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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

4180千葉9区:2009/08/22(土) 15:53:01
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090821ddm002010056000c.html
’09衆院選:投票まで9日 自民・民主、遊説にも「カラー」
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 ◇空白区中心、全国くまなく−−民主/激戦区重視、盟友にも配慮−−自民
 民主党の鳩山由紀夫代表が、05年衆院選で惨敗した選挙区など、今回の選挙で勝敗のカギとなる選挙区に遊説先を集中させている。こうした選挙区で勝利すれば、同党の優位がより強固なものとなるためだ。衆院選の公示(18日)から20日までの3日間で、東は青森から西は島根まで13都府県20選挙区を回った。菅直人代表代行、岡田克也幹事長との「3枚看板」で全国くまなく回り、与野党逆転を目指す。【佐藤丈一、影山哲也】

 「4年前、彼ら(自公政権)は『郵政民営化で景気も、地域も、社会保障も、外交もよくなる』と言ったが、どれ一つよくならなかった。総選挙で責任をとらせようじゃありませんか」

 鳩山氏は20日、和歌山県紀の川市の街頭演説で訴え、拍手に包まれた。18、19両日は飛行機で大阪府、青森県に入り、東京に戻る途中で新幹線を下車して駅前で演説した。演説時間も公示前より数分短くし、できる限り数多くの選挙区に入る工夫を凝らす。

 鳩山氏が回った20選挙区は、大半が05年衆院選で小選挙区候補が大差で敗れた選挙区。比例代表で復活したのも3選挙区にとどまる。菅氏は前回惨敗した東京や、結党以来「民主空白県」が目立つ四国で遊説する。岡田氏は九州、神奈川などを回った。2人合わせると3日間で10都県、30選挙区を超える。

 一方の自民党は麻生太郎首相がほぼ「一枚看板」の状態で遊説を重ねている。18〜20日で4都道県、計13カ所で街頭演説した。7月の東京都議選で敗北し、苦戦が伝えられる東京の選挙区をはじめ、激戦区が中心だ。「街頭ではまずまずの人気」(自民党関係者)なのを最大限に活用し、首相自らてこ入れして攻勢をかける狙いがあるとみられる。

 そうした中で19日の北海道遊説は、エリアが広く演説回数が限られるにもかかわらず中川昭一前財務・金融担当相の応援に入り、「盟友」への気遣いをうかがわせた。連立政権のパートナーである公明党に対しては、太田昭宏代表の応援に18日に真っ先に訪れたほか、北側一雄幹事長の選挙区にも22日に入る予定だ。自公の選挙協力をアピールすることで、公明党の支持団体である創価学会の協力を得る思惑もあるようだ。

4181千葉9区:2009/08/22(土) 15:54:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082200215
自民幹部、地元にべた張り=民主は「3枚看板」フル回転【09衆院選】
 30日投開票の衆院選で、自民党は、本来なら若手の応援で全国を駆け回るはずの幹部や派閥領袖クラスが自らの選挙区にべた張りとなっている。地盤が強固なベテランまで逆風を受けて苦戦しているためだ。一方の民主党は、鳩山由紀夫代表ら党の「3枚看板」が日本列島を縦横無尽に飛び回っている。
 自民党の細田博之幹事長は21日、所属する町村派議員らの応援のため、愛知県内6カ所で演説をこなした。同派相談役の森喜朗元首相や会長の町村信孝前官房長官らが自分の選挙区にくぎ付けとなり、地元を離れられないからだ。
 山崎派会長の山崎拓前副総裁も苦戦が伝えられ、18日の公示後は選挙区から一歩も出ていない。当落線上の候補のてこ入れが役割の古賀誠選対本部長代理(古賀派会長)も、地元活動に多くの時間を割いている。
 21日夜、遊説を終えた細田氏は「派閥領袖は軒並み選挙が厳しい。『分身の術』は使えないが、可能な限り自分が回らないとな」と周辺に語った。だが、その細田氏も23日には地元の島根県に戻る予定だ。
 こうした事情もあり、解散直後は「お呼びが掛からないのでは」と心配された麻生太郎首相だが、8月に入って以降、遊説で17都道県を回った。閣僚では舛添要一厚生労働相が引っ張りだこで20近くの都道府県に足を運んだ。党内には「選挙後の『ポスト麻生』に意欲があるのではないか」とのうがった見方もある。
 一方、民主党は、鳩山氏と菅直人代表代行、岡田克也幹事長の3人が全国を回り、接戦が予想される重点区を中心にてこ入れを続けている。
 同党の重点区は、小選挙区300のうち100程度。鳩山氏らが手分けしてこうした選挙区に入り、3人が回り切れない選挙区には、前原誠司副代表や野田佳彦幹事長代理ら知名度の高い「弁士」を送り込むなど、自民党とは対照的だ。
 小沢一郎代表代行は、街頭での活動は鳩山氏らに任せ、自らは新人候補らの事務所を訪問して選挙戦術などを直接指導。党の選挙対策本部にも頻繁に顔を出して引き締めを図るなど、「裏方」として鳩山氏らと役割分担している。(2009/08/22-15:13)

4182千葉9区:2009/08/22(土) 15:56:03
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090821ddm005010025000c.html
小沢・民主代表代行:「裏方宣言」 支援者に発破、社民に気配り…
 ◇遊説は民主「3枚看板」任せ
 民主党の鳩山由紀夫代表、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の「3枚看板」が街頭遊説で全国を駆け回る中で小沢一郎代表代行は「戦う態勢、候補者を作り上げることが私の仕事」と「裏方宣言」している。社民、国民新両党との野党共闘固めを意識し、事務所回りなどマイクを握らない全国行脚を展開中だ。

 「世論調査や、集めた情報では、本当に今まさに一線に並んだ。間違いなく完全に相手をとらえて、デッドヒートを演じている」。小沢氏は20日午後、青森県つがる市の公民館で、同党候補の支援者35人に発破をかけた。

 小沢氏が訪れた青森4区は当初、民主、国民新両党が競合していたが、小沢氏が主導し国民新党の元職を民主党入りさせ、協力関係をまとめた。そうした経緯を踏まえ、小沢氏は「今回の選挙で象徴的な選挙区」と訴えた。

 社民党についても19日、推薦する新人候補の福岡県行橋市にある事務所を訪問した。地元メディアの前で、選挙カーに乗り込む候補者を見送るパフォーマンスを行って協力関係をアピール。事務所のスタッフに「政権交代のための同志。民主党はもっとこうしろという注文があれば率直に言ってもらいたい」と呼び掛け、最大限の気配りを見せた。

 自らの役回りについて小沢氏は18日、札幌市内で記者団に「鳩山代表はじめ皆さんが遊説はやっていただいている。私は有権者の支持を得る態勢、候補者を作ることが最重点だ」と、役割分担を強調している。【渡辺創】

4183千葉9区:2009/08/22(土) 16:00:34
http://www.asahi.com/politics/update/0820/TKY200908200325.html
1投票所に2選挙区 新潟市、合併重ね区割りにズレ(1/2ページ)
2009年8月21日9時13分
  
 新潟市が07年に政令指定市になって初めての総選挙。市内には全国最多とされる四つの小選挙区(1〜4区)が混在する。その上、一つの投票所で二つの小選挙区の有権者が投票する「全国的な珍事」(市選挙管理委員会)も発生。市選管は、職員や有権者のミスを防ごうと、必死だ。

 北区の越岡保育園は投票日の30日、3区と4区の有権者計1206人の投票所となる。このうち3世帯9人は4区の、残り1197人は3区の候補者に投票する。

 こんな「珍事」が起きたのは、小選挙区の区割りが02年、当時の市町村単位で決められた後、10年後の12年まで見直されないことが背景にある。その中で、新潟市は01〜05年に合併を重ね、07年に指定市に移行。行政区を整理したため、小選挙区と行政区にずれが生じた。

 3世帯9人は02年当時、小選挙区で4区とされた旧横越町の住民。07年に行政区が決められ、北区民となった。一方1197人は、小選挙区で3区とされた旧豊栄市の住民で、07年に北区民となった。

 市選管は「投票を誤って無効とならないように」と、3世帯に細心の注意を払う。7月下旬、世帯主に一つの家庭に集まってもらい、夜7時すぎから約30分間、投票について説明した。

 また投票時間を通常の午前7時〜午後8時ではなく、午前9時〜午後4時と特別に短縮することにした。公職選挙法では、それぞれの投票所に同じ投票区の有権者2人以上を立会人として置かなければならないが、これを当てはめると9人のうち2人が立会人にならざるを得ない。「計9人の投票のために朝から夜までずっと立ち会うのは大変だ」(市選管)として、短縮を決めた。

 開票にも気を配る。北区での4区の有権者は9人だけなので「誰がどの候補に投票したか分かってしまう」(同)からだ。9人の投票箱は、4区の有権者の多い江南区の開票所へ運んで開票する。

 一方、江南区の亀田第五保育園も、旧新潟市の1区の有権者98人と、旧亀田町の4区の有権者1676人が混在する。07年、日本海東北自動車道を境に、北を中央区、南を江南区と決めたためだ。

 98人のほとんどは新潟刑務所の官舎に住む職員やその家族という。市選管の職員は刑務所を訪れ、担当課長に周知をお願いした。市選管の小林和幸主幹は「選挙区が混在していると、投票の間違いが起きる可能性が高くなる。次の小選挙区の区割り見直しで改善を期待している」と話す。(長富由希子)

4184千葉9区:2009/08/22(土) 16:11:31
明日から鳩山・菅・岡田の遊説は社民・国民・日本の候補者に限定だな
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090822-OYT1T00116.htm
「独り勝ち」警戒されて…野党共闘、民主が腐心
 読売新聞社の序盤情勢調査をはじめ、民主党圧勝の予測が飛び交う中、民主党は衆院選後の連立政権を組む相手と想定する社民、国民新の両党の応援に力を入れている。

 参院では単独で過半数がないためだが、民主党の「独り勝ち」の見通しが強まっていることに、野党内の不協和音も出始めている。

 民主党の鳩山代表は21日、国民新党の松下忠洋・元衆院議員の応援のため訪れた鹿児島県日置市の街頭で、こう訴えた。

 「松下候補の応援に民主党代表が来たということは、とりもなおさず、政権交代にこの人が不可欠だからだ。民主党の候補と同じように考えさせてもらいながら、全力で支援する」

 前日には島根県出雲市で国民新党の亀井久興幹事長の応援に立ったばかり。民主党の選挙を仕切る小沢代表代行も19日に社民党候補の激励のため福岡県行橋市を訪ねている。民主党の岡田幹事長は21日、京都市内で記者団に「選挙協力している選挙区については、支援していきたい」と強調した。岡田氏も近く、社民党の辻元清美・前衆院議員の応援に駆けつける考えだ。

 共闘を約束しているとはいえ、民主党が社民、国民新両党への気遣いを改めて示すのは、「民主圧勝ムードを受けた他党の不満を和らげた方がいい」(民主党関係者)との判断も働いているようだ。

 しかし、他の野党はむしろ、警戒感を強めている。民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げ、社民党などが反対している「衆院比例定数の80削減」が、民主党圧勝によって実現してしまうのではないかとの見方が出ているからだ。

 社民党の福島党首は21日、新潟市で記者会見し、「国会議員が減って大笑いするのは役所ではないか」とけん制。民主・社民・国民新3党の共闘とは距離を置く共産党の志位委員長は21日、東京・有楽町の外国特派員協会での講演で「削減は民主主義への逆行だ」と訴えた。

(2009年8月22日01時21分 読売新聞)

4185千葉9区:2009/08/22(土) 16:22:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082102000087.html
<政権選択>異例の応援 
2009年8月21日 紙面から

◆自民  『子分』が助っ人
 政権選択が焦点となる選挙戦で大苦戦を強いられている自民党。いつもならば、若手の応援に全国を奔走するはずの派閥オーナーらも安泰というわけにいかず、逆に“子分”に支援を仰ぐ異例の展開になっている。

 二十日に石川県入りした細田博之幹事長は、金沢市(石川1区)での講演に先立ち、所属する町村派オーナー・森喜朗元首相の地元の2区で二カ所の街頭演説に時間を費やした。

 森氏と並んだ細田氏は「私が応援というのはおこがましいが」とへりくだってあいさつ。民主党候補を指しながら「何か見慣れない方が対抗馬で出ているようだが、森先生は首相経験者として、後輩も指導している」と党内最大派閥の親分を持ち上げた。

 いつもなら選挙期間中は応援に飛び回って地元に不在が多い森氏だが、今回は民主党が「逆刺客」として擁立した新人田中美絵子氏と大激戦。細田氏の応援も「大変なんだよ。(2区を)素通りせず寄ってほしいと頼んで来てもらった」と森氏が認めるほど危機感は強い。

 この日は、民主党新人に苦戦する山崎派会長の山崎拓党前副総裁の地元福岡2区を、同派に属する石原伸晃幹事長代理が訪れ、四カ所を行脚して派閥親分を支援した。

 古賀派会長の古賀誠選対本部長代理(同7区)も、自身の戦いを評して「全国一の激戦区。命懸けの戦い」と懸命なように、ベテラン勢が地元に張り付かざるを得ない状況だ。

 重鎮らが長年当選回数を積み重ねてきた足元を、政権交代を求める大波が襲っている。

◆民主 『共党』アピール
 民主党の鳩山由紀夫代表ら幹部が社民、国民新両党候補の応援に力を入れ始めた。党内からも応援依頼が殺到する多忙の身だが、両党候補の元に足を運ぶのは、選挙後の連立政権樹立をにらんでのこと。選挙戦を通じて連帯感をはぐくみ、より強固な関係を築こうと懸命だ。

 鳩山氏は二十日、国民新党の亀井久興幹事長が立候補した島根2区に入った。鳩山氏が公示後、他党候補を応援するのは初めてだ。

 亀井氏と並んで街頭演説に立った鳩山氏は「無駄遣いをなくし、国民の信頼を回復する。そんな政治を国民新党との協力でやり通すことができると確信している」と呼び掛けた。

 亀井氏も「深い友情関係、きずなを政権交代が実現した上でも大切に守っていきたい」と親密な関係をアピールした。

 十九日には、小沢一郎代表代行が福岡11区の社民党新人候補を訪問した。「同じ思いの人たちが党派を超えて互いに力を合わせて政権交代を目指そう」と激励し、民主党候補と同じように選挙戦術を直伝した。

 民主党幹部による両党候補の応援は、三党がともに勝利できるようなムードづくりが狙い。民主党が独り勝ちの状況になれば、埋没を懸念する社民、国民新両党が独自色を出そうと躍起になり、連携にすき間風が吹きかねないためだ。

 二十一日には小沢氏が秋田市に社民党秋田県連を訪ねる予定。小沢氏は三党の協力について「非常に大きな成果を挙げている」と評価し、国民新党候補の応援にも意欲を見せている。

4186千葉9区:2009/08/22(土) 16:22:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082202000094.html
<政権選択>小泉氏なお『改革』 チルドレン応援に奔走
2009年8月22日 紙面から

 政界を引退した小泉純一郎元首相が衆院選公示後も連日、「小泉チルドレン」を中心に、自民党候補の応援に奔走している。小泉構造改革路線の弊害が指摘され、党が路線転換を打ち出す中、小泉氏はなお改革の必要性を説いて回っている。 (篠ケ瀬祐司)

 小泉氏は二十一日、岡山3区の自民党公認候補、阿部俊子氏の応援のため、岡山県和気町入りした。

 阿部氏は重複立候補した比例代表中国ブロックでは単独一位。小選挙区の結果に関係なく、当選はほぼ間違いない中、小泉氏がわざわざ応援に入ったのは阿部氏の対立候補が「郵政造反組」の中心人物、平沼赳夫元経済産業相(無所属、平沼グループ)だからだ。

 小泉氏が十八日の公示日に第一声を発したのも、二〇〇五年の前回衆院選で「刺客」に名乗りを上げた小池百合子氏の東京10区。神奈川11区で立候補している次男の応援には入らず、公示直前から順次、片山さつき、佐藤ゆかり、中川泰宏、牧原秀樹、林潤各候補ら「小泉チルドレン」のてこ入れに奔走している。

 応援演説では「役所がやらなくてもいいことをやっている。これをなくさないと無駄はなくせない」「行政改革には痛みが伴う」などと強調。郵政民営化や規制緩和、行財政改革など構造改革へのこだわりを隠さない。

 ただ、前回選挙で自民党に歴史的圧勝をもたらす原動力となった「小泉改革」を取り巻く状況は四年間で一変している。民主党など野党は小泉改革が医療制度のほころびや中央と地方との格差拡大、非正規労働者の増加による所得格差などを招いたとして攻撃。自民党内でも小泉氏の首相退陣後、小泉改革への批判が顕在化している。

 こうした状況を受け、自民党執行部は衆院選マニフェストで「近年の行き過ぎた市場原理主義とは決別すべきだ」と路線転換を打ち出し、麻生太郎首相も十七日の党首討論会で「地域間格差が出たとか、いろいろ問題点がある」と指摘した。

 四面楚歌(しめんそか)の小泉氏は二十日夜、横浜市内での演説を「私が言っていることは全然聞いてもらえないが、選挙が終われば分かる」と締めくくり、いらだちをにじませた。

4187千葉9区:2009/08/22(土) 16:23:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/all/CK2009082202000226.html
民主「リーダー候補」も人気 前原、野田氏ら応援行脚
2009年8月22日

 民主党の衆院選候補応援に、前原誠司副代表、野田佳彦幹事長代理ら「リーダー候補」や、当選2回の馬淵澄夫政調副会長が全国を飛び回っている。

 応援要請が最も多いのは鳩山由紀夫代表、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の「三枚看板」だが、前原、野田両氏はそれに次ぐ高い人気。前原氏は19日に四国と中国、20日に首都圏と滋賀県を訪れ、22、23両日は大阪と首都圏で遊説。野田氏は19、20両日に北陸入りしたほか22日は福岡、佐賀両県を訪れる。

 両氏は論客として知られ、新聞やテレビなどメディアを通じて知名度も高いことが、応援要請につながっているとみられる。

 両氏に並ぶほど要請が多いのが、耐震偽装や道路特定財源問題の追及で脚光を浴びた馬淵氏。衆院解散からの1カ月間で、選挙区である奈良1区での活動に専念した期間は半分程度にすぎない。

 馬淵氏は21日も東京の4選挙区を駆け足で回り、重点政策の財源について「家計で言えば、夫婦2人の生活費月20万円のうち7000円を削るということ。これをやろうとしない政府は、官僚の天下りをこれまで通り続けることにほかならない」と訴えていた。

4188千葉9区:2009/08/22(土) 16:25:09
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/08/21/04.html
インフルが“邪魔する”舛添さん応援演説行脚

自民党の衆院選候補者の応援演説をする舛添要一厚労相だが…

 新型インフルエンザの「本格流行」宣言を受け、選挙活動にも影響が出始めている。全国各地の応援に引っ張りだこの舛添要一厚生労働相は、担当大臣としての公務が増加しており、応援のペースを落とさざるを得ない状況。すでに応援演説がキャンセルになった陣営もあるなど、逆風の自民党は見えざる“敵”の出現に頭を悩ませている。

 逆風を受ける自民党の候補者にとって「人気弁士」の応援は欠かせない“援軍”。しかし、派閥幹部クラスでも自分の選挙運動で精いっぱいというケースが目立つ中、応援要請が集中しているのが引退した小泉純一郎元首相と舛添氏だ。

 特に最近の世論調査で「首相にしたい政治家」の上位にランクされる舛添氏は、有権者の関心が高い社会保障制度を解説できるとあり人気は上々。全国の候補者から応援依頼が殺到し「250件以上はあった。2ショットポスターの相手として選んだ候補者も40人以上だと思う」(関係者)という。

 人気に応えるよう、舛添氏は今月1日から応援演説をスタート。すでに大阪、京都、石川など1都2府9県を飛び回り、約50カ所で演説会や街頭演説をこなしてきた。ところが、応援演説のため入っていた沖縄で15日、新型インフルエンザによる初の死者が出たため急きょ現地で記者会見。厚労相として「本格流行」を宣言した19日も、記者会見を終えたその足で秋田に飛び3カ所で応援演説した。

 今後も感染の広がりを注視しながら応援を続ける考えを示しているが、感染の勢いはとどまるどころかますます拡大。対策会議などで霞が関に足止めされる可能性は高く、応援のペースダウンは避けられない状況だ。

 22日には北海道1、3、5の各選挙区で応援演説を行う予定だったが、公務の関係で3区だけキャンセルに。「20日の朝になりキャンセルの連絡があった。期待していただけに残念。でも、理由が理由なので仕方がない」と陣営もあきらめ顔。また、応援要請している都内のある陣営では「現役大臣が来てくれるとなれば、有権者が足を止めて聞いてくれる。早く収まってくれれば…」と願っていた。

[ 2009年08月21日

4189千葉9区:2009/08/22(土) 16:25:56
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090820020.html?feature=related
自民は舛添氏、民主は…衆院選「人気弁士」フル回転

衆院選候補者の応援演説後、有権者と握手する民主党の蓮舫参院議員

 衆院選で自民、民主両党の「人気弁士」に、各陣営から応援要請が相次いでいる。政権を争う激戦を反映し、知名度のある議員は「フル回転状態」(民主党選対)だ。

 「舛添要一厚生労働相は『民主党政権で2万6千円の子ども手当を配ると親がパチンコなどに使ってしまう』と批判した。国民を信頼していない冷たい政治です」。19日午後、東京都八王子市の駅前。参院議員の蓮舫氏がマイクを握ると、通行人は次々と立ち止まり、演説後には握手や携帯電話での記念撮影を求めて取り囲んだ。

 タレント出身でテレビ出演も多い蓮舫氏は、「ミスター年金」の長妻昭衆院議員と並ぶ看板議員の一人。衆院解散からこの日までの1カ月間、北は青森、南は鹿児島まで1都2府16県の60カ所で演説した。応援を受けた陣営の関係者は「無党派層に訴える華がある」と語り、若い世代からの集票を期待する。

 民主党は衆院解散直後、鳩山由紀夫代表が関西、岡田克也幹事長が神奈川と静岡、菅直人代表代行が東京に重点的に入る方針を決めたが、応援要請が殺到し「分担」は崩壊。それぞれが連日、5、6カ所で遊説を続ける。前原誠司副代表も解散後、すでに80カ所を回った。

 一方、逆風を受ける自民党は、派閥幹部クラスでも自分の選挙運動で精いっぱいというケースが目立つ。代わりに、参院議員の舛添厚労相と、引退した小泉純一郎元首相に応援要請が集中している。

 有権者の関心が高い社会保障制度を解説できる舛添氏には、すでに全国から250件以上の依頼があった。18日の公示日には、与謝野馨財務相や太田昭宏公明党代表らの応援で東京、神奈川の7カ所を回り「無責任な政策を掲げる野党に政権を任せるわけにはいかない」と気勢を上げた。

 厚労相として新型インフルエンザの「本格流行」を宣言した19日も、記者会見を終えると秋田に飛び応援演説。今後も感染の広がりを注視しながら応援を続ける考えだ。麻生太郎首相の後継として名前が挙がるだけに、党内から「9月の総裁選を意識しているのでは」との憶測も出る。

 小泉氏への要請は、2005年の前回衆院選で初当選した「小泉チルドレン」が中心。歴史的勝利を導いたカリスマのイメージがいまだに根強く、党関係者は「小泉神話にすがりたい候補者心理」を指摘する。

 このほか、石破茂農相には「農村部で農政を語ってほしい」との依頼が相次ぎ、女性閣僚の野田聖子消費者行政担当相や小渕優子少子化担当相も人気が高いという。

[ 2009年08月20日 08:20 ]

4190千葉9区:2009/08/22(土) 16:29:35
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2009082102000165.html
応援弁士 聞きたいのは? 党首級、経済界それとも歌手 
2009年8月21日

演説を真剣な表情で聞く有権者。応援弁士の人気度も投票結果を左右しそうだ=石川県内で


石川、富山の有権者
 公示後、候補者たちの舌戦が激しさを増す衆院選。応援演説に駆け付ける政治家や著名人は、投票先に悩む有権者にとって“最後の一押し”になりうる存在だ。各党が大物政治家を次々と送り込む中、石川、富山県の有権者が「演説を聞いてみたい」と望む弁士って?

  (衆院選取材班)

 「政権選択」が最大の焦点だけに、各党トップに決意を直接聞きたいとの声が目立った。

 自民党支持という石川県志賀町の学生大矢陽介さん(20)は「地方政治をどう考えているか、国政を任せられるのか、確かめたい」と麻生太郎首相を挙げた。同県宝達志水町の公務員男性(44)も「国をどんなふうに担っていくつもりだったのか」と興味を示す。

 民主党支持の金沢市の主婦柿木智子さん(32)は「子ども手当や高速道路無料化など、本当に実現できるのか。鳩山由紀夫代表に質問してみたい」と息巻いた。民主支持層には、あの“実力者”を挙げる人も。「小沢一郎さん。国会議員の中で誰よりも信念が強い人だと思うので」と、同市の会社員伊藤雄二さん(43)。

 年金、景気対策といった気になる政策課題に詳しい論者を求める声も多い。「日本の発展には経済成長が不可欠」と語る同県小松市の高山章さん(69)は、「ウシオ電機の牛尾治朗会長ら第一線の企業の代表の話が聞きたい」と希望した。

 社会保障に関心がある有権者からは舛添要一厚生労働相のほか、“ミスター年金”と呼ばれる民主党の長妻昭さんの名が挙がった。富山県魚津市の包装資材販売業、宮川和生さん(46)は「年金や医療など一番気になることの、これからについて聞きたい」。

 支持する候補者の人気アップを狙って人選したのは、国民新党支持の同県南砺市の会社員水口理絵さん(24)。「歌手の松山千春さんが来てくれたら面白い。曲の歌詞を引用したりして応援してほしい」。共産党支持者の金沢市の主婦本東信子さん(64)は、国会やテレビで知名度がある参院議員の小池晃さんを挙げ、「話が分かりやすくユーモアもある。じかに聞いてみたい」と話した。

4191名無しさん:2009/08/22(土) 16:48:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082200215

自民幹部、地元にべた張り=民主は「3枚看板」フル回転【09衆院選】
 30日投開票の衆院選で、自民党は、本来なら若手の応援で全国を駆け回るはずの幹部や派閥領袖クラスが自らの選挙区にべた張りとなっている。地盤が強固なベテランまで逆風を受けて苦戦しているためだ。一方の民主党は、鳩山由紀夫代表ら党の「3枚看板」が日本列島を縦横無尽に飛び回っている。
 自民党の細田博之幹事長は22日、都内各所で遊説。前日の21日も所属する町村派議員らの応援のため、愛知県内6カ所で演説をこなした。同派相談役の森喜朗元首相や会長の町村信孝前官房長官らが自分の選挙区にくぎ付けとなり、地元を離れられないからだ。
 山崎派会長の山崎拓前副総裁も苦戦が伝えられ、18日の公示後は選挙区から一歩も出ていない。当落線上の候補のてこ入れが役割の古賀誠選対本部長代理(古賀派会長)も、地元活動に多くの時間を割いている。
 21日夜、遊説を終えた細田氏は「派閥領袖は軒並み選挙が厳しい。『分身の術』は使えないが、可能な限り自分が回らないとな」と周辺に語った。だが、その細田氏も23日には地元の島根県に戻る予定だ。
 こうした事情もあり、解散直後は「お呼びが掛からないのでは」と心配された麻生太郎首相だが、8月に入って以降、遊説で18都道府県を回った。閣僚では舛添要一厚生労働相が引っ張りだこで20近くの都道府県に足を運んだ。党内には「選挙後の『ポスト麻生』に意欲があるのではないか」とのうがった見方もある。
 一方、民主党は、鳩山氏と菅直人代表代行、岡田克也幹事長の3人が全国を回り、接戦が予想される重点区を中心にてこ入れを続けている。
 同党の重点区は、小選挙区300のうち100程度。鳩山氏らが手分けしてこうした選挙区に入り、3人が回り切れない選挙区には、前原誠司副代表や野田佳彦幹事長代理ら知名度の高い「弁士」を送り込むなど、自民党とは対照的だ。
 小沢一郎代表代行は、街頭での活動は鳩山氏らに任せ、自らは新人候補らの事務所を訪問して選挙戦術などを直接指導。党の選挙対策本部にも頻繁に顔を出して引き締めを図るなど、「裏方」として鳩山氏らと役割分担している。(2009/08/22-16:30)

4192名無しさん:2009/08/22(土) 18:01:34
民主だけで中川と戦え…鈴木氏、選挙協力でけん制
新党大地の鈴木宗男代表が21日夜、帯広市内で開かれた民主党の個人演説会に参加、「私の5万票
がどちらに転ぶかで情勢は変わる」と語り、労組を中心に選挙協力で動きが鈍いとされる民主サイドに
クギを差すひとこまがあった。

大地は比例道ブロックで2議席獲得を目指すが、連合系の一部労組には大地への協力に不満がくす
ぶっていた。一方、大地内には「民主への追い風が強過ぎて大地は埋没している」との危機感が広が
っている。

同集会は、民主党の石川知裕氏の陣営が企画。鈴木氏は自民党の中川昭一氏の断酒宣言に触れ、
「私が悪かった、飲み過ぎて失敗した、許してほしいと言えば誰も追及できない。国民のためにと大上段
に構えるから『ふざけるな』となる」「あの人(中川氏)は賞味期限が過ぎている」と述べ、石川氏の支援
を訴えた。

一方では「小選挙区で大地が引けばまた『もうろう』が出てくる。石川(知裕)さんと民主だけで(中川氏と)
勝負できるならすればいい」とも指摘。選挙期間中、鈴木氏の十勝入りは同日だけで、石川氏が遊説に
張り付くなど、大地への配慮を懸命にアピールしていた。
http://www.tokachi.co.jp/news/200908/20090822-0002503.php

4193とは:2009/08/22(土) 18:56:57
今生駒駅着

高市のクソ忌々しい事務所の前のバス停でで忌々しくも目の前でバスが出てったので待たされる。

自民党候補である事は殆んど読み取れない仕様
でかでかと比例区は公明党と書かれて目立つポスターが貼ってある。

4194さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/22(土) 19:26:28
自民比例復活は、もしかしたら伊東良孝と今津寛???
北海道「ビッグ3」さよなら か???

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000032-mailo-hok

北海道 自民「ビッグ3」苦戦(Yahoo!ニュース)
8月22日11時1分配信

’09衆院選:情勢調査(その1) 民主、優位な戦い展開 /北海道
8月22日11時1分配信 毎日新聞

 30日投開票の衆院選で、毎日新聞は19〜21日、電話による世論調査を実施した。道内12小選挙区と比例代表道ブロック(定数8)の情勢について、これまでの取材を加えて分析した結果、政権交代を訴える民主が小選挙区、比例ともに優位な戦いを展開。政府・与党の要職を歴任した自民の「ビッグ3」が立候補している5区、11区、12区でも民主候補がリードしている。しかし、投票先を「まだ決めていない」と答えた有権者が小選挙区で約4割に上っており、今後の展開次第では情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】
 ◆1区
 ◇横路氏、無党派層にも浸透
 横路氏が幅広い支持を集めてリードする展開。民主支持層を固めているほか、新党大地票の約6割を固め、両党の選挙協力が効果的に働いているようだ。自民、公明支持層の一部や「支持政党なし」の有権者にも浸透。年代別では30代以上から満遍なく支持を集めている。
 長谷川氏は「YOSAKOIソーラン祭り」の創始者として知名度があるものの、自民・公明支持層の半分程度しか固め切れていない。横路氏の多選を批判しているが、同世代の30〜40代の支持率でも後れを取っており、「世代交代」の主張は広がっているとは言えない。松井氏は勢いを欠いている。まだ投票先を決めていない人が3割以上おり、終盤の動きがカギを握る。
松井秀明 40 共新
高元和枝 59 諸新
横路孝弘 68 民前=[国]
長谷川岳 38 自新=[公]
 ◆2区
 ◇足場固め、三井氏が優勢
 三井氏は民主支持層の7割以上をまとめたほか、公明支持層の一部からも支持を得ており、優勢な展開を維持。新党大地との選挙協力を強め、保守層の切り崩しをはかる。医療・福祉政策を中心に訴え、高齢者への支持も広げる。ただ、無党派層への浸透は今ひとつで、今後の課題となりそうだ。
 吉川氏は地道な地域回りなどで自民支持層の約8割を固めたが、公明票の伸びに勢いがない。副経済産業相としての実績をアピールしているが、「景気対策」を重視する有権者の支持も広がりに欠ける。岡氏は共産支持層をまとめた。候補者乱立の中、本田氏とともにいかに野党候補との差別化を図れるかが課題。
吉川貴盛 58 自前=[公]
三井辨雄 66 民前=[国]
山本志美 42 諸新
岡千陽  46 共新
本田由美 31 社新
 ◆3区
 ◇荒井氏、石崎氏をリード
 荒井、石崎両氏が過去4回、激戦を繰り返してきた。今回は荒井氏がリードを広げている。
 荒井氏は07年に議員辞職して知事選出馬したが落選し、その後は支持者回りに力を入れてきた。民主支持層の約9割まで固めたほか、支持政党なし層の3割強を獲得。共産支持層にも浸透する。職業別では「経営者・管理者」や「自営業」を含めて広い層で支持を広げている。最も重視する争点で「年金・医療・介護」を挙げた人の中で支持が高い。
 石崎氏は自民支持層の6割強、公明支持層の約7割を固めた。悩みの種である支持なし層への浸透が進んでいない。年代別では、20代、40代に比較的浸透しているが、50代以上の支持が弱い。
石崎岳  54 自前=[公]
荒井聡  63 民元=[国]
森山佳則 42 諸新

4195さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/22(土) 19:28:22
 ◆4区
 ◇鉢呂氏各年代、全域で優位
 道8区から選挙区替えして3度目となる鉢呂氏が、優位な戦いを進める。幅広い年代で支持を集め、全域で優位に立つ。民主支持層の約9割、新党大地票の約7割を固めたうえ、共産、社民支持層のそれぞれにも浸透。公明支持層にも食い込み、無党派層の支持も集める。
 宮本氏は自民支持層をほぼ固めたが、広がりに欠ける。市区部での浮動票獲得を狙い、巻き返しを図る。
鉢呂吉雄 61 民前=[国]
鶴見俊蔵 55 諸新
宮本融  44 自新=[公]
 ◆5区
 ◇巻き返し懸命、町村氏
 小林氏が民主への追い風に乗ってリードしている。30代以上の幅広い年代や各職業で支持を広げる。民主支持層の約9割を固めたうえ、候補擁立を見送った共産支持層の約6割を獲得した。新党大地票の約6割に加え、社民支持層も手堅くまとめ、無党派層にも支持を拡大している。市区部に加え、過去3回の選挙で課題だった町村部でも優位に立つ。
 懸命の巻き返しを図る町村氏は、自民支持層の約7割と公明支持層の約9割を手堅くまとめた。ただ、「自民に政権担当能力がある」と答えた層の約6割しか固めておらず、「景気対策」や「年金・医療・介護」を重視する有権者の支持で、小林氏に大きく差を付けられている。政策は浸透していないのが実情だ。
畑野泰紀  42 諸新
小林千代美 40 民元=[国]
町村信孝  64 自前=[公]
 ◆6区
 ◇佐々木氏、都市部も先行
 佐々木氏は前回、自民候補に2761票差の辛勝だったが、今回は優位に戦いを進めている。町村部では約4割の支持を得ており、課題の都市部でもリードを広げている。民主支持層の8割以上を固めたほか、無党派層からも一定の支持を得ている。政策別では、年金・医療・介護を争点とみる有権者の半数以上が支持しており、高齢者にも浸透した。
 今津氏は与党の実績を訴え、景気対策を重視する有権者の約4割の支持を獲得。職業別では経営者や管理職などを中心に支持を広げている。約3割を占める無党派層への支持拡大が課題だ。荻生氏は2大政党制の合間で、いかに差別化をはかれるかがカギとなる。
佐々木隆博 60 民前=[国]
荻生和敏  59 共新
武田慎一  42 諸新
今津寛   62 自前=[公]
 ◆7区
 ◇仲野氏、大地との協力順調
 仲野氏が優位に立つ。民主支持層の8割強を固めたほか、候補擁立を見送った共産、社民両支持層も取り込む。比例投票先を新党大地と答えた人の約7割が仲野氏を選んでおり、選挙協力も順調に進む。町村部でも市部に劣らない浸透を見せている。最も重視する争点で「行政改革」や「子育て・教育」を挙げた人の支持が高い。
 追い上げを図る伊東氏は、自民支持層の約7割を固め、支持政党なし層では3割強を得て仲野氏をやや上回っている。公明支持層は伊東氏、仲野氏に割れている。争点で「景気対策」を挙げた人の中での支持は強い。年代別では60代で支持を広げるが、その他の年代では伸び悩んでいる。前釧路市長の知名度も支持拡大に生かし切れていない。
仲野博子 50 民前=[国]
伊東良孝 60 自新=[公]
金成幸子 50 諸新
 ◆8区
 ◇逢坂氏、保守分裂で優位
 比例道ブロックから転出した逢坂氏は、引退した金田誠一氏の地盤を引き継ぎ、優位な戦いを展開している。民主支持層の大半を順調に固めたほか、新党大地票や共産支持層も取り込んでいる。保守系が福島氏と佐藤氏に分裂した影響で、自民支持層の一部も取り込んでいる。さらに、年代別や市、町村別でも満遍なく浸透。最も重視する争点では「年金・医療・介護」を選んだ有権者の5割弱の支持を得た。
福島啓史郎 63 自新
逢坂誠二  50 民前=[国]
西野晃   32 諸新
佐藤健治  52 無新
 ◇首相はどっち?−−鳩山氏35%/麻生氏12%/42%が「どちらでもない」
 自民党の麻生太郎首相と、民主党の鳩山由紀夫代表のどちらが次期首相にふさわしいかを聞いたところ、鳩山代表が35%と麻生首相の12%を上回った。ただし、「どちらもふさわしくない」が42%と最多を占めた。
 年代別でみると、すべての年代で鳩山代表が麻生首相よりも人気だった。鳩山代表は特に、60代(46%)、70代以上(42%)、50代(35%)の中高年層から期待を集めた。一方の麻生首相は70代以上(18%)が最多で、20代(15%)が続いた。また、民主支持者の69%が鳩山代表を推す一方、麻生首相を推す自民支持者は45%だった。

4196さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/22(土) 19:30:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090822-00000031-mailo-hok

’09衆院選:情勢調査(その2止) 「ビッグ3」リード許す /北海道

 ◆9区
 ◇鳩山氏「町村部」も克服
 鳩山氏がリードする。民主支持層の約8割と新党大地票の約7割を固め、無党派層の約3割の支持を集めている。市部に加え課題だった町村部でも優位に立っている。若年層にも浸透。幅広い職種で支持を拡大している。
 川畑氏は自民支持層の約7割を固めたほか、公明支持層の約7割にも浸透しているが、広がりに欠ける。佐藤氏は共産支持層の約6割を固めた。
佐藤昭子  66 共新
鳩山由紀夫 62 民前=[国]
里村英一  49 諸新
川畑悟   38 自新=[公]
 ◆10区
 ◇小平氏、各層に手堅く浸透
 追い風に乗る小平氏が、優位な選挙戦を進めている。民主支持層の約8割を固めたほか、候補擁立を見送った共産、公明支持層にも手堅く浸透。職業別では農林漁業を固め、町村部での支持は盤石。無党派層の支持拡大がカギとなる。
 前回「小泉チルドレン」として比例復活当選した飯島氏。今回は保守候補が一本化されたため、自民支持層を着々と固めているが、公明票の取りまとめが進んでいない。地盤がない落下傘候補だけに、支持基盤の拡大が急務。与党の景気対策の実績などを訴え、幅広い浸透をはかる。
小平忠正 67 民前=[国]
大林誠  36 諸新
飯島夕雁 45 自前=[公]
 ◆11区
 ◇石川氏、各年代から支持
 小選挙区で初勝利を目指す石川氏が優位な戦いを進めている。民主支持層の約9割を固めたほか、支持政党なし層の約3割にも浸透。自民支持層の1割強にも食い込んでおり、西松事件で参考人聴取された影響を感じさせない。30代以上の各年代に満遍なく支持を広げている。従来自民支持の多い高齢者にも浸透。大票田の帯広市でも競り合う。
 「もうろう会見」でつまずいた中川氏。危機感を持って取り組んでおり、公明支持層のほとんどを獲得したものの、自民支持層の約7割しか固めていない。町村部の支持が2割程度にとどまっており、5割弱の石川氏に差を付けられている。従来の支持基盤を固めきれていない状態だ。ただ、最も重視する争点に景気対策を挙げた人の中での支持は強い。
 渡辺氏は共産支持層の約9割を固めた。
中川昭一 56 自前=[公]
渡辺紫  60 共新
石川知裕 36 民前=[国]
 ◆12区
 ◇「逆風」受ける武部氏
 松木氏がリードしている。民主支持層と新党大地票の大半を固め、選挙協力が奏功していることをうかがわせる。争点として「政権交代」「年金・医療・介護」を重視すると回答した有権者の半数から支持を得ている。候補擁立を見送った共産支持層の7割が松木氏に流れており、政権交代ムードを武器に着実に浸透している。
 追う武部氏は、自民支持層と公明支持層の8割を固めた。しかし、市部と町村部の全域で松木氏に差をつけられているうえ、武部氏の強みであった基幹産業・農林漁業の票も松木氏にリードを許しており、「逆風」にさらされている格好だ。
 ただ、「まだ投票先を決めていない」有権者は4割。支持政党なし層の間では、両氏の支持に大差はない。
武部勤  68 自前=[公]
松木謙公 50 民前=[国]
笠松長麿 56 諸新

4197さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/22(土) 19:32:01
 ◇比例道ブロック、自民3議席維持厳しく 大地、公明、1議席死守狙う
 現有3議席の民主は、前回失った4議席目の奪還が濃厚で、5議席目をうかがう勢い。支持層の8割以上を固め、無党派層の約3割にも浸透。自民が得意とする町村部でも約4割の支持を集めている。比例単独候補は4人のため、他党に議席を譲り渡す可能性もある。
 自民は都市部、町村部ともに2割以下の支持にどとまり、現有3議席の維持は厳しい情勢だ。支持層の約8割は固めたが、1次産業従事者の3割以上が民主の支持に向かうなど地盤崩壊が顕著。無党派層の4割以上は投票先を未定としており、流れが民主へさらに傾けば1議席転落も現実味を帯びる。
 大地は目標とする現有1議席の倍増は困難な情勢。都市部で支持が伸びておらず、町村部の支持も1割以下にとどまっている。公明は支持層の約9割を固め、1議席死守を狙う。自民が実効性ある支援を打ち出せるかがカギを握る。
 共産は党勢衰退に歯止めがかからず、社民も支持層の約3割が民主に流れている。両党ともに03年衆院選で失った議席回復は遠い。
 ◆最重視争点
 ◇「年金・医療・介護」32% 「政権交代」11%引き離す
 最も重視する争点は「年金・医療・介護」が32%と最多で、民主が訴える「政権交代」の11%を大きく引き離した。他都府県よりも景気後退の顕著な道内は「景気対策」が27%と2番目に多かった。
 50代、60代、70代以上が「年金・医療・介護」への取り組みを期待する一方、20代と40代は「景気対策」、30代は「子育て・教育」に最も関心を示し、年代ごとに差が出た。
 また、民主支持者の35%が「年金・医療・介護」を挙げ、「政権交代」(23%)を上回った。一方、自民支持者は麻生首相の強調する「景気対策」が45%と最も多かった。
 ◆無党派層投票行動
 ◇「必ず行く」67%/「行かない」は2%
 有権者の26%を占める支持政党がない無党派層の投票行動をみると、「必ず行く」が67%、「たぶん行く」が25%と今回の選挙に対する強い関心をうかがわせた。「たぶん行かない」が4%、「行かない」が2%だった。
 支持政党はないものの、小選挙区の投票先について、32%が民主候補、17%が自民候補と回答。ただし、「無回答」が48%おり、現時点で態度を保留する有権者が多かったとみられる。また、比例の投票先について、28%が民主、12%が自民と回答、小選挙区と同様の結果が出た。「無回答」は43%だった。
 ◆政党支持率
 ◇民主35%、自民17% 支持政党なしは26%
 政党支持率は、民主が35%と自民の17%に倍の差をつけた。公明が4%、共産が3%、社民が1%、みんなの党が1%で、新党大地を含むその他の政党が1%。支持政党なしは26%だった。
 前回05年衆院選の世論調査と比較すると、民主が21%から支持を伸ばす一方、政権与党の自民は30%からほぼ半減、公明も1ポイント減だった。
 年代別にみると、すべての年代で民主支持が自民支持を上回った。60代で民主46%、自民17%、50代で民主35%、自民15%と年齢が高いほど民主支持の傾向が強かった。20代は民主26%、自民19%と差が最も小さかった。また、40代の37%、30代と20代の35%が無党派層だった。

4198北海道1区:2009/08/22(土) 19:32:57
>>4193

高市さんは以前公明党との関係がよろしくなくて、奈良1区時代は落選したこともあったはずです。
今は仲直りされたんでしょうね。
それより自民党の比例区の心配をしたほうがいいと思いますが……

>>4189

舛添厚労相はこうなったら、ぜひ静岡7区にも応援演説へ行ってほしいです。
ある意味マスコミの注目を浴びることは間違えないですが(爆)

4199とはずがたり:2009/08/22(土) 20:01:56
生駒家着
嫁が言うには近所のおばちゃんとよめが2人連れで公明の投票依頼に来たそうな。

>>4198
したんでしょうね〜>仲直り
現世利益の党なんで頭下げて票出して呉れさえすれば文句はないでしょうな。

比例は公明は自民の比例復活頼みの連中の首締めてる状況に確かにあるんですけど。
もうこうなったら落選濃厚議員は横並びで公明を切って比例は自民して公明の下駄抜きで惜敗率争うのが一番でしょうけど,抜け駆けして惜敗率上げようとする輩が出るから駄目でしょうなっw

4200さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/22(土) 20:05:17
>>4194
→6区 佐々木隆博 vs 今津寛

佐々木が士別市出身の道議出身(しかも旧社会党系)なのに対し、今津は大票田旭川選出の
市議・道議出身だから

7区 仲野博子 vs 伊東良孝

仲野が元根室市議(やはり旧社会党系)なのに対し、伊東は大票田釧路選出道議、
そして前釧路市長である。新党大地票の一部を取り込み、善戦しそうだから。

そして、上記6区・7区と比較し、
5区 大票田の札幌市厚別区・江別市・北広島市と
  石狩市のうち旧石狩市域は、革新票や無党派層が多いので、
  「都議選ショック」が波及しそう。また、小林千代美氏は旧社会党系であるが、
  共産候補がいない分、リードを広げるチャンスになりそう。

11区 中川の酩酊事件もあるが、ここは7区の次に新党大地票が多い地域。
   石川知裕氏は旧自由党系に近い分、「反中川派」保守層に新党しやすい。

12区 武部は小泉構造改革の戦犯として、地元にもやや不人気。加えて、67歳と
   高齢である。それに対し、松木謙公氏は旧自由党系なので、新党大地を
   始めとする保守層を取り込みやすく、候補者のいない共産支持者の票も
   見込める。

もし、毎日・朝日の予測通り「自民比例1」になると、
「ビッグ3」総崩れも現実的となるかもしれないですね。

4201名無しさん:2009/08/22(土) 21:32:44
>>3483
>>3583-3589

これは……。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082200297

無所属候補、「民主公認」を偽装?=国民新が仮処分申請へ
 国民新党は22日、衆院東京25区の無所属新人候補が「民主党公認」と誤解させるポスターを掲示板に張っているのは公職選挙法が禁じる虚偽事項の公表に当たるとして、24日にも使用停止を求める仮処分申請を裁判所に行うと発表した。同区では、国民新党の新人候補を民主党が推薦しており、同党も無所属候補に警告文を送付している。
 無所属候補は1996年の衆院選で、旧民主党公認で同区から出馬。国民新党によると、ポスターには「初代民主党東京25区候補」「西多摩に民主の風を」と記載され、「民主党公認」と書かれた街宣車の写真も添えられている。 (2009/08/22-21:01)

4202名無しさん:2009/08/22(土) 21:33:38
>>4201
リンクミスでした。

>>3538-3539

4203RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/22(土) 21:40:06
投票率が上がれば江渡、細田は負けそうだw
現時点で民主が選挙区で勝ちそうなのが
北海道1〜12、青森1〜4、秋田1・3、山形1・2、岩手1〜4
福島1〜5、群馬1〜4、栃木1・2・4・5、茨城1〜7、埼玉1〜10・12〜15
東京1〜7・9・10・12〜24、神奈川1〜7・9・10・12〜14・16〜18
千葉1〜11・13、山梨1〜3、新潟1〜6、富山1、石川1〜3、福井1〜3
長野1〜5、岐阜1〜5、静岡1〜6・8、愛知1〜15、三重1〜5
滋賀1〜4、京都1〜6、大阪1〜12・14〜19、兵庫1〜7・10〜12
奈良1〜4、和歌山1〜3、岡山1・2・4・5、島根1、鳥取2、広島1〜5・7
山口2、徳島1〜3、香川1・2、愛媛1・3・4、高知3、福岡1〜7・9・10、
佐賀1・2、長崎1〜4、熊本1〜3、大分1・3 宮崎2、鹿児島1・2・4・5、沖縄3・4

4204SWERVES:2009/08/23(日) 00:50:08
>>4169
乙です。

キシロー王国の7区ですら支持率が民>自だとは…
毎日の情勢と併せても、焦点は2・4・7区のようですね。

4205とはずがたり:2009/08/23(日) 01:40:00

【読売>>4116-4120と毎日の差違抽出(小選挙区篇・その1)】
毎日纏めるのも47都道府県分貼り付けるのも億劫(貼り付けはやりたい)なので差違部分を抜き出してみる。見落とし失敬。
先ずは北海道〜東海まで。残りは後日。。

☆…毎日の方が民主優勢 ▲…毎日の方が民主不利 −…2位と3位の関係が逆 ○ …同じだけど信じがたいので再確認した選挙区など

☆北海7区 仲野が優位

☆青森4区 津島が木村をリード
☆秋田2区 川口が金田をややリード
☆山形1区 鹿野が追い風を受ける。民主・社民の8割。遠藤は自民の9割,公明の8割で無党派は3割止まり
▲福島1区 石原と亀岡が激しく競り合う。

☆茨城6区 大泉氏が大きくリード(読売は"先行")
☆栃木5区 富岡氏と茂木氏が横一線(読売は"茂木と富岡がつばぜり合い")。富岡は民主8割だが無党派への滲透はもう一つ。茂木は自民9割・公明8割・無党派4割←これでどうやって横一線になるのか!?
☆群馬1 宮崎氏を尾身氏が追う展開
☆群馬4 三宅氏と福田氏が互角に戦う。三宅は民主8割。福田は自民大半の他,無党派にも滲透←これでどうやって互角に戦えるのか?
○埼玉9 五十嵐が民主固め,共産にも滲透
☆埼玉10 松崎が町村部でも支持を拡げ優勢
○埼玉12 本多がきめ細かな運動で民主を固めつつ幅広い年代に滲透しつつある(読売は"本多が安定感増している"とほぼ異口同音)

○千葉11 金子と森が競り合ってる(読売は"金子と森が横一線"←ほんとに並んでるんですねぇ。。)
▲千葉12 浜田がリードし中後が追う展開。
☆神奈3 有権者が前回より約1万人増え,無党派層にやや滲透する岡本が優位な戦い
☆神奈4 長島がリード(読売は"微かにリード")。浅尾が追う。両氏とも自民の一部に食い込む
▲神奈11 小泉が自民8割固め一歩リード。横粂が激しく追い上げる。
☆神奈13 橘と甘利が併走している。橘は知名度を上げ順風に乗る。甘利は堅い地盤だが逆風の影響
▲神奈15 河野が自民支持層を手堅く固めてリード。勝又は無党派層にも食い込んで猛烈に追い上げる
−山梨2 坂口が先行。長崎は無党派の3割強の他自民支持層にも喰い込む。

☆東京10 江端が小池よりやや優位な展開(読売は"江端がわずかに先行")。江端は民主8割,無党派の約4割,小林の支援で保守層にも滲透
☆東京12 青木が急激に支持を拡げ,太田氏と激しく争う。青木は民主支持層の8割以上,無党派の3割を取り込み,20代の約6割の支持を集める。太田は公明9割・自民5割。
▲東京13 鴨下と平山が激しく競り合う。鴨下は自民8割・公明7割固め,平山は民主7割・無党派も約4割←まぁ逆転できる数字ちゃうか。鴨下が頭打ちに対して新人の平山には伸び代になっている
○東京14 木村が一歩リード(読売は"木村が安定")
☆東京22 山花が民主9割固め一歩リード
▲石川2 森と風に乗る田中が激しい接戦
☆石川3 近藤が優勢。民主8割,国新層も確保。自民支持層の一部も窺う(瓦?)。北村は自民の7割固める。
☆富山3 相本が知名度活かし幅広い世代から支持受けてリード
☆静岡8 斉藤が塩谷よりやや先行。斉藤は鈴木修の全面支援。塩谷は自民7割
☆三重1 中井が先行。無党派層や共産層へも滲透。川崎は公明から支援を受けるも肝腎の自民を纏め切れていない
★三重5 藤田と三ツ矢が横一線。4割が態度未定

4206名無しさん:2009/08/23(日) 05:28:06
共同も出ました。やはり300超えです。

民主圧倒、300議席超の勢い 政権交代強まる、自民激減
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009082201000714.html
2009年8月23日 05時02分

 共同通信社は第45回衆院選について20〜22日の3日間、全国の有権者約15万5100人を対象に電話世論調査を実施、取材を加味した上で現時点での情勢を探った。全国300の小選挙区、11ブロックの比例代表(定数180)ともに民主党が圧倒し、単独過半数(241議席)を突破、300議席を超える勢いで、政権交代の可能性が強まっている。自民党は選挙前の300議席から100台前半に激減する公算が大きく、公明党も選挙前の31議席を大きく減らす可能性がある。共産、社民、国民新の野党3党は伸び悩んでおり、民主だけが強烈な追い風に乗っている形だ。みんなの党と改革クラブ、新党日本も選挙前勢力維持の見通しは立っていない。

 ただ「まだ決めていない」との回答が小選挙区で36・3%、比例代表で32・8%あり、30日の投票日に向けて情勢が変わる可能性もある。

 民主は4年前の前回衆院選で惨敗した首都圏など大都市圏をはじめ、東北、北関東、北陸信越、中国など地方圏でも先行。約190選挙区で当選圏内に入り、約20選挙区で当選圏に迫っている。さらに約30選挙区で当落線上の戦いを続けている。比例代表でも、自民が前回獲得した77議席を大きく上回る過去最高の90議席台に乗せる勢いで、衆院再可決が可能になる320議席に迫る情勢。

 自民は1996年衆院選以降、過去4回の小選挙区選挙で一度も負けていない「自民王国」でも軒並み苦戦を強いられており、当選圏に入っている選挙区は30余り。当選圏に迫っているのは約15。当落線上の約30ですべて勝利しても、小選挙区の獲得議席は80に届かない見込み。比例代表も過去最低の2000年衆院選の56を下回る可能性が大きい。

 自民が優位に立つ選挙区は、民主が公認候補擁立を見送り社民、国民新候補を推薦した選挙区が目立つ。

 公明は擁立した8小選挙区のうち当選圏入り、当落線上が各1、もう一息の選挙区が2にとどまる。比例も選挙前の23議席確保は厳しい情勢。共産、社民、国民新も比例で選挙前勢力を下回ると予想される。小選挙区では国民新が3議席、社民、みんなの党が各2議席獲得の可能性がある。
(共同)

4207名無しさん:2009/08/23(日) 05:35:08
中日新聞一面には、比例代表の候補不足について書かれていました。
北関東・近畿・九州で計6議席分の候補が足りなくなる可能性とのことです。

4208おま天:2009/08/23(日) 05:41:14
>>4206
この数字を初めて見たときに、「なんか物足りないな」と思ってしまった。
もう完全に感覚が麻痺してきてるw

この調査は朝日300報道以降のものなので、
アンダードッグは起きてないと読めそうですね。

4209RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/23(日) 06:32:08
岐阜新聞
1区 柴橋・野田が接戦
2区 棚橋が優勢
3区 園田リード、武藤追う
4区 金子リード、今井猛追
5区 阿地波と古屋が接戦

4210名無しさん:2009/08/23(日) 08:28:03
富山3区は相本・橘が横一線 衆院選本社世論調査

 30日の衆院選投開票を前に、北日本新聞社は20〜22日の3日間、県内有権者を対象に世論調査を行い、取材も加味して小選挙区、比例代表の投票動向を探った。県内選挙区は、3区が無所属の相本芳彦と自民の橘慶一郎が横一線に並ぶ接戦で、無所属の柴田巧が追い上げる展開。1区は民主の村井宗明、自民の長勢甚遠が激しく競り合っている。2区は、自民の宮腰光寛が優位な戦いを進め、社民の藤井宗一が追っている。6月末から7月上旬にかけて本社が行った前回世論調査と比べ3区、1区は支持勢力がきっ抗してきた。現時点で投票先を決めていない有権者が3割おり、情勢はなお流動的だ。(敬称略)

 新人同士が激しく票の奪い合いを演じる3区は、元民放アナウンサーで知名度の高い相本を、出馬表明の出遅れた前高岡市長の橘が猛追し、横一線に並ぶ。

 相本は、推薦を受ける民主支持層の7割超、社民支持層の8割超を押さえるほか、3区では自主投票とした公明支持層の6割の支持を得る。街頭で政権交代を訴え、無党派層の3割余りをつかむ。

 党組織をフルに生かした総力戦で臨む橘は、自民支持層の6割弱を固めるほか、国民新支持層や無党派層からも支持を受け幅広く浸透する。高岡市でやや優位に立つ。

 年代別にみると、30、40、50代は相本支持、20代と60代、70歳以上で橘が優位に立つ。男性の4割は相本、女性の4割近くは橘支持に回る。

 柴田は、離党した自民の支持層に加え、国民新、民主支持層などに支持を広げ、追い上げる。小矢部市、南砺市などで優位に戦う。

 3区に強固な地盤を築いてきた国民新の綿貫民輔が比例単独に回り、各陣営とも「綿貫票」の動向が鍵とみて、取り込みに全力を挙げる。国民新支持層の投票動向は橘、相本、柴田に分散している。

 諸派の出口佑一は厳しい戦いを強いられている。

■村井・長勢、激しく競る 富山1区
 村井は民主支持層の9割を押さえ、推薦を受ける社民支持層の8割、国民新支持層の4割超や無党派層から支持を得る。20〜50代から広く支持を集め、男性の4割近くから支持を受ける。会社員の事務・技術職などに浸透する。

 逆風を受け、きめ細かい組織固めを徹底する元法相の長勢は、前回7月調査よりも差を縮め、肉迫する。自民支持層の6割を固め、推薦を受ける公明支持層の9割超が支持。60代以上でリードする。農林漁業者などに支持を広げる。

 共産の佐伯めぐみは自民、民主の2大政党に埋没し苦戦。諸派の吉田かをるは政策を訴える。

■宮腰が優位な戦い 富山2区
 宮腰は自民支持層の6割超、推薦を受ける公明支持層の8割を固めて優位に立つ。40代以上の中高年に安定して食い込む。農林漁業関係者の6割超に浸透。下新川、中新川郡などでリードし、優勢に戦いを進める。

 藤井は、社民支持層の4割超を固める。推薦を受ける民主支持層の4割超、国民新支持層の4割から支持を集めるほか、共産支持層の3割超に浸透し、野党勢力の受け皿を狙う。20、30代で宮腰を上回る。

 諸派の小野彦治は与野党対決に埋没。浸透していない。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090823/25130.html

4211名無しさん:2009/08/23(日) 09:14:40
>平山氏は現在会社員だが、党籍は残しており「知らせがくれば受ける」としている。
一部で失踪情報もあった新党日本比例3位平山誠の肉声らしきもの。ただ、統一会派の一員として会派の決定に従った行動を期待できるものやら…。


参院繰り上げ当選も有田芳生氏辞退

03 参院比例代表の選挙会は22日、衆院選に立候補した民主党の青木愛、新党日本の田中康夫両前参院議員の自動失職に伴い、名簿次点の民主党の元参院議員・広野允士、新党日本のジャーナリスト・有田芳生両氏の繰り上げ当選を決めた。任期は13年7月28日まで。

 ただ、衆院東京11区と比例東京ブロックに立候補している有田氏は「(衆院選から)撤退することはあり得ない」と述べ、参院の当選を辞退し、選挙活動を続行する意向を表明。有田氏が辞退した場合、選挙会を再び開き、次々点の平山誠氏の繰り上げを決める予定。平山氏は現在会社員だが、党籍は残しており「知らせがくれば受ける」としている。

 公選法によると、参院当選の告知(23日)を受け、その翌日から5日以内の28日までに当選を辞退しない場合、衆院選の立候補は取り消される。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/08/23/04.html

4212小説吉田学校読者:2009/08/23(日) 11:15:42
これみると、東京4、9、10、13、16、20、23が激戦、激しく競り合いですな。与謝野の復活が危ういか。太田はもうアウトか。
しかし、当初は、民主過半数が最初のヤマだったはずが、民主絶対多数→民主300台→自民100割れと焦点がどんどん民主優勢に移ってきている。次にくるのは、「民主、ほぼ全員当選」だろうか。
注目選挙区も、「さつき苦戦」とかだったはずが、愛知全滅か→北海道全滅か→古賀が危うい→森が危うい→福田も危ういと、もうどんどん大物落選危機が増えている。次は「安倍も危うい」か「麻生、ゼロ打ちせず」か。
なお、東京新聞は明日詳細情勢を掲載予定だそうです。

都内 民主、21の区で先行
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009082302000086.html?ref=rank

 東京二十五小選挙区では民主党が公認候補を立てた二十二選挙区中、二十一選挙区で先行する。このうち十三選挙区で優位に立ち、八選挙区で追い上げる自民党と競り合う。前回一勝だった民主党は大勝の可能性もある。公明党は厳しい戦いを強いられている。
 比例代表東京ブロック(定数一七)でも民主党は前回の六議席から九議席に伸ばす勢い。七議席だった自民党は五議席前後にとどまり、都議選に続き、民主党は強い追い風に乗っている。
 小選挙区で投票先をまだ決めていない人は四割程度おり、情勢が変わる可能性もある。
 民主党は6、7、18、19区で抜け出す勢い。2、3、21、24区で優勢に戦い、1、12、14、15、22区でややリードする。
 逆に自民党が優位に戦っているのは8、17、25区。11区でもやや先行するが民主推薦の新党日本候補に激しく追い上げられている。8区は社民党、25区は国民新党の候補で民主推薦。自民党優位は民主公認以外と戦う選挙区が中心だ。
 民主党は「支持政党なし」層に食い込むほか、自民支持層にも浸透する。自民支持層の三割を超えて支持される選挙区は四つ、二割を超える選挙区は十二に上る。自民党は総じて、支持者を切り崩されている。
 連立与党候補として12区で自民党の支援を受ける公明党代表も公示直前に決まった民主候補に苦戦を強いられている。共産党は全選挙区に候補を立てたが厳しい。社民党、国民新党も議席獲得には苦しい戦い。
 比例代表で、民主党に投票するとした人は38%で、自民党20・7%と公明党の6・2%を合わせても水をあけられている。共産党5・6%、社民党は1・9%。公明党は二議席を確保しそうで、共産党は一議席をほぼ固めた。他党は苦しい。
 選挙への関心は「大いにある」「ある程度ある」を合わせると九割を超えた。

4213小説吉田学校読者:2009/08/23(日) 11:21:43
中日ですと、愛知14勝1敗、岐阜3勝2敗の情勢。静岡は自民全滅の様相。
ただ、民主に一服感、天井感もありますね。

愛知は14選挙区で民主優勢 衆院選情勢調査
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009082302000150.html?ref=rank

 衆院選の中部9県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀、石川、富山、静岡)の情勢は、本紙が22日まとめた情勢調査に独自の取材結果を加味すると、民主が全51小選挙区のうち、7割にあたる36小選挙区で優位に立っていることが分かった。ただ、小選挙区、比例代表とも3割前後が「まだ決めていない・分からない」としており、今後情勢が変わる可能性はある。
 小選挙区制導入以来、自民が全小選挙区を独占していた岐阜(5選挙区)で3選挙区、石川(3選挙区)でも2選挙区で民主が優勢。同じく自民が独占していた福井(同)でも全選挙区で混戦となっている。
 滋賀(4選挙区)では全選挙区で民主が優位に立ち、「民主王国」の愛知(15選挙区)は14選挙区でリードしている。前回選では自民が6議席を得た静岡(8選挙区)では、民主が7選挙区で優位に立つ。三重(5選挙区)では民主が2選挙区でリードし、残る3選挙区では接戦。
 衆院選への関心度を尋ねると、「大いに」と「ある程度」を足すと90%。「郵政選挙」と呼ばれた前回選の公示直後に石川、富山、静岡の3県を除く中部6県を対象にした本紙調査時(88%)をわずかに上回った。
 比例代表の投票先を「決めている」と答えた人のうち、民主に投票するとした人は46%で最多だったが、今回の公示前調査(8月6〜8日に実施)より8ポイント下げた。
 一方、自民は3ポイント上がって26%。公明7%、共産4%、社民と国民新が各2%などの順だった。
 東海ブロック(定数21、愛知、岐阜、三重、静岡)は、民主が前回獲得した8議席を大きく上回る13議席程度の勢い。
 自民は3議席減らして6議席、公明は1議席減の2議席との見方、共産は現状の1議席を死守できない可能性がある。

4214小説吉田学校読者:2009/08/23(日) 11:26:43
注目の石川。北國新聞によりますと、2勝1敗。森逃げきりか。気張れ、民主。
2区は共産のプラスαが効いて来るか。

1区・奥田、馳氏激しく競る 衆院選、石川県内動向 北國新聞社が世論調査
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20090823101.htm

 石川県内の衆院選動向を探るため、北國新聞社は公示後の20日から3日間、県内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。その結果と選挙取材班の分析を基にまとめた22日現在の情勢は、1区は奥田建(民元)、馳浩(自前)の両候補が激しい競り合いを演じ、佐藤正幸候補(共新)が浸透を図っている。2区は森喜朗候補(自前)を田中美絵子候補(民新)が追い、3区は近藤和也(民新)、北村茂男(自前)の両候補が大接戦を繰り広げている。
 北國新聞社が7月30日から3日間行った投票1カ月前の世論調査では、各選挙区で4割以上に上った未決定層が、今回の調査で3割前後にまで減少した。ただし、未決定層は支持政党なしの無党派層が多いとみられ、残り1週間の選挙戦の展開次第で、情勢が変わる要素を残している。
 1区では、政党支持別にみると、奥田候補が民主の8割近く、馳候補は自民の6割強を固めている。さらに奥田候補は社民の4割強、馳候補は公明の8割近くを押さえている。無党派層は4割近くが奥田候補、3割強が馳候補をそれぞれ支持している。佐藤候補は共産の4割近くを固めるにとどまっている。
 2区は、森候補が自民の7割強と公明の8割強を押さえ、田中候補は民主の9割近くと社民をほぼ固め、自民の2割近くからも支持を得ている。無党派層は森、田中両候補にそれぞれ4割の支持となっている。
 3区は、近藤候補が民主の8割近くと社民の大部分を押さえ、自民にも食い込んでいる。北村候補は自民の6割にとどまっているものの、公明の9割近くを固めた。無党派層の5割は近藤候補を支持し、北村候補は3割弱となっている。
 2、3区の共産支持層の多くは民主候補を推す。
 男女別では、自民の馳、森、北村の3候補が男性より女性からの支持が多いのに対し、民主の奥田、田中、近藤の3候補は逆に男性の支持率が高くなっている。

4215小説吉田学校読者:2009/08/23(日) 11:29:17
とは氏の慧眼どおり、北海道は7区が接戦。11、12が引き離しているので、復活は町村、伊東か。

道内12区 民主全勝も 5、7区は自民と接戦
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/184196.html

 北海道新聞社は衆院選の投票を30日に控え、20〜22日に行った全道世論調査の結果に、日ごろの取材を加味して情勢を探った。民主党は道内12小選挙区のうち10選挙区で優位に戦いを進め、小選挙区完勝をうかがう。自民党は2選挙区で民主党候補と接戦に持ち込んでいるが、前回衆院選の4議席を守るのは厳しい。定数8の比例代表道ブロックでも、民主党は前回の3議席を上回る4議席を固めた。ただ、小選挙区、比例代表とも態度を決めていない人が約3割おり、今後情勢が変わる要素もある。
 民主党は小選挙区のうち、1区(札幌市中央、南、西区)、2区(札幌市北、東区)、4区(札幌市手稲区、後志管内)、8区(渡島、檜山管内)、9区(胆振、日高管内)、10区(空知、留萌管内)で安定した戦い。6区(上川管内)のほか、前回は自民党に敗れた3区(札幌市白石、豊平、清田区)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、網走管内)でも自民党候補を引き離している。
 一方、5区(札幌市厚別区、石狩管内)は、民主党元職と自民党前職が横一線で並び、接戦となっている。7区(釧路、根室管内)では、民主党前職を自民党新人がわずかの差で追う展開。
 比例代表では、民主党は無党派層の支持動向によっては、5議席を獲得する可能性もある。自民党は2議席を確保しつつあるが、従来の支持層を固め切れておらず、前回の3議席には届きそうもない。このほか、新党大地と公明党はそれぞれ1議席の獲得が有力。
 政党支持率は自民党28・5%、民主党25・8%、公明党3・9%、共産党3・3%、新党大地1・3%、社民党0・9%など。「支持政党なし」の無党派層は29・7%だった。

4216小説吉田学校読者:2009/08/23(日) 11:39:34
福井も民主接戦ですが、自民ややリードといったところか。こりゃあ、戦略投票なんて言ってられんぞ。

本紙世論調査、自・民ほぼ互角 1区は笹木氏、稲田氏競り合う
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8201

 30日の投票日まで1週間に迫った衆院選について福井県内有権者の投票行動を探るため、福井新聞社は20日から22日まで、電話による世論調査を実施した。1区は、民主前職の笹木竜三氏と自民前職の稲田朋美氏が競り合っている。2区は自民前職の山本拓氏を、民主前職の糸川正晃氏が急追し、接戦に持ち込んでいる。3区では自民前職の高木毅氏がわずかに先行し、民主元職の松宮勲氏が激しく追い上げて予断を許さない状況。ただ、意中の候補をまだ決めていない有権者が3割弱を占めており、終盤の情勢によっては大勢が変わる可能性がある。
■1区■
 前回比例復活の笹木氏は、民主支持層の9割近くをまとめ上げ、無党派層でも強さを発揮している。保守層にも食い込み、地域では、永平寺町の浸透も目立っている。年代別は30代、50代で約6割の支持を集めた。
 前回373票差で初当選を果たした稲田氏は、自民支持層の約7割をまとめたが、公明支持層は5割弱だった。女性からの支持は笹木氏を上回っている。70代以上の支持が約6割と高く、農林漁業者にも浸透している。
 共産新人の金元幸枝氏は、政権選択選挙の構図の中で厳しい戦い。共産支持層をまとめ切れていない。
■2区■
 5選を狙う山本氏は、自民支持層は7割弱、公明支持層では約8割を固めた。年代別でみると60代、70代以上によく浸透している。農林漁業者の約6割から支持を集める。地域的には、特に地元の鯖江市を含む丹南で支持を集めている。
 小選挙区初挑戦の糸川氏は、民主支持層の9割超を固めた。無党派の支持を集め、社民、共産支持層にも食い込むが、離党した国民新が3割程度にとどまっている。地域別では大票田の坂井、あわら市、奥越でほぼ互角の戦いを見せている。
■3区■
 4選を目指す高木氏は地元の敦賀市を含む嶺南東部で多くの支持を集めている。自民支持層の7割強を固め、推薦を受けた公明支持層も7割を確保した。20代で多く支持され、女性の支持も松宮氏を上回っている。
 再起を期す松宮氏は民主支持層の8割超をまとめた。出身の自民支持層も一部切り崩し、郵政票を持つ国民新も取り込んでいる。小浜市など若狭地方でほぼ互角だが、越前市など嶺北で浸透し切れていない。
 幸福実現新人の北野光夫氏は厳しい戦い。

4217名無しさん:2009/08/23(日) 12:17:08
三重の情報ですが・・・

超ローカル新聞、中日、読売、朝日の情報を総合すると、
2、3、4は固そう、メディアにもよりますが、1、5区は接戦又は優位です。

個人的には5区がチョットという気もしなくありません。
4区は超ローカルにも優位、拡大、田村は相手は比例復活はあってもこちらはない状況と、これまでになく電話攻勢、宣伝カーが走り回っているようです。

予想以上に風が吹いているので、4区は取れそうです、いやスゴイ。中選挙区時代も含めて
初めてでしょう、この情勢は。

4218千葉9区:2009/08/23(日) 13:07:40
それでも接戦な三重1:中井はなんなんじゃ.....

4219とはずがたり:2009/08/23(日) 13:28:53
鹿野・中井・奥田が1区に居坐る民主候補のダメ御三家っすから。
そろそろ差し替えよう。

鹿野は代表選で小沢に勝って民主と選挙協力路線が取れてりゃ,今頃元首相だったかも知れないけどねー。

4220とはずがたり:2009/08/23(日) 13:35:04
>>4215
やっぱ圧倒的な大票田の市長ってのは強いっすね。
大地との関係もちょっと民主勝ちすぎでムネオが怒ってるのも不安材料ですが。

4221とはずがたり:2009/08/23(日) 13:55:27
〜北陸地元紙特集〜
>>4216,4214,4210

=福井新聞=
1区は、民主前職の笹木竜三氏と自民前職の稲田朋美氏が競り合っている。
2区は自民前職の山本拓氏を、民主前職の糸川正晃氏が急追し、接戦に持ち込んでいる。
3区では自民前職の高木毅氏がわずかに先行し、民主元職の松宮勲氏が激しく追い上げて予断を許さない状況。

=北國新聞=
1区は奥田建(民元)、馳浩(自前)の両候補が激しい競り合いを演じ。
2区は森喜朗候補(自前)を田中美絵子候補(民新)が追い、
3区は近藤和也(民新)、北村茂男(自前)の両候補が大接戦

石川3区はこれで大接戦とはどんだけ自民支持層が厚いねん。。
>近藤候補が民主の8割近くと社民の大部分を押さえ、自民にも食い込んでいる。北村候補は自民の6割にとどまっているものの、公明の9割近くを固めた。無党派層の5割は近藤候補を支持し、北村候補は3割弱となっている。

=北日本新聞=
1区は民主の村井宗明、自民の長勢甚遠が激しく競り合っている。
2区は、自民の宮腰光寛が優位な戦いを進め
3区が無所属の相本芳彦と自民の橘慶一郎が横一線に並ぶ接戦で、無所属の柴田巧が追い上げる展開。

福井 福 読 毎
一区 ★ ※ ▲ ※手許に読売がないので忘れたけど▲だったような
二区 ☆ ★ ★
三区 ☆ ★ ★

石川 國 読 毎
一区 ★ ★ ★
二区 ☆ ★ ☆
三区 ★ ★ ★

富山 日 読 毎
一区 ★ ▲ ▲
二区 ◎ ◎ ◎
三区 ★ ★ ▲

読売
>>4116-4120

毎日
>>4205 >>4143

地元紙は地元の先生に意地悪されるので落ちそうとは書けないんじゃないですかね?お陰で有権者が緩まずホントに落ちることを祈るけどw

4222名無しさん:2009/08/23(日) 14:08:02
長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090823/01.shtml
高木>>>>山田正>宮島≧福田?

長崎2区、福田氏を久間氏猛追 衆院選、長崎新聞・NBC世論調査

政権選択が焦点とされる第45回衆院選は30日の投票まで残り1週間となった。県内四つの小選挙区では計15人の候補者が激しい戦いを繰り広げている。長崎新聞社は各選挙区の情勢や有権者の投票動向を探るため、19〜21日の3日間、NBC長崎放送と共同で県内全域を対象に電話世論調査を実施。これに取材を加味し、分析した。調査時点で回答者の4割近い人が投票する候補を決めておらず、なお流動的要素は残っている。

 長崎1区は、労組を中心に固い支持基盤を持つ高木義明氏(63)=民主前=が安定した戦いを進めている。冨岡勉氏(61)=自民前=も医師連盟や看護連盟が中心となり巻き返しに懸命。渕瀬栄子氏(53)=共産新=と江田耕一氏(51)=幸福実現新=は苦戦している。

 長崎2区は知名度を生かし無党派層に支持を広げる福田衣里子氏(28)=民主新=を、10期目を目指す久間章生氏(68)=自民前=がこれまでの実績を訴え猛追している。相浦喜代子氏(45)=無所属新=、山崎寿郎氏(29)=無所属新=、柴田愛氏(35)=幸福実現新=の3人は苦しい。

 長崎3区は谷川弥一氏(68)=自民前=と山田正彦氏(67)=民主前=が横一線の戦い。両氏は離島、本土とも拮抗(きっこう)しており、予断を許さない状況。選挙戦終盤に向け浮動票が多い大村市での浸透が鍵になりそうだ。山田聖人氏(43)=幸福実現新=は厳しい。

 長崎4区は9年ぶりの国政復帰を狙う宮島大典氏(46)=民主元=が自民支持層を侵食して先行。北村誠吾氏(62)=自民前=がこれを追っている。山田孝一氏(58)=幸福実現新=は伸び悩んでいる。

 候補者を選ぶ理由は「政党」が22・0%、「政策」が21・1%、「組織、団体などの推薦」12・6%−の順だった。判断材料とする政策は「年金・福祉医療」が29・5%で最も多く「景気対策」が24・9%、「子育て・教育問題」が13・4%で続いた。

 投票する候補者について「決めている」「だいたい決めている」を合わせると63・8%。「まだ決めていない」と「分からない 無回答」は36・2%になっている。

42234222:2009/08/23(日) 14:14:35
おっと、見間違い

高木>>>>>宮島≧福田>(当確ライン)≧山田正
ですね

4224SWERVES:2009/08/23(日) 14:41:19
>>4223-23
やっぱり山田正のところは抜けそうで抜けないですなー
お互い自陣営の票は固め切ったが、浮動票が少ない選挙区なので両者決め手がないんだろう。

三重1の中井もまあ、その類だろうが…(ただ津市を含むんだから、もうちょいがんばれるよな)

4225あかかもめ:2009/08/23(日) 14:50:01
長崎2区はかなり追い上げられてますねぇ。何か不安になってきた。

ここと石川2区は何としても勝ってほしい。

4226とは:2009/08/23(日) 15:09:52
嫁と不在者投票してきますた。

NHKの出口調査受けますた

4227とは:2009/08/23(日) 16:05:41
生駒駅に塩爺来てます。

それほどたくさん人居ない。100人程か。

4228神奈川三区の者:2009/08/23(日) 17:28:38
一時期ファビョって引退表明してすぐ撤回した谷川爺さんがこんなに強いのが正直意外に感じます。
(それだけ地元におおらかな点があるとも言えなくもないのか、それとも言動に合わず選挙巧者なのか…。)

>4225
なんだかんだで野党系候補者が二人いて分裂状態ですからね。

4229名無しさん:2009/08/23(日) 18:24:05
長崎は一個取りこぼしそうだ
民主は九州は北九州で2〜3選挙区
南九州で4〜5選挙区取りこぼしそうだ

4230あかかもめ:2009/08/23(日) 21:34:09
>>4225
その片割れは結果を左右するほど票を持ってるのですかね?

しかし、これだけ圧勝の勢いなのに福田さんと言い(一応、リードはしてるが)康夫ちゃんと言い保坂と言いなんで本命候補がこんなに苦戦せなあかんのか。
あー腹立つ。

4231名無しさん:2009/08/23(日) 22:00:40
時事通信も300超え

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082300191

民主300議席上回る勢い=自民激減100前後か−公明も苦戦【衆院選情勢】
 第45回衆院選の投票を30日に控え、時事通信社は全国の有権者を対象に電話世論調査(8月21〜23日)を実施し、全国の支社局網を通じた取材を加味して情勢を探った。それによると、小選挙区300、比例代表180の計480議席のうち、民主党はともに自民党を圧倒、300議席を超す勢いだ。対する自民党は、公示前の300議席からの激減が避けられず、公明党と合わせた過半数(241議席)確保は極めて困難な情勢だ。
 民主党は都市部、農村部ともに支持を広げ、110選挙区程度で当選が動かない情勢。約160選挙区で自民党などと激戦を展開しており、このうち約110選挙区で優位に立っている。比例も前回の郵政選挙で自民党が獲得した77議席を大幅に上回り100議席台をうかがう。参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2(320)以上の議席を確保する可能性もある。
 これに対し、小選挙区に289人を擁立した自民党は、当選圏入りがわずか20人弱。先行しているのも50人弱で、比例も40議席台の半ばにとどまっており、100議席前後に激減しかねない情勢。民主党に先行を許している約110選挙区で一定程度巻き返しを図っても、半減以下に落ち込むのは避けられない見通しだ。
 公明党は小選挙区に立候補した8人がいずれも厳しい戦いを強いられており、比例と合わせて、公示前の31議席を維持するのは難しそうだ。
 共産党は小選挙区での議席獲得は難しい情勢で、比例は前回の9議席を下回る公算が大きい。社民党は小選挙区で2議席以上を確保する可能性があるが、比例は3議席程度に伸び悩んでおり、公示前勢力(7議席)を維持できるか微妙。国民新は1議席を固め、2選挙区で当選圏入りをうかがう。 
 みんなの党は小選挙区で1議席を固め、1選挙区で優位に立つ。比例でも議席を得る可能性がある。新党日本、改革クラブは議席確保のめどが立っていない。 (2009/08/23-21:49)

4232おま天:2009/08/23(日) 22:08:37
>比例も前回の郵政選挙で自民党が獲得した
>77議席を大幅に上回り100議席台をうかがう。

ひゃ、100議席台だって!?w

>公明党は小選挙区に立候補した8人がいずれも厳しい戦いを強いられており

康夫がリードしてきたってことかも。

4233とはずがたり:2009/08/23(日) 22:18:10
>>4228
ですね。
>一時期ファビョって引退表明してすぐ撤回した谷川爺さんがこんなに強いのが正直意外に感じます。

強烈な保守地盤ですしね。其処で系列候補を勝たせて来た山田の本領は此処から発揮でしょうけど。

>>4231-4232
読売は共産は比例は前回を上回る的な表現も有ったように思いますが共同は厳しいんですね。
>共産党は小選挙区での議席獲得は難しい情勢で、比例は前回の9議席を下回る公算が大きい。

>ひゃ、100議席台だって!?w
比例代表で過半数制するって結構難しいのに100越えだなんてw
名簿搭載不足続出でしょうな。。

>公明党は小選挙区に立候補した8人がいずれも厳しい戦いを強いられており
いい傾向ですねぇ〜
>康夫がリードしてきたってことかも。
「新党日本、改革クラブは議席確保のめどが立っていない」とも有りますが。。

4234名無しさん:2009/08/23(日) 22:33:27
鳩山邦夫は勝ちそうだな
意外と古賀一成弱気だし

4235千葉9区:2009/08/23(日) 22:36:42
比例は大地 社民 国民へ
戦術を本格化させないとヤバいだろ...

北海道→大地
東北→社民
北関東→どっちも議席は無理か
南関東→社民
東京→社民
北陸→国民
東海→どっちも議席は無理か
近畿→社民?
中国→国民
四国→どっちも議席は無理か
九州→国民

4236名無しさん:2009/08/23(日) 22:48:50
私の新聞情勢調査記事分析より

読売 民主 小220 比例85  合計 305前後 自民 120前後 

毎日  民主の下限値 自民の上限値として
 民主 小228 比例90  合計 318前後 自民 小57 比例51 合計 108前後

共同 民主 小220 比例90  合計 310超  自民 小65 比例56 合計 121前後

東京新聞
   民主 小230 比例90  合計 320前後 自民 小50前後 比例50前後 合計約100議席台 
                          なお今後の巻き返しで150台まで上乗せ可能としている。

各地方紙の地元県情報記事では 福井や長崎にみられるように 自民候補が優勢、先行へ巻き返している
ような記事が多い。 これはある程度 政権与党側へ配慮したものではないかと思われる。

4237とはずがたり:2009/08/23(日) 22:53:40
>>4234
現地の方っすか?!どっかの報道?>一成弱気

>>4235
07参以来のとは板選対結成っすかねぇ!?w
近畿は日本にいれちまいましたよ。
またぞろ繰上候補居ない騒動置きかねませんけど。

4238名無しさん:2009/08/23(日) 22:57:05
大地、社民、国民は全く入れる気にならんけど、
日本なら民主の次に入れる気になりますね。

康夫も当落線上っぽいし。

4239名無しさん:2009/08/23(日) 23:13:06
>>4235
北関東は社民の可能性がわずかにあるでしょう
毎日調査で「1議席を死守したい社民が懸命に追い上げる」

全野党でよければ、北海道や北陸では共産の方が望みがあるかもしれませんが。

4240とはずがたり:2009/08/24(月) 00:12:25
>>4238-4239
その辺は各自の好みに忠実に入れるしかないですよね。
俺は民主・日本・みんな辺りに頑張って欲しいところ。
近畿の日本比例2位のダムの専門家の人に多少期待。ご高齢でいらっしゃるので任期途中でくたばらないか多少心配。

修正版

北海道→大地・共産
東北→社民
北関東→僅かに社民
南関東→社民
東京→社民
北陸→国民・共産
東海→どっちも議席は無理か
近畿→社民・日本
中国→国民
四国→どっちも議席は無理か
九州→国民

4241名無しさん:2009/08/24(月) 00:26:09
みんなの党が一番妥当な選択。
①みんなの党
②自民
かな。
民主は旧社会党の影響が払拭されるまでは政権任せたくない。

4242ぐらもん:2009/08/24(月) 00:31:28
先日、実家に戻ってきました。(岐阜5区)
先月戻った時父は「古屋さんやばいかもしれん。」と言っていたのが「古屋さん今度はやばい。」に変わって
いました。今までそんなことは聞いたことがないのですがどうも幸福実現党が支援に回ったことと共産が出な
いことが影響しているようです。実際これほど民主のポスターが貼ってあるのはなかったですし。
>>4239
そうなると群馬5区の土屋が比例復活する可能性が高いんですよね。71歳の新人ってのもどうかと。

4243とはずがたり:2009/08/24(月) 00:39:08
>>4241
みんなとも波長が合う筈の改革派系の若手自民党政治屋どもはてんでダメでしたなー。
付和雷同で全く右往左往しか出来ずに。

>>4242
>幸福実現党が支援に回ったことが影響している
これは公明党がへそ曲げてるって事ですか?あんなの胡散臭い政党の支援を受けるなんてってこと?

4244とはずがたり:2009/08/24(月) 01:06:19
4区は田村が先。。

【09総選挙 三重ニュース】
県内は南部で大接戦 中部9県世論調査
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/mie/CK2009082302000186.html
2009年8月23日

 30日に投開票される衆院選の終盤情勢を探るため、中日新聞社が22日まとめた世論調査結果に、これまでの取材結果を加味すると、県内では、民主党が優勢に選挙戦を進めているが、追い上げる自民党との距離は縮まってきているもようだ。

 1〜5区まで5つの選挙区は、2、3区で民主前職が着実に足場を固め、1区も民主前職がやや優位。一方、県南部の4、5区は自民前職と民主の前職、新人が大接戦を演じる展開となっている。比例代表は、民主が保守層にも食い込み、無党派層の支持も広げている。

 しかし、選挙区で有権者の3〜4割、比例代表でも3割ほどが投票する候補者や政党を決めていないと回答しており、情勢はまだ流動的だ。

 調査は20〜22日、中部9県で電話番号を無作為に抽出して実施。県内では2560人が回答した。 (衆院選三重取材班)

◆1区
中井  洽67 民前<10>
川崎 二郎61 自前<8>
後谷 一司48 諸新

 中井さんがリードし、川崎さんが追いすがる。

 中井さんは民主支持層の8割を固め、川崎さんは自民、公明支持層のそれぞれ7割をまとめた。共産、社民支持層はともに7割が中井さんに流れている。無党派層でも中井さんが優勢。

 年代別では、中井さんが30〜60代で支持を集め、川崎さんは20代と70歳以上で上回っている。
◆2区
中野 武史35 共新
萩 都志子50 諸新
鈴木 英敬35 自新
中川 正春59 民前<4>

 中川さんが優位に立ち、鈴木さんが追う。中野さんは苦戦。

 中川さんが民主支持層の9割近くをまとめ、自民支持層の3割強に食い込む。鈴木さんは自民支持層の5割に支持がとどまる。

 全地域で中川さんが優位に立ち、亀山市では鈴木さんが健闘。

 中川さんは全ての世代で優位に立つが、20、30代では鈴木さんが迫っている。

◆3区
平田 耕一60 自前<2>
岡田 克也56 民前<6>
野原 典子52 諸新

 岡田さんが大きくリードし、平田さんが追う。

 岡田さんは民主支持層の9割を固め、自民支持層の4割強にも食い込む。平田さんは公明支持層の7割強から支持を得たが、自民支持層は4割強しかまとめていない。

 各年代で岡田さんが優勢。平田さんは20代の支持で岡田さんに迫る。いなべ市・員弁郡で平田さんが健闘している。

◆4区
森本 哲生59 民前<1>
田村 憲久44 自前<4>
高良 雄蔵36 諸新

 田村さんと森本さんがほぼ横一線。

 田村さんは松阪市でリード。自民、公明支持層のそれぞれ6割強を固めた。森本さんは津市で支持を大きく拡大。民主支持層の7割を固め、社民、共産支持層も取り込む。

 田村さんは20代の支持で圧倒し、50代も強い。森本さんは30、40代を中心に支持を集めている。3割の人は、まだ態度を決めていない。

◆5区 

三ツ矢憲生58 自前<2>
大原  忍58 諸新
藤田 大助32 民新

 藤田さんと三ツ矢さんが大接戦を演じている。

 藤田さんは民主支持層の8割を固め、自民支持層の2割にも食い込む。三ツ矢さんは自民、公明支持層の6割強しか固めていない。無党派層は藤田さんが5割近く固め、優位に立つ。

 藤田さんは男性と30代、50代以上で優勢。三ツ矢さんは女性と20代、40代で支持を集めている。

4245名無しさん:2009/08/24(月) 01:17:23
国民をなめるのもいい加減にしろ!!

現在は、国税に占める消費税のわり合いは日本もイギリスも北欧も21%前後。

イギリスの税率は17.5%と高く見えるが、
・ゼロ税率は、
食料品、水道、新聞・雑誌、書籍、国内旅行、医薬品、住宅建築、障害者機器など
・軽減税率は、家庭用燃料、電力が5%
・教育、医療は原則無料

これは、いかに日本には無駄使いが多いかを示している!!

先ず行政をはじめ、無駄を全て無くしてからすべきものであるハズ!!

中福祉中負担と言うが、今と比べて何がどの様の変わるのか?全く説明もしていない!!

キミたち自民党の、全くいい加減な消費税増税論議が国民に受け入れられるとでも?

4246ぐらもん:2009/08/24(月) 01:28:29
>>4942
公明というより民主の勢いが強いというのと有権者の幸福アレルギーだと思います。
多治見、土岐は民主が制圧しているという話も聞きました。

4247とはずがたり:2009/08/24(月) 03:10:04
>>4246
なるほど。有権者は古屋の所だけ幸福が居ないとかそんなに気付いてるんでしょうかね!?
>幸福アレルギー

>多治見、土岐は民主が制圧しているという話も聞きました。
頼もしいなぁ。

4248神奈川一区民:2009/08/24(月) 03:22:28
>>4235
北海道→大地
東 北→社民
北関東→社民か国民
東 京→日本
南関東→社民か国民
北信越→国民
東 海→社民か国民
近 畿→日本
中 国→国民
四 国→民主でいいと思います。
九 州→国民
こんな感じで戦略投票すればいいと思います。

4249とはずがたり:2009/08/24(月) 03:25:26
【読売>>4116-4120と毎日の差違抽出(小選挙区篇・その2)】
情報が日々古く成りつつあるけど・・
毎日纏めるのも47都道府県分貼り付けるのも億劫(貼り付けはやりたい)なので差違部分を抜き出してみる。見落とし失敬。
後半は近畿〜九州。前半は>>4205

☆…毎日の方が民主優勢 ▲…毎日の方が民主不利 −…2位と3位の関係が逆 ○ …同じだけど信じがたいので再確認・詳細抜粋した選挙区など

☆大阪2 萩原に勢い。民主層から広く支持。左藤は公明支持の一定層を固めた(岳父は大谷派僧侶で公明との協力を嫌って自民に逃亡した癖にw)。川条は自民層への滲透を図る
▲大阪10 辻元と松浪が激しく競り合う。民主と無党派層を狙って両陣営が争う。浅沼(共)は社民の支持層にも一定の拡がりを見せる
☆奈良4 大西が幅広い年齢層に滲透。田野瀬は自民8割,公明7割。

☆島根1 細田が小室と激しく争う。
▲島根2 竹下が亀井をリード。竹下は自民9割,公明7割,無党派4割。亀井は民主6割以上の一方自民には滲透できず←亀井が拒否した民主入党ですか戦略ミスやな。
☆広島5 三谷が民主・社民の大半を固め,国新層にも滲透し一歩リード。寺田は自民の8割を固め公明層へ滲透に全力。無党派層への支持は拮抗。
☆広島7 選挙戦を優位に進める和田を宮沢が追う。

☆徳島3 仁木と後藤田が激しく競り合う。
▲香川3 大野が厚い保守地盤を背景に一歩リード。
☆愛媛1 永江が幅広い年代の支持を集めてリードしている。
☆愛媛4 高橋を山本が追う展開。高橋は無党派層に滲透。山本は自公を固めたが無党派層の支持が低い。桜内は自民・民主層へ食い込みを図る
−高知1 橋本と福井が競り合い,田村が追い上げる。橋本は無党派層を取り込み民主層にも手を伸ばす。福井は自民7割,公明7割を固め引き締めが順調。田村は民主5割確保。春名は共産9割

☆福岡7 やや優勢の野田を古賀が追う。
○長崎2 福田がリード。民主支持層に加えて知名度があり自民支持層からも支持を集める。久間は自民8割・公明6割を固め巻き返しを図る
☆長崎3 山田が優位な戦い。民主を9割固める。谷川は自民7割・公明3割に止まる
☆長崎4 宮島が民主8割を固めて先行。社民6割も固めた他,無党派3割に滲透。北村は自民8割・公明7割を固めた
○熊本2 福嶋が都市部で幅広く滲透。無党派も3割固めた。林田は自民5割止まり。自民支持率が低下しているため先行を許している(読売も"福嶋が有利な戦い"だが,なんか具体的)
☆大分2 重野が優位な戦い。社民と民主支持層のそれぞれ8〜9割を固めたほか,共産支持層にも滲透。江藤は自民7割・公明6割。
−宮崎1 川村が優位な戦い。中山,上杉が横一線で川村を追う。それぞれ自民層の4,3割を固め,中山は公明の4割に滲透
☆宮崎2 道休と江藤が激しく競り合う。
☆鹿児2 打越と徳田が横一線。打越は民主7割。市部で優位。徳田は自民8割・公明にも滲透。町村部で支持を拡げる
○鹿児4 皆吉と小里が競り合う。小里は公明には伸び悩みも。
☆鹿児5 網屋と森山と互角の戦い。網屋は民主8割,無党派にも支持拡げる。森山は自民7割。

4250名無しさん:2009/08/24(月) 08:15:31
>>4246-4247
多治見は前回のの県議選で無所属の高木氏が逆転勝利したところ。
高木陣営の動きも気になります。

4251とはずがたり:2009/08/24(月) 09:33:38
>>4250
これ↓ですな。煽りを受けたのは民主ですが。。未だ無所属を貫いて自民入りしたりせず様子見ですかね。

多治見市 定数2−候補5 (選管確定)→民主推薦候補惜しい・・http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4427
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 16,885(34.2%) 山本 勝敏 43 無所属=自民 新 1 経営支援業
当 11,385(23.1%) 高木 貴行 28 無所属 新 1 サービス会社長 →会派無所属
□ 10,903(22.1%) 井上 あけみ 54 無所属=民主 新 (元)多治見市議
□ 6,616(13.4%) 若尾 円三郎 60 無所属=自民 新 陶器販売会社長
3,591(7.3%) 二和田 美枝子 57 無所属 新 政治団体副代表・(元)市監査委員・共産系

4252とはずがたり:2009/08/24(月) 09:47:48

今日の朝日朝刊

候補者名…予想 ・ 行動 ・ とはコメント
稲田(自)… 予断許さず ・ 涙声で声を詰まらす ・ 右翼議員,福井市民よこんなの落とせ
細田(自)… ─ ・ 危機感をあらわ ・ 
平井(自)… ─ ・ 個人演説会で200人の聴衆前に突然土下座 ・ やり口が醜いなぁ
北村(自)… 民主優勢 ・ 決起集会で「何を言えばいいのかわからないほど,穏やかならぬ状態」「非常に動転しており,整然と話が出来ないほど混乱している」 ・ こんな候補に国政任せたら駄目だろ。
某奈良県議(自系)… ─ ・ 「何しても,もう遅い」「ここまで来ると金と労力の無駄としか思えん」・ 誰だ?
塩崎(自)… ─ ・ 今回初めて公明推薦を受ける ・
大塚(自)… ─ ・ 公明の集会に参加。「皆さん方の関西6Sの完勝と比例区の完勝こそが私の勝利」 後援会長も「比例区は公明党だと強調」・ でおまいは落ちるんだろw
高橋(民)… ─ ・ 陣営幹部が「良い流れで戦えているのに『褒め殺し』にあうようなものだ」 ・
森山(民)… ─ ・ 小沢は「東京12区と並んでここはなんとしても勝たねばならない」事務所にはテレビ局から開票日の取材依頼が相次ぐ ・ 注目の結果になるともうマスコミは動いてるみたいですね。

4253とは:2009/08/24(月) 11:25:54
超絶に自民隠しちうの高市陣営が生駒駅改札口前でビラ撒きしてた。

昨日の塩爺といい、滝陣営の姿が見えんのじゃが弛んどるんちゃうやろねぇ。高市は復活もさせたくないんじゃが。
ほっといても意識の高い奈良府民(と信じる)は高市なんか入れずにびっくりする程滝に入るから保守的な天理、郡山固めて完勝の戦略か?

4254名無しさん:2009/08/24(月) 12:09:58
共同通信の調査を見るために東京新聞買いました。
千葉県内の小選挙区は情勢調査ではなく、候補者紹介でした。

はらたつな〜。

4255名無しさん:2009/08/24(月) 12:16:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908241146000-n1.htm

【09衆院選】産経・FNN世論調査 「政権交代」浸透、民主優勢は揺るがず (1/2ページ)
2009.8.24 11:44

このニュースのトピックス:選挙
 衆院選の投開票を30日に控え、産経新聞社はFNN(フジニュースネットワーク)と合同で22、23両日、世論調査を実施した。民主党が掲げる「政権交代」が公示(18日)前より有権者に浸透していることが分かった。比例代表の投票先について民主党と答えた人は45.8%で、自民党の24.4%を引き離しており、民主党の争点設定が選挙戦を優位に進める一因になっているようだ。

 今回は衆院解散後、2度目の調査。衆院選の争点として最も重視する政策を聞いたところ、医療・年金などの社会保障が30.5%でトップだった。次いで、政権交代(18.6%)、景気対策(15.6%)、子育て・教育問題(13.2%)と続く。前回調査(8、9両日)に比べ、政権交代が3.6ポイント上昇した。子育て・教育問題も2.5ポイントのアップ。社会保障、景気対策とも有権者の関心は減った。

 政権交代は民主党の掲げるスローガン。子供1人当たり月2万6000円を支給する子ども手当の創設も目玉公約の1つだ。逆に、自民党は「政権選択ではなく政策選択」とし経済対策の継続を訴えるが、景気対策の重視度は前回より4.5ポイントも減少している。

 衆院選の終盤情勢は、民主党が過半数(241議席)を上回る300議席を獲得する勢いとされるが、民主党の政権公約が自民党より有権者に浸透していることからも「民主党優勢」が裏付けられた格好だ。

 最終的には無党派層の投票行動が衆院選の帰趨(きすう)に影響を与える。ただ、「今回の衆院選を通じて政権交代を望む」との回答が66.5%に上り、「望まない」の28%の倍以上ある。

 しかも、「今回の衆院選に関心がある」という人が89.2%に達し、「投票に必ず行く」のは75.5%にも上った。平成17年の郵政選挙のときの調査(72%)より有権者の関心は高く、政権交代の“風”は簡単には収まりそうにない。

 麻生内閣の支持率は22.2%(前回比1.7ポイント増)で、不支持率は66.6%(同1.3ポイント増)。政党支持率は、民主党が36%(同4.9ポイント増)で、自民党は26.1%(同4.1ポイント増)だった。

 衆院選後に期待する政権の枠組みについて聞いたところ、「民主党を中心とする政権」が39.1%で最も多く、「自民党が中心の政権」は18.1%。自民、民主両党が参加する「大連立政権」も38.7%に達していた。

4256名無しさん:2009/08/24(月) 12:38:51
>>4254
北日本新聞にはちゃんと載ってるけどね。

1区 田嶋先行
2区 黒田安定
3区 岡島優位
4区 野田他を寄せ付けず
5区 村越頭ひとつ抜け出す
6区 生方優勢
7区 内山リード
8区 松崎安定
9区 奥野優位な戦い
10区 谷田川ややリード
11区 森やや先行
12区 浜田郡部でリード、中後木更津などで上回る
13区 若井優位

4257とは:2009/08/24(月) 12:45:43
九州出張なんで(?)尼崎経由にした。

学会員が鬼の形相でビラでも配ってるかと思ったらそーでもないw阪神もJRも尼崎駅は静かなもんだ。

共同の結果入手するために神戸新聞キヨスクでゲトしますた。

4258名無しさん:2009/08/24(月) 14:27:55
>>4256
ありがとうございます。

もしかして同じ共同通信の調査が元ネタでも、
掲載紙ごとに情勢の報道に差があったりするんですかね〜。
読売と日経みたいに。

4259とは:2009/08/24(月) 15:10:03
>>4256>>4258
神戸新聞も同じ様に乗ってました。

共同は他紙に比べなんか全体にあっさりとした書きっぷりですね。

4260とは:2009/08/24(月) 15:50:50
神戸新聞には肝心の兵庫県の結果が載ってまへんでした(´・ω・`)
何故だ?もう昨日とかに出したのか?

4261RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/24(月) 16:26:08
読売・毎日と地元紙の世論調査の違いがはっきりしていますね
岐阜1・5区 毎日:民主が優位→地元紙:民主と自民が接戦
岐阜2・4区 毎日:民主と自民が接戦→地元紙:自民が優位

4263名無しさん:2009/08/24(月) 19:17:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009082400733

期日前投票に305万人=中間状況、前回の5割増−衆院選
 総務省は24日、衆院選の期日前投票の中間状況を発表した。公示翌日の19日から23日までに期日前投票を行った人は305万1701人で、2005年衆院選の同時期(201万4072人)と比べて51.5%増加した。制度が定着してきたことに加え、政権選択が最大の焦点となっている今回選挙への関心の高さが背景にあるとみられる。 (2009/08/24-18:24)

4264おま天:2009/08/24(月) 19:32:59
NHK世論調査 各党の支持率
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015074291000.html

NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、▽自民党が、1週間前より1ポイント余り下がって24.3%、▽民主党は、2ポイント余り上がって30.4%、▽公明党は、やや下がって3.4%、▽共産党は、1ポイント近く下がって2.7%、▽社民党は、横ばいで0.9%、▽国民新党は、0.2%、▽みんなの党は、0.4%、▽新党日本は、0.1%、▽「特に支持している政党はない」は、2ポイント余り下がって27.0%でした。

----------------------

ついにNHKで民主支持率30%突破。
アンダードッグどころかバンドワゴンが起きています。

4265おま天:2009/08/24(月) 19:35:09
衆院選投票「必ず行く」70%
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015074251000.html

NHKが行った世論調査によりますと、30日に投票が行われる衆議院選挙に投票に行くか聞いたところ、「必ず行く」と答えた人は、前回・4年前の衆議院選挙の同じ時期の調査と比べて3ポイント上がって70%となりました。

NHKは、今月21日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは2588人で、このうち66%にあたる1695人から回答を得ました。それによりますと、麻生内閣を「支持する」と答えた人は、1週間前に行った調査に比べ、1ポイント下がって21%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、1ポイント上がって64%でした。そして、今月30日に投票が行われる衆議院選挙に投票に行くか聞いたところ、「必ず行く」が、前回・4年前の衆議院選挙の同じ時期の調査と比べて3ポイント上がって70%、「行くつもりでいる」が1ポイント上がって20%、「期日前投票をした」が前回と同じ2%でした。これに対し、「行くかどうかわからない」が前回の選挙の同じ時期の調査より3ポイント下がって4%、「行かない」は3ポイント下がって2%でした。また、今度の選挙に、どの程度関心があるか質問したところ、「非常に関心がある」が51%、「ある程度関心がある」が39%だったのに対し、「あまり関心がない」が7%、「まったく関心がない」が1%でした。さらに、投票の際、最も重視することを尋ねたところ、「年金や医療などの社会保障政策」が35%で最も多く、次いで「景気・雇用対策」が25%、「子育て支援や少子化対策」が9%などとなりました。そのうえで、選挙後の望ましい政権の形を質問したところ、「民主党が中心となる連立政権」が35%で最も多く、次いで「自民党が中心となる連立政権」と「自民党と民主党による大連立政権」が、いずれも17%などとなりました。

---------------

投票意欲でも前回以上の数字が続いています。
投票率アップの可能性も高く、圧勝ムードが高まってきました。

4266小説吉田学校読者:2009/08/24(月) 19:48:47
>>4264-4265
もう完全に民主歴史的圧勝の勢いですね。焦点は、民主政権がどれだけ安定するかと多数の一年生議員を抱えるなどの新事情が生み出す党内秩序の維持に移ってきたといえるでしょう。開票日の新聞は「民主圧勝、政権交代へ/自民は解党的敗北」とかでしょうか。

翻って、我が職場はこれと全く正反対といいますか、今日も喫煙所で40代の人から「民主に政権移ると主権が委譲される。中国とかに頭が挙がらなくなる。国旗を引き裂くような民主党に政権が行って本当にいいのか」と力説されておりました。一応、名誉のためにいっておくが、この方は仕事は相当できる。政策的な民主批判なら分かるけど、完全などこかのウケウリじゃないの。これを真剣な目をして言われてもなあ。しかも、1人や2人じゃないんだぞ。イメージ的な批判が。大丈夫か我が職場は。

公然とネット選挙運動…自民・民主、公示後も更新
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090824-OYT1T00574.htm

 インターネットの普及に伴い、選挙期間中は公職選挙法で禁止されているとされてきた政党のホームページの活用が、今回の衆院選の公示後、自民、民主両党によって活発に行われている。ネットが情報発信や交換に不可欠の“道具”となってきている中、選挙での利用のあり方が本格的に問われる事態となっている。
 公職選挙法142条では、選挙運動でのインターネット活用は、公示後には認められていない「文書図画の配布」にあたるとして、事実上、禁止している。
 ところが、今回の衆院選で劣勢が伝えられる自民党は、民主党を痛烈に批判するいわゆる「ネガティブ・キャンペーン」をホームページ上で展開、18日の公示後も更新を続けている。
 ホームページで見られるのは、「みなさん、知っていますか―十人十色の民主党」「民主党さん本当に大丈夫?」「民主党=日教組に日本は任せられない」などのタイトルが付き、民主党を厳しく批判する資料だ。これらの資料は、党公認候補の事務所や、演説会で配布したりしている。
 ネット上では、新しい動画CMも公示後に流している。
 自民党の広報担当者は「民主党の政策は突っ込みどころ満載だ。こうした問題点をそのままにしておくわけにはいかない」と強調する。公職選挙法との関係については、「政党の通常の政策、政治活動で、問題ない。候補者の名前は出さないよう、十分気を付けている」と話す。
 一方、民主党も今回の衆院選から初めて、全国を遊説する党三役の動きを写真とともに連日ホームページで「ニュース」として更新し、演説の内容も載せている。同党広報担当は、「党の政治活動の一環で、問題ない」と話す。自民、民主両党とも、特定候補者を取り上げなければ選挙運動にあたらないとの解釈で、積極的なネット活用が目立つ。
 公明党は、ホームページで公示前に5シリーズ16本の動画CMを公開したが、従来通り、「公示後の更新は控えている」という。
 総務省は、各党のホームページを使った広報活動について、「特定の候補や政党の投票を呼び掛ける内容の場合は、公職選挙法上、問題がある。ただ、通常の政治活動の範囲内ならば、直ちに違法とは言い難い。違法かどうかの判断は警察が行う」としている。
 ホームページを利用した選挙運動の解禁などを盛り込んだ公職選挙法改正案は、今年の通常国会でも、議員立法で提出する動きが自民党などであったが、党内の意見がまとまらず、提出されなかった。

4267名無しさん:2009/08/24(月) 20:10:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908241947005-n1.htm

【09衆院選】世論調査受け、与党に募る焦燥感
2009.8.24 19:46
 産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で22、23両日に実施した世論調査は、民主党への支持がさらに広がり、自民党が劣勢をはね返せない現状を明らかにした。衆院選投開票まで残り6日間となり、自民、公明両党は焦燥感を募らせている。

 麻生太郎首相(自民党総裁)は選挙戦を通じ、「政権ではなく、政策を選択してほしい」と重ねて強調している。一連の景気対策の実績を訴え、連日の地方遊説について「だんだん尻上がりに良くなってきている」と手応えを感じているとしている。

 しかし、合同世論調査では、自民、民主両党の比較で、「政策が良いのは」と聞いたところ、民主党の32・8%に対し自民党は21・0%にとどまり、首相の訴えが浸透していない実態を浮き彫りにした。

 このような中で、回答者の81・6%が投票時に政党のマニフェスト(政権公約)を「考慮する」としている。

 自民党閣僚の一人は「『民主党に一度やらせてみよう』という声を覆すのは相当難しい」と、苦しい胸の内を明かす。同党幹部も「自民党への拒否反応が強く、なかなか聞く耳を持ってもらえない」と嘆き、党内には悲壮感が漂っている。公明党幹部は「信じられない情勢だ。とにかく戦うしかない」と語る。

 自民党にとって数少ない好材料は、「頼りになるのは」の質問で民主党を1・3ポイント上回る28・6%、「人材が優れているのは」でも5ポイント上回る32・4%だった点だ。

 与党は民主党の政権担当能力への不安を指摘し続ける構え。河村建夫官房長官は24日の記者会見で「自民党支持者は熱く燃えている。政権担当能力を訴えていくことが必要だ」と述べた。

4268名無しさん:2009/08/24(月) 20:13:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908242007009-n1.htm

【09衆院選】「首相」のトップはまた舛添氏 世論調査
2009.8.24 20:00

選挙応援に引っ張りだこの舛添要一厚労相=23日、東京都八王子市 合同世論調査で「首相に一番ふさわしい政治家」を聞いたところ、2週間前の前回調査(8、9両日)に続き自民党の舛添要一厚生労働相が16・5%(前回比0・4ポイント減)でトップだった。2位は前回同様、民主党の鳩山由紀夫代表だったが、政権交代が確実となる中、13・3%(同0・5ポイント増)と舛添氏との差を縮めた。

 民主党支持層では鳩山氏の支持が29・7%で最多だった。衆院選マニフェスト(政権公約)をめぐる発言のぶれや故人献金問題が取りざたされてはいるが、民主党支持層の間で、次期首相への支持が高まっているといえそうだ。

 鳩山氏に次ぐ3位は民主党の岡田克也幹事長(7・9%)。4位には前回8位だった民主党の小沢一郎代表代行(5・5%)が入った。民主党の連立パートナーとなる社民党支持層では岡田氏(26・7%)が1位、国民新党支持層では小沢氏が50%もの支持を集め断トツの1位と、連立3党の支持者の間で期待する首相像は分かれたる。

 自民党では1位の舛添氏のほか、政界を引退した小泉純一郎元首相が5位(5・1%)。石原伸晃幹事長代理は6位(4・9%)、麻生太郎首相は7位(4・5%)だった。

4269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/08/24(月) 20:15:48
>>4260
日曜に自県の情勢、月曜に全国の情勢を載せた新聞が多いようです。

4270名無しさん:2009/08/24(月) 20:23:24
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090825k0000m010037000c.html

民主・小沢氏:群馬4区入り「北関東でも地殻変動」
 民主党の小沢一郎代表代行は24日、群馬県高崎市で、福田康夫前首相の対抗馬として群馬4区に擁立した新人の三宅雪子氏の事務所を訪れ「北関東でも地殻変動が起きている。群馬で(同党候補者)4人が当選すれば、象徴的な選挙区になる」とスタッフを激励した。

 三宅氏は衆院解散後、小沢氏主導で擁立した「女性刺客」の一人。小沢氏は記者団に「手練手管の政治家でなく、政治経験がなくても純粋な気持ちを持った新しい血を政界に入れることが国民のための政治を実現する方法」と擁立の理由を説明した。【渡辺創】

毎日新聞 2009年8月24日 19時46分

4271名無しさん:2009/08/24(月) 20:34:20
もう雪崩ですね。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200908240260.html

元佐藤ゆかり派が続々と民主支持 岐阜1区のしこり根深く '09/8/24

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 2005年衆院選で「郵政造反組」の野田聖子のだ・せいこ氏(48)と「刺客」の佐藤さとうゆかり氏(48)が激突した岐阜1区(岐阜市)。勝利した野田氏が自民党に復党、比例復活の佐藤氏の東京5区(目黒区など)転出で一本化は成功したかに見えたが、公示前に元佐藤派県議らが続々と民主党支持を表明し、離党。4年前の保守分裂の傷あとが、選挙戦に影を落としている。

 「民主党候補に負けています。“しこり”が苦戦の背景の一つです」。21日の岐阜市の集会。野田氏は党内が一枚岩になっていない現状を自ら認め、結束を呼び掛けた。

 公示前日。元佐藤派の自民党県議だった笠原多見子氏(44)が民主党の比例代表東海ブロックで出馬すると表明した。以前から野田氏復党に異を唱え、離党会見では「(岐阜1区のしこりの)もとをつくったのは誰なのか」と不満をぶちまけた。

 足もとの岐阜市議会の自民党会派は今年4月、野田系11人と佐藤系13人に分裂。私立高誘致の是非をめぐる見解の相違が直接の原因だが、底流には05年衆院選の対立がある。8月初めには佐藤氏の元後援会幹部が自民党員60人を引き連れ民主党にくら替えした。

 野田氏は公示当初、元佐藤派の離反について「関係ない。ささやかな一部の動き」と平静を装っていたが、その後、情勢の厳しさを実感。あまりやらなかった街頭演説の回数を増やすなど懸命だ。

 前回選で苦杯をなめ、再挑戦する民主党新人柴橋正直しばはし・まさなお氏(30)。党への追い風と、元佐藤派の支援で着実に支持を拡大している。「この流れが広がるよう活動する」と強調、さらなる保守票の切り崩しを狙う。

 岐阜1区には共産党鈴木正典すずき・まさのり氏(45)、諸派小沢和恵おざわ・かずえ氏(25)の両新人も立候補している。

4272小説吉田学校読者:2009/08/24(月) 20:58:42
>>4270
現職大臣、そこそこの知名度を誇り、首相候補の1人にも擬せられた野田聖子が「辻立ち無視」って相当すごいことが起きてるぞ岐阜1区は。
これ文字にしていないところで、相当ショッキングな光景(文字通りことごとく無視とか、野次とか、罵声とか)が繰り広げられたと推測できるのだが。

激戦区ルポ<岐阜1区>
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gifu/CK2009082402000185.html

◆自民・野田さん、涙を抑え懇願
 「駅前でことごとく無視された。自民を嫌い、民主に移る人の流れを痛い思いで受け止めました」
 20日夜、岐阜市の公民館。岐阜1区(同市)の自民前職、野田聖子(48)は、危機感をあらわにした。
 37歳で初入閣。「国務大臣」と書かれたポスターが目立つ。序盤戦、どの演説会もいすに座れないほどの人で埋まり、手応え十分にみえた。だが、電話作戦班が異変に気付いた。
 支持者に混じる「今回は民主に…」の声。陣営幹部は本人に風向きの変化を自覚させようと、早朝のつじ立ちをセッティング。野田は通勤客に無視され、劣勢に気付いた。支援者も終盤用の「必勝」はちまきを締め、目の色を変え始めた。
 前兆は解散後からあった。4年前の郵政選挙で“刺客”の佐藤ゆかり=東京5区へ転出=を応援した党員が、民主候補の後援会を結成。佐藤を支持した笠原多見子(44)は自民県議を辞め、民主の比例単独で立候補した。
 自民市議は団結を繕うが、野田派と佐藤派に分裂したしこりと、立命館誘致問題で対立した経緯から、熱心さはばらばらだ。
 頼りは熱心な野田ファン。元建設相の祖父の代から応援する主婦(65)は「初の女性首相になる人。絶対に落とせない」と語る。
 23日朝、商店街で古くからの支援者の姿を見て感極まった野田は、ハンカチで涙を抑え、震える声で懇願した。「政権交代という言葉はまやかし。私の言葉を信じて」
◆民主・柴橋さん、若さ売りもの
 商店や家から出てきた人が手を振る。「期待してるよ」「岐阜を変えて」。民主新人の柴橋正直(30)は自転車で駆け寄り握手した。
 「前回は手を振り返してもらえなかった」。野田と佐藤のマドンナ対決に埋もれて惨敗した4年前と比べ、手応えに驚く。
 銀行マンだった柴橋は小沢一郎代表代行の政治塾に入り、岐阜市へUターン。オレンジ色のポロシャツの背には「change」の文字と、ヒヨコの絵。若さが売りものだ。
 小選挙区制になった1996年から自民が県内5区を独占する保守王国。だが、小泉改革で疲弊し、商店街はシャッターが目立つ。喫茶店を営む男性(60)は「『いっぺん変えてみやええ』という声が多い。だめだったら、戻せばいい」とショック療法にかける。
 23日午後、柳ケ瀬商店街の広場で演説したが、聴衆は野田の半分ほど。それでも陣営幹部は「変化を望む声が幅広くあるようだ」と風を感じる。
 日焼けした小沢チルドレンは、声を振り絞る。「今のままでいいのか、だめなのか。争点はたった一つだ」
 共産新人の鈴木正典(45)は、2大政党のはざまで「憲法9条改悪や消費税増税などに断固反対する」と党の独自色を訴える。
 (文中敬称略)

4273小説吉田学校読者:2009/08/24(月) 21:04:35
いやあ、中日新聞は、愛知以外ですと、小回りの効く「東京新聞的」な取材しますねえ。今日の総選挙関連報道でこれが一番面白かった。

激戦の3、8区を識者が訴えを分析 自民・実績か、民主・未来か 好対照
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009082402000201.html

 衆院選の戦いは23日、最初で最後の日曜日を迎えた。終盤に向けて弾みをつける格好の機会だけに、候補の訴えに個性や特色が出るのは必至。そこで、静岡県内の政治事情に詳しい法政大の白鳥浩教授(政治学)に激戦区を歩いてもらい、政権選択をかけて激突する自民、民主陣営の双方について演説ぶりを分析してもらった。 (報道部・後藤隆行)
 まずは静岡3区。厚労相や金融再生委員長を務めた自民前職の大物、柳沢伯夫さん(74)に、民主新人の小山展弘さん(33)が挑む。
 掛川市大池の国道1号に近いスーパー前。柳沢さんが正午からマイクを握った。閣僚経験を生かした経済と厚生の政策。掛川、袋井両市の市立病院統合では開業医との連携推進を強調し、白鳥教授は「地元の話題をうまく盛り込んでいる」。党の比例公認の定年にかかる年齢も意識してか「最後の戦い」の言い回しも。反自民の逆風への危機感が漂い、白鳥教授は「どう票に結びつくか」と注目。高齢者ら約70人が道を挟んで聞いていた。
 1キロほど東の住宅街にある城北公園では、小山さんが午後2時ごろ熱弁を振るった。初めは聞き手がいなかったが、次第に家から出てきて10人ほど集まり、白鳥教授は「日曜の午後にわざわざ聞こうと足を運ぶところに、民主への期待を感じさせる」。演説は「具体的な政策はうまく訴えられていないが、30代らしく政治への夢と希望を語った」。
 次は8区。文部科学相で自民前職の塩谷立さん(59)と、民主新人の斉藤進さん(38)が激しく競り合う。
 浜松市東区の遠州鉄道積志駅前。電車に乗り込んで各駅停車してきた斉藤さんが、午後4時20分からメガホンマイクで語り始めた。自民政権の弊害に政官業の癒着を挙げ、政治の変化を唱えた。3区の小山さんと似通う弁説で、白鳥教授は「まだ政策運営に携わっていないため、政権選択の大きな話題が多くなる」と指摘した。
 目と鼻の先のスーパーでは、塩谷さんが午後5時から駐車場に立ち、景気対策継続による経済成長と暮らしの安定を訴えた。「今までの政策実績を強く訴える内容は、自民支持者に届いた」と見る白鳥教授。約80人を集めた動員も「旧来型選挙の底力を見せつけられた」と言う。
 白鳥教授が両区の共通点に挙げるのは「選挙スタイルの違い」。そして「現実と期待の対立」だ。実績を背景に手堅く組織を固める自民に「どう日本を変えてくれるかは見えてこない」とし、支持政党なし層に浸透を図る民主には「未来が本当にバラ色になるかは分からない」と疑問も投げかけた。
 最後に「世代対決の要素もある」と付け加えた。偶然にも自民の2人はチノパンツ、民主の2人はスーツのズボンをはいていた。

4274小説吉田学校読者:2009/08/24(月) 21:07:15
そして、例によって例のごとく、民主党は檄文が鳩山代表名で出されるのであった。

鳩山氏「優勢報道に浮かれるな」 衆院選候補者にげき文
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082401000560.html

 民主党の鳩山由紀夫代表は24日までに、衆院選で同党の獲得議席が300を超える勢いとの報道を受け、公認候補全員と党都道府県連などに「報道に浮かれ、幻惑されるなら、政権交代は水泡に帰す」と訴え、最後まで全力を尽くすよう求めるげき文を電子メールで送った。
 鳩山氏ら執行部が23日夜、党本部で情勢を分析したことに触れ、終盤戦では「全国100激戦区勝利に全力を挙げる」とも強調した。
 げき文は「この選挙は歴史的選挙である。自公に対する国民の憤まんは沸騰し、変化を求めている」と指摘。一方で「終盤戦に死力を尽くさぬ限り勝利の女神は冷笑を浮かべ、翻って敵にほほ笑む」と引き締め、最後は「力を合わせ、歴史的な大事業を成し遂げよう」と結んでいる

4275名無しさん:2009/08/24(月) 21:22:49
>>4270
毎日の渡辺創記者、小沢が代表時代からの番記者ですが、今でも完全密着のようですねー。
三宅雪子もフジテレビの元小沢番。ひょっとして渡辺創記者も…。

ちなみに、↓は西松事件当時の渡辺創記者の記事。

「総選挙前の小沢代表交代」には反対=渡辺創(政治部)
https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/weblog_eye103/details.php?blog_id=754

4276ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/24(月) 21:31:07
30日夜は居酒屋キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
_________________
民主党当選390?というとんでも数字もでた・・・マスコミの総選挙予想数字の信頼性
ttp://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50896222.html

  実は、こうした数字に頭を抱えているのが、大敗必死といわれている自民党でなくて、
民主党の幹部なのだ・・・・。

「陰謀とはいわないが、こうした報道で300議席に届かないのはともかくとして、
過半数の240議席さえ、あぶなくなるかもしれない」

 と渋い顔をするのが、民主党の選対関係者の一人だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これも、「陰謀に近い数字か?」
 民主党幹部の一人は渋い顔をする。

 そして、最後にこういった。

「結局、オフイス・マツナガさんが、関係者限定で公開した『最新マスコミ調査』の数字が、
民主党がもっている実数字と一番近い。自民党も同じような調査をやっているとおもうが、
それもだいたい同じようなものだろう。つまり、残り200小選挙区は、最後まで蓋を
あけないとわからない。まして、比例区はまだまだ、予想できない。

 今回の選挙は、マスコミの調査の質と、報道の質がとわれる選挙にもなるだろう」

4277名無しさん:2009/08/24(月) 21:44:51
>>4270
驚いた。接戦になっているとは伝えられていたが、遂に「ほぼ肩を並べた」。
民主は昨日、幹部が集まって選挙情勢を分析したようですが、それを受けての今日の小沢の群馬4区入りだとすれば、えーっ、ひょっとして、ひょっとするの!?

4区で福田、三宅競う=群馬【衆院選情勢】

 1区は宮崎と尾身がほぼ横一線。宮崎は大票田の前橋市を中心に無党派層の支持を拡大。一方、コスタリカ方式で比例から回った尾身は出身地の沼田市で組織票を固めた。前職同士の戦いとなった2区は、石関が笹川の地盤である桐生市に切り込み、優勢。3区は柿沼が農村部に浸透を図り、やや抜け出した。谷津は必死に追い上げている。4区は福田と三宅が激戦。元首相の福田は頻繁に地元入りして背水の陣の構え。出馬準備が遅れた三宅だが、追い風を受け、ほぼ肩を並べた。5区は、小渕が父親である故元首相・恵三の時代からの地盤を手堅くまとめて安定した戦い。(2009/08/24-17:52)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009082400654

4278名無しさん:2009/08/24(月) 21:44:55
福田、細田、小池…自民
“大物&著名落選リスト“
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082436_all.html
ホームページ
ZAKZAK

4279ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/24(月) 22:03:59
細田なんていいから、
保坂展、亀井久、冨田直樹はどうにかうまいこといかんかね

4280千葉9区:2009/08/24(月) 22:33:52
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082401_all.html
冬柴、著名人通じて批判口撃…田中康夫“包囲網”へ
丸山、猪瀬も参戦


丸山、猪瀬両氏も動員するなど、危機感あふれる冬柴氏=23日夜、尼崎市内(クリックで拡大) 8・30総選挙で、兵庫8区(尼崎市)から出馬した田中康夫・新党日本代表に対する“包囲網”が形成されつつある。冬柴鉄三元国交相を擁立した公明党が著名人を通じた批判攻勢を強めているのだ。選挙戦も終盤にさしかかり、危機感は最高潮に達しているようだ。

 23日夜に尼崎市内で開かれた冬柴氏の演説会。公示前の松本サリン事件被害者の河野義行さん(59)に続く応援弁士として、自民党の丸山和也参院議員(63)と猪瀬直樹東京都副知事(62)が登場した。

 猪瀬氏は長野県知事時代の田中氏に言及し、「ダムをやめるといいながら、対案を出さずに何もしなかった。借金を減らしたというが、積立金を使っただけ。実績が怪しい人」と批判。丸山氏も「選挙は逆風ほど面白い。もし冬柴さんが勝ったとしても、1万や2万の差では恥。最低でも5万はつけないと」と、約900人の来場者を鼓舞した。

 さらに、猪瀬氏は「冬柴さんのような業績のある人に国会に残っていただきたい」としたうえで、最後は田中氏への人格攻撃までも行ったのだ。

 田中氏本人はこうした攻勢に、「政策の話なら応じるが、抽象的な人格攻撃は何とも…」と困惑顔。同陣営も「冬柴さんのやり方は関係ない。ネガティブキャンペーンはもろ刃の剣で、こちらのスタイルではない」と努めて冷静に話しているが…。

4281 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/24(月) 22:44:18
>>4274
私はこの表現が好きなのですが、共同には書いてないようですね。
> 候補者諸君は自らの勝利を確信できるか

あと職場の力説されるオジサマには、「民主党にも前原みたいのがいますよ」と切り返すのが効果的です。
(私、よくやってます)
勿論、民主党候補への投票をためらう社民・共産支持者の方には、菅の名前を挙げればいいのです。
二大政党になるには、ウイングを広く。

300議席はタラレバ報道…鳩山代表「喝」

 民主党の鳩山代表は、党公認の衆院選全候補者に対して、「惑わされることなく、現実の勝利をつかめ!」
と題した文章をメールで送った。
 全国で100小選挙区が激戦となっていると位置づけ、終盤戦に向けて引き締めを図っている。
 メールは23日付。冒頭で「民主党300議席という真夏の夢の如くの報道が踊るが、候補者諸君は
自らの勝利を確信できるか」と問いかけた。報道各社の情勢調査については「全国100の激戦区に
おいて、民主党候補全員が勝利するならばという『たられば』の仮想報道」として、「敵は民主党の
ゆるみを期待してほくそ笑み、起死回生の一撃を狙っている。現実に目覚めよ」と訴えている。

(2009年8月24日20時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090824-OYT1T00869.htm

4282名無しさん:2009/08/24(月) 22:45:19
>>4277

明日15時に鳩山が高崎駅前で街頭。
同日夜の音楽センター(高崎)の箱物に輿石。

こりゃあ、ひょっとしてひょっとするか?
それとも、角田→富岡の労組系の配慮のために輿石?

4283名無しさん:2009/08/24(月) 22:58:17
>>4282
へー、今日が小沢で明日が鳩山、輿石? 幹部総掛かりで本気に獲りにきてるね!

4284SWERVES:2009/08/24(月) 23:03:18
>>4277
↓4年前の時事の情勢記事@群馬。隔世の感あり・・

1区はコスタリカ方式で比例から選挙区に回った佐田が安定、労組票を奪い合う高橋、土屋らに大きく水をあけている。2区笹川は解散前の比例転出表明による陣営内の混乱の影響が気掛かりで、連合群馬などの支援がフル回転する石関との競り合い。3区は谷津がリード。前回の広島1区から「国替え」の柿沼は大票田・太田市で徐々に浸透するが、出遅れが否めない。4区福田、5区小渕はともに父親時代からの強固な地盤で安定している。(了)

>>4260
図書館で見てきましたが、日曜に載っていました。
基本的に全国紙と同じ傾向で、9区西村、8区冬柴田中競る、以外は(差はあれど)民主優勢だったと記憶しています。

4285とはずがたり:2009/08/25(火) 01:28:56
>>4270>>4277>>4282-4284
親戚が集まると今度は何処へ入れるかと云う話題になると云う話しをいつか聞いたと話しましたが,政治意識高くて案外よりよい選択肢が現れれば動きうると云う事なんでしょうかねぇ。
今回の北関東の動きはドラスティックすぎますねぇ〜。もし落とせるならその抽象的な選挙区になりますね。

>>4280
松本サリン事件被害者の河野義行さん(59)が何故冬柴なんかの応援するんかね??
今日,阪神尼崎で下車して市バスでJR尼崎駅迄行きましたが静かなもんでした。

>>4279
また急にリベラルぶってぇw
富田は高校かなんかの同級生かなんかだって書いてたっけ??
流石に比例重複もなしやと難しそうやねぇ。

>>4284
有り難うございます。
共同のは現地新聞との協力で現地情報は先に出すって感じなんですかね??

4286名無しさん:2009/08/25(火) 01:29:22
>(9面に県内12小選挙区の情勢詳報)
あの、ネット記事でそう言われても困りますが…

神戸新聞|連載・特集|’09衆院選|民主「10」議席うかがう 兵庫県内小選挙区
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2009syuin/0002264324.shtml

 衆院選の兵庫県内12小選挙区と比例代表の情勢について、神戸新聞社が20〜22日に行った衆院選電話世論調査に取材を加えた結果、小選挙区では民主が過半数を奪う勢いであることが明らかになった。前回、全選挙区で敗れた民主は一転、公認候補が立つ10選挙区でいずれも優位に戦いを進める。ただ、有権者の4割近くは態度を決めておらず、流動的な要素を残している。(9面に県内12小選挙区の情勢詳報)

 民主は党への追い風を背景に、公認10人のうち幅広い支持を受ける5人がほぼ議席を獲得する勢い。残る5人も無党派層へ支持を広げるなど優位に戦いを進めている。推薦する新党日本新人は公明前職と競り合う。

 前回、12選挙区全勝の自民、公明は厳しい逆風下、苦戦は避けられない情勢。自民は安定した支持を集める9区以外は、いずれも民主を追う展開。公明も2区で民主にリードされている。

 共産は6人とも当選圏に届くのは厳しいとみられる。社民と国民新の各1人、無所属5人も支持が広がっていない。

 比例代表でも「投票する政党」は自民26・6%、民主45・1%と、民主が大きくリードしている。

 電話世論調査の有効回答は計6077。衆院選に「関心がある」と答えた人は約88%に上った。(小森準平)

(2009/08/23)

4287とはずがたり:2009/08/25(火) 01:43:21
>>4286
くそっw>あの、ネット記事でそう言われても困りますが
9面はネット化されてないみたいっすね(´・ω・`)

4288おま天:2009/08/25(火) 01:44:31
【09衆院選】政権交代確実、民主300議席超え 自民大物も大苦戦
(1/2ページ) 2009.8.25 01:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090825/elc0908250121002-n1.htm

 産経新聞社は24日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話による衆院選情勢に関する世論調査(8月20〜23日)に、全国総支局の取材を加味して、30日に投開票日を控えた選挙戦の終盤情勢をまとめた。自民党は個別の選挙区で盛り返す動きがあるが、民主党は選挙区と比例代表双方で優位に立ち、単独で300議席を確保する見通し。政権交代は確実な情勢になった。

 自民党は解散時勢力から半減以下の130議席程度にとどまる可能性が高まっている。ただ、投票態度を明らかにしていない有権者はなお3割を超えており、情勢が変化する可能性もある。

 自民党は選挙戦の主導権を握れず、これまでに60議席しか固め切れていない。北海道、山梨、静岡、沖縄など12道県で全議席を失う恐れが出ているほか、4年前の郵政解散・総選挙で選挙区の議席をほぼ独占した東京、千葉、神奈川でも議席を大きく減らす可能性が高い。中川昭一前財務相や山崎拓元副総裁ら派閥領袖や閣僚経験者も厳しく、海部俊樹、森喜朗両元首相らも当落線上でしのぎを削っている。比例代表でも50議席前後と、民主党の半分程度にとどまりそうだ。

 公明党は20議席を固めたが、選挙区では太田昭宏代表を含め当落線上の候補が多く、公示前勢力の確保は困難な情勢だ。自民、公明両党の執行部は「自公での過半数確保」を目標とするが、このまま推移すれば、過半数を大幅に下回り、下野する可能性は高い。

4289おま天:2009/08/25(火) 01:45:45
【09衆院選】政権交代確実、民主300議席超え 自民大物も大苦戦 (2/2ページ)
2009.8.25 01:09

 民主党は政権交代を訴え、子ども手当や高速道路無料化などの生活に直結したマニフェスト(政権公約)を掲げた戦略が奏功しているようだ。解散時勢力の112議席を大幅に超え、選挙区ではすでに191議席を固めた。大都市圏だけでなく、北海道、東北、関西、北信越など地方でも有利に戦い、単独過半数(241議席)はもちろん、全常任委員長ポストと過半数の委員を確保できる「絶対安定多数」(269議席)も超える勢いだ。

 共産、社民両党は解散時勢力(共産9、社民7)を1〜3議席下回る見通し。国民新党は選挙区で3議席、渡辺喜美元行革担当相が代表を務めるみんなの党は選挙区で2議席を固めつつある。


 ■世論調査の方法 サンプル数は4万4071。平成20年3月末の住民基本台帳を基に、選挙区ごとに満20歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を算出。電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式で、算出した回答数が得られるまで電話調査を行った。

------------
産経FNNも来ました

4290名無しさん:2009/08/25(火) 04:16:48
憲法20条 (宗教団体の部分)

いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

4291とはずがたり:2009/08/25(火) 09:30:30
>>4289
国新は亀井(泥)・松下・下地ってことっすね。
みんなは渡辺・江田か。

4292名無しさん:2009/08/25(火) 17:00:55
やはり亀井久興はダメなのか…
国民新党は代表と幹事長が落選してしまうのか

4293名無しさん:2009/08/25(火) 17:20:57
>>4292

07参院選の時、1人区の予想が多く的中したのがタセ。そのタセも唯一外したのが島根選挙区。
直前まで亀井はアブナイという評価だったが。

私も紙面では危なく取れると思いますが意外と今回も巻き返しがあるように思います。
開票終了まで分からないのでは。

それより、ワタヌキドンが落選覚悟で比例に回った理由がナゾ。やはりかつては自民だし富山3区を混乱させたくないからという
温情があるとも思えないが。

あと・・・四区の田村、過去にないほど選挙カー回っていますよ。それから公示以降、森本、鳩山のポスター急増、これまであった田村、自民のポスター激減状態。

4294名無しさん:2009/08/25(火) 19:32:35
産経買おうと思ったら、詳細は27日と28日に分けて掲載だとか。
ふざけてるな〜。

4295名無しさん:2009/08/25(火) 20:45:11
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082535_all.html
「民主300」阻止へ…自民反攻“激戦52”物量戦
灼熱8・30投開票2009総選挙


街頭演説では多くの有権者から喝采を浴び、「手応えはいい」と胸を張る麻生首相だが…(クリックで拡大) 8・30総選挙で、主要報道各社の調査では「民主300議席超」「民主全員当選」などの圧勝予測がズラリと並んだ。一方で、こうした圧勝報道が「揺り戻し」につながるとの指摘もある。実際、夕刊フジの最新情勢分析でも、終盤で接戦や逆転に持ち込んでいる「自民反攻」選挙区が出て来ているのだ。自民大物のどぶ板選挙に代表される「危機バネ」が働いてきたことなどが背景にあるが、衝撃の民主300議席超は本当に実現するのか。

 「少しずつ反応は上がってきている。街頭演説の観衆も帰る人がいない。1カ月前と比べて、傾向値としては自由民主党は上がってきている」

 民主300議席超獲得という報道機関の衝撃予測に対し、最近の麻生太郎首相は強気発言を繰り返している。

 産経新聞が25日朝刊で発表した議席予測でも、民主党が300議席を確保する見通しとなったが、公認候補330人全員の当選の可能性に触れた22日付の毎日新聞朝刊の数字がピークとなった形だ。それだけに、自民党幹部は「民主は伸びきっている。下がり始めているところもある。逆に、箸にも棒にもかからない、と思っていた(自民の)候補がぐーっと伸びて迫ってるところが数カ所ある」と、ラストスパートに望みをつなぐ。

 総選挙は衆院解散から40日間という長丁場。選挙プランナーの三浦博史氏も「自民への揺り戻しがある。投開票が30日まで延びたため、自民前職が地元に入り、くまなくどぶ板選挙を展開する時間が生まれ、年配や地方の第1次産業の人たちが自民支持に戻ってきている」と指摘する。

 実際、各種情勢調査に独自取材などを加味した夕刊フジの最新情勢分析でも、次のような「自民反攻区」が出てきている。

【危機バネ働き、どぶ板奏功】

 東京1区は与謝野馨財務相が民主党の海江田万里氏に追いつめられていたが、ここへきて猛追。地元関係者は「与謝野氏は公示日に倒れて健康不安を露呈したが、逆に同情を生んだ。都議選で自民現職の落選で生み出された陣営のしこりをほぐし、50といわれる後援会をさらに固める作用を果たした」と話す。

 民主の女性刺客に苦しんできた愛媛1区の塩崎恭久元官房長官も、異例のどぶ板選挙を展開したことに加え、公明党の推薦も得て公示日以降の猛追で再逆転。

 東京14区の前職、松島みどり氏も都議選で推した自民現職が公明現職に競り負けただけに、自公のしこりが懸念されていたが、永田町有力筋は「公示直前に公明の推薦が出て情勢は一変。5万票の公明票が上乗せされ、優位になった」と語る。

4296名無しさん:2009/08/25(火) 20:45:30
>>4295

【民主は引き締めに必死】

 元秘書の出馬で苦戦が伝えられてきた福岡7区の古賀誠選対本部長代理についても、「党の調査では古賀氏が盛り返した。比例重複辞退は勝利への確信が持てたからだ」(自民党関係者)という。

 終盤になってこうした自民反攻区が出てきた背景について、永田町有力筋は「危機バネや公明との選挙協力が機能し始めたことに加え、麻生首相(自民党総裁)らが、国旗掲揚の必要性を強調するなど『保守色』を前面に押し出す戦略が、離反していた自民支持層の一部を戻すことに成功した」とみる。

 また、自民党幹部は「民主党がマニフェストを次々と修正したり、子ども手当などの具体的な財源確保策が示されていないなど、今後の日本経済の行く末に対する国民の不安が徐々に広がり始めているためではないか」と話す。

 ただ、自民反攻にも限界があるのも事実。自民大物候補の陣営幹部はこうぼやく。

 「今できるのは、古い自民党の体質を嫌って離れていった保守層の一部を取り戻す程度。マイナスからスタートしたんだから、それが精いっぱい。本来、票の上積みには無党派層の取り込みまで攻め込まないといけないが、そんな余裕なんてない」

 民主党も圧勝報道によるゆるみを警戒。鳩山由紀夫代表は公認候補全員と党都道府県連などに「報道に浮かれ、幻惑されるなら、政権交代は水泡に帰す」と訴えたげき文を電子メールで送ったほか、小沢一郎代表代行も24日には保守王国と言われる群馬県に入り、「北関東は埼玉も良いが、茨城、群馬、栃木でも地殻変動が起きている。群馬で1区から4区を取れば象徴的な事態になる」などと檄を飛ばした。

 前出の永田町有力筋は「民主圧勝報道で都市部では多少の揺り戻しが起きるだろうが、地方では逆に締め付けがきき、さらに民主票が伸びる可能性も高い」と指摘するが、いずれにしても政権交代の流れだけは間違いなさそうだ。

■主な「自民反攻」の選挙区

             公示前 公示後

東京 1区 与謝野 馨   ▲ → △

東京14区 松島みどり   ▲ → △

神奈川1区 松本  純   ▲ → △

富山 3区 橘 慶一郎   ▲ → △

愛知13区 大村 秀章   ▲ → △

大阪10区 松浪 健太   ▲ → △

広島 5区 寺田  稔   ▲ → △

愛媛 1区 塩崎 恭久   ▲ → △

福岡 7区 古賀  誠   ▲ → △

*△はやや優勢、▲は苦戦。敬称略

ZAKZAK 2009/08/25

4297名無しさん:2009/08/25(火) 21:08:46
>>4295-4296
このままじゃ三浦の言うとおりになっちゃうよ。
民主は浮き足立つなという方が無理か。
こんなこと↓
http://www.the-journal.jp/contents/yoronz/2009/08/post_10.html
する政党にはきついお仕置きが必要なのだが・・・

4298名無しさん:2009/08/25(火) 21:09:21
>>4097

読売と日経が合同世論調査 それを紙面で明かさなかったわけ
2009/8/24 コメント(7)
衆院選・序盤情勢の世論調査を、読売と日経が合同で行っていたことが分かった。新聞不況で経費節減の必要などがあったとの見方もある。両紙とも合同であることを紙面上で明かしていないが、データに独自分析を加えたためなどと説明している。

広告減収による不況で経費削減?

世論調査は読売と日経の合同だった 「民主300議席超す勢い」(読売)
「民主圧勝の勢い 300議席超が当選圏」(日経)
読売新聞と日本経済新聞が、2009年8月21日付朝刊の1面トップで大きく掲げた見出しだ。ともに、自社による世論調査であることを見出しや記事中でうたっている。

ところが、よく読み比べると、データが共通であることが分かる。調査は、全国の有権者21万人を対象に18〜20日にかけて乱数番号方式により電話で行い、11万人から有効回答を得たというものだ。回答率はともに51.2%で、ぴったり一致している。それもそのはず、両社は合同で世論調査をしていたからだ。ともに日経リサーチに委託して行った。

普段はスクープ合戦をしている新聞社同士が、合同調査を行うというのは異例だ。その理由について、リサーチ業界の関係者は、広告減収による新聞不況の影響を指摘する。

「世論調査には、億単位のお金がかかります。とくに、小選挙区制になってから、300もの選挙区ごとに質問票を変えなければならず、それはたいへんな負担になるんですよ」
この関係者は、経費削減について、台所事情を考えれば、企業として当然の経済行動だとみる。合同調査にすれは、項目を増やすなどして調査の精度を高められるメリットもあるという。

ただ、調査の寡占が進むと、メディアの多様性が失われ、新聞の信頼度が低下する恐れもあると指摘する。「もし、精度などのメリットが得られないなら、世論調査の数は多くあった方がいいでしょうね」

データ分析は両社独自と説明
もっとも、読売も日経も、世論調査データは共通でも、記事化に当たっては、独自に集計・分析している。

前出のリサーチ業界関係者は、「今回のデータを元に、政治部などの独自取材と過去のデータを加味するなど、それぞれのノウハウで議席数予測を書いています。素材が同じでも、調理人が違えば、違う情勢調査結果になるということです。今回は、独自の分析が含まれており、『本社調査』という言い方は必ずしも間違っていません」

しかし、読売も日経も、記事中では、合同調査であることに触れていない。これについて、関係者はこう疑問を投げかける。

「同じ調査なのに、調査が違っても結果が同じだったなどと読者に誤解を与えてしまいます。合同調査はいいとしても、きちんと書くべきでしょうね」
読売新聞東京本社の広報部では、取材に対し、経費削減は関係ないとしたうえで、「(日経とは)これまでも共同事業の開発や業務提携の推進などで、会社の枠を超えた協力を進めており、今回は衆議院選挙について、両社で調査を実施することになりました。調査対象者には、両社の共同の調査である旨も説明した上でご協力いただいております」と説明する。

合同調査であることを明らかにしなかったことについて、「今回は一番重要である『データの分析』を両社が独自で行っていることから、合同調査とは表記しておらず、従って記事の内容も両紙で異なっています」と強調している。

また、日経の広報グループでは、経費削減は直接的な理由でなく、項目を増やすなど調査を充実させるのが目的であったとする。「読売新聞社とは回答データを共有しておりますが、紙面で報じた内容は両社それぞれの判断にもとづくもので、結果も異なっています」として、読売との合同調査とは考えておらず、紙面でそのように表現する理由がなかったとしている。

4299名無しさん:2009/08/25(火) 21:09:59
>>4298
http://www.j-cast.com/2009/08/24048078.html

4300名無しさん:2009/08/25(火) 21:31:52
963 名前:東京2区民モバイル ◆gX4Ba2RdxA [sage] 投稿日:2009/08/25(火) 18:45:54 ID:VW934nOb
日刊ゲンダイより

期日前投票でも民主圧勝

最終的には全体の20%、1360万人が利用しそうだが、民主優勢がハッキリ出ている。
東京12区では選挙区、比例ともに太田、公明がリード。だが選挙区では青木愛がピタリ追走。
公明上田がたってる神奈川6区は公明票は多いが、民主票はその倍近い。
絆創膏赤城の茨城1区、船田元の栃木1区民主票が倍近い。
他を見ても、東京12区以外で民主党が負けているところはない。
期日前投票に限っては、民主300議席はほぼ動かない情勢。
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQY_L4LDA.jpg

4301名無しさん:2009/08/25(火) 21:35:55
ワロタw
>ひょっとしたらオバマさんは赤旗を読んでいるのかもしれない。


http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009082500688
舌戦・衆院選(25日)【09衆院選】
 ◇民主への期待、自民への失望
 ▼自民党・石破茂農水相(東京・JR北千住駅前の街頭演説で) 民主党への期待の高さは、自民党への失望の表れでもある。民主党のあれが駄目、これが駄目だと言い出せばきりがない。トラック何台分だってある。でも、ほかの党を批判する前に、まず己を顧みる謙虚さを持たねばならない。自民党を謙虚で誠実な政党に、国民の皆様方に真実を語る、勇気と真心を持った政党に立て直さねばならない。
 ◇何との戦いか分からない
 ▼自民党・野田聖子消費者行政担当相(東京・JR赤羽駅前の街頭演説で) 自分も危ない危ないと言われて戦っている。何と戦っているのか正直よく分からない。マニフェスト選挙と言われているが、もっぱら日本全国津々浦々に聞こえてくる言葉は「政権交代」という分かったような分からないような言葉ばかり。ぜひもう一度政治の在り方を思い浮かべていただきたい。
 ◇野党もだらしなかった
 ▼民主党・鳩山由紀夫代表(群馬県伊勢崎市の街頭演説で) 自民党が長期政権の中であぐらをかいた。そうなってしまった責任はむしろ、野党にある。野党がだらしなかったから、滑っても、転んでも自民党政権が続いてしまった。これを改めるのが今回の選挙だ。
 ◇役人の天下り先を
 ▼民主党・菅直人代表代行(長崎県西海市での街頭演説で) 基本的に必要な道路はきちんと整備するのが国の責任。皆さん方が利用するための道路なのか、永久に国土交通省の天下り先を維持しようとするための公共事業なのか。国民のための公共事業はやらなきゃいけない。しかし、お役人の天下り先を守り、増やすためのむやみに高い公共事業は変えなきゃいけない。
 ◇民主政策は生煮え
 ▼公明党・太田昭宏代表(山形市での街頭演説で) 児童手当を4回拡充したが、民主党は全部反対した。そして今、子ども手当と言い換えて2万6000円になり、「財源どうなんだ」と言われると突然ぴくっとなって、取りあえずは半分の1万3000円と言った。政策がでたらめ、生煮えで、おなかを壊す。
 ◇オバマさんは赤旗読んでる?
 ▼共産党・市田忠義書記局長(津市内での街頭演説で) 大企業は減税やさまざまな優遇税制で、税金と社会保険料を7兆円もまけてもらっている。10年前の水準に戻すだけで毎年7兆円の新しい財源が生まれる。これは共産党だけの主張ではない。米国もオバマ政権が既にこういう方向に足を踏み出している。ひょっとしたらオバマさんは赤旗を読んでいるのかもしれない。(2009/08/25-19:48)

4302名無しさん:2009/08/25(火) 21:51:18
http://www.news.janjan.jp/election/0908/0908249234/1.php
「民主300議席超え」揺り戻す可能性あるか
思わぬ伏兵「新型インフル」大爆発での逆転ならあり
田中龍作2009/08/25
 8月30日投開票の衆院選挙情勢について、新聞、週刊誌はこぞって「強い追い風を受けた民主党が300議席前後を獲得する」との予想記事を出している。一方で「民主が圧勝するかのような報道は、揺り戻しを起こし、自民を利することにつながる」との見方もある。

 政権交代が目前に迫る民主党の鳩山由紀夫代表としても気がかりなところだ。23日、東京・谷中の商店街で行った街頭演説で「300議席を取るかのような報道があるが、選挙は決してそんな甘いものではない」と引き締めた。


鳩山・民主党代表。「300議席」予想報道に引き締めを図る(東京都内で筆者撮影)
 揺り戻しは果たしてあるのか、2つのケースを想定してみる。

 ケース1) 民主党に入れようと決めていた有権者が「民主に勝たせ過ぎても良くないので、やはり自民に入れよう」と考え直す――

 これはまずない。年金はズタズタ。政府の発表とは裏腹に景気は一向に上向かない。額に汗して働いても年収は200万円に届かない。これでは子供を作ろうにも結婚さえできない。農業は休耕地が広がるばかり。国民の生活はあらゆる所でボロボロになっている。にもかかわらず、能力のない世襲政治家は官僚のいいなりで、国民は希望を見出せない。

 街頭で聞く有権者の声をまとめると、こうなる。よほどの富裕層ならともかく、有権者の怒りはちょっとやそっとで覆るものではない。

 東京・台東区のある商店主(40代・男性)の言葉がそれを表している。「民主党のマニフェストは確かに財源が不安になるが、今の社会を改善しようという姿勢は見られる。ところが自民党の場合はその姿勢さえ感じられない」

 ケース2) どこに投票するかまだ決めていない有権者が3割いる(筆者のインタビューの印象では2割)。彼らが「民主党に勝たせ過ぎてはいけない。だったら自民党に入れてバランスをとろう」と考えるようになる――

 これはあり得る。前回、2005年の衆院選で、自公は327議席を獲得したのに対し民主党は半数以下の113議席止まりだった。ところが得票数で見ると、「自・公=6,838万」「民主=4,584万」。その比はわずか「3:2」である。

 勝つか負けるかの小選挙区制なので、僅差でも勝てば1勝となる。前回はわずかの差が大差となり、オセロゲームのごとく自民で埋め尽くされた。

 今回の選挙情勢は「民主が300議席前後を獲得する」と予想されているが、まだ投票先を決めていない3割の有権者の動向しだいでは、予想が覆ることもある。

 【切り札は新型インフルエンザか】

 「勝ち馬に乗る」という法則がある。「バンドワゴン効果」とも言う。選挙後、利益配分に預かることを考え、当選が確実視されている候補者につくことである。自分の推す候補が当選するかしないかは、地方議員、土建業者にとっては生き死にに関わる。市町村も大きな影響を受ける。
 
 当選が濃厚な候補の下には、地方議員や業者が馳せ参じる。接戦となっている場合は、両陣営に協力したりする。選挙後の「論功行賞」があるからだ。「あった」からだと言う方が正しいかもしれない。

 自民党の野中広務幹事長(当時)は市町村長や助役に電話をかけて「オタクの所からは○○票出してくれよ」と具体的に指示していた。筆者が助役らから直接聞いた話だ。もし言われた通りの票が出なければ、翌年度の予算編成で痛い目に遭うということだった。ある助役が「こっちも血眼だ」と顔をしかめていたのを思い出す。
 
 民主党でこうした「論功行賞」により選挙区を締め付けることができるのは小沢代表代行くらいだろう。だが、軍師と呼べる選挙参謀があまたいた自民党と違い、小沢氏は1人であれもこれも目配りしなければならない。「論功行賞」など考える余裕はないのではないだろうか。

 したがって、民主党の優勢がさらに優勢を呼ぶ「バンドワゴン現象」は、言われるほど大きくない、と筆者は見ている。そうなると、もし仮に揺り戻しが起きた場合、「300議席超」は夢幻となる。

 最大の揺り戻しは、今月末にも大爆発が予想されている新型インフルエンザではないだろうか。30日の投票日に合わせて、「人が多く集まるところに行かないでください」と厚労省が警告を発することも可能だからだ。投票率が下がれば、自公有利となる。

 このように常識を欠いた事態が起きる可能性は低い。何やかやあったとしても、自公で過半数を維持するような大きな揺り戻しは起きそうもない。

4303名無しさん:2009/08/25(火) 21:59:20
>>4294
26日と27日の間違いでした。
失礼しました。

4304千葉9区:2009/08/25(火) 23:02:13
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000908250006
揺れる王国、再び対決 16区ルポ
2009年08月25日

          ◆



  24日午前6時半、通勤客が行き交う小田急相模原駅コンコース。「おはようございます」「おはようございます」とかれた声で、自民前職の亀井善太郎氏(38)が一人ひとりに声をかけていた。



  ○ 世襲VS.元官僚



  この駅は、ライバルが高校まで住んでいた地域にある。始めて約10分後、中年男性の一人が「お父さんにはお世話になりました」と歩み寄り、亀井氏の手を握った。



  一方、ライバルの民主新顔、後藤祐一氏(40)はこの日午後、マイクを取り付けてある電動アシスト付き自転車にまたがっていた。亀井氏の自宅がある伊勢原市内の新興住宅地で話し出すと、家から飛び出してきた人もいた。後藤氏は「ここは3世議員がいて厳しい選挙。よろしくお願いします」と握手した。



  「政権選択」を争う総選挙で、16区(厚木市、伊勢原市など)は、7区(横浜市港北区、都筑区)とともに、自民と民主が事実上の一騎打ち、という構図をみせる。



  特に16区は、06年10月の衆院補選で争った「世襲」と「元官僚」の再戦。衆院9期を務めた故亀井善之氏の弔い合戦の様相となったこの時は、約2万9千票差で亀井氏が後藤氏を制していた。



  ○ 辻立し3年間



  しかし、「自民王国」といわれてきたこの地域にも、変化の兆しが出始めている。



  7月上旬、JAあつぎ小鮎支所。「3年前にはここに来る道さえ知らなかった」と、後藤氏は集まったJA関係者らを前にこう話した。



  農協の政治団体である農政連は、元農相だった父善之氏時代からの亀井氏の有力な支持団体。後藤氏は「推薦をもらうには至らないが、中には汗をかいてくれる人が出てきた」と支援の広がりに手応えを感じている。



  さらに7月末、16区の情勢を揺るがしかねない事態も顕在化した。



  「正々堂々とここにいます」。相模原市城山町であった後藤氏の演説会場に、前県議会議長で、自民党を除名された榎本与助県議が立った。



  相模原市の政令指定都市移行に反対する榎本氏は、後藤氏と考えが近いという。榎本氏は07年4月の県議選で、16区エリアの旧津久井郡4町で1万2711票を得ていた。



  亀井陣営の幹部は「元々熱心に支援してくれていたわけではない」と影響は少ないとの見方を示す。しかし、別の幹部は「内紛というイメージだ」と心配する。



  後藤氏は補選に敗れた翌日から、平日は毎朝、駅前などで辻立ちを続けてきた。13年間経産省に勤めた元官僚。「3年前は、この地域の人がどんな暮らしをしているのか分かっていなかった」。自転車の走行距離は1日100キロを超えることもある。



  ○ 組織固め注力



  「王国」にほころびが見え始めているものの、亀井陣営は、従来の組織固めに力を入れる。



  ミニ集会をこまめに開き、支援者に自らの考えを訴える。20日に開いた「女性の会」は、平日の日中にもかかわらず、用意した百席はあっという間に埋まった。



  ブナの立ち枯れが進む地元・丹沢を引き合いに環境問題を訴える亀井氏の声はいつものように大きいが、口調は女性を意識してか、普段よりゆっくりと優しく聞こえた。



  高齢の女性が大半だったが、地元市議は子育て世代の女性数人が会場にいたのに期待を寄せる。



  善之氏は選挙時には全国を応援で飛び回っていたが、終わってみれば自らは圧勝。「オヤジは『亀井後援会』というでっかいピラミッドがあった。僕は小さいピラミッドをたくさん造る」と、初当選直後に話していた亀井氏。若手経営者の勉強会などに、この間、顔も出してきた。



  厚木市文化会館の大ホールで開いた集会では、満員の1400人を集めた。若い人が増えたとし、「オヤジは満員に出来なかった」と亀井氏。父を追い越すため、敷かれたレールだけでなく、自ら道を切り開こうと模索した運動を展開している。

4305千葉9区:2009/08/25(火) 23:02:48
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/mie/CK2009082502000270.html
激戦区ルポ<三重5区> 
2009年8月25日

 「きょうは政治の話はやめときます」。三重県伊勢市で開かれた女性の集い。三重5区の自民前職三ツ矢憲生(58)は、こう切り出すと、幼少時、家業の牛乳店で配達の手伝いをした生い立ちなどを話し始めた。

 やがて支援者の一人が壇上でまくし立てる。「あさって私の地域に橋が開通します。まだ何もしてもらってない人は、三ツ矢さんに一票入れて恩を前倒しで返しましょう」。静かな雰囲気が打って変わり会場は熱気に包まれ、拍手と歓声が鳴りやまなかった。

 農林水産業に携わる人が多く保守地盤が強固な選挙区。1996年の小選挙区制の導入以来、自民系が議席を守り続ける。三重の「南北格差」とやゆされ、インフラ整備も遅れがちな地域。国土交通省出身で中央と太いパイプを持つ三ツ矢は、高速道路や堤防の建設を約束し、過去2回の衆院選で民主候補に圧勝。相手に比例代表での復活も許さなかった。

 しかし、中央では首相がくるくる交代し、「一度あっちにやらせてみては」という声が吹き荒れる。同選挙区で民主幹部が自民の牙城といわれる離島に恐る恐る行っても「頑張って」と声が掛かるほどの風が吹く。

 公示前、三ツ矢は突然「敗れた候補が復活当選するのはおかしい。(持論の)国会議員定数削減を身をもって示す」と、東海ブロックで唯一、比例重複を辞退。退路を断つ悲壮な決意を示した。

 一方、選挙区の中心部、伊勢市から100キロ以上南に離れた東紀州の紀宝町。三ツ矢に初めて挑む民主新人の藤田大助(32)が叫ぶ。「政権が代わると道路は造れないと言う人がいるが、必要なものは造る。一方的に不安をあおり、政治をゆがめている」。普段、表立って相手陣営を批判しない藤田にしては珍しい姿。陣営の県議も「選挙区で負けても、政策で有権者に恩返しできる機会がある。比例辞退はいかがなものか」。

 藤田の祖父、幸英(84)は自民党県連幹事長を務めた元県議で、父の正美(57)も昨年7月まで自民党籍があった現職県議。祖父と父の人脈も生かし、自民支持層の切り崩しを図る。公示後の演説会で、初めて正美が「まだ若いが、大助に力を貸してください」と深々と頭を下げた。

 民主党幹事長の岡田克也(56)が解散後に既に2回も応援に入る異例の支援態勢。幹部は「藤田、藤田と連呼するだけではだめだ。もっと民主党を前に出せ」とハッパを掛ける。

 漁業団体の代表(57)は「不振の漁業の支援策を、何度国に頼んでもだめだった」と政府与党の無策を嘆き、初めて民主に推薦状を出した。地域づくりに直接影響を受ける首長の一人は「5区にとっては両方通ってくれるのが一番ありがたい」と本音を漏らす。有権者の心は投開票日の30日まで揺れそうだ。

  (文中敬称略)

4306千葉9区:2009/08/25(火) 23:04:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090825-OYT8T00146.htm
3区ルポ
自民・谷津組織型選挙を徹底/民主・柿沼自民支持層に触手


 谷津候補は24日、ワイシャツにネクタイ姿で、日中、太田市内の企業をあいさつして回った。夕方から夜にかけては、興農政治連盟の決起大会や企業・団体の集い、3か所の個人演説会などを同市内で相次いで開き、「厳しい選挙だが、岩につめを立て、砂をかんでも当選したい」と強い口調で支持を訴えた。

 後援会や県議、市町議を中心に支持固めを図るオーソドックスな組織型選挙が基本戦術。選挙区内を地元の館林市・邑楽郡地域と太田地域に二分し、1日おきにそれぞれの地域であいさつ回りや個人演説会などの日程をこなす。今回は75歳という高齢に加え、各紙の情勢調査で全国的に民主党の躍進が伝えられる状況への危機感から、党の大物から応援を受けるなど、議席死守のため、必死にてこ入れを図っている。

 公示前の12日には麻生首相が館林市を訪れたほか、20日には所属派閥の会長でもある伊吹文明元幹事長、21日には福田康夫前首相が姿を見せ、集会などで「農政の第一人者であり、日本になくてはならない代議士」と、“援護射撃”を行った。

 23日には、自ら選挙カーに乗り込み、街頭活動を展開。車中からマイクで「候補者の谷津です。よろしくお願いします」と呼びかけ、神社の境内などで街頭演説に汗を流した。「これだけ動き回るのは初めて」と陣営幹部も驚く精力的な行動で、地域密着の姿勢をこれまで以上に強く打ち出す。

 「見えない風が相手だが、差は詰まっている」。眼光鋭く、選挙戦終盤に向けて闘志をみなぎらせる。

     ◇


 「おはようございます」。24日朝、太田市内の自動車部品会社に到着した柿沼候補は、屋外に整列した従業員らに柔和な表情であいさつした。マイクを手にすると引き締まった顔に一変。「群馬は自民王国だったが、このままでは、政権交代に乗り遅れて野党県になってしまう」と熱弁をふるった。

 昨年9月の福田前首相の退陣以降、公務員の天下り禁止や、無駄な公共事業の中止などの政策を前面に出し、計約80回、支援者らの集いで訴えてきた。「遊説中にセミが顔に止まった。日焼けで顔が黒いからかも」。それほど自転車遊説を重ね、走行距離は1年間で1800キロに及んだという。

 同市内の住民センターで開いたミニ集会。住民約20人に対し、元行員らしく具体的に金額を示しながら、「天下りで生じる退職金を、地元の橋や病院に費やすべきだ」と主張した。集会の参加者から「評判いいじゃないか」と声をかけられると、思わず笑みをこぼしたが、「3区は厳しいよ」と警戒も忘れない。

 根強い自民支持層が気がかりで、前回の落選以降4年間、同党支持者との関係を培ってきた。この日、午前中の約1時間で13の自民と関係が深かった企業と接触。戻ると、「(関係を)ひっくり返すことができる」と自信を示した。

 各紙の情勢調査で民主党の優勢が報道され、自身でも「追い風」を感じ始めた。25日には、同市に鳩山代表が応援に駆けつける。「代表が来る以上、ここは負けられない選挙区になる」と決意を新たにしていた。

     ◇

 石見候補は24日、館林、太田両市の商店街などで街頭演説を重ねた。「公約の説明を求める人が増え、関心は高い」と表情は明るい。

(2009年8月25日 読売新聞)

4307千葉9区:2009/08/25(火) 23:05:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090824-OYT8T01128.htm
09 衆院選  注目区ルポ  無党派争奪 主戦場は駅

 小選挙区で過去4回、新藤義孝と石田勝之が交互に当落を繰り返してきた。無党派層の動きが勝敗を大きく左右する。主戦場は駅だ。

 東京のベッドタウンとして人口は増え続け、有権者は県内最多の45万人余。都心に通う「埼玉都民」が多く、川口駅の乗降客数は1日16万人に上る。

 「高層マンションは、ポスティングさえ難しい。駅で顔と名前を売るのが、手っ取り早い」と各陣営。場所取りなどの混乱を避けるため、4陣営は今回初めて、六つの駅の朝夕の時間帯を割り振った。

 「自民党に長年巣くっている膿(うみ)を一掃しなければならない」――。新藤は21日夕、麻生首相を招いた街頭演説でこう語りかけた。川口駅前広場は、動員も含め約3000人の聴衆で埋め尽くされ、陣営幹部は「不人気とはいえ首相。これで勢いが出る」と息巻いた。

 逆風に危機感を募らせる新藤は、「改革派」を印象づけようと懸命だ。7月から石原伸晃党幹事長代理、石破茂農相らを招き、川口駅前で街頭演説。同駅に湘南新宿ラインを停車させる署名活動も展開し、7月末には約2万4000人分の署名をJR東日本本社に届けた。

 今月7日の総決起集会で、新藤は衆院選後の政界再編にも言及。自民党は族議員、民主党は労働組合や日教組関係の議員を切り、保守系が一緒になるべきという持論を述べ、「今選挙を政界再編のきっかけにしなければ。党ではなく、人物で選んでほしい」とボルテージを上げた。

     ◎

 麻生首相が川口駅前でマイクを握った21日夜、石田は西川口駅で、民主党のマニフェスト(政権公約)を黙々と配っていた。2年前から本格化させた朝夕の駅立ちは600回を超えた。陣営幹部は「無党派層の7割を取り込まないと、当選は難しい」と引き締めを図る。

 石田は前回約3万3000票差で大敗。「政治活動を続けるべきか、自問した時期もあった」という。

 大学入学と同時に鳩山一郎元首相の友愛青年同志会に入り、政治を学んだ。自民党の構造改革路線は、共生社会を目指す友愛精神と対極にあると感じた。ストップをかけなければと、駅立ちや自転車街宣で、こまめに地元を回ってきた。

 22日の総決起集会。石田は「勝った人がよくて、負けた人は自己責任というのは絶対間違い。負けそうな人、負けた人に光を与えなければ」と気勢を上げ、「選挙はふたを開けるまで分からない」と上滑りにもくぎを刺した。

 2大政党に埋没しないよう、駅や街頭で格差社会解消などを訴える村岡正嗣は、「民主党が政権を取る可能性が高いが、消費税増税ストップや憲法9条を生かした平和外交など、共産党の役割はますます重要になる」と力を込める。鈴木豪は駅頭を中心に、消費税廃止などを訴えている。(文中敬称略)

(赤松正基)

(2009年8月25日 読売新聞)

4308千葉9区:2009/08/25(火) 23:05:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090824-OYT8T00972.htm
1区ルポ
市議と微妙なズレ、「優勢」緩みとの闘い


1区ルポ
 衆院選の投開票日まで残り1週間となった23日。自民の赤池は、母校・甲府市立湯田小学校で個人演説会を開いた。

 「野党が政権を取り、とんでもない日本にすることをなんとか阻止したい」と熱狂的に訴える。

 会場から「そうだ」「民主党にだまされるな」の合いの手もあがる。約300人の聴衆は、古くからの支援者が中心だ。

 政権選択を意識した演説を繰り返してきた赤池だが、現実は厳しい。

 山梨1区では、1996年の衆院選を最後に、自民は議席を確保できていない。無党派層の増大、地方組織の弱体化……。都市部で自民が苦戦する「1区現象」の典型だ。「風」にも左右されやすい。

 昨年12月、赤池は党県連甲府市支部総会で、地元市議らを前に深々と頭を下げた。「政治家として至らぬ部分を猛省させて頂きたい」

 2007年の知事選を巡り、現知事を支援した赤池に、前知事を支持した自民系市議11人が「絶縁状」をたたきつけた経緯がある。

 衆院選をにらみ、自民党県議らの進言を受け入れての謝罪だった。だが、赤池は公示日の出陣式の案内状を自民系市議には出さなかった。組織選挙を支える地方議員と微妙なずれを残したまま、最終盤を迎えようとしている。

     ◇

 甲府市内で21日夜に開かれた、民主・小沢の個人演説会。小沢は500人近い参加者に、政権交代の機は熟したと訴えつつ、念を押すように強調した。「『小沢は大丈夫』で終わらないよう、気を引き締めて頂きたい」

 公示後の演説会で、小沢陣営が必ず言及する言葉が「油断大敵」だ。

 小沢は03年、05年の衆院選で安定した強さで連勝。今回は党への強烈な追い風も吹き、支援者から「優勢ですね」と楽観的な声が多く寄せられる。

 8月に入り、陣営スタッフが支持者に、集会への参加を呼びかける電話連絡を忘れ、会場に空席が目立ったこともあった。

 小沢は最近、新たに支持者を拡大する専用カードを作った。はがき大で4人分の名前などを書き込める。記入者が紹介者を書く仕組みで、約5000枚を配った。

 「もう一度、一から支持者拡大を目指す」

 6選を目指す小沢は、陣営の緩みとも闘う。

     ◇

 「民主党政権になっても、間違った政治には、ストップをかける防波堤が必要だ」。共産・遠藤は「建設的野党」の必要性を懸命にアピールする。2年前の参院選後、「語る集い」と銘打った対話型のミニ集会を重ねてきた。約800回、参加者は約5000人を数える。「手応えはある」。陣営幹部は語る。

     ◇

 諸派の幸福実現党の早瀬は、消費税の廃止など独自の政策を街頭演説を中心に訴えている。(敬称略)

(2009年8月25日 読売新聞)

4309千葉9区:2009/08/25(火) 23:06:32
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090825ddlk13010277000c.html
’09衆院選:注目区ルポ 22区 自民・伊藤氏、民主・山花氏、3度目対決 /東京
 ◇自民前職・伊藤氏、政党色抑え「改革」強調
 ◇民主元職・山花氏、「象徴区」掲げ全力投入
 東京22区(三鷹、調布、狛江、稲城市)では、逆風の中で「改革」を強調した選挙戦を進める自民前職・伊藤達也氏と、「象徴区」として党本部も力を入れる民主元職・山花郁夫氏が3度目の対決に火花を散らしている。

 「人物を選択しなければいけない」。20日夕、松下政経塾生時代から伊藤氏を知るシンクタンク社長が狛江駅前で声を張り上げた。同塾の旗がはためくが、自民の文字はポスターに小さく書いてある程度。自民色を抑えた演出に「これだけの逆風ですからね」と陣営の一人。

 小泉内閣で金融担当相を務めた伊藤氏。前回衆院選は4万2987票差で勝利を収め、山花氏との対決を1勝1敗のタイとした。「構造改革を停滞させてはいけない」「民間の力を引き出す」。街頭演説では構造改革路線の継続を訴え、改革派をアピール。27日には小泉純一郎元首相を迎える予定だ。

 公示日の18日。山花氏の調布駅前の第一声会場。どこよりも早く駆け付けた菅直人代表代行は「22区の決着の付け方が300選挙区の中で最も象徴的となる」と訴え、連合の高木剛会長も投入するほどの力の入れようだ。

 民主優位の情勢が伝えられる中、陣営が心配していることがある。山花氏は祖父が社会党元副委員長、父が同党元委員長の3世ということだ。世襲制限は衆院選の一つの争点でもあり、10日に開かれた公開討論会で「世襲制限をすべきか」という質問に山花氏は○と×の両方掲げ、苦笑いを浮かべた。「相手は必ず批判してくると思う」。陣営の1人はそう危惧(きぐ)する。

 共産新人・吉岡正史氏は「自公政権を終わらせ、民主党が進める危険な政策を抑えていく」と第三極の立場をアピール。幸福実現党の新人・辻村智子氏は国防の強化などを訴えている。【野口由紀】

 衆院選の投開票日を30日に控え、選挙戦も終盤戦に突入。話題の選挙区の動きをリポートする。

==============

 ◇22区(4)=三鷹、調布、狛江、稲城市
伊藤達也 48 [元]金融担当相(5) 自前=[公]

吉岡正史 35 党都労働部員      共新

山花郁夫 42 [元]党副幹事長(2) 民元=[国]

辻村智子 36 幸福都副代表      諸新

(届け出順)

〔多摩版〕

4310千葉9区:2009/08/25(火) 23:07:22
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ishikawa/CK2009082502000204.html
涙声と土下座と 石川1区ルポ
2009年8月25日

 議席奪還をかける民主党元職の奥田建候補は全国的な政権交代への追い風を味方に、金沢市内をきめ細かく回る。逆風を受ける自民党前職の馳浩候補は民主政策のネガティブキャンペーンを前面に、土下座もいとわず情に訴える。前回ムードとは真逆の様相だが、過去三回のライバル対決同様、激戦のまま終盤を迎えそう。両候補の間で埋没を避けたい共産党新人の佐藤正幸候補は、全県で党政策を訴え続ける。(衆院選取材班)

奥田候補 追い風に緩み警戒  
拍手で出迎えられ、個人演説会の会場に入る奥田候補=金沢市の長町公民館で


 「権力に近い人たちのための政治から、社会を支える生活者のための政治に」。二十四日夜、金原博選対本部長の地元金石地区での個人演説会。奥田候補は声を張り上げ、政権交代の必要性を強調した。

 公示後は市内を東西南北ブロックに分け、新進石川、民主、社民系の各県市議らと朝から夕方まで遊説、夜は個人演説会をはしごする毎日。年金や医療などの政策を愚直に訴える“奥田スタイル”を続け、相手のネガティブキャンペーンに対しては、井沢義武選対副本部長が「民主党政権で日本が壊れると言うが、壊れるのは自民党だ」と代弁してみせた。

 各紙の世論調査で優勢が伝えられるが「風はどうなるか分からない。セオリー通りやるだけだ」(陣営幹部)と気の緩みを警戒。妻麻里さんも二人三脚で駆け回り、二十二日には社民党県連の総決起集会に代理出席し「皆さんの力で国政に復帰させて」と涙声で支援を求めた。

    ◇

両手を大きく掲げ支持を訴える佐藤候補=金沢市のみどり集会場で


佐藤候補 比例視野フル回転
 「私たちの手で自公政権を終わらせる絶好の機会」。二十三日夜、佐藤候補は金沢市みどりで開かれた個人演説会でこう切り出した。「雇用が守られ、社会保障が必要な人が受けられる。外交のもめ事は話し合いで解決する。これが目指すべき日本のビジョン」と語気を強めた。

 一貫して、労働者や生活者に「暮らしを守るルールある社会を」とアピールしている。朝は駅や企業の前で通勤者に派遣労働や使い捨ての問題への対応を、日中は住宅街、スーパー前などで医療や教育、年金など社会保障の充実を呼び掛ける。

 若者への浸透も視野に入れる。週末でにぎわった二十二日の香林坊。街宣の傍ら、青年支持者らがそろいのTシャツを着て、マニフェストを配布した。

 比例代表北陸信越ブロックでの議席回復が目標。佐藤候補は参院議員や比例候補とともに政党カーで、県内全域を回って活動している。

    ◇

個人演説会場を回り、ガンバロー三唱をする馳候補=金沢市の堀川会館で


馳候補 出直し誓って懇願
 「どうか金沢の代表として勝たせて。助けてください」。二十二日夜、金沢市堀川町の個人演説会で馳候補が懇願した。県市議ら地元ごとに毎夜続ける演説会。冒頭と最後に必ず頭を下げ、畳の部屋では土下座もする。

 支持者にも危機感は広がっており、馳候補も「自民には反省すべき点がある」と出直しを宣言する。もちろん政策面での違いも強調し「民主の年金税方式では二十五年払い続け受給資格のある人も“二重払い”になる」と与党の優位性を説く。

 陣営はネガティブキャンペーンを徹底する。演説会場では「民主党ここがおかしい」と記すパネル七、八枚を並べ「子ども手当は実は増税」などと説明。相手候補を「世襲の典型」とするパネルも掲げ、下沢佳充選対事務長は「(相手は)自分の言葉で政策を語れない」と違いを言う。

 遊説はTシャツ、短パン姿の馳候補。選挙カーを降り、走りながら有権者と握手するなどフットワークの良さは変わらない。

4311千葉9区:2009/08/25(火) 23:08:21
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gifu/CK2009082402000185.html
激戦区ルポ<岐阜1区>
2009年8月24日

◆自民・野田さん、涙を抑え懇願
 「駅前でことごとく無視された。自民を嫌い、民主に移る人の流れを痛い思いで受け止めました」

 20日夜、岐阜市の公民館。岐阜1区(同市)の自民前職、野田聖子(48)は、危機感をあらわにした。

 37歳で初入閣。「国務大臣」と書かれたポスターが目立つ。序盤戦、どの演説会もいすに座れないほどの人で埋まり、手応え十分にみえた。だが、電話作戦班が異変に気付いた。

 支持者に混じる「今回は民主に…」の声。陣営幹部は本人に風向きの変化を自覚させようと、早朝のつじ立ちをセッティング。野田は通勤客に無視され、劣勢に気付いた。支援者も終盤用の「必勝」はちまきを締め、目の色を変え始めた。

 前兆は解散後からあった。4年前の郵政選挙で“刺客”の佐藤ゆかり=東京5区へ転出=を応援した党員が、民主候補の後援会を結成。佐藤を支持した笠原多見子(44)は自民県議を辞め、民主の比例単独で立候補した。

 自民市議は団結を繕うが、野田派と佐藤派に分裂したしこりと、立命館誘致問題で対立した経緯から、熱心さはばらばらだ。

 頼りは熱心な野田ファン。元建設相の祖父の代から応援する主婦(65)は「初の女性首相になる人。絶対に落とせない」と語る。

 23日朝、商店街で古くからの支援者の姿を見て感極まった野田は、ハンカチで涙を抑え、震える声で懇願した。「政権交代という言葉はまやかし。私の言葉を信じて」

◆民主・柴橋さん、若さ売りもの
 商店や家から出てきた人が手を振る。「期待してるよ」「岐阜を変えて」。民主新人の柴橋正直(30)は自転車で駆け寄り握手した。

 「前回は手を振り返してもらえなかった」。野田と佐藤のマドンナ対決に埋もれて惨敗した4年前と比べ、手応えに驚く。

 銀行マンだった柴橋は小沢一郎代表代行の政治塾に入り、岐阜市へUターン。オレンジ色のポロシャツの背には「change」の文字と、ヒヨコの絵。若さが売りものだ。

 小選挙区制になった1996年から自民が県内5区を独占する保守王国。だが、小泉改革で疲弊し、商店街はシャッターが目立つ。喫茶店を営む男性(60)は「『いっぺん変えてみやええ』という声が多い。だめだったら、戻せばいい」とショック療法にかける。

 23日午後、柳ケ瀬商店街の広場で演説したが、聴衆は野田の半分ほど。それでも陣営幹部は「変化を望む声が幅広くあるようだ」と風を感じる。

 日焼けした小沢チルドレンは、声を振り絞る。「今のままでいいのか、だめなのか。争点はたった一つだ」

    ◇

 共産新人の鈴木正典(45)は、2大政党のはざまで「憲法9条改悪や消費税増税などに断固反対する」と党の独自色を訴える。

 (文中敬称略)

4312名無しさん:2009/08/25(火) 23:09:54
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908250358.html

総選挙の投票終了時刻、繰り上げる投票所3割に2009年8月25日22時53分
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 30日の総選挙の投票の終了時刻を、本来の午後8時よりも早める投票所が3割に及ぶことが、総務省の25日の発表でわかった。その理由について、自治体側は「期日前投票が浸透してきたことに加え、職員の超過勤務を減らせる」(岩手県大船渡市)などと説明するが、有権者の投票の機会を奪うとの指摘もある。

 発表によると、早めるのは全国5万978カ所の投票所のうち1万5414カ所(30%)。24%だった05年の前回総選挙よりも広がっていた。投票開始を本来の午前7時より遅くする投票所も113カ所(0.2%)あった。

 終了時刻を早める投票所の割合を都道府県別に見ると、高かったのは鹿児島(91%)、秋田(89%)、高知(88%)の順。50%を超える県は13で、05年の7からほぼ倍増した。

 公職選挙法では、特別の事情があれば投票開始時刻を最大で2時間繰り上げ・繰り下げでき、終了時刻も最大で4時間繰り上げられる。

4313千葉9区:2009/08/25(火) 23:10:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090824-OYT8T01063.htm
「奇策ない政策勝負」額賀候補 「地方の経験生かす」石津候補
衆院選2区ルポ

 後半戦に入った衆院選。党員数全国2位の「自民党王国」が、民主党への追い風に揺らいでいる。強固な保守地盤と言われてきた2区、4区の選挙戦をルポする。

 「奇策はない。まじめに政策を伝えるしかない」

 21日夕、自民前議員の額賀福志郎(65)は神栖市内の街頭演説を終えて車に乗り込むと、すぐに黒色のカバンから資料を取り出した。市町村ごとの実情に合わせ作成した「額賀マニフェスト」に目を通し、有権者からの要望などをびっしりと書き込んだ手帳を広げ、わずかな時間も惜しみ、地域の実情の把握に努めた。

 この日、読売新聞の世論調査で、8回の当選を重ねてきた額賀が、民主候補と横一線の情勢であることが明らかになっていた。

 県議で選対本部長の西條昌良は「ここまで有権者の声に耳を傾け、まじめに仕事に取り組む政治家はいない」と評するが、財務相、党政調会長などを歴任し、中央政界で活躍してきた額賀には「地元に帰ってこない」との批判がつきまとう。

 22日午前、鹿嶋市内で公明党の井手義弘県本部幹事長らと演説した際は「小選挙区は額賀へ、比例は公明党へ」と訴えた。公明党関係者は「ここまで単刀直入に『比例は公明』と言ったのは初めてでは」と驚く。

 公示日以降、選挙区を留守にしたのは津島派の候補者の応援演説をした2日ほど。閣僚や党幹部として全国を飛び回る姿はなく、岡山からとんぼ返りした24日も地元回りに徹した。

 「批判は期待の現れ。やっぱり額賀先生しかいない」と話す根強い支持者も多い。

     ◆

 「大洋村長として地方の経験をした。皆さんの思いは誰よりも知っている」。真夏の日差しが照りつける中、24日午後、民主新人の石津政雄(62)は茨城町での街頭演説で党代表の鳩山由紀夫と選挙カーの上で並び、言葉に力を込めた。選挙戦が佳境に入ってからの鳩山来訪は石津への期待の現れにほかならない。

 当初、党関係者からの期待は「比例で復活してくれれば」程度。しかし、選挙区内の民主党支持率が自民党と肩を並べつつあり、陣営は「小選挙区で勝つ」と目標を「上方修正」した。

 3日前には、笠間市内のショッピングセンターで黄色いYシャツの袖をまくり上げ、1メートル61の小柄な体で駐車場内を駆け回り、有権者と握手を交わす姿が見られた。党の地盤が脆弱だったこの地域に事務所を開設した6月以来、選挙区北部の保守地盤切り崩しを図る。22、23日には南へとって返し、大票田の鹿嶋、神栖市で重点的に遊説を行った。同日選の知事選では橋本知事支持を打ち出し、したたかに保守票を狙う。

 額賀支持からくら替えした市町議もいる。ある市議は「地域の生活はよくならず、もう限界だ。額賀さん以外を応援するのは勇気がいるが、地域が変わるには今回しかない」と話した。(敬称略、河西大智)

(2009年8月25日 読売新聞)

4314千葉9区:2009/08/25(火) 23:12:30
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082501000927.html
麻生首相、激戦区てこ入れ 保守地盤切り込む鳩山氏
 30日投開票の衆院選に向けて、各党党首は25日も全国遊説で舌戦を繰り広げた。麻生太郎首相(自民党総裁)は劣勢をはね返そうと、宮城、埼玉で激戦区を中心にてこ入れ。民主党の鳩山由紀夫代表は「保守王国」の群馬に乗り込み、自民党支持層の切り崩しに全力を挙げた。

 首相は仙台市などでの街頭演説で、民主党について「政権交代の先にあるのが景気後退、混乱では話にならない。(民主党が第1会派となった)東京都議会は(都議選から)1カ月以上たってもまだ開かれない。これが混乱でなくて何なのか」と指摘した。

 さらに、各種選挙情勢調査で民主党圧勝の可能性が伝えられていることを念頭に「政治はばくちじゃない。『ちょっと、やらせてみようか』というのとは違う。まったく、ことの優先順位が分かっていない人が多すぎる」と、いら立ちをあらわにする場面もあった。

 鳩山氏は群馬県伊勢崎市などで、首相が若年層の結婚をめぐり「金がないのに結婚はしない方がいい」と発言したことに触れつつ「揚げ足を取るような選挙戦にはしたくない。この国をどちらが正しい方向に導けるかの政策論争をしたい」と強調。

2009/08/25 19:32 【共同通信】

4315千葉9区:2009/08/25(火) 23:14:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082502000093.html
<政権選択>参院の人気閣僚  自民応援依頼 舛添氏に殺到
2009年8月25日 紙面から

 選挙戦終盤になっても、巻き返しの糸口がつかめない自民党。苦境ぶりは遊説日程にも表れてきた。わが身も危うい幹部らは、地元張り付きを余儀なくされ、動員力のある遊説の顔が枯渇。数少ない人気閣僚の舛添要一厚生労働相に応援依頼が殺到している。 (金杉貴雄)

 「出陣式以来の人出だ」

 二十四日午後、茨城県ひたちなか市の街頭遊説で、自民党陣営の関係者はホッとひと息ついていた。遊説カーには候補者と来県した舛添氏が並び、「自民党を立て直す」と声を張り上げ、駅ロータリーに詰めかけた聴衆の拍手を浴びていた。

 舛添氏には延べ二百五十陣営から応援要請が殺到し、北海道から沖縄まで、これまで計八十カ所以上を駆け回っている。

 これほど応援依頼が殺到するのは厳しい選挙情勢と無縁でない。党幹部や派閥領袖クラスが軒並み苦戦し、県外応援どころでなくなっているからだ。

 細田博之幹事長でさえ、選挙期間中唯一の日曜となった二十三日から二十四日夕方にかけ島根県に戻り、地元行脚を重ねた。町村派会長の町村信孝前官房長官も選挙戦最終日まで、今のところ地元・北海道を離れる予定はない。

 もともと発信力不足を指摘される党三役に代わり、選挙前に舛添氏を含む若手閣僚らが幹事長や政調会長の特別補佐に任命された。しかし、党本部が公表する幹部らの遊説日程では、結局、比較的地盤の安定した石原伸晃幹事長代理や石破茂農相のほかは、舛添氏や中曽根弘文外相といった参院議員の閣僚が目につく。

 鳩山由紀夫代表、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の「三枚看板」で全国を駆け回る民主党と比べると、役者不足は否めない。

 民主党候補と接戦を演じる自民党のある陣営からは「舛添氏の応援をずっと党本部に依頼しているが、来てくれそうにない」と嘆きが漏れる。

4316千葉9区:2009/08/25(火) 23:17:06
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/090825/chb0908252258010-n1.htm
【09衆院選 激戦区情勢=千葉11区】森“自民離れ”引きとめに躍起
2009.8.25 22:55
「一般的に言われている“民主の風”と、実際に地元有権者とふれあって感じる反応には、ずいぶん温度差がある」。県内最多の7選を目指す自民・森は、衆院解散直後の心境をそう語った。過去4回の選挙で、次点候補に2〜3倍の票差をつける圧勝を続けてきた自信の表れか。3月の知事選で民主推薦候補を支援したことについても「批判はない」ときっぱり。

 しかしその後、自民支持層だった農漁業関係者や業界団体の一部が、民主支持の動きを見せるなど、強固な地盤にも「自民離れ」の波紋が広がっている。

 民主の猛追に対し、森は駅頭でのあいさつや地元の夏祭り、行事への積極的な参加といったアピール活動で、流れを引き戻そうと躍起だ。ただ、現役閣僚という多忙な身にある森は、公示後も他候補の応援などで24日から3日間は選挙区を留守に。その間を参院議員の椎名一保が“代打”で駆け回るなど、これまでにない苦戦を強いられている。

 一方、牙城に挑む民主・金子は「農業、漁業団体から『現状を変えてくれ』という声がある。東京育ちの自民候補よりも、地元から出た自分の方が事情はわかっている」と、手応えを感じながら初の国政選挙に挑む。

 駅立ちや遊説、ミニ集会を2年間続けてきた地道な活動の成果に加え、元自民で一宮町議を3期12年務めた経験は、自民支持層の取り崩しに大きな武器となった。「50を超える議員が応援してくれる」と金子。票田の山武地域への浸透を図り、接戦を制したい考えだ。

 幸福・久我は選挙区内で党の政策を訴える。(敬称略)

 ■11区=茂原市、東金市、勝浦市、山武市、いすみ市、山武郡(旧光町区域以外)、長生郡、夷隅郡

4317千葉9区:2009/08/25(火) 23:24:20
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090825/kng0908251619001-n1.htm
【衆院選・注目区を歩く】神奈川17区 揺れる「河野王国」 新人同士が激戦
2009.8.25 16:18

 前衆院議長の河野洋平氏の引退で新人4人が争う激戦区となった17区。県内で最も広く、新人のみの戦いは大正5年以来89年ぶりとなる。民主党への追い風を受ける神山洋介氏を、河野氏から後継指名された自民党の牧島かれん氏が猛烈に追い上げるデッドヒートに、無所属の井上義行氏も絡み、河野氏が築き上げてきた「保守王国」が揺れている。

 11日午後、神山氏は、炎天下でイメージカラーの青いのぼりを立てた自転車にまたがり、地元のスーパーなど各所を回った。「10年、20年先に『あの夏が転機だった』と言ってもらえるように」。政権交代を前面に押し出して訴えた。

 この日はJR鴨宮駅を出て商店街や交通量の多い道路沿いを走った。鴨宮駅に戻るとすぐに次の秦野地域へ。広大な選挙区だけに、人通りの多い地域を選んで効率的に回る。「知名度も上がり、後援会の人数も大幅に増えた」(神山氏)と手応えも十分だ。

 2年前に立候補を表明し、河野氏の影響力の強いこの選挙区で地道に活動してきた神山氏。以前は民主党のポスターというだけで張り出しを拒否されたこともあったが、ここにきて「張れる場所が増えた」(関係者)といい、地道な活動が実を結んできている。これまで民主票を着実に固め、保守層にも食い込む。また辻立ちなども積極的にこなして無党派層の支持も拡大している。

 それでも陣営は「河野さんの地盤は強い」と牧島氏を警戒。自民党系の反河野票が井上氏に流れる可能性もあり、油断はできない。

     ◇

 「17区の土となります」

 昨年10月1日、牧島氏は横須賀市内のホテルで、県議で父の功氏の支援者を前にこう宣言した。横須賀は11区で、功氏は「(17区は地元ではなく)かれんは孤独。声をかけ励ましてほしい」と呼びかけた。牧島氏は「河野先生が築いてきた基盤を崩すわけにはいかない」と誓った。

 牧島氏は女性の感性、こまやかさをアピールする戦略だ。公示前の11日には、JR小田原駅で「女性議員の数が少なすぎる。国政には男女両方の感性が必要」と声を張り上げた。

 そろいのピンクのTシャツを着た「チームかれん」のメンバーがビラを配る。いずれも同年代の女性。受け取る通行人にも女性が目立ち、年配の女性に「実物の方が若いじゃない」と言われるほど好感度を上げているようだ。

 「サロン」を意識した事務所にはベビーベッドも置かれ、子供連れの主婦もよく訪れる。牧島氏は「人々の声を聞くことで、意味のある政策をつくることができる」と意気込む。24日には河野氏も駆けつけ、「自民党にとって、重要な人物だ」とエールを送った。

     ◇

 井上氏は12日、JR下曽我駅から約4時間半にわたり、小田原市内の住宅街を歩いて回った。たたき上げで安倍晋三元首相の首席秘書官まで務めた経歴を強調し、「おぼっちゃま、お嬢さまの政治ではだめ」と声をからして訴える。

 徒歩での活動に力を入れる井上氏。「草の根で歩かないと人に伝わらない」と話し、1日の歩数は8万を超えることも。立候補を決めた2月から靴を5足も新調した。

 「候補者の中では一番歩いていると思う。他の候補は(知名度もあり)、私以上に歩く必要はないのかもしれないが」と井上氏。神山、牧島両氏との差別化を図って地道に訴えて回り、自民支持層、無党派層の支持拡大をねらう。

 幸福実現党の中野淳子氏はスーパーなどを重点的に回り、「消費税ゼロの中野淳子」のキャッチフレーズを訴えている。

4318千葉9区:2009/08/25(火) 23:25:12
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174031
支持固めに全力、いよいよ後半 和歌山3区

 政権交代を争点にした総選挙は後半に入った。和歌山3区の立候補者の選挙活動も日増しに熱を帯びている。最後の主戦場は大票田の田辺西牟婁地方。各候補とも支持固めと無党派層の掘り起こしに全力を挙げている。


党の著名議員が応援

玉置候補

 民主新顔の玉置公良候補(54)は公示後、有田地方からスタートし、24日までに3区全域の主な場所を巡った。昼間は市街地では自転車、山間部では街宣車で回り、人通りの多い場所では街頭演説を続ける。夜は個人演説会を開いている。民主党の選挙重点区の一つだけに、鳩山由紀夫代表や赤松広隆・選挙対策委員長ら著名議員が応援に駆け付けている。26日に白浜町栄の農業研修会館で開く個人演説会には、馬淵澄夫衆院議員が加わる。

 県内の労働組合でつくる連合和歌山や郵政関係の団体などが運動を支える。活発に動くのは青年部や女性部のほか、公務員や会社のOBによる部隊。有志らによる「勝手連」も加わり、草の根運動を続けている。「一票一票を積み上げていくしかない」と陣営幹部は話す。

 今後の活動は、大票田の田辺市のほか、前職の地盤の日高や有田地方に力を入れる。28日には支持者や運動員と一緒に自転車に乗り田辺市街地で支持を訴える。

首長らバックアップ

二階候補

 自民前職の二階俊博候補(70)は公示後、愛知県や福島県などに選挙応援に駆け付けたものの、大半は田辺西牟婁を中心に地元に張り付き、街頭演説や個人演説会に力を入れている。

 4年前の衆院選では党総務局長として党本部の選挙を指揮し、公示後も地元に足を運ぶ回数は限られた。今回は自民党への逆風が強く、様相は違う。二階候補は支持者を前に「20分でも応援に来てと言われるが、行くと半日かかる。後援会から地元から離れないでと言われる」と語った。

 後援会はこれまでにない強固な布陣で臨んでいる。今回初めて3区内のすべての市町村に選対本部を設けて選挙戦を展開。3区内の自民党県議、首長らが、選対本部長を務め、支持を訴えている。23日の個人演説会では、小出隆道上富田町長が「小選挙区は二階さんに、西博義候補のために比例区は公明党に」と支持を求めた。

 26日夜に田辺市内のホテルで開く決起集会には、仁坂吉伸知事も応援に駆け付ける。

 3区ではこのほか、幸福実現新顔の湊侑子候補(26)が出馬している。




【支持者に政策を訴える3区の候補者(和歌山県田辺市内で)】

(2009年08月25日更新)

4319千葉9区:2009/08/25(火) 23:29:31
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8223
衆院選福井1区終盤情勢を追う 無党派票の行方カギ

(8月25日午前8時15分)

 自民前職の稲田朋美候補と民主前職の笹木竜三候補ががっぷり四つに組む福井1区。両陣営は接戦から一歩抜け出そうと、相手が強みとする基盤にも積極的に食い込みを図り、激しい票の奪い合いを繰り広げる。共産新人の金元幸枝候補は浸透を急ぐ。

 稲田陣営は、県農政連や経済界など自民の分厚い支持団体をバックに、基礎票固めに必死だ。地域にくまなく根を張る県議や市町の議員も企業訪問やローラー作戦を展開し、票の上積みを進めている。

 自民に対する逆風が依然として強い厳しい選挙戦に、陣営の緊迫感は増している。「候補者の古里福井への熱い思い、政策を愚直に訴えれば有権者の心にきっと届く」と前田康博選対本部長。公示後、応援の大物政治家は安倍晋三元首相だけにとどめ、夜の個人演説会も1日1、2会場に絞り込むことで、有権者との触れ合い、対話を最優先にしてきた。

 「ライバル候補の背中に手が届くところまできた。もう一踏ん張り」として、終盤戦も一票ずつの積み重ねに力を注ぐ。28日の総決起大会には麻生太郎首相が訪れ、一気にスパートする構えだ。

 対する笹木候補。ここ数日は必ず「全国的に政権交代は間違いない。福井だけ取り残されていいのか。猛烈に競っていて、また離されそうになっている」などと危機感をあおり、引き締めを図っている。

 公示前の岡田克也幹事長に続き、22日に菅直人代表代行、23日には直嶋正行政調会長と党幹部が次々来県した。「絶対大丈夫な所と駄目な所には行かない」と岡田氏が言うように、勝ち抜きたい激戦区と党側も位置付け、てこ入れをする。

 笹木候補は農業者への戸別所得補償制度など政策を軸に訴え、重点地域とした福井市内の農村部や永平寺町を中心に街宣活動や演説会を重ねてきた。菅氏を招いた永平寺町での演説会には400人以上が集まり、保守層の切り崩しに一定の手応えをつかんだ。

 金元候補は、政権選択の構図で埋没感が否めない。比例候補として2、3区内での活動に時間を割いたこともあり、1区の共産支持層を固め切れていない。「自公政権退場の流れは増しているが、有権者の目が民主にしか向いていない」(陣営幹部)と厳しい戦いを強いられている。

 終盤戦は福井市に腰を据え、連日20カ所近くの街頭演説と個人演説会を通し、「建設的野党」の役割を丁寧に説明。他党との違いを鮮明にし、基礎票固めと浮動票の取り込みを狙う。

 基礎票を固めつつある中、稲田、笹木両陣営が気をもむのは、3割近い無党派層の票の行方だ。

 「4年前の前回、事実上三つどもえの戦いだったとはいえ、あれだけの追い風が吹いても大票田・福井市の得票数は笹木氏の方が上だった」と稲田陣営幹部。連日、夕方にはJR福井駅東口近くで街頭演説を繰り広げ、勤め帰りや買い物などで行き来する人たちにアピール。無党派層の取り込みを狙う。

 一方、笹木陣営幹部は「前回、松宮勲氏に入った票の多くは自民票として稲田氏に流れる。それを上回る浮動票を取り込めるかが勝敗の鍵だ」とみる。後部が総ガラス張りの目立つ選挙カーで税金の使途の透明化を訴えたり、交通量の多い交差点や人出の多い量販店前に陣取って演説したりと、有権者に印象づける作戦も織り交ぜている。
  ×  ×  ×
 激しい舌戦を繰り広げてきた衆院選は、30日の投開票まであと5日に迫った。本県3小選挙区の終盤情勢を追った。

4320名無しさん:2009/08/26(水) 07:40:51
>>4297
反民主ビラをまいている人たちのサイト。
ttp://chirashihokanko.web.fc2.com/top.htm
ttp://www28.atwiki.jp/postingmaturi/pages/1.html

(注)上記サイトのリンク集には反民主でなく、
真面目に危険な法案に反対する活動を行っているところも含まれています。

4321とはずがたり:2009/08/26(水) 08:05:53
「奇策ない政策勝負」額賀候補 「地方の経験生かす」石津候補
衆院選2区ルポ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090824-OYT8T01063.htm

 後半戦に入った衆院選。党員数全国2位の「自民党王国」が、民主党への追い風に揺らいでいる。強固な保守地盤と言われてきた2区、4区の選挙戦をルポする。

 「奇策はない。まじめに政策を伝えるしかない」

 21日夕、自民前議員の額賀福志郎(65)は神栖市内の街頭演説を終えて車に乗り込むと、すぐに黒色のカバンから資料を取り出した。市町村ごとの実情に合わせ作成した「額賀マニフェスト」に目を通し、有権者からの要望などをびっしりと書き込んだ手帳を広げ、わずかな時間も惜しみ、地域の実情の把握に努めた。

 この日、読売新聞の世論調査で、8回の当選を重ねてきた額賀が、民主候補と横一線の情勢であることが明らかになっていた。

 県議で選対本部長の西條昌良は「ここまで有権者の声に耳を傾け、まじめに仕事に取り組む政治家はいない」と評するが、財務相、党政調会長などを歴任し、中央政界で活躍してきた額賀には「地元に帰ってこない」との批判がつきまとう。

 22日午前、鹿嶋市内で公明党の井手義弘県本部幹事長らと演説した際は「小選挙区は額賀へ、比例は公明党へ」と訴えた。公明党関係者は「ここまで単刀直入に『比例は公明』と言ったのは初めてでは」と驚く。

 公示日以降、選挙区を留守にしたのは津島派の候補者の応援演説をした2日ほど。閣僚や党幹部として全国を飛び回る姿はなく、岡山からとんぼ返りした24日も地元回りに徹した。

 「批判は期待の現れ。やっぱり額賀先生しかいない」と話す根強い支持者も多い。
     ◆
 「大洋村長として地方の経験をした。皆さんの思いは誰よりも知っている」。真夏の日差しが照りつける中、24日午後、民主新人の石津政雄(62)は茨城町での街頭演説で党代表の鳩山由紀夫と選挙カーの上で並び、言葉に力を込めた。選挙戦が佳境に入ってからの鳩山来訪は石津への期待の現れにほかならない。

 当初、党関係者からの期待は「比例で復活してくれれば」程度。しかし、選挙区内の民主党支持率が自民党と肩を並べつつあり、陣営は「小選挙区で勝つ」と目標を「上方修正」した。

 3日前には、笠間市内のショッピングセンターで黄色いYシャツの袖をまくり上げ、1メートル61の小柄な体で駐車場内を駆け回り、有権者と握手を交わす姿が見られた。党の地盤が脆弱だったこの地域に事務所を開設した6月以来、選挙区北部の保守地盤切り崩しを図る。22、23日には南へとって返し、大票田の鹿嶋、神栖市で重点的に遊説を行った。同日選の知事選では橋本知事支持を打ち出し、したたかに保守票を狙う。

 額賀支持からくら替えした市町議もいる。ある市議は「地域の生活はよくならず、もう限界だ。額賀さん以外を応援するのは勇気がいるが、地域が変わるには今回しかない」と話した。(敬称略、河西大智)
(2009年8月25日 読売新聞)

4322名無しさん:2009/08/26(水) 09:13:44
器材不足。
今までの選挙に比べてビラ等の受け取り率が高い。
残り僅かなので大事に使っている。
終盤に来て配付物が減少してしまうと、
民主は楽勝気分で活動が鈍くなっているとも取られかねない。
証紙ビラは枚数限定なので仕方ないとしても、
使い方の自由度の高いプレス民主号外が
僅かな数しか各総支部に送られなかったのは理解不能。
民主党本部は現場の末端の苦労を理解していない。
最後の追い込みで無党派層に呼び掛けられる貴重な器材であるのに。
ちなみに私の市に割り当てられたプレス民主号外は僅か200部です。

4323とはずがたり:2009/08/26(水) 09:22:55
>>4322
おお,現場でご苦労様であります。
プレス民主は配れるのならもっと沢山用意すべきですよね。。

43244322:2009/08/26(水) 11:24:54
地元総支部から電話があり、プレス民主を増刷との事。
終盤追い込み用の器材確保が出来ました。
私のような声が全国から民主党本部に届いているようです。

4325とは:2009/08/26(水) 15:21:22
4時から生駒に一太と細田が来るらしい。

自民党の重点区やねぇ。
40分も待つのだりぃなぁ。

4326とは:2009/08/26(水) 16:15:00
一太は6時ころらしい。
細田も遅れてるのか?パチンコで千円使って時間潰したのに。

選対本部長は県議の新谷(?)。聴衆は2、300人位か。拍手もパラパラとそこそこ。脇のヨボヨボのお婆さんも必死の拍手。

まず高市の演説。結構小柄だね。公明への感謝もさらりと触れる。中身あんまない。だらだらした感じ。笑顔きしょい。

博多土産の明太子気になるし、細田待たずに帰るかねぇ。

4327とは:2009/08/26(水) 16:28:58
細田演説開始。政権交代は景気後退と主張。次に民主の政策批判。
もうバス乗って帰る。バス停には迷惑な駐車車両。和泉ナンバー。どこの支持者やねん。自民党か?公明党か?
助手席にいた奥さんが怒られて旦那呼んでくる。カメラぶら下げとる。カメラマンの様だ。

4328とは:2009/08/26(水) 16:35:28
>>4324
おお、良かったです。民主の金庫が空っぽで前線への兵站が機能してないのかと心配になりましたが党広報誌刷って配る位は直ぐに対応出来た様でなにより。。

4329とはずがたり:2009/08/26(水) 18:05:23
遠くから一太の声っぽいのが聞こえてくるわ,,うざ。何云ってるか解らないけど。

4330けん:2009/08/26(水) 18:17:59
>>4329
奈良2区って高市が有利なんですか?


