男幹事長のお膝元の埼玉5区。地元を空けている間に続々党幹部を入れたほか、この日午後には、元女優の三原じゅん子参院議員に託すダメ押しぶり。「民主のツートップ」つぶしに力を入れる。枝野氏の陣営は「野党の幹事長相手に、一国の首相がやることではない」とおかんむり。

 枝野氏はこの日、地元に張り付いて選挙区を回り、最後はJR大宮駅前で支持を訴えた。
[ 2014年12月14日 05:30 ]

http://www.hochi.co.jp/topics/20141214-OHT1T50019.html
【衆院選】橋下氏、投開票前日に「維新の党は完敗…」
2014年12月14日6時0分 スポーツ報知
橋下徹氏の口からは、完敗宣言
橋下徹氏の口からは、完敗宣言
 衆院選選挙戦の最終日となった13日、与野党党首は各地で街頭演説に臨み、懸命に支持を訴えた。民主党の海江田万里代表(65)は東京都内各地を回り、最後は自身が立候補している東京1区内のJR新宿駅前での演説で締めた。一方、自民党総裁の安倍晋三首相(60)は、前回の2012年衆院選に続いて東京・秋葉原で最後の訴え。このまま自民1強体制継続か、野党が巻き返すか。14日深夜にも、大勢が判明する。

 維新・橋下徹共同代表(45)は13日、地盤とする神戸、大阪の10会場を駆け回った。最後の演説となった大阪市のなんばでは「明日12月14日、自民党と公明党は歴史的な勝利を収めます。維新の党は完敗。負けました」と、投開票前日に、まさかの白旗を掲げた。

 2年前の衆院選で12選挙区を制した大阪でも苦戦が伝えられる。完敗を認める一方、「まだ僕らはへこたれません。そんなヤワな根性じゃありませんから」と意気軒高。大阪都構想実現の命運を握る来春の統一地方選を控え、今回の衆院選でも一定数を確保させてほしいと訴えた。

2494チバQ:2014/12/14(日) 09:45:29
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141213/plt1412131000002-n1.htm
【激突!!師走決戦】進次郎氏、小沢氏地元で猛“口撃” 大震災後の行動を疑問視 岩手4区 (1/2ページ)
2014.12.13


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」(夕刊フジ分析) ※自=自民党、共=共産党、生=生活の党【拡大】


 自民党の小泉進次郎復興政務官(33)が11日、生活の党の小沢一郎代表(72)のおひざ元に「最強の刺客」として送り込まれた。苦戦が伝えられる小沢氏の事務所近くで、東日本大震災直後の小沢氏の不可解極まる行動を指摘し、「岩手の政権交代を」「新時代の幕開け」などと訴え、約300人の聴衆を熱狂させたのだ。かつての「剛腕」は崖っぷちに立たされている。

 「水沢のみなさま、おばんでございます(=東北弁で『こんばんは』の意)」

 11日午後5時過ぎ、岩手県奥州市の商業施設前、進次郎氏が得意の「ご当地ネタ」でこう語りかけると、人々はどっと笑った。小沢氏が6、7日に地元入りした際でも、聴衆は多くて百数十人だったので、進次郎人気はさすがだ。あちこちから「キャー」「こっち向いて〜」と黄色い歓声が飛んだ。

 小雨のパラつく寒空の下で、進次郎氏の演説は次第に熱気を帯びていった。一気にヒートアップしたのは、2011年3月の東日本大震災から約1カ月後、進次郎氏が岩手県に入ったエピソードを次のように語ったときだった。

 「あるおじいちゃんが私に対してこう言いました。『小泉さん、岩手のことよろしく頼みます』と。私はこう言いました。『いやいやいや、岩手にはあの大先生がいるじゃないですか』。すると、そのおじいちゃんはこう言ったのです。『なぁんも、やってくれんもん』って」

 「大先生」とは当然、小沢氏のことだ。大震災が発生したのは民主党政権時代で、小沢氏は党員資格停止中だったとはいえ、同党内に強い影響力を持っていた。ところが、甚大な被害を受けた岩手県沿岸部の被災地を小沢氏が視察したのは、震災発生から何と10カ月近く過ぎた後だった。

 進次郎氏が演説していた場所の数十メートル先には小沢氏の事務所があった。その方向を意識して、進次郎氏が「震災の直後に発揮できたはずの『剛腕』を、なぜあの時にふるわなかったのか」と言い放つと、聴衆からは大きな拍手とともに「そうだ、そうだ!」と歓声がわき上がった。

 さらに、進次郎氏は「過去に活躍した方から、これから活躍する方に変化を遂げつつある」「岩手の新時代を築く幕開けだ」「この岩手4区は、岩手における“政権交代”がかかっている」などと畳みかけ、自民党公認の藤原崇氏(31)への支持を訴えた。

 そもそも、進次郎氏の父、純一郎元首相(72)と、小沢氏は因縁が深い。

 1942年生まれの同じ年で、ともに慶大経済学部卒。初当選は純一郎氏が1期遅いが、福田赳夫元首相率いる福田派と、田中角栄元首相の田中派に属し、日本政治史に残る権力闘争「角福戦争」では最前線にいた宿敵だ。純一郎氏が首相時代も、小沢氏は「小泉改革は看板だけ」などと徹底的に批判を続けた。

 それだけに、小沢事務所の関係者は「あんなの(=進次郎氏)が来ても票なんか増えない。(安倍晋三)首相も来たが、逆に向こうは500票減らしたはずだ。高齢化したとはいえ、こちらの後援組織は盤石だ」と、静かな対抗心を見せる。

 ただ、小沢氏を取り巻く情勢は厳しい。進次郎氏が攻撃材料にした、大震災後の行動を疑問視する声はいまだに多い。

 奥州市の自営業の女性(68)は「いつまでたっても小沢さんが被災地に来ないから『死んだんじゃないか?』って噂が出たぐらい。カネ(金)を出してくれって言ってたんじゃない。カオ(顔)を出してくれれば、それで良かった」と吐き捨てた。

 離婚問題のダメージも深く、「ここは和子夫人で持っていたようなもの。女性支持者はかなり離れた」(地元関係者)という。

 大逆風に危機感を募らせる小沢氏は、13日にも選挙期間中では2度目となる異例の地元入りを行うが、「小沢王国」は崩壊寸前だ。 (安里洋輔)

2495チバQ:2014/12/14(日) 09:46:24
http://www.sankei.com/premium/news/141214/prm1412140021-n1.html
2014.12.14 07:00
【衆院選2014】
大物の戦い「風」吹くか 天王山、自民「挙党態勢」で民主代表追い詰め 現職閣僚の太田氏、多母神・青木氏どこまで

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候補者らの最後の訴えを聞く有権者=13日夜、東京都内(鈴木健児撮影)
 衆院選は13日、投開票を翌日に控え、舌戦最終日を迎えた。永田町や霞が関、東京都庁も抱える政治の中心・東京1区では、自民が挙党態勢で、民主代表を追い詰め、下町風情の残る東京12区では公明の閣僚に共産、次世代、生活の各党が挑む構図。候補者は街頭で最後の訴えに余念がなかった。

東京1区

 今回の選挙も自民前職の山田美樹氏(40)と、民主代表で前職の海江田万里氏(65)が激しい争いを展開している東京1区。

 13日夜、千代田区のJR秋葉原駅前で、山田氏は「民主党は初めから政権交代を目指さないと明言している。そんな野党に1区を渡すわけにはいかない」と声をからした。応援に訪れた安倍晋三首相も、「民主政権の3年間が間違っていたという証を見せるためにも、山田美樹に力を結集してほしい」と呼びかけた。

 前回の衆院選では、当時新人だった山田氏が1134票の小差で海江田氏に勝利。自民は今回、東京1区を自・民対決の「天王山」(都連幹部)と位置づけ、公示前から安倍首相ら大物が続々と選挙区入り。選挙期間中には党外から舛添要一都知事も駆けつけた。集会や演説会は、都議や区議、業界団体関係者で埋め尽くされ、文字通り“挙党態勢”となった。

 前回選挙後、党代表となった海江田氏はテレビ出演などで知名度が高い。党の手厚い支援を受けながらも、山田氏の選対幹部は「相手は短期間で情勢をひっくり返せる知名度がある」と警戒。最終盤では選挙区を細かく回り、無党派層対策にも力を入れた。

 代表として前回に続く選挙区での敗退は許されない海江田氏は13日夜、新宿区のJR新宿駅西口で最後の訴え。安倍政権の経済政策「アベノミクス」に関し、「安倍首相の思い込みで『この道しかない』と繰り返し、結論ありきの政治が行われている。今こそ流れを変えるときだ」と訴えた。

 応援で全国を飛び回り、公示から8日目で初めて本格的に地元入りした。陣営関係者は「有権者と直接言葉を交わし、握手して票を増やすのが一番だが、立場もあり本人不在なのは仕方がない」と語る。

 2年前は比例代表で復活当選を果たしたが、陣営内には「選挙区で勝ってこそ求心力を維持していける」との声もあり、総力を挙げて選挙区での捲土(けんど)重来を期す。

 次世代新人の渡辺徹氏(36)は港区内で「第三極として、公明に革新側に引っ張られている自民を保守寄りに戻し、暴走を止める防波堤になる」と訴えた。また、共産新人の冨田直樹氏(38)は「憲法9条を生かした積極外交こそ重要。集団的自衛権行使を狙う安倍暴走政権にストップをかける」と声を張り上げた。

2496チバQ:2014/12/14(日) 09:46:49
東京2区

 「景気経済の再生には、今の道しかない。この2年間、誰が戦ってきたのか、誰が働いたのかをよく見ていただきたい。自公政権しかない」

 選挙戦最終日の13日夜、公明前職の太田昭宏氏(69)は北区のJR赤羽駅前でこう訴えた。

 平成15年以降、自民が公明との選挙協力から候補者擁立を見送ってきた東京12区は、次世代新人の田母神俊雄氏(66)が参戦し、様相が一変した。

 田母神氏は、安倍晋三政権が進める集団的自衛権行使に公明が慎重な姿勢であることなどを挙げ“自公分離”を狙った。だが、太田氏側は早々に「同じ土俵には立たない」(陣営幹部)方針を固め、国土交通相としての実績を携え、企業・団体回りと遊説をバランスよくこなしてきた。

 今回の選挙戦で焦点となるのは、今年2月の都知事選で田母神氏が北区と足立区で獲得した4万票余りの行方。太田氏の陣営に詰める男性支援者は「保守票が田母神氏に流れる可能性は読み切れない。一抹の不安は残る」と話す。だが、陣営幹部は「田母神氏の主張は安全保障など極端な面があり、穏健保守層の票は流れていないはずだ」と自信をのぞかせた。

 その田母神氏は13日夕、JR赤羽駅前でマイクを握り、「自公連立政権では日本は一歩も前進できない。日本には日本派の政治家がほとんどいない。自民党の右側にしっかりと柱を立てて、叱咤(しった)激励をしないと日本を取り戻すことはできない」と訴えた。

 田母神氏の陣営幹部は、自民候補が長く出ていないことに触れ、「自民支持者らに鬱積していた保守層の不満や批判が、田母神のアピールによって顕在化している」と強調している。

 21年の衆院選では民主から出馬し、当時、公明代表だった太田氏を破った生活前職の青木愛氏(49)はこの日、選挙カーで選挙区内をくまなく回った。

 選挙戦では民主政権について、「期待に応えられなかった」と“おわび”をしながらも、「もう一度、政権交代を実現し本当に生活者の立場にたった社会を作りたい」と訴えてきた。ただ、陣営関係者は「いまでも『政権を取ったのに何をやったのか』という雰囲気が強い」と言葉少なだ。

 東京12区では、共産新人の池内沙織氏(32)が3度目の挑戦。「集団的自衛権と消費増税に反対する有権者は従来の自公支持層にもいるので、受け皿となる」(陣営幹部)とした。

2497チバQ:2014/12/14(日) 09:47:13
↑ 東京2区じゃなくて12区ですね

2498チバQ:2014/12/14(日) 11:41:53
http://toyokeizai.net/articles/-/55834
自民優勢の総選挙、実は波乱要素もいっぱい
盛り上がりに欠けた選挙戦、結果はどう出る?
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月14日
選挙戦が終わり、あとは開票結果を待つのみとなった。

今回の衆院選ではメディアが選挙戦の初期段階から自民党の圧倒的優勢を報じていた。しかし、それは決して力強いものではなかった。

確かに安倍晋三首相が入る街宣では、多くの人が詰めかけた。12月7日には都内9カ所で安倍首相の応援街宣が行われたが、いずれも各陣営が多数を動員し、あふれんばかりの人だかりとなった。動画のように、13日の秋葉原駅前での街宣も大いに盛り上がった。

小泉進次郎氏ら人気政治家による応援演説も、多数の人を集めている。小泉氏は公示日の2日、地元の神奈川県横須賀市で出陣式を終えると、東京や千葉などを駆け巡った。津田沼駅前では、前の土曜日に開かれた安倍首相の街宣より多くの人を集め、進次郎人気が健在であることを示している。

だが選挙戦を通じ、今回は2012年の政権交代選挙のような盛り上がりを欠いていた。

人気のある政治家の顔をスマホで撮影するだけでさっと帰ってしまう――。集まった有権者の様子を見て感じたのは、そうした乾いた雰囲気だ。結局、最後まで争点がみえにくい選挙であり、関心が高まりようもなかったのだろう。国民の側が悪いわけではない。「無関心」にならざるをえない選挙だったといえる。

大物を招いた集会にも人が集まらず

自民党優勢といえども、当然、苦戦した選挙区もある。

「麻生さんが来たのに、1000人収容のホールに300人しか集められなかったらしいぞ」。12月6日午後7時、麻生太郎副総理を招いて、山梨県1区(甲府市、韮崎市等)の自民党公認候補である宮川典子氏の個人演説会が開かれたが、その時の様子を山梨県の自民党関係者はこう話してくれた。

宮川氏にとって所属派閥の領袖である麻生氏は、決して恥をかかせられない大きな存在。よって何より大量動員が必要だったのだが、ふたを開けてみれば散々たる結果。焦った宮川氏は安倍首相に泣きついた。そして最終日、安倍首相は山梨入りすることになったのだ。

だがこれが、うまくいくとは限らない。山梨入りした安倍首相は、「せっかくだから」と2区(富士吉田市、都留市等)の堀内詔子氏のところにも応援に訪れた。これがかえって堀内氏の足をひっぱることになりかねないという話になっているのだ。自民党関係者はこう述べる。

「2区は無所属の長崎幸太郎氏と自民党の堀内氏との闘い。民主党の候補は出ていないので、これまで民主党のコアな票は動いていなかったが、安倍首相が山梨2区に入ったことに反発した民主党の票が、長崎氏に流れる可能性が出てきた」

長崎氏は二階俊博総務会長の「秘蔵っ子」。11月29日に開かれた長崎氏の決起大会に、二階氏も参加している。「次に勝てば小選挙区で2連勝になり、自民党復党も可能」」と見る長崎氏は、報道によれば堀内氏をややリード。もし民主党の票が入ればまさに、瓢箪から独楽ということになる。

一方で民主党は、選挙戦後半になって盛り返しを見せた。

2499チバQ:2014/12/14(日) 11:42:04
応援に大活躍の蓮舫氏

7日、安倍首相が応援に駆け付け、中野駅北口で行われた松本文明氏の街宣は大盛況だった。だが民主党も負けてはいない。10日夜、長妻昭氏(東京都7区、中野区・渋谷区)が蓮舫氏を招いて同じ場所で街宣した。

長妻陣営は2012年の衆院選でも同じ場所で街宣している。この時も蓮舫氏が参加したが、駅前で立ちつくす蓮舫氏に有権者は当初、無視を決め込んでいた。そのうちに1人の若い女性が蓮舫に握手を求め、それをきっかけに人が集まるようになったが、2012年の衆院選で民主党への大逆風は、自他ともに「民主党の人気者」と認める蓮舫氏にも容赦なかったのだ。

当時の状況と比較すれば、今回はかなりマシといえる。最終日の13日に中野駅南口で行われた街宣では、有権者の反応はかなり良く、長妻氏への声援や拍手が飛んだ。逆風の2012年の衆院選でさえ、長妻氏は松本氏に約2万票の差を付けて小選挙区で勝ち上がっている。それを考えれば今回、さらにリードを広げる可能性もある。

「これからも長妻さんと一緒に仕事をさせて下さい」。この時、絞るような哀願調で聴衆にそう訴えていた蓮舫氏はその3時間前、大宮駅西口で木箱に乗ってこう言った。

「これからも枝野さんと一緒に仕事をさせて下さい」。民主党・枝野幸男幹事長の埼玉県5区(さいたま市の一部)は、自民党の重点区。幹部を次々と投入し、枝野氏を追い落とそうとしている。蓮舫氏は、その防戦のために応援に訪れた。

「枝野さんは自民党に嫌われる、安倍首相に嫌われる。嫌われたらどうなるかというと、『帰りには必ず大宮に寄れ』と指令が出るという記事を読みました。そうやってターゲットにされる。とても怖い」

長くないフレーズで言葉を切り取るのが蓮舫氏の演説方法。聞く人の耳に残りやすくするためだ。

蓮舫氏が大宮駅西口で街宣していたのと同じ時刻、駅東口では自民党の三原じゅん子氏が牧原秀樹氏の応援のためにマイクを握っていた。駅舎を挟んだ対決は、果たしてどちらの勝ちになるのか。眉間に1本のしわをつくり、悲壮感を漂わせて話す蓮舫氏か。あるいは手振りを交え、すっかり政治家としての貫禄を身に付けた三原氏か。その勝負は数時間後に判明する。

選挙戦最終日には、東洋経済オンラインに「松下幸之助 珠玉の言葉」を連載中の江口克彦氏が激怒する”事件”も発生した。

江口克彦氏の怒り

兵庫県6区・JR伊丹駅前で午後4時半、次世代の党の杉田水脈候補が街宣していた時のこと。その前を自民党の街宣車が大音量で走り去ろうとした。それに怒ったのが、杉田氏の応援のために兵庫県入りしていた次世代の党に所属する参議院議員の江口氏だった。

「大串君、失礼だろう!止めなさい!」

江口氏は杉田氏のマイクをとりあげて叫んだ。街宣車の助手席に、自民党の大串正樹氏の姿を見つけたからだ。

「選挙中はお互いの邪魔をしないこと、そして行き交う時には互いに健闘を祈り、たたえあうというのが礼儀です。ところが挨拶もせず、大音響を流しながら通り過ぎる。こんな人物が政治家だと思うと誠に情けないが、こともあろうに松下政経塾出身者なのですよ!」

確かに大串氏は1996年に松下政経塾に入塾した17期生。さらに毎日新聞が行った候補者アンケートで「道徳を小中学校の授業で教え、子どもを評価すること」に賛成しており、道徳を重視しているように見える。

「道徳の重視は言葉ではなく行動で示すべきです。松下幸之助氏は何より、虚偽や不実、非礼を嫌った。幸之助氏が生きていたら、即除籍ですよ!」江口氏の怒りは収まらない。

確かに選挙は仁義なき戦いではあるが、ただそれだけでは意味がない。その中に一抹の「人の情」がなければ、その選挙で作られる国は決していい国にはならないだろう。

2500チバQ:2014/12/14(日) 11:44:01
http://www.sankei.com/politics/news/141213/plt1412130021-n1.html
2014.12.13 10:35
【衆院選2014】
投票日、広範囲で大雪の恐れ…強い寒気、朝までに80センチの地方も






歩道の雪かきをする男性=13日午前、青森市
 気象庁は13日、日本付近の上空に強い寒気が流れ込む冬型の気圧配置が続き、衆院選投開票日の14日にかけて日本海側を中心に広い範囲で大雪になる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。雪崩や交通への影響、電線や樹木への着雪にも注意が必要としている。

 気象庁によると、北日本(北海道、東北)の上空約5500メートルに氷点下36度以下、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)には氷点下30度以下の寒気が流れ込んでいる。

 13日は北陸地方を中心に雪が降り、積雪は午前8時現在、青森県の酸ケ湯で130センチ、北海道の朱鞠内で111センチ、福井県の九頭竜で67センチなど。

 14日午前6時までの予想降雪量はいずれも多い所で北陸80センチ、東北60センチ、関東甲信と東海、近畿北部で50センチ、中国地方35センチ、四国と近畿中南部で15〜20センチの見込み。

2501チバQ:2014/12/14(日) 11:46:47
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141213-OYT1T50129.html
ネット選挙、「夜の延長戦」でつばぜり合い
2014年12月14日 00時03分
 今回の衆院選では、昨年の参院選に続き、候補者がインターネットを使って支持を訴えることが可能になった。各党は選挙戦最終日の13日、街頭演説を終えた後も「夜の延長戦」で、つばぜり合いを繰り広げた。


 ネット動画サイト「ニコニコ生放送」では、ネットサービス各社の協力も受け、午後8時から各党の主張を紹介する生番組が配信された。

 生番組で自民党は、候補者の応援で全国を駆けめぐる安倍首相(党総裁)や稲田政調会長ら党幹部、閣僚の演説を配信。東京・秋葉原の街頭で「最後の訴え」を終えた首相は麻生副総理・財務相とともに党本部の特設スタジオに駆けつけ「ここで流れを変えては、民主党政権時代の暗い混迷した時代に戻ってしまう」と訴えた。

 野党も、民主党の海江田代表が、東京・新宿から生出演し「子育て支援をぜひやらせてもらいたい」と社会保障を充実させていく考えを強調した。維新の党の江田共同代表は「安倍さんは、約束した(国会議員の)定数削減をやっていない」と首相を批判し「維新は身を切る改革ができる」と視聴者にアピールした。他の政党も、党首や候補者が出演し最後まで支持を求めた。

2014年12月14日 00時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2502チバQ:2014/12/14(日) 12:35:15
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/345168/
共産党「キラキラ旋風」再びの予感 20議席超えも
2014年12月13日 16時00分

演説する池内氏
 14日投開票の衆院選は野党が軒並み低迷するなか、共産党だけが躍進しそうだ。衆議院で法案提出権を得られる議員20人を超える勢いで、イケイケムードだ。

 12日、JR錦糸町駅前で東京12区と比例代表に重複立候補している池内さおり氏(32)がマイクを握ると「さおり〜ん!」と野太い声が飛んだ。メガネが萌えポイントの池内氏は「アベノミクスは、大企業と富裕層の懐を温めただけ。今こそ転換しましょう」と、アベノミクスを大批判した。

 池内氏のように若い女性が共産党躍進の原動力になっているという。

 永田町関係者は「昨年の参院選で、東京選挙区で当選した吉良よし子氏(32)の“キラキラ旋風”の流れが、今も続いている。共産党は意識的に若者を前面に出している。池内氏もそうですし、東京16区の大田朝子氏(30)も小さくてかわいいと評判です」と話した。

 小池晃参院議員(54)が「(東京ブロックで)比例3議席を得たい。そうすれば池内さんに国会で活躍してもらえる」と訴えるように、共産党は池内氏推しだ。「池内氏を比例に滑り込ませることができれば、キラキラ旋風がさらに勢いがつき、その後の党勢拡大につながるというわけです」(前出の永田町関係者)

 自民党圧勝とはいえ、安倍政権にとって共産党躍進は捨て置けない。

 政府関係者は「選挙結果は海外にも伝えられます。その際には共産党の躍進もニュースになります。アベノミクスと対極にある共産党が勢力を伸ばしたことは、海外の人たちからすれば『アベノミクスは必ずしも国民の心をつかんでいない』とみられるはずです」と指摘。共産党はアベノミクス批判以外にも消費税増税の中止を訴えるなど、すべてにおいてアンチ安倍政権。キラキラ旋風の獲得議席はいかに。

2503政治評論家:2014/12/14(日) 17:51:42
予想通り低投票率になりそうだ。
8時に与党下半数越えが早くも出そう

2504旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/14(日) 18:36:05
投票率(全国)
10:00 今回*5.68 前回*7.46 ▲*1.78
11:00 今回11.08 前回14.73 ▲*2.95
14:00 今回22.66 前回27.40 ▲*4.74
16:00 今回29.11 前回34.87 ▲*5.76
18:00
19:30
期日前 今回12.62 前回11.58 +*1.04

2505旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/14(日) 19:42:46
投票率(全国)
10:00 今回*5.68 前回*7.46 ▼*1.78
11:00 今回11.08 前回14.73 ▼*2.95
14:00 今回22.66 前回27.40 ▼*4.74
16:00 今回29.11 前回34.87 ▼*5.76
18:00 今回34.98 前回41.77 ▼*6.79
19:30
期日前 今回12.62 前回11.58 +*1.04

2506チバQ:2014/12/14(日) 20:04:24
554 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:53.77 ID:DIDHhcpj
なんか自民が負けた雰囲気w

555 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:54.72 ID:BYT9ggtu
自民伸び悩んだ印象

556 :無党派さん:2014/12/14(日) 20:01:57.27 ID:7y8th7Qk
感想

自民思ったよりかなり少ない

民主まあこんなもんだろ

維新踏ん張った

共産すげえええええwww

ほかはこんなもんでしょ

2507チバQ:2014/12/14(日) 20:18:55
福岡1
井上
新開
山本
で井上もう当確か

2508旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/14(日) 20:21:07
これ,選挙する意味あったの???

2509とはずがたり:2014/12/14(日) 20:29:34
大阪の動きからは兎角一線を画す兵庫でも民主は軒並み維新を下回ってますねー。
次回は更に維新に譲る必要がありそう。。
そもそも民主と維新で推薦出し合うぐらいまで政策詰めないとしゃーないけど。。

2510とはずがたり:2014/12/14(日) 20:33:22
>>2508
親安倍の次世代とみんなを潰して共産党を増やす選挙でしたね。。

2511とはずがたり:2014/12/14(日) 20:43:28
NHK投票日出口調査

大阪
1維自
2自維
7自維
10民自維
11自維民
14自維
15維自

滋賀
1自民

奈良
1民自

和歌山
1民自

2512チバQ:2014/12/14(日) 21:18:15
今更だけど 凪の時間だから
静岡
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014120902000267.html
選挙区なう 1区・2区
 後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。

◆1区 自、民、維、共 4党激突

写真
 静岡市葵区で開かれた上川陽子さんの出陣式。千人を超える支援者らが集まった。壇上には連立を組む公明前職の大口善徳さん(59)や農協幹部、自民党の市議・県議の姿も。「みんなが団結できるかが選挙の最大の争点です」。上川さんの絶叫が響き渡った。

 現職法相として臨む選挙戦。手厚い組織で優位に立つが、陣営幹部は「他候補の応援や公務で本人がいない日も多い。周囲がどれだけ動けるかが勝負だ」と気を引き締める。

 「牧野先生にもう一度国会に戻ってもらいたい」。牧野聖修さんの六日の応援演説に駆け付けたのは、静岡地裁で再審開始決定を受けた袴田巌さん(78)の姉秀子さん(81)。葵区の商店街で、冤罪(えんざい)問題の解決に取り組んできた牧野さんへの支持を訴えた。

 牧野さんは「政治活動で一緒に汗を流した仲間がいる。これまでの実績と思いを伝えたい」と強調。一日三十回を超える街頭演説を繰り返す。

 自民優勢を示す世論調査に小池政就さんは危機感を強める。五日夕の繁華街では、県内入りした江田憲司共同代表とともに「安倍政権に三百議席も与えたら誰も暴走を止められない」と訴えた。

 国会議員の定数削減など「身を切る改革」と増税反対を唱え、しがらみとの決別を掲げる。集票力のある企業、団体の支援を受けないだけに「どれだけ多くの人を投票に行かせられるかがポイント」と浮動票獲得を狙う。

 河瀬幸代さんは「平和を巡って曲がり角」と、集団的自衛権行使容認への転換や経済政策などで政権批判を強める。七日午後の商店街では「消費税10%増税はしっかり中止」と真っ先に訴えた。雇用確保や脱原発など党の主張を前面に押し出し、比例代表候補とともに議席確保を目指す。

◆2区 経済政策を問う3候補

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 公示前日の朝、JR焼津駅南口。井林辰憲さんは集まった二百人を前にアベノミクスの効果を語り「この地域の経済再生を」と訴え深々と頭を下げた。「政治の基本」とする地元での街頭演説は初当選からの二年で千回を超えた。

 公式ブログは以前からほぼ毎日更新し、インターネットの選挙運動解禁を受けて公示後も日々意気込みをつづる。支持層は盤石だ。しかしあえて切り込む。「解散時期をめぐり批判が出る、そういう政治をそもそも変えなきゃいけない」。自民党の直すべきところは直す。先輩議員の国政報告会であいさつした時も、率直に思いを述べた。

 松尾勉さんは十一月初め、かばん一つで藤枝市に来た。出身は群馬県。環境省で東京電力福島第一原発事故の対応に当たった経験から「未来を拓(ひら)く」をモットーに環境への影響を考えたエネルギー政策などを訴える。

 地縁がないからこそ、素直に言う。「ずっとこの地域の勉強をしていきたい。住民に本当に寄り添う政治をする」。アベノミクスは物価を上げ地域を疲弊させたと訴える。一方で、かつての民主党政権の失敗も認め「復活ののろしを自分が上げる」と力を込める。

 党の公約を叫びながら、自身の思いもほとばしる官僚出身の若い二候補。対する四ツ谷恵さんは「国民の立場に立つのか、財界や官僚の立場に立つのか。年齢や経歴に関係なく候補の立ち位置が問われている」と冷静に見つめる。

 浜岡原発の再稼働反対、10%への消費増税中止と、争点への賛否をはっきりと打ち出す。低所得者ほど負担が大きい消費税率をなぜ上げるのか。それよりも「庶民の所得を増やさないといけない」。弱い立場の人に寄り添う立ち位置を貫く。

2513チバQ:2014/12/14(日) 21:18:41
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121102000226.html
選挙区なう 3区・4区
 後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った

◆3区 野党連携 ひび割れも

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 公示後初の日曜だった七日の昼。掛川市内のスーパー前でマイクを握った小山展弘さんは「野党連携候補」としての自らの立場をアピールし、「国会に緊張感を持たせるために二大政党の構築を」と強調した。

 後半戦に入って、野党連携する維新の有志が選対本部に加わった。応援弁士には元衆院議員で掛川市長を務めた戸塚進也さん(74)の姿も。

 一日平均十カ所で街頭演説し、ミニ集会も精力的にこなす。自民優勢を示す世論調査に、陣営幹部は「支援者に確実に投票してもらうよう徹底したい。一票一票を拾っていくだけ」と気を引き締める。

 宮沢博行さんの「私は九万票、相手は十二万票」という悲痛な叫びは、もう聞かれなくなった。小山さんが原発問題に踏み込まないため、野党連携する維新の支持者の意見が割れている、と伝えられるからだ。

 そんなひび割れにくさびを打ち込むように支持拡大を図り、陣営からは「勝ちきる」との声が漏れるようになった。

 磐田市内に八日に応援に入った自民党の稲田朋美政調会長は「圧倒的な票数で」と支持を呼び掛け、宮沢さんは「小選挙区は宮沢に、比例は公明に」と訴えた。

 「政治を変えるチャンス。皆さんの声を国会に届けたい」。掛川市内の公会堂で開かれた演説会で、松浦敏夫さんが力を込めた。

 一日三〜四回の街頭演説をこなし、ミニ集会などで支持拡大を図る。原発再稼働の問題には「浜岡原発は廃炉に」と主張する。

 政治とカネの問題にも矛先を向け、「同じことを繰り返していては、暮らしが良くなるわけがない」と強調する。選対幹部は「ビラ配りでサラリーマンが受け取ってくれる」と手応えを話す。磐田市や掛川市を中心に遊説し、票の掘り起こしを図る。

◆4区 自、民が5度目の対決

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 六日午後、富士宮市の住宅街の公園に望月義夫さんが姿を見せた。住民約百人を前に、ペルーで開かれている気候変動枠組み条約第二十回締約国会議(COP20)に出席すると報告。「選挙より国のために尽くすことを選んだ。力をください」

 環境相として迎えた選挙戦。折り返しの八日まで選挙区を回り、ペルーに出発した。後援会は「大臣になってまだ三カ月。圧勝で留任させたい」と期待をかけるが、陣営幹部は「労組が強く、民主に地盤がある選挙区。簡単な戦いではない」。地元市議らがフル回転し、業界団体など組織固めに力を注ぐ。

 七日夜、富士宮市であった田村謙治さんの決起集会。民主党の大塚耕平政調会長代理が駆けつけ「相手候補の肩に手がかかるところまで来た」と支持を訴えた。田村さんも「安倍政権の閣僚は政治資金管理がずさんだ。これでは税金の無駄遣いが止まらない」と声をからした。

 田村さんは今回、「まじめな政治」を旗印に掲げる。現職閣僚に相次いだ政治資金問題を批判し、アベノミクスは富裕層と大企業にしか恩恵がないと強調。「庶民の目線と金銭感覚で政治をやる」と自身と党のクリーンさを訴え、支持政党を持たない層への浸透を目指す。ミニ集会も連日開催し、支持固めを狙う。

 二人は二〇〇三年から四度対決。比例復活や繰り上げを含め、望月さんが四回、田村さんが三回当選した。そこに挑むのが杉田保雄さんだ。

 これまでは富士宮市を拠点に県東部で政治活動し、静岡市清水区を含む4区では初の選挙になる。「自民、民主、公明が決めた消費増税で不況になったが、三党は反省していない。増税はきっぱりと中止する」と違いを強調。各地の街頭演説で訴えを続けている。

2514チバQ:2014/12/14(日) 21:19:13
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121202000208.html
選挙区なう 5区・6区
 後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。

◆5区 民主の雄を追う自・共

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 「相手候補の追い上げを受けている情勢で選挙区を空けることは危険。それでも、若手を育て、野党の力を結集してもう一度天下を取りたい」。細野豪志さんは六日、御殿場市民交流センターで支持者に切実に訴えた。

 前回と同様に本人不在の選挙戦を展開。自身が主宰する政治グループ「自誓会」を中心に民主候補の応援で飛び回っているからだ。公示後に地元で活動できたのは二日間。さらに今回は「若手を比例で受からせたい」と重複立候補を辞退し、自ら背水の陣を敷いた。

 選対幹部は「ライバルは二年間の実績で確実に票を伸ばしてくる」と、本人不在に不安を隠さない。後援会や支持母体の労組の引き締めに躍起だ。

 一方で、吉川赳さんは選挙区内をくまなく駆け回り、一日十回以上、街頭演説や集会をこなす。今回から公明の推薦を受け、組織が強化された。農協の支援も受けている。

 中盤から閣僚級の応援が続く。五日に宮沢洋一経産相らが相次いで訪れた。八日の総決起大会は、所属する派閥会長の岸田文雄外相が「明るく前向きで、政治家としての資質がある。この試練を乗り越えれば大成する」と熱弁。陣営は二年間の実績と伸び盛りの若手という点を強調し、5区全域での支持の拡大を図る。だが、吉川さんは「相手の壁は高くて厚い」と厳しい表情を崩さない。

 公認決定が衆院解散の二日前だった大庭桃子さん。有権者の四割を占める富士市を重点に安倍政権を批判する層への浸透を図り、党組織が強い三島市と函南町では支持者を固める。増税と原発再稼働の反対など五項目を訴えてきたが、有権者の反応から力点を憲法に置き始めた。「戦争する国づくりを止める」と強調している。

◆6区 民主牙城に自民が攻勢

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 「新しい時代を沼津からつくる。その力を勝俣に与えてください」。石破茂地方創生担当相が八日夕、沼津駅北口で勝俣孝明さんの応援に声を張り上げた。

 八時間前、同じ場所に安倍晋三首相が来たばかり。6区は一九九六(平成八)年以降、民主の渡辺周さんに六連敗が続く自民県連の最重点区だ。県連副会長で沼津市を地盤とする杉山盛雄県議は、党幹部の続々の来訪を「全国でもここだけ」と胸を張る。

 6区は、沼津市と若年層が多い清水町、長泉町の一市二町で有権者の51%を占める。陣営は勝敗のかぎを握る一市二町で遊説を強化した。「雇用を増やして若者が戻れる故郷を」とアベノミクス推進を前面に出す。公明が前回以上に組織的な応援に取り組む。

 七日夜、沼津市内のホテル。渡辺さんは支持者を集めた大必勝集会で「七回目は最も厳しい戦い」と危機感をあらわにした。民主が惨敗した二年前でも競り勝ったが、「前回と同じ調子で大丈夫と思っていてはだめだ」。「牙城」を死守しようと支援を呼び掛けた。

 渡辺さんの亡父は元沼津市長で、父子二代にわたる支持者が市内に少なくない。家族が地盤の沼津を回り、本人は前回競り負けた伊豆全域の遊説の回数を増やしている。街頭演説で「伯仲した与野党を」と訴え、自民批判票取り込みを図る。

 連合は電話作戦で組合員家族の支援も求めて後押し。後援会が組織を挙げてフル回転している。

 佐藤龍彦さんは「安倍政権の暴走を許していいのか」と訴える。沼津と地盤の伊東を重点的に遊説し、「自民にも民主にも任せられない」という支持政党を持たない層に狙いを絞っている。

2515チバQ:2014/12/14(日) 21:19:28
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shizuoka/CK2014121302000187.html
選挙区なう 7区・8区
 後半戦に突入した衆院選。県内では二十六人の候補者が激しい選挙戦を繰り広げている。各党とも党首級が次々と県内入りし、有権者に支持を訴える。十四日の投開票に向けて走り続ける各候補の戦いを、小選挙区ごとに追った。

◆7区 盤石自民に挑む民、共

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 四十代で既に当選三回の現役副大臣に、えとがひと回り以上違う人生経験豊富な六十代の新人二人が挑む。

 「完勝、大勝させてください」。浜北区で開かれた決起集会。城内実さんは千人超の支持者を前に声を張り上げた。他の会場でも「完勝」をあえて使い、勝ち方への強いこだわりを見せる。初当選から十年以上この地で根を張ってきた誇りと自信を感じさせる。

 選挙戦後半に入り、他県への応援で本人不在の機会が増えた。それでも警戒を怠らないのは、九年前の郵政選挙で一敗地にまみえた苦い経験があるから。「選挙は楽に勝てると思った瞬間に負ける」と最後まで手綱は決して緩めない構えだ。

 三度目の国政挑戦となる松本泰高(たいこう)さんは、解散当日に急きょ7区で初出馬が決まった。しかし、選挙区内には旧新進党時代に親しかった熊谷弘元通産相の故郷もある。「同志の支援をもらえばそれなりの戦いができる」。地元の市議、県議らの後援会関係者や連合などの支援者のいる場に顔を出し、出遅れの挽回を急ぐ。

 外務官僚出身で父親が元警察庁長官の城内さんを引き合いに「私はバス運転手のせがれ。安保闘争に行くおやじの背中を見て世の中を変えようと新聞記者を志した」と対照的な庶民性、反権力をアピールする。

 反権力、反安倍政権の訴えでは野沢正司さんも負けない。公示後の第一声は開口一番に「アベノミクスでいいことがあったでしょうか」と、政権の経済政策を批判した。

 浜岡原発再稼働や集団的自衛権行使の反対、消費税増税の中止と真っ向から対決。若者の労働環境改善も訴え「高齢者よりも若者の反応が良い」と手応えを感じている。

◆8区 野党割れ安定感の自民 

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 「敵の敵は味方」になる野党共闘が崩れ、自民、維新、共産による三つどもえに無所属が加わり、対決の構図はより複雑になった。

 十日夜の浜松駅前。民主党の旗が舞う総決起大会に登場した古橋和大さんは「民主の古橋です」と宣言した。

 8区は一九九九年の補選以降、自民と民主が議席を奪い合う激戦区。今回、民主は維新との連携から公認擁立を見送ったが、地元は「民主の灯を消すな」と古橋さんを立て、民主系地方議員や連合が活動を支える。「強い与党の暴走を止められるのは民主だけ」と自民に対抗心を燃やすが陣営には「敵は自民じゃない」との声も。

 元県議の源馬謙太郎さんは二年前、民主党を離党して維新から出馬し、今回は二度目の挑戦。古橋さんとは対照的に「支援してくれる大きな組織はない。街頭に立つだけ」と話し、一日中、浜松駅前に立つ「マラソン演説」など独自の発想で活動する。

 議員定数の削減など「身を切る改革」を訴え、連携を崩した民主への批判は言わない。古巣の支持層も取り込むための配慮だ。

 民主、維新の神経戦をよそに、塩谷立さんは二百五十超の業界・団体からの支持、系列の市議・県議の協力を得て、ベテランらしい安定した戦いを貫く。

 街頭でまず訴えるのは短期間で選挙となった理由。「今回の選挙がいかに重要か。判断いただくのは日本の将来、経済をどうするかだ」と説く。対抗馬の一本化挫折で有利とみられる半面、陣営には「演説会の人出は少ない。負ける選挙みたいだ」と危機感もある。

 「自共対決」を意識する落合勝二さんは、消費税増税や集団的自衛権行使などを真っ向から批判。隣の7区から出馬した前回よりも「はるかに有権者の反応がいい」と話す。

2516チバQ:2014/12/14(日) 21:20:34
新潟
2014衆院選:選挙区を歩く 1区 無党派層の動向が鍵 不透明な未来票の行方 /新潟
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院選は14日の投開票日まで残り4日。県内6小選挙区に立候補した19人の候補者たちは、最後の追い込みに必死だ。終盤を迎えた各選挙区の情勢、候補者たちの動きを探った。

 毎日新聞による特別世論調査(5〜7日)では、自民前職の石崎徹氏が先行し、民主元職の西村智奈美氏が追う展開となっている。だが、無党派層が多い選挙区だけに、その動向が勝敗の行方を左右しそうだ。

 党県連の公募で選ばれ、前回選で初当選した元財務官僚の石崎氏は、今回も若さを前面に押し出す。街頭演説などではまた「国家戦略特区制度で、私が積極的に後押ししてきた新潟市が農業分野で選ばれた。新潟出身の私が国政で支えていきたい」と実績もアピールする。

 この2年間は、後援会の組織づくりを進めてきた。陣営幹部は「急な選挙だが、前回より盤石になりつつある」と自信を見せる。同調査からも、性別、年代、職業を問わず幅広い層からの支持を得ていた。

 公示に先立つ1日には、企業や地域ごとの後援組織を束ねる連合後援会「徹山会」も発足。名前は自身が尊敬するという田中角栄元首相の後援会「越山会」から引用した。発足式で司会役の女性は「田中先生のように、20年30年と新潟と日本のために頑張ってもらうように」と石崎氏の今後の健闘を祈念した。

 ただ、優勢ムードによる上滑りを懸念する陣営では、組織の引き締めに懸命だ。

 一方、前回は石崎氏に約1万9000票差で敗れ、返り咲きを目指す西村氏。再起を期して支援者回りを続けてきた西村氏の元には、先月23日の枝野幸男幹事長を皮切りに、蓮舫元行政刷新担当相、海江田万里代表、野田佳彦前首相ら、党幹部らが相次いで応援に入り、党内での期待の高さをうかがわせる。

 前回は、自民、民主、共産のほか、未来の党(現生活の党)からも立候補者が出て民主票が割れる結果となった。今回、未来に流れた約2万7000票が西村氏に戻ることになれば、前回の石崎氏の得票数約9万7000票を上回ることになるとの期待もある。ただ、陣営には「(生活の)支持者が見えない」との声もあり、票の行方は不透明だ。

 同調査によると西村氏は、無党派層の半数から支持を集めており、投票率の向上は西村氏を優位に押し上げると見られる。陣営幹部は「大義のない選挙と言われて関心が低いのが気がかり。悪天候の影響で投票率が下がるのも心配だ」と気をもむ。

 共産新人の町田明広氏は「若さ」の石崎氏、「女性」の西村氏に対抗し「普通のおじさん」(町田氏)を「武器」に市内を駆け回る。陣営幹部は「自民も民主も訴えていることはあまり変わらない」として、消費増税の中止など他候補と異なる施策を押し出し、批判票を取り込みたい考えだ。【真野敏幸】

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 ◇1区(3)(届け出順)=新潟市東・中央区など
西村智奈美 47[元]副厚労相 (3)民元

石崎徹   30[元]財務省職員(1)自前=[公]

町田明広  49 党県委員      共新

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、社=社民党。

2517旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/14(日) 21:21:18
NHK出口調査 支持政党
今回 自42 民15 維7 公5 共5 無24(無党派の投票先:自23維23民21共15)
前回 自32 民19 維8 公5 共4 無24(無党派の投票先:自20維27民16共6)

2518チバQ:2014/12/14(日) 21:21:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk15010051000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 2区 投票先未定が半数超 有権者の関心に応え切れず /新潟
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 自民前職の細田健一氏と民主前職の鷲尾英一郎氏が首位を争っている。特別世論調査の数字では細田氏がややリードだが差は大きくなく、しかも投票先未定との回答が半数を超えていた。情勢は流動的だ。

 また同調査で「最も重視する争点」を聞いたところ「年金、医療、介護、子育て」を挙げた有権者が3分の1を占め最多だった。だがこの点の訴えは各候補とも少ない。柏崎市に住む70代の主婦は「国には在宅介護の支援に力を入れてほしいが候補者はそういう話をしない」と残念がる。4陣営とも「『なぜ師走に選挙を』という声が強く、有権者の反応は今一つ」と話すが、関心に応え切れていない面もありそうだ。

 細田氏は「混乱と停滞の民主党政権時代に戻るのか、もがきながらも前進する自公政権を選ぶのか」と問いかけ、「企業にもっともうけてもらい、そのもうけを設備投資や給料に振り向けてもらう」と訴える。原発は再稼働させ、基幹電源として活用する方針だ。陣営は「与党議員は地元に必要だ」と与党の強みを強調する。一方で「東京出身で実績は1期。個人としての知名度はそれほどでない」と街頭での宣伝や個人演説会に懸命だ。

 鷲尾氏は「(安倍政権の政策である)円安で灯油もガソリンも上がり、生活は苦しくなる」「米価下落で農家は大変」と現状を分析し「強すぎる自公政権は地方経済や農家、中小企業への配慮を欠いた。議席のバランスを回復し地元の声を届ける国会議員を」と訴える。原発再稼働は「地元経済にプラス」と容認するが、一方で2030年代の原発ゼロも目指す。陣営は「難儀な選挙だが政策は分かってもらっている」と手応えを話す。

 渡辺英明氏は脱原発と再稼働反対を強く訴える。「原発を廃炉にしたドイツの町は、廃炉で失われた3000人の雇用を隣接市や産業誘致で吸収し観光地としてよみがえった。日本も廃炉を目指し、雇用対策も含めた『脱原発基本法』の整備が必要だ」と力説する。ほかに消費税の増税反対と税率5%への引き下げ、平和憲法の順守や集団的自衛権の容認反対などが主張の中心だ。集会は開かずに街頭での宣伝を続けている。

 共産新人の五位野和夫氏は消費税の増税反対を主張。「雇用のルールを作って(賃金を上げることで)労働者が納税しやすくする。農林水産業や地域経済の振興に力を入れ、富裕層への課税を強化する。これらで消費税は上げずにすむ」と訴える。原発には「柏崎の住民として不安を国会に伝えたい」と再稼働に反対。街頭宣伝や集会のほかツイッターやブログで訴えを繰り広げている。【高木昭午】

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 ◇2区(4)(届け出順)=柏崎、燕、佐渡市など
五位野和夫 52[元]柏崎市議    共新

渡辺英明  64 党県幹事長     社新

細田健一  50[元]経産省職員(1)自前=[公]

鷲尾英一郎 37 公認会計士  (3)民前

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、社=社民党。

2519チバQ:2014/12/14(日) 21:22:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk15010012000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 5区 自民を生活追い上げ 「田中票」の行方が焦点に /新潟
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

 4選に向けて盤石の組織戦でリードする自民前職の長島忠美氏を、生活新人の森ゆうこ氏が追う展開になっている。民主の田中真紀子前文部科学相が解散直前に不出馬を決めたことで、父角栄元首相時代から支持する「田中票」の行方が焦点だ。各陣営は終盤に向け、無党派層の取り込みにしのぎを削っている。

 「私は10回目の選挙になるが、いいと言われた時に票が増えた試しがない。長島さんにこの国を引っ張ってもらうには、一票でも多い支持が必要だ」

 10日に長岡市内で開かれた長島氏の決起集会。応援に駆けつけた石破茂・地方創生担当相は約1100人の支持者を前に引き締めを図った。報道各社の世論調査で長島氏の優勢が報じられたからだ。

 長島氏は前回と同様、自民県連会長の星野伊佐夫県議を選対本部長に据え、県議や約20の後援会が組織票を固める。公示後は二階俊博総務会長や河村建夫・党地方創生実行統合本部長ら党幹部が続々と来援し、地方重視をアピール。相手候補のアベノミクス批判をかわしている。

 世論調査では、自公支持層以外に民主支持層にも食い込んでいる。星野選対本部長は事務所開きで「前回お願いした企業や団体の一つでも声を掛けないと、『怠けている』『緩んでいる』と言われる。2年前と同じ行動をしてほしい」と陣営幹部を鼓舞し、上滑りを警戒した。

 一方の森氏は民主県連、連合新潟、社民県連による野党共闘で対抗。「自民党の暴走を止める」と安倍政権への批判を強め、「非自民」の受け皿を目指している。

 森氏は参院議員2期の実績と知名度を生かし、精力的な街宣活動を展開。出遅れからの挽回を図っている。インターネットの積極的な活用や、市民生活に密着した政策を訴えるなど、課題とされる無党派層の吸収に躍起だ。

 9日には昨年の参院選で戦った維新の米山隆一氏も応援に入った。長岡市のアオーレ長岡前で森氏と一緒に街宣に立ち、「(アベノミクスを止める)勇気がなければ国は変わらないし、生活も良くならない。それをやってくれるのが森さんだ」と持ち上げた。米山氏は前回の衆院選で約3万6000票を獲得しており、森氏が協力を呼びかけていた。陣営は「強力な援軍だ。しこりを乗り越え、野党が力を合わせれば絶対に勝てる」と意気込んだ。

 2回目の挑戦となる共産新人の服部耕一氏は、消費増税の中止と原発再稼働反対などを強調。7日には市田忠義副委員長が長岡市内で街宣し、支持を訴えた。党では「自共対決」を打ち出しており、陣営は他の野党との差別化を図ることで浮動票の獲得を狙っている。【湯浅聖一】

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 ◇5区(3)(届け出順)=長岡、小千谷、魚沼市など
森ゆうこ 58 [元]副文科相   生新

長島忠美 63 副復興相   (3)自前=[公]

服部耕一 45 党県委員      共新

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党、生=生活の党。

2520チバQ:2014/12/14(日) 21:23:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212ddlk15010023000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 6区 自民、全域で優位な戦い 民主・共産新人が追う展開に /新潟
毎日新聞 2014年12月12日 地方版

 前回と同じ構図の戦いは、自民前職の高鳥修一氏が全域で優位な戦いを進め、民主の梅谷守氏と共産の高橋ミキ子氏の両新人が追う展開となっている。

 突然の解散に当初、「(安倍晋三政権の経済政策)アベノミクスの実感がない地方は大変だ」。高鳥氏の選対本部長代行、小川和雄県議は有権者からの批判を覚悟した。が、マスコミの世論調査で「高鳥氏優勢」が伝えられると、「本当にそうなの」と腕を組む。選挙戦は盛り上がりに欠ける、と関係者は一様に口にする。個人演説会に集まる支持者らの顔色を見ると、アベノミクスの効果が地方に来るのか「不安に思っているのではないか」とおもんぱかる。

 高鳥氏は個人演説会などで、消費税10%を先送りする間、福祉・介護施設の耐震化や老朽化している橋の架け替えなどを進め、年金積立金の一部を、年金に上乗せ支給する必要性も訴えた。

 毎日新聞の特別世論調査で、投票に「必ず行く」「たぶん行く」と回答した有権者は91%に上り、最も重視する争点は、33%が「景気対策」、「年金・医療・介護・子育て」が28%と続き、「消費増税」は4%だった。

 あれよあれよという間の解散・総選挙。「まだ有権者は『なぜ今、選挙なの』と思っている」と、指摘するのは上越商工会議所の田中弘邦会頭。ほとんどの政党が消費増税先送りで一致しているのだから、一日も早い地方の景気回復に専念してほしい。不安と疑問を抱えながらも、アベノミクスに期待するしかない。そんな気持ちが高鳥氏を押し上げているようだ。

 一方、民主の議席奪還を狙う梅谷氏。6日、上越市内で開かれた個人演説会で「有権者に『どこのあんちゃん』と言われる」と、新人のつらさを打ち明ける。

 梅谷氏の義父、筒井信隆氏はかつて、12万を超す票をたたき出した。突然の解散に陣営の準備不足は否めず、ある労組関係者は「労組も社民系、民主系の足並みがそろっているわけではない」と打ち明ける。それでも、尻上がりに動きは良くなっているという。

 選対本部長の風間直樹・参院議員も情勢は「知名度不足など、大変厳しい」と分析するが、近藤貞夫幹事長は「筒井票」をまとめて「必ず勝つ。上越市で5万票」と活を入れる。大票田の上越市でどう票を掘り起こせるかが鍵となる。梅谷氏も「安倍政権に白紙委任を与えてはならない」と訴え、つじ立ちを1日100回こなしている。

 上越・高田の中心市街地で9日、マイクを握った高橋氏は買い物客らに向かって、消費税10%の阻止などを訴えた。演説後は「2年前より手応えはいい」と笑顔。前回の第三極に代わり、同党は今回、追い風を受ける。応援に駆け付けた参院国対委員長の井上哲士議員は「共産党に寄せる期待は大きく、手応えがある」と話す。【浅見茂晴】

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 ◇6区(3)(届け出順)=十日町、糸魚川、妙高、上越市など
高鳥修一  54 [元]厚労政務官(2)自前=[公]

高橋ミキ子 55 党県委員       共新

梅谷守   41 [元]県議      民新

2521チバQ:2014/12/14(日) 21:23:36
3.4忘れた
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk15010008000c.html
2014衆院選:選挙区を歩く 3区 民主を自民が猛追 大票田・新発田の無党派層鍵 /新潟
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 民主元職の黒岩宇洋氏がやや先行し、自民前職の斎藤洋明氏が激しく追い上げている。毎日新聞の特別世論調査では、いずれも民主支持層、自民支持層のそれぞれ8割は固めたが、黒岩氏はさらに無党派層にも浸透しており、大票田の新発田市の無党派層の動向が鍵を握りそうだ。

 「復活」と書かれた紙を事務所に掲げる黒岩氏。前回は約1万6000票差で斎藤氏に破れ、わずか34票差で比例での復活当選も逃した。以来、毎朝の「つじ立ち」や各地で車座集会を開くなど休むことなく支持集めに動いてきた。

 先月、阿賀野市であった演説会では、「解散の理由の本音は、今なら(自民が)勝てるからだ」と批判。その上で「農家は米価の下落で疲弊している」と指摘し、民主党政権が導入したが、政権交代で廃止が決まった戸別所得補償制度の改善を訴えた。村上市の農協から推薦を得て、有権者の関心が高い「年金・医療・介護」の充実を唱える。

 陣営によると、前回ほどの逆風はなく、五泉、阿賀野市でも反応がいいという。だが、陣営は「勝っても負けても僅差」ととらえる。有権者が多く、勝敗を左右すると言われる新発田市での更なる支持拡大に必死だ。

 一方、前回は自民への追い風に乗って勝利した斎藤氏。だが、「今回はその風は弱まった」と陣営幹部は危機感を抱く。今回も、県議や市議らの支援を受け、後援会を足場に組織戦を展開するが、無党派層への浸透に腐心する。

 「黒岩氏の先行」を報じた報道各社の世論調査を受けて9日、陣営では選対会議を開き、声かけや電話作戦で支持固めを徹底するよう号令をかけた。「地方創生」と「拉致問題の解決」を中心に訴えてきた斎藤氏の遊説の中身についても、「政府の農業政策を農家に浸透させていかなければならない」(選対幹部)として、農政についても強く主張していく考えだ。

 取りこぼしを懸念する党本部からは、公示翌日に安倍晋三首相、10日には麻生太郎副総理・財務相などが駆けつけた。選対幹部は「出身の村上市の地盤は固い。のびしろはある」と、五泉市など支持基盤の弱い地域での巻き返しを図る。

 共産新人の伊藤誠氏は2人に比べて知名度は低いが、地元の阿賀野市や五泉市のスーパーなどで地道に街頭演説を続け、支持拡大を呼びかける。公示日は五泉市で「暴走政治を止めるチャンス」と声を上げ、消費増税反対や原発ゼロ、集団的自衛権の行使反対を主張。昨年の参院選の躍進などを受け、陣営は前回候補者の得票(約1万1000票)からの上積みも期待する。【柳沢亮】

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 ◇3区(3)(届け出順)=新発田、村上市など
伊藤誠  40 党県委員       共新

黒岩宇洋 48 [元]法務政務官(1)民元

斎藤洋明 38 [元]内閣府職員(1)自前=[公]

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 小選挙区名の脇のカッコ内に立候補者数を記した。政党名は、自=自民党、民=民主党、共=共産党。

2522チバQ:2014/12/14(日) 21:24:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk15010021000c.html

2014衆院選:選挙区を歩く 4区 女性対決に共産絡み 大票田・三条市中心に、激しく競り合い /新潟
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 女性対決として注目を集める4区。自民前職の金子恵美氏が、民主前職の菊田真紀子氏をリード。そこに、共産新人の西沢博氏が絡む。優勢が伝えられる金子氏だが、菊田氏も猛追しており、大票田である三条市を中心に激しく競り合っている。

 再選を目指す金子氏は、約30の後援会組織や県議らの支援を受けて、同市を中心に企業回りやミニ集会などを重ねる。訴えの中でも力を入れているのが、「アベノミクスの推進」だ。産業集積地であり、企業経営者も多い同市には、景気回復への関心が高い分だけ、「実感がない」との声も少なくない。金子氏は「まだ経済再生の恩恵がもたらされていないためか、4区では『アベノミクス・ストップ』との考えが浸透してきているようだ。しかし、実際、ストップしても先には何もない。景気回復するにはこの道しかない」と訴える。

 毎日新聞の特別世論調査によると、金子氏は自民支持層の約8割を固めた。金子氏にはさらに、公示直前に立候補を取りやめ「金子氏支援」を表明した元副農相の栗原博久氏の票も上積みされるとみられている。しかし陣営関係者は「前回選のような勢いがなく、風も停滞している」としており、引き締めにかかっている。

 一方の菊田氏。「多くの人に政策を聞いてほしい」という陣営の考えから、三条市を中心に、小規模の集会や企業回りなどでこまめに選挙区を回り、4期11年の実績を訴える。菊田氏は「大義なき選挙。米価が下落して農家のみなさんが大変な思いをしている。対策が必要なのに自民党自ら政治空白を作った」などと自民党政権を批判。民主党政権が導入した農家への戸別所得補償制度の改善などを訴え、「安倍政権で恩恵はあったか。安倍政権の暴走を止め、みなさんの声が届く国会を取り戻す」と力強く呼びかける。

 菊田氏は、民主支持層からの支持はほぼ固めきり、無党派層の取り込みに懸命だ。陣営関係者は「負けるわけにはいかない厳しい戦いだが、民主に風は吹いていない。無党派層の取り込みに力を入れたい」と話す。

 西沢氏は共産支持層は約9割固めているが、無党派層の取り込みには課題が残る。「女性対決として注目されているが、まさに増税を決めたのは自民と民主。この増税勢力にはノーを突きつけなければならない」と訴える。「共産党が躍進するチャンスにしたい」と、街頭演説に力を入れ、各地を回っている。【山本愛】

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◇4区(3)(届け出順)=三条、加茂、見附市など
菊田真紀子 45 党幹事長代理(4)民前

西沢博   34 党県常任委員   共新

金子恵美  36 [元]県議 (1)自前=[公]

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2523とはずがたり:2014/12/14(日) 21:24:31
海江田落選ですね〜。。

2524とはずがたり:2014/12/14(日) 21:26:20
大島@埼玉当選♪

2525とはずがたり:2014/12/14(日) 21:29:23
維新大阪で潰滅するかと思ったけど結構踏みとどまってますね〜。

2526とはずがたり:2014/12/14(日) 21:29:50
×踏みとどまっている
○踏みとどまりそう

2527名無しさん:2014/12/14(日) 21:45:31
栃木3区喜美落選!

2528チバQ:2014/12/14(日) 22:16:37
野党系で小選挙区当選(どこかの放送局で)
横路孝弘
小沢一郎
浅尾慶一郎
江田憲司
篠原孝
赤松広隆
大西健介
馬場伸幸
井坂信彦
平沼 赳夫
亀井静香
玉木雄一郎
野間健
赤嶺政賢
仲里利信 


野党系で小選挙区落選(どこかの放送局で)
渡辺喜美
金子恵美
刀禰勝之
川端達夫
堅田壮一郎 樽床伸二
西野弘一

保守分裂で当選
山口壯
井上貴博
松野頼久

2529チバQ:2014/12/14(日) 22:21:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141214-00000125-mai-pol
<衆院選>推定投票率は52.32% 戦後最低の可能性
毎日新聞 12月14日(日)22時17分配信

 毎日新聞の調べでは、第47回衆院選の投票率(小選挙区)は52.32%で、戦後最低だった2012年の前回選挙(59.32%)を下回る可能性がある。報道各社の情勢調査で選挙戦序盤から自民党の優勢が続いたうえ、同党が争点に掲げた安倍政権の経済政策「アベノミクス」などを巡る与野党の論戦も盛り上がらず、有権者の関心が高まらなかったとみられる。

 毎日新聞が5〜7日に実施した特別世論調査では、投票に「必ず行く」との回答が65%と前回選挙時(69%)を下回り、投票率のさらなる低下が懸念されていた。

2530とはずがたり:2014/12/14(日) 22:22:44
玉木@香川2区,2連勝。すげえ

2531とはずがたり:2014/12/14(日) 22:29:05
小熊@維新・福島4もやりますね〜。
まだ渡部恒三vs伊東正義みたいなのあるんでしょうか?

2532とはずがたり:2014/12/14(日) 22:36:00
井坂@兵庫1・維新
まあここはとらないと。。

2533とはずがたり:2014/12/14(日) 22:36:16
黒岩@新潟3・民

2534とはずがたり:2014/12/14(日) 22:37:34
秋田1・3残念だ。。

2535とはずがたり:2014/12/14(日) 22:42:19
井手@長野・維新

2536とはずがたり:2014/12/14(日) 22:43:53
菅また小選挙区落選ですねー。そろそろ後継考えないと。。

2537名無しさん:2014/12/14(日) 22:46:43
共産党が選挙区取るとは・・・@沖縄1

2538とはずがたり:2014/12/14(日) 22:46:55
田島@千葉1,野間@鹿児島3も当選

2539とはずがたり:2014/12/14(日) 22:47:54
>>2537
下地の事実上のアシストですね〜。

2540とはずがたり:2014/12/14(日) 22:53:53
岸本@和歌山1

2541チバQ:2014/12/14(日) 23:03:46
>>2530>>2540
岸本と玉木は凄いですね

2542とはずがたり:2014/12/14(日) 23:08:37
竹本@大阪・自民。。残念だ。

京都3区,ケンタまけたかー
山井は当選。

2543新潟6(2537):2014/12/14(日) 23:08:53
>>2539
下地は過去の人かと思ってましたが、地盤は健在みたいですね。
沖縄1は3人当選あるかも・・・

2544チバQ:2014/12/14(日) 23:09:21
7022 :チバQ :2014/12/14(日) 23:09:06
山梨1 98%

宮川100948
中島100486

2545チバQ:2014/12/14(日) 23:13:57
福島4区
>>1523
> 「俺が生きている限り応援する」と渡部氏の全面的な支援を受ける
>>2288
>渡部の連合後援会幹部を長年務めた会社役員や団体代表者が名を連ねる。選対幹事長の市議佐藤義之は「『恒三票』に多くの期待はできないが、渡部の引退で、保守系の支持者の中には自民に回帰する人も多いはず」と読む。
>「渡部が繰り返していた『党派を超えて若い世代に』という言葉は小熊への後継指名」と受け止め、渡部の後援会の一部から支援を受けていることを明かす。

2546とはずがたり:2014/12/14(日) 23:17:42
452 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2014/12/14(日) 23:15:26.75 ID:+00+z2Yb
山梨1区、開票作業にトラブル発生w
わざと盛り上げてるのか

2547チバQ:2014/12/14(日) 23:19:07
原口当確@NHK

2548とはずがたり:2014/12/14(日) 23:19:38
>>2545
アツいなぁw
>「俺が生きている限り応援する」

2549チバQ:2014/12/14(日) 23:21:16
重徳和彦 小選挙区勝利か @テレ朝

2550とはずがたり:2014/12/14(日) 23:21:34
佐賀1怪我の原口当選

2551チバQ:2014/12/14(日) 23:29:39
まだ決まってないのは 下かな?
決まってたら教えてください
北海道 3
北海道 4
北海道 6
北海道 7
栃木 2
埼玉 5
埼玉 6
千葉 1
千葉 9
神奈川 16
山梨 1
東京 3
東京 15
東京 21
新潟 2
愛知 11
大阪 4
大阪 9
大阪 14
大阪 18
大阪 19
奈良 1
長崎 1
かな?

2552とはずがたり:2014/12/14(日) 23:30:46
山梨1は中島

2553新潟6:2014/12/14(日) 23:31:25
沖縄に続き山梨も自民全敗!

2554新潟6:2014/12/14(日) 23:32:56
新潟2区は99.5%で102票差だそうで。稀にみる大激戦だ…

2555チバQ:2014/12/14(日) 23:35:37
山梨1と愛知12の棲み分け作戦は大成功ですね

2556新潟6:2014/12/14(日) 23:36:56
新潟2区は細田で決まりました。
新潟は自民5民主1、あとは比例がどうなるか・・・

2557チバQ:2014/12/14(日) 23:39:16
高井崇志@維新 岡山1が比例復活

移籍成功ですね

2558チバQ:2014/12/14(日) 23:42:01
北海道 3高木宏壽
北海道 4中村裕之

北海道 6佐々木隆博

2559チバQ:2014/12/14(日) 23:47:31
埼玉 6大島敦
千葉 1田嶋要

東京 15柿沢未途
愛知 11古本伸一郎
大阪 4中山泰秀
大阪 9原田憲治
大阪 14谷畑孝
大阪 18遠藤敬
大阪 19丸山穂高
長崎 1冨岡勉

2560チバQ:2014/12/14(日) 23:48:17
まだ決まって無さそうなところ
北海道 7 伊東良孝 鈴木貴子
栃木 2 西川公也 福田昭夫
埼玉 5 牧原秀樹 枝野幸男
千葉 9 秋本真利 奥野総一郎
神奈川 16 義家弘介 後藤祐一
東京 3 石原宏高 松原仁
東京 21 小田原潔 長島昭久
奈良 1 小林茂樹 馬淵澄夫

2561とはずがたり:2014/12/14(日) 23:55:47
海江田小選挙区落選ではやめないのか??

2562とはずがたり:2014/12/14(日) 23:59:45
今井・牧・升田が維新の比例で当選

維新は結局比例で結構取った感じですかね〜。

2563チバQ:2014/12/15(月) 00:00:22
北海道 7 鈴木貴子
埼玉 5 枝野幸男
東京 3 石原宏高

2564チバQ:2014/12/15(月) 00:01:33
自民党 北海道比例がたぶん3
単独の渡辺を除くと2
6.7.8で落選したから誰か落ちる

四国は3議席で比例単独2人と玉木の相手でピッタリ

2565チバQ:2014/12/15(月) 00:02:53
まちがた
北海道7渡辺に当選がついてた
つことは自民全員当選が見えてきた

2566チバQ:2014/12/15(月) 00:05:45
んあ、違う
1区もおとしてるから
北海道比例がたぶん3
単独の渡辺を除くと2
1.6..8で落選したから誰か落ちる

2567とはずがたり:2014/12/15(月) 00:08:20
福田@栃木2区

2568とはずがたり:2014/12/15(月) 00:09:00
松野@維新比例九州

2569チバQ:2014/12/15(月) 00:09:03

栃木 西川落選 福田当選

2570チバQ:2014/12/15(月) 00:16:12
比例

北海道 自民小選挙区誰かが落ちる
東北  比例5か? 小選挙区落選6人 →福島3か宮城5が落選しそう
北関東 比例下位当選あり 尾身朝子当選
南関東 千葉9、神奈川16落とすと全員復活ムリ
東京  比例下位当選あり
北陸  比例下位当選あり
東海  全員当選ムリ
近畿  全員当選ムリ →坂本@福島5落選確実
中国  比例化当選あり
四国  ぴったり
九州  31位今村当選 32位の西川京子はたぶん無理

2571チバQ:2014/12/15(月) 00:18:11
千葉 9 秋本真利
奈良 1 馬淵澄夫

残り
神奈川16.東京21のはず

2572チバQ:2014/12/15(月) 00:19:48
東京民主はたぶん3
長島が小選挙区取ると海江田vs菅の復活争いに

172 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:16:42.71 ID:u
NyK0e04
松原 0.93447
末松 0.86610
菅 0.84755

海江田 0.83372
海江田4番手に後退きたあああああああああああああ

2573チバQ:2014/12/15(月) 00:23:37
ANNで長島落選

2574とはずがたり:2014/12/15(月) 00:24:30
関テレで浅尾と喜美,競演。えぐいことするなぁ。。

2575チバQ:2014/12/15(月) 00:26:24
あとは神奈川16だけ

2576チバQ:2014/12/15(月) 00:27:03
317 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:21:51.36 ID:xFywLNHz
民主東京比例復活3枠争い

1区  海江田 83.3%(開票率95%)
3区  松原  93.4%(開票率95%)
18区 菅    84.7%(開票率99%)
19区 末松  86.6%(開票率78%)

21区 長島 97.8%(開票率98%)

NHKでは当確の長島が落ちる可能性も

2577チバQ:2014/12/15(月) 00:27:25
ん?NHKと朝日で東京21区われてるのか

2578チバQ:2014/12/15(月) 00:28:51
共産 東京の池内沙織ちゃん復活

2579チバQ:2014/12/15(月) 00:29:59
神奈川 16 後藤祐一

2580チバQ:2014/12/15(月) 00:30:50
560 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:29:34.54 ID:PwBMDO5V
東京21区 開票99.16%

小田原 83,825
長島 82,241

2581チバQ:2014/12/15(月) 00:34:13
維新が取ると松木が復活の可能性大

627 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:31:36.65 ID:Z+oA+OC4
北海道比例残り2
自民3議席目濃厚
民主3議席目、維新1議席が競り合い

民主3が9.4%、維新1が9.2%

2582チバQ:2014/12/15(月) 00:40:02
701 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:34:29.84 ID:nMwnD4Q2
下地比例復活確定で沖縄議員9人全員当選

2583チバQ:2014/12/15(月) 00:42:22
寺島義幸
が落選っぽいな

比例3議席を新潟3人に持っていかれそう
西村智奈美
鷲尾英一郎
菊田真紀子

2584チバQ:2014/12/15(月) 00:42:58
57 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:40:40.63 ID:p03dW8CS
小選挙区まとめ
民主⇒自民
東京21、京都3
自民⇒民主
北海道1,6,8 栃木2, 埼玉6, 神奈川16, 山梨1,
新潟3, 愛知3,5,7,13, 佐賀1,大分1
維新⇒自民
大阪8,9,11,15
自民⇒維新
福島4,兵庫1,愛知12
他→自民
山形3,大阪13
自民⇒他
沖縄1,3,4
野党同士
長野3,大阪10

2585チバQ:2014/12/15(月) 00:45:42
921 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:43:31.91 ID:x7xO9LrL
民主党の得票率ランキングTOP5(暫定)
1位 岡田克也 64.0% 開票終了
2位 安住淳 60.0% 開票率96%
2位 玄葉光一郎 60.0% 開票終了
4位 細野豪志 58.6% 開票終了
5位 黄川田徹 56.6% 開票終了


なお、ダブルスコアは岡田のみ

2586チバQ:2014/12/15(月) 00:46:44
菅に比例復活でてるっぽいから
海江田落選か
934 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:43:59.47 ID:iVEp0Dus
東京21区 長島 0.978 (0:17) 開票率98%
東京3区 松原 0.935(0:14)開票率97%
東京19区 末松 0.860 (0:16) 開票率80%

東京18区 菅 0.847(0:02)開票率99%
東京1区 海江田 0.833(0:09)開票率9

超おもしろい。選挙の締めは東京ゾンビレースやで
前回も最期の楽しみはこれだった

2587チバQ:2014/12/15(月) 00:47:06
942 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:44:22.69 ID:v1pbeBKN
北海道7区 99%
自民 伊東良孝 72,281 45.9%(元釧路市長)
民主 鈴木貴子 72,056 45.7%(鈴木宗男の娘)

ここが一番接戦だった?

2588チバQ:2014/12/15(月) 00:47:23
949 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:44:38.55 ID:lAJqSJcY
阿部知子6期連続比例当選か

2589とは:2014/12/15(月) 00:49:29
>>2583
チバQさん、かなり早い段階で新潟ガチ認定してましたよね〜。

2590新潟6:2014/12/15(月) 00:50:44
>>2583
西村に比例当確出ました。
自民斎藤・公明漆原も含めて、比例11人中5人が新潟になりそう。

2591チバQ:2014/12/15(月) 00:55:22
福島4と愛知12は完全に外しましたね
余裕で自民と思っていたら維新が取るとは
維新も底力あるなと。

2592チバQ:2014/12/15(月) 00:56:54
142 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:52:31.49 ID:B3MTL8Xp
維新北海道比例1議席獲得

@NHK


松木復活か

2593チバQ:2014/12/15(月) 00:58:37
220 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:55:21.71 ID:lSSoEQwB
685 :公共放送名無しさん:2014/12/15(月) 00:51:29.38 ID:erA3kWWs
FNN 比例東京民主 長島松原末松に当確 管海江田両方とんだくさい

2594チバQ:2014/12/15(月) 00:59:58

277 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:57:25.65 ID:Q8aJPbvf
自民 ほぼ現状維持、農水大臣落選など微妙な部分も
公明 微増
民主 微増、しかし代表落選で混迷
維新 ほぼ現状維持
次世代 壊滅
共産 倍増以上の躍進
社民 現状維持
生活  壊滅、しかし小沢はどうにか生き残る

2595チバQ:2014/12/15(月) 01:00:33
301 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:58:01.98 ID:xFywLNHz
NHK
長島の当確外した

2596チバQ:2014/12/15(月) 01:00:52
314 :無党派さん:2014/12/15(月) 00:58:24.01 ID:PwBMDO5V
東京21区 開票終了

小田原 83,984
長島 82,351

2597チバQ:2014/12/15(月) 01:01:24
今回の最大のハイライトは
NHK当確取り消し

2598チバQ:2014/12/15(月) 01:04:03
390 :無党派さん:2014/12/15(月) 01:00:37.22 ID:xFywLNHz
民主東京比例復活3枠争い

3区  松原  93.4%(開票率95%)
21区 長島 97.8%(開票率98%)

1区  海江田 83.3%(開票率95%)
18区 菅    84.7%(開票率99%)
19区 末松  86.6%(開票率78%)

残り一枠の争い

2599秋田2区:2014/12/15(月) 01:08:52
秋田1寺田復活 NHKローカルより

2600チバQ:2014/12/15(月) 01:09:39
北海道比例 支持政党なし 頑張ったな!


支持政党なし獲得票93,801票(得票率 4.00%)
社民党獲得票47,046票(得票率 2.01%)
次世代の党獲得票34,027票(得票率 1.45%)

2601旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/15(月) 01:10:23
結局,次世代と旧みんなが消えた分が民主と共産に行っただけ。
何なんだ,この選挙。

2602チバQ:2014/12/15(月) 01:20:31

小沢ファミリーが上手く比例復活
小宮山泰子@埼玉7
太田和美@千葉8
初鹿明博@東京16
牧義夫@愛知4


他にもおっ!って人たち
升田世喜男@青森1 
阿部知子@神奈川12 
落合貴之@東京6  
松田直久@三重1  
高井崇志@岡山1

2603新潟6:2014/12/15(月) 01:26:57
海江田落選!代表辞任か?

2604チバQ:2014/12/15(月) 01:27:38
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150003-n1.html
2014.12.15 00:02
【衆院選2014】
安倍政権“沖縄全敗で困惑”辺野古移設へ難題鮮明






自民党の開票センターに設置されたボード。沖縄の4小選挙区で全敗し、バラは付かなかった=14日午後11時42分、東京・永田町の党本部
 安倍政権は全国的に好調な14日の衆院選で、沖縄県内の4選挙区で自民党候補が全敗したことに困惑している。4氏とも、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を容認したことが選挙結果に影響したとみられる。今年1月の名護市長選、11月の県知事選でも移設反対派が勝利しており、地元の理解獲得が難しい実情が鮮明となった。

 2年前の前回衆院選は自民党候補がそろって県外移設を訴え、3人が選挙区で勝利し、もう1人も比例代表で復活した。今回は移設容認に転じたため、反対する野党候補らとの対立軸が明確化した。

 ただ、安倍晋三首相は14日夜のテレビ番組で「普天間の固定化はあってはならない。説明をしながら(移設を)進めていきたい」と強調。政府は移設作業を当初方針通りに実施する構えだ。

 一方、知事選で移設反対を訴えて勝利した翁長雄志知事は、前知事時代の辺野古沿岸部の埋め立て承認手続きに問題がないか調べる方針だ。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150004-n1.html
2014.12.15 00:07
【衆院選2014】
辻元氏、激戦区制す 自民、大物応援で後押し

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大阪10区で当選を決め、支援者らと拳を突き上げ喜ぶ辻元清美氏(中央)=14日深夜、大阪府高槻市
 大阪10区は前回まで3回続けて民主党の辻元清美氏(54)と維新の党松浪健太氏(43)が交互に選挙区を勝ち抜き、もう一方が比例復活した激戦区。強い追い風を受けた自民党の新人、大隈和英氏(45)も加わり三つどもえとなったが、辻元氏が制した。

 共産党の浅沼和仁氏(53)を含め、前回と同じ顔ぶれ。

 安倍晋三首相や谷垣禎一自民党幹事長ら大物が次々と応援に駆け付けた大隈氏。午後8時40分ごろ高槻市内の事務所に現れ、支持者と握手したり写真を撮ったり、リラックスした表情だった。

 社民党時代に「政治の師」と仰ぎ、9月に亡くなった土井たか子元党首に触れ「自民は『土井さん亡き後、辻元つぶせ』だ」と訴えた辻元氏。当選の報に「自民党を勝たせ過ぎたらあかんという人たちの力だ」と表情を引き締めた。

 松浪氏の事務所には約30人の支援者。テレビで出口調査結果が報じられると、秘書は「厳しい数字だ」と言葉少なだった。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150070-n1.html
2014.12.15 00:59
【衆院選2014】
「厳しい戦いだった」 加藤氏、父の議席奪還






山形3区で当選を決め、あいさつする加藤鮎子氏=14日深夜、山形県鶴岡市
 山形3区で自民党新人、加藤鮎子氏(35)が当選し、元党幹事長の父、紘一氏(75)が前回、僅差で敗れた元酒田市長で無所属の阿部寿一氏(55)からの議席奪還を果たした。

 当選確実の知らせが流れると、鶴岡市大東町の事務所に集まった100人以上の支援者は一斉に立ち上がって拍手。「おめでとう」の大歓声の中、夫の角田賢明さん(35)とともに登場した鮎子氏は深々と頭を下げ、「厳しい戦いだった。支援者の方の結束に感謝する」と目を潤ませた。

 夫の賢明さんも二人三脚で支えた。大手証券会社を辞め、「子供は地元で育てたい」と長男の出産を機に昨年、東京からUターンした鮎子氏と一緒に引っ越し。街宣車で「鮎子の夫です」とマイクを握り、同世代に支持を訴えた。

2605チバQ:2014/12/15(月) 01:29:43
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150051-n1.html
2014.12.15 00:44
【衆院選2014】
西川農相、復活当選 小選挙区は閣僚唯一の敗退

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 自民党の西川公也農林水産相が、比例代表北関東ブロックで復活当選を確実にした。栃木2区から立候補したが、閣僚で唯一、選挙区で敗退していた。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150026-n1.html
2014.12.15 00:25
【衆院選2014】
中村氏、接戦制し13選 支援者「信じていた」






茨城7区で当選を決め、万歳する中村喜四郎氏=14日深夜、茨城県境町
 接戦の末、13回目の当選を果たした無所属の中村喜四郎氏(65)=茨城7区=の事務所では支援者らが喜びに沸いた。地元・茨城県境町の男性(68)は「長年の実績があり、運動量も多い。当選すると信じていた」とうれしそうに話した。

 有権者と密接につながることができるとして、選挙カーには乗らず、バイクで選挙区をくまなく回った。「日本一の後援会」と誇る地元の支援組織もフル回転させ、無党派層を引きつけた。

 演説会では、日本の財政状況について細かな数字を示しながら説明。「党より人」をキャッチフレーズに安倍政権の運営を批判した。

 中村氏はゼネコン汚職事件で逮捕された平成6年に自民党を離党。15年にあっせん収賄罪で実刑判決が確定、失職した。刑期終了後も強固な後援会の支えで無所属のまま当選を重ねた。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150010-n1.html
2014.12.15 00:11
【衆院選2014】
元みんなの民主山内氏が落選

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「私の力不足です。申し訳ない」と語る山内康一氏=14日午後9時45分、春日部市の選挙事務所
 民主党前職の山内康一元みんなの党国対委員長が、埼玉13区、比例代表北関東ブロックでの落選が確実になった。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150060-n1.html
2014.12.15 00:48
【衆院選2014】
次世代の田母神氏、山田幹事長が落選






支持者を前に小選挙区での敗戦の弁を述べる次世代の党の田母神俊雄氏=東京都北区赤羽(撮影・今野顕)
 次世代の党の山田宏幹事長と田母神俊雄元航空幕僚長が比例代表東京ブロックでも復活できず、落選が確実になった。

2606チバQ:2014/12/15(月) 01:30:12
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150043-n1.html
2014.12.15 00:40
【衆院選2014】
「豪腕」小沢氏「本気」の辛勝 地元で30年ぶりの“どぶ板”

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岩手4区で小沢一郎氏の当選が決まり、万歳する支持者たち=14日夜、岩手県奥州市
 かつてない逆風の中、「小沢王国」が底力を発揮し議席を守った。今回の立候補者の中で最多の16選を目指した生活代表で前職の小沢一郎氏(72)=岩手4区=の陣営では午後8時すぎ、当選確実の一報が伝わると「よし、やった」「来たぞ」と歓声が広がった。“城主”不在の中、支持者は万歳三唱し、議席を死守したことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 小沢氏は今回、安倍晋三政権が推し進める経済政策「アベノミクス」の批判を強めた。ただ、固い結束を誇ってきた後援会組織の高齢化などによる求心力の低下にさらされていた。

 危機感は、遊説日程に表れていた。選挙中盤、小沢氏は丸2日かけて地元商店街などで街頭演説をびっしりと行う異例の日程を組んだ。地元での選挙活動を長く秘書や家族に任せてきた小沢氏にとって、本格的な“どぶ板選挙”は約30年ぶりだった。

「『剛腕』とか『王国』とか言われてきたけれど、(小沢)先生も必死なはずだ」。厳しい冷え込みのもと、コートも羽織らず、雪の残る路上でビール箱の上から懸命に支持を訴える小沢氏の姿に、60代の女性は「本気」を感じ取った。

 自民前職の藤原崇氏(31)の台頭も脅威となった。前回の衆院選では比例復活で勝ち上がり、今回も小沢氏を猛追した。

 小沢氏の後援会連合会の小笠原直敏会長(69)は「過去にない非常に厳しい戦いだった」と選挙戦を振り返った。

2607チバQ:2014/12/15(月) 01:33:55
http://www.asahi.com/articles/ASGDD7V66GDDOIPE025.html
減税日本、愛知1・3区とも敗れる 「地域政党の限界」
2014年12月14日22時48分
 地域政党・減税日本(諸派)は愛知1、3区に新顔を擁立したが、及ばなかった。前回は、合流した日本未来の党が愛知、岐阜で計16選挙区に擁立し全敗。減税日本は今回、拠点の名古屋市の2選挙区に絞ったが、伸びなかった。

 1区は河村たかし名古屋市長が5回連続当選した地盤。河村市長は「今回は自民か民主かを選ぶ選挙になってしまった。地域政党では限界があった」と残念がった。解散直前に擁立した党幹事長の広沢一郎氏(50)にとっては県議当時の選挙区外で、浸透しきれなかった。

 減税日本は、減税系候補が前回落選した1区で「聖地奪還」を掲げ、知名度が高い河村氏が選挙戦の前面に立った。トレードマークの自転車で広沢氏と回って記念写真に納まり、支援者を集めた演説会を重ねた。

 「人はようけ来とる」と自信を見せていたが、減税の地方議員は「河村氏は街の空気がわかっていない」と指摘する。3年前の市議選では減税日本から28人当選したが、内紛や不祥事で離脱が続出。市民の目は厳しい。先の議員は「大負けして現状が可視化されれば、統一地方選に確実に影響する」と声を落とす。

http://www.asahi.com/articles/ASGDF5QZXGDFTIPE01F.html
自民系分裂選、麻生氏の側近が当選 福岡1区・井上氏
2014年12月15日01時08分
 麻生太郎副総理と古賀誠元自民党幹事長にそれぞれ近い自民系前職2人が立ち、「代理戦争」になった福岡1区。麻生氏側近の井上貴博氏(52)=無所属(自民が追加公認)=が、古賀氏の元秘書、新開裕司氏(46)=無所属=を破った。

 井上氏は政権ナンバー2の麻生氏が全面支援。安倍晋三首相の昭恵夫人も来援した。麻生氏と懇意の高島宗一郎・福岡市長も選挙カーに乗るなどして支えた。当選が決まると、選挙事務所に駆けつけた麻生氏は「圧勝した」と語った。

 新開氏は、古賀氏が旧古賀派(現岸田派)を挙げて支援。岸田文雄外相や林芳正前農水相ら派閥出身の閣僚らを街頭演説や団体回りに投入した。公明票の取り込みにも力を入れ、「比例票は公明へ」と強調した。

 ただ、両氏の政策に大きな違いはない。支持基盤の業界団体や企業の中には、両氏に推薦状を出したところも少なくなかった。地元市議や県議も二分した「保守分裂選挙」に、来春の統一地方選への影響を心配する声も漏れている。

2608チバQ:2014/12/15(月) 01:35:10
http://www.asahi.com/articles/ASGDD6754GDDOBJB00T.html

山尾志桜里氏が返り咲き 愛知7区、民主幹部が続々応援
2014年12月15日00時06分

 愛知7区では民主元職の山尾志桜里氏(40)が自民前職の鈴木淳司氏(56)を破り、返り咲いた。

 山尾氏は愛知県尾張旭市の事務所で、報道陣に「安倍さんの敷いた『この道』に子どもたちを乗せたくないという思いが結集した。民主のともしびを7区から消さないという思いで2年間やってきた」と力を込めた。

 元検事の山尾氏は民主党が政権交代を果たした2009年に初当選。前回12年は9万票以上を獲得しながら、比例復活も逃した。今回は、党幹部が続々と応援に入った。

http://www.asahi.com/articles/ASGDD7JJDGDDUTIL03H.html
1963年から続いた「渡辺王国」崩れる 喜美氏落選
2014年12月15日01時28分
 栃木3区では、無所属前職の渡辺喜美氏(62)が、1996年衆院選から6期続けて守ってきた議席を失った。


 4月、化粧品大手の会長から8億円を借りた問題を受け、自ら立ち上げたみんなの党の代表を辞任。党も解党し、初の無所属での戦いとなった。落選が報じられると、「借入金問題で騒ぎを大きくしてしまい、心から反省しています。党の路線を巡る争いで解党に至ったことが、敗北の相当大きな要因だ」と話した。

 父の故・美智雄氏の63年の初当選以来、2代続いた「渡辺王国」が崩れた。

2609チバQ:2014/12/15(月) 01:35:33
http://www.asahi.com/articles/ASGDF76KLGDFUTFK01X.html
海江田代表、比例復活ならず 民主代表選へ
渡辺哲哉2014年12月15日01時23分

 下野から2年、民主党の議席は増えた。だが、政権批判票を共産党に奪われるなど、有権者の信頼を取り戻せていない実情も浮き彫りになった。

 民主党の枝野幸男幹事長は14日のTBSの番組で「国民の信頼をいただくには、党を再建して不信を払拭(ふっしょく)できるような構造にしないといけない」と反省の弁を述べた。党本部の開票センターでは、当選者へのバラつけを党幹部ではなく、職員が行うなど、沈痛なムードに包まれた。朝日新聞が2、3両日に行った世論調査では「自民党に対抗できる政党として期待できる党」について「特にない」が41%、民主党はわずか20%だった。

 原因の一つは、政策で政権に代わる選択肢を示せなかったことだ。

 マニフェストでは中低所得層を重視し、「厚く、豊かな中間層を復活させる」と明記。アベノミクスを「格差を広げる政策だ」と批判した。しかし、「政権を一度担当した以上、いい加減な政策は打ち出せない」(党幹部)として、あるべき社会や経済政策について踏み込めなかった。政権交代した2009年のように、数値目標や財源を明記したマニフェストも作れず、具体的な経済指標を駆使して実績を誇った首相の戦略に対抗できなかった。

 さらに、党内の意見対立が解消できていないことも響いた。

 集団的自衛権の行使容認について、マニフェストでは「閣議決定は立憲主義に反するため撤回を求める」としたが、肝心の行使の是非には踏み込まなかった。原発政策についても、菅直人元首相ら再稼働に反対するグループと再稼働を容認する勢力に分かれ、どっちつかずの印象がぬぐえなかった。

 党内には、有権者に強いメッセージを伝える党首力でも劣ったとの指摘もある。

 下野後、岡田克也代表代行や前原誠司元代表ら、「6人衆」と呼ばれる有力議員が政権転落の責任を問われる中、海江田万里代表は「ピンチヒッター」(党幹部)として選ばれた。春ごろから「海江田代表では選挙を戦えない」との声が上がり、一部議員による「海江田降ろし」の動きもあったことで、こうしたイメージが内外に拡大。安定した支持率を維持する安倍首相に対抗できなかった。

 結局、海江田氏は2回連続で小選挙区で落選。比例区でも復活できず、代表辞任は不可避となった。今週中にも代表選を実施して後任を選ぶ見通しで、後任には岡田氏や細野豪志元幹事長の名前が挙がっている。

 党内が政策やリーダーで求心力を欠く中、衆院選の態勢作りも中途半端に終わった。

 下野後、低迷する党勢を反映し、民主党が最終的に擁立した候補者は過半数に満たない198人。党結成以来最少だった。

 海江田氏は当初、目標議席を「3けたの議席」に置き、無理な擁立を避ける方針だった。ところが、空白区が100を超える見通しになると、地方組織から「比例票を掘り起こせない」との不満が噴出。公示直前には、駆け込みで維新の党などと候補者の一本化を図ったが、政策のすり合わせが不十分で、互いの組織も協力し合うまでに至らなかった。

 枝野氏は14日の日本テレビの番組で「残念ながら準備不足の側面があったのは間違いない」と認めた。

 こうした民主党の実情は、自民党の二階俊博総務会長から「試合放棄をしているようなものだ。(敵として)手応えがない」と酷評されるほどだった。(渡辺哲哉)

2610チバQ:2014/12/15(月) 01:37:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014121400640
自民18県で独占=首都圏で民主苦戦、共産は倍増【14衆院選】

自身の名前に当選確実の花を付け、笑顔を見せる自民党総裁の安倍晋三首相(中央)=14日夜、東京・永田町の同党本部
 14日投開票の衆院選で、自民党は15日午前1時現在、小選挙区で219議席を制し、野党を圧倒。東北、中国、四国、九州などの計18県で議席を独占した。比例代表も無党派層を取り込んで62議席を確実にし、2012年の前回選挙で獲得した57議席を上回った。
 自民党が小選挙区で全勝したのは、青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、宮崎の各県。福岡1区は前職2人が無所属で争う保守分裂選挙となったが、同党は勝利した井上貴博氏を追加公認した。ただ、山梨、沖縄両県の選挙区では議席ゼロとなった。
 公明党は候補を擁立した全9選挙区で勝利。比例も堅調で20議席を押さえ、前回の22議席まで伸ばしそうだ。
 一方、民主党は小選挙区で35、比例で31の計65議席を確保して、公示前の62議席を上回った。ただ、首都圏では苦戦し、東京都の25選挙区のうち当選を確実にしたのは長妻昭氏のみ。海江田万里代表や菅直人元首相は選挙区で敗北した。
 維新の党は選挙区で11議席、比例で24議席を確保したが、旧日本維新の会が前回12議席を獲得した大阪府で5議席にとどまった。公示前の42議席に届くかは微妙だ。
 次世代の党は小選挙区で2議席を確保したが、比例での議席獲得は困難な情勢で、公示前の20から激減するのは確実だ。

記者会見を終え、満足した表情で退席する共産党の志位和夫委員長=15日未明、東京都渋谷区の同党本部
 共産党は沖縄1区で勝利し、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来18年ぶりに小選挙区で議席を確保。比例で16議席を確実にして合計17となり、公示前の8からの倍増を果たした。
 生活の党は小沢一郎代表を含む2議席を確保。社民党は沖縄2区と比例九州の2議席を維持した。 (2014/12/15-01:25)

2611チバQ:2014/12/15(月) 01:40:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014121400516
自民が絶対安定多数=首相「政権に信任」−民主上積み、第三極後退【14衆院選】
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」継続の是非が最大の争点となった第47回衆院選は14日投票が行われ、即日開票された。自民党は単独で国会運営の主導権を握ることができる絶対安定多数を上回り、281議席を確保した。公明党と合わせた与党で、衆院定数の3分の2に当たる317議席を維持する見通しだ。安倍晋三首相は政権運営に信任を得たとして、アベノミクスを推進するとともに、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制整備を急ぐ考えを示した。
 首相はNHKなどの番組で「2年間の安倍政権の信任を国民にいただいた」と表明。「まず経済最優先で取り組む。今の政策を続けていけば、間違いなく景気は良くなる」とデフレ脱却に全力を挙げる意向を示した。「安全保障法制を次の通常国会でしっかり整備していきたい」とも語った。
 首相は法律で来年10月と定められた消費税率10%への引き上げを1年半先送りし、その判断について国民の信を問いたいとして衆院解散に踏み切った。「自民1強」体制維持を固めたことで求心力を高め、来年9月の任期満了に伴う自民党総裁再選へ弾みをつけた。
 公明党は29議席を獲得、小選挙区は9人全員が当選確実となった。
 これに対し、民主党は公示前勢力から5議席上積みして67議席を確保し、さらに伸ばす見込み。ただ、同党の海江田万里代表は立候補した東京1区で敗北した。この後のインタビューで「これからも一生懸命やっていく」と述べ、代表続投に意欲を示した。
 前回選挙で一定の議席を確保した「第三極」の維新の党や次世代の党、生活の党は議席を減らし、勢力を後退させるとみられる。維新は35議席を確保。旧日本維新の会から分党した次世代の党、生活の党は各2議席にとどまっている。
 共産党は公示前勢力の2倍を超える17議席を獲得した。社民党は公示前の2議席を死守。新党改革は議席獲得は困難だ。 (2014/12/15-01:26)

2612チバQ:2014/12/15(月) 01:58:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010286000c.html
衆院選:第三極、維新除き壊滅状態に
毎日新聞 2014年12月15日 01時52分

 前回衆院選で躍進した第三極が維新を除いて壊滅状態となり、野党は今後、政権基盤を強化した自民党に対抗するため、民主党と維新の党を中心に再編の道を模索することになる。海江田万里代表が落選した民主党は早急に後任代表を選んで党の立て直しを図るが、野党再編の路線を巡る党内対立が表面化する可能性もある。維新についても橋下徹共同代表(大阪市長)ら大阪側と江田憲司共同代表ら国会議員団側の温度差が指摘され、分裂含みの見方もくすぶる。

 海江田氏は14日夜、NHKの番組で「民主党もしっかり議席を伸ばしている。野党の中心として自民党政権にしっかり対峙する」と述べ、民主敗北との見方を否定した。しかし、1998年の結党以来、最低となった前回の57議席は上回るものの、2000年衆院選以来維持してきた100議席以上を今回も割り、党内には敗北感が広がる。衆院定数の過半数の候補すら擁立できず、2大政党の旗を降ろした執行部への不満もくすぶる。福山哲郎政調会長は14日夜のNHK番組で「野党が足を引っ張り合わないよう維新などと選挙区調整をした結果で、選挙戦術としては間違っていなかった」と釈明した。

 民主党内には「代表選をめぐる混乱が起きれば、また内輪もめに映りかねない」(同党ベテラン議員)との懸念から、当面は代表空席のまま、岡田克也代表代行が代理を務めるよう求める声も出たが、代表なしでは特別国会や来年の通常国会を乗り切れないとの判断で、年内の新代表選出を目指すことになった。海江田氏は15日未明、党本部で記者会見を終え、早々に党本部を後にした。

 一方、維新の党は公示前の42議席に届かず、14日夜、大阪市で記者会見した橋下氏は「自民党、公明党で過半数に達している。野党としては完敗だ」と敗北宣言。「党や党を代表する者への信任がなかったということだ」と語る一方、執行部の責任については「今後協議する」と述べるにとどめた。

 橋下氏は選挙期間中、民主党を激しく攻撃し、選挙区調整を進めた江田氏ら国会議員団側との溝も指摘された。江田氏も14日夜のラジオ番組で「基本政策の一致もない中で、国民からすればこんなすみ分けは選択肢たり得なかった」と野党共闘の不発を認めたが、野党再編へ向けては民主党との関係で微妙な温度差もうかがわれる。

 橋下氏は「与党にきちんと対峙(たいじ)できる野党が絶対に必要だ」と野党再編の必要性を強調する一方、「民主党全体とは考え方が合わない。民主党の一部の方と新しい政党で一つになるということだ」という従来の見解を繰り返した。江田氏はこれまで「生き残りのための選挙前の再編でなく、選挙後に自民党に対抗する一大勢力を作るべきだ」と主張しており、民主側と再編に向けた話し合いを始める構えとの見方もある。

 民主党内では公示前、前原誠司元外相や細野豪志元環境相らが海江田氏に新党結成を視野に入れた野党共闘を要請している。前原氏らが江田氏との連携に動けば、維新内では橋下氏ら大阪側と国会議員団側の東西対立が再燃しかねず、両党の合流・再編の動きが維新の分裂含みで進む可能性も指摘されている。国会議員団側では、小沢鋭仁幹事長代行が比例近畿ブロックの単独候補として名簿順位1位の優遇を受けながら議席減を防げなかったなどとして役職を辞任する意向を松野頼久代表代行に伝えた。

 旧みんなの党出身者は民主党から3人、無所属で5人が立候補したが、当選したのは無所属の浅尾慶一郎前代表と民主の中島克仁氏の2人だけ。参院のみんな会派に残る10人も与野党の草刈り場となりかねない。【田所柳子、村尾哲】

2613チバQ:2014/12/15(月) 01:59:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010277000c.html
衆院選:沖縄小選挙区は自民全敗 辺野古移設へ強い反発
毎日新聞 2014年12月15日 01時14分

 沖縄は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を容認した自民前職4人全員が小選挙区で、辺野古移設反対を訴えた非自民候補に敗れた。自民が大勝した本土と対照的な結果で、11月の沖縄県知事選に続いて辺野古移設を進める安倍政権への強い反発が示された。

 沖縄1〜4区は、辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)知事を誕生させた保革共闘グループの選挙協力が成立。1区共産、2区社民、3区生活の前職3人に対立候補を立てず、4区は無所属新人を保革共闘で支援する知事選同様の構図となった。

 非自民の4人はそれぞれ、前回衆院選で「県外移設」を公約に当選(1人は比例代表で復活)した自民前職4人が昨年11月に辺野古移設を進める党本部の方針に従って公約を事実上撤回した経緯を批判し、辺野古移設反対を前面に打ち出した。自民前職4人は公明の推薦を得て「政権選択選挙」と訴えて防戦したが及ばず、比例で復活した。

 翁長知事は報道陣の取材に「知事選で示された民意はぶれていなかった。政府は沖縄県民の民意を踏まえて基地問題にあたってもらいたい」と述べた。【佐藤敬一、川上珠実】

2614チバQ:2014/12/15(月) 02:10:24
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014121490201231.html
次世代・石原最高顧問、田母神さんらの落選確実に 
 次世代の党の石原慎太郎最高顧問は、比例代表の東京ブロックで落選が確実となった。同党は知名度の高い石原氏らが支持を呼び掛けたが、広がらなかった。

 石原氏は「若い人を当選させたい」として、比例単独で東京ブロックの同党名簿の最下位となる9位で立候補。選挙期間中の応援演説で、引退を明言していた。

 石原氏は2012年に東京都知事を辞職。同年の衆院選で当選し、国政に復帰した。

      ◇

 田母神俊雄元航空幕僚長は比例東京ブロックで復活できず落選が確実になった。

 田母神氏は自主憲法制定の必要性などを訴え選挙戦を繰り広げたが、自民支持層や無党派層の支持が広がらなかった。

      ◇

 中田宏国対委員長がが比例南関東ブロックで復活できず、落選が確実になった。

 中田氏は2002〜09年に横浜市長を務め、12年衆院選では旧日本維新の会から出馬し初当選。同区で支部長に就いたのは昨年10月で、活動できないまま選挙に。終盤は駅前で握手作戦に力を入れたが支持を広げられなかった。

      ◇

 北朝鮮による拉致被害者家族会の元事務局長で増元照明氏の落選が確実になった。宮城2区で敗北し、同党が比例東北ブロックの議席を獲得できないため。

      ◇

 東京19区の山田宏幹事長は比例東京ブロックで、桜内文城政調会長は比例四国ブロックで復活できず、落選が確実になった。

(共同)

2615チバQ:2014/12/15(月) 02:20:22
主な落選者は
鉢呂吉雄

阿部寿一
吉田泉
田名部匡代

山内康一
渡辺喜美

水戸将史
中田宏

山田宏
田母神俊雄
海江田万里
青木愛

寺島義幸

藤井孝男

近藤三津枝
坂本剛二
米田建三

樽床伸二
西村真悟

西川京子
新開裕司
ってとこかな。

2616チバQ:2014/12/15(月) 02:21:36
520 :無党派さん:2014/12/15(月) 02:09:36.53 ID:9r8x1QPj
全475議席で最後の当選が菅。
なんてこった。なんでもう1議席減らさなかった。

2617チバQ:2014/12/15(月) 02:25:45
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150107-n1.html
2014.12.15 02:18
【衆院選2014】
沖縄は選挙区候補者9人全員当選 比例復活で

 沖縄県は4選挙区で、立候補した9人全員が当選した。選挙区で敗退した自民党の前職らが比例復活したため。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150109-n1.html

2014.12.15 02:20
【衆院選2014】
自民沖縄、山梨全敗ショック 谷垣氏、辺野古移設は「守る」





 衆院選圧勝ムードの自民党に14日夜、動揺が広がった。沖縄県の全選挙区で党公認候補が敗れたからだ。

 谷垣禎一幹事長は記者会見で「衆院選直前に沖縄県知事選があり、必ずしも私どもの主張が受け入れられなかった」と述べ、党推薦の前職が敗れた知事選の影響があったとの見方を示した。

 ただ、政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の名護市辺野古への移設については「普天間の危険性を固定しないことが一番大切で、現時点では『辺野古』という選択肢しかない」と指摘し、「基本路線は守らなければならない」と強調した。

 自民党は山梨県でも公認候補が全敗した。特に山梨2区は自民党を離党した長崎幸太郎氏と「保守分裂」の選挙だった。谷垣氏は長崎氏の追加公認について「選挙区で党公認候補を立てて戦った事実は重い」と述べ、慎重姿勢を示した。

http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150094-n1.html
2014.12.15 02:06
【衆院選2014】
14年ぶりの2桁議席 共産、対決姿勢強化






笑顔で当選者の名前に花をつける共産党の(左から)市田忠義副委員長、志位和夫委員長=14日午後、東京都渋谷区の日本共産党本部(鴨川一也撮影)
 共産党は公示前の8議席から倍増させ、平成12年衆院選以来14年ぶりに2桁に乗せた。他の野党が苦戦する中、無党派層を含めて与党批判の受け皿となり、比例票を幅広く集めた。経済、原発政策などで安倍政権との対決姿勢をさらに強めていく構えだ。

 志位和夫委員長は14日夜の記者会見で「国民目線に立った訴えが評価された。国民と連携して政権を追い詰めていく」と強調。国会での野党共闘にも意欲を示した。

 選挙戦では、消費税再増税の中止や即時原発ゼロなど「五つの転換」を主張し、自民党との「自共対決」を前面に打ち出したのが奏功した。

 党勢維持のため、若い世代の支持獲得なども今後の課題となる。

2618チバQ:2014/12/15(月) 02:27:21
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150025-n1.html
2014.12.15 02:10
【衆院選2014】
「橋下ブランド健在」「バッジ失うこと覚悟」…「維新」各候補に滲んだ疲労
維新の党の開票センターで、記者会見する橋下共同代表=14日午後9時10分、大阪市内のホテル
 前回のように「風」が吹かず、厳しい戦いを強いられた維新の党の各候補者からは「今回のように危機感を覚えたことはなかった」という声も聞かれた。

 選挙区で当選を果たした大阪17区の維新前職、馬場伸幸氏(49)は元堺市議。前回の選挙で国政に挑戦し、初当選した。

 「(堺市議選を含め)選挙は8回目だが、今回ほど危機を感じたことはなかった」とほっとした表情を浮かべた馬場氏は、「前回はブームの中で、維新であれば票をもらえる状況だったが、今回は追い風も向かい風もなかった。有権者に冷静に判断いただいた」と振り返った。

 自民新人、民主元職ら4氏の激戦に勝利した維新前職の丸山穂高氏(30)。党の劣勢が報じられる中、「『維新』の名前を前面に出さず、現職としての本人の実績とバランスを取ってアピールする」(選対関係者)という苦しい選挙戦略を余儀なくされた。

 しかし選挙戦後半には橋下徹共同代表(大阪市長)が選挙区に入ったことにより、追い上げに拍車がかかった。東京から派遣された選対幹部の1人は「橋下さんには動員力がある。大阪での『橋下ブランド』は健在」と振り返った。

 党の国対委員長ながらも選挙区の大阪10区で敗退し、比例で復活当選を果たした維新前職の松浪健太氏は「正直、一度は(議員)バッジを失うことを覚悟した。ふがいない自分が腹立たしい」と話し、集まった支援者に深々と頭を下げた。前回選と同じ顔ぶれで戦いながら、選挙区での得票は3番手に沈み、支援者の表情にも、疲労の色が浮かんでいた。

2619チバQ:2014/12/15(月) 02:28:21
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150022-n1.html
2014.12.15 01:35
【衆院選2014】
比例復活もなし“小沢ガール”涙にじませ「力不足」…田中美絵子氏、故郷・金沢で再起誓う






石川1区で敗北し、敗戦の弁を述べる田中美絵子氏=14日夜、金沢市
 「差は縮めたが、私の力不足だった」。石川1区で自民党前職の馳浩氏(53)に敗れた民主党元職の田中美絵子氏(38)は金沢市内の事務所で、目に涙をにじませながら、支援者に頭を下げた。

 田中氏は平成21年衆院選で、県南部の石川2区で森喜朗元首相と接戦を演じ、比例代表で復活当選。前回は東京15区から出馬したが、落選していた。今回が故郷・金沢市での初めての挑戦だった。

 「これから金沢でゼロから始める。愚直に活動し、いつかは恩返しをしたい」と語り、今後も石川1区で活動を続ける考えを示した。田中氏の選対幹部は「解散のタイミングが与党に有利だったが、知名度を生かし、よく頑張ってくれた」と田中氏をねぎらったが、比例復活も果たせなかった。

 一方、馳氏は事務所で支援者と万歳三唱。「厳しい選挙だったが、皆さんの理解を得られた」と顔をほころばせていた。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141214-OYT1T50072.html?from=ytop_main4
「野党共闘」生活の党の森裕子氏、選挙区で敗北
2014年12月14日 22時10分
 新潟5区で、自民党の長島忠美氏が、生活の党代表代行で新人の森裕子氏らを破り、4選を果たした。


 森氏は比例選での復活を目指す。

 森氏は、田中真紀子元外相が出馬を見送ったことを受けて、出馬を表明。民主党県連の推薦や連合新潟の支持を得て「野党共闘」を掲げた。

 また、生活の党代表の小沢一郎氏が、真紀子氏の父・田中角栄元首相から薫陶を受けたことなどをアピールし、田中票の獲得も図ったが、準備不足を補うことができなかった。

2014年12月14日 22時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2620チバQ:2014/12/15(月) 02:36:52
惜敗率95%以上の選挙区
北海道6(民主)
北海道7(自民)
福島4(維新)
栃木2(民主)
埼玉5(民主)
山梨1(民主)
神奈川12(自民)
神奈川16(民主)
新潟2(自民)
新潟4(自民)
大阪1(維新)
佐賀1(民主)

東京、東海、近畿は未確定

2621チバQ:2014/12/15(月) 02:38:59
山形3も98%か惜敗率で計算すると

2622チバQ:2014/12/15(月) 02:48:21
>>2620

愛知7(民主)
東京15(維新)
大阪1(維新)
大阪9(自民)
大阪14(維新)

で網羅したかな
民主7、維新5、自民5だから激戦区では野党系が競り勝った感じですね

2623チバQ:2014/12/15(月) 02:49:39
たぶん票差の少ないベスト3選挙区

新潟2区 102票差
細田健一70,589
鷲尾英一郎70,487

栃木2区199票差
福田昭夫62,439
西川公也62,240

北海道7区225票差
伊東良孝72,281
鈴木貴子72,056

2624チバQ:2014/12/15(月) 07:19:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;k=2014121500411
また未明の朗報=万歳なく謝罪の言葉−菅元首相【14衆院選】


比例で復活当選を果たし、記者会見する民主党の菅直人元首相=15日未明、東京都府中市
 「小選挙区で勝ち自民の議席を削り取れなかった。おわびしたい」。2年前の総選挙に続き、小選挙区で敗れ比例復活で議席に滑り込んだ民主党の菅直人元首相は、喜びを見せず万歳もなし。疲れた様子で謝罪と決意を述べた。


 復活当選が報じられたのは15日午前3時前。グレーのスーツで東京都府中市の選挙事務所に現れた菅さんは、支持者らと握手し笑顔を見せたが、マイクを持つと険しい表情に。声はか細く、眠たげな表情に疲れがにじんだ。
 「重い1議席を頂いた」と話したが、海江田万里代表の落選には触れず、選挙戦で訴え続けた原発廃止や安倍政権への歯止めに全力を挙げると強調。10分ほどで事務所を出た。
 東京18区での落選が決まった14日深夜には、事務所に重苦しい空気が立ちこめた。スタッフは「終盤で追い上げたと思ったが、自民堅調がこれほどとは」と振り返った。(2014/12/15-05:23)

2625チバQ:2014/12/15(月) 07:20:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014121500413
与党圧勝、3分の2維持=自民微減291、公明最多35−全議席確定【14衆院選】


 14日に投開票された第47回衆院選は15日未明、全475議席が確定した。自民党は追加公認1人を含め291議席を獲得。公示前の295から減らしたものの、公明党の35議席と合わせ与党で衆院定数の3分の2を超える公示前の326議席を維持した。民主党は公示前勢力より11増の73議席を確保。維新の党は1減の41議席だった。


 自民党は小選挙区定数の7割を超す223議席を獲得。安倍晋三首相の地元山口のほか、青森、群馬、滋賀、福岡など計18県で議席を独占した。比例代表は2012年の前回選挙より11多い68議席まで伸ばした。
 公明党は候補を擁立した全9選挙区で勝利。比例も堅調で26議席を確保した。03年に記録した34議席を上回り、現行の小選挙区比例代表並立制の下では最多となった。
 民主党は小選挙区で38、比例で35の議席を得た。地盤が比較的強固な愛知県で6議席と善戦したものの、東京都と埼玉、神奈川、千葉3県の首都圏で7勝39敗と大敗。海江田万里代表は東京1区で敗れ、比例復活もかなわず落選した。
 維新の党は小選挙区11、比例30。前回選挙で前身の旧日本維新の会は54議席を得たが、今回は地盤の大阪府でも5勝9敗と振るわなかった。
 共産党は公示前の8から2倍超となる21議席に躍進した。比例20議席に加え、沖縄1区では現行制度が導入された1996年以来18年ぶりに選挙区の議席を得た。
 旧維新から分党した次世代の党は小選挙区で2議席を確保したが、比例は議席ゼロで、公示前の20から激減した。生活の党は2議席で公示前より3議席減。社民党は沖縄2区などの2議席を維持した。新党改革は議席に届かなかった。 (2014/12/15-05:55)

2626チバQ:2014/12/15(月) 07:21:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014121502000223.html
海江田代表 落選語らず

2014年12月15日 朝刊


民主党本部での記者会見に臨んだ海江田代表だが、この後に落選が決まった=15日未明、東京・永田町で
写真
 東京1区から出馬し、比例復活もならず落選した民主代表の海江田万里さん(65)は十五日午前二時すぎになっても、支持者らの待つ東京・四谷の選挙事務所に現れなかった。選対幹部の元都議に「事務所の方には行かない」と電話があったという。
 選挙期間中、地元で丸一日活動できたのは一日だけ。陣営幹部は「地元に入れなかったことが敗因の一つ」と話した。事務所では五十人ほどいた支持者が次第に減り、十人ほどになった。
 海江田さんは落選が確実となる前、東京・永田町の党本部に設けられた開票センターで、代表として「次の総選挙までに政権与党になれるよう足腰を鍛え、政策を磨き上げていきたい」と語っていた。

2627チバQ:2014/12/15(月) 07:34:37
http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50139.html
若狭弁護士、比例初当選 選挙活動せずも当選圏に
2014年12月15日6時0分 スポーツ報知

 テレビでおなじみの弁護士・若狭勝氏(58)が比例代表東京ブロックで初当選した。

 自民の大勝ぶりを示す勝利となった。名簿順位27位で選挙活動も行わなかった若狭氏だったが、当選圏内に滑り込んだ。

 昨夏の参院選の比例代表に出馬し、次点で落選。改選となる5年後までに自民現職に欠員が出ると繰り上げ当選する権利を持っており、衆院議員となっても、欠員が出れば参院に移ることは可能。今回の立候補にあたって「もちろん衆院議員になったらしゃかりきに頑張りますが、じっくり取り組める参院の方が向いている。現時点では繰り上げ当選の権利を得たら参院に移る気持ちの方が強いです」と話しており、今後が注目されそうだ。

http://www.hochi.co.jp/topics/20141215-OHT1T50128.html
【衆院選】民主・海江田氏落選!野党第1党党首では49年片山元首相以来の屈辱
2014年12月15日6時0分 スポーツ報知
安倍首相の“勝利インタビュー”が映るテレビ脇を通り、神妙な表情で党開票センターに入る海江田代表 安倍首相の“勝利インタビュー”が映るテレビ脇を通り、神妙な表情で党開票センターに入る海江田代表
 第47回衆院選は14日に投票、即日開票された。自民、公明両党は定数475議席の3分の2(317)を上回って325議席となった。安倍晋三首相(60、自民党総裁)は24日に特別国会で第97代首相に指名され、第3次安倍内閣が発足する運びだ。民主党は公示前の62議席から73に上積みしたが、海江田万里代表(65)は東京1区で前回に続き自民党前職の山田美樹氏(40)に敗北。比例復活もならず、議席を失った。野党第1党党首が落選したのは、1949年衆院選で社会党の片山哲委員長が落選して以来。

 党の顔だったはずの海江田氏は選挙区で敗れ、比例復活もかなわなかった。党代表ながら、議席を失う異例の事態。海江田氏は「党のために頑張ってきたが、代表を辞任する」と表明。野党第1党の党首が落選するのは、1996年に現行の小選挙区比例代表並立制となってからは初めて。

 “完全落選”が決まる約1時間前。日付が変わった15日午前0時30分から党本部で会見したが、質問はわずか3問、約7分で打ち切った。代表続投に意欲を示しつつ「来年4月の統一地方選に向け、1月17日の党大会で体制を整えたい」とやる気満々だった。ただ、進退について問われると、「まだ結果を見ているので…」と言葉を濁した。党職員から会見打ち切りが告げられ、報道陣から「短すぎる」との指摘が出ると、海江田氏は「みなさんも締め切りがあるでしょう」と言い残し、席を立った。完全落選の一報が伝わったのは、その1時間後だった。

 経済産業相などを歴任して知名度も高い海江田氏。だが、民主は13年の都議選で惨敗。地元の都議が1人もいなくなり、地盤が揺らいでいた。今衆院選でも党代表として各地に応援に出向いたが、劣勢が判明すると、地元にとんぼ返り。だが、都市部に多い無党派層の“神風”が吹くことはなかった。

 民主党代表の敗北は、党勢低迷の象徴となった。午後8時。本部の開票センターには福山哲郎政調会長だけが姿を見せた。前髪を気にするなどしていたが、“第一声”を発したのは、約15分後のテレビインタビュー。長い沈黙が続いていた。

 民主はこれまで全候補者の名札を並べ、当選者名の上にバラをつけていた。だが、今選挙から当選者の名前の入ったボードを並べる方法に変更した。2012年衆院選では自民にひっくり返され、当選者が激減。当時、バラのつかない真っ白なボードが話題になり、「惨めだからやめよう」との声が出ていた。

 民主では、維新の党などと野党再編を求める勢力と、労組系に依存する議員が混在する。野党再編派で、当選した細野豪志元幹事長(静岡5区)はこの日、「野党結集の責任を果たす」などと述べた。代表まで落選する大惨敗を受け、今後、党が分裂する可能性も出てきた。

2628チバQ:2014/12/15(月) 07:39:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010304000c.html
衆院選:次世代と社民、生き残り苦難
毎日新聞 2014年12月15日 03時10分(最終更新 12月15日 03時33分)

 旧日本維新の会の分党により今年8月に結党された次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首(岡山3区)と園田博之顧問(熊本4区)が議席を守ったものの、公示前の20議席を大きく割り込んだ。安倍政権を評価する平沼氏は野党再編の動きとは一線を画しており、今後、参院で自民党に統一会派を呼びかけるなど、同党との連携強化で生き残りを図るとみられる。

 次世代は「是々非々」を強調して自主憲法の制定など保守色を前面に打ち出したが、浸透しなかった。選挙後の引退を明言している石原慎太郎最高顧問を比例代表東京ブロックの名簿9位に登載して比例票の上積みを狙ったが、議席獲得はならなかった。平沼氏は14日夜のラジオ番組で「8月の結党で党名や基本政策が有権者に浸透しなかったのは残念だ」と肩を落とした。

 社民党は公示前の2議席から前々回衆院選の7議席への回復を目標にしたが、議席増には至らなかった。第三極が後退する中、「老舗」として格差拡大や集団的自衛権問題で政権批判を強めたが、「自共対決」の陰に隠れる形になった。次期参院選へ向け党存続をかけた戦いが続く。【佐藤慶、村尾哲】

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000m010303000c.html
衆院選:共産、一定の受け皿 沖縄1区を初めて制す
毎日新聞 2014年12月15日 03時02分(最終更新 12月15日 07時34分)

当選確実となった候補者名に花をつける共産党の志位和夫委員長(中央)と山下芳生書記局長(右)、市田忠義副委員長(左)=東京都渋谷区の党本部で2014年12月14日午後9時6分、丸山博撮影
当選確実となった候補者名に花をつける共産党の志位和夫委員長(中央)と山下芳生書記局長(右)、市田忠義副委員長(左)=東京都渋谷区の党本部で2014年12月14日午後9時6分、丸山博撮影
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 共産党は沖縄1区を初めて制し、小選挙区で18年ぶりの議席を得たほか、比例代表でも躍進し、公示前の8議席から倍増以上の21議席に伸ばした。民主党が伸びず、第三極が落ち込む中、「自共対決」を前面に掲げて反自民票を取り込んだ。

 野党唯一の躍進を果たした志位和夫委員長は14日夜、党本部で記者会見し「安倍政権に正面から対決する立場を貫いたことが評価いただけた」と胸を張った。沖縄1区の勝利を受け「沖縄で保守層と私たちが肩を組んで闘うまったく新しい共闘が始まったが、今後も協力の可能性が広がるのではないか」と、穏健な保守層の中にもある安倍政権への不満を取り込むことへの意欲を示した。今後の国会で政権に対抗するため「野党間協力も可能な限り追求したい」とも述べた。

 党本部には幹部が開票前から入り、午後8時過ぎにテレビで共産候補の当選確実が続々と流れ始めると、小池晃副委員長が「こんな早い時間の当確は久しぶりだ」と声を弾ませた。志位氏が満面の笑みで候補者の名前に飾る赤いバラは一気に2ケタに達した。

 共産党は昨年の東京都議選、参院選に続き、自民や民主との違いを強調。消費増税を決めた自公民3党を「増税3兄弟」と批判する一方、維新など第三極を「自民党の補完勢力」とし、「共産こそが唯一の政権対決政党だ」とアピールした。

 消費税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「5つの転換」という対決図式を設定し、安倍政権批判を繰り返した。各選挙区に1〜2万票とされる組織票だけでなく無党派層にも浸透。インターネット上の発信強化などによる無党派層対策も一定の効果があったとみられる。2000年の衆院選以来となる2ケタの議席を得て、公示前の野党第4党から第3党に躍進した。【鈴木美穂】

2629チバQ:2014/12/15(月) 07:40:47
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_29.html
<衆院選>野党共闘不発 仙台攻略空振り


落選が決まり、対立候補の「当確」を伝えるテレビ画面の前で支持者に頭を下げる林さん=14日午後8時30分ごろ、仙台市宮城野区の事務所

比例で復活当選を決め、支持者と喜ぶ郡さん(右)=15日午前1時40分ごろ、仙台市青葉区の事務所
◎林さん宮城2区、議席失う/郡さん宮城1区、薄氷4選

 民主党が政権の座を追われた前回衆院選から2年。再び巡ってきた師走の政治決戦は、民主党をはじめとする野党勢力の「寒敗」で幕を閉じた。野党の虚を突く解散に始まり、慌ただしく14日の投開票を迎えた衆院選。「多弱」野党はにわか仕込みの共闘で「1強」自民に挑んだ。しかし、理念も政策もばらばらの野合を有権者は冷徹に見透かし、許さなかった。いまだ東日本大震災の傷癒えない被災地など東北の小選挙区でも、各地で野党共闘の取りこぼしが相次ぎ、民主党の獲得議席は結局、前回と同じ4議席にとどまった

 のるかそるかの民・維共闘。民主党が仙台の2選挙区で仕掛けた起死回生の一撃。その象徴区だった宮城2区で、維新の党前議員林宙紀さん(37)は、自民党前議員に3万票以上の差をつけられて落選。比例東北での復活もかなわなかった。
 仙台市宮城野区の事務所で林さんは「進退は仲間と話し合って決めたい」と絞り出すのが精いっぱいだった。
 前回、みんなの党から宮城1区に出馬し、比例復活で初当選をつかんだ。今回、第三極に追い風はない。活路があるとすれば、それは民主党との連携だけだ。安住淳民主党宮城県連代表に口説かれ「国替え」に応じた。
 安住氏ら民主党県連幹部と並んで「1強多弱を打破する」と訴えた。
 だが、街頭での好反応とは裏腹に自民党前議員の背中は遠ざかる。一筋の望みを託した比例復活の芽も摘まれた。
 陣営は「自民と互角に戦える土台がないのにチャンバラを挑んだ」と悔やむ。林さんは「追い風が吹かなくても勝てる態勢を整えないと…」と唇をかんだ。
 宮城1区の民主党前議員郡和子さん(57)も選挙区で落選した。前回と同様、比例東北で辛うじて救われる薄氷の4選だった。
 青葉区の事務所で郡さんは「最後の1議席に滑り込むことができた」と、ほろ苦い復活をかみしめた。
 維新の党とのすみ分けで、反自民票の受け皿づくりは成功したかにみえた。それでも自民党前議員は、序盤からはるか前を走る。
 「経済は株価でなく人。若者の貧困、年金の不安を放置できない」。元女子アナの郡さんが、治療を受けるほどのどをからした。最終盤、爆発力を発揮したものの時既に遅く、自民党前議員に約1万2000票差まで詰めるのがやっとだった。


2014年12月15日月曜日

2630チバQ:2014/12/15(月) 07:41:59
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141214_19.html
<衆院選>野党共闘不発 民・維協力にわか仕込み

◎涙/寺田さん秋田1区・升田さん青森1区

 民主党が政権の座を追われた前回衆院選から2年。再び巡ってきた師走の政治決戦は、民主党をはじめとする野党勢力の「寒敗」で幕を閉じた。世間の虚を突く首相の解散宣言に始まり、慌ただしく14日の投開票を迎えた衆院選。「多弱」野党はにわか仕込みの共闘で「1強」自民に挑んだが、理念も政策もばらばらの野合を有権者は見透かし、許さなかった。いまだ東日本大震災の傷癒えない被災地など東北の小選挙区で、民主党の獲得議席は党勢回復には程遠い結果となった。

 のるかそるかの選挙協力は、あっけなく瓦解(がかい)した。
 青森1区では維新の党新人升田世喜男さん(57)が、民主、社民両党、連合青森を自陣に束ねながらも涙をのんだ。
 国政選挙5度目の挑戦となる升田さん自身が「これほど戦える土壌ができたことはない」と手応えを語るほどの陣構え。それでも自民党前議員の圧倒的な組織力の前には屈せざるを得なかった。
 福島1区では元参院議員の民主党新人金子恵美さん(49)が一歩届かなかった。福島市の事務所で「私の力不足。申し訳ない」と頭を下げた。
 東京電力福島第1原発事故の後、復興政務官として事故対応に奔走したが、昨年の参院選で落選。公示後、みんなの党解党で出馬を断念した元議員石原洋三郎さん(41)と組んだ「金子石原連合」も不発に終わった。
 「支援していただいた方々の期待に応えられず、申し訳ない」。岩手2区で3選を阻まれた生活の党前議員畑浩治さん(51)は、久慈市の事務所でうなだれた。
 小沢一郎党代表が2度、滝沢市や宮古市に入って支持固め。最終盤には1区で4選を果たした民主党時代からの盟友階猛さん(48)が応援に駆け付けた。自民党候補を猛追したが及ばなかった。
 秋田1区では返り咲きを狙った民主党元議員の寺田学さん(38)が前回に続いて敗れた。
 ミニ集会を積み重ねる前回の選挙戦から一転、「原点に戻る」と街頭で一人でも多くの有権者と接する戦術に時間を割いたが届かなかった。「結果を受け止める。期待に応えられなかった」と秋田市の事務所で頭を下げた。


2014年12月15日月曜日

2631チバQ:2014/12/15(月) 07:43:28
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kagoshima/article/133483
野間氏、因縁対決制す 鹿児島3区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 04時26分)

 「皆さんのおかげで当選できた」。自民新人の宮路拓馬氏(35)との激戦を制して3区の議席を死守した無所属前職の野間健氏(56)は、高らかに勝利を宣言した。「上から目線の国の政策を、地域に合った形に是正していきたい」と抱負を述べた。
 前回は急死した故松下忠洋氏の後継として、「弔い合戦」で初当選した。それから約2年間で開いた国政報告会は82回。住民と向き合う姿勢を強調して「私は小回りの利く軽トラック」と売り込んだ。漢方薬の薬草産地づくりや介護ロボットを生かした福祉の先進モデル地域づくりの実績もアピールした。
 3区は、宮路氏の父和明氏と松下氏が長年激戦を展開してきた因縁の選挙区。野間氏は保守層が多いかつての松下氏の後援会を固めつつ、連合鹿児島と連携して「反自民票」の受け皿にもなった。挽回を狙った宮路氏の陣営は終盤、安倍晋三首相など大物を投入したが、野間氏は「政党を相手に無所属という竹やりで戦っている。自民圧勝とされる中、ここ薩摩は違うことを全国に発信しよう」と訴え、競り勝った。今後も無所属での活動が続くが「私の後ろにいる有権者を官僚は無視できない。十分仕事はできる」と力を込めた。
 一方、「県内で自民5議席独占」の目標を果たせなかった宮路氏だが、比例復活が決まり、事務所には安堵(あんど)が広がった。支援者たちは「これが政治家の第一歩。大きく育ってほしい」と期待した。
=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

2632チバQ:2014/12/15(月) 07:45:05
悪代官って自分のことじゃないのか
http://www.sankei.com/politics/news/141214/plt1412140170-n1.html
2014.12.14 23:11
【衆院選2014】
亀井氏「悪代官への一揆」 広島6区 自民前職破る

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広島6区で当選を決め、支持者らに祝福される亀井静香氏=14日夜、広島県庄原市
 「みなさんの先頭に立って頑張ります」。自民党前職と争い、広島6区で当選した無所属前職の亀井静香元金融担当相(78)は、広島県庄原市の事務所で感極まった表情であいさつ。安倍政権への批判も展開し、「これは悪代官をやっつける一揆だ」と気炎を吐いた。

 庄原市内は雪が降り積もり、事務所が用意した座席には空席も目立ったが、亀井氏は「子や孫が幸せになる国にもっていく」と、高齢の支援者らと握手を交わした。

 亀井氏は自民党時代に建設相(当時)や政調会長、国民新党でも党代表を歴任。今回は初めて無所属で臨み、他の候補者の応援に行くこともなく出身地の県北部の地盤も着実に固めた。

2633チバQ:2014/12/15(月) 07:46:16
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141215-OYS1T50005.html
沖縄は反辺野古の風 選挙区で自民全敗
2014年12月15日
 沖縄県内の四つの小選挙区で自民党が全敗した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、保守系の一部と野党の共闘で反対派知事を誕生させた11月の知事選に続き、「反辺野古」の風が吹く結果となった。

 4区は、元県議会議長の無所属新人・仲里利信さん(77)が、総務副大臣で自民党前議員・西銘恒三郎さん(60)を抑え、初当選した。「辺野古の新基地建設は絶対に許さないと訴えたことが有権者の理解を得た」

 仲里さんは西銘さんの後援会長だったが、移設を巡る意見の対立などで辞任。反辺野古派の支援を受け、知事選で勝利した翁長雄志知事と連携し、無党派層からも支持を集めた。

 1区では、自民党前議員・国場幸之助さん(41)が、移設に反対する共産党前議員・赤嶺政賢さん(66)に敗戦。国場さんは、閣僚や党幹部の来援を受けたが、逆風をはね返せなかった。

 移設先の名護市がある3区でも自民党前議員・比嘉奈津美さん(56)が反対派に敗れ、自民党は改選前の3議席全てを失った。普天間飛行場など基地が集中する2区では、前回選で比例復活していた同党前議員・宮崎政久さん(49)も敗退した。ただ、比例選では自民党の4人に加え、1区の維新の党元議員・下地幹郎さん(53)も復活当選し、小選挙区の立候補者9人全員が議席を得た。

 翁長知事は那覇市の知事公舎前で、記者団に「知事選の民意はぶれていない」と語った。

2014年12月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2634チバQ:2014/12/15(月) 07:47:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141214-OYT1T50074.html
民主・樽床氏、比例選でも復活できず
2014年12月15日 03時11分
 大阪12区で、自民党の北川知克氏が、総務相などを歴任した民主党の樽床伸二氏らを破り、5選を果たした。


 樽床氏は比例選でも復活できなかった。

 前回衆院選で議席を失った樽床氏は選挙区を精力的に回り、捲土けんど重来を期してきた。今回は党幹部の来援も受けてアベノミクス批判などを繰り広げたが、保守票と公明党支持層を手堅くまとめた自民党の北川氏に届かなかった。維新の党新人らと政権批判票を分け合う形となったことも響いた。

2635チバQ:2014/12/15(月) 07:48:21
長野
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121502000108.html
【3区】維新・井出さん、初勝利 「羽田王国」切り崩す
支持者と一緒に「勝ったぞ」コールで当選を喜ぶ井出庸生さん=佐久市で

 維新前職の井出庸生さんが、羽田孜元首相の強固な地盤を受け継いだ民主前職の寺島義幸さんらとの激戦を制し、選挙区で初当選を決めた。

 佐久市内のホテルに当選確実の一報が入ると、支持者から大歓声が湧き起こった。井出さんは「政党を変わったことで逆風の選挙だったが、その逆境をバネに変えてもらった」と深く頭を下げた。

 比例復活での初当選から二年間でみんなから結い、維新と渡り歩いた。選挙中は「政党ではなく、個人を応援してほしい」と訴え、元官房長官の祖父一太郎氏らが築いた人脈を生かし、「羽田王国」を切り崩した。

 二期目に向けては「政府に対して、これまで以上に是々非々でチェックをしていく」と意気込みを語った。

2636チバQ:2014/12/15(月) 07:48:53
愛知
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121502000146.html
自民、辛くも「8」 維新、初の1議席
 自民が大勝し、安倍政権の継続が確実となった衆院選。県内では、十五選挙区のうち、自民は八勝と前回から五議席減らし、民主は前回の二議席から六議席へと復活の足掛かりをつかんだ。維新も一議席を得た。県内の投票率は過去最低の54・19%だった。

 自民が勝ったのは1、4、6、8、9、10、14、15区の八選挙区。前回は十三選挙区で勝利したが、今回は名古屋市内で二勝三敗と負け越すなど、無党派層をつかみきれない部分もあった。名古屋市を除く尾張部などでは支持基盤の固さを見せた。

 民主は2、3、5、7、11、13区の六選挙区で勝利を収めた。前回、小選挙区で涙をのんだ3区の近藤昭一さん、5区の赤松広隆さんらがベテランの強みを発揮した。

 名古屋市内では無党派層の一定の支持を集めたとみられ、トヨタ系労組の影響の強い西三河地方などでも底力を見せた。

 12区では、維新との野党協力で、民主が候補を立てず、維新の重徳和彦さんが自民候補に競り勝った。

 激戦区の多さを反映して、小選挙区で敗れた候補のうち、十人が比例復活を果たした。

 7区では、民主候補に競り負けた自民の鈴木淳司さん、9区では民主の岡本充功さん、12区では自民の青山周平さん、13区では自民の大見正さんが比例復活した。14区では、生活の党から民主に復党した鈴木克昌さんが復活した。

 (衆院選取材班)

2637チバQ:2014/12/15(月) 07:49:59
群馬
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2014/gunma/CK2014121502000027.html
1区 上野氏初落選 佐田氏「死に物狂いで恩返しを」
落胆した表情で支持者にわびる上野宏史氏=前橋市で

 午後十時すぎ、上野宏史氏の落選が前橋市内の事務所に伝わると、詰め掛けた支援者からどよめきと落胆の声が上がった。

 経済産業省に十七年間勤めた。二〇一〇年に参院選で初当選し、前回の衆院選は比例代表で復活当選。今回、次世代の党から無所属に転じ、比例復活の退路を断って臨んだ。初めての落選に「厳しい選挙だったが僅差まで追い詰めた。地元発展のために引き続き力を尽くしたい」と話した。

 党の公認問題をはね返し、佐田玄一郎氏は九期目の当選。同市内の事務所で、歓声と拍手で迎えた支持者に「私の不徳のいたすところでご心配をかけ、接戦になり心からおわびします」と頭を下げた。「死に物狂いで恩返しをしたい」と神妙な面持ちだった。

 宮崎岳志氏は前回に続く小選挙区での敗北に、「保守分裂の中に埋没してしまった。私の責任です」と、同市内の事務所で支持者に謝罪を繰り返した。 (杉原麻央)

2638チバQ:2014/12/15(月) 07:51:17
演説美味いなあ、貴子
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/580371.html
比例当選の鈴木貴子氏、笑顔と涙 小選挙区は225票差で敗戦(12/15 06:01、12/15 07:36 更新)
 【釧路】衆院選道7区(釧路、根室管内)と比例代表道ブロックに単独1位で重複立候補した民主党の鈴木貴子氏(28)は14日午後8時すぎ、比例で当選確実となり、釧路市内の事務所で支持者ら約30人と万歳三唱を行った。

 だが、小選挙区では225票差で敗戦。鈴木氏は15日午前0時すぎ、目を潤ませながらも「多くの方が鈴木貴子という政治家に心を寄せてくださったのは紛れもない事実。次の戦いでも鈴木貴子と書き、未来に向かって共に進もうと思ってもらえるよう努力します」と前を向いた。

 鈴木氏の父で新党大地代表の宗男氏は、激戦を戦った娘を「堂々たるもんだと誇りに思う。まだ28歳、磨けば光る」とねぎらい、握手の後に肩を引き寄せた。

2639チバQ:2014/12/15(月) 07:51:49
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/580376.html
道内民主「王国」の意地 自公、全勝逃すも着実(12/15 06:30)

 全国の与党大勝の流れを受け、道内の自民、公明両党は2012年の前回衆院選での「12小選挙区全勝」は逃したが、着実に議席を獲得する一方、民主党が「王国」の意地を見せて前回議席を上回った。共産党は比例代表で1議席を得て、党勢回復に弾みをつけた。

 自民党は前回衆院選では候補を擁立した11小選挙区で全勝したが、今回は3敗し、接戦の選挙区も多かった。自民党道連の伊東良孝会長は「少なくとも『負け』ではない」としながら、1区の前職が比例復活も果たせず落選したことに「道連会長として全員を救いたかった」と無念さをにじませた。

 伊東氏は「アベノミクス効果にまだ実感がないと受け止める方が多く、小売業者には消費税増税が大きかった」と総括。「自民党大勝の事前報道があり、『勝たせすぎてはうまくない』となったのではないか」と有権者心理を分析した。

 民主党北海道合同選挙対策本部の小川勝也本部長は、1、6、8区での議席を奪還したことについて、「党勢復調の兆しがみえてきた。増えた仲間とともに民主党再生に向けて、北海道が党全体を盛り上げる先駆的な役割を果たしたい」と述べた。

 ただ、3、7区など接戦区を制することができず、引き続いて自民党に道内首座を許したことに関しては「アベノミクスに厳しい評価もあるのに、追い風になっていない」と認めた。新党大地との選挙協力に関しては複数選挙区で接戦となったことを踏まえ、「成功を肌で感じた」と評価した。

 前回に続いて小選挙区、比例代表で合わせて2議席を獲得した公明党道本部の横山信一代表代行は「(消費税での)軽減税率実現への期待のあらわれだ。地方創生に向け、(参院を含めた道内関連議員)3人で頑張りたい」と話した。

 前回と同じく比例で1議席を獲得した維新の党(前回は日本維新の会)道ブロックの松木謙公代表代行は、「野党で一つの大きな円をつくり、自民党に対抗していきたい」と語った。

 14年ぶりに比例代表で1議席を得た共産党道委員会の青山慶二委員長は「安倍政権に正面から対決する姿勢が、道民の共感を得た。全国で議席を伸ばした共産党が国会で果たす役割は大きい」と意気込んだ。

 社民党道連の三谷直樹幹事長は「自公政権は、これまで以上の暴走を続けるだろう」と懸念した。

2640チバQ:2014/12/15(月) 07:55:54
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150155-n1.html
2014.12.15 06:00
【衆院選2014】
橋下氏「完敗」維新、野党再編“主役”遠く

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「維新の党」の開票センターで会見する、橋下徹共同代表=14日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪(門井聡撮影)
 前回の衆院選で旋風を巻き起こした「第三極」は、わずか2年で後退した。みんなの党は公示前に解党、次世代の党は壊滅的な大敗を喫した。維新の党も躍進を果たせなかった。民主党の海江田万里代表が辞任することを受け、維新が目指す野党再編への期待が出てきたが、再編の主導権を握れるかは不透明だ。

 「これは完敗です。維新の党や、党を代表する僕に対する信任がなかった」。橋下徹共同代表(大阪市長)は14日夜、大阪市内で記者会見し、硬い表情で敗北を宣言した。

 維新は平成24年の前回衆院選を旧日本維新の会として戦い、選挙区は大阪を中心に14議席、比例代表で民主党を上回る40議席をそれぞれ獲得した。

 今回も終盤になって、大阪の選挙区で維新候補が自民党候補を猛追し、大きな後退は避けられた。江田憲司共同代表は15日未明、都内ホテルで記者会見し「9月末に結党し中途半端な状態で衆院解散をうたれた状況を考えれば、善戦した」と自賛した。ただ、かつてのような勢いはなく、「ふわっとした民意」を代表する無党派層の期待の低下が現れていた。

 橋下氏は会見で「はっきりしているのは、野党が一つにならなければいけないということだ」と述べ、野党再編の必要性を改めて訴えた。維新は民主党の一部を巻き込んだ野党再編の動きを加速させる構えで、再編に積極的な民主党新代表が誕生することへの期待もふくらむ。

 一方、旧日本維新の会から分かれた次世代の党は、選挙前の19議席から2議席に大きく減らした。今後は自民党との連携を強めるとみられているが、投票日前の12日にアントニオ猪木参院議員が離党届を提出するなど、早くも党は分裂含みだ。

 また、旧みんなの党は解党時の代表だった浅尾慶一郎氏が選挙区で当選確実となったが、創業者の渡辺喜美元代表は落選が確定し、明暗を分けた。

2641とはずがたり:2014/12/15(月) 13:00:05
神風@埼玉4とか選挙強いイメージだったけど比例復活もできませんでしたね
ー。相手そんなに凄いのか?

2642とはずがたり:2014/12/15(月) 13:05:21
民主北関東比例で惜しくも次点の青山には復活して欲しかったなぁ。。
埼玉12区の本多は大敗ですね。。次は次点の森田@次世代が維新に移ったりして再挑戦なら選挙区譲っても仕方が無いかも。

2643名無しさん:2014/12/15(月) 20:43:48
長野3区の負けっぷり^^;

2644名無しさん:2014/12/15(月) 21:28:41
 公示前勢力の5議席から今回2議席まで減らした生活の党。大マスコミは、小沢一郎代表の約30年ぶりとなった地元での“ドブ板選挙”ばかり取り上げていたが、意外な事実を見落としている。民主党政権時代に「小沢グループ」に所属、浪人中だった元同僚5人が、今度の選挙で政界に返り咲いた。

 かつて「小沢の側近」と呼ばれた松木謙公氏は、維新公認で北海道2区から出馬。比例復活に救われた。同じく維新の比例で元小沢グループの太田和美氏(千葉8区)、木内孝胤氏(東京9区)、初鹿明博氏(東京16区)、牧義夫氏(愛知4区)が復活当選を果たした。

 解散直前に民主党に移った前職の小宮山泰子氏(埼玉7区)、鈴木克昌氏(愛知14区)もそれぞれ比例で復活当選。

 解散前に小沢氏は党所属議員に「今回は生き残ることを優先したらいい。生き残っていれば、いずれまた一緒にできる」と告げ、離党・移籍をうながしたという。政界に帰ってきた、かつての仲間たちが今後の野党再編の起爆剤となるかもしれない。

2645チバQ:2014/12/15(月) 22:06:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216k0000m010077000c.html
衆院選:「支持政党なし」党10万票獲得…比例北海道
毎日新聞 2014年12月15日 21時22分(最終更新 12月15日 21時37分)

 14日投開票された衆院選の比例代表北海道ブロック(定数8)で、「支持政党なし」という名称の政治団体が10万4854票を獲得した。社民党5万364票、次世代の党の3万8342票を大きく上回った。佐野秀光代表(44)は予想を上回る得票に「驚いている。投票先のない有権者の受け皿になったのでは」と話している。

 「支持政党なし」は昨年7月に東京で設立。2人以上の候補者がいれば立候補できる道ブロックを選び、佐野代表と義母が立候補した。政策は一切なく、法案ごとに有権者の賛否を問い、その結果を基に議決権を行使すると主張。選挙期間中は札幌、小樽市で選挙カーを走らせた。

 佐野代表らは2009年衆院選の道ブロックに「新党本質」で、12年衆院選は東京4区で「安楽死党」から出馬し、それぞれ7399票、2603票を獲得した。今後も立候補の意欲を示している。

 北海道選挙管理委員会によると、投票用紙に「支持なし」「支持」「支持政党」と記載された場合は支持政党なしへの投票となるが、「なし」などは無効票になる。道ブロックで議席を獲得した政党の最低得票は維新の24万7342票だった。【立松敏幸】

2646チバQ:2014/12/15(月) 22:07:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216k0000m040061000c.html
衆院選:開票速報 NHK、テレビ朝日、TBSで間違い
毎日新聞 2014年12月15日 20時47分

 14日投開票の衆院選のテレビ報道番組で、開票速報の誤りが相次いだ。

 NHKは東京21区で敗北した民主前職の長島昭久氏について、同日午後9時半過ぎ、誤って「当選確実」と報じた。長島氏は比例代表で復活当選した。NHKは15日未明からニュース番組で「おわびして訂正します」と謝罪。広報担当者は「分析ミスがあった」としている。

 テレビ朝日も山形2区で敗北した民主前職の近藤洋介氏を誤って当選と字幕表示した。実際の当選者は自民前職の鈴木憲和氏で、近藤氏は比例代表で復活当選した。誤表示から十数分後に番組内で司会者が謝罪、訂正した。入力ミスが原因という。

 TBSは比例東海ブロックの自民前職、東郷哲也氏について「当選確実」と誤って表示した。15日未明にアナウンサーが訂正し、謝罪した。

2647チバQ:2014/12/15(月) 22:08:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddn002010015000c.html
衆院選:野党、共闘失敗 漂流した批判票 準備不足、足並み乱れ
毎日新聞 2014年12月15日 大阪朝刊

 14日投開票された衆院選は、野党の選挙態勢が整う前に解散・総選挙に踏み切った安倍晋三首相(自民党総裁)の思惑通り、与党が3分の2以上を確保した。民主党、維新の党などの野党は候補の競合を避ける選挙区調整で対抗したが、民主党は目標に掲げた「100議席」に遠く及ばず、海江田万里代表が落選。前回衆院選で非自民票の受け皿となった第三極勢力は維新を除いて壊滅状態となった。民主党は年内にも代表選を実施して再生を図る方向で調整。そのうえで維新などとの野党再編を改めて模索することになる。【笈田直樹、横田愛】

 2012年の前回衆院選で当選した議員の任期(4年間)を半分以上残しての解散判断には、不意を突かれた野党だけでなく、与党内からも「大義」への疑念が出ていた。だが、首相周辺は当初から「300議席」を狙う強気を崩さず、菅義偉官房長官は14日夜のTBS番組で「安倍首相は前回勝たせていただいたので今回は(議席が)1割減の範囲であればいいと思って解散を決断した」と余裕を見せた。

 安倍首相は争点をアベノミクスの是非に絞り、具体的な対案を示せない野党の準備不足と足並みの乱れを突くことに成功。集団的自衛権の行使容認や憲法改正など世論を二分するテーマは持ち出さず、政権への批判票は行き場を失って漂流した。前回、第三極を支持した層は棄権に回るか自民、民主、共産支持に分散したとみられ、低投票率と共産党の躍進につながった。

 前回は旧日本維新の会や旧みんなの党、旧日本未来の党などの第三極が積極的に候補を擁立し、野党候補の共倒れ選挙区が続出したことが自民大勝を後押しした。そのため今回は民主党と維新の党を中心に野党間の選挙区調整が進み、共産党を除く野党5党の候補者が競合しない「一本化」選挙区は前回の64から194に拡大した。

 アベノミクスや集団的自衛権を巡る5党間の政策の隔たりは大きく、東京など一部地域を除き相互に候補を推薦・支援することはなかった。それでも東日本や東海などの小選挙区で民主、維新両党の候補が接戦の末に自民党候補を破ったことは、消極的な野党共闘でも非自民票の分散を防ぐ効果があることを示した。

 ただ、民主党の候補者数は過去最少の198人(選挙区178人、比例単独20人)だった。前回より約70人も少なく、初めて衆院定数の過半数238を下回った。野党間の選挙区調整を進めた結果とはいえ、2大政党の旗を降ろした執行部への不満も党内にはくすぶる。小選挙区候補を立てなかった地域を中心に比例票が伸び悩み、海江田氏は14日夜のフジテレビ番組で「『維新の党と選挙区調整をしたので民主党の候補がいない。どうすればいいんだ』という声はかなりあった」と語った。

 民主党の福山哲郎政調会長は14日夜のNHK番組で「野党が足を引っ張り合わないよう維新などと選挙区調整をした結果で、選挙戦術としては間違っていなかった」と強調したが、議席の伸び悩みに加えて海江田氏が落選する緊急事態に陥り、執行部の刷新を含めた解党的出直しを求める声が党内から噴出しそうだ。

 前回衆院選以降、日本維新の会の分裂とみんなの党の解党によって第三極勢力は失速し、維新とたもとを分かった次世代の党は惨敗。日本未来の党を引き継いだ生活の党も壊滅的な敗北を喫した。

 共産、社民の老舗野党は明暗を分けた。ともにアベノミクス、消費増税、集団的自衛権の行使容認を真っ向から批判してきたが、共産党は「自共対決」をアピールして一定の政権批判票の受け皿となることに成功する一方、社民党は低迷から抜け出せなかった。

2648チバQ:2014/12/15(月) 22:08:36
 ◇民・維中心に再編模索
 前回衆院選で躍進した第三極が維新を除いて壊滅状態となり、野党は今後、政権基盤を強化した自民党に対抗するため、民主党と維新の党を中心に再編の道を模索することになる。海江田万里代表が落選した民主党は早急に後任代表を選んで党の立て直しを図るが、野党再編の路線を巡る党内対立が表面化する可能性もある。維新についても橋下徹共同代表(大阪市長)ら大阪側と江田憲司共同代表ら国会議員団側の温度差が指摘され、分裂含みの見方もくすぶる。

 海江田氏は14日夜、NHKの番組で「民主党もしっかり議席を伸ばしている。野党の中心として自民党政権にしっかり対峙(たいじ)する」と述べ、民主敗北との見方を否定した。しかし、1998年の結党以来、最低となった前回の57議席は上回るものの、2000年衆院選以来維持してきた100議席以上を今回も割り、党内には敗北感が広がる。

 次期代表には岡田克也代表代行や前原誠司元外相、細野豪志元環境相らの名前が取りざたされている。前原氏や細野氏は維新との連携に前向きで、いずれかが代表になれば、再編の動きが加速する可能性がある。一方、再編の前に党の立て直しを図るべきだとの意見も連合系のベテラン議員らには根強く、岡田氏を推す動きも出ている。

 今回の衆院選で岡田氏や枝野幸男幹事長が進めた野党間の選挙区調整には反発もあったが、そうした共闘選挙区の一部で自民党候補に競り勝ち、何とか踏みとどまったとの見方もできる。岡田氏を推す議員は「今回の結果で執行部の責任を問うべきではない。責任があると排除すれば、適任者が誰もいなくなる」として、代表選へ向けて岡田氏への候補一本化を模索する。海江田氏は15日未明、党本部で記者会見を終え、早々に党本部を後にした。

 一方、維新は公示前の42議席に届かず、大阪市で記者会見した橋下氏は「自民党、公明党で過半数に達している。野党としては完敗だ」と敗北宣言。「党や党を代表する者への信任がなかったということだ」と語る一方、執行部の責任については「今後協議する」と述べるにとどめた。

 橋下氏は選挙期間中、民主党を激しく攻撃し、選挙区調整を進めた江田氏ら国会議員団側との溝も指摘された。江田氏も14日夜のラジオ番組で「基本政策の一致もない中で、国民からすればこんなすみ分けは選択肢たり得なかった」と認めたが、野党再編へ向けては民主党との関係で微妙な温度差もうかがわれる。

 橋下氏は「与党にきちんと対峙できる野党が絶対に必要だ」と野党再編の必要性を強調する一方、「民主党全体とは考え方が合わない。民主党の一部の方と新しい政党で一つになるということだ」という従来の見解を繰り返した。江田氏はこれまで「生き残りのための選挙前の再編でなく、選挙後に自民党に対抗する一大勢力を作るべきだ」と主張しており、民主側と再編に向けた話し合いを始める構えとの見方もある。

 民主党内で前原氏らが江田氏との連携に動けば、維新内では橋下氏ら大阪側と国会議員団側の東西対立が再燃しかねず、両党の合流・再編の動きが維新の分裂含みで進む可能性も指摘されている。国会議員団側では、小沢鋭仁幹事長代行が比例近畿ブロックの単独候補として名簿順位1位の優遇を受けながら議席減を防げなかったなどとして役職を辞任する意向を松野頼久代表代行に伝えた。

 旧みんなの党出身者は民主党から3人、無所属で5人が立候補したが、当選したのは無所属の浅尾慶一郎元代表と民主の中島克仁氏の2人だけ。参院のみんな会派に残る10人も与野党の草刈り場となりかねない。【田所柳子、村尾哲】

2649チバQ:2014/12/15(月) 22:09:06
 ◇次世代浸透ならず、社民「自共」の陰に
 旧日本維新の会の分党により今年8月に結党された次世代の党は小選挙区で平沼赳夫党首(岡山3区)と園田博之顧問(熊本4区)が議席を守ったものの、公示前の20議席を大きく割り込んだ。

 安倍政権を評価する平沼氏は野党再編の動きとは一線を画しており、今後、参院で自民党に統一会派を呼びかけるなど、同党との連携強化で生き残りを図るとみられる。

 次世代は「是々非々」を強調して自主憲法の制定など保守色を前面に打ち出したが、浸透しなかった。平沼氏は14日夜のラジオ番組で「党名や基本政策が有権者に浸透しなかったのは残念だ」と肩を落とした。

 社民党は公示前の2議席から前々回衆院選の7議席への回復を目標にしたが、議席増には至らなかった。第三極が後退する中、「老舗」として格差拡大や集団的自衛権問題で政権批判を強めたが、「自共対決」の陰に隠れる形になった。【佐藤慶、村尾哲】

 ◇共産、小選挙区で議席
 共産党は沖縄1区を初めて制し、小選挙区で18年ぶりの議席を得たほか、比例代表でも躍進し、公示前の8議席から倍増以上の21議席に伸ばした。民主党が伸びず、第三極が落ち込む中、「自共対決」を前面に掲げて反自民票を取り込んだ。

 野党唯一の躍進を果たした志位和夫委員長は14日夜、党本部で記者会見し「安倍政権に正面から対決する立場を貫いたことが評価いただけた」と胸を張った。沖縄1区の勝利を受け「沖縄で保守層と私たちが肩を組んで闘うまったく新しい共闘が始まったが、今後も協力の可能性が広がるのではないか」と、穏健な保守層の中にもある安倍政権への不満を取り込むことへの意欲を示した。今後の国会で政権に対抗するため「野党間協力も可能な限り追求したい」とも述べた。

 党本部には幹部が開票前から入り、午後8時過ぎにテレビで共産候補の当選確実が続々と流れ始めると、小池晃副委員長が「こんな早い時間の当確は久しぶりだ」と声を弾ませた。志位氏が満面の笑みで候補者の名前に飾る赤いバラは一気に2ケタに達した。

 共産党は昨年の東京都議選、参院選に続き、自民や民主との違いを強調。消費増税を決めた自公民3党を「増税3兄弟」と批判する一方、維新など第三極を「自民党の補完勢力」とし、「共産こそが唯一の政権対決政党だ」とアピールした。

 消費税やアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄基地問題で「五つの転換」という対決図式を設定し、政権批判を繰り返した。各選挙区に1万〜2万票とされる組織票だけでなく無党派層にも浸透。インターネット上の発信強化による無党派層対策も一定の効果があったとみられる。2000年の衆院選以来となる2ケタの議席を得て、公示前の野党第4党から第3党に躍進した。【鈴木美穂】

2650チバQ:2014/12/15(月) 22:11:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddf010010017000c.html
衆院選:原発地元14選挙区で自民11勝 再稼働論戦は低調
毎日新聞 2014年12月15日 大阪夕刊

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」が最大の争点になった今回の衆院選で、原発・エネルギー政策を巡る論戦は必ずしも深まらなかった。原発を抱える14小選挙区のうち11選挙区では自民党候補が当選し、政府の再稼働方針は結果として有権者から支持された形になった。

 現在、国内の原発は19市町村に計48基ある。今年1月に廃炉になった東京電力福島第1原発5、6号機を含めて50基が立地する小選挙区の当選者は、自民党11人、民主党2人、無所属1人。2012年衆院選で国民新党から当選した野間健氏が今回無所属で当選した以外、自民と民主の当選者数は変わらなかった。自民党の当選者は福島5区と佐賀2区で前回から交代した。佐賀2区の新人、古川康氏(前佐賀県知事)は選挙中に「関係自治体、住民の理解が得られるなら再稼働すべきだ」と主張した。

 毎日新聞の特別世論調査(5〜7日)によると、最も重視する争点はこの14選挙区でも全国と同様に「年金・医療・介護・子育て」「景気対策」が上位を占めた。「原発・エネルギー政策」は10選挙区で全国平均(7%)をやや上回ったものの、主要な争点にはならなかった。【塩田彩】

2651チバQ:2014/12/15(月) 22:12:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddq041010004000c.html
衆院選:自民、大義なき独走 民主「受け皿」遠く(その1) 「疑惑」候補も次々
毎日新聞 2014年12月15日 中部朝刊

 民意の行き先は、安倍政権の現状維持だった。寒気に覆われた列島で14日投開票された師走の衆院選は、自民党が前回に続き大勝した。全国的には「政治とカネ」の問題などが取りざたされた候補も続々当選。民主は、かつて「民主王国」と呼ばれた愛知で小選挙区の議席を伸ばしたが、全国的な復調は見えないまま。野党は、共産党を除くと政権批判票の受け皿となれず、迷った末に自民に投票した人もいた。戦後最低の投票率という結果は、突然の解散だけでなく、さまよう有権者の姿をも反映した。

 ◆群馬5区

 ◇小渕陣営「一定の理解」
 群馬5区では、関係政治団体で政治資金の不明朗な会計処理問題が発覚し、経済産業相を辞任した自民前職の小渕優子氏(41)が「おわび行脚」と「どぶ板選挙」で他の候補に大差をつけ、6回目の当選を果たした。疑惑についての小渕氏の説明はいまだにないが、陣営内に「みそぎは済んだ」との空気が広がった。

 開票開始の午後8時過ぎに「当選確実」が報じられると、高崎市では支持者が万歳。黒のスーツ姿の小渕氏は深々と頭を下げた後、「これまでに経験がない苦しい戦いだった。皆様の期待に応えられるよう誠心誠意、精いっぱい頑張りたい」と一言一言かみしめるようにあいさつした。

 支援者向けの観劇会で収入と支出が一致しないなどの不明朗な会計処理問題については「有権者に十分な説明ができないまま選挙になり、大変申し訳なく思う。(東京地検特捜部の)捜査に協力し、第三者による調査も進める。疑念を払拭(ふっしょく)できるよう、説明させていただきたい」と述べた。

 2000年に父恵三元首相(故人)の地盤を引き継いで以来、大差で当選を重ねてきた。前回は、他候補の応援で全国を飛び回り、地元滞在は約7時間のみ。今回は公示直後から選挙区内を回り、有権者に直接謝罪した。

 街頭演説は多い日に40カ所以上。「大変なご心配やご迷惑をおかけしました。日本のため、ふるさと群馬のために働かせてほしい」と涙ながらに訴えた。支持者から「優子ちゃんは悪くないよ」などと激励される場面も。

 有権者の間には「謝罪するだけで公約も訴えないなら、何のために選挙に出たのか分からない」という声もあったが、陣営幹部は「本人が直接謝ることで政治資金の問題についても一定の理解を得られた」と振り返った。【角田直哉】

 ◆東京14区

 ◇謝罪徹底で松島氏

 東京14区では「うちわ」問題で法相を辞任した自民前職の松島みどり氏(58)が5選を果たした。

 トレードマークの赤色のジャケットに身を包んだ松島氏は、午後9時過ぎに東京都墨田区の事務所で満面の笑みを浮かべて万歳を繰り返した。

 その後、「脇の甘いところがあり、ご迷惑をかけた」と謝罪したうえで「選挙中に『まだまだやり直せる』と声をかけていただいた。人情のある町で政治活動をやってきてよかった」と述べ、集まった支持者に深々と頭を下げた。

 女性閣僚として期待された松島氏は、選挙区内で「うちわ」を配布したことが公職選挙法の禁じる寄付行為に当たると国会で追及された。法相辞任が決まると、赤い服を白いスーツに替えて記者会見に臨み「真っさらな気持ちでまた歩みだそうという気持ち」と話していた。

 選挙戦では細い路地まで選挙カーを入れ、数百メートルごとに車を降りては最初に有権者に謝罪するスタイルを徹底した。再び赤色のジャンパーを身につけて頭を下げ続けた。【太田誠一、近松仁太郎】

2652チバQ:2014/12/15(月) 22:13:17
 ◆愛知4区

 ◇「1年生」工藤氏当選
 前回選で自民は、愛知県の全15小選挙区のうち9選挙区を新人が制したが、このうち今回も小選挙区で勝利したのは5人だった。突然の解散から始まった総選挙は、「1年生議員」にとって足腰の強さを問われる戦いとなった。

 愛知4区(名古屋市港区など)で再選を果たした自民前職の工藤彰三氏(50)は、2年間に東京と名古屋を188往復するなど、市議時代の経験を生かして「こつこつと」(工藤氏)地元を回った。その成果もあり、東海3県で唯一、自民と民主、維新、共産の主要4党の候補がそろった激戦区を制した。敗れた陣営からは「組織を作ろうとした矢先の解散だった」との恨み節も漏れた。

 自民は前回、愛知の15小選挙区に新人11人を擁立したが、今回は全員前職だった。【岡大介】

 ◇決議効果で岐阜は全勝
 自民は、岐阜県内の5小選挙区を前回に続いて独占した。党県連は衆院解散直前に「景気回復に向けて政治的空白を作るべきではなく、大義はない」と解散反対を決議したが、選挙戦では全面支援。県連関係者は「決議が中央への不満をうまく吸収した」と胸を張った。

 「決議の反響は大きかった。やって良かった」。岐阜3区(各務原市など)で自民前職の武藤容治氏(59)が3回目の当選を決めると、県連の猫田孝幹事長は市内の武藤氏の事務所で決議の効果を語った。5選挙区全勝を知ると、猫田幹事長は「皆さんのお陰で大勝させていただいた」と笑顔で総括した。【道永竜命】

 ◆佐賀2区

 ◇転身・古川氏、知名度生かし
 佐賀2区では、公示1週間前に佐賀県知事を3期目途中で辞職した自民新人の古川康氏(56)が初当選した。九州電力玄海原発の再稼働や新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画など、県政の課題山積の中での突然の国政転身に県民からは「無責任だ」との声も上がったが、圧倒的な知名度と自民の分厚い組織支援に支えられ出遅れを感じさせなかった。

 当選が確実になり、支持者の拍手の中、出身地でもある唐津市の会場に姿を現した古川氏は「地域のため、日本を前に進めていくため頑張ります」と述べた。【原田哲郎】

 ◆沖縄1区

 ◇「怒り、予想以上」−−共産・赤嶺氏
 沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢(せいけん)氏(66)が自民前職の国場(こくば)幸之助氏(41)、維新元職の下地幹郎氏(53)との三つどもえの激戦を制し、共産党として全国の小選挙区で18年ぶりに議席を獲得した。

 赤嶺氏は那覇市の事務所で支援者とともにカチャーシー(沖縄の手踊り)で勝利を祝い「辺野古移設に対する県民の怒りが我々の考えている以上だった。移設の白紙撤回を安倍政権に突きつけたい」と語った。

 共産は沖縄2〜4区で擁立を見送り、辺野古移設に反対する社民、生活や無所属候補を支援。赤嶺氏は「辺野古新基地建設を応援する政治家は沖縄にはいないという審判を下そう」と訴えた。【鈴木一生】

 ◆沖縄4区

 ◇元自民県連顧問「移設反対」で票
 沖縄4区は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対した無所属新人の仲里利信氏(77)が、辺野古移設を容認した自民前職の西銘(にしめ)恒三郎氏(60)を破って初当選した。仲里氏は「辺野古も含めて新しい基地は造らせない」と語った。

 元自民党県連顧問の仲里氏は、前回衆院選で後援会長として西銘氏を支えた。だが、昨年に西銘氏が県外移設から辺野古移設容認に転換したのを批判して後援会長を辞任。11月の県知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志(おながたけし)知事を誕生させた保革共闘グループから出馬要請を受け、西銘氏に挑んだ。【山本太一】

2653チバQ:2014/12/15(月) 22:15:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddq041010008000c.html
衆院選:自民、大義なき独走 民主「受け皿」遠く(その2止) 愛知は復調じわり
毎日新聞 2014年12月15日 中部朝刊

 ◆東京1区

 ◇海江田氏「本当に残念」
 東京1区で、民主代表の前職、海江田万里氏(65)が自民前職の山田美樹氏(40)に敗れ、比例での復活当選もならず、落選が決まった。その直前の15日未明、報道陣から「代表を続けるのか」と問われ、「さあ、どうでしょう。細かい数字はみていない」と答え、取材を打ち切った。

 新宿区の事務所では落選の報が流れた午前1時半ごろ、選対幹部が、海江田氏から「ありがとう。お疲れさまでした。今日はそちらに戻らない」と連絡があったと明かした。「本人が厳しいと判断して連絡をしてきたんだろう。総括はこれからだが、重く受け止めなければならない」と、幹部はうなだれた。

 小選挙区での敗北が決まった14日午後10時半ごろ、海江田氏は民主党本部で「私自身、小選挙区で議席を失って本当に残念」と苦渋の表情を見せた。「応援ありがとうございました」と頭を下げ、「党を第一に戦った」と振り返り、代表のプライドをのぞかせた。

 海江田氏が選挙区内をくまなく回ることができたのは9日のみ。10〜12日も地方遊説の合間をぬって地元入りした。「20分でも、30分でもと思って街頭に立ったが、努力は報われなかった」と悔しさをにじませた。

 海江田氏の背後で、当選確実となった候補の名札を党職員らが追加したが、代表は取材後、目を向けることもなかった。【鈴木泰広、山本将克】

 ◆愛知5区

 ◇赤松氏、指定席取り戻す
 前衆院副議長で民主前職の赤松広隆氏(66)が、愛知5区(名古屋市中川区など)で自民から議席を奪い返し、9選を果たした。赤松氏は「安倍首相と正面からしっかり対決していきたい」などと語った。

 党副代表や農相などを歴任し、間もなく国会議員生活25年になる重鎮だが、他の選挙区への応援を控えて12日間、地元に張り付いた。「かつてなかったことだが、今の民主党の力で選挙区で勝ち抜くことは極めて大変なこと。全ての仲間が一緒の気持ちになって戦ってくれた」と振り返った。

 前回は選挙直前に自民公認が決まった神田憲次氏(51)に敗れ、比例で復活した。今回の選挙戦では「皆が豊かになり、個人消費が増えるようにしたい」と訴え、神田氏を振り切った。【金寿英】

 ◆愛知11区

 ◇古本氏「とりで」死守

 愛知11区(豊田市など)で民主前職の古本伸一郎氏(49)が、自民前職の八木哲也氏(67)らを破って5選を果たし、民主党が2000年の衆院選から勝ち続けてきた「とりで」を死守した。古本氏は支持者を前に「自民に対峙(たいじ)する力を守れた」と話した。

 選挙区内にはトヨタ自動車系の労働組合員約5万6000人が住む。労組の支援を受ける古本氏は、05年の小泉郵政選挙や自民が圧勝した12年の選挙でも、自民候補に2万票以上の差をつけた。

 だが今回の選挙戦で自民は、安倍晋三首相や谷垣禎一幹事長らが応援に入ってアベノミクスの成果を強調。古本陣営には「かつてない厳しい戦い」と危機感が広がった。「組織を固めれば負けない」(選対幹部)と、労組員への働きかけを強めて逃げ切った。【中島幸男】

2654チバQ:2014/12/15(月) 22:15:38
 ◆比例東海

 ◇単独立候補の中根氏が当選
 維新との候補者調整で比例東海ブロックに回った民主前職の中根康浩氏(52)は、早々に当選を決めて支持者らと万歳を繰り返した。事務所でのあいさつで「結果が判明するまで不安だった。今回は、まか不思議な選挙だった」と胸中を明かした。

 愛知12区(岡崎市など)での立候補を目指していたが、公示前日の1日、党から比例に回るよう求められた。抵抗すると、岡田克也代表代行に「比例が嫌なら無所属で出てくれ」と言われ、党の決定に従った。「小選挙区を失うと浮草のようになり、忘れられてしまう」と、納得できなかった。選挙戦では「自民の暴走を止め民主を支援してほしい」と訴えた。【渡辺隆文】

 ◇維新、調整で小選挙区明暗
 ◆三重1区

 ◇前市長の松田氏、辛くも復活当選
 三重1区(津市など)で前津市長の維新新人、松田直久氏(60)が、自民前職の川崎二郎氏(67)に敗れたものの、比例代表での復活当選を果たした。松田氏は民主党と候補者調整して挑んだが、同党三重県連は「あくまでも調整で選挙協力ではない」とし、連合三重も組織的な応援をしなかった。しかし松田氏は「民主の協力で一本化してもらった。自民1強の暴走を阻止しなければならない」と訴えた。陣営も「比例は民主」と書いた選挙はがきを作り、民主支持層の取り込みを図った。

 松田氏は「組織的な支援があれば小選挙区でもう少し良い勝負ができたかもしれないが、一本化が一番の応援となった」と話した。【田中功一】

 ◆愛知12区

 ◇「一本化」前面に重徳氏が初勝利


 愛知12区(岡崎市など)で維新前職の重徳和彦氏(43)が、自民前職の青山周平氏(37)らを破って2回目の当選を果たした。民主との候補者調整が奏功し、重徳氏にとって小選挙区初勝利となった。

 陣営の選対本部長らは選挙戦終盤、比例東海ブロックに回った民主前職の中根康浩氏(52)の事務所を訪れて支援を求めたが、「門前払い」(陣営幹部)され、組織的支援は得られなかった。それでも、労組に働きかけたり、街頭演説でも「維新 民主 一本化」「野党統一候補」などの旗を掲げたりし、民主支持層を取り込むことに成功した。重徳氏は「アベノミクスの光が当たらないサラリーマン層、生活弱者といった反自民票が得られた。巨大与党に対抗していく」と語った。【岸本悠】

 ◆愛知1区

 ◇減税広沢氏、厳しい結果
 愛知1区(名古屋市北区など)で、河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」から立候補した新人の広沢一郎氏(50)は、自民前職に大差で敗れた。河村、広沢両氏は「厳しい結果。責任を痛感する」と東区の事務所で陳謝した。

 減税は地方議員の不祥事や離党が相次ぎ、昨夏の参院選でも惨敗、党勢回復の糸口をつかめないままだ。敗因について河村氏は「地域政党でテレビの党首討論にも出られなかった影響は大きい」と分析した。【岡大介】

 ◆栃木3区

 ◇渡辺氏、王国崩壊
 栃木3区では無所属で7選を目指した元みんなの党代表の前職、渡辺喜美氏(62)が自民前職の簗(やな)和生氏(35)に敗れた。栃木県那須塩原市の事務所で、渡辺氏は「大変な逆風の中で応援してもらったのに期待に応えられなかった」とうっすらと涙を浮かべ、「私とみんなの党は同義語だったのに解党で片方の車輪が外れてしまったことが最大の敗因」と無念そうに語った。今後については「家族らと相談したい」と述べた。【関谷俊介】

 ◇愛知12区候補者調整 連合、民主党本部に抗議へ
 連合愛知は、愛知12区(岡崎市など)で民主党が維新との候補者調整の結果、民主前職の中根康浩氏(52)を比例東海ブロックに回したことについて、民主党本部に抗議文を提出する検討を始めた。近く党愛知県連にも打診し、連名での抗議も想定している。

 党本部は公示前日の1日、中根氏を比例に回すことを決めた。事前に相談のなかった県連や連合愛知は1日、岡田克也代表代行に口頭で抗議したが、受け入れられなかった。

 連合愛知幹部は「党本部による調整は地域事情を無視している。地方軽視、連合軽視の姿勢だ」と厳しく批判していた。

 岡田氏は、取材に対し「反発が出るのは当たり前。責任は党本部が取る」と説明していた。【駒木智一】

2655チバQ:2014/12/15(月) 22:16:55
開票結果は省略
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk14010194000c.html
大義迷分:2014衆院選 小選挙区 自民圧勝、公明1堅持 離合集散の野党埋没(その1) /神奈川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日に投開票され、県内18の小選挙区の当選者が決まった。13人が小選挙区で当選を果たした自民が、前回に続き圧勝。アベノミクスに対して、有権者は結果的に「信任」を与えた。自民は小選挙区で敗れた候補4人も比例復活し、「全員当選」を果たした。公明も前職を擁立した6区の1議席を堅持し、候補者調整が不調に終わった野党を寄せ付けなかった。解散直後は、県内でも「大義がない」などと与党を批判する声も少なくなかった。しかし、離合集散を繰り返す野党に、支持は集まらなかった。一方、与党にも追い風が吹いたとは言い難く、投票率も小選挙区制度導入以降で最低となる可能性もあり、有権者と政治の距離も浮き彫りになった。【衆院選取材班】

 ◆2区

 ◇菅氏、貫禄の勝利
 2区は自民前職の菅義偉氏(66)が貫禄の勝利。官房長官を務める政権の「象徴」が、野党候補を圧倒した。

 安倍晋三首相の女房役としての実績は群を抜いていた。選挙期間中に地元に戻って遊説することは数えるほどしかなく、県内外を自公候補の応援に駆け回った。候補者不在の戦いを強いられながらも、市議時代から築いた強固な支持基盤に隙(すき)はなく、高い知名度から無党派層も取り込んだ。

 開票当日の14日も、支持者が集う横浜市南区の選挙事務所に本人の姿はなかったが、開票早々に当選が決まると、集まった約100人の支援者らが万歳を繰り返した。陣営幹部は「勝って当然の戦いだが、これで思い切った政権運営ができる」と話した。

 解散直前、実質国内総生産(GDP)の2四半期連続のマイナス成長が明らかになり、選挙戦は順風とは言えなかった。「大義なき解散」との声は、地元の自民県議からも聞こえた。

 2区の野党候補は「(効果が疑われる)アベノミクスの象徴」と厳しく批判。それでも、菅氏は「日本の経済はアベノミクスで一変した。好循環が生まれつつある」と訴え続け、7回目の勝利を手にした。【飯田憲】

 ◆6区

 ◇自公連携実り上田氏
 6区は公明前職の上田勇氏(56)が7選を決めた。当選確実の知らせが入ると、横浜市旭区の事務所は大きな歓声と拍手が湧き、上田氏は支持者に深々と頭を下げた。

 野党間の候補者調整が不調に終わり、衆院解散当日に民主元職の三村和也氏(39)が2区から国替えして出馬を表明。三村氏と維新前職、青柳陽一郎氏(45)との間で反与党票が分散する中、上田氏は支持母体の創価学会の組織力に加えて、自民との連携で終始優位に戦いを進めた。

 選挙戦では軽減税率導入や成長戦略推進などを主張。山口那津男党代表ら党幹部に加え、「盟友関係」を強調した安倍晋三首相ら自民の党幹部も続々と地元入りし、手厚く支援した。【高木香奈】

 ◆比例

 ◇共産・畑野氏が初当選
 比例代表の南関東ブロックでは、共産の名簿2位で新人の畑野君枝氏(57)=比例単独=が初当選し、共産の躍進ぶりを印象付けた。畑野氏は川崎市出身で元参院議員。98年の参院選神奈川選挙区で初当選して1期を務めた。共産は比例票の掘り起こしを狙い、県内の全18選挙区に候補者を擁立。他の野党が明確な争点を示せない中、増税反対や護憲、雇用保護などの独自色を打ち出し、一定の支持を集めた。

 一方、今回の選挙でも小選挙区で敗れたものの、比例代表との重複立候補で復活当選する候補が相次いだ。自民は4区の前職、山本朋広氏(39)と8区の前職、福田峰之氏(50)らが前回に続いて比例で復活当選。民主も小選挙区で競り負けた12区の前職、阿部知子氏(66)のほか、14区の元職、本村賢太郎氏(44)が復活当選となった。維新は1区の新人、篠原豪氏(39)と6区の前職、青柳陽一郎氏(45)らが復活を果たした。【河津啓介】<比例代表の結果は8面>

2656チバQ:2014/12/15(月) 22:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk14010142000c.html
大義迷分:2014衆院選 小選挙区 自民圧勝、公明1堅持 離合集散の野党埋没(その2止) /神奈川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◇「大義」批判届かず
 ◆17区

 ◇牧島氏、議席死守
 17区は自民前職の牧島かれん氏(38)が、議席奪還を目指した民主元職の神山洋介氏(39)らを破り、議席を守った。

 小田原市成田の選挙事務所前には、100人を超える支持者らが集結。当選の一報が入ると、拍手が湧き起こった。陣営幹部は「地元を代表するのは牧島だけだと認めてくれた」と笑顔を見せた。

 事務所前で牧島氏は続々と詰めかけた支持者らの手を握り、「2期目も地元の発展のために働いていきたい」と決意を語った。

 17区は旧神奈川3区の時代から河野洋平・元衆院議長が14期連続、42年間も議席を守った「保守王国」。後継指名を受けた牧島氏は2009年の神山氏との初顔合わせで涙をのんだが、12年の前回選挙で雪辱を果たした。

 「(議員になってから)2年間『新幹線通勤』をしながら、地元をくまなく回り、国政報告会を開いた」と話す牧島氏。「小さな集会にも顔を出すバイタリティーはまねができない」と、ある地元首長は舌を巻く。

 公示後は「国や政権与党との太いパイプがあって初めて、まちづくりが具体的に実行される」などと訴えてきた。麻生太郎財務相らが来援するなど党の手厚い支援も受け、支持を広げた。【澤晴夫】

 ◆16区

 ◇義家氏、比例で復活
 16区は自民前職の義家弘介氏(43)が激戦の末、前回比例復活の民主前職の後藤祐一氏(45)に敗れたものの、比例復活を果たした。厚木市田村町の選挙事務所は拍手に包まれたが、集まった約200人の支援者らは複雑な表情を浮かべた。

 選挙事務所に姿を現した義家氏は「私の力不足で小選挙区で敗れ誠に申し訳ない。比例ではあるが国政で全力で働きたい」と深々と頭を下げた。前回選挙で議席を奪還した党副幹事長が敗北する事態に、陣営幹部らは厳しい表情を崩さなかった。

 16区は、義家氏と前回選挙で約8000票差まで迫った後藤氏の事実上の一騎打ちとなり、両陣営とも「横一線の戦い」と緊張感を持った選挙戦を展開。山間部から都市部まで広がる広い選挙区をこまめに回り、支持層の拡大を図った。

 前回、参院からくら替え出馬し、自民への追い風の恩恵を受けた義家氏にとって、今回は正念場。公示前の11月30日には安倍晋三首相が街頭演説に駆けつけたほか、選挙期間中は1000人規模の支持者を集めた個人演説会を複数回開催。党の組織力を最大限に生かしたが、前回選挙後から丁寧に地元を回った後藤氏に、無党派層を奪われた。【長真一】

 ◆18区

 ◇中田氏知名度生かせず
 5人が乱立した18区では、次世代前職で元横浜市長の中田宏氏(50)が高い知名度を生かしきれず、自民前職の再選を許した。川崎市高津区の選挙事務所に姿を現した中田氏は「全ては私の力不足だ。今後パワーアップして日本の立て直しに努力したい」と述べた。

 横浜市長選に出馬する前の2000年の衆院選で、宮前区を含む旧神奈川8区で当選。今回12年ぶりにかつての地盤に戻り、市長時代に自身の給料カットなどで借金を約1兆円削減した実績をアピールし、財政改革の必要性を訴えた。

 隣の旧9区(高津区など)で衆院議員を務めた前知事の松沢成文参院議員らの支援も受けたが、公示直前に維新が新人の擁立を決めるなど、野党票が分散。準備不足も否めず、固い保守基盤を崩すことができなかった上、投票率が低調だったことも影響した。【鈴木敬子】

 ◆12区

 ◇阿部氏比例で復活
 12区で公示直前に民主公認となった前職の阿部知子氏(66)は小選挙区で自民前職の星野剛士氏(51)に敗れたが、比例復活を果たした。藤沢市鵠沼石上の選挙事務所は支持者らの拍手が渦巻いた。15日午前0時半過ぎに比例復活の一報が届くと、阿部氏は深々と頭を下げ「自民候補とタイの戦いをさせてもらった。一人一人に感謝したい」と述べた。

 12区は長く自民、民主、阿部氏の事実上3強対決が続き、阿部氏は社民、未来で過去5回小選挙区で惜敗したが比例復活した。今回、急きょ民主元職が出馬を取りやめ、無所属の阿部氏が「野党勢力の結集」を目指して民主入りし、自民対民主の構図に変わった。

 従来の支持者に加え、労組や元職の保守系支持層への浸透を図ったが、出足の遅れが響き「時間との勝負」(陣営幹部)に。それでも岡田克也代表代行、連合幹部らが来援し、党や労組との一体感を強調して終盤追い上げ、比例復活の道を開いた。【塚本泉】

2657チバQ:2014/12/15(月) 22:18:14
 ◆9区

 ◇笠氏、民主の議席維持

 9区は民主前職の笠浩史氏(49)が、自民前職の中山展宏氏(46)らの猛烈な追い上げをかわして5選。自民圧勝ムードの中、今回も小選挙区で民主の議席を維持した。

 川崎市多摩区の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、約50人の支持者から大きな歓声が上がった。やや疲れた表情ながらも笑顔で事務所に現れた笠氏は「民主党は厳しい状況だが、近い将来もう一度政権を担えと言ってもらえるように頑張りたい」と語った。

 松沢成文前知事の強固な地盤を受け継ぎ、2003年の初当選以降、郵政選挙の05年を除き小選挙区で勝利してきた。だが今回は、自民、維新の2人の前職らと戦うことになり、かつてない苦戦を強いられた。駅頭演説では政権批判にとどまらず、得意の教育問題にも時間を割き、高校無償化や少人数学級など、民主党政権時代の実績も強調。「与党のおごりを許さない勢力をしっかり作る」と訴え、支持を集めた。【尾中香尚里】

 ◆4区

 ◇浅尾氏解党影響なし
 4区は無所属前職、浅尾慶一郎氏(50)が自民前職、山本朋広氏(39)の猛追を振り切って勝利。みんなの党を解党して小選挙区のみの背水の陣で臨んだ選挙で地元人気を見せつけた。当選が確実となり、逗子市逗子の事務所に姿を見せた浅尾氏は「既存政党の人たちに呼び掛け、政界再編を進めたい」と表情を引き締めた。

 前々回、参院からのくら替え出馬で比例復活して以降、地盤を固めて臨んだ前回は小選挙区で初勝利した。だが今回は解散直前、「与党補完勢力」か「政界再編」かを巡り党内対立が鮮明化。「有権者に筋の通ったメッセージを送る」として、選挙後の分裂より解散前の解党を選んだ。

 政党公認でないため、屋外ポスター禁止、チラシやはがきの枚数削減などの制約を受けた。それでもこれまでにないほど地元を細かく遊説したことが功を奏した。【田中義宏】

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 ◆選挙戦を振り返って

 ◇投票率低迷、政治への幻滅か−−取材班キャップ・河津啓介
 記者として、有権者として「大義」を探し、迷い続けた選挙だった。投票率の低迷が示すのは有権者の無関心ではなく、政治への幻滅に思える。

 取材を通じ、政治と有権者の距離ばかりが目に付いた。例えば、女性候補の少なさ。各政党は子育て支援などの政策を訴えたが、県内の立候補者65人のうち、女性はわずか6人だった。数が全てではないとは言え、言行不一致が甚だしければ投票の意欲も萎える。追い打ちをかけるように、閣僚の「産まない方が悪い」発言もあった。中央でも県内でも、有権者の切実な願いを政治家は看過していた。

 女性にも男性と同じように、自分らしい生き方を選ぶ権利がある。それが難しい現状に多くの政治家は目を背け、ただ「経済成長」「労働力不足」の文脈から女性の社会進出を論じる。その姿勢に違和感を禁じ得ない。

 男性社会の都合で女性の選択肢を決めてしまうのであれば、家父長制下の「女は家庭に」という価値観と大差ない。そんな「おっさん政治」に女性有権者が距離感を覚え、期待が持てないとしても不自然ではない。

 女性の社会進出問題に限らず、原発や改憲、基地負担などでも、県内では大半の政党がはっきりとした姿勢を打ち出さなかった。有権者は時代や社会構造の変化をひしひしと感じているのに、政治が応えられていない。その現実こそが、有権者に「大義」を感じさせなかった主因ではないか。

 今回の選挙を政治家の「椅子取り競争」の視点で見れば、安倍晋三首相の「解散、今しかない」という賭けは成功したと言える。「政策よりも政局」という理論がまかり通るとすれば、この国の政治は機能不全に陥っていると言っていい。

 未来を託す選挙が公金の浪費扱いされるのはあまりにむなしい。現状を変えるのは結局、一人一人の1票しかない。その重要性を強く有権者に伝え、今後の民意の行方を見守りたい。

2658チバQ:2014/12/15(月) 22:19:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215dde007010056000c.html
衆院選:自民1年生、続々進級 118人中105人当選、短期戦でジンクス破る
毎日新聞 2014年12月15日 東京夕刊

 「当選1回の議員の再選が最も難しい」というのが永田町の定説。過去には2005年の衆院選で誕生した自民党の「小泉チルドレン」、09年に誕生した民主党の「小沢チルドレン」の多くが次の選挙で苦杯をなめた。ところが今回の衆院選では自民党の1年生議員が次々に「進級」。野党の選挙準備が遅れたこともあってジンクスを乗り越えた。【高山祐】

 今回、自民党では当選1回の前職118人が立候補し、105人が当選した。小選挙区を勝ち抜いたのは65人、比例代表での復活当選は33人、比例単独は7人。小選挙区組が半数以上を占めたのは、低投票率の中、党の組織力が威力を発揮したとみられる。同党は比例代表で民主党のほぼ2倍の68議席を獲得し、セーフティーネットとしての「復活枠」も多かった。

 ちなみに民主党から12年に当選した1年生議員は今回立候補した寺島義幸氏だけ。同氏は長野3区で敗れ、再選できなかった。

 05年衆院選で自民党は新人83人が当選したが、09年に再選したのは10人(うち離党者1人を含む)にとどまった。民主党も09年に初当選した143人のうち12年の再選は11人(うち離党者6人)しかいない。選挙ごとに自民、民主両党間で議席の振れ幅が大きかったのが原因だ。しかし、12年と今回は自民党が連勝し、1年生議員の進級率が高くなった。

 そのあおりで、政界入りを目指す新人にとっては狭き門になった。今回当選した新人は43人。自民党では立候補した58人のうち当選は15人だった。

 小選挙区で当選した自民党の新人は、加藤紘一元幹事長の三女鮎子氏(山形3区)や古川康前佐賀県知事(佐賀2区)ら3人。6人が比例代表で復活した。落選した5人は民主党の野田佳彦前首相(千葉4区)や岡田克也元外相(三重3区)ら野党の大物が相手で、厚い壁に阻まれた。

2659チバQ:2014/12/15(月) 22:19:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk46010345000c.html
2014衆院選かごしま:自民、4選挙区で勝利(その1) 3区、無所属前職が堅守 /鹿児島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。消費税の引き上げ延期に端を発した今総選挙は「解散の大義」の是非を軸に、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の継続や原発などのエネルギー政策といった多様なテーマで論戦が繰り広げられた。県内は自民が1、2、4、5区で議席を獲得。3区は無所属前職が自民新人をかわした。

 ◆1区

 ◇保岡さん圧勝、13選 他候補、牙城切り崩せず
 県内最多の4候補が立った1区。自民前職の保岡興治さんが序盤からリードを守り13回目の当選を決めた。民主元職の川内博史さん、維新前職の山之内毅さん、共産新人の山口広延さんは自民の牙城を切り崩せなかった。

 保岡さんは、個人演説会や支援組織の企業回りなど地道な活動を基本に展開。「日本は重いデフレ病」と表現し、本格的な治療には「今が一番大事」とアベノミクスの正しい理解と継続の必要性を訴えてきた。公明の推薦をはじめ農業、経済団体、企業などから800を超える推薦を受けた。更に、自民の支持層以外からも幅広く支持を集め、他候補の追随を許さなかった。

 川内さんは「アベノミクスは単なる流行語」と批判。天文館などの繁華街で「川内を選ぶことが政治を変えること」と訴えた。しかし、党公認も遅れ、準備不足も否めず、民主支持層以外の広がりに欠けた。

 山之内さんは、若さを前面に出した戦略で「世代交代」を訴え、無党派層への浸透を目指した。公示後、維新の党の橋下徹・共同代表が来県し、応援演説したが及ばなかった。

 山口さんは、若年層の雇用改善を掲げ、同世代や無党派層への浸透を訴えたが、埋没した。【津島史人】

 ◆3区

 ◇野間さん喜びの再選 自民新人・宮路さん破る
 前職の野間健さんが、無所属のハンディをはね返し、自民新人の宮路拓馬さんらを破り、再選を果たした。

 2012年の松下忠洋金融・郵政担当相(当時)の急逝に伴う補選で、松下さんの後継として旧国民新党から立候補。宮路さんの父和明さんに敗れたが、約1カ月半後の総選挙で初当選を果たした。

 13年に国民新党が解党し、今回は無所属。政見放送に出られないなど陣営は知名度アップに危機感を抱いていたが、連合鹿児島の推薦を受け、地盤の薩摩川内市を中心に後援会組織がフル回転。この2年間で80回を超える国政報告会など地道な活動も奏功した。

 松下さんの秘書時代からの国とのパイプをアピールし、薬草の生産地化や福祉特区の構想など具体的な地域活性化策を掲げ「薩摩半島に新時代を」と支援を訴えた。

 一方、父の後継として急きょ立候補した宮路さんは、若さや総務省出身の経歴などをアピール。「鹿児島から地方創生のモデルを」などと訴え、終盤に安倍晋三首相が応援に来るなど自民、公明が前面に出て支援したが、出遅れを取り戻せなかった。

 共産新人の山口陽規さんはただ一人、川内原発再稼働阻止を訴えたが、及ばなかった。【宝満志郎】

 ◆4区

 ◇小里さん着実、4選 地盤再構築で浸透
 後援会組織に支えられた自民前職の小里泰弘さんが、農政連や医師連盟、建設業など自民友好団体の支持を受け、4選を果たした。出馬表明が遅れた社民新人の野呂正和さんは苦戦が続いた。

 小里さんは副環境相の公務で選挙期間中に地元を数日離れたが、選挙カーに自ら乗り込み、選挙区全域を精力的に回った。「経済成長をしっかり軌道に乗せ、成果を地方に」。解散直前から、小里さんは再三繰り返した。

 元党総務会長の父貞利さんから引き継いだ地盤を再構築。前々回選で民主候補に接戦を許したことから、後援会組織を地域に張り巡らし、250前後に増え選挙戦に対応した。前回は自主投票だった京セラ労組の推薦も大きな追い風となった。

 野呂さんは出身母体の高教組などが全面支援したが、川内原発の再稼働問題が大きな争点になりきれず、無党派への浸透が難しかった。共産新人の永田義人さんは街頭演説を繰り返したが、及ばなかった。【土田暁彦】

2660チバQ:2014/12/15(月) 22:19:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk46010351000c.html
2014衆院選かごしま:自民、4選挙区で勝利(その2止) /鹿児島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇金子さん安定得票 祝迫さん及ばず
 全国注視の4月の補選から僅か7カ月半で再び審判を迎えた2区。自民前職の金子万寿夫さんが前回(2012年)苦戦した地区も含め各地で共産新人の祝迫光治さんを上回り、再選を果たした。

 2区は鹿児島市南部から指宿、奄美群島などを含め広域。前回、激戦を展開した無所属元職が立候補を見送ったことで自共対決となった。

 金子さんは「地方議員としての長い経験を生かした『地方創生』に取り組む」と訴え、知名度不足で前回苦しんだ谷山、指宿地区も丹念に回り、各地で安定して票を伸ばした。

 一方、祝迫さんは奄美大島の自衛隊配備計画などに反対し、安倍政権批判の受け皿を目指したが、及ばなかった。【津島史人】

 ◆5区

 ◇森山さん、大差の5選 保守地盤厚く
 前回と同じ顔ぶれの自共対決となった。自民前職の森山裕さんが盤石の支持組織に支えられ、共産新人の野口寛さんを寄せ付けず、圧勝した。鹿屋市大浦町の事務所は5期連続の当選に歓喜した。

 自民王国と称される厚い保守地盤で森山さんは終始リード。農水産林業、商工業などの党友好団体を中心に手堅くまとめ、国政のベテランぶりを存分に発揮した。無党派層の取り込みも図り、支持を広げた。

 西之表市をベースに政治活動をする野口さんは種子島と大隅半島を往復しての選挙戦。原発再稼働反対や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉からの撤退、消費増税反対を訴えたが、及ばなかった。【新開良一】

2661チバQ:2014/12/15(月) 22:20:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk44010298000c.html
2014衆院選おおいた:民主、1区を奪還 2、3区は自民前職(その1) /大分
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票され、県内3小選挙区のうち、1区は民主元職の吉良州司さん(56)が雪辱を果たした。2、3区は自民のベテラン候補が議席を守った。野党に追い風が吹いた直近の2回と異なり、「風」のない中で迎えた今回の師走選挙。6人乱立の前回2012年から一転、少数激戦となった1区は、吉良さんが接戦の末、自民前職の穴見陽一さん(45)に競り勝ち、共産新人の山本茂さん(63)も退けた。2区は自民前職の衛藤征士郎さん(73)が社民前職の吉川元さん(48)、共産新人の山下魁さん(37)を寄せ付けず、3区も自民前職の岩屋毅さん(57)が民主新人の浦野英樹さん(45)と共産新人の大塚光義さん(59)を破った。穴見さんと吉川さんは比例で復活当選した。【西嶋正法】

 ◆1区

 ◇吉良さん、接戦制す 穴見さんは比例で復活
 当選確実の一報を受け、民主元職の吉良さんは大分市田室町のホテルで支援者と喜びを分かち合った。

 民主への逆風が吹いた前回の惜敗から2年。解散から3週間あまりの短期決戦の上、地元での活動が「空白」であることに危機感を抱き、これまで距離を取ってきた自治労県本部に歩み寄り推薦を得るなど序盤から組織戦を展開。中盤には釘宮磐大分市長の後援会の推薦も受け、「総力を結集した戦い」(陣営幹部)となった。

 一方、後援会による「草の根選挙」で、組織に属さない従来の支持層固めにも注力した。演説ではアベノミクス批判に加え、「議員定数削減とセットで消費増税を」と訴えのポイントを絞り、反自民の受け皿となった。

 自民の穴見さんは比例での復活当選が伝えられると、大分市府内町のホテルで悔しさを交えながら頭を下げた。

 解散後には安倍晋三首相が来県。党本部が九州の重点候補と位置付け、公示後も閣僚や党三役を次々と投入した。また推薦する公明党と強固な信頼関係を構築した。支援者回りを重視し、地方発の企業経営者としての経験をアピール。「中小企業の利益を上げ、地方を活性化させたい」と訴え、接戦を演じた。

 共産新人、山本さんはつじ立ちで消費増税反対などを訴えたが、他党支持層の切り崩しは一部にとどまった。【浅川大樹、池内敬芳】

 ◆2区

 ◇実績で衛藤さん11選 吉川さん比例復活、社民の灯守る
 自民の衛藤さんが衆参国政37年間の実績と組織力、ベテランの持ち味を発揮し、早々と11選を果たした。

 日田市の会場では午後8時すぎ、「当確」の速報が流れ、支持者から歓声と拍手。同8時20分、まり子夫人と一緒に現れた衛藤さんは選対幹部や公明県議らに囲まれ、何度も万歳で喜びを爆発させた。「国と大分の命運が掛かった選挙での勝利は皆さんのおかげ」と感謝し、自公連立政権の意義と効果を強調。「戦争抑止力としての防衛力強化、年金、医療、介護のための財源確立」など持論を訴え、「カギは地方創生」とぶち上げた。

 十時康裕・日田市選対本部長は「中央政界や財界における太いパイプに期待したい」と話した。

 社民の吉川さんは前回に続いて比例復活で議席を死守した。突然の解散、公示までの期間も短く、「助走がほとんどなく、打つ手が後手、後手に回った」(総合選対幹部)選挙戦だった。

 県出身の吉田忠智党首が公示後の第一声を吉川さんの出陣式に併せて行うなど後押し。午後11時前に比例当確の知らせが届き、臼杵市の総合選対事務所では大きな拍手。吉川さんは「選挙区で負けたのは私の力不足。自民白紙委任ではないと訴えたい」。

 国政挑戦7度目の共産の山下さんは「安倍政権の暴走をストップ」と訴えたが、支持の広がりに欠けた。【古田健治、楢原義則】

2662チバQ:2014/12/15(月) 22:21:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk44010307000c.html
2014衆院選おおいた:民主、1区を奪還 2、3区は自民前職(その2止) /大分
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇岩屋さん大差で7選 浦野さん、知名度不足響く
 自民の岩屋さんの当選確実の一報が入ると別府市上田の湯町のホテルで待ち構える支持者から歓声と拍手が湧いた。約150人入る会場は、事務所開きの日に選挙対策会議を開いた場所でもある。

 拍手に迎えられ、入場した岩屋さんは「今回は景気回復を断行するのか後戻りするのかを問いかけ、経済再生と地方創生をやり遂げる機会をいただいた」と勝利を宣言した。

 過去6回激戦を展開した相手候補が引退し、気の緩みを警戒し続ける選挙戦だった。「年末選挙は、別府のような観光地へのダメージが大きい」と読んだ陣営は、反発を和らげるために腐心。名前の連呼を避けて「解散の大義」を丁寧に説明する戦術も奏功した。

 小選挙区で落選した民主の浦野さんは、別府市船小路町の事務所で「私の力が及ばず、申し訳ありません」と支持者らに頭を下げた。公示の数日前に急きょ出馬が決まった知名度不足を挽回しようと全力で走り回った。

 連合から応援部隊が入り、民主と社民の両方の支持層へ浸透させる作戦をとったが、それ以外への広がりに欠けた。大票田の別府には足がかりがないうえ、県北でも「中津出身」という情報を広める時間がなかった。

 「消費税を8%に据え置き、大企業と富裕層への課税を増やす」と訴えた共産の大塚さんへの支持は浸透しなかった。【大島透、大漉実知朗】

 ◇投票率最低56・11% 前回を6・06ポイント下回る
 県内小選挙区の県平均投票率は56・11%で、前回2012年(62・17%)を6・06ポイント下回り、戦後最低となった。1区54・11%(前回59・05%)、2区58・01%(同63・64%)、3区56・70%(同64・42%)だった。

 7党と無所属の計14人が立候補した前回に比べ、今回は4党9人と減少。政権交代を懸けた争いとはならなかった上、争点が見えにくかった。師走の忙しさや寒さも投票率低下につながったとみられる。【佐野格】

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 ■解説

 ◇「政権信任」と言えず−−県内結果
 安倍政権への信任投票の色合いが強かった今回の衆院選で自民候補が全国で圧勝した。だが、大分県での選挙戦をみていると、手放しで“信任”するものではなかった。

 「北風の中を走り抜ける選挙になる」。公示前、2区の衛藤氏は大分市内の会合でそう語った。「逆風の選挙」という点で自民候補の認識は一致していた。アベノミクスの効果が地方では実感しづらい一方、急激な円安による燃油費の高騰は、車での移動が多い県民の家計を直撃。「大義なき解散」との批判も根強く、自民への風当たりは予想以上に強かった。

 それが露骨に表れたのが1区だった。「大分で実感できる景気回復」を訴える穴見氏に対し、吉良氏は一貫して自民批判を繰り広げ、最終盤まで激しい選挙戦を繰り広げた。2区も衛藤氏と再び対決した吉川氏が前回より得票数を大きく伸ばした。3区は岩屋氏が圧勝したものの、相手候補の準備不足に救われた面も大きかった。

 「大分を元気にしてくれそうな候補がいない」。この2週間、有権者から何度も聞いた声だ。戦後最低となった投票率は、地方をないがしろにしてきた政治への不信感の表れでもある。今回の選挙結果は、「地方重視」を訴える大分から「中央」への強いメッセージと言える。【西嶋正法】

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岩屋毅(いわや・たけし) 57 自 前(7)

 [元]副外相▽党政治制度改革実行本部長[歴]鳩山邦夫衆院議員秘書▽県議▽防衛庁長官政務官▽党副幹事長▽党政務調査会副会長▽党国会対策副委員長▽党安全保障調査会長▽早大=[公]W

2663チバQ:2014/12/15(月) 22:21:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215k0000e010348000c.html
衆院選:次世代の党 漂う沈痛なムード「残念な結果」
毎日新聞 2014年12月15日 10時44分

 日本維新の会が分党し、8月に発足したばかりの次世代の党は、今回の衆院選で国民の厳しい審判を受けた。

 平沼赳夫党首ら幹部は、東京都内のホテルで開票作業を見守ったが、山田宏幹事長など有力前職の苦戦が伝えられ、沈痛なムードが漂った。15日午前1時50分すぎに始まった会見で、平沼氏は「急な解散で知名度が不足していた。非常に残念な結果だ。党の再生に向け、これを肝に銘じて頑張っていきたい」と話した。

 メンバーの核となった石原慎太郎最高顧問は82歳で、公示前には引退も取りざたされたが、党勢拡大のため比例東京ブロックから出馬した。名簿順位は落選覚悟の最下位。5日には遊説中に「もうくたびれて、さすがに引退しようと思う」と早くも引退を表明していた。党関係者によると「長い議員生活を振り返る内容を整理している」として14日に予定されていた会見はキャンセル。この日は記者会見場に姿を見せず、16日に会見を開く予定という。【山本浩資、本多健】

2664チバQ:2014/12/15(月) 22:22:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk09010267000c.html
2014衆院選:小選挙区 「渡辺王国」崩れ落ち 自民4議席を維持(その1) /栃木
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 「渡辺王国」崩れ落ち、民主は1議席奪回−−。第47回衆院選は14日投開票された。県内の5小選挙区は、1区は自民前職の船田元氏が安定した支持を集めて11回目の当選。2区は民主前職で元知事の福田昭夫氏が、自民前職で農相の西川公也氏との激戦をわずか199票差で制し、前回失った小選挙区の議席を奪い返した。西川氏は比例代表で復活当選した。3区は自民前職の簗和生氏がみんな解党で無所属となった渡辺喜美氏をかわして小選挙区で初当選。父親の美智雄元副総理の代から半世紀にわたって続いた厚い地盤を切り崩した。4、5区はいずれも自民前職の佐藤勉、茂木敏充両氏が圧勝した。投票率(小選挙区)は50・10%で、前回(54・71%)を4・61ポイント下回り、過去最低となった。【衆院選取材班】

 ◆3区

 ◇簗氏、喜びの再選
 「皆様方の支えと励ましのおかげで勝利を収めることができました。地元の発展のため、これまでと変わらず仕事をしてまいります」。簗氏の再選が伝えられると、大田原市美原3の事務所では、詰めかけた支持者が喜びを爆発させ、簗氏は満面の笑みを浮かべた。

 前回は公募で「落下傘の新人」として初出馬し、大差で敗れながらも比例復活で当選。選挙戦では、この2年間、毎朝新幹線で国会に通った「地元密着」ぶりをアピール。与党議員としての実績と国とのパイプを強調しつつ、地元自治体の首長の支援を得て組織戦を展開した。谷垣禎一党幹事長、石破茂地方創生担当相らの応援も力にした。

 渡辺氏の敗戦が決まると、那須塩原市下永田1の事務所に集まった支持者たちは肩を落とし、ため息を漏らした。渡辺氏は支援者に向かって「すべて私の力不足。信念を曲げることはできなかった」と何度も頭を下げた。

 みんな解党で無所属となり、父美智雄元副総理から継いだ厚い地盤を頼りに背水の陣を敷いた。企業や商店街を歩いて回り、朝の駅頭に立つなど「どぶ板」に徹し、「いまだ道半ば。父がやり残したことをやらせてください」と支持者のつなぎ留めを図ったが、8億円借入金問題などで離れた心は戻らなかった。

 共産の秋山幸子氏は原発ゼロなどを訴えたが及ばなかった。

 ◆1区

 ◇船田氏、11回目の笑顔 柏倉氏、知名度広がらず
 「アベノミクスの評価を問う選挙で皆様の理解を頂けたと認識している。アベノミクスの波を県まで持ってくるため、国と地方の役割を整理していく」

 当選を決めた船田氏は宇都宮市戸祭元町の事務所に詰め掛けた支持者に深々と頭を下げると、11期目の決意を力を込めて語った。

 突然の解散総選挙で、他候補が準備に苦戦する中、これまでの経験を生かして着々と票を固め、選挙戦を13回戦ってきた強さを見せつけた。福田富一知事をはじめ、県議や市議、多くの推薦団体の後ろ盾も得て盤石の態勢で臨み、ライフワークの憲法改正や地方創生の実現などを訴え、支持を広げた。

 一方、柏倉祐司氏がみんな解党で民主に移り、2区から1区に変わったのは公示11日前の衆院解散日。出身地とはいえ初めての選挙区での戦い。後援会組織も十分にない中、知名度アップのために選挙カーでの地道な呼びかけを繰り返した。海江田万里党代表も2度応援に駆けつけるなど支持拡大に全力を挙げたが及ばなかった。共産の野村節子氏は消費増税の中止などを訴えたが浸透しなかった。(比例代表の結果は7面に掲載)

2665チバQ:2014/12/15(月) 22:22:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk09010079000c.html
2014衆院選:小選挙区 「渡辺王国」崩れ落ち 自民4議席を維持(その2止) /栃木
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◇民主は1議席奪還
 ◆2区

 ◇接戦しのぎ福田氏 連続3回対戦 西川氏、比例で復活
 福田、西川両氏の対決は2009年衆院選から連続3度目で、過去の結果は1勝1敗。みんなから民主へ移り1区から立候補した柏倉氏が前回獲得した約3万8000票の行方が勝敗の鍵を握るとみられたが、福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の処理について「福島で集中管理を」との主張を貫いた福田氏が競り合いを制した。

 当選の報に日光市の福田氏の事務所は歓声があふれた。福田氏は詰めかけた支持者とともに笑顔で万歳。「アベノミクスにはノーを突きつけた。景気の恩恵は地方には及んでいない。安倍政権を退治する」と話した。

 全国的に民主への支持が伸び悩むなか、福田氏は「消費増税の凍結」を主張、知事時代からの支持基盤を頼みに選挙戦を展開した。

 西川氏は現職大臣として意地でも負けられない戦いだった。「苦戦」の情勢分析を受け、閣議で離れる以外はひたすら選挙区内を走り回り、実績を強調。12日には安倍晋三首相を応援演説に迎えたが、小選挙区では及ばなかった。共産の阿部秀実氏は党支持層以外への広がりを欠いた。

 ◆4区

 ◇佐藤氏、歓喜の7選 党移籍の藤岡氏退ける
 小山市犬塚4の佐藤氏の事務所は、午後8時過ぎに当選確実の一報が入ると、支援者らの歓声に包まれた。一緒に速報を見守っていた佐藤氏も笑顔で万歳三唱し、喜びにひたった。「皆様のご支援をひしひしと感じながら万歳をすることができました」と感謝を述べ、「経済対策の効果が一刻も早く皆様の手に届くよう頑張ってまいりたい」と抱負を語った。

 長年ライバル関係にあった山岡賢次氏(生活の党)の不出馬とみんなの党解党によって前回と構図が一変した4区。しかし、当選6回の実績と党国対委員長の要職にある自信から、陣営は粛々と選挙戦を展開。街頭演説よりも個人演説会を重視してこれまでの支持層をがっちりと固め、7度目の当選を果たした。

 みんなから民主入りした藤岡隆雄氏は「ガソリン暫定税率撤廃」や「農家の所得補償」を訴え、街頭演説を中心に選挙区内を駆け巡ったが、民主党候補としての認知度を高められず、期待していた無党派層にも支持が十分に広がらなかった。

 共産の山崎寿彦氏も「消費増税中止」などを訴えたが、及ばなかった。

 ◆5区

 ◇茂木氏、早々と当選 自共対決、組織力で圧倒

 党選対本部長を務める茂木氏は東京・永田町の党本部で全国の選挙結果速報を見守った。足利市東砂原後町の事務所では、妻栄美さん(56)や菊地義治・足利選対事務長ら陣営幹部が待機した。開票が始まってまもなく、木村好文・足利選対委員長がテレビで「当確」が出たと報告すると、支持者から大きな歓声が上がった。

 選挙期間中は党公認候補の応援のため、選挙区を空けることも多かったが、強固な後援組織が「この街から総理を」と期待感を前面に出し、フル回転した。自身も「地方の皆さんが景気回復を実感できるよう、もう一段の経済対策を進める」と当面の課題を掲げながら、「日本をさらに前に進めるため、先頭に立ちたい」と党の次世代リーダーを目指す意欲を見せた。

 4回目の挑戦となった共産新人の川上均氏は、安倍政権批判を徹底し「自共対決」を強調。消費増税や原発再稼働に反対して党支持層以外への浸透を図ったが、広がりを欠いた。

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2666チバQ:2014/12/15(月) 22:23:14
 ■解説

 ◇選択肢は消去法
 みんな解党で無所属となった同党元代表で前職の渡辺喜美氏は自民前職に敗れ父美智雄元副総理の時代から51年続いた「渡辺王国」が陥落した。一方、2区では民主前職の福田昭夫氏が小選挙区の議席を奪い返した。「1強多弱」の全国的傾向とは異なる結果であり県内の事情が色濃く反映された。

 渡辺氏が09年に結成したみんなは12年衆院選で5小選挙区すべてに候補者を擁立し、比例復活を含め2人が当選。13年参院選でも渡辺氏のおい美知太郎氏が比例代表で当選し、勢力を拡大させた。得票(率)も、09年衆院選比例で約22万票(20・86%)、12年衆院選比例で約21万票(24・21%)と、自民に次ぐ高い支持を得てきた。

 しかし、みんなは渡辺氏が8億円借り入れ問題で代表を辞任すると、内部対立から解党へと突き進んだ。支持者が置き去りにされたまま党が消えた形で、父美智雄副総理の代から支えてきた人たちの気持ちは離れ、強固だったはずの「渡辺王国」はあっけなく崩れた。

 一方、前回衆院選の小選挙区で全敗した民主は立て直しが遅れ、独自候補の人選ができないまま、解党したみんなから移籍した2氏を急きょ擁立。結果的には2区から1区に移った柏倉氏の支持票の一部が福田氏に流れる形となり、議席奪還につながった。

 過去最低の投票率は、有権者に消去法の選択肢しか与えられなかった結果とも言える。当選議員には、今後さらに厳しい目が向けられる。【藤田祐子】

2667チバQ:2014/12/15(月) 22:23:36
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk15010022000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民5議席維持 民主1議席奪還(その1) /新潟
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 2012年12月以来となった第47回衆院選は14日投開票された。県内6小選挙区では計19人が立候補し、前回全6議席を独占し、今回は前回より苦戦すると予想された自民は、3区で民主に議席を奪還されたが、5議席を守った。5、6区では2位以下に大差をつけて議席を維持。1、4区でも若手候補が順調に票を伸ばし再選を果たした。2区では民主と大接戦を展開したが議席を死守した。一方、民主は無党派層の受け皿になりきれず、接戦の末に議席を奪還した3区の1議席のみに終わった。比例代表では民主3人、自民1人が復活当選した。消費税10%への引き上げ延期と解散が浮上し、投開票までわずか1カ月の今回の総選挙は、関心の低さから低投票率が予想されていた。師走の選挙らしく、14日は県内各地で雪と寒さに見舞われ、有権者の足をさらに止めた。その結果、県選管によると県内の推計投票率(小選挙区)は51%で、前回の59・66%を大きく下回り、過去最低を更新することが確実になった。

 ◆4区

 ◇女性対決は金子氏 菊田氏との激戦制し再選
 いずれも前職で女性同士の対決となった4区は、自民の金子恵美氏が、民主の菊田真紀子氏との激戦を制し、再選を果たした。

 当選確実の一報が入ると、三条市にある金子氏の陣営の会場では、集まった支持者から歓声が上がり、深夜までお祝いムードに包まれた。

 金子氏は、新潟市議、県議を経て、前回選で初当選。産業集積地である大票田の三条市を中心に、「地方にも必ず恩恵がくる」などと、アベノミクスの推進を訴え、支持を広げた。合言葉は「歩みを、止めない」。約30の後援会組織や、自民党系県議などの支援を受け、自民党支持層を固めた他、無党派層にも食い込んだ。

 菊田氏は4期11年の実績を前面に押し出し、「安倍政権で恩恵はあったか。アベノミクスは地方にリスクしかもたらさない」「安倍政権の暴走を止める」など自公政権を厳しく批判。しかし、支持が広がらず、前回に引き続き、小選挙区では議席を逃した。その後、比例で復活当選を果たした。

 共産新人の西沢博氏は、消費増税の中止や、非正規雇用者を減らす政策を打ち出すなどと訴えたが、及ばなかった。【山本愛】

 ◆5区

 ◇長島氏、圧倒し4選 森氏、知名度も出遅れ響く
 自民前職の長島忠美氏が、強力な組織戦で他候補を圧倒し4選を果たした。

 当選確実の知らせが入ると、長岡市内のイベント施設に設けられた会場は喜びと拍手に包まれた。長島氏は「まずは景気回復。そして若者が夢と希望を持って生活ができる地域をつくり、人口減少社会に歯止めをかけたい」と決意を述べた。

 長島氏は地元県議や約20の後援会を中心に組織票をまとめた。雇用の創出や経済成長の実現など地方活性化を強調し、無党派層の支持を受けた。

 生活新人の森ゆうこ氏は、民主元職の田中真紀子氏の不出馬を受けて急きょ立候補。民主県連、連合新潟、社民県連などの野党共闘を実現し、「安倍政治の暴走を止める」と訴えた。参院議員2期の実績と知名度を生かし草の根運動を展開したが、森氏の支持基盤がなく、出遅れもあって巻き返せなかった。

 共産新人の服部耕一氏は、消費増税の中止を訴えたが及ばなかった。【湯浅聖一】

 ◆2区

 ◇細田氏、再選果たす 「与党の強み」強調、逃げ切る
 自民前職の細田健一氏が、民主の鷲尾英一郎氏との前職同士の激戦を制して再選を果たした。鷲尾氏はその後比例で復活当選した。

 柏崎市の細田氏の事務所では、当選確実の知らせを受け、支持者らが大きな拍手で勝利を祝った。

 細田氏は「混乱と停滞の民主党政権時代に戻るのか、もがきながらも前進する自公政権を選ぶのか」「地方の景気は厳しいが明るい兆しはある。引き続き自公政権に任せてほしい」と訴えた。選挙戦後半では「与党の強み」を前面に押し出し「野党は候補者が少なく、今回は政権交代しない。地元と中央のパイプとして、与党議員が必要だ」と強調して逃げ切った。

 鷲尾氏は若さと3期9年の実績を訴え「自民党は前回の選挙で勝ち過ぎて、地方や中小企業、農業への配慮を欠いた。議席のバランス回復を。地元の声を届ける国会議員が必要だ」と支持を呼びかけたが、小選挙区では届かなかった。

 社民新人の渡辺英明氏と共産新人の五位野和夫氏はいずれも、支持を広げきれなかった。【高木昭午】

2668チバQ:2014/12/15(月) 22:24:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk15010024000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民5議席維持 民主1議席奪還(その2止) /新潟
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇黒岩氏返り咲き 幅広い年代から支持
 民主元職の黒岩宇洋氏が、自民前職の斎藤洋明氏、共産新人の伊藤誠氏を破り、2年ぶりに国政への返り咲きを果たした。当選確実の知らせを受けると、新発田市の事務所は喜びと歓声に包まれた。

 黒岩氏は参院議員を経て2009年の衆院選で初当選。前回は民主逆風の中、斎藤氏に約1万6000票差で敗れ、34票差で比例復活もならなかった。今回は「地方の暮らしを取り戻す」と声を上げ、戸別所得補償制度の改善などを訴えた。選挙中盤の世論調査では、幅広い年代からの支持が伝えられ、そのまま逃げ切った。

 斎藤氏は、前回と同様に地元の県議らの支援を受けて組織戦を展開。「地方創生」や「拉致問題の解決」を訴え、公示後は安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相も応援に駆けつけたが、小選挙区では及ばなかった。その後、比例で復活当選した。

 共産新人の伊藤氏は消費増税反対などを公約に掲げたが、支持を広げることはできなかった。【柳沢亮】

 ◆1区

 ◇石崎氏再選果たす 若さ前面に支持広げる
 自民前職の石崎徹氏が、民主元職の西村智奈美氏、共産新人の町田明広氏を破り、再選を決めた。新潟市中央区にある石崎氏の陣営の特設会場に「当選確実」の知らせが入ると、詰めかけた支持者から喜びの声が上がった。

 石崎氏は30歳という若さを前面に押し出し、「(自身の)後押しによって新潟市が農業分野で国の戦略特区に選定された」と実績をアピール。「アベノミクスの推進による景気回復が必要だ」と唱え、支持を広げた。

 西村氏は衆院議員3期9年の実績とともに、「安倍政権の暴走に歯止めをかけるために国政に行かせてほしい」と訴えてきたが、前回に引き続き当選を逃した。西村氏は、その後比例で復活当選した。

 町田氏は消費増税の中止や集団的自衛権の行使反対などを訴えたが、支持を広げることはできなかった。【真野敏幸】

 ◆6区

 ◇実績訴え高鳥氏 2新人抑え3期目当選
 自民前職の高鳥修一氏が、民主の梅谷守氏と共産の高橋ミキ子氏の両新人を抑えて、前回に続き小選挙区で再選、通算3期目の当選を果たした。

 過去4回の衆院選を経験し、知名度を生かした高鳥氏は厚労政務官や党厚労部会長を務めるなど、社会保障のエキスパートとしての実績を強調。自民県議を中心に各種団体などと連携した組織選挙を展開して、安倍晋三首相ら党幹部や閣僚経験者の応援も受けて、短期決戦を制した。

 梅谷氏は県議を2期目の途中で辞職し、国政は初挑戦。しかし公認が内定したのは先月。態勢が整わないうちに衆院が解散し、選挙戦に。このため、上越市以外の知名度が不足、票が伸びなかった。

 高橋氏は2年前の衆院選についで、2度目の挑戦。消費税の10%阻止や柏崎刈羽原発の再稼働反対などを訴えたが、及ばなかった。【浅見茂晴】

2669チバQ:2014/12/15(月) 22:24:28
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 ■解説

 ◇響かぬ「訴え」最低投票率に
 2009年と12年の衆院選はオセロゲームを想起させる反転続きの「政権選択」だったが、「政権信任」となった今回、候補者が訴えたテーマは有権者の心に響いただろうか。公示前から低投票率が懸念されていたが、戦後最低だった前回をさらに下回ったのは、その証左かもしれない。

 公示翌日の3日付新潟版で投票の基準について「評価の軸は有権者の数だけあるはずだ」と述べた。実際、毎日新聞の特別世論調査では、重視する争点として「景気対策」「年金・医療・介護・子育て」を挙げた有権者が各3割で、他に「消費増税」など多岐にわたった。いずれも生活に直結した評価の軸だ。

 にもかかわらず、有権者の声を読み取っていた候補者はどれだけいたか。子育てを取り上げる候補は多かったが、景気対策では、製造業の多い新潟に即した具体的な議論は乏しかった。ある候補は、米価下落による所得減に悩む農家を前に、水利施設の重要性について話し、問題解消に直結しにくい議論を展開した。複数の党の県幹部からは「マクロ的な視野ばかりで頭でっかち。地元が本当に見えているのか」と嘆く声を耳にした。

 かつての中選挙区制時代は、選挙区内の複数の後援会が票をまとめる一方、候補者もこまめに足を運び政策課題をくみ取っていた。しかし自民県連幹部によると、得票数よりも勝敗を重視する小選挙区制の現在、後援会とのつながりは概して弱くなっているようだ。また「選挙で訴える政策は一本化され、党内で重層的な政策論議が起きにくくなる」(河野洋平・元衆院議長)という。候補者が民意に鈍感になる背景はここにあるのかもしれない。

 前回、オセロの駒をすべてひっくり返された民主は、今回1枚返すにとどまった。それ以上に、過去最低の投票率は重い課題を突きつけた。選ばれた衆院議員は有権者の投票棄権を批判票と受け止め、何が足りなかったのかを考えてほしい。【米江貴史】

2670チバQ:2014/12/15(月) 22:25:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk20010045000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民3議席維持 民主、議席死守 維新、雪辱1議席(その1) /長野
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。県内5小選挙区は、自民が全国的な躍進の勢いに乗れず、解散前と同じ3議席にとどまった。一方、維新は3区で自民、民主との激戦を制し、初めて同区の議席を民主から奪い取った。民主は2012年の前回、逆風の中で死守した2議席のうち1議席を失い、厳しい結果となった。共産、次世代は小選挙区では及ばなかった。県内全選挙区の投票率は55・48%で、前回から7・88ポイント下がり、戦後最低を更新。当日有権者数は173万9240人(男83万9847人、女89万9393人)。【衆院選取材班】

 自民は2、4、5区でいずれも前職の務台俊介氏、後藤茂之氏、宮下一郎氏が手堅く組織票を固め、現有議席を守った。一方、1、3区は安倍晋三首相ら党幹部が相次いで応援演説に駆け付けたが、議席に届かなかった。

 全選挙区に候補者を立てた民主は1区で篠原孝氏が自民に競り勝ち、5選を果たしたものの、小選挙区の議席は解散前から1減となった。

 維新は前回、3区で比例復活に甘んじた井出庸生氏が民主、自民との前職3人による接戦から抜け出し、小選挙区で初めて議席を獲得。羽田孜元首相の地元として、小選挙区制となった1996年以降、羽田氏と後継の寺島義幸氏で議席を守ってきた「羽田王国」に風穴が開いた。今後、県政界勢力図にも影響を及ぼしそうだ。2区は無党派層への支持が広がらなかった。

 共産や次世代は浸透しきれなかった。比例代表の開票作業は15日未明に及んだ。

 ◆3区

 ◇井出氏、激戦制す 個人票を基に支持広げ
 維新前職の井出庸生氏が激戦を制し、再選を決めた。佐久市のホテルに集まった支持者は歓声を上げ、万歳をした。

 小選挙区での当選は初めて。大きな組織はないが、祖父と伯父が元閣僚という政治家の血筋と、2010年の参院選挑戦から4年余りで築いた個人票を基に支持を広げた。若さを強調して若年層にも浸透。「未来の日本を今からつくるために、大きな改革をしなければならない」と主張。江田憲司共同代表らが応援に入った。

 自民前職の木内均氏は整備した後援会組織などを基に支持を固めたが、及ばなかった。民主前職の寺島義幸氏は羽田孜元首相から継いだ後援会を基盤に戦ったが、届かなかった。共産新人の唐沢千晶氏は伸び悩んだ。

 ◆1区

 ◇篠原氏、貫禄5選

 民主前職の篠原孝氏が、小選挙区での議席奪還を目指す自民前職の小松裕氏らを退け、5回目の当選を決めた。副農相を務めた経験から環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対を訴え、自公政権を批判してきた。公示後、約60回の小集会を開き、支持拡大に努めた。民主支持者をはじめ、幅広い層から後押しを得た。

 小松氏は「2年間の議員生活が問われる時だ」として、後援会などの組織固めや街頭演説で知名度向上を図った。現政権の経済政策の継続などを訴え、スポーツドクターの経験からスポーツ庁の創設なども挙げた。

 2度目の挑戦だった共産新人の武田良介氏は浸透を図れず、維新前職の宮沢隆仁氏も伸びなかった。

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2671チバQ:2014/12/15(月) 22:25:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk20010048000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民3議席維持 民主、議席死守 維新、雪辱1議席(その2止) /長野
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇務台氏が再選 無党派層からも支持
 自民前職の務台俊介氏が、安定した戦いで再選を果たした。

 党支部がなかった地域でも、組織づくりに取り組んで地盤固めを進め、自民への追い風で無党派層からも支持を集めた。

 当選を決め、松本市のホテルで支持者を前に「地方創生を進め、地方経済を底堅いものにしていく」と意気込みを語った。

 民主元職の下条みつ氏は、安倍内閣の経済政策や集団的自衛権の行使容認を批判したが、党勢が伸びないうえ後援会の高齢化などで組織の動きが鈍かった。

 維新前職の百瀬智之氏は、各地で街頭演説を繰り返したが、支持は広がらなかった。共産新人の清沢達也氏は、公示直前の出馬表明で知名度が低く、浸透できなかった。

 ◆5区

 ◇宮下氏4選 2新人に大差
 自民前職の宮下一郎氏が、大差で4選を決めた。伊那市のJA上伊那本所に集まった支持者らは歓声を上げ、笑顔で応えた宮下氏は「伊那谷の発展のために全力を尽す」と抱負を語った。

 従来の後援会と若手経営者らの後援会を中心に、連日の集会で自民支持者をまとめるとともに、楽勝ムードの引き締めを図った。宮下氏は現政権の経済政策で果たした役割を強調し、「交流人口を増やし、皆さんと共に地方創生に取り組む」と訴えてきた。

 民主新人の中嶋康介氏、共産新人の水野力夫氏は準備不足もあり、支持を広げられなかった。中嶋氏はアベノミクスの負の側面を指摘しつつ「生活者を守る」と訴え、水野氏は消費税に頼らない福祉の充実を掲げていた。

 ◆4区

 ◇後藤氏、追随許さず5選
 自民前職の後藤茂之氏が、民主元職の矢崎公二氏、共産新人の上田秀昭氏を退け5選を果たした。諏訪市内のホテルでは、集まった支持者の歓声が上がり、喜びに包まれた。

 後藤氏は「安倍政権の成長戦略を継続し、産業を元気にして地域が成長を実感できるよう取り組む。責任ある政治と改革を実行する」と抱負を述べた。苦杯をなめた前々回選挙以来、地元をくまなく回り支持層を固めた。選挙戦では全市町村にある後援会や党職域支部を中心に組織選挙を展開した。

 返り咲きを目指した矢崎氏は「今こそ政治を変えるとき」と訴えたが、及ばなかった。「暴走政治にストップを」と呼びかけた上田氏も届かなかった。

2672チバQ:2014/12/15(月) 22:25:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk19010188000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、議席を失う 民主は「牙城」死守(その1) /山梨
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日、投開票された。1票の格差是正に伴う小選挙区定数の「0増5減」で1減の2小選挙区となり、区割りも大幅に再編された。その結果、1区は民主、2区は無所属の候補でそれぞれ分け合った。自民は小選挙区での議席を失った。1区は、公示直前に解党したみんなから民主入りした前職の中島克仁氏が連合や維新からも支持を得て自民前職の宮川典子氏を破り再選。2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏が無党派層を中心に幅広く浸透し、自民前職の堀内詔子氏との激戦を制した。共産2新人はいずれも及ばなかった。【衆院選取材班】

 ◆2区

 ◇保守分裂は長崎氏 無所属で堀内氏破る
 4度目の「保守分裂」選挙となった2区は、無所属前職の長崎幸太郎氏が、自民前職の堀内詔子氏らとの激戦を制した。

 長崎氏は、2005年の郵政選挙では郵政民営化法案に反対した元党総務会長の堀内光雄氏への「刺客」として党公認を得て旧2区から出馬し、比例復活。09年は光雄氏が復党したことから離党して無所属で出馬し落選。12年は旧2区で光雄氏の後継で義理の娘の詔子氏に勝利した。

 当選の一報に長崎氏は「無所属なので背水の陣の覚悟でやってきた。正直、驚いている」とほっとした表情を見せた。勝因は、「政治は地域全体、地域に住む皆さんのことを考える。当たり前のことを訴え、有権者と共有できた。同志の皆さん全員と勝ち取った勝利」と喜びを語った。

 一貫して自民党への復党を求め続け、今秋には党本部から来年1月の知事選出馬を水面下で打診されたが、最終的に小選挙区での出馬にこだわった。

 選挙戦では、無党派層から広い支持を集めたほか、従来の支持層でもある保守層も手堅くまとめた。今回候補擁立を見送った民主支持層に加えて公明の一部を取り込んで票を上積みした。

 堀内氏は「党公認」を前面に押し出す戦術を展開。義父が育てた富士急グループの支援を得るなど組織固めを徹底した。

 また党本部も全国各地で優位に立つ中、「数少ない厳しい小選挙区の一つ」とみて、選挙期間中に党幹部や閣僚を相次いで投入。安倍晋三首相や谷垣禎一幹事長らがてこ入れし、「地方創生でアベノミクスを全国津々浦々に届ける。公認候補が命がけでやる」などと激励した。

 自民支持層や公明支持層を中心に支持拡大を図ったが、主に無党派層の支持に伸びを欠き、一歩及ばなかった。堀内氏は、「私の中に足りないものもあった」と振り返り、保守分裂選挙を「同じ自民党を愛する者が同じ方向を向けないのは悲しいこと」と述べた。

 共産党の新人、秋山晃一氏は、「アベノミクスは格差を拡大しただけ。国民の暮らしを第一にする政治に切り替える」と主張。消費増税の中止や原発再稼働ストップなどを掲げ「自共対決」の側面を強調したが、支持が広がらなかった。

 ◇宮川氏、堀内氏復活 比例南関東で当選果たす
 比例代表で立候補した県出身者では、南関東ブロックで自民党の中谷真一氏(38)が2回目の当選を果たした。中谷氏は同ブロックの党単独1位となっていた。

 中谷氏は2012年衆院選で旧3区から初出馬し落選したが、重複立候補していた比例で復活当選していた。その後、1票の格差を是正する「0増5減」で旧3区が1区に加わり、党本部は旧1区で同年初当選した宮川典子氏と中谷氏との間で選挙区を交互に入れ替える方針を決定。宮川氏が1区で出馬し、中谷氏は比例単独に回った。次回は中谷氏が1区、宮川氏が比例単独で出馬する予定。

 また、南関東ブロックでは、ともに小選挙区と重複立候補していた宮川氏と自民の堀内詔子氏(2区)が復活当選を果たした。両氏とも他候補と同列の順位で名簿に登載されており、小選挙区の当選者にどれぐらい得票が迫ったかを示す「惜敗率」が他候補より高く、比例での復活が決まった。<比例代表の開票結果は8面>

2673チバQ:2014/12/15(月) 22:26:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk19010242000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、議席を失う 民主は「牙城」死守(その2止) /山梨
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆1区

 ◇野党連携で中島氏 コスタリカ、宮川氏かわす
 自民、民主が事実上の一騎打ちになった1区は、民主の中島克仁氏が勝利した。

 衆院選直前の11月下旬にみんなの党=解党=を離党し、民主党入りした中島氏は、「民主」候補としての浸透不足や選挙区割りの変更で加わった甲府などでの知名度不足が課題だったが、連合山梨など組織を活用して支持拡大を図った。主に前回選挙で獲得した旧3区の支持層に加え、知事選に転出した元民主の後藤斎元衆院議員の地盤も引き継ぐことに成功した。

 選挙戦は新たに加わった票田の甲府市を中心に展開。民主党県連顧問の輿石東参院議員が演説会で応援に立つなど、全面的にバックアップ。また、公示直前になって比例近畿ブロックに転出した小沢鋭仁氏の所属する維新の党山梨県総支部の支持を取り付け、「野党連携」が一定の成果を上げた。

 選挙戦では、中島氏は安倍政権批判を前面に掲げた。中島氏は当選が決まり、「皆さんの力で今回の結果が出た。(みんなの党が解党になり)、国政で仕事はできないと覚悟していた。(民主党に)温かく迎えてもらった」と話した。

 自民は今回、小選挙区が「1減」になることに対応するため、宮川典子氏と前職の中谷真一氏=比例復活=を1区と比例代表で選挙のたびに交代で立候補する「コスタリカ方式」の適用を決定。今回は宮川氏が選挙区で出馬したが、勝利に結び付けられなかった。

 また、区割り変更に伴い、宮川氏は出身地の山梨市が2区になり、有力「地盤」の一つを失った。さらに突然の解散で新たに選挙区に加わった旧3区の地域で活動が出遅れた。旧3区を集中的に遊説し、2012年衆院選で旧3区で当選した後藤氏を支援した保守系県議や首長から支援を受けるなど新たな支持層の掘り起こしを図ったが、及ばなかった。

 宮川氏は落選の知らせに「県連は一丸となって応援してくれた。ひとえに自分の力不足」などと述べた。

 共産党の遠藤昭子氏は「庶民いじめの消費増税を決めた自公民にきっぱり審判を下そう」と3党を批判。消費増税の中止や脱原発、憲法解釈の変更による行使容認など「戦争のできる国づくり」反対を訴えたが、得票が伸びなかった。

 ◇期日前投票10万9546人 前回比1万184人増 有権者の15%

 県選管は14日、県内の期日前投票者数(在外投票含む)を発表した。期間内に10万9546人(男5万453人、女5万9093人)が投票。2012年の前回衆院選に比べ、1万184人増加し、全有権者の15・8%を占めた。期日前投票は03年から導入。衆院選では05年以降、過去に3回行われている。

 県内では05年6万6591人▽09年11万2605人▽12年9万9359人−−が投票した。

 今回、期日前投票は公示翌日の3日から13日までの11日間、県内各市町村の計59カ所で行われた。

 選挙区別では、1区が5万9697人(有権者の14%)、2区は4万9849人(同19%)だった。【松本光樹】

2674チバQ:2014/12/15(月) 22:26:33
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 ■解説

 ◇有権者、置き去りに
 候補者の主張は有権者に、有権者の思いは候補者に届いたのか−−。衆院選は1区、2区とも終盤まで接戦となり、各陣営とも組織をフル稼働して票田を掘り起こしたにもかかわらず、投票率は高まらなかった。「有権者置き去り」のままで進んだ選挙戦に、疑問を感じざるを得ない。

 原因は複数ある。まず、県内は選挙区「1減」で区割りが大幅に変更された。選挙区の変わった地域の住民からは「新選挙区の候補はほとんど分からない」との声が漏れた。

 加えて突然の衆院解散。選挙区に新たな地域が加わって大幅に拡大し、新地域で候補者の集会や遊説の回数も減った陣営もあった。

 自民と、共産以外の野党は有権者に分かりにくい構図を作った。

 自民は宮川典子氏と中谷真一氏を選挙のたびに交代するコスタリカ方式を導入。今回は宮川氏が選挙区で出馬したが、次回は中谷氏が候補となる。政党側の事情で次々と公認候補を入れ替えるのは有権者不在の発想だ。

 民主は2区で擁立を断念したが、09年に圧倒的な得票で3議席を独占し政権交代した党としては選択肢を示す責任があった。さらに1区で公示ぎりぎりまで出馬意向を表明していた維新の小沢鋭仁氏は直前に比例近畿ブロックに転出し、みんな=解党=の中島克仁氏を民主から「野党連携」候補で擁立。民主、維新、みんなが本来掲げた政策の違いは大きい。政策協定もないままの連携は当選可能性を優先した「野合」とみられても仕方ない。

 多くの有権者が投票所に足を運ばなかったのは、政党の「ご都合主義」への批判でもある。【片平知宏】

2675チバQ:2014/12/15(月) 22:44:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk01010175000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、道内第1党維持 民主「復活」足がかり(その1) /北海道
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日投開票され、道内12小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の全議席が確定した。自民は道内第1党を維持したものの、公示前の14議席から3減の11議席(小選挙区8、比例3)にとどまった。一方、新党大地と選挙協力を進めた民主は3議席から5議席(小選挙区3、比例2)へと議席を増やし「民主王国」復活への足がかりをつかんだ。公明は前回同様、小選挙区と比例で2議席を確保。与党の批判票の受け皿となった共産は比例で2000年の衆院選以来14年ぶりに1議席を手にし、維新も比例で1議席を獲得した。

 ◆3区

 ◇高木氏が競り勝つ
 道3区(札幌市白石・豊平・清田区)は、自民前職の高木宏寿氏(54)が民主前職の荒井聡氏(68)に競り勝ち、再選を果たした。

 高木氏は午前0時10分過ぎ、豊平区の事務所に到着。待ち構えた約200人の支持者に拍手で迎えられ、「今回の選挙は激戦で厳しい戦いだったが皆様のおかげで小選挙区を守ることができた」と深々と頭を下げた。「これからが責任重大で、付託を受けた責任と2期目の重みを感じながら社会保障問題や景気回復、地方創生などに取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 自民と民主が交互に議席を奪い合ってきた激戦区。党本部幹部の応援を連日のように受けた高木氏は「アベノミクスの効果を地方へ波及させたい」と訴えた。【横尾誠治、三股智子】

 ◆9区

 ◇堀井氏、山岡氏退け再選
 道9区(胆振、日高管内)は、自民前職の堀井学氏(42)が民主元職の山岡達丸氏(35)らを破って再選。

 鳩山由紀夫元首相(67)が引退した前回、元スピードスケート五輪選手の堀井氏は登別市選出の道議から転身して初当選。この2年間で胆振、日高地方の18市町全てに個人後援会を設けて基盤の強化を図ってきた。

 堀井氏は首長や地元企業とも連携を強め、「鳩山王国」時代には自民陣営への取り込みが難しかった保守層への浸透を図った。「アベノミクスを地域にも届ける」と訴え支持を広げた。

 山岡氏は「アベノミクスはまやかし。地方の目線で暮らしを応援したい」と訴え、旧鳩山後援会にも支援を求めたが、空回りした。【斎藤誠】

 ◆7区

 ◇伊東氏、鈴木氏破り3選

 道7区(釧路、根室管内)は、自民前職で道連会長の伊東良孝氏(66)が民主前職で新党大地代表代理の鈴木貴子氏(28)らを振り切り3選を果たした。伊東氏は札幌市内の道連事務所で「評価と理解をいただいたと受けとめている」と喜びを語った。

 「厳しい戦いになる」。選挙戦で伊東氏はそう訴えてきた。今回、民主と大地の選挙協力が実現。その象徴として鈴木氏が公示直前に民主入りして立候補したため、危機感を募らせた。

 公示前から安倍晋三首相や小泉進次郎復興政務官らが応援に入るなど、党本部からの後押しも受けた。釧路市長などを務め、地方自治に精通した政策通を強調。「全国一涼しい釧路の夏の気候を生かし、観光や海産物を全国に発信していく」と地方創生を訴え、幅広い支持を集めた。【本間浩昭、近藤卓資】

 ◆2区

 ◇吉川氏、手堅く5選
 道2区(札幌市北・東区)は自民前職の吉川貴盛氏(64)が5選を決めた。野党勢力が民主と維新に分裂する中、吉川氏が支持基盤を手堅くまとめて勝利した。

 午後8時6分、札幌市北区の事務所に早々と姿を現した吉川氏は「まずは景気対策に力を入れ、北海道と札幌の創生につなげていきたい。また、少子化による人口減少に政治は真摯(しんし)に向きあわなければならない。そのために農林水産業をうまくつかった産業を興していくことも必要。さまざまな課題があるが、安倍内閣の元で一心不乱に頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 吉川氏は前回、民主の三井辨雄(わきお)元厚生労働相(72)を破って返り咲き、副農相などを務めた。選挙期間中はこまめに区内を回り、幅広い層に浸透。「中小企業と知恵を出し合いながら、札幌の産業を発展させる」と訴えた。【坂本智尚、久野華代】

2676チバQ:2014/12/15(月) 22:44:47
◆4区

 ◇中村氏、鉢呂氏降す
 道4区(札幌市手稲区、後志管内)は、自民前職の中村裕之氏(53)が民主元職の鉢呂吉雄氏(66)らを破り、再選を果たした。

 中村氏は午後11時半ごろ、小樽市内の事務所に到着すると、支援者らの拍手と「中村」コールで迎えられた。「本当に最後までどうなるかわからない選挙でした。地域の課題について取り組んできたことが評価されたのだと思う。これからも皆さまのために働かせていただきます」と深々と頭を下げた。

 中村氏は道横断道・余市−共和間の事業化への働きかけなど、議員としての2年間の実績を強調し、地盤の後志地方の票を固めた。知名度の低かった都市部では後援会組織を設立するなどして浸透を図り支持を広げた。【遠藤修平】

 ◆5区

 ◇町村氏、12選決める
 道5区(札幌市厚別区、石狩管内)は、元官房長官で自民前職の町村信孝氏(70)が民主新人で道連幹事長の勝部賢志氏(55)らを破り、12選を決めた。

 厚別区の事務所で支持者に囲まれ祝福を受けた町村氏は「皆様のおかげです。くしくも今日は父(町村金五・元知事)の命日。戻ったら仏前に報告したい」と述べた。

 町村氏は前回、病気で入院していたため自ら選挙活動ができなかった。今回は選挙区内をくまなく回り、個人演説会もこまめに開くなど健康回復ぶりをアピール。選挙戦では、「アベノミクスを継続し、地方もその恩恵を得られるようにしていく」と訴え、幅広い支持を得た。

 勝部氏は立候補表明の遅れと知名度不足が響いた。【野原寛史】

 ◆12区

 ◇武部氏、再選決める
 道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)は、自民前職の武部新氏(44)が民主新人の水上美華氏(32)らを破り再選を果たした。

 武部氏は午後8時に当選確実の連絡が入ると、約300人が詰め掛けた北見市の事務所に登場。バンザイ三唱の後「景気回復を地方の皆さんに広げ、アベノミクスを前進させる戦いだった。その意味で大きな期待をいただいたので、地域の皆さんが頑張っていける基盤整備に取り組んでいく」と抱負を述べた。

 武部氏は第1次産業を主軸とする保守層を固めるなど、終始選挙戦をリードし、有権者の幅広い支持を集めた。【山田泰雄】

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 ■解説

 ◇民主に「大地」効果
 道内で自民に前回ほどの風が吹かなかった理由は、安倍首相が解散・総選挙の大義に掲げたアベノミクスの効果が、さほど及んでいないからだ。安倍政権の誕生から2年。大企業や富裕層らが円安と株高の恩恵を享受する中、地方の衰退や人口減少が課題となっている道内では、アベノミクスと言われてもピンと来ない有権者が多いのが現状だ。

 一方、民主の復調は新党大地との選挙協力が成立したことが大きい。大地の鈴木宗男代表は当初、自民との連携も模索したが、前職の長女貴子氏と地盤が重なる自民道連会長の伊東良孝氏が反発して立ち消えとなった。選挙戦中盤、報道各社の情勢調査で複数の選挙区で接戦が伝えられると、自民道連幹部は「大地との選挙協力が実現していれば、選挙区全勝と比例4議席確保も可能だったかも」との恨み節を漏らした。伊東氏は14日、「覚悟の上だったが、なかなか厳しい戦いだった」と記者団に話した。

 鈴木代表は釧路市の事務所で「(貴子氏を)比例の単独1位にした民主の配慮が大地支持層を鼓舞し、全道的に選挙協力が生きた。今回の選挙結果は大地の協力がなければなかった」と胸を張った。民主道連代表の横路孝弘氏は来春の統一地方選での選挙協力にまで言及。今回の結果は、知事選や札幌市長選へ影響する可能性もある。【袴田貴行】

 ◇投票率 戦後最低56.35% 有権者の関心高まらず
 14日投票が行われた衆院選の道内小選挙区の投票率は56・35%で、戦後最低となった前回2012年(58・73%)をさらに下回った。

 今回は、期日前投票者数が前回を上回ったものの、前回と同様に衆院解散から投開票日までの期間が約1カ月間と短く、野党候補が公示直前まで決まらない選挙区もあった。さらに野党の支持率が伸び悩み、「非自民」の受け皿にならなかったため、有権者の関心も高まらなかったとみられる。【小川祐希】

2677チバQ:2014/12/15(月) 22:45:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk01010244000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、道内第1党維持 民主「復活」足がかり(その2止) /北海道
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆1区

 ◇横路氏、雪辱果たす
 道1区(札幌市中央・南・西区)は、民主前職の横路孝弘氏(73)が自民前職の船橋利実氏(54)らに競り勝ち、12回目の当選を決めた。前回、小選挙区で敗れた雪辱を果たし、「民主の牙城」再建への道筋をつけた。

 午前0時半過ぎ、札幌市中央区の事務所に姿を現した横路氏は「連合、(新党)大地、皆さんのおかげで当選できた。(新党大地との連携は)道内各地で大きなプラスになった。この協力を来年の統一地方選でも継続したい」と語った。

 高い知名度を誇る横路氏だが、近年は後援会の高齢化や支持労組の組織力低下に苦しんだ。今回は大地と選挙協力を結び、選挙戦では大地の支援者として知られる歌手の松山千春さんから応援を受けた。【江連能弘、山下智恵】

 ◆8区

 ◇逢坂氏が国政復帰
 道8区(渡島、檜山管内)は、民主元職の逢坂誠二氏(55)が自民前職の前田一男氏(48)らを破り2年ぶりに国政復帰を果たした。

 逢坂氏は函館市内の事務所で支援者らとバンザイをして喜びを表した。「2年間、丁寧に政策を訴えてきた。政策面が評価された。支援者のみなさんの頑張りも大きかった」と勝因を分析。「(国政復帰は)うれしいが、これからいばらの道が始まる。厳しいスタートだと認識している」と表情を引き締めた。

 逢坂氏は前回落選後、ほぼ毎朝、JR函館駅前などに立った。大間原発(青森県大間町)建設反対を掲げ、脱原発に真正面から取り組んできた姿勢を強調し、有権者の支持を広げた。【鈴木勝一】

 ◆10区

 ◇公明・稲津氏3選
 道10区(空知、留萌管内など)は、公明前職の稲津久氏(56)が民主新人の神谷裕氏(46)らを退け、3選を果たした。自民と選挙協力を結び、前回獲得した道内初議席を確固たるものにした。

 稲津氏は午後9時44分、JR岩見沢駅近くの事務所に姿を現し、支持者から「当選おめでとう」との祝福を受けた。比例代表道ブロックの自民前職、渡辺孝一氏(57)も姿を見せ、がっちり握手。稲津氏は「渡辺さんと一緒になって地元のために頑張っていきたい」と喜びを語った。

 公明の支持母体の創価学会の地方組織などがフル回転。食料品など一定の品目を対象に消費税率を低く抑える軽減税率の導入など党の政策を前面に掲げ、支持を広げた。【千々部一好、渡部宏人】

 ◆6区

 ◇佐々木氏、返り咲き

 道6区(上川管内の一部)は、民主元職の佐々木隆博氏(65)が自民前職の今津寛氏(68)との3度目となる事実上の一騎打ちを制して返り咲き、3選を果たした。

 佐々木氏は「安倍政権の暴走を止める」との訴えに絞り、前回、みんなの党に流れた支持層の取り込みを図った。有権者約29万人の最大票田・旭川市では、11月の市長選で民主推薦の現職が自民推薦の新人を破って3選した勢いを生かし、連合や農民連盟などの組織票を固めた。

 今津氏はアベノミクスの成果を強調したが浸透せず、市長選敗北でくすぶる党内の不協和音も尾を引いた。前回推薦を受けた大地が佐々木氏支援に回り、保守層も固めきれなかった。【横田信行】

2678チバQ:2014/12/15(月) 22:45:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk02010106000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民が独占維持、民維連携届かず(その1) 野党1、3区で追い上げ /青森
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選が14日投開票され、県内4選挙区では、前回2012年衆院選に続き、自民が4議席独占を維持した。全選挙区で自民前職が勝利し、1区は津島淳氏、2区は江渡聡徳氏、3区は大島理森氏、4区は木村太郎氏が当選した。ただ、1区と3区で野党の追い上げを許し、1区の維新の党の新人、升田世喜男氏が比例東北ブロックで復活当選した。前回は野党の比例復活すら許していなかった。急な解散による準備不足で、野党は1区と2区に維新の党が公認を立て、3区と4区に民主党が公認を立てて連携する「すみ分け」を行い、非共産系の野党候補を事実上一本化。共産党は全選挙区で公認を擁立した。投票率は46・83%(前回54・20%)で下落し、戦後最低を更新した。

 1区は当選した津島氏に、升田氏が約3800票差まで迫った。3区では当選した大島氏に、民主元職の田名部匡代氏が約1万票差に追い上げた。

 選挙戦ではアベノミクスが焦点となった。野党が「県内への波及がない」と追及したのに対し、自民前職は、今後の波及効果に期待が持てると反論した。

 下北半島に集中する原子力施設を巡る論戦は低調だった。下北を含む2区の3候補のうち、反核燃を鮮明にしたのは共産だけで、自民と維新は地域振興に力点を置いた。

 自民は多数の地方議員に支えられた組織戦を展開。きめ細かく地域を回り、保守地盤を固めた連立を組む公明党も4人全員を推薦して支援した。

 民主は1区と2区での公認擁立を断念し、3区と4区に集中。4区では大差を付けられたが、3区では一定の復調があった形だ。維新は1区の升田氏の個人後援会がフル稼働し、民主県連と連合青森が「推薦並み」の支援をしたが、小選挙区での議席に結びつかなかった。

 社民党県連と、生活の党県連は選挙区に候補を擁立できず、野党候補の支援にまわるにとどまった。

 ◆1区

 ◇「重点区」津島氏再選 「非共産」一本化実らず

 小選挙区制の導入以降、最少の候補者3人による混戦となった1区は、自民前職の津島淳氏が序盤のリードを守り切り、組織力を生かした総力戦で再選を果たした。開票速報で「当選確実」が流れると、青森市浜田の選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。午後10時ごろ、支持者の拍手に迎えられた津島氏は、バンザイでは手を上げず頭を深々と下げて謝意を示した。「青森の声をこれまで以上に届ける。皆様の期待を信頼に変え、青森の輝かしい未来の礎づくりに取り組む」と誓った。

 自民県連は1区を「最重点区」とし、三村申吾知事や現役閣僚を応援に投入。党支部や地方議員の支持基盤を固める一方、中盤からは業界団体が相次いで支援を表明する「自民回帰」もあり、着実に支持を広げた。

 しかし、序盤から報道各社が「自民優勢」を伝えると、陣営は緩みを警戒して組織の引き締めに追われた。街頭では「青森に成長と安心を」と訴え、企業や集会へのあいさつ回りをこまめに重ね、終盤は青森市内で無党派層への浸透も図った。

 公示直前には民主、維新、社民の3党に加え、連合青森が共産を除く野党連携に合意。1区で一本化した維新新人の升田世喜男氏は「自民1強」批判を強め、非自民勢力を結集して追い上げたが涙をのんだ。共産新人の吉俣洋氏も「安倍政権の暴走を止める」と強調したが、及ばなかった。【森健太郎】

2679チバQ:2014/12/15(月) 22:46:25
◆3区

 ◇「八戸戦争」は大島氏 6度目対決制し11選
 自民前職の大島理森氏が、民主元職の田名部匡代氏との接戦に競り勝ち、11選を果たした。接戦を反映し、予想より遅く午後10時20分ごろに支持者が待ち構える選挙事務所に登場した大島氏は「皆さんに大変お待たせをした」と陳謝。「戦う者としていささか心の緩みがあった。深く深く自省を致す思いで、当選させて頂いたことは誠にありがたい」と力強い声ながら、反省を込めたあいさつ。その上で、「日本復興」と「地方の出番」を推進していく決意を述べた。

 大島氏と田名部氏の対決は、田名部氏の父で元農相の匡省氏から続く因縁の「八戸戦争」の側面もある。娘の匡代氏との直接対決だけでも6度目で、2009年衆院選では367票差まで迫られたものの、いずれも大島氏が制している。

 大島氏は、政権奪還後は「責任ある結果を示す2年間」だったと実績を強調。選挙戦では、序盤から「優位」と伝えられ、陣営は気の緩みを警戒し手綱を引き締め、固い組織をフル回転させた。大島氏自身が県外候補の応援で地元を空ける時もあったが、市議・県議団が団結。集会で大島氏のビデオメッセージを流す場面もあった。

 田名部氏は「理不尽な格差に苦しむ地域の声を国会に届けたい」と国政復帰を訴えたが、実らなかった。共産新人の松橋三夫氏も消費増税反対などを訴えたが、伸び悩んだ。【塚本弘毅】

 ◇維新・升田氏、比例復活 4度目の衆院挑戦で初
 維新新人の升田世喜男氏は小選挙区の青森1区では落選したが、比例東北ブロックで復活当選し、4度目の衆院選挑戦で初めて国会に議席を得た。

 升田氏は前回2012年の衆院選で、同じ名簿順位2位の秋田3区の候補に惜敗率で及ばず、復活当選を逃した苦い経験があり、自身で「トラウマ」と話すほど。今回の選挙戦は「同じ失敗を繰り返したくない」と票の積み上げに努めていた。

 過去3回の衆院選は野党乱立で非自民票が分散し、升田氏が苦杯をなめる構図だった。今回は突然の解散で、民主県連が1区の候補者擁立を断念したことで構図が一変。維新、民主、社民、連合の4者の地方組織が政策合意を締結し、民主県連と連合青森が升田氏を「推薦並みに支援」。升田氏が事実上の野党統一候補となった。「これほど戦える土壌は初めて」とうなずいていた升田氏。選挙戦では「青森の声を国政に届けたい」と生活者目線の重要性を訴えていた。【石灘早紀】(比例代表開票結果は6面に掲載)

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 ■解説

 ◇低投票率「砂上の信任」
 衆院選は自民党が県内4選挙区で議席を独占し、保守王国の底力を見せつけた。地域と業界に張り巡らした強大な支持基盤を誇る自民に対し、野党は非自民勢力を結束しきれずに埋没した。ただ、「自民1強」は相対的な側面があり、全面的な信任とは言い難い。

 今回は野党の「虚を突く」(自民県連幹部)予期せぬ解散で政権が維持されたに過ぎない。野党も公示直前に連携の枠組みを整えたが、主要政策に溝があり、他党候補の支援に温度差があったのは否めない。結局、「絵に描いた餅」(民主県連幹部)に終わった。

 自民にも勝利の高揚感はない。陣営幹部は「敵は己の内にあり」と組織を引き締めたが、野党候補に比例復活を許した。争点のアベノミクスも、恩恵の乏しい県内有権者は様子見という消極的選択をしたと言えるだろう。

 結果は「白紙委任」ではなく、低迷した投票率もそれを物語る。有権者の関心が高い経済政策が行き詰まれば、「自民1強」が揺らぐもろさを秘めている。【森健太郎】

2680チバQ:2014/12/15(月) 22:47:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk02010111000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民が独占維持、民維連携届かず(その2止) /青森
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇江渡氏、圧勝6選 中野渡氏、出遅れ響く
 6選を果たした自民前職の江渡聡徳氏は、当選確実の一報が入ると、十和田市内の選挙事務所で支持者と喜びを分かち合った。

 今年9月に防衛相として初入閣。公務や他県への応援で6日しか選挙区に入れない代わりに陣営が地元企業や各地の後援会などを回り支持を固めた。資金管理団体の会計処理の問題は選挙戦でほとんど影響が出なかった。

 バンザイの間、自身は手を上げずにお辞儀で当選を喜んだ江渡氏。あいさつでは「自分に代わって支えてくれた多くの人たちとの勝利です」と喜んだ。地域振興の取り組みを話す中、当選の安堵(あんど)感からか声を詰まらせる場面もあった。

 江渡氏は選挙戦で地方創生法成立の意義を強調し、「地方への波及がない」とのアベノミクス批判には、次第に効果が出ると力説。3区から2区に編入された五戸町でも、3区の大島理森氏から地盤を引き継いだ。

 維新元職の中野渡詔子氏は出馬表明が解散前日と出遅れ、2年半前に離党した民主県連との関係修復ができなかったのが響いた。共産新人の小笠原良子氏は、原発反対などの訴えが、原子力施設が集中する2区の有権者に浸透しなかった。【宮城裕也】

 ◆4区

 ◇木村氏、盤石7選 低投票率響き、初の10万票割れ
 自民前職の木村太郎氏が、民主新人の山内崇氏、共産新人の千葉浩規氏の2人を退け、7選を果たした。

 知事だった父の地盤を引き継ぎ、6期連続で10万票台の得票をたたき出してきた盤石の「木村王国」。弘前市末広2の選挙事務所には開票前から大勢の支持者が集まり余裕のムードが漂った。

 午後8時の投票終了後間もなく、「当選確実」の一報が届くと歓声と拍手が湧いた。連絡を受けた木村氏が笑顔で姿を現すと、「バンザイ」の声に包まれた。

 ただ、選対本部の目標だった「7期連続の10万票台」(鳴海広道・後援会連合会長)は達成できなかった。投票率45・55%の4区で、投票者数が13万6833人だけだったことが響いた。

 選挙戦では、大票田の弘前市出身の民主・山内氏の追い上げを木村陣営が警戒。旧町村単位で残る木村氏の後援会が郡部を固め、市街地でも木村陣営が組織戦を進めた。

 弘前選出の県議経験もあり、民主県連幹事長の山内氏は「津軽の政治風土を変えましょう」と訴えたが、急な選挙戦で「時間も組織も運動量も足りなかった」(陣営幹部)と反省。

 共産の千葉氏は「お年寄りや農家から手応えを感じた」としていたが及ばなかった。【松山彦蔵】

2681チバQ:2014/12/15(月) 22:47:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk03010191000c.html
2014衆院選:小選挙区 小沢氏、地力の勝利 民主、2議席死守(その1) /岩手
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日投開票され、岩手4区で生活の小沢一郎氏が、善戦を見せた自民の藤原崇氏を終盤に突き放し16選を果たした。これまで他候補を圧倒してきた「小沢王国」に陰りも見えたが、長い議員生活で築いた組織や影響力、知名度を頼りに地力を見せた。1区は階猛氏、3区は黄川田徹氏の民主が議席を確保。2区は自民の鈴木俊一氏が貫禄勝ちした。比例では藤原氏のほか、自民の高橋比奈子氏と橋本英教氏が復活当選した。選挙区の投票率は56・23%と戦後最低を更新。当日有権者数は107万8983人(男51万1675人、女56万7308人)だった。

 ◆4区

 ◇小沢氏、地力の勝利 「どぶ板」で踏ん張る 藤原氏、比例で復活
 過去圧勝を続けてきた生活の小沢一郎氏は今回、自民の藤原崇氏の勢いに押された。しかし、要所で「どぶ板選挙」を展開して踏ん張り、最後は議席を死守。全国衆院議員最多の当選16回とした。

 投開票のこの日、本人は選挙区に不在。奥州市水沢区の事務所には、小笠原直敏連合後援会長ら約50人の支持者が詰めかけ、結果を速報するテレビを見つめた。「当選確実」の一報が入ると拍手がわき起こり、万歳三唱した。

 小笠原会長は「16回目の選挙だったが大変厳しかった。相手陣営には安倍晋三首相や閣僚が応援に来て永田町が4区に来たようだった。(その逆境の中)小沢先生に勇気を与える当選。日本のために働いていただきたい」と期待した。

 小沢氏の選挙は常に安泰とされ、本人はその時々で所属した党の幹部として全国遊説に奔走。地元入りすることはなかった。しかし今回、支持者の高齢化、党の縮小などで支持基盤が弱体化。「今度は厳しい」という後援会の要請を受け、小沢氏は約30年ぶりに選挙期間中に計3日間地元に帰った。中盤の2日間は30カ所で街頭演説し、「もう一度働かせてほしい」と呼びかけた。選挙戦最終日の13日も地元入りした。

 藤原氏の北上市の事務所では、テレビで「小沢氏当選確実」の速報が流れると、支持者約50人からため息が漏れた。藤原氏は午後9時過ぎに姿を見せ「私の力不足。期待に応えられず申し訳ない」と頭を下げた。

 だが、比例復活の情報が入ると午後10時半ごろ、北上市の選挙事務所で残った支持者約40人と万歳三唱。花束を受け取り「皆さんの支援に対し感謝の言葉もない。(選挙区では)十分な信任を得られなかったが、2期目も岩手に根を張った政治家として頑張りたい」と述べた。

 藤原氏は若さを前面に選挙戦を展開。小沢氏の地盤を切り崩した。勝機があるとみた党本部は、安倍首相ら党幹部を次々と応援に入れた。【和泉清充、安藤いく子】<比例の開票結果は6面>

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 ■解説

 ◇波乱含みの県政界
 影響力低下がささやかれながらも小沢一郎氏は今回も大差で16選し地力を見せた。だが、これまでになく苦戦し、公示後では約30年ぶりに地元入り。3日間、街頭演説を繰り返し「今回は大変厳しい」と危機感をあらわにした。中盤まで落選も現実味があったところに力の低下が象徴される。来秋の知事選と県議選を控え、今回の選挙は構図激変の転換点となる可能性をはらむ。

 小沢氏は小選挙区制導入の1996年から前々回の2009年まで、8万〜9万票差で2位候補を圧倒。だが前回12年は3万票差に詰められた。「地元に帰らない」「震災で何もしなかった」と風当たりは厳しい。本人はもう72歳。後援会も高齢化し、世代交代の声にも説得力がある。

 そこで勢いを増したのが31歳の藤原崇氏。「小沢降ろし」が射程に入り「毎週地元に帰る」「若い」と対立軸を鮮明にした。県議会「県民クラブ」の無所属5人も支援し、県政界再編の胎動を感じさせた。だが個人演説会で空席が目立ち、組織構築途上も露呈した。

 知事選には小沢氏の「弟子」達増拓也知事が出馬する。自民と無所属県議はどう対応し、民主と生活は再結集するのか。今後の展開は波乱含みだ。【安藤いく子】

2682チバQ:2014/12/15(月) 22:48:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk03010066000c.html
2014衆院選:小選挙区 小沢氏、地力の勝利 民主、2議席死守(その2止) /岩手
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆1区

 ◇階氏盤石の4選 「もっと国会の中心で精進」
 民主の階猛氏は県都を抱える1区で議席を守った。

 選挙中は常に優勢と目され、盛岡市の事務所で開票結果を待つ支持者にも余裕の表情。午後8時過ぎに「4選確実」の一報が届くと拍手と歓声がわき、万歳三唱した。

 花束を受け取った階氏は「選挙は厳しかったが、皆さんと進むことができ感謝している。もっと国会の中心で立派な仕事ができるよう精進する。震災からの復興、人口減少も深刻化している。皆さんの代表として岩手、国の発展のために力を尽くしたい」と述べた。

 階氏は2年前の前回、未来(現・生活)公認で達増拓也知事の妻との激しい戦いを制した。インタビューで「前回は野党が分裂して厳しかった。今回は2区の畑さん(生活)を支援することによって前回支援をもらえなかった方の支持ももらった」と述べた。

 階氏は選挙区を「すみ分け」た生活の県連から「自主支援」を得たほか、連合岩手の推薦も受けた。

 高橋比奈子氏は比例で復活当選。支持者の拍手に迎えられたが笑顔を見せず、口を結んで万歳。「今度こそ選挙区で勝てるように今日から努力する。国会では皆さんの要望に応え、実績を積み重ねたい」と語った。【浅野孝仁】

 ◆2区

 ◇鈴木氏が8選 「地方創生ラストチャンス」
 父譲りの地盤と堅調な自民支持率に支えられ、鈴木俊一氏は2区で8選を果たした。「当選確実」の知らせは滝沢市に借りた施設で迎え、支持者の拍手と歓声に包まれた。

 鈴木氏は「厳しい選挙だった。故郷の山田町が3区に編入され、心もとない気持ち、薄氷を踏む思いだった」と振り返った。

 さらに「経済の立て直し、特にデフレ脱却を成し遂げなければならない。仮設住宅で震災から4度目の冬、年越しを迎えようとしている。復興は道半ば。最後までやり遂げる。過疎化も進む中、地方創生は今がラストチャンス。皆さんの思いを具体的に反映させる」と決意を語った。谷藤裕明盛岡市長もかけつけた。

 久慈市に置いた生活の畑浩治氏の事務所には午後10時20分過ぎに選挙区での敗北が伝わった。畑氏は「選挙区が広いこともあって訴えが届かなかった。これからのことは野党の再編状況を見て時間をかけて考えたい」と悔しさをにじませた。

 畑氏は改正復興特区法案のたたき台を作った実績を強調し「政策通」をアピール。選挙区を「すみ分け」た民主の県連からの支援もあり、鈴木氏を追い上げたが最後は振り切られた。【安藤いく子、中田博維、鬼山親芳】