生駒市って大阪のベットタウンのイメージあるから今回は滝が有利とみているんですが、高市が逃げ切る雰囲気なんですか?

4331名無しさん:2009/08/26(水) 18:37:37
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090826t41019.htm

秋田2区 「再チャレンジ」燃える夏 落選経験者4人
 30日投開票の衆院選で、東北の25選挙区のうち唯一、前議員が出馬せず元議員と新人の争いとなっている秋田2区。5人の候補中、幸福実現党新人を除く4候補が、過去に選挙で敗れた経験があり、“再チャレンジ”の夏に挑んでいる。

 「秋田を元気にしたいという思いは、知事選の時と変わらない。秋田を変えるために立候補した」。公示日(18日)の直前に出馬を表明した無所属新人の川口博氏は連日の演説で、出馬の真意を説明することを忘れない。

 川口氏は小坂町長を辞して挑んだ4月の知事選で落選したものの、2区の得票では当選した佐竹敬久氏に大差をつけた。国政転身への批判をかわす狙いもあるようだ。

 みんなの党新人の佐々木重人氏は2003年、05年の衆院選秋田2区で、民主党候補として戦い落選している。3度目の挑戦となる今回、「わたしは(初出馬した)6年前からずっとぶれずにやってきた。党がぶれてもわたしはぶれない」と訴え、くら替えなどで当選を目指す他候補を真っ向から批判する。

 自民党新人の金田勝年氏は、3期目を目指した07年の参院選(秋田選挙区)に敗れ、引退した元農相野呂田芳成前衆院議員から後継指名を受け、衆院での国政復帰を目指す。「この2年間、皆さまの支えを受けながらこの秋田2区をくまなく何度も歩いた。わたし自身を改革することができた」などと話し、地元意識に強く訴える。

 03年衆院選の比例東北で当選したものの、05年は落選した社民党元議員の山本喜代宏氏。復活を期して、「今こそ国民の手に政治を取り戻さなくてはいけない」と、訴えに力を込める。

 さまざまな事情や経歴を背に、秋田2区に集結した各候補たち。選挙区内の有権者は、「志ある行動」と好意的にとらえる向きがある一方で、「人材不足の裏返しでは」との声も漏れる。

 政権交代が現実味を帯びる中で、各候補は、自身の信念を一人でも多くの有権者に分かってもらおうと、終盤に入った選挙区内を駆け回っている。

 ◇小選挙区立候補者
 【秋田2区】
川口  博62 前小坂町長 無新 
藤原 純一58 幸福実現党員 諸新 
佐々木重人39☆会社役員  み新 
金田 勝年59☆元外務副大臣 自新 
山本喜代宏53☆農業    社元(1)

[注]☆は比例代表との重複立候補者

4332名無しさん:2009/08/26(水) 18:53:12
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090826ddlk08010149000c.html

茨城の岐路:’09夏決戦 衆院選2区 自民支持層奪い合い、都市決戦 /茨城
 30日投開票の衆院選は、無風区とみられていた2区が激戦区と化している。閣僚や自民党要職を歴任してきた額賀氏に対し、かつて保守系首長だった石津氏が旧知の市議らと連携し、自民支持層を奪い合う構図だ。両陣営とも無党派の多い都市部を重点に、遊説に力を入れ始めた。【岩本直紀】(届け出順)

 ◇他県での応援控え地元に密着−−額賀福志郎氏
 額賀氏は25日午後4時半、鹿嶋市宮中の大型ショッピングセンター駐車場で行われた集会で、聴衆約500人(陣営発表)を前に「(93年の細川政権発足後の)失われた10年を繰り返してはならない。政治の安定なくして経済の安定はあり得ない」と訴えた。陣営は終盤に入って無党派層への支持拡大を目指し、鹿嶋、神栖の都市部の遊説に重点を置く。

 「驚いたよ。民主の風で本当にひっくり返されるのか」。新聞各紙の世論調査で予想以上の接戦と報じられた先週末ごろから、選挙事務所には地元県議や元首長らが危機感を募らせ、実情を確かめようと事務所に集まるようになった。

 前回05年の衆院選の選挙期間中、地元入りしたのは2日だけ。党の要職や閣僚を歴任した額賀氏は、自身の選挙区を秘書や選対本部に任せ、他候補応援で全国を駆け回った。しかし今回は、他県への応援は2日に抑え、地元に密着。家族も協力し、支持者へのあいさつ回りに奔走する。

 津島派の選対本部長として応援演説をする立場の額賀氏は、人気閣僚を呼ぶ集会の予定もない。「本人が大物政治家だからというわけではないが、人集めはしない」(陣営)と、ローラー作戦で地道に票掘り起こしを図る。

 ◇「くら替え」市議ら古巣を攻略−−石津政雄氏
 「官僚政治を終わりにしよう。私は生活に苦しむ皆さんの声を代弁します」

 石津氏は25日午前11時、小美玉市羽取駅近くのスーパー駐車場で開かれた街頭演説で、応援に駆け付けた民主党茨城県連代表代行の郡司彰参院議員とともに選挙カーに乗り、生活者の視点を力説した。世論調査では、伝統的に民主基盤の弱かった農村部でも額賀氏と競り合い、切り崩しを図っている。

 24日には鳩山由紀夫代表も参加し1000人規模(陣営発表)の集会も開催。追い風で勢いづくが、陣営は上滑りにならないよう引き締めに懸命だ。

 同日夕、神栖市内のホテルで開かれた鹿行地協主催の総決起集会で石津氏は「相手は大物代議士。空中戦で戦える生やさしい選挙ではない。私は今、地上戦の先頭で戦っている」とムード先行にならぬよう呼びかけた。

 選対本部では自民から民主にくら替えした鹿嶋市議らが中核を担い、選挙事務所は自民党の市議や地区支部長が公然と出入りする。ある地区支部長は「今の自民党ではだめだ。政権交代で出直してもらわなければ」と現状を憂える。「前回までは自民を応援してきたが、今回は民主」。選挙はがきを書きながら元行方市議が言った。

==============

 ◇2区の立候補者◇
 (かっこ数字は当選回数)

額賀福志郎 65 [元]財務相(8)自前=[公]

石津政雄  62 [元]大洋村長  民新=[国]

中村幸樹  45 幸福県副代表   諸新

4333名無しさん:2009/08/26(水) 18:54:00
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090826ddlk10010200000c.html

選ぶ:’09ぐんま衆院選 「与党劣勢・民主優勢」の中、4区は? /群馬
 ◇三宅氏、福田氏が激戦
 衆院選の公示から1週間。候補者らの舌戦はますます熱を帯びてきた。報道各社の情勢分析が「与党劣勢・民主優勢」を伝えるなか、群馬4区では、民主の小沢一郎代表代行が擁立を主導した新人、三宅雪子氏(44)と、前首相で自民前職の福田康夫氏(73)が激しく競い合う。候補者の動きを追った。【増田勝彦、杉山順平】

 ◇三宅氏「背中見える」
 三宅氏は25日朝から、高崎市あら町の街頭に立った。自ら選んだイメージカラーのライトブルーのシャツ姿で、道行く有権者にあいさつ。知名度不足を補おうと、早朝の街頭活動は、出馬表明した7月下旬以来、日課となっている。

 25日午後は、来県した鳩山由紀夫代表や県連代表代行の中島政希氏らと高崎駅西口で街頭演説。集まった支持者らに「マラソンに例えれば、今(相手の)背中が見え、追いつこうとしている」と手応えを語った。鳩山代表も、ライバルの福田氏を「人間的にもすてきな方、立派な方だ」と持ち上げたうえで「みなさんに選んでいただくのはこれからの日本のこと。そのことに関しては三宅さんの方が魅力的だと思いませんか」とアピールした。

 候補者選定を巡り、中島氏ら保守系と労組系の対立が心配されたが「互いにそれぞれの持ち場で活動する」(陣営幹部)と休戦状態。労組関係者は同日、角田義一元参院副議長や輿石東代表代行を招き、高崎市内の群馬音楽センターで「総決起集会」を開き、三宅氏支持を確認した。

 24日には三宅氏擁立を主導した小沢代表代行が選挙事務所を訪れ、てこ入れするなど、党を挙げての戦いを繰り広げている。

 ◇福田氏、自らどぶ板
 福田氏は前回まで貴代子夫人と、秘書で長男の達夫氏が選挙活動の中心を担っていたが、今回は、自民への逆風に危機感を募らせ、自ら積極的に選挙区内を回る。

 25日も、午前8時から選挙カーの助手席に乗り込んで住宅街の細い道まで回り、手を振る人を見つけると自らマイクをにぎり「どうもありがとう。福田です、よろしくお願いします」と頭を下げた。

 昼前には高崎市の中心市街地2カ所で街頭演説。「私はまだやりたいことがある。健康で、安心できる国づくりをしていかないといけない。皆さんと力を合わせてこの町を良くし、日本を良くするために一緒に頑張りましょう」などと語った。午後は支持を表明する企業などを回った。

 24日夜には高崎市内で親交のあるデザイナー、山本寛斎氏の講演会が開かれ、山本氏は集まった支持者を前に「福田さんは日本に二人といない情熱と才能の持ち主。希有な才能と情熱のある政治家が、ここ高崎にいる。それを忘れないで」と素晴らしさを強調した。

 会の最後に姿を見せた福田氏は「何もかもひっくり返して、あとは知らぬというのは、無責任という。それは、私たちはやりたくない」などと自民党への支持を訴えた。

 幸福実現党の森田貴行氏(38)は25日、城山県営住宅、群馬の森などで街頭演説し、終日選挙カーで選挙区内を回り、支持を訴えた。

==============

 ◆立候補者(敬称略、届け出順)

 ◇4区=高崎(旧群馬町など除く)、藤岡市、多野郡
三宅雪子 44 [元]テレビ記者   民新=[国]

福田康夫 73 [元]首相   (6)自前=[公]

森田貴行 38 幸福県副代表     諸新

4334名無しさん:2009/08/26(水) 19:00:04

http://www.tokachi.co.jp/news/200908/20090826-0002548.php
石川氏優位保つ 11区終盤情勢調査
2009年08月26日 14時00分
中川氏組織力で追い上げ
 衆院選(30日投開票)で、十勝毎日新聞社は20?23の4日間、世論調査を実施、担当記者の情報を総合して道11選挙区(十勝)の公示後の情勢を探った。政権交代を訴える石川知裕氏(36)=民主前、国民新推薦=が幅広い年代・職業層で支持を集め優位を保ち、中川昭一氏(56)=自民前、公明推薦=が組織をフル回転させて追い上げている。渡辺紫氏(60)=共産新=は自民・民主の攻防が注目される中、伸び悩んでいる。9割以上が「投票に絶対行く」としている半面、3割が態度を決めておらず最終盤に向けて流動的要素となっている。





中川昭一氏


石川知裕氏


渡辺紫氏








渡辺氏伸び悩む 3割は未定
 石川氏は民主支持層、新党大地支持層の8割強、社民支持層の5割を固め、保守層と共産支持層の一部にも食い込む。民主への追い風もあり、全年代と農業者以外の全職域で他候補をリード。特に30?50代、会社員、公務員で強く、高齢者層の支持も厚い。

 選挙協力を結ぶ新党大地と連携し町村部の支持固めを先行、公示後は遊説日程などの大半を大票田の帯広と近隣3町に充てている。ただ追い風を受けて楽観ムードも漂いがちで、陣営では上滑りを警戒している。

 中川氏は自民支持層の7割強を固め、公明支持層の約6割を引き付ける。20代、60代以上の支持が比較的厚い。日米FTA(自由貿易協定)問題で民主の農業政策を批判、農業者の支持は他候補を上回る。商工業者、主婦層でも支持を伸ばしている。

 半面、自民への逆風や2月に演じた失態会見の影響を強く受け、従来の支持層をまとめ切れていない。農業団体の支持を背景に組織力を総動員、自民党の有力国会議員も続々と投入し、懸命に追っている。

 渡辺氏は共産支持層の5割強しか固めておらず、現政権への批判票は石川氏に流れている。商工業者、会社員、公務員、年代では20、30代が中心。消費税増税反対など独自政策を掲げるが、前回衆院選(2005年9月)で共産候補が獲得した票の上積みは微妙になっている。

 「投票に絶対行く」と答えた人は92.2%、「たぶん行く」は5.7%で、関心の高さが目立つ。一方、3割近くに上る無党派層のうち7割はいまだ態度未定。石川、中川両前職とも同層の取り込みは進んでおらず、不確定要素となっている。
(衆院選取材班)

比例も民主リード
自民続き、大地3番手
 衆院選比例代表道ブロックの十勝管内の情勢は、民主が約25%の支持を集め、自民が約17%で続いている。新党大地は前回衆院選(2005年)並みの約10%、民主との選挙協力を背景に3番手につけている。3割は態度未定。

 公明(約3%)、共産(同)も前回と同程度。社民(約1%)は前回よりやや減らした。民主はトップだが公示前より微減傾向。選挙協力を結ぶ大地に一定程度の支持が流れているとみられる。

 政党支持率は自民22.0%、民主32.8%、共産3.0%、公明1.7%、大地1.1%、社民0.4%となっている。
(衆院選取材班)

4335とはずがたり:2009/08/26(水) 19:02:40
嫁に拠ると一太と高市は近所のスーパーの前で演説してたそうな。声が聞こえてくる訳だ。。
昼寝せずに見に行けば良かった。
因みに高市は生駒市民をアピールしてたみたいです。
聴衆は30〜50人程だそうな。

>>4330
接戦みたいですねぇ。。大接戦だと桝添とかでしょうが,塩爺・細田・一太なら接戦
自民なんかと云う人は一杯いるとは思うんですけど滝が高齢で元自民で新党日本とか這入ってふらふらしてやあねぇって思う人も一定数居るのかも知れません。

4336名無しさん:2009/08/26(水) 19:05:57
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908260028.html
なぜ、地殻変動は起きたのか―総選挙、編集委員対談2009年8月26日11時41分
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応援演説をする麻生首相=25日午後、仙台市青葉区、戸村登撮影

熱弁をふるう民主党の鳩山代表=25日午後、東京都北区、細川卓撮影
 政権交代の是非を問う衆院選は「民主党圧勝」が現実味を帯びてきた。なぜ、地殻変動が起きたのか。選挙後はどうなるのか。政治担当編集委員の早野透、星浩、坪井ゆづるが話し合った。

■揺り戻しない 圧勝報道

 早野 選挙になってないんだ。公示日の第一声で民主党の鳩山代表は「歴史を塗り替える」と言ったのに、麻生首相は「おわび」から始めた。「おわび」から入ったんじゃ、選挙にならないんだよ。

 星 「民主圧勝」報道への揺り戻しがあるかどうか。これは、ほぼないと見る。判官びいきは負けている側に何か理があって、かわいそうだから起きる。いまの自民党には考えにくい。自民党には「政権にいるから応援する人」と「政治家個人のファン」の2種類ある。前者は情勢が悪くなって一気に逃げている。

 早野 この期に及んでも、自民党は地元利益を言っている。麻生氏のチラシに「筑豊インター来年度完成」なんて書いてあるんだ。

 坪井 あとは民主党批判ばかり。森元首相もチラシに、小沢チルドレンを「非正規社員や労働組合の事務員、キャバクラ嬢に至るまで、あまりにも国政をまかすには如何(いかが)かと思われる」なんて書いた。これでは支持基盤は固められても、無党派層は呼び込めないだろう。相手の民主党の33歳の女性候補から「森さんが初当選したのは32歳でした」と言い返されてもいた。ただ、現場では本当に民主党が300議席も取れるのかという声がまだまだ多い。

 星 それは、いまだに頭の中が2、3割の得票で当選できた中選挙区制なんだよ。1票でも多い方が勝つ小選挙区制は、票差のわりに議席数が大きく変動する。

 早野 風というより地殻変動が起きてるんだな。そういえば、小泉元首相が「有権者はもう自民党に飽きちゃったんだ」と言ってたな。安倍、福田、麻生政権への批判だけでなく、長い間の鬱積(うっせき)が噴き出しているんでしょうな。

 坪井 2代続いた政権ぶん投げが致命的でしょう。

 早野 なのに麻生氏が「責任力」なんて言う。あれは裏目だ。あんな無責任に投げ出した自民党に責任なんて、誰も言われたくないもの。

 星 首相が「安心実現」と言わなければならないほど、安心じゃない国に、誰がしたのか。そこを有権者は見抜いている。それと大きいのは、「地方の反乱」が今も続いていることだ。小泉構造改革で広がった地域格差に対応できない自民党への不信は深い。

 坪井 自民党が橋下大阪府知事や東国原宮崎県知事らにすりよったのも自民没落を象徴した。橋下氏が知事会の要求をのませた上で「守らなかったら、ウソつき政党よばわりし続ける」と言ったのも、かつてない光景だった。

■投票で晴らす欲求不満

 【マニフェスト】

 星 都内の民主党の選挙事務所では、会社員が上司に言われてマニフェストを取りに来ていた。「政権が代わったら、自分たちの仕事にどんな影響が出るかを検討するためだ」と言って持ち帰ったよ。

 早野 今回は、テレビも各党の政策比較をしていた。

 坪井 しかし、マニフェストの中身はひどい。自民も民主も「ばらまきリスト」だ。これで有権者が喜ぶと思っているなら、あまりに有権者をバカにしている。

 星 でも、いまは財源論を問題にするよりも、自民党への怒りの方が強い。財源論に入る前に勝負をつける小沢戦略が奏功している。

 早野 首相は「8月は日本を考える月に」なんて言ったけれど、マニフェストを比較する前に、自民党はアウトを宣告されているんだな。

 坪井 だけど、こんな形で片方を圧勝させる有権者というのは、ただ留飲を下げたいだけに見える。投票が圧倒的なフラストレーションの表現手段になっていないか。

 星 そうそう。4年前の刺客と同じように、今回も有権者は残酷だ。自民党の偉い人が苦しんだり泣いたりするのが見たいんだ。

 早野 ただ、民主党の子ども手当のような直接給付か、自民党の間接支援方式かの違いはマニフェストで鮮明でしょう。各省の補助金を関係団体を通して渡す途中にムダがあった。それを排除する民主党に、有権者は「そうだ」と思っている。

 坪井 霞が関の信頼が失われたことが背景にある。

 星 年金問題が大きいね。

 早野 それに天下りだな。

4337名無しさん:2009/08/26(水) 19:06:20
>>4336

 【各党の事情】

 星 公明党は小選挙区の8人が軒並み苦戦だ。頼りの自民票が来ない。自民支持層が自民離れをしている現状では、公明党は厳しい。

 早野 7月の東京都議選では維持した公明党の完勝神話がついに崩れるのか。公明党は自民党に深入りしすぎたねえ。逆も、しかり。自民党の「比例は公明に」も自民の比例区復活を減らすから、自分で自分の首を絞めている。

 坪井 共産党が小選挙区での候補者を半減させたことが今回の選挙を大きく変えた。

 星 効果が大きいのは、北海道5区の町村元官房長官、福島2区の根本匠氏、島根2区の竹下亘氏らだ。それぞれ1万から2万の共産票が勝敗を左右しかねない。

 早野 共産党は候補者削減を政治的に使えなかったのかね。民主党との政策協定は無理でも、「憲法問題は慎重にする」と言わせるとか。ただの自主投票じゃなあ。

 星 今回は共産党がアメリカ大統領の名前を最も多く連呼している。こんなの初めての選挙ですね。

 早野 鳩山氏も非核三原則やインド洋の自衛艦派遣問題は、オバマ頼みのところがある。「信頼関係を築く」とか言って、自民や社民からの批判をかわしている。

 坪井 オバマ大統領は「チェンジ」のシンボルだから、選挙で好んで使われる。

 早野 共産党は「確かな野党」から「建設的野党」になる。これは政権の外での是々非々なんですよ。社民党は政権内での是々非々になる。

 星 国民新党は郵政見直しの一点を訴える。「逆小泉」だね。民主党が大勝すると、社民や国民新党は割を食う。

■連立協議 政策違う3党

 【選挙後はどうなる】

 星 小沢氏や鳩山氏は、この衆院選を来年の参院選とパッケージで考えている。参院選で勝たないと安定政権はできないからだ。参院の自民党幹部は今回、最低でも180議席は取りたいと言う。それ以下だと、次の参院選に建設や農業などの役所と業界代表が自民党から立候補してくれないからだ。業界代表は、いわば自民党の背骨みたいなもの。その背骨をへし折っちゃうのが、小沢氏の戦略だ。

 早野 そうなると、政官業癒着の与党・自民党がなくなっちゃうんだな。新しい自民党には、どういう基軸があるのだろう。

 星 谷垣禎一元財務相が言っている「絆(きずな)」とかコミュニティーとか。田舎の名士はもともと、お上の世話になってない。自立心がある。弱者救済型の民主党とは違うんだという考え方だろうか。竹中平蔵氏的ではない保守の再構築ができるかどうか。

 早野 そういう次の自民党のリーダーは誰がなるの。

 星 今回の小選挙区で勝つのが条件。麻生執行部でない加藤紘一氏や谷垣氏とか、若手の石原伸晃氏、人気の舛添要一氏らの名前が挙がる。

 【民主党政権】

 星 選挙後、民主党には二つの問題が待ち構える。ひとつは鳩山氏の「故人献金」問題。税金の不正還付や母親からの贈与隠しなどを追及される。もう一つは100人規模になる小沢チルドレン。こちらは小沢氏自身が裁判を抱えているから、院政を敷いて影響力が大きくなるというものでもないだろう。

 早野 その前に社民、国民新党との連立協議がある。政策の中身は結構、差があるんだよ。子ども手当の金額とか配偶者控除の存廃とか。個々に調整するのか、総括的なお題目で合意するのか。社民党は「憲法審査会を動かすな」とか入れたいだろう。

 星 民主党は3党の協議機関を置いて、時間をかけてやろうとするでしょうね。

 坪井 そこに政界再編の芽はあるのかな。

 星 社民党がごねるようなら、参院自民党のごく少数が民主に移るとかはあるかもしれない。「連立野党はない」といっている公明党の動きも気になる。

 早野 じゃあ、選挙後も波乱含みということだね。

4338名無しさん:2009/08/26(水) 19:07:40
>小選挙区制導入を主導したある閣僚は会見後、「中選挙区制であったなら民主党と結構いい勝負
>になっていた。小選挙区論者としては複雑だ」と苦しい胸の内を明かした。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009082602000072.html
閣僚から弱気発言次々 衆院選 小選挙区制“恨み節”も
2009年8月26日 朝刊

 麻生太郎首相は二十五日の閣僚懇談会で、民主党の圧倒的優勢が伝えられる衆院選情勢について「(自民党が圧勝した)二〇〇五年の前回衆院選と比べても反応は悪くない」と強気の見方を披露したが、各閣僚の閣議後会見では、弱気な発言が相次いだ。

 首相が閣僚懇で選挙情勢に言及するのは異例。首相は、わずかな得票率の差で勝敗が分かれる小選挙区制の特性に言及しながら「1%、2%をめぐっての戦いだ。最後までしっかり頑張ろう」と各閣僚にハッパを掛けた。

 しかし各閣僚は会見で、「(民主党への)風は前回衆院選の小泉旋風の比ではない」(甘利明行政改革担当相)、「民主党の怒濤(どとう)のような波が襲っている」(与謝野馨財務相)と悲観的な意見が大勢を占めた。

 小選挙区制であることについても「わずかな差でオセロのようにひっくり返る」(石破茂農相)と、逆風下の与党に不利との指摘も。小選挙区制導入を主導したある閣僚は会見後、「中選挙区制であったなら民主党と結構いい勝負になっていた。小選挙区論者としては複雑だ」と苦しい胸の内を明かした。

4339けん:2009/08/26(水) 20:05:18
NHKの携帯有料サービスで開票速報があるので登録したいけど、最大10選挙区の速報をメールサービスってあるんだけどどこがいいかなぁ?

注目選挙区10区よりも接戦で当確が遅くなる選挙区10区にしたいけどどこがいいか迷いますね。
接戦選挙区あったら教えてね。

4340千葉9区:2009/08/26(水) 20:13:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090826/elc0908261958011-n1.htm
【09衆院選】民主、「三枚看板」で派閥領袖クラスに照準
2009.8.26 19:58
 民主党は衆院選の最終盤を迎え、与党大物候補と接戦を展開している民主候補のテコ入れに懸命だ。政官界に精通している派閥領袖クラスを当選圏外に追いやることで、政権獲得後の国会運営を円滑に図りたいとの思惑もあるようだ。鳩山由紀夫代表、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の「三枚看板」を投入し、有権者の関心を高めて無党派層への浸透を図る戦略だ。(斉藤太郎)


 「政権を取れば、数の暴力で何でもかんでも強引に決めることは一切しない」

 鳩山氏は26日、中川秀直元官房長官のお膝元(ひざもと)、衆院広島4区で遊説し、「民主党政権」誕生への理解を求めた。与党が衆院で「3分の2」を駆使して法案成立を図ってきたことを批判しつつ、派閥領袖(りようしゆう)クラスを相手に善戦する民主候補への支持を訴えたものだ。

 民主党が特に重視するのは、森喜朗、福田康夫両元首相のほか、町村信孝前官房長官、公明党の太田昭宏代表らが出馬している選挙区だ。鳩山氏は25日、福田氏の群馬4区で街頭演説した後、東京にとんぼ返りして太田氏の12区と小池百合子元防衛相の10区を駆け足で回った。岡田氏や菅氏も東京10区や久間章生元防衛相の長崎2区、古賀誠選対本部長代理の福岡7区にそれぞれ攻め込んでいる。

 民主党が知名度のある与党候補をターゲットに「三枚看板」の全国遊説を活発化させているのは、有権者の注目度が高く、他選挙区への好影響も期待できるうえ、「自民党の派閥政治を批判すれば『古い政治との決別』をアピールでき、支持獲得につながる」(党関係者)とみているためだ。

 また、政権交代が実現しても、国会運営などに詳しい派閥領袖クラスが当選すれば、あの手この手で「民主党政権」に攻撃を仕掛けてくるのは必至だ。こうした候補が今回の選挙で落選すれば、「政権獲得後、政権運営や国会運営で主導権を握れる」(幹部)との狙いもある。

 党勢拡大に気をよくしたのか、ある民主党幹部は今回の選挙戦略について「派閥親分の撲滅運動だ」と語った。

4341千葉9区:2009/08/26(水) 20:14:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082600498&j1
今回ばかりは危機感=盤石地盤でもどぶ板−自民逆風招いた大物【09衆院選】
 衆院選で、吹き荒れる逆風にさらされる自民党。逆風を招いた原因はいくつかあるものの、その一つをつくった大物前職たちは、盤石の地盤に支えられてきたが、今回ばかりはやや戦いぶりが違うようだ。
 「皆さまにはご迷惑をお掛けした」。首相就任わずか1年後に突如政権を放り出した安倍晋三氏。山口県下関市での演説会では、教育基本法改正など成果を強調しつつも「体調不良のため断腸の思いで総理の職を辞することになった」と説明し謝罪、理解を求めた。
 前回は「山口から8人目の首相を」と地元の期待が高まる中、7割を超える得票率で他を圧倒した。しかし陣営は「今回は今までの選挙ではない」。地元住民との直接対話を強化。選挙協力する公明党関係者は「幼稚園の運動会にも顔を出していたのでびっくりした。本当に小まめに回っている」と感心する。民主新人戸倉多香子氏の陣営は「元総理にどぶ板選挙をされたら正直かなわない」と厳しい表情だ。
 安倍氏に続き政権を投げ出した元首相福田康夫氏は公示前の7月下旬、記者会見で「あの時の判断は正しい。本当にいいタイミングだったと思う」と釈明した。
 過去3回連続で自民が全小選挙区を独占した保守王国群馬にも、民主への追い風が吹く。「危機感というほどではないが、注意しないといけない」と気を引き締める。これまで応援に駆り出されお国入りはほとんどなかったが、今回は地元の夏祭りに出向き参加者らにあいさつ。地元企業にも足を運ぶなど、「顔の見える選挙」を展開する。
 対する民主新人のフジテレビ元記者三宅雪子氏も、各地で街頭演説やつじ立ちを続ける。
 東国原英夫宮崎県知事への出馬要請で、党内外から批判を受けた福岡7区の古賀誠氏。運動の中でこの問題に触れることはほとんどないが、やはりかつてない危機感を募らせる。ミニ集会や夏祭りなどの地元の集まりに顔を出し、道路整備や九州新幹線の地元誘致など実績アピールに徹する。
 古賀氏の秘書だった民主新人野田国義氏は精力的にミニ集会を開催。古賀氏が訴える社会資本整備に触れ「新幹線の駅を在来線の駅から離れた場所に造っても意味がない」と批判。公共事業依存からの脱却を訴える。(2009/08/26-16:41)

4342千葉9区:2009/08/26(水) 20:15:15
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/aichi/CK2009082602000232.html
海部さん次回は出馬せず “最後のお願い”明言
2009年8月26日

 30日投開票の衆院選で、愛知9区に立候補している自民前職の元首相、海部俊樹さん(78)は25日、今回の選挙結果にかかわらず、次回衆院選には出馬せず、政界を引退する意向を表明した。同日夜、愛知県一宮市で開かれた個人演説会で「選挙に臨むのはこれが最後」と明言した。

 海部さんは「もう二度とお願いに来ることはない。政治家としての志が正しかったかどうか、最後の審判です」と訴えた。妻幸世さんも「最後の最後。お助けください」と長男正樹さん、長女睦さんとともに深々と頭を下げた。

 これまでの衆院選でも引退がうわさされ、選挙戦で応援弁士が「最後」を強調することはあったが、海部さん自身が「最後」を口にすることはなかった。今回は自民への逆風でかつてない厳しい戦いを強いられており、陣営や支援者への強いアピールとみられる。

 9区は海部さんと民主前職の岡本充功さん(38)による事実上の一騎打ちとなっている。

4343千葉9区:2009/08/26(水) 20:17:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090826-OYT8T00098.htm
09衆院選 注目区ルポ  市長選の「しこり」今も
 1区 (さいたま市見沼、浦和、緑、岩槻区)
 「皆様から『武正どうした』という話をたくさん頂いた。ご批判は甘んじて受けたい」

 10日、さいたま市浦和区で開かれた決起集会で、武正公一は神妙な面持ちで語った。


 5月下旬のさいたま市長選は、民主党県連の支持する清水勇人が、現職の相川宗一を破って初当選した。就任直後の鳩山代表ら党幹部が続々応援入りする中、県連幹事長の武正は最後まで態度を明確にせず、沈黙を続けた。

 武正には、清水を応援できない事情があった。衆院選に初挑戦した9年前、武正は地元で絶大な力を誇る相川の全面支援を受け、自民党の元蔵相・松永光を破った。以来、支持組織が重なる武正と相川は、衆院選や市長選で互いに協力し合ってきた。

 「相川でなく、清水を支援すれば後援会は大分裂していた」。武正の陣営幹部は強調するが、党内には“しこり”も残った。7月27日夜、民主党の1区総支部幹事会では、市長選の対応を巡って議論が紛糾。会議は途中で打ち切られた。

 「武正は清水を支援すべきだった。大義名分としては間違っていた」。公示直前の8月上旬、後援会幹部が市議らに謝罪し、事態の沈静化を図った。4選を目指す武正に、足元のほころびはどう影響するか。

     ◎

 「相川さんを応援していた人はもともとは保守系の支持者。こちらに戻ってきている」と金子善次郎陣営は見る。県立浦和高出身で、地元の人脈を生かして支持基盤を広げてきた武正に対し、金子は山形県出身。相川の存在だけではなく、前々回は保守新党から出馬した経緯もあり、自民支持層の取りまとめに手こずってきた。

 「基盤固めがようやく実を結んできた」(幹部)と自信を深める陣営は、公明・創価学会票にも強い期待を寄せる。

 「比例区は公明党、小選挙区は金子でお願いします」。7日夜、さいたま市浦和区で行われた決起集会で、公明党県本部代表の西田実仁から推薦状をもらった金子は、壇上で声を張り上げた。

 会場では、公明党に支援者を紹介するためのチラシも配布。「公明党側へのこちらの支援が目に見えるように」と、紹介者の欄には金子事務所のはんこがしっかり押されていた。

 了解を得た支援者約2000人の名簿も公明党側に提出。公明党の集会に金子の支援者を出席させ、一時は公示後に張り出すポスターに「比例は自民党、公明党へ」と明記することまで検討した。

 自らも、決起大会に舛添厚労相を招くなど厚労政務官としての実績をアピール。公示前には若者向けにホームページのブログをこまめに更新した。過去2回、武正に敗れており、「3度目の正直。出来ることは何でもやる」と陣営幹部は力を込める。

 伊藤岳は3度目の挑戦。医療や年金などの政策を訴え、反自民票の獲得を狙う。初挑戦の内海浩唯は知名度アップに懸命だ。(文中敬称略)

(矢子奈穂)

おわり

(2009年8月26日 読売新聞)

4344千葉9区:2009/08/26(水) 20:18:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20090822-OYT8T01050.htm
09衆院選 注目区ルポ  揺れる「王国」 民主攻勢
13区 (春日部市の一部、久喜市、蓮田市、南埼玉郡)  
 “土屋王国”が揺れている。

 18日夕、東武春日部駅西口で行われた土屋品子の出陣式。春日部市長の石川良三は背広の内ポケットから土屋義彦・前知事の遺影を取り出し、頭上に掲げた。

 「私は大先生に品子を頼むと言われました。先生の遺言です。だから選対本部長を引き受けました」

 昨年10月に亡くなった土屋の父・義彦は、参議院議長、知事と中央と地方の政界でトップを極め、地元で絶大な影響力を誇ってきた。土屋の4回連続当選に、前知事が果たした役割は計り知れない。



 死去の影響はじわじわと広がっている。春日部市議会の自民系2会派のうち、1会派(9人)は土屋を推さないことを決めた。「森岡を応援する」と明言する市議まで現れた。蓮田市でも、複数の保守系市議が森岡支援に回った。「もう義理は果たした」という冷ややかな声も聞かれる。

 党への逆風と父の死。「嵐の中で穴の開いた船に乗っているようなもの」と語る土屋は、辻(つじ)立ちやあいさつ回りなど、これまでにない「どぶ板選挙」に徹する。移動中の車から本人が支持者の知り合いに電話する「品子のハローコール」も初めて取り入れた。

 出陣式では、トレードマークの黄色の上下に身を包み、自転車に乗って登場するパフォーマンスまで披露。「これまでは父親や小泉旋風に助けられた。今回はひとりだちの選挙」(陣営幹部)。土屋にとって正念場の戦いとなる。

   ◎

 昨年1月に出馬が決まった元県議の森岡洋一郎は、強固な自民地盤にできたほころびを突こうと懸命だ。春日部、久喜市に続いて蓮田市にも事務所を設置し、「知名度不足は体力で補う」と、連日のように駅前でマイクを握る。

 民主党本部も13区を重点区に位置付け、全面的に支援する。19日には鳩山代表がさっそく選挙区入りし、約2000人が集まった春日部駅西口で「埼玉から政権交代を」と声をからした。岡田幹事長、前原副代表ら党幹部も相次いで応援に駆けつけ、勢いに乗る。

 不安材料は、公認争いに敗れ民主党を離党して出馬した元議員、武山百合子の存在だ。武山は4回の当選歴があり、前回は次点で敗れたものの、民主党公認で8万票以上を集めた。

 「政権交代」を訴える武山に、森岡陣営の幹部は「いまだに『民主は武山さん』と勘違いしている人がいる」と警戒。街頭演説では、合間に「私が民主党の森岡洋一郎」と繰り返す。

 県内唯一の社民党候補、日森文尋の存在も無視できない。民主党と社民党が争うのは、全国でわずか15選挙区。前議員として民主党議員と争うのは日森を含め2人だけだ。日森は「国会は国民の多様なニーズを反映するものでなければならない」と、自民と民主だけではすくえない民意があることを地道に訴える。

 森岡陣営は、この2人の存在を「最初から二つの重りを持って戦うようなもの」とたとえ、非自民票の分散に気をもむ。逆に土屋陣営は「武山と日森が森岡票を割ってくれれば」(幹部)と期待を込める。

 鈴木こず恵も独自の政策を街頭演説などで訴える。県内最多の5候補が争う13区は、終盤までぎりぎりの攻防が続きそうだ。

(文中敬称略)

   (中瀬邦雄)

(2009年8月23日 読売新聞)

4345千葉9区:2009/08/26(水) 20:22:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090824-OYT8T01175.htm
自民牙城に挑む民主新人
激戦区ルポ 11区
 22日午後7時過ぎ、東金市で行われたやっさまつりの会場に、法被姿で握手を求める森英介の姿があった。「あれ、森さんじゃない?」「へえ、大臣がそんなことするんだ」と見物客らの視線を集めた。

 市民ら数万人が繰り出す絶好のアピールの場。森は約1時間にわたって「よろしく頼みます」と声をかけ、スタッフはビラや名刺を配り歩いた。「温かい声援をいただいた。この場を離れるのが惜しいぐらい」と手応えを口にする森。陣営関係者も「これほど精力的に回る森さんを見たことがない」と話す。

 祖父の代から衆院議員6人を輩出する名門。森自身も過去4回の選挙はすべて、民主候補に7万票以上の大差をつけ、「全国屈指の自民の牙城」(関係者)と言われてきた。

 その森が今回、地元の大きな夏祭りにはほとんど姿を見せ、自らマイクを握って法相としての実績などをアピール。公示後は、これまでしたことのなかった駅頭でのあいさつも始めた。

 陣営幹部は「とにかく従来の選挙姿勢ではダメ。本人の露出度を高めていく」と危機感をあらわにする。自民の集票組織だった郵便局長や農林漁業関係者、建設業界などに、民主支持への流れが見られるからだ。

 自民関係者は「『草の根』でも『どぶ板』でも、何でもやっていかないと」と議席死守に懸命だ。

     ◇

 「自民党におきゅうを据えることは考えていない。退陣していただくだけです」

 21日午後7時過ぎ、JR茂原駅前で聴衆に手を振る金子健一の脇で、茂原市議の森川雅之が高らかに叫んだ。演説終了後、金子は「本当にありがたい。これで、もう一つギアが上がった」と顔をほころばせた。

 森川は無所属で議員活動を行っているが、茂原市長・田中豊彦の腹心とされる。前自民県議の田中はその日朝、同じ場所で森の応援に立ったが、金子陣営は「市長は系列の市議を使い、金子に“保険”をかけた」と勢いを強調する。

 事実、自民系の市町村議員の間では、金子支持に傾斜する動きが見られ、接戦を演出する要因になっている。森を支持してきた建設会社の幹部も「陳情に行っても聞いてくれない。こっちも命がかかっている」と金子に接近を図る。

 自民出身で一宮町議を務めた金子は、森支持者の間でも抵抗感が少ない。公務で地元を空けることが多くなった森に対し、民主での出馬が決まってからの2年間、有力者をじわじわと取り込みつつ、週3日の駅頭立ちも地道に続けてきた。

 金子は街頭演説などで「とにかく一度、私にやらせて下さい。ダメとなれば、次の選挙で外してもらって構わない」と必死の形相で訴える。陣営では「自民の底力を侮ってはいけない」と引き締めに躍起だ。

     ◇

 久我司は、ミサイル防衛の必要性などを訴えている。

(敬称略)

(2009年8月25日 読売新聞)

4346千葉9区:2009/08/26(水) 20:28:11
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260366.html
〈09総選挙〉無党派の「風」奪い合い 最多5氏の立候補、激戦の埼玉13区
2009年8月25日
 埼玉7区と並び、県内では最多の5人が立候補している13区。民主党への追い風が吹いているとされる今回の総選挙だが、13区では、社民が県内で唯一の候補者を擁立、民主と「風」を奪い合う。そこへ自民も加わり、激戦区となっている。カギを握る無党派層にどのようにアピールしているのか。陣営を歩いた。(鬼久保幹男)


 社民前職の日森文尋氏は、前回、比例北関東ブロックで議席を得た。今回は、小選挙区と比例区に重複立候補した。「北関東ブロックでの党の1議席を死守することが命題。比例で党名を書いてもらうためにも、小選挙区での運動は欠かせない」と日森氏。

 福島瑞穂党首ら幹部が再三、13区に入り、テコ入れに懸命だ。「小泉構造改革から決別し生活再建をする。憲法9条を土台に据える」など、2大政党に埋没しないよう存在意義をアピールする。

 護憲などの共通点から、小選挙区で擁立を見送った共産票に期待を寄せる。ただ、共産が「行動する野党」と民主に対し、対決路線から是々非々路線に転換したため、「民主に票が流れるのでは」と県連合幹部は警戒する。

 公示日の18日夕方、自民前職の土屋品子氏は自転車で、東武線春日部駅西口前での出陣式に姿を見せた。

 「露出が多く、有権者と直接触れあえる」(陣営)と、その後も春日部市や久喜市の商店街などで自転車遊説を実施。きめ細かい「どぶ板」を展開する。

 土屋氏は「これまでで一番厳しい選挙」と、演説会などで訴えている。前県知事の父義彦氏が昨年10月に死去し、影響があるとの声も。ただ、陣営は「父親がいなくなったから、逆に頑張ろうという人もいる」と言い、影響はそれほどではないとの見方だ。

 とはいえ公示前日の17日に公明党の推薦が決まったときに、ある陣営幹部は「ホッとした」と心情を吐露した。

 民主党は新顔の森岡洋一郎氏を擁立、重点区に位置付ける。県連本部も「対自民だけでなく、私鉄労組に影響を持つ社民党候補の擁立は痛い」と危機感を抱く。公示翌日の19日には、鳩山代表が5月に続いて春日部市に入るなど、党幹部が相次いでテコ入れする。春日部駅前での鳩山代表の演説では、駅前ロータリーを幾重にも人垣が取り巻いた。

 その一方で、森岡氏は「追い風」ムードを警戒する。陣営も「当落線上だから代表が来る。厳しい選挙区」と強調する。公示日の出発式では、来賓の1人が「風は吹いていない」と引き締めたほどだ。

 06年からという早朝の駅立ちを日課のように続け、選挙区内の各地でも、辻立ちで政策を訴える。

 無所属の武山百合子氏は過去4回当選。元民主としての根強い支持者も。「衆議院逆転で世直し」をスローガンに、年金・医療の不安解消、子育て、教育の心配をなくすなどと訴える。

 幸福新顔の鈴木こず恵氏は消費税廃止など党の政策を主張し支持拡大を図っている。

4347千葉9区:2009/08/26(水) 20:30:27
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220908200001
【選択のとき 09総選挙】


大物続々◆古都の陣
2009年08月20日

 各党の党首ら大物政治家が公示日の18日、次々に京都入りし、各党候補の支援を訴えた。「政権選択」を焦点に、各選挙区で繰り広げられる激戦ぶりを反映した格好だ。






 小泉元首相は、3、4区の自民前職の応援で京都入り。向日市の会場には約2千人が詰めかけ、「小泉純一郎です」と語りかけると、「おおーっ」とどよめきが起こる人気ぶりだった。


 今回の総選挙について「自民党もたまには野党になるのも悪くない」と敗北前提と受け取れる発言も飛び出す一方、民主党の政策に対しては「財源が不明確だ。手品じゃないとできないと思う」と一刀両断。民主党の鳩山代表の「故人」献金問題についても「死んだ人から献金をもらうのも一種の手品かもしれない」と皮肉った。


 一方で、小泉政権当時に法律が成立し、与野党から反発が強い後期高齢者医療制度については「75歳で区別するのがいかんと言うが、年齢で区別しなかったら(医療保険財政などの面で)もっと批判が出る」と語った。ただ、総選挙の争点でもある「小泉改革」の是非には触れずじまいだった。




  ■   ■




 民主党の鳩山代表は京都市の四条河原町で、1区の新顔の応援に駆けつけた。鳩山氏は1日に同市役所前で演説したばかり。相次ぐ京都入りは自・共の前職との激戦となった1区を「最重点区」(党府連幹部)としているからだ。


 鳩山氏は演説で「地域、家計、雇用、教育、医療、この4年間で格差は至るところで広がった」と自公政権の4年間を批判。また、与党から民主のマニフェスト(政権公約)の財源があいまいだと指摘されていることを意識し、「麻生首相は『財源はどこにある』とばかり言う。無駄づかいをなくせば、財源は十分にあるのです」と強調した。


 「勇気を持って日本の歴史を塗り替えましょう」と力を込め、政権交代の必要性を訴えた。子ども手当や年金問題の解決など「暮らし」にも焦点をあてた。


 ただ、演説を聴いた60代の女性は「財源があると言うなら、その中身を具体的に聞きたかった」と語っていた。




  ■   ■




 1区を全国で唯一の「必勝区」と位置づける共産党。志位委員長は前職と四条河原町で演説し、自民・民主の二大政党対決に埋没するのを避けようと、民主中心の政権樹立にまで踏み込んで党の存在意義を強調した。


 志位氏は演説で「自公政権を退場させた後、どんな政権を作るのかに選挙戦の焦点が移ってきた」としたうえで、「民主党のマニフェストとは共通部分もある。いいことには賛成、悪い政治には反対の『建設的野党』を貫く。共産党が伸びることで自公政権の退場後、政治を前に進められる」と強調。新政権に対し、一定の影響力を及ぼしたいとの考えを示した。


 また、雇用、社会保障、教育、食糧・農業の各分野で起きている「四つの異常を正す」と訴えた。




  ■   ■




 テレビ出演が多い社民党の辻元清美・党政審会長代理は15日、京都市内で2区から立候補した新顔らと演説した。「このままずるずると自公政権、麻生さんでいくのか」と与党を批判。総選挙後の民主党との連立政権も意識し、「働く人の声を届ける社民党が間違いを正す歯止め役になる」と強調した。

4348千葉9区:2009/08/26(水) 20:31:35
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000908250005
激戦区ルポ:強い風か追い風か【1区】
2009年08月25日





候補者の街頭演説を聴く有権者=24日午後、伊達市


 ●コスタリカ解消が影


 「これだけの方が来て頂いて、負けるはずないじゃないですか」。伊達市で23日開かれた自民前職の亀岡偉民の総決起大会。地元県議が声を張り上げた。


 体育館に敷き詰められたパイプいすだけでなく、2階席も埋め尽くした出席者は約2千人。ただ、危機感もみなぎった。報道各社の情勢調査で民主優位が伝わり、壇上の出席者から調査を気にした発言が相次いだためだ。


 亀岡は05年の前回総選挙で約17万票も獲得。今回も強い後援会組織を支えに選挙戦に臨むが、支持層が子育て世代らに広がらない悩みもある。「もうちょっと、若い人が来ればいいんだけどね」。集会後、地元議員がつぶやいた。


 その前日、民主新顔の石原洋三郎が総決起大会を開いたのは、亀岡の会場の隣の公民館。畳敷きの部屋に集まったのは約230人だが、資料が足りなくなる予想外の人出。自民系市議の姿もあった。民主優位の情勢に、会場では「安心しては困る」と引き締める発言が続いた。


 石原の後援会組織は、亀岡と比べ「ないに等しい」(陣営)。後援会の集会を重ねる亀岡と対照的に、「集会に来るのは限られた人」と割り切り、訴えは街頭中心だ。公示後、車から乗り出して石原を激励する人も見られた。


 地元・福島市以外の支持基盤も広がってきた。伊達地区では07年に誕生した民主党参院議員の地盤が足がかりだ。


 民主に追い風、自民に逆風の序盤戦。多くの関係者が盤石とみてきた亀岡陣営に焦りがうかがえ、亀岡本人は「東京の『風』に流されてはいけない」と繰り返す。21日には麻生首相も応援に来たが、地元の話はほとんど出ず、拍手もまばらだった。


 前回より苦戦するもう一つの理由が、自民党内の候補者調整「コスタリカ方式」を解消した影響だ。前回比例区に出た佐藤剛男が、今回は引退に追い込まれた。


 無所属で強い後援会を築いた亀岡と、佐藤の自民党としての組織力。両者がかみあった結果が、前回のコスタリカ方式による圧勝だった。2人は長年激戦を続けた関係だけにしこりも残り、佐藤支持者の一部は民主陣営に回った。選挙戦に入っても、人口が多い福島市では亀岡陣営が自民党議員と十分連携できていない、との見方もある。


 亀岡陣営は佐藤の連合後援会長、佐藤静雄を最高顧問に招いた。終盤に向け、佐藤の支持者との協力関係を深めようと懸命だ。


 石原と亀岡の戦いに埋没しないようにと、共産新顔の山田裕も街頭中心の訴えを続ける。メガホンを持った支持者10人ほどが集団で街を練り歩き、党の主張を叫ぶ活動も。幸福実現党の大橋一之は、マニフェスト配布などで支持拡大を図っている。=敬称略
(吉田素子)


                        ◇


 自民と民主の2大政党が政権選択を訴える総選挙。05年の前回、自民が勝ち、今回民主が逆転するかが注目される1、2、5区の現状を報告する。

4349千葉9区:2009/08/26(水) 20:32:04
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000908260005
激戦区ルポ:戦いぶり自民「変化」【2区】
2009年08月26日





集会で「オスッ」と気合を入れる有権者=24日夜、郡山市内


 ●組織力に民主挑む


 24日夜、郡山市郊外。自民前職の根本匠は、はかま姿でリングの上に立っていた。


 傍らには総合格闘技K―1選手のニコラス・ペタス。「バトルトーク」と銘打たれた集会には、若い男性を中心に約500人が集まった。


 打ちならされたゴングに、はじかれるように根本がマイクをつかんだ。「私がこれまでやってきたのは金権腐敗の党改革。新世代の自民党をつくります」。ペタスも「根本さんの目標は国のリーダー、総理大臣になってもらいたい」と気勢を上げた。


 「堅実」「まじめ」で売ってきた根本は、今回の選挙戦でイメージチェンジを図っている。リングに立ったパフォーマンスもしかり。公示日の第一声や決起集会では、「古い自民をぶっ壊す」「鳩山さんが総理になる? ならば私がやりますよ」と拳を上げて、強気な発言を繰り返した。


 そんな根本の姿に、支持者は「今までにない厳しい選挙」を感じ取る。


 根本に「チェンジ」を迫ったのは、自民への強い逆風に向かう危機感、そして今回初めて相対する民主前職の太田和美の存在だ。


 千葉7区から国替えした太田は28日が30歳の誕生日。この間まで最年少国会議員だった。これまで根本と戦い、今回、選対本部長を務める増子輝彦は、太田を「人に会えば会うほど、票が伸びる候補者」と分析する。


 車で回っている時、手を振る人がいれば、駆け寄って握手する「ふれあい作戦」で若さをアピール。毎晩開く集会や個人演説会などを通じ、支持を広げてきた。


 根本陣営で郡山選対本部長を務める県議会議長の佐藤憲保は「(太田は)若いだけに批判も比較もしづらい一番やりにくい相手。皆が遠慮するので、私がその役目を引き受ける」と話す。18日の出陣式では支持者を前に、「千葉の地元で公認されず福島に来た候補を、受け入れるわけにいかない」と批判した。


 先週、民主優勢を伝える報道各社の情勢調査結果が出そろった。根本陣営幹部は「もうダメだと、うなだれた支持者がいたのは事実。しかし、劣勢の報道が組織を引き締め、一つにした」と話す。


 動揺したのは根本陣営だけではない。22日、二本松市での太田の決起集会。太田は「大変不安な気持ちでいっぱいです。一寸先は闇。いつ風向きが変わるかわからない」と有権者に心情を吐露した。


 最後の総決起集会は、両陣営とも、26日午後7時開始と決まった。根本陣営が選挙区内に張り巡らせた約550の後援会をフル動員し、組織力で勝負すれば、太田側は岡田克也党幹事長を郡山市に迎え、党を上げての応援態勢を敷く。


 幸福実現党の酒井秀光は、ミニ集会などで、消費税廃止、景気回復を中心に訴えている。=敬称略
(斎藤健一郎)


 ◎開票予行演習 相馬市が実施


 正確で迅速な開票作業に取り組む相馬市が25日、開票所となる同市中村のスポーツアリーナそうまで、最終シミュレーション(予行演習)をした=写真。市職員約80人が運動靴にゼッケン姿で、小選挙区、比例区、国民審査の順に効率的に作業を進め、体育館を駆け回るようにして票を運んだ。

4350千葉9区:2009/08/26(水) 20:32:46
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000000908240005
しまねの選択/09総選挙 激戦区ルポ2区
2009年08月24日

 小選挙区と比例中国ブロックの2人の前職が競り合う島根2区。前回は小選挙区で敗れた国民新の亀井久興氏は「新しい政権に地元の声を届けるのは自分しかいない」と訴え、自民の竹下亘氏は「ふるさとを守る仕事を地元出身の私に託して」と力を込める。(高橋健次郎、藤井満)


◆自公打倒 野党が結束◆


■亀井陣営


 選挙戦に入って初の週末となった22日午後。雲南市吉田町に約150人の聴衆が集まった。普段は物腰の柔らかい亀井氏が、額に汗をしたたらせて声を張り上げた。


 「自民党が永久に続くと思う人が多いかもしれないが、政権交代は間違いないんです。新しい政権のど真ん中に、皆様のお声を届けられるのは亀井久興しかいないんです」。報道各社が総選挙の序盤情勢調査で民主党大勝の可能性を報じていることを引き合いに、竹下氏の地元で全国的な潮目の変化を訴えた。


 野党共闘で亀井氏を推薦する民主・社民両党には当初、比例票の行方を懸念する声もあったが、両党とも党所属の県議らを選対入りさせ、政権交代を共通目標に「共闘」を強化している。民主党の支持母体、連合島根の矢倉淳会長は「四の五の言っても始まらない。全力で支援する」。社民党県連合の清水勝代表も「自公政権に終止符を打つのが重要だ」と話す。


 国民新党側も、郵便局長やOBらでつくる政治団体「郵政政策研究会」をフル稼働させ、中国・四国各県からも電話作戦を展開している。陣営の新比恵(いま・ひ・え)健(つよし)・総合選対本部長は「強い組織が連携した応援はありがたい限り」と話す。
 亀井氏は各地の演説でこう力説する。「これを逃せば自民の牙城(が・じょう)は永久に崩すことができない。負けられない」


◆危機感前面どぶ板戦◆


■竹下陣営


 19日昼過ぎ、肌を焼く残暑の日差しのなか、作業服の男性やエプロン姿の女性が雲南市掛合町の「道の駅」に集まった。「立候補のあいさつにうかがいました」という大音声が谷間に響きわたり、選挙カーが到着する。車から飛び出した竹下氏は、長身を折りたたむようにして、200人を超す支持者に握手してまわり、マイクを握った。


 「ふるさと掛合に帰って参りました。島根に生まれ島根に育った竹下亘に、ふるさとを守る仕事を託してください」。東京生まれの亀井氏を念頭に置いた演説だ。「敗北した07年の参院選の反省があり、厳しいね、と言い合ってきたから動きがよい」と付き添いの県議の声も弾む。


 与党への逆風、都市と地方の格差を拡大させた小泉改革への反発、故竹下登元首相時代からの支持者の高齢化……。強い危機感を背景に、公示前から数百カ所のミニ集会や戸別訪問など「どぶ板」に徹してきた。公示後は朝から晩まで遊説を繰り返す。


 登氏の時代からの支持者という元首長は「小泉改革」に強く反発したが、今回も竹下氏を応援している。「補助金なしには自立できない過疎地域は、道路1本つくる予算にも政治家の力がいる。民主党政権になったとしても、地方の立場から発言する竹下先生という足がかりは必要なんです」と力を込めた。


      ◇


 2区には幸福実現党新顔の相浦慎治氏も立候補している。

4351千葉9区:2009/08/26(水) 20:33:18
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000720908260001
【しまねの選択09 /総選挙】


激戦区ルポ 1区
2009年08月26日

◎細田陣営◎ ◆逆風 妻らフル回転◆


 総選挙が大詰めを迎えた25日午前8時半、松江市の大橋川中流で建設が進む「松江第五大橋道路」そばの工事現場に、自民の細田博之氏の妻洋(ひろ)さんがヘルメットを手に松江市議と姿を見せた。「地方のため地域のために公共事業を進めていくと細田は申しております」と支援を訴え、100人近い建設会社の社員らと握手を交わした。作業服姿の男性(62)は「奥さんが現場に来るなんてこれまでなかった。やっぱり、選挙が厳しいのかな」とつぶやいた。


 官房長官だった前回に続く「本人不在」の選挙戦。党幹事長として応援演説で全国を回る本人に代わり、妻や同党の県議、市議らが前面に出るが、企業回りで妻が工事現場にまで足を運ぶのは7選を目指す陣営にとって初めて。この日は同市内の8カ所の現場を回った。


 先週後半、報道各社が総選挙の序盤情勢調査で全国的に民主党圧勝の可能性を報じた。「島根でも逆風が吹いていると言わざるを得ない」。選対本部長の細田重雄県議は厳しい表情を浮かべる。


 「大都会には一度、政権を代えてみたらどうかという気楽な方が多い。だが地方の立場からはそんな気楽なことを言っていられない」。23、24の両日、公示後初めて選挙区入りした細田氏は、安来市や松江市などを選挙カーで回り、危機感をあらわにして民主党批判を強めた。


◎小室陣営◎ ◆政策重視 風つかめ◆


「私たちのために動いてくれる政治に変えていきましょう」。24日正午過ぎ、松江市鹿島町の恵曇漁港に近い道路沿いに民主党の選挙カーが止まり、女性県議らがマイクを握った。街頭演説が始まると、同党員や連合島根の組合員が通行人などに党のマニフェストを一斉に配り始めた。


 民主の小室寿明氏の遊説活動とは別に、政党カーを動員してマニフェストを配布するのは、この日が初めて。選挙戦終盤に向け、月額2万6千円の「子ども手当」や農業の戸別所得補償制度など、党の政策をアピールして小室氏への支持につなげる狙いだ。「勝負は無党派層をどうつかむか。そのためには党の政策を伝えることが大切になる」。内田敬・民主党県連代表は力を込める。


 「1区、2区は全国の注目選挙区。政権交代を確実にするためにもぜひ島根で勝たせていただきたい」。小室氏は20日、出雲市平田町で、急きょ応援に駆けつけた鳩山代表の前で声を張り上げた。


 全国的に吹く党への追い風を、「保守王国」と言われる島根でどうつかむか。陣営幹部は「手応えは感じているが、風がどこまで票に結びつくか気がかりだ」と話す。


 「もう一歩、もう一押しですよ」。21日、松江市玉湯町で街頭演説を終えた小室氏は表情を引き締め、選挙カーに乗り込んだ。


◎石飛陣営◎ ◆埋没回避 違い強調◆


 「皆さんの生活を壊した自公政権を退場させよう」。24日午後、松江市内のマンション前で街頭演説に立った共産の石飛育久氏は、自公連立政権を批判した。返す刀で「民主党のマニフェスト通りになれば、消費税を上げざるを得なくなる」と声を張り上げた。


 自民、民主両党が真っ向から激突する1区で、二大政党の間に埋没しないため、消費税率の引き上げ反対や憲法9条を生かした平和外交などの政策を訴えて他党との違いを強調している。公示後初めての日曜日となった23日には、松江市中心部の商店街を愛用の自転車で走り、31歳の若さをアピールした。(野中一郎、大野正智)

4352千葉9区:2009/08/26(水) 20:35:02
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908210001
選択 −広島−

激戦区ルポ 3区
2009年08月21日
■民主引き締め 自民必死


 政権選択が大きな争点となっている総選挙。広島3区は、事実上、当落を争う自民前職と民主新顔が県内屈指の激戦を展開している。各候補の戦いを追った。


    ◇   ◇


 橋本博明氏(民主新顔)は20日夜、安佐北区の寺の本堂であった演説会で、約70人の支持者を前に訴えた。「風が吹いてると言われるが広島は違う。本当に厳しい戦いだ」


 前回05年の総選挙で初めて立候補。次点だったとはいえ、自民候補に約3万5千票差をつけられた。今回の選対本部の目標は12万票。4年前のちょうど倍だ。陣営幹部は「自民党が本気になると強い。残りの期間で必死に頑張らないと勝てない」と表情を引き締めた。


 橋本氏は「ここ1カ月、声をかけてくれる人が増えてきた」と支持の広がりを実感している。この4年間、ほぼ毎朝、選挙区内に立っては顔と名前を売り続けた。街中に掲示するポスターの枚数も大幅に増え、「4年前は何をしてもだめで、話すらしてもらえなかった。でも今回は違う」と力を込める。


 保守地盤が色濃い選挙区北部へも足しげく通い、課題だった主婦層を取り込もうと昼間のスーパーなどでの街頭演説も積極的にこなした。陣営は「『民主党だから』ではなく、橋本個人を応援してくれる人も出てきた」と、単なる「風」ではない地道な運動を続けてきた自負がある。


 国民新党の推薦を得たことで、前回総選挙で他陣営を応援した地元郵便局長会が、橋本氏支持に回ったのも大きな要素だ。前回、擁立候補が2万6千票余を得た社民党も表だった支援はしていないが、ある幹部は「地元議員が可能な限り応援する」と明かす。


 だが、陣営幹部は公示後、自民の動きが違うことを実感したという。「演説などでたくさんの支持者を集めている。本気になると強い」。19日夜、急きょ選対会議を開いた。未明まで話し合い、「風」には頼らない選挙戦を改めて確認しあったという。


 広島市安佐南区で18日にあった増原義剛氏(自民前職)の出陣式。「どうか助けてください」。選対本部長の山崎正博県議は、約千人(陣営発表)を前に声を張り上げた。


 増原氏も第一声で「皆さんの友人、地縁、血縁といったつながりを大事にし、票を積み上げないといけない。1票でも勝ちは勝ちです」と危機感を隠さなかった。


 衆院議員を3期9年間務めてきた増原氏だが、前回は比例中国ブロックに単独立候補し、3区から立候補するのは6年ぶり。今回、ともに3区からの立候補を希望し、調整の結果比例区に回った河井克行氏の選挙協力に心配する声もあった。


 しかし、選挙区ではそんな「懸念」をはるかに超える事態が起きていた。


 河井氏陣営は衆議院解散後、増原氏のチラシを手に選挙区を回っている。自民党支持者から、首相が1年ごとに交代する事態や、経済危機から回復できない状況を指摘され、「一度野党にならないと、自民党は目が覚めない」と言われることもあった。


 「今動かないと、自民党の地盤自体が壊れる」。河井氏の陣営は10台以上の臨時電話を設置し、増原氏への投票を呼びかけている。


 増原氏は「解散前後はどん底だったが、『あともう一歩』のところまで立ち直っている」。05年の前回総選挙で3区から立候補し、3万票余りを獲得した県議の石橋良三氏も今回は増原氏支持だ。逆風でも、人口の多い安佐南、安佐北両区に重点を置き「形勢逆転」を狙っている。


 幸福実現党新顔の日高順子氏は、政治経験はないものの、教育や農業を重点政策と位置づけ、支持拡大を図っている。(鬼原民幸)

4353千葉9区:2009/08/26(水) 20:36:11
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908240002
選択 −広島−


激戦区ルポ 4区
2009年08月22日

■守る自民 切り込む民主


 自民党幹事長、官房長官などを歴任した自民前職の中川秀直氏と、3度目の挑戦となる民主新顔の空本誠喜氏が激しく争う広島4区。10選を狙う中川氏にさまざまな「逆風」が吹き付けるなか、空本氏が保守層への支持拡大を狙う。(福家司)


 21日、東広島市の広島大東広島キャンパス構内にあるホールで、東広島商工会議所の創立20周年を記念し、慶応大教授の竹中平蔵・元経済財政担当相の講演会があった。


 構造改革を進めた中川氏のかつての盟友は「格差の拡大は構造改革とは関係ない。今度の選挙では、成長戦略のある人に生き残って欲しい」と中川氏にエールを送った。


 来賓としてあいさつした中川氏も「今日、小泉元首相をリーダーとする改革を支えた竹中さんが講演されたのは、日本経済を牽引(けん・いん)する東広島経済界の期待の表れだ」と力説した。


 中川氏は前回05年の郵政選挙の時、小泉氏の「側近中の側近」として全国を飛び回り、地元を空けることが多かった。それでも次点の空本氏を4万2千票余り上回る約11万票を得て圧勝した。


 中川氏が支部長を務める自民党第4選挙区支部の昨年の党員数は4142人。県内7小選挙区で唯一4千人を超える。今回も選挙区内に20カ所の事務所を開設し、厚い保守地盤を持ち、選挙態勢は一見、盤石にみえる。


 だが中川氏は今回の選挙戦へ向け、この約1年半で地域のミニ集会に250回ほど出席。今年に入ってから講演、街頭演説を300回以上こなした。解散後はほとんど地元に張り付いている。


 かつて中川氏の選対幹部を務めた蔵田義雄・東広島市長(57)は公示日の18日、市内であった空本氏と中川氏の双方の出陣式をはしごした。空本氏の出陣式で「日本が変わらなきゃ大変なことになる」と力を込めてから約1時間後、「次の日本を作っていただくには、地元の中川先生に国政で仕事をしていただく以外にない」と激励した。


 蔵田市長は取材に対し「私は中立。呼ばれればどちらにも行く」。一方で「指示したわけではないが、私の後援会には空本陣営に行っている人はいる」と明かした。


 06年の同市長選で、中川氏の次男俊直氏が蔵田氏と激突した。今年に入り親子で「世襲放棄」を宣言したが、後遺症はぬぐい切れていない。


 19日、東広島市のショッピングセンター前で、民主党の菅直人代表代行と並んだ空本氏がマイクを握った。「05年の時の小泉総理は、郵政民営化が実現したら地域が輝く、景気も雇用も上向くと言っていた。しかし今、すべてが厳しい状況だ」と述べ、政権交代を訴えた。


 菅氏は報道陣に「小泉郵政選挙の結果が何をもたらしたかを有権者に思い出してもらえれば、(中川氏は)強敵ではあるが、番狂わせが起きるかもしれない」と語った。


 21日夜、三原市大和町で開かれた空本氏の個人演説会。山間の集会所に集まった約50人を前に、空本氏は「この地、大和町でこのような演説会を開けるとは夢にも思っていなかった。本当にありがたい」と述べた。農家への戸別所得補償制度などを訴え「みなさんが守ってきた田んぼや山を守っていきたい」と力を込めた。


 同町では、民主党の事務所も今回初めて開設された。陣営は「保守の人たちの支援も受けているので、地域で1日1、2回の個人演説会が開けるようになった」という。


 幸福実現新顔の沖ゆり氏は、街頭演説などで消費税の撤廃や憲法9条改正のほか、「人口増加策をとり、年金や福祉、医療、介護の問題を解決する」と訴えている。

4354千葉9区:2009/08/26(水) 20:36:48
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000500908240001
選択 −広島−


激戦区ルポ 7区
2009年08月24日

■「王国」巡り3度目対決


 衆参13回の当選を重ねた元首相の故宮沢喜一氏が地盤にした福山市を区域にする広島7区。その「宮沢王国」を継いだ自民前職の宮沢洋一氏と民主前職の和田隆志氏が3度目となる事実上の一騎打ちを演じている。全国的には民主の優勢が伝えられるなか、宮沢氏が過去2回、勝利を収めた両氏の対決は一層ヒートアップしている。


   ◇   ◇


 「喜一先生以来、我々は誇りを持って支援してきた。自民党は負けるかもしれないが、福山から『宮沢の火』を消してはいけない」


 18日夜、市西部の松永地区の農協で開かれた個人演説会で、マイクを握った宮沢氏の後援会長は集まった支持者に力強く呼びかけた。ほかの県議ら応援弁士も元首相の名前を次々に挙げ、内閣府副大臣として国政に携わるおいの洋一氏への支持を訴えた。


 喜一氏は1953年の参院選初当選から00年衆院選で比例区に転出するまで半世紀近くにわたって当選を果たした。00年に地盤を引き継いだ洋一氏は順調に当選を重ね、前回05年の衆院選では、小泉元首相が巻き起こした「郵政民営化」の風に乗り、前々回の03年より約3万票多い約12万票を得て3選を果たした。だが、敗北した和田氏も、ほぼ同数の票を伸ばして約10万票を獲得するなど互角の戦いぶりを見せた。


 今回は一転して、自民党に強い逆風が吹きつける。「これまでにない厳しい戦い」と危機感を募らせる陣営は今回、自民という「看板」よりも、高齢層を中心に高い知名度を誇る元首相から続く「宮沢ブランド」を有権者に訴え、保守層の支持固めに力を入れる。


 投票日前日の29日まで毎晩多い日で5カ所、計約40カ所で個人演説会を予定し、かつてない規模の選挙戦を繰り広げる構えだ。


   ◇  ◇


 和田陣営は「王国」打倒を目指して支持拡大に必死だ。


 19日に市中心部の結婚式場で開いた個人演説会で、支持母体の連合広島福山地域協議会の石井一清議長は「この7区に民主党への風は吹いていない。小選挙区の戦いは地域特有のしがらみがあり、ちょっとした風が吹いたぐらいで、その構造は変わるとは思えない」と声を張り上げた。


 陣営関係者は「風があって、ようやく互角に戦えているのが現状。自民党が長年培ってきた地盤の底力はあなどれない」と警戒を強める。


 支持を広げようと、陣営は保守層の切り崩しも狙う。


 郵政民営化が争点となった前回の衆院選で自民を離党し、今回は民主と連携する国民新の亀井静香代表代行が立候補する広島6区と7区は、中選挙区制だった93年まで同じ選挙区だった。小選挙区制の導入で分かれた後も7区には亀井氏の後援者が残り、前回の衆院選で、国民新は2万票余りの比例票を獲得した。


 18日夜に同市新市町の公会堂であった国民新の新市支部の出陣式。地元支持者らを前に亀井氏と和田氏が握手を交わし、連携ぶりをアピールした。同市曙町など2カ所であった和田氏の出陣式にも、国民新福山支部の幹部が駆けつけ、「ともに頑張りましょう」と呼びかけた。


 陣営が目指すのは「亀井票」の獲得。会場にいた支援者は「三度目の正直だ」と力を込めた。


   ◇   ◇


 幸福実現の植松満雄氏は選挙カーで市内を回り、主に街頭で運動を展開。「ばらまきの政策で国民の歓心を買うような政治はしない」と訴え、消費税廃止などを掲げるビラを配って支持を呼びかけている。(吉田博行)

4355千葉9区:2009/08/26(水) 20:38:00
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000390908220001
政権選択ひょうご09夏・総選挙


選挙区ルポ(上)8区 
2009年08月22日

 政権交代、景気回復、医療・福祉の充実、子育て支援……。「真夏の総選挙」を戦う県内12小選挙区の候補者たちの訴えは、有権者の心にどのように響いているのか。全国有数の激戦区となった兵庫8区と、県内で最も広大な兵庫5区に入り、1票を投じる人たちの表情を追った。



 公示から一夜明けた19日午前7時。厳しい日差しの中、尼崎市東端の阪急園田駅前に威勢の良い声が響いていた。「おはようございます。行ってらっしゃい」。社民新顔の市来伴子候補が「希望かいふく宣言」と書いたビラを手渡していた。


 だが、勤め先へ急ぐ人たちがビラを受け取る確率は高くない。そんな中、大阪市の医療機器メーカーの男性会社員(33)がビラを手にした。「いつリストラされるか分からない。とにかく景気をよくしてほしい」。会社は数年前から売り上げが落ち込み、ボーナスもカットした。


 男性は「各党の政策は財源とかの面で『ホンマにできるんか』と突っ込みどころ満載。投票日までに見極めますわ」と言い、梅田行きの電車に飛び乗った。


 「田中康夫が参りました。本物です」。この日の正午すぎ、阪急園田駅から南西に約5キロ離れた立花商店街に、新党日本新顔の田中康夫候補が現れた。


 40年以上の歴史を持つ立花商店街には約130店が並ぶが、シャッターが下りたままの店も目立つ。田中候補からビラを手渡された大賀茂治さん(65)は、紳士服店の2代目。店内に入ってきた田中候補を笑顔で迎えたが、「人通りも売り上げも30年前の半分以下。東京から来た人が、地元のことをどれだけ分かってくれているのだろうか」と不安な表情を見せた。


 田中候補はその後、尼崎市東部の阪神杭瀬(くい・せ)駅近くにある商店街を練り歩いた。その時、選挙カーに乗った幸福実現新顔の角出智一候補が通りかかった。


 「景気拡大のために消費税を廃止します」。角出候補は車内から声を張り上げ、運動員が沿道の市民に向けて大きく手を振っていた。


 住宅の間に水田が点在する市北西部の阪急武庫之荘駅周辺に向かった。近年、閑静な住宅地として人気が上昇している。分譲マンションに囲まれた同市南武庫之荘3丁目の大蔵公園に近づくと、選挙カーが止まって共産新顔の庄本悦子候補が降り立った。


 「子どもの医療費を無料、公立高校の授業料は無償にします」。庄本候補は子どもを公園で遊ばせる母親に訴えかけた。演説を遠めに聴いていた女性(40)は「中学2年から2歳までの4人の子を育てています。夫は不況で収入が激減し、旅行や外食を控えて生活費を切りつめる日々。学費タダは魅力やねえ」。


 翌20日朝、中小企業の工場や事業所が立ち並ぶ同市尾浜町を訪ねた。「10年前、公明党が自民党を説得し、中小企業対策を強化したんです」。商業ビルの前で、公明前職の冬柴鉄三候補が集まった約200人に実績をアピールしていた。田中候補参戦の影響からか、冬柴候補も支援者もその表情は厳しい。


 腕組みをして演説に聴き入る内装工事会社経営の男性(68)がいた。冬柴候補を10年近く支持しているという。「厳しい選挙やな。自公政権が続いても、景気がよくなるとは限らない。野党もひそかに期待してるけど、いま一つやしなあ」。演説が終わると、不景気のために約80人いる職人の半分を休ませている会社に向かった。(吉野太一郎)

4356千葉9区:2009/08/26(水) 20:38:49
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000390908220002
政権選択ひょうご09夏・総選挙


選挙区ルポ(下)5区
2009年08月22日

 「国の無駄遣いのしわ寄せが、国民に負担を強いとるんです」


 公示2日後の20日午後、古い街並みが残る三田市下相野で選挙カーを止めた民主元職の梶原康弘候補に、主婦東浦はるゑさん(76)が近づいて「直訴」した。東浦さんは続けた。「なんで、消費者を泣かせる政治がまかり通るん」


 梶原候補はマニフェストを書いたビラを渡し、笑顔で応じた。「ありがとうございます。また、お話を聞かせてください」。東浦さんは「初対面やったけど、国会議員を目指す人に聞いてほしかった」と真剣な面持ちで話した。


 約1時間後。梶原候補は三田市けやき台の大型ショッピングセンターの前にいた。民主への「突風」が吹いているとされるが、平日だからか、政権交代を訴える演説に足を止める人はさほど多くない。そんな中、50代くらいの女性が梶原候補に握手を求め、こう語った。「とにかく今の政治を変えてくださいよ」。変化を求める庶民の思いが、ひしひしと伝わってきた。


 この日、大阪・神戸のベッドタウンでもある三田市を中心に回った梶原候補。21日は豊岡市や養父市などがある但馬を回った後、午後には丹波市にとんぼ返りして街頭に立った。


 6市3町からなる兵庫5区の東端は大阪府と接する猪名川町、西端は鳥取県と接する新温泉町。直線距離で約120キロ、面積は大阪府の約1・7倍にあたる約3305平方キロと県内で最も広い。文化や風土、産業基盤も異なる選挙区内を、3人の候補者は12日間にわたって駆け回る。


 「まずは、この広い選挙区内をまんべんなく回ることが必要なんです」。梶原候補の挑戦を受ける自民前職の谷公一候補は、真っ黒に日焼けした顔で力説した。


 公示翌日の19日早朝に三田市のJR三田駅前で演説した後、選挙カー内でマイクを握りながら但馬へ。途中、収穫時期を控えて緑一色になった水田や集落の路地を走り抜けた。台風9号の影響による豪雨被害を受けた朝来市では、「防災の谷です。安心・安全のまちづくりにがんばります」とアピールした。


 選挙カーから流れる声を交差点近くで聴いていた自営業男性(42)は「今度の災害で地方の防災のもろさが出た。次の政権は、この実態を深刻に受け止めてほしいね」と話した。


 日暮れが近づいたころ、朝来市山東町の矢名瀬(や・な・せ)商店街で夏祭りの準備が進んでいた。そこに飛び込んだ谷候補と、がっちり握手した男性がいた。約60年前に先代の父親から布団店を継いだ中島武さん(87)だった。


 「商店街はさびれる一方。町を出た若者が戻ってくるためには、何とか景気を回復してもらわななあ。そしたら、街にも活気が戻るやろう」。中島さんは、谷候補の背中を見ながらつぶやいた。


 5区で唯一の女性候補、幸福実現新顔の丸岡真澄候補も広い選挙区内のあちこちで街頭に立ち、政策を訴える。21日には、夏休みの観光客らでにぎわう豊岡市の城崎温泉で演説。JR城崎温泉駅前で約20分間にわたってマイクを握り、消費税の撤廃などを訴えていた。(伊藤周、大島良太)

4357千葉9区:2009/08/26(水) 20:40:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ishikawa/CK2009082602000183.html
元首相おひざ元 攻防激化 石川2区ルポ
2009年8月26日

 元首相の自民党前職森喜朗候補が、元議員秘書の民主党新人田中美絵子候補を相手に厳しい戦いを強いられている。地元に張り付き過去に例のない“どぶ板”を続ける森陣営は、政権交代ムードを「えたいの知れないもの」と表現し払拭(ふっしょく)に懸命。対する田中陣営は追い風に乗ってマイペースの自転車街宣や、連日の大物弁士を迎えた街宣や集会など戦術も多様化させ浮動票を狙う。両陣営が「天王山」と位置付ける元首相のおひざ元、小松、能美市での攻防が一段と激しくなってきた。


風雲払え 森候補 東奔西走、門立ちも
最重点区 田中候補 日替わりで大物弁士
 「民主が政権を取っても、内政外交でつまずく。日本の政治にとって大きな障害だ」。二十四日夜、小松市での個人演説会。真っ黒に日焼けした森候補はこう断言した。

 一方で「ものすごく手応えを感じる。なのに世論調査は『接戦』という」と、もどかしさも吐露。「中央からの風か、雲かを追い払いたい」と語気を強めると、支持者の拍手が起こった。

 政治経済の安定と県勢発展を訴えながら「力ある限り、命ある限り精いっぱい頑張る。助けていただきたい」と懇願も。福村章県議選対本部長は「寸分のすきも許されない。“まさか”のある選挙だ」と陣営を鼓舞する。

 合併前の旧市町村単位に網羅した後援会組織などをフル稼働させ、森候補も選挙区を東奔西走している。岡田直樹参院議員や首長らとスクラムを組み、連日数十カ所でマイクを握るほか、企業前での門立ちも敢行。夜の個人演説会も小松市内を中心に三、四カ所でこなしている。


    ◇

 「政治の失敗が日本全体を疲弊させてしまった」。二十三日夜、小松市内で開かれた個人演説会で、田中候補はかすれた声を振り絞った。若さを武器に、得意の自転車街宣を続けながら、夜は個人演説会を掛け持つ。

 民主党本部が「最重点地区」と位置づけ、公示後も大物弁士が日替わり参戦。野田佳彦幹事長代理、河村たかし名古屋市長、菅直人代表代行、羽田孜最高顧問、前原誠司副代表と続き、鳩山由紀夫代表、小沢一郎代表代行も最終調整中だ。

 元首相の地元能美市でも演説会を開き、攻めの一手。選対本部長の一川保夫参院議員の後援会「一誠会」や、連合石川の組織力も相手に負けず劣らずフル回転する。

 二十四日夜、野々市町での個人演説会では、比例単独の沓掛哲男候補と初めてのツーショットが実現。「独裁者が長く続けば、わがままや自分本位になってしまう」と、古巣批判を展開した沓掛氏に、保守票取り込みへの期待が膨らむ。


◇立候補者(届け出順)

 宮元 智49 幸福実現党県役員 諸新

 森 喜朗72 (元)首相 自前<13>

 田中美絵子33 (元)衆院議員秘書 民新

4358千葉9区:2009/08/26(水) 20:41:11
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000908260003
2区ルポ/多彩な地域性 訴え様々
2009年08月26日

 8選を目指す自民前職の木村義雄氏の陣営は、かつてない危機感を募らせている。23日夜、丸亀市綾歌町のホールであった集会で、「『木村が危ない。何とか助けよう』とみなさんが来てくれた」と語り、詰めかけた人たちに感謝の気持ちを表した。
 前回選挙では民主新顔の玉木雄一郎氏に約3万票差を付けて勝ったが、今回は強い「逆風」を受けている。18日の公示日、陣営は坂出市とさぬき市津田町の2カ所で初めて出陣式を開いた。支援者回りやミニ集会を盛んに行い、地域の祭りなどに顔を出す。「暗い時代に明るく」というメッセージを込めて、ピンクのシャツに身を包むなど、きめ細かな選挙戦を展開している。
 86年、元衆院議員の父、武千代氏の地盤を継いで初当選し、その後も当選を重ねた。「厚生労働副大臣も経験し、障害者自立支援法の見直しでも中心となり、日本のどこに生まれ、住んでも安心な政策づくりをしてきた」などと、実績を強調する。
 その木村氏の固い地盤に、再び玉木氏が挑む。19日夜、東かがわ市の集会で「政治に新しい、より良い選択肢を提供したい」と強く訴えた。
 財務省の元キャリア官僚。05年選挙は投票日の1カ月前に退職して立候補し敗れた。その後の「浪人」時代は、駅前やスーパー前で演説を繰り返し、企業、団体、民家など地道にくまなく回っている。
 最近の集会で「『夜遅くまで働いているので集会に行けなかった』と言われた。姿を見せない人の思いを生かさなければ」と訴えた。「光のあたらないところに、光をあてる政治家になりたい」などと、地道な姿勢を打ち出す。
   ■ ■
 香川2区は、旧高松市を東西から挟むように広がる。東側のさぬき市、東かがわ市などの地域と、西側の坂出市や綾川町などだ。昔ながらの農業や漁業地域のほか、都市部、工業地帯、さらに新興住宅地もあり、有権者の関心も分かれる。無党派層が比較的多いとされる都市部では「風」を意識した選挙戦。田園地域などでは「縁故」「施策」など、より地域性や具体性が意味を持ってくる。
 23日の木村氏の集会。自民県議の1人が会場を見渡した後、「農家が民主から戻ってきてくれた」と言った。
 民主党が公約に掲げた農家の「戸別所得補償制度」に支持層を奪われると心配していたが、その後に民主党が米国との自由貿易協定(FTA)交渉に意欲を示した影響がでてきたと、この県議はみた。
 玉木氏は、寒川町(現さぬき市)の兼業農家の生まれ。綾川町のJA施設で開いた2日の集会では、「コメなどの関税引き下げや撤廃の考えはないという民主党の考えを、もっと丁寧に説明すべきだ」と語るなど、理解を求めている。
 幸福実現新顔の土居美佐子氏は、減税と国防強化などを訴えて浸透を図っている。(木脇みのり)

4359千葉9区:2009/08/26(水) 20:44:33
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260379.html
〈09総選挙 やまなし〉「金丸票」に異変 自民王国支えた後援会「久親会」
2009年8月25日

 強力な集票マシンとして、戦後の「自民王国」を支えた故金丸信・元副総裁の後援会「久親会(きゅうしんかい)」が、今回の総選挙で自民公認候補の支援に目立った動きを見せていない。知事選や総選挙で自民分裂選挙が相次ぎ、組織力の低下を招いたほか、会員に「小泉改革」に対する反発も根深いためだ。民主公認候補の選対に入り、古巣の自民党ににらみをきかす元幹部もいる。

(床並浩一、岡戸佑樹)


 「今回は支援できません」

 久親会の幹部の男性は、総選挙で支援を求める自民候補の陣営幹部に、そう伝えた。各陣営が選挙戦の準備を本格化した今春のことだ。

 全盛期の久親会は、市町村単位だけでなく、地域の自治会単位まで組織が張り巡らされ、抜群の集票力を誇った。連続当選12回の金丸氏にとって最後の選挙になった90年総選挙で、同氏は10万1756票を獲得。連続5回のトップ当選を果たした。

 建設業界など支持団体の会員企業もフル回転させた久親会。金丸氏の出身地盤の釜無川以西地域の得票率は、中選挙区で50%を超えるところもあった。同氏は引退後も影響力を発揮。死去後の会にも政治力が残った。事実上の後継者として、総選挙で初当選した建設官僚出身の横内正明氏(現知事)も、久親会の支援を受けた。その後も本部事務所(甲府市丸の内2丁目)を訪れ、支援を求める議員や新人は与野党を問わず、あとを絶たない。

 だが、自民分裂選挙になった前回選挙で、郵政民営化法案に反対する自民系無所属候補を支援した一部の久親会関係者のうち、今回、自民候補の支援に回る人は少ない。元幹部の一人は「金丸氏の顕彰碑を(06年に)建てた時点で、久親会の選挙は終わった」という。別の幹部は、前回選挙で「小泉氏は(金丸氏の所属した派閥)経世会をつぶしにかかっていると思い、死ぬ気で戦った」と振り返り、「小泉チルドレンに投票してくれ、なんていえない」と話す。

 さらに民主党に流れる動きも加速している。

 「今回は民主党の候補に入れよう」

 甲府市在住の60代の会員は今月中旬、お盆で集まった親族36人を前にこう切り出した。

 男性は、かつて金丸氏の「ファミリー企業」といわれた架橋工事会社の協力会社に勤務。他の協力会社員と一緒に同氏の選挙を手伝うようになり、その後、久親会に入会。選挙の際は、親族の票をとりまとめてきた。

 18日の公示日。県内の民主公認候補の出陣式で、元久親会幹部の男性は選対幹部としてあいさつに立った。男性は取材に「民主の候補を支援することに抵抗はない。55年体制のようなイデオロギー対立もない」と答えた。

 もちろん、現職の久親会系県議は自民候補の支援姿勢を打ち出している。また、会員の多くは自民党員で、峡北地域の男性会員は「前回も応援した自民候補を今回も支える」と話す。

 金丸氏の次男で、久親会を事実上取り仕切る信吾氏は、「いまの久親会は親睦(しんぼく)団体。個人の判断で特定候補の応援を勤務先で呼びかけているが、組織として会員に支援を求めていない」と話す。

4360千葉9区:2009/08/26(水) 20:45:12
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260340.html
〈09政権選択〉握手合戦、終盤過熱 長崎2区
2009年8月25日
 23日夕、大勢の花火客でにぎわった長崎県長与町の川まつりの前に、長崎2区の自民前職、久間章生氏は選挙カーで乗りつけた。「必勝」の鉢巻き姿。出店の前を会釈しながら歩き、10分後には再び走り去った。わずか3分後には、民主新顔の福田衣里子氏が姿を見せ、赤ん坊の頭をなで、1時間ほど一人ひとりと握手を交わした。

 この日昼、久間氏が諫早市の商店街を歩き回った2時間後に福田氏の姿があった。所変われば、逆の時もあり、一票を積み上げるための激しい「握手合戦」を続けている。

      ◇   ◇

 福田氏は20日以降、2日に1回15分程度、取材をまとめて受ける時間をやりくりした。選挙戦は、薬害C型肝炎の被害者である若い女性が自民大物に挑むという「絵になる」構図なだけに、東京や海外のメディアも殺到。陣営も、無党派層に浸透するには、可能な限りメディアに登場するのが得策と踏んだ。

 「福田氏は地域の問題を語れない」と盛んに批判する久間氏に対し、福田氏は演説内容も変えてきた。公示前は薬害の体験から「命をつなぐ政治」「官僚政治の打破」を強調してきたが、公示後には政策に触れる場面が目立つ。しかし、「地域医療、郵便局、雇用を守り、経済を安定させ、若者を取り戻し……」といった調子で、具体性はいま一つだ。

 マスコミ各社の情勢調査の一部ではやや優勢とされているが、陣営は上滑りを警戒。組織固めに入る。23日午前、労組幹部約30人が集まった諫早市での緊急会合では、連合長崎の小石隆会長が「動きが甘い」と一喝。「終盤情勢」と題したA4判の文書には「都市部で吹いた民主への追い風は、地縁、血縁の多い地方では無縁。わずかなポイント差は1日で逆転される」と書かれていた。

      ◇   ◇

 今月12日、久間氏は諫早市の国道沿いに立ち、通り過ぎる車の有権者に手を振るパフォーマンスを演じた。「29年前に初当選して以来、初めて」。22日には、出身地の南島原市のスーパー前の広場で買い物客らを前に「選挙カーに乗るのは13年ぶり」と頭を下げた。

 1年前には思いもしなかった強敵の出現に、久間氏は必死だ。温厚な人柄で知られてきたが、演説などでは、民主と福田氏を「政策は危なっかしくて頼りにならない」「安心してバトンタッチできない」と批判することを忘れない。

 久間氏が落選すれば、県の発展はない――。諫早湾干拓事業や九州新幹線西九州(長崎)ルートの着工で久間氏に「世話になった」と公言する金子原二郎知事もとうとう旗幟(きし)を鮮明に。20日、諫早市内のJAでの演説会では「久間先生が今回やめる結果になっていいのか。冷静に考えていただきたい」と呼びかけた。

 久間氏を支えてきた業界団体にも危機感は強い。JA組合長を務める県議は21日、支部長らを前にはっぱをかけた。「とにかく身の回りの票をかき集めて」。参加者の一人は「こんなに強く要請されたのは初めて」と驚いた。

 「道路は必要だが、道路を造るかどうかを選挙の論点にするのは古い」と主張する福田氏に対し、久間氏は「私の次の仕事は道路」と言い切る。ある中堅建設会社の社長は26日、約40社の社長らを集め、こう訴える。「民主党政権になれば、職を変えざるを得ない事態も起こりうる。もう一度鉢巻きを締め直そう」(加藤勝利、中山尭)

4361千葉9区:2009/08/26(水) 20:46:04
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090826ddlk08010149000c.html
茨城の岐路:’09夏決戦 衆院選2区 自民支持層奪い合い、都市決戦 /茨城
 30日投開票の衆院選は、無風区とみられていた2区が激戦区と化している。閣僚や自民党要職を歴任してきた額賀氏に対し、かつて保守系首長だった石津氏が旧知の市議らと連携し、自民支持層を奪い合う構図だ。両陣営とも無党派の多い都市部を重点に、遊説に力を入れ始めた。【岩本直紀】(届け出順)

 ◇他県での応援控え地元に密着−−額賀福志郎氏
 額賀氏は25日午後4時半、鹿嶋市宮中の大型ショッピングセンター駐車場で行われた集会で、聴衆約500人(陣営発表)を前に「(93年の細川政権発足後の)失われた10年を繰り返してはならない。政治の安定なくして経済の安定はあり得ない」と訴えた。陣営は終盤に入って無党派層への支持拡大を目指し、鹿嶋、神栖の都市部の遊説に重点を置く。

 「驚いたよ。民主の風で本当にひっくり返されるのか」。新聞各紙の世論調査で予想以上の接戦と報じられた先週末ごろから、選挙事務所には地元県議や元首長らが危機感を募らせ、実情を確かめようと事務所に集まるようになった。

 前回05年の衆院選の選挙期間中、地元入りしたのは2日だけ。党の要職や閣僚を歴任した額賀氏は、自身の選挙区を秘書や選対本部に任せ、他候補応援で全国を駆け回った。しかし今回は、他県への応援は2日に抑え、地元に密着。家族も協力し、支持者へのあいさつ回りに奔走する。

 津島派の選対本部長として応援演説をする立場の額賀氏は、人気閣僚を呼ぶ集会の予定もない。「本人が大物政治家だからというわけではないが、人集めはしない」(陣営)と、ローラー作戦で地道に票掘り起こしを図る。

 ◇「くら替え」市議ら古巣を攻略−−石津政雄氏
 「官僚政治を終わりにしよう。私は生活に苦しむ皆さんの声を代弁します」

 石津氏は25日午前11時、小美玉市羽取駅近くのスーパー駐車場で開かれた街頭演説で、応援に駆け付けた民主党茨城県連代表代行の郡司彰参院議員とともに選挙カーに乗り、生活者の視点を力説した。世論調査では、伝統的に民主基盤の弱かった農村部でも額賀氏と競り合い、切り崩しを図っている。

 24日には鳩山由紀夫代表も参加し1000人規模(陣営発表)の集会も開催。追い風で勢いづくが、陣営は上滑りにならないよう引き締めに懸命だ。

 同日夕、神栖市内のホテルで開かれた鹿行地協主催の総決起集会で石津氏は「相手は大物代議士。空中戦で戦える生やさしい選挙ではない。私は今、地上戦の先頭で戦っている」とムード先行にならぬよう呼びかけた。

 選対本部では自民から民主にくら替えした鹿嶋市議らが中核を担い、選挙事務所は自民党の市議や地区支部長が公然と出入りする。ある地区支部長は「今の自民党ではだめだ。政権交代で出直してもらわなければ」と現状を憂える。「前回までは自民を応援してきたが、今回は民主」。選挙はがきを書きながら元行方市議が言った。

4362千葉9区:2009/08/26(水) 20:47:52
http://osaka.yomiuri.co.jp/news-sp/lh-election2/20090826-OYO1T00498.htm?from=tokusyu
公共事業減り建設業界悲鳴 細る王国の組織票…和歌山3区
応援ためらう声も


 真っ黒に日焼けした自民党の二階俊博の口調が、ひときわ熱を帯びた。

 「知事、市町村長みんなが推薦してくれた。肩に食い込むような責任を感じる。何としても勝たなければならない」。23日、和歌山県上富田町の文化会館で開かれた個人演説会で、二階は支持者約500人に何度も深々と頭を下げた。

 9選を目指す経済産業相の二階は、運輸相、党総務会長も歴任し、派閥を率いるベテランだ。過去の衆院選では、期間中のほとんどを他候補の応援に出かけ、本人不在で圧勝してきた。

 しかし今回は一変した。地元に張り付き、街頭演説にも積極的に立つ。二階が「応援要請をどう断ろうか頭が痛いが、ヘタな結果を招くわけにはいかない」と話すほど、危機感は強い。

 選挙区内の21市町村長もほぼ全員、市町村ごとに置かれた二階の選対本部の本部長や顧問などに名を連ねた。知事の仁坂吉伸も26日、2度目の応援に入る。地元の自民県議は「困ったときはみんな、二階先生に頼ってきた。高速道路も、実力者が和歌山にいるからこそ整備が進む」と強調し、支持を訴える。



 盤石に見える「二階王国」。だが、民主党への追い風を象徴するかのように足元は揺らいでいるという。

 国や自治体の財政難で公共事業が減り、5年前に1000社を超えていた県建設業協会の会員企業は、770社に。建設業界はこれまで二階の集票の原動力になっていたが、業者の中には「今回は応援しない」と言い放つ人も現れた。

 選挙のたびに従業員を動員し、二階を応援してきた建設会社社長(45)は今回、民主党の玉置公良の支援に回った。

 5年前まで年間1億円近く売り上げ、社員15人を抱えていたが、昨春以降、県発注工事を1件も落札できず、事実上の倒産に追い込まれた。「今の状況を変えたい」。同業者や友人に声をかけ、400人以上から玉置支援を取りつけた。同業者には「表だって二階さんに逆らえないが、票は必ず玉置さんに入れる」と話す人も多いという。

 玉置も「政権交代」への期待を感じる。昨秋以降、選挙区内を5巡した。支持者から声をかけられることも増えた。23日夜に田辺市内の2か所で開いた個人演説会には、計約400人が集まった。陣営幹部も「これまでなら二階陣営に遠慮し、出席もしてくれなかったのに……」と驚く。

 「自民政治で地方はガタガタにされた。今が歴史の大きな曲がり角。和歌山から歴史を変えよう」。25日、玉置が新宮市のスーパー前で声を張り上げると、買い物客らから拍手が送られた。(敬称略)          (社会部 山本照明、和歌山支局 坊美生子)


  ◇和歌山3区◇
(御坊市、田辺市、新宮市など)
湊  侑子26 諸新    幸福実現党員
玉置 公良54 民新    (元)県議
二階 俊博70 自前(8) 経済産業相
(数字は当選回数、届け出順)

(2009年8月26日 読売新聞)

4363千葉9区:2009/08/26(水) 20:51:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090825-OYT8T01173.htm
逆風下での「どぶ板」自民・堀内輿石の地盤も頼り民主・坂口連日200キロ近く遊説無所属・長崎
 24日夜。自民・堀内が富士吉田市の個人演説会場に大慌てで駆け込んできた。自民の選挙対策副委員長・菅義偉が、堀内を持ち上げる演説を終える直前だった。

 堀内はつい2時間前、笛吹市で幹事長代理の石原伸晃と並び、街頭演説に声をからしていた。4月以降、応援に来た有力政治家は厚生労働相の舛添要一ら6人。実力者ぶりをアピールする作戦だ。

 堀内には、自ら会長を務める富士急行の組織力もある。県内全域に2万人を超す企業関係者がいると言われ、下請けなど影響が及ぶ企業のすそ野も広い。

 そんな抜群の知名度、組織力を誇る堀内が遊説カーを降り、有権者と握手を重ねている。自民への逆風の中、かつてない「どぶ板」選挙を強いられている。

 「有力政治家を呼んでも、若い人が集まらないんです」。支援する県議の一人は、課題を率直に認める。

     ◇

 22日午前、市川三郷町の街頭演説。「政権交代」を叫ぶ民主・坂口のそばに、参院議員会長・輿石東の姿があった。

 約30人の聴衆の多くは、輿石を支持する政治団体「山梨県民主教育政治連盟」(県政連)の関係者だ。元教諭の男性(81)は「坂口さんがどんな人かよく知らないけど、輿石先生のために応援する」と言い切った。

 強烈な追い風は吹くが、前回選挙から4年間、街頭演説に明け暮れた坂口には、「まだ大きな組織がない。輿石先生の地盤が頼り」(陣営幹部)という。

 民主の参院議員・米長晴信は7月末から、群馬県の女性候補者の応援に回った。県政連会長の土橋金六は「彼(米長)と我々の考え方は合わないので、山梨から外に出てもらうよう要請した」と明かす。輿石支持者への配慮を優先しながら、坂口と輿石の「二重陣営」の選挙戦が進む。

     ◇

 「大月市立中央病院に整形外科の医師をお招きすることに成功しました」

 23日午後、うだるような暑さの中、長崎が遊説カーから訴えた。「地域第一」を標榜する長崎は、地域ごとに演説内容を細かく変える。無所属候補は、ポスターの掲示場所が制限される。そんなハンデを、連日200キロ近い距離の遊説ではねのけようとしている。

 「自民対民主」の対決構図の中、長崎は対立候補の支持基盤の切り崩しに懸命だ。陣営幹部が富士吉田や都留などにある創価学会支部に足しげく通い、陣営のミニ集会や支援企業の朝礼で「比例は公明」との呼びかけも始まった。公明の推薦は自民候補だが、陣営幹部は「支持母体の創価学会は別だ」とみる。

 激戦が繰り広げられる2区では、長崎を批判する中傷ビラも複数出回る。だが、陣営幹部は「中傷されるほど、陣営は燃える」と強気だ。

     ◇

 諸派の幸福実現党の宮松は、遊説中心の活動。教育問題などを巡り、有権者と立ち話も交えて支持を訴えている。(敬称略)

 ◆2区

堀内 光雄79 自■前《10》

坂口 岳洋38 民 新 

長崎幸太郎41 無(自)前《1》

宮松 宏至69 諸 新

(2009年8月26日 読売新聞)

4364千葉9区:2009/08/26(水) 20:53:13
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260372.html
民主比例候補、「地元」へ 追い風「勝てば私も」 東京9区・10区
2009年8月25日
 民主に強い追い風が吹いている今回の選挙戦。東京9区(練馬区中西部)と10区(練馬区東部、豊島区)では、過去に両区から立候補した経験がある民主の比例単独候補3氏が、小選挙区の新顔支援に活発に動いている。原動力は「小選挙区で勝てば、自分も当選」との思い。攻勢の陣営では「練馬区は国会議員だらけになる」とささやかれ始めた。(其山史晃、永沼仁)

 公示日の18日、練馬駅前。9区に立った木内孝胤氏の出陣式で、地元に縁がある民主の東京ブロック比例単独候補3氏がそろい踏みした。

 「4年前、いい加減な総裁は私を追放した。権力者として弾圧した。私がその犠牲者。その時以来、自由民主党は不自由民主党になった」

 最初に訴えたのは、4年前、10区から新党日本の候補として立った小林興起氏だ。郵政民営化に反対して小泉純一郎元首相率いる当時の自民を離れ、古巣から「刺客」の小池百合子氏を送り込まれて辛酸をなめた。9区にも中選挙区時代の小林氏の支持者がいて、自民批判の演説には拍手がわいた。

 続いてマイクを握ったのは元民主党衆院議員の吉田公一氏。前々回03年に4選をめざして9区で立ったが、今回も立候補している自民の菅原一秀氏に敗れた。

 最後は、小沢一郎氏の元秘書だった川島智太郎氏。前回05年に9区に立ったが、やはり菅原氏に敗れた。吉田氏、川島氏とも「小選挙区での木内氏の当選」を繰り返し訴えた。「木内さんが勝てば、われわれも助かります」

 比例名簿の順位は小林氏が25位、吉田氏が26位、川島氏が27位。民主の小選挙区候補は22人全員が1位で比例東京ブロックに重複立候補しているが、小選挙区で勝って比例名簿から抜ける候補が続出すれば、3氏にも当選の芽が出てくる。それぞれ「当選圏入り」をめざして自らの支持者や周辺への働きかけを強め、「底力のある自民候補を追い込むような、分厚い運動ができている」(木内陣営)。

 特に小林氏は10区から無所属での立候補を模索していたが、「反自民」への思いから、民主の江端貴子氏との競合を避けて比例に回ったいきさつがある。自民へ流れかねない自身の支持層に江端氏支援を訴えるため、精力的に遊説をこなしている。

 江端陣営も「小林陣営が先導してくれて回りやすい地域ができた」と「共闘」を歓迎する。「小林さんの支援者の票がすんなりこちらに流れるわけではないでしょうが、反応はいい」。自民側からも「手ごわい」との声が漏れてくる。

 民主が大勝した場合、9、10区では小選挙区で2人、比例区で3人、民主の衆院議員が誕生する可能性がある。さらに自民の候補が比例区で復活当選すれば、最大で7人だ。

 「参院議員も含めればもっと増える。この時期に皮算用はしたくないが、国会議員だらけになると、有権者の中には戸惑う人が出るかもしれない」。民主のある陣営関係者の口からは、そんな冗談も飛び出した。

4365名無しさん:2009/08/26(水) 20:54:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009082600056

SPもつらいよ=炎天下、スーツ脱げず−夏の選挙「ひたすら我慢」【09衆院選】
 現憲法下初の8月投開票に加え、解散から投票までの期間も最長の40日間となった今回の衆院選。「真夏のマラソン選挙」に悲鳴を上げているのは、候補者ばかりでなく、炎天下で黒いスーツに身を包み、各党党首らを警護する警察官(SP)も同じだ。大阪府警幹部は「寒さはある程度防げるが、暑さは無理。一番暑い時期に街頭演説が集中して大変」と話す。
 SPは原則黒か紺のスーツを着用。腰や脇にさまざまな装備品を着けているため、人前で上着を脱ぐことは禁止されている。党首らが演説場所に到着する2〜3時間前から現場周辺を視察、不審者の有無や警備の死角を調べる。
 街頭演説では、炎天下での任務が4時間に及ぶことも。1回でスーツは汗で白くなる。幹部は「任務終了まで水分補給はできず、休憩は移動する車中での30分。すぐ次の演説場所に先回りしないといけない」と明かす。
 少しでも暑さを和らげるため、府警は首回りを冷やす冷却グッズを購入。全SPに配布したが、効果はいまひとつ。「ひたすら我慢。暑さに有効な対策はない」と耐え続けている。(2009/08/26-05:38)

4366千葉9区:2009/08/26(水) 20:56:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20090826/CK2009082602000133.html
自民の砦、首相も応援 民主は農村から攻勢
2009年8月26日

 自民党総裁で首相の麻生太郎は二十五日夕、東松山市の街頭に姿を現すと、まず上着を脱いだ。「暮らしを守るため、経済対策を最優先してきた。政権ではなく、政策を選んでほしい」。水色のシャツの袖をまくり、選挙カーの上でしゃがれた声を張り上げた。

 同党前職で県連会長の山口泰明は「大変厳しい選挙。何としても当選を果たし、地域のために頑張る覚悟です」。約三千人を前に頭を下げた。

 山口への首相の応援は過去の選挙を含めて初めて。まして選挙戦終盤という時期は極めて異例だ。県内でも自民の劣勢が伝えられる中、麻生は二十一日の2区に続き、この日、保守地盤が厚いとされる10区、12区、7区の応援に入った。

 五度目の対決となる山口と民主元職松崎哲久。小選挙区では山口が四連勝中で、松崎に比例復活を許したのはわずか一度だけ。小泉旋風を受けた前回は、三万八千票余りの差をつけ、圧勝した。

 ところが、山口陣営幹部は「今回は松崎を追う展開だ」と、明かす。「ここは自民の最後の砦(とりで)。負ければ、(県内の)自民は小選挙区全敗もある」とかつてない危機感を募らせる。

 山口の選挙スタイルは、組織力を生かしたどぶ板戦術が基本だ。選挙区の三市七町の首長のうち市町ごとの選対総括責任者は前回、一町長だけだったが、今回は九人。残る一人も顧問を引き受けた。地方議員、後援会をフル回転させ、これまで以上に保守票の引き締めを図る。

 そして今回は、無党派を狙った“空中戦”にも力を注ぐ。前回は、山口本人が解散直後、足首を骨折。活動を制限されたが、今回は、本人が自転車遊説するなど精力的に動く。公示前後に党幹部や大臣が応援に入り、二十八日には元首相の安倍晋三、少子化担当相の小渕優子まで駆けつける予定だ。「やっと背中が見えてきた。一気呵成(かせい)に混戦から抜け出したい」と陣営幹部は漏らした。

 対する民主の松崎。農村部から都市部に支持を広げていこうと、「山上作戦」を掲げ、街頭活動。前代表の小沢一郎流の選挙戦術だ。二年ほど前から松崎は、比企郡などの農村を重点に、きめ細かく訪問を続けてきた。

 象徴的だったのは、公示日の十八日。ときがわ町の山中にある椚平(くぬぎだいら)稲荷(いなり)神社で第一声を上げた後、同町内を自転車で遊説し「自然豊かなまちは、私たちの財産。守りながら将来の地域発展を考えていきたい」と訴えた。翌日からも小川、嵐山、滑川町などを遊説。農村部で手厚い活動を続ける。

 民主党代表の鳩山由紀夫は、解散直後の七月下旬、坂戸市などで街宣。公示後の二十一日には、代表代行の菅直人が東松山市で「この選挙区で松崎哲久さんが当選した時、日本が変わり始める」と声をからし絶叫。松崎も「自民党は長いこと官僚主導の政治を許してきた。だからこそ政権交代が必要」と熱っぽく語った。

 陣営は「政権交代。」と書かれたシールを作製。七月から各地の夏祭りで配ると、人だかりができ、二日間で四千枚がさばけたこともあった。陣営幹部は「政権交代が現実味を帯びる中、流行語のようになっている」と手応えを感じる。

 保守王国の議席を自民県連会長が守るのか、失うのか。その答えは三十日に出る。 =敬称略、おわり

  (石井友恵)

4367千葉9区:2009/08/26(水) 20:57:46
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090826ddlk44010509000c.html
2009衆院選おおいた:選挙戦ヒートアップ “大物弁士”ら来援 /大分
 衆院選も終盤となった25日、“大物弁士”らが来県し、候補者の応援演説に熱弁を振るった。また、同じ個人演説会場で候補者同士が“ニアミス”するなど、選挙戦はヒートアップしている。

 鳩山邦夫・元総務相は、大分3区の自民前職応援のためJR別府駅前で街頭演説。鳩山氏自身、地元福岡6区で民主候補と激しい戦いを繰り広げており「どんなに尻に火がついていても、(自民前職を)負けさせられないと思ってやってきた」と切り出した。自民に対する逆風についても「サッカーで言えばオウンゴールにすぎない」「『野党に一度やらせてみたら』というムードが広がっているが、今の野党は危険だ。自民党をよみがえらせるため力を与えてほしい」と熱弁を振るった。

 また、民主最高顧問で元蔵相の藤井裕久氏が、JR日田駅前で大分2区の社民前職応援のため街頭演説。「小沢一郎代表代行に命じられた」として「社民と一緒に政権交代を成しとげたい」と候補の支持をアピールした。また、農相や通産相を歴任した元民主副代表の畑英次郎氏も駆け付け、「大分の野党連合勢力が勝ちを占めてこそ、政権交代が可能」とげきを飛ばした。

 ◇候補者同士の“ニアミス”も
 2区の自民前職と社民前職が同日夜、同じ津久見市の市民会館で、1時間半差で個人演説会を開いた。先に開いたのは社民前職。労組員や、推薦を受けている国民新を支持する郵政関係者らが集まった。選対幹部は「郵政関係者が組織だって出てくれたのはここだけ。勢いがついた」。自民前職陣営は、のぼり旗を立てるなどして会場づくり。企業従業員や、推薦の公明関係者らが席を埋めた。「夜遅くに多くの支持者が集まったのは、候補が厳しいと肌で感じているから」と陣営関係者。【楢原義則、祝部幹雄、古田健治】

4368千葉9区:2009/08/26(水) 20:58:41
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090826/20090826_0003.shtml
5区 村山元首相と千葉県知事登場 終盤戦へてこ入れ
2009年08月26日 14:35
 23日の八代市長選の余波が続く熊本5区では25日夜、社民新人の中島隆利氏、自民前職の金子恭之氏がそれぞれ人吉市、八代市で開いた演説会に村山富市元首相、森田健作千葉県知事が登場。両陣営とも著名な“大物”投入で選挙戦終盤に向け、てこ入れを図った。

 人吉市下城本町のカルチャーパレスであった中島氏の演説会。85歳の村山元首相は、ぴんと背筋を伸ばしながら、後期高齢者医療制度の問題点などを挙げ「高齢者が長生きすることに不安を覚える社会になっている。政権交代しかない」と訴えた。民主党の松野信夫参議院議員は八代市長選での新人の勝利を挙げ「草の根選挙で一人一人の力を結集すれば勝てる」と呼び掛けた。

 金子氏は八代市の市厚生会館で総決起大会を開催。衆院議員時代から金子氏の仲間という森田氏は「私の妻は人吉出身で、妻の親せきもすべて金子後援会。自信を持って推薦します」と激励の言葉を贈った。壇上には、同市長選で落選した坂田孝志市長の姿も。金子氏は「これほどの実績ある市長が落選されるとは…言葉もありません」と、言葉を詰まらせながら「厳しい逆風に立ち向かいゴールしたい」と力を込めた。

=2009/08/26付 西日本新聞朝刊=

4369千葉9区:2009/08/26(水) 20:59:56
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082601000877.html
広島7区、元大蔵官僚3度目対決 「宮沢の灯」か、下克上か
 故宮沢喜一元首相のおひざ元、広島7区(福山市)。引き継いだおいの自民党前職宮沢洋一氏(59)は4選を目指すが、旧大蔵省時代の部下で民主党前職和田隆志氏(46)との3度目の対決は激戦となっている。

 両候補の出会いは、和田氏が1988年に入省し、最初に配属された証券局時代から。直属の係長が自民党前職の片山さつき氏(50)=静岡7区、その上司が洋一氏だった。14年も年次が違い「直接言葉を掛けられないほどの大先輩だった」。

 和田氏は2003年に退職。「自分が付けてないはずの予算が通ってしまう。健全な役所じゃない」と官僚人生に見切りを付け、元上司に政界で“下克上”を挑んだ。伯父の地盤を受け継ぎ00年に初当選していた洋一氏は、後輩の和田氏の挑戦を2度とも退けてきた。

 喜一氏が07年死去し地元での求心力は低下。危機感を募らせた洋一氏は公示後、公民館や農協での演説会を毎晩2〜5カ所こなし、昨年秋以来の金融危機で景気対策にかかわった実績を強調。後援会も「宮沢家の灯を消すな」と必死だ。

 一方、和田氏は労働組合の強力な支援を受けるが、陣営は「7区に民主の風は吹いていない」として、朝の街頭演説などを繰り返す。

 22日、福山市で開かれた合同演説会。「国の特別会計にかなり無駄遣いがある」と主張する和田氏に、洋一氏は「決算書を読めば分かる。民主党の財源論は無責任」と応酬、火花を散らした。

 諸派新人植松満雄氏(50)も立候補している。

2009/08/26 19:17 【共同通信】

4370千葉9区:2009/08/26(水) 21:01:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090826/20090826_0001.shtml
接戦2、3区に大物来援 自民、民主が総力戦 無党派取り込みに懸命
2009年08月26日 14:02
新人候補とともに「頑張ろう」とこぶしを上げる民主党の菅直人代表代行 衆院選は終盤に入り、世論調査で接戦が伝えられる熊本2、3区を中心に、自民、民主両党が総力戦の様相だ。民主党は25日、菅直人代表代行が3区新人の応援で山鹿市入り。26日には2区にも入り、県内小選挙区で初の複数議席獲得に向け攻勢を強める。全国で苦戦が伝えられる自民党も、20日の麻生太郎首相(総裁)に続き、28日には2区に石破茂農相が入る予定。議席死守に懸命だ。

 菅氏は25日夜、山鹿市で3区の新人後藤英友氏の集会に出席。「一昨日、党本部で最終盤戦の分析をしたが、この熊本3区は本当に横一線。あとひと押しをお願いしたい」と呼び掛けると、約500人の支援者から大きな拍手が起きた。

 民主は解散後の7月29日に鳩山由紀夫代表、公示日の18日と翌19日には岡田克也幹事長が2、3区入り。菅氏は26日も2区の新人福嶋健一郎氏と熊本市で街頭演説する。県連幹部は「2、3区は接戦。幹部の応援は票の底上げと運動員の引き締めにつながる。もっと幹部を呼び、無党派層にアピールしたい」と追い風の加速に期待する。

 これに対し、2、3区の自民前職陣営は戦略が分かれる。2区の林田彪氏は28日、石破農相とともに熊本市で街頭演説を予定。陣営幹部は「無党派層に人気がある石破氏を投入し、投票行動を決めていない層にアピールしたい」。

 林田氏はJAや漁協など支持組織向け中心だった街頭演説を先週末から軌道修正。スーパーや団地での街頭演説を増やし、露出を高める作戦だ。

 一方、3区の坂本哲志氏は現時点で大物応援の予定はない。初の自民公認として臨むが、逆風を意識してか名刺やリーフレットに「自民党」の文字は控えめに表記して政党色を薄め、本人の政策や人柄を強調。陣営は「無所属だったこれまでと同様、支持者の草の根のつながりを生かして支持を訴えたい」と話す。

 3区で坂本、後藤両氏を追う無所属新人の三浦一水氏は、26日に合志市で総決起集会を開く。所属する保守系無所属グループを率いる平沼赳夫元経産相が駆け付ける。陣営幹部は「3区で自民でも民主でもない第三極をアピールし、無党派層にも支持を広げていきたい」と意気込む。

=2009/08/26付 西日本新聞朝刊=

4371千葉9区:2009/08/26(水) 21:02:15
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/oita/20090826/20090826_0001.shtml
応援弁士 多士済々 各党幹部ら県内入り 終盤戦へ向け、訴えさらに
2009年08月26日 14:06
 衆院選投開票日が5日後に迫った25日、終盤戦に向けて各党幹部たちが候補者の応援に続々と入った。世論調査で苦戦が伝えられる与党側は「党内の変革」をアピールして巻き返しを図り、勢いづく野党側は「政権交代」の訴えを強めた。

 「『民主に1回やらせてみたら』という風がある。だから、自民党が変わればいい」。別府市のJR別府駅前で、大分3区に立候補する自民前職の応援に立ったのは、鳩山邦夫前総務相。「2人が自民党をたたき直す。新しく生まれ変わる自民党に期待して下さい」と力を込め、自民前職とこぶしを突き上げた。

 民主の藤井裕久最高顧問は、大分市のコンパルホールで開かれた大分1区の民主前職の個人演説会に参加。藤井氏は「無駄遣いの排除は、霞が関ともたれ合う自民にはできない。自民党は官僚の言いなりだ」と批判。「浮かせた予算で国民に役に立つ政策に使う。政権交代したら国民本位の政治に変える」と訴えた。

 津久見市の津久見市民会館では大分2区の社民前職の個人演説会が開かれ、野党共闘を進める国民新党の自見庄三郎副代表が登壇。郵政民営化に反対し、前回衆院選で落選した自見氏は「(郵政事業の)4分社化を進めたら、巨大なアメリカの金融資本に取られる。政権交代するチャンスだ」とアピールした。

 大分1区の共産新人はJR大分駅など大分市中心部で街頭演説し、自民と公明の連立政権を終わらせるよう訴えた。党幹部の来援予定はないが、共産党県委員会幹部は「応援に有無にかかわらず、候補者が街頭に立ち、地道に有権者に訴えていく」と話している。

=2009/08/26付 西日本新聞朝刊=

4372千葉9区:2009/08/26(水) 21:03:30
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082503.html
1区の接戦、広島でも 民主、自民前職を猛追 '09/8/25

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 衆院選で中国地方の小選挙区では最多の6人が立候補する広島1区。全国では県庁所在地を中心とする1区で民主党が勢力を伸ばす「1区現象」が起きてきたが、広島は無縁で自民党前職の岸田文雄氏(52)が圧勝を続けてきた。それが一転、今回は民主党新人の菅川洋氏(40)が猛追する形で終盤戦を迎えた。(加納亜弥)

 ▽浮動票・投票率が鍵握る

 24日朝、1区に隣接する府中町のマツダ本社前。「どうかよろしくお願いします」。岸田氏は通勤する社員たちに呼び掛け、頭を下げた。岸田氏はこの日予定した同じ派閥の5、7区の自民党前職の応援を急きょ取りやめ、地元に張り付いた。

 消費者行政推進担当相を務め、派閥では「将来の幹部候補」と目される岸田氏も、党に吹きつける逆風に危機感を隠さない。岸田氏自身、衆院議員だった父の代からの後援企業を熱心に回り、地域の会合にもひんぱんに顔を出すなど、地盤固めに力を注ぐ。

 追い上げる菅川氏。初挑戦だった2005年の前回は、岸田氏に約4万8千票の差をつけられ大敗した。今回、公示前後には小沢一郎代表代行や菅直人代表代行たち「大物」の相次ぐ来援を得た。

 菅川氏は「相手の壁の厚みは感じるが、党への風を取り込みたい」と意気込む。広島市中区の本通り商店街でパレードを繰り広げるなど、若者や無党派層を取り込もうと懸命だ。

 岸田氏は00年と03年、8万5千票前後を獲得し、「郵政選挙」と言われた前回は約10万7千票を得た。両氏の陣営とも、少なくともこの差の「約2万2千票」は、特定の政党や候補者にしばられない浮動票とみる。

 菅川氏の陣営は「投票率が上がり、浮動票を獲得できれば3万票増はいける」とはじく。一方、岸田氏の陣営は「浮動票を失っても、倍増させた運動量で取り戻す」と受けて立つ。目標とする得票は同じ9万票以上だ。

 菅川氏の陣営にとって気掛かりなのは、共産党新人の藤本聡志氏(54)と、社民党新人の上村好輝氏(49)の動向である。前回、共産党候補は約1万1千票、社民党は上村氏で約1万票を得た。両党は政権交代を念頭に置きながらも、民主党の「勝ちすぎ」も警戒する。

 藤本氏は「『建設的野党』として防波堤の役割を果たしたい」。社民党は、民主党と選挙後の連立政権樹立を視野に入れつつ、上村氏は「民主党だけが大きく前進しても政治の流れを変えることはできない」と訴える。

 岸田氏と菅川氏の事実上の一騎打ちとなった広島1区は、浮動票や「反自民票」の行方が、勝敗を決する様相を強めている。

 1区には、幸福実現党新人の山本浩徳氏(47)、無所属新人の中村文則氏(57)も立候補している。

4373名無しさん:2009/08/26(水) 21:05:34
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082634_all.html

美女軍団、「私が神」…ユニーク候補続々アノ激戦区
麻布十番祭りでは4候補が激突


上から超高級選挙カーのマック赤坂氏、紅一点・田中順子氏、エコ選挙の黒沢武邦氏、“美女軍団”がビラを配布する野沢哲夫氏、唯一神・又吉イエス氏(クリックで拡大) 1選挙区に9人という史上最多の候補者数となった東京1区(千代田、港、新宿区)で、熱い戦いが繰り広げられている。自民の与謝野馨財務・金融担当相と民主の海江田万里氏の事実上の一騎打ちと報じられているが、2人を追い上げる面々もかなりの個性派ぞろい。過激発言や超高級車の選挙カーが行き交い、お祭り会場では4陣営がバッティングするなど、選挙区内は大騒ぎとなっている。

 「他の候補者の方と結構ぶつかります。駅前や商店街など、人が集まる場所には、どなたかがいる」と話すのは、幸福実現党の田中順子氏。日本テレビ「ニュースプラス1」キャスターの経験もある田中氏だが、その美貌とは対照的に「支持母体として日教組の存在がある政党から文科相を出してはならない!」と、鋭い指摘で人目を引いている。

 同じく人目を引いているのが、スマイル党から出馬のマック赤坂氏。会社経営や財団運営などで財をなした赤坂氏は「候補者の人数(の多さ)から言ったら失敗だったな。5−6人だと思っていた。意外だった」というが、6000万円のロールスロイスの上で尾崎豊の曲をかけて踊りまくり、「若者の反応はいいよ」とスマイル。

 そんな赤坂氏と「麻布十番納涼まつり」の会場でバッティングしたのは野沢哲夫氏。「先ほど与謝野さんと海江田さんの陣営もいた」という会場入り口で、野沢氏は赤坂氏の音楽も気にせず熱弁を振るっていた。東大卒で野村証券出身の申し分ない経歴。無所属で激戦区に飛び込んだのは「幼稚園から大学まですべて公立と国立だった。いわば税金でできた体なので、野村証券で得た国際競争力を生かして恩返しをしたい」のが理由。

 経歴では黒沢武邦氏も劣らない。米ペンシルベニア大で都市計画学博士号を取得し、自民党系シンクタンク研究員の経験もあるが、やはり無所属で出馬した。「エコ」をテーマに選挙カーや拡声器、ビラを一切使わない異色の選挙戦を展開。「電子マネーに採用されているフェリカ(非接触ICカード技術)の装置を持ち歩き、道行く人に携帯電話をかざしてもらって私のサイトにアクセスしてもらっている。エコ政治を目指したい」といい、フェリカ読み取り端末と名刺を武器に地声を張り上げている。

 1区では幹線道路で選挙カーがすれ違うのも日常茶飯事。そんな敵対候補の選挙カーを見るや「何を言っておる。責任を取れ!!」と一喝するのが世界経済共同体党の又吉光雄(又吉イエス)氏だ。

 又吉氏は「(立候補は)私が唯一神である必要性ですよ。世界では1日5万人が死んでいる。私が指導者にならないとそれが続く。邪魔をする候補者には責任感がない。日本人ならば責任をとって腹を切って死ぬべき」と持論を展開。「唯一神であるならば、(立候補地は)都庁や国の中枢がある東京1区でなければならない。候補者が多いのは売名行為ですよ。地獄の火の海です」と常に憤っている。

 小選挙区制らしからぬ多彩な選択肢に、1区の有権者はどんな判断を下すのか−。

【東京1区】

 冨田 直樹 33 共新

 与謝野 馨 71 自前

 又吉 光雄 65 諸新

 マック赤坂 60 諸新

 田中 順子 47 幸新

 海江田万里 60 民元

 黒沢 武邦 39 無新

 野沢 哲夫 43 無新

 前田 禎信 38 無新

ZAKZAK 2009/08/26

4374千葉9区:2009/08/26(水) 21:10:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090826/plc0908262010002-n1.htm
【09衆院選】 「常勝区」をてこ入れする首相 (1/2ページ)
2009.8.26 20:09

岐阜市の街頭演説会場に到着した麻生首相=26日午後 30日投開票の衆院選に向け、各候補の応援に走り回る麻生太郎首相(自民党総裁)は26日、愛知、岐阜両県内の5選挙区の遊説に入った。国政選挙で首相が遊説に入るのは逆転勝利が可能な「激戦区」というのがお定まり。だが、麻生首相がこの日訪れたのは野田聖子消費者行政担当相ら、以前は自民党が盤石といわれた選挙区ばかりだ。最終盤になって首相が自民党「常勝区」にテコ入れをせざるを得ないところに自民党の苦戦ぶりがうかがえる。(坂井広志)

 「消費者庁ができるのは、ひとえに野田聖子の我慢と努力のおかげだ。将来の糧となる先端科学技術に予算をつけるべきだとやったのも野田聖子。野田聖子がいかに頑張ったかご理解いただきたい」

 26日夕、麻生首相が街頭演説を行った岐阜市内。岐阜1区から立候補した野田氏の横で、同氏への支持を懸命に呼びかけた。

 野田氏も「あと一歩足りず、申し訳ございません。今、政権交代という意味のない言葉と、しゃにむに戦っています。どうかお助けください」と声をからしながら自らの苦境を訴えた。

 首相は昨年9月の内閣発足時の記者会見で「このメンバーで選挙を戦う」と強調した。その中でも野田氏は前回の「郵政選挙」で自民党の刺客候補を破った実績があり、「選挙の顔」と期待されていた。

 しかし、今は他候補の応援どころでないところにまで追い込まれ、首相が「選挙の顔」をテコ入れするという皮肉な事態にある。

 首相がほかに回った選挙区も、岐阜5区は古屋圭司氏が連続6回当選。愛知12区の杉浦正健氏は小選挙区比例代表並立制導入後、選挙区で負けなし。愛知13区の大村秀章、愛知15区の山本明彦両氏も過去3回選挙区で当選している。特に愛知の3選挙区は、「民主王国」といわれる愛知県内で自民党が確実に議席を獲得してきた場所だ。27日は大阪、京都市内を回る。選挙区で確実に勝ってきた候補者の応援が続く。

 街頭演説で「手応えはある」と強調する首相。26日は東海道新幹線で乗り合わせた安倍晋三元首相と約10分間、選挙情勢をめぐり意見交換した。その後、安倍氏は記者団に「現状は厳しいかもしれないが、まだ挽回(ばんかい)できる可能性がある」と述べ、首相も本音では苦戦を認識していることをにじませた。

4375千葉9区:2009/08/26(水) 21:11:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090826/elc0908262007013-n1.htm
【09衆院選】誰が民主で誰が自民か…混戦の岐阜1区 野田氏に危機感 (1/2ページ)
2009.8.26 20:05


 「ご承知のように現在、民主党の候補者に負けている。前回の選挙とは様変わりの中、この苦境をぜひ救ってほしい」

 岐阜1区(岐阜市)にある「JAアグリパーク」で22日、千人規模のJA組合員を集めて開かれた集会。壇上でマイクを握り締めた自民党前職、野田聖子(48)は冒頭、こんな哀願の言葉から切り出した。

 岐阜県内のJAグループの組合員数は約31万人。細川政権下で自民党が下野した時期も含め、戦後一貫して自民党を支え続けてきた、まさに最後の砦(とりで)ともいえる巨大支援組織だ。そんな“身内”ばかりの集会で飛び出した悲観的な発言に、会場は静まりかえった。

 その悲観を跳ね返すかのように、野田は発言の直後、いきなり民主党のマニフェスト批判を開始。民主党の掲げる「戸別所得補償」などの政策を批判した。

 「努力しない農家に補償すれば、農業は衰退する」「農家だけに補償すれば、国民や消費者を敵に回す」…。そして最後に「厳しい選挙だが、政治生命をかけて頑張っていく」と締めくくると、会場からは大きな拍手が起きた。

 しかし、その様子を見守っていたJAぎふ組合長、上松忍(75)は、壇上で野田を激励する一方、参加した大勢の組合員に「(民主側の)甘い言葉には絶対に乗らないように」と厳しく戒めることも忘れなかった。

 郵政民営化をめぐり自民党前職、佐藤ゆかり(48)=東京5区に国替え=と「マドンナ対決」を演じた前回衆院選を上回る危機感を募らせる野田。集会の会場を立ち去る際、「手ごたえは良くなってきた」と報道陣に話したが、その表情は険しかった。

 野田と事実上、一騎打ちとなる民主党新人、柴橋正直(30)は23日、岐阜市中心部の柳ケ瀬商店街にある「わくわく広場」で街頭演説会を開いた。

 この広場は、前回衆院選で野田と対決した佐藤が毎週日曜、演説を繰り返した場所。柴橋は佐藤を引き合いに「ここは岐阜を変えようとする人たちの聖地だ」と声を荒げた。

 柴橋のそばには、前回衆院選で佐藤を全面支援した元自民党県議、笠原多見子(44)の姿もあった。

 笠原は「反野田」勢力の急先鋒とされ、今回の衆院選では公示直前の14日、自民党に突然離党届を提出。その3日後には、民主党の比例代表東海ブロックに出馬する意向を表明した。この擁立は、民主党代表代行、小沢一郎(67)が直接、働きかけたとされる。

 笠原は党替えした理由について「かつて郵政民営化に反対したのに、復党後も経過説明がない」と野田に対する不信感をあげる。野田の選対本部長で自民党県議、玉田和浩(65)は「目的のためには手段を選ばない、選挙戦略を知り尽くした小沢手法だ」と憤りを隠さない。

 公示以降、柴橋に付き添っている笠原は、街頭演説会で「岐阜を変えたいという思いは、4年前と変わらない。民主党が政権をとって岐阜を変えよう」と息巻いた。

 演説を聞いていた女性(48)は「政治家が入り乱れて、もはや誰が自民で誰が民主か分からない」と苦笑した。

 岐阜1区には、このほか共産党新人、鈴木正典(45)、幸福実現党新人、小沢和恵(25)も立候補している。   (敬称略)


■岐阜1区(岐阜市)   =届け出順

鈴木 正典 45 党県常任委員 共 新

野田 聖子 48 消費者相   自 前

小沢 和恵 25 党県代表   幸 新

柴橋 正直 30 元銀行員   民 新

4376千葉9区:2009/08/26(水) 21:17:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090825-OYT8T01344.htm
激戦区ルポ12区 防戦自民、民主手応え
浜田 父の応援解禁、中後 若さアピール
 「どうか、どうか、靖一を勝たせてやって下さい」

 24日午後7時半過ぎ、JR袖ケ浦駅前で約600人の有権者を前に、土下座をしながら涙声で叫んでいたのは、浜田靖一の父・幸一だった。

 元衆院議員で「ハマコー」の愛称で知られる幸一の応援演説。衆院選に初出馬した1993年を除き、それ以降の選挙で、親の七光りを嫌う浜田は「自分の力で戦いたい」と申し出を断り続けてきたが、その封印を初めて解いた。

 この日は閣僚として同僚候補の選挙応援で神奈川県にいた。昨年9月の防衛相就任後、地元に滞在する時間が減り、5回連続当選の浜田も、民主の勢いに焦りを強めていた。幸一の応援を受け入れたのは、自らが不在の間、「浜田」を印象付ける狙いと見られる。

 農漁業が盛んで、県内屈指の保守王国。過去3回の小選挙区選は、10万を超える得票で民主候補を圧倒してきたが、今回は「苦しくて、苦しくてたまらない」と浜田も険しい表情で親しい支援者に語りかける。

 浜田は25日午後、富津市の富津漁協を訪れ、漁師らと固い握手を交わした後、「まだまだ負けるわけにはいかない」と支援を求めた。推薦を受ける公明の支持層には、「民主は公明の幹部を負かさないと、勝ったとは言えないと言っている」と訴え、民主批判をテコに支持固めに躍起だ。

     ◇

 自転車での遊説姿もすっかり定着した中後淳は24日夜、袖ケ浦市の国道沿いで、ドライバーに手を振って支持を呼びかけた。クラクションで応える有権者に「ありがとうございます!」と大声に笑顔。若さと行動力を売り込むのに懸命だ。

 富津市議時代は、自民の衆院議員だった中村正三郎の系列議員が集まる会派に所属。昨年2月、参院議員に転出した青木愛(今回は東京12区から出馬)の後継として、一転して民主からの出馬を表明した。

 自転車で選挙区内をくまなく回り、毎朝の駅頭立ちや街宣などを積み重ね、浜田の厚い壁に挑んできた。君津市の選挙事務所で行った18日の出陣式では、「房総は自民党が強いが、戦えるところまで来ている」と自らを鼓舞するように訴えた。

 連合千葉などの支援を受けるが、スタッフの中心は主婦らのボランティア。後見人の役割を果たしてきた青木は、公示日直前にくら替え出馬が決まり、陣営内に影響を懸念する声もあったが、「選挙に入ってから、駅頭で握手に応じる人数が、けた違いに増えた」(幹部)と手応えを強調する。

 25日夕、党代表代行の小沢一郎が君津市の選挙事務所を激励に訪れた。陣営は「小沢さんが終盤に駆け付けたのは、勝てる可能性があるからだ」(幹部)と勢いをつけた状態で、最終盤の戦いに突入する。

     ◇

 田辺丈太郎は、地域活性化の実現などを訴える。

(敬称略)

(2009年8月26日 読売新聞)

4377千葉9区:2009/08/26(水) 21:18:48
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082635_all.html
小沢が冷徹指令“公明潰せ!” 自公分断加速狙う
「戦う集団」作り大勝呼び込む


民主党の“実質的指導者”の地位を、ますます強固なものにしそうな小沢氏(クリックで拡大) 8・30総選挙は終盤戦に突入。報道各社の世論調査では民主党が300議席超の地滑り的勝利をおさめる一方、自民党は100議席を割り込む壊滅的打撃を受ける可能性も出ている。民主党を「戦う集団」に体質改善させた小沢一郎代表代行の功績大と言えそうだが、「小沢軍団」が100人以上に膨張するのは確実な情勢だけに、党内外には早くも警戒感が漂っている。

 「この2つの選挙区は何としても勝たなくてはならない。ここで勝利しないと政権交代も完結しない」

 小沢氏は23日、公明党の太田昭宏代表、北側一雄幹事長が出馬した衆院東京12区と大阪16区についてこう述べ、両選挙区での勝利に全力を挙げる考えを強調した。

 「公明党のツートップを叩きのめすことで、政権獲得後の自公分断を加速させようとの狙いがあるのでは」(永田町関係者)との見方が強い。

 24日には群馬4区に立候補した小沢レディースの事務所を訪問。同席した党県連幹部に「北関東は埼玉も良いが、茨城、群馬、栃木でも地殻変動が起きている。群馬で1区から4区を取れば象徴的な事態になる」と檄を飛ばした。

 まさに、鳩山由紀夫代表をしのぐ存在感を発揮しているが、民主党有力筋はこう話す。

 「もはや大勝利は間違いなく、最大の功労者が小沢氏であることは誰もが認めるところ。公設秘書が逮捕された西松建設違法献金事件で、一時は政治生命のピンチとも囁かれていただけに、このギャップは大きい。今後も民主党の采配を振るう小沢氏としては、できるだけ自公を叩いておきたいとの考えだろう」

 民主党は一流大卒のエリートが多く、地道な選挙活動を嫌う若手が多かった。ところが小沢氏が2006年4月に代表に就任して以来、若手には「お前の仕事は、次の選挙で這い上がってくることだ」と、選挙区でのどぶ板を課した。新人候補には「1日50カ所の辻立ち」をノルマにして、地元を徹底的に回らせた。

 支援組織との関係も再構築した。

 前任の前原代表時代、民主党と労組は疎遠になっていたが、小沢氏は連合本部に挨拶に出向いただけでなく、全国各地の末端組合員とも酒を酌み交わした。

 「地方の組合員たちは、小沢氏が話を聞いてくれるだけでも感激なのに、酒をつがれ、一緒に写真を撮って、一気に『小沢ファン』になった。こういう人たちが、民主党の選挙戦の実動部隊となった」(党関係者)

 さらに、自民党の大物議員の選挙区に「姫刺客」などを擁立し、社民党や国民新党との選挙協力も推進。党や報道機関のデータだけでなく、自らの私設秘書を選挙区に派遣して情勢や地元事情を調べさせ、自民党候補に大きく離されていれば、ベテランでも公認を遅らせるなど、緊張感を持たせた。

【「小沢軍団」100人超で権力の二重構造化?】

 「姫刺客の擁立は成功している。森喜朗元首相や久間章生元防衛相など、強固な地盤を誇った自民党大物の足元を脅かしているだけでなく、弱点だった女性票獲得にもつながりそうだ。小沢氏の私設秘書は全国の地域ブロックごとに担当を割り振られ、きめ細かく活動している」(同)

 このまま報道各社の情勢調査通りに進めば、小沢戦略は大成功したことになる。同時に、小沢氏が手塩にかけて鍛えてきた新人候補、いわば「小沢チルドレン」が続々当選し、現在50人程度の「小沢軍団」が100人以上に膨張する。

 それだけに、政治評論家の浅川博忠氏は「小沢氏は入閣するなら無任相の副総理だろうが、来年の参院選や裏での活動を見据えて、選挙担当の代表代行に留任するのではないか。選挙後、体育会系の『小沢軍団』は100人を超えそうだ。この戦闘集団は民主党内だけでなく、他の政党や霞が関への無言の圧力となる。かつての自民党竹下派のように、権力の二重構造も心配される」と語る。

 小沢氏は以前、夕刊フジのインタビューで「(囲碁が好きなのは)考え方を整理して、先々を読んでいく戦略性が魅力だ。政治にも役立つ」と語っていた。今後、小沢氏は永田町という碁盤の上で、どんな手を打っていくのか。

ZAKZAK 2009/08/26

4378千葉9区:2009/08/26(水) 21:19:50
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082602_all.html
もうろう中川昭一、残された唯一の道は“土下座”?
断酒宣言、盟友・安陪の応援も「2万5000票足りない」


もうろう会見で自らを崖っぷちに追い込んだ自民前職、中川昭一氏(クリックで拡大) 親子2代で北海道・十勝地域を牛耳ってきた「中川王国」が崩壊寸前に追い込まれている。北海道11区の自民党前職、中川昭一氏が、国内外に醜態をさらした2月の「もうろう会見」が響き、大苦戦を強いられているのだ。おわび行脚や断酒宣言も民主旋風を跳ね返すパワーはなく、残された選択は土下座作戦だというが…。

 公示後初の週末となった22日。大票田の帯広市内に中川昭一氏の盟友、安倍晋三元首相が応援に駆けつけた。

 「民主党は聞こえのいい政策を並べているだけだ。党大会で国旗を掲揚しない政党に日本は守れない」。安倍氏がこう民主党を批判すれば、中川氏も民主党がマニフェストに盛り込んだ「日米FTA(自由貿易協定)促進」などをやり玉に、「十勝の農業が崩壊する。暮らしも崩壊する」と歩調を合わせた。

 しかし、安倍、中川両氏とも最後までもうろう会見には触れず、演説を聞いていた有権者からは、「政権を投げ出した安倍氏、もうろう会見の中川氏。自民党凋落の戦犯2人が並んでも…」との声が漏れた。

 経済産業相や党政調会長を歴任、「首相候補」と期待された中川氏を取り巻く環境が一変したのは言うまでもなく先の「もうろう会見」だ。以降、こまめに地元入りし、妻の郁子さんとともに支持者宅をおわび行脚。黒塗りの高級車を白いワゴン車にし、地元事務所の看板も「新たなる決意」に差し替えた。

 さらに、9日の総決起大会では、「日本のため、みなさまのために酒を断つ」と宣言。公示翌日には麻生太郎首相も駆けつけ、「私の監督不行き届きも含め、おわびを申し上げる。私たちは人間だから失敗はする。失敗を許すことができるのも人間」と謝罪した。

 それでも、風は中川氏の背中を押してくれない。

 対立候補の民主党前職、石川知裕氏の陣営幹部はこう中川氏を酷評する。

【「日本の恥」と対立候補が酷評】

 「高飛車だ。支持者回りで美容院に出向いた際、ポケットに片手を突っ込んで握手。話題は政策の話ばかり。美容院で話す話題じゃない。自ら推進した農業政策で若手に突っ込まれると、『何を知っているんだ』と言い返す。本人は何も変わっていない」

 さらに、「うちは西松事件で参考人聴取を受けたが、正直言って影響はなんにもない。それよりも『日本の恥』を当選させるのか。十勝の民度が問われている」とも。

 審判の日まで残りわずか。「あと2万5000票程度足りない」(陣営幹部)情勢を挽回し、「逆転の夏」に望みをつなぐ中川陣営は、最終盤に「土下座」するよう、本人に働きかけるつもりだ。ただ、あの中川氏がそこまでやるのか。陣営幹部は投げやり気味にこう言い放つ。

 「やらなければもうタオルを投げる。あとは本人のプライドだ」

【北海道11区】

▲中川 昭一56 自前

 渡辺  紫60 共新

△石川 知裕36 民前

 票の読み方 △=やや優勢、▲=やや苦戦。候補者名は届け出順。年齢は30日投開票日時点。

ZAKZAK 2009/08/26

4379千葉9区:2009/08/26(水) 21:21:13
http://www.sankei-kansai.com/2009/08/26/20090826-013806.php
2009衆院選】民主"上滑り"警戒 勝負所大阪へ幹部続々
 衆院選が終盤戦を迎え、民主党が「勝負どころ」とみる大阪府へ集中的に幹部を送り込み始めた。25日には岡田克也幹事長が府内19選挙区のうち8選挙区を丸一日かけて遊説。鳩山由紀夫代表と菅直人代表代行も26日に大阪入りし、街頭演説などをこなす。世論調査での圧勝予測に伴う上滑りを警戒し、各陣営の引き締めを図ることが狙いとみられる。対する自民党も週末には麻生太郎首相らが来援し、両党の「ナニワ争奪戦」は佳境に突入する。

 「いろんな調査が出ているが、われわれの実感との差はまだ大きい。(陣営に)しっかりやれとアドバイスをする」

 25日の遊説中、岡田氏は大阪府八尾市で報道陣の取材に応じ、「ここで気を抜いてしまうと取り返しのつかないことになる」と緩みが生じることへの強い警戒心を示した。

 特に大阪では公明党が4選挙区に候補を立てていることから「(公明党は)組織を持っているのでこれから詰め将棋のような戦いをすると思う。それに負けない運動量が求められる」と強調した。

 この日岡田氏が回ったのは、党が接戦になると予測している選挙区が中心。

 民主党新人と自民党前職が競り合う15区では、松原市の近鉄河内天美駅前でマイクを握った。「役所のむだ遣いをただし財源を作る」という訴えに、聴衆の一人が「ほんまかいな?」と口をはさむと、岡田氏は「ほんまかいなと言っている限りはできない。必ずやります!」。

 詰めかけた買い物客や住民からはどっと拍手が起き、「その通りや」「頑張れよ」といった声が飛んだ。

 公明党の北側一雄幹事長が立候補していることから、党が「ここで勝たないと政権交代は完結しない」(小沢一郎代表代行)と位置づける16区にも乗り込んだ。堺市北区の南海中百舌鳥駅前での街頭演説で岡田氏は、自公政権への批判を一通り述べた後、冗談交じりに「批判はこのへんにしましょう。麻生さんや、どこかの幹事長みたいになってしまいますので」。

 さらに「残された4日間、政権を代えるために動いてほしい。5人、10人、20人と声をかけてほしい」と大きく声を張り上げ、集まった聴衆と握手をして回った。

 一方、自民党は27日に麻生首相、鳩山邦夫前総務相が大阪入りするなどし、「重点区に絞って街頭に立ち、反転攻勢をかける」(党府連幹部)という。

【写真説明】街頭演説会で聴衆に手を振る民主党の岡田克也幹事長=大阪市天王寺区のJR天王寺駅前(鳥越瑞絵撮影)


(2009年8月26日 09:08

4380千葉9区:2009/08/26(水) 21:21:55
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090826-OYT1T00059.htm
閣僚たちにも大逆風…応援演説、漂う悲壮感


公明党の太田代表の応援演説をする野田消費者相(東京・北区のJR赤羽駅前で) 25日午前、東京都北区。首相官邸での閣議を終えた野田消費者相は公明党の太田代表の応援に駆け付けると、こう切り出した。

 「私も今、苦戦している。ここに来る時間があったら一分一秒でも早く選挙区の岐阜に戻りたいんです」

 応援もままならないもどかしさをにじませながら、「『危ない、危ない』と言われて戦っているが、何と戦っているか正直よく分からないんです。日本全国、聞こえてくるのは『政権交代』という、分かったような分からないような言葉ばかりだ」とぼやいた。

 野田氏は20分ほどで会場を離れ、横浜市へ。自民党候補2人を応援し、新幹線で自らの選挙区に急いだ。「これまであった応援の予約は全部キャンセルして、あとは最終日まで岐阜にとどまる」。悲壮感が漂う。

 昨年9月の麻生内閣発足時、首相が早期に衆院を解散する意向だったこともあり、17人の閣僚は「選挙区に戻らなくてもいい強いメンバーぞろい」と言われた。

 それから約11か月。今は逆風のさなかだ。

 内閣の要となってきた与謝野財務・金融相も例外ではない。記者会見では「民主党の怒濤(どとう)のような波が東京中を襲っている。今の勢いでいくと、国会があたかも一党独裁ということになりかねない」と危機感をあらわに。

 公示日に体調を崩したことを問われると、「20代、30代の元気はなくなっているが、選挙に必要な体力はきっちりございます」と反論。東京都内の与謝野氏の選挙区に激励に訪れた石破農相は「与謝野候補は次の時代の日本に、世界に必要な人だ」と呼び掛けた。

 「政権交代」へ高まる国民の期待。一方で、閣僚の間では、不安、焦り、戸惑いが交錯する。7選を目指す森法相は記者会見で「初当選して19年半。いよいよ国のため、郷土のため働ける時期になってきた。そのためには切符を与えていただかないと」と語った。

 攻撃の手を緩めない民主党。小沢代表代行は法相の地元、千葉県東金市に入り、同党新人候補の金子健一氏の事務所を訪れた。

 「ようやく相手方に追いつき、今、まさに一線に並んでデッドヒートを演じている。もう一押しのお力添えをいただければ、必ず当選できる」

(2009年8月26日04時46分 読売新聞)

4382名無しさん:2009/08/26(水) 21:54:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090821/elc0908211253001-n1.htm

【09衆院選】「塩ジイのしがらみ」めぐる議論白熱の大阪13区 (1/2ページ)
2009.8.21 12:48

このニュースのトピックス:衆院選

支持者と握手する候補者(右)=大阪府東大阪市(渡部圭介撮影) 塩爺(しおじい)の愛称で知られ、政界を引退した塩川正十郎元財務相のおひざ元の大阪13区(大阪府東大阪市)。かつて塩川氏と選挙を戦った自民党前職、西野陽(あきら)氏(69)を支持する市議と、塩川氏系市議の対立が今も見え隠れしている。西野氏陣営の関係者はこうしたしがらみからの脱却を強調。挙党態勢に自信をみせる一方、国民新党新人の白石純子氏(46)は「落下傘候補」を逆手に取り、しがらみのなさをアピールし、自民党支持層の取り込みをねらっている。

 18日の公示日、西野氏の出陣式に塩川氏から祝電が届いた。ある陣営関係者は「昔ならあり得なかった。今回、塩川さんは西野さん支持を打ち出していて、もはや遺恨はない」と言い切った。

 地元出身で大阪府議会議長も務めた西野氏は平成8年の衆院選で新進党(当時)から出馬し、自民党の塩川氏を落選に追い込んだ。その後、塩川氏の引退で表面上の対立は消えたが、両氏を支えていた東大阪市議会の自民党系議員は西野氏系と塩川氏系に分かれたままだ。

 塩川氏系の「真正議員団」は共産党などと連携して多数派を形成、市議会の主導権を握っている。6月に始まった市議会の定例会は会期延長を繰り返し、閉会は公示日前夜。西野氏系の市議の中には「会期中は市議会に縛られ活動ができない。真正の議員は自民党員でありながら西野さんを応援しない理由を作りたかったんじゃないか」と勘ぐる声もある。

 ただ、自民党が窮地に立たされている今回の選挙で、西野氏の街頭演説に駆けつける真正の議員の姿もみかけられる。

 西野氏の陣営幹部は「一部の真正の議員は白石さんを応援しているという話もあるが、その議員の支持者は西野さん支持で固まった。遺恨なんてものは個人が抱いているもので、党員は市議会の対立と区別してみてくれている」と雪解けを強調する。

 一方、白石氏はこうした対立について「何でこんなにややこしくなっているのか。私の考えを話したとき、(自民党支持者からは)『新しい発想やな』という声を聞いた」と話し、自民党内のしがらみに対する不満の受け皿であることをにじませる。

 公示前に開いた決起集会で白石氏は「落下傘候補といわれ続けたが、プラス面を見つけた。しがらみがないことだ」と訴え、しがらみの打破をアピール。これに対し、西野氏の陣営関係者は「白石さんは郵政民営化の見直しを訴えているが、これこそしがらみじゃないのか」と話した。

 大阪13区にはこのほか、幸福実現党新人の生田智千氏(29)、共産党前職の吉井英勝氏(66)が立候補して選挙戦を展開し、議席を争っている。

4383おま天:2009/08/27(木) 04:40:32
民主320超、自民100前後 朝日新聞中盤情勢調査(1/3ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/0826/TKY200908260489.html

 総選挙中盤の情勢について、朝日新聞社は22〜25日に全300小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施、全国の取材網の情報を加えて探った。それによると、(1)民主は非常に優勢で、衆院の再議決に必要な3分の2の320議席を得る可能性がある(2)自民は大敗が確実になり、100議席前後に落ち込む見通し(3)公明は小選挙区で苦戦、20台にとどまりそう(4)共産は比例区でほぼ前回並み、社民は小選挙区で善戦、などの情勢になっている。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割弱、比例区で3割弱おり、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。

 民主は序盤の勢いをそのまま維持している。小選挙区では前回の52議席から、一気に220議席を超え240に迫る可能性がある。

 自民候補と競合する263選挙区のうち188で優位を固めたうえ、28選挙区で一歩リードの形勢。さらに、競り合いを展開している33選挙区での上積みを目指している。

 北海道、岩手、新潟、山梨、長野、愛知、滋賀、長崎の8道県では議席を独占する可能性がある。前回1議席しか取れなかった東京で20議席に迫る勢いなのをはじめ、埼玉では15選挙区中14、千葉では13選挙区中12で有利な戦いを進めるなど、都市部では特に強さが目立つ。また、これまで比較的弱かった中国、四国、九州でも議席を着実に伸ばす状況だ。

 比例区でも11ブロックすべてで大幅に票を上積みしそう。調査結果から推計すると、各ブロックでそれぞれ前回から1〜5議席増が見込まれ、全体で90台(前回61)に乗せる可能性もある。

4384おま天:2009/08/27(木) 04:42:08
民主320超、自民100前後 朝日新聞中盤情勢調査(2/3〜3/3ページ)

 一方、自民は小選挙区で優勢なのは18にとどまる。やや優勢なのも6選挙区しかなく、かつてない厳しい戦いになっている。民主の公認候補がいない選挙区では比較的強いが、そこでも26選挙区中5選挙区で、民主の推薦や支援を受けた国民新や社民の候補にリードを許し、さらに2選挙区で社民にややリードされている。1選挙区では無所属に苦戦を強いられている。

 比例区でも前回の77議席を大幅に下回り、過去最低の00年の56議席に届くかどうか微妙だ。

 小選挙区に前職8人を立てた公明は3選挙区で競り合うものの、残りは後れをとっている。比例区と合わせても前回の31議席に届きそうにない。

 共産は比例区で前回並みの9議席前後を獲得しそう。

 社民は、民主との選挙協力の効果で小選挙区で5議席前後の可能性があり、比例区の4議席前後を合わせると、前回7議席を上回りそうだ。

 国民新は小選挙区で3議席が有力になった。比例区ではやや苦戦しており、選挙前の4議席確保に懸命だ。

 みんなの党は小選挙区、比例区で合わせて、選挙前の4議席維持に明るい見通し。

 新党日本は小選挙区で、大地は比例区でそれぞれ1議席を得る可能性がある。

■調査と推計の方法

 全国300の小選挙区を150ずつ二つに分け、22〜23日と24〜25日のいずれも2日間、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で実施した。各選挙区の有効回答の目標数は400。世帯用と判明した番号は全国で計19万338件で、うち13万879人から有効回答を得た。回答率は69%。

 小選挙区では、過去2回(03年と05年)の調査結果と選挙結果から当落の予測モデルを作成。おもに調査による支持模様の強度や、年齢など候補者の属性から各候補者の強さを見極め、当選確率を算出した。各政党別の推計議席は、この当選確率を積み上げたもの。

 比例区でも過去2回の総選挙データから予測式を作成。比例ブロックごとに、調査の支持率から得票率を推計し、誤差幅を見込んでドント式のシミュレーションを行い、獲得議席を求めた。

 選挙区、比例区とも本社取材網による情報も加え、総合的に分析した。

4385とはずがたり:2009/08/27(木) 06:25:45
朝日も景気よい数字っすね〜。

4386とはずがたり:2009/08/27(木) 06:27:43
転載しておきますね〜。
俺の社民10の予想が的中するか!?

5655 名前:おま天[] 投稿日:2009/08/27(木) 02:22:33
取り急ぎ2chの情勢分析スレから。
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534 名前:ケーレンの運動 ◆pa63pvgbzI [sage] 投稿日:2009/08/27(木) 02:09:08 ID:N3i77jL4
そろそろまた専売所に偵察行ってきますわー

566 名前:ケーレンの運動 ◆pa63pvgbzI [sage] 投稿日:2009/08/27(木) 02:14:59 ID:N3i77jL4
かってきたでーーーー

とりあえず大見出しだけ
民主320議席獲得も

596 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 02:19:28 ID:N3i77jL4
サンプルは19万338件 有効回答は13万879人(69%)

自民89−103−115
民主307−321−330
公明18−24−30
共産7−9−12
社民3−9−13
国民2−4−8
改易0
大地−−1−2
日本0−1−2
諸派 0
無 3−5−8

左からmin-中心値-max

社民が大躍進してる件について

4387とはずがたり:2009/08/27(木) 07:00:36
【朝日中盤情勢・北海道篇】

北海道2 三井が安定。自民層にも支持拡げる
北海道3 荒井に安定感。共産支持層の大半も取り込み
北海道5 小林がリードし町村が懸命に追う。共産支持層の大半も取り込む。町村は無党派の半数程度にも滲透。
北海道7 仲野が一歩リードで伊東が激しく追う。共産支持層の大部分取り込み。無党派層の5割,自民層の一部も。伊東は無党派の4割
北海道9 鳩山が他候補を引き離し。自民支持層の3割も
北海道10 小平が安定。飯島は苦戦,自民層を纏め切れていない
北海道11 石川が有利な情勢で中川が懸命に追う。無党派層6割程度,共産・公明支持層にも支持を拡げた。中川は自民9割・無党派2割程度
北海道12 松木が有利な情勢で,武部が激しく追う。

北海道自民比例復活争い
伊東(民:一歩リード/自:激しく追う)>武部(民:有利>自:相手を激しく追う)>町村(民:リード/自:懸命に追う)>中川(民:有利/自:懸命に追う)

「一歩リード<リード<有利な情勢」で「激しく追う>懸命に追う」であろうが,だとすると町村と武部が逆かもしれぬ。。

4388とはずがたり:2009/08/27(木) 07:34:43
【朝日中盤情勢・東北篇】

青森1 横山優位。津島は自民層滲透は6割
青森2 江渡と中野渡が競り合う。江渡は自民層をほぼ纏め,無党派層の6割以上。中野渡は民主支持の8割以上
青森3 田名部がやや優位。民主をほぼ固め,共産・社民支持層にも滲透
青森4 木村と津島が互角。木村は自民支持層の9割,無党派層から7割。津島は民主層9割近くに滲透だが女性支持3割程度→やっぱり山内にして津島は比例1位で良かったんちゃうか。
秋田2 金田と川口が競り合い。金田は自民層8割以上を固め農林漁業業者から高い支持。川口は民主支持層の6割以上,無党派の6割。40〜50代の支持が比較的厚い。山本は民主層に滲透していない。
秋田3 京野が頭一つ抜けだし
宮城4 石山が民主層をほぼ固め安定感。伊藤は自民層9割だが無党派層への滲透で差を付けられ苦しい
宮城5 安住が優位。斎藤は自民7割程度
宮城6 小野寺は自民9割以上・無党派7割程度で優勢。菅野は民主の支持層を纏めきれず。
岩手2 畑が支持基盤を固め優位に立つ。無党派は概ね畑と鈴木で分け合い
福島1 石原がやや優勢で亀岡が懸命に追う。石原は民主層9割,亀岡は自民層9割それぞれ固めているが,石原は自民層の一部にも食い込み頭一つ抜けだし
福島2 太田と根本が互角。太田は民主9割・無党派半数以上
福島4 渡部恒が民主9割・無党派6割で安定。渡部篤は小熊に自民層の一部を取られて勢いが見られない。
山形1 鹿野がリードし,遠藤が懸命に追う。鹿野は民主9割で社民層もほぼ纏めた。遠藤は自民8割・公明層からも手堅く支持を得てるが,無党派層伸び悩み。伊藤は公明層に食い込み。
山形2 近藤が優位。自民層の1/3取り込み
山形3 加藤が優勢。吉泉は民主7割取り込み懸命に追う。

比例東北ブロック
自民3〜5→復活は1〜3
江渡@青森2・木村@青森4・金田@秋田2・根本@福島2辺りから1〜3か。
自民が最終盤巻き返すと亀岡@福島1も復活のメ

4389とはずがたり:2009/08/27(木) 08:28:27
茂木が抜け出したみたいですね。三宅は名前が前。

【朝日中盤情勢・北関東篇】

茨城1 福島安定。民主9割・無党派層にも滲透
茨城2 石津と額賀が激戦。石津は民主層をほぼ固め,公明層の一部に食い込む。額賀は自民9割。無党派層へへの滲透は互角
茨城3 小泉が民主ほぼ固め,自民層の一部にも食い込み(中山系?)安定。話しは自民層8割だが無党派層で差を付けられている。
茨城4 高野と梶山が競っている。高野は民主層の大半をまとめ,30-40代で梶山と競り合う。梶山は70歳以上で優位
茨城6 大泉が優位。民主の大半と無党派層の半分以上を受け,30-60代で幅広い支持を受ける。丹羽は70歳以上の支持では大泉を上回り,自公各層を固め懸命に追い上げる。
茨城7 柳田僅かにリード。中村・永岡が懸命に追う。柳田は30-60代で幅広い支持。中村は自民・無党派のそれぞれ4割程度。永岡は自民の半数以上を押さえるも女性の支持が伸び悩み。
栃木1 石森が優位に立つ。民主9割,無党派層半数以上。
栃木4 山岡が安定した戦いぶり。佐藤が懸命に追う。
栃木5 茂木が頭一つ抜け出し冨岡が追う。冨岡は民主7割を押さえるも無党派への滲透で出遅れ。
群馬1 宮崎が優位で尾身激しく追い上げ。民主9割・無党派半分。尾身は自民9割・公明大部分。
群馬2 石関リード,笹川懸命に追う。民主9割・無党派7割。笹川は自民9割近く・公明ほぼ。
群馬3 柿沼先行。谷津懸命。無党派の支持は競り合う
群馬4 三宅と福田が激しく競り合い。三宅が民主9割固め,福田は自民・公明層をほぼ固めた。70以上で福田が優位だが60代以下の幅広い層で競る展開。無党派層も互角に分け合い←すげえ僅差に成りそう。
群馬5 小渕安定。民主層の4割にも滲透。土屋は社民・共産層を固めるが拡がり無し
埼玉3 細川安定。民主大半,自民一部。
埼玉4 神風が他候補に水をあける。早川は公明支持層を固めきれず苦しい。
埼玉6 大島が他候補を引き離す。中根は自公候補を固めきれず。
埼玉9 五十嵐有利
埼玉10 松崎先行。民主9割,共産・社民支持層固める。
埼玉11 小泉安定感。民主支持層・無党派層を固め,自公層半分近くに滲透
埼玉12 本多が優位。
埼玉13 森岡が安定。民主9割・無党派6割。
埼玉14 中野有利。民主9割・無党派7割。

比例
民主10+1〜2,自民6,公明2,共産1〜0,みんな0〜1

残る2議席を民主・共産・みんなで争って居る様だ

自民は佐田の他5名程度。

4390とはずがたり:2009/08/27(木) 08:53:42
保坂と有田,競り合ってます!最終盤になって民主推薦が滲透してきたか?
青木の名前が前に!