 ◆3区

 ◇黄川田氏が6選 震災の本格復興へ決意
 3区で6選を決めた民主の黄川田徹氏は陸前高田市の事務所で支持者らと固い握手を交わした。「皆さんの力がなければ当選できなかった。山田が3区になり厳しい選挙になった。どういう票が入ったか分からないが、きっと支援してくれた人がいると思う。被災地は宮古市以北の復興の道筋ができたが、それより南はまだ。震災から3年9カ月。これからが本格復興だ」と決意を述べた。

 生活との「すみ分け」で序盤から優勢が見込まれたが、民主への風も吹かない中で丁寧に政策を訴えた。株価上昇で不労所得をもたらすアベノミクスを批判し、実質賃金の低下に悩む一般家庭と円安で苦しむ中小企業の叫びを代弁していった。

 自民の橋本英教氏は比例復活の一報を受けて午後11時20分過ぎ、約20人の支持者が待つ大船渡市の事務所に姿を見せた。笑顔はなく、「3区で自民党は16年間も負け続けている。全国的に党が堅調な中でも大差で敗れたのは力不足を感じている」と語った。

 万歳三唱後は支持者ら一人一人と握手を交わしながら「ご面倒をかけてすみません。何とか議席は取れたので、復興のため、農林水産業のために頑張ります」と話した。【根本太一】

2683チバQ:2014/12/15(月) 22:48:26
 ◇高橋氏、橋本氏も比例復活
 比例代表東北ブロック(定数14)には、県内選挙区の候補者13人のうち共産を除く9人が全員、名簿登載順位1位で重複立候補した。自民は比例でも得票を伸ばし、1区の高橋比奈子氏をはじめ、小選挙区で敗れた自民の前職3人が比例で復活当選を果たした。これで、県内の当選者は計7人になった。

 前回は選挙区16人のうち11人が重複立候補し、選挙区で敗れた自民3人、未来1人が復活当選。各選挙区から1人ずつ出た。東北全体では、自民は名簿搭載者26人のうち19人が選挙区で当選。比例で5人が割り当てられ、1区の高橋氏が惜敗率78・7%、3区の橋本氏が57・8%、4区の藤原氏が61・3%で当選した。当時未来の畑氏は65・9%で復活した。他は民主3人、維新2人、公明、みんな、共産各1人だった。【春増翔太】

 ◇投票率56.23% 戦後最低の前回を下回る

 県内選挙区の投票率は56・23%で、2012年12月の前回61・68%より5・45ポイント低下。戦後最低だった前回をさらに下回った。

 選挙区別は▽1区53・62%(前回59・01%)▽2区54・76%(同60・08%)▽3区58・84%(同65・38%)▽4区57・99%(同62・89%)−−。比例代表は56・22%(同61・67%)だった。

 最近は、郵政民営化が争点となった05年が70・82%、民主が政権を取った09年が73・41%だったが、前回は12ポイント近く下げた。今回は「大義がない」うえ、師走の慌ただしさもあって足が鈍ったとみられる。【浅野孝仁】

2684チバQ:2014/12/15(月) 22:49:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk05010021000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、3議席独占 民維、連携不調(その1) /秋田
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 県内の小選挙区は、またしても自民が3議席を独占した。14日に投開票日を迎えた衆院選で、県内の小選挙区は冨樫博之氏(59)=1区、金田勝年氏(65)=2区、御法川信英氏(50)=3区=がいずれも前回2012年に続いての勝利を収めた。12年と前々回の09年は、いずれも時の野党第1党が政権の奪取を目指した選挙となった。だが、今回は「アベノミクスの評価」が争点となる“中間選挙”の様相に。県内でも「アベノミクスの好影響は地方で感じられない」との声はあったが、自民の3氏は手堅く組織をまとめ、公明票も取り込んで、議席を守ることに成功した。民主、維新の両党による選挙区調整も、小選挙区の議席を奪うには至らなかった。

 ◆1区

 ◇冨樫氏、支援増やし再選
 自民前職、冨樫博之氏(59)の秋田市の事務所に「当選確実」の報が伝わると、集まった支援者たち約200人が沸き立ち、大きな拍手を送った。

 冨樫氏は万歳をした後「地方が主役となり景気回復を進め、農家を安定させると訴えてきた。自ら秋田県を変えていくため、皆さんと頑張っていきたい」と声を張り上げた。

 県議に5選して県議会議長を務めた。周囲の声に後押しされて出馬した2年前に初当選。今回も党会派の県議や市議の協力を得ての組織戦を展開した。佐竹敬久知事や県都・秋田市の穂積志市長が応援演説に駆け付けるなど、首長たちとの関係の良好さもアピールした。

 「再選が最大の仕事」と肝に銘じ、前回15ほどあった後援会を倍の30にまで積み上げた。推薦を寄せた団体は企業、町内会も含め800を超えた。

 秋田で景気回復の実感を感じていない人がいると認めながらも、さらなる景気対策の必要性を強調した。【藤原章生、池田一生】

 ◇寺田氏、比例で一報
 小選挙区で苦汁をのんだ民主元職、寺田学氏(38)の秋田市の事務所には夜遅く、比例復活当選の一報が飛び込んだ。かすかな期待とともに待機していた支持者たちは、どよめきの声が沸き上がった。

 前回の落選から2年。降って沸いたような解散で陣営の態勢が整わず、今回はほぼ一人で市内を駆け回ることとなった。室内での小集会が中心だった前回の選挙活動とは打って変わり、寒風を受けて街頭に立ち続け、行き交う人々に頭を下げ続けた。

 浪人時代に第1子を授かり、「主夫の経験」をアピールして「物価上昇や人口減少で疲弊する地方の声を国政に届けたい」と強調した。「東京の一極集中を打破しなければ未来はない」と訴えた。

 父で維新の党の寺田典城参院議員や、民主党政権時代に共に事業仕分けに携わったことがある蓮舫参院議員の応援も得て、比例復活すらできなかった前回の二の舞いは辛うじて回避した。【松本紫帆】

 ◇山内氏の訴え、支持広がらず
 共産新人の元県議、山内梅良氏(66)は「安倍政権の暴走を許してはならない」との主張を掲げ、この選挙戦を戦い抜いた。

 旧雄和町議7期を経て県議に。3期目終盤の今年7月、いち早く衆院選の出馬を表明した。当時は来春までの任期を全うしてからとの立候補と踏んでいたが、急な衆院解散で師走選挙に突入した。

 選挙戦では、アベノミクスについて「株価がどんなに上がっても、実質賃金は下がっており、暮らしは良くならない」と批判した。消費税率引き上げの中止や最低賃金の引き上げを訴えた。

 県内小選挙区を自民党が独占する状況に「私の当選で秋田は活性化する」とアピールしたが、支持を広げることができなかった。【池田一生】

 ◇伊藤氏、公認も 出遅れが響く
 社民新人の伊藤正通氏(63)は、1区の候補者で最も遅い先月26日に出馬を表明した。国政における社民党の存亡も取りざたされる状況で、県都・秋田市での党支持層の掘り起こしが課題となった。だが、支持を広げることはかなわなかった。

 党がこの区に公認候補を擁立したのは、1996年の小選挙区制導入以来初めて。伊藤氏自身にとっても初の選挙戦となった。街頭演説を積み重ね、安倍政権が進めた集団的自衛権の行使容認や、原発再稼働の動きを批判した。「政権の暴走を止められるのは社民党だけ」と訴えた。

 学校事務職員や県教組委員長の経験から、教職員定数の拡大や困窮家庭の子どもの進学保障など、教育制度の充実を掲げた。【池田一生】

2685チバQ:2014/12/15(月) 22:49:32
◆2区

 ◇金田氏、追随許さず
 前回の選挙に続いて小選挙区を制した自民前職の金田勝年氏(65)。能代市中和1の事務所には、午後8時の開票作業開始直後に「当選確実」の吉報が舞い込んだ。

 金田氏は妻龍子さんとともに頭を下げて万歳三唱。「日本経済が回復まっしぐらの時、強い経済を秋田にもつくらないといけない。強くて温かい秋田にするため全力で取り組む」と述べた。管内の首長や県議、各種団体の関係者たちでごった返す事務所は拍手と歓声に包まれた。

 元大蔵官僚。野呂田芳成氏の後継指名を受け、参院議員からくら替えした。初挑戦の2009年は比例復活。薄氷の勝利で、選挙の大切さが肌身にしみている。今回は、態勢強化を図った後援会組織がフル回転し、終わってみれば他候補の追随を許さなかった。

 選挙期間中は「どんな汗と涙を流しても、守りたい故郷がある」と述べ、霞が関と永田町でのキャリアを生かして全力を尽くすと強調した。【田村彦志】

 ◇緑川氏無党派層、浸透しきれず
 民主新人、緑川貴士氏(29)の支持者たちが集まった大館市向町の事務所は、金田氏の当選確実の報が流れると、無念のため息が広がった。

 「変わらない秋田を変えて前進させたい」との一心で民主入りした。元民放アナウンサーの知名度と、県内立候補者では一番の若さを武器に選挙戦に挑んだ。景気低迷にあえぐ秋田を憂う気持ちから「アベノミクスはナンセンス」と自公政権を切り捨てた。

 だが、選挙の行方を左右する無党派層に浸透し切れなかったことに加え、盤石の構えを見せた金田氏の後援会の組織力に及ばなかった。支持者の間では、緑川氏の若さと情熱に期待し「ぜひ再起を期してほしい」との声も上がった。【田村彦志】

 ◇知名度の不足で藤本氏伸び悩む
 2005年以来2回目の選挙戦となった共産新人の藤本金治氏(68)は各市町村をくまなく遊説した。

 消費税の10%への増税の中止や安心して米作りができる農政の実現を主張した。また、安倍政権が道筋を付けた集団的自衛権の行使容認、10日に施行された特定秘密保護法についても「この選挙で退けよう」と訴えた。「安倍暴走政治にストップをかけ、国民が主人公の政治に転換を」と強調した。

 能代市出身で比例東北ブロック候補の共産前職、高橋千鶴子氏とも連携し、大館市内で政策を訴えて回った。大館市や出身地の北秋田市には知人や友人が多いものの、知名度不足で党支持層以外にほとんど浸透できず、伸び悩んだ。【田村彦志】

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 ■解説

 ◇「地方創生」早期実効を肝に

 秋田の小選挙区は、前回に引き続き自民候補の全勝に終わった。この結果、県内の有権者は自民に全てを委任した、と解釈しても良いのだろうか。

 ノーだろう。選挙戦における他党の演説をひくまでもない。アベノミクスに対する県民のまなざしは温かいものばかりではない。

 「地方でその恩恵は感じられない」「給与は上がらず物価だけが上がっている」−−。恨み節は少なくなかった。投票率も、政権選択がテーマとなった前回、前々回と比べて大幅に下回った。

 自民が勝ったというよりも、むしろ野党が勝てなかったと評した方が合点はいく。

 日本創成会議が5月に発表した推計によると、大潟村を除く県内24自治体は2040年、「消滅の可能性がある都市」とされた。9月に発表された、農協が農家に前払いするあきたこまちの概算金は過去最低の60キロ当たり8500円。いずれも、今まさに秋田に襲いかかる危機である。

 解決の糸口すら見えない問題は他にもある。少子高齢化、過疎化、自殺率の高さ……こうした政治課題がいまだに解決を見ていないのは、県民の多くが感じていることだ。

 選挙戦では、「地方創生」のフレーズが金科玉条のごとく飛び交った。安倍政権が担当大臣を置き、法律までつくったのだから、力の入れようは分かる。

 問題は、これが長年の懸案への特効薬となり得るかだ。アベノミクスしかり。もはや秋田には、悠長に結果を待つ余裕はないはずだ。実効性の伴わない政策は「次の選挙」だけでなく県民たちにも害をなすと、永田町に戻る当選者は肝に銘じてほしい。【池田一生】

2686チバQ:2014/12/15(月) 22:50:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk05010025000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、3議席独占 民維、連携不調(その2止) /秋田
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇御法川氏が逃げ切る
 自民前職の御法川信英氏(50)の大仙市の事務所には、支持を打ち出した県議や首長ら約150人が駆け付け、開票結果をかたずをのんで見守った。「当選確実」の一報に、やった」の声と拍手がわき起こった。

 御法川氏は「地方が元気にならなければ本当の景気回復はない。接戦となったが、皆さんから『御法川しかいない』と言ってもらえるよう精進して頑張りたい」と述べた。

 選挙戦は維新前職の村岡敏英氏(54)とのかつてない激戦が予想されていた。先月、政治資金収支報告書の記載漏れ疑惑が取りざたされたことを不安視する声もあった。

 それでも、衆院議員だった父英文氏の代から続く大仙・仙北の地盤を中心に、組織票を手堅くまとめ、村岡氏を振り切った。

 選挙戦では3期8年の経験と副財務相就任をアピール。「農業の発展なくして地域活性化はない」と訴えた。菅義偉官房長官も駆け付けて支持拡大を後押しした。【松本紫帆】

 ◇比例、村岡氏が復活当選
 由利本荘市砂子下にある維新前職、村岡敏英氏(54)の事務所に深夜、比例代表東北ブロックの復活当選が確実との一報が入ると、割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。小選挙区で惜敗し、辛うじて再選を果たせたことに、陣営関係者は顔を紅潮させた。

 村岡氏は「小選挙区で当選は果たせなかったが、皆さんのおかげで当選を果たすことができた。地域の抱える課題を中央に力の限り訴えて恩返ししていく」と、約200人の支持者らに力強く誓った。

 本荘由利地域と大仙仙北地域をそれぞれ地盤にする村岡氏と御法川信英氏の戦いは、4回目となった今回も「地域戦争」の様相を呈した。どの政党にも風が吹かないとされた選挙戦。村岡氏は地盤固めを進める一方、草刈り場の横手平鹿、湯沢雄勝地域に切り込んだ。

 県内小選挙区で民主党との選挙区調整が成立し、無党派層も取り込んだ。「自民優勢」が全国的に報じられる中で比例復活に滑り込んだ。【佐藤伸】

 ◇我妻氏、反自民票取り込めず
 共産新人、我妻桂子氏(60)の横手市前郷二番町の事務所に「御法川氏当選確実」の報が入ると、集まった支援者からは選挙戦をねぎらう拍手が起きた。

2003年以来、2度目となる国政選挙への挑戦。この間、2度にわたって県議選にも出馬した。一定の知名度を武器に、県内小選挙区でも唯一の女性候補として共産支持層を固める一方、反自民票の掘り起こしを図った。

 安倍晋三首相のいう「消費増税の延期」ではなく中止を訴えるとともに、大企業と富裕層を優遇するアベノミクスを批判した。民主党など存在感を示せない野党を尻目に「自共対決」を強調したが、無党派層や反自民票を取り込めなかった。御法川氏と村岡氏の対決に埋没した。【佐藤伸】

2687チバQ:2014/12/15(月) 22:50:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk06010092000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、圧勝3議席 民主、流れ崩せず(その1) /山形
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日、投開票された。全国的に自民・公明の与党が堅調に議席を伸ばす中、県内3選挙区では自民党の3候補が議席を独占した。自民党が全選挙区で勝利したのは、2005年の衆院選以来9年ぶり。山形1区は遠藤利明氏(自民)が盤石の地盤と知名度を生かし、原田和広氏(民主)らを破って7度目の当選を果たした。事実上、自民・民主の一騎打ちの構図となった2区は、再選を目指した鈴木憲和氏(自民)が与党の組織票をまとめ、近藤洋介氏(民主)の追い上げを振り切った。保守分裂の激戦となった3区は、加藤鮎子氏(自民)が地盤の鶴岡市を中心に自民・公明の組織票を固め、保守系の一部を取り込んだ阿部寿一氏(無所属)らを退け、初当選を果たした。民主党は09年衆院選以来となる選挙区での議席奪還を目指したが、与党優勢の流れを突き崩せなかった。県内の投票率は59・15%で、前回の64・86%を下回った。【光田宗義】

 ◆2区

 ◇鈴木氏手堅く再選
 自民の鈴木憲和氏の当選が確実になると、米沢市金池3のJA山形おきたま米沢支店集会場に駆け付けた支持者から拍手が湧いた。

 鈴木氏は「地域の実情に見合った農政を実現したい。一人でも多くの人と向き合って地域を前に進めていく」と決意を述べた。

 鈴木氏は前回選挙で初当選して以来、選挙区内を小まめに回り知名度を上げてきた。南陽市で起きた7月の豪雨災害では、国とのパイプ役を務め、復興に尽力したことも評価につながった。自民・公明両党の組織票を固めたほか、県農協政治連盟から推薦を受け、一定の農業票離れをくい止めた。

 民主の近藤洋介氏は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を批判、「地域に力を」と繰り返し、戸別所得補償制度の完全復活を訴えた。民主支持層の大半を固めたほか、鍵となる無党派層からの支持拡大で選挙区での当選を目指したが、伸び悩んだ。

 共産の白根沢澄子氏は「安倍政権の暴走をストップさせる」と訴え、経済政策の転換を呼び掛けたが、運動に広がりを欠いた。【佐藤良一】

 ◆3区

 ◇保守分裂は加藤氏
 自民の加藤鮎子氏の当選が確実になると、鶴岡市大東町の選挙事務所「精三会館」は喜びと拍手に包まれた。「厳しい初陣だった」と陣営はほっと胸をなでおろした。

 加藤氏は「人口減少問題を乗り切る環境を整えたい。アベノミクスを多くの人が実感できる形にする大きな課題が課せられている」と意気込みを示した。

 前回の選挙で、父の加藤紘一自民党元幹事長を破って初当選した無所属の阿部寿一氏と、今回も保守層を二分する激しい選挙戦を繰り広げた。紘一氏の三女として地盤を引き継ぎ、父の旧後援会組織を足がかりに運動を展開。「自民党公認」を旗印に自公両党の結束を強調し、安倍晋三首相、谷垣禎一自民党幹事長、井上義久公明党幹事長らが応援に入る総力戦で制した。

 陣営側は当初、世襲批判と知名度不足を懸念したが、子育て中の母親としての若さを前面に押し出すことで、幅広い支持を得た。一方、父の代からの強固な地盤・鶴岡市の支持者らには「2年前の悔しさは決して忘れません」と情に訴え、着実に支持を固めた。【長南里香】

 ◇阿部氏、力及ばず
 落選した阿部寿一氏は、酒田市東町1の選挙事務所で支援者を前に「私の力不足。結果は厳粛に受け止める。今後は全くの白紙。いろいろな方と相談して決めたい」と述べた。

 阿部氏は前回の選挙で、酒田市長を13年5カ月務めた知名度の高さを背景に無所属で立候補。「世代交代」を訴え、加藤紘一自民党元幹事長を約1400票差で破り初当選した。その後、自民党入りを望んだが果たせず、今回も紘一氏の三女・鮎子氏との保守分裂の戦いとなった。

 初当選後に設立した後援会組織の強化を図りながら「この古里を守ろう」「無所属だからこそ誰に遠慮することなく、ものが言える」と強調。酒田を中心に票を集め新庄・最上でも浸透したが、「自民党公認」として組織力を駆使し、急速に追い上げた加藤氏に及ばなかった。【高橋不二彦】

2688チバQ:2014/12/15(月) 22:51:36
 ◇比例代表、民主・近藤氏が復活
 民主の近藤洋介氏の比例代表東北ブロックでの復活当選が確実になると、米沢市金池2のグランドホクヨウに詰めかけた支持者は拍手して喜んだ。前回に続いて比例復活となった近藤氏は「厳しい選挙戦だったが、前回より得票を伸ばすことができた。『安倍政権にストップを』の声が多かった。この声に応えるべくまい進していきたい」とあいさつした。

 選挙戦序盤から、自民候補の組織戦に圧倒されて苦戦したが、野田佳彦前首相ら党幹部の応援も後押しし、票を伸ばして復活にたどりついた。【前田洋平】

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk06010095000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、圧勝3議席 民主、流れ崩せず(その2止) /山形
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆1区

 ◇遠藤氏、盤石の戦い
 自民の遠藤利明氏の当選確実の知らせが届くと、山形市表蔵王の選挙事務所に集まった支持者から歓声が上がった。遠藤氏は「みなさんの力強いご支援を糧に、県や日本を代表する政治家にならなければならない」と抱負を語った。

 地方では安倍政権の経済政策「アベノミクス」効果の実感が乏しい中、遠藤氏は山形大のがん治療装置の開発・海外輸出構想など具体的な「将来像」を語り支持を集めた。

 党幹事長特別補佐の遠藤氏にとって、県内外の応援演説で選挙区をたびたび留守にする初めての選挙戦だったが、これまでに培った後援会組織を中心に盤石の戦いを進めた。

 一方、民主の原田和広氏は、衆院解散当日の出馬表明で、知名度不足が響いた。原田氏は雇用対策や格差是正などアベノミクスへの対抗軸を打ち出し、巻き返しを図った。地盤を引き継いだ同党の鹿野道彦元農相の組織や連合山形の下支えもあったが、及ばなかった。【前田洋平】

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 ■解説

 ◇白紙委任状とは言えない
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非を問うと位置づけられた選挙だった。アベノミクスの恩恵が薄いとされる地方だが、県内でも全国の傾向と同様に自民党が支持を集め、3選挙区の議席を独占した。

 県内三つの地方銀行頭取は11月中旬の中間決算の記者会見で、県内の景気が回復しつつあるとの認識を示し、今後の本格的な成長に期待を寄せた。有権者の間でも、アベノミクスによって経済が動き出したことへの評価は、非正規雇用の増加など格差拡大への不満を上回ったとみられる。

 一方、農協の政治団体「県農協政治連盟」は1、2区で自民候補を推薦したが、安倍政権が進める農業の構造改革について、与党内にもある慎重論を後押しする狙いがあった。農政連の支持を受け、当選を果たした自民候補も選挙戦を通して「政府の農政に完全には賛成できない」と訴え続けた。

 県内の選挙区から選出された国会議員は、参院議員を含め5人全員、自民になった。「受け皿」となる野党の不在が「自民党1強」の構図を作り出した側面もあるが、県内での今回の結果は、安倍政権に白紙委任状を与えたとは言えない。【前田洋平】

2689チバQ:2014/12/15(月) 22:52:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk07010193000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民1減3議席 民・維1議席ずつ(その1) /福島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選が14日、投開票され、県内の5小選挙区では、4区で自民前職の菅家一郎氏が、維新前職の小熊慎司氏に約400票差で敗れ、自民は前回(2012年)得た4議席を一つ失い、3議席となった。維新は県内で初めて小選挙区での勝利。民主は3区を死守したものの、前回失った議席は奪還できなかった。県内全体の投票率は、最も低かった前回(58・86%)を下回る52・51%で、戦後最低記録を更新した。

 ◆4区

 ◇小熊氏、前回の雪辱 県内小選挙区で維新初
 当選確実の一報が伝わると、会津若松市の維新前職、小熊慎司氏の事務所は大きな歓声と拍手に包まれた。前回の雪辱を果たし、満面の笑みの小熊氏は「福島の復興を目指す多くの皆さんの思いが勝利につながった。全国的に与党が強いと言われる中、僅差ではあるが大きな勝利」と感謝し、「当選した他の国会議員と一致結束して、福島の復興にあたりたい。特に、自民政権に代わってから原発政策が(推進へと)先祖返りしている。ここにしっかりくさびを打ちたい」と話した。

 選挙戦で小熊氏は、「政治家が身を切らずに国民に負担を押しつけようとしている」などと安倍政権を批判。「自民の暴走を止めるには拮抗(きっこう)する野党勢力が必要」と訴え、非自民の受け皿として有権者から一定の支持を得た。

 また、地元で影響力を持つ元衆院議員の渡部恒三氏が、今回初めて公の場で全面的な支援を表明。連日、個人演説会に駆けつけ「今回の選挙に大義はない」などと小熊氏への支持を呼びかけた。事務所に駆けつけた渡部氏は、当選確実となった小熊氏に「14回連続当選してきたが、今回が15回目の当選だ」と事実上の後継者であることを強調した。

 一方、菅家氏は与党議員として政府とのパイプの太さや、会津若松市長を3期務めた実績を強調したが、支持の広がりを欠いた。敗戦が決まった菅家氏は会津若松市の事務所で「短期間での有権者への浸透や大雪による投票率の問題などが重なったのが敗因。結果を重く受け止める」と述べ、比例代表で復活当選したことに「政権与党の一員として、会津と与党のパイプ役は私しかいない。少しでも会津の課題の解決に貢献したい」と語った。【土江洋範、高橋隆輔】

 ◆1区

 ◇亀岡氏は3選 自公支持層固める

 自民前職、亀岡偉民氏の福島市の事務所では、3回目となる当選確実の一報がテレビで流れると支援者から拍手がわき起こった。亀岡氏は「この選挙は皆さんが支えてくれた選挙」と支持者に何度も深々と頭を下げ、「福島が抱えた特殊事情を国がしっかりと認識し、(県民に)寄り添いながら一緒になって新たな歩みを始めない限り(復興を)加速させることはできない」と語った。

 亀岡氏は、20年以上にわたって築き上げてきた後援会を中心に組織戦を展開。公示後は一晩で数十人〜100人規模の個人演説会を繰り返した。

 内閣府政務官として全国各地の災害現場で対応にあたった実績を強調。「福島の景気を良くしたら、復興は加速する」と経済政策に力を入れることを訴えたほか、風評被害の対策に取り組んでいく姿勢を見せ、自民・公明の支持層の票を固めた。

 民主新人の金子恵美氏は、支持地盤が重なる亀岡氏との対決。前参院議員の経験や知名度を生かし、地元の伊達市を中心に支持を広げ、約5000票差まで迫ったが、突然の解散による出遅れも響き、あと一歩及ばなかった。比例代表で復活当選し、「弱い人の立場に寄り添う政治家になりたい」と抱負を述べた。【小林洋子】

2690チバQ:2014/12/15(月) 22:52:40
◆5区

 ◇吉野氏、6選果たす 9年ぶり小選挙区で
 いわき市の事務所で支持者ら約300人と開票速報を待った自民前職の吉野正芳氏は、当選確実の情報が入ると、妻公子さん(66)らと壇上に上がり万歳三唱。吉野氏は「多くの方から『お帰りなさい』と言われた。(胸につけた)福島再生のバッジを外せるまで全力を尽くしたい」と語り、9年ぶりに古里の選挙区で当選を決めた喜びを語った。

 吉野氏にとって、5区からの出馬は2005年衆院選以来の悲願だった。自民前職の坂本剛二氏(70)との党公認争いは公示前日に決着したが、「公認されなければ無所属で出る」決意を固め、後援会も水面下で準備を進めていた。

 選挙戦は序盤から優位に立った。自民支持層を固め、懸念された公明との協力関係も党本部の仲介で進んだ。他候補より県内各地の仮設住宅回りにも力を注いだ。

 民主前職の吉田泉氏(65)は「有権者のバランス感覚」を訴え、民主支持層を固め、無党派層の取り込みも図って猛追したが、及ばなかった。【栗田慎一】

 ◆比例代表

 ◇菅家氏が復活 金子氏も当選

 小選挙区との重複立候補者では、1区の民主新人、金子恵美氏と、4区の自民前職、菅家一郎氏が、比例代表東北ブロックで復活当選した。

 また、同ブロックに単独立候補した公明新人、真山祐一氏(33)は初当選を果たした。同じく単独立候補した自民前職、菅野佐智子氏(61)は落選した。5区で自民党の公認が得られなかった坂本剛二氏(70)は比例近畿ブロックに単独立候補したが落選した。坂本氏は当初、5区からの出馬を目指していたが、同じく5区での党公認を求めていた吉野正芳氏との調整が難航。党本部が公認候補として吉野氏を選んだのは、公示前日の1日だった。

 比例近畿ブロックから出馬した坂本氏は公示後も、いわき市を中心に選挙活動を展開。吉野氏の支援にも回った。同ブロックでの比例名簿の順位は40位。小選挙区との重複立候補者が同列1位で38人おり、続く比例単独候補8人の中で坂本氏は上から2番目だった。【岡田英】<比例の開票結果は6面>

2691チバQ:2014/12/15(月) 22:53:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk07010130000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民1減3議席 民・維1議席ずつ(その2止) /福島
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇根本氏、7選果たす 前復興相の知名度生かし
 自民前職、根本匠氏の7回目となる当選確実の一報が午後8時過ぎに郡山市の事務所に入ると、選対幹部や支持者から一斉に歓声が上がり、拍手が鳴り響いた。根本氏は「福島の復興の加速化に向けて先頭に立ってやり遂げたい」と決意を表明した。

 根本氏は「福島から日本を動かす」をキャッチフレーズに、街頭演説や個人演説会では前復興相としての実績を前面に強調。在任中に100日以上、被災地に足を運んだ現場主義や、縦割りの省庁をまとめた政治主導などをアピールし、加速化に向けた復興施策の継続を訴えた。

 陣営は「閣僚経験者として相手を圧倒する」として後援会組織を引き締め、10万票以上の得票を目指した。自民、公明の支持層を手堅く固め、知名度を生かし無党派層にも支持を伸ばした。

 民主新人の岡部光規氏は、「アベノミクスは失敗だ」など安倍政権を批判して非自民票の結集を狙ったが、出馬の出遅れと知名度不足が最後まで響き、及ばなかった。【浅田芳明】

 ◆3区

 ◇玄葉氏、手堅く8選 与野党拮抗、必要性訴え
 民主前職の玄葉光一郎氏の須賀川市の事務所には、午後8時の開票開始直後に当選確実の一報が入り、支持者らからは大きな拍手が起きた。事務所に現れた玄葉氏は花束を受け取って「必ず政権をまた奪い、中枢で働きたいので、これからもご支援くださるようお願いします」と述べ、集まった支持者らと握手を交わした。当選7回を誇る玄葉氏は他候補の応援のため、選挙期間中は全国を飛び回った。地元入りの機会は少なかったが、4回の個人演説会などでは「謙虚さを失っている安倍政権が軌道を外しかけた時に正せる力を」などと与野党拮抗(きっこう)の必要性を説き、支持を集めた。留守を預かる後援会も「得票率75%」を目標に、候補者不在の陣営を支えた。

 自民新人の上杉謙太郎氏は若さをアピールし、有権者の感情に訴えかける作戦を取ったが、玄葉氏の牙城を切り崩すことはできなかった。【高橋隆輔】

 ◆投票率は過去最低 52.51%、前回6.35ポイント下回る

 県内全体の投票率は戦後最低だった前回選(2012年)の58・86%を下回る52・51%で過去最低を更新した。選挙区別では、最高が4区の58・10%、最低は5区の47・75%で10・35ポイントの開きがあった。この他は1区53・53%▽2区49・30%▽3区55・78%。当日有権者数は160万9535人で、前回より1万1480人減少した。

 今回は突然の解散・総選挙で、解散から投開票まで23日しかない「短期決戦」となり、周知が進まなかったことなどが原因とみられる。復興政策などを巡り、各候補の主張に明確な違いも見えにくく、毎日新聞の世論調査では投票先を決めかねている有権者の姿が浮かんだ。

 原発事故の収束の見通しが立たない中で行われた選挙に、復興の遅れを懸念する有権者も多い。避難者からは「今はそれどころではない」「政治に期待できない」などの声も上がり、政治への諦めや幻滅感が低投票率に表れた。【横田香奈】

2692チバQ:2014/12/15(月) 22:53:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk11010196000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民1減、12議席 民主低迷、2議席(その1) /埼玉
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票され、自民が県内の15選挙区のうち12選挙区を制し、前回の13選挙区勝利に迫る勢いで盤石ぶりを示した。自民は小選挙区で敗れた3氏も比例で復活し、15人が全員当選。一方、民主と維新は同じ選挙区で競合しないよう候補者を一本化して臨んだが功を奏さず、小選挙区では、民主の2議席のみと低迷。比例で民主2人、維新2人が復活当選した。共産、次世代、社民は小選挙区では議席を得られず、安定した地盤を持つ無所属1人が当選した。

 ◆2区

 ◇新藤県連会長が6選
 川口市の繁華街にある自民前職、新藤義孝氏(56)の事務所では、投票終了後間もなく「当確」が伝わると、開票作業を見守った大勢の支援者から、大きな歓声と拍手が起きた。

 壁に各種団体の推薦状などがびっしり張られた事務所に新藤氏が現れると、再び盛んな歓声が上がった。新藤氏は支援者らとがっちり握手し「経済回復を確実なものとし、地域の元気を日本の元気にする政策を進める」とあいさつした。

 今回、新藤氏は前総務相として、県外選挙区の自民候補の応援に駆け回り、県内でも県連会長として他の選挙区で演説。自身の選挙区を回ったのは数日という多忙さだった。

 2区は、長年のライバルの民主元職が不出馬を表明。維新新人が「国替え」で出馬会見したものの、公示直前に後援会の反対で断念した。最後は共産新人の奥田智子氏(46)と、県内唯一の「自共一騎打ち」の構図となり、「楽勝ムード」を引き締めた新藤氏が勝利した。【鴇沢哲雄】

 ◆9区

 ◇大塚氏が圧勝 新人寄せ付けず
 小選挙区を圧勝で連破した自民前職の大塚拓氏(41)は入間市野田の事務所で、祝福に駆けつけた選挙区内の6人の首長らを前に「急な選挙だったが地域の皆さんが一丸になってくれた勝利。経済をしっかり作り直し地域発展につなげたい」と喜びの声を上げた。

 今秋から法務政務官に就任。「なかなか地元に帰れなくなった」が、引退後の地盤を大塚氏に託した大野松茂・元内閣官房副長官らが見事な連携で地元をカバー。維新の若手新人らを寄せ付けなかった。【海老名富夫】

 ◆15区

 ◇田中氏、盤石3選
 4度目となった元経産政務官の自民前職、田中良生氏(51)と民主元職、高山智司氏(44)の対決では、田中氏が盤石の戦いで3選を決めた。

 田中氏は事務所であいさつし「アベノミクスの成果を地域まで届ける」と決意を表明。勝因について「組織がフル稼働して地に足のついた戦いができた」と分析した。

 田中氏は地盤の蕨市、さいたま市南区で保守層を固め、前回選で出馬したみんなや未来の第三極票の取り込みにも成功した。【鴇沢哲雄、西田真季子】

 ◆12区

 ◇激戦制し野中氏
 自民前職の野中厚氏(38)は次世代新人、民主元職との激戦を制して再選を果たし「前回と同様、厳しい選挙だった。これまでの実績や訴えてきたことを実行していきたい」と喜びの声を上げた。

 野中氏は選挙期間中、「アベノミクスは着実に成果を出している。今後、地方創生を確実に進めていきたい」と訴えていた。

 今春、熊谷市に後援会事務所を開設し、身近さをアピール。地元・加須市のほか羽生、行田市の票も手堅くまとめた。【橋本政明】<比例代表は7面に掲載>

2693チバQ:2014/12/15(月) 22:54:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk11010369000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民1減、12議席 民主低迷、2議席(その2止) /埼玉
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇細川氏、政界引退 黄川田氏に連敗を喫す 比例も届かず
 3区から出馬した民主のベテラン・細川律夫氏(71)は小選挙区で自民の若手・黄川田仁志氏(44)に敗北し比例でも復活できず政界からの引退を宣言した。

 細川氏は越谷市の事務所で「力及ばず申し訳ありませんでした。今日で私の長い政治生活も終わりです。本当にありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げた。

 選挙戦では、アベノミクスの推進を前面に押し出す黄川田氏に先行を許した。有権者の民主批判にさらされながらも「候補者個人の政策と魅力を訴える」(選対幹部)作戦で厚生労働相を務めた実績などをアピールしたが、実らなかった。

 2012年の総選挙でも落選し政界引退を考えたが、安倍政権の諸政策に危うさを感じて今回も立候補した。【木村敦彦】

 ◆5区

 ◇枝野氏が8選 終盤は地元入り増やし
 民主前職の枝野幸男氏(50)が、小選挙区での初勝利を目指し4回目の対決に挑んだ自民前職の牧原秀樹氏(43)を退け、辛くも8回目の当選を決めた。

 さいたま市大宮区の事務所では、枝野氏に代わって妻和子さん(46)が支援者を前に「連日与党から集中攻撃を受けてきたが、ここでくじけてはならないと頑張ってきた。皆さんに救ってもらったことを忘れず、精進していきたい」と感謝の言葉を述べた。

 枝野氏は、党幹事長として他候補の応援で全国を飛び回る過密スケジュールのなか、終盤は地元入りを増やして支持を訴えた。

 牧原氏は、安倍晋三首相や菅義偉官房長官ら閣僚や党幹部を次々に応援弁士に迎えて対抗したが、敗戦。比例で復活当選した。【大平明日香、川畑さおり】

 ◆6区

 ◇大島氏、雪辱果たす 有権者と直接触れ合い
 前回比例代表で復活当選した民主前職の大島敦氏(57)が雪辱を果たし、小選挙区での議席を奪還。大島氏は上尾市の事務所などで「有権者の皆さんを信じて活動してきた。私の力ではなく、支えていただいた皆さんの力のたまもの」と感謝の言葉を述べた。

 大島氏は、自転車で選挙区内を走り回るなど有権者と直接触れ合って支持を集めた。自民前職の中根一幸氏(45)は接戦に競り負けたが、比例で復活当選した。【川畑さおり】

 ◆10区

 ◇坂本氏比例復活 小選挙区では敗れる
 元東松山市長で維新前職の坂本祐之輔氏(59)は小選挙区で自民前職の山口泰明氏(66)に敗れたが、比例代表で復活当選した。

 坂本氏は、同市内の事務所で「本当に厳しい選挙戦だったが、ご支援に感謝します」と述べ「維新が訴えてきた『身を切る改革』に全力を挙げたい」と決意を新たにした。今回は民主などが公認候補を擁立せず、7区の民主前職・小宮山泰子氏らと街頭演説するなど野党共闘で臨んだが、小選挙区の戦いでは実らなかった。【中山信】

 ◆7区

 ◇小宮山氏、比例で復活 民主復党も、小選挙区は実らず
 選挙直前に生活から民主に復党した前職の小宮山泰子氏(49)は小選挙区で敗北したが、比例復活した。

 小宮山氏は小選挙区での敗北を受け、支持者らに「本当に本当に私の力が足りず、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 前回選前に民主を離党し、未来などを経て復党。地盤を生かし支持拡大を図ったが、自民優勢の流れを変えられなかった。自民前職、神山佐市氏(60)は経済政策の重要性を訴え、議席を守った。【大島英吾】

2694チバQ:2014/12/15(月) 22:54:41
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 ■解説

 ◇知事選に影響も
 投開票日が近付く9日の大宮駅西口。「アップルがアジアで最大級の研究機関を日本に置く」。安倍晋三首相は応援演説で「アイフォーン」人気を誇る米IT大手企業の国内投資が決まったことを発表し、経済政策の成果を強調した。観衆は称賛するかのように日の丸の小旗を振って応えた。

 県内全域で自民が大勝したことは、地方だけでなく都市部でも強く支持されたことを裏付けた。毎日新聞が実施した中盤の世論調査では、県内の無党派層の2割強が比例代表の投票先を自民と回答。民主の1割台、維新の1割弱を抑えてトップだった。前回は第三極に流れた無党派層が自民に上積みされ、党の県連幹部も予想していなかった好調ぶりをもたらした。

 一方、民主と維新は候補者を一本化して自民候補と対抗したが、反自民の受け皿になり得なかった。選挙への関心が高まらないまま、安倍政権続投を消極的に選ぶ有権者の心理が働いたとすれば、選択肢を示せなかった野党の責任は大きい。かつて政権を担った民主の党勢回復の道は遠く、維新など他の野党も出直しを迫られる。

 今回の選挙結果は、来夏の知事選にも影響を与えそうだ。民主衆院議員だった上田清司知事は「県民党」を掲げて無所属で当選してきたが、今の県議会では自民との対立が顕著になっている。来春の統一地方選を控え、自民が過半数を占める県議会のかじ取りが難しくなるのは必至で、知事選の動向も注目される。【鈴木梢】

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 ◇投票率51.97% 5.43ポイント減 過去最低を更新
 今回の投票率は51・97%で、政権選択が最大の争点となった前回12年(57・40%)を5・43ポイント下回った。

 選挙の争点の分かりにくさや、衆院解散から公示までわずか11日間という期間の短さが影響したとみられる。また、前回選でほぼ全選挙区に候補者を立てた野党第1党の民主が空白区を作ったことも関心の低さにつながったとみられる。

 戦後の衆院選で、県内投票率が過去最低だったのは、中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に移行した96年選挙の53・44%。近年では96年、03年に全国最下位の投票率を記録した。

 一方、県内投票率の過去最高は1952(昭和27)年選挙の79・91%だった。【西田真季子】

2695チバQ:2014/12/15(月) 22:55:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk12010395000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民11議席維持 民主、党勢回復せず(その1) /千葉
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票され、自民が県内13選挙区のうち、11選挙区で勝利を収め、県内第1党の座を維持した。他の野党との乱立で前回2勝どまりだった民主党は、維新の党などと調整して候補をしぼり込んだが、党勢回復にはほど遠い結果だった。安倍晋三首相が政権の経済政策「アベノミクス」の評価を問うとした師走の選挙だが、政策議論が深まりにくい短期決戦を反映してか、投票率も51・24%と戦後最低。盛り上がりに欠ける中、連立政権を組む公明党と一緒に安定した戦いを進めた自民の「1強多弱」が改めて鮮明となった。

 ◆4区

 ◇野田・前首相7選 斉藤氏は比例復活当選
 民主の野田佳彦氏が前首相の知名度を生かし7選を果たした。共産の斉藤和子氏も比例復活で初当選した。共産の県内小選挙区候補者の比例復活当選は初めて。

 野田氏は過去3回、選挙区出身でない自民の「落下傘候補」との戦いだったが、今回は地元県議だった木村氏。全国の民主候補の応援に入りつつ、地元でも駅前演説などを繰り返し議席を死守した。

 斉藤氏は、選挙戦終盤に志位和夫委員長らが応援に入るなどてこ入れ。党の比例票が伸び、議席を獲得した。

 木村氏は公認決定が公示1週間前と出遅れ、党幹部らが応援に入るなどし巻き返しを図ったが、及ばなかった。無所属の西尾憲一氏は支持が広がらなかった。【市村一夫】

 ◆1区

 ◇田嶋氏が接戦制す 門山氏は比例復活当選
 民主の田嶋要氏が、自民の門山宏哲氏との激戦を再び制して5選を果たし、門山氏は前回に続いて比例復活当選した。

 田嶋氏はアベノミクスを批判し「安倍政権を暴走させないため与野党伯仲の国会を」と訴え。支援労組がフル回転し、こまめに地域を回った。党幹部が次々応援に入るなどてこ入れし、逃げ切った。

 門山氏は、安倍政権の実績を強調し「景気回復の一端を千葉にも届ける」と訴えた。朝夕の街頭演説に加え、企業や団体回りを徹底して基礎票を固めた。

 共産の吉田直義氏は若さなどをアピールし、次世代の田沼隆志氏は「子供にツケを回さない」と大胆な構造改革などを訴えたが、浸透しなかった。【円谷美晶】

 ◆2区

 ◇小林氏、手堅く再選 自公の組織票まとめる
 自民小林鷹之氏が幅広い層に浸透し、再選を果たした。

 元財務省職員の小林氏は「経済を好循環させ、足元の暮らしが良くなったという実感を届けたい」などと訴え、アベノミクス継続の必要性を強調。自民、公明の組織票を手堅くまとめたほか、地域をこまめに回るなどして支持を広げた。

 野党調整で民主と生活が擁立を見送り、衆院解散日に出馬が決まった維新の藤巻健太氏。元銀行員の立場から「民間目線の経済再生」を街頭演説などで訴え、浮動票の取り込みを狙ったが、出遅れを取り戻せなかった。

 共産の小松実氏は、集団的自衛権行使容認などの反対を訴え、反保守層の取り込みを図ったが、及ばなかった。【円谷美晶】

 ◆8区

 ◇桜田氏、安定の6選 太田氏は比例復活当選
 自民県連会長を務める桜田義孝氏が危なげなく6選を決めた。長年選挙区を争ってきた松崎公昭氏の引退に伴い、民主の「空白区」となった結果、他候補を引き離した。

 選挙戦で、桜田氏は「アベノミクスを継続させ、強い日本を」と強調。「自民圧勝」の情勢が報じられると、後援会組織を引き締め、ベッドタウンの女性層にも浸透を図った。

 維新の太田和美氏は民主時代を含め衆院議員2期の経験と若さをアピール。無党派層を意識し、「自民に立ち向かえる改革勢力の結集を」と訴えて一定の票を集め、比例での復活当選を果たした。

 共産の小野里定良氏は「戦争をする国づくりや消費増税を止めよう」と訴えた。【武田良敬】

2696チバQ:2014/12/15(月) 22:56:24
 ◆9区

 ◇秋本氏、激戦制す 奥野氏は比例復活当選
 前職3人の激戦区を、自民の秋本真利氏が制し再選した。

 秋本氏はアベノミクスの継続を強調し、大学の先輩である菅義偉官房長官ら閣僚もテコ入れに駆けつけ、組織を固めた。持論である再生可能エネルギーの積極導入などを訴え、無党派層にも広くアピールした。

 前回は比例で復活当選した民主の奥野総一郎氏は選挙前から毎日駅頭に立つなどして浸透。「安倍政権に白紙委任はできない」と訴え、比例で復活し、3選を果たした。前回「復活組」の次世代の西田譲氏は、秋本氏が秘書を務めていた実川幸夫元衆院議員の支援も受けたが、保守層を取り込みきれなかった。

 共産の鴨志田安代氏は支持の広がりに欠けた。【渡辺暢】<比例代表開票結果は8面に掲載>

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk12010143000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民11議席維持 民主、党勢回復せず(その2止) /千葉
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇松野氏が6選、初の連続当選に喜び
 自民の松野博一氏が他の3候補を引き離し、6選を果たした。1996年の初出馬以来、小選挙区では当落を交互に繰り返してきただけに、今回初めての連続当選に陣営は喜びに包まれた。

 松野氏は「自公連立政権になってから株価は上がり、雇用は増えた」と強調。自身の「教育再生」への取り組みなどもアピールし、後援会や公明組織を手堅くまとめた。

 一方、返り咲きを目指した生活の岡島一正氏は「政治のうそを突き破れ」と自民などへの批判を強めたが、及ばなかった。民主の青山明日香氏は「普通を貫く」と庶民派をアピールし、共産の椛澤洋平氏は原発再稼働反対などを訴えたが、浸透しなかった。【阿部義正】

 ◆5区

 ◇薗浦氏、因縁対決制す 無党派層も取り込み
 これまで2勝2敗で迎えた因縁の対決は、自民の薗浦健太郎氏が3勝目を上げた。2003年の選挙で共に初挑戦した民主の村越祐民氏と交互に当選を繰り返してきたが、今回は薗浦氏の2連勝となった。

 前回は「第三極」3党の候補が乱立し、計約8万票を獲得した。今回は事実上、共産の浅野史子氏との三つどもえの戦いで、その8万票の行方が注目されていた。

 薗浦氏は、自民の政策で年金の運用益が出ていることなど、有権者受けする演説を繰り返し、無党派層の票の取り込みも成功した形。村越氏は、自民の高い支持率にはね返され、戦いの焦点が絞れなかった。浅野氏は浸透しきれなかった。【市村一夫】

 ◆6区

 ◇渡辺氏、逃げ切り6選 生方氏との接戦を制す
 自民の渡辺博道氏が、6回目の民主の生方幸夫氏との戦いを制し、6選を果たした。

 渡辺氏はアベノミクス継続や「景気最優先」を掲げ、積極的に街頭演説などを行い、無党派層にも浸透。安倍晋三首相など党幹部が応援に入ったほか、後援会組織がフル回転、高い自民への支持率を背景とした序盤からの優位な情勢を維持し続けた。

 生方氏はアベノミクスを批判し、「安倍政権にレッドカードを」と訴え。連合千葉などの支援を受け、反自民票の取り込みを図ったが、及ばなかった。

 共産の三輪由美氏は党勢拡大を訴え、次世代の遠藤宣彦氏は無党派層などに浸透を図ったが、支持に大きな広がりを欠いた。【橋口正】

 ◆7区

 ◇斎藤氏、盤石の3選 農協改革をアピール
 自民の斎藤健氏が幅広い層に浸透し、3選を果たした。

 斎藤氏は経済の好循環のため「アベノミクス完遂」などを訴えた。党の農林部会長として農協改革や豪州との経済連携協定の交渉を支えたことなどをアピール。後援会のほか、公明の協力もあって得票を積み上げた。

 維新の石塚貞通氏は、解党したみんなの党から出馬した前回に続いての挑戦。民主党などが擁立を見送る中、脱原発や脱官僚などを訴え、反自民票の取り込みを図ったが、及ばなかった。

 共産の渡部隆夫氏は医療・介護の充実やブラック企業根絶、社民の阿部治正氏は「貧困を拡大するアベノミクスに歯止めを」などと訴えたが、浸透しなかった。【橋口正】

2697チバQ:2014/12/15(月) 22:56:50
◆10区

 ◇林氏が8選 5回連続対決、谷田川氏抑え
 自民の林幹雄氏が民主の谷田川元氏と共産の笠原正実氏を破り、8選を果たした。「当選確実」の報に、銚子市内の選挙事務所は集まった支持者らの拍手と歓声に包まれた。

 林氏と谷田川氏は5回連続の対決。林氏は厚い保守地盤に支えられ、ミニ集会とあいさつ回りを中心に選挙戦を展開。「地方を元気にする」とアベノミクス推進を訴え、東日本大震災からの復興と国土強じん化による防災の必要性を主張した。

 民主が政権奪取した2009年に初当選し、前回落選した谷田川氏は「地方経済は痛み、実質賃金は下がった」とアベノミクス批判を展開したが、及ばなかった。笠原氏は消費税引き上げ、原発再稼働への反対を主張した。【早川健人】

 ◆11区

 ◇森氏は9選、固い地盤に支えられ
 前回衆院選と同じ3人の顔ぶれとなったが、自民の森英介氏が早々に9選を決めた。父の故美秀氏を継いで初当選してから25年。他選挙区の候補の応援遊説をしながらの選挙戦だったが、17市町村の支部組織を中心とした固い地盤に、他の追随を許さなかった。

 森氏は法相などを務めた実績をアピールしながら「アベノミクス継続で景気回復の波は必ず来る。これからが正念場」と支持を呼び掛け、幅広く浸透した。テレビが「当確」の一報を流すと、茂原市内の選挙事務所前に集まった大勢の支持者から拍手が起き、笑顔をみせた。

 政権批判を展開した共産の椎名史明氏、生活の金子健一氏は届かなかった。【吉村建二】

 ◆12区

 ◇浜田氏、父超え8選 譲り受けた地盤は厚く


 自民の浜田靖一氏が8選目を決めた。党国際局長として他選挙区の応援に飛び回り、公示後に選挙区に戻ったのは数日間だったが、無党派層にも広く浸透し、危なげなく勝利を収めた。

 中選挙区制時代の1969年に父の故幸一氏が旧千葉3区で初当選して以来築き上げた強固な保守地盤を譲り受け、93年7月の総選挙で初当選。今回で当選回数は父を超えた。閣僚ポストとは無縁だった父に引き替え、靖一氏は防衛相も歴任しており、地元支持者からは早くも「今回の圧勝で2度目の入閣を」と期待する声も高まっている。

 2度目の挑戦だった共産の米本展久氏は安倍政権への批判を展開したが及ばなかった。【中島章隆】

 ◆13区

 ◇白須賀氏、再選果たす 区割り変更、若井氏抑え
 自民の白須賀貴樹氏が、4選を目指した民主の若井康彦氏と共産の中川勝敏氏を退けて再選を果たし、印西市の選挙事務所は支援者の拍手に包まれた。

 13区は「1票の格差」是正のため、4区の一部(船橋市北部)が編入され、公示直前に維新前職が大阪2区に国替えするなど、選挙区事情が様変わりした。

 白須賀氏は歯科医と、保育園・幼稚園の経営の経験から「医療・福祉・教育のプロ」と強調。安倍政権の経済政策の正当性と「人口減と少子化に備え、若い世代が暮らしやすい環境作りを」と訴え、支持を広げた。

 若井氏は党幹部らの応援を受け、政権批判を繰り返したが、批判票を取り込めなかった。【橋本利昭】

 ◇投票率51.24% 戦後最低
 今回の県内小選挙区の投票率は51・24%(男51・99%、女50・50%)で前回(20102年)の58・49%を7・25ポイント下回り、戦後最低となった。

 県内の投票率は戦後25回あった衆院選で全国平均を上回ったことがなかった。郵政民営化が争点となった2005年は64・59%(全国平均67・51%)でワースト5位、民主党が政権を奪取した09年は64・87%(同69・28%)で最下位だった。

 安倍政権が決めた消費再増税の先送りに反対する主要政党はなく、政権選択が争点にならなかった今回。あわただしい師走の選挙に対する有権者の戸惑いも加わり、低投票率を懸念する声が強かった。

 県選管も投票率低下に歯止めをかけようと20代の有権者の携帯電話に啓発メールを送るなどして投票を呼びかけた。与党優勢の情勢が報じられる中、無党派層に期待する野党は街頭演説などで「投票に行ってください」と訴えたが、盛り上がらなかった。【味澤由妃】

2698チバQ:2014/12/15(月) 22:57:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk13010195000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、都内で圧勝 民主、第三極埋没(その1) /東京
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日投開票され、都内25の小選挙区は、安倍政権の「信任投票」を求めた自民が、前回の21議席から22議席に伸ばした。公明は自民との協力で1議席を守った。民主は2議席から1議席に減少。維新は1議席を確保した。比例代表の東京ブロックも15日未明にかけて次々と当選者が確定した。一方、東京都心ではこの日、今冬の初雪を観測した。気象庁によると、平年より20日早く、昨年に比べ6日早かった。

 ◆10区

 ◇小池さん早々8選 民主の江端さんら破る
 都内の選挙区で最多の女性4人が立候補した10区(豊島区、練馬区東部)は、自民前職の小池百合子氏が、民主元職の江端貴子氏らを破り、早々と8選を決めた。

 午後8時過ぎ、当選確実の報が伝えられると、豊島区の事務所は歓声に沸いた。姿を現した小池氏は「責任与党としてのかじ取りを任され、その一員になれてうれしい。日本のしっかりとした歩みのため、頑張っていきたい」と語り、表情を引き締めた。

 公示後、小池氏は「党の顔」として全国を応援演説に飛び回り、地元の選挙区に滞在できた日は限られた。それでも都議、区議のバックアップを受け、厚い支持基盤と高い知名度に支えられて選挙戦を終始、優位に展開。盤石の戦いぶりを見せつけた。

 今回の選挙を「アベノミクスの中間選挙」と位置付け、デフレからの脱却の重要性を強調。無電柱化政策などの必要性も訴えた。【藤沢美由紀、一條優太】

 ◆18区

 ◇土屋さん激戦制す 菅さん比例で復活当選
 「結果としては、安倍内閣が信任されたと思う」。与野党対決を象徴する18区(武蔵野、府中、小金井市)を制した自民前職の土屋正忠氏は、当選確実の報告を受けて、こう述べた。「土菅(どかん)戦争」と言われる元首相の民主前職、菅直人氏との激突は4回目。土屋氏は最終決着をつける意気込みで臨み、前回に続き小選挙区の勝利を手にした。菅氏は比例代表東京ブロックで復活当選した。

 府中市内の事務所で、支持者に囲まれた土屋氏は笑みを浮かべて喜ぶ一方、「私たちは歴史の転換点に立っているが、草の根の国民の声を聞いて頑張ることが、当選の栄誉に応える道だと思っている」と厳しい表情もみせた。

 武蔵野市長を6期22年務めた実績をもとに、選挙戦では「国政は地域にあり。スローガン政治はやめよう」とアピール。与党系の市議や首長の応援を受け、組織票を着実に積み重ねていった。街頭演説では地域の課題を積極的に取り上げ、国政と地域の結びつきに取り組む姿勢を印象づけた。【森下功、細川貴代】

 ◆11区

 ◇下村博文さん7選 新人の3人は及ばず
 11区(板橋区)は、自民前職の下村博文氏が新人3人に圧勝した。当選確実の一報を受けた下村氏は、同区大山東町の事務所で支援者に拍手で迎えられ、万歳をして7選を祝った。下村氏は「安倍政権に対する信任を問う選挙だった。すべての人が『日本に生まれて良かった。日本には夢と希望がある』と思える政治を進めていきたい」と抱負を述べた。

 1996年の初当選以来、小選挙区で連続当選を果たしてきた下村氏。今回も文部科学相の高い知名度を生かし、選挙戦を優位に展開。全国の候補者の応援に飛び回り、選挙区入りしたのは公示日など計3日にとどまったが、地元都議や区議に支えられた強固な地盤は揺るがなかった。

 解散翌日の11月22日に民主公認を得た新人の熊木美奈子氏は、国会議員の定数削減などを掲げて街頭演説を繰り返したが、出遅れが響いた。共産新人の山内金久氏は消費増税中止などを訴えたが届かなかった。【小林祥晃、戸上文恵】

2699チバQ:2014/12/15(月) 22:58:38
◆23区

 ◇小倉さん再選決める 地元市議ら組織票固め
 前回より2人少ない4氏の争いとなった23区(町田、多摩市)は、自民前職の小倉将信氏が、民主元職の櫛渕万里氏らを抑えて再選を果たした。当選確実の一報が入ると、町田市中町の事務所は歓声と拍手に包まれた。

 元日銀職員の小倉氏は、1期目で中小企業の融資制度改革に携わった実績を強調。「この街から未来のリーダーを」のスローガンで若さを前面に出し、アベノミクス推進を訴えて幅広い層に浸透した。新住民が多く無党派層が多いとされる選挙区で「前回より票が他陣営に流れるのでは」(陣営幹部)との懸念もあったが、地元市議らがフル回転して組織票を固めた。

 櫛渕氏は、民主党の海江田万里代表など党幹部が相次いで応援に入り、無党派層への浸透を図ったが届かなかった。元衆院議員の父公介さんの地盤を引き継いだ伊藤俊輔氏、共産支持層を固めた松村亮佑氏も、それぞれ非自民票の受け皿を目指したが及ばなかった。【黒川晋史】

 ◆25区

 ◇井上信治さん5選 地道に地盤を固める
 25区(青梅、福生、羽村、あきる野市、西多摩郡)は自民前職の井上信治氏が、新人2人を破り早々と5選を決めた。井上信氏は当選確実の一報が入ると、青梅市内の事務所で支持者と固い握手を交わし、笑顔で万歳三唱を繰り返した。

 井上信氏は「皆さんのおかげです。大変うれしい。より大きな仕事ができるよう頑張りたい」と語った。

 落下傘候補として都心部から移住した井上信氏は、2003年の初当選以降も地道に地盤を固めてきた。今回もこまめに集会や街頭演説会をこなし、ジャンパー姿で各地を自転車遊説して若さと親しみやすさをアピール。アベノミクスへの理解を求めるとともに、除染など福島第1原発事故対策に取り組んだ副環境相時の実績を訴え、幅広い年代の支持を集めた。

 民主新人の山下容子氏は環境や農業問題などを、共産新人の井上宣氏はアベノミクス批判や正規雇用の拡大などを訴えたが、伸び悩んだ。【柴田朗】<比例代表の結果と小選挙区の当選者一覧は7面に掲載>

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk13010169000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民、都内で圧勝 民主、第三極埋没(その2止) /東京
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆7区

 ◇長妻さん議席死守 松本さんは復活当選
 7区(渋谷、中野区)は、民主前職の長妻昭氏が自民前職の松本文明氏らを破り、議席を死守した。長妻氏は中野区内の事務所で「民主党をもっと強い政党にしなければいけないと痛感した。与党の『一強多弱』は変わらない。他の野党と結集し、野党の存在感を高める必要がある」と述べた。

 世論調査では長妻、松本両氏の接戦が伝えられ、長妻氏は「経験した中で最も厳しい選挙」として臨んだ。自転車に乗って選挙区内をくまなく回り、「アベノミクスは格差を拡大し、経済成長の基盤を崩した。格差を是正し、一人一人の能力を発揮してもらえるよう人に投資することこそ日本再生の鍵」と強調。「数の力で押し切る安倍政権に歯止めをかける力を与えてほしい」と訴え、民主支持層や無党派層などの支持を取り込んだ。

 松本氏は小選挙区で敗れたが、比例代表東京ブロックで復活当選した。選挙戦では安倍首相ら自民幹部が来援し、支持を訴えた。【八田浩輔、近藤浩之】

 ◆21区

 ◇小田原さん議席奪取 長島さんは比例復活
 21区(立川、昭島、日野市)は、自民前職の小田原潔氏が、民主前職の長島昭久氏を破り、小選挙区の議席を奪った。テレビの選挙速報で小選挙区は「次点」で落選、「比例で復活当選」と報じられた後、小選挙区での当選が確定した。

 小田原氏は「まさか、2度万歳をやることになるとは思いませんでした。21区から歴史が始まりそうな気がします。多くの人たちの何年もの思いで、ようやく打破し、光が見えてきた思い」と述べ、支援者らと勝ちどきの声を上げた。

 選挙戦では、外資系証券会社に勤務した自身の経験をアピール。アベノミクスの継続を訴え、連日選挙区内の各駅頭に立った。昭島を中心に自民系の都議や市議がフル回転し、公明支持層も加えて組織を固めた。

 一方、長島氏は比例代表東京ブロックで復活当選した。外交・防衛政策で対米関係重視論を展開し、保守層の一部に食い込みを図る一方、「アベノミクスは見せかけの経済成長だ」と批判した。【黒川将光、野倉恵】

2700チバQ:2014/12/15(月) 22:59:07
 ◆8区

 ◇円さん浸透力欠く 自民批判票取り込めず
 8区(杉並区)は、元参院議員で民主新人の円より子氏が、9選を目指す自民前職の石原伸晃氏に敗れた。

 円氏は区内の事務所で「野党結集で盛り上がり、いい選挙だったが、党首まで小選挙区で負けてしまう結果だった。自民党の圧勝を見ていると大変な時代になったと思う。これは闘いの始まりだと思っている」と述べた。

 円氏は、シングルマザーの就労支援や独居高齢者の介護支援などに取り組んだ参院での実績を強調。選挙では「格差ノー、戦争ノー、原発ノー」を掲げ、「安倍政権は多くの意見を無視し、暴走している。子どもの6人に1人が貧困に陥っているような状況は変えねばならない」などと訴えた。

 前回選はライバル関係にあった参院議員の山本太郎氏が、選挙戦の序盤と終盤に応援に駆けつけたほか、野党各党の区議も応援。民主支持層にとどまらず、幅広く自民批判票を取り込もうとしたが及ばなかった。【山田麻未、近藤浩之】

 ◆15区

 ◇柿沢さんが激戦制す 秋元さんは比例復活
 15区(江東区)は激戦の末、維新前職の柿沢未途氏が自民前職の秋元司氏を前回選に続いて振り切り、3選を果たした。当選確実の一報が伝えられると、江東区富岡1の事務所は拍手と歓声で包まれた。柿沢氏は「この勝利は皆様の勝利。江東区は立派な政治家を育てたと胸を張ってもらえるよう、必死になって国政に取り組みたい」と語った。

 前回選はみんな公認で当選し、結いを経て今年9月の維新結党に参加。しかし「党の看板に頼らない」として、父の弘治氏から引き継いだ「柿沢党」とも呼ばれる地盤を足場に支持拡大を図った。

 候補者調整で独自候補の擁立を見送った民主区議の支援も獲得。アベノミクス批判を展開し、「自民のやりたい放題に待ったをかける」と強調した。

 一方、秋元氏は自民都議や区議らと徹底した組織戦を展開。選挙期間中は党幹部らも相次いで来援し、比例代表東京ブロックで復活当選した。【杉本修作、川口裕之】

 ◆19区

 ◇松本さん3選 内閣政務官実績、支持集め
 19区(小平、国分寺、国立、西東京市)は自民前職の松本洋平氏が3選を果たした。副内閣相などを務めた民主元職、末松義規氏との3回目の対決を前回に続いて制した。当選確実の報告を受け、松本氏は「『なんでこの時期に選挙をやるのか』という国民の戸惑いを感じたが、自分なりに丁寧に対応した。これからも安全・安心の防災対策に積極的に関わりたい」と語った。

 松本氏は選挙戦で、内閣政務官として御嶽山噴火の現地対策本部長を務めた実績や、アベノミクスの成果を強調。中盤には安倍首相も選挙区入りして無党派層を取り込み、幅広い支持を集めた。

 国政に初挑戦した2003年以来、末松氏とは競争関係にある。陣営は5選の実績を持つ末松氏を警戒し、引き締めを図った。解散直後には長野北部地震が発生。松本氏は防災担当内閣政務官としての公務をこなしながら、精力的に選挙区内を回って支持基盤を固めた。【斎藤有香、岡礼子】

 ◆6区

 ◇落合さん復活初当選 「野党統一候補」を強調
 6区(世田谷区北西部)は維新新人の落合貴之氏が、小選挙区で自民前職の越智隆雄氏に敗れたものの、比例代表東京ブロックで復活当選した。

 2年前の前回選で越智氏と4回対決した民主の小宮山洋子氏が議席を失い、政界を引退。今回選挙で民主は後継者の擁立を見送り、自民と「第三極」、共産の三つどもえの選挙戦となった。

 落合氏は「民主党の支援者の方の思いを受け止め切れたか分からないが、これから地元を回って意見を集め、安倍政権の間違いを追及する闘いを続けていきたい」と語った。選挙戦では、無所属の地元区議の支援を受けて、原発再稼働反対や解釈改憲反対を訴えた。中盤から「野党統一候補」であることを強調した。

 越智氏は、麻生太郎財務相ら閣僚が連日応援に駆けつけ、手堅い選挙戦を展開。デフレ脱却と社会保障の維持を訴え、無党派層を含む幅広い支持を得て3選を果たした。【樋口淳也、金秀蓮】

2701チバQ:2014/12/15(月) 23:00:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk23010151000c.html
2014衆院選:小選挙区 野党、意地の議席増 自民は現有守れず(その1) /愛知
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 14日投開票の衆院選で、県内の15小選挙区は、自民が堅調に議席を獲得する一方、野党側も2012年の前回選で民主が取った2議席から7議席に増やす意地を見せた。自民は前回13勝し、今回も全国的には優勢な流れにあったが、愛知では守勢に回り、全ての選挙区の議席を維持できなかった。「王国」の復活を目指した民主は議席の奪還が相次ぎ、6勝した。また、維新が県内の小選挙区で初めて勝利した。【井上直樹】

 ◆7区

 ◇山尾氏が返り咲き
 愛知7区(瀬戸市など)は、民主元職の山尾志桜里氏(40)が小選挙区の議席を奪還した。山尾氏は当選が確実となると、尾張旭市の事務所に満面の笑みを浮かべて支持者らの前に現れ、「国民の良識が勝った。皆さんの意地が私を押し上げてくれた」と述べ、深く頭を下げた。

 前回選で落選後、自民前職の地盤に後援会を発足させるなど、票の掘り起こしに力を入れてきた。選挙戦では「格差は広がった」と政権を批判し、社会保障や子育て支援の充実などを訴えた。

 自民前職の鈴木淳司氏(56)と息詰まる激戦を展開したが、連合を中心にした組織基盤が機能し、無党派層にも浸透して競り勝った。【三上剛輝、大野友嘉子、加藤沙波】

 ◆3区

 ◇近藤氏、接戦制し奪還
 愛知3区(名古屋市緑区など)では、民主前職の近藤昭一氏(56)が小選挙区の議席を奪還した。当選確実の一報に、近藤氏は同市天白区の事務所で笑顔を見せ、支持者らと喜びを爆発させた。近藤氏は「2年前の雪辱を果たせた。安倍首相がやっていることは一部の人たちのための政治。戦争をしない、原発からの脱却など、皆さんの声を胸に刻んで頑張りたい」と述べた。

 前回、自民前職の池田佳隆氏(48)に議席を明け渡し、再起を期してつじ立ちなどを続けた。今回、街頭では「格差の是正が政治の役割」と強調し、「与党にブレーキをかける」と訴えた。池田氏とは激しく競り合ったが、政権批判層を取り込み、接戦を制した。【井上直樹、黒尾透】

 ◆15区

 ◇根本氏が再選 「景気回復を全国に広げる」
 愛知15区(豊橋市など)は、自民前職の根本幸典氏(49)が再選を果たした。

 豊橋市花中町の事務所では、当選確実の一報が伝わると、支援者から歓声が上がった。根本氏は「子供たちが生まれて良かったと言える古里を作っていきたい」と述べた。

 根本氏は、地域の社会資本整備や花き振興法成立などの実績を強調したうえで「消費増税を延期する間に、中小企業や地域の景気回復を全国に広げていく」と訴えてきた。初当選から報告会などを続けながら、後援会組織を作り上げ、支持層を強固にした。

 民主の関健一郎氏(36)は出遅れが響き、共産の串田真吾氏(38)は政権批判を展開したが、及ばなかった。【清藤天】

2702チバQ:2014/12/15(月) 23:00:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk23010176000c.html
2014衆院選:小選挙区 野党、意地の議席増 自民は現有守れず(その2止) /愛知
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆6区

 ◇丹羽氏4選 「国政に一層精進」
 愛知6区(春日井市など)は、自民前職の丹羽秀樹氏(41)が4選を果たした。春日井市貴船町の事務所では、当選確実の一報が早々と流れると、支援者らと万歳をして喜びを分かち合った。丹羽氏は「今回は3期にわたる私の仕事を問われる選挙だった。みなさんの評価を得て、当選させていただいた。今後は恩返しをする意味で、国政に一層精進したい」と述べた。

 副文部科学相に就任して間もない選挙で、優勢が伝えられたが、後援会などを引き締め、陣営に緩みはなかった。丹羽氏は選挙戦で「デフレ脱却のチャンスを逃さず、景気の底上げを図る。日本の将来を担う青少年教育の充実は最重要課題だ」などと訴え、支持を広げた。【花井武人】

 ◆1区

 ◇熊田氏が再選 「多くの声に耳傾けたい」
 県内で最多の6人による激戦となった愛知1区(名古屋市北区など)は、自民前職の熊田裕通氏(50)が再選を果たした。当選確実の一報が全国に先駆けて流れると、熊田氏は北区の事務所に集まった支持者と喜びを分かち合った。熊田氏は「白紙委任をいただいたという思いはない。多くの声が埋もれていることを自覚し、その声に耳を傾けたい」と述べ、今後については「景気回復の実感が隅々まで行き届くよう頑張りたい」と話した。

 選挙戦では「アベノミクスをさらに推し進める」と経済政策の継続を訴えの中心に据えた。また、組織票を手堅くまとめる一方、朝夕のつじ立ちや小規模な集会にも顔を出し、与党支持層以外にも浸透した。【町田結子】

2703チバQ:2014/12/15(月) 23:01:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk24010184000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民3議席維持 勢力図変わらず(その1) /三重
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 14日投開票された第47回衆院選で、県内5小選挙区では、自民が中勢・伊賀以南の3選挙区、民主が北勢の2選挙区を制し、前回(2012年)と同様に自民の3勝2敗となった。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の是非が最大の争点とされる中、突然の衆院解散による短期決戦で十分な論戦が交わされなかったことや、民主が1、4区で候補者擁立を断念したことなどから、有権者の関心が高まらなかった。このため、いずれの選挙区も強固な組織を持つ前職が危なげなく勝利した。一方、比例東海ブロックでは、2区で自民前職、島田佳和氏が前回に続いて復活当選した。また、前県議で比例単独候補の公明新人、中川康洋氏も初当選を果たし、同党では坂口力・元党副代表が引退して以来、2年ぶりに県出身者が議席を得た。5区の民主元職は復活できなかった。

 ◆1区

 ◇川崎氏が11選 東海最多、実績に支持
 自民前職の川崎二郎氏の津市内の事務所に「当確」の一報が入ると、集まった支持者らの歓声や拍手が響き、川崎氏は「ありがとう」と笑顔で応えた。民主が維新との候補者調整で、公認予定だった前参院議員の擁立を断念した異例の展開の中で、分厚い後援会組織に支えられた手堅い選挙戦を展開し、実績を強調して支持を伸ばした。

 11回の当選回数は東海地方最多。選挙戦は当初から優位とされたが、野党の候補者調整に警戒感を強め、個人演説会を小まめに開催し、企業回りも精力的にこなした。平日早朝には連日、交通量の多い通りなどでつじ立ちもし、陣営幹部は「いつも以上に動いた」。

 雇用情勢の改善など、アベノミクスが県内に及ぼした効果のほか、鈴木英敬知事との良好な関係を強調した上で、若者が地元に残れるような施策の充実など地方創生の構想も披露。今後は景気回復を地方に波及させるなどとし、自公政権の継続を訴えた。【谷口拓未】

 ◆2区

 ◇中川氏激戦制し7選 「元気な日本つくる」
 民主前職の中川正春氏の鈴鹿市内の事務所では、当選確実の知らせが入ると、集まった人たちから歓声と拍手が湧き起こった。厳しい選挙戦を勝ち抜いて7選を果たした中川氏は、支持者とともに喜びをかみ締めた。

 個人演説会や街頭演説などを精力的にこなし、靖国神社参拝を巡る安倍晋三首相の外交姿勢やアベノミクスなどを批判。6期18年の豊かな経験をアピールし、労組票に加え、無党派や自民支持層の一部などからも支持を得た。

 中川氏は選挙戦でアベノミクスについて「明日の株価を上げても経済問題は解決できない」とし、「人口減少に歯止めをかけ、20年先、30年先を考えた社会改革が必要。社会を担う人や子どもたちに投資をして、元気な日本をつくり上げることが原点」と訴えた。

 また原発を2030年代にゼロにすることを掲げたほか、集団的自衛権の行使容認に反対し、「平和主義を貫くことが大切」とも主張した。【加藤新市】

2704チバQ:2014/12/15(月) 23:01:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk24010102000c.html
2014衆院選:小選挙区 自民3議席維持 勢力図変わらず(その2止) /三重
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇岡田氏、盤石の9選 自民批判で応酬
 民主前職の岡田克也氏が9回連続の当選を果たした。国政選挙担当の党代表代行として全国を遊説で駆け巡り、選挙戦の間に地元入りしたのはわずか2日間だけだったが、これまでの実績を生かした盤石の態勢で、新人2氏の挑戦を寄せ付けなかった。

 川越町高松の事務所では、東京にいる本人に代わり、妻の多津子さんらが吉報を待った。午後8時過ぎに当選確実の一報が入ると、集まった支持者らから拍手と歓声が起こり、多津子さんが礼を述べて握手を交わした。

 選挙戦で岡田氏は安倍政権のアベノミクスを「期待外れ」と批判。さらに集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法を踏まえ、「安倍政権の暴走を抑えるには、(議席数で)野党の強化が必要だ」と党勢拡大を訴えた。

 こうした主張で与党への批判票を集めるとともに、「民主の顔」としての圧倒的な知名度もプラスとなり、民主支持層のほか自民、公明支持層にまで浸透した。【岡正勝】

 ◆4区

 ◇田村氏、完勝7選 自共対決、終始優位に
 自民前職で前厚労相、田村憲久氏の松阪市の事務所に当選確実の一報が伝わると、大勢の支持者から割れるような拍手が起こった。7回目の当選を果たした田村氏が姿を見せると、「おめでとう」と祝福の声が飛んだ。田村氏はバンザイを三唱後、「他候補の応援で地元を留守にすることも多かったが、皆さんのおかげです」と支持者に感謝した。

 選挙戦は民主が4区での候補者擁立を断念し、自共対決に。知名度に勝る田村氏は、8日間の全国遊説の合間にも街頭演説や個人演説会をこなし、終始優位に戦いを進めた。

 野党の「大義なき解散・総選挙」との批判には、「消費税率を上げ社会福祉を充実させるとした公約を変更せざるを得ず、議席は一旦返すのが政治の筋」と説明。アベノミクス効果が不十分との批判には「株価が上昇し、年金の運用益は大幅に増えた」などと反論し、「働く人の給与アップが成功した後に、消費税率を上げる」と継続を訴えた。【橋本明】

 ◆5区

 ◇三ツ矢氏、5選 「県南部を元気に」
 自民前職の三ツ矢憲生氏が、5回目の当選を果たした。伊勢市の事務所に当選確実が伝わると、詰め掛けた支持者らから拍手が起こり、喜びに沸いた。

 三ツ矢氏は今回も「地域の代表として信を問う」と比例重複立候補を辞退して選挙に臨んだ。4期の実績や、政権奪還後の2年間で副外相、党副幹事長などを務めた経験を強調し、アベノミクスの着実な実行と景気の底上げを主張。選挙は前回衆院選と同じ3氏による対戦となったが、支持層を手堅くまとめて勝利した。

 選挙戦では後援会を中心とした組織固めに力を入れ、公明の比例代表候補とも連動した運動を展開。「地方創生法を使って地域の創意工夫、アイデアを支援していく。力を合わせて県南部を元気にしたい」と地域振興を訴えたほか、アベノミクスについて「全国的に経済は回復基調で、雇用も100万人増えた」などと成果を強調し、自民、公明支持層を中心に幅広い層に浸透した。【新井敦】

2705チバQ:2014/12/15(月) 23:01:54
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 ■解説

 ◇政治離れ進む危険性
 野党の「自民1強打破」との訴えは実らず、県内5小選挙区では自民が3勝2敗とし、前回選挙(2012年)に続いて勝ち越した。前回浮き彫りになった民主への失望感は依然として解消せず、民主は昨夏の参院選を含め国政選挙で事実上の3連敗となった。議席を守ったのはいずれも前職。突然の解散による短期決戦となる中、新人候補らは浸透できず、多選で強固な支持基盤を持つ前職が地力を発揮した格好だ。

 選挙の最大の争点は「アベノミクスの是非」とされた。しかし、多くの県民からは、賃金が上がらない中で消費税率や物価が上がり、「生活はむしろ苦しくなっている」という声を聞いた。その他の重要課題についても、毎日新聞が選挙戦中盤に行った世論調査で、自民党の政策を評価する有権者は必ずしも多くなかった。集団的自衛権の行使は半数が反対し、賛成の32%を大きく上回った。最も重視する争点として最多だった「年金・医療・介護・子育て」についても、負担が増え、サービスが低下しているのが実態だ。取材を通じ、特定秘密保護法や原発再稼働に懸念を示す声も多かった。

 そんな中で、どの選挙区も当選者の顔ぶれは変わらなかった。最大の要因は、安倍首相の衆院解散表明から投開票日まで1カ月足らずという短期決戦だったことだろう。民主との候補者調整で維新の新人に一本化された1区。共闘態勢が形骸化したことも敗因に挙げられるが、陣営幹部は「前津市長で知名度はそれなりにあったが、選挙戦終盤になってもこの選挙に立候補していることを知らない有権者が多い。組織のない維新の党にとって、訴えや名前を浸透させるにはあまりにも時間が足りない」と嘆いた。

 5選挙区の当選者は5〜11選。圧倒的な知名度に加え、長年築き上げてきた強固な後援会や業界団体、労組などの支援組織で安定した戦いができたことは明らかだ。

 民主党は国民の期待を裏切り、前回選挙で政権交代を許した。民主県議は「民主への失望感は今も消えていない」と言う。自民に代わる選択肢がなく、有権者の関心を薄れさせたことも今回の選挙結果につながったといえよう。

 選挙戦で自民候補らは「アベノミクスの効果は地方にまで及んでいないが、効果が表れるのはこれからだ」と訴えたが、その具体策は示していない。「空手形」に終われば、有権者の政治離れ、政治不信がさらに進む危険性をはらんでいる。【田中功一】

〔三重版〕

2706チバQ:2014/12/15(月) 23:02:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk27010223000c.html
2014衆院選:自民が躍進9議席 維新は後退5議席(その1) 公明4議席を維持 /大阪
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 14日投開票された衆院選で、府内19小選挙区でも国政に送り出す新しい顔ぶれが決まった。自民は、3議席から9議席と大幅に増やして躍進、公明は4議席を維持した。維新は本拠地の大阪で12議席から5議席に減らして後退。しかし自民と激しく競り合って、比例復活も多く、踏みとどまった。維新の橋下徹共同代表(大阪市長)が推し進める大阪都構想や来春の統一地方選にも影響を与えそうだ。民主は1議席を獲得した。共産・次世代・生活・社民は選挙区で議席を獲得できなかった。【衆院選取材班】

 ◆4区

 ◇中山さん、実績の4選
 小選挙区の連続当選がない激戦の4区で、自民前職、中山泰秀さん(44)が、維新新人の吉村洋文さん(39)らを破って4回目の当選を決めた。大阪市北区の事務所で「アベノミクスの効果を実感できるまでみんなで頑張るという1票1票を積み重ね、勝利を得られた」と謝意を示した。

 父正暉元建設相の地盤を引き継ぎ、03年に比例復活で初当選。09年には落選を経験した。前回選も維新前職に敗れての比例復活で、小選挙区では05年以来の勝利だった。

 今回は副外相として安倍政権の一翼を担った実績を強調。経済政策の継続などを訴えた。安倍晋三首相ら「党の顔」が選挙区入り、自公の地方議員の全面支援を受け、組織票を手堅くまとめた。

 ◆3区

 ◇佐藤さん、盤石8選
 3区の公明前職の佐藤茂樹さん(55)が、盤石の戦いで共産新人の渡部結さん(33)に大差をつけて8選を果たし、支持者と喜びを分かち合った。

 大阪都構想を巡って公明と対立する維新の橋下共同代表が先月中旬、3区からの出馬を強く示唆。維新との蜜月関係はすでに崩れていたが、代表自ら乗り込む可能性が高まり、情勢は一気に緊迫した。結局、公示直前に出馬は見送られ、陣営は肩すかしを食らった格好だが「脅しには屈しない」と逆に結束が固まった。公示後には安倍首相の応援も受け、順調に票を積み上げた。

 佐藤さんは万歳をした後、「景気回復を実感できるよう政策をさらに強化し、責任を果たしたい」と語った。

 ◆2区

 ◇左藤さん、余裕4選
 2区では、自民前職の左藤章さん(63)が、千葉13区から国替えで挑んだ維新前職の椎木保さん(48)や共産新人の山本陽子さん(60)を破り、4選を果たした。

 左藤さんは、大阪市阿倍野区の事務所で大きな歓声を上げて喜ぶ支持者らに迎えられた。万歳した後、「自民と公明が安定した政権で国民のためにしっかりやっていく」と笑顔を浮かべた。

 維新旋風が吹いた前回選でも議席を守った左藤さんは、後援会など強固な地盤を最大限生かして自民、公明の支持層に浸透した。

 大阪にゆかりのない維新の椎木さんは、次世代との分裂で空白区になった2区に乗り込んだ。「大阪に骨を埋める」とアピールしたが及ばなかった。

 ◇自民、維新に雪辱 選挙区で勝敗逆転
 府内の19選挙区のうち、与党の自民・公明対野党の対決は、自公が合わせて13勝と大勝した。

 このうち、自民対維新(大阪維新の会が推薦した次世代を含む)の構図となった15選挙区で、自民が9勝6敗(10区は民主)と勝ち越した。維新が躍進した2012年の前回選で、19選挙区のうち自民は3議席獲得にとどまったが今回、維新に雪辱した。公明は前回に続いて、候補者を立てた4選挙区全てで勝利した。

 序盤に劣勢が伝えられた維新は、橋下徹共同代表が終盤、府内で集中的に街頭演説をこなして巻き返した。複数の選挙区で自民と接戦に持ち込み、5議席を得た。前回、選挙区で議席ゼロだった民主は1議席を確保した。

 府内19選挙区では毎回、選挙の結果が揺れ動き、選挙のたびに勢力図は大きく塗り変えられた。「郵政民営化」が争われた05年は自民が15人中13勝した。「政権交代」が問われた09年は民主が擁立した17選挙区で全勝した。「第三極」に注目が集まった前回12年は、維新が候補者14人のうち12勝した。09年と12年で2回連続の当選者はいなかった。今回も、勝敗が大きく入れ替わる結果となった。

2707チバQ:2014/12/15(月) 23:03:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk27010218000c.html
2014衆院選:自民が躍進9議席 維新は後退5議席(その2止) 民主1議席を獲得 /大阪
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆1区

 ◇井上さん、競り勝ち再選
 1区は、維新前職の井上英孝さん(43)が、自民新人の大西宏幸さん(47)に3300票余りの小差で競り勝ち、再選を果たした。大阪市天王寺区の事務所に当選確実が伝えられると、涙ぐむ支持者もいた。大きな拍手で迎えられた井上さんは支持者に「ありがとうございます」と何度も頭を下げ、「期待を裏切らないよう、国政で一役を担いたい」と述べた。

 大阪では、維新の看板政策「大阪都構想」を巡り、維新と自民など他党とが激しく対立。大阪の中心部を抱える選挙区だけに、勝敗が注目された。井上さんは、街頭演説中心の地道な選挙戦を展開。維新の橋下共同代表らの全面的な支援を受けて、当初、伝えられた劣勢をはね返した。

 ◆14区

 ◇谷畑さん、面目を保つ
 激戦となった14区では維新前職の谷畑孝さん(67)が、自民元職の長尾敬さん(52)らを破って7回目の当選を決めた。維新が、幹事長の松井一郎知事の地元で面目を保った。

 事務所への当確の連絡に支援者から歓声と拍手がわいた。谷畑さんは「厳しい戦いだったが、みなさんの声をしっかり国政に届ける。こんなにうれしいことはない」と話した。

 元民主の長尾さんとは5回目の対決。谷畑さんは前回選で自民から維新に移り、風にも乗ったが、今回は地道な選挙戦を迫られた。長尾さんには安倍首相や菅義偉官房長官らが応援に入り、序盤は先行を許したが、谷畑さんが6期の実績を強調。橋下共同代表や松井幹事長らの応援も受け、逆転した。

 ◆19区

 ◇丸山さん、激戦制す
 19区では、維新前職の丸山穂高さん(30)が再選を果たした。前回選とは一転して、維新への風は吹かなかったが、「既得権益を打破する」と訴え、自民新人の谷川とむさん(38)との激しい選挙戦に競り勝った。

 丸山さんは支持者ら約70人に囲まれて万歳して「大阪・泉州を元気にして、安倍さんができていないところをチェックしてくれという声をいただいた。みなさんの信託に応えられるように頑張る」と述べた。自転車でこまめに選挙区を回り、無党派層にも浸透した。

 谷川さんは自民、公明に加えて、業界団体の支援を受けたが組織を固めきれず、及ばなかった。民主元職の長安豊さん(46)、共産新人の北村みきさん(48)も届かなかった。

 ◇暖房は料金制
 ○…冬型の気圧配置の影響で寒気が流れ込んだため、14日は府内各地で冷え込み、豊中市の最低気温は氷点下1・6度と今季最低を記録した。

 大阪19区の投票所の一つ、泉佐野市鶴原1の鶴原町会館にはジャンパーを羽織り、マフラーを巻いた有権者らが投票に訪れていた。同会館では、来訪者のために料金制の暖房を採用している。100円で1時間暖房が使えることから、市は担当職員に100円玉を十数枚支給し、寒波に備えた。

 ◇センキョン残念
 ○…大阪市選管のマスコットキャラクター「センキョン」は前回の衆院選に続き、活躍できなかった。センキョンは「御堂筋のイチョウ並木から生まれたかわいい妖精」との設定で95年の市長選に登場。投票用の鉛筆をイメージした帽子をかぶる着ぐるみもあり、全24区選管に1体ずつと市選管に3体もあるという。選挙期間中に投票を啓発するのが本来の任務だが、突然の衆院解散で準備できなかった。市選管は「次こそ、すべての着ぐるみを集めるイベントで選挙を盛り上げたい」。

 ◇仕分けに整理台
 ○…17区の開票所の一つとなった堺市西区の津久野中学校では今回、新たに票を留め置く整理台を設けた。開票作業は、候補者名ごとに仕分けし、2人1組で点検。500票の束となり、立会人が確認してから得票数を計算する。仕分け後の点検に携わる職員は56人。作業スピードのばらつきで、得票数の発表が特定の候補に偏ってしまう恐れがあったため、整理台を導入した。激戦が予想された選挙区で、担当者は「開票だけでなく開票結果の発表にも細心の注意を払った」と話した。

2708チバQ:2014/12/15(月) 23:03:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk28010379000c.html
2014衆院選:自民、1減7議席 民主、維新1議席 公明2、8区守る(その1) /兵庫
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。県内12小選挙区では、維新が1区で自民との接戦の末に議席を獲得した。維新の県内小選挙区での議席獲得は初めて。全国的に勢いを見せた自民だったが、県内では前回選より一つ減らし7選挙区勝利に終わった。公明は2、8区の議席を守った。維新以外の野党は11区で民主が議席を死守。次世代、共産は小選挙区で議席を得られなかった。県内の当日有権者数は453万5145人。投票率は50・86%(前回58・59%)だった。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇井坂さん再選、激戦制す 盛山さん比例で復活
 維新前職の井坂さんが、自民前職の盛山さんとの接戦を制した。前回はみんな公認で立候補して惜敗し、比例復活当選後に結いを経て維新に合流。選挙戦では自転車で回って若さをアピールし、街頭で「子どもたちの将来のためにも政治を変えよう」と同世代にも支援を呼び掛けた。神戸市中央区の事務所で当選の知らせを受け、「有権者が政治をあきらめなかった結果。国会では誰にも負けない活動量で2期目も結果を出したい」と語った。

 盛山さんは、比例代表近畿ブロックで復活当選した。選挙戦では自民の神戸市議・県議らもフル活動し、推薦を受けた公明の支持も得て組織戦を展開。安倍晋三首相や党幹部らも次々と応援に駆け付け、井戸敏三知事らの支援も受けて支持拡大を図り、井坂さんに迫った。復活当選が決まると、神戸市中央区の事務所では支持者らから歓声が上がった。盛山さんは「経済や福祉、神戸の活性化にこれからも全力で取り組んでいく」と語った。

 ◆3区

 ◇関さん、混戦抜け3選
 自民前職の関さんが、政党公認候補5人が立候補し混戦模様となった選挙戦を制し、3選を果たした。街頭演説では、経産政務官として経済政策の重要性を中心に訴えた。公示当日に谷垣禎一党幹事長が駆けつけ、石破茂地方創生担当相らの応援も受ける一方、自民、公明の地方議員と連携し、組織票も固めた。当選の知らせが伝わると、神戸市須磨区の事務所で支援者を前に、「景気回復を実感してもらえるよう全身全霊を傾ける」と語った。

 ◆5区

 ◇谷さんが5選

 自民前職の谷さんが5選を果たした。自民支持層に加え、推薦を受けた公明支持層や各種団体からの支援も集め安定した態勢で臨み、街頭演説や個人演説会で国政での実績や政策をアピール。5区での候補者擁立を見送った民主の支持層や、無党派層も取り込み優位に戦いを進めた。谷さんは豊岡市の事務所で、背広に長靴姿で演台に立ち「地域まで行き渡る景気回復、地方創生に取り組む。おごることなく、謙虚に臨んでいく」と語った。

 ◆6区

 ◇大串正樹さん
 自民前職の大串さんが、4人立候補の争いを制し再選された。大串さんは「デフレからの脱却には金融政策、財政政策、そして成長戦略の3本柱以外に方法はない」とアベノミクスの継続を訴え、石破茂・地方創生担当相らも来援。自民と公明の支持層を固め、無党派層にも浸透した。

 当選が決まり、大串さんは伊丹市の事務所で「アベノミクスを次のステージにつなぐ。本格的な日本経済立て直しに尽力したい」と語った。

 ◆7区

 ◇山田賢司さん
 自民前職の山田さんが、他の4人を破って再選を果たした。元銀行員の経験を生かして、経済政策を軸にした選挙戦を展開。「地方や中小企業にも景気回復を実感できるようにする」などと訴え、アベノミクスの継続を主張。保守層だけでなく無党派層にも支持を広げた。当選の報が届くと、山田さんは西宮市内の事務所で支持者と万歳を繰り返し「経済政策をしっかりと進めていく。一生懸命働いた人が希望を持てる国にしていきたい」と抱負を語った。

 ◆9区

 ◇西村さん、5度目の笑顔
 4期の実績と知名度、厚い支持基盤に支えられた自民前職の西村さんが5選を果たした。4人が立候補した前回選と一変し共産新人との一騎打ちになったが、「将来の日本のリーダーにふさわしい得票を」と後援会や支持団体が自民支持層を固め、推薦した公明支持層のほか無党派層も取り込んだ。明石市大明石町2の事務所で支援者と万歳を三唱した西村さんは「アベノミクス(による景気回復)を地方に、中小企業に広げたい」と語った。

2709チバQ:2014/12/15(月) 23:04:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk28010288000c.html
2014衆院選:自民、1減7議席 民主、維新1議席 公明2、8区守る(その2) /兵庫
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇赤羽さん、実績強調7選
 公明前職の赤羽さんが、民主元職の向山さんらを破り7選を果たした。赤羽さんは、自公政権による経済政策などの実績を強調。安倍晋三首相らも応援に駆けつけ、無党派層など公明支持層以外にも浸透した。神戸市兵庫区の赤羽さんの事務所では、当選の知らせが届くと、駆けつけた支援者らの歓声が沸き起こった。祝福を受けた赤羽さんは「世界中の企業と人材を神戸に誘致し、地域の経済を活性化させたい」と抱負を力強く語った。

 ◆4区

 ◇藤井さん、分厚い組織力で勝利
 自民前職の藤井さんが再選を果たした。選挙期間中は谷垣禎一幹事長ら党幹部や閣僚も次々と応援に駆け付け、分厚い組織力で自民支持層に加え、推薦を受けた公明支持層も着実に固めた。官僚時代の実績などから「即国戦力」を強調し、候補者を擁立しなかった民主支持層や無党派層にも支持を広げた。当選が決まり、西脇市の事務所で支持者らと万歳をした藤井さんは「この地域から日本一の地方をつくりあげていきたい」と語った。

 ◆12区

 ◇山口さん、支持固め5選
 無所属前職の山口さんが、自民県連が推す無所属新人や維新、共産を退け、5選を果たした。相生市那波西本町の事務所に当選確実の報が入ると、支援者らは活気づき、山口さんは感謝の言葉を述べた。山口さんは「イノベーション(新機軸)で新産業を創出して若者の働く場を確保する」などと熱っぽく訴え、知名度の高さや強固な後援会組織で優位な戦いを続けた。自民の二階俊博総務会長が応援に駆けつけ、自民層にも食い込んだ。

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 ■視点

 ◇地方に寄り添う「一歩」を
 「私たちが進めている『構造改革』は間違いない。しかし、まだまだ地方において、それを実感できないという方々もたくさんおられます。そのために、私は『地域再生』に取り組んでいきたい、こう考えているんです」

 今から約7年半前の2007年6月、参院選を前にした大津市の演説会場で私が取材した、ある人物の発言だ。「構造改革」を「アベノミクス」に、「地域再生」を「地方創生」に置き換えると、今回の衆院選で同じ人物が繰り返した「決まり文句」になる。いずれも発した主こそ、安倍晋三首相その人だ。

 7年半も時が過ぎているのに状況が全く変わっていないのは、「地方を良くしたい」という政治家の本気度は言葉だけと、もはや断言していいのではないか。もちろん、安倍首相一人がその責を負うものではない。与党のみならず、この間に政権交代に成功した民主党など野党も、免責されるものではない。

 毎日新聞は選挙期間中、県内各地のアベノミクスの実情に迫る「アベノミクスの現場から」を連載した。町工場や働く女性、駅前商店街、中山間地の農業地帯−−。アベノミクスの恩恵がまだ十分に行き渡っていない中、それでも懸命に前に進もうとしている地方のありのままの姿が、そこにはあった。

 「大義がない」と言われ続けた今回の衆院選の最大の意義は、それぞれの候補者がこの地方の「現場」に、少なからずは向き合えたことではないか。これから数年後に再び冒頭のような発言が繰り返されないためにも、まずは議席を得た顔ぶれにこそ、地方に寄り添う「一歩」を進める責務があることを、決して忘れてはならない。【石川貴教】

2710チバQ:2014/12/15(月) 23:04:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk28010257000c.html
2014衆院選:自民、1減7議席 民主、維新1議席 公明2、8区守る(その3) /兵庫
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。県内12小選挙区では、維新が1区で自民との接戦の末に議席を獲得した。維新の県内小選挙区での議席獲得は初めて。全国的に勢いを見せた自民だったが、県内では前回選より一つ減らし7選挙区勝利に終わった。公明は2、8区の議席を守った。維新以外の野党は11区で民主が議席を死守。次世代、共産は小選挙区で議席を得られなかった。県内の当日有権者数は453万5145人。投票率は50・86%(前回58・59%)だった。【衆院選取材班】

 ◆8区

 ◇中野さん、一騎打ち制す
 公明前職の中野さんが、共産新人の庄本さんとの一騎打ちを制し、再選を果たした。中野さんは「地方や家計でも景気回復を実感できる政策を続ける」と主張。中小企業の訪問を繰り返し、理解を求めた。また、自民の安倍首相や、小泉進次郎復興政務官らとも街頭に立ち、無党派層へも支持を広げた。当選が決まると、中野さんは尼崎市の事務所で「尼崎を元気にするため、みなさんの声を国に届ける」と2期目の抱負を語った。

 ◇一斉に票仕分け
 ○…兵庫8区の開票所となった尼崎市のベイコム総合体育館では、集まった市職員約400人が一斉に投票箱を開けて、票の仕分けをした。

 市では、先月16日に市長選があったばかり。選挙の事務にあたる市選挙管理委員会の職員にとっては、気の抜けない日々がさらに続いた。

 市選管の職員は「市長選が終わってから、すぐに衆院選の準備に取りかかったので休暇は先送り。疲れもたまっている」と打ち明ける。だが、開票作業に臨み「市長選の開票作業は混乱なく終えた。衆院選も、ミスをせず乗り切りたい」と語り、気を引き締めた。

 ◆6区

 ◇大串さん再選 無党派層にも浸透
 自民前職の大串さんが、4人立候補の争いを制し再選された。大串さんは「デフレからの脱却には金融政策、財政政策、そして成長戦略の3本柱以外に方法はない」とアベノミクスの継続を訴え、石破茂・地方創生担当相らも来援。自民と公明の支持層を固め、無党派層にも浸透した。

 当選が決まり、大串さんは伊丹市の事務所で「アベノミクスを次のステージにつなぐ。本格的な日本経済立て直しに尽力したい」と語った。

 ◆5区

 ◇谷さん、盤石の5選

 自民前職の谷さんが5選を果たした。自民支持層に加え、推薦を受けた公明支持層や各種団体からの支援も集め安定した態勢で臨み、街頭演説や個人演説会で国政での実績や政策をアピール。5区での候補者擁立を見送った民主の支持層や、無党派層も取り込み優位に戦いを進めた。谷さんは豊岡市の事務所で、背広に長靴姿で演台に立ち「地域まで行き渡る景気回復、地方創生に取り組む。おごることなく、謙虚に臨んでいく」と語った。

〔阪神版〕

2711チバQ:2014/12/15(月) 23:05:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk28010297000c.html
2014衆院選:自民、1減7議席 民主、維新1議席 公明2、8区守る(その4) /兵庫
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆7区

 ◇山田さん、手堅く再選 「働く人が希望持てる国に」
 自民前職の山田さんが、他の4人を破って再選を果たした。元銀行員の経験を生かして、経済政策を軸にした選挙戦を展開。「地方や中小企業にも景気回復を実感できるようにする」などと訴え、アベノミクスの継続を主張。保守層だけでなく無党派層にも支持を広げた。当選の報が届くと、山田さんは西宮市内の事務所で支持者と万歳を繰り返し「経済政策をしっかりと進めていく。一生懸命働いた人が希望を持てる国にしていきたい」と抱負を語った。

 ◇大前さん挑戦実らず
 兵庫県議を急きょ辞職し、立候補した無所属新人の大前さんが落選した。所属していた自民を除名されての挑戦。元衆院議員の父の地盤を引き継ぎ、国政への転身に支持者の理解を求めた。しかし、自民の支持層の一部しか取り込めず、無党派層への浸透も広がらなかった。支持者を前に大前さんは「私の力不足。今後も女性が輝ける社会を目指し、努力を続けたい」と再起を誓った。

〔三田版〕

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk28010276000c.html
2014衆院選:自民、1減7議席 民主、維新1議席 公明2、8区守る(その5止) /兵庫
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 第47回衆院選は14日投開票された。県内12小選挙区では、維新が1区で自民との接戦の末に議席を獲得した。維新の県内小選挙区での議席獲得は初めて。全国的に勢いを見せた自民だったが、県内では前回選より一つ減らし7選挙区勝利に終わった。公明は2、8区の議席を守った。維新以外の野党は11区で民主が議席を死守。次世代、共産は小選挙区で議席を得られなかった。県内の当日有権者数は453万5145人。投票率は50・86%(前回58・59%)だった。【衆院選取材班】

 ◆11区

 ◇松本さん、激戦制し6選
 民主前職の松本さんが自民新人の頭師さんらとの激戦を制した。姫路市安田の事務所では集まった支援者が6選を喜んだ。前回衆院選に続き、今回も民主公認の松本さんには「逆風」の選挙戦だった。衆院解散前に小選挙区県内唯一だった民主議席を守ろうと、陣営は「松本党」を強調。政党色より候補本人を前面に出した。自民衆院議員だった父から受け継いだ地盤や石見利勝・姫路市長の事実上の支援もあり、党派を超えて票を集めた。

 ◆10区

 ◇渡海さんが8選
 自民前職の渡海さんが維新、共産の新人を降し、8選を果たした。加古川市内の事務所には父元三郎さんの時からの後援会の人たちや県議、市議らが集まり、「当確」に沸いた。選挙期間中は「アベノミクスを広げ、経済対策に全力を挙げる」「団塊世代の一人として未来への責任を果たす」と思いを訴えてきた。中盤以降は、自民圧勝報道に警戒感を強め、「小選挙区制は何が起こるか分からない」と陣営を引き締めたことも奏功した。

〔播磨・姫路版〕

2712チバQ:2014/12/15(月) 23:06:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk30010227000c.html
2014衆院選:1区逆風も民主死守 有権者の選択肢少なく(その1) 自民、小選挙区と比例で3議席 /和歌山
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日投開票され、1区では民主前職の岸本周平さんが2012年の前回選に続いて議席を死守し、全国の自民大勝の流れに一矢を報いた。2区、3区はいずれも自民前職の石田真敏さんと二階俊博さんが圧勝した。1区で岸本さんに敗れた自民前職の門博文さんは前回選に続いて比例代表で復活当選した。小選挙区の全県での投票率は51・05%で、前回選より10・32ポイント下がり過去最低を更新した。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇岸本さんが3選
 岸本さんは全国で自民党が大勝する逆風の中、300票差で制した前回選より差を広げて議席を守った。和歌山市舟津町の事務所では、当選の知らせに支持者から大歓声が上がった。壇上の岸本さんは大きく息を吸い、「奇跡とは思っていない。アリのような小さな力が(社会を)変えていく。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 選挙戦ではたすきやのぼりに政党名を入れず、個人を強調した戦いを展開。国民年金の株式運用や閣議決定による憲法解釈の変更など政府を批判、教育支援を重視する長期的な地域活性化を訴えた。追い上げムードになってからは自転車で走り回り、夜遅くまで街頭に立って無党派層の支持も掘り起こした。

 ◇門さん当選に安堵 前回に続き比例復活
 門さんの比例代表での復活当選の知らせに、和歌山市北汀丁の事務所では安堵(あんど)の声が広がった。門さんは「2度目の挑戦も残念ながらかなわなかったが、比例でもらった議席を大切に和歌山のために地道に活動を続けたい」と述べた。

 選挙戦では元ホテル運営会社社長の経歴を生かし、カジノを核とする総合リゾート開発で関西国際空港から外国人観光客を呼び込む地域振興策などを訴えた。安倍首相も序盤に来県するなど党の手厚い支援も受け、歌手の松山千春さんなどの応援も受けて無党派層への浸透を図った。

 ◆2区

 ◇石田さん盤石6選
 石田さんは危なげなく6選を決め、多くの支持者や首長らが集まった岩出市高瀬の事務所そばの駐車場に大きな拍手に迎えられて登場。「準備期間も短く、非常に難しい選挙だった。地方創生やインフラ整備、防災などをやってもらいたいという皆さんの声を受け止め、これからも頑張っていきたい」と笑顔で語った。

 選挙戦では県議や海南市長を歴任してきた実績に加え、党の税制調査会や国家戦略本部などで幹部を務めた経験を強調。今回から2区に編入された有田市にも盛んに足を運び、防災や高齢化に対応したインフラ整備などにも取り組むと約束した。石破茂・地方創生担当相らの応援も受け、党派や年代を超えて幅広い支持を受けた。

 ◇阪口さん浸透せず 橋下氏応援も伸び悩む
 阪口さんの海南市藤白の事務所では、詰めかけた支持者らが沈んだ表情を見せた。阪口さんは「力が及ばず申し訳ない。これからも、しがらみのない政治活動を貫いていきたい」と肩を落とした。

 選挙戦では突然の解散で陣営スタッフも少ない中、広い選挙区内を精力的に歩き回った。前回選直前に維新に移ったことで反発を受けた古巣の民主の支持層にも浸透を図り、終盤に駆けつけた橋下徹・党共同代表の街頭での応援演説には1000人を超す聴衆が集まる盛り上がりを見せたが、大きな得票には結びつかなかった。

 ◇便利な図書館内投票 駐車場整備に課題も
 ○…投票所は県内に845カ所設けられた。そのうちの一つ、県立図書館内(和歌山市西高松1)の投票所では、本を借りたり、館内の催しに参加したりするのに合わせて投票する人の姿が目立った。図書館は先月の知事選でも投票所になっており、駐車場や駐輪場の警備を担当した畑中和男さん(74)は「知事選よりも関心が高まっているのか、足を運ぶ人が多いような気がする」と話した。ただ、駐車場の満車表示を見て「どれくらいかかりますか」と畑中さんに尋ねてそのまま引き返すドライバーもいたといい、「何か対策が必要なのでは」と語った。

2713チバQ:2014/12/15(月) 23:06:53
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 ■解説

 ◇有権者は政権注視を
 自民党への全国的な追い風の中、民主の岸本周平氏が前回選同様に1区で議席を死守した。前回300票だった門博文氏との得票差をさらに広げたが、党名をほとんど出さずに戦った岸本氏の選挙戦からは、民主がそのまま支持を得たとは言い難い。自民や公明に比例票を投じた与党支持層の中にも、小選挙区では岸本氏を支持する個人票が相当数あったと言うべきだろう。
 民主も維新も県内での候補擁立は1選挙区ずつにとどまり、はっきりした存在感を示すことはできなかった。逆に争点を経済政策一本に絞った自民は今回も2区、3区で圧勝したものの、この投票率の低さをみると、有権者が与党の政策に全権委任したとは言えない。小選挙区の候補者8人中7人が前回選と同じ顔ぶれになるなど、選択肢が乏しかったことも投票率低迷に拍車をかけた。長期的な影響の大きい原発再稼働や集団的自衛権行使の是非が十分に議論されたとも思えない。

 ただ、全国では与党が大勝し、今回の結果を受けて「政策に全面的信託を得た」ととらえるだろう。監視する野党の議席数が伸びず、今後、私たち有権者にはこれまで以上に政権を注視していく覚悟が求められる。【稲生陽】

2714チバQ:2014/12/15(月) 23:07:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk30010246000c.html
2014衆院選:1区逆風も民主死守 有権者の選択肢少なく(その2止) /和歌山
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇二階さん圧倒11選
 二階さんは田辺市上屋敷2の事務所で首長、県議や大勢の支持者と握手を交わして万歳三唱。「和歌山県が生み出した国土強靱(きょうじん)化という構想を日本全国にお認めいただいている現状だが、それを具体的に発展させていかなくてはならない。これからの大きな仕事だと思っている」とあいさつし「最初の選挙の時の気持ちに立ち返って、11回目の当選をかみしめ、皆さんの期待に応えていきたい」と力を込めた。

 選挙戦では3日間だけ3区に戻り、それ以外は党総務会長として県外の自民候補の応援に飛び回った。その間は地元の首長や県議らが代わりに街頭や個人演説会に立ち、高速道路の紀伊半島一周や防災対策などを訴えて支持を広げた。

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二階俊博(にかい・としひろ) 75 自 前(11)

 党総務会長・国土強靱化総合調査会長▽全国旅行業協会長[歴]衆院議院秘書▽県議▽運輸相▽北海道開発庁長官▽保守党幹事長▽保守新党幹事長▽党総務局長・国対委員長▽経産相▽予算委員長▽中大=[公]

2715チバQ:2014/12/15(月) 23:08:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk37010412000c.html
2014衆院選:自民1、3区で勝利 景気回復へ期待 民主、2区で議席守る(その1) /香川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 衆院選は14日、投開票された。1区は自民前職の平井卓也氏(56)、2区は民主前職の玉木雄一郎氏(45)、3区は自民前職の大野敬太郎氏(46)が小選挙区を制した。全国的に優位な選挙戦を展開した自民が、県内でも1区と3区を制し、2議席を獲得する一方、2区は民主が議席を守りきる形となり、前回(12年)と同じ結果となった。投票率は50・56%(前回59・04%)と過去最低を記録。選挙区別では1区50・06%(同58・90%)、2区53・86%(同60・50%)、3区47・61%(同57・63%)。県内の当日有権者数は81万9924人だった。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇平井氏、組織で6選
 経験豊富な自民前職の平井氏が堅調に支持を広げ6選を果たした。推薦する公明や約1000の企業・団体の支援を受けながら、党支部の分厚い組織力を生かして順調に票を固めた。「『精神のデフレ』からの脱却が必要だ。景気回復の実感を届ける」とアベノミクス継続への支持を訴え、無党派層にも広く浸透した。

 民主前職の小川氏は「日本の将来を切り開く、本物の改革が必要だ」と社会保障制度などの改革を主張。選挙協力する連合香川の支援を受け、高松市中心部での街頭演説で無党派層への浸透を図ったが及ばなかった。

 共産新人の河村氏は消費増税中止や原発再稼働反対など他候補との違いを強調したが、浸透しなかった。

 ◇「景気回復へ向け全力」
 高松市鹿角町の平井氏の事務所では、夕方から続々と支援者らが集まりテレビの開票速報を固唾(かたず)をのんで見守った。当選の知らせが入ると、待ちわびた支援者から歓声や拍手がどっとわいた。平井氏は「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

 11月には法案作りから関わったサイバーセキュリティ基本法が成立するなど、得意分野のIT関連でも実績を重ねてきた。万歳三唱して花束を受け取った平井氏は「香川創生のため国政に送り出してもらえ、感謝。景気回復の実感を届けるため、全力でまい進する」と決意を述べた。

 ◆2区

 ◇玉木氏、実績で3選
 前回選で逆風の中、小選挙区を死守した民主前職の玉木氏が今回も勝利を収めた。玉木氏は国会議員としてトップクラスの質問数や議員立法数などの実績をアピール。「古里で聞いた声や思いを国会に届ける」と呼びかけ、民主支持層だけでなく、無党派層や他党の支持層からも幅広く支持を得た。

 自民前職の瀬戸氏は、念願の小選挙区勝利に向けて、党組織をフル動員。安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相、谷垣禎一幹事長など閣僚や党幹部が続々と応援に入ったが上滑りし、自民の支持層を固めきれず、次点に甘んじた。

 共産新人の佐伯氏は、消費増税ストップや憲法9条を生かした平和外交などを訴え、他党候補との違いを強調したが及ばなかった。

 ◇「皆さんにご恩返しを」
 さぬき市寒川町石田東の玉木氏の事務所には支援者らが詰めかけ、テレビの開票速報を見守った。「当確」の一報が流れると集まった人々から「やった!」と大歓声が起こり、間もなく姿を現した玉木氏が、拍手が巻き起こる中、迎え入れられた。

 民主に逆風が吹き荒れた前回に続き、全国的に自民の優勢が伝えられる中での選挙戦だったが、着実に支持を広げて勝利した。

 集まった人々と万歳で喜びを分かち合った玉木氏は「厳しい選挙を勝ち抜くことが出来た。皆さんにご恩返しができるよう頑張りたい」と意気込んだ。

2716チバQ:2014/12/15(月) 23:09:15
 ◇小川氏、瀬戸氏、比例で復活
 ◇活躍を誓う−−小川氏
 小選挙区で平井氏に敗れた民主前職の小川淳也氏(43)は比例代表四国ブロックで前回に続き復活当選を果たした。高松市上天神町の事務所に復活当選の知らせが届くと、待ちわびた支援者らからは歓喜と安堵(あんど)の声に包まれた。

 突然の解散による時間の限られた厳しい選挙戦で、社会保障制度の抜本的改革など独自の主張を続けてきた。大きな拍手で迎えられた小川氏は「投票してくれた人への感謝と申し訳ない気持ちを決意に変えて、世代交代を成し遂げたい。暮らしに根ざした政治を目指す」と深々と頭を下げて、涙ながらに国政での更なる活躍を誓った。

 ◇「全力尽くす」−−瀬戸氏
 小選挙区で敗れた自民前職の瀬戸隆一氏(49)は、前回に続き比例代表四国ブロックでの復活当選で再選を果たした。坂出市白金町の事務所に当選の知らせが入ると、残っていた支持者からは歓喜と安堵の声が上がった。

 瀬戸氏は、アベノミクス継続への支持を訴える一方で、地方創生に取り組む決意も述べて選挙戦を展開。公示後には長男誕生の吉報も舞い込み、大きく背を押された。

 大きな拍手で迎えられた瀬戸氏はマイクを握り、「小選挙区で勝利できず申し訳ない。しかし、再び国政に送っていただく以上、全力で頑張りたい」と決意を述べた。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk37010429000c.html
2014衆院選:自民1、3区で勝利 景気回復へ期待 民主、2区で議席守る(その2止) /香川
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆3区

 ◇大野氏、安定の再選
 「地方創生」などを訴え、自民、公明支持層の支援を受けた大野氏が終始安定した選挙戦を展開して再選を果たした。引退した元防衛庁長官の父功統(よしのり)氏の地盤を引き継ぎ、初当選を果たした前回選と違い、突然の解散で支援者回りなどが不十分な面もあったが、危機感を強調し、陣営を引き締めたのが奏功した。

 国政初挑戦となった高田氏は、安倍政権の政策を批判し、消費増税や集団的自衛権行使などの反対を中心に訴え、連合香川の支援を得て無党派層への浸透を図ったが、伸び悩んだ。

 土岐氏は全国的な共産への追い風をばねに、党派を超えて政権に批判的な層の支持を取り込もうとしたが、及ばなかった。

 ◇「地方創生・人口減対策を」
 観音寺市本大町の大野氏の事務所では、テレビで「当選確実」の一報が流れると、詰めかけた大勢の支援者からは喜びの歓声と拍手が湧き起こった。支持者らと万歳をした大野氏は「皆様のお陰で当選できました」と頭を下げた。

 1期目は、研究者出身の議員として科学技術やイノベーションの分野で実績を積み、豊富な海外経験から党外交に参加する機会もあった。大勢の支援者を前に大野氏は2期目の抱負として、「地方創生と人口減少対策の中長期課題にしっかり取り組みたい」と述べ、気持ちを引き締めていた。

2717チバQ:2014/12/15(月) 23:10:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk40010200000c.html
2014衆院選ふくおか:自民、全選挙区で勝利 野党共闘、実らず(その1) /福岡
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 県内11小選挙区に35人が立候補した衆院選が14日投票され、即日開票の結果、追加公認を含めて自民の前職11人全員が当選し、前回衆院選に続いて県内の全小選挙区を自民が独占した。投票率が伸び悩む中、組織力に勝る自民が手堅く支持組織の票をまとめ、野党を引き離した。

 前回県内の議席を失った民主は、福岡都市圏と北九州市で元職6人を擁立。4区に前職を立てた維新、11区に新人を立てた社民ともそれぞれ県レベルで協力し「反自民」票の取り込みを狙ったが、小選挙区での野党共闘は空振りに終わった。ただ民主、維新は比例九州ブロックで復活当選し、勢力回復に向けて一定の足掛かりとなった。

 全小選挙区に候補を擁立した共産は小選挙区でこそ議席を獲得できなかったが、比例票を伸ばし、9区の新人が議席を確保した。

 各党の地方議員などが候補者の支援でフル活動した今回の衆院選の結果は、県政界の勢力図を決める来春の統一地方選に影響する可能性がある。【井本義親】

 ◆2区

 ◇鬼木さん、接戦制す 稲富さんら振り切り再選
 自民前職の鬼木誠さん(42)が民主元職の稲富修二さん(44)らの追い上げを振り切り、再選。福岡市中央区の事務所に集まった大勢の支援者が喜びを分かち合った。

 鬼木さんは、選対本部長を務めた山崎拓・元自民党副総裁の後継として保守系の県議や市議の手厚い支援を受け選挙戦を展開。街頭などで、アベノミクスの継続を強調し「地方の景気を回復させ財政再建する」と呼び掛けた。また、推薦を受けた公明との連立による安定した政権運営をアピール。個人演説会では公明の議員と共に支援を呼びかけた。企業・団体の支援者約1000人を集めた集会も企画し、幅広く支持を得た。

 稲富さんは、前回選挙後も党の支持率が低迷する中、朝のつじ立ちを続けるとともに地域行事にも積極的に参加するなど、地道に個人の支持を広げた。県レベルで推薦を受けた維新、社民の野党統一候補として「反自民の受け皿」を強調。重点区と位置づけた党も幹部を積極的に送り込んでてこ入れしたが、党への不満をぬぐいきれなかった。

 共産新人の倉元達朗さん(47)は「安倍暴走政治をストップさせる」と訴えたが、十分に広がらなかった。【下原知広】

 ◆1区

 ◇激戦 自民が追加公認、井上さん笑顔 山本剛さんら及ばず

 自民が追加公認した前職、井上貴博さん(52)が親子3代で県議を務めた地盤を固め、民主元職の山本剛正さん(42)らを制して再選を決めた。自民分裂で三つどもえの激しい選挙戦となったが、最後は組織力と知名度に勝る井上さんが逃げ切った。

 井上さんは前回選で、7期連続して議席を守っていた民主の元環境相、松本龍さん(63)を破った。しかし前回1区での自民公認を見送られて比例九州で初当選した前職の新開裕司さん(46)が1区での出馬を譲らず、2人とも無所属での立候補となった。前回の8区から国替えした山本さんも加わり、3人は激しいデッドヒートを展開した。

 井上さんは麻生太郎副総理が全面的にバックアップした。選挙戦最終盤には安倍晋三首相の昭恵夫人も応援に駆け付け、政府とのパイプの太さを強調。アべノミクスや、安倍政権下でスタートした福岡市の国家戦略特区の継続を訴えて再選を果たした。同市の高島宗一郎市長の支援も受けた。

 山本さんは「歴史ある1区に再び民主の旗を立てたい」と訴えて民主支持層を固め、自民分裂も追い風となった。海江田万里党代表ら幹部が相次いで応援に入って、一定の支持を広げた。

 新開さんは自身が秘書として仕えた古賀誠・元自民党幹事長をはじめ、地元議員らの支援を受け、公明票の一部を取り込んだが、自民支持層に浸透しきれず届かなかった。【中山裕司】

2718チバQ:2014/12/15(月) 23:10:30
◆3区

 ◇古賀さんが大勝 藤田さんら引き離し再選
 自民前職の古賀篤さん(42)が民主元職の藤田一枝さん(65)らを退けて再選。当選確実の報を受けて、事務所は歓喜の輪に包まれた。

 財務省出身の古賀さんは政界を引退した太田誠一元農水相の地盤を引き継ぎ、2012年の前回選で初当選。1期目の2年間は国会審議の傍ら週末を福岡で過ごし、地元の催しに参加するなどして知名度アップに努めた。

 今回は推薦を受けた公明、県農政連の後押しもあり、組織戦を展開。アベノミクスの継続や少子化対策の推進を訴え、自民、公明支持層の他、年の近い子育て世代など無党派層の一部にも支持を広げた。

 藤田さんは満足な国会審議もなく集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたことなど「自民1強」政治への批判で無党派層の支持を得たが、全体に広がりがなかった。

 共産新人の川原康裕さん(33)は反自民票の受け皿になり得ず埋没した。【平川哲也】

 ◆8区
 ◇麻生さん安定12選 知名度や組織力生かす

 自民前職の麻生太郎さん(74)が安定した戦いぶりで共産新人の河野祥子さん(34)を破り、12回目の当選を飾った。

 小選挙区制に移行して7回目の今回、初めて民主が候補者を立てず、自共一騎打ちの構図になった。麻生さんは安倍内閣の要の閣僚で、しかも派閥のリーダーという立場のため、選挙期間中の地元入りは公示日の2日のみ。財務相としての公務のほか若手議員の応援で全国を飛び回った。陣営は本人不在の選挙戦を迫られたが、抜群の知名度と組織力で自公支持層をまとめ野党支持層や無党派層にも支持を広げた。

 初めての選挙が国政挑戦となった河野さんだが、出馬が決まったのは解散の直前。女性の視点も交えながらアベノミクス批判や消費税引き上げ反対、原発再稼働反対などを訴えたが及ばなかった。【平山千里】

 ◆4区

 ◇宮内さん、手堅く 河野さんは比例で笑顔
 自民前職の宮内秀樹さん(52)が幅広い支持を集め、維新前職の河野正美さん(53)らを破って再選を果たした。公明の他、農政連や商工会など多くの団体・企業から推薦を取り付け、終始優位に戦いを進めて議席を守った。河野さんは比例で復活当選した。

 宮内さんは安倍政権を信任するかどうかが争点と強調。「日本が元気になる流れを止めてはいけない」と訴え、無党派層にも浸透した。甘利明経済再生担当相や菅義偉官房長官らも応援に入り、アベノミクス効果をアピールして支持を広げた。

 河野さんは、候補擁立を見送った民主の推薦を受け県レベルで共闘。「自民の暴走を食い止めるために野党勢力の結集を」と訴えた。民主票の掘り起こしや無党派層への浸透を図ったが、及ばなかった。

 共産新人の新留清隆さん(59)は反自民の受け皿として消費増税の中止や原発ゼロ、沖縄の基地問題などを訴えたが浸透しきれなかった。【柴田種明】

 ◆11区

 ◇武田さん盤石5選 藤中さん、票伸ばせず
 自民前職の武田良太さん(46)が、社民新人の藤中寛之さん(40)と共産新人の山下登美子さん(61)を降し、5回目の当選を果たした。

 副防衛相や党県連会長などを務めた武田さんは「税金は下げて福祉は手厚くしろ、と言うような無責任な政党に国は任せられない」と、政権与党としての存在感をアピール。行政区ごとの「世話人」を通じてこまめに地盤を固め、多くの企業・団体の推薦も受けるなど盤石の態勢で臨んだ。推薦を得た公明の支持層も手堅くまとめ、維新など他党支持層や無党派層にも食い込み、悲願の「大臣になれる資格の切符」を手に収めた。

 藤中さんは県内唯一の社民公認で、吉田忠智党首や福島瑞穂副党首、県内で共闘する民主の大久保勉県連代表が来援。だが、公示直前の出馬表明という出遅れなどが響き、支持が広がらなかった。3度目の国政挑戦となった山下さんは前回より躍進したが及ばなかった。【荒木俊雄】

2719チバQ:2014/12/15(月) 23:11:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk40010325000c.html
2014衆院選ふくおか:自民、全選挙区で勝利 野党共闘、実らず(その2止) /福岡
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆6区

 ◇鳩山さん圧倒、抜群の安定感で13選
 「安倍政権の応援団長」を自認する自民前職の鳩山邦夫さん(66)が各種団体の支援も受け、抜群の安定感で13選を果たした。

 鳩山さんは選挙期間中、他候補の応援で全国を飛び回ったが、後援会組織が毎夜、個人演説会を開催。「圧倒的な得票で国会へ」を合言葉に、最後まで活発に運動した。

 普段からこまめに活動していることもあり、東京から国替えして4度目の選挙ながら、すっかり「地元の顔」に定着。無党派層も取り込みながら、固い地盤を見せつけた。

 小選挙区制度が導入されてから初めての自共対決で、共産新人の金子睦美さん(53)は「政権の暴走にストップをかける」を合言葉に反自民票の受け皿を狙った。遊説を中心に消費増税反対など党の政策を訴えたが、急な解散で準備不足もあり、十分に浸透しなかった。【上村里花】

 ◆9区

 ◇三原さん堅実7選 緒方さん、真島さん比例復活
 自民前職の三原朝彦さん(67)が7選を果たした。民主元職の緒方林太郎さん(41)と共産新人の真島省三さん(51)も比例で復活当選した。

 三原さんは当初、来年1月25日投開票の北九州市長選の候補擁立をめぐり、県議や市議が独自候補擁立派と北橋健治市長支持派に分かれて争った影響が懸念された。突然の解散で、企業・団体の推薦取り付けも大幅に遅れ、緊急会議を開いて働きかけの徹底を確認する場面もあった。

 ただ、今回初めて選対本部相談役に新日鉄住金会長が就任したのをてこに、かつて民主支持が多かった地場企業を精力的に回った。議員や後援者ごとに色分けした支持者カードを使い、決起大会への動員も徹底した。これまで本格的な支援を得られなかった地域有力者へも食い込み、出遅れを盛り返した。

 緒方さんは前回の落選以降、徹底的な地域回りを続け、約1万5000人の地元有権者と会ってきた実績を強調。行政改革の徹底や、現政権の集団的自衛権の行使容認を批判して支持を広げ、国政に返り咲いた。

 真島さんも消費増税の中止、働く人や中小企業の収入安定などを訴えて一定の支持を得て、初当選を果たした。【祝部幹雄】

 ◆7区

 ◇藤丸さん大差 強固な保守地盤で再選
 自民前職の藤丸敏さん(54)が強固な保守地盤を背景に、共産新人の江口学さん(40)を大差で破り、再選を果たした。小選挙区制度が導入されて以降、自民候補が選挙区を制するのは、7回連続。

 前回、古賀誠元自民党幹事長の後継として全面支援を受けて初当選した藤丸さん。今回も古賀氏から引き継いだ後援会が序盤から活発な運動を繰り広げ、無党派層にも浸透した。企業や業界団体回りも精力的にこなし、古賀氏の秘書として長年培った中央省庁などとのパイプを強調。街頭や個人演説会で「アベノミクスはこれから地方経済に波及する。地方創生のために働かせてほしい」と訴えた。

 江口さんは「アベノミクスで庶民の暮らしは良くならない。格差を広げる政治をやめよう」と訴えたが、共産支持層以外への広がりを欠いた。【近藤聡司】

 ◆5区

 ◇原田さん、実績7選 楠田さんらの挑戦退ける
 自民前職の原田義昭さん(70)が民主元職の楠田大蔵さん(39)との5度目となる対決を制し、7選を果たした。

 原田さんは「誇れる国家 強い経済」を訴え、医師会、薬剤師会、商工会など約250団体の推薦を取り付けて幅広く浸透。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で懸念される農業者票も米など重要5品目を守ると訴え、県農政連の推薦を得て乗り切った。高齢多選批判も自公の固い地盤に支えられた盤石の戦いではねのけた。

 楠田さんは、細野豪志元党幹事長の「私の右腕としてもう一度国政に送って」との手紙をビラやはがきに刷り込みPR。労組など60団体の推薦も得て駅頭などで支持を訴えた。しかし、離党、公示直前の復党への理解が十分得られず、維新支持層や無党派層には浸透しきれなかった。

 共産新人の田中陽二さん(58)は2回目の選挙戦、消費増税反対などで一定の支持を得た。【勝野昭龍】

2720チバQ:2014/12/15(月) 23:11:29
◆10区

 ◇山本幸さん万全、城井さんら破り7選
 自民前職の山本幸三さん(66)が、民主元職の城井崇さん(41)らを破り、7選を果たした。

 山本さんは前回11区から10区に移り、2度目の戦い。11区時代に反目していた公明との連携を今回は深め、推薦を早々と取り付けた。前回比例に回った前職を支援した地元の医師、歯科医師、薬剤師各団体の会合にも出席するなど市内の各種団体、その傘下企業を徹底して回り、組織票を手堅くまとめた。演説ではアベノミクスの仕掛け人であることをアピールし、消費増税延期の必要性を訴えて、野党批判票も取り込んだ。

 前回5万5000票だった城井さんは民主党への信頼を回復するまでに至らなかった。企業や団体回りを繰り返したほか、自らの生い立ちに重ねて、アベノミクスの恩恵を受けにくい若者、子育て世代に支持を訴えたが、無党派層への浸透が進まなかった。

 共産新人の高瀬菜穂子さん(54)は、共産支持層を固め、自民批判票を集めたが及ばなかった。

 元自民県議の前職、佐藤正夫さん(59)は、所属していたみんなの党が11月末に解党したことが響いた。無所属で立候補したが、支持の広がりに欠けた。【宍戸護】

2721チバQ:2014/12/15(月) 23:12:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk41010255000c.html
2014衆院選・さが:民主、1区を激戦で奪還 2区は自民新人(その1) /佐賀
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 14日投開票の衆院選で県内小選挙区は1区で民主前職、2区で自民新人が当選を決め、1議席ずつ分け合った。1票の格差是正に向けた「0増5減」に伴い選挙区が三つから二つに減り、初めての衆院選だった。1区は民主前職の原口一博さん(55)=社民県連支持=が接戦の末、自民前職の岩田和親さん(41)=公明推薦=と共産新人の古賀誠さん(29)を抑え、7回目の当選を決めた。2区は前知事で自民新人の古川康さん(56)=公明推薦=が民主前職の大串博志さん(49)=社民県連支持=と共産新人の御厨(みくりや)さとみさん(33)を大差で破り、初当選した。旧2区から比例九州に転出した自民前職の今村雅弘さん(67)は当選した。比例九州に重複立候補した岩田さんと大串さんは復活当選した。当日有権者数は68万935人。投票率57・77%(前回61・86%)で過去最低だった。

 ◆1区

 ◇原口さん「奇跡の7選」
 民主の原口さんが自民岩田さんと共産古賀さんを破り、7回目の当選を決めた。支持者が詰め掛けた事務所で「よくやった」「おめでとう」と歓声や拍手が湧き起こった。

 原口さんは今夏、右脚を骨折して、入院中に解散を迎えた。療養中の身を押して登壇した事務所では「ベッドから一歩も動けない中で、どうしてこんなに得票をいただけたのか。奇跡の選挙、奇跡の勝利だ」と、元気な姿で喜んだ。

 選挙戦は、あまり外出できない本人はインターネットを通じて政策提言などを発信した。各地で開いた個人演説会では本人に代わり長男や、応援の民主参院議員らが地域主権改革などを訴えた。

 岩田さんは公明の推薦やJAグループ佐賀の政治団体・県農政協議会など業界団体の支援を受け、選挙中、安倍晋三首相も応援に駆け付けた。吉野ケ里町や佐賀市三瀬村など新たに1区に加わった地域を巡り、知名度アップを図ったが、及ばなかった。

 古賀さんは連日の街頭演説で党の政策を訴えたが、十分に支持が広がらなかった。【松尾雅也】

 ◇岩田さん、復活で再選
 比例九州に重複立候補していた自民の岩田さんが復活当選し、2回目の当選を果たした。小選挙区では前回2012年に破った民主の原口さんに今回は接戦の末、突き放され、涙をのんだ。復活当選の知らせが入ると、佐賀市の事務所に集まった支持者から「よし」と声が上がり、陣営幹部もほっとしていた。

 岩田さんは「責任をしっかりと全うするために精進をしていきたいと決意している」と硬い表情で述べた。選挙戦では党幹部が次々応援に駆け付けたが、新区割りで農村部などに区域が広がり、知名度不足が響いた。【松尾雅也】

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2722チバQ:2014/12/15(月) 23:12:38
 ■解説

 ◇安倍政権への不安感か
 1票の格差是正に向けた「0増5減」で小選挙区が3から2に減ったうえ、安倍晋三首相の突然の解散で各陣営はもとより、有権者も振り回された衆院選だった。慌ただしさの中、1区は民主前職、2区は自民新人が当選した。前回の自民の3議席独占が崩れ、与野党で議席を分けた。

 安倍首相は「アベノミクスへの評価」を解散総選挙の大義に位置づけた。だが、佐賀県は10月の有効求人倍率(季節調整値)が全国の1・10を大きく下回る0・88になるなど、現実に好景気の実感は乏しく、将来のアベノミクス効果自体をイメージしにくい状況だ。

 1区では入院中の民主の原口さんが、自公の組織戦を展開した岩田さんを振り切った。原口さんの個人人気の高さはあるが、岩田さん惜敗の理由は、安倍政権の経済政策への疑問や、集団的自衛権行使など強気一辺倒な姿勢への有権者の不安の表れではなかろうか。

 2区の自民の古川さんは約11年半の知事の実績に加え、引退した自民重鎮の保利耕輔氏の全面支援を受け、初当選した。決め手は前知事の知名度と“保利ブランド”のお陰といえる。不景気の中、決して安倍首相が信任された結果とは捉えがたい。

 県には、玄海原発再稼働、佐賀空港へのオスプレイ配備計画、国営諫早湾干拓事業の開門問題−−など課題は山積だ。選挙戦では野党候補も含め、これら県民に身近な課題について具体的な論戦が少なかった印象だ。新議員には国家レベルだけでなく、地域に目を向けた活動に期待したい。【松尾雅也】

http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk41010263000c.html
2014衆院選・さが:民主、1区を激戦で奪還 2区は自民新人(その2止) /佐賀
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 ◆2区

 ◇古川さん、地の利生かす
 自民、古川さんの支持者が集まる唐津市のホテルの会場に当選確実の一報が伝わると、大きな拍手が起こった。古川さんは「当選できたのは皆様のお陰です」と頭を下げ、感謝した。3期目途中まで務めた知事の経験を生かすと強調し「日々の活動、国政において期待される活動を実現していきたい」と決意を語った。

 任期を約5カ月残しての知事辞職に野党県議らから「県政の投げ出しだ」と批判を受けたが「経験を別のステージで実現させる。いかにしたら地方が良くなるかで頑張りたい」と訴え、巻き返した。2区の拠点都市の唐津市出身の地の利に加え、圧倒的な知名度と、引退した自民重鎮の保利耕輔氏の後ろ盾で、選挙戦を優位に展開した。公示1週間前の出馬表明で出遅れはあったが、終盤には安倍晋三首相も応援に入り、組織をまとめ上げた。

 旧2区が地盤の民主、大串さんは草の根運動を展開、選挙中、民主の大臣経験者らが応援に入ったが、唐津市など旧3区で十分に浸透できなかった。共産の御厨さんは原発再稼働反対やアベノミクス批判を訴えたが、及ばなかった。【石井尚】

 ◇「国民目線受け止める」大串さん、復活で4選−−古川さん追うも
 比例九州に重複立候補していた元首相補佐官で民主の大串さんが復活当選を果たした。比例名簿1位に登載され、復活の可能性が高かったが、2区では前知事で自民の古川さんを懸命に追った。旧3区の県北西部など民主支持層が少ない地域でも、個人人気で食い込みを図った。

 復活当選が決まると、江北町の事務所に詰めかけた支持者から大きな拍手と歓声が上がった。大串さんは「皆様のお支えに心から感謝申し上げたい。小選挙区で結果を残せなかったのは私の力不足。国民目線をしっかり受け止める政治を力強く進めていく」と誓った。【生野貴紀】

2723チバQ:2014/12/15(月) 23:20:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014121500756
得票2倍でも涙=高得票落選・低得票当選【14衆院選】


 衆院選の小選挙区当選者のうち、最も得票が少なかったのは維新の党の丸山穂高氏(大阪19区)の5万6119票だった。一方、自民党の船橋利実氏(北海道1区)は丸山氏の2倍近い10万5918票を獲得しながら、民主党候補に惜敗した。
 船橋氏は相手候補の得票数に対する自身の得票割合を示す惜敗率が91.0%だったが、比例北海道で次点となり、復活当選も果たせなかった。
 民主党の海江田万里氏(東京1区)も高得票落選者の1人で、8万9232票を得たものの苦杯を喫した。
 小選挙区当選者の中で最多得票は、自民党の小泉進次郎氏(神奈川11区)の16万8953票。次いで河野太郎氏(神奈川15区)の15万5388票だった。
 比例復活組の最少得票は、維新の横山博幸氏(愛媛2区)の2万2677票。比例四国ブロック名簿で別の同党候補者と同一順位だったが、惜敗率で上回り復活当選した。

◇高得票落選・低得票当選上位5人
【高得票落選者】
 10万5918票 船橋利実 (自民、北海道1区)
  9万4975票 勝部賢志 (民主、北海道5区)
  8万9232票 海江田万里(民主、東京1区)
  8万7584票 末松義規 (民主、東京19区)
  8万6252票 山岡達丸 (民主、北海道9区)
【低得票当選者(比例復活除く)】
  5万6119票 丸山穂高 (維新、大阪19区)
  5万6856票 小熊慎司 (維新、福島4区)
  5万7168票 村上誠一郎(自民、愛媛2区)
  5万7935票 赤嶺政賢 (共産、沖縄1区)
  5万9280票 大島理森 (自民、青森3区)
【低得票比例復活者】
  2万2677票 横山博幸 (維新、愛媛2区)
  2万4275票 斉藤和子 (共産、千葉4区)
  2万6443票 真島省三 (共産、福岡9区)
  3万1478票 清水忠史 (共産、大阪4区)
  3万4293票 勝沼栄明 (自民、宮城5区)
(2014/12/15-12:06)

2724チバQ:2014/12/15(月) 23:30:01
加藤鮎子
宗清皇一
仲里利信 

もう一人誰ですか・・・?
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014121500603
新人当選者が激減=世襲議員は23.6%【14衆院選】


 衆院選の新人当選者は小選挙区4人、比例代表39人の計43人だった。全議員に占める新人比率は9.1%で、前回選挙から29.3ポイントの大幅減となった。自民、民主両党が前職、元職議員を多数擁立し、新人候補者(604人)が少なかったことが要因とみられる。
 自民党の新人は15人で同党当選者の5.2%。民主党の新人は金子恵美氏(比例東北)だけだった。
 一方、父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員、または三親等内の親族に国会議員がいて、同一選挙区から立候補した候補者を「世襲」と定義した場合、112人が世襲当選者で全当選者の23.6%を占めた。
 政党別では、自民の91人が圧倒的に多く、同党の31.3%が世襲議員。今回、初当選した加藤鮎子氏は加藤紘一元官房長官の三女だ。 (2014/12/15-10:35)

2725チバQ:2014/12/15(月) 23:32:11
>>2623
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150213-n1.html
2014.12.15 22:34
【衆院選2014】
接戦目立った小選挙区 最少票差は新潟2区の102票 2千票以内の僅差は10選挙区 





 各地で“接戦区”が目立った今回の衆院選で、当落の「差」が最少だったのは新潟2区の102票。しかも2千票以内の僅差で決着がついた選挙区は全295選挙区のうち10に上り、平成24年の前回衆院選(300選挙区)の8より増えた。

 新潟2区は自民党の細田健一氏が7万589票、民主党の鷲尾英一郎氏が7万487票を獲得し、細田氏が辛勝した。鷲尾氏の惜敗率は99・86%で、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。栃木2区の福田昭夫氏(民主)は西川公也農水相(自民)を199票差で退け、北海道7区の伊東良孝氏(自民)は鈴木貴子氏(民主)を225票差で振り切った。

 2千票差以内で敗れた大半の候補が比例で復活当選する中、山形3区の阿部寿一氏は加藤鮎子氏(自民)に1488票差で惜敗したが、阿部氏は無所属のため比例との重複立候補ができず、7万8384票を獲得しながらも落選した。

2726チバQ:2014/12/15(月) 23:32:45
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150211-n1.html
2014.12.15 22:30
【衆院選2014】
揺り戻し?支持層の緩み?「自民300超」はどこへ…





 自民、公明の連立与党は衆院選で3分の2超の議席を確保し、自民単独でも291議席(追加公認を含む)を獲得した。ただ、報道各社の事前の情勢調査では、自民党は300議席を超えるとされていた。情勢報道で「揺り戻し」現象が起きた可能性が浮かび上がってきた。

 報道各社は2日の公示直後から序盤情勢を探り、産経新聞は4日付朝刊で「自民300議席超の勢い」との情勢記事を掲載した。毎日新聞や朝日新聞も同日付で自民党大勝の可能性があるとの見通しを示した。

 その後も報道の傾向に変化はなく、産経が4〜7日にFNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した終盤情勢調査で、自民党は331〜306議席の可能性があると報じた。

 そうした報道で有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が働けば、300議席を大きく上回る可能性もあった。しかし、実際には劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れる「アンダードッグ効果」が働いたようだ。

 結果的に各選挙区で接戦が繰り広げられ、産経の終盤情勢の分析で自民党優勢とした選挙区のうち、22選挙区で民主党などの野党候補が勝利した。逆に民主党優勢とした3選挙区は自民党が競り勝った。特に愛知では「自民優勢」とされた3選挙区で民主党が議席を獲得。大阪は、自民党にリードを許していたとみられる維新の党の4人が逆転勝ちしている。

 自民党優勢の報道で同党支持者に「気の緩み」が出たとの見方もある。日大の岩井奉信教授(政治学)は「情勢報道のアナウンス効果で『自民党300議席』の情報が有権者にすり込まれ、自民党支持者が『投票に行かなくてもいいや』という気になった可能性がある」と指摘している。

2727チバQ:2014/12/15(月) 23:35:39
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150046-n1.html
2014.12.15 12:17
【衆院選2014】
維新に残る大きなしこり…落下傘の比例1位に「食い逃げ」の反発も





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「維新の党」の開票センターで記者会見をする橋下徹共同代表=14日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪(甘利慈撮影)
 14日に投開票された衆院選で、橋下徹大阪市長率いる維新の党は公示前の42議席から1議席減で踏みとどまった。本拠地・大阪の選挙区では5勝と苦戦したものの7人が比例復活。根強い“橋下人気”を背景に底力を見せた。一方、山梨が地盤の小沢鋭仁国会議員団幹事長(60)は比例近畿の単独1位に登載されたおかげで早々と当選を決めたが、惜敗率で次点だった大阪2区の前職、椎木保氏(48)は割を食って落選する形に。執行部が小沢氏を“えこひいき”したことに不満が噴出。党内に大きなしこりを抱えたままの再出発となった。

 ■“国替え落下傘”を共食いした落下傘・小沢氏

 「敗因は自分の得票が及ばなかったことに尽きる。だが、気持ちの整理はつかない」。投開票から一夜明けた15日、椎木氏は、朝から選挙事務所の撤去作業に追われながら、やり切れない感情を吐露した。

 維新政治塾の1期生。茨城県の鹿嶋市役所に勤めながら大阪で開催されていた塾に参加した。2年前の前回選で千葉13区から立候補し、比例復活で初当選を果たした。

 「大阪2区からどうだ」。党幹部から国替えを打診されたのは11月21日の解散の前日。迷わず了承した。「この大阪から日本を変える」という塾の熱気が忘れられず、以前から維新発祥の地である大阪でやりたいと願っていた。

 顔を覚えてもらうため、自転車で走り回って街角で演説。顔は真夏のように日焼けし、「死ぬも生きるも大阪ならという気で戦った」(椎木氏)。しかし、小沢氏の当選には複雑な表情を浮かべる。「このままでは比例近畿1位の『食い逃げ』になってしまう」

■涙の抗議届かず

 小沢氏の優遇は橋下氏の鶴の一声で決まった。

 「比例近畿ブロックの1議席を小沢さんに譲ってほしいんです」

 公示を2日後に控えた11月30日夜、近畿の候補者ら十数人が、大阪市内の党本部に急遽(きゅうきょ)呼び出された。

 橋下氏の突然の提案に出席した若手の一人が「おかしいやんか!」と声を上げた。「その分、近畿ブロックで1議席でも多く取れるように僕も頑張りますから」。橋下氏は幹事長の松井一郎大阪府知事と頭を下げた。中には悔し涙を流して抗議した出席者もいたが、決定は覆らなかった。

 大阪が地盤の維新にとって、比例近畿1位は確実に取れる「特等席」。ただ、維新に追い風が吹かない今回は厳しい戦いになるのは目に見えており、焦りを感じた候補者らが猛抗議するのは当然だった。

 ■「『経験』が必要」

 12月14日夜、大阪市内の維新開票センターでの会見で、松井氏は「維新に一番足りない『経験』という部分が(当選8回の)小沢さんにはある。今回は必要な人だということで、国会に帰れる処遇をした」と述べるにとどめた。ただ、維新関係者は「山梨1区で勝てそうにないと踏んで、松井に泣きついた」と明かす。

 一度生まれた不公平感はくすぶり続ける。接戦を制した議員の一人は選挙中から「殴ってしまいそうだ」と小沢氏に対する怒りを隠さなかった。他の候補者からも、「卑怯(ひきょう)者」「今度会っても絶対に口をきかない」と非難の嵐が起きた。小沢氏が再び、国会議員団の役職を務めるかどうかも含め、波乱の再スタートとなった。

2728チバQ:2014/12/15(月) 23:36:58
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150082-n1.html
2014.12.15 21:10
【衆院選2014】
橋下共同代表への期待感か、底力か?! 維新、比例で巻き返し 都構想に活路 





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維新の党の開票センターで、記者会見する橋下共同代表=14日夜、大阪市内のホテル
 衆院選で劣勢が伝えられていた維新の党が議席1減で踏みとどまった。本拠地の大阪では選挙区の多くを落としたものの、自民を大幅に引き離す比例票をたぐり寄せ、復活当選につなげていった。在阪の維新、他党関係者の間では自公政権を選んだ有権者にも、橋下徹共同代表(大阪市長)への期待感があり、維新の比例票が積み重なったとの見方が広がる。看板施策「大阪都構想」の実現をかけて来春の統一地方選に臨む維新はこの票の厚みに活路を見出そうとしている。

  ■  ■  ■

 14日午後11時50分ごろ、大阪4区で敗れた維新新人、吉村洋文氏(39)の比例復活を伝えるテレビの速報に陣営関係者たちは「よっしゃー」と叫んだ。吉村氏は夫人や支援者らとバンザイを繰り返し、「名前も顔も知られていない中で、比例で押し上げていただいた」と喜んだ。

 維新は大阪の選挙区に14人の候補者を擁立したが、5勝9敗と振るわなかった。しかし府内では比例票の約32・4%にあたる約114万3600票を獲得、比例第一党となって7人の比例復活を果たした。

 旧日本維新の会の分党、旧結いの党との合流を経たことや投票率の違いなどから単純比較はできないが、全国的に伸び悩んだ昨年の参院選より3・7ポイント上積みし、旋風を巻き起こした前回衆院選に3・5ポイント差まで迫った。

 近畿ブロック全体でも約26・1%を占め、1位の自民と2・8ポイント差。各陣営の応援に駆け回った維新の地方議員たちは異口同音に「選挙区では候補者は支持されなかったが、橋下徹への信任票が積み上がった」と分析する。

 民主陣営の関係者は、劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れる「アンダードッグ効果」があったとの見方を示す。「『自民の圧勝は良くない』と比例票でバランスを取ろうとした。その受け皿として選ばれたのが民主ではなく、維新だった。橋下氏の影響力は強い」と声を落とした。

  ■  ■  ■

 「維新の比例票をみれば、絶対に無視できないはずだ。住民投票で決着すべきだ」。14日夜、大阪市内のホテルに設けられた維新の開票センターで、橋下氏は都構想に反対する府議会、市議会の他党を強く牽制した。

 都構想の設計図にあたる協定書議案が10月の府市両議会で他党の反対で否決され、都構想の是非を問う住民投票には進まなかった。「住民投票に判断を委ねるべきか」を問う新たな住民投票を求める署名活動を維新の支持団体が近くスタートさせるが、他党は「否決で協定書は廃案になった」と強硬姿勢を崩さない。

 こうした状況下で橋下氏が打開策の「王道」とするのは、統一選で両議会の過半数を獲得し、再提案した協定書議案を可決するという戦略だ。橋下氏と維新幹事長の松井一郎氏(府知事)は統一選重視の立場から、衆院選出馬を見送った。

 「統一選を十分戦える力を残してもらえた。争点は都構想をやるか、やらないか。ぜひ民意を問いたい」。15日午前、松井氏は府内での「比例第一党」に自信をのぞかせた。

 だが見方は維新内でも分かれる。自らのバッジがかかる維新市議は「比例票は都構想への支持票なので、民意は維新から離れていない」と前向きにとらえる。 一方、別の市議は「身近な統一選は候補者個人と住民の人間関係で投票が決まる。橋下票がどれだけ流れてくるか分からない」。

 自民市議は「前回の統一選は橋下人気が影響したが、次は議員個人の実績が問われる」と強調していたが、衆院選でみせた維新の猛追に不安もおぼえた。

 「橋下人気の底力は正直、不気味だ」

2729チバQ:2014/12/15(月) 23:44:43
新潟
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141215151565.html
県内自民 想定外の苦戦
民主、経済・農政批判が奏功

1期生、基盤弱く 

 14日投開票の衆院選では、県内6小選挙区のうち5選挙区で自民党が勝利し、堅調な支持を裏付けた。ただ全国的な自民大勝の流れの中で、改選前の全選挙区独占を崩され、複数の比例復活を許したことを考えると、本県では例外的に苦戦を強いられたともいえる。選挙基盤の弱い1期生が多かったことに加え、民主党など対立候補が訴えたアベノミクス効果の弱さ、農政批判などが県内では一定の支持を受けたといえる。

 自民党は全国的に優勢と伝えられ、本県小選挙区でも県議らが中心となって組織選挙を展開。県議も市議も来春の統一地方選を見据えて「自分の選挙に関わる」と票まとめに動いた。

 しかし、1期生が再出馬した1〜4区で混戦に持ち込まれた。初当選から2年で後援会づくりも途上にあり、選挙基盤が弱かったのが一因で、前回選のような追い風が働かない選挙でもろさが露呈した格好だ。

 投票前は「投票率が下がれば組織がしっかりしている自民党が有利」(自民県連幹部)とみられていた。投票率が過去最低となったにもかかわらず、民主候補に迫られたこと自体が想定外だった。

 特に接戦となった2〜4区は農家や下請けの中小企業が多い地域だ。自民側は「アベノミクスの効果と継続の必要性」をアピールしたが、米価下落や実質賃金の減少などもあって全国のような支持の広がりがなかった。自民県議からも「アベノミクスの効果は小さい。都市型の政策と受け止められている」との戸惑いが聞かれた。

 対する民主党は、接戦となった2、3区では農家の戸別所得補償制度の復活を徹底して訴え、同じく接戦の4区では中小零細企業を意識して「反アベノミクス」を主張。安倍政権に不満を抱く保守層を一定程度切り崩した。

 3区で一矢を報い、複数区で比例復活を果たし、善戦したといえる。

 しかし、6小選挙区で全勝した2009年選から一転して前回12年選は全敗、雪辱を期した今回の戦いで、目指した党勢回復にはまだ遠い。

 民主県連幹部は「自民大勝ムードであきらめが広がった」と指摘。「民主党が安倍政権に不満を抱く人の受け皿になれないのも投票率低下の要因だ」と話した。

 民主党は2区で候補を立てた社民党、5区で擁立した生活の党と野党共闘を組んだが、かつての「新潟方式」のような大きな影響力を発揮するまでには至らなかった。

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題は、反対する社民党と生活の党、共産党の候補が訴えたが、自民党、民主党の候補は積極的に取り上げず、大きな争点にならなかった。


■デフレ脱却をぜひ 
 泉田裕彦知事の話
 選挙結果は、経済重視の政策の継続を強く訴えた現政権に対する一定の理解と受け止める。新政権にはアベノミクスを推進し、デフレ脱却を確かなものにしてほしい。拉致問題や震災復興、地方創生などの課題に迅速に取り組むことを期待する。

■市の発展に尽力を
 篠田昭新潟市長の話
 今回の総選挙における、新潟市の有権者の判断を厳粛に受け止め、当選された方々には心からお祝いを申し上げる。今後、新潟の安心政令市づくりや活性化にしっかりと意見交換させていただき、新潟市の発展に尽力をお願いする。

■経済対策を早急に
 森民夫長岡市長の話
 引き続き政権を担う与党には、早急に実効性のある経済対策を期待する。また、補正予算や来年度予算を通して、真剣にスピード感を持って地方創生・人口減少に向けた確固たる姿勢を示し、国の果たすべき役割を明らかにすることを望む。

■地方の声を聞いて
 村山秀幸上越市長の話
 「自民1強」の安定政権だからこそ、責任も大きい。国民の理解と協力のもとに国政を運営してほしい。地方創生がこれから本格的に始まるはず。地方が何を求めているか、地方の声に耳を傾け、丁寧に説明しながら進めてほしい。



【政治・行政】 2014/12/15 10:28

2730チバQ:2014/12/15(月) 23:47:28
http://news.livedoor.com/article/detail/9578144/
親バカで応援演説来なかった石原氏 田母神氏落選で聞こえてくる恨み節

2014年12月15日 16時0分 東スポWeb
田母神俊雄氏
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 東京12区から次世代の党公認で出馬した元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)が落選した。「公明党をぶっ潰せ」と太田昭宏国交相(69)を狙い撃ちにし、保守票の掘り起こしを目指したが、実らなかった。

 午後10時、小選挙区で勝てないと判断した田母神氏は事務所に集まった支持者をねぎらった。

「献身的にご尽力いただいてありがとうございました。ついさっきまでは当選するつもりでいたんですけどね。小選挙区は難しいという状況です」

 今後について、「出身が空軍ですので、一度飛び上がったら燃料が切れるまでやる。これからも政治活動を続けていきます」と再起を宣言した。

 田母神陣営にとって誤算だったのが次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82=比例代表東京ブロック)の親バカっぷりだった。田母神氏は「公明党が自民党の邪魔をしている」と主張し、自民党と次世代の連立を訴えた。

 しかし、選挙戦初日、次男の伸晃氏(57)が太田氏の応援に駆けつけ、「石原一家は信義を重んじる」と訴えた。実は伸晃氏は公明党に対して、「父は東京12区へは応援に来ない」と確約していた。だからこそ「信義」という言葉を使ったのだ。

 慎太郎氏にとって気がかりだったのは東京3区の三男、宏高氏(50)の当落だった。伸晃氏と違って盤石でないため、公明党の協力なしには当選はおぼつかない。父親がうっかり田母神氏の応援に駆けつければ、宏高氏の首を絞めるのは確実だった。慎太郎氏は「なんで公明党と対決するような選挙区で出るのかな」とこぼすこともあったという。党本部から陣営に対して、「公明党をぶっ潰せ」のシュプレヒコールの禁止が伝えられてもいた。

 田母神陣営の関係者は「結局、そういうことなんですよ。息子がかわいいってことでしょう」とがっくりと肩を落とす。

 その慎太郎氏は落選。また、宏高氏は接戦の末、選挙区で当選。田母神氏の比例復活はない。

2731チバQ:2014/12/16(火) 00:01:46
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141215/plt1412151206013-n1.htm
「落下傘」佐藤ゆかり氏が勝利 自民“鬼門”の大阪11区で
2014.12.15


くら替え先の大阪で再選を果たした佐藤ゆかり氏=14日夜、大阪府枚方市【拡大】

 「落下傘候補」として大阪11区(枚方市など)で当選を果たした自民党の佐藤ゆかり氏は「保守政治を取り戻してほしいという市民の危機感が一つにまとまった」と感謝の言葉を繰り返した。同選挙区はパナソニックの社員が多く住み、同社労組出身の民主党重鎮、平野博文氏の牙城とされ、過去6回中、平野氏が5回連続当選し、自民が勝ったことのない鬼門だった。

 東京都出身の佐藤氏は2005年の郵政選挙で「小泉チルドレン」として岐阜1区で出馬し、比例復活で初当選。09年衆院選では東京5区で落選、10年参院選では比例代表で当選し、「政界の渡り鳥」と揶揄された。

 今回は地元府議から呼ばれる形で出馬。平野氏と前回、「橋下チルドレン」として平野氏を破った維新の党の伊東信久氏による三つどもえの戦いを自民、公明の地方議員らの支援を受けて制した。地元関係者は「平野、伊東両氏がともに比例で復活当選したように激戦の中、追い風を受けられた。平野氏がうちを意識し、労組による組織戦を改めたのも大きい」と振り返った。

2732チバQ:2014/12/16(火) 00:05:58
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/shugiin/345591/
“職場放棄”の小沢氏にブーイング
2014年12月15日 10時51分
 落選危機に直面していた岩手4区、「生活の党」の小沢一郎代表(72)が16回連続の当選を果たしたのにもかかわらず、「党代表としての職務を放棄した」と大ブーイングを受けている。

 2009年まで安定して12万票以上の得票数を維持してきた小沢氏は、前回2012年で約7万8000票にまで減少。今回は約7万5000票まで落ち込んだ。今年11月には離婚していたことも発覚し、公示直前には離党者が相次ぐなど、厳しい選挙戦だった。

 同党の会見場には、小沢氏目当ての報道陣が約80人も集まったが、広報担当者は午後7時過ぎ、「代表がこちらに来ることは現時点で決まっておりません。副代表が会見だけを予定しています」とアナウンス。その後も、「副代表会見の後に代表が来て会見をするかもしれないし、しないかも…」など、はっきりしない情報に報道陣は振り回され続けた。

 結局、午後10時半に副代表の主浜了(しゅはま・りょう)参院議員(64)が“代表”として会見を開いた。

「とにかく厳しい結果であると受け止めている。(公認候補が出馬した小選挙区)13のうち5つの選挙区で(ほかの野党との)すみ分けがうまくいっていなかった」と振り返ったが、記者からの質問は小沢代表に集中。

「なぜ代表自ら説明しないのか?」との質問に、主浜副代表は「まだ直接お話しておりません。比例(の結果)がはっきりしてないので、期待しているのでは…」とたじろぐばかり。

 会見を行わない旨を伝える電話も、小沢代表ではなく、党事務総長の川島智太郎元衆院議員(50)が代理でかけており、主浜氏は小沢氏と一切会話しないまま会見に臨んだのだ。

 衆参合わせて所属議員が4人は、政党要件に関わる危機的事態。かろうじて当選したものの、小沢氏が進む道は厳しくなるばかりだ。

2733チバQ:2014/12/16(火) 00:08:50
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155761
野党再編の起爆剤に? 生き残った「元小沢グループ」の面々

2014年12月15日
 公示前勢力の5議席から今回2議席まで減らした生活の党。大マスコミは、小沢一郎代表の約30年ぶりとなった地元での“ドブ板選挙”ばかり取り上げていたが、意外な事実を見落としている。民主党政権時代に「小沢グループ」に所属、浪人中だった元同僚5人が、今度の選挙で政界に返り咲いた。

 かつて「小沢の側近」と呼ばれた松木謙公氏は、維新公認で北海道2区から出馬。比例復活に救われた。同じく維新の比例で元小沢グループの太田和美氏(千葉8区)、木内孝胤氏(東京9区)、初鹿明博氏(東京16区)、牧義夫氏(愛知4区)が復活当選を果たした。

 解散直前に民主党に移った前職の小宮山泰子氏(埼玉7区)、鈴木克昌氏(愛知14区)もそれぞれ比例で復活当選。

 解散前に小沢氏は党所属議員に「今回は生き残ることを優先したらいい。生き残っていれば、いずれまた一緒にできる」と告げ、離党・移籍をうながしたという。政界に帰ってきた、かつての仲間たちが今後の野党再編の起爆剤となるかもしれない。

2734チバQ:2014/12/16(火) 00:10:34
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155762
車イスで当選の原口一博氏 イケメン長男が起こした逆転劇

2014年12月15日
 小選挙区でボロ負けした民主党候補の中で、頑張ったのが佐賀1区の原口一博元総務相だ。今夏に足を複雑骨折し、車イスでの選挙運動になった。それだけに当確が出ると、支持者から「奇跡が起きた!」の声が漏れた。

 ほとんど病院から出られなかった原口氏は「握手さえも出来ずに、何度もベッドで諦めようと思った」と振り返りながらも、「(古川康前知事は)唐突に佐賀空港へのオスプレイ受け入れを表明した。佐賀の命を守るために、民間空港の軍事空港化は断固阻止しなければならない」と強調した。

 振り返ると、序盤は自民党候補にリードを許し、「それいけ」となった自民党は小泉進次郎氏や安倍首相を送り込んだ。歩けないのに、情勢を逆転した原口氏は大したものだ。

■佐賀知事選にも影響

「苦境を支えたのが本人に代わってマイクを握った音楽家の長男。長身でイケメンで評判が良く、逆転の原動力となりました」(地元記者)

 先行する相手候補に急追する中、13日の選挙戦最終日、野田元首相と上田清司埼玉県知事が応援にかけつけた。原口氏はこの日の朝になって医者の許可が下りて、車イスで演説会場に現れると、長男に抱きかかえられるように立ち上がり、マイクを握った。

「この最後の訴えが効きましたね。原口氏が勝ったことで1月11日投開票の佐賀県知事選でも佐賀空港軍事空港化が大きな争点になりますよ。総選挙で圧勝した安倍政権が出はなをくじかれる可能性も出てきました」(地元記者)

 佐賀は玄海原発再稼働問題も抱える。注目の選挙になってきた。

2735チバQ:2014/12/16(火) 00:12:11
4225 :チバQ:2014/12/15(月) 23:42:20
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/133532
松野氏、野党共闘は不発 熊本1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時10分)
 「悔しい。不徳の致すところです」。熊本1区で敗れた維新前職の松野頼久氏(54)は熊本市の事務所で頭を下げた。比例九州で復活当選したものの、第三極退潮の象徴となり表情はこわばったままだった。
 民主から日本維新の会に移って臨んだ前回選挙から2年。当時のような第三極ブームはなく、頼った先は古巣の民主と、その支持母体の連合だった。
 民主県連から「支持」を取り付け「野党共闘」を構築。しかし連合内には、前回選挙の前に民主を飛び出した「裏切り者」のイメージが根強く、労組批判を繰り返す維新共同代表の橋下徹氏へのアレルギーも渦巻き、動きは鈍かった。
 橋下氏の言動と、連合に頼る松野氏の姿は、有権者から見れば矛盾に映り、無党派層からも積極的な支持は得られなかった。祖父の代から3代続く地盤で、自民前職に連敗した。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/133531
高木氏 “牙城”の意地 長崎1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時13分)

 「皆さんのエネルギーとお力が復活させてくれた。一から出直して明日に向かって頑張る」。長崎1区では当選8回を誇る元文科相の民主前職の高木義明氏(68)が、4回目の対決となる自民前職に前回に続き2連敗したが、比例九州で復活当選し議席を守った。
 「民主の牙城」と言われる1区で2000年以来、4回連続の小選挙区勝利を支えた労働組合の弱体化が響いた。出身の三菱重工労組長崎造船支部は前回から組合員が約千人減少。自民陣営が三菱関連会社約50社の社員を集めた集会を開くなど、切り崩しもあった。
 陣営は「小選挙区の奪還なくして民主の明日はない」とハッパを掛け、高木氏もスニーカーで商店街を歩く「どぶ板選挙」を徹底。「自民1強にノー」と訴え続けた。何とか比例復活を果たした高木氏。党代表代行としての意地を示した。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/133528
吉川氏、社民の灯守る 大分2区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時19分)


 「九州社民の灯を守った」。比例で復活当選した大分2区の社民前職、吉川元氏(48)は、大分県臼杵市の事務所で支持者らと抱き合って喜んだ。
 旧社会党時代から、比例復活を含めて大分で議席を守り続け、村山富市元首相らを輩出した「社民の砦(とりで)」。前回と同じく小選挙区では敗北したものの、伝統を死守した。
 「党がなくなるかもしれん。命がけじゃ」。2日の出陣壮行会では寒風が吹く中、「必勝はちまき」を締めた90歳の村山氏が激励した。「吉川を通すためなら何でもする」(陣営関係者)。民主党と生活の党が擁立を見送る「すみ分け」も実現、支持労組などが結束し、議席確保に全精力を注いだ。
 事務所に比例復活の報が届くと歓声と拍手が起こり、吉川氏は「憲法を守り、戦争反対の姿勢を貫きたい」と表情を引き締めた。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

2736チバQ:2014/12/16(火) 00:12:42
4226 :チバQ:2014/12/15(月) 23:42:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/133535
井上氏、分裂戦勝ち抜く 福岡1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時17分)

 自民の公認を争った前職2人が無所属で出馬し「自民分裂選挙」となった福岡1区は、前回自民公認で1区を制した無所属前職の井上貴博氏(52)が再選を果たした。「自民党にとって負けられない選挙で勝たせていただいた」。顔を紅潮させ支持者に感謝した。
 前回選挙で井上氏との公認調整の末、比例に回って初当選した無所属前職の新開裕司氏(46)は1区からの出馬に固執。党本部は2人を無所属同士で戦わせたが、各種情勢調査では、民主元職の山本剛正氏(42)を含めた三つどもえの激戦が伝えられた。
 井上氏の陣営は、自民党色の埋没が苦戦を招いているとみて、ポスターに「自民支部長」のシールを貼るなど、懸命に「自民」をアピール。最終盤には安倍晋三首相の妻昭恵さんや、師である麻生太郎副総理も応援に訪れ、九州最多の6人による乱立選挙を制した。井上氏は「安倍政権には一つもノーがない。日本、福岡の成長を止めないためにもアベノミクスを進める」と語った。
 一方、新開氏は「私の不徳の致すところ」と肩を落とした。所属する岸田派会長の岸田文雄外相や、秘書として仕えた古賀誠自民党元幹事長らが何度も選挙区入りしたが届かなかった。
 山本氏は維新との候補者調整の末、準備していた福岡4区からの出馬を取りやめ、急きょ選挙区を替えて挑んだ。自民分裂の好機を生かせずに敗北を喫し、「訴える力が足りなかった」と唇をかんだ。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

2737チバQ:2014/12/16(火) 00:13:32
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30201/136033?area=ranking
原口氏、逆境越えた 長男も奮闘、結束固まる
2014年12月15日 10時07分
 猛烈な逆風から2年。「民主の顔」と「自民の若手」が接戦を繰り広げた佐賀1区は、民主前職・原口一博さん(55)が圧倒的な知名度で接戦を制し、前回敗れた相手に雪辱を果たした。事務所に松葉づえをついて現れた原口さんは「私をここに立たせてくれたのは皆さんです。奇跡の選挙、奇跡の勝利。本当にありがとうございました」。代わりに選挙区を駆けた長男大(だい)さん(24)とともに感謝を伝えた。

 前代未聞の選挙戦だった。8月に自宅で転倒、計7回手術する大けがを負い、体重は約20キロ落ちた。出陣式で支援者の前に姿を見せた原口さんは車いすから立ち上がって握り拳で健在をアピール。「政治家が務まるのか」という周囲の不安を一蹴(いっしゅう)した。

 「『原口一博』という知名度と実績があれば、選挙はできる」。同級生や旧来の支持者ら「原口党」と呼ばれる支援者は出陣式の雰囲気を見て確信した。2度の政権交代の激動の中で疎遠になった人たちにも病室から「力を貸してほしい」と直接電話をかけた。

 序盤の劣勢報道や大さんの奮闘を聞きつけた新旧の支援者たちが続々と事務所を訪ね、「ここで支えんば」と団結した。盟友関係にある埼玉県知事や名古屋市長、民主参院議員らも次々と選挙カーに乗り、本人に代わって声をからした。

 有権者の反応は、逆風だった2年前と比べ「歴然の差」(陣営幹部)。社民県連との選挙協力も反自民を旗印に復活。安倍政権の雇用労働政策に反発する連合や自治労も精力的に動き、「組織の自民」に対抗した。中盤以降、集会では予想を上回る人出が続いた。

 「自民1強」という全国情勢の中で手に入れた貴重な白星。原口さんは、昨夏に亡くなった妻直子さんに触れ、「空から何度も諦めないでと励まされた。勝利を伝えたい。この選挙で不撓(ふとう)不屈を学んだ。これまで以上に古い政治、荒々しい政治に対峙(たいじ)したい」と抱負を語った。

佐賀新聞紙面ビューア(http://www1.saga−s.co.jp/viewer/plan.html)に動画。

【さが衆院選2014】

2738チバQ:2014/12/16(火) 00:14:44
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30201/136022
比例当選の今村氏「悔しさ」がバネに
2014年12月15日 10時00分
 1票の格差是正による衆院の「0増5減」に伴う候補者調整で、初めて比例代表の単独候補で出馬、当選した自民前職の今村雅弘さん(67)。15日午前0時半、比例復活で当選した岩田和親氏と登壇し、「厳しい戦いだった。九州はオスプレイなどたくさんの課題を抱えている。全力を挙げて頑張る」と声を詰まらせた。

 この数カ月、思わぬ事態が相次いだ。「県全体や、若い先生方の未来を考えて」小選挙区から比例代表に転出を決断したのが10月中旬。わずか1カ月後に突然、解散風が吹いた。

 重い決断と引き換えに、党本部から比例上位枠の約束を取り付けたはずだった。ところが公示日前夜に飛び込んだ「31位」の知らせ。小選挙区の重複立候補者30人に次ぐ下位に貼り付けられた。知事選に絡み、党本部の意向に沿わず動いた影響とみる声も上がり、支持者にも動揺が広がった。

 「大変、悔しい思いをしています」。封印したはずの本音を思わずこぼす場面もあった。その悔しさをバネに、新1、2区の候補者に帯同し支持を訴えた。2区の応援に登壇後、車に飛び乗り、1区の演説会場に向かった日もあった。

 アベノミクスは順調と訴えたが、県内では実感が薄いという批判にも多く触れた。「時間がかかるが、きっと成果をお届けする」。7期目への思いを語り、表情を引き締めた。【さが衆院選2014】

2739チバQ:2014/12/16(火) 00:28:48
http://www.kanaloco.jp/article/81641/cms_id/116442
【動画】14神奈川衆院選:18区 「個人戦」及ばず 中田氏

2014.12.15 03:32:00

追い風なき短期決戦に、「第三極を貫く」と染め抜いたのぼり旗は最後まで、はためかなかった。次世代の中田宏氏(50)は小選挙区での敗北が決まり、「最大の敗因は私の力不足。新しい選挙区というハンディを克服できなかった」と総括した。

 民主が「空白区」とし、地方議員レベルでは維新や解党したみんなの支援も受けるなど野党結集の流れはつくった。だが、公示直前に維新が候補者を擁立。中央との足並みの乱れも影を落とし、反自民票をまとめきれなかった。

 昨秋の国替え決定後も国会活動に軸足を置き、地域への浸透が不十分なまま選挙戦に突入。自民前職の経産副大臣に対し、前横浜市長の知名度を生かした「個人戦」を挑んだが、及ばなかった。今後については、「今回を教訓としてさらにパワーアップし、日本の立て直しのために努力したい」と再挑戦を期していた。

2740チバQ:2014/12/16(火) 00:45:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141215-00000041-asahi-pol
公共対決の大阪3・5区、無効票率が突出 15%前後
朝日新聞デジタル 12月15日(月)15時57分配信

 白票や候補者名以外が記載されたなどの無効票が大阪府内の小選挙区で合計17万4618票となり、投票総数に占める割合(無効票率)は4・84%だった。全国で2番目に無効票率が高かった前回2012年の4・62%を上回る。急な衆院選で候補者が少なく、選択肢を失ったことが背景にあるとみられる。

 とりわけ公明党と共産党の一騎打ちになった3区が15・25%(前回10・83%)、5区が14・90%(同10・20%)と突出。両党に生活の党を加えた6区も11・31%(同11・14%)だった。公明、共産対決となった兵庫8区も10・41%(同4・15%)と高かった。

 大阪5区で当選した公明の国重徹氏(40)は、無効票率の高さに「公明、共産両党以外を支持する人の受け皿になりきれなかった」と振り返った。(西山良太、山中由睦)

2741チバQ:2014/12/16(火) 00:52:42
自己レス>>2724
古川康か!

加藤鮎子
宗清皇一
仲里利信

2742チバQ:2014/12/16(火) 07:43:54
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150139-n1.html
2014.12.15 06:00
【激流・衆院選(上)】
「枝野の地元を日の丸で埋め尽くせ!」 首相、本気の民主潰し 菅直人元首相らを次々狙い撃ち





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「民主党にノーを突きつけよう!」。安倍晋三首相が最後のお願いでこう訴えると日の丸の小旗が一斉にはためいた=13日午後、東京都千代田区の秋葉原駅前(宮崎瑞穂撮影)
 「ありったけ日の丸の小旗を用意しろ。過激派の支援を受ける枝野幸男(民主党幹事長)の地元に日の丸をはためかせるんだ…」

 8日深夜、首相(自民党総裁)、安倍晋三のこんな指示が、東京・永田町の自民党本部4階の幹事長室に降りた。

 翌9日夕、埼玉5区のJR大宮駅前は、日の丸の小旗を手にした聴衆約4500人(自民党発表)で埋め尽くされていた。選挙カーの上で安倍は満足そうな笑みを浮かべた。

 「この選挙は日本が前進するか、後退するかを決める選挙です。でも民主党はあの混迷の時代に戻そうと言っている。その代表格が枝野さんだ。確かに弁舌さわやか。菅直人首相の下で官房長官を務めた華麗な経歴。でも果たして結果は出たでしょうか。残ったのは混乱だけだった」

 安倍がこう訴えると日の丸の小旗が一斉にはためいた。街頭で小旗の回収係を務めていた若手党職員はこう思った。「首相は本気で民主党を潰すつもりだ…」

× × ×
   

 衆院選は自民党が勝利を収めたが、安倍には忸怩(じくじ)たる思いが残る。

 安倍が年末の電撃解散で狙ったのは、自民党を勝たせるのはもちろんだが、むしろ自民党を含めた改憲勢力を増やし、護憲勢力を退潮させることに重きを置いていたからだ。

■参院で「改憲勢力3分の2超」狙う

 見据えているのは平成28年夏の参院選だ。参院で自民党単独で3分の2超となるには、改選121議席中97議席以上獲得せねばならず、ほぼ不可能といえる。それならば維新の党や次世代の党など第三極にもっと実力を付けてもらい、参院での「改憲勢力3分の2超」を狙うしかない−。安倍はこう考えていたのだ。

 だが、みんなの党は選挙前に解党してしまい、維新や次世代などはいずれも苦戦が伝えられた。逆に民主党は議席を増やし、共産党は議席倍増の勢い。安倍は周囲にこう漏らした。

 「なぜ維新と次世代は分裂してしまったんだ。多少不満があっても党を割ったらおしまいだろ。平沼赳夫(次世代の党党首)さんは郵政解散での失敗をまた繰り返してしまったな…」

2743チバQ:2014/12/16(火) 07:44:22
× × ×

 そうなると取り得る戦術は一つしかない。民主党幹部の「狙い撃ち」だ。

 8日午後9時ごろ、安倍は自民党本部4階の総裁応接室に副総裁の高村正彦、幹事長の谷垣禎一、選対委員長の茂木敏充ら党執行部を招集した。終盤戦の方針を決める選対会議だった。

 配られたのは、3回にわたる自民党の世論調査結果と、重点区に位置付けた35選挙区の一覧だった。

 民主党代表、海江田万里(東京1区)▽枝野(埼玉5区)▽選対委員長、馬淵澄夫(奈良1区)▽国対委員長の川端達夫(滋賀1区)−。いずれも自民党候補に苦戦していた。

 「あと一歩のところまで来ているな…」

■もっと引き締めないと…

 民主党の議席が増えるのはもはや仕方がない。ならば党執行部を軒並み選挙区で落選させ、求心力を一気に低下させるしかない−。そう思っていた安倍は、調査結果を見て突然顔をしかめた。東京1区は、過去2回の調査で自民党候補の山田美樹が、海江田を大きく引き離していたが、僅差に縮められていたからだ。

 「やっぱり油断しているところは追い上げられているな。もっと引き締めないとダメだ…」

 安倍は紙に書をしたため、全自民党候補の事務所に送付するよう命じた。文面はこうだった。

 「油断大敵

  最後まで

  必死に訴えよ!

  弛(ゆる)んだら

  勝利はない!

    安倍晋三」

× × ×
   

 安倍の民主党大物の「狙い撃ち」は徹底していた。

 官房長官の菅義偉と手分けして、海江田や枝野、馬淵ら党執行部だけでなく、元首相の菅直人(東京18区)、元衆院議長の横路孝弘(北海道1区)、元厚生労働相の長妻昭(東京7区)、元外相の前原誠司(京都2区)−らの地元で民主党批判を続けた。

 歴代首相も衆院選では全国遊説を行い、各地で票を掘り起こしてきたが、これほど露骨に野党大物を集中攻撃した首相はいない。自民党幹部は「競ってる選挙区を選ぶとたまたま民主党の大物議員の選挙区だった」と語るが、それならば、圧倒的強さを見せる代表代行の岡田克也(三重3区)の地元まで足を運んだことに理由がつかない。

■野党再編の動きをもにらむ

 安倍は、尊敬する高杉晋作に自らを重ね、自分が敵陣に切り込み、闘志を見せることで自民党の士気を鼓舞しようとしたのだった。

 ところが、不思議なことに民主党でも元首相の野田佳彦ら保守色の強い議員の地元には踏み込んでいない。もしかすると安倍は、すでに総選挙後の野党再編の動きをにらんでいるのかもしれない。

2744チバQ:2014/12/16(火) 07:44:42
× × ×
   

 「静かな選挙戦だった。追い風も向かい風も感じなかった」

 高村は選挙戦をこう振り返った。地方創生担当相の石破茂も「2年前のような高揚感はなかった」。多くの自民党候補も同じ思いだろう。投票率の低さがこれを如実に裏付けている。

 にもかかわらず各種情勢調査が「自民圧勝」を伝えたのはなぜか。ある党幹部はこう分析する。

 「自民党に吹いたのは、民主党や第三極に失望し、行き場を失った有権者の消極的な支持だった…」

 確かに日経平均株価は2年前に比べて2倍になった。雇用も改善した。だが、景気回復の実感は乏しい。今回の衆院選はそんな複雑な国民感情を反映したようにも見える。

 14日午後10時すぎ、安倍は民放番組の取材に応じ、「衆院選という政権選択の選挙で信任をいただいた。アベノミクスは道半ば。慢心せずに丁寧に政策を進めていきたい」と語った上で憲法改正にも触れた。

 「憲法改正はわが党の悲願だが、国民投票があり、その前に衆参で3分の2という勢力を作り上げねばならない。大変高いハードルでまだそこには至っていない。国民の理解が深まるように憲法改正の必要性を訴えていきたい」

 衆院選は自公で3分の2超の議席を得たが、憲法改正は遠のいた。任期4年で改憲勢力をどう立て直すのか。勝利とは裏腹に安倍の表情は終始険しかった。

(敬称略)

2745チバQ:2014/12/16(火) 07:45:21
http://www.sankei.com/politics/news/141217/plt1412170003-n1.html
2014.12.16 06:07
【激流・衆院選(下)】
腹固まった細野氏 前原氏なら「分裂」も…民主党代表選は野党再編の起爆剤?





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記者会見場を後にする民主党の海江田万里代表=15日午後、東京・永田町の民主党本部(宮崎裕士撮影)
 15日昼前、民主党代表の海江田万里は都内のホテルで幹事長の枝野幸男と向き合った。ともに衆院選で首相(自民党総裁)の安倍晋三に「狙い撃ち」されたが、枝野は埼玉5区で辛勝した。海江田は比例復活もかなわず、落選の憂き目に遭った。

 「代表を辞任させていただく。いろいろありがとう…」

 神妙な面持ちでそう語る海江田に枝野は黙って頭を下げた。その後、代表代行の岡田克也、参院議員会長の郡司彰も加わり「敗戦処理」を協議したが、海江田は「後は全部任せる」とほとんど口を挟まなかった。

 午後3時、海江田の辞任会見が東京・永田町の党本部で行われた。

 「民主党の団結を守って来春の統一地方選で確実に民主党を再生させていけるよう心から希望します。再生は道半ばだが、前に向かっての着実な一歩だった。私はこれから一党員としてできるだけのことをやっていきたい」

 うっすらと涙ぐんでいた14日夜とは違い、さばさばした表情だったが、言葉は力なく、得意の漢詩をそらんじることもなかった。

 海江田にとって自らの落選は誤算だったようだが、民主党議員の多くは選挙中盤から「海江田氏は落選」と踏み、ポスト海江田に向けて動き出していた。

 「腹は固まっているんだろうな?」

 開票結果がまだ出そろわない15日未明、元防衛副大臣の長島昭久は元幹事長の細野豪志に電話で代表選出馬を促した。「おう!」。その言葉は力強かった。

 元外相の前原誠司も投開票直前、周囲にこう漏らした。「次の代表は平成28年夏の参院選でねじれを作れるかどうかだ」。出馬意欲は満々にみえる。

 前原、細野、長島の3人は野党再編志向が強い。これに元外相の松本剛明を加えた4人は衆院解散直前の11月19日に、海江田に維新の党との新党結成を直談判したが、一蹴された。この時点ですでに海江田に見切りをつけたとされる。

 だが、野党再編はそう容易ではない。民主党最大の支持団体である連合は、維新の党共同代表(大阪市長)の橋下徹と対立しており、維新との合流に反対しているからだ。ある労組系議員はこう息巻く。

 「前原、細野が代表選に出たら党は分裂してしまう。あいつらが代表選に出るんだったら絶対潰す!」

 野党再編を唱える一派は保守系が多く、安保・外交に一家言を持つ者も多い。それだけに官公労や旧社会党の系譜を引く議員らは嫌悪感を隠さない。

 しかも来年の通常国会は、安倍が執念を燃やす安保関連法制が最大の焦点となる。旧社会党系は「断固阻止」と息巻いており、一部でも同調しかねない前原らの代表就任を承伏するはずもない。

 そこで労組系が擁立に動き出したのが岡田だ。どこの派閥にも属さぬ一匹狼であり、かつ安倍自民党との対抗意識は誰よりも強い。「岡田が代表なら前原らも反発して党を割るようなことはない」(党中堅)という読みもある。

2746チバQ:2014/12/16(火) 07:45:43
 民主党を陰で牛耳る連合も決して一枚岩とはいえない。中でも旧同盟系の「民主離れ」は著しい。

 かつて「労組系最強」といわれた古本伸一郎(愛知11区)は、トヨタ労組の全面支援を受けながら苦戦した。基幹労連組織内議員で党代表代行の高木義明(長崎1区)、UAゼンセン組織内議員で党国対委員長の川端達夫(滋賀1区)はともに選挙区で2回連続落選し、比例復活した。

 旧同盟系が属する企業はアベノミクスで潤った企業が多く、民主党の経済政策に批判的な組合員が少なくない。原発再稼働問題を抱える電力総連の「民主不信」はさらに深刻だ。旧同盟系幹部はこう漏らした。

 「もう連合は労働者の立場に立った政策・制度に特化した組織になるべきだ。政治は産別の判断に任せてもらわねば、とてもじゃないが選挙などできない」

 しかも旧同盟系は旧民社党の支持母体で安保政策や憲法観はむしろ安倍自民党に近く、旧総評系の対極にあると言ってよい。

 昭和62年の創設以来、反自民勢力の結集に大きな役割を果たした連合もまた軋みが広がりつつある。民主党代表選は色あせた看板を奪い合う戦いには終わらない。労働界をも巻き込んだ野党再編の起爆剤となる可能性も十分にある。

(敬称略)

=この企画は石橋文登、坂井広志、水内茂幸が担当しました。

2747チバQ:2014/12/16(火) 07:47:07
http://www.asahi.com/articles/ASGDH34R7GDHUTFK003.html
「野党1本化」に限界 194選挙区中、当選は42区
2014年12月16日07時34分

 14日投開票の衆院選で、自公と共産を除く野党5党は194小選挙区で候補者を「一本化」して挑んだが、当選したのはうち42選挙区だった。5党の小選挙区当選者の約8割を占めるが、与党に競り負けるケースの方が多かった。一定の効果はあったものの、政策の違う各党による連携の「限界」を示す結果となった。

特集:2014衆院選
 民主、維新、次世代、生活、社民の野党5党は今回、与党に対抗するため、各小選挙区の候補者を1人に絞る「一本化」を進めた。背景には、2012年の前回衆院選での「教訓」がある。この時は民主や第三極各党が競い合うように擁立した結果、自公の圧勝を招いたと指摘されたからだ。

 ただ、安倍晋三首相が消費増税の先送りを理由に「あまりに急な解散」(次世代・平沼赳夫党首)を仕掛けた結果、野党側に十分な準備や調整をする時間はなかった。民主、維新両党の調整で維新候補に絞られた愛知12区のようなケースもあるが、調整がないまま結果的に5党のうち1党しか擁立しなかった例も少なくない。こうした例も含めて、結果的に野党5党の候補が1人しか立候補しなかった小選挙区は、295のうち194に上った。

2748チバQ:2014/12/16(火) 07:51:01
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141216_51001.html
<衆院選>保守分裂、しこり残る選挙戦・山形3区


当選から一夜明け、「融和が必要」と語る加藤氏=15日、鶴岡市

開票結果を伝えられ、厳しい表情を見せる阿部氏(右)=14日午後11時30分ごろ、酒田市
 衆院選山形3区は、自民新人の加藤鮎子氏(35)が無所属前議員の阿部寿一氏(55)を最終盤にかわして激戦を制した。票差はわずか1488。加藤氏の父紘一氏が阿部氏に敗れた前回は1465で、攻守入れ替わった保守分裂選挙は2度続けて激烈を極め、そっくり逆転した開票結果にも表れた。雪辱戦と遺恨を背景に、無所属議員への弱点攻撃と世襲批判が飛び交っただけに、しこりを懸念する声が上がる。

 加藤氏は投開票から一夜明けた15日朝、鶴岡市の街頭に立った後、事務所で会見した。
 「地域の方々が政権与党とのパイプの必要性を感じた結果だと思う」と選挙戦を振り返って付け加えた。「自民、保守内の争いと見透かされていたようにも感じた」
 当選直後には「保守分裂、地域間で対立する構図になったが、境をなくし、融和する必要があると切実に思う」と話した加藤氏。一致団結も口にしなければならないほど、選挙戦は激しかったといえる。
 党幹事長まで務め、権勢を振るった紘一氏への反発などから、保守系の一部の首長、市町村議員が阿部氏に付いた。
 挙党態勢で加藤氏を支えた自民は締め付けを強めたが、票差は「反加藤」の根強さも示した。
 鶴岡と酒田の地域間対立も再現され、結果的に両市での得票が勝敗を分けた。一定の知名度がある維新、社民候補が前回獲得した票の奪い合いにもなった結果、加藤氏が鶴岡市で3万9633票と約6000上積みしたのに対し、阿部氏は酒田市で3万3218票と約3200しか伸ばせなかった。
 自民は最終盤、酒田市に安倍晋三首相(党総裁)を投入。街頭演説会に中立を掲げていた本間正巳酒田市長を引き出すなど、的を絞って攻勢を強めた。
 酒田市の企業経営者は「地域、個人とも、前回以上に色分けがはっきりしてしまった。関係修復は相当の時間がかかるだろう」とため息をつく。
 競り合っても、無所属の阿部氏に比例復活の道はなかった。支持者の一人は早くも落選後の動向に気をもみ「再起を期すのかを含め、次の旗印を掲げないとせっかくの後援会組織も切り崩しに遭う」と暗い表情を見せた。
 阿部氏は14日深夜、酒田市の事務所で「私の力不足。この地域を守ろうという訴えが届かなかった」と頭を下げた。再挑戦を問われると、ショックを隠しきれない様子で「今は白紙の状態。今後支援者と相談したい」とだけ語った。

 【山形3区開票結果】
当 79,872 加藤鮎子 自新(1)
  78,384 阿部寿一 無前 
  15,981 吉田大成 民新 
  10,794 長谷川剛 共新 
   1,319 佐藤誠 無新 


2014年12月16日火曜日
関連ページ:山形政治・行政

2749チバQ:2014/12/16(火) 07:56:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141216/CK2014121602000163.html
【埼玉】

<衆院選>突然の解散 対応後手 民主敗北 候補一本化も効果薄く

2014年12月16日


陣営スタッフらに敗戦の弁を述べる山内康一氏=春日部市で
写真
 十四日投開票された衆院選で、県内十五の小選挙区は自民党十二勝、民主党二勝に終わった。民主は突然の解散総選挙に対応しきれず、全選挙区への候補者擁立を早々に断念。維新の党との候補者一本化も急場しのぎにすぎなかった。来年の統一地方選、二〇一六年の参院選に向け、「一強自民」に対抗できるだけの党勢を回復できるか。民主は正念場に立たされている。 (岡本太、服部展和)
 「もう少し時間をかけて、ゆっくり準備したかった」。十四日午後九時半すぎ、民主前職の山内康一氏が春日部市の事務所でぽつりと漏らした。四選を目指し埼玉13区(旧春日部市、旧久喜市など)に初めて出馬したが、早々と落選が決まってしまった。
 福岡県出身の山内氏は、二〇〇五年の衆院選の神奈川9区に自民公認で出馬し、初当選。〇九年にみんなの党の結党に参画し、同年と一二年の衆院選は比例北関東ブロックに単独で出馬して当選を重ねた。
 十一月十八日に安倍首相が解散を表明すると、翌十九日にみんなの党が解党を決めた。山内氏は急きょ、民主入りを決め、二十日には13区から民主公認で出馬する、と発表した。
 公示まで地元での準備期間はわずか十日間。自ら希望した13区だったが、縁もゆかりもない。強い地盤を持つ自民前職の土屋品子氏の壁は崩せなかった。
    ■  ■
 民主が今回擁立したのは計十選挙区。3区の細川律夫氏や、生活から復党した7区の小宮山泰子氏の擁立も公示直前に決める慌ただしさだった。新人は一人も立てられなかった。
 一方で民主と維新は候補者との共倒れを防ぐため、候補者の一本化を進めた。その結果、4区で出馬予定だった維新新人の青柳仁士氏が9区に転出。ともに維新の前職が出馬する10区と14区に、民主候補者は立候補しなかった。
 「この選挙区は自民党か青柳候補かの選択です。小選挙区は青柳候補に。比例は民主党に」。西武・入間市駅前で六日朝、民主県議の一人が青柳氏とともに立ち、こう力を込めた。
 一部では民主議員が維新候補を支援する動きもあったが、組織的な選挙協力はなかった。民主の支持団体の連合埼玉の関係者は「連合には公務員の労働組合も加入しており、公務員の待遇などに厳しい維新とは考えが異なる。維新候補の支援を組合員に頼むのは難しい」と打ち明ける。
 ある民主市議は「次の衆院選で民主と維新の協力がなくなれば、民主と維新の候補が同じ選挙区で争う可能性もある。今回維新の候補者を応援すれば、自分たちの首を絞めることになりかねない」と漏らす。
 別の民主関係者は「維新との選挙協力は、結局は候補者のすみ分けでしかなかった」。民主は5区と6区では小選挙区の議席を獲得したが、維新は小選挙区では一議席も獲得できなかった。
 民主は来年四月の県議選でも五十二選挙区のうち大半の四十選挙区で候補者が決まっていない。次期衆院選でも候補者の擁立が遅れれば、今回の二の舞になる可能性もある。
 民主県連の大島敦代表は十五日の会見で「逆風の中で民主から出ようという人材はなかなかいないが、ちゃんと地元に溶け込んだ候補者を発掘していかないといけない」と強調した。

2750チバQ:2014/12/16(火) 21:51:48
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20141216/zkj1412161353001-n1.htm
《zak女の雄叫び お題は鬼》「優子さんは悪くない」“別世界”小渕王国の違和感 (1/2ページ)
2014.12.16


 選挙期間中に支持者と握手する小渕優子氏(左)【拡大】

 師走の衆院選が怒濤(どとう)の勢いで終わった。告示日からいくつかの選挙区を取材したが、とくに印象に残ったのは前経産相の小渕優子氏(41)の群馬5区だ。

 JR高崎駅でレンタカーを借りて丸1日、群馬県安中市の遊説に密着した。この日の演説場所は33カ所。小渕氏の“鬼”忙しいスケジュールはすさまじかった。

 小渕氏は選挙カーから降りると、待ち構えていた支持者らの方に駆け寄って、一人一人と握手。

 「私の政治資金のことで、ご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわび致します。原点に戻って一から出直していきたい。どうか力をお貸しください」

 おわび演説はどこでもほぼ同じで、1カ所に5分〜10分程度滞在すると、次の場所へと移動する。

 車を降りると常にダッシュ。地元の人でさえ知らない細かい山道にも入っていくので、選挙カーを見失ってしまうこともしばしば。テレビで見るよりも細い小渕氏のどこにこんな体力があるのかと、正直驚いた。

 各地で熱烈な歓迎を受けていた小渕氏だが、集まった人は父で元首相の恵三氏の時代からの支援者ばかり。安中市の国道沿いに若い人の人だかりができていたので、小渕氏が演説中かと思って近づくと、俳優の村上淳やピエール瀧らの姿を発見した。来春放送予定という横山秀夫氏原作のNHKドラマの撮影現場に出くわした。

 地元の熱狂ぶりに忘れてしまいそうになったが、小渕氏の関連政治団体は、5000万円以上の不透明な収支問題で目下、捜査中である。東京地検特捜部が、政治資金規正法違反罪などで、政治資金収支報告書を作成したとされる元秘書で、群馬県中之条町・前町長の折田謙一郎氏らを事情聴取している。

 地元で政治資金問題についてどう思うか複数の人に聞いてみると、「優子さんは悪くない。あんなのどこだってやっているんだ」と口をそろえる。そして「マスコミは悪いことばっかり書く」、「いじめないでくれ」と続く。怒りの矛先は報道陣に向いているようだった。

 まさかのクレームに何も言えず、答えに窮してしまった。これが、ふるさとのあたたかさなのか、日本の古い体質なのか。地元では批判の声は全く聞こえず、政治資金問題は完全に棚上げ状態だった。

 制限速度を守って走っていたら、あっという間に追いつけなくなった小渕氏の選挙カー。一人迷い込んだ山道で、別世界に来たような感覚に陥った。(M)

                ◇

 事件からゴシップまで幅広く取材する三十路記者。

                ◇

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。12月のお題は「鬼」です。

2751チバQ:2014/12/16(火) 22:00:06
http://www.sankei.com/politics/news/141216/plt1412160021-n1.html
2014.12.16 10:00
【衆院選2014】
比例復活の課題浮き彫り 10万票落選×2万票当選





(1/2ページ)
 今回の衆院選では、選挙区で10万票以上獲得しながら落選した前職がいる一方で、2万票余りで比例復活当選した新人候補がいた。この“一票の重さ”は、平成8年から導入された小選挙区比例代表並立制の「欠点」でもあり、有権者の理解を得られる状況とは言い難い。

 北海道1区で立候補した自民党前職の船橋利実氏は10万5918票を獲得したが、選挙区で民主党の横路孝弘元衆院議長に敗れた。しかも重複立候補した比例代表北海道ブロックで復活できず、涙をのんだ。選挙区当選者の得票にどれだけ迫ったかを示す惜敗率は91・00%。他の10ブロックだったら当選できた。

 これに対し、愛媛2区の維新の党新人、横山博幸氏は2万2677票で敗退。同区で当選した自民党前職に続く次点は無所属前職で、横山氏は3位だった。

 ただ重複立候補しており、維新が四国ブロックで議席を獲得したことで、復活当選を果たした。惜敗率は39・67%だった。

 横山氏を含め、295選挙区のうち、選挙区での得票数が4万票以下で復活当選したのは7人だった。

 現行制度では、選挙区と比例代表の重複立候補が認められており、選挙区で敗れても、惜敗率を基に比例復活できる。特に候補者数が少ない政党では、惜敗率が低くても当選する場合がある。主要政党の多くは選挙区で敗れた候補を救済できるように同一順位で名簿登載しているのが実情だ。

 純粋な小選挙区制は「死票」が増えるため、比例代表を組み合わせることで一定のバランスを取ったはずの並立制だが、本来の趣旨に沿わない“珍現象”が起きている。

 例えば、沖縄県では全4選挙区で出馬した与野党候補計9人全員が当選し、落選者は1人もいなかった。死票ゼロという極めて異例の結果となった。沖縄1区に加え、福岡9区も立候補した3人全員が当選。大阪4、10、11各区でも3人もの当選を出している。

 選挙区での最高得票者は、神奈川11区の小泉進次郎復興政務官(自民)で、16万8953票だった。(山本雄史)

2752チバQ:2014/12/16(火) 22:03:37
http://www.sankei.com/politics/news/141216/plt1412160024-n1.html
2014.12.16 09:00
【衆院選2014】
野党一本化なら23上乗せ 半端な調整が与党圧勝招く

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(1/2ページ)

野党が一本化した20選挙区の勝敗
 民主党など共産党を除く野党5党は今回の衆院選にあたり、20選挙区で候補者調整を行ったが、“野党統一候補”の勝利は6選挙区にとどまった。ただ、野党5党のうち複数の候補が競合した62選挙区で候補者を一人に絞っていれば、得票の上では野党側が新たに23議席を獲得していたことになる。野党間の中途半端な候補者調整が与党の圧勝を招いた格好となった。

 今回の選挙では、20選挙区で民主、維新、次世代、生活、社民の野党5党が明確な候補者調整を行い、自民党候補と対決した。このうち、野党候補の当選は北海道1区、山梨1区など計6選挙区で、勝率は30%だった。

 この20選挙区を含め、共産以外の野党5党のいずれかの候補が1人だけだった194選挙区をみると、野党候補は42選挙区で勝ち、勝率は21・6%。候補一本化の効果は限定的だったといえそうだ。

 一方、野党5党のうち複数の野党候補が競合した62選挙区では、自民または公明の候補に勝利したのは12選挙区(勝率19・3%)にとどまった。

 ところが、野党候補が一本化されたと仮定し、それぞれの得票を積み上げると23選挙区で野党側が与党候補の得票を上回った。62選挙区の勝敗は「野党12対与党50」から「野党35対与党27」と逆転し、勝率は56・4%にはね上がっていたことになる。

 例えば、大阪12区は北川知克氏(自民)に対し、樽床伸二(民主)、堅田壮一郎(維新)の両氏と共産候補が戦った。北川氏は6万8817票で当選し、樽床氏は4万3265票、堅田氏は4万1649票で落選した。

 樽床、堅田両氏の間で候補を一本化していれば計8万4914票で北川氏を上回った計算になる。結局、樽床、堅田両氏とも重複立候補した比例代表での復活当選さえ果たせず、落選した。

 「やっぱり野党再編だと思います」

 維新共同代表の橋下徹大阪市長は14日夜の記者会見でこう述べた。多くの選挙区で候補者を一本化していれば、維新を含む野党が議席を伸ばせたはず−との思いがにじんだ。

2753チバQ:2014/12/16(火) 22:07:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk42010736000c.html
2014衆院選ながさき:4選挙区担当記者 激戦を振り返って /長崎
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日に投開票された衆院選は、県内四つの小選挙区を自民が独占して終わった。安倍晋三首相の突然の解散表明で始まった短期決戦を、各小選挙区の担当記者が振り返った。

 ◆1区

 ◇接戦と対照的に“白け”
 長崎1区の投票率は過去最低の49・65%。県内で最も低かった。接戦を繰り広げた自民、民主両候補の訴えの必死さとは対照的に、有権者は白けていたと言える。

 1区を制した自民前職の冨岡勉さん(66)は前回より約1万6000票、比例復活した民主前職の高木義明さん(68)は約8000票減らした。1区は「九州最激戦区」で自民、民主とも党トップが来援するなど激しく火花を散らしていただけに、投票率の低さとそれに伴う得票減は、両陣営にとってショックだったに違いない。

 選挙区内には、閉じたシャッターが目立つ市場も少なくない。物価が上がる中、わずかな年金で暮らすお年寄りや、安定した収入が得られず消費期限が迫り値引きされた弁当を買い求めて暮らす若者たちもいる。今日を生きるのに必死な人たちに「アベノミクスで企業がもうける力を強くする」と訴えてもどれだけの説得力があるか。「安倍政権は非正規労働者を増やした」と批判する労組は、共に働く非正規の人たちからどれほどの信頼を得ているのか。互いに胸に手を当てて考えるべきではないか。【樋口岳大】

 ◆2区

 ◇諫干開門、論戦にならず
 有権者に熱が入らない選挙だった。投票率は前回を大幅に下回った。自民前職、加藤寛治さん(68)と民主新人、大久保潔重さん(48)が争点をアベノミクスに絞ったのが要因だ。

 2区には、小規模農家に打撃を与える可能性のある環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加や諫早湾干拓事業を巡る開門問題という地域課題がある。政治の出番のはずだが、2人の主張は「参加も開門も反対」で、解決策も示さず、論戦にならなかった。

 前回は無所属新人を支持した若手農家は、2人の演説を聞き比べ「どう投票していいか分からない」と棄権した。2大政党制への期待もしぼみ、争点をきちんと示さない自民、民主への怒りは行き場を失ってしまった。

 8市町にまたがる2区で、複数候補のあいさつにマイクを握る市長もいれば、1人に出陣式からマイク納めまでついて回る市長もいた。国政選挙で自治体の長がどう振る舞うのが地域のためになるか。こちらも検証が必要かもしれない。【古賀亮至】

 ◆3区

 ◇「自共対決」に反応薄く
 「5万票以下という可能性もある。そうなったら(当選しても)代表とは言えないんじゃないかな」

 自民前職、谷川弥一さん(73)は13日夜、選挙運動を終えて語った。「自共対決」に有権者からの反応が薄く、低投票率を懸念しての発言だった。楽観ムードが広がり、選挙期間中の応援演説では「投票率を上げよう」が合言葉。谷川さん自身、県連会長として選挙区を離れ、接戦が予想された1区の応援に何度も駆けつけていた。

 結果的には8万票を超す得票で圧勝したが、投票率は3区全体で前回より12ポイント超も低い51・58%。特に、今回から3区に編入された佐世保市の一部は40・11%にとどまり、谷川さんは「私自身にも隙(すき)があった。まあ、勝つんじゃないか、と」と振り返った。

 一方、共産新人の石丸完治さん(65)は敗れたものの前回の4倍近い得票で存在感を示した。反自民票や今回不出馬だった山田正彦元農相の票も一定程度取り込んだとみられる。【武内靖広】

 ◆4区

 ◇非自民票分散が有利に
 選挙前の閣僚辞任や電撃解散で「マイナスの風」を感じていた自民前職、北村誠吾さん(67)。「油断しては負ける」と終始、陣営の引き締めを徹底した。結果として党県議や市議を軸とした組織選挙で序盤からリードし、4区内の全首長や公明の後押しで満遍なく支持を固めた。

 佐世保市では民主元職で防衛政務官を務めた宮島大典さん(51)が約9500票差まで詰め寄ったが、県内最多の5人の出馬による非自民票の分散が北村さんに有利に働いた。

 当選から一夜明け、北村さんは「有権者の皆様から、もう少し付き合ってみようかとチャンスを頂いた」と語る。携帯電話には支援者から「国政への注文」が早速入っているという。

 基地の町・佐世保を代表する「防衛族」で、過疎など離島の苦しみも知る小値賀島出身者。「6期目」とあって、地域の課題を中央省庁に届けるパイプ役としての期待は大きい。有権者の叫びをいかに国政へ反映させられるか、一挙手一投足を注視することが重要だ。【梅田啓祐】

〔長崎版〕

2754チバQ:2014/12/16(火) 22:07:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk41010718000c.html
2014衆院選・さが:一夜明けて 「命守る政治やる」 1区の原口さん、長男があいさつ回り /佐賀
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選から一夜明けた15日、県内小選挙区や比例九州の当選者は朝から支持者にあいさつ回りをしたり、記者会見を開いたりして喜びをかみしめた。県内関係の当選者は、自民3人、民主2人の計5人。

 1区で7回目の当選を果たした民主の原口一博さん(55)は15日、右脚骨折の治療のため多くを病院で過ごしたという。本人に代わり長男大(だい)さん(24)が午前中から支持母体の連合や後援会をあいさつ回りした。これまで政治経験はないが、1週間ほどかけ、支援者の訪問を続けるという。また、佐賀市の事務所には朝から、原口さんへの激励の電話が入り続けた。

 14日は午後11時40分ごろ、原口さんは松葉づえをつきながら事務所に現れ、元気な姿を見せた。全国では自民1強といわれる中での勝利に「ありがたい。課していただいている責任の大きさを強く感じた」と気を引き締め「医療、介護、福祉の現場は国会では分かっているようで全く見えていない。かけがえのない命を守る政治をやっていく」と力強く語った。【岩崎邦宏】

2755チバQ:2014/12/16(火) 22:08:19
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk38010683000c.html
2014衆院選:自民「地力」で再び独占 「ほろこび」見える選挙区も /愛媛
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日投開票された衆院選は、県内でも「自民1強」が際立つ結果となった。与野党ともに大きな風が吹かないなか「地力」を競い合う戦いとなった今回の選挙。自民がその地力を見せつけた。ただ、端々にはほころびも見えた。【中村敦茂】

 1区は、強固な組織に支えられた自民の塩崎恭久氏(64)が、低投票率の中でも約10万票を集めた。次点の民主、永江孝子氏(54)は前回のような逆風が無く、維新候補とすみ分けたにもかかわらず7万票台にとどまり、保守王国の愛媛、とりわけ1区で風穴を開けることの難しさを改めて浮き彫りにした。

 2区は、特定秘密保護法案などへの反対で存在感を示した自民の村上誠一郎氏(62)が盤石。維新から横山博幸氏(64)が出馬し、無所属の西岡新氏(41)と批判票を取り合ったことも有利に働いた。横山氏は比例復活したが、2区での得票はわずか2万票ほどで3番手。今後の活動で真価が問われる。

 3区は自民の白石徹氏(58)が再選された。次点の差が県内で最も小さかった選挙区。民主の組織構築が途上である一方、自民も盤石な地盤とは言えない。

 4区は自民の山本公一氏(67)が議席を守った。ただ、次世代の桜内文城氏(49)と維新の森夏枝氏(33)の旧「日本維新の会」出身者の合計得票は山本氏を上回り、自民の地盤に陰りも表れている。

    ◇

 今回初めて、投票率が5割を下回ったことには、与野党双方に責任が求められそうだ。

 安倍首相による突然の解散は、県内の選挙結果を見ても、野党の準備不足を突くのに効果的だった。ただ、有権者からは「なぜこの時期に」との戸惑いが多く漏れた。首相がアベノミクス一本に争点を絞ったことも、与党には好都合だったかもしれないが、四国電力伊方原発の再稼働問題など、県内での他の重大な問題が脇に追いやられてしまった。

 民主、維新は県内でも候補者調整を行い、すみ分けた。しかし解散を「大義がない」と批判しながら、自らは政策の違いを超えての野合では、説得力がない。目先の戦略より政策を優先した、堂々とした論戦がかわされていれば、関心はもっと高かったはずだ。

    ◇

 比例復活を含めた当選者の5人は初当選、再選、7選、8選、10選。中堅どころがすっぽり抜けている。

5人のうち、4人が60代。あと1人も60歳に手が届こうかという年齢だ。30代や40代が出馬したにもかかわらず、「老壮青」のバランスに欠く顔ぶれでもある。与野党問わず、将来を担う世代を育てていかなければならない。

2756チバQ:2014/12/16(火) 22:09:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk34010431000c.html
2014衆院選:激戦の6区、自民が県内唯一議席逃す 亀井氏「“一揆”成功」 復活当選の小島氏「相手強く」 /広島
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 県内小選挙区7区のうち、唯一自民が議席を逃した激戦6区。初めて無所属で選挙戦に臨み、13回目の当選で自民の議席確保を阻止した亀井静香氏(78)は15日朝、庄原市の事務所で「(自公政権に対する)一揆の第一歩を成功させた」と喜びをかみしめた。【高田房二郎、目野創】

 選挙中は自民の小島敏文氏(64)との接戦が報じられたが、前回戦(約1万2300票差)の倍近い約2万4000票差をつけた結果に「有権者の怒りが大きくなり、一揆の勢力が広がった」と分析した亀井氏。他の選挙区で大勝した自民党に対し、「安倍首相の周りを取り囲んでいるえせ学者、戦争大好き人間を排除しなければいけない。今の自民党は昔の自民党じゃない」と語気を強めた。争点となった地方創生について「一番簡単なことは地方に金を出し、市町村が相談の上で自由に使っていくこと。霞ケ関の役人が分かるはずがない」と力説した。

 一方で、比例中国ブロックで復活当選した自民・小島氏は15日朝、JR尾道駅前で有権者にお礼のあいさつ。亀井氏に敗れた3度目の対決を振り返り、「手応えは感じたが、相手候補が強かった。(比例復活は)すっきりしない面もあるが、また堂々と国会で与党の一員として、地元のために取り組んでいきたい」と語った。

2757チバQ:2014/12/16(火) 22:10:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk25010466000c.html
2014衆院選:「チームしが」不発 側近落選「嘉田票」取り込めず /滋賀
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選で滋賀1〜4区は、2012年の前回選に続き自民が全勝した。嘉田由紀子前知事と共闘した民主は1、2区で前職と元職が比例復活を果たしたが、嘉田さんの側近だった3区の新人は大差で敗れた。7月の知事選では、嘉田さんと政治団体「チームしが」を設立した民主党の元衆院議員、三日月大造氏が当選。今回の衆院選でも、その影響力が注目されたが、不発に終わった形だ。民主陣営からは、「嘉田頼み」の姿勢に対する自己批判の声も上がっている。【加藤明子、村松洋】

 「後援会長として力足らずで、申し訳ありませんでした」。14日夜、早々と自民前職・武村展英さんの当選確実の連絡が入ると、草津市にある民主新人、小川泰江さんの事務所では嘉田さんが支援者にわびた。陣営幹部は「知事選やチームしがの幻影に目がくらんだ。冷静に情勢を読めなかった」と振り返る。

 今回の衆院選で、民主関係者は「知事選の再現」を狙っていた。小川さんは嘉田さんが三日月知事らと設立した政治団体「チームしが」を前面に掲げて選挙戦に臨み、嘉田さんは1区以外の3選挙区でも民主候補を応援。ある候補は選挙中、「民主への風当たりは依然厳しい。反発もあるが、嘉田さんに支援してもらった方が良い」と語っていた。

 なかでも小川さんに対し、嘉田さんは「私が『政治の母』」と繰り返し、選挙戦最終日の13日も共に駅前に立って支持を訴えた。だが、小川さんは武村さんに約2万4000票以上の大差をつけられ落選。民主陣営が期待した「嘉田票」を取り込むことはできず、3区は前回選より投票率が9ポイント以上落ちた。

 それでも民主党幹部は「無名の新人としては大いに健闘した。嘉田さんの影響力は衰えておらず、チームしがの代表として統一選で力を発揮してくれるはず」と期待を込める。

 自民にとっては知事選敗北を帳消しにする選挙結果となった。14日夜、1区で勝利した大岡敏孝さんは集まった県議らと「次は統一選だ」と気勢を上げた。自民党県連幹部は「嘉田さんの『神通力』は薄れた。チームしがは国政では通用しない」と話す。

 県立大の大橋松行教授(政治社会学)は「『チームしが』が地方だけでなく、国政にも進出した結果、どういう組織なのかが県民に分かりづらくなった」と話す。今年の県政に大きな影響を与えてきた「チームしが」。来春の統一地方選に向けて立て直しが迫られそうだ。

2758チバQ:2014/12/16(火) 22:11:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk30010427000c.html
2014衆院選:1区民主、最終盤での逆転勝利 情勢調査後の対応で明暗 /和歌山
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日に投開票された衆院選は、県内では自民が小選挙区の和歌山2区、3区で圧勝する一方、1区では民主の岸本周平さんが議席を死守。組織票を固めていた自民の門博文さんが最終盤で逆転される幕切れとなった。選挙戦を通した取材や世論調査、共同通信社の出口調査などを基に振り返った。【衆院選取材班】

 ◇劣勢からの電話作戦 「反自民票」取り込みにも成功
 岸本さんは最終的には自民や公明支持層をも切り崩し、前回選でつけた300票差を7803票差に広げた。陣営が引き締まったのは11日夜だったという。報道各社や党本部による情勢調査で劣勢が明らかになり、急きょ連合和歌山や超党派の議員団、後援会など約30人を集めた会議を開いた。出席者は「涙を流して支援を頼む周平さんに心を打たれた」と話す。翌日から議員団も支援者名簿を持ち寄り、大規模な電話作戦が始まった。岸本さんも寒さの厳しい早朝や深夜に街道沿いで通行車両に手を振り続けた。

 共産支持層からも票が流れた。20年近く共産候補に投票してきた和歌山市の自営男性(47)は初めて岸本さんに投票した。その理由に「迷ったが、少しでも自民と張り合える人の力になりたい」と反自民を挙げた。

 一方、1期目の門さんは名前が十分に浸透しておらず、大小の集会に顔を出し、公示から「比例は公明」と選挙協力を求める組織戦を展開した。父で今春引退する門三佐博県議も選対会議で土下座して支援を求めた。12日夜の演説会には、いずれも今回当選した自民の3区二階俊博さん、2区石田真敏さんも駆けつけた。しかし、門さん優位が伝えられると一時は勝利ムードが漂い、大きすぎる組織をまとめきれなかった。

 2区は石田さんが次点の維新・阪口直人さんに3万票以上の差をつけて快勝した。阪口さんは有田市や海南市で健闘したものの、地力の違いを見せつけられた。3区は二階さんが共産の原矢寸久さんに3倍以上の差で圧勝。ただ選択肢の少なさから、3区無効票は6815票(投票総数の4・6%)に上った。

2759チバQ:2014/12/16(火) 22:12:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk19010157000c.html
2014衆院選:投票分析 中島氏、旧3区の地盤強み 長崎氏、広い支持層に浸透 /山梨
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日投開票の衆院選で、県内の2小選挙区では民主、無所属の候補がそれぞれ当選し、比例代表南関東ブロックと重複立候補していた自民の2候補がいずれも復活当選した。県内有権者の動向を、投票結果や共同通信社の出口調査などを基に分析した。

 1区は民主の中島克仁氏が1085票の小差で勝利した。出口調査によると、民主支持層の9割超を固め、同氏の「支持」を決めた維新支持層の6割強、公明支持層の3割強にも浸透した。支持政党なし(無党派層)の5割も中島氏に票を投じた。宮川氏は自民の9割弱、公明、次世代支持層の各6割、維新支持層の3割弱に浸透したが、その他の支持層への広がりを欠いた。

 地域ごとでは、多くの市町村で宮川氏の得票が上回ったが、中島氏が診療所を営む北杜市など旧3区の地盤を固めたことで得票を上積みした。

 2区は無所属の長崎幸太郎氏が勝利。出口調査によると、民主の8割、維新の7割、公明からも6割など各支持層に浸透。かつて所属した自民支持層からも3割の支持を得た。一方、自民公認で出馬した堀内氏は、自民支持層の6割超を獲得したが、公明は4割弱の支持にとどまった。市町村では、富士急行グループの本社がある富士吉田市などで堀内氏の得票が上回ったものの、長崎氏が広い地域で支持を得た。

     ◇

 比例代表南関東ブロックでは、自民が最多の13万7361票を獲得。前回2012年衆院選の11万8566票を1万8795票上回り、全国的な支持の高さが県内でも表れた。公明も5万990票で4901票増と堅調だった。

 野党では、民主が8万3254票で2875票増。逆に維新は5万5532票で2万7346票減らした。「1区の候補予定者が転出し、県内で訴えの浸透が図れなかった」(同党県総支部)のが一因という。一方、共産は4万3208票と1万7431票の増加。与党批判の「受け皿」を目指した野党の明暗が分かれた形だ。【屋代尚則】

2760チバQ:2014/12/16(火) 22:27:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk40010320000c.html
2014衆院選ふくおか:落選・西川さん、国政引退へ 「けじめつける」 /福岡
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 落選が決まった九州比例単独候補の自民前職、西川京子さん(69)は15日未明、小倉北区の事務所で「けじめをつける」と述べ、国政に再挑戦しない考えを明らかにした。支援者にあいさつ回りをした後、市内の活動拠点を閉じて、夫が住む熊本県に戻るという。

 西川さんは「年齢的にもけじめをつける時期だと思う。今後は講演などの活動をしたい」と話した。比例順位は九州・沖縄の重複候補より下で、自民党は8人が当選したものの、あと1人のところで届かなかった。

 西川さんは2005年の郵政選挙で「刺客」として福岡10区に自民の公認候補として送り込まれて、「みかん箱」の上で演説し、話題を集めた。12年の選挙では自民前職の山本幸三さん(66)と10区公認を争い、公示日直前に比例単独候補に回り、当選した。【奥田伸一、宍戸護】

〔北九州版〕

2761チバQ:2014/12/16(火) 22:29:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20141216/CK2014121602000162.html
細川氏 政界引退を表明 民主・元厚労相

2014年12月16日


 衆院選で埼玉3区(越谷、草加市)に立候補して落選した民主党元職の細川律夫氏(71)は十五日、政界引退を表明した。越谷市の事務所で、支援者に「私の力不足でこのような結果になり大変申し訳ない。今選挙で長い政治生活に終止符を打ちたい」と述べた。
 弁護士出身の細川氏は一九九〇年、旧社会党公認で旧埼玉4区で初当選し、民主党結成に参加した。民主党政権誕生後の二〇一〇年に厚生労働相に就任。一二年の前回衆院選で落選するまで衆院議員を連続七期務めた。(竹内章)

2762チバQ:2014/12/16(火) 22:43:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2014121600810
石原慎太郎氏が引退表明=「悔いなし、晴れ晴れ」



笑顔で記者会見する次世代の党の石原慎太郎最高顧問=16日午後、東京都千代田区
 衆院選で落選した次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)は16日、日本記者クラブで会見し、政界引退を表明した。「仲間の若い武士たちのために一緒に戦って討ち死にした。肉体的にひびが入り、国会議員の中で最高齢になった」と説明した。選挙を機に引退する意向だった石原氏は、次世代の比例代表東京ブロック名簿の最下位に登載されていた。
 石原氏は「悔いはない。晴れ晴れとした気持ち」と強調。旧日本維新の会でともに共同代表を務めた橋下徹大阪市長について「彼は天才だ。再登場すると思うし、させなければいけない」と期待を示した。橋下氏に衆院選出馬をぎりぎりまで働き掛けていたことも明かした。
 今後は若手芸術家の育成などに携わる考えを示し、「言いたいことを言ってやりたいことをやって、人から憎まれて死にたい」と語った。「中国は嫌いだ。共産党の独裁を壊滅させなければ駄目だ」と持論を展開する場面もあった。 (2014/12/16-18:31)

2763チバQ:2014/12/16(火) 22:50:14
http://www.m3.com/open/iryoIshin/article/277962/?category=report

医師候補、自民公認9人が全員当選
民主半数落選、次世代全滅で、党勢影響か
2014年12月16日 池田宏之(m3.com編集部)

 12月14日に投開票された衆議院議員総選挙で、医師資格を持つ候補者22人の当落が出そろい、14人が当選した。単独で改選前の議席数をほぼ維持し、自公で占める議席数が前回を超える勝利となった自民党の公認候補は全員が当選。一方で、支持が伸びなかった民主党の公認候補は半分以上が落選し、議席数が10分の1近くなった次世代の党の候補は全滅した。改選前の当選回数が1回以下の候補者が8割近くを占める中、一部の候補を除いて、党勢の影響も大きい結果となった。

 自民党公認候補者は9人全員が当選し、中には、今回の当選議員の中で唯一新人である大隈和英氏(大阪10区、比例復活)も含まれる。民主党公認候補者は7人中3人が当選。民主党政権下で、厚労大臣政務官を務めたものの、前回選挙で議席を失った岡本充功氏が、議席に返り咲いた。

 維新の党と次世代の候補は、いずれも前職だったが、維新の党は3人中2人が当選。次世代の党は、党全体で19議席から2議席に激減した中、医師資格を持った候補者2人はともに議席を失った。

 ベテラン議員では、自民党公認で元環境大臣を務めた鴨下一郎氏は8回目の当選、民主党公認で出馬した阿部知子氏は6回目の当選をそれぞれ果たした。医師資格を持った前職が2人いた長野1区では、自民党の小松裕氏が議席を守った。安倍晋三首相の地盤である山口4区において、無所属で立候補した渡辺利絵氏は、安倍氏の7分の1以下の票しか獲得できずに敗れた。

第47回衆院議員総選挙における主な医師資格保持候補者の当落(m3.com調べ)
氏名 所属政党 選挙区 出身大学 当落
(当選回数)
勝沼栄明 自民党 宮城5区 北海道大学 比例 (2)
岡部光規 民主党 福島2区 山形大学 ×
柏倉祐司 民主党 栃木1区 岡山大学 ×
三ツ林裕巳 自民党 埼玉14区 日本大学 ○ (2)
阿部知子 民主党 神奈川12区 東京大学 比例 (6)
中島克仁 民主党 山梨1区 帝京大学 ○ (2)
鴨下一郎 自民党 東京13区 日本大学 ○ (8)
鹿野晃 次世代の党 東京22区 藤田保健衛生大学 ×
赤枝恒雄 自民党 比例東京 東京医科大学 ○ (2)
宮沢隆仁 次世代の党 長野1区 順天堂大学 ×
小松裕 自民党 長野1区 信州大学 比例 (2)
吉田統彦 民主党 愛知1区 名古屋大学 ×
岡本充功 民主党 愛知9区 名古屋大学 比例 (4)
今枝宗一郎 自民党 愛知14区 名古屋大学 ○ (2)
清水鴻一郎 維新の会 京都3区 大阪医科大学 ×
大隈和英 自民党 大阪10区 聖マリアンナ医科大学 比例 (1)
伊東信久 維新の会 大阪11区 神戸大学 比例 (2)
渡辺利絵 無所属 山口4区 島根医科大学 ×
新谷正義 自民党 比例中国 帝京大学 ○ (2)
仁木博文 民主党 徳島1区 徳島大学 ×
河野正美 維新の会 福岡4区 愛知医科大学 比例(2)
冨岡勉 自民党 長崎1区 長崎大学 ○(3)

2764とはずがたり:2014/12/17(水) 09:00:42

首相は「公約支持」というが 議席数 「改憲」減 「脱原発」増
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014121690070825.html?ref=rank
2014年12月16日 07時08分

 政権の継続が決まった衆院選を受け、安倍晋三首相は十五日に記者会見し、自ら争点に設定した経済政策「アベノミクス」だけでなく、政権公約に盛り込んだ改憲や原発再稼働の推進も支持を得たとの考えを示した。だが、今回は九条改憲や原発再稼働に前向きな勢力は数を減らしている。改憲や再稼働を進める首相の路線に有権者が全面的に賛同したとは言い難い。 (上野実輝彦)
 首相は会見で、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に関し「(今回選挙で)支持を頂いた」と明言した。改憲も「国民的理解と支持を深め広げていく」と強調。原発についても「安定した低廉なエネルギーを供給していく責任がある」と述べた。こうした政策を公約に盛り込んだことに触れ「約束を進めていく義務がある」との姿勢を示した。
 だが、九条改憲に積極的な自民党と次世代の党を合わせた議席は、公示前は衆院での改憲発議に必要な定数の三分の二に迫る三百十四あったが、二百九十二に減った。
 九条改憲を公約には入れなかったが道州制導入など統治機構改革の改憲を位置づけた維新の党も含め、改憲に前向きな勢力は総じて後退した。
 原発再稼働をめぐっても、前回衆院選では超党派議員でつくる「原発ゼロの会」などに属した脱原発派の約百二十人の七割が落選・引退したが、今回は民主党などから九人が返り咲いて議席を得た。脱原発を明確にする共産党も議席を八から二十一まで伸ばし、社民党も公示前を維持した。
 再稼働で与党と歩調を合わせる次世代を除き、慎重・反対を唱える野党の勢力は公示前の百十九議席から百三十九議席に増えた。
 いずれも多数を形成するには至っていないが、改憲や再稼働論議に与える影響が注目される。
 安倍首相が公約全体に理解を得られたとの認識を示したことについて、早稲田大の田中愛治教授(投票行動論)は「自民党の獲得議席は多かったものの、投票率が52・66%で(自民の)得票率が五割に満たなかったことを考えると、すべての政策に信任を受けたとおごれば落とし穴があり得る。多様な民意に耳を傾けることが大事だ」と話した。
(東京新聞)

2765旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/17(水) 20:27:36
ここでいいのかな?

自民75議席で単独過半数=衆院選得票から16年参院選試算
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2014121700747
 14日投開票された衆院選の比例代表での各党の得票に基づき2016年夏の参院選を試算すると、自民、公明両党が従来通り選挙協力を行った場合、自民党が改選121のうち75議席を獲得し、非改選の65議席と併せて1989年以来の単独過半数(122議席)を回復することが分かった。野党側が対抗するには幅広い協力が不可欠だ。
 参院選をめぐっては、選挙区の「1票の格差」是正のための制度改革論議が続いているが、試算は13年7月と同じ制度の下、改選数1、2の選挙区で与党が選挙協力し、公明党が自民党候補を支援することを前提に行った。
 その結果、勝敗を左右する31の1人区では自民党が全勝。2人区でも宮城、福岡など6府県で2議席を独占する。改選数3以上の選挙区でも、同党が候補者を複数擁立すれば大阪を除く5選挙区で2議席を得られ、選挙区だけで58議席に達する。比例でも17議席を獲得し、「1強多弱」がさらに強まる。
 公明党は選挙区1、比例7の計8議席。非改選の11を合わせると与党は計159議席となり、参院でも3分の2(162議席)に迫る。
 一方、民主党は選挙区8、比例9の計17議席。維新の党は選挙区5、比例8の計13議席にとどまる。衆院選で躍進した共産党は選挙区1、比例5の6議席に増える。次世代の党と社民党は比例で1議席を獲得、生活の党は議席に届かない。 
 衆院選では民主、維新両党の候補者調整が行われた。両党の得票を合算すると、2人区では自民党と議席を分け合うものの、1人区での全敗は変わらない。共産党を含めた野党6党が一致して、ようやく1人区で12勝19敗となるが、ハードルは高い。

◇複数改選区の試算結果
【1人区】
 全て自民
【2人区】
 北海道=自民 民主
 宮 城=自民 自民
 茨 城=自民 自民
 新 潟=自民 民主
 長 野=自民 民主
 静 岡=自民 自民
 京 都=自民 自民
 兵 庫=自民 維新
 広 島=自民 自民
 福 岡=自民 自民
【3人区】
 埼 玉=自民 自民 民主
 千 葉=自民 自民 民主
 愛 知=自民 自民 民主
【4人区】
 神奈川=自民 自民 民主 維新
 大 阪=維新 維新 自民 公明
【5人区】
 東 京=自民 自民 民主 共産 維新

(2014/12/17-18:06)

2766チバQ:2014/12/17(水) 20:38:17
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1368387

「バカな女は使うな!」池上彰起用で選挙特番独り勝ちのテレビ東京、その秘訣とは――
日刊サイゾー
2014年12月17日(水)9時00分配信
15コメント
『知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?〜新たな東西冷戦〜』(角川SSC新書)
『知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?〜新たな東西冷戦〜』(角川SSC新書)
日刊サイゾー
 第47回衆議院選挙は予想通り、与党の圧勝に終わった。激しい戦いを繰り広げたのはテレビ各局も同じ。その中で地力の高さをまざまざと見せつけたのが、ご存じ、ジャーナリスト・池上彰を擁するテレビ東京だった。

 同局は『池上彰の総選挙ライブ』を放送。午後7時50分〜午後10時までの第1部が11.6%、午後10時から午後11時54分の第2部で8.5%を記録し、番組平均視聴10.1%を叩き出した(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 これは、NHKを除く民放では第1位の数字だ。まさに“池上無双”と呼ぶにふさわしいが、舞台裏では“作り手”の涙ぐましい努力もあった。番組関係者が明かす。

「なぜ池上さんが、民放キー局よりギャラが安いテレ東の番組を引き受けるか? それは作り手の“熱”です。池上さんはギャラや制作費よりも、作り手が『この番組で何を視聴者に訴えたいか?』を、すごく大事にする。中途半端な企画書をよこせば、すぐに突き返されます。そんな池上さんとの激しいやりとりを何度も行ってきたからこそ、『選挙特番はテレ東』という信頼関係が生まれた」

 出演者についても、こだわりがあるという。今回は峰竜太や春香クリスティーン、佐野ひなこらが出演したが「政治に関心のある人、ない人。熟年世代、若者世代、とにかく幅広い年代のゲストを呼ぶ傾向にあります。佐野さんなんか、とても政治に興味があるとは思えませんが、今年20歳を迎え、選挙権を得たということで起用された」(芸能誌記者)。

 キャスティングには、池上の“好き嫌い”も反映される。

「池上さんは、バカな女が大嫌い。トークが長かったり、ピントのズレた答えをする人のことはあとで『あの子はイマイチ』とスタッフにはっきり言う。これまで高評価だったのは元AKB48の大島優子さんくらいですかね。彼女のことは『頭の回転が早い』とベタボメしていました」(前出番組関係者)

 今後も、妥協なき“池上無双”は続きそうだ。

2767チバQ:2014/12/17(水) 20:42:28
小泉ドラゴンは?
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddm005010123000c.html
衆院選:無所属2氏、自民苦悩 入党に壁、県連とのしこり残る
毎日新聞 2014年12月17日 東京朝刊

 衆院選に無所属で出馬した保守系当選者2人の自民党入党問題が浮上している。2人とも当選前から同党二階派の「特別会員」だが、いずれも地元県連との間にしこりを残しており、党執行部は頭を悩ませている。

 山梨2区では、長崎幸太郎氏が自民公認の堀内詔子氏(比例代表で復活当選)に競り勝った。堀内氏は2005年の「郵政選挙」で郵政民営化に反対し離党した堀内光雄元自民党総務会長の義理の娘にあたり、長崎氏は郵政選挙で光雄氏への「刺客」として自民公認で立候補した経緯がある。今回衆院選は、9年越しの遺恨を引きずった選挙戦となった。

 谷垣禎一幹事長は14日の記者会見で「郵政選挙の亀裂をどうしていくかは大きな問題だが、公認候補を立てて戦ったというのは重い事実だ」と述べ、長崎氏の早期入党に慎重姿勢を見せた。

 兵庫12区で当選した山口壮元副外相は、昨年末に民主党に離党届を提出し、その後、除籍処分を受けている。自民党兵庫県連は今回衆院選で別の新人候補の公認を党本部に申請したが認められなかった。民主党出身の山口氏と県連との関係構築は容易ではない。

 二階派の二階俊博総務会長は2人の自民党入りを希望しているが、党幹部は「しばらく環境整備が必要だ」と語り、早期の自民党入りに否定的な見方を示す。【影山哲也】

2768チバQ:2014/12/17(水) 21:25:13
朝日らしい記事だなあ
http://www.asahi.com/articles/ASGDJ4DJLGDJUEHF00J.html
当選者の「託され度」は 衆院選、得票数の割合を地図化
古田大輔、佐藤義晴2014年12月17日05時31分

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全国「託され度」マップの画面

 今回の衆院選で、小選挙区の当選者はどれほどの有権者から1票を託されたのか。朝日新聞デジタルでは有権者数に占める得票数の割合(絶対得票率)を算出し、「託され度」と名付けて全国295選挙区分を日本地図に示した。小選挙区の投票率が52・66%と戦後最低を更新し、「託され度」の平均は26・91%。21人が10%台だった。

 デジタル版・全国「託され度」マップでは、選挙区ごとに投票率、有効投票数に占める当選者の得票数の割合(得票率)と絶対得票率を掲載した。得票率の平均は52・96%だった。

 「託され度」トップは共産候補と一騎打ちだった小泉進次郎氏(自民・神奈川11区)の43・96%。竹下亘氏(自民・島根2区)、二階俊博氏(同・和歌山3区)、城内実氏(同・静岡7区)も40%を超えた。

 一方、最も低かったのは、5人との争いを制した井上貴博氏(無所属から自民追加公認・福岡1区)の14・64%。同区は2012年の前回衆院選では5人が争い、「託され度」は24・27%だった。次いで佐田玄一郎氏(自民・群馬1区)16・17%、宮崎謙介氏(同・京都3区)17・28%、工藤彰三氏(同・愛知4区)17・92%、丸山穂高氏(維新・大阪19区)18・38%など。これらの選挙区は4人の争いだった。(古田大輔、佐藤義晴)

2769チバQ:2014/12/17(水) 21:47:06
http://www.at-s.com/news/detail/1174150888.html
<静岡3・6区>激戦舞台、次は国会 4氏、一夜明け
(2014/12/15 14:29)
 衆院選の投開票から一夜明けた15日、激戦を繰り広げた静岡3区と6区の当選者は街頭に立つなど、選挙戦を通して訴えた政策の実現に向けて決意を新たにした。

■3区
 2期目の当選を果たした自民党の宮沢博行氏(39)は午前7時前からJR磐田駅南口に立ち、「地方、ふるさとを元気にしていく」と声を上げた。厳しかった選挙戦の余韻もあってか、表情は終始硬かったが、通勤客から「おめでとう」と声を掛けられるとほおを緩めた。10万票以上の有権者の負託を重く受け止め、「与党の一員としての責任を果たす」と言葉に力を込めた。
 同じ時刻、反対側のJR磐田駅北口では比例で復活当選した民主党の小山展弘氏(38)がマイクを握り、生活者目線でアベノミクスを問う姿勢をあらためて強調した。「新人議員としてスタートする気持ち。ぶれずに地道に頑張りたい」と表情は晴れやか。復帰する国政の舞台への意欲をみなぎらせた。

■6区
 小選挙区を7回連続で制した民主の渡辺周氏(53)は午前10時ごろ、沼津市寿町の事務所に寄り、支援者やスタッフの労をねぎらうと、「野党がどうやって巨大勢力に向かっていくか。党でしっかり議論していかないといけない」と述べた。事務所に飾っていた陣営幹部の遺影に当選を報告し、親族に感謝の気持ちを伝えた。
 前回選と同様に比例復活当選した自民の勝俣孝明氏(38)は午前7時10分ごろに沼津市のJR沼津駅南口に姿を見せた。「力不足で小選挙区では勝てなかった。一から頑張る」と表情を引き締めて2期目のスタートを切った。「経済再生、ふる里再生のために働き、地域の課題解決に取り組んでいきたい」と決意を語った。

2770チバQ:2014/12/17(水) 21:48:35
高知
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141215senkyo03.htm
【解説】東西型に自民前職盤石

 浮動票が厚く「魔の選挙区」と呼ばれた旧高知1区が消え、都市部と中山間地域の融合型となった新選挙区での戦いは、高知県の東西で固い支持基盤を築いてきた自民前職、中谷元、山本有二両氏の完勝で終わった。一方、またも戦後最低を更新した低投票率は、県内の「受け皿なき戦い」の深刻化を物語る。

 中谷、山本両氏は、苦戦した2009年衆院選から野党時代にかけ、より強化してきた支持基盤が「東西型」の下で絶対有利の「財産」として機能。選挙区1減自体が高知県の人口減と深刻な疲弊を示す中、地方創生の具体化に向け、与党内で一定の存在感を持つ両氏への期待も集票の要因になっただろう。

 福井照氏の比例四国転出で、自民党高知県連の懸案となった公明党との関係については、来春の高知県議選に向けて地域事情を優先。大きな「溝」は回避したが、公明側の受け止め方は今後の各種選挙への対応で測られる。

 民主2氏は惨敗。稚拙な政権運営で失った党への信頼回復が道半ばで、「受け皿」になり得ていない実態をさらけ出した。高知県連の課題であり続ける地域基盤の構築には、選挙区の「顔」を一定固定した地道な支持拡大も検討すべきだろう。

 比例四国議席の11年ぶり奪還を前面に出した共産は、全国的な躍進を受けて高知県内票も積み上げたが、悲願達成はならなかった。

 高知新聞の高知県民世論調査では安倍政権の経済、安全保障政策などへの否定的な見方が5割を超えた。大勝も、政権への「白紙委任」ではないことを反映している。「説明不足、誤解もある」(自民高知県連幹部)とすれば、国民への説明責任を果たす政権運営を求めたい。

 民意と乖離(かいり)した政治には鉄ついが下るとの緊張感がなければ、民主主義は機能しない。県内の「受け皿」づくりに向け、野党側の自覚も問われる。

2771チバQ:2014/12/17(水) 21:51:19
青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141215103410.asp
2014年12月15日(月) 東奥日報 ニュース

■ [1区分析]津島氏、県連支援が奏功 升田氏、初の6万票台

写真
青森市民体育館で行われた衆院選の開票作業=14日午後9時15分

 自民党県連から集中的に支援を受けた前職の津島淳氏が、非自民勢力の受け皿となった維新の党新人・升田世喜男氏の追い上げをかわし、再選を果たした。衆院議員を11期務めた父・雄二氏から引き継いだ後援会も固め、組織力で上回った。

 津島氏支援に回る首長や自治体議員の数は他候補を圧倒したが、議会シーズンと重なったこともあり、動きは必ずしも活発ではなかった。前回衆院選から2年間の地元での活動量の少なさを心配する向きもあり、自民党県連はてこ入れを図った。県連から応援要請を受けた三村申吾知事も繰り返し応援演説に立った。

 さらに陣営は低投票率を見越して、後援会名簿に名を連ねる企業・団体にきめ細かく足を運び、1人でも多くの有権者と確実に顔を合わせ、握手を重ねる戦術を徹底。結果として浮動票獲得にもつながった。「選挙区は津島」を訴えた公明党の集票力も下支えした。

 この秋の米価大幅下落や「アベノミクス」に対する批判も致命傷にはならなかった。津島氏は「青森に身をささげる」「私は自民党を押しつけない」など地元の視点を大事にし、政策によっては政権の方針にも声を上げる意思があることを強調。有権者との距離を縮めることに成功した。

 4度目の衆院選挑戦の升田氏は、これまでで最も多い6万票台に乗せたが、選挙区ではわずかに及ばなかった。公示直前に民主党県連、社民党県連との野党3党連携に合意。「事実上の野党統一候補」(同氏)となり、野党候補の乱立による非自民票の分散を回避したことで、初勝利を視界に入れた。選挙戦でも3党の支持層には一定程度浸透した。

 課題だった無党派層に対しても、青森市を最重点地区と位置付け、街頭演説やあいさつ回りに時間を割くなどして食い込んだ。ただ陣営が期待するほど強い風は吹かず、結局は自民党との組織力の違いを見せつけられた。

 共産党新人の吉俣洋氏は、10月の青森市議選で得票数を増やした勢いを生かす狙いだったが、勝敗に絡めなかった。ただ、1区の党候補としては小選挙区で行われた1996年以降の衆院選で最高得票となり、一定の存在感を示した。

2772チバQ:2014/12/17(水) 21:51:55
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141215103401.asp
2014年12月15日(月)
[2区分析]江渡氏、組織力で圧倒 中野渡氏、後ろ盾なく埋没




 実績や豊富な経験を誇る自民党前職の江渡聡徳氏が、強固な組織力と現職閣僚としての求心力を生かし、圧勝で6選を果たした。


 防衛相の江渡氏は公務などで選挙区を空けることが多かったが、留守中も選対本部に名を連ねる県議11人が各地域でサポート。党支部や後援会も一丸で票の掘り起こしを図った。区割り変更に伴い3区から2区に編入された五戸町では、前回まで民主党候補を支援した三浦正名町長が応援マイクを握るなど、行く先々で首長らの支援を受け、閣僚としての影響力の大きさを見せつけた。国会で野党の追及を受けた政治資金収支報告書の訂正問題は、大きな逆風にはならなかった。

 維新の党元職の中野渡詔子氏は解散前日に出馬表明。県内他選挙区で野党連携が実現した中、過去に民主党を除籍された中野渡氏は連携の“蚊帳の外”に置かれ、組織の後ろ盾がないまま序盤から苦しい戦いを強いられた。生活や雇用、子育てに関する政策を訴え非自民勢力の受け皿を目指したが、票は伸びなかった。

 共産党新人の小笠原良子氏は原子力関連施設が集中する2区で原発即ゼロを主張したが、支持の広がりは限定的だった。

2773チバQ:2014/12/17(水) 21:52:18
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141215103342.asp
[3区分析]大島氏、手堅く11選 田名部氏、草の根及ばず

 11選を目指す自民党前職の大島理森氏と、返り咲きを狙う民主党元職の田名部匡代氏による6度目の事実上の一騎打ちとなった。自民党や後援会を中心とした分厚い組織を誇る大島氏に対し、田名部氏は元参院議員で父・匡省氏時代からの支持者と、若手による草の根運動で対抗。政権与党の重鎮として存在感を示してきた大島氏が手堅い選挙戦を展開し、終盤激しく追い上げた田名部氏をかわした。

 どちらにとっても急な選挙で、五戸町の2区編入という影響もあったが、自民党側は、他県候補の応援などで本人不在の間も参院議員の滝沢求氏のほか、系列の県議、市議が役割分担を徹底。昨年の参院選、八戸市長選と、系列候補の戦いを通じて後援会組織のチェックを怠らず、「常在戦場」を地でいくいつもの戦いぶりを見せた。さらに、公明党支持層の協力もあり、票を積み重ねた。

 大島氏は選挙区内にいる時間は企業回りに加えて、地区公民館など約30カ所で演説会を開き、同氏としては珍しい「つじ街頭演説」もこなすなど、大義なき解散との野党候補からの批判や有権者の疑問に対して「丁寧な説明」を心がけた。ただ、投票率の伸び悩みもあり、得票数は伸びなかった。

 田名部氏陣営は、前回選挙戦に比べて早い立ち上がりだったが、2年間のブランクは予想以上に大きく、後援会組織の隅々まで“血を通わせる”まで時間を要した。系列県議、市議の動きの濃淡など、求心力低下も指摘された。

 一方で、インターネット選挙全面解禁から最初の衆院選で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・ザービス)の「フェイスブック」を介して集まった若年層のボランティアが活発に動いた。前回、系列を割って出た新人が田名部候補支援に戻ったことや、労組の後押しもあり、終盤勢いを増した。

 共産党新人の松橋三夫氏は「ぶれない野党」を前面に掲げて活動し、比例票積み上げに一定の働きを見せた。

2774チバQ:2014/12/17(水) 21:52:42
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20141215103332.asp
[4区分析]木村氏、終始優位に 山内氏、連携効果は限定的

 厚い支持基盤を誇る自民党前職の木村太郎氏が、終始優位に戦いを進め他候補を圧倒、7選を果たした。

▼2014年あおもり衆院選の関連記事を見る  

 木村陣営は旧市町村単位に加えて、4区有権者の半数を占める大票田・弘前市でも各小学校地区単位で後援会組織を張り巡らせ、各種集会を各地域で開催。幅広い業界団体の支持も受け、盤石の態勢を敷いた。

 自民党が政権を奪還して以降、各種経済指標が上向いた点をアピール。民主党が、コメの戸別所得補償制度の復活を掲げたのに対し「当時は財源の裏付けもなく、他の農業分野の予算が削られた」と批判。米価下落で与党からの離反の可能性が指摘された農業者票も一定程度取り込んだ。

 民主党新人の山内崇氏は、県議時代からの後援会を中心に連合青森の支援も受けて挑んだが、弱体化した4区内の党組織立て直しには至らなかった。「風が吹かず、凧(たこ)が揚がらない。静かな選挙戦」(齊藤進選対本部長)という中で、安倍政権批判を得票に結びつけられなかった。民主、維新、社民の県内3党の連携も4区内への効果は限定的だった。

 共産党新人の千葉浩規氏は消費税増税反対などを訴えたが、支持は広がらなかった。

2775チバQ:2014/12/17(水) 21:54:46
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141216_19.html
<衆院選>民意は…冬攻防(上)民主の限界/手詰まり感見透かす


落選が確定し、支持者に頭を下げる鎌田氏=14日午後8時40分ごろ、大崎市古川の事務所
 14日投開票された衆院選で、県内6小選挙区は自民党が公示前の5議席を維持し、民主党は再び1議席に沈んだ。党勢を回復できない民主の「限界」、優勢が伝えられた自民の終盤の「失速」。風を読み切れなかった両党の戦いを振り返る。(衆院選取材班)

 「共鳴の幅を広げようとしたが、私の力不足だった」
 14日夜、大崎市古川の事務所。6区の民主党元議員鎌田さゆり(49)は、集まった10人ほどの支持者を前に淡々と振り返った。
 2000年代前半、激戦の2区で当選を2度重ねた。12年の前回、6区から国政復帰を狙ったが、自民党前議員小野寺五典(54)の厚い壁に阻まれた。
 今回は拠点を登米市から、6区に編入された大票田の古川地区に移して再挑戦した。票差は前回の約7万6000から約6万8000へと、やや詰めたが、またも小野寺の返り討ちにあった。

<「不戦敗できない」>
 一度は出馬を固辞した。急転解散を受け、党県連代表安住淳(52)は古川に地縁のある新人起用を狙ったが、不調。「厳しい戦いと分かってはいても不戦敗にはできない」(県連幹部)。公示は迫り、県連は鎌田を説き伏せるしかなかった。
 2区から6区へ。登米から古川へ。腰が定まらない鎌田に、有権者は厳しい審判を下した。
 民主は6区のほか、3、4区に元議員を立てた。待ち受ける自民の牙城は以前にも増して頑強だった。
 進退を懸ける覚悟で臨んだ3区の橋本清仁(43)は、自民前議員西村明宏(54)に完敗を喫した。2人の対決は今回で橋本の1勝4敗に。民主政権下で復興政務官を務めた橋本は「自民、公明の分厚い壁を崩せなかった」とうなだれた。
 落選中も県連の地区支部長の一人として活動した。しかし、師事した元党代表小沢一郎の離党後、分裂した後援会を立て直せなかった。
 選挙戦では無党派層を取り込もうと、大型商業施設前で街頭演説を繰り返した。有権者の関心が低調な中、活動には限界があった。「政策の訴えに間違いはなかった。もう少し時間が欲しかった」。橋本は進退を胸にしまい込んだ。
 兵庫1区から4区に国替えした仙台市出身の元議員井戸正枝(49)は、「落下傘候補」の評判を覆せないまま、自民前議員伊藤信太郎(61)に約3万3000票差で敗れた。
 民主は5区で前議員の安住が7選。1区では前議員の郡和子(57)が比例東北で復活し、自民に一矢を報いた。

<「強運だ」繰り返し>
 仙台市青葉区の事務所で15日未明、郡4選を見届けた党県連幹事長内海太は「強運だ」と繰り返した。勝負強さの一方、風に頼る党の体質そのものを言い当てていた。
 党県連最高顧問の元参院議員岡崎トミ子は指摘する。「風頼みには限界がある。党の政策を理解する人を掘り起こし、足元を固めなければ」
 顔ぶれ、手法、対立軸の示し方。どれを取っても手詰まり感が有権者にはっきり伝わった。(敬称略)

2776チバQ:2014/12/17(水) 21:55:06
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141217_03.html
<衆院選>民意は…冬攻防(下)自民の失速/組織戦 無党派響かず


勝沼氏(左)の個人演説会で支援を求める二階氏(右)=4日、石巻市
 「人気のある党幹部が連日応援に来ても、簡単に勝てる地域ではない」
 15日午前2時、宮城5区の自民党前議員勝沼栄明(40)の事務所。選挙区で落選し、比例東北での未明の復活劇に陣営幹部は額の汗を拭った。惜敗率で、次点との差はわずか0.9ポイントだった。
 勝沼陣営がぶつかったのは、5区で常勝する元財務相の民主党前議員安住淳(52)だった。
 党勢低迷が続く民主党内で「6人衆」に数えられる数少ない実力者。全国で優勢に立った自民は党本部主導で5区に足場のない若手を担ぎ、「党営選挙」で野党の牙城に総攻撃を仕掛けた。
「落下傘」に不信感
 「被災地復興に尽くすため身一つで来た」。公示1週間前、党本部に比例北海道から国替えを命じられた勝沼は繰り返した。一方で、党は首相安倍晋三、官房長官菅義偉ら強力な援軍を次々と送り込んだ。
 「勝沼を復興の先頭に立たせてほしい。(当選すれば)党は皆さんの厚意に応える」。勝沼が所属する派閥の領袖(りょうしゅう)で、党総務会長二階俊博は4日、石巻市内に農協、企業関係者を集め呼び掛けた。
 最終盤の11日には、人気者の復興政務官小泉進次郎が市内のショッピングセンター前で、しわがれ声を振り絞った。
 「勝沼と毎月11日、被災地を歩いている。選挙中でもその思いは変わらない」。与党のてこ入れに、地元は沸いた。
 陣営内では、前回公認した比例東北前議員大久保三代(38)の3万138票を大きく上回るとの見方が大勢を占めた。
 「4万5000票は固い」と強気な見方もあったが、ふたを開ければ4000票を上積みするにとどまった。
 「大久保も、勝沼も地元にゆかりがない」。自民県議の1人は「2回続けて落下傘候補を立てたことに、有権者は不信を抱いた」と分析する。
「伯仲の戦い続く」
 失速したのは地縁のない若手ばかりではない。
 「何かが足りない。俺自身の問題か…」。1区で3選を決めた前議員土井亨(56)は14日夜、仙台市青葉区の事務所でぼそっとつぶやいた。
 陣営は今回も、旧来の支持者を固める組織戦に徹した。解散からの約3週間、郊外を中心に集会を50回近く重ねた。
 ライバルの民主前議員郡和子(57)は、街頭演説で中心部を攻め立てた。土井陣営は「政権運営に失敗した民主に無党派層が向かうはずはない」と見向きもしなかった。
 郡陣営は最終盤、安住や元参院議員岡崎トミ子らを結集し「仙台から民主の火が消える」とあおった。土井は逃げ切ったが、郡の爆発力をまざまざと見せつけられ、3度目の比例復活を許した。
 土井の選対本部長を務めた元県議会議長相沢光哉は言う。「仙台はもともと革新の地盤。伯仲の戦いは今後も続く」
(敬称略)


2014年12月17日水曜日

2777チバQ:2014/12/17(水) 21:56:52
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141216_01.html
<衆院選>薄氷の王国(上)辛勝/「選挙の小沢」形無し


雪が舞う中、支持者と握手する小沢氏。2度にわたる地元入りで支持固めに奔走した=6日午後、花巻市
◎信条の攻め一転、守勢

<地元に入れ>
 「あんたの選挙だ。落ちたら知らないぞ。まず、来てくれ」
 衆院選の火ぶたが切られてすぐ、後援会幹部が生活の党の小沢一郎代表(72)に電話を入れた。自民党の藤原崇氏(31)に追い上げられている情勢を踏まえ、早期の岩手4区入りを促すためだ。
 地元市議の一人は公示された2日、多くの支持者が不満げだったと打ち明ける。小沢氏は党候補の応援で新潟へ。その行動に「何で地元に来ないの。第一声はこっちが筋だ」との声が上がった。
 前回(2012年)、得票を5万も減らし、小沢王国のプライドが揺らいだ。党首といえども、弱小勢力で迎える決戦。高齢化が急速に進む後援会に、かつてない危機感が広がっていた。
 「すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした」

<カンフル剤>
 6、7日、小沢氏は後援会にせき立てられるように4区に入った。2日間で30カ所の本格遊説は31年ぶり。濃紺のスーツ姿でビールケースに立った。雪が降っても、氷点下の寒さでも防寒着を着ることはなかった。
 地元市議は「あの2日間で本丸の奥州後援会が回転を始めた。さび付いた機械がぎしぎしと動きだすようだった」と、あるじの帰還がカンフル剤になったと証言する。
 「一度は首相をやってほしい」。後援会関係者によると、古くからの支持者の思いはこの一点に尽きるという。
 89年、47歳で自民党幹事長に就くも93年に離党。非自民勢力を結集して自民党から政権を奪った。新進、自由を経て民主党へ。2009年に政権交代の立役者になったが、12年に離党。気が付けば小所帯の党首に落ちぶれた。
 後援会幹部の一人は期間中、多くの有権者から「弱小の野党に何ができるんだ。政権交代なんて無理じゃないか」と告げられたと打ち明ける。

<票逃がすな>
 地元県議は「建設業界がこぞって自民に流れたのがつらかった」。終盤は「知り合いの会社を回り、ある程度引っぱがした」と言う。
 票を伸ばすのではなく、票が逃げないよう身内を固める。攻め上がることが信条だった「選挙の小沢」はいつしか、守勢を強いられていた。
 「日本政治の背骨のような人。1人でも必ずやってくれる」。14日夜、歓喜に沸く事務所で小笠原直敏後援会連合会長(69)は、小沢氏がもう一度、表舞台に立つことに期待を込めた。
 小沢氏は15日、東京・永田町で記者会見し「野党結集はできなかったが、諦めない。受け皿を作らないと、選挙を何回やっても同じ結果になる」と語った。

 【岩手4区開票結果】
当   75,293☆小沢一郎 生前(16)
(比当)57,824☆藤原崇 自前(2)
    24,421 高橋綱記 共新 


2014年12月16日火曜日

2778チバQ:2014/12/17(水) 21:57:14
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141217_01.html
<衆院選>薄氷の王国(下)神経戦/「脱小沢」食い止める


民主党岩手県連の高橋幹事長(左)と握手する小沢氏。かつての仲間の支援も力になった=7日午後5時すぎ、岩手県西和賀町
◎かつての同門が攻防

<遊説に同行>
 生活の党の小沢一郎代表(72)に挑んだ自民党陣営に、かつての小沢側近の顔があった。
 「私は剛腕の元にしばらくおりました。この辺で、岩手に責任ある政治を取り戻さなくてはならないと覚悟を決めました」
 衆院選が公示された2日、岩手4区に立った自民党の藤原崇氏(31)の第一声。元民主党所属で現在は無所属の渡辺幸貫県議がマイクを握った。隣には旧東和町長の小田島峰雄県議。2人は民主時代、自民党と敵対していた小沢軍団の精鋭だ。
 2012年の民主党分裂で小沢氏とたもとを分かち、その後離党。「反小沢」で同調したほかの県議3人と共に藤原陣営の応援に入った。
 迎え撃つ小沢氏にも、民主時代の同志が急きょ駆け付けた。
 「小沢先生には国政で野党結集を果たし、政権交代を実現してもらわなければならない」
 小沢氏が31年ぶりに4区で遊説した6、7日、並んでエールを送ったのは民主党県連幹事長の高橋元・県議。ほぼ張り付いて支持固めに奔走した。「岩手から野党結集を発信できる。心強い応援だ」と小沢氏が頭を下げる場面もあった。

<陣営が要請>
 12年の前回、民主は小沢氏に対抗して独自候補を擁立。2万8000票を獲得した。小沢陣営にとっては貴重な上積み要素だ。
 高橋氏が応援入りを決めたのは公示後。小沢陣営からの要請を受け、野党結集を大義に動いた。
 民主県連内には党を割って出ていった小沢氏へのアレルギーが色濃く残る。民主県連は2区の生活候補には推薦を出したが、小沢氏への対応は「自主支援」にとどめた。
 その間隙(かんげき)を突くように、かつての同志を含む無所属県議団が攻勢を仕掛ける。来年秋の岩手県知事選をにらみ、県政界の「脱小沢」を狙う意図もあった。
 「かつて同じ旗の下に集まった者が自民支援を鮮明にした。何もしないわけにいかなくなった」と高橋氏。かつての同門が、因縁の神経戦を繰り広げた。

<最終盤緩み>
 接戦が伝えられ、藤原陣営には安倍晋三首相、谷垣禎一幹事長らが相次いで応援入り。勢いに乗るかに見えた。
 「首相が来たときが運動量のピーク。比例復活が確実になって緩んだ。選挙下手に助けられた」。小沢後援会幹部は藤原陣営の動きが鈍くなったことを察知し、逃げ切りを確信したという。
 藤原陣営と無所属県議団の動きもかみ合わず、「脱小沢」は広がらなかった。応援した県議の一人は最終盤、小沢陣営の猛烈な巻き返しと選挙巧者ぶりを感じた。
 「企業や団体をだいぶ固められた。『選挙区で落ちたら終わり。最後の1回、どうか当選させてほしい』と繰り返している。小沢に歩き負けた。白旗宣言だ」


2014年12月17日水曜日

2779チバQ:2014/12/17(水) 21:58:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk19010213000c.html
2014衆院選:自民2敗の激震/上 保守分裂、態勢作れず 「知事選不戦敗」県連に不信も /山梨
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日投開票された衆院選で、全国で自民・公明両党合わせて3分の2を超える大勝の中、山梨では自民が1区、2区ともに小選挙区の公認候補者が敗れた。選挙戦を通じて「保守王国」に何が起きていたのか。【衆院選取材班】

 「私の責任です。自民党をお願いします。宮川、懸命に努力いたしますのでお許しください」。14日深夜、昭和町西条の会場を貸し切って行われた会場で、1区で民主党の中島克仁氏に敗れた自民の宮川典子氏=比例南関東ブロック=が集まった支持者を前に深々と頭を下げた。

 宮川氏の小選挙区での落選の情勢が伝えられると、支援者から「県連、責任とれよ」と党県連執行部を批判する怒声が上がった。宮川氏が懸命にいさめたが、怒号や拍手が入り乱れた。翌日、県連会長ら党四役は引責辞任に追い込まれた。

 「知事選のごたごたで県民の県連への不信があった」。ある国会議員の有力支援者は吐き捨てるように言った。来年1月の県知事選で、横内正明知事が8月に不出馬を表明し、後継候補を擁立すべく、県連は複数の首長や元官僚らに打診したが相次いで断られた。党本部も介入したが結局、誰も名乗りを上げることなく前民主党衆院議員の後藤斎氏に相乗りする事実上の「不戦敗」が決まった。

 県議会の自民会派は二つに分かれて対立が続く。両会派が一致して支援する態勢が見込めないのを見透かされ、次々と断られたのが実情だ。打診を受けた側の1人は「県連が一枚岩になれないのは目に見えている。あんな神輿には乗れない」と不信感を募らせる。

 実際、県議会の自民系会派の一つ「自民党・県民クラブ」は2区で当選した無所属の長崎幸太郎氏を支援している県議が多い。共同通信が行った衆院選の出口調査によると、2区は自民支持層の3割超が長崎氏に流れていた。

 選挙区の1減に伴い1区で適用された「コスタリカ方式」も影を落とした。今回は宮川氏が選挙区で出馬し、中谷氏が比例単独で出馬。次回は入れ替わる予定だ。本来連携は不可欠だが、中谷陣営の関係者は「前に出すぎると、小選挙区で『中谷』と書かれかねなかった。陣営間の連絡もうまくいかず、選挙を戦う態勢でなかった」と振り返った。

 さらに、与党圧勝の見通しが「緩み」を生じた側面は否めない。各報道機関が行った情勢調査では、宮川氏の先行を伝えるものも多かったため、県連執行部には「1区は大丈夫」と安心感が広がった。一方、2区は激戦とされていたため、執行部の関心が集中。終盤でいずれも接戦が判明すると、党本部の判断で最終日に安倍晋三首相が1区を含めて遊説でてこ入れを図ったが、追いつけなかった。

 2区では自民公認の堀内詔子氏が2回連続で小選挙区で敗れ、比例復活で議席を得ている。「自民党・県民クラブ」所属の県議は「2度も負けたら次は党に公認されないはずだ」と早くもけん制。しかし、この日辞任した執行部は「堀内氏は比例でも当選は当選だ」とかばった。10年にわたる「保守分裂」の決着はまだ見えていない。

2780チバQ:2014/12/17(水) 21:59:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk19010129000c.html
2014衆院選:自民2敗の激震/下 困難な政党間「共闘」 選挙後、政策への立ち位置難しく /山梨
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 14日に投開票された衆院選で、1区は「野党連携」の奏功に加えて2区は公明票が非自民候補に流れたことが自民「2敗」の一因となった。これらは政党間「共闘」の難しさも浮き彫りにした。

 「全ての方の勝利です」。約1000票の小差で競り勝った民主の中島克仁氏は14日深夜、甲斐市の選挙事務所で感極まった。

 2012年の衆院選で多くの選挙区では民主など野党は自民候補を相手に共倒れした。その教訓から候補者調整を進め、1区では公示日前日に維新・小沢鋭仁氏が比例代表近畿ブロックへの転出を表明。公示日に維新の党県総支部が中島氏の支持を表明し、「自民対非自民」の構図が固まった。

 連携によって多様な立場の人が中島氏を支援した。公示直前に解党したみんなの党時代から支える後援会、個人的に接点のある医療、介護関係者、民主、民主の支持母体の連合山梨などが加わり、「初めてみる顔の人ばかりだった」(後援会関係者)という。

 選挙戦は当初、中島氏も、宮川典子氏も、比例転出後の「小沢票」の行方が焦点とみて、両陣営とも取り込みを図った。しかし、宮川氏は2日の出陣式で「選挙のために仲良くなったり、選挙のためにどっかに逃げたり、そういう政治家に信託は絶対、与えられない」と発言。これを小沢氏に対する批判と受け取った維新支持層が反発し、「反自民」に流れが傾いた。

 甲府市では、小沢氏の後援会も活動。電話をかけ、託された法定はがきを出すなど、総力戦の一端を担った。共同通信の出口調査によると、中島氏は維新支持層の6割強、公明支持層の3割強、無党派層の半数を得た。

 維新の小野次郎・県総支部代表代行は2日の維新出陣式で「これ以上、自民を調子に乗らせてはいけない。あらゆるところで野党と連携していく必要がある」と連携の意義を強調した。

 しかし、政党の枠を超えた幅広い連携は、同時に政策に対する立ち位置を難しくした。

 11月末の選挙事務所の開所式で民主系の木村富貴子県議は「首相は日本を戦争のできる国にしようとしており、不安だ。中島さんには私たちの気持ちを届けてほしい」と護憲の立場での活躍を願った。一方、維新は党の重要な政策の一つに憲法改正を掲げる。維新関係者は「今回はあくまで選挙協力。政策には信条があり、一致は難しい」と話す。今回、維新は中島氏側と政策協定を結んでいない。

 選挙のためだけの野党協力は「野合」とみられ、最終的に有権者の理解が得られない。中島氏は選挙戦で「安倍政権のアキレスけんは社会保障。徹底的に戦う」と訴えたが、政策実現の手腕が問われるのはこれからだ。

 党を超えた連携は、自民と公明の間でも難航した。前回小選挙区で自主投票の公明は今回、1区と2区で自民候補を推薦。12年衆院選で旧2区の公明票を無所属の長崎幸太郎氏に取り込まれた過去があり、自民側は、「推薦で票が来る」と期待した。しかし、共同通信の出口調査では公明支持層の票は、2区では6割超が長崎氏、堀内氏は4割に満たなかった。

 公明党関係者は「(政党間の)上からの指示だけで、現場での交流が足りなかった」と分析する。長崎氏に多く票が流れたことは、「無所属の長崎氏は比例復活がなく、比例は『公明』と書けるので(交流も)熱心だった」と振り返った。【衆院選取材班】

2781チバQ:2014/12/17(水) 22:00:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk15010116000c.html
2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/上 勝ちきれない自民 農政に住民不安、逆風も 民主伸び率で上回り /新潟
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選投開票翌日の15日。県庁議会庁舎では自民党県連の党議が開かれ、再選された4人が姿を見せた。明るい表情やこわ張った表情が前夜の結果を語っていた。

 「準備不足、努力不足でご迷惑をかけた。次は圧倒的に勝つ。三度目の正直に向け勝つ」

 わずか102票差で2区を制した細田健一氏は室内の窓ガラスが揺れるほどの声で、あいさつし自らを鼓舞した。

 5〜7日の毎日新聞特別世論調査では、3区は自民の苦戦が予想されていたが、他の区では対立候補をリードする情勢が伝えられていた。しかし結果は1、2、4区で民主候補と接戦の末の勝利だった。

 党県連の星野伊佐夫会長は報道陣に「小選挙区で結果的に五つ、比例代表で(復活し)一つ議席を確保し、これ以上はわがままだ。結果は想定内で成功だと思う」と話した。しかし「当選1期の候補は、後援会作りなど体力的にできあがっていなかったことがはっきりした。今後2〜3年で党と両輪で体制を作らないと」と注文も忘れなかった。ある自民県連幹部は「ここまで追い上げられるとは。及第点とは言い難い」と厳しかった。

 一方の民主党は3区で議席を奪還した。1、2、4区では接戦を演じ比例代表で復活当選した。県内では2議席増えた。県連の市川政広・幹事長代理は、15日の党議で「大健闘だ。みなさんの頑張りで素晴らしい選挙だった」などとあいさつした。