【朝日中盤情勢・東京篇】

東京1 海江田優勢。民主9割,無党派半数以上。与謝野は無党派で海江田にやや劣る
東京3 松原優勢で石原やや厳しい。
東京4 藤田一歩リードで平が激しく追う。藤田は民主8割,自民の一部に食い込む。平は自民6割。
東京5 手塚優位
東京8 石原と保坂が激しく競り合う。石原9割固め,無党派層への滲透も半数以上。保坂は社民層固め,民主からも6割の支持を取り付けたが一部石原に流れている
東京9 木内やや先行
東京10 江端が優位に立ち,小池はやや苦しい。
東京11 下村・有田が激しく競る。
東京12 青木と太田が激しく競り合う。青木は50-60代の支持に厚め。太田は自民から6割
東京13 平山と鴨下が互角。無党派の支持も2分
東京14 木村が他候補を引き離す。木村は自民支持層の3割(西川系?)
東京15 東有利
東京16 初鹿が優位
東京17 平沢と早川が激戦。無党派もほぼ二分。早川は民主8割
東京21 長島優位。自民の2割(どこへ食い込み!?)。
東京22 山花リード
東京23 櫛渕民主支持層をほぼ固め,自民層も一部取り込み(どこへ食い込み!?)優位。無党派では両者4割程度

比例
民主:9+0 自民:4〜6 公明:2 共産:1〜2 みんな:0〜1 社民:0〜1

4391名無しさん:2009/08/27(木) 09:31:07
☆☆☆☆☆重要!!☆☆☆☆☆

自民の卑劣なやりかたでいくつかの選挙区で投票所の締切時間が繰り上げられています。投票される場合は投票所の開所時間の確認をしましょう。
すべての投票所が20時まで開所していません。17時で締め切りの投票所が3割以上あります。

4392とはずがたり:2009/08/27(木) 09:36:59
小泉・甘利・河野落としてぇえ

【朝日中盤情勢・南関東篇】

神奈川1 中林先行
神奈川2 三村と菅が激しい戦い。三村は民主固め40代以下の支持が厚い。菅は自公固め,女性からの支持が比較的厚い。
神奈川3 岡本頭一つ抜けだし。小此木は懸命に追う。公明支持層の拡大が伸び悩む。
神奈川4 長島優位。民主層を纏め切れてないが,無党派6割。林は自民支持層固めきれず。
神奈川6 池田安定。上田は自民層を固め切れてない
神奈川7 首藤が他候補に水をあける。
神奈川8 江田がリードし山崎と福田が激しく追う。山崎は民主層を福田は自民層をそれぞれ固められていない。
神奈川11 小泉と横粂が互角。小泉は自公層を固め主婦層から支持。横粂は民主層を固め,事務・技術層にも滲透。←主婦ってやつは。。
神奈川13 橘が一歩抜けだし余りが懸命に追う。橘は40代60代の支持が厚い。甘利は自民層を固め,公明層を固めつつある
神奈川14 本村が民主層固め自民層の一部(県会議長?)も取り込んでリード。
神奈川15 河野と勝又が激しく競る。河野は自公各層を纏め無党派への滲透も図る。勝又は民主層をほぼ固め,社民層にも支持を拡げる。
神奈川16 後藤安定
神奈川17 神山が堅調。民主層ほぼ固め,無党派層5割。牧島懸命に追い上げるも自公層を纏め切れてない。井上は苦戦
神奈川18 樋高先行。民主ほぼ固め自民層一部取り込む(何処に?小川系?)
千葉5 村越先行し薗浦やや苦戦。村越は民主9割近く,自民層2割(←偉い高い。。発奮したか?)
千葉9 奥野優位。無党派7割弱
千葉10 谷田川安定。林やや苦しい。無党派層で谷田川一歩リード
千葉11 金子堅調。
千葉12 中後と浜田が互角。それぞれの9割固め無党派でも競り合い←中後が前だ!
山梨2 坂口先行し堀内,長崎が激しく追う。坂口は民主8割纏め20-30代の支持が比較的厚い。堀内は自民7割,長崎は自民2割に加え無党派3割。←長崎結構ダメダメですね。
山梨3 後藤優勢。民主9割,自民3割(保坂系),無党派7割に滲透。

比例
民主9〜12 自民5〜8 公明1〜3 3議席めに届くか焦点 共産1〜2 みんな0〜1

4393とはずがたり:2009/08/27(木) 10:46:35
相本が後だ。。
田中はやや有利となったが近藤は互角に。

【朝日中盤情勢・北陸信越篇】

新潟2 鷲尾が民主層ほぼ固め近藤をリード。無党派5割。近藤は自民8割も無党派に拡がり欠ける。
新潟3 黒岩が他候補を引き離し。無党派6割。
新潟6 筒井が民主・社民支持層を固める安定的な戦いでリード
富山1 村井やや優勢。民主9割・無党派6割
富山2 宮腰優勢。無党派6割滲透。藤井は社民層固め民主7割。
富山3 橘と相本が激戦。橘は自民8割,公明固め,無党派5割。相本は民主7割30-40代で支持。
石川1 奥田が一歩リード。民主9割,40代以下の支持が厚い。無党派層の支持は馳と互角。
石川2 田中がやや優位に立ち森が激しく追う。田中は無党派の半数以上や男性の6割近くに滲透(←美人票かw)森は連日地元に張り付き,自公を固め,女性の支持を集める。
石川3 近藤と北村が互角。近藤無党派7割。
福井1 佐々木が頭一つ抜けだす。稲田は無党派4割滲透
福井2 糸川と山本が激戦。無党派の支持も互角。糸川は民主8割,社共の支持層にも滲透。山本は女性から6割強
福井3 松宮がやや有利で高木が微かな差で続く
長野1 篠原安定。社民支持層にも支持拡げる。無党派層は小坂と二分
長野2 下条優位。自民層の一部にも。
長野4 矢崎が他候補を引き離し。無党派の半数以上。
長野5 加藤が競り合いから一歩抜けだし。無党派6割。宮下は無党派3割

比例
民 5+1〜2 自3〜5 公1 共産・国新・社民0〜1

4394名無しさん:2009/08/27(木) 12:56:02
朝日の書き方だと
石原伸晃は「リード」くらいしてそうに見えるが
よほど民主支持層が厚いのか

4395とはずがたり:2009/08/27(木) 12:56:46
>>4392
山梨3区以下のように訂正

>山梨3 後藤優勢。民主9割,自民3割(保坂系か?),無党派7割に滲透。

4396片言丸:2009/08/27(木) 13:30:55
ほとんど誰も言及してませんが,今日は産経にも東日本の選挙区情勢が掲載されております。
調査サンプル数が少ないのでどれだけ参考になるか,というところですが。

4397とはずがたり:2009/08/27(木) 13:41:02
【朝日中盤情勢・東海篇】

愛知2 古川が民固め自公の一部にも食い込んだ上無党派の8割取り込んで優位
愛知4 牧がリード。民主9割・無党派7割以上で自民層一部にも食い込み。藤野は自6割
愛知5 赤松安定。民主9割,自民3割,無党派7割。寺西は自民6割。
愛知6 石田が民8割に自民一部に食い込み
愛知7 山尾が共産層にも滲透し優位。
愛知9 岡本が民主ほぼ固め,無党派8割以上固め優位に立っている
愛知10 杉本が有利な情勢。民主9割,無党派半分。
愛知11 古本安定。共産にも滲透。土井は自民8割だが無党派3割弱
愛知12 中根が優位。無党派半数。懸命に追う杉浦は無党派4割弱
愛知13 大西やや有利。無党派はほぼ互角で逆転の可能性も
愛知14 鈴木が民主ほぼ固め,自民層にも滲透した上,無党派層からも7割以上の支持をあつめ有利な情勢。杉田は自民7割と伸びきらず。
愛知15 やや先行する森本を山本が追い上げる展開。森本は無党派5割,山本は無党派3割強。
三重1 中井が有利。民主9割,無党派6割。
三重2 中川が民主9割以上,自公の一部にも食い込み優位。
三重3 岡田安定。自民支持層の半分近くにも滲透。
三重4 森本やや先行。30-40代の支持が厚い。無党派層は田村と分け合い。
三重5 藤田と三ツ矢が激戦。無党派層は支持分け合い
岐阜1 柴橋優位。民主ほぼ纏め,無党派5割。
岐阜2 棚橋と橋本が互角。棚橋は無党派6割。橋本は民主9割以上・社共層も取り込み
岐阜4 金子がやや有利。無党派層は二分
岐阜5 阿知波やや優勢で,古屋が懸命に追う。阿知波は民主固め社共層にも滲透。
静岡1 牧野リードで上川懸命。
静岡2 津川堅調で原田やや苦しい
静岡3 小山有利で柳沢懸命。小山は無党派6割。
静岡4 田村やや先行し望月懸命
静岡7 城内が他候補を引き離し,斉木が激しく追う。城内は無党派7割,自民層や民主層に滲透。斉木は民主6割,片山は自民半数以下。
静岡8 塩谷と斉藤が激戦。塩谷は自公をほぼ固め無党派7割。斉藤は男性の支持厚く民主8割以上


比例
民:11前後・無党派5割 自:6前後 公明3 共産1
最期の1議席を民主と自民で取り合いか。

4398とはずがたり:2009/08/27(木) 15:14:09
玉置@和歌山3の無党派対策が急務か。

【朝日中盤情勢・近畿篇】
滋賀2 田島安定。無党派7割
滋賀4 奥村他候補引き離し。無党派8割。武藤は自民6割
京都1 平先行し,伊吹が激しく追う。平は民主層ほぼ纏め,無党派6割,自民支持層も一部取り込む。伊吹は自民層7割
京都3 泉優位。清水懸命。
京都4 北神リードし田中追う。北神は民主層8割,無党派4割。田中は公明支持層ほぼ抑える。吉田・中川は伸び悩む←中川4番手w
京都5 小原と谷垣が激しく競り合っている。小原は民主8割,無党派6割。←おおっ舞が先だ!
京都6 山井が他候補に水をあけている。民主をほぼ固め,無党派の8割を抑え,自民約3割に滲透。
大阪1 熊田が優位。無党派8割
大阪2 萩原がリードし左藤が追う。萩原は無党派約6割。左藤は公明に滲透するが自民層は川条と分け合う
大阪5 稲見やや有利。無党派半数。谷口懸命。自民層7割,無党派約4割に滲透
大阪6 村上と福島が互角。村上は民主9割,無党派半数。福島は自民8割・無党派約4割
大阪8 中野が先行。大塚は無党派が1割しかなくやや苦しい
大阪10 辻元リード。民主8割,一部自民も。松浪は懸命。無党派3割
大阪11 平野が自民3割,公明層一部も取り込み他候補を引き離し。
大阪12 樽床がリード。自民層にも食い込む。無党派6割
大阪13 西野が優位,白石懸命。民主は6割白石,2割西野。無党派層分け合い
大阪16 盛山が有利な情勢。民主9割,自民層の一部も。無党派層は森山と分け合い。
大阪17 辻が民主支持層をほぼ固め,無党派の半数近くを得てやや有利。岡下は無党派2割
大阪18 中川が優位で中山懸命。中川は無党派6割,男性支持際だつ。中山無党派3割
兵庫1 井戸他候補をリード。無党派7割
兵庫2 向山有利。赤羽は自民7割弱
兵庫4 高橋が優位。自公の一部も取り込む。井上は自公層をほぼ固めたがやや厳しい。
兵庫5 梶原先行。谷は40-60代で支持弘まらず苦しい
兵庫6 市村有利。木挽は公明纏めるも自民層一部取りこぼし
兵庫8 田中が一歩リードし冬柴激しく追い上げ。冬柴は自民層7割に留まり田中に侵蝕されている。無党派層では冬柴がやや強いが田中も踏ん張っている。
兵庫9 西村安定感。無党派5割以上。宮本は無党派4割も民主支持が5割に届かず苦しい
兵庫12 山口が他候補を引き離す。20代で8割以上が特徴的。河本は自民層9割近く固めるも公明層では纏め切れていない。
奈良1 馬淵が他候補を引き離す。森岡が自民支持層の3割近くを馬淵に奪われて伸び悩み
奈良2 滝と高市が激戦。無党派を両者で争う展開
奈良3 吉川リード。70代以上を除く各層で他候補を引き離す。奥野は男性の支持が弱い
奈良4 大西が先行。田野瀬懸命。無党派層は分け合い
和歌山1 岸本が他候補を引き離し。自民層からも約2割。谷本は無党派層2割
和歌山2 阪口が無党派層6割に支持を拡げリード。20-30代で支持の高さ。石田は無党派4割に滲透して懸命に追う。
和歌山3 二階と玉置が激戦。二階は自民9割,無党派6割。玉置は民主9割で共産層にも支持を拡げるが,無党派への滲透は今一。

比例
民…14前後:候補足りない可能性 自…8前後 公…4前後 共…1〜3 社・み…1〜0 日…0

4399とはずがたり:2009/08/27(木) 16:19:39
訂正
>>4392
>神奈川13…余りが× 甘利が○

>>4393
>福井1…佐々木× 笹木○

>>4398
>大阪16…盛山× 森山○

>>4394
そんな風に解釈しないと説明が付かない選挙区,他にもありますね〜。
嘗ての無党派の一部が民主支持層に成ってるのも大きそうな感じです。

>>4396
どっか注目な結果ありました??

4400とはずがたり:2009/08/27(木) 16:52:41
福井が凄い上がってきてる!?
田村・橋本・福井:読売新聞09/8/21>>4117

橋本・福井,田村:毎日新聞09/8/22>>4249

福井・橋本,田村:朝日新聞09/8/27

高知が山口に次ぐ自民党最期の王国となるかも。

【朝日中盤情勢・中国篇】
鳥取1 石破が引き離し。民主3割
鳥取2 湯原安定。無党派7割。赤沢も民主1割食い込むも無党派支持で遅れ。
島根1 細田一歩リード。小室は無党派3割止まりで苦しい。
島根2 竹下がやや先行。野党層の一部も取り込み。亀井は民主8割。無党派層は分け合い。
岡山1 高井がやや優位。
岡山2 津村が引き離し,萩原が追う。萩原は自民7割。熊代は自民一部に支持されるも苦しい
岡山3 平沼と西村が互角の激しい戦い。平沼は無党派7割を抑え,自民の一部にも支持。西村は民主7割固めた。阿部は自民支持5割に留まり伸び悩み。←すげえ!西村めちゃ急激な滲透だ。
岡山5 加藤と花咲が互角。加藤は自民9割,民主8割。無党派の支持を訳ある←民主に延び代ありそう。
広島1 菅川・岸田が激しく競り合い。岸田は無党派4割に留まる
広島3 橋本が優位。増原は公明支持層への滲透が今ひとつ
広島4 空本・中川が互角。無党派ほぼ分け合う
広島5 三谷・寺田が激戦。無党派では三谷がややリード
広島6 亀井が安定。自民層にも食い込む。小島は伸び悩み
広島7 和田が優位。
山口1 高村がリード。無党派の6割程度に滲透
山口4 安倍安定感。無党派6割程度

比例
民…5行きそう 自…4前後(復活は1名前後) 公…2 共・国…0〜1

【朝日中盤情勢・四国篇】
徳島2 高井がリード。社共支持層もおさえている。
徳島3 仁木と後藤田が激しく競り合い。仁木は共産層にも食い込み。後藤田は無党派の半数以上に滲透し郡部で安定し女性の支持が厚め。
香川2 玉木がリード。無党派の7割程度
香川3 大野と米田が激戦。米田は民主9割以上。
愛媛1 永江が混戦から抜けだし塩崎が懸命に追う。無党派層はほぼ半分
愛媛2 村上が頭一つ抜け出した。岡平は民主7割
愛媛3 洋一安定。無党派8割。
愛媛4 高橋,山本が互角。高橋は無党派4割程度。山本は自民7割。桜内はやや苦戦。
高知1 福井,橋本が互角び激戦。田村が続く。福井は農業団体との関係強化も図る。自民6割纏め。橋本派無党派4割に滲透。田村は民主層を固め切れていない。
高知2 中谷優位。無党派8割
高知3 山本と中山が激戦。山本は無党派6割

民:3固め4窺う 自:2,3は微妙 公:1〜0

民主が4取ると自2,公0かぁ。
是非民主4実現を!!!

4401片言丸:2009/08/27(木) 17:08:31
>>4399
サンプル数が少ない(5万以下)ためか,自信なさげな書き方(他紙と異なった結果になったところは適宜ぼやかすなど)が多いです。
あと,これまで連勝してきて地盤の強い(と思われている)自民党議員についてバイアスがあるかもしれません。
最近の調査というわりには,朝日のように,最近の変化を読み込めてない感じですし。

朝日新聞は,他紙に比べると見出しの付け方がうまいなと思いました。
というか,他の新聞は今回,わたわたしすぎで,ちょっと・・・。

4402投票させないつもりか:2009/08/27(木) 17:18:44
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200908250358.html
総選挙の投票終了時刻、繰り上げる投票所3割に

30日の総選挙の投票の終了時刻を、本来の午後8時よりも早める投票所が3割に及ぶことが、総務省の25日の発表でわかった。その理由について、自治体側は「期日前投票が浸透してきたことに加え、職員の超過勤務を減らせる」(岩手県大船渡市)などと説明するが、有権者の投票の機会を奪うとの指摘もある。

 発表によると、早めるのは全国5万978カ所の投票所のうち1万5414カ所(30%)。24%だった05年の前回総選挙よりも広がっていた。投票開始を本来の午前7時より遅くする投票所も113カ所(0.2%)あった。

 終了時刻を早める投票所の割合を都道府県別に見ると、高かったのは鹿児島(91%)、秋田(89%)、高知(88%)の順。50%を超える県は13で、05年の7からほぼ倍増した。

 公職選挙法では、特別の事情があれば投票開始時刻を最大で2時間繰り上げ・繰り下げでき、終了時刻も最大で4時間繰り上げられる。

4403名無しさん:2009/08/27(木) 17:29:02
朝日新聞ででヤッシーがリードだが、相変わらず亀井久興がリードされてるか…

4404とはずがたり:2009/08/27(木) 17:49:18
>>4401
成る程〜。解説感謝。
朝日は今回300選挙区を半分ずつに分けてトレンド迄みようとしたのかちょっとやり方他と変えて実験的な試みをしたようですね。
その辺が記事の書き方の自身に繋がったのかどうかは判りませんけど。

>>4403
ですね。競り合いからやや離されましたか

竹下と亀井が激しく競り合う:読売新聞09/8/21 >>4120
 ↓
竹下が亀井をリード。竹下は自民9割,公明7割,無党派4割。亀井は民主6割以上の一方自民には滲透できず:毎日新聞09/8/22 >>4249
 ↓
竹下がやや先行。野党層の一部も取り込み。亀井は民主8割。無党派層は分け合い:朝日新聞09/8/27 >>4400

4405とはずがたり:2009/08/27(木) 18:11:17
>>4383-4405

【朝日中盤情勢・九州篇】
福岡1 松本引き離し。自民支持層にも食い込む。遠藤は公明には食い込むが支持の拡がりに欠ける
福岡2 稲富安定。民主9割・無党派6割。
福岡3 藤田民主9割・無党派6割滲透で有利。太田は農村部で安定も都市部で滲透が見られない
福岡4 民主9割・無党派7割近くの古賀と自民9割の渡辺が互角。共産層は両者に割れている。
福岡5 楠田先行。民主9割以上・無党派7割程度
福岡6 古賀と鳩山が激戦。無党派は6割が古賀。
福岡7 野田がリード。古賀は推薦を求めていない公明層の大部分も取り込む。無党派は両者
福岡8 麻生が優位。無党派にも滲透
福岡9 緒方やや先行。無党派は三原がややリード
福岡10 城井が優勢。無党派5割。西川は公明も十分纏め切れていない。
福岡11 武田がリード。山口は民主の4割程度が他候補に流れる。
佐賀1 原口が有利。自民層にも食い込み。福岡は自民7割だが拡がり見られず
佐賀2 大串が安定。無党派から7割
長崎2 福田が他候補に水をあけ,久間が懸命。男性の2/3から支持←w
長崎3 山田が先行←此処へ来て前へ出た
長崎4 宮島有利。民主層ほぼ固め無党派6割
熊本2 福嶋先行。無党派でも優位に。
熊本3 坂本と後藤が激しく競り,三浦が懸命に追う。坂本は自民6割・後藤は民主7割。三浦は自民に一定。農林漁業者層は支持が割れている。
大分2 重野が一歩リード。民主7割。無党派は概ね分け合い
大分3 横光がやや先行。社民にも支持拡げる。
宮崎1 川村が他候補に水。民主9割,社民にも滲透,無党派の6割近くから支持を集め,自民層の2割強に食い込み。中山に自民4割以上,上杉に約3割が流れ公明票も両者に割れている。
宮崎2 道休と江藤が互角。道休は民主9割,社民にも支持拡がる。無党派層は分け合う
鹿児島1 川内が有利な情勢。無党派は保岡と分け合う
鹿児島2 徳田が一歩リード。打越が懸命に追う。打越は鹿児島でほぼ互角
鹿児島3 松下が優位。民主層を手堅く纏めた他,無党派の半数強。宮路は自公を固めたものの地盤の南薩で優位に立てずにいる。
鹿児島4 皆吉が一歩リード。小里が激しく追う。皆吉は伊佐・姶良・霧島地域でやや優位。小里は出水・阿久根でやや優勢だ←成る程地域対決に持ち込んでるのか。
鹿児島5 森山先行で網屋やや苦しい。網屋は地盤の鹿屋で追い上げ。
沖縄1 下地安定。民主9割・無党派5割。
沖縄2 照屋安定。民主9割・無党派7割
沖縄3 玉城が民主8割・無党派5割で他候補に水。嘉数は自公支持層を纏められず。
沖縄4 瑞慶覧がリードし西銘が懸命。瑞慶覧は無党派7割に支持。

比例
民:8〜11 自:5〜8 公:2〜4 共1前後 社1に届きそう

4406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/08/27(木) 18:20:47
↓なにか意外な結果でしたが。

テレビ金沢世論調査
24、25日 1032人中854人

投票に行く96%

普段政党支持
自民47.5
民主14.8
今回比例投票
自民34.0
民主37.9

1区 決めた72.9
馳(自民)を奥田(民主)が追い上げる
無党派4割近く奥田3割余り馳
2区 決めた67.6
森(自民)を田中(民主)が追い上げる
無党派5割近く田中3割近く森
3区 決めた70.5
近藤(民主)と北村(自民)が横一線
無党派6割近く近藤2割余り北村

4407とはずがたり:2009/08/27(木) 18:24:52
読売新聞>>4117
京都1 平と伊吹が横一線
京都5 谷垣と小原が接戦
 ↓
毎日新聞
京都1 平と伊吹が激しく競り合う。平は民主8割近い支持。伊吹は自公層に滲透
京都5 谷垣と小原が激戦。谷垣は民主の一部にも滲透。追い風に乗る小原は自民の1.5倍に達する民主層の約7割を纏める勢い
 ↓
朝日新聞>>4398
京都1 平先行し,伊吹が激しく追う。平は民主層ほぼ纏め,無党派6割,自民支持層も一部取り込む。伊吹は自民層7割
京都5 小原と谷垣が激しく競り合っている。小原は民主8割,無党派6割。
京都新聞
京都1 26日、自民前職の伊吹文明候補は東京行きを取りやめ、終日街宣車からマイクを握った。
京都5 10選を目指す自民前職の谷垣禎一候補を、民主新人の小原舞候補が激しく追い上げている。 谷垣候補は集会や街頭で「必勝」鉢巻きを締め、23日は「初選挙以来」という自転車で舞鶴市の地蔵盆を巡った。

Kyoto Shimbun 2009年8月27日(木)
自民重鎮と民主新人“攻防激化”
衆院選 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082700050&genre=A1&area=K00

 衆院選は終盤に入った。全国で民主党が優位に立つ選挙区が多い中、これまで自民党が盤石の強さをみせてきた京都1区と5区でも、党重鎮の前職が民主新人と競り合う展開となっている。閣僚経験もある自民の2人は応援のための全国遊説を減らし地元に張り付き、民主候補は街頭での支持拡大に力を注ぐ。共産党候補も「必勝区」と位置づける1区で追い上げに懸命だ。

 ■1区 街頭、決起集会で熱弁

 26日、1区自民前職の伊吹文明候補は東京行きを取りやめ、終日街宣車からマイクを握った。「25年、知事や市長とみなさんの暮らしを支えてきた」と実績を訴え、「厳しい選挙」と繰り返した。

 公明党との協力でも踏み込んだ。24日夜、京都市下京区で開かれた公明の演説会で登壇し、「苦しい戦いを助けてやろうという気持ちに、わたしもお応ええする」と比例での支援を表明した。公明府本部は「今まではなかった発言」(幹部)として連携を強める。業界の支持団体ごとの決起集会も連日開いており、27日には麻生太郎首相が1区入りする。

 「あと4日。30日には京都1区に民主党の国会議員を生み出してください」。民主新人の平智之候補は26日、8カ所で街頭演説した。商店街を小走りで回り、握手を求めた。「民主の風はあるが、まだ名前は十分浸透していない」(選対)として、活動のほぼすべてを街頭に充て、夜の演説会は午後8時ごろに終えて駅前に立つ。

 25日夜に下京区で開いた決起集会で、地元参院議員が「(伊吹候補と)肩を並べている。ハナの差、一票差でも勝たせてほしい」と訴え、選挙区当選へ結束を呼び掛けた。

 共産前職の穀田恵二候補は26日夕方、大阪府内での応援を終えた後、上京区の街頭に立った。「新聞の調査では3番手だが、ここから追い越すことほど楽しいことはない。今回こそ小選挙区で勝たせてください」

 自民と民主の対決構図で埋没も懸念される中、他候補の応援は近畿ブロック内に限定し、必勝区での当選を目指す。公示後に2度入った市田忠義書記局長は、25日の中京区の演説会で「善戦ではだめだ。定数1で勝負できる。必ず当選させていただきたい」と支持拡大を求めた。

 ■5区「地元」張り付き活動

 5区でも10選を目指す自民前職の谷垣禎一候補を、民主新人の小原舞候補が激しく追い上げている。

 「厳しい戦い。だが岩につめを立ててでもはい上がる」。谷垣候補は集会や街頭で「必勝」鉢巻きを締め、「混迷する政治を安定させるため前面に立つ」と声をからしている。

 23日は「初選挙以来」という自転車で舞鶴市の地蔵盆を巡った。選対は「地道に政策を訴えるしかない」と、終盤も全国応援を控え、地元に張り付く構えだ。

 追い風に乗る小原候補は地域を細かく回り、「今こそ政権交代、京都北部では選手交代」とラストスパートを掛け、保守地盤に揺さぶりを続ける。

 24日には渡部恒三党最高顧問が綾部市に入った。今後も党幹部がてこ入れに続々と来援する予定。小原候補は「あと一歩と言われるがそんな甘くない」と、支援者に奮起を呼び掛けている。
 共産新人の吉田早由美候補は「民主党の大勝で大丈夫か、有権者に不安が出てきた」(選対)と手応えを口にし、街頭で「大企業、財界に頼らない政治を目指すのは共産党だけ」と訴えを強めている。

4408とはずがたり:2009/08/27(木) 18:28:19
>初の選挙区勝利を目指す民主党前職の奥村展三が、自公支持層の一部も取り込んで

Kyoto Shimbun 2009年8月23日(日)
滋賀 民主、全区で優位
衆院選情勢
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082300070&genre=A1&area=S00

 京都新聞社と共同通信社などは第45回衆院選について20〜22日の3日間、全国の有権者約15万5100人を対象に電話世論調査を実施、取材を加味した上で現時点での情勢を探った。

 滋賀県内の4小選挙区では、自民、民主両党の対決を軸に計15人が選挙戦を展開している。無党派層の支持を集める民主党が4つの選挙区すべてで優位に立ち、自民党が追い上げている。共産党は全体に伸び悩んでいる。ただ、小選挙区では有権者の4割弱が誰に投票するか未定で、情勢は今後変化する可能性もある。

 1区は、選挙区での議席奪還を目指す民主党前職の川端達夫が、連合系労組など支持組織をまとめ、無党派層へも浸透。自民党前職の上野賢一郎は公明党支持層を固めて追う。共産党新人の川内卓は党支持層をまとめる。

 2区は、3選を狙う民主党前職の田島一成が無党派層や他党の支持層へも支持を広げ、湖東、湖北両地域で安定した戦いを進める。自民党前職の藤井勇治は、自民党、公明党の支持層固めで巻き返しを図る。

 3区は、民主党前職の三日月大造が幅広い年代や無党派層から支持を集めて優位に立つ。自民党前職の宇野治は自民、公明党支持層を固めるのに全力を挙げる。共産党新人の木村真佐美はやや苦しい展開。

 4区は、初の選挙区勝利を目指す民主党前職の奥村展三が、自公支持層の一部も取り込んで着実に票を固める。自民党新人の武藤貴也は、若さをアピールして追随する。共産党新人の坪田五久男は広がりを欠く。

4409名無しさん:2009/08/27(木) 19:07:09
>>4406
>24、25日 1032人中854人

平日調査、かつサンプル数が1選挙区当り300未満。ま、この当りが理由ですかね。
ただ、今日、鳩山が北陸行脚。富山1区、福井1区はスルーなのに石川は3選挙区全てで遊説。1区は意外と苦戦してるのかも。

4410小説吉田学校読者:2009/08/27(木) 19:11:24
昨日は、前述の40代職員が、ますます沈鬱な表情で「中国に乗っ取られる」「歴史教科書が書き換えられる」とか、言っておりました。
私ではない職員が「じゃあ、植民地になっちゃうことは悪いことなんですね」と反撃したところ「いや、いいこともしたんだけど、それは日本人が治めたからだ」「これだから、ジョージャクは」ともう大変な状況。映画でいうと「ヒトラー最期の12日間」「日本で一番長い日」の状態です。30日はどうなっちゃうんだろ。

さて、香川3区。台風の目になるか。情勢は「民主大半が当選ライン」から「民主推薦候補も当選ラインにかかり始めた」まで移ってきた。

3区ルポ/保守分裂で波乱含み
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000320908270001

 24日夜、丸亀市中心部のコミュニティセンター。自民前職の大野功統氏の言葉に熱がこもった。「こんなに厳しい思いをしたことはありません。大野功統を助けてください」。演台の前でひざをつき、聴衆に深々と頭を下げた。陣営関係者は「96年に小選挙区になって以降、あんな姿はほとんど見たことがない」。
 加藤常太郎・元労相の娘婿で、地盤を引き継いだ86年から7期連続当選。05年の前回は防衛庁長官として全国を応援で駆け回り、選挙期間中は2日間しか地元にいなかったが、次点候補の3倍近い約10万8千票で圧勝した。
 だが、今回は解散直後から地元にはりつく。連日のように企業やイベント会場などに足を運び、校区単位のミニ集会を開いている。
 その大野氏に挑むのは、社民新顔の米田晴彦氏。各種メディアで優勢が伝えられる民主党の推薦を受ける。民主党は「選挙協力」の立場から3区に独自候補を立てなかった。自治労などの組織票に、民主党の支持票を上積みしようとしている。
 25日、社民党の福島党首は多度津町の街頭演説で「自民政治を変えられるのは3区では米田晴彦。死にものぐるいで戦います」と力を込めた。福島党首は12日にも3区入りし、支持者らを回った。米田氏は25日、観音寺市での個人演説会で「香川から政権交代を。社会的弱者らの声なき声を必ず国会に届けてみせる」と訴えた。安全保障政策などでは民主党と社民党との違いもあるが、「共闘」の姿勢を打ち出す。
 無所属新顔の真鍋健氏も「政権交代」を訴える。自民党参院議員だった真鍋賢二・元環境庁長官の長男だが、米田氏の立候補表明の約3カ月後、立候補の意向を示した。県遺族連合会や郵政政策研究会など、かつて父親を支えた組織の支援を受けている。
 真鍋氏は24日、まんのう町の演説会で「政権選択の選挙であるべきだ。自民党は一度、下野してもらわなければならない」と強調した。「官僚政治からの決別!」(選挙公報)と訴え、民主の「風」も取り込もうと図る。
 自民党を離党した平沼赳夫・元経産相が立ち上げた保守系無所属の「平沼グループ」の一員でもある。こうしたことから、政権交代といっても「政界再編による」ことが主眼だ。
 与野党対決に保守分裂の様相がからみあう選挙戦。ある陣営の幹部は「反自民票がどこに流れるのか」と民意の行方を読み切れない。
 ほかの候補者も最後の追い込みに懸命だ。共産新顔の近石美智子氏は頻繁に街頭演説などを行い、労働者派遣法の改正や後期高齢者医療制度の廃止などの政策を訴える。「新政権になっても健全な野党として奮起していく」と取材に答えている。
 幸福実現新顔の妹尾真由美氏は景気対策などを訴え、支持拡大を目指す。(佐藤常敬、高山桂一)

4411秋田2区の名無し:2009/08/27(木) 19:48:11
秋田2区

やっぱり金田>川口>山本なんですね。さきがけだけはやけに甘いと思ってたんですが。
川口氏がやっと自宅前に来ましたが、地元出身・県議国新の石川(元秋田市長)が乗ってましたね。郵政票はほとんど期待できますかどうか。。

4412名無しさん:2009/08/27(木) 20:02:13
産経は関東では昨日が東日本、今日が西日本でした。
今のところ、情勢報道の載った新聞はすべて手に入れてますが(時事はネットで見ただけ)、
このあと情勢報道するところはあるのかなー?

産経では秋田2区は川口先行、金田追う、山本苦しい、でした。
川口勝てー。

4413とはずがたり:2009/08/27(木) 20:05:17
>>4410
俺の大学時代のサークルの女の子に票固めメールした所,同僚に民主はやばいという内容の超長文の痛いメールを貰ってましたよ。
人権擁護法案となんちゃらで日本が危ないとかなんとかw
典型的ネトウヨやんって俺が云ったら,う〜ん,強いていうなら情弱?とかその子は云ってました。
こういう人達がファビョってリアル社会に迷惑かけまくってないと良いんですけどねー。

あと香川3区は驚きですねぇ
日経新聞09/8/8http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/972
知名度で勝る大野が支持固めに全力。米田は大野との差を縮めつつある。真鍋も保守層への滲透を図る。←この辺から既に接戦の萌芽?
 ↓
読売新聞09/8/21>>4150-4151 ←この時は真鍋が2番手
ベテランの大野がわずかにリードし、真鍋が追い、米田らが続く。大野は自公の7割から支持を得る
真鍋は、政界再編を訴え民主支持層の一部を取り込む。米田は社民支持層をほぼまとめたが、集票の重点を置く無党派層が伸び悩んでいる。
 ↓
大野が厚い保守地盤を背景に一歩リード。米田は民主層を十分に取り込めていない井:毎日新聞09/8/22>>4249
 ↓
大野と米田が激戦。大野は自民の8割以上を抑え公明層も取り込み。米田は民主9割以上固める。:朝日新聞09/8/27>>4400

4414名無しさん:2009/08/27(木) 20:08:33
これはどう見ます?

277 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/08/27(木) 19:12:37 ID:Hcvvi4Hc
明日発売の写真週刊誌【FRIDAY】9月11日号から
⇒告発大スクープ:<東京8区>石原伸晃のパーティ券が税金で買われていた!−杉並区議たちが政務調査費で(筆者:三宅勝久)
⇒総選挙直前大特集①美人刺客候補者たちの「汗だく選挙戦」密着ルポ
▼自民マドンナ議員たちの戦いぶり
▼藤川ゆり、ムッチムチすぎる応援の夏−美人すぎる市議が小沢一郎をメッタ斬り!
⇒総選挙直前大特集②代議士の妻たちの激アツ選挙戦
▼華麗なる戦い!美人妻激突の注目区
▼頼りにしてます!美人政治家妻&娘
▼窮地を救えるか?自民党大物議員の妻が奮闘
http://www.zasshi.com/zasshiheadline/friday.html

277 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/08/27(木) 19:12:37 ID:Hcvvi4Hc
明日発売の写真週刊誌【FRIDAY】9月11日号から
⇒告発大スクープ:<東京8区>石原伸晃のパーティ券が税金で買われていた!−杉並区議たちが政務調査費で(筆者:三宅勝久)
⇒総選挙直前大特集①美人刺客候補者たちの「汗だく選挙戦」密着ルポ
▼自民マドンナ議員たちの戦いぶり
▼藤川ゆり、ムッチムチすぎる応援の夏−美人すぎる市議が小沢一郎をメッタ斬り!
⇒総選挙直前大特集②代議士の妻たちの激アツ選挙戦
▼華麗なる戦い!美人妻激突の注目区
▼頼りにしてます!美人政治家妻&娘
▼窮地を救えるか?自民党大物議員の妻が奮闘
http://www.zasshi.com/zasshiheadline/friday.html

40 無党派さん [sage] 2009/08/27(木) 19:40:33 ID:Jn15OHG0 Be:
ttp://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=729
> 東京・杉並区議会の自民党区議多数が、「区政に関する調査研究」目的に限り利用
> が認められている政務調査費(月額一六万円)を使い地元選出の石原伸晃・前衆議
> 院議員(東京八区)の政治資金パーティー券を購入していたことがわかった。“ノ
> ブテル券”を政調費で購入した区議は過去五年間で一〇人。一枚二万円で二〇枚が
> 買われ、代金四〇万円のうち二九万四千円が区政調費から支出された。

4415山口新聞男:2009/08/27(木) 20:15:12
亀井久はこの情勢だと、ちょっと届かなさそうですね
無党派がイーブンでは、難しい・・・
一方山口では、高邑の比例復活が見えてきました

4416名無しさん:2009/08/27(木) 21:30:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908270907003-n1.htm

【09衆院選】鹿児島で衆院選繰り上げ投票始まる
2009.8.27 09:05

このニュースのトピックス:衆院選
 衆院選の繰り上げ投票が全国のトップを切って27日午前7時から、鹿児島1区にある離島の鹿児島県三島村と十島村、同5区の同県屋久島町口永良部島の計14投票所で始まった。有権者は計約980人で、投票はそれぞれ同日午後4時から6時までに締め切られる。

 投票箱は鹿児島市と屋久島町の開票所にそれぞれ運ばれ、ほかの投票と一緒に30日夜に開票される。各島の交通機関は船に限られるため、台風などによる天候悪化に備えて、国政選挙では繰り上げ投票を毎回行っている。

 鹿児島1、5区は、いずれも自民、民主両党の公認候補が直接対決する構図となっている。

4417小説吉田学校読者:2009/08/27(木) 21:45:11
まさか、まさかねえ。朝日が「安定」という語句を使わなかったのが気になるのですが。

【09衆院選】麻生首相の足元・福岡8区でも自民離れ
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908272043018-n1.htm

 衆院選が公示された18日。福岡県飯塚市で開かれた出陣式で、全国行脚中の首相、麻生太郎(68)=自民党前職=に代わって妻、千賀子(59)が「麻生に力を与えてください」と訴えると、脇に立つ長男(24)と長女(22)も深々と頭を下げた。
 首相の選挙で、子供らが選挙応援に加わるのは初めてのことだ。米国留学中の長男は7月初めに帰国し、「選挙の現場は厳しい」と難色を示す首相を説得して、支援者回りを始めた。「父の本当の姿が伝えられていない」と感じたからだ。
 ミニ集会や地域の会合では、父との思い出や、激務でも愚痴一つこぼさない家庭での姿を語ってきた。投票日まで父の応援に集中する予定だ。
 首相の曾祖父、太吉が起こした炭鉱に始まり、今では病院や人材派遣、ソフトウエア開発など、さまざまな事業を展開する「麻生グループ」。地元に広く、深く根を張り、選挙のたびに抜群の集票能力を発揮してきた。
 が、その王国でも自民離れが広がる。
 「政権交代に向けて、がんばれ」。19日夜、飯塚市内の飲食店駐車場に、地域住民ら約50人が集まって、うちわ片手に民主党新人の山本剛正(37)とともに気勢を上げた。
 集会を主催したのは、建設会社社長(47)らが立ち上げた勝手連だ。社長をはじめ、「自民党を長年支持し、投票用紙に『麻生太郎』と書いてきた」人たちだという。
 東京育ちの山本は平成19年10月に飯塚市に移住。いわゆる「落下傘候補」だが、駅前や交差点で行った街頭演説は3500回を超え、あいさつ回りも2万軒にのぼる。
 毎晩のように市民と酒を酌み交わして議論し、支持者を増やしてきた。その1人である社長は「山本さんと接するうちに、若さと人間性にかけてみようと思った。麻生さんとは話したこともないから」と明かす。
 福岡8区は、かつて「炭鉱のまち」として発展した筑豊地区と重なる。炭鉱閉山後は地域経済が低迷し、地元商店街の核となっていた百貨店「飯塚井筒屋」も今月31日で閉店する。
 山本を支える勝手連には、麻生グループと取引関係のある食品会社の幹部(56)も加わった。「子供や孫の時代を考えれば、一度、政権を代えないといけないと思った」という。
 麻生は8月6日に、現役首相としては異例の地元入りし、翌7日にかけて福岡県内7カ所で遊説。中でも自身の選挙区での街頭演説には多くの支援者が集まった。
 しかし、中には「私を含め、多くが動員で集まっている。麻生さんに投票する人ばかりではない」と冷ややかに指摘する男性(66)もいた。
 首相の足元でじわりと進む自民離れ。山本は「麻生さんの背中が見えてきた」と力を込め、逆転を狙う。
 8区では幸福実現党新人の大塚祐子(46)も消費税撤廃などを訴えて支持拡大を図っている。=敬称略

4418小説吉田学校読者:2009/08/27(木) 21:49:42
まさかまさかの首相経験者落選はあるのでしょうか。
思えば1963年は石橋湛山、片山哲の2人の元首相が落選。またも一気に2人落選あり得るか。

【09衆院選】民主・鳩山氏が森元首相の地元入り
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908271934015-n1.htm

 民主党の鳩山由紀夫代表は27日、自民党最大派閥の町村派相談役、森喜朗元首相の選挙区である石川2区に入り、民主党新人候補のてこ入れを行った。街頭活動を封印してきた小沢一郎代表代行も、投開票前日の29日に同区でマイクを握る予定だ。
 鳩山氏は石川県のJR小松駅前で演説し、「大きなゾウと戦う厳しい戦いだが、負けてはならない。日本中で最も象徴的な未来を指し示す選挙区だ。ここで勝つか負けるかが、政権交代が意味を持つか、持たないかを判断すると言って過言ではない」と強調した。
 さらに自民党の派閥政治を批判し、「首相までやった人が、なぜこれからも政界で影響力を行使しようとするのか。大事なことは首相(在任)の間に何をなすべきかだ」と批判した。

4419名無しさん:2009/08/27(木) 22:01:12
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908270315.html

《政治決戦24時:27日》「責任力の無い人に…」2009年8月27日19時38分
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 民主党の菅直人代表代行が神奈川県海老名市で演説し、「民主党が政権をとった時には、官僚のメモを読まなければ大臣や副大臣が務まらないような人にはやめてもらっていい。それでない限りは、国民が選んだ政治家が責任を持つことができない。今しきりに『責任力』と言っているのは、反省しているつもりで麻生さんは言っているのかなと、いつも聞いている。一番責任力のない人に、責任力とは何か言われたくない」

 民主党の岡田克也幹事長が横浜市で演説し、「いよいよ残すところ3日になった。戦後初めて、国民の意思で日本が大きく変わろうとしている。単なる傍観者でなく、一人一人が大きな風、大きな波をつくりだして、その中心になっていただきたい」

 民主党の鳩山代表が、同党の公認候補が自民党の森元首相と戦う石川県小松市で演説し、「なぜ総理までなさった方が、まだ政界の中で影響力を行使しようとするのか。大事なことは、総理の間に何をなすべきかということだ」

 自民党の加藤紘一元幹事長が山形県最上町で演説し、「民主党が政権取っても、半年、1年しかもたないと思う。ふわふわっとしたムードに乗っかっただけの政権だ。長く持たないと思う」

 麻生首相が横浜市で公明党候補の応援演説にたち、「日本を守るのは自公連立政権。皆さん方の暮らしを守るのも自公連立政権。そして、明るい未来をつくり上げていくのも自公連立政権。麻生太郎、その先頭に立って戦います」

4420名無しさん:2009/08/27(木) 22:09:41
>>4418
福田も落選で新記録を

すると残る首相経験者は羽田と安部だけなんてシュールな姿に。

4421千葉9区:2009/08/27(木) 22:24:54
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090827ddlk11010220000c.html
’09衆院選:選挙区ルポ 10区 「川上」票 /埼玉
 ◇自民地盤巡り攻防
 「山口さんを支持してきた」という小川町の60代の主婦は、「医療や年金などで自民に不満がある。麻生首相は税金の無駄遣いをやめるというが、なぜ今までそうしなかったのか。親せきや知人から、山口さんをよろしくと頼まれるけれど、どうしようかしら」と記者に話した。

 有権者約2万9000人がいる小川町。比企郡7町の中で最も人口が多い。「風」に影響される都市部で五分に抑え、地盤の固い郡内で引き離す−−。山口陣営は今回もこう戦略を練っていたが、情勢の厳しさに、地方議員らが中心となって支持者のつなぎ留めに躍起になっている。

 比企郡は「山口泰明党」と言われるほど強固な地盤のはずだ。しかし、運動員や支持者の高齢化のうえ、滑川町では東武東上線の新駅開設に伴い新住民が4年前の前回より1000人以上増加して無党派層が増えている。

 そこに保守層の自民離れが起きつつある。陣営幹部は「これまで山口と書いたことがある人、一人一人に直接お願いして回るしかない」と話す。

   □  □

 松崎氏は公示後、遊説を7割が森林というときがわ町から始め、前半は小川、嵐山町など山間部や農村部を中心に運動した。自民の支持基盤の切り崩しを念頭に、農村部を起点にする小沢一郎代表代行直伝の「川上作戦」だ。その効果か、駅立ちすればマニフェストが飛ぶようになくなった。

 後半は坂戸、鶴ケ島市などの「川下」に運動の力点を移し、無党派層に支持を広げる作戦。「地域が疲弊している。地域を元気にする政策を自公は何もやってこなかった」。26日、吉見町の農業直売所で松崎氏は買い物客らを前にこう絶叫した。出店の店員がマニフェストをもらいに近寄ってきた。

 松崎陣営は「組織のないこっちは風頼み。手応えは感じるが、どれくらい票につながっているのだろうか」と、「山口泰明党」の比企郡での巻き返しを警戒する。【鷲頭彰子】

==============

 ◇10区(3)=東松山、坂戸、鶴ケ島市、比企郡
山口泰明氏(60)自前<4>

町田貴志氏(40)諸新

松崎哲久氏(59)民元<1>

 届け出順。<>は当選回数

4422千葉9区:2009/08/27(木) 22:25:52
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000908270004
激戦区ルポ:カギ握るいわき市議【5区】
2009年08月27日


 ●民主に自信 追う自民


 「リーフレットが足りない」。民主前職の吉田泉の陣営で23日、7万部あった資料が底をつき、慌てて1万部を追加注文した。室内掲示用のポスターも「前回までは500枚もはければいい方だったが、今回は3倍近い。こちらも間もなく品切れだ」。


 吉田の総合選対本部長の鈴木久は、中選挙区時代の90年2月、当時の社会党から衆院選に出て9万票近くを獲得、トップ当選した。その鈴木が「おれの時なんか比べものにならないほど、反応はいい」と自信を深める。「とにかく本人に会わせろ、資料はないか。そんな問い合わせがひっきりなしだ」


 報道各社の情勢調査では、民主への追い風がやむ気配はない。一部で運動の上滑りを懸念する声もあるが、鈴木は「上滑りするほどの組織はない」と気にも留めない。組織と言えば、連合系の労組と吉田の個人後援会ぐらい。「投票率70%で得票13万3千」の目標には、まだかなりの「風」が必要だ。


 党県連会長の玄葉光一郎は公示後、2度も選挙区に入り、「この選挙で勝てなければ、吉田さんの将来はない」と引き締めた。


 双葉郡内の個人演説会にはほとんどの町村長が出席した。特定郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」のメンバーも連日、交代で事務所に詰めたり、地域で支持を広げたりしている。


 「私は、新聞で『猛追』と書かれて今まで負けたことがない」。自民前職の坂本剛二は情勢調査結果が出る直前、いわき市郊外の公民館に集まった支持者70人余りにその見出しをピタリと言い当てて見せた。続けて「私は別名、ぶらさがりの剛二。厳しいと言われるほど、記事が出た翌日から反応が変わって、ぶら下がりで勝ってきた」。


 党への逆風に加え、前回まで3回の共闘を組み、今回福島3区に転出した吉野正芳とのコスタリカ方式解消が響いている。吉野後援会の動きが鈍かったが、中盤以降ようやく軌道に乗ってきたという。


 公示後間もなく坂本が所属する清和政策研究会の町村信孝会長らが訪れ、21日には麻生首相もアロハシャツに着替えて応援演説。28日夕には、細田博之幹事長もJRいわき駅前でマイクを握る。


 しかし坂本側にも不安要素がある。自民党系のいわき市議の動きだ。同党の元県議同士、現職と新顔の一騎打ちとなる9月の同市長選の前哨戦が水面下で過熱、そのあおりで現職市長を推す一部市議の運動が鈍っているのだ。


 坂本の個人後援会も、高齢化などで弱体化。26日夜は、同市中心部である坂本の個人演説会と、現職市長を囲む集会の日程がぶつかった。陣営の核のはずの党が二分されているようにも見える。


 幸福実現党の石渡剛は消費税撤廃などを訴え、街頭演説に力を入れている。=敬称略
(松本英仁)

4423千葉9区:2009/08/27(木) 22:26:42
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090827ddlk14010258000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/3 6区 /神奈川
 ◇自公協力、背水の陣
 トップの第一声の場所は、政党が衆院選で何に重きを置くのかを象徴する。公明党の太田昭宏代表は18日、神奈川6区・横浜市旭区の相鉄二俣川駅前を選んだ。「日本のために上田勇はなくてはならない。勝利を与えていただきたい」。同党にとって、県内唯一の小選挙区候補・上田氏の当選は至上命令だ。比例代表に重複立候補せず、自民党との選挙協力で議席死守を図る。

 公明側に先立ち、自民横浜市連の佐藤茂幹事長の決意がマイクに乗った。「連立与党統一候補の誠実で政策通な上田候補を、必ず当選させるために自民党は一丸となって戦いを制してまいりたい」。協力関係は緊密さを増し、合同選対も初めて設置。公明幹部は「理想的な態勢」と自負する。

 影響は他の選挙区の自民候補にも及ぶ。10日に保土ケ谷区で自民側が開いた上田氏の支援大会。ある自民前職は05年の前回選に関し「最後に押し上げていただいたのは公明党支援者の最後の一押しがあったから」と礼を述べた。今回も支援を得るには引き換えに、6区での貢献度が問われる。

 麻薬・薬物対策で知り合いという「夜回り先生」水谷修氏を旭区などに招いた23日の街頭演説。上田氏は「実行力、実績では絶対に負けない自信がある」と語気を強めた。

   ◇   ◇

 自転車に立てた「本人」ののぼりが風にはためく。白いTシャツ姿でスニーカーをはいてペダルをこぎ、池田氏が選挙カーに並走する。主婦や高齢者ら在宅の有権者を取り込む狙いだ。

 23日、保土ケ谷区の相鉄天王町駅前。池田氏は「暮らしを悪くした自公政権にレッドカードを突き付け、暮らしを第一とする民主党政権を作りたい」と演説を始めた。自公の選挙協力を「選挙風土が非常に悪くなってきた」と批判、「自立した市民として選択していただきたい」と呼びかけた。

 民主への追い風にも「手を抜かず従来通りフル稼働」と池田氏。油断してはいない。

   ◇   ◇

 比例に重複立候補した藤井氏は商店街や夏祭りを回り、支持層の掘り起こしに努める。23日は旭区の相鉄鶴ケ峰駅前で「私たちの暮らしと命がかかった選挙。国民に痛みばかりを押し付けてきた自公政治はきっぱりと終わらせる歴史的な選挙にしよう」と訴えた。

   ◇   ◇

 自公政権の維持か交代かが最大争点の中、背水の陣で臨む自公協力の「成果」は、選挙後の両党関係を左右する。毎日新聞の特別世論調査で6区の自民支持層の半数、無党派層の6割強は投票先を決めていなかった。最終盤まで熾烈(しれつ)な攻防が続く。【木村健二】=つづく

4424千葉9区:2009/08/27(木) 22:27:17
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ishikawa/CK2009082702000214.html
“能登守る”絶叫懇願 そして涙 石川3区ルポ
2009年8月27日

 自民党前職の北村茂男候補が牙城を死守するか、民主党新人の近藤和也候補が初議席をもたらすか−。保守王国・能登も政権交代の風が吹き寄せ、戦いは日増しに激しくなっている。二十五日の輪島市、至近距離で両候補の決起大会が重なった。「民主党に政権を渡せば日本はもたない」「相手を乗り越えなければ日本経済は守れない」。絶叫、懇願、感涙…。夕暮れの港町にボリュームを上げた選挙カーの声も交錯した。

総決起集会で手を振って入場する近藤候補=中能登町で


近藤候補 自民の壁乗り越える
 「学校、鉄道、郵便局も病院も…。何でもなくなる政治を改めたい」。近藤候補は二十五日夜、輪島市文化会館での輪島・穴水地区総決起大会で力説。「強い使命感を持って勝たなければならない」と訴えると、会場から割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 一川保夫選対本部長は、相手候補の地元を意識して「もはやこの地域を引っ張っていくセンス、実力がない」と切り捨てた。

 近藤陣営はこまめに個人演説会を開き、政策を熱心に訴える。二十四日からは各地区で総決起大会を続け、追い込みに入っている。世論調査で優位も伝えられる中、桜井広明選対本部長代行は「3区の風は微風。相手は自民という大きな壁」と引き締めを忘れない。

 出身地の中能登町で二十四日に開いた決起集会。会場は地元の代議士誕生を願う熱気に包まれた。近藤候補は退職した証券会社上司から激励メールが届いたことを明かし、声を詰まらせ、出馬表明からの二年間を振り返り、勝利を誓った。

    ◇

決起大会に集まった大勢の有権者に手を振る北村候補=輪島市で


北村候補 民主に一票もやれぬ
 「民主党は政権を取ったら公共事業を見直すという。一票たりともあの人たちにやってはいけない」。“輪島決戦”の日、輪島駅跡地の「ふらっと訪夢」前で叫んだ北村候補。四方を囲んだ大勢の支持者の拍手を受け、目に涙を浮かべた。

 北村候補は公示後、奥能登から金沢市近郊まで二回りした。刈り取り間近の稲穂が揺れる田園地帯では、顔見知りの手を握り「民主のマニフェストでは日本の農業はもたない」と力を込めた。

 県議二十六年、国政四年。「『地方族』の北村さんは、だれよりも能登を知り尽くしている」。応援弁士の地元首長らは訴える。岡田直樹参院議員も民主党が日の丸を切ったことを取り上げ「こんな政党に一日たりともかじ取りを委ねられない」と怒りをぶつける。

 地元に戻った瓦力元防衛庁長官の協力はまだ得られないが、党県連はぎりぎりまで支援を求めていく方針。陣営は二十八日の麻生首相応援を得て、最終盤のスパートをかける。

4425千葉9区:2009/08/27(木) 22:27:51
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/toyama/CK2009082702000177.html
3新人が火花 3区ルポ
2009年8月27日

総決起集会でガンバローを三唱する候補者ら=県西部で


橘候補 公示日から土下座も
相本候補 高岡切り崩しに懸命
柴田候補 国民新のビラも配布
 有力新人三候補がしのぎを削る。自民党の橘慶一郎候補(48)と民主、社民両党が推薦する無所属の相本芳彦候補(53)がほぼ横一線で競り合い、無所属柴田巧候補(48)も絡んで激しい戦いを繰り広げている。各陣営とも最終盤に向け、比例代表に転出した国民新党の綿貫民輔代表(82)の個人票や無党派層をめぐる綱引きに力がこもる。(衆院選取材班)

 「残り四日。支援をお願いしたい」。二十六日午後三時すぎ、高岡市福岡町の事業所にスーツ姿の橘候補が姿を見せ、従業員約五十人を前に深々と頭を下げた。公示後も一日四十カ所の企業、団体回りをこなす。

 高岡市長当時も低姿勢が評判だったが、腰を折る深さはそれ以上。従業員一人一人と握手する表情には悲壮感さえにじみ出る。

 出馬表明が遅れ、挽回(ばんかい)に必死の選挙戦。高岡市では公示日の個人演説会で、畳の上で長身を丸めて早々と土下座をし、支持者を驚かせた。

 公示前から一貫して昼は支持団体を回り、夜は個人演説会やミニ集会で政策を訴える“どぶ板選挙”。公示後は姿の見えない無党派層の取り込みを念頭に、朝のつじ立ちや街頭演説も始めた。

 各種世論調査が民主優位を伝える中、党よりも市長時代の実績や経歴を強調。選対幹部は「報道のせいで、橘の人柄や実績を訴えても伝えきれない」と歯ぎしりする。

   ■  ■

 「私を今国会に送らないと、永久に国は変わりません」。相本候補は二十五日、射水市の街頭演説で声をからした。民主党への追い風も保守王国の県内ではまだ実感できない。

 「麻生首相が来る。こっちはどうなるのか」。麻生太郎首相が来県すると報じられたこの日、選対幹部はわらにもすがる思いで党本部に鳩山由紀夫代表の3区入りを要請。岡田克也幹事長と前原誠司副代表に続き、来県を実現させた。圧倒的な知名度を誇る三人の支援で、一人でも多くの支持を取り込む考えだ。

 選挙戦では最大票田で橘候補の牙城でもある高岡の無党派層に照準を合わせる。元アナウンサーの知名度を武器に、高岡を切り崩そうと選挙期間のうち六日間を高岡に費やす。

 企業での朝の門立ちやあいさつ回りに加え、各地での街頭演説を一日約二十カ所で実施。「政権交代をなし得るのは比例では綿貫先生、選挙区では私だけ」と訴え、“綿貫票”も意識する。

   ■  ■

 「現状維持か。表紙を変えるだけの政権交代か。政治を根っこから変えていく政界再編か。それを選ぶのが富山3区の選挙」

 小矢部市内で二十三日開かれた柴田候補の総決起集会。無所属の柴田候補は、自民と民主を批判し「本当の変革の旗手は私」と声を張り上げた。

 みんなの党の渡辺喜美代表も駆け付け「今朝、綿貫さんが『柴田君は僕の若いころにそっくり』と言っていた。自民党から野党になり、政治のゆがみを正そうとする綿貫先生とは同志」と“綿貫票”を意識して語った。3区で唯一、比例で国民新党支持を掲げ、会場では柴田候補と国民新党のビラが配られた。

 みんなの党の公認ではなく、推薦にとどめたのも綿貫票への配慮だ。「公認だと、比例で綿貫さんと戦うことになりかねない」と選対幹部。推薦を得て、地元の小矢部、南砺、砺波市に比べ、劣勢とみられる高岡、射水市で「若い無党派層に改革姿勢をアピールしたい」と期待する。

4426千葉9区:2009/08/27(木) 22:28:26
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090827ddlk22010151000c.html
審判の夏:’09しずおか衆院選 激戦区ルポ・3区 年齢差41歳の対決 /静岡
 ◇柳沢氏「最後の戦い」/小山氏「世代交代を」
 年齢差41歳の2人の戦いは、緊迫感に包まれたまま最終盤を迎えた。

 自民前職の柳沢伯夫氏は74歳。大蔵官僚から政界に転身し、1980年の衆院選で初当選。中選挙区時代を含めて8回の当選を重ねた。厚生労働相や金融担当相、党税調会長などを歴任した党有数の政策通だ。

 対する民主新人の小山展弘氏は33歳。農林中央金庫の職員を経て松下政経塾で学び、衆院選への挑戦はこれが初めて。もちろん政治家としての実績はない。「世代交代」を訴え、柳沢氏が守ってきた自民の議席を突き崩そうと挑んでいる。

 「(当落線上の)分水嶺(ぶんすいれい)にいます」。柳沢氏は23日、掛川市内での街頭演説で危機感をあらわに、支持を懸命に求めた。これに先立つ21日、柳沢氏は団体総決起大会を開いた。陣営が「公示後最大のイベント」と位置づけた集会だったが、会場の磐田市民文化会館大ホールの1500席には空席が目立った。柳沢氏は「少しすき間があるが、相手を油断させるためでしょう」と、冗談交じりに語った。

 応援に駆け付けたのは、テレビ出演で知名度の高い自民党の丸山和也参院議員だった。「自民党はあきられている」などと辛口の発言で笑いを取りながら、「でも、この3区には日本のリーダーがいる。当選させなくては(選挙民の)恥です」と呼びかけた。柳沢氏を「ぶれない人」と評すと、会場から大きな拍手が沸いた。

 柳沢氏は堅い経済政策をかみ砕いて、冷静に訴えかけた。だが、合間には「見捨てられるのか。そんなことはないとの信念で戦っています」と語るなど、感情の高ぶりもかいま見せた。

 先週末の22日。小山氏は掛川市内の夏祭り会場を、有権者に握手を求めて走り回っていた。地元選出の自民党系市議が集まる事務所にまで飛び込み、「よろしくお願いします」とあいさつして苦笑いされる一幕もあった。

 小山氏が夏祭り会場を去った約20分後、柳沢氏が姿を見せた。「握手作戦」は同じだが、記念撮影に応じたり顔見知りにあいさつするなど、知名度の高さゆえか、その表情は落ち着いて見えた。

 世論調査や取材を基に、全国で民主党の躍進を予測する新聞各紙の報道がほぼ出そろった23日の日曜日。柳沢氏の「分水嶺」発言が出たのは、その日だった。21日の団体総決起大会では「最後の戦い」とも語った。これまで封印してきた言葉だった。【総選挙取材班】

4427名無しさん:2009/08/27(木) 22:29:23
http://mainichi.jp/select/today/news/20090828k0000m010090000c.html

衆院選:民主が勢い保つ…終盤、本社世論調査
2009年8月27日 22時7分 更新:8月27日 22時7分

 毎日新聞は26、27日、衆院選の投開票日(30日)を前に全国世論調査を実施した。比例代表でどの政党に投票するかを聞いたところ、民主党との回答が44%で、自民党の21%を大きく上回った。政党支持率では民主党が39%と、過去最高を記録した前回7月調査の36%を更新。自民党は約半分の20%と水をあけられている。毎日新聞が19〜21日に実施した特別世論調査と情勢取材では民主党が衆院定数480の3分の2に当たる320議席を超す勢いを示したが、その勢いを持続したまま終盤を迎えた。

 ◇「首相に」鳩山代表31%
 小選挙区の投票先でも民主党が46%で、自民党の23%の2倍に上った。約1週間前の特別世論調査の結果は、比例代表が民主41%・自民21%、小選挙区が民主39%・自民25%だった。全国300小選挙区の情勢を探った同調査とは単純に比較できないが、終盤に入っても「揺り戻し」傾向は見られず、民主党の勢いが続いていることがうかがわれる。

 比例代表の投票先で他党を挙げた回答は公明党7%▽共産党5%▽みんなの党2%▽社民党、国民新党、新党日本各1%。年代別では70代以上で自民、民主両党がほぼ互角になったほかは、20〜60代のすべてで民主党が自民党を上回った。比例代表、小選挙区とも無回答は10%にとどまり、有権者の投票態度も固まりつつある。

 麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表のどちらが首相にふさわしいかの質問では「鳩山氏」との回答が31%、「麻生氏」は15%だった。鳩山氏は代表就任以来、一貫して麻生氏をリードしている。ただ、「どちらもふさわしくない」が51%を占め、同じ方式で7月に実施した前回の全国世論調査から6ポイント減ったものの5割を超えている。

 麻生内閣の支持率は20%で、前回比3ポイントの微増ながら依然低迷。不支持率は同7ポイント減の60%だった。衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいかの質問でも、民主党が55%(前回56%)で自民党の25%(同23%)を大きく上回り、政権交代への期待感が弱まっていないことを示した。

 自民党が圧勝した05年衆院選の終盤世論調査で当時の小泉内閣の支持率は51%、政党支持率は自民38%・民主22%だった。投票先の回答も小選挙区は自民44%・民主27%、比例代表も自民41%・民主26%とほぼ今回と逆の数字となっており、4年たって情勢が一変したことが表れている。

 今回の調査で自民、民主以外の政党の支持率は公明党5%▽共産党4%▽みんなの党2%▽社民党1%−−などだった。【横田愛】

4428千葉9区:2009/08/27(木) 22:29:44
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090827t51038.htm
ルポ山形1区 県都白熱、潮流とは一線

公明党の太田昭宏代表の街頭演説に集まった聴衆。山形1区では公明票の行方も焦点の一つだ=25日午後4時すぎ、山形市内


 民主党の圧勝が伝えられ、自民党が逆境に立つとされる衆院選(30日投票)で、県都を抱える山形1区が、世論を敏感に映す全国的な「1区現象」とは一線を画すように、大激戦の舞台になっている。民主党候補の「追い風」に対し、自民党候補の「どぶ板」と、対照的な選挙手法が真っ正面から激突。陣営の戦術と駆け引きが渦巻く中、最終盤に突入する。
(山形総局・林直樹、山形聡子)

<「大物」続々投入>
 接戦を繰り広げるのは、民主党元議員の鹿野道彦と自民党前議員の遠藤利明。
 鹿野は「政権交代」の4文字と党マニフェスト(政権公約)を前面に出し、政党と一体化して戦う。集会を重ね、党幹部や山形県知事の吉村美栄子ら「大物」を相次いで投入する正統スタイルで、地殻変動を起こそうと躍起だ。
 終盤に入り、陣営最大の不安は「根拠のない勝利ムード」(労組幹部)だ。「民主圧勝」の世論と「かみ合っていない」(陣営幹部)現状へのもどかしさは強い。

 26日には民主党幹事長の岡田克也と連合本部の幹部が山形入り。岡田は山形市のJR山形駅西口でマイクを握り、「(山形1区は)まだ抜け出していない。油断することなく勝たせてほしい」と聴衆に呼び掛けた。
 「とらえ切れていない無党派の票をかき集めたい」。鹿野陣営の選対幹部は、岡田の訴えに思いを一致させる。

 相手陣営が徹底して流す「鹿野氏は比例東北で当確」という風評にも手を焼く。連日、個人演説会で弁士が「政治の中枢で活躍するには小選挙区で勝たなければ」と引き締めに追われる。
 陣営が掲げる目標は11万票。選対幹部は「8万票を固めたが、状況は五分五分だ。『追い風』とはいえ、自民の地盤は固い」と情勢を分析する。

<「地上戦」に自信>
 一方の遠藤。政党の看板を切り離し、自転車で1区内の全集落を行脚する「どぶ板選挙」を徹底させる。「山形版」ともいえる独自のマニフェストもつくった。世襲や官僚出身ではない「たたき上げ」の言葉を旗印に、綿密な計算に基づく「地上戦」を展開する。
 衆院解散の直後は「あまりに強烈な逆風になすすべもない」(選対幹部)という状況だったが、ここにきて「追い越せる段階まできた」(同)と手応えをつかみ始めた。

 陣営幹部は「女性や無党派層に着実に浸透している」と戦術に自信を深める半面、「『一度は民主党政権を』という無党派層のムードを突破できない」と、残り少ない選挙期間を横目に不安もぬぐい切れないでいる。
 終盤にかけ、公明党との選挙協力も拍車がかかってきた。遠藤は「比例は公明党に」と、ためらいを捨てた必死の訴えを続ける。陣営幹部は「自民党は比例東北でも厳しい。背水の陣だ」と悲壮感を漂わせた。

 全国に47ある「1区」の中で有数の激戦区。全国的な潮流とは異質の展開が、一歩も譲らない戦いを両陣営に強いる。
(敬称略)

4429千葉9区:2009/08/27(木) 22:30:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20090827-OYT8T00128.htm
激戦区ルポ10区 無党派奪い合い
 林 反撃へ人海戦術 谷田川街頭ゲリラ演説
 「変な風が吹き、当落線上で戦っている。何としても勝たしてもらいたい」

 民主優勢を伝える報道各社の世論調査結果がほぼ出そろった23日、林幹雄は旭市のJR干潟駅前で行った街頭演説で声を張り上げた。

 激戦にもかかわらず、現職閣僚だけに、同僚の応援などで選挙区を空けることが多い。陣営幹部は「林本人が先頭に立って選挙を仕切り、指示を出して戦ってきたが、今回はそれができない」と影響を認める。

 衆院議員で環境庁長官を務めた父・大幹から地盤を引き継ぎ、首長や有力企業、業界団体から支援を受ける典型的な組織型選挙。だが、今回は「民主に一度やらせてみようという声が多い」(陣営)と不安を募らせる。

 麻生内閣で党幹事長代理、国家公安委員長と要職を務めた。選挙戦では「民主党はあれもこれもやると言うが、本当にできるのか」と民主批判を展開。銚子市出身の公明の比例選候補の名を挙げ、「2人当選すれば2馬力で地元に貢献できる」と公明支持層の取り込みも狙う。

 林は陣営幹部に対し、無党派層が多い成田市のニュータウン地区への働きかけを指示した。支援者に知り合いを紹介してもらい、ピンポイントで支持を呼びかける人海戦術。「投票日までに間に合うか――」。陣営の必死の活動が続く。

     ◇

 20日午後、成田市のショッピングセンター前。谷田川元は集まった支持者らに「皆さんの姿を見て、民主党への風が成田にも吹き出したと感じる」と笑顔を見せ、握り拳を掲げた。

 前回選挙で敗れてから4年間、大票田で無党派層の多い成田市に重点を置き、早朝の駅頭立ちで通勤客らにチラシを配り、ニュータウン地区をくまなく回った。谷田川も「林さんと知名度で遜色(そんしょく)はなくなった」と手応えを口にする。

 連合千葉の支援を受けるが、有力な労働組合は少なく、街頭演説に力を入れている。1日平均5、6か所だが、人だかりを見つけると選挙カーを止め、ゲリラ的にマイクを握る。「本人の言葉を直接聞いてもらえれば、支持は広がる」と陣営幹部は自信を見せる。

 この4年間、有権者の声に耳を傾けてきた谷田川は、地域が直面する最も切実な問題として、医療、農業、少子化の3点を指摘する。街頭演説でも集中的に取り上げており、マニフェスト(政権公約)の内容を説明しながら、課題の解決に取り組む意欲を強調する。

 「相手候補の追い上げを受けて、まさに激戦の様相を呈しております」

 谷田川は24日、陣営内に広がる楽観ムードを一掃するため、関係者が詰める選挙事務所などに「げき文」を配った。「前回は大差で負けている相手だ」と表情を引き締めた。

     ◇

 金井貴雄は、日本経済の再生と国防の重要性などを訴えている。

  (敬称略)

(2009年8月27日 読売新聞)

4430千葉9区:2009/08/27(木) 22:32:28
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174136
終盤に入り白熱 和歌山3区
 30日投開票の総選挙は終盤を迎え、和歌山3区でも選挙戦は白熱している。26日には民主新顔の玉置公良候補(54)と自民前職の二階俊博候補(70)がそれぞれ個人演説会を開催。勝利への意気込みを見せた。

3区が変わると日本も変わる

 玉置候補

 玉置候補の白浜町内での演説会には、馬淵澄夫・党政調副会長が出席し、自民党政権を「小泉政権の1・4倍の予算を組んだのに暮らしは一向によくならない。それは官僚が天下りしている法人に税金を流しているからだ」と批判。その法人を見直すなど無駄遣いをやめることで財源を確保し「消えた年金」の解決、医療や介護の充実、子育てや教育の支援、農林漁業の立て直しをすると述べた。「政官財の癒着を根絶し、国民の生活を第一に考える政治にしよう」と政権交代を力強く訴えた。

 玉置候補も、生活を第一に考える政治の実現を強調し「3区が変わると日本も変わる」と支持を訴えた。青年部員や女性部員の音頭で支持者と一緒に「変えなあかん」「ガンバロー」と気勢を上げた。

 公示後、鳩山由紀夫代表や赤松広隆・選挙対策委員長ら党幹部が応援に駆け付けている。28日に御坊市で開く街頭演説には岡田克也幹事長が加わる。

第一声も田辺、田辺が大事だ

 二階候補

 田辺市内で開いた二階候補の個人演説会は、事実上の決起集会となった。二階候補は「第一声も田辺。田辺が大事だ」と主戦場となる田辺への思いを何度も強調した。

 5年間で68億円をかける田辺の中心市街地活性化計画を取り上げ「田辺の商店街を日本一に仕上げようじゃないか」と鼓舞。7月の大雨で被災した関係者を激励し「田辺市への激甚災害法の指定も閣議で決まった」と実績を強調した。

 演説は次第に熱を帯び、首長や県議から応援を受けていることに触れ「万一のことがあれば推挙頂いた人に言い訳できない。腹でも切る以外に方法はない」と述べ「皆さん本気でやろうじゃないか」と語気を強めた。

 個人演説会には、田辺西牟婁の首長や県議らが出席。世耕弘成参院議員、大沢広太郎県議、真砂充敏市長らが弁士を務めた。仁坂吉伸知事は「自分の選挙よりも燃えている。われわれが二階大臣を助ける番」と訴えた。

 3区ではこのほか、幸福実現新顔の湊侑子候補(26)が28日午前10時50分から、比例代表近畿ブロックに出馬した大川隆法総裁と一緒に田辺市のJR紀伊田辺駅前で街頭演説をする。





(2009年08月27日更新)

4431千葉9区:2009/08/27(木) 22:33:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20090827/CK2009082702000140.html
小選挙区の勝敗 『自民常勝区』が焦点
2009年8月27日

応援演説で熱弁をふるった麻生首相。自民「常勝区」の勝利につながるのか=25日、東松山市で


 政権選択を問う衆院選は30日の投開票日まで、あと3日と迫った。県内15の小選挙区では前回、自民党が12議席を獲得し、3議席にとどまった民主党を圧倒。今回は全国的に「民主圧勝」の中盤情勢が伝えられており、自民候補が民主候補に過去3連勝してきた「常勝区」の4小選挙区を中心に、どこまで巻き返しができるかが焦点となる。 (杉本慶一)

 「自民VS民主」の対決構図となった二〇〇〇年と〇三年、〇五年の衆院選では、9区と10区、12区、14区で、いずれも自民候補が民主候補を下してきた。特に小泉旋風が吹いた前回の〇五年は各区とも次点の民主候補に比例復活すら許さず、“完勝”している。

 党県連幹部は、この四選挙区について「農村地域があり、候補者の地縁、血縁が重視されてきた。道路などのインフラ整備でも与党への信望が厚い」と解説する。だが、今回は「都市部と同じ逆風が吹き荒れている」。

 自民にとっては別の懸念材料も。この四小選挙区では今回初めて、共産党が候補を立てなかった。前回衆院選の共産候補の得票数は、各区とも二万前後。こうした「共産空白区」では、共産票の多くが民主候補に流れるとの見方が出ている。

 今回、公認候補を立てた全十四選挙区での勝利を目指す民主党は、鳩山由紀夫代表ら党幹部が自民常勝区にも代わる代わる足を運んでいる。一方の自民党は、党総裁の麻生太郎首相が二十五日、10区や12区にも入るなど、てこ入れに躍起だ。

 小選挙区での獲得議席数は、二〇〇〇年は自民六、民主六で引き分け。〇三年は自民七、民主八と拮抗(きっこう)したが、〇五年は、十二議席を獲得した自民が名実ともに「県内第一党」の座につき、過去の戦績は一勝一敗一分け。両党は三十日まで、ギリギリの攻防を続ける。

4432千葉9区:2009/08/27(木) 22:34:56
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514541217
近づく審判〜選挙区情勢リポート 島根2区

竹下氏 手綱緩めずに攻め/亀井氏 口調一変して反撃

 複数の報道機関が世論調査結果を基に「リード」と伝えた自民党の竹下亘候補だが、陣営にはピリピリした雰囲気が漂う。

 実際、強い逆風の中、地方議員選並みのきめ細かい運動を展開した結果、「ようやく追い付いた」との感触はあるが、「抜いた」との確信はない。


組織生かし票固め

 何より、今回の戦いは公明党の推薦を受けた自陣と、民主、社民両党の推薦を得た国民新党前職の亀井久興候補との事実上の一騎打ち。

 候補擁立を見送った共産党の支持層を含め「オール野党」との戦いと言って過言ではない。互いに1票が相手に逃げれば、2倍の開きが生じる。

 しかも、自民党の県議らの自宅にも支持を訴える電話を入れるなど、敵陣の猛攻を体感しているだけに、手綱を緩めることはできない。

 緊迫感は、運動量が物語る。島根2区内の自民党県議らが企業、団体の朝礼や終礼、支持者回りを徹底すると同時に、水面下では、同1区の系列県議や業界団体の県幹部らも、てこ入れする。

 23日には2年前の参院選・全国比例で、県内で1万4千票余りを獲得し、「県選出国会議員」との異名を持つ自民党の山田俊男参院議員が来県。会合で、野党の中枢の民主党の日米自由貿易協定(FTA)をめぐるぶれを追及し、自民党の地盤ながら揺らぐ農業、農村の票固めを後押しした。

 陣営も、21日に開いた2区内5ブロックの選対会議で、一部地域から報告のあった「上向き」との情勢分析を封印。逆に世論調査結果に惑わされないよう、関係者にファクスで通達した。

 党県連の青木幹雄会長(参院・島根選挙区)も引き続き、主に大票田の出雲市周辺でミニ集会を重ね、後方支援。「政権は代わっても、島根の議席だけは守らねばならない」と重ねて説いた。


政権交代後を強調

 対する亀井候補は、リードを許しているとの報道を受け、22日の街頭演説で、それまでの穏やかな口調を一変させた。

 「あと1週間で、自民党は野党になる。新政権に、誰が島根の声を届けられるのか。亀井しかできない」−。民主党の圧勝が確実視される全国情勢を踏まえ、政権交代後の自らの役割をアピールする戦術に出た。

 20日には、同党の鳩山由紀夫代表が応援のために島根2区入りし、親密度も醸し出した。

 ただ、強大な組織力を誇る竹下候補の陣営に比べ、運動量で後れを取っていることは否めない。

 それだけに、なおさら「政権交代」「野党共闘」という二枚看板に活路を求める向きを強める。

 25日には、社民党の又市征治副党首を招き、益田市内で大規模な個人演説会を開催。亀井候補の後援会や郵政、連合島根の関係者を含む、3党の支持者が気勢を上げた。

 陣営は同会をきっかけに、伸び悩んでいると分析する同市をはじめとする石見部から反転攻勢を期す考え。選対本部の大畑茂三郎幹事長は「西から風を起こし、必ず追い抜く」と意気込む。

 敵の牙城である出雲部では、長女の亜紀子氏(参院・島根選挙区)を重点的に投入し、浮動票などの獲得を狙う。

 「あと一歩。さらに協力を」。押されているとの情報を聞き、24日朝に携帯電話を鳴らした鳩山氏に対し、亀井候補はそう答えたという。

 与野党の総力戦は、より過熱している。

 諸派(幸福実現党)の相浦慎治候補は、街頭活動に力を注いでいる。

4433千葉9区:2009/08/27(木) 22:35:44
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514519217
細田氏 反応つかめず焦り/小室氏 追い風乗り切れず

 公明党と不協和音

 「民主党は闇将軍(小沢一郎前代表)と労働組合の主導型の政党だ。日本を任せられない」

 23日に公示後初めて選挙区入りした自民党の細田博之候補は、大票田の松江市などで行った演説で、民主党への”口撃”を一段と強めた。

 だが、党の選挙全体を仕切る幹事長が敵の批判を声高に叫べば、叫ぶほど、浮かび上がるのは全国的な旗色の悪さへの焦り。同様に圧倒的な知名度を生かし、優勢とされてきた同候補自身の陣営内にも、焦燥感が漂う。

 背景には、民主党の小室寿明候補と「横一線」と報じた一部報道機関の世論調査結果がある。実際、手応えをつかみきれていないだけに、いら立ちが増幅した。

 予兆はあった。松江選対の比良幸男本部長は候補不在とはいえ、公示日の街頭活動で集まった人数や手を振る人の少なさなどに不安を覚えた。

 そういった反応と世論調査の数字の悪さが重なったため、陣営は21日、松江選対幹部を緊急招集。自民党系の市議22人に対し、自身の選挙並みに動くよう求めることを決め、ファクスで指示した。

 推薦を受ける公明党との不協和音も不安材料だ。23日の松江市内での細田候補の個人演説会で、公明党市議は事前に念押しした「比例は公明党に」との言葉を、自民党県議が発しなかったことに怒り、同党関係者に「(公明党の)票が逃げるかもしれない」と宣告。自民党側は修復に追われた。

 鳩山氏応援5分間

 一方、小室候補は20日、出雲市平田町内で、民主党の鳩山由紀夫代表と街頭に立った。次期首相の座に最も近いとも言える同氏の「小室君を通じ、政権交代の力を与えてほしい」との言葉に約400人の聴衆は沸いた。

 しかし、応援演説の実現までには曲折があった。「(島根1区に)来ないなら、選対から引き揚げる」。連合島根の矢倉淳会長は、電話で民主党本部の関係者に迫った。

 というのも、鳩山氏は当初、島根2区の国民新党前職候補の応援のみを予定。矢倉会長や党県連の内田敬代表らがかけあい、5分間だけ同1区に入ることを約束させた。

 ただ、党本部がトップの派遣を渋ったのは、細田候補に肉薄できていない裏返し。矢倉氏自身が「差を感じる」と認めるように、全国的な追い風に乗り切れていない。

 このため、小室候補は街頭で「(細田候補が当選しても)野党の幹事長が何の役に立つのか」と、政権交代を前提に、その礎となる党国会議員を誕生させる意義を強調。

 陣営も子ども手当を盛り込んだマニフェストを保育所前で配り、女性層に訴えるとともに、22、23の両日には、連合島根傘下の組合員が支持獲得の一斉行動を打つなど、追い上げに躍起だ。

 埋没感の打開懸命

 「このままでは届かない」。石飛育久候補を立てた共産党県委員会が19日に松江市内で開いた決起集会で、党中央幹部の奮起を促す声が響いた。

 ハッパをかけたのは、至上命令の比例中国での議席奪還が危ういためだった。不安視されていた通り、自民、民主両党の政権を懸けた戦いに埋没気味で、支持拡大は思うに任せない。党県委員会の中林隆委員長は「組織力が弱い」と嘆く。

 陣営は1万2千票の獲得を目指す松江市での戦いが、比例中国だけでなく、石飛候補の浮沈も左右すると分析。事態の打開に懸命となっている。

 諸派(幸福実現党)の池田健一郎候補は街頭演説を軸に活動している。

 ◇−◆−◇−◆−◇

 衆院選が折り返しを迎えた。自民党候補が強固さを誇ってきた地盤を生かし、逆風をはね返せるのか。野党候補が全国的な追い風を呼び込み、勝利をたぐり寄せられるのか。山陰両県4小選挙区の戦況を探る。

4434千葉9区:2009/08/27(木) 22:40:25
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514414217
企画「与野党激突の島根2区」


民主党の鳩山由紀夫代表(左)の応援を受け、聴衆に支持を訴える亀井久興候補(右)=出雲市今市町、JR出雲市駅前
 与野党の前職同士が激突する衆院選・島根2区の攻防が激しさを増している。20日は、国民新党前職(比例中国)の亀井久興候補が、民主党の鳩山由紀夫代表と大票田の出雲市内で街頭演説を打ち「風」をあおった。一方、自民党前職の竹下亘候補は同党の基盤でありながら、構造改革路線による痛みに反発がくすぶる中山間地域を遊説し、「足」で票固め。好対照の戦術で支持を求めた。

 鳩山氏は出雲市今市町のJR出雲市駅前で、約450人を前に「出雲は日本のふるさと。しかし、この4年間で本当に良くなったのか。わたしたちは、本当の意味でふるさとを再生するために戦っている」と強調。

 竹下候補の兄の故登元首相の代から、敵陣が旗印に掲げる「ふるさと」の言葉を繰り返し、揺さぶりをかけた。その上で「亀井氏を先頭に立て、政権交代を実現させてほしい」と訴えた。

 亀井候補の陣営は、組織力では劣るだけに、推薦を受けた民主、社民両党と共闘し、いかに幅広く主張を浸透できるかが勝敗の鍵とみる。

 7日には雲南市内で、推薦を受けた3党合同で決起集会を開き、約1400人に結束をアピール。亀井候補は「4年間言い続けてきたことを、1人でも多くの有権者に訴えたい」と語る。


中山間地域を遊説し、有権者と握手して支持を訴える竹下亘候補(左)=浜田市弥栄町、同市役所弥栄支所前
 今後も街頭演説に加え、複数の個人演説会を計画。長女の亜紀子氏(参院・島根選挙区)も連日、事前に場所を決めず、各地に”ゲリラ的”に現れ、マイクを握っている。

 これに対し、竹下候補は20日、邑南町や浜田市弥栄町、益田市匹見町など、過疎高齢化が進む県西部の中山間地域に張り付いた。きめ細かい活動で1票ずつ積み上げるしか、党への強い風当たりをはね返す手だてはないとの危機感に基づいた。

 このため、集会に大物弁士を招いて大動員をかける、かつての十八番(おはこ)の戦術も、公示後は封印。飯南、美郷両町などを回った19日に続き、20日も山あいの道を縫って選挙カーを走らせ、道沿いで手を振る人がいると、竹下候補が車を降りて1人ずつ握手した。

 浜田市弥栄町では、高齢者ら約30人に「ふるさと再生」の本家本元は自分と言わんばかりに、「中山間地域の経済振興に山を生かす。大胆に手を打ち、ふるさとを守る」と約束してみせた。

 後ろ盾である自民党県連の青木幹雄会長(参院・島根選挙区)も、足で稼ぐ戦術を徹底。出雲市と斐川町の5カ所で、商工業者や保育園関係者らとミニ集会を持ち、高速道路料金無料化など、亀井候補が共闘する民主党の政策を批判し、竹下候補への投票を呼び掛けた。

 島根2区には、諸派(幸福実現党)新人の相浦慎治候補も出馬している。

('09/08/21 無断転載禁止)

4435千葉9区:2009/08/27(木) 22:41:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000104-san-pol
2度目の大阪参陣 首相、大物にカンフル剤
8月27日15時28分配信 産経新聞

 ■反転攻勢「麻生ともども力を」

 衆院選終盤を迎え、麻生太郎首相が27日午前、大阪府内の自民党ベテランらの応援に訪れ、街頭演説をこなした。22日にも大阪に来援した麻生首相だが、連日のように党幹部を送り込む民主党に反転攻勢をかけるのがねらい。陣営も「自民党への逆風は災害級。自民と言うだけで拒否反応を示されることもある。麻生首相の応援をカンフル剤にしたい」と30日の投開票に向けて挽回(ばんかい)に躍起だ。

  麻生首相のお膝元、福岡8区でも自民離れ

 「政権交代の先に何がある。景気後退かもしれない。麻生ともども力を与えてください」

 大阪府岸和田市の南海岸和田駅前でマイクを握った麻生首相。大阪18区で8選を目指す自民党前職(85)を持ち上げた。

 この候補は過去に外務大臣も務めた重鎮だが、民主党元職(58)と猛烈な争いを展開。前回とはうって変わって地元張り付きでミニ座談会や盆踊りにひんぱんに足を運ぶ「どぶ板選挙」に励む。

 「今回ほど厳しいと感じた選挙はない。何か見えない敵と戦っているようだ。首相が来るとなれば多くの人が集まるだけに一人でも多くの人と握手を交わしたい」と自民前職は額の汗をぬぐった。

 麻生首相はその後、松原市に転戦。大阪15区で民主党新人(38)と激しく競う自民党前職(68)の応援に入った。この選挙区は府内有数の“保守王国”で前回は2位に6万票以上の大差をつけて圧勝した自民前職だが、今回は無党派層だけではなく自民党支持層にも食い込む民主新人の攻勢に苦境に立たされている。

 「支持基盤と知名度で他候補を圧倒し、公示前は優勢が予想されていたが、組織が十分に機能していない」と地元関係者は苦戦の理由を指摘。一部市議の後援会が民主の支持に回ったことが大きく影響しているという。

 陣営では、こうした状況を打開しようと麻生首相の来援をきっかけに最後の攻勢をかける作戦だ。28日には人気が高い舛添要一厚生労働相の応援でテコ入れを図る。

 ■苦戦「極めて責任重い」

 麻生太郎首相は27日、衆院選をめぐる各報道機関の世論調査で自民党の苦戦が伝えられていることに対し「(総裁として)極めて責任は重い」と語り、自身の責任に明確に触れた。大阪市内のホテルで記者団の質問に答えた。

 苦戦の原因については「これまでの自公政権へのいろいろな批判が堆積(たいせき)している」と指摘。

 さらに「これまでのいろいろな負の遺産もあるだろうし、そういうものをきちんと総括していかなければならないという巡り合わせになっている」と語った。

最終更新:8月27日21時8分

4436千葉9区:2009/08/27(木) 22:43:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090827/CK2009082702000148.html
決戦ぐんま■4区■ 小沢氏が態勢仕切る 三宅氏 夫人中心に地元固め 福田氏
2009年8月27日

遊説中に有権者に手を振る候補者=高崎市で


 高崎市の群馬音楽センター。民主新人の三宅雪子氏を支援する労働組合関係者を集めた総決起集会が二十五日夕、開かれた。来場者約二千人に、計約一万枚もの三宅氏の名刺が配布された。労組幹部は「明日、職場でこの名刺を配ってほしい。政権交代に“王手”がかかっている」と気勢を上げた。

 ただ、民主党県連の労組系、保守系による対立は解消してはいない。選対本部長は山梨選挙区の米長晴信参院議員。選対幹部には労組系、保守系とも入れず、混乱を避ける形にした。

 こうした態勢を仕切ったのは、三宅氏を自民前職の福田康夫氏への「刺客」として送り込んだ小沢一郎党代表代行だ。県内に地縁のない三宅氏は、福田氏個人への批判をあえて封印。都市部で自転車遊説などを繰り返し、若さをアピールする。

 前回出馬して約五万六千票を得た中島政希党県連会長代行は「私の票を引き継ぎ、民主への風も加える」と強気の姿勢を見せる。

 一方、高崎市の結婚式場で十八日に開かれた福田氏の出陣式。入り口に立ち、深々と頭を下げ続ける貴代子夫人の姿があった。夫人は握手の際にひざをかがめるため、相手は謙虚な印象を受ける。

 陣営幹部は「元ファーストレディーにこうされて、悪い気がする人がいるはずがない。夫人と三宅候補という女同士の戦いだ」と息巻いた。

 福田氏本人も従来の選挙戦より地元遊説の機会を増やしている。ただ、選対幹部は「実際に支援者回りの“どぶ板選挙”をしているのは夫人が中心だ」と漏らした。

 選対本部長の関根圀男県議は「地元の歴史や風俗、文化を知らない落下傘候補に負けるわけにはいかない。女性候補の勢いに票は読みにくいが、前回の十二万票に近づけたい」ともくろむ。

 選対事務長は高崎商工会議所の原浩一郎会頭。「中小企業の経営者たちはまだまだ厳しい経営環境。三宅候補に任せられる状態ではない」と強調した。

 大票田の商都・高崎を中心に、対決色を強める労組と中小企業の経営者たち。「女性刺客」に無党派層はどう動くか。予断を許さない選挙戦が過熱している。

 高崎(旧高崎市、新・吉井町)・藤岡市、多野郡

三宅雪子 44 フジテレビ社員 民新 

福田康夫 73 (元)首相     自前<6>

森田貴行 38 幸福実現党県役員 諸新 

 (届け出順)

4437千葉9区:2009/08/27(木) 22:46:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090827-OYT8T00031.htm
2区 農業票でしのぎ   
 県内で最も広い選挙区となる富山2区は、農業問題が争点の一つだ。農家の心情に近いのは、こちらの方とばかりに、作業着姿で激励に回ったり、朝市で作物談議をしたりと、候補たちはアピールに躍起だ。(敬称略)

■藤井陣営 「私も百姓です。頑張りますので、よろしくお願いします」。23日午前、滑川市内の田園地帯。農作業で使う青いつなぎ姿の藤井が、営農組合の作業場に飛び込んだ。作業中の女性を見つけると、駆け寄って、がっちりと握手した。

 青いつなぎは、自身も農業者であることを「現場の目線」に立ってアピールする大事な衣装。この日、同市内のスーパーで行った街頭演説でも農業問題を重視し、「地域の農業を元気にします」と声を張り上げた。

 選挙カーには、つなぎのほかに、ワイシャツやスーツなどを積み込み、行く先々の有権者の傾向に合わせて装いを変える。日中の街宣をこなした後に、富山市内の納涼会に参加したときは、薄いピンクの線が入ったシャツにグレーのズボン姿。「車内での着替えも慣れましたよ」と笑う。

 演説では、雇用や社会保障の問題も必ず取り上げる。「無党派層を取り込む」(陣営関係者)狙いだ。「反応は日増しに良くなっている」と藤井も意気込んでいる。

■宮腰陣営 23日午前7時20分頃、魚津市の海の駅「蜃気楼(しんきろう)」で開かれた朝市。とれたての野菜や魚がずらりと並ぶ中、宮腰は、生産者や買い物客に盛んに握手を求めた。野菜コーナーでは、玉ネギを手に、野菜の出来について店のおばちゃんに話しかける。農業、漁業分野の政策に強いことをアピールした。

 「こっちに田んぼを持っていて東京にいるような人が、地元の人に(田んぼの)面倒を見てもらえる仕組みを作った」。24日夜、立山町の町民会館で開かれた個人演説会。宮腰は、農地の借入制限を緩和する改正農地法の成立に貢献したことを強調した。農水副大臣や党農林部会長を歴任した実績を武器に、「第1次産業を大事にしなければ。農林水産業や道路整備の財源を都市3、地方7に持っていく」と訴えた。

 「態度未決定の3割の有権者の取り込みが勝敗を決する」と陣営幹部。この日の演説会で宮腰は、「今までにない厳しい感触。何とか勝ち抜かせて下さい」と4回深々と頭を下げた。

(2009年8月27日 読売新聞)

4438とはずがたり:2009/08/27(木) 22:50:40
1、2区で民主優勢 本社調査/09総選挙香川
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090823000051
2009/08/23 09:45

 政権選択が焦点となる第45回衆院選は、30日の投票まであと1週間となった。県内3小選挙区では、計12候補が1議席をめぐって激しいデッドヒートを繰り広げている。四国新聞社は今回の選挙に対する有権者の動向をつかむため、20〜22日の3日間、世論調査を実施。集計データにこれまでの取材で得た情報を加え、終盤に向かう選挙戦の情勢を分析した。民主党への追い風を受け、香川1、2区とも民主候補が優位な戦いを展開、自民前職らが懸命に追い上げている。3区は自民前職がリード、社民新人、無所属新人らが続く。ただ、調査時点では、全県で約3割の有権者が態度を決めておらず、各陣営の今後の戦いや投票率によっては情勢の変化も予想される。(文中敬称略)

1区・小川が先行、平井猛追 2区・玉木リード、迫る木村 3区・大野安定、米田ら追う

【1区】
 小川淳也(民主前)が先行し、平井卓也(自民前)が追う。河村整(共産新)、白石久美子(諸派新)は苦しい戦い。

 小川は民主支持層をはじめ、共闘する社民支持層に広く浸透。無党派層も約4割から支持を得、自公支持層にも食い込んでいる。若年層の支持が高い。

 平井は自民支持層の過半を固め、態度未定者の引き締めを図る。公明支持層は約7割を固めた。高齢者層の支持が高く、無党派層や若年層での上積みを狙う。

 河村は共産支持層の半分をまとめるが、差を広げられている。

【2区】
 玉木雄一郎(民主新)がリードし、木村義雄(自民前)が追い上げる展開。土居美佐子(諸派新)は伸び悩んでいる。

 玉木は民主や社民支持層の約8割を固めたほか、候補者のいない共産支持層や無党派層の約4割にも浸透。幅広い年齢・職業層から支持されている。

 木村は自民支持層の約6割、連立与党を組む公明支持層の7割余が支持。20代、70歳以上の高齢者層から高い支持を得ており、各年代への浸透に懸命だ。

【3区】
 大野功統(自民前)が各層に支持を広げ安定した戦い。米田晴彦(社民新)、真鍋健(無新)が追う。近石美智子(共産新)、妹尾真由美(諸派新)は苦戦を余儀なくされている。

 大野は自民支持層の大半と公明支持層の約8割を固める。特に60歳以上の高齢者層や農林漁業者からの支持が高い。米田は社民支持層の9割をまとめるが、民主支持層は3割余、無党派も2割以下の支持にとどまっている。

 真鍋は自民や民主の支持層の一部を取り込むが、無党派層には浸透しておらず、伸び悩んでいる。近石は共産支持層の8割余をまとめたが、他の支持層には広がっていない。

民主4議席うかがう 自民2、公明は1維持争う
【比例四国ブロック】
 5政党などから計41人が立候補している比例代表四国ブロック(定数6)。議席配分は、民主が前回から1増の3議席に伸ばし、さらに4議席目をうかがう勢い。自民は1減の2議席にとどまり、公明は1議席維持で争っている。共産は1議席の奪還が厳しい情勢。ただ、3割余が態度をまだ決めておらず、流動的な要素もある。

 比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は民主49・2%、自民34・9%、公明8・1%、共産5・3%、社民2・1%の順となった。

 【調査の方法】20―22日の3日間、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで電話番号を無作為に発生させて電話をかける調査法で、電話帳に番号を載せていない有権者も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは2091件、うち1513人から回答を得た(回答率72・4%)。小選挙区別の回答率は1区76・6%、2区70・4%、3区70・4%。

4439千葉9区:2009/08/27(木) 22:53:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908271934015-n1.htm
【09衆院選】民主・鳩山氏が森元首相の地元入り
2009.8.27 19:31
 民主党の鳩山由紀夫代表は27日、自民党最大派閥の町村派相談役、森喜朗元首相の選挙区である石川2区に入り、民主党新人候補のてこ入れを行った。街頭活動を封印してきた小沢一郎代表代行も、投開票前日の29日に同区でマイクを握る予定だ。

 鳩山氏は石川県のJR小松駅前で演説し、「大きなゾウと戦う厳しい戦いだが、負けてはならない。日本中で最も象徴的な未来を指し示す選挙区だ。ここで勝つか負けるかが、政権交代が意味を持つか、持たないかを判断すると言って過言ではない」と強調した。

 さらに自民党の派閥政治を批判し、「首相までやった人が、なぜこれからも政界で影響力を行使しようとするのか。大事なことは首相(在任)の間に何をなすべきかだ」と批判した。

4440千葉9区:2009/08/27(木) 22:54:16
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gifu/CK2009082702000210.html
首相、激戦区の自民候補激励 「政権でなく政策選択を」
2009年8月27日

 衆院選の応援で26日に岐阜入りした麻生太郎首相は、激戦区の多治見(5区)、各務原(3区)、岐阜(1区)の各市を順に回り、自民候補を激励した。演説では、景気対策の成果などを説明して「政権ではなく政策を選択してほしい」と呼びかけた。

 多治見市では自民前職の古屋圭司さんを応援。JR多治見駅北口前で約3500人(陣営発表)の聴衆を前にマイクを握った。

 麻生首相は「今月になって国内総生産(GDP)の成長率がプラスに転じた」と、政府の景気対策が功を奏していると強調。「政治はばくちじゃない。正しい政策を選択してほしい」と訴えた。

 子ども2人と会場に来ていた同市内の主婦(33)は「子育て支援なら民主だけど、長い目で見たら自民かも。民主に投票するつもりだったが、もっと冷静に政策を見比べようと思う」と話した。

 続いて3区に入った首相は、自民前職で麻生派の武藤容治さんを激励。「選挙は残りの3日間が勝負」とハッパをかけ、派閥の“兄貴分”として熱弁を振るった。

 各務原市の選挙事務所であふれんばかりの支持者らに迎えられた首相は、4度の予算措置をした緊急経済対策に言及。「数少ない理解者が若い武藤容治。分かっているヤツがいると思った」と持ち上げた。さらに「景気回復は全治3年。完全なものに仕上げないといけない」と語り、政策の継続が必要だと主張。「日本が再興しない訳がないという確信こそが未来をつくる」と支持を訴えた。

 麻生首相は最後に岐阜市中心部で、自民前職の野田聖子さんと一緒に街頭に立ち、約3000人(陣営発表)の聴衆を前に「野田聖子に力を!」と声を張り上げた。演説を聞いた同市内の自営業女性(63)は「野田さんは男性社会の中でよく頑張っている。でも、自民党は権力の座に長くいて、おごっている感じがする」と話していた。

 (衆院選取材班)

4441千葉9区:2009/08/27(木) 23:09:26
《党首を見に行こう》28日の遊説予定
2009年8月27日20時38分
 28日の主な政党党首の遊説日程(予定)は次の通り。

■自民党:麻生太郎総裁
 10時5分〜 別府駅前近鉄デパート跡地(大分県)3区 跡地前って・・自民の政策が駄目なことをアピールすることになるのでは・・・
 11時20分〜 JAさが川副中央支所(佐賀県) 1区 なぜ民主鉄板区に?
 13時〜    諫早市眼鏡橋前芝生広場(長崎県) 2区
 13時50分〜 大村市トラベルコンビナート広場(同) 3区
 16時15分〜 富山市・越州駐車場(富山県) 1区 長崎から富山に2時間半で移動できるのか?
 17時30分〜 津幡町文化会館(シグナス)前(石川県) 3区森のところに入らないのはなぜ!?
 19時〜    福井駅西口広場(福井県) 1区チルドレン稲田よりもっとはいるところあるような?

■民主党:鳩山由紀夫代表
 10時20分〜 JR阿南駅西口前(徳島県) 3区打倒後藤田
 12時20分〜 松山市駅坊ちゃん広場前(愛媛県) 1区打倒塩崎
 14時15分〜 八幡浜市・八幡浜新町ドーム(同) 4区
 15時45分〜 佐伯市・コスモタウン佐伯(大分県) 2区社民重野の応援
 17時30分〜 大牟田市・マルミヤストア大牟田南店前(福岡県) 7区打倒古河
 19時25分〜 長与町・長与小学校(長崎県) 2区打倒久間

■公明党:太田昭宏代表   地元でがんばってください
 11時50分〜 足立区・新田2丁目団地(東京都)

■共産党:志位和夫委員長  どこでもいいや
 11時〜 松戸市・新八柱駅(千葉県)
 14時〜 柏駅東口(同)
 16時〜 有楽町マルイ前(東京都)
 17時30分〜 川崎市中原区・元住吉駅前(神奈川県)
 19時〜 川崎駅東口(同)

■社民党:福島瑞穂党首  あなたは保坂or重野or中島の応援をしなさい
  9時30分〜 JR藤沢駅北口・サンパール広場(神奈川県)
 11時5分〜  JR横浜駅西口・高島屋横浜店前(同)
 12時20分〜 JR川崎駅東口・地下街アゼリア前(同)
 16時40分〜 JR津田沼駅北口前(千葉県)
 18時〜    JR田町駅東口交差点(東京都)

■国民新党:綿貫民輔代表
 16時〜 村上駅前で握手(新潟県)

(おことわり)上記の遊説日程は、27日夜までに、各党から提供された情報をもとに掲載しています。交通事情などで予定が変更になる場合があります。

4442千葉9区:2009/08/27(木) 23:18:47
2009/08/28
【幹部活動】28日、鳩山代表、小沢代表代行、菅代表代行、岡田幹事長


鳩山由紀夫代表、小沢代表代行、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の街頭演説予定をお知らせします。

 「国民の生活が第一。」との思いで、国民のみなさんのための政治の実現を目指す民主党の主張に、ぜひ直接耳を傾けてみてください。

8月28日(金)
▼鳩山由紀夫代表
 10:20メド〜 徳島 JR阿南駅西口
 12:20メド〜 愛媛 松山市駅 坊ちゃん広場前
 14:15メド〜 愛媛 八幡浜新町ドーム(八幡浜市船場256-4)
 15:45メド〜 大分 コスモタウン佐伯(佐伯市脇津留)
 17:30メド〜 福岡 マルミヤストア大牟田南店前(大牟田市小川町20)
 19:25メド〜 長崎 長与小学校(長与町嬉里郷635)

▼小沢一郎代表代行
 14:00メド〜 高知 いの町サニーマート前(高知県いの町1188) 3区
 15:15メド〜 高知 高知中央公園(高知市帯屋町1丁目27) 1区 大二郎倒せるのか!?

▼菅直人代表代行 夕方の11・10・8区の連続はすごい
 10:00メド〜 東京 羽村駅東口 25区  可能性あるのか!?
 11:20メド〜 埼玉 若葉駅東口広場 10区
 14:00メド〜 埼玉 イトーヨーカードー久喜店前(久喜市中央4-9-11) 13区
 15:55メド〜 東京 ベルクス江北店前(足立区江北5-16-24)12区打倒層化
 17:10メド〜 東京 ときわ台駅北口 11区有田の応援
 18:00メド〜 東京 池袋駅西口 丸井前 10区打倒小池
 19:00メド〜 東京 阿佐ヶ谷駅南口 8区打倒石原

▼岡田克也幹事長
 10:45メド〜 三重 熊野市駅前 5区
 12:15メド〜 和歌山 御坊市 ロマンシティ御坊(御坊市湯川町財部181)3区
 13:30メド〜 和歌山 橋本市高野口町伏原交差点(橋本市高野口町伏原182-1付近) 2区
 16:00メド〜 鳥取 米子市文化ホール前(米子市末広町293)2区
 18:40メド〜 島根 浜田市役所前(浜田市殿町1番地) 2区

4443千葉9区:2009/08/27(木) 23:29:08


18 :とく:2009/08/27(木) 23:19:21 ID:5tEt1Ku8
>>1 お疲れ
改めて整理して 朝日に関して疑問点が出てたので確認してみました
自民が優勢やや優勢先に名前が出て互角な場所
トータルで42 そのうち優勢は18で やや優勢は6だそうです
調査日は22から23日の選挙区と 24から25日の選挙区があるそうです
接戦区は後回しにされた模様

北海道地区なし
東北地区青森2競り合う4互角秋田2競り合う
宮城6固い小野寺菅野懸命福島2互角山形3優勢
北関東地区群馬5引き離し栃木5頭一つ抜けだし
北陸地区富山2優勢3伯仲
東京地区8激しく競り合う11激しく競る13互角17激戦25引き離す
南関東地区神奈川11互角15激しく競る
東海地区静岡8激戦 岐阜2互角4やや有利
近畿地区大阪13優位和歌山3激戦 兵庫9安定感
四国地区香川3大野と米田譲らず 愛媛2村上頭一つ抜けだし岡平激しく追っている
高知1福井橋本競り合う2優位3激戦
中国地区山口1リード3優位4安定感 島根1一歩リード2猛追
鳥取1水をあける2安定した戦いぶり 岡山5互角の激しい戦い
九州地区 福岡8優位11水をあける 熊本3激しく競り佐賀3優位
宮崎3優位鹿児島2一歩リード5先行
以上

4444千葉9区:2009/08/27(木) 23:44:58
>>4418
最終日に小沢が森のところに入るか 象徴的ですね

4445とはずがたり:2009/08/28(金) 00:02:07
>>4443
とくさん乙☆(ここで云っても仕方がないですけどねw)

調べようと思って手が廻らずでした。

でもこれだと全部で43選挙区ないっすかね??

4446千葉9区:2009/08/28(金) 00:22:58
最終日の遊説はどこ入るんすかね?当落予想もつまらないので民主党幹部最終日遊説予想(←超ニッチですね)
小沢→石川2は確定、富山3も入って最後綿貫といっしょに演説

岡田→比較的弱い四国・中国を。急迫している香川2、もう一度島根2、微妙な岡山5、小泉改革の象徴広島4など入って広島で終わらせる

菅 →朝は茨城6・7、そこから金曜と同じく8・10・11・12に入って新宿ラスト

鳩山→読めない選挙区の多い阪神地区で。兵庫8・大阪10と他党応援と、兵庫2・大阪3・5・6と打倒公明と動き、時間あれば和歌山3OR京都5に入り、投手としては意外の梅田ラスト

こんなんいかがですか?あとは南九州に誰か投入したいところだが...

4447名無しさん:2009/08/28(金) 00:42:53
最後の訴え、首相も鳩山代表も池袋駅前
 麻生首相と民主党の鳩山代表が、衆院選投票日前日の29日夜、衆院東京10区のJR池袋駅前で、それぞれ「最後の訴え」を行うことが分かった。

 首相は同駅東口で、鳩山氏は同駅西口で、マイクを握る。

(2009年8月28日00時14分 読売新聞)

4448名無しさん:2009/08/28(金) 00:44:57
ということで、最後は江端vs小池ですか。
それにしても江端はともかく、麻生が小池の応援とは、どうにもこうにも想像しがたいけど。

4449SWERVES:2009/08/28(金) 01:10:50
>>4441-4442
お、こりゃ便利だ!
今日は新小岩で平沢勝栄が某完全無所属知事と演説してたけど、まったく余裕なかったなー

テレビじゃ(自民のなかでは)まともっぽいこと言っている印象だったけど、今日はひたすら土屋都議が、土屋都議が、土屋都議が‥と連呼。

「民主内部でもこういう良識的な声があるんだから、皆さん目を覚まして」なんて言ってるようだと、早川久美ちゃん勝利もありうるのかなーと思ってしまいました。

4450とはずがたり:2009/08/28(金) 01:20:07
>>4446-4448
やる麻生スレよりw
それにしても期せずして東京10区とは。まあ東京の象徴的な選挙区に成りそうってことっすね。


そして土曜日・・・

+ ;
* ☆_+
: , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
         く '´::::::::::::::::ヽ
          /0::::::::::麻生:::',   小池さん、応援に来たお!
       =  {o:::::::::(´・ω・):::}
         ':,:::::::::::つ:::::::つ
      =   ヽ、__;;;;::/
           し"~(__)

4451とはずがたり:2009/08/28(金) 01:31:25
>>4449
おお,レポ感謝。
余裕無かったってのは焦ってる感じっすか?

個人的には時流に阿った発言で無党派に食い込んできた平沢,だと思うんですけど,若い女性候補の早川なら結構無党派への食い込みも行けるし,時流に阿って丸川推して保坂を落としたり,公明党とガチンコやって創価票に未だ未だ昔のわだかまりが多少あったり,今迄泥仕合か高齢の落下傘(錦織は比例で入れたこともあるし応援してたんですけど・・)であんまり選択の食指が動かなかった有権者の選択慾のフラストレーションも溜まってると思うんですよねー。
此処には期待してます。

4452SWERVES:2009/08/28(金) 01:57:08
>>4451
難しいところですね。帰り際に「今回は自民ダメだよ」「いや、それでもかっちゃんはいい人だよ」みたいな会話が聞こえてきたんで、一筋縄にはいかないでしょう。

この逆風下で「平沢だけは別」という投票行動がどれだけ残せるか、そして「平沢だけは別」に勝る要素を早川がいかに提示できるかが勝負でしょうね。

4453とはずがたり:2009/08/28(金) 02:50:31

09総選挙朝日新聞輿論調査結果(09/08/27朝刊)
>>4383-4405
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09shu-asahi00.html (作成中)

■自民以外に公明層が投票
中川@北海道11(石川が有利な情勢で無党派層6割程度,共産・公明支持層にも支持を拡げた)
石津@茨城2(石津は民主層をほぼ固め,公明層の一部に食い込む。)
早川@埼玉4(公明支持層を固めきれず)
新井@埼玉11(小泉安定感。民主支持層・無党派層を固め,自公層半分近くに滲透)
小此木@神奈川3(公明支持層の拡大が伸び悩む→岡本友愛系?)
牧島@神奈川17(自公層固めきれず)
赤池@山梨1(自公層固めきれず)
古川@愛知2(民主層固め自公の一部にも食い込んだ上,無党派の8割取り込んで優位)
中川@三重2(民主9割以上,自公の一部にも食い込み優位。)
平野@大阪11(自民層3割・公明層一部)
高橋@兵庫4(自公層の一部も取り込む)
河本@兵庫12(公明層をまとめきれていない)
橋本@広島3(公明層への滲透が今一つ)
西川@福岡10(公明も十分纏め切れていない。)
玉城@沖縄3(嘉数は自公支持層を纏められず。)

■社共層に滲透した民主
田名部@青森3(民主をほぼ固め,共産・社民支持層にも滲透)
糸川@福井2(民主8割,社共の支持層にも滲透。)
橋本@岐阜2(民主9割以上・社共層も取り込み)
阿知波@岐阜5(民主固め社共層にも滲透。)
高井@徳島2

■社民層にも滲透した民主
鹿野@山形1(民主9割で社民層もほぼ纏めた。)
勝又@神奈川15(民主層をほぼ固め,社民層にも支持を拡げる。)
筒井@新潟6(民主・社民支持層を固める安定的な戦いでリード)
篠原@長野1(社民支持層にも支持拡げる。無党派層は小坂と二分)
横光@大分3(やや先行。社民にも支持拡げる。)
川村@宮崎1(民主9割,社民にも滲透,無党派の6割近くから支持を集め,自民層の2割強に食い込み。中山に自民4割以上,上杉に約3割が流れ公明票も両者に割れている。)
宮崎2 道休と江藤が互角。道休は民主9割,社民にも支持拡がる。
大分3 横光がやや先行。社民にも支持拡げる。

■共産層にも滲透した民主
仲野@北海道7(共産支持層の大部分取り込み。無党派層の5割,自民層の一部も。)
山尾@愛知7(共産層にも滲透し優位)
古本@愛知11(共産にも滲透)
仁木@徳島3
古賀@福岡4(民主9割・無党派7割近くの古賀と自民9割の渡辺が互角で共産層は両者に割れている)

■自民層にも滲透する大物型集票類型(?)の民主候補
仲野@北海道7(共産支持層の大部分取り込み。無党派層の5割,自民層[蝦名?]の一部も。)
鳩山@北海道9(自民支持層の3割も)
近藤@山形2(自民層[土田東根市長など]の1/3取り込み)
石原@福島1(自民層の一部[佐藤系?]にも食い込み頭一つ抜けだし)
小泉@茨城3(民主ほぼ固め,自民層の一部にも食い込み(中山系?)安定)
細川@埼玉3(自民一部)
木村@東京14(他候補を引き離す。自民支持層の3割(西川系?)も取り込む)
長島@東京21(自民の2割)
櫛渕@東京23(自民層も一部取り込み)
村越@千葉5(村越は民主9割近く,自民層2割)
本村@神奈川14(民主層固め自民層の一部(榎本県会議長?)も取り込んでリード。)
樋高@神奈川18(民主ほぼ固め自民層一部取り込む(山際の前任の小川系?))
後藤@山梨3(民主9割,自民3割(保坂系?),無党派7割に滲透)
古川@愛知2(民主層固め自公の一部にも食い込んだ上,無党派の8割取り込んで優位)
牧@愛知4(民主9割・無党派7割以上で自民層一部にも食い込み。)
赤松@愛知5(民主9割,自民3割,無党派7割)
石田@愛知6(民8割に自民一部に食い込み[元犬山市長])
鈴木@愛知14(民主ほぼ固め,自民層にも滲透[元蒲郡市長]した上,無党派層からも7割以上の支持をあつめ有利)
中川@三重2(民主9割以上,自公の一部にも食い込み優位。)
奥村@滋賀4(武藤は自民6割[岩永系が寝てる?])
平@京都1(平は民主層ほぼ纏め,無党派6割,自民支持層も一部取り込む。伊吹は自民層7割)
山井@京都6(民主をほぼ固め,無党派の8割を抑え,自民約3割[落下傘の井沢とけ込めず?]に滲透。)
辻元@大阪10(辻元リード。民主8割,一部自民も。松浪は懸命。無党派3割)
平野@大阪11(自民層3割・公明層一部)
高橋@兵庫4(自公層の一部も取り込む)
市村@兵庫6(木挽は公明纏めるも自民層一部取りこぼし)
岸本@和歌山1(自民層からも約2割)
馬淵@奈良1(自民の3割)
原口@佐賀1(自民層にも食い込み。福岡は自民7割だが拡がり見られず)
川村@宮崎1(自民層の2割強に食い込み。中山に自民4割以上,上杉に約3割が流れ公明票も両者に割れている。)

4454おま天:2009/08/28(金) 03:24:25
民主圧勝の勢い維持、自民は激戦区で猛追…読売情勢調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00029.htm?from=top

読売新聞社は30日の衆院選投票日を前に、全国300小選挙区のうち、激戦区や注目区を中心に200選挙区で世論調査(25〜27日)を実施し、選挙戦終盤の傾向を探った。

 民主党は序盤情勢調査で明らかになった300議席を超える圧勝の勢いを維持しており、政権交代実現の可能性が高まっている。

 自民党候補は懸命に追い上げ、一部の選挙区で民主党候補との差を縮めているが、民主党の圧倒的な勢いを止めるまでには至っていない。ただ、有権者の2割強が小選挙区での投票先を明らかにしておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 前回300小選挙区を対象に行った世論調査(18〜20日)では、「民主党が比例選と小選挙区選を合わせて300議席を超す勢い」「自民党は激減、公明党は公示前議席の確保は難しく苦戦」との情勢が明らかになった。

 今回は接戦区や注目区を中心に200選挙区で、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかけるRDD方式により終盤情勢を探った。

 200選挙区の序盤情勢と終盤情勢を比べると、〈1〉当選有力と当落線上で優位に立っている候補の合計は民主、自民両党ともに、ほとんど変化がなかった〈2〉複数の候補が当落線上で争う接戦区が、53から67に増えた――ことがわかった。

 接戦区では自民党候補が序盤戦でリードを許していた民主党候補に追いつくケースが多く、自民党候補が終盤にかけて追い込みをかけている様子がうかがえる。

 苦戦が続く公明党は、終盤になって勢いを増しており、大阪3区や兵庫2区では、前回調査時にはリードを許していた相手候補との差を縮めた。

 政権交代を訴える民主党は、幅広い地域や世代で支持を広げている。自民党の首相経験者を相手に女性候補を擁立した石川2区や群馬4区で大接戦を演じている。さらに、自民党の閣僚経験者が立つ青森3区、茨城2区、神奈川2区、京都5区、高知2区でも互角の戦いを繰り広げている。

(2009年8月28日03時06分 読売新聞)

4455おま天:2009/08/28(金) 03:28:33
>>4454
前回と調査をしたところが違うのでそのまま論じていいのかはさておき、
>〈1〉当選有力と当落線上で優位に立っている候補の合計は民主、自民両党ともに、ほとんど変化がなかった
>〈2〉複数の候補が当落線上で争う接戦区が、53から67に増えた
民主が当選有力→当落線上で優位に落ちた候補が差し引き約14増えたということかな。

4456おま天:2009/08/28(金) 03:29:50
民主党、依然圧勝の勢い 合同世論調査
http://www.news24.jp/articles/2009/08/28/04142550.html

 30日投票の衆議院議員選挙を前に、日本テレビは読売新聞社と合同で世論調査を行い、終盤の選挙情勢を探った。その結果、民主党が依然として圧勝の勢いを保っていることがわかった。

 世論調査は25日から27日までの3日間、全国300の小選挙区のうち接戦とみられる200選挙区で行い、有権者約8万5000人から回答を得た。

 さらに独自の情勢取材を行って分析したところ、民主党は、小選挙区、比例代表ともに、依然圧倒的な優位を保っていて、過半数を大きく上回る300議席を超える勢い。

 一方、与党の自民党と公明党は、小選挙区、比例代表とも苦戦が続いている。公示前の計331議席を半分以下に減らす情勢で、与党が目指している過半数確保は困難な情勢。

 また、共産党は公示前の9議席を上回る勢いのほか、みんなの党は公示前の議席を維持する可能性がある。社民党と国民新党は公示前の議席を守るのは微妙な情勢、改革クラブと新党日本は議席獲得に向けて熾烈(しれつ)な戦いとなっている。

 今回、世論調査を行った200選挙区では、自民党優勢が8、民主党優勢が116、接戦が71となっている。このうち先週の前回調査と比べて、自民党が逆転した選挙区が6、民主党が逆転した選挙区が12となっている。

 しかし、小選挙区で23%、比例代表で16%の人が投票先を決めていないなど、今後、情勢が変化する可能性もある。

●日本テレビ、読売新聞社 共同世論調査
 【調査日】25〜27日
 【有効回答】8万5777人(回答率:61.2%)

--------------------------

>このうち先週の前回調査と比べて、自民党が逆転した選挙区が6、民主党が逆転した選挙区が12となっている。
読売と同じ調査なのに数字が違ってるし・・・・w

4457名無しさん:2009/08/28(金) 05:55:09
共同終盤

北海道5・7区 いずれも民主候補がリード、前回調査より差を広げる

以下名前が先の候補
青森3区 田名部
秋田2  金田
山形1  鹿野
福島2  太田
茨城6  丹羽
茨城7  中村
栃木4  山岡
群馬1  宮崎
千葉11 森
千葉12 浜田
神奈川1 中林
神奈川2 三村
神奈川15勝又
山梨2  坂口
東京12 青木
富山1  村井
富山3  橘
石川2  田中
石川3  近藤
福井2  山本
福井3  高木
岐阜1  柴橋
岐阜5  阿知波
静岡3  小山
静岡8  斉藤
愛知13 大西
三重4  森本
三重5  藤田
兵庫8  田中
京都5  谷垣
奈良2  高市
和歌山3 二階
鳥取2  湯原
島根2  竹下
岡山5  加藤
広島4  中川
広島5  三谷
徳島3  仁木
香川2  玉木
愛媛1  永江
愛媛4  山本
高知1  福井
福岡5  楠田
福岡6  鳩山
長崎2  久間
熊本3  後藤
大分2  重野
鹿児島4 皆吉

4458千葉9区:2009/08/28(金) 06:50:00
>>4447
>>4446を早くも外しました。
池袋東口って街宣できる程 余裕ありましたっけ?

4459名無しさん:2009/08/28(金) 07:05:31
>>4442
>▼小沢一郎代表代行
> 14:00メド〜 高知 いの町サニーマート前(高知県いの町1188) 3区
> 15:15メド〜 高知 高知中央公園(高知市帯屋町1丁目27) 1区 大二郎倒せるのか!?

小沢っち、2区はスルーですか。しかし、読売によるとその2区さえも・・・

政権交代を訴える民主党は、幅広い地域や世代で支持を広げている。自民党の首相経験者を相手に女性候補を擁立した石川2区や群馬4区で大接戦を演じている。さらに、自民党の閣僚経験者が立つ青森3区、茨城2区、神奈川2区、京都5区、高知2区でも互角の戦いを繰り広げている。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00029.htm

4460小説吉田学校読者:2009/08/28(金) 07:05:48
今朝の毎日新聞ですが、「比例代表でどの党に投票しますか」の問いに対して 自民党21%、民主党44%、公明党7%、共産党5%、社民党1&、国民新党1%、みんな2%、改革ク0%、新党日本1%、その他の党7%とあるのだが、「その他」って幸福実現党くらいしかないんじゃないか。

衆院選:民主が勢い保つ…終盤、本社世論調査
http://mainichi.jp/select/today/news/20090828k0000m010090000c.html

 毎日新聞は26、27日、衆院選の投開票日(30日)を前に全国世論調査を実施した。比例代表でどの政党に投票するかを聞いたところ、民主党との回答が44%で、自民党の21%を大きく上回った。政党支持率では民主党が39%と、過去最高を記録した前回7月調査の36%を更新。自民党は約半分の20%と水をあけられている。毎日新聞が19〜21日に実施した特別世論調査と情勢取材では民主党が衆院定数480の3分の2に当たる320議席を超す勢いを示したが、その勢いを持続したまま終盤を迎えた。
 ◇「首相に」鳩山代表31%
 小選挙区の投票先でも民主党が46%で、自民党の23%の2倍に上った。約1週間前の特別世論調査の結果は、比例代表が民主41%・自民21%、小選挙区が民主39%・自民25%だった。全国300小選挙区の情勢を探った同調査とは単純に比較できないが、終盤に入っても「揺り戻し」傾向は見られず、民主党の勢いが続いていることがうかがわれる。
 比例代表の投票先で他党を挙げた回答は公明党7%▽共産党5%▽みんなの党2%▽社民党、国民新党、新党日本各1%。年代別では70代以上で自民、民主両党がほぼ互角になったほかは、20〜60代のすべてで民主党が自民党を上回った。比例代表、小選挙区とも無回答は10%にとどまり、有権者の投票態度も固まりつつある。
 麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表のどちらが首相にふさわしいかの質問では「鳩山氏」との回答が31%、「麻生氏」は15%だった。鳩山氏は代表就任以来、一貫して麻生氏をリードしている。ただ、「どちらもふさわしくない」が51%を占め、同じ方式で7月に実施した前回の全国世論調査から6ポイント減ったものの5割を超えている。
 麻生内閣の支持率は20%で、前回比3ポイントの微増ながら依然低迷。不支持率は同7ポイント減の60%だった。衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいかの質問でも、民主党が55%(前回56%)で自民党の25%(同23%)を大きく上回り、政権交代への期待感が弱まっていないことを示した。
 自民党が圧勝した05年衆院選の終盤世論調査で当時の小泉内閣の支持率は51%、政党支持率は自民38%・民主22%だった。投票先の回答も小選挙区は自民44%・民主27%、比例代表も自民41%・民主26%とほぼ今回と逆の数字となっており、4年たって情勢が一変したことが表れている。
 今回の調査で自民、民主以外の政党の支持率は公明党5%▽共産党4%▽みんなの党2%▽社民党1%−−などだった。【横田愛】
【関連記事】

4461名無しさん:2009/08/28(金) 07:39:04

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082701000879.html
衆院選調査、民主が大幅リード 自民の約2倍の支持
 共同通信社が26、27両日に実施した衆院選に関する全国電話世論調査(第6回トレンド調査)によると、比例代表の投票先として民主党を挙げた人は35・9%で、15、16両日実施の前回調査より3・3ポイント増加した。自民党は17・9%で1・4ポイント増えたものの、民主党が約2倍の支持を集め、大幅リードを維持している。比例代表の投票先を決めていない人は30・9%で、前回から4・2ポイント減少した。

 小選挙区の投票先は、民主党候補が36・0%で前回より1・9ポイント増。巻き返しを図る自民党候補は22・6%で、3・8ポイント増えた。

 また24日から26日にかけ、注目や話題を集める全国の50小選挙区で電話世論調査を実施。取材を加味して情勢を探ると、民主党の好調ぶりが裏付けられた。北海道5区、東京12区、石川2区、岐阜1区など24選挙区で民主党が優位に立ち、自民党は秋田2区、和歌山3区など7選挙区でリード。18選挙区では接戦が続く。茨城7区では、先行する無所属候補を自民、民主両党の候補が追う展開。

 トレンド調査によると、望ましい政権の枠組みでは民主党中心が40・9%と前回からほぼ横ばい。自民党中心は20・2%で、2・0ポイント増えた。自民、民主両党の大連立は14・3%(前回11・9%)、政界再編による新しい枠組みは13・8%(同17・3%)だった。

 麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表のどちらが首相にふさわしいかとの質問では、鳩山氏が48・7%で前回からほぼ横ばい。麻生氏は22・7%で、前回より3・2ポイント増。内閣支持率は23・6%(前回18・5%)だった。

 比例代表の投票先は公明党5・2%(前回4・9%)、共産党3・9%(同3・8%)、社民党2・2%(同1・1%)、国民新党0・3%(同0・9%)、みんなの党1・0%(同0・7%)、改革クラブ0・1%(同なし)、新党日本0・1%(同0・2%)。


2009/08/28 05:02 【共同通信】

4462名無しさん:2009/08/28(金) 07:40:33
とりあえず、読売は買う、毎日は買わない。
東京新聞に共同の結果載ってるかな……?

今日の朝刊

読売……接戦200選挙区調査
毎日……世論調査のみ(選挙区情勢なし)
共同……50選挙区

4463名無しさん:2009/08/28(金) 08:50:47
>>4457
>富山3  橘

共同加盟の北日では1面大見出しが「3区 情勢混とん」。

>3区は無所属の相本芳彦と自民の橘慶一郎が横一線のまま混とん。
>前回20〜22日の調査と比べて2人の差はさらに縮まっており、一進一退の情勢だ。

また、3面には昨日の鳩山の選挙区入りの経緯が。選挙情勢に危機感を覚えた陣営が24日、選挙区入りした前原に直談判。前原が小沢に連絡、それを受け鳩山の選挙区入りが決まったとか。意外にも前原―小沢間にホットラインが?

4464とはずがたり:2009/08/28(金) 09:34:24
共同は取り敢えず何買えばいいのかなぁ。。
俺も取り敢えず読売買ってみますか。

>>4457
丹羽・森・浜田・橘・谷垣・高市・二階・竹下・中川・鳩山辺りは是非逆転したい。

民主圧勝の勢い維持、自民は激戦区で猛追…読売情勢調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00029.htm

 読売新聞社は30日の衆院選投票日を前に、全国300小選挙区のうち、激戦区や注目区を中心に200選挙区で世論調査(25〜27日)を実施し、選挙戦終盤の傾向を探った。

 民主党は序盤情勢調査で明らかになった300議席を超える圧勝の勢いを維持しており、政権交代実現の可能性が高まっている。

 自民党候補は懸命に追い上げ、一部の選挙区で民主党候補との差を縮めているが、民主党の圧倒的な勢いを止めるまでには至っていない。ただ、有権者の2割強が小選挙区での投票先を明らかにしておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 前回300小選挙区を対象に行った世論調査(18〜20日)では、「民主党が比例選と小選挙区選を合わせて300議席を超す勢い」「自民党は激減、公明党は公示前議席の確保は難しく苦戦」との情勢が明らかになった。

 今回は接戦区や注目区を中心に200選挙区で、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかけるRDD方式により終盤情勢を探った。

 200選挙区の序盤情勢と終盤情勢を比べると、〈1〉当選有力と当落線上で優位に立っている候補の合計は民主、自民両党ともに、ほとんど変化がなかった〈2〉複数の候補が当落線上で争う接戦区が、53から67に増えた――ことがわかった。

 接戦区では自民党候補が序盤戦でリードを許していた民主党候補に追いつくケースが多く、自民党候補が終盤にかけて追い込みをかけている様子がうかがえる。

 苦戦が続く公明党は、終盤になって勢いを増しており、大阪3区や兵庫2区では、前回調査時にはリードを許していた相手候補との差を縮めた。

 政権交代を訴える民主党は、幅広い地域や世代で支持を広げている。自民党の首相経験者を相手に女性候補を擁立した石川2区や群馬4区で大接戦を演じている。さらに、自民党の閣僚経験者が立つ青森3区、茨城2区、神奈川2区、京都5区、高知2区でも互角の戦いを繰り広げている。
(2009年8月28日03時06分 読売新聞)

4465とはずがたり:2009/08/28(金) 09:37:20

自民・民主、当落線上の攻防激化…読売情勢調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00070.htm

「有力」「当落線上」「不利」へそれぞれ浮上・脱落した候補者数
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/20090828-549418-1-L.jpg

 読売新聞社が実施した200小選挙区を対象とする衆院選終盤情勢調査では、自民党の必死の追い上げが目立った。

 接戦区の大半は前議員が立候補しており、地力の違いで民主党候補との差を詰めたと見られる。ただ、民主党への追い風は弱まる気配を見せていない。

 200の接戦・注目区での序盤情勢と終盤情勢を比べると、民主党が圧倒的に優勢な情勢に変化はないものの、当落線上で候補が競い合う接戦区が53選挙区から67選挙区に増えた。

 民主党の接戦区は新たに12選挙区を加え、61選挙区となった。岩手2区や徳島3区など、序盤で議席獲得が有力になっていた選挙区が接戦に持ち込まれた構図が目立つ。

 これに対し、自民党は59の接戦区のうち、7割で支持を上向かせている。接戦区は序盤より10選挙区増えており、その大半が追い上げたケースだ。今回、初めて当落線上で優位に立った選挙区も複数ある。これらは、地盤が厚いと評されてきたベテランや中堅の前議員が中心で、後援会や支援団体などの組織力が効果を発揮した可能性がある。

 ただ、終盤になって当落線上での攻防から抜け出し、議席獲得を有力にした選挙区の数を自民、民主両党で比較すると、民主党の12選挙区に対し、自民党は2選挙区にとどまった。自民党の各地での懸命な巻き返しは、まだ確実な議席獲得には結びついていない状況だ。反対に、同党では接戦区での攻防から脱落する選挙区は13選挙区に上る。この中には閣僚経験者も含まれ、地力の有無が明暗を分けていると見られる。

 民主党が圧勝の勢いを維持できている背景には、小選挙区比例代表並立制で行われる選挙制度の影響もありそうだ。小選挙区選では最も多く得票した1人の候補者しか当選できないため、自民党候補は得票数で相手候補を上回らなければ議席は得られない。各地で自民党が民主党を追い上げながらも、全体として議席数の傾向に大きな変化を及ぼせないのは、小選挙区制の壁とも言えそうだ。

 ◆揺り戻し現象はなし◆

 一方、序盤で民主党が圧勝する可能性が伝えられたことの揺り戻しの現象は、有権者に見られなかった。200小選挙区について、比例選で自民党や民主党に投票すると回答した人を見ると、大都市から町村まですべての層で、序盤と同様に民主党が自民党を圧倒、自民党が強いとされてきた地方にも幅広く浸透していた。年齢層で見ても、70歳以上の人は自民支持がやや高かったが、60歳代以下の各年代では民主支持が上回る傾向も変わらなかった。

 男女比では、民主党は男性47%(自民党24%)、女性35%(同25%)の支持を集め、これまで支持が薄いとされた女性層にも浸透していた。同党が目玉政策とする「子ども手当」創設が評価を集めたと見られる。

 職業別でも、民主党は給与所得者、商工自営業者の4割の支持を固めてトップに立ったほか、専業主婦でも自民党を15ポイント上回る38%の支持を集めた。(政治部 川嶋三恵子、田島大志) 
(2009年8月28日08時03分 読売新聞)

4466とはずがたり:2009/08/28(金) 10:06:26
>>4463>>4457
北日本の調査では相本が先だけど,共同だと橘なんですね。

富山3区は相本・橘が横一線 衆院選本社世論調査
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090823/25130.html
2009年08月23日 08:25

 30日の衆院選投開票を前に、北日本新聞社は20〜22日の3日間、県内有権者を対象に世論調査を行い、取材も加味して小選挙区、比例代表の投票動向を探った。県内選挙区は、3区が無所属の相本芳彦と自民の橘慶一郎が横一線に並ぶ接戦で、無所属の柴田巧が追い上げる展開。1区は民主の村井宗明、自民の長勢甚遠が激しく競り合っている。2区は、自民の宮腰光寛が優位な戦いを進め、社民の藤井宗一が追っている。6月末から7月上旬にかけて本社が行った前回世論調査と比べ3区、1区は支持勢力がきっ抗してきた。現時点で投票先を決めていない有権者が3割おり、情勢はなお流動的だ。(敬称略)

 新人同士が激しく票の奪い合いを演じる3区は、元民放アナウンサーで知名度の高い相本を、出馬表明の出遅れた前高岡市長の橘が猛追し、横一線に並ぶ。

 相本は、推薦を受ける民主支持層の7割超、社民支持層の8割超を押さえるほか、3区では自主投票とした公明支持層の6割の支持を得る。街頭で政権交代を訴え、無党派層の3割余りをつかむ。

 党組織をフルに生かした総力戦で臨む橘は、自民支持層の6割弱を固めるほか、国民新支持層や無党派層からも支持を受け幅広く浸透する。高岡市でやや優位に立つ。

 年代別にみると、30、40、50代は相本支持、20代と60代、70歳以上で橘が優位に立つ。男性の4割は相本、女性の4割近くは橘支持に回る。

 柴田は、離党した自民の支持層に加え、国民新、民主支持層などに支持を広げ、追い上げる。小矢部市、南砺市などで優位に戦う。

 3区に強固な地盤を築いてきた国民新の綿貫民輔が比例単独に回り、各陣営とも「綿貫票」の動向が鍵とみて、取り込みに全力を挙げる。国民新支持層の投票動向は橘、相本、柴田に分散している。

 諸派の出口佑一は厳しい戦いを強いられている。

■村井・長勢、激しく競る 富山1区
 村井は民主支持層の9割を押さえ、推薦を受ける社民支持層の8割、国民新支持層の4割超や無党派層から支持を得る。20〜50代から広く支持を集め、男性の4割近くから支持を受ける。会社員の事務・技術職などに浸透する。

「相本候補、公認ならよかった」 高岡地区総決起大会で石井民主副代表
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090828/25297.html
2009年08月28日 07:00

 27日開かれた相本候補の高岡地区総決起大会で演説した民主党の石井一副代表は、無所属で立候補した相本氏が比例での復活当選がないことを強調し、「小選挙区で制する以外に残された道はない」と一層の支援を訴えた。

 石井氏は、民主、社民両党推薦での擁立となった相本候補について「民主党の公認候補にしていたらよかったと思うが、今から変更できない。擁立時は社民党の力も大きく、民主党がここまで伸びてくるということも分からず、この形がいいだろうと思った」と述べた。


 逆風を受け、きめ細かい組織固めを徹底する元法相の長勢は、前回7月調査よりも差を縮め、肉迫する。自民支持層の6割を固め、推薦を受ける公明支持層の9割超が支持。60代以上でリードする。農林漁業者などに支持を広げる。

 共産の佐伯めぐみは自民、民主の2大政党に埋没し苦戦。諸派の吉田かをるは政策を訴える。

■宮腰が優位な戦い 富山2区
 宮腰は自民支持層の6割超、推薦を受ける公明支持層の8割を固めて優位に立つ。40代以上の中高年に安定して食い込む。農林漁業関係者の6割超に浸透。下新川、中新川郡などでリードし、優勢に戦いを進める。

 藤井は、社民支持層の4割超を固める。推薦を受ける民主支持層の4割超、国民新支持層の4割から支持を集めるほか、共産支持層の3割超に浸透し、野党勢力の受け皿を狙う。20、30代で宮腰を上回る。

 諸派の小野彦治は与野党対決に埋没。浸透していない。

4467名無しさん:2009/08/28(金) 10:41:18
>>4466
とはさん、それは23日の記事です。本日付けはこちら。

3区の情勢混とん 衆院選富山県内世論調査、1区も競り合い続く

 30日の衆院選投開票を前に、共同通信社は24〜26日に激戦区の富山1区と3区を対象に、公示後2度目の電話世論調査を行い、北日本新聞社の取材を加味して最終盤の情勢を総合的に分析した。3区は無所属の相本芳彦と自民の橘慶一郎が横一線のまま混とん。1区は民主の村井宗明と自民の長勢甚遠が引き続き競り合いを演じている。両選挙区とも、まだ投票先を決めていない有権者が2〜3割を占めており、最後まで予断を許さない状況だ。(敬称略)

 新人4人が争う3区は、高岡市長を辞職後、6月から本格的な活動を始めた橘が、党や後援会をフル稼働させる組織戦を展開。民主、社民の推薦を受け、元民放アナウンサーの知名度を生かして街頭演説を繰り広げる相本と横一線に並ぶ。前回20〜22日の調査と比べて2人の差はさらに縮まっており、一進一退の情勢だ。

 無所属でみんなの党が推薦する柴田巧は、橘、相本を追い上げる。諸派の出口佑一は厳しい戦い。投票先を決めていない有権者は32・2%で、前回調査より増えた。

 1区は、推薦を受ける社民、国民新や無党派層に幅広く浸透する村井が勢いを増す。公明の推薦を得て後援会組織を固め、きめ細かい企業、地域回りで浸透を図る長勢が猛追する。投票を決めていない有権者は23・3%。共産の佐伯めぐみ、諸派の吉田かをるは自民、民主の二大政党の激戦のはざまで苦戦している。

 比例代表は、1、3区とも民主がリードし自民が追う。綿貫民輔が比例代表に単独出馬した国民新は、民主、自民の後に続く。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090828/25281.html

4468とはずがたり:2009/08/28(金) 10:44:19
>>4467
orz。
ご指摘感謝です。

> 新人4人が争う3区は、高岡市長を辞職後、6月から本格的な活動を始めた橘が、党や後援会をフル稼働させる組織戦を展開。民主、社民の推薦を受け、元民放アナウンサーの知名度を生かして街頭演説を繰り広げる相本と横一線に並ぶ。前回20〜22日の調査と比べて2人の差はさらに縮まっており、一進一退の情勢だ。
差が詰まるというか逆転された可能性もあるってことなんですな・・。

4469名無しさん:2009/08/28(金) 12:48:48
>>4460
白票とかですかねぇ??>その他の党7%

4470とはずがたり:2009/08/28(金) 12:55:03
生駒には明日は安倍ちゃんが来るみたい。激戦のようだ。。
滝の姿は見ないけど生きてんのかねぇ?

>>4469
俺ッス

4471 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/28(金) 13:11:44
>>4458
> 池袋東口って街宣できる程 余裕ありましたっけ?

右翼が街宣車の上で演説できるぐらい、余裕があります。
が、あれは聞いている人が少ないからであって、駅に向かって演説する場合(すると思いますが)、
駅(西武・パルコ)に沿った歩道の幅が狭いため、身動きができなくなってしまうでしょうね。
ま、地下道を行けばいいんですけど。

4472 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/28(金) 13:25:42
>>4463
> また、3面には昨日の鳩山の選挙区入りの経緯が。選挙情勢に危機感を覚えた陣営が24日、
> 選挙区入りした前原に直談判。前原が小沢に連絡、それを受け鳩山の選挙区入りが決まったとか。
> 意外にも前原−小沢間にホットラインが?

ほほうー
鳩山が代表になってから、明らかに民主党内、横の繋がりが良くなってますね。
鳩山は個人で見ると頼りないですが、「人徳」があるんでしょうね。
そういう育ちの良い人、私のまわりにもいます。

4473とはずがたり:2009/08/28(金) 15:47:14
選挙:衆院選 立候補者の横顔(その1) /高知
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/39/archive/news/2009/08/20090821ddlk39010427000c.html

 真夏の選挙戦となった衆院選。県内3選挙区に立候補した13人は連日、昼間の街頭や夜の演説会でヒートアップ。マイク越しではなかなかうかがえない候補者13人の人となりを紹介する。

 ◆高知1区

 (届け出順)
 ◇毎朝の体操で気持ちが自然体に−−桃田妙子候補=(49)諸新

 映画「ロッキー」のファン。「挫折した人が立ち上がる姿が好き。自分もすごく元気になれる」。一方で選挙活動中に出合う、道ばたの風鈴やセミ時雨も癒やしと元気の源。小さな発見や感動を大切にしている。

 物を考え、勉強するのがもともと好きだ。哲学者にもなりたかったが、短大で「人を育てたい」と教員免許を取得。建設会社の事務員などを経て、企業などの社員研修を担う研究所を起業した。あいさつなどのマナーや能力開発を指導してきたといい、「接客も高知を豊かにする一つの方法」と語る。

 毎朝の体操が日課。体をほぐし、リラックスして一日を迎える。「体操をすると気持ちが自然体になれる。選挙も静かな気持ちで戦いたい」と話す。【服部陽】

 ◇「いっちきちもんちきち」が好き−−春名直章候補=(50)共元

 好きな言葉は「いっちきちもんちきち」。幡多弁で「あっち行ったりこっち行ったり」。性格も「海を泳ぐマグロ」と自己分析し、「動かないと逆にストレスになる」。公示前までに1万1000軒以上のあいさつ回りを重ね、現場の声に耳を傾けてきた。

 衆院議員時代、国会での質問回数は243回に上った。理詰めで質問を組み立てていくのが好きで、「将棋が古里でも一番強かった」と振り返る。

 趣味はカラオケ。「大きな声を出すのが気持ちいい」。おはこはSMAPの「らいおんハート」だったが、「(ライオンをイメージキャラクターにしていた)小泉(純一郎)元首相を思い出すから歌うのをやめた」。最近は人気デュオ・コブクロの歌にも挑戦中だ。【黄在龍】

 ◇ネットで検索、新しい料理に挑戦−−田村久美子候補=(50)民新

 3度目の挑戦を新たな地で。2度、高知2区で立候補したが現職の分厚い壁に阻まれた。今回は1区に国替え。テーマカラーのピンクを「より力強い」赤に替え、「2区で応援してくれた人の気持ちを忘れず戦う」と力を込める。

 腎臓の病気を患う夫の療養で東京から高知に移り、介護員となった。介護制度に不満を抱き、「こういう政治に携わる人に文句を言ってやろう」と立候補し、2度の選挙を経て知名度も浸透。「変な買い物をしてると笑われちゃう」と話す笑顔に自信が垣間見える。

 趣味の料理で心と体に栄養補給。インターネットでレシピを検索、新しい料理にも挑戦する。最近のヒットは牛丼とコールスロー。「すごいおいしかった」と目を輝かせる。【千脇康平】

 ◇龍馬が感じた風景を再現したい−−福井照候補=(55)自前

 工学部出身で、旧建設省時代からまちづくりが専門。高知市内には、武家屋敷や町屋がほとんど残っていないのをさみしく感じる。「目指すは城下町風まちづくり。市民革命を起こした坂本龍馬が見て、感じた風景を再現したい」。そうすれば、世界中から観光客を呼び込めると説く。

 最近の趣味は物理学と生物学。「宇宙の創生の話など、ものすごい進化していて面白い」と、仕事の合間に文献をあさる。学問と政治・行政を一緒に考え、語る。「そんなのは僕しかいないでしょ」。だから自らを「ロマンチスト」と称する。

 選挙では恒例のダイエットだが、今回は「忙しくてする暇がなかった」。10〜15キロの減量なら可能といい、「脂肪を燃やすほどのやる気を見せます」。【服部陽】

 ◇「スポーツしないのが一番」が信念−−橋本大二郎候補=(62)無新

 子どもの時から手先が器用で、折り紙が得意。NHKで事件記者時代に経験した、捜査幹部の帰宅を待ち受ける「夜回り」取材。帰宅を待つ間に作った折り紙が女の子に喜ばれ、「また来てちょうだいね」と言われた。シャイな性格と分析するが、折り紙は「人間関係を作るにも役立った」と話す。

 移動や財布の管理など秘書が世話した知事時代とは違い、東京で地下鉄の切符を買うのも「自販機のどこを押せばいいか迷って」。札幌で財布に2000円しかなく、事務所から送金してもらったことも。一私人としての失敗談は「講演会の笑い話になっている」。

 選挙活動で3キロはやせた。健康管理では「強い信念」がある。「日ごろからスポーツをしないのが一番です」。【服部陽】

毎日新聞 2009年8月21日 地方版

4474とはずがたり:2009/08/28(金) 15:47:46

選挙:衆院選 立候補者の横顔(その2止) /高知
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/39/archive/news/2009/08/20090821ddlk39010447000c.html
 (届け出順)

 ◆高知2区
 ◇周りを引っ張る性格“はちきん”自認−−伊東理砂候補=(41)諸新

 作家司馬遼太郎の歴史小説が好き。当時の国や人などを通し、時代の鳥瞰図(ちょうかんず)を見ることができるからだ。代表作の一つ「坂の上の雲」の登場人物である秋山兄弟を「私心がない。生き方に一貫した強さがある」と尊敬している。

 母親が看護の仕事をしていたことから、自らも看護の道へ。89年から約20年間、看護師として高知厚生病院などに勤務。最後の10年間は主にターミナルケア(末期がん患者らに対する看護)にかかわった。「患者や家族の経済基盤は、彼らの幸福にとってとても重要」と語る。

 高校時代は新体操部の部長を経験。先頭に立って周りを引っ張っていくのが好きだといい、“はちきん”を自認。「言いたいことははっきり言いますので」【千脇康平】

 ◇山登りに比べれば真夏の選挙なんか−−山中正博候補=(59)共新

 「あの達成感がいいんですよ」。山登りが好きで、3年前には南アルプスの3000メートル級の山を縦走した。花々との出合いも楽しみの一つ。真夏の選挙戦。「歳には勝てない」と謙そんするが「山登りに比べたら大したことない」と胸を張る。

 安芸市職員時代に経験した福祉。生活保護担当を自ら志願するなど、福祉はライフワークだ。自らも認知症の父親を抱え、「お年寄りの気分や思いに寄り添える人間らしい暮らし方が大切」。社会保障の充実を選挙戦でも訴え「いつでもどこでも国民目線の政治家を目指す」。

 高校時代は駅伝で活躍し、今は早朝に7、8キロ歩くのが健康法。汗をかいた後の朝風呂が習慣といい、「一日を気持ちよく迎えたら、やる気出るでしょ」と笑う。【服部陽】

 ◇「無鉄砲な性格」昼食は「必ず大盛り」−−楠本清世候補=(36)民新

 「無鉄砲な性格」という。支援者に手を振られ、後ろを確認せず車のドアを開けたり、信号を見ずに道路を渡ろうとしたり…。「最大は出馬したことですかね」と笑う。

 生まれ育った高知の役に立ちたいと政界への挑戦を決め、昨夏、都内の芸能プロダクション会社を退社。色が白く、有権者から「こんな人見たことない」といわれたこともあったが、ジャケットからのぞく腕は今ではこんがり。鈍っていた土佐弁もキレを取り戻した。

 すらりとした体形だが、昼食は「必ず大盛り」の大食漢。東京にいたころ、仕事の合間に名物の焼きそばを食べに静岡県まで車を走らせたことも。好んで読む本も食べ物関係で、「読みながらおなかがすいてくる」と照れ笑い。【千脇康平】

 ◇自衛隊時代に培われた強い忍耐力−−中谷元候補=(51)自前

 自衛隊時代の苦しい思い出は「レンジャー訓練」。昼夜なく10キロ以上の荷物を背負って山中を歩き、橋の爆破や通信施設の確保などの任務を達成する。真夏には倒れたこともあったが、「やり終えれば自信と喜びになり、逆境に強い忍耐力が培われた」。二等陸尉で退職したが、「まさか防衛庁の長官になるとは」と振り返る。

 大学時代からラグビーにのめり込み、四万十川ウルトラマラソンの60キロコースに2回挑戦。しかし、ひざが動かなくなり、約40キロ地点の沈下橋付近で「沈下しました」。

 息子が2人。長男は大学受験を控え、「父親よりも頑張っているのでは」。最近は会話が少なくなったと嘆くが、「家庭の中で、おやじの威厳を保てるよう使命感に燃えています」。【服部陽】

4475とはずがたり:2009/08/28(金) 15:48:12
>>4473-4475
 ◆高知3区
 ◇暑くても倒れない“体育会系”−−中山知意候補=(31)民新

 大学時代はチアリーディングに熱中し、学生の全国大会に出場。「物事を突き詰める性格」で、トレーニングで体脂肪が12・8%まで落ちたことも。「倒れたことはない。暑い所での練習で周りはバタバタ倒れてたけど」と“体育会系”の一面をのぞかせる。

 2週間に1度、書店で本を20冊ほどまとめ買い。思いをうまく表現できる言葉などを探す。「インプットが少ないと自分が薄っぺらくなる」。本棚にはワーキングプア関連や、非正規労働者が書いたルポが多く並ぶ。

 自らデザインした真っ青なスタッフTシャツには黄色い文字で「動けば変わる!!」。大好きな運動は今はできないが、「(あいさつ回りなどで)毎日山をはいずり回ってるので大丈夫」とにっこり。【千脇康平】

 ◇マラソン達成感が一番の魅力−−村上信夫候補=(45)共新

 「弱者に夢を与えられる政治家になりたい」。お年寄りが多い山間部に行くと今の政治ではいけないと強く感じる。「社会保障や農林漁業を守り、一人一人の懐を温めてやりたい」と熱っぽく語る。

 生まれも育ちも徳島。学生時代は「内向的だった」が、だからこそ弱者の立場に目が向くようになったという。大学時代、主に社会主義を研究するサークルに入ったのをきっかけに共産党と出合った。平等な社会を本気で目指す先輩たちの背中に感激した。

 趣味はマラソン。「やりきった時の達成感が一番の魅力」と語る。3年前の四万十川ウルトラマラソンでは100キロを約13時間で完走。「今回の長い選挙活動もマラソンのように地道にやっていきたい」とほほ笑む。【黄在龍】

 ◇土佐の自然環境に癒やされる−−北村健行候補=(32)諸新

 滋賀県生まれ。龍谷大社会学部を卒業後、宗教法人「幸福の科学」の職員や支部長として、三重、徳島など5県で疲弊した地方の姿を目の当たりにしてきた。

 そうした経験から、選挙区内の課題として、生活や雇用を守るセーフティーネットの弱さなどを挙げ「政策で前より生活が良くなったと言ってもらいたい」と熱っぽく語る。

 大学生のころ、自殺者対策などのボランティアに携わり、街頭演説も経験。「信念を持ち、不特定多数の人に何かを伝えたいとしてきた努力は、今の選挙活動にも生きている」と自信をのぞかせる。

 県内のお気に入りは自然環境。忙しい日々の合間には四万十川や仁淀川へ。「癒やされますね」と涼しげな笑顔を見せる。【千脇康平】

 ◇数学にハマり、微分積分楽しみ−−山本有二候補=(57)自前

 陽気で活発な人をいう土佐弁の「おだち」。弁護士として活動した30代前半はまさにおだちだった。ラジオ番組で身近な法律相談にのり、雑誌では坂本龍馬にかかわる連載を書いた。暴力団追放の活動にも顔を出し「怖いもの知らずの市民活動家みたいでしたよ」。

 だが衆院議員になり、同期当選組に圧倒された。「自分の10倍もエネルギーがあって、よっぽど頑張らなと思った」。それから約20年。1年生議員の時、入り口近くでやっと立っていた党道路調査会。「まさか自分が会長をやっとるとは」

 2度大病した経験から酒席では2次会に行かず、毎晩ぐっすり眠る。最近はまっているのは数学。四女の勉強の手伝いだ。「これが面白くて。今度、微分積分が始まるのが楽しみ」【服部陽】

毎日新聞 2009年8月21日 地方版

4476とはずがたり:2009/08/28(金) 16:12:48
>>4460-4465
読売新聞買ってきました。
民主が序盤ほどは伸ばしてないと強調した感じになってますな。

=読売新聞 注目選挙区の終盤情勢 ①=

秋田2 川口と金田が互角の激しい戦い。川口は都市部(2区の都市部?市部なら潟上・男鹿・能代・北秋田・大館・花輪辺り。秋田近郊なら潟上・男鹿辺りか?)で金田を微かに逆転した。民主層6割,無党派層3割に滲透。自民層8割の金田は無党派への滲透が鍵。

茨城2 石津と額賀が接戦の度合いを深める。石津は民主層4割,サラリーマンの4割に滲透。額賀は自民8割。半数以上が態度を決めていない無党派層の動向が鍵

茨城4 高野と梶山が接戦のままもつれ込み。それぞれ民自の8割を固めたが無党派層への滲透は3割。

茨城7 柳田と永岡(キシローではなく永岡かよ!)が接戦の度合いを深める。柳田は民主8割,永岡は自民5割まとめた。中村は無党派では柳田・永岡を上回るが都市部で伸び悩み

栃木1 石森が混戦を抜け出し優位に。自民支持層へも食い込み。

栃木5 茂木が富岡と横並び。無党派層は富岡が茂木より微かにリードしているが序盤より差は詰まっている。

群馬1 宮崎が優位な情勢になりつつある

群馬4 福田と三宅が接戦のまま予断を許さない情勢。無党派は三宅3割・福田2割。大票田の高崎市では福田がリードだが差は詰まっている。

千葉11 金子が森との競り合いから一歩抜け出した。民主9割・無党派4割・サラリーマン層5割の支持。森は自民8割だが無党派2割で都市部での支持もリードを許す←すげー。

千葉12 浜田と中後が互角の激しい戦い。浜田は自民8割・無党派割・サラリーマン4割に伸ばす。中後は民主9割で無党派も浜田と競るが序盤よりは伸び悩み

東京1 海江田と与謝野が横並び。海江田は無党派4割に延ばした。民主層も8割に伸ばすも序盤からは大きく伸ばせずに居る。与謝野は自民8割固め無党派も3割と追い上げ

東京12 青木と太田が互角。青木は民主9割,無党派4割。太田は自民7割に伸ばすも無党派1割。序盤は20-30代の支持でリードした青木だが差は僅かに。

東京13 平山と鴨下が横並び。平山は民主8割と大きく伸ばせずに居るが公明の一部に食い込み(何故?),無党派は鴨下を微かに上回っている。鴨下は自民支持を9割に伸ばした。

東京16 初鹿と島村が接戦の色合いを深める。初鹿は民主の8割で無党派も3割と島村を上回るが,序盤からは伸び悩む。島村は自民層を9割に延ばし公明票も手堅く纏めている

神奈2 三村と菅の接戦。三村は9割・菅は自民8割を固めた。無党派の支持は互角だが三村は序盤からは伸び悩んでおり菅が追い上げている。

神奈3 岡本が優位な情勢になりつつある

神奈11 小泉が競り合いから一歩抜け出した。自民層8割・無党派層3割。横粂は民主8割・無党派2割

神奈13 橘と甘利が接戦。橘は民主8割,無党派3割で甘利を上回り,甘利は自民8割纏めたが無党派の支持は序盤から伸び悩み

富山3 橘と相本が横並び。橘は自民7割。相本は民主から6割で橘に食い込み許す。無党派は相本微かに上回る。

石川1 奥田と馳の接戦。奥田民主層9割,馳は自民層8割を纏めた。馳はサラリーマンの支持で奥田を逆転したが奥田は商工自営業の支持で差を広げた。

石川2 田中と森が互角。田中・森はそれぞれ民主層・自民層の8割固めた。無党派層の支持は田中が上回るが差は縮まった。森はサラリーマン層では田中に追いついたが農林水産業・商工自営業ではリードを許している。

福井3 松宮と高木の接戦が続く。それぞれ民主層・自民層の8割固めた。無党派支持は3割で並ぶ。

4477とはずがたり:2009/08/28(金) 16:13:11
>>4476-4477
=読売新聞 注目選挙区の終盤情勢 ②=

岐阜4 金子と今井が横並び。今井は民主8割,金子は自民9割纏め。無党派は金子が上回るもサラリーマン層や主婦層の支持で今井が金子を逆転

静岡8 塩谷と斉藤が横一線。塩谷は自民層の支持上乗せし9割,斉藤は民主層支持8割で伸び悩み。無党派層やサラリーマン層の支持は斉藤が上回るが塩谷が肉薄

愛知13 大西が序盤の混戦から一歩リード。大西への民主層の支持は8割で止まっているが無党派層やサラリーマン層で大きく伸びている。大村は民主層にも食い込んでいるが無党派層への滲透が遅れている。

愛知15 森本が山本との接戦から抜け出しリード。

三重1 中井が一歩抜け出した。無党派層の4割に滲透

京都1 平,混戦抜け出す。30-50代で5割近い支持。伊吹は自民層への滲透が序盤の8割から7割に緩み。

京都5 谷垣と小原が接戦。無党派層では互角。30-50代では支持分け合い。サラリーマン層では谷垣がやや巻き返し。

大阪2 萩原と左藤が接戦を繰り広げ川条が追う。萩原は民主8割,無党派にも滲透。左藤は地盤を固め自民4割,民主・無党派層にも食い込み。

大阪16 森山と北側がほぼ互角。森山は無党派にも滲透。北側は自民5割強

奈良4 大西と田野瀬が大接戦。大西は商工業者に強み。無党派層からも3割強。田野瀬は60代以上に4割,無党派に2割

和歌2 阪口と石田が接戦。阪口はサラリーマンの5割。無党派にも急速に滲透。

和歌3 二階と玉置が横並び。二階は無党派層でも3割。玉置は50-60代から4割,郡部への滲透が課題。

島根2 接戦から抜け出した竹下が一歩リード。亀井は無党派の支持も3割越えた。都市部で伸び悩む

岡山1 高井と逢沢が横並び。高井は無党派層にも支持拡がる

岡山5 加藤と花咲が激しい争い。加藤は序盤は緩んでいた公明にも滲透。花咲は無党派の4割以上に滲透

広島4 中川と空本が大接戦のまま最後まで予断を許さない。中川は20代や無党派層の延びが顕著。空本も民主8割,社共支持層も手堅く纏めつつある。サラリーマンへの滲透も進んでいる。

広島5 三谷と寺田が接戦の色合いを深める。三谷は共社国への滲透も加速。寺田は郡部や高齢者

愛媛1 永江と塩崎が横並びのまま終盤にもつれ込み。永江は無党派層にも支持を伸ばし4割固める。塩崎はサラリーマンや商工自営業・専業主婦が離れつつある。

愛媛4 高橋と山本が接戦の度合いを深める。高橋は民主7割,郡部でも支持を伸ばし,サラリーマン・商工自営業への滲透でもリード。山本は自民支持層も伸び悩み。無党派3候補に分散。

高知1 田村,橋本が一歩も譲らない。田村は商工自営業・専業主婦で僅かにリード。50代以上に滲透。橋本は依然として無党派3割。福井は自民で6割程度→一番激しい三つ巴選挙区のようで毎回結果が異なる。。

高知3 山本と中山がほぼ互角。中山は民主7割だが無党派はあ3割。

福岡6 鳩山と古賀が横一線。鳩山は60以上で大幅に伸ばす。郡部で優位。古賀は民主が7割で伸び悩むが若年層や無党派で鳩山引き離し

福岡7 野田と古賀が依然互角の大激戦。野田は無党派層への滲透でリード。

福岡9 緒方と三原が横一線。緒方は無党派でリード拡大。

長崎3 山田が優位。無党派から3割以上。

長崎4 宮島が接戦から抜け出し一歩リード。無党派4割。商工自営業者など厚い。

鹿児2 打越と徳田が接戦の色合いを強める。打越は鹿児島で強くサラリーマンからは4割。徳田は奄美で打越を圧倒。

鹿児3 松下が宮路と横並び。松下は民主8割,自民2割。宮路は自民7割。

鹿児4 小里と皆吉が接戦。小里は無党派で皆吉を若干上回る。皆吉はサラリーマンの5割弱

4478とはずがたり:2009/08/28(金) 16:17:59
中西系も岸本支援に回ってるんですね。
熊谷系は斉木に廻ってないのかねぇ。
で,谷本の親爺って誰だ?

【09衆院選】公共事業が保守ブランド揺るがす 和歌山1区
2009.8.28 12:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090828/elc0908281208004-n1.htm

街頭演説で支持を呼びかける民主新人の岸本周平氏(和歌山市内) 「人口が増えなければ活性化も発展も望めない。道路を造るだけでは人は増えず、活性化どころか廃れる一方や」

 公共事業に裏打ちされ発展を約束してきた保守の「システム」を長年見守ってきた和歌山市の商店主(65)がなげく。これまで自民など保守系が議席を独占してきた和歌山1区(和歌山市)。インフラが整備された都市部と第一次産業を中心とする郊外を抱え、日本の縮図とも言われる和歌山市が、そのまま「政権選択選挙の縮図」となっている。

 父親の影響力を背景に、公共事業などで地元に貢献してきた3期9年の実績を訴える自民党前職の谷本龍哉氏(42)と、前回の落選から4年、着実に支持層を広げてきた民主党新人の岸本周平氏(53)が激しくぶつかり合う。

 「紀の国大橋や阪和道和歌山北ICなどの公共事業に予算をとってきた。企業誘致のために基盤である道路整備は不可欠です」。この選挙期間中、谷本氏は街頭や個人演説会、ミニ集会で切々と訴えてきた。

 かつて公共事業受注の恩恵を受けた地元建設業界が集票マシンとなり、組織選挙を支えてきた。初当選した平成12年の衆院選でも、党本部は連立を組む保守党から立った中西啓介氏(故人)、県連は谷本氏を推すという分裂選挙だったが、谷本氏を支えたこのシステムで業界はうるおい、“地域の発展”にもつながって、氏の地盤はさらに堅固なものになった。

 しかしそのシステムが機能不全に陥りつつある。公共事業減少を背景に自民への不満が募り、かつての集票マシンの中には民主支持に回る若い経営者も。そこへ、これまで谷本氏の選挙を指揮してきた父の死が追い打ちをかけた。「国の予算を地元に呼び込むだけでは地域間格差はなくならない」との声も聞かれる。

 こうした状況を尻目に、民主新人の岸本氏は前回の落選から4年、連日街頭に立ち、道路事業の見直しを公約の一つに掲げて支持を訴えてきた。しかし選挙戦では「道路事業の全面凍結ではない。一部を見直して、道路以外の教育や医療、介護、子育て支援に予算を充てたいんです」と主張する。

 強力な保守を向こうに回しての戦い。道路事業の全面凍結を訴えないところに、公共事業とともに発展してきた地元の意向も無視できないという慎重な姿勢がかいま見える。

 もともと県政界に足場のない岸本氏だが、民主の支持母体である連合和歌山や傘下の労組などを中心に選挙態勢を整え、かつて谷本父子が激戦を繰り広げてきた中西氏の支持者らの応援も加わる。そこへ民主への風が吹いた。

 岸本陣営では「いまは公共工事ばかりに依存している時代ではない。無駄遣いは見直すという『改革』の姿勢を有権者にアピールしてきた」と話している。

 和歌山1区にはこのほか、幸福実現党新人の斉藤昌宏氏(57)、共産党新人の国重秀明氏(48)が立候補している。


■和歌山1区(和歌山市)=届け出順
岸本 周平53 元財務省課長 民 新
斉藤 昌宏57 党県代表   幸 新
谷本 龍哉42 内閣副大臣  自 前
国重 秀明48 党県常任委員 共 新

4479とはずがたり:2009/08/28(金) 16:20:10

【09衆院選】誰が民主で誰が自民か…混戦の岐阜1区 野田氏に危機感
2009.8.26 20:05
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090826/elc0908262007013-n1.htm

 「ご承知のように現在、民主党の候補者に負けている。前回の選挙とは様変わりの中、この苦境をぜひ救ってほしい」

 岐阜1区(岐阜市)にある「JAアグリパーク」で22日、千人規模のJA組合員を集めて開かれた集会。壇上でマイクを握り締めた自民党前職、野田聖子(48)は冒頭、こんな哀願の言葉から切り出した。

 岐阜県内のJAグループの組合員数は約31万人。細川政権下で自民党が下野した時期も含め、戦後一貫して自民党を支え続けてきた、まさに最後の砦(とりで)ともいえる巨大支援組織だ。そんな“身内”ばかりの集会で飛び出した悲観的な発言に、会場は静まりかえった。

 その悲観を跳ね返すかのように、野田は発言の直後、いきなり民主党のマニフェスト批判を開始。民主党の掲げる「戸別所得補償」などの政策を批判した。

 「努力しない農家に補償すれば、農業は衰退する」「農家だけに補償すれば、国民や消費者を敵に回す」…。そして最後に「厳しい選挙だが、政治生命をかけて頑張っていく」と締めくくると、会場からは大きな拍手が起きた。

 しかし、その様子を見守っていたJAぎふ組合長、上松忍(75)は、壇上で野田を激励する一方、参加した大勢の組合員に「(民主側の)甘い言葉には絶対に乗らないように」と厳しく戒めることも忘れなかった。

 郵政民営化をめぐり自民党前職、佐藤ゆかり(48)=東京5区に国替え=と「マドンナ対決」を演じた前回衆院選を上回る危機感を募らせる野田。集会の会場を立ち去る際、「手ごたえは良くなってきた」と報道陣に話したが、その表情は険しかった。


 野田と事実上、一騎打ちとなる民主党新人、柴橋正直(30)は23日、岐阜市中心部の柳ケ瀬商店街にある「わくわく広場」で街頭演説会を開いた。

 この広場は、前回衆院選で野田と対決した佐藤が毎週日曜、演説を繰り返した場所。柴橋は佐藤を引き合いに「ここは岐阜を変えようとする人たちの聖地だ」と声を荒げた。

 柴橋のそばには、前回衆院選で佐藤を全面支援した元自民党県議、笠原多見子(44)の姿もあった。

 笠原は「反野田」勢力の急先鋒とされ、今回の衆院選では公示直前の14日、自民党に突然離党届を提出。その3日後には、民主党の比例代表東海ブロックに出馬する意向を表明した。この擁立は、民主党代表代行、小沢一郎(67)が直接、働きかけたとされる。

 笠原は党替えした理由について「かつて郵政民営化に反対したのに、復党後も経過説明がない」と野田に対する不信感をあげる。野田の選対本部長で自民党県議、玉田和浩(65)は「目的のためには手段を選ばない、選挙戦略を知り尽くした小沢手法だ」と憤りを隠さない。

 公示以降、柴橋に付き添っている笠原は、街頭演説会で「岐阜を変えたいという思いは、4年前と変わらない。民主党が政権をとって岐阜を変えよう」と息巻いた。

 演説を聞いていた女性(48)は「政治家が入り乱れて、もはや誰が自民で誰が民主か分からない」と苦笑した。

 岐阜1区には、このほか共産党新人、鈴木正典(45)、幸福実現党新人、小沢和恵(25)も立候補している。   (敬称略)


■岐阜1区(岐阜市)   =届け出順
鈴木 正典 45 党県常任委員 共 新
野田 聖子 48 消費者相   自 前
小沢 和恵 25 党県代表   幸 新
柴橋 正直 30 元銀行員   民 新

4480名無しさん:2009/08/28(金) 17:19:46
>>4477
>和歌3 二階と玉置が横並び。二階は無党派層でも3割。玉置は50-60代から4割,郡部への滲透が課題。
地元紙は「民主新顔の玉置公良候補(54)と自民前職の二階俊博候補(70)が激しく競り合っている」。

最終決戦は田辺市で 衆院3区の玉置、二階氏

 30日投開票の総選挙まであとわずかとなり、和歌山県和歌山3区では民主新顔の玉置公良候補(54)と自民前職の二階俊博候補(70)が激しく競り合っている。両候補は最終日となる29日、当落の行方を大きく左右する田辺西牟婁地方に総力を注ぎ、選挙戦を打ち上げる。

 玉置候補は公示後、3区全域をまんべんなく回った。特に田辺市街地では自転車に乗っての活動が中心で「住民目線」を強調している。若手の市議や若者の運動員とともに昼間の街頭演説や夜の個人演説会に力を入れてきた。党幹部も次々と応援に駆け付けた。20日にはJR紀伊田辺駅前に鳩山由紀夫代表が訪れ、多くの支持者らが集まった。

 「日増しに感触がよくなってきた」と陣営幹部。しかし、二階候補の地盤となる選挙区北部などでは票の広がりが分かりづらいといい「気を緩めず、あと一踏ん張りしたい」と意気込む。支持層だけでなく、自民の批判票にも期待する。

 29日は田辺市龍神村や白浜町内で街宣や街頭演説をした後、午後7時に同市東山の選挙事務所を出発し、紀伊田辺駅前まで練り歩く。駅前では午後7時半から街頭演説で最後のお願いをする。

 経済産業相である二階候補は公示後、閣議で東京に戻ったり、応援演説で県外に出向いたりした。しかし、全国的に自民劣勢が伝えられる中「できるだけ地元に残ってほしい」という支持者の強い要望もあり、多くの時間を地元での活動に割いた。地元首長や県議らとともに個人演説会や街頭演説に集中。閣僚の実績をアピールした。

 陣営は「終盤に来て盛り上がってきた。最後まで気を緩めずに突っ走りたい」と手応えを語る。一方で「各マスコミの調査を見ると、3区でも見えない逆風は吹いていると感じる」と話す。

 二階候補は公示日の18日、田辺市で第一声を上げた。26日夜に田辺市内で開いた個人演説会でも多くの人を集め「田辺が大事だ」と強調。29日は午前中に地元御坊市を回った後、午後から田辺市に入る。午後6時ごろから紀伊田辺駅に集まり、支持者らと周辺を歩く予定。

 3区ではこのほか、幸福実現新顔の湊侑子候補(26)が立候補している。28日は比例代表近畿ブロックに出馬した党の大川隆法総裁が訪れた。29日は田辺市街地を回り、支持を訴える。

1、2区も激戦

 和歌山1区には民主新顔や自民前職ら4人、2区には民主新顔や自民前職ら3人が立候補している。1区、2区ともに激しい戦いとなっている。主な候補の状況は次の通り。

 【1区】

 民主新顔の岸本周平候補(53)は2005年の落選翌日に始めた街頭での朝立ちを、変わらず続けている。個人演説会にも精力的。陣営の士気は高まっているが、陣営幹部は「組織に自民のような広がりはまだない。感触は良いが、どれだけ票に結びつくか。今までの取り組みに力を入れ、最後まで戦い抜く」と話す。

 自民前職の谷本龍哉候補(42)は企業の朝礼を訪れるなど、各地区や支援団体に精力的に足を運ぶ。個人演説会も一晩に3〜4回こなし、徹底して組織を引き締めている。陣営幹部は「自民への逆風は強いが、谷本への反応は良い」と話す。3期9年の実績を訴え、「地道な戦術を貫くだけ」と追い込みに力を入れる。

 共産新顔の国重秀明候補(48)は自民、民主の対決による埋没を避けるため、党の独自色を訴え、連日、街頭演説を続けている。

 【2区】

 民主新顔の阪口直人候補(46)は07年の参院選から、自転車での遊説が定着した。民主への追い風を受け、支持を拡大している。陣営幹部は「地域と対話を繰り返して広げた帆に風を受け、公示後さらに勢いを増した。最後まで走り抜けたい」と手応えを感じている。

 自民前職の石田真敏候補(57)はあいさつ回りやミニ集会で地盤を固めてきた。陣営幹部は「逆風どころか台風。石田と民主党の戦いになっている」と危機感を隠さない。「かつての支援者でも態度を表明していない人が多い。重点地区を定め、攻め抜きたい」と追い込みに懸命だ。
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174294

4481千葉9区:2009/08/28(金) 18:10:11
>>4446
民主党サイトに明日の予定アップされてた
鳩山:大阪メイン
最後だけ池袋
菅:土浦入って、千葉→東京
岡田:岐阜→奈良→京都
小沢:未公表

岡田は完全に外したけど、鳩山・菅はイイ線行ったか?

4482千葉9区:2009/08/28(金) 20:07:17
保坂の演説@阿佐ヶ谷みてきました。
致命的に演説下手ですね、彼
田中良都議が戦闘モードでテンションあげまくったのに、
真面目に政策:年金問題、最後は核 を語ってテンション下がる聴衆
あの演説じゃあ厳しいなあ んな感想

4483とはずがたり:2009/08/28(金) 20:31:20
駄目かぁ。。
ぶれずに政策,なんでしょうけど・・・。

4484けん:2009/08/28(金) 20:59:47
小沢代行が選挙戦で初演説を今日しましたね。なぜ高知1区と高知3区かは少し疑問ですね。

接戦で追い上げ中との情報もあるが届きそうにもなさそうな気がしている高知ですね。
今回数少ない民主党空白県になりそうですが小沢演説が起死回生になりますかねぇ?