 劣勢とみられていた6区では終盤に追い上げを見せた。落選した梅谷守氏陣営の幹部は前回、義父の筒井信隆氏が獲得した票数に迫る勢いを短期間で見せた点を評価。地元の上越市では前回の筒井氏の得票を上回る結果を見せたことに「健闘した。次につながる」と話した。

    ◇

 比例代表の得票率を見ると、自民は前回比3ポイント増の35・74%だったのに対し、民主は同5ポイント増の25・65%だった。伸び率では民主が自民を上回った。勝ちきれなかった自民と健闘を見せた民主。何が作用したのか。

 先述の自民県連幹部は、農業の比重が高い新潟では米価下落による所得減、農協の改革などで、自民候補に逆風が吹いていたと分析する。さらに後援者への訪問などでの準備不足や戦術面でのまずさを挙げる一方「落選中の民主候補は選挙区をよく回っていた」と話した。

 民主の市川幹事長代理も、農業政策の不満を挙げた。「アベノミクスの恩恵がこない中小企業などの受け皿にもなったのでは」と話す。公示前後には無党派層に浸透していない、とみられていたが、結果的に安倍政権批判票の受け皿となったようだ。

   *  *

 県内から小選挙区・比例代表で過去最多の10人を選出した今回の衆院選を検証する。

2782チバQ:2014/12/17(水) 22:00:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk15010100000c.html

2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/下 投票率、戦後最低更新 受け皿なくあきらめ 大雪、制度、政治家の質… /新潟
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 雪と寒さに見舞われた14日の衆院選投開票日。争点が見えにくいことや、12日からの大雪などで投票率が低くなることが予想されており、ふたを開けてみれば52・71%。戦後最低だった前回を6ポイント以上も下回った。県選挙管理委員会では、各区の投票状況が送られるにつれて「前回を下回るだろう」という空気が濃厚になっていたという。

 2日後の16日、投票率が46・97%だった1区を抱える新潟市中央区で有権者に尋ねた。中心部の古町を歩いていたフリーターの男性(22)は「仕事のため行かなかった」と答えた。一緒にいた看護師の女性(22)は「雪だったので……」と言葉を濁した。期日前投票もできることを話すと、男性は「消費税率は下げてほしいけど、現実的には厳しいでしょう」。あきらめが垣間見えた。

 なぜ投票率がここまで落ちたのか。民主党県連の幹部は「争点がないうえ冬の選挙で棄権した人も多い」と述べた。一方で共産党県委員会の幹部は「最近の無党派は無関心ではなく託せる政党を探している人たち。政権交代時以外は投票に出なくなってきている気がする」と分析した。

 かつて米カリフォルニア州の投票行動を研究した新潟県立大の藤井誠二准教授(公共選択)によると小選挙区制の場合、「投票する候補者が当選すればうれしい」という「利益」が、争点や候補者情報収集、投票に行く気象条件などの「コスト」を上回れば投票率は上昇するという。今回は「経済問題などが分かりにくく、雪も降って『コスト』が高くなり、下がったのではないか」と分析する。

 しかし低投票率の原因は、選挙制度にもあると指摘する声がある。県内の衆院選投票率の推移をみると、小選挙区制導入前は75%以上を保っていたが、導入後初の1996年衆院選では68・85%に降下。以降は2009年に73・41%に復調したが、一度も75%以上を記録していない。

 自民県連の幹部は「小選挙区制で勝つための選挙に終始するようになり、パフォーマンスに走る政治家が増えた。政治家の質が下がり軽く見られるようになった」と嘆く。中選挙区制時代には、どっしり構え一つの政策に取り組む政治家が多く、期待も高かったという。

 再び古町。「投票は当たり前だが、国会での居眠りを見たら投票に行かなくなるよね」と語った会社経営の男性(70)。「候補者も言いっぱなしでなく、有権者のもとへ歩いて膝をつき合わせて話を聞かなきゃ」

2783チバQ:2014/12/17(水) 22:01:31
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30202/136473
=1強さがの実像=(上) 自民1区で敗北
2014年12月16日 10時34分
■「県全体では負け戦」

 比例順位下がり「しこり」

 「負けるよ。これが今の1区の現状だ」。自民、民主が激戦を繰り広げた衆院選佐賀1区。14日夜、自民の岩田和親(41)の選挙事務所で開票状況を伝えるテレビを見ながら、党関係者は厳しい表情で言い切った。ほどなく民主の原口一博(55)の当確が流れ、重苦しい空気が事務所を覆った。

 「現有3議席死守」。岩田が比例復活し、比例に単独立候補した今村雅弘(67)も自民が九州ブロックで獲得した「8議席」の最終枠に滑り込み、結果的に目標はクリアした。ただ、この目標は当然、1、2区ともに小選挙区で勝つことが前提だった。県連幹部は「2区の勝利も吹き飛んだ。県全体では負け戦になった」。党本部が重点選挙区と位置付けた1区での敗北の意味をそう表現した。

 自民圧勝を伝える15日の新聞には満面の笑みを浮かべる首相の安倍晋三と、事実上の「敗戦」で厳しい表情のまま花束を持つ岩田ら佐賀県連幹部の写真が並んだ。対照的な図柄は「自民1強」という全国の流れとは違う、佐賀の特殊な選挙区事情を映し出していた。

 県都・佐賀市を含む1区は、旧1区時代から、自民と民主が勝ち負けを交互に繰り返してきた。風が左右する選挙区。「郵政」「政権交代」「政権奪還」。その時々で追い風を受けた党が、勝利を収めてきた。

 「民主の選挙は風頼みと言われる。でも、佐賀は違う」。ベテラン県議の一人は「相手候補は逆風でも比例復活し、連続当選を続ける。うちは追い風の時にしか生き残れない。風頼みの選挙をしているのは自民党だ。次も無風だったら、また負ける」。支持団体に頼り切った組織選挙の限界とともに、無党派層にアプローチできる組織へ体質改善する必要性を強調する。

 県連にとって今回は特別な意味を持つ選挙でもあった。衆院の「0増5減」に伴う候補者調整で、旧2区の今村が「単独1位」の約束で比例に転出。しかし、現職知事だった古川康の国政挑戦に伴う知事選の候補者擁立をめぐり、今村が党本部の意向に反した行動が影響したのか、名簿順位は「31位」に格下げされた。

 「意中の候補をつぶされた」(県議)上に、今村の比例順位で見せしめとも取れる冷酷な仕打ち。今村を支持する議員や業界団体関係者らは「これで選挙が戦えるか」と半ば公然と党本部を批判した。県連会長の福岡資麿は「選挙への影響は少なからずあった」。選挙戦を通じても党本部と県連内に生じた「しこり」は解消されることはなかった。

 党内亀裂の発端となった知事選。県連内では、推薦願を受け付けて前武雄市長の樋渡啓祐(45)を推すグループと、対立候補として総務官僚の山口祥義(49)を擁立するグループがせめぎ合いを続け、分裂選挙に突入する可能性が高まっている。15日の総務会では樋渡の推薦願について党本部に一任し、県連としての意思決定は避けた。混乱収拾の見通しがつかないまま、知事選は25日に告示を迎える。=敬称略

     ◇

 14日投開票された衆院選は自民、公明の与党が圧勝し、安倍政権の長期化もうかがわせる。衆院の「0増5減」で小選挙区が3から2に減った佐賀県では、自民と民主が分け合い、「1強」独占を阻んだ。激戦を終えた県内政界の実情を探る。

2784チバQ:2014/12/17(水) 22:02:18
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30202/136884
=1強さがの実像=(下) 民主、2議席堅持
2014年12月17日 10時39分
■民主、2議席堅持 比例優遇で危機回避 「党アレルギー」課題重く

 14日午後8時、開票率0%で佐賀2区落選と比例復活が同時に出た民主の大串博志(49)の事務所。戸惑いと歓喜が交錯する微妙な雰囲気の中、壇上に立った県連代表代行の園田泰郎(84)は「おめでとう」とは口にせず、こう切り出した。「比例代表九州ブロック1位に優遇した党本部の判断は正しかった。県連の努力は実った」

 結果は1勝1敗。それでもこの日、笑ったのは自民党県連ではなく、民主党県連だった。

 1カ月前の11月14日、園田は県連幹事長の原康彦と上京し、党本部を訪ねた。知事だった古川康(56)と唐津で戦わねばならない大串。入院中で動けない1区の原口一博(55)。「議席ゼロの危機だ。必ず比例順位で優遇してもらう」。悲壮な決意だった。

 「厳しいのはどちらか」。応対した幹事長の枝野幸男が問いかけた。「現職2人のどちらかを選べということか。県連としては2人ともお願いしたい」。そう返した園田だが、共に優遇されない最悪の事態が頭をよぎる。「選挙区が分断されて厳しいのは大串」。苦渋の決断だった。

 園田はこの経緯を入院中の原口に伝えた。「なぜ私だけ比例2位なのか」。園田は「1区で勝てばいい。勝てるだろう」。比例の名簿順位に差がついたことで県連の中には「原口を負けさせられない」という機運が高まった。「もう二兎(と)を追う必要はなくなった」。県連スタッフは全面的に1区の支援に回り、大串陣営もそれを了承した。

 くしくも比例順位をめぐって亀裂が生じた自民と、一枚岩になった民主。それは結果となって表れた。

   ◇

 選挙区割り変更というピンチを、比例優遇という1回限りの切り札で乗り切った県連だが、課題を突きつけられた戦いでもあった。ある県連幹部は「1区は内部分裂した自民の敵失の部分が大きいし、2区ではあらためて唐津の壁の高さを痛感させられた。それに加えて民主アレルギーとも言うべき有権者の反応だ」と総括する。

 もともと連合以外の支持組織を持たず、草の根選挙で掘り起こした「原口党」「大串党」と呼ばれる独自の基盤を持つ両陣営。事務所スタッフの1人は「民主党」と書かれた旗を片付けながら、「党名を変えてくれないかな」とぼやいた。「候補者はいいが、『民主だからね』と何度言われたことか」

 新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画や玄海原発の再稼働問題など県内の重要課題でさえ、自民との明確な対立軸を示せない民主をよそに、共産は県内で前回の1・3倍の比例票を集めた。自民1強体制は継続され、対象的に民主党代表の海江田万里が落選した。

 「現実的な非自民の選択肢は民主しかない。党に献身的だった海江田代表の落選は同情するが、新しいリーダーのもとで再生するチャンスと考えたい」。開票翌日の新聞に目を落とし、県連の関係者がつぶやいた。「衆院議員2人を中心に、地方議員を増やしていく。来春の統一地方選に備えていく」。選挙のたびに唱えられる地方議員の育成。そのこと自体が県連の抱える問題の根深さを象徴している。=敬称略

2785チバQ:2014/12/17(水) 22:04:27
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141215-OYTNT50320.html
【衆院選 戦い終えて】上 地域浮揚 自民に期待
2014年12月16日

選挙結果を報じる新聞に目を通す保岡さん(鹿児島市の事務所で)

 「アベノミクスを継続すれば地方にも恩恵がやってくる」。14日に投開票された衆院選で、県内の5小選挙区から立候補した自民党の5人は一貫して安倍政権の経済政策の必要性を訴え、前議員4人がそろって当選、残る新人1人も比例選で復活当選した。対照的に、民主党は返り咲きを目指した元議員が落選。維新の党の前議員は今回、復活当選もならず、議席を失った。

 鹿児島1区で野党の3人を破って13選した保岡興治さん(75)は15日朝、鹿児島市の事務所でこう振り返った。「有権者の景気回復への願いを強く感じた。『なんとか安倍首相に頑張ってほしい』というのが国民の大多数の考えだと思う」

 自民党の5人はいずれも公明党や県農政連の推薦を受け、組織戦を展開。「自民党に勢いがつけば、我々にも返ってくる」と、来年春の統一選で県議選を控えている議員らが援護射撃に回った。

 地域経済の浮揚への有権者の期待を肌で感じたのは、4区で4選を果たした小里泰弘さん(56)の陣営も同じだった。

 選挙中、霧島市の小里さんの事務所では応接室と階段のそばに、京セラ労組からの推薦状が2枚掲げられた。うち1枚はカラーコピーして額縁に入れられていた。「推薦は非常に心強く、多くの人に見てもらいたかった」と陣営幹部は説明する。

 京セラ労組の4区内の組合員数は約3000人に上る。2009年の前々回衆院選では、小里さんと接戦を演じた民主党候補を応援していた。

 それがなぜ――。労組幹部の一人は「候補の人物を重視した」と前置きした上で、「安倍さんが言うように、アベノミクスは途上段階。本当に経済が良くなるのなら、経済対策をやりきってほしかった」と打ち明けた。

 小里さんは社民党と共産党の両候補に大差をつけて勝利した。

 だが、歓喜に沸く事務所を離れた5区の森山裕さん(69)は冷静だった。「気をつけなければならないのは、謙虚な政党であり続けることだ」。期待を裏切れば、有権者はまた厳しい審判を下す。自民党県連会長は、先を見据えていた。

     ◇

 県内5小選挙区に14人が名乗りを上げた衆院選は幕を閉じた。戦いを振り返り、その先を追う。

2786チバQ:2014/12/17(水) 22:04:55
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141216-OYTNT50151.html?from=ycont_top_txt
【衆院選 戦い終えて】下 共闘進まず 野党苦戦
2014年12月17日

応援に感謝し、支持者らと握手する川内さん(右)(15日未明、鹿児島市で)

支持者らの前で頭を下げる山之内さん(15日未明、鹿児島市で)

 「調整がうまく進めば勝てた」

 「結果として反自民票が割れた」

 衆院選鹿児島1区に候補を擁立した民主党と維新の党の関係者は16日、それぞれ敗因の一つとして、野党の候補者調整が不発に終わったことを挙げた。

 両党の候補者の得票を合わせると、当選した自民党候補よりも1万票以上多い。だが、ともに比例選でも復活できず、県内で両党の国会議員はいなくなった。

 民主党が立てた元議員の川内博史さん(53)は開票作業が続く15日未明、鹿児島市の事務所で「選挙に臨む努力が足りなかった。私の不徳のいたすところ」と支持者らに頭を下げた。前回選より約4500票多い4万7315票を獲得しながら、悔しい敗北だった。

 前回選で県内の小選挙区から3人を擁立した民主党は今回、突然の衆院解散で戦う態勢を整えることができず、1人を立てるにとどめた。それだけに、党県連内では川内さんを国政復帰させたいという思いが強かった。候補者調整について、県連幹部は選挙前、「当選5回の実績がある川内氏を擁立しない理由はない」と強調した。

 対する維新の党側は「現職が優先されるべきだ」と主張。前回、1区で敗れたものの比例選で復活当選した山之内毅さん(32)は、小選挙区での初勝利を目指して前哨戦から街頭活動を重ねた。

 党県総支部の佐藤英・事務局長は「双方の党には政策の違いがあるので、現実的に候補者調整は難しかった」と振り返る。

 山之内さんは選挙中、街頭に立つと、「特定の支持母体がない政党こそ時代を前に進められる」と声を張り上げた。しかし、落選が決まると、支持者らを前にし、「組織力のある自民党と戦う難しさを感じた」と率直に語った。

 共産党、社民党も県内の小選挙区での勝利はならず、自民党を勢いづかせる格好となった。

 民主党県連の泉広明幹事長は、県内で議席を奪還できず、党代表が辞任に追い込まれた今回の戦いを「民主党政権時代の有権者の不信がまだ拭えていないということではないか」と分析する。

 野党の反転攻勢は可能なのか。泉幹事長は来年春の統一地方選を見据える。「今回の結果を重く受け止めて庶民の生活に寄り添った政策を粛々と訴えていく。まずは地方議員を一人でも多く増やしたい」

2787チバQ:2014/12/18(木) 22:12:55
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412160100005.html
振り返って(上)大勝 沸かぬ高揚感
2014年12月16日10時06分
■自民、問われ続けた大義

 14日午後8時、札幌市中心部の自民党道連本部。テレビが数人の候補者の「当選確実」を伝えると、拍手に沸いた。だが、その後の「当」が、なかなか出ない。道連会長の伊東良孝氏ら道連幹部が、テレビ画面を厳しい表情で見据える。

 伊東氏が立候補した7区は、民主候補が終始リード。日付が変わる直前に当選が決まり、伊東氏はようやく表情を一瞬ゆるめた。票差はわずか225票。「地元ではアベノミクスの恩恵が届かず、景気の回復を実感してもらえなかった」。激戦になった要因をそう述べた。

 政権選択がテーマだった前回は、自民、公明が全小選挙区で勝利。追い風を受け、新顔も7人が当選した。

 今回、自民は「アベノミクスの継続か否か」を主題に据えた。道内入りした安倍晋三首相は5日、札幌市中心部での街頭演説で「雇用を100万人つくった。賃金は平均2%上がった」と、「成果」を高らかに強調した。

 一方で自民道連は、「選挙基盤が弱い1回生議員の当落が全体の勝敗を分ける」と、前回の大勝の反動を警戒していた。ある道連幹部が公示前に口にした見通しは「(小選挙区で)6勝6敗」。伊東氏も「(自民が圧勝した)郵政選挙で小選挙区が4勝8敗だったことを忘れてはいけない」とげきを飛ばした。

 公明候補も含め、小選挙区で9勝3敗。結果だけで見れば、与党の大勝といっていい数字だが、前回と違い、多くの選挙区で接戦を強いられた。自民には高揚感は見られない。伊東氏は「道内ではアベノミクスを実感していないと感じる人も多く、全体的に厳しい戦いだった」と総括した。当選した自民候補の陣営幹部は「野党はアベノミクスを批判するが、対案がなかった。政権交代も掲げられず、『民主よりも自民』という選択だったのだろう」と結果を分析する。

 比例でも復活当選できず、小選挙区の候補者でただ一人落選した1区の船橋利実氏。前回、負け知らずの「横綱」だった元衆院議長の横路孝弘氏に競り勝ったが、「任期2年での解散は、あまりにも短い。前回は(相手が)ゴール手前でなにかの拍子に転んだだけだ」と危機感を胸に選挙戦に臨んだ。「54歳の自分は若い人の未来に責任を持てる。今回の戦いは世代交代だ」。選挙戦の後半は、アベノミクスの成果よりも、73歳の横路氏を意識した演説に変わった。

 15日未明。「私の力不足で申し訳ない」。船橋氏は選挙事務所に集まった支持者らを前に、腰よりも低く頭を下げ続けた。陣営幹部は「道内でアベノミクスが否定されたわけではない」と言う。一方で「『なぜいま選挙なのか』という批判が強かった。自分も含め、いまでも解散の大義はなかったと思う」。別の陣営幹部は「なぜ解散なのかを丁寧に説明するため、公示後も支援者回りに時間をとられて街頭演説を増やせなかった」と悔やむ。

 (滝沢隆史、横山蔵利)

     ◇

 2年前に続く師走の衆院選は、与党が全議席の3分の2超を獲得する大勝に終わった。道内でも与党が過半数を制したが、野党も一部で巻き返した。各党は戦いにどう臨み、勝敗の分かれ目は何だったのかを振り返る。

2788チバQ:2014/12/18(木) 22:14:02
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412180100002.html
衆院選振り返って(下)照準、はや統一選に
2014年12月18日09時46分
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■知事・市長選 動く予定者

 衆院選の候補者の応援に、多くの地方議員や首長らが駆けつけた。来春の統一地方選に立候補を予定している人もおり、自身の選挙を見据えながら動いていた。

 選挙戦序盤の5日夕。札幌市手稲区のJR手稲駅前で、安倍晋三首相の街頭演説に集まった人々をかき分けるように握手を求めて回る女性がいた。来年4月の札幌市長選に自民党推薦で立候補を予定する本間奈々氏だ。同市内で開かれた自民党候補者の女性集会では候補者の夫人と並んで支持者を出迎え、飲食店では報道陣の前で候補者や応援の参院議員と一緒にラーメンをすすった。

 自民幹部の街頭演説や候補者の集会の場での本間氏の応援活動は60回にのぼった。本間氏の後援会幹部は「衆院選をフル活用したい」と話していた。ただ市長選の選挙運動は公職選挙法が禁じる「事前運動」にあたるため、陣営は気を使った。自民党札幌市支部連合会の細川正人幹事長は「本人の主張はもちろん控えた。支援者の前で話をすることができ、顔を知ってもらうことができた」と手応えを語る。衆院選が終わった16日、本間氏は朝の街頭演説を再開し、市長選に向けて再スタートを切った。

 札幌市の副市長を辞職して市長選に立候補を予定する秋元克広氏は、衆院選中に表だった活動は控えた。「市民党」をうたって活動をしているため、特定の政党の候補者と活動をともにすることはなかった。だが、秋元氏を支持する民主党会派の市議の集会にはこまめに顔を出すなど、来春への準備を着実に進めている。

 知事選を巡っても動きがあった。4選を目指す現職の高橋はるみ氏は選挙期間中、道内全12小選挙区を回って自民・公明候補を応援した。1区の自民候補の集会では「北海道の経済指標も明らかに良くなってきた。全国以上に伸びているものもある」と強調。まだ正式な立候補表明をしていないが、「私の選挙の時に詳しくお話しします」とも述べて会場から大きな拍手を受けた。

 衆院選の結果は自民が道内議席の過半数を占め、自民道連は高橋氏の4選出馬を支持する方向だ。一方で高橋氏の後援会幹部は警戒を怠らない。「結果だけを見れば自公の勝利と言えるが、接戦が多く厳しい戦いを強いられた。民主と大地の選挙協力も一定の効果があったと考えられ、知事選への影響を考えると不安もある」と話す。

 知事選に出馬表明しているフリーキャスターの佐藤のりゆき氏は、衆院選からは距離を置き、道内各地を回って農家や商工業者、市町村長らの意見を聞いたという。「人口が減っていくことへの深刻な悩みがひしひしと伝わった。札幌にいてはわからない、いい機会だった」と振り返る。地方の意見を反映させ、年内にも知事選の公約を発表する予定だ。 (滝沢隆史、森本未紀)

 =終わり

2789チバQ:2014/12/18(木) 22:14:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141216_71019.html
<衆院選>気流旋風・冷めた攻防(上)/大勝も手応えなし/自民・風吹かず組織戦奏功


接戦の末に山形2区で再選を果たし、硬い表情のまま万歳する鈴木氏(中央)=14日午後10時30分ごろ、米沢市
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 民意の奔流が見えないまま、巨大与党が権力基盤をさらに強固にした。14日投開票された衆院選は自民、公明両党が325議席を獲得。東北でも自民が24議席を維持し、公明は悲願の2議席をつかんだ。民主、維新両党は一定の共闘効果を見せたが、政権選択の対象になり得なかった。戦後最低の投票率に終わった東北の師走攻防をたどる。

<厳しい農村部>
 無類の選挙巧者に、浮かれはなかった。
 「当選は、もっと頑張れという有権者の声だ」
 投票所閉鎖直後の14日午後8時2分。6選を確実にした宮城6区の自民党前議員小野寺五典(54)は、歓喜に包まれた気仙沼市の事務所で神妙な表情を見せた。得票率は前回に続き東北トップの70.6%。それでも小野寺に手応えはなかった。
 前防衛相の知名度を買われ、全国を飛び回った小野寺。一夜明けた15日朝、「アベノミクスを評価するのは都市部。農村部には、円安による農業資材や燃料費の高騰に厳しい声があった。大勝は『俺たちのためにもっと働け』という期待が上乗せされた結果だ」と前夜の発言の真意を語った。
 自民、公明両党で憲法改正発議に必要な3分の2以上の勢力を確保した圧勝劇。選挙区の内実に目をやると、政権への冷ややかな反応があった。

<笑顔になれず>
 「笑顔になれる気持ちではない。この結果を糧に、一からやり直す」
 再選を目指した山形2区の前議員鈴木憲和(32)は前回に続き、強力な組織力を誇る民主党前議員と相まみえた。2年前の1万8912票差は今回、7495に縮んだ。絞り出す言葉は、まるで敗戦の弁のようだった。
 田園地帯が選挙区の1年生議員には、安倍政権下で進められた環太平洋連携協定(TPP)交渉参加、米価下落などが障害になった。「自分の中では負けたと思っている。よく勝てた」と自嘲気味に語った。
 派閥を率いる大物も思わぬ苦戦を強いられた。
 青森3区の前議員大島理森(68)は11回目の当選確実が午後10時すぎにずれ込んだ。2年前、政権運営につまずいた民主を吹き飛ばした民意の風を今回は図りかねた。「前は後ろから吹いたが、今回はどこから吹いているか分からなかった」

<政権に恩売る>
 熱狂なき圧勝−。今回の衆院選で自民の堅調を支えた立役者は、かつて長期政権を支えた組織票だった。民意が棄権を決め込むのを横目に、企業や団体は粛々と政権に恩を売った。
 戦後最低となる投票率55.78%の秋田県。「農業や資源エネルギー産業を育てたい」。2区で3選を決めた前議員金田勝年(65)は当選が確実になると、農政通としての自負を示してみせた。
 民主新人をやすやすとねじ伏せた勝因の一つに、県農協政治連盟の存在があった。「今回ほど動いてくれた選挙は過去になかった」(陣営関係者)。その労をねぎらうかのように、選挙戦では米価下落対策への言及など農協への配慮を怠らなかった。
 「風は与野党のどちらにも吹かず、有権者を投票所にも運ばなかった」
 8期目を手中に収めた岩手2区の前議員鈴木俊一(61)は「解散のタイミングは絶妙だった」と首相安倍晋三の戦略をたたえた。(敬称略)

2790チバQ:2014/12/18(木) 22:14:59
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141217_71003.html
<衆院選>気流旋風・冷めた攻防(中)野党共闘光明一筋/民主・維新 接戦が比例復活を呼ぶ


比例東北での復活当選が確定し、支持者と喜ぶ金子氏(中央)=15日
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<反自民の民意>
 窮余の策だった野党共闘が、圧勝の勢いの自民党に牙をむいた。
 「終盤、自民に議席を独占させたくない民意が濃くなった」。下馬評を覆し、大接戦を演じた青森1区。青森市内で14日夜、維新の党新人升田世喜男(57)は「4者共闘」への感謝を口にした。

 公示5日前。升田は民主、社民両党、連合青森と選挙協力を結んだ。統一候補となった升田は、自民王国の「花の1区」に立つ前議員津島淳(48)に肉薄。惜敗率94%で比例東北復活を決めた。
 福島1区では民主新人金子恵美(49)が野党連携を生かし、2年前の衆院選で東北トップの12万票を集めた自民前議員亀岡偉民(59)を約5300票差まで追い詰めた。
 予期せぬ共闘を呼び込んだのは永田町の政変だった。前回1区で5万票を獲得した元議員の石原洋三郎(41)が、公認が内定していたみんなの党解党を受け出馬を断念。金子支援を表明した。
 「反自民の力を結集することの方が大事」と石原。予想外の激戦を巻き起こした金子は惜敗率1位で復活し、「ここだけ違った風が吹いた」と驚きを隠さなかった。

<票分散の誤算>
 前回5人が立った秋田3区。維新前議員村岡敏英(54)が復活当選を引き寄せたのは、前回、旧日本未来の党から立候補した元議員京野公子(64)の不出馬だった。
 村岡の父で元官房長官の兼造(83)は公示が迫る11月下旬、京野を訪ね、選挙協力を求めた。村岡は「候補者調整が結果につながった」と共闘の成果をかみしめた。
 東北25小選挙区で、共産党を除く野党競合が回避されたのは21選挙区。このうち六つを野党が制し、他の六つでは最後まで自民の議席を脅かした候補が比例復活した。
 連携が実を結ばない誤算もあった。全国に先駆け民主、維新の候補者調整が成立した宮城1、2区。民主県連の要請に応じ、2区に国替えした維新前議員林宙紀(37)は野党競合に泣いた。
 連合宮城の支援に期待したが、社民党が新人を立て組合票が分散。次世代の党も新人を送り込んだ。「荒れる2区」で6万票と健闘したが、陣営は「反自民を集約しきれなかった」と悔やんだ。
 内実はまだら模様の共闘の成否。与党圧勝を許したが、「1強多弱」にあらがう数少ないすべであることも証明した。

<必ず政権取る>
 「真の二大政党制を実現させる」。福島4区で自民前議員に416票差で競り勝った維新前議員小熊慎司(46)は訴えの中で、「二大政党」の言葉を何度も繰り返した。
 4区は東北で唯一、自民から議席を奪還した選挙区となり、「次」を期す野党にとって、一筋の光明となった。
 共闘した民主の元外相玄葉光一郎(50)=福島3区=は選挙中、小熊陣営に駆け付け鼓舞した。
 「私たちは数年後、必ず政権を取る」
(敬称略)


2014年12月17日水曜日
関連ページ:広域政治・行政衆院選とうほく

2791チバQ:2014/12/18(木) 22:15:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141218_11007.html
<衆院選>気流旋風・冷めた攻防(下)公・共に抑止力期待/中小政党・「1強懸念」で躍進


当選から一夜明け、街頭であいさつする高橋氏(左)。宮城1、2区の両候補と共に、党勢を拡大する選挙結果に笑顔を見せた=15日午前8時20分、仙台市青葉区
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<悲願の2議席>
 肥大化する「1強」の傍らで、老舗の組織政党が躍進を遂げた。
 「きた! やったぞ」
 15日午前1時半、郡山市の公明党福島県本部。待ちに待った当選確実の知らせに、比例東北新人の真山祐一(33)は支持者と喜びを爆発させた。
 8選した党幹事長の前議員井上義久(67)の当確から5時間余り。最後の14番目に滑り込み、井上が温めてきた東北の1議席を2に増やした。
 「共闘する自民党が最後まで『比例は公明』と連呼してくれた」。東北ブロック選対本部長の参院議員若松謙維は「自公の信頼が深まった」と笑みを浮かべた。

 「東北2議席」は2000年衆院選以来の悲願だった。前回見送った宮城1、2区の自民候補への推薦を今回は早々に決定。大票田・仙台での票拡大に勝機を託した。
 市内で投票率が前回を約7ポイント下回る中、得票率を約10ポイント伸ばした。街頭では「政権の安定と合意形成に貢献した」と与党内での実績を強調し、自民の膨張を懸念する民意を巧みに取り込んだ。
 24日には特別国会が召集され、第3次安倍内閣が発足する。新内閣は改憲など「安倍カラー」を前面に出すとみられる。党宮城県本部代表の石橋信勝は「有権者は安倍政権のブレーキとしての公明に期待している」と気を引き締めた。

<明確な対立軸>
 共産党は全国で、公示前の8から21へ議席を大きく伸ばした。東北は2議席に届かなかったが、低投票率で投票総数が減ったにもかかわらず、6県の得票は前回の1.5倍の約38万に増やした。
 「まさかこんな時間に出るとは…」。5選した比例東北前議員高橋千鶴子(55)は、テレビが投票終了直後の14日午後8時に当確を報じると、異例の早さに息をのんだ。
 当初は「東北の命綱1議席を守り抜く」が陣営の合言葉。13年参院選から続く上げ潮ムードに手応えを感じ、初の2議席を目指して選挙戦中盤にギアを上げた。
 反自民票の受け皿を真正面に掲げ、25小選挙区と比例単独の候補計27人が連動。30代の若手候補を中心にフェイスブックやツイッターを活用した呼び掛けを展開し、新たな支持層も掘り起こした。
 党宮城県委員会委員長の中島康博は「与党との明確な対立軸として有権者に受け入れられた実感がある」と力を込める。

<政党要件失う>
 前回初めて東北の議席を失った社民党は、浮上のきっかけすらつかめなかった。宮城2区で敗れた新人桑島崇史(35)は「国会議員不在がさらなる悪循環を招いている」と党の現状を嘆いた。
 次世代の党は完全に埋没。生活の党は代表小沢一郎(72)の地盤の岩手以外に見せ場はなく、政党要件を失った。
 容赦ない淘汰(とうた)の波が「多弱」をのみ込もうとしている。
(敬称略)

2792チバQ:2014/12/18(木) 22:16:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk02010293000c.html
急戦:2014衆院選・青森 「1強の揺らぎ」/上 自民の4議席独占 野党追い上げ、熱気なき圧勝 /青森
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 ◇自己分析も「消極的選択」
 14日投開票の衆院選は県内4選挙区すべてで自民前職が勝利し、自民独占が維持された。ただ、1区と3区で野党候補が追い上げ、1区では維新新人の升田世喜男氏が比例で復活当選するなど、野党の善戦も見られた。2012年衆院選と、13年参院選での文字通りの「自民圧勝」とは違う光景だ。急な解散で主導権を握ったはずの自民だが、陣営幹部は「守りの選挙を強いられた」と漏らす。垣間見える「自民1強」の揺らぎを追った。

 「気が気でなかった」。升田氏に3787票差に迫られながらも、1区で再選を果たした自民前職の津島淳氏は14日夜、青森市内の選挙事務所で安堵と疲れの色をにじませた。

 今回、当選を決めた4人の自民前職のうち、津島氏と2区の江渡聡徳氏は、自らは万歳はせず、事務所に詰めかけた支持者たちの万歳三唱の間、何度も深々と頭を下げた。もろ手を上げて喜べない、自民の「熱気なき圧勝」を象徴した場面だった。

 公示直後の報道各社の情勢調査で優勢が伝えられても、複数の候補者が「実感と違う」と口にした。各陣営が「逃げ切るのは競り勝つよりも難しい」(1区の山崎力選対本部長)と引き締めを図った。3区で追い上げられ、当確が予想より遅くなった大島理森・県連会長も「選挙というのは優勢、優勢と言われるのがやりづらい。『大島は大丈夫だろう』という声が多く、非常に難しい選挙だった」と振り返った。

 県連は選挙中、当選1回の津島氏が戦う1区を「最重点区」と位置づけて応援弁士を集中。1区は全国でも無党派層が多く、野党が勝つ「1区現象」が起きかねない警戒感からだ。しかし、ふたを開けてみれば、青森市で津島氏が升田氏を引き離し、逆に基盤が厚いはずの郡部で票を取りこぼす逆転が起きた。

 背景には農業を基幹産業とする郡部では、今年の米価急落に対する「コメ農家の政権に対する厳しい批判があった」(津島氏)。これまで1次産業は自民の支持基盤とされてきたが、ある農協幹部は「民主への不信、自民への不満で、農業票が行き場を失った」と、現場に広がる変動を分析してみせた。

 津島氏は公示前に「10万票」の高い目標を自らに課したが、最後は前回12年の得票(7万3237票)以上と軌道修正を迫られた。それでも約7200票届かなかった。野党に比例復活も許さない「完全勝利」を目指した県連の目標も達成できなかった。

 自民4区選対の幹部は「我々には幸いなことに、野党が弱すぎる。訴える政策に説得力がないから、有権者は『しょうがないな』と半分あきらめて自民党に消去法的、かつ消極的な支持を与えているだけだ」と見る。

 当選から一夜明けた15日に八戸市で記者会見した大島氏は「声なき声にもしっかり目配りしながらおごってはいけない。数が多いだけに黙っていてもおごりに見える時があるが、それがないようにしなければいかん」と厳しい表情を崩さなかった。【森健太郎、塚本弘毅、松山彦蔵】

2793チバQ:2014/12/18(木) 22:16:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk02010038000c.html
急戦:2014衆院選・青森 「1強の揺らぎ」/中 苦し紛れの「非自民」結集 升田氏復活、一定の成果 /青森
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 ◇今後のカギは「民主離党組」
 衆院選の県内4小選挙区で自民党の全勝を許した野党。だが、今回は野党乱立が避けられたことで、1区で自民前職に約3800票差に迫った維新の党の升田世喜男氏が、比例東北ブロックで復活当選した。ただ、野党乱立は「避けられた」のではなく、急な解散で慌てた準備不足の野党が、候補を立て切れずに苦し紛れに実現した側面がある。しかし、それでも升田氏復活という一定の成果が出たことで、今後のカギが民主離党組をも含めた非自民勢力結集にあることも示された。

 「青森のために、という野党一本化の枠組みなくして復活はなかった。民主党県連、社民党県連、連合青森、個別に支援してくれた生活の党県連に感謝します」

 14日深夜、升田氏の比例復活が伝わると、事務所は活気づいた。口を真一文字に結んで待っていた升田氏は、目を潤ませながら何度もガッツポーズ。約30人の支持者を前に「浪人生活も10年目になる中、よくぞ見捨てずに応援してくれた。自民の一角を崩す、新しい青森の政治のスタートだ」と強調。同席した生活県連の平山幸司代表は「前回参院選で自分が自民以外の唯一の議席を守れなかった。今回、同郷の升田さんが土俵際で頑張ってくれた」と話した。

 今回の連携は、1区と2区に維新が、3区と4区に民主が公認を立てる「すみ分け」。社民県連は民主を「支持」し、基本政策で隔たりのある維新には自主投票で臨んだ。連合青森は、労組批判を繰り返す維新の橋下徹共同代表への抵抗感があったが、「升田氏の『青森のため』を前面に出す訴えは、維新っぽくなかった」(内村隆志会長)と評価。「非自民・反共産の自主投票」を傘下の労組に呼びかけた。終盤からは内村会長自身が升田氏の応援に駆けつけた。民主県連、連合、升田陣営の関係者はいずれも、「民主が推薦を出せば投票率も高まり、升田氏は小選挙区で勝てたはずだ」と見る。

 もっとも、維新の組織はほぼ升田氏の個人後援会だけ。民主県連には3区と4区での連携効果の実感は薄く、「升田氏に『食い逃げ』された」との不満もくすぶる。3区の民主陣営の松尾和彦選対本部長は14日夜に選挙戦を振り返り「今回は野党が乱立しないメリットがあったがそれだけで、それ以上の関係にはなれなかった」と記者団に話した。

 今回、民主離党組は中野渡詔子氏が2区で維新公認を得て立候補した。一方、1区の当選経験のある横山北斗氏と、4区で比例復活経験のある津島恭一氏、参院青森選挙区で当選経験のある生活の平山氏、旧みんなの党の波多野里奈氏はほぼ沈黙を保った。今回の「野党一本化」は、急な解散で、組織の薄い民主離党組が立候補できずにいた間隙(かんげき)を縫って実現。民主離党組は今後も政治活動を続ける意向で、非自民結集では遺恨を捨てた連携もカギだ。

 維新の升田氏は14日夜の記者団との質疑で「県内の課題解決で維新、民主、社民3党に違いはない」としつつ、「ここに平山さんらを入れるとなると、まあ、『経緯』があるから。その次の展開で」と言葉を濁した。

 「政策や選挙区の調整には『腕力』も必要。(野党は)まとめられる人がいない。ばらばらになったり、自己主張が出たりで、政治運営に不慣れ。『よき忍耐』がない」

 開票から一夜明けた15日の八戸市。自民県連の大島理森会長は記者会見でこう話した。「敵将」の評価をどう受け止めるか、野党が問われている。【宮城裕也、石灘早紀、佐藤裕太】

2794チバQ:2014/12/18(木) 22:17:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk02010112000c.html
急戦:2014衆院選・青森 「1強の揺らぎ」/下 1区有権者、150人にアンケート 自民支持層も流動的 /青森
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 ◇前回「津島氏」の2割、升田氏に
 「自民1強」の揺らぎは、有権者の投票行動にも表れている。毎日新聞青森支局はその変化を探るため、衆院選投票日の14日、青森市内で有権者150人を対象にアンケートを実施した。青森市を含む青森1区では自民前職の津島淳氏が勝利したが、アンケート結果を分析すると、津島氏の支持層の投票行動も流動的だったことが分かった。

 アンケートは、投票を済ませた有権者に実施。青森1区や比例の投票先に加え、12年衆院選で投票した候補などを聞いた。今回の1区での投票先は津島氏77人▽維新新人の升田世喜男氏53人▽共産新人の吉俣洋氏18人▽不明2人だった。

 前回の投票先は津島氏78人▽升田氏11人▽横山北斗氏(旧日本未来の党)16人▽波多野里奈氏(民主、その後離党)3人▽斎藤美緒氏(共産)5人▽その他・不明37人だった。

 特徴的なのは、前回津島氏に投票したと答えた78人のうち、2割弱の15人が今回は升田氏に投票したと答えたことだ。また、比例で公明に投票したと答えた17人のうち4人が升田氏に投票。いずれも、現状への不満がくすぶっている与党支持層を、陣営や与党が固めきれていない可能性を示す材料だ。

 前回も今回も津島氏に投票したと回答した60人は、確固たる支持層に見える。しかし、この60人でも今回の比例投票先は自民38人、公明11人で、11人は他党に投票しており、自民支持層でも投票行動が流動的な様子がうかがえる。

 ◇民維連携は奏功
 前回衆院選で、升田、横山、波多野の非自民・非共産3氏に投票した30人は今回、25人が升田氏に投票したと回答。津島氏に流れたのは1人だけで、残り4人は共産の吉俣氏に投票した。民主、維新、社民、連合の4者の地方組織が連携し、1区で非共産系野党候補を一本化した効果がある程度うかがえる。

 ◇共産票も升田氏に
 比例投票先は自民51▽維新29▽共産22▽公明17▽民主13など。共産と答えた22人のうち、14人は吉俣氏に投票したが、7人は升田氏に、1人は津島氏に投票していた。野党一本化で、「非自民」の升田氏に票が集まった傾向がここでも見える。実際、吉俣氏の今回1区での獲得票は1万8274票で、1区の比例共産票1万9437票を下回っていた。

    ◇  ◇  ◇
 アンケートは14日午前、青森市内で選挙人名簿登録者数が最も多い大野市民センター(同市大野)で、回答用紙に記入してもらう方式で実施。回答者は男性91人、女性58人、不明1人。年代別では20〜30歳代が17人、40〜50歳代が36人、60歳代以上が95人、不明が2人だった。【伊藤奈々恵】

2795チバQ:2014/12/18(木) 22:17:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk03010030000c.html
票流・衆院選の次は:/上 世代交代の波 小沢氏「最後の大仕事」 /岩手
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選岩手4区で生活の小沢一郎氏(72)の当選確実が早々に報じられた14日夜、奥州市水沢区の祝勝会場で支持者らは祝いの酒を酌み交わしながら「良かった、良かった」と安堵(あんど)した。今回は苦戦を強いられ、顔を赤らめた70代の男性は「こんなに早く酒が飲めるとは思わなかったよ。小沢先生はまだやれるんだ」と上機嫌だった。

    ◇  ◇

 安倍晋三首相が解散表明した翌日の先月19日、奥州市水沢区のホテルで開かれた後援会役員会では小沢氏の16選に危機感が漂った。終了後、連合後援会の小笠原直敏会長は「不安だ、不安。小沢先生が27歳で議員になった時、私は24歳で選挙区内を飛び歩いた。それを今、藤原陣営がやっている。行動力が勝ることもある」と話した。事実上の一騎打ちとなった自民の藤原崇氏(31)のことだ。

 選挙が始まっても危機感はぬぐえず、小沢氏は約30年ぶりに「どぶ板選挙」を展開。今月7日、北上市で握手した60代の男性支持者は手のひらを見つめ、「あと3年やったら75歳。これで最後の握手かな……」。世代交代の波を感じている支持者は少なくない。

 小選挙区制導入の1996年から2009年、小沢氏の得票率は59・70〜65・11%に達した。だが、度重なる党の離合集散の末に民主を離党した直後の前回12年、4区内の県議3人が小沢氏から離れ、強固な基盤がほころび始めた。得票率は45・50%に落ち込んだ。

 今回、報道各社は小沢氏の苦戦を報じ、勝利の好機とみた自民は安倍首相ら党幹部を投入。「そろそろ(小沢氏を)変えた方がいい」と露骨な攻勢をかけた。ところが小笠原会長は、「これで後援会の運動が活発になった。かえってありがたかった」と開票後に笑った。「野党の親分つぶしには負けられない。こっちには15の後援会組織があり、支持者に火がついた。つきさえすれば大丈夫だと手応えを感じた」と振り返る。今回の得票率は47・79%に盛り返した。

    ◇  ◇
 だが、藤原氏との差は前回の3万票から1万7000票に詰められた。小沢氏の後援会も高齢化し、今後活動が鈍っていくことは避けられない。小笠原会長は14日夜、「これからのことはこれから」とかわしたが、世代交代はますます大きな問題としてのしかかる。小沢氏は選挙戦最終日に奥州市で行った街頭演説で「野党再編を成し遂げ、国民のための政権を作る。最後の大仕事を実現したい」と訴えた。

    ×  ×

 衆院選は終わり、県内から7人が当選した。覇権を握ってきた小沢氏の力に陰りが見えるなど、今回の選挙は県政界の潮目とも捉えられる。戦いを振り返り、票の行方を追う。

2796チバQ:2014/12/18(木) 22:18:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk03010189000c.html
票流・衆院選の次は:/中 民主、生活の連携 残る前回選のしこり /岩手
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 衆院選公示前の11月26日夕、岩手1区出馬を控えて民主の階猛氏(48)が盛岡市で開いた演説会。「畑さんも必要な人材。力を貸してほしい」。自身の話より先に、2区の生活、畑浩治氏(51)への支援を呼びかけた。両党が選挙区を「すみ分け」て対立候補を立てないとの緩やかな連携は合意していたが、階氏の発言はさらに踏み込んだ内容だった。

 この後の選挙で、民主県連は畑氏を推薦。階氏は2区の街頭でも畑氏の隣に立ち、畑氏も1区でマイクを握った。生活支持者は「元々一緒にやった仲間。来年は知事選もあるし元通りになればいい」と期待した。

 4区では、3日間地元遊説した小沢一郎氏(72)に民主県連の高橋元(はじめ)幹事長(62)がほぼ全て同行。「野党再編に向けた足がかりになる選挙」と連携を強調した。高橋氏は「民主として目に見える形で応援し、生活側からの支援を期待した」と明かす。共同通信が投票日に行った出口調査によると、民主と生活支持層の7、8割が互いに相手側候補に投票したとみられ、協力関係は一定程度成功した。

    ◇  ◇

 だが、連携はそうたやすくはない。「5年、10年前でなく、たった2年前の話。しこりは消えない」と、民主の支持母体である連合岩手関係者が言うのは前回衆院選のことだ。民主を抜けた小沢氏率いる日本未来が民主の出馬した県内2選挙区で「刺客」候補を立て、議席奪取を狙ったことへの恨みがある。

 小沢氏は投票日前日の13日、街頭演説で「過去のいきさつを水に流してお互い力を合わせましょう」と語ったが、もともと民主側に小沢氏へのアレルギーがあり、前回選挙だけが問題ではない。

 小沢氏が東日本大震災後すぐに被災地に入らなかったことも、簡単に握手できない要素だ。3区の黄川田徹県連代表(61)は当選後、「小沢先生が復興に関して強いメッセージを出し、被災者が納得すれば水に流すこともあるとは思うが、私にはまだ生煮え。是々非々の状態」と語った。

    ◇  ◇

 今後の焦点は来秋の知事選。達増拓也知事(50)は小沢氏の「弟子」で、民主の協力が得られれば大きな力だ。自民と無所属県議らは連携して対抗馬を擁立するとみられる。達増知事は「県民党」を標榜(ひょうぼう)し、政党色を消している。民主県連の高橋幹事長は「表面的な話。民主の支援は必要になる」と推測する。生活県連の佐々木順一幹事長(62)は「連携の素地はできている。野党は一緒になるべきだと民主側も認識しているのではないか」と期待する。

2797チバQ:2014/12/18(木) 22:18:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk03010121000c.html
票流・衆院選の次は:/下 自民の組織力 「空中戦」むなしく /岩手
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「岩手4区の代表としてふさわしいと判断していただけなかった」。衆院選で比例復活した自民の藤原崇氏(31)は当選から一夜明けた15日、片付け作業が進む北上市の事務所で言葉を選んだ。

 生活の強敵、小沢一郎氏(72)との接戦が報じられ、党は安倍晋三首相ら知名度の高い幹部も遊説に投入したが、結局は牙城(がじょう)を崩せなかった。むしろ、土壇場で踏ん張ることができる「小沢王国」の堅固ぶりが際立った。

    ◇  ◇

 党幹部の投入は昨年の参院選でも展開したが満足な得票に結びつかなった。その反省から今回は回数を減らし、支持者の動員疲れにも配慮した。それでもむなしい「空中戦」に終わった。2区で当選した自民の鈴木俊一氏(61)は17日、党県連が盛岡市で開いた衆院選の総括会議の終了後、「空中戦は根っこ(組織)があって効果を発揮する。前回より票を減らした私を含め、日常活動が足りない」と自戒した。

 奥州市では昨年12月、長年途絶えていた党江刺支部が発足している。鈴木氏は「県内の党の勢力は十数年来低迷していたが、4選挙区全てに国会議員が誕生して組織の基盤ができつつある」と話す。

 だが広がりには欠け、藤原氏は選挙前の2年間、地元に毎週帰って自ら選挙区内への浸透を図ってきた。陣営の総括責任者を務めた海鉾(かいほこ)守氏は「組織を固め、選挙を心配せずに国政に取り組めるようにしないといけないが、まだ整っていない」と明かす。別の陣営幹部は「藤原陣営の選挙は毎回ゼロから始める。前回の支持層を固めておいたうえの上積みがない」と分析した。

 藤原氏は「(選挙戦の)最後で開いた。秘書団の違いもあった」との認識も示した。陣営幹部は「自民大勝が伝えられ、選挙区で敗れても比例で救われると気が緩んだ。小沢さんはいずれ引退するだろうが、まだ力がある時に勝たないと意味がない」と悔しがった。

    ◇  ◇

 とはいえ、小沢氏とたもとを分かった無所属県議ら計5人が応援するなど、藤原氏を支える組織は新たな面も見せた。この県議について鈴木氏は「来年の県議選での推薦はあり得る」と連携を示唆する。その先に、来年の知事選で小沢氏系の達増拓也知事を倒すとの大きな目標をにらむ。

 冬の陣を終え、県内政界は知事選に向けて漂い始めている。

    ◆  ◆

 この企画は安藤いく子、浅野孝仁、和泉清充、根本太一が担当しました。

2798チバQ:2014/12/18(木) 22:19:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk05010033000c.html
明と暗:’14師走決戦/上 自民、組織力の勝利 唐突解散が大きな後押し /秋田
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「安定した政治、責任ある政治に地道に着実に取り組めと(自民党に求める有権者から)票をいただいた」

 自民党県連会長の金田勝年氏(65)=2区=は15日、前回に続いて県内3小選挙区で全勝を飾った選挙戦をそう振り返った。どこか余裕すら漂う口調。金田氏自身は、開票作業が始まった14日午後8時過ぎに「当選確実」の一報を受けていた。

 永田町に解散風が吹き始めたのは1カ月前のこと。「大義なき選挙」との批判は各方面から噴出し、民主党を壊滅的状況に追いやった前回2012年のような追い風は期待できなかった。

 それでも、業界団体や後援会組織に頼る“従来型選挙”を展開する自民党候補にとって、解散の唐突さは、大きな後押しとなったのは間違いなさそうだ。

 「自治体を預かる知事や市長と、政権与党の私たち自民党の国会議員がスクラムを組んで秋田を元気にしていく」。選挙戦終盤の12日、冨樫博之氏(59)=1区=の演説会場に駆け付けたのは、佐竹敬久知事と穂積志・秋田市長の2人だった。居並ぶ与党系県議や市議の顔触れも、組織力の強固さを物語る。

 冨樫氏は石破茂・前党幹事長から「新人の最大の仕事は再選すること」と厳命を受けていた。定期的に国政報告会を開いて組織の拡大を図り、後援会は倍の30にまで上積みした。

 組織選挙を展開したのは御法川信英氏(50)=3区=も一緒だ。一時は「票が読めない。まさに横一線」(党関係者)との声すら出ていた激戦区。連日、党幹部や県議が応援に入った。御法川氏に限って言えば、前回得られなかった公明党の推薦も選挙を大きく左右したとみられる。3区の公明票は優に1万票を超えるとされる。次点の村岡敏英氏(54)との差は6000票を切っていた。

 とはいえ、2回連続の小選挙区全勝にも、不安の芽はないわけではない。冨樫氏は2回目の激突となった民主党の寺田学氏(38)に、そして御法川氏は村岡氏に前回よりも得票差を詰められ、結果的に復活当選を許してしまった。

 とりわけ御法川氏は、政治資金収支報告書の記載漏れが取りざたされたことはさほど障害にならなかったものの、副財務相の要職に就きながら接戦を繰り広げる結果となった。

 冨樫氏は14日夜、当選を確実にした後のインタビューで「盛り上がらない選挙だった。それは肌で感じている」と述べた。勝者としては異質なコメント。組織選挙がこの先も、盤石の態勢であり続ける保証はどこにもない。【池田一生、田村彦志、松本紫帆】

    ◇  ◇ 

 衆院選は県内小選挙区で自民党が全勝し、民主党、維新の党は辛うじて比例復活当選を遂げた。全国では共産党の躍進が目立った。各党の明暗を分けたものは何だったのか。舞台裏を検証する。

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2799チバQ:2014/12/18(木) 22:20:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk05010114000c.html
明と暗:’14師走決戦/中 民維、選挙区調整が奏功 比例復活「投票率が高ければ」 /秋田
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「民主党だけど協力できるグループの一人」。先月16日、秋田市を訪れた維新の党の松井一郎幹事長は、民主党の寺田学氏(38)=1区=に秋波を送った。解散風が全国を揺るがしていた頃。維新の党の村岡敏英氏(54)=3区=を激励する会合でのことだった。

 維新の党にしてみれば、東北で勝てる数少ない候補と目された村岡氏をどうしても押し上げたかった。民主党にとっても、激戦区に候補を立てる余裕は乏しかったのが実情だ。

 寺田氏の父が維新の党参院議員の典城氏であることも、好材料に働いたと見られる。両党の選挙区調整は、松井氏の発言から12日後に現実となった。

   ◇   ◇

 かつて首相補佐官を務めたこともある寺田氏は、選挙戦で一人街頭に立ち、雪交じりの水しぶきを上げる自動車の列に深々と頭を下げ続けた。自民党候補が得意とする組織選挙とは対照的だった。

 前回2012年の選挙では、108カ所で小集会を開いたが「ぬくぬくしている」と一部支持者の反感を買った。街頭での活動は、生まれ変わった自身をアピールすることでもあった。

 共同通信社が14日実施した出口調査によると、維新支持層の55・6%、無党派層の50・0%が寺田氏に1票を投じた。比例東北ブロックで民主党が得た4議席のうち寺田氏は3番目。選挙区調整も、自身の選挙戦略を見直したことも、比例復活にとって不可欠だったとみて良さそうだ。

 選挙区調整を後ろ盾にできたのは、維新の党の村岡氏も同じだ。

 共同通信社の出口調査によると、無党派層の54・6%、民主支持層の53・3%が村岡氏に投票した。非自民票の多くは村岡氏に流れたと見られる。実際、かつての政敵だった京野公子元衆院議員も街頭演説に駆け付けた。

 陣営関係者は「(御法川信英氏と)たいした勝負にならないとの声もあったが、日に日に追い付いていると実感できた」と振り返る。

 選挙から一夜明けた15日、村岡氏は小選挙区敗退の理由を「実力不足」と語った。だが、陣営からは「投票率がもう少し高ければ……」との声も。無党派層がもっと投票所に足を運べば結果は異なったのでは、との思いは関係者に少なくない。

 一方、民主党の緑川貴士氏(29)=2区=は、2年前に民主党から出馬した川口博氏の得票数に迫る5万6000票余りを獲得したものの、議席には手が届かなかった。選挙区調整は比例復活を約束するものではない。【松本紫帆、田村彦志、佐藤伸】

2800チバQ:2014/12/18(木) 22:20:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk05010286000c.html
明と暗:’14師走決戦/下 カギは反自民・非民主層 得票増えた共産、減った社民 /秋田
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 小選挙区に候補を擁立し、ともに議席を得られなかった共産党と社民党。だが、明暗はくっきりと分かれた。

   ◇   ◇

 14日夜。共産党の山内梅良氏(66)=1区=の秋田市の事務所は、小選挙区での敗北が確実となったにもかかわらず、ある種の充足感が漂っていた。

 「上昇気流に乗りつつある。第三極の位置に付くのも遠い話ではない」。米田吉正・県委員長は力説した。最終的に、全国の議席は前回2012年から13議席増の21議席に伸びる結果となった。

 躍進の萌芽(ほうが)は県内でも見て取れる。小選挙区は山内氏の得票が1万1000票余り。藤本金治氏(68)=2区=もほぼ同数、我妻桂子氏(60)は1万4000票余りだ。比例票は、全敗した小選挙区票の合計を上回る3万8000票近くだった。東北ブロックは変わらず1議席だったが、前回よりも1万1000票ほど上積みした。

 選挙戦では、アベノミクスや原発再稼働、集団的自衛権の行使容認をことごとく批判した。安倍政権にも他の野党にも納得できない層の支持を一定程度受けることに成功したと言える。

 一方で、同様に「暴走する安倍政権に歯止めを」と政権批判を鮮明に打ち出した社民党はどうだったか。

 「(敗因は)時間と準備の不足。主張では負けていない」。小選挙区敗退に、伊藤正通氏(63)はそう言うのがやっとだった。

 小選挙区の得票は5000票余り。比例は県内1万8000票ほどで、前回よりも3000票ほど減らした。比例東北ブロックの議席はゼロだった。

 今回はこれまで候補を擁立していた2区でなく1区に初めて候補を立てた。来春に迫る県議選の布石では、との見方も政界ではちらつく。宇佐美洋二朗・県連幹事長は「地方選は県連にとって一つの目標。認知度アップにつながったとは思う」と否定しなかった。

 反自民・非民主のうねりをどう起こし、そして取り込んでいくのか。両党の模索は続く。【池田一生、中村俊甫、山本康介】

2801チバQ:2014/12/18(木) 22:21:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk06010097000c.html
戦いの後先・2014衆院選:/上 自民 「地方創生への責任」 議席独占も表情硬く /山形
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「地方創生への責任は重い」。自民党公認候補が県内3議席を独占した14日投開票の衆院選。党県連会長の遠藤利明氏は翌15日朝、「デフレを脱却し、仕事を増やして景気を良くしてくれと、有権者から託された」と選挙結果を意義づけ、改めて気を引き締めた。

 14日午後10時40分、米沢市。当選が確実となり、支援者らが万歳三唱する真ん中で、山形2区の自民公認候補、鈴木憲和氏の表情は終始固かった。「笑う気持ちにはなれない」と口にする背景には、前回に比べ得票数が2829票減ったことがある。前回衆院選で初当選した後、地元農家の集会にこまめに出席するなど、地盤強化に努めてきた。「県農協政治連盟」の推薦も受けた。

 一方、安倍政権の経済政策「アベノミクス」批判や、農業者戸別所得補償制度の復活などを主張した民主の近藤洋介氏は8588票増やした。

 他候補の応援のため、県内3選挙区をくまなく回った遠藤氏は「アベノミクスの恩恵が行き渡っていないと感じた」と打ち明ける。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加や農協改革、米価下落などに対する県内農家の不安感も根強い。

 3区でも自民新人の加藤鮎子氏は、無所属の阿部寿一氏にぎりぎりまで追い詰められ、1488票差で何とか勝利を手にした。加藤氏は15日の記者会見で「地域として政権与党とつながりたいという思い、農政に対する不信感や失望感がある中で、有権者が迷っていると感じた」と激戦を振り返った。

 共同通信社の出口調査によると、県内投票者のうち、安倍政権の政策を「評価する」と答えた割合は45・1%、「評価しない」は45・6%とほぼ拮抗(きっこう)しており、県民が全面的に自公政権を信任したとは言い難い。自民・公明の両党がスクラムを組み、組織力を生かして接戦の2、3区を制した。

 自民候補支持を表明したある首長は「アベノミクスの恩恵が、何もしないで地方に行き届くとは信じられない」と本音を漏らす。「だからこそ、真に地方創生を頑張ってもらわなければならない」と注文をつけた。遠藤氏も安倍政権の真価が問われるのはこれからだと言う。

 山形で地方創生は実現するのか。
 自民党は、来春の統一地方選を地方創生実現の鍵と位置づける。遠藤氏は「国からの指示ではなく、地域経済の動かし方を地域が提案する。国会議員と地方議員が、密に連携を取ることが重要だ」指摘する。自民党は、早くも統一地方選やその先の山形市長選を見据えている。【前田洋平】

     ◇

 今回の衆院選を振り返り、選挙を戦った各党、各候補らの将来の展望を探った。

2802チバQ:2014/12/18(木) 22:22:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk06010241000c.html
戦いの後先・2014衆院選:/中 民主、共産、社民 受け皿になれぬ苦悩 /山形
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 ◇統一選に向け戦々恐々
 衆院選の投開票日から一夜明けた15日。民主党の近藤洋介・県連会長は「自民党への批判や不満はあった。だが、受け皿として民主党が弱かったのは否めない。『ここに託せる』という受け皿になれなかった」と渋い表情を見せた。

 民主党は今回、野党第1党としてすべての選挙区に候補者を立てたが、自民候補に全敗。近藤氏が比例代表で復活当選した1議席の獲得にとどまった。投票率が戦後最低を記録し、民主への追い風も吹かない中、組織の地力が問われた選挙だった。

 投票前日の13日夜、山形市。支持団体・連合山形の大泉敏男会長は、民主候補の集会に駆けつけ、「安倍政権はごまかしのテクニックばかりだ。ストップをかけなければならない」と批判。「全選挙区で全力をあげて支援している」と協力態勢を強調した。

 しかし、1区は5万票以上、3区は6万票以上の大差をつけられ、約7000票差の接戦に持ち込んだのは近藤氏が立った2区のみ。近藤氏が自身の後援会を中心に演説会を頻繁に開くなど精力的に動いたのに対し、新人候補が挑戦した1、3区では態勢が整わないままの戦いを余儀なくされた。

 大泉氏は選挙後、自民・公明両党との地力の差を認めた上で、組織の立て直しについて「(来春の)統一地方選が重要だ。時間をかけて、一人ずつ地方議員を増やしていかなければならない」と指摘した。選挙期間中も、民主陣営からは「支援する地方議員がいない地域では、運動が手薄になる」との弱音が漏れていた。

 統一地方選を反転攻勢の足がかりとしたい民主だが、県連幹部は「自民とこれだけ勢いの差を見せられると、統一選に響くのは間違いない」と懸念する。民主陣営に入って戦った地方議員からは「統一選で、自民が追加候補を立ててくるのではないか」と戦々恐々とする声が上がる。

 組織の足腰の強化という重い課題を突きつけられた民主党。海江田万里代表の落選を受け、党の新代表選出も取りざたされ、今後は野党再編を巡る議論も活発化するとみられる。「信頼できる対抗軸」(近藤氏)を築く道のりは険しい。

   ◇ 

 共産党と社民党は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の転換を訴え、集団的自衛権の行使容認、消費税10%への増税など多くの課題で、自公政権との対決姿勢を明確に打ち出した。

 共産党は3選挙区に擁立した候補はすべて敗れたものの、比例代表での県内得票は4万4833票に上り、前回選の2万8219票を大きく上回った。得票率も前回の4・73%から今回は8・36%に急伸した。

 本間和也・県委員長は取材に「ぶれずに安倍政権と対決する共産党が、有権者の選択肢に入り、評価してもらえた」と手応えを強調。「無党派層や若年層の支持をさらに得ることが今後の課題。非正規雇用問題などについて取り組みを強めたい」と語った。

 一方、社民党は今回、選挙区での候補者擁立を断念。比例票の積み増しに力を入れたが、県内得票は、山形3区に候補を立てた前回に比べ約1万票減の2万1485票にとどまった。高橋啓介・県連幹事長は「厳しい結果。選挙区で候補者を出さなかったことが大きく、比例票を積み増す運動が十分にできなかった」と述べ、組織の立て直しを急ぐ考えを示した。【光田宗義、佐藤良一】

2803チバQ:2014/12/18(木) 22:23:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk06010024000c.html
戦いの後先・2014衆院選:/下 3区 「加藤王国」復権道半ば 保守分裂のしこり懸念 /山形
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「もはや、『加藤紘一先生の娘』という枕言葉は不要になった」

 新庄市内で8日夜に開かれた自民の加藤鮎子氏の個人演説会。応援弁士を務めた鶴岡市選出の県議は、会場を埋めた600人余りの支援者に「鮎子氏本人に会いたい」という人が増えていると紹介し、こう語り掛けた。そして、無所属の阿部寿一氏と「ようやく並走できるまでになった」と続けた。

 公示から1週間。「世襲」「経験不足」といった批判を乗り越え、加藤氏が自らの地盤を築きつつあると、陣営は手応えを感じ始めていた。

 保守分裂の構図、わずか1488票差の大激戦となった山形3区。2年前の衆院選では、阿部氏が14選を目指した紘一氏を1465票差で破った。今回は紘一氏の三女・鮎子氏が阿部氏に競り勝ち、雪辱を果たした。

 遠藤利明・自民県連会長は応援演説で「昨年は1対3、今春も1対2で負けていた」と語る場面もあった。加藤氏陣営も厳しい認識を共有し、「与党・自民党公認」を前面に打ち出して、支持固めを図った。

 選挙期間中には遠藤氏のほか、谷垣禎一・自民党幹事長、小泉進次郎復興政務官、加藤氏が秘書を務めた野田聖子元郵政相らが続々と来援。最終盤の12日には安倍晋三首相が、阿部氏の地盤・酒田市で街頭演説し「鮎子さんは皆さんの期待に応え、必ず夢を形に変える」とアピールした。加藤氏のみならず、自民・公明両党が総力戦でつかんだ勝利だった。

     ◇

 酒田市長を13年5カ月務め、高い知名度を誇る阿部氏は、インフラ整備など衆院議員1期の実績を強調。「この地域を最も知る候補は私」「古里を守ろう」と訴えて選挙戦をリードした。

 自民公認を強調する加藤氏に、阿部氏は「私は誰に遠慮することなく中央にものが言える」と無所属の立場を生かして対抗。保守系の一部を切り崩しつつも、党派を超え幅広く浸透する道を探った。

 新庄市内で個人演説会を開いた6日夜、会場移動の合間に阿部氏は「前回より手応えがいい」と語った。保守系市議15人が支援した酒田市では前回を約3200票上回る3万3000票余りを獲得し、加藤氏に約2万票差を付けた。3区全体でも約6600票上積みしており、感触に間違いはなかった。

 誤算は、思いもしなかった民主党公認、吉田大成氏の立候補だった。陣営は当初、「民主支持層の8割はいける」ともくろんでいたが、結果的に5割余りしか取り込めず、惜敗の一因となった。

 無所属ながら自民候補に肉薄し、存在感を示した阿部氏。55歳とまだ若く、2回の衆院選を通じて後援会組織も拡大しただけに、去就が注目される。

     ◇

 一方、3区で懸念されるのは保守分裂のしこりだ。遠藤氏は「(保守系は)加藤さんに収れんしていくと思うので、全然心配していない」と平静を装う。だが、遠藤氏がこれまで、「3区の自民公認は次も、その次も鮎子氏」と再三、繰り返し、阿部氏を支援する自民所属県議や、阿部氏の自民入りを望む支援者らを強くけん制してきたのも事実だ。

 加藤氏支持の県議の一人は「厳しい状況が続くかもしれない」とみる。紘一氏が築いた地盤・鶴岡市で、阿部氏は前回選とほぼ同じ1万5621票を獲得。鮎子氏の足元にも保守分裂の芽は残っており、「加藤王国の復権」は道半ばだ。

 初当選から一夜明けた15日、鮎子氏はこう語った。「少なくとも保守だけでもまとまらなければならない。割れている場合でないのが、地域の現状だ。今回、応援していただけなかった方の声も聞く姿勢を貫く」【高橋不二彦、長南里香】

2804チバQ:2014/12/18(木) 22:24:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk07010180000c.html
2014衆院選:師走決戦の後で/上 対抗勢力結集に苦戦 自民、支持基盤の緩みも /福島
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「今回の結果を重く受け止めて、謙虚な姿勢でゼロからスタートしたい」。14日投開票された衆院選の4区(会津若松市など)で維新前職の小熊慎司氏(46)に敗れた自民前職の菅家一郎氏(59)は、比例復活当選の一報を受けても、硬い表情を崩さなかった。万歳も行わない「祝勝会」。陣営幹部は「目指したのは小選挙区での勝利。油断があったことへの反省もあるのだろう」と心境をおもんぱかった。

 「政権与党の一員として、会津の窓口となって問題解決に取り組んできた」。菅家氏は事務所開き以来、「政権与党」の看板を前面に押し出してきた。ただ、菅家氏の選対関係者は「解散にしらけた雰囲気があった。『アベノミクス』も地方には恩恵をもたらさず、(支持が)下がる要素はあっても上がる要素はない。もともとある組織を固めるしかなかった」と振り返る。

 さらに菅家陣営が「甘く見ていた」と反省するのは、「恒三票」の見定め。4区を地盤とし、連続14回当選を誇った元衆院議員、渡部恒三氏は今回、小熊氏を全面支援したが、陣営の多くは「もう影響力はないのでは」とみていた。

 しかし、前回と異なり、渡部氏は小熊氏の個人演説会全てでマイクを握り、支援の度合いを強めた。その力の入れようは、渡部氏が「我が選挙よりも頭を下げていたとみんなに言われる」と言うほどだった。

 小熊氏は、「非自民」の受け皿を目指し、維新の政党色を抑えた。選挙戦最終日の13日も「与党独り勝ちの危機だ。維新とか、与野党の枠を超えて、国民のための政治を取り戻す」と訴えた。渡部氏の古巣である民主党は4区で独自候補を立てられず、自主投票を決めていたが、民主の支持層の中にいる一定の「恒三派」が「勝手連のように」(民主関係者)水面下で動き、支持を広げた。

 「自民党への対抗勢力の結集に最も成功したのが4区だ」。水面下で小熊支持に動いた民主関係者は打ち明ける。「維新だ、民主だ、ってこだわっていたら、お互いにつぶし合いになる。それを避けるためには、一つの政党になるしかない」と今後の野党再編さえ望んだ。

     ◇

 1区(福島市など)では、自民前職の亀岡偉民氏(59)が、民主新人の金子恵美氏(49)に5000票差まで詰め寄られ、辛くも逃げ切った。

 「(支持者は)みんな楽勝モードで、何言っても動かなかった。大丈夫だの一点張り」。亀岡氏自身も、支持基盤の緩みを認める。陣営幹部によると、公示後も大規模な支持団体には亀岡氏のポスターが張られず、有権者への電話かけもままならない状況。公示後序盤の個人演説会では、大票田で勝負を握る福島市でも空席が目立った。自民県議の一人も「必死さと危機感がなかった。緩かった」。

 「何のための解散・総選挙か」「生活の先行きも見えないのに、復興は置き去りにされているのか」−−。飯舘村から伊達市の仮設住宅に避難する住民からは、政権・与党の復興政策への不満も聞かれた。相手候補と競り合う情勢が終盤に伝えられると、陣営の「空気が変わった」(自民県議)。電話など支持者への声かけを徹底した。

 一方、立候補表明から投開票まで1カ月もない短期決戦で亀岡氏を追い上げた金子氏。攻勢のきっかけは、前回選で日本未来の党(当時)から立候補し、約5万票を獲得した石原洋三郎・元衆院議員からの支援だった。公示日初日、民主党の玄葉光一郎衆院議員が石原氏と直談判し、支援の取り付けに成功した。1区幹事長の小林義明氏は「これが今回の選挙戦のポイントだった。非自民を結集でき、いい勝負ができた」と分析した。

     ◇

 14日投開票された衆院選は、県内では自民党が小選挙区と比例代表を合わせて勢力を2議席減らす結果に、衝撃が走った。民主党も「非自民」の受け皿にはなれず、有権者の不信や不満が戦後最低の投票率に表れた。師走の短期決戦の舞台裏を探った。

2805チバQ:2014/12/18(木) 22:26:08
http://www.sankei.com/region/news/141216/rgn1412160022-n1.html
2014.12.16 07:06
【「渡辺王国」の落城】
(上)逆風 第三極の雄一変、どぶ板

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 14日午後11時すぎ。開票作業が進む中、渡辺喜美氏(62)は那須塩原市下永田の事務所に姿を現し、約200人の支援者を前に深々と頭を下げた。

 衆院選で3区は、自民前職、簗和生氏(35)が前回選挙区で完敗した雪辱を果たして再選。7選を目指した渡辺氏は敗れた。

 「私の力不足で残念な結果になった。全ての責任は私にある」。自身の8億円借り入れ問題にも触れた。「党分裂の中で私の借り入れ問題が出て、不器用なため騒ぎを大きくしてしまった。心から反省している」

 自民党離党、みんなの党結成から5年。第三極の雄として政界で存在感を示してきた渡辺氏。選挙のたびに全国を飛び回り、地元入りは数回程度だったが、衆院選は6回連続当選。強固な地盤と抜群の知名度を誇示した。だが、みんなの党解党で無所属で立候補した今回、状況は一変した。

 選挙区に張り付き、どぶ板選挙を徹底。「生(なま)ヨッシーを見てください」と、街頭演説では握手会も。安倍晋三首相との親密さを強調し、序盤は経済政策を訴えることが多かったが、後半は借り入れ問題や解党への謝罪に転換し、涙ぐみながら支援を訴えることもあった。副総理や重要閣僚を歴任した父、美智雄氏の言葉もたびたび引用した。

 投票前日の13日夜、街頭活動を終えて事務所に戻り支持者らにあいさつした。「父は志半ばにして病気に倒れ、派閥はくしの歯が欠けるようになってしまったが信念は曲げなかった。息を引き取る直前、『お前は政治家になりたいか。誰のことも恨むな。政治家にとって一番大切なのは真心だ』と言った。この言葉を胸に刻んでやってきた」

 昭和38年以来、連続11回当選した美智雄氏は「ミッチー」の愛称で親しまれ、自民党ニューリーダーとして総理総裁を目指しながらも大望は果たせなかった。地盤を引き継いだ渡辺氏もみんなの党代表として存在感を発揮した頃、「渡辺総理誕生を」との声さえあったが、解党でその仲間もほとんどが離れていった。
 また、東京地検特捜部が9月、政治資金規正法違反の疑いで、宇都宮市の事務所などを捜索していたことが分かった。渡辺氏は15日、「当局に全面的に協力しているが、捜査中でコメントは差し控える」と述べるにとどまった。敗退の要因となった政治とカネの問題は今後の動向にも注目が集まる。(伊沢利幸、原川真太郎)



 父、美智雄氏の初当選から51年、父子2代で議席を守ってきた「渡辺王国」が崩れた。背景や県政界への影響を探る。

2806チバQ:2014/12/18(木) 22:26:44
http://www.sankei.com/region/news/141217/rgn1412170084-n1.html
2014.12.17 07:06
【「渡辺王国」の落城】
(中)敵増やし足すくわれる

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 渡辺喜美氏(62)の父、美智雄元副総理の命日となる9月15日。那須連山を正面に見渡せる那須野ケ原総合開発水管理センター(那須塩原市接骨木)で開かれた渡辺美智雄顕彰会の例祭には、8億円借り入れ問題でみんなの党代表を辞任後、公の場から遠ざかっていた渡辺氏も出席していた。「迷惑をかけたが、不正なことなど間違ったことはしていない」と関係者に弁明したという。

 美智雄氏死後10年を機に発足した顕彰会。例祭には渡辺氏も毎年参列し、市町長らが並ぶこともある。

 顕彰されている美智雄氏の功績とは、昭和42年に始まった那須野ケ原開拓建設事業だ。農業用水不足解消のため、今の那須塩原市と大田原市の一部などをエリアに土地改良事業が進められ、深山ダムや戸田調整池などを整備。水路は総延長330キロに及び、4300ヘクタールの水田を潤した。美智雄氏はこの国営事業誘致に尽力し、大勢の農家が熱烈な支持者となった。「渡辺王国」の始まりである。

 土地改良区関係の組織は抜群の集票力を発揮した。かつての原野が豊かな穀倉地帯に発展した那須地域特有の背景がある。

 ただ、顕彰会役員ら美智雄氏の時代からの土地改良区関係者も高齢化。今回の選挙では、かつての集票マシンとしての機能は失われていた。

 渡辺氏に対する見方も厳しい。大田原市の80代の男性は「美智雄先生が亡くなるときに、『息子を頼む』と言われたというので、みんな一生懸命やってきたが、今回は喜美さんが自分で不利になることをやってきたと、みんな思っているのではないか」と突き放す。

 土地改良区を足場に地域の業界団体、地方議員の厚い地盤を築いた美智雄氏に対し、渡辺氏のよりどころはみんなの党。党勢拡大を図り、地方選挙にも関与したが、建設会社経営の60代男性は「美智雄先生は自分の選挙以外、口を挟まなかった」と振り返る。地方選挙は“行司役”に徹し「選挙が終われば両陣営とも、おれの支援者と大きな気持ちで包んでくれた。一方、喜美さんは応援しない者は切っていった」と違いを強調。「建設業界も自民党支持だとバツ。結局、地方議員も業界もバツが増えた。自信過剰だ」。敵を増やしすぎた結果、地盤の足元が揺らいでいた。

 那須塩原市の阿久津憲二市長は15日の記者会見後、「これまで長年、親子2代にわたり支援してきたが、(渡辺王国が)ぱっと消えるところを見届けた気がした」と話した。(伊沢利幸)

2807チバQ:2014/12/18(木) 22:27:04
http://www.sankei.com/region/news/141218/rgn1412180085-n1.html
2014.12.18 07:09
【「渡辺王国」の落城】
(下)県議らの動向 統一地方選へ影響深刻

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 みんなの党の解党に加え、渡辺喜美元代表の落選により、渡辺氏への傾倒者や党の政策に共鳴する議員でつくる県議会会派「みんなのクラブ」(9人)は、来春の統一地方選の県議選に向けて困惑し、方向性を見定めかねている。

 「党は既になく、元代表も国会議員でなくなった。もう決めていたことだが、無所属で出るしかない」

 県南が選挙区の1期議員は、解党が決まった11月、党を離れ、無所属出馬を明言していた。「渡辺氏落選の影響はない」

 1期議員の多くは渡辺氏が「増税の前にやるべきことがある」と身を切る財政改革などを唱えた政策に共鳴し、みんなの党に入党。平成23年の前回県議選後にみんなのクラブ入りした。

 宇都宮市・上三川町選出の医師、佐原吉大氏は「出るかどうか検討中」と不出馬の可能性を否定していない。渡辺氏に推され当選した佐原氏は「渡辺氏が落選したからではなく、解党の段階で白紙の状態。それ以前に議員としてやっていけるのか」と話す。

 佐野市選出の早川桂子氏は「個人的には渡辺氏を支援する気持ちに変わりないが、後援会の声を大事にしたい」。渡辺氏の動向や県議らへの説明をみながら無所属で立候補する考えだ。

 一方、県北選出の議員らは渡辺氏が自民党時代からの支持者で、みんなの党結成時に、県議会でみんなのクラブ結成に動いたか、会派結成間もなく自民党から移ったベテランたちだ。ほかに渡辺氏の父、美智雄氏の秘書を15年務めた中川幹雄氏と渡辺氏のおいの嫁である渡辺幸子氏がいる。

 渡辺氏との関係が深いベテラン議員は「渡辺氏が落選するとは信じられない」といまなおショックを引きずるが、中川氏は「落選は敗北でなく、一つの過程」と話し、多くの政治家を例に、落選は次のステップに飛躍する大事な経験だと復活を期待する。だが、県議選に向けては「次の選挙は大変だ。これだけ自民が大勝すれば、地方選も無関係ではない」と、無所属での戦いに危機感を抱く。

 渡辺幸子氏は、政治家としての渡辺氏の落選を惜しみ、自分の選挙は「決めていない」とだけ話した。

 こうした意見に対し、渡辺元代表は衆院選開票の翌日、「みんなの党のゼッケンを付けて活動してきた人たちがゼッケンもプラットホームもなくなった。これはかなり深刻だ」と、来春の統一地方選への影響の大きさを認めた。

 「渡辺王国」の落城とともに、みんなの党結成時の熱い改革への炎も消え去ってしまうのだろうか。(高橋健治)

2808チバQ:2014/12/18(木) 22:27:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk10010271000c.html
上州変動:2014衆院選 戦いの後で/上 自民1区公認問題 万歳三唱、次への号砲 四者の争い、本格化へ /群馬
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 14日午後10時5分、前橋市野中町の事務所にようやく「万歳」の声が響いた。自民党県連の中曽根弘文会長らの横で、両手を大きく挙げたのは自民前職の佐田玄一郎氏。県内小選挙区の自民候補で、最も遅く当選確実の報を聞いた佐田氏は「本当に苦しい選挙だったが、議席を守れたのは皆さんのお陰です」と頭を下げた。喜びと安堵(あんど)に包まれた事務所で、選対幹部を務めた県議はこうもらした。

 「次の選挙は佐田さんに、あきらめてもらうしかない。これからが大変だ」

 自民大勝ムードが流れた今回の衆院選で、佐田氏は逆風下の選挙戦を強いられた。週刊誌の女性問題報道の影響で、現職でありながら、地元県議が候補者差し替えを自民党本部に直訴。党本部に公認決定を一任する異例の事態に発展した。何とか自民党公認を得たものの、政治家のスキャンダルを嫌う公明党は県内の自民候補で、佐田氏には推薦を出さなかった。

 苦しい選挙戦で、地方議員が頼ったのが政権与党・自民党の看板だ。選挙戦中盤の10日、前橋市大手町の県庁前で行われた佐田氏の街頭演説。ある県議は党の法定ビラがないことに気付くと、「佐田さんは自民党だから、票を入れてもらえるんだ。すぐにビラを持ってこい」と運動員を叱りつけた。統一地方選を来春に控え、自民党を前面に押し出せば自らの選挙にもつながる−−地方議員にはこんな打算もあったからだ。

 「ポスト佐田」を巡る駆け引きはすでに始まっている。1区の自民党公認候補については、公示前、中曽根県連会長の長男、康隆氏が一時立候補の意向を表明。山本一太・元科学技術担当相=参院群馬選挙区=がブログで「断固反対」との論陣を張り、康隆氏との間で応酬を繰り広げた。党1区支部は康隆氏の扱いについて「親子で県内2議席は認められない」と判断し、公認申請を見送った。

 加えて今回の選挙で、尾身幸次元財務相の長女、朝子氏も自民党から比例代表単独で初当選した。尾身氏の地盤は元々、1区。現職議員になった朝子氏は、将来の1区候補として名乗りを上げる「資格」を得たことになる。現職の佐田氏に加え、中曽根氏、山本氏、そして尾身氏、四者の綱引きがこれから本格化する。

 「今回は応援するが、次は公募もある」

 選挙を控え、ある自民党県議は佐田氏に対し、次期衆院選で1区の候補を広く公募で決めたいとの考えを伝えた。自民党は今回、2年前の前回衆院選に続いて、5小選挙区で議席を独占。しかし、有力な野党がいない分、県連内はまとまりを欠き、所属議員は互いに県政界への影響力を競い合う。14日夜、佐田氏の事務所でわき上がった「万歳三唱」は、次期衆院選に向けた候補者レースの「号砲」にすぎない。【吉田勝】

    ◇

 第47回衆院選は、自民党が県内の全小選挙区を制し、「保守王国」ぶりを示した。選挙結果は何をもたらすのか、水面下の動きを検証する。

2809チバQ:2014/12/18(木) 22:29:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk10010479000c.html
上州変動:2014衆院選 戦いの後で/下 過去最低の投票率 問われるのは有権者 約半数が棄権「しらけ選挙」 /群馬
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

本来の時間より1時間早く投票を締め切り、投票箱に鍵をかける選管係員=太田市で
本来の時間より1時間早く投票を締め切り、投票箱に鍵をかける選管係員=太田市で
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 「素直に喜べない。国民の思いはこんなに政治から離れているのか」。小選挙区で圧勝した自民前職陣営幹部の表情は暗かった。14日投開票の衆院選で県内の投票率が51・72%と2回連続で過去最低を更新したからだ。

 大沢正明知事は17日の定例記者会見で「野党は政権の批判ばかりで争点も見えづらかった」と話した。しかし棄権した有権者に理由を聞くと、仕掛けられた選挙自体にしらけたという声が少なくなかった。

 県内で公選法の規定通り午後8時まで投票できた投票所は1%のみ。残り99%は投票終了時間が繰り上げられており、遅い時間に投票できないことと低投票率との因果関係の有無も検証が必要だ。

 比例代表の北海道ブロックでは「支持政党なし」と称する団体が10万票以上を集め、社民と次世代の合計得票数を上回った。これに対し、高崎市の40代の女性は「私も支持政党はない。それでも公約や人物を比較して投票してきた。支持政党がないと表明しても全く無意味で棄権と同じ」と話す。

 今回棄権した有権者は「入れたい候補がいなかった」と述べる人が多かったが、日本大の岩井奉信教授(政治学)は「よりましと思う投票先を見つける努力をしなければならない」と語る。候補者を選ばないことは何を意味するのか。岩井教授は「今後、政治に対し文句を言わないという意思表示だ」と指摘する。約半数しか投票しなかった今回の衆院選。有権者の投票行動も問われている。【角田直哉、田ノ上達也】

 ◇有権者の声「私はなぜ棄権したか」
■太田市、会社員、20代男性

 初めての選挙。引っ越したばかりで前の住所に届いた投票整理券での手続きが分からないまま棄権した。生活にも関係するし、大人として投票すべきだとは思う。テレビで選挙の番組を見ていても実感が湧かなかった。

■富岡市、会社員、20代男性

 1票を投じるに足ると思える候補者がいなかった。比例代表だけでも投票してもよかったが結局は行かなかった。5区で政治資金問題を抱える候補は、司法の判断が出ていない以上、立候補するべきではなかった。

■渋川市、会社員、40代男性

 5区で街頭演説も聞いたが、小渕優子氏は平謝りするだけ。社民と共産の候補は政権批判が多く、これからどうするのかが見えなかった。誰に入れても、投票に行かなくても、良くも悪くもならないのではと感じた。

■桐生市、団体職員、40代女性
 争点がないままの抜き打ち解散と総選挙で、国民は蚊帳の外。同意も納得もしていない選挙なのに、なぜ投票しなければならないのか。こんな選挙なら投票に行かない方が白紙投票より意味があるように思えた。

■前橋市、専業主婦、50代女性

 消費税アップ先送りに誰も反対していないのに「信を問う」などという茶番劇に付き合いたくなかった。議員定数削減で「身を切る」というのも安直な人気取り。議員歳費は国民の声を反映させるためのコストなのでは。

■高崎市、会社員、60代男性

 各党がさまざまな公約を掲げていたが、4区では自民と共産の候補しかおらず、選択のしようがなかった。比例代表だけでもと考えたが、候補者さえ立てられない多くの野党に何ができるのかと、期待を持てなかった。

■沼田市、自営業、70代女性

 選挙自体にあまり関心がなかった。立候補者の選挙カーが遊説に来ても、そのまま通り過ぎるだけ。車を止めて支持を訴える候補者を見かけなかった。有権者の少ない地域には関心がないのか、都市部との格差を感じた。

2810チバQ:2014/12/18(木) 22:30:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk11010263000c.html
2014衆院選:風なき戦い/上 自公大勝 バトンタッチの相手いない 有権者、願いの結実感じ /埼玉
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「今、日本で政権を任しうるのは自公連立しかない。我々が失敗したら『君たち、バトンタッチだ』と言える人がいない」。選挙戦中盤の7日、自民候補の応援に駆け付けた谷垣禎一幹事長はJR浦和駅東口前で、こう言い切った。「敵なき戦い」を象徴した一言だった。

 とはいえ、15選挙区中1期生が半数近い7人もおり、自民党県連には当初、厳しい選挙戦を予想する人も多かった。埼玉1区で当選した村井英樹氏は解散が現実味を帯びた11月中旬、「準備不足。後援会も徐々に作っているところ」と焦りを隠さなかった。

 こうした状況を巻き返そうと、県連は組織力をフル稼働した。公示直前、自民党県連は2年に1回のパーティーをさいたま市浦和区で開いた。小選挙区に立候補するほぼ全員と来春の統一地方選立候補予定者、公明党県本部幹部が一堂に会し、士気を高めた。この場に急きょ石破茂地方創生担当相が登場。約2000人の出席者には「政権与党」の印象が強く刻まれた。

 選挙期間中も県内には、安倍晋三首相が2回応援に入ったほか、菅義偉官房長官や閣僚が応援に入り、「政治を動かせる立場」を強調。「長いものには巻かれろ」と言わんばかりに、前回選で保守系の非自民候補を応援した首長が、今回は自民候補のマイクを握る姿も何度か見られた。

 選挙後、新藤義孝県連会長は「有権者の方々が政権与党を応援する意義は、公約が達成され、自分たちの願いが選挙を通して実を結ぶ可能性を強く感じてもらえること。それが、一層の支援につながった側面はある」と分析した。

 後方支援もあった。連立与党を組む公明は今回、13選挙区で自民候補に推薦を出した。公明は、前回得た比例北関東ブロックでの3議席目を死守したい思惑もあり、精力的に県内の自民候補を支援した。「ウィンウィン」の関係だ。

 自民地方議員は今回、来春の統一地方選での票の掘り起こしを兼ねて、衆院選の選挙活動を行った。だが、自民市議は「すみ分けで限界まで議席は取りきっている」としており、擁立増には懐疑的な見方が多い。

 ある自民党関係者は「若者の就職難、景気悪化への深刻さがアベノミクスの支持につながった実感がある。批判はあっても実効性を民主党時代より感じてもらっている」と無党派層、「第三極」支持層からの手応えを語る。

  ◇  ◇

 自民が県内の12選挙区で勝利した今回の第47回衆院選。民主は激戦区で2議席を獲得したものの低迷。維新などと共闘して戦ったが、功を奏さなかった。各党の選挙戦を振り返り、今後の政治を展望する。【西田真季子】

2811チバQ:2014/12/18(木) 22:31:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk11010191000c.html
2014衆院選:風なき戦い/中 民主低迷 党名売りにできず 「個」の力で激戦区勝つ /埼玉
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 選挙戦最終日となった13日の大宮駅前。民主党幹事長の枝野幸男氏(50)は自身の選挙区(5区)で、同志への支持を呼びかけ始めた。「皆さんの中には別の選挙区にお住まいの方もいると思う。1区も6区も、何としても小選挙区で勝たせてほしい」。自身の5区のみならず、1、6区も県内屈指の激戦区であることを意識した「懇願」だった。

 野党に転落した2012年の前回衆院選で、県内の小選挙区で勝てた民主候補は枝野氏のみ。今回は県連代表の大島敦氏(57)が6区で議席を奪還して「2勝」できたが、県内全域で攻勢に転じられなかった。

 今回の衆院選で民主候補は、党名を売りにできなかった。県内の候補もアベノミクスを盛んに否定したものの、「自民がだめなら党としての対案を示せ」という有権者もいた。ある候補者は、磨けばブランドになるはずの党名を自嘲気味に「重い石」と表現した。

 5、6区の勝因は党の名前に頼らない「個」の力だった。抜群の知名度を誇る枝野氏は「『民主党の枝野』ではなく『枝野』として選挙をやった」と振り返る。大島氏は選挙戦終盤に開いた個人演説会で「大島党」を名乗る保守系市議らを来賓として招いた。大島氏は「私は民主党だが、地元を理解して政策を議論する土着の政治家」と自負。保革の垣根を越えた人脈が勝因の一つとなった。

 党本部幹部の枝野氏と県連幹部の大島氏が小選挙区で当選し、「埼玉民主」の面目は何とか保たれた。そして、来春の統一地方選は組織の足腰となる地方議員を増やす新たなステップとなる。

 今回の結果を受け、統一選は現有議席の維持がやっととの見方もあるが、大島氏は投開票日翌日の記者会見で「自民党の高い支持率をはね返していくだけの活動量を保てる人を発見していきたい」と意欲を見せた。

 支援組織の連合幹部も「政権に対する執着心は自民の方が強い。しかし自民にできていることが、政権を担った実績のある民主にできないことはない」と期待をかける。

 しかし現実は決して甘くない。今回、比例の得票数で、民主は候補者を擁立できなかった5選挙区中3選挙区で共産に負けた。この結果は、民主が反与党の受け皿になれていないことを意味した。

 ある民主の県議は「共産党にこんなに票を取られた。民主党としてもっと個性を出していかないといけない」と危惧。「『解党の危機』ぐらいの腹づもりがないと立て直せない」と気を引き締めた。【川畑さおり】

2812チバQ:2014/12/18(木) 22:31:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk11010156000c.html
2014衆院選:風なき戦い/下 野党共闘 単純な足し算通用せず 自民批判票は共産へ /埼玉
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 公示翌日の3日朝。7区の民主・小宮山泰子氏(49)と10区の維新・坂本祐之輔氏(59)が並んで演説に立った。場所は10区の東武東上線鶴ケ島駅前。7区の川越市民も多く利用する駅で、2人は約1時間、野党共闘をアピールした。この「コラボレーション」は小宮山氏の呼びかけで実現。2人は小選挙区で自民候補に敗れたが、ともに比例復活を遂げた。

 民主の枝野幸男幹事長(50)が「野党協力のモデル選挙区」と呼んだ13区。民主公認で出馬したのは、解党したみんなの党国対委員長、山内康一氏(41)だった。春日部市の地元記者と初顔合わせしたのは公示の9日前。「春日部駅に初めて降りた」と述べる候補だった。

 13区は前回、民主と維新、みんながそれぞれ候補を擁立。この時に得た票の大半を固めれば、当選した自民候補を上回るとの目算だったが、遠く及ばなかった。組織化が遅れている維新やみんなでは読める票は多くなく、政党側の単純な足し算は通用しなかった。

 野党は今回、民主と維新両党を中心に「共闘」で臨んだ。同じ選挙区で候補者がぶつからないよう一本化したが、実態は空白区の穴埋めや単なる絞り込みの側面が強かった。

 「(候補者が)バッティングしないだけで、互いの協力までは想定していなかった」。民主県連の大島敦代表(57)がこう打ち明ければ、民主の支援団体である連合の幹部も「民主の候補がいなければ、消去法で維新に入れてくれるだろう」。調整は党本部レベルでなされた結果、現場の組織の動きは鈍く、共闘は上滑りした。

 候補者調整で失敗した選挙区もあった。前回は3区から立った維新の谷古宇勘司氏(64)を公示直前、2区に「国替え」させようとしたが、後援会との折り合いがつかないことを理由に出馬を断念。県内で唯一、自共の一騎打ちとなった。

 有権者に選択肢を示せなかったこともあり、共産候補は7万票と前回の約3倍まで伸ばした。県内の比例でも総得票数をほぼ倍増させた共産は、来春の県議選で定数2の選挙区などを念頭に、これまで以上に擁立する姿勢を示した。

 有権者の関心を呼び起こせず、過去最低の投票率となった今回の総選挙。上田清司知事は投開票翌日の15日、この共闘を野党同士の単なる「遠慮」と総括した。安倍政権への対抗軸を示せない野党に有権者が戸惑い、批判票がさまよった感の強い選挙でもあった。【中山信、栗原一郎、大島英吾、鈴木梢】

2813チバQ:2014/12/18(木) 22:32:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141217/CK2014121702000147.html
衆院選回顧(上)自民堅調 「風」に惑わされず支持固める

2014年12月17日


地元を重視する姿勢で支持を広げ、「渡辺王国」の牙城を崩した自民の簗氏=大田原市で
写真
 「弱いけれど、逆風だと思う」
 十一月の衆院解散直後、県庁で会見した自民の船田元氏(61)は、世論の風向きを聞かれると、厳しい表情で語った。
 安倍政権が進める経済政策「アベノミクス」の成果は地方にも部分的に出ていたが、四月の消費税増税による消費の冷え込みなどから、経済政策への評価も「思った以上に厳しい」とみていた。風向きに左右されやすいとされる都市部の栃木1区で、過去に二度の落選経験がある船田氏の言葉だけに、党にも警戒感はあった。
 選挙戦では、自民の各陣営とも解散の意義を丁寧に説明しながらアベノミクスの継続を訴える論法を徹底したが、県連幹部の一人は「正直やりにくかった」と振り返る。
 声高に「政権奪還」を叫んだ二〇一二年の前回選挙と違い、今回は守る立場。船田氏の街頭演説では「忙しい師走の選挙になってしまった。心からおわびする」と謝罪の言葉まで出るなど、有権者の反発を和らげる空気づくりにも気を使った。
 ただ、序盤から各種調査で自民優勢が伝えられると、流れはできた。県連幹部も「徐々に前向きなことを話せる雰囲気になっていった」と言うように、各陣営は迷うことなくアベノミクスを武器に組織固めに奔走した。大規模な動員型の演説会を封印した船田氏も、企業回りやミニ集会を重ねて支持を広げた。
 「国とのパイプ」。政権与党の候補がよく口にする言葉だが、これを強調して勝利したのは3区の簗和生氏(35)だった。
 一二年の前回、新人だった簗氏は党県連の公募で選ばれ、地元との縁を一から築かなければいけない立場だった。強固な地盤を持つ元みんなの党代表の渡辺喜美氏(62)を相手に、前回は比例で初当選。その後の二年間、簗氏は県北部から国会へ通い続けた。
 「地元重視」を強調する簗氏に、今回は県北部の首長や農業、商工会などの団体も支援に回った。「簗さんが当選しなければ、この地域の道は開けない」(遠藤忠・矢板市長)と訴える姿は象徴的だった。
 「風」に惑わされない手堅さ。自民の強みが目立った衆院選だったが、今回も自民候補の応援に回った福田富一知事からは、ゆるみを警戒する引き締めの言葉も聞かれた。
 「今回は期待票が多く含まれている。政権は重い責任を負った。地域経済の活性化などの道筋を次の任期でしっかり打ち出せなければ見放されるだろう」
 来春には統一地方選が控えている。「自民堅調」が引き続き維持できるかは、有権者を納得させられるだけの実績を示せるかどうかにかかってくる。 (藤原哲也)
     ◇
 師走を駆け抜けるように衆院選が終わった。県内の五選挙区は前回と同じく自民が四議席を維持し、野党が一議席を獲得するという結果だったが、その構図は大きく変わった。短期決戦の背景を振り返る。

2814チバQ:2014/12/18(木) 22:32:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141218/CK2014121802000173.html

衆院選回顧(下)「王国」陥落 父からの地盤「不信」に消える

2014年12月18日


落選が決まり、おいの渡辺美知太郎参院議員(左)、妻のまゆみさん(右)とともに落胆する渡辺氏=那須塩原市で
写真
 「業界団体や首長を先頭にして戦う、自民党の流儀を凌駕(りょうが)できなかった」
 七度目の衆院選に、初の無所属で挑んだ元みんなの党代表の渡辺喜美氏(62)は、父の故美智雄元副総理から受け継いだ栃木3区の議席を失った。落選した十四日深夜、那須塩原市内で支援者らに謝罪する表情はこわばり、持ち味の鋭い弁舌は鳴りをひそめた。
 二〇〇九年に自民を離党し、みんなを結党。旧来政党と距離を置く「第三極」として注目されてきたが、渡辺氏の中央政界での存在感が増すにつれ、「渡辺王国」の土台には、次第にきしみが生じていた。
 前回の一二年衆院選で、自民は渡辺氏の離党以来不在だった公認候補として、新人だった簗和生氏(35)を擁立。かつては美智雄氏の支持層だった業界団体や首長の多くが当時、無名だった簗氏の支援に翻った。
 渡辺氏は、政府が環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加を決める前に行われた前回選挙から、日本の交渉参加を主張してきた。今回の衆院選でも「県北部の農産物や木材には国際競争力がある」と地元を鼓舞したが、後継者不足などに悩む農業・畜産業者には空々しく聞こえていた。
 党代表としての多忙さを理由に、次第に地元から足が遠のいていたことにも、「地元の苦労を知らない」と厳しい視線が注がれた。
 党内の不協和音も、支持者の落胆に拍車をかけた。一三年、江田憲司・現維新の党共同代表らが離党。今年三月には、渡辺氏の八億円借り入れ問題が発覚し、代表を引責辞任した。十一月には路線対立の激化で解党が決まり、党は五年半の活動に終止符を打った。
 渡辺氏も自身の苦境を強く意識。党代表だった前回は全国遊説に忙しく、県内入りしたのは数日間だったが、今回は個人演説会や街頭演説を精力的にこなし、朝は地元企業の前で通勤する社員に頭を下げ続けた。
 逆風は想像を絶していた。「渡辺への投票を決めた方はいますか」。今月四日、大田原市内の個人演説会で、応援弁士の県議が約四十人の来場者に問い掛けても、一〜二人の手が上がっただけだった。
 渡辺氏のスキャンダルが報じられていた間、こつこつと地元を回ってきた簗氏が一万票以上の差をつけて勝利した。共産候補も今回、得票数を前回の六千五百九票から倍以上の一万四千四百三十八票に伸ばした。別の幹部は「共産にも票が流れた。苦戦は覚悟していたがここまでとは」と驚く。
 選挙戦で渡辺氏は父美智雄氏の名を連呼し、「父にできなかった仕事をやらせてほしい」と懇願した。かつて美智雄氏を支持し、今は簗氏を応援する那須塩原市の七十代女性は「美智雄さんは私たちを一票そのものだと思って大切にしてくれた。喜美さんはそうではなかった」と語る。
 数年前から地域を覆っていた王国崩壊の予兆。父が大切にした住民の声に向き合ってこなかったことが、皮肉にも古巣の自民党を勢いづかせる結末となった。 (大野暢子)

2815チバQ:2014/12/18(木) 22:37:47
千葉
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141215-OYTNT50465.html
[衆院選検証]自民、実感なき勝利
2014年12月16日

投開票から一夜明け、当選した候補者ポスターにバラを付ける桜田義孝県連会長(右)と浜田穂積幹事長(15日、千葉市中央区の自民党県連で)

 県内でも自民党が野党を圧倒して11選挙区を制した衆院選。各党の戦いぶりを検証し、勝因や敗因、今後への影響を探った。

          ◇

 「前々回は逆風、前回は追い風、今回は空気の動きすら感じなかった。自民以外に期待する政党がないというのが実情じゃないか」。11区で9選を果たした自民党の森英介氏は選挙戦をこう振り返った。

 民主党に政権を明け渡した2009年、政権奪還を果たした12年に比べ、自民の各候補者は「世論の『風』がない」(渡辺博道県連選挙対策委員長)と、そろって指摘した。報道各社の世論調査で、有利な情勢が伝えられても「本当か」と、実感を得られない候補が多かった。

 こうした不安は、自民の組織力の衰えも影響している。

 各候補の選挙事務所の壁には従来同様、各種団体の推薦状が一面に貼られていたが、農村部を抱える自民候補でも、無党派層を視野に入れた駅頭活動を重視し、組織戦一辺倒ではない戦術が目立った。1区で民主と激戦を演じた門山宏哲氏が選挙中、徹底して回ったのは、かつて自民を支えた農協や医師会、建設業協会などではなく、各地域の老人会だった。

 「大きな団体が本腰を入れて応援してくれるかどうかが全く読めない」。陣営幹部はそう理由を語った。

 最後に自民が頼ったのが連立パートナーの公明党だった。

 選挙戦最終日の13日夕のJR津田沼駅前。行き交う大勢の買い物客を前に止まった公明の選挙カーの上には、2区の自民候補・小林鷹之氏がいた。「どうしても言わなきゃいけないことがある」と切り出し、「比例は公明」と大声で3回繰り返した。

 一種の反党行為として、かつては「禁じ手」とも言われたが、今回は多くの県内自民候補が、公明への比例選投票を公然と呼びかけた。県連は公明から選挙区で支援をもらい、代わりに比例選での協力を約束していた。

 なりふり構わない自公連携に、他党は警戒感を隠さなかった。公明票は「投票率に連動する労組票と違い、必ず一定に出てくる」(民主関係者)と言われる。民主候補の陣営からは終盤、「自民よりずっと公明のほうが怖い」との声も漏れた。

 読売新聞社と日本テレビ系列各局が14日に実施した出口調査では、小選挙区で自民候補に投票した人のうち14%が比例選で公明に入れた。投票率低下にもかかわらず、公明は県内比例票を前回に比べ約2万5000票伸ばし、南関東ブロックで目標の3議席を獲得。自民県連幹部は「上乗せ分は自民票だ」とアピールする。

 投開票から一夜明けた15日、自民の桜田義孝・県連会長は記者会見で、「自公関係は今まで以上にうまくいった。我々は信頼に応えた」と強調した。

 〈野田前首相が強い4区では比例復活でいい。小選挙区候補者の全員を当選させる〉

 選挙戦前、県連幹部は現実的な目標を設定していた。結果は、民主候補に敗れた1区で比例復活したが、4区の新人・木村哲也氏は復活を逃した。「公明依存」の消耗戦の末、自民がたどり着いたのは12人の「現状維持」。

 桜田氏は会見で淡々と総括した。「全勝という希望だったので残念だが、全体としてはまずまずだったのではないか。ほっとしているというのが率直な受け止めだ」

          ◇

 読売新聞社などによる調査は投票当日、県内の投票所428か所で、1万4979人から回答を得た。

2816チバQ:2014/12/18(木) 22:38:06
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141216-OYTNT50290.html
[衆院選検証]民主、候補者調整に誤算
2014年12月17日

投開票日当日、自身の当選が決まっても厳しい表情の野田氏(14日夜、船橋市薬円台で)

 14日夜、早々と当選を決めた4区の民主党・野田佳彦氏の表情は晴れなかった。

 「競り合っている同志がたくさんいる。仲間が増えないと政治は変わらない。複雑な気持ちがあるので察してほしい」

 そう述べると万歳もせず、開票速報が流れる控室に戻った。

 小選挙区の結果は前回2012年と同じ1、4区で勝利。しかし、比例復活も含めた県内全議席は5から3に減少した。前回も前議員3人が落選していただけに、県連内には大きな喪失感が漂う。

 「民主の失敗を受けて出てきた安倍首相への期待はなお高い。民主の信頼回復は道半ば……半ばでもないかもしれない」

 激戦の1区を制した田嶋要氏は、投開票日翌日の15日、民主県連代表として記者会見し、前夜から一転して厳しい表情を見せた。

 野党候補の乱立で票が分散した前回の反省から、民主は今回、党本部主導で2、7、8、13区などの候補者調整を維新の党との間で行った。13区では、維新の前議員・椎木保氏が県外に国替えし、民主の前議員の若井康彦氏に一本化された。

 前回、若井氏は自民・白須賀貴樹氏に2万4000票余りの差で敗れ、比例復活に回った。椎木氏が前回獲得した約4万票を上乗せすれば、白須賀氏を上回るとの皮算用があった。

 しかし、読売新聞社と日本テレビ系列各局が14日に行った出口調査では、維新の支持者のうち若井氏に投票したのは56%で、21%は白須賀氏に流れた。無党派層の34%も白須賀氏に回り、若井氏は約3万1000票余りの差を付けられ、比例復活もできなかった。

 調整対象となった県内選挙区は全敗し、民主、維新で比例復活したのは、8区の維新・太田和美氏と、調整対象にならなかった9区の民主・奥野総一郎氏。皮肉にも、太田氏は民主県連が調整に猛反対した候補だった。

 衆院解散後、民主県連は8区に地元県議の擁立を党本部に申請したが、党本部は受け入れなかった。公示直前の11月30日夜、柏市で開かれたこの県議のパーティーで、野田氏は「ずっと議席を獲得してきた地域で、自前候補が出せないことは痛恨の極み」と気色ばんだ。

 パーティーでは、小西洋之・選対委員長が候補擁立を見送る代わりに、8区に重点的に党の選挙カーを走らせることを表明。「党の基盤をしっかり守っていく」と訴えた。

 だが、投票率が下落したとはいえ、比例選では8区で9636票を、県全体では約7万7000票を減らした。最大の支持団体である連合千葉の幹部は「8区は元々、組合員が多い地域だが、候補者を立てた選挙区並みに運動するのは無理があった」と明かす。

 田嶋氏は開票が続く14日深夜、誤算続きだった今回の候補者調整をこう振り返った。

 「バラバラの野党を集約するだけでは、魅力はさほど高まらないことが証明された」

2014年12月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2817チバQ:2014/12/18(木) 22:38:28
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141217-OYTNT50376.html?from=ycont_top_txt
[衆院選検証]共産、「非自民」取り込む
2014年12月18日

斉藤氏(左)と並んで支持を訴える志位委員長(13日、JR津田沼駅前で)

 15日未明、歓喜に沸く4区の共産党・斉藤和子氏の事務所。斉藤氏はスマートフォンのテレビ電話で、志位委員長から「やったね」と声をかけられると、満面の笑みで返した。

 前回1議席だった比例選南関東ブロックで、1996年以来となる3議席獲得。名簿3位に重複立候補していた斉藤氏にも議席が転がり込んだ。スマホからは、「斉藤さんが躍進の象徴だ」との声も飛んだ。

 志位氏は四街道市生まれ。選挙戦最終盤の12、13の両日、斉藤氏と県内各地を遊説する異例の対応をとった。13日にはJR津田沼駅前で、選挙戦でかれた声を絞り出して最後の訴えをこう締めた。「志位和夫と斉藤和子。『和夫と和子』コンビで国政に行けるよう、3人目まで通してください」

 3議席に「挑戦」だった当初の目標は、好調な情勢が伝えられると、志位氏の指示で「絶対獲得」になった。斉藤氏は「安倍政権の暴走を止めるという怒りの受け皿になった」と振り返る。実際、共産は「非自民」票を幅広く取り込んだ。

 読売新聞社と日本テレビ系列各局が14日に行った出口調査では、県内の比例選で共産が無党派層の16%を獲得。前回、他党に入れた人も、民主党の11%、みんなの党の13%、日本未来の党の19%を取り込んだ。

 6区では前回、日本維新の会、みんな、未来が候補を擁立したが、現在は党が存在せず、票の行方が注目された。民主・生方幸夫氏は落選が決まると「民主が政権批判の受け皿になれず、共産と分け合ってしまった」と悔しがった。共産候補は前回より1万2000票近く増やした。

 「南関東では特に都市部での訴えがサラリーマン、子育て世代に響いた」。投開票翌日の記者会見で志位氏はそう語った。

 共産が得た県内の比例票は29万4117票で前回の1・82倍。全国の1・64倍を大きく上回る。自民、民主が、ともに前向きな消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)などの政策に絞って、「反対」「交渉脱退」と訴えた共産。農村部を抱える共産陣営幹部は「米価下落で大変な中、農家にも『選挙区は自民でも比例は共産』との反応がかなりあった」と明かす。

 共産と同様、「非自民・非民主」の層を照準にした第3極は、自民との対立軸を見いだせず埋没した。

 9日夜、次世代の党の平沼党首は四街道市で「自民のいいことは引っ張り上げて応援し、悪いことは徹底的に反対する」と声を張り上げた。次世代は県内の2議席をいずれも失い、同党候補からは「頼れる野党がないから、消去法で自民となった」との声も漏れた。

 第3極の老舗、みんなの党は11月の解党で、所属していた地方議員がバラバラに動いた。ある地方議員は「有権者が離れたというより党の問題。自壊だった」と振り返る。

 1区で落選した次世代の前議員・田沼隆志氏は自戒するように語った。「国会議員だけで地方議員がいないような、従来の第3極パターンでは駄目だ。統一地方選で、足腰をしっかりさせないといけない」

 来年4月に再び訪れる決戦に向け、与えられた時間は少ない。(田島大志、今井恵太、服部有希子が担当しました)

2818チバQ:2014/12/18(木) 22:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20141217/CK2014121702000132.html
衆院選 勝敗の分かれ目(上) 野党協力、不発に終わる

2014年12月17日


公示日の太田氏の出陣式。聴衆はまばらで、民主関係者の応援はなかった
写真
 衆院選は県内でも自民党が十三小選挙区で十一勝と圧勝した。野党間の候補者調整による選挙協力はなぜ実を結ばなかったのか。自民は本当に「強かった」のか。検証する。
 「事実上の唯一の野党候補。自民に対抗できる野党勢力をつくる」。8区(柏市一部と我孫子市)の維新の党・太田和美氏は自民、共産両党候補と競合する選挙戦初日の二日朝、JR柏駅前で声高に訴えた。しかし、聴衆はまばらで協力相手の民主党関係者の姿も見当たらない。民主は「(応援せずに)寝ることにした」(党関係者)からだ。
 太田氏が維新の公認を受けたのは、選挙直前の十一月下旬。陣営は、後援会組織が整わないまま落下傘的に選挙に突入したが、一つの計算があった。
 二年前の前回衆院選で8区は候補者が乱立し、五人が争った。約九万四千票を集めた自民の桜田義孝氏が当選したが、共産を除く野党票を合計すると約十二万票に上り、計算上は「反自民の受け皿」として十分勝機はあると見込んでいた。
 しかし、実際はそんなに甘くなかった。民主県連は当初、引退した元職の松崎公昭氏の後継として地元県議を擁立しようと計画。最終的には党本部主導による候補者調整で、見送るしかなかったが、松崎氏は「8区は重要なのに党本部は軽んじた」と党の姿勢を強く批判。太田氏が元民主だった経歴も影響し、最後までわだかまりは解消しなかった。
 松崎氏は野党協力について「準備不足で、候補者の調整にとどまった。8区もそうだが、全国的にも実際には協力していないのが実態ではないか」と指摘する。太田氏も選挙中には「他党が候補者を出さないことが最大の選挙協力」と記者団に繰り返し説明していた。
 太田氏にとっては、民主や第三極に対する有権者の不信が予想以上に根強かったことも誤算だったようだ。「選挙戦序盤で、前回の野党票の単純な足し算にならないとわかった。何度か国政選挙を経験したが、最後まで読めなかった」
 太田氏の得票は約七万票。当選した桜田氏に約二万九千票の差がついた。
 期待していた安倍政権に対する批判票の一部は共産候補に流れた。共産候補は前回の二倍強の約三万二千票を獲得した。
 白票など無効投票数が増えたのも特徴だ。8区では投票した人の4%に当たる九千票に上った。前回選挙よりも投票率が下がったにもかかわらず、千票余り増えた。反自民の「受け皿」には程遠かった。
 太田氏は十五日未明、復活当選を果たすと「野党再編に向けた調整は失敗に終わった。反自民の勢力がともに選挙戦を戦えるような野党協力をする必要がある」と自戒を込めて話した。 (三輪喜人)

2819チバQ:2014/12/18(木) 22:39:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20141218/CK2014121802000155.html
衆院選 勝負の分かれ目(下) 無党派分散、風なき勝利

2014年12月18日


投開票から一夜明け、自民の当選者にバラを付ける桜田義孝県連会長(右)ら=千葉市中央区の自民党県連で
写真
 「自民優位という感覚はなかった。解散がなぜこのタイミングという声も有権者からたくさんあった」。2区(千葉市花見川区、習志野市、八千代市)で再選を果たした自民・小林鷹之氏は、当選直後、こう振り返った。
 選挙前には、自民が三百議席を超えるなどという観測も報道で流れた。だが、小林氏のもとへ応援に駆け付けた石破茂地方創生担当相は演説で「『自民圧勝か自公で三百、小林も優勢』。あんなものが出たとたんに気が緩む」と強く警戒。実際、石破氏が演説した花見川区のスーパーの前にも、集まったのは数十人にとどまった。
 だが、ふたを開けてみれば小林氏の圧勝。獲得票数も前回衆院選より約一万八千票増やし、民主と維新の選挙区調整により一本化された維新の藤巻健太氏に、ダブルスコアの差をつけた。自民は2区を含め十一小選挙区で勝利し、比例復活を含め十二議席獲得と、前回と同じ議席数を維持した。
 自民が政権から転落した前々回選挙のような“逆風”や前回のような“追い風”もない“無風”状態の選挙。勝利のカギは自公協力にあった。
 自民県連の桜田義孝会長は十五日、「協力はうまくいった。公明の信頼に応え、われわれも義務を果たした」と自公連携の手応えを語った。
 選挙中には、自民の各候補が街頭演説で「比例は公明に」と大声で呼び掛ける姿がたびたび見られた。公明支持層に小選挙区での投票を呼び掛け、「見返り」に自民支持層が公明の比例票を積み増す−。各地で「バーター」が成立し、共同通信の出口調査によると、県内十三の小選挙区全体で公明支持層の約七割が自民候補者に投票。公明は県内の比例票で前回より約二万六千票増の約三十五万六千票を獲得した。
 同調査では、無党派層の投票先が、自民と民主にそれぞれ三割ずつ、共産に二割、維新一割に分かれた。県内の投票率が51・24%と過去最低となる中、自公支持層を手堅くまとめ、無党派層の支持が分散したことが、自民の勝利につながった構図が透けて見える。
 投票率の低下は、選挙や政治への無関心も表している。投開票日の十四日深夜、6区(市川市の一部、松戸市の一部)で敗戦が決まった民主・生方幸夫氏は「街頭演説でどんなに訴えてもぬかにクギを打つ感じだった。政治への無関心が増えている。訴えかけても響かないことにはどうにもならない」と唇をかんだ。
 県民の二人に一人しか投票に行かなかった今回の衆院選。桜田氏は「アベノミクスの政策が評価された結果だ」と胸を張った。
 しかし、別の自民県連幹部は素直に喜べなかった。「アベノミクスは隅々まで浸透していない。実感がないから有権者も争点と思えなかったのかもしれない。それが投票率に表れている」と率直に認めた。 (村上一樹)

2820チバQ:2014/12/18(木) 22:40:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk15010116000c.html
2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/上 勝ちきれない自民 農政に住民不安、逆風も 民主伸び率で上回り /新潟
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選投開票翌日の15日。県庁議会庁舎では自民党県連の党議が開かれ、再選された4人が姿を見せた。明るい表情やこわ張った表情が前夜の結果を語っていた。

 「準備不足、努力不足でご迷惑をかけた。次は圧倒的に勝つ。三度目の正直に向け勝つ」

 わずか102票差で2区を制した細田健一氏は室内の窓ガラスが揺れるほどの声で、あいさつし自らを鼓舞した。

 5〜7日の毎日新聞特別世論調査では、3区は自民の苦戦が予想されていたが、他の区では対立候補をリードする情勢が伝えられていた。しかし結果は1、2、4区で民主候補と接戦の末の勝利だった。

 党県連の星野伊佐夫会長は報道陣に「小選挙区で結果的に五つ、比例代表で(復活し)一つ議席を確保し、これ以上はわがままだ。結果は想定内で成功だと思う」と話した。しかし「当選1期の候補は、後援会作りなど体力的にできあがっていなかったことがはっきりした。今後2〜3年で党と両輪で体制を作らないと」と注文も忘れなかった。ある自民県連幹部は「ここまで追い上げられるとは。及第点とは言い難い」と厳しかった。

 一方の民主党は3区で議席を奪還した。1、2、4区では接戦を演じ比例代表で復活当選した。県内では2議席増えた。県連の市川政広・幹事長代理は、15日の党議で「大健闘だ。みなさんの頑張りで素晴らしい選挙だった」などとあいさつした。

 劣勢とみられていた6区では終盤に追い上げを見せた。落選した梅谷守氏陣営の幹部は前回、義父の筒井信隆氏が獲得した票数に迫る勢いを短期間で見せた点を評価。地元の上越市では前回の筒井氏の得票を上回る結果を見せたことに「健闘した。次につながる」と話した。

    ◇

 比例代表の得票率を見ると、自民は前回比3ポイント増の35・74%だったのに対し、民主は同5ポイント増の25・65%だった。伸び率では民主が自民を上回った。勝ちきれなかった自民と健闘を見せた民主。何が作用したのか。

 先述の自民県連幹部は、農業の比重が高い新潟では米価下落による所得減、農協の改革などで、自民候補に逆風が吹いていたと分析する。さらに後援者への訪問などでの準備不足や戦術面でのまずさを挙げる一方「落選中の民主候補は選挙区をよく回っていた」と話した。

 民主の市川幹事長代理も、農業政策の不満を挙げた。「アベノミクスの恩恵がこない中小企業などの受け皿にもなったのでは」と話す。公示前後には無党派層に浸透していない、とみられていたが、結果的に安倍政権批判票の受け皿となったようだ。

   *  *

 県内から小選挙区・比例代表で過去最多の10人を選出した今回の衆院選を検証する。

2821チバQ:2014/12/18(木) 22:40:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk15010100000c.html
2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/下 投票率、戦後最低更新 受け皿なくあきらめ 大雪、制度、政治家の質… /新潟
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 雪と寒さに見舞われた14日の衆院選投開票日。争点が見えにくいことや、12日からの大雪などで投票率が低くなることが予想されており、ふたを開けてみれば52・71%。戦後最低だった前回を6ポイント以上も下回った。県選挙管理委員会では、各区の投票状況が送られるにつれて「前回を下回るだろう」という空気が濃厚になっていたという。

 2日後の16日、投票率が46・97%だった1区を抱える新潟市中央区で有権者に尋ねた。中心部の古町を歩いていたフリーターの男性(22)は「仕事のため行かなかった」と答えた。一緒にいた看護師の女性(22)は「雪だったので……」と言葉を濁した。期日前投票もできることを話すと、男性は「消費税率は下げてほしいけど、現実的には厳しいでしょう」。あきらめが垣間見えた。

 なぜ投票率がここまで落ちたのか。民主党県連の幹部は「争点がないうえ冬の選挙で棄権した人も多い」と述べた。一方で共産党県委員会の幹部は「最近の無党派は無関心ではなく託せる政党を探している人たち。政権交代時以外は投票に出なくなってきている気がする」と分析した。

 かつて米カリフォルニア州の投票行動を研究した新潟県立大の藤井誠二准教授(公共選択)によると小選挙区制の場合、「投票する候補者が当選すればうれしい」という「利益」が、争点や候補者情報収集、投票に行く気象条件などの「コスト」を上回れば投票率は上昇するという。今回は「経済問題などが分かりにくく、雪も降って『コスト』が高くなり、下がったのではないか」と分析する。

 しかし低投票率の原因は、選挙制度にもあると指摘する声がある。県内の衆院選投票率の推移をみると、小選挙区制導入前は75%以上を保っていたが、導入後初の1996年衆院選では68・85%に降下。以降は2009年に73・41%に復調したが、一度も75%以上を記録していない。

 自民県連の幹部は「小選挙区制で勝つための選挙に終始するようになり、パフォーマンスに走る政治家が増えた。政治家の質が下がり軽く見られるようになった」と嘆く。中選挙区制時代には、どっしり構え一つの政策に取り組む政治家が多く、期待も高かったという。

 再び古町。「投票は当たり前だが、国会での居眠りを見たら投票に行かなくなるよね」と語った会社経営の男性(70)。「候補者も言いっぱなしでなく、有権者のもとへ歩いて膝をつき合わせて話を聞かなきゃ」

2822チバQ:2014/12/18(木) 22:41:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk22010194000c.html
2014衆院選:検証/上 選挙協力 「民維連携」の曲折 3区は成果、共倒れ1区 /静岡
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「維新さんと連携することで差が縮まった。効果があったと思う」。14日の投開票日から日付が変わる深夜、静岡3区の民主元職、小山展弘氏は自民前職に迫る次点として比例復活で返り咲き、磐田市の事務所で笑みを浮かべた。

 維新前職の鈴木望氏が比例九州に移り「民維連携」が実現した3区。着実な成果を上げたように見えるものの、選挙協力は水面下で紆余(うよ)曲折をたどっていた。

 選挙区内は中部電力が再稼働を目指す浜岡原発(御前崎市)があり、原発アレルギーが隣接市住民には根強い。浜岡廃炉が持論の鈴木氏は「小山氏と認識は一致した」と選挙区を譲ったつもりが、序盤戦の小山氏は鈴木氏陣営が不信感を募らせるほど原発への言及を避けた。支援を受ける電力関連労組に配慮したためだ。

 “消極姿勢”は原発論争に敏感な住民の支持伸び悩みにつながり、報道各社の中盤情勢調査で自民前職が大きくリード。危機感を強めた民主県連側が「過激な発言でなければ選挙で原発を取り上げていい」と方針転換した。

 後半戦にさしかかった10日、JR袋井駅前でマイクを握った小山氏は「浜岡原発は将来的にやめざるを得ない」とアピールを始めた。踏み込んだ表現は避け、話題をすぐに議員定数や少子化問題に移しながらも、共闘する鈴木氏陣営に配慮する演説内容にようやく切り替えていった。

 最終日の13日夕、鈴木氏も九州から磐田市に舞い戻り、小山氏と2ショット演説。小山氏陣営は「最後の最後でやっと“統一候補”らしくなった」と、綱渡りだった選挙戦を振り返る。

 一方、3区で“退いた”維新は、1区で前職、小池政就氏が小選挙区出馬を譲らず、民主元職の牧野聖修氏との協力はないまま、共倒れに終わった。

 両党の関係者が競合解消を模索する動きもあったが、小池氏側には「前職として2年の実績がある」、牧野氏側は「前回の得票数は2万票近く上」と譲れない一線があった。

 さらに、政策一致なき共闘は、自民側や有権者から「野合」批判を招きかねないことも両氏陣営の懸念材料だった。

 第三極の候補者が乱立し、自民大勝につながった前回衆院選の結果を踏まえ進められた候補者調整。民主県連の関係者は言う。「我々が維新と進めた協力を有権者は必ずしも評価していないのでは。次に向けて今回の経験をよく検討しないといけない」【舟津進、立上修、西嶋正信】

2823チバQ:2014/12/18(木) 22:42:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk22010082000c.html
2014衆院選:検証/下 低投票率 「若者の視点」置き去りに 与野党、内向きの戦い /静岡
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 全国的には2012年に続く勝利で、県内小選挙区でも議席を守ったはずの自民だが、大石哲司・自民県連幹事長の顔はどこか浮かないままだった。一夜明けた記者会見。戦後最低となった県内投票率への所感を問われ「民主主義国家としては、あまりいい傾向ではありません」と評した。他県の票が影響したとはいえ、静岡5区の前職が比例で復活当選を果たせず、党として思うほど得票率が伸びなかったからだ。

 「55・61%」。県内投票率が、同じ師走選挙だった前回比で6・14ポイントも下がったのには理由がある。突然の解散・総選挙に無党派層を中心とした有権者が意義を見いだせず、現職閣僚の自民候補が「多忙」を理由に公示前の公開討論会を断るなど政策論争は最後まで盛り上がりに欠けた。

 「比例は『友党』の公明党で」。街頭演説などで、自民候補が支持者と握手を交わし「バーター」を訴える光景はすっかり定着した。公明は比例東海で悲願だった1増の3議席を獲得。蓮池章平・公明県本部幹事長は「公明が与党における『野党』という存在だ」と強調したが、連立与党で思惑通りの選挙戦が展開できたことに満足した様子だった。

 支持者を中心とした内向きの選挙戦は、野党第1党の民主も同じだった。

 公示前から与党優勢を伝える報道に「いずれ風が変化する」と民主陣営の選対幹部も当初は余裕を見せていた。しかし、中盤以降も思ったほど支持が伸びず、支持団体の引き締めを指示した。幹部は「これまでなら選挙戦折り返し辺りで追い風が吹いた。今回はなかった」と唇をかむ。投票率の低さが無風となった要因の一部を裏付けていた。

 とりわけ若者の政治離れは深刻で、県選管によると、前回の衆院選小選挙区の年代別投票率は、60代の76・22%をピークに若い年代ほど下がって20代で39・98%。今回も同じ傾向だったとみられる。

 選挙権の18歳への引き下げも国会で議論され、未成年でも投票権を求める動きがある。「投票に行きたいんですよ」。県立大経営情報学部2年の土肥潤也さんは19歳。若者の社会参画を目指すNPO法人「Rights」(東京都武蔵野市)の理事も務める。

 未来や次世代−−。政党や政治家が度々連呼するキーワードだが、若者の視点に立った論戦は一向に聞こえてこなかった。土肥さんは警告を発する。「今のままでは民主主義とは言えない。これからを担うのは若者なんですから」【立上修】

2824チバQ:2014/12/18(木) 22:43:14
http://www.sankei.com/region/news/141216/rgn1412160015-n1.html
2014.12.16 07:02
【衆院選2014】
検証・風なき戦い(上)組織票めぐり右往左往 静岡





 14日に投開票された衆院選は、15日未明に結果が確定した。県内の選挙区選出の衆院議員は比例での復活も含め、自民党7(選挙区6、比例1)▽民主党3(選挙区2、比例1)−となった。選挙前と比べて自民は1人減り、民主は1人増、維新は0人となった。

                    ◇

 「街頭で見たことがない」−。1区の小池政就の陣営スタッフは、今回の選挙戦で上川陽子が街頭演説をほとんどしなかったことをこう揶揄(やゆ)した。

 上川は選挙期間を通じて、街頭演説の回数を前回選挙の半分ほどに減らす一方、公務などで地元を離れる中、地元にいた7日間は、推薦をもらった企業や農協回りに費やした。演説でも「選挙区は上川、比例は公明へ」を連呼し、公明との協力関係を強調した。

 終わってみれば、この徹底した組織票重視の選挙戦が奏功。これまで議席を奪い合ってきた牧野聖修や、若さや実績を街頭で訴えた小池を圧倒した。1区の投票率が県内でも最も低い52%台だったことも、組織戦を優先した上川に有利に働いた。

 「自民にも民主にも風は吹いていない」。3区で最後までしのぎを削った宮沢博行、小山展弘両陣営は選挙戦中盤、異口同音に今回の選挙戦を表現した。

 両陣営ともに追い風が期待できない中、宮沢は推薦を受けた公明の組織票や母校の関係者、農協、商工会など地元の支持基盤を生かし、支持を拡大。小山も支持基盤である連合など労組関係からの支援を集めた。しかし、小山は、原発反対派の鈴木望から選挙区での出馬を譲られたため、電力関係労組との関係がぎくしゃくした。

 小山は終盤、労組票という組織票よりも浮動票を優先するため、鈴木の応援を受けるなど原発反対票の取り込みにかじを切った。しかし、結果的には、本来の支持層の電力関係者票は宮沢に流れ、雇用の関係などから再稼働に期待する声が大きい浜岡原発の地元、御前崎市でも宮沢にかなり差をつけられた。

 一方、6区では、自民の重要な固定票であるはずの公明票は、むしろ渡辺周に流れた。勝俣孝明の陣営は、前回推薦を受けなかった公明党の推薦を今回はいち早く受け、勝俣は政権幹部を隣に迎えた街頭演説でも、「比例は公明」を連呼、露骨なまでに公明への協力姿勢を見せていた。「前回は公明票の6、7割が渡辺に流れた」(勝俣陣営)との分析からだったが、結果的には前回の約1万2千票差を約600票縮めただけにとどまった。渡辺陣営の幹部は「公明党と創価学会は別。学会員の中にはこれまで『渡辺周』という名前を書き続けてきた人もいる。勝俣陣営は公明頼みがあだになったんじゃないか」とほくそ笑んだ。(敬称略)

                    ◇ 

 前回、前々回に比べて政権交代への風は吹かず、有権者の関心も高まらなかった今回の選挙。選挙区では自民6、民主2という前回と同じ結果となったが、この結果を導いたものは何だったのか。“無風下”での戦いを振り返る。

2825チバQ:2014/12/18(木) 22:43:54
http://www.sankei.com/region/news/141217/rgn1412170034-n1.html
2014.12.17 07:00
【衆院選2014】
検証・風なき戦い(中)「強固な個人票」で明暗 静岡





 「私個人は最大限、『選挙区は小山』といって応援するし、後援会の説得も行う」−。先月22日、維新の鈴木望は候補者一本化のため、3区での出馬を民主の小山展弘に譲ることが決まった後、こう述べた。

 今回衆院選を左右した要素の一つに「個人票」の存在がある。鈴木は前回衆院選で中部電力浜岡原子力発電所の廃炉を訴え、原発反対派を中心にした強固な個人票を持つ。民主党や小山はこの票に期待していた。

 しかし、選挙戦で小山は中盤以降まで、原発批判を展開しなかった。支援を受ける電力関連労組に配慮したのが原因だが、民主県連幹事長の岡本護は「反原発の票をまとめるには、はっきりとしたノーが必要だった。言い方がわかりにくかった」と、鈴木の個人票を取り込むためには、浜岡廃炉を明確に主張すべきだったと指摘した。

 しかし、小山陣営担当者は「原発の主張はかじ取りが難しく、候補の一本化は良い面と悪い面があった」として、鈴木の票を集めることの難しさを指摘した。また、鈴木自身も選挙後、前回選挙で「原発を主張することで情勢が日々悪くなっていくのを感じた」とした上で、「(小山が)反原発を最初から主張しても票は伸びなかっただろう」と複雑な表情を浮かべた。