4485名無しさん:2009/08/28(金) 21:21:33
>>4484
今日の共同だと、高知1区は「組織戦を展開する自民福井が自民、公明支持層を固めつつあり民主田村と横一線」。
額面通り受け取れば「届きそうにもなさそう」という戦況からはほど遠いような。

それどこから、小沢がスルーした2区すら読売の調査では「互角の戦い」。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00029.htm

4486名無しさん:2009/08/28(金) 22:04:23
なぜか朝日だけは高知県選挙区は民主見込み無しの情勢だが
他紙ではそうでもないね。

なにしろ民主は女性候補3人だから、高知県有権者に地元へ公共事業予算
獲ってこれるかとの不安が根底にあるから、小沢が遊説して 心配しないでよい
と念押しに遊説したんだよ。 30日の投票に影響するだろう。

最終日は 小沢遊説は 福岡7区の自民古賀選対長と石川2区の森元総理の選挙区。
どちらも勝ち抜ける可能性がある。 だめ押しにゆくのだよ。

4487名無しさん:2009/08/28(金) 22:07:15
読売と東京かいました。
東京は共同の50選挙区の詳細なし……。
地方紙を買える場所見つけないとなー。

>>4457さんに感謝。

4488RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/28(金) 22:18:57
>>4485
高知3区と間違えたんじゃないですかね

4489小説吉田学校読者:2009/08/28(金) 23:09:38
>>4488
キーも近くにありますしねえw

さて、岐阜1区。野田を落とすなの大号令でも出てるのか。それにしても、野田の引きつった笑顔。本当に総理応援は助けになったのか。ていうか、「上から目線」が前から気になっていたのであれば、国務大臣である以上、諫言してしかるべきじゃないか。
昨日のベストショットであります。

「聖子があぶない」麻生首相が電撃応援…岐阜1区
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090827-OHT1T00014.htm

 自民党の野田聖子消費者担当相(48)が、まさかの大苦戦を強いられている。「造反組」として無所属を強いられた05年の郵政選挙でさえ、佐藤ゆかり前衆院議員(48)を破り当選。現役閣僚として迎える今回の戦いは“鉄板”とみられていた。しかし、ここへきて各世論調査で想定外の劣勢が判明。地元にはゆかり氏が去った後の「後遺症」も残る。26日は麻生太郎首相(68)の応援を受けたが、効果のほどは微妙だ。
 JR岐阜駅前に集まった約1000人の聴衆を前に、聖子氏が必死の形相で訴えた。「聖子危ない、ということで麻生総理が日程を変更して、私のために急きょ、岐阜市においでいただきました」
 思いもよらなかったがけっぷちだ。「堅い」はずだった選挙区が騒然としたのは今月10日。「地元紙の世論調査で野田氏が民主党の柴橋氏に20ポイントの劣勢らしい」といううわさが流れた。「何かの間違いでは…」。小泉旋風をも返り討ちにした聖子氏だけに、にわかには信じられない数字だった。
 ところが公示後、各紙が「柴橋氏が優位」「野田氏苦戦」などの調査結果を発表。一方で聖子氏の陣営では「当初から厳しい選挙になることは分かっていた」という。他候補の応援は、公示直後と25日に都内に入った程度で、地元に張り付かざるを得ない状況だ。「応援の依頼は多いが、断っている。恥とか外聞とか言っていられない状態。尻に火がついてます」(陣営関係者)
 聖子氏を苦しめるのは自民党に吹く大逆風だけではない。4年前の戦火もいまだにくすぶっている。「女の戦い」は聖子氏が自民党に復党、そしてゆかり氏が昨年2月に東京5区に国替えしたことで、表面上は丸く収まったように見えた。地元では、ゆかり氏に投じられた8万1189票のうち、3分の1は聖子氏に戻るはずと見る向きもあったのだが…。
 「それが、全然戻る感じがないのよ」と陣営関係者。中には「復党しない方がよかった」という有権者もいる。ゆかり氏派で自民党県議だった笠原多見子氏(44)は、民主党の比例東海ブロックで出馬。地元関係者は「もうわけ分からん。滅茶苦茶だ」とため息をつく。
 この日、岐阜入りした麻生首相は「景気が悪いから暗い話をする人が多い。しかし64年前は日本中が焼け野原だった。あの時ほど暗いですか? そんなことないでしょうが」などと熱弁。苦戦中に、不人気の首相から応援を受けるという賭けに出た聖子氏だが、「秘策」として首相にビールケースの上での演説を依頼していたという。
 「『上から目線』と言われる麻生首相が、本当はそうでないと、岐阜からお伝えしたかった」と聖子氏。しかし警備上の理由で実現せず。
 自民党では、23人の女性候補が小選挙区で立つが、今のところ盤石と伝えられるのは、小渕少子化担当相だけだ。

4490SWERVES:2009/08/28(金) 23:30:32
接戦区まとめ〜東日本編〜

与党・第三極系候補リード●▲★
野党系候補リード○△☆

★☆は「やや・わずかに、(相手候補が)猛追or激しく追う」などの言葉が入っている場合
▲△は「先行・優位・リード」など
●○は「安定・盤石・大きくリード」など
A/Bの表記は、接戦でAの名前が先を表す。

  |青森03|秋田02|山形01|福島02|茨城02|茨城04|茨城06|茨城07|栃木01|栃木05|
朝Ⅰ|接戦  |接戦  |鹿野△|太田△|接戦  |なし  |なし  |接戦  |石森△|なし  |
読Ⅰ|田名☆|金/川|鹿/遠|太田△|石/額|高/梶|大泉△|柳中永|石/船|茂/富|
日経|田名△|金田▲|鹿野○|太田○|石津☆|高野△|大泉△|柳田☆|石森△|茂/富|
毎日|田名△|川口☆|鹿野△|太田△|石津△|高/梶|大泉○|柳田☆|石森△|富/茂|
共Ⅰ|田/大|川/金|鹿/遠|根/太|額/石|梶山★|大/丹|中村★|船/石|茂木▲|
時事|田名☆|金田★|鹿/遠|根/太|額/石|高野☆|大泉☆|柳/中|石森☆|茂/富|
産経|田名☆|川口△|遠藤★|太田☆|額賀★|梶山▲|大泉△|中永柳|石森△|茂木★|
朝Ⅱ|田名☆|金/川|鹿野△|太/根|石/額|高/梶|大泉△|柳田☆|石森☆|茂木▲|
読Ⅱ|なし  |川/金|鹿野☆|なし  |石/額|高/梶|なし  |柳/永|石森△|茂/富|
共Ⅱ|田/大|金/川|鹿/遠|太/根|なし  |なし  |丹/大|中/柳|なし  |なし  |

共同はネットで拾った情報のみで断片的(東京新聞に載ってないのねorz)

4491SWERVES:2009/08/28(金) 23:34:00

新聞|群馬01|群馬04|千葉11|千葉12|神奈01|神奈02|神奈03|神奈11|神奈13|神奈15|
朝Ⅰ|記載無|記載無|金子☆|接戦 |中林☆|接戦 |岡本△|記載無|記載無|記載無|
読Ⅰ|宮/尾|福/三|金/森|浜/中|中林△|三/菅|岡/小|小/横|甘/橘|河/勝|
日経|宮崎△|福田●|金子△|浜田▲|中林○|菅  ★|岡/小|小泉●|甘利★|河野●|
毎日|宮崎△|三/福|金/森|浜田▲|中林△|三/菅|岡本△|小泉★|橘/甘|河野★|
共Ⅰ|宮/尾|福田★|森  ★|浜田▲|中林△|菅  ★|岡本△|小泉★|甘利★|河野●|
時事|宮/尾|福/三|森/金|浜/中|中/松|菅/三|岡本△|小泉▲|甘利★|河/勝|
産経|宮/尾|福田★|森  ▲|浜田★|松/中|菅  ★|岡本△|小泉▲|甘利▲|河野▲|
朝Ⅱ|宮崎☆|三/福|金子☆|中/浜|中林☆|三/菅|岡本△|小/横|橘 ☆|河/勝|
読Ⅱ|宮崎☆|福/三|金子☆|浜/中|記載無|菅/三|岡本☆|小泉★|橘/甘|記載無|
共Ⅱ|宮/尾|記載無|森/金|浜/中|中林☆|三/菅|記載無|記載無|記載無|勝/河|

4492SWERVES:2009/08/28(金) 23:36:24

新聞|山梨02|東京01|東京12|東京13|東京16|富山03|石川01|石川02|石川03|…|東京11|東京17|
朝Ⅰ|記載無|海江△|記載無|平山☆|初鹿☆|接戦  |記載無|記載無|近藤△|…|下村▲|記載無|
読Ⅰ|坂口△|海/与|青/太|平/鴨|初/島|相/橘|奥/馳|田/森|近/北|…|下村▲|平/早|
日経|坂口△|海江☆|青木△|平山○|初鹿○|橘  ▲|奥田△|田中☆|近藤○|…|下村●|平沢▲|
毎日|坂口△|海江△|青/太|鴨/平|初/島|相本△|奥田△|森/田|近藤△|…|下村▲|平/早|
共Ⅰ|坂口☆|海江☆|青木☆|平/鴨|初/島|橘/相|奥田△|森/田|近藤☆|…|下/有|平沢★|
時事|坂口☆|海/与|青/太|平/鴨|初/島|相本☆|奥/馳|森/田|近/北|…|下村▲|平/早|
産経|坂/堀|与/海|青木☆|平/鴨|初鹿☆|橘  ★|奥/馳|田/森|北村▲|…|下村●|平沢▲|
朝Ⅱ|坂口☆|海江☆|青/太|平/鴨|初鹿△|橘/相|奥田☆|田中☆|近/北|…|下/有|平/早|
読Ⅱ|記載無|海/与|青/太|記載無|初/島|橘/相|奥/馳|田/森|記載無|…|記載無|記載無|
共Ⅱ|坂/堀|記載無|青/太|記載無|記載無|橘/相|記載無|田/森|近/北|…|記載無|記載無|

4493SWERVES:2009/08/28(金) 23:49:31
新聞|福井02|福井03|岐阜01|岐阜02|岐阜04|岐阜05|静岡07|静岡08|愛知13|愛知15|三重01|三重05|
朝Ⅰ|記載無|松宮△|記載無|棚橋★|記載無|記載無|記載無|記載無|大西△|記載無|中井△|記載無|
読Ⅰ|糸/山|松/高|柴橋△|棚/橋|金/今|阿/古|城内▲|塩/斉|村/西|森/山|中/川|藤田△|
日経|糸/山|松宮☆|柴橋○|棚橋●|金子★|阿知☆|城内●|斉/塩|大村★|森/山|中/川|藤田△|
毎日|糸川△|松宮△|柴橋☆|棚/橋|今/金|阿知△|城内▲|斉藤☆|大西△|森本☆|中井△|藤/三|
共Ⅰ|糸/山|松/高|柴橋☆|棚橋★|金子▲|阿知△|城内▲|斉/塩|西/村|山/森|中井☆|藤/三|
時事|糸/山|松/高|柴/野|棚橋★|金子★|阿/古|城内▲|斉/塩|村/西|森/山|中井☆|三ツ★|
産経|山本▲|松/高|野/柴|棚橋●|金子▲|阿/古|城内▲|斉/塩|村/西|森/山|中井△|藤田☆|
朝Ⅱ|糸/山|松宮☆|柴橋△|棚/橋|金子★|阿知☆|城内★|塩/斉|大西☆|森本☆|中井△|藤/三|
読Ⅱ|記載無|松/高|記載無|記載無|金/今|記載無|記載無|塩/斉|大西☆|森本☆|中井☆|記載無|
共Ⅱ|山/糸|高/松|柴/野|記載無|記載無|阿/古|記載無|斉/塩|西/村|記載無|記載無|藤/三|

4494おま天:2009/08/28(金) 23:49:32
比例の投票先、民主は自民の倍…読売世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T01112.htm?from=navr

読売新聞社が25〜27日に実施した衆院選第5回継続全国世論調査(電話方式)で、比例選の投票先は、民主42%が自民21%を大きく上回った。

 継続調査は今回が最終回で、第1回調査(7月7〜9日)から「民主優勢」は変わらなかった。

 比例選の「民主に投票」は4割台を維持し、前回(8月18〜20日)の「民主40%―自民24%」から差を広げ、自民の倍となった。

 小選挙区選では民主は43%(前回38%)に伸ばし、自民は25%(同25%)だった。自民は一部の地域では巻き返しているが、全国的に見ると民主の勢いを止められないでいる。

 麻生首相(自民党総裁)と鳩山民主党代表を比べて、首相にふさわしいのは鳩山氏が47%(前回46%)で、麻生氏は22%(同27%)に下がった。鳩山氏が先行を続け、今回、その差は25ポイントまで広がった。

 衆院選に関心があると答えた人は92%に達した。第1回調査以降の推移は78%→88%→88%→90%で、今回は最高を記録した。2005年「郵政選挙」で同時期に行った衆院選継続調査の90%もやや上回っている。

 関心の高まりは投票意欲に反映され、投票に「必ず行く」という人は79%(同75%)に増えた。05年衆院選時は78%だった。

 衆院選後の望ましい政権は「政界再編による新しい枠組み」28%(同25%)、「自民と民主による大連立」28%(同24%)、「民主中心」26%(同27%)、「自民中心」11%(同16%)だった。

 昨年秋以降に麻生内閣が行った一連の景気対策については「評価する」32%、「評価しない」59%だった。民主党が政権を取った場合、政治主導の政策決定をするとしていることには「評価する」45%、「評価しない」35%となった。麻生内閣の支持率は22・2%(同24・7%)、不支持率は69・1%(同64・3%)。政党支持率は民主36・0%(同33・2%)、自民23・4%(同26・9%)などだった。

(2009年8月28日21時59分 読売新聞)

4495おま天:2009/08/28(金) 23:52:18
>>4494
共同の最新世論調査では小選挙区で自民がやや伸ばしてましたが、
読売では完全に自民党死亡宣告みたいになってますね。

>小選挙区選では民主は43%(前回38%)に伸ばし、自民は25%(同25%)だった。
小選挙区でも伸びるどころか、差を広げられて、
比例ではここに来て3ポイント(24→21)も落とす始末ですし。

4496SWERVES:2009/08/28(金) 23:52:45
>>4490
激しくずれたので修正
新聞|青森03|秋田02|山形01|福島02|茨城02|茨城04|茨城06|茨城07|栃木01|栃木05|
朝Ⅰ|接戦  |接戦  |鹿野△|太田△|接戦  |記載無|記載無|接戦  |石森△|記載無|
読Ⅰ|田名☆|金/川|鹿/遠|太田△|石/額|高/梶|大泉△|柳中永|石/船|茂/富|
日経|田名△|金田▲|鹿野○|太田○|石津☆|高野△|大泉△|柳田☆|石森△|茂/富|
毎日|田名△|川口☆|鹿野△|太田△|石津△|高/梶|大泉○|柳田☆|石森△|富/茂|
共Ⅰ|田/大|川/金|鹿/遠|根/太|額/石|梶山★|大/丹|中村★|船/石|茂木▲|
時事|田名☆|金田★|鹿/遠|根/太|額/石|高野☆|大泉☆|柳/中|石森☆|茂/富|
産経|田名☆|川口△|遠藤★|太田☆|額賀★|梶山▲|大泉△|中永柳|石森△|茂木★|
朝Ⅱ|田名☆|金/川|鹿野△|太/根|石/額|高/梶|大泉△|柳田☆|石森☆|茂木▲|
読Ⅱ|記載無|川/金|鹿野☆|記載無|石/額|高/梶|記載無|柳/永|石森△|茂/富|
共Ⅱ|田/大|金/川|鹿/遠|太/根|記載無|記載無|丹/大|中/柳|記載無|記載無|

西日本も時間があればまとめるかも。

4497名無しさん:2009/08/28(金) 23:54:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ibaraki/CK2009082802100009.html

小選挙区の情勢分析 どうなる?保守王国
2009年8月28日

 三十日の投開票まであと二日に迫った衆院選。世論調査などで民主優勢、自民苦戦が伝えられる中、保守基盤の厚い茨城でも両党が議席獲得に向け、懸命の戦いを繰り広げている。勢いに乗る民主が議席を伸ばすのか、現有五議席の自民がどこまで踏ん張れるのか。各小選挙区の情勢を分析した。 (衆院選取材班)

◆1区 福島氏が先行 赤城氏が追う
赤城徳彦 50 自前<6>《比》 公

田谷武夫 58 共新 《比》

福島伸享 39 民新 《比》 国

金沢光司 34 諸新  

 一歩先行する民主福島は「最後まで挑戦者の気持ちで」(陣営)と、昼の遊説、夜の個人演説会などを繰り返す。自民赤城は追う展開にも、「こまめに地元を回るだけ」と陣営。県西を遊説中で、最終日は水戸で遊説と街頭演説を行う。比例も重視する共産田谷は全県で十万票獲得し、北関東ブロックの同党二議席目奪取を目指す。

◆2区 額賀氏、石津氏 互角の争いに
額賀福志郎 65 自前<8>《比》 公

石津政雄 62 民新 《比》 国

中村幸樹 45 諸新  

 自民額賀と民主石津が互角の戦い。額賀は公示後、ほぼ連日地元に張り付く。陣営は組織をフル回転させ、農村部などの自民支持層を固めたほか、無党派や公明票の取り込みを図る。石津は連合など労組票を固めたほか、医師会、郵政政策研究会の支援を受け、農協など保守基盤の一部にも食い込む。神栖市など無党派層の多い市街地での上積みを図る。

◆3区 小泉氏、葉梨氏 激しく競る
葉梨康弘 49 自前<2>《比》 公

小泉俊明 52 民元<2>《比》 国

宮本春樹 51 諸新  

 民主小泉と自民葉梨が激しいデッドヒートを展開している。追い風に乗る小泉陣営は引き締めに躍起。取手市など都市部の無党派層や農村部保守層の一部の支持も獲得して、小選挙区初制覇を目指す。葉梨陣営は世論調査の結果を逆バネに、稲敷市など農村部や組織票を手堅く固め、都市部無党派層の取り込みを図る。

◆4区 高野氏、梶山氏 しのぎを削る
梶山弘志 53 自前<3>《比》 公

高野守 50 民新 《比》 国

中村伸丈 42 諸新  

 民主高野と自民梶山がしのぎを削っている。高野は民主を前面に打ち出した戦術で、知名度不足も解消。ひたちなか市、東海村など無党派層が多い南部地区で浸透を図る。父・静六から強固な地盤を引き継いだ梶山は常陸太田市や大子町で有利な戦いを進める。党への逆風を受け、支持組織の引き締めに懸命。

◆5区 大畠氏に安定感 岡部氏浮上狙う
岡部英明 50 自<前><1>《比》

野口航太 33 諸新  

大畠章宏 61 民前<6>《比》 国

 民主大畠が安定した戦いを見せ、自民岡部は浮動票取り込みで浮上を狙う。電機連合が主力部隊の大畠は日立製作所の労組票に加え、保守地盤が強固だった農村部へも食い込む。岡部は北茨城市、高萩市では比較的優位に争っており、大票田の日立市で巻き返しを狙う。推薦を受ける公明議員団の力を借りて票の上積みに期待。

◆6区 守勢の丹羽氏陣営フル回転
大泉博子 59 民新 《比》 国

鈴木俊博 35 諸新  

丹羽雄哉 65 自前<10>《比》 公

 民主大泉が自民丹羽を上回る勢い。ただ、守勢の丹羽も陣営がここにきてフル回転、勝敗の行方は予断を許さない。両陣営とも十二万票にどれだけ上積みできるかがカギ。大泉は知名度も上昇し、地域への浸透に県医師連盟、郵政政策研究会の支援が有効に働いている。保守票の掘り起こしと公明票に期待する丹羽は必死にドブ板選挙を展開。

◆7区 永岡氏、中村氏、柳田氏で激戦
永岡桂子 55 自<前><1>《比》

杉浦昭 60 諸新  

中村喜四郎 60 無前<10> 

柳田和己 59 民新 《比》

 自民永岡と無所属中村、民主柳田が激戦を繰り広げる。永岡は五霞、旧三和町で地元の町長や県議の支援を受けて支持を拡大。終盤は古河市、結城市などの大票田で票の上積みを図る。中村は連日、個人演説会を開き、後援会を固めている。公明の草川昭三副代表の応援を得て、同党支持層への浸透も狙う。柳田は知名度向上が課題。党幹部三人が順次応援に駆けつけ、無党派層の取り込みを図っている。 =文中敬称略

4498名無しさん:2009/08/28(金) 23:57:32
高知は1区と3区で民主党が勝つ可能性があるかもな
特に3区の中山さんに期待しているが

4499名無しさん:2009/08/29(土) 00:00:18
174 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 08:12:30 ID:1p4cSk//
共同通信 自民党が逆転された選挙区 石川二区 広島四区 愛媛一区
        自民党が逆転した選挙区  茨城6区 長崎二区

4500名無しさん:2009/08/29(土) 00:05:19
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T00083.htm
自民頼みは公明・女性票、民主は「安全運転」
 苦戦を強いられる自民党。麻生首相も27日、大阪市内で記者団に「極めて責任は重たい」と漏らしたほどだが、「公明票」と「女性票」の取り込みで、劣勢打開を目指す。

 27日、北海道内で開かれた自民党候補の街頭演説会。この候補は「公明党が比例北海道ブロックで1議席確保することは、日本にとって大切だ」と訴えた。司会者は「比例は公明党」と公然と呼びかけた。

 自民党の各候補が頼みの綱とするのが公明票だ。「比例は公明党」と呼びかける見返りに、小選挙区内の公明支持層を徹底的に固めたいとの期待がある。本来は比例選では自民党への投票を呼びかけるのが筋だが、なりふり構わず公明党への投票を訴える陣営が目立つ。

 先週末に実施した党独自の世論調査で、「女性の方が投票先を決めていない割合が高い」との結果が出たことを受け、党選挙対策本部は25日付で全候補に対し、「女性を重点対象とし、必死の運動を展開すれば、得票の上積みは可能だ」と指示した。民主党の政策を批判するため党本部が作成したパンフレットも追加発注が相次ぎ、計300万部がさばけたという。

 ただ、民主党の勢いがいっこうに衰えない現状に、自民党内では悲観論が漂う。序盤情勢調査で「民主党圧勝」と伝えられたことで「揺り戻し」への期待もあっただけに、「あとは負け幅をどれだけ減らすかだ」(党関係者)とのため息も出ている。

 一方、優位が続く民主党は「30〜40小選挙区が当落線上にある」(党関係者)と見て、最終盤では鳩山代表、菅代表代行、岡田幹事長の「3枚看板」を接戦区に投入し、てこ入れを図る。

 鳩山氏は27日、自民党の森元首相が出馬した石川2区の石川県小松市を訪れ、「ここで勝つか負けるかで、政権交代が意味をもつかどうかが判断されると言っても過言ではない」と訴えた。「圧勝」の流れを受け、鳩山氏らの演説は、党の政権公約(マニフェスト)の紹介に終始している。「失言や候補者の不祥事がない限り、流れは変わらない」(選対関係者)と見ており、逃げ切りに向けた「安全運転」が目立ってきた。

(2009年8月28日08時03分 読売新聞)

4501名無しさん:2009/08/29(土) 00:07:21
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00161828.html
衆院選 優位に戦い進める民主党が300議席台を超える勢い FNN終盤情勢分析

30日に投開票日を迎える第45回衆議院議員選挙について、FNNが調査や取材に基づき終盤情勢を分析したところ、優位に戦いを進める民主党が、300議席台を超える勢いであることが明らかになった。
それによると、民主党は、都市部・地方ともに、無党派層や保守層に支持を広げており、小選挙区と比例区をあわせると、衆院過半数を大きく上回り、公示前の自民党の議席(300)を超えて、単独で衆院の再議決も可能となる320議席も視野に入れている。
一方、自民党は、多くの選挙区で従来の支持層も固めきれず、軒並み苦戦しており、比例区とあわせて、公示前の民主党の議席規模(115)と入れ替わる可能性も出てきている。
公明党は、小選挙区で苦戦を強いられており、比例区をあわせても公示前議席(31)を下回る可能性が高く、共産党は、比例区での公示前議席(9)維持を軸とした戦いとなっている。
社民・国民新の両党は、民主党との協力も功を奏して、小選挙区での議席を確保しそうだが、党勢は伸び悩み気味となっている。
みんなの党、改革クラブは、公示前議席の維持、新党日本は衆院での議席獲得に全力を挙げるが、微妙な状況となっている。
しかし今後、まだ投票行動を決めていない有権者の動向次第では、情勢は変わる可能性が残されている。
(08/28 11:47)

4502名無しさん:2009/08/29(土) 00:28:31
http://www.ytv.co.jp/press/kansai/D10957.html
接戦増え自公追い上げ 総選挙終盤情勢調査

投票日を2日後に控え、読売テレビと読売新聞社は先週に引き続き共同で27日までの3日間、2回目の世論調査を実施。全国200選挙区で8万人以上に投票行動を聞き、近畿では48小選挙区のうち激戦区や注目区など34選挙区で調査した。今回の世論調査をもとに読売テレビが独自に近畿全体の終盤情勢を探ったところ、民主党の優位は変わらず、民主など野党が38の選挙区で優勢、自民・公明の与党優勢が4選挙区、接戦が6選挙区となっている。前回調査に比べ接戦の選挙区が増えているのが特徴。民主などが優勢の選挙区でも自民・公明候補との差は縮まっており、自公が激しく追い上げる展開となっている。また、「投票に行きますか」との問いに対して大阪府内の有権者のうち78・6%の人が「必ず行く」、17・3%が「なるべく行く」と答えた。これを先週の調査と比べると「なるべく行く」が減った分「必ず行く」が増えている。期日前投票を済ませた人も前回の選挙に比べ大幅に増えており、投票率は60%台後半だった前回を上回る可能性がある。(08/28 18:20)

4503名無しさん:2009/08/29(土) 00:39:12
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090828-OYT1T01112.htm?from=y10
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090828-564482-1-L.jpg

比例の投票先、民主は自民の倍…読売世論調査
世論調査

 読売新聞社が25〜27日に実施した衆院選第5回継続全国世論調査(電話方式)で、比例選の投票先は、民主42%が自民21%を大きく上回った。

 継続調査は今回が最終回で、第1回調査(7月7〜9日)から「民主優勢」は変わらなかった。

 比例選の「民主に投票」は4割台を維持し、前回(8月18〜20日)の「民主40%―自民24%」から差を広げ、自民の倍となった。

 小選挙区選では民主は43%(前回38%)に伸ばし、自民は25%(同25%)だった。自民は一部の地域では巻き返しているが、全国的に見ると民主の勢いを止められないでいる。

 麻生首相(自民党総裁)と鳩山民主党代表を比べて、首相にふさわしいのは鳩山氏が47%(前回46%)で、麻生氏は22%(同27%)に下がった。鳩山氏が先行を続け、今回、その差は25ポイントまで広がった。

 衆院選に関心があると答えた人は92%に達した。第1回調査以降の推移は78%→88%→88%→90%で、今回は最高を記録した。2005年「郵政選挙」で同時期に行った衆院選継続調査の90%もやや上回っている。

 関心の高まりは投票意欲に反映され、投票に「必ず行く」という人は79%(同75%)に増えた。05年衆院選時は78%だった。

 衆院選後の望ましい政権は「政界再編による新しい枠組み」28%(同25%)、「自民と民主による大連立」28%(同24%)、「民主中心」26%(同27%)、「自民中心」11%(同16%)だった。

 昨年秋以降に麻生内閣が行った一連の景気対策については「評価する」32%、「評価しない」59%だった。民主党が政権を取った場合、政治主導の政策決定をするとしていることには「評価する」45%、「評価しない」35%となった。麻生内閣の支持率は22・2%(同24・7%)、不支持率は69・1%(同64・3%)。政党支持率は民主36・0%(同33・2%)、自民23・4%(同26・9%)などだった。

(2009年8月28日21時59分 読売新聞)

4504名無しさん:2009/08/29(土) 00:56:40
「残り2%でひっくり返る」=首相、苦戦にも強気
麻生太郎首相が28日夜、遊説先から戻る途中の石川県小松空港で、民主党が圧勝の勢いとされる衆院
選情勢に関し、同党と自民党の差はわずかに「2%」程度にすぎず、逆転可能だと檄(げき)を飛ばす場面
があった。
 
これは自民党の森喜朗元首相の後援会関係者に語ったもので、首相は4年前の「郵政選挙」に触れ、
「自民党が圧勝したと言われたが(自民党と)民主党の総得票を計算すると51対49だった」と指摘した。
 
その上で「今回も最後の2%(の差)だ。何となく世の中で(民主党と)大差がつくような話になっているが、
ひっくり返る。残りあと1日、よろしくお願いしたい」と強気で通した。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009082801060

4505おま天:2009/08/29(土) 01:07:28
>>4504
>自民党が圧勝したと言われたが(自民党と)民主党の総得票を計算すると51対49だった

これ、麻生は何を計算して言っているんだろう・・・?
何か変なものをつかまされてるような気がする。

片言さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/politics/archives/50078581.html
これから計算すると比例で55:45、選挙区で57:43になるのに。

4506とはずがたり:2009/08/29(土) 01:13:45
>>4503
おおっw
8/21辺りの輿論調査のちょっとした自民恢復傾向もなんてはしゃいでた読売ワロス。

4507名無しさん:2009/08/29(土) 01:16:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908290008000-n1.htm

【09衆院選 海外の目】各国メディア、「民主圧勝」予測を詳細に報道 (1/3ページ)
2009.8.29 00:06

このニュースのトピックス:自民党

街頭演説する民主党の鳩山代表=28日午後、福岡県大牟田市 30日投開票が行われる第45回衆院選は政権選択が最大の焦点になっていることを受け、海外のメディアも高い関心をもって伝えている。民主党の勝利を前提にした分析や評論のほか、注目選挙区のルポなど過去の選挙と比べ、詳細な記事が目立つ。主要各紙誌の見出しと内容をまとめた。(大内清、北京 矢板明夫、シンガポール 宮野弘之)

 ◇間違った敵への罵倒

 自民党の麻生太郎氏と民主党の鳩山由紀夫氏は、互いを攻撃するよりも、小泉純一郎元首相による市場自由化改革の遺産を非難することに熱心のようだ。しかし、両者とも説得力ある代案は打ち出せていない。

 鳩山氏は、小泉政権以来、自民が採用したとする米国主導の“市場原理主義”をののしるが、代わりに唱えるのは柔弱な「友愛」だ。

 ただ、民主には小泉氏に感謝すべき点もある。小泉氏の郵政民営化などの改革が、自民とその支持者をつなぐ生命線を断ったかもしれないからだ。(英誌エコノミスト8月22〜28日号)

 ◇有権者動かすトップ交代への欲求

 「カエル」「ヘンカ」「チェンジ」−。選挙を前にした日本国民の念頭にはこれらの言葉がある。有権者を駆り立てているのは民主党への熱狂的支持ではなく、経済の慢性的な苦しみに責任を取ろうとせず、3人の不人気な首相を送り出してきた自民党に対する不満だ。

 日本の財政はすでに枯渇しており、有権者の多くは、(政権交代後に)民主党が政策プランを後退させることを余儀なくされると予測している。むしろ、そうでなければ心配になってしまうだろう。(28日付英紙フィナンシャル・タイムズ・アジア版)

 ◇変革間際の日本

 民主党の勝利は、日本の変革への意欲を試すことになる。若い都市部の有権者には、夫婦別姓の容認を含む幅広い分野での改革をうたった民主の公約にひかれる者が多いが、より高齢な有権者の多くは、自民党を放棄することを望むだけで、大きな変化は躊躇(ちゆうちよ)するだろう。

 民主は、女性や外国人の社会参加など、社会的な論点でよりリベラルな立場だ。こうした変革を実施できるかは、日本がどこまで社会構造に挑戦する意思があるかにかかっている。(28〜30日付米紙ウォールストリート・ジャーナル・アジア版)

 ◇圧勝の可能性、日本に衝撃

 民主党のホクト・ヨコヤマ(横山北斗氏)は、勝利が近いことに驚いている。過去4回、選挙で敗北してきた青森県で、選挙区の先頭を走っているのだ。日本中で起きている同様の出来事の一つだ。

 ここ数年間の政治的なまひ状態と、金融危機に伴う経済の落ち込みが、(青森という)特にリスクを嫌う地域の有権者にも変革の必要性を納得させたようだ。

 青森は、地方が抱える苦境の縮図だ。所得の低さや失業率の高さ、高齢化などが、大きな不満を作り出している。(28日付国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューン)

 ◇民主党の勝利は動かぬ事実 

 日本の選挙戦が終盤になるに連れ、民主党への追い風がだんだんと強くなり、各メディアの世論調査の結果では、民主党は衆院第1党から単独過半数へ、最近では3分の2の議席を獲得する勢いとなった。

 自民党の首相経験者、現役の大臣、派閥の領袖などの大物議員は、自らの長年の地盤で、知名度の低い民主党の新人候補の挑戦を受け、軒並み苦戦している。今の民主党の強さの秘密は、無党派層の心をしっかりとつかんでいるからにほかならない。それは前回の総選挙で自民党に大勝をもたらした原因でもあった。

  (28日付中国青年報)

 ◇有権者の懸念 新政権の古い政治

 多数の日本人が自民党から政権が変わることを望んでいるが、民主党が新しい政治を行えるのか、多くの公約を実現する能力があるのか、疑う人もいる。選挙後に民主党が分裂すると信じている人もいる。ただ、どの政党が勝っても日本ではそれほど大きな変化は起きないというのが共通認識だ。民主党議員には自民党出身者が多く、両党の政策は似ているからだ。一方、一政党が50年以上支配してきた国で政権交代が起きれば、失政が権力の喪失につながることを政治家に気づかせるだろう。(27日付シンガポール紙 ストレーツ・タイムズ)

4508名無しさん:2009/08/29(土) 02:27:58
真偽は不明

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/1728f74ced534cfc7dcf2dad80ab8ef6
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/1b/0545218ec32dd2895d648b1c7717adae.jpg

◎自民党支持者の「比例区は公明党に投票」はわずか7% 
2009年08月29日 01時12分40秒 | 第45回衆院選 写真=写りの関係で2枚の写真を貼り合わせてあります。

 朝日新聞編集委員は28日夜、CS「朝日ニュースター」の番組「ニュースの深層」に出演し、朝日新聞が実施している期日前投票所での出口調査で、自民党支持者のうち、公明党に投票した、と答えた人が7%にとどまっているという調査結果を紹介しました。

 朝日新聞編集委員は具体的な選挙区の当落を左右する情報は明らかにできないとしたうえで、個別選挙区の当落を左右しない情報ということで、これだけパネルを使って、さわりを紹介しました。

 「支持なし層(無党派層)」でも、5%は公明党に投票しており、自民支持層の7%とほとんど変わりありません。

 小選挙区の自民党公認候補は、「比例は公明へ」と呼び掛けているとされてきましたが、それはうわべだけの話で、現場ではまったく働きかけをしていない可能性があります。

4509名無しさん:2009/08/29(土) 02:41:06
202 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:17:35 ID:qXL7Hdbx
期日前出口(朝日新聞 比例区)

自民支持 自民党54% 民主へ31% 公明へ7%
民主支持 自民へ1% 民主へ89% 公明へ1%
公明支持 自民へ1% 民主へ1% 公明へ98%
支持なし 自民へ12% 民主へ59% 公明へ5%

232 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:20:55 ID:qXL7Hdbx
北海道
ややリードされ組 伊東

かなりリードされ組 町村 今津 昭一 武部

大きくリードされ組 それ以外

262 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:24:32 ID:qXL7Hdbx
東京1区
海江田やや優勢

東京8区
大接戦



281 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:27:01 ID:qXL7Hdbx
東京10区
江端有利 小池かなり苦戦

東京12区
接戦ながら青木
期日前で自民支持層が青木に流れている

295 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:28:17 ID:qXL7Hdbx
群馬4区
現時点では微妙に三宅リード

304 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:29:11 ID:qXL7Hdbx
石川2区
現時点で接戦から田中抜け出す
森元、惜敗率争いへ

315 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:30:05 ID:qXL7Hdbx
神奈川2区
スガ、三村接戦

330 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:30:51 ID:qXL7Hdbx
岐阜1区
かなりの差がついている
柴橋、混戦を抜け出す

343 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:32:24 ID:qXL7Hdbx
岐阜1区
ビックリするほど無党派が柴橋に

静岡7区
城内、斉木の一騎打ち
城内リード、斉木追いかける
片山さつき圏外へ

358 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:33:43 ID:qXL7Hdbx
兵庫8区
当初、冬柴リードは動かないだろうと思われていた
猛烈に田中追い上げる
現在は田中リードか
民主支持層が急速に田中へ

368 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:34:50 ID:qXL7Hdbx
愛媛1区
永江抜け出す
塩崎苦しい戦い

379 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:36:01 ID:qXL7Hdbx
広島4区
秀直、空本大接戦
まったくわからない

長崎2区
福田、混戦抜け出す



387 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:37:09 ID:qXL7Hdbx
福岡6区
鳩山、古賀接戦
鳩山優勢とはいえない

福岡7区
五分五分ではあるが、野田に勢い

399 名前:大分者 ◆GVjPtgkKao [sage] 投稿日:2009/08/28(金) 20:38:18 ID:qXL7Hdbx
以上、朝日ニュースター ニュースの深層にて朝日新聞編集員の情勢調査解説

4510事情通A氏:2009/08/29(土) 03:18:21
学会員活動家に、「大田に危険信号」なるメールが「中央」より送付されたとの事。

土日は12区に「買い物客」が殺到する事でしょうw

さて、関東の日曜日の天気は雨模様。
地方では、投票所まで数十分かかる所もあるが、変革を信じ
初めて今までと違う党に一票を投じる人も多い
与党の「低投票率への祈り」など蹴散らし、投票に出向く気概を!

4511名無しさん:2009/08/29(土) 06:30:50


8月30日20時以降

 ○  乙 もう用はない 
 く|)へ         ←層化
  〉   ヽ○ノ
 ̄ ̄7  ヘ/      ←冬柴・太田・北側・阿呆
  /   ノ
  |
 /
 |


4512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/08/29(土) 07:31:11
四国は高知のために全員当選の見込みに至っていませんから、
小沢が入ったのもわかるんじゃないですかね。
他のブロックだと、擁立ミスのせいで小選挙区で勝っても総議席は変わりませんから。

4513名無しさん:2009/08/29(土) 08:21:54
そうだね。
こうなりゃあ、接戦を勝ちぬく選挙区は 中国と四国ブロックだよ。
広島1区4区や岡山5区、四国の徳島3区に愛媛1区4区高知1区3区を勝ち抜く
値打ちは大きい。

27日28日の小沢の広島入りと四国入りはそういうことだよ。

4514とはずがたり:2009/08/29(土) 09:19:13
>>4490-4493,4496
SWERVESさん激しくおつっすヽ(´ー`)/
西日本篇も激しく期待しております(`・ω・´)

4515名無しさん:2009/08/29(土) 10:06:47
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082901000056.html

9党首、地球2周弱回る 首相、鳩山氏1万キロ以上
 政権交代を懸けた衆院選は29日で12日間の選挙戦を終える。18日の公示以降、28日までに与野党9党の党首が走った距離は7万5千キロ余り。地球を2周(1周約4万キロ)弱回った計算になる。9党首は29日夜、東京・池袋など各地で最後の訴えをして締めくくる予定だ。

 麻生太郎首相(自民党総裁)は公示日に東京都内で第一声を上げて以来、25都道府県を遊説。飛行機や鉄道、チャーターしたヘリコプターなどで移動した距離は1万3千キロ(兵庫県佐用町の豪雨現場視察含む)を超えた。

 当初は「麻生降ろし」など自民党内の結束が乱れたことや、規制緩和のゆがみで地域間格差などが広がったことへの「おわび」を遊説に盛り込んでいたが、終盤になって景気回復の実績を強調する「攻めの姿勢」に転じ、おわびは取りやめた。

 民主党の鳩山由紀夫代表も飛行機、チャーターヘリなどで1万2633キロを移動。32都道府県を遊説し麻生首相を上回った。激戦区を中心に、選挙後に連立政権を組むと想定される社民党や国民新党の候補者の応援にも駆け付けた。

 首相と公明党の太田昭宏代表がノーネクタイのクールビズスタイルで遊説する一方、鳩山氏や国民新党の綿貫民輔代表がネクタイにスーツ姿で回ったのも好対照だった。

 太田氏は11都府県で6314キロ。当初は議席増を狙う東北、九州など重点ブロックを回っていたが、自身の苦戦が伝えられた終盤は都内の自分の選挙区に張り付いた。

 共産党の志位和夫委員長は比例票掘り起こしで大都市や県庁所在地を中心に19都道府県を回り、距離は9656キロ。社民党の福島瑞穂党首は24都府県9964キロを駆けた。後半は議席確保の期待できる九州、南関東ブロックなどが中心。綿貫氏は立候補している北陸信越ブロックなど6都県、約5500キロを回った。

 みんなの党の渡辺喜美代表は10都府県7625キロ。改革クラブの渡辺秀央代表は、唯一の公認候補である大阪の前職応援のほかは自民党候補の選挙区など8都道府県で7069キロ。参院からくら替え出馬した新党日本の田中康夫代表は7都府県で約3500キロだった。

2009/08/29 06:18 【共同通信】

4516名無しさん:2009/08/29(土) 10:16:25
http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY200908280384.html

駅ビルの投票所に行列 総選挙、期日前投票に続々2009年8月29日5時40分
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京王線府中駅にある期日前投票所では、28日だけで約1800人が投票に訪れた=水野義則撮影
 衆院選の投票日を目前に控え、期日前投票に大勢の有権者が訪れている。東京都府中市の京王線府中駅のビル内に設けられた期日前投票所には、28日だけで約1800人が投票に訪れた。

 少しでも投票率を上げようと、5年前の参院選から設置された。前回05年の衆院選の時は1日の平均利用は1300人余りだったが、今回は1日約1600人と、選挙に向けた有権者の関心の高さがうかがえた。

4517名無しさん:2009/08/29(土) 10:46:37
653 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 10:36:43 ID:xxFCA5XD
自民小選挙区単独
麻生と社民相手の大野保利以外全滅しそう
群馬1 尾身 幸次
群馬2 笹川 尭
群馬3 谷津 義男
群馬4 福田 康夫
埼玉7 中野 清
東京2 深谷 隆司
東京16 島村 宜伸
神奈川11 小泉 進次郎
山梨2 堀内 光雄
静岡3 柳沢 伯夫
愛知9 海部 俊樹
愛知12 杉浦 正健
三重5 三ツ矢 憲生
大阪18 中山 太郎
兵庫4 井上 喜一
香川3 大野 功統
福岡7 古賀 誠
福岡8 麻生 太郎
佐賀3 保利 耕輔
熊本2 林田 彪

4518名無しさん:2009/08/29(土) 11:02:29
294 名前:ローカル私鉄沿線住民 ◆4MAJLu0D5c [sage] 投稿日:2009/08/29(土) 09:04:53 ID:UJPreyss
愛媛県の期日前投票 前回衆院選に比べほぼ倍増(2009-08-28・14:25)
http://ncs2.rnb.co.jp/news/detail.php?recid=12607996

8月27日時点での期日前投票人数
13万0673人(前回衆議院選挙同時期比で1.96倍)


うち、松山市(愛媛1区と愛媛2区の一部)の人数
 4万4061人(前回衆議院選挙同時期比で2.38倍)

※松山市では商業施設内に設置した期日前投票所での投票が
 1万7691人と、全体の4割を占める
※愛媛3区の新居浜市・西条市でも前回衆院選挙同時期比で
 2倍以上の人数

有権者の1割が一昨日までに投票を済ませていることになるんですねぇ。

4519名無しさん:2009/08/29(土) 11:06:29
85歳元首相 護憲へ“走る” 村山氏 疲れを押し遊説行脚
民主党の大量議席獲得による政権交代が現実味を帯びる今回の衆院選で、元首相村山富市氏(85)
=大分市=が、「憲法を守ろう」と、遊説行脚を続けている。選挙後にかつて党首を務めた社民党の存在
感が問われることを想定しての闘い。28日夜、大分県佐伯市であった大分2区の社民前職の集会でも
拳を突き上げた。

村山氏は、公示の18日に同県臼杵市で社民前職の出陣式に出席。21、22日は同県竹田、臼杵両市、
23日から1泊2日で宮城県。25、26日は熊本県に入り、27日からは再び大分県で日田、佐伯。九州を
中心に列島を飛び回る強行軍だ。戦後初めて8月に行われた衆院選。持病のぜんそくに加え風邪をひき、
社民大分県連幹部は「かなり疲れがたまっている」と気遣う。

村山氏の行動の背景には、憲法9条に対する危機感がある。社民党は選挙後、民主、国民新党と連立
政権を組む見通しだ。来年5月には、憲法改正発議が可能になる国民投票法が施行される。村山氏は、
選挙後の社民党の役割を「憲法改正を阻止すること」と話す。

村山氏の行動の原点は、軍隊から復員した時に見た故郷大分市の焼け野原の光景という。

解散時に衆院議員の約73%に当たる350人が戦後の生まれだった。今回の選挙後、その割合はさらに
高くなると予想される。旧社会党時代から一貫して護憲を掲げる社民だが、過去2回の衆院選では九州の
小選挙区で全敗した。しかし、今回は、大分2区や熊本5区で勝利の可能性が出てきた。「何としても(全国
で議席を)2けたにして、国会で発言力を増さないといかん」と話す。

政界引退後、公的な役職に就かず、月額約30万円の議員年金暮らし。妻と娘と3人の生活は、決して
楽ではない。「老後を安心して過ごせる制度の確立」。毎回ほぼ同じ紺色のスーツ姿で訴える言葉にも
実感がこもる。
(佐伯支局・中野雄策)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/118188

4520とはずがたり:2009/08/29(土) 11:06:40
>>4517
小泉はしぶとく当選しそうですね。
群馬は潰滅状態やけど。
少なくともこれだけの選挙区で清新な候補を立てられるんだから次期総選挙の自民は手強そう。
小沢仕込みのどぶ板を当選後も出来るかどうかでしょうな。

4521名無しさん:2009/08/29(土) 13:15:14
和光市駅前で早川発見。誰も相手にしてなくてかわいそうだったから、ビラを貰っといた。

4522とはずがたり:2009/08/29(土) 13:20:40
>>4521
おお,あの辺っすか。
そんなビラなんか貰ったら,今日はビラ受け取って呉れる人が多かった,潮目だってブログに書かれちゃいますよw

4523SWERVES:2009/08/29(土) 14:25:42
接戦区まとめ〜西日本編〜

東日本編は>>4490-4493>>4496を参照

新聞|京都01|京都05|大阪03|大阪06|大阪13|大阪16|兵庫08|奈良04|和歌03|
朝Ⅰ|平  ☆|記載無|接戦  |記載無|記載無|森山△|記載無|大西☆|接戦  |
読Ⅰ|平/伊|谷/小|中島△|村上☆|西/白|森/北|冬柴★|田/大|二/玉|
日経|平/伊|谷垣★|中島○|村上△|西野★|北側★|冬柴●|大/田|二階★|
毎日|平/伊|谷/小|中島△|村上☆|白/西|森山△|田/冬|大西△|玉置☆|
共Ⅰ|平  ☆|谷垣★|中/田|村/福|西野★|森/北|冬/田|大/田|玉/二|
時事|平  △|谷垣▲|中島☆|村上△|西野▲|森山△|冬柴★|田野★|二階▲|
産経|平  ☆|谷垣▲|中/田|福島▲|西野▲|森/北|冬柴★|大/田|二階★|
朝Ⅱ|平  ☆|小/谷|中/田|村/福|西野▲|森山△|田中☆|大西△|二/玉|
読Ⅱ|平  ☆|谷/小|記載無|記載無|記載無|森/北|記載無|大/田|二/玉|
共Ⅱ|情報無|谷/小|情報無|情報無|情報無|情報無|田/冬|情報無|二/玉|

4524SWERVES:2009/08/29(土) 14:26:10

新聞|鳥取02|島根02|岡山01|岡山05|広島01|広島04|徳島03|愛媛01|愛媛04|高知01|高知03|
朝Ⅰ|記載無|竹下★|接戦  |記載無|接戦  |空本☆|記載無|記載無|接戦  |記載無|接戦  |
読Ⅰ|湯原△|竹/亀|高/逢|加/花|岸/菅|空/中|仁木△|永/塩|山/高|田橋福|山/中|
日経|湯原☆|竹下●|高/逢|加/花|岸/菅|中/空|仁木☆|永江☆|山本★|田/福|山本★|
毎日|湯原△|竹下▲|高/逢|花咲☆|菅/岸|空/中|仁/後|永江△|高橋△|橋/福|中/山|
共Ⅰ|湯/赤|竹下▲|高/逢|加/花|菅/岸|中川▲|仁/後|塩崎★|高/山|田村☆|山本▲|
時事|湯/赤|竹/亀|高井☆|加藤▲|岸田▲|中川▲|仁木☆|塩/永|山本▲|田村☆|山本▲|
産経|赤沢★|竹下★|逢沢★|加藤▲|岸田★|中川▲|仁/後|塩/永|山本★|福/橋|中/山|
朝Ⅱ|湯原○|竹下★|高井☆|加/花|菅/岸|空/中|仁/後|永江☆|高/山|福/橋|山/中|
読Ⅱ|記載無|竹下★|高/逢|加/花|記載無|中/空|記載無|永/塩|高/山|田/橋|山/中|
共Ⅱ|湯原☆|竹下★|情報無|加藤▲|記載無|空/中|情報無|永/塩|山/高|福/?|情報無|

4525SWERVES:2009/08/29(土) 14:26:36

新聞|福岡06|福岡07|長崎03|長崎04|熊本03|熊本05|大分02|宮崎02|鹿児02|鹿児03|鹿児04|
朝Ⅰ|古賀☆|記載無|接戦  |記載無|記載無|金子★|接戦  |記載無|記載無|記載無|皆吉△|
読Ⅰ|古/鳩|古/野|山/谷|宮/北|後/坂|金子★|衛/重|江/道|徳/打|松/宮|皆/小|
日経|古/鳩|古/野|山田☆|宮島☆|坂本★|金子●|衛藤★|江藤▲|徳/打|松/宮|皆吉☆|
毎日|古/鳩|野田☆|山田△|宮島△|後藤△|金/中|重野△|道/江|打/徳|松下△|皆/小|
共Ⅰ|鳩山★|古賀▲|山田△|宮島△|坂/後|金子▲|衛藤★|江藤▲|徳田★|松下☆|皆/小|
時事|古賀☆|古/野|山田△|宮島☆|坂本★|金子★|衛藤★|江藤▲|徳田▲|松/宮|小里★|
産経|鳩山▲|古賀★|山田☆|北村★|後藤☆|金子▲|衛藤★|江藤▲|打/徳|松下☆|皆吉☆|
朝Ⅱ|古/鳩|野田☆|山田△|宮島△|坂/後|中島☆|重野☆|道/江|徳田★|松下△|皆吉☆|
読Ⅱ|鳩/古|野/古|山田☆|宮島☆|記載無|記載無|記載無|記載無|打/徳|松/宮|小/皆|
共Ⅱ|鳩/古|情報無|情報無|情報無|後/坂|情報無|重/衛|情報無|情報無|情報無|皆/小|

4526とはずがたり:2009/08/29(土) 14:29:37
>>4523-4526
おお,有り難うございますm(_ _)m

結構各調査バラツキがあるので各選挙区数百の輿論調査の結果を綜合して直前情勢再計算してより正確な情勢推定したい所だけど,なんか時間切れっぽいなぁ(´・ω・`)

4527千葉9区:2009/08/29(土) 16:05:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082902000093.html
<政権選択>党首遊説先 分析すれば  攻める民主 防戦自民
2009年8月29日 紙面から

 8月18日に公示された衆院選も残すところあと1日。麻生太郎首相(自民党総裁)、民主党の鳩山由紀夫代表は公示以来、休むことなく全国を飛び回り、応援演説を続けてきた。両党首の遊説先の選挙区を分析してみると、民主が攻め、自民が防戦に追われる姿が浮かび上がってくる。 (清水俊介)

 二十九日に麻生首相、鳩山氏が訪れる予定の選挙区も含めると、十八日の公示以降、麻生首相が街頭演説や事務所激励などを行うのは二十七都道府県、六十八選挙区に上る。対する鳩山氏の訪問は二十八都道府県、六十二選挙区となる。

 党首の遊説先は、各党が選挙情勢を分析し、「接戦」とみた選挙区に決めることが一般的だ。そのため、両党首の遊説先からは「民主優位、与党苦戦」の構図がはっきりと見て取れる。

 麻生首相が訪れた六十八選挙区のうち、六割にあたる四十四選挙区が二〇〇〇年、〇三年、〇五年の過去三回の衆院選で自民、公明の与党が三連勝している「常勝区」だ。本来であれば、与党の地盤である「常勝区」には、首相が応援演説に入るまでもなく勝利を見通せるのだが、今回ばかりは勝手が違うようだ。

 この傾向は、選挙戦が進むにつれて顕著になる。十二日間の選挙戦で、後半の二十四日以降に麻生首相が訪れた四十選挙区のうち、「常勝区」は75%にあたる三十となる。麻生首相の選挙戦後半の遊説の四分の三は、与党の地盤固めに追われているとも言える。

 対する民主党。鳩山氏が訪れた六十二選挙区のうち三十一選挙区の相手候補は閣僚や党役員の経験者。民主党の“大物狙い”の姿勢が浮かび上がる。二十八日に鳩山氏が訪れたのは、塩崎恭久元官房長官の愛媛1区、古賀誠・自民党選対本部長代理の福岡7区、久間章生元防衛相の長崎2区など。いずれも今回の衆院選で全国的な注目区となっている選挙区を駆け足でテコ入れした。

 麻生首相と鳩山氏の遊説先のうち、両党首がともに訪れるのは十三都府県の二十二選挙区。党首が応援に入った選挙区の勝率は、選挙における「党首力」のバロメーターでもあり、この二十二選挙区の勝敗も注目される。

 最終日の二十九日には両党首の“遊説直接対決”もある。自民、民主両党は党首の最後の遊説先に東京10区の池袋駅を選んだ。二十九日午後七時半、池袋駅を東西に挟んで麻生首相と鳩山氏が有権者に最後の訴えを行い、政権選択の選挙戦はクライマックスを迎える。

4528千葉9区:2009/08/29(土) 16:06:21
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090829ddlk13010231000c.html
’09衆院選:石原知事が初、自民候補を応援−−新宿 /東京
 30日投開票の衆院選で、石原慎太郎知事は28日、新宿区内で自民党前職候補の応援に駆けつけ、街頭演説を行った。今回の衆院選で、石原知事が都内の候補者の応援演説を行うのは初めて。報道各社が「民主党優位」との世論調査結果を報じる中、石原知事は民主党の鳩山由紀夫代表の個人献金問題に触れ、「死んだ人間の名前使って政治献金した。脱税に近いし、完全に詐欺」と批判した。

 都内では、東京8区(杉並区)で石原知事の長男、伸晃氏(52)、東京3区(品川区、大田区北西部、島しょ部)で三男の宏高氏(45)がそれぞれ立候補しており、28日の定例記者会見では、応援の有無についての質問が出た。石原知事は、「オヤジが出て行ってどうこうなるものでもない。当人の努力が山積して結果が出ることだ」としつつ、記者から再度「今回はどうでしょうか」と詰められると、「どうでしょうな。残り日にちも少ないし」と述べ、明言を避けた。

 石原知事は五輪招致ロビー活動のため、今月13〜24日、世界陸上選手権の行われていたベルリンなどへ出張。帰国後は、福岡や鹿児島へ応援に足を運んでいた。【江畑佳明】

〔都内版〕

4529名無しさん:2009/08/29(土) 19:11:49
台風11号が発生したみたいだな…
明日の投票日に影響がなければいいが…

4531名無しさん:2009/08/29(土) 22:14:30
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908290217.html

期日前投票、前回の1.6倍 28日時点で1094万人2009年8月29日19時26分
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 総務省は29日、総選挙の期日前投票について、28日時点の集計(小選挙区)を発表した。公示翌日の19日からの10日間で有権者の10.49%にあたる1094万4845人が投票した。05年の前回総選挙の同じ時期より63%増え、国政選挙で最多だった07年参院選の1079万8737人を、すでに上回った。

 都道府県別では、有権者のうち期日前投票をした人の割合が最も高いのは秋田(17.0%)で、愛媛(13.6%)、鹿児島(13.3%)が続いた。低かったのは滋賀(8.2%)、青森(8.8%)、宮城(9.0%)の順。10%を超えたのは28都道県で、九州は全県で10%を上回った。

 期日前投票は国政選挙では04年参院選から導入された。投票日とほぼ同じ手続きで投票できる手軽さから、投票者に占める割合は04年参院選12%、05年総選挙13%、07年参院選18%と増えてきている。

4532名無しさん:2009/08/29(土) 22:16:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900248

民主手応え、自民は危機感=各党胸算用−衆院選【09衆院選】
 「政権選択」が焦点となった衆院選。与野党各党は30日の投票日を前に、期待と不安を込めながら獲得議席を予測している。
 ◇「3分の1」に激減か−自民
 自民党は公示前は300議席だったが、麻生太郎首相(総裁)が「勝敗ライン」とした公明党と合わせて241議席の過半数維持は望めそうもない。小選挙区で当選が確実なのは「50議席台後半」(選対幹部)で、比例代表も50議席程度にとどまるとみている。同党は、過去4回の選挙で無敗だった「常勝区」にも首相を投入し、てこ入れした。
 ◇「3分の2」も視野−民主
 追い風に乗る民主党は、参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2(320議席)以上も視野に入ってきたとみる。「小選挙区だけで240議席を固めた。比例で候補が不足するかもしれない」(選対)と、「大勝」の予感が漂う。
 ◇選挙区で苦戦−公明
 公示前31議席の死守が目標の公明党は、比例は前回の23議席確保に自信をみせるが、太田昭宏代表や北側一雄幹事長ら小選挙区の8候補はいずれも接戦、苦戦を強いられ、「小選挙区は壊滅状態になる可能性もある」と緊張感が高まる。
 ◇9議席以上を期待−共産
 共産党は、小選挙区候補を152人に絞って比例に集中。小選挙区での議席獲得は厳しいとみるが、「比例は手応えはいい」と、公示前9議席の上積みに期待する。
 ◇選挙区で4議席も−社民
 民主党と選挙協力する社民党では、前回1議席だった小選挙区で「4議席に届く可能性も」との見方も。ただ、比例は勢いがみられず、公示前の7議席維持に確信を持てずにいる。
 ◇党幹部の当落注視−国民新
 公示前の4議席に届くかは微妙。綿貫民輔代表や亀井久興幹事長の当選が見通せていない。(2009/08/29-19:06)

4533名無しさん:2009/08/29(土) 22:17:54
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200908290173.html

《政治決戦24時:29日》「ほどほどのバランス」2009年8月29日17時27分
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 自民党の細田博之幹事長が東京都府中市で街頭演説し、「『政権交代』『政権交代』とセミが鳴くように言っているが、油断ならない。何が起こるかわからない」。民主党のマニフェストの目玉である子ども手当を取り上げ、貯蓄に回れば「死に金になる」と批判。「手品で帽子の中からハトがでるようなことを言って、私たちに任せてくださいと、こんなウソがまかり通っちゃいけない」

 舛添厚生労働相が岐阜市で野田聖子消費者担当相の応援演説。「おそらく日本で最初の女性宰相になるであろう(野田さんを)、こんなくだらん政権交代の風で落とすようなことがあったら日本の損失だ」

 新党大地の鈴木宗男代表が札幌市で街頭演説し、「小泉チルドレンという言葉が4年前にできた。今度、民主党チルドレンができる。わけのわからん200人出したって逆に大変だ。あまり民主党さんに勝ち過ぎさせても良い政治はできない。ほどほどのバランスが必要だ」

 民主党の小沢一郎代表代行が福岡県柳川市で街頭演説し、「民主主義は多数がものをいう。最終的には多数決ですべて決せられます。一昨年の参院選で野党が過半数をとった。我々の法案を参院は通過させたが、衆院で全部、自民党に否決された。本当に政策を実現するには、この総選挙で勝たなくてはなりません」

4534名無しさん:2009/08/29(土) 23:35:04
和光市駅前にまだ早川がいたwなんかかわいそうになってきた…他の選挙区だから関係ないけどw

4535チバQ:2009/08/29(土) 23:38:18
あと22分を大切にするのは偉いと思う
土曜の夜だから、夜遅く帰る人の票も馬鹿には出来ないと思う






票につながるかは別だが

4536とはずがたり:2009/08/29(土) 23:55:51
>>4534
もお11時過ぎなのに!?必死だな〜。
しかも折角ビラ受け取って貰った4534氏は違う選挙区違ったとはw

4537チバQ:2009/08/30(日) 00:18:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908292254018-n1.htm
【09衆院選】「この国はどう変わるのか」 真夏のロングラン攻防 (1/2ページ)
2009.8.29 22:51

池袋駅東口での街頭演説で、最後のお願いをする麻生太郎首相=8月29日夜、東京都豊島区の池袋駅東口(撮影・早坂洋祐) 40日間にわたるロングラン選挙のフィナーレの地として自民、民主両党は東京・池袋駅を選んだ。東口に陣取った麻生太郎首相(自民党総裁)、西口は民主党の鳩山由紀夫代表。ともに鬼気迫る表情でスポットライトを浴びた。

 首相「みなさんの暮らしを守ると同時に日本を守らなければならない。世界が期待する技術、先祖から受け継いだDNAと底力、経済成長政策。この3つがそろっている日本の未来が暗いわけがない。麻生太郎は日本の未来に責任を取ります」

 鳩山氏「米国ではイラク戦争への反省からオバマ大統領が誕生した。米国民は大変な勇気を世界に示した。日本にできないはずがない。古い政治をこのまま続けるのか。勇気を持って歴史を塗り替えるか。その選択の選挙なんです」

 両陣営とも人垣で身動きもできないほど。違いと言えば、首相側は日の丸の小旗が多数揺れ、鳩山氏側はほぼ皆無だったことくらいだった。



     

 首相は、自民党内の「麻生降ろし」がピリオドを打った直後の7月21日に衆院を解散した。この時点で選挙があれば自民党の大敗は確実だったが、憲法で許される最大日程(40日間)の「冷却期間」を置けば十分挽回できると踏んだからだ。

 首相は「8月を日本を考える1カ月にしてほしい」と訴え、これまでの経済政策の実績を強調。「政権ではなく政策を選択してほしい」と説き、民主党の外交・安全保障、教育政策の危うさ、経済政策の一貫性のなさを批判してきた。

 この戦略はうまくいくかに見えた。この間、鳩山氏はマニフェスト(政権公約)に掲げた日米FTAなどで発言がブレ続け、外交・安全保障をめぐり、民主、社民、国民新の3党の足並みも乱れた。鹿児島県では国旗を切り張りし民主党旗を作る“事件”も発覚。自民党の支持率はジワジワと回復した。

 8月中旬の自民党の分析では300選挙区中110議席前後で勝算が立ち、党執行部は「このまま支持基盤を固めれば」と手応えを感じていた。

                    ◇

 一方、民主党は「政権交代」「新旧交代」を一点張りで訴える戦術に出た。外交・安全保障政策に対する自民党の攻撃には一切応じず、幹部の足並みが乱れぬようオフレコ発言も極力慎しんだ。鳩山氏は就任後ほぼ連日続けてきた記者団のぶら下がり取材にも応じなくなった。

 これが功を奏したのか、18日の公示後は民主党に再び追い風が吹き始めた。各メディアは「民主党300議席超の勢い」と次々に報じ、勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」で民主党はさらに勢いづいた。

 このような状況では自民党に「危機バネ」が働くものだが、今回はあまり効かなかった。原因は自民党の集票マシンである業界団体が今後の“報復”を恐れ、「両にらみ」に転じたためだとみられている。

 それでも首相は「選挙は2%の勝負だ。100人に2人が変わればひっくり返る。だから選挙は最後まで分からない」と強気を崩さない。確かに2%の投票先が変われば選挙区情勢は数十議席単位で入れ替わる。

 だが、今回は4年前の郵政選挙のような明確な争点はない。与野党の政策論争も乏しかった。ある閣僚経験者は「今回の風は薄気味悪い」とこぼした。なぜ、どこから吹くのか、はっきりしないからだ。「日本はどう変わろうとしているのか」。与野党とも明確な答えを示せぬまま「審判の日」を迎えた。(石橋文登)

4538 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/30(日) 00:19:33
>4490-4493、>>4496>>4523-4526

数値化しました。野党有利 ○+4>△+3>☆+2>接戦>★−2>▲−3>●−4 与党有利
単純な平均ではなく、調査時期と媒体(っていうか産経さん、逆張りしすぎ)によって、
傾斜をつけています。

青森03 ☆1.61 大島<田名部
秋田02 −0.15 金田>川口
山形01 ☆1.78 遠藤<鹿野
福島02 ☆1.32 根本<太田

茨城02 +0.58 額賀>石津
茨城04 +0.58 梶山<高野
茨城06 ☆1.46 丹羽<大泉
茨城07 +0.56 中村<柳田
栃木01 △2.03 船田<石森
栃木05 ★1.36 茂木>富岡
群馬01 ☆1.63 尾身<宮崎
群馬04 −0.79 福田>三宅

千葉11 +0.47 森_<金子
千葉12 ★1.19 浜田>中後
神奈01 △2.15 松本<中林
神奈02 −0.15 管_>三村
神奈03 △2.25 小此<岡本
神奈11 ▲2.00 小泉>横粂
神奈13 −0.03 甘利>橘
神奈15 ★1.00 河野>勝又
山梨02 ☆1.87 堀内<坂口

東京01 ☆1.63 与謝<海江田
東京11 ▲2.59 下村>有田
東京12 ☆1.26 太田<青木
東京13 ☆1.28 鴨下<平山
東京16 ☆1.62 島村<初鹿
東京17 ★1.46 平沢>早川

富山03 −0.23 橘_>相本
石川01 ☆1.67 馳_<奥田
石川02 +0.59 森_<田中
石川03 ☆1.48 北村<近藤
福井02 +0.33 山本<糸川
福井03 ☆1.28 高木<松宮

岐阜01 ☆1.77 野田<柴原
岐阜02 ★1.85 棚橋>橋本
岐阜04 ★1.41 金子>今井
岐阜05 ☆1.62 古屋<阿知波
静岡07 ▲2.85 城内>斉木
静岡08 +0.26 塩谷<斉藤
愛知13 ☆1.06 大村<大西
愛知15 ☆1.38 山本<森本
三重01 △2.26 川崎<中井
三重05 ☆1.05 三矢<藤田

京都01 ☆1.85 伊吹<平
京都05 ★1.15 谷垣>小原
大阪03 ☆1.33 田端<中島
大阪06 ☆1.46 福島<村上
大阪13 ★1.85 西野>白石
大阪16 ☆1.79 北側<森山
兵庫08 −0.08 冬柴>田中
奈良04 ☆1.11 田野<大西
和歌03 −0.79 二階>玉置

鳥取02 △2.10 赤沢<湯原
島根02 ▲2.10 竹下>亀井
岡山01 +0.99 逢沢<高井
岡山05 ★1.33 加藤>花咲
広島01 −0.21 岸田>菅川
広島04 −0.33 中川>空本

徳島03 ☆1.54 後藤<仁木
愛媛01 ☆0.64 塩崎<永江
愛媛04 −0.05 山本>高橋
高知01 ☆0.26 与党<田村 ※田村だけを基準に比較してます
高知03 ★1.04 山本>中山

福岡06 +0.12 鳩山<古賀
福岡07 +0.18 古賀<野田
長崎03 △2.14 谷川<山田
長崎04 △2.05 北村<宮島
熊本03 +0.28 坂本<後藤
熊本05 ★1.54 金子>中島
大分02 +0.12 衛藤<重野
宮崎02 ★1.15 江藤>道休
鹿児02 −0.49 徳田>打越
鹿児03 ☆1.67 宮路<松下
鹿児04 +0.82 小里<皆吉

4539チバQ:2009/08/30(日) 00:19:56
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090829/tky0908292020007-n1.htm
【衆院選】石原知事が長男、伸晃氏を応援
2009.8.29 20:19
 石原慎太郎都知事は29日、衆院選に東京8区から立候補している自民党都連会長で長男の石原伸晃氏の応援に入った。

 石原知事は杉並区のJR西荻窪駅前で伸晃氏とともに街宣車にのぼり、民主党の小沢一郎代表代行、鳩山由紀夫代表の批判を展開。その上で「これからの日本は若い政治家が物を言わなければいけない。親バカですが、息子をよろしくお願いします」と呼びかけた。

 石原知事はこの日、高円寺阿波踊り大会の開会式でも、法被姿で伸晃氏と並んでテープカット。元都議で東京7区の松本文明氏の打ち上げにも出席した。

 前日には東京1区の与謝野馨氏の応援で新宿区内で街頭に立ち、27日には福岡2区の山崎拓氏の応援のため福岡市を訪れている。

 石原知事は29日の定例会見で、応援演説について「私にとって親しい人、大事な人のところに行くだけ」と話していた。

4540チバQ:2009/08/30(日) 00:21:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000084-jij-pol
期日前投票、1094万人=前回衆院選の1.6倍
8月29日18時8分配信 時事通信

 総務省は29日、衆院選の期日前投票の状況を発表した。公示翌日の19日から投票日2日前の28日までに投票した人は1094万4845人で、2005年衆院選の投票日2日前(672万4889人)に比べ62.8%の増加となった。有権者(約1億434万人)の10.5%が投票を済ませたことになる。制度が定着してきたことに加え、今回の衆院選への有権者の関心の高まりが背景にあるとみられる。
 期日前の投票者数は、全都道府県で前回衆院選を上回った。増加率が最も高かったのは秋田県の86.7%で、愛媛県の82.0%、徳島県の81.5%などが続いた。最も低かったのは北海道の47.5%だった。

4541チバQ:2009/08/30(日) 00:23:19
なぜ大阪4で!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000583-san-pol
最後の「お願いコール」 ハマコー土下座
8月29日23時6分配信 産経新聞


 「政権選択」を焦点に繰り広げられた真夏の衆院選挙戦が幕を閉じた。年金、医療、教育、地方分権…。関西でもさまざまな懸案をめぐり訴えを重ねてきた候補者らは29日夜、マイクのスイッチを切る午後8時の寸前まで支持拡大に向け、声を張り上げた。「あと1人、2人でも声をかけていただけませんか」。初秋の気配が漂うようになった夜空に、最後の「お願いコール」が吸い込まれていった。

 「マイクを握ることができるのはあと2分。ご支援ありがとうございました」。自民党前職との激しい接戦を繰り広げた大阪1区(大阪市中央区など)の民主党新人は、事務所前での「マイク納め」の演説で「堂々と明日を迎え、人事を尽くして天命を待ちたい」と支持者らに深々と頭を下げた。

 昨年以来、これで街頭演説は3874回目といい、すっかりつぶれた声でのあいさつに、支持者らは「よくやった」とねぎらいの言葉をかけた。

 大阪4区(大阪市北区など)の自民党前職は、繁華街で最後の街頭演説会。元衆院議員の浜田幸一氏が来援し、路上で土下座して「知り合いに投票を頼んでください」などとお願いするパフォーマンスをみせた。

 浜田氏は「麻生太郎首相は運が悪い。自民党のためていた膿(うみ)を全部かぶった。私を副総理にして泥をかぶせていれば何とかなった」と“ハマコー節”を披露。最後は十八番の「おかあさん」を熱唱し、週末の夜を楽しむ人たちの喝采(かつさい)を浴びていた。

 大阪13区(東大阪市)の国民新党新人のもとには、同党の亀井静香代表代行が駆けつけた。

 「あと1人、2人でも声をかけていただけませんか」と亀井氏。「あさってから日本の新しい政治が始まる。この東大阪から皆さんの代表を送ってください」と力を込め、何度も聴衆に頭を下げた。

 大阪10区(高槻市など)の社民党前職は、市内のデパート前で「最後のお願い」に臨み、「責任政党と言っている自民党は今まで何をしてきたのか。この4年間の政治を判断するのが今回の選挙です」と政権交代の必要性を改めて訴えた。

 兵庫8区では、盤石の地盤で当選を重ねてきた公明党前職の冬柴鉄三氏(73)と、民主党の全面支援を受け、抜群の知名度を誇る新党日本新人の田中康夫氏(53)という与野党の大物2人が最終日まで激しいつばぜり合いを繰り広げた。

 冬柴氏は午前中から尼崎市内各地を精力的に駆け回り、JR尼崎駅前などで街頭演説。夜は阪神尼崎駅前で大勢の支持者を前にマイクを握り、「何としても勝利させてください。負けるわけにはいかない」と絶叫。8期連続当選に強い執念を見せた。

 一方、田中氏は朝、JR立花駅前での演説で活動をスタート。阪神尼崎駅近くの商店街などを練り歩き、最後は選挙事務所前で「明日は尼崎が目覚める日。“脱しがらみ”だからこそできる本当の政権交代を、みなさまと一緒に実現したい」と語気を強めた。

 兵庫8区ではほかに、社民党新人の市来伴子氏(32)、共産党新人の庄本悦子氏(55)、幸福実現党新人の角出智一氏(43)も支持を訴えている。

4542チバQ:2009/08/30(日) 00:24:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000580-san-pol
必死にもがく大物たち 声振り絞り“懇願”
8月29日22時38分配信 産経新聞

 衆院選の選挙戦最終日となった29日。候補者らは、1人でも多くの有権者に支持を訴えようと、炎天下を汗まみれで駆け回った。従来なら自らの選挙区に入ることが少なかった自民党の大物候補者たちも、逆風が吹く今回ばかりは事情が違う。地元でぎりぎりまで、声を振り絞った。

 「どうか力を貸して下さい」。前首相の福田康夫氏(73)は、声を張り上げ“懇願”した。29日午後6時過ぎ、群馬県高崎市のJR高崎駅前での光景だ。

 連日の遊説で顔は真っ黒に日焼けし、肩からは、初出馬以来ずっと嫌がっていた「福田康夫」というタスキをかけている。クールなスタイルを投げ打った姿に、必死さが伝わる。

 演説が終わると、数百メートルにわたって駅前の繁華街を歩き、道行く有権者らと握手。手を差し出し、「はい、どうも」「よろしくお願いしますね」と、小さな声ながら、一人ひとりに声をかけた。携帯電話で写真を撮る若者には、笑みを浮かべる“サービス”も。

 前回衆院選まで群馬4区で圧勝を続けてきた福田氏。父親の赳夫元首相の代からほとんどの選挙が大勝で負け知らず。だが、今回初めて、民主党新人の三宅雪子氏(44)に激しく追い上げられ、「互角の戦い」(選対幹部)を展開した。

 いつもは妻や長男まかせで、本人は数日間しか地元入りしない「殿様選挙」(陣営幹部)だったが、今回は地元へ張り付いた。比例代表との重複立候補をせず、選挙区で敗れれば、落選が決まる。これまであまり乗らなかった選挙カーにも乗り、タスキもかけた。

 一方の三宅氏の最終日は、選挙カーでの行脚に加え、JR高崎駅前で演説。有権者を前に「みなさんの1票でこの世の中を変えましょう」と、政権交代を意識した言葉で締めくくった。

               ◇

  4年前に続き前財務相の中川昭一氏(56)と民主の石川知裕氏(36)が激しく火花を散らす北海道11区。

 ローマでの「もうろう会見」で自民への逆風をあおってしまった中川氏の演説は最終日も、「申し訳ない」で始まった。その上で「民主の無責任な政治に任せては十勝が崩壊する。だまされないで」と絶叫し、選挙戦を締めくくった。

 中川氏の“武器”は、ギュッと結んだ「はちまき」。農水相だった父の故・一郎氏を引き合いに「このはちまきは父のもの。なんとしても勝ち抜かせていただきたい」と訴えた。

 一方、民主党への追い風に加え、地元で強い人気の鈴木宗男氏(新党大地)の支援を受ける石川氏は、新党大地のイメージカラーの緑のポロシャツ姿で「政権交代しかない」と、声を枯らした。

 閣僚経験を重ね自民党若手のホープと目されてきた中川氏は、従来の選挙では他候補の応援に回りほとんど地元に帰ることはなかった。だが今回は長靴姿で選挙区内の農家を地道におわび行脚し「初当選以来」(陣営)のどぶ板選挙を展開した。スタッフも「助けて下さい」「ようやく肩を並べるところまできた」と絶叫して支援を訴えた。

 最終日の29日、白地に赤い字で「必勝」と書いたはちまき姿の中川氏は日中、帯広市内を車でくまなく遊説。午後7時、市内のデパート前の路上を埋めた約700人の支援者を前に最後の街頭演説に臨み、戦いを締めくくった。

4543チバQ:2009/08/30(日) 00:25:20
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/295436/
小沢VS森 40年間「因縁」の行方は…
配信元:
2009/08/29 22:18更新
 民主党で衆院選を仕切ってきた小沢一郎代表代行が29日、最後の応援先に選んだのは、森喜朗元首相が出馬する石川2区だった。小沢、森両氏は昭和44年初当選の同期。時にライバルとして、時に盟友として40年にわたり政界の荒波をかいくぐってきた2人の「因縁」の行方は…。

 森氏は平成6年、村山富市首相の自社さ連立内閣を発足させ、小沢氏が主導した連立内閣から政権を奪取した立役者だ。その後は旧自由党との自自連立、19年の大連立構想で小沢氏とのパイプ役を務め、「つかず離れず」の関係にあった。

 だが、民主党への追い風を受け、小沢氏は容赦しなかった。新人女性候補を擁立し、強力にテコ入れ。森氏は「ドブ板選挙」を強いられることになった。

 小沢氏は29日夜、小松市の小松ドーム前に約6千人を集め、「日本の政治に必要なのは政界で手練手管を用いる人ではない。相手はちょっとの間だが首相をした自民党の大物だが、ポストや地位に汲々とする政治家はもはや必要ない」と森氏との決別を宣言。森氏はJR小松駅前で「私は政権交代とは何なのか考え続け、ついに敵をはっきりと見つけた。その敵は小松ドームにいる」と小沢氏への敵意をむき出しにした。

4544とはずがたり:2009/08/30(日) 00:26:42
>>4538
あざーすヽ(´ー`)/
この書き方は橋本は与党扱いなんですか?

>>4539
伸晃結構追い詰められとる?

>>4540
いやぁ投票率楽しみッスね。

4545 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/30(日) 00:28:27
>>4538
早速ミス発見

茨城02 +0.58 額賀<石津 (朝日、読売の中盤情勢で額賀<石津になったのが大きい)
愛媛01 −0.64 塩崎<永江 (記号のミス)

4546チバQ:2009/08/30(日) 00:29:08
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090830k0000m010090000c.html
衆院選:自民VS民主 最後の夜は池袋対決

街頭演説に聴き入る大勢の聴衆=東京都豊島区の池袋駅前で2009年8月29日午後7時39分、長谷川直亮撮影(一部画像を処理しています) 自公政権の継続か、政権交代か。衆院選の選挙戦最終日となった29日夜、各地の激戦区では、大物たちが声をからして支持を呼び掛けた。麻生太郎首相と民主党の鳩山由紀夫代表は、ともに東京・池袋を最後の遊説地に選び、駅を挟んだ至近距離での対決で攻防を締めくくった。いよいよ迎えた選択の時。一票を投じる有権者も、最後の訴えに耳を傾けた。【林哲平、山本太一、渡辺暢】

 麻生首相は東京10区から出馬している元環境相の小池百合子氏(57)の応援のために、JR池袋駅東口に駆けつけた。約6000人の聴衆であふれ返る中、水色のシャツ姿の麻生首相は午後7時36分から約10分間、マイクを握り「戦後の安全な社会を作ったのは自民党だ」と実績をアピール。最後に「日本の未来を明るく豊かにするのはどこか。自由民主党だ。麻生太郎がその責任をとります」と締めると「麻生」コールがわき上がった。

 小池氏は「私には夢があります。I have a dream」と英語を交えて演説。「私は今後も働き続けたい。よろしくお願いします」と頭を下げると、聴衆から「百合子、愛してる」と絶叫が響いた。首相の演説を聴いた豊島区の自営業の男性(70)は「国を守れるのは自民党だけ。小池さんの行動力には期待が持てる」と話した。

 「歴史を塗り替えるには勇気がいる」。麻生首相の演説が終わるころ、鳩山代表は地下通路で結ばれた駅の反対側にある池袋西口公園で声を張り上げた。周辺には約5000人が集まり、バスの進入路と車道を隔てる分離帯の上にも聴衆が連なった。

 テレビカメラ用のライトやフラッシュが一斉に光り、「次期総理」「政権交代」と声が飛ぶなか、鳩山代表は現政権を「官僚任せ」と批判。「8月30日という日が、5年後、10年後に『この日から日本の政治が変わった』と思ってもらえる時が来ると確信している」と強調した。小池氏に挑む新人の江端貴子氏(49)も「大きなお金の流れを変えるのが民主党の政権交代」と訴えた。

 豊島区内の主婦、松崎久子さん(60)は「民主党は政策を勉強しているイメージがあり、足りないのは経験だけ。ガタガタするだろうが、やりながら学んでほしい」と期待を込めた。

 共産新人の山本敏江氏(60)も午後6時ごろから、池袋駅西口で演説し、「国民の生活を壊した自公政権は退場を」と訴えた。

4547チバQ:2009/08/30(日) 00:35:45
>>4537>>4546
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900293
「今こそ新しい政治を」=声からし政権交代訴え−民主・鳩山代表
 「新しい政治を今こそつくり出す」「勇気を持った政権選択の選挙です」。民主党の鳩山由紀夫代表は午後7時半、東京10区のJR池袋駅西口公園前で江端貴子氏の応援演説に立ち、1万人以上の聴衆を前に、声をからして政権交代を訴えた。
 この日、大阪府内で計5選挙区をはしごした鳩山代表。赤く日焼けした顔をさらに紅潮させ、「古い政治をこれからもしょうがないと続けるのか、新しい政治を今こそつくり出していくか。政権選択の選挙だ」と支持を求めた。
 同じ時間帯、駅の反対側では自民党の麻生太郎首相が街頭演説中。鳩山代表は「古い政治とは何か。官僚主導の政治だ」と自公政権を批判し、「財政再建を錦の御旗に掲げた結果、社会保障が切り捨てられた。まさに人の命が粗末にされてしまっている」と強調。「こんな政治は誰でもできるが、こんな政治だけは決してやってはいけない」と呼び掛けると、聴衆からは拍手とともに「鳩山総理」の掛け声が飛んだ。
 鳩山代表は午後8時ぎりぎりまで「歴史を塗り替えることは勇気がいるが、できないことはない」と声を張り上げ続けた。 
 演説を聴いていた東京都豊島区の会社員藤田豊さん(51)は「小泉改革で日本はおかしな社会になった。政権交代のために今回は民主に入れる」と話した。(2009/08/29-21:36)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082900279
「自民党に力を」首相絶叫=麻生コール、熱狂渦巻く−東京・池袋
 自民党総裁の麻生太郎首相は、東京・池袋のJR池袋駅東口を全国遊説の終着地に選び、「われわれに力を与えてください」と絶叫。伝えられる劣勢がうそのように、1万人以上の群衆からは「麻生」コールが沸き起こり、首相は満面の笑顔で拳を高々と突き上げた。
 首相が東口ロータリーに到着したのは午後7時半すぎ。ワイシャツの袖をまくり上げた姿は、まさに戦う党首。選挙カーの上で東京10区出馬の元防衛相小池百合子氏の横に立つと、「麻生さーん」と声援が飛んだ。
 「景気対策を麻生太郎は完全にやり遂げてみせます」「日本を守るのは自由民主党」。約15分間にわたり必死の形相で絶叫。「貨物検査法案は衆院を通ったが、参院で審議未了の廃案。小沢一郎氏は国連中心主義と言っていたが、言ってることとやってることが違うでしょうが」と、小沢攻撃も織り交ぜた。
 対する鳩山由紀夫民主党代表が同時刻に駅を挟む西口で演説していることも意識、「東口に集まってくださり、厚く御礼申し上げます」と頭を下げた。演説終了後は麻生コールがこだまし、首相も笑顔で両拳を夜空に高々と突き上げ応じた。
 東口には1時間以上も前から大勢が待機。首相の到着時には通行人も足を止めて駅構内にまであふれかえるほどの黒い人垣ができ、握手を求めて群衆が殺到した。 (2009/08/29-21:18)

4548チバQ:2009/08/30(日) 00:37:19
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090830k0000m010067000c.html
衆院選:照準は自民大物 小沢氏が福岡、石川入り

1000人以上の聴衆が集まった街頭演説会場を眺め、満足そうな表情を見せた民主党の小沢一郎代表代行=福岡県柳川市で2009年8月29日午後3時29分、渡辺創撮影 民主党の小沢一郎代表代行は選挙戦最終日の29日、同党の新人が自民党の大物前職と接戦を展開している福岡、石川両県の選挙区に入り、2カ所で計3000人以上を前に街頭演説をした。「国民を無視した今までの政治を続けるか、本当に国民の生活、暮らしをしっかりと守る政権を作るか。大事な選択だ」と訴え、大物追い落としで自民党に打撃を加えることを狙った戦略に全力を注いだ。

 小沢氏が最後の応援先に選んだのは、民主党の野田国義・前八女市長が古賀誠選対本部長代理と競う福岡7区と、同党の田中美絵子氏が森喜朗元首相と対決する石川2区。福岡7区で小沢氏は、約1100人が集まった柳川市の公園で約15分聴衆と握手して回った後、「民主主義は多数決ですべて決まる。本当に政策を実現するにはこの選挙で勝たなくてはならない」と強調した。【渡辺創】

4549 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/30(日) 00:42:33
>>4544
まあ、非民主連立政権側ということで>橋本は与党扱いなんですか?

4550チバQ:2009/08/30(日) 00:48:55
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02042628/1.htm
麻生首相の応援選挙区ほぼ全滅!!

2009年8月29日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●コイツが出てくると票が逃げる

「金がねぇなら結婚しない方がいい」。都内の会合でこう発言し、就職難で収入が伸び悩む若者から総スカンを食らった麻生首相。もはや自民党惨敗は確実なのに、総裁本人だけがノーテンキな発言で票を減らし続けている。そんな麻生だから、応援演説に入った選挙区も今や「全滅」状態だ。


 7月の都議選で、自民候補58人中、57人の応援に入った麻生。しかし、結果は惨敗で、「選挙の顔」として全く役立たないことがバレた。ところが、この男は懲りていない。衆院選でもCMに登場し、応援演説に出掛けて余計なことを言っている。

「それでも応援演説依頼があるのは、『首相が遊説に来ると1000万円単位で陣中見舞いが配られる』なんてウワサがあるからです」(政界関係者)

 しかし、ご愁傷サマだ。麻生が応援に入ったところの選挙情勢を調べたら、見るも無残な結果となった。麻生が公示日から24日までに街頭演説や応援に入った主な選挙区は31。選挙協力している公明党の太田昭宏(東京12区)や冬柴鉄三(兵庫8区)、北側一雄(大阪16区)のほか、盟友の中川昭一(北海道11区)、麻生派の中馬弘毅(大阪1区)、山口俊一(徳島2区)などだ。だが現時点で「優勢」はゼロ。逆に「劣勢」は23選挙区にも上り、残り8選挙区も「劣勢」に転じる可能性が高い。仮に首相が応援演説に入って「全滅」なら前代未聞だ。政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「麻生政権は不支持率が7割近くあり、有権者の多くが首相の顔を見たくないと感じている。それなのに本人は全く懲りておらず、逆に『与党過半数なら続投』なんて平気で言っている。これでは首相が行くだけ逆効果。自民党がやるべきことは麻生隠しです」

 こんな首相、見たことがない。


【衆院選公示後、麻生首相が街頭演説、応援に入った主な選挙区】

◇選挙区/自公候補/情勢

◆8月18日

東京9区/菅原 一秀/△

東京12区/太田 昭宏/×

東京20区/木原 誠二/×

東京24区/萩生田光一/×

◆8月19日

北海道1区/長谷川 岳/×

北海道6区/今津  寛/×

北海道11区/中川 昭一/×

◆8月20日

鹿児島3区/宮路 和明/△

鹿児島4区/小里 泰弘/△

熊本2区/林田  彪/×

◆8月21日

福島1区/亀岡 偉民/△

福島2区/根本  匠/×

福島5区/坂本 剛二/×

埼玉2区/新藤 義孝/△

◆8月22日

兵庫1区/盛山 正仁/×

兵庫6区/木挽  司/×

兵庫8区/冬柴 鉄三/△

大阪1区/中馬 弘毅/×

大阪4区/中山 泰秀/×

大阪16区/北側 一雄/×

◆8月23日

千葉3区/松野 博一/×

千葉8区/桜田 義孝/×

千葉9区/水野 賢一/×

千葉13区/実川 幸夫/×

東京2区/深谷 隆司/×

◆8月24日

香川1区/平井 卓也/×

香川2区木村 義雄/×

徳島2区/山口 俊一/×

愛媛3区/白石  徹/×

愛媛4区/山本 公一/△

高知3区/山本 有二/△

※△は互角、×は劣勢

(日刊ゲンダイ2009年8月26日掲載)

4551とはずがたり:2009/08/30(日) 00:55:01
>>4549
なるほど,そうですね〜。
こういう指標は例外選挙区の三つ巴の扱いでやや難しいっすね。それ以外の選挙区では大変参考には成るんですけど

4552チバQ:2009/08/30(日) 00:55:57
AFPの記事
http://www.afpbb.com/article/politics/2635407/4508286
衆院選30日投票、政権交代の可能性高まる
2009年08月29日 21:34 発信地:東京
【8月29日 AFP】(写真追加)半世紀にわたりほぼ続いた保守派の一党支配体制に終止符を打ち、中道左派政党が政権を獲得する可能性のある第45回衆議院議員選挙の30日投票に向け、各党の党首は29日、有権者に最後の訴えを行った。

 世論調査によると、1955年の結党以来、わずか10か月ほどの期間を除き政権の座を守り続けてきた麻生太郎(Taro Aso)首相率いる自民党(LDP)に、民主党(DPJ)が圧勝する可能性が高まっている。

 読売(Yomiuri)新聞は、有権者8万5000人以上から回答を得た世論調査の結果をもとに、民主党が衆院定数480議席のうち、300を超える議席を獲得する可能性もあると予測し、「民主党が圧勝の勢い」と伝えた。

 投票率は高くなる見通し。有権者1億400万人のうち10%以上が、29日までに期日前投票を済ませたとみられる。メディアによる出口調査は30日午後8時ごろに発表される予定。(c)AFP/Shingo Ito

4553チバQ:2009/08/30(日) 00:57:23
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908290008.html
韓国メディアも「カウントダウン」 日本の総選挙を注視
2009年8月29日10時6分
 【ソウル=箱田哲也】東亜日報など韓国主要紙は、30日の日本の総選挙を連日大きく取り上げている。各紙とも「民主党の圧勝有力」(東亜日報)などと隣国の政権交代を確実視。鳩山代表の写真を掲げて「カウントダウン」を始めている。

 「新 日本 D―3(あと3日)」。朝鮮日報は27日付で、1面の題字の真下に、記事スペースの半分以上をぶち抜く鳩山代表夫妻の大判写真を掲げ、「次期総理夫妻?」との説明を付けた。本文では「日本中が熱気にあふれている。どこにいっても選挙の話と選挙後の話ばかり」。

 28日付東亜日報は「うれしい悲鳴VS.苦しい悲鳴」として情勢調査をもとに自民党が「総裁候補の人材難を心配する状況」と伝えた。主要各紙は投開票日の30日組みの紙面でも数ページにわたって大きく報じる予定で、当選速報を報じるインターネットサイトもあるという。

4554チバQ:2009/08/30(日) 00:58:09
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009082902000264.html
外国人の視点『日本は平和過ぎた』 『政権交代』したら政治への関心高まる?
2009年8月29日

 政権交代の可能性が高まっている今回の衆院選。国内では短命で終わった非自民連立政権(1993〜94年)があったが、2大政党が真っ向から政権選択をめぐってぶつかるのは、事実上初めての経験だ。政権交代は日常生活にどんな変化をもたらすのか。政権交代を経験した静岡県内の3人の外国人に話を聞いた。 (報道部・出来田敬司)

 「軍事政権から民政に移行した後、急激なインフレを経験した。今の大統領は貧困層を重視した政策をとり、中間層は恩恵にあずかれない。政権交代は国民の生活に密接にかかわっている」

 ブラジルを取り巻く状況についてこう話すのは、浜松国際交流協会でポルトガル語の相談員を務める田村エミリオさん(39)=浜松市中区佐藤。民政移行後二十数年しかたっていないという土壌もあり、国民の多くは政治に強い関心を持っているという。

 一方、浜松市国際課で国際交流員を務める米国人のエリック・ヘンリーさん(24)=同市同区元目町=と、オーストラリア人のボニー・チョイさん(25)=同町=は「政権が変わって日常生活が大きく変わるということはなかった」と言い切る。

 日本と同じ議院内閣制のオーストラリアは2007年秋、政権党が保守連合から労働党に移行。米国では08年秋の大統領選で民主党のオバマ氏が就任している。

 ただヘンリーさんは、共和党のブッシュ前大統領には戦争、オバマ大統領には世界平和に尽くすイメージがあるとして、「米国政府に向ける国民や世界の人たちの感じ方には、大きな変化があったのではないか」と述べた。

 3人とも一時期を除き半世紀にわたって政権交代がなかった日本の政治風土は、自国と異なっているとの見方で一致。田村さんとヘンリーさんは「日本はこれまであまりにも平和過ぎ、政治に何かを求めても変わらないという意識があったのだろう」との見方。

 ただ田村さんは昨年春、道路特定財源の暫定税率がいったん失効し再び復活したことで、ガソリンの価格が市民生活を直撃したことに触れ、「政治の変化が生活を変えることに気付いたのではないか」と指摘する。

 チョイさんも「日本人は米国志向が強いため、オバマ米大統領の『チェンジ』の合言葉に強い影響を受けつつあると思う」と現状の“政権交代ムード”に触れた。

4555チバQ:2009/08/30(日) 01:01:23
http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2009082902000044.html
【編集局デスク】
不満か不安か
2009年8月29日

 衆院選は、いよいよあす投票日を迎える。政権交代が最大のテーマになっているが、投票そのもので政権交代があるなら、戦前の加藤高明政権が誕生した一九二四年以来八十五年ぶりとなるが、国民にさほどの高揚感がない気がする。

 どうしてか。それは政権選択といいながら有権者にとって選択肢は「自民党への不満」か「民主党への不安」か、そのどちらを取るのかという構図になっているからではないのか。

 野党の抵抗に音を上げ、相次いで政権を投げ出した二人の首相の後に選ばれた麻生太郎内閣は、解散時期を見計らううちに支持率低下を招き、政権担当能力の限界を露呈したかたちだ。

 さらには市場原理主義を推し進め、格差と貧困を生み出し、七月の失業率は5・7%となり過去最悪となった。雇用対策に有効な手を打てなかった党に、成長戦略は可能だろうか。

 民主党だって喜んではいられない。事情はよく似ている。マニフェストに、子ども手当や公立高校実質無償化、農漁業の戸別所得補償制度、高速道路無料化などを掲げたものの財源はちゃんと確保できるのか。新人議員が多い党組織で手練手管にたけた官僚たちを御していけるものかどうか。とても大丈夫と言えない。

 かつて経済企画庁長官を務めた田中秀征さんが、講演でこういう例え話をしたという。自民党は頑丈で大きいけれど、あまりにも古くなりすぎた「老朽住宅」で、民主党はこれからどういう建物が建つかわからない「仮設住宅」だ、と。

 国民は老朽住宅に住み続けるのか、それとも仮設住宅に移るのか。最初に紹介した「不満」と「不安」につながるような話だ。

 本来なら、政策や政権への「満足」や「期待」を判断材料にして一票を投じるべきではあるが、今回はそういう政治状況への第一歩にしてほしい。

 (名古屋本社編集局長・志村 清一)

4556とはずがたり:2009/08/30(日) 02:08:40

〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:上 自民 逆風とねじれの中で
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110290.html
2009年8月5日

◇「1区公認漏れ」全区に影

 「コメは値下がりし、リンゴも安くなった。生活は厳しくなるばかりだ」

 総選挙に備え、支持者回りをしていた県西部の自民県議は最近、農家の男性からこんな不満をぶつけられた。

 農家票の多くは農業保護を求める立場からこれまで、政権を握り続ける自民党に流れてきた。しかし、輸入作物の攻勢や減反などで収入は減る一方。県内でもリンゴ農家は昨年の雹(ひょう)害で大打撃をこうむった。

 農家の苦境に対して、民主党は戸別所得補償という「わかりやすい」政策を打ち出してきた。「試しに民主に任せて、ダメなら自民に戻せばいい」。県議は、男性と話しているうち、そんな意思をひしひしと感じた。

 「4年前の総選挙とは大違い。どの候補に投票するのか、ずっと応援してきてくれた人にさえ怖くてとても聞けない」

 県内で2回連続で4小選挙区の議席を独占してきた自民は、かつてない逆風に見舞われている。20%を下回る支持率にあえぐ麻生内閣のもとで「選挙は戦えない」と、党内で「麻生降ろし」のゴタゴタも起きたが、県内の衆院議員は擁護の立場を貫いてきた。

 解散直前の7月18日、地元県議の集会に出た前職の江渡聡徳議員(2区)は、昨年の総裁選で麻生氏の推薦人となった立場から、「どんなことがあっても総理を支える」と支持者らに訴えた。

 同20日に青森市内であった県連総務会でも、党国対委員長を務める大島理森・県連会長(3区)が「戦後、これほどまで真水を使った経済対策はない。ようやく底が抜けることは防いだ」と強調した。

 与党の強みとして経済対策の実績を訴えの中心に据え、全市町村に行き渡った給付金などの「恩恵」を、有権者に意識づける一方、民主党の政策は「財源の裏付けがない」(山内和夫・県連幹事長)と、両党の違いに力点を置く作戦という。

 ところが、さらなる苦難が県連を直撃した。麻生首相の盟友、大島会長が太鼓判を押して党本部に申請した1区の津島淳氏の公認が見送られた「事件」だ。

 県連は無所属で出る津島氏の独自支援を決め、「地方の声を聞く党への改革」を掲げて党の再生を訴え始めた。ただ、本部との「ねじれ」が有権者に「分かりにくい」(県連幹部)と見られれば、1区の戦いは、公認漏れの打撃から逃れられない。

 さらに、公募方式とはいいながら、結果的に津島雄二氏の後継に長男を選んだ「世襲」を古い体質と嫌ったのは党本部の方。解散前、大島会長は「この厳しい風をくぐり抜けることが、新しい自民党をつくるチャンスでもある」と力説したが、津島氏の選出を「新しい自民党」と有権者に受け止めてもらうには疑問符がつく。

 不人気の政権を支え、おまけに「党本部とけんかした格好」(県連関係者)になった大島会長の影響力低下を心配する声も出始め、本人が立候補する3区も含めた他の3選挙区に、今回の騒動が波及する可能性も否定できない。ある県連幹部は「どんなベテランも今回は油断はできない」と気を引き締める。

 4選挙区の死守が最大の目標だが、党の退潮傾向は顕著だ。猛烈な風が吹いた前回05年の郵政選挙ですら、県内の党の比例票は、03年の前々回総選挙よりも1万5千票余り少ない約24万8千票だった。07年の参院選は、衆院が小選挙区制になった96年以降の衆参8回の選挙で過去最低の約20万3千票。20万票割れが目前まで迫る。(西川迅)

   ◇

 総選挙の公示まで2週間足らず。すでに事実上、夏場の長い選挙戦に突入している主な政党の戦いぶりを追った。

4557とはずがたり:2009/08/30(日) 02:08:59

> 4月なかば、鰺ケ沢町の舞戸公民館に町民ら200人以上が集まった。そのなかには町議13人中8人の顔もあった。集会の目的は、民主党鰺ケ沢支部の設立。西津軽郡に初めて同党のくさびが打たれた日となった。
> このうちの7人が民主党員に登録した。町議会でこそ与野党両会派に分かれるものの、国政は一致して民主を支援する。「中央政界の構図が、鰺ケ沢にも降りてきた」と同党鰺ケ沢支部長に就任した田中亨町議(57)はいう。

〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:中 民主 「非自民」協力の追い風
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110297.html
2009年8月6日

◇少ない支部、組織力に不安

 4月なかば、鰺ケ沢町の舞戸公民館に町民ら200人以上が集まった。そのなかには町議13人中8人の顔もあった。集会の目的は、民主党鰺ケ沢支部の設立。西津軽郡に初めて同党のくさびが打たれた日となった。

 このうちの7人が民主党員に登録した。町議会でこそ与野党両会派に分かれるものの、国政は一致して民主を支援する。「中央政界の構図が、鰺ケ沢にも降りてきた」と同党鰺ケ沢支部長に就任した田中亨町議(57)はいう。

 鰺ケ沢、深浦両町からなる西津軽郡はもともと、自民党の支持が強い地域だ。青森4区の自民の公認候補は03年の総選挙で約9千票、05年も約8300票を取った。これに対し民主の公認候補は03年約2500票、05年約2200票で、圧倒的な差をつけられている。

 潮目が変わったのは、07年の参院選。「農業や漁業がよくならないと町はよくならないが、自民党の政策ではダメだ」と感じた田中さんたちはそれまでの自民支持を翻し、いわゆる「勝手連」を結成。公示の4カ月前、民主候補に直接電話を入れ、応援することを伝えた。その結果、その候補は同郡で自民公認候補を900票上回る約5900票を獲得。郡内で初めて民主が自民を上回った。

 町議を中心とした鰺ケ沢支部のメンバーが今回、民主元職の津島恭一氏(4区)を応援するため、力を入れているのがマニフェストの配布だ。

 そのなかに盛り込まれた「農家への戸別所得補償」のおかげで、「表だって政治色を出さない農家の人たちにも、民主の農業政策はこれですといってお願いに回りやすくなった」と、ある民主党県議はいう。

 そんな手応えを感じてか、東京都議選開票日と同じ7月12日に青森市で開かれた党県連の定期大会は、壇上に立った田名部匡省代表と1〜4区の立候補予定者が「政権を取る」「政権交代は目前」と気勢を上げた。かけ声にとどまらず、政権交代への追い風は「非自民」勢力間の協力構築を後押しする。

 民主は県内で初めて、総選挙での社民党との選挙協力の協定を結んだ。2〜4区の小選挙区で社民は民主候補を「支持」し、民主は比例区で社民にできる限りの「協力」をする。連合青森も、民主党候補の選挙対策組織に組合員を常駐させ、これまで以上に力を入れる。

 核燃サイクル問題へのスタンスなどの違いから、両党や連合青森は一枚岩になりきれないが、「自民という共通の敵から政権を奪うという目標が見えてきたことで、協力がしやすくなった」と、連合青森の幹部は打ち明ける。

 07年の参院選で民主は比例票を過去最高の23万7千票に伸ばし、得票率では約39%と自民に5ポイント以上の差をつけた。今回は、農業団体や医師団体がこれまでの自民支持を見直すなど、07年を上回る「追い風」が期待できそうな情勢だが、ひとたび不祥事でも起きれば、逆風にもなる。しっかりと根を張るには、地方議員の開拓が必要だ。

 しかし、町議の多くが結集した鰺ケ沢のような例はまだまれ。県議は八戸市・三戸郡に4人いるが、津軽地方全体で3人、下北・上十三地方や青森市にはいない。支部も鰺ケ沢以外は八戸と弘前、五所川原、むつ下北、鰺ケ沢だけ。全市町村に支部を張り巡らす自民党に比べると、組織力の弱さは否めない。

 それが県内の小選挙区でまだ一度も勝てない一因でもある。民主県連大会後、田名部定男・県連幹事長はこう述べた。「決して安定した風ではない」。一抹の不安を残しての衆院選突入になる。

4558とはずがたり:2009/08/30(日) 02:09:47

〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う:下 埋没懸念、比例頼み
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908110318.html
2009年8月7日

◇共産 風の強弱がカギ

 共産党は今回、戦い方を変えた。96年の小選挙区制の導入以来、県内の4選挙区すべてに候補者を立ててきたが、今回は1区だけに絞った。

 選挙区で当選が厳しくても、候補者がいれば後援会はまとまりやすい。それによって比例区の票も掘り起こすのが全国的に党の共通した戦い方だった。

 しかし、「議席を取らなければ政党間の力関係を変えられない。比例一本に力を入れて議席を取りたい」と、党県委員会の堀幸光委員長。比例票の目標を前回より2万票近く上積みした7万票に置く。

 以前から弱者救済を訴えてきた共産は今回、非正規労働者の正社員化などを重点政策に掲げる。1区に立候補する吉俣洋氏も「若者の2人に1人は派遣や請負。まともな社会ではない。正社員が当たり前の社会を目指す」と話す。

 だが、7月の都議選では自民党への批判票が民主党に流れ、共産は議席を減らした。懸念していた「埋没」が現実となった。二大政党化が進む中、堀委員長は「従来の他党支持層も含めて個別に働きかける必要がある」という。

 「民主党中心の政権ができた場合、危険な政策を押しとどめる防波堤は共産党。この党が伸びるかどうかが今度の選挙の一番の争点だ」

 1日に来県した党の志位委員長の街頭演説に、その戦略が透けて見える。政権交代は歓迎しても、2大政党だけでは不安や不満を感じる層の受け皿を強調し、有権者の持つ2票のうち、比例の1票は共産にという考えだ。

 都議選で民主に吹いた突風が強まるか弱まるか。それが党の命運を握る。

 (有近隆史)

◇社民 民主との差、強調

 埋没を懸念するのは社民党も同じだ。7月31日、青森市であった党総選挙東青地区選対の総決起集会。参加者に配られた資料には、憲法改正や原子力発電をめぐる社民、民主両党の「立場」の違いが一覧表で記されていた。

 集会に出るため、青森入りした福島党首は「民主党に最も意見を言い、本当に政治を変えられるのは社民党。今こそ社民党に(1票を)入れると効果がある」と強調した。

4559とはずがたり:2009/08/30(日) 02:10:06
>>4558-4559
 政権交代を目指し、共闘の方針を掲げる両党。だが、自民と民主の対決に注目が集まる中、社民が強調するのが「独自路線」だ。県の総合選対委員長を務める奈良岡克也・県連合副代表は「平和路線などで2大政党との違いをアピールして党を躍進させ、民主への影響力を付けたい」と意気込む。

 自治労系労組などの支援を受け、県内では1区に県連合の渡辺英彦代表自らが立つ。知名度の高さを生かし、1区以外も回って比例票の掘り起こしも進めている。

 だが、反対の立場を取る核燃料サイクル施設があり、民主との違いを鮮明にできる2区への候補者擁立を見送るなど、前回までとの違いも見られる。県連合の幹部は「全体の力が落ちてきており、力の分散を避けるためだ」と打ち明ける。

 そんな中、民主との共闘を票の積み上げにつなげる新たな作戦も進める。2〜4区では小選挙区で民主の候補を支援する代わりに、「具体的な数」(幹部)を決めて比例票を回してもらう方針だ。目標は1区で5万票。比例区も全県で、前回より約7千票多い5万票を目指す。

 (大西史晃)

◇公明 地域重視、鮮明に

 自民党と連立を組む公明党は県内の小選挙区に候補者を立てない。主戦場は比例区。東北ブロックでの2議席獲得を目指し、党県本部は前回より約1千票多い11万票を目標としている。

 創価学会という強力な組織に支えられた公明も、今回の選挙は「逆風」との見方が強い。ある議員は7月中旬、支持者から「いつまで自民と一緒にやるんだ」と批判された。「麻生降ろしのような『中央』のどたばたに加え、(1区に自民党県連公認で出る)津島淳さんの問題もあった。自民への風当たりは相当強い」

 ただ、自民との選挙協力は既定路線。県本部は自民党県連から、自民公認の3氏と津島氏の計4氏の推薦願いを受けた。県本部の伊吹信一代表は「自民から比例でどれだけ支援を受けられるかに、選挙協力のあり方はかかっている」。しかし、公示は目前、さらに自民に余裕が無い中、多くの関係者からは「本当に票が回ってくるのか」との不安も出る。

 公明は、地域重視の姿勢を鮮明にするため、初めて東北6県本部合同で「東北元気アップビジョン」をつくる。東北の有権者に身近なエネルギーや農業など重要施策を6〜7項目掲げる。

 政権交代のかけ声が投票率アップにつながり、党の得票率を下げかねない。昨年以来、東北約300カ所での視察を繰り返した末のビジョンづくりは、そんな危機感の表れとも映る。

 伊吹代表は、民主の政策には財源の裏付けがないと批判する。「自公の枠組みは絶対に必要だ」

 (北沢拓也)

 (栗田有宏)

4560とはずがたり:2009/08/30(日) 02:13:48
>>4556-4590
〈09政権選択 あおもり〉政党かく戦う

前回はみっともなくも,下野した自民から逃げ出した保守政治屋どもが次々と自民側へ復帰して行ったのだが,その傾向が特に強かったのが青森県であった。
1区:津島 2区:三村 3区:田名部 4区:木村で民主王国になってても可怪しくは無かった。

今回は地に足の付いた政権交代になろうから政治屋の介在する余地はないし擦り寄ってきても門前払いしてちゃんと野党のどん底を味あわせてやらねばならない。。

4561名無しさん:2009/08/30(日) 02:42:54
公明党の太田昭宏代表 (東京・JR赤羽駅の街頭演説で)
東京12区、まだ勝利が見えない。なんとしても逆転勝利をさせていただきたい。景気が大変だというとき
に足を引っ張ったのは民主党だ。地元のために仕事をできるのはただ一人、太田昭宏しかいない。負ける
わけにはいかない。勝たせてください。

共産党・志位和夫委員長(東京都豊島区の街頭演説で)
自公政権に対する「ノー」の声が国民の圧倒的多数だ。民主党政権が出来れば、良いことには賛成、悪い
ことには反対し、問題点を正す「建設的野党」として現実政治を動かしていく。

社民党・福島瑞穂党首(兵庫県尼崎市の街頭演説で)
日本の新しい政治を始める時がやってきた。社民党は小泉構造改革を最初から批判してきた。民主党は
「もっとやれ」と言っていた。政権が代わって政治がおかしくならないよう、社民党が新しい政治の品質保証
役をやる。

国民新党の綿貫民輔代表(富山市の街頭演説で)
地方は国の根っこだ。根っこの水分、養分が足りない。大木を育て、生まれる富を税金としていただき配分
する。こういう拡大再生産が必要だ。

みんなの党の渡辺喜美代表(さいたま市の街頭演説で)
自民党は官僚依存、民主党は官公労依存。単なる政権交代では官公労依存のしがらみが残る。国家の
リストラには、しがらみのない、覚悟を持った、官僚機構と真っ正面から戦ったノウハウがある、少数精鋭
のみんなの党が必要だ。

改革クラブ・渡辺秀央代表(堺市の街頭演説で)
民主党の政策は目くらましだ。党内で議論し積み上げて出た最終結論が、一晩でひっくり返る。聞き心地
のいい話だけに耳を傾けず、風に惑わされず、冷静な判断をお願いしたい。革命をやる時代じゃない。

新党日本・田中康夫代表(兵庫県尼崎市の街頭演説で)
自公連立政権の10年で福祉は切り捨てられ、教育は荒廃し、医療は破壊され、雇用は低迷した。私は
長い物に巻かれない勇気で官僚や業界の既得権益と戦ってきた。真の意味での政権交代を起こそう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908292153014-n1.htm

4562とはずがたり:2009/08/30(日) 03:15:33

大勝を狙う馬渕 - 09衆院選 終盤の情勢【1区】
http://www.nara-np.co.jp/20090827104811.html
2009年8月27日 奈良新聞

 1区は、「旋風」を巻き起こして優位に立つ民主党前職の馬淵澄夫(49)を自民、共産両党の候補が追う展開。自民党元職の森岡正宏(66)は無党派層の支持拡大と保守層の地盤固めで巻き返しを狙う。共産党新人の井上良子(45)も必死に追う。諸派新人の栗岡真由美(49)は伸びていない。

 馬淵は民主、社民両党支持層の票をまとめるとともに、民主への追い風を受け無党派層へも浸透。森岡が自民前職の鍵田忠兵衛との「保守一本化」の効果を十分に出しきれない中、馬淵は自民支持層へも食い込む勢い。

 陣営は「10万票は超えなあかん」と次点に大差をつけての勝利を目指す。ただ、選挙戦後半は馬淵がほとんど県内におらず、陣営では「世論調査はたいてい民主に有利な数字が出る。数字は気にせず終盤までやりきるのみ」としている。

 森岡は公示前から無党派層の取り込みに力を入れてきた市西部で徹底攻戦。住宅地や団地内をこまめに歩き「弱者を救う」政策をスポット演説で強調。「心情」に訴える作戦で粘り強く浮動票の獲得に走るが、民主層の浸透で苦戦を強いられている。旧市街地や東部では、鍵田や自公県議・市議らの応援のを受け、支援者回りや個人演説会を連日行う。保守支持層を必死に固めるが、ここでも前半戦で地道に支持を集めた民主の食い込みが見られる。

 風向きを変ようと中央から中曽根弘文外相、細田博之党幹事長らが来援。公明のほか農協や郵政などの業界団体も底堅く森岡を支える。

 陣営幹部はマスコミによる厳しい情勢報道に「実感がなく驚いている」といい、終盤は「民主大勝への偏りを懸念する浮動票層の揺り戻し」に期待する。

 井上は7月の奈良市議選で当選した7人の得票数合計約2万4000票を固めるとともに、無党派層の票を獲得すべく市西部に無作為抽出で推薦はがきを出した。ただ「比例は共産に入れるが、小選挙区は民主候補に」という有権者もおり「建設的野党」の存在の重要性を訴える。

 栗岡は支持者回りや街頭演説などで支持拡大を図っている。

4563とはずがたり:2009/08/30(日) 03:15:52

滝が先行、高市猛追 - 09衆院選 終盤の情勢【2区】
http://www.nara-np.co.jp/20090827105229.html
2009年8月27日 奈良新聞

 2区は、「政権交代」を前面に打ち出した民主党への追い風に乗って同党前職の滝実(70)が先行し、自民党前職の高市早苗(48)が激しく追う展開。天理市や生駒郡で互角、生駒、大和郡山両市では滝がやや優勢で、投票先を決めていない無党派層も多い大票田、生駒市の動向が勝負に影響しそうだ。共産党新人の西ふみ子(74)も必死に追う。諸派新人の田中孝子(54)は厳しい戦い。

 滝は政党替えの反発も懸念されたが、全国的な追い風にも乗り「民主の滝」が浸透しつつある。

 ただ、陣営は人気の上滑りや事務所の気の緩みを懸念。強力な組織への締め付けを図る高市の巻き返しを警戒する。特に大票田の生駒市は「浮動票の行方をつかみきれない」(陣営幹部)。もともと高市と支持層が重なる部分があり、微妙な「風」の変化にも影響されやすい。終盤戦に向けても、新興住宅地が多い生駒郡とともに最重点地区に定める。

 高市は、選挙区全般で自民、公明両党支持票を着実に固める。一方で「無党派層に受け入れられるキャラクター」(陣営幹部)を生かし、ミニ集会やスポット演説などで、この層の取り込みに躍起。時流に敏感な生駒市・郡などの地域で、党名優先の投票行動に抗し切れるかが鍵となる。

 最終盤、推薦団体・企業、校区単位の支援組織など支持基盤を引き締めつつ、空中戦も交えて投票先を決めかねている層への働きかけに活路を探る。

 西は、積極的に街に出て支持を訴える戦術で先行陣営を猛追。近畿比例ブロック候補者と連携しつつ、民主による政権交代を見越し「建設的野党」の立場を訴えて比例票の掘り起こしを図る。

 田中は、名前と政策がようやく広がりを見せてきたが、大きなうねりにはまだ遠い。

4564とはずがたり:2009/08/30(日) 03:16:09

吉川リード、奥野の急追 - 09衆院選 終盤の情勢【3区】
http://www.nara-np.co.jp/20090828094801.html
2009年8月28日 奈良新聞

 3区は、追い風に乗る民主党新人の吉川政重(45)が一歩リードし、自民党前職の奥野信亮(65)が懸命に追い上げている展開。共産党新人の豆田至功(56)は自・民対決ムードに埋没を警戒し、独自性を訴える。尾崎貴教(27)は苦しい戦いとなっている。

 吉川は3区全域で個人演説会などを重ね、他候補を突き放す勢いだ。拠点としている香芝市をはじめ、北葛城郡、磯城郡で優位に立ち、大和高田市でやや優勢、根強い保守地盤とされている御所市、葛城市でも着実に浸透。民主支持層や無党派層だけでなく、前回までの自民支持層も引き寄せつつある。

 ほぼ半世紀にわたって奥野父子を輩出してきた御所市では20日に1000人規模の個人演説会を開き、その後の街宣も好反応。「地殻変動を感じる」(吉川)。28日は葛城市でも個人演説会を開き、終盤も猛攻を展開。26日の大和高田市の演説後、吉川は「何とかこのまま突っ走っていきたい。この状況に気を緩めてはいけない」。

 奥野は、後援会組織をバックにミニ集会や個人演説会などを3区各地でこなしてきた。自民大物クラスも来援し「奥野ブランド」議席の死守を訴える。

 民主の攻勢を受ける地元の御所市は、底力で背水の陣を敷くほか、葛城、大和高田両市で保守基盤を固めている。公明党からは前回よりも厚い支持を得られているという。ただニュータウンの香芝市や北葛城郡、磯城郡が厳しい戦いとなっているほか、自民逆風で街宣、電話での有権者の反応もいま一つ。

 前回は約10万5000票で圧勝したが、小泉旋風の浮動票が流れていたとみられる。陣営は「支持者1人1人に輪を広げてもらう」と、浮動層取り込みに懸命で、29日には安倍元総理が応援に入り、最後の追い込みを図る。

 豆田は厳しい戦い。陣営は「自民批判層は初めから吉川さんに決めている雰囲気。雇用、労働法制で政策がかぶる」と浸透に苦慮する。重視する比例票の獲得へ、4区内でも精力的に演説会を繰り返し、「民主も不安な層」への訴えを強める。

 尾崎は街宣中心で政策や若さを訴えるが、浸透しきれていない。

4565とはずがたり:2009/08/30(日) 03:16:23

大西、田野瀬が拮抗 - 09衆院選 終盤の情勢【4区】
http://www.nara-np.co.jp/20090828095105.html
2009年8月28日 奈良新聞

 4区は、現状批判を味方につけて抜け出る可能性のある民主党新人の大西孝典(53)と、組織戦で意地をみせる自民党前職の田野瀬良太郎(65)の力が拮抗(きっこう)。両陣営とも一歩も引かない緊迫感を保ったまま最終盤戦に突入した。諸派新人の赤松明宏(52)は支持を広げられていない。

 大西陣営は、前田武志参院議員や民主系市町村議の支持者、連合票などを基礎票とする草の根選挙を展開。中盤戦、高取町や吉野町の個人演説会で盛り上がり、勢いに乗った。

 吉野郡の一部では、選挙後の民主党に足がかりをつけようと、首長がスポット演説に顔を出すなど、保守構造の切り崩しにも成功した。現実味を帯びてきた政権交代をちらつかせ、「保守地盤の古い構造を残したままでいいのか」と、一層の切り込みを図る。

 こうした勢いに危機感を強める田野瀬陣営は、各市町村の首長や県議らをトップに置くピラミッド型組織を引き締めて盛り返してきた。推薦企業・団体にも再度の声掛けをして固めている。

 個人演説会は、吉野郡の一部を除くほぼすべての市町村で開催。宇陀市や五條市で合併前の町村単位、橿原市や桜井市では1000人規模を2回ずつ行うなど後援会がいよいよフル稼働。公明党関係者が弁士になるスタイルも定着した。

 公示前から民主優勢が予想される大票田・橿原市で、大西がどれだけリードを広げるかが最終盤戦最大の注目点。その背後で、民主への流れができつつある周辺部で、田野瀬が持ちこたえられるかどうかが勝敗の鍵を握る。

 赤松は市域で街宣車を走らせるなど、地道な訴えを続けている。

4566とはずがたり:2009/08/30(日) 03:17:45
>>4562-4566
09衆院選 終盤の情勢【1〜4区】

1区 馬淵◎
2区 滝△
3区 吉川△
4区 大西☆

4567とはずがたり:2009/08/30(日) 03:35:45
>>4206-4233>>4256-4261辺り

8/24付けの神戸新聞買ったら読めなかった8/23付けの兵庫県内の情勢。
民主10人中5人◎で5人○。(◎…1/3/5/7/11,○…2/4/6/10/12な感じか)
自民は10人中◎が1(9区)。後は▲
公明は2区で▲。
日本と公明の8区は競り合い。

’09衆院選
民主「10」議席うかがう 兵庫県内小選挙区
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2009syuin/0002264324.shtml

 衆院選の兵庫県内12小選挙区と比例代表の情勢について、神戸新聞社が20〜22日に行った衆院選電話世論調査に取材を加えた結果、小選挙区では民主が過半数を奪う勢いであることが明らかになった。前回、全選挙区で敗れた民主は一転、公認候補が立つ10選挙区でいずれも優位に戦いを進める。ただ、有権者の4割近くは態度を決めておらず、流動的な要素を残している。

 民主は党への追い風を背景に、公認10人のうち幅広い支持を受ける5人がほぼ議席を獲得する勢い。残る5人も無党派層へ支持を広げるなど優位に戦いを進めている。推薦する新党日本新人は公明前職と競り合う。

 前回、12選挙区全勝の自民、公明は厳しい逆風下、苦戦は避けられない情勢。自民は安定した支持を集める9区以外は、いずれも民主を追う展開。公明も2区で民主にリードされている。

 共産は6人とも当選圏に届くのは厳しいとみられる。社民と国民新の各1人、無所属5人も支持が広がっていない。

 比例代表でも「投票する政党」は自民26・6%、民主45・1%と、民主が大きくリードしている。

 電話世論調査の有効回答は計6077。衆院選に「関心がある」と答えた人は約88%に上った。(小森準平)
(2009/08/23)

民主の政権参加、過半数が希望 県内世論調査
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/2009syuin/0002271446.shtml

 神戸新聞社が20日から3日間、衆院選について兵庫県内の有権者を対象に電話世論調査したところ、民主党中心の政権が望ましいとする回答者が31・4%に上り、自民党と公明党の連立政権を望む16・9%を大きく上回った。民主単独政権の8・8%、自民・民主の大連立の13・8%と合わせると、過半数の54・0%が民主の政権参加に期待している。

 調査では「選挙後の政権の望ましい枠組み」を尋ねた。「自民単独」は7・5%で、「自公連立」と「自民・民主の大連立」の13・8%と合わせて38・2%が自民による政権を望んだが、民主には及ばなかった。

 小選挙区の投票で重視することについては、「マニフェスト」を挙げた人が44・4%と圧倒的だった。また、選挙への関心度は「大いにある」「ある程度ある」を合わせて87・8%に達し、前回衆院選の88・4%に並ぶ関心の高さを示した。

 政党支持率は自民27・4%、民主18・4%。2党の順位は2005年衆院選時の調査と変わらないが、その差は8・4ポイント縮まった。(小西博美)

(2009/08/24)

4568とはずがたり:2009/08/30(日) 03:40:23
柴橋→野田,金子→今井,阿知波→古屋の順序で書かれてるけど優勢順?

声からし懸命の訴え 衆院選最終盤で各陣営
 2009年08月29日09:02 
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090829/200908290902_8695.shtml

衆院選最終盤のムードを盛り上げようと、総決起集会でガンバローを三唱する陣営=28日午後8時15分、岐阜市内


 30日に投開票される衆院選の選挙運動も大詰めを迎えた。ラストスパートに入っている各陣営では、28日には大規模な総決起集会や個人演説会などを開き、懸命の訴えを展開。政権を懸けて争う自民、民主の両党は最終日の29日にも大物弁士を招いた街頭演説を催す予定で、舌戦はさらにヒートアップしそうだ。

 岐阜1区では、民主新人の柴橋正直候補が初めての大規模な総決起集会を岐阜市内で開催。3千人(陣営発表)が集まり、政権交代に向けて気勢を上げた。後援会青年部の応援スピーチなどで若さを演出、最終盤のムードを盛り上げた。

 自民前職で消費者相の野田聖子候補は同市内で街頭活動を展開し、地元密着の姿勢をアピール。27日の総決起大会では出産間近の小渕優子少子化相が駆け付け、現職の女性閣僚コンビで4500人(同)の聴衆に支援を求めた。

 共産新人の鈴木正典候補は街頭活動や個人演説会で党の政策を訴えた。

 岐阜4区では、自民前職で国交相の金子一義候補が、美濃加茂、可児両市で総決起大会を同時刻に開催。2会場とも約1千人の支持者で埋め、組織力を見せ付けた。森田健作千葉県知事も駆け付け、金子候補の実績をアピール。金子候補は「厳しい北風を受けている」と現状を訴え、藤井孝男参院議員も「最適任者は金子候補しかいない」と応援演説をした。

 民主新人の今井雅人候補は、高山市昭和町の市民文化会館で個人演説会を開催。約400人の支持者を前に「相手候補の背中が見えてきた。あともう少し。力を貸してください」と支持を訴えた。候補者の出身地下呂市の元市長で比例代表東海ブロックの山田良司候補も姿を見せ、「この地で育った今井候補に将来を託そう」と呼び掛けた。

 民主新人の阿知波吉信候補と自民前職の古屋圭司候補が激戦を繰り広げる岐阜5区。

 阿知波候補は多治見市内で総決起大会を開き、約1500人(陣営発表)を前に「日本を変えよう」と声をからした。名古屋市の河村たかし市長も応援に駆け付け、「今度は頑張ってちょーよ」と“河村節”で会場を盛り上げた。

 古屋候補は土岐市内の3会場でいずれも200人前後を集め、個人演説会を開いた。同市土岐津町の市文化プラザでは「大変な選挙になった。厳しい。しかし、勝たねばならない」とアピールし、精力的に会場を回って懸命に支持を訴えた。

4569とはずがたり:2009/08/30(日) 03:41:19
>>4209

岐阜1区、柴橋氏と野田氏競り合う 本社世論調査
 2009年08月23日09:27 
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090823/200908230927_8646.shtml

 政権選択を焦点とした第45回衆院選は、小選挙区で自民王国岐阜の威信をかけた自民と、全国的に追い風ムードの民主が総力を挙げて県内で対決、激しい選挙戦が展開されている。岐阜新聞社は22日までに、県内五つの小選挙区に15人、比例代表東海ブロック(定数21)に県内関係者4人が単独で立候補している選挙情勢を探るため世論調査を実施、本社取材網を駆使し情勢を分析した。(文中敬称略)

 【1区】柴橋は民主への追い風に乗じて幅広い層に浸透、知名度のある野田が猛追し、激しく競り合っている。2度目の挑戦となる柴橋は、無党派層への浸透を図り、若い世代や男性層からの支持を固める。自民支持層の切り崩しも進め、支持を広げる。野田は実績を背景に高い知名度で、高年齢層を中心に自民支持層の7割程度を固める。公明支持層の取り込みや無党派層への支持拡大にも懸命。共産の鈴木は厳しい戦い。   

 【2区】5選を目指す棚橋が、厚い支持基盤を持つ郡部を中心に優勢に戦いを進め、橋本が激しく追い上げている。棚橋は危機感を前面に、自民支持層と推薦を受けた公明支持層を取りまとめ、安八郡や不破郡などで優位に戦いを展開。無党派層にも食い込む。橋本は、労組関係など民主支持層の8割弱を固めたが、無党派層の取り込みを図るため、街頭活動をさらに強化。市部や地元揖斐郡で支持が広がっている。   

 【3区】小選挙区での初勝利を狙う園田が優勢に戦いを進め、武藤が追い上げる。園田は、都市部の無党派層を取り込むほか、山間部でも支持を拡大。連合傘下の組合と連携し民主支持層の8割以上を固め、自民支持層の一部にも食い込む。再選を目指す武藤は自民系の市議、町議らとのネットワークをフル活用。保守層を固めながら企業や友好団体に支持を訴え、巻き返しを図る。   

 【4区】8選を目指す金子が全域で支持を広げて優勢に進めるが、今井が可茂地域を中心に支持を伸ばし、激しく追い上げている。金子は自民支持層の7割以上を固め、推薦を受ける公明支持層も取り込みながら、地盤の飛騨地域を中心に支持を拡大、郡上市でも浸透する。今井は可児市や美濃加茂市、出身地の下呂市などで押し気味に選挙戦を展開する。民主支持層を固め、無党派層にも食い込み、先行する金子を猛追する。   

 【5区】2度目の挑戦の阿知波と7選を目指す古屋が激しく競り合う。阿知波は大票田・多治見市、中津川市でやや優位に立つが、土岐市、瑞浪市は古屋と互角の戦い。阿知波は30、50、60代で4割を超える支持を集める。農林漁業関係者や事務・技術職に浸透。無党派層や共産支持層も取り込み、支持を広げる。古屋は分厚い自民支持層の7割近くを固め、東濃西部などで支持の拡大に懸命。20、40代と70歳以上で高い支持を得る。管理職や商工業者らの支持が目立つ。   

 【比例】県内の比例支持政党は民主42・6%、自民30・0%、公明5・7%、共産3・6%―などの順で、民主が他党をリードしている。比例単独候補の県内関係者は公明名簿4位に水野、民主名簿34位に笠原、同36位に山田、新党日本名簿1位に桑原の新人4人が登載されており、それぞれの政党の支持拡大を目指している。

4570とはずがたり:2009/08/30(日) 03:48:22
総選挙特集2009
【高知のせんたく】
選挙区ルポ 3区
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000230908260001
2009年08月26日

 「この選挙は、小泉構造改革路線が間違いだったということを、私たちの持つ一票で日本中に知らしめていく戦いだ」。24日正午過ぎ、須崎市西崎町の児童公園。気温30度を超える中、民主新顔の中山知意候補は額に汗をにじませながら声を響かせた。

 応援に駆けつけた党の岡田克也幹事長は、同じ日に麻生首相が宿毛市に入ることに触れ、「(中山候補が)並んでいるから来るんです」と大接戦ぶりを強調。「みなさん一人ひとりが本気になって、中山さんを国会に送ろうじゃありませんか」と訴えた。

 公示日にいの町で第一声を上げてから、選挙戦前半は3区東部の土佐市や須崎市など保守地盤の強い地域や山間地域を中心に回った。「続けられる農業、林業、漁業にして、医療や介護、年金を立て直す」。市街地や住宅街の隅々に入り込み、1日15回近く街頭演説を開く。25日以降は四万十市など幡多地域にも重点を置いて回っている。

 「経済の異常、農業の異常、これらをみなさんの立場に立ってしっかり改善を図り、国民こそ主人公の政治をつくります」。共産新顔の村上信夫候補は24日夜、四万十町榊山町の四万十農協会館であった個人演説会で呼びかけた。穏やかな語り口に、集まったお年寄りらは大きくうなずいた。

 数多くの漁港を抱える高知3区にあって、1次産業振興を政策の柱に据える。沿岸部での街頭演説では「魚価安定化と資源回復のために、休業補償制度を作ります」と力を込める。過疎化が進む現状については「みなさんが安心して暮らせるよう、今の政治に変わる確かな道筋をつくります」。

 広い選挙区を効率よく回るため、各地で宿泊しながら、農協前や駅前など1日15カ所余りで、10分間ずつの街頭演説を重ねている。

 25日は黒潮町など17カ所で街頭演説し、夜は土佐清水市寿町で個人演説会を開いた。

 自民前職の山本有二候補の隣で、ヘリコプターで駆けつけた麻生首相が声を張り上げた。「政権交代は景気後退。山本を当選させ、景気を回復させる力を与えて下さい」。宿毛市の体育館で24日に開かれた個人演説会。山本候補は支持者に向かって深々と頭を下げた。

 街頭演説や個人集会では「この選挙は自民党と民主党の戦いではない。地方の怒りをぶつけていく選挙だ」と訴えている。「地方が人材、資金などを失ったのは東京中心の経済成長モデルをとってきたツケ。与党も、野党も、どちらも誤っていた」

 昨年は「年内に解散があれば確実に落選する」と実感したという。今回の選挙では初当選以来となるきめ細かい支持者回りを徹底。「多い日は1日350軒歩いた」

 「票が伸びているのか減っているのか、まったくわからない」と話し、25日も選挙カーで須崎市や土佐市などを回った。=終わり

◇高知3区の候補者

     (上から届け出順、敬称略)

中山 知意 31 民新 【元】パソナ社員
村上 信夫 45 共新  党県常任委員
北村 健行 32 諸新  幸福の科学職員
山本 有二 57 自前 【元】金融相

4571とはずがたり:2009/08/30(日) 03:48:56
選 挙
【選択のとき 09総選挙】
5区ルポ◇保守票 奪い合い
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220908250001
2009年08月25日

 強力な保守地盤の5区では、自民ベテランと民主新顔らが「保守層」を焦点に、激しい攻防を繰り広げている。主な候補者の動きを追った。(敬称略)

◇5区の顔ぶれ

詫間 啓司(30) 諸新 幸福実現党員
吉田早由美(58) 共新 党府常任委員
谷垣 禎一(64) 自前 〈元〉財務相
小原  舞(35) 民新 〈元〉環境団体代表

■支持層固め直し 谷垣氏

 「絶対に負けられない。岩につめを立ててでも、はい上がらなければならない」。自民前職の谷垣禎一は23日、地元・福知山市での決起集会で「必勝」と書かれた鉢巻きを締め、支持者らに訴えた。

 財務相や党政調会長を歴任し、00年以降の3回の総選挙はいずれも民主候補に圧勝。だが、政権交代の風が強まるなか、陣営内には「投票用紙に『谷垣』としか書いてこなかった人が、他の名前を書くことにならなければよいが……」との声も漏れる。そこで谷垣が力を入れるのが、自民支持層の固め直しだ。

 19日夕、綾部市の建設業協会の事務所前。約100人の業者らを前に「民主の考えでは、道路を造る財源はほとんどなくなってしまう」と力説。京都縦貫自動車道などの整備の必要性を強調した。

 建設業界とは「これまで、さほど強い結びつきはなかった」(選対関係者)が、今回は陣営側から演説会の開催を要請した。農村部でも意識的に辻立ちを続け、23日は綾部市の「限界集落」も巡回。従来から各業界や農村に根をはる支持層に対し、必死のアピールを繰り返している。


■「元自民」の力借り 小原氏

 「こんな日本に誰がしたのか。地方は切り捨てられ、格差が広がった」。24日昼、綾部市のスーパー前。民主最高顧問の渡部恒三は新顔の小原舞と共に街頭演説し、古巣の自民の政策を切って捨てた。

 小原はこれまで、選挙区内の千カ所以上で辻立ちを繰り返してきた。だが、それだけで谷垣の固い地盤を切り崩すのは至難の業だ。そこで陣営が狙うのは、保守層への食い込みだ。陣営関係者は「元自民の議員を呼ぶことで、新たな支持層を掘り起こしたい」と語る。渡部や最高顧問の藤井裕久ら「元自民」のベテランが語りかけ、「安心感」を与えようというわけだ。

 小原は田んぼの前などで演説することも多い。07年参院選で、当時の代表・小沢一郎が保守票の取り込みを図った戦術を地でいく。23日の舞鶴市での演説会では「農業の大規模化、効率化だけでは地域の実情には合わない。担い手も育っていない」と自民の農政を批判。元海上自衛官の経験を踏まえ、自衛隊関係者にもアピールする。

 陣営幹部は「これまで民主が手が届かなかった所に浸透したい」と語る。


■埋没回避へ「今度こそ」 吉田氏

 「北部を駆け回って10年。今度こそ国会へ送ってください」。共産新顔の吉田早由美は23日、JR福知山駅南側の国道沿いを支援者とともに練り歩き、支持を訴えた。

 総選挙には4回目の挑戦。「前回は二大政党の間に埋没した」(陣営関係者)と感じただけに、今回は、府北部が直面する雇用や農業振興、医師不足の問題を演説に取り上げ、他党の支持層への働きかけも強めている。

4572北海道1区:2009/08/30(日) 08:15:12
いよいよ投票日当日を迎えましたね。
自分はもう期日前投票を済ませましたが、まず気になるのは投票率と天気です。

おかげさまでウチの地元は晴れていますが、天気予報によると関東地方は台風が接近中とか?
伊豆諸島や小笠原諸島は大荒れのようですが、台風接近により投票行動に響かなければいいんですが……
今回は70%を超えてほしいところ。

今日だけは夜8時が待ち遠しいです。

4573とはずがたり:2009/08/30(日) 09:09:51
いよいよ本日っすねー。
生駒は曇りです。。結構涼しい

4574チバQ:2009/08/30(日) 09:39:52
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0820.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏

(1)1区(上)因縁の2人批判より政策

 ポロシャツに綿パンにウオーキングシューズ。衆院選公示日の18日午前、汗ばむような陽気の中、40代の2人はくしくも同じスタイルで街へ飛び出した。

 本県1区は、衆院解散直前に自民党前職の津島雄二が突然の引退を表明。戦いの構図は一変した。過去2回、津島雄二を相手に苦杯をなめた民主党前職の横山北斗(45)と、父・雄二の後を継ごうと心に決め、自民党県連の全面支援を受けた無所属新人の津島淳(42)。自民対民主の政権交代を巡る攻防とは別に、世代を超えた、若い2人の因縁の戦いが幕を開けた。

 横山「自民党が言う経済成長とは何か。農林漁業、公共事業、地方への予算を削り、地方の犠牲の上に経済成長しても、地方に暮らす私たちはいつまでたっても成長の豊かさが実感できない」

 津島「今の政治は国民と距離感がある。私は政治を内側からチェンジする原動力となりたい」

 自民への対抗意識を前面に押し出す横山と、自分の思いを訴え続ける津島。街頭演説の風景も対照的だ。

 18日午後2時半、津島は街宣車で鶴田町の中心街に到着。街頭には地元町長の中野〓司や地元県議、町議をはじめ約80人が集まった。津島は即座に聴衆に駆け寄り、次々と握手を交わした。

 「米の値段は最低でも1万5千円を確保する。土地改良区の負担金を国で全部もつ」。身ぶり手ぶりを交え、大胆な政策提言を行う津島。どれも自民党のマニフェストにはない項目だ。

 「無所属だからこそ思いをはっきり堂々と述べることができる」と津島。他党批判はほとんどない。民主党が掲げる「政権交代」を「単なるスローガン」と評したのが目立つくらいだ。

 津島の演説から1時間半後。横山は鶴田町のほぼ同じ場所に立った。街頭に集まったのは10人。応援弁士もいない。照りつける日差しをサンバイザーでさえぎり「表には出てこられなくても、家の中でじっと聞いてくれる人たちがいるはずだ」とマイクを握った。

 津島雄二の引退により、追う立場から一転追われる立場になり、攻守が逆転した格好。「なにも変わらないよ。これまで通り政策を訴えていくだけ」と横山はこれまでクールな口ぶりで取材に答えていた。

 しかし、この日は演説後、津島が同じ場所で街頭演説していたと知り「聴衆は何人くらいいたの」「動員はかけてた?」と、初めて相手を気にするそぶりを見せた。

 周囲をぐるりと見渡した。「この4年間であの店も、こっちの家も(相手支持から自分支持に)ひっくり返してきた。ここに何回足を運んだことか」。自信と不安が交錯する。

 一方、同じ日の夜。引退表明した津島雄二は、青森市内の小学校校庭で行われていた盆踊り大会に姿を見せた。引退表明以降、ずっと続けているあいさつ回りの一環だ。

 主催者のはからいでマイクを握った雄二は「長らくありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、こう付け加えることを忘れなかった。

 「息子の淳が奔走している。どうかご理解を」。浴衣姿の女性たちから握手攻めにあった雄二は、上機嫌で会場を後にした。

※中野〓司町長の〓は「堅」の「土」が「手」

(文中敬称略)

4575チバQ:2009/08/30(日) 09:40:26
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0821.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏


(2)1区(下)埋没懸念存在感アピール

 「政党が勝つか、世襲が勝つか、地元が勝つかの戦いだ。地元出身者こそ、県民の声を国政に届けられる」

 公示翌日の19日午後、無所属の升田世喜男(52)は生まれ育った中泊町小泊地区で街頭演説に立った。大勢集まったなじみの顔の前で絶叫する升田は、ほかの候補者への対抗心をあらわにした。

 本県1区は6人の戦い。だが、政権選択が懸かった今回の衆院選は、全国的に自民対民主の攻防に注目が集まり、ほかの候補者が埋没しかねない状況が生じている。1区も同様で、各候補者は存在感を高めようと連日奔走している。

 升田は、2005年の前回衆院選に自民党を離党して出馬した。落選の翌日から約4年間、大票田の青森市を中心に活動を続けてきた。2500回を超えたというつじ立ちで支持拡大への手応えを感じつつあった升田陣営だが、ここにきて、有権者の「政治を変えたい」という思いが民主党ばかりに強く流れることを懸念する。

 元経済産業相・平沼赳夫グループの一員である升田は20日、青森市で平沼を招いて決起集会を開き「今、必要なのは政界再編だ。わが親分は、それを引き起こす」と呼び掛け、二大政党の中で第三極となる保守勢力の必要性を強調した。

 ほかの陣営も、埋没への懸念は強い。

 共産党は、比例代表東北ブロックでの現有1議席死守を最優先に掲げている。県内で唯一、小選挙区に立候補した吉俣洋(35)は20日、選挙区外の八戸市へ出向いて終日、街頭演説をした。比例東北へ重複立候補しているためだが、小選挙区の候補者としては異例の活動であり、比例票獲得に力点を置く同党の方針が強く表れている。

 自身の活動スタイルを「対話重視」と評する吉俣。19日は板柳町の農協前で街頭演説を終えるとともに、近くの商店などを次々と回り、買い物客らに「一緒に新しい政治をつくりましょう」と声を掛けた。「良いことは良い、駄目なものは駄目。しっかりと物を言う」と繰り返す吉俣。一貫して「建設的野党」としての共産党の意義を訴えている。

 東北の小選挙区と比例で2議席確保を目指す社民党も、二大政党の戦いに割って入るために必死だ。同党も県内小選挙区の候補擁立は1区の渡辺英彦(69)のみ。19日には、党首・福島瑞穂が青森市で街頭に立った。「何としても比例票を伸ばしたい」と語る福島。7月末に続き短期間で2度目の来県をしたことは、危機感の表れとも言える。

 社民党は1区以外では民主党と選挙協力をしているが、平和問題や憲法を守ることに関しては主張が異なる。そこに渡辺の存在意義があるという。「今回は社民党にとって生き残りを懸けた戦い」と同党県連代表代行の奈良岡克也。渡辺は「本当の戦いはこれからだ」と気を引き締める。

 幸福実現党の上田一博(59)は妻のみつ江らと共に街頭に立ち、自民党や民主党との違いを強調し「消費税全廃」などを声高に主張している。他候補に比べて知名度は低いが「既存の政党に失望している人が、激励の言葉を掛けてくれる」と上田。街頭ではスタッフと一緒に大きく手を振り、存在感をアピールする。

(文中敬称略)

4576チバQ:2009/08/30(日) 09:40:53
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0822.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏

(3)2区 農村票めぐり批判合戦

 衆院選公示の18日。十和田市で第一声を上げた自民党前職の江渡聡徳(53)は、三沢市へ向かった。出迎えたのは元全国農業協同組合連合会会長の市長・種市一正だった。

 市役所前でマイクを握った種市が口火を切った。「今、アメリカとFTA(自由貿易協定)を結んだら、日本の農業は壊滅する。百姓一揆が起こる」。江渡が続けた。「民主党は本当に日本の農林漁業を守る姿勢があるのか」

 各市町村の党支部と後援会組織をフル活用し、公示前から連日、国政報告会やミニ集会を重ねている江渡。訴えの大半を、民主党のマニフェスト(政権公約)批判に充てる。

 農村部が多く、経済基盤が弱い選挙区を反映して、農業の戸別所得補償制度の問題点、公共事業削減の雇用への影響を強調する。「政治はゲームではない。聞こえのいい話ばかりして、最後に責任を取らなかったら、日本はどうなるのか」実績や組織対照的

 選挙事務所で江渡が漏らした。「選挙でこんなネガティブな話ばかりするのは初めて」。知名度に3期10年の実績、圧倒的な組織力。今の逆風下では、こんな“武器”も頼りにならない。陣営幹部は「最後まで有権者の説得に歩くしかない」と気を引き締めた。

 実績、組織では対照的な民主党新人の中野渡詔子(38)。公示後も、徹底したどぶ板選挙を続ける。

 20日は主に農村部を回った。細かい路地まで選挙カーで入り、人を見つけると真っ先に車を降り、駆け足で握手を求めた。

 七戸町の農協前で行った演説では、一気にボルテージを上げた。「ここまで農業をだめにしたのは誰か。地方をいじめたのは誰か。その人が今さら『国民のため』と言って、実行できると思うか」

 どこでも街頭演説の聴衆の数は江渡の数十分の一。しかし公示以降、中野渡と行動を共にする元県議・中村友信は言う。「4年前と農家の反応が全然違う。非常にいい」

 中村は前回の衆院選に出馬、江渡に大敗した。「江渡の力は圧倒的。だが今回、顔は自民でも、内心はこちらを向いている有権者が意外に多いかもしれない」 今月前半、中野渡は党県連代表の田名部匡省、連合青森会長の石田隆志と支持者や職場回り、街頭演説に汗を流した。中村の応援演説に加え、むつ市選出の県議・菊池健治が民主党県連に入党願を提出、中野渡を全面支援することを表明。組織の輪も着実に広がっている。

無党派層にも狙い

 「私が住むのは皆さんと同じ下北半島の大間。皆さんの思いを知っているのは私一人だ。国政とのパイプ役として国会に送ってほしい」。無所属新人の熊谷ヒサ子(61)は18日午後、むつ市で行った第一声で大きな声を張り上げた。

 道路整備、漁業振興など地域特有の事情を掲げ、下北を中心に、漁協女性部のネットワークを生かして支持拡大に努める。街頭では「今の政党は国民のための政党ではない」とも強調、無党派層の取り込みも狙う。

 「他の候補のことはよく分からないが、自分は自分なりの手応えを感じ始めている」。幸福実現党新人の森光淨(59)は、手探りの選挙戦ながら、精力的に選挙カーを走らせ浸透を図る。外交防衛強化と消費税廃止を主張の軸に掲げながら、追い上げに躍起だ。

(文中敬称略)

4577チバQ:2009/08/30(日) 09:41:24
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0823.html
09衆院選本県選挙区/決戦の夏


(4)3区 候補者選択か政権選択か

 自民党前職の大島理森(62)と民主党前職の田名部匡代(40)の4度目の対決は、かつてない大激戦となっている。8期の実績に基づき「田名部との戦い」を前面に掲げる大島陣営に対し、田名部陣営は「政権交代へ民主対自民」の構図をさらに鮮明に打ち出す。「頑張らなきゃならん。あと1週間、ここからが本当の勝負だ」と気合を入れる大島。「今までと違う。(相手の)背中に手が届くという思いで頑張る」と気を引き締める田名部。全国屈指の注目区で両陣営のボルテージは上がり続けている。

 「経済を、安心を、日本の政治を立て直さなければならない。それができるのは衆院議員として26年間皆さんに育ててもらった、この大島しかいない」。真夏のような暑さとなった三戸郡の街頭で、大島は汗もふかずに声を張り上げる。

「手応え伝わらず」

 「今回は政権選択の選挙と言われているがこの3区は違う」。18日、市内の街頭演説で応援に立った自民党県議の滝沢求が聴衆に訴えた。大島陣営の選対本部長を務める滝沢は今回の選挙を「地域に大島が必要か否かを問う選挙」と位置づけ、選挙戦略の指揮を執る。

 しかし選挙戦が中盤に入ると、陣営から「逆風は予想以上」との声が上がり始めた。「反応自体は決して悪くない」と陣営幹部。確かに、これまで大島の当選を支えてきた郡部では農家が選挙カーに手を振る。市部の街頭演説にも多くの有権者が詰めかける。「それでも、無党派層を中心に手応えが伝わってこない。空気が冷たい」と打ち明ける。

 20日に市内のホテルで開かれた後援会女性部の会合。「皆さんに育ててもらった大島がここで死ぬわけにはいかない」。大島は自らに言い聞かせるように必勝の決意を語り、個人演説会のため足早に会場を後にした。

 「投票に行く人が増えなければ今までの政治が続く。これまで私はほとんど同じ得票差で負けている。投票率が上がらなければ同じことになる」。20日夜、南部町の剣吉公民館。田名部は個人演説会で危機感をあらわにしながらそう訴えた。演説会後は「毎日が不安。でも、思いが届いていると信じるしかない」と自分を奮い立たせるように語った。

鍵を握る投票率

 田名部は過去3回、選挙区では大島に連敗している。民主党が躍進した2003年衆院選は約1万6千票差。小泉旋風で逆風の05年は約1万7千票差。風がどうであれ票差はほぼ変わらず、互いの基盤はそれだけ底堅い。

 今回、民主党には全国的に強い追い風が吹いている。田名部陣営の選対本部長・山内正孝は「今回は初めて(大島と)互角の戦いをしている」と話しつつも、「3区は風が吹きにくいところだ」と警戒する。選挙区初勝利へ、陣営は投票率が鍵を握るとみる。前回3区は65%。無党派が多いとみられる“眠った票”を揺り動かすため、田名部はひたすら「政権交代へ行動を」と呼び掛ける。

 田名部の父で参院議員の匡省は、自民党の支持基盤切り崩しへ、きめ細かくあいさつ回りを重ねている。

 幸福実現党新人の中西修二(62)は街頭演説で、自民党や民主党の経済政策を批判しながら「大減税で景気を良くし、不況を終わらせる」と訴えている。

(文中敬称略)

4578チバQ:2009/08/30(日) 09:42:23
>>4574-4578
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2008shuinsen/rensai-kessen/0824.html

09衆院選本県選挙区/決戦の夏
(5)4区 党より個人VS「民主」前面

 「44歳で5期目に挑むのは、県内の候補者で自分だけ。皆さんが与えてくれた宝物を生かし、国政の場で責任を果たしていく」

 公示から2日で、4区内の旧21市町村すべてを回った自民党前職の木村太郎(44)は若さと実績をアピール。一方で「批判されると1日で政策が変わる。党内手続きを踏んだ政策とは思えない」と民主党批判も繰り広げた。

 過去4回の衆院選で圧勝してきた木村にとって、自民党への逆風が吹き荒れる今までにない苦しい戦いだ。

 陣営には弘前市を除く首長や、県議、市町村議が顔をそろえ強力な支援態勢を誇示する一方、党よりも「木村太郎」個人を前面に出す従来の戦い方を貫く。19日に弘前入りした元首相の安倍晋三も企業などを回り、表舞台には立たなかった。

 選挙カーで走り回る木村は、場所を決めず、人が集まりそうな場所で演説。農村部では農業政策を、都市部では経済対策を柱に、与党の政策を丁寧に聴衆に語りかける。元知事で父の守男や母、そして妻も裏方として支持者回りを重ねる。

 全国的に民主党優勢が伝えられるが、後援会連合会選対幹事長で県議の高樋憲は「この地域に木村太郎が必要なんだということを訴えていけば、(相手候補と)器が違うことが見えてくる。最後まで続ければ、理解してもらえる」と強調する。陣営幹部は「負けることは考えていない」と力を込める。

 「壊れた日本を直すチャンスは今しかない。政権交代しかない」。22日、民主党元職の津島恭一(55)は弘前市郊外の農村部を回り、声を張り上げた。演説後は一人一人の手を握り「あと一歩だ。力を貸してほしい」と繰り返した。

 民主党優勢の報道が盛んに流れる中、陣営は追い風に乗った選挙戦を展開している。20日に代表代行の小沢一郎が激励にやって来たことで勢いは増した。「小沢さんは見込みのない選挙区には来ない」と選対本部長の三上隆雄は自信を深めた。

 民主と社民、郵政政策研究会、連合青森が共闘を組む陣営は「非自民結集の看板はいいが、一枚岩ではない」(陣営関係者)面もあったが、そのムードも変わってきた。

 非自民候補一本化の経緯から不協和音がささやかれていた県議の山内崇も、ここに来て協力姿勢を一層鮮明にした。22日は地元の弘前市相馬地区で津島とマイクを握り、「力を合わせて必ず勝つ。勝たせてみせる」と叫んだ。

 個人票では木村に後れを取るが、徹底して「自民対民主」の党対決を打ち出し、非自民票は固めつつある。

 だが、前回衆院選で国民新から出馬した津島の得票は3万8千票。当時の民主候補と合わせても8万票弱で木村の11万票に及ばず、さらに上積みが必要で、追い風に期待は大きい。津島は「全国的には民主優勢でも4区は違う。一歩ずつ前に進むだけ」と気を引き締める。

 幸福実現党新人の石田昭弘(50)は、消費税の撤廃などを強調しながら「努力が公平に報われる社会をつくる」と街頭で訴える。「手応えが出てきた」と語る石田は、精力的に走り回り政策の浸透を図る。

(文中敬称略)

=終わり=

4579チバQ:2009/08/30(日) 09:43:08
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090828095330.asp
2009年8月28日(金)

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ハマの票 攻防激化/3区大接戦展開


 衆院選本県3区の自民党前職・大島理森候補と、民主党前職・田名部匡代候補が大接戦を展開している。その激戦を象徴するのが八戸市の“ハマ”の票。水産業界は自民党の厚い支持基盤を形成し、大島候補を全面的にバックアップしてきた。逆風の中、「取りこぼしは絶対許されない」と支持固めに奔走する大島陣営。一方、切り崩しを狙う田名部陣営は「ハマの1票を取れば、相手の票が減り、2票分の価値がある」と追い風に乗って浸透を図る。

 25日、八戸水産会館前で行った大島候補の街頭演説。陣営は「いま必要なのは政権交代ではない。ハマには大島が必要だ」と「ハマの大島」を連呼し、大島候補は「八戸のハマを再生していくことが私の宿題であり、夢だ」と力説した。演説には、作業服姿の水産加工関係者ら約1000人(主催者発表)が集まり、熱心に耳を傾けた。

 演説を聴いていた漁業関係者は「民主党はマニフェストで既存補助事業の全面見直しを掲げている。そうなれば、今でも規模の小さい漁業対策事業費は、さらに削られかねない」と話す。水産行政に通じ漁港整備や漁業振興に豊富な経験と実績を持つ大島候補を失うわけにいかない−との危機感を募らせる。

 陣営の熊谷雄一県議は「大島候補がハマにどれだけ貢献してきたか、みんなよく知っている。ハマの関係者が一致結束し支持の輪を広げることが、選挙戦終盤の弾みになる」と強調する。

 戦いが過熱する中、衰退する水産業の将来に不安を抱える漁業者は多い。階上町の男性漁業者(68)は「今のままでは魚価は上がらない、後継ぎは育たない。国に注文したいことはたくさんある」と真情を吐露。田名部候補を支持する八戸市の漁業者(52)は、政府の補助制度は一部の業界団体ばかり優遇しているとし「地方の零細漁業者は置いてけぼりをくわされてきた。自分たちの暮らしを考えるなら、一度政権を代えてみてもいい」と語った。

 田名部候補は19日、23日に新湊、鮫地区で開いた個人演説会で、漁業者に所得補償を導入する政策を訴え、「税金の使い方を農家や漁業者の直接支援に代え、1次産業を守る」と強調した。山内正孝選対本部長は「自民党の固い支持基盤を覆すのは時間がかかる」としながら「水産に限らず確実に地殻変動は起きている。自民と民主のどちらが国民生活を真剣に考えているか、地道に訴えれば潮目は変わる」と述べた。

4580チバQ:2009/08/30(日) 09:44:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090819100440.asp
2009年8月19日(水)

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三村知事、かつては激闘も江渡候補を応援

 三村申吾知事は18日午後、十和田市を訪れ、衆院選本県2区に立候補した自民党前職・江渡聡徳候補の応援演説を行った。かつて同選挙区で激闘を演じた相手に対し、「江渡先生とは国政、県政で連動して地域の元気をつくる仕事を続けてきた」と蜜月ぶりをアピールした。

 同市役所前でマイクを握った三村知事は、国・地方の財政問題や社会保障、安全保障などの課題を挙げ、「いよいよ4期目。国会議員として国政の場でしっかり議論してほしい」と激励した。

4581チバQ:2009/08/30(日) 09:46:14
>>4574-4581青森県:東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090826111729.asp
2009年8月26日(水)

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2区、十和田に保守分裂のしこり

 自民党前職の江渡聡徳候補を、民主党新人の中野渡詔子候補が猛追する衆院選本県2区。票田の十和田市では、保守系3候補が激突した今年1月の市長選の大きなしこりが残る。市長選で分裂した自民系会派の市議の一部に、江渡候補への支援に消極的な動きが見える一方、江渡候補への支援を積極的に打ち出す民主系市議の姿も。自民・民主対決の色彩が強まる中、両陣営からは市長選以来のねじれから来る不協和音も聞かれる。

 7月下旬、十和田市内のホテルの一室で、現職と元職計32人による江渡候補支援の「市議団」が結成された。現職市議26人のうち社民、共産系を除く21人が出席。公示前日の今月17日夜は江渡候補の事務所に集合し、それぞれの地盤で全力を尽くすことを確認した。

 しかし、盤石な態勢と映るこの組織の内部にも、「名を連ねていても、実際にはほとんど動いていない人がいる。温度差がある」と指摘する声は多い。

 1月の市長選は4期目を狙った現職・中野渡春雄氏と、新人・小山田久氏、民主系の元県議・中村友信氏の3者が激突した。市議会の自民系会派は現職支持と小山田氏支持に分裂。過去3回にわたり中野渡氏を支持してきたはずの江渡候補が小山田氏支援に回ったことで、勝敗の流れが決まった。

 当時、現職の陣営にいた与党会派のある市議は「自分では終わった話だと思っていても、後援会や支持者が(市長選の結果に)まだ納得していない。しこり解消には時間が必要だろう」と話す。

 江渡候補の側近で市議団幹事長の石橋義雄市議は「今の市議会はオール与党体制。『悔しい』という思いがあったとしても、先を考えると小山田市長、江渡候補とうまくやっていくことが必要だ」と述べる。しかし、市議団全員の支持者レベルまで説得しきれていないのが現状だ。

 市長選からのねじれは民主側にも残る。当時、野党会派だった「市政・社民クラブ」は小山田氏を支持。同会派の民主系市議2人は民主党県連が推薦した中村氏ではなく小山田氏陣営についた。

 2人は衆院選でも中野渡詔子候補の陣営に一切姿を見せていない。そのうちの一人、戸来伝市議は「市長選の恩を返したい」と、江渡候補を支援する市議団の相談役を務める。18日の第一声では、自民党支持者とともに必勝を誓った。

 「民主党員として江渡候補を支援することに、何の抵抗もない」と主張する戸来市議。一方、民主党県連は不快感を示す。田名部匡省県連代表は取材に「離党してからやってほしい」と声を荒らげた。同党県連事務局は「戸来議員は5月末の期限までに党員登録していない。今は党員ではない」と冷ややかだ。

※写真=江渡候補の第一声で自民党支持者に交じり必勝を誓う戸来市議(左から2人目)(18日、十和田市内)

4582名無しさん:2009/08/30(日) 09:50:11
http://blogs.yahoo.co.jp/shikokunohoshijp/50861346.html

4583チバQ:2009/08/30(日) 09:50:29
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090826a.htm
決戦09衆院選

自民・民主接戦の青森2区
(2009/08/26)
 30日投開票の衆院選で、自民、民主両党候補の接戦が伝えられる青森2区。自民前職・江渡聡徳候補の陣営は急速に浸透する民主の風に危機感を募らせ、組織のてこ入れに懸命だ。一方の民主新人・中野渡詔子候補の陣営は競っている実感はない―とし、手綱を緩める気配はない。終盤に突入した戦いは、予断を許さない情勢となっている。
 
 「シビアな考え方でもう1回、ローラー作戦をかけてくれ」。報道各社の世論調査の結果を受け、江渡陣営の中谷純逸選対本部幹事長は、各事務所や連絡所に指示を出した。
 組織力で他候補を圧倒。3期の実績も武器だ。衆院解散後、街頭では民主の農業政策や公共事業削減方針を徹底的に批判し、農家や建設業者らの取り込みに腐心してきた。
 それでも民主への追い風は、吹きやまない。陣営の十和田市議は「街頭演説では人が集まるし、有権者の反応もいいのに…。どこで風が吹いているのか分からない」と戸惑いを隠さない。
 自民を支えてきた1次産業従事者が多い選挙区に、都市型政党といわれる民主が支持を広げる現実。
 「こんなムードの選挙は初めてだ」。丸井裕選対副本部長がうなった。「でも、やるしかない。うちはムードがないから、どぶ板しかない」
 終盤を迎えた選挙戦。「江渡候補と中野渡候補、どちらが2区の代表にふさわしいかの戦いに持ち込む」。中谷幹事長は政党対決を避ける戦略を描く。
 対する中野渡陣営。選対幹部は「比例は確かに民主に風が吹いている。それが選挙区でもいい戦いをしている―と混同されたのでは」と世論調査の結果を冷静に受け止める。
 その上で「2区はやはり向こう(自民候補)が強い。まだまだ頑張らなくては。追い付くのに懸命だ」と気を引き締める。ただ、街頭の反応はいい。党のマニフェスト(政権公約)に対する、有権者からの電話での問い合わせも増えている。
 「自民の従来型の組織選挙が通用しなくなってきているとも感じるが、その意味ではどうなるか読めない」。陣営への風をどうコントロールするか、手探りでの戦いが続く。
 公示後、選挙区内を遊説している中村友信元県議は「一喜一憂せず粛々とやっていく」と慎重だ。
 「岡田克也党幹事長から『1週間前の数字で結果が出たことはまだない』とのげきが飛んだ」。23日、三沢駅前の街頭で田名部定男県連幹事長が語気を強めた。追い風を確実に票につなげるため、「とにかく歩け。接触しろ」と鼓舞する。
 幸福実現党新人の森光淨候補は、マニフェストの浸透を図る。無所属新人の熊谷ヒサ子候補は、下北から初の国会議員を―と訴えている。

4584チバQ:2009/08/30(日) 09:50:58
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090827c.htm
決戦09衆院選

行き場失う反核燃票 かつての政争影なく
(2009/08/27)
 使用済み核燃料再処理工場など、核燃サイクル施設が集中立地する六ケ所村。二大政党が政権を争う今回の衆院選では初めて、同村を含む青森2区に核燃に反対する候補者が立たなかった。事業が進む中で、かつての激しい反対運動は次第に下火となり、核燃受け入れの是非をめぐる政争は今、影もない。“開発の村”では反対派の票が行き場を失い、推進派も政権が交代した場合の影響にかすかな不安を抱いている。
 
 候補者の名前を連呼しながらゆっくり走る選挙カーが、むつ小川原開発地域に差し掛かると、急にスピードを上げる。40年近く前に開発が始まり、分譲されないまま荒野に戻った工業用地に有権者はいないからだ。
 2区には自民党、民主党、幸福実現党、無所属の4候補が出馬したが、核燃反対を掲げる社民、共産両党は擁立を見送った。開発の失敗を取り返すために受け入れた核燃に反対する候補者がいないのは、中選挙区時代を含め初めてだ。
 地元代表を選ぶ小選挙区で反対住民の声を吸い上げる候補者がいないことに、同村倉内の菊川慶子さん(60)は「核燃を受け入れたくない私たちの票は、どこに行けばいいのか。せっかくの1票がもったいない」と嘆く。
 25日午後、民主候補が同村泊の公民館前でマイクを握った。近くに住み、反核燃運動を続けてきた種市信雄さん(74)は家を出て演説に耳を傾けたが、最後まで「核燃」の2文字は聞かれなかった。
 候補者に直接考えをただすと「民主党は核燃政策を推進します」ときっぱり。種市さんは「そうだろうなぁ。でも、もう選挙では核燃のことを話さないのか」と肩を落とした。
 民主候補が唯一、エネルギー政策に触れた場所が日本原燃の社員寮前。「核燃サイクルにおいて民主党は技術開発を推進し、国民が納得できる政策を進める」と声を響かせた。
 一方、自民候補は23日に村内入り。民主の一部に核燃反対の議員がいることと、社民が民主と連立を組む方向なのを念頭に訴えた。
 「政権が交代した途端にエネルギー政策が百八十度変わったら、村民の皆さまの血のにじむような思いは水泡に帰す恐れがある」
 国策に翻弄(ほんろう)されてきた村。役場や議会内には「民主も核燃推進の立場だ」と冷静な見方が多い一方、「社民が政権に入れば、多少の見直しはあるかも」との懸念もくすぶる。
 役場前で民主候補の演説を聞いた男性(72)は「もし核燃が止まったら働き口が無くなり、村の人はみんな生きていけない。民主になったって今さら核燃が止まるはずがないんだ」と、自らに言い聞かせるように話した。

4585チバQ:2009/08/30(日) 09:52:09
>>4583-4585青森県:デーリー東北
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090827a.htm
決戦09衆院選

激戦3区 過去にない展開/衆院選終盤戦
(2009/08/27)
 衆院選の青森3区で、激しい火花を散らす自民党・大島理森候補と民主党・田名部匡代候補の前職対決。過去3度の戦いは、いずれも「先行逃げ切り」で大島候補が制してきた。しかし今回、報道各社の情勢調査は展開が一変していることを伝えた。「横一線。戦いはこれから」と猛追する大島陣営。「ここまできたら負けられない」と引き締める田名部陣営。過去にない終盤でのレース展開が、激戦に拍車を掛けている。
 
 「やませが途切れ、ようやく光が差し込んだ。本当にあと一押し。もう一度、この大島を働かせてほしい」
 26日夕、八戸市庁前。大島候補は真っ黒に日焼けした顔を紅潮させながら、こぶしを突き上げた。
 会場には、支持者約3千人(主催者発表)が集結。前衆院議長の河野洋平氏、三村申吾青森県知事、小林眞八戸市長らそうそうたる顔ぶれが並んだ。
 「思ったよりも逆風が強い」。大島陣営の幹部は口をそろえる。“風は吹きにくい”とされる3区だが、現実には厳しい向かい風が吹き荒れる。
 全国紙に情勢調査が掲載された20日。事務所で開かれた緊急役員会で幹部が「とにかく歩いて歩いて足でかせいでほしい」と号令をかけた。
 組織力は陣営の生命線。滝沢求選対本部長は「今までの地盤をもう一度しっかり固める。『本当に大島を失ってもいいのか』と強く訴えていく」と逆転のシナリオを描く。
 「ここで死ぬわけにはいかない」「負けるわけにはいかんのです」。集会や街頭で声を張り上げる大島候補。後援会も支持者回りに奔走し、死に物狂いの戦いが続く。
■  □  □
 「流した汗が報われる社会にしたい。選挙区で勝つことが政権交代への一歩です」
 25日夜。階上町のスーパー前で田名部候補がかすれた声を力いっぱい振り絞った。
 肌寒い中、集まった支持者は約250人。15分遅れの到着にもかかわらず、温かい拍手で迎えた支持者に、田名部候補は何度も頭を下げ、握手した。
 この日、五戸町内を一緒に回った北紀一県議は「企業から急にあいさつにきてほしい、との要請が増えてきた」と確かな手応えを強調する。
 全国的に民主への追い風が吹く。しかし、3区で吹き続ける保証はない。大島候補との過去3度の対決では、八戸市をはじめ、町村でも得票数が一度も上回ったことがない。それだけに、陣営に油断はない。
 山内正孝選対本部長は「郡部票はまだ取り組む余地がある。1町でも1村でも上回ることができれば流れは来る」と引き締める。
 街頭では参院議員の父・匡省氏が一緒に並ぶ光景は見られない。「(『匡省』と書く)誤記入対策もあるが、一人前で戦えないうちは相手に勝てない」。陣営も並々ならぬ覚悟で戦いに臨む。
□  □  ■
 幸福実現党新人の中西修二候補は、スーパー前など人が集まる場所で街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みに全力を挙げる。

4586チバQ:2009/08/30(日) 10:00:39
http://yamagata-np.jp/feature/shugiin/kj_2009082100367.php
社民県連、和嶋氏出馬に困惑 民主と選挙協力、比例票の目減り懸念

吉泉秀男候補(後方右)の出陣式で手を取り合い、支持者にアピールする東北比例の和嶋未希候補(同左)=18日、酒田市内  第45回衆院選で、和嶋未希氏(37)=酒田市=が県議を辞職し、比例代表東北ブロックの民主党単独候補として出馬した。和嶋氏擁立で比例票の上積みを狙う民主党県連に対し、選挙協力する社民党県連の心中は複雑。社民党が県3区に擁立した吉泉秀男候補(61)は重複立候補した比例での復活を視野に入れており、和嶋氏の出馬で比例票の目減りが懸念されるためだ。

■吉泉氏と握手
 「(3区の吉泉氏を含む)全員の勝利に向けて戦ってまいります。私もまたこの戦いに、一緒に参戦させていただくことが決まりました」。18日朝、吉泉氏の出陣式に登場した和嶋氏は、真っ赤なポロシャツ姿で吉泉氏とがっちりと握手を交わし、そのまま両手を掲げてアピールした。一瞬驚いた表情を見せた吉泉氏だったが、すぐに笑顔を取り戻すと、支持者らの拍手に応え、民主と社民の連携ぶりを強く印象づけた。

 だが、公示直前の和嶋氏の出馬表明は、社民党県連関係者に少なからぬ衝撃を与えた。「今後、どれぐらい吉泉氏に協力してくれるのか」。両党関係者が出席し、酒田市で16日午前に開かれた県3区合同選対の会合で、出席者から選対幹部に対し、今後の戦術を不安視する声が上がった。「うまくいっている共闘関係をここで妨げたくない」「民主党に吹いている風を利用し、吉泉氏の票を伸ばした方が得策」−。選対関係者の思惑は複雑に絡み合った。

 少なくとも県3区では、和嶋氏出馬の効果はあるとみる関係者が多い。これまで選対内部で活動してきた和嶋氏が表に出てくるからだ。両党の選挙協力の中で、民主側の先頭に立ってきたのは舟山康江参院議員で、和嶋氏は自らの後援会への声掛けが中心だった。それが今は、和嶋氏が街頭に立ち「選挙区は吉泉さんに、比例は民主党に」と訴えている。近藤洋介党県連会長は「小選挙区では、相当のエンジンになるはずだ」と語る。

■守りたい議席
 しかし、比例に目を転じると話が変わる。両党の選挙協力は、小選挙区に限定されている。「全国的に見ても良好な関係」(舟山氏)という県内でも比例の連携は想定していない。吉泉氏の比例復活も視野に入れ、県内8万票の比例票獲得を目指す社民党県連は、和嶋氏の出馬で戦略の見直しを迫られた。和嶋氏が民主党を前面に出して訴えることで、相対的には県3区の社民党の比例票が減ることが考えられるからだ。

 社民党が東北で小選挙区に擁立した6人はすべて比例との重複立候補。この中で吉泉氏が比例復活に回った場合、ライバルになるのは宮城6区の前職・菅野哲雄候補と目されている。小選挙区での勝利に全力を挙げることはもちろんだが、社民の比例票が目減りすれば、これまで東北ブロックで死守してきた1議席も失いかねない。

 県内で吉泉氏は社民党唯一の公認候補。高橋啓介県連幹事長は、和嶋氏の地元酒田市を中心に県3区の比例票が一気に民主党に流れ込む可能性を危惧(きぐ)する。「3区で目減りする分を1、2区で穴埋めしなければならないのだが…」。公認候補のいない選挙区で、どう社民党の支持拡大を図るのか。現時点で、集票につなげる有効な戦術は見えていない。
2009年08月21日 掲載

4587チバQ:2009/08/30(日) 10:05:24
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3768018&newsMode=article
最前線ルポ(上) しのぎ削る県都決戦[1区] 
 政権選択を問う第45回衆院選は2日目の19日、県内五選挙区で候補者16人が激しい選挙戦を繰り広げた。すべての選挙区で自民、民主の候補者が対決し、共産、みんな、幸福の各候補者も絡んでひとつの議席を懸けた戦いを展開している。比例重点の公明、社民も党勢拡大に動く。各選挙区の最新情勢をルポした。

1区 後援会、各地で交錯
 自民の前職亀岡偉民陣営は19日朝、福島市のホテルに元財務相の尾身幸次を招き、支持者との朝食会を開いた。亀岡の姿はなく、尾身が「どうしても必要な政治家だ」と熱弁を振るっていたそのころ、亀岡は時間を惜しむように伊達地方を歩き、有権者に支持を求めていた。

 民主の新人石原洋三郎はこの日午後、党代表の鳩山由紀夫とともに福島市の街頭に立った。「石原君を押し上げられれば福島から政権交代ができる」。鳩山の熱いエールに応え、石原は悲願の議席奪取をアピールした。

 亀岡は党の組織、支持団体に加え、過去5回の選挙を経て築いた約200の後援会を基盤に戦いを進めている。公明との共闘態勢も構築し、第一声では県本部代表の県議甚野源次郎が演壇に立った。 総合選対本部長の県議加藤貞夫は「亀岡個人のこれまでの実績と自民の政策への理解は深まりつつある」と手応えを語る。

 石原は福島市議時代の組織を軸に福島市内に20カ所以上の後援会を設け、伊達、相馬地方の旧町村単位にも足場を築いた。連合福島とも一体となった選挙戦を展開している。社民との選挙協力も結び、第一声では社民の県1区支部連合代表の福島市議木村六朗がマイクを握った。

 選対本部長の参院議員金子恵美は「“風”頼みではなく、新たに設けた各地の活動拠点から支持を広げる」と意気込む。

 亀岡、石原両陣営は投票率70%の場合、当選ラインを14万票前後と読む。有権者約23万6千人を抱える大票田・福島市では、両陣営が各地に張り巡らせた後援会組織を総動員し、支持拡大を図っている。

 亀岡は首相の麻生太郎が福島市に入る21日をヤマ場の1つに据え、攻勢を強める構え。石原は鳩山の来市を弾みに、精力的に街頭に立ち、無党派層の取り込みも目指している。

 伊達地方も激戦模様だ。亀岡にとって伊達は、養父で建設相や農林水産相を務めた故亀岡高夫のおひざ元。有権者の「地元意識」にも訴えながら票の上積みを図っている。

 石原にとっては、保原町議出身の金子が選対本部長に就いているのが強みだ。石原と金子の後援会がスクラムを組んで支持拡大に動いている。

 相馬地方は党営選挙の色合いも濃い。亀岡は政党支部と後援会が両輪となって活動。石原は比例東北に立候補した元南相馬市議の新人渡部一夫とともに党政策の浸透を目指している。

 こうした中、亀岡とのコスタリカ解消により引退した自民の前職佐藤剛男の支持者の動向は依然、読みにくい。

 公示前日の17日夕、亀岡の選対幹部が福島市の佐藤の連合後援会幹部宅を訪れ、「選対最高顧問に就任していただきたい」と切り出した。後援会幹部は検討するとしつつ、慎重な態度を崩していない。

 石原には、佐藤を支持した川俣町の複数の町議が支援に回った。陣営はさらなる取り込みを目指しているが、糸口はなかなか見いだせない状況にある。

 共産の新人山田裕は「自・公政権」批判を展開し、1区内で4万票の比例票獲得を目指している。

 幸福の新人大橋一之は中心市街地を重点的に遊説している。

(文中敬称略)

(2009/08/20)

4588チバQ:2009/08/30(日) 10:06:11
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3769927&newsMode=article
最前線ルポ (中) 「地元」「国替え」総力戦[2区、3区] 
2区 「訴え」の違い際立つ
 「今回は日本にとって必要な政治家を選ぶ選挙だ」。自民の前職根本匠は声高に説く。

 「政権交代という手段でしか日本は変わらない」。民主の前職太田和美は強調する。

 経済県都・郡山市に20日、「政治家選択」か「政権選択」かを問う2人の熱い訴えが交錯した。

   ◇  ◇

 平成5年の衆院選から5回連続当選中の根本陣営は「国替え候補に負けるわけにはいかない」と、過去最多得票だった平成17年の前回と同じ12万5千票を目標に掲げた。道路整備、河川改修など、根本の「実績」を地区別に分類したチラシを配布し、地元への貢献を強くアピールする。

 郡山市では、初めて商工、農業団体の決起大会を相次ぎ開く一方、旧知の格闘家を招いた若者向けの集いも企画し、戦いに弾みを付ける構え。

 同市の出陣式では、市長の原正夫と県議会議長の佐藤憲保が顔をそろえた。原は激励のマイクを握り、佐藤は選対本部長として陣頭指揮を執る。4年前の市長選で一戦を交えた2人が並ぶ姿は、出席者に強固な態勢を印象付けた。ただ、郡山選対本部長代行の市議渡辺隆弘は「自民に暴風雨が吹き荒れている」とかつてない危機感を口にし、態勢の引き締めに腐心する。

 二本松市では、支持者や有権者を会場に呼び寄せる総決起集会を取りやめ、自ら出向く街頭演説中心の活動に切り替えた。

 「第二の安積開拓を担う候補者だ」。千葉7区から転じた太田の陣営は、郡山の礎を築いた入植者になぞらえ、太田の潜在力を強く押し出している。

 陣営は根本を上回る13万票を目標に据え、全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会」が新たに支援活動を展開。郵政民営化を機に自民を離れた地元会員有志に家族やOBも加わり、支持拡大に動く。二本松市の事務所では会員が常駐態勢を敷いた。

 現制度の2区から女性候補が出るのは初めてで、陣営は女性の支持に期待を寄せる。しかし、動向は見えにくく、公示前日の17日、二本松、本宮両市で、20日には郡山市で女性の集いを開いた。

 太田は「国替え」して1年足らずだが、総合選対本部長の参院議員増子輝彦は「運動力などからみて、肩を並べるところにまできた」と手応えを語る。さらに浸透を図るため、選挙カーから出て有権者と握手を交わす「降りて走れ」を遊説部隊に徹底させている。足で票を積み上げるその光景に、前回まで根本とし烈な戦いを演じた増子の姿も重なる。

   ◇  ◇

 幸福の新人酒井秀光は住宅街などを中心に遊説を続けている。

4589チバQ:2009/08/30(日) 10:06:46
3区 威信懸け論争激しく
 自民の前職吉野正芳は20日、北部の田村地方に選挙カーを走らせた。民主の前職玄葉光一郎は一路、南部の白河地方へ。共に党県連のトップに立つ二人は対照的な動きを見せた。党と個人の威信を懸けた対決は日ごと、激しさを増している。

   ◇  ◇

 党のコスタリカ方式の解消で5区から転じた吉野は前回、自民候補が集めた得票を3万4千票上回る10万票を目標に据えている。

 当選三回の実績を強調。合併前の旧29市町村単位に設けた後援会を足場に自民支持票の掘り起こしに動いている。石川町出身で比例東北候補の公明の元職若松謙維、3区が地元の参院議員荒井広幸とも共闘し、支持拡大を図っている。

 陣営内には、当選五回を重ねた地元の玄葉の有利は認めざるを得ない、との空気も流れる。しかし、選対本部長の県議渡辺広迪は「選挙に奇策はない。最後に自民の底力を見せる」と意気込む。

 玄葉は前回より8500票多く、有権者の過半数に当たる15万2300票余の得票目標を掲げた。社民、国民新と連携する郵政関係者との協力態勢を構築。支持団体の連合福島は初めて地区連合単位の集会を開くなど取り組みを強化した。

 陣営にとっては「玄葉優位」のムードが先行し、有権者の関心が薄れることが気掛かりの一つ。1人の支持者がそれぞれ五人に電話で投票を呼び掛ける運動も展開している。

 「政権交代には1票でも多くの票が必要だ。全力で理解を求める」と総合選対幹事長の県議安瀬全孝は力を込める。

   ◇  ◇

 吉野は環境副大臣、玄葉は党分権調査会長を務めている。政権選択を問う戦いで、要職にある2人の訴えは政策面でも激しくぶつかる。

 公示日の18日朝、白河市で行われた吉野の出陣式。日焼けした吉野は「白河に新たな産業を興し、四号国道の四車線化などにも全力を尽くす」と、地域振興を重視する与党の立場を強調した。

 「歴史的な選挙だ。与党になれば一層、田村のために尽くせる」。この日夜、地元・旧船引町での出陣式にまぶしい白のワイシャツ姿で現れた玄葉は、有権者と握手を交わし、民主政権誕生後の決意も披露した。

 今回、吉野が比例東北の単独一位に名簿登載されたことで、選挙区内には微妙な反応も広がっている。首長の一人は「国へのお願いごとも出てくる。(玄葉が当選したとしても)吉野に恥ずかしい票は出せない」と複雑な心境を打ち明けた。

(文中敬称略)

(2009/08/21)

4590チバQ:2009/08/30(日) 10:07:42
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3778354&newsMode=article
最前線ルポ(下) 前職同士、し烈な集票[4区、5区] 
4区 切り崩し互いに全力

 民主の前職渡部恒三は21日、県内候補応援のため朝から1、2、5区を駆け足で回った。自民の前職渡部篤は最重点と位置付ける会津若松市などを遊説し街頭でマイクを握った。みんなの新人小熊慎司は南会津郡内を回り、党の政策をアピールした。

 渡部恒三が「政権交代」を説けば、渡部篤は「政権維持」、小熊は「政界再編」を訴える。

 県内一広い選挙区に三者三様の訴えが響いている。

   ◇  ◇

 当選13回を重ねる渡部恒三にとって、政権交代の実現は政治家人生の集大成。期間中の3日間は他候補の応援で県内外を歩く。

 留守を預かる陣営は、平成17年の前回を9000票上回る10万票の目標を設定。前回、渡部篤に競り負けた会津若松市での活動を強化する一方、出身地の南会津郡では後援会組織を軸に引き離しを目指している。

 41歳の小熊が立ったこともあり、28日には女性と青年層に対象を絞った初の個人演説会を開き、圧倒的勝利を狙う。総合選対顧問の古川洋一郎は「民主への“風”に頼る選挙はしない。着実に支持を広げるだけだ」と、貪欲(どんよく)に1票をうかがう。

 前回、比例東北で復活当選した渡部篤は、選挙区での勝利に死力を尽くしている。全国的に自民への逆風が吹いているといわれているだけに、陣営はこれまで以上に公明との結び付きを強め「選挙区は篤、比例は公明」と訴えている。当選ラインを9万票に設定し、前回優位に立った地元会津若松市では、組織を引き締め、票の上積みを図っている。接戦を演じた喜多方市などへのてこ入れにも力を入れている。今週末は南会津郡内を重点的に回り、渡部恒三の地盤の切り崩しを図る構えだ。

 選対本部長の県議平出孝朗は「前回、一丸となって獲得した議席。会津から自民の衆院議員を失ってはならない」と力を込める。

 渡部篤は一時体調を崩したことから、生活弱者の側に立った政治も強調、福祉団体など新たな支持も取り付けた。

 6月に立候補を表明した小熊は、態勢づくりを進めながらの戦い。今月8日に結党したみんなの党に参加。同世代の若手商工業者や女性団体を中心にした草の根運動で浸透を図っている。「第三極」の立場も強調し、無党派層の取り込みも狙う。

 会津若松市が地元で、県議を2期務め、同市での知名度はあるが、今後、郡部にどう浸透するかが課題。連合後援会長の斎藤斗志郎は「時間との勝負だ。できる限り選挙区内を走り回る」と話す。

   ◇  ◇

 幸福の新人鈴木規雄は選挙カーで遊説を続けている。

4591チバQ:2009/08/30(日) 10:08:16
5区 市長選で複雑さ増す
 21日、自民の前職坂本剛二はいわき市小名浜に首相の麻生太郎を迎え、党と自らへの支持を連呼した。

 民主の前職吉田泉の応援には党最高顧問渡部恒三、党県連代表玄葉光一郎が駆け付け、党の総力を挙げて戦う姿勢をアピールした。

 有権者28万人余を抱える主戦場・いわき市に「政権」を懸けた訴えが重なり、戦いは一気に過熱した。

   ◇  ◇

 前回、比例当選の坂本が選挙区に出るのは6年ぶり。自民への逆風に加え、コスタリカで共闘した前職吉野正芳が3区に転じたことで、陣営は態勢の引き締めに懸命だ。

 選対本部長の円谷裕一は「どぶ板選挙に徹し、徹底的に回ってほしい」と連日、指示を飛ばす。経済産業副大臣など要職を歴任した実績を訴えながら党、支持団体、後援会が一体で集票に動く。

 20日の演説会では、2人が所属する自民党町村派会長の前官房長官町村信孝が「吉野さんの将来のためにも協力してほしい」と吉野支持者に訴えた。

 吉田は、浮動票が多い、いわき市での街頭演説に力点を置いた活動を展開している。1日5カ所以上の日程を組み、人出を見て臨機応変に場所を変え、回数を増やす機動力で、無党派層の取り込みを図っている。

 前回まで選挙区の戦いに敗れ、2回連続で比例で復活した吉田にとって、選挙区での勝利は最重要課題。選対本部長の鈴木久は「しっかり政策を理解してもらい、確実な支持に結び付ける」と話す。

 鈴木は比例東北に単独候補として名簿登載されており、党勢拡大を図りながら悲願達成を期す。

 同市の戦いは、衆院選1週間後に告示される市長選への思惑も複雑に絡み合っている。

 現職、新人の2人が立候補を予定している市長選で、坂本陣営の県議、市議は二手に分かれる構図となる。衆院選では結束しつつ、裏側では市長選をにらんだ微妙な駆け引きも出ている。

 「衆院選が終われば敵同士。選対内にぎくしゃくした面があるのは否めない」と選対関係者は明かし、態勢引き締めに腐心する。

 吉田陣営は市長選に積極的にかかわる戦術も組む。公示直前、民主は現職と市長選に向けた政策協定を結び、吉田の出陣式では現職の後援会長が応援マイクを握った。

 ただ、現職の陣営は県議、市議を含め坂本陣営と重なる部分もあり、表立った動きにはなっていない。

 双葉郡内では、坂本、吉田ともに原子力政策などを訴え、支持拡大を図っている。

   ◇  ◇

 幸福の新人石渡剛は選挙区全域で演説や支持者回りをしている。

(文中敬称略)

(2009/08/22)

4592チバQ:2009/08/30(日) 10:16:19
>>4587-4592福島県:福島民報

推薦は名前だけじゃなかったんですね
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=15087&mode=0&classId=&blockId=3789029&newsMode=article
自公継続を強調 改革クラブの渡辺代表が演説 
 改革クラブの渡辺秀央代表は23日、衆院選本県3区の自民党公認候補応援のため、須賀川市文化センターで演説した。

 渡辺代表は「民主党に国家観はなく、民主党が政権を取ったら日本は不幸になる」と指摘。その上で「民主党は聞き心地の良い政策ばかり上げている」と厳しく批判した。経済対策などについて、「自公政権の継続が日本丸の間違いない運営につながる」と強調した。

 葛尾村でも街頭演説を行った。

【写真】民主党のマニフェストを批判する渡辺代表


(2009/08/24)

4593チバQ:2009/08/30(日) 10:18:07
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090825_09.htm
東北の激戦区ルポ(1)青森3区/八戸戦争、農村前線に

政権を懸けた舌戦に、買い物客は足を止めて耳を傾けた=23日朝、八戸市新湊の舘鼻漁港


 衆院選は、30日の投開票まであと5日に迫った。政権選択を焦点に、自民、民主両党を軸にした選挙戦は終盤に入り、攻防は激しさを増す一方だ。各党の思惑や、地域事情が複雑に交錯する東北。激戦が繰り広げられている5選挙区の戦いぶりを追った。(敬称略)=5回続き

 「衆参ねじれ国会」で存在感を示した百戦錬磨の実力者が、悲壮感さえ漂わせた。
 「皆さんに育てていただいたわたしが、ここで死ぬわけにはいかない」
 20日夜、八戸市のホテルで開かれた自民党前議員大島理森の女性後援会集会。約800人を前に、自らにも言い聞かせるように訴えた。

<揺らぐ不敗神話>
 大島と、民主党前議員の田名部匡代が激突する青森3区。田名部の父で参院議員匡省の代から続く「八戸戦争」は、地元政界を二分してきた。

 1996年の小選挙区制導入以降、4度にわたる田名部親子との対決を制した大島。その「不敗神話」が、政権交代の「風」に揺らぐ。

 危機感は強い。「政治を立て直せるのは、ねじれ国会で苦労を重ねたこの大島しかいない」。20日午後、南部町の街頭に立った大島は、党国対委員長としての実績を強調し、支持を訴えた。

 23日昼。八戸市中心街で、選対本部長の青森県議滝沢求が逆風をかき消すように絶叫した。「この地域に政権選択は必要ない。必要なのは大島か、否か」。有権者に、必死に人物選択を求めた。

 「出遅れたが、横一線まで来た」と大島。豊富な実績を背景に、大島の底力がフル回転する。

<保守土壌を警戒>
 対する田名部は公示翌日の19日、八戸市役所前で演説に立った。
 詰め掛けた聴衆に、強い口調で迫る。「全国で政権交代を求める中、わたしが勝てなければ、この地域は今までの政治で満足しているということだ」

 隣には党代表の鳩山由紀夫。「政権交代には、この素晴らしい女性の力が必要だ」と、すかさず援護射撃した。

 前回、田名部は比例で復活当選し、この4年間くまなく地域を回った。ミニ集会は250回、街頭演説は3000回―。「回数は誰にも負けない」と自信をのぞかせる。

 その自信に比例するように、党への追い風も強まる。ただ、陣営には不安もよぎる。「政権交代への期待は感じるが、この3区は風が吹きにくい」。選対を仕切る県議の山内正孝は、強固な保守土壌を警戒する。

 「政権交代が必要だと思うなら、今こそ田名部に思いを託してほしい」。24日昼、南部町で演説した田名部。丸1日かけ三戸郡全域を回った。

 大島の「牙城」とされる農村部で、党の看板政策「戸別所得補償制度」を掲げ、農村票の切り崩しにかかる。

 選挙区勝利と政権交代―。二つの「悲願達成」に向け、ラストスパートをかける。(八戸支局・馬場崇)

◇青森3区立候補者  
大島 理森 62☆党国対委員長 自前(8)
田名部匡代 40☆党県副代表  民前(2)
中西 修二 62 幸福実現党員 諸新 
[注]☆は比例代表との重複立候補者



2009年08月25日火曜日

4594必ずや政権交代を。:2009/08/30(日) 10:18:43
http://blogs.yahoo.co.jp/shikokunohoshijp/50861346.html
鳩山氏本日の想い!