 「“渡辺党”に負けた。蓄積された組織票に勝てなかった」。6区で民主の渡辺周に敗れ、比例復活を果たした自民・勝俣孝明陣営の幹部は選挙後、こう吐き捨てた。

 渡辺は、沼津市長や衆院議員を務めた父親の代から「40、50年の根っこがある」(渡辺陣営)といわれるほど沼津市周辺に強い地盤を持つ。前回選挙で勝俣との間についた約1万2千票という差も、沼津市や周辺の長泉町、清水町など大票田に深く根付いた個人票が生み出したものだ。

 さらに今回、渡辺陣営は選挙期間中、伊豆半島で5日間、街頭演説や個人演説会を開催。結果として、渡辺は伊豆市など伊豆半島の2市1町でも勝俣を上回る支持を集めた。

 「東部の“政権奪還”」(自民県連)を掲げて戦った勝俣陣営は選挙戦終盤、農協などの組織票に期待が持てる伊豆半島よりも、大票田の沼津周辺で渡辺の個人票の切り崩しを図った。党本部も重点選挙区として、安倍晋三首相ら知名度の高い党幹部をJR沼津駅などの街頭演説に送り込んだ。

 しかし、低投票率なども響き、前回より30分以上も早く渡辺に当確が出て、勝俣の選挙区での敗北が決まった。勝俣陣営からは「30代以下なら、こちらの票が多かったはず」「伊豆半島は観光業が不振。アベノミクスによる景気回復を主張しても、『地元は違う』という意識があったのでは」といったぼやきが聞かれた。(敬称略)

2826チバQ:2014/12/18(木) 22:44:10
http://www.sankei.com/region/news/141218/rgn1412180082-n1.html
2014.12.18 07:02
【衆院選2014】
検証・風なき戦い(下)統一選、危機感増す民主 静岡





 「衆院選は、来春の統一選候補者にとっての選挙でもある」。行政学や地方自治論が専門で静岡大人文社会科学部教授の日詰一幸はこう指摘する。

 自民党や民主党などの衆院選候補者の選挙対策本部は、各区の重鎮の県議が本部長を務めるなど、地元の県議や市議により組織されており、候補者が街頭演説をする際などは、本部長を務める県議がまず最初にあいさつするのが通例だ。日詰は「地方議員は、国政選挙の中で有権者にアピールすることになる。いわば、4月以降の自分の選挙に直結する前哨戦だ」とみる。

 ただ、全国的な優勢の波を受けた自民系と復調にはほど遠い民主系では、選挙戦中の有権者からの反応は大きく異なっていた。

 選挙後、各党幹部とも、統一選に向けた警戒感をあらわにしたが、特に危機感を強めたのは民主党だ。

 県連幹事長の岡本護は「民主そのものへの票はいただいている。そこを一つのキーにしていかに拡大するかがこれからの課題」とした上で、特に7、8区と自民候補に惨敗した浜松市など西部での巻き返しを強調。「これから力を入れていかないと現状維持も楽ではない」と話した。

 浜松、湖西両市では県議の数が自民系と民主系で拮抗(きっこう)している。8区で民主が最後まで候補擁立にこだわったのは、来春の県議選に向けた票の掘り起こしの意味合いが強かった。一方で、前回衆院選で民主党を離党して、日本維新の会(現・維新の党)から出馬した源馬謙太郎への不満が浜松周辺の民主系地方議員の間では依然としてくすぶり、今回の古橋和大擁立も、地元地方議員の怨念(おんねん)が強く働いたとされる。しかし、古橋は共産の落合勝二も下回る最下位に沈んだ。

 「野党系地方議員が衆院選で力を出し切り、自分の選挙がままならなくなるといった事態もあるだろう」。日詰はこう指摘したが、地方議員が有権者と無関係なところでの争いに力を尽くしていては、岡本の懸念通り現状維持も危うくなる可能性がある。

 比例東海ブロックで県内選出国会議員として14年ぶりに当選者を出した共産党も「今度の選挙で力を寄せてくれた人を統一選につなげられる可能性は十分にある」と自信を見せている。再び低い投票率が予想される中、各党とも有権者の関心を引く政策論戦が期待される。 =敬称略

 (この連載は大坪玲央、田中万紀、磨井慎吾、広池慶一、村嶋和樹が担当しました)

2827チバQ:2014/12/18(木) 22:45:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk21010026000c.html
衆院選ぎふ:戦いのあと〜検証/上 完敗民主、次世代も苦杯 投票前に「敗戦の弁」 政権批判の受け皿になれず /岐阜
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「安倍政権に対する不安や不満の受け皿になりきれなかった」

 民主党県連の小見山幸治代表は1区の吉田里江氏(49)の総決起集会があった12日、詰めかけた記者たちを前に反省の弁を口にした。野党第1党の県連トップが投票日前に負けを認める異例の事態。報道各社の世論調査で、擁立した3候補の苦しい情勢が伝えられ、小見山代表は「(政権から下野した)2年前の悪いイメージがぬぐい去れていない」と苦しげにつぶやいた。

 5選挙区のうち、2、4区で候補者擁立を断念した民主。空白区を作ったのは1998年の結党以来初めてだ。全国的にも候補者を立てられず、マニフェスト(政権公約)から「政権交代」の文字も消えた。

 投票前日の13日、各務原市内の商店街を3区の元職、園田康博氏(47)が練り歩き、商店主らに握手を求めた。

 園田氏は選挙戦終盤、戦術を変えた。憲法学者で副環境相も務めた園田氏。政策を正面から語る演説が持ち味だったが、感情を前面に押し出し切迫感あふれる調子に切り替えて追い上げを図った。3区は航空機産業などの労組組織があり、自民が強い県内で比較的民主支持層が多い。園田氏は2005年の郵政選挙でも比例代表で復活当選した。陣営は「巻き返せば比例で滑り込める」と意気込み、連合岐阜もギアを一段上げた。しかし、予想以上に票は伸びず、小選挙区で早々に落選が決まり、比例復活もかなわなかった。

 県連幹部は「前回落選してから2年間、選挙の準備を怠った結果だ。現状では風がないと勝てない。票は正直だ」とうなだれた。

 次世代の党から比例代表東海ブロックで出馬した元運輸相、藤井孝男氏(71)も苦杯をなめた。陣営関係者は「突然の解散で準備が間に合わなかった」と力なくつぶやいた。

 「我々は『藤井党』なんだ」。解散直後に藤井氏の地元、美濃加茂市で開かれた緊急役員会で後援会長は訴えた。衆参9期のベテランの藤井氏は地元で自民、民主を問わず、根強い支持がある。旧日本維新の会が維新の党と次世代の党に分党して3カ月。壁には真新しい次世代のポスター。突然の解散に藤井氏は「受けて立つ」と奮い立った。

 しかし、誕生したばかりの党が比例代表で議席を獲得するために残された時間は少なかった。陣営関係者は「(藤井氏が)維新と勘違いして投票した有権者もいたようだ。時間が足りなかった」と肩を落とした。

 安倍政権の術中にはまって敗れた野党。民主の小見山代表は思わず本音を漏らした。「あれだけ多くの議席を持っている自民党が選挙を打ってくるとは考えていなかった」

     ◇

 唐突に始まった師走の衆院選は、異例の低投票率と自民大勝という結果で終わった。最後まで大義が見えなかった12日間の選挙戦を振り返る。

2828チバQ:2014/12/18(木) 22:45:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk21010018000c.html
衆院選ぎふ:戦いのあと〜検証/下 小選挙区独占の自民 格の違いに勝利確信 政権の行き過ぎ懸念も /岐阜
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「投票率は全選挙区で下がります。非常に盛り上がりの少ない選挙ですが、最後までご支援をお願いします」

 11日に岐阜市内で開かれた1区・野田聖子氏(54)の総決起大会。自民党県連の猫田孝県連幹事長は壇上でこう語り、陣営に引き締めを求めた。

 「自民王国」といわれる岐阜県。2012年の衆院選で県内5小選挙区を独占した自民は今回の選挙でも5小選挙区を独占した。

 4区に立候補した維新の党・今井雅人氏(52)が可児市や美濃加茂市などで自民・金子一義氏(71)を上回る票を獲得し、比例代表で復活当選したため、他党に比例復活を許さない「完全勝利」は果たせなかった。

 しかし、5候補とも次点候補を大きく引き離しての当選で、投票当日は開票作業前の午後8時過ぎに全陣営が当選の万歳をした。投票前から結果が透けて見える選挙に有権者の関心は低く、陣営も緩んだ。ある候補は「他党の候補者とは正直、論争にならない」と漏らし選挙戦序盤から勝利を確信していた。結果を見れば、格の違いは明らかだった。

 自公両党は326議席を獲得し、全議席の3分の2を維持した。安倍政権は有権者に信任された形だ。一方、県内には安倍政権に不満を感じる有権者も少なくない。安倍政権を真っ向から批判した共産は今回の選挙で、投票率が過去最低となる中、比例代表の得票を前回より3万票近く伸ばし、得票率も前回の倍に迫る9・91%まで増やし、政権批判票の受け皿になった。

 自民党県連の猫田幹事長も安倍政権の「独り勝ち」に懸念を示す一人だ。「自公で300議席くらいがちょうどいい」と打ち明ける。

 県連は今年9月、猫田幹事長が主導して安倍政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認に異を唱え、解散総選挙にも反対した。勝利から一夜明けた15日、県議会会派の会合でも「政府や執行部に文句を言う以上はこちらもしっかり勉強していく」と語り、政権の行き過ぎには異を唱える姿勢を示した。

 猫田幹事長と野田氏は2005年の郵政選挙を巡って党本部の方針に逆らい、党を離れたことがある。安倍晋三首相は当時、党幹事長代理だった。

 復党後、党総務会長の要職を務めた野田氏は選挙期間中、再三にわたり強調した。「安倍政権を心配する人がいたら『大丈夫。安倍総理にものを申せる野田聖子がいるから』と呼び掛けて。決して暴走はさせない」【道永竜命】

2829チバQ:2014/12/18(木) 22:46:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk29010548000c.html
民意の在りか:衆院選を振り返る/上 巨大与党の陰で /奈良
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 ◇自民1強も不透明な動向
 「まだ確定していないんやろ」。15日未明に奈良市内の事務所で奈良1区の自民前職、小林茂樹氏がうつむきながら登壇すると、支援者が声を荒げた。民主前職の馬淵澄夫氏に1万1792票差で破れ、比例代表の復活当選もかなわなかった。報道陣に囲まれた小林氏は「頭の整理ができていない」とつぶやいた。

 今回の衆院選は、強固な与党に対抗するため、野党が候補者調整を図り、県内候補者数は小選挙区制が導入された1996年以降で最少の12人。全区で三つどもえの戦いとなった。

 自民は比例代表で2012年の前回より2万票近く多い21万5615票を獲得し、2〜4区はいずれも自民前職が次点に約3〜6万票差で議席を確保した。それだけに「小林ショック」は際立った。

 自身も3区で維新の女性新人候補を抑えて快勝した党県連会長の奥野信亮氏は小林氏の敗北について「最悪でも比例復活と思っていた。一丸となれなかった。統一地方選でまとまることができなければ会長を辞する」と述べ、圧勝の陰にある「ひび」を示唆した。

 伏線となる出来事があった。連立を組む公明党が1区のみ推薦を公示直前に見送ったのだ。自民党は比例代表で公明党に協力する一方、選挙区では逆に協力を得る関係を築いてきた。“自主投票”は明らかに「マイナスだった」(小林陣営関係者)。

 「平和の党」「福祉の党」を掲げる公明党と、憲法9条改正を掲げ、経済競争を重視する安倍政権とはもともと温度差がある。ある公明党県議は「与党で3分の2を超え、憲法改正も視野に入るが、公明党は9条の壁は越えられない。アクセルとブレーキを間違えれば国民の支持を失うことになる」とくぎを刺す。

 奈良1区の投票率は56・82%で県内選挙区で最も高かった。小選挙区制下で7回の衆院選が実施されたが1区の投票率が最高となるのは初めてだ。馬淵、小林両氏の争いに有権者の関心は高まったと言える。

 自民圧勝について馬淵氏は「(有権者の)消極的選択でしかない。1強多弱、癒着、利権などの政治構造を国民は是としていない」と指摘する。比例代表で2万5806票増を実現した共産の躍進も政権批判票の存在を示唆する。
「これだけ大勢の人に応援してもらっている。簡単に諦めるわけにはいかない」。小林氏は唇をかんだ。県内の投票率(選挙区)が戦後最低の55・60%(前回比7・54ポイント減)に落ち込み、自民の比例票は、全有権者数の19%に過ぎない。「自民1強」の政治状況とは裏腹に、大半の有権者の動向はいまだ不透明なままだ。

  ◇    ◇

 14日に投開票があった第47回衆院選は県内4選挙区で自民3、民主1の構図が維持された。その背景にある民意の在りかを探る。【衆院選取材班】

2830チバQ:2014/12/18(木) 22:47:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk29010484000c.html

民意の在りか:衆院選を振り返る/中 共産のみ躍進 /奈良
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 ◇野党「受け皿」程遠く
 「アベノミクスは暮らしを悪くする」。ある野党候補の選挙ビラ。老後の不安▽仕事の不安▽生活の不安−−といった言葉が並ぶが、代替案となる具体的な政策はほとんど記されていない。

 「野党は批判ばかりで中身がない」。ある自民党県議は指摘する。県内4選挙区で1区を民主党が死守したものの、2〜4区は自民が生活の党、維新の党、民主の各候補の2・5〜1・7倍を得票する圧勝。「政治に対する不満や不安の受け皿になれず、おわびする」。投開票から一夜明けた15日、民主党県連の前川清成代表は談話で陳謝した。

 突如の衆院解散で虚を突かれた野党。巨大与党に対抗するため、今回は選挙区で候補者調整を進めた。

 県内では自民、共産両党が全区に候補者を立てる一方、他党は1区・民主▽2区・生活▽3区・維新▽4区・民主とすみ分け、候補者数は過去最少(小選挙区制導入以降)の12人になった。

 形としては「一本化」が進んだが、その内実は野党連携とは程遠かった。

 2区は民主が調整に応じ、生活の中村哲治氏が出馬した。2012年の前回選で民主、維新(当時は日本維新の会)などが非自民票を奪い合って「共倒れ」した反省があった。

 しかし、中村氏は県レベルで維新、社民の支援を得たものの、民主の推薦は得られなかった。前回選の際、消費増税に反発して民主を離党し、日本未来の党に合流した中村氏。「過去のいきさつも含めてわびたい」としていたが、民主党県連幹部には会うことさえできなかった。

 その民主も内情は厳しく、「時間が短く、適当な候補者がいない」(藤野良次・県連幹事長)として3区の候補擁立を断念。結党以来初めて全区には擁立しない異例の選挙を強いられた。

 維新の比例得票は13万3977票で自民を上回る20万票を取った前回より大幅に減らした。党県総支部の松尾勇臣幹事長は「改革を求める有権者が根付いてきた」と総括したが、いまだ風頼みの面は否めない。

 一方、「1強多弱」と言われる中で政権批判票の「受け皿」となったのが共産だ。

 県内の比例票は6万8025票と約2万5000票伸ばし、得票率11%は前回選の約2倍と気を吐いた。消費増税中止、大企業の優遇見直しなどを一貫して訴えており、党県委員会の細野歩委員長は「安倍政権に真正面から対抗し、対案を示したことが支持を受けた」と分析した。

 自民党県連幹部は突き放した。「民主も維新も腰砕け。筋が通っているのは共産党だけだよ」

2831チバQ:2014/12/18(木) 22:47:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk29010533000c.html
民意の在りか:衆院選を振り返る/下 戦後最低の投票率 /奈良
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 ◇意義を考え関心を
 55・60%。今回の衆院選で県内の投票率(選挙区)は戦後最低に落ち込んだ。2012年の前回選(63・14%)より7・54ポイント下がり、これまで最低だった03年の61・61%を大幅に下回った。

 「閣僚が演説に来ても人が少ない」「気持ちが悪いほど人々の反応がない」。寒さによる外出控えも考えられるが、与野党とも陣営関係者が指摘するのが、争点が不明確で有権者の関心が離れたという点だ。

 安倍晋三首相は先月18日の解散表明時に「税こそ民主主義」と消費税率10%引き上げの延期を解散理由に挙げた。しかし「増税見送りを問うのは大義がない」との批判もあり、3日後の解散日の会見では「アベノミクス選挙」に変わった。

 投票率が53・75%と県内4選挙区で最低だった3区。民主が候補擁立を断念し、自民前職に維新、共産両新人が挑む争いとなった。結果は自民の奥野信亮氏が次点の維新候補に3万票余りの大差を付けて4選を決めた。

 自民関係者は事前に「(非共産の)革新系支持層は票を投じる先がない」と投票率低下を予想。奥野氏は「選挙戦のテーマは景気対策だとはっきりとさせた方が良かった」と振り返った。

 一方、投票率が最も高かったのが56・82%の1区だ。民主の馬淵澄夫氏、自民の小林茂樹氏が激戦を展開した。5選を果たした馬淵氏は「争点を消せば投票率は下がる。解散には理屈、理由がいるが、与党はあえて選挙戦を加熱させなかった」と批判。そのうえで1区は「民主と自民の激突で有権者の意識が高まったのかもしれない」と分析する。

 馬淵氏は国土交通相を務めるなど「民主党の顔」の一人。前回選も小林氏に約7700票差で勝ったが、今回は差が約1万2000票と広がった。自民が圧勝した他区とは対照的で、有力候補が立てば政権批判票の「受け皿」になることがうかがえる。

 過去を振り返ると、近年の投票率の低下は危機的だ。

 県内投票率は1976年までほぼ75%を維持したが、90年の77・18%から下降し、96〜03年は61〜62%に。小泉劇場と言われた05年の郵政選挙、民主政権が誕生した09年は70%台に盛り返したが、自民党が圧勝した前回に再び下がり、今回はついに6割を切った。
 
 地方自治について政策提言などを行う市民団体「なら・未来」の北井弘代表幹事は「国民の政治に関与する意識が低下している」と指摘。来春の統一地方選では知事選、県議選など県内で30選挙が控え、北井代表幹事は「地方自治体レベルから政治に関心を持たなければ、国政の関心も高まらない。各候補は政治理念、具体的政策を明らかにして選挙に臨んでほしい」と話す。

 「民意」のほぼ半数が投票所に足を運ばなかった衆院選。国内外とも大きく時代がうねる中で、政治家、そして有権者自身も民主主義の根幹である選挙の意義を考える機会とすべきではないか。(取材は宮本翔平、松本博子、中津成美、熊谷仁志、山本和良、矢追健介が担当しました)

2832チバQ:2014/12/18(木) 22:53:10
>>2804 の続き
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk07010002000c.html
2014衆院選:師走決戦の後で/中 民主「受け皿」になれず 組織乱れ「解党的出直し論」も /福島
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「復興に与党も野党もありません。互いに足を引っ張り合うのでなく、一致協力して進めていくべきです」。原発事故で多くの住民が県内外に避難したままの5区(いわき市、双葉郡)。公示5日目の6日、浪江町民が避難生活を送る中通りの仮設住宅で、民主前職の吉田泉氏(65)が訴えると、女性(74)が「んだな」と相づちを打ち、「政争の具になれば復興が遅れちまう」。一方で、演説を聞いていた男性(67)は「違いがないなら、期待することはない」と背を向けた。

 自公政権による復興政策の先行きが見えない中、男性が期待していたのは、野党が魅力的な政策を打ち出して対抗することだった。男性は「国の復興は遅く、将来への不安が増す。原発事故の被災地で野党が魅力ある復興政策を訴えないのなら、投票所に行く気もうせる」と残念そうに言った。

 民主政権時代に副復興相を務めた吉田氏の発言は、「安倍政権が進める復興計画は、民主政権時代に決まったもの」との自負から来る。だが、自民前職の吉野正芳氏(66)は一貫して、政権を担うことを前提にした復興政策を訴え、優位性を強調。「与党も野党もない」と繰り返してきた吉田氏は中盤以降、自民優勢との報道を受け、「自民党を勝たせ過ぎると野党の言うことを聞かなくなる。有権者のバランス感覚に期待したい」と演説内容を修正した。結果は吉野氏が当選し、約1万1000票差の次点だった吉田氏は比例復活も逃し、議席を失った。

 吉田氏の選対本部長を務めた古市三久県議は、民主党の「解党的出直し」を求める。「民主は党内がばらばらな、選挙互助会的な政党。2大政党なら当然の『国の未来をどうするか』という大きなビジョンを描けず、いつまでたっても安倍政権の国作りに不満を持つ層の受け皿になれない」

 県内の小選挙区では4区(会津若松市など)を除き4人の独自候補を立てた民主。だが他党と比べ、候補者間に原発を含むエネルギー政策や安全保障政策など国の重要課題についての相違が目立つ。開票後の15日未明に敗戦の弁に立った吉田氏も「2大政党の選挙にできなかった」と述べた上で、野党再編による新党結成を目指す考えを示した。その後、11月から務めていた県連代表を辞任する意向を県連に伝え、役員会で了承された。

    ◇

 自民に対抗するために他党の勢力を結集する以前に、民主党の組織内の足並みがそろわない選挙区もあった。民主新人の岡部光規氏(46)が、前復興相の自民前職、根本匠氏(63)に挑んだ2区(郡山市など)だ。

 ここを地盤とする増子輝彦参院議員は今回、公認候補の擁立を巡り、岡部氏ではなく首長経験者を推した。選挙戦が始まっても増子氏は表立って岡部氏を支援することはなく、戦いを支える民主党県第2区総支部が一枚岩になることは最後までなかった。連合福島の関係者は「2区は選挙を戦える体制を構築できなかった。県連内部できちんと総括すべきだ」と厳しく指摘する。

 「今の民主党では戦えない」。民主党県連で衆院選の選対本部長を務めた瓜生信一郎県議は15日、選挙結果を振り返り、野党再編の必要性を強調した。組織を固めた上で対自民勢力を結集しないと勝てないというのが、今回の衆院選の「教訓」だった。

2833チバQ:2014/12/18(木) 22:53:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk07010051000c.html
2014衆院選:師走決戦の後で/下 疎外感深め、投票率低下 被災者「政治家分かってくれぬ」 /福島
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「『復興の加速化』って言うけど、被災者が願う『復興』って分かっているのかしらね」。いわき市にある富岡町民の仮設住宅団地。衆院選から3日後の17日、住民の松本博子さん(65)が候補者たちの行った演説への不満を口にすると、60〜80代の住民仲間3人も「分かってないね」とうなずいた。「だから『復興は進んでいる』と言われるたび、政治家に何を言っても分かってくれないと疎外感を深めてしまう」

 松本さんは今回の衆院選で、「誰に投票しても同じ」という声が2012年の前回よりも増えたと感じている。「投票しないと文句も言えなくなるよ」と促しても、「文句さ言う気力もねえ」と返されるという。

 抱いている「疎外感」について、松本さんは「『除染すれば古里に戻れる』と言われても、里山を除染しなければ住めないし、子ども世代が戻らなければ意味がないと悩む人は多い。『戻る、戻らないのは自由』なのかもしれないが、仮設住宅の入居期限や、避難後の生活に関する賠償の期限が、数年後に迫る。かといって、復興住宅に入居できる見通しもない」と話す。

 衆院選公示の2日、相馬市で第一声を上げた自民党の安倍晋三首相は、常磐自動車道の全線開通を約2カ月前倒しすると表明した。しかし、松本さんは「望んでいるのはそっただことでない」と言う。「元の生活が戻らないならば、せめて避難先や移住先で普通の生活がしたい。唐突に人生を奪われた被災者の生活をどうするのか、そんなビジョンを政府は描こうとしない」と思ってしまうのだ。

 産業の誘致計画や高速道路などインフラの整備が「復興事業」として進む中、ささいに見える日常の悩みにぶつかり、住宅再建など「生活の復興」に向き合えない人も少なくない。

    ◇

 投票率が県平均で戦後最低の52・51%となった今回の衆院選。全59市町村の中で最も低かったのは、全町避難する大熊町の43・96%で、前回選(54・43%)からの下落幅(10・47ポイント)も県内で最も大きかった。富岡町も44・6%、浪江町も44・25%と低さが目立つ。これら全町・全村避難を続ける双葉郡の6町村では、葛尾村を除く5町が軒並み50%を割り込み、県平均を約3〜8・5ポイント下回った。
 震災前の09年、05年の衆院選では、双葉郡の投票率は、どの町村でも県平均を上回っていた。避難生活を続ける有権者が、投票所に足を向けなくなっている現状が浮かぶ。

 浪江町から福島市の仮設住宅に避難する女性(67)はこれまで投票に行っていたが、今回は棄権した。「政治に期待できず、(投票に)行っても何も変わらないと思った。福島は今も全然、復興が進んでいない」と不信感をあらわにする。

 「候補者は夢みたいなことを言う。きょう困っているのは、仮設住宅で部屋が余っているのに、倉庫として使えないこと。それさえどうにもならない」。福島市の別の仮設住宅で暮らす浪江町民の松本ひろ子さん(65)は、選挙で論じられた「復興」に現実味を感じられないでいる。自宅は避難区域では比較的放射線量の低い地域だが、帰還の具体的な見通しは立っていない。「帰りたいけど、見通しが分からなければどうしようもない。仮設住宅で余った部屋を融通してくれるだけでほっとする。まず、きょう困っていることをやってくれると、こっちは実感を持てるのに」と漏らす。

 国の復興政策が問われながら、原発事故で最も被害を受けた避難者たちの足が投票所から遠のいた衆院選。被災者が実感を持てる「復興」とは何か。政治には、それを再考し、実現していくことが求められている。(この連載は、栗田慎一、浅田芳明、小林洋子、高橋隆輔、土江洋範、岡田英が担当しました)

2834チバQ:2014/12/18(木) 23:06:38
http://www.tokyo-sports.co.jp/shugiin/346067/
握手拒否され鍵までかけられた菅氏の嫌われぶり
2014年12月16日 17時00分

比例区で復活当選した菅氏
 突然の師走選挙は舞台裏もドタバタだった。低投票率を背景に安倍自民党が圧勝する一方、100議席を目指した民主党は海江田万里代表(65)が議席を失うなど、野党の低迷が目立った今回の衆院選。「常在戦場」の心構えが求められる政治家たちにまつわる、今選挙戦マル秘ネタを記者座談会で公開する。

 デスク:海江田代表の落選は珍事だったな。

 ベテラン記者:一夜明けの辞任会見で、「私は民主党の仲間が大好き」と感情たっぷりに話していた。集まった報道陣の狙いは、海江田氏の泣き顔。経産相時代、菅直人元首相(68)に“泣かされた”イメージが落選の原因だな。

 中堅記者:大好きな仲間の中に菅氏は入ってるんですかね?

 若手記者:菅氏といえば、地元での嫌われっぷりがすごい。小金井市の団地に行ったら、お年寄りたちが握手するのを嫌がって自宅に帰って鍵かけられたって。

 デスク:ひどい(笑い)。

 若手記者:マイクの声がしなくなったから窓を開けると、菅氏が笑顔で立って握手を求めてきたといいます。

 ベテラン記者:怖いよ。一方で安倍晋三首相(60)は東スポを読んで息抜きしてたんだよ。

 若手記者:マジっすか。

 ベテラン記者:ウチの単独インタビューで宇宙人を熱く語っていたんだけど、その記事を選挙中に読んだんだ。関係者は「首相は笑ってましたよ」って。

 中堅記者:やはり安倍首相は余裕がありましたね。演説で人も集まるし。逆に、まったく無名の大臣が呼んでもいないのに応援に来ることには、各陣営から不満が出ていました。
 デスク スキャンダル大臣が来るよりマシだろ。

 中堅記者:いや、無名大臣が来たって、人なんか集まらないですよ。聴衆が少ないと後から「恥をかかすのか」と逆ギレされるので動員をかけるのですが、こんなところで支援者に負担をかけたくないのが本音。大臣降ろしにつながりますね。

 ベテラン記者:スキャンダル大臣といえば小渕優子前経産相(41)は当選したね。公示前になぜか山本一太参院議員(56)がブログで小渕氏擁護をブチ上げていた。

 中堅記者:山本氏のブログは週刊誌ネタにもなったのですが、面白かったのは小渕氏擁護のブログで「正直に言うが、自分はこれまで優子さんのことを『首相候補』だと思ったことは一度もない」と断言したこと。自民党関係者は「それを言っちゃあ、おしまいよ」と笑っていました。

 若手記者:応援演説に頭を悩ませていたのは民主党も同じ。安住淳元財務相(52)が関東の候補者の応援に来たのですが、ポケットに手を突っ込みながら話すんですよ。演説冒頭に見せる“クセ”のようですが、これも不評でした。

 デスク:安住氏は自分の選挙が盤石だからな。このほか、有名人の応援はあったのかな。

 ベテラン記者:鈴木宗男氏(66)の娘、貴子氏(28)に歌手の松山千春(59)が来ていた。ただ、松山はすでにコンサートツアーが組まれていて2日間しか応援できなかった。フル参戦だったら選挙区で勝てたかも。突然の解散で、さすがの宗男氏も泡食っちゃった。

 デスク:そういや注目候補の田母神俊雄氏(66)は票が伸びなかった。

 若手記者:開票を待つ事務所には支持者が集まっていたのですが、NHKを見ながら、「票が操作されている」「インチキだ」とこぼしていました。事前の世論調査では「共産党が2番手」となっていたので、下馬評通りなんですがね。

 アラフォー記者:田母神氏って次世代の党だよね。ゲイの間では東京1区から出ていた次世代の渡辺徹氏(36)が“短髪ガチムチ候補”として大人気。選挙ポスターがイケメン過ぎだった。

 若手記者:新宿2丁目はちょうど選挙区なんですね。

 アラフォー記者:負けちゃったけど。でも、自民党には噂レベルじゃないガチのゲイがいる。大臣経験者にもいるんだとか。

 デスク:そんなところも含めてこれからも取材を頑張ってくれ。

2835チバQ:2014/12/18(木) 23:30:17
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20141217-OYTNT50272.html
[衆院選・検証]野党結集 盛り上がらず
2014年12月18日
 今回の衆院選で、比例東北ブロックで1議席増やした民主党や、4区で小選挙区の議席を奪った維新の党。両党とも全国と比較すれば善戦したと言えるが、民主は伸び悩み、維新の勝利も野党結集の成果とまでは言えないのが実態だ。


 「新党結成を目指さないと国民の期待に応えられない」。5区で敗れた民主の吉田泉は15日未明、淡々と語り、県連代表職の辞意を県連幹事長に伝えた。

 民主は、1区では元議員の支援を受けた金子恵美が自民前議員をあと一歩まで追いつめ、比例東北ブロックで復活当選。同ブロックでの議席は、前回より一つ増えた。

 しかし、県内小選挙区では、県連代表だった吉田が落選するなど振るわず、吉田は比例での復活当選も逃した。結局、小選挙区の議席を確保したのは3区の玄葉光一郎だけに終わった。

 民主県連内には「『次々回の選挙で政権を取る』と訴えて票が入るわけがない」(元地方議員)との自嘲が広がる。衆院選の選対本部長を務めた県議の瓜生信一郎は「新たな枠組みで政界再編、野党を結集していくべきだ」と語った。

 4区で小熊慎司が自民候補を下した維新。民主が候補擁立を見送り、県内の野党共闘の象徴となったが、それを小熊の勝因だとする声は少ない。

 小熊の選対幹部は「勝因は『恒三票』に尽きる」と分析する。2年前に引退した元衆院副議長の渡部恒三の熱心な応援で、渡部個人を支持していた有権者の票が小熊に流れ込んだとの見方だ。

 野党結集は、維新も主張しているが、来秋の県議選では議席を争うライバルになるだけに、現場レベルでの機運は盛り上がりづらい状況だ。各党の知恵と行動が問われている。

(敬称略)

2836チバQ:2014/12/18(木) 23:31:46
鳥取
http://www.nnn.co.jp/news/141217/20141217010.html
2014年12月17日
衆院選「1強の裏で」(上) 自民、風なき圧勝
 衆院選で自民党は絶対安定多数を確保した。鳥取県内2小選挙区でも優位に戦いを進めたのは自民党だった。

「当確」に沸く赤沢氏の事務所。支援者からは丁寧な国会運営を求める声が上がっている=14日夜、米子市加茂町1丁目
■苦い経験
 「足を引っ張る野党の言うことを聞いている暇はない」。鳥取2区に出馬した自民党の赤沢亮正氏(53)は14日午後8時に「当確」が出ると、米子市の事務所で表情を引き締めた。

 災害対策、安全保障、財政再建…。直面する難題と向き合うには、一刻も早く政治を前進させるべきだと主張してきた。「与野党の伯仲を選択している場合ではない」と。

 政治の安定は迅速な政策決定に結び付く。しかし、非自民の受け皿不足は政治に緊張関係をもたらさない。合意形成や熟議が軽んじられる懸念もつきまとう。「反対意見、多様な意見を吸い上げながら、より善い政治を探るのが政治家だ」。共産党県委員会の小村勝洋委員長はそうくぎを刺す。

 自民党支持者の間でも「おごり」を警戒する声が相次いでいる。野党に転落した苦い経験が脳裏にあるためだ。「数の力で何でもやりたい放題は考えもの」。米子市の党員(54)はいぶかる。

 実際、島根原発2号機(松江市)から30キロ圏を含む2区では、再稼働への不安が根強く、米子市政研究会の中川健作代表(65)は「首相が信を得たと解釈し、民意を無視して動き始めるのでは」と危ぶむ。

 平井伸治鳥取県知事は「落選候補への票にも思いを託してほしい」と語り、島根原発への対応にも「信任が与えられたわけではない。周辺自治体の意見を聞きながら慎重に臨んでほしい」と注文を付けた。

2837チバQ:2014/12/18(木) 23:32:05
http://www.nnn.co.jp/news/141218/20141218005.html
2014年12月18日
衆院選「1強の裏で」(下) 民主、衰退に歯止めなく
 今衆院選は民主党にとって、衰退に歯止めをかけることができぬまま突入した受け身の戦いだった。政権運営時に有権者が抱いた失望感が尾を引く中、政策で明確な対立軸を示すこともできず、鳥取2区は党公認の湯原俊二氏(52)が3度目の落選、鳥取1区は候補の擁立すらできなかった。

衆院選の情勢を伝えるテレビ報道を見る福間選対委員長(左)五十嵐会長(左から3人目)伊藤代表(右)ら。県連幹部は2年前と同じ「反省の弁」を口にする=14日、米子市東町の湯原陣営選挙事務所
■白旗発言
 「無党派層も含めて自民に里帰りしてしまった」。14日夜、米子市の湯原事務所で民主党県連の福間裕隆選対委員長はくちびるをかんだ。

 県連は2012年の前回選で湯原氏が敗れて以降、組織を立て直すことができず離党者が続出。8月に設けた米子支部は作動せず、湯原氏の後援会も強化されていなかった。

 「追い風のときでも負けた。風もないのに勝てない」。公示直前、湯原陣営の幹部会議で「白旗発言」が飛び出した。自民党の赤沢亮正氏(53)と競り合うだけの地盤がないためだ。

 下野してから経済界の自民支援はより鮮明になり、さらに元参院議員の川上義博氏(64)が離党した影響で、企業系支持の多くが赤沢氏に流れた。

 「素人選挙」「人材不足」。選挙戦では湯原陣営のスタッフから公然と自嘲が漏れた。「戦略を組み立てる人もいない。常在戦場の認識が本人にも党内にもなかった。だからいつまでも“風頼み”になる」。米子市の党員は歯がみする。

2838チバQ:2014/12/19(金) 07:32:08
http://nikkan-gendai.com/articles/view/news/155883
調整候補の支援“ボイコット” 野党惨敗を招いた「連合」の怠慢

2014年12月19日
 衆院選で野党が惨敗を喫した理由のひとつは、「打倒自民」を旗印に民主、維新、生活で進めた「野党協力」が不発に終わったことだ。その最大の原因とも言えるのが、民主最大の支持団体である「連合」(日本労働組合総連合会)の“怠慢”である。

「民主党が選挙戦を通じて訴えた政策や政権運営に対する批判などに関して国民の期待を受け止めきれず、自民党への対抗軸となり得なかった」――。連合は16日、衆院選の結果についての事務局長談話を発表したが、あまりにしらじらしい。今回の選挙では、「反労組」を鮮明にする維新との協力を問題視するあまり、せっかく一本化した候補の支援を“ボイコット”する地方組織が続出。700万人ともいわれる組合員が「打倒自民」に本気で走り回っていたとは思えないからだ。

 例えば「偽装献金」疑惑が報じられた江渡聡徳防衛相がラクラク当選した「青森2区」では、対抗馬に元民主党青森県連副代表の中野渡詔子氏が「維新」候補として出馬したことに「連合青森」が難色を示し、早々と自主投票を決定。その結果、大差で中野渡氏は落選した。宮城でも、野党調整で1区から2区に鞍替え出馬した維新の林宙紀氏を「連合宮城」は自主投票。林氏はあえなく落選し、比例復活もできなかった。

「民主党の宮城県連から推薦を得ていたにもかかわらず、連合宮城は宮城6選挙区のうち、2区だけを自主投票にした。そのため、県内最多の組合員数を持つ自治労は2区で社民党の新人を支援。これでは勝てるはずがない。何のための鞍替え調整だったのかと思いますよ」(林陣営関係者)

 三重でも「連合三重」が1、2区を自主投票としたほか、4選挙区すべてで自民候補が勝った山口では、「連合山口」が2区を除くすべてを自主投票にした。敵(自民)の大将(安倍)のお膝元がこのテイタラクである。連合は「ヤル気ナシ」と受け取られても仕方ないだろう。そもそも連合の古賀伸明会長はパナソニック(旧松下)労組の出身だが、「松下城下町」と呼ばれ、パナソニック関連の社員が多い「大阪11区」では、旧松下労組出身の民主、平野博文・元官房長官が落下傘の自民、佐藤ゆかり氏に敗れた。古賀会長の衆院選に対する姿勢がよく表れているではないか。

■本音は「アベノミクス」万々歳

 連合幹部の出身は自動車や電力、電機などの大企業ばかりだ。非正規雇用を増やし、労働者を低賃金で働かせている張本人である。原発を再稼働させ、円安でボロ儲けさせてくれる「アベノミクス」は“労働貴族”の彼らにとって万々歳なのだ。「維新は反労組だ」「民主の訴えが有権者に届かなかった」なんて後付けのヘリクツなのは明らかだ。

 政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。

「かつての連合は労働者意識が高く、政権与党に対して厳しい姿勢だったが今は違う。安倍政権もそれをよく分かっているからこそ、選挙が終わった途端、『政労使会議』を開き、賃上げ要請を言い出すのです。今の連合は『非自民』の看板を掲げているが、実態は取り込まれつつあるのです」

 16日の「政労使会議」の本当の目的は、連合の“選挙協力”のご褒美だったんじゃないのか。

2839チバQ:2014/12/19(金) 07:36:08
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141217/1810359
【終焉・渡辺王国】(上) 衝撃 解党の余波失望誘う 多額借り入れ問題も影響

12月17日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選 



 渡辺喜美氏(62)は14日、衆院選栃木3区で敗れ、県北から51年ぶりに「渡辺」の名が消えた。1963年に父・美智雄氏が初当選して以降、着実に根を伸ばし躍進してきた「渡辺王国」。強固な地盤は、なぜ崩れたのか。王国終焉の背景を探り、さまよう渡辺党の行方を追う。

 受け入れがたい結果だった。「ショックでまだ分からない」

 14日深夜、那須塩原市内の渡辺氏選挙事務所。落選の報がテレビで流れると、後援会幹部はぼうぜんとした表情でつぶやいた。腕を組む者、うつむく者、目を閉じる者−。終焉の瞬間は沈痛な雰囲気に包まれた。

 斎藤典男選対本部長は「回れば反応は悪くなかった。時間があれば…」と肩を落とす。選挙戦直前の11月28日、渡辺氏が中心となって立ち上げたみんなの党が解党。体制を整えるために残された時間はあまりに短かった。

 解党の余波は激しい逆風となって陣営を襲った。行政改革や地域主権を掲げた政策に期待した層の失望を誘い、陣営の運動員は有権者から「比例票をどこに入れていいか分からない」と厳しい批判にさらされた。渡辺氏も落選直後の記者会見で「無所属では力がないと思わせてしまった」と敗因の一つに挙げた。

 解党の引き金となった浅尾慶一郎代表との路線対立も、有権者の嫌気を誘った。ある陣営関係者は選挙期間中、訪問先で痛烈な言葉を浴びせられた。「(多額借り入れで辞任した渡辺氏の後任となった)浅尾さんは喜美さんを追い落としたわけじゃない。それなのに直接会う前に、マスコミに向かって『代表を辞めてほしい』と言うのでは子どものけんかだ」

 多額借り入れ問題も陣営に影を落とした。渡辺氏は選挙前から、党内の調査結果を基に「違法性がない」と説明に回り続けた。ただ陣営幹部は「説明すれば理解してもらえるが、一般の有権者は高額な金を借りていたことをシビアに見ていた」と悔しさをにじませた。

 逆風に加え、自民大勝ムードの中、渡辺氏は自身の選挙戦で初めて娘の力を借りた。妻や息子ら親族総出で新人候補のようなどぶ板選挙に徹したが、「業界団体や首長を先頭に戦う自民党の流儀を凌駕できなかった」(渡辺氏)。

 渡辺氏を1万票以上の差をつけて引き離した自民の簗和生氏(35)の陣営は、建設業や農業など業界団体の幹部が固めた。その中には、自民党離党後、渡辺氏から離れていった支持者も少なくない。渡辺氏の陣営からも「敗因は自民党を離れたこと。大きいところにいないとだめだ」という声すら漏れ聞こえる。

 しがらみのない改革を掲げてみんなの党を立ち上げ、業界団体と一線を画した渡辺氏。皮肉にも自ら手放した組織型選挙に敗れた格好だが、支持者の心離れは自民党時代から徐々に始まっていた。水面下で動き始めていた「王国終焉」の予兆だ。

※12月16日紙面掲載

2840チバQ:2014/12/19(金) 07:36:39
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141218/1811402
【終焉・渡辺王国】(中)敗因 地元の声に耳傾けず 政策めぐる思いに隔たり
地元との距離感は自覚していた。

 「大臣となり、党の代表となり、残念ながら地元に帰る頻度が少なくなった」

 14日深夜、那須塩原市内の選挙事務所。落選直後の記者会見で、渡辺喜美氏(62)は「おやじと比べて努力が足りなかった」と悔やみ、副総理兼外相などを務めた父・美智雄氏との力量差に触れた。

 自民党離党前の2006年、渡辺氏は第1次安倍内閣で行政改革・規制改革担当相として初入閣を果たす。安倍晋三首相から「突破力」を買われ、公務員改革に先鞭をつけた。しかし中央政界での活躍の影で、地元関係者には違う顔をみせていた。

 初入閣後、都内で渡辺氏と会談した元渡辺派の県議は耳を疑った。席上、国の支援が必要な地域の公共事業について、国土交通省幹部との意見交換会開催を打診した。渡辺氏からは「そんなの県議でやればいい。俺は天下国家をやらなくてはいけない」と素っ気ない答えが返って来た。県議の目には「(支持者離れは)喜美さんが自分で招いた結果」と映る。

 農協幹部は、渡辺氏の要望活動に対する姿勢に失望した。「(渡辺氏が自民党にいた)7年以上前から幹部をしているが、要望で一度も本人に会ったことがない」。かつて渡辺派の支持基盤だった建設業者からも「人の言うことに耳を貸さない」と恨み節がこぼれる。

 12年衆院選で自民党が簗和生氏(35)を擁立して以降、業界団体の多くは自民に流れた。簗氏は初当選後、地元をこまめに歩き、雪害対策や有害鳥獣対策などでフットワークの軽さを見せつけた。「地元密着で信念がある。美智雄さんと同じような行動だ」とみる自民支持者すら現れた。

 みんなの党を立ち上げ、既得権益や“守旧派”との対決姿勢で全国の有権者の支持を得た渡辺氏。しかし「対決姿勢」は地元では必ずしもプラスに作用しなかった。首長選や地方議員選では、他党が支援する候補に次々と刺客を擁立。業界団体への批判は、旧来の支持者離れを加速させた。

 美智雄氏の代から渡辺家をよく知る、元みんなの党関係者は「喜美氏は、美智雄氏のような『少し幅を持たせてまあいい』という考えができない」と渡辺親子を比較。さらに「美智雄氏は『首長選で100%俺のためを考えるとしくじるぞ。6、7割は市町民のためを考えろ』と言った。喜美さんは少しでも意に沿わないと切っていく」と厳しい目を向ける。

 美智雄氏は「支持者が国会に来るのは、ひょっとしたら一生に一度のこと」と周囲に言い聞かせ、要望活動に対応する機会を大切にしていたという。それだけに元党関係者には渡辺氏の姿勢がもどかしかった。落選の報を受け、敗因をこう考えている。「しがらみのない政治家は、有権者ともしがらみがなくなってしまった」

※12月17日紙面掲載

2841チバQ:2014/12/19(金) 07:37:01
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20141219/1812460
【終焉・渡辺王国】(下)行方 再起へ遠い道のり 生き残り 揺れる県議

12月19日 朝刊
関連用語:
・とちぎ衆院選 

みんなの党は2011年の県議選に初参戦。13議席を獲得し県議会「みんなのクラブ」は第2会派に躍進した。右は会派の新人議員向け勉強会であいさつする渡辺氏。同党解党後も会派は15年4月の任期満了まで存続する=11年4月


 重苦しい空気が室内を覆った。17日午前、県議会議事堂の一室にみんなのクラブの議員が集まった。議題の一つはみんなの党代表だった渡辺喜美氏(62)の衆院選栃木3区での敗北だった。

 みんなのクラブは党の解党で受け皿を失い、渡辺氏の落選で結集する“核”を失った。会派所属の9人のうち複数人が来年4月の県議選に党に属さず、無所属で立候補する意向を固めている。今回の衆院選で3区以外の選挙区では自民党候補を応援した県議もいた。

 生き残りに向け、模索を始めた県議たち。会合に出席した県議は「それぞれ事情が異なり(会派内には)温度差がある」と話す。

 落選から一夜明けた15日。記者会見した渡辺氏には、今後の活動についての質問が相次いだ。渡辺氏は「県内外の地方議員の声にも耳を傾けて今後の在り方を決めなければならない」「来年は統一選。早めに動かないと地方議員は困るのではないか」−。衆院選前に模索した新党構想は頓挫したが、政治活動の再開に含みを持たせた。

 「喜美さんらと連携し、政党党派の枠組みを超えて活動していきたい」。斎藤淳一郎県議は渡辺氏の再起に期待を込める。ほかにも渡辺氏との将来的な連携に意欲をみせる県議がいる。

 一方、早川桂子県議は「今後の渡辺氏の政策を聞いてから決める。今は決められない」。佐原吉大県議は「今は白紙だ」と渡辺氏との連携について、即答しなかった。

 議席を失った渡辺氏が地元の代弁者に指名したのが、おいの渡辺美知太郎参院議員だ。同党の本県関係の国会議員は一時、渡辺氏を含め4人だったが、解党後も渡辺氏と行動をともにしたのは美知太郎氏だけだった。しかし美知太郎氏は「まずは支援者に(選挙の)お礼とおわびをするのが先だ」とし、今後の国会活動の方向性については明言を避けた。

 「渡辺党」を支えてきた後援会組織も落選に揺れ動いている。

 「終わりじゃなくて始まりにしてくれ。今までのことを生かして社会に貢献してくれ」。後援会総連合会の臼井亮平会長は落選直後、渡辺氏にそう伝えた。別の後援会幹部は取材に「結果がどうあろうと支えていく気持ちは変わらない」と語気を強める。

 一方、渡辺氏と距離をとろうとする人もいる。「渡辺王国はもうない。50年、2代続いた渡辺党は終わりだ。私はもうやりたくない」。そんな声も漏れる。

 父・美智雄氏が築き上げた地盤を死守できなかった渡辺氏。政治家としての今後をどう切り開くのか。それともこのまま政界を去るのか。一度崩れた渡辺王国再建への道のりは遠い。

※12月18日紙面掲載

2842とはずがたり:2014/12/19(金) 17:59:51
>民主元職の三浦昇さん(44)は、1区の高邑さんと選挙協力を結んだ
選挙協力の具体的な内容はなんなんだろ?

>大票田・岩国市で岸さんに1万票以上リードを広げられた
これまではどうだったんかねぇ?

<2014衆院選やまぐち>結果分析 無党派の一部、自民支持 野党側、突然の解散で態勢取れず /山口
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141216ddlk35010382000c.html
毎日新聞2014年12月16日(火)14:23

 14日投開票された衆院選は、自民が他の候補を寄せつけず、県内4小選挙区を独占した。…無党派層や民主、維新支持層の一部が自民に流れるなど、有権者の行動にも影響したとみられる。…【衆院選取材班】

 ◇1区

 …高村正彦さん(72)が自民、公明支持層を固めたほか、無党派層の約半数の支持を受ける形で、約12万票を獲得した。投票率が県内4小選挙区の中で最低の50・63%となったことから、得票数は前回2012年の衆院選と比べ1万票以上減らした。しかし、民主支持層の一部にも食い込み、得票率は68・09%で前回の65・91%より伸ばした。

 一方、維新元職の高邑勉さんは、民主公認で出馬した前々回2009年の得票約9万4000票に遠く及ばず、今回は約3万9000票にとどまった。1区での候補擁立が難航していた民主と模索した野党共闘は失敗。陣営は終盤…復活当選を目指し、惜敗率を高める方針に重点を置き…支持を訴えたが伸び悩んだ。

 ◇2区

 県内で唯一、自民と民主の激戦が繰り広げられてきた選挙区で、自民前職の岸信夫さん(55)が自民、公明支持層を固め、約9万7000票を獲得。民主元職の平岡秀夫さん(60)らを振り切った。

 平岡さんは民主の支持母体である連合山口の全面的な支援を受けたほか、無党派層の半数から支持を得たものの、大票田・岩国市で岸さんに1万票以上リードを広げられた。平岡さんは15日、「向こう(安倍晋三首相)の戦略勝ち。…」とこぼした。

 ◇3区

 …河村建夫さん(72)の陣営は11万票を得票目標に据えていたが、実際は約9万3000票。ただ、得票率は前回とほぼ同じ68・37%で、投票率の低下が得票に影響したとみられる。民主元職の三浦昇さん(44)は、1区の高邑さんと選挙協力を結んだが、維新支持層が河村氏支持に流れ、伸び悩んだ。

 ◇4区

 …安倍晋三さん(60)は…地元入りできなかったが、得票率76・27%と安定。維新支持層と無党派層の半分以上から支持を得たほか、候補を立てられなかった民主支持層の3割にも食い込み、(他候補を)を圧倒した。

 ◇戦後最低の投票率 「有権者に諦めムードも」

 県内の衆院選の小選挙区の投票率は53・07%で、戦後最低だった前回衆院選を6・97ポイント下回った。なぜ有権者の半数近くが棄権したのか。各党や有識者に要因を分析してもらった。

 西嶋裕作・民主党県連幹事長は、消費が高まる12月の時期に総選挙が実施されたことを挙げ、「(与党は)景気回復と言いながら選挙をし、その大義も有権者にとって分かりにくかった」と指摘。一方、新谷和彦・自民党県連幹事長は…自民が圧勝との世論調査が新聞各紙で報道されたことで「…選択肢が狭まった」と話す。

 また、佐藤文明・共産党県委員長は「自民党政治に対決する足場を、他の野党が持っていない。…」と指摘。先城憲尚・公明党県本部幹事長は「政治が国民の期待に応えられていない。…」と話した。

 松原幸恵・山口大准教授(憲法学)は、民主党が全国的に大勝した前々回の衆院選でも、県内選挙区の4議席のうち3議席を自民が占めたことに着目し、「選挙に行っても行かなくても変わらないという諦めムードがあったと思う」とみる。また「自民党は経済政策を打ち出したが、議論が低調だった憲法改正なども信任を得たとして加速するのではないか。政権運営にブレーキをかけるには、選挙では見えにくかった身近な問題に、声を上げていくことが大切だ」と述べた。【蓬田正志、田中理知】
[山口版]

2843名無しさん:2014/12/19(金) 19:56:46
民主党も2回連続落選者続出で再編が捗るな。噂の金庫にあるカネで養うのだろうか。

2844チバQ:2014/12/19(金) 21:04:01
>>2809
5802 チバQ 2014/12/18(木) 22:29:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk10010190000c.html
上州変動:2014衆院選 戦いの後で/中 民主「棚ぼた」の比例復活 勢力回復には遠く 「第三極」風前のともしび /群馬
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「奇跡が起きた」。民主党元職の宮崎岳志氏は、顔をくしゃくしゃにして支援者と抱き合った。小選挙区の1区では自民党と無所属の候補に敗れて3位。比例代表での復活当選が決まり、体が宙に舞ったのは、日付が変わった15日午前0時過ぎだった。

 前回衆院選での壊滅的敗北から2年。宮崎氏の国政復帰により、民主県連はようやく国会議員ゼロ状態を脱することになった。しかし、勢力回復に向けてどの程度の追い風になるかはまったく未知数だ。陣営関係者は厳しい表情でこう振り返る。「比例復活できたのは、自民と無所属の2人が保守票を食い合ってくれたおかげ。完全に『棚からぼた餅』の勝利だ。むしろ、民主党が有権者の信頼を取り戻せていないことが浮き彫りになった」

 突然の衆院解散・総選挙を受け、民主県連幹部や候補者は「準備不足」という言葉を繰り返した。黒沢孝行県連会長は「衆院選は早くても統一地方選後になると思っていた」という。「臨戦態勢」からは程遠い雰囲気だった。

 3区では公示直前、前回は対立候補だった長谷川嘉一氏を公認して何とか擁立にこぎ着けた。しかし、自民県議出身の長谷川氏に対し、連合群馬は「推薦」でなく1段階下の支援である「支持」にとどめた。ある労組幹部は「政治信条がはっきりしない人物の選挙に全力投球はできない」と声をひそめた。

 2区と4区は、他党と選挙協力したわけではなく不戦敗。小渕優子氏の「政治とカネ」問題で全国的注目を集めた5区でも、独自候補を擁立する力量がなく、県連が社民党候補を推薦してしのいだ。

 県内で唯一、早くから公認候補が内定していた1区ですら、県内外からスタッフをかき集めて、やっと態勢が整った。公示直後から「3人が団子状態になって、なんとか比例復活に持っていければ」という話が出ていたという。

 比例では県内で11万9404票を集めたが、維新の党を下回る数字だった。政権交代を果たした2009年の3割にも届かない水準だ。県議の一人は「再び国会議員が出てよかった、評価できるのはそれだけ」と断言する。準備不足の反省を踏まえ、来春の統一地方選以降、立て直し策を練るという。「まずは統一選でしっかりとした自治体議員を作ること。国政のことを考えるのはその先だ」。捲土(けんど)重来を期する民主に、まだ光は差していない。

    ◇
「前回は斬新さがあったが、もう賞味期限切れと思われている」。維新・石関貴史氏の選対幹部が漏らした。

 比例では12万1537票と、前身の「日本維新の会」の前回得票数から6万票以上も減らした。石関氏は比例復活したものの、2区での得票は当選した自民前職に3万票以上も離され、背中が見えない状況だ。分裂した次世代の党に至っては、政党としての存続が危ぶまれる惨敗だった。みんなの党の解党と併せ、流行語大賞を受賞した「第三極」はブームの終息とともに風前のともしびだ。

 一方、県内でも躍進したのが共産党だ。小菅啓司県委員長によると、期間中、前橋市内の事務所には「今回初めて共産に入れた」「孫だけには戦争を経験させたくない」と、有権者から多くの反応が寄せられていたという。沖縄1区を制し18年ぶりに小選挙区の議席を獲得した。沖縄のように反自民勢力を結集して「暴走ストップ」を図ることは県内でも可能だろうか。中之条町議会前議長の原沢今朝司氏は「地域で共闘できるテーマがなければ無理だろう」と慎重な見通しを語る。

 自民党政治に満足していない有権者は少なくない。しかし、その不満の受け皿となる勢力はまだない。【角田直哉、田ノ上達也】

2845チバQ:2014/12/20(土) 15:24:09
http://www.asahi.com/articles/ASGDL5DWMGDLUTFK009.html
次世代の党惨敗、ネット右派頼み限界 理念先行薄い政策
秋山惣一郎2014年12月20日14時39分
 自民党の右に柱を立てる――国家や民族を重視する本格的な右派政党として衆院選に臨んだ次世代の党。インターネットで活発に発言する右派勢力などを頼りに、強い保守色を前面に出して戦った。だが、公認48人に対して当選は2人と惨敗。識者からは、保守の理念が先行し、生活に密着した政策に結びつけられなかったとの指摘が出ている。


 選挙結果を総括した19日の次世代の党の会議。平沼赳夫党首は、落選議員らを前に「私の力が足らず、心から反省している」と頭を下げた。石原慎太郎最高顧問も「十分な応援ができなかった」と謝罪した。

 旧日本維新の会から分裂し、8月に結党した次世代の党は、平沼氏や石原氏ら自民党よりも保守的な理念を掲げる政治家の「オールスターチーム」の様相だった。衆院選では中国批判、慰安婦問題に加え、「根拠がない」との批判を浴びながらも、独自調査をもとに「在日外国人の生活保護受給率は日本人の8倍」などと訴え、「生活保護は日本人に限定」とする社会保障制度の抜本改革も公約に掲げた。

 次世代の選挙戦の象徴は、2月の東京都知事選で61万票を獲得した元自衛隊航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。東京12区で公明党の太田昭宏国土交通相にぶつけ、支持母体の創価学会を徹底的に攻撃した。

 記者会見で田母神氏は「安倍晋三首相の足を引っ張る公明党を政権から分離させ、自民・次世代の連立政権を作らねば、日本は取り戻せない」と述べ、街頭演説でも徹底した公明党、創価学会批判を続けた。

 ネット上で発言する右派の支持を得ようと、積極的なネット戦略も展開した。「子育て犠牲にしてまでなぜ働くのか」「慰安婦問題はでっちあげ」など、「誰もが知らんふりするタブー」を斬るとして、キャラクター「タブーブタ」を一刀両断する動画を制作。動画の再生回数は30万回を超えた。

 ツイッターも自民、公明に次ぐ約1万2千フォロワーを獲得。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠前会長が「期日前投票で小選挙区、比例ともに次世代に一票を投じてきました」とツイートするなど、右寄りのネット世論に浸透したようでもあった。

 しかし、ふたをあければ、わずか2議席。当選はいずれも強固な地盤を持つ平沼氏(岡山3区)と園田博之氏(熊本4区)のベテラン議員だった。目玉候補の田母神氏も東京12区で約3万9千票にとどまり、4候補中最下位。平沼党首は15日未明の会見で、「急な解散で党の知名度が不足していた」と語った。

2846チバQ:2014/12/20(土) 15:28:38
http://www.sankei.com/politics/news/141219/plt1412190031-n1.html
2014.12.19 19:27
【衆院選2014】
自民執行部に溝、無所属の入党要請する二階氏に谷垣氏は慎重姿勢 ちらつく「派利派略」

ブログに書く1




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自民党役員連絡会に臨む谷垣幹事長(奥左)と高村副総裁(同右)ら=19日午前、東京・永田町の党本部
 自民党の二階俊博総務会長は19日の党役員連絡会で、衆院選で当選した保守系の無所属議員を入党させるよう谷垣禎一幹事長に求めた。谷垣氏は慎重な姿勢を示し、執行部内での溝を印象づけた。二階氏の念頭にあるのは入党していないものの二階派(志帥会)には所属している議員が中心。それだけに党内には「派利派略」との批判もあり、入党問題は一筋縄にはいきそうもない。(沢田大典)

 「無所属議員の取り扱いをどうするんだ」

 役員連絡会で二階氏は具体名は挙げなかったが、独特の威圧感のある声で谷垣氏に迫った。

 その後の会見でも二階氏は「衆院選で減った部分は無所属議員で十分補える数だ。無所属議員は地域の選挙区で県民、国民の支持を得て当選した。自民党が謙虚になって、『どうぞお入りください』と呼び掛けることが大事だ」と持論を展開し、「度々申し上げなきゃいけないんだったら、度々申し上げる」と執念をのぞかせた。

 二階氏には、中村喜四郎(茨城7区)、小泉龍司(埼玉11区)、長崎幸太郎(山梨2区)、山口壮(兵庫12区)−の4氏が念頭にあるとみられる。
 しかし、実現には高いハードルが待ち受けている。役員連絡会で谷垣氏が「それぞれ事情がある。できるもの、できないものがある」と消極的な姿勢を示したように、茨城7区では永岡桂子氏(麻生派)、埼玉11区は今野智博氏(町村派)、山梨2区は堀内詔子氏(岸田派)がそれぞれ比例復活で当選している。中村、小泉、長崎の各氏を入党させようとすれば、バックに控える各派閥のトップが黙っているはずはない。

 兵庫12区には自民党候補は出ていないため、山口氏の入党は他の3人に比べて容易とみられるが、無所属で出馬し落選した戸井田真太郎氏は、兵庫県連が公認を求めながらも得られなかった人物だ。山口氏の入党に、県連内の反発は依然根強いものがある。

 加えて、中村、長崎、山口の3氏は二階派の特別会員で、小泉氏は国政報告会に二階氏を招くなど関係が深い。こうしたことも党内から理解を得にくくしている。まさに火種となりそうな今回の一件。ある中堅議員はこう語る。

 「二階氏は派閥の人数を増やして影響力を強めたいのだろう。『派利派略』は放っておけばいい」

2847チバQ:2014/12/20(土) 15:41:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk01010144000c.html
「この道」どこへ:検証・’14衆院選/上 大地と協力 民主、党勢回復へ道半ば /北海道
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 ◇プライド優先に課題も
 「小選挙区で三つ、あとは接戦。票も増え、それだけ信頼も集まっている」。民主道連代表の横路孝弘氏(73)は15日午前0時半ごろ、衆院選道1区(札幌市中央・南・西区)での当選が決まると札幌市中央区の事務所に姿を現し、党への支持が回復の兆しを見せている手応えを口にした。

 2009年の衆院選では道内20議席中15議席を占め、政権交代をけん引。だが12年の衆院選では選挙区で全敗し、2議席にとどまった。今回は議席を5に増やしたが、再建への足がかりをつかんだにすぎない。道連は来春の統一地方選に本格的な党勢回復をかける。

    ◇

 「貴子が嫁入りしたようなもの。小選挙区は横路先生、比例は民主です」。選挙戦終盤の11日、札幌市南区で開かれた新党大地の後援会主催による横路氏の個人演説会の冒頭、大地の支援者が呼びかけた。

 両党は統一地方選に向け8月ごろから選挙協力を模索し、突如行われることになった衆院選で選挙協力を結んだ。大地代表代理の鈴木貴子氏(28)が道7区(釧路、根室管内)から民主公認で出馬した。選挙期間中、大地の支援者として知られる歌手の松山千春氏が民主候補の応援に入り、代表曲を披露しエールを送る場面もあった。

 鈴木氏は自民道連会長の伊東良孝氏(66)に225票差まで迫るなど健闘。民主幹部は「大地の働きは大きかった」と評価する。

    ◇

 一方、不安を残したのは野党が競合した道2区(札幌市北・東区)。民主党本部は維新と選挙協力を模索し、今回不出馬を表明した民主の三井辨雄(わきお)・元厚生労働相(72)が松木謙公氏(55)を後継指名した。だが松木氏は民主を除名された経緯があることから、民主道連は支援を拒否した。

 松木氏は維新公認で出馬し、民主道連は独自に池田真紀氏(42)を擁立。その結果、非自民・非共産票は松木、池田両氏に割れ、自民の吉川貴盛氏(64)を楽々当選させる結果となった。

 さらに松木氏は比例で復活当選したことから、民主の地盤は維新にさらわれた形となった。民主の支援団体幹部は「民主道連に松木氏を受け入れる度量があれば、地盤を維持できた。野党競合で民主のプライドは守ったが、議席も地盤も失った」と批判する。

    ◇

 同じ幹部は「2区の構図はそのまま知事選に重なる」とも話す。来年4月の知事選には、フリーキャスターの佐藤のりゆき氏(65)が既に立候補を表明しており、年明けには高橋はるみ知事(60)も4選を目指して出馬表明する見込み。民主と大地は「反高橋知事」では一致するが、大地代表の鈴木宗男氏(66)は佐藤氏の支援に積極的な一方、横路氏は独自候補擁立の姿勢を崩していない。

 来春の道議選でも民主系と大地系の候補が競合する選挙区がある。今後、調整が焦点となりそうだ。別の支援団体幹部は「主戦論も大事だが、議席を獲得してこそ党勢拡大につながると肝に銘じ、統一地方選の準備にあたってほしい」と民主に注文を付ける。

   × × ×

 衆院選で安倍晋三首相は「この道しかない」と連呼し、自公で3分の2の議席を維持し、道内でも戦後最低の投票率となった。自民が勝利を収めた衆院選を検証する。

2848チバQ:2014/12/20(土) 15:42:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk01010122000c.html
「この道」どこへ:検証・’14衆院選/中 大地との協力拒絶 自民、民主に肉薄許す /北海道
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

衆院選投開票日の14日深夜、自らの選挙区の開票状況を渋い表情で確認する伊東良孝・自民道連会長=札幌市中央区の自民道連事務所で
衆院選投開票日の14日深夜、自らの選挙区の開票状況を渋い表情で確認する伊東良孝・自民道連会長=札幌市中央区の自民道連事務所で
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 ◇大敗なら「責任論」も
 衆院選の大勢が判明した14日深夜、札幌市中央区の自民道連事務所で伊東良孝・道連会長(66)は「厳しい戦いだった」とため息を漏らした。前回の2012年衆院選では、自民が候補を擁立した11の小選挙区で全勝したが、今回は3選挙区を民主に奪われた。自身が出馬した道7区(釧路、根室管内)では辛勝したものの、次点だった民主公認で新党大地代表代理の鈴木貴子氏(28)=比例代表で復活当選=に225票差まで詰め寄られた。

 今回、自民が敗れた3選挙区は▽6区(上川管内の一部)惜敗率97・2%▽8区(渡島、檜山管内)同93・4%▽1区(札幌市中央・南・西区)同90・9%−−といずれも接戦だった。一方、自民が勝った3区(同市白石・豊平・清田区)と4区(厚別区、石狩管内)でも民主候補に惜敗率90%台まで迫られ、大勝した前回に比べると票差はぐっと縮まった。

     ◇

 「野党の選挙準備が整わないうちに」と安倍晋三首相が電撃解散に打って出た今回の衆院選は、自民道連にとっても「寝耳に水」だった。前回こそ追い風を受けて道内で歴史的勝利を収めたが、かつて「民主党王国」と呼ばれた北海道はもともとリベラル勢力が強く、安倍首相が争点に掲げた経済政策「アベノミクス」の評価を巡っても、北海道は「全国で最も影響が及んでいない地域の一つ」(自民道連幹部)で、「厳しい選挙戦になる」というのが自民道連幹部の間の当初からの共通認識だった。

 そんな不安に追い打ちをかけたのが、道内で一定の集票力を持つ大地と民主の選挙協力だった。大地は候補を立てず全道で民主を支援する代わりに、鈴木宗男代表(66)の長女・貴子氏が民主入りして7区から出馬、比例名簿1位に遇された。「第三極」候補が乱立した前回選では、民主に大地候補の得票を加えると自民候補を上回るか接戦になる選挙区が五つあり、自民に危機感が広がった。

 大地は当初、自民との連携も模索したが、貴子氏と地盤が重なる道連会長の伊東氏が突っぱねた。選挙選中盤、報道各社の情勢調査で道内半数近くの選挙区で接戦が伝えられると、道連内には「(伊東氏は)道連会長という立場なのに、自分のことしか考えていなかった」とのいら立ちの声が一部でくすぶった。もし自民が大負けしたり伊東氏が選挙区で敗れたりしていれば、「責任論」も浮上しかねない状況だった。

     ◇

 14日深夜、道内の選挙結果について問われた伊東氏は「前回が完勝だった。(今回も)負けではないのではないか」と答えた。自民道連幹事長の柿木克弘道議(46)も「全国の激戦区のうち、沖縄(全4区)は全敗し、愛知(全15区)は七つ落とした。道内では20議席のうち過半数(11議席)を獲得でき善戦した」と評価する。

 ある自民道連幹部は「首相が言うほどアベノミクスの効果は北海道には届いていない。今なぜ解散をするのかという有権者の疑問に答えるのが難しかった。一方で、有権者の間には民主党政権の3年間に対する失望感がまだ残っていて、『再び民主党に政権を渡していいのか』という我々の訴えがより共感を得た」と分析する。

 今回、道内の自民前職で1区の船橋利実氏(54)だけが比例でも復活できず落選した。船橋陣営の選対幹部は選挙戦をこう総括した。

 「(敗因は)民主と大地の選挙協力の影響もあったと思うが、思想信条が違う者同士が野合を組んだ。こちらは『勝つためなら何をしてもいいわけではない』との筋論を示せた。敗れはしたが、次につながる戦いだった」

2849チバQ:2014/12/20(土) 15:42:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk01010012000c.html
「この道」どこへ:検証・’14衆院選/下  反自民の「受け皿」 維新と共産、比例で健闘 /北海道
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 ◇民主に「負の遺産」続く
 「奇跡的な当選。橋下(徹・維新共同代表)さんの『改革者』としての主張に、有権者が期待を託したのではないか」。投開票日翌日の15日、道2区(札幌市北・東区)から立候補し比例代表で復活当選を果たした維新の松木謙公氏(55)は、そう振り返った。前回の2012年衆院選の比例代表道ブロックで33万3000票余を獲得した維新(当時・日本維新の会)は今回、約8万6000票を減らしたものの、前回に続き1議席を確保。追い風は弱まったが、「自民も民主もノー」という有権者をとらえて、道内に一定の足場を築いていることをうかがわせた。

 前回、道12区(宗谷の一部、オホーツク管内)で落選した松木氏は今回、もともとの地盤だった2区から立候補。選挙戦では当初「民主党の三井わきおさんの後継者」と書いた選挙カーを走らせていたが、中盤以降は「民主」の文字を消して「維新」を前面に出した。陣営幹部は「消費増税延期と議員定数削減など『身を切る改革』をセットにした訴えは反応がよかった。かつての民主への期待が維新に移った感じだった」と振り返る。

 維新は札幌市内10区のうち中央など4区で共産や公明を上回る票を獲得し、都市部での支持の強さを印象付けた。民主は比例で3議席目をうかがったものの、維新や全国的に躍進した共産によって阻まれ、2議席にとどまった。民主道連幹部は「反自民票が民主に流れる、という甘いことにはならなかった。前回の『負の遺産』がまだ続いているということだ」とうなだれた。

     ◇

 共産も道内で14年ぶりの議席を比例で獲得した。投開票日の14日深夜、札幌市東区にある事務所内のテレビに比例名簿1位の「畠山(はたやま)和也氏(43)、当確」のテロップが流れると、支援者から歓喜の声が上がった。

 共産は比例道ブロックで、前回を約11万票上回る30万2251票を獲得した。青山慶二・道委員長は「共産は自民と正面から対決し、対案を示してきた。安倍晋三政権に不安や危機感を持つ人のよりどころになった」と評価する。
 消費増税中止や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉からの撤退など独自の主張が自民や民主支持層の一部にも浸透。また民主と新党大地の選挙協力によって前回乱立した「第三極」候補が絞り込まれたことも影響した。今回は小選挙区でも10選挙区で得票率が10%を超え、前回の3選挙区から大幅に支持を広げた。

 青山委員長は「民主政権時代に期待し裏切られた有権者は民主には戻りきらず、第三極も頼りにならないと感じ、揺れ動いた末、『今回は共産に』という人が多かったのではないか」と分析する。

     ◇

 「アベノミクス解散」が功を奏し、自公で衆院の3分の2以上の議席を手にして、長期政権を視野に入れ始めた安倍首相。首相が強調した「この道」はどこへ向かうのか。今後も注視していきたい。

   × × ×

 この連載は山下智恵、袴田貴行、久野華代、三股智子が担当しました。

2850チバQ:2014/12/20(土) 15:43:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk08010222000c.html
ダブル選の波紋:14年衆院選・県議選/上 民主の苦戦 党勢回復怠ったツケ 野党共闘、冷ややか /茨城
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「厳しいなあ」。民主党県連(水戸市中央1)の会議室で、県議の長谷川修平幹事長は、党職員とともにテレビの開票速報番組を見つめながらつぶやいた。15日午前1時10分ごろ、1区に立候補した福島伸享氏(44)の比例復活が伝えられ、硬い表情が一瞬緩んだ。しかし、直後に海江田万里代表の落選が報じられると、元の厳しい表情に戻ったままだった。

 民主は今回、福島氏の比例復活のほか、日立グループ労組を支持基盤とする5区・大畠章宏氏(67)が前回2012年衆院選に引き続き自民候補を降し、9選を果たした。県内は1議席増となったものの、選挙戦では4小選挙区にしか独自候補を擁立できないなど、改めて党基盤の脆弱(ぜいじゃく)さを浮き彫りにした。

    ◇   ◇

 党勢衰退の影響は県議選でも表れた。民主政権下で行われた10年県議選は24人を擁立したが、今回はわずか7人の擁立にとどまった。支持母体の労組関係者は「候補を探す責任者が誰なのか、あやふやなまま選挙に入り、空白を埋められなかった。しかも、今は民主の名前で立ってくれない」と説明。福島陣営幹部は「自民に対抗できる組織作りができていない。労組頼み、風頼みの選挙になっている」としており、この2年間で党勢回復の努力を怠ってきたツケが回ってきた格好だ。

 衆院選では、党本部が掲げた「野党共闘」も空回りに終わった。3区では維新の石井章氏(57)と候補者調整したが、実質的な選挙協力は図られなかった。選挙戦中盤の9日には、石井氏が日立市内の大畠氏を訪問。選挙協力をアピールしたが、大畠氏陣営の関係者は「民主の名前にただ乗りしようとしただけ」と冷ややか。県連幹部は「政策も違っており、県レベルでの協力には無理があった」と漏らした。

    ◇   ◇

 報道各社の世論調査で、茨城5区や同7区の接戦が伝えられると、自民は序盤から菅義偉官房長官や小泉進次郎復興政務官、麻生太郎副総理らを接戦区に投入。圧倒的な組織力を見せつけ、比例代表の得票率では前回衆院選比7・4ポイント増の38・4%を獲得した。民主も同2・1ポイント増の17・8%としたが、党勢の差は歴然としていた。党幹部の応援演説も終盤、馬淵澄夫党選挙対策委員長らだけだった。

 長谷川幹事長は「党首も落選した選挙だから、幹部も自分の選挙が大変な状況にあったのだろう」と声を落とす。県内の衆院選投票率は過去最低の55・24%。選挙戦を振り返った福島氏は「有権者には野党に対する期待がなかった。野党のだらしなさに対する怒りの棄権があったのだろう」【衆院選取材班】

    ×  ×  ×

 県政史上初の衆院選、県議選のダブル選は、自民圧勝で幕を閉じた。勝敗を決めた背景と県政に広がる波紋を追った。

2851チバQ:2014/12/20(土) 15:44:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk08010233000c.html
ダブル選の波紋:14年衆院選・県議選/中 「公明推薦」勝敗を左右 自民の地盤、隙なし 「組織一つにして戦った」 /茨城
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 投開票日を翌日に控えた13日午前、自民の田所嘉徳氏(60)はJR水戸駅南口で街頭演説を行った。左脇に県議選立候補者の加藤明良氏、右脇には水戸市議が陣取った。田所氏は選挙期間中、「自民は根っこが違う。市議、県議が地元に根付いているので、地方の考えを国政に吸い上げることができる」とアピール。県議選立候補者らと連携し、大票田・水戸市でも票を固めた。

 田所氏は筑西市出身。水戸市では知名度不足を指摘する声もあった。しかし、県政初のダブル選となった県議選をフル活用し、県議の地盤に食い込んだ。水戸市では、水戸一高出身で比例復活した福島伸享氏(44)=民主=を約4000票上回る4万3824票を獲得。田所陣営の選対本部長を務めた白田信夫県議は「ダブル選がうまく機能した」。また、関係者からは「県議選がなかったら、田所さんは負けていたかも」との声も漏れた。

      ◇

 11月27日、土浦市で開かれた6区の立候補予定者による公開討論会。消費増税の論議で、民主の青山大人氏(35)が軽減税率導入に否定的な見解を示すと、自民の丹羽雄哉氏(70)は「私たちは庶民の暮らしを守る」と即座に反論し、導入に前向きな考えを示した。軽減税率導入は、友党の公明が掲げた重要な公約でもあった。

 公明は衆院選で5区、7区を除く自民候補5人を推薦。7区では無所属の中村喜四郎氏(65)を推薦した。公明が比例代表で獲得した5区の約1万8000票、7区の約3万4000票すべてが仮に公明推薦のなかった両区の自民候補に投じられると、勝敗は逆転する。

      ◇

 7区の中村氏は「自民の風を(後援会の)皆様と公明党さんの力で抑えこむことができた」と謝辞を述べる一方、敗れた自民の永岡桂子氏(61)の陣営関係者は「敗因は公明票が得られなかったことだ」と顔をしかめた。公示後に推薦を決めた1区など他区でも、公明の出方次第では勝敗が入れ替わる可能性もあった。

 前県連会長の岡田広参院議員は「党の組織を一つにして戦った」とダブル選を乗り切った満足感を示した上で、「公明推薦が遅れた区などはもう少し普段から(公明との)関係を良くしないといけない」と自公連携を強化するよう求めた。県議選も含め、ほぼ改選前の勢力を維持した自民党。しかし、岡田氏は「衆院選は風が吹くことが多い。あとは仕事で評価してもらうしかない」と気を引き締めた。今のところ、野党がつけ込む隙(すき)はなさそうだ。【衆院選取材班】

2852チバQ:2014/12/20(土) 15:44:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk08010115000c.html
ダブル選の波紋:14年衆院選・県議選/下 政治団体 バランス重視の支援 「人物本位」名目に /茨城
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 「JAに理解ある議員が必要。そのため、バランスを大切にした」。JAグループ茨城(組合員数約23万3000人)の政治団体「県農協政治連盟」幹部は選挙戦への考え方を解説した。同連盟は今回、自民候補5人を推薦する一方、1区、5区では自民、民主の両候補を支持した。背景には急速に進む米価下落や、自公政権の規制改革に対する不満がある。

 前回2012年衆院選小選挙区は「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の交渉参加反対」を踏み絵に自民候補3人に加え、民主候補として初めて1区の福島伸享氏(44)を推薦。そのほか4人を支持した。計8人のうち当選者は5人だった。今回は推薦・支持した9人の全員当選を果たした。別の幹部は「大きな成果が出せた」とバランス重視の結果に満足そうに話した。

      ◇ 

 県医師会の政治団体「県医師連盟」(会員約1300人)は今回、「人物本位」という旗印を掲げた。民主政権が誕生した09年衆院選で、県医師連盟は県内7小選挙区の民主候補7人を推薦。12年衆院選でも3区を除く6小選挙区で民主候補を推した。今回は1区、5区、6区は民主、残る2〜4区、7区は自民を推薦し、結果は比例復活を含め、6勝1敗だった。

 小松満委員長によると、過去の衆院選の経緯から「自民ばかりに勝たせてはならない」と自民への警戒感を示す会員がいる一方、政権運営に失敗した民主に冷めた視線を送る会員も少なくないという。ただし、政権交代の振り子はいつ動くか分からない。だからこそ、人物本位という名目で、自民と民主のバランスを取ったとみられる。

      ◇ 

 共同通信社が14日に実施した出口調査によると、「これまでの第2次安倍政権の施策を評価しますか」との問いに対し、県内の自民支持層の2割弱、公明支持層の4割強が「評価しない」と答えており、自民支持層の1割弱、公明支持層の2割弱が小選挙区の民主候補に投票した。苦戦したとはいえ、準備不足の民主が県内で1議席を増やしたのは、一部与党支持層のバランス感覚があったとも言える。

 衆院選の結果について、筑波大社会学類の辻中豊教授(政治学)は「野党は最大の争点になった『アベノミクス』に代替案を何も出していない。負けるべくして負けた。野党は目先の選挙協力や『風』に頼るのではなく、組織力を強化しなければ自民に対抗できない」と分析。代案を示し、県民のバランス感覚に応えうる選択肢が求められている。【衆院選取材班】

2853チバQ:2014/12/20(土) 15:45:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk09010072000c.html
師走決戦:2014衆院選・振り返って/上 指定廃棄物問題で明暗 西川氏、肩書足かせに /栃木
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 衆院選の結果、県内5小選挙区では自民が4議席、民主が1議席を獲得した。2区では自民の現職農相、西川公也氏(71)が落選(比例で復活)し、3区では無所属の渡辺喜美氏(62)が父美智雄氏(故人)の代から51年守り続けた議席を失った。各選挙区で勝敗を分けたものは何か、背景を探った。

 時計の針は間もなく午前0時を指そうとしていた。開票率が100%に迫っても2区の勝敗が判然としないなか、最も早く結論を下したのはさくら市内の事務所で待機していた西川氏本人だった。開票所に詰めていた関係者から最新情報が入ると、硬い表情で敗戦を認めた。「皆さんよくやってくれた。心からおわび申し上げる」。比例代表での復活当選にも祝賀ムードは一切なかった。

 一方、199票の小差で制した民主・福田昭夫氏(66)。「後援会、連合栃木、民主党議員団の『三本の矢』が結束し総合力を発揮した勝利。この冬空のように爽快な気分だ」。当選から一夜明けた15日、満足げにそう振り返った。

 福田氏と西川氏は、小選挙区で過去2回戦い1勝1敗。民主に追い風が吹いた前々回(09年)は福田氏が当選し、落選した西川氏は3年余の浪人生活を余儀なくされた。自民が政権に返り咲いた前回(12年)は西川氏が当選し、福田氏は比例代表で復活した。

 3戦目の今回、報道各社などの情勢分析記事では、接戦ながら「西川氏優勢」とみる媒体が多かった。

 福田氏陣営は危機感を強めた。10日夜の選対会議で、選挙区内をくまなく回る戦術から地元・日光市の票固め重視に変更。今回の選挙戦が「演説デビュー」だった恵美子夫人(62)は大票田の鹿沼市を中心に最後の3日間で約70回の演説をこなした。

 さらに陣営は勝負に出た。浮動票が西川氏に流れていると分析し、「農相(西川氏)を相手にあえて農村票に狙いを定めた。自民票を取るほかなかった」と福田氏。また、選挙区内には福島第1原発事故で生じた指定廃棄物の最終処分場候補地となった塩谷町があるにもかかわらず、現役閣僚としてこの問題に踏み込んだ発言ができない西川氏との違いを強調。同原発敷地内での一括管理を主張する政策チラシを配った。

 開票の結果、選挙区内の7市町のうち5市町で西川氏に及ばなかったが、10年来の支持者は「いずれも小差まで迫れたので、最終的には日光と塩谷で稼いだ計約6300票のアドバンテージが効いた」と分析した。

 西川氏にとっては、現役農相として臨む初の選挙だった。「全国的な知名度になり、(有権者が)向こうから集まってくる」。公示前にはそんな手応えも口にしていた。

 ところが、期待したほどの追い風が吹かなかった。守りの戦いに追い込まれ、県外候補からの応援依頼は断った。12日には福田氏の地元、JR今市駅前に安倍晋三首相を迎えて立会演説会を開いた。「相手の戦意をくじき、とどめを刺したい」との狙いだったが、リードを奪うことはできなかった。

 陣営は最後まで苦戦の原因をつかみかねた。米価の下落、指定廃棄物処分場問題、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)、地方に行き届かないアベノミクスの効果−−。考えても結論は出ず、「味方は見えるが、敵が見えない」と西川氏は首をひねった。

 福田氏の「指定廃棄物は福島第1原発で一括管理を」との主張について、陣営周辺では「実現の可能性がどれだけあるのか。堂々と反論すればいい」との声があった。しかし西川氏は閣内不一致を恐れ、最後まで指定廃棄物問題への言及を避けた。「私の真意が伝わらなかった」と総括した西川氏。金看板となるはずの肩書は足かせになっていた。【花野井誠、田内隆弘】

2854チバQ:2014/12/20(土) 15:46:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk09010067000c.html
師走決戦:2014衆院選・振り返って/中 渡辺氏、父の威光通じず 「地域密着」奏功、簗氏 /栃木
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「期待に応えられず申し訳ない」。落選が確実になった14日午後11時過ぎ、7回目の衆院選にして初めて無所属で戦った渡辺喜美氏(62)は、那須塩原市の事務所で深々と頭を下げた。集まった支持者からはすすり泣きが漏れる。その直前まで、会場に置かれたテレビの中継映像には両手を突き上げる自民の簗和生氏(35)の笑顔が映っていた。

 過去6回の選挙戦をすべて得票率6割以上で圧勝してきた渡辺氏だったが、8億円借り入れ問題やみんな解党による逆風にはあらがえなかった。インタビューで敗戦要因を問われると、1強多弱の自民と政策の違いが出せなかった▽無所属では力がないと思われた▽自民の旧来型の組織型選挙に及ばなかった−−の3点を挙げた。

 ただ、無所属での出馬は後援会の意向でもあった。斎藤典夫選対委員長は「知名度も政治実績も全国区。(選挙直前の解党で)事ここに至っては、個人戦のほうが戦略を立てやすいと判断した」と振り返る。「足を運んで触れあい、実際に顔を見てもらうと反応は良かった。『やっぱり渡辺さんがいなくちゃ』という声ももらった」

 無所属のため比例復活当選がない背水の陣での戦い。すがったカードは父の美智雄元副総理だった。「私の政治信念は父から受け継いだそのもの」「父のやり残したことをやらせてください」。渡辺氏は父の名を繰り返し口に出して情にすがり、陣営も「この選挙区から『渡辺』の名前が消えて本当にいいのか」と訴えた。

 半世紀以上続いた「渡辺王国」の陥落。選挙後、「父の地盤を失ったが」との問いに、渡辺氏はなんとか強がってみせた。「地盤は相続できるものではない。あくまで民主主義の手続きの中で自民候補が選ばれたということだ」

   ◇

 選挙戦最終盤の12日、簗氏はJR那須塩原駅前に立ち乗降客に訴えかけた。「同じ物を食べ、同じ水を飲み、同じ空気を吸って痛みや苦しみを共にしてきた。毎朝この駅から6時11分の新幹線で国会に通った」。もう2年前の初出馬の時のような「落下傘候補」ではないことをアピールしつつ、「地元をないがしろにしている」と評されてきた渡辺氏との違いを意識に植え付けてもらう作戦でもあった。

 簗氏のキャッチフレーズは「地元密着・現場主義」。街頭演説では「地元の声を国会に届けられなくては国会議員ではない」と繰り返した。ことごとく渡辺氏を強く意識したものだった。

 父の威光にすがった渡辺氏に対し、政策よりもひたすら「地域密着」を叫び続けた簗氏。結果としてアベノミクスへの評価も集団的自衛権行使容認の是非も争点とはならず、「渡辺か、自民か」に焦点が集約されていった。

 一般に、有力候補同士の激戦になると、投票率は上がる傾向にあるとされる。しかし今回、3区の投票率は54・59%。全国平均(52・66%)を上回ったとはいえ、同じ顔合わせだった前回(58・14%)を下回った。激しい集票合戦を繰り広げたにもかかわらず、多くの有権者が選挙自体にそっぽを向いた形だ。

 東京地検特捜部は近く、8億円借り入れ問題を巡り、渡辺氏から事情を聴くとみられている。政治とカネの問題が改めて注視されることになる。掲げた目標「3区一新」を果たした簗氏の真価が問われるのもこれからだ。【柴田光二、藤田祐子】

2855チバQ:2014/12/20(土) 15:47:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk09010213000c.html
師走決戦:2014衆院選・振り返って/下 後手の民主、次に手応え 自民、固い地盤を活用 /栃木
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 「私たちに投票権はないけれど、1区にいる親戚や知人に投票を呼びかけている。なんとか当選させて」。衆院選中盤の8日、宇都宮市内で開かれた1区の民主、柏倉祐司氏(45)の必勝集会会場に、2区にあった後援会組織のメンバーが駆け付け、必死に訴えた。1区では後援会を設立する時間さえない戦いだった。

 安倍晋三首相が仕掛けた電撃的な解散・総選挙。準備不足に加え、所属政党のゴタゴタで後手に回り、追い上げきれなかったのが、柏倉氏と4区の民主、藤岡隆雄氏(37)だ。

 前回みんなから2区に出馬し、比例復活当選した柏倉氏は公示直前に党が解党し、急きょ民主に移ったうえ、1区に国替えまでした。しかし、民主を支援する連合栃木の内部では当初、「(政策が違う)みんなの公認だった候補者を簡単に支持していいのか」と反対の声も上がったという。ただ、柏倉氏は宇都宮市出身。同じく前回は4区のみんなの候補だった藤岡氏は今年、小山市に新居を構え、それぞれ「地元の候補」を名乗る資格はある。幹部の一人は「今回たとえ落選しても、今後も腰を落ち着けて活動してくれるという期待を込めて推薦した」と、振り返った。

 地元に根を張る候補者かどうかにこだわったのは、苦い経験があったからだ。これまで民主が擁立した落下傘候補は、当選してもその後落選すると、地元を去ることの繰り返しだった。

 選対幹部も「今回は先につながる戦いをすることが大事だった。準備時間は足りなかったが、次につながる手応えはあった。今後は後援会をしっかり作り、長く民主の候補者として育てていきたい」と視線は先を向いている。そうした思いに応えるように、柏倉氏は敗戦の弁で「次を戦わないということはない。勝つまでやる」と言い切った。

 藤岡氏も前回から約1万3000票伸ばし、陣営も「次への布石になった」とある程度評価する。しかし「支持者に『なぜ民主なのか』と戸惑いが広がり、自民に流れた人も多いのでは」とも分析している。そもそもみんなの政策は集団的自衛権をはじめ民主よりも自民寄りだった。陣営は「『民主党の藤岡』ということをきめ細かに説明し、離れてしまった支持者に戻ってもらえるよう努力する」と次を見据える。

   ◇

 午後8時の投票締め切りと同時に、県内の自民候補は1区の船田元氏(61)、4区の佐藤勉氏(62)、5区の茂木敏充氏(59)と次々に「当選確実」の一報が事務所に入り、早々に支援者らの「バンザイ」の声が響き渡った。

 船田氏は、陣営に緩みが出ないようあえて「弱い逆風」と位置づけて臨んだ。過去13回の選挙戦で築いた固い地盤を最大限に活用し、支援企業や推薦団体などを中心に票を固めた。投票率の低下の影響もあり、目標の12万〜13万票には及ばなかったが、最低目標の10万票はクリアした。陣営幹部は「1区は最も『風』の影響を受けやすい。相手が誰であれ、これからもしっかり基礎を固めるだけ」と語る。

 相手候補に5万票以上の大差で当選した佐藤氏も小山市や壬生町など選挙区内のすべての首長の応援を受け、地力の差を見せつけた。陣営は「首長が率先して応援してくれたおかげで有権者に自然と佐藤ムードが広がった」と振り返る。茂木氏は自共対決で3万票超を許したが、勝負では相手を寄せ付けなかった。【長田舞子、猪飼健史】

2856チバQ:2014/12/20(土) 15:48:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk12010152000c.html
2014衆院選:熱気なき票情/1 自共の組織政党伸長 政策論争なく他党埋没 /千葉
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 「安倍政権に対する怒り、危機感を抱いている方が期待を寄せてくれた」

 15日未明。小選挙区制移行後初めて県内の選挙区候補の共産議員が比例復活で誕生した。4区候補の新人の斉藤和子氏(40)=比例名簿3位=だ。

 「自民党にも民主党にも入れたくない層」(陣営)の受け皿として存在感を示した共産。「なんとか比例南関東ブロックの3議席目を」と意気込み、選挙戦最後の12、13日と連日で志位和夫委員長が選挙区入りするなどテコ入れを図った。

 「(比例では)共産党と書いていただきたい」。13日のJR津田沼駅で志位氏は訴えた後、こう強調することも忘れなかった。「『和夫と和子』のコンビで国会でやれるよう絶大な力添え、よろしくお願いします」

 斉藤氏の得票率は前回よりも3・0ポイント増の10・53%。比例復活の条件「得票率10%」をクリアし滑り込むと、両手を高く挙げて万歳した。

 民主の野田佳彦前首相(57)が強固な地盤を持つ4区。今回も野田氏は早々に当選確実となったが、自民や共産の比例が伸び、比例復活争いは15日未明まで続いた。

    ◇  ◇

 午前2時すぎ。全国最後の1議席となった同ブロックの一枠が維新の党に決まると、自民新人の木村哲也氏(45)の陣営からはため息が漏れた。「この悔しさを糧に頑張る」。県内唯一の「自民空白区」での議席獲得まであと一歩。支持者から「また一からやり直そう」との声が上がると、次回も出馬する意思を示した。

 「地元が一枚岩になるんだったら、それに越したことはない」

 木村氏の他に比例選出の国会議員が候補者に名乗りを上げていた先月18日。この国会議員を推したベテラン衆院議員は東京・永田町で参院議員に地元の状況を伝えられると、立候補の辞退を促すことを約束した。

 選挙区出身でない「落下傘候補」だった過去3回と違い、自民系市議らが「野田氏が唯一落選した96年以来」(陣営)という結束を見せた。比例名簿で同順位の中から復活当選者を決める惜敗率(当選者の得票に対する該当候補の得票の割合)は56・7%と前回の自民候補より12・5ポイント高かった。

 地元の「一枚岩」に野田陣営は危機感を抱いた。ただでさえ「1票の格差」解消を目指した区割り変更で、野田氏が強いといわれる船橋市北部が13区に編入された今回。全国の応援に飛び回る中、「前回と違って応援に行く前にほぼ必ず、つじ立ちをした」という。

 当選を決めても万歳三唱はしなかった。野田氏は「仲間が増えないと政治は変わらない。その辺の複雑な心境を察していただきたい」と話し、終始厳しい表情だった。

2857チバQ:2014/12/20(土) 15:48:48
   ◇  ◇

 「『野党しっかりしろ』との有権者からの叱咤(しった)激励だと思う。胸に刻んで頑張らなければ」。復活当選が決まり、8区の元職の太田和美氏(35)はそう繰り返した。前回は比例復活で3議席を獲得した維新の党(当時は日本維新の会)。今回、太田氏が1議席を死守した格好だ。

 2006年7区補選に初当選。福島に国替えし再選したが、民主を離党し日本未来の党で出馬した12年は落選。千葉に戻り出馬した昨年の参院選で落選と曲折を重ねてきた。「故郷での再出発で票の重みをかみしめた。地元に少しは受け入れていただけたかな」。万歳するうち涙があふれた。

 民主などが候補者を見送り、出馬した太田氏。野党の候補者調整について「ベターだったがベストではなかった。自民に勝つ受け皿を作るための準備や選挙協力はできなかった」と反省。「政権交代できる野党再編を目指す」と抱負を述べた。

    ◇  ◇

 午前2時半ごろ。民主は比例で確保した4議席の残り1議席に、惜敗率約67%で3人がひしめき、身内同士の争いを演じていた。

 元職の谷田川元氏(51)の香取市の事務所では比例復活に望みをかけ、支援者約50人が深夜までテレビの開票速報を食い入るように見つめた。神奈川の候補の復活当選が決まると、深いため息に包まれた。

 谷田川氏は支援者に「あと10票くらいで当選だった。今後については改めて相談したい」と苦渋の表情であいさつ。報道陣の取材を拒否して別室で行った協議では「改めて(トラブルで票の最終確定が遅れた)成田市選管に調査を申し入れたい」と憤る声が上がっていたという。

 同様に争っていた13区の前職の若井康彦氏(68)の支持者らも「あと100票あれば……」とうつむいた。

 野党の候補者調整に加え、野田氏地盤の船橋市北部が編入。ともに順風になると見ていたが、「準備に時間がなく、成果は十分ではなかった」(若井氏)。他の野党とは選挙協力までに至らず、編入地区でも当選した自民の白須賀貴樹氏(39)に敗北。選対関係者からは「安倍さんを批判する割に対案がなかった。党本部にしっかりした政策を出してほしかった」と不満も聞かれた。

    ×  ×

 自民や共産といった組織政党が伸びる一方、民主や「第三極」と呼ばれた政党は低迷。突然の解散で与野党の政策議論が深まらず、投票率が大幅に下がるなど「しらけムード」が漂う中、何が起こっていたのか。「1強多弱」を決定づけた選挙を検証する。=つづく

2858チバQ:2014/12/20(土) 15:50:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk12010084000c.html
2014衆院選:熱気なき票情/2 手応え感じず大勝、自民 統一選前、地方議員も「真剣」 /千葉
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「報道の『楽勝』なんて信じるな」

 再選した2区の自民党の小林鷹之氏(40)の陣営幹部は選挙期間中、毎朝の会議で指示を飛ばした。手には、自民優位が一斉に報じられた4日に安倍晋三首相から全国の各陣営・候補者に届いた激励文が握られていた。

 <油断大敵 最後まで必死に訴えよ! 弛(ゆる)んだら勝利はない!>

 支持者らに楽勝の空気が漂い始めていると感じた陣営は、首相のメッセージや谷垣禎一幹事長と茂木敏充選対委員長の連名で届いた選挙の心構えが記された「緊急通達」を見せて緊張感を持たせた。

 小林陣営は、知名度がある議員が応援に来ても数十人しか集まらないなど手応えを感じないままだった。野党の候補者調整で「第三極が乱立した前回よりも野党候補に票が集まるのではないか」との懸念もあった。7区で3選した斎藤健氏(55)も「自分の感覚と違う報道がなされ、陣営が緩むかもしれない恐ろしい選挙だった」と振り返る。だが、蓋(ふた)を開けてみれば2、7区とも次点の倍以上の得票数だった。

 消費再増税の先送りに反対する主要政党はなく、政権選択が争点にならなかった今回、県内の投票率は51・24%と戦後最低を記録。「チラシも取ってくれない。選挙をやっている気がしない」。3区で応援した市議のつぶやきには有権者に無関心が広がっていたことがうかがえる。

    ◇  ◇

 自民は13選挙区で、政権を奪還した前回と同じ11議席を確保、圧倒的な県内第1党を維持した。

 共同通信が14日に実施した出口調査によると、小選挙区では、自民支持層の85・3%が自民候補に投票したのに対し、民主党支持層で民主候補に投票したのは70・2%にとどまる。さらに、維新の党支持層の27・7%が民主に投票した半面、自民にも18・9%が投票。無党派層の投票先も民主(30・7%)と自民(30・2%)でほぼ同数だった。

 前回「第三極」が乱立し野党が共倒れになった反省から、民主は党本部主導で維新などとすみ分けを実施。解散直前にみんなの党も解党し、野党が反自民票をいかに集めるかが焦点だったが、奏功したとは言い難い。

 比例代表でも、自民は得票数を前回より9万5315票も伸ばし、86万1787票を獲得。自民関係者は「特別、自民党が良いわけではないので風はなかった。だけど、民主などへのイメージがいまだ悪すぎるのだろう」と分析する。

「追い風も向かい風もない」(選挙区で大勝したベテラン議員)中での大勝。選挙戦中、自民候補が「比例は(連立政権を組む)公明党へ」と訴える姿が目立った。自民支持者と党への裏切りとも言えるが、「公明票は民主の労組票と違い、投票率とは関係なく入ってくる」(自民関係者)ため、風がない分、一層「重要な戦略」となったようだ。また、ある自民陣営は「後援会一つ一つにお願いし組織を固めるだけ」と強調する。低投票率が自公の組織票の強さを際立たせた。

2859チバQ:2014/12/20(土) 15:50:39
    ◇   ◇

 選挙戦中盤の7日。13区の自民の白須賀貴樹氏(39)が船橋市北部の二和向台駅近くでマイクを握った。そばには、来春の統一選で4期目に挑戦する地元の男性市議。懸命に自民の政権公約集を通行人に配り、時折知り合いから声を掛けられると話し込んだ。

 同市北部は区割り変更により、4区から13区に編入された。白須賀氏にとっては未開の地であり、事実上の無名だ。そのため地元市議が道案内役となり、選挙カーのルートや看板を置く場所、商店街の支持者へのあいさつなど、常に陣営を誘導。選挙カーからは「市議の○○です。私からのお願いです」と連呼した。「結果的には自分の選挙にもプラスになるからやっている」と話す。

 国政選挙で「実動部隊」を担う地方議員は来春の統一地方選が控える。統一選まで半年を切って行われる衆院選は実に1967年以来47年ぶり。公明関係者も今回の自民の地方議員の選挙活動を「いつになく真剣だった」と目を見張った。

 「携帯電話を持ってますね。10件かけていただきたい。(昼間は)議会があるが、夜の時間がある。ドブ板選挙でもやる」

 比例復活で再選した1区の自民の門山宏哲氏(50)の出陣式で宇留間又衛門・千葉市議長がハッパを掛けた。

 門山氏は前回も比例復活当選。市議らは「比例で当選しても(議員)バッジの価値はない。数合わせになるだけだ」と必死で動いた。5選した民主の田嶋要氏(53)に敗れはしたが、激しい追い上げに同氏陣営幹部が「自民は決定した事柄に忠実に従って動く。統一選の前哨戦として戦う地方議員の力を痛烈に感じた」と舌を巻くほど。党勢回復できない野党を尻目に、自民は足元から「保守王国」の組織固めを進めた。=つづく

2860チバQ:2014/12/20(土) 15:51:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk12010176000c.html
2014衆院選:熱気なき票情/3 民主、野党調整実らず 空白区多く、比例伸び悩み /千葉
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「あなた方が受容できるかどうかは関係ないんです」

 先月13日。東京の民主党本部に呼び出された県連の田中信行幹事長が、候補者の野党調整について「受容できない」と抵抗すると、馬淵澄夫選対委員長に突っぱねられた。

 2012年の前回、「第三極」を目指した政党が乱立。全国的に共倒れした教訓から、共産党を除く野党は競合区を避けるべく党本部主導で調整を進めていた。一方、県連も「一つでも議席を増やす」として県内13選挙区中11区で擁立作業を開始。民主の擁立見送りで調整されていた2、7、8区を巡って党本部と激突した。

 特に8区候補の維新元職の太田和美氏(35)は民主を離党。昨年の参院選では生活の党から出馬し民主候補の長浜博行氏(56)=定数3で3位当選=の苦戦の一因を作ったといわれる。長浜氏らも党本部に行き、「太田氏の応援はしない。地元県議を出したい」と抗議した。

 2区は前回出馬した本人が固辞し擁立を断念したが、7区でも地元県議の擁立作業が進行していた。県連は「地元への意見伺いも通告もなかった。比例票や統一地方選にも影響する」と反発、反対文書も提出した。しかし、党本部は「全国的な調整の中での判断なので、わかってほしい」と譲らなかった。

 民主が今回、擁立した候補者は8人。小選挙区制が導入された1996年以来、最も少ない人数だった。

   ◇  ◇

 「前回の民主、維新、(解党した)みんなの党の票を足した票数は絶対に取れない」。民主の支持母体の連合千葉幹部は頭を抱えた。候補者調整はしたが、政策をすりあわせる時間がなく選挙協力に至らなかったからだ。

 みんなに所属していた市議は協力を求められ、「公務員の給料が高いのは民主の責任。自治労と手を切らないとだめだ」と言ったという。また、連合には労組と対決姿勢をとる維新への警戒感が根強いほか、生活の党も「離党組」が多く、「県内では仲が悪い」(民主県連関係者)。

 実際、14日に実施した共同通信の出口調査によると、民主で候補者を「一本化」した5区では、維新支持層は民主候補に40・7%、自民候補に31・4%が投票と分かれた。生活支持層は46・2%が民主に投票したが、38・5%が共産に投票するなど「反自民票」の取りこぼしも目立つ。

 5区では、前回の民主候補の得票数(約5万票)に維新(当時は日本維新の会)やみんななど「第三極」票(約8万票)を加えれば、自民候補の得票数(約8万票)を大きく超えるはずだった。だが、伸びた票は民主候補約6000票に対し、自民候補は約2万4000票。大敗だった。6区も野党候補が民主、共産以外に次世代の党も出馬したものの、やはり自民候補との差は前回よりも3000票以上拡大した。

 連合幹部は「『反自民』より、政権担当したことで植え付けられた『嫌(けん)民主』が上回った」と指摘。前職の秘書も「民主アレルギーが払拭(ふっしょく)される前に解散した安倍(晋三首相)さんの勝ち」と話した。

2861チバQ:2014/12/20(土) 15:51:38
  ◇  ◇

 野党調整は比例にも大きく響いた。

 「候補がいないのにどうすればいいのか」

 連合県本部には民主候補が立っていない空白区から何度も問い合わせがあった。

 候補者がいれば街頭演説などの選挙活動を通じ民主の浸透度も上がるが、比例だけの訴えとなると「やりにくい」(県支部幹部)。党の選挙カーを優先的に走らせ、ポスティングなどで必死に「比例は民主へ」と投票を呼びかけたが、結果は厳しいものだった。投票率が7・25%下落する中、前回も今回も擁立した1区の比例票は5・46%の減少にとどまったが、前回擁立し今回は空白区だった2区では23・57%減少。7区は19・28%、8区も21・79%それぞれ減らしている。県全体では14・30%減の46万2344票だった。

 「入れる候補者がいないのに『投票に行け』というのはひどいですよね」。県連関係者は自嘲気味に笑った。

   ◇  ◇

 「神奈川の情勢はどうなってる」「どこが比例枠の1番目に来るか」。予想以上の民主の苦戦が報じられると、各陣営の焦点は「南関東ブロックで誰が復活できるか」という党内争いへと移った。比例復活の枠を一つでも増やすため、激戦1区での田嶋要氏(53)の当選が県内の至上命令になり、選挙戦終盤は党幹部の応援弁士も1区に集中。結果、田嶋氏は小選挙区での当選を果たしたが、それでも民主の県内議席は5から3に。減ったのは比例復活2議席分だ。

 県連代表の田嶋氏は「全国で議席を増やしており、野党調整は第1ステップとしてはやむを得なかったが、信頼回復の道のりは遠い」と振り返り、落選陣営の幹部は「前回は乱立して大敗、今回は調整して大敗した」と頭を抱える。

 民主候補者はこう危機感をあらわにした。「野党再編して党名を変えるぐらいじゃないとダメだね」=つづく

2862チバQ:2014/12/20(土) 15:53:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk12010276000c.html
2014衆院選:熱気なき票情/4 調整不発、第三極は失速 「独走」自民、公明に不安も /千葉
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 「あなたのために13区を必ず離れる。私が5区に収まるよう調整してほしい」

 11月中旬の国会。維新の党の椎木保氏(48)=前回13区で比例復活当選=が、民主党の若井康彦氏(68)=同=に直談判した。若井氏は民主県連に伝えたが、調整は進まなかった。

 前回13区で当選した自民党の白須賀貴樹氏(39)の得票数は約7万5000票。若井氏(約5万票)と椎木氏(約4万票)を合わせれば上回ることができる。「自民に勝つことが最重要」とし、共倒れを防ぐための調整の結果、椎木氏の「国替え」が決まった。

 しかし、行き先は難航した。隣接する8区は、柏市出身で同じ維新の太田和美氏(35)の擁立が内定。無党派層が多いとして5区も候補に挙がったが、「仲のよい前原誠司元外相の後押しがあった」(関係者)という民主の村越祐民氏(40)の出馬が前回に続き決定した。

 椎木氏は比例単独の立候補を希望し「選挙活動は他候補の応援に力を入れる」と主張したが、維新の党本部は「小選挙区で戦うべきだ」と応じず、結局大阪2区で出馬し、落選した。

 調整は実現したが、維新候補は選挙区で苦戦を強いられた。

 8区の太田氏は当初、ツイッターに「共産党を除く野党統一候補」と書き込むなど反自民票を集める戦略をとった。しかし、民主から離党した経緯もある太田氏に対し、民主幹部らは「応援しない」と断言し、統一候補という表現にも「正式な協定を結んでいない」と抗議した。解散日に2区からの出馬が決まった藤巻健太氏(31)も「立候補しないことが最大の協力」(生活の党県連幹部)などと他党から積極的な支援を得られなかった。「党と自分の名前を連呼し覚えてもらうのが先決」といい、選挙戦はひたすら街頭演説を繰り返した。

 維新は太田氏が比例復活当選したが、前回から2議席(比例復活)を減らした。ある維新候補は「野党調整で現職をつぶし、新人も他党の応援のない中で戦わせる。これでは自民を利するだけだ」と憤った。

   ◇  ◇

 「前回は期待値があったが、今回は勢いがなかった」。落選した維新候補は選挙戦後、こう振り返った。

 前回、第三極は「自民にも民主にも入れたくない」層の受け皿として躍進したが、今回は旧日本維新の会が次世代の党との分党後、みんなの党から分裂した結いの党と合流。さらに、みんなが解党するなど離合集散があり「有権者が離れていった」との見方が多い。共同通信が14日に実施した出口調査によると、県内の政党支持率は、前回6・5%あったみんなが解党したにもかかわらず、維新は4・2ポイント減の7・6%に低下している。

 ただ、そもそも維新は民主票の取り込みに熱心ではなかった。党幹部は選挙中、「労組支援を受ける民主は身を切る改革ができない」などと批判。選挙協力に至らない調整が「民主票がそのまま来るとは思えない」(陣営)状況を作り出した。

 先の出口調査を見ると、民主候補がいない2区の民主支持層の候補者投票先は、維新56・6%▽自民18・9%▽共産24・6%。維新候補がいない13区の維新支持層は、民主52・5%▽自民27・1%▽共産20・3%−−などとなった。お互いに半数超の支持を得ているものの、4割程度が自民や共産に流れたことが分かる。

 維新票が思うように入らなかった民主陣営の幹部は「維新支持者は『非自民の保守』『非自民の革新』に分かれ、前者は自民か次世代に、後者は『民主』『共産』『投票に行かない』に分散してしまった」と分析。民主、維新両陣営とも「バラバラの野党を調整しても反自民の受け皿にならない」と痛感した。

 一方、前職2人が出馬した次世代は県内で議席ゼロに。党発足からわずか約4カ月で、「党名が浸透していなかった」(陣営)。生活の党も議席を得られなかった。野党各党の失速に、民主候補者は「有権者は『野党はやっぱりダメだ』と十把一からげだった」と指摘する。

2863チバQ:2014/12/20(土) 15:53:53
  ◇  ◇

 自民圧勝に苦悩するのは、野党だけではない。連立政権を組む公明党も存在感の低下を気にする。

 「新人(1期生)は2次推薦が原則だが、秋本先生は1次推薦。いかに期待が高いか」

 12月上旬、9区の自民・秋本真利氏(39)の個人演説会。公明の藤井弘之県本部幹事長はこう持ち上げた。ただ、関係者によると、支持母体の創価学会と人脈がある菅義偉官房長官の「働きかけ」に応じただけだという。

 消費増税や集団的自衛権の行使容認−−。党是であるはずの「福祉と平和」も覆しかねない自民の動きに、公明県本部幹部は「自民党の一派閥になってしまっている」と複雑な心境を吐露した。

 11月の結党50年直後の衆院解散。自民優勢の報道を見ても組織はそのまま突き進んだ。「(自民に)捨てられなければいいが……」。公明関係者に一抹の不安が残る。=つづく

2864チバQ:2014/12/20(土) 15:55:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141220ddlk12010097000c.html
2014衆院選:熱気なき票情/5止 地方議員には「前哨戦」 野党調整で統一選禍根も /千葉
毎日新聞 2014年12月20日 地方版

 安倍晋三首相が解散を表明した直後の11月下旬。5区に出馬した自民党の薗浦健太郎氏(42)=選挙区で当選=の事務所を意外な人物が訪れた。

 「選挙戦を手伝わせてほしい」

 解党したみんなの党の地方議員だった。同党は前回、候補者を擁立した「敵同士」。来春の統一選でも「第三極」の一角として勢力拡大を狙っていたが、衆院選公示直前に解党が決定。所属議員は突如“根無し草”になってしまった。親しい関係者は「来春の統一地方選で(国会議員の)支援を取り付けたいのだろう」と解説する。

 統一選を4カ月後に控える地方議員にとって、衆院選は「生き残り」を模索する貴重な場だったようだ。

 1区で民主候補と接戦を演じた自民の門山宏哲氏(50)=比例復活当選=の陣営では、地方議員がポスター張りや支持者へのはがき送付などに必死で取り組んだ。「勝っても負けても票差は五分に持っていきたい。こっち(自分)の選挙にも響くからさ」。千葉市議はこう話し、統一選の票勘定をしながら活動していた。

 元みんなの松戸隆政県議は、維新の石塚貞通県総支部代表代行(47)=7区落選=の報道各社のインタビューに同席し入党を発表。全力の応援を宣言した。また、複数の陣営から協力を要請されたという元みんな市議も「自分を『高く売る』には、こちらから接触することはしない」と自分にとってよりいい形にするため、政局の流れを見極めようと必死だ。

 「国会議員は解党や合併などを自分たちの思惑だけで進めるくせに、国政選挙などの時だけ我々を都合良く使う」。選挙戦前、県議らからは不満の声が聞こえた。しかし、今回は47年ぶりに統一選まで半年を切って行われる衆院選。「自分の選挙の前哨戦」という事情は大きかった。

 閣僚経験があり、応援弁士として全国を飛び回る自民候補の陣営では、「あるじ」の不在を埋めるべく、地元県議が積極的に街頭演説に立っていた。12月議会開会中にもかかわらず、地元と議会を往復する日々。

 「(衆院選と統一選の順番が)逆だったらここまでやらなかっただろう」

   ◇  ◇

 「県議選への売名行為はダメ」

 民主の野田佳彦前首相(57)=選挙区で当選=が強固な地盤の4区について、自民が行った候補者の公募で突きつけた条件だ。県内が地盤の国会議員によると、「仮に落選しても来年4月の統一選の出馬を認めないことが、公認条件の一つ」だったという。複数の地方議員が公募に臨む構えを見せたが、この条件をのんだとみられる地元船橋市の県議の木村哲也氏(45)=落選=の公認でまとまった。

 さらに、県議選の同市選挙区(定数7)には、連立政権を組む公明党の県議が1人いる。県議選に向けた同党への配慮−−「与党候補者調整」の意味もあったようだ。公明県本部の幹部は「一筆書かせたわけではなく信じるしかないが、『紳士協定』だ」と明かす。

 一夜明けた15日の自民県連の記者会見。紳士協定を後押しするように桜田義孝会長は木村氏の処遇について「一度、負けたからといって諦めることなく、再度挑戦していただきたい」と語った。

 逆に、衆院選を統一選に向けた「宣伝」の場に利用しようとする動きもみられた。

 民主県連には一時、7区の候補者として現職県議の名前が挙がった。維新の党と候補者調整をしていた党本部の意向もあって実現しなかったが、県連関係者は「突然の解散で候補者がおらず、統一選の候補者しかいなかった。7区は自民候補が強いが、負けても統一選に向けた広告になる」と解説した。

2865チバQ:2014/12/20(土) 15:56:23
 ◇  ◇

 「(太田さんが当選したら)大変ですよ。統一選も維新が出てきますから……」

 2日の公示日、13区に出馬した民主前職の若井康彦氏(68)の出陣式に駆けつけた中田学県議はつぶやいた。中田氏は維新元職の太田和美氏(35)が比例復活当選を果たした8区が地盤だ。

 県連は県議擁立を模索したが、党本部の「裁定」によって維新に譲る形となった。維新で議席を得たのは太田氏のみ。同党は今後、太田氏を中心に県内で地盤固めを進めるとみられる。民主は候補者のすみ分けを進めた相手と一転、統一選で激しい議席争いをすることが予想され、民主陣営幹部は「正直、比例復活もしてほしくなかった」と漏らした。

 しかし、一方で「維新との協力態勢を進めるべきだ」との声もある。民主8区支部関係者は「自公を倒すために野党再編は必ず進む。そうなれば民主も維新もなくなる」

   ×  ×

 盤石な戦いを進めた自民、候補者擁立の手法を巡って党本部と県連の間に「禍根」を残した民主。躍進した共産−−。師走の決戦を終えた各党の攻防は、来春の統一選へと舞台を移す。(この企画は岡崎大輔、円谷美晶、橋本利昭、渡辺暢、荻野公一、市村一夫、松谷譲二、阿部義正、橋口正、武田良敬、野原大輔が担当しました)=おわり

2866チバQ:2014/12/20(土) 15:58:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk14010243000c.html
大義迷分:2014衆院選・風なき大勝/上 与党 大勝の実感なく 「冷めた県民」に危機感 /神奈川
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「熱狂なき選挙」−−。14日夜、開票開始早々に当選確実を決めた小泉進次郎氏(33)は、支援者の喜びに沸く横須賀市の事務所で、今回の選挙をこう評した。繰り返される万歳にも、表情を緩めず深々と頭を下げ続けた小泉氏。解散当日の衆院本会議の万歳に「大義がない」と加わらず、国民不在の危惧を示した姿勢は、全国最多得票の圧勝の結果を受けても変わることはなかった。

 今回の選挙で、県内の自民は前回の得票総数と比べ小選挙区で約9万、比例代表で約18万7000の票を伸ばす大勝を果たした。一方で、県内投票率は53・88%と全国同様に戦後最低にまで落ち込んだ。

 低投票率を予期するかのように、小泉氏は「党の顔」として飛び回った全国27都道府県で、遊説のたびに「参加することに意義があるのはオリンピックだけではない」などと投票を呼び掛けた。13日夜には、最後の演説場所に選んだ「原点」の京急横須賀中央駅で、「選挙への関心の低さは、政治家への信頼の薄さだ」と言った。

 ならば、この選挙で示された民意は「与党への信任」と言えるのか。

 横浜市で自民に投票した有権者は、1票に込めた複雑な思いをうかがわせた。初めて投票に来た大学院生(24)は「小選挙区は自民、比例は民主に入れた。アベノミクスは評価するが、独り勝ちはよくない」と語った。元会社員の男性(76)は「ずっと自民に入れているが、憲法9条改正などは慎重に議論すべきだ」と注文を付けた。

 開票翌日の15日、安倍晋三首相は記者会見で「国民から力強い支持をいただいた」と余裕の表情を浮かべた。しかし同じ日、県庁であった自民党県連の会見は異なる雰囲気だった。

 最後まで盛り上がらない選挙戦に、大勝の実感を得ていた陣営は少なかったという。3区で当選した小此木八郎会長(49)は「みんな国会に戻ることができてほっとしている。(圧勝という)報道とは全く別の感触を持っていた」と吐露。竹内英明幹事長(63)は「有権者は『もうたくさん』なんじゃないか。県民が冷めていた」と断じた。公明党県本部の上田勇代表(56)も「野党がまとまらず風がそれぞれ違う方向に吹き、結果的に『無風』と思った」と大勝を分析した。

 「政治家への信頼は失墜した。香港では『民主主義の1票を』とデモになるが、日本は(有権者の)半分が1票を投じる気にならない」。竹内幹事長の表情は、勝者に見えないほど深刻だった。

 * * *

 比例復活を含め、県内の自公候補全員が当選した第47回衆院選。戦後最低の投票率の中で、何が「風なき大勝」をもたらしたのか。その背景や今後の課題を探る。【衆院選取材班】

2867チバQ:2014/12/20(土) 15:59:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk14010234000c.html
大義迷分:2014衆院選・風なき大勝/中 野党 連携、足並み乱れ 政策も一貫性に欠け /神奈川
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 衆院選公示からわずか4日後の6日夕、6区から出馬した民主元職の三村和也氏(39)は、2区にある横浜駅西口で選挙カーの上に立った。隣には枝野幸男幹事長(50)と県内候補者2人も並ぶ。「6区から厳しい総選挙にチャレンジしています」。声を張り上げる三村氏。「国替えしたのになぜ?」。有権者には、違和感のある光景だった。

 三村氏は公示の2週間ほど前まで、6年半活動した2区からの出馬を目指していた。圧倒的な地盤を誇る菅義偉官房長官(66)との戦いを避けるとの党方針で、国替えを命じられたのは解散当日。「断腸の思い」は切り替えたはずだった。県連幹部は「西口は人通りが多く、比例票の積み増しにもなる」と苦しい説明をした。

 勝ちが見込めたはずの6区で、野党調整は不調に終わる。結局、三村氏は4万3464票の3位。2位で比例復活した維新前職の青柳陽一郎氏(45)は5万2368票だった。勝利した「与党統一候補」の公明前職、上田勇氏(56)は7万8746票で、反与党票の分散は明白だった。

 公示直前まで叫ばれた野党連携は何だったのか−−。野党が乱立した7区から出馬した次世代の松田学県連会長(57)は、15日の記者会見で内幕を明かした。松田会長によると、県内の野党間では「連携の『神奈川モデル』を作ろう」との流れがあった。だが、突然の解散に各党の利害が衝突。結党間もない次世代は外され、連携の2本柱の民主と維新も、党利を主張した。「神奈川は『足並みの乱れのモデル』になってしまった」。松田会長は悔しがった。

 調整失敗だけが野党敗北の理由ではない。三村氏と戦った上田氏は、その選挙戦を冷ややかに見ていた。

 公示前、6区には海江田万里代表(65)や前原誠司元外相(52)ら大物が次々と来援した。上田事務所まで響く演説。その内容は人によってバラバラで、党としての一貫性を欠いていた。選挙後、民主県連の金子洋一代表(52)も「増税先送りを訴えて解散した点を議論すべきなのに深まらなかった。マニフェストも具体性に欠けた」と認めた。

 「連携の形も政策も提示できない政党に1票は託せない」。そんな有権者の思いは「改憲阻止」などと分かりやすい主張を一貫して訴えた共産の躍進からもうかがえる。

 与党の圧勝を許した野党。党として最初の国政選挙を戦った維新の赤野孝之県総支部幹事長(45)は、それでも「野党結集」の必要性を説く。「何をしたい政党か明確に打ち出して『この指止まれ』をしなければ1強多弱が続く。歯止め役が必要だ」【衆院選取材班】

2868チバQ:2014/12/20(土) 16:00:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk14010165000c.html
大義迷分:2014衆院選・風なき大勝/下 有権者 政治との距離変えたい 棄権せず票で抗議を /神奈川
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 与党が圧勝した今回の選挙の県内投票率は、戦後最低の53・88%を記録した。約半数が投票権を放棄した現実。政権運営を懸念する声を上げ続けている有権者たちは、政治離れの元凶が、他人の意見に耳を傾けない「オッサン政治」にあると見る。

 選挙戦中盤の7日、「怒れる大女子会」と題したイベントが東京都内で開かれた。参加者は主婦や女性会社員ら約100人。自由に討論するこのイベントは、企画した横浜弁護士会の太田啓子弁護士(38)の言葉で幕が開いた。「私たちはこんなにも政府に従順でいいんでしょうか」

 開催のきっかけは、世論の反発を受けながら、特定秘密保護法制定や集団的自衛権行使容認などを押し切った安倍政権への危機感だ。関西を中心に活動する「全日本おばちゃん党」は、経済最優先で女性や労働者、子供など声が小さい人たちに厳しい政策が取られている今の政治を「オッサン政治」と揶揄(やゆ)する。国会では一般国民に身近な問題が後回しにされる「ギャップ」が顕著だ。

 2児の母でもある太田弁護士のママ友の多くも、そんな政治への関心が薄れ「所詮人ごと」と捉えている。太田弁護士にとって、女子会は「オッサン」と「女性」とのギャップを埋める行動だった。

 イベントでは「子育てや仕事に忙しい女性は『政治に期待しても無駄』と思っている」「政府が言う『輝く女性』はほんの一部」などリアルな意見が相次いだが、低投票率には焦りも感じる。「投票を放棄した人は、気に入らなければ商品を買わない消費者に似ている。投票拒否は不買運動とは違い、抗議にはならない」

 安倍晋三首相は開票翌日の15日、記者会見で「(集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備に)支持をいただいた」と述べ、改憲や原発再稼働にも意欲を示した。数にものを言わせる政治が強まる予兆を見せる。

 「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」の石垣義昭共同代表(73)=相模原市南区=は、安倍首相の「勝利宣言」に強い違和感を覚えた。

 今回は争点を作る時間がなかった野党が、安倍首相が掲げた「アベノミクスへの信任」の土俵に乗せられ、有権者との距離はますます広がった。

 それでも脱原発や護憲を明確に掲げた共産が躍進し、沖縄県では小選挙区で自民候補が全敗した。

「不意打ちの勝利で『白紙委任』はあざとく映る。目を凝らせば有権者の見識は、確かに示されている」。石垣さんは、かすかな希望を見いだしている。【衆院選取材班】

2869チバQ:2014/12/20(土) 16:02:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk28010357000c.html
第二幕の鳴動:2014年衆院選・兵庫/上 1区 井坂氏VS盛山氏、統一選へ駆け引き /兵庫
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 衆院選の投開票日が翌日に迫った13日夜、神戸市灘区のJR六甲道駅前。最後の訴えに声を枯らす維新の井坂信彦氏(40)=兵庫1区=の姿を、一人の男性が少し離れて見つめていた。集まった聴衆の中で何をするでもなく、最後まで演説を聴き終えると、井坂氏と握手を交わし、その場を立ち去った。この男性こそ、昨年の神戸市長選で久元喜造・現市長に約6000票差で惜敗した樫野孝人氏(51)、その人だった。

 井坂氏と樫野氏は浅からぬ関係がある。

 樫野氏が最初に市長選に立候補した2009年、神戸市議だった井坂氏は樫野氏の選挙戦を支援。その後、井坂氏はみんなの党の衆院議員に転身し、樫野氏の2回目の挑戦となった昨年の市長選でも全面的に樫野氏を支えた。井坂氏は維新の党に合流し、樫野氏は地域政党「神戸志民党」の代表に就任したが、両者の“蜜月”関係は続いている。

 実は衆院選の公示前、井坂陣営は樫野氏に「協力できないか」と要請していた。ただ、樫野氏側は「国政には立ち入らない」として、来春の統一地方選に擁立する志民党の候補予定者らと一切、協力しない方針を確認。六甲道駅前での最後の訴えがあった13日昼には神戸市内で志民党の大会が開かれたが、樫野氏があいさつで「井坂」の名前を出すことは最後までなかった。

 表に出ない「盟友」の姿を、井坂氏の陣営関係者は「来春のことを考えると、支援の間口を広げておきたかったのでは」とおもんぱかる。両者の思惑が複雑に絡み合う中、樫野氏は毎日新聞の取材にこう語った。「(井坂氏のために)個人的に応援はしている」

    ◇

 投開票日翌日の15日午前1時半前。神戸市中央区のビルの1室で、兵庫1区で井坂氏に敗れた自民の盛山正仁氏(61)は、比例代表近畿ブロックでの復活当選の知らせに、万歳三唱で喜びを爆発させた。隣には灘高・東大の同級生でもある久元市長が盛山氏と手を握り合って万歳を繰り返し、相好を崩した。

 「市役所一家」とも称された神戸市関係者の危機感は、今回の衆院選で沸点に達した。

 盛山氏の後援会顧問には、矢田立郎前市長が就任。市OBによる団体も今回初めて、盛山氏の個人演説会を「主催」した。終盤に「盛山優勢」の空気が流れると、演説会場に駆けつけた久元市長自らが「私も同じような状況だったが、結果は大接戦だった」と何度も引き締めを訴えた。

 危機感の背景を、県政界関係者は「井坂氏の勝利で樫野氏の志民党が勢いづき、市議選では井坂氏が一緒に街頭に立つだろう。一定の勢力を得れば、3年後の市長選も安閑としていられない」と解説する。身をもって染みついている樫野氏の“足音”。盛山氏の陣営幹部もこう明かした。「次の市長選をみんなが考えている」

    ◇

 異例の「短期決戦」となった衆院選の幕は閉じた。来春の統一地方選の「第二幕」に向け“鳴動”する県政界の今に迫った。【久保聡、神足俊輔】

〔神戸版〕

2870チバQ:2014/12/20(土) 16:03:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141219ddlk28010349000c.html
第二幕の鳴動:2014年衆院選・兵庫/下 民主 労組の集票、陰り 「春」控え、維新に秋波も /兵庫
毎日新聞 2014年12月19日 地方版

 民主の向山好一氏(57)=兵庫2区(神戸市兵庫区など)=の落選が決まった14日夜、神戸市兵庫区の事務所は空気が重みを増した。「自公の対立軸として評価されなかった」。支援した労働組合の関係者らに、深く頭を下げた向山氏。前日は深夜まで凍てつく山あいの国道沿いで手を振り続けたが、政権を失った民主への有権者の信頼を回復するまでには至らなかった。

 大阪ガスの労組出身で、連合大阪の幹部も務めた向山氏は、連合の中でも最大規模を誇る産別労組「UAゼンセン」の全面的な支援を受けた。事務所のスタッフも増やし、労組関係者を中心に一時は約60人まで膨らんだ。推薦を受けた支持団体も労組など約190団体に上り、「向山さんだからこそできる体制」(民主県議)と言われる程だった。

 「平松にも差を詰められている」。選挙戦中盤に寄せられた情報に、陣営幹部は眉間にしわを寄せた。優位に選挙戦を進めていた赤羽一嘉氏(56)=公明=に追いすがるどころか、劣勢だった平松順子氏(65)=共産=に迫られているという情報に、陣営の誰もが頭を抱えるしかなかった。

 民主を支えてきた「集票マシン」としての機能に陰りがでてきた労組の実態。「労組が動いても、組合員一人一人は無党派層みたいなもの」。陣営関係者が指摘する。連合兵庫の幹部も「政治に限らず労働運動が、各職場の組合員に身近ではなくなりつつある」と明かす。連合兵庫はこの秋、各職場との関わり方を点検する活動方針を決めたばかりだった。

    ◇

 「井坂氏を応援することはできないのか」

 11月、神戸市内で開かれた民主党県連の会合で、兵庫1区(神戸市東灘区など)の県議から声が上がった。党本部が維新の党との候補者調整を進めていたことも背景にあり、維新が井坂信彦氏(40)を擁立した1区に、民主の候補者が擁立されていなかったからだ。

 「それはできない」。即座に否定したのは水岡俊一・県連代表だった。候補者調整以上の選挙協力を、党としては決定していないことが理由だった。それでも、「もっと積極的に協力すべき」との意見が、県議らの間でくすぶり続けた。

 政権交代の余波があった2011年の統一地方選で議席を伸ばした民主だが、来春の統一選は苦戦も予想されている。今回の衆院選をみても、維新は比例代表近畿ブロックの県内での得票数が自民党に次いで2番目。民主の比例得票数の約1・8倍に達し、勢いを無視できない存在だ。

 「県内の小選挙区で1議席という民主の勢力は衆院選後も変わらなかったが、野党としては井坂氏の当選で1議席増えた。統一選でも維新との協力は模索しなければならない」。県連幹部が指摘する。来月の党の代表選を経て自主再建路線を進むのか、それとも野党再編へとかじを切るのか。「代表選がどうなるか。全てはそれから」。県連幹部が声をひそめる。党の将来像すら見えない中、統一選の「足音」は間近に迫っている。【久野洋】

〔神戸版〕

2871チバQ:2014/12/20(土) 16:06:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk21010026000c.html
衆院選ぎふ:戦いのあと〜検証/上 完敗民主、次世代も苦杯 投票前に「敗戦の弁」 政権批判の受け皿になれず /岐阜
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 「安倍政権に対する不安や不満の受け皿になりきれなかった」

 民主党県連の小見山幸治代表は1区の吉田里江氏(49)の総決起集会があった12日、詰めかけた記者たちを前に反省の弁を口にした。野党第1党の県連トップが投票日前に負けを認める異例の事態。報道各社の世論調査で、擁立した3候補の苦しい情勢が伝えられ、小見山代表は「(政権から下野した)2年前の悪いイメージがぬぐい去れていない」と苦しげにつぶやいた。

 5選挙区のうち、2、4区で候補者擁立を断念した民主。空白区を作ったのは1998年の結党以来初めてだ。全国的にも候補者を立てられず、マニフェスト(政権公約)から「政権交代」の文字も消えた。

 投票前日の13日、各務原市内の商店街を3区の元職、園田康博氏(47)が練り歩き、商店主らに握手を求めた。

 園田氏は選挙戦終盤、戦術を変えた。憲法学者で副環境相も務めた園田氏。政策を正面から語る演説が持ち味だったが、感情を前面に押し出し切迫感あふれる調子に切り替えて追い上げを図った。3区は航空機産業などの労組組織があり、自民が強い県内で比較的民主支持層が多い。園田氏は2005年の郵政選挙でも比例代表で復活当選した。陣営は「巻き返せば比例で滑り込める」と意気込み、連合岐阜もギアを一段上げた。しかし、予想以上に票は伸びず、小選挙区で早々に落選が決まり、比例復活もかなわなかった。

 県連幹部は「前回落選してから2年間、選挙の準備を怠った結果だ。現状では風がないと勝てない。票は正直だ」とうなだれた。

 次世代の党から比例代表東海ブロックで出馬した元運輸相、藤井孝男氏(71)も苦杯をなめた。陣営関係者は「突然の解散で準備が間に合わなかった」と力なくつぶやいた。

 「我々は『藤井党』なんだ」。解散直後に藤井氏の地元、美濃加茂市で開かれた緊急役員会で後援会長は訴えた。衆参9期のベテランの藤井氏は地元で自民、民主を問わず、根強い支持がある。旧日本維新の会が維新の党と次世代の党に分党して3カ月。壁には真新しい次世代のポスター。突然の解散に藤井氏は「受けて立つ」と奮い立った。

 しかし、誕生したばかりの党が比例代表で議席を獲得するために残された時間は少なかった。陣営関係者は「(藤井氏が)維新と勘違いして投票した有権者もいたようだ。時間が足りなかった」と肩を落とした。

 安倍政権の術中にはまって敗れた野党。民主の小見山代表は思わず本音を漏らした。「あれだけ多くの議席を持っている自民党が選挙を打ってくるとは考えていなかった」

     ◇

 唐突に始まった師走の衆院選は、異例の低投票率と自民大勝という結果で終わった。最後まで大義が見えなかった12日間の選挙戦を振り返る。

2872チバQ:2014/12/20(土) 16:07:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141218ddlk21010018000c.html
衆院選ぎふ:戦いのあと〜検証/下 小選挙区独占の自民 格の違いに勝利確信 政権の行き過ぎ懸念も /岐阜
毎日新聞 2014年12月18日 地方版

 「投票率は全選挙区で下がります。非常に盛り上がりの少ない選挙ですが、最後までご支援をお願いします」

 11日に岐阜市内で開かれた1区・野田聖子氏(54)の総決起大会。自民党県連の猫田孝県連幹事長は壇上でこう語り、陣営に引き締めを求めた。

 「自民王国」といわれる岐阜県。2012年の衆院選で県内5小選挙区を独占した自民は今回の選挙でも5小選挙区を独占した。

 4区に立候補した維新の党・今井雅人氏(52)が可児市や美濃加茂市などで自民・金子一義氏(71)を上回る票を獲得し、比例代表で復活当選したため、他党に比例復活を許さない「完全勝利」は果たせなかった。

 しかし、5候補とも次点候補を大きく引き離しての当選で、投票当日は開票作業前の午後8時過ぎに全陣営が当選の万歳をした。投票前から結果が透けて見える選挙に有権者の関心は低く、陣営も緩んだ。ある候補は「他党の候補者とは正直、論争にならない」と漏らし選挙戦序盤から勝利を確信していた。結果を見れば、格の違いは明らかだった。

 自公両党は326議席を獲得し、全議席の3分の2を維持した。安倍政権は有権者に信任された形だ。一方、県内には安倍政権に不満を感じる有権者も少なくない。安倍政権を真っ向から批判した共産は今回の選挙で、投票率が過去最低となる中、比例代表の得票を前回より3万票近く伸ばし、得票率も前回の倍に迫る9・91%まで増やし、政権批判票の受け皿になった。

 自民党県連の猫田幹事長も安倍政権の「独り勝ち」に懸念を示す一人だ。「自公で300議席くらいがちょうどいい」と打ち明ける。

 県連は今年9月、猫田幹事長が主導して安倍政権が閣議決定した集団的自衛権の行使容認に異を唱え、解散総選挙にも反対した。勝利から一夜明けた15日、県議会会派の会合でも「政府や執行部に文句を言う以上はこちらもしっかり勉強していく」と語り、政権の行き過ぎには異を唱える姿勢を示した。

 猫田幹事長と野田氏は2005年の郵政選挙を巡って党本部の方針に逆らい、党を離れたことがある。安倍晋三首相は当時、党幹事長代理だった。

 復党後、党総務会長の要職を務めた野田氏は選挙期間中、再三にわたり強調した。「安倍政権を心配する人がいたら『大丈夫。安倍総理にものを申せる野田聖子がいるから』と呼び掛けて。決して暴走はさせない」【道永竜命】

2873チバQ:2014/12/20(土) 16:13:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddlk15010116000c.html
2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/上 勝ちきれない自民 農政に住民不安、逆風も 民主伸び率で上回り /新潟
毎日新聞 2014年12月16日 地方版

 衆院選投開票翌日の15日。県庁議会庁舎では自民党県連の党議が開かれ、再選された4人が姿を見せた。明るい表情やこわ張った表情が前夜の結果を語っていた。

 「準備不足、努力不足でご迷惑をかけた。次は圧倒的に勝つ。三度目の正直に向け勝つ」

 わずか102票差で2区を制した細田健一氏は室内の窓ガラスが揺れるほどの声で、あいさつし自らを鼓舞した。

 5〜7日の毎日新聞特別世論調査では、3区は自民の苦戦が予想されていたが、他の区では対立候補をリードする情勢が伝えられていた。しかし結果は1、2、4区で民主候補と接戦の末の勝利だった。

 党県連の星野伊佐夫会長は報道陣に「小選挙区で結果的に五つ、比例代表で(復活し)一つ議席を確保し、これ以上はわがままだ。結果は想定内で成功だと思う」と話した。しかし「当選1期の候補は、後援会作りなど体力的にできあがっていなかったことがはっきりした。今後2〜3年で党と両輪で体制を作らないと」と注文も忘れなかった。ある自民県連幹部は「ここまで追い上げられるとは。及第点とは言い難い」と厳しかった。

 一方の民主党は3区で議席を奪還した。1、2、4区では接戦を演じ比例代表で復活当選した。県内では2議席増えた。県連の市川政広・幹事長代理は、15日の党議で「大健闘だ。みなさんの頑張りで素晴らしい選挙だった」などとあいさつした。

 劣勢とみられていた6区では終盤に追い上げを見せた。落選した梅谷守氏陣営の幹部は前回、義父の筒井信隆氏が獲得した票数に迫る勢いを短期間で見せた点を評価。地元の上越市では前回の筒井氏の得票を上回る結果を見せたことに「健闘した。次につながる」と話した。

    ◇

 比例代表の得票率を見ると、自民は前回比3ポイント増の35・74%だったのに対し、民主は同5ポイント増の25・65%だった。伸び率では民主が自民を上回った。勝ちきれなかった自民と健闘を見せた民主。何が作用したのか。

 先述の自民県連幹部は、農業の比重が高い新潟では米価下落による所得減、農協の改革などで、自民候補に逆風が吹いていたと分析する。さらに後援者への訪問などでの準備不足や戦術面でのまずさを挙げる一方「落選中の民主候補は選挙区をよく回っていた」と話した。

 民主の市川幹事長代理も、農業政策の不満を挙げた。「アベノミクスの恩恵がこない中小企業などの受け皿にもなったのでは」と話す。公示前後には無党派層に浸透していない、とみられていたが、結果的に安倍政権批判票の受け皿となったようだ。

   *  *

 県内から小選挙区・比例代表で過去最多の10人を選出した今回の衆院選を検証する。

2874チバQ:2014/12/20(土) 16:14:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141217ddlk15010100000c.html
2014衆院選:検証・誰が勝ったのか/下 投票率、戦後最低更新 受け皿なくあきらめ 大雪、制度、政治家の質… /新潟
毎日新聞 2014年12月17日 地方版

 雪と寒さに見舞われた14日の衆院選投開票日。争点が見えにくいことや、12日からの大雪などで投票率が低くなることが予想されており、ふたを開けてみれば52・71%。戦後最低だった前回を6ポイント以上も下回った。県選挙管理委員会では、各区の投票状況が送られるにつれて「前回を下回るだろう」という空気が濃厚になっていたという。

 2日後の16日、投票率が46・97%だった1区を抱える新潟市中央区で有権者に尋ねた。中心部の古町を歩いていたフリーターの男性(22)は「仕事のため行かなかった」と答えた。一緒にいた看護師の女性(22)は「雪だったので……」と言葉を濁した。期日前投票もできることを話すと、男性は「消費税率は下げてほしいけど、現実的には厳しいでしょう」。あきらめが垣間見えた。

 なぜ投票率がここまで落ちたのか。民主党県連の幹部は「争点がないうえ冬の選挙で棄権した人も多い」と述べた。一方で共産党県委員会の幹部は「最近の無党派は無関心ではなく託せる政党を探している人たち。政権交代時以外は投票に出なくなってきている気がする」と分析した。

 かつて米カリフォルニア州の投票行動を研究した新潟県立大の藤井誠二准教授(公共選択)によると小選挙区制の場合、「投票する候補者が当選すればうれしい」という「利益」が、争点や候補者情報収集、投票に行く気象条件などの「コスト」を上回れば投票率は上昇するという。今回は「経済問題などが分かりにくく、雪も降って『コスト』が高くなり、下がったのではないか」と分析する。

 しかし低投票率の原因は、選挙制度にもあると指摘する声がある。県内の衆院選投票率の推移をみると、小選挙区制導入前は75%以上を保っていたが、導入後初の1996年衆院選では68・85%に降下。以降は2009年に73・41%に復調したが、一度も75%以上を記録していない。

 自民県連の幹部は「小選挙区制で勝つための選挙に終始するようになり、パフォーマンスに走る政治家が増えた。政治家の質が下がり軽く見られるようになった」と嘆く。中選挙区制時代には、どっしり構え一つの政策に取り組む政治家が多く、期待も高かったという。

 再び古町。「投票は当たり前だが、国会での居眠りを見たら投票に行かなくなるよね」と語った会社経営の男性(70)。「候補者も言いっぱなしでなく、有権者のもとへ歩いて膝をつき合わせて話を聞かなきゃ」

2875名無しさん:2014/12/20(土) 16:59:51
>>2845
議選板元コテらしい古谷経衡も似たようなこと書いてたな
総選挙「唯一の敗者」とは?「次世代の党」壊滅の意味とその分析
http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20141215-00041509/

2876チバQ:2014/12/21(日) 17:57:15
高知
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141217senkyo01.htm
(上)圧勝
定数減 重み増す現職

 第2次安倍政権の2年間が問われた第47回衆院選は、自民、公明両党が3分の2を超える議席を獲得した。選挙区1減の2となった高知県内も自民前職2氏が圧勝。一方で、投票率は戦後最低を更新する50・98%まで低下した。新たな区割りで初めて行われた高知県内各党の攻防を振り返る。

 ■「断トツ」

 「断トツで勝って、高知に明るい未来をつくろうではありませんか」

 自民党高知県連が高知1区、2区の陣営合同で選挙を締めくくった13日のマイク納め。高知市の中央公園に中西哲幹事長の声が響いた。

 県土を東西に分けた新しい区割りで旧高知2区、3区の固い支持基盤をそのまま引き継いだ新1区の中谷元、新2区の山本有二の前職2氏。自民党高知県連にとっての焦点は「勝ち方」だった。

 懸念らしい懸念は、準備が遅れた大票田・高知市への対応。「結束と協力」は、旧1区から比例四国に転じた前職、福井照氏を加えた3氏の合言葉だった。福井後援会の献身的な“引き継ぎ”に加え、自民党高知県連幹部は「知名度のある2人。浮動票はむしろ集まりやすかった」。

 選挙区減自体が地域の疲弊を示す高知県。自民党内でも重鎮の部類に入る当選回数を重ねた両氏の政治力、“利益誘導力”も有利に作用したといえる。

 「商店街の整備で経産省につないでくれたのは中谷さん」「この海岸事業は山本さんがいたからこそ」。両氏の個人演説会で自治体議員らがこぞって、そう強調した。

 ただ、自民党高知県連にとって何の懸案も残さなかった選挙ではない。

 福井氏の比例四国転出に伴い、2003年衆院選以降、高知県内の国政選挙や高知県議選で威力を発揮してきた自公選挙協力を部分解消。その結果、公明党の高知県内比例票は約1万3千票減り、自民党高知県本部幹部は「目減りは一定覚悟していたが、ここまでとは…」とうなった。

 石田祝稔氏の7選に支障はなかったものの、公明側にどの程度フラストレーションが残ったか、現時点では測りづらい。

■消極的支持

 安倍政権の政策に対する有権者の視線は必ずしも穏やかではなかった。

 「農家に、いいことがない」。11月下旬、JAグループは自民前職3氏との意見交換で厳しい声を上げた。

 TPP(環太平洋連携協定)対応、円安による燃料・資材の高騰、JA改革…。結果的に「前職の力量と姿勢」を評価して推薦を決めたが、高知県農政会議の西村行雄会長は「自民への農家の不満はたまっている。消極的支持が本音」と話す。

 アベノミクス批判に対して自民党高知県連は、高知県内の雇用や県税収入など好転する指標を訴え、「県民への恩恵はこれから必ず出る」と手形を切った。地方創生の具体策など、たちまち結果が問われる状況に直面する。

 安全保障政策も世論を二分する状況が続く。

 「首相の手法に危機感を持つ方が随分いると肌で感じた」。中谷氏とともに9選を飾った山本氏は、選挙中の印象を率直に話し、こう続けた。

 「首相への誤解があると思う。だが、誤解を解く説明を首相自らができていない。勝って、脇の甘さが加わると、それは大変なことになる」

2877チバQ:2014/12/21(日) 17:57:37
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141218senkyo01.htm
(中)敗者

「受け皿」の整備急務

 投開票日の12月14日午後8時。テレビの選挙特集番組は、全国で投票が締め切られると同時に自民前職の高知1区中谷元氏と2区山本有二氏の「当選確実」を報じた。いわゆる「ゼロ当確」。高知県内野党勢には屈辱的なシーンだった。

■批判の取り合い

 その2時間半後、幹部ら数人が残った高知市の民主党高知県連。「政権批判票を共産党と取り合う形。受け皿になりきれなかった」。広田一代表はテレビ画面が映し出す1区大石宗、2区武内則男両氏の得票に険しい表情を見せた。

 選挙戦中盤。1区陣営に入った高知県連幹部は「原発、集団的自衛権、環太平洋連携協定(TPP)…。与党と明確に差別化せんと選挙にならん。共産に票が流れるのを指をくわえて見ることになる」と危機感を募らせた。

 しかし、保守層にも支持の広い大石氏と、自治労出身の武内氏の政治信念、個別政策へのスタンスの隔たりは明らかだった。それは、海江田万里代表が口にし続けた党の「ばらばら感」の縮図でもある。

 高知市での10日の合同演説会。地方再生などを熱弁した大石氏に続いて登壇した武内氏は、5分ほどの演説で具体的な政策には触れなかった。2人の違いを浮き立たせないための「配慮」と受け取る党関係者もいた。武内氏は翌日の個人演説会で再び原発再稼働、集団的自衛権への反対姿勢を明確にした。

 短期決戦に加え、「逆風も追い風もない、無風選挙」(高知県連幹部)で、高知県連の地域基盤の弱さも露呈した。自民前職2氏のほぼ半数だった得票は「郡部で踏みとどまり、高知市の浮動票で勝負する戦略」(広田代表)の入り口にも立てていなかったことを物語る。

 目指す社会像を示すための党内論議、地域基盤の強化…。宿題は続く。

■枠内の風?