4595チバQ:2009/08/30(日) 10:18:43
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090826_05.htm
東北の激戦区ルポ(2)宮城2区/互いの支持層、争奪戦

無党派層への浸透を狙いアピール合戦が続く宮城2区=22日夕、仙台市泉区


<政策に業者変心>
 敵の総大将の来援など眼中になかった。
 首相麻生太郎がJR仙台駅前で熱弁を振るった25日昼すぎ。民主党新人の斎藤恭紀は、宮城野区の住宅街で自転車遊説に汗を流していた。

 「年金改革、子育て支援をできるのは民主党だけだ」。呼び掛け始めると子連れ女性らに握手をせがまれる。地元テレビ局のお天気キャスターだった知名度は健在だ。

 斎藤を支える党県連代表で参院議員の岡崎トミ子は24日午後、意外な場所を訪ねた。若林区の宮城県トラック協会。運送業者約1150社を抱える自民
党の支援部隊だ。

 「しっかり政策を進めます」。自民党候補のポスターが並ぶ事務所であいさつした岡崎。協会は公示直前、斎藤ら民主党候補の推薦も決めた。
 党が掲げた高速道無料化やガソリン税の暫定税率廃止が、不況にあえぐ業者の心を揺らした。「多様な声を尊重した結果だ」。協会幹部の言葉には明らかに「次の政権」を見据えた両にらみの姿勢がにじむ。

 崩壊していく自民党の支持基盤。「政権交代が必要だという声が企業にも増えてきた」。斎藤は手応えを実感する。

<無党派対策に力>
 「景気と中小企業対策を熱心に取り組んでもらっている」。首相麻生が25日昼の演説で持ち上げたのは、自民党前議員の中野正志だ。

 麻生の横で手を振りながら通行人の反応を探る中野。「通過する車から反応があった。感触は悪くない」と強調した。
 2000年、03年の衆院選で民主党に連敗。今回は後援会や業界団体、系列県議、市議による鉄壁の保守戦線を構築した。終盤は無党派層対策にも余念がない。

 22日夕。泉区の花火大会に向かう人の列に中野の姿があった。親子連れやカップルと握手を交わし、3時間以上名前を売り込んだ。
 選対幹部は「斎藤になびく20〜40代を呼び込む。どんどん表に出す」と戦略を練る。

 「公共事業が減らされる中、仙台湾の防波堤かさ上げに予算を付けた。誰よりも地元のために働いた」。麻生が東京に戻った25日午後、中野は若林区のコミュニティセンターに転戦。約150人を前に声をからした。

 陣営の合言葉は「向こう三軒両隣に支持を求めよ」。激烈などぶ板戦に中野が力を込める。「必ず追い付く」
(敬称略)(報道部・末永智弘、泉支局・片桐大介)


◇宮城2区立候補者

斎藤 恭紀 40 ☆気象予報士  民新
佐藤  豊 56  NPO理事長 無新
中野 正志 61 ☆元経産副大臣 自前(3)
安部 公人 42  幸福実現党員 諸新
[注]☆は比例代表との重複立候補者



2009年08月26日水曜日

4596チバQ:2009/08/30(日) 10:19:38
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090827_08.htm
東北の激戦区ルポ(3)秋田2区/旋風受けて混戦加速

混戦となっている秋田2区。どの候補者の訴えが有権者の心をつかむのか=26日午後、潟上市天王


<政権交代を連呼>
 公示2週間前に出馬表明した「台風の目」が勢いづいた。
 「政権交代で政治を変えよう」。無所属新人の川口博は26日、潟上市で選挙カーを走らせ「政権交代」を何度も訴えた。その傍らで運動員は「比例は民主党へ」と連呼した。

 無所属ながら民主党色を押し出す川口。支えるのは民主党を離党した元党支部役員たちだ。党本部が候補者を立てず、社民党候補を推薦した野党共闘に反発した。

 集会で民主党の比例代表のチラシを配るなど、民主党旋風を自陣の帆で受け止める作戦は奏功しつつある。選対幹部は「有権者の反応は抜群にいい」と興奮気味だ。

 川口の言葉も「(当選まで)もうあと一歩。わたしが有権者に一番近い候補だ」と熱さを増す。
 「迷惑を掛けて申し訳ない」。民主党代表代行の小沢一郎は21日、秋田市で社民党県連幹事長の石田寛と会い、一部の民主党員が社民党元議員の山本喜代宏を応援せず、離党して川口支援に回ったことを謝罪した。

 頼みの野党共闘が崩れた山本陣営。石田は22日以降、街頭で「小沢さんはわたしに謝り、再び選挙協力を約束した」と訴える作戦に打って出た。山本も「わたしが政権交代を担う真の候補」と懸命に巻き返しを図る。

<組織票固め急ぐ>
 「野党陣営」を迎え撃つ自民党新人の金田勝年は26日、出身地の潟上市で参院議員2期の実績を強調しながら「『即戦力』を選んでほしい」と叫び、深々と頭を下げた。金田を後継指名して引退した元農相の野呂田芳成も駆け付け「この人なら国や郷土の役に立てる」と持ち上げた。

 2区には中選挙区時代を含め8期連続当選した野呂田の分厚い地盤がある。それを受け継いだ金田は、1年半かけて全域に自前の後援会組織を張り巡らせた。だが春の知事選で善戦した川口が急速に浸透。思わぬ接戦となり、陣営は危機感を強める。

 「徹底的に組織票を固めろ」。選挙戦が終盤に入った24日、選対幹部は野呂田を支えた100人近い地方議員やその後援会幹部に指示を飛ばした。支持者回り、電話作戦が一気にスパートした。

 自民党県連会長で県議の鈴木洋一は「『隠れ民主党』には絶対負けない」と息巻く。伝統の組織戦で突破を図る自民党陣営と、「政権交代」の風をとらえようとする他陣営の激戦は最終盤にもつれ込んだ。(敬称略)
(大館支局・小沢邦嘉、秋田総局・水野良将、東野滋)

<秋田2区立候補者>
川口  博 62  前小坂町長  無新
藤原 純一 58  幸福実現党員 諸新
佐々木重人 39 ☆会社役員   み新
金田 勝年 59 ☆元外務副大臣 自新
山本喜代宏 53 ☆農業     社元(1)
[注]☆は比例代表との重複立候補者



2009年08月27日木曜日

4597チバQ:2009/08/30(日) 10:20:11
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090828_04.htm
東北の激戦区ルポ(4)福島1区/経歴対照「人」で勝負

激戦を勝ち抜こうと、各候補は分刻みのスケジュールで街頭演説を繰り広げる=27日午後、伊達市


<党とは一線画す>
 「選挙区で勝てる」と党が選んだ候補が、あえて党と距離を置くかのような訴えを繰り返す。
 自民が、選挙区と比例で交互に立候補するコスタリカ方式を解消した福島1区。同党前議員の亀岡偉民は「亀岡イコール自民と見られている。党ではなくわたしを見てほしい」と訴え続ける。

 5度目の挑戦だった前回、17万の大量得票で初当選した。あくまで選挙区候補にこだわり、連勝を目指す亀岡は「東京からの風に惑わされず、地元の代弁者として仕事を任せてほしい」と呼び掛けるが、逆風は強い。

 陣営は25日夜、福島市の県文化センターで2000人以上を集めた総決起大会を開いた。あいさつした来賓の中に、自民の元参院議員佐藤静雄の姿があった。コスタリカ解消で引退した同党の前議員佐藤剛男の後援会長を長く務めている。

 公示の直前、亀岡の総合選対本部長を務める自民県議加藤貞夫が、佐藤静雄の自宅を訪ね、陣営の最高顧問への就任を口説き落とした。
 コスタリカ解消をめぐる際の感情的なもつれもあり、佐藤剛男の後援会は今回、既に自主投票を決めている。それでも佐藤静雄が登場したことは、土壇場での亀岡への協力表明とも映った。

 加藤は「どちらも自民党、ということでまとまれるはず」と期待する。激しい競り合いの中、今度は党を前面に出し、佐藤剛男の支持層からの得票を狙う。

<出自は政治一家>
 27日、決して流ちょうではないが、若く力強い声が県庁前に響いた。民主新人の石原洋三郎は「地方と生活を重視する政治を実現したい。戦いは残りわずか」とこぶしを振り上げた。

 祖父は元県知事、父は衆院議員を務め、長兄は現職県議という、政治家一家の流れを継ぐ石原。「育ちがいいからかな、押し出しがいまひとつ」。陣営内部からも不安視する声が聞かれた時期もあったが、公示後は様変わりした。

 「自信が出たのだろうか、別人のようだ」と選対幹部は言う。「有権者の多くは年齢が石原より上になる。変に演説慣れしていなくて、かえって(新鮮で)いいかもしれない」と期待するが、若さとムードに頼りすぎる危険性も伴う。

 負けても負けてもたくましくはい上がり、ついに議席を勝ち取った亀岡。若さと政治家一家の「ブランド力」で挑戦する石原。対照的な2人を軸にしたデッドヒートに決着がつくのは2日後だ。(敬称略)(福島総局・熊谷吉信、相原重晴)

<福島1区立候補者>

亀岡 偉民 53 ☆党文化局次長 自前(1)
山田  裕 54  党県委員   共新
大橋 一之 40  幸福実現党員 諸新
石原洋三郎 36 ☆元福島市議  民新
[注]☆は比例代表との重複立候補者



2009年08月28日金曜日

4598チバQ:2009/08/30(日) 10:20:43
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090829_07.htm
東北の激戦ルポ(5)完/岩手2区/制覇と死守双方懸命

「最後のお願いに参りました」と支持を訴える候補者=28日午前、久慈市


<「とにかく歩け」>
 分刻みで動く姿は、前回の落選から4年間の集大成ともいえた。
 「今の暮らしでいいのだろうか。政治を変え、暮らしを変えよう」。岩手県滝沢村巣子地区で28日夕、民主党新人畑浩治は約50カ所に及ぶ「スペシャル街頭演説」を敢行した。

 「とにかく歩け」。党代表代行小沢一郎の教えを忠実に守り、畑が公示前までに握手した有権者は延べ12万人に上る。支援する連合岩手の幹部は「有権者の声に耳を傾け、それを自らの血肉としてきた。たくましい候補者になった」と語る。

 組織戦もしたたかだ。自民党が県内唯一の議席を守ってきた2区を、民主党は政権交代の象徴と位置付けて戦力を集中。県選出の参院議員4人と県議らが張り付き、組織づくりを進めてきた。

 7選を目指す自民党前議員鈴木俊一の出身地、山田町で19日夜、畑の声が響いた。「しがらみにとらわれて同じことを繰り返せば地域は沈む。もうそんな余裕はない」

 場所は畑が今回、初めて山田町に構えた後援会事務所で「敵の本拠地にくさびを打ち込んだ」と陣営幹部。「ガンバロー」の音頭を取ったのは、鈴木の支持基盤である漁協の理事だった。

<「まるで津波だ」>
 環境相を務め現在、党社会保障制度調査会長でもあるベテランの鈴木は危機感もあらわだ。公示前から支持者へのあいさつ回りやミニ集会を重ね「初当選以来」(鈴木)というどぶ板選挙に徹してきた。

 地盤の沿岸部を中心に、従来の支持層を固めて逃げ切るのが戦略。自民党県連も「民主の全県制覇を絶対に阻止する」と2区を主戦場として全力を傾けてきた。

 18日に宮古市であった第一声。集まった宮古下閉伊地域の首長や全漁連、農協、医師会のトップは「国とのパイプ役として何としても鈴木先生を国政に」と訴えた。

 鈴木も連日の個人演説会で6期の実績を強調するが表情は険しい。「ムードが『政権交代』の4文字に集約されてしまっている。向かい風どころか、まるで津波だ」

 義兄の首相麻生太郎の失言癖、世襲への批判―。逆風はとどまるところを知らない。亡父の元首相善幸から引き継いだ後援会組織も「50代で若手」(支持者)というほど高齢化が進んだ。
 鈴木は28日、久慈市など広大な県北部を選挙カーで駆け抜けた。何度も頭を下げながら「大変厳しい戦いです」。議席死守へ懸命の戦いが続く。(敬称略)(宮古支局・阪本直人、盛岡総局・久道真一)


<岩手2区立候補者>  
工藤 哲子 46  幸福実現党員 諸新 
畑  浩治 45 ☆元国交省職員 民新 
鈴木 俊一 56 ☆元環境相   自前(6)
[注]☆は比例代表との重複立候補者



2009年08月29日土曜日

4599チバQ:2009/08/30(日) 10:22:02
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090825_03.htm
暑さに負けぬ 70代候補奮戦




 若くとも体にこたえる真夏の衆院選(30日投票)で、古希を過ぎた候補者が奮闘している。東北の小選挙区で最高齢の民主党前議員、渡部恒三候補(77)=福島4区=は他候補の応援にも全力投球中。渡部氏に次ぐ年齢の自民党前議員、二田孝治候補(71)=秋田1区=も「心頭滅却すれば火もまた涼しだ」と元気いっぱい。子どものような年の対立候補に体力で負けていないばかりか、ベテランならではの弁舌の味も発揮。支持を集めようとしている。

 「暑いね」「相変わらず元気だね」。14選を目指す渡部氏は20日、南会津地方の下郷町や南会津町を回った。集落ごとに車を降り、きさくに有権者の輪に飛び込むスタイル。顔には汗もかいていない。夏場の街頭を平然と歩き回っている。

 陣営によると、特別な暑さ対策はなく、十分な食事や水分補給、睡眠を心掛けている程度。若いスタッフは「こちらの方がばてそう」。選挙になると普段より元気になるという渡部氏にとって、季節や天候は関係ないようだ。

 翌21日には選挙区を離れ、福島市で1区の民主党候補の応援演説をした。
 「わたしは後期高齢者ですがテレビで見るより若いでしょ。そう言われたくて頑張っている」。選挙カーに登る時こそスタッフの手を借りたが、話し始めれば必ず聴衆を沸かせる。

 8選を狙う二田氏も意気盛んな選挙戦を繰り広げている。20日夜、秋田市内で個人演説会を開いたが、会場は25度を超える蒸し暑さだった。

 対立候補のうち2人が30代ということを意識してか、二田氏は「年配の人がすべてわたしに投票してくれたら、若い人に勝つんだけども」。

 自分の年齢を逆手にとって、しっかりと支持を呼び掛けるあたりはさすがにベテラン。「秋田は人口の30%が65歳以上の高齢県。『福祉特区』をつくりたい」と訴えると、会場内に拍手が起こった。

 二田氏はゴルフが趣味で、酒は飲まない。健康維持には人一倍気を配る。解散前から公示前まで選挙区内で続けた「つじ立ち」は、お盆の数日を除いて休まなかった。

 古くからの陣営幹部は「心身ともに強い男。『疲れた』という言葉を一度も聞いたことがない」と言う。



2009年08月25日火曜日

4600チバQ:2009/08/30(日) 10:23:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090827_05.htm
1議席死守へ背水の陣 社民、比例東北で危機感
 衆院選(30日投票)で、東北の社民党が背水の陣を敷いている。解散前の議席は比例東北の1議席。報道各社の世論調査で民主党の「独り勝ち」の可能性が強まったことに伴い、虎の子の議席を失う危機感が広がっている。各県連や自治労を軸とした支持労組が、党の存亡をかけて支持拡大を図っている。

 「民主党の独り勝ちでいいのか。清く正しく美しい社民党が選挙後の政治に必要だ」。社民党の福島瑞穂党首は20日、仙台市の大通りで声を張り上げた。解散後、2度目の仙台入りだ。
 23日には名誉党首の村山富市元首相がJR仙台駅前で「比例代表だけは社民党に入れてほしい」と呼び掛けた。

 党のビッグネームが相次いで入ったのは比例での支持拡大が狙い。前回(2005年)の比例東北の得票は36万2500票。今回はそれを上回る38万票の獲得を目指す。
 比例東北は党の最重点地区に位置付けられる。東北ブロック協議会は「東北の議席数が党勢のバロメーター」と分析。仮に東北がゼロになったら「全国で3議席ぐらいしか取れない」と焦りを隠さない。

 選挙区候補も比例票を重視する。秋田2区の元議員山本喜代宏候補(53)の陣営は、選挙カーや集会で社民党を前面に出して訴える。
 宮城では連合宮城の仲立ちで6区の前議員の菅野哲雄候補(60)を民主党が支援する。連合宮城は自治労など社民党支持労組向けに「比例は社民へ」と記載したチラシを作成し、比例での支持拡大を後押しする。

 大票田の仙台市で支持拡大の軸になるのは、仙台市職員労働組合。組合員に「比例は社民」を徹底している。
 仙台市を分ける宮城1、2区では民主党候補を推薦。社民党をアピールできる機会が少ないのが懸念材料だ。

 仙台市職労の伊藤啓志書記長は「民主党候補の集会に招かれることはあるが、比例は社民との呼び掛けは信義に反する。組合員とその家族を通して地道に支持を広げる」と話す。
 社民党は最終盤、選挙区に候補者がいない仙台、秋田、山形、福島の各県庁所在地を中心に電話作戦などで浸透を狙う。東北ブロック協議会の沖田捷夫事務局長(党宮城県連元幹事長)は「ここが踏ん張りどころ。東北の社民党の灯は消さない」と強調している。



2009年08月27日木曜日

4601チバQ:2009/08/30(日) 10:26:08
>>4593-4601東北全体:河北新聞
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090830_06.htm

「選挙区の応援足らぬ」比例優遇、自民・秋葉氏に不満
 衆院選の比例東北に単独立候補した自民党前議員の秋葉賢也氏に対し、身内の党宮城県連から風圧が強まっている。党本部が決めた秋葉氏の名簿順位は2位で「当選確実」。一方、苦戦を強いられる選挙区候補は比例復活もままならない状況で、県連幹部や陣営は「秋葉氏の貢献が足りない」と不満を募らせている。

 不協和音が表面化したのは公示直前。党宮城県連と仙台市連の幹部が「秋葉氏の運動量は不足している。(秋葉氏を下位に登載し)選挙区候補の比例復活に配慮すべきだ」とする文書を党本部に提出した。

 秋葉氏は前回衆院選(2005年)の宮城2区で当選。今回の2区公認は廃止されたコスタリカ方式の名残で、前議員中野正志氏の番となった。党本部は秋葉氏を比例で優遇する条件として中野氏を当選圏に押し上げることを求めた。

 宮城県連の柏佑整幹事長は「苦戦する中野氏に秋葉氏は貢献していない」と強調。仙台市連の野田譲会長(仙台市議会議長)も「秋葉氏を優遇したため比例復活枠が減る。これでは浮かばれない」と指摘する。ある県議は「秋葉氏の運動量は前回の中野氏の1割未満だ」とねたみ交じりに言う。
 秋葉氏は「中野氏の当選のため頑張るだけだ」と話している。



2009年08月30日日曜日

4602チバQ:2009/08/30(日) 10:28:57
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090811/191405
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題

<上>水面下 同志集めぎりぎりまで 離党続出の目算外れ
(8月11日 05:00)

 新党結成会見が翌日に迫った7日夕。渡辺喜美氏は、神奈川県鎌倉市に向かっていた。2週間前に「プロポーズ」した浅尾慶一郎参院議員に返事をもらうためだった。

 渡辺氏を事務所に迎えた浅尾氏は、その場で行動を共にする誓約書にサインした。「浅尾さんを待って立ち上げた」。会見後、渡辺氏はそう言ったが、最終合意はぎりぎりのタイミングだった。

 ■受け皿なれず

 政局の動きをにらみながら、早ければ6月中の新党結成も視野に入れていた渡辺氏。しかし衆院解散が7月21日まで先送りされたこともあり、思うようには事は運ばなかった。

 6月中旬、渡辺氏は自民前職の河野太郎氏の政治資金パーティーに出席した。「われわれの新党に参加しませんか」。公然と新党合流を促す渡辺氏に対して、河野氏から色よい回答はなし。河野氏周辺によると、渡辺氏からその後も誘いがあったというが、ついに振り向くことはなかった。

 自民党内では解散前の1週間、都議選の惨敗を受け「麻生降ろし」の風が吹き荒れた。渡辺氏が新党結成を「解散前後」と言い続けたのは解散に合わせて離党者が出るとの読みがあったからで、「麻生降ろし」は追い風にみえた。

 だが、離党者は限定的だった。2005年の「郵政選挙」で初当選した「小泉チルドレン」数人だけ。自民党に不満を持つ議員の受け皿となるとの思惑は外れた。

 ■首長選応援

 「今の自民党はおかしい、民主党が変だと思ってもそこを離れられない。覚悟のある人が非常に少なかった」。渡辺氏は結党会見で不満をにじませ、「われわれは覚悟の集団だ」と強調した。

 渡辺氏は国民運動を展開して理念や政策を訴え、「同志」を増やしていった。名古屋やさいたま市長選をはじめ、全国の知事選や市長選などの応援にも奔走した。

 静岡知事選や都議選などが続いた7月上旬、渡辺氏は手応えを感じていた。「これだけ全国を回ると、新党を立ち上げれば、候補者がいない選挙区でも比例で入れてくれる人が結構いると思う」

 結果が出る日は、3週間後に迫っている。

 [写真説明]立候補予定者がそろって行われた結党会見。代表の渡辺氏は「政権交代プラス政界再編」と強調した=8日午後、都内のホテル

4603チバQ:2009/08/30(日) 10:29:32
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090812/191932
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題

<中>政界再編 民主との連携は不透明 示せるか存在感まずは議席確保
(8月12日 05:00)

 「とりあえず5人そろえて新党となった方がやりやすいでしょう。あらゆる面でね」

 7月初め。国会内の国対委員長室で民主党の山岡賢次氏は携帯電話をかけていた。相手は渡辺喜美氏だった。

 ●距離置く動き

 解散時期をめぐり政局は流動化。民主党内には内閣不信任案を提出する動きがくすぶっていた。電話は新党の立ち上げ時期や参加規模を尋ねながら、不信任案が自民党離党の導火線になりうるかをめぐっての意見交換が目的だった。

 「いずれにしても連絡をよくしよう」。そういって会話を打ち切った。

 山岡氏はかつて小沢一郎氏の側近として渡辺美智雄氏の首相担ぎだしにかかわった。喜美氏とはそれ以来の付き合いだ。「渡辺新党とはテーマごとの小連立となるだろう。次の次の選挙では同じ党でやるのでは」と大胆に予測する。

 だが、気になる動きもある。栃木3区には対抗馬を立てないのとは裏腹に、渡辺氏のパートナー、江田憲司(えだけんじ)氏が出馬する神奈川8区には民主党が急きょ、対立候補を擁立した。単独過半数も視野に入ってきた同党が、渡辺新党への距離を置き始めている、とみる向きもある。

 ●重い代表責任

 新党には金も掛かる。事務所費や人件費、ビラやポスターをつくるにも費用はいる。

 「規模にもよるが何億円かは掛かるだろう。渡辺さんにそんな金があるのかな」。自民党県連で長く渡辺氏と行動をともにしてきた国会議員はいぶかる。自民党は公認候補1人当たり500万円の公認料を支給した。

 「新党で一緒にやりたいといってきても断る人は多い。正直、金はないから自前で金を調達できるのかと言うこともある」。渡辺氏は打ち明けながらこう続けた。「金を掛けずに立ち上がる歴史上初めての政党だ」

 新党「みんなの党」を立ち上げた8日、渡辺氏は「当選の目標ライン? やる以上は全員当選」と胸の内を明かさなかった。15人の候補者のうち基盤がしっかりしているのは渡辺氏以外いない。

 新党の目標である「政権交代プラス政界再編」を実現するには1人でも多くの当選者を確保し、再編に向けて存在感を示す必要がある。政権を懸けた自民、民主両党のガチンコ勝負に埋没させずに新党を有権者にどう浸透させていくのか。代表となった渡辺氏の責任は極めて重い。

 [写真説明]千葉5区から出馬予定の元職の応援に駆けつけた渡辺氏。代表として全国を駆けめぐる選挙戦となる=1日午後、千葉県市川市

4604チバQ:2009/08/30(日) 10:30:14
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/kakugo-funade/20090813/192525
覚悟の船出 渡辺新党背景と課題

<下>戦略 渡辺氏の地盤頼りに 本県軸に比例票「力試す」正念場
(8月13日 05:00)

 衆院選の公示まで1週間を切った12日。新党「みんなの党」を結成し代表になった渡辺喜美氏(57)は、大田原市にある父親の美智雄元副総理の墓前で静かに手を合わせた。

 「(父は)自分がやろうとしてできなかったことを、『お前に託すぞ』と言ってくれるはずです」

 渡辺氏は「脱官僚」や「地域主権」を掲げ、「政権交代プラス政界再編」を目指すという考え方を父親に伝え、「天のご加護がありますように」と祈った。

 ●後押しの動き

 新党として一つでも多く議席を確保したい渡辺氏は、比例代表北関東ブロックにも力を入れる。渡辺氏は支持者が広範囲に存在する本県を中心に票を稼ぎ、埼玉県などで上積みを図りたいと考える。

 11日には自民党を離党して新党に加わった山内康一氏(35)=神奈川9区=を国替えさせ、比例代表北関東ブロックの公認候補とすることを決めた。

 渡辺氏の意向を踏まえ、栃木3区以外でも新党を後押ししようとする動きが出始めた。

 宇都宮市で11日に開かれた渡辺氏の後援会「温知会」の役員会。同会は1、2区の後援会だが、幹部の一人は「1区、2区の人は選挙で『渡辺喜美』と書けない。渡辺氏の立場を考えてほしい」と比例でのみんなの党への投票を呼び掛けた。

 関係者は「北関東で35万票が目標。埼玉、茨城、群馬県での周知活動にも力を貸してほしい」と訴えた。

 渡辺氏の「刺客」として自民党本部は同3区に同党県連会長の森山真弓(もりやままゆみ)氏を擁立しようとしたが、渡辺氏の「逆刺客」を恐れた同県連が猛烈に反対し立ち消えになった。「森山対渡辺」の争いが回避されたことは、渡辺氏を支援してきた自民県議らを心理的に楽にしている。

 ●正直期待は…

 中川幹雄、相馬憲一両県議が自民党に離党届を出し、県議会で新会派「みんなのクラブ」を立ち上げたことも陣営のムードを盛り上げる。渡辺氏の後援会総連合会の臼井亮平会長は「3区の有権者は渡辺氏に賛成している」と自信を見せる。

 ただ3区の有権者からは「渡辺さんには当選してほしいが、新党には正直期待していない」「与党にいる渡辺さんだからこそ頼りになったのに…」といった声が出ているのも現実だ。「政権選択選挙なのに自民も民主も候補者がいない選挙区になった」との声も漏れる。

 東京都内に住む渡辺氏の伯父で、美智雄元副総理の実兄の嚆夫さん(92)は8日、自宅のテレビで「みんなの党」結成を見届けた。

 「自分の力を試す機会。自分の意思でやっていることなのだから、悔いのないよう頑張ってほしい」

 (この企画は衆院選取材班が担当しました)

 [写真説明]父の故渡辺美智雄氏の墓前で、新党「みんなの党」結成を報告する渡辺喜美同党代表=12日午前、大田原市

4605チバQ:2009/08/30(日) 10:31:09
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/news/20090818/194150
比例は自民党 蓮実進氏後援会
(8月18日 05:00)
 元自民党衆院議員蓮実進氏(76)の後援会は17日、那須塩原市内で最高幹部会を開き、栃木3区について、小選挙区は「支持する候補者(予定者)はなし」とする一方で、比例代表投票先を自民党ことなどを確認した。

4606チバQ:2009/08/30(日) 10:34:18
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090820/194953
夏の決戦 09とちぎ衆院選

<1区>船田氏、保守層固め意識 知名度向上に躍起、石森氏
(8月20日 05:00)
 「大逆風の下での選挙。これまで地をはって戦ってきたが、まだ厳しい」。公示日の18日朝、自民党前職の船田元氏は宇都宮市の二荒山神社前での第一声で、冒頭から苦境を訴えた。

 知名度では対立する民主党候補に大きな差をつける。だが「政権交代」を旗印にした民主党の看板を恐れる。

 10期目を狙うベテランは、なりふり構わず「ドブ板選挙」に徹している。陣営によると、衆院解散の7月21日から公示日までの28日間で約270回のミニ集会をこなした。投票日まで500回が目標。選対本部長の矢野哲朗参院議員は「10人単位でもいい。どんどん予定を入れろ」とげきを飛ばす。

 首長や業界団体を巻き込んだ重厚な布陣で、組織力を生かした戦術を取る。見慣れた光景だが、これに激しい民主党批判が加わる。最近は財源論に加え、保守層固めを意識した論調が目立つ。

 福田富一知事は18日、鹿児島県の民主党候補の陣営が日の丸2枚を切り張りして作成した民主党の旗を掲げたことを厳しく批判。「日本の国旗ですよ。本当に大丈夫ですか、こんなことをさせて」。陣営幹部からは、民主党と支持団体の日教組の密接な関係を指摘する演説が毎回のように出る。

 □ □□

 一方、民主党新人の石森久嗣氏の陣営には党の「顔」が続々と投入されている。13日には岡田克也幹事長、19日には鳩山由紀夫代表が来県し、石森氏の脇でマイクを握った。激戦区の有力新人を党の勢い、「風」に乗せる戦略だ。

 陣営では民主に吹く風を感じてはいるものの、どこまで県都で吹くのか計りかねている。党幹部の演説には通行人も足を止め、若者は携帯電話のカメラで写真を撮ろうと群がる。しかし視線の先に、石森氏はいるのか不安もある。谷博之県連代表は「風は上空を舞っているだけ。地面(栃木)には微風しか吹かない」と引き締めに躍起だ。

 19日午後、JR宇都宮駅前。Tシャツ、短パン姿で自転車をこぐ石森氏の姿があった。知名度不足を補おうと、自転車部隊を編成し、選挙区全域をくまなく回っている。「石森の名前と顔が一致しない人もまだ多い。どれだけ知名度を上げるかが鍵」。陣営幹部はこうみている。

 □ □□

 共産党新人の小池一徳氏は、大票田の宇都宮市を中心に比例票の掘り起こしにも全力を挙げている。幸福実現党新人の河内宏之氏は、街頭演説を中心に消費税撤廃などを訴えている。

4607チバQ:2009/08/30(日) 10:35:01
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090821/195306
夏の決戦 09とちぎ衆院選

<2区>西川氏「結束」アピール 「緩み」警戒する福田氏
(8月21日 05:00)
 オレンジ色のシャツとグレーのスーツを身に着けた自民党県連の森山真弓会長が姿を見せると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。鹿沼、日光両市で公示日の18日に行われた同党前職の西川公也氏の出陣式でのことだ。

 政界引退を表明している森山氏は「政権交代を絶対させてはならない。西川さんに絶大な支援を」と訴えた。西川氏は「森山さんと2人分。絶対負けるわけにはいかない」と「結束」を強調した。

 前回2区を制した森山氏の支援を得られたとして、西川氏の陣営には安堵感がある。比例代表から小選挙区に回り、出遅れが指摘されてきたが、各市町できめ細かな後援会組織も立ち上がり、組織力を生かした追撃態勢が整った。

 ただ「不安材料」を指摘する声もある。森山氏の政界引退は、自民党本部が森山氏の3区公認を決めながら、他選挙区への悪影響を懸念した同党県連の反対で立ち消えになった結果だったからだ。

 森山氏の支持者の一人は「複雑な心境。もう積極的に動く感じではない」と脱力感をにじませる。西川氏の陣営幹部は「支援表明と3区公認問題の影響で、実質プラスマイナスゼロ。あとは森山さんの言葉が、どこまで支持者に浸透するかだ」と分析する。

 □ □□

 一方、旧今市市長や知事時代からの熱心な支持者を抱える民主党前職の福田昭夫氏は、自民党県連の混乱を横目に着々と地盤固めをしてきた。それだけに陣営は「緩みが一番怖い」と警戒。日光市の事務所に「4年前の敗北を忘れない」と書いた大看板を掲げ、組織の引き締めに躍起だ。

 4年前の衆院選は森山氏に約1万2千票差で敗れ、比例代表で復活した。その1年前には再選を目指した知事選で自民党推薦の福田富一氏に負けている。自民党の組織力や一致結束した時の追い上げの強さを実感している。

 年金記録問題など自民党に逆風が吹いた2年前の参院選は、民主党の谷博之県連代表が圧勝した。福田氏は当時の状況を振り返りながら「その逆だってあり得る」と心配する。

 福田氏は20日も早朝から日光市の工場前に立ち、必死の形相で支持を訴えた。大票田の鹿沼市では浮動票の取り込みを狙う。陣営幹部は「1票たりとも負けるわけにはいかない」と表情を引き締める。

 □ □□

 幸福実現党新人の坂下邦文氏は鹿沼市内に選挙事務所を置き「消費税全廃」などを訴えている。比例票の上積みも目指している。

4608チバQ:2009/08/30(日) 10:35:46
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090822/195786
夏の決戦 09とちぎ衆院選

<3区>大量得票目指す渡辺氏 比例票上積みにも力点
(8月22日 05:00)
 「11万2000票を割らないようご協力いただきたい」。公示日の18日午前、大田原市。5選を目指す「みんなの党」前職の渡辺喜美氏の出陣式で、後援会総連合会の臼井亮平会長は小選挙区での目標得票数を明示した。

 渡辺氏は自民党公認で立候補した過去4回の衆院選で平均約10万票を獲得。2000年の選挙では過去最高の11万2358票(投票率60・76%)を得ている。臼井会長はこの数字を、今回のボーダーラインに位置付けた。

 選挙区内の旧市町村ごとにある渡辺氏の後援会は、新党結成にも渡辺氏支援で動いている。ただ熱心な自民党支持者の中には、新党への抵抗感や違和感があるのも現実だ。

 さらに自民、民主の二大政党がいずれも公認候補を擁立しない「空白区」で、渡辺氏の信任投票の様相だけに、渡辺氏の支持者からは「選挙は盛り上がりに欠ける。しらけ選挙」との声も漏れる。

 大量得票で渡辺氏の存在感を示したい陣営は、投票率アップに躍起になっている。

 □ □□

 渡辺氏の陣営が投票率にこだわる理由はもうひとつある。みんなの党の比例票の上積みを目指しているためだ。

 党勢拡大のため、渡辺氏の陣営は比例代表北関東ブロックで議席獲得を狙う。渡辺氏は「北関東で35万票」を目標に掲げており、陣営幹部は「県内で16万〜17万票はとりたい」と意気込む。栃木3区でできるだけ比例票を積み上げたい考えだ。

 渡辺氏はみんなの党の代表として、同党候補の応援に奔走している。なかなか地元入りできない状況の中で、陣営はマニフェスト(政権公約)の配布や、首長、県議の協力を得た演説会などに力を入れる。

 しかし、みんなの党の比例票がどこまで伸びるかは不透明だ。

 選挙区内のある市議は「後援会幹部は『小選挙区は渡辺喜美、比例はみんなの党』と力を入れているが、末端は冷ややかだ。みんなの党には期待していないよ」と打ち明ける。渡辺氏の支持者の中には「比例は自民」と考える人もいる。

 無党派層の動向も、みんなの党が比例で議席を獲得できるかどうかの鍵を握る。

 □ □□

 幸福実現党新人の斎藤克巳氏は知名度アップに力を注ぐ。公示前は駅前などで「減税による景気対策」など政策をアピールしてきた。公示後は山間部まで足を延ばし、支持拡大を図っている。

 支持母体の幸福の科学会員らが中心となり選挙を支援。夏祭りなどに出向き、渡辺氏に対する批判票のほか、比例票の掘り起こしにも取り組んでいる。

4609チバQ:2009/08/30(日) 10:36:26
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090824/196633
夏の決戦 09とちぎ衆院選

<4区>「小山決戦」にらむ佐藤氏 山岡氏、浮動票獲得に全力
(8月24日 05:00)
 「小泉構造改革には無理があった。この流れを変えないといけない」。自民党前職で総務相の佐藤勉氏は、力を入れているミニ集会で、“脱小泉”のこうしたフレーズを繰り返す。

 国と地方の税財源を見直す「三位一体の改革」で地方財政は疲弊した。社会保障費や公共事業費の削減などで、従来の自民党支持層の離反もある。

 小泉改革に距離を置く発言からは、自民党の中から変革を進めるというメッセージを発し、自民党支持層をつなぎとめようとする意図がにじむ。

 選挙情勢をめぐる下野新聞社の世論調査で、民主党前職の山岡賢次氏が先行し、佐藤氏が追い上げる展開との結果が出た。

 こうした状況を肌で感じていたのか、佐藤氏の陣営は公示日(18日)の出陣式で、自民党県議が「相手候補が先行し、わずかな差で追っている。大臣を落としたら地域の損失だ」と訴えていた。

 県議などを軸とした組織をフル回転させている佐藤氏陣営は、選挙終盤の「戦場」を無党派層が多いとされる大票田・小山市と踏んでいる。実績を強調し、支持者固めをしてきた佐藤氏陣営は、無党派層への食い込みに全力を挙げる。

 □ □□

 山岡氏陣営は衆院解散後から約1カ月にわたり、選挙区内の各市町で決起集会を開催。締めくくりの8月21日の真岡市では「茂木町で300人が集まった」「芳賀町でローラー作戦に入っている」といった各後援会代表の報告に拍手が起きた。

 ただ真岡市の会場では一部に空席があったことから、後援会幹部が「真岡ではいまひとつとも聞いている」と苦言を呈し、引き締めを図る場面もあった。

 党国対委員長として、与野党対決の国会運営を陣頭指揮した実績から、選挙後の活躍に期待する声がある。一方で陣営内には民主党への追い風を「十分に受け止め切れていない」との危機感もある。5回目の当選を目指す前職だけに、新人候補と比べ、新鮮味に欠けるなどという心配だ。

 山岡氏は民主党圧勝の予想で陣営に広がる緩みも警戒し「今度こそ小選挙区で勝たないとあとがない」と、「がけっぷちの選挙戦」を強調する。陣営は浮動票の獲得が選挙戦に大きな影響を与えるとして、佐藤氏の陣営と同様、小山市に終盤戦の焦点を絞り、同市内で企業や団体対象の決起集会を開く方針だ。

 □ □□

 無所属新人の植竹哲也氏は若さをアピールしながら、無党派層などへの浸透を狙う。父親で元自民党衆院議員の植竹繁雄氏の人脈を生かした戦術も取っている。

 幸福実現党新人の関沢知尋氏は街頭演説を中心に消費税撤廃などを訴えている。

4610チバQ:2009/08/30(日) 10:37:34
>>4602-4610栃木県:下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/natsu-kessen/20090825/197266
夏の決戦 09とちぎ衆院選

<5区>茂木氏 逆風に危機訴え 富岡氏は「手応え」実感
(8月25日 05:00)
 「こんな選挙はやったことがない」。自民党前職の茂木敏充氏は21日夕、栃木市で行った個人演説会で「逆風」に伴う危機感を訴え、「家族や知人、隣人に『茂木をよろしく』と声を掛けてほしい」と呼び掛けた。

 過去5戦全勝。選挙のたびに得票数も伸ばしてきた。陣営は茂木氏が「日本のリーダーになる人物」として、今回の選挙も「圧勝」を狙ってきた。

 無党派層を取り込もうと、1期目以来という公示前の街頭演説を復活させ、区内を練り歩いて支持を訴える「熱血ウオーキング」も行った。元金融行革相などの実績を強調してきた。

 しかし逆風は陣営の予想以上に強いようだ。下野新聞社など報道各社の世論調査では、前回ダブルスコアで退けた民主党新人の富岡芳忠(とみおかよしただ)氏との争いが、今回は「互角の戦い」と状況が一変している。

 接戦という情勢を踏まえ、茂木氏は県外での応援演説の予定をキャンセル。「(5区の)3人の候補の中で地元に生まれ育ったのは私だけ。地域に根差した茂木です」と、演説にも力を込める。

 茂木氏はきめ細かな後援会組織を持つ。それだけに陣営からは「いよいよ引き締まるのでは」との声もある。

 □ □□

 茂木氏に再挑戦する富岡氏の陣営のムードは高まっている。

 街頭では富岡氏に手を振る人が増え、イベント会場に行けば握手を求められる。富岡氏は前回の衆院選にはなかった「手応え」を肌で感じ取っている。

 富岡氏は21日夜、足利市で個人演説会に臨んだ。会場には連合栃木関係者のほか一般の人の姿も多く、立ち見も出た。富岡氏は「これまで政治は変わらなかったが、今回はみなさんの1票1票で変えることができる」と訴えた。

 「驚き半分、納得半分」。これまで茂木氏の強さが際立ってきた5区で、富岡氏の支持が高まっている状況について、富岡氏の陣営関係者はこう語る。

 「落下傘候補」で前回選挙に立候補してから4年。家族と佐野市に住み、活動してきたことが「認められた」とする声もある。

 民主党県連の簗瀬進参院議員は「勝負はこれから。いい風をもっともっと吹かせてほしい」と富岡氏の陣営を盛り上げる。陣営幹部は「怖いのは揺り戻し」と口をそろえる。

 □ □□

 幸福実現党新人の森兼光氏は佐野市内に選挙事務所を設置。街頭で「消費税撤廃こそ、日本復活への道」などと訴え、比例票の掘り起こしにも力を入れている。

 (終わり)

 (この企画は衆院選取材班が担当しました)

4611チバQ:2009/08/30(日) 10:39:21
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<上> 1区・2区
2009/08/20(木) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

 衆院選は事実上の終盤戦に突入。県内小選挙区でも、自民候補は逆風の厳しい戦い、追い風の民主候補はさらに支持拡大に走る。政権を懸けてしのぎを削る各選挙区の情勢を追った。

■1区 県都決戦背水の攻防
 公示日の18日、自民の赤城徳彦(50)は出陣式で、ばんそうこうを張った左手甲を突き出した。「子どもにもらった願掛け。選挙を勝ち抜いた時にはがす」。ばんそうこう騒動に農相辞任と物議を醸し、この2年間おわび行脚を続けた。支持者の一人は「壁を乗り越えたと映るか、まだ反省してないと見られるか。もろ刃の剣を抜いたな」とつぶやいた。
 公示前、「固い地盤と言われるが、これまでも薄氷を踏む思いだった」と語った赤城。今回は自民への逆風に加え、過去に支持を得ていた郵政政策研究会や県医師連盟が民主支援に動き、自民王国の県都決戦に影響を与えている。
 選対幹部は推薦団体の代表者を集めた会合で「選挙の原点に立ち返り、声掛け運動の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。これまでも強さを見せつけた県西地区の支持固めとともに、水戸など都市部の浮動票の堀り起こしに力を入れる。
 「どちらが命を張ってやっているかを有権者に見てもらう」。民主の福島伸享(39)は決意を示す。
 過去2度、赤城に敗れた。自民王国の牙城を切り崩すため、小沢一郎党代表代行の助言で農村部を中心に「ドブ板」に徹し、自転車で選挙区内をくまなく回る。顔は真っ黒に日焼けし、周囲が認める泥くささで、元キャリア官僚のスマートさは影を潜めた。
 福島は出陣式で「民主、自民を超えて政治を一人一人の手に取り戻す」と強調した。「ドブ板で支持を取り付けた保守層を刺激したくない思いが出た」と関係者はみる。
 都市部でも連合茨城の後押しを受け、街頭に立てば手を振ってくれる人がかなり増えた。民主の追い風を実感するが、福島は「雰囲気の盛り上がりと選挙の勝敗は別物。福島と名前を書くハードルはかなり高い」と気を引き締め、ドブ板を続ける。
 共産の田谷武夫(58)は選挙区外にも飛び出し、比例票狙いの戦術。諸派の金沢光司(34)は政策のアピールに必死だ。

■2区 額賀に危機感、石津手応え
 「逆風ではなく、暴風雨の中を前進している。私一人では進めない。皆さんの熱意と力がほしい」。自民の額賀福志郎(65)は18日夜、行方市に続き開いた茨城町の出陣式で、危機感をあらわにした。連続8回当選を重ねた津島派の重鎮だが、陣営には緊迫感が高まる。
 「国から茨城2区にこれだけの予算がついた」。ビラには、経済対策19億円、農林業振興125億円などの記述がずらりと並ぶ。支援者は「地元への貢献度を有権者に知ってもらう」と説明する。
 「いっぺん変えっぺよ」をスローガンとする民主の新人、石津政雄(62)は、政権交代を前面に打ち出す。鉾田、笠間、神栖の3市で開催した出陣式には、陣営が予想した以上の聴衆が集まり、手応えをつかんだ。
 19日の新鉾田駅前の演説で「農家の苦しみを知っている。現場の声を国政に届ける」と大洋村長の経験をもとに、官僚主体ではない現場主義を強調する。
 中村幸樹(幸福実現)は消費税の廃止など党の公約を訴えている。(敬称略)

4612チバQ:2009/08/30(日) 10:39:59
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku2/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<中> 3区・4区・5区
2009/08/21(金) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

■3区 浮動票の獲得に全力
 5人が出馬した前回、自民、民主を除く3候補の得票は約4万7000票。今回、その票の行方が大きな関心事だ。
 「与党は緊張感を欠き、政策決定の根幹を役人に握られているとみられている。根底から覆す改革の努力を続けさせて」。自民の葉梨康弘(49)は出陣式で「命懸けで戦う」との言葉を交えながら「党改革者」を強調した。
 「逆風どころではなく、これまでにない厳しさ」が陣営の一致した見方だが、選対幹部は「解散後の40日間で、有権者は問題が多い民主のマニフェストを冷静に判断している」と分析。支持固めとともに、浮動票獲得に全力を挙げる。
 前回の惜敗後、民主の小泉俊明(52)は、選挙区での勝利に全精力を傾けて来た。常磐線沿線などの都市部はもちろん、弱点といわれた農村部でも保守系議員に支持が広がり、陣営は「風だけではない確実な手応え」を感じている。18日の第一声で小泉は「日本の政治を変えるその時が来た」と宣言。同夜の出陣式には、選挙区内の一部を除く首長、県医師会員、郵政政策研究会員らが顔をそろえた。知事選立候補者との連携で、若者層への浸透にも力を入れる。
 諸派の宮本春樹(51)は、消費税撤廃などを訴えている。

■4区 引き締め、浸透へ勢い加速
 自民の梶山弘志(53)は3カ所で行った出陣式で5千人以上を動員。その勢いを駆って、連日20カ所で街頭演説を展開。出陣式には日立製作所から2人の副社長が駆け付け「日立グループを挙げて支援する」と力強い応援を得、陣営を勇気づけた。
 陣営では「梶山が落ちたら、県北は誰が守ってくれる」と、危機感を「逆バネ」に終盤に向け勢いを加速させる構え。
 「相手は横綱中の横綱だが、平幕でも横綱を倒すチャンスはある」。民主の高野守(50)陣営は公示日の18日、支持者らを前にこう気勢を上げた。
 民主への追い風は認識しつつも、陣営幹部は「高野自身に風が吹いているとはいえない」と厳しい見方を崩さない。このため、つじ立ちや街頭での声掛け運動といった基本をひたすら続け、無党派層への浸透を図る方針だ。
 諸派の中村伸丈(42)は知名度アップを図る。

■5区 「責任」「交代」で攻防激化
 自民の岡部英明(50)と民主の大畠章宏(61)が攻防を繰り広げている。
 岡部は街頭遊説で各地をくまなく回り、景気回復・地域医療再生などを訴え、実行力を問う「責任選択選挙」を掲げる。出陣式には3千人を動員し、党の結束力を見せ付けた。
 公明党の推薦は得られなかったが、同党議員団による独自推薦を手に入れ、「弾みになる」と岡部陣営。「自民党への逆風は変わっていない」と気を引き締め、巻き返しを図る。
 「政権交代」を強くアピールする大畠は、電機連合など労働組合の全面的な支援を受け、街頭演説を1日2回ほど行うほか、中小企業などを精力的に回り支持を呼び掛ける。
 公明党議員の動きに加え、北茨城市で自民党の結束が強まっているとして、大畠陣営は「前回より票を食われるかもしれない」と警戒。23日の1万人集会で機運を高め、追い込みを図る。
 諸派の野口航太(33)は政策のアピールに必死だ。(敬称略)

4613チバQ:2009/08/30(日) 10:44:27
>>4611-4613茨城県:茨城新聞
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/senkyoku3/page01.htm
’09衆院選 選択 選挙区を行く<下> 6区・7区
2009/08/22(土) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

■7区 焦燥の三つどもえ戦
 「比例は当てにできない。選挙区で勝ちたい」。18日の出陣式で、自民の永岡桂子(55)は舞台の上で土下座した。「危機感の表れ」。支持者の誰もがそう感じた。
 永岡は選挙中、主婦の立場、女性の目線を強調。ライバルの無所属、中村喜四郎(60)に対しては「あの田中真紀子さんも民主党に入った。今の政党政治の中、無所属では何もできないということだ」とけん制する。
 遊説には各市町の議員が張り付くほか、青年部のメンバーが協力する。各種団体からの推薦は200近くに達し、組織を挙げての総力戦を展開中だ。
 「無所属でも自民、民主の候補者を打ち負かす。政界再編が起こった時には、その一翼を担う」。前回当選の中村。バイクでの遊説スタイルは今回も変わらない。
 日中は各地で精力的に街頭演説。夜は個人演説会を最終日までに12カ所で予定。前回同様、中村系県議3人が支援する。出陣式には公明党副代表の草川昭三も応援に駆け付け、他陣営を驚かせた。
 農村部では圧倒的な力を誇る中村。陣営幹部は「風が吹いている民主の票が全く読めない。敵は『風』だ」と、都市部での無党派層の動向に神経をとがらせる。
 民主の柳田和己(59)は、トレードマークのサッカーのユニホームを着ての選挙戦。これまで党本部から岡田克也幹事長、小沢一郎代表代行が来県。ここに来て接戦と見てか、21日には菅直人代表代行もてこ入れに入った。
 「知名度はまだまだだが、手応えはある。当選を目指す」と柳田。民主支持の労組関係者は「7区は自民党県連会長という絶対的権力者がいるしがらみのある地区。隣近所の目がある中で、どこまで票を増やせるかだ」と慎重姿勢を崩さない。
 諸派の杉浦昭(60)は消費税廃止などを訴えている。 

■6区 大泉に追い風、丹羽危機感
 「何が何でも石にかじりついても勝ちたい」。自民の丹羽雄哉(65)は18日、地元石岡市の出陣式で並々ならぬ決意を示した。幸子夫人も「主人をよろしく。皆さまにおすがりするしかありません」と声を詰まらせ訴えた。
 連続10期当選、厚相を3度務め「厚労族のドン」といわれる大物も衆院解散以来、地元に張り付きドブ板選挙を展開。長年にわたって築いた強固な後援会は「丹羽を落とすわけにはいかない」と地区役員を中心に動いている。
 「徳川幕府の親藩中の親藩が倒幕派になった」。つくば市内で20日夜開かれた個人演説会で大泉博子(59)は戦いをこう例えた。
 〝倒幕派〟として同氏を支えるのは県医師連盟と郵政政策研究会。特に県医師連は6区を最重点区とし、医師が遊説に同行、後期高齢者医療制度の廃止を繰り返し訴える。特定郵便局長らも献身的にサポートしている。追い風に乗り、陣営幹部は「有権者の反応はいい」としながらも、「それと投票行動は別」と、無党派層への浸透に努めている。
 諸派の鈴木俊博(35)は知名度アップに全力を挙げている。(敬称略)

4614チバQ:2009/08/30(日) 10:45:48
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=247&dp=
(2009/08/27 掲載)

衆院選 候補者・陣営から“名言”続々

◎必死の訴え自民候補 逆風「怪しげな風」
◎民主候補言葉に勢い 一票「権利行使を」

 衆院選が終盤に近づき、各陣営の舌戦が激しさを増している。政権選択が最大の焦点だけに、政策を訴え、有権者に支持を求める候補者の声にも熱が入る。必死の攻防を繰り広げる候補者や陣営関係者から飛び出す“名言”には、候補者の心情や選挙情勢が映し出されている。

 「一緒に頑張りましょう。僕がどんなに頑張っても、自分には一票しか投じられない」と21日の座談会で2区の笹川尭候補。自民候補からは逆風を象徴するような必死の訴えが相次ぐ。
 1区の尾身幸次候補も25日の決起集会で「若いころは病気にもなったし、お金の苦労もしている。みなさんと同じ人間なんです」。別の集会でも「私は雲の上の人ではない」と庶民派を強調した。
 4区の福田康夫候補は25日のミニ決起集会で、自民への逆風を「怪しげな風が吹きすさんでいる」と表現。「これを吹き飛ばさなければならない」と気合を入れた。
 第2子を宿しながら、自民候補の応援で全国を飛び回る5区の小渕優子候補。22日の地元入りでは、「おなかの子に『ママの大切な選挙が終わるまで絶対出てきちゃいけないよ』と毎日訴えている」と会場の笑いを誘った。
 優勢が伝えられる民主候補の言葉には勢いが目立つ。25日の集会では1区の宮崎岳志候補が「男が志を立て、生活や地方の再生に尽くすと決めたからには何としても勝ち抜く」と叫んだ。2区の石関貴史候補は同日の集会で「皆さんの一票は日本株式会社の株主の権利行使と同じ」と訴えた。30日の“株主総会”で選ばれる経営者に注目が集まる。
 4区の三宅雪子候補も25日の集会で「マラソンに例えれば、どんどん背中が近づき、もうすぐ追いつこうとしている」と自らを奮い立たせた。
 県議、首長ら各陣営の応援団も存在感を見せる。
 25日の宮崎候補の集会では高木政夫・前橋市長が「この風は国民の叫びであり、怒りであり、声なき声の結集」と強調。民主県連の富岡由紀夫会長は23日の集会で、民主優位の世論調査に「自民が危機感を強める」と、好調ゆえの悩みを打ち明けた。
 一方の自民側。大沢正明知事は24日の1都9県議会議長会で、民主が政策として掲げる「子ども手当」にかみ付き、「これを1年でばらまくなら、その分を群馬にくれればよいのに」と援護射撃。同日の福田候補の講演会では、人気デザイナーの山本寛斎氏が「希有(けう)な才能と情熱を持った政治家が高崎にいる」と持ち上げた。

4615チバQ:2009/08/30(日) 10:47:30
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=228&dp=
《衆院選 焦点ルポ1区》
首長選で分裂の県都前橋 保守票行方混とん

 第45回衆院選がスタートして一夜明けた19日、県内5小選挙区から立候補した18人は30日の投票に向けて激しい舌戦を繰り広げている。麻生内閣の支持率低迷などを背景に危機感を強め、これまでの実績を強調する自民候補に対し、勢いに乗る民主をはじめとする野党候補は「政権交代」を前面に主張。各陣営は有権者の心をどうやってつかもうとしているのか。候補者の動きを追った。

◎尾身陣営 奔走する中曽根氏
 「逆風がすさまじい。無党派も大勢いる」
 19日午後6時からJA前橋市総社支所で開かれた個人演説会で、自民の尾身幸次候補は約100人の支持者を前に危機感をあらわにした。少年時代に経験した行商の思い出、知遇を得た旅館経営者の思い出を語ると、込み上げる感情を抑えきれず声を震わせる場面も。支援者は初めて見る姿に驚き、状況を察知したという。
 保守分裂で争った知事選、市長選の対立構図が色濃く残る県都前橋。尾身候補、民主の宮崎岳志候補の両陣営とも、ここでの戦い方が当落を左右するとみて支持固めや相手支持層の切り崩しに勢力を注いでいる。
 尾身陣営で、その中核的な役割を果たそうとしているのが中曽根弘文外相。2年前の知事選では支援が不十分だったとして党県連との間に溝が生じたが、今回は公示前から公務の合間を縫って頻繁に地元入りし、1区を含む県内全域を選挙応援に駆け回る。18日に行われた尾身候補の出陣式でも「マニフェスト(政権公約)も大事だが、それを実行する議員が大事。県都前橋をはじめとする1区は、経験豊かな尾身先生に何としても当選してもらいたい」と持ち上げた。

◎宮崎陣営 前橋市長派が支持
 一方の宮崎候補は19日、公示日に引き続き前橋市内で自転車遊説を行った。「政権交代」ののぼり旗を掲げるスタッフと、2日間で約80キロを走った。同市南部の下川渕地区では自営業男性(66)と固い握手。この地域は県内の首長で唯一、民主支持を明らかにしている高木政夫市長の地盤だ。市長後援会員でもある男性は「今の政治は市民の目線がない。民主党を全力で応援したい」と言い切った。
 高木氏は支援していた小寺弘之前知事が自民県議と対立したのを背景に、2008年の市長選では自らも自民候補と戦った。衆院選に際した高木氏の民主支持はこの延長線上にある。高木氏はもともと中曽根康弘元首相系の自民党県議出身。保守層への影響力は大きい。これまで高木氏は応援演説など表立った動きはしていないものの、宮崎候補の出陣式には高木氏の後援会関係者の顔が多く見られた。
 ただ、中曽根外相が精力的に動いていることで、中曽根系だった高木氏の支援者が割れる可能性もある。

◎酒井候補ら演説や遊説
 共産の酒井宏明候補は19日午前中、沼田市内を遊説。系列の市議とともに旧市内を中心に回ったほか、病院前など6カ所で街頭演説を行った。今回の衆院選を「自公政権を退場に追い込み、新しい日本の進路を踏み出す選挙」と説き、「暮らしと平和、福祉を守るため全力で頑張る」と声を張り上げた。
 酒井陣営は「演説を聞いて『自民も民主も同じ。頑張って』と声をかけてくれる人もいる」と活動に手応えを感じており、この日も演説する酒井候補の目の前を通り過ぎる車から手を振って激励してくれる人の姿が見られた。
 幸福実現の滝崎明彦候補は19日朝のJR前橋駅前での演説を皮切りに沼田市や片品村などで遊説活動。主要幹線道を選挙カーで流すだけでなく、住宅地にも積極的に赴き、「消費税・相続税を全廃し、日本経済をよみがえらせる」などと支持を訴えた。
 無所属の山田晶候補は、前橋市内の選挙事務所近くにある神社で演説会を開催。「前橋はシャッターの閉まった店が多い。群馬1区に芸能系女子高をつくり活性化させる」などと20分にわたって持論を展開し、集まった支持者に歩み寄り、握手を交わした。

4616チバQ:2009/08/30(日) 10:48:16
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=229&dp=
(2009/08/21 掲載)
《衆院選 焦点ルポ2区》
県内唯一の前職対決激しく “敵陣”に積極攻勢

 衆院選群馬2区は県内で唯一、前職同士が対決する激戦区。追い風を受ける民主の石関貴史候補は無党派層の獲得に向けて自転車遊説で攻勢を強め、自民の笹川尭候補は7期連続当選の実績を封印して“挑戦者”として地道な活動に奔走する。無所属の矢島笑鯉子候補は子育て世代に熱く訴えている。互いに他陣営の地盤に頻繁に入るなど、支持基盤の切り崩しの動きも活発化している。

◎石関陣営 「脱動員」遊説重ねる
 「民主党政権にいらっしゃいませ」。石関候補は20日、玉村町で自転車から声を張り上げた。背中には「本人」と書かれたのぼり旗。並走する選挙カーが「見て触って話してください」と呼び掛ける。
 数百メートルごとの街頭演説では、事務所スタッフがのぼり旗を振り「いらっしゃいませ」と百貨店のセールのような合いの手。石関候補は「私を知らない人に話し掛け、新規のお客になってもらいたい」と狙いを語る。選挙戦は自転車遊説が中心。従来の支持者に対しては「すでに思いは伝えている」と、あいさつ回りも最小限にする徹底ぶりだ。
 前回はこうした運動に加え連合群馬の推薦も得て戦い、笹川候補に1400票差にまで迫り比例で復活を果たした。今回は県内の民主候補で唯一、あえて連合に推薦を求めず、決起集会も11日に開いただけ。“動員型”と決別した。
 前回3760票差がついた笹川候補の地元・桐生市での支持拡大を課題に掲げ、初日の遊説先に桐生方面を選ぶなど攻勢を強めている。

◎笹川陣営 実績封印の「挑戦者」
 一方の笹川候補は対照的に、首長や県議、市町議らがそれぞれの支援者を固める組織選挙を中心に応戦する。選対には選挙区内の全首長が名を連ね、前回は「反笹川」だった人にも後援会関係者らが足を運んで支援を求めている。
 ただ、かつてない逆風に危機感は募る。もともと地元入りの頻度の多い笹川候補だが、今回は自ら企業に出向いたり、地区の納涼祭にも顔を出す。「過去7回の当選は忘れ、挑戦者として今回の選挙に臨む」。18日の出陣式ではそう言って自らを鼓舞した。
 伊勢崎市での票の上積みが鍵とみる陣営。これまで回り切れなかった地域で集中的に集会や演説会を開く戦術を取り入れた。20日は市南部で個人演説会。五十嵐清隆市長、原富夫県議会議長が応援に駆け付け「道路や下水道をしっかり整備することで地域経済が発展する」(五十嵐市長)と、公共工事見直しを掲げる民主をけん制。北部での集会では福田康夫前首相が「笹川さんは政界にとって必要な方。落選させる訳にはいかない」と声を張り上げた。
 石関候補が攻勢を強める桐生では後援会青年部が公示日から自転車遊説を行うなど浮動票の取り込みにも貪どん欲よくな姿勢を見せている。

◎子育て世代票狙う矢島候補
 矢島候補は20日午前8時、伊勢崎市内の工業団地で活動をスタート。事業所の前で「おはようございます」と出勤して来る社員一人一人に声をかけた。その後、桐生、みどり市を中心に選挙カーを走らせ、「これは選挙戦ではなく、みなさんと世の中を変える運動。一緒にやりましょう」と有権者と握手を交わした。
 矢島陣営は支援している労組系議員らが持つ基礎票に、2児の母である点をアピールして子育て世代の票の上積みを目指す。18日の事務所開き集会に「子連れで来てください」と呼び掛ける一方、20日には連合群馬の伊勢崎、桐生地協にも推薦を求める文書を提出するなど両にらみの運動を展開している。
 幸福実現の蜂須豊候補は20日午前11時すぎ、みどり市内のショッピングセンターで街頭演説。「消費税を廃止して日本の景気を回復させる。北朝鮮のミサイルを阻止し、平和に暮らせる日本をつくる」と党の政策アピールに力を注いだ。さらに選挙カーでみどり市と桐生市を精力的に回り、市民と握手を交わすなど知名度アップに努めた。

4617チバQ:2009/08/30(日) 10:49:07
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=232&dp=
(2009/08/22 掲載)
《衆院選 焦点ルポ3区》
「所得補償」めぐり過熱 農業票の行方注目

 3区は自民の谷津義男候補が党総合農政調査会長を務めるなど国の農業政策に深くかかわる一方、民主が農業の戸別所得補償を公約の目玉の一つに掲げていることから、農業票の行方が注目されている。谷津候補は民主が掲げる農業政策が「農村社会を破壊させる」と訴え、民主の柿沼正明候補は「耕作放棄地の増加は自民の失政」と批判している。

◎谷津陣営 「農村破壊」と批判
 「戸別所得補償は、アメリカとのFTA(自由貿易協定)交渉とセットになっている。締結されれば安いコメが大量に入り、日本の農業は壊滅する」
 谷津候補は21日、千代田町と邑楽町4カ所で開いた個人演説会で、民主が掲げる農業政策を批判。同日は館林市と邑楽町の農業委員40人に支援を求めに行くなど、支持固めに奔走した。
 農業経営は今、輸入農産物の増加などに伴う販売価格の低迷や、飼料、農薬などの値上がりで厳しさを増している。その不満の一部が農相などとして日本農政をリードしてきた谷津候補に向いている。加えて民主の戸別所得補償。陣営の危機感は強い。
 ただ、陣営には、民主の小沢一郎代表代行が今月8日、戸別補償制度導入を前提に、農産物も含む日米FTA締結を目指すべきとの考えを示したことに農協などの関係団体が反発していることで、潮目が変わったとの見方が出ている。

◎柿沼陣営 公約評価に手応え
 一方の柿沼候補は21日夜、邑楽町内での個人演説会で「耕作放棄地の増加は自民の農政が失敗した結果」と指摘。「政権交代の大きな目的は、本当に必要なところにお金を回すこと。その一例が子ども手当てや所得補償」と支持を訴えた。
 以前は農家への訪問をあきらめるほど農業者との距離を感じたという柿沼候補。だが、生産費用が販売価格を上回った場合に差額を補てんする戸別所得補償制度がマニフェストに載り、雰囲気が変わったと手応えを口にする。
 サラリーマン層への浸透に軸足を置く柿沼候補だが「当落を左右するかもしれない」と農業票を重視。公示直前には党の政策通を講師にした「農政座談会」を館林市で開いて政策をPRした。

◎石見候補は経営ノウハウを訴え
 石見候補は21日、朝から太田市内で街頭演説と選挙カーによる遊説を行った。JA太田市前交差点では、苦しい現状を強いられている農家に向け「企業、経営のノウハウを農業政策にも持ち込み、農家が自立できる仕組みをつくっていく」などと訴えた。

4618チバQ:2009/08/30(日) 10:49:54
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=236&dp=
(2009/08/24 掲載)
《衆院選 焦点ルポ4区》
都市型の選挙戦が定着 浮動票の獲得に力

 群馬4区は、前首相の福田康夫候補(自民)に、党本部主導で出馬した民主の三宅雪子候補が挑む。組織力で優位に立つ福田候補が保守勢力を結集して選挙戦をリードするが、三宅候補は労組票や民主支持層を固めながら保守層にも食い込み追い上げる。無党派や若年層の取り込みも日増しに熱を帯びており、福田候補は抜群の知名度を武器に走り回り、三宅候補は民主への追い風を背に政権交代を訴える。

◎福田陣営 知名度武器に先行
 「日本を、群馬を、高崎を良くしたい。その一心で政治を続けているんです」。23日午前、福田候補はJR高崎駅前で通行人に訴えた。駅前は人がまばらだったが、応援で同行していた山本一太参院議員が「前首相本人がお邪魔しています」と声を上げると、あっという間に若者や女性の輪ができた。
 知名度は圧倒的だ。「今回の選挙は大変なんです。よろしく頼みますよ」。福田候補は気さくに声を掛けて歩く。同行する長男の達夫氏は通行人から次々と携帯カメラを手渡され、記念撮影に忙しい。
 高崎市では一昨年の県議選で当時28歳の石川貴夫氏(民主)が、県外出身ながら自転車遊説と街頭演説で最年少当選。都市型選挙の定着を印象づけた。陣営はこうした環境の変化を踏まえ、与党支持層を固めつつ、浮動票対策にも力を入れる。候補者本人が有権者と触れ合う機会を増やしたほか、緑色をイメージカラーに決め、丸の中に「福」の字をデザインしたTシャツやバッジなどを作製した。
 選対青年部が企画する24日の講演会には、福田候補の知人でデザイナーの山本寛斎氏を招く。ファッションの話など、若い世代が参加しやすいテーマから入り、最後に福田候補が登場。新たな票の掘り起こしを期待する。

◎三宅陣営 逆転狙い握手作戦
 三宅候補は23日夜、労組系支持者の集会で「福田前首相の背中がだんだん近づいてきた。競技場までに追いつき、ラスト50メートルで抜きたい」と力を込めた。
 民主の労組系と保守系はぎくしゃくしながらも、互いに「それぞれの持ち場を固める」ことで一致。「応援できる候補がようやく現れた」として労組側は力が入っており、25日に群馬音楽センターで2千人規模の決起集会を予定する。
 一方、保守系も従来、自民支持だった保守系団体などに推薦依頼を発送。一部の団体から推薦状が届くなど切り崩しに成功しているといい、「政権交代の風が吹いている」(中島政希県連会長代行)と活気づく。
 三宅候補は知名度不足を補うため、高崎駅前などで通勤する会社員らにアピールする早朝の握手作戦と、自転車や選挙カーで少しずつ移動しながら、5分ほどの短い演説を繰り返す地道な選挙運動を展開する。
 イメージ戦術にも力を入れる。浴衣姿で高崎まつりに登場し、政権交代の是非を市民に問うフリップボードを携え会場を歩き回った。演説では「真夏の雪子が政治を変える」を決めぜりふに、政権交代を意識したメッセージを発信する。

◎森田候補は年金問題中心に訴え
 幸福実現の森田貴行候補は23日、朝から高崎市のJR高崎駅周辺でつじ立ちを行ったほか、同市内を中心に選挙カーで遊説し、精力的に選挙活動を展開した。
 午後になると、同市中心市街地のもてなし広場で開かれていた高崎人情市の会場前で街頭演説。来場した市民らに「深刻な年金問題の解決と、景気対策のためには人口増加に取り組まなくてはならない」と年金問題を中心に訴えた。

4619チバQ:2009/08/30(日) 10:50:45
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=239&dp=
(2009/08/25 掲載)
《衆院選 焦点ルポ5区》
「八ツ場」建設の是非争点 地元を意識し論戦

 衆院選で建設の是非が争点となっている八ツ場ダムの地元、群馬5区。事業推進を訴える自民の小渕優子候補と、中止を主張して票の掘り起こしを狙う社民の土屋富久候補が争う。建設反対の民主が候補を立てなかったため、地元には議論の盛り上がりに欠けるとの声があるが、小渕陣営は「大量得票で地元の意思を示す」、土屋陣営は「ダムの抱える問題を多くの人に知ってほしい」と、それぞれ熱のこもった運動を展開している。

◎小渕陣営 「大量票で意思示す」
 「7割完成している八ツ場ダムを、なぜ中止というのか。地元の声を全く聞いていない」。小渕候補は22日夜、地元中之条町の吾妻郡文化会館で開いた決起大会で声を張り上げた。
 党の要請により同僚候補の応援演説で全国各地を回る毎日。公示後にこれまで選挙区入りできたのは3日間だけだ。しかし、出席した5回の集会すべてで、ダム問題に苦しんできた住民の感情に触れ「地元の代表としてダムの必要性と正当性を訴えていきたい」と主張、喝采(かっさい)を浴びた。
 陣営は本人不在の不利を埋めるため工夫を凝らす。不在をわび、政策を訴える本人の声を収録。選挙事務所で連日開いているミニ集会や遊説先で流している。
 24日は渋川市のゲートボール場など人の集まる場で録音テープを回し、「安心できる老後の年金、医療制度の確立」などを訴えた。また、各地区単位で組織され、数百ある後援会支部がフル稼働して前回以上の得票を目指している。

◎土屋陣営 「生活の再建を継続」
 土屋候補は24日夜、富岡市の市生涯学習センターで開いた決起集会で支援者を前に、八ツ場ダムの建設には県議時代から反対してきたと説明。「再び建設の是非が問題になっている時に(地元の)候補者になったことに巡り合わせを感じる」と話し、建設反対の姿勢を改めて鮮明にした。
 23日の吾妻郡文化会館での決起集会でも、「多目的ダムは(利水・治水など)どの目的も十分には果たさない」と主張、「ダムはなくても観光資源はたくさんあり、新たな施策で生活再建できる」と訴えた。
 土屋候補は吾妻郡でこの問題を取り上げることについて、「地元で八ツ場の話をしなければ問題から逃げたことになる。生活再建事業は続けることを知れば、中止に納得する人も多いはず」と理由を説明する。
 公示前から支援労組の名簿などを足掛かりにあいさつ回りを続け、約5千世帯に「いのちを大切にする政治」など党の政策を直接訴えた。

◎演説で生方候補消費税ゼロ訴え
 生方秀幸候補は24日、渋川市内のスーパー周辺で街頭演説を行い、買い物客らに「自民、民主は増税路線。幸福実現党なら消費税ゼロでも(国を)運営できる。どちらを選びますか」などと訴えた。その後、市内から中之条町、六合村などを選挙カーで回り、沿道の住民に支持を呼び掛けた。

4620チバQ:2009/08/30(日) 10:52:56
>>4614-4620群馬県:上毛新聞
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&num=249&dp=
(2009/08/28 掲載)

浮動票獲得にしのぎ 民主山間地でペダル/自民携帯で支持要請

 衆院選(30日投票)はいよいよ最終盤。各陣営は投票率が前回より上昇すると予測、無党派層の取り込みが当落の鍵を握るとみてしのぎを削っている。自民党の陣営は27日、決起集会を相次いで開いて投票先が決まっていない知人、血縁への投票依頼を徹底するよう要請。若手の支援者が携帯電話で支持を求めている陣営もある。民主党の陣営は自転車遊説の範囲を広げるなどで浮動票の上積みを目指している。

 「風の波間に漂っている票をみなさんの力で動かしていただきたい」。1区の尾身幸次候補は27日夜、支援企業の決起集会の来場者に血縁や知人20人に投票を呼び掛けるよう依頼した。組織の引き締めと同時に無党派層の取り込みを狙って24日に始めた「一人10票獲得大作戦」を強化した形だ。
 3区の谷津義男候補の陣営では、スタッフの20代の子供らが携帯電話で投票に誘う作戦を展開。友人らに「とりあえず投票行って」と呼び掛けると、「選挙初めて。行ってみる」などの返信メールが来るなど、反応は上々という。
 街頭演説や自転車遊説で無党派層に訴えてきた民主の各候補はそうした取り組みを強化。1区の宮崎岳志候補は26日、川場村、昭和村、片品村でペダルを踏んだ。28日には沼田市内を走る。3区の柿沼正明候補は各地の支持者の声掛けで集まる人へのアピール活動中心。26日夜の演説会には「これまで柿沼の集会に来たことのない人」(陣営)約30人が集まったという。
 幸福実現党の3区、石見泰介候補は自らスピーカーを担いで商店主や道行く人にあいさつしながら街を歩き、10分程度のつじ説法を繰り返している。「昔の選挙はこういう感じだった」と懐かしむ人もいる。

◎投票率は各陣営70%前後を想定

 30日投開票の衆院選は、26日までに県内で期日前投票した人が前回衆院選の同時期の1・8倍、10万2660人に上るなど、激戦を反映して有権者の関心が高まっている。このため小選挙区の各陣営は、投票率は前回の66・29%(前々回比8・39ポイント増)を上回り70%前後になると想定している。
 自民党県連の南波和憲幹事長は、期日前投票の増え方などから投票率が「3〜5ポイント上昇する」と予想。民主党県連の富岡由紀夫会長は「前回と同程度」を想定しながらも、「民主への追い風を生かすためにも70%程度に上がってほしい」と期待する。
 他陣営も「有権者の関心の高まりを実感している」と口をそろえ、社民党県連合の小林人志幹事長は「70%程度」、共産党県委員会の小菅啓司委員長は「7割を越す可能性もある」と見込む。公明党県本部の加藤修一代表は「上がりそうだが前回からの伸びしろがどれだけあるか分からない」とした。

4621チバQ:2009/08/30(日) 10:54:57
http://www.saitama-np.co.jp/news08/29/04p.html
2009年8月29日(土)

民主優勢変わらず 自民は10、13区で接戦 衆院選30日投開票
 
 「政権選択」を焦点にした衆院選は30日投開票される。県内15の小選挙区では、政権交代を懸けた民主党が、候補者を擁立した14選挙区で優勢を維持、自民党が追撃する展開で最終盤を迎える。二大政党のはざまで公明や共産、社民など少数政党の苦戦は否めない。一方で比例区北関東ブロックでの議席獲得をめぐる皮算用も本格化、各政党は惜敗率の試算に関心を向ける。

 中盤時情勢調査では、民主は1、3、4、5、6、7、8、9、12、14、15の各選挙区で安定した戦いを続け、2区でも先行する。10、13区は接戦ながらリードを維持。ただ党県連幹部は「優位とはいえ新人2人、元職5人には不安定な要素が残されている。自民の底力も感じる」と警戒を緩めない。

 一方の自民は首長や地方議員を束ね組織戦で臨むが、無党派層が離れ、全選挙区で苦戦。選挙協力を築く公明党の票を固め切れない陣営も、一部に見られる。党県連は「これだけ民主優勢を連呼されると、逆に投票に行かない人も出てくる」と、あらためて組織固めを呼び掛ける。

 最終盤を迎え、比例北関東ブロックでの議席獲得にも各陣営の注目が集まる。

 民主は小選挙区での攻勢を受け、前回選挙(2005年)の7議席を上回る大幅な躍進が見込まれる。同党は18日の公示日に、北関東で県内関係1人を含む7人の単独候補を擁立した。県連幹部は「10議席を視野に、流れによっては11議席の可能性もある」と展望。4年前は226万票(得票率31・45%)、県内ではうち114万票を集めた。「前回と同程度の投票率(前回64・88%)なら県内で140―150万票」(同)を目標に据える。

 自民は前回、北関東で289万票(40・25%)を得て、名簿順位35位の候補を含む9人を当選させた。今回は小選挙区との重複候補26人(うち埼玉は14人)を2位に並べる。だが保守層の多い茨城や栃木が小選挙区で民主と接戦を演じると惜敗率が上昇。埼玉では復活が困難との見方が浮かぶ。党県連関係者は「北関東で5か6議席、埼玉は1議席の可能性もある」と予想する。

 3議席目の奪還をうかがう公明は、北関東で100万票、県内では57万票獲得がテーマだ。自民との選挙協力については「一緒に危機を克服しようとする雰囲気がある」(党県本部幹部)とプラス評価。共産は北関東での2議席確保を目指し、県内では38万票が目標だが「民主への強い流れを感じる」(党県委員会)。社民は1議席死守に向け、埼玉で前回より4万票多い20万票の獲得を鍵とする。ただ党県連合幹部は「反応は良いが、手応えが見えない」と戸惑っている。国民新党は北関東に本県関係者1人を擁立するが、苦しい戦いだ。

 投票率について各陣営は前回と同程度か、やや高い65―70%程度とみている。

4622チバQ:2009/08/30(日) 10:56:43
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090810.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(1)
“臼井ブランド”正念場
世襲候補が挑む1区
2009年08月10日

 「私は後衛。選挙中は事務所で接待係だ。世襲問題はまったくナンセンスに思うが、社会的にはそうじゃない。(私が表に)出ればマイナスになる」



 自民党新人・臼井正一の父、日出男(70)は裏方役に徹する心の内を、もどかしそうにつぶやいた。



 衆院議員を8期27年、法相も務めた自民県連最高顧問の日出男が、県議2期目だった長男・正一に地盤を譲る腹を決めたのは「解散秒読みか」と言われた昨年9月。直後に麻生太郎首相が誕生し、正一は出馬表明した。発足当時、50%近くに上った高い内閣支持率をバックに突入するとみられた総選挙は、リーマン・ショックの余波拡大とともに幻に。



 解散が先送りされ、じりじりと降下する内閣と自民の支持率。にわかに党内でざわめき出した世襲候補の出馬制限論争。結局、自民党は、「公認内定取り消しは党の信用問題にかかわる」として、小泉純一郎元首相の次男とともに、“特例”で正一を公認した。一方、民主党は「多様な人材が政治家になることを阻害する」として、今回から世襲候補を公認しない方針を決定し攻勢をかける。



 正一は「(世襲問題が)メディアに取り上げられ、自分の思いを述べることができた。(知名度も上がり)マイナスだけではない」と前向きだが、陣営は批判の拡大に警戒する。



 正一に引き継がれた後援会が7月上旬、選挙区内の各種団体や地域の代表者を集めて開いた会合。解散(同月21日)を見据えた陣営最初の大型選対会議となり、出席者には想定投票率や目標得票数など詳細なデータが提示された。あいさつに立った林昇志後援会長(株グリーンタワー相談役社主)は「私も(会社を)せがれに継がせたが、経営者の器や将来性がなかったら社長にしなかった。正一君が後を継いでも、立派に政治家として将来を担ってくれるはず」と訴え、正一が後継となった“正当性”をアピールした。



 一方前回、日出男に敗れたものの比例復活した民主党前職の田嶋要は「私はまだ(2期)6年の挑戦者。相手はあの人のおじいさん(元衆議院議員の故・臼井荘一)だ。半世紀にわたって君臨した彼の一族と戦っている。3代の世襲と戦う」と県都の牙城制覇に万全の準備を進める。



 さらに共産党新人の安喰武夫は「自民の2世、3世は国民の立場で政治をしていない」、幸福実現党新人の階一喜も「貴族院と同じでアンフェア」と問題視する。



 「歯を食いしばり、火の玉になって総選挙に臨む」と奮い立つ正一。底力を見せるか、それとも風前か。“臼井ブランド”はかつてない厳しい正念場を迎えている。(文中敬称略)



 ◇千葉1区=千葉市中央区、稲毛区、美浜区。

4623チバQ:2009/08/30(日) 10:57:16
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090811.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(2)
親子2代で5度目火花
因縁対決の3区
2009年08月11日

 「親の代から根強いものがある」



 自民党前職・松野博一の陣営幹部は、5度目となる“岡島”親子との対決に焦りを隠さない。民主党元職・岡島一正と父の故・正之とは、この13年間で2戦ずつ交え1勝1敗ずつの通算2勝2敗。選挙のたびに「当」の字を奪い合った。松野と岡島は、ともに県立木更津高、早稲田大出身と因縁深いが政治家としての互いの信念が火花を散らす。



 前回2005年の衆院選。松野は岡島に約2万票差を付け、10万台の大台に乗せたが、今回は逆風。陣営からは、「前回より票が増えるとは思えない」と弱音も漏れる。



 一方の岡島は、「自民から民主へという声の力を感じる。前回(松野に)負けた票差かそれ以上が乗れば」と余裕の表情。「松野さんでなく自民党政治との闘い」と言い切る。03年衆院選では約900票差の接戦を制したが、05年の郵政解散で、「一番最後に議場を出た」後、再び赤じゅうたんを踏むことはなかった。



 今回岡島は、地域の声に耳を傾ける姿勢を強化。集会などで配ったアンケートの回収は6千通を超えた。市民の会合回りや自転車遊説にも精力的。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の4年間を経て、終盤の詰めに甘さはない。



 松野が初めて“岡島”に勝ったのは00年。約3万票の大差で、“岡島党”と呼ばれる幅広い支持層を持つ正之の牙城を切り崩し、公募制で選ばれた国内初の衆院議員となった。約1万票差で惜敗した初対決から4年後のことだった。



 岡島は父と所属政党こそ違うが、事実上の「世襲」。対する松野は、「『地盤・看板・かばん』のないゼロからのスタート」を掲げ、岡島との違いを前面に出す。陣営は、「(岡島は)銀のスプーンをくわえて来られた方。いまだに岡島さんの地域では『自民党だけど岡島』という人がいる」と悔しさをにじませる。



 “岡島党”は息子の代でも健在だが、岡島は「後援会のメンバーは入れ替わったし、父の(支援者)名簿と比べると数も減った」と明かす。前回の県議選で不協和音が響いた“岡島党”の重鎮、民主党の杉田守康県議は、今回の選挙では影をひそめているが、岡島は、「杉田さんの支援者はほとんど一緒だから問題ない」と強調する。



 松野も「勝手連的な小規模組織」を全域に広げており、圧勝した05年の選挙時と比べてもその数は倍増。「コアの層は着実に固める」と意気込む。1万〜2万とされる浮動票の行方に加え、候補が出ない共産票の取り込みも焦点となる。3区では幸福実現党の古川裕三も支持層拡大を狙う。(文中敬称略)



 ◇千葉3区=千葉市緑区、市原市。

4624チバQ:2009/08/30(日) 10:58:00
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090812.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(3)
前職2人に新党の台風
市長選の余波続く4区
2009年08月12日

 民主党前職・野田佳彦と、自民党前職・藤田幹雄による事実上の一騎打ちと思われたが、6月の船橋市長選で6万2627票を獲得し惜敗した野屋敷いと子が8日、新党「みんなの党」からの立候補を表明し、情勢は一変した。



 同市長選で、野田と藤田は当選した藤代孝七市長の陣営に相乗り。当初は「信任投票」とみられた選挙だったが、「庶民革命」をうたい渡辺喜美元行革相らの支援を受けた野屋敷に無党派層を取り込まれ、想定外の辛勝となった。



 転覆しかけた呉越同舟に冷や汗をぬぐった野田と藤田。特に野田は民主県連が多選首長の推薦を禁じる中、地元支部推薦というスタンドプレーに出ただけに当時ほぼ無名だった候補相手の苦戦は大きな痛手だった。



 党内部からも批判が噴出。野田は「(藤代市長を)1期目から担いできた。信頼関係を損なうような政治家にはなりたくない」とし、総選挙では自民対民主の対立構図で仕切り直すつもりだった。しかし、野屋敷の参戦が水を差した。



 「野屋敷が出れば、割れるのは民主票。保守票をしっかり固めれば野田に勝てるかもしれない」



 にわかに期待が広がったのは藤田陣営だった。小泉旋風が起きた4年前でさえ、県内選挙区で唯一敗れて比例復活しただけに、藤田は「民主で最も選挙に強い1人」と位置付けていた野田との正面衝突に、危機感を抱いていたからだ。



 ただし、ある選対スタッフは「ありがたいと思う人もいるかもしれないが、藤田の若さを武器に取り込みたい無党派層も(野屋敷に)持っていかれる可能性がある。むしろ、引き締めたい」と慎重姿勢だ。



 一方、党幹部の野田は他選挙区への応援で地元を多く離れなければならず、解散後16日間をそのノルマとしていたが、今月に入り「野屋敷を若干意識」(野田陣営)。ノルマを維持した上で調整し、地元での街頭演説の回数を増やした。



 台風の目になりそうな野屋敷だが、市長選での善戦が、政党色の濃い国政選挙でも通用するか。市長選時から使うスローガン「船橋をまる洗い」は野田の「ニッポン丸洗い」に酷似しているが、野屋敷は「偶然似た。民主ごと船橋を丸洗いだ」と息巻く。



 共産党新人の斉藤は「政権が変わっても、有権者の意向に沿わない方向性に待ったを掛ける政党が必要」と存在感をアピール。幸福実現党新人の山中は景気回復への政策を訴えている。(文中敬称略)



 ◇千葉4区=船橋市。

4625名無しさん:2009/08/30(日) 10:58:27
http://www.asahi.com/national/update/0830/TKY200908290338.html

衆院選選挙違反容疑で190件着手へ 各警察本部2009年8月30日5時0分
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 警察庁は、衆院選にからんで約190件の公職選挙法違反容疑があり、全国の警察本部が捜査を始める予定だと29日発表した。29日午前までの各本部からの報告をまとめたもので前回に比べて約40件増。半数以上が買収容疑だという。投票終了後に約420人から任意で事情を聴く方針。

 28日までの逮捕者は20人(前回比5人減)で、いずれもポスターをはがしたり街頭演説を妨害したりする自由妨害容疑。警告数は3112件(前回比408件増)だった。

4626チバQ:2009/08/30(日) 10:58:32
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090813.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(4)
自・民若手に新党の元職
“三つどもえ”の5区
2009年08月13日

 自民党、民主党ともに30代の若手候補同士の3度目決戦に、当選3回の元職・田中甲が参戦し、事実上の“三つどもえ”に。8日には渡辺喜美前衆院議員が中心となる新党「みんなの党」が発足し、参画した田中は「この日を待っていた」と早速街頭に繰り出した。



 田中は7月には浦安市で、8月には市川市で、渡辺前衆院議員と演説会を開催し連携の強さをアピール。「自民は嫌だが、民主で大丈夫か」と無党派層にあおる。保守系地盤と旧・民主元職の肩書を生かし両党から票を奪う狙いだが、出遅れ感は否めない。



 一方、民主党元職の村越祐民は「今回は政権選択の選挙。第三局にどれだけ注目が集まるのか」と首をかしげつつ「民主が信頼されないと票が流れる」と警戒。今月8日にJR新浦安駅前で前原誠司・民主党副代表との演説会を開催したほか、ミニ集会を重ね政策への理解を求める。



 政権交代への期待からかボランティアの集まりも上々。課題は陣営の引き締めと結束だ。村越は昨秋、市川市の民主党県議、小泉文人(36)と公認を争った。村越が公認を守り切ったものの、小泉は「党を裏切りはしないが、村越は私を選挙に手伝わせたくないだろう」と応援は及び腰。村越は「選挙戦には関係ない」とコメントを避けたが、2人の距離は明らかだ。



 村越は「自民にお灸を据えたい自民支持票を囲い込まないと勝てない」と4年前、郵政の風で惨敗した宿敵を警戒するが、保守地盤にも食い込む小泉との関係修復は優先課題のはずだ。



 その宿敵、自民党前職の薗浦健太郎は「今の自民党に相手のことを心配する余裕はない」と、今度は逆風にさらされ街頭演説や支援者回りに駆け回る。



 かつては「当選してから盆踊りや夏祭りは欠かさず行ったが、村越とは会ったことがない」と運動量に自信を持っていた。しかし、9日の遊説では「幼児教育と政策の安定に命をかけて頑張ります。この選挙大変厳しいが、どうぞ皆さまのお力を…」と選挙戦最終盤のような危機感をみなぎらす。自民系市町村議員で組織する千葉県地方議員連絡協議会(千議蓮)の高安紘一会長も「薗浦を落としたら日本の恥。なんとしても守り通す」と声をからす。



 11日にはJR市川駅前に、薗浦がかつて秘書を務め“おやじ”と慕う麻生太郎首相も応援に駆けつけたが、逆風の原因には麻生首相にも責任があるだけに千葉都民にはどう映ったか。



 また、幸福実現党が佐高芳行を擁立し保守票を狙っていることも、薗浦陣営にとって頭が痛い。(文中敬称略)



 ◇千葉5区=市川市の一部、浦安市。

4627チバQ:2009/08/30(日) 10:59:29
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090814.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(5)
前元職と新人、6人乱立
県内最多候補者の6区
2009年08月14日

 衆院解散後、新たに2候補が出馬を表明し、現時点で県内最多の6候補が顔をそろえる。これまで自民党前職・渡辺博道と民主党元職・生方幸夫による「がっぷり」対決が3度展開された選挙区。4度目となる今回の土俵に4人の“新顔”が割って入るだけのインパクトがあるのかどうかに注目が集まる。



 「他の候補者がどうのこうのではない。有権者に目を向けて戦っている」



 復活を目指す生方陣営は候補者乱立の影響を限定的なものととらえ、「戦術を変えることはない。これまでの活動を地道に続けるだけ」と冷静な構えだ。



 4年前の総選挙で落選し初の浪人生活を送った生方は、選挙区内の個別訪問を徹底。ライバルの自民層も含め、有権者との直接対話を重ねてきた。「もうこれ以上ないというぐらい地区をくまなく回った」と陣営は自負。「解散後に急にやってきたような人に負けるわけがないでしょう」と、他候補への揶揄(やゆ)も込める。



 前職の渡辺は前回3万票近い差を付けて生方を振り切ったが、今回は厳しい選挙戦になると予想。支援団体・企業を回り組織票を固めるが、無党派層をどれだけ取り込めるかがカギと見ており、自民への逆風ムードに危機感を募らせる。



 そんな中、前回総選挙で7区から自民候補として戦い約11万9千票を獲得して初当選した松本和巳が、6区への国替え参戦を解散後に表明。松本は今回無所属での立候補だが、選挙後には平沼グループへの参加を表明しており、政治信条としては保守系に位置。



 渡辺陣営では、市川市北部などの保守地盤の票が割れる可能性について「(松本が)どこまで本気なのか分からないので影響は未知数」としている。ただし、「保守系ではない無所属候補が出てくれた方が(民主の票が割れる可能性が高いので)ありがたかったのだが…」と、保守分裂の懸念をほのめかす。



 その松本は後援会組織を作らず、勝手連的な支援グループとともに無党派層への浸透を図る。出遅れは否めないが、「自民でも民主でもないという人はけっこういる。しがらみのないところで戦いたい」と鼻息は荒い。



 共産党・山崎温之は7月半ばに立候補を表明。街頭宣伝やミニ集会で知名度アップを図っている。候補者乱立について山崎陣営では「自民を離れた層と無党派層との両方の取り合いになる」と分析。比例票獲得に力を入れている。



 みんなの党・小平由紀は渡辺や松本と同じ保守系の元市川市議。女性票を中心に、子育て世代や若者にアピールしたい。幸福実現党は三島佳代子を擁立。(文中敬称略)



 ◇千葉6区=市川市北部、松戸市南部。

4628チバQ:2009/08/30(日) 10:59:59
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090815.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
注目区を追う(6)
地域性捉え戦術工夫
都市・農村混在する7区
2009年08月15日

 「千葉7区は広い上、構成する松戸、流山、野田の3市は都市部と農村部が混在する。各市の特性を捉えた戦術が必要だ」。主な予定候補の民主党前職・内山晃、自民党新人・斎藤健、社民党新人・上田恵子の3陣営が口をそろえるのは、7区で戦う難しさだ。



 11日午後、野田市北端の鈴木貫太郎記念館に、自民総裁で首相の麻生太郎が斎藤の応援に駆け付けた。



 会場には約1200人(陣営発表)が集まり、演説後に麻生は握手攻めでもみくちゃにされた。逆風を招いた張本人と批判される麻生だが、陣営から「これだけ歓迎されるのは久しぶりだろう」と声が漏れた。



 翌日、松戸市内の斎藤事務所で慌ただしく連絡を取り合う同市議は合間につぶやいた。「野田は自民の強い地域だからそれでいい。松戸の場合、『自民です』と今言えば票が減る」



 斎藤も、依然収まらない逆風を感じ、「自民とか民主とかではなく、『一度斎藤健にやらせてほしい』と訴えている」と話す。



 陣営は松戸、流山などの無党派対策として、いち早く「自転車遊説隊」を編成。斎藤は、辻演説を繰り返しては即戦力を強調するように政策を熱く語る。



 一方、民主への追い風を生かしたい内山。活気ある事務所に現れた表情は厳しかった。「有権者は『楽勝だね』と言うが冗談じゃない。選挙に絶対はない」と引き締める。



 内山にとって頼もしいのは、初めて松戸、流山、野田の3市に選対事務所を設置できた点。党の地方議員増加で可能になった。地域の課題は任せて、内山は「今回争うのは『政権選択』ただ一点」と集中できる。専門の年金問題を絡め、「政権交代で年金を取り戻す」と語る。



 新たな戦術も取り入れた。乗用車登録した自動三輪の「ミニカー」に乗り込み、広い選挙区を縦横無尽に走り回る。



 工夫を凝らす内山陣営だが、不安要素も。内山は昨年の野田市長選で現職・根本崇を推薦した連合千葉と対立。連合との関係は修復して推薦も得たが、一部単組は上田支援を表明する。



 その、上田。県内唯一の社民候補となるが、二大政党の争いに埋没することに危機感を抱く。



 上田は、「そろそろ自民批判は終わりにしたい。今回の選挙で政権交代は実現するだろう。これからは民主の問題点を有権者に理解してもらうことで、『民主一人勝ち』を防ぎたい」と矛先を変える。



 県議の小宮清子が地元流山を固めつつ、松戸、野田での浸透を図るが、「私の支持者でさえ、直接話をしないと民主に投票してしまいそう」と懸念する。



 上田は自転車をこぎながら「自民も民主も、いのちと暮らしは守れない」と繰り返す。視線の先にあるのは、無党派層や共産、新社会、市民ネットの存在だ。



 幸福実現党新人・牧野正彦は知名度アップに懸命。(文中敬称略=おわり)



 ◇千葉7区=松戸市北部、流山市、野田市。

4629チバQ:2009/08/30(日) 11:00:35
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090820.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
自民王国は今(1)
全特支援のライバル批判
“美学”捨てた前職9区
2009年08月20日

 これまで4回の選挙では相手を批判しないことを“美学”としてきた自民党前職・水野。7日、佐倉市の京成臼井駅前でマイクを握ると「郵政の元キャリア官僚が自らの所管していた業界に丸抱えの支援を受けている。まさに政官業の癒着、しがらみそのものだ」と民主党新人・奥野を批判した。



 「目に余る行動を放置せず、有権者に知らしめなければ」。演説後の記者の囲み取材。全特(全国郵便局長会)の支援を背景に活発な運動を展開する相手陣営への批判理由を力説した。



 「票の問題ではなく動員力」と、民営化によって皮肉にも選挙活動の制約が解けた形の現役郵便局長ら。選挙区内のポスティングや演説のビラ配りなどで威力を発揮する支援体制に危機感を抱く。



 それでも「業界や組織的な応援だけで選挙が決まるわけではない」ときっぱり。解散後は街頭演説を「毎日欠かさず」こなす。併せて、(消費)税率アップよりもまず税金の無駄遣いの一掃を−などの見出しが躍る、自身の政策や実績を示すレポート配布に力を注ぎ、有権者一人一人への訴え掛けを強める。



 一方、奥野は一昨年12月から選挙区を自転車で回り、昨秋の事務所開き以来「約2万軒は回った」と胸を張る。都市部での手応えに加えて、千葉市長選の追い風も受ける。



 党幹部を迎えた今月7日の佐倉市での決起集会。「ようやく相手の背中が見えてきた」と気勢を上げた。出席者約600人のうち「約3分の1」が郵便局関係者。会場には蕨和雄佐倉市長も姿を見せ、地方全般が陥る財政難を訴え「地方を知り、地方の力になる即戦力の奥野さんに期待する」と応援演説。同市長は公示日の18日も出陣式に参加した。



 好材料がそろう一方、八街市など農村部での浸透を不安視。「(水野の養父・清から)2代40年以上続く保守層の厚い地域。9区で勝てれば本当に(政権が)ひっくり返る」と気を引き締める。



 無所属の波田野は、世襲・官僚政治家を批判。“二者択一ムード”払しょくへ「庶民派」を掲げ、アピールする。幸福実現党の伊藤は知名度アップに懸命。(文中敬称略)

4630チバQ:2009/08/30(日) 11:01:26
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090821.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
自民王国は今(2)
不満の受け皿じわり拡大
逆風に閣僚危機感10区
2009年08月21日

 自民党前職・林幹雄の陣営はこの数カ月、地元有権者から幾度も同じ言葉を聞いた。「一度、民主にやらせてみてもいい」。厚い保守地盤にも変化を求める声がじわりと拡大。現職閣僚ながら「初当選時より先が読めない」(選対幹部)との危機感が覆う。



 3度目の対決となる民主党新人・谷田川元は県議を辞して6年間の浪人中に選挙区をくまなく回り、野党候補としての立場も鮮明に。「政権交代」を旗印に不満の受け皿となる手応えをつかむ。



 父親の故大幹氏を支えた組織を引き継ぎ、小選挙区比例代表並立制導入後も手堅く連続当選を伸ばしてきた林。2003年には谷田川との保守分裂選を勝ち抜き、前回05年は民主入りした相手の比例復活すら許さなかった。



 その林の牙城、匝瑳市などの農村部でも「『自民ではだめだ』という声がようやく出てきた」と、谷田川陣営の地区担当者は強調する。直前の民主入りが想定以上の反発を招き「説明に追われて選挙にならなかった」という4年前から様変わり。農家の男性(72)は「現状の農業政策に未来はない」とつぶやく。林の地元銚子市でも市立病院休止の混乱をめぐり「指導力」に疑問を呈する声がある。



 農業や商工関連団体などを回ってミニ集会を精力的に開き、豊富な経験と実績を党政策を交えて訴える林。8月上旬には早くも党県連の広報カーと駅頭に立つなど安泰ムードはない。国会議員を頂点とする独特の“集票ピラミッド”を形成してきた地方は、農業衰退や支援者の高齢化、景気低迷の影響を受けて疲弊が進み、全国的な流れに抗する歯止めを失いつつある。



 地元の保守系元議員は「組織から支援の約束を取り付けても、末端までその通りとはいかないだろう」と指摘。前職支援に動かない構えを見せる自民系議員も出てきた。林はなるべく地元に張り付くため、治安・防災閣僚として頼まれる応援演説も、吟味せざるを得ない守りの戦いだ。



 前回選挙で公認候補が約1万票を獲得した共産が候補擁立を見送ったことも、谷田川陣営にとっては好材料となりそうだ。



 鍵を握るのは浮動票が多い成田市のニュータウン地区。8月2日、民主党の鳩山由紀夫代表が行った演説会には人垣ができた。ただ「個人票に結びつくかは未知数」(谷田川陣営幹部)で、同席した谷田川の口からは「成田空港の発展なくして日本の発展はない」と、林がライフワークとする成田空港振興を強く意識した発言も飛び出した。



 幸福実現党の新人・金井貴雄は党政策のPRに全力を挙げる。(文中敬称略)

4631名無しさん:2009/08/30(日) 11:01:31
http://www.asahi.com/business/update/0829/TKY200908290282.html

市場の関心は新政権の政策 総選挙2009年8月30日9時35分
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 日経平均株価は衆議院解散後の約40日間で、9652円02銭から1万0534円14銭と1割近く上昇した。ただ、直近は様子見ムードが強まり、商いは低迷して日経平均は一進一退。30日の総選挙の結果を受け、週明けの株式相場はどう反応するのか。

 東証1部の出来高と売買代金は、8月24日に17億5898万株、1兆3049億円といずれも約1カ月ぶりとなる低水準を記録。翌25日の売買代金は1兆3017億円とさらに減った。総選挙を間近に控え、積極的な売買が手控えられたことが要因とされる。

 業界では「20億株、2兆円」が活況の一つの目安。だが7月21日の解散以降、売買代金が1兆5千億円を超えたのは29営業日中、6日だけ。日経平均も今月14日以来、上がっては下がる値動きを繰り返している。

 総選挙の結果が出れば、株価は大きく上昇もしくは下落に転じるのか。市場では否定的な見方が支配的だ。

 都議選の勝利で民主躍進の予想が広がる中、学習塾や幼児用品、陸運株など、子ども手当や高速道路無料化など民主党の政策に関係する銘柄が目立って上昇。日興コーディアル証券の西広市エクイティ部長は「市場はすでに民主の勝利を予測して動いており、関心は選挙後の政策の行方に移っている」と話す。予想外の事態がなければ、投開票は株価に大きな影響を与えないとみる意見が大勢だ。

 一方、長期的にみると、民主の政策は消費を刺激して景気を回復させると期待する声もある。マネックス証券の羽賀誠チーフストラテジストは「家計を助ける政策が進めば、小売りなど出遅れ気味の内需関連株が上がる可能性がある。日経平均の年内1万2000円台回復もありうる」と予想する。(木村和規)

4632チバQ:2009/08/30(日) 11:02:03
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090822.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
自民王国は今(3)
ライバル候補は元自民
盤石地盤も揺らぐ11区
2009年08月22日

 「(法相の職務などで)大変出遅れました。今回はかつてない逆風の中での選挙。私にとって正念場」



 18日、茂原市内で行われた出陣式。7選を目指す自民党の森英介は集まった約800人を前に、第一声の一言目から危機感をあらわに支援を求めた。



 祖父の代から衆院選通算30連勝の名門一族。森自身も過去4回の小選挙区選挙で、2位に約9万〜7万票も引き離す圧勝を続けてきた。だが、県内屈指の強固な支持基盤も今回は、逆風と3月の知事選のしこりなどに揺らぐ。



 民主党の金子健一は、かつて森事務所にも出入りしていた自民党の一宮町議だった。前々回の選挙で千葉3区の民主党候補を応援したため、保守系議員の反発を受けて自民を去った。



 2007年夏に民主党から11区出馬が内定。森が選挙区を留守にすることが多い中、「地元で出るなら(金子を)応援しよう」という声もあり、市町村議員を増やしてきた。



 知事選で森が民主推薦候補を支持したことも、森陣営は「ずいぶん時間もたったし影響はない」とするものの、「保守層のしこりは残っている」と指摘する有力者は少なくない。東金市議22人のうち、森支持を明確にしているのは数人。いすみ市でも保守系市議の半分とみられる。



 金子支持は従来、自民党支持だった各種団体にも浸透し始めた。JA山武郡市は「組織決定はしていない」としながらも、役員・幹部は内々で民主支援方針を打ち出している。



 県解体工事業協同組合も11区だけは、森だけでなく金子にも推薦状を出した。同組合は「それぞれの利害があり、昔のように一本化はできない。組合の分裂を防ぐための苦渋の決断だった」としている。



 揺らぐ地盤に、森も手をこまぬいていたわけではない。この夏、選挙区内各地で開催される大きな祭りのほとんどに出席した。これまでは秘書の代理出席も少なくなかったが、今回は森自身があいさつに立ち、法相としての実績を強調。各種団体のテントを回り、一人一人と握手を交わしながら支持を呼び掛けた。



 だが、「(これまでの森の)安泰ムードは様変わりしている」と夷隅郡市の首長。地方議員の間には「ひょっとしたら:」との悲観的な見方も出ている。



 「郵政選挙で皆さんの生活がずたずたになり、医療や教育でも格差が生じている。地方のことは地方にいる人が一番良くわかる」と、金子は公示日の18日、茂原市内での出陣式で約300人を前に地元密着候補をアピール。



 さらに、「はじめのころはどこに行っても『民主党かよ。戦う相手は誰だと思っているんだ』と言われた。それがいまここにいる人たちと話ができる」と、支持広がりへの手応えも示唆した。



 幸福の久我司は選挙区内を回り、憲法9条改正などを訴える。(文中敬称略)

4633チバQ:2009/08/30(日) 11:04:24
>>4622-4633千葉県:千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/_senkyo/2009/syuinsen/090823.php
ちば衆院選2009 真夏の決戦
自民王国は今(4)
予想される「辛勝惜敗」
強固な地盤に逆風12区
2009年08月23日

 「どちらが勝つにしても辛勝惜敗。大勝はない」。自民党前職・浜田靖一の陣営幹部はかつてない自民党への逆風に、こう漏らす。



 小選挙区比例代表並立制移行以来、上総地域の浜田と安房地域の中村正三郎とのコスタリカ方式で自民党が盤石な体制を築いてきた12区。2005年の中村引退後も、浜田は郵政選挙の追い風と父・幸一時代からの厚い地盤と知名度で順調に5選を重ねてきた。



 前回の郵政選挙では、従来の自民党候補の得票数に“追い風”とみられる票が3万近く上乗せされた。だが、今回その風は止むどころか向きを変えた。決起集会や出陣式であいさつした多くの来賓は口々に「自民党への逆風」を強調し、組織引き締めに懸命だ。



 逆風に加えて、従来農村部を束ねていた特定郵便局長らがこぞって民主党新人の中後淳を支援。過去の選挙で公認候補が1万票以上獲得している共産が、今回初めて独自候補を擁立しなかったことがどこまで影響するかなど、懸念材料は少なくない。



 さらに、現職の防衛大臣のため、各地の応援演説で自身の地元入りが減少。公示日も他候補応援のため夕方には地元を離れており、別の陣営幹部が「後半戦はどぶ板を」と危機感を募らせるにもかかわらず、本人の選挙区回りが少ない状況が続いている。



 そんな中、陣営幹部は「問題は『民主への風』ではなく『自民への逆風』」と指摘。浜田は出陣式で「全部面倒をみることなどできるはずがない。なぜ本当のことを言わないのか」と暗に民主党のマニフェストを批判した。



 対する中後は、1年半前から政治活動を続ける。選挙区内すべてを自転車で回る街宣活動や毎朝の駅立ち、全戸配布の政策アンケートなどを通じて地道に浸透を図ってきた。袖ケ浦・木更津・君津3市の新住民に多い無党派層には特に重点を置き、公示前から政党ビラの配布や土日を中心とした団地前での街頭演説を展開してきた。



 陣営幹部は、駅立ちや自転車遊説での反応に手応えを感じつつも「『いける』という感じがまだない」と話す。というのも「(民主党票は)ほとんど固めたものの、無党派層の(投票)動向が読み切れない」からだ。



 連合千葉や郵政政策研究会など一部の支援組織に頼るのみで、ほとんどボランティア選挙に近い戦いを続けてきた中後陣営。組織力では、浜田に及ばない。



 「今の流れでいけばいいが、この風向きのままいくとは単純に考えられない」と中後。駅立ちなどの反応に手応えを感じながらも、見えぬ無党派層の動向を気にかける。



 幸福実現党新人・田辺丈太郎は知名度アップを目指す。(文中敬称略=おわり)

4634名無しさん:2009/08/30(日) 11:07:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news/20090830-OYT1T00072.htm

「お願い」フィナーレ…自・民、池袋決戦
 「日本の未来に責任を取る」と叫ぶ自民党の麻生首相、「日本で初めての『民主政権』を誕生させる」と訴える民主党の鳩山代表。

 政権をかけて争う両党党首は29日夜、「最後の訴え」の場所にいずれも東京・池袋を選び、駅をはさんだ東と西で主張をぶつけ合った。同駅周辺は身動きもできないほどの人だかりに。他の政党党首らも各地でフィナーレの演説を行い、列島を選挙一色に染め抜いた長い夏の戦いを締めくくった。有権者はどんな政権を選び取るのか。審判は30日に下る。



池袋駅(中央)の東口で自民(左側)、西口で民主(右側)の両党首が最後の訴え(29日夜、本社ヘリから)=三輪洋子撮影

 JR池袋駅東口。午後7時半過ぎからの演説で、ブルーのワイシャツの袖をまくり上げた麻生首相は日に焼けた拳を握り、「日本の未来に責任を取る」と叫ぶように訴えた。選挙戦前半に見られた「おわび」は封印、「自民党には経済成長させる政策があるが、民主党にはない」と民主党を激しく批判する場面もあった。

 周辺は歩道から人があふれる混雑。夫婦で演説を聞いた東京都板橋区の主婦、高橋幸子さん(39)は「妊娠中で子育て政策に一番興味がある。ばらまきで将来にツケを回すのでなく、子どもを育てやすい社会にしてくれる政党に入れたい」。

 同区の自営業、海老根善行さん(61)は「民主党では財源に不安があるが、これまで支持した自民党の政策で社会に閉塞(へいそく)感が広がった。両党首の演説を聞いて決めたい」と冷静に分析していた。

 西口に陣取った鳩山代表が午後7時40分頃、「日本の歴史を塗り替えるみなさん、お集まりありがとうございます」と切り出すと、支持者で埋まった西口公園の熱気は最高潮に。「頑張れ」「政権交代だ」の声が飛び交った。

 鳩山代表は、公約がぶれていると自民から批判されたことについて「誹謗(ひぼう)中傷合戦は好まない。堂々とマニフェストを理解してもらうよう訴えてきた」と総括。「日本で初めての『民主政権』を誕生させるため、命を懸けて働く」と宣言すると、「鳩山総理」のかけ声も上がった。

 練馬区の上田友美さん(37)は「親の収入に関係なく、子どもが平等に教育を受けられる社会にしてほしい」。埼玉県所沢市の会社員田辺圭さん(26)は「歴史に残る演説だと思って来た。もっと具体的な政策を聞きたかった」と話した。

 公明党の太田昭宏代表は、地元のJR赤羽駅前で最後の演説。マイクを両手でしっかり握り、「あと1票、あと1票、みなさんに頼るしかない」と声をからした。

 共産党の志位和夫委員長もJR池袋駅東口で、午後3時半頃から「国民が主人公の新しい日本に」と訴えた。

 社民党の福島瑞穂党首はJR大阪駅前で、「民主党独り勝ちではなく……」と前置きした上で、拳を振り上げながら19回「社民党」と連呼。

 国民新党の綿貫民輔代表は、地元・富山県南砺市で「郵政民営化で全部良くなるというマニフェストが現実には泥沼になっている」と自民党批判を展開した。

 みんなの党の渡辺喜美代表は横浜市内で「必ずこの国を変えていきます」と何度も拳を突き上げながら訴えた。

 改革クラブの渡辺秀央代表は堺市で、「(北朝鮮による)拉致被害者の救出に全力で取り組む。日本の将来を真剣に考えているのは我々だ」と語った。

 新党日本の田中康夫代表は兵庫県尼崎市で「尼崎の街から本物の政権交代を」と訴えた。

(2009年8月30日03時07分 読売新聞)

4635チバQ:2009/08/30(日) 11:09:42
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908682/
注目の衆院選神奈川11区、「世襲」争点にならない“小泉王国”、対抗馬にも思惑
政治・行政 選挙 2009年衆院選 2009/08/27  横須賀市内の町内会館で20日夜、自民新人・小泉進次郎氏の個人演説会が開かれた。用意した約100席はすぐに埋まり、ほぼ同数の立ち見が出る盛況ぶり。開始前から家族連れや女性が列をつくり、小泉氏との握手や記念撮影の順番を待つ。その光景を見て、陣営幹部は驚くようにつぶやいた。「まるでスター並みだな」

 地元で抜群の人気を誇った父・小泉純一郎元首相の後継として出馬した小泉氏。当選すれば4代目の国会議員となる。身内の自民党からも指摘された世襲問題の象徴的な選挙区として、全国の注目を浴びる。

 だが、候補者の間で世襲問題は目立った争点になっていない。逆に、小泉氏は世襲批判を逆手に取るかのように、横須賀・三浦への思いを演説で強調する。「28年間生まれ育ったまちから出られることを誇りに思っている」「逆風や逆境は乗り越えるためにあるということを証明するため、地元の皆さんと共に戦いたい」。5人の候補者で唯一の地元出身者という点を意識した発言。聴衆の拍手が最も響く瞬間だ。

 対する民主新人・横粂勝仁氏は愛知県出身。共働きの両親に育てられ、奨学金とアルバイト代を頼りに東大を卒業した。選挙に有利な「地盤、看板、かばん」がない中、街頭では「皆さんの生活を守っていくのは生活が分かり、雑草魂を持っている横粂」と訴える。

 政治家の世襲には正面からの批判はしない。「制度一般として禁止すべきだと思うが、街頭で言うと『あいつは民主特有の反対ばかりだ』と思われ、本来の生活を守る民主党というイメージを消してしまう」。迷いながらの活動が続く。

 陣営幹部も世襲問題は重視していない。「世襲批判に対する有権者の反発もある。それなりに努力していれば認めるべきだ」。4年前の「郵政選挙」で、小泉元首相は小選挙区で全国トップの得票となる19万7千票を獲得し、民主党候補に14万票以上の差をつけて大勝した。100年にわたって続く「小泉王国」の強固さを肌身に感じている。

 ただ、陣営は世襲問題でマスコミの注目が集まったことを歓迎している。横粂氏は公募で選ばれて知名度が低かっただけに、「小泉候補の対抗馬として取り上げられ、知名度が高まった」。

 一方、共産新人・伊東正子氏は「わたしたちの党ではあり得ない」と世襲に批判的。しかし、街頭演説では党の政策を一貫して訴え、世襲問題には言及していない。幸福新人・鶴川晃久氏は「世襲政治は若者が政治をあきらめたり、政治に無関心になったりすることにつながる」と批判している。

4636チバQ:2009/08/30(日) 11:11:47
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908613/
「河野王国」に陰りも、注目区を行く/神奈川17区
政治・行政 選挙 2009年衆院選 2009/08/25  「偉大なる河野洋平先生の松明(たいまつ)を引き継いでいく」。公示日の18日。自民党の牧島かれん氏は、箱根町内のホテルで催された出陣式で支持者らに決意を示した。黒髪をなびかせながらの第一声は小田原駅東口。「派手」と揶揄(やゆ)されがちだった深紅のスーツは、純白のシャツに変わっていた。

 牧島氏のわきに控えていた河野氏が応援のマイクを握った。その声はかすれていた。「戦況は非常に厳しい。わたしの15回目の選挙だと思って戦う」。

 県内で最も広い選挙区の17区。河野氏は牧島氏を後継指名後、寸暇を惜しんで地元入りし、精力的に街頭演説や後援会回りをこなしてきた。「こんなに必死な洋平さんは見たことがないよ」。側近の県議も目を見張る。過去14回の選挙では見られなかった光景だ。

 対する民主党の神山洋介氏は「17区の政権交代」を目指す。それは父子2代にわたる堅固な「河野王国」の崩壊を意味する。ただ牧島氏は横須賀市の出身。後継指名直後から「落下傘」という批判にさらされた。

 河野氏は「後継の基準は出身地ではなく、実力と熱意だ」と擁護してきたものの、陣営内部から「河野後援会はもう一枚岩とはいえないからね」との声も漏れてくる。

 民主党本部は2年前に出馬表明した神山氏を全面支援。鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら党幹部が続々と17区入り。自転車で選挙区内をくまなく走り回るどぶ板選挙を地でいく神山氏。6万枚に及ぶ名刺を老若男女に手渡した。

 昨年5月の小田原市長選で、河野氏の支援にもかかわらず大敗した元県議は選挙後、河野氏とたもとを分かった。市長選には「河野党」を自負する別の元県議も出馬したが、河野氏が支援しなかったことから、距離を置く。2人は神山氏陣営を支える。

 それでも「もともとの組織票の『基礎体力』は雲泥の差」(神山氏陣営)といいう。逆風の中、牧島氏は河野氏と「二人三脚」で、陰りの見え始めた「河野王国」の強固な地盤の引き締めに懸命だ。「県西地域から女性国会議員の誕生を」とアピールしている。

 25日には、政界で一時代を築いた河野氏と小泉純一郎元首相の両雄を応援弁士に招き、南足柄市で集会を開き、反転攻勢を目指す。

 一方、安倍晋三元首相の秘書官を務めた無所属の井上義行氏は、母校の相洋高校OBなどの支持層が河野氏と重なるだけに、こうした”造反組″の取り込みを狙う。幸福の中野淳子氏も減税政策や防衛力強化を訴えている。

4637名無しさん:2009/08/30(日) 11:12:11
森元首相「ばかな選挙」最後にブチギレ!
衆院選は29日、選挙戦最終日を迎え、各候補者が懸命に支持を訴えた。猛烈な逆風の中、大幅な議席
減も伝えられる自民党。首相経験者ながら厳しい戦いでボーダーライン上に立たされている森喜朗元首相
(72)=石川2区=と福田康夫前首相(73)=群馬4区=も必死に「最後のお願い」を叫んだのだが…。

頂点に達した危機感のせいか、それとも40年間守り抜いた議席への執念なのか。森元首相が最後の
最後でほえた。

「(相手候補は)女性を売り物にして選挙をしている。顔で政治ができるのか。バカな選挙を押しつけられ
ている」

民主党の田中美絵子氏(33)と「デッドヒート」と伝えられたまま迎えた最終日。森氏は石川県小松市の
街頭に立ち、日焼け顔でマイクを握った。「(田中氏は)無理やり『選挙に出なさい』と言われたんじゃない
か。こんなおかしな選挙にしたことを、皆さんは甘んじて受け止めているのか。石川県の皆さんの良識が
問われている」。森氏はそう有権者に呼び掛けると深々と頭を下げた。直前の遊説では、街宣車の助手席
から身を乗り出して猛アピール。報道陣がカメラを向けると「撮るんじゃない!」と一喝し、「面白おかしく
するな。選挙は命懸けなんだ」と諭すシーンもあった。

相手の田中陣営は、小沢一郎代表代行を迎えての総決起集会。「弱い者いじめの政治をやめなければ」
と訴えた田中氏を、小沢氏は「ここで勝てば本当の意味で政権交代を実現できる」と激励した。

一方、首相経験者として同じく激戦を強いられている福田氏は、JR高崎駅前で「最後のお願い」。首相
時代を含めてクールで物静かな印象の同氏だが「変な風を吹かす迷惑な“やから”を吹っ飛ばしましょう」
と大声で訴えた。初めて受ける逆風に「マスコミも応援してくれない孤独な戦いです」と嘆き節も。関係者
によると、選挙戦で足を運んだ企業では「どうか助けて下さい」と必死に訴え、28日には、昔から肩にかけ
ることを嫌がっていたいうタスキを今選挙戦で初めて装着する気合も見せている。

対する民主党・三宅雪子氏(44)は「雪子コール」の中で「明日、逆転のドラマを起こしましょう」と支持者
に訴えた。

福田赳夫元首相のもとで力を付けた森氏。そして森氏のバックアップで首相の座を射止めた福田氏。盟友
でもある2人の総理経験者の、なりふり構わないラストスパートは果たして功を奏すのか。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090830-OHT1T00040.htm

4638チバQ:2009/08/30(日) 11:12:30
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908716/
盤石一転競り合い、河野氏に勝又氏/衆院選神奈川15区
政治・行政 選挙 2009年衆院選 2009/08/28  「状況を正しく言えば五分五分と見た方がよい」。20日夜。JR平塚駅前のビルで開かれた自民党の河野太郎氏の個人演説会。後援会連合会の伊藤栄雄会長は、立ち見も出た200人以上の支持者を前に、そう訴えた。河野氏も続けた。「圧倒的に厳しい。突風クラスの逆風だ」

 前回の「郵政選挙」では18万6千票余り。小泉純一郎元首相に次ぐ、全国2位の票を得た。民主候補を10万票以上引き離し、まさに横綱相撲だった。河野一郎氏、洋平氏、そして太郎氏と3代にわたる政治家として盤石の地盤。「特に平塚は河野さん以外は考えられない土地」と保守の長老たちは口をそろえる。

 「河野王国」「河野党」と呼ばれるゆえんだが、その固い岩盤がよもやの激震に見舞われている。

 「湘南から政権交代」「市民派対世襲派」。キャッチコピーを生かし、民主の追い風に乗るのが新人・勝又恒一郎氏だ。県議3期の経験を持つ。前回も民主候補として“難攻不落”の衆院15区に挑んだ選挙は「為(な)すすべもなく終わった」と振り返る。

 だが、4年が過ぎ状況は一変。「街頭で配るチラシも1日で4、5千枚が一気にはける。怖いくらい関心が高い」。公示直前の陣営幹部は驚き、高揚した。子育て世代の新住民が多い茅ケ崎市を中心に、「子ども手当」など目玉政策への反応が返ってくる。従来の労働組合に社民党、神奈川ネットワーク運動なども結集する。街頭でマイクを握る姿に自信がみなぎる。

 「あいさつもしていけば」。これまで受け入れてもらえなかった地域の祭りでも変化が起き始めた。前回はかすりもしなかった河野氏の支持層にも手応えを感じる。住民の振る舞いに「地殻変動を実感する」と勝又氏。

 「民主に一度やらせてみようと思う」。河野陣営には一部支持者の不穏な声が入ってくる。そのため組織固めに躍起だ。約50に上る地区後援会や保守系の地方議員約30人が総出で地域を回り、「河野支持」を念押しする。

 期待もある。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知名度の高い河野氏は「無党派層にもアピールする力が強い」(陣営)。「党内改革派」として、税金のムダ遣い撲滅や年金制度改革などを主張、実践してきた実績がある。だが、党内の主流になり切れなかった悔しさもにじむ。だからこそ河野氏は言う。「そろそろ自民の長老には退場していただき、世代交代をしたい。議席を守って、政策主導の政界再編を目指す」。求めているのは「政党」ではなく「個人」への審判だ。

 共産党の西脇拓也氏は大企業に社会的責任を求め、雇用を守り、格差を是正する主張を展開。幸福実現党の浜田勇作氏は消費税全廃などで内需の活性化を訴えている。

4639チバQ:2009/08/30(日) 11:16:54
>>4635-4639神奈川県:神奈川新聞
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908427/
民主分裂の4区、三つどもえで情勢混とん
2009/08/19  民主党の参院議員だった浅尾慶一郎氏が出馬した4区。民主は「分裂選挙」に突入した。地元の市議、町議も浅尾氏支持派と、前逗子市長で党公認の新人長島一由氏支持派に分かれる。分裂を絶好のチャンスと、自民前職の林潤氏が選挙区での連続当選を虎視眈々(たんたん)と狙う。事実上三つどもえの構図に、各陣営は「誰が勝つのか全くよめない」と口をそろえる。

 2日夜、鎌倉市内で開かれた浅尾氏の決起集会。「わたしは浅尾さんの信念を信じる。皆さんも信じてほしい」。浅尾氏とともに離党した鎌倉市議は声を張り上げ、支持を訴えた。

 600席の会場は、通路も立ち見の支援者でぎっしり。「浅尾派」の結束を見せつける格好となった。浅尾氏に追随して除名処分になったのは鎌倉、逗子、葉山の計6人の市議、町議。駅頭の朝立ちや支援者回りで行動をともにする。

 中村聡一郎鎌倉市議は「これまで何度も待たされてきた。(浅尾氏を)衆院議員に送ることが民意の実現」と出馬の正当性を主張。「今までの付き合いで支援を寄せてくれるところもあるはず」と民主陣営の切り崩しに期待を寄せる。

 一方、勢力が二分される形となった長島氏。選挙区を訪れる党幹部からは浅尾氏への批判も上がる。横浜市栄区内で2日に開かれた総決起集会。岡田克也幹事長は「党が混乱しているような印象を与えたかもしれないが、全くしていない」と強調。「民主の公認は長島氏だけで、もう一人は除名された人。政権交代を目指している時に自分勝手な行動だ」と訴えた。

 長島氏は「除名の6人は前から手伝っていないのでダメージもない。かえってすっきりした」と冷静に受け止め、民主系の市議らの応援を得ながら街頭での活動に力を入れる。

 前回、「郵政選挙」の追い風で圧勝した林氏。ライバル陣営のごたごたに「党の防衛政策を一手に担っていた人が急に辞任する。そんな政党、いかがなものか」と冷ややかな視線を送る。ただし「浅尾さんは保守の人にも人気がある。有利になったとは言えない」と楽観視はしていない。

 林氏はこの4年間、「靴がすり減るぐらい」地域を回ったという。立ち上げた後援会組織は小さなものを含め40近くになり、陣営幹部も「誰よりも地域と密着してきたのが林氏。迎え撃つ態勢は以前と比較にならない」と保守層の票固めに自信をみせている。

 一方、幸福実現党新人の小原真理氏は「消費税全廃と防衛権の確立を中心に、われわれの政策を愚直に訴えていく」と主張。無所属新人の伊藤航平氏は「無所属は私だけ。大きな組織に頼らずとも若い世代が国政に挑戦できる意義を訴えていきたい」と話している。

4640チバQ:2009/08/30(日) 11:17:46
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/09syuuinsen/2009/08/29/18.html
09衆院選 やまなし

2009年8月29日(土)

自民〝空白県〟回避へ総力 
県内各党、最後の訴え

 衆院選投票日に向け、山梨県内の各政党は小選挙区、比例代表とも集票に懸命。特に故金丸信副総裁らを輩出し「保守王国」を築いてきた自民党山梨県連は、「王国」崩壊の危機に直面している。参院山梨選挙区選出議員2人は民主党のため、今回の小選挙区の勝敗と得票次第では県関係国会議員がいない“空白県”となる可能性もあるだけに、議席確保に総力を挙げている。一方、民主党は初の県内3選挙区の議席独占を目指す。
 山梨日日新聞社などが実施した世論調査では、県内3選挙区のうち1区、3区はともに民主候補が優勢で、自民候補が追う展開。自民系が分裂し、民主を交えた三つどもえの構図となった2区は民主候補が支持を伸ばし、無所属候補と自民候補が激しく追い掛ける情勢となっている。
 1955年の結党以来最大の危機に立たされた自民党県連の前島茂松会長代行は「報道をみる限り、各選挙戦の情勢はかつてなく厳しい」との認識を示す一方で、「県内は保守地盤が強い地域が多い。選挙戦の最終コーナーで追いつき、追い越せると信じている」と、保守勢力の結集に議席確保の望みを託す。
 同党は中選挙区時代に県内で最大4人の衆院議員を輩出し、参院2議席も独占した時期もあった。小選挙区制に移行した96年衆院選も3選挙区を独占。2005年の前回衆院選では、3人の自民公認候補は選挙区で敗れたが、いずれも比例代表で復活当選。県連が推した2、3区の無所属2人が06年に復党したため県関係衆院議員は5人と過去最多になった。今回、比例には1区赤池誠章候補、3区小野次郎候補がほかの重複候補とともに、1位で立候補している。
 一方、民主党は96年の結党以来、初めて県内3選挙区の独占を目指す。比例では1区小沢鋭仁、2区坂口岳洋、3区後藤斎の3候補が、ほかの重複候補と同列の1位で名簿登載されている。
 公明党は比例で、県本部事務長の久保田雅昭候補が単独5位で立候補。共産党は1区の遠藤昭子候補が、比例でほかの重複候補とともに3位で名簿登載されている。

4641チバQ:2009/08/30(日) 11:20:43
>>4640-4641山梨県:山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/tokushu/news/09syuuinsen/2009/08/28/22.html
2009年8月28日(金)

最新記事
公明票争奪へ激戦 2区
長崎候補・比例協力アピール  堀内候補・遊説に県本部幹部


 創価学会を支持母体とし、固い支持基盤を持つ公明党票をめぐり、衆院選山梨2区で激しい争奪戦が繰り広げられている。公明は自民公認の堀内光雄候補の推薦を決めているが、無所属の長崎幸太郎候補の陣営は「比例は公明党に」と“バーター協力”を前面に打ち出し、公明支持層に秋波を送る。堀内候補も遊説に公明県本部幹部の同行を求め、連携の強さをアピールする考えだ。
 「比例区は公明党に入れてもらいたい」。今月中旬、都留市内で開かれた長崎候補の会合。陣営幹部は集まった支持者に訴えかけた。
 自民党を離党し、無所属で立候補した長崎候補。政党のバックアップが受けられない中、陣営が頼ったのは公明票だった。無所属のため、比例代表の受け皿がないことから、比例代表で公明への投票を呼び掛けるバーター協力を強調。その見返りに、公明支持者の支援に期待を寄せる。創価学会の支部組織にもアプローチを掛けている。
 これに対し、堀内候補の陣営では、党本部が過度の公明依存を見直すよう指示していることなどもあり、明確なバーター協力は打ち出していない。しかし、年齢制限のため、比例重複立候補していない今回の衆院選では、ポスターから「比例代表は自民党に」と党への投票を求める文章を削除。「公明党の選挙支援に対する配慮」(陣営幹部)を示した。選挙戦最終盤には公明党県本部の幹部が遊説に同行する予定だ。
 一方、公明票獲得に向け、1区の赤池誠章候補は自公連立政権維持に同意を求める署名集めを展開。「バーターとはいかないが、できるだけのお礼返しはしたい」(陣営幹部)として、署名集めを通じ、公明の支持拡大に協力する姿勢を示す。自民3候補の中で唯一、公明の推薦を受けていない小野次郎候補の陣営は「同じ連立与党の立場であり、協力して選挙を戦う」としている。

4642名無しさん:2009/08/30(日) 11:24:13
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090830-OHT1T00033.htm

麻生首相VS鳩山代表 池袋でラスト直接対決


選挙戦を絶叫で締めくくった自民党の麻生太郎首相 選挙戦最終日となった29日、麻生太郎首相(68)=自民党総裁=と民主党の鳩山由紀夫代表(62)の直接対決が首都東京で実現した。両党首は、豊島区の池袋駅前で「最後のお願い」。真夏の12日間の戦いの幕を下ろした。

 夜空に空撮のヘリ7機が飛び交う中、麻生首相は同駅東口に登場。「政策を見比べた上で我々に引き続き、政権を与えてください」と約6000人(警察発表)の聴衆に訴えた。

 昨年9月の総裁選で戦って以来、距離を置いてきた小池百合子元防衛相と壇上に立ち笑顔で握手。この“大人の対応”に聴衆の一部からどよめきも起きた。演説では、おなじみの民主党批判。「小沢一郎さんという人は国連中心主義と言っていたが、やっていることが違う。安全保障は民主党に任せられない」と持論を展開した。



】最後の最後まで「政権交代」を訴えた民主党の鳩山由紀夫代表 一方で直線距離にして約290メートル離れた西口公園前。鳩山代表は約5000人(同)を前に街宣車の上でガッツポーズを繰り返し、「どうやら池袋決戦になったようであります」と挑発的にぶち上げた。「大政党の自民党が民主党に、ネガティブキャンペーンばかり行った選挙戦だった」と皮肉で応酬。タイムリミットである午後8時の15秒前まで声をからした。

 演説後は「勝利に関して確信的なことを申し上げるべきでない」と慎重に繰り返したが、「感慨無量のものがある。(自民党を飛び出して)16年は長いようであり、短いようでもあった」と感慨深げ。

 政権交代後の覚悟について尋ねられ「国民を裏切ることはないと断言したい」と鳩山氏。立ち去った後の広場には「ハトにエサを与えないで下さい ハトのフンで迷惑しています」の看板が立っていた。

4643チバQ:2009/08/30(日) 11:26:47
>>4547>>4634>>4642
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/tokyo/CK2009083002100017.html
夏の陣 あなたの出番 民主『政権前夜』に熱気
2009年8月30日

 真夏の選挙戦が終わり、歴史を刻む審判の瞬間が刻々と近づく。衆院選は三十日投開票され、国民が選択した政権が決まる。政権を争う自民、民主の両党首は二十九日夜、ともに東京・池袋駅前で最後の訴え。駅の東西に分かれ、「政権を任せて」と声を振り絞った。有権者はどちらに軍配を上げるのか。池袋駅前で一票に託す思いを聞いた。 

 「鳩山総理!」「日本を変えてくれ!」。民主党の鳩山由紀夫代表が現れた西口公園前。鳩山代表がマイクを握ると、公園や歩道を埋めた聴衆から声援が飛び、周囲は「政権交代前夜」のような熱気に包まれた。

 鳩山代表は「歴史を塗り替えるということは勇気が必要。皆さんが大変な勇気をもってお集まりいただいたことに心から感動しています」と切り出す。

 東京10区は前回の郵政選挙で、自民党が「刺客戦術」を使った象徴選挙区の一つ。「ここで勝利できなければ、政権交代の意味はないと言っても過言ではない。勝たせてください」と訴えた。

 鳩山代表は濃紺のスーツにグレーと白のストライプのネクタイ。子ども手当や高速道路無料化などを挙げ、「マニフェストは国民の皆さんとの契約。必ず守ることを誓います。初めての民主政権をつくるために命懸けで働きます」。かん高い声にいっそう熱がこもった。

 孫三人と来た男性(70)は「素晴らしい。日本の夜明けだ」と興奮気味。「一生懸命働いたのに年金が消えるなんて、今の政治は信じられない。マニフェストを実現しないと民主党はおしまい。鳩山さんは五つの公約を果たしてくれそうだ」とうれしそうに語った。

 演説を聞きに世田谷区から来た会社員の男性(42)は「今までの政治は、弱い人からお金を取るような政策ばかりで、国民に目が向いていなかった。政治を変えてほしい」と話していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/tokyo/CK2009083002100018.html
未来託し、さあ選択 自民『麻生』コール響く
2009年8月30日

 麻生太郎首相が演説した池袋駅東口の歩道は、一時間以上前から人がすし詰め状態。「麻生 日本を頼む」「この先も太郎」といったカードが掲げられ、蒸し風呂のような熱気で政権党の党首を迎えた。

 麻生首相は水色のシャツ姿で、厳しい表情。上空を旋回するヘリコプターを見上げ、選挙戦でつぶれた声で「麻生太郎です」と訴えを始めた。

 「経済対策は道半ば。自民党に仕上げる力を与えてください」と四回の予算編成を強調。北朝鮮問題に触れ「すぐに意見が変わる政党に日本は委ねられない」と民主党を批判。聴衆から「そうだ」の声が上がり、日の丸が波のように揺れた。

 最後に拳を握りしめ「ニッポンを守るのは自由民主党。日本の未来に麻生太郎、責任を取ります」と叫ぶと、「麻生」「麻生」のコール。ようやく笑顔で、両手を振って応えた。

 大学生の女性(20)は「説得力があって良かった。国の代表の心構えは鳩山さんにはない。初めての選挙ですが、自民党に投票します」。

 道路の向かい側にいた男性(75)は「麻生さんは自信があって良かった。もう少し前から今日のようにしてくれれば…」。親の代から自民党に投票してきたが、首相の政権投げ出しなどで、一時は「民主党にやらせては」と考えたという。男性は「70〜80%は自民党に入れるが、もう一晩考えます」。

 駅の西口から来た男性(70)は「向こうは政権交代の話だけで、こっちは民主党の批判ばかり」と話した。

4644チバQ:2009/08/30(日) 11:30:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082102000142.html
埼玉 夏の陣<1> ほころびに危機感 揺れる『土屋王国』
2009年8月21日

候補者の演説に拍手を送る支持者=春日部市で


 「これまでで一番厳しい選挙。父は死ぬ前に私の選挙を一番気にかけていた」

 十八日夕、選挙戦初日の最後を飾る出陣式。自民党前職の土屋品子は、支持者が集まった地元春日部市の駅頭で、父の「遺言」を披露した。明るい黄色のスーツ姿とは対照的に、表情は厳しかった。

 選挙区では、四回連続当選。だが昨年十月、父で前知事の義彦が死去。陣営幹部は「求心力の低下はいなめない」と「土屋王国」のほころびに危機感を募らせる。

 公示直前、春日部市で以前からの土屋派と反土屋派の主導権争いが表面化した。自民系市議会派の一つ(九人)が土屋を推さない方針を決定。十月の市長選に向け、土屋の春日部地区選対本部長を務める市長石川良三への対抗馬擁立の準備、との見方が挙がる。土屋の出陣式に、同市選出の自民県議で実力者の佐久間実の姿もなかった。

 自民への逆風と、父の死。「嵐の中で穴のあいた舟に乗っている気分」と明かす土屋は、支持者と握手を繰り返した。

 土屋の出陣式から丸一日たった十九日夕、民主党新人の森岡洋一郎は同じ駅頭に立った。「政権交代の夏、政権交代の総選挙。どうか皆さんの力を貸してください」。上空を飛来する大群のムクドリの鳴き声に負けず、声を張り上げた。

 応援に駆け付けた党代表の鳩山由紀夫は「新しい政治を世に送り出します」。三十四歳の森岡と高々と両腕を掲げると、沿道の聴衆から大きな拍手がわき起こった。

 松下政経塾出身、衆院議員秘書として経験を積んだ森岡は、二〇〇七年の県議選に初当選。だが衆院選出馬のため、昨年九月に辞職した。連日のように街頭で「まじめに働けば報われる当たり前の国を取り戻したい」と持論を展開してきた。

 政権交代に向け、新人を擁立した13区と8区は民主にとっての「重点区」。党幹事長の岡田克也、県連代表の枝野幸男ら幹部が相次いで選挙区入りし、てこ入れを図る。

 土屋、森岡両陣営にとって、気掛かりなのは四期の実績を持つ元職の武山百合子の存在だ。旧自由党の武山は、過去二回は民主公認で立候補したが、今回は無所属。前々回は土屋にわずか五百七十四票差まで肉薄した。

 反自民を鮮明に「戦う相手はこれまで通り土屋」と明言する武山だが、森岡とは民主支持票が重なる。公示後は選挙カーから「今回は政権交代しかない」と連呼。運動日程は報道機関にも明かさず、情報戦を展開する。

 社民党県連合代表の前職日森文尋。十八日の春日部市の事務所前での出陣式で、「一番大事なのは平和、民主主義の再建。厳しい戦いになるが、石にかじりついても勝たねばならない」と強調。「北関東唯一の議席死守」を掲げ、二大政党のはざまに立つ社民の存在感を訴えている。

 「比例は埼玉で十六万票、北関東で三十五万票くらい取らないと議席は守れない」。背水の構えの日森は、期間中は「選挙区の票を固める」と選挙区内遊説に専念するという。

 前回候補者を立てた共産は擁立を見送り、約二万票とされる共産票はどう動くのか。県内最多の五人が出馬する13区は、埼玉夏の陣の最前線だ。=敬称略 (高橋恒夫)

    ◇

 自公政権の維持か、新政権の誕生か。十五のうち十四の小選挙区で自民と民主が直接対決する埼玉の戦いは、その行方を左右する。存亡を懸けて各党が火花を散らす、激戦区を歩いた。

4645チバQ:2009/08/30(日) 11:30:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082202100015.html
埼玉 夏の陣<2> 逆風に妻と走る 『チルドレン』候補
2009年8月22日

 「落下傘で来る人もいるが、大塚拓は皆さんが決めた後継者。私にとって婿さんで、丸川珠代さんは良いお嫁さんだ」

 十八日、入間市での出陣式。元内閣官房副長官の大野松茂が約九百人の聴衆に結束を呼び掛けた。自民党新人の大塚は、大野の手を固く握り「大野さんが守ってきた地域のために頑張る」。そのそばで、妻で元アナウンサーの参院議員丸川が深々と頭を下げた。

 四期を務めた大野が、引退を決めたのは昨年九月。地元と調整し、当初は地元議員や、自民への逆風下で勝てる候補として女性の名が挙がった。だが後継に決まったのは、前回小泉旋風に乗って東京比例ブロックで初当選した、大野と同じ町村派の大塚。「丸川の応援が得られ、若い大塚なら勝負になる」(陣営幹部)との読みもあった。

 大塚の公示前のポスターには、丸川の写真と「世代交代」の四文字。丸川の知名度とともに、永田町改革を訴え、新住民の多い入間市などの無党派も意識する。「『丸川』ではなく『大塚』と書いてください」。公示後、丸川は連日、盆踊り会場などを訪れ、握手を繰り返す。

 だがある陣営幹部は、危機感を抱く。大塚は大野後援会を継承したが「地元出身ではない、小泉チルドレン。大野支持者への浸透度はまだ五割程度だ」。地元では、小泉郵政改革の一環で入間郵便局の集配業務などが狭山郵便局に統合され、一部地域では集配業務の遅れに不満も出る。大塚は「やっと横一線。あとは全力でやるしかない」。妻と逆風の選挙区を走る。

 「反省もせず、国民を困らせただけの小泉チルドレンには負けられない」。公示日、民主党元職の五十嵐文彦は両手を激しく動かしながら、入間市で第一声を放った。「正義の怒りをもってこの政権を終わらせて、医療や教育の充実など当たり前の日本の国を作ろう」。約三百人の聴衆からは「そうだ」と、掛け声が飛んだ。

 六十歳の五十嵐が、9区から初めて出馬したのは一九九六年。前々回約九万四千票、前回九万七千票と着実に票を上乗せしてきたが、前回は民主が県内の小選挙区で三勝十二敗と惨敗したあおりも受け、比例復活さえ果たせなかった。

 雪辱を期す戦いに、党代表の鳩山由紀夫や代表代行の菅直人が、昨年から相次いで応援に駆け付ける。ミニ集会や駅頭の街宣では、三期の衆院議員時代に天下り禁止法案を提出した実績や、地元在住十五年で培った人脈を訴え、大塚との違いをアピール。五十嵐は「私には政策に共感してくれる支持者がいる」と強調する。

 これまで、組織力で自民に劣ってきた。衆院選の前哨戦とも位置付けられた昨年十月の入間市長選。前後に鳩山、菅が選挙区入りしたが、五十嵐が支援した民主推薦候補は、自公が推薦する現職に約一万票差で敗れた。

 だが五十嵐は麻生内閣の支持率低迷に加え、前回約二万二千票の得票を得た共産の擁立見送りも追い風ととらえる。「政権交代への期待でボランティアは前回の二倍だ。十二万票を取り、絶対に勝つ」

 二人三脚で、若さと世代交代を訴える大塚が自民の議席を死守するのか、改革への期待を受け、五十嵐が厚い保守地盤をのみ込むのか。無党派層の動向が、勝敗のカギを握る。 =敬称略

  (山内悠記子)

4646チバQ:2009/08/30(日) 11:31:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082302100013.html
埼玉 夏の陣<3> 風で動く埼玉都民 気もむ自民、民主
2009年8月23日

 「私は地元で生まれて地元で育った。最後まで地域に責任を持つ。15区の小選挙区は政治家個人を選ぶ選挙にほかならない」

 二十日夕のJR武蔵浦和駅前の街宣で、自民党前職の田中良生は、東京出身の民主党前職の高山智司を意識した発言を繰り出した。その直後に駆け付けた千葉県知事の森田健作が、田中からマイクを受け取りビールケースの上に立つと、その場にいた中年女性らはカメラ付き携帯電話を向けていた。

 前回公募で選ばれた田中は四年間、蕨市長を八期三十二年務めた父の地盤をはじめ、保守票の引き締めに時間を割いてきた。三味線発表会にも、渋る主催者を口説き落とし出席、顔を売ってきた。

 だが、その努力を吹き飛ばすような今回の逆風。自民への風当たりが強い中、「自民党を改革するため四年間無派閥を貫いた。自民党の世代交代に力をお与えください」。この街宣では「世代交代」という言葉を六回織り込み、自民の派閥政治と一線を画す姿を印象付けようと懸命だ。

 さいたま市南区や戸田市は高層マンションが林立し、“埼玉都民”が多い。風の影響をもろに受ける選挙区だ。四年前は「小泉チルドレン」の一人として風に乗り、小選挙区で高山を破った。

 今回、公示前には元幹事長武部勤らが駆け付けた。二十日の森田に続き、二十三日には元首相小泉純一郎らが選挙区入りする。大物がマイクを握ることで、逆風から追い風に変わることを願う。

 公示日の十八日、高山も同じ武蔵浦和駅前での出陣式で、仕事帰りの会社員らに国会への熱意を訴えた。

 「地盤、看板、かばんの無い私を支えているのは皆さんです」。足早に先を急ぐ通行人も多い。だが「二〇〇三年から二百六十六回国会に行き、百一回質疑、答弁した。野党議員として相当やり込んだという自負がある」と畳み掛けた。

 前回は比例復活に甘んじた。「初めて立候補した時は、誰も来てくれなかった。一人でこの駅前でチラシを配った」という高山。「でも見てください。議員だけでも十一人に増えました」とずらりと並んだ県議、市議一人一人の手をガッチリと握ってみせた。

 この四年間、地方選に秘書を擁立するなどして着実に系列議員を増やしてきた。象徴的なのは、五月のさいたま市長選。元自民県議清水勇人の民主県連の支持が決まると、街宣の先頭に立ち当選の立役者の一人となった。市長となった清水は二十二日、高山の選挙事務所を訪れ陣営を激励した。

 街宣など“空中戦”を中心に戦ってきた高山は、後援会組織を持たない。だが民主は政権交代のため新人中心に党三役を送り込む方針で、前職の高山にてこ入れする予定はない。

 「相手は次々と大物が来る。民主に風が吹いているとはいえ心配だ」。陣営幹部は、時として変わりやすい風の流れに気をもむ。

 一方、三回連続の挑戦となる共産新人村主明子は公示日、蕨駅前での街宣で「民主中心の政権ができる見通しの中、建設的野党の役割を果たす」と党の独自性を強調。「消費税増税反対と社会保障充実の願いを込めた一票を日本共産党に」と呼び掛けた。

 共産の最大目標は比例代表北関東ブロックでの二議席獲得。陣営幹部は「自公が終わるのを国民が望んでおり前回以上に感触は良い。(15区で)比例票二万五千は取りたい」と話した。 =敬称略

  (山口哲人)

4647チバQ:2009/08/30(日) 11:32:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082502100009.html
埼玉 夏の陣<4>小泉対小泉の戦い 保守分裂再び 新井陣営 世代交代アピール
2009年8月24日

 因縁の男が姿を現すと、会場は一段と大きな拍手とどよめきに包まれた。

 「いやあ、自民党にとってこんな逆風はない。前回の逆ですよ。小選挙区ってのは怖いねえ」。元首相、小泉純一郎が壇上で飄々(ひょうひょう)と語った。二十三日、自民党前職の新井悦二の応援のため、本庄市入りした。

 会場には定員千二百人を大きく超える人々が押しかけ、人気は別格。軽妙な語り口に爆笑の渦が起こり、元首相が新井と握手を交わすと大きな拍手が。陣営幹部は「前回は元首相で勝負を決めた。今回も元首相で流れを変えたい」と祈るように漏らした。

 前回衆院選で、郵政選挙の象徴となった11区。元首相が推し進める郵政民営化に反対して自民を追われ、無所属となった元職小泉龍司と、その“刺客”として県議から転身した新井−。保守を二分する激戦の中、元首相が、投開票日前日にJR深谷駅前に現れ「改革、是か非か」とぶち上げた。「あれで票が動いた」と両陣営は振り返る。

 四年後の今、様相は一変した。元首相から応援を受けた新井だが、小泉改革への批判が強まる中、これまで「自分を小泉チルドレンだと考えたことはない」と距離を置く言い方をしてきた。

 街宣で、立てるのはイメージカラーのオレンジ一色ののぼり旗。党名はない。「国の無駄遣いが問題」とし「直せるのはしがらみのない政治家」。与党批判とも受け取られかねない主張で世代交代を訴える。

 さらに、出身地で大票田の深谷市では「深谷から四十年ぶりに誕生した代議士」と繰り返し訴える。ともに走り回る実兄で同市長の新井家光は、街宣で「どちらが深谷市に利益をもたらすのか。地元(出身候補)を選ぶのか、選ばないのか」と二者択一を聴衆に迫っている。

 一方、小泉龍司の下には地域の顔が続々と結集する。十八日の公示日に四カ所で行った出陣式。選挙区の深谷市長以外のほとんどの首長や、自民党の四人を含む六人の県議が出席した。

 与党候補陣営と見まごうばかりの空気の中で、小泉は宣言した。「11区から自民党の国会議員を出しても、民主党が政権取ったら予算もらえませんよ。自民党を出さなくても(自分が参加する)平沼グループがいます」

 自民県議の一人は「(造反を)県連本部から注意されたが気にしてない」。公明党も、深谷支部こそ新井に推薦を出したが、秩父や本庄児玉地域は態度を明らかにしない。民主党も、独自候補擁立を見送り、連合埼玉は小泉を推薦する。

 小泉が党派を超えた支援を取り付ける背景に、深谷市と周辺自治体との合併の経緯で生まれたしこりを指摘する声もある。同市との合併協議が破綻(はたん)した寄居町の四十代の自営業男性は「大きくて効率がいいことや便利なことだけが正しいのか、と疑問に感じてきた。深谷の姿が、小泉改革と重なって見える」とつぶやく。

 元首相の来援に望みをかける新井陣営。小泉陣営は「影響ない。過去の人」と無関心を装うが、出陣式で小泉本人から元首相への感情があふれ出た。「元首相が四年前に持っていった議員バッジを返しに来てくれるそうです。歓迎しましょう、迎え撃とうではありませんか」 =敬称略

(村田秀雄、柏崎智子)

4648チバQ:2009/08/30(日) 11:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082502100008.html
埼玉 夏の陣<5> 寄せる民主の大波 揺らぐ保守安泰の地
2009年8月25日

 「おはようございます。地元の小島です」

 五期目をうかがう12区の自民党前職、小島敏男が、公示翌日の十九日朝、たすきを掛けてJR行田駅頭に立ち、頭を下げた。長い議員生活で初めてのことだ。

 相手の民主党元職、本多平直は前回落選してから毎朝のように駅に立ってきたが、小島陣営は昨秋まで「うちはしっかりした組織がある。そんな戦いは必要ない」と余裕を見せていた。それが、自民への逆風で「心配した支持者から(駅頭を)やれって言われてね」。小島は明かす。

 同じ場所で、民主、共産党もスタッフがビラを配っていた。小島がつぶやく。「うちのパンフレットを拒否して民主のマニフェストをもらう人が多い。それを流行と思ってるんじゃないか…」

 12区は保守の牙城だった。民主党が躍進した二〇〇三年総選挙でも、コスタリカ方式で小島と交代で出た増田敏男が二万票差をつけて本多を振り切った。大票田で小島の出身地である熊谷市は特に「熊谷の保守の灯を消すな」を合言葉に、固い結束を誇った。支えていたのは、農村部と、候補者個人の地縁血縁。中選挙区制時代から続く、伝統的な形だ。

 今回も、党は逆風でも個人の組織力で安定した戦いができるはずだった。が、中盤情勢では、厳しい数字が伝わる。陣営幹部は「もしうちが負けるようなことになれば、個人のつながりより政党イメージで選ぶ選挙が、初めてこの地まで及ぶことになる」と警戒感をあらわにする。

 地殻変動は起きるのか。「この区で勝たなければ政権交代はない」と雪辱を誓う本多は「今まで追い掛けるだけの選挙だったのが、今はけんかしている感触がある」と語る。今月初めに党代表代行の菅直人を呼んで大利根町で開いた演説会は、会場に入りきらない聴衆を舞台に上げて座らせる盛況ぶりだった。

 さらに勢いを付けようと二十一日に再び12区入りした菅は、小島の自宅がある熊谷市佐谷田地区に乗り込んだ。街宣車をスーパー前に止め、相手のおひざ元の聴衆を挑発するように訴えた。

 「ここから出ている国会議員を私も知っている。いい人かどうか別として、とてもお役所に『これはおかしい』とは百年たっても言えない人」「いろんな関係があるかもしれないが、ここは一回、変えてみようじゃないですか。また麻生(太郎)さんを総理にしたい人はいないでしょう」

 肝心の熊谷保守層への食い込みには、相変わらず手応えが薄い。すると、二十四日には菅の妻伸子までが熊谷入りし、本多に代わって商店街を歩き支持を求めた。

 小島も、小まめにミニ集会を開いたり、党の大臣クラスを招くなど巻き返しに必死。最も手薄とみる行田市での出陣式では、地元要望の強い国道17号上尾道路(バイパス)建設や埼玉古墳群の世界遺産登録への尽力を誓い、叫んだ。

 「こんなに地元を考えている。相手に一票でも負けた時には、行田市民の方々に『どこを見ているんだ』と言いたい」

 本多にも、追い風だからこそのプレッシャーがのしかかる。「この情勢で小選挙区で負けたら、比例復活しても、次はない」

 地域の政治風土を一変させかねない歴史的な選挙。投票箱が閉じられる瞬間まで、しのぎを削る。 =敬称略

 (柏崎智子)

4649チバQ:2009/08/30(日) 11:33:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082602100005.html
埼玉 夏の陣<6> 自民の砦、首相も応援 民主は農村から攻勢
2009年8月26日

 自民党総裁で首相の麻生太郎は二十五日夕、東松山市の街頭に姿を現すと、まず上着を脱いだ。「暮らしを守るため、経済対策を最優先してきた。政権ではなく、政策を選んでほしい」。水色のシャツの袖をまくり、選挙カーの上でしゃがれた声を張り上げた。

 同党前職で県連会長の山口泰明は「大変厳しい選挙。何としても当選を果たし、地域のために頑張る覚悟です」。約三千人を前に頭を下げた。

 山口への首相の応援は過去の選挙を含めて初めて。まして選挙戦終盤という時期は極めて異例だ。県内でも自民の劣勢が伝えられる中、麻生は二十一日の2区に続き、この日、保守地盤が厚いとされる10区、12区、7区の応援に入った。

 五度目の対決となる山口と民主元職松崎哲久。小選挙区では山口が四連勝中で、松崎に比例復活を許したのはわずか一度だけ。小泉旋風を受けた前回は、三万八千票余りの差をつけ、圧勝した。

 ところが、山口陣営幹部は「今回は松崎を追う展開だ」と、明かす。「ここは自民の最後の砦(とりで)。負ければ、(県内の)自民は小選挙区全敗もある」とかつてない危機感を募らせる。

 山口の選挙スタイルは、組織力を生かしたどぶ板戦術が基本だ。選挙区の三市七町の首長のうち市町ごとの選対総括責任者は前回、一町長だけだったが、今回は九人。残る一人も顧問を引き受けた。地方議員、後援会をフル回転させ、これまで以上に保守票の引き締めを図る。

 そして今回は、無党派を狙った“空中戦”にも力を注ぐ。前回は、山口本人が解散直後、足首を骨折。活動を制限されたが、今回は、本人が自転車遊説するなど精力的に動く。公示前後に党幹部や大臣が応援に入り、二十八日には元首相の安倍晋三、少子化担当相の小渕優子まで駆けつける予定だ。「やっと背中が見えてきた。一気呵成(かせい)に混戦から抜け出したい」と陣営幹部は漏らした。

 対する民主の松崎。農村部から都市部に支持を広げていこうと、「山上作戦」を掲げ、街頭活動。前代表の小沢一郎流の選挙戦術だ。二年ほど前から松崎は、比企郡などの農村を重点に、きめ細かく訪問を続けてきた。

 象徴的だったのは、公示日の十八日。ときがわ町の山中にある椚平(くぬぎだいら)稲荷(いなり)神社で第一声を上げた後、同町内を自転車で遊説し「自然豊かなまちは、私たちの財産。守りながら将来の地域発展を考えていきたい」と訴えた。翌日からも小川、嵐山、滑川町などを遊説。農村部で手厚い活動を続ける。

 民主党代表の鳩山由紀夫は、解散直後の七月下旬、坂戸市などで街宣。公示後の二十一日には、代表代行の菅直人が東松山市で「この選挙区で松崎哲久さんが当選した時、日本が変わり始める」と声をからし絶叫。松崎も「自民党は長いこと官僚主導の政治を許してきた。だからこそ政権交代が必要」と熱っぽく語った。

 陣営は「政権交代。」と書かれたシールを作製。七月から各地の夏祭りで配ると、人だかりができ、二日間で四千枚がさばけたこともあった。陣営幹部は「政権交代が現実味を帯びる中、流行語のようになっている」と手応えを感じる。

 保守王国の議席を自民県連会長が守るのか、失うのか。その答えは三十日に出る。 =敬称略、おわり

  (石井友恵)

4650チバQ:2009/08/30(日) 11:33:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082902100006.html
激戦の10区で舌戦を展開 安倍氏『空前のばらまき』 菅氏『政治を組み直す』
2009年8月29日

 終盤まで接戦が伝えられる10区では二十八日、自民党前職で県連会長の山口泰明氏が安倍晋三元首相らの応援を受け、最終盤のてこ入れをすれば、民主党元職の松崎哲久氏が菅直人代表代行と街頭に立ち、ラストスパートを図った。

 山口氏は、東武東上線若葉駅(坂戸市)前で安倍元首相とともに街宣。支持者から握手攻めを受けた安倍元首相は「民主党のマニフェストは、史上空前のばらまき」と痛烈に批判。山口氏の実績を強調し「地域の代表は山口泰明さんしかいない」と言い切った。山口氏も「絶対に負けられない戦い。どうか支援を」と絶叫した。

 その後、安倍元首相は東松山市と小川町でも街宣。夜には、坂戸市の文化会館で小渕優子少子化担当相が「日本の国にとって欠かすことのできない人」と山口氏への支持を呼び掛けた。


 松崎氏も若葉駅前で、公示後二度目の応援となる菅代表代行とともに、街宣に立った。駅前のロータリーに詰め掛けた聴衆を前に、菅代表代行は「松崎氏はずばぬけて頭はいいが、ちょっと選挙に弱い」などと笑いを誘いつつ、「行き詰まった自民党政治、官僚主導の政治を解体して組み直す。その設計図と知恵を持っているのが松崎氏。ぜひ国政に」と訴えた。

 松崎氏が「埼玉から自民党の議員を一掃できるかは私にかかっている」と力を込め、政権交代に向けた意気込みを示すと、拍手が起こった。

 10区からは諸派新人の町田貴志氏も出馬している。

4651チバQ:2009/08/30(日) 11:35:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ibaraki/CK2009082802100010.html
民主比例復活見込み『地元から3人か、4人か』 取手で飛び交う当落予想
2009年8月28日

 「四人。いや、三人かも」−。小選挙区、比例代表合わせて四人の衆院選候補者が本拠地とする取手市で、こんな当落予想が飛び交っている。民主党の三百議席獲得が現実味を帯びる中、人口十一万人余の小都市を飛び交う話を探ってみると…。

 3区の自民党公認葉梨康弘氏と民主党公認小泉俊明氏。それに、比例北関東ブロックで同党公認の元県議川口浩氏と元市議石井章氏の四人は、いずれも同市に自宅や拠点となる選挙事務所を構える。

 四人説は「3区はどちらが負けても比例で復活。比例は前回郵政選挙の真逆現象で、擁立を一カ月前に知らされた川口、一週間前の石井でも棚ぼたで当選する」とし、三人説は自民逆風の中、「民主三人はOKだが、葉梨は惜敗率でも及ばない」とする。

 そして話題は、早くも選挙後に。四人派には「四人の“先生”にお願いすれば、市の抱える懸案事項も一挙解決」と期待する声や「いや、自民・民主の対立抗争に巻き込まれ、地元への恩恵はあまりない」と危ぶむ声も。

 一方、三人派は「勢いに乗る民主。三人まとまれば、地元の要望は直、国政に」「三期目の小泉は期待できるが、新人二人の力量が不安」「民主政権は短命。二人の小沢チルドレンは小泉チルドレンの二の舞い?」など、など、にぎやかだ。 (坂入基之)

4652チバQ:2009/08/30(日) 11:36:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/ibaraki/CK2009082902100008.html
【09総選挙 茨城ニュース】
注目選挙区 終盤ルポ 自民 どぶ板戦術を徹底 民主 追い風に乗り遊説
2009年8月29日

◆2区 
 「一時的な“民主党インフルエンザ”というものに負けてはいけない。政治を立て直すため、皆さんの力がほしい。助けてほしい」。午前六時からJR友部駅前で駅立ちした自民額賀福志郎氏。すっかり日焼けした顔で、その後は笠間市や小美玉市などを遊説。街頭演説で民主党を批判し、支持を訴えた。

 今回の選挙戦では中選挙区以来という街頭演説を行うなど、徹底したどぶ板戦術を展開。陣営は「初当選以来の原点に戻って戦ってきた。ここ数日はいいムードになっている」と手応えを感じる。

 民主新人の石津政雄氏は「無党派層から一票でも多く獲得したい」(陣営)と、大票田の鹿嶋、神栖両市を中心に遊説。午後零時半から鹿嶋市内のショッピングセンターで演説し、「地方を元気にして安心して生活できるには政権を変えるべきだ」などとかれた声で訴えた。陣営は「どこに行っても手応えはすごくいい。信じられないくらいだ」と追い風に乗った選挙戦を振り返る。

 陣営には保守系の地元市町議も数多く駆けつける。陣営は「相手の地元でも五分五分に近い戦いができている」と話す。 (沢田佳孝)

◆4区 攻める高野氏 守る梶山氏
 「いよいよ最後のお願いだ」。自民梶山弘志氏の選対幹部は口元を引き締めた。二十八日から、これまでの街頭演説を中心とする運動から、選挙カーからの「最後のお願いコール」へ切り替えた。

 終盤まで接戦にもつれ込み、固い保守地盤の切り崩しを受ける陣営。保守層が厚い北部を守ろうと、常陸太田市、大子町、常陸大宮市で集中的に街宣活動し、「浮動票より、従来の票固めが最も効果的」と選対幹部。

 常陸太田市の里美地区では、選挙戦最後の街頭演説。大久保太一市長はじめ地元選出県議らが必勝鉢巻きで出迎え、梶山氏は「4区は県内でも過疎地指定を受ける地域が多い。自民党のマニフェストにも過疎法の拡充を盛り込み、山間部の振興を図る」と訴えた。

 民主高野守氏の陣営もこの日から選挙カーによる「最後のお願い」の連呼に切り替えた。午前六時半、ひたちなか市の国道沿いで恒例の朝立ちでスタート。無党派層が多い南部は急速に浸透を見せるが、梶山陣営の牙城に食い込もうと、同じ三市町に繰り出した。

 選挙カーの車体には大きく「政権交代」の四文字。「山間地域の疲弊は自民党政治の結果です。生活者にやさしい政治に変えよう」。スピーカーから高野氏の声が響く。高野氏の出身地の旧美和村(常陸大宮市)。街頭から手を振る有権者も多く、選挙カーは「美和村から初の国会議員を」と訴え、各集落を二時間かけて巡った。 (原田拓哉)

◆6区 自民『厳しい戦い』連呼
 二十八日早朝、つくば市のTXつくば駅改札口前。ハンドマイクを手にする民主大泉博子氏の元気な姿が見られた。日課のように続けてきた朝立ちは、この日が最後だ。すっかり日焼けした笑顔で「大丈夫、疲れはありません」と話す。同駅を後にして同市内を遊説。横町の桜郵便局前での街頭演説には蓮舫参院議員が合流した。

 選対幹部の一人は「今回は絶対に負けられない選挙」と強調する。背景に、陣営が「新旧社会保障制度の対決」と位置付けた戦いの構図がある。県医師連盟が6区を組織を挙げて応援するのも、戦いの相手が「厚労族のドン」だからだ。党にとっても最重点区の一つ。二十九日は応援部隊のしんがりとして菅直人代表代行が入る。

 大泉候補の攻勢に苦戦を強いられる自民丹羽雄哉氏はこの日、土浦市内を遊説。午前八時すぎ、乙戸町児童公民館に到着、約四十人の支持者に拍手で迎えられ、マイクを手に「かつてない厳しい戦い」を繰り返した。市内を回って午後五時からはJR土浦駅西口で決起集会。猪口邦子元少子化・男女共同参画担当相やオペラ歌手の中丸三千繪さんらが応援に駆けつけた。

 同候補にとってまさに逆風にさらされた今回の選挙。地元に張り付き、くまなく歩き続けた。経験したことがなかったという、つじ立ちもこなした。乙戸町児童公民館での演説で、ラストの訴えは「私を助けていただきたい」だった。 (塙幸雄)

4653名無しさん:2009/08/30(日) 11:36:52
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090830ddm003010127000c.html

クローズアップ2009:衆院選 各党首、最後の訴え
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 第45回衆院選は29日、「政権」をかけた与野党の選挙戦が終わり、有権者による30日の審判を待つのみとなった。優勢が伝えられる中で投票日を迎える民主党の鳩山由紀夫代表は29日の最後の訴えで政権交代の「歴史的意義」を強調。自民党総裁の麻生太郎首相と公明党の太田昭宏代表は政権交代の「危険性」を訴えようと民主党批判をギリギリまで展開した。ほかの野党は「民主党政権」を視野に独自色のアピールに力を入れた。【上野央絵、犬飼直幸】

 ◇自民、徹底して民主攻撃
 「(民主党は)バラマキをしてみたり、米国とFTA(自由貿易協定)を結ぶと言ってちょっと批判されたら即変える。自民党に多くの不満をお持ちだと思うが、こんなのにやらして大丈夫かという不安が一番問題だ」

 麻生首相は29日も栃木県小山市や東京都内の街頭演説で激しい民主党批判を展開した。

 自民党は今回の選挙戦で民主党の優勢が明らかになるにつれてネガティブキャンペーンをエスカレートさせ、民主党を攻撃する動画をインターネットで流したり、パンフレットを街頭で配ってきた。

 危機感の裏返しとも言えるが、当初は景気対策などの実績アピールに力を入れていた首相の街頭演説も民主党批判の比重が増大。29日も同党が北朝鮮船舶などへの貨物検査法案に反対した経緯を踏まえ「廃案になり誰が喜んだか。北朝鮮が喜んだんでしょうが。日本を守るという肝心要の政策ですら意思統一できない政党に日本の安全保障なんか任せられない」と非難。さらに鹿児島県の民主党集会で日の丸を切って加工した「党旗」が掲げられた問題を取り上げて「日本人の心情に反しており、ふざけた話だ」とたたみかけた。

 演説の冒頭で内閣支持率の低迷や規制緩和のひずみをおわびするスタイルも最終盤で封印。首相は「若者もちゃんと聞いてくれるし、演説の受けはいい。反応はよくなっている」と周辺に語っているが、党内からは「おわびの後は批判ばかり目立ち、前向きな印象を与えていない。首相は選挙情勢を正確に理解していないのではないか」(若手参院議員)と冷めた声も聞かれる。

 公明党の太田代表も民主党批判で首相に歩調を合わせ、29日の街頭演説でも「最悪の景気の足を引っ張ったのは民主党だ。がけ崩れ状態の景気をこれから上がるかというところまで持ってきたのは、与党だ」と強調した。ただ、太田氏自身が小選挙区で与党への逆風にさらされ、26日から全国遊説をやめて地元に張り付く厳しい戦いを強いられている。

 ◇民主、歴史的な変化強調
 「皆さんの1票で大きく政治の流れを作り出すことができる、歴史上初めての選挙だ」

 民主党の鳩山代表は29日、堺市の街頭演説でこう呼びかけ「09年8月30日を節目に日本の政治の歴史が変わったと言われる政治を作り上げる」と締めくくった。「歴史が変わる」「日本が変わる」と変化を重ねて強調することで、有権者の政権交代への期待感を高める狙いがある。

 民主党は選挙戦を通してマニフェスト(政権公約)の説明と、その実現性に説得力を持たせることに重きを置いた。

 29日も鳩山氏は「小泉(純一郎元首相)さんがマニフェストで契約したことがほとんど果たされなくても責任を取らない」と自公政権を批判。子ども手当▽年金問題の処理▽農業者戸別所得補償制度▽高速道路無料化▽ガソリン税など暫定税率の廃止−−と民主党マニフェストの主要政策を列挙し、「責任感を持って果たす。やらなければ鉄ついを下していただいて結構だ」と断言した。

 民主党側がネガティブキャンペーンで与党との泥仕合に陥るのを避けたのは、選挙戦の「優勢」に加え、「変化」を約束するマニフェストが政権交代の意義を訴える武器となっているとの判断からだ。実際、民主党マニフェストに対する有権者の関心は高く、東京・池袋で演説を終えた鳩山氏は「革命的なうねりを感じた。明治維新以来の大きな変革を(有権者が)自分たちで成し遂げようという大きなエネルギー、胎動を強く感じた」と政権交代への手応えを記者団に語った。

 一方、「民主党政権」誕生を前提に「建設的野党」をアピールしてきた共産党は埋没の危機感から終盤、民主党批判に転じた。志位和夫委員長は29日、「民主党の政策にはいろいろ不安な政策がある」として高速道路無料化や子ども手当を疑問視。民主党との連立政権を視野に入れる社民、国民新両党も、民主党が「独り勝ち」することになれば存在意義を問われかねず、独自色発揮に懸命だった。

4654チバQ:2009/08/30(日) 11:37:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009082502100021.html
決戦ぐんま■1区■ 若さを強調、手応え実感宮崎氏
2009年8月24日

 「今回の選挙ほど大変な選挙はない。利根沼田でも勝てるかどうか分からない。草の根選挙で票を積み重ね、皆さんが火の玉となって当選させてください」−。沼田市岡谷町の沼田出張車検場の駐車場で公示日の十八日夜に開かれた出陣式で、自民前職の尾身幸次氏は逆風が吹く中、涙声で危機感を訴えた。

 利根沼田地区は尾身氏の強力な地盤。会場には地元の市町村長や商工団体の代表ら約八百人の支援者が集まった。「利根沼田から衆院議員の灯を消すな」が陣営のスローガンだ。「後援会組織はがっちり引き締まっている。分からないのは見えない風」と選対幹部。二十五日と二十七日に大票田の前橋市で千人規模の総決起集会を開き、票固めを図る。

 対する民主新人の宮崎岳志氏。二十一日夜、沼田市の中心商店街に近い沼田小学校の体育館で開いた総決起集会には約五百人の支持者が集まった。のぼり旗を先頭に宮崎氏が駆け足で入場し、若さをアピール。民主の県幹部らが顔をそろえ、「ここは敵の本陣だ。利根沼田が変われば日本が変わる」と気勢を上げた。

 宮崎氏は「かつて上毛新聞の記者として二年間、沼田支局に勤務した。当時に比べると農村は疲弊し、中心街は空き地が増えた。もう一度、輝く沼田にしよう」と訴えた。

 陣営幹部は「民主に対する期待の大きさをを実感。良い勝負ができている」と情勢分析。二十五日は鳩山由紀夫代表が県内入りし、前橋市内で宮崎氏の応援演説を行う。

 共産が県内選挙区で唯一擁立した新人の酒井宏明氏は、自分の選挙と連動して県内全域を遊説し、比例代表の票の掘り起こしに懸命だ。

 高崎市のJR高崎駅東口で二十日夜に行われた市田忠義・書記局長の街頭演説会。県委員会の幹部が勢ぞろいし、駅前は約五百人の聴衆であふれた。市田氏の演説に先立ち、酒井氏が「労働者の暮らしと権利を守る共産党をよろしく」と訴えると、「頑張れ」という大きな声援と拍手が送られた。

 選対幹部は「自民には不満、民主には不安という有権者の間で共産を支援する輪が広がっている」と説明。二十六日は1区の前橋市で総決起集会を予定している。

 ◇     ◇

 衆院選は二十三日、選挙サンデーを迎え、各候補者が市街地などに遊説カーで繰り出して舌戦を展開した。中盤戦に突入し、激しさを増す各選挙区の動きをリポートする。

4655チバQ:2009/08/30(日) 11:38:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009082502100015.html
決戦ぐんま■2区■ 改造三輪バイクでどぶ板笹川氏 自転車で3分間演説行脚石関氏
2009年8月25日

 「人の心を買っては駄目。二万六千円で若い人を釣ることはやめてください」

 十二日間の選挙戦が折り返しを迎えた二十三日。自民前職の笹川尭氏は伊勢崎市や玉村町を回り、民主党の看板政策の一つ「子ども手当」を厳しく批判した。民主党批判よりも自公政権の実績を訴えてきた戦略の転換だった。

 笹川陣営では、強固な後援会組織をフル稼働して票固めに力を入れ、公明党の選挙協力を期待して「比例は公明」と頻繁に呼び掛ける。加えて二十二、二十三日は、三輪バイクを改造した“選挙カー”に乗って通行人に支持を求めるパフォーマンスも行い、なりふり構わぬ戦いを続ける。

 しかし、政権交代への期待感の高さは予想以上だったようだ。二十三日夜に玉村町内で開かれた総決起集会。二十五分間の演説の大半を民主党の政策や体質への批判に費やした上、「詐欺」「幻」「買収」などと過激な表現が次々と飛び出した。

 「これはケンカ」。ベテランの表情には鬼気迫るものがあった。

 四年前と同じく笹川氏に挑む民主前職の石関貴史氏。トレードマークとして定着した自転車に連日乗り、「新規顧客の開拓」にたとえる新たな支持層の獲得に特化した運動を続けている。

 二十三日は笹川氏の“本拠地”の桐生市に乗り込んだ。「民主党にいらっしゃいませ」と語りかけながら、数百メートルごとに自転車を降りて三分間の演説を繰り返した。訴えの中心は民主党が政権を獲得した後の政治の姿だ。

 医師不足の解消。奨学金制度の充実。年金問題の解決。演説場所に応じて取り上げるテーマを変えつつ、「官僚国家から、私たちの生活実感がにじみでる政治に政治体制を転換するチャンス」と締めくくる。

 演説場所に、支持者が待ち構えていることはほとんどない。しかし、演説が始まると、自宅から出てくる住民や車のクラクションを鳴らして手を振るドライバーが少なくない。「追い風というか地滑り」と反応の良さを認めつつ、「私は今まで一度も楽観したことはない」。日焼けした顔に油断の笑顔はない。

4656チバQ:2009/08/30(日) 11:38:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009082602100003.html
決戦ぐんま■3区■ 選対幹部に元自民党員柿沼氏 農業政策で攻勢強める谷津氏
2009年8月26日

 前回の雪辱を誓う民主新人の柿沼正明氏。館林市の党選挙事務所に「民主への追い風」を象徴するような人物がいた。選対幹部を務める中堅の館林市議。自民党員として長年、自民前職の谷津義男氏を支えたが今春、民主党員へ転身。「しがらみに頼る谷津陣営の選挙戦は熟知している。もう自民の時代ではない」と吐き捨てるように言った。

 谷津氏の地元・館林地区で、これまで同氏の支持基盤だった農協幹部や若手農家たちも柿沼陣営へ水面下で流れつつある。

 柿沼氏の選対事務局長も同市の渡辺充徳市議。「前回は館林地区で谷津氏に票を引き離されたため、ここが重点地区」と説明。「労組票が多い太田地区では期日前投票を呼び掛け、切り崩しを避けたい」と引き締める。

 柿沼陣営は今回候補擁立を見送った共産の票にも注目。「前回の共産候補が約一万票。七〜八割はこちらへ流れるのでは」とし「前回の約七万票から、十万票まで上積みしたい」と意気込む。

 一方、館林市にある谷津氏の選挙事務所は、組織力の強さを示すように神社の広い境内を占め、支援者たちで活気づいていた。

 谷津氏が農相を歴任するなど農業通で知られるだけに、陣営は民主の政権公約(マニフェスト)にある農業政策の「問題点」を突く戦略だ。

 一点は「米国との間で自由貿易協定(FTA)の交渉を促進」との部分。当初は協定を「締結」と記したが、全国の農業関係者からの反発で後退した。

 もう一点は、農産物の販売価格と生産費の差額を埋める「戸別所得補償制度」の創設。選対幹事長の松本耕司県議は「貿易が自由化されて米国の安い農産物が入れば、日本の農業は駄目になる。農家の赤字を補うにしても、どこに財源があるのか」と強調する。

 谷津陣営には、全国の農業関係団体から支援が集まっており、松本県議は「ここは日本の農政を守るための象徴的な選挙区」と位置付ける。農協の政治団体などを実動部隊に、攻勢を強めている。

 これには、柿沼陣営も「そもそもFTAは、自公政権が各国と進めてきたのでは。財源は無駄遣いを省けばできる」と反論し、大きな争点に浮上している。

 前回約十一万票の谷津陣営も、今回は「十万票が勝敗ライン」とみる。農業関係者の票が勝敗を左右しそうだ。

4657チバQ:2009/08/30(日) 11:38:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009082702100008.html
決戦ぐんま■4区■ 小沢氏が態勢仕切る 三宅氏 夫人中心に地元固め 福田氏
2009年8月27日

遊説中に有権者に手を振る候補者=高崎市で


 高崎市の群馬音楽センター。民主新人の三宅雪子氏を支援する労働組合関係者を集めた総決起集会が二十五日夕、開かれた。来場者約二千人に、計約一万枚もの三宅氏の名刺が配布された。労組幹部は「明日、職場でこの名刺を配ってほしい。政権交代に“王手”がかかっている」と気勢を上げた。

 ただ、民主党県連の労組系、保守系による対立は解消してはいない。選対本部長は山梨選挙区の米長晴信参院議員。選対幹部には労組系、保守系とも入れず、混乱を避ける形にした。

 こうした態勢を仕切ったのは、三宅氏を自民前職の福田康夫氏への「刺客」として送り込んだ小沢一郎党代表代行だ。県内に地縁のない三宅氏は、福田氏個人への批判をあえて封印。都市部で自転車遊説などを繰り返し、若さをアピールする。

 前回出馬して約五万六千票を得た中島政希党県連会長代行は「私の票を引き継ぎ、民主への風も加える」と強気の姿勢を見せる。

 一方、高崎市の結婚式場で十八日に開かれた福田氏の出陣式。入り口に立ち、深々と頭を下げ続ける貴代子夫人の姿があった。夫人は握手の際にひざをかがめるため、相手は謙虚な印象を受ける。

 陣営幹部は「元ファーストレディーにこうされて、悪い気がする人がいるはずがない。夫人と三宅候補という女同士の戦いだ」と息巻いた。

 福田氏本人も従来の選挙戦より地元遊説の機会を増やしている。ただ、選対幹部は「実際に支援者回りの“どぶ板選挙”をしているのは夫人が中心だ」と漏らした。

 選対本部長の関根圀男県議は「地元の歴史や風俗、文化を知らない落下傘候補に負けるわけにはいかない。女性候補の勢いに票は読みにくいが、前回の十二万票に近づけたい」ともくろむ。

 選対事務長は高崎商工会議所の原浩一郎会頭。「中小企業の経営者たちはまだまだ厳しい経営環境。三宅候補に任せられる状態ではない」と強調した。

 大票田の商都・高崎を中心に、対決色を強める労組と中小企業の経営者たち。「女性刺客」に無党派層はどう動くか。予断を許さない選挙戦が過熱している。

4658チバQ:2009/08/30(日) 11:40:57
>>4644-4658関東(埼玉県・茨城県・群馬県):東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/gunma/CK2009082802100013.html
決戦ぐんま■5区■ 政権交代の一翼を担う土屋氏 八ッ場ダム必要性訴え 小渕氏
2009年8月28日

選挙事務所に置かれたピンクの必勝だるま。「目立つね」と訪れる支持者もびっくり=渋川市で


 「八ッ場(やんば)ダムは七割完成しているにもかかわらず、中止というのは『大型公共事業イコール悪』という民主党の人気取り。地元住民の意見を十分に聞いているのか民主党に問いたい」。二十二日夕、高崎市箕郷町の箕郷文化会館で開かれた決起集会で、自民前職の小渕優子氏は約五百人の支援者を前に声を張り上げた。

 国が長野原町で進める八ッ場ダム建設の是非が争点の一つになっている今回。5区は建設予定地を抱える選挙区だが、建設中止を訴える民主が県内で唯一、候補者の擁立を見送り、建設推進の自民は肩透かしを食らった格好だ。

 しかし、地元住民の将来を左右する重要な問題だけに、小渕氏は決起集会でも少子化対策などと並べ、「正々堂々と八ッ場ダムの必要性を訴えたい」と言い切った。

 対する社民新人の土屋富久氏。かつては旧社会党の県議でもあり、こちらは建設反対を唱える。

 二十三日夜、中之条町の吾妻郡文化会館で開かれた決起集会。土屋氏は「団結小屋に行ったり、反対集会に参加した。県議の身分を隠して公民館の座談会で住民と話し合った」と、約百人の支持者に反対闘争の激しかった当時の様子を語った。

 「反対の理由は吾妻川の水質が飲料水に向いていないから」と土屋氏。「ダムサイトの建設は反対だが、地元住民の生活再建事業はやり遂げる。美しい自然など、ダム湖に匹敵する観光資源は多くある」とアピールした。

 少子化担当相として知名度と人気の高い小渕氏は、全国の応援要請を受け、地元入りしたのは二十、二十二、二十三の三日間だけ。決起集会の応援に駆け付けた大沢正明知事は「大量得票で当選を果たし、小渕大臣の少子化対策が正しかったことを証明してもらいたい」と支援を呼び掛けた。

 一方、連日の遊説で真っ黒に日焼けした土屋氏は「政権交代の一翼を社民党に担わせてほしい。それが日本の平和につながる」と強調。決起集会では結集した労働者らが拳を突き上げ、「団結して、頑張ろう」と気勢を上げた。 (衆院選取材班)

  =おわり

4659チバQ:2009/08/30(日) 11:42:20
http://www.niigata-nippo.co.jp/09syuinsen/kiji/2009/08/post_58.html
田中真紀子氏が連合の推薦辞退
 衆院選新潟5区に立候補している前職の田中真紀子氏(民主)が27日、民主党支持団体の連合から受けた推薦を辞退したことが分かった。推薦申請から10日後の辞退で、連合新潟は推薦取り消し手続きに入ったことを加盟労働組合に通知した。

 田中氏の事務所関係者が27日、新潟市の連合新潟の事務局を訪ねて、辞退を申し出た。連合新潟は同日中に連合本部に田中氏の推薦取り消しを申請した。

 田中氏は新潟日報社の取材に対し、辞退についてコメントしなかった。連合新潟の江花和郎会長は「本人と話していないので(辞退の)真意は測りかねる」と述べた。

 15日に民主入党を発表した田中氏は、公示前日の17日に連合新潟と政策協定を結び、推薦を申請。19日、連合本部が推薦を決めた。

2009年08月28日

4660チバQ:2009/08/30(日) 11:56:33
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chubu/CK2009083002000174.html
激戦区 訴え完全燃焼
2009年8月30日

 政権交代を懸けた歴史的な衆院選の12日間の戦いが29日、最終日を迎えた。かすれる声、噴き出す汗。「あと一票を」「逆風です」「日本を変えます」。中部各地の激戦区では、候補者たちの絶叫に近い訴えが夜まで響いた。30日はいよいよ投票日。明日を選ぶため、私たちの一票を行使する日がやってきた。

 愛知県内でも最も自民、民主の候補がしのぎを削る愛知13区。応援の有名政治家とタッグを組み、支持を求めた。

 民主新人大西健介さんは、河村たかし名古屋市長と一緒に自転車で知立市内を街宣した。自民党の政策を批判し、「税金の無駄遣いをなくし、国民生活の不安を取り除くために使う」と政権交代の意義を訴えた。

 自民前職の大村秀章さんは、舛添要一厚生労働相を迎えて安城市の選挙事務所などで最後の訴え。景気対策の継続、社会保障の充実を強調し、「厳しい逆風の選挙戦。皆さんから1人でも2人でも声を掛けて」と聴衆に支持を求めた。

 全国的に「自民劣勢、民主優勢」と伝えられる中、岐阜1区の自民前職野田聖子さんは「前の見えない選挙」と街頭演説で焦りをあらわにする。「政権交代の甘い言葉に振り回されないで」とかすれた声に力を込め、通行人と握手を重ねた。

 一方、民主新人の柴橋正直さんはあくまで「挑戦者」の立場を強調する。「まだあと一歩及ばない。残り1日、必死に訴えるのでさらなる支持を」と街頭で声を振り絞った。共産新人の鈴木正典さんは「国民の暮らしが前進するよう全力を尽くしたい」と訴えた。

 激しい戦いを繰り広げる三重5区。自民前職の三ツ矢憲生さんはJR二見浦駅前など伊勢市内で街頭演説をした。比例代表の重複立候補を辞退し“背水の陣”で臨んでいることを強調。「選挙区で信任をいただき、地域代表として国会に送り出してほしい」と声を張り上げた。

 民主新人の藤田大助さんの陣営には、河村名古屋市長が早朝から応援に駆け付けた。藤田さんは河村市長とともに自転車で伊勢市内を3キロ巡り、街頭の市民に手を振りながら「庶民に寄り添った政治をします」と強く政権交代を訴えた。

 長野4区では、各候補が「あと一票」を求め精力的に動いた。

 民主新人矢崎公二さんは短パンに着替え、自転車と徒歩で市街地を駆け回った。表に出てきた支持者には「日本を変えます」ときっぱり。最後まで政権交代の必要性をアピールした。

 自民前職の後藤茂之さんは、10分間刻みで街頭演説を繰り返した。噴き出す汗で眼鏡が曇るほど。「自民党の政治家全員がだめじゃない」と声をからした。共産新人の上田秀昭さんも20カ所以上の街頭演説で締めくくった。

4661チバQ:2009/08/30(日) 11:58:17
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/aichi/CK2009082302000160.html
激戦区ルポ<愛知9区> 38歳VS元首相
2009年8月23日

 「人間、一番老化が激しいのは足腰です。これは自然現象で仕方ない。でも、海部先生の首から上は青年だ」

 愛知県稲沢市内の寺で19日夜、行われた愛知9区の自民前職海部俊樹(78)の個人演説会。海部と同年代の後援会幹部が、必死に応援演説をぶった。

 そこへ、海部が姿を見せた。少し足元がおぼつかないのは確かだが、マイクを握った海部は「まだまだやりたいことがある」と、手ぶりを交え、声を振り絞る。

 経済対策や、日中友好関係の構築などについて語り、「在日米大使館が、不況対策のため住専問題処理の教訓を聞きに来た」と、元首相としての経験と存在感を強調した。

 しかし、有権者の目は冷静だ。17期目に挑戦する海部に、無職男性(63)は「うまく代替わりできなかったのかねえ」と声を潜めた。

 衆院議員在職49年の元首相が臨む今回の選挙は、陣営にとって初めての経験が多い。

 2日の選挙事務所開きも、本人いわく「こんなしゃれたことをやったのは初めて」。9区内の自民県議6人がそれぞれ地区選対をつくったのも初。情勢は甘くないとの認識が、これまでにない行動につながる。

 重鎮として他候補の応援などのため、地元を離れがちな海部を強力に支えた後援会「カイフ会」や、女性後援会「はなみずき会」も、会員の高齢化は顕著で、往時ほど運動に広がりがない。

 ある稲沢市議は「本人が『最後のお願いだ』と言ってくれれば」と打ち明ける。情に訴える作戦だ。昨年から同様のアプローチは複数あったが、海部は一度も「最後」とは公言しない。市議は割り切ったように言う。「自民党としてやるべきことをやるだけだ」

 こうした海部陣営に対し、対抗馬の民主前職岡本充功(38)の陣営は勢いづく。

 本人は連日、午前と午後計4時間ほど選挙区内を自転車で街宣。「50年間同じ選挙結果だったが、今回はみなさんの一票で西尾張が変わる」と訴える。

 でかでかと「38歳」と書き、若さを強調する岡本のポスター。しかも、その数は「張らせてくれる場所が増え、4年前に比べ倍になった」(陣営幹部)。

 20日には、同県愛西市で開いた個人演説会に名古屋市長の河村たかしが駆け付けた。河村がかつて民主党代表選に出馬するため推薦人集めに苦労した時、岡本が名を連ねたという。「まー、勇気のある人だわ」という河村節にどっと沸く500人の聴衆。

 そもそも4年前には、同市に岡本の後援会はなかった。過去2度、比例復活ではい上がった岡本が、地道な活動で築いてきた。

 岡本の後援会事務局の天野晋(66)は、静かに、こう言い切る。

 「いつか、海部さんの名誉ある決断があり、新しい構図の対決になると思っていた。だが、こうなった以上は決着をつけるしかない」

 (文中敬称略)

4662チバQ:2009/08/30(日) 12:11:56
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/1/2009/08/26/20090826110053.html
衆院選激戦区を行く 【1区】
電話作戦や握手徹底
 衆院選は30日の投開票に向けて終盤戦に入った。政権選択を懸け、自民、民主の二大政党を軸に、熱戦が繰り広げられている。岡山県内で激戦模様を追った。(敬称略)

 「がけっぷちの戦いです。どうか助けてください」。岡山市民会館に約1700人(事務所発表)がひしめいた25日夜の総決起大会。8選を目指す自民前職の逢沢一郎は、拍手が止むまで頭を下げ続けた。

 「有権者の反応は悪くない」と序盤は楽観ムードも漂っていた陣営だが、激戦が伝えられた今週から訴えにも強い危機感がこもる。

 電話作戦の徹底で党支持層の取りこぼしを防ぎ、街頭演説で無党派層への浸透を図る。「どの候補が岡山に貢献できるか、判断してほしい」。政党対決の渦にのみ込まれないよう、人物本位での選択を求める。

 民主新人の高井祟志は党の追い風ムードに乗って攻勢を強める。遊説中の信号待ちも、沿道に有権者を見つけると駆け寄って握手。陣営は「組織力では及ばない。走り続けるしかない」と言い、一気にゴールを目指す。

 総務省、岡山県庁での勤務経験を基に官僚政治を批判。「官僚任せで税金が無駄遣いされている。政権が変わらないと、この国は変わらない」と政権交代への期待感をあおる。

 23日はJR岡山駅前での街頭演説会に連合の古賀伸明事務局長(次期会長)が来援、労働界の支援をアピールした。上滑りへの警戒から最終盤に大規模集会を予定する。

 共産新人の東毅は消費税増税反対、憲法改正反対の姿勢を鮮明にし、「間違った政策の防波堤になる」と独自性を前面に押し出す。

 幸福実現党新人の安原園枝は消費税全廃などを主張する。

(2009年8月26日掲載)

http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/2/2009/08/26/20090826110944.html

衆院選激戦区を行く 【2区】
政権能力、貢献訴え
 衆院選は30日の投開票に向けて終盤戦に入った。政権選択を懸け、自民、民主の二大政党を軸に、熱戦が繰り広げられている。岡山県内で激戦模様を追った。(敬称略)

 民主前職の津村啓介は24日夜の個人演説会で、自公政権に対する批判に触れなかった。「政策を比べてほしい」。演説の大半は、党のマニフェストの説明に費やす。政権担当能力をアピールすることで党の信頼感を高め、自らの得票につなげる狙いだ。

 優位との情勢が伝わる陣営は「党県連代表としての戦いぶりは、県内のほかの候補にも影響しかねない」と引き締めに懸命。労組選対を軸に票固めを図る一方、無党派層を引きつけるため、自転車遊説のパフォーマンスを続ける。

 自民前職の萩原誠司は「地域貢献力」での選択を求め、巻き返しを図る。23日夜に玉野市で開いた個人演説会。イノシシ被害対策、森林保全などこの4年間に取り組んできた地元の課題を挙げ、「地域のためにもっと働かせてほしい」。

 元自民衆院議員らの出馬で保守層が分裂。党への追い風もあって比例復活した前回とは比べようもないほど、状況は厳しい。「1票でも勝ちたい。押し上げてください」。危機感を訴えるとともに、後援会組織を足場に票の積み上げを目指す。

 自民で4期務めた無所属元職の熊代昭彦は「福祉の専門家として社会保障の充実に取り組む」と訴え、返り咲きを狙う。

 国民新党新人の赤松和隆は「政治の仕組みを根本から変えるため、単なる政権交代ではなく、政界再編が必要」と主張。

 幸福実現党新人の戸板道広は規制緩和による景気回復など掲げる。

(2009年8月26日掲載)

4663チバQ:2009/08/30(日) 12:12:47
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/3/2009/08/27/20090827112620.html
衆院選激戦区を行く 【3区】
票固め、浸透に全力
 衆院選は30日の投開票に向けて終盤戦に入った。政権選択を懸け、自民、民主の二大政党を軸に、熱戦が繰り広げられている。岡山県内で激戦模様を追った。(敬称略)

 24日夜、赤磐市で開かれた無所属前職の平沼赳夫の個人演説会。選対本部長の土居通明は「目に見えない民主の風と戦わねばならない」と力を込めた。

 平沼は仲間の応援で全国を巡り、選挙区入りはわずか2日。本人不在の不安に、民主の追撃ムードが拍車をかける。陣営は26日、後援会幹部に一層の支持拡大を緊急要請、票固めに全精力を注ぐ。

 自民前職の阿部俊子は重複立候補の中国比例で単独1位。議席獲得はほぼ確実だが、24日夜の津山市での個人演説会では「小選挙区で勝たなければ意味がない」と一歩も引かない構えを見せた。

 初当選以来、地元密着の活動を続けてきたことをアピール。党への逆風を受けながらも「中山間の声を国政に届ける」と訴えて追いすがる。

 公示8日前に出馬表明した民主新人の西村啓聡は、出遅ればん回に懸命。遊説中も交差点や住宅街でたびたび車を止めて街頭演説を繰り返し、顔と名前を売り込む。

 「政権交代に参加してほしい」。生まれや育ちは岡山とは関係ないが、党への期待を自らの支持に結びつけることを狙った訴えで、一定の支持を広げつつある。

 幸福実現党新人の池田恭一郎は減税による景気回復など訴える。

(2009年8月27日掲載)

http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/4/2009/08/27/20090827113149.html
衆院選激戦区を行く 【4区】
保守王国で攻防白熱
 衆院選は30日の投開票に向けて終盤戦に入った。政権選択を懸け、自民、民主の二大政党を軸に、熱戦が繰り広げられている。岡山県内で激戦模様を追った。(敬称略)

 中選挙区時代から有力政治家が競い合いながら保守地盤を固めた岡山4区。民主前職の柚木道義は23日、「保守王国といわれた4区から政治を変える」と倉敷市玉島地区の街頭で声を張り上げた。

 自らを自民打倒の象徴と位置づけ、世襲の自民候補を意識しながら「庶民目線の政治への転換」を訴える。水島コンビナート企業の労組を主軸に民主支持層を固めつつ、医療関係者らの支援を得て保守層の切り崩しを図る。

 自民前職の橋本岳は24日夜の個人演説会で「1人でも多くの人に声をかけてほしい」と声を振り絞った。父の故・橋本龍太郎元首相から受け継いだ後援会がフル回転するが、世襲に対する視線は前回選挙以上に厳しい。

 それでもあえて、橋本ブランドへの誇りを強調。母で元首相夫人の久美子も戦いの前線に立ち、24日の集会では「母親が出ると世襲の上塗りをするようだが、居ても立ってもいられない」と支援を求めた。

 幸福実現党新人の小岩井実由香は安全保障の充実などを掲げる。

(2009年8月27日掲載)

4664チバQ:2009/08/30(日) 12:14:01
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/5/2009/08/27/20090827113635.html
衆院選激戦区を行く 【5区】
予断許さない終盤戦
 衆院選は30日の投開票に向けて終盤戦に入った。政権選択を懸け、自民、民主の二大政党を軸に、熱戦が繰り広げられている。岡山県内で激戦模様を追った。(敬称略)

 「1票からスタートして横一線まで来た。皆さんの力を与えてほしい」。コスタリカ方式で初めて小選挙区から立つ自民前職の加藤勝信。24日夜の浅口市の個人演説会では挑戦者の立場を強調し、深々と頭を下げた。

 中国比例で2回の当選を重ね、ようやく実現した小選挙区での出馬。だが、民主の猛烈な勢いに、終盤に入っても予断を許さない戦いが続く。「保守勢力を総動員しなければ勝てない」と陣営。25日には地元の県議、市議を集めててこ入れを要請、比例に回る村田吉隆の後援会にも働きかけを強める。

 民主新人の花咲宏基も接戦を訴え、政権交代ムードの盛り上げを図る。25日夜、真庭市北房町で開いた個人演説会では「誰がやっても自民候補に勝てないといわれた選挙区が、党の重点区になった」と力を込めた。

 議席に届かなかった前回選挙から4年。ほぼ毎朝、街頭に立ち続けた。党方針で新人の立候補は連続2回までとされており、負ければ最後の戦いとなる。26日には党代表の鳩山由紀夫が笠岡市入り。鳩山が今回の衆院選応援で岡山県を訪れたのは初めてで、党を挙げての支援をアピールした。

 幸福実現党新人の佐藤雅章は消費税廃止などを訴えている。

(2009年8月27日掲載)

4665チバQ:2009/08/30(日) 12:14:56
>>4662-4665
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/2009/08/16/20090816101729.html
保守分裂 支持争い激化 2、3区
読めぬ票の流れ 民主も警戒

岡山3区の立候補予定者の集会。保守分裂の争いに緊張が高まっている=8日、勝央町
 18日の公示が目前に迫り、前哨戦が過熱する衆院選。政権選択を懸けて与野党が激突する中で、岡山2、3区は複数の陣営が保守層を基盤とし、激しい支持争いを演じている。民主党陣営は保守分裂につけ入る構えを見せるが、各陣営とも票の流れを測りかねているようだ。

 今月12日、県議会棟の応接室。3区に立候補を予定する自民前職(中国比例)の阿部俊子氏が、選挙区内の自民党県議7人に「ご支援お願いします」と協力を求めた。

 ほかの選挙区の自民陣営では早くから持たれた立候補予定者と党県議の会合。3区は初めてだったが、10人の県議のうち3人は姿を見せなかった。

 苦しい胸の内 

 2005年の前回選挙で3区は、自民で郵政民営化法案に反対した平沼赳夫氏に、党本部が阿部氏をぶつけた。小選挙区を制した平沼氏は選挙後に離党。中国比例1位だった阿部氏も復活当選。2人がともに議席を得たことで、強固な自民地盤に亀裂を生んだ。

 党県議らが公然と平沼氏を支援した前回とは違い、今回は県連も阿部氏の公認を了承した。それでも県議の1人は「後援会には両方の支持者がいる。一方だけ応援できない」と苦しい胸の内を明かす。

 一方、民主は前回に続き無所属で立つ平沼氏との連携を模索していたが、10日になって新人の西村啓聡(けいと)氏を急きょ擁立。保守対決に割って入った。

 関係者の見方は「平沼氏に流れるはずだった民主票が離れる」、「平沼氏より保守色の薄い阿部氏から支持が奪われる」と分かれ、激戦模様が加速。別の自民県議は「民主が候補を立ててから阿部、平沼両氏陣営の支援要請が激しくなっている。ますます対応が難しくなる」と漏らす。

 3区では幸福実現党新人の池田恭一郎氏も立候補の予定。

 火  花 

 県内最多の5人が立つ予定の2区も、自民前職(中国比例)の萩原誠司、無所属元職の熊代昭彦、国民新党新人の赤松和隆の3氏が保守層を奪い合う。

 前回選挙で自民は、郵政法案に反対した熊代氏の対抗馬として、現職の岡山市長だった萩原氏を擁立。熊代氏は出馬断念に追い込まれ、萩原氏も小選挙区で民主に敗れて比例復活した。

 雪辱を期す熊代氏は小選挙区で過去3回勝利、赤松氏も自民衆院議員の秘書を長く務めた経験がある。両氏とも医療・福祉、郵政といった旧来の自民支持層にアプローチし、萩原氏と火花を散らす。

 これに対し、民主前職の津村啓介氏は「民主対自民3人の戦い」と訴える構え。ただ陣営には「前回は萩原氏の転身に対する批判から保守票がこちらに来た。今回は離れる可能性もある」との警戒感も強い。

 2区では、幸福実現党新人の戸板道広氏も準備を進める。

 05年郵政選挙での大勝と引き換えに自民が抱え込んだ支持層の分裂。2、3区は、その影響を引きずる戦いとなりそうだ。

(2009年8月16日掲載)

4666チバQ:2009/08/30(日) 12:18:58
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514565217
近づく審判〜選挙区情勢リポート 鳥取1区

 石破氏 逆風や組織力不安/奥田氏 無党派浸透に苦戦

 肌で感じる弱体化

 20日から23日にかけ、報道各社の世論調査結果が出そろった。いずれも自民党前職の石破茂候補が「優勢」。石破候補の後援組織・志友会は26日夜、鳥取市内で500人規模の集会を開催。弛緩(しかん)した組織にむちを入れ、選挙戦終盤に向けてアクセルを踏み込んだ。

 知名度と組織力は他の追随を許さない。しかし、陣営は党への逆風、組織の弱体化を肌で感じている。陣営に「はがきも電話もするな」と書き添えられた支持者カードが届き、ショックを受けた。「上積み要素はない」と言い切る陣営幹部もいる。

 20年以上石破候補を支持する建設会社の社長は「どこまで組織が崩れているのか見えん。風頼みの相手なのもやりくい」と、いら立ちを隠さない。社員が、各党の政権公約(マニフェスト)を比べる姿にも不安が募る。

 また、本来なら結束すべき公明党県本部に対し、党県連内には不満がくすぶる。協力態勢が不十分として、公明党が推薦を躊躇(ちゅうちょ)したためだ。石破候補が自民党の再建を訴えながら、公明党への支持を説く姿を苦々しく眺める県連幹部もいる。

 石破候補の個人後援会が公明党県本部との仲を取り持っており、銀杏泰利同本部代表も「信頼関係ができている」と認めるが、しこりは残ったままだ。

 因幡弁で街頭活動

 26日の鳥取市街地。街宣車から、民主党新人の奥田保明候補がつぶれた声を張り上げ、因幡弁で訴える。

 「民主党の奥田、頑張っとりますけぇ。力を貸してつかんせぇ」

 党への追い風が個人票に結びつかず、無党派層の支持が弱いとみた陣営が絞り出した方言作戦。党名と候補者を結びつけると同時に、親近感をもってもらうため、今更ながら考え出した。

 集会などを盛り上げてきた「政権交代・準備完了」と染め抜いたのぼり旗は、政党スローガンで公選法に抵触する疑いがあり、使用をやめた。あおりで、24日から総勢200人が35カ所で実施する予定だった朝のつじ立ちも、目印がなければ迫力がないと中止した。

 終盤戦に総決起集会で気勢を上げようという連合鳥取の提案も、党幹部や参院議員は激戦地の応援に手いっぱい。日程上無理と、党本部から断られた。

 無党派層確保策が八方ふさがりになり、連合鳥取の1万4千人を中心に、自分の携帯電話に登録している友人・知人5人以上に投票依頼する運動が始まった。最後は連合に頼るしかないという、党の弱点の表れだ。

 選挙戦終盤は、街宣活動を大票田の鳥取市街地に集中。28日からは奥田候補自ら自転車に乗り支持を訴える。伊藤保選対本部長は「最後まで力を尽くすだけ」と前を向くが、光はまだ見えてこない。

 建設的野党前面に

 「どうしても石破、奥田両氏の対決に注目が集まる」。共産党新人の岩永尚之候補の水津岩男1区選対本部長は口が重い。赤旗読者以外の層への政策浸透を狙い、号外6万部を選挙区内にほぼ配り終えた。すそ野拡大を図るが、課題の若年層対策は、そもそもの若者党員数が少ないこともあり、依然、決定打を欠く。

 街頭演説では、社会保障費削減などをやり玉に自公政権を批判する一方、民主党政権の可能性が高まったとみて「建設的野党」を前面に押し出す主張にシフトする構え。

 27日は、井上哲士参院国対委員長を招いたJR鳥取駅前での演説会を機に、追い込みに入る。

 諸派(幸福実現党)新人の細川幸宏候補は、鳥取市内を中心に街頭活動を続けている。

('09/08/28 無断転載禁止)

4667チバQ:2009/08/30(日) 12:19:33
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514580217
近づく審判〜選挙区情勢リポート 鳥取2区

 湯原氏 接戦続き陣営焦り/赤沢氏 米子苦戦で危機感

 浮動票獲得が必須

 「思うように支持が広がっておらんのです」。連日開かれる民主党新人の湯原俊二候補の個人演説会では、福間裕隆選対本部長の切迫した声が響く。事実上の一騎打ちとなっている自民党前職の赤沢亮正候補を突き放せないからだ。

 1年3カ月かけて選挙区内を歩き回った湯原候補の運動量や、全国的な自民党への逆風などを考えれば「もっと優位に立っていてもおかしくない」(福間本部長)が、競り合いが続く現実に陣営からは焦燥感がにじむ。

 参院議員の川上義博民主党鳥取県連代表は、地盤の県中部を中心に保守票取り込みに腐心。自らの選挙のように声をからすが、壁は崩し切れていない。

 公示直後、湯原候補への支持が意外に広がっていないのを見て早めに仕掛けたのが支援組織・連合鳥取の磯江智昭会長だった。20日の執行委員会では「このままでは1、2区とも危ない」と危機感をあらわにして、各労組に票の掘り起こしを要請した。

 「28日に岡田克也幹事長が米子入りする」。25日、鳥取県琴浦町の演説会場。陣営幹部から耳打ちされると、川上代表は厳しかった表情を一瞬崩した。連日のように党本部に党三役の来県を要請していたからだ。

 最大票田での浮動票獲得は、組織力で赤沢陣営に劣る湯原陣営にとっては必須条件。強力な切り札を得て、川上代表は「ここで流れをつくる」と話し、混戦からの抜け出しを図る。

 演説会で組織固め

 「頑張ろうなんて段階じゃない。勝つぞ、でお願いします」。26日夜、鳥取県日南町内で開いた個人演説会で、赤沢候補は支持者200人の頑張ろう三唱をさえぎり、切迫した声で要望した。

 切迫感の背景は、地盤となる米子市での伸び悩みだ。

 公示前に赤沢陣営が描いた青写真は2005年衆院選の再現。当時は自民への追い風に乗って序盤の劣勢をはねのけ、地盤の米子市で他候補に1万票以上の大差をつけた。しかし今回は、地盤がかぶる湯原候補と逆風下での争い。各報道機関の世論調査で米子市での苦戦が伝えられると、陣営の危機感は一気に増した。

 「米子で必ず差をつけなければならない」。広江弌西部選対本部長ら陣営は25日に米子市内で党の青年部や女性部、企業や団体の代表を集めた緊急集会を開き、組織をフル動員しての票の掘り起こしに入った。

 現状で最も手応えがあるのは個人演説会。連夜4カ所を回って組織固め。さらに票の上積みを要請する。

 勝敗の鍵を握る無党派層の取り込みに向けては、隣の鳥取1区から石破茂農相が再三てこ入れする。解散後、28日までに4度鳥取2区入りし、マイクを握る。ただ、全国的に党が苦戦する中、無党派層にアピールできる他の弁士を招くまでには至っていない。

 赤沢候補への推薦でまとまる公明党も、今回は逆風に悩まされる。安田篤公明党県本部幹事長は赤沢陣営との連携を強調した上で「比例は公明党とお願いした後、小選挙区は自民党と言ったら、比例の票も吹き飛びかねない」と明かす。

 諸派(幸福実現党)新人の甲谷英生候補は米子市を中心に街頭演説で支持拡大に努めている。

        =おわり=

4668チバQ:2009/08/30(日) 12:21:19
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082802.html
石破氏・小沢氏が加勢 広島1区、自民と民主競り合う '09/8/28

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 衆院選広島1区は、自民党前職の岸田文雄氏(52)と、民主党新人の菅川洋氏(40)が激しく競り合ったまま最終盤に入った。27日は自民党の石破茂農水相、民主党の小沢一郎党代表代行が、それぞれ応援に駆け付け、げきを飛ばした。

 午後3時、広島市中区のJAビルであった岸田氏と広島2区の前職の合同演説会。次の遊説先に向かうため岸田氏が会場を去った後、石破氏がマイクを引き継いだ。「民主党農政では日本は壊滅する」。駆け付けた農林業者たちから拍手がわき起こった。

 午後6時半、中区で始まった岸田氏の総決起大会。「自民党は反省しながらも再建しなければならない。勝ち抜かせてほしい」。岸田氏はそう声を振り絞った。

 同じ時刻、約500メートル離れた別の会場で、菅川氏の総決起集会が始まった。開始から約1時間後、小沢氏が登場する。「私が彼を一人前の政治家に育てる。国会に送り出してほしい」。小沢氏のげきに、詰め掛けた支持者は大歓声で応えた。

 選挙戦を取り仕切り、全国を巡る小沢氏。この日は、広島空港(三原市)から会場に直行し、約10分の演説を終えると空港へ。菅川氏は「勝たねば意味はない。最後の一押しを」と頭を下げた。

 このほか、共産党新人の藤本聡志氏(54)は「建設的野党」を掲げ、社民党新人の上村好輝氏(49)は「憲法9条の重み」を説く。

 幸福実現党新人の山本浩徳氏(47)、無所属新人の中村文則氏(57)も立候補している。(加納亜弥、和田木健史)

4669チバQ:2009/08/30(日) 12:21:57
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082801.html
鞆架橋決着へ住民熱視線 広島7区、「着手」「見直し」期待 '09/8/28

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 鞆港埋め立て・架橋計画への賛否で揺れる福山市鞆町の住民が、今回の衆院選にかつてない関心を寄せている。今は国から事実上のストップがかかっている計画が、選挙の結果次第では「事業着手」「見直し」のどちらにも動きだす可能性があるためだ。

 「ぜひとも力をいただきたい」。鞆町で22日夜あった自民党前職宮沢洋一氏(59)の個人演説会。鞆架橋計画の推進を求める地元期成同盟会の大浜憲司会長(61)は集まった約250人に支援を求めた。

 宮沢氏も「鞆に人が住み続けるためには埋め立て・架橋は必要」と明言。4年前には国土交通省に働き掛け、「公有水面埋立法上はすべての同意は必要でない」との法解釈を引き出した。実績を評価する大浜さんたち推進派は、有志で地域の連絡所をつくり、全面的に支援する。

 計画は、金子一義国交相が国民的な同意や反対派との対話が必要だとの見解を示し、認可審査が事実上ストップしている。推進派は「計画を再び軌道に乗せられるのは宮沢さんだけだ」と力を入れる。

 「民主党中心の政権が実現すれば、流れが変わるかもしれない」。計画に反対するNPO法人「鞆まちづくり工房」の松居秀子代表(58)は結果次第で計画がストップするのではないか、という強い期待感を初めて抱いて衆院選を迎える。

 根拠の一つは、民主党のマニフェスト(政権公約)が不要不急な事業の根絶などを掲げていることだ。鞆架橋計画が具体例として挙げられているわけではないが、「政権交代で計画の白紙撤回が実現するかもしれない」との思いを反対派の多くが持っているという。

 ただ、宮沢氏と争う民主党比例前職の和田隆志氏(46)は「住民の意思がどこまで醸成されているか分からない」と計画の賛否について現段階では判断を保留している。

 このため、反対派が和田氏を組織的に支援する動きにはなっておらず、民主党への支持は個人レベルという。

 幸福実現党新人の植松満雄氏(50)は「景観を守って進めるならばトンネルにするのが一番いい」との見解だ。県が計画原案を1983年に策定して26年。長らく結論が出ない状況に鞆町の住民は賛成派、反対派ともいらだちを募らせている。(野崎建一郎)

4670とはずがたり:2009/08/30(日) 12:33:12
候補者一覧に高橋喜信の経歴が(元)衆院議員秘書ってなってるのは何故だ??(元)衆院議員ちゃうのw

4671チバQ:2009/08/30(日) 12:38:17
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082601.html
離島住民「候補来ない」 広島6区 '09/8/26

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 ▽広い選挙区に陣営苦慮

 瀬戸内海から中国山地まで5市2町にまたがる衆院選広島6区。岡山、島根、鳥取、愛媛4県に接し、面積は約3400平方キロと県内7選挙区のうち最大で鳥取県に匹敵。4人の候補者本人は18日の公示後、沿岸部の離島4島には手が回らず、一度も訪れていない。

 尾道市中心部から南東約6キロの備後灘に浮かぶ周囲11・9キロの百島。候補者を知ることができるのは島内6カ所の選挙ポスター掲示板だけ。農業藤田武士さん(70)は「候補者は誰も来てくれない。過疎で高齢者が多く、医療面で大きな課題を抱えているのに…」とため息をついた。

 6区には尾道市の百島、細島、三原市の佐木島、小佐木島の四つの有人の離島がある。有権者は計1500人余。今後も候補者本人が、島に入る予定はない。24カ所ある掲示板にポスターを張り切れていない陣営もある。

 2005年の前回は、国民新党の亀井静香氏(72)、無所属で自民党の支援を受けた堀江貴文氏(36)、民主党の佐藤公治氏(50)が激戦を展開。各候補は離島にも足を運び、浸透を図った。だが、今回は様相が変わった。

 11選を目指す国民新党前職の亀井氏は、国民新党や支援する民主党候補者の応援で全国を巡り、地元入りの機会は少ない。一方、追う3新人には選挙区の広さに戸惑いもある。

 前県議で自民党新人の小島敏文氏(58)は「三原市と世羅郡が合区となった2年前の県議選でも広いと感じたが…」。選挙区を1巡すると約800キロに達する。陣営は「正直、候補が島を回る時間がない」という。

 共産党新人の花岡多美世氏(52)は尾道、三原市の沿岸部に重点を置き、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)も尾道市中心部を軸に街頭に立つ。

 民意が政権の枠組みを決める衆院選。佐木島の無職男性(74)は「1票を投じる先を選ぶ参考にするためにも、候補者に直接触れたい」と望んでいる。(松本恭治、山成耕太、新田葉子)

4672チバQ:2009/08/30(日) 12:39:40
>>4041
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082104.html
焦点区を歩く<広島3区> 自・民、「北部」に攻勢 '09/8/21

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 ▽「格差」解消 双方が訴え

 広島市北部から、島根県境に至る広島3区。選挙戦初日の18日、民主党新人の橋本博明(39)は、西中国山地に抱かれた安芸太田町に立っていた。

 「今回の衆院選は政権選択選挙です」―。初挑戦した2005年の前回、ミニ集会すら開けなかった地だ。「この4年間、生活は良くなったのか。都会と地方の格差も広がった」。自民党支持層の厚い地域で、4年前は喝采(かっさい)を浴びた小泉構造改革への批判を展開した。

 初日に早速巡回

 橋本は初日、有権者の多い広島市安佐南区と安佐北区に続き、安芸太田町と北広島町、安芸高田市を巡った。「北部重視」。橋本の選対本部長に就く元広島県議の住川征一(70)が言う。橋本が対決する自民党比例前職の増原義剛(64)が1996年に新進党から挑んだ衆院選で、住川は「増原選対」にいた。

 「北部重視」には理由がある。増原が無所属で再挑戦した00年の衆院選。民主党県連副代表だった住川は「増原選対」を去っていた。しかし落選後、山間部をはうように回ってきた増原の姿を知っていた。その増原は北部3市町で得票を2倍に積み上げて雪辱を果たす。破った相手は今回、自民党の比例代表に立つ党前職の河井克行(46)だった。

 「ここで票を集めた候補が勝ってきた」。住川の指南を受けた橋本は05年の落選後、自民党系が多い市町議へのあいさつ回りを始めた。寄り合いがあると聞けば駆け付け、人を紹介してもらった。

 昨年10月に国民新党の推薦を得て、郵政民営化の見直しを求める郵便局長たちが橋本を引き回した。北部3市町で政党ポスターの数は引けを取らない。

 「北部」を知り尽くす増原は20日、北広島町に入った。街頭では小泉構造改革の功罪に、くしくも橋本と同じ言葉で触れた。「いい面もあったが都市と地方の格差は拡大した」。そして、「麻生政権の経済再生施策こそ必要だ。政策で勝負する」と続けた。

 沿道から好反応

 選挙カーが通りかかれば農作業のお年寄りが手を振り、事業所から社員が出てくる。沿道の反応は橋本をしのぐ。「後援会で勝ってきた」と自負する。

 ただ、小選挙区と比例代表を入れ替わるコスタリカ方式が生む「空白」の代償は小さくはない。自民党は3区で増原と河井に適用し、増原は03年の前々回以来の小選挙区となる。内閣府副大臣に就き、地元入りが減ったことにも支持者からは不満が出た。昨秋以降、役員会やミニ集会を重ね、立て直しを図った。

 過去、全面協力に至らなかった増原と河井だが、河井は今回、増原の選対顧問に就いた。18日、安佐南区での増原の出陣式で河井は「全力で応援する」と宣言。増原は「つながりを大切にして票を積み上げる」とスクラム戦を誓った。

 幸福実現党新人の日高順子(46)は公教育改革を訴える。=敬称略(高橋清子、胡子洋)

4673チバQ:2009/08/30(日) 12:40:17
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082206.html
焦点区を歩く<広島4区> 地域はう自民元幹事長 '09/8/22

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 ▽3度目に迫る民主新人

 公示翌日の19日。広島4区の自民党前職の中川秀直(65)は、東広島市の住宅団地を選挙カーで巡った。助手席窓から身を乗り出し、支持者を見つけると手を握った。その合間、腰に手を当て顔をしかめる。

 「疲れが腰に出るタイプ」と秘書が明かす。解散後だけでも、200カ所以上で演説を重ねた。体重は3キロ減った。「初心に戻って戦う」と中川。当選9回、党幹事長まで務めたベテランが、地域をはうように回る。

 息子と腹心争う

 浮上のきっかけがなかなかつかめない今の党勢。もう一つ、中川が危機感を強めるわけがある。2006年4月の東広島市長選。衆院議員を8期務めた義父俊思(故人)の代から60年来の地盤で息子と自らの腹心が争った。

 先に立候補表明をしたのは、05年衆院選で中川の選対幹部を務めた当時県議の蔵田義雄(57)。その5日後、中川の次男(39)も名乗りを上げる。自民党が分裂した選挙は、蔵田が圧勝した。「オヤジと息子で権力を独占するのか、との批判が市民の中にもあった」。中川自らそう認める。

 市長選から3年4カ月。今回衆院選で「蔵田シンパ」を中心に自民党支持者の一部が、民主党新人の空本誠喜(45)の応援へと動いた。21人の自民党市議団も少なくとも数人が離反したとみられる。市長選の「しこり」に加え、中選挙区時代に根強くあった党支持者間の対立も引きずる。

 40年支持に決別

 19日夜、東広島市高屋町であった空本の個人演説会。地元の市議が応援弁士に立った。「中川さんに対抗する」。四十数年支持してきた自民党への決別宣言だった。蔵田もマイクを握る。郵政民営化や「麻生降ろし」などに疑問を示し「みなさんの熱気を衆院選にぶつけてほしい」と結んだ。

 最後に登壇した空本は「年金や医療、介護、農業などすべての政策や制度が崩壊しようとしている」と自民党政治を批判し、政権交代を訴えた。

 中川の元腹心である蔵田自身、衆院選へのスタンスを「平等、中立」と言う。公示日の18日は両陣営の出陣式でそれぞれ激励のあいさつをした。中川の個人演説会にも近く出席する予定だ。

 中川は過去2回、空本を退けた。03年は約3万6千票差、05年も約4万2千票差。有権者の半数近い14万1千人を抱える東広島市で大きく勝ち越してきた。

 その「本丸」で響く不協和音を一掃しようと、中川は「世襲制限」を宣言し、今回の選挙に臨んだ。対する空本陣営は「市長選があったからこそ、今回の接戦になった。攻勢をかける」。21日、空本は午前7時から東広島市のJR八本松駅前に立った。

 「東広島決戦」―。広島4区はその様相を一層強めながら、選挙戦中盤に入る。

 幸福実現党新人の沖ゆり(54)は、憲法改正などを訴える。=敬称略(下久保聖司、境信重)

4674チバQ:2009/08/30(日) 12:40:53
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082303.html
焦点区を歩く<広島5区> 民主地元で自民浸透図る '09/8/23

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 ▽呉中心部は激しい攻防

 「民主党に大きな風が吹いている。でも、ここではそよそよとしか吹いておりません。激戦が続いています」

 呉市川尻町で20日、広島5区の民主党比例前職の三谷光男(50)が開いた個人演説会。公示後、必ずこの一言を演説に加える。自民党前職の寺田稔(51)の底力を警戒してのことだ。

 3度目顔合わせ

 2人の対決は3度目となる。1度目は、池田行彦元外相の死去に伴う2004年の補選で、寺田が約7400票差で勝った。2度目の前回05年は差を詰められたが、寺田が約6200票差で辛勝し、三谷は比例で復活当選した。

 今回は、初の前職対決。現職の約4年間で知名度を上げた三谷には、民主党への追い風が加わった。「今回の選挙で勝てんかったら、もう一生勝つときはない」。呉市出身の強みを生かし、地縁や同窓生の勝手連などの支援を得る。連合広島も活発に動き、悲願の小選挙区での勝利を狙う。

 これに対し寺田は「挑戦者のつもりで戦う」と決意する。陣営は公示後に「地元の役に立つ政治家」をアピールポイントにし、対抗する。19日、呉市広での個人演説会に来援した金子一義国土交通相は「365日、呉のことを忘れたことがないのが寺田先生」と持ち上げた。陣営は街頭演説の回数を急きょ増やし、支援企業などの組織固めにもかつてなく力を入れる。

 これまで2度の戦いは、有権者の多い呉市中心部でリードした三谷を、寺田が竹原市や島しょ部など周辺部での得票でかわした。

 寺田の夫人は、保守本流といわれる派閥「宏池会」の会長だった故池田勇人元首相の孫で、故池田元外相のめいにあたる。寺田は、竹原市を中心にした池田家の地盤を受け継ぐ一方で、有権者が多い呉市ではもともと足掛かりが少ない。寺田自身も広島市西区出身だ。

 対する呉市出身の三谷は、同じ宏池会会長に就いた故宮沢喜一元首相の公設第1秘書を務めた経歴を持つ。

 今回、寺田は、竹原市や島しょ部のリードで逃げ切る同じ構図は通じないと覚悟する。「周辺部の自民票を固めながら、呉市中心部で浸透、拡大しないと勝てない」

 商店街PR合戦

 江田島市から尾道市の一部まで選挙区は広い。フェリーでの移動も必要な島しょ部へも目配りしながら、攻防は呉市中心部に移ってきた。両陣営は22日午後、約3時間の間を置いて、中心部の商店街をパレードした。

 寺田の選対本部長を務める奥原信也自民党県連幹事長は、18日の出陣式でマイクを握った。「この選挙区を失うようなことがあると自民党は過半数を割る」。政権選択を懸けた今衆院選の「縮図」だと強調した。

 幸福実現党の新人塚本能照(50)は、国防の強化を訴える。=敬称略(清水大慈、新本恭子)

4675チバQ:2009/08/30(日) 12:41:28
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082401.html
焦点区を歩く<広島7区>元首相から続く議席かけ '09/8/24

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 ▽刷新狙う民主を猛追

 福山市新市町で21日夜あった個人演説会。「今回は追い掛ける立場。皆さん、助けてください」。広島7区の自民党前職宮沢洋一(59)は必死の形相で繰り返し、頭を下げた。

 ▽接戦で2度下す

 7区は、過去4度の小選挙区戦で敗れたことのない「自民王国」。宮沢は、伯父の故宮沢喜一元首相から地盤を引き継いだ。だが今回、過去2度は接戦で下した民主党比例前職の和田隆志(46)に、「後れを取っている」と感じながら臨む。

 「政権交代」という逆風が、党全体に吹きつける。当選3回の宮沢も昨年、選挙時以外ではしていなかった街頭演説を毎週末に始めた。公示前には1時間当たり70軒の支援者回りをこなした。支援企業の中核を担う幹事企業約120社の従業員も22日朝、事務所前に約200人が集まり、「頑張ろう」と気勢を上げた。

 「宮沢ブランド」は、喜一元首相から42年間にわたり備後の衆院議席に根付く。地場の有力経営者たちが「国政での活躍が、そのまま備後の誇り」と支えてきた。しかし、その経営者たちも、元首相の引退と相前後して経営の一線から退いたり、他界したりした。

 今回、選対総括責任者の菅田博文(53)は「宮沢の灯(ひ)を消してはならない」と繰り返し、「宮沢ブランド」の消長をかけた戦いに勝機を見いだす構えだ。

 対する和田。2005年に落選し、08年に比例中国で繰り上げ当選するまで、毎日のように個人宅や会社を丹念に回るローラー作戦を続け、「市内を4、5周はした」。可能な限りイベントやボランティア活動に顔を出し、勉強会も随時開催してきた。

 福山市神辺町の山あいで21日午前、街頭演説に立った和田を住民約30人が囲んだ。「これまで集会やイベントで親しみを感じてくれた人たちが、こうして出てきてくれる」。神辺地区後援会副会長の森島正弘(66)は手ごたえを感じ取る。

 ▽風吹いていない

 18日にあった出陣式で、選対副本部長である連合広島福山地域協議会議長の石井一清(54)はこう力を込めた。「7区に(民主党への)風は吹いていない。一人一人が相手をしのぐ運動をしなければ当選は果たせない」

 和田の最大の支持母体である福山地協の組合員数は約2万3千人。和田は「新政権への期待を日々感じている」と受け止めるが、組合員全員が和田に投票しても当選ラインの2割程度である。前回、前々回の票差である1万8千前後が「地力の差だ」と石井。宮沢の底力を警戒し、組織の引き締めに躍起になっている。

 旧大蔵省で先輩と後輩の間柄だった宮沢、和田。元首相から続く議席の維持か、刷新かをかけた3度目の決戦は、和田を宮沢が激しく追い上げる展開で後半戦に突入した。

 幸福実現党新人の植松満雄(50)は、消費税廃止などを訴える。=敬称略(門脇正樹、与倉康広)

4676チバQ:2009/08/30(日) 12:43:04
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/yamaguchi/Sy09082501.html
焦点区を歩く<山口2区>自民、空白区奪還に奔走 '09/8/25

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 ▽対決再び 民主が気勢

 「ラストサンデー」の23日。山口2区の自民党新人の山本繁太郎(60)は岩国市中心部のスーパー前に立った。

 ▽支援の輪広げる

 「国の力で地元の課題を解決する役割を担う。国とのパイプ役となって地方を再生する」。米海兵隊基地を抱える地元負担の見返りとして、地域振興策の実現などをアピールした。36年間、霞が関で官僚を務めた自負が言葉ににじむ。

 後期高齢者医療制度への反発が強まる中での昨年4月の補選。山本は比例中国の現職だった平岡秀夫(55)に2万2千票差で敗れた。再起を期す今回。昨秋からの車の走行距離は月1万キロに達する。出身地の柳井市では同級生らが後援会をつくり、業界団体などに加えた組織のすそ野を広げてきた。

 2区がある県東部は故岸信介、故佐藤栄作の兄弟宰相を出した自民党のシンボルである。1996年の小選挙区導入後も、佐藤元首相の次男、信二元通産相(77)が2区で議席を守った。そんな「自民王国」に2000年の選挙で風穴を開けたのが、自由党と合併する前の民主党新人だった平岡である。元官僚。出身地の岩国市で票を伸ばした。

 平岡は00年、03年と2区で信二元通産相に連勝した後、05年の郵政選挙で自民党新人に敗れ、補選を含め2区では3勝1敗。05年は比例中国で復活当選し、9年間、毎週のように東京・永田町から地元に戻り支援組織を固めてきた。

 今回、自民党にとって山口県内唯一の「空白区」の奪還は最重要課題だ。18日の出陣式。選対本部長で県議の柳居俊学(59)は「全国が注目している」と鼓舞した。「責任を持って政権運営できるのはどの政党かが問われている」。山本は対抗意識を鮮明にする。

 迎え撃つ平岡。「政権交代こそ大きな目標。中央から地域主権に変える」。23日は山本がマイクを握ったスーパー前に時間差でついた。1年4カ月ぶりの山本との再戦。平岡は「チェンジ日本」を掲げて勝利した補選を振り返り「あの時の勝利が政権交代への流れとなった。今回が集大成だ」と意気込む。

 ▽山間部に手応え

 公示翌日の19日に回った岩国市の山間部。手を振る支援者の姿に「かつてない手応え」を感じたという。郵便局長の政治団体も後押し。都市部でフル回転する連合山口副会長の藤村秋生(53)は「一歩ずつ票を上積む」。

 公示前から集会で党政策の説明に時間を割いた。マニフェスト(政権公約)を積極的に配り「政権交代後のイメージを描いてもらう」との戦略を取る。

 自民党にとっては「歴史」、民主党には「新時代」。二つのシンボルが、山口2区でぶつかり合う。

 幸福実現党新人の河井美和子(47)は、国防強化などを訴える。(広田恭祥、和多正憲)

4677チバQ:2009/08/30(日) 12:44:24
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/yamaguchi/Sy09081904.html
「自民王国」にも変化? '09/8/19

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 衆院解散前、自民党が3議席、民主党が1議席だった県内の4選挙区。議席独占を目指す自民党と、勢力拡大を狙う民主党が全区に候補を立て激突する。元首相と官房長官、元外相がそろう自民党の各陣営も民主党新人の追い上げに警戒を強め、「自民王国」の選挙戦に変化が出ている。

 最激戦区とされる2区では昨年の補選と同様、民主党前職と自民党新人が争う。民主党前職は毎週末に地元に戻って支援組織を固め、自民党新人も後援会を軸にあいさつ回りやミニ集会を重ねてきた。米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転をめぐる問題も争点の一つ。両党県連も重点区と位置付ける。

 1区の注目度も高まりつつある。山口市出身で35歳の民主党新人が2年前からあいさつ回りや街頭演説を繰り返すのに対し、外相や防衛相を歴任してきた自民党前職も危機感を持ち、入念に支援者を回ってきた。共産党新人たち2人も無党派の支持拡大を狙う。

 4区では、2007年の首相辞任から再起を期し、地元に張り付く自民党前職に、民主、共産両党の新人2人が挑む。3区は前回同様、官房長官の自民党前職が民主党新人の挑戦を受ける。3、4区の自民党陣営は、ここ最近にはない組織の引き締めを図っている。

 幸福実現党は1、2、3区に新人を擁立した。(荒木紀貴)

【写真説明】有権者に政策を訴え、支持を呼び掛ける山口2区の立候補者(岩国市)

4678チバQ:2009/08/30(日) 12:45:10
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/okayama/So09082601.html
<焦点区を歩く>岡山4区 医療関係票めぐり攻防 '09/8/26

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 ▽自民の基盤 狙う民主

 岡山4区の民主党前職の柚木道義(37)が18日、倉敷市内の総合病院前で声を張り上げた。「政権交代は社会保障の見直しから始まる」。後援会長で院長の松田忠和(61)が「必ず彼を国会に送り出そう」と玄関に集まったスタッフや患者たちに呼び掛ける。公示日最初の街頭演説だ。

 「小泉旋風」が起きた2005年の前回、柚木は、自民党比例前職の橋本岳(35)に約6千票差で競り勝つ。世襲批判が勝因の一つとされた。サラリーマンから民主党の候補者公募に合格した柚木。初挑戦した03年は、橋本の父、故龍太郎元首相に敗れていた。

 落選した翌日から柚木は街頭に立ち、徹底して地域を巡った。2年後、元首相の後継となった橋本を相手に雪辱を果たす。

 ▽演説会に母の姿

 対する橋本。22日に倉敷市内で開いた個人演説会には、母久美子(67)の姿があった。「こうして出てくると、世襲批判を上塗りするようですが、黙っていられない思いです」。久美子がこう切り出すと、参加者が盛んにうなずいた。

 元首相の選挙では長年、久美子が応援で全国を巡る夫に代わり地元を守った。古くからの支持者に人気は高い。元首相の引退で解散した後援会員の再結集を図るため最後まで息子と並び、マイクを握る。橋本は「責任政党は自民党しかない」と力を込める。

 厚生族のドンと呼ばれた元首相の地元。橋本の祖父、故龍伍・元厚相の代までさかのぼれば60年にわたる「王国」であり、それを支えてきた柱の一つが医療現場に固まる票だ。

 そこに柚木が切り込む。議席を得て4年間、衆院厚生労働委員会で年金、医療、介護問題に取り組んだ。医療費抑制を狙う政府・与党の医療制度改革に異を唱え、党の対案づくりにもかかわる。

 「医療現場の声を聞かせてほしい」―。柚木はそう言って松田を訪ねるようになり、昨春、後援会長就任を要請した経緯がある。

 これに対し、橋本は自民党で厚生労働関係団体副委員長を務める。「赤字病院の増加など改革のひずみを修正していくため、医療費総額を増すことは重要だ」と訴え、医師会の主張を取り入れる。

 橋本後援会の副会長には村山正則(83)が就く。「医龍会」と名付けられた元首相時代の医師の組織で票を積み上げてきた参謀だ。

 ▽両候補者に推薦

 そして倉敷医師会は今回、橋本と柚木の2人に推薦を出した。自民党候補以外に出すのは初めてだった。

 公示後。二人はともに、街頭演説の行程にそれぞれが支援を取り付けている病院の前を織り込む。22日、橋本は倉敷市内の別の総合病院前で「働く世代がしっかり稼いで国の税収を上げ、社会保障政策を進める仕組みを立て直さないといけない」と力説した。

 医療現場にくい込みを図る柚木と、そこに復権をかける橋本。命をつなぐ現場での攻防は、「王国」の存亡と重なり合う。

 幸福実現党新人の小岩井実由香(46)は、街頭活動に力を入れる。=敬称略(教蓮孝匡、滝川裕樹)

4679チバQ:2009/08/30(日) 12:45:42
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/okayama/So09082703.html
<焦点区を歩く>岡山5区 自民の「牙城」に民主挑む '09/8/27

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 ▽幹部らが来援 総力戦

 民主党代表の鳩山由紀夫(62)は26日、ヘリコプターで笠岡市に降り立ち、炎天下の公園で演説した。

 「ここは日本の象徴のような選挙区。相手は元大蔵官僚の2人。皆さんの悩み、苦しみが分かる候補に未来を託してもらいたい」。鳩山は、隣に立つ岡山5区の民主党新人の花咲宏基(43)の手を取り、アピールした。

 5区がある県西部は、故橋本龍太郎元首相や故加藤六月元農相、故藤井勝志元労相を出し、1996年に小選挙区が導入された後も自民党が議席を守ってきた。

 2007年の参院選岡山選挙区。民主党参院議員の姫井由美子(50)が、自民党の元総務相片山虎之助(74)たちを破った「地方の乱」でも、5区内は自民票がトップだった。花咲はそんな自民の強固な地盤に再挑戦し、接戦を繰り広げる。

 ▽初の小選挙区に

 自民党は、比例中国前職の加藤勝信(53)が、初めて小選挙区から挑む。前職の村田吉隆(65)は、次回に再び小選挙区に戻る前提で比例中国から立候補。「党の結束力を見せてほしい」と支持者に呼び掛け、タッグを組む。加藤も村田も元大蔵官僚。それぞれ加藤元農相、藤井元労相を義父とする。

 「官僚出身の世襲議員と戦う最重点区」―。民主党本部は岡山5区をそう位置づけ、衆院解散後、幹事長の岡田克也(56)、代表代行の菅直人(62)たちを次々と送り込んできた。「ここで勝てたら政権交代」。党幹部たちは演説会で叫んだ。

 05年の前回、村田に約4万7千票差で敗れた花咲。政策提言集団「平成維新の会」事務局員や会社経営などを経て民主党の候補者公募に合格した経歴を持つ。

 ▽地域に張り付く

 この日、鳩山との演説でも「地盤(支持組織)、看板(知名度)、かばん(カネ)のないいち庶民からの挑戦です」と訴えた。落選後は革靴9足を履きつぶし、地域に張り付いた。

 一方の加藤は16年間、大蔵省に勤めた後、義父の秘書を経て03年に比例中国で初当選した。今回、3期目を目指す。現職の6年間も週末は地元に戻り、義父から引き継いだ後援会の26支部や地域を巡った。衆院解散後は、麻生太郎首相(68)、石破茂農相(52)の来援も受けた。

 公示日の18日、笠岡市での出陣式。加藤は「父が生まれ育ったこの地でようやく投票用紙に名前を書いていただける」と声のトーンを上げた。

 そして26日。鳩山が花咲と笠岡市でマイクを握っていた同じころ、自民党の元首相安倍晋三(54)が総社市で、加藤の応援演説をしていた。「行政官の実績もあり、実力がある。信頼できる」

 自民党にとって譲ることはできない「牙城」の5区。両党の総力を挙げた戦いは最終盤までもつれこむ。

 幸福実現党新人の佐藤雅章(58)は、国防の重要性などを訴える。=敬称略(杉本喜信、佐藤正明)

4680とはずがたり:2009/08/30(日) 12:46:47
>>4673
自堕落な生活の乱れのツケが顕れてますなw
>その合間、腰に手を当て顔をしかめる。
> 「疲れが腰に出るタイプ」と秘書が明かす。

4681チバQ:2009/08/30(日) 12:48:11
>>4668-4670中国:中国新聞

http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/shimane/Ss09082801.html
<焦点区を歩く>島根2区 「王国」自民フル回転 '09/8/28

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 ▽国民新は共闘で攻勢

 中国山地の山あいの島根県邑南町。25日、島根2区の自民党前職の竹下亘(62)が選挙カーを飛び降りた。お年寄り7人に駆け寄り、握手して再び出発する。今回初めて、「どぶ板」を貫く。

 ▽郡部中心に巡る

 竹下は「大逆風」と危機感を抱き、郡部を重点的に巡る。繰り返すのは「田舎を必ず守る」。選対本部長で県議の佐々木雄三(65)は「1票差でも勝つ」と執念をあらわにする。

 兄の故竹下登元首相が築いた「竹下王国」を引き継ぎ、4選を目指す竹下。2005年の衆院選は、郵政民営化に反対し自民党を離党した国民新党比例前職の亀井久興(69)を5万5千票差で退けた。

 07年の参院選ではしかし、元首相の元秘書で王国の一角を担う景山俊太郎(65)が、「野党共闘」を組んだ亀井の長女亜紀子(44)に敗れる。小泉改革で疲弊する農村、公共工事削減で細る建設業…。強固な集票構造がほころびを露呈した。

 竹下王国と亀井親子の3度目の対決。「竹下並み」に動くのが、元首相の腹心だった前党参院議員会長の青木幹雄(75)である。地元に張り付き、出雲市を中心に独自のミニ集会を31カ所で組んだ。「いかに苦しくとも必ず勝ち抜かなくてはならない」。公示日の18日、青木は出雲市内で声を振り絞った。

 強烈な組織の引き締めで首長、議員も動員する。県知事の溝口善兵衛(63)は23日、地元の益田市内で街頭演説し、側面支援した。

 ▽「決戦場は出雲」

 対する亀井。民主党と社民党と「野党共闘」を組み、王国の本丸である出雲市を攻める。「決戦場は出雲。ここで勝たないと、当選はない」と亀井。今年に入り、後援会「亀双会」を市内に2支部発足させ、計6支部に増やした。

 総合選対に初めて社民党も加わる。益田市議で総合選対幹事長の大畑茂三郎(73)は「相手の背中は見えた。こっちの風を出雲に送り込む」と意気込む。

 公示後、大物を次々と呼ぶ。民主党代表の鳩山由紀夫(62)、同党参院議員の蓮舫(41)、国民新党代表代行の亀井静香(72)が街頭に立った。28日は、浜田市に民主党幹事長の岡田克也(56)が来援する。

 03年の小選挙区削減で、亀井は旧島根3区の地盤を竹下に譲った。05年の前回は2区で竹下に敗れ、比例中国で復活当選。ただ、今回は「比例票は民主党に流れる。比例復活は難しい」とみて、背水の陣をしく。

 全国的に民主党優勢が伝えられた先週末から、亀井の訴えが変わった。26日、竹下が前日に街頭演説した邑南町の同じ場所でマイクを握る。「自民党は野党になるんですよ。亀井久興じゃないと皆さんの声が中央に届かない」。「与党の亀井」を前面に、関心が高まらない持論の郵政問題を自ら封じ込めた。

 自民党とともに築かれた「王国」の底力にかける竹下を、民主党への追い風を取り込む亀井が猛追する最終盤。「政権選択」を問う衆院選の縮図が、中国山地の山あいに浮かぶ。

 幸福実現党新人の相浦慎治(41)は街頭活動に力を入れている。=敬称略(河野揚、岡本圭紀)<おわり>

4682神奈川一区民:2009/08/30(日) 12:50:00
>>4670 とはさんには話したと思いますが、あの
候補者は代議士時代、自分の名刺に代議士の文字
よりも小沢一郎秘書の文字が大きかった候補者で
したから。候補者にとって元代議士よりも小沢一
郎秘書のほうが価値が高いと思っているのでしょ
う。

4683チバQ:2009/08/30(日) 12:51:30
http://www.topics.or.jp/election/2009/08/125134085906.html
「岩浅票」の行方に注目 大票田の阿南市 2009/8/27 00:00
 激戦模様の衆院選徳島3区で、岩浅嘉仁阿南市長の動きに関心が集まっている。過去の国政選挙では「中立」を標ぼうしてきた岩浅氏だが、小沢一郎民主党代表代行と仁木博文氏(民主新人)と共に自身の後援会有志の会合に出席。岩浅氏は「中立の姿勢に変わりはない」と強調するが、「仁木氏支援」との声も上がっている。同市は、3区の有権者の約3割を占める最大の票田だけに、岩浅票の行方が注目される。

 岩浅氏は、11日に小沢氏が徳島3区入りした際、阿南市内での自身の後援会有志の会合に、小沢、仁木両氏と共に出席。「政党と官僚が緊張感を保つため、健全な政権交代が必要だ」との持論を述べた。

 岩浅氏にとって小沢氏は、衆院議員時に行動を共にした「同志」であり「師」。周囲からは「岩浅氏の仁木氏支援を印象づける(岩浅、小沢両氏による)演出」とも受け止められた。

 際立った動きは見せていない岩浅氏だが、25日には大阪府内の小選挙区に立候補した民主元職の応援へ。岩浅氏は、民主元職を「昔からの友人」と説明するが、「民主党にスタンスを置いている」との印象を強めた。

 岩浅氏は、後藤田正純氏(自民前職)に9年前の衆院選で敗れ、その後、市長選で後藤田氏が推す候補に勝って市長に就任した。こうした経緯から岩浅氏の有力支援者は「少なくとも後藤田氏を支援することはない」と言う。岩浅氏を支援する60代の男性は、仕事の関係で後藤田氏の集会に顔を出したが、「岩浅氏の支持者の顔は見なかった」と話す。

 後藤田陣営は無関心を装うものの、「後藤田が劣勢とされている所は岩浅氏の比較的強い地域に重なる」(陣営関係者)と警戒感を強めている。

4684チバQ:2009/08/30(日) 13:00:02
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/157.html
■“第5の候補”も始動 民主が比例単独に川越氏擁立

 18日公示された衆院選で民主、公明両党は本県関係者を比例九州ブロック(定数21)の単独候補に擁立した。民主は各種世論調査で優勢が伝えられる中、小選挙区候補が大量当選すれば名簿下位でも議席獲得の可能性は高まる−との読みに基づき積極擁立した。同党県連は比例単独候補を離島を抱える3区を中心に回らせ、県内小選挙区の勝利に向けて票の掘り起こしを狙う。公明は名簿6位に登載し「予備の候補」としての意味合いが強いという。

 民主は県連副代表で2年前まで約10年間、県連幹事長を務めた元県議の川越孝洋候補(66)を擁立。県連は7月下旬、党本部から候補者1人を推薦するよう指示され、これまでの県連への貢献度を考慮し川越候補を申請していた。

 民主の比例九州ブロックの単独擁立は川越候補を含め2人。川越候補は九州内の推薦リストの中から党本部が決めた。渡辺敏勝県連幹事長は選出理由について、本県が参院で2議席を獲得している点などを挙げ「着実に支持勢力を伸ばしているからではないか」と分析。また全国注目区の2区を抱えているだけに「党本部も長崎は特別と考え、比例候補を加えて相乗効果を図りたいのでは」(県連関係者)との見方もある。

 川越候補は3区から立候補した山田正彦候補(67)の統括選対本部長を務めており活動は同区が中心となるが、県内各区にも出向く予定で“第5の候補”として小選挙区候補への波及効果と比例票の掘り起こしを狙うという。18日、大村市であった出陣式では「(山田正彦候補の)選挙区での勝利を心からお願いしたい。そして、比例区の民主党もしっかりとご支援を」と“第一声”。同日の記者会見でも「黒子に徹し、1人でも多く選挙区から当選するよう頑張るだけ」と自身の役割を強調した。

 民主は九州の小選挙区候補者28人を比例の重複1位に並べており、川越候補は一つ下の29位。前回、民主は同ブロックで約228万8千票を獲得し7議席を獲得している。

 公明は党県本部青年局次長の金子秀一候補(33)を擁立。街頭演説などをする予定はなく、党県本部の江口健幹事長は「比例九州ブロックで目標に掲げる4議席以上の議席を狙うつもりはない。あくまで予備の登載」と説明している。



2009年8月20日長崎新聞掲載

4685チバQ:2009/08/30(日) 13:00:50
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/164.html
■激戦地ルポ/長崎4区・佐世保 新旧市長“対決”が熱

 【佐世保】4選を目指す自民前職、北村誠吾と9年ぶりの政界復帰を目指す民主元職、宮島大典が因縁の対決を繰り広げる長崎4区。大票田の佐世保市では宮島陣営が元自民衆院議員の前市長、光武顕の支援を受け保守票を侵食。北村陣営は現市長の朝長則男の支援で巻き返しに必死だ。新旧市長の“対決”ムードが熱を帯びている。

 「安定政権か混迷政権か。実力政治家を育てるか新米か」

 衆院選が公示された18日夜、北村陣営が市南部で開いた個人演説会。朝長はこう語気を強め、訪れた有権者に“選択”を迫った。

 市長就任前の自民県議時代に北村の選挙を支えた朝長は、今回も北村支持を明言。市内でのほとんどの個人演説会に出席し「『市長は中立ではないか』と言う人もいるが、大変お世話になった。パートナーは北村しかいない」と支持を訴えている。

 衆院解散まで動きが鈍かった北村陣営だが、解散後は朝長や公明党などの手厚い支援で急速に態勢を整えた。陣営は「佐世保で五分に持っていけば勝てる」と手応え。光武の動向にも「自民支持者の反発があり、かえってプラス」(党市議の一人)と強気だ。

   ◇   ◇    
一方の宮島陣営は、出遅れた北村陣営をよそに公示前から保守票への食い込みを図ってきた経緯がある。

 「今回は動きづらいよ」

 18日、同市内であった北村の出陣式。出席した保守系市議の一人は、難しい顔でこうささやいた。

 4区の戦いは北村、宮島の初対決となった2000年以来、複雑な経緯をたどってきた。宮島が自民公認で戦った同年、無所属で出馬した北村が勝利。次の03年は逆に北村が自民公認で当選。同公認で比例に回った宮島は落選し、前回(05年)民主にくら替えしたがまたも北村に敗れた。

 宮島の後援会は自民時代以来の熱心な支持者が核。光武も自身の支持者や人脈を頼りに、従来の自民支持層にてこ入れ。勝敗が不透明な激戦も手伝い、保守系市議団の中からは「支持者が両方に割れ、片方に肩入れしにくい」との声も漏れる。

 労組票を核とする民主勢力と後援会が連携、社民、国民新両党の支援を得た宮島陣営は「佐世保で引き離せば勝利は確実」とし、両陣営とも大票田を決戦場と見定める。朝長の動きに光武は「信念でやられているのだから、とやかく言うことはない」と冷ややかだ。

   ◇   ◇   
 幸福実現新人の山田孝一は、支持拡大に向け懸命の訴えを続けている。(敬称略)

長崎4区の立候補者
宮島大典 46 民主元(1)
山田孝一 58 幸福新
北村誠吾 62 自民前(3)
     (届け出順)


2009年8月22日長崎新聞掲載

4686チバQ:2009/08/30(日) 13:01:23
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/175.html
■激戦地ルポ/長崎3区・大村 主戦場で追い込み

 【大村】長崎3区で事実上の一騎打ちとなる自民前職、谷川弥一と民主前職の山田正彦。過去2回の選挙では谷川が勝利を収めているが、民主への風が吹くなか、状況は混沌(こんとん)としている。離島部で激戦を繰り広げる両候補。3度目の戦いは大票田、大村市の無党派層の動向が鍵を握るとされており、両陣営の舌戦も激しさを増している。

 盆休みの余韻が残る16日夜。大村商工会議所で開かれた「谷川やいち氏を励ます集い」の会場は、支援者が座るいすで隅々まで埋め尽くされた。市長の松本崇は、谷川の力で国道34号の拡幅が進んだとして「谷川さんがいなかったらと思うとぞっとする。向こうの人は本当に何もない。100対0です。受けた恩は返さにゃいかん」と声を張り上げた。

 谷川は、厳しい財政の中で子ども手当や高速道路の無料化を掲げる民主の姿勢を批判、「われわれと民主党とどっちが本物か」と訴えた。

 福田前首相の退陣時は「逆立ちしても勝てないぐらいの大負け」(谷川)だった状況から、陣営は市長、県議3人、同市議会の19人が加わる鉄壁の陣を敷き、猛烈に追い上げてきた。だが、過去の選挙は「五分の戦い」(県議)「かろうじて勝った」(市議)と見て手を緩めない。

   ◇   ◇   

 「この道路はおれが造ったとか、あの橋はおれが架けたとか。みんな、われわれの税金ですよ」。18日夜、同市内であった山田正彦の個人演説会。民主の参院議員、犬塚直史は実績を訴える与党側の姿勢に疑問を投げかけた。

 谷川陣営が実績を強調する戦略に対して、山田陣営の演説会では「国道拡幅というが政権与党のおこぼれに預かっているだけ」(市議)と批判する。

 報道各社の世論調査は全国的に民主党優位を伝えている。だが、長崎3区は多くの離島を抱え、“風”に左右されにくいとされる。山田正彦は「(自民の)猛烈な組織型の圧力選挙で逆に厳しい風を肌で感じる」と話す。

 23日夜、同市内で開いた個人演説会。あいさつに立った陣営幹部が「(参加者が)何でこんなに少ないんだ。残念でたまらん」と怒りを爆発させた。民主優勢のムードが広がる中、「人が出なくても票は出る」との楽観論さえ出ていたが、陣営幹部は「とっくにリードした状況ではなくなっている。われわれが今からもっと燃えなければいけない」と焦燥感をあらわにする。

 「主戦場は大村。ここで決まる」−。激戦が伝えられる中、両陣営は最後の追い込みに必死だ。

   ◇   ◇   

 幸福実現新人の山田聖人は、政権選択に埋没しまいと各地で訴えを続ける。(敬称略)

長崎3区の立候補者
谷川弥一 68 自民前(2)
山田聖人 43 幸福新
山田正彦 67 民主前(4)
      (届け出順)



2009年8月25日長崎新聞掲載

4687チバQ:2009/08/30(日) 13:01:57
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/176.html
■激戦地ルポ/長崎1区・長崎 「引き締め」「巻き返し」に躍起

 県都・長崎市を舞台に7期目を目指す民主前職、高木義明と再選を狙う自民前職、冨岡勉が事実上の一騎打ちを展開する長崎1区。序盤情勢で報道各社が全国的に民主圧勝の可能性を報じる中、高木陣営は緩みという「内なる敵」をどう消し去るかに腐心する。冨岡陣営は4年間の実績を強調しながら乾坤一擲(けんこんいってき)、巻き返しに懸命だ。

 20日夜、市内の小学校体育館であった高木の個人演説会に本人の姿はなかった。党副代表としてこの日から2日間、兵庫、広島の候補者の応援に回った。公示後に選挙区を空けるのは国会議員になって初めてのことだ。会場のいすは埋まったが後方に座った無職男性は「まるで前回までの久間(章生)さんみたいだ」とつぶやいた。

 “あるじ不在”の選挙戦を経験するまで当選を重ね党内での地位を確立した高木。支えてきたのは、ほかならぬ出身の三菱重工労組長船支部をはじめとする連合長崎傘下の労組による安定した集票力だ。

 22、23の両日。繁華街などで笑顔を振りまき支持を訴えた高木。選対は同時並行で集票を狙ったフォロー作戦を展開した。1人10票を目標に集めた後援会名簿を基に組合員らが投票を呼び掛ける。公示前、市内全域で展開したローラー作戦とともに高木陣営恒例の票固めだ。硬軟織り交ぜた戦術は盤石のように見える。だが−。

 世論調査で高木の優勢が伝えられるたび選対事務局長の高比良末男はいら立ちを隠さない。恐れるのは市内に充満する「高木は大丈夫」との楽観ムード。「風なんかどこにも吹いていない」と語る高比良は21日、たまらず支援団体に「マスコミ報道に惑わされるな!」と大見出しを打ったファクスニュースを一斉送信。上滑りを警戒する。

   ◇    ◇

 「いま大変苦しんでおります。必ずお役に立ちます。お役に立って見せます」。24日夜、商工関係者が集まった個人演説会。冨岡は何度も頭を下げ、危機感をあらわにした。序盤戦はあまり頭を下げることがなかっただけに、この行動は陣営関係者を驚かせた。

 序盤戦。ムードはそこまで悪くはなかった。5万枚作ったうちわは受け取る市民が多く、医療関係の集会は立ち見が出るなど手応え十分にもみえた。ただ陣営幹部は異変も感じていた。

 つじ立ちをしても車の中から手を振り返す人が極端に少ない。後援会名簿も集まりが悪い−。新聞各紙の世論調査が出そろった23日。幹部は「やはり…」。悪い予感の方が的中した。

 これからの陣営の頼りは冨岡自身の実績だ。カネミ油症特措法の成立などにかかわり個人演説会などでは「1年生議員らしからぬ働きをした」とPR。戦略も練り直し、選挙カーでの巡回は市議や県議に任せ、冨岡は別行動で支持母体ともいえる医療・福祉関係を中心にあいさつ回りに専念。中盤は組織の引き締めに重点を置く選挙戦を展開している。

   ◇    ◇

 共産新人の渕瀬栄子は市内をくまなく回り存在感を示そうと懸命。幸福実現新人の江田耕一は消費税廃止など訴える。(敬称略)

渕瀬栄子 53 共産新
高木義明 63 民主前(6)
江田耕一 51 幸福新
冨岡 勉 61 自民前(1)
(届け出順)


2009年8月26日長崎新聞掲載

4688チバQ:2009/08/30(日) 13:02:38
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/188.html
■激戦地ルポ/長崎3区・五島 「草の根」「組織」で攻防 票の上積みに懸命

 【五島】全国的に民主優勢が伝えられる衆院選。しかし、長崎3区の離島五島市では、全国的な状況とは異なり、以前からの支持者らを中心とした選挙戦が展開されている。3度目の対決となる自民前職の谷川弥一と民主前職の山田正彦。両候補の出身地である五島市で最終盤の集票活動に必死だ。

 谷川は21日、福江島を巡った。街頭演説で横一列に並んだ市議らを指し、「逆風どころか暴風雨だったが、この皆さんのおかげで吹き飛ばされずに立っている」と述べ、「もうちょっとで勝てる」と支持を訴えた。25日は二次離島を海上タクシーで回った。多くの市議も結束して動き、選対幹部は「情勢は思った以上に良くなった」と話す。

 組織選挙を展開する谷川。農政連盟や漁協、建設業協会など多くの組織の推薦を受けている。だが、組織内まで浸透できているかには疑問が残る。山田を支持する農家も少なくない。また、ある漁協幹部は「漁民はばらつく」と漏らす。県建設業協会五島支部は、公共事業削減で業者の倒産・廃業が相次ぎ市内の会員数はこの10年ほどで半減、同支部幹部は「応援に勢いはない」と漏らす。

 支持を鮮明に打ち出しているのは市長の中尾郁子。21日は谷川を空港で迎え、一緒にはちまき姿で遊説。離島基幹航路の運賃値下げに向けた実績をたたえ「市民は一人残らず谷川弥一」とまで持ち上げた。

   ◇    ◇

 「政権交代は間違いない」。26日、福江島を回った山田は各種世論調査結果を踏まえ、言い放った。だが3区は激戦とみられており、「もう一歩。五島で勝てば滑り込める」と訴え続けた。

 山田は公示前までに、農政通をPRできる本の出版パーティーやミニ集会を重ね、草の根戦術を徹底してきた。県議の山田博司も住民の相談に駆け回り、市議5人もフル稼働。陣営は「特に子ども手当が効いている」とみる。

 だが、山田を推薦した連合長崎五島地域協議会は、公務員労組の比率が7割を占め、活動時間が限られているため「活発に動けない」(同協議会関係者)という。総決起集会に出席した連合長崎副会長の明石佳成は「3区に風は吹いていない。歴史的決戦に一人一人が参加し、支持拡大を」とハッパを掛けた。

 選対幹部は「挑戦者の気持ちを忘れない」と気を引き締め、「五島で少しでもリードできれば、優位に立てる」と話し、電話戦術を中心に票の上積みに懸命だ。

   ◇    ◇

 幸福実現新人の山田聖人は消費税全廃を訴え、浸透を目指している。(敬称略)

長崎3区の立候補者
谷川弥一 68 自民前(2)
山田聖人 43 幸福新
山田正彦 67 民主前(4)
      (届け出順)


2009年8月28日長崎新聞掲載

4689チバQ:2009/08/30(日) 13:03:24
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/182.html
■激戦地ルポ/長崎2区・諫早 浮動票の行方見えず 結束を強め浸透図る

 自民の重鎮と民主の新人が激突する長崎2区。政権選択が争点となった衆院選の象徴的な選挙区として全国的にも注目される。選挙も終盤に入り、自民、民主両陣営とも大票田の諫早市で激しい戦いを繰り広げている。

 「ここは選挙戦の帰趨(きすう)を占うと同時に、諫早湾干拓や新幹線整備といった私の政治家としての評価が問われる重要な地だ」。20日午後9時半すぎ。大票田となる諫早市内の3カ所での個人演説会を終えて、自民前職の久間章生は終了後記者団に囲まれ、こう語った。

 諫早の有権者数は2区内の3分の1を占める約11万3600人。農林水産業中心の「農漁村部」と県都・長崎市のベッドタウン化が今も進む「都市部」とが混在している。自民にとっても、民主にとっても票が読みにくい大票田だ。

 同日の演説会には、前日の南島原に続き知事の金子原二郎も姿を見せた。「新幹線は久間さんがいなければ来ていない。防衛問題では右に出る人はいない。久間さんを育てたのはあなたたちです。久間先生にはぜひとも勝ってもらいたい」。大票田であることを意識してか、前日のあいさつにも増して、熱の入れようだった。演説会には「自主投票」を決めた県医師連盟諫早支部の幹部も登壇、「久間先生を落としてどうなる」と呼び掛けた。

 諫早での活動では、必ずといっていいほど地元選出の自民県議3人と諫早市議二十数人が交代で顔をそろえる。結束し、自らの支持者たちにも支援を要請するためだ。

 久間も言う。「ここ(諫早)を制すれば全体を制することができる。ここを落とすことはできない」

   ◇    ◇

 「頑張ってね!」。選挙期間中、唯一の日曜日となった23日。諫早中心部のアーケードに繰り出した民主新人、福田衣里子の周りには買い物客らが群がった。福田に握手を求め、そして応援の声が飛び交った。

 福田の人気ぶりを象徴する場面だったが、総合選対長で民主参院議員の大久保潔重はその様子を冷静に見つめ、つぶやいた。「大票田での票はまだ見えない…」。諫早出身の大久保。前回、2区から衆院選に出馬し善戦した。だが、地元諫早でも3千票余りの差をつけられた。それだけに表面上のムードだけで票を取り込めるのか不安が残る。

 この数時間前、陣営は市内で緊急会議を開き、後半の戦略を協議した。会議後、実動部隊となる労組は別室で再び協議を始めた。選挙も終盤に入ろうというのに「島原や西彼地区に比べ、諫早では労組の動きが鈍い」との声が内部で上がっているためだ。「組織としての役割を果たしてほしい」。長崎から駆け付けた連合長崎会長の小石隆は陣営の気の緩みを戒めた。

 選対幹部は言う。「組織がしっかり動くことで大量の浮動票に結び付く。風だよりでは安心できない」

   ◇    ◇

 幸福実現新人の柴田愛、無所属新人の山崎寿郎、同、相浦喜代子も支持拡大に動いている。(敬称略)

長崎2区の立候補者
久間 章生 68 自民前(9)
柴田 愛  35 幸福新
福田衣里子 28 民主新
山崎 寿郎 29 無所属新
相浦喜代子 45 無所属新
(届け出順)

2009年8月27日長崎新聞掲載

4690チバQ:2009/08/30(日) 13:06:03
>>4684-4690
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/171.html
■候補者の一日密着ルポ 真夏選挙は体力勝負

 衆院選は30日の投開票日に向け、終盤戦に入った。連日猛暑の中で繰り広げられている選挙戦。県内15人の候補者や運動員はどのように有権者に政策を訴え、支持を求めているのか。ある候補者の一日に密着した。

(報道部・山口紗佳)      ◇

 公示後のある日の午前7時。選挙事務所には候補者と運動員が集まり、スケジュールを確認した。「一日一日を大切に頑張りましょう」−。候補者ら6人を乗せた選挙カーはこの日最初の活動場所に向かった。

 午前7時30分。交通量の多い国道沿いに候補者ら11人が並び、行き交う車にマイクを使わず大声で支持を呼び掛ける。選挙運動に慣れた50代の男性運動員からは若い運動員に「腹に力を入れろ」とげきが飛ぶ。

 選挙カーから候補者の名前や政策をアピールする「うぐいす嬢」は男性と女性の2人が担当。運転席の後ろにある小さな机に陣営が作った原稿をセット。候補者の政策を訴えながら他党批判も織り交ぜる。「党の支持を伸ばすには批判も適度に入れていかないとね」。のどをつぶさないためには「歌うように鼻にかけて声を出すこと」がポイントだとか。

 移動中の車内では支援者を見逃すまいと、みんな左右をキョロキョロ。手を振ってくれる人を見つけると大きく手を振りながら「ご声援ありがとうございます」。

 午前8時40分、住宅街に到着した。スピーカーの向きや音量を細かくチェックし「立候補のごあいさつと支持のお願いにまいりました」。場所を移動し3回目の演説。応援してくれる市議と共に立つ。候補者の声を聞いて支援者が集まりだした。「頑張って。期待しています」。がっちり握手を交わし、笑顔で次の場所へ。

 真夏の選挙は体力勝負。この陣営は選挙カーに冷えたおしぼりと飲み物をそれぞれ20〜30本常備。演説終了後はおしぼりで顔を覆ったり、首に巻いて火照った体を冷やす。炎天下の活動に日焼け対策も欠かせない。ある女性運動員は日焼け止めをたっぷり塗り、首にはスカーフを巻いていた。

 午後は人通りが多い大型商業施設前で演説。雇用問題や社会保障の充実など政策を訴える候補者の横で、運動員は信号待ちの買い物客らにマニフェスト(政権公約)を書いたチラシを次々と渡していく。

 その後は商店街を歩いて「候補者自ら歩いて支持のお願いをしております」。市議や支援者ら約20人の先頭に立って「お仕事中すみません」「このたび立候補いたしました」。ほとんどの店主や買い物客と両手で握手を交わして回った。

 この日は計11カ所で街頭演説。午後6時半からは公民館で後援会の決起集会。支援者を前に「国民の生活を支える政治に変えましょう」と訴えた。午後8時に選挙運動を終了。「明日もよろしくお願いします」。候補者の声が響いた。



2009年8月24日長崎新聞掲載

4691チバQ:2009/08/30(日) 13:08:09
http://www.saga-s.co.jp/news/syuuinsen2008/2008syugi.0.1387389.article.html
09さが衆院選・激突【1区】政権懸け3度目決戦 (09年8月20日)

 「逆風でも進むヨットを操縦するような気持ちで戦っている。何としても勝たせてほしい」。公示前夜の17日、選挙を取り仕切る自民県連幹事長の木原奉文が主催した集会。福岡資麿(36)の当選に向け、木原は約700人の支持者に懇願した。
 自民は解散間際まで「麻生降ろし」で党内が混乱。それまでも「政権投げだし」や大臣辞任で批判を浴びてきた。福岡は「目の前で手を交差し、バツ印を出されたこともあった」と有権者の反応を振り返る。

■ “ぶれ”転機

 ただ、その逆風も弱まってきた感触はある。日米自由貿易協定(FTA)などをめぐり、民主に”ぶれ”が生じたのが転機。陣営幹部は「潮目が変わった」と反転攻勢をかける。

 相手は過去2回の選挙で、激しく競り合った民主の原口一博(50)。最初の対決となった03年は約3800票差で福岡が敗れ、前回05年は約9200票の差を付けて雪辱した。今選挙は1勝1敗で迎える3度目の対決。政権の行方も絡んで1区の勢力図を決定づける可能性もあり、まさに雌雄を決する戦いになる。

 一方、順風を受ける原口もがけっぷちに立たされている。民主は小選挙区で連敗した候補は、原則として次の選挙では公認しない。「サッカーでいえば、今はイエローカード。今度、小選挙区で負ければレッドカードで退場だ」。マイクを握るごとに、力がこもる。政権奪取が現実味を帯び、党の「ネクスト総務相」として期待も大きいが、陣営幹部は「小選挙区で勝たなければ大臣どころじゃない」と気を引き締める。


■ 復活は落選

 公示日の18日、佐賀、千代田、鳥栖の3カ所であいさつに立った関係者全員が「小選挙区での勝利」をことのほか強調した。比例復活は「当選ではなく落選」と受け止めて戦う覚悟だ。

 勝敗の鍵は、有権者の55%を占める大票田の旧佐賀市。ここでの得票差は03年が約4000票、05年が約3300票で、いずれも県都を制した方が当選を飾った。今回は両陣営とも小学校区単位で国政報告会を開くなど、市議選並みのこまめな運動でしのぎを削っている。

 「逆転の夏」をキャッチフレーズに、民主が競り勝った07年の参院選は佐賀市、鳥栖市、三養基郡と軒並み民主が制した。その流れで一気に「(政権)交代の夏」となるのか、再び自民が引き戻すのか。候補擁立を見送った共産の支持票や幸福実現新人の木場健(35)の動向にも注目しながら、攻防が激しさを増している。

   ◇     ◇

 衆院選佐賀1〜3区には11人が立候補した。30日の投開票に向け、激しく競り合う各選挙区の情勢を追った。

【写真】自民、民主の前職による事実上の一騎打ちとなっている佐賀1区。住宅地の細い道を自転車で回り、握手を交わして支持を訴える候補者=19日、佐賀市

4692チバQ:2009/08/30(日) 13:09:02
http://www.saga-s.co.jp/news/syuuinsen2008/2008syugi.0.1388341.article.html
09さが衆院選・激突【2区】農業票の争奪戦激化 (09年8月21日)

 「見てくださいこの資料。これだけ、いや、これ以上のことを佐賀のためにやっているんです」。公示前夜、佐賀市であった自民前職の今村雅弘(62)の政策を聞く会で、自民県連青年局の幹部らが声を張り上げた。参加者の手にはA3判の資料。有明海沿岸道路からカントリーエレベーター整備まで、道路や教育、農林水産など分野別に色分けされた150項目以上の事業が、選挙区の地図に細かに落とされていた。幹部は政権与党としての「実績」を強調、「政治とは実践。実行力と責任力だ」と力を込めた。
■ 電話1本で

 前回の05年選挙で今村は、郵政民営化に反対し無所属で出馬した。得票は、党本部の”刺客”候補にも票を奪われ、03年選挙の10万票から6万票台に激減。民主から初出馬した大串博志(44)に比例復活を許した。あれから4年、かつて盤石だった地盤は地殻変動を起こしている。

 選挙戦が幕を開けた18日。太良町であった大串の個人演説会。以前は20人程度しか集まらなかったという会場を約150人が埋めた。マイクを握った元町議らは「前回は自民支持で、大串とは何の関係もなかった。でも今は違う。会えば会うほど人柄と頭脳にほれる」。

 大串はこの4年間「電話1本で大串博志」をキャッチフレーズに、2、3人程度の三夜待までこまめに足を運んできた。その回数は600回を優に超える。太良会場での熱気は、農漁業を中心に自民の牙城とされる地区での浸透をうかがわる事案。こんな状況が各地に広がっている。

 攻め込まれた今村陣営が反転攻勢の格好の材料としているのが日米自由貿易協定(FTA)問題。2区内で4万票超とされ、勝敗を左右する農業票取り込み策だ。陣営は、「締結」から「交渉促進」にマニフェストの表現を変えた民主のブレや戸別補償制度に触れ「所得補償など甘い話には裏があるということ。FTAは輸入自由化につながる」と攻める。一方、大串陣営は「米など主要品目は当然、例外項目。国際交渉の場で自国の利益を守ることは常識」と、あくまで農産物を保護した上での交渉と説明、理解を求める。

■ 票の流動化

 農業票争奪に加え、新幹線や諫早湾干拓事業など「国策」関連の票の流動化にも陣営は気をもむ。

 新幹線への反発が強かった鹿島市。05年は今村が大串に2倍近い差を付けたが、07年の参院選では民主候補が逆転した。諫早湾干拓では、今村が農水副大臣、大串が訴訟原告団員として対峙。「副大臣職を賭して開門前提のアセスを実現させた」「裁判で戦い、農水とも戦い、開門への道筋をつけた」と、それぞれに実績を訴える。

 かつて自民の強さが際立っていた2区は、今は激戦区。前回、共産や自民”刺客”候補が獲得した票の流れや、幸福実現新人の牧原正朗(36)の動向もにらみながら、舌戦は熱くなっている。(敬称略)

【写真】農村部を多く抱える2区。当落を左右するともいわれる農業票獲得に向け、街演での訴えにも熱が入る=白石町新明

4693チバQ:2009/08/30(日) 13:09:59
>>4691-4693佐賀県:佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/syuuinsen2008/2008syugi.0.1390428.article.html
09さが衆院選・激突【3区】盤石「保利党」に危機感 (09年8月22日)

 8月初め、夏の日差しが照りつける神集島。ワイシャツ姿で汗をぬぐいながら自民前職・保利耕輔(74)が声を上げていた。「景気が悪いのは麻生総理のせいではなく外的な要因。対策の効果が出て景気は上向いてきた」。党政調会長という激務を縫っての島巡り。最後は「父(保利茂・元衆院議長)は党三役の時に落選した。保利さんは大丈夫と思わないで」と締め、全員に握手を求めた。
■苦い数字

 父の死去を受け、1979年に初出馬。一度も落選することなく、今回は11回目の当選を目指す。父の代から続く厚い支持基盤は「保利党」とも呼ばれる。前回は郵政民営化に反対して無所属で立候補、自民党本部は”刺客”も差し向けたが8万7500票を得て勝利。小泉旋風も吹き飛ばした。今回は党公認で党政調会長としての選挙。万全となるはずだったが、厳しい逆風に危機感は強い。

 陣営には苦い数字がある。前回、自民から出馬した広津素子(56)が得た4万9000票。そして07年7月の参院選で、民主が唐津市で集めた3万300票。保利が陣頭指揮を執りながら、自民は800票差で「唐津敗北」を喫した。盤石の地盤とはいえ、時々の「風」によって票の流れはみえなくなっている。

 「保利党」は唐津中心。自民党としての勢力伸長のために伊万里や武雄など、他地域への浸透が命題とされてきた。だが、「保利さんは唐津の人。決起大会には行くけどね」(保守系の武雄市議)と素っ気ない声も。16の後援会支部はあるが「強い結束」とは言い難い。そうした中で陣営幹部は「状況は前回の参院選以上に厳しいが、政調会長として恥ずかしくない数字も必要」と、比例票を含めた集票に懸命だ。

■共闘アピール

 対する野党陣営。「1、2区は民主、3区は社民」と民主とのすみ分けで、前回に続いて立候補した社民新人の柳瀬映二(55)は、昨秋以降、両党3候補の顔が並ぶ共同ポスターを制作、互いの集会では幹部クラスがあいさつに立つなど「共闘」をアピールする。

 自治労などの支援に加え、民主が受ける追い風にも乗って意気は上がる。ただ、党として掲げる脱原発や反プルサーマルでは微妙な対応も。支援団体となる電力総連の組合員は3区内に約800人。玄海原発との関係も深い。陣営は「街演などで、あえてこの問題に触れることはない」と、配慮しての選挙戦だ。

 前回は比例復活、今回は自民を離党し、みんなの党から出馬の広津は、公示10日前の結党で準備に追われたが、陣営幹部は「4年間の実績と、新しい政治を目指す党をアピールする」と力を込める。共産は3区だけに絞って新人の瀬戸雄也(30)を擁立。瀬戸は1、2区も回って比例票の掘り起こしも狙う。幸福実現党の橋山穂波氏(48)も加わり、反自民票の争奪戦となっている。(敬称略)

【写真】選挙区内ですれ違う街演車。5人が立候補した3区でも、戦いは激しさを増している=唐津市七山村

4694チバQ:2009/08/30(日) 13:17:05
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090829ddlk19010052000c.html
’09衆院選:2区ルポ 三つどもえ、最激戦 各陣営懸命の戦い−−あす投票 /山梨
 30日に投開票が迫る第45回衆院選。最激戦となっているのは、自民前職の堀内光雄氏、民主新人の坂口岳洋氏、無所属前職の長崎幸太郎氏が事実上、三つどもえとなっている山梨2区だ。各陣営の懸命の戦いを追った。(文中敬称略)【衆院選取材班】

 ◇長崎陣営「選挙区は人物で」
 ◇坂口陣営「揺り戻し」を警戒
 ◇堀内陣営「世論調査」に神経
 「比例区は政党を、選挙区は人物で」−−2区内を車で走ると、緑地に白の文字で染め抜かれたのぼり旗が、至る所で目につく。長崎の支持者が公示後、約1000本用意した。「当たり前のことをなぜ」と、選挙区外の人はいぶかしがるが、長崎陣営にとっては深い意味がある。

 無所属の長崎に比例復活の道はない。堀内も党の年齢制限で重複立候補していない。唯一、重複立候補している坂口は、仮に選挙区で負けても、党に追い風が吹く中、復活当選の可能性が高い。

 のぼり旗を立てた富士吉田市の自営業男性(48)は「復活できる坂口さんが選挙区で当選したらもったいない。若い議員2人を国会に送る方が2区のためになる」と話す。

 比例では民主に入れていいから、選挙区は長崎と書いてほしい。そう訴えて民主支持層を味方につけようという作戦だ。

 坂口陣営は、この戦術に警戒感を抱く。7月26日の決起大会では、選対本部長の樋口雄一県議が「(坂口が)比例でいいと思っている人はいませんよね」と訴えた。党執行部からは「選挙区で勝て」と厳命されている。

 また、坂口や党の優勢を伝える情勢報道による緩みと「揺り戻し」も警戒する。輿石東・党参院議員会長は公示後、5回も2区入りし、坂口をサポートする。報道各社の世論調査直後の23日、街頭に立った輿石は「坂口はまだ前に出ていない」と繰り返し、報道の打ち消しに躍起だった。

 堀内陣営も報道機関の世論調査に神経をとがらせる。22日付で選対関係者に配られた内部資料には「誤差の大きいマスコミ調査」「党本部の情勢把握では民主党を反転猛追」などと書かれている。支持者が「勝ち馬」に乗り換えることを警戒している、と事情を知る関係者は話す。

 党本部も危機感をあらわにする。24日に笛吹市で演説演説した石原伸晃幹事長代理は、記者会見で「(県内で当選の)可能性があるのは堀内先生」と断言し、「山梨の自民党国会議員がゼロになることは避けなければならない」と訴えた。

 28日には、富士山の清掃活動をしているアルピニストの野口健(36)を弁士に招いて演説会を開催。会場では「40歳以下の若い人、女性の票が足りません」と書かれたビラが配られ、渡辺凱保・富士河口湖町長が「残り3日で、最低25人に電話やメールで声かけをしてください」と呼びかけた。

毎日新聞 2009年8月29日 地方版

4695チバQ:2009/08/30(日) 13:18:21
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090825ddlk14010246000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/1 12区 /神奈川
 ◇ひしめく、主要4党
 「すごい反応ですよ!」。藤沢市の阿部氏の事務所で、電話作戦のボランティアが声を弾ませる。前回衆院選までは支持者だけにかけていた。電話帳片手に見知らぬ相手に恐る恐るかければ「テレビで活躍、見てますよ」「娘がクリニックでお世話に」。手応えありの○印が増えていく。

 「危ないのは日本の経済ではなく人間のいのち」。18日の第一声で持論の医療再生を唱えた阿部氏。前回選後の4年間で医療講演会60回、配ったチラシは500万枚。共鳴するボランティアの多くは同じアラカン(アラウンド還暦)の全共闘世代だ。過去3回は比例復活当選、今回は「小選挙区で」と燃える。

 03年衆院選で、復活組を含め4人が当選し「議員銀座」と呼ばれた神奈川12区。今回も渡辺氏が「健全な野党が必要」と出馬、みんなの党も擁立を模索した。主要政党4党がひしめき票を奪い合う乱立の構図が、社民党では県内初の小選挙区当選の期待を抱かせる。

 燃える理由には4年前に祝杯をあげた市内の居酒屋で出くわした光景もある。「社民の倍以上も取ったのに」「(比例復活の)制度がおかしい」。復活も逸した中塚氏のスタッフが大声で話していた。小選挙区の重みを知った。

 前回7万6000票近い票を集めながら初めて落選の憂き目を見た中塚氏も雪辱に燃える。この4年で選挙区内の一戸建ては、ほぼ全戸訪ねた。「組織が不十分だった」との反省から選挙区内に16後援会支部を設立、地元の悩みに親身に耳を傾けてきた。

 「政治を官僚から国民の手に取り戻そう」。公示翌日の19日夜、藤沢市民会館。さっそく岡田克也幹事長を招き、約300人の支持者に呼びかけた。民主への追い風が吹く今回「続けて落ちれば自分の未来はない」と覚悟を決め、自転車遊説のペダルを踏む。

   ◇   ◇

 「逆風も逆風、台風ですね。こんな時こそ頼りになる人。私ら世襲と違って逆境に強いからね」。軽妙な語り口に詰めかけた約1000人がわく。本番ムードが高まりつつあった6日夕、小泉純一郎元首相が初の応援演説に立ったのは同市民会館。議員会館で隣部屋だった桜井氏のためだった。

 市・県議と衆院を合わせて今回が11回目。どの選挙も一度は苦杯をなめ、そのたび返り咲いた。昨秋のコスタリカ解消でも「勝てる候補」を求める党本部の意向で比例から小選挙区に。昼は街頭で、夜は演説会で「日本を守れるのは自民だけ」と訴える。遊説途中で、ぽつり漏らした。

 「国の行く末を<風>とやらに左右されちゃ、たまらんな」【永尾洋史】=つづく

   ■   ■

 県内18小選挙区の注目区の戦いぶりを追う。

毎日新聞 2009年8月25日 地方版

4696チバQ:2009/08/30(日) 13:18:59
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090826ddlk14010202000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/2 10区 /神奈川
 ◇読めない新住民票
 オートロックの向こうに「新住民」票が眠る。本丸のように中央にそびえる41階建てと、城壁のように囲む6棟を合わせて約3500人が住むマンション群。計7棟の全世帯の郵便受けに、田中氏の支持者が国政報告ビラ約1000通を投函(とうかん)し続ける。3人で約1時間。「こうでもしないと主張を知ってもらえない」と汗をぬぐった。この約1年半に投函した封書は延べ35万通に上る。

 公示1週間前の昼すぎ、川崎市幸区。隣の中原区も含め神奈川10区は新築大型マンションへの人口流入が続く。有権者数は前回比約3万人増の48万5526人で全国2位。その約半数はマンション住まいの新住民、と田中氏の事務所はみる。

 オートロックに守られ、近所付き合いは希薄で、東京都内へ通勤する。地縁でも職場でも、とらえきれない。川崎市議、県議、衆院議員4期と当選を重ね、約30年かけて財界や業界団体をたばね「王国」を築いた田中氏にとっても、新住民は難物だ。盤石の組織は人口急増の前に意味が薄れ、多くは移り気な無党派層だけに「政権交代」の風に流される。

 田中氏は危機感を隠さず「今までない環境の悪い戦い。一人でも二人でも会う人に『田中』とお願いしてください」と頭を下げる。選対幹部は支持者の9割を固めたと言いつつ「投票率が上がればどうしようもない。せめて選挙が昨年だったら」。ため息がこぼれた。

   ◇   ◇

 「岡田幹事長が『どうしても中原区の皆さんにお話ししたい』と来てくれました」

 公示翌日19日の午後、中原区のブレーメン通り商店街。岡田克也民主党幹事長が紹介されると、行き交う買い物客が群がった。客の多くを占める新住民は著名人には敏感だ。

 東京13区から国替えし、集会や街頭で知名度を上げてきた城島氏。労組経験があり連合から「組織内候補」として全面支援の約束は得たが、田中氏の背中は遠いはずだった。

 だが風が押し上げた。民主党本部も10区を「重点区」に指定、鳩山由紀夫代表や菅直人代表代行ら幹部が入れ替わり駆けつける。城島氏は「いつ風向きが変わるか分からない」と引き締めに躍起だ。

   ◇   ◇

 「自公政権は退場を。民主政権のいい政策には賛成する」。22日夕、中原区の駅頭で笠木氏の声が響く。帰宅する新住民への「お帰りなさい宣伝」だ。10〜30人規模の小集会を地道にこなしてきた。いま民主批判は抑え気味だ。「民主支持層から少しでも比例票が流れてくれれば」と笠木氏は本音を漏らす。

 風の威力を増幅させる新住民。その票をつかもうと各候補があがく。【吉住遊】=つづく

毎日新聞 2009年8月26日 地方版

4697チバQ:2009/08/30(日) 13:19:57
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090827ddlk14010258000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/3 6区 /神奈川
 ◇自公協力、背水の陣
 トップの第一声の場所は、政党が衆院選で何に重きを置くのかを象徴する。公明党の太田昭宏代表は18日、神奈川6区・横浜市旭区の相鉄二俣川駅前を選んだ。「日本のために上田勇はなくてはならない。勝利を与えていただきたい」。同党にとって、県内唯一の小選挙区候補・上田氏の当選は至上命令だ。比例代表に重複立候補せず、自民党との選挙協力で議席死守を図る。

 公明側に先立ち、自民横浜市連の佐藤茂幹事長の決意がマイクに乗った。「連立与党統一候補の誠実で政策通な上田候補を、必ず当選させるために自民党は一丸となって戦いを制してまいりたい」。協力関係は緊密さを増し、合同選対も初めて設置。公明幹部は「理想的な態勢」と自負する。

 影響は他の選挙区の自民候補にも及ぶ。10日に保土ケ谷区で自民側が開いた上田氏の支援大会。ある自民前職は05年の前回選に関し「最後に押し上げていただいたのは公明党支援者の最後の一押しがあったから」と礼を述べた。今回も支援を得るには引き換えに、6区での貢献度が問われる。

 麻薬・薬物対策で知り合いという「夜回り先生」水谷修氏を旭区などに招いた23日の街頭演説。上田氏は「実行力、実績では絶対に負けない自信がある」と語気を強めた。

   ◇   ◇

 自転車に立てた「本人」ののぼりが風にはためく。白いTシャツ姿でスニーカーをはいてペダルをこぎ、池田氏が選挙カーに並走する。主婦や高齢者ら在宅の有権者を取り込む狙いだ。

 23日、保土ケ谷区の相鉄天王町駅前。池田氏は「暮らしを悪くした自公政権にレッドカードを突き付け、暮らしを第一とする民主党政権を作りたい」と演説を始めた。自公の選挙協力を「選挙風土が非常に悪くなってきた」と批判、「自立した市民として選択していただきたい」と呼びかけた。

 民主への追い風にも「手を抜かず従来通りフル稼働」と池田氏。油断してはいない。

   ◇   ◇

 比例に重複立候補した藤井氏は商店街や夏祭りを回り、支持層の掘り起こしに努める。23日は旭区の相鉄鶴ケ峰駅前で「私たちの暮らしと命がかかった選挙。国民に痛みばかりを押し付けてきた自公政治はきっぱりと終わらせる歴史的な選挙にしよう」と訴えた。

   ◇   ◇

 自公政権の維持か交代かが最大争点の中、背水の陣で臨む自公協力の「成果」は、選挙後の両党関係を左右する。毎日新聞の特別世論調査で6区の自民支持層の半数、無党派層の6割強は投票先を決めていなかった。最終盤まで熾烈(しれつ)な攻防が続く。【木村健二】=つづく

毎日新聞 2009年8月27日 地方版

4698チバQ:2009/08/30(日) 13:20:42
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090828ddlk14010254000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/4 8区 /神奈川
 ◇第3極の行方左右
 政権交代、脱官僚、地域主権……。似通う政策を並べながら「民主党との違いを訴えて参ります」と、江田氏は言葉を継いだ。

 公示日の朝、横浜市青葉区にある商業施設の中庭で上げた第一声。青いポロシャツ姿のスタッフが立てた「政権交代」ののぼり旗の横で、江田氏が言う。「政権交代後の政治を民主党だけに任せては危ない。これが『みんなの党』結党の理由です」

 新党参戦など今月に入って構図が動いた神奈川8区(青葉区、緑区)。前回選で県内で唯一、連立与党候補ではない江田氏が勝利できたのは青葉区でのリードが大きい。市内18行政区で2番目に人口が多く、平均年齢40・2歳は2番目に若い。無党派層の比率の高さが前回も今回も、結果を読みづらくする。

 江田氏との競合を避けて民主は当初、候補擁立を控えていた。だが8月に入り「完全な協力態勢になっていれば別」(小沢一郎民主党代表代行)との論理で、協力関係が整っていない新党に、きばをむく。公示直前に山崎氏を立て、8区に民主の風を送り込んだ。

 組織を持たぬゆえ、風になびきやすい無党派層取り込みが江田氏の基本戦略だ。自身の浮沈が、自民でも民主でもない「第3極」を目指す新党の生き残りさえ左右しかねない。

 自民と民主の政権選択選挙の中で、選挙後も新党が存在感を示せるか。指標となるのが8区だ。

   ◇   ◇

 「民主党の山崎誠。民主党の私、山崎誠でございます」。選挙サンデーの23日夕。東急田園都市線たまプラーザ駅(青葉区)前で、山崎氏が党名と名前を連呼する。スタッフは道行く駅利用者に、鳩山由紀夫代表が表紙を飾るマニフェストを配って歩いた。

 小沢一郎代表代行とともに民主最後の公認を得たのが今月4日。同区選出の前市議で一定の知名度はあるが、短期決戦だけに党への追い風が頼みの綱だ。「(江田氏が)無所属じゃなくなったことで、無党派層が民主に流れる可能性は十分にある。勝機はある」。選挙担当者は読む。

 3時間後、同じ駅前に福田氏が地元市議らと並んで立った。「党の体質を変えていくことが私たち次なる世代の責務だと思います」。逆風を逆手にとって訴える。「衆院議員も65歳で辞めるべきだ」「世襲制限をかけなければなりません」

 前回選で小差ながらトップに立った緑区に選対本部を置く。保守層が比較的多い土地柄だ。緑、青葉と交互に駅頭に立ち、地元の祭りにも顔を出して保守層の引き締めを図る。

 「江田さんと山崎さんが票を取り合う。そこを狙うしかないですよ」。選対関係者は漁夫の利を口にした。【山衛守剛】=つづく

毎日新聞 2009年8月28日 地方版

4699チバQ:2009/08/30(日) 13:21:17
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090829ddlk14010112000c.html
ルポ・注目区:’09衆院選かながわ/5止 17区 /神奈川
 ◇「河野党」のジレンマ
 「自民党のため、素晴らしい候補を後継に指名してくれた。心から感謝と敬意を表したい」

 25日夜、南足柄市文化会館で1000人を超す聴衆を集めた牧島氏の演説会。熱弁をふるった小泉純一郎・元首相と河野洋平・前衆院議長が、笑顔で手を握り合うと「最初で最後だろう」と見守る県議がつぶやいた。政治の理念も違い、さほど親密でもない。ただ今回衆院選で「王国」の継承を目指す点は2人に共通する。

 河野前議長から昨年9月に後継指名を受けた牧島氏は「接戦。どうかお力を貸していただきたい」と訴える。だが「河野党」と呼ばれ、河野氏の14期・42年間の議員生活を支えてきた後援会の中には、いまだ牧島氏が「地元出身ではない」ことへの抵抗感が根強い。

 河野氏の中学時代の同級生で長年、秘書を務めてきた相澤博・小田原市議は「お願いに行くと『なんで牧島よ』となっちゃう。だけど『当選させないと、河野さんの最後の花道が飾れないんだよな』という気持ちもあるようだ」と話す。勝たせてあげたいけど、だけどな−−。河野党がジレンマに揺れる。

  ◇   ◇

 選挙サンデーの23日の昼下がり。数百の露店が並ぶ祭りの雑踏の中から「頑張って」と声が飛び交う。小田原市板橋の「板橋のお地蔵さん」で親しまれる板橋地蔵尊大祭で、神山氏が握手を求めて歩いていた。出馬表明から2年2カ月。「配った名刺は6万枚を超えた」と胸を張る。

 公示前には鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら党幹部が応援に駆けつけた。「民主圧勝」が伝わる中、選対幹部は楽観ムードの引き締めに躍起だ。人気者の小泉元首相を招き、盛り上がりを見せた牧島氏の演説会とは対照的に、集会は一切しない。

 「うちはひたすら外で顔を見せるしかない。朝から晩まで」

  ◇  ◇

 同じ祭りには井上氏の姿もあった。ワイシャツのそでをまくって見せ「黒くなったでしょう」と笑い、「地元出身。ノンキャリアです」と頭を下げる。

 26日夜、小田原駅前。北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の増元照明事務局長が応援弁士として駆けつけた。「被害者救出に大きな力を発揮してくれた」と、安倍晋三首相の元秘書官だった経歴もアピールした。

 選対本部長の大野真一・小田原市議は「出遅れを心配したが、動きがよくなってきた。河野さんの票も民主の票も食っていると思いますよ」と語る。

 「台風の目とは思わないが(井上氏が)どれくらい票を取るかで当選ラインが変わってくる」。他陣営から警戒心を持たれているのも確かだ。【澤晴夫】=おわり

毎日新聞 2009年8月29日 地方版

4700チバQ:2009/08/30(日) 13:22:25
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090827ddlk46010544000c.html
2009衆院選かごしま:焦点区ルポ/上 3区 /鹿児島
 「政権選択」を焦点にした衆院選は県内でも、激戦が展開されている。5選挙区とも与野党対決構図。投開票を30日に控え、前・元対決の「3区」、5回連続同顔で、前職対決となった「1区」の二つの焦点区の動きを追った。

 ◇危機感、どぶ板遊説−−宮路氏/“追い風”民主と共闘−−松下氏
 「あれもある、これもあるとスーパーのチラシのようだ」

 25日、薩摩川内市。民主党のマニフェストを激しく批判したのは、「塩じい」こと、塩川正十郎・元財務相だ。自民前職、宮路和明氏陣営が応援を要請した。対抗馬は国民新だが、批判の矛先は民主。与野党激突の対決構図の象徴でもある。

 宮路氏は自民の主流、町村派の中堅。小泉純一郎元首相や町村信孝元官房長官ら来援は、同派が目立つ。公示後、塩川氏は麻生太郎首相らに次ぐ来援だが「締めくくり」(陣営)という。自民に逆風が吹き荒れ、派閥幹部らも地元に張りつき、終盤での大物応援は期待できないようだ。

 05年郵政選挙は、前職同士の保守分裂選挙。「改革継続」を訴え、圧勝した。だが、今回、風向きは逆転。宮路氏は「初当選の時よりもっと厳しい。どぶ板選挙をしなければいけない」と危機感をあらわにする。

 陣営で動きが活発なのは県農政連。民主党がマニフェストに一時盛り込んだ米国との自由貿易協定(FTA)締結問題に強く反発し、「従来以上に激しい運動」(陣営)を展開。川井田幸一委員長が公示日の18日、薩摩川内市など2カ所に駆け付けた。

 「民主党政権なら農業が破壊され、道路整備も進まない」などと野党を批判する宮路氏。ある演説会では「自民は親父(おやじ)、公明はやさしいおふくろさん」。初めて公明の推薦を得、与党の枠組みを強調。「比例は公明」と訴えて回る。

 05年「郵政造反」の無所属で落選した国民新の元職、松下忠洋氏(70)。「小泉改革と郵政民営化で『地方』が痛めつけられた。政治を変えなければ」。宮路氏への“再戦”の動機を訴えて回る。

 亀井静香代表代行、自見庄三郎副代表ら応援に駆けつけた党幹部も相次いで小泉改革批判。郵政見直しなどを訴え、「郵政選挙再び」の様相だ。

 「選挙サンデー」の23日、薩摩川内市。岩切秀雄市長が松下氏の選挙カーに乗り、市内で支持を呼びかけた。2人の副市長らも同行した。

 現職市長が野党支持を鮮明にするのは異例と耳目を集めた。岩切市長は記者会見でも「市が抱える課題を解決するため、汗を流してくれる人だから」と、支持を隠さない。

 元自民の松下氏は、かつての人脈などをテコに保守層へ浸透を図ってきた。南九州市の霜出勘平市長も出陣式に出席するなど「松下支持」を明言。他にも、合併前の元町長や、複数の現職議長らにも支援の動きがある。

 陣営は「民主推薦」のアピールを強めている。演説会などでは「政権交代」ののぼりが立つ。全国的に吹くとされる民主への「追い風」に乗る構えだ。鳩山由紀夫代表、小沢一郎代表代行ら民主幹部も選挙区入り。前回落選した民主新人は松下陣営で汗を流す。

 「従来の保守層だけでなく、連合傘下の労組など支持の輪が広がった」と陣営幹部。「野党共闘」への手応えを語る。【福岡静哉、馬場茂】

毎日新聞 2009年8月27日 地方版

4701チバQ:2009/08/30(日) 13:23:06
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090828ddlk46010478000c.html
2009衆院選かごしま:焦点区ルポ/下 1区 /鹿児島
 ◇組織力で追い込み−−保岡氏
 ◇自民牙城でも攻勢−−川内氏
 鹿児島市の住宅街。「景気回復」と記したのぼりを立てた自転車が路地を駆け抜ける。自民前職、保岡興治氏(70)と若手スタッフが手を振り続けた。

 早朝から辻(つじ)立ちし、朝から夕方まで、自転車遊説する日々という。日焼けで真っ黒だ。

 当選11回、法相2回のベテラン。だが、毎晩開く演説会では、妻や子供と共に、深々と頭を下げる場面も。ある市議は「1年生議員並みのドブ板選挙だ」と驚きを隠さない。

 「政策通」とされる保岡氏。街頭遊説や演説会などでは、景気対策など「実績」を強調する。自民への怒りを感じるのか、首相交代など政局の混乱に謝罪の弁も。民主批判は欠かさない。

 「経済が大きな危機にある今、民主党に任せると日本が沈没する。『いっとどま』(一度だけ)は破滅への道だ」と。

 党友好団体への支持固めにも余念はない。61団体でつくる「県都の政治を守る会」も、電話作戦など活発に動く。選挙戦最終日の29日午前には「1000人集会」を予定。組織力で、最後の追い込みを図る構えだ。

 だが、陣営は、勝負のカギは、無党派層対策とみる。自転車遊説もその一環だ。29日には俳優、杉良太郎氏の応援も。法相時代からの親交で知られ、4カ所で街頭演説するという。

 「今、政治を変えなければ、今後もずっと変えられない。国民生活が第一の新しい政治を実現する」

 民主前職、川内博史氏(47)は「悲願の小選挙区初勝利」を期す。4回連続で保岡氏に敗れ、比例復活。5度目の挑戦に「政治生命を懸ける」という。

 相手に負けじと連日、マウンテンバイクを駆って市街地を走り回る。24日には民主党を応援する格闘家・前田日明氏と天文館のアーケードを練り歩いた。

 天文館での辻立ちやメディア露出などパフォーマンスで知られる。だが、陣営幹部は「今回は地道な活動にも取り組んできた」。

 26日夜、鹿児島市立吉野小の体育館。「吉野で勝たせてください」。川内氏は個人演説会の冒頭、声を張り上げ、支持を訴えた。

 吉野地区は、自民の牙城とされる。自民参院議員2人のほか、複数の県議、市議の地元。厚い保守地盤とされる地だ。

 陣営は昨秋以降、吉野での支持呼びかけに力を入れた。公示後も繰り返し、選挙カーが吉野を回る。その甲斐(かい)あってか、26日の演説会は、約270人が耳を傾けた。昨秋、近くで開いた演説会の聴衆はたった数人。「じわじわ浸透してきている」。陣営幹部は手応えを口にする。

 “追い風”ムードとされるが、陣営は惜敗した07年参院選を教訓に、上滑りを警戒。地道に「政権交代」を訴え続けるという。

 共産が県内で唯一、擁立した新人、山口広延氏(34)は、住宅地などで県議や市議らと街宣を続け、「建設的な野党」の存在意義を訴える。得意のギターで自作の歌を披露するパフォーマンスも。

 幸福実現新人、川田純一氏(42)と、無所属新人、山下純一氏(54)も、街頭を中心に支持を呼び掛けている。【福岡静哉】

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毎日新聞 2009年8月28日 地方版

4702チバQ:2009/08/30(日) 13:24:57
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090826ddlk22010180000c.html
審判の夏:’09しずおか衆院選 激戦区ルポ「県都」1区 /静岡
 ◇因縁越え真っ向勝負 牧野氏、連合と蜜月/上川氏、保守層統合
 「激戦区の1区で牧野さんが当選することが政権交代の引き金になるんです」

 衆院選公示から一夜開けた19日早朝のJR静岡駅前。連合の高木剛会長がマイクを握り、訴えた。その隣には民主元職の牧野聖修氏が寄り添った。

 05年7月の知事選で牧野氏と連合静岡は対立した因縁がある。現職を支援した連合静岡に対し、牧野氏が対抗馬の新人擁立に動いたからだ。関係は冷え込み、その直後の衆院選で連合静岡は民主公認の牧野氏の推薦を見送った。

 その4年後にめぐってきた今回の衆院選。高木氏の演説が終わると、牧野氏は「大きな応援団だ」と頭を下げ、「蜜月」ぶりをアピールしてみせた。

 自民党もまた、過去のしこりを解消して臨む。前職の上川陽子氏は22日、静岡市内の個人演説会場で、元自民党県議の田辺信宏氏と肩を並べた。2人は過去2回の衆院選で同じ保守層を基盤に争った関係だ。

 田辺氏はあいさつに立つと「ピンチの時に助けてこそ、信頼関係が持てる」と発言。上川氏も「志が通い合うことが大事だ」と応じ、田辺氏の支援者らに支援を訴えた。

   ◇  ◇

 静岡市葵区、駿河区が選挙区の1区は、小選挙区制で行われた過去4回の衆院選で8〜4人が立候補する「乱立」の構図が続いてきた。

 今回も県内の小選挙区では最多の5人が立候補した。無党派層を多く抱える「県都」決戦が、各党とも党勢をアピールする象徴となってきたことと無縁ではない。

 牧野氏と上川氏が絡む対決も今回が4回目で、小選挙区では上川氏の2勝1敗。残る1回は96年衆院選で、新進党候補が勝利した。いずれの陣営にとっても「指定席」とはほど遠い選挙区だ。

 過去の戦いは牧野氏、上川氏とも保守層分裂や支持団体のねじれなど複雑な選挙事情を抱えた。しかし、ともに今回は過去の因縁を乗り越え、真っ向勝負の様相となっている。

 だが、両氏の戦いは対照的だ。牧野氏は公示日の18日、旧民主党を一緒に旗揚げした民主党の鳩山由紀夫代表の応援演説を受け、党の看板を強調した。一方、上川氏の街頭演説は「自民党の上川」との訴えより、個人の実績や手腕をアピールする場面が目立つ。

 「風」の怖さを知り尽くした両候補の陣営幹部は「政策のぶれや党首の発言で風向きはすぐに変わる」と声をそろえて警戒し、ラストスパートをかける。

   ◇  ◇

 真夏の戦いとなった今回の衆院選は最終盤を迎えた。各候補者は有権者の関心が高い雇用や経済対策、子育て支援などの政策を訴え、支持を得ようと奔走している。県内の激戦区を歩いた。【総選挙取材班】

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毎日新聞 2009年8月26日 地方版

4703チバQ:2009/08/30(日) 13:25:37
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090828ddlk22010192000c.html
審判の夏:’09しずおか衆院選 激戦区ルポ・8区 無党派層の争奪戦 /静岡
 ◇塩谷氏、人脈総動員/斉藤氏、地上戦徹底
 「今までは多くの応援が来たが、今回は来てくれません。しかも自分が応援に出ていく厳しい条件。より一層の協力をお願いします」。浜松市中区鍛冶町の複合商業施設「ザザシティ浜松」前。1800人の支援者に、自民前職の文部科学相、塩谷立氏が声を張り上げた。

 小選挙区制導入以降、民主候補との戦いは2勝2敗。都市部の選挙区だけに、無党派層の投票動向が当落に影響してきた。

 今回も、民主新人、斉藤進氏と一騎打ちの様相だが、逆風を反映し、支援者からも「今回は民主で」という声が漏れる。しかも閣僚ゆえに、選挙中の4日間、他候補の応援や閣議で選挙区を離れた。「本来なら応援どころじゃない」(陣営幹部)

 閣僚ポストがかえって選挙活動の足かせともなり、「とにかく時間が惜しい」と昼食は10分で切り上げ、街頭や個人演説会を駆け回る。選挙区を留守にすれば、知名度の高い大仁田厚元参院議員や塩川正十郎元財務相らが入る。小渕優子少子化担当相との対談を載せた冊子を刷り、選挙ポスターも夜光性の最新技術の塗料を使うなど人脈や知恵を総動員して議席死守を目指す。

 一方の斉藤氏。8時スズキ本社正門、9時半白羽町、10時20分船越橋、11時15分住吉バイパス……。次々と街頭演説をこなす。「街頭演説200連発」作戦だ。

 「本人」「政権交代」などののぼりを立てた数台の自転車隊で地域をまわる自転車作戦も展開する。「斉藤進本人です」。手を振り名前を連呼しながら、時折立ち止まっては有権者と握手し、マニフェストを配る。

 「政治が変われば暮らしが変わる。民主党が政権を取れば国の予算を一から組み直す」。選挙サンデーの23日、斉藤氏は浜松市を南北に走る遠州鉄道新浜松駅から電車に乗ると、西ケ崎駅までの11駅の各駅で降りては演説。タスキを掛けて車内の先頭から最後尾まで練り歩いた。

 「民主優勢」が伝えられるが、2年前に東京・小平市議から8区の民主候補に転身した斉藤氏の不安材料は知名度不足。「とにかく表に出て顔と名前を売る」。街頭でマイクを握る「地上戦」を徹底している。【総選挙取材班】

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毎日新聞 2009年8月28日 地方版

4704チバQ:2009/08/30(日) 13:26:26
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090828ddlk28010298000c.html
2009衆院選:激戦区ルポ・4区 「実績」自民VS「地道」民主 /兵庫
 ◇“地殻変動”進む農村部
 ◇石原票の動向も鍵に
 衆院選は終盤に入っても民主優勢が伝えられ前回、県内12の小選挙区を制した自民、公明は挽回(ばんかい)に懸命だ。都市、農村部を選挙区に抱え、大臣経験者の自民前職と民主新人が激しく競り合う兵庫4区(神戸市西区、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)では、地殻変動が始まっている。(敬称略)【大久保昂、村上正】

 「頑張れ、頑張れ、高橋」。加西市中心部のショッピングセンター前で22日、高橋昭一の演説会に訪れた民主党幹事長の岡田克也は集まった約1000人(陣営発表)の聴衆とともに拳を突き上げた。高橋陣営幹部は「岡田幹事長に来てもらい、加西での反応を探りたかった」。マニフェスト600部がすべてはけ、陣営はうれしい悲鳴を上げた。

     ◆

 井上喜一は地元、加西市を牙城としてきた。公示日の18日、JA兵庫みらい所有地であった出陣式で、後援会の在田一雄・西脇支部長(89)は約3000人(陣営発表)を前に語った。「『井上党の井上喜一として独自色を発揮して頑張ってくれ』と申している」

 井上党とは、後援会組織を核とした熱烈な井上支持者を指す。93年に自民を飛び出して新生、新進、自由、保守、保守新と渡り歩いた井上を国会に送り続け、対立候補に比例復活当選すら許さなかった。農水官僚出身の井上の実績について加西市議の一人は「井上先生は陳情の窓口。加西には絶対に必要な人」。だが、井上を支持してきた加西市の女性(80)は「もう若い人に交代した方が良いのでは」。党への逆風に加え、盤石な井上党にも揺らぎが生じている。

     ◆

 03、05年の衆院選で4万票以上の差で井上に敗れ「三度目の正直」を目指す高橋。西区など都市部では昨年10月から早朝の駅立ちを繰り返し、あいさつ回りさえはばかられた加西市を含む北播地区でも労組や民主党支持者をこまめに回ってきた。その結果、これまで開催しにくかった北播5市1町で、ミニ集会を十数回開催。推薦団体には、北播の医師連盟や、井上と同じ母校、県立小野高校のOB会も名乗りを上げた。足かけ7年の活動が古くからの保守基盤を切り崩し、陣営も確かな手応えを感じ始めている。

     ◆

 高橋に加え、井上陣営が気に掛けるのが自民党を離党して立候補した前県議、石原修三だ。電話作戦で支持を訴えても「今回は石原さんに」と断られたこともあったという。

 井上は解散後、小さな祭りやスポーツ大会をこまめに回るドブ板選挙に徹してきた。27日には舛添要一厚労相と並び、神戸市西区の市営地下鉄・西神中央駅で珍しく街頭に。道行く主婦ら“無党派層”に「神戸も保育施設が足りない。待機児童を減らし女性の職場復帰を後押ししたい」などと訴えた。陣営幹部は「こちらは比例復活がない。本人はこれまでになく必死だ」。結果は30日夜にも明らかになる。

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毎日新聞 2009年8月28日 地方版

4705チバQ:2009/08/30(日) 13:28:02
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090823ddlk01010125000c.html
岐路の夏:衆院選・注目区ルポ/1 7区 保守の牙城 /北海道
 ◇勝敗分ける“ムネオ票”
 「仲野博子対伊東(良孝)の戦いではない。鈴木宗男と伊東の戦いだ。仲野さんの足らざる所は私が責任を持ってフォローします」。釧路管内標茶町の商店街。新党大地の鈴木宗男代表(61)は17日、選挙カーの上から声を張り上げた。

 比例で立候補し、全道を駆け巡る鈴木氏。7区内を遊説する際は、大半の場面で仲野氏が駆け付ける。「(鈴木氏に)すり寄っている」。民主と大地は選挙協力を結んでいるとはいえ、支持基盤である労組の中には、そんな仲野氏を苦々しく見る向きがあるほどだ。

 自民、民主の公認候補が激突する道7区。勝敗を左右するのは「鈴木氏」と目されている。大地は前回05年衆院選の比例で、7区で6万7542票を集めた。特に大票田・釧路市では3万539票と自民、民主を上回る「第1党」。小選挙区での仲野氏勝利を決定づけたのも、当時の自民候補に反発する“ムネオ票”が流れたためとされる。

   ◇

 1次産業が盛んな7区は保守の牙城。釧路市議、道議、市長と豊富な政治経験をもつ伊東氏は昨秋の出馬表明以来、経済界や農・漁協、建設業界などの支持をまとめ上げた。

 仲野氏は今回(1)民主への追い風(2)大地の協力(3)共産党候補の不出馬−−といった好材料に恵まれている。しかし6年間、野党だっただけに、伊東氏のような態勢づくりには至っていない。保守層に熱心な支持者を持つ大地の存在は、仲野氏の勝利に不可欠。陣営は「小選挙区は仲野、比例は大地」と連呼する。

 ただ、かつて自民に所属していた鈴木氏と伊東氏の支持者はかなり重なっており、伊東氏は大地票にも触手を伸ばす。鈴木氏は受託収賄事件で有罪判決(上告中)を受けているため、伊東陣営幹部は「大地支持者も、地域の将来を考えて伊東を選んでくれるはず」ともくろむ。

   ◇

 「代議士3人待望論」。小選挙区で伊東、比例復活で仲野、比例で鈴木−−という形で3人の衆院議員が誕生すれば、「釧根は盤石」という理屈が今、まことしやかにささやかれている。伊東陣営は「有効な戦略」と評価する。これに対し、仲野陣営は緩みにつながりかねない恐れから「自民に議席を渡すことはできない」と火消しに躍起だ。

 毎日新聞の情勢調査によると、政権交代を訴える仲野氏が先行。伊東氏は米国との自由貿易協定(FTA)や高速道路無料化など民主党マニフェストを批判し、攻勢を掛ける。地域の期待や政党の利害、人間関係をも巻き込む複雑なパズル。答えはまだ見えてこない。【本間浩昭、山田泰雄】=つづく

   ×  ×

 約4年ぶりの衆院選は「政権選択」が最大の焦点。30日の投開票を前に、道内の注目選挙区を歩いた。

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毎日新聞 2009年8月23日 地方版

4706チバQ:2009/08/30(日) 13:28:39
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090824ddlk01010090000c.html
岐路の夏:衆院選・注目区ルポ/2 2区 因縁の対決 /北海道
 ◇各党そろい「風」読めず
 「家内が天界に旅立った後、(後援会の)女性部の皆さんが支えてくれました」。衆院選公示日の18日午前10時、吉川貴盛氏は選挙事務所前での第一声で、07年3月に亡くなった妻千恵子さんについて触れた。選挙カーの前では、2人の息子が千恵子さんの位牌(いはい)を持つ。情に訴える演説に、そっと目頭を押さえる女性の姿もあった。

 民主の三井辨雄氏とは3度目の対決となる。過去2回とも敗北したものの、前回05年衆院選では「小泉旋風」を受け、2326票差にまで詰め寄り比例復活を果たした。だが、今回は一転、麻生内閣の支持率低迷で「マイナスからのスタート」(吉川氏)になった。

 副経済産業相の公務の傍ら、頻繁に地元入り。陣営は足を使ったドブ板戦術を展開する。20日には、かつて秘書として仕えた鳩山邦夫前総務相と雨の中を歩き、有権者にアピールした。「誰が一番この札幌に必要なのか。その選択の選挙だ」。逆風を意識する吉川氏は政党の選択ではなく、政治家個人を選ぶよう訴えている。

   ◇

 人込みの中から民主党の支援者のいらだたしげな声が飛んだ。「うちの旗はまだか。これじゃどっちが主役だか分からんじゃないか」。18日朝、札幌市北区のホテル前で行われた三井氏の第一声。街頭には「新党大地」と書かれた緑色ののぼりがはためいていた。

 道内12小選挙区のうち、最も面積が狭い2区には、自民、民主、共産、社民など最多の5人が立候補した。政権交代の追い風で優位に立つ三井陣営だが、前回小選挙区で候補者擁立を見送った社民が本田由美氏を擁立したことで、野党支持層や無党派層の票割れを懸念する。

 前回、2区の有権者は1万3636人が比例で社民に投票。小選挙区では三井氏に流れたと見られる。三井氏は今回はそれが期待できないだけに「不安で不安でたまらない」(陣営幹部)と引き締めに必死だ。「風頼み」だけでは心もとないと、保守層を基盤とする大地票からの上乗せをもくろむ。

 「比例は大地へ」。三井氏は7月21日の解散以降、新党大地の鈴木宗男代表(61)をフォーラムや集会など計3回にわたって招いた。演説でも大地との選挙協力をアピールしている。

 本田氏と共産の岡千陽氏はともに憲法改正に反対する姿勢を明確に示しているものの、現状では政策の違いを有権者に理解してもらいにくい。「護憲派の票を食い合ってしまう」。支持者からはそんな声も漏れている。【金子淳】=つづく

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毎日新聞 2009年8月24日 地方版

4707チバQ:2009/08/30(日) 13:29:22
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090826ddlk01010234000c.html
岐路の夏:衆院選・注目区ルポ/3 6区 過去3回、大接戦 /北海道
 ◇苦悩、不安抱える前職対決
 旭川市の選挙事務所であった今津寛氏の出陣式。「逆風」「厳しい」といった言葉が飛び交い、竹内英順(ひでのぶ)・道連幹事長は「逆転の夏にしよう」と訴えた。5選を目指す「道連会長」の選挙と思えぬゲキは、陣営の苦悩を物語っている。

 陣営は逆風対策で組織固めを重視。17日の女性集会には、6月に続き高橋はるみ知事を招き、19日は麻生太郎首相が入った。共に平日の昼間に千数百人を動員。企業中心の25日の集会には、公示前に2度応援に来た石破茂農相が訪れ、千数百人を集め、今津氏は「奇跡の勝利を」と訴えた。

 ただ、組織的な動員には不満の声もある。「不況で応援どころではない。以前のように上から言っても下は動かない」。集会に参加した50代の団体役員の男性は漏らした。

 頼りは有権者の約7割を占める旭川市での知名度の高さだ。同市出身の今津氏は、市議選以来30年余り選挙の洗礼を受けてきた。陣営は「道内第2の都市から代議士が消えていいのか」と地元意識に訴える。加藤礼一・選対本部長代行は「候補個人の戦いに持ち込めれば」と望みを託す。

   ◇

 佐々木隆博氏は士別市出身で上川管内選出の元道議。地盤の上川管内北部以外では、知名度は今ひとつだ。公示前の集会では「党への追い風と私が結びついていない」と嘆いたこともある。だが、陣営は「今は各地から『うちのところに候補者は来ないのか』と催促の電話が来ている。こんなことは初めて」と風を実感し始めている。

 一方、運動の中心は支持者回りを重ねる“ドブ板”だ。大規模な集会は08年8月、小沢一郎代表(当時)を招いて以来、開いていない。佐々木邦男・合同選対事務局長は「特定の層の動員で終わる集会より、人柄や政策が伝わる」と今津陣営との違いを説明する。

 過去3回の衆院選はいずれも大接戦の選挙区。風任せの不安を除くため、陣営が票の上積みを見込むのが郵便局長らの「郵政政策研究会」と、初めて本格的な選挙協力をする新党大地だ。陣営は支援と引き換えに「比例は大地」と呼び掛ける。

 ただ、労組などには抵抗感が残っており、協力を重ねてきた自民と公明の関係に比べ、不安を残す。18日に名寄市であった佐々木氏の個人演説会。大地の鈴木宗男代表(61)は、民主党参院議員が比例の議席数に言及したとして反発。「軽く見ない方がいい」とクギを刺す場面もあった。

   ◇

 荻生和敏氏は、政権批判の中に「憲法9条を守る建設的な野党」と訴える。各陣営を交え、実体が見えない風の読み合いが続く。【横田信行】=つづく

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毎日新聞 2009年8月26日 地方版

4708チバQ:2009/08/30(日) 13:30:02
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090827ddlk01010216000c.html
岐路の夏:衆院選・注目区ルポ/4止 1区 世代交代か政権交代か /北海道
 ◇旧来の組織選挙、通用せず
 買い物客でにぎわう札幌市中央区の地下街ポールタウン。22日、白いポロシャツにスニーカーを履いた長谷川岳氏が練り歩いた。38歳。胸には「世代交代は、一区から。」。民主前職で68歳の横路孝弘氏を強く意識したスローガンだ。「がんばって」。中年の女性が声をかけると、笑みを浮かべて両手でがっちりと手を握った。

 YOSAKOIソーラン祭りの創始者として知られる長谷川氏。無所属で立候補した96年衆院選は、最下位に終わった。政治的手腕は未知数だが、今回は自民の公認を得ての再挑戦。ひたすら「世代交代」の一本槍(やり)で、知事や衆院副議長を務め、10選を目指す民主の重鎮に立ち向かう。

 公示前に選挙区内8万戸を3巡した。市内のNPO法人や農家などにも足を運び政治への要望を聞き取り、個人マニフェスト「僕が考えた10のミライズ」を作った。平易な言葉と絵本風のイラストで公約を訴える。

 YOSAKOIで培った友人らを核とするネットワークは、旧来の自民候補とは違った広がりをもつ。「自民の『におい』がしない長谷川なら大化けするかも」。自民に強い逆風が吹く中、道連幹部は期待を寄せる。

 ただ、報道各社の情勢調査では伸び悩みが伝えられており、推薦を受けた公明の組織票に期待する。「比例は公明に」。大通公園であった公明の集会。長谷川氏が選挙カーの上から訴える姿があった。

   ◇

 地下鉄南北線真駒内駅前。10日朝、街頭宣伝中の長谷川氏に対し、民主市議の支持者らが「世代交代は年寄りを粗末にすることだ」といった内容のプラカードをかざして批判する場面があった。

 横路陣営は長谷川氏が訴える「世代交代」を警戒する。横路氏自身も夏祭り会場を回るなど、かつてない細やかな動きを見せる。一方で、今までは支援の中心は公務員労組だったが、保守支持層が多いとされる南区での組織拡大を図るため「企業労組に後援会幹部になってもらった」(陣営幹部)という。

 旧来の組織選挙が通用しなくなっているのは、民主も同じ。「30代後半以下は『横路さん』と言っても知らない人が多い。長谷川さんは有名だから戦いは厳しい」と民主道議は引き締めに必死だ。

 横路氏自身は、長谷川氏と同じ土俵に立つことを避け「政権交代」の必要性を訴える。「この10年の構造改革路線は『自己責任』と言って苦しんでいる人、悩んでいる人を冷たく突き放した」と自民批判に徹している。

 共産の松井秀明氏は「憲法を守る議席が必要」と訴え、比例票の掘り起こしに懸命だ。【鈴木勝一】=おわり

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毎日新聞 2009年8月27日 地方版

4709チバQ:2009/08/30(日) 13:30:51
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090827ddlk13010276000c.html
’09衆院選:注目区ルポ 20区 /東京
 ◇自前・木原氏、与党一体の組織戦展開/民前・加藤氏、切り崩し狙い遊説強化
 東京20区(東村山、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山市)は与党一体の組織戦を展開する自民前職の木原誠二氏に対し、民主前職の加藤公一氏が自民支持層の切り崩しを図る構図が強まっている。

 公示直前の8月中旬。都内のある飲食店で、木原誠二氏の選対幹部が切り出した。

 「票が割れる。立候補を辞退してほしい」

 「私は私の進め方でやる」

 応じたのは清水清一朗氏。かつての20区党公認候補だ。

 事の発端は、今月10日にさかのぼる。自民党の比例代表立候補予定者だった清水氏が突然、離党届を提出。他党からの立候補をにおわせた。

 この動きに木原氏の周辺は慌てた。清水氏は20区に強固な地盤があり、万単位の「清水票」を持つとされる。自民対民主の構図に清水氏が割って入れば、自民系の分裂選挙になりかねない。必死の説得が続いた。

 結論は公示前日の17日に出た。清水氏は立候補断念を正式表明。木原氏陣営は「足並みがそろった」と組織の引き締めを図る。

 一方、加藤氏は公示前、清水氏の地盤中の地盤である武蔵村山市を攻めていた。「自民が動揺しているところを狙う」と陣営幹部。自転車にスピーカーを付けた遊説を強化し、自民支持層の切り崩しを狙った。

 攻勢を緩めない理由について、民主関係者は「民主が安泰だと言える選挙区ではない」と指摘する。20区は公明支持層が厚い地域とされ、7月の都議選でも公認候補が3万票余を獲得して当選している。「公示日に麻生太郎首相が20区入りしたのも公明対策だろう」と警戒心を隠さない。

 共産新人の池田真理子氏は「大企業、財界中心の政治を国民主人公の政治に変える」とアピールし、幸福新人の阿部一之氏は安全保障や消費税全廃などを訴えている。【山本将克】

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毎日新聞 2009年8月27日 地方版

4710チバQ:2009/08/30(日) 13:31:30
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090825ddlk13010277000c.html
’09衆院選:注目区ルポ 22区 自民・伊藤氏、民主・山花氏、3度目対決 /東京
 ◇自民前職・伊藤氏、政党色抑え「改革」強調
 ◇民主元職・山花氏、「象徴区」掲げ全力投入
 東京22区(三鷹、調布、狛江、稲城市)では、逆風の中で「改革」を強調した選挙戦を進める自民前職・伊藤達也氏と、「象徴区」として党本部も力を入れる民主元職・山花郁夫氏が3度目の対決に火花を散らしている。

 「人物を選択しなければいけない」。20日夕、松下政経塾生時代から伊藤氏を知るシンクタンク社長が狛江駅前で声を張り上げた。同塾の旗がはためくが、自民の文字はポスターに小さく書いてある程度。自民色を抑えた演出に「これだけの逆風ですからね」と陣営の一人。

 小泉内閣で金融担当相を務めた伊藤氏。前回衆院選は4万2987票差で勝利を収め、山花氏との対決を1勝1敗のタイとした。「構造改革を停滞させてはいけない」「民間の力を引き出す」。街頭演説では構造改革路線の継続を訴え、改革派をアピール。27日には小泉純一郎元首相を迎える予定だ。

 公示日の18日。山花氏の調布駅前の第一声会場。どこよりも早く駆け付けた菅直人代表代行は「22区の決着の付け方が300選挙区の中で最も象徴的となる」と訴え、連合の高木剛会長も投入するほどの力の入れようだ。

 民主優位の情勢が伝えられる中、陣営が心配していることがある。山花氏は祖父が社会党元副委員長、父が同党元委員長の3世ということだ。世襲制限は衆院選の一つの争点でもあり、10日に開かれた公開討論会で「世襲制限をすべきか」という質問に山花氏は○と×の両方掲げ、苦笑いを浮かべた。「相手は必ず批判してくると思う」。陣営の1人はそう危惧(きぐ)する。

 共産新人・吉岡正史氏は「自公政権を終わらせ、民主党が進める危険な政策を抑えていく」と第三極の立場をアピール。幸福実現党の新人・辻村智子氏は国防の強化などを訴えている。【野口由紀】

 衆院選の投開票日を30日に控え、選挙戦も終盤戦に突入。話題の選挙区の動きをリポートする。

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毎日新聞 2009年8月25日 地方版

4711チバQ:2009/08/30(日) 13:32:38
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280324.html
〈09政権選択〉「自民王国」衰退、失望濃く 岐阜3区ルポ
2009年8月27日
 シャッター商店街、公共事業の削減……。「自民王国」を誇った岐阜県でも今回の衆院選では、自民の選挙を支え続けてきた「仕組み」の衰えが目立っている。(前田基行)


 「我々がやった経済対策は間違いなく正しかった」。26日午後、麻生首相が激励に訪れた岐阜県各務原市の自民前職の武藤容治氏(53)=岐阜3区=の選挙事務所。麻生首相が強調すると、詰めかけた約1500人の支持者から割れんばかりの拍手が起きた。

 もっとも、麻生首相の滞在時間は、わずか10分。この日、同県内では多治見市(岐阜5区)と岐阜市(岐阜1区)の2カ所で行った街頭演説も、ここではしなかった。

 そもそも、前日まで麻生首相の公式日程には岐阜3区を訪れる予定は入っていなかった。麻生派の一人として待ちわびていた武藤氏の陣営の要請で、26日朝になって急きょ立ち寄ることが決まった。

 「岐阜3区はあきらめたということなのか」と、支持者の一人はこぼした。

 「自民王国」の岐阜県で、自民党はこれまで五つの小選挙区で議席を独占し続けてきた。ただ、3区は、過去2回連続で民主前職の園田康博氏(42)の比例復活当選を許した。自民に風が吹いた05年衆院選でさえ1万7千票差に詰め寄られただけに、逆風にさらされる今回、自民は3区を「特に厳しい選挙区」と見る。曽祖父の故・武藤嘉門氏から4代にわたり衆院議員を出してきた名門も、厳しい選挙戦を強いられている。

 「王国」を支えてきた自民の強さは、どこへ消えてしまったのか。

 岐阜市の西側に隣接する人口約1万8千人の北方町は、自民党員の減り方が3区の中で最も激しい。自民岐阜県連によると、07〜08年度の1年間で4分の1が減り、現在の支部党員は84人。減少率は県内平均の2・5倍に上る。

 「麻生さん? 関係ない」。同町商店街に店を構える上村良二さん(56)は突き放す。これまで、自民以外に投票したことはない。だが、「今回に限り、民主に入れる」。

 昨年の世界同時不況以来、毎月の売り上げは3〜5割減で、「とにかく、いっぺん変えてほしい。うっぷん晴らしのようなものだ」。

 商店街は「シャッター街」と化し、とくにここ4〜5年の間の廃業が目立つ。かつて「本巣郡一の商店街」と呼ばれた面影はない。商店街の衰退と、それに歯止めをかけられない政治が、商店街の「自民離れ」を加速させる。

 別の商店主の男性(73)は、1カ月ほど前に店のシャッターから武藤氏のポスターをはがした。3年前まで自民党費を払っていたが、知人に「風に逆らっちゃいかんぞ」と言われ、やめたという。「勝ち馬に乗らんとね」

 同町商工会の広瀬祐三会長(72)は「今や自民という色を出しにくいし、もうそんな気力もない」と話す。広瀬さんは親の代から計40年以上、党費を払い続ける。だが今回、店頭に自民のポスターはない。

 自民党北方町支部長の戸部哲哉町議は、ため息をつく。「以前は、『自民は、あかん』と言っても応援してくれた。麻生首相の言動などで嫌気がさしたのか、ここ1、2年で、本当に変わってしまった」

 小泉改革で公共事業が減ったのも影響。町の08年度の公共工事は4億8千万円で、10年前の約半分に減った。「仕事がなく、党員になってもメリットがない。入党して、とは頼みにくい」と戸部さん。

 自民支持者の元町議(80)はこんな見方を示した。「これまでは『保革』の戦いだったが、今回は『保保』のようなもの。民主にもいっぺんやらせてみようというムードになるのもしょうがない」

4712チバQ:2009/08/30(日) 13:33:30
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280307.html
〈09総選挙〉選挙区ルポ・福井1区 山で街で、浸透に懸命
2009年8月25日

 再選を目指す自民・稲田朋美氏(50)と、選挙区での雪辱を狙う民主・笹木竜三氏(52)という前回373票差の接戦を演じた前職同士が激突する福井1区。互いの地盤への食い込みを図りながら、稲田氏は地元色を強く打ち出し、笹木氏は「福井から政権交代を」と訴える。7回目の挑戦となる共産新顔・金元幸枝氏(51)は「是々非々でものが言える野党」としての存在感をアピールしている。


■稲田氏

 標高438メートル、福井市西部の高須城山の山腹にある50戸足らずの集落。水田の稲穂を背に、稲田氏は「中山間地の田んぼは日本の原風景。この風景を守るために負けるわけにはいかないんです」と訴え、数十人の住民らを前に涙で声を詰まらせた。

 前回は小泉旋風に乗って郵政造反候補や民主候補に競り勝った。分裂状態が続いていた党支部をその後一本化。三つしかなかった地区後援会を40余に増やし、選対には造反候補の選対本部長だった県議らを迎えて基盤を固めた。

 民主陣営と差別化を図り、「福井のためにがんばらせてほしい」と政党色より地元色を鮮明にして、地区後援会を足がかりに地域を隅々まで歩く。日中は市内を離れている有権者や無党派層にアピールするためJR福井駅前で毎日、定時定点で演説し、民主が強い中心市街でも浸透を図る。「党への逆風はあるが、回っただけ反応がある」と陣営幹部は言う。


■笹木氏

 笹木氏は国民の納めた税金の無駄遣いをやめさせるのが今回の選挙だと位置づける。「皆さんの政治を変える勇気で、税金の使い道をかえさせてください」と福井からの政権交代を叫ぶ。

 05年の前回選挙で旧美山町や福井市海岸部などの高齢者から支持を集めきれなかった反省から、選挙戦が始まってすぐ、こまめにこうした地域の公民館などで集会を開いている。これまで30人も集まらなかった地区で、今回は60人ほど集まることも。応援する山本正雄県議は「これほど集まったことはこれまでない」と手応えを口にする。

 だが陣営には安心する様子はない。笹木氏が有権者に対し「お願いですから小選挙区で勝たせてください」と必ず強調するのは、全国的に民主党への追い風が吹くなかでも各種調査で1区はいまだ激戦と報じられているからだ。「相手と競えるとこまできた。あともう少しなんです」と声をからす。


■金元氏

 「きのう事務所に、こんな手紙が届いたんです」

 22日夜、福井市内の公民館で開かれた演説会。金元氏は25人ほどの聴衆を前に切り出した。

 子ども手当の財源に、民主党が扶養控除と配偶者控除の廃止を公約に挙げていることを手紙は批判していた。金元氏は「弱い人に負担のしわ寄せが行ってはいけない。悪いことは悪いとはっきり言える野党が必要です」と訴えた。

 個人演説会を始めたのはこの日から。公示後は主に選挙カーで選挙区内を回った。街頭での演説は毎日約20カ所にのぼる。遊説ではまだ投票先を決めていない有権者の多い市街地を重視し、住宅街の路地を縫うように選挙カーを走らせている。

 「民主だけでいいのかな、という不安を持つ人は多い。選択肢に共産党が入れるかどうかだ」と陣営幹部。金元氏も「マスコミが取り上げるのは自民と民主ばかり。自分の力でこじ開けるしかない」と、比例区の情勢もにらみ存在感をアピールする戦術だ。

     *

 政権をかけた総選挙は、残り1週間を切った。終盤戦を迎え、追い込みにかかる県内3選挙区の候補者たちの動きを追った。

4713チバQ:2009/08/30(日) 13:34:00
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280308.html
〈09総選挙〉選挙区ルポ・福井2区 若さ こまめさ 前職火花
2009年8月26日

 福井2区では、民主・糸川正晃氏(34)と自民・山本拓氏(57)の前職同士の対決に、幸福実現新顔の河合勇樹氏(47)も参戦して選挙戦を繰り広げる。若さをアピールして無党派層の取り込みを狙う糸川氏に対し、山間部の路地まで細かく分け入り徹底して地盤を固める山本氏。河合氏は独自の農業政策を訴え、農村部への浸透を図る。


■糸川氏

 「この4年間で生活はよくなりましたか? 安心して生活できるよう、年金など社会保障改革をしなくてはならない」。糸川氏は23日、勝山市中心部のスーパーの駐車場で買い物客らに訴えた。

 聴き入っていた50代の団体職員は「これまで自民党に投票してきたが、今回はお灸(きゅう)をすえたい」と話した。

 この日、マニフェストを要約したビラ800枚すべてがなくなり、陣営は「女性や若者を中心に反応がいい」と盛り上がった。後援会事務所では、農家から農作物の差し入れや応援電話も相次ぎ、ベテランスタッフも「過去の選挙ではありえないこと」と驚きを隠せない。

 若さを強調して無党派層を取り込もうと、糸川氏は山間部を含めて全地域を自転車で走り回った。応援に来た党本部幹部も「こんなに動く候補者はいない」と舌を巻く。

 こうした追い風は吹くが、糸川氏は「野球と同じで勝ったと思った時点で負ける。いい戦いは出来ているので、最後まで頑張る」と気を引き締める。


■山本氏

 週末の22日の朝8時。大野市朝日のJR越美北線・九頭竜湖駅前で、陣営カラーの黄色いタオルでねじり鉢巻きをした山本氏が絶叫した。「5期目の国会へ送って下されば、必ず福井のために力を発揮します!」。その後、岡田高大・同市長や山岸猛夫・県議会議長らを伴って大野市中心街へ向かった。選挙カーから連呼される山本氏の名前が九頭竜峡にこだました。

 同駅のある旧和泉村の有権者数は600人足らず。「役場がなくなると国会議員がほとんど来なくなった。演説に来てくれただけでもありがたい」。そう言って旧和泉商工会幹部は山本氏を見送った。

 山本氏は公示日に2区内の全7市町域を巡った後、2〜4日目は民主陣営が力を入れる坂井市やあわら市を回って対抗。22〜23日の週末は、奥越2市と池田町などの中山間地の路地にくまなく分け入り、握手作戦を展開した。陣営関係者は「自民党の劣勢が伝えられるが、都市部で強い民主に対し、地力のある山間部も徹底して回れば最後に必ず勝つ」と自信を見せる。


■河合氏

 河合氏は坂井丘陵など農村地帯を重点的に回り、現行の農業政策を批判。規制撤廃による農地売買と農業への企業参入の自由化を訴え、農家への浸透を図る。

 党の知名度がまだ低いとして、有権者には「自民党より保守本流です」と言いながら主に政策の説明に力点を置く。公示後、選挙区内の全地域を回った感想は「自民にも民主にも任せられないという声が多かった」だった。「そんな批判票を集め、なんとか二大政党の壁を打ち破りたい」と意気込む。

4714チバQ:2009/08/30(日) 13:34:44
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280309.html
〈09総選挙〉選挙区ルポ・福井3区 「接戦」報道に危機感
2009年8月27日
 福井3区は、自民前職の高木毅氏(53)と民主元職の松宮勲氏(65)の2大政党の争いに幸福実現新顔の北野光夫氏(42)が割って入る構図だ。嶺南出身を強調し地元の支持を集める高木氏に対し、松宮氏は農村部を回って従来の自民支持層の切り崩しを図る。北野氏は「自民、民主どちらかだけではない選択を」と党への支持を訴えている。


■高木氏

 敦賀市のスーパー駐車場で開いた22日の演説会で、高木氏は180センチを超す長身を折り曲げ、200人の支持者に「敦賀のみなさんにおすがりするしかないんです」と訴えて言葉を詰まらせた。

 自民への逆風のなか、公示前から自治体ごとに設けた個人後援会をフル稼働、中高時代の同窓生らを結集させるなど組織を強化してきた。

 選挙戦当初は与党としての実績を訴えていたが、マスコミの情勢調査が「接戦」を伝えたことに危機感を強め、嶺北出身の民主候補との違いを鮮明にする戦術に転換。各地で演説するたびに「敦賀の高木を国会に送り返してください」と嶺南・敦賀出身という地元色を強調する。

 地元市議らの先導で、山あいの集落や敦賀半島先端部の集落にも積極的に分け入り、従来の自民支持層のつなぎとめに躍起だ。「ここへきて集会などへの参加人数が増えている」と陣営関係者は手応えを感じている。

 

■北野氏

 24日、越前町内の区民会館で開かれた北野氏の個人演説会。「必要なのは真の保守政治家。自民党員だった北野さんが利害を超えて立ち上がった」と幸福実現党首だった饗庭(あえば)直道(じきどう)氏が声を張り上げると、集まった130人の拍手が鳴り響いた。

 越前市議会で副議長職も務めた北野氏。その知名度を評価され、党幹部の直々の応援となった。市議時代の後援会は自民を離党する際に解散。「幸福の科学」の信者を中心に新たに後援会を設立した。1500人規模という後援会員の約2割は「国防強化」を訴える党の政策に共鳴した一般有権者という。

 「自民はダメだ。民主では頼りない。政権選択ではなく新しい選択」。毎日数回、街頭演説に立つ北野氏は、2大政党の批判を強める一方、「今一番大切なのは景気対策。消費税を全廃し、景気を回復させよう」と、有権者の関心が高い政策を訴えることも怠らない。

 

■松宮氏

 「民主党は必ず政権をとります。皆さんの暮らしが変わります」。25日夜、越前町生涯学習センターであった演説会で松宮氏は断言した。集まった約600人の聴衆に「200人と想定していたが」と呼びかけた地元県議は興奮気味。駐車場が満車で100台以上が会場に入れなかった。

 同町を含む3区内の郡部は、伝統的に自民への支持が強い。そのため郡部を重視して、これまで2年近くかけて隅々まで回り、農業政策や高齢化問題を訴えてきた。

 郵政造反組として05年の総選挙に無所属で挑み落選。民主に移って1区から3区に国替えもした。選挙活動を連合福井が引き継ぐ一方、自民支持層への食い込みが当選のカギとあって、経営者らでつくる自民時代の後援会の会員が3区内の関係会社などへ支援を呼びかけている。

 「相手の背中が見えた。1票差でいい。勝たせてほしい」。演説で松宮氏がいつも言う言葉だ。

4715チバQ:2009/08/30(日) 13:35:36
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280112.html
〈選択 09香川〉1区ルポ 実績か交代か、自・民激突
2009年8月25日

 「高潮被害の時いち早く駆けつけ、予算の手当てをし、高松の高潮対策を中四国一にした」。23日、高松市内の公民館であったミニ集会で、自民前職の平井卓也氏は力説した。04年、市内の約1万6千戸が浸水被害にあった記憶を呼び覚まし、「頼りになるのは誰か」を訴えた。

 そして「3期9年、みなさんに育てられた私だからこそ地域のために汗をかける」と、国土交通副大臣も務めた「実績」を強調した。

 同じ日、民主前職の小川淳也氏は高松市内のスーパー前で演説し「50年以上政治を握ってきた古い政治家と官僚とのしがらみを断ち切り、大掃除させてもらいたい。国民が国の手綱を握るようにしなければ」と力を込めた。

 自民中心の政治を「古い」と切って捨て、「政権交代」を求めた。

    ■ ■

 今月20日ごろから、朝日新聞など各紙は情勢調査結果をもとに自民劣勢、民主優勢を伝え出している。

 平井陣営のある関係者は「不況で、選挙を手伝ってくれる人も、数十人だった会社が今回は数人になったところもある。建設業とかサービス業とかでなく、どの業種も苦しい……」と苦境を漏らす。

 24日、高松市内で応援演説に立った麻生首相は「当選が間違いないところへ(応援に)行く必要はありません。ギリギリのところに行くのが私たちの仕事です」と、巻き返しに懸命になった。

 「民主優位」について、民主党県連の村上豊幹事長は「例えば小豆島では前回まで街頭に立っても無視されることが多かった。今回は手を振ってくれる人の数が違う」と言う。22日、党最高顧問の藤井裕久氏は高松市のデパート前で「勝つと思ったら負ける。戦いとはそういうもの」と演説、引き締めを図った。

    ■ ■

 平井氏と小川氏の激突は3度目になる。03年の衆院選では平井氏が小川氏を引き離し、05年は接戦に。小川氏は比例区で復活当選した。

 ライバル心は小さくなさそうだ。平井氏は24日、高松市の街頭演説で「自転車で走り回り、国会で論戦するだけが仕事だと勘違いしている議員が多い」と語った。よく自転車で回る小川氏を明らかに皮肉った発言とみられた。

 小川氏は5日、香川大学であった候補者4人が並ぶ公開討論会で「国会議員に頼まなければ知事や市町長は何も出来ないという、こんな時代は終わりにしないといけない。国会議員にはやらなければならないことが他にもある」と与党議員を批判した。

    ■ ■

 他の候補者も懸命に支持を訴える。共産新顔の河村整氏は日中は団地やスーパーなど有権者が多い場所を重点的にまわり、夕方は支持者の会合に顔を出す。街頭でのスポット演説は公示以降、200カ所を超えたという。「たとえ民主が政権を取っても、共産党は建設的野党として言うべきことは言う」「衆院選は小選挙区と比例区の2票ある。比例は共産党へ」と訴える。

 幸福実現新顔の白石久美子氏は選挙区内をこまめに回り、知名度向上に努める。(上地兼太郎)

    ◇

 30日の投票日に向けて、論戦を繰り広げる県内3小選挙区の主な候補者の戦いぶりを紹介します。

4716チバQ:2009/08/30(日) 13:36:13
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280138.html
〈選択 09香川〉2区ルポ 多彩な地域性、訴え様々
2009年8月26日

 8選を目指す自民前職の木村義雄氏の陣営は、かつてない危機感を募らせている。23日夜、丸亀市綾歌町のホールであった集会で、「『木村が危ない。何とか助けよう』とみなさんが来てくれた」と語り、詰めかけた人たちに感謝の気持ちを表した。

 前回選挙では民主新顔の玉木雄一郎氏に約3万票差を付けて勝ったが、今回は強い「逆風」を受けている。18日の公示日、陣営は坂出市とさぬき市津田町の2カ所で初めて出陣式を開いた。支援者回りやミニ集会を盛んに行い、地域の祭りなどに顔を出す。「暗い時代に明るく」というメッセージを込めて、ピンクのシャツに身を包むなど、きめ細かな選挙戦を展開している。

 86年、元衆院議員の父、武千代氏の地盤を継いで初当選し、その後も当選を重ねた。「厚生労働副大臣も経験し、障害者自立支援法の見直しでも中心となり、日本のどこに生まれ、住んでも安心な政策づくりをしてきた」などと、実績を強調する。

 その木村氏の固い地盤に、再び玉木氏が挑む。19日夜、東かがわ市の集会で「政治に新しい、より良い選択肢を提供したい」と強く訴えた。

 財務省の元キャリア官僚。05年選挙は投票日の1カ月前に退職して立候補し敗れた。その後の「浪人」時代は、駅前やスーパー前で演説を繰り返し、企業、団体、民家など地道にくまなく回っている。

 最近の集会で「『夜遅くまで働いているので集会に行けなかった』と言われた。姿を見せない人の思いを生かさなければ」と訴えた。「光のあたらないところに、光をあてる政治家になりたい」などと、地道な姿勢を打ち出す。

    ■    ■

 香川2区は、旧高松市を東西から挟むように広がる。東側のさぬき市、東かがわ市などの地域と、西側の坂出市や綾川町などだ。昔ながらの農業や漁業地域のほか、都市部、工業地帯、さらに新興住宅地もあり、有権者の関心も分かれる。無党派層が比較的多いとされる都市部では「風」を意識した選挙戦。田園地域などでは「縁故」「施策」など、より地域性や具体性が意味を持ってくる。

 23日の木村氏の集会。自民県議の1人が会場を見渡した後、「農家が民主から戻ってきてくれた」と言った。

 民主党が公約に掲げた農家の「戸別所得補償制度」に支持層を奪われると心配していたが、その後に民主党が米国との自由貿易協定(FTA)交渉に意欲を示した影響がでてきたと、この県議はみた。

 玉木氏は、寒川町(現さぬき市)の兼業農家の生まれ。綾川町のJA施設で開いた2日の集会では、「コメなどの関税引き下げや撤廃の考えはないという民主党の考えを、もっと丁寧に説明すべきだ」と語るなど、理解を求めている。

 幸福実現新顔の土居美佐子氏は、減税と国防強化などを訴えて浸透を図っている。(木脇みのり)

4717チバQ:2009/08/30(日) 13:36:50
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280300.html
〈選択 09香川〉3区ルポ 保守分裂で波乱含み
2009年8月27日

 24日夜、丸亀市中心部のコミュニティセンター。自民前職の大野功統氏の言葉に熱がこもった。「こんなに厳しい思いをしたことはありません。大野功統を助けてください」。演台の前でひざをつき、聴衆に深々と頭を下げた。陣営関係者は「96年に小選挙区になって以降、あんな姿はほとんど見たことがない」。

 加藤常太郎・元労相の娘婿で、地盤を引き継いだ86年から7期連続当選。05年の前回は防衛庁長官として全国を応援で駆け回り、選挙期間中は2日間しか地元にいなかったが、次点候補の3倍近い約10万8千票で圧勝した。

 だが、今回は解散直後から地元にはりつく。連日のように企業やイベント会場などに足を運び、校区単位のミニ集会を開いている。

 その大野氏に挑むのは、社民新顔の米田晴彦氏。各種メディアで優勢が伝えられる民主党の推薦を受ける。民主党は「選挙協力」の立場から3区に独自候補を立てなかった。自治労などの組織票に、民主党の支持票を上積みしようとしている。

 25日、社民党の福島党首は多度津町の街頭演説で「自民政治を変えられるのは3区では米田晴彦。死にものぐるいで戦います」と力を込めた。福島党首は12日にも3区入りし、支持者らを回った。米田氏は25日、観音寺市での個人演説会で「香川から政権交代を。社会的弱者らの声なき声を必ず国会に届けてみせる」と訴えた。安全保障政策などでは民主党と社民党との違いもあるが、「共闘」の姿勢を打ち出す。

 無所属新顔の真鍋健氏も「政権交代」を訴える。自民党参院議員だった真鍋賢二・元環境庁長官の長男だが、米田氏の立候補表明の約3カ月後、立候補の意向を示した。県遺族連合会や郵政政策研究会など、かつて父親を支えた組織の支援を受けている。

 真鍋氏は24日、まんのう町の演説会で「政権選択の選挙であるべきだ。自民党は一度、下野してもらわなければならない」と強調した。「官僚政治からの決別!」(選挙公報)と訴え、民主の「風」も取り込もうと図る。

 自民党を離党した平沼赳夫・元経産相が立ち上げた保守系無所属の「平沼グループ」の一員でもある。こうしたことから、政権交代といっても「政界再編による」ことが主眼だ。

 与野党対決に保守分裂の様相がからみあう選挙戦。ある陣営の幹部は「反自民票がどこに流れるのか」と民意の行方を読み切れない。

 ほかの候補者も最後の追い込みに懸命だ。共産新顔の近石美智子氏は頻繁に街頭演説などを行い、労働者派遣法の改正や後期高齢者医療制度の廃止などの政策を訴える。「新政権になっても健全な野党として奮起していく」と取材に答えている。

 幸福実現新顔の妹尾真由美氏は景気対策などを訴え、支持拡大を目指す。

 (佐藤常敬、高山桂一)

4718チバQ:2009/08/30(日) 13:38:15
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280209.html
〈09総選挙@ふくしま〉激戦区ルポ 2区 戦いぶり、自民「変化」
2009年8月26日

 24日夜、郡山市郊外。自民前職の根本匠は、はかま姿でリングの上に立っていた。

 傍らには総合格闘技K―1選手のニコラス・ペタス。「バトルトーク」と銘打たれた集会には、若い男性を中心に約500人が集まった。

 打ちならされたゴングに、はじかれるように根本がマイクをつかんだ。「私がこれまでやってきたのは金権腐敗の党改革。新世代の自民党をつくります」。ペタスも「根本さんの目標は国のリーダー、総理大臣になってもらいたい」と気勢を上げた。

 「堅実」「まじめ」で売ってきた根本は、今回の選挙戦でイメージチェンジを図っている。リングに立ったパフォーマンスもしかり。公示日の第一声や決起集会では、「古い自民をぶっ壊す」「鳩山さんが総理になる? ならば私がやりますよ」と拳を上げて、強気な発言を繰り返した。

 そんな根本の姿に、支持者は「今までにない厳しい選挙」を感じ取る。

 根本に「チェンジ」を迫ったのは、自民への強い逆風に向かう危機感、そして今回初めて相対する民主前職の太田和美の存在だ。

 千葉7区から国替えした太田は28日が30歳の誕生日。この間まで最年少国会議員だった。これまで根本と戦い、今回、選対本部長を務める増子輝彦は、太田を「人に会えば会うほど、票が伸びる候補者」と分析する。

 車で回っている時、手を振る人がいれば、駆け寄って握手する「ふれあい作戦」で若さをアピール。毎晩開く集会や個人演説会などを通じ、支持を広げてきた。

 根本陣営で郡山選対本部長を務める県議会議長の佐藤憲保は「(太田は)若いだけに批判も比較もしづらい一番やりにくい相手。皆が遠慮するので、私がその役目を引き受ける」と話す。18日の出陣式では支持者を前に、「千葉の地元で公認されず福島に来た候補を、受け入れるわけにいかない」と批判した。

 先週、民主優勢を伝える報道各社の情勢調査結果が出そろった。根本陣営幹部は「もうダメだと、うなだれた支持者がいたのは事実。しかし、劣勢の報道が組織を引き締め、一つにした」と話す。

 動揺したのは根本陣営だけではない。22日、二本松市での太田の決起集会。太田は「大変不安な気持ちでいっぱいです。一寸先は闇。いつ風向きが変わるかわからない」と有権者に心情を吐露した。

 最後の総決起集会は、両陣営とも、26日午後7時開始と決まった。根本陣営が選挙区内に張り巡らせた約550の後援会をフル動員し、組織力で勝負すれば、太田側は岡田克也党幹事長を郡山市に迎え、党を上げての応援態勢を敷く。

 幸福実現党の酒井秀光は、ミニ集会などで、消費税廃止、景気回復を中心に訴えている。=敬称略

(斎藤健一郎)

4719チバQ:2009/08/30(日) 13:38:55
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260357.html
〈09総選挙@ふくしま〉激戦区ルポ 1区 強い組織か、追い風か
2009年8月25日

■コスタリカ解消が影


 「これだけの方が来て頂いて、負けるはずないじゃないですか」。伊達市で23日開かれた自民前職の亀岡偉民の総決起大会。地元県議が声を張り上げた。

 体育館に敷き詰められたパイプいすだけでなく、2階席も埋め尽くした出席者は約2千人。ただ、危機感もみなぎった。報道各社の情勢調査で民主優位が伝わり、壇上の出席者から調査を気にした発言が相次いだためだ。

 亀岡は05年の前回総選挙で約17万票も獲得。今回も強い後援会組織を支えに選挙戦に臨むが、支持層が子育て世代らに広がらない悩みもある。

 その前日、民主新顔の石原洋三郎が総決起大会を開いたのは、亀岡の会場の隣の公民館。畳敷きの部屋に集まったのは約230人だが、資料が足りなくなる予想外の人出。自民系市議の姿もあった。民主優位の情勢に、会場では「安心しては困る」と引き締める発言が続いた。

 石原の後援会組織は、亀岡と比べ「ないに等しい」(陣営)。後援会の集会を重ねる亀岡と対照的に、「集会に来るのは限られた人」と割り切り、訴えは街頭中心だ。公示後、車から乗り出して石原を激励する人も見られた。

 地元・福島市以外の支持基盤も広がってきた。伊達地区では07年に誕生した民主党参院議員の地盤が足がかりだ。

 民主に追い風、自民に逆風の序盤戦。多くの関係者が盤石とみてきた亀岡陣営に焦りがうかがえ、亀岡本人は「東京の『風』に流されてはいけない」と繰り返す。21日には麻生首相も応援に来たが、地元の話はほとんど出ず、拍手もまばらだった。

 前回より苦戦するもう一つの理由が、自民党内の候補者調整「コスタリカ方式」を解消した影響だ。前回比例区に出た佐藤剛男が、今回は引退に追い込まれた。

 無所属で強い後援会を築いた亀岡と、佐藤の自民党としての組織力。両者がかみあった結果が、前回のコスタリカ方式による圧勝だった。2人は長年激戦を続けた関係だけにしこりも残り、佐藤支持者の一部は民主陣営に回った。選挙戦に入っても、人口が多い福島市では亀岡陣営が自民党議員と十分連携できていない、との見方もある。

 亀岡陣営は佐藤の連合後援会長、佐藤静雄を最高顧問に招いた。終盤に向け、佐藤の支持者との協力関係を深めようと懸命だ。

 石原と亀岡の戦いに埋没しないようにと、共産新顔の山田裕も街頭中心の訴えを続ける。メガホンを持った支持者10人ほどが集団で街を練り歩き、党の主張を叫ぶ活動も。幸福実現党の大橋一之は、マニフェスト配布などで支持拡大を図っている。=敬称略

 (吉田素子)

     ◇

 自民と民主の2大政党が政権選択を訴える総選挙。05年の前回、自民が勝ち、今回民主が逆転するかが注目される1、2、5区の現状を報告する。

4720チバQ:2009/08/30(日) 13:40:33
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908240268.html
〈09政治決戦 ルポ〉前職離党、揺れる自民 神奈川9区
2009年8月21日

 川崎市多摩区の登戸駅。都内から帰宅する人が増え始めた19日午後6時すぎ、偶然かち合った2陣営のスタッフが、競うように党のマニフェスト(政権公約)を配り合っていた。


●公募に心情複雑

 自民新顔の中山展宏氏(40)がその脇で「自民党は反省すべきことは反省します」と呼び掛けると、階段上のデッキでは「政権交代」を訴える民主前職の笠浩史氏(44)の太い声が響いていた。

 「圧倒的な逆風」。自民党関係者の多くは、9区(同市多摩区、麻生区)の現状をいまこう分析する。

 衆院が解散された7月21日、9区の山内康一前衆院議員が突然、離党届を提出。党川崎市連は後任者を探したが、公募となり、中山氏が8月9日に選考された。中山氏は、江崎洋一郎前衆院議員(比例南関東)の公設秘書として藤沢で働いていた。

 9区には、保守系県議が2人、市議が5人。中山氏の友人や親族らも連日手伝いに来て選対を作り、有権者にまずは顔と名前を覚えてもらおうと、駆けめぐる。

 ある市議は公示前、後援会員に山内氏の離党と中山氏の擁立の経緯を記した詫び状を郵送した。「前回、山内氏の応援を頼んだ立場だから責任がある。新住民が多い地域なので、候補者がその時々の『風』になびいてしまう」と悩みを話す。公示後はほかの議員と手分けをして、選挙運動を続ける。

 離党した山内氏は前回、公募で決まり、地元と縁のない「落下傘」だった。中山氏も同じ選考経過だけに、支援者の間にも複雑なわだかまりが依然として残る。

 ある市議は「支援者に『また裏切られるかも』という思いがある」と打ち明ける。

 それでも公示直後、9区内に中山氏のポスターが速やかに張られた。選対本部長を務める土井隆典県議は「なんとか選挙に間に合った。一丸となって戦えるように頑張る」と意気込む。

 中山氏は街頭で決まってこう繰り返す。「私は逃げません。自民党も逃げません」

 20日夜も、麻生区の新百合ケ丘駅でそう訴えた。


●4年前の雪辱を

 一方、公示前の17日夕、同じ新百合ケ丘駅には大勢の人たちが集まっていた。

 笠氏の応援に駆けつけた松沢成文知事が、米オバマ大統領を引き合いに、政権交代の意義に熱弁を振るった。

 「今度の選挙はみなさんの一票一票で政権を選べる。今までとは全く違うんです」

 選挙期間中、松沢知事が県内の小選挙区に応援に入る予定はない。しかし、9区は松沢知事の県議、衆院議員時代の地盤であり、笠氏を「僕の後継者だからね」と笑う。

 自民に風が吹いた4年前の郵政選挙でも「ここだけは負けない」と言われた。だが、3795票差で笠氏は山内氏に敗れ、比例区で復活した。

 「4年間、小選挙区で勝つことだけを考えてきた」。この間、民主県連代表にもなった笠氏は事務所開きで、支援者に思いを吐露した。

 9区の有権者は4年前から約1万8千人増えた。「神奈川都民」とも呼ばれる、しがらみのない「風」に敏感な人たちが多いとされる。

 笠氏は「見たことがあるか、会ったことがあるか」と日ごろのふれ合いを大事にする。支援者が「今回は大丈夫でしょ」と話しかけると、笠氏はいつも「しっかりと勝たせて下さい」と返している。


●民主に是々非々

 また、共産新顔の利根川武矩氏(65)は19日夕、多摩区堰のスーパー前で訴えた。「小泉構造改革で社会保障が切り捨てられた。働き盛りの労働者が首をきられ、住む家も失った。自民、公明の連立政権に終わりを告げよう」

 衆院選後にも触れ、「民主党政権になるだろう」とし、「共産党は協力もするが、受け入れられない中身もある。憲法9条の改憲、消費税増税に踏み込めば、はっきりと反対する」と是々非々の立場で臨むとした。

4721チバQ:2009/08/30(日) 13:41:12
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260100.html
〈09政治決戦 ルポ〉神奈川4区 民主分裂、三つどもえ
2009年8月22日


 「政権交代は必要だが、バラマキ合戦にはくみしない」「小泉チルドレンの後に、小沢チルドレンはいらない」

 横浜市栄区のJR本郷台駅前。セミが鳴く中、みんなの党新顔の浅尾慶一郎氏(45)は20日朝、通勤客に向かって訴えていた。「政権交代+政界再編」の大きなポスター。ボランティアはそろいの青い半袖シャツで、新党のマニフェスト(政権公約)を配る。

 「政権選択」を争うこの総選挙で、4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市など)は衆院解散後に、この構図に新たな要因が加わった。


●「政権交代の先」

 民主党参院議員だった浅尾氏が党を離れ、4区から立候補を表明。浅尾派の地方議員6人も同調したことから、政権交代の風に乗る民主が「分裂」した形となっている。

 浅尾陣営の幹部は「見識や人柄からより活躍できる衆院選に押し出した」と語る。

 浅尾氏は参院時代から、4区内で国政報告会を重ね、駅頭に立ち続けた。後援会組織「あさお会」は4区内の12地域。各専門分野の友人らでつくる市民立案型シンクタンクなどこの数年着々と準備。選挙戦で、浅尾氏は「政権交代のその先が大事だ」と無党派層に訴える一方、民主支持層の切り崩しや、自民・保守層への食い込みを図る。

 民主党の若手論客の一人として、テレビ出演も多かった。総選挙の結果、民主が第一党になれば、党次の内閣防衛相だった浅尾氏は閣僚になったかもしれない。大臣の座をなげうって、「民主党」の看板を捨ててまでこだわった衆院選に、選対事務局長の中村聡一郎鎌倉市議は「反応は悪くない。でも選挙はわからない」と慎重だ。


●浅尾批判自制

 一方、勢力をそがれた形となった民主新顔の長島一由氏(42)は、選挙戦に入ってそれまで以上に「政権交代」に力を込めている。20日朝も、JR大船駅笠間口前で「私は民主党公認 衆院選候補 長島一由」と繰り返した。

 公示前から鳩山代表、岡田幹事長らが代わる代わる応援入り。19日は岡田幹事長がJR港南台駅前で、横浜市長選に立候補した林文子氏らと並んだ。ここでも長島氏は「今回の選挙は改革か継続か。政権交代 イエスかノーかです」と訴えた。23日は菅代表代行も4区入りする予定だ。

 分裂選挙の様相でも、長島陣営の幹部は浅尾氏が無所属でなく、渡辺喜美元行革相らが結成した「みんなの党」から出たことが有利になったとする。労組票も個人的な関係から浅尾氏へ流れる部分も考えられたが、旗色を明確にしたため止まったとみる。

 無党派層に加え、共産、社民両党の支持層も期待できるとし、「内輪もめに見られる」という浅尾批判は自制しているという。


●逆風中の好機

 また、4年前の郵政選挙で、隣接する11区の小泉元首相人気を追い風に初当選した、自民前職の林潤氏(36)。自民逆風の中でも、この民主分裂を好機として、支持拡大を図っている。

 林氏は20日朝、JR鎌倉駅前で、通勤客一人ひとりに「行ってらっしゃいませ」「ありがとうございます」などと声をかけていた。この日夕、鎌倉市内の個人演説会に小泉元首相を初めて応援弁士として招いた。選挙カーには林氏が長女舞ちゃん(2)を抱き上げている写真と「年金・医療・子育てに全力」の文字。衆院厚生労働委員会に属して、政策を担ったとの自負がある。

 公示された18日午後、本郷台駅前では支援を呼びかけるとともに、最後は土下座をして周囲を驚かせた。

 林陣営の幹部は「風向き」にかかわらず、路地裏まで入って「地元密着」の活動を続けてきたとする。台風の目となっている浅尾氏についても、新党入りしたことで、「浅尾さんを支持していた有権者も『ちょっと違うのでは』と感じ、林の方に向いてくれれば」と期待を寄せる。

4722チバQ:2009/08/30(日) 13:41:51
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260265.html
〈09政治決戦 ルポ〉神奈川1区 首相側近、握手と笑顔
2009年8月23日

 横浜市磯子区の商店街。22日、照りつける日差しの中、自民前職の内閣官房副長官、松本純氏(59)が一軒一軒歩いていた。


●「新しい自民党」

 「お仕事中すみません」と、日焼けした両腕で握手を求める。通り過ぎる車には手を振って笑顔を見せ、「お父さん、お母さんによろしく」と中学生の手を握った。

 この日は朝5時の会合に出席、金沢区の市場など数カ所を回った。森田健作千葉県知事が応援に来たJR洋光台駅前では、「新しい自民党を作る先頭に立つ」と訴えた。

 08年9月、麻生首相が誕生し、官房副長官に起用された。1区(横浜市中、磯子、金沢区)で当選3回。首相とは国政入りした96年以来の関係で、「純ちゃん」と声をかけられ、首相外遊時にも同行する。

 ところがいま、首相との「近さ」が、自民逆風をさらに加速するかのように、陣営を苦しめている。

 危機感は衆院解散前から高まっていた。7月下旬の事務所開き。選対本部長代行の村上健司県議は「官房副長官であることを忘れてほしい。麻生さんと一緒に評判の悪い方に入ってしまう」と松本氏に助言。「党ではなく、自分の言葉で訴えることが大事だ」と提案した。

 松本氏もこれを受け入れ、演説では「松本純が新しい自民党を作る」と繰り返す。

 副長官就任以降、官邸に詰め、選挙区をあけることが多かった。しかし、「8月に入って官邸に行ったのは2、3回。公示後はゼロ」という。

 義理と人情とやせ我慢――。かつて麻生首相から贈られたこの言葉の意味を、「今かみしめている」と話す。

 市議時代から約20年培った「実績」を訴え続ける。陣営幹部は「まだ1週間ある」と自らに言い聞かせた。


●「勝つと思うな」

 その「首相の側近」と戦う民主は二転三転した。小沢一郎代表(当時)が記者会見に同席し、中林美恵子氏(48)を紹介したのは今年2月のことだった。米国上院予算委員会の補佐官や大学准教授などを経て、今回が国政初挑戦。「小沢チルドレン」でもある。

 課題は知名度アップ。小沢氏から「とにかく地域にはりつけ。死にものぐるいで地上戦をやれ」と指示された。

 中林氏は20日朝、前原誠司副代表と京急金沢文庫駅前で、「みなさん、一緒に政権交代を実現しましょう。日本をよい国に変えていきましょう」と繰り返した。

 22日は朝7時から横浜市中区の公園を有権者とジョギング。駅立ちや街頭演説のほか、徒歩で商店街を回った。

 党県連幹部は「短い期間で期待に応えている」と話す。

 党幹部の応援も相次ぎ、岡田克也幹事長は「相手は麻生政権の象徴みたいな存在。勝って全体にいい影響を及ぼしてほしい」と期待を寄せた。民主への追い風はあるものの、楽観はしていない。「落下傘候補」で地盤や後援会はなく、地方議員の協力も一枚岩ではないという。

 公示された18日、中林氏の出陣式で藤井裕久党最高顧問は、美空ひばりの「柔」の歌詞を引き、こうくぎを刺した。「『勝つと思うな、思えば負けよ』。みなさん、これでよろしくお願いします」

 中林氏は「気を緩めずに最後の一瞬まで、全力で疾走せよと受け止めた」という。


●「防波堤の役割」

 一方、共産新顔の香西亮子氏(35)は公示後、街頭演説を積極的に繰り返し、自民、民主両候補の間で存在感をアピールする。

 21日昼、横浜市中区のスーパー前で香西氏は、総選挙後に民主中心の政権ができるとした上で、「消費税や憲法で民主が危険な方向に踏み出せば、共産党が防波堤の役割を担います」と訴える。買い物袋を下げた有権者らが手を振り、足を止めていた。

 香西氏は言う。「軍事費や大企業優遇の現状に切り込まない限り、日本は変わらない。それができるのは共産党だけです」

4723チバQ:2009/08/30(日) 13:42:27
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260316.html
〈09政治決戦 ルポ〉神奈川14区 新住民狙い、銀輪遊説
2009年8月24日

 相模原では、のぼり旗を掲げた2台の自転車が競うように市内を駆けめぐっている。


◆若さをアピール

 23日の日曜日。

 民主新顔の本村賢太郎氏(39)は、耳からかけた無線マイクで「政権交代」と繰り返した。その声は、後続の選挙カーから流れていた。

 午後2時過ぎ、本村氏は相模川沿いのキャンプ場で、バーベキューを楽しむ家族連れの中をめぐって、笑顔でマニフェスト(政権公約)を配っていた。

 一方、自民前職の赤間二郎氏(41)は、運動員2人と隊列を組む。所々で遊説にとまるが、1日の走行距離は20キロを超えるという。

 午後3時過ぎには夏祭り会場を訪れ、はっぴ姿やゆかた姿の家族連れでにぎわう神社の境内で、「政権与党の選択しか日本の安定は保てない」と支持を呼びかけた。

 こうした「自転車遊説」を競うのは、若さをアピールするとともに、有権者に身近に感じてもらおうと印象づけることができるから、という。両陣営は「候補者には炎天下で過酷かもしれないが、選挙カーからの連呼より、はるかにインパクトがある」と口をそろえる。

 相模原市中央部の14区は、都心と行き来が多い「神奈川都民」と呼ばれる新住民が増えている。横浜、川崎のように組織化が難しい「見えぬ票」の獲得が、当落を左右するようになったという。

 その傾向がはっきり現れたのが前回、05年の郵政選挙だった。14区は、民主党の藤井裕久最高顧問(77)が長年地盤とし、優勢と見られていた。ところが、予想に反して県議から挑戦した赤間氏が、藤井氏に約3万票の大差をつけて初当選した。

 小泉ブームで無党派層の多くが自民へ流れた。さらに、赤間氏は、藤井氏との違いを際だたせるため、「若さ」を訴え、自転車で選挙区内を駆け回っていた。


◆マンション続々

 相模原市は来年4月、政令指定都市に移行する予定。駅前に高層マンションが次々建ち、有権者数も前回から1万人以上増えている。

 本村氏が自転車遊説を始めたのは昨年暮れ。藤井後継が決まってからだった。

 一方、赤間氏は公示後に再び自転車に乗り始めた。

 本村陣営側が「こちらの迫力に押されたからだろう」といえば、赤間陣営側は「県議時代からの続くものでこちらが先輩だ」とやり返す。

 自転車で売り込み合戦をする一方、赤間陣営は市内約50カ所の後援会組織を通じて集票し、本村陣営は受け継いだ藤井氏の後援会組織などを固めるのに懸命だ。


◆区内細かく回る

 こうした両氏のつばぜり合いの中で、共産新顔の赤間友子氏(67)は、14区内を細かく遊説を重ねている。

 23日午後、赤間友子氏は市内の大手スーパー前で、買い物客らに「今回の選挙は高齢者の差別医療、派遣切りなど弱いものいじめの自公政権を終わらせるチャンス」と強調。そのうえで、「政権交代が実現しても戦争につながる自衛隊の海外派遣などはさせない」と訴えた。