 風なき選挙に風があったとすれば、共産党の比例四国票の奮闘だった。高知県内票は前回2012年衆院選を2万票上回る約6万2千票。20%を超す得票率で自民党に次ぐ2番手につけた。

 「皆さんのご支援で国会へ送り出してください」。高知市長浜で開かれた2区の新人、谷崎治之氏の個人演説会。比例四国の単独候補、浜川百合子氏の演説DVDの放映が終わると、駆け付けた支持者はスクリーンに向かって拍手を送った。

 比例四国議席を失った2003年以降、共産党は二大政党志向の中で埋没してきた。しかし、昨年参院選では民主党への不信や第三極の失速もあり全国的に「躍進」。党高知県委員会は今回、「手が届く」と意気込んだ。

 短期決戦に、論戦の即戦力として立った谷崎氏と1区の元職、春名直章氏は比例票の掘り起こしに徹した。四国他県で伸びを欠き、議席奪還には及ばなかったが、佐竹峰雄高知県委員長は「普段の支持層以外の受け皿にも一定なった」と分析する。

 ただ、「結果は実力以上」とも。民主党など他の野党が今後「復調」すれば、風が共産党まで届くかどうかは分からない。佐竹委員長は「高知県でもさらに地力が必要。来春の統一地方選で地方議員を増やし、基盤を固めなければ」と総括する。

 「自民1強」は変わらなかった選挙。風は野党の枠内で吹いただけ、ともいえる。高知県内有権者の選択肢確立へ、受け皿の整備が急務になる。

 【写真】演説会と出陣式に臨む=右から=民主党の武内則男、大石宗の両氏と、共産党の浜川百合子、谷崎治之、春名直章の各氏のコラージュ

2878チバQ:2014/12/21(日) 17:58:01
http://www.kochinews.co.jp/14senkyo/141219senkyo01.htm
(下)有権者と政治


「距離感」どう克服

 「人口が減る。だから代表が減る。ゆえに声が届かない。政策が手薄になり、ますます田舎は衰える。負のスパイラルに陥ってはいけない」

 衆院が解散した直後の11月21日午後。尾粼正直・高知県知事は、徳島県との合区案もくすぶる参院選挙制度改革と併せ、高知県内の衆院選挙区が「1票の格差」是正のため1減になったことにあらためて強い懸念を示した。

 高知大学人文学部の上神貴佳准教授は、今衆院選は「1票の価値が東京並みに希釈され、『代理人』が減らされた選挙」と評した。

■「変化ない」

 「選挙カーが来ない、という声を聞いた。有権者に候補の声が届きにくい選挙区制度になった。そこは今後も日常活動を継続していくしかない」

 高知1区、2区とも前職が予想通り圧勝を決めた14日夜、自民党高知県連の中西哲幹事長は勝因分析もそこそこに、より遠ざかる有権者との距離感に不満を口にした。

 新たな区割り下で、1区は有権者の過半数を占める高知市から高知県東端まで、2区も高知市から高知県西端までの広い選挙区になった。郡部の政党関係者は「個人演説会が今回はない。全く熱が入らない」「候補がうちの市に入る時間が半減した」と言い、低調な選挙ムードに拍車を掛けたのは間違いない。

 ただ、選挙が終わった今、「あまり変化は感じない」(高知県内複数の町村長)という声も一方にはある。自民1氏が比例四国に回り、「高知県関係」としては、選挙前と数も顔触れも同じベテラン4氏が当選したためか。

 疲弊が進む高知県。南海トラフ地震対策や「地方創生」…。政治に各事業の“誘導力”を求めざるを得ない現実もある。

 高知市の岡粼誠也市長は「4氏は得意分野をすみ分けている。各省庁との『パイプ』という言い方はしたくないが、枠が減るのは高知県にとって良くない」。高知県幹部の一人は「高知県に必要な施策を引っ張るにはチャンネルが必要。2氏が比例で当選したのは結果オーライだが、比例はいつどうなるか分からない」

 「1減」を本当に実感するのは、政治家の世代交代なり、政治の刷新なり、次の変革が訪れた時なのかもしれない。

■一段上の不信

 高知県内小選挙区の平均投票率は戦後最低を更新する50・98%。高知県内では前回衆院選で全国最低の53・89%、昨年参院選で初の半数割れの49・89%を記録し、代議制民主主義の危機を映し出す。

 要因はいろいろ重なっているだろう。「下馬評でメディアが自民圧勝とあおりすぎた」(自民高知県連の中西幹事長)、「野党の力不足。1票で政治が変わるという意識が働きづらかった」(民主党高知県連の広田一代表)、「突然の解散。大義は何か、探さなければならなかった」(公明党高知県本部の池脇純一代表)―。

 高知県明るい選挙推進協議会の植田通子会長はこんな見方をしている。

 「政権公約を打ち出す選挙が続き、有権者もよりどころにしていた。それが裏切られた。有権者は一つ賢くなった上で、政治不信になっている」

 有権者の半数が沈黙する中で決まっていく国の針路。有権者と政治との「距離感」をどう克服するのか。双方が考えるべき時代に入っている。

【写真】2年ぶりの衆院選。高知県内の投票率はまたも戦後最低を更新した(14日夜、高知市の県民体育館)

2879チバQ:2014/12/21(日) 18:00:20
http://www.kanaloco.jp/article/81631/cms_id/116420
14神奈川衆院選:風なき圧勝〈1〉 攻めの自民盤石 首相の判断支えた菅氏

2014.12.15 03:00:00


テレビ番組に出演後、記者に囲まれ談笑する菅官房長官=14日午後10時すぎ、東京都内


 師走の短期決戦に有権者の関心が高まらない中、県内の18小選挙区でも安定した戦いを進めたのは自民党だった。一方で民主党は2選挙区で勝利したものの、野党は軒並み苦戦を強いられた。

 「国民の皆さんから大きな信任を得た。景気回復への期待の表れだと思う」。7回目の当選を果たした2区の菅義偉官房長官は14日午後10時すぎ、都内で取材に応え、疲れを感じさせない表情で選挙戦を振り返った。

 記者から今後の政権運営を問われると、「自民党は野党を経験して変わった。国民の皆さんと呼吸を合わせながら丁寧に一つずつ前に進めていく」。圧倒的な勝利の重みをかみしめるように表情を引き締めた。

 「大義なき解散」−。11月21日に衆院を解散した安倍晋三首相は、党内外から批判を浴びせられた。あまりの唐突さに自民支持者でさえ困惑した。だが、結果は戦術勝ちだったことを如実に物語っている。早期解散の好機を探る首相の心中を察知し、それを支えた一人が、首相の盟友である菅氏だったとされる。

 解散風が吹き始める前の10月。菅氏は全国小選挙区で民主党の擁立状況などさまざまな情報を集めていた。各種世論調査での同党支持率にも強い関心を示していた。

 見えてきたのは、遅々として進まない候補者擁立作業と民主の政党支持率の低迷。この時期、安倍政権にとっては最重要課題となる消費税率10%引き上げの判断を迫られていた。

 菅氏は確信していた。「もし、首相が消費増税延期やアベノミクスの信を問うために、伝家の宝刀を抜いても勝てる」。民主が擁立し切れず空白区が増えれば、比例代表は有利になるとも認識していた。

 一方、野党は前回2012年衆院選の反省から乱立による共倒れを避けようと、候補者一本化の調整を急ピッチで進めていた。菅氏はこの動きについても周囲に漏らしていた。「政策のすり合わせもない、総選挙のためだけの調整は有権者の支持は得られない」

 今回の選挙で民主は神奈川で半数の選挙区しか候補者を擁立できず、急ごしらえの野党一本化調整も奏功しなかった。比例票も勢いを欠いた。読みはずばり的中した。

 菅氏には「必ず圧勝を」との固い決意があった。09年衆院選。当時の麻生太郎首相が任期満了に近い時期に解散・総選挙を決断したが、大敗し民主に政権を譲り渡した。「追い込まれた形の後手後手の戦いだった」と党内で不満が噴出、自民の選対責任者の一人として、菅氏も厳しい批判にさらされた。

 自民は2年前の衆院選で政権を奪回した。菅氏は内閣の要である官房長官として、今回の戦いに誰よりも執念を燃やした。「先手必勝」を期し、アベノミクスの信を問う戦いを決断した安倍首相を女房役として支え、全国を応援に駆け回った。

 地元に戻った9日、横浜市港南区で開かれた個人演説会。これまで戦った横浜市議選2回、衆院選6回では使わなかった言葉を9回目の選挙で初めて発した。

 「今回は圧倒的に勝たせてください」。何度も繰り返した「圧倒的」という言葉。歴史的な大勝を目指した菅氏の強い思いが込められていた。



 前回に続き安倍・自民党に圧倒的な議席をもたらした今回の衆院選。県内の戦いを検証し、今後の県政界を展望する。

【神奈川新聞】

2880チバQ:2014/12/21(日) 18:00:45
http://www.kanaloco.jp/article/81692/cms_id/116614
14神奈川衆院選:風なき圧勝<2>来春向け手綱緩めず

2014.12.16 03:00:00


比例復活も含め前職全員が当選を決め安堵の表情を浮かべる自民県連の小此木会長(左)と竹内幹事長=15日午前0時50分ごろ、横浜市中区


 じりじりとした時間が過ぎていった。横浜市中区の自民党県連事務所。15日午前0時40分ごろ、8区で敗れた前職の福田峰之氏の比例復活が伝えられると、竹内英明幹事長は大きく息を吐いた後、腰掛けたまま身を折り、手で顔を覆った。ようやく上げた顔はいくぶん目が潤んでいた。

「福ちゃん。良かった」

 県内の17小選挙区に立った前職全員が再び国会に戻ることが決まった瞬間だった。一人も落選させないことが最優先課題だった。各地の党の力を強めるには国会議員をアタマに県議、市町村議員がスクラムを組むことが欠かせないからだ。

 圧勝の喜びもそこそこに、竹内幹事長は携帯電話に耳を当てた。「立て直しが必要だ。これじゃ情けない。やり直しだな」。野党に詰め寄られた陣営関係者らに厳しい言葉をぶつけた。頭はすでに、来春の統一地方選に切り替わっていた。



 自民は小選挙区で立てた17人のうち13人が選挙区で勝利、4人も比例で復活した。14選挙区を制した前回から1議席を取りこぼしたものの、実態は「自民1強」が進んだ。比例代表で県内の自民の得票率は33・97%。2年前の前回に7・64ポイントも上乗せしたのだ。

 選挙戦序盤から圧勝ムードは揺るがなかった。党本部や県連幹部らは接戦区で企業・団体への働きかけも強めた。JAグループの政治団体「県農政推進連盟」が、見合わせていた14、16区の推薦を公示後に追加するなどの動きもあった。

 選挙は終わったが、手綱を緩める気配はない。「どんな風が吹いても最低限の基礎票を出せる組織にしなければ」と竹内幹事長は語る。敗北を喫し民主党政権誕生を許した2009年衆院選のトラウマもある。「小選挙区で敗れたり、詰め寄られたりした候補は何が足りないかがよく分かったと思う。足元を固めることだ。彼らのリベンジは次の衆院選じゃない。4月の統一地方選だ」



 自公で3分の2−。今回、自公の協力関係は県内でもより深まった。「連携の象徴」である6区公明前職の上田勇氏は、自民党の街宣車にも乗った。両党関係が深まる一方で、自民1強への懸念が公明側に少なからずあるのも事実だ。

 「自民党だけ議席が増えて良い政治ができるか」。選挙戦序盤、圧倒的優位と報じられた自民をけん制した山口那津男代表の演説が物議を醸した。翌日、上田氏らが「推薦する自民党候補者を『当選してはまずい』なんて何を言っているんだ」とくぎを刺し、以後は封印された。

 公明が前面に訴える消費税軽減税率の導入は自民党内で慎重論が根強く、憲法改正に関するスタンスも異なる。

 与党圧勝に沸く衆院選から一夜明け、公明の支持母体である創価学会の幹部は「安全保障政策で大勝した自民が突っ走る可能性もある」。同党の地方議員も警戒感を示す。「われわれは9条堅持の立場は揺るがない」

【神奈川新聞】

2881チバQ:2014/12/21(日) 18:01:06
http://www.kanaloco.jp/article/81750/cms_id/116892
14神奈川衆院選:風なき圧勝<3> 党再生の糸口見えず 民主党

2014.12.17 11:59:00


報道番組が伝える衆院選の開票状況を見守る民主県連の金子代表(左)と滝田幹事長(中央)=14日午後8時5分ごろ、横浜市中区


 「有権者の信頼回復への第一歩が、着実に踏み出せた」。衆院選から一夜明けた15日、会見した民主党県連代表の金子洋一参院議員は胸を張った。県内では比例復活の3人を含め5人が当選し、公示前の2人から倍以上に議席を伸ばしたと強調したのだ。

 だが、4カ月後に迫る統一地方選で自らが審判を受ける地方議員からは、シビアな声が相次ぐ。

 「民主党の負のイメージがまだ大きすぎる」「半数を空白区としたことは戦略ミスだ」「政権与党時代の幹部を一掃し、党名を変えてもいい」

 実際、県内18小選挙区で勝てたのは2選挙区のみ。比例得票率では自民が前回比7・64ポイント増の33・97%だったのに対し、民主は16・9%で横ばい(前回16・31%)。「二大政党」の一翼を担った当時の勢いは陰ったままだ。

 



 「支持率は自民4割、民主1割。前回より厳しいと覚悟してほしい」。解散風が吹き始めた11月中旬。東京・永田町、民主党本部の一室。党県連の滝田孝徳幹事長は本部役員から党の厳しい現状を聞かされた。

 「民主が勝負するのは次の次」(馬淵澄夫選対委員長)。党執行部が描いていたのは今回ではなく、次の衆院選で政権交代を目指すシナリオだった。今回は「野党で過半数を目指す」(党選対)戦略で、公認候補を絞り資金も温存。党本部主導で維新の党など野党間の候補者調整を進め、選挙戦に突入した。

 非自民・非共産票を一本化すれば小選挙区で有利に戦えるとの算段だったが、結果的に共産以外の野党が1人に絞られた選挙区でも効果は薄かった。

 例えば元財務相の民主・城島光力氏が返り咲きを狙った10区。出口調査によれば、維新支持層の4割強、次世代支持層の8割は自民候補に流れた。地元の地方議員は「他の野党が出なければ、票が丸々うちに来るなんていう考えは甘い」。 半数の選挙区を空白区にした代償も大きい。比例得票が伸び悩み、横浜、川崎市内では維新の得票が民主を上回る結果となり、「政権の受け皿とならないことを自ら認めてしまった」(自民県連幹部)との印象も与えた。



 15日、未明。結果的に民主は公示前勢力に11議席上積みし、73議席となって野党第1党の座は維持した。だが、海江田万里代表は落選し、辞任を表明。後継選出の動きをめぐり、党内の路線対立が深刻化することへの懸念も出始めている。

 党の再建か、野党再編か−。出口は見えないままだ。

 公示直前に民主入りして12区で野党統一候補として戦い、6度目の比例復活を遂げた阿部知子氏は野党の幅広い結集に期待を寄せる。

 「小選挙区制度は二大政党とペアの制度。より多くの野党が結集し広い受け皿にならないと、本当の民意は拾えない」 

【神奈川新聞】

2882チバQ:2014/12/21(日) 18:01:27
http://www.kanaloco.jp/article/81799/cms_id/117096
14神奈川衆院選:風なき圧勝<4>維新 “恩讐”超えて再編へ

2014.12.18 12:19:00


当選者のボードを前に明るい表情を見せる維新・江田共同代表(中央)=14日深夜、都内のホテル


 与党圧勝の中、公示前からマイナス1の41議席で踏みとどまった維新の党。事前の報道各社の世論調査では公示前勢力の維持は難しいとの観測が多く、共同代表の江田憲司氏は「予想を覆した善戦」と総括した。

 東の拠点と位置付ける神奈川では江田氏が小選挙区の議席を確保。比例南関東でも4議席に手を伸ばし、うち3人を県内勢が占めた。県内の比例得票64万は民主党に匹敵。「もう第三極なんて認識はない。一極を目指す」(維新幹部)と鼻息は荒い。

 長野や兵庫では、若手の前職が小選挙区で自民党候補を退ける金星を挙げ、江田氏は「大組織政党を相手に徒手空拳で戦うわれわれにとって、今後の可能性を感じた選挙だった」。

 だが、与党圧勝を前に、「善戦」の言葉は、かすまざるを得ない。江田氏も自覚する。「これだけの圧勝を許したのは野党のふがいなさだ。野党議員は全員、基本政策を一致させ、自民に代わり得ると国民が認める、一つの固まりになるために行動しないと」

 党の原点は「しがらみなき改革のための再編政党」。民主内の再編勢力などを糾合し、再来年夏の参院選で自公を過半数割れに追い込むシナリオを描く。

 県総支部代表で比例復活を果たした青柳陽一郎氏も投票率が過去最低に落ち込んだ今回の選挙戦を振り返って言う。「大義なき解散だったことが大きいが、自民に対抗する野党の受け皿がなかったのも一因。準備不足はもう通用しない」

 折しも民主では、再編よりも党再生を重視してきた代表の海江田万里氏が落選。維新内には、より再編志向の強い新代表の登場で再編モードの高まりを期待する声がある。

 だが、一筋縄ではいかない事情がある。維新のもう一人の代表・橋下徹大阪市長がかねて、自治労など民主を支援する労働組合を敵視する発言を続けているからだ。

 県内の自治労幹部は維新への拒否反応を隠さない。「仮に、理不尽な公務員批判をして当選した維新と民主が合流するなら、党名が民主のままでも距離を置かざるを得ない」。維新幹部もつぶやく。「誰が民主のリーダーになっても労組に背は向けられないだろう」

 江田氏は16日の会見で、「私も民主の公務員労組依存には批判的な立場」と前置きした上でこう続けた。「働く者の権利、立場を守ることは維新としてもしっかり対応する。私自身、労組との付き合い方を再編の流れの中で考えないといけない」。党の看板政策である公務員を含む「身を切る改革」と、再編の結実という双方のバランスを取るため、苦心する姿が垣間見えた。

 究極の目標である自民1強に対抗するための野党再編の結実はなるか。江田氏は理念、政策の合致とともに必要な要素をこう指摘する。「再編は言うは易し行うは難しだ。結果を見てもらうしかないが、最終的には恩讐を超えて人間の信頼関係を紡ぐことだ」 

【神奈川新聞】

2883チバQ:2014/12/21(日) 18:01:55
http://www.kanaloco.jp/article/81833/cms_id/117274
14神奈川衆院選:風なき圧勝〈5〉護憲勢力、明暗分かれる

2014.12.19 12:10:00


10年ぶりの国政復帰で歓喜に沸く共産党県委員会=14日夜、横浜市神奈川区


 想定外の「ゼロ当確」だった。

 14日午後8時すぎ、横浜市神奈川区の共産党県委員会にどよめきと歓声が上がった。投票締め切り直後、比例区南関東ブロックの畑野君枝氏を含め、前回議席を上回る当確報道が流れたからだ。「10年ぶりの国会です」。駆け付けた畑野氏が目を潤ませ支援者に頭を下げると、特設会場は歓喜の渦に包まれた。

 政権批判の受け皿となった共産は、比例南関東で18年ぶりに3議席を獲得。全国では公示前の倍以上に当たる21議席を固め、議案提案権も得る躍進を遂げた。

 県内の得票は、戦後最低の投票率だったにもかかわらず、小選挙区で前回比約18万票増の50万9271票、比例は約22万票増の47万6309票。比例票は1998年の参院選以来16年ぶりに公明を上回った。

 躍進を支えたのは、全18小選挙区に擁立した組織力と、無党派層や若者を意識した訴えだった。増税批判をはじめ、政党助成金を受けていない点を強調するなど他党批判も展開。「共産党こそ、暴走する安倍政権のブレーキ役という強い期待を感じた」。田母神悟県委員長は、こう総括した。



 「存在感を示すことができず惨敗だった」。共産とは対照的に、党勢衰退に歯止めがかからない現状を浮き彫りにした社民党。比例単独候補として孤軍奮闘した木村栄子氏は唇をかむ。

 県内の組織力低下は顕著だった。初めて小選挙区への公認候補擁立を断念。県連代表の福島瑞穂副党首の県内入りは、わずか3日。政権批判の受け皿とは、ほど遠い状況だった。

 全国では2議席を維持し政党要件(国会議員5人)をぎりぎり保ったものの、県内の比例票は過去最低の7万8392票。「地方議員から立て直さなくては。しっかり総括したい」。県連合幹部は力を込めるが、前途は険しい。

 特定秘密保護法、集団的自衛権、原発再稼働…。国政の主要課題で安倍政権と厳しく対決してきた護憲勢力の共産、社民の両党。ともに「安倍政権の暴走ストップ」を掲げて臨んだ選挙戦だったが、結果は明暗がくっきり分かれた。



 自公が3分の2を維持して幕を閉じた衆院選。共産は躍進したとはいえ、野党内の勢力変動にすぎなかったことも事実だ。「棄権した人が非常に多く、そこまで声を届けられなかった」。田母神氏は力の限界を語り、来春の統一地方選、2016年参院選に向け「市民運動などとの連携を強めたい」と課題を挙げた。

 「信任を得た」とする安倍政権に、護憲勢力や反原発運動の落胆は大きい。九条かながわの会事務局長の岡田尚弁護士は、野党協力が奏功した沖縄を例にこう指摘する。

 「有権者全体からみれば自民の得票率は多くない。市民運動を中心にさまざまな勢力が結集し、共同戦線をつくる取り組みが必要。沖縄でできて本土でできないことはない。今回はスタート地点だ」

 =おわり

【神奈川新聞】

2884チバQ:2014/12/21(日) 18:07:12
下がないけど
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141216ddq041010009000c.html
「大義」の果て:衆院選 師走選挙の結末/上 民主・維新、くすぶる不満
毎日新聞 2014年12月16日 中部朝刊

 ◇候補者調整巡り 統一選に課題残す
 「民主との候補者一本化が大きかった」。衆院選の愛知12区(岡崎市など)で、自民候補を僅差でかわし、初となる選挙区議席を手に入れた維新の党前職の重徳和彦氏(43)は15日未明、岡崎市の事務所内でスタッフに肩車されて喜び、率直に勝因を振り返った。

 その約4時間前、同市内の民主前職、中根康浩氏(52)の事務所に、比例東海ブロックでの当選確実の報が入った。淡々と受け止めた中根氏の姿は、喜びを爆発させた重徳氏とは対照的だった。愛知12区から立候補する準備を進めていた中根氏は、維新との候補者調整で公示前日の今月1日、比例に回ることを余儀なくされた。4回目の当選を決めても「のど元にとげが刺さっている」と、複雑な胸中を語る。

 両党の候補者調整は選挙協力には発展しなかった。重徳氏側は推薦願を中根氏側に出したが、協力は得られず、中根氏陣営の幹部は「そんなことができるわけはない」と語った。中根氏を支援する連合愛知は「地元軽視だ」と民主党本部に抗議する構えだ。維新関係者の間からも「帰る選挙区がなくなるかもしれないのに、積極的な協力は無理だろう」と、中根氏に同情する声が聞かれた。

 三重1区(津市など)でも候補者調整が実現し、維新新人の松田直久氏(60)に一本化された。民主新人は立候補を取りやめ、連合三重は反発して自主投票とした。松田氏は小選挙区で自民候補に大差で敗れ、比例復活でかろうじて初当選した。民主県連幹部は「党として選択肢を示せなかった」と負の側面を指摘する。

 民主は愛知県で連合の底力によって自民から4選挙区を奪い返し、維新も比例復活を含め東海3県の議席を4に増やした。共産も1増の2議席とした。だが、過去最低の投票率からは有権者が戸惑い、政権批判票はさまようしかなかったように映る。議席を減らした自民の愛知県連幹部も「厳しい中、よく戦った」と善戦を強調した。

 維新が勢力を伸ばした地域では、来春の統一地方選への出馬準備をする民主の地方議員らが、自身の選挙への影響を不安視し始めている。名古屋市内の2選挙区で擁立した2人が落選した地域政党「減税日本」代表の河村たかし・名古屋市長は「道は厳しいが、戦い続ける」と統一選にも候補を擁立する姿勢を変えない。野党間の思いはかみ合わぬまま、巨大与党への反攻ののろしは上がりそうにない。

    ◇

 政権の信任を求める形で安倍晋三首相が打って出た暮れの解散総選挙。その結果が今後の東海の政界にどう響くのかを探る。【衆院選取材班】

2885チバQ:2014/12/21(日) 18:10:35
週刊朝日

http://dot.asahi.com/wa/2014121000067.html
ナニワの花嫁、佐藤ゆかりvs.維新の援護はあの“けいたん”

(更新 2014/12/11 07:00)
「これで勝たなかったら、もう11区でうちが候補者を出すのは無理だろう」

 岐阜、東京を経て、大阪11区から出馬となった佐藤ゆかり氏(53)の出陣式。ちょっぴり濃いめのメイクで挨拶するゆかり氏を見ながら、自民党府議は誇らしげにそう口にした。

 11区は小選挙区制が導入されて以来、一度も自民党が勝ったことがない。

 自民党は当初、大阪の人気キャスター、辛坊治郎氏に声をかけて断られ、ゆかり氏を送り込んだが、地元での評判は抜群という。

「ゆかり氏はイメージと逆でドブ板選挙が好き。1時間でも時間があったら回ろうとするんですよ」(同前)

 そんなゆかり氏のライバルは、前回の落選まで5期連続で議席を守っていた民主党の平野博文元官房長官(65)と前職の維新の伊東信久氏(50)だ。三つ巴の大接戦となっている。

「情勢調査ではゆかり氏が頭ひとつ、抜けつつある。その後を平野氏、伊東氏が追いかける展開です」(地元選対関係者)

 2年前の選挙で平野氏に大勝した維新の追い風は向かい風に変わり、伊東氏が初日に巨大ショッピングモール前で行った演説では、立ち止まる人はほぼおらず。街頭でも、チラシを配布するスタッフに「維新は大っ嫌いや」と大声で拒否する高齢者の姿もあった。

 そんな伊東氏の横で、妙に目立っていたのは、なんとあの“LINE騒動”の山本景大阪府議。事情を知る議会関係者はこう話す。

「週刊誌に山本氏の写真を売った、売らないで伊東氏とはぎくしゃくしていた。LINE騒動もあって応援には入らないと思われていた山本府議が急に『伊東氏と手打ちした』と出陣式にやってきて周囲はびっくり。ただ、山本府議を〝交野(地元)の恥〟と言う人もいますが、実は彼は地元活動には熱心で、票も持っている。だから伊東氏も頼らざるをえなかったのでしょう」

 堂々と応援演説をした山本氏を直撃した。

「自民党を落とさないといけない。それだけです」

 もらった名刺にはさすがにLINEの連絡先はなかった。

(本誌・山岡三恵)

※週刊朝日  2014年12月19日号

2886チバQ:2014/12/21(日) 19:32:55
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20141221/201412210917_23962.shtml
進退、年明けに判断 次世代・藤井氏が表明
2014年12月21日09:17
 14日の衆院選で、比例代表東海ブロックで落選した次世代の党の藤井孝男氏(71)=元運輸相=は20日、自身の今後の身の振り方について、次期国政選挙に出馬するかどうかを含め後援会の意見を聞いて年明けに判断する考えを明らかにした。

 美濃加茂市内で同日開かれた後援会連合会の緊急役員会で約150人の役員らに考えを示した。同氏の後援会は小選挙区の岐阜4区の市町村ごとに組織されており、年明け1月10日以降に1カ月ほどかけて順次会合を開く予定で、これを踏まえて最終的に判断をするとした。

 藤井氏は岐阜新聞などの取材に「ずっと衆院と参院でやってきた。再挑戦するなら国政以外にない」とし、現職でなくなったことから党の総務会長、選挙対策委員長の辞任届を提出したことを明らかにした。

2887チバQ:2014/12/23(火) 10:52:12
http://www.shinmai.co.jp/news/20141222/KT141221ATI090003000.php
前衆院議員・宮沢隆仁氏 政治活動を休止
12月22日(月)
 14日投開票された衆院選長野1区に次世代の党公認で出馬し、落選した同党県連会長の宮沢隆仁前衆院議員(59)は21日、政治活動を当面休止し、長野市にある事務所も閉鎖すると明らかにした。取材に対し、4人が争った1区で最下位となった選挙結果を「厳粛に受け止めた。いったん仕切り直す必要がある」と説明。休止の期間や、県内でいずれ政治活動を再開する可能性があるかどうかについては「分からない」と話している。

 宮沢氏は同日、「(衆院選の)結果を受け、ここは一度政治の世界と距離を置き、医師として生計を立てながら尊敬できる政治家の方々とは交流を続け、落ち着いて『政治』を勉強したい」と記した文書を公表。25日に長野市にある党県連と党県第1区支部の事務所を閉め、近く両団体の解散を県選管に届け出る考えも示した。埼玉県越谷市の自宅で、今後の対応などを考えるとしている。

 宮沢氏は長野市出身で脳神経外科医。政治団体大阪維新の会の政治塾に参加し、2012年衆院選で日本維新の会が長野1区に擁立。小選挙区で落選し、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。今年8月、日本維新から分党した次世代の党の結成に参加した。

2888チバQ:2014/12/23(火) 11:09:43
http://mainichi.jp/select/news/20141223k0000m010109000c.html
農協改革:揺れる自民 選挙実動部隊、無視できず
毎日新聞 2014年12月22日 21時26分(最終更新 12月22日 23時02分)
 衆院選で圧勝した自民党で、農協改革を巡る農協との対立が早くも表面化した。来年1月11日投開票の佐賀県知事選で、農協の政治団体「佐賀県農政協議会」は同党推薦の立候補予定者への支援を見送った。全国農業協同組合中央会(JA全中)を「岩盤規制」の象徴と位置付ける安倍晋三首相は、中央会制度の見直しに年明けから着手したい考えだが、農協には選挙の実動部隊の側面もあり、来春の統一地方選を控えた党内は揺れている。

 「(選挙への影響は)かなり出ると思う。あんなに嫌われるとは思わなかった」。佐賀県知事選に自民党推薦で立候補する樋渡啓祐(ひわたし・けいすけ)前武雄市長は22日、党本部で記者団に語った。県農政協議会は「農政そのものが岩盤規制」と首相に同調する樋渡氏を避け、元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏を推薦する対抗手段に出た。

 農協改革を成長戦略の目玉の一つに位置付ける首相の意向を踏まえ、自民党は衆院選公約に「農協改革(中央会改革)」と明記しようとした。しかし、党内の族議員を通じて農協側が巻き返し、成文では「農協改革(中央会制度)」に後退した。

 全盛期ほどの力はなくなったものの、なお一定の集票力を持つ農協の政治団体「全国農政連」は衆院選を前に、各地の候補者に対し、農協改革を骨抜きにする政策協定への署名を推薦の条件として突きつけた。あるベテラン議員は「推薦を取り付けるまでに政策協定書を3回書き直した」と明かす。「改革に前向き」だとして農協組織へのポスター掲示を最後まで断られた議員もいたという。農政連が推薦した190人の自民党候補の多くは政策協定に同意した模様だ。

 これに対し、改革推進派の稲田朋美政調会長は16日の講演で、応援演説に行った複数の陣営から「農協改革の話はしないでほしい。話すなら場所を貸さないと言われている」と頼まれたことを暴露。「それ自体がすごくおかしい」と怒りをあらわにした。

 政府は年明けにも農協法改正案の骨子を策定し、与党に提示したうえで、年度末に改革の具体案をまとめる日程を描いてきた。統一地方選を前に「伝統的な支持組織とあまり事を構えてほしくない」(同党地方議員)という声は根強いが、経済官庁幹部は「今さら先送りはあり得ず、農協との全面戦争は避けられない」と語り、年明けから攻防が激しくなるとの見方を示した。【宮島寛】

2889チバQ:2014/12/23(火) 11:28:20
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141222_51035.html
<衆院選>自・民山形 激戦明暗まざまざ


加藤氏(左)、鈴木氏(中央)と並び、笑顔で3議席制覇を報告する遠藤氏
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常任幹事会後の記者会見で、険しい表情で質問を聞く近藤氏(右)
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 自民、民主両党の山形県連は21日、それぞれ支部長・幹事長会議や常任幹事会を開き、東北屈指の大激戦となった衆院選(14日投開票)県内選挙区の戦いを総括した。3議席を独占した自民は高揚感に包まれ、3区の保守分裂による不協和音も「おとがめなし」となった。民主は1人が比例復活するにとどまり、厳しい表情で党再生と県内組織の強化を話し合った。

◎自民/3区分裂余裕の不問
<○選挙区全勝>
 衆院選は全選挙区で自民、民主が激突。自民は1区で遠藤利明氏(64)が7選、2区で鈴木憲和氏(32)が再選を決め、3区は加藤鮎子氏(35)が初陣を飾った。民主は2区の近藤洋介氏(49)が比例東北で復活した。
 自民の会議は山形市の県連会館であり、県連会長の遠藤氏は「これで県政が一つの方向になった。一致結束し責任を果たそう」と笑顔を見せた。
 鈴木氏は米価下落などで近藤氏に7495票差に詰められ「逆風と言える状況だった」と総括。1488票差で無所属の阿部寿一氏(55)を撃破した加藤氏は「党の力で勝てた」と感謝した。
 3区は岸宏一参院議員(山形選挙区)が加藤氏の選対本部長就任を断るなど足並みが乱れた。野川政文幹事長は「政権党として大人の対応をすべきだ」と述べ、問題視しない考えを明らかにした。
 県農政連が加藤氏の推薦を見送ったことも「若干、不本意」(遠藤氏)とするにとどめ、吉村美栄子知事が近藤氏、阿部氏を激励したことは「遺憾」としながらも、知事の陳謝を受け入れた。
 総括は10分余りで終了し、異論は出なかった。遠藤氏は「統一地方選に好影響。勢力拡大につなげたい」と意気込んだ。

◎民主/地力不足組織強化へ
<●比例票は増>
 一方、民主は山形市の大手門パルズで幹事会を開いた。県連会長の近藤氏は「民主党が(反自民の)受け皿になれなかった」とし「責任を強く感じる」とわびた。
 解散当日に候補者を擁立し、大差で敗れた1、3区を「存在感を出すことができなかった」と悔やんだが、「全選挙区に立てたことで、前回よりも比例票を2万票近く伸ばせた」とも強調した。
 近藤氏は党県連の地力不足を認め「地方議員を増やす必要がある。今後の最重要テーマだ」と断言。統一選を前に、厳しい表情を崩さなかった。


2014年12月22日月曜日
関連ページ:山形政治・行政

2890チバQ:2014/12/23(火) 13:09:51
1897 :チバQ:2014/12/23(火) 13:09:05
http://www.sankei.com/politics/news/141222/plt1412220018-n1.html
2014.12.22 21:03

窮地の「生活・小沢氏」野党再編展望描けず 所属4議員で「政党」から陥落 野党再編「民主」難色

ブログに書く5




(1/2ページ)

衆院選で所属国会議員が4人になった生活の党。率いる小沢一郎代表は野党再編に意欲をみせるが…=2日、新潟県魚沼市(宮川浩和撮影)
 小沢一郎代表率いる生活の党は、衆院選の当選者が小沢氏含めわずか2人で、政党要件も失った。それでも野党再編に望みを捨てていない小沢氏だが、政党をつくっては壊してきた言動を、民主党など他の野党は警戒する。過去20年余りで8政党を渡り歩いた「豪腕」が、いよいよ窮地に陥っている。

 小沢氏はかつて自民党幹事長や民主党幹事長を務め400人以上の勢力を率いていた。今や生活は参院2人を含め所属国会議員は4人。政党要件に必要な「国会議員5人」を下回った。

 比例代表の得票率が2%以上あれば政党要件を満たすが、衆院選は1・93%で、昨年の参院選に続き達成できなかった。小沢氏が所属した勢力としては最盛期の100分の1以下に転落し、小沢氏も45年に及ぶ議員生活で実質初めて「政党」以外の所属となった。

 それでも小沢氏は15日の記者会見で「行動をともにする方がいれば考えていきたい」と述べ、「あと1人」の確保に意欲を示した。このままでは生活は来年の政党交付金の対象外だが、年内に所属国会議員が5人になれば4億円程度の交付金が手に入る。そのため、無所属議員らを勧誘する動きもある。

 小沢氏は会見で「政権担当能力のある受け皿をつくるために全力を挙げたい」とも訴え、自民党に対抗できる野党再編、新党結成に意欲を見せた。ただ仮に生活を存続できたとしても、小沢氏がからむ野党再編の実現は難航しそうだ。

 「復党しませんか?」

 衆院解散が確実となった11月中旬。民主党の岡田克也代表代行は名古屋市内のホテルで、小沢氏側近の生活の鈴木克昌幹事長(当時)と極秘に会談し、鈴木氏ら元民主党の生活議員の復党を呼び掛けた。そして岡田氏は間髪入れず、こう続けた。

 「ただし、小沢さんは抜きです」

 民主党時代に消費増税をめぐる党内抗争に火をつけ党を飛び出した小沢氏への警戒心は解けていない。

 「残るのはオレだけでいい。ただ、ひとつ頼みがある。野党再編は必要だ。そのために絶対に民主党で当選してくれ」

 岡田氏との会談翌日、鈴木氏と面会した小沢氏は、そう指示した。他党で野党再編を仕掛ける「先兵」の役割を鈴木氏に期待したようだ。ただ、2年4カ月ぶりに復党した鈴木氏は古巣の雰囲気について「党再生優先の純化路線を志向する勢力の大きさに驚いている。野党再編は簡単ではない」と話す。小沢氏の計画通りに進む保証はない。(内藤慎二)

2891チバQ:2014/12/24(水) 22:26:58
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141224-OYT1T50057.html?from=ycont_top_txt
新人や返り咲き、思いさまざま…当選議員初登院
2014年12月24日 12時41分

登院板のボタンを押す加藤鮎子氏(24日午前10時35分)=菊政哲也撮影

 特別国会が召集された24日、衆院選で当選を果たした議員が初登院した。

 自民、公明両党の圧勝となった選挙から10日。新人議員や返り咲いたベテラン議員らは、人口減や雇用対策、党の再生など、様々な決意を胸に新たな一歩を踏み出した。

 ◆初の赤じゅうたん

 国会議事堂の正門が午前8時に開くと、待ちかまえていた新人議員らが一礼をし、議事堂に向かった。

 その一人で、佐賀2区で初当選した前佐賀県知事の古川康氏(56)(自民党)は「今日の冷気のように、引き締まった思い」と語った。同県を含め、人口流出などによる様々な弊害に悩む地方は多く、古川氏は「人口減は日本全体の問題。メインの仕事として取り組み、方向性を見いだしたい」と誓った。

 自民党の加藤紘一元幹事長の三女で、山形3区で初当選を果たした加藤鮎子氏(35)(同)は、真っ白なコート姿で登院した。「地域にしっかり根ざしながらも、高く広く視点を持った大木のような政治家を目指したい」と語り、地方創生を重要なテーマとしたほか、2歳児の母親としての経験から、女性の活躍推進や少子化問題に取り組むとした。

 今回選で議席数を8から21に増やし、躍進した共産党。東京12区で敗れ、比例復活で初当選を果たした同党の池内沙織氏(32)は、イメージカラーのスカイブルーのカーディガンを着て初登院した。自らを若者の代表と称し、「若者の安定した雇用の確保、女性が働きながら子育てしやすい社会づくりに力を入れたい」と意気込んだ。

 ◆思いを新たに

 午前6時。国会正門前に最初に駆けつけたのは、新潟1区で再選を果たした自民党の石崎徹氏(30)。前回選の2年前に続く一番乗りで、「選挙では、景気回復の恩恵が地方に届いていないなど様々な声を聞いた。フットワーク軽く頑張りたい」。

2014年12月24日 12時41分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2892チバQ:2014/12/25(木) 00:18:49
山形3区
■鶴岡市 確定
加藤鮎子 自新 39,633
阿部寿一 無前 15,621
長谷川剛 共新 5,750
吉田大成 民新 5,343
佐藤誠 無新 472
投票率:61.61%

■酒田市 確定
阿部寿一 無前 33,218
加藤鮎子 自新 12,890
吉田大成 民新 4,570
長谷川剛 共新 2,458
佐藤誠 無新 330
投票率:60.06%

■新庄市 確定
阿部寿一 無前 7,565
加藤鮎子 自新 7,544
吉田大成 民新 1,985
長谷川剛 共新 760
佐藤誠 無新 112

投票率:59.71%

2893チバQ:2014/12/25(木) 00:50:57
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141215-OYS1T50032.html?from=sytop_main1
70票差比例復活ならず、惜敗率明暗分ける
2014年12月15日
 比例九州ブロックでは、国政復帰を目指した福岡県の民主党元議員2人が比例復活を巡って明暗を分けた。小選挙区の当選者の得票にどれだけ迫ったかを示す「惜敗率」の差は、わずか0・07ポイントだった。

 福岡9区で自民党候補に敗れたものの、比例復活で2度目の当選を果たした民主党の緒方林太郎さん(41)は15日午前7時から、北九州市八幡西区のJR黒崎駅前に立ち、通勤客らに当選を報告した。

 同県内の民主党候補は前回選に続いて小選挙区で全敗。緒方さんは「1票の重さをこれほど感じた選挙はなかった。涙をのんだ仲間の思いを背負って、国会で論戦したい」と厳しい表情で訴えた。

 前回選に続いて福岡2区で落選した民主党の稲富修二さん(44)は、比例選でも惜敗率で緒方さんに0・07ポイント及ばず、議席を得られなかった。あと70票得票していれば、比例復活の当落が入れ替わっていた。

2014年12月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2894チバQ:2014/12/25(木) 21:47:53
http://irorio.jp/agatasei/20141225/191033/
自民比例で初当選した前川恵議員の「分かんない」連発がネットで話題に
県田勢 県田勢
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2014年12月25日 20時13分
2014年12月25日 20時24分
タグ TBS , 前川恵 , 国会 , 比例 , 自民党 , 藤野真紀子 , 衆議院 , 選挙
前川メグ公式サイト 前川メグ公式サイト
10人の新人女性議員
今回の衆議院議員選挙において、自民党の比例東京ブロックで初当選した前川恵衆議院議員に注目が集まっている。

選挙後、初の国会となる24日には、各局のニュースで模様が伝えられた。その中で話題になっているのが、TBSが夕方から放送した「Nスタ」での一幕だ。

新人議員の数が43人と、戦後2番目に少ない数であることを伝えつつ、10人が当選した女性議員に話題を変えた。10人中5人の女性議員が所属している共産党の池内沙織衆議院議員のコメントを放送した後に、前川議員にスポットを当てている。

「分かんない」を繰り返す
最初に記者が「これからどちらに向かわれるんですか?」と尋ねたところ、前川議員は「今から、あの……」と口ごもってしまい、「何と言えば良いんですか?」と自民党スタッフに聞く始末。スタッフは「初登院のため、中央玄関に向かいます」とフォローするが、前川議員は何度か聞き返していた。

国会議事堂前では、初登院の感想を聞かれながら、安倍政権の政策に話題が移る。

アベノミクスについては「国民の皆様が、期待、アベノミクスに対する評価を得たのだと思います」と答えたものの、続いて実質賃金が低下していることを問われると、「それも1つの課題だと思いますが」と答えたところで「どうしよう、分かんない」と笑みを浮かべ、「コメントは控えます」と語った。

また議員定数の削減の話題になると「個人的なことですよね」と前置きして、「私は削減もありだと思います」と答えたが、直後に「あれ、自民党の方針ってどうでしたっけ?」と記者に聞き返している。さらに「分かんない、それはノーコメントです」として「私は食って言う分野で精一杯自分ができることをやっていけたらと思います」と答えるにとどめた。

本職は料理研究家
「食って言う分野で」と語ったように、料理研究家の前川議員は「前川メグ」の名前で執筆活動やテレビ出演などを行っている。

前川議員は比例区の東京ブロックでは26位の順位だったが、自民党大勝の追い風もあり、小選挙区に出馬している議員が多数当選。自民党の獲得議席数は6だったものの、比例順位28位までが当選となったため、前川議員も初当選に至った。

インターネットでは
映像を見たネットユーザーの間では、2005年の第44回衆議院議員選挙で当選、「料亭通いしたい」「BMWを買いたい」などの発言で話題になった杉村太蔵元衆議院議員の再来として盛り上がった。

ただし基本的な政策すら理解していない前川議員と共に、比例区に登録した自民党幹部や、自民党に投票した有権者までもが批判の対象に上がっている。

小泉チルドレンでも
料理研究家の肩書では、杉村元議員と同じく2005年の選挙で当選した藤野真紀子元衆議院議員がいる。

藤野公孝元参議院議員を夫に持つ藤野元議員は、自民党の要請を受けて出馬。小選挙区の愛知4区では落選したものの、比例代表東海ブロックで復活当選し、小泉チルドレンと呼ばれた内の1人なった。

しかし2009年の第45回衆議院議員総選挙では、民主党大勝のあおりを受け、小選挙区で落選すると共に、名簿順位が1位ながらも惜敗率が49%だった比例ブロックでも当選には遠く及ばず、1期限りの議員で終わった。

前川議員の今後の活躍に注目だ。

2895チバQ:2014/12/25(木) 22:08:45
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20141224-OYT1T50116.html
比例選だけ1000人棄権「考えにくい」と市長
2014年12月25日 06時30分
 衆院選で、仙台市青葉区の比例選の投票者数が小選挙区選より約1000人少ない結果となったことについて、奥山恵美子市長は24日の記者会見で「少なくとも年内には(選管に調査結果を)聞きたいと伝えている」と述べた。


 青葉区では小選挙区選と比例選の投票者数に989人の差が生じ、区選管が調査している。奥山市長は「過去の数字と比べて、1000人というのは考えにくい」と話し、1000人近い有権者が比例選だけ投票しなかった可能性は低いとの見方を示した。選管のミスやトラブルについては「報告を受けていないので分かりかねる」とした。

2896チバQ:2014/12/25(木) 22:11:47
http://www.sankei.com/politics/news/141225/plt1412250020-n1.html
2014.12.25 16:08

「相手を叩き潰してあがってきた」 麻生副総理、古賀誠元幹事長との代理戦争勝利に満足

ブログに書く1




 「代理戦争」勝利に満足−。麻生太郎副総理兼財務相は25日の自民党麻生派の例会で、衆院選福岡1区から無所属で立候補して当選し、自民党に追加公認された同派所属の井上貴博氏について「(自民党1回生だった)119人の中でただ1人、無所属で戦って相手を叩き潰してあがってきた」と紹介し、所属議員に「それぞれなんだと思うが、心からおめでとうございました」と述べた。

 福岡1区は井上氏と、古賀誠元幹事長が推した前職が党公認を争い、どちらも無所属で出馬して「代理戦争」といわれた経緯がある。それだけに、感慨もひとしおだったようだ。

2897チバQ:2014/12/27(土) 22:32:07
35 :チバQ :2014/12/27(土) 22:31:21
http://mainichi.jp/select/news/20141227k0000e040214000c.html
山田美樹氏:運動員人身事故、近くで演説 秘書が身分隠す
毎日新聞 2014年12月27日 15時00分(最終更新 12月27日 18時28分)
◇被害男性、一時意識不明 秘書「月曜まで待って」

 衆院選公示期間中の12日、東京1区の自民党、山田美樹氏(40)の運動員が選挙区内で人身事故を起こし、被害者が救急搬送される近くで山田氏ら陣営が街頭演説を行っていたことが毎日新聞の取材で分かった。翌日に被害者の入院先を訪ねてきた秘書が、応対した親族に「(投開票後の)月曜まで待ってくれ」などと言って身分を明かさなかったことも判明。被害者側は「非常識だ」と批判しており、山田氏の事務所は取材に対し、山田氏本人に事故をすぐ報告すべきだったなどと釈明している。

 警視庁神田署などによると、事故は12日午後1時半ごろ、東京都千代田区神田神保町2の神保町交差点そばで発生。道路左側に止めた車の右後部ドアを運動員の30代男性が開けたところ、後ろから来た都内の印刷関連会社に勤務する60代男性のバイクと接触した。男性は転倒して一時意識不明となり、搬送先で外傷性くも膜下出血と診断されて2週間以上入院した。半年間の通院が必要で運転もできない状態だという。

2898チバQ:2014/12/27(土) 22:32:30
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_13026.html
<衆院選>遊説中に人助け


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 ◇…衆院選で宮城3区に出馬して落選した民主党元議員の橋本清仁さん(43)が、岩沼市消防本部から感謝状を贈られた。

 ◇…12月8日、岩沼市内を遊説中に事故車両に遭遇。選車を飛び降り、横転した車の中の女性3人を救出した。迅速な行動が実って3人とも軽傷で済んだという。

 ◇…「力になれて良かった」と、選挙戦さなかの救出劇を笑顔で振り返る橋本さん。本当に欲しかったのは当選証書、という複雑な思いは胸の奥に押し込んだ。(岩沼)

2899チバQ:2014/12/27(土) 22:33:35
>>2895
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141226-OYTNT50296.html
青葉区選管 白票水増し 衆院選投票差
2014年12月27日
 今月の衆院選で、仙台市青葉区の比例選と小選挙区選の投票者数に大差が生じた問題で、区選挙管理委員会は26日、担当職員の集計ミスに加え、白票の水増し処理があったと発表した。区選管は、公職選挙法違反(投票増減)に当たる可能性があるとしており、公明正大が求められる選挙事務への信頼を傷つける結果となった。


 「あってはならないこと。市民の信頼を裏切り、大変申し訳ない」。区選管幹部らはこの日、市役所で記者会見し、謝罪した。奥山恵美子市長も「選挙の信用のみならず、市政に対する信頼を大きく損ねる」とのコメントを出した。

 区選管によると、ミスは開票所で、小選挙区選の投票者数を端末に入力する際に起きた。担当職員の2人が、不在者投票と点字投票の人数を二重に計上したという。

 開票作業の結果、集計担当の50歳代の男性職員が、既に発表されていた確定投票者数と、実際の投票数に976票の差があることに気づいた。しかし、原因が分からなかったため、上司の課長の了承を得て、968票を白票、残る8票を持ち帰り票として処理した。この職員は「原因をなかなかつかめず、ある程度の時点で、とにかく結果を確定させないといけないと思った」などと話しているという。

 区選管は、比例選と小選挙区選の投票者数に大差が生じたことに対する読売新聞の取材を受け、17日から調査を開始。この課長は調査を指揮する立場で、17日と24日の取材には「ミスの報告はないが、できる限り調査を進めたい」と話していた。25日になって選管に水増し処理を認めたという。課長と集計担当職員の行為は、公選法違反に当たる可能性があり、県警は捜査する方針だ。市は同日から2人を自宅待機とした。

 区選管は開票結果への影響はないとしているが、担当者の判断一つで、存在しない票を1000票近くも水増しできる実態が明らかになった。来年には仙台市議選や県議選なども控えており、再発防止の徹底が求められそうだ。

2014年12月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2900名無しさん:2014/12/27(土) 22:36:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141227ddlk07010058000c.html
衆院選:開票ミス 「票捜す指示が不明確」と指摘−−福島市選管 /福島
毎日新聞 2014年12月27日 地方版

 衆院選福島1区で福島市選管が「持ち帰り票」と処理していた投票用紙80票が投開票日から2日後に開票所で見つかったミスで、市選管は26日、「票を捜す指示が明確でなかったため、かごなど会場内の捜索が行われなかった」などとする調査結果を発表した。菅野昭義委員長は責任を取って25日付で辞職届を提出、承認された。関係職員については1月上旬にも処分を決定する予定。

 市選管によると、投開票日の14日午後10時ごろ、投票総数が投票者数より80票少ないことが判明。開票本部の男性職員2人が捜したが、分類・点検が済んでいない「未分類票」を含めた捜索の指示とは受け取らず、開票台上にある分類・点検済みの「未集計票」の有無しか確認しなかった。

 捜索を指示した本田和主事務局長は「明確にどこを捜してほしいという指示は出していなかった。かごの中など未分類票の捜索もしたと思い込んでいた」と述べ、ミスの根本原因を「事前に配布している提要(マニュアル)を読まずに業務にあたった職員もいるなど、選挙に対する危機感、緊張感が足りなかった」と結論づけた。【横田香奈】

2901チバQ:2014/12/30(火) 13:19:59
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141229_11013.html
<衆院選>民主再建、共闘が糸口 県連総括


衆院選を総括した常任幹事会であいさつする安住代表(中央)=20日、仙台市青葉区の仙台ビジネスホテル

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 今月に行われた衆院選の県内6小選挙区で、自民党に完敗した民主党県連が戦略の再構築を迫られている。仙台市内で維新の党と共闘を図った「宮城方式」は結果として実らなかったが、議席奪還に向けた糸口にはなったようだ。次期衆院選の候補者となる支部長選定の作業も急務だ。
 民主は今回、小選挙区の勝利が宮城5区で7選を果たした安住淳県連代表(52)にとどまり、1勝5敗に沈んだ。1区の郡和子氏(57)が比例東北で4選し、結果は2012年の前回と全く同じだった。
 県連は初めて2区で擁立を見送り、前回1区で比例復活した維新前議員の林宙紀氏(37)に国替えを要請。郡氏とすみ分けを成立させ、林氏は5人が乱立した2区で約6万票の次点と健闘した。
 県連は20日に常任幹事会を開き、選挙戦を総括。記者会見した安住氏は「宮城方式は結果的に正しい選択だった。民主支持層の票がかなり林氏に動いた」と強調した。
 県連推薦をした林氏については「できればわれわれの手で育て、次も勝負してもらいたい」と語り、引き続き2区を林氏に譲る考えを示唆した。
 林氏の国替えで1区は自民との事実上の一騎打ちの環境が整ったが、自民前議員に約1万2000票離された。郡氏は最終盤で追い上げ、比例復活で滑り込んだ。
 候補者調整を選んだ安住氏の判断に対し、県連内には「2区も主戦論で行くべきだ」という意見もある。郡氏選対の幹部は「1、2区に候補をそろえ、両陣営が連動して初めて仙台での集票が機能する。今回は難しかった」と明かす。
 民主の主要な支援組織である連合宮城は、政策や政治姿勢が異なる維新に対し組織的に動くことができなかった。2区では民主の比例票が維新を下回るなど、代償も大きかった。
 いずれも元議員を立てた3、4、6区では、自民がこの2年間で地盤をより強固に築き上げたことも分かった。県連によると、支部長の選定は新執行部の下で党大会が開かれる来年2月以降になる見通し。
 「内容の良くなかった選挙区は見直さなければならない」と安住氏は語る。今回、2、4、6区では支部長空白のまま解散を迎えた教訓を、次に生かせるかどうか現時点では不透明だ。

2902チバQ:2015/01/05(月) 21:50:26
http://www.asahi.com/articles/ASH156CZ7H15UHNB00Q.html
買収容疑で群馬・伊勢崎市議逮捕 維新の石関議員陣営
2015年1月5日21時11分

 昨年12月14日投開票の衆院選群馬2区で落選、比例区北関東ブロックで復活当選した維新の党の石関貴史氏(42)の選挙運動をめぐり、運動員に報酬を支払ったとして群馬県警は5日、石関氏の元秘書で同県伊勢崎市議の山越清彦容疑者(43)を公職選挙法違反(買収)の容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明かしていない。

 県警捜査2課によると、山越容疑者は昨年12月上旬、石関氏陣営の運動員とされる伊勢崎市の会社役員本木博幸容疑者(49)=5日に公選法違反容疑(買収)で再逮捕=に選挙運動で使う看板の掲示を頼み、その報酬として現金51万4800円を渡した疑いがある。

 県警は5日夜、伊勢崎市内にある石関氏の事務所など関係先を家宅捜索するなど、容疑の裏付けを進めている。

 山越容疑者は2005年9月から10年4月まで石関氏の秘書を務めた。10年4月の伊勢崎市議選で初当選し、現在2期目。

 県警は昨年12月16日、本木容疑者ら3人を同法違反容疑で逮捕。捜査関係者によると、うち複数が山越容疑者の関与を供述したため、今月5日朝から山越容疑者に事情を聴いていた。本木容疑者以外の2人は昨年12月末に処分保留で釈放された。

2903チバQ:2015/01/05(月) 22:13:32
>>2857あたり 民主党南関東比例復活争い

神山洋介 〈元〉松下政経塾生 元 神奈川17区 67.310%
=========当落線===============
谷田川元 〈元〉千葉県議 元 千葉10区 67.301%
若井康彦 〈元〉国交政務官 前 千葉13区 67.216%
生方幸夫 〈元〉環境副大臣 前 千葉6区 65.298%

2904チバQ:2015/01/05(月) 22:18:57
広島6区
■三原市
亀井静香 14370
小島敏文 15276
■尾道市
亀井静香 27841
小島敏文 22889
■府中市
亀井静香  9710
小島敏文  7955
■三次市
亀井静香 16641
小島敏文  7663
■庄原市
亀井静香 15969
小島敏文  3904
■町村計
亀井静香  5865
小島敏文  7807

2905チバQ:2015/01/06(火) 19:26:19
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150106-OYT1T50102.html
元秘書逮捕の維新・石関氏、党選対委員長を辞任
2015年01月06日 18時35分
 維新の党の石関貴史衆院議員(比例北関東ブロック)は6日、昨年12月の衆院選に関し元秘書が公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕されたことを受け、党選挙対策委員長を辞任した。


 松野幹事長が6日、国会内で記者団に明らかにした。

 松野氏によると、石関氏から同日、電話で「迷惑をかけたので、選対委員長の職は辞退したい」と申し出があり、了承したという。松野氏は「捜査を見守りたい。石関氏自身の関与があるのかないのかを見極めたい」と述べた。

2906チバQ:2015/01/07(水) 04:07:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2015010700018
升田議員陣営の2人逮捕=運動員に報酬、買収容疑−青森県警


 昨年12月の衆院選で、運動員に不法な報酬を支払ったとして、青森県警捜査2課と青森署などは6日、公選法違反(買収)の疑いで、青森1区から立候補し、比例代表で復活当選した升田世喜男氏(57)=維新の党=陣営の五所川原市金木町蒔田、農業吉田俊逸容疑者(64)ら2人を逮捕した。いずれも大筋で容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年12月14日ごろ、運動員十数人に対し、青森市内で升田氏への投票を呼び掛ける電話をかけさせ、報酬として現金計数十万円を支払った疑い。
 同課などは資金の出所を調べるとともに、現金を受け取った関係者らからも事情を聴くなどして捜査を進めている。
 升田氏は青森1区で自民党候補に約3800票の小差で敗れたが、比例代表東北ブロックで復活当選した。(2015/01/07-01:09)

2907チバQ:2015/01/07(水) 17:21:40
http://www.sankei.com/west/news/150107/wst1501070044-n1.html
2015.1.7 14:35

「選挙関連の人件費に」関係者 自民支部からの組対費 否定の声も





 大西宏幸衆院議員(47)=比例近畿=から組織対策費を受け取った元議員の関係者は「選挙関連で受け取ったと理解している。お手伝いしてもらった人の人件費などに支出した」と証言した。

 ある議員は衆院選直前で特に法令違反に注意すべき時期だったため、「選挙前に現金を受け取って大丈夫なのか」と尋ねたところ、大西氏は「政治資金収支報告書に計上するので問題はない」と答えたという。

 組対費が不透明な形で大西氏側の選挙費用に流用されていれば、政治資金規正法だけでなく、選挙資金の収支報告を義務付ける公職選挙法に抵触する可能性も出てくる。別の議員は組対費の受領目的について「弱い地区の党の組織を強化するための費用であり、選挙のためではない」と否定したが、使途は明言しなかった。

 一方、大西氏側は組対費を議員ら個人に支出したとしていたが、議員側は自らの政治団体の収入として計上するなどの“ミス”も複数見つかった。大西氏側と異なる日付で政治団体の収入として収支報告書に計上した議員は「詳細は記憶にないが、必要なら収支報告書を訂正する」と話した。

2908チバQ:2015/01/07(水) 17:23:32
もう古い記事だけど
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=110
'14衆院選青森 底流
2014/12/16 火曜日



 第47回衆院選で本県小選挙区は自民が前回に続いて議席を独占し、民主と連携した維新が比例で初議席を獲得した。選挙戦を振り返るとともに各党がどのように受け止めたかを取材した。
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自民=上



1区での当選確実に沸く自民党関係者=14日
 「急な選挙だったが、各候補者が必死に戦い、地方という観点から精いっぱいの訴えをさせてもらった。4選挙区で勝たせてもらったという重み、責任を(前回衆院選からの)2年間以上に背負っていかなければならない」。衆院選から一夜明けた15日、自民党県連の大島理森会長は八戸市内で記者会見を開き、再び議席を独占した本県小選挙区の結果を振り返った。
 今回の衆院選は安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非が最大の争点となったが、これまでの「郵政」「政権交代」などと違い、風が吹かない「無風選挙」。選挙公示前から盤石の組織力を誇る自民の優勢が報じられ続けた。
 こうした中、党県連は津島淳氏が2期目を目指した1区を最重要視。5候補が乱立した前回とは違い、民主党と維新の党など野党連携による「事実上の一騎打ち」となり、党県連は三村申吾知事、2区の江渡聡徳氏を投入するなど総力を挙げて議席死守を図った。
 投票率が低ければ強固な組織力が際立つはずが、結果は約4000票差という薄氷を踏む勝利。相手候補に比例復活も許し、津島氏は「野党共闘が脅威になり得るという認識は持たなければならない」と今後に危機感を募らせた。
 党県連の神山久志幹事長は1区の勝因について「優勢が報じられる中で必死に引き締めを図った結果」と分析する一方、「風によって有権者が振り子のように揺れる選挙はなくなっていく。国民にとって耳が痛い話でも届けなければならない。300議席を獲得した与党だからこそ、しっかりと説明していくことが必要」と気を引き締めた。
 津島氏も組織力が機能したことを勝因の一つに挙げながら「従来の組織戦は通用しなくなってきている」と指摘。選挙戦における人の集まり、運動の濃さが票につながっていないのは確かで、「候補者が組織、団体の構成員一人ひとりにどれだけアプローチできるかが重要になっていく」との認識を示した。
 全小選挙区を制し、来年予定の地方統一選、県知事選に向けて弾みをつけた党県連だが1区だけなく3区でも民主候補に約1万票差まで詰められるなど不安材料は残した。
 大島会長は過去最低となった投票率を例に挙げながら「事実を謙虚に受け止めなければならない。声なき声が何を考えているかを政治家として推察しつつ、一歩一歩進まなければならない」と政権与党としての方向性を示した。
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2909チバQ:2015/01/07(水) 17:23:46
非自民=下・完
2014/12/17 水曜日



選挙戦終盤、升田氏(右から2人目)の応援に駆け付け、非自民の連携をアピールした(左から)田名部代表、連合青森の内村隆志会長=12日、青森市内
 自民党1強体制の切り崩しを狙い、「非自民勢力の結集」を合言葉に共闘した民主党、維新の党、社民党の県内野党3党。事実上の候補1本化を実現し、1区で敗れた維新の升田世喜男氏が比例復活で一矢報いたものの、連携の効果は広がりを欠いた。公示直前、政策の不一致点を抱えての連携合意は有権者の目に「選挙目当て」とも映りかねず、短期決戦の中では連携の意義を浸透させる時間も不足していた。野党陣営からは「非自民の民意の受け皿たる信頼感を得られなかった」と悔やむ言葉が漏れた。
 「十分な準備が整わないまま、自民の組織力に押し切られた」。4区で落選した民主の山内崇氏は、県連幹事長として振り返る。
 「想定外」の選挙とはいえ、野党には当初、期待感もあった。アベノミクスの恩恵が地方に届かないことや今年の米価下落に伴い、政府・与党への不満の高まりを感じていたからだ。しかし連携は認知度不足に加え、原子力や環太平洋連携協定(TPP)、安全保障などの政策で統一方針を示せなかったこともあり、「急ごしらえ」との印象が先行。自民への批判票や無党派を取り込む「受け皿」としての役割を十分に果たせなかった。
 2年前の前回衆院選で国政の全議席を失って以降、反転攻勢をとれずにいる民主県連は今回、1、2区の候補擁立を断念し、1区では支持団体の連合青森とともに升田氏を「推薦並み」に支援。党所属県議や連合幹部らが積極的に応援演説に立ち、結束をアピールした。
 升田氏は当選後「連携なくしてこの議席はない。野党統一の勝利だ」と、真っ先に民主と連合、社民への配慮を口にした。これまで全県的な組織がない点が弱みだっただけに、陣営は「自民と戦えるムードを盛り上げてくれた」と感謝する。
 ただ、1区以外への波及は限定的で、民主陣営は「野党候補の乱立が避けられた効果は高い」と認めつつ「3、4区ではそれ以外の影響はあまりなかった」と冷静だ。「維新の議席獲得で一つの結果は出た。今後は国会での連携などしっかりした形を見せ、有権者の信頼を勝ち得ることが大事」と強調する。
 民主にとって、次の正念場は来春の統一地方選。田名部定男県連代表は「消極的な自民支持はそう長く続かない」と見越している。
 社民は官公労と対立する維新本部への党内の抵抗感が激しく、維新への表立った支援を行わないなど、協力には最後まで温度差があった。斎藤憲雄県連幹事長は「地方選でどれだけ協力できるかは未知数。知事選は原発など不一致課題があり難しいと思う」と話し、今後の連携維持について明言を避けた。
 共産党は、県内全選挙区で前回選から得票率を伸ばした。畑中孝之県委員長は「大きな前進」と評価し、地方選でのさらなる躍進に照準を定めている。

2910チバQ:2015/01/07(水) 17:31:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150107ddlk10040211000c.html
公選法違反:陣営での立場が焦点 連座制対象か 買収容疑、元秘書送検 /群馬
毎日新聞 2015年01月07日 地方版

 昨年12月の衆院選を巡る石関貴史氏陣営の公選法違反事件で、県警は6日、公選法違反(運動員買収)容疑で逮捕した石関氏の元秘書で伊勢崎市議の山越清彦容疑者(43)を前橋地検に送検した。石関氏は同日、維新の党の選対委員長を引責辞任した。公選法は選挙運動に使える宣伝物に一定の制限を設け、報酬を支払える対象者も限定している。山越容疑者が陣営内で責任ある立場だった場合、「連座制」で候補者の当選が無効になる可能性があり、県警は山越容疑者の立場を慎重に調べている。

 山越容疑者の逮捕容疑は、衆院選公示後の12月上旬、市内の看板製作業、本木博幸容疑者(49)に看板百数十枚の製作と設置を依頼し、現金約50万円を渡したとしている。看板は12月7日にアントニオ猪木参院議員を招いて石関氏を応援する集会を告知するためのもので、現金は看板製作費と設置作業に関わった3人の報酬になったとみられる。県警は容疑者の認否について明らかにしていない。

 ◆「運動員買収」とは

 公選法は有権者に金品を渡して買収する行為だけでなく、「選挙運動員」の金銭授受も禁じている。選挙運動は無償ボランティアが原則だからだ。しかし、演説会の設営や撤去、運転手など、単純作業を担う人は「労務者」とみなされ、報酬を支払える。県選管は「選管が用意した掲示場にポスターを貼るだけなら労務者。一方、ビラ配布は有権者と直接関わる行為で、看板設置も場所の選定を含めて選挙運動になる」と説明する。本木容疑者と看板を設置したとされる2人の男性は同容疑で逮捕後、処分保留で釈放された。「指示された場所に看板を設置するだけなら単純な労務ともとれるし、選挙運動となるかは個別の判断になる」という。

 ◆「連座制」とは

 候補者本人が選挙違反に直接関与していなくても、陣営の中心人物が悪質な選挙違反で有罪が確定すれば、「連座制」で失職する可能性が生じる。当選無効だけでなく、5年間は同じ選挙区から立候補できなくなる。

 連座制の対象となるのは、親族や秘書のほか、選挙運動全体を取り仕切る「総括主宰者」、選挙区内の一定の地域の責任者である「地域主宰者」、お金の出し入れを担当する「出納責任者」ら。選挙運動を計画立案したり指揮したりした「組織的選挙運動管理者」も対象で、禁錮以上の刑が確定すれば連座制が適用される。石関氏陣営で山越容疑者が該当するかどうかは、肩書ではなく実際の運動内容で判断されることになる。このため、県警は山越容疑者が果たした役割を慎重に調べる方針。【尾崎修二】

2911チバQ:2015/01/08(木) 12:43:54
>>2910
石関が辞職した場合は、
青柳仁士@埼玉9が繰り上げですね

2912林家ばら蔵:2015/01/08(木) 20:06:56
>>2906
升田氏も辞職した場合、林宙紀氏が繰り上げですよ。
維新の党も踏んだり蹴ったりでしょうか?升田も石関も運動員による選挙違反ですから…。

2913チバQ:2015/01/08(木) 23:30:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150108ddlk02040137000c.html
公選法違反:升田氏運動員逮捕 陣営「寝耳に水」 12月衆院選 関係先に家宅捜索 /青森
毎日新聞 2015年01月08日 地方版

 昨年12月の衆院選で青森1区から立候補し比例復活当選した升田世喜男氏=維新=の運動員2人が6日逮捕された公職選挙法違反事件。毎日新聞の取材に対し陣営は「寝耳に水」と、組織ぐるみの関与を否定。実態解明のため県警は7日夕、青森市の升田氏の事務所など同市や五所川原市の関係先数カ所に家宅捜索に入った。【石灘早紀、佐藤裕太】

 県警が6日、公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕したのは、五所川原市金木町、農業、吉田俊逸容疑者(64)と、青森市三内、無職、渡辺美津江容疑者(50)。容疑は昨年12月14日投開票の衆院選で、有権者に電話をかけて升田氏に投票を呼びかける選挙運動をしたことや、今後も投票を呼びかける選挙運動をすることの報酬として、選挙運動者十数人に、現金合計数十万円を支払ったとしている。2人とも大筋で容疑を認めているという。

 吉田容疑者は2012年12月の衆院選で、升田氏の選対本部の事務局長を務めていた。関係者によると、渡辺容疑者も選対幹部を務めていたという。ただ今回の選挙戦では、2人とも選対の役職には就いていなかった。

 捜査関係者によると、両容疑者から依頼を受けた運動者は約30人で、選挙事務所近くのプレハブから有権者に投票を依頼する電話をかけていたという。時給750円だった。電話による投票依頼自体は問題ないが、報酬を支払ったり、支払う約束をしたりすると違法になる。

 升田事務所は7日「深刻かつ重大に受け止めている。推移を見守り、適切に対応する」とのコメントを発表。陣営幹部は「升田本人も、秘書も選対幹部も知らなかった」と組織的な関与を否定した。

 升田氏は青森1区で自民候補に約3800票差で敗れたものの、比例東北ブロックで復活当選した。

 県警は8日、両容疑者を青森地検に送検する方針。

2914チバQ:2015/01/08(木) 23:39:21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150108_23023.html
<升田氏派選挙違反>青森と五所川原に拠点


升田氏の後援会事務所に家宅捜索に入る捜査員=7日午後6時20分ごろ、青森市浜田玉川
拡大写真
 昨年12月の衆院選で青森1区から出馬し、比例東北で復活当選した升田世喜男氏(維新)派の選挙違反事件で、青森県警に6日に逮捕された運動員の農業吉田俊逸(64)=五所川原市金木町=、無職渡辺美津江(50)=青森市三内=の両容疑者による電話作戦は、青森市と五所川原市の2拠点で行われていたことが7日、関係者への取材で分かった。
 関係者によると、青森市に20台、五所川原市に10台の電話機を設置して実施した。電話作戦に携わったのは、昨年12月2日の公示前に両容疑者らの知り合いを中心に集まった女性約50人。女性らは1人当たり3〜5時間のパート形式で、時給約750円で升田氏への投票を呼び掛ける電話をしていたという。
 青森市では、法定ビラへのシール貼りなどに使うため、升田氏陣営が選挙事務所近くに設置したプレハブの一角を借りて実施。主に、電話帳を利用していた。女性らには5人分の有権者名を記載できる「紹介カード」を渡して、署名も集めてもらったという。
 県警は7日、青森市浜田玉川にある升田氏の後援会事務所を家宅捜索した。
 升田氏の事務所は「深刻かつ重大に受け止めている。捜査の推移を見守り、適切に対応する」とのコメントを出した。

2915チバQ:2015/01/08(木) 23:48:03
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150107-OYTNT50165.html
升田氏陣営2人逮捕 連座制適用が焦点に
2015年01月08日

升田議員の事務所の捜索に入る捜査員ら(7日午後6時15分、青森市浜田で)

 昨年12月の衆院選の比例東北ブロックで復活当選した維新の党の升田世喜男衆院議員(57)の選挙運動員が、違法な報酬を支払って別の運動員に選挙活動をさせた疑いが強まったとして、県警は6日夜、いずれも運動員で農業吉田俊逸しゅんいつ(64)(五所川原市)、無職渡辺美津江(50)(青森市)の両容疑者を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。

 県選挙管理委員会によると、吉田容疑者は、升田氏が立候補した過去4回の国政選挙で連座制適用の対象となる出納責任者を務めた。今回の衆院選では別の男性が出納責任者だったが、県警は同制度適用の可否を判断するため、両容疑者の役割を調べている。

 発表などによると、両容疑者は今回の衆院選に際し、運動員十数人に升田氏への投票を依頼する電話をかけさせるなどし、現金数十万円の報酬を支払った疑い。いずれも事実関係を大筋で認めているという。

 捜査関係者によると、両容疑者は、青森市内の升田氏の選対事務所の近くにプレハブ小屋を設置し、約30人を動員して有権者に電話をかけさせていたとみられる。県警は12月14日の投開票日直後から運動員らへの事情聴取を続けていた。

 吉田容疑者は旧金木町(現五所川原市)の町議や助役を歴任。県政界関係者によると、升田氏が県議時代から付き合いが深く、陣営の中核的な存在だったという。

 升田氏は両容疑者の逮捕を受け、7日未明に「事実関係を調査中。捜査の推移を見守り、適切に対応する」とのコメントを発表した。県警は7日午後に関係先を捜索。青森市浜田の升田氏の事務所には午後6時過ぎ、段ボール箱を携えた約10人の捜査員が入った。

2916チバQ:2015/01/09(金) 07:56:54
http://www.sankei.com/region/news/150109/rgn1501090015-n1.html
2015.1.9 07:04

自民、毎日新聞に抗議 秋田版、衆院選コラム「事実誤認」





 毎日新聞秋田版に掲載された衆院選の結果をめぐるコラムに事実誤認が多いとして、自民党県連が同社秋田支局に抗議文を送っていたことが8日、分かった。

 コラムは衆院選直後の昨年12月19日付に掲載された。秋田1区の自民党、冨樫博之氏の当選の様子を「テカテカ光った自民党県連の幹部、オヤジたちの顔だ。当選が決まり、『ありがとう』と言ってはバンザイをし、カメラの前に居並び、乾杯までしている。めでたい、うれしいという無邪気さはどこから来るのか」などと記述。冨樫氏が支援者に囲まれて乾杯している写真が掲載されているが、冨樫氏の周りに写っているのは秋田市の穂積志市長や保守系市議、後援会長らで、自民党県連幹部はいなかった。

 コラムはさらに「そもそも選挙が仕事で、その後の仕事はそれなりというのであれば、無邪気な喜びも納得がいく」と冨樫氏を批判している。

 抗議文は鈴木洋一副会長名で出され、日銀の12月の企業短期経済観測調査(短観)が投開票翌日に発表されたことを「政権による日程調整なのか」とする記述など計7カ所について、根拠を文書で回答するとともに紙面に訂正記事を掲載するよう求めている。

 毎日新聞秋田支局の中尾卓英支局長は「まず鈴木副会長と面会して抗議の趣旨を伺った上で、対応を考えたい」と話している。

2917チバQ:2015/01/09(金) 19:37:14
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150109_51030.html
「溝なし」演出? 自民・山形 加藤鮎氏と岸氏


乾杯後、同じテーブルの岸氏にお酌をする加藤氏=7日夜、新庄市
拡大写真
 新庄市内で7日夜、地元青年会議所の新年会があり、自民党の岸宏一参院議員(74)=山形選挙区=と、昨年12月の衆院選の山形3区で初当選した加藤鮎子氏(35)が顔をそろえた。同区が大激戦となった衆院選で、岸氏は加藤氏の選対本部長就任要請を断った経緯があるが、両氏は握手して酒を酌み交わすなど、保守分裂のしこりを感じさせない「大人の対応」を見せた。
 2人は新庄市長や地元県議らと同じ「松」のテーブルで向かい合った。開始前、加藤氏が岸氏に歩み寄り、会釈してあいさつを交わした。
 加藤氏は「岸先生とは当選後にも議員会館を訪ねあいさつさせていただいた。『(選挙では)頑張ったね』と激励された」と、両者に溝がないことを強調した。
 岸氏は加藤氏に1488票差で敗れた無所属元議員阿部寿一氏(55)と長年懇意にしてきた関係から、「鮎子氏に恨みはないが、阿部氏には義理がある」と説明。挙党態勢を掲げた党方針に反し、自らの地盤でもある山形3区では表舞台に一切立たず、マイクを握ることもなかった。
 鏡開きと乾杯の後、岸氏は「鮎子氏はあいさつもよくなってきた。いい政治家になってもらいたい」と上機嫌に話した。

2918チバQ:2015/01/09(金) 19:39:05
4289 :チバQ :2015/01/09(金) 19:38:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/143594
保守分裂激しさ 今村氏が山口候補応援 自民
2015年01月09日 10時49分
 12年ぶりの保守分裂選挙となった佐賀県知事選で、これまで支持候補を明確にしていなかった自民党の今村雅弘衆院議員(比例九州)が8日、党の推薦を受けていない山口祥義候補(49)の佐賀市での決起大会に参加し、支持を表明した。ほかの県関係の党国会議員4人は、自民、公明が推薦する樋渡啓祐候補(45)を支援しており、11日の投票日が迫る中、業界団体を巻き込んだ分裂選挙は激しさを増している。

 壇上ではなく会場最前列に座った今村氏は来賓として紹介され、マイクを握った。山口氏擁立に自身も関わった経緯に触れ、「たった一人の知事を選ぶ選挙。人物、識見、能力は申し分ない。立派な知事を選ぼう」と支援を呼び掛けた。

 終了後、報道陣の取材に「山口氏を推す皆さんから来てほしいという声があった」と出席した理由を説明した。党推薦候補以外を支援することで処分を受ける可能性に関しては、党の判断との認識を示した。

 一方、樋渡氏を推薦する自民党はこの日、茂木敏充選挙対策委員長が来佐し、県内企業を回って支援を要請した。唐津市の決起大会には、稲田朋美政調会長も駆け付け、政府与党を挙げて支援を強化している。

 茂木氏は分裂選挙について「推薦は党本部が正式に決定したこと。できる限りその方向で努力してほしい」と述べた。離反議員の処分は「すべては結果を見てから」と明言を避けた。

 飯盛良隆候補(44)と島谷幸宏候補(59)は政党の推薦を求めていない。

2919チバQ:2015/01/12(月) 21:18:27
http://mainichi.jp/select/news/20150113k0000m040054000c.html
買収容疑:衆院選和歌山2区当選・自民石田氏の運動員逮捕
毎日新聞 2015年01月12日 20時31分

 和歌山県警捜査2課などは12日、昨年12月の衆院選和歌山2区で当選した自民党の石田真敏氏の運動員で、同県海南市幡川、無職、追田(おいた)和之容疑者(74)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
 逮捕容疑は選挙運動期間中、女性運動員3人と共謀し、有権者に石田氏への投票を呼び掛ける電話をかけた和歌山市の女性運動員ら6人に、報酬として現金計約20万円を渡した、とされる。県警は近く女性運動員ら計9人を書類送検する方針。【倉沢仁志】

2920チバQ:2015/01/14(水) 21:20:35
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20150113-OYTNT50209.html
投票管理者が選挙運動 公選法違反疑い書類送検
2015年01月14日
 昨年12月の衆院選の期間中、岡谷市の投票所で投票管理者を務めていた男(68)が、長野4区で当選した自民党の後藤茂之議員の選挙運動をしたとして、県警捜査2課は13日、この男を公職選挙法違反(選挙事務関係者の選挙運動の禁止)容疑で長野地検に同日書類送検したと発表した。


 発表などによると、男は昨年12月2日の公示後に同市内で行われた後藤議員の応援集会で、4区の有権者に後藤議員への投票を呼びかける発言をした疑い。男は後藤議員の同市の後援会役員で、集会の閉会あいさつで「後藤をよろしく」などと発言したとされる。

 男は投票所が置かれた地区の区長。岡谷市では、各投票所の投票事務の責任者として1人ずつ配置する投票管理者に、市選管への推薦に基づき、各区の区長を選任することが多い。選任された間、投票管理者は関係区域内での選挙運動が公選法で禁じられている。

 後藤議員の事務所は取材に対し、「後援会役員でありながら投票管理者を引き受けたことに認識の甘さがあった。投票を呼びかけたことが事実なら極めて残念」とコメントした。岡谷市選管の小口佳祐委員長は「大変驚いている。投票管理者の立場に反するような行為があったなら、誠に残念」との談話を出した。

2015年01月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2921チバQ:2015/01/16(金) 23:11:19
http://www.hochi.co.jp/topics/20150116-OHT1T50230.html
伊勢崎市議、違法認め辞職
2015年1月16日22時6分 スポーツ報知

 昨年の衆院選で運動員を買収したとして、公選法違反容疑で逮捕された群馬県伊勢崎市議の山越清彦容疑者(43)が「違法の認識があった」と容疑を認め、16日付で市議を辞職した。弁護人が同日、市内で記者会見を開き明らかにした。

 山越容疑者は、維新の党、石関貴史衆院議員の元秘書。弁護人は石関氏が失職する連座制適用については「(山越容疑者には選挙運動の)決定権はなかった」と否定的な見方を示した。

 弁護人によると、山越容疑者は、アントニオ猪木参院議員が石関氏の演説会に参加すると知り、運動員の会社役員本木博幸容疑者(49)=同容疑で再逮捕=と相談して、聴衆を募る看板の設置を決めた。昨年12月、石関氏の事務所に集金に訪れた本木容疑者に対し、職員がメールで山越容疑者の了解を得て、現金約50万円を渡した。山越容疑者は、現金には別の運動員への報酬が含まれると認識していたという。

2922チバQ:2015/01/21(水) 23:57:35
http://www.sankei.com/premium/news/150117/prm1501170016-n1.html
2015.1.17 06:00
【数字の衆院選(上)】
「民・維」候補一本化なら対自民4勝→「16勝」だったのに…議会比は35%から「40%」に跳ね上がっていた





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 18日投開票の民主党代表選では野党再編の是非が争点となっている。各候補は「民主党再生が先」と口をそろえ、維新の党などとの合流に反対・慎重な発言を続ける。だが、昨年12月の衆院選は、自民、民主、維新各党の三つどもえとなった20選挙区で自民の16勝4敗に終わった。仮に民主と維新が「統一候補」で臨めば逆に自民の4勝16敗だった計算になり、民主、維新のつばぜり合いが自民に「漁夫の利」を与えた。

√    √

 平成24年の衆院選では、自民、民主、維新(当時は日本維新の会)の3党がそれぞれ候補を立てた選挙区が136あった。これに対し、昨年の衆院選は民主と維新の間で候補の一本化が進み、三つどもえの選挙区は20まで激減した。

 20選挙区の結果は自民16議席に対し、民主、維新はそれぞれ2議席にとどまった。これを民主と維新が候補を一本化したと仮定。その獲得票を単純に足すと、「統一候補」が16勝となり、自民を完全に逆転していたことになる。

 例えば、滋賀4区は自民の武藤貴也氏が6万460票を得て再選し、民主の徳永久志氏(4万902票)と維新の岩永裕貴氏(4万993票)が落選した。民主と維新が候補を1人に絞っていれば8万1895票で武藤氏を破っていた計算になる。結局、徳永、岩永両氏は重複した比例近畿でも復活当選を果たせず、共倒れに終わった。

 もっとも、一本化も選挙全体の構図を転換するほどの成果には乏しかった。

 昨年の衆院選で自民に対し、維新抜きで民主が戦った選挙区は153、民主抜きで維新が戦った選挙区は55で、計208選挙区で「統一候補」が自民候補と争った。24年衆院選の133より大幅に「統一候補化」は進んだ。

 しかし、208選挙区の結果は民主が36議席、維新が9議席だった。勝率は民主23.5%(24年衆院選13.3%)、維新16.3%(同15.3%)で、多少伸びたにすぎない。

 昨年の衆院選は結局、比例代表もあわせ自民、公明の計325議席(自民の追加公認1人は除く)に対し民主、維新は計114議席と低迷し、対自公の議席比は35.0%にとどまった。24年衆院選は自公計325議席に対し、民主、維新で計111議席。対自公の議席比は34.1%で、格差はわずかとはいえ縮小した。

 ただ、三つどもえの20選挙区で民主と維新の候補一本化が進んでいれば、自公計313議席に対し「民主・維新連合」は計126議席で、議席比は40.2%に改善していたことになる。


 

 与党の圧勝に終わった昨年の衆院選を、さまざまな数字をもとに振り返る。

2923チバQ:2015/01/21(水) 23:58:59
民主・維新一本化していれば自民に勝てた選挙区
北海道3
東京23
長野2
静岡1
愛知4
滋賀4
京都3
京都4
大阪11
大阪12
兵庫7
鹿児島1

2924チバQ:2015/01/21(水) 23:59:30
http://www.sankei.com/politics/news/150116/plt1501160026-n1.html
015.1.18 07:00
【数字の衆院選(中)】
どう読む維新「比例」大阪府“さすがの首位114万票”…でも大阪市内は惨敗、「大阪都構想反対」自民公共の“半分”





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 衆院選の比例代表は「人で選ぶ」傾向のある選挙区と異なり、政党への有権者の支持動向を直接反映しやすい。昨年の衆院選で自民党は全国11ブロックでトップに立ち、計1766万票(得票率33.1%)は民主党(978万票、18.3%)、維新の党(838万票、15.7%)など各党を引き離した。

√   √

 都道府県別でみても、自民は全4選挙区で敗れた沖縄県ですら得票率が首位(25.3%)だった。唯一、他党の後塵(こうじん)を拝したのが大阪府で、地力を発揮したのは維新だった。維新最高顧問の橋下徹大阪市長の影響力は強く、114万票(32.3%)は自民の88万票(24.7%)を大きく上回った。

 この結果が、頓挫しかかっていた橋下氏らの悲願である「大阪都構想」に進展をもたらした。公明党は、維新が大阪府でトップになったことを「一定の民意を獲得した」と判断。都構想の是非を問う住民投票の実施に協力する方針に転じ、5月17日に大阪市内の有権者を対象にした住民投票が実現する見通しとなった。

 ただ、比例票を細かく見ると、維新は決して楽観できない。維新は大阪市内で33万票(33.1%)と約3分の1の支持を得たにすぎない。公明は住民投票の実施に賛同しただけで、都構想自体に賛成しているわけではない。

 単純に比較はできないが、政党として、都構想に反対する自民、民主、公明、共産の主要4党の大阪市の比例票を足すと得票率は62%に達する。都構想を否決するのに必要な過半数を大きく超えており、維新には厳しい戦いとなりそうだ。

√   √

 新代表の選出を18日に控えた民主の978万票は、平成?年衆院選の963万票(16.0%)から微増にとどまった。民主は、政権交代を果たした21年衆院選は2984万票(42.4%)を獲得。苦しい選挙戦だった17年の「郵政解散」でも2103万票(31.0%)と、3割を超える得票だった。

 ただ得票率を伸ばした地域もある。北海道は27.5%で、前回(18.2%)から大きく復調。滋賀県(22.8%)や愛知県(23.5%)など計11道県で前回より5ポイント以上回復した。

 とはいえ、こうした地域はおおむね労働組合の力が強い地域で、本来の支持層をいくらか取り返しただけともいえる。選挙区で候補者を一人も擁立できなかった富山県(10.2%)のほか、宮崎県(12.3%)など計8府県は、むしろ前回より得票率を落とす結果となった。

2925チバQ:2015/01/21(水) 23:59:58
↑ 下が見つからず

2926チバQ:2015/01/22(木) 20:50:00
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150121-OYT1T50142.html
山口元外務副大臣、自民入党へ…昨年民主を除名
2015年01月22日 07時38分
 自民党は21日、無所属の山口壮衆院議員(兵庫12区)の入党手続きに入った。

http://www.asahi.com/articles/ASH1Q63F9H1QUTFK018.html
山口壮衆院議員の自民入り内定 13年に民主離党
2015年1月22日20時26分


 自民党は22日、元民主党の山口壮衆院議員の入党を認める方針を固めた。前日付で入党届けを出していた山口氏と谷垣禎一幹事長が面会して了承した。山口氏は2013年末に民主党を離党。昨年末の衆院選は兵庫12区から無所属で立候補して自民党県連が推す候補を破って当選した。無所属ながら二階派に所属し、二階俊博総務会長らが自民党入りを求めていた。

 26日召集の通常国会で、自民党会派に入る方向で調整している。山口氏は、民主党政権で外務副大臣などを務めたが、2013年に離党届を出し、昨年、同党を除籍(除名)された。無所属ながら自民党二階派に加わり、先の衆院選後の首相指名選挙では安倍首相に票を投じた。

2927チバQ:2015/01/23(金) 07:48:55
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_23017.html
<升田氏派選挙違反>連座制適用が焦点に


升田氏の後援会事務所に家宅捜索に入る捜査員。刑事裁判の確定後、連座制が適用されるかどうかが焦点になる=7日午後6時25分ごろ、青森市浜田
拡大写真
 衆院選青森1区で落選し、比例東北で復活当選した升田世喜男氏(維新)派の選挙違反事件の焦点は早晩、連座制適用の有無に移る。買収容疑で逮捕された農業吉田俊逸容疑者(64)の運動員としての地位が最大のポイントになる。なぜ違法行為に手を染めたのか。現金供与を伴う電話作戦を認める吉田容疑者の動機を探った。
 年明け早々、五所川原市金木町の吉田容疑者宅に升田氏が訪ねてきた。「升田さんは、額が床に付くほど深々と頭を下げて礼を言っていった」。逮捕前の取材に吉田容疑者はそう振り返った。
 投開票2日後の昨年12月16日から連日、任意の事情聴取を受けていた吉田容疑者と、東京−青森を往復する升田氏が会えるのは、この時期しかなかった。
 苦節10年、5度目の国政挑戦でようやく手にした国会議員バッジ。それを見せられた吉田容疑者の頬を涙が伝った。
 2人の関係は、升田氏が旧小泊村議3期を経て県議に当選した時期に築かれた。旧金木町議、町助役を務め、より身近な地区から県議を輩出したかった吉田容疑者に三顧の礼を尽くした。
 小泉純一郎元首相が仕掛けた2005年9月の郵政選挙。升田氏は国政に打って出る決意を伝えた。以降、09年の衆院選、10年の参院選、12年の衆院選と挑み続け、吉田容疑者は常に出納責任者を担った。12年は選対事務局長も務めた。
 今回の選挙で、吉田容疑者は選対幹部から外れた。「その時、足場のない青森市で自分の役割はないと思った」。できるのは五所川原市をまとめることだと認識した。
 青森1区では公示前の11月下旬、非自民勢力を結集する民主、維新、社民3党の選挙協力をめぐり、詰めの協議に入っていた。「この上ないチャンス。今回を逃したら国政への芽はない」。吉田容疑者はあらゆる手段を講じようと決め、同月25日に電話作戦を始めた。
 「1区はここ数十年、東京で生まれた人が当選してきた。地域のことをよく分かっている地元の人を国会に送りたい」。その一心だったという。
 現金供与を伴う電話作戦は法に触れる。事件摘発後、検察は「歴史的な経歴も含め、実質的な立場がどうだったのかが連座制適用の判断材料になる」と言及した。
 運動の原資は300万円。「なぜ、他人の選挙でここまで協力できるのか」。事情聴取で、吉田容疑者は取調官の疑問にこう答えた。「(升田氏が)義理人情のあるいい男だから」
 逮捕前日の5日夜、青森署での聴取を終えた吉田容疑者は青森市内のスナックに入った。カウンターで何度も深いため息をつき、心労を紛らわすかようにマイクを握った。「好きな誰かを思い続ける 時代おくれの男になりたい」。河島英五の歌に「自分のいまの気持ち」を重ねた。


2015年01月23日金曜日
関連ページ:青森社会

2928チバQ:2015/01/25(日) 13:16:08
http://www.sankei.com/politics/news/150125/plt1501250001-n1.html

2015.1.25 07:00
【数字の衆院選(下)】
「北海道」惜敗率90%で復活「×」、「愛媛」は39%で「○」の怪…わかりにくく、いびつな「復活当選」

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 平成8年に導入された衆院選の小選挙区比例代表並立制は、選挙区で落選しても重複立候補した比例で復活当選できる仕組みが特徴のひとつだ。選挙区の「死に票」を救済するための措置で、平成26年12月の衆院選でも、この仕組みが結果的に地域間の“格差”をもたらすことが改めて浮き彫りになった。



 今回の衆院選では、全国11比例ブロックで各党の比例名簿の登載順位に沿い、選挙区の惜敗率(当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率)の高かった計121人が復活当選した。

 選挙区と比例復活を合わせた当選者数を都道府県別にみると、最多だったのは東京都(選挙区25人、比例復活9人)と大阪府(選挙区19人、比例復活15人)の34人だった。ただ、有権者数は東京が約1085万人で、大阪は約712万人。約370万人もの「差」があった。

 比例復活制度がもたらす格差の「恩恵」を受けたのは沖縄県だった。全4選挙区で野党系候補が当選したが、自民党候補4人と維新の党候補1人も比例九州ブロックで復活当選した。選挙区で出馬した与野党9人全員が当選する「珍事」となった。

 沖縄の有権者数は約111万人。約12万3千人で1人の国会議員を選出したことになり、有権者数約231万人の広島県(計8人)より多くの議員を国会に送り出した。

 同様の計算を行うと、沖縄に次いで議員1人当たりの有権者数が少ないのは岩手県で、約15万4千人で1人、計7人を選出した。続いたのは香川県で、約16万4千人当たり1人、計5人の議員が誕生した。



 逆に、議員1人当たりの有権者数が最も多かったのは兵庫県だった。復活当選は1人だけで、約34万9千人で1人を選出した。沖縄と兵庫の有権者では結果的に約2.8倍の格差が生じたことになる。

 復活当選の制度が分かりにくい結果をもたらした例は他にもあった。北海道1区の自民候補は選挙区で約10万6千票を獲得しながら敗退した。得票率は39.5%、惜敗率は90.9%だったが、比例復活もかなわなかった。一方、愛媛2区の維新候補は約2万3千票で得票率19.0%、惜敗率39.6%だったが、復活当選している。

 26日召集の通常国会で衆院選挙制度改革をめぐる議論が再開される。これまで議員定数削減や「一票の格差」是正が主要テーマになってきた。

 今後も、いびつな格差を生む比例復活制度が焦点となる気配はない。


 

 この企画は政治部・千葉倫之、酒井充が担当しました。

2929チバQ:2015/01/25(日) 19:37:38
いまさらだけど青森
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=108
候補者走る ’14衆院選
2014/12/6 土曜日



 14日投開票の衆院選。本県4小選挙区には計12人が出馬し、訴えに熱を入れている。選挙区の動向や各候補者の動きを追った。
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本県4区
本県4区



左から千葉浩規候補、山内崇候補、木村太郎候補
 3日夕。日が暮れ、厳しい冷え込みにもかかわらず、つがる市の陸奥森田駅前に、自民前職木村太郎候補(49)の支持者が詰め掛けた。木村候補は一人ひとりと握手を交わし、演説を終えて選挙カーに乗り込んだ後も「寒い思いをさせました」と繰り返し気遣った。
 突如決まった衆院選だが、先月から合併前の旧市町村ごと、弘前市はさらに小学校区ごとに集会を開き、結束を固めてきた。過去6回、自民党に逆風が吹いた時も常に木村候補を押し上げてきた強固な組織のなせる業だ。
 だが陣営は「今までとは違う」と警戒心を強める。先月、木村候補の地元・藤崎町で開いた集会で、県議会の阿部広悦議長は対抗馬の民主新人山内崇候補(59)が大票田・弘前市を生活や政治活動の基盤としていることを挙げ「大変不安だ。学校が一緒だったからとか、そういう情けの選挙になるような気がする」と危惧、同市への働き掛けを求めた。
 この時期の解散総選挙への反発や米価の下落なども懸念材料。10万票獲得を目標とする陣営は「投票率が下がると厳しくなる」と気を引き締める。
 追う山内候補。5日は党本部から駆け付けた福山哲郎政調会長がつがる市でマイクを握り「自民党を300議席にして誰が歯止めをかけるのか。しっかりお灸(きゅう)を据えるべき。津軽の皆さんも、みんなが自民で良いとは思っていない」と訴えた。
 山内候補は地元の弘前市相馬地区や近隣に広がる支持層に加え、構成員約6000人の連合青森津軽地域協議会の支援を軸に選挙戦を進める。谷川浩二議長は「比例は社民という組合もあるが、選挙区は山内で意思統一ができている」と説明。協力関係にある1区の維新新人升田世喜男候補がつがる市方面に持つ人脈も駆使し、支持層拡大の道を探る。
 ただ党組織や地方議員のネットワーク網という点では木村候補に及ばない。選対幹部は「農家には自民党は駄目だという声も強い。それを山内の票に結び付けられるかだ」と話し、本人の演説の説得力に期待を寄せる。
 維新、社民との連携が「非自民の受け皿」として有権者に浸透するかどうかもカギ。山内候補は「今回の選挙だけでない。その先も見据えた協力体制の構築だ」と意義を語る。
 共産新人の千葉浩規候補(53)は公示日以降、街頭から一心に党の政策を訴え続けている。安倍政権は「庶民の声を聞こうとしていない」、民主や第三極などの野党も「自民との対決軸を持っていない」と双方を批判し、「共産党が大きく躍進することが安倍政権の暴走政治にストップをかける」と強調する。
 同党は昨年の参院選比例代表で票を増やしており、政権に批判的な層の選択肢として存在感を増している。今回の衆院選も民主をはじめとする野党が一時期の勢いを欠く中「共産躍進のチャンス」と捉えて、自共の対決軸を鮮明に。4区だけでなく、比例代表東北ブロックに出馬した前職高橋千鶴子候補の当選も強く意識している。
 一方、陣営には「今回は投票に行かないという人が随分多い。投票率が低いのではと心配している」という声も。選対本部長の越明男弘前市議は「まだ投票先を決めていない人が3割、4割もいるとされている。選挙はこれからが本番。第2弾の政策チラシを届ける準備もしている」と後半戦を見据える。

2930チバQ:2015/01/25(日) 19:38:12
本県1区
2014/12/7 日曜日



左から升田世喜男候補、吉俣洋候補、津島淳候補
 公示日と翌日の2日間で、1区の旧14市町村を回った自民党の前職津島淳候補(48)。街頭演説には首長や県議が並び、自民党ならではの圧倒的な組織力で支持固めを図る。
 演説では米価下落対策を含めた農林水産業政策に多くの時間を充て「私は自民党を押し付けない。皆さんの声を政府、自民党にぶつけていく」と2期目への決意をにじませた。
 2年前は5候補が乱立する中で大差をつけたが、選対本部長を務める山崎力参院議員は「(共産党を除き)相手は一人に絞られ、厳しい戦い。1票1票積み上げるしかない」と危機感を募らせる。
 2〜4区の自民候補と比べて経験、知名度が不足しているのも事実。街頭でマイクを握った同党県連の神山久志幹事長は「一緒に汗をかいて育てよう」と支持者に訴えかけた。
 「手応えも厳しさも感じている」と序盤戦を振り返った津島候補。「地場産業の底力をつけることが大事。政策を丁寧に訴えていく」と力を込めた。
 2日早朝、共産党の新人吉俣洋候補(40)は青森市内の卸売市場を歩いた。「市場は市内の物流のスタート。実情を聞いて、その思いから始めたい」から。選挙への出馬は5度目で、2度目の2010年参院選から公示日や告示日の恒例だ。
 3日は板柳町、五所川原市、鶴田町へ。5日までに選挙区内ほとんどの市町村で街頭に立った。回数は1日10回以上。農村部では農業問題への対案を強調し、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の撤回などを訴える。各地の写真や街頭での出来事をツイッターなどに投稿し、市民らとの対話に活用する。
 「安倍政権への対案を示して駆け抜けている」。5日の街頭で話す通り、各地を小まめに回る。6日も雪が降る中、五所川原市、青森市を巡り「消費税増税に頼らない道がある」などと主張。「一緒に政治を変えましょう」と、演説は毎回こう締めくくる。「農家と一緒に政治を変える戦いをやりたい」と選挙戦を折り返す。
 報道各社が世論調査で自民が300議席超を獲得との予測を伝えた4日。「都会と地方の格差が広がった。自民党に勝たせ過ぎは良くない」。青森市油川地区の街頭に立った維新の党の新人升田世喜男候補(57)はそう声を張り上げた。
 短いペースで演説を繰り返し、社会のセーフティーネット拡充などを訴えつつ、民主、社民両党、連合青森との連携に触れて「野党代表として戦う」と「非自民の受け皿」であることを強調した。
 この日は、序盤の情勢として津島候補の優勢も報じられた。街頭で升田候補が「もう少しで勝てるところに来ている。力を貸してほしい」と支持を呼び掛ける一方、選対幹部は「1週間でどれぐらい差を詰められるか」と気を引き締める。
 期待された「非自民」の共闘は先月27日の決定から、まだ日が浅く「有権者に浸透していない」(選対幹部)。大票田・青森市での巻き返しを期して、民主、連合にさらなる協力を求める。

2931チバQ:2015/01/25(日) 19:38:24
本県3区
2014/12/9 火曜日



左から松橋三夫候補、大島理森候補、田名部匡代候補
 「理不尽な格差を是正し、苦しむ人の声を国政に届けたい」
 衆院選が折り返し地点を迎えた7日、民主党の元職田名部匡代候補(45)は八戸市の八食センター前で声を張り上げ、国政復帰に強い意欲を見せた。「若い人が安定した所得を得て家庭を持ち、社会を支えていける政策を進める」と若者への支援充実を重点に掲げ、「10年、20年先の未来に責任を持てる世代」と他候補に比べての“若さ”もアピール。同センター内で店主や買い物客に次々と駆け寄って握手し、声援に満面の笑みで応えた。
 陣営は「企業や支持者を細かく回って支持を固め、比例票の上積みに向け無党派層への浸透も図る」と、劣勢を伝えられた前半戦からの巻き返しを期す。田名部定男党県連代表は「安倍政権の不満を地道にすくい上げ、民主が非自民の信頼たり得る受け皿であることを示す。奇策はない」と言い切った。
 同日夕、同市の長者公民館で開かれた自民党の前職大島理森候補(68)の個人演説会。当初は他県候補者の応援で不在の本人に代わり、留守を預かる滝沢求参院議員、党所属県議が演説する計画だった。しかし開始から30分後、予定を切り上げた大島候補が登場。100人超の来場者が、拍手喝采で迎えた。
 大島候補はアベノミクスや地方創生の意義を熱っぽく語り「地方の成長のため、国の政治の真ん中に地方を置いた。皆さんが自立した思いと市政を一体として未来の希望をつくり、われわれはそれを全面的にバックアップする」と強調。「いま一度、地方新時代をつくるチャンスだ」と力を込め支持を求めた
 党の重鎮として多忙を極めるスケジュールの中、気遣いと冗談も忘れない。帰り際、来場者に「寒いから足元が滑らないよう気を付けて…」と声を掛けた後で、「選挙中に『滑る』は駄目だな」。
 消費税再増税の中止や原発ゼロの訴えを軸に独自の戦いを挑むのは、6度目の国政挑戦となる共産党の新人松橋三夫候補(65)。4日朝は八戸市庁前でマイクを握り「原発事故が発生した日本でこそ原発ゼロを決断し、市民運動と一緒になって国政を動かそう」と強い口調で呼び掛けた。
 アベノミクスを「格差と景気を悪化させるだけ」と批判。「安倍政権の暴走と対決し、消費税によらず暮らしと財政を支える対案を示す」と意気込み、大企業と富裕層の税の応分負担と、政府による賃上げ助成を訴えた。
 全国的な党への支持拡大を受け「今までになかった人たちから声を掛けられる」と手応えを実感。それでも「短期決戦でどれだけ力を出し切れるか」と厳しい表情を崩さず、「黙っていると自民が何でも決めてしまう。それを懸念する声に応えるためにも、政策を広く訴えていく」と気合を入れ直した。
 田名部候補と大島候補の直接対決は6度目。松橋候補を含めた3候補の顔合わせは5度目となる。
 田名部候補の父・匡省氏の代から続く田名部・大島両陣営の激突は「八戸戦争」とも称されるが、同市の主婦(58)は「盛り上がるのは一部の人だけ。何のための選挙かもよく分からないのに、毎回同じ顔触れで誰に投票しても同じ気がする」と冷めた口調で話した。

2932チバQ:2015/01/25(日) 19:38:49
本県2区=完
2014/12/11 木曜日



左から小笠原良子候補、中野渡詔子候補、江渡聡徳候補
 本県2区の北部・下北半島は多数の核燃サイクル関連施設が立地し「原子力半島」とも称される。原発再稼働が今回総選挙の争点の一つとなる中、原発から出る使用済み核燃料再処理工場が立地する、半島東部の六ケ所村では各候補の演説内容に注目が集まる。そうした同村に公示翌日の3日昼すぎ、2候補が相次いで演説に立った。
 最初に村役場前に到着したのは自民党の前職、江渡聡徳候補(59)だ。防衛相就任後、笑顔を見せる機会は減ったが、この時は再処理工場事業者日本原燃の幹部や地元住民ら数百人を前に表情をほころばせ「お疲れさまです。頑張ります」とそれぞれの手を握り締めた。
 江渡候補は安倍政権の経済政策アベノミクスによる景気浮揚策とその地方波及への道筋、サイクル政策などの取り組みを力説。「日本や世界の中で六ケ所村は核燃サイクルの先端的地域。この世界に誇れる技術をわれわれはしっかり次世代に継承する責務がある」と訴えた。戸田衛村長もマイクを握り、蜜月関係をアピールした。
 長年江渡候補を応援してきた地元の会社役員女性(54)は「経済波及効果は少しずつ出ている。消費税増税でプラスが見えていないだけ」と理解を示した。
 約1時間後、同じ場所に現れた維新の党の元職、中野渡詔子候補(44)だが、急きょ演説を決めた事情もあり、聴衆の姿は見えない。だが本人は笑顔で「いつもニコニコ元気印。中野渡詔子でございます」と大声でアピールした。
 サイクル政策に直接言及しなかった。「村が抱えるさまざまな課題がある。それが国策なら、国がしっかり責任を果たし、道筋を付ける。やらないできたのは誰なのか」と暗に政権与党を批判した後、「増税で生活が苦しくなり、物価が高くなり、事業者は倒産、若者の雇用減。アベノミクス効果は村にあるのか。政治を変える一人ひとりの力を中野渡に託してほしい」と支持を求めた。
 演説後、中野渡候補は物陰から様子を見ていた戸田村長を見つけるや足早に駆け付け、両手を握り締め訴えた。「また一緒にお仕事をさせてください」。
 同日夕、今回の総選挙から区割りが3区から2区に変更となった五戸町中心街では共産党の新人、小笠原良子候補(65)が雪の舞う中、道行く買い物客に手を高く上げて存在感をアピール。「皆さん初めまして。今回の選挙から五戸町は2区となりました。大変すてきな町と感じています」と笑顔であいさつ、存在感を際立たせようと懸命な姿を見せた。
 しかし、演説内容が政権批判に及ぶと、表情を変えて「医療費を上げ、年金を少なくした。介護保険は使いにくい。富裕層と財界、大企業には減税―というとんでもないアベノミクスだ」と訴えた。
 原発政策にも話題は及び、「原発再稼働・推進はとんでもない。自然・再生可能エネルギーへの道は広がっている。さまざまに着手すれば、電気を補える。原発をゼロにしなければいけない」と声に力を込めた。

2933チバQ:2015/01/29(木) 22:58:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150127ddlk10040206000c.html
公選法違反:石関陣営、元秘書と経営者起訴 連座制は見送り 前橋地検 /群馬
毎日新聞 2015年01月27日 地方版

 昨年12月の衆院選群馬2区に立候補し比例代表で復活当選した石関貴史氏(維新)陣営を巡る公選法違反事件で、前橋地検は26日、伊勢崎市波志江町、石関氏の元秘書、山越清彦(43)=前伊勢崎市議=と、同市連取元町、イベント会社経営、本木博幸(49)の両容疑者をいずれも同法違反(運動員買収)の罪で起訴した。選挙運動の中心人物が禁錮刑以上になると候補者本人の当選が無効になる連座制について、小沢正明次席検事は記者会見で「(山越被告は)適用されるような地位や役割を担っていたとまでは認められない」と述べた。

 起訴状などによると、山越被告は、アントニオ猪木参院議員が石関氏の応援演説をする昨年12月7日の伊勢崎市内での集会を告知するため、本木被告と看板設置を計画。12月1日、本木被告に51万8400円を供与したとしている。看板製作費用は30万円で、残りが本木被告と設置を手伝った男2人の報酬になったという。

 秘書や出納責任者でなくても、選挙運動の中心人物「組織的選挙運動管理者」とみなされれば、禁錮刑以上で連座制の対象となる。県警や地検は関係者から話を聞くなどして山越被告の役割を調べたが、運動全体を仕切るような立場にはなかったと判断したとみられる。

 地検は26日、看板設置を手伝い、本木被告から現金4万円ずつ受け取った別の2人は略式起訴した。

 石関氏は逮捕を受け、今月6日に党選対委員長を辞任。山越被告は勾留中の16日に市議を辞職した。

 石関氏は26日夜、「支援者、関係者の皆さまに大変な心配と迷惑をかけたことをおわびします。いろいろと省みながら、なお一層政治活動に力を入れていきたい」とのコメントを発表した。【尾崎修二】

2934チバQ:2015/01/29(木) 23:15:42
比例次点だったけど、名簿から削除でしょうから松本が次点扱いかな?
===================================
比 柚木道義 党政調副会長 前 岡山4区 82.617
比 津村啓介 〈元〉内閣府政務官 前 岡山2区 79.723
落 橋本博明 〈元〉科技庁職員 元 広島3区 78.007
落 松本大輔 〈元〉文科副大臣 元 広島2区 75.189
===================================


45 :チバQ :2015/01/29(木) 23:11:51
http://mainichi.jp/select/news/20150128k0000m010014000c.html
民主党:酒気帯び運転の元議員処分 広島3区支部長を解任
毎日新聞 2015年01月27日 18時31分

 民主党は27日の常任幹事会で、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で広島県警に検挙された橋本博明元衆院議員を、広島3区支部長から解任するなどの処分を決めた。橋本氏の離党届も受理した。橋本氏は2009年の衆院選広島3区で初当選し、12年、14年衆院選は落選した。

http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=124954&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=256

橋本元衆院議員を摘発 酒気帯び運転疑い

2015/1/26
 元衆院議員で民主党広島県連の橋本博明副代表(44)=広島市安佐南区八木9丁目=が25日未明に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、広島県警に摘発されたことが同日、分かった。

 橋本副代表によると、24日夜、広島市中区の繁華街の居酒屋で「ビールをジョッキで2、3杯」を知人5人と飲み、車中で仮眠した後、車を運転したという。25日午前3時ごろ、中区内で信号待ちをしていた際、県警自動車警ら隊の職務質問を受けた。呼気検査で基準値を超えるアルコール分が検出され、交通切符を切られたという。

 橋本副代表は2009年8月に衆院選広島3区から党公認で立候補し、初当選。1期務めた。12年12月、14年12月の衆院選はいずれも同区で落選した。

 25日午後、橋本副代表は県連の宮政利幹事長に当面、政治活動を謹慎する意向を伝えたという。「約3時間仮眠をとった後、つい運転してしまった。反省してもし切れず、支援者にきちんと説明したい。政治活動は続けたい」としている。

2935チバQ:2015/01/30(金) 00:00:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150129ddlk02040058000c.html
升田氏陣営選挙違反:吉田容疑者、再逮捕 運動員、五所川原市内でも電話作戦 /青森
毎日新聞 2015年01月29日 地方版

 昨年12月の衆院選を巡り、維新の党の升田世喜男衆院議員の運動員2人が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された選挙違反事件で、県警捜査2課と青森署、五所川原署は28日、五所川原市内でも「電話作戦」を主導し、数人の女性運動員に報酬として現金数十万円を支払ったとして、同市金木町、農業、吉田俊逸容疑者(64)を再逮捕した。また、吉田容疑者と共謀したとして、同市松島町2、農業、小濱瑞俊容疑者(47)を同法違反容疑で新たに逮捕した。両容疑者は容疑を大筋で認めているという。

 容疑は、2容疑者は共謀の上、五所川原市で昨年12月、一般有権者に升田氏への投票を呼びかける電話をかけたことなどの報酬として、女性数人に現金数十万円を支払ったとしている。

 吉田容疑者の最初の逮捕容疑は、青森市内のプレハブからの電話作戦で、女性運動員ら十数人に現金数十万円を支払ったとするもの。捜査関係者によると、青森市で約30人、五所川原市で約20人を雇い、時給750円を支払うと約束していたという。このうち、報酬の授受が確認された分が摘発されている。吉田容疑者は青森市での容疑に関し28日付で処分保留で釈放され、五所川原市内でも同様の行為をしたとして再逮捕された。青森市の事件で同容疑で逮捕された渡辺美津江容疑者(50)は、28日付で処分保留で釈放された。県警捜査2課によると、五所川原での電話作戦に渡辺容疑者は関わっていないとみられるという。

 升田氏は青森1区では落選したが、当選した自民党の津島淳衆院議員に3787票差と迫り、比例東北ブロックで復活当選した。升田氏は出身地の中泊町のほか、五所川原市、板柳町、鶴田町の計4市町で津島氏を上回る得票を得ていた。【石灘早紀】

2936チバQ:2015/01/30(金) 00:03:59
http://news24.jp/nnn/news8725887.html
宮路氏の後援会事務所がカレンダー配布
(鹿児島県)

衆議院議員、宮路拓馬さんの後援会事務所が年末から年始にかけ、日本相撲協会が発行したカレンダーを選挙区内の有権者に無償で配っていたことがわかった。宮路さんの後援会事務所によるとカレンダーは日本相撲協会が発行した1部720円の2015年版で年末から年始にかけ後援会事務所のスタッフが選挙区内の有権者5人に配った。去年、東京の知人からカレンダーを譲り受けた元衆議院議員・宮路さんの父、和明さんが自分で使う分を除いた残り5部を「欲しい人にあげなさい」とスタッフに指示したという。カレンダーには「衆議院議員宮路拓馬後援会事務所」と印刷した紙が貼られていた。公職選挙法では選挙区内の人に寄付することを禁じている。今回の件について宮路さん本人は把握しておらず党本部から指摘を受けた後援会事務所が27日配った5人からカレンダーを回収したという。県の選挙管理委員会は「公職選挙法に抵触する可能性は否定できない」としている。
[ 1/28 12:12 KYT鹿児島読売テレビ]

2937チバQ:2015/01/30(金) 00:23:28
山梨
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/feature/CO012451/20141216-OYTAT50002.html
14衆院選 検証
自民ゼロ県連4役辞任
2014年12月16日 05時00分
選挙区惨敗「分裂続く」

 定数が削減された今回の衆院選は、少なくなった議席を争い、各陣営がしのぎを削った。県内の選挙区選では、野党共闘が奏功した民主党の中島克仁と、保守対決を制した無所属の長崎幸太郎が当選。自民党は比例選で3議席を維持したが、全国での圧勝に反し、選挙区で議席を失った。選挙戦を振り返り、今後の県政界の潮流を探る。(敬称略)


 衆院選の投開票から一夜明けた15日午後。清水武則、皆川巌、山下政樹、鈴木幹夫の自民党県連4役は、県連副会長の一人、前島茂松へ辞表を提出した。4人の辞意は、県関係の国会議員6人に対しても県連事務局を通じてすぐに伝えられた。

 「選挙区選で敗北した責任を取る」と皆川。詳細については「敗軍の将、兵を語らず、だよ」と述べるのみで、多くは語らない。だが、自民党関係者や支持者の間では、県連執行部の辞意は当然のこととして受け止められている。

 「0増5減」で定数が2に減ったとはいえ、全国的な自民党圧勝の中で選挙区の議席を獲得できなかったのは、山梨県のほかは基地問題に揺れる沖縄県だけ。県内はかつて「保守王国」と呼ばれ、現在も厚い保守層が存在するはずだ。比例選の復活当選などで3議席は維持できたが、選挙区選を落としたことは自民党関係者に衝撃を与えた。