 街頭演説は、これまでになく手応えがあるという。

4724チバQ:2009/08/30(日) 13:43:04
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260373.html
〈09政治決戦 ルポ〉神奈川16区 揺れる王国、再び対決
2009年8月25日

 24日午前6時半、通勤客が行き交う小田急相模原駅コンコース。「おはようございます」「おはようございます」とかれた声で、自民前職の亀井善太郎氏(38)が一人ひとりに声をかけていた。


●世襲vs.元官僚

 この駅は、ライバルが高校まで住んでいた地域にある。始めて約10分後、中年男性の一人が「お父さんにはお世話になりました」と歩み寄り、亀井氏の手を握った。

 一方、ライバルの民主新顔、後藤祐一氏(40)はこの日午後、マイクを取り付けてある電動アシスト付き自転車にまたがっていた。亀井氏の自宅がある伊勢原市内の新興住宅地で話し出すと、家から飛び出してきた人もいた。後藤氏は「ここは3世議員がいて厳しい選挙。よろしくお願いします」と握手した。

 「政権選択」を争う総選挙で、16区(厚木市、伊勢原市など)は、7区(横浜市港北区、都筑区)とともに、自民と民主が事実上の一騎打ち、という構図をみせる。

 特に16区は、06年10月の衆院補選で争った「世襲」と「元官僚」の再戦。衆院9期を務めた故亀井善之氏の弔い合戦の様相となったこの時は、約2万9千票差で亀井氏が後藤氏を制していた。


●辻立ち3年間

 しかし、「自民王国」といわれてきたこの地域にも、変化の兆しが出始めている。

 7月上旬、JAあつぎ小鮎支所。「3年前にはここに来る道さえ知らなかった」と、後藤氏は集まったJA関係者らを前にこう話した。

 農協の政治団体である農政連は、元農相だった父善之氏時代からの亀井氏の有力な支持団体。後藤氏は「推薦をもらうには至らないが、中には汗をかいてくれる人が出てきた」と支援の広がりに手応えを感じている。

 さらに7月末、16区の情勢を揺るがしかねない事態も顕在化した。

 「正々堂々とここにいます」。相模原市城山町であった後藤氏の演説会場に、前県議会議長で、自民党を除名された榎本与助県議が立った。

 相模原市の政令指定都市移行に反対する榎本氏は、後藤氏と考えが近いという。榎本氏は07年4月の県議選で、16区エリアの旧津久井郡4町で1万2711票を得ていた。

 亀井陣営の幹部は「元々熱心に支援してくれていたわけではない」と影響は少ないとの見方を示す。しかし、別の幹部は「内紛というイメージだ」と心配する。

 後藤氏は補選に敗れた翌日から、平日は毎朝、駅前などで辻立ちを続けてきた。13年間経産省に勤めた元官僚。「3年前は、この地域の人がどんな暮らしをしているのか分かっていなかった」。自転車の走行距離は1日100キロを超えることもある。


●組織固め注力

 「王国」にほころびが見え始めているものの、亀井陣営は、従来の組織固めに力を入れる。

 ミニ集会をこまめに開き、支援者に自らの考えを訴える。20日に開いた「女性の会」は、平日の日中にもかかわらず、用意した百席はあっという間に埋まった。

 ブナの立ち枯れが進む地元・丹沢を引き合いに環境問題を訴える亀井氏の声はいつものように大きいが、口調は女性を意識してか、普段よりゆっくりと優しく聞こえた。

 高齢の女性が大半だったが、地元市議は子育て世代の女性数人が会場にいたのに期待を寄せる。

 善之氏は選挙時には全国を応援で飛び回っていたが、終わってみれば自らは圧勝。「オヤジは『亀井後援会』というでっかいピラミッドがあった。僕は小さいピラミッドをたくさん造る」と、初当選直後に話していた亀井氏。若手経営者の勉強会などに、この間、顔も出してきた。

 厚木市文化会館の大ホールで開いた集会では、満員の1400人を集めた。若い人が増えたとし、「オヤジは満員に出来なかった」と亀井氏。父を追い越すため、敷かれたレールだけでなく、自ら道を切り開こうと模索した運動を展開している。

4725チバQ:2009/08/30(日) 13:43:41
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908280184.html
〈09政治決戦 ルポ〉神奈川15区 ブランド3代、正念場
2009年8月26日

 「日本を変える 信念と政策があります。」と青と白で染めぬかれた2本ののぼり旗。政党名は書いてない。それらを手にしたスタッフの近くに候補者はいた。


●政党色薄める

 25日午前7時、JR茅ケ崎駅のペデストリアンデッキ。「おはようございます。行ってらっしゃい」と、自民前職の河野太郎氏(46)は頭を下げ、声をかけ続けていた。

 96年の初当選時からマイクは使わない。「朝はうるさいから、地声です」

 同じころ、前回に続いて再挑戦する民主新顔の勝又恒一郎氏(46)は、JR平塚駅西口にいた。「政権交代」と染めたのぼり籏を掲げ、支援者らと党の政策パンフレットを配り続けた。受け取る人も多く、「ここまで政策の中身が問われる選挙は、初めてではないか」と手応えを話す。

 15区(平塚市、茅ケ崎市など)で河野氏は、過去4回の選挙のたびに得票を伸ばして圧勝。平塚や大磯などは中選挙区時代の旧5区から、3代続く「河野ブランド」の後援会がその原動力だ。

 それに加え、河野氏は最近でも、省庁ごとに政策の必要性を判定する、党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームのリーダーとして「政策棚卸し」を進めた。衆院の外務委員長として政府側の答弁を活性化させる改革にも着手するなど、「党内改革派」として存在感を示し、15区内の無党派層の支持もつかんでいた。

 その厚い支持基盤の足元でも現在、「自民逆風」が吹き荒れているとされる。

 公示された18日の出陣式。河野氏は「石にかじりついても議席を守り抜きたい」と悲壮感をにじませた。連合後援会の伊藤栄雄会長も「台風に匹敵する逆風だ」と危機感を示した。

 21日夜の個人演説会。河野氏は自民党の下野の可能性にも触れ、「政治を正しい方向に引っぱっていくにはいい野党が必要だ。議席を守り、建設的な野党のリーダーとなって頑張りたい」などと述べ、持論の世代交代と政界再編を訴えた。

 河野陣営の幹部は「自民党の色を薄め、河野の人柄を知ってもらうのに力を入れている」と話している。


●「背中見えた」

 これに対し、前回は10万票以上の大差で敗れた勝又氏は「将来、歴史の教科書に載る選挙だ」と意気込む。

 選挙戦では「政権交代」の風を生かし、勝又氏は連日、自転車で各地を回って街頭演説を繰り返すとともに、マニフェストを配っている。

 出陣式で、勝又氏が「小沢代表代行から(河野氏の)大きな背中が見えてきた。小選挙区で勝って来いと言われた」と紹介すると、陣営は勢いづいた。

 15区で有権者の多い平塚の市長は消費者運動出身の元市議で、茅ケ崎市長も民主の元県議。それぞれ民主も支援して07年春に再選した。03年と00年の衆院選で、比例区の得票は民主が自民より多いが、小選挙区の民主候補の票はこの民主比例票より1〜2万票減っている。

 民主支持層が比較的多い地盤のなか、根強い「河野ブランド」によって、15区では「比例は民主、小選挙区は河野」という、ねじれ現象が続いている。

 勝又陣営はこの4年間、組織作りを図るとともに、元々ある民主支持層を呼び戻そうと街頭活動を続けている。

 公示前の14日。JR平塚駅前で、菅直人代表代行も「ここには変わり者の自民党議員がいるが、いくら変わっていても、自民党の中では何も変わらない」と訴え、勝又氏への支持を呼びかけた。


●比例呼びかけ

 一方、共産新顔の西脇拓也氏(32)は連日、選挙カーで選挙区内をくまなく回る。

 23日午後も平塚市河内のスーパー前で、金のかかる教育の改革などを強調するとともに、志位委員長の立つ比例区への投票を呼びかけた。「(選挙後の)民主党中心の政権に対しては、暮らしを良くすることには大いに協力し、間違った政治には真正面から対決する」と訴えた。

4726チバQ:2009/08/30(日) 13:47:02
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8271
衆院選ふくい、保守牙城で攻防 自・民党首が相次ぎ来県

(8月29日午前8時12分)


 政権選択を問い衆院選で激突している自民、民主両党の党首は、選挙戦が最終盤を迎えた27、28日に相次ぎ来県した。小選挙区で3議席を占めてきた“牙城”を死守したい自民党と、保守の地盤を切り崩したい民主党。トップのてこ入れは、福井県が激戦区となっていることを裏付けており、最終盤の攻防は激しさを増している。

 「この候補は4年間で最も成長した議員の1人。日本を守る確固たる信念を持っている。前回同様、皆さんのお力をぜひ与えていただきたい」。28日夜、福井市のJR福井駅西口広場で開かれた自民党候補の総決起大会に駆け付けた麻生太郎首相は、支持者らを前に”最後のお願い”に声を張り上げた。

 「保守王国」とされる本県で、首相が総決起大会に出席しててこ入れするのは極めて異例だ。本県は麻生首相の祖父、吉田茂元首相と縁が深く、青年会議所の会員やOBらでつくる地元後援会もあることから、陣営幹部は「接戦から抜け出す起爆剤になる。一気にラストスパートを掛ける」と意気込む。

 ただ、首相の来県で浮き足立ち、上滑りすることを戒める声も。「どっちが勝っても負けてもおかしくない。残された時間はあと1日。最後の最後まで死に物狂いで戦った候補が勝つ」と陣営幹部は引き締めに躍起だ。

 対する民主党は、鳩山由紀夫代表が27日に今月2度目の来県。鯖江市と越前市で大勢の市民を前に「保守だ、革新だという区分けの時代でもない」と理解を求め、政権交代を訴えた。

 5日の坂井市に続き、今回も2区に入ったことは、保守地盤が最も強いとされる地域の切り崩しを最重視している表れといえる。鳩山代表は「必要な道路、公共事業はやるべきだ」と配慮する姿勢も見せた。

 党県連幹部は「全国各地の陣営が鳩山代表に来てほしい中、2度来るとは。いい勝負をして勝つ可能性があるからだ」と受け止める。2区は国民新党から民主党に移籍した候補、3区は郵政民営化に反対し、選挙区を変え自民党から民主党に移った候補だけに「象徴的な選挙区で勝ち、大きなインパクトを与えたい」と勢いづいている。

4727チバQ:2009/08/30(日) 13:49:22
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090824ddlk27010180000c.html
注目区を歩く:’09衆院選/1 1区 風で攻守変わる /大阪
 ◇三度の民主VS大物自民 共産、無所属らも存在感訴え
 都市部の戦いとして注目される1区。後援会の結束で厚い支持基盤を築く自民前職のベテラン、中馬弘毅氏に、民主新人の熊田篤嗣氏が全国的な民主への追い風を受けて挑む。

 「民主との違いをはっきり認識いただいた上で選挙に臨んでいただきたい」。報道各社の情勢調査で民主優勢と報じられた直後の22日。南海難波駅前(大阪市中央区)の街宣車の上で、中馬氏が声を張り上げた。

 中馬氏が座長を務める派閥の長、麻生太郎首相も街宣車に同乗し、「政策のひずみが出たのは配慮が足りなかった」と謝罪。吹き荒れる「風」への警戒感をにじませ、防戦ムードが陣営に漂う。

 中馬氏は解散前から地域の夏祭りなどに精力的に顔を出し、盆踊りの輪にも加わった。「身近な仕事、街づくり、福祉を地方分権でやってきたのが私たち自民党だ」と実績を強調。「もっと厳しい選挙もあった」と自らを鼓舞し、新たな票の掘り起こしに懸命だ。

  ■   ■

 熊田氏は20日、同市西区のスーパー前で「政権交代は民主のためでない。暮らしを守るのが政党であり、それを忘れた(自公)政権はあり得ない。だから政権交代だ」と強調した。街頭を主戦場にマイクを握る。昨夏から続ける辻立ちは3700回を超えた。

 3度目の挑戦。前回選では票を伸ばしたものの、郵政民営化と構造改革路線で吹いた自民への風で、中馬氏に得票率で20ポイント以上も離された。

 攻守が入れ替わった感のある今回選。熊田氏は「相手は大物。決して余裕のある選挙でない」と気を引き締める。民主府連も1区を「激戦区」とみる。公示の18日には鳩山由紀夫代表が熊田氏と第一声を上げ、最終盤にも党幹部が応援に入る見通しだ。

  ■   ■

 自民、民主の対決が軸の戦いに、共産新人の辻日出子氏は「雇用と社会保障のルールを打ち立てないといけない。建設的な野党が新政権には必要」と存在感を高めようと懸命だ。前回は15区から民主公認で出た堺井裕貴氏は無所属で再挑戦。自転車で遊説を重ね、子育て支援など身近な政策を訴える。消費税ゼロを掲げる幸福実現党の林富美子氏も出馬している。【稲垣淳、田中龍士】

    ◇

 「政権選択」を焦点に、与野党がぶつかり合う衆院選は、30日の投開票まで残り6日と迫った。府内の注目区を歩いた。

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毎日新聞 2009年8月24日 地方版

4728チバQ:2009/08/30(日) 13:50:04
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090825ddlk27010282000c.html
注目区を歩く:’09衆院選/2 4区 「改革」巡る真っ向勝負 /大阪
 ◇世襲自民VS民主三たび 共産諸派も主張
 「この4年間どうだったか。若者は派遣切り。所得格差はそのまま教育格差。一部の人だけに良い政治になっている」。大阪市城東区で20日、聴衆約150人を前に、民主元職の吉田治氏は、貧困や格差を拡大した原因として、政党や個人の名前こそ出さないが「小泉改革」をやり玉に挙げた。

 一方、自民前職の中山泰秀氏は、小泉純一郎元首相の出身派閥と同じ町村派。小泉政権で要職を歴任した小池百合子元防衛相の秘書の経験もある。前回選では小池氏や中川秀直元幹事長らとの親密な関係をアピール。小泉改革の推進を前面に打ち出していた。

 中山氏は今回も小泉改革の支持を訴える。19日に城東区内であった演説会で、口調や内容は控えめだったが「最後に言いたい。小泉改革は『冷たい改革』と指摘されるが、改革は最後までやらないと効果は出ない。郵政民営化はまだ道半ば」と語りかけた。

 22日の大阪・梅田の街頭演説では「改革は自民以外にはできない」と絶叫。「4年前に政治家として口に出した言葉は一切否定するつもりはない。改革は完遂させる。郵政民営化すらびびってできなかった人たちに、どうして公務員制度改革ができるのか」と民主への批判を繰り広げた。

  ■   ■

 4区で吉田氏と中山氏が対決するのは3回目。前々回は吉田氏が勝ち、前回は小泉旋風に後押しされた中山氏が4万票以上の大差で圧勝した。

 改革をめぐる激戦区での戦い。吉田陣営は個人演説会を極力抑え、組織固めよりも浮動票の積み増しを狙う。吉田氏は自転車で回り、若年層が集まるスーパーやマンションの前などで民主のマニフェスト(政権公約)を手渡し、支持を呼びかける。

 中山氏も昼間は自転車で回るが、夜間は1日3カ所で演説会を開き、父・正暉氏から引き継いだ組織票の引き締めに躍起だ。中山氏は「小泉改革に対する支持を隠すつもりはない。特に逆風は感じない」と強気な姿勢。しかし、選対幹部は「今回はマイナスになるかもしれない……」と懸念を隠せない。

  ■   ■

 共産新人の長谷川良雄氏はマンションやスーパーなどを中心に、街頭演説を通じて支持を訴える。「良くなったことは一つもない。悪政を終わらせる選挙にする」と自民、公明を厳しく批判し、「どんな政権になっても国民の利益を守る野党として頑張り抜く」と、存在意義を強調する。幸福実現党の春山美一氏も支持拡大を目指す。【日野行介】

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毎日新聞 2009年8月25日 地方版

4729チバQ:2009/08/30(日) 13:50:50
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090826ddlk27010318000c.html
注目区を歩く:’09衆院選/3 7区 業界団体の一部、民主支援 /大阪
 ◇地道に4年自民「落下傘」 共産はイメージ一新、諸派も出馬
 衆院選公示から1週間の24日夜、吹田市内のホテルで小泉純一郎元首相がマイクを握り、隣に座った自民前職の渡嘉敷奈緒美氏を持ち上げた。「渡嘉敷さんは典型的な落下傘候補だったが、うまく着陸して地元市議、府議とも親しくしている。異例中の異例だ」

 4年前、府連の公募で解散後の出馬表明にもかかわらず「自民不毛の地」ともいわれる7区で、民主前職の藤村修氏を破った。小泉ブームの象徴的存在になったが、今回は一転、逆風に見舞われる。「与えられた条件の中でベストを尽くすのが政治家。逆風は試練」と自らを奮い立たせる。

 「一夏で参加する盆踊りは150回。全国の国会議員で多分一番多い」と公言。地域住民同士のきずなの強さを紹介するための表現だが、「落下傘」のイメージをぬぐい去るため、渡嘉敷氏は当選後から地元行事に積極的に出席してきた。地元府議は「ひざ詰めで話ができる。それまで遠かった国会議員のイメージが変わった」と舌を巻く。

  ■    ■

 「オセロが白から黒に変わるように、情勢は1週間で変わる。全く予断を許さない」。22日朝、吹田市内の駅前に立った藤村氏は、世論調査で優勢が報じられる現状に上滑りを警戒した。

 05年の郵政選挙では03年を約1万2000票上回る8万4373票を獲得したが、敗れた(比例で復活当選)。「まさか負けるとは。あの時は雲の上に異常な竜巻のようなものが舞った」。振り返る言葉に実感がこもる。

 「政権交代」のワンフレーズを繰り返すことに当初は抵抗もあったという。だが今は「有権者に受け入れられている。前面に出して強く訴えたい」と立場を鮮明にした。無党派層の反応に加え、陣営を勢いづかせているのは、旧来、自民を支持する業界団体の一部が藤村氏の支援に回っていることだ。陣営は「社会保障費削減など小泉改革への反発がこのような流れをつくっている」と分析する。

  ■    ■

 自民、民主の対決に埋没しないよう、これまでとは違った形で選挙戦を展開しているのが、共産新人の駒井正男氏だ。選挙ポスターの背景の色は、党公認候補の多くが使う赤色ではなく、新鮮さをイメージした緑色。従来の支持層の一部からは異論もあったというが、陣営幹部は「候補の若さを生かし、PRするため」と期待する。民青同盟府委員長を務めた経験も生かし、青年の雇用問題などに熱弁をふるっている。また、幸福実現新人の水沼義隆氏も出馬している。【佐藤慶】

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毎日新聞 2009年8月26日 地方版

4730チバQ:2009/08/30(日) 13:51:36
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090827ddlk27010290000c.html
注目区を歩く:’09衆院選/4 9区 無党派層が多数の大票田・茨木 /大阪
 ◇「手応え感じられぬ」 各陣営とも動向に苦慮
 茨木市や池田市など、ベッドタウンとして新興住宅が目立つ9区。有権者の半数以上が無党派層とみられ、府内でも有数の「風」が結果に直結する選挙区だ。中でも勝敗のカギを握るのが区内有権者数の5割が集中する茨木市。各陣営とも大票田での票獲得に総力を挙げるが、手応えを感じにくい無党派層の動向に苦慮している。

 「大変厳しい選挙戦になっている。私を国会に送り出してくれた茨木のみなさんに、もう一度あの時のような支援をお願いしたい」。24日午後、同市の事務所で約500人を前に、自民前職、原田憲治氏は悲壮感を漂わせ、声を張り上げた。

 「あの時」とは、初当選した06年10月の衆院補選。当時、高支持率を誇った安倍晋三首相の就任後初の国政選挙で、幹部が連日選挙区入りするなど党を挙げた組織戦で無党派層を取り込み、民主元職、大谷信盛氏に約2万票差をつけた。

 「街の反応はいい。組織票もめどはついている。にもかかわらず、支持率だけが伸びていない」。原田氏の選対関係者は、世論調査を基に民主優勢とする報道に苦渋の表情。24日には小泉純一郎元首相らの応援も受け、浸透に必死だ。

 一方、追い風に乗る大谷氏。しかし、陣営は「市民の反応もいいとは言えない。手応えはまったくない。前回補選の時の方が、勝てるという感じがした」といら立ちをみせる。原田氏との対決は補選に続き2回目。雪辱を期す今回は、公示前から鳩山由紀夫代表や岡田克也幹事長が選挙区入りし、無党派層の取り込みを目指した。

 「私自身、最後の戦いのつもりです。何とか支援をお願いします」。24日午前、阪急茨木市駅前で必死に演説する大谷氏の声を立ち止まって聞く人はほとんどいない。選対関係者は「無党派層が多いことで、選挙自体が実感がないものに変わってきている。周囲から有利だと言われても、感覚がないので不安で仕方がない」と打ち明ける。終盤戦は「とにかく露出を増やす」とひたすら街頭に立つ構えだ。

 元箕面市議の共産新人、村上弘充氏も無党派層を意識し、茨木市の街頭演説に重点を置く。市内全域を選挙カーで走り、「社会保障の充実」を訴えている。陣営関係者は「無党派層は数字にいきなり現れる。透明人間と戦っているみたいだ」と話す。みんな新人の吉野宏一氏は医療制度改革を中心に生活重視を掲げ、幸福実現新人の藤木利恵氏も消費税ゼロを打ち出し、戦う。

 05年総選挙での茨木市の投票率は府内平均の65・37%を上回る66・32%。06年補選で51・37%だった投票率の大幅な上昇は確実視され、票争奪は激しさを増している。【松井聡】

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毎日新聞 2009年8月27日 地方版

4731チバQ:2009/08/30(日) 13:52:25
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090828ddlk27010380000c.html
注目区を歩く:’09衆院選/5止 16区 公明、背水の陣 /大阪
 ◇全国注視の激戦区 共産、諸派も支持拡大へ
 ◇民主、著名幹部次々に
 「今、本当に負けそうになっています」。タレントの久本朋子さんが23日、南海北野田駅前(堺市東区)の応援演説で絶叫した。公明前職で党幹事長の北側一雄氏の陣営は、候補者も応援でマイクを握る人も「厳しい選挙」と口をそろえる。

 太田昭宏代表の東京12区、冬柴鉄三元国土交通相の兵庫8区と並んで、公明幹部の戦いぶりが注目される大阪16区。党政調会長、国交相を歴任、公示前は7選を確実視する声もあった自公連立政権のキーマンも、政権交代への期待感などによる逆風に強い危機感を抱く。

 「民主党の政策は財源がなく、まやかし。イメージでなく、具体的な政策で比較してほしい」と北側氏。比例代表に重複立候補せず、街頭演説で「小選挙区で負けて比例代表で復活当選できる候補と異なり、私は小選挙区で1票でも負ければ負け。大変厳しい」と、背水の陣を強調する。

  ■    ■

 「あっ、元気モリモリだー!」。堺市北区のマンション前で、演説に訪れた民主新人の森山浩行氏に、男児が声をかけた。名前に合わせたキャッチフレーズ「元気モリモリ森山浩行」は、選挙権のない子どもにも浸透し始めている。

 民主は16区を重要な選挙区と位置づけ、公示前から岡田克也幹事長、蓮舫参院議員、ミスター年金・長妻昭党年金担当相らを次々に投入してきた。小沢一郎代表代行も23日、堺市堺区の森山氏の事務所を急きょ訪れ、「全国で最も注目される選挙区。この選挙区での勝利なくして本当の政権交代はない」とスタッフを激励、割れんばかりの拍手で迎えられた。

 勢いに乗る森山氏は、公明の支持団体・創価学会の強固な組織力を意識し、「全国一の組織との戦い。自公連立政権ができて10年。今のままの日本でいいのか、変えるのか。歴史的な選挙にぜひ参加を」と訴え、投票率のアップが勝負の鍵を握るとみて陣営を引き締める。

  ■    ■

 共産新人の岸上倭文樹氏は「自公政権の退陣」、幸福実現新人の中川義衛氏は減税を訴え、支持拡大を図る。【山田英之】(おわり)

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毎日新聞 2009年8月28日 地方版

4732チバQ:2009/08/30(日) 14:03:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090830-00000205-yom-pol
投票率21・37%、0・76上昇…午前11時
8月30日7時3分配信 読売新聞

 第45回衆院選は投票が順調に進んでいる。

 総務省が発表した午前11時現在の投票率は21・37%で、前回2005年を0・76ポイント上回っている。

 今回の衆院選に立候補しているのは、小選挙区選(定数300)に1139人、全国11ブロックの比例選(同180)に235人(小選挙区との重複立候補者を除く)の計1374人。

 有権者は小選挙区選と比例選の2票を持ち、小選挙区選は候補者名を、比例選は政党名を書いて投票する。

 今回は、自民、公明両党の連立政権を継続させるのか、民主党を中心とする新政権が誕生するのか、「政権選択」が最大の焦点となる。

 投票は午後8時までに締め切られ、即日開票される。31日未明には大勢が判明する見通しだ。 最終更新:8月30日12時56分

4733チバQ:2009/08/30(日) 14:22:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009083002000101.html
<政権選択>自民 成長重視で中福祉 民主 生活優先の高福祉
2009年8月30日 紙面から

 各党が十二日間の選挙戦で訴えたマニフェスト。「国家像が見えない」との批判もあるが、個別の政策を点検すれば、ある程度の方向性はつかめる。自民、民主の二大政党を中心にそれぞれの党が描く日本の姿を追う。

 ■自 民
 自民党はマニフェストの冒頭で「やみくもにすべてを『変える』ことが、よいわけではない」と強調。社会を根本的に改革するのでなく、時代に合うように修正するメッセージを発している。

 具体的には、積極的な財政出動を通じて「二〇一〇年度後半に年率2%の経済成長を実現する」ことにより、「十年で家庭の手取りを百万円増やす」と説明。まずパイを大きくしてこそ、国民に富を配分できるという考え方で、高度成長期に似た社会を描いているとみられる。

 一方、「財源のない『高福祉』ではなく、『中福祉・中負担』こそ現実的」と強調。幼児教育無償化など社会保障も掲げているが、基本的には負担も福祉もほどほどの国をイメージしているようだ。

 外交・安全保障や、政策の意思決定システムも、基本的に従来通りの路線だ。

 ■民 主
 民主党は「新しい優先順位に基づいて、すべての予算を組み替える」と、社会を変える姿勢を前面に出す。

 看板政策は、すべての人が月額七万円以上受け取れる年金制度、失業給付が切れた人への能力開発手当など、生活支援や弱者救済色が強い。「生活の安定が希望を生み、国全体を押し上げていく」と強調しており、社会の活力より個人の生活安定を重視する北欧型の高福祉国家を念頭に置いているようだ。

 政策決定システムでも、政治主導で予算の骨格を策定する「国家戦略局」設置や事務次官会議廃止など、変革を打ち出した。

 ■中小政党
 公明党は成長戦略推進を掲げると同時に、高額療養費制度見直しなど福祉政策も柱に据える。自民、民主両党の中間型と言えそう。

 共産党は「働く貧困層」解消や大企業の税率引き上げを掲げた。「雇用の使い捨て」や教育格差是正を打ち出した社民党と同じく徹底した弱者救済型社会を目指している様子。

 社民党は性暴力禁止法制定など女性政策を強調しており、男女平等型社会も、かなり意識している。

 国民新党は郵政民営化見直しや年率6%の経済成長が看板政策。効率重視の小泉構造改革路線と正反対の国家像を描いている。

4734チバQ:2009/08/30(日) 14:27:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090829/elc0908292225017-n1.htm
【09衆院選】もがく大物…福田前首相がたすき、中川前財務相は形見のはちまき (1/2ページ)
2009.8.29 22:22

“最後のお願い”のため、有権者と握手をして回る福田康夫元首相=29日午後6時過ぎ、群馬県高崎市のJR高崎駅前(菅原慎太郎撮影) 衆院選の選挙戦最終日となった29日。候補者らは、1人でも多くの有権者に支持を訴えようと、炎天下を汗まみれで駆け回った。従来なら自らの選挙区に入ることが少なかった自民党の大物候補者たちも、逆風が吹く今回ばかりは事情が違う。地元でぎりぎりまで、声を振り絞った。

               ◇

 「どうか力を貸して下さい」。前首相の福田康夫氏(73)は、声を張り上げ“懇願”した。29日午後6時過ぎ、群馬県高崎市のJR高崎駅前での光景だ。

 連日の遊説で顔は真っ黒に日焼けし、肩からは、初出馬以来ずっと嫌がっていた「福田康夫」というタスキをかけている。クールなスタイルを投げ打った姿に、必死さが伝わる。

 演説が終わると、数百メートルにわたって駅前の繁華街を歩き、道行く有権者らと握手。手を差し出し、「はい、どうも」「よろしくお願いしますね」と、小さな声ながら、一人ひとりに声をかけた。携帯電話で写真を撮る若者には、笑みを浮かべる“サービス”も。

 前回衆院選まで群馬4区で圧勝を続けてきた福田氏。父親の赳夫元首相の代からほとんどの選挙が大勝で負け知らず。だが、今回初めて、民主党新人の三宅雪子氏(44)に激しく追い上げられ、「互角の戦い」(選対幹部)を展開した。

 いつもは妻や長男まかせで、本人は数日間しか地元入りしない「殿様選挙」(陣営幹部)だったが、今回は地元へ張り付いた。比例代表との重複立候補をせず、選挙区で敗れれば、落選が決まる。これまであまり乗らなかった選挙カーにも乗り、タスキもかけた。

 一方の三宅氏の最終日は、選挙カーでの行脚に加え、JR高崎駅前で演説。有権者を前に「みなさんの1票でこの世の中を変えましょう」と、政権交代を意識した言葉で締めくくった。

               ◇

  4年前に続き前財務相の中川昭一氏(56)と民主の石川知裕氏(36)が激しく火花を散らす北海道11区。

 ローマでの「もうろう会見」で自民への逆風をあおってしまった中川氏の演説は最終日も、「申し訳ない」で始まった。その上で「民主の無責任な政治に任せては十勝が崩壊する。だまされないで」と絶叫し、選挙戦を締めくくった。

 中川氏の“武器”は、ギュッと結んだ「はちまき」。農水相だった父の故・一郎氏を引き合いに「このはちまきは父のもの。なんとしても勝ち抜かせていただきたい」と訴えた。

 一方、民主党への追い風に加え、地元で強い人気の鈴木宗男氏(新党大地)の支援を受ける石川氏は、新党大地のイメージカラーの緑のポロシャツ姿で「政権交代しかない」と、声を枯らした。

 閣僚経験を重ね自民党若手のホープと目されてきた中川氏は、従来の選挙では他候補の応援に回りほとんど地元に帰ることはなかった。だが今回は長靴姿で選挙区内の農家を地道におわび行脚し「初当選以来」(陣営)のどぶ板選挙を展開した。スタッフも「助けて下さい」「ようやく肩を並べるところまできた」と絶叫して支援を訴えた。

 最終日の29日、白地に赤い字で「必勝」と書いたはちまき姿の中川氏は日中、帯広市内を車でくまなく遊説。午後7時、市内のデパート前の路上を埋めた約700人の支援者を前に最後の街頭演説に臨み、戦いを締めくくった。

4735名無しさん:2009/08/30(日) 14:52:14
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1653

[ Financial Times ]
目前に迫る政権交代
強大だった自民党が凋落した理由
2009年08月28日(Fri) Financial Times 媒体プロフィールこのコラムについて関連記事 Financial Times

サーモンピンクの紙面で知られる英国の高級紙。1888 年の創刊以来、金融関連の報道に強く、経済、国際、政治問題についても報道の正確さに定評がある。世界発行部数は約44万部。読者総数は推定150万人に上る。
世界の金融市場が混迷を極め、経済の先行きに不透明感が増している。このコラムでは、金融、経済報道で突出した信頼性を誇る英フィナンシャル・タイムズ紙の記事をタイムリーに翻訳し、毎日1本お届けする。

>>「Financial Times」の記事一覧

目前に迫る政権交代 強大だった自民党が凋落した理由
バブルの懸念深まる中国経済 「鉄公鶏」の法則
民主党圧勝が日中関係を揺るがす恐れ
社説:日本の有権者はリスクを取るべきだ
>>「Financial Times」の記事一覧
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ファイナンス 漂流経済 景気スピード診断 本石町探偵団 徹底解剖オバマノミクス ウォール街緊急報告 マーケットの死角 イノベーション ウオッチング・メディア 本流トヨタ方式 アジアのものづくり 医療最前線 イノベーションを斬る   
リーダーズライフ 本 中南米一人旅 オン・ザ・コート 芸術文化 結婚のかたち (2009年8月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

再選を目指す選挙運動の目玉が、指導力のなさに対する首相の陳謝や党実力者である前財務大臣の禁酒の約束という状況では、与党にとっては旗色が悪い。

 しかし、これがかつて強大な力を誇った日本の自民党の悲しい現実だ。半世紀以上、国政における圧倒的勢力として君臨した後、自民党は野党民主党に、ことによると大敗を喫する寸前にある。

 度重なる失言や党の結束を維持できなかったことに対する自民党総裁、麻生太郎首相の謝罪によっても、G7会議の記者会見で呂律の回らない支離滅裂の会見を行った後、2月に財務大臣を辞任した中川昭一氏による禁酒の約束によっても、有権者がなだめられた様子は見られない。

 過去1週間の国内メディアによる世論調査は、日曜日に投票が実施される際、自民党が地滑り的な敗北を喫する可能性があることを示している。

歴史的な転換点
 鳩山由紀夫氏率いる民主党の勝利は、東アジアで最も影響力のある民主主義国家、世界第2位の経済大国、極めて重要な米国の同盟国である日本にとって、歴史的な転換点になる。

 約54年前の結党以来、自民党が野党の座に甘んじた時期は11カ月間にも満たない(有権者が拒絶したというよりは、党内分裂の結果だった1993年から1994年にかけての一時期)。ところが今回は、複数の党重鎮が公然と、選挙での敗北は政治勢力としての自民党を崩壊させる可能性があると心配している。

 このような警鐘には、選挙陣営にハッパをかける狙いもある――そして日本の選挙は過去に驚くような結果を出してきたと警告する政治アナリストもいる――が、世論調査や選挙遊説で参加者の話を聞く限り、自民党が象徴する政治の現状維持に国民が大きな不満を持っているのは明らかだ。

 過去には安泰と思われた自民党の衆議院議員が、今は危ない立場にいる。新潟の元自民党議員の息子で当選回数5回の稲葉大和氏は、数えるほどしか聴衆の集まらない街頭演説を、「助けてください」という有権者へお願いで締めくくる羽目になっている。

 地元で自民党の世話役を務める横山山人氏は、稲葉氏は党の問題を直視しなければならないと話す。

4736名無しさん:2009/08/30(日) 14:52:39
>>4735

「自民党? いや結構」
 「稲葉氏には、自分が自民党の膿を絞り出し、党内に溜まったごみを捨てると有権者に訴えるよう助言した」。横山氏はこう言うが、有権者に話を聞いてもらうだけでも大変だと付け加える。「今は100人集めるのも非常に難しい。『自民党? いや結構』と言われる」

 戦後の壊滅状態から奇跡的な復活を遂げ、世界で最も成功した国の1つとして頭角を現した日本。その指揮を執った政党にとっては、これは驚くべき凋落ぶりだ。

 保守派政党の合同で1955年に誕生した自民党は、国家の安全保障を米国に依存しながら、経済発展を最優先することによって、数十年にわたって政治的中道を堅持してきた。

自民党の歴代の首相たちは国が目指す大まかな方向性を決めたが、具体的な政策は有能でやる気のある官僚によって決定され、実施された。

 財界とのつながりが、自民党立候補者の選挙資金を確保する役目を果たした。利益や政策を巡る争いは、競合する派閥に分かれた党の内部で繰り広げられた。中選挙区制を取っていたため、有権者がある自民党候補者に不満がある場合は、いつでも別の自民党候補者を選ぶことができた。

 この制度の下では、汚職や恥知らずな利益誘導型の政治が当たり前だった。その一方で、拡大する富をインフラ整備や農業補助という形で確実に国中に行き渡らせる役目も果たした。それが経済発展の社会的負担を和らげ、かつて手強いライバルだった社会党からの攻撃を弱めることになった。

 1980年代の輸出急増と資産価格の高騰によって、自民党は政治的な至福に到達したように見えた。真に民主的な一党国家である。

 だが、それは続くはずもなかった。実際、本当の問題は、なぜ今自民党の凋落が確実なように見えるかではなく、むしろ、どのようしてそれがこれほど長い間先延ばしされてきたかだ。

自民党政権がこれほど続いた理由
 1980年代の資産バブルの崩壊とその後遺症に対応できなかったことで、自民党と官僚の経済運営能力の評判は地に落ちた。有権者は相次ぐスキャンダルにうんざりし、1993年には、自民党は国会議員の離脱に見舞われた。その後、衆議院で過半数を失い、ほぼ40年ぶりに非自民党政権が誕生することになる。

 ところが、連立与党を構成する政党間の反目によって、すぐさま自民党が政権に返り咲く道が開かれ、社会党が代表を務めるが、自民党の閣僚によって支配される政権が誕生した。だが、豊かで教育水準の高い日本の多くの有権者にとって、このような不自然な政治連携は、政権の座にとどまるという以上の理由がないまま自民党が存在しているという証拠でしかなかった。

 ただ、非自民党政権の短い期間は、1つの重要な遺産を残した。比較多数得票主義の小選挙区制と小選挙区の得票数に基づく比例代表制を組み合わせた新たな選挙制度である。

 コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授が1999年の著書『The Logic of Japanese Politics(邦題:永田町政治の興亡)』で述べている通り、小選挙区制によって、有権者はもはやライバル関係にある自民党候補者の中から選択することができなくなり、政府への反対票は常に別の政党への賛成票を意味するようになった。

 「新たな制度は、選挙を現政権の実績評価にしてしまうような行動を有権者に促す」とカーティス教授は書いている。

最近の自民党政権に目ぼしい実績がないことを考えると、自民党が生き残ってきたのは有権者の忠誠心というより、信頼に足る代わりの政党になれない野党各党によるところが大きい。2001年から首相を務めた自民党の小泉純一郎氏は、選挙で再生をもたらした。だが、それは自民党の過去の政策と党内派閥政治からの決別を訴えての勝利だった。

 規制緩和と民営化を支持する小泉氏の姿勢は都市部では支持を得たが、多くの人が今も郵便業務の削減に憤慨している農村部の支持基盤を犠牲にした。小泉政権で閣僚を務め、今は民主党から立候補している田中真紀子氏は、自民党の経済政策が失敗した10年間を非難することで、新潟の農民の聴衆から笑いを誘っている。

 「過去10年間の自民党の政策は良くなかった――特に小泉氏の政策が」と、街頭演説で田中氏は話す。

4737名無しさん:2009/08/30(日) 14:53:05
>>4736

小泉改革が残したもの
 自民党改革派は、国の財政をスリム化し、銀行部門を一掃しようとした小泉氏の試みは必要不可欠だったと主張する。だが、自民党参議院議員の山本一太氏は、党の変革について誤った期待を抱かせたのは小泉氏だと言う。

 「自民党は既に恐竜だったし、小泉氏が登場していなければ死んでいただろう」と山本氏は言う。そして、自民党は治癒したわけではなく、単に「生命維持装置」につながれただけだと付け加える。

 有権者に対する小泉氏の根強い人気は、時代遅れと見られる制度を刷新するために、党や官僚の利益に挑戦することを厭わない活力ある指導者を待ち望んでいることを示している。だが、小泉氏が退いてから自民党は小泉氏の改革から後戻りし、党に批判的な地方の有権者をなだめることもなく、都市部の支持者を遠ざけるだけだった。

 「基本的に、国民は我々に飽きがきているということだ」。別の自民党参議院議員、田村耕太郎氏はこう話す。田村氏は、自民党は、年功序列による大臣任命、密室取引、政策立案における官僚依存など、国が欧米に追いつくことだけに力を注いでいた時には容認されたが、21世紀の課題に対応するには不向きなやり方に戻ってしまったと話す。

 自民党の問題は、小泉氏の後の指導者たちの精彩を欠く実績によって悪化した。安倍晋三氏と福田康夫氏の政権はどちらも1年足らずしか続かなかった。昨年9月から首相を務める麻生太郎氏は、先月衆議院を解散した際、国民の「政治に対する信頼を損なわせた不用意な発言」について陳謝した。

問題は世襲というより本質的な仕事ぶり
 自民党の中には、「世襲」議員への依存が党の凋落する運命の一因だと言う者もおり――小泉氏、安倍氏、福田氏、麻生氏はすべて2世または3世議員――、こうした慣例が新しい人材へのアクセスを妨げていると言う。

 だが、多くの有権者は、世界経済サミットで前財務大臣が混乱状態でブツブツつぶやく姿など、単に自分たちの指導者のお粗末な働きぶりにうんざりしているだけだ。父親から議席を譲り受け、叔父が参議院議員である中川昭一氏は、風邪のために服用した薬の量のせいにした。

 それでも「日本のために」酒を断つという中川氏の約束は、同氏の選挙区の小売店主にはほとんど響かない。「海外であんなきまり悪い姿を見せるなんて・・・恥ずべきことだった」。こう話す店主はこれまでずっと自民党に投票してきたが、もっと別の選択を望んでいる。「4年間は別の人にやらせてみたい」
有権者が日曜日に民主党に投票して別の政治家を試すとすれば、自民党の将来展望はある程度、国会議員のうち誰が選挙を勝ち抜くか、そして彼らが新しい現実にどのように党を適応させようとするのかによって決まるだろう。

 だが、仮にも自民党が生き延びようとするなら、適応しなければならない。そして敗れた場合には、少なくとも目的をはっきりさせることができる。

 自民党が長年政権を掌握してきたにもかかわらず、小泉氏は迫り来る敗北の中に光明を見いだしている。小泉氏が今週選挙集会で述べたように、「たまには野党でいるのも悪くない」のだ。

4738名無しさん:2009/08/30(日) 14:53:16
>>4737

あれから50年:名門一族の物語に新たな章

 日本の政治における自民党の長期支配は、鳩山から始まった。もし最近の世論調査が正しければ、その終焉も鳩山とともに訪れる。野党・民主党党首の鳩山由紀夫は、自民党創始者である鳩山一郎の孫。日曜日の総選挙は国家的なドラマであるだけでなく、近代日本政治を映してきた名門一族の物語の新たな幕開けでもあるわけだ。

 家族的な趣をさらに深めるように、由紀夫がその座を狙う首相の麻生太郎は、1955年の自民党結成の前に、由紀夫の祖父に政権を奪われた首相の孫だ。

 鳩山家の名声は、日本の多くの政治体制の原点と同様、1868年の幕藩体制崩壊に続く数年間に始まった。開国が進んだおかげで、有能な武士の息子、鳩山和夫は米エール大学で法律を学ぶことができた。彼は自由主義と民主主義への誓いを胸に米国から戻り、1896年、帝国議会時代の衆議院議長としてそれらを追求した。

 その継承が息子に政界入りの道を開く。一郎は1930年代の軍国主義に反対し、1943年には一握りの議員とともに東条英機率いる内閣に否決票を投じた。日本の敗戦後、首相に就くはずだったが、占領米軍に親ナチスの疑いを持たれ、5年間の公職追放処分を受ける。

 復帰すると、一郎は麻生太郎の祖父である吉田茂を倒して首相の座に就き、保守合同を指揮して、自民党を国会における一大勢力にした。

 一郎の息子の威一郎は外務大臣になり、孫の邦夫と由紀夫が自民党の国会議員に選出されると、米国のケネディ兄弟と比べられるようになる。だが、自民党の傾く命運を映して、兄弟は1990年代初頭に自民党を離党。そして今、由紀夫はあと数日で、誕生10年の民主党を自民党を凌駕する大勝利に導くところまで来た。

 日本人の中には、控えめな由紀夫が首相としてどれだけ有能か疑問に思っている人もいる。これまでのところ、一族が残した歴史的な影響は、驚くほどわずかだ。一郎はソ連との国交を回復したが、日本の平和憲法を修正するという目標はかなえられなかった。円をデノミしようとする威一郎の試みも、同じように無駄に終わった。

 近年では、一部の政治アナリストが由紀夫のことも軽量級と一蹴している。だが、日曜日にすべてがうまく運べば、彼は鳩山一族がその名声に値することを世に示すチャンスを手にする。

(文中敬称略)



By Mure Dickie and Michiyo Nakamotoc The Financial Times Limited 2009. All Rights Reserved.

4739 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/30(日) 15:23:49
>>4735-4738
良い記事ですね。

> 約54年前の結党以来、自民党が野党の座に甘んじた時期は11カ月間にも満たない(有権者が拒絶
> したというよりは、党内分裂の結果だった1993年から1994年にかけての一時期)。
そのとおり。

> 実際、本当の問題は、なぜ今自民党の凋落が確実なように見えるかではなく、むしろ、どのようして
> それがこれほど長い間先延ばしされてきたかだ。
うむうむ。

> ただ、非自民党政権の短い期間は、1つの重要な遺産を残した。比較多数得票主義の小選挙区制と
> 小選挙区の得票数に基づく比例代表制を組み合わせた新たな選挙制度である。
> コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授が1999年の著書『The Logic of Japanese Politics
> (邦題:永田町政治の興亡)』で述べている通り、小選挙区制によって、有権者はもはやライバル関係
> にある自民党候補者の中から選択することができなくなり、政府への反対票は常に別の政党への
> 賛成票を意味するようになった。
> 「新たな制度は、選挙を現政権の実績評価にしてしまうような行動を有権者に促す」とカーティス教授は
> 書いている。
これが政権選択選挙の第一にして、最大の原因でしょうね。

> 最近の自民党政権に目ぼしい実績がないことを考えると、自民党が生き残ってきたのは有権者の
> 忠誠心というより、信頼に足る代わりの政党になれない野党各党によるところが大きい。2001年から
> 首相を務めた自民党の小泉純一郎氏は、選挙で再生をもたらした。だが、それは自民党の過去の
> 政策と党内派閥政治からの決別を訴えての勝利だった。
> 自民党参議院議員の山本一太氏は、党の変革について誤った期待を抱かせたのは小泉氏だと言う。
> 「自民党は既に恐竜だったし、小泉氏が登場していなければ死んでいただろう」と山本氏は言う。
> そして、自民党は治癒したわけではなく、単に「生命維持装置」につながれただけだと付け加える。
> 有権者に対する小泉氏の根強い人気は、時代遅れと見られる制度を刷新するために、党や官僚の
> 利益に挑戦することを厭わない活力ある指導者を待ち望んでいることを示している。だが、小泉氏が
> 退いてから自民党は小泉氏の改革から後戻りし、党に批判的な地方の有権者をなだめることもなく、
> 都市部の支持者を遠ざけるだけだった。
これが第二でしょうか。
相変わらず一太は、自分と関係のないことだと、国民視線に立った分析ができるなあ。

4740SWERVES:2009/08/30(日) 15:54:08
投票行ってきました。
神奈川県内でも屈指の低投票率エリアの我が選挙区ですら、いつもより人がやや多めな感じでした。
出口調査は共同とNHKがやってましたね(2社以上は初めて)。特にNHKは気合入ってましたよー

4741けん:2009/08/30(日) 16:59:20
>>4740
神奈川何区在住なんですか?


神奈川県は民主党の組織が上手く機能していない為に基礎票が読みにくいことが出口調査ポイントを増やす要因ですね。


横浜市長選挙とダブルの地域は投票率が高いでしょうね。


雨で終盤に伸び悩む心配もありますね。

4742SWERVES:2009/08/30(日) 17:49:47
>>4741
03年に新設された18区民です。
川崎は横浜と比べてもいっつも投票率が低めなんですよねー。地域への帰属意識が低いからかな?

4743とはずがたり:2009/08/30(日) 18:04:02
どの業界かちゃんと書いてくれないとな。
>陣営を勢いづかせているのは、旧来、自民を支持する業界団体の一部が藤村氏の支援に回っていることだ。

渡嘉敷は頑張ってるようですが,自民党所属という本質の部分で方向間違っちゃってるからなー。


注目区を歩く:’09衆院選/3 7区 業界団体の一部、民主支援 /大阪
 ◇地道に4年自民「落下傘」 共産はイメージ一新、諸派も出馬
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/27/news/20090826ddlk27010318000c.html

 衆院選公示から1週間の24日夜、吹田市内のホテルで小泉純一郎元首相がマイクを握り、隣に座った自民前職の渡嘉敷奈緒美氏を持ち上げた。「渡嘉敷さんは典型的な落下傘候補だったが、うまく着陸して地元市議、府議とも親しくしている。異例中の異例だ」

 4年前、府連の公募で解散後の出馬表明にもかかわらず「自民不毛の地」ともいわれる7区で、民主前職の藤村修氏を破った。小泉ブームの象徴的存在になったが、今回は一転、逆風に見舞われる。「与えられた条件の中でベストを尽くすのが政治家。逆風は試練」と自らを奮い立たせる。

 「一夏で参加する盆踊りは150回。全国の国会議員で多分一番多い」と公言。地域住民同士のきずなの強さを紹介するための表現だが、「落下傘」のイメージをぬぐい去るため、渡嘉敷氏は当選後から地元行事に積極的に出席してきた。地元府議は「ひざ詰めで話ができる。それまで遠かった国会議員のイメージが変わった」と舌を巻く。

  ■    ■

 「オセロが白から黒に変わるように、情勢は1週間で変わる。全く予断を許さない」。22日朝、吹田市内の駅前に立った藤村氏は、世論調査で優勢が報じられる現状に上滑りを警戒した。

 05年の郵政選挙では03年を約1万2000票上回る8万4373票を獲得したが、敗れた(比例で復活当選)。「まさか負けるとは。あの時は雲の上に異常な竜巻のようなものが舞った」。振り返る言葉に実感がこもる。

 「政権交代」のワンフレーズを繰り返すことに当初は抵抗もあったという。だが今は「有権者に受け入れられている。前面に出して強く訴えたい」と立場を鮮明にした。無党派層の反応に加え、陣営を勢いづかせているのは、旧来、自民を支持する業界団体の一部が藤村氏の支援に回っていることだ。陣営は「社会保障費削減など小泉改革への反発がこのような流れをつくっている」と分析する。

  ■    ■

 自民、民主の対決に埋没しないよう、これまでとは違った形で選挙戦を展開しているのが、共産新人の駒井正男氏だ。選挙ポスターの背景の色は、党公認候補の多くが使う赤色ではなく、新鮮さをイメージした緑色。従来の支持層の一部からは異論もあったというが、陣営幹部は「候補の若さを生かし、PRするため」と期待する。民青同盟府委員長を務めた経験も生かし、青年の雇用問題などに熱弁をふるっている。また、幸福実現新人の水沼義隆氏も出馬している。【佐藤慶】

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駒井正男 42    共新
水沼義隆 35    諸新
藤村修  59(5) 民前=[社][国]
嘉敷奈緒美47(1)自前=[公]

毎日新聞 2009年8月26日 地方版

4744さっぽろ・しろいし一区民:2009/08/30(日) 18:16:11
先ほど、投票してきました。
私の選挙区は、札幌の北海道3区ですので、
もちろん小選挙区「荒井さとし」さん、比例区「民主党」。
国民審査は「那須」「涌井」2名に「×」としました。

ちなみに、私はセクシャル・マイノリティですので、
「異性装」そして「化粧」で、投票しましたが、
全然OKでした。投票用紙の氏名が戸籍氏名なのが
唯一気に入らなかっただけです。

いつの日か、「性同一性障害者の悲痛な叫び」がこの掲示板に
書かれていましたが、まったくおっしゃる通りです。
でも、民主党政権なら実現できるものと信じています。

ところで、北海道の開票速報シナリオ

開票0%で当確 1区 横路、4区 鉢呂、8区 逢坂、9区 鳩山、
       10区小平

1%〜20%で当確 2区 三井、3区 荒井、6区 佐々木

21%〜50%で当確 12区 松木

51%〜80%で当確 11区 石川

81%〜99%で当確 5区 小林、7区 仲野

と予想します。

全国的にも、民主候補のゼロ打ち当確ラッシュでしょうか?

4745二階席:2009/08/30(日) 18:33:31
もうすぐということで、皆さんゼロ打ちの予想も始まりましたね。

宮城県は、3区以外はゼロ打ちの可能性大です。
福島県は、2区以外はゼロ打ちではないでしょうか。

そして、茨城県あたりは珍しくどの区もゼロ打ちできないのではないでしょうか。

4746二階席:2009/08/30(日) 19:33:10
そしていよいよ覚悟を決めた、かな?
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009083001000448.html

敗北なら党総裁も辞任 首相対応で政府筋

 政府筋は30日夜、衆院選で与党が過半数割れして政権交代が確実になった場合、
麻生太郎首相は自民党総裁も辞任せざるを得ないとの見通しを明らかにした。
後継総裁を選ぶ総裁選の日程は具体的には何も決まっていないとした。

 自民党が厳しい情勢を踏まえ「首相とまだ相談していないが、負けて総裁に
とどまることはできないだろう」と述べた。

4747いだっち:2009/08/30(日) 19:43:53
名前だしお久です。

投票率73%といったところでしょうか。

どなたか両党本部と官邸の動きしりませんかんねえ

4748チバQ:2009/08/30(日) 19:48:14
残り14分
部屋の掃除も終わり、開票チェックシートの準備も終わり・・・
目下の悩みは8時はどこのチャンネルをチェックするかです。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00161942.html
第45回衆院選 全国で投票が続く中、各党党首の動きを追いました。

ついに訪れた「審判の日」。自民、公明連立政権の継続か、民主党中心の政権誕生か。全国で投票が続く中、各党の党首の動きを追いました。

政権選択が最大の焦点となった今回の衆議院選挙。
全国およそ5万1,000カ所の投票所には、多くの有権者の姿があった。
かつてない注目を集めた今回の選挙。
投票の結果を待つ各党の党首の動きを追った。
自民党の麻生総裁は、午前中は公邸で過ごし、午後、行きつけの理髪店へと向かった。
午後10時ごろには自民党本部に入り、審判の結果を待つ。
一方、民主党の鳩山代表は、すでに期日前投票を終えていて、夜には民主党の開票センターに入り、国民の選択を見守る。
公明党の太田代表は東京都内で午前中、投票を済ませ、投票後には「1つでも2つでも議席を増やしたい」と語った。
千葉・船橋市内で投票を済ませた共産党の志位委員長は、どの比例ブロックにも勝利の可能性があると、自信を見せた。
社民党の福島党首は、神奈川・川崎市内で投票を済ませ、「手応えはあった。結果に結びつくことを祈ります」と語った。
午前中に富山県内で投票を終えた国民新党の綿貫代表は、夜には党本部に入り、開票を見守る。
すでに投票を済ませているみんなの党の渡辺代表と、改革クラブの渡辺代表は、30日夜、それぞれの開票センターなどに向かう予定。
また、新党日本の田中代表は30日夜、兵庫・尼崎市の事務所に入る予定だという。
(08/30 18:10)

4749とはずがたり:2009/08/30(日) 19:48:53
>>4744
おお,なんと。知りませんでした。
>セクシャル・マイノリティ

民主党政権は少数派への配慮も忘れないリベラル政権であって欲しいですね。

奈良は0打ちは馬淵だけでしょうね。
京都は前原・山井辺りか。両方とも自民若いし少しは粘るかなー
静岡はナベシュウ・細野辺りが早いでしょうけど。。
茨城は今回は何処も激戦で0打ちなさそうですね。

4750チバQ:2009/08/30(日) 19:49:18
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090831k0000m010035000c.html
衆院選:午後6時の投票率48.40% 前回やや下回る
 第45回衆院選は30日午前7時から全国で投票が始まった。総務省の発表によると、午後6時現在の投票率は48.40%(男性49.11%、女性47.74%)で、前回05年衆院選の同時刻より1.60ポイント低い。一方、29日に締め切った期日前投票は1398万4866人(全有権者数の13.40%)と前回の1.56倍で、過去3回の国政選挙で最も多かった約1080万人(07年参院選)を超え、過去最多となった。最終的な投票率は前回の67.51%(小選挙区)を上回りそうだ。

 午後6時現在の投票率を都道府県別にみると、島根が最も高く60.02%。次いで▽岩手57.46%▽山形56.86%▽新潟56.51%▽鳥取56.33%−−が上位を占めた。一方、最も低いのは沖縄の43.08%。3大都市圏をみると、東京は46.50%、愛知は44.40%、大阪は47.66%だった。

 一方、期日前投票はすべての都道府県で前回05年よりも伸びた。増加率が最も高かったのは秋田の1.79倍。次いで▽沖縄1.74倍▽愛媛1.72倍▽徳島1.70倍▽山梨1.69倍−−と続いた。投票者数でみると、最も多かったのは東京の145万4116人。次いで▽神奈川94万2701人▽大阪83万3696人▽愛知82万3466人▽埼玉70万4504人−−だった。

 投票は一部の投票所を除き、午後8時で締め切られる。【石川貴教】

4751とはずがたり:2009/08/30(日) 19:51:51
>>4747
おお,おひさっすヽ(´ー`)/

>>4748
取り敢えず4ch(毎日)と6ch(朝日)つけてますた。
リモコン握って2ch(NHK)と8ch(フジ)も両睨み♪
テレビもっと欲しいw

4752名無しさん:2009/08/30(日) 19:53:29
こんなにワクワクするのWBCの決勝以来だw

4753とはずがたり:2009/08/30(日) 19:55:15
NHKはじまりましたねー

4754名無しさん:2009/08/30(日) 19:57:33
テレ朝、TBSもきた

4755チバQ:2009/08/30(日) 20:01:56
テレ朝だけが自民100超え
他は100以下

4756ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:01:56
自民脂肪ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

4757とはずがたり:2009/08/30(日) 20:01:57
だいたい民主300越え,自民100内外ですね

4758とはずがたり:2009/08/30(日) 20:02:28
大泉0打ちかよ!

4759チバQ:2009/08/30(日) 20:02:34
海部落確w

4760真央ちゃん ◆MACDJ2.EXE:2009/08/30(日) 20:02:46
みんなの党が強い件

4761ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:03:03
なんか結構あっさりしてるなwwww
あとは俺の票が死に票にならないかの闘い

4762とはずがたり:2009/08/30(日) 20:03:40
伊吹もらくせんきたー!

4763ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:04:01
石原三男脂肪ザマアwwwwwwwwwwwwwwwwwww

4764北海道1区:2009/08/30(日) 20:04:24
北海道11区 民主党石川 当確になってました。0打ちでした。
中川酒 小選挙区落選

4765ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:04:27
武部ザマアwwwwwwwwwwwwwww

4766真央ちゃん ◆MACDJ2.EXE:2009/08/30(日) 20:04:36
山崎拓落選確実@TBSラジオw

4767ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:05:02
進次郎消えろやかす

4768ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:05:29
森元オワタwwwwwwwwwwwwwwww

4769名無しさん:2009/08/30(日) 20:05:33
なんだこの数字…
マスコミの予想が当たってしまうとは思わなかった

4770やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 20:05:37
高市もしぼんぬでおけ?

4771とはずがたり:2009/08/30(日) 20:06:13
小泉は当選みたいッスね

4772ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:06:39
展開速くて着いてけね

4773チバQ:2009/08/30(日) 20:06:46
352 : ◆SEXhsKF7.. :2009/08/30(日) 20:06:11.72 ID:7OYA/TkC
分度器キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!@福岡7


353 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 20:06:11.78 ID:/ZGzDEkv
福岡7イーブンwww

4774ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:07:17
横須賀民度低すぎwwww

4775二階席:2009/08/30(日) 20:07:18
古賀、落としたい>>福岡7

4776名無しさん:2009/08/30(日) 20:07:52
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/flash/index.html

NHKの当確結果です。

4777ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:07:52
ガースーーーーーーーーー
涙目?wwwwww

4778とはずがたり:2009/08/30(日) 20:08:19
森岡順当♪
谷田川も♪
都市部軒並み0打ちですな。

4779チバQ:2009/08/30(日) 20:08:30
フジテレビで千葉1〜10・13区民主当確

4780ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:09:07
ガースー元気ねーんじゃね?wwwwwwwwwwwwwwww

4781チバQ:2009/08/30(日) 20:09:24
600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 20:08:46.15 ID:9cYD10jV
わかるところだけ埋めてみた。他よろ。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃第45回衆議院議員選挙出口調査..              ┃
┣━━┳━━┯━┳━━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┯━┫
┃    ┃自民│公┃民主│社│共│国│日│皆│大│他┃
┣━━╋━━┿━╋━━┿━┿━┿━┿━┿━┿━┿━┫
┃NHK┃ ***.│**┃ ***.│**│**│**│**│**│**│**┃
┃    ┃  〜│〜┃  〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃
┃    ┃ ***.│**┃ ***.│**│**│**│**│**│**│**┃
┃NNN┃ *96.│23┃ 324.│*8│10│*4│*?│*?│*?│15┃
┃JNN┃ *97.│20┃ 321.│11│12│*3│*2│*7│*?│*7┃
┃FNN┃ ***.│**┃ ***.│**│**│**│**│**│**│**┃
┃ANN┃ 106.│23┃ 315.│*7│12│*3│*?│*?│*?│14┃
┃TXN┃ ***.│**┃ ***.│**│**│**│**│**│**│**┃
┗━━┻━━┷━┻━━┷━┷━┷━┷━┷━┷━┷━┛

4782二階席:2009/08/30(日) 20:09:29
よっしゃ、赤城落ちたーーー>>茨城1区

4783とはずがたり:2009/08/30(日) 20:09:49
>>4770
激戦だったんでねー。0打ちは無理かと。

4784チバQ:2009/08/30(日) 20:10:05
697 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 20:09:44.17 ID:gT8gIA3P
島村落選キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

4785ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:10:40
自民党はうちの爺さんの仇
「小泉は国を滅ぼす」が爺さんの遺言

自民ザマアwwwwwwwwwwwww
長かったよ

4786とはずがたり:2009/08/30(日) 20:10:58
後藤@長野4,野田落とせて感激!

4787チバQ:2009/08/30(日) 20:11:33
TBS 和歌山349%並ぶ
東京12 青き余裕
兵庫8 田中43%
東京10 50%超えてた
東京1 も50%超えてた

4788やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 20:11:52
奈良3奥野逝ったー

4789とはずがたり:2009/08/30(日) 20:11:54
塩谷もおちたか!

4790ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:13:00
中川酒落選wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ザマアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

4791とはずがたり:2009/08/30(日) 20:13:20
>>4785
勝つ方がすきやねぇw

4792ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:14:17
町村落選確実だなwwwwwwwwwwww

4793チバQ:2009/08/30(日) 20:14:17
テレ朝 三重1 ナカイ 頭角
滋賀独占
京都 1〜4・6区民主
大阪1〜4、6〜12、14〜19あたりまで
北側・中山爺落選確実

4794やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 20:14:39
既出だろうけど北川ざまぁwwwww
冬柴wwww
うぇっwww

4795チバQ:2009/08/30(日) 20:14:40
テレ朝
兵庫8 日本田中当選

4796とはずがたり:2009/08/30(日) 20:14:41
康夫当選きた!!

4797とはずがたり:2009/08/30(日) 20:15:14
和歌山1/2区も0打ちか〜

4798ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:16:17
>>4791
つか、これまで9年間小泉信者から始まって
世を忍ぶ仮の姿、ホメ殺し作戦だったわけですよ
マジな話
この日を待っていた

4799とはずがたり:2009/08/30(日) 20:16:37
流石に森山@鹿児島50うちかー

4800やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 20:16:51
朝日のインタビュートップは馬淵!!
まぶち!まっちょ!かっこええ!!

4801MJ:2009/08/30(日) 20:18:36
とは様ごぶさたです。

スレ違いですみませんが社共意外と善戦かなあ?
社民なんかてっきり小2比1計3まで落ち込むかと
最悪も想定してましたがこれだと保坂氏もひょっとしたら…

4802ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:19:06
小泉旋風以降、ネトウヨが幅を利かす某巨大掲示板の中で
アホウヨに身をやつして、自民小泉信者がいかにアホかを
実演し続けてきたんです

4803ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:20:04
正直、これまで誤解させてスマンかった

4804とはずがたり:2009/08/30(日) 20:20:32
チバQさん注目の宮崎2区残念

4805ミンス党はわしが育てた ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:21:15
小池終了ww

4806SWERVES:2009/08/30(日) 20:21:27
いやすごい。

4807二階席:2009/08/30(日) 20:22:03
公明は20までは確実に減らしそうですが、あとどれくらい減るか??

共産は作戦勝ちですな。
これで今後も10議席は取り続ける形ができたんちゃいますか?

4808とはずがたり:2009/08/30(日) 20:23:26
>>4800
かっちょよかったっす。将来の民主背負う感じにそだちましたねー。

>>4801
辻元も順当に取りましたしね。
比例もスレ違いじゃないのでご安心を。
保坂の当落が一つの注目っすね

>>4802-4803
まあそーゆーことで納得しときますよw

4809SWERVES:2009/08/30(日) 20:23:53
二階ギリギリww

4810チバQ:2009/08/30(日) 20:23:57
ANN
森49.6
田中49.5

4811とはずがたり:2009/08/30(日) 20:23:59
森,出口で0.1%差!
う〜ん。

4812ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:24:56
福田康夫、二階あたりがどうなるかだな
コレは

4813チバQ:2009/08/30(日) 20:24:57
との亀は厳しいな

4814SWERVES:2009/08/30(日) 20:25:42
しゅーちょくも無理ぽ

4815チバQ:2009/08/30(日) 20:26:00
>>4804
残念です
後は熊本5です
(岐阜1は余裕ですね)

4816ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:26:12
武部小選挙区落選しましたwwwwwwwwwwww

4817チバQ:2009/08/30(日) 20:26:25
高地1は自民か?

4818ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:27:14
山拓はもうムリポ

4819SWERVES:2009/08/30(日) 20:27:17
福井照と大二郎競り合い
クニを美妙に優利
麻生リードも微妙・・

4820とはずがたり:2009/08/30(日) 20:28:07
福田は僅差で三宅の下ですねー。

森もおとしたいなー。

小池は落とせるんちゃうか
江端49.7
小池42.9
共産7.4

4821チバQ:2009/08/30(日) 20:28:27
713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 20:27:39.31 ID:8LxsmwK4
NHK出口調査

負け
町村 中川酒 津島の息子 赤城バンソウコウ 笹川総務会長 与謝野 堀内元総務会長
石原3男 小池百合子 野田聖子 片山さつき 海部元首相
松浪の息子 北側幹事長 二階 中川幹事長 エロ拓 

ギリギリ
浜田防衛大臣 冬柴  鳩山くにお 麻生太郎w

4822チバQ:2009/08/30(日) 20:30:23
751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 20:29:41.01 ID:4QSpDLmU
朝日、今の時点でもう民主が安定多数超えちゃってるよ

4823とはずがたり:2009/08/30(日) 20:31:41
福田49.2
久間46.4
山崎1.8

4824二階席:2009/08/30(日) 20:31:51
岩手も総取りですね、こりゃすごい。

4825チバQ:2009/08/30(日) 20:32:21
785 :研究立志編(旧・陸の炎) ◆sK0Q25KHF2 :2009/08/30(日) 20:32:00.48 ID:q7ZmYrTt
美絵子 五分
雪子  半歩リード
衣里子 一歩リード

たまらん

4826真央ちゃん ◆MACDJ2.EXE:2009/08/30(日) 20:34:14
田中真紀子って,だいぶ嫌われてるんですね。
野田聖子もそうだったけど。

4827名無しさん:2009/08/30(日) 20:34:53
江田と、平沼と、城内に取られたのは残念……。

4828とはずがたり:2009/08/30(日) 20:35:53
>>4760
みんな3〜10って。。by NHK
どこだ?

4829チバQ:2009/08/30(日) 20:37:42
テレビ朝日・朝日新聞にて
北海:民主全部
岩手:民主全部
宮城:1〜5民主、6自民
福島:民主全部
山形:1・2民主、3自民
青森・秋田:1が民主 

→秋田2・3、青森2〜4が未決

4830名無しさん:2009/08/30(日) 20:37:56
比例何議席他党へ分配されるんでしょうね・・・

4831チバQ:2009/08/30(日) 20:40:27
群馬:2民主、5自民
栃木:1・2・4民主、3みん
茨城:1・3・5・6民主
埼玉:11小泉、他民主

→群馬1・3・4栃木5茨城2・4・7未決

4832二階席:2009/08/30(日) 20:41:38
>>4830

5議席くらいいっちゃいそうですね。
近畿3、他で2くらいかなぁ・・・。

4833北海道1区:2009/08/30(日) 20:42:21
北海道5区 民主党小林 出口調査で60%獲得
町村は厳しいかも。

比例復活はサバイバルだな…

4834チバQ:2009/08/30(日) 20:44:31
千葉:11・12以外民主
神奈:1・3・5・7・910・12・14・16・18民主
   8みんな、11自民
山梨:全部民主
東京2・3・4〜6・9・13〜15・17〜24民主、25自民

4835二階席:2009/08/30(日) 20:46:01
NHK出口では森元総理小選挙区落選?と出ました??

4836チバQ:2009/08/30(日) 20:47:54
新潟・長野:全部民主
富山2:自民

未決→富山1・3、石川、福井

静岡:7が無、他は民主
愛知:全部民主
岐阜:1・3・5民主
三重:1〜3民主

→岐阜2・4、三重4・5未決

4837チバQ:2009/08/30(日) 20:50:05
めんどくさくなってきた
京都5未決
奈良2.4未決
和歌山3未決
兵庫9自民
大阪5・13未決

他民主系

4838チバQ:2009/08/30(日) 20:52:11
鳥取・島根1区自民、2組決
岡山2・4民主、3平滑
広島1・4未決 他野党
山口:2民主、他自民

香川徳島1・2民主 3未決
愛媛3民主
高知2自民

4839名無しさん:2009/08/30(日) 20:53:26
中川秀直&邦夫はテレ朝出口調査ではリード

4840チバQ:2009/08/30(日) 20:54:58
福岡6・7未決 8・11自民 他民主
長崎1・4民主 2・3、未決
佐賀1民主、2未決、3自民
熊本1民主、4自民他未決
大分1・3民主、2未決
宮崎1川村 2・3自民
鹿児島1民、3国、5自民、2・4未決
沖縄全部野党

4841ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:55:11
深谷負け

4842新潟6:2009/08/30(日) 20:56:05
>>4826
真紀子は無所属の方がよかったのでは。
アンチがもともと多かったですが、民主入りで越山会以来の自民票を失いましたかね。

新潟も民主独占の勢いですが、一番知名度のある真紀子だけが当確でてないです。

4843ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:56:41
額賀、ニワダメだな

4844チバQ:2009/08/30(日) 20:57:19
あれ?北海道7民主当確消えたか?ANN

4845ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 20:58:36
林防災なんとか、森法相、与謝野、
あと俺の富田ダメポ

4846SWERVES:2009/08/30(日) 20:58:48
NHK
茂木富岡大接戦
谷田川優位
金子わずかにリード
浜田わずかにリード
保坂苦しい
平沢優位

4847SWERVES:2009/08/30(日) 21:00:23
NHK@首都圏
スガやや不利
元逗子市長とあさお競り合う
甘利けっこう引き離される

4848チバQ:2009/08/30(日) 21:00:34
ANN未決区
北海道7

青森1〜3
秋田2・3

茨城2・4・7
栃木5
群馬1・3・4

千葉11・12
神奈川2・4・6・13・15・17

東京1・4・8・10〜13、17

新潟5
とやま2・3
石川全部
福井全部

4849とはずがたり:2009/08/30(日) 21:00:47
しぶといっすね>秀直・邦夫・森元

民主候補もう一伸びしないかなぁ

4850ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:01:26
社民党当確第1号は照屋か

4851ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:02:09
太田レ●プマン落選

4852チバQ:2009/08/30(日) 21:02:39
岐阜2・4
三重4・5

京都5
奈良2・4
和歌山3
大阪5・13

岡山1・5
広島1・4
鳥取2島根2

4853チバQ:2009/08/30(日) 21:04:09
>>4849
森元は少なくもと比例であがってきそうですね

4854とはずがたり:2009/08/30(日) 21:04:18
>>4842-4843
元来の支持者はけっこう頑固で古いんですね。

4855チバQ:2009/08/30(日) 21:06:02
えひめ1・2・4
香川3
徳島3
高知1・3

福岡6・7
長崎2・3
佐賀2
大分2
熊本2・3・5
鹿児島2・4

4856ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:06:35
こういうところで小沢が出てくるのは珍しいな

4857チバQ:2009/08/30(日) 21:09:07
鳩山政権 嵐の中での船出  ってとこですか!?
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090830-OYT1T00378.htm?from=main5
関東地方、31日昼前に暴風域の恐れ…台風11号
 台風11号は30日午後7時現在、八丈島の南南東約190キロにあり、1時間に約15キロの速さで北北西に進んでいる。

 気象庁によると、中心の気圧は980ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は30メートル、中心から半径60キロ以内では風速25メートルの暴風が吹いている。

 関東地方は31日昼前から台風の暴風域に入る恐れがある。

 同日午後6時までの24時間に予想される雨量は、関東地方の多いところで300ミリ、東北地方の多いところで150ミリに達する恐れがあり、気象庁は土砂災害、河川の氾濫などに注意を呼びかけている。

(2009年8月30日20時19分 読売新聞)

4858とはずがたり:2009/08/30(日) 21:10:44
ANNの出口だと仁木も有利みたいっすね〜。

ここは減員されるかもなので3選挙区独占はちょい大変かも。

4859チバQ:2009/08/30(日) 21:11:49
自民党3役辞任へ

4860とはずがたり:2009/08/30(日) 21:13:40
神山@神奈川17も普通に当選ですね。
時代だー。

4861SWERVES:2009/08/30(日) 21:15:27
福田康夫とか田中マキコとか
一般人にとって「過去の人」になりかけの人は与野党問わず苦戦気味の印象。

4862とはずがたり:2009/08/30(日) 21:17:14
>>4859
幹事長代理もみたいですね

4863真央ちゃん ◆MACDJ2.EXE:2009/08/30(日) 21:19:53
富山3区に関しては,金曜,高岡に父親と飲みに行った時に,
代行のおじさんに,相本さんすげー評判悪くて,同級生にもちゃんと応援してもらえないとかいう話をたくさん聞かされましたw

4864チバQ:2009/08/30(日) 21:20:09
121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:13:38.89 ID:iegPgbbJ
MBSの開票特番より

894 名前: LIVEの名無しさん [sage] 投稿日: 2009/08/30(日) 21:05:00.06 ID:0n1kJ2zo
公明の大物議員が苦戦してる話でざこばが一言
「落ちるって事は、信心が足らんって事ですか?」

凍りつくスタジオ

そして角が一言
「せ、政教分離ですから・・・」

ざこば
「さよか、えろーすんません」

4865チバQ:2009/08/30(日) 21:20:58
125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:14:13.25 ID:dOQfof+I
神奈川13 甘利が不利@nnn出口
青森3 大島やや不利@nnn出口


126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:14:22.80 ID:N1cy0Ocs
>>120
そうだよ
岡平の下限と村上の上限が2千くらい@nnn

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:15:50.35 ID:L/8Kb3r+
>>124
テレ朝予測 0.1ポイントの接戦<石川 森

野田は愛知の自民惨敗で比例の当選確率上がってる

4866とはずがたり:2009/08/30(日) 21:22:36
>>4864
さこば…w

4867とはずがたり:2009/08/30(日) 21:23:32
>>4865
まさかの岡平さまないかな??

4868ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:23:45
海部落選だって

4869チバQ:2009/08/30(日) 21:24:20
187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:23:10.50 ID:Gx5ap+vy
【元与党の小選挙区模様】
(落選)
武部
中川(酒)
伊吹
笹川
海部
町村
与謝野
山崎
久間
野田
太田
北側
冬芝

(崖っぷち)

二階
鳩山
小池

4870チバQ:2009/08/30(日) 21:25:51
>>4858
210 :RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI :2009/08/30(日) 21:23:33.77 ID:vLz/sw63
仁木当選!!!!

4871二階席:2009/08/30(日) 21:26:15
共同通信によれば、推定70%届かないとのこと(投票率)

4872ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:26:31
進次郎当確とか信じられん
横須賀はどれだけ民度が低ry

4873ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:27:06
淡路島自民

4874チバQ:2009/08/30(日) 21:28:01
231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:23:55.18 ID:UWte7Hlf
NHKで前山さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
ってか地元にいるのかよw

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:24:10.14 ID:M26nqnmx
よし、茨城3とった!

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:24:53.84 ID:/aETJvyx
愛知は殆どダブルスコアで自民壊滅@NHK愛知

4875チバQ:2009/08/30(日) 21:29:40
438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:29:04.97 ID:xVUJIFJE
テレ朝福田康夫当確

4876ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:30:24
ニワンゴ、小選挙区落選

4877とはずがたり:2009/08/30(日) 21:30:26
川条怒るw

4878名無しさん:2009/08/30(日) 21:30:35
70%越えならず……。
70%越えてたらもっと勝ったかなぁ……。

http://www.47news.jp/FN/200908/FN2009083001000645.html

推定投票率は69・52%
共同通信社が午後9時現在で集計した衆院選の推定最終投票率は69・52%。

2009/08/30 21:12 【共同通信】

4879二階席:2009/08/30(日) 21:30:45
東京1区与謝野、小選挙区落選。
(共同通信)

4880チバQ:2009/08/30(日) 21:31:06
463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:29:30.35 ID:CwBdnXNz
大阪2区萩原当確@国営

4881とはずがたり:2009/08/30(日) 21:31:21
>>4875
まじかー。。くそぅ。

4882チバQ:2009/08/30(日) 21:31:46
524 :大公自政権禍津YHVH大神官 ◆1D.es.SOKA :2009/08/30(日) 21:30:41.70 ID:HxmA8pns
クックック・・・

(政府筋)自民は100議席行けば御の字

だれだコイツはww

4883ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:32:37
西村チンゴ落選

4884SWERVES:2009/08/30(日) 21:32:54
国営
江藤拓当確
町村小選挙区×

4885とはずがたり:2009/08/30(日) 21:33:03
MBS 谷垣と小原も1ポイント差

4886チバQ:2009/08/30(日) 21:33:07
投票率は69%前後
575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:31:32.47 ID:keIcv0iF
花付けるの大変だな民主

4887ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:33:09
町村、船田落選

4888チバQ:2009/08/30(日) 21:33:56
633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:32:46.11 ID:nGQqq4H9
山岡Jr当選確実w

4889ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:35:36
勃つ●

4890とはずがたり:2009/08/30(日) 21:36:31
おrz。。解ってたけどね・・

4891小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:37:36
NHK、21:35現在、麻生に当確を出していない。

4892とはずがたり:2009/08/30(日) 21:37:43
中山太郎取材拒否。年甲斐ねーなー

4893ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:38:00
伊吹文明小選挙区落選wwwwwwwwww

4894二階席:2009/08/30(日) 21:38:36
勝栄きたー

4895ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:38:46
小選挙区、俺の死に票確定

4896とはずがたり:2009/08/30(日) 21:39:34
>>4891
まさかが此処であったら楽しいなw

>>4894
くそー。久美たんには期待してたのにねー

4897チバQ:2009/08/30(日) 21:39:34
893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:38:12.69 ID:wYxl1TnI
NHK石原当確

4898二階席:2009/08/30(日) 21:41:04
ひょっとこ太郎やっと当確

4899小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:41:09
21:40 NHKやっと麻生に当確

4900ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:42:34
北側落選wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

4901二階席:2009/08/30(日) 21:43:04
東京の小選挙区は野党で22勝いけそうですね。

4902チバQ:2009/08/30(日) 21:44:16
93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:42:25.34 ID:hDNKL/Gk
愛たん当確キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!@テレ朝

4903とはずがたり:2009/08/30(日) 21:44:26
>>4901
石原・平沢・井上以外って事ですね。
有田はどうなってたでしたっけ?

4904ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:45:39
結局、俺の票はどっちも死に票か?

4905二階席:2009/08/30(日) 21:48:22
>>4902

もはや順当な世界・・・。

これ公明、というより創価学会ショックでしょうなぁ。

4906小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:48:41
21:45 ANN・朝日 福田康夫に当確

4907二階席:2009/08/30(日) 21:49:28
島根2区!!
ちょっとずつ差が詰まっている・・・。
細田当選らしいので、ここは竹下を落としたいところ。

4908名無しさん:2009/08/30(日) 21:51:23
374 名前:ローカル私鉄沿線住民 ◆4MAJLu0D5c [sage] 投稿日:2009/08/30(日) 21:48:34.09 ID:sQ5NyJAq
>>306
愛媛2区
TBSで社民岡平当確
NHKの出口調査で社民岡平優勢

4909とはずがたり:2009/08/30(日) 21:51:52
>>4908
をん!?!?

4910ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 21:51:59
笹川落選

4911チバQ:2009/08/30(日) 21:52:24
あと注目は
青森3
石川2
和歌山3
島根2
愛媛2
福岡7
熊本5

くらいか?あとはどっちでもいいような・・・
なんかあります?

4912チバQ:2009/08/30(日) 21:53:31
あと広島4か

4913小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:56:07
北海道7も伊東の追い上げがすごすぎる。
それと横浜市長選。

4914小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:57:15
21:55 NHK川内に当確。やっと小選挙区当選確実です。

4915チバQ:2009/08/30(日) 21:57:44
733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 21:57:14.67 ID:3K/O/Jvb
自民領袖クラスで小選挙区で当確出たのは今のところ

安倍
高村
伊吹
麻生

…おいこれだけかよ!

4916とはずがたり:2009/08/30(日) 21:58:29
中野未完成ふけたなぁ

4917チバQ:2009/08/30(日) 21:58:59
山梨2がものすごい三つ巴
誰が当選してもおかしくないらしい

4918小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 21:59:13
愛媛2ですが

ANN・朝日
 開票率1.64%
村上 誠一郎 1,600 47.06% 自民 前 〈元〉規制改革相 重複
岡平 知子 1,500  44.12% 社民 新 NPO理事 重複
楠橋 康弘 200  5.88% 無所 新 不動産管理社長
森田 浩二 100  2.94% 諸派 新 幸福実現党員

ていうか、まだ郡部だからなあ。市部で社民アレルギーが出なければ、ひょっとすると・・・

4919とはずがたり:2009/08/30(日) 22:00:54
岡平さま…(;´Д`)ハアハア

4920チバQ:2009/08/30(日) 22:01:36
904 :RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI :2009/08/30(日) 22:00:35.28 ID:vLz/sw63
木村太郎当選

4921SWERVES:2009/08/30(日) 22:05:19
岡平さんすげぇ

4922ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 22:05:23
宗男当確

4923チバQ:2009/08/30(日) 22:06:03
88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:05:29.59 ID:f9Hdwlwo
宗男ちゃん比例当確

4924二階席:2009/08/30(日) 22:06:20
あら?いつの間にか
広島は1と4以外当確出てる。

・・・まさかの野党系独占??

4925名無しさん:2009/08/30(日) 22:07:26
TBSでは、岡平さん当確出てますね。

4926名無しさん:2009/08/30(日) 22:07:39
朝日では和歌山3区二階ですね

4927二階席:2009/08/30(日) 22:09:29
茨城!!!!!
2区
額賀が危ういよ。
これホントなの???

4928二階席:2009/08/30(日) 22:10:22
秋田2区金田落選

4929名無しさん:2009/08/30(日) 22:10:57
秋田2区川口きたー

かなり嬉しい

4930やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 22:11:23
奈良2
高市4,289
実3,401
奈良4も劣勢か・・・

4931チバQ:2009/08/30(日) 22:11:32
秋田2区
249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:08:59.83 ID:UWte7Hlf
川口当確@ANN

あーあ、どうすんのよw


279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:09:27.75 ID:Czkzf+8i
>>209
二階当確小選挙区@朝日

4932チバQ:2009/08/30(日) 22:13:15
394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:12:19.81 ID:EZFi7O6e
北海道5区 町村信孝  落選
北海道11区 中川昭一  落選
北海道12区 武部勤   落選
茨城1区 赤城徳彦
茨城6区 丹羽雄哉
栃木1区 船田元     落選
群馬1区 尾身幸次    落選
群馬2区 笹川堯     落選
群馬4区 福田康夫   当選
東京1区 与謝野馨   
東京5区 佐藤ゆかり   落選
東京8区 石原伸晃    当選
東京10区 小池百合子
東京12区 太田昭宏   落選
神奈川1区 松本純    落選
神奈川2区 菅義偉
神奈川13区 甘利明
石川2区 森喜朗
山梨2区 堀内光雄    落選
岐阜1区 野田聖子    落選

4933SWERVES:2009/08/30(日) 22:14:08
川口は人情味があると友人から聞いてたから期待どおり

4934チバQ:2009/08/30(日) 22:15:16
麻生 目が真っ赤w

4935名無しさん:2009/08/30(日) 22:15:23
麻生会見

NHKでも福田当確来ましたね。
当確ミスは難しいか。

4936二階席:2009/08/30(日) 22:15:32
麻生
「反省の上に立って出直す」

4937ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 22:15:51
麻生なんか読んでる?

4938SWERVES:2009/08/30(日) 22:16:39
ともいちゃん小選挙区はだめか

4939二階席:2009/08/30(日) 22:16:47
麻生
「断腸の思い」
「結果を宿命と甘受する」
「速やかに総裁選を」

4940チバQ:2009/08/30(日) 22:16:50
578 :RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI :2009/08/30(日) 22:15:41.71 ID:vLz/sw63
ともいちゃん負けたーーー
582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:15:43.24 ID:JD9l/iSN
山本有二当確@ANN

4941名無しさん:2009/08/30(日) 22:17:01
高知3区自民@朝日

4942チバQ:2009/08/30(日) 22:19:51
749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:18:19.39 ID:EZFi7O6e
小選挙区当落

北海道5区 町村信孝  落選 岐阜1区 野田聖子  落選
北海道11区 中川昭一 落選 静岡3区 柳澤伯夫  落選
北海道12区 武部勤  落選  静岡7区 片山さつき 落選
青森3区 大島理森   落選  愛知9区 海部俊樹  落選
茨城1区 赤城徳彦         愛知13区 大村秀章 落選
茨城6区 丹羽雄哉         京都1区 伊吹文明  落選
栃木1区 船田元    落選   京都5区 谷垣禎一
群馬1区 尾身幸次   落選  大阪16区 北側一雄 落選
群馬2区 笹川堯    落選   兵庫8区 冬柴鐵三  落選
群馬4区 福田康夫   当選  和歌3区 二階俊博
東京1区 与謝野馨         島根1区 細田博之  当選
東京5区 佐藤ゆかり  落選 岡山1区 逢沢一郎
東京8区 石原伸晃   当選  広島4区 中川秀直
東京10区 小池百合子     愛媛1区 塩崎恭久
東京12区 太田昭宏  落選  福岡2区 山崎拓   落選
神奈川1区 松本純   落選  福岡3区 太田誠一 落選
神奈川2区 菅義偉         福岡6区 鳩山邦夫
神奈川13区 甘利明       福岡7区 古賀誠
石川2区 森喜朗           長崎2区 久間章生
山梨2区 堀内光雄   落選  宮崎1区 中山成彬 落選

4943名無しさん:2009/08/30(日) 22:21:29
NHK当確数が民主単独過半数に

4944二階席:2009/08/30(日) 22:21:35
民主単独過半数。

・・・だから早すぎだってば、これ。

4945二階席:2009/08/30(日) 22:23:39
神奈川で甘利も大苦戦!!

京都 谷垣厳しいぞ、こりゃ。

4946名無しさん:2009/08/30(日) 22:23:55
竹下当確@朝日

4947チバQ:2009/08/30(日) 22:24:01
971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:23:04.07 ID:dw14HkNC
竹下当確ANN


972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:23:06.14 ID:OiR8xC1t
亀井殿落選か〜・・・・@テレ朝

4948名無しさん:2009/08/30(日) 22:25:06
中山知意さんダメだったね…

4949SWERVES:2009/08/30(日) 22:25:14
奈良04@21%
田の瀬1200票リード
大分02@67%
重野5300票リード

殿亀無理だったか・・無念

4950名無しさん:2009/08/30(日) 22:26:03
仙谷の得票率(笑)

4951二階席:2009/08/30(日) 22:28:12
殿亀惜しいっ!

4952とはずがたり:2009/08/30(日) 22:28:16
>>4928-4929
おお,キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

>>4930
厳しいですねー
まだ生駒の票が出始めたらいける。。筈。

4953二階席:2009/08/30(日) 22:30:23
比例代表ですが、もしかしてそろそろ
民主の近畿は足りなくなってないですかねぇ・・・。

4954チバQ:2009/08/30(日) 22:31:25
358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:30:51.05 ID:FO5CgL11
加藤勝信当選か
六月残党まだあったか

4955SWERVES:2009/08/30(日) 22:32:58
>>4954
勝信勝ちましたか〜
うむむ

4956あかかもめ:2009/08/30(日) 22:33:24
凄い事になってますねぇ。

俺にとっては後は保坂比例当選が焦点ですわ(*^o^*)

4957あかかもめ:2009/08/30(日) 22:33:35
凄い事になってますねぇ。

俺にとっては後は保坂比例当選が焦点ですわ(*^o^*)

4958チバQ:2009/08/30(日) 22:35:29
中国全員復活は無理ですね
458 :新聞山口男 ◆GHap51.yps :2009/08/30(日) 22:33:36.43 ID:nGQqq4H9
中国民主OUT
小室・西村・奥田・花咲
高邑・三浦・戸倉

厳しいなあ

4959二階席:2009/08/30(日) 22:35:30
>>4957

いけるんじゃないですか?ぎりぎりっぽいですけど。
それもまた彼らしい。

これだけ東京で民主勝っちゃいましたからねぇ。

4960ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 22:35:50
堀内小選挙区落選

4961名無しさん:2009/08/30(日) 22:38:16
奈良は、ここまで上々です。
問題なく全県制覇ですね。

4962チバQ:2009/08/30(日) 22:38:19


649 :炎の川 ◆.NMZccAvvY :2009/08/30(日) 22:37:27.57 ID:X8wmasvg
やっと坂口に当確北…笛吹市と中央市だな。

4963二階席:2009/08/30(日) 22:38:26
>>4960

もはや、誰も驚かない状況ですなぁ。

4964二階席:2009/08/30(日) 22:39:18
長崎2区

ANNによれば久間落選

4965とはずがたり:2009/08/30(日) 22:39:33
>>4958
流石中国だなぁ。。

4966名無しさん:2009/08/30(日) 22:40:33
徳島全勝ですね。
仙谷王国。

4967チバQ:2009/08/30(日) 22:40:56
544 :醤油 ◆yxMDL5V05s :2009/08/30(日) 22:35:20.94 ID:0+xlO1HA
大阪2区川条、共産党にもリード許すwww


712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:38:58.81 ID:uCsSg2hN
>>544
ちょw
自民公認のクセに4位かよww

4968二階席:2009/08/30(日) 22:41:35
東京はもはや12区ではなく11区に注目です。

有田もう少し!!

4969名無しさん:2009/08/30(日) 22:42:00
はぁ

福井3区自民
熊本5区自民

NHK

4970とはずがたり:2009/08/30(日) 22:42:03
福井3区高木。。

4971チバQ:2009/08/30(日) 22:42:28
834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:41:41.74 ID:UWte7Hlf
福井3区高木当確@ANN

4972とはずがたり:2009/08/30(日) 22:42:38
二階…orz

4973二階席:2009/08/30(日) 22:43:51
京都  谷垣  7割近く開いても当確出ず。

4974とはずがたり:2009/08/30(日) 22:44:01
えりたんきた!?

邦夫も来てるけど…orz

4975名無しさん:2009/08/30(日) 22:45:06
残念……。

福岡6区自民
熊本3区自民

朝日

4976SWERVES:2009/08/30(日) 22:45:37
福井は自民底堅い
くにおも結局強かった

4977二階席:2009/08/30(日) 22:46:44
>>4976

久留米はそういう土地柄かなぁ・・・(遠い目)。
まあ、ブリジストン票という話もあります。

4978二階席:2009/08/30(日) 22:47:21
×ブリジストン
○ブリヂストン

・・・でしたっけ??

4979二階席:2009/08/30(日) 22:48:44
茨城  額賀も  7割空いてもデットヒート!!

4980名無しさん:2009/08/30(日) 22:49:10
大阪13区自民……

4981二階席:2009/08/30(日) 22:49:37
えりたん!!!!やったー!!!!!!!!

4982ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 22:50:02
NHK福田@長崎2区当確

4983SWERVES:2009/08/30(日) 22:50:31
茨城02@開票率72%
額賀200票リード
茨城04@開票率62%
梶山1100票リード

4984官兵衛:2009/08/30(日) 22:51:57
秋田二区、川口博氏当確。兵庫八区、田中康夫氏当確。By日テレ。

4985チバQ:2009/08/30(日) 22:52:06
ANN未決区
北海道7

青森2 :3民主、4自民 2他局で自民
秋田  :2民主系 3民主

茨城2・4・7
栃木5
群馬  :1・3民主、4自民

千葉11・12
神奈川2・13・15 :4・6・17民主

東京1・4・11〜13、17: 8自民10民主

新潟         :民主
富山2・3
石川全部
福井1・2      :3自民
岐阜2・4
三重5        :4民主

京都5
奈良2・4
和歌山3
大阪13       :5民主※大阪自公系まだゼロ議席

岡山5        :5自民
広島1・4
鳥取2       
島根         :2自民   民主空白県    
愛媛1・2・4
香川3
徳島         :3民主←徳島民主独占
高知1        :2・3自民なので民主空白県か?        

福岡7        :6自民
長崎3        :2自民     
佐賀         :2民主
大分2
熊本2        :3・5自民 5社民とれず
鹿児島2・4

4986SWERVES:2009/08/30(日) 22:52:49
富山03@79%
橘強い27000リード

4987SWERVES:2009/08/30(日) 22:53:57
北海道07といい富山03といい
元首長って強いのね
秋田02もか

4988ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 22:54:12
富山3区自民が当選

4989名無しさん:2009/08/30(日) 22:55:28
私の先日の予想通り、伊東・武部復活の可能性が濃くなってきましたな

4990名無しさん:2009/08/30(日) 22:55:39
鳥取2区もとられた……
320は無理だな……。

4991とはずがたり:2009/08/30(日) 22:56:20
なんと。。>鳥取2区

4992とはずがたり:2009/08/30(日) 22:57:56
>>4906-4097
うーん,残念。。

4993名無しさん:2009/08/30(日) 22:59:50
徳島3区朝日の当確ランプ消えた

4994チバQ:2009/08/30(日) 22:59:56
ANN大阪13自民西野当確、香川3自民大野当確、東京17平沢当確
富山3自民橘当確、富山1民主村井当確、栃木5自民茂木当確

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:54:40.71 ID:befCnu64
おいおい太田勝ちそうじゃねえかよ!!!!!
どうなってんだよ東京12区


378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/30(日) 22:54:44.07 ID:KECiu/sl
富山3 橘とな 元市長強いなw

4995チバQ:2009/08/30(日) 23:00:54
大分2社民重野当確

4996官兵衛:2009/08/30(日) 23:00:57
富山三区、橘慶一郎当確。by日テレ。相本氏落選・・・・・。残念です。

4997SWERVES:2009/08/30(日) 23:01:00
鳥取02は予想外だなー
栃木05茂木勝利

4998二階席:2009/08/30(日) 23:01:25
>>4993

ですね。
後藤田差し切ったかな??

4999とはずがたり:2009/08/30(日) 23:02:54
この時間帯はなにやら自民が押し返してますねー。

まああんま贅沢出来ないけど。
鳥取2区意外ですね。。細田と石破に囲まれてて難しかったかね?

5000チバQ:2009/08/30(日) 23:03:08
>>4993
うおっ!?

5001名無しさん:2009/08/30(日) 23:03:28
青森2区も自民かー

5002SWERVES:2009/08/30(日) 23:03:43
鹿児島小里勝った
ウヨ稲田リードかよ

5003とはずがたり:2009/08/30(日) 23:04:09
小里…orz

5004チバQ:2009/08/30(日) 23:04:21
ANN
谷垣当確

5005名無しさん:2009/08/30(日) 23:04:57
鹿児島4区もとられた……

5006二階席:2009/08/30(日) 23:05:52
額賀  危うし  100票差なくなった。

5007名無しさん:2009/08/30(日) 23:06:14
福井1区取られた

5008SWERVES:2009/08/30(日) 23:06:27
糸川も97%で1700リードされてる
鳥取、島根に続いて福井も自民独占濃厚

5009とはずがたり:2009/08/30(日) 23:06:57
>>5002
おいおい。駄目だなぁ,福井>ウヨ稲田リードかよ

5010ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:08:28
塩谷小選挙区落選

5011名無しさん:2009/08/30(日) 23:10:35
古賀誠当確……

5012名無しさん:2009/08/30(日) 23:11:07
鹿児島2区もとられた

5013チバQ:2009/08/30(日) 23:12:24
ANN未決区
北海道7

青森  :3民主、2・4自民
秋田  :2民主系 3民主

東北ブロック:民主落選2人→残り比例下位



茨城2・4・7
栃木  :5自民
群馬  :1・3民主、4自民




千葉11・12
神奈川2・13・15 :4・6・17民主

東京1・4・11〜13: 8・17自民10民主

新潟         :5民主
富山         :2・3自民
石川全部       ←この時間でも当確ゼロ
福井2        :1・3自民  稲田当選!?
岐阜2・4
三重5        :4民主

京都         :5自民
奈良2・4
和歌山3
大阪13       :5民主※大阪自公系まだゼロ議席

近畿ブロック 民主落選は京都5和歌山3、未決が奈良2・4


岡山1        :5自民
広島1・4
鳥取         :2自民  民主空白県    
島根         :2自民  民主空白県    
愛媛1・2・4
香川         :3自民
徳島3        :3の民主当確消える
高知1        :2・3自民なので民主空白県か?        

福岡7        :6自民
長崎3        :2自民     
佐賀         :2民主
大分         :2社民
熊本2        :3・5自民 5社民とれず
鹿児島        :2・4自民

5014ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:12:54
古賀誠当選

5015名無しさん:2009/08/30(日) 23:13:42
岐阜2区自民

徳島逆転後藤田……

5016SWERVES:2009/08/30(日) 23:13:46
塩谷大臣小選挙区敗退
こがまこと勝利orz
愛媛04は73%で高橋3500リード

5017ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:14:09
森法相当選しやがった

5018名無しさん:2009/08/30(日) 23:14:18
茨城7区キシロー……

5019名無しさん:2009/08/30(日) 23:14:45
これ300はどうなんだろう……

5020チバQ:2009/08/30(日) 23:15:46
ANNによる自民過半数県
富山
福井
鳥取(独占)
島根(独占)
山口
高知
宮崎
熊本
鹿児島

自民が過半数可能性のこってる県
石川(3区とも未決)
愛媛(3民主、他未決)

5021名無しさん:2009/08/30(日) 23:16:41
岐阜4区自民金子

5022二階席:2009/08/30(日) 23:16:43
茨城2区

額賀はもう落ちるんじゃない??

5023名無しさん:2009/08/30(日) 23:17:29
奈良4区もとられた

5024SWERVES:2009/08/30(日) 23:18:10
きしろーはまた、どっからかわからん票が出てきたか
愛媛04山本勝利

5025名無しさん:2009/08/30(日) 23:19:18
福井自民独占

河野太郎当選

5026名無しさん:2009/08/30(日) 23:20:55
もりよしろー当確

5027チバQ:2009/08/30(日) 23:21:00
ANN
野党独占
岩手
秋田
福島
埼玉
山梨
長野
(静岡)  7区は平沼G
愛知
滋賀
大分
沖縄

野党独占可能性
北海道
茨城  ※7は中村
三重
奈良
広島
愛媛
長崎

5028二階席:2009/08/30(日) 23:21:12
与謝野落選  東京1区

5029ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:22:06
大村秀章小選挙区落選wwwwwwwwwwwwww

5030名無しさん:2009/08/30(日) 23:22:32
ハマコー息子も当選

5031SWERVES:2009/08/30(日) 23:23:46
森・・古賀・・小沢の最終日効果も阻まれたか・・
愛知大西当確で独占決定@NHK

5032官兵衛:2009/08/30(日) 23:23:56
佐賀二区、大串氏当確。By日テレ。

5033チバQ:2009/08/30(日) 23:26:32
さすがに抑えてきてますね

自民当確
石川2森、福井2山本、千葉11森、千葉12浜田、岐阜4金田、福岡7古賀、神奈川15河野JR
民主当確
東京1海江田

5034ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:26:50
NHKで小池、与謝野終了

5035SWERVES:2009/08/30(日) 23:27:01
懸案の長崎03山田当確@NHK
高知01は70%で大二郎500リード
東京01与謝野、10小池負け

5036ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:28:05
林防災ナントカ小選挙区落選

5037名無しさん:2009/08/30(日) 23:30:12
青森3区民主当確ランプ消えた

5038ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:30:33
高知1区橋本落選

5039名無しさん:2009/08/30(日) 23:31:20
石川3区きたー
もっと民主当確が欲しい……

5040チバQ:2009/08/30(日) 23:32:11
北海道
民主4、自民2、大地1  のこち1
東北
民主6、自民3公明1
北関東
民主8自民4公明2共産1
南関東
民主9.自民4、公明共産1ずつ
東京
民主6自民3、公明共産1ずつ
北陸
民主5時見忘れた
東海
民主8自民3公明1
近畿
民主10自民4公明2共産1
中国
民主4自民3?公明1
四国
民主2自民1
九州
民主7自民4公明2

5041ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:32:23
額賀小選挙区落選、島村落選

5042名無しさん:2009/08/30(日) 23:32:34
テレ朝自民100議席……

長崎3区山田!

5043SWERVES:2009/08/30(日) 23:32:40
大二郎脂肪→福井照当確
ショッピングセンターしまむら完全落選
額賀あぼん

しっかし、取りこぼしが結構ある反面、勝ってるところは勝ってたりするから明日以降精査する必要あり。
長野05とか16000近い差で加藤学勝ってるし

5044ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:33:31
太田あきひろ落選キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

5045名無しさん:2009/08/30(日) 23:33:39
アイちゃんやった!!!!

5046SWERVES:2009/08/30(日) 23:34:33
青木愛!握手してもらった甲斐があった!!

5047チバQ:2009/08/30(日) 23:34:35
>>5037-5039連続でマジすか?

5048二階席:2009/08/30(日) 23:35:51
>>5044

きましたね、ついに。

5049チバQ:2009/08/30(日) 23:36:09
テレ朝当確取り消し多いな
青森3、徳島3と・・・

5050名無しさん:2009/08/30(日) 23:36:32
大阪十五区、大谷啓氏当確。By日テレ。

5051名無しさん:2009/08/30(日) 23:36:34
茨城4区は結局梶山か……

5052官兵衛:2009/08/30(日) 23:36:39
大阪十五区、大谷啓氏当確。By日テレ。

5053二階席:2009/08/30(日) 23:36:50
長崎民主独占

5054名無しさん:2009/08/30(日) 23:38:00
テレ朝で村上誠一郎当選
岡平は当確ミスか

5055SWERVES:2009/08/30(日) 23:38:17
個人的一押し石川03近藤和也勝ったか。

5056チバQ:2009/08/30(日) 23:38:40
福井・鳥取・島根・高知が民主独占かあ

5057二階席:2009/08/30(日) 23:38:58
石川1区

馳落ちた!

5058あかかもめ:2009/08/30(日) 23:40:15
東京12区来ましたね。

でも福井といい森といい思ったよか盛り返してますな。

ムカつく(-_-#)

5059ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:41:21
野田聖子小選挙区落選nhk

5060名無しさん:2009/08/30(日) 23:43:41
浅尾・田中甲ら南関東の皆党勢が健闘
浅尾は票田鎌倉を残しているだけに一発逆転もある。

5061チバQ:2009/08/30(日) 23:44:24
>>5056
ごめん自民独占

5062名無しさん:2009/08/30(日) 23:44:34
テレ朝、比例待ちの候補者特集をCM明けに流すよう(笑)

5063SWERVES:2009/08/30(日) 23:45:15
馳のところはタマで自民粘ったがねー
三重05は76%で三ツ矢9000リード

5064ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/30(日) 23:46:16
青森の大森当確

5065チバQ:2009/08/30(日) 23:46:22
大島当選

5066SWERVES:2009/08/30(日) 23:46:36
国対のプロ大島当確@NHK

5067やまたん ◆CT.DMZiSxE:2009/08/30(日) 23:46:37
奈良4orz

5068名無しさん:2009/08/30(日) 23:46:57
青森3区自民大島当選
茨城2区自民額賀当選

テレ朝

5069SWERVES:2009/08/30(日) 23:47:38
しゅーちょく脂肪

5070名無しさん:2009/08/30(日) 23:47:46
奥田(笑)は落選しろ!
民主のためだ、落選しろ。

5071チバQ:2009/08/30(日) 23:48:42
額賀は比例じゃなかったか?

5072あかかもめ:2009/08/30(日) 23:48:45
空本来たぁぁあ!

5073小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 23:49:59
広島4 空本当確@NHK
中川は復活争いか。う〜たまらん。

5074二階席:2009/08/30(日) 23:50:30
>>5071

ではないかな?と、ちょっと期待。
日付変わる前には確定しそうですね、ここは。

5075小説吉田学校読者:2009/08/30(日) 23:51:23
>>5071
額賀はNHKだと小選挙区敗北

5076二階席:2009/08/30(日) 23:52:10
民主310くらいかな?さすがに3分の2は無理か・・・。

いやーむしろその方が今後を考えると良いのでは??
とってしまうと却って国会運営が上手くいかない。

5077二階席:2009/08/30(日) 23:52:50
といってるそばから

国民  綿貫  落選

5078チバQ:2009/08/30(日) 23:53:33
感覚として新激戦区(石川2、群馬4、千葉11・12、愛媛2、熊本5、鹿児島4)
あたりは、さすがに自民が押さえてる
そんな感じがします。

5079名無しさん:2009/08/30(日) 23:53:45
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908270314.html

綿貫民輔・国民新党代表が落選2009年8月30日23時36分
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 綿貫民輔・国民新党代表が落選。比例北陸信越ブロック単独1位。議席獲得ならず。

5080チバQ:2009/08/30(日) 23:55:49
>>5079
本人としても本望でしょう

5081SWERVES:2009/08/30(日) 23:56:46
熊本02@46%
林田8000リード
東京11@77%
下村有田譲らず90000

5082二階席:2009/08/30(日) 23:57:49
岡山1区なんかは民主かなりリードですけどねぇ・・・。
まだまだ大票田があるのかな??

5083チバQ:2009/08/30(日) 23:59:18
東京4区は民主藤田当選か
東京4区の呪いは続く・・・

5084名無しさん:2009/08/30(日) 23:59:51
北海道民主全勝ならず

5085チバQ:2009/08/31(月) 00:00:18
ANN 北海道7が自民伊藤当確

5086二階席:2009/08/31(月) 00:00:57
あら?山形1区・・・。

議長になれないじゃん、これじゃ。

5087名無しさん:2009/08/31(月) 00:01:17
中山知意さんの比例復活が厳しくなってきた…

5088二階席:2009/08/31(月) 00:01:37
自民100
確保

5089名無しさん:2009/08/31(月) 00:01:40
小林・伊東頑張れ!
昭一を助けろ!
町村は票を伸ばすな。

5090小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:01:54
北海道7 伊東が一矢@ANN

5091名無しさん:2009/08/31(月) 00:01:56
山形1区当確ランプ消えましたね

5092SWERVES:2009/08/31(月) 00:01:57
>>5085
おお、これは番狂わせ!比例でいい線行くと思ってたけど

5093チバQ:2009/08/31(月) 00:02:22
山形1に北海道7と当確取り消し多いな ANN

5094名無しさん:2009/08/31(月) 00:04:40
(笑)鹿野(笑)
新進党滅亡はこいつのせいだ、ざまー(笑)

浅尾がやはり伸びないか・・・残念。
田中甲は次の参院選でガンガレ!

5095小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:04:47
武部比例復活@NHK
落ちるのは町村か、中川か〜〜

5096二階席:2009/08/31(月) 00:04:57
ANN
茨城2区
額賀小選挙区落選

5097名無しさん:2009/08/31(月) 00:05:51
柿沢の当選が見えてきたな

5098名無しさん:2009/08/31(月) 00:06:02
茨城2区石津きましたね!

>>5068は間違いだったようで申し訳ないです。

5099名無しさん:2009/08/31(月) 00:07:17
東京11区下村

5100チバQ:2009/08/31(月) 00:07:29
ANN
東京11 下村当選
東京13 鴨下落選
茨城2  額賀落選

5101チバQ:2009/08/31(月) 00:09:24
>>5095
武部のこったか

5102あかかもめ:2009/08/31(月) 00:10:12
北海道全勝ならずか・・・

5103ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/31(月) 00:10:40
鹿野99%で逆転

5104名無しさん:2009/08/31(月) 00:10:50
三重5区取られた

5105二階席:2009/08/31(月) 00:11:32
>>5103


しぶとい(苦笑)

5106小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:12:19
鹿野当確@NHK
鹿野と奥田は、心底から反省した方がいい。今の段階でもこれは言える。

5107ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/31(月) 00:13:39
NHKで藤井裕久当確
引退したんじゃなかったっけ?

5108名無しさん:2009/08/31(月) 00:14:00
鹿野再逆転ワロスw

5109官兵衛:2009/08/31(月) 00:14:18
愛媛二区の当確が、村上誠一郎に変わりました。By日テレ。

5110二階席:2009/08/31(月) 00:14:20
>>5107


可哀想に、かつぎだされたんですよ〜。

5111名無しさん:2009/08/31(月) 00:15:09
最多得票は、あの涙の熱血漢になりそう。
横道・小林・小平の北海道勢も強い。

5112ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/31(月) 00:15:44
ガースー当選しやがった

5113二階席:2009/08/31(月) 00:15:46
愛媛  塩崎  93パーセントで  全くの互角票!!

5114SWERVES:2009/08/31(月) 00:16:00
ヨシフ無理だったか

5115名無しさん:2009/08/31(月) 00:16:11
菅当確

5116チバQ:2009/08/31(月) 00:16:11
九州・四国・中国は比例下位の当選は無理そうですね

逆に北海道・東北・北関東・南関東・東京・北陸信越・東海・近畿は比例下位まで当選ですかね

あまりオーバーフローはなさそうだが、東京くらいか?
(重複全員当選、下位8人 9人は当選しそう)

5117名無しさん:2009/08/31(月) 00:17:54
北海道比例自民は武部、町村

5118二階席:2009/08/31(月) 00:18:44
奈良2区  滝  当選確実(毎日)

これで比例名簿全員ですね、確か近畿は。

5119二階席:2009/08/31(月) 00:19:44
>>5118

失礼しました。

3名も余ってた・・・。

5120小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:19:57
神奈川2 菅当確@NHK
北海道B 町村復活@ANN
中川元財務相の落選が決定。

5121名無しさん:2009/08/31(月) 00:20:08
広島1区もとりこぼし

5122SWERVES:2009/08/31(月) 00:21:41
甘利、95%で2600負けてる
お塩先生当確@NHK

5123神奈川1区民:2009/08/31(月) 00:21:49
>>5116 近畿がかなりオーバーフローしそうです。
あと、みんなの党は近畿で獲得ですが、法定得票数
に満たないので、他党に議席を譲りそうです。

5124ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/31(月) 00:23:25
逗子の長島当確

5125名無しさん:2009/08/31(月) 00:23:48
潮干狩りならず

神奈川4区は当選!

5126あかかもめ:2009/08/31(月) 00:24:31
がーーぁあ。

塩崎当選。

永江やや優勢って言ってたじゃん(-_-#)

5127名無しさん:2009/08/31(月) 00:25:20
神奈川13区甘利落選!!!!!!!!!!!!

5128チバQ:2009/08/31(月) 00:25:53
ANNから計算
北海:比例4議席、重複北海道7 →下位3人当選
東北:比例マックス8 重複青森2・3・4→下位最大5人当選
北関:比例マックス12 重複茨城4・7、栃木5、群馬4
          →下位最大8人当選【オーバーフロー1人の可能性】
南関:比例マックス12 重複千葉11・12神奈川8・11・15 未決神奈川2・13
          →下位最大7人当選
東京:比例マックス10 重複17区 →下位最大9人当選【オーバーフロー1人の可能性】

5129官兵衛:2009/08/31(月) 00:26:07
神奈川一区、中林氏当確。藤井翁、当確。神奈川四区、長島氏当確。香川一区、小川氏当確。

5130SWERVES:2009/08/31(月) 00:26:09
宮島大逆転当確@NHK

5131名無しさん:2009/08/31(月) 00:26:22
ちくしょう!昭一落選かよ!
ネウヨニートはヒマなんだから、十勝に住民票移しとけよ。
使えねーゴミクズどもがよ!

あと小林はタマ悪すぎるわ。
札幌郊外で8割もとられんなよ。

5132名無しさん:2009/08/31(月) 00:26:30
残るは岡山1区と熊本2区。

朝日の当確ミスがなければw

5133名無しさん:2009/08/31(月) 00:27:36
中山知意復活絶望か…

5134名無しさん:2009/08/31(月) 00:27:52
柿沢飲酒が復活orz

5135とはずがたり:2009/08/31(月) 00:28:45
寝てますた。

青木が通って,秀直死亡!?

5136官兵衛:2009/08/31(月) 00:28:49
>>5129
追加で、広島四区、空本氏当確。By日テレ。

5137名無しさん:2009/08/31(月) 00:28:54
柿沢当確

5138とはずがたり:2009/08/31(月) 00:30:19
>>5098
おお!?>石津

5139二階席:2009/08/31(月) 00:32:18
>>5138

額賀は比例当選です。

5140とはずがたり:2009/08/31(月) 00:33:02
>>5126
まじかい。。くそう・・。

5141名無しさん:2009/08/31(月) 00:33:35
昭一が落選し、永岡が当選する自民党

つーか、社民党がヤバイな。
近畿はゴミ候補だから落選が望ましいが、南関東で阿部が落選すれば政界全体の損失だ。

5142チバQ:2009/08/31(月) 00:37:12
北陸:比例マックス7 重複石川2、福井1・2・3
    →下位最大3人当選
東海:比例マックス11 重複静岡7、岐阜2・4、三重5
    →下位最大6人当選
近畿:比例マックス14人 重複京都5、奈良4、和歌山3
    →下位最大13人当選【オーバーフロー5人の可能性】
中国:比例マックス5 重複鳥取1・2、島根2、山口1・3・4
           広島1、岡山3・5 未決岡山1【空白区多数】
四国:比例マックス3 重複徳島3愛媛1・4高知1・2・3【空白区多数】
九州:比例マックス11 重複福岡6・7・8宮崎3、熊本3、鹿児島2・4・5
     →下位最大3人当選【オーバーフロー1人の可能性】

5143名無しさん:2009/08/31(月) 00:37:55
各地で皆党が健闘
やはり、有権者は利権より改革を求めている!
割りを食ったのは新党日本

5144とはずがたり:2009/08/31(月) 00:40:03
それにしても当確の取り消し多すぎますね,今回。。

5145チバQ:2009/08/31(月) 00:40:16
野党系から自民系に移った選挙区
・北海道2
・富山3

5146名無しさん:2009/08/31(月) 00:40:47
最多得票は、山井でなく小林だな。

5147二階席:2009/08/31(月) 00:41:02
京都  伊吹復活

ううむ。

5148官兵衛:2009/08/31(月) 00:41:27
神奈川十三区、橘氏当確。By日テレ。

5149チバQ:2009/08/31(月) 00:41:30
阿部知子 ANNで当確

5150官兵衛:2009/08/31(月) 00:43:23
>>5145
北海道二区ではなく、七区ではないでしょうか?

5151チバQ:2009/08/31(月) 00:43:33
高知が比例も空白区の可能性が・・・

5152小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:43:53
山拓の落選が決定@NHK
北海道7区は1700票差ですか(開票率99%@NHK)。中川憎しで新党大地が寝過ぎたか?

5153名無しさん:2009/08/31(月) 00:45:17
逢沢当確・・・

5154二階席:2009/08/31(月) 00:45:47
岡山1区も取るとして・・・。

小選挙区で222
獲得!!

・・・改めて小選挙区は恐ろしい制度だ。

5155小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 00:46:17
熊本2福嶋、広島1岸田、岡山1逢沢当確@NHK

5156名無しさん:2009/08/31(月) 00:46:20
東海で空港反対みん党候補が議席を獲得できるか?


吉読さん。
北海道7は、候補者の質に差がありすぎましたね。

5157チバQ:2009/08/31(月) 00:47:59
>>5142どゆ計算したんだろ
近畿:比例マックス14人 重複京都5、奈良4、和歌山3
    →下位最大11人当選【オーバーフロー3人の可能性】
>>5150失礼その通り
5145 :チバQ:2009/08/31(月) 00:40:16
野党系から自民系に移った選挙区
・北海道7
・富山3

5158とはずがたり:2009/08/31(月) 00:48:01
秀直比例復活…orz

5159名無しさん:2009/08/31(月) 00:48:45
みん党
近畿・東海でオーバーフローか?

5160名無しさん:2009/08/31(月) 00:49:43
熊本2区とったー

小選挙区はすべて出ましたね。
正直、残念な選挙区が多いですが、どうにか政権維持して次は勝って欲しいなー。

5161チバQ:2009/08/31(月) 00:49:58
>>5155これで小選挙区は終わりですかね

5162官兵衛:2009/08/31(月) 00:52:23
大阪六区、村上氏当確。熊本二区、福嶋氏当確。比例近畿ブロックの下位候補、全員当選。By日テレ。

5163ジミンス終了ザマアwwww ◆S3/.7DxKSg:2009/08/31(月) 00:56:26
伊吹文明当確

5164名無しさん:2009/08/31(月) 00:58:08
数字としては万々歳な数字なんだけどな・・・
富山3区とか新党日本有田さんとか高知全滅がつらいなあ。

5165SWERVES:2009/08/31(月) 01:00:22
しかし、自民は悪い意味でアクの強いのが残ったな。
森元、誠橋、ネチネチ町村など

民主が負けた時と違って精鋭という感じはしないな

5166二階席:2009/08/31(月) 01:04:51
公明党小選挙区ゼロ

5167とはずがたり:2009/08/31(月) 01:06:28
まさに>>5164の仰るとおり,数字としては非常に満足な数字なんですけど,欲が出てこいつもあいつも落としたかったってのは出てきますよね。

落ちた面々みると確かに爽快に落ちてるんですけど。

5168チバQ:2009/08/31(月) 01:06:34
こう見ると大物(?)はさすがに残りましたね

津島派:石破当選、額賀比例、船田落選、笹川落選
古賀派:古賀当選、谷垣当選
森派 :森当選、安部当選、福田当選、町村比例、小池比例
伊吹派:息吹比例、中川落選
山崎派:山崎落選、石原当選
高村派:高村当選、大島当選
麻生派:麻生当選
二階派:二階当選
無派閥:与謝野比例

5169名無しさん:2009/08/31(月) 01:06:54
公明党は小選挙区から撤退だな

5170小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 01:08:01
大臣は全員当選。
まあ、今日の時点での総括ですが、自民は3桁を維持、民主は300獲得ということで、まあ、健全な論戦が期待できるんじゃないんでしょうか。と有体な総括をしてみます。

5171名無しさん:2009/08/31(月) 01:13:29
南関東のラス1争いが激しい!

5172チバQ:2009/08/31(月) 01:15:05
自民119
公明 21
民主306
社民 6
国民 3
大地 1
日本 1
民無 2(宮崎川村、秋田川口)
共産 8
みん 5
無所 4(平沼、小泉、城内、中村)

5173とはずがたり:2009/08/31(月) 01:21:59
民主と自民の議席がひっくり返った感じですね。

日本新の有田は来夏の参院か。
民主への合流もあり得る展開ですかねぇ。

5174チバQ:2009/08/31(月) 01:23:41
斉藤健 比例復活かよw

5175名無しさん:2009/08/31(月) 01:23:55
泥沼に嵌った長崎アワレ

5176二階席:2009/08/31(月) 01:24:06
中国ブロックまだ決まんないですね。

5177SWERVES:2009/08/31(月) 01:26:24
>>5167
確かに惜しい印象は残りますが、課題が全くないのも次の選挙のため(とりわけ直近の参院選に向け)にあまり良いことではない、とポジティブに解釈してみます。

>>5170
負けたときこそチャンスであるのは、4年前からの民主党が証明していますね(いろいろ失敗して学んだ)。
民主以上に自民も今後が試金石。

5178二階席:2009/08/31(月) 01:27:41
東北で共産1。

これで、選挙前と同じ9で共産は決まりでしょうね。

5179チバQ:2009/08/31(月) 01:28:03
山梨2区:堀内3位
坂口 岳洋 66,868
長崎 幸太郎 57,213
堀内 光雄 52,773
宮松 宏至 1,214

5180とはずがたり:2009/08/31(月) 01:28:41
2区・3区即ち静岡県の浜松と静岡の間は概ね静岡県知事選とオーヴァーラップしてますね

静岡3区 確定得票
小山 展弘 154,035 57.38% 民主 新 〈元〉農林中金職員 重複
柳沢 伯夫 109,120 40.65% 自民 前 〈元〉厚生労働相 
江頭 俊満 5,313 1.98% 諸派 新 幸福の科学職員

県知事選の結果適応
柳沢 伯夫 自民 現94,473
小山 展弘 民主 新137,598+9,412◎

静岡2区
確定得票
津川 祥吾 165,151 58.36% 民主 元 〈元〉党県副会長 重複
原田 令嗣 112,889 39.89% 自民 前 〈元〉NHK部長 重複
浜口 亘弘 4,952 1.75% 諸派 新 幸福の科学職員

県知事選の結果適応
原田 令嗣 自民 現104,531
津川 祥吾 民主 元145,522+7,710◎

総選挙結果
http://www2.asahi.com/senkyo2009/kaihyo/A22002.html
県知事選の結果適応
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225003015/724

5181とはずがたり:2009/08/31(月) 01:30:23
>>5175
個人的には民主からの誘い蹴って落選の橋本が哀れっす。
高知民主は女性軍団取り揃えたんですけど0は厳しいですね。。

5182チバQ:2009/08/31(月) 01:31:24
おいおい、朝日も外しまくりだろ
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908300136.html
TBS選挙特番、当落速報でミス相次ぐ
2009年8月31日0時49分

 30日夜から翌日未明にかけて放送されたTBS系の報道番組「乱!総選挙2009」で、開票速報のミスが相次いだ。

 群馬4区で当選した自民党の前首相、福田康夫氏(73)を「選挙区で敗北」と一時字幕で伝えた。当選が確実となる前のことで、間もなく「まだ4区で他の候補に当確は出ていません」と謝罪し、取り消した。

 愛媛2区では、敗れた社民党の岡平知子氏(51)を一時、当選確実と字幕で流した。3時間あまりたって「情勢が変わりました」と取り消し、「関係者の方にご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と謝った。

5183チバQ:2009/08/31(月) 01:32:49
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908300209.html
自民、埼玉・愛知などで小選挙区の議席ゼロ
2009年8月31日0時31分

 岩手、秋田、福島、埼玉、新潟、山梨、長野、静岡、愛知、滋賀、大分、長崎、沖縄の各県で、小選挙区の自民党議席がゼロとなった。

5184二階席:2009/08/31(月) 01:34:08
あ!

近畿で2議席他党に廻りましたか??

5185二階席:2009/08/31(月) 01:37:09
中国地区比例で民主1議席(山口1区)

これで確定かな??

5186チバQ:2009/08/31(月) 01:41:44
>>5184
どこにオーバーフローですか?

5187チバQ:2009/08/31(月) 01:43:32
稲田と小里 あと誰ですかね?
184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/31(月) 01:39:47.23 ID:7N11bAcH
小泉チルドレン
小当3
比復6

落選31w

5188名無しさん:2009/08/31(月) 01:44:01
みん党は2位に海野を載っけておけば東海でも議席ゲットだったのに・・・
近畿は京都市長選で健闘したカレがいましたし。
やはり資金力がないのか、こういう人材を活かしきれないところに、みん党の限界がある。

5189チバQ:2009/08/31(月) 01:46:23
東北社民1が吉泉@山形3だと

4年後が・・・

5190名無しさん:2009/08/31(月) 01:48:11
南関東
共産が再逆転!

5191チバQ:2009/08/31(月) 01:49:33
355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/31(月) 01:47:42.44 ID:h1Z6TQPM
大物完全落選

中川昭一、佐藤ゆかり、石原三男、片山、久間、山拓、海部、赤城
笹川、根本、島村、柳沢、伊吹、橋本ジュニア、太田誠一



こう見ると、あまりいないな

5192チバQ:2009/08/31(月) 01:50:24
387 :RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI :2009/08/31(月) 01:49:15.77 ID:FcC0YckG
斉木惜敗率48%かよ
鹿児島5区かと思ったぜ

5193チバQ:2009/08/31(月) 01:51:08
410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/31(月) 01:50:27.99 ID:p8rcaaKc
自民落選前職(当選回数4回以上、当選回数順)<暫定版>
16 海部俊樹
12 山崎拓
11 保岡興治
10 丹羽雄哉、堀内光雄
9 中馬弘毅、船田元、久間章生、愛知和男、伊藤公介、島村宜伸、深谷隆司
8 中川昭一、柳澤伯夫、太田誠一、臼井日出男、尾身幸次
7 谷津義男、二田孝治、笹川堯、斉藤斗志二、井上喜一、中山太郎、木村義雄
6 鈴木俊一、赤城徳彦、小坂憲次、坂本剛二、杉浦正健、、宮路和明、渡海紀三朗
5 根本匠、実川幸夫、七条明、伊藤達也、三原朝彦、小此木八郎、稲葉大和、原田義昭
4 小島敏男、中野清、西川公也、今井宏、望月義夫、今津寛、山口泰明、渡辺博道、桜田義孝
、林田彪、江崎鉄磨、嘉数知賢、土屋品子、水野賢一、渡辺具能

5194名無しさん:2009/08/31(月) 01:52:00
よく見たら、南関東は民主ですね。
無意味に熱くなってました。


田中甲は落選か・・・
来年の参院選には、絶対出てきて欲しい

5195とはずがたり:2009/08/31(月) 01:53:45
前もいいましたけど小里は小泉チル扱いされるのは非常に納得いかないですね〜。

>>5188
惜しいですね。
民意に政治家の意識がついていってないし,ついていってた渡辺にはカネが無かったと云う事か。
比例下位に海野と祥栄作戦はとっとけば良かったですね。

>>5189
なんと。
加藤の威令のなさっすかね。
和嶋未希は来夏の参院選転進かな??

5196チバQ:2009/08/31(月) 01:55:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000068-yom-pol
民主、比例近畿Bで名簿登載者不足…議席は他党に
8月31日0時48分配信 読売新聞

 比例選近畿ブロックで、民主党の小選挙区と比例選の重複立候補者の大半が小選挙区で当選した結果、比例名簿登載者が比例選の当選枠に足りなくなった。

 公職選挙法の規定で、民主党に割り当てられるはずだった、少なくとも2議席が他党に回った。

 名簿不足で他党に議席が移るのは、05年衆院選の比例選東京ブロックで自民党の当選枠1議席が社民党に回った例がある。 最終更新:8月31日0時48分

5197とはずがたり:2009/08/31(月) 01:56:55
>>5191
確かにこう見るとあんまいないっすよね。

丹羽・船田・葉梨・谷津・尾身と北関東は結構他にも大物落ちてますけど

5198名無しさん:2009/08/31(月) 02:00:29
>>5188
村山祥栄と渡辺喜美に何か繋がりってありましたっけ?

5199秋田2区の名無し:2009/08/31(月) 02:05:40
秋田2区

うちの父の噂では、金田と川口を2人とも当選させるために裏で仕組んだという噂があります(笑)。みのみたいなことにならなければいいのですが。

5200チバQ:2009/08/31(月) 02:06:15
渡部爺・藤井爺の長老コンビが衆院高齢者
1934年生まれ以上で当選した自民議員は保利だけ

1924中山 太郎 →落選
1927綿貫 民輔 →落選(国民新)
1927森山 真弓 →引退
1928草川 昭三 (公明参院)
1929野呂田 芳成 →引退(国民新会派)
1930堀内 光雄 →落選
1930津島 雄二 →引退
1931仲村 正治 →引退
1931海部 俊樹 →落選
1932萩山 教厳 →引退
1932井上 喜一 →落選
1932渡部 恒三 【民主党】
1932藤井 裕久 【民主党】
1932尾身 幸次 →落選
1933亀井 郁夫 →落選(国民新)
1934坂口 力 (公明党)
1934島村 宜伸 →落選
1934青木 幹夫 自民参院
1934木村仁  自民参院
1934谷川 秀善 自民参院
1934広中 和歌子 民主参院
1934若林 正俊 自民参院
1934渡辺 秀央 改革参院
1934杉浦 正健→落選
1934谷津 義男→落選
1934石井 一 民主参院
1934田名部 匡省 民主参院
1934保利 耕輔 【自民当選】

5201名無しさん:2009/08/31(月) 02:06:25
村山あたり非民主改革系を漏らさず取り込めないと、みん党は厳しいという意味

5202とはずがたり:2009/08/31(月) 02:08:15
賞味期限切れの康夫ちゃんと喜美が手を結べばプレゼンスももうちとあがるし,喜美の政権入りも出来るし両者プラスなんだけど無理でしょうかねぇ。

5203とはずがたり:2009/08/31(月) 02:09:07
>>5199
昨日いらっしゃった町田市民さんがいってたの伊藤公介は失敗しましたが秋田2区は見事成功っすねw

5204秋田2区の名無し:2009/08/31(月) 02:11:02
知事選で民主が野呂田と手を組んだあたりからうすうすは感じてたんですが。






でも、自民重鎮がゾンビは納得いかねぇっすね。

5205とはずがたり:2009/08/31(月) 02:12:37
確かに納得いかないんですけど,逆にこちらが不利の時はそれに助かっているので,死票を救済する民主主義の重要な制度という風に理解してます。

5206秋田2区の名無し:2009/08/31(月) 02:14:03
「とりこぼし」「油断」
この言葉をしっかりと脳に焼き付けておいていただきたいと、今回の感想でした。

5207とはずがたり:2009/08/31(月) 02:15:25
>>5094
亀レス失敬
(笑)鹿野(笑)ってのには同意なんですけど(今回最後の選挙にして若いのに譲れよなー),新進党の滅亡はこいつのせいってのは違うんじゃないでしょーかね?!

5208名無しさん:2009/08/31(月) 02:29:43
福島の落選は公明にとって痛すぎますね

5209秋田2区の名無し:2009/08/31(月) 02:40:08
秋田3区

みの「秋田3区から代議士がいなくなったのは非常にさびしい・・・・・(略)」(nhk秋田)
自民党の代議士、って付けてからいえよ、って感じでした。

5210とはずがたり:2009/08/31(月) 02:42:28
>>5209
そんなこといっとったんか。
自民党の代議士がやつにとっては代議士なんですな。同じ御法川だし?

5211官兵衛:2009/08/31(月) 02:43:14
小池百合子が比例復活の模様。By日テレ。何とも、しぶといですね。

5212とはずがたり:2009/08/31(月) 02:44:46
>>5208
公明党最強の地盤と云われてましたもんね。
さて次の総選挙で比例専念なんてことも云われてますがどうなりましょうかね。
関西は小選挙区で結構頑張ってた部分もあるのでこれだと議席が急激に減りすぎて組織がガタガタしかねないので高齢の冬柴とか諦めるのは兎も角,福島の再挑戦ぐらいはありそうですね。

5213秋田2区の名無し:2009/08/31(月) 02:44:48
「自民党代議士じゃなければまるっきし役にたたない。おろかな3区民だ。」とでも思ってたんでしょうね。

5214チバQ:2009/08/31(月) 02:52:20
自民:コスタリカが残るのは岡山5だけですかね?

岡山3が新コスタリカになる可能性はありますが

5215おま天:2009/08/31(月) 03:06:32
>>4798 >>4802(浣腸)
議員選挙板でも何度か指摘したことがあったが、
やっぱり本当は自民支持者ではなかったか。
(自分は議員選挙板では名無しだけど)

どうも書いてることが本音とは思えないことがあったり、
B層と呼ばれた連中に対する強い否定感情がうかがえたし。
タモガミ擁護にしても、不自然さがやたらと漂ってた。
「おまえ本当は何か別の目的があるんじゃないか?」
みたいな突っ込みを入れたこともあったっけな。
そういう見方をしてたのは俺だけっぽかったけど。

5216二階席:2009/08/31(月) 07:18:11
やっと「ゾンビ当選者」がわかりました。しかも全国でみれば4議席。
近畿で他党に譲った民主が東海では貰ってるという、何とも言えない怪現象・・・。

http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908310039.html

民主と「みんな」の比例議席、他党へ 4議席「譲渡」

 比例区で本来獲得できたはずの議席が、比例名簿に残る候補が少なくなったり、復活当選に
必要な得票を得られなかったりしたため、他党に回るケースが東海、近畿両ブロックであり、
計4議席の「議席譲渡」が発生した。
 近畿ブロックで民主は、比例名簿1位に重複候補を44人並べ、その下に単独候補8人を擁立。
しかし、重複候補41人が小選挙区で当選。単独候補が全員当選しても比例区の当選者が足りなく
なった。みんなの党は比例票で1議席を得る計算だったが、比例区に唯一立候補の大阪9区の
吉野宏一氏が復活に必要な有効投票総数の10分の1を得ることができなかった。この結果、
自民の谷公一、谷畑孝両氏と公明の赤松正雄氏の計3人が「棚ぼた」で議席を得た。

 一方、東海ブロックでも、みんなが比例で1議席を確保するはずが、唯一の候補である
静岡1区の佐藤剛氏が復活当選に必要な得票に届かず、民主の東海ブロック41位の
磯谷香代子氏が当選した。

 他党への「議席譲渡」は前回05年にもあった。比例東京ブロックで8議席分の得票を
獲得した自民の候補者が足りず、1議席が社民に流れた。民主の鳩山代表は31日未明、
「必ずしも比例名簿が十分でなかった。おわびしたい」。みんなの渡辺代表も「比例単独を
出しておけばよかった。残念だ」と語った。

5217いだっち:2009/08/31(月) 08:37:36
戦いすんで・・・

310は越えると思っていたけど、最後はローカルで自民が踏ん張りましたね。

これは前回郵政選挙の時民主も開票速報時には100切れが大半だったけど、最後
踏ん張って110台後半を獲得しました。これと似ていますね。

私の予想は日本海側と四国と一部東北で外しました。三重4はなんとか取ったけど、5は落としたし。

この辺りは出口・事前調査と結構異なりましたネ。

特に北海道7、島根2、鳥取2、石川2、愛媛1などなど。

あと・・・各選挙区で次点候補とコーフクの票を足せば逆転するという選挙区が結構あるようですが、結局この党の立候補は何だったのでしょうか、背後に何かあるのかな。

個人的な見解ですが・・・これで自民はロートル、ローカル、世襲が多くを占めてしまうので多分・・・活力を失いダラダラと緩やかに下降していくのでは。

それにしても・・・今回は結構当確間違っていたような気がします。
確か、愛媛の村上、青森の大森落選、北海道7区も民主が取っていたような情報見ましたから。

5218とはずがたり:2009/08/31(月) 10:32:32
835 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/08/31(月) 10:08:36 ID:uRaSEdzd
比例区全国 得票数   ()内は前回
民主 29,844,799(17,726,394)
自民 18,810,217(25,887,798)
公明 8,054,007(8,987,620)
共産 4,943,886(4,919,187)
社民 3,006,160(3,719,522)
国民 1,219,767(1,183,073)
みんな2,975,199
日本 528,171(1,643,506)
幸福 459,387
大地 433,122(433,938)
改革 58,141
本質 7,399

民主党の独り勝ち。
社民党は前回より大幅減、共産党は前回並み。

5219とはずがたり:2009/08/31(月) 10:46:51
類型として

①物凄い勢いで自民を撃破した…静岡・長野・山梨・新潟・茨城

②自民が物凄い粘り腰を発揮した…福井・鳥取・島根・高知

の2種類がありますね。

福田と森が超粘った群馬と石川もどちらかと云えば①と云えるかも知れぬ。
1区(愛媛は3区)は取ったけど…と云う鹿児島や富山・愛媛は寧ろ②でしょうね

5220名無しさん:2009/08/31(月) 11:14:52
比例北海道
民主4、自民2、大地1、公明1
(民主比例下位1人落選、どうせなら山岡息子を最下位にしておけばよかった。
7区中野が落選したため、町村が生き残る。)

比例東北
民主7、自民4、公明1、社民1、共産1
(民主比例下位3人落選、和嶋未希が鞍替えしても議席減にはならない。
復活枠を使ったのは青森のみの3候補。社民は山形3区吉泉)

比例北関東
民主10、自民6、公明2、みんな1、共産1
(民主比例下位1人落選、社民議席失う。みんなは比例下位山内)

比例南関東
民主11、自民6、公明2、みんな1、共産1
(民主比例下位3人落選、公明1減、社民は神奈川12区阿部、みんなは神奈川4区浅尾)

比例東京
民主8、自民5、公明2、共産1、みんな1
(民主比例下位1人落選、みんなは東京15区柿沢)

比例北海道
民主6、自民4、公明1
(民主比例下位2人落選、国民議席失う。新潟長野の自民代議士は比例1位の山古志のみ。)

比例東海
民主11→12、自民6、公明2、共産1、みんな1→0
(民主比例下位全員当選、笠原等の鞍替えがあると議席減。公明1減)

比例近畿
民主13→11、自民7→9、公明4→5、共産3、みんな1→0、社民1
(民主比例下位全員当選、鞍替えがあると議席減。日本は議席失う。
社民は比例下位服部)

比例中国
民主6、自民4、公明1
(民主山口3区三浦、岡山3区西村、鳥取1区奥田、山口4区戸倉、比例下位1人落選。
鳥取2区、岡山1区、広島1区、岡山5区の小選挙区落選が非常に悔やまれる。
国民は議席失う。公明1減)

比例四国
民主3、自民2、公明1
(民主高知3区中山、高知1区田村、高知2区楠本、比例下位2人落選。
徳島3区、愛媛1区、愛媛4区の小選挙区落選が非常に悔やまれる。)

比例九州
民主9、自民7、公明3、社民1、共産1
(民主比例下位1人落選。社民は熊本5区中島)

5221名無しさん:2009/08/31(月) 11:17:54
>>5218

05→09の比例の票の流れとしてはこんな感じでしょうか?

民主→自民・社民・国民・日本から食い、みんなに食われる
自民→民主・みんなに食われる
公明→F票減?
共産→堅調
社民→民主に食われる
国民→民主に食われる(立候補するブロックが増えたため全体での票は増えた)
日本→民主・みんなに食われる
みんな→民主・自民・日本から食う
大地→堅調

5222とはずがたり:2009/08/31(月) 11:24:03
>>5217
結果として民主のアシストしたとも云えますね。
>あと・・・各選挙区で次点候補とコーフクの票を足せば逆転するという選挙区が結構あるようですが、結局この党の立候補は何だったのでしょうか、背後に何かあるのかな。

稲田@福井1区などこれがなかったら落選だったかも。中川は落選でしたが,小池は惜敗率争いを勝ち抜いて比例復活しましたし。

5223二階席:2009/08/31(月) 11:43:45
共産が候補者を絞ってなかったら・・・、と考えると色んな意味で微妙ですね。
小選挙区の恐ろしさ満載の結果、としか言いようが無い。

近畿は候補者が変わったにもかかわらず、共産3議席。
やはりある程度の受け皿になり得たのは、結構小選挙区でも候補がいたから。
でも東北辺りは、候補者の立て方によっては2議席もあったのでは??
やはり少なすぎて、社民に1議席回った気がします。
事実、東北の社民候補は甘利・・・、失礼余り善戦してませんし。

で、その影響で多少自民に流れた小選挙区もあったと思えるのですよ。
ちょっともったいない感じがします。

驚いた県も多かったですね。九州では長崎。
関東でいえば、茨城。
ちょっと前までは額賀、丹羽あたりは小選挙区で落ちるイメージなんてない政治家でしたが
今回2区、6区は共産がいない影響がモロに出てましたね、実際。

幸福実現党は・・・、わかんないですね。この得票が狙い通りだったとするなら、
告示直前の「騒動」の意味が分からないし。

5224とはずがたり:2009/08/31(月) 11:51:10
>>5220
おまとめあざーっす。
ほんと山岡は最下位にすべきだった。腹立たしい。
親子で議席取って河野親子ばりにでかい顔されたら堪らん。洋平の後継者が復活も出来ずに敗れ去ったのは良かったけど。

浅尾も復活当選しちゃって念願の代議士で決断した甲斐があったと云うもんですが,みんなは議席の関係からは明らかに自民と補完性があって今後の方向性が気になります。

前回も投票率があがって公明の得票は上がっても議席は微減でしたが今回も順調に下がっていていいっすね。

民主の比例下位はそれ程足りないわけでもなかったですね。近畿の二つぐらいならまあ許容範囲か。

>>5221
F票というか自民党が惜敗率のためにも比例復活のためにも公明なんかに票を遣れるか状態だったのが大きいのでは?

5225とはずがたり:2009/08/31(月) 12:16:18
2009年08月31日(月)
民主歴史的大勝、308議席
山梨1区小沢氏 坂口氏2区 後藤氏3区
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/08/31/4.html

 第45回衆院選は30日に投票、即日開票された。31日未明に全議席が確定し民主党は308議席を獲得、政権交代が確定した。野党第1党が選挙で過半数を取り政権を奪取するのは戦後初。9月中旬に開かれる特別国会で鳩山由紀夫代表が首相に選出され、社民、国民新両党との連立内閣が発足する。自民党は過去最低の223議席を下回る歴史的惨敗を喫し、1955年の結党以来初めて衆院第1党の座から転落。119議席まで落ち込んだ。麻生太郎首相は記者会見で退陣を表明し、自民党総裁も辞任する考えを示した。
 3選挙区で計11人が激戦を繰り広げた山梨県内は、自民系が分裂し三つどもえの最激戦区となった2区で民主党新人の坂口岳洋氏が、無所属前職の長崎幸太郎氏、自民党前職の堀内光雄氏らを振り切り、初当選した。1区は民主党前職の小沢鋭仁氏が自民党前職の赤池誠章氏らを退けて6選を果たし、3区は民主党前職の後藤斎氏が自民党前職の小野次郎氏らを破り、3度目の当選で初の選挙区勝利を飾った。
 県内3選挙区は民主党が議席を独占。自民党の赤池、小野両氏は比例代表南関東ブロックでの比例復活もなかった。参院山梨選挙区選出議員2人も民主党のため、自民党は衆参両院で国会議員がいない“空白県”となった。
 2区は、前回衆院選で大敗を喫した坂口氏が民主党への「追い風」を受けて浸透。輿石東同党参院議員会長らのバックアップを受けながら「政権交代」の必要性を訴えて無党派層に支持を広げるとともに、自民党支持層の一部も切り崩した。自民党を離党した長崎氏は「地域第一」の姿勢をアピールしたが、自民、民主両党のはざまで埋没し、浸透しきれなかった。11期目を目指した堀内氏は支援組織をフル回転させ、麻生太郎首相ら党幹部のてこ入れを受けたが及ばなかった。
 1区は、組織力と知名度に勝る小沢氏が民主党支持層を手堅くまとめたほか、無党派層にも浸透し得票を伸ばした。赤池氏は前回知事選などで生じた県議らとのあつれきが解消できず、組織立ち上げの遅れが響いた。共産党新人の遠藤昭子氏は支持を広げられなかった。
 3区は、後藤氏が民主党支持層以外にも、自民党衆院議員だった保坂武甲斐市長の支持層を取り込みながら幅広く浸透。小野氏は、保坂氏支持層との融和が十分に図れず、伸びなかった。
 幸福実現党のいずれも新人の早瀬浩之(1区)、宮松宏至(2区)、桜田大佑(3区)の3氏は浸透できなかった。
 県内の平均投票率の確定は、甲府市選管の集計トラブルにより31日未明まで大幅にずれ込んだ。

5226千葉9区:2009/08/31(月) 12:26:10
稲田・赤沢は意外ですね。きちんと地盤固めをしてたようですね。
まあ鳥取2は民主の油断とも言えます。
個人的にチルドレンで一番の勝ち組は岩国市長に転出した福田ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000070-jij-pol
小泉チルドレン、再選は10人=9割近くが姿消す【09衆院選】
8月31日9時8分配信 時事通信

 今回の衆院選の結果、自民党の「小泉チルドレン」をめぐる状況は一変した。前回は、郵政民営化を争点に小泉純一郎元首相が巻き起こした風に乗り、新人ながら83人もの大量当選を果たしたが、その大半が落選。再選を果たしたのは、小選挙区3人、比例代表7人の計10人にとどまった。
 83人の中で、引退や離党などを除き、今回も自民党から出馬したのは73人。このうち、純粋比例は8人で、65人が小選挙区での戦いに臨んだ。
 しかし、佐藤ゆかり(東京5区)、小野次郎(山梨3区)、片山さつき(静岡7区)各氏らは落選。小選挙区で当選したのは、稲田朋美(福井1区)、赤沢亮正(鳥取2区)、小里泰弘(鹿児島4区)各氏だけだった。
 永岡桂子(北関東)、平将明(東京)、北村茂男(北陸信越)、阿部俊子(中国)各氏は、小選挙区では敗北したものの、比例代表で復活当選した。また、純粋比例の中では、長島忠美、近藤三津枝両氏が名簿1位と優遇され、再選を果たした。ただ、他の6人は下位登載のため落選した。
 一方、自民党を離党して立候補したのは4人。このうち、みんなの党から比例代表で出馬した山内康一氏(北関東)だけが当選した。

5227千葉9区:2009/08/31(月) 12:26:53
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/295962/
鳩山氏の得票、選挙区で初の20万票

2009/08/31 04:06更新
30日行われた衆院選で民主党の鳩山由紀夫代表は、北海道9区で20万1461票を獲得。初めて20万票を超え、小選挙区制度での最多得票を記録した。

 これまでの最高は平成17年の郵政選挙の際、自民党の小泉純一郎首相(当時)が神奈川11区で獲得した19万7037票。「北海道から初の首相を」と地元支援者がフル回転した。

5228名無しさん:2009/08/31(月) 12:46:27
>>5218
比例全国一区の場合を計算してみました
全国に名簿を出してない政党もあるので、
その時はまた変わってくるでしょうけどね。

    現行 一区 +2%足切り
民主  87  78  80
自民  55  49  50
公明  21  21  21
共産  9   12  13
社民  4   7   8
みん  3   7   8
国民  0   3
日本  0   1
幸福  0   1
大地  1   1

5229千葉9区:2009/08/31(月) 12:49:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090831-00000021-san-soci
【2009衆院選】TBS、テレ朝、日テレ、速報取り消し
8月31日7時56分配信 産経新聞

 30日、衆院選の開票を伝える民放各局で速報を取り消すミスが相次いだ。

 TBSの報道番組「乱!総選挙2009」では群馬4区の自民党前職で元首相の福田康夫氏について「選挙区で敗北」と字幕で伝え、愛媛2区の社民党新人、岡平知子氏には当選確実を報じたが、いずれも取り消し、謝罪した。同番組では、系列局の東北放送が投票締め切り3分前に、誤って「当選確実」の字幕を流すミスもあった。

 テレビ朝日と日本テレビの系列局でも、青森3区で当選した自民党前職、大島理森氏を「落選」と字幕で速報。その後、取り消した。

5230とはずがたり:2009/08/31(月) 12:52:27
>>5228
あざーす
みんながやはり結構票取りましたね。

5232とは:2009/08/31(月) 13:25:14
みんなが自民党から民主政権への橋渡し的な感じになるかも。ヨシミの云う救命ボートだが乗れる人が随分消え去ったけど。


小泉龍と城内で方向性がバラバラの平沼Gは統一会派組んで首班指名に臨めるんかね。
改革クラブは早くも結党以来の解党的危機にw

5233名無しさん:2009/08/31(月) 13:28:08
>>5232
改革クラブはこれで政党要件を失いましたからねぇ。
回復しようにも、もう泥舟に乗りそうなひとはいませんしねw

5234 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/31(月) 13:35:13
18万票以上獲得した人
鳩山(北海9・民) 201,461
渡辺(静岡6・民) 197,688
大島(埼玉6・民) 186,993
荒井(北海3・民) 186,081
細野(静岡5・民) 184,328
横路(北海1・民) 183,216
小林(北海5・民) 182,952
中根(愛知12・民) 180,972
岡本(愛知9・民) 180,609
山尾(愛知7・民) 182,028

5235名無しさん:2009/08/31(月) 13:48:31
>>5226

そういや、今回は平岡の票があまり変わらなかったにもかかわらず、
しげたろーが10万票に乗せてきて、
ゾンビするかも、とガクブルしましたぜ。

5236名無しさん:2009/08/31(月) 14:18:58
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090831-OYT1T00839.htm?from=navr

落選確信し就寝→復活当選で起床…谷畑さん大喜び
政権交代


比例選で復活当選し、支持者と抱き合って喜ぶ大阪14区の谷畑孝さん(右)(31日午前、大阪府羽曳野市で)=関口寛人撮影 30日投開票の衆院選は、比例名簿登載者の不足や小選挙区での得票数が規定に達しなかったことで、他党の議席を割り当てられた候補もいた。

 「私も戸惑っているが、有権者の方がもっと戸惑っていると思う」。比例選東海ブロックで最後に当選を決めた民主党の新人、磯谷香代子さん(43)は苦笑した。名簿登載順位は最下位。みんなの党が獲得した当選枠だったが、同党の名簿登載者の小選挙区での得票数が10%に達しなかったため、議席が割り当てられた。

 磯谷さんは大学卒業後、正社員としては2003年の1年間、金融関係の会社に勤めた経験があるだけ。その後はアルバイトをしたり、病気がちの両親の看病をしたりで、今は知人が経営する会社で1日2時間ほど手伝いをしているが、「無職と言えば無職かな」。

 友人の民主党参院議員から名簿登載を依頼されたのは公示直前の15日。「負け組側の一人として現状を変えていきたい」と強調した。

 大阪14区で敗退した自民党の谷畑孝さん(62)は、民主党の比例選での候補者不足などのため、31日未明、近畿ブロックでよもやの復活当選を果たした。一度は落選を確信して自宅で寝ていたが、当選を知った家族に起こされ、午前3時過ぎに大阪府羽曳野市内の事務所へ。支援者と明け方まで喜び合った。

 一方、かつて同じ選挙区で対立候補だった2人も、民主党の比例単独候補として東京ブロックで当選した。6年ぶりに国政に復帰した吉田公一さん(68)と、初当選を飾った川島智太郎さん(45)。00年の衆院選小選挙区の東京9区では、吉田さんが、民主党と合併する前の自由党から出馬した川島さんを破った。川島さんは「いろんな意味で教わるべき点が多い」と話した。

(2009年8月31日12時29分 読売新聞)

5237小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 18:44:41
選管お国巡りと題しまして、吉田学校の総選挙ミニ総括をいたします。
まずは、北海道7区。本当に選挙の怖さを思い知らされましたが、これなんか見ると、やはり釧路で自民伊東が個人票を稼いでいるんだよなあ。比例だと自公<<<民大だし。ここらへんの岩盤崩しは容易じゃないね。これからも自民伊東は手強いと思います。

北海道選挙管理委員会 第45回衆議院議員総選挙投開票速報
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/scs/hskanri/45shugisokuhou.htm

5238名無しさん:2009/08/31(月) 18:49:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2009083101357

「09年体制」のスタート=時事通信社解説委員長・田崎史郎−衆院選
 劇的で、鮮烈な結果だった。
 第45回衆院選で、民主党が一挙に3倍近く議席を伸ばして政権を獲得することになり、戦後政治の担い手だった自民党は議席を3分の1ほどに減らした。有権者の一票によって、政権も首相も政治システムも変わるのは、明治憲法が発布された1889年(明治22年)から数えて120年、憲政史上初めてのことだ。政治の「2009年体制」がスタートしたと言えるだろう。

 ◇これは「風」ではない

 「えたいの知れない風や雲が私を追い込んでいる」(元首相・森喜朗)「怪しげな風が吹いている。理由がないのに、何となく吹いており、気をつけないといけない」(前首相・福田康夫)
 自民党候補者からこんな声が相次いだ。自民党に対する批判を「風」と呼ぶところに、この党の限界が見えた。
 4年前の「郵政解散」で自民党は圧勝した。当時の首相・小泉純一郎は郵政民営化の是非を有権者に問い、それに呼応して有権者は自民党が変わる、政治が変わると信じた。
 ところが、安倍政権下で自民党は郵政民営化に反対した議員の復党を許してしまった。また、07年春に発覚した年金記録漏れ問題の処理を誤って国民の不信感を買い、同年7月の参院選で惨敗した。元首相・安倍晋三はその時点での退陣を拒否し、9月になって「病気辞任」した。
 その後に誕生した福田政権も1年の短命に終わり、引き継いだ首相・麻生太郎は今年2月の予算委員会で「郵政民営化に賛成じゃなかった」と口走った。1年で次々と首相が交代し、衆院選の勝因だった郵政民営化さえも否定してしまうかのような政党が、ふたたび信頼してくれと国民に頼む方が無理がある。
 自民党の支持基盤の劣化も進んだ。伝統的な支持団体だった医師会は各地で反乱を起こし、建設業界もあまり動かなくなった。選挙の手足となる地方議員も「平成の大合併」で3分の2程度に減った。
 自民党は候補者一人ひとりが培った個人後援会が強みだった。それも、地域や職場などにおける「縁」が薄れている日本社会の構造変化の中で、期待されたほど動かなくなっていた。
 こうしたことは「風」なのか。「地殻変動」ととらえない限り、自民党の再生はないだろう。

 ◇民主、1カ月間の勝負

 一方、念願の政権を獲得した民主党は有権者の期待に応えられるだろうか?
 最低限、マニフェスト(政権公約)に盛り込んだことを着実に実行に移さなければならない。「官僚丸投げの政治から政治家主導の政治へ」「内閣の下の政策決定に一元化へ」などという、統治システムに関する5原則はもちろんのこと。子ども手当、公立高校授業料の実質無償化、ガソリン税の暫定税率の廃止、高速道路の段階的無料化などを来年度に実現することだ。
 そのための体制づくりがまず、問われる。閣僚や党役員に誰を就けるか、政治家主導の「城」となる首相官邸で官僚を御し切れるのか…。
 人事配置を見れば、おおよその察しがつく。そういう意味で、今月中旬に発足する鳩山政権の人事は極めて重要だ。民主党代表・鳩山由紀夫が就任記者会見でどんな行動計画を掲げるのだろう。
 政権の骨組みが決まり、国民が注視しているこの1カ月間が民主党の勝負どころだ。戦国大名・武田家の軍学書「甲陽軍鑑」にこのような文言がある。
 「勝負のこと、六分七分退(の)かば(退却すれば)十分の勝なり。八分の勝はあやうし、九分十分の勝は味方大負の下地なり」
 民主党は今回、完勝した。その勝ちの中に「大負の下地」が潜んでいることに心して政権運営に当たらなければならない。もし、失敗すれば、来年夏の参院選で有権者から厳しい審判を受けるようになろう。(敬称略)(2009/08/31-18:05)

5239小説吉田学校読者:2009/08/31(月) 18:57:13
新人が6割超もかっさらってしまった>>5234唯一の新人、山尾のいる愛知7区。
もう、市部も郡部も圧勝。比例も圧勝。愛知民社やら、旧自由党やら、社会党だっていろいろ入り組むけど、非自民勢力が束になるとこうなる。それにしてもすげえな。

愛知県選挙管理委員会 第45回衆議院議員総選挙の速報をご覧いただけます
http://www.pref.aichi.jp/senkyo/sokuho/

5240とはずがたり:2009/08/31(月) 19:11:53

結構,移動少ないッスね。700万票しか減ってなくてこの結果か。
比率を見ても中国ブロックはあんま減ってない。一方近畿・南関東・東京辺りは凄い事になってる。

読売新聞より

前回:2588万票
今回:1881万票
減票:−707万票


北海道
前回:94万票
今回:80万票
減票:−14万票
比率:85.1%

東北
前回:190
今回:149
減票:−40
比率:78.4

北関東
前回:166
今回:133
減票:−33
比率:80.1

東京
前回:266
今回:176
減票:−90
比率:66.2

南関東
前回:351
今回:223
減票:−127
比率:63.5

北陸信越
前回:166
今回:133
減票:−33
比率:80.1

東海
前回:306
今回:218
減票:−88
比率:71.2

近畿
前回:400
今回:259
減票:141
比率:64.8

中国
前回:153
今回:138
減票:−14
比率:90.2

四国
前回:82
今回:71
減票:−10
比率:86.6

九州
前回:288
今回:235
減票:−53
比率:81.6

5241とはずがたり:2009/08/31(月) 19:36:57
小泉チルドレン
9(小選挙区当選は稲田・赤沢・小里)/83(自民党から出馬は73) 4人は無所属(長崎)or他党(山内・広津)→当選は山内のみ 出馬断念はタイゾー・清水・猪口・他は誰だっけ?岩国市長・さいたま市長に出た奴おったね。

郵政造反組み
18人当選…自民9/11(落選は堀内とあと誰だ?) 民主4/4 国新2(亀井静・松下)/5(落選は亀井久・綿貫・後一人誰だ?) 大地1/1(八代) 無所属3(平沼・城内・小泉)/6

小泉に引っかき回された自民は異物としての小泉の影響を解毒しようと藻掻き続けた3年間であったと言えよう。
安倍の復党の決断は自民党としては非常に真っ当な姿だったけど国民は大反発した。小泉も本気で下野覚悟なら反対票だけ仲間はずれ弱い者虐め的に公認外すんではなくて棄権した連中も除名して古き悪しき自民党を一定規模で外側に作らねば無かったのではないか。
結局国民は小泉郵政以後の4年間を全否定したってのを小泉に是非云いたい。お前の欺瞞は国民を最後迄は騙せなかったのだ,と。俺なんか成立当初から気付いてたんだけど01参・05衆としばしば国民は騙されたな。

5242とはずがたり:2009/08/31(月) 19:48:05
「人のせいにはしたくない」とはどんだけ冬柴人のせいにしたがっとんねん。往生際悪いし,人間として精進が足りない。

当選、落選に悲喜こもごも 「歴史的転換」「一から出発」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009083101000156.html
2009年8月31日 11時53分

 「一から出発する」「歴史的な転換点に立ち会った」。衆院選で当選、落選した各候補者から悲喜こもごもの言葉が相次いだ。

 【与党の幹部ら】

 二階俊博経済産業相(和歌山3区で当選)「国政の場でも一から出発するつもりで、この事態を率直に受け止め、新たなスタートを切りたい」

 武部勤元自民党幹事長(比例北海道で復活当選)「一人一人が総裁になったつもりで頑張らなきゃ自民党は立ち直れない」

 野田聖子消費者行政担当相(比例東海で復活当選)「自民党も長らく政権にいて甘えているところもあった。新しい自民党をつくる担い手として頑張りたい」

 冬柴鉄三元国土交通相(兵庫8区で落選)「期待に応えることができず悔しく、断腸の思いだ。人のせいにはしたくない」

 柳沢伯夫元厚生労働相(静岡3区で落選)「わたしの力不足、不徳の結果」

 森英介法相(千葉11区で当選)「日本の未来、郷土の未来を切り開くことができるのは自民党という誇りと使命感を持っている。もう一度信頼をいただけるような新しい自民党をつくりたい」

 【小泉チルドレン】

 片山さつき氏(静岡7区で落選)「前回みたいにほとんど選挙運動に参加しないで通るときもあれば、今回みたいに大きな後援会組織をつくっても駄目な時もある。選挙に出ると決断した以上はこういうことはある」

 藤野真紀子氏(愛知4区で落選)「大きな時代の流れのひとこまなのかなと」

 【民主党の新人】

 福島伸享氏(茨城1区で当選)「歴史的な転換点に立ち会うことができ、うれしい」

 後藤祐一氏(神奈川16区で当選)「140年の官僚主導の国をやっと倒し、国民が国民の幸せを勝ち取れる時代がやってきた、そんな気持ちだ」

 柴橋正直氏(岐阜1区で当選)「勝った喜びはこれまで。これからは死に物狂いで働き、皆さんに代えて良かったと思ってもらいたい」

 杉本和巳氏(愛知10区で当選)「江戸時代なら庶民の一揆が静かに起こった、という気がしてならない」

 矢崎公二氏(長野4区で当選)「霞が関に乗り込み、日本の無駄遣いを検証したい」

 打越明司氏(比例九州で復活当選)「お役人中心ではなく、国民が中心だと実感できるような政治をしたい」

 【社民党】

 辻元清美氏(大阪10区で当選)「一つの党が政治を行ってきた時代を、新しい時代に移せるかどうかのスタート地点だ」

 【新党大地】

 鈴木宗男代表(比例北海道で当選)「6カ月以内には北方領土返還に道筋をつけてもらいたい。そのために持てる力を発揮したい」
(共同)

5243チバQ:2009/08/31(月) 19:54:33
510 :無党派さん:2009/08/31(月) 15:59:58 ID:/Z35h5dW
差が1万票以内の小選挙区の勝敗
2009年 43選挙区
旧与党23勝 旧野党19勝 民主系無所属1勝
2005年 51選挙区
与党21勝 野党27勝 自民系無所属1勝 造反組2勝
意外にも総議席数で負けているほうが接戦に強い。
ちなみに差が1000票以内の選挙区は
2005年7選挙区、2009年4選挙区

2回連続差が1万票以内の小選挙区
北海道7区(自民が候補者入れ替わり)
2005年 8,549票差 民主○
2009年 *,914票差 自民○
福井1区(両方とも同じ候補者)
2005年 *,373票差 自民○
2009年 6,850票差 自民○
広島5区(両方とも同じ候補者)
2005年 6,262票差 自民○
2009年 6,176票差 民主○
長崎3区(両方とも同じ候補者)
2005年 9,608票差 自民○
2009年 1,907票差 民主○
上2つの選挙区は民主候補のタマが悪そうだ。

5244チバQ:2009/08/31(月) 20:02:34
120 :無党派さん:2009/08/31(月) 11:45:34 ID:vztlE3RM
近畿オバフロ
21位 みんな1 得票不足のため比例名簿抹消
22位 自民6  当
23位 民主11 当(名簿打ち止め)
24位 社民1  当
25位 民主12 オーバーフロー
26位 自民7  当
27位 公明4  当
28位 民主13 オーバーフロー
29位 共産3  当
--------本来はここまで--------
30位 民主14 オーバーフロー
31位 自民8  ウマー
32位 民主15 オーバーフロー
33位 民主16 オーバーフロー
34位 公明5  ウマー
35位 自民9  ウマー

民民み → 自自公

5245チバQ:2009/08/31(月) 20:04:53
12 :無党派さん:2009/08/31(月) 08:54:03 ID:eEIZjx+I
楽勝区→栃木3区①渡辺喜美142,482
        ②斉藤克己7,024(2位に20倍の差をつける)。
最激戦区→青森3区①大島理森90,179
         ②田名部89,809(惜敗率99.59%)。
ギリギリの滑り込み賞→中川秀直(惜敗率が後1.18%低かったら、130票程少なかったら比例区復活ならなかった)。

5246チバQ:2009/08/31(月) 20:05:59
15 :無党派さん:2009/08/31(月) 09:17:07 ID:v7098mlP
朝日新聞の木曜日の中盤情勢と昨日の結果を比較した。
おおざっぱな勘定で,何度もチェックしてないから,
大体の目安と思ってください。

・やや優位,一歩リードと書かれていながら逆転された例:9件
・激しい接戦,激しく競り合うと書かれていた33件のうち,
名前が先に書かれていたもの23勝,
名前があとに書かれたいたもの10勝

やはり名前の順番は意味があるんだと思いました。
(33回コインを投げて,偶然23対10以上の差が出るのは,
1.7%しかないので。)
21 :無党派さん:2009/08/31(月) 09:47:51 ID:v7098mlP
>>17
10件だった。まだ見落としてるかもしれないけど,

千葉11区 森>金子,中盤情勢:金子が堅調で森が激しく追う

茨城7区 中村>柳田,中盤情勢:柳田がわずかにリード

石川2区 森>田中,中盤情勢:田中がやや優位に立ち,森が激しく追う

福井1区 稲田>笹木,中盤情勢:笹木が頭一つ抜け出し,稲田が激しく追う

福井3区 高木>松宮,中盤情勢:松宮がやや有利で,高木がわずかの差で続く

鳥取2区 赤沢>湯原,中盤情勢:安定した戦いの湯原を赤沢が件名に追う

岡山1区 逢沢>高井,中盤情勢:高いがやや優位で,逢沢が懸命に追っている

奈良4区 田野瀬>大西,中盤情勢:大西が先行し,田野瀬が懸命に追う

福岡7区 古賀>野田,中盤情勢:野田がリードし古賀が激しく追う

鹿児島4区 小里>皆吉,中盤情勢:皆吉が一歩リード,小里が激しく追う

28 :無党派さん:2009/08/31(月) 10:15:04 ID:v7098mlP
ついでに「激しく競り合う」と書かれた中盤情勢の
名前順と結果の関係(前の書き込み,見落としがありました。
計算し直したら,偶然こういう差がつくのは10%程度。)

名前が先にきた方が勝った選挙区 23区
青森4区 神奈川15区 東京8区 東京11区 東京12区 東京13区
東京17区 茨城2区 富山3区 石川3区 岐阜2区 岡山3区
岡山5区 広島4区 広島5区 大阪3区 大阪6区 奈良2区
和歌山3区 香川3区 高知1区 高知3区 熊本3区

名前があとの方が勝った選挙区 14区
千葉12区 神奈川2区 青森3区 秋田2区 茨城4区 群馬4区
福井2区 三重5区 広島1区 京都5区 徳島3区 愛媛4区
福岡6区 宮崎2区

5247チバQ:2009/08/31(月) 20:11:26
70 :無党派さん:2009/08/31(月) 16:29:29 ID:/5wrXiw8
12万票以上獲得したのに小選挙区を取れなかった候補

151448 北海道5 町村信孝 自 比例復活
136526 福島1 亀岡偉民 自 落選
136164 神奈川13 甘利明 自 比例復活
130030 東京1 与謝野馨 自 比例復活
128995 愛知13 大村秀章 自 比例復活
125767 福岡5 原田義昭 自 落選
124136 長野1 小坂憲次 自 落選
122198 愛知12 杉浦正健 自 落選
121867 東京24 萩生田光一 自 落選
121813 静岡5 斉藤斗志二 自 落選
121669 東京3 石原宏高 自 落選
121244 東京5 佐藤ゆかり 自 落選

131722 神奈川2 三村和也 民 比例復活
127562 愛媛1 永江考子 民 比例復活
124414 神奈川3 勝又恒一郎 民 比例復活
120525 岐阜4 今井雅人 民 比例復活

5248チバQ:2009/08/31(月) 20:21:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090831k0000e030081000c.html
衆院選報道:「自民失政への罰」米主要紙が分析
 日本の総選挙での民主党の圧勝について、各国メディアはトップニュースで伝えるなど高い関心を示した。

 米主要紙は、民主党の勝因は同党への期待ではなく、経済政策の失政などで支持を失った自民党への「罰」などと報じた。ワシントン・ポスト紙(電子版)は、民主党の勝利は「自民党に罰を与えたかったようだ」と伝え、「有権者は民主党の公約が実現可能か懐疑的にみている」と論評した。

 ◇「日本のケネディが目標達成」…独紙
 独フランクフルター・アルゲマイネ紙(電子版)は鳩山由紀夫・民主党代表をケネディ米大統領にたとえ「日本のケネディが目標を達成」と報じた。「出自と公約の矛盾が有権者を遠ざけることはなかった」とした。

 フランスのフィガロ紙(電子版)は30日までに、民主党の公約を分析。子ども手当の支給などを例に「民主党は、社会的不公正に挑戦する意向だ」とした。

 ◇「靖国」の姿勢評価…中国・韓国紙
 中国では鳩山代表の「進歩的歴史観」が期待されている。31日付の中国各紙は歴史問題に関する鳩山発言を掲載、日中関係安定化へ期待をにじませた。

 新華社通信によると、鳩山代表は02年6月当時、江沢民国家主席(当時)と会談し「日本は侵略戦争の歴史を真剣に反省すべきだ」と語った。今年6月には中国の崔天凱駐日大使に「靖国神社には参拝しない」と明言したと紹介した。中国国内には日本との領土問題や自衛隊の活動活発化への警戒感が根深く、民主党への政権交代で「鳩が舞う」(北京晩報)などと平和路線への期待が高まっている。

 韓国では、31日付の有力紙が歴史問題などで両国関係に良い影響を与える、との期待感を示した。朝鮮日報は選挙結果を伝える1面トップ記事で、首相や閣僚が靖国神社を参拝せず、国立追悼施設を建立することで「(両国間の)葛藤(かっとう)の原因をなくすと(民主党が)公約した」と伝えた。【ワシントン古本陽荘、パリ福原直樹、北京・浦松丈二、ソウル大澤文護】

5249名無しさん:2009/08/31(月) 20:36:59
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908310309.html
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/images/TKY200908310313.jpg
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/images/TKY200908310314.jpg

協力崩壊、高齢者依存鮮明…自公の敗因を探る2009年8月31日19時34分
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 総選挙で壊滅的敗北を喫した自民、公明両党の敗因は何か。朝日新聞社の出口調査結果を個別選挙区ごとにみると、選挙のさまざまな断面が浮かびあがる。公明候補は自民支持層を半分程度しか獲得できなかった。自民候補は高齢者の票への依存が鮮明で、世襲候補が踏ん張りをみせていた。

 各党支持層の投票行動はグラフの通り。比例区でも個別の小選挙区でも同様に(1)自民支持層は05年より細ったとはいえ民主支持層を上回る(2)自民支持層のうち民主候補に投票する割合は05年より上昇、といった傾向がみられた。

 ■自公協力崩壊

 8小選挙区に前職を立てながら全滅した公明党。その敗因も、頼みの綱の自民票が民主へと流れ込んだことだ。

 太田代表の東京12区では公明支持層は9%。自民支持層を獲得できない限り当選はおぼつかない。だが、この層で太田代表に入れたのは55%。1カ月前に立候補表明したばかりの民主元職の青木愛氏に33%が投票していた。05年は自民支持層から民主候補の4倍の票を得たのに、今回は倍もとれていない。

 大阪16区の北側一雄幹事長も自民支持層の56%、兵庫8区の冬柴鉄三元国土交通相も52%で、全員が40%台か50%台。一方、自民支持層から民主候補への投票は判で押したように30%台だった。連立から10年。支持層の動向を見る限り、自民・公明のきずなは強まってはいなかった。

 ■「女性刺客」に苦しむ

 自民は05年、郵政造反組に「刺客」を送り込んだが、今回は一転、民主の「女性刺客」に自民大物が苦しんだ。

 長崎2区では久間章生元防衛相が28歳新顔の福田衣里子氏に敗れた。長崎2区の自民支持層は40%で、民主支持層の23%の倍近い。この強固な保守地盤でも久間氏に投票した自民支持層は68%にとどまり、27%が福田氏に流れた。

 年代別に見ると、前回は全年代で久間氏が民主候補を上回ったが、今回は20代から60代の幅広い世代で福田氏の方が票を集めた。特に20代、30代は福田氏が6割近くを獲得し、若い世代が福田氏に共感を覚えたことがうかがえる。

 小選挙区候補の平均でみても、自民が民主の得票率を上回ったのは70代以上だけ。女性刺客に辛勝した森元首相と福田前首相も同様だった。

 ■世襲候補の明暗

 猛烈な逆風の中、親族から地盤を引き継いだ世襲候補の踏ん張りが目立った。群馬5区の小渕少子化担当相は、前回と同じく自民支持層の85%を獲得。安倍元首相も8割超を固め、開票間もなく当選を確実にした。自民で当選した119人のうち世襲は50人。自民議員に占める割合は前回の32%から42%に上がった。

 もちろん、敗れた世襲候補もいる。中川昭一前財務相の北海道11区では、自民支持層は前回より少ない36%。「もうろう会見」のダメージは大きく、そのうち66%しか固められなかった。

 ■チルドレン完敗

 前回の象徴だった「小泉チルドレン」は基盤の弱さを露呈した。静岡7区の片山さつき氏は、前回は自民支持層の53%を獲得。今回はわずか39%で、元自民議員で無所属の城内実氏に47%を奪われた。無党派層からの支持も12%にとどまり、完敗だった。

5250チバQ:2009/08/31(月) 20:43:45
>>5247
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009083101470
10万票獲得でも59人が涙=高得票落選・低得票当選【09衆院選】
 今回の衆院選で10万票以上を獲得しながら小選挙区で負けた候補は95人に上った。このうち比例復活を果たせず落選の憂き目を見た候補は59人に上り、前回を30人上回った。比例復活者の中には、3万票にも満たない得票で救済されたケースもあり、悲喜こもごもの候補者模様となった。
 小選挙区敗退組で最も獲得票が多かったのは、自民党の町村信孝前官房長官(北海道5区)。15万1448票を得たが、民主党元職に及ばなかった。ただ、惜敗率が82.8%だったので、比例で復活を果たした。一方、同党前職の亀岡偉民氏(福島1区)は13万6526票(惜敗率87.5%)を取ったが、東北の各選挙区の激戦のあおりを受け、比例復活もかなわなかった。
 比例復活組を除く最低得票当選者は、自民党前職の福井照氏(高知1区)で得票数は4万4068票。比例復活組を含めると、最低得票は共産党前職の塩川鉄也氏(埼玉8区)の2万4918票。惜敗率はわずかに21.7%しかなかったが、北関東ブロックで名簿1位だったことから、比例の議席を獲得した。



◇高得票落選・低得票当選者上位5位(敬称略) 〔高得票落選者〕  151,448票 町村信孝 (自民、北海道5区)  136,526票 亀岡偉民 (自民、福島1区)  136,164票 甘利 明 (自民、神奈川13区)  131,722票 三村和也 (民主、神奈川2区)  130,030票 与謝野馨 (自民、東京1区) 〔低得票当選者(比例復活を除く)〕   44,068票 福井 照 (自民、高知1区)   66,868票 坂口岳洋 (民主、山梨2区)   73,085票 山本公一 (自民、愛媛4区)   73,379票 大野功統 (自民、香川3区)   74,489票 山本有二 (自民、高知3区) 〔低得票比例復活者〕   24,918票 塩川鉄也 (共産、埼玉8区)   38,808票 柿沢未途 (みんな、東京15区)   45,716票 吉井英勝 (共産、大阪13区)   47,538票 阿部知子 (社民、神奈川12区)   52,626票 阿部俊子 (自民、岡山3区)
(2009/08/31-19:59)

5251RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/08/31(月) 20:54:50
今回は小沢政治塾出身の衆院議員が始めて誕生した
柴橋正直、大谷啓、坂口岳洋、中野渡詔子、小林正枝??

5252とっとり1区←神奈川2区:2009/08/31(月) 21:37:30
 あはははは、このご時勢に、山陰は自民独占ですよあはははは!
何やってんだよorz

 とはいえ、鳥取、島根それぞれの印象はちょいと違って
・鳥取…自民が良タマ。石破の知名度はもちろん、赤沢もかなり優秀、かつ演説上手い
・島根…影薄幹事長、影薄竹下相手だが、民主、国民ともタマがイマイチ。殿亀が民主入りしてたら、あるいは…

石破さん 立て直し重責 圧勝も険しい再出発
2009年08月31日
http://www.nnn.co.jp/news/090831/20090831127.html

 鳥取1区は、石破茂氏が圧倒的な組織票を固めて、奥田氏らに大差をつけて圧勝した。戦前は予想を超える逆風に“石破離れ”も懸念されたが、党よりも個人を前面に打ち出した戦略で、一貫して「鳥取から自民党、日本を立て直す」と訴え続けることで無党派層の支持を大きくつかみ、逆風をはね返した。

 石破氏は、特に公明党との選挙協力で過去にない“蜜月”ぶりも見せた。解散前から後援会、八頭町の親せき筋を中心に「小選挙区は石破、比例は公明」の取り組みを熱心に進め、小選挙区と比例区で票の乗り入れをうまくまとめた。

 一方、一昨年の参院選で、地元八頭町で15票差ながら民主に負けたことの“火種”もくすぶっていたが、公示前後の徹底した“どぶ板”で保守王国を再構築。「石破ブランド」の健在ぶりを見せた。

 ただ、自民党の歴史的な敗北に、もろ手を挙げて8選を喜べない状況もある。選挙後、自民党内で要職を務めることが予想されるが、支持を失った党をどう立て直していくのか、厳しい局面も予想される。

 奥田保明氏は当初、少なくはない“反石破票”の受け皿となることももくろんだが、石破氏の厚い支持基盤に食い込めなかった。また、世論調査に表れた「比例は民主」の期待を小選挙区での支持にうまく結び付けることができなかった。

 共産党県委員会は比例中国ブロックでの「議席復活」を大目標に岩永氏を擁立したが、自民、民主の二大政党の争いに埋没した。

5253とっとり1区←神奈川2区:2009/08/31(月) 21:38:52
逆風はね返し赤沢さん 実績前面に大逆転
2009年08月31日
http://www.nnn.co.jp/news/090831/20090831126.html

 自民と民主の二大政党が激しい選挙戦を繰り広げた鳥取2区は、自民党前職の赤沢亮正氏が、民主党新人の湯原俊二氏を破り、議席を死守した。「政権交代」を掲げる民主党への強い追い風で苦戦を強いられ、危機感を前面に打ち出して組織をフル稼働させたことが、逆転勝利の最大の要因だ。ただ支部幹部の高齢化や支持団体の流動化など、自民党が抱える課題もあらためて浮き彫りとなった。湯原氏は比例代表で復活当選した。

 赤沢氏は前回の郵政選挙で追い風を受けて初当選したが、今回は強い逆風下での選挙戦。陣営はインフラ整備や農業などの分野で赤沢氏の1期目の実績を強調し、「党より個人」を前面に打ち出した選挙戦を展開した。

 赤沢氏の前回の得票は約6万4千票。民主党候補と無所属の川上義博氏(現民主党参院議員)、今回候補擁立を見送った共産党の得票は計約10万7千票に上り、自民党出身の川上氏の得票に含まれる保守票の切り崩しが焦点だった。

 川上氏の支持者のうち、有力企業が赤沢氏支持に回るなどある程度の取り込みに成功。ただ建設業界など自民党の伝統的な支持基盤の一部が民主党支持に流れる傾向は今衆院選で鮮明になり、組織頼みの選挙が通用しなくなる可能性は高い。

 一方、湯原氏は民主党への追い風を受けて優位に選挙戦を展開したが、終盤に猛追撃を許し、党への支持を本人の票に結び付け切れなかった。

5254とっとり1区←神奈川2区:2009/08/31(月) 21:40:45
細田氏、小室氏の追撃かわす 島根1区
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514618216

 自民党幹事長の細田博之氏が、圧倒的な知名度などを生かして票を積み重ね、党に吹き付ける強い逆風をはね返した。

 選挙戦では、一部報道機関が世論調査結果を基に、民主党の小室寿明氏と「横一線」と報じるなど、上げ潮ムードに乗った前回選と異なり、支持浸透に苦心。ただでさえ、有権者数の55%を占める松江市で浮動層が増える中、党への風当たりの強さはやまず、陣営はその影響を測りかねた。

 しかも、細田氏は党の選挙戦全体を仕切る立場にあり、選挙期間中の地元入りはわずか2日間だった。支持者カードの集まりも、悪かった。

 このため、陣営は選挙戦終盤、選挙カーに同乗させる松江市議の人数を減らし、代わりに電話などでそれぞれの支持者らに支持を要請させるなど、戦術を見直した。

 夫人や自民党系の県議、市町村議らも地域、企業・団体回りを重ねるなど、きめ細かい活動を徹底し、細田氏個人の実績を強調。組織力も生かし、最後は底力で小室氏に約4万2千票差をつけて退けた。

 一方、小室氏は「政権交代が唯一の争点」と主張。子ども手当などを盛り込み、関心を集めた党のマニフェストを前面に掲げ、全国的な追い風を呼び込むのに懸命だった。

 同時に「野党となる自民党候補では地域を守れない」と訴え、政権交代後の島根県の礎となる民主党国会議員を誕生させる意義を強調。国民新、社民両党の後押しも受け、支持拡大を狙った。

 だが、期待したように票は伸びず苦戦。依然として労働組合への依存度が高く、広がりを欠く党組織の限界を露呈した。

 共産党は小選挙区制導入後初めて、県内全小選挙区への候補擁立を見送り、島根1区の石飛育久氏の支援と、悲願の比例中国の議席奪還に戦力を集中させた。だが、自民、民主両党を軸にした「政権選択」の戦いに埋没。石飛氏の票も低迷した。

 消費税廃止や国防の強化を唱えた諸派の池田健一郎氏も及ばなかった。

5255とっとり1区←神奈川2区:2009/08/31(月) 21:41:51
竹下氏、激戦制す 島根2区
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514621216

 事実上の一騎打ちとなった与野党の総力戦は、長年培ってきた組織力を生かした自民党の竹下亘氏が、地盤の出雲、雲南両市などでリードを保ち、党への猛烈な突風をはね返し、追いすがる国民新党の亀井久興氏を約2万7千票差で下した。

 自民党が7月下旬の衆院解散直後に行った情勢調査で、竹下氏は亀井氏に後れをとっていた。実際、2年前の参院選・島根選挙区で党現職が敗れる背景にもなった構造改革路線への反発、不満は根強く残存。昨今の逆風の影響も、組織が大きいゆえにもろに受けた。

 そういった危機的状況下で、勝利をたぐり寄せたのは徹底的な「どぶ板選挙」。竹下氏は2年前から、10人程度のミニ集会を重ね、社会基盤整備や経済対策などに尽力した実績を訴えた。

 自民党系の県議や市議、町議の後援会組織、支持基盤である企業・団体もフル稼働。後援会名簿などを基に票を積み重ねるとともに、浮動層や若年層にもアプローチした。

 衆院解散前後からは、後ろ盾である青木幹雄党県連会長もほぼ張り付き、ミニ集会を重ねるなど、組織を引き締め、自民党王国のほころびを、最小限に食い止めた。公明党との選挙協力も、終盤から一気に機能した。

 一方、6選を目指した亀井氏は長女の亜紀子氏が自民党現職を下した2年前の参院選・島根選挙区の再現を狙い、民主、社民両党との「野党共闘」を構築。連合島根に加え、地域に強固なネットワークを持つ支持母体の郵政関係者も、活発な集票活動を展開して支えた。

 しかし、全国的に吹いた民主党への追い風を、国民新党という小政党の「帆」では受けとめきれず、竹下氏の地盤ながら、浮動票も多い出雲部で伸び悩み。自民党出身である亀井氏に対するアレルギーも、旧革新勢力の一部に残り、善戦したものの、敗退した。

 諸派の相浦慎治氏は知名度不足もあって、浸透しきれなかった。

('09/08/31 無断転載禁止)

5256とっとり1区←神奈川2区:2009/08/31(月) 21:49:23
 それにしても、鳥取2区は惜しかった。当初から湯原やや先行の情勢で、
当日の出口調査も、多くの社は湯原リードのようだったけど。
ただ、NHKの出口だけは真っ二つの予測だった。
自民がかなり、期日前投票に力を入れてるという話も流れてて、そのへんが効いたかな。
県連代表でもある川上義博の地元で赤沢に負けたのも、残念な要素。

 全国は民主圧勝なのに、
現住所(鳥取1):自民石破
実家(神奈川2):自民ガースー
祖父母(福岡6):自民自称白鳩
伯母(福岡8):自民最後の総理
…とまあ、個人的に惨敗感満点ですよw

5257とはずがたり:2009/08/31(月) 21:59:22
>>5252-5256
とっとり1区さんおひさですヽ(´ー`)/。しっかし山陰民主不甲斐なかった。。_| ̄|○
特に鳥取2区は残念でした。取った心算でいたんですけど。

反省を込めて一番先に纏めましたよ。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-san-in00.html

5258山口新聞男:2009/08/31(月) 21:59:58
>>5246
名前が先にきた方が勝った選挙区 23区 → 自民13、平沼1、民主9
名前があとの方が勝った選挙区 14区 → 自民13、無民1

後のほうが勝った選挙区は、いわゆるアンダードッグ、もしくはそういう言葉に違和感があるなら
イメージ先行といったところではないでしょうか


山陰、山口3,4区も相変わらずダメでした
前回よりは得票は伸ばしたのだが、どうしようもありませんでした
それ以上に安倍の態度が腹立ちますねえ
自民惨敗の原因の相当数を背負ってるのに
こいついっぺん(以下自主規制

5259名無しさん:2009/08/31(月) 22:06:07
今日の議員会館は、ボスの復帰が叶わなかった事務所の撤収で、
1か月ぶりの賑わいを取り戻していました。
でも、多くの秘書さんの表情は吹っ切れていて、それほど暗くないのが印象的でした。
橋本岳さんのヒウィッヒヒーでは、会館は9月2日までに明け渡すんだそうです。
来週には、新しい議員が登院して、また雰囲気が変わるんだろうな。

5260とはずがたり:2009/08/31(月) 22:11:05
>>5256
日本で一番敗北感感じておられるかもw
>現住所(鳥取1):自民石破
>実家(神奈川2):自民ガースー
>祖父母(福岡6):自民自称白鳩
>伯母(福岡8):自民最後の総理

私は
奈良2(現住所) 滝←高市を復活当選させたので(´・ω・`)
京都2(長らく住んでた) 前原←(´ー`)
静岡3(実家) 柳沢←ヽ(´ー`)/ヽ(´ー`)/
茨城6(単身赴任先) 丹羽←ヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノ
って感じす。

>>5258
森(千葉)・茂木・逢沢・田野瀬・古賀誠ら流石に組織引き締めどぶ板やるとこうなるんですな。
尾身とか谷津とか73以上の連中は後援会の高齢化とかで締まりが悪くなるとあのざまか。

安倍ちゃんは私の政策そのものは間違ってなかったとか言い出して総裁選とかにでようとするかもっすね。頭悪いから仕方がないw

>>5259
おおっ!?現地レポっすか?!
それにしても結構早いッスね>9/2迄に引き渡し

5261チバQ:2009/08/31(月) 22:12:12
ちなみに殿亀が民主党だったと仮定すると比例復活しますね
ついで四国・岡平も比例復活できる惜敗率です。(米田は落選)


他は意味ないので略

5262おま天:2009/08/31(月) 22:18:55
自民が強い大阪15区に住んでいる私としては、
今回の大谷の小選挙区当選は非常に喜ばしかったですねー。
うちは自分も両親もみんな民主党候補に投票しました。

5263チバQ:2009/08/31(月) 22:22:41
民主完全独占県(自民比例復活なし、参院も民主)
・岩手(小沢王国)
・山梨(輿石王国)
・滋賀(さきがけ王国?)