 「県連、責任取れよ」。開票が進む14日夜、1区で涙をのんだ宮川典子の陣営で、詰めかけた支持者から激しいヤジが飛んだ。宮川は「私の努力不足」と頭を下げたが、並んだ県連幹部らに浴びせるように「のりちゃんのせいじゃない」「自民にまとまりがないからだ」と罵声は続いた。

 「自民のまとまりのなさ」を懸念する声は、衆院選前から支持者の間には広がっていた。年明けの知事選や甲府市長選に関する候補者擁立で県連は衆院選直前まで迷走。政権与党で、保守層に支えられているはずの同党県連の出馬要請に対し、誰もが二の足を踏み、「分裂していて一枚岩で支えてくれないから」とささやいた。

 2区の選挙戦がその象徴だ。10年前からの因縁を引きずる堀内詔子と長崎幸太郎の戦いでは、前回の衆院選に続き、党公認の堀内ではなく、長崎を支援する保守系県議がいた。党本部も党総務会長が長崎に、党選対委員長が堀内に、それぞれ応援に駆けつけ、分裂選挙が展開された。

 長崎は無所属という立場をいかして、民主党や維新の党など野党の支持層からも幅広く票を集めたことが勝因となったが、保守層を分断したことも大きな要因だ。

 「堀内詔子が選挙区で勝つことが解決の出発点になるはずだった。こうなると、分裂は続くだろう」。堀内の選挙区での敗戦が決まった14日夜、堀内の選対幹部は打ち明けた。

 2区に比べれば、保守層が団結できたはずの宮川陣営。だが、「強固だった組織は高齢化などで弱体化し、かつてのような機動力を発揮できなくなっている」と漏らす関係者もいる。分裂に目を奪われている間に、保守の組織そのものに大きな変化の足音が忍び寄っているのかもしれない。

2014年12月16日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2938名無しさん:2015/01/31(土) 18:31:01
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/kumamoto/20150123-OYS1T50022.html
熊本県高教組幹部書類送検へ 衆院選で公選法違反疑い
2015年01月23日
 昨年12月の衆院選で、特定候補への投票を呼びかけるため、公職選挙法で認められていない文書を、複数の有権者に郵送したとして、県警は近く、県高校教職員組合の幹部を、同法違反(法定外文書頒布)容疑で熊本地検に書類送検する方針を固めた。

 捜査関係者によると、幹部は、熊本5区で落選した社民党候補への投票を呼びかける法定外の文書を、同選挙区内に住む非組合員を含めた教職員や教職員OBら不特定多数に郵送した疑いがある。幹部は容疑を認めているという。

 県警は昨年12月15日、熊本市中央区京町の県高教組の事務所を、同法違反容疑で捜索し、パソコンなどを押収していた。

 公選法は、選挙運動期間中、選管に届け出た以外に、特定候補への投票を呼びかける文書を郵送することなどを禁じている。

2015年01月23日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2939名無しさん:2015/01/31(土) 21:28:01
第47回衆議院総選挙反省会総括 [転載禁止](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1418627658/
第47回衆議院総選挙・議席予想反省会スレ2 [転載禁止](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1419086174/
第47回衆議院総選挙雑談スレ★1 [転載禁止](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1415942760/

2940名無しさん:2015/02/07(土) 10:05:22
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/12/08/003929305
カギ握るTPP問題 選挙戦ルポ・2区

 【大分2区】
山下 魁  37 共産・新
吉川 元  48 社民・前
衛藤征士郎 73 自民・前
 =公明推薦=
(届け出順、数字は年齢)

組織引き締め確認
 別府市内で4日夜、来県した万歳章全国農業協同組合中央会長を囲む県内JA幹部の会合が開かれた。そこに選挙区を離れて駆け付けた衛藤の姿があった。2日夜の日田市内での個人演説会では「万歳会長が泊まり込みで応援に来る」と親密さをアピールしていた。
 衛藤は自民党内で環太平洋連携協定(TPP)に関わる外交・経済連携本部長を務める。1次産業が盛んな2区でTPP問題は重要な争点の一つ。序盤で優位に立つ衛藤は農業票固めにも余念がない。
 県農協農政推進本部(本部長はJA大分中央会長)は公示前、TPP交渉で重要5項目の関税を守ることなどを前提に衛藤ら県内の自民党候補3人を推薦した。だが、豊後大野市の稲作農家の60代男性は「自民党が本当に日本の農業を守れるのか疑問だ。でも他に選択肢もない」と複雑な心境を明かす。
 衛藤陣営は5日の選対会議で期日前投票の呼び掛け徹底など組織を引き締める方針を確認。さらなる票の上積みを目指す。

元首相が奮起促す
 「小選挙区で吉川を勝たせることが平和憲法を守る第一歩だ」。6日夜、臼杵市内で開かれた個人演説会。元首相の村山富市は危機感をあらわにして支援者に一層の奮起を促した。前回、比例で復活当選した吉川は今回も衛藤を追い掛ける展開になっている。
 党勢が低迷する社民党にとって大分は沖縄と並ぶ党の屋台骨を支える重要地盤。県出身の党首、吉田忠智は吉川の出陣式を第一声の地に選んだ。村山は90歳の高齢を押して各地の集会に駆け付ける。1、3区からも地方議員や支持労組幹部が応援に入り、党の総力を挙げて議席獲得を目指す。
 第三極が参戦した前回と構図が変わり、「反自民票」の集約が鍵。支持母体の県平和運動センターや個人後援会は組織票固めを急ぐ一方、吉川は演説で「アベノミクスは地方、中小企業には毒矢だ」「日本がTPPに参加すれば農家には絶望と借金しか残らない」と政権批判に徹し、活路を見いだそうとしている。

街頭演説に手応え
 山下は街頭演説を中心に安倍政権が進める経済政策や集団的自衛権の行使容認を批判。党県委員会幹部は「反応もよく、比例票掘り起こしにつながる」と手応えを強調する。 (文中敬称略)

2941チバQ:2015/02/19(木) 20:40:37
http://www.sankei.com/affairs/news/150219/afr1502190037-n1.html
2015.2.19 18:55

維新・升田衆院議員の運動員2人を起訴 連座制の適用も 青森地検





 青森地検は19日、昨年の衆院選で電話による選挙運動の報酬に現金を渡したとして、公選法違反(買収)罪で、維新の党、升田世喜男衆院議員の陣営の運動員だった農業、吉田俊逸容疑者(64)を起訴、無職、渡辺美津江容疑者(50)を在宅起訴した。

 升田氏は昨年の衆院選で青森1区から出馬し比例代表東北ブロックで復活当選した。

 地検は、升田氏の当選が無効となる連座制の対象になる可能性があり、公選法の規定に基づき、両被告に「百日裁判」に該当する事案だと地裁に連絡した。

 起訴状によると、吉田被告は昨年の衆院選で、渡辺被告と農業、小浜瑞俊容疑者(47)のそれぞれと共謀し、電話で升田氏への投票を呼び掛ける選挙運動の報酬として、現金計約220万円を運動員41人に渡したとしている。

 青森区検は19日、小浜容疑者を略式起訴し、青森簡裁は罰金40万円の略式命令を出した。

2942チバQ:2015/02/19(木) 20:45:25
>>2919
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150219ddlk30040467000c.html
公選法違反:石田氏の元秘書、略式起訴で罰金 簡裁命令 /和歌山
毎日新聞 2015年02月19日 地方版

 昨年12月の衆院選和歌山2区で当選した自民党の石田真敏氏の元公設秘書の男(48)が公職選挙法違反(買収)罪で略式起訴されたことを受け、和歌山簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。命令は13日付。起訴状によると男は昨年12月14日、石田氏の女性運動員に選挙運動の報酬として現金3万4500円を渡したとされる。【倉沢仁志】

2943チバQ:2015/02/19(木) 20:56:16
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/02/19/kiji/K20150219009836510.html
田母神氏の会計責任者 政治資金3千万流用か「生活費や遊興費」
 昨年の東京都知事選と衆院選に立候補し落選した元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)が19日、東京都内で記者会見し、支持者からの寄付などで集めた政治資金1億数千万円のうち約3千万円を、会計責任者の50代男性が私的に流用していたと明らかにした。

 田母神氏によると、男性は都知事選直前の昨年1月から、田母神氏の政治団体で会計責任者を務めていた。都知事選で政治団体には、寄付金などで約1億2千万円が集まり、2月の投開票後、約6千万円が残った。

 ところが、12月の衆院選前後でさらに数千万円が集まったにもかかわらず、衆院選後に経費の支払いが滞っていることが判明。会計責任者を複数回、問いただしたところ、今月上旬「生活費や赤坂のクラブなどでの遊興費に使った」と認めたという。

 刑事告訴も検討しているといい、田母神氏は記者会見で「監督責任は私にある。ご寄付いただいた皆さまには誠に申し訳なく思っている。選挙で不正に使ったということはない」と話した。

 田母神氏は昨年2月の都知事選に立候補したが落選。同12月の衆院選では東京12区で次世代の党から立候補したが、落選した。
[ 2015年2月19日 11:25 ]

2944名無しさん:2015/02/22(日) 12:27:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150210ddlk26010483000c.html
衆院選:伏見の開票ミス、票と帳簿の照合怠る 市選管が調査報告 /京都
毎日新聞 2015年02月10日 地方版

 昨年12月の衆院選で京都市伏見区で発生した開票ミスについて、市選管は9日、中間速報用の集計表作成時に、確認作業の正規の手順を省くなどしたことが原因とする調査結果を明らかにした。

 開票ミスは、伏見区の比例票の開票で発生。「次世代の党」の1500票が誤って「共産党」に集計された。結了速報を受けた府選管が「他区に比べ次世代の票が著しく少ない」と指摘。区選管が再点検して発覚した。伏見区の最終的な開票結了は15日午前6時にずれこんだ。

 市選管によると、開票時に票は政党ごとに500票ずつ束にされれ、計算担当が1束ごとに1回押印する「得票調査簿」を政党別に作成する。中間速報のために集計表を作る際、通常は「調整担当」の職員が、計算担当者と、帳簿と得票計算台にある票束の突き合わせをしている。

 だが当日、急きょ作業を応援した調整担当補助者が突き合わせ手順を省き、計算担当者から票数を聴取して口頭で調整担当に伝達。集計表の次世代の欄には1500票を除いた端数が記され、1500票は共産の票に加えられた。

 市選管は「集計表作成の際に言い間違いや聞き違い、書き間違いなどが発生したと思われるがどの段階かは不明」としている。

 さらに計算総括者が中間速報の集計表の確認を怠ったり、書記長が速報値と票束との突き合わせをしないままに開票結了結果を読み上げるなど、ミスに気付く機会を逃していたこともわかった。市選管自体も「全区の結了時に他区と比較点検すべきという認識が希薄だった」としている。

 伏見区選管は再発防止策として、集計表作成時に複数で突き合わせをすることや、事務が集中しがちな調整担当の作業内容の検討など、開票事務体制の見直しなどを進める。

 また6日付けで、伏見区長や区選管職員など計5人と市選管の事務局長、次長が厳重文書訓戒などの処分を受けた。【野宮珠里】

2945名無しさん:2015/02/22(日) 23:05:14
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/shuin/30203/136477
=担当記者座談会=【1区】無党派取り込み原口逆転
2014年12月16日 10時33分

 安倍政権の2年間の評価を問う2014年衆院選は自民、公明が圧勝し、現政権の継続が決まった。1票の格差是正に伴う「0増5減」により、佐賀県は2小選挙区で6人が争った。自公圧勝の全国情勢とは異なり、自民と民主が星を分け合う激戦となり、比例当選を含め自民3人、民主2人という衆議院議員の政党勢力図は変わらなかった。担当記者が選挙戦を振り返った。(敬称略)

■岩田、てこ入れ実らず

 A 1区は大接戦だった。序盤劣勢だった原口一博が逆転できた要因はなんだろう。

 C 民主への逆風が強かった前回に比べ、有権者の反応が良かったのは間違いない。原口本人は骨折で入院中だったが、政治家としての存在感は他候補より際立っていた。逆境が支援者の結束を強めていたし、勝因の一つに「同情票」を挙げる関係者もいた。集会でも涙を流して耳を傾ける支援者をよく見かけた。無党派層の票が相当流れたんじゃないかな。

 D 原口の長男もひそかに話題になっていたね。

 C 陣営も「初めてマイクを握ったとは思えない」と演説の落ち着きぶりに驚いていた。好青年で、原口本人も当選直後に事務所で「自分より政治家に向いているかもしれない」と語り、支援者からどっと笑いが起きていた。

 A 岩田和親の陣営はどうだった。

 B 「接戦」が伝えられてからは集会で土下座するパフォーマンスまでやって、かなり必死だった。当初は相手候補のけがで楽勝ムードがあったのは確か。陣営幹部から「ついてる」という声もあった。雲行きが怪しくなって、かなり引き締めに走ったが、結局、差されてしまった。

 A 敗因はなんだろう。

 B 候補者決定に手間取ったのは大きい。新たな区割りを引き継ぐには、あまりにも遅すぎたのだろう。

 A 新人ならともかく、現役の国会議員がそれを敗因に挙げるのはどうかな。2年間の活動ぶりが問われたんじゃないか。

 B 比例に回った今村雅弘の名簿順位が上位でなかったため、選挙戦が難しくなってしまった部分も否めない。選挙協力がスムーズに運ばず、序盤では「小選挙区は岩田、比例は公明」の訴えがほとんど聞かれなかった。

 C 自民党本部が重点区に指定し、安倍首相や大臣クラスを連日、佐賀入りさせた。全国的には自民圧勝だし、相当なてこ入れで負けただけに、ショックは大きそうだね。

 A 激戦だった一方で、投票率は戦後最低だった。

 C 原口陣営では投票率がどれぐらいになりそうか、逆によく質問された。「大義なき解散」と言われ選挙への関心が乏しいうえ、師走という時期が重なり、「最大の敵は低投票率」と言う関係者もいた。

 B 岩田陣営も空席が目立つ集会も多かったし、陣営の熱気とは裏腹に有権者の選挙熱は冷めていたね。

 A 共産は唯一20代の候補者だった。

 D 消費増税中止を訴え、自民、民主との違いを強調した。だが、反対を訴えたオスプレイの佐賀空港配備計画は大きく争点化されず、結果的に2氏の対決に埋没してしまった。

=2014衆院選 担当記者座談会=

2946名無しさん:2015/02/22(日) 23:05:46
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/136476
=担当記者座談会=【2区】 古川、知事の知名度抜群
2014年12月16日 10時33分

■区割り変更 大串健闘

 A 自民新人の古川康が投票締め切り直後の「ゼロ当確」。公示日1週間前のドタバタ知事辞職で、よくここまで票をまとめたね。

 B 「投げだし辞職」の批判はあったが、ぎりぎりまで知事を続け、露出が高いまま選挙に臨んだことがプラスに働いた。街演先の反応もよく、知事時代に見た地域の課題を演説に織り交ぜ、評判も良かったよ。

 D 古川の勝因は唐津市議団を中心とする保利耕輔の選対がまとまったこと。保利は自分の選挙より熱心で、保利の妻も古川の妻を伴い、支持者回りを続けた。だめ押しは、保利陣営が受けなかった公明の推薦まで得たこと。古川はそれだけ大串博志を脅威に感じていたんだと思う。

 B 「投げだし」にも敏感だったよ。旧2区の決起大会では司会者が「県知事の重責を放り出す形となりましたが」と紹介する一幕があり、古川が顔色を変えて弁明していた。

 C 大串は選挙区割りが変更された昨夏から毎週末、新選挙区に入り、小さな集落の祭りに顔を出しては地道に有権者と語り合ってきた。国会議員がおそれ多く近寄りがたい存在だった旧3区の有権者にとって新鮮に映ったようだ。

 D 「古川さんには上がってほしいが、大串さんにも落ちてほしくない」。何人もの自民支持者からそんな言葉を聞いたよ。党内屈指の政策通である大串と、知事時代に支持率7割を誇った古川。当初、2人の対決は「どちらが退場しても佐賀にとっては損失だ」という空気が流れていたけど、あれでね…。

 B 公示日前夜に発表された大串の比例九州ブロック単独1位の優遇だね。これで大串の「当確」は約束されてしまった。「どちらも当選」が見えてしまった中での選挙戦はどこか緩んだ感じがしたな。

 A 得票状況をどうみる。

 D 旧3区はダブルスコアに近い4万票差で古川。逆に旧2区は大串が8千票上回った。3万票差は古川陣営が目指した「圧勝」とは言い難いんじゃないか。

 C 次も2人の対決になるのは間違いない。大串が追いつくには大きな差だ。しかし、今回はマイナス要因が多かったのも事実。国替えに近い区割り変更から1年5カ月での選挙は、一人ずつ膝をつき合わせて支持を広げる活動スタイルには準備が足りなかった。比例優遇による緩みもあったと思う。

 A 共産の御厨さとみは不安定な非正規雇用で働いた自らの経験を切実に訴えた。唐津市に4度入って「反原発」の主張にも力を入れたけど、選挙の争点として際立たせることはできなかったね。

=2014衆院選 担当記者座談会=

2947名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:15
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/136475
=担当記者座談会=【比例】今村、名簿下位乗り越え
2014年12月16日 10時32分

■低投票率でも自民5000票増

 A 自民は投票率が低下する中、前回より約5千票積み増した。

 B いろんな思いが交錯していたよね。0増5減の影響で比例単独に回った今村雅弘が31位と名簿下位だった衝撃が大きかった。

 C 自民に比例候補がいるにもかかわらず、小選挙区の勝利には「比例は公明」の徹底が必須となっていた。その一方で、「今村さんと書けないなら、やっぱり『自民』と書いて応援したい」という声もあった。

 A 公明も得票率を1ポイント伸ばした。

 E 悲願の4議席目を獲得、党県本部の幹部は「実質的な躍進」と話す。終盤には農業関係者の一部から票獲得の約束も取り付けるなど、支持層を広げた。

 A 民主は目標の15万票に届かず10万5千だった。

 C 1、2区の候補者の得票は16万8千で、6万以上の差がある。「個人の看板頼み」の選挙戦で、党への信頼は復調の兆しとまでは言えないようだ。

 A 躍進した共産は、県内でも2万939票と前回の1・3倍を獲得した。

 D オスプレイ問題や安倍政権の政策に対する明確な対決姿勢が批判票の受け皿になったのだろう。一方、前回に続き小選挙区で候補者不在の社民はほぼ横ばい。県連幹部は現状に危機感を募らせ、地方議員の候補擁立など「次世代づくりに早急に取り組む」と話している。

=2014衆院選 担当記者座談会=

2948名無しさん:2015/02/22(日) 23:06:40
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/136036
=県内出口調査分析= 民主、無党派層で明暗
2014年12月15日 10時11分
 共同通信社の衆院選出口調査を分析すると、佐賀1区で当選した民主前職の原口一博氏(55)は、前回衆院選に比べて無党派層の支持を伸ばし、自民支持層にも食い込んでいた。2区で落選した民主前職の大串博志氏(49)は逆に無党派層の支持を落とし、当選した自民新人の古川康氏(56)とほぼ同率で、無党派層の動向が明暗を分けた形だ。

 調査は投票日の14日、佐賀県内48投票所で2036人(1区1056人、2区980人)から投票後に聞いた。「支持政党なし」のいわゆる無党派層は1区222人、2区176人で全体の約20%を占めた。

 支持政党別の投票行動を見ると、1区の原口氏は民主支持層の94・3%を固め、維新や社民支持層の約80%を獲得した。自民からも23・4%の支持を得て、無党派層の支持も前回を8・3ポイント上回る64・0%だった。自民前職の岩田和親氏(41)は自民の76・3%、公明の73・9%を固めたものの、無党派層の支持が26・6%にとどまった。

 2区の古川氏は自民の87・9%、公明の77・4%から支持を得た。大串氏は民主の87・7%を固め、社民や維新の支持層も一定獲得したものの、無党派層の支持が前回を9・7ポイント下回る47・7%だった。古川氏の48・3%とほとんど変わらず、新しい区割りで無党派層への浸透が難しかったことをうかがわせる。

 共産新人の古賀誠氏(29)=1区=、御厨さとみ氏(33)=2区=は共産支持層を固めたものの、伸び悩んだ。【さが衆院選2014】

2949チバQ:2015/03/10(火) 19:53:21
>>2943
http://www.sankei.com/affairs/news/150310/afr1503100038-n1.html
2015.3.10 19:03

田母神氏が告訴状送付 会計責任者の横領疑い問題で





 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)は10日、自ら代表を務める政治団体の政治資金の一部を着服したとして、会計責任者だった50代男性に対する業務上横領罪の告訴状を、警視庁に送付した。田母神氏の事務所の関係者が明らかにした。

 田母神氏は昨年2月と12月、都知事選と衆院選に立候補、落選したが、今年2月に記者会見し、これらの選挙で会計を担当した男性が、寄付などで集まった政治資金1億数千万円のうち約3千万円を遊興費や生活費に流用したと公表した。

2950チバQ:2015/03/12(木) 19:41:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150312ddlk02040050000c.html
升田派選挙違反:「百日裁判」で17日に初公判 /青森
毎日新聞 2015年03月12日 地方版

 青森地裁は11日、昨年末の衆院選で当選した維新の党の升田世喜男衆院議員の陣営を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(買収)罪で起訴された運動員2人の初公判の期日を17日午前10時と決めた。青森地検が連座制適用を視野に求めていた「百日裁判」に応じ、5月29日まで8回分の期日を定めた。

 対象は五所川原市金木町、農業、吉田俊逸(64)と、青森市三内、無職、渡辺美津江(50)の両被告。地検は両被告のどちらか、あるいは双方が公選法で定める「組織的選挙運動管理者」に該当する可能性があると判断している。【佐藤裕太】

2951チバQ:2015/03/12(木) 19:41:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150312ddlk10040212000c.html
石関氏陣営公選法違反:初公判 元秘書に1年6月求刑 /群馬
毎日新聞 2015年03月12日 地方版

 昨年12月の衆院選で群馬2区から立候補し比例代表で復活当選した石関貴史氏(維新)陣営の公選法違反(運動員買収)事件で、石関氏の元公設秘書で前伊勢崎市議の山越清彦(43)、イベント会社経営の本木博幸(49)の両被告の初公判が11日、前橋地裁で開かれ、2人は起訴内容を認めた。検察側が山越被告に懲役1年6月、追徴金1万8400円▽本木被告に懲役1年、追徴金50万円を求刑、結審。判決は4月15日。

 検察側の冒頭陳述によると、山越被告は、アントニオ猪木参院議員が石関氏の応援演説をする集会を告知しようと看板設置を計画。12月1日、本木被告に51万8400円を渡したとしている。6日深夜に看板を設置中、警察官に見つかった。

 被告人質問で山越被告は「看板の無許可設置は違法だと思ったが他の場所でも見たことがあり、警告程度で済むと思った。陣営のボランティアに頼むのはまずいと思い業者に頼んだ」と説明。本木被告も「金を受け取るのもまずいと思ったが、当時金に困っていたこともあり気が向いてしまった」と述べた。「看板制作費と設置、撤去にかかる人件費として51万8400円を請求し、受け取った際に1万8400円は払い戻した」と説明した。

 検察側は、両被告が看板設置後に請求書や領収書を破棄し、他の陣営関係者も関連データの入ったパソコンを破棄したとして「組織ぐるみで証拠隠滅を図った」と主張した。

 弁護側は山越被告への約300人からの減刑嘆願書を示し、「違法性は比較的低い」と主張。執行猶予付きの判決を求めた。

 選挙運動の中心人物が禁錮刑以上になると候補者本人の当選が無効になる「連座制」については、前橋地検が適用を見送る方針を表明している。【尾崎修二】

2952チバQ:2015/03/17(火) 21:14:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150317_23052.html
<升田氏派選挙違反>運動員2人起訴内容認める

 衆院選青森1区で落選し、比例東北で復活当選した升田世喜男氏(維新)派の選挙違反事件で、公選法違反(買収)の罪に問われた農業吉田俊逸(64)=五所川原市金木町=、無職渡辺美津江(50)=青森市三内=の両被告の初公判が17日、青森地裁で開かれた。吉田、渡辺両被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、弁護人は「責任者の立場にはなく、一般運動員として活動していた」と主張した。
 検察は両被告、もしくは一方が連座制対象の組織的選挙運動管理者に該当するとみている。当選無効や立候補禁止など、公民権や選挙の効力に影響が及ぶことが予想されるため、地裁は迅速に審理を進める「百日裁判」を適用した。
 起訴状によると、吉田、渡辺両被告は共謀して昨年12月14、15日、青森市内のプレハブなどで升田氏への投票を電話で呼び掛ける選挙運動などの報酬として、運動員27人に現金計約147万円を渡したとされる。吉田被告は同9〜14日、五所川原市内の電話作戦でも運動員14人に現金計約73万円を供与したとしている。
 一連の事件では、両被告と共謀した運動員2人と電話かけをした41人の計43人が略式起訴された。


2015年03月17日火曜日
関連ページ:青森社会

2953チバQ:2015/03/18(水) 07:46:25
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150318_23001.html
<升田氏派選挙違反>管理者か否かが焦点

 衆院選青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派による公選法違反事件の「百日裁判」が17日、青森地裁で始まり、買収の罪に問われた農業吉田俊逸(64)、無職渡辺美津江(50)両被告の運動員としての地位をめぐって検察、弁護側双方が攻防を繰り広げた。弁護人は、電話作戦に参加した相当数の運動員を証人尋問する必要があると主張した。
 検察は、約40通の運動員の供述調書を提出。両被告が責任ある立場にあったことを立証するため、吉田被告らが「責任は私が負います。(報酬は)私の財布から出します」「警察にはお金をもらったことを言わないでほしい」と説明したり、口止めしたりしたとする調書の内容をつまびらかにした。
 警察の聴取が始まった直後に、「領収証を燃やしてほしい」「警察が動いている。メールを消してほしい」などと証拠の隠滅を運動員に指示したとする供述も示した。
 悪質な買収に関わった人物が、組織的選挙運動管理者に当たるか一般運動員かで、升田氏への連座制適用の可否が決まる。適用を回避したい弁護側は被告の罪状認否後、「公訴事実は争わないが、名実ともに組織的選挙運動管理者の立場になかった」と主張した。
 閉廷前、裁判長から今後の審理の方針を尋ねられた弁護側は「今回の選挙での地位や役割を十分に審理してほしい。(両被告が選挙運動の中心人物だったとする)検察の供述調書の内容とは、かなり違う見方をしている」と強調した。


2015年03月18日水曜日
関連ページ:青森社会

2954チバQ:2015/04/07(火) 21:48:00
http://www.sankei.com/west/news/150407/wst1504070005-n1.html
015.4.7 11:00
【関西の議論】
衆院選「次世代票1500票、なぜか共産票に」の原因は…当落入れ替え、二重カウントと大失態が続く京都市選管の正念場





(1/4ページ)【関西の議論】

選挙の開票作業。自治体ごとの差が歴然となるケースも…
 厳格な公正性が求められる選挙の開票事務は、自治体職員の力量を図る一つの指標になるともいわれる。職員が開票所できびきびと動く自治体がある一方、雑談をしながら作業に臨んでいるような自治体もあり、自治体ごとの差が歴然となるケースも少なくない。とはいえ、開票事務でまず重要になるのはスピードよりも正確さなのだが、昨年12月の衆院選では、京都市選管で信じられないような事態が起きた。伏見区の比例票で「次世代の党」にカウントされるべき1500票が「共産党」の票としてカウントされたのだ。なぜ、そんなことが起きたのか。かつては当落の入れ替えにかかわるようなミスをしたこともある京都市。統一地方選が始まる中、どういう対策をとっているのだろうか。

突き合わせを省略

 昨年の衆院選でミスが起きた比例票について、開票作業の手順はどうなっているのか。市選管によると、開票作業が始まると、政党ごとに500票の束に仕分けるのがルールだ。

 票数は政党ごとにつくられた得票計算簿の上で計算する。計算担当の職員が1束ごとに1回押印することになっており、その数をもとに票を計算する。1束500票なので、2カ所押印されていれば、千票というわけだ。

 ここでミスが起きれば、票数が変わってしまう。計算担当の職員に加え、別の調整担当の職員も、得票計算簿と票束の突き合わせをして、集計表を作ることになっていた。

 しかし昨年の衆院選は、この手順通りで作業は行われていなかった。この日、調整担当職員が疲弊した様子だったため、急遽(きゅうきょ)、別の補助者が作業を手伝うことになったのだが、突き合わせの手順を省略して集計表を作ってしまったのだという。

 このときに、集計表の共産党の欄に次世代の党の得票分1500票が誤って加算され、次世代の党の欄には1500票を除いた381票のみが記載され、間違いが起きた。

 突き合わせの作業が無くても計算担当の職員が正確に調整担当職員に票数を伝達し、正確に記載していれば問題は起きなかったが、この手順のどこかでミスが起きてしまったようだ。

 市選管の担当者は「どこかで、言い間違い、聞き間違い、記載間違いなどがあったと思われるが、どこで生じたかは不明だ」と振り返る。

 その後、何度か間違いを見つけるチャンスはあったが、チェック機能は働かなかった。

覚えた「違和感」

 間違いの可能性に最初に気付いたのは、京都市の関係者でなく、京都府選管の担当者(35)だった。開票作業が一段落した投開票日翌日未明の12月15日午前1時前。開票結果に「違和感」を覚えた。

 京都府内でも、伏見区は最大の有権者を抱える大きな選挙区。必然的に、各政党に対する投票者数の実数も府内最大になることが多い。にもかかわらず、次世代の党の投票者数として伏見区選管が報告してきた数字は381人。京都市内の各区のなかでも2番目に少ない数字だった。

 速報値をもとに、隣接する西京区、右京区と比べても票数が極端に少ない。「おかしいな」と感じたという。

 府選管に配属されて5年目だった担当者はこの日、比例担当班の責任者を命じられていた。各市町村選管から来た速報値を検算し、最終的に間違っていないかを確認するのが主な仕事だ。

 作業は終了間近だった。京都府庁が京都市役所の仕事に口を出すことにややためらいもあった。しかし、初めて任された責任者として、「疑問を疑問のまま残すことはできない」と思い直し、市選管に疑問をぶつけることにした。

2955チバQ:2015/04/07(火) 21:48:41
 市選管を通じ、伏見区選管に確認を求めた。当初は「マニュアル通りにやっており問題はない」と突き返された。

 「本当に大丈夫か」と、直接、伏見区選管に細部を尋ねたところ、対応があやふやに。府選管の担当者は伏見区選管の担当者に「疑問を抱えながら確定票を打つことにならないか」と問いかけ、再開票することを提案した。

家に帰った立会人を呼び戻し

 再開票はおおごとだ。

 開票作業は立会人のもとで行う必要があり、このときすでに立会人は家に帰っていた。未明まで作業を続け、やっと家に帰った人をもう一度、開票所に呼び戻さないといけないのだ。

 指摘を受けた伏見区選管は再開票を決断。開票所には数人しか職員が残っていなかったが、すでに帰宅していた開票管理者や立会人4人を開票所に呼び戻した。

 再開票を求めた府選管の担当者はこのとき、「市選管が正しかったら、騒動を起こしたことを謝罪しなくては」とも思っていた。

 票は箱詰めして封印されていた。呼び戻した管理者や立会人が立ち会いのもとに箱を開け、同日午前5時20分に再集計作業を始めると、ミスが判明した。正しい数字に修正され、最終的に開票作業が終了したのは午前6時ごろだった。

 府選管の指摘は正しかった。

再発防止のために…

 選挙のミスは重大だ。京都市は後日、伏見区長やかかわった伏見区選管の職員ら計7人を厳重文書訓戒などのけん責処分とした。

 今後、伏見区選管は再発防止に向け、作業が集中する調整担当に人員を重点的に配分するなど選挙事務従事体制の見直しを進める。

 市選管の担当者は「頭がクリアな時にやれば、問題はないはずだが、連日の残業に加えて、開票作業は深夜に及び、焦りもある。だが、ミスに気付くチャンスは何度もあった」と話す。

 実は市選管は、過去の選挙でも何度もミスを繰り返してきた歴史がある。

 平成19年の府議選では当落が入れ替わる大失態も引き起こしている。中京区選挙区(定数3)で、区選管委員長が得票数を発表する際、4人の立候補者の票のうち3人分が入れ替わり、自民現職と民主新人の当落が入れ替わってしまった。いったんは落選している民主新人が当選したとの速報が流れる事態も起きた。その時は開票所の立会人が誤りに気づき、すぐに発表を修正したものの、当落が入れ替わった双方に遺恨を残す結果となった。

 13年の参院選では、大きな失敗が2つ重なった。西京区選管が参院選比例代表の開票作業で、政党得票数と名簿登載者得票数を誤入力。中央選管による集計完了が翌日夕にまでずれ込む事態を引き起こした。同市左京区の不在者投票の1660票が開封されず、無効票となったという問題もあった。

 さらに25年の参院選では、同市南区の不在者投票の選挙区311票、比例312票について投票者として二重にカウント。当落に影響はなかったが、確認作業に時間がかかり、比例代表の開票作業が午前3時半までずれこんだ。

 4月12日には統一選前半戦として、京都府議選と京都市議選の投開票を控えている。さて、今回は-。

2956チバQ:2015/04/15(水) 22:42:13
http://www.sankei.com/affairs/news/150415/afr1504150030-n1.html
2015.4.15 16:14

石関氏の元秘書に猶予判決 公選法違反罪、前橋地裁





 昨年の衆院選で運動員を買収したとして、公選法違反の罪に問われた維新の党、石関貴史衆院議員の元秘書で元群馬県伊勢崎市議の山越清彦被告(43)に、前橋地裁は15日、懲役1年6月、執行猶予4年、追徴金1万8400円(求刑懲役1年6月、追徴金1万8400円)の判決を言い渡した。

 また、同法違反罪に問われた会社役員、本木博幸被告(50)には、懲役1年、執行猶予3年、追徴金50万円(求刑懲役1年、追徴金50万円)を言い渡した。

 野口佳子裁判長は判決理由で「陣営の選挙情勢が芳しくないと考え計画した。金額は約50万円と高く、選挙運動の公明、適正が害された」と指摘。一方、「反省し、既に市議を辞職している」と執行猶予を付けた理由を説明した。

 判決によると、昨年12月1日、山越被告が伊勢崎市で開かれる石関氏の応援演説会の看板を設置する報酬として、運動員だった本木被告に現金51万8400円を渡したとしている。

2957チバQ:2015/04/16(木) 21:12:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150416ddlk02040013000c.html
升田派選挙違反:百日裁判 「電話作戦」と選対組織 関係性巡り応酬 /青森
毎日新聞 2015年04月16日 地方版

 昨年の衆院選で初当選した維新の党の升田世喜男衆院議員の陣営を巡る公職選挙法違反事件で、百日裁判の第4回公判が15日、青森地裁(鎌倉正和裁判長)であった。検察側が、同法違反(買収)罪で起訴された運動員の2被告と、升田氏の選対組織の関係性を示す冒頭陳述を新たに行った後、升田陣営の選対幹部3人の証人尋問が行われたが、3人はいずれも2被告の動きについて「知らなかった」と証言した。

 2被告は五所川原市金木町、農業、吉田俊逸被告(64)と、青森市三内、無職、渡辺美津江被告(50)。

 検察側は冒頭陳述で、2被告が組織した「電話作戦」と選対組織のつながりを示す「間接事実」を提示。升田氏の義兄が吉田被告の提案で電話回線の設置やプレハブの準備をしたことや、電話掛けをした運動員の名簿が選対のパソコンで「アルバイト名簿」の題で管理されていたこと、渡辺被告を電話作戦担当とする役割分担表の存在などを指摘した。

 証人尋問では、選対の本部長代行、事務局長、幹事長が3人とも吉田被告の動きについて「全く知らなかった。とにかく無関係」と関与を完全に否定した。

 渡辺被告の「選対副幹事長」の役職について幹事長は「組織の『格』のために副幹事長に17人の名前を並べただけで権限はなかった」と証言。電話作戦担当の意味についても「会議の招集や紹介者名簿に記載された人に支持を呼びかける係で、吉田被告の『電話作戦』は全くの別物」と強調した。事務局長は泣きながら「みんなが本気になって一生懸命戦った選挙で、(升田氏の当選が)本当にうれしかったのに、そんな矢先にこんなことになって本当に残念です」と話した。【佐藤裕太】

2958チバQ:2015/04/20(月) 21:57:32
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150420_23024.html
<升田氏派選挙違反>選対関与めぐり攻防


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 衆院選青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派の選挙違反事件の百日裁判は、検察側が追加の冒頭陳述を終え、検察、弁護側双方の立証内容が出そろった。買収罪に問われ、起訴内容を認めた農業吉田俊逸(64)=五所川原市=、無職渡辺美津江(50)=青森市=両被告が連座制対象の組織的選挙運動管理者に当たるかどうかが焦点。2人の地位と役割、選対組織との関係をめぐり応酬が繰り広げられている。
 吉田被告が五所川原選対の事務長だったとする検察は、電話かけの拠点となったプレハブ小屋、電話回線を選対に準備させ、陣営幹部や運動員らの協力も得て電話かけの運動員を集めていたと指摘。吉田被告と共謀して青森市の拠点を取りまとめたとする渡辺被告に関しては「陣営の中心的人物」とし「電話運動員に報酬受領を口外しないよう口止めしていた」と述べた。
 これまでの証人尋問で、電話運動員は「升田氏が五所川原の拠点で『有権者の声を参考にしたい』などと話した」と詳述。検察は、電話運動員が電話内容のメモを入れる「目安箱」を作ったり、プレハブの備品を選対が提供したりしたとする証言を引き出し、電話かけの運動と選対が深く関わっていたことを印象付けようとした。
 弁護側は「電話かけは吉田被告の単独遂行性が極めて高く、選対を巻き込んだ組織的な犯行とは言えない」と反論している。(1)選対から排除された吉田被告は一支持者として選挙運動に携わった(2)渡辺被告は報酬を支給される事務員として県選管に届けられていた-などを根拠に挙げた。
 選対幹部は法廷で「報酬を伴う電話かけだとは知らなかった」と証言した。
 検察、弁護側の主張が真っ向から対立する両被告の地位と役割、電話かけの選挙運動と選対との関わりは、立証の程度や地裁の認定によっては連座訴訟へと結び付く。升田氏の国会議員としての地位を左右する事態につながるだけに、双方の神経戦は続く。


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関連ページ:青森社会
2015年04月20日月曜日

2959チバQ:2015/04/22(水) 19:48:59
http://news.livedoor.com/article/detail/10033668/
超人気の松岡修造氏「政界入り」固辞していた

2015年4月22日 7時15分 東スポWeb
松岡修造,
写真拡大
 元テニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造氏(47)が、政権入りを袖にしていた! 教え子の錦織圭(25=日清食品)が昨年9月の全米オープンテニスで準優勝してからがぜん、お茶の間の注目が高まった松岡氏。やることなすこと次々ヒットする破竹の勢いだが、その超人気ぶりは芸能界を超え、やはり政界からも注目されていた。なんと安倍政権が、ある重要なポストを用意し三顧の礼で迎え入れようとしていたことがわかった。

 現在、出演するCMが約10社とノリに乗っている松岡氏。日めくりカレンダー「日めくり まいにち、修造!」の発行部数が85万部を突破するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

「CM1社当たりの契約料が4000万円前後。ほかにイベント出演料も1本数百万円は確実。年収は5億円近いのではないか」(芸能関係者)というから、世界ランキング46位まで上がった現役時代に続き、タレントとしても大成功を収めたと言っていい。

 超人気者にして、父が東宝元社長で阪急東宝グループ創業者に連なる血筋の松岡氏を、やはり政界も放ってはおかなかったようだ。事情通はこう話す。

「実は…昨年12月の衆院選の際、自民党が家柄もよく、スキャンダルの噂もない松岡氏に政界出馬の打診をしていたと言われています。しかも、東京五輪に向けて今年10月にも新設されるスポーツ庁の重要ポストを用意して、三顧の礼で迎え入れる態勢だったようです」

 昨年末の総選挙といえば、消費税の再引き上げ延期、安倍政権の経済政策アベノミクスの継続か否かが、かかっていた。

 物価が上がるのに給料が上がらないという国民の不満が募るなか、今後の政権運営を盤石のものにしたい安倍政権が、国民的人気者の松岡氏を担ぎ出し票を集めたかったのは合点がいく。

 しかも、スポーツ界、政界でかねて設立が待望されていたスポーツ庁の重要ポストに松岡氏を据えるとなれば、20年五輪に向けた選手強化などの「顔」として世間的な関心が集まったであろうことは疑う余地もない。松岡氏にとっても“おいしい話”だったはずだ。

 だが、そんなポストも松岡氏にとっては眼中になしだった。政界への誘いを固辞し、現在の立場を守ったという。

「松岡さんは錦織選手を発掘した『修造チャレンジ』に代表されるように、ジュニア世代のテニスプレーヤー育成に力を注いでいますよね。スポーツ庁の重要ポストを与えられて政権の言いなりになるよりは、自らやりたい信念を貫くことを選んだのでしょう」(前出の事情通)

 そんな松岡氏は20日、都内で行われたカップラーメン「日清麺職人」の新CM発表会に出席し、台本にとらわれない自由なトークでエンターテイナーぶりを見せた。

 CMで女優の中村優子(40)が演じる主婦の髪形の変化に気付く板前役を演じた松岡は、イベントの冒頭で白いかっぽう着姿からエプロン姿の主夫、そして紺色のりりしいかっぽう着姿へと早着替えによる三変化を披露。しかし、なぜか納得いかない表情で報道陣の前に歩み寄ると「早着替え、相当練習したのになぁ〜、どうなってるんだっ!」と戸惑った自分を叱責した。

 さらに、CM撮影時にはなかったホクロをひとつ書き足してイベントに臨んだ中村が、「観察するのが好き」という松岡氏に、撮影時と何が違うかを当てる緊急テストを実施。絶対に答えられないとの大方の予想を裏切って、松岡氏は「ホクロがこんな感じじゃなかった!」と驚異の観察眼を発揮して正解を言い当て、会場を沸かせた。

「僕は人を応援したり指導する才能がある」と胸を張った松岡氏。誰にも負けない情熱と鋭い観察眼があれば、政治家になっても活躍できるだろうが、何があってもブレない信念で日本テニス界をさらなる高みへ導いてくれそうだ。

2960チバQ:2015/05/14(木) 21:50:34
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150514_23029.html
<升田氏派選挙違反>選対関与否定の矛盾追及

 衆院選青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派の選挙違反事件で、公選法違反(買収)の罪に問われている農業吉田俊逸(64)=五所川原市=、無職渡辺美津江(50)=青森市=両被告の公判が13日、青森地裁であった。両被告の地位と役割、選対の関与などを中心に被告人質問を行った。
 吉田被告は、五所川原選対の役職を決める昨年11月の会議に参加しておらず「無役で、事務長の役職を仰せつかってもいない」と供述。組織的選挙運動管理者ではなかったと主張した。
 検察側は、吉田被告の「(電話かけ自体を)選対に隠そうと思っていた」という発言に対し、選対関係者の援助を受けて電話かけをしていた矛盾を追及した。
 渡辺被告は選挙期間中「(電話かけの拠点の)プレハブに行く時間はなく、アルバイトに任せきりだった」と話した。青森の選対幹部に電話かけ要員のシフト表や名簿などを渡したとする供述もした。
 弁護側は青森地検の検察官が2月14日付で作成した升田氏本人の「何も知らなかった」とする調書を、両被告の地位、役割に対する同氏の認識の証拠として提出した。
 証人尋問では、青森の選対事務局次長が、電話かけは吉田被告の独断で行われ、報酬の支払いも事前には知らなかったと主張。五所川原の選対幹部の取り調べを担当した青森地検弘前支部の検察官が取り調べは適正に行われたと証言した。


関連ページ:青森社会
2015年05月14日木曜日

2961チバQ:2015/05/14(木) 22:28:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150514ddlk02040096000c.html
升田派選挙違反:百日裁判 被告「電話作戦隠した」 /青森
毎日新聞 2015年05月14日 地方版

 昨年12月の衆院選で初当選した維新の党の升田世喜男衆院議員の陣営を巡る公職選挙法違反事件の百日裁判の第6回公判が13日、青森地裁(鎌倉正和裁判長)であり、被告人質問が行われた。両被告は改めて起訴内容を認めた一方、電話作戦と選対組織の関係を否定する発言を繰り返した。

 運動員41人に現金を渡したとして同法違反(買収)罪で起訴されているのは、五所川原市金木町、農業、吉田俊逸被告(64)と、青森市三内、無職、渡辺美津江被告(50)。

 吉田被告は200万円超を支払ったが、違法性を認識しており、周囲には大規模な電話作戦を隠してきたと述べた。検察側は、選挙期間中、吉田被告が頻繁に升田氏と電話していたことを指摘し、吉田被告は「二十数回ある」と認めたが、「私は直接おうかがいを立てられる立場ではない」と説明した。

 渡辺被告は、吉田被告から電話作戦を依頼されたことについて、「働いた報酬としてなら違法ではないと思っていた。他の陣営の話を聞いてもどこでもやっているから大したことではないと思っていた」などと話した。

 また、升田氏の「何も知らなかった」などとする検面調書が弁護側から証拠請求され、採用された。検察側は、一部信用性を争うとしている。次回公判は22日に行われ、結審する見込み。【佐藤裕太】

2962チバQ:2015/05/18(月) 23:27:35
http://www.sankei.com/affairs/news/150518/afr1505180030-n1.html
2015.5.18 17:46更新

票水増しで3人懲戒免職 奥山市長減給 仙台・青葉区
職員3人を懲戒免職処分とし、記者会見する仙台市の奥山恵美子市長=18日午後、仙台市役所
 昨年12月の衆院選で仙台市の青葉区選挙管理委員会が票数を水増しした事件で、仙台市は18日、区選管の後藤秀一元事務局長(58)ら職員3人を懲戒免職処分とした。奥山恵美子市長は同日、自身の給与を7月から3カ月間、20%減額すると発表した。

 ほかに処分されたのは、区選管事務局の熊谷純一元選挙課長(58)と荒井孝元選挙係長(57)。

 市によると、青葉区の衆院選小選挙区の開票作業では、投票人数の集計より実際の票数が963票少ない誤差が生じ、熊谷元課長と荒井元係長が白票数などを水増しして取り繕った。後藤元事務局長はこれを隠蔽するため、うその内容の報告書を市選管に提出。不正を認識した時期についても1週間ほど遅く偽った。

 同様の不正は比例代表や最高裁裁判官の国民審査でもあった。熊谷元課長と荒井元係長には4月、公選法違反(投票増減)などの罪で仙台簡裁が罰金の略式命令を出し、2人は納付している。

2963チバQ:2015/05/18(月) 23:28:20
http://www.sankei.com/premium/news/150403/prm1504030001-n1.html
2015.4.3 12:00更新
【日本の議論】
衆院選「開票ミス」を「白票水増し不正」で隠蔽した仙台市職員の凄まじき“コンプライアンス意識”…判事国民審査では“犯人”いぜん名乗り出ず
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開票所を再現して、事務手続きの説明を受ける特別委員会の委員ら=3月12日、仙台市役所
 昨年12月に行われた衆院選小選挙区と最高裁判所裁判官の国民審査で、仙台市青葉区の開票所で不正が発覚した。小選挙区では白票を、国民審査では「裁判官全員を信任する」有効票などを水増し。不正には同区選挙管理委員会の職員が関わっており、区選管事務局長まで事実の一部を隠蔽していたことまで分かった。

(木下慧人、写真も)

 市から刑事告発を受けた宮城県警は3月に公職選挙法違反容疑などで職員2人を書類送検。事件が捜査機関の手に渡ったあとも市選管や市議会でそれぞれ独自に委員会を設置した。民主主義の根幹をなす選挙制度だが、損なわれた信頼の回復に向けた道のりは長い。

■「この方法しかない」

 一連の問題が発覚したのは衆院選小選挙区に比べ、比例代表の同区での投票者数が約千人少ないことに気づいた報道機関からの指摘だった。

 小選挙区の投票後に、比例代表だけ投票しない有権者が千人近くいることは考えにくく、区選管は調査を開始。すると、開票所の担当者2人が不在者投票と点字投票の人数を二重計上していた。つまり、「比例の投票者が少ない」のではなく「小選挙区の投票者が実際より多かった」のだ。

 ところが、当日の開票現場では通常では考えられない判断をしてしまった。突如現れた原因不明の千人分の齟齬に対して、作業に従事していた係長級の男性(当時)は異常な事態に気づいたが、「つじつまを合わせないと開票が終わらない」と考え、申告することなく、白票で埋めてしまった。当日の上司にあたる区選管の選挙課長(当時)に「この方法をとるしかない」と報告し、上司も黙認した。

 その後の市の調査で国民審査についても同様の不正が分かった。小選挙区と同じ集計ミスで、投票者数が千人分多くなった。そこに何者かが投票者数と票数の齟齬を埋めるために、全ての裁判官を信任する票を500票、持ち帰り票を505票として処理。こちらは誰が行ったのかは判然としていないが、作為的な処理の可能性が高い。

 問題発覚から1カ月近く市当局で調査を続けたが、解明には至らなかった。その間には、区選管事務局長(当時)が早期に事実を知っていたにも関わらず、虚偽の報告をしていたことまで発覚。事実を隠していた人物が内部調査を担当していたことは、調査結果の正当性を揺るがす一大事で、組織ぐるみの隠蔽と批判されても仕方がない。結局関係する3人は更迭された。

 市は関係する職員から聞き取り調査を行ったが、曖昧な部分も多く、権限がないため全てを明らかにするのは限界があった。奥山恵美子市長は一連の問題を容疑者不詳のまま、1月19日、宮城県警に公職選挙法違反罪と国民審査法違反罪で刑事告発。問題の行方は捜査機関の手に渡った。

 県警は捜査を重ね、3月23日に公職選挙法違反と国民審査法違反の疑いで前選挙課長を、公職選挙法違反の疑いで前係長を、それぞれ書類送検した。

■委員会を立ち上げ 調査に限界も

 告発後も、保存すべき書類を廃棄していたことが分かったり、個人情報の入った資料を市議に渡していたことなど続々と不祥事が浮かび上がった。奥山市長は「過去にさかのぼって調査することは限界がある」との認識を示し、関わった職員の処罰について慎重な姿勢を崩していないが、市職員全体のコンプライアンス(法令順守)意識が問われる結果となった。

2964チバQ:2015/05/18(月) 23:29:08
 一方、特別委は調査権限を持つ地方自治法に基づいた「百条委員会」ではない。例えば、市が実施した職員への聞き取り調査結果の提出を求めた際も、市側に「捜査に支障がでる」などとして拒否された。権限がない以上、「どこまで踏み込んだ原因究明ができるのか」と疑問視する声も。もっとも刑事訴訟法の47条には「訴訟に関する書類は、公判の開廷前には、これを公にしてはならない」とある。百条委員会として調査権限が付与されても、同条文には公益上の必要が認められれば、その限りではないとする条文が付け加えられているが解釈の幅もあり、市側もこの条文を基に提出を拒否するものとみられる。

■信頼回復へ前途多難

 さらに、両委員会が効率的な役割分担ができているとは言い難い。双方が意見交換する場が設けられた際、第三者委の委員長を務める東北大大学院の河村和徳教授は「特別委で犯人捜しのようになってしまっているのでは」と牽制。「第三者委は選挙管理について、特別委は職員全体のコンプライアンス意識について話し合えれば」と棲み分けへの認識を示した。しかし、特別委側は「議会としても問題の調査が必要」「問題の根本を調べないと再発防止策も話せない」などと、かみ合わない部分も見られた。

 もっとも、両者の最終的な利害は一致するところ。河村委員長は「再発防止策をまとめても、議会のサポートがないと実行できない」と期待を寄せ、特別委の赤間次彦委員長も「認識の違いはあったが、意見を聞けてよかった」と意見交換を評価した。

 仙台市議会は8月27日までの任期で、同月2日には選挙を控える。それまでに具体的な防止策を打ち出す必要がある。

. 一方で、システム面での改善よりも、職員の意識改革が急務といえる。一連の問題で、最終的に警察に委ねるべき法令違反があった問題だったとはいえ、市独自の調査では原因解明できず、国民審査に至っては関わった職員が名乗り出なかった。奥山恵美子市長も3月24日の定例会見で「(書類送検されたことは)厳しい現実と認識している」と述べ、職員の法令順守意識の徹底を図ることを強調した。

 信頼回復へ向け、この問題をきっかけに市の体質を変えることができるかが問われる。

2965チバQ:2015/05/25(月) 21:25:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150523ddlk02040164000c.html
升田派選挙違反:百日裁判 吉田被告に懲役2年求刑 立場・役割、公判の争点に 29日判決、連座制適用の可能性も /青森
毎日新聞 2015年05月23日 地方版

 昨年12月の衆院選で初当選した維新の党の升田世喜男衆院議員(57)の陣営を巡る公職選挙法違反事件の百日裁判が22日、青森地裁(鎌倉正和裁判長)であり、検察側は同法違反(買収)の罪に問われた五所川原市金木町、農業、吉田俊逸被告(64)に懲役2年、青森市三内、無職、渡辺美津江被告(50)に懲役1年を求刑した。判決は29日。【佐藤裕太】

 両被告は、升田氏への投票を呼びかける大規模な「電話作戦」を展開し、運動員41人に報酬の現金を渡したとして起訴された。

 両被告のいずれかが選挙運動を主導する「組織的選挙運動管理者」で、禁錮刑以上の有罪が確定した場合、升田氏の議員失職につながる連座制の適用対象となるため、両被告の立場・役割が公判の大きな争点となった。

 検察側は22日の論告で、両被告が選対と「連携していたと認められる」と指摘し、「(両被告が)重要な地位、立場にあった」と主張。両被告が過去の選挙で選対役員を務め、選挙運動のルールを熟知していたことも強調した。そのうえで、選挙の公正を害した責任は重大と非難し、それぞれ5年間の公民権停止も求めた。

 これに対し弁護側は、両被告が選対組織に関係なく電話作戦を独断で実行したと主張。選対組織の中では重要な役割は果たしておらず、「意思決定にも関わっていなかった」と述べ、選対とのつながりを否定した。そのうえで、運動員を買収したとする起訴内容自体は認め、反省している点などを挙げ、執行猶予付き判決を求めた。

 百日裁判は、議員の任期中に連座制を適用するため、裁判を長引かせずに事件受理から100日以内に判決を出すことが求められる公判。公選法の規定に基づく。この升田氏陣営を巡る公選法違反事件の公判は3月17日の初公判以降、7回で結審した。

 今後、被告に禁錮刑以上の有罪が確定した場合、仙台高検は升田氏の当選無効を求める訴訟を仙台高裁に起こす方針。

==============

 ■ことば

 ◇連座制
 候補者と一定の関係にある者が選挙違反をした場合、候補者の当選が無効となる制度。1994年の公選法改正で、適用範囲が出納責任者などだけでなく、選挙運動を現場で指揮する「組織的選挙運動管理者」にまで拡大した。検察が連座制適用を視野に起訴する場合、議員の任期中に適用させるため、百日裁判を裁判所に申し立てる。

2966チバQ:2015/05/28(木) 20:44:21
http://mainichi.jp/select/news/20150529k0000m040079000c.html
奈良県選管:衆院選落選の出納責任者、虚偽記載の疑い
毎日新聞 2015年05月28日 20時35分

 昨年12月の衆院選で奈良3区から出馬し、落選した維新新人の栗原絵里子氏(46)陣営が奈良県選管に届け出た出納責任者の女性が、名義だけで選挙に関わっていなかったことが関係者への取材で分かった。事務担当の男性(59)は「急な選挙で娘(20代)の名前を借りた。娘は選挙に一切関わっていない」と説明。収支報告書も女性の名前で提出されており、県選管は公職選挙法違反(虚偽記載)の疑いがあると指摘している。

 公選法は、選挙にあたって出納責任者を届け出るとともに、責任者が収支報告書を提出するよう定めている。報告書への虚偽記載は3年以下の禁錮か50万円以下の罰金が科される。

 事務担当の男性は取材に対し、出納責任者の女性は自身の娘で知的障害があると説明。「立候補表明が公示6日前でドタバタし、出納責任者は誰でもいいと思い、娘の名前を借りた」と釈明し、自分が実質的な会計を取り仕切っていたことを認めた。

 栗原氏は「立候補直前に党関係者から『選挙事務に精通した人物』として男性を紹介された。事務は任せきりで気付かなかった。今後は自ら出納責任者を務めたい」と話した。県選管は「実際に収支業務をしていない人を出納責任者と明記した場合、公選法に抵触する可能性がある」としている。【伊澤拓也】

2967チバQ:2015/05/28(木) 20:49:25
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150528_23028.html
<升田氏派選挙違反>連座制どう判断あす判決

 衆院選青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派の選挙違反事件で、公選法違反(買収)の罪に問われた農業吉田俊逸(64)=五所川原市=、無職渡辺美津江(51)=青森市=両被告の判決公判が29日、青森地裁で開かれる。

 両被告は報酬を伴う電話かけを行ったとする起訴内容を認めている。これまでに公判は7回開かれ、「両被告の地位と役割」「電話かけへの選対の関与」を争点に攻防を繰り広げてきた。両被告が連座制対象の組織的選挙運動管理者に該当するかどうか、裁判所の判断が注目される。
 検察側は吉田被告が五所川原選対の事務長、渡辺被告が青森選対の副幹事長として組織を統括、もしくは取りまとめたことの立証を試みた。事務局長や選対本部長を務めた過去の経歴にも注目し、名実共に「重要な地位、立場にあった」と強調した。
 選対の関与については、報酬の有無の認識にかかわらず、各選対が電話運動員や備品の手配を助け、設備面でも管理運営した事実を示し「電話かけと連携・協働しており、選対の選挙運動の一環として行われた」と指摘した。
 弁護側は、吉田被告が事務長に就いた経緯はなく、自己顕示の強さゆえに役職があるような外観を装ったにすぎないと反論。渡辺被告は一事務員で、選対の取りまとめや意思決定の権限はなかったと述べた。「運動方針の違いから選対や後援会から排除され、被告らも距離を置いていた。重要な役割を担っておらず、過去の役職は今回の地位・立場の判断材料にはならない」と検察の主張を否定した。
 選対の関与は、態勢が整った時系列や選対幹部が重要視していた選挙運動の内容をまとめた資料などを示し「電話かけと選対は関係がないことは明らか。吉田被告が独断で行った」と論証した。
 審理は地裁が事件を受理した日から100日以内に判決を出すように努める「百日裁判」で進められた。29日はちょうど100日に当たる。

[升田氏派選挙違反事件] 昨年12月の衆院選で青森1区から立候補し、比例東北で復活当選した升田世喜男氏(維新)派の運動員らが選挙期間中に青森、五所川原両市で報酬を伴う投票依頼の電話かけを展開したとされる。起訴状によると、吉田俊逸被告は運動員41人に現金計約220万円を供与し、渡辺美津江被告は青森市分(27人、計約147万円)で共謀したとしている。検察側は吉田被告に懲役2年、渡辺被告に同1年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、渡辺被告については罰金刑が相当だと主張した。五所川原市分で共謀した男性事務員と、供与を受けた41人は罰金刑を受けた。

2968チバQ:2015/05/30(土) 10:04:13
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_23015.html
<升田氏派選挙違反>2運動員に有罪判決

 衆院選青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派の選挙違反事件で、公選法違反(買収)の罪に問われた農業吉田俊逸(64)=五所川原市=、無職渡辺美津江(51)=青森市=両被告の判決公判が29日、青森地裁であった。鎌倉正和裁判長は、報酬を伴う電話による選挙運動に選対の一定の関与を認めたが、両被告が重要な地位だったとは判断しなかった。その上で吉田被告に懲役1年8月、執行猶予5年(求刑懲役2年)、渡辺被告に懲役8月、執行猶予5年(求刑懲役1年)を言い渡した。検察は控訴を検討する。
 検察側は被告が連座制適用対象の組織的選挙運動管理者と判断し百日裁判を申し立てた。両被告が起訴内容を認めたため、公判では両被告の地位と役割、選対の関与が争われた。
 鎌倉裁判長は、(1)升田氏の義兄が電話かけの拠点となったプレハブや電話の設置をした(2)選対関係者が親族、知人を電話運動員として紹介した-などを挙げ、「選対の関与がなければ短期間に大規模な電話かけを効率的に実行することはできなかった」と指摘。「選対の一定の関与があった」と結論付けた。
 両被告の地位と役割について、吉田被告は五所川原選対の資金管理などの事務に携わったが、中心的な役割は果たしておらず「重要な地位にあったといえない」と判断。渡辺被告は「選対の意思決定に大きく関与できるような地位や立場にはなかった」とした。
 青森地検の外ノ池和弥次席検事は判決後「主張が認められなかった点がある。上級庁と控訴について協議したい」と話した。連座制に関しては「両被告もしくは一方が組織的選挙運動管理者に該当する可能性があるという認識は変わっていない」と述べた。
 判決によると、吉田被告は昨年12月、青森、五所川原両市で、電話による投票依頼などの報酬として運動員41人に現金計約220万円を供与した。渡辺被告は吉田被告と共謀し、青森市分の運動員27人に現金計約150万円を供与した。


関連ページ:青森社会
2015年05月30日土曜日

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_23029.html
<升田氏派選挙違反>検察側の立証不十分

 【解説】連座制適用を想定し、被告の地位や役割などが争点となった百日裁判で、青森地裁は買収行為とされた報酬を伴う電話かけが、実質的に選対の選挙運動だったかどうかを大きなポイントとして慎重に検討した。
 判決は、選対の明示的な意思決定がなかった電話かけが、暗黙の了解で実行された疑いもあると想定して検証。2被告の地位と立場、選対幹部を中心とする選対関係者らを含む人的・物的な態勢を総合的に評価していった。
 「両被告は過去の役職なども含めて選対で重要な地位、役割を担っていた」と主張した検察の立証内容を検証する上で、選対幹部が決まった経緯などに着目。「両被告の地位と役割」に関して弁護側の主張をほぼ全面的に認めた。裏を返せば、検察側の立証は不十分だったと言える。
 判決は、選対が人的・物的態勢の準備に加担しなければ、大規模な電話かけを円滑に行うことができなかったとも言及。「選対の一定の関与があった」という形で締めくくった。
 「電話かけが選対の選挙運動として行われたとする検察官の主張も、選対とは全く無関係に吉田被告が企図して実行したとする弁護人の主張も採用できない」
 こう指摘した判決は、弁護側、検察側双方の主張の折衷のような印象を残した。(青森総局・辻本まり)


関連ページ:青森社会
2015年05月30日土曜日

2969チバQ:2015/05/30(土) 10:05:05
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_23017.html
<升田氏派選挙違反>選対幹部側、判決に納得

 衆院青森1区を舞台にした升田世喜男氏(維新、比例東北)派の選挙違反事件で、公選法違反(買収)の罪に問われた2被告に29日、青森地裁で判決が言い渡された。弁護側や選対幹部は、有罪判決を重く受け止める一方、選対の関与についての主張がある程度認められたと受け取った。
 「懲役1年8月に処する。5年間、刑の執行を猶予する」判決後、吉田俊逸被告(64)は口を真一文字に結び、表情を変えなかった。
 午後3時開廷。吉田被告は赤いネクタイを締めた黒いスーツ姿で渡辺美津江被告(51)と入廷した。鎌倉正和裁判長に「少し長くなるので座ってください」と促されると、2人は目を合わせないまま、やや緊張した面持ちで腰を下ろした。
 吉田被告は、公判で一貫して電話かけへの選対の関与を否定してきた。「一定の選対の関与があった」「事務長とは認められない」。判決が事実の認定に及ぶと、正面を真っすぐ見据えて聞き入っていた。
 最後に鎌倉裁判長が「5年間気をつけて生活すれば刑務所に入ることはありません」と説明すると、吉田被告は小さい声で「はい」とだけ答え、頭を下げた。
 閉廷後、吉田被告の弁護人は主張が相当程度認められたとしつつ「判決の内容を見て今後について検討する」と話し、足早に車に乗り込んでいった。
 判決は選対の関与は一部だったとした。傍聴していた幹部らはおおむね納得した様子だった。
 選対の上林英一事務局長は「司法の場で公正公平な判断が下された」と受け止める。連座制については「全く白でもなく黒でもないため、どこまで関わるのかが曖昧だ。選対としては三役が関与していないなどの証言が認められたので、今後は事務局長として正々堂々と見守る」と説明した。
 笹森俊栄幹事長も「完全な関与が認められなかったので安心した。裁判所は冷静な判断をしたと思う」と述べた。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_23014.html
<升田氏派選挙違反>連座制なら林氏繰り上げ


拡大写真
 公選法違反(買収)の罪に問われた吉田、渡辺両被告に対する青森地裁判決を受け、被告か検察側が控訴した場合、審理は仙台高裁に移る。控訴審判決に不服があれば最高裁に上告できる。
 被告が組織的選挙運動管理者と認められ執行猶予を含む禁錮以上の刑が確定した場合、仙台高検が升田世喜男氏の当選無効と青森1区からの5年間の立候補禁止を求める行政訴訟を仙台高裁に提起する。升田氏が、当選無効とならないことの確認を求める訴訟を起こす手続きもある。
 連座制が適用され、升田氏が当選無効となった場合は、比例東北で維新の次点だった林宙紀氏(37)=宮城2区で落選=が繰り上げ当選となる見通し。

2970チバQ:2015/05/31(日) 12:23:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150530ddlk02040021000c.html
升田派選挙違反:百日裁判 「連座制適用」に疑問符 地裁判決 検察、控訴を検討 /青森
毎日新聞 2015年05月30日 地方版

 維新の党の升田世喜男衆院議員(57)陣営による選挙違反事件の1審判決は、検察側が描いた升田氏議員失職につながる「連座制適用」の構図に疑問符がつく司法判断となった。升田氏への投票を呼びかける大規模な「電話作戦」を展開した運動員2人について、青森地裁は29日、「(升田氏の)選対と一定の関与があった」としながらも、実質的には「重要な地位にはなかった」と指摘。検察側の主張はほぼ退けられた形となった。【佐藤裕太、石灘早紀】

 鎌倉正和裁判長は、公選法違反(買収)に問われた五所川原市金木町、農業、吉田俊逸被告(64)に懲役1年8月、執行猶予5年(求刑・懲役2年)、青森市三内、無職、渡辺美津江被告(51)に懲役8月、執行猶予5年(求刑・懲役1年)を言い渡した。

 起訴内容は、両被告が電話による投票呼びかけの報酬として運動員27人に計147万円、吉田被告はさらに14人に計73万円を支払ったというもので、この内容自体は両被告とも3月の初公判で認めており、審理の争点は早々に「両被告の地位・役割」に絞られた。

 検察側はこれまで、吉田被告と渡辺被告の両方あるいはどちらかが連座制適用の対象となる「組織的選挙運動管理者」に該当すると主張。一方の弁護側は、「両被告は電話作戦を独断で実施した」と主張し、選対とのつながりを否定した。

 これに対し判決は、吉田被告が選対の用意した名簿を使用して運動員に電話をかけさせた行為などを踏まえ「選対の一定の関与で、迅速に人的・物的態勢を整え、大規模に(電話作戦を)実行した」と指摘し、選対の関与を認定した。一方で検察側が主張した「重要な役割」については、吉田被告が「選対から事務長に選任された事実は認められない」などとして、選挙運動全般に関わる重要な地位にはなかったと判断した。

 検察側は「主張が認めれなかった点がある」として上級庁と協議し、控訴を検討する方針。被告が「組織的選挙運動管理者」との考えは変えてないとして、有罪が確定次第、升田氏の当選無効を求める訴訟を検討するという。

 升田氏は「ご支援頂いた方が有罪判決を受けたことについて、重く受け止めている。連座訴訟が提起されるかどうか、真摯(しんし)に推移を見守る」とのコメントを出した。一方、被告側の主任弁護人・石田恒久弁護士は「主張が相当程度認められたものと受け止めている」とコメントした。

 公判は議員の任期中の連座制適用を見据え、起訴から100日以内の判決を目指す「百日裁判」として審理されていた。

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 ■升田派運動員2被告公判の主な争点

 ◆吉田、渡辺両被告の役割の重要性は?

 ◇検察側主張
 選挙運動に広く関与し、重要な地位、立場にあった

 ◇弁護側主張
 選対幹部から離れた立場にあり、重要な役割は担っていなかった

 ◇青森地裁判決
 吉田被告は選挙運動全般に関わる重要な地位になく、渡辺被告も選対の意思決定に関与できる立場になかった

 ◆「電話作戦」への選対の関与は?

 ◇検察側主張
 電話作戦は選対と協力して選対の運動として行われた

 ◇弁護側主張
 電話作戦は選対と無関係に独断で行った

 ◇青森地裁判決
 電話かけには選対関係者の一定の関与があった

 ◆量刑は?

 ◇検察側主張
 吉田被告に懲役2年、渡辺被告に懲役1年、両被告に公民権停止5年を求める

 ◇弁護側主張
 起訴内容を認め反省しており、執行猶予付き判決が相当。渡辺被告は罰金刑が相当

 ◇青森地裁判決
 吉田被告は懲役1年8月、渡辺被告は懲役8月、共に執行猶予5年

2971チバQ:2015/06/13(土) 00:46:09
林宙紀繰り上げならず
http://www.asahi.com/articles/ASH6D5TPKH6DUNHB00N.html
維新・升田議員の連座制適用を断念 仙台高検
2015年6月12日23時28分

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 昨年12月の衆院選比例東北ブロックで復活当選した維新の党・升田世喜男氏陣営の選挙違反事件で、仙台高検は12日、連座制による升田氏の当選無効を求める行政訴訟を起こさないと発表した。青森地検は控訴を断念する。

 陣営の運動員2人が公職選挙法違反(買収)の罪に問われた事件で、青森地裁は5月、2人に執行猶予付き有罪判決を言い渡す一方、選対が買収に深い関与をしたとまでは認められないとの判断を示していた。

 仙台高検の小林健司次席検事は「控訴の理由が見当たらない」としている。

2972チバQ:2015/06/13(土) 08:56:16
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150613_23019.html
<升田氏派選挙違反>関係者「国政で恩返し」

 升田世喜男氏派の運動員による選挙違反事件で12日、仙台高検が連座訴訟を提起しないことが分かり、関係者には安堵(あんど)の声が広がった。
 上林英一選対事務局長は「本当に安心した。一票を投じた青森の有権者のためにも国政で恩返ししてほしい」と話す一方で「事件でさまざまな人に迷惑を掛けた。今後の後援活動については本部長や幹事長らと相談したい」と述べた。
 升田氏は衆院で内閣委員会、東日本大震災復興特別委員会に所属している。維新の党の同僚議員の一人は「升田さんは連座制に問われることを懸念して、委員会では質問するのを控えていた。これからは遠慮することなく、十分に活躍してもらえる」と話した。
 検察の控訴断念の知らせを聞いた農業吉田俊逸元被告(64)は「独断で電話かけをした浅はかさから生じたことで、升田さんをはじめ多くの人に多大な迷惑を掛けた。罪を認めて本当のことを話し、反省した。連座には当たらないことが認められてよかった」と語った。


関連ページ:青森社会
2015年06月13日土曜日

2973チバQ:2015/06/16(火) 21:30:39
>>2012
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0616/ym_150616_0367479894.html
くも膜下出血の共産・笠井代議士、半年ぶり復帰
読売新聞6月16日(火)19時43分
 昨年12月に行われた衆院選の選挙期間中に体調を崩し、くも膜下出血の手術を受けて療養中だった共産党の笠井亮衆院議員が16日、約半年ぶりに復帰し、衆院本会議に出席した。
 笠井氏は、党代議士会で「たくさんの温かい激励を頂いて、こうやって国会に戻ることができた」と感謝の言葉を述べた。笠井氏は、昨年の衆院選で比例東京ブロックから出馬し、4選を果たした。

2974チバQ:2015/06/21(日) 14:15:42
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/199818
保利事務所と3区支部解散 親子2代の王国終焉
2015年06月21日 09時21分
自民党佐賀県第3選挙区支部の解散式で、約200人の支持者に感謝の思いを伝える保利耕輔氏=唐津市の唐津神社
自民党佐賀県第3選挙区支部の解散式で、約200人の支持者に感謝の思いを伝える保利耕輔氏=唐津市の唐津神社
 元衆院議員保利耕輔氏(80)の選挙を支えてきた「自民党佐賀県第3選挙区支部」の解散式が20日、唐津市の唐津神社であった。保利氏は集まった後援会関係者ら約200人を前に「皆さんのおかげで長い長い政治生活を務めることができ、何も悔いはない。3区の全ての業務はこれで終了する」と宣言した。唐津市東城内の事務所も来月に閉鎖予定で、先代の茂氏以来2代70年の保利王国は終焉(しゅうえん)した。

 唐津神社は、保利氏にとって1979年の初出馬以来、12回の選挙の出陣式を行った思い入れの地。解散式の前に美萌夫人と二人で神事に臨んだ。式には地元の支持者のほか、県選出の国会議員も集まり、長年の功績をたたえた。親子2代の“保利党”という唐津市の住職奥村豊さん(67)は「金をかけない、清潔な政治姿勢は私たちの誇りでもあった」と振り返った。

 衆院佐賀3区は1996年の小選挙区導入によりできた選挙区。「0増5減」の選挙制度改革で、昨年12月の総選挙から「新2区」に移行し、古川康前知事が後継候補として当選した。保利氏は連続12回の当選のうち、6回を旧3区で戦い、全て圧勝。全国有数の「保守王国」と呼ばれた。

2975名無しさん:2015/09/22(火) 14:15:08
http://www.isenp.co.jp/news/20141123/news01.htm
2014/11/23(日)
 民主県連 高橋氏の擁立断念 三重1区、空白4区も
 民主党県連は二十二日、衆院選三重1区に出馬表明していた高橋千秋前参院議員(58)の擁立を断念した。同じ選挙区から維新の党公認で出馬する松田直久前津市長(60)との候補者調整のため。県連は空白区となっている4区も擁立困難として、候補者を立てないことを決めた。

 1区をめぐっては、維新党の松田直久氏もすでに出馬表明していた。関係者によると、民主、維新両党本部で全国の選挙区調整を進める中で、1区が四つの調整困難区の一つに残ったという。

 最終調整で、前回選で松田氏が出馬したことや、それ以降、1区総支部代表代行として活動してきたことなどを総合判断し、急きょ擁立を決めた民主が譲る形となったという。

 県連関係者は「非常に残念だ」と強調。三重は岡田克也民主党代表代行のお膝元だけに、今回の断念の影響を懸念する声もあるが、「岡田氏が、自分の地元だからとごり押しできるわけではない」とした。

 来月二日公示の衆院選に向けては「2、3区と特に5区に力を集中させていきたい」としている。

 高橋氏の擁立をめぐって、民主党県連は十一月十八日に高橋氏を公認候補として内定したが、その前の十六日には維新の松田氏が出馬を表明していた。高橋氏は「競合するので当然、選挙協力は最後まで探っていく」としながら、民主候補がいない4区からの出馬は「想定していない」と話していた。

 衆院が解散した二十一日、両党が協議した結果、維新が松田氏の1区での公認を同日夜に発表した。民主は高橋氏を公認せず、民主党県連の岡田克代表が同日深夜、公認できないと高橋氏に伝えた。

 1区では、自民前職の川崎二郎氏(67)と、共産新人の橋本マサ子氏(68)も立候補する予定。

http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/mie/CK2014112302100012.html
民主、4区も断念 1区に続き候補擁立せず
 民主党三重県連は、十二月二日公示の衆院選で、三重4区の候補者擁立を見送る。二十三日に発表する。同党は三重1区でも公認が内定していた前参院議員の高橋千秋氏(58)の擁立を断念。県内五選挙区のうち二区で擁立できないのは一九九八年の結党以来、六度目となる衆院選で初めて。

 4区では元衆院議員の森本哲生氏(65)が公認内定を受けていたが、十五日に党県第四区総支部長を辞任し、内定も取り消された。県連は代わりの候補者を探したが、めどが立たないと判断した。4区では自民党前職の田村憲久氏(49)と共産党新人の松木豊年氏(62)が出馬を予定している。

 1区で出馬を表明していた高橋氏の擁立断念は、前津市長の松田直久氏(60)が維新の党公認で出馬するため。両党が候補者の競合を避けるため調整した結果、三重1区を最重点区の一つに位置付ける維新に譲歩した。1区では自民党前職の川崎二郎氏(67)、共産党新人の橋本マサ子氏(68)が出馬を予定している。

◆候補者選び混乱、「王国」危機

 今回の衆院選を党勢回復の足掛かりにしたい民主党だが、「民主王国」といわれる三重県で、五選挙区のうち二区に候補者を立てられない事態に。県連関係者からは比例への影響を懸念する声も聞かれる。

 「現段階で候補者はおらず、非常に厳しい」。岡田克也県連代表が二十二日にそう認めた三重4区の混乱は、解散風が吹く前から始まっていた。来春の県議選の候補者選びをめぐり、森本哲生氏と地元の松阪市議が対立。市議四人から離党届が出され、森本氏は4区の総支部長を辞任した。

 三重1区では自民党に対抗するため、民主自ら提案した野党間の候補者調整が足かせに。維新の党が擁立した松田直久氏は、前回も1区で出馬したが次点で落選し、再起をかけている。高橋千秋氏はそこに割り込む形で民主が擁立した。

 県連は松田氏に民主空白の4区への転出を打診したが維新は拒絶。民主と維新が共倒れし、自民が独り勝ちした前回1区の二の舞いを避けるため、折れるしかなかった。

 県内五選挙区に前職四人、新人一人を擁立する自民に対し民主は岡田代表を含む前職二人、元職一人。4区、津市などの1区とも二〇〇九年の前々回衆院選までは比例復活を含め三回連続で議席を確保し民主王国の礎だっただけに、ある県連幹部は「候補者を擁立したかった」と嘆いた。

2976名無しさん:2015/09/22(火) 14:21:16
http://sp.senkyo.mainichi.jp/news/20141124ddlk13010021000c.html
政治
2014衆院選:各区の情勢/2 /東京

 ◆6区

 ◇越智氏に2新人が挑む

 越智氏と4度にわたり競ってきた民主の小宮山氏が引退。3選を目指す越智氏に2新人が挑むが、民主が候補者調整の最終段階にあり、戦いの構図は流動的。越智氏は安倍政権の経済政策について丁寧な説明を心がける。前回、みんなから出馬した落合氏は精力的に街頭演説をこなす。岸氏は原発再稼働中止などを訴え浸透を図る。

 ◆7区

 ◇松本氏、長妻氏と2新人

 前回比例で復活当選した松本氏と、6選を目指す長妻氏が5回目の対決。アベノミクスの成果を訴える松本氏に対し、長妻氏は景気失速などの問題点を指摘し、知名度で無党派層への浸透を図る。前回は維新の会で立候補し、4万5000票余を獲得した吉田氏は次世代の党に移った。太田氏は4度目の挑戦で支持層拡大を目指す。

 ◆8区

 ◇石原氏、円氏、沢田氏名乗り

 前回圧勝し9選を目指す石原氏と、円氏、沢田氏の3氏が名乗りを上げる。石原氏は党幹事長や閣僚など多くの要職を経験した実績を強調。前回は公示直前の立候補表明で出遅れ3位に甘んじた円氏は、庶民派として幅広い層への浸透を図る。沢田氏は2011年の杉並都議補選に立候補し4万1000票余を獲得した実績を持つ。

 ◆9区

 ◇菅原氏、木内氏と新人攻防

 5選を目指す菅原氏と返り咲きを狙う木内氏の攻防に、新人が加わる。菅原氏は組織固めに加え毎朝の駅頭演説を欠かさず、高い知名度で無党派層へも支持拡大を図る。前回未来の党で出馬した木内氏は維新へ移り、野党相乗りによる幅広い支持層の結集を期す。初挑戦の原氏は消費増税反対などを訴え、浸透を図る。

 ◆10区

 ◇小池氏、江端氏3回目対決

 8選を目指す小池氏と、返り咲きを期す江端氏が3回目の対決。今、多ケ谷の新人2氏も浸透を図っている。小池氏はアベノミクスの継続とデフレ脱却を強調する。江端氏は雇用環境の改善や議員定数削減を主張。今氏は保育士の経験を踏まえ子育て支援の充実を訴える。多ケ谷氏は消費増税に反対の姿勢を掲げている。

2977名無しさん:2015/09/22(火) 14:21:23
>>2976

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 ◆各選挙区の立候補予定者

 ◇6区(世田谷区北西部)

越智隆雄 50 内閣政務官 (2)自前

落合貴之 35 [元]銀行員 維新

岸武志 43 [元]世田谷区議 共新

…………12年開票結果…………

当 98,112 越智隆雄  自元

  70,126 小宮山洋子 民前

  52,734 花輪智史  維新

  52,325 落合貴之  み新

  24,725 佐藤直樹  共新

◇7区(渋谷区、中野区)

松本文明 65 [元]総務政務官(2)自前

長妻昭 54 [元]厚労相  (5)民前

吉田康一郎 47 党7区支部長 次新

太田宜興 38 党7区役員  共新

…………12年開票結果…………

当 100,872 長妻昭   民前

比  79,048 松本文明  自元

   45,556 吉田康一郎 維新

   19,495 太田宜興  共新

   17,437 岡本幸三  未新

    1,315 西野貞吉  無新

◇8区(杉並区)

石原伸晃 57 [元]環境相 (8)自前

円より子 67 [元]党副代表 民新

沢田真吾 29 党8区役員 共新

…………12年開票結果…………

当 132,521 石原伸晃 自前

   71,028 山本太郎 無新

   54,881 円より子 民新

   23,961 上保匡勇 共新

 ◇9区(練馬区中西部)

菅原一秀 52 [元]副経産相 (4)自前

木内孝胤 48 [元]三菱銀行員 (1)維元

原純子 50 党地区役員 共新

…………12年開票結果…………

当 145,013 菅原一秀  自前

   55,736 木内孝胤  未前

   45,386 福村隆   民新

   24,976 坂尻正由喜 共新

 ◇10区(豊島区、練馬区東部)

小池百合子 62 [元]防衛相 (7)自前

江端貴子 54 製薬会社役員 (1)民元

今秀子 66 党10区役員 共新

多ケ谷亮 45 会社役員 生新

…………12年開票結果…………

当 108,983 小池百合子 自前

   47,493 江端貴子  民前

   24,414 多ケ谷亮  未新

   22,044 今秀子   共新

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 <一覧の見方>立候補予定者は敬称略で、氏名、年齢、主な職業・肩書、当選回数、党派名、前元新の区別。党派名は自=自民、民=民主、維=維新、次=次世代、み=みんな、共=共産、生=生活、無=無所属。解散時の党派別勢力順。未は旧未来。開票結果の「比」は比例復活当選。

〔都内版〕

2014年11月24日

2978名無しさん:2015/09/22(火) 14:22:12
>>2976

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E5%8E%9F%E9%9B%85%E5%AD%90
大河原雅子
2014年(平成26年)の第47回衆議院議員総選挙では民主党公認で東京6区からの出馬が決定していたが[6]、野党間の候補者調整により維新の党の落合貴之に選挙区を譲る形になり、出馬はならなかった。

2979名無しさん:2015/09/22(火) 16:20:59
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141203_08.html
<衆院選>野党連携「1強」に挑む

 衆院選が公示された2日、野党間の候補者調整が成立した東北の各小選挙区で、候補者らは党の枠を超えた共闘姿勢を積極的に売り込んだ。自民党「1強」体制の切り崩しを狙い、「野党勢力結集で勝利を」などと選挙戦初日からボルテージを上げた。

◎宮城 民・維/青森 民・維・社/岩手 民・生

 仙台市の宮城1、2区では民主、維新両党の選挙協力が実現。同市中心部であった2区の維新前議員林宙紀候補の第一声には、民主党県連の「顔」がそろって駆け付けた。
 1区の民主前議員郡和子候補と、前党政調会長の参院議員桜井充氏。郡候補は「安倍政権の暴走に対抗できる勢力を結集しよう」と呼び掛け、桜井氏も「公認と同じ思いで全力で戦う」と全面支援を誓った。
 青森1区は、民主、社民両党が維新新人升田世喜男候補を推す。第一声では、民主党県連常任幹事で県議の渋谷哲一氏が応援のマイクを握り「民主党は維新、社民、連合青森と一緒に戦う」と4者共闘を宣言した。
 エールに応えるように、升田候補は民主党政権が創設した戸別所得補償制度の復活を主張。「青森県内の衆参議員は全て自民党。与野党を伯仲させ、青森の声を届けたい」と声を張り上げた。
 「大義なき解散と言われる割に与党は強い。野党は依然として厳しい」。岩手1区の民主前議員階猛候補は、盛岡市での第一声で巨大与党との対決に気を引き締めた。
 前回は生活の党(当時・日本未来)から対立候補を立てられ、支持勢力の分散を余儀なくされた。今回、生活は候補を立てず、階候補を自主支援する。陣営からは「前回は生活側に気を使って表に出なかった人も第一声に姿を見せた」と民・生協力への期待の声が上がった。
 福島1区では元参院議員の民主新人金子恵美候補が、共産以外唯一の野党。みんなの党解党を受け、出馬を断念した元議員石原洋三郎氏は2日、民主党の玄葉光一郎元外相と福島市内のホテルで会い、金子氏支援の求めに応じる考えを伝えた。
 石原氏は取材に「第二極と第三極が分裂すれば自民を利するだけだ。後援会に金子氏支援を呼び掛けていく」と語った。
 前回衆院選で石原氏は5万票で次点。民主候補は4万5000票で石原氏に及ばなかった。民主党県連幹部は「石原氏の祖父は元県知事で、父は元衆院議員。根強い支援者がいる石原氏の応援は、本当に心強い」と話した。

2014年12月03日水曜日

2980名無しさん:2015/09/22(火) 17:03:13
http://www.asahi.com/articles/ASGD17DTCGD1TIPE03Y.html
〈福岡4区〉野党共闘、維新候補に一本化
岩波精、山下知子2014年12月2日15時28分

 「非自民勢力を結集して緊張感のある国会にしなければならない」。福岡4区の維新前職、河野正美氏(53)は2日午前、古賀市で第一声を上げた。民主と調整し、共産を除く野党で維新候補だけが立つ共闘が実現した選挙区だ。

 民主は、4区で活動していた元職を1区に国替えさせた。県連幹部は「最大の敵の自民に勝つため、維新と手を組んだ」。両党は県組織レベルで互いに推薦しあう選挙協力も結び、来春の統一地方選に向けた態勢を整えつつある。

 一方、自民前職の宮内秀樹氏(52)はこの日、宗像市で「アベノミクスで経済は少しずつ明るくなっている。この流れを止めたらいけない」と訴えた。「第三極」も含めて6人が乱立した前回、民主、日本維新の会(当時)、日本未来の党(同)の3候補の合計得票は宮内氏の得票数を上回った。ただ「単純な足し算選挙にはならない」とみて、宮内氏は地元首長らを中心に支持を固める戦略だ。

 4区はほかに、民主、維新の一本化を「選挙目当てのご都合主義」と批判する共産新顔の新留清隆氏(59)も立候補した。(岩波精、山下知子)

2981名無しさん:2015/09/22(火) 17:15:31
当選への歩み - 吉田豊史(衆議院議員)
http://ishin-toyama1.jimdo.com/

11月29日
村井宗明(元民主党衆議院議員)と政策協定
富裕層のための経済政策から、市民目線のための政策に転換するという内容。村井氏は吉田氏への候補者一本化のために政界引退をしたが、次期の衆議院選挙は吉田氏と二人三脚となり全力で戦うことを表明しました。
11月22日
維新の党富山県総支部 設立総会
民主党富山県連の政調会長の笠井和広県議会議員が、維新の党の富山県総支部の結成総会にて、野党結集の必要性を訴えました。


維新の党の江田憲司共同代表が、党の富山県総支部立ち上げの会合に出席しました。
来月2日に公示される衆議院選挙では野党連携が焦点となる中、江田共同代表は、民主と競合する全国230の選挙区のうち、富山1区は一本化ができたことを報告しました。
また新たに県総支部長に就いた柴田巧参議院議員も、民主とのすみ分けができたと強調しました。


11月18日
民主党の村井宗明元衆議院議員が政界引退の記者会見。吉田豊史氏への支援を表明し富山1区での「野党結集」が成立しました。

2982名無しさん:2015/09/22(火) 17:30:21
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014120602000290.html
11万票取り込みに思惑 12区
 十四日投開票の衆院選愛知12区(岡崎・西尾市、幸田町)は、公示前日に民主と維新の候補者調整が成立し、自民、維新の前職と共産新人の三人で争う。比例に回った民主前職は前回12区で八万二千票を獲得。前回は未来元職も三万票を取っており、行き場を失った票は有権者の四分の一に上る。取り込みに向けた各陣営の思惑を探った。

 民主の支持母体の連合愛知は二日、比例に回った前職の中根康浩さん(52)の出陣式を終えると、12区の選挙対策本部を解散した。清水貞雄副会長(50)は「組合員には比例で民主に入れるよう求めるが、12区で特定の候補への投票を呼び掛けることはしない」と語った。

 中根さんの後援会幹部は「今のところ、どの陣営からも協力の要請は来ていない」とした上で、「野党協力を考えれば自民への投票は考えにくい。しかし、反労組の維新にも抵抗がある。12区は白票が増えるのではないか」と予想する。

 「私はトヨタのサラリーマンの息子」。維新前職の重徳和彦さん(43)は、街頭や集会で民主支持層に“近さ”を訴える。五日朝には岡崎市の自動車工場の前に立ち、顔と名前を売り込んだ。

 「労組には事前に連絡した」と陣営幹部。しかし、人を出すなどの協力は得られなかったという。「候補者調整の経緯もあり、労組も戸惑っているのではないか。実のある協力になるよう党本部に働き掛けたい」と話す。

 「組合員と言ってもサラリーマン。アベノミクスで賃金が上がったでしょう、と言えば小選挙区は『青山』と書いてくれるのでは」。自民前職の青山周平さん(37)の選対幹部は、民主支持層からの票の流れに自信を見せる。

 青山さんの西尾市の陣営幹部は「長年対立してきて『投票してくれ』とはさすがに言いにくい。民主がこのまま動かないのが一番いい」と期待する。

 一方、前回選に未来で出馬した元一色町長の都築譲さん(64)は、重徳さんの支援に回った。二日、西尾市での出陣式に顔を出した都築さんの後援会幹部が「都築さんから『重徳さんを頼む』と電話があった」と明かした。

 これに対し、青山さんの選対幹部は「西尾市はもともと自民が強い。(推薦を受けた)公明の票もある。影響はあまりないのでは」とみる。

 共産新人の牧野次郎さん(56)の陣営幹部は「組織のしがらみから離れた人に共感してもらい、一票でも多く掘り起こしたい」と意欲を見せる。

 (林知孝、帯田祥尚、佐藤浩太郎)

2983名無しさん:2015/09/22(火) 17:38:40
2014衆院選:民主と維新、選挙区調整 /秋田 - 毎日新聞
senkyo.mainichi.jp/news/20141129ddlk05010286000c.html
民主党県連は28日、衆院選で維新の党と選挙区調整をすることで合意したと発表した。
民主党は、維新の党公認の村岡敏英氏(54)が立候補予定の3区で候補者を擁立しない。一方、維新の党は、寺田学氏(38)と緑川貴士氏(29)の2人が民主党公認で立候補予定の1、2区には、候補者擁立を見送る。同県連は、3区は自主

2984名無しさん:2015/09/22(火) 22:22:22
http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=11531&amp;continue=on
下地氏沖縄1区出馬へ 26日にも正式表明
2014/11/25 09時06分配信 - 政治・行政 -
【那覇支局】元郵政民営化担当相の下地幹郎氏 (53) が12月2日公示、 14日投開票の衆院選に、 沖縄1区からの出馬に向けて調整を進めていることが24日までに、 複数の関係者などへの取材で分かった。 同氏を支援する政党そうぞうと友党関係にある、 維新の党公認候補となる見通し。

 衆院選への立候補をめぐっては、 知事選後すぐに周囲から国政復帰を待望する声が挙がっていた。 沖縄本島や出身地の宮古島市で会合を開き、 支援者らから意見を聴取。 23日には維新の党県総支部、 そうぞうが出馬を要請した。
 これに維新の公認が得られる見通しとなったため、 国政復帰に向けた条件が整い、 出馬に踏み切る決意を固めたとみられる。
 下地氏は25日に態度を明らかにし、 早ければ26日にも正式に立候補を表明する見通し。 知事選で示された、 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対の民意を尊重して、 選挙戦を戦う見込み。

2985名無しさん:2015/09/23(水) 16:27:57
http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130037-n1.html
2014.12.13 14:10
【衆院選2014】
「無関心という風が一番厳しい」戸惑う候補者

 わずかの票差が勝者と敗者を分けることがある。前回衆院選で接戦を繰り広げた選挙区では、一票の重みを知り尽くした候補者たちが今回も激しくしのぎを削っている。

京都3区

 9日夜、京都3区の民主前職、泉健太(40)の事務所の目の前を走る国道24号で、行き交う通行車両に向けて大きく両手を振り続ける自民前職、宮崎謙介(33)の姿があった。

 宮崎は「なりふり構ってられませんよ。もう戦いじゃない。やるかやられるかですよ」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 前回は、宮崎が216票差で選挙区で勝った。が、それはあくまで民主への逆風の結果だと分析する。「自分はあくまでチャレンジャー」と位置づけ、スマートな選挙をするつもりもない。「前回は遠慮もあったけど…」と、そう言って宮崎はもう一度、大きく手を振った。

 惜敗率99・63%-。その宮崎にあと一歩及ばなかった泉も接戦区の呪縛の中にいることを実感している。演説でも「小選挙区、小選挙区で勝利し…」と思わず連呼してしまう。

 前回、宮崎は公募でやってきた東京出身の“素人”だった。だが、地元では、選挙区当選者の方が比例復活よりも格上に扱われる慣例があり、選挙直後の成人式でも1年生議員の宮崎が泉よりも先に紹介された。

 落下傘候補に敗北したことに泉のプライドは傷ついたという。陣営幹部は今でも「支援者の親類に電話すれば、かき集められた数だった。健太が東京から来た新人に負けたらあかんのや」と悔しがる。

 ただ、選挙の構図は、両者の一騎打ちと割り切れるほど単純ではない。

 前回は党の候補者調整でやむなく地元を離れ、京都6区から出馬した維新前職、清水鴻一郎(68)が、今回は3区から立候補したためだ。府議4期の実績がある清水は「候補者の中で伏見出身は私だけ。前回獲得票に個人票を上積みできれば勝負に食い込める」と意気込む。

 3区で5回目の出馬となる共産新人、石村和子(64)も一定の知名度があり、「地べたをはう活動をしてきた」と勝機をうかがっている。

2986名無しさん:2015/09/23(水) 16:28:50
>>2985

和歌山1区

 公示直前の11月30日、和歌山県知事選は自民や民主などが推薦する現職が3選を果たした。万歳三唱が響く選挙事務所。壇上には満面の笑みの候補者や支援者ら約20人が並び、その両端には和歌山1区から出馬する自民前職、門博文(49)と民主前職、岸本周平(58)の姿もあった。決戦を前に、両者は目線を合わせることもなかった。

 保守王国の和歌山で自民は前回実力派を擁した2、3区で圧勝。しかし、和歌山市が選挙区の1区は新人の門が300票の小差で苦杯をなめた。比例で復活したものの、「悔しさとともに300という数字を胸に刻み込んだ」という門は以来2年間、「県都奪還が使命」と毎週末地元に戻って活動を続けてきた。

 公示直後の4日には、接戦区を重視して遊説する首相の安倍晋三も駆けつけた。陣営は「挙党態勢の支援。絶対に負けられない」と意気込む。

 一方、前回紙一重で勝利をつかんだ岸本も混戦を抜け出そうと街頭でマイクを握り、切実な思いを訴える。「今度の選挙、後はありません。300票差なんてぜいたくは言いません。10票差でも結構ですから勝ちたいんです」

 選挙カーや本人の名刺に「民主党」の文字はない。「岸本党」を名乗り、個人を前面に打ち出した戦略をとるのは「民主への逆風は前回以上。反発より、無関心という風が一番厳しい」と感じているからだ。

 その2人がともに熱い視線を送るのが維新票。今回維新は1区に候補を擁立しておらず、前回獲得した約3万9千票の行方が勝敗を決するといえる。「改革志向であり、保守でもある維新の支持者はどこに流れるのか…」。両陣営は戸惑いながら受け皿を目指す。

 国政に挑戦を重ねる共産新人の国重秀明(54)は「暮らし重視の政治」を訴え、「自共対決」を強調している。(敬称略)

2987名無しさん:2015/10/03(土) 11:30:38
ナイトライフ系サイトのコラムですが。。。

http://www.mule-plesen.com/blog/column/2014-12-15/
サプライズ解散、衆院総選挙〜宮城2区中野正志、秋葉賢也の怨念〜

大義なきサプライズ解散で衆院総選挙が行われることになった。 多少自民党が減っても自公連立で過半数は維持する現体制は変わらないだろう。何せ、一強多弱であり。野党の足並みそろわず自民党を攻撃する政策が希薄だからだ。それにしても七百億もの無駄な公費が使われる。まさか新聞、テレビの不景気をカバーするために打った選挙ではあるまいに!この選挙で一番得をするのは選挙公報やTV宣伝などでマスコミ、メディアに金が流れるからだ。  消費税の10%引き上げの先送りといえば国民の支持は得られるだろうが、今回は見送るが一年半後にはやることを承認させる選挙でもある。景気は良くなるのか。アベノミクスでデフレから脱却、株価が上がったことは事実だが景気の先行きがわからない。来年は統一地方選その後は参院選があるため長期政権維持のため今しかないと判断したのかもしれない。財務省とメディア対策選挙と私は考える。  ところで衆院宮城二区に次世代の党から拉致被害者家族会の増元照明(59)が立候補する。宮城2区は現職の秋葉賢也(52)自民4期に維新の会の林宙紀が1区から鞍替えして出馬し、他に共産・社民党の新人と定数1名に5名で競う県内一の大激戦区となった。次世代の党の県連会長の中野正志と秋葉賢也の怨念の争いであり、中野と秋葉は共にかつて故三塚博代議士系の兄弟分である。増元は宮城県に縁もなく中野が連れてきた訳だが、中野と秋葉は二人でコスタリカ方式で何度か選挙をクリアしてきたが中野の度重なる落選で関係がこじれてしまった。  もともと三塚票を基礎に中野後援会ができ、県議で基盤を作った選挙区であり、秋葉は街頭演説一本で浮動票で勝ち抜いてきていて地道な組織づくりを行ってきていない。しかし、中野の地盤は村井知事が引き継ぎ村井は秋葉とは松下塾の出身で盟友であり、そのことが複雑な構図となっている。中野にすれば小僧っ子の秋葉に選挙区を乗っ取られ、先陣を越され、たびたび落選し前回の参院選では落選すれば夜逃げして借金を踏み倒すか自殺して支払うしかないだろうとも噂された。金を貸した連中が貸し倒れになることを恐れて懸命に応援して何とか参院選比例で当選できたが秋葉、村井憎しの気持ちで一杯だろう。増元が落選してもその後、娘か娘婿を立てるためのワンポイントで自分の後援会固めとも考えられる。村井知事の動向がみものである。  余談だが高倉健が死去した。マスコミはこぞって大スター高倉健の生前の生き様に賞賛を送っている。マスコミ、メディアの人を褒める記事にお目にかかることが滅多になくいつも政治家や芸能人の醜聞やスキャンダルが売り物の珍しい現象だ。  私は任侠物の映画では鶴田浩二のファンだった。何か哀愁と影を感じ、人の心に訴えるものを感じたが高倉健は、ただカッコイイという印象だが、鶴田浩二は出生や育ちが複雑でヤクザに襲われたりした経験があるので、それが演技、現実味や写実感に繋がったのだろう。一応、高倉健は父親が九州中間市の炭鉱の管理職、母親が教師で中流家庭の出で明治大学商学部も出ている。ハワイに日本人が来ない高級リゾート地に別荘を持っていて撮影の後はそこで暮らしていたせいか英語も堪能で頭のいい人だったようだ。私は高倉健が本当は気のいい、真面目で明るく照れ屋で神経の細い男だったのではないかと思う。それがカッコイイところから任侠映画等がヒットしたため、本人はその役の高倉健の寡黙で男らしい渋い姿を私生活でも貫き通したものだと思う。無理に本当の自分と違うヤクザを演じていたことが私の心を打たなかったと思う。真に人生そのものが俳優高倉健でありファンを裏切らない男の生き様を見せてくれたと感じた。「役者風情が文化勲章とは」そう思ったが、冷静に見ると宮内庁もよく評価したものだ。付き合った人や共演者は皆、その死を惜しみ生前の功績を称えている。政治家どもに爪の垢でも煎じて飲ませたいものだ。  安倍晋三ちゃんも祖父から受け継いだ国家観を持っていて期待しているのだが、先般の女性閣僚登用や十八歳以上の国民投票権、30%の女性管理職などヘタな人気取りなどせずに健さんを見習ったらどうかな。後で評価されること間違いなし。自信を持って、憲法改正、教育改革、選挙制度の見直しに邁進すべし。(敬称略)藤太 剣

2014年12月15日

2988名無しさん:2015/10/11(日) 14:28:49
https://www.youtube.com/watch?v=Ff4Kl2ntF1I
【太田昭宏 応援演説】安倍晋三 内閣総理大臣
ohtaakihiroCH

2014/12/07 に公開

2014年12月7日の街頭演説会にて、安倍晋三内閣総理大臣が、応援にかけつけてくださいました。

2989名無しさん:2015/10/11(日) 15:18:17
http://blogos.com/article/106399/
JAPANISM2015年03月16日 07:25
「東京12区」選挙レポート!「自公分断」を掲げた田母神俊雄氏の戦いで保守が直面した今後の課題

「自公分断」のため東京区から出馬
「公明党をぶっ潰せ!」

昨年11月21日に衆議院の解散が決まり、翌月12日に第47回衆議院議員総選挙が行われることになった。解散から7日後の11月28日には、太陽の党に所属していた田母神俊雄氏が同志の西村眞悟氏と共に次世代の党に合流し、公明党・太田昭宏国土交通大臣の選挙区である「東京12区」からの出馬を表明した。そして公示日となった12月2日、氏は選挙区内の赤羽駅前において、声高らかに冒頭の言葉を発したのである。

田母神氏が出馬を表明すると、多くのネットユーザーは「自公連立を分断させる」という氏の〝狙い〟をすぐに理解した。そして東京12区は、この選挙において最も注目を浴びる選挙区のひとつになった。また大阪では西村氏が「大阪16区」から出馬して、公明党の北側一雄氏と議席を争うことを表明。「東の田母神、西の西村」で公明党と激突することになったのだ。

北区全域と足立区の1部から構成される東京区は、平成6年に小選挙区制が採用されて以降、自民党左派の八代英太氏が2回続けて当選した。その後は自民党が下野した平成21年の衆院選において、追い風が吹くなか、当時民主党に在籍していた青木愛氏が当選したことはあったものの、前後の3回の選挙では、いずれも太田氏が当選を続けてきた。また12区内でも、特に北区は公明党の支持母体である創価学会の会員が多く、実際に私も駅前のみならず、区内の住宅街を歩き回ってみたが、公明党のポスターや三色旗を見掛ける機会がほかの街より多かった。つまり12区は「公明党地盤」と断言してもいいエリアであり、田母神氏にとっては極めて不利な選挙区だったのだ。しかし田母神氏は〝わざわざ〟この選挙区からの出馬を選んだ。理由は前述の通り「自公連立を分断させなければならない」という意志によるものだが、昨年2月の東京都知事選において「泡沫候補」とされながらも大健闘した氏に、今度こそは当選を果たしてもらいたいと、多くの国民が期待を寄せた。

私は結果にかかわらず、この選挙戦は歴史的な戦いになるのではないかと思った。そこで次世代の党関係者のご協力の下、選挙戦初日から投開票日まで、時間が許す限り取材することにした。

街頭演説は連日大盛況!
選挙戦初日、選挙事務所には多くの支援者が集まり、街頭でのビラ配り、事務所内でのビラ折りなどで田母神陣営を支えた。また街頭演説にはジャーナリストの山際澄夫氏などが応援に駆け付け、50人を超える聴衆は喝采を送った。

田母神氏は演説において、安倍政権が掲げる「日本を取り戻す」に賛同の意向を示し、それを実現させるためにも、安倍政権の足枷となっている公明党をぶっ潰さなければならないと訴えた。さらに氏は直前に話題となっていた「中国漁船サンゴ密漁問題」を例に出し、大量の中国船が小笠原近海に領海侵犯をしてサンゴの密漁を続けていたにもかかわらず、然るべき対応を採らなくてはならない国土交通大臣が何もしなかった、と太田氏を痛烈に批判した。また田母神氏は批判に留まらず、日本の国防強化の重要性についても強く主張した。「自衛隊が戦える態勢ができると戦争になるという人がいる。しかし消防署が増えると火事が増える、警察署が出動準備を整えると犯罪が増えるわけではない。戦える準備を整えると戦争になる確率は格段に下がるのだ」という氏の言葉に、多くの支援者から賛同の声が上がっていたのが印象的だった。

田母神氏は選挙期間中に赤羽駅のほか、北区の王子駅や足立区の西新井駅、そして「十条駐屯地」の前でも演説を行い、曜日・時間帯を問わず、いずれの演説も集まった人は少なくなかった。また8日には大阪から西村氏、10日には平沼赳夫党首が駆け付け、なぜ公明党は足枷なのか、なぜ田母神氏こそが当選すべきなのか、その理由を力強く力説した。

2990名無しさん:2015/10/11(日) 15:18:28
>>2989

支援者は田母神氏にどんな思いを寄せたのか
連日集まる支援者がどんな思いで演説を聞き、どんな思いで田母神氏と次世代の党を応援しているのか、また東京12区の実状を探れたらと思い、私は選挙カーの周辺で足を止めていた人から話を聞いて回った。

取材を始めてすぐに気がついたのは、聴衆の多くは〝選挙区外〟に住む人だったということだ。田母神氏の出馬を知って居ても立ってもいられなくなったというのだ。なかにはわざわざ遠方から駆け付けたという人までいた。そして彼らは口を揃えて「安倍政権を応援している。だからこそ公明党をぶっ潰すと言う田母神氏に同意」、「安倍総理が『戦後レジームからの脱却』を成し遂げるために次世代の党が必要」という思いを語ってくれた。

もちろん、選挙区外の人しかいなかったわけではない。数は多くなかったが、選挙区内に住む人の話も聞くことができた。印象的だった話は以下の通りだ。

「近所は創価学会員ばかりです。隣もそのまた隣も。選挙になると投票のお願いばかりで嫌になる」(30代・男性) 「こういう人(田母神氏)を当選させなきゃなりません」(50代・女性) 「今までは投票する人がいなくて仕方なく太田候補に入れていたけど、今回は田母神さんに投票します」(40代・男性) 「やっと12区にマトモな候補者が出てくれて嬉しい」(20代・男性) 「今回は初めて投票に行く気になりました」(20代・男性)

また、田母神氏の支援者ではなかったが、たまたま演説の聞いて感銘を受けたという人もいた。

「政治に大きな関心はないのですが、田母神さんの話を聞いて納得しました。最近は韓国で反日が激化しているという報道を目にします。そのときにこういった人に毅然とした対応をしてもらいたい」(30代・女性)

田母神氏の訴えは、確実に新しい支持者を開拓したのである。

2991名無しさん:2015/10/11(日) 15:22:01
>>2990

公明党陣営からの嫌がらせはあったのか
田母神氏は11月28日の出馬会見において「公明党と戦うことは止めたほうがいいと多くの人から注意を受けた。酷い嫌がらせがありますから。でもそんなことを言っていては戦えません」と語った。実際に田母神陣営に対する嫌がらせはあったのか。私は選挙戦の手伝いをしていた支援者たちに話を聞いたが、ほとんどの支援者は「ない」と答えた。なかには「私はその場にはいませんでしたが、演説中に街宣車が大音量で邪魔してきたことがあったそうです。でもどの党の街宣車だったのかはわかりません」、「常にプレッシャーを掛けられていた」と話してくれた人もいたが、田母神氏の牽制が功を奏したのか、私が取材した限りでは、あまり表立った嫌がらせはなかったようだ。

余談になるが選挙戦中盤の12月8日に赤羽駅で、生活の党から出馬していた青木愛氏の演説に遭遇した。この日は参議院議員の山本太郎氏が応援に駆け付けたため、100人を越える聴衆と多くのマスコミが集まった。せっかくだからと思い、私は「公明党陣営から嫌がらせを受けていないか」と選挙スタッフに訊いてみた。するとこのスタッフは、よくぞ訊いてくれたとばかりに「毎日受けていますよ。怒鳴られたりビラを破られたりしています」と、かなり興奮気味に話したくれた。

私はこれまで取材などで、それなりの数のサヨク活動家と接してきた。その経験から学んだことは、サヨクは時として〝同情心に訴え共感を得ようとする〟傾向があるということだ。もちろん、すべてのサヨクがそうであるとは言い切れないだろう。だた、そういった方は少なからずいるのである。だからこのスタッフの話も鵜呑みにはできない。しかし彼だけではなく、そのほかのスタッフからも同様の話を聞いたことから、やはり少なからず嫌がらせはあったのだろうと推察した。

同日、赤羽駅周辺には青木愛氏の演説の前から多くのサヨクが集結していた。「山本太郎さんが応援に来ます」とビラを配り、脱原発や集団的自衛権の反対を訴える者、そして「安倍政権で戦争が始まる」とお決まりのフレーズを叫ぶ者までいた。

また、青木氏の演説の後には「九条の会」の姿もあり、同会のビラを配っていた。そこで私は彼らに話し掛け、「九条の会は12区でどの候補者を応援しているんですか?」と訊いてみた。すると彼らは「九条の会としては、誰に投票しなければならないというのはありません」と答え、逆に「あなたは誰に投票するんですか?」と質問を投げ掛けてきた。そこで私は「12区の住民ではないですけど、もし入れるんだったら田母神さんです」と即答した。すると彼らのうちの一人が「〝あんな人〟に入れるのは止めてよね。あっ。あんな人なんて言っちゃいけないか......。でもどうせ入れるなら〝ちゃんとした候補者〟に入れて!」と捲し立てるように言い、ほかのメンバーも間髪入れずに「ほかの人に投票しなきゃ駄目だよ!」と語気を荒げながら言ってきたのだった。

2992名無しさん:2015/10/11(日) 15:22:11
>>2991

公明党陣営はどんな思いを抱いていたのか
この選挙では、もうひとつ気になっていたことがあった。それは公明党陣営が田母神氏の出馬をどう捉えているかということだ。公明党の演説はあくまでも〝会員向け〟であるため、他党のように事前に演説の予定を告知することが基本的にはない。また、太田氏も選挙戦初日に演説をして以来、期間中唯一の日曜日だった12月7日に安倍首相と共に演説を行ったが、それ以外の日はあまり街頭に立っていないようだった。しかし選挙戦最終日の夕方に赤羽駅前で演説を行うという情報が入り、太田陣営と遭遇することができた。

演説時、駅前には数え切れないほどの創価学会員が集結していた。選挙区内はもちろん、区外からも多くの会員が押し寄せたようだ。田母神陣営の話によれば、区外から来た会員は赤羽界隈のホテルに宿泊するため、ホテルはどこも予約でいっぱいになったという。

演説中、私は何人かの会員に話し掛けてみたが、多くの会員は演説に夢中であるか、あるいは私を煙たがって相手にしてくれなかった。しかし「都内某区で女子部の部長を務めている」という女性会員が、少しだけ私の質問に答えてくれた。私は「田母神さんの出馬を受けて公明党はどう捉えているか?」と訊いた。すると彼女は「私たちは何があろうと公明党に投票するし、知人にも公明党への投票を呼び掛けます。だからほかの候補者はまったくもって〝眼中にない〟です。誰が立候補しても、私たちがやることに変わりはありません。公明党の候補者を当選させるだけ。私たちの間でほかの候補者が話題になることはないし、田母神さんの話題もありません」と答えた。続けて私は「田母神さんは都知事選でも健闘しましたが、脅威に感じていませんか?」と質問を投げ掛けたが、彼女はうんうんと頭を縦に振りだけで、あとは私が何を訊いても面倒そうな表情を浮かべるだけだった。

結局、この場では彼女からしか話を聞けなかったため、公明党陣営がどんな思いを抱いて選挙戦に挑んでいたのか、それを断定することはできない。しかし少なくとも彼女の答え、そしてこの日集まっていた会員の表情から推察する限りでは、今回の選挙において勝利を確信していたようであった。

練り歩きで声を枯らした支援者たち
話を田母神陣営に戻す。

最終日、田母神氏は各駅前での演説のほか、十条商店街で練り歩きを行った。買い物中の主婦やお店で働いている多くの有権者が田母神氏を歓迎し、わざわざ自分から歩み寄る人、サインや写真撮影を求める人が後を絶たなかった。「やっとマトモな候補者が出てくれた」、「絶対に当選してほしい」と笑顔で語る人も多くいた。前述の通り、東京12区は公明党地盤の土地ではあるが、保守派の候補者の出馬を心待ちにしていた有権者が少なからずいたというわけだ。

最後の最後に行われた赤羽商店街の練り歩きでは、200人を超える支援者が氏の後に続き、大行進となった。そして田母神氏は自身への投票を呼び掛け、氏の決まり文句である「私は良い人なんです」を連呼し、支援者たちも「良い人です!」と大きな声で応えた。その声を聞いて、商店街の店内から外に出てきて、田母神氏に声援を送る人までいた。このときの練り歩きと同日のほぼ同時刻、秋葉原では安倍首相の演説が行われていた。平成24年の総裁選や衆院選のときと同様に、この演説には多くの支援者が集まったという。それに比べれば、田母神氏の練り歩きに参加した人の数は圧倒的に少なかっただろう。しかし支援者たちの熱気は負けていなかったのではないだろうか。必死に投票を呼び掛ける田母神氏、声を枯らしながら応える支援者の姿を前にして、当選するのではないかと感じたほどだった。とにかく私にそう思わせるくらい、この日の練り歩きは「日本を取り戻したい」という支援者たちの思いがひしひしと伝わってきたのである。

2993名無しさん:2015/10/11(日) 15:25:24
>>2992

田母神氏は次の選挙の出馬を表明
12月14日の開票日当日、夕方から選挙事務所には支援者が集まり出し、事務所内に設置されたテレビで選挙速報を観ながら投票結果を待った。支援者は皆、田母神氏の当選を信じ、テレビを食い入るように見つめていた。

速報が始まると同時に自民党候補者の当確が次々と報じられた。そして開票が始まって1時間足らずで、太田氏の当確が決まった。さらに次世代の党の比例票も伸び悩み、田母神氏の当選の可能性が極めて低くなった22時前に記者会見が行われた。会見で氏は今回の選挙にかけた意気込みを改めて述べ、次回の選挙にも挑むこと、そして連日詰め掛けた支援者に対してお礼を述べた。支援者たちは落胆の表情を隠せなかったが、少なくとも事務所内にいた人は、この結果を冷静に受け止めていたようだった。

選挙が終わった数日後、次世代の党の関係者に話を聞く機会があった。結党から4カ月で選挙に挑んだため知名度がなく、いきなりの解散で準備不足だったという理由を踏まえた上で、以下のような分析をしてくれた。「まったくと言っていいほど票が伸びなかった。今回の選挙戦では反省点がいろいろとありますが、まず次世代の党には組織がない」

つまりほかの多くの政党のように大きな組織票を期待することができなかった。頼みは「ネット保守」と言われるネットユーザーだった。また、戦い方にも反省点はあったと話す。

「選挙戦に突入してから駅頭に立って演説をして、ビラを配って終わり。あとは住宅地を街宣車で回って名前を連呼しただけです。このような空中戦だけでは勝負になりません。もっと地上戦を仕掛けないと。地道にやって、昼間は街宣、夜は座談会をして支持者を固めていくしかありません。選挙区内のお祭りなどで普段から有権者と交流することも大切です」

選挙結果を受けて保守が直面した課題
田母神氏は記者会見の締めに以下のように語った。

「私は空軍の人間だから、一度飛び出したらあとは燃料が尽きるまで飛ぶだけです」

確かに昨年2月の都知事選で田母神俊雄という飛行機は離陸した。そして今回の選挙では「ロクな候補者がいない」と絶望していた12区の有権者を歓喜させた。しかしまだその数がまだ絶対的に少ない。今回の取材で接した人も、田母神の主張に賛同する、理解する人ばかりではなかった。「田母神さんが中国嫌いなのはわかった」(30代・男性)と苦笑いを浮かべる人、「選挙の争点は公明党じゃなくて経済でしょう」(30代・女性)と呆れた表情をする人など、主張に異を唱える人もいたのだ。余談になるが、大阪・兵庫で三宅博氏と杉田水脈氏の選挙戦を追っていた田口圭氏の話によると、杉田氏の演説において、身体障害者の方が「これ以上、生活保護をイジメないでください」と訴える場面もあったという。次世代の党は「生活保護の不正受給」を問題視した だけである。しかし必ずしも主張を100パーセント理解してくれる有権者ばかりではないのだ。

普段から政治に関心を持ち、情報を得ている人でないと、なぜ自公連立を分断させなければならないのか、なぜ国防を強化して中国と対峙しなければならないのか、その必要性をたった10分の演説で理解することは難しい。対立候補となった共産党の池内詩織氏や生活の党の青木愛氏は、それぞれ「戦争反対」、「原発ゼロ」といった主張を繰り返していた。その主張の正当性はともかく、政治に関心のない有権者にとってみれば、両氏の訴えは非常にわかりやすかった。こういった訴えに感化され、投票した有権者も多くいたことだろう。

このままいけば次の国政選挙は2年後の参院選だ。そのときまでにいかに田母神氏、次世代の党、そしてわれわれの意志を拡げるのか。話を聞いた党関係者はこう語っていた。

「保守がこれからやるべきことは、ネット上に書き殴ることではなく、いかに身の回りの手の届く範囲の関わりを深めていくか。いかにネットで知ったことをリアルな場において活かしていくか、影響を及ぼしていくかということが問われると思います。それが今回の総選挙における、ネット保守が直面した限界に対する解決策です。本当に地道で目立たない活動を続けなければなりません」

次の選挙に勝つためにも、われわれはこの課題と真剣に向き合わなくてはならない。

2994チバQ:2015/11/28(土) 22:04:48
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0207027.html
清水前衆院議員、選挙区内で枕花 代表務める政党支部が支出
11/28 07:00、11/28 09:22 更新

 2014年12月の衆院選比例道ブロックで落選した清水誠一前衆院議員が代表を務める「自民党北海道衆議院比例区第2支部」が14年、清水氏の名義で選挙区内の葬儀の際に、枕花の代金として、3件で計5万4千円を支出していたことが27日、道選管が公表した14年分の政治資金収支報告書で分かった。

 清水氏は北海道新聞の取材に「個人名で枕花を供えた。私費で払うべきもので支部から支出しているとは思わなかった。記載ミスだ」と説明。27日付で収支報告書を訂正した。

 収支報告書によると、同支部は14年6〜12月、枕花代を支出していた。公選法は、政治家が代表を務める政党支部が、個人名を表記したり、類推させたりする方法で選挙区内の人に供花を出すことを禁止している。

2995チバQ:2015/11/28(土) 22:21:20
http://www.asahi.com/articles/ASHCW5H4KHCWUTIL03W.html
松島みどり氏政党支部、選挙中に国事業受注企業から献金
2015年11月27日21時20分

 元法相の松島みどり衆院議員が代表を務める「自民党東京都第14選挙区支部」(墨田区)が2012年と14年の衆院選の期間中に、国の事業を随意契約で受注していた会議運営会社(大阪市)から計120万円の寄付を受けていたことがわかった。

 朝日新聞の取材に対して、松島氏の事務所は「国と随意契約している会社とは承知していなかった。法令順守のため、寄付は26日に返金した」と答えた。公職選挙法は、国と契約関係のある当事者からの衆院選や参院選に関する寄付を禁じている。違反すれば3年以下の禁錮または50万円以下の罰金に処するという罰則がある。

 松島氏の事務所や同支部の政治資金収支報告書によると、同支部は12年衆院選の公示1週間後の12月11日に100万円、14年衆院選の公示日の12月2日に20万円の寄付を同社から受けた。同社は12年度に経済産業省から通訳業務(約260万円)、14年度に資源エネルギー庁から国際会議関連業務(約870万円)をいずれも随意契約で受注していた。

 松島氏は13年9月に経済産業副大臣、14年9月に法相に就任。選挙区内に「うちわ」を配った問題で公職選挙法違反の疑いを指摘され、翌10月に法相を辞任している。

2996チバQ:2016/01/05(火) 20:35:56
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0219470.html
各陣営、選挙戦モード 参院選組も動き活発化 衆院道5区補選
01/05 07:20

 全国から注目される4月の衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙の候補予定者が4日、選挙区内の新年交礼会などであいさつし、事実上の選挙戦モードに入った。改選数が2から3へ増える、夏の参院選道選挙区の候補予定者の動きも活発化している。

 5区補選に自民党公認で立候補する故町村信孝前衆院議長の娘婿の和田義明氏(44)は4日、江別市などで開かれた新年交礼会に出席。北海道新聞の取材に「身内を固めることに加え、新たな支持層をつかまえないといけない」と述べた。

 昨年12月に出馬表明した民主党北海道・道民生活局長の池田真紀氏(43)は4日、江別市内で開かれた同党道議の新年交礼会で「争点は安全保障関連法廃止だ。一人一人が尊重される国でなければならない」と強調した。

 共産党が擁立を決めた党道5区国政対策委員長の橋本美香氏(45)は、5日に札幌市内で開く党集会から本格的に活動を始める。橋本氏をめぐっては、共産党の志位和夫委員長が擁立取り下げの可能性も示唆している。

 5区補選の結果で、影響を受けるとみられる参院選道選挙区の候補予定者も動きだしている。

 自民党は現職の長谷川岳氏(44)は4日、国会召集日のため東京へ向かった。夜に札幌へ戻り、支援団体の新年交礼会に出席した。新人で道議の柿木克弘氏(47)は札幌市内に拠点となる事務所を開設し、地元の美唄市でもあいさつ回りをした。

 民主党現職の徳永エリ氏(54)は2日から街頭演説を開始。5日以降も水産関係者へのあいさつ回りや街頭演説を行う。

 共産党新人で党道委員会国政相談室長の森英士氏(37)は4日、JR札幌駅前で安保関連法廃止などを訴えた。

 無所属新人の元衆院議員秘書飯田佳宏氏(42)、幸福実現党新人の党道本部副代表森山佳則氏(49)も立候補を予定する。

2997名無しさん:2016/01/05(火) 21:25:45
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/648
参院青森に新人=民主

 民主党は5日の常任幹事会で、夏の参院選青森選挙区の公認候補として、新人で元衆院議員の田名部匡代氏(46)を内定した。これに伴い、田名部氏の衆院青森3区での公認を取り消した。
 また、参院選徳島・高知選挙区に立候補する新人の大西聡氏(52)の推薦を決めた。これにより、同党の公認候補は42人(選挙区24人、比例代表18人)、推薦候補は6人となった。(2016/01/05-17:14)

2998名無しさん:2016/01/06(水) 20:45:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2016010600896
衆院千葉7区に新人=民主県連

 民主党千葉県連は6日、次期衆院選千葉7区に新人で医師の高橋宏和氏(42)を公認候補として擁立することを決めた。7日に党本部へ公認申請する。(2016/01/06-20:19)

2999チバQ:2016/07/04(月) 22:01:37
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/1896
921 :チバQ:2016/07/03(日) 11:28:32
>>1896
> 二〇一四年末の衆院選。自民は、公明の推薦を得られなかった六選挙区のうち、四つを落とした。
あと3人誰ですかね?

群馬1 佐田玄一郎 (上野を支援) →小当
茨城5 石川昭政 →比復
茨城7 永岡桂子 (中村喜四郎を推薦) →比復

1924 :さきたま:2016/07/03(日) 14:36:49
>>1921
神奈川11 小泉進次郎 →小当
大阪14  長尾敬   →比復
大阪19  谷川とむ  →比復

ですかね。
推薦がなかった背景は分かりませんが。

3000チバQ:2017/07/09(日) 14:44:35
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2017070802000163.html
豊田氏後任 独自選考へ 落下傘、官僚「あり得ぬ」

07月08日 08:10

 自民党の豊田真由子衆院議員=埼玉4区=が、元政策秘書の男性に暴言を浴びせたり暴力をふるったりしたとされる疑惑をめぐり、同党県連は七日、豊田氏が提出した離党届を党本部が受理した時点で、次期衆院選の4区に擁立する候補者を県連主導で選考する、との方針を決めた。

 県連幹部はこの日、さいたま市内で会合を開催。鈴木聖二幹事長は記者団に、次の候補者について「地元の人が納得するような人物を、県連が責任を持って見つける」と強調し、豊田氏のように選挙区に地縁のない「落下傘候補」や元官僚を選ぶことは「あり得ない」と明言。「公募のような形で、選考過程が見えるようにする」とも述べた。

 豊田氏の疑惑は、先月二十二日発売の「週刊新潮」で報じられた。豊田氏の地元関係者は大筋で事実を認めており、豊田氏はその日に党本部に離党届を提出している。県連内では「(豊田氏の言動が)国民に党への不信感を与えている」との懸念も出ており、県連は、離党届を早く受理するよう党本部に求めていくことも決めている。

 元秘書は今月六日に県警に被害届を提出しており、県警は傷害容疑で捜査を進める方針。 (井上峻輔)

3001チバQ:2017/09/24(日) 23:18:51
いまさらですが・・・
https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/12ku/news/201412/0007574317.shtml
2014/12/11 07:30

因縁の行方(上)11区 自民対松本、構図に異変
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 衆院選投開票が3日後に迫り、兵庫11、12区でもし烈な議席争いが繰り広げられている。1996年に小選挙区制が導入されてから7回目の総選挙。この間、“小泉旋風”や民主党による政権交代、自民の政権奪還などで国会の勢力分布は激動してきたが、ここ姫路、西播磨は全国情勢とやや異なる、独自の展開をたどってきた。過去の変遷をひもときながら、師走決戦を追った。まずは11区から。

 河本敏夫、戸井田三郎、松本十郎-。中選挙区時代、姫路を含む西播磨の旧兵庫4区で「保守王国」を築き上げた自民の衆院議員たちだ。いずれも閣僚経験のある重鎮。小選挙区制に移行して20年近くたつ今も選挙のたびに、その名がしばしば語られ、それぞれ築いた「地盤」が大きな影響力を残す。

 96年の小選挙区制導入で旧4区は分割。同年の衆院選で、旧姫路市をエリアとする兵庫11区では、自民候補が、93年の選挙区で勝ち上がった戸井田三郎に一本化された。

 一方、引退した松本十郎に代わり立候補した長男の松本剛明(55)は、無所属で挑戦。その選挙戦の最中に自民の戸井田三郎が急逝し、急きょ立った次男の戸井田徹が“弔い合戦”を制した。今に至る松本と自民の因縁の争いも、ここに端を発する。



 7日、JR姫路駅北。6選を目指す民主前職松本剛明の傍らに、姫路市議会の自・公・共を除く4会派の市議が並んだ。「松本党」と称される党派を超えた支持基盤は健在だ。

 松本は2000年、民主候補として2度目の立候補。衆院議員を6期務めた父の保守地盤を受け継ぎつつ、党の支持母体の連合票も取り込んで初当選し、以来、比例復活も含めて5期連続当選した。

 これまでも党の看板に頼らず個人戦に徹してきた松本。民主へ大逆風が吹いた前回も議席を死守し、今回も当初は有利がささやかれたが、ここに来て、2度目の対決となる自民新人頭師暢秀(44)が脅威を増す。

 頭師の元には5日に復興政務官の小泉進次郎、6日に首相安倍晋三、10日に官房長官菅義偉-と党の大物が相次ぎ来援。与党の存在感を前面に押し出す。

 公募で立った前回は、松本に約1万6千票及ばなかった。長年の間に切り崩された「自民票」は戻らず、比例復活もならなかった。「新人で2度落ちれば次はない」(自民関係者)という背水の陣の今回、流動的だった自民票の再結集を図る。

 さらに前回は維新(当時は日本維新の会)と協力関係にあった公明とも連携を強化。従来の「自民対松本」でなく、中央と同じ「与党対野党」の土俵に松本を引き込む戦略だ。

 一方で、こうした対決の構図を、共産新人苦瓜一成(61)の陣営もむしろ好機と見る。

 共産は比例に重点を置いた09年を除き、11区で毎回候補者を擁立。維新候補が立った前回は票をやや減らしたが、維新など「第三極」候補が不在の今回、そろって消費税増税へ道を開いた自・民両党への批判票を取り込むことで、躍進を狙う。

=敬称略=

3002チバQ:2017/09/24(日) 23:19:36
https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/12ku/news/201412/0007577737.shtml
2014/12/12 10:59

因縁の行方(下)12区 公認不在の保守系対決 自民派閥の領袖巻き込む
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 「祖父、父がお世話になりました」。街頭に立つ兵庫12区の無所属新人戸井田真太郎(36)に、年配の有権者から声が掛かる。「あら、お孫さんやね」

 父の戸井田徹、祖父の戸井田三郎ともに元自民衆院議員。戸井田三郎は亡くなって18年がたつが、今も地元住民の記憶に残る。「保守王国」といわれた中選挙区時代の旧兵庫4区で、同じく自民の重鎮だった河本敏夫、松本十郎と三つどもえでしのぎを削った。

 旧兵庫4区は1996年の小選挙区制導入で分割され、現在の兵庫11、12区に。同年の衆院選で自民は、12区に河本敏夫の三男で当時参院議員だった河本三郎を擁立した。

 これに対抗し、新進党から名乗りを上げたのが、今回、無所属前職として5選を目指す山口壮(60)だった。

 支持基盤のなかった山口は、労働組合や公明党支持層に働き掛け「非自民・非共産」勢力の結集を図る。初回は河本に屈したが、新進党から無所属、無所属の会、民主党へと転身しながら、やがて盤石だった保守地盤にも食い込んでいく。

 「中選挙区時代のしこりを拭えなかった」。当時を知る自民関係者が振り返る。かつての保守同士の激しい選挙戦が尾を引き、小選挙区下でもまとまり切れない自民支持層。そこを山口が切り崩した。

 山口は河本三郎と5度争ったうち、比例復活を含め3回当選。自民が政権に返り咲いた前回は、自民新人候補を寄せ付けなかった。



 今月6日、山口の決起集会に、自民総務会長二階俊博の姿があった。山口は昨年末、民主に離党届を提出し、現在は自民党籍を持たない二階派の「特別会員」。「リベラルな保守」を掲げ、当選後は自民入りを希望する。

 対する戸井田真太郎も祖父、父と続いた「保守本流」の継承を旗印に、山口から保守票の奪還を狙う。かつて祖父・三郎と議席を争った旧河本陣営の一部関係者も後押しする。

 厚生大臣を務めた祖父の威光も健在だ。県歯科医師連盟は推薦先を、前回の山口から戸井田に変えた。出陣式には祖父と関係の深かった参院議員鴻池祥肇が出席し、選挙戦最終盤には、鴻池に近い副総理麻生太郎も駆け付け援護射撃する予定だ。自民の公認候補が不在の中、派閥の領袖(りょうしゅう)を巻き込み、分厚い保守層の奪い合いが続く。

 一方、自民を志向する2人に割って入るのが維新新人村上賀厚(55)。2年前は、県内小選挙区に初参戦した維新(当時は日本維新の会)の落下傘候補が約3万7千票を集め、無党派層の取り込みに一定の成果を上げた。

 前回のような党への強い追い風はないものの、「一強多弱」が目立つ国会で、ブレーキ役としての存在意義を訴える。

 元たつの市議の共産新人堀譲(64)も、与党批判で存在感をアピールする。共産は過去、保守地盤の強い12区内の旧南光町(現佐用町)や福崎町、上郡町で、党員の町長を誕生させた実績を持つ。

 従来の支持者に加え、消費税増税や原発再稼働などで自公政権の先行きに不安を持つ無党派層にも浸透を狙い、巻き返しを図る。

=敬称略=


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