かな?


逆の自民完全独占県はなし(高知は参院裏表ともに民主。福井・島根・鳥取は比例復活あり)

5264とはずがたり:2009/08/31(月) 22:22:49
>>5262
おお,関西だとは聴いてた気がしますが彼処っすか。
大阪15区なんて結構都市近郊地域の印象なのになんであんなに竹本が漫然と強かったんでしょうかね??
そっちの方が不思議ですが,今回も漫然と竹本が勝つのかと思ってたので嬉しいっす。
此迄ご両親とか竹本に入れてたんでしょうか?

5265山口新聞男:2009/08/31(月) 22:24:08
ただ、当日の実況では「民主は競り合いに弱い」とか言われてましたが
そもそも競り合いに持ち込んだのが上出来と思えるところもあり
また幾つかの選挙区では競り勝っているので、そこまで悲観することもないと思われます

福岡7区は、結果として小沢戦略が失敗に終わったのでは
古賀vs反古賀という構図に持ち込み、反古賀マインドを広く喚起したかったのでしょうが
思いのほか野田陣営の広がりが足りなかった
鍵田vs反鍵田の構図を政党対決に切り替えて圧勝した奈良市長選が想起されます
(じゃあ、中屋のままでよかったのかといわれるとそれはまた別の話ですが・・・)

5266 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/31(月) 22:31:30
私は、城内→末松→中林→江端→東→松原ですか。
全て非自公ですが、個人的には城内と小池・310比例復活だけで、敗北感ありありです。
静岡7区はオサム票が5万はあるなあ。最後はオサムが民主につくと思ってたのだけれど。

得票率62.5%以上
70.97% 小渕 優子
67.40% 古川 禎久
63.69% 小野寺 五典
64.25% 安倍 晋三

95.30% 渡辺 喜美
70.67% 小泉 龍司

72.20% 岡田 克也
73.76% 玄葉 光一郎
67.56% 大島 敦
66.99% 黄川田 徹
66.61% 古川 元久
66.53% 渡辺 周
66.36% 鳩山 由紀夫
66.03% 黒岩 宇洋
65.53% 近藤 洋介
65.47% 鉢呂 吉雄
64.02% 古本 伸一郎
63.54% 笠 浩史
62.94% 福田 昭夫
62.66% 後藤 斎
62.60% 逢坂 誠二
62.57% 小平 忠正
62.56% 小沢 一郎
62.51% 菊田 真紀子

玄葉はどこかの記事で完勝を目指すとかあったかな。おめでとう、実質与野党1位。
大島のこの強さはなんなんだ。今ひとつ伸びなかった枝野を圧倒。中根が(牧原よりも)ダメすぎるのか。
黒岩、逢坂も鞍替えなのに、いきなり強すぎますね。特に参院負けた黒岩の強さが意外。
秀央というハンデがなくなった効果なのか?

5267とはずがたり:2009/08/31(月) 22:38:06
>>5261
社民公認であれだけやれるなら民主公認やったら受かってたんちゃうかなぁ。>岡平さま

相本も当選っすね。比例下位迄届いて居るんで当然ですけどw


>>5265
競り合いで取ってる分もありますのでまあ競り負けをそれ程悲観することも無いでしょうね。口惜しいことは口惜しいんですけど。。

反鍵田は脱税とか色々不祥事+馬淵の国政の活躍がありましたけど,古賀は色々地元に利益誘導している+比例重複辞退で背水の陣で,寄り切りましたね。
市長は強いってのが釧路や高岡で示されましたけど,選挙区の中心市でないとだめで,八女市長ではなく大牟田市長だったら逆転だったでしょうね。

5268チバQ:2009/08/31(月) 22:41:06
>>5266
渡辺はハンデなんですねw

自分は福島2→千葉9→神奈川9→千葉9 とパーフェクトです。

5269とはずがたり:2009/08/31(月) 22:44:03
>>5266
結構重要選挙区を移り住んでますね〜。
確かに俺もこうだったら敗北感あるわw
特に小池の比例復活。

>>5266
おまとめあざーす。
元々公明選挙区だったので自民が弱ってるんですかねぇ?>大島
黒岩の相手の稲葉はもともとアンチ真紀子だったので真紀子の民主入党は大いに追い風になりましたかね?

5270山口新聞男:2009/08/31(月) 22:56:57
あと、自分の東京4区、宇佐美頑張りすぎ
みんなの党だったら、平に取られていたかもしれない(経緯的に無理だけど)

5271いだっち:2009/08/31(月) 22:58:47
実家がショーバイしていますが、選挙中に子供を連れて買物に来た人がいました

。子供を連れて買物を終了し、次の言葉は、「ソーカガッカイ」ヨロシクお願いします、と
見ず知らずの人が言っていったそうな。

・・・これがウワサに聞くガッカイの選挙運動かな。

5272神奈川三区の者:2009/08/31(月) 22:58:52
父が行ってた通り、一部の保守地盤で逆バネが働いた感じですね…。
(それでも、かつての保守王国にここまで攻め込めただけでも十分凄いって言ってましたけど。まぁなんだかんだで300突破しましたからね。)

自分の縁の選挙区だと…。
神奈川3区→順当に(?)岡本女史当選でパチロウ落選
長野5区(飯田市は父方の祖母の地元)→まさかのガクさん当選で宮下ジュニア落選。
東京16区(江戸川区は母方の地元)→まさかの初鹿さん当選で島村爺さん落選
茨城3区(母の妹さん夫婦の所)→比較的順当に俊明さん当選でナベヤスこと葉梨婿落選

あと前述の父方の祖母の妹さんの所も豊橋なんで民主が勝ってますね。
そして考えてみたら、父方の祖父も確か長野県が地元だったらしいので、長野全選挙区当選っていう話に。(滝汗
自民が取れたのは、母方の祖父の地元、富山の2-3区ぐらいですかね…。

5273名無しさん:2009/08/31(月) 22:59:52
>>5263
長崎も民主独占ですね
あと、秋田が非自民系独占です

5274SWERVES:2009/08/31(月) 23:08:02
こんばんわ。
今日は朝早かったので、出先で主要紙すべて保存用として買い込みました。
究極の無党派地帯に位置する我が選挙区でも、民主勝利となりましたが「みんなの党」候補がある程度とったため、自民候補の惜敗率が若干上昇したようです。

神奈川県民としては、横浜市や周辺都市圏での自民中堅の苦戦(松純、スガ、甘利、田中和など)は予想通りだった一方、県西部での自民の惨敗っぷりはやや驚きでした(亀善、かれんなど)。今回、長年保守が固いとされた県西では自民大物が退いて(或いは亡くなり)初の総選挙だったのですが、洋平や善之が個人で持っていた票が殊の外多く、彼らが退いたことで一気に票の行方が流動化し、予想以上に民主シフトが起こったと感じました。

5275 ◆ESPAyRnbN2:2009/08/31(月) 23:09:16
「完全」なので。
我が故郷、静岡は保守県だったはずですが、いつの間にか知事と政令指定都市・浜松の市長は
民主系に替わり、自民党の国会議員は2人だけになりました。

5276とはずがたり:2009/08/31(月) 23:23:08
>>5263>>5273>>5275
参院地方区の定数2の片割れを自民が落とすのは指南の技なんで,それは考えないとすると静岡も塩谷一人となって准完全県かとw
逆に北海道なんかは定数2特例を考慮に入れてもどんなに頑張っても自民の比例を0にしない限り完全県入りはむずいっすねw比例を1にするのも結構むずかしいので准完全県もけっこう大変

>>5274
朝日と日経は入手できそうなのであと読売ぐらい入手しときたかったですね。>保存
近所の販売店にいってみてもいいけど前の日の新聞もあるかな。。

>>5274
大阪14,15・埼玉

5277おま天:2009/08/31(月) 23:27:19
>>5264
ちょっと大阪府の選挙管理委員会で過去の市町村別得票を調べてみました。
すると自分の持っていた印象とはかなり違っていましたね。
千早赤阪村や河南町で自民がアドバンテージを持ってるのは予想通りでしたが、
田舎色の強い河内長野でそれほど自民が強くなかったのは意外でした。
(今回、大谷が最もリードを取っていたのが河内長野でしたし。)
むしろ目立ったのは松原市の創価王国っぷりですね(苦笑)
これがかなり竹本や自民党候補をアシストしてたっぽいです。
でも、松原市って富田林や河内長野よりも大阪市内へのアクセスが良く、
もっと民主が強くてもいいような印象があるのですけどねぇ・・・。

うちは両親も含めてガッチガチのアンチ自民なので、
自民への投票は自分が知ってる限り一度もないですねw

5278とはずがたり:2009/08/31(月) 23:37:26
ご調査感謝っす。
頼もしいッス>うちは両親も含めてガッチガチのアンチ自民

松原は門真・守口辺りと似て大阪市辺縁の創価大国って所すか。
河内長野はめっちゃ宅地化されてる印象がありますがそうでもないんですかね?
横浜みたいな昔から都市化している所よりかは千葉や埼玉の様なより最近宅地化・都市化した方がわけわからん多様な野党勢力が育って無くてあっさり民主に流れる傾向が有るように思いますが,河内長野もそんな所があるんでしょうか?

それにしても松原にそんな印象はありませんでしたので勉強になりました。
因みに07年府議選。民主は影も形もない様で。。orz

松原市 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 16,328(38.6%) 浦野 靖人 34 自民 現 2 党支部役員→新会派「自民党・維新の会」結成09.04・副幹事長
当 15,210(35.9%) 岩下 学 56 公明 現 4 党府幹事
□ 10,801(25.5%) 野口 真知子 56 共産 新 党地区役員

5279とはずがたり:2009/08/31(月) 23:44:21
いやぁ,あの佐賀で既に民主>自民ですよ。
原口はいい加減選挙区安定させろやって感じですが,大串氏は見事。

民主 2議席奪取
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000908310001
2009年08月31日

 民主が2議席を獲得――。政権選択をかけて自民、民主がぶつかり合った第45回衆院選が30日、投開票され、1区で民主前職の原口一博氏(50)、2区では民主前職の大串博志氏(44)が自民前職らを破り、小選挙区の議席を奪取。自民党が固い地盤を誇った保守王国・佐賀での「政権交代」を印象づけた。3区は自民前職の保利耕輔氏(74)が11選を果たした。当日有権者は68万8948人、投票率は74・15%(前回72・25%)だった。

 1区
 民主前職の原口一博氏が、自民前職の福岡資麿氏を大差で下し、小差で敗れた前回の雪辱を果たした。「私たちはこの手で歴史の扉を開いた。政権交代の船出です」とあいさつした原口氏は当選5回目に。「次の内閣」では総務相を務めており、祝福に訪れた後援者からは新政権での入閣を期待する声が上がった。

 テレビ出演が多く、高い知名度を生かして選挙戦を優位に進めた。年金や医療、子育て支援など「命を守る政治」をアピール。年金加入者全員に届く「ねんきん特別便」のうち注意を促すオレンジの封筒と同じ色のポロシャツを着て、「消えた年金」への批判を展開するなどイメージ戦略も徹底した。自民への逆風を背景に、無党派層や自民支持層も取り込んだ圧勝だった。

 一方、福岡氏は有権者の「自民離れ」に苦戦。追い風だった前回05年の「郵送選挙」とは正反対の展開となった。危機感をばねに、党主導で組織戦を繰り広げ、農協の政治団体「県農政協議会」など自民党の支持団体をフル稼働させて、自由貿易協定(FAT)を巡る民主党のマニフェスト(政権公約)のぶれなどを追求したが、及ばなかった。

 幸福実現党新顔の木場健氏は消費税廃止などの政策を訴えたが、伸び悩んだ。

 2区
 民主前職の大串博志氏が、自民前職の今村雅弘氏を下し、雪辱を果たした。同級生らに肩車され、支持者の歓声に迎えられた大串氏は「保守地盤の強い地域で、みなさんと一緒に戦ったきた成果が表れた勝利だ」と述べた。

 大串氏は、比例復活で議席を得て4年間、今村氏との約1万6千の得票差を埋めるべく、数人規模の小集会を約600回重ねて、浸透に努めた。特に現行農政に疑いを持つ農家に戸別所得補償制度の導入を説き、自民の「牙城」の農村部を切り崩してきた。

 選挙戦では「何を変えるのか。税金の使い道だ」と政官癒着の招く無駄遣いの一掃に訴えを絞り、政権交代を期待する幅広い層に支持を拡大。選挙協力した社民党や連合佐賀傘下労組もよく動いた。候補擁立を佐賀2区で見送った共産支持層も引きつけた。

 5選を目指した自民県連会長の今村氏は、中央で連立を組む公明党や、農協の政治組織「県農政協議会」の全面支援を受け組織戦を展開。米国との自由貿易協定(FTA)交渉推進方針を掲げた民主党を「日本農業・農村を滅ぼす」と徹底攻撃したが、支持をつなぎとめ切れなかった。

 幸福実現新顔の牧原正朗氏は諫早湾干拓堤防排水門開門調査に環境アセスは不要などと訴えたが、引き離された。

5280とはずがたり:2009/08/31(月) 23:44:56
>>5279-5280
 3区
 自民前職の保利耕輔氏が、5人が乱立する選挙戦を制して11選を果たした。唐津市の事務所で支持者らと当選を祝った保利氏は「大変厳しい選挙だったが、圧倒的な力で票を出して頂いた。おかげで11期目の活動をすることができる」とあいさつした。

 衆院議長などを務めた亡父・茂氏の代から続く「保利党」と呼ばれる底堅い支持層は、政権交代の風が全国で吹き荒れた今回の選挙でも健在。選挙期間中は党政調会長として他候補の応援演説のために全国を巡り、選挙区を6日間留守にしたが、選挙区内の市町長や県議が代わりに選挙カーに乗り、本人不在の選挙を支えた。区内16の党支部や後援会も結束して票の掘り起こしを図り、盤石の戦いぶりだった。

 自民と民主の二大政党に埋没しまいと、共産新顔の瀬戸雄也氏は「新政権下でモノを言う建設的野党として共産党が必要だ」、社民新顔の柳瀬映二氏は推薦を受けた民主の前職らの来援を得て街頭演説や集会で「3区で政権交代が出来るのは私だけ」と主張。自民を離党し、みんなの党から立った前職の広津素子氏は「公会計制度など本当の改革をやり抜きたい」と訴えたが、いずれも及ばなかった。幸福実現新顔の橋山穂波氏は支持が広がらなかった。

 (解説)
保守王国と称された佐賀で、自民は独占していた3小選挙区の議席を二つ失う歴史的敗北を喫した。

 これまで佐賀では農漁村集落や、農林水産・商工・建設といった業界団体が、自民の国会議員による予算獲得に票で報いるという「双務契約関係」が根付いていた。多様な集団を網羅するこの関係は、民意をそれなりに集約する役割も果たしており、多くの有権者は「しがらみ」に絡め取られることを承知のうえで、期待と信頼を寄せてきたのだった。

 だが、時代は転換した。経済成長が鈍って国の台所事情は左前の度を深め、国際的な競争・協調への努力も不可避となり、一地域や特定の集団のエゴは今や簡単には通らない。その時代認識を欠いたまま自民は旧来の関係にすがり、県農政協を始めとする支持団体は「佐賀には予算を引っ張ってくる国会議員が不可欠だ」と傘下の有権者を締め付けようとした。結果は皮肉にも、もはや見返りを期待しない・できない保守層を遠ざけ、「政権交代期待層」の受け皿として台頭した民主を利することになった。

 我田引水せんがための「利益代表」をいつまでも担いでいたところで、昨今の閉塞(へい・そく)状況は打破できないのでは――。そんな有権者の心理が、投票行動に如実に表れたといえるだろう。(市川雄輝)

5281とはずがたり:2009/08/31(月) 23:47:53
3区は口惜しいが,仕方がないね・・
そろそろ親爺も身を引いて若いのに譲るべきではないか。

小選挙区 逆風下、自民3議席
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000908310001
2009年08月31日

■青森3区−大島氏が9選、367票差■

 わずか367票差で大島氏の当選が決まると、八戸市沼館1丁目の選挙事務所は大歓声に包まれた。一時は敗北を覚悟していた大島氏は日焼けした顔をほころばせながら、「希望をつくろうという皆さんのお気持ちが勝たせてくれた。改めて感謝します」と深々と頭を下げた。

 党国会対策委員長の立場からなかなか地元に帰れず、出遅れが指摘された。それでも公示後は、連続8回当選を支えた強固な後援会組織を主体に選挙運動を展開した。

 街頭では、参院で野党が過半数という「ねじれ国会」に苦労した経験を訴え、「国会を作り直すために国政に送り返してほしい」と訴えた。

 中盤に劣勢が伝えられ、企業幹部へのあいさつ回りを強化。系列県議らもローラー作戦を展開して票を固めた。小林眞・八戸市長も中盤から応援に加わり、「3区の未来に大島氏は不可欠」と呼びかけ、保守層に支持を広げた。

 田名部氏は小選挙区の挑戦4度目も勝利がかなわず、前回に引き続き、比例区での復活当選となった。八戸市下長1丁目の事務所で支持者を前に田名部氏は、「選挙区で勝利できず、心からおわび申し上げます。党の政策の実現を心待ちにしている皆さんのために全力で取り組んでいきたい」と、頭を下げた。

 4年間、国政報告会などを計300回以上続け、公示後は街頭や個人演説会で、税金の無駄遣いや自民党の農林漁業の政策を批判。「絶対変わる、絶対変える」と「政権交代」の必要性を訴えたが、追い風に乗り切れなかった。

■青森2区−江渡氏が4選■

 江渡氏が苦しみながらも4選を果たした。十和田市三本木の事務所では、支持者らから大きな拍手や歓声がわき上がるなか、江渡氏は「逆風の中の当選でうれしい。初心に返り党の立て直しに努力したい。お約束を守ります」と、ほっとした表情で語った。

 江渡氏は9万票近く獲得した前回をはじめ、過去2回楽な選挙戦だったことから支持組織の緩みを警戒。自民への逆風にも鋭く反応し、従来以上にきめ細かく選挙区内を回った。運動員が党の政策より江渡氏個人の実績を強調、江渡氏本人は街頭演説などで民主党の政策批判を展開した。

 さらに、支持組織の引き締めも図るとともに、推薦を受けた公明党の支援を受けて地元十和田市をはじめ、有権者が集中する三沢市、むつ市など市部と郡部で票固めに力を注いだ結果、中野渡氏の猛追を何とか振り切った。

 中野渡氏は小選挙区での当選はならなかったものの、比例区で復活当選を決め、初めて政治の舞台に上がることになった。

5282とはずがたり:2009/08/31(月) 23:48:15


 十和田市相坂の選挙事務所で、中野渡氏は残念そうな表情で「ヒヨコがライオンに挑む戦いだった。農林水産業を復活させたい」と語った。

 中野渡氏は、06年に党県連の公募で選ばれ、知名度も組織もないゼロからスタート。後援会のない分、党県連代表で現参院議員の田名部匡省氏を中選挙区時代に今の2区内で応援した支持者らが票の取りまとめに動いた。

 しかし、知名度不足が響き、追い風による無党派層頼みも限界があり、小選挙区で勝つには力不足だった。

 熊谷氏も支持に広がりが見られなかった。

>>5281-5282
■青森1区−横山氏圧勝、3万票差■

 午後8時過ぎ、当選が決まった横山氏が青森市桂木の事務所に姿を見せると、支持者から拍手がわき起こった。

 念願だった小選挙区での初当選。投票所出口での各報道機関の調査で圧倒的な差をつけ、開票前に当選の一報が入る大勝だった。

 横山氏は「今は喜びよりも4年以内に公約を実現しなければという緊張感の方が大きい。これからも青森の国会議員として、厳しいご意見を頂きながら頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

 横山氏は、自民党の政策を「大都市重視」と批判、農家の戸別所得補償や子ども手当など民主党の政策をアピール。「地域格差を解消できる」と強調した。選挙では追い風に乗って街頭演説で無党派層を引きつけるとともに、連合青森の推薦など組織も固めた。選挙なかばで優位と伝えられても楽観ムードを戒め、緩みもなかった。

 津島氏は自民公認見送りが大きく響いた。青森市内の事務所で「逆風などと言われたが、ひとえに私の不徳の致すところです」と頭を下げた。

 父雄二氏の突然の引退を受け、出馬が決まったのが1カ月前。公明党の推薦や三村知事の支援も受けたが、知名度の低さを克服できなかった。

 升田氏は地元の北五地域で票を伸ばしたが、青森市で浸透できなかった。吉俣氏、渡辺氏も無党派層に食い込めなかった。

■青森4区−木村氏逃げ切る■

 接戦を制した木村氏は5期連続当選の一報を受けて、弘前市津賀野浅田の事務所で、「大逆風の中で厳しい選挙だった。4区のみなさんすべてに感謝を申し上げたい。今後は公約した経済の安定など地元のために全力を尽くしていきたい」と、厳しい表情を崩さずに述べた。

 木村氏は、合併前の市町村別に張り巡らせた強固な後援会を駆使し、徹底的な組織的な選挙を展開。自民党への逆風を意識し、「副幹事長をやっている自分が党を変える」と訴え、党への逆風の影響を最小限に抑えた。

 選挙戦では、木村氏は昨秋の金融危機以降、自民党が実施した経済対策をアピール。「自民党の対策は間違っていなかった」とし、「引き続き切れ目のない経済対策を行うことが重要だ」と強調し、支持層をがっちり固めた。

 津島氏は小選挙区での勝利はならなかったものの、比例区で復活当選し、4年ぶりの国政返り咲きを果たすことになった。

 弘前市末広2丁目の事務所で、津島氏は「申し訳ありませんでした」と述べた後、「悔しいが、4区での役割を考え直しさらに大きな民主党となるよう頑張っていきたい」と、決意を新たにした。

 津島氏は前回、郵政民営化反対を掲げて国民新党から木村氏に挑み、大敗。今回は民主党に合流、郵政政策研究会や連合など非自民勢力の支援を受けたが、木村氏の強力な地盤を前に、及ばなかった。

 津島氏は、これまで2回の当選はいずれも自民党時代。比例単独での立候補で、うち1回は落選したが、現職議員死去にともなって繰り上げ当選だった。

5283とはずがたり:2009/08/31(月) 23:50:39
笹木もダメ政治家(1区地盤なのに選挙に弱いと云う限定的な意味ですが。。)の道をまっしぐらだなぁ。。

民主、「苦い勝利」に拍手
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000908310003
2009年08月31日

□比例区□

 ◆笹木氏

 福井1区での当選がなくなり、雰囲気が沈んでいた福井市松本4丁目の笹木氏の事務所だったが、比例復活当選の一報が入ると、支持者らが立ち上がって笹木氏を拍手で迎えた。

 頭を下げながら現れた笹木氏は「選挙区で勝てなかったことは痛恨の極み。ただ全国では政権交代が実現したので、そのなかで新しい担い手として今まで訴えてきたことをはたして、おわびに代えたい」と語った。

 笹木氏は前回の総選挙では稲田氏に373票差で惜敗。前々回の総選挙でも約1700票差で敗れており、3回連続で小選挙区での勝利はならなかった。民主への全国的な追い風の中でも、弱点と言われた山間部や農村での支持が広がりきらず、前回の総選挙で松宮勲氏に投票した有権者をうまく取り込めなかった。

◆糸川氏

 「よかった」。坂井市春江町江留中の選挙事務所で、陣営幹部が糸川氏の比例区復活当選を知らせると、待機していた支援者らはほっとした様子をみせた。小選挙区での惜敗が確定した後、復活に期待を寄せる支援者らは事務所で、手を合わせるなどしながら静かに待っていた。

 糸川氏は周囲に集まった支援者たちと握手しながら「民主党政権を県民にも実感してもらうため、国会でこれからも精進します」と地元への恩返しを約束した。

 前回は国民新党から比例区北陸信越ブロックの単独で出馬し当選。2期連続の比例区当選となった。今年7月に連立もにらんで国民新党を離党し、民主党入り。歳の若さをアピールして自転車で山間部などを回り山本氏と接戦を演じたが、最後はベテランの地力にかわされた。

◆松宮氏

 比例区での復活当選が伝えられると、越前市新町の松宮氏の選挙事務所では、県議や地元市議、連合福井の関係者らがほっとした表情を見せた。事務所に現れた松宮氏は「ご支援ありがとうございました」と頭を下げ、支持者からねぎらいの拍手を受けた。

 郵政民営化に反対し05年の総選挙は1区から無所属で出馬して落選した。民主党入党後から1年7カ月の間、自民の支持基盤といわれる農山村部、数人しか住まない山深い集落へも何度も足を運んで、農林水産業の将来について政策を訴えてきた。

 各種情勢調査で一時は「優勢」とみられたほどの接戦を演じた。「市民の会」も相次いで発足し、自民支持層に徐々に支持が浸透していったが、嶺南を中心とした高木氏を支持した厚い保守地盤を崩しきれなかった。

5284名無しさん:2009/08/31(月) 23:55:03
HOME>>最新ニュース一覧>>【詳細】 Kyoto Shimbun 2009年8月31日(月)

谷垣氏の支援者を逮捕
衆院選 知人に現金供与疑いで府警
 30日投開票の衆院選で、投票や投票の取りまとめを依頼し、現金を渡したとして、舞鶴署などは31日、公選法違反(買収)の疑いで、京都5区で当選した自民党の谷垣禎一さんを支援していた舞鶴市大内野町、無職千歳嘉四郎容疑者(71)を逮捕した。千歳容疑者は谷垣さんの選挙対策本部幹部を務めた千歳利三郎府議(自民)の実弟。今回の衆院選で、京都府内での逮捕者は初めて。

 逮捕容疑は8月25日ごろ、舞鶴市内で、候補者を当選させる目的で、知人の男性2人に投票や投票の取りまとめなどを依頼し、報酬として現金計1万1千円を手渡した疑い。

 府警は、千歳容疑者がどの候補者への投票を依頼したかなどを明らかにしなかった。関係者によると、千歳容疑者は谷垣さんを支援していたが、選挙対策本部には入っていないという。

 府警によると、千歳容疑者は容疑を認めている、という。

 京都5区は、谷垣さんが民主党の小原舞さんを7032票差で破り、10選を決めた。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009083100244&amp;genre=C1&amp;area=K00

5285名無しさん:2009/08/31(月) 23:57:37
【09衆院選】運動員買収で無職男を逮捕
2009.8.31 23:25
 衆院選京都5区の運動員に現金を渡し、票の取りまとめなどを依頼したとして、京都府警捜査2課と舞鶴署は31日、公選法違反(買収)容疑で、同府舞鶴市大内野町、無職、千歳嘉四郎容疑者(71)を逮捕した。府警によると、容疑を認めているという。

 府警は運動員の陣営を明らかにしていないが、関係者によると、千歳容疑者は、京都5区から出馬し当選した谷垣禎一氏(64)=自前=の舞鶴地区選対本部長の弟という。

 逮捕容疑は、8月25日ごろ、舞鶴市内で、5区の候補者を当選させる目的で、運動員の知人男性2人に投票取りまとめなどの報酬として、現金計1万1千円を渡したとされる。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090831/crm0908312326020-n1.htm

5286とはずがたり:2009/09/01(火) 00:00:02
おおっ!?
選対本部長なら連坐でアウトでしょうけどその弟ってどうなんでしょうか?セーフ?

5287とはずがたり:2009/09/01(火) 00:00:13
おおっ!?
選対本部長なら連坐でアウトでしょうけどその弟ってどうなんでしょうか?セーフ?

5288名無しさん:2009/09/01(火) 00:07:38
>弟は選挙に全くかかわっていない」としている。

逃げ切りかも。。。。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009083101630

谷垣氏選対副本部長の弟逮捕=買収容疑で京都府警
 30日投開票の衆院選で、票の取りまとめの報酬に現金を渡したとして、京都府警は31日、公選法違反(買収)容疑で舞鶴市大内野町、無職千歳嘉四郎容疑者(71)を逮捕した。
 府警によると、容疑を認めているという。千歳容疑者は、京都5区で立候補し当選した谷垣禎一氏(自民)の選挙対策副本部長兼舞鶴選対本部長を務めていた千歳利三郎京都府議(73)の弟。
 逮捕容疑は8月25日、候補者を当選させる目的で、男性運動員2人に票の取りまとめなどを依頼し、報酬として計1万1000円を渡した疑い。
 利三郎府議は取材に対し「(買収については)知らない。弟は選挙に全くかかわっていない」としている。 (2009/08/31-23:41)

5289とはずがたり:2009/09/01(火) 00:09:57
きたねーなぁ。。

5290名無しさん:2009/09/01(火) 00:11:00
衆院選:谷垣氏支援の買収容疑で71歳男逮捕 京都府警
 衆院選京都5区で当選した自民党の谷垣禎一氏への投票を知人男性2人に依頼して8月25日、現金1万1000円を渡したなどとして、京都府警捜査2課と舞鶴署は31日、同府舞鶴市大内野町、無職、千歳嘉四郎容疑者(71)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 陣営関係者によると、千歳容疑者は谷垣氏の舞鶴市選対本部長を務める現職府議の実弟。選対幹部は「ほとんど選対に出入りしておらず、選挙運動をしていなかったと思う」と話している。

 ◇投票所管理者も
 また同課と東山署は同日、京都市東山区清水2、漬物会社役員で東山区第6投票所(衆院京都2区)投票管理者だった田中博武容疑者(64)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は8月18日ごろ区内の飲食店に有権者9人を集め、意中の候補者への投票や投票の取りまとめを依頼し、1人約1400円相当の酒食の接待をしたとされる。【田辺佑介】

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090901k0000m040109000c.html

5291とっとり1区←神奈川2区:2009/09/01(火) 00:46:18
>>5257
>>5260
おまとめどーもです。こうして見ると、鳥取1区の酷いこと…。
社民とのバーターも一因とはいえ、一番は基盤のものすごい弱さですかね。
県議選の鳥取市区では、定数13で公認わずか1(当選)、鳥取市議選では唯一の公認候補が落選…。
それと比べたら鳥取2区は良かったんだけどなぁ。今回勝てないでいつ勝つのかと。
一方減員前の島根1区だったら、まだ希望が見えました。鳥取より松江のほうが、公務員労組がまとまってる印象があります。

今回、自分の地元・準地元の自民独占ぶりに、
小学校の6年間、紅白どちらかの自分の組が全敗だったのを思い出しましたww

5292名無しさん:2009/09/01(火) 01:11:07
31 :無党派さん:2009/09/01(火) 00:36:33 ID:jzMq5DA4
>>29
「無職千歳嘉四郎容疑者(71)」が「秘書」や「組織的選挙運動管理者」
にあたると認定される可能性がある。

単に政治活動を補佐するだけで「秘書」と認定された判例があるし
「組織的選挙運動管理者」は規模がでかくなくて継続性がないグループを束ねているだけで認定される場合もある。

5294とはずがたり:2009/09/01(火) 10:38:10
出口調査 民主、無党派の5割獲得、自民支持層も3割が民主
2009.8.31 03:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090831/elc0908310348098-n1.htm

民主党はどの層から表を集めたか(比例代表)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/elc0908310348098-p1.jpg

 産経新聞社は30日、今回の衆院選の投票所で投票した候補者名と政党名を有権者に聞く「出口調査」を実施した。民主党は無党派(特定の政党を支持しない有権者)層の5割以上の支持を集め、躍進の大きな要因となった。民主党は自民党の支持層にも食い込み、3割近い支持を獲得した。逆に、自民党支持者で同党に投票した人は5割程度にとどまり、民主党が自民党政権に対する有権者の「不満」の受け皿となったといえそうだ。

無党派で自民を圧倒
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/elc0908310348098-p2.jpg

 比例代表で民主党に投票した無党派層は51・6%だった。

 前回の平成17年の衆院選では比例代表で無党派層の38・2%の支持を集め、自民党の32・6%を上回り、トップだった。それでも全体の獲得議席は自民党296議席に対して113議席にとどまり、惨敗した。

 その後、19年の参院選では比例代表で51・2%を獲得、大幅に議席を獲得し参院で第1党になった。今回も参院選をさらに上回る支持を集め、「政権交代」というシンプルなキャッチフレーズが広く浸透したようだ。

 民主党はまた、同党支持層からも81・6%を獲得した。前回の77・6%よりも4・0ポイント多く、足下も確実に固めた。共産党が候補を立てた選挙区でも、共産党支持者のうち民主党候補に22・1%が流れ、幅広く支持を集めた民主党の集票力の強さを表している。

深刻な自民離れ

 一方、郵政民営化を争点に17年の衆院選で大勝した自民党には、無党派層の支持が比例代表で前回より17・0ポイントも少ない15・6%と低迷した。無党派層の支持がほぼ半減したことになり、4年前と正反対の風が民主党に吹いた格好だ。

 自民党の場合、深刻なのは同党の支持者も固められなかった点だ。同党支持者からの獲得は53・7%で、ほぼ半数が他党に投票したことになる。このうち、自民党支持者でありながら今回、民主党に投票したのは29・4%にのぼり、自民党の支持基盤が崩壊している実態を浮き彫りにした。

 麻生太郎首相(党総裁)は選挙戦を通じ、街頭演説などで「日本を守る責任力」を訴え、国防を重視する外交・安全保障政策や「市場原理主義との決別」を強調してきた。最近指摘される保守層の離反傾向に対する危機感の表れで、保守層の琴線に触れるような訴えを意識的に繰り返した。

 しかし、自民党支持層を呼び戻すには至らず、首相の熱意も届かなかったようだ。自民党批判の潮流をはね返すだけの勢いが、もはや自民党に残されていなかった。

 小選挙区の投票先も同じような傾向にあり、自民党支持層で自民党候補に投票したのは59・8%だったのに対し、30・9%が民主党候補に流れた。

自公協力も崩壊

 連立政権を組んで10年となった自民、公明両党の選挙協力にもかげりが見えた。

 公明党支持層の小選挙区での投票先は、300選挙区平均で67・7%が自民党候補に投票し、前回(72・3%)から減少した。これに対し、16・6%は民主党候補に投票し、前回の11・5%から増加。公明党の支持者ですら民主党に票が流出したようすがうかがえる。

 一方、自民党支持者が比例代表で公明党に投票したのは6・1%にとどまった。自公連立政権下の衆院選では、自民党候補が「比例代表は公明党に」と呼びかけるケースが目立った。しかし、自民党支持者にとっては「歴史的な惨敗」が予想されていた今回の衆院選で、比例代表票を公明党にまわす余裕はなかったようだ。

カギ握った共産票

 共産党は今回、小選挙区の候補者を厳選する戦略に転換し、同党の「空白区」の票の行方が焦点の1つになった。

 共産党は前回の275人から152人へと大幅に候補者を絞った。候補を立てなかった148選挙区では、同党の支持者の69・3%が民主党候補を支持。自民党候補に流れた15・2%の4倍を超え、共産党の戦略転換が民主党圧勝に有利に働いたことをうかがわせた。


 出口調査は全300選挙区、比例代表11ブロックを対象に行い、約28万人から回答を得た。データは小数点2位を四捨五入した。

5295名無しさん:2009/09/01(火) 15:42:24
民主と国民が合併していたら
亀殿だけでなく真砂と白石と宮本と松野は復活していた

5296神奈川一区民:2009/09/01(火) 15:49:26
>>5295
結果だけ見ると自分が昔唱えた、国民新党の衆参
分離し衆院だけ民主党に合流した方が良かったこ
とになりますね。

5297とは:2009/09/01(火) 16:26:18
民主に移籍しても落選だったと仮定すれば、比例議席の他党への流出も避けられましたしね。

5298名無しさん:2009/09/01(火) 16:40:30
参議院選挙に岡平、亀殿、白石、有田、松永、中山などが出てきそうな気がする
あと小沢は国民と社民と日本を選挙前に合併するかもしれない
改革クラブの松下(笑)の刺客に福島みずほを入れるかもしれない
あとみんなの党や川田息子も連立に入れるべき
江田、浅尾、柿沢は民主寄、江田は田中甲や川田母や三木娘、黒岩息子などと
非民主・自由・社民の野党のグループを作ろうとしたことがある
ただこれらのメンバーも主義は民主に近いので統一できるはず

5299 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/01(火) 19:47:42
>>5234>>5266 数字シリーズ
当選者÷次点の圧勝率 (ダブルスコア以上)

321.4% 岩手④ 小沢一郎
294.8% 北海⑧ 逢坂誠二
281.1% 福島③ 玄葉光一郎
278.6% 愛知② 古川元久
276.1% 三重③ 岡田克也
275.7% 埼玉⑪ (無) 小泉龍司
258.2% 神奈⑨ 笠 浩史
254.6% 北海⑨ 鳩山由紀夫
236.5% 京都② 前原誠司
230.2% 岩手① 階 猛
224.0% 愛知③ 近藤昭一
221.9% 大阪⑪ 平野博文
220.9% 埼玉⑥ 大島 敦
212.8% 岩手③ 黄川田徹
211.1% 静岡⑥ 渡辺 周
210.7% 東京⑦ 長妻 昭
210.3% 埼玉① 武正公一
205.3% 山形② 近藤洋介
205.1% 沖縄③ 玉城デニー
201.1% 新潟③ 黒岩宇洋
201.0% 愛知④ 牧 義夫
200.2% 長野② 下条みつ

得票率と違い、乱立区の候補が強い。
小沢、岡田、鳩山、前原と、幹部格は余裕の上位ランク入り。
前回比例復活の長妻も、貫禄の登場。
逢坂、笠、平野、近藤というあたりは、是非地盤を固めて、要職への名乗りを上げてほしい。
ランク外では鉢路199.5%、「総理を狙う男」馬淵が惜しくも196.6%、仙谷193.0%、野田189.8%、菅185.1%など。

308.7% 佐賀③ 保利耕輔 (74)
287.9% 群馬⑤ 小渕優子
226.1% 宮崎③ 古川禎久
219.5% 東京25 井上信治
206.4% 山口④ 安倍晋三
205.0% 静岡⑦ (無) 城内 実

古川は4万票稼でダブルスコア達成。1票の格差が…
民主党相手では、安倍ちゃんと城内の2人のみが、ダブルスコアを達成。

おまけ
2028.5% 栃木③ (み) 渡辺喜美

5300RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/09/01(火) 20:19:32
>>5298
中山って中山ともいのことですかね

5301RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/09/01(火) 20:23:45
まあ岐阜1・3・5区勝たせていただきましたww
日テレの出口調査でマット今井が1番目はびっくりしましたが
まあ金子が2万票差で勝利 飛騨の票の掘り起こしが課題ですかね
野田と古屋が比例復活したのは愛知自民がダメダメだったからですね
15区なんかは復活すると思っていましたが
民主政権でさらに岐阜の保守地盤が崩れていくのかまあ注目しています

5302けん:2009/09/01(火) 20:48:42
みんなの党が連立に入れば民主党と国民新党と新党日本と社民党の連立になり320議席超で3分2の再議決できるようになるって論評あったけど、全く必要性のわからない3分2理論ですね。

5303チバQ:2009/09/01(火) 21:27:00
民(308)社(7)国(3)とムネオと田中と川口と川村で322議席
2/3達成です。

>全く必要性のわからない3分2理論ですね。
来年の参院選で、民社国政権で過半数を取れない十分に可能性はありますので
必要性がないとは言えないのでは。
2/3制してる→与党は現状維持−αでOKというのは大きいかと

5304チバQ:2009/09/01(火) 21:30:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009090100856
川口氏が民主入りを希望=秋田2区
 衆院選で秋田2区から無所属で立候補し初当選した川口博氏(62)は1日、同党秋田県連を訪れ、寺田学県連代表に入党を申し入れた。これに対し、寺田代表は、県連の執行部や党本部と協議して回答すると伝えた。
 民主党は秋田2区で、候補者を擁立せず社民党公認の山本喜代宏氏(53)を推薦したが、一部の県議らが今春の同県知事選にも出馬した川口氏を支援した。(2009/09/01-19:28)

5305チバQ:2009/09/01(火) 21:43:09
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20090901/plt0909011505002-n2.htm
652票…“アニメ政策”訴えた38歳無職男の自爆選挙
供託金もちろん没収

2009.09.01

 総選挙で全国最多の候補者数となった東京1区(千代田、港、新宿)は、有権者数が約46万人という大票田。民主党の海江田万里氏と自民の与謝野馨氏の間で大激戦が繰り広げられたが、そんななか、わずか652票という全国屈指の低得票数で落選したのが無所属の前田禎信氏(38)。「失業中で、供託金300万円を没収されればスッテンテンで身動きできなくなる」という前田氏は、なぜ自爆覚悟で出馬したのか?

 前田氏は9人の候補者のうち最下位。当選した海江田氏とは約14万票もの大差をつけられた。しかも、得票数が有効投票総数の10分の1を下回ったため、供託金は没収される。

 前田氏の実質的な選挙戦は他の候補者より大幅に短い2日間だった。新潟市在住で「交通費もなく、東京の滞在費もバカにならない」という経済的理由からだ。貴重な2日間は、東京・秋葉原の駅前でたった1人、拡声器も使わずに白黒コピーのビラを配布した。「出来合いの物で作った」とタスキは、タオルにフェルトペンで名前を書いたもので「ビラも近所の5円コピーで印刷した」という。

 わざわざ東京1区に出たのは「新潟の有権者はテレビや新聞を見ただけで満足する人が多く、耳を傾けてくれない」。ホームページやニコニコ動画に自身の主張をアップし、“IT戦”を中心に主張を展開しており、立候補地は東京がふさわしいと判断した。

 都内や新潟県内で郵便局に勤めていた前田氏だが、「小泉郵政改悪で、お客さんへのサービスよりも利益優先になった仕事場に嫌気がさし」、2005年に退職。その後は無職で独身。「ハローワークでは、普通に結婚して子供をつくれるような職は見つからない。雇用情勢が良くなる展望も見えない」。自ら格差社会に苦しむ中で「いてもたってもいられなくなって出馬した」という。

 スローガンは「合衆国日本!」。道州制を意識しているかに見えるが「単純にアメリカ合衆国のように自由、人権、独立をアピールした。(架空の大国が戦うロボットアニメ)『コードギアス』を参考にした」と語る。政策の中にはアニメーターの所得向上や、若手アイドルが活躍したイベントスペースがあった秋葉原の石丸電気SOFT1(今年5月閉店)の代替施設を国費で借り上げる案も盛り込んでいた。

 だが、供託金没収で、すべてが水の泡に…。前田氏は「今は日暮里のホテルにいますが、これから職探しになるかな。もう選挙は難しいかもしれないが、こんな公約を掲げた人がいたと後々、伝わればいい。後悔していません」と晴々とした口調で語った。

5306とはずがたり:2009/09/01(火) 21:56:10
>>5302-5304
2/3ってのはあんま重要ではないというか重要であってはならないファクターで,まず来夏の参院選をターゲットに論じるべきだと思うわけです。
議員板でも公明と組む組まないに2/3を理由に論じてる人を見かけましたが全くナンセンスで,来夏の参院選にどう勝つかで判断するべきでしょう。

民主は首都圏の3人区で枝野が云うように二人擁立・二人当選を果たさねばならない訳ですが,結構票を取ったみんなが変に候補者を出してくると反自公票が割れて民主に票が集まらないとなれば政権与党内に入れて選挙協力するべきでしょうね。(栃木は1人区だし)

川口も社民党との関係が来夏に向けてどうかってので判断されるんじゃないでしょうか?ややもすると社民よりも票を持ってそうでもある川口氏ですので参院選での活躍次第で入党を認める方向では?

5307とはずがたり:2009/09/01(火) 22:01:46
>>5301
取り敢えずおめでとうさんっす。
強気でならしたRAINY氏の事ですから不満も残りましょうけど,まぁ此迄を考えれば4区に関しては接戦になっただけてよしとすべきではないでしょうかね?
寧ろ野田は落としたかった。。
愛知自民の不甲斐なさは超絶でした。静岡県民も結構頑張りましたけどその分自民の惜敗率低かったですね。失敬w

5308とはずがたり:2009/09/01(火) 22:06:03
>>5299
あざーす。
この総選挙を期に,みんなが作成した資料・指標蒐集スレ必要な気がしてますねー。

皆安定感のある候補が並んでますけど玉城は意外にも凄い取りましたね。
社民ともっと割れるかもと思ってましたけど保守vs革新の55年体制が案外あっさり崩れた感じもあって結構驚きです。

5309名無しさん:2009/09/01(火) 22:12:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090901/plc0909012133020-n1.htm
大地代表の鈴木宗男氏が民主会派入り
2009.9.1 21:31
 民主党と新党大地は、衆院選北海道ブロックでの選挙協力を通じて連携。鈴木氏は衆院解散前、国民新党の会派に所属していた。

53105309:2009/09/01(火) 22:14:47
貼り付けミスでスマソ。逝ってきます。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090901/plc0909012133020-n1.htm
大地代表の鈴木宗男氏が民主会派入り
2009.9.1 21:31
鳩山由紀夫・民主党代表との会談を終え、記者団の質問に答える鈴木宗男・新党大地代表=1日午後3時59分、国会内(酒巻俊介撮影) 地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表の衆院での民主党会派入りが1日、決まった。民主党幹部が明らかにした。
民主党と新党大地は、衆院選北海道ブロックでの選挙協力を通じて連携。鈴木氏は衆院解散前、国民新党の会派に所属していた。

5311RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/09/01(火) 22:17:53
>>5307
まあ別に今回の結果に不満はないんですけどね
まあベターかなと
むしろ4区のようなところで惜敗率85%はすごいとおもいますな
民主政権次第では岐阜自民も崩壊するかもって思います
まあ和歌山同様自民王国というか与党王国ということでしょうか
とはさんとこは柳沢が重複してないですからね
まあ静岡7区は城内がダブルスコアですか
まあ後援会が強いというかスズキのおっさんを味方につけたからかな
あとは城内がどうするかですね・・・
なんか自民に戻ってスズキのおっさんが斉木陣営にくるような気がしますwww

5312名無しさん:2009/09/01(火) 22:30:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090901/plc0909011723011-n1.htm

「鳩山首相に期待」71% 「政権交代よかった」は49% 共同通信調査
2009.9.1 17:21

このニュースのトピックス:民主党
 共同通信社が、政権交代確定を受けて8月31日、9月1日に行った全国緊急電話世論調査で、新首相となる民主党の鳩山由紀夫代表に「期待する」と答えた人は71.1%となった。昨年9月の麻生内閣発足直後の支持率48.6%を大幅に上回っており、新政権への期待度の強さをうかがわせた。「期待しない」は20.2%だった。

 一方、民主党が大勝し、政権交代することについて「よかった」は49.2%、「どちらともいえない」が42.3%となった。自民党の惨敗についても「どちらともいえない」が47.2%、「よかった」は44.8%だった。

 政党支持率も、民主党が41.1%で過去最高を記録、19.0%の自民党を大きくリードした。公明党5.1%、共産党3.4%、社民党2.1%、みんなの党2.4%、国民新党1.5%、新党日本0.1%。支持政党なしは22.9%だった。

5313とはずがたり:2009/09/01(火) 22:34:46
>>5311
静岡7区に関しては思想信条・選挙区情勢・コアな支援者と城内は自民に戻るしかないでしょうけど,そうなればごっそり票は斉木に逃げると思ってますので,その方が良い勝負になると思いますよ。

スズキのおっさんは非自民って訳でもないので自民に戻っても城内は城内でやるんじゃないでしょうかね?

5314名無しさん:2009/09/01(火) 22:42:46
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200909010400.html
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/images/TKY200909010404.jpg
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/images/TKY200909010406.jpg


民主新政権に「期待する」74% 朝日新聞世論調査2009年9月1日22時30分
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 衆院選の結果を受け、朝日新聞社が31、1日に実施した緊急の全国世論調査(電話)によると、民主党中心の新政権に「期待する」と答えた人が74%に達した。「期待しない」は17%。一方で、民主党政権が日本の政治を「大きく変えることができる」とみる人は32%で、「できない」の46%を下回った。

 政権交代が起きて「よかった」とする意見は69%、「よくなかった」は10%。衆院選比例区で自民党に投票したと答えた人の中でも46%が「よかった」と答えた。

 民主党が300議席を超えて大勝したことに対しては、「よかった」が全体の54%で、「よくなかった」は25%。政権交代への評価に比べて好意的な受け止めが減る。

 民主党大勝の要因については、「有権者の政権交代願望が大きな理由か」という問いに81%が「そう思う」と答え、「政策への支持が大きな理由か」との問いには「そう思う」が38%にとどまった。

 民主政権は日本の政治を「大きく変えることはできない」とみる意見は、新政権に期待する人の中でも37%、選挙で民主に投票したとする人の中でも31%いた。

 全体として、政権交代を歓迎しつつも、民主党の政策や力量には懐疑的な意見も少なくないことがみてとれる。

 新首相になることが確実な鳩山代表については、「期待する」が63%、「期待しない」が29%だった。

 野党に転落する自民党について、民主党に対抗する政党として立ち直ってほしいかどうかを聞いたところ、「立ち直ってほしい」が76%を占め、「そうは思わない」は17%止まり。自民党に「ノー」を突きつけた選挙結果だったが、巨大議席の民主党に対抗する自民党への期待を示す数字といえそうだ。

 政党支持率では、民主が39%と、07年参院選直後の34%を上回り、過去最高となった。自民は22%だった。

     ◇

 朝日新聞の全国世論調査で、民主党の新政権への期待が高い一方で、具体的な政策になると依然厳しい目が注がれていることがわかった。

 1人月2万6千円の子ども手当を支給して所得税の配偶者控除などを廃止することに賛成は31%で、反対は49%。衆院選比例区で民主に投票した人の中でも反対が37%(賛成43%)いた。他の政党に投票した人では反対がおおむね5〜6割を占めた。

 高速道路を無料化して建設の借金は税金で返済することについては、賛成は20%にとどまり、反対が65%とかなり評判が悪い。民主党に投票した人でも56%が反対だ。

 この二つの政策について、総選挙の公示直前に公約としての評価を聞いた際には、子ども手当を「評価する」33%、「評価しない」55%、高速道路無料化を「評価する」23%、「評価しない」67%だった。選挙戦を通じてのアピールにもかかわらず、有権者に理解されていないことがうかがわれる。

 「有権者が政策を支持したことが民主大勝の理由」とみる38%を「そうは思わない」52%が上回った。政策がお墨付きを得たとはいいがたく、今後、国民に政策の意味をどう説明していくかが大きな課題となる。

 惨敗した自民党へも、期待の目はある。民主党に対抗する政党として「立ち直ってほしい」は76%と、大半が再生を求めている。比例区で民主党に投票した人も同じ76%が「立ち直ってほしい」と答え、代わりうる政党の必要性を認めているようだ。

 一方で、自民党に投票した人の約半数が今回の政権交代を肯定的に受け止めたり、民主党政権に期待を寄せたりしており、現状の自民党では敗れても仕方がないと思う支持者が少なくないことをうかがわせる。どう変われるかが、自民党の課題といえそうだ。

5315名無しさん:2009/09/01(火) 22:43:13
>>5314

■質問と回答

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。丸カッコ内の数字は、8月15、16日の前回調査の結果)

◆いま、どの政党を支持していますか。

 民主党39(32)▽自民党22(20)▽公明党6(2)▽共産党3(4)▽社民党1(1)▽みんなの党1(0)▽国民新党0(0)▽新党日本0(0)▽改革クラブ0(0)▽その他の政党1(0)▽支持政党なし22(34)▽答えない・分からない5(6)

◆今回の衆議院選挙の比例区では、どの政党に投票しましたか。

 民主党39▽自民党22▽公明党10▽共産党6▽社民党3▽みんなの党3▽国民新党2▽新党日本1▽新党大地1▽改革クラブ0▽その他の政党1

◆衆議院選挙の結果、民主党を中心とした政権に交代することになりました。政権交代が起きたのは、よかったと思いますか。よくなかったと思いますか。

 よかった 69 よくなかった 10

◆民主党は300を超える議席を獲得しました。民主党が大勝したことは、よかったと思いますか。よくなかったと思いますか。

 よかった 54 よくなかった 25

◆新しくできる民主党中心の政権に期待しますか。

 期待する 74 期待しない 17

◆民主党中心の政権は、日本の政治を大きく変えることができると思いますか。大きく変えることはできないと思いますか。

 できる 32 できない 46

◆新しい首相には、民主党代表の鳩山由紀夫さんが選ばれることが確実です。鳩山さんに期待しますか。

 期待する 63 期待しない 29

◆民主党が大勝したのは、有権者が自民党からの政権交代を望んだことが、大きな理由だと思いますか。そうは思いませんか。

 政権交代を望んだことが大きな理由 81 そうは思わない 12

◆民主党が大勝したのは、有権者が民主党が掲げた政策を支持したことが、大きな理由だと思いますか。そうは思いませんか。

 政策を支持したことが大きな理由 38 そうは思わない 52

◆民主党は、子どものいる家庭に1人あたり月2万6千円の手当を支給することを公約しました。代わりに、所得税の配偶者控除などを廃止して財源にする考えです。この政策に賛成ですか。反対ですか。

 賛成 31 反対 49

◆民主党は、高速道路の料金を段階的に無料にすることを公約しました。過去につくった高速道路の借金は、税金から返済する考えです。この政策に賛成ですか。反対ですか。

 賛成 20 反対 65

◆自民党は議席を大きく減らし、野党に転落することになりました。自民党に、民主党に対抗する政党として立ち直ってほしいと思いますか。そうは思いませんか。

 立ち直ってほしい 76 そうは思わない 17

5316名無しさん:2009/09/01(火) 22:46:37
>>5308
沖縄では特に自民党の凋落が酷かったですね。
全国最低の比例得票率で、とうとう公明党以下になってしまいました。

5317とはずがたり:2009/09/01(火) 22:51:37
>>5316
なんと。。>全国最低の比例得票率で、とうとう公明党以下

なにやら底割れの様相っすね。。
全国の数字未だちゃんと見てないんですけど自民が伝統的に弱い大阪より弱い地域が出来たか!?

5318山口新聞男:2009/09/01(火) 22:57:12
混戦の中で、保革票を幅広く取れる民主候補=デニーが抜け出した
新川が存外伸びなかったのもあるかもしれませんが
元々、そういう理由で当初からデニー優勢だとは見ていました

5319名無しさん:2009/09/01(火) 23:01:55
>>5317
このサイトが結構判りやすいですね

政治|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性
http://todofuken.ww8.jp/t/categ/10017

そのサイトで知ったんですが、岩手県選管があまりにも酷い。

>ちなみに岩手県選挙管理委員会は全国の選挙管理委員会の中で唯一、
>ホームページ上で一般ユーザー向けに開票結果を公表していないところだ。
>閲覧にはマスコミにのみ配布されたパスワードが必要だったため岩手日報から情報を入手した。

岩手県 - 第45回衆議院議員総選挙
http://www.pref.iwate.jp/list.rbz?nd=3300&amp;ik=3&amp;pnp=87&amp;pnp=1920&amp;pnp=3300
>第45回衆議院議員総選挙及び第21回最高裁判所裁判官国民審査の
>投開票の結果等を報道機関等にお知らせします。

投開票結果速報発表
http://www.pref.iwate.jp/~hp0736/45shu/link.html
>↑報道機関の皆様はこちらをクリック。
>パスワード入力画面が出ます。

5320とはずがたり:2009/09/01(火) 23:15:24
おお,すげえ。
有り難うございます。

自民の得票に関してはやっぱ大阪下から二番目っすね。

公明党の得票率と共産党の得票率の相関係数はどんなもんなんでしょうかねー。
グラフの青赤みてると予想よりもシンクロしてないのかも。都道府県別のサンプルだと少ないので300小選挙区でやって欲しいかもw

5321名無しさん:2009/09/01(火) 23:22:06
>>5319
一票の格差は早急に是正してほしいですね。


衆議院小選挙区議席数 [2009年 第一位 高知県]
http://todofuken.ww8.jp/t/kiji/10758

5322 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/01(火) 23:23:15
>>5318
逆にどっちつかずで埋もれるかとも思ったのですが。
共産不出馬区ですし、そうなると一番革新寄りの新川が実績ありますし。

私の最も大外しした選挙区の一つです。

5323名無しさん:2009/09/01(火) 23:24:16
>>5321
2010年の国勢調査後に定例の定数是正をするでしょうね。
その時に配分方法を変えるのかもしれませんが。

5324 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/01(火) 23:28:43
>>5321
全ては基礎配分をどう考えるかでしょうね。
> 鳩山由紀夫代表と堀込征雄政治改革部会長が18日、記者会見で発表した。
> 北海道が14、東京28、大阪20にそれぞれ増加。逆に鳥取が1議席になるなど計15県で減員となる。

2000/10/18
一票の格差是正に1議席の基礎配分廃止=衆院小選挙区区割り見直しに法案

民主党は衆院小選挙区の定数300議席について、現行の47都道府県に1議席ずつ基礎配分して残り
を各都道府県の人口に比例して割り振る「一人別枠制」を廃止し、完全な人口比で各都道府県に割り
振るよう改める「衆議院議員選挙区画定審議会設置法改正案」をまとめた。17日のネクストキャビネット
会議で了承され、鳩山由紀夫代表と堀込征雄政治改革部会長が18日、記者会見で発表した。

住民基本台帳人口(今年3月31日)から試算した衆院小選挙区の一票の格差は、最大2.487倍。
人口最小の島根3区を基準とすれば、格差が2倍を超える選挙区は89選挙区ある。民主党では、一票
の格差が広がっている最大の原因は、各都道府県に最低1議席を割り振る現行の仕組みにあると指摘。
国民の意思を頼的確に国政に反映させるためには、各都道府県の選挙区数を人口に単純比例して
定める必要があるとしている。

民主党の試算では、昨年3月末の住民基本台帳人口数を元に計算すると、現行制度では北海道
(現行13)、東京(同25)、大阪(同19)では減員になるが、改正案による計算では、北海道が14、
東京28、大阪20にそれぞれ増加。逆に鳥取が1議席になるなど計15県で減員となる。

衆議院選挙選挙区確定審議会は今年12月の国勢調査速報値(今年10月1日実施)をふまえて、衆院
小選挙区の区割り見直しに着手し、1年以内に首相に勧告することとなっており、それに間に合わせる
ためには、今国会での改正が必要。民主党では野党各党に提示し、協力を呼びかけていく。

http://www.dpj.or.jp/news/?num=1717

5325名無しさん:2009/09/01(火) 23:28:43
>>5322
民主逆風の時点なら、保守票がデニー・自民・小渡に割れて
新川浮上の目もあったんでしょうね。

しかし、今回みたいに民主に風が吹くと
自民票も吸い込むデニーが独走でしたか。

5326とはずがたり:2009/09/01(火) 23:33:11
>>5318>>5322>>5325
デニーの有名人票ってどの程度だったんでしょうかね。
過去の数字があんま宛てにならずに俺は大外ししました…orz

5327SWERVES:2009/09/01(火) 23:34:05
こんばんわ。

>>5318
>>5322
デニーのところは私もハズしました。
与野党双方が分裂で、07年参院大分のように野党陣営のほうが得票が割れると考えたわけですが、高齢候補が苦戦する昨今の例に漏れず新川が苦戦したようです。
選挙1週間前の琉球新報の情勢調査で、デニーが民主6割に加えて、自民3割・共産3割・社民3割・無党派層の3割超えと保革幅広く支持を得ていると紙面に出ていて、驚いた覚えがあります。

5328名無しさん:2009/09/01(火) 23:38:14
>>5324
私の意見は、基礎配分は残したままで、
比例配分方法を最大剰余方式からドント式に変える、というものです。

これは現行方式と基礎配分0の中間程度になり、
楽に二倍以内に収まるようになります。

比例配分方法は公選法に明記されてないので、
法改正さえ要りませんからね。

5329とはずがたり:2009/09/01(火) 23:40:12
>>5328
そういう方法で緩和できるなら地方の反撥も和らげつつ出来ると思いますし良さそうッスね。。

5330 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/02(水) 00:03:27
それだと逆に、政争化するために基礎配分廃止法案を出してくる気がする…、小沢は。
簡単に高知、福井、鳥取に圧力掛けられるものなあ。
(参考>>5321http://todofuken.ww8.jp/tdfkimages/00/00/01/07/10758.png
対して、党内の中堅からも異論の声、といういつもの報道が目に浮かぶ。

5331事情通A氏:2009/09/02(水) 00:32:26
こんばんは

総選挙ですが、驚きの結果になりました。
自民党の大敗は、避けられない事として予想できたとはいえ、公明の完敗!
小選挙区全敗には、会員のショックも相当な
ものがあったようです。
投票数日前の朝日新聞投書欄に、(恐らく公明党でしょう)
何十年前の同窓生から電話投票依頼−心証ますます悪くするだけ−という
苦言が掲載されていました
選挙戦の厳しさ云々はともあれ、こういう声に耳を傾けられない限り
彼らの捲土重来は厳しいと感じます。
同じ事を私自身も、「友人」の会員に毎度毎度説教していますw

5332とはずがたり:2009/09/02(水) 00:42:01
>>5237
沖縄では高齢批判はあんま効かないみたいな弱法則は今回は効かなかった様ですね〜。
沖縄3区は此迄も結構票の増減が激しい選挙区だったんでそこらを読み切らないと行けなかったかも。
(特に旧3区ですので新区割り以降の嘉数の得票をどう読むかは分かれうるんですが)

>>5330
いずれにせよ高知・徳島・福井ぐらいは1減しないと定数是正は出来ないのでは?

5333magenta:2009/09/02(水) 01:16:02
改めて北海道各選挙区の結果を眺めてみます。

北海道1区

横路孝弘 民主前 183,216 当
長谷川岳 自民新 124,343 
松井秀明 共産新 25,803
高元和枝 幸福新 4,083

北海道2区

三井辨雄 民主前 165,267 当
吉川貴盛 自民前 93,870
岡 千陽 共産新 27,580
本田由美 社民新 14,311
山本志美 幸福新 3,782

北海道3区

荒井 聡 民主元 186,081 当
石崎 岳 自民前 112,844
森山佳則 幸福新 6,723

北海道4区

鉢呂吉雄 民主前 149,697 当
宮本 融 自民新 75,029
鶴見俊蔵 幸福新 3,923

北海道5区

小林千代美 民主元 182,952 当
町村信孝 自民前 151,448 比
畑野泰紀 幸福新 5,380

北海道6区

佐々木隆博 民主前 175,879 当
今津寛 自民前 119,964
荻生和敏 共産新 17,884
武田慎一 幸福新 3,554

5334magenta:2009/09/02(水) 01:26:09
(続き)
北海道7区

伊東良孝 自民新 100,150 当
仲野博子 民主前 99,236 比
金成幸子 幸福新 2,131

北海道8区

逢坂誠二 民主前 171,114 当
福島啓史郎 自民新 58,046
佐藤健治 無新 40,090
西野 晃 幸福新 4,075

北海道9区

鳩山由紀夫 民主前 201,461 当
川畑 悟 自民新 79,116
佐藤昭子 共産新 20,286
里村英一 幸福新 2,735

北海道10区

小平忠正 民主前 159,473 当
飯島夕雁 自民前 89,287
大林誠 幸福新 6,114

北海道11区

石川知裕 民主前 118,655 当
中川昭一 自民前 89,818
渡辺紫 共産新 11,140

北海道12区

松木謙公 民主前 127,166 当
武部勤 自民前 112,690 比
笠松長麿 幸福新 2,763

5335名無しさん:2009/09/02(水) 04:35:43
公明党惨敗の因は、無党派を取り込めなかった事ですね

買い物客を装って、去り際に「宜しく」と言い残したり
誰が考えついたか知りませんが、かなり疎ましい

まあ選挙を法戦と名付け、鼓舞しあい、師弟の闘いと言うのだから、価値観がわかりませんが
どう見られているか?と言う事も意識した方がいいですね

5336とはずがたり:2009/09/02(水) 09:33:06
これは鬱陶しいっすよねー。
>買い物客を装って、去り際に「宜しく」と言い残したり
>誰が考えついたか知りませんが、かなり疎ましい

併し前からやってたことでしょうから,今回の直接の敗因ではないでしょうし,此迄それで嫌われながらも得票してきたのも事実。

直接の敗因は自民党と組んできたって事に尽きると思うんですが数を持ってるだけに提携の誘惑はこれからもついて回ると思われます。

まあほっとくとほぼ自民支持で固まってしまう連中を是々非々で中立にしとく位で選挙は全然違って来ると思うんで,何らかの一定の配慮は覚悟しておくべきかも知れません。

5337とはずがたり:2009/09/02(水) 10:32:44
普段は郵便受けなんか見ないんでいつ投函されたかはわからないんですけど,自民党公認謀略パンフ筑波の宿舎の郵便受けに入ってましたよ。
丹羽め進退窮まってこんなのにも頼ってたんだな。

あとは橋本のパンフも這入っていた。

5338とはずがたり:2009/09/02(水) 11:08:18
>>5333-5334
magentaさんご無沙汰ですヽ(´ー`)/
お元気でした?
北海道は大地は民主へは推薦出してないんでしたっけ?

自分も今北海道の結果纏めてる途中です。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/hokkaido02.html

5339名無しさん:2009/09/02(水) 14:39:56
最低限
高知、徳島、福井、佐賀、山梨1減
東京2増、神奈川、愛知、静岡1増はやってくると思う
あと区割りの変更もかなりあるはず
民主党が18万以上とった選挙区が10あるが
ほとんどが選挙区内人口が50万を超えている

5340とはずがたり:2009/09/02(水) 15:31:12
後援会固めてくる自民党候補に対して公平な選挙区の提供を通じて選挙区を分断してくと,打撃与えられそうで楽しみっす。
あと市町村合併を通じて細かく市町村が分断されてるので大規模に改編すべき部分も多そうです。

5341名無しさん:2009/09/02(水) 21:37:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090902/CK2009090202000111.html

【神奈川】
“楽勝ムード”も消去法か 『民主圧勝劇』の舞台裏 記者座談会
2009年9月2日

 先月30日に投開票された衆院選。県内18選挙区でも、民主が比例復活を含め全員当選と勢いを見せつけた。取材に奔走した本紙記者が、座談会形式で選挙戦を振り返り、「民主圧勝劇」の裏側を探った。 (司会・中山高志)

 ■家族も余裕?
 −各選挙区の民主候補の様子は?

 北条香子記者 圧勝した前職陣営では選挙期間中に、候補者の妻が「今回は大丈夫と皆さんに言われています」と漏らすなど、終始“楽勝ムード”だった。

 荒井六貴記者 ある元職も、公示前から世論調査で大きくリード。陣営幹部は「言われるほど良くない」と上滑りを警戒していた。

 加賀大介記者 別の元職陣営は「マニフェストが一日数千部でさばける」と手応えの良さに驚いていた。少し引き締めた方が良いのではと思うほど、事務所の雰囲気も明るかった。

 新開浩記者 強敵の世襲候補を相手に比例復活当選した新人は「自民王国と呼ばれる場所に(自分の)村ができた」と喜びをあらわにしていた。

 ■やじにキレる
 −逆に自民はどうだった?麻生太郎首相を応援に呼ぶ、呼ばないでもめた陣営もあったそうだけど。

 松平徳裕記者 確かに、自民はポスターの党名を小さくするなど、党として戦う姿勢がみえなかった。選挙期間中に展開した民主批判も、逆効果とみられている。

 藤浪繁雄記者 ある選挙区では自民系地方議員がこっそり民主候補を応援していた。終盤戦になると、自民が敗色濃厚となったせいか、公然と民主を応援する人まで出た。

 堀祐太郎記者 自民陣営幹部は、相手候補よりも比例南関東ブロックの自民候補の情勢を、やたらに気にしていた。小選挙区をあきらめて、比例復活に希望を託していたようだ。

 −まるで「敵は身内にあり」だね。

 堀 この候補は街頭演説中に聴衆からやじられて、「黙って聞いてろ、この野郎」と“逆ギレ”。劣勢によほどいら立っていたんだろう。

 ■予想外の健闘
 −民主、自民の対決が目立ったけど、それ以外の党は?

 斎藤裕仁記者 みんなの党が比例でこれほど票を集めるとは驚いた。民主大勝を懸念した保守層や、無党派層の支持を集めたのではないか。

 藤浪 共産が候補を擁立しなかった選挙区では、同党関係者が支援者に「よりましな方に投票を」などと消極的な指示をしていた。

 ■「自民不信」
 −有権者は本当に民主を信任したのだろうか。

 北条 自民支持だった男性は「自民党は大うそつき。もう信じられない」と言っていた。

 加賀 そうだね、「自民を見限った」人たちが、消去法で民主に投票したということではないか。

5342名無しさん:2009/09/02(水) 21:38:13
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/090901/szk0909010250004-n1.htm

【09衆院選】知事選で自信、有権者「チェンジ」へひた走る 静岡 
2009.9.1 02:50

このニュースのトピックス:選挙・静岡
 大敗と認識している。解散時点では3議席前後を取れると思っていたが、甘かった」。無惨な敗北から一夜明けた31日、自民党静岡県連の小楠和男幹事長は唇をかんだ。県連会長でもある斉藤斗志二氏もこの日、政界引退を表明し、県連に大激震が走った。

 予兆は7月の知事選にあった。県庁の殻を打ち破るような言動を貫く川勝平太知事のスタイルに、有権者は1票の意味を実感し「チェンジ」への自信と期待を培った。今回、“保守王国”と言われる本県で、民主党は7選挙区を制し、1選挙区は比例代表で復活する完勝を果たした。有権者の「チェンジ」への希求が知事選を経て増幅し、地滑り的勝利をもたらしたと言える。

 敗因について、小楠幹事長は「ぬるま湯選挙をやってきたツケが出て、各候補者が自前の後援会組織をつくる努力を怠った。有権者に街頭などで直接語りかける努力が民主党候補に比べて足りなかった」と分析した。行き詰まった自民党の空気を、有権者が敏感に察し、雪崩を打つように勢いある民主党に向かったとしても不思議はない。

 一方、ある民主党関係者は「勝ち過ぎだ。これからが怖い」と振幅の大きさに顔を引きつらせた。小選挙区制は、わずかな票差が極端な形で結果に反映される特性を持つ。旧態依然の自民党に拒否反応した有権者が、積極的支持でなくとも民主党の目新しさと可能性に賭(か)けたというのが、今回の事態の正体だろう。

 約1カ月後には、政権交代後初の国政選挙として全国的にも注目される参院補選の火ぶたが切られる。崩壊寸前の自民県連を立て直すには、今回の結果を真摯(しんし)に検証し、旧弊を排した姿に脱皮することに尽きる。(田中万紀)

5343名無しさん:2009/09/02(水) 21:41:16
>30日の出口調査では、負けた民主の3人は、三浦さんが「20代前半」の支持で河村さんを上回っただけで、
>高齢者はもちろん、若い世代を含めて全世代で自民候補より下回っていた。

>2区の自民新人、山本繁太郎さんが、敗れたものの、大逆風の中、昨年4月の同区補選より得票を1万票以
>上伸ばしたのが目を引いた。投票率の上昇分の多くが山本さんに流れた形で、地道な地域回りが一定の支
>持拡大につながったとみられる。


http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090901ddlk35010529000c.html
分析:’09衆院選 小選挙区 「自民王国」が底力 逆風の中、高得票維持 /山口
 ◇民主は接戦にほど遠く
 小選挙区は、自民3人、民主1人の前職が議席を守った。自民前職は全国的な民主の躍進の中、いずれも高得票を維持し、「自民王国」の底力を見せつけた。

 自民前職の得票率は、1区の高村正彦さんが57・0%(前回比6・8ポイント減)、3区の河村建夫さんが60・1%(同2・1ポイント減)、4区の安倍晋三さんが64・3%(同9・3ポイント減)。投票率が各区とも2〜3%程度上昇した分、いずれも前回割れしたが、高村さん、河村さんはそれぞれ前回の14万票台、11万票台を維持。安倍さんも12万票台に踏みとどまり、支持者離れを最小限に食い止めたと言える。

 毎日新聞が8月30日の投票日に実施した出口調査では、自民4候補とも自民支持者の7〜8割から支持を得て、「支持なし層」からも、3割台の山本さんを除いた3人が4割台の支持を得て民主候補に迫り、安倍さんは民主の戸倉さんを上回った。

 対する民主新人は、投票率の上昇分が流れる形で、前回の民主新人候補の得票から1万8000〜3万票を上積んだ。しかし、自民前職との惜敗率は、1区・高邑勉さん=比例で復活当選=の66・3%が最高で、接戦とはほど遠かった。

 30日の出口調査では、負けた民主の3人は、三浦さんが「20代前半」の支持で河村さんを上回っただけで、高齢者はもちろん、若い世代を含めて全世代で自民候補より下回っていた。

 個別に見ると、2区の自民新人、山本繁太郎さんが、敗れたものの、大逆風の中、昨年4月の同区補選より得票を1万票以上伸ばしたのが目を引いた。投票率の上昇分の多くが山本さんに流れた形で、地道な地域回りが一定の支持拡大につながったとみられる。【諌山耕】

==============

 ◇小選挙区確定得票 =一部地域既報
 ◇1区
当 142,103 高村正彦 67 自前W

比  94,253 高邑勉  35 民新W

   10,114 吉田貞好 56 共新W

    2,889 村田純一 45 諸新

 ◇2区
当 117,571 平岡秀夫  55 民前W

  105,940 山本繁太郎 60 自新W

    4,118 河井美和子 47 諸新

 ◇3区
当 115,757 河村建夫 66 自前W

   73,760 三浦昇  39 民新W

    3,159 津田修一 46 諸新

 ◇4区
当 121,365 安倍晋三  54 自前W

   58,795 戸倉多香子 50 民新W

    8,725 木佐木大助 54 共新

5344とはずがたり:2009/09/02(水) 21:58:34
>>5341
それぞれ何処っすかね?!

神奈川民主の元職陣営…5区田中慶秋・7区首藤・10区城島・12区中塚
> 北条香子記者 圧勝した前職陣営では選挙期間中に、候補者の妻が「今回は大丈夫と皆さんに言われています」と漏らすなど、終始“楽勝ムード”だった。
> 荒井六貴記者 ある元職も、公示前から世論調査で大きくリード。陣営幹部は「言われるほど良くない」と上滑りを警戒していた。
> 加賀大介記者 別の元職陣営は「マニフェストが一日数千部でさばける」と手応えの良さに驚いていた。少し引き締めた方が良いのではと思うほど、事務所の雰囲気も明るかった。

>15区勝又 11区横粂
 新開浩記者 強敵の世襲候補を相手に比例復活当選した新人は「自民王国と呼ばれる場所に(自分の)村ができた」と喜びをあらわにしていた。

 ■やじにキレる

>どこだ?輿論調査では14区本村が一部自民に食い込みと云う表現が有ったように記憶。
 藤浪繁雄記者 ある選挙区では自民系地方議員がこっそり民主候補を応援していた。終盤戦になると、自民が敗色濃厚となったせいか、公然と民主を応援する人まで出た。


どこだよw
当選諦めた候補は比例でも当選できなかっただろうから,またかれんちゃんがこの野郎などと云うお下品な言葉を発する訳ないから
3区小此木・4区林・5区坂井・7区鈴木・8区福田・9区中山・12区桜井・14区赤間・16区亀井のどれかか。
> 堀祐太郎記者 自民陣営幹部は、相手候補よりも比例南関東ブロックの自民候補の情勢を、やたらに気にしていた。小選挙区をあきらめて、比例復活に希望を託していたようだ。
> 堀 この候補は街頭演説中に聴衆からやじられて、「黙って聞いてろ、この野郎」と“逆ギレ”。劣勢によほどいら立っていたんだろう。

5345magenta:2009/09/02(水) 22:27:52
>>5338

北海道新聞による特設サイトで確認してみたら小選挙区候補者は全員国民新党・大地の推薦を受けていました。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2009syuinsen/

推薦の有無を書き漏らしたのはお詫びします。

5346山口新聞男:2009/09/02(水) 22:49:07
>>5343
これはどうしようもない、分析するのも馬鹿馬鹿しくなるほど
繁太郎の健闘は、ある程度予想がついてましたが、
なかなかいいところまで上がってきましたね
反自民・民主の風は、山口には吹かなかったようです

5347とはずがたり:2009/09/02(水) 22:51:37
>>5345
ありがとうございますっ!!
いえいえ,朝日新聞の候補者一覧見て俺も整形してるんですけど載ってなかったので公式に推薦出さなかったのか諸派扱いで推薦書いてないのかどっちかな…って思ってたもので。
情報感謝っす。

5348名無しさん:2009/09/02(水) 22:52:29
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090902ddlk26040588000c.html
公選法違反:容疑で逮捕の男、民主・前原氏への投票依頼 /京都
 衆院選京都2区の有権者9人を酒食でもてなしたとして、公選法違反(買収)容疑で府警捜査2課などに逮捕された東山区第6投票所投票管理者の田中博武容疑者(64)が、当選した民主党の前原誠司氏への投票や票の取りまとめを依頼していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 府警によると、容疑を認めているとされる。

 投票管理者など選挙関係者による買収の罰則は「4年以下の懲役」など、公選法で通常より重く規定されている。【田辺佑介、古屋敷尚子】

http://mainichi.jp/area/saga/news/20090902ddlk41040552000c.html
公選法違反:広津氏の運動員を容疑で逮捕 報酬渡しビラ配布依頼 /佐賀
 県警捜査2課と唐津署は1日、知人に選挙運動を依頼し、その報酬に現金数千円を渡したとして、衆院選佐賀3区の立候補者の元運動員を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは、みんなの党から立候補して落選した広津素子氏の事務所で運動員をしていた唐津市富士見町、派遣社員、鈴木謙輔容疑者(56)。「事務所の職員を介して金を渡した」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は8月27日、自分が登録している派遣会社の経営者と同僚ら計5人に、報酬を支払うと約束したうえで候補者の選挙用のビラを配布するよう依頼。翌日、この5人のうち2人に現金数千円ずつを渡したとされる。

 鈴木容疑者は、広津氏陣営の選挙カーに乗ったり、人繰りなどをしていた。

 県警は1日、広津氏の選挙事務所で家宅捜索を行った。

 運動員が逮捕されたことに広津氏は「おかしいと思っている。ビラ配りの指示はしたが、その後については把握していない」と主張。酒井幸盛選対本部長は「スタッフには、運動が公選法に触れるかどうか分からないときは選管に問い合わせるよう注意していた」と話している。【田中韻、田中操】

http://mainichi.jp/kansai/news/20090901k0000m040109000c.html
衆院選:谷垣氏支援の買収容疑で71歳男逮捕 京都府警
 衆院選京都5区で当選した自民党の谷垣禎一氏への投票を知人男性2人に依頼して8月25日、現金1万1000円を渡したなどとして、京都府警捜査2課と舞鶴署は31日、同府舞鶴市大内野町、無職、千歳嘉四郎容疑者(71)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 陣営関係者によると、千歳容疑者は谷垣氏の舞鶴市選対本部長を務める現職府議の実弟。選対幹部は「ほとんど選対に出入りしておらず、選挙運動をしていなかったと思う」と話している。

 ◇投票所管理者も
 また同課と東山署は同日、京都市東山区清水2、漬物会社役員で東山区第6投票所(衆院京都2区)投票管理者だった田中博武容疑者(64)を公選法違反(買収)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は8月18日ごろ区内の飲食店に有権者9人を集め、意中の候補者への投票や投票の取りまとめを依頼し、1人約1400円相当の酒食の接待をしたとされる。【田辺佑介】

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090902/crm0909021741034-n1.htm
公選法違反容疑で元市議を逮捕 熊本
2009.9.2 17:41
 熊本県警は2日、衆院選で票の取りまとめなどを依頼するために物品を渡したとして、公選法違反(物品買収)の疑いで熊本市九品寺、元熊本市議の会社役員矢野昭三容疑者(81)を逮捕した。県警によると、矢野容疑者は熊本1区と比例代表で自民党から立候補して落選した木原稔氏の運動員で、容疑を認めている。

 逮捕容疑は公示前後の8月中旬、熊本1区の有権者3人の自宅などを訪ね、投票の取りまとめを依頼する報酬として、数千円相当の牛肉などを渡した疑い。

 熊本市によると、矢野容疑者は昭和42年5月に市議に初当選。平成19年4月まで連続10回当選し、同2年3月から約1年間は市議会議長も務めた。

5349名無しさん:2009/09/02(水) 22:53:08
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090901/crm0909011336019-n1.htm
ビラ配りに報酬払い逮捕 佐賀 
2009.9.1 13:36
 佐賀県警は1日、衆院選の選挙運動でビラ配りを頼んだ知り合いに報酬を払ったとして、公選法違反の疑いで、派遣会社登録社員で、佐賀3区で落選したみんなの党の広津素子氏の運動員、鈴木謙輔容疑者(56)=同県唐津市富士見町=を逮捕した。

 逮捕容疑は8月27日、同じ派遣会社に登録している知人5人に、広津氏への投票を呼びかけるビラの配布を依頼、報酬を払う約束をし、翌28日、そのうち2人にそれぞれ現金数千円を支払ったとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090902-OYT1T00947.htm
ステーキ肉で買収、自民候補運動員の元熊本市会議長
政権交代
 熊本県警は2日、衆院選熊本1区で落選した自民党前議員・木原稔氏(40)の運動員で、元熊本市議会議長の畜産会社役員矢野昭三容疑者(81)(熊本市九品寺)を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕した。

 発表によると、矢野容疑者は8月中旬、同市内で同じ陣営の運動員3人に、投票と票のとりまとめを依頼し、報酬として1人当たり数千円相当のステーキ肉などを渡した疑い。容疑を認めているという。

(2009年9月2日20時21分 読売新聞)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090902ddlk25040525000c.html
公選法違反:酒食で投票依頼 田島氏の支援者、買収容疑で逮捕 /滋賀
 県警は8月31日、衆院選で投票や票のとりまとめを依頼する目的で知人らに飲食接待をしたとして、米原市上野、農機具店経営、堀江一三容疑者(58)を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、先月20日午後8時半〜同10時ごろ、長浜市内の焼き肉店で、知人の男性3人に対し投票などの依頼をする目的で、食事や酒など約1万円相当の飲食接待をした、とされる。堀江容疑者は小選挙区滋賀2区で当選した民主の田島一成さんの支援者。【後藤直義】

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE090902112500274527.shtml
■票とりまとめ依頼で接待 自民・河本さん支援者逮捕
 衆議院選挙で兵庫12区から出馬し、落選した自民党の河本三郎さんへの票の取りまとめを依頼するため飲食の接待をしたとして、姫路市の会社社長が警察に逮捕されました。

 公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、姫路市の会社社長、助永昇容疑者(66)です。

 兵庫県警の調べによりますと、助永容疑者は先月20日、姫路市内の中華料理店で有権者6人に対し、自民党の河本三郎さんへの投票と票のとりまとめを依頼し、1人あたりおよそ3,000円の料理と酒を振る舞った疑いが持たれています。

 取り調べに対し助永容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

 助永容疑者は河本さんの支援者でしたが、後援会の幹部や選挙運動員でもなかったということです。

 河本さんは落選後、政界引退の意向を示しています。
(09/02 12:41)

http://www.mbs.jp/news/jnn_4224497_zen.shtml
■ 公選法違反容疑、茨城7区で2人逮捕

 先月行われた衆議院選挙で当選した茨城7区の自民党・永岡桂子氏の選挙運動で2万円の報酬を受け渡したとして、茨城県坂東市の市議ら2人が逮捕されました。

 公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、茨城県坂東市の市議会議員・渡辺利男容疑者(41)と常総市の会社員・北村周治容疑者(40)です。

 警察の調べによりますと、渡辺容疑者は先月23日と24日北村容疑者に対し、境町で永岡桂子氏への投票を依頼するビラ配りなどの選挙運動をした報酬として合わせて2万円を渡した疑いが持たれています。

 調べに対し渡辺容疑者は、現金を渡したことは認めていますが、報酬だったことについては否認しているということです。(02日02:32)

http://www.asahi.com/national/update/0901/OSK200909010112.html
徳島2区・山口氏派の運動員を供応買収で逮捕 徳島県警2009年9月1日23時43分
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 衆院選徳島2区に立候補し、比例区四国ブロックで復活当選した首相補佐官の山口俊一氏(自民)を当選させるため飲食接待をしたとして、徳島県警は1日、運動員の森公明(きみあき)容疑者(67)=徳島県三好市山城町=を公職選挙法違反(供応買収、事前運動)の疑いで逮捕し、発表した。

 県警によると、森容疑者は7月下旬、三好市の集会所に有権者二十数人を集めて山口氏への投票と票のとりまとめを頼み、1人あたり2千円余りの食事やビールなどの接待をした疑いが持たれている。容疑を認めているという。

5350名無しさん:2009/09/02(水) 22:54:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090902/crm0909022248053-n1.htm

買収の疑いで農業の男逮捕 自民・古賀氏への投票依頼
2009.9.2 22:47
 福岡県警は2日、知人に酒や食事を振る舞い、衆院選福岡7区で立候補し当選した自民党の古賀誠氏への投票を呼び掛けたとして、公選法違反(買収)の疑いで、同県広川町太田の農業鶴基容疑者(51)を逮捕した。

 県警によると、容疑を認めており、金の出所を調べている。

 逮捕容疑は、6月中旬ごろ、自宅で数万円相当の酒や食事を5人以上の知人に振る舞い、古賀氏への投票や票の取りまとめを依頼した疑い。

5351名無しさん:2009/09/02(水) 23:11:30
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090902-OYT1T01185.htm

自民・大村秀章氏の運動員、買収容疑で逮捕
 愛知県警は2日、衆院選愛知5区に立候補して敗れ、比例東海ブロックで復活当選した自民党の大村秀章氏(49)の選挙運動員で、同県知立市西中町、会社役員神谷侑容疑者(70)を公職選挙法違反(買収、事前運動)の疑いで逮捕した。

 発表によると、神谷容疑者は公示前の8月上旬、大村氏を当選させる目的で、有権者2人に数千円相当の酒食を接待し、票の取りまとめなどを依頼した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

(2009年9月2日23時03分 読売新聞)

5352とはずがたり:2009/09/02(水) 23:38:14
なんかいっぱい出てきましたねー。
前原も田島もそんなことする必要ないだろうに,支持者の独走か?

5353名無しさん:2009/09/02(水) 23:43:40
民主はともかく、今後のオモシロイ注目点は、
1、殆ど報道されませんが、コーメーの今後
2、鳩山のオモテ看板とオザワのウラ看板に対抗できる自民の新総裁

・・・どれもムズカシイだろうな。

5354名無しさん:2009/09/02(水) 23:44:04
>B 吉良氏と、郵政法案に反対した衛藤晟一氏の大接戦となった05年郵政選で、自民の“刺客候補”佐藤錬
>氏は4万6000票。単純に自民系の票を足すと与党圧勝だが、吉良陣営は「刺客候補の票は変革に期待す
>る保守票」とみて取り込みを図った。
>A だから社民などに推薦を求めなかったわけだね。公明との一体感を強調した穴見陣営とは際だった
>戦術差があった。

>A 重野氏の政権放送を見たが、福島瑞穂党首ら社民幹部は全く登場せず、社民色は極力抑えた印象を
>受けたね。

http://mainichi.jp/area/oita/news/20090902ddlk44010699000c.html
選挙:衆院選を振り返って 記者座談会/上 /大分
 民主、社民が県内小選挙区で全勝し、自民が2、3区で比例復活当選した衆院選。陣営や有権者の取材を重ねた担当記者が、当落に結びついた要因を振り返り、今後の県内政治への影響を占う。

 ◆1区

 ◇A・一貫性欠いた穴見氏戦術/B・吉良陣営しっぺ返し危惧/C・共感を集票へ山下氏苦闘
A 1区では民主前職の吉良州司氏が自民新人の穴見陽一氏に6万票の差を付けた。

B 吉良氏と、郵政法案に反対した衛藤晟一氏の大接戦となった05年郵政選で、自民の“刺客候補”佐藤錬氏は4万6000票。単純に自民系の票を足すと与党圧勝だが、吉良陣営は「刺客候補の票は変革に期待する保守票」とみて取り込みを図った。

A だから社民などに推薦を求めなかったわけだね。公明との一体感を強調した穴見陣営とは際だった戦術差があった。

B しかし、自公関係はうまくいった?

A 世論調査などで必ずしも公明支持者が穴見氏を推していないことが明らかになり、陣営幹部が個人演説会で「やって下さるのか何となく不安」と不信感を口にしたことがあった。来賓出席の公明関係者は「こんなことを言われたら、支持者のやる気がなくなる」と怒っていたけどね。

B それだけ吉良氏に勢いがあった。

A 穴見氏は民主の風を見て、政党対政党の構図を避け、個人対個人の戦いに持ち込もうとした。吉良氏を守旧勢力に見立て、「選手交代」を訴えたんだけどね。しかし、終盤は民主の政策への批判に多くの時間を割き、やや戦術に一貫性が欠けていた。各社の世論調査で大きく引き離され、焦りもあったのだろう。党に応援弁士を要請しても、閣僚級は1人も来なかったし。陣営幹部は「歯がゆい」と唇をかんでいたよ。「弁士」も自分の選挙が危うく、それどころではなかったのかもしれないが。

A 共産は今回は1区のみに新人の山下魁氏を立てたね。

C 比例代表で県内4万5000票の獲得を狙った。

A 結果的には05年より1279票減らした3万3633票だった。

C でも、07年参院選と比べると6624票増えている。大分市では05年と比べても837票増えており、それなりの健闘はした。

A 陣営の手応えはどうだった?

C 街角で「頑張って」と言ってくれる有権者と話してみると、「でも政権を変えたいから民主に入れる」と言われてがっかりすることもあったらしい。共感が集票につながらない苦しさだ。

B 民主にしても「民主が良いから」ではなく、「現状打破のため」という消極的選択が少なくなかった。党のマニフェストも全部が全部、ただちに実行できるわけでもなかろうが、来年に参院選を控え、陣営幹部は「とんでもないしっぺ返しを食う可能性がある」と危惧(きぐ)している。

5355名無しさん:2009/09/02(水) 23:44:29
>>5354

 ◆2区

 ◇D・“風”を見誤った衛藤氏/E・社民色抑えた重野氏/A・大票田戦略が結果に
A 社民前職の重野安正氏が4度目の対決で、初めて自民前職の衛藤征士郎氏を降した。

D 衛藤氏の陣営は相手が社民ということで、民主の「見えない風」をまともに受けるとは考えていなかったようだ。

E 鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行が応援に入り、まるで民主の候補のように見えた。

A 重野氏の政権放送を見たが、福島瑞穂党首ら社民幹部は全く登場せず、社民色は極力抑えた印象を受けたね。

E 当初は地域性を見極めない演説をすることもあったが、ブレーンの助言もあり、場に合った演説に変わってきて、共感が広がった感がある。

A 衛藤氏の政見放送では、社民を意識した発言が多く、民主という言葉はあまり出てこなかった。それと、2区にいかに多くの国予算を取ってきたかを強調しているのが印象的だった。

D 党員の数も減り、足腰が弱ってきている中で、衛藤氏は従来型の選挙を展開していた気がする。終盤、建設業界や農業関係など数十の団体を集めて働きかけを強めたが、効果は一定程度にとどまったと言わざるを得ない。

A これまでの3回は、佐伯や日田など大票田の差が結果に直結した感があるが、ここで詰めたことが結果につながった。

E 重野陣営は今回初めて、地方議員らで100組の“特別行動隊”をつくり、これらの地域の重点切り崩しに入った。その結果、日田は小差で制し、佐伯でも肉薄した。郵政関係者の全面支援もあり、組合員が前回に比べて2割減り、同じく足腰が弱っている中で「新戦力」となった。

A 日田在住の元民主副代表、畑英次郎・元衆院議員が重野氏を支援したのも大きかった。

D とはいえ、保守色の強い2区で社民の重野氏が勝ったのには驚いたよ。

A 1、3区では投票率が下がったのに対し、2区だけが1・6ポイント伸びた。

D 2区だけは各社の世論調査の結果が分かれたため接戦が予想され、「自分の1票で世の中が変わる」と期待した人が多かったからではなかろうか。

5356名無しさん:2009/09/03(木) 03:01:03
【2009衆院選】自民内に“集団離党”論 茨城
2009.9.3 02:45
 8月30日投開票の衆院選、知事選で惨敗した自民党茨城県連内で2日、公然と執行部を批判する声が浮上した。知事選で5選を果たした橋本昌氏(63)を支援した市町村議でつくる「県市町村議員連盟」の会長を務め、自民党員でもある福島辰三・水戸市議は同日、産経新聞の取材に対し、同連盟の自民党所属議員に集団離党を呼びかける考えを明らかにした。「保守王国」は屋台骨から揺らぎ始めている。

 福島氏は、衆院選と知事選の惨敗を受けて責任問題が取りざたされている山口武平会長ら県連幹部について、「県民や自民党を食い物にして、今までの体制にあぐらをかいている」と厳しく批判。

 さらに、「県議が県連を牛耳っているのに、その県議は会長の責任について一言も言えない。これでは県民のためにならない」と述べ、幹部全員が県連執行部を退くことで“敗戦責任”を取るべきとの見解を示した。

 また、来年の県議選に、30代から40代の若い市町村議を“刺客”として立て「県民に選択してもらう」という考えも示した。

 福島氏によると、連盟に参加した市町村議は計約380人。党員でありながら無所属として活動している議員も多く、このうち何人が党員か定かでないが、「私以外にも離党を考えている議員は何人もいる」という。

 ただ、この動きがどこまで広がるかは未知数だ。同連盟に加わった別の自民党市議は「党の外に出てものを申すのではなく、党内で再生に向けて取り組むのが本来のあり方」と、離党に難色を示している。

 今回の衆院選では5月、民主党支持を打ち出した県医師会の政治団体「県医師連盟」の幹部が、原中勝征委員長への離党勧告をきっかけに、蜜月関係にあった自民党を離党。翌月、同連盟の会員ら1200人以上の集団離党を発表した経緯がある。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090903/ibr0909030245001-n1.htm

5357名無しさん:2009/09/03(木) 03:02:32
【2009衆院選】大敗自民にまたもやっかいな問題 茨城
2009.9.3 02:43
 8月30日投開票の衆院選で茨城7区から立候補し、2選を果たした永岡桂子氏(自民)を当選させるため現金を供与したとして、県警捜査2課などは1日、公選法違反容疑で陣営運動員の現職市議らを逮捕した。自民党県連にとっては大きなイメージダウンで、大敗の責任問題で揺れる県連の混乱に追い打ちをかける可能性もある。

 逮捕されたのは、坂東市議で人材派遣会社社長の渡辺利男容疑者(41)=同市大崎=と、渡辺容疑者から現金を受け取っていた同社社員、北村周治容疑者(40)=常総市水海道森下町=の2人。

 同課の調べでは、渡辺容疑者は先月23、24の両日に北村容疑者に対し、選挙運動の報酬として現金計2万円を渡し、北村容疑者はビラ配りなど戸別訪問を行った疑いが持たれている。

 両容疑者は同課の調べに対し、金銭の授受に関して認めているが、買収の意図に関しては容疑を否認しているという。県警は2日午後、関係先を家宅捜索するとともに、両容疑者を送検した。

 渡辺容疑者は平成18年12月の市議選で初当選。観光事業を行うNPO法人を立ち上げている関係から市内の農政活動に熱心な人物として知られており、同容疑者を知る人物は「きまじめな性格で、1年生議員らしく腰が低く、話し言葉も丁寧だった」と話す。市議の1人は「たまたまヤリ玉にあがったんだ」と指摘し「金を渡したかもしれないが、あれは『これで飯でも食え』というもの。金だって身銭だよ」と“真剣過ぎた選挙運動”による結果だとの見方を示した。

 関係者逮捕の報を受けた永岡桂子氏の事務所は「大変驚いている。事務所としては事実関係が全く分からず、今後の捜査を見守りたい。地元の皆さま、ご支援頂いた皆さまにはご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます」とコメント。自民党県連幹部も「事実関係の究明を待ちたい」としている。

 永岡氏は衆院選で、茨城7区と比例代表北関東ブロックから重複立候補。選挙区では無所属前職に約1万5千票差で敗れたが、比例代表で復活し、2選を果たしている。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090903/ibr0909030244000-n1.htm

5358名無しさん:2009/09/03(木) 03:05:34
http://www.asahi.com/national/update/0903/SEB200909020050.html

ステーキ肉で票の取りまとめ依頼容疑 元熊本市議長逮捕
2009年9月3日2時45分
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 衆院選の有権者に牛肉を渡したとして、熊本県警は2日、熊本1区に立候補して落選した木原稔候補(自民)派の運動員で元熊本市議会議長の食肉卸売業「矢野畜産」役員矢野昭三容疑者(81)=熊本市九品寺5丁目=を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警によると、矢野容疑者は「当選させるために配った」と容疑を認めているという。

 捜査2課によると、矢野容疑者は8月18日の公示日前後、熊本市内の知人男性方や会社事務所を訪れ「木原をよろしくお願いします」などと言って、木原氏への投票や票の取りまとめに対する報酬として、男性3人に計数千円相当の牛ステーキ肉やバラ肉、ソーセージなどを渡した疑いが持たれている。

 矢野容疑者は67年、熊本市議に初当選。自民党に所属し、90年に約1年間、議長を務めた。07年に引退した。

5359名無しさん:2009/09/03(木) 05:16:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090902-OYT8T01035.htm

民主3氏、各層から支持出口調査2区、自民分裂が影響
 読売新聞社と日本テレビ・同系列局が共同で行った衆院選の出口調査によると、県内3小選挙区を独占した民主党候補は、いずれも無党派層から他候補を上回る支持を受けていたことが分かった。自民、公明両党支持層からも一定の支持があり、「追い風」の強さを物語っていた。激戦となった2区は、自民・公明両党支持層の投票先が、自民党と無所属の2人でほぼ二分されており、自民分裂の影響が顕著だった。

        1区

 当選した民主党の小沢鋭仁氏が同党支持層の9割強、無党派層の7割強から支持を得た。自民党支持層の4割、公明支持の3割近くも小沢氏に投票した。

 自民党の赤池誠章氏は公明党支持層の6割から支持を得たものの、自民党支持層は5割強で、無党派層は1割強にとどまった。

 共産党の遠藤昭子氏は同党支持層の7割を固めていた。

        2区

 坂口岳洋、長崎幸太郎、堀内光雄の3氏が三つどもえの激戦を展開した2区は、当選した民主党の坂口氏が同党支持層の7割から支持を固める一方、無党派層からも3氏の中で最も高い5割弱の支持を集めた。

 自民党を離党し、無所属で戦った長崎氏は、自民、公明党支持層からそれぞれ4割近い支持を受けた。

 自民党で11選を目指した堀内氏は、自民、公明両党支持層から支持はいずれも4割程度で、無党派層は1割強にとどまった。

        3区

 自民党支持層は5割強が同党の小野次郎氏に投票したが、4割が当選した民主党の後藤斎氏に投票しており、後藤氏の自民党支持層への浸透ぶりが目立っている。後藤氏は民主党支持層の9割強、無党派層からも7割強の支持を集めた。

 小野氏は、推薦見送りとなった公明党の支持層からは6割の支持を受けたが、無党派層の支持は2割に満たなかった。

(2009年9月3日 読売新聞)

5360名無しさん:2009/09/03(木) 05:23:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090902-OYT8T01134.htm

■検証衆院選 下
第3極グループ 影薄く

 「民主党(を中心とする)政権になるが、埋没しないよう、少しでも存在感を示していきたい」。衆院選の県内8小選挙区で今回、ただ一人民主党以外から当選を果たした静岡7区の無所属・城内実は、1日に県庁で当選証書を受け取った際、記者団にこう語った。

 郵政民営化関連法案に反対し、2005年の「郵政選挙」の際も無所属で立候補。自民党の「刺客」・片山さつきに惜敗した。今回は民主党・斉木武志と自民・片山に大差をつけて雪辱を果たした。一部の自民党地方議員らの支持を取り付けたほか、広い選挙区をくまなく歩き、無党派層にも広く浸透しての勝利だった。

 しかし、所属する元経済産業相・平沼赳夫のグループで、今回当選したのは平沼、城内ら3人。7月に東京都内のホテルで行われた同グループの記者会見に出席し、終了後に「自民、民主も巻き込んで新しい政界再編の流れを作る」と第3極を目指す意気込みを語った城内だが、民主党の圧勝の前にグループの影は薄くなった。31日の記者会見で城内は「(少数勢力が影響を及ぼす)キャスチングボートを握るのは現状では難しい」と厳しい表情で語った。

 城内を支援するスズキ会長兼社長・鈴木修は、8月18日に浜松市北区で行われた城内の出陣式で、「少数じゃ何もできん。多数の人、多数の政党と組んで生きて初めて城内が生きてくる」と述べた。城内は「著作や講演などの活動を通してアピールし、いずれ政界再編が起きた場合に即戦力として活躍できる場が与えられることを期待し、仕掛けていく」と語る。当面は民主党を中心とする新政権の動向を注視し、同党などとの関係については「是々非々」の立場で臨む考えだ。

◆小政党は戦略見直しも

 公明党は県内小選挙区で3回続けて公認候補を立てず、比例選東海ブロックに絞って戦った。県本部代表の大口善徳は名簿の単独2位で当選を果たしたが、比例選での県内の得票数は22万票にとどまり、目標の27万票を大きく下回った。同ブロックでは議席を前回の3から2に減らし、県内で推薦した自民党候補は小選挙区で1人も勝てなかった。

 県本部幹事長の蓮池章平は31日の記者会見で、「与党として自民、公明でやってきた閉塞(へいそく)感への批判もあるだろう。政権が代わることで何かが起きるんじゃないかという期待も大きかったと思う」と、率直に反省の言葉を述べた。

 これまで公明党は政権与党の中で、定額給付金、住宅ローン減税の拡充などの施策の実現に努力してきた。だが、「野党になると政策を実現するスピードが遅くなるのは事実」(蓮池)。自民党との関係を従来通り維持するのか、他党も含めた新たな関係の構築を模索するのか。大敗は公明党に重い選択を迫ることになる。

 共産党は、比例選東海ブロックで前回と同じ1議席を確保した。県委員長代理の山村糸子は「自公政権の退場で新しい1ページが開かれた」と歓迎したが、県内で獲得した比例票は前回より約7400票減り、党勢拡大にはつながらなかった。県内小選挙区では候補者を立てるのを1、8区に絞ったため、比例選と小選挙区選を連動させた運動が十分できなかったのは否めない。山村は、「今後、特別なことがない限り、基本的には候補者を立てる」と、戦術の見直しを示唆した。

 みんなの党は、東海ブロック内で唯一静岡1区から公認候補を擁立したが、小選挙区は敗退し、比例選の復活もならなかった。社民党も同ブロックで得票を減らし、3回連続で議席を獲得できなかった。

 民主党圧勝の陰で、無所属、小政党はかつてない厳しさにさらされる。政権の内外で存在感をどう示していくのか。各党・勢力は正念場だ。

(文中敬称略)

(2009年9月3日 読売新聞)

5361名無しさん:2009/09/03(木) 05:25:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090903-OYT8T00067.htm

武田県議処分へ
衆院選で柴田氏応援
 衆院選富山3区で自民党公認候補でなく、無所属候補を支援したとして、同党県議会議員会は2日、武田慎一県議を県議会の同党会派から離脱させることで基本合意した。武田県議も受け入れる意向だ。

 同議員会によると、武田県議が党公認で当選した橘慶一郎氏を支援せず、無所属で敗れた柴田巧氏の支援に回ったことが、党の規約に反しているとしている。県連は今後、党紀委員会を開き、最も重い「除名」から「党則の順守の勧告」まで、8段階のうち、いずれかの処分を言い渡す方針。

(2009年9月3日 読売新聞)

5362名無しさん:2009/09/03(木) 05:29:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090903-OYT8T00091.htm

《政権交代》下 共産 社民 無所属
選挙戦略で明暗

 ここ数年、国政選の構図は「自公対民主など野党」だったが、政権交代により「民主対自民」に変わろうとしている。埋没してしまう少数政党などの存在感が問われている。

 衆院選で、民主党などとの連立政権樹立を訴えた社民党県連の石田寛幹事長は2日、東京都内で開かれた同党全国幹事長会議に出席し、民主党との連立政権参加を拍手で承認した。しかし、心中は複雑だ。県内では、社民党は惨敗だった。

 社民党は、東北6県で民主党の選挙協力を得て候補者を擁立した3選挙区すべてで敗れた。中でも秋田2区の山本喜代宏氏(53)の惜敗率は、他より大幅に低い25・2%で、前回から10ポイント近く落とした。

 社民党は、比例選得票も大幅に減らした。県内の得票は3万9461票で、前回から1万5764票減。秋田2区で8684票も減らし、民主党候補を全面的に支援した3区では5438票減少。1区では公示直前に誕生したみんなの党の得票をも下回った。

 石田幹事長は2日の会議後、「連立を組むということは、来年の参院選は民主とやるということ。どう付き合えばいいか分からない」と吐露した。



 対照的に、共産党は県全体の比例選得票を前回比1334票減にとどめた。

 同党県委員会の米田吉正委員長は「秋田1区や仙台市で票を増やした。無党派層の多い1区で伸ばしたということは、有権者に共産党を選択肢に入れてもらえた選挙だと思う」と手応えを語った。

 今回の共産党の選挙戦術は、ある意味ドライだった。秋田1区に候補者を擁立したが、自民対民主の構図になった選挙区での当選を半ばあきらめ、候補者には他の選挙区で積極的に活動して比例票の掘り起こしに努めるよう指示。比例選重視に打って出た。

 また、自民党や民主党に近寄る選挙ではなく、「建設的野党」を主張。どの党が政権を取ってもくみしないという姿勢を示し、米田委員長は「第3の選択肢になったこの方針は、結果的に正解だった」と述べた。



 比例選のない無所属候補には、一層厳しい選挙となった。

 1区で出馬した藤井陽光氏(61)は、「公示前は、自民候補も民主候補も嫌だという声が聞かれたが、始まったらパタッと消えてしまった。有権者が、1票が死に票になるのを恐れたのだろう」と述べた。

 全国で当選した無所属候補は6人。事実上の民主党候補だった川口博氏(62)ら2人以外は元閣僚など国会議員経験者で、無所属候補の当選へのハードルは相当高いと言える。

 藤井氏は、かみ締めるように語った。「有権者に潜在的に自民か民主かという概念があり、それを溶かしているうちに選挙が終わってしまった。今後も無所属候補が戦うのは難しい」

 (早川悦朗が担当しました)

(2009年9月3日 読売新聞)

5363名無しさん:2009/09/03(木) 05:31:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090902-OYT8T01240.htm

激震 16年ぶりの政権交代<下> 自民 組織戦を再考
民主は地方議員育成へ

 開票開始前から、高松市の平井卓也(51)(自民)の事務所は重苦しい空気に包まれていた。テレビ各局の出口調査結果は、民主の小川淳也(38)の優位を伝えていた。

 「やっぱり……」。集まった自民、公明の県議、市議約30人は一様にため息をついた。選挙期間中、肌で感じながらも「見えない」と嘆いた“民主への風”を目の当たりにしたからだ。

 「今回は自民には入れない。民主だよ」。市議の1人は支援者の言葉を思い出した。自民への逆風は承知している。でも、平井をお願いしたい――。頭を下げた直後の一言だった。

 「それでも、あまり無理強いはできない。2年後には自分たちの選挙があるからね」という。合併特例で一度は増員された定数は11減の40となり、旧市町ごとの選挙区が廃止される。

 「だから、これまでの支持者を放したくない」とつぶやく。従来の支持基盤を固めておかなければ、無党派の“風”は防げない。別の市議は打ち明けた。「小選挙区は平井、比例は民主でと言いそうになったよ」

     ◇  ◇

 平成の大合併で県内の市町は前回衆院選(2005年)の35から17に半減し、市町議も576人から359人になった。うち自民系は8割を占めるとみられ、選挙戦で〈集票マシン〉となるはずの地方議員の減少によって、「組織戦」が難しくなりつつある。

 2007年の市議選で、民主が公募で選んだ新人女性が「実績も地盤もない」(自民県連幹部)のに、4922票を集めてトップで当選したことが、自民市議の脳裏に浮かぶ。

 今回、約1万人を訪ねて平井支持を求めた市議の池内静雄(62)は「2年後は民主も多くの候補を立ててくるだろう。無党派層がどんな投票行動を起こすのか、雲をつかむ感じだ」と当惑する。

     ◇  ◇

 見えない影で終わらせたくない。民主は昨年4月、地方議員の候補者を養成する「香川政経スクール」をスタートさせ、党最高顧問の藤井裕久(77)らを講師に招いた。が、地方議員を目指して学ぶ中級コースの受講生は、6人にとどまっている。

 小川の選対事務局長を務めた高松市議の山本悟史(41)も、党の公募に応じた1人だ。「地方議員を育てなければ、いつまでたっても風頼みの現実から逃れられない」と厳しい見方を示す。

     ◇  ◇

 比例で復活当選した平井は31日朝、街頭演説を取材した報道陣に語った。「今までと同じままでは民意は得られない。選挙もゼロから考え直さないと」。一方、小川も言う。「地方の厳しい現状を打破する人材を発掘しなければ」。政権交代劇を招いた今回の衆院選は、自民、民主双方に新たな課題を突きつけた。(敬称略)

(2009年9月3日 読売新聞)

5364名無しさん:2009/09/03(木) 05:33:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090903-OYT8T00092.htm

2009 衆院選 検証
<3区>公明の牙城崩す <10区>「野党共闘」奏功 <16区>民主新人が勝利 <13区>自民、唯一の議席
 <3区> 民主新人・中島正純さん(40)が、自公連立の統一候補として6選を目指した公明・田端正広さん(69)を約1万2000票差で破った。民主圧勝という今回選の〈典型〉ともいえる。

 中島さんは、有権者への浸透を図ることを最優先。元府警警察官という経歴を前面に出し、「安全安心の社会を」などと訴えかけ、1996年の小選挙区制導入以降、田端さんが独占していた牙城を初めて崩した。

 <10区> 〈自公対 野党共闘〉の構図となり、軍配は野党側に上がった。

 民主、国民新党の推薦を得た社民の辻元清美さん(49)は、自民の松浪健太さん(38)に2万4000票差をつけて前回選の雪辱。

 前回5万2000の民主票の大半が辻元さんに流れて大きな勝因に。民主党の地元市議は「政権交代を果たし、野党共闘という戦略は成功した」と振り返る。

 <16区> 民主新人・森山浩行さん(38)が、公明党幹事長・北側一雄さん(56)に1万5665票差をつけて当選した。

 “どぶ板選挙”を展開した森山さん陣営の街頭演説は1年8か月で約3000回に上ったといい、「追い風だけでなく、地道に知名度を上げたことが勝利を招いた」と選対幹部。北側さんは、国土交通相時代の実績を強調したが、得票率は前回から11ポイント落ちた。「今後の市政への影響は大きい」と堺市幹部。13日に告示を控えた市長選などへの影響も注目される。

 <13区> 府内の自公候補が相次ぎ落選する中、小選挙区で唯一、議席を死守したのが自民の西野陽さん(69)だったが、民主、社民など推薦の国民新人・白石純子さん(46)に約1万7000票差まで迫られる苦しい戦いに。西野さんは、かつてこの区の議席を争った塩川正十郎・元財務相派の自民系市議が、白石さん支持に回る事態に危機感を抱いて駆け回り、逆風ながら43%の得票率。

 一方の白石さんは、党代表代行(現代表)の亀井静香さん(72)が何度も選挙区の東大阪市に応援に入るなど後押し。鳩山代表ら民主幹部の応援を何度も受けての大善戦だった。

(2009年9月3日 読売新聞)

5365名無しさん:2009/09/03(木) 06:25:05
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090903t51008.htm

鹿野氏辛勝、遠藤氏も復活当選 山形1区大接戦の背景

 政権交代をもたらした今回の衆院選で、山形1区は民主党元議員の鹿野道彦氏(67)が、自民党前議員の遠藤利明氏(59)を1291票差でかわす大激戦にもつれこんだ。遠藤氏の惜敗率は98.8%。比例東北で復活当選を果たす。全国47の「花の1区」で最大の激戦を演じた「山形1区現象」の背景を探った。
(山形総局・今里直樹、林直樹、山形聡子)

<悲壮感薄く>
 「厳しく苦しい選挙だったが、大逆風の中、最小限度の姿はつくれた」
 2日、県議会の自民党控室で開かれた議員総会。総括した今井栄喜県連幹事長をはじめ、県議31人の表情に政権を失う悲壮感は薄かった。

 「選挙には負けたが、勝負には勝った」
 今井幹事長は1区の選挙結果をこう表現する。敗因は荒れ狂う自民党批判の風だった。「勝因」について関係者の多くは「入念な戦略と戦術の奏功」を挙げる。

 遠藤氏は4年前の郵政選挙で大勝後、「どんな逆風でも10万票を取る体制をつくる」と公言し、草の根を張り巡らす戦略的な組織整備を進めた。

 そして臨んだ選挙戦。逆風の中、遠藤氏は自転車行脚で話題づくりに腐心した。世襲政治家の鹿野氏と差別化を図る「たたき上げ」のフレーズも準備。「小さな子がまねをする」(遠藤氏)まで定着させた。

 投票日の8月30日夜。午後8時すぎに早々と出た「鹿野氏当確」に、遠藤氏は「組織は完成体に近づいていたはずだが…」と首をかしげた。だが、開票が終わってみると、得票は10万票を超えていた。

 公明党の存在も大きかった。同党県本部の寒河江政好代表は「競ったのは選挙協力の結果だ」と胸を張る。ただ「自民から公明に来る票は民主に流れた。1区の協力はギブ(与える)だけだった」と表情を曇らせた。

<「風感じず」>
 一方、4年ぶりの議席回復を果たした勝者の鹿野氏。11選を決めた翌31日朝、街頭に立つ鹿野氏の表情には、喜びより厳しさがあった。

 30日夜の開票速報は、「遠藤氏優位」の情勢が深夜まで続いた。「当確」から約3時間。陣営には「まさか負けるのか…」という空気すら漂った。

 民主党は2007年の参院選、今年1月の知事選と連勝し、今回は「民主旋風」のまたとない風が吹いていた。

 選挙期間中、各種世論調査は鹿野氏の好調を伝えた。しかし、選対本部長を務めた舟山康江参院議員は「参院選のような風を感じない」と、数字と肌感覚の落差に不安を感じたという。圧勝に導けなかった「敗因」について、推薦した社民党県連幹部は「前回の落選後、4年間の空白があり、(鹿野氏は)『過去の人』になっていた」と言う。

 別の選対幹部は「風を受ける帆はあったが、こぎ手が足りなかった」と語る。陣営には民主、社民両党、連合山形、個人後援会が加わった。共闘の形は確立したが「後援会は高齢化し、社民党の動きも見えなかった」(陣営関係者)と明かす。

 民主党県連幹部は「4年前は約4万票差で負けた。差を埋めたのは風に恵まれたから」と遠藤氏との地力の差を認める。さらに「次の揺り戻しは、今回以上に大きいだろう」と表情を引き締めた。

2009年09月03日木曜日

5366北海道1区:2009/09/03(木) 07:16:16
>>5339-5340

2008年10月現在の推計人口で計算してみたのですが、
小選挙区は東京+2、神奈川+1、愛知+1が増員となり、
逆に大阪-1、徳島-1、高知-1、鹿児島-1が減員となります。
比例代表は東京ブロック+1、九州ブロック-1になります。

過去の市町村合併の経緯により、ひとつの市町村と政令市の区が
複数の選挙区に分断されているケースが多々ありますし、
(宮城県大崎市や新潟市など)
人口増や合併により市が大きくなりすぎてしまい、
選挙区を分割しないといけないケースも新たに出てきます。
(東京都八王子市、長崎県佐世保市など)
よって2010年の区割り勧告は大々的なものになると思います。
政党によって有利不利がいろいろでてくるんじゃないかと?

自分の持ちデータとして、47都道府県分の区割りシュミレーション
は作成してあります。
ブログを作って纏めるか、「選挙制度スレ」などで紹介できれば
いいなと考えています。

5367名無しさん:2009/09/03(木) 07:20:32
この記事、このスレか?自公保スレか?どっちに貼ったらいいのか分からないのですが、スレ違っていたら転載しておいてくださいm(_ _)m

http://www.sankei-kansai.com/2009/09/03/20090903-014122.php

2009年9月 3日

民主候補推薦人に名前連ねた市長に離党迫る 自民支部
 今回の衆院選で各戸に配布された選挙公報で、大阪12区から立候補して当選した民主党候補の推薦人として名前を連ねたとして、自民党籍を持つ大阪府四條畷市の田中夏木市長が自民党四條畷支部から離党勧告を受けていたことが2日、分かった。田中市長は「民主党から要請があったが、自民党からはなかった。どちらかに味方をしたわけではなく、中立の立場に変わりはない」と釈明している。

 自民党四條畷支部関係者らによると、離党勧告は2日付けで田中市長の自宅あてに郵便で発送され、「離党に応じない場合は党府連で協議し、除名処分を求めることも検討している」という。

 選挙公報は、選挙区内の四條畷、寝屋川、大東の3市の全戸に配布された。田中市長は、民主党公認の樽床伸二氏(50)の推薦人として、鳩山由紀夫代表や馬場好弘寝屋川市長、岡本日出士大東市長らとともに名前を掲載していた。一方、大阪12区には樽床氏と自民党候補(57)ら4人が立候補したが、田中市長ら3市長は、民主、自民両陣営の出陣式や街頭演説などへの参加を見送るなど中立の立場を表明していた。

 しかし、民主党候補のみに推薦人として田中市長の名前が掲載されたことについて、樽床氏と競り合って落選した自民党候補を応援した自民党系の市議らの間から、「自民党員でありながら、配慮に欠けた軽率な行動だったのではないか。速やかに離党するべきだ」との声があがったほか、自民党候補の事務所関係者も「市長の名前は地元住民にも影響があり、投票にも大きく左右される。田中市長らは中立と聞いていたので推薦人として要請しなかった」としている。

 こうした声を受け、自民党四條畷支部は対応を協議。田中市長に離党を勧告することを決めた。

 自民党会派の四條畷市議は「田中市長は市長選で推薦をもらったり、議会運営でも自民党に助けてもらっていたはず。勝ち馬に乗るような行動にみえる。今後の議会運営や来年の市長選でも影響があるのではないか」と話している。

 一方、田中市長は産経新聞の取材に対し、「まだ書面が届いていない」としながらも、「自民党と民主党、付き合い方は今までもこれからも同じスタンス。中立の立場に変わりはないが、離党もやむをえない」と説明した。

(2009年9月 3日 06:57)

5368とはずがたり:2009/09/03(木) 07:35:22
>>5365
鹿野め,この期に及んで未だ次ぎやろうとしてんちゃうやろねぇ。
>民主党県連幹部は「4年前は約4万票差で負けた。差を埋めたのは風に恵まれたから」と遠藤氏との地力の差を認める。さらに「次の揺り戻しは、今回以上に大きいだろう」と表情を引き締めた。

>>5366
おお,ブログ期待してますよ。
5増5減ではなく4増4減で格差は抑えられるということですか。
大阪1減で神奈川1増とか東京1極集中っすねぇ。。
分割する必要が出てくるのは長崎市ではなく佐世保市っすか。

>>5367
取り敢えず近畿地方スレにでも転載しておきますね〜。

5369北海道1区:2009/09/03(木) 08:05:32
>>5368

本来なら長崎市を1区と2区へ分割するところですが、
大村市や対馬、五島列島が含まれる長崎3区の人口が少なく
1選挙区あたり平均値の3/4である28万人を下回る見込みです。

3区は諫早市と佐世保市に隣接していますが、
諫早市は佐世保市より人口が少なく、仮に諫早市を分割すると
キューマが怒る……
ではなくて長崎市も分割しなければいけなくなります。

よって佐世保市の南端(ハウステンボスのあたり)を3区へ割譲すると
対岸の半島に位置する西海市(道路で繋がっている)も3区へ移動
させることができるのでうまくまとまると考えました。

そろそろ仕事に出かけますので、早速夜からブログ作りをしてみたいと思います。

5370とはずがたり:2009/09/03(木) 09:25:44
>>5369
なるほど。
ブログの完成楽しみにしておきます。
あと選挙制度ネタなんで選挙制度スレに転載しておきますね。
あっちだとレス数も多くないんで紛れなくて済みますし。

5371 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/03(木) 11:31:57
2007年参院選の有権者数で単純に計算すると、次のとおりになります。

01北海 .13 +1

02青森  3 -1
03岩手  3 -1
04宮城  6
05秋田  3
06山形  3
07福島  5

08茨城  7
09栃木  5
10群馬  5
11埼玉 .16 +1

12千葉 .14 +1
14神奈 .21 +3
19山梨  2 -1

13東京 .30 +5

15新潟  6
16富山  3
17石川  3
18福井  2 -1
20長野  5

21岐阜  5
22静岡  9 +1
23愛知 .17 +2
24三重  4 -1

25滋賀  3 -1
26京都  6
27大阪 .20 +1
28兵庫 .13 +1
29奈良  3 -1
30和歌  2 -1

31鳥取  1 -1
32島根  2
33岡山  5
34広島  7
35山口  4

36徳島  2 -1
37香川  2 -1
38愛媛  4
39高知  2 -1

40福岡 .12 +1
41佐賀  2 -1
42長崎  3 -1
43熊本  4 -1
44大分  3
45宮崎  3
46鹿児  4 -1
47沖縄  3 -1

1票の格差は最も軽い鳥取と重い島根の比が、1.63倍。
…結局、この山陰の2県を一緒にしないと、無理があるんですよね。
2県合わせて全国31番目の滋賀と同程度の有権者数だし。
この2県を除いた場合、最も軽い和歌山と重い愛媛の比が、1.42倍となります。

5372 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/03(木) 13:22:35
共同の基準だと、達丸くんも世襲か。そっちの方が素直な国民感情ではある。

> 自民党は50代以上が91人(76・5%)に達した
これは酷い。
民主は若手で一新→失敗→ベテランで再建の流れだったわけですが、恐らく「一新→失敗」の過程を
自民は踏めそうにない。
選挙で信任を受けた政権に対して、チャレンジして、失敗することって大切だと思うのだけれど。


世襲は民主10%、自民46% 地方政界が出身トップ

 民主、自民両党の当選者を比べると、民主党の年齢は40代以下が半数を超え、出身別では地方政界
出身が88人と同党当選者の28・5%を占めた。これに対し、自民党は世襲候補が目立った。

 【世襲】(1)親族に国会議員がいて、地盤(選挙区全体ないし一部)を継承(2)地盤を継承していなくても
実父母が国会議員―のいずれかを満たしている場合を世襲候補とすると、自民党は55人で同党当選者
の半数近い46・2%を占めた。一方、民主党は32人で10・4%にとどまった。

 【年代】民主党の当選者の平均年齢は49・4歳で、56・6歳の自民党より7歳ほど若い。年代別でも、
民主党は40代以下が166人(53・9%)だったのに対し、自民党は50代以上が91人(76・5%)に達した。

 【出身】民主党は地方政界に続き、議員秘書が41人と同党当選者の13・3%を占めた。自民党も地方
政界が38人(31・9%)とトップ。次いで議員秘書が27人(22・7%)。官僚については、自民党が22人で
18・5%に上り、34人で11・0%の民主党より割合が高くなった。

2009/08/31 06:59 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009083101000030.html

5373とは:2009/09/03(木) 16:05:04
>>5372
無党派から集票出来る若手じゃないと当選出来ない民主と固い後援会持つ爺じゃないと当選出来ない自民の差っすね。

展開が見えないなぁ。

5374とはずがたり:2009/09/03(木) 16:33:04
<秋田県>

≪09衆院選≫民主、民主系で3議席
自民初の議席ゼロ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T00339.htm

 県内でも政権交代――。衆院選は30日、投開票され、県内3選挙区のうち民主党候補が2勝し、初めて県内第1党に立った。1区は、寺田学さん(32)が前回選に続き自民党の二田孝治さん(71)を退けて3選を果たし、3区では、京野公子さん(59)が事実上の三つどもえを制し、初当選した。2区でも「民主の風」に乗った無所属の川口博さん(62)が初当選を飾った。これで自民党は1955年の結党以来初めて、衆参を通じて県内の選挙区から姿を消した。比例選の開票作業は、31日未明に及んだ。投票率は73・27%で、前回(70・60%)を2・67ポイント上回った。
(2009年8月31日 読売新聞)

京野さん「3者共闘」初当選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T00341.htm
■3区

 当選確実が伝えられると、湯沢市古館町の京野さんの事務所では、詰めかけた支持者らから「キミコ」コールがわき上がった。

 京野さんは、「政権交代はゴールではなくスタート地点。暮らしの安全と安心の基盤を立て直すため、全力を尽くして頑張って参ります」と喜びを語った。

 3区は前回選と同様、京野さんと自民党の支援を受ける2人による事実上の三つどもえの戦いとなった。京野さんは、街頭演説やミニ集会を重ね、社民党、連合秋田との「3者共闘」で、組織力の弱さを補った。

 民主党は3区を最重点区に位置づけ、公示直前は菅直人代表代行が、選挙終盤には岡田克也幹事長がそれぞれ街頭に立ち、21日には小沢一郎代表代行が社民党県連や連合秋田を訪れて選挙協力を念押し。京野さんは、民主に吹く風を背に受けて政権交代を訴えて、4年前の雪辱を果たした。

 一方、自民公認の御法川信英さん(45)と、無所属ながら自民党員の村岡敏英さん(49)は組織をフル回転させて終盤、猛追したが、保守分裂が尾を引き、一歩及ばなかった。
(2009年8月31日 読売新聞)

高松氏 比例単独で初V
金田氏は復活当選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01327.htm

比例選東北ブロックで当選し、万歳三唱する高松氏(30日午後11時46分、秋田市の高松さんの事務所で)

 比例選では、県議を辞職して国政に挑んだ民主党の高松和夫氏(67)が、比例単独で順位23位と下位ながら初当選を果たした。

復活当選を決め、バンザイする金田氏(31日午前0時18分、能代市の事務所で)

 高松氏は「歴史的な勝利。ここまでの勝利とは思わなかった。非常にうれしく、感慨深い。国民の大きな期待があるので裏切れない。マニフェスト(政権公約)は、約束として守らないといけない」と気を引き締めていた。

 また、秋田2区では小差の次点だった自民党の金田勝年氏(59)も復活当選した。能代市の事務所では、当選が決まると一転して大きな拍手が起こり、金田氏は支持者と何度も握手して喜びを分かち合った。

 金田氏は31日、事務所で記者会見し、「老後の安心や社会保障の充実など課題はたくさんある。県北が元気になる材料を作っていきたい」と抱負を語った。

 一方で、自民党の御法川信英氏(45)、二田孝治氏(71)と、社民党の山本喜代宏氏(53)は、比例選の復活当選も逃した。

 御法川氏は秋田3区での落選が決まった30日午後10時すぎ、大仙市の事務所で、「残念な結果だったが、これをバネにして一層努力していきたい」と、約70人の支持者に敗戦の弁を述べた。

 この後、御法川氏は読売新聞の取材に、「非常に責任を強く感じている。年金や農業に関して有権者の不満が多く、自民党がそこにしっかりした対策を立てられなかった」と述べた。また、今後について「衆院で戦っていく」と語り、次期衆院選に向けて活動していくことを表明した。

 二田氏は30日夜、秋田市の事務所で報道陣に「政治活動はやめない」と明言した。一方で、次回衆院選への出馬については、「今から言えない」と述べるにとどめた。二田氏は前回衆院選で、秋田1区では次点だったが、比例選で復活、7度目の当選を果たした。今回の選挙戦では、民主党の勢いが強まるなか、「比例復活は考えていない。有終の美を飾らせてほしい」と呼びかけていた。
(2009年9月1日 読売新聞)

5375とはずがたり:2009/09/03(木) 16:33:27
<秋田県>

川口氏 改めて民主入党の意向
寺田代表「支障なし」 山本氏は政界引退
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01315.htm

 秋田2区から無所属で初当選した川口博氏(62)は31日、大館市役所で記者会見し、「一人では仕事はできない。民主を中心にした方々と打ち合わせして、仲間に入れてもらいたい」と語り、改めて民主党入りの意向を表明した。

記者会見する川口氏(31日午前10時39分、大館市役所で)

 川口氏は、民主党の鳩山代表が「現場を知っている人が少ないので入党してもらいたい」と川口氏の入党に前向きであることを、民主党関係者から伝えられていることを明かし、「民主党県連の寺田学代表と、できるだけ早く話し合いたい」と述べた。

 こうした川口氏の意向に対して、寺田代表は31日、読売新聞の取材に対して「川口氏は、選挙で民主党への不利益行為をしたわけでない。少なくとも、首相指名選挙で鳩山代表をやるとなると我々と考え方は同じだ」と述べ、入党に支障がないとの考えを示した。

 また、川口氏を支援するために離党した元県連幹部らの復党について寺田代表は「川口氏とは別問題と考える。直ちに、復党がかなうことはない」と早期復党を否定した。

 一方、落選した社民党の山本喜代宏氏(53)は31日、読売新聞の取材に、「私では選挙に勝てない。新しい候補者を探すべき時」と述べ、来年2月の党県連大会で県連代表を辞任し、政界引退する考えを表明した。

 山本氏は「落選したら引退して農家に戻ると決めていた。国政も経験し、自分がやれることはやったと思う」と話した。
(2009年9月1日 読売新聞)

無党派層のほぼ半数、川口氏へ
本紙出口調査 民主支持層は7割強
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01321.htm

 読売新聞社は30日、日本テレビ系列各局と共同で出口調査を行った。

 秋田1区は、当選した民主党の寺田学氏(32)が、30〜60歳代の各年代で半数以上の支持を集めたほか、民主と社民の両党支持層の8割以上と自民、公明、共産の一部からも支持を集めた。また、無党派層の6割以上が寺田氏を支持した。

 1351票差の大接戦になった秋田2区は、当選した無所属の川口博氏(62)が市部で、次点だった自民党の金田勝年氏(59)が町村部で、それぞれ4割以上の支持を得た。

 年代別で最も支持が高かったのは、20〜50歳代は川口氏、60歳代は金田氏だったが、いずれも両氏の間に大きな差はなかった。

 支持政党別では、川口氏が民主党支持層の7割強をまとめ、金田氏は自民、公明両党支持層の7割弱をまとめたが、無党派層のほぼ半数が川口氏に流れており、ここでの差が小差につながったとみられる。

 秋田3区は、市部、町村部、20〜60歳代のすべての年代で当選した民主党の京野公子氏(59)が、最も支持を多く集めた。京野氏は支持政党別でも、民主の7割、社民の8割、共産の6割を集めた。無党派層からもほぼ半数の支持を得た。

 一方、自民党の御法川信英氏(45)と無所属の村岡敏英氏(49)は、自民、公明両党支持層をほぼ分け合う形となり、保守分裂の影響がくっきり表れた形となった。
(2009年9月1日 読売新聞)

5376とはずがたり:2009/09/03(木) 16:34:03
<秋田県>

《政権交代》上 民主
期待の中 不安の声も
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090831-OYT8T01312.htm

 「政権選択」をかけた衆院選が終わり、県内では衆参とも選挙区から自民党国会議員が不在になる事態となった。これまで、自民党政権が当たり前だった県内政界に与えた動揺は小さくない。「政権交代」の影響を追った。



当選から一夜明け、若手スタッフと共に街頭で車に手を振る京野氏(31日午前7時31分、横手市の交差点で)

 「おはようございます。いってらっしゃい」

 初当選を果たした民主党の京野公子氏(59)は、当選翌朝の31日午前7時半、横手市の国道13号沿いに立ち、走行中のドライバーらに手を振っていた。この4年間、ほぼ毎日続けた朝立ちだ。

 30分ほど手を振った後、マイクを握り、「実に歴史的な政権交代を実現いたしました」とあいさつ。強固な地盤を誇る自民党系の2氏に快勝し、一晩たっても、高揚感を隠しきれずにいた。

 高揚感に包まれているのは京野氏の事務所も一緒だ。

 湯沢市古館町の事務所は、朝から電話やファクスの着信音が鳴り響き、訪問者が相次いだ。

 これまでの支援者や企業、団体のほか、民主党中心の政権が誕生することを見越してあいさつに来る業者もいたとみられ、スタッフは「知っている人も知らない人もいたけど、どれがどれだか」と笑顔で話し、対応に悲鳴を上げていた。

 また、佐竹知事は31日の定例記者会見で、比例東北で初当選した民主党の高松和夫氏(67)から「何でも(要望を)持ってきてくれとの話がすでに来ている」と明かし、苦笑いを浮かべた。



 しかし、民主党政権へ不安の声も聞かれる。

 佐竹知事は同じ会見で、「厳しい経済状況なのであまりマニフェスト(政権公約)に意固地にならず、国の来年度の予算編成は、現実的対応をしてスムーズに行ってほしい」と注文を付けた。

 佐竹知事は、非自民政権だった細川内閣による1994年度の予算編成が、93年中にまとまらず越年編成となった例を挙げ、「来月あたりから県の予算編成作業が始まるので、ズルズルとなかなか国の予算が出てこないと大変。少なくとも年内に一定の方向性が出ないと、我々は査定できない」と指摘した。

 県内3選挙区で、自民党候補を推薦した県農協政治連盟(農政連)の渡部正敬事務局長は、「これまで自民党へ要請活動をしてきたが、来夏には参院選がある。政権が代わったから簡単に民主党に行けるかというと難しい」と頭を抱える。

 民主党はマニフェストで「米国との自由貿易協定(FTA)の交渉推進」を掲げた。農協などは「農作物の市場開放が進む」との懸念を訴え、こうした動きに対し小沢代表代行は「農協、農業団体は官僚化している」と批判するなど、両者の関係は決して良好とは言えない。

 渡部事務局長は、民主党との関係構築へ向けた第一歩の必要性をこう語った。「民主党には不安がある。まずは、寺田代表らとの話し合いからだ」
(2009年9月1日 読売新聞)

5377とはずがたり:2009/09/03(木) 16:35:18

《政権交代》中 自民
民主の組織化を警戒
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090901-OYT8T01017.htm

川口博氏に敗れ、支持者に謝る金田勝年氏(8月30日夜、能代市の事務所で)

敗戦の弁を述べる御法川信英氏(8月30日夜、大仙市の事務所で)


 かつて「保守王国」と言われた秋田県だが、自民党は今回の衆院選で、金田勝年氏(59)がギリギリ比例復活当選を果たしただけで、選挙区は全敗した。

 「相手が分からなかった」。大仙市の事務所で敗戦確実と知った秋田3区の御法川信英氏(45)は、落胆した表情で報道陣に語った。同党県連の鈴木洋一会長は「敗因は風だ」と述べ、実態のない民主の戦い方に敗れたことを強調した。

 民主党は、無所属の川口博氏(62)が当選した2区を含め全勝したが、各候補に自前組織といえるものはなかった。3区の京野公子氏(59)は、社民党と連合秋田が全面的に支援し、川口氏は、離党した民主党員や個人後援会らが草の根的に支援しただけ。

 川口氏を支援するために離党した虻川信一・元県連総務会長は「民主党という色づけができなかったら勝てなかった」と、風による勝利を認めた。

     *

 来年夏には参院選、再来年春には統一地方選が控える。民主党県連の寺田学代表は、「県連が最重要視しているのは地方選だ。2年前の県議選では県連にまだ余裕がなかったが、国会議員が増えた次回は、有権者に多くの選択肢を出すために今から準備する。市議選もやらなきゃだめだと思う」と、早くも公認候補を積極的に擁立する考えを示した。

 県議会の現在の勢力は、自民党が26人に対し、民主党は1人。民主党によると、東北6県では、岩手県の21人を筆頭に、福島県12人、宮城県に10人いる。衆院選で自民党候補が4選挙区中3勝した青森県でさえ7人いて、秋田県の少なさは際立っている。

 市町村議も、岩手県の124人を最高に青森県44人、福島県30人、宮城県16人、山形県に5人いるが、秋田県は秋田市と北秋田市に1人ずつしかいない。寺田代表は「選挙戦を通じて、地方議会には自民党系の方が多く、そこに自民党の強さを感じた」と、地方議会に民主党議員を増やす必要性を実感したという。

     *

 こうした民主党の考えに対し、迎え撃つ側の自民党県連の能登祐一幹事長は「秋田は、浮動票の多い東京と違って年齢層が違うし、地方選は地縁血縁が関係する。国政のようにそう簡単ではない」と、影響はないと断言する。しかし、県議の一人は、「地元選出の民主党国会議員が、候補者と一緒に運動したら票を取られるかも」と警戒する。

 相手は、政権党になった勢いを背に、「風」から「組織」の戦いへ動き出している。すでに統一地方選に向けた戦いが始まっている。
(2009年9月2日 読売新聞)

5378とはずがたり:2009/09/03(木) 16:36:13
>>5374-5378

《政権交代》下 共産 社民 無所属
選挙戦略で明暗
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090903-OYT8T00091.htm

 ここ数年、国政選の構図は「自公対民主など野党」だったが、政権交代により「民主対自民」に変わろうとしている。埋没してしまう少数政党などの存在感が問われている。

 衆院選で、民主党などとの連立政権樹立を訴えた社民党県連の石田寛幹事長は2日、東京都内で開かれた同党全国幹事長会議に出席し、民主党との連立政権参加を拍手で承認した。しかし、心中は複雑だ。県内では、社民党は惨敗だった。

 社民党は、東北6県で民主党の選挙協力を得て候補者を擁立した3選挙区すべてで敗れた。中でも秋田2区の山本喜代宏氏(53)の惜敗率は、他より大幅に低い25・2%で、前回から10ポイント近く落とした。

 社民党は、比例選得票も大幅に減らした。県内の得票は3万9461票で、前回から1万5764票減。秋田2区で8684票も減らし、民主党候補を全面的に支援した3区では5438票減少。1区では公示直前に誕生したみんなの党の得票をも下回った。

 石田幹事長は2日の会議後、「連立を組むということは、来年の参院選は民主とやるということ。どう付き合えばいいか分からない」と吐露した。



 対照的に、共産党は県全体の比例選得票を前回比1334票減にとどめた。

 同党県委員会の米田吉正委員長は「秋田1区や仙台市で票を増やした。無党派層の多い1区で伸ばしたということは、有権者に共産党を選択肢に入れてもらえた選挙だと思う」と手応えを語った。

 今回の共産党の選挙戦術は、ある意味ドライだった。秋田1区に候補者を擁立したが、自民対民主の構図になった選挙区での当選を半ばあきらめ、候補者には他の選挙区で積極的に活動して比例票の掘り起こしに努めるよう指示。比例選重視に打って出た。

 また、自民党や民主党に近寄る選挙ではなく、「建設的野党」を主張。どの党が政権を取ってもくみしないという姿勢を示し、米田委員長は「第3の選択肢になったこの方針は、結果的に正解だった」と述べた。



 比例選のない無所属候補には、一層厳しい選挙となった。

 1区で出馬した藤井陽光氏(61)は、「公示前は、自民候補も民主候補も嫌だという声が聞かれたが、始まったらパタッと消えてしまった。有権者が、1票が死に票になるのを恐れたのだろう」と述べた。

 全国で当選した無所属候補は6人。事実上の民主党候補だった川口博氏(62)ら2人以外は元閣僚など国会議員経験者で、無所属候補の当選へのハードルは相当高いと言える。

 藤井氏は、かみ締めるように語った。「有権者に潜在的に自民か民主かという概念があり、それを溶かしているうちに選挙が終わってしまった。今後も無所属候補が戦うのは難しい」

 (早川悦朗が担当しました)
(2009年9月3日 読売新聞)

5379とはずがたり:2009/09/03(木) 16:44:26
<青森県>

>民主は小選挙区で初めて議席を獲得した
そうなんか。。

復活当選 中野渡、田名部、津島恭さん
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090831-OYT8T00745.htm

 比例選東北ブロック(定数14)は民主が順調に票を伸ばし、県内の小選挙区で敗れた民主の比例重複名簿1位の中野渡詔子さん(青森2区)、田名部匡代さん(同3区)、津島恭一さん(同4区)の3人が「惜敗率」で復活当選を決めた。中野渡さんは「素直にうれしい。これからがスタートという気持ちでがんばっていきたい」と喜びをかみしめた。田名部さんは「責任の重さを受け止め、しっかりやらねばと思う」と話し、津島さんは「きょうを境に新たな気持ちで頑張りたい」と語った。

 今回の衆院選の同ブロックは自民、民主、公明、共産、社民など7党から計77人が候補者名簿に届け出た。県内の小選挙区からは自民の3人が名簿同列3位、民主の4人が名簿同列1位、共産の1人が名簿同列3位、社民の1人が名簿同列1位で重複立候補していた。

 公明は、比例単独1位で前議員の井上義久さん、同2位で元議員の若松謙維さんらを擁立した。共産は、前議員の高橋千鶴子さんが比例単独1位で名簿に名を連ねた。
(2009年8月31日 読売新聞)

自民底力 3議席
民主1 風つかめず
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090831-OYT8T00734.htm

 衆院選は30日に投開票が行われ、県内の4小選挙区では自民が3議席、民主が1議席を獲得した。

 自民は全国的な劣勢の中、前議員がいずれも当選し、「自民王国」の底力を見せつけた。民主は小選挙区で初めて議席を獲得したが、追い風をとらえきれず、1議席にとどまった。

 1区は民主の横山北斗さんが前回比例復活当選だった雪辱を果たし、2区は自民の江渡聡徳さんが民主の中野渡詔子さんを突き放した。激戦の3区は自民の大島理森さんが民主の田名部匡代さんとの接戦を制し、4区は自民の木村太郎さんが民主の津島恭一さんの猛追を退けた。
(2009年8月31日 読売新聞)

5380とはずがたり:2009/09/03(木) 16:44:43
>>5379-5380

政権交代
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1251734472550_02/news/20090901-OYT8T00095.htm
笑顔なき勝者たち

 「旧来の自民党の支持者の1割から2割近くも心が離れてしまっていたのが、一番辛かった」

 衆院選から一夜明けた31日。八戸市内で記者会見に臨んだ青森3区・自民党の大島理森(62)は、9選の喜びもつかの間、表情に悲壮感さえ漂わせた。次点との差はわずか367票。全国で最も得票差のない薄氷の勝利だった。

 選挙の序盤から劣勢が伝えられた陣営は総動員をかけ、ぎりぎりまで支持固めに奔走した。しかし、報道各社の開票日の出口調査は、依然劣勢。午後9時半過ぎ、大島は独自の情報網による判断で敗戦の弁を語った。「自民党の建て直しをしっかりと図っていく十字架を背負っていかなければならない」。落選は杞憂(きゆう)に終わったものの、その思いは当選した後も変わらなかった。

 「44歳で5期目の当選をさせてくださったことは、皆さんが贈ってくれた宝物です」。青森4区・自民党の木村太郎(44)は31日朝、弘前市内の街頭に立ち、声を張り上げた。

 選挙戦では「私はブレない!」をキャッチフレーズに、徹底したどぶ板選挙を展開した。公示後、対立する民主党陣営の応援で小沢一郎代表代行が選挙区入りしたのに危機感を抱き、選挙終盤には、父の木村守男前知事も自らてこ入れに動くなど、陣営はこれまでにない緊張感に包まれた。

 結局、木村は4区内の全11市町村で民主党の津島恭一(55)を上回ったが、前回、7万票以上開いていた票差は約1万4000票にまで縮まった。「終盤の追い上げで何とかしのいだが、弘前では約1700票差。首の皮一枚でつながった感じだ」。陣営幹部に笑顔はなかった。

 4選を果たした青森2区・自民党の江渡聡徳(53)は31日、十和田市で記者会見し、「この風がどれだけの逆風なのか、非常につかみにくい選挙だった」と振り返った。県内で自民党が踏みとどまった理由については「後援会組織をきちんと作ってきたことが勝因」と分析。その上で、「今度は我々が野党。民主党の政権公約を検証をしていく番だ」と気を引き締め直した。
     ◇
 一方、連立政権を組んできた公明党。県内の比例選での得票は7万7853票にとどまった。

 公明党県本部は自民党県連の要請で、世襲を理由に自民党本部が公認を見送った青森1区・無所属新人の津島淳(42)に党本部推薦を出すなど、積極的に選挙協力を進めてきた。しかし、公明の比例票は目標の11万票に及ばず、東北ブロックでの2議席目の獲得はならなかった。自民党県連の関係者は打ち明ける。「自民党をお願いするだけでも大変なのに、『比例は公明党』と言い出すのはなかなか難しかった」

 公明党県本部の伊吹信一代表は選挙結果に憤った。「自民党県連は約束を果たしていない。うちの支持者はかなり反発している。このままでは次の選挙での協力は難しい」
(2009年9月1日 読売新聞)

5381名無しさん:2009/09/04(金) 09:46:52
>>5356

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090904-OYT1T00224.htm

茨城政界のドン・山口県議、自民県連会長辞任へ

 自民党茨城県連会長の山口武平県議(88)が3日、衆院選と知事選推薦候補の惨敗の責任を取り、県連会長を辞任する意向を固めた。7日に正式表明する。


 山口氏は現職の都道府県議最高齢で、県議在職54年も最長。党員数全国2位の「自民王国」の県連会長を1987年から22年間にわたり務めてきた。しかし、衆院選では県内7選挙区のうち自民候補は1勝にとどまり、同日選となった知事選でも党推薦の新人候補が現職に敗れたため、辞任を求める声が県連内から上がっていた。

 山口氏は「茨城県政界のドン」として中央政界でも広く知れ渡った存在で、麻生首相とも懇意。今年1月には首相が山口氏の米寿祝いを東京都内で開いた。

(2009年9月4日09時07分 読売新聞)

5382とはずがたり:2009/09/04(金) 09:54:23
<静岡県>
選挙期間中の記事

政党支持率2区のみ自・民並ぶ
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000908280003
2009年08月28日

 朝日新聞社は総選挙の投開票を前に22〜25日、電話による情勢調査と同時に世論調査を実施し、支持政党や選挙への関心度などを聞いた。県内の政党支持率は自民が22%、民主が32%で、前回の05年総選挙時(自民36%、民主17%)に比べ、自民は支持率が下がり、民主は上がった。「政権交代」を前面に掲げて戦う民主党に風が吹いていることがうかがえる。

 各政党の支持率は、民主32%、自民22%、公明4%、共産1%だった。

 男女別では、民主が男性38%で女性26%より多い。自民は男性21%、女性22%だった。

 年代別では、民主は30代、50代、60代の3割台が支持。男性の50代、60代では4割以上にのぼる。一方、自民は70歳代以上の3割台が支持する。職業別では、民主は製造・サービス従事者層で支持が高い一方、自民は農林漁業者層で高い。

 「支持政党なし」と「答えない、わからない」を合わせた無党派層は41%だった。男性の無党派層は34%、女性は45%。20〜40代は無党派層が4〜5割を占めている。

 選挙区別に政党支持率を見ると、1区では、民主32%、自民21%、公明5%、共産1%、みんなの党1%。2区は、自民、民主それぞれ27%と並ぶ。3区は、民主が37%で県内で最も高く、自民23%、公明2%、共産2%、国民新党1%、みんなの党1%と続く。

 4区は、民主26%、自民20%で、無党派層が47%と高い。5区は民主34%、自民20%。6区は民主33%、自民20%で、公明は県内で最も高い6%だった。

 7区は民主27%、自民20%、無党派層が49%で県内で最も高い。8区は民主36%、自民21%、公明4%、共産2%だった。

 ◆政権交代で政治「変わらず」56%

 政権交代が起きた場合、日本の政治がどの方向に向かうかも聞いた。「良い方向に向かう」は23%、「悪い方向に向かう」は8%。「変わらない」は56%で、過半数だった。

 「良い方向に向かう」と答えたのは、男女別では男性28%、女性19%。男性の50代以上で3割を超えた。

 支持政党別では、「良い方向に向かう」が自民支持層は8%、公明支持層が6%だったのに対し、民主支持層では46%。民主支持層では「変わらない」を選んだ人も41%いた。

 ◆衆院選の関心度「大いに」は55%

 衆院選への関心度は「大いに関心がある」が55%、「少しは関心がある」が38%、「関心はない」は6%だった。「大いに」と答えた人は、郵政民営化が焦点となった05年総選挙時(53%)を上回り、今回の選挙に県内の有権者が注目しているのがわかる。支持政党別では、自民支持層は「大いに」が55%なのに対し、民主支持層では69%だった。

 投票については、「必ず行く」が81%、「できれば行きたい」が15%、「行かない」が3%だった。「必ず」は05年の79%を上回った。一般には「投票に行く」という回答は実際の投票率より高い傾向がある。

 ◇調査方法 22〜25日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に各選挙区400人目標で調査。有効回答は計3518人、回答率は69%。

5383名無しさん:2009/09/04(金) 11:08:48
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/186681.html

石崎岳氏、引退へ 道開発政務次官、総務副大臣などを歴任 (09/04 10:52)
 衆院選に道3区(札幌市白石、豊平、清田区)から出馬し、落選した自民党前職、石崎岳氏(54)(当選3回)は4日、札幌市内のホテルに選対幹部らを集め、次期衆院選に出馬せず引退する意向を伝えた。

 石崎氏は、衆院選で民主党元職の荒井聡氏(63)に約7万3千票差で敗北。会合では「大変厳しい結果で想像を超える大敗。政治家としてけじめをつけるのが取るべき道と考えた」と述べた。

 石崎氏は会合後、記者団に「支えてもらった皆さんに説明し意見を聞いた上で表明する」と語った。

 石崎氏は旭川市出身で、北海道放送のキャスターを経て、1996年に衆院初当選。道開発政務次官、総務副大臣などを歴任した。

5384名無しさん:2009/09/04(金) 11:10:17
>>5234
人口の多い選挙だらけだ
あと山尾の選挙区はよほどのことがない限り民主が勝つ選挙区
小林が初当選して9年で得票が2倍に増えた

5385名無しさん:2009/09/04(金) 11:11:27
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909040030.html

特養施設長ら3人逮捕 衆院選投票偽造容疑 姫路
2009年9月4日
 8月30日投開票の衆院選をめぐり、認知症の高齢者らが自らの判断で不在者投票をしたように見せかけたとして、兵庫県警は3日、同県姫路市の特別養護老人ホーム「なごみの里」の施設長、瓦井ゆかり容疑者(45)ら3人を公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで逮捕し、発表した。

 他に逮捕されたのは、事務長の渡辺裕(ゆたか)容疑者(50)と職員の大川富美子容疑者(44)。県警によると、3人は8月26日、70〜90代の入所者の女性6人の投票用紙を無断で使用し、施設で不在者投票をした疑いがある。

 この施設では60人が不在者投票をしており、県警は他にも不正行為がなかったかについても調べる。姫路市によると、重度の認知症患者ら約70人が入所している。

5386名無しさん:2009/09/04(金) 11:28:14
神奈川15区や17区は河野一族の地盤でもあるが
もともと片山哲や平林剛といった社会党や民社党の大物の地盤でもあった
旧三区時代社会党は平林と加藤万吉、民社党は河村勝を擁立して済み分けていた
旧五区に分割後河野と河村と平林・富塚と亀井と争っていた
小選挙区が出来たのと河村、富塚の引退が重なったこともあり自民鉄板になった

5387とはずがたり:2009/09/04(金) 12:43:47
政権交代@鹿児島・上
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000908310001
2009年09月01日

 祝福のクラクションを鳴らして車が通りすぎる。衆院選の投開票から一夜明けた31日早朝。鹿児島1区で当選した民主の川内博史氏が、鹿児島市中心部の交差点で通勤客や車に向かい手を振っていた。腰にはトレードマークになったタオル。駆け寄る人の手を両手で握りしめ、「頑張ります」と頭を下げた。
 5度目の挑戦にして初勝利。「うれしい。感謝している」。そう語りながら、「しなければならないことの重大さを思うと、立ち止まっていることはできない」と気を引き締めた。
 小選挙区制の導入以来、民主が勝利したことのない数少ない県の一つ。県内の議席は自民を中心とする「保守系」が独占してきた。追い風を受けた今回の選挙で川内氏に加え、3人が比例で復活当選。県内の衆院議員は改選前の1人から4人に増え、数では自民を1人上回った。
 全国で一挙308議席を獲得し、自民大敗に追いやる躍進を見せた民主だが、県内の小選挙区では結局1勝にとどまった。民主、自民の直接対決となった4選挙区の得票合計では自民が4万7117票上回り、「王国」の底力を見せつけられた格好だ。
 自民県連の小幡兼興幹事長は「全国的にあれだけ風が吹いたなか、3勝2敗ということですから」と、負けてはいないとの見方を示した。
 民主県連の青木寛幹事長は民主を政権与党に押しあげた原動力について「鹿児島でも大きな地殻変動が起きた」と表現した。「小泉構造改革が国民に強烈な痛みを与え続けたことが一番大きいのでは」と分析してみせた。
 ただ、自民に比べて支持基盤は脆弱(ぜい・じゃく)で、今回も「風」頼みの選挙だったことは否めない。県連代表を務める川内氏は「地域地域の(支持)基盤、地方議員の数で圧倒的に劣勢に立たされている。今回をきっかけに鹿児島も変えていきたい」と語った。
 自民の動向に気を払ってきた首長たちも、政権を手にした民主との新たな付き合い方を迫られる。
 公示前、民主のマニフェストを批判したとして民主県連から抗議を受けた伊藤祐一郎知事。選挙結果について「わが国全体に、大きな変革のうねりが生じている。今後の改革が県の発展と県民福祉の向上に役立つような改革となるよう、鹿児島の立場を主張してまいりたい」との慎重な談話を出した。森博幸・鹿児島市長は「景気・経済対策の予算が見直されるというが、それを踏まえた対策をしている。障害が起こらないようにしてほしい」と牽制(けん・せい)した。
 各方面から投げかけられる民主に対する政権運営の不安を、自民県議の1人はこう表現した。「ヒット・エンド・ランでくるのか、バントか。具体的な制度設計が見えないので対応しようがない。そもそもバットを握ったことがない人たちが多いから」
     ◇
 百年に一度という不況の影響が続くなか、自民王国にも及んだ政権交代の風は、どんな波紋を起こすのだろうか。

5388とはずがたり:2009/09/04(金) 13:00:00
>>5386
成る程〜。解説感謝です。
17区だと今は開成町長の露木や参院議員のツルネンの善戦も記憶に有りますが,元々地力はあったんですね。
かれんの落選と勝又の善戦はは結構衝撃でかかったんですがそう云う底流があったのなら少しは理解できます。
もともと17区より15区の方が地盤で洋平は息子に強い方譲って弱い方に乗り込んできたと聞いたことがありますけど,15区は太郎が与党内野党の立ち位置で人気博してきたので今暫く追い落としは困難でしょうかねぇ。。

5389とはずがたり:2009/09/04(金) 13:00:28
>保岡陣営にはすきがあった。1区内の市議らが個人演説会を陣頭指揮するなど、本気でてこ入れし始めたのは選挙戦中盤。新聞が調査などに基づき「民主300議席超」と民主圧勝の情勢を報じてからだった。
>「保岡さんは保徳戦争など厳しい選挙で何度も勝ってきた。なんだかんだ言って最後は大丈夫と思っていた」と話す自民関係者は多い。

>公明も自民逆風のあおりを受けて、比例の得票を前回より約7千票減らした。

政権交代@鹿児島・中
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000909010001
2009年09月02日

「候補者のことを、有権者にわかっていただけなかったのが落選の原因と思う」
 歴代県連会長の写真が壁にかかる自民県連の役員室で、小幡兼興幹事長は選挙戦を淡々と振り返った。
 逆風のなか自民は3議席を守ったが、1区の保岡興治氏(11期)、3区の宮路和明氏(6期)という県連会長を務めたベテラン2人を失った。
 「特に保岡さんについては、いなくなった穴の大きさを有権者もじわじわ感じてくるはず」と自民県議の一人は惜しむ。政策通で知られ、自ら「議員立法件数33は現役最多」とアピール。今回の「政権交代」を生んだ小選挙区制やマニフェスト型選挙の導入に絡む法案も並ぶ。
 保岡氏自身、公示前から「すさまじい逆風」と話していたが、陣営にはすきがあった。1区内の市議らが個人演説会を陣頭指揮するなど、本気でてこ入れし始めたのは選挙戦中盤。新聞が調査などに基づき「民主300議席超」と民主圧勝の情勢を報じてからだった。
 「保岡さんは保徳戦争など厳しい選挙で何度も勝ってきた。なんだかんだ言って最後は大丈夫と思っていた」と話す自民関係者は多い。
 「保守王国」と呼ばれる土地柄で、実際、小選挙区で民主に負けた経験はない。「逆風といっても、私自身、5人全員が当選できると思っていた。甘かった」。小幡幹事長は、そう言って風の強さの読み違えを認めた。
 05年の「郵政選挙」での大勝から4年。相次ぐ首相の辞任劇や閣僚の不祥事、公共事業費と社会保障費の削減と、「逆風」の発生源は一つ二つではなかった。
 自民県連とパートナー宣言をした公明県本部の成尾信春代表は「1票をひっくり返すのに、こんなに時間がかかった選挙はなかった」と振り返る。知人に電話をして自民候補への支持を頼んでも反論されることが多かったという。公明も自民逆風のあおりを受けて、比例の得票を前回より約7千票減らした。
 自民は県内の比例得票でも民主を下回った。どう態勢を立て直すつもりなのか。
 ひとつは組織の若返り。小幡幹事長は「自民支持者は年をとり、主導力のある人が少なくなった」と話す。もう一つは有権者との対話。候補者や施策を、県民にわかるように語ってこなかった反省を踏まえてのことだ。
 来夏には参院選が待ち受ける。自民県連は現職の野村哲郎氏を擁立する予定だが、基盤の農協だけの運動では難しいと判断。「農政連中心ではなく、だれでも入れる後援会を作ってほしい」と注文をつけたという。
 ここ数年、「接戦の命綱」として公明の組織票に頼り続けた自民。だが、野党になる両党が協力関係を続けるのかは不透明だ。公明の成尾代表は「うちは党代表、幹事長とも議席を失った。党を立て直すのが最初。今後どうするかは、その上で検討される」と慎重姿勢に転じた。
 保岡氏は今回の敗因をこう総括している。「自民党は、国民が政治に求めるスピードや変化に応えられたのにもかかわらず、できなかった。反省しなければいけない」
 下野した自民がかつての栄光を取り戻せるのか。党改革は容易ではない。

5390とはずがたり:2009/09/04(金) 13:03:23

> 早くも民主側と接触し始めた団体もある。支持政党を打ち出していなかった県保険医協会は当選した民主、国民新の5人と近く懇談会を開き、意見交換する予定だ。

政権交代@鹿児島・下
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000909020001
2009年09月03日

 衆院選の当選証書付与式が2日、県庁であった。民主の川内博史氏は初めて手にした小選挙区の当選証書に、じっと目を落とした。「身が引き締まる。1区の代表になったのだと感慨を持った」
 小選挙区の当選者は自民3、民主1、国民新1。民主3人も比例で復活当選し、県内の衆院議員は8人に。小選挙区制が導入されて以降、最多になった。
 投開票翌日、8人は地元テレビ局の特別番組に出演するため、スタジオに勢ぞろいした。キャスターをはさみ、与党となる民主と国民新、そして下野する自民がわかれて座った。リハーサルでは和やかな様子も見られたが、放送が始まると自民勢が民主のマニフェストにかみついた。
 「米国とFTA(自由貿易協定)を結べば日本の農業はさらにひどくなる」(自民・森山裕氏)、「農業の生産基盤が大きく損なわれる」(自民・小里泰弘氏)。
 民主の川内氏は「現政府も日米FTA交渉を進めると閣議決定している」と指摘。「守るべき重要品目はわかっている。さらに戸別所得補償をする」と反論した。
 今後の国会を予期させるような議論が見られた一方で、歩み寄る場面もあった。
 森山氏は「医療や介護は地方の実態に合ったものにしなければ。一緒に取り組めるところは一緒に」と言い、川内氏も「鹿児島の農業を守るためにも、できるところは協力し合いたい」と述べた。
 一方で、長年自民を支援した業界団体には民主政権誕生を前に、戸惑いが広がる。
 県建設業協会の安藤司常務理事は「鹿児島では公共事業の経済的な効果は大きい。今後の政策は業界として心配」と漏らす。県看護連盟では、選挙後の定例役員会で「自民支持を続けるべきだ」「民主支持も考える必要がある」などと様々な意見が出たという。川口ひろみ会長は「決断は、政策をもう少し見てから」と話した。
 早くも民主側と接触し始めた団体もある。支持政党を打ち出していなかった県保険医協会は当選した民主、国民新の5人と近く懇談会を開き、意見交換する予定だ。
 ある自民県議は「新政権では、国会議員を通じてお願いごとをすること自体、成り立たなくなるのではないか」と話す。民主側は「自公時代のような仕組みで利益配分をしていくことはなくなる」と言い切る。
 業界団体が選挙で応援して国会に押し上げ、陳情などを通じて地元に仕事を還元させる――。利益誘導とも言われたこうした従来型政治からの脱却を、民主政権は目指すとみられる。
 民主県連の青木寛幹事長は「風通しのよい施策とか行政展開を行っていく。門戸は開かれている」と農協など自民を応援してきた業界団体も排除しないと強調するが、民主が目指す「政治のかたち」は、明確には見えてこない。
 民主を推した「いっどどま(1度くらい)」の声には「やっせんかったら(ダメなら)戻せばいい」という言葉がつきまとった。新政権の下、地方と国政の関係はどう変わるのか。これまで経験したことがない政治が始まる。(この連載は三輪千尋、寿柳聡、斎藤徹、矢崎慶一、河口健太郎が担当しました)

5391とはずがたり:2009/09/04(金) 13:27:46
<奈良県>

民主躍進 3議席
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000908310005
2009年08月31日
◆自民 衝撃1議席
 ◇小選挙区◇

 30日に投開票された総選挙で、県内の4選挙区では、1区で民主前職の馬淵澄夫氏、2区で民主前職の滝実氏、3区で民主新顔の吉川政重氏、4区で自民前職の田野瀬良太郎氏がそれぞれ当選を果たした。「政権交代」を掲げた民主は全国的な追い風にも乗って県内全域で支持を集め、前回の05年選挙の1議席から躍進。4区で落選した新顔の大西孝典氏も比例で復活当選した。前回選挙区で3議席を獲得した自民は苦戦が続き、辛うじて1議席を確保。2区で落選した前職の高市早苗氏は比例で復活当選した。この結果は今後の県政界に大きな影響を与えそうだ。共産は1〜3区、幸福実現は全区に候補者を擁立したが、及ばなかった。

  ◆自民退潮の流れ鮮明

 《解説》

 県内の小選挙区で、民主の躍進と自民の退潮傾向が鮮明となった。3区で、父の代から46年間県内で議席を守ってきた奥野信亮氏が落選したのが象徴的だった。一時は衆参全6議席を自民が独占するなど、「保守王国」といわれた奈良の政治地図が大きく塗り替わりそうだ。

 「訳のわからない風が吹いている」

 1区の森岡正宏氏を支援した鍵田忠兵衛氏は演説でそう繰り返していた。鍵田氏は衆院議員を辞して7月の奈良市長選に挑み、33歳の民主推薦候補に敗れたばかりだ。

 しかし、過去10年間の国政選挙をみると、民主の党勢は決して一過性の「風」ではなく、着実に拡大していたことがわかる。

 衆参の比例票を見ると、03年衆院選以降、「郵政民営化」が争点となった05年衆院選をのぞく3回の国政選挙で、民主の比例票は自民を約2万〜10万票上回っている。過去10年、右肩上がりに得票を伸ばす民主に対し、自民は横ばいの傾向が鮮明だ。

 奈良の自民の強みは、「風」頼みではなく業界団体を中心とする厚い支持組織にあった。郵政、農協、医師会、建設業、首長を核とするきめ細かい集票網が張り巡らされていた。しかし、行財政改革の中で組織が分裂、一部は民主支持に回り始めた。郵政、公共事業や社会保障にまで切り込んだ小泉改革が、その傾向にとどめをさした。

 05年郵政選挙での自民圧勝は、実は小泉改革を支持する無党派層が自民に流れ込んだものであり、その層が今回、基礎票で自民を上回るところまで成長していた民主に、一気に逆流したといえる。

 「県連幹部の責任問題は免れない」

 ある有力自民県議はそう明言した。県議会はすでに、「自民党」と「自民党改革」の2会派に分裂しており、亀裂がさらに加速する恐れがあるという。来夏の参院選に向けた党勢立て直しには、かなりの時間と労力がかかりそうだ。(吉岡一)

  ◆小選挙区/投票率は71.47%

   ◎前回70.32%「郵政」上回る

 県内の小選挙区の投票率は71・47%で、前回の70・32%を1・15ポイント上回った。選挙区別では1区が68・38%(前回68・54%)、2区72・59%(同71・03%)、3区71・85%(同69・97%)、4区73・23%(同71・85%)だった。

 県内の衆院選の投票率は00年が61・95%、03年が61・61%と戦後最低記録を更新したが、郵政民営化法案の是非が争点となった前回、急上昇した。今回は、「政権選択」が最大の焦点になり、全区で自民と民主がぶつかる構図に有権者の関心が集まった。特に3区は前回より1・88ポイント上昇した。期日前投票(小選挙区)には29日までに有権者数の13%に当たる15万941人が訪れ、前回の1・56倍の高さだった。

5392とはずがたり:2009/09/04(金) 13:35:12
<三重県>

自民支持層 4割他党に 本社出口調査
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909010002
2009年09月01日

◇◆無党派層54%民主に◆◇

 朝日新聞社が、衆院選の投開票日の30日、県内150カ所で実施した出口調査で、自民党支持層の約4割が比例区で自民党以外の政党に投票していたことがわかった。07年参院選でも顕著だった自民党支持層の自民離れが止まっていないことが浮き彫りになった形だ。有効回答は8229人。

◆比例区◆
 比例区でどの政党に投票したかを支持政党別にみると、自民党支持層のうち、今回、自民党に投票した人が59%にとどまり、逆に民主党に投票した人が28%にのぼった。前回05年の衆院選で自民党支持層の投票先は、自民党が75%、民主党が13%だった。

 民主党支持層の87%が民主党に投票しているのと比べて、自民党が本来の自民党支持層からそっぽを向かれ、こうした層の多くが民主党を投票先に選んだため、自民党はより厳しい戦いを強いられていたことが分かる。

 「支持政党なし」と「わからない」を合わせた無党派層では、民主党に投票したのは54%だったが、自民党は15%にとどまり、無党派層の支持も得られなかった。

◆小選挙区◆
 一方、小選挙区でどの候補に投票したかを支持政党別にみても、民主党支持層の91%が民主党候補に投票したのに対し、自民党支持層で自民党候補に投票したのは68%にとどまり、比例区と同様の傾向がうかがえた。

 選挙区別の「自民離れ」度はどうだったのか。5区で当選した三ツ矢憲生氏には自民党支持層の73%が投票していたほか、比例復活した1区の川崎二郎氏は同73%、4区の田村憲久氏は同71%と比較的自民党支持層を固めることができていた。だが、敗れた2区の鈴木英敬氏は同64%、3区の平田耕一氏は同54%にとどまり、自民党支持層の多くは相手の民主党候補に投票していた。

 県内の小選挙区には候補者を擁立していない公明党は、小選挙区では連立を組む自民党候補を推薦していたが、公明党支持層のうち自民党候補に投票したのは64%にとどまり、29%は民主党に投票していた。

 無党派層は、69%が民主党候補に、26%が自民党候補にそれぞれ投票。05年衆院選では、民主党候補に57%、自民党候補に35%が投票していたのと比べて、無党派層の取り込みも選挙結果に影響を与えたようだ。

5393とはずがたり:2009/09/04(金) 13:36:09
<三重県>

変化求める風圧 衆院選後の課題 民主
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909010001
2009年09月01日
◇◆「チェックする」。投票翌日、マニフェスト求める◆◇

 「民主党の顔」である岡田克也氏を中心に「民主王国」と言われる三重県だが、05年の衆院選では小選挙区で2勝3敗。それが今回、4勝1敗とひっくりかえした。

 原動力は、変化を求める有権者の思いだった。

 5区の藤田大助氏は、厚い保守地盤の壁を崩しきれなかったが、比例区で復活当選。31日午前7時、さっそく伊勢市内の街頭に立ち、道行く人に「これからがんばります」と握手を繰り返した。

 「税金の使い道を変えます」
 「疲弊した地方に風穴を開けます」

 藤田氏は選挙戦で決まってこのフレーズを使った。両側のドアに「政権交代」と大書きした選挙カーで、これまで民主党が入れなかった農山村でも住民と対話した。「一度は政治を変えてほしいという期待を感じた」と言う。

 これまでと違う手応えは、11選を果たした議員生活29年の大ベテランも感じていた。

 民社、新進、自由、民主党で歩んできた1区の中井洽氏(67)は「国民の政権交代の思いが強くなっているのを肌身で感じた。醜態をやり尽くした自民をこらしめてやれという国民の怒りが風になった」。

 万歳をする中井氏の隣では、県連幹事長の金森正氏(71)も恥ずかしそうに両手を挙げた。事務所回りを続ける元県議の金森氏に、「最後のご奉公をしてほしい」と岡田氏から電話があったのは公示の2、3日前。民主党が大勝して比例候補が足りなくなる事態が想定されていた。実質的な選挙運動をしないまま、バッジをつける。

 だが、政権交代を果たした鳩山代表や岡田幹事長ら党幹部に、笑顔は多くない。

 「これからがえらいぞ、本当に。中途半端だったら、しっぺ返しくらうぞ」

 祝勝ムードにわく中井氏の事務所で、支援者の男性が高橋千秋県連代表に近づき、目を見据えてこう言った。

 自民党を「アメリカ車のように時代に適応できない」と例える高橋氏も「きょうから新たな段階に入る」と気を引き締める。31日朝、高橋氏の事務所にマニフェストを改めて取りに来た人はこう言い残した。「ちゃんと見直して、実行できるのかチェックしていく」

 公示直前の15日、近隣の3町長と一緒に4区の候補者に「地方分権」など11項目の公開質問状を出した松阪市の山中光茂市長は「変化を求めていると言うことは、変化が起きなかった場合の国民の目線は厳しい」と指摘する。

 山中氏自身も1月の市長選でマニフェスト選挙を仕掛けて現職を破った。4区は民主党の森本哲生氏(59)が当選したが、自民党の田村憲久氏(44)も比例区で復活当選したことに「民主は政権交代、自民は世代交代という『変わる』というキーワードに市民は期待した」とみる。

 年内には、2人に国会での取り組みを報告してもらう場を設けてほしいと求めている。「有権者も選んだ以上、厳しい目で見ていかなければいけない」

 民主政権で何が変わるのか――。朝日新聞の8月22〜25日の世論調査では、56%が民主党政権でも政治は「変わらない」と回答していた。とはいえ、政権交代で対応を迫られる行政は早くも動き出した。

 野呂昭彦知事は8月初旬、各部にマニフェストに掲げられた政策によって現行制度にどの程度の変化が起こるのか、検討を指示。9月議会に出す県政運営方針に影響が出ることが見込まれるだけに、来年度予算編成を控えた県幹部は「新政権発足後の制度設計を見極めたい」と話す。

 名張市の亀井利克市長も「現在の補正予算をあてにしている市事業もあるので注意深く見守りたい」。国の補助金や交付金などについて、鈴鹿市の川岸光男市長は「見直しは結構だが、来年度の予算編成も控えているので、できるだけ早く方針を示してほしい」と注文をつけた。

 31日、県庁で開かれた各党ごとの記者会見の後、高橋氏はかみしめるように言った。「政権を取るというのは責任が非常に重い。今はうれしさより緊張感の方が強い」

5394とはずがたり:2009/09/04(金) 13:36:29
<三重県>

>比例区で復活当選した田村憲久氏(44)は1日、津市香良洲町で開かれた盆踊りにさっそく顔を出すなど地元回りを再開した。
>油断もあった。05年でさえ公示直前に立候補した森本氏の比例復活を許しながら、伯父で元衆院議長の田村元氏から続く後援会や支えてきた建設業界に頼り、弱った支持基盤の手当をしてこなかった。陣営幹部は唇をかむ。「国の仕事で忙しいのもわかるが、地元を大切にしろと言ってきたのに」。これまでの支持層が民主党に流れたのも敗因の一つとみる。

再建へ険しい道 衆院選後の課題 自民
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909020001
2009年09月02日

◇◆支持基盤崩れ、「地殻変動で割れた穴に落ちた」◆◇

 有権者が求める変化の大波に、ほころびだらけの自民党はあっさりのみ込まれ、政権の座を明け渡した。

 県内の5小選挙区でも、自民が議席を得たのは5区だけで、96年から始まった小選挙区制の下では最低だった。

 「『政権交代』という地殻変動で割れた穴に、自民党も候補者も落っこちた。ただ自分は、後援会というつかむロープがあったから持ちこたえた。これからはこのロープを太くして、至る所に作っておかなければいけない」

 4区で民主党の森本哲生氏(59)に5回連続当選を阻まれたものの、比例区で復活当選した田村憲久氏(44)は1日、津市香良洲町で開かれた盆踊りにさっそく顔を出すなど地元回りを再開した。

 この4年間、総務副大臣や衆院厚生労働委員長を経験し、永田町でもそれなりに存在感を示してきた。

 だが、自民党が300議席近い議席を得た05年衆院選の大勝に、油断もあった。05年でさえ公示直前に立候補した森本氏の比例復活を許しながら、伯父で元衆院議長の田村元氏から続く後援会や支えてきた建設業界に頼り、弱った支持基盤の手当をしてこなかった。陣営幹部は唇をかむ。「国の仕事で忙しいのもわかるが、地元を大切にしろと言ってきたのに」。これまでの支持層が民主党に流れたのも敗因の一つとみる。

 自民党そのものも、この4年間、人と政策の両面で「ポスト小泉」を見つけられなかった。安倍、福田両首相は政権を投げ出し、麻生首相は失言やぶれを指摘され、求心力を欠いた。衆院選直前に公然と「麻生降ろし」が起き、党内の混乱を有権者にさらけ出した。政策でも、構造改革後の未来像を示せなかった。この数年、大企業が軒並み史上最高益を上げる中、労働者への所得の分配は進んでいない。96年を100とした指数で、06年の企業所得は142・3まで上昇したが、県民雇用者報酬は99・1。昨秋の世界不況後は経済が激しく落ち込み、「生活がよくならないとか、たまりにたまった有権者の不満」(田村氏)が自民党に向けられた。

 県内唯一の議席を守った5区の三ツ矢憲生氏(58)も、口をつくのは反省ばかりだ。「終身雇用が崩れ、非正規社員が増えた。崩れたセーフティーネットをつなぐのも政治の大切な役割だった」

 果たして自民党の再建はなるのか。

 1区で敗れたものの比例区で復活当選した川崎二郎氏(61)は「自分たちの基盤を大事にしながら腰を据えて政策をやる」と決意を新たにした。

 しかし、野党では政策実現が難しくなるうえ、10年の参院選や次の衆院選で党勢を拡大しようにも、公共事業費や社会保障費を削減した小泉改革で離れた業界団体や農村部の支持層をつなぎ留めるのは簡単ではない。それを補う形だった小選挙区での公明党票も、「連立野党はない」という中で、これまでのような選挙協力は望めそうもない。

 自民党は28日に総裁選を実施することを決めたが、絶対的な総裁候補不在の状況は変わっていない。

 2度目の野党を経験することになる川崎氏は、細川連立政権に向き合った時代と比べて「(今回は自民党の)勢力がない」と淡々と語る。「大軍をもって相手を制圧する(従来の)自民党のやり方ではなく、向こうの出方を見て、織田信長が戦うように奇兵をもって勝機をうかがうことになるのだろう」

5395とはずがたり:2009/09/04(金) 13:55:24
馳もネガキャンに荷担したのか。堕ちたものだ。しかもこんな時はちゃっかり比例名簿に載っかってるしブレすぎ。

瓦も実質近藤支援だったようですね。
七尾も良い感じで保守の動きを阻めたようですね。併し此は敵失であって民主支持層として厚みを持つように持っていかねば。
> 最大の有権者を抱える七尾市。公示直前に地元選対会議が開かれ、和田内幸三県議、武元文平市長ら約40人が集まった。だが担当の割り振りや戦術の説明はなく、ある参加者は「これで勝てるのか」と心配になったと話す。
> 公示後、対立候補の近藤和也氏優位を伝える情勢記事にようやく危機感を抱いた陣営は、市議約20人によるローラー作戦を指示。しかし、中選挙区時代の国会議員の系列や、市長選での対立関係から五つの会派に分かれる保守系の市議らはまとまらない。
>「『頑張ろう』といってもなかなか動かない。氷の固まりにお湯を2、3滴かけているようだ」(自民市議)。悪い予感は現実となり、七尾市で北村氏は4千票以上の大差をつけられた。

【政権交代】@石川 (上)自民王国の落日
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909020001
2009年09月01日

◇結束乱れて迷走◇

=乏しい危機感、県議の動き鈍く=

 「先人が築いた地盤を継承できなかったことは、恥じる思いです」――。31日未明、3区での敗北が決まった北村茂男氏は選挙事務所でつぶやいた。比例区で復活当選を遂げた喜びはなく、居並ぶ県議たちの顔もこわばっていた。

 県議14人のうち13人を自民党が占める3区。中選挙区時代から他党に議席を譲ったことのない「王国」で初めて屈辱を味わった。

 地元の輪島市以外では個人後援会が弱い北村氏は、自民党の地域支部が頼りだ。しかし、7月中旬に実質的な選挙戦に突入しても、県議たちの動きは鈍かった。

 最大の有権者を抱える七尾市。公示直前に地元選対会議が開かれ、和田内幸三県議、武元文平市長ら約40人が集まった。だが担当の割り振りや戦術の説明はなく、ある参加者は「これで勝てるのか」と心配になったと話す。

 公示後、対立候補の近藤和也氏優位を伝える情勢記事にようやく危機感を抱いた陣営は、市議約20人によるローラー作戦を指示。しかし、中選挙区時代の国会議員の系列や、市長選での対立関係から五つの会派に分かれる保守系の市議らはまとまらない。

 「『頑張ろう』といってもなかなか動かない。氷の固まりにお湯を2、3滴かけているようだ」(自民市議)。悪い予感は現実となり、七尾市で北村氏は4千票以上の大差をつけられた。

 同市に根を張る瓦力・前衆院議員=比例北陸信越ブロック、引退=は、北村氏と近い森喜朗元首相と反目していた。「当選が決まった後、瓦さんが『おー、よかった』と言ってくれた」。選挙から一夜明けた31日未明、近藤氏は明かした。「瓦氏は近藤氏を事実上、支持した」と考える関係者は多い。
     ◇           ◇
=苦渋の中傷キャンペーン展開=

 「石川で実質的に勝利したことは大きい」

 1区で敗れた馳浩氏=比例区で復活当選=の選対事務長・下沢佳充県議は、今回の結果を「全国的傾向から考えれば勝利」と表現する。

 元プロレスラーの高い知名度で、1区に多いとされる無党派層も引きつける馳氏。だが今回、陣営は個人的魅力のアピールに加え、民主党や相手候補を攻撃するネガティブキャンペーンに力を入れた。

 選挙戦最終日の29日、金沢市の香林坊一帯で、馳氏の候補者ビラが二つ折りにして配布された。その中に「民主党=日教組に日本は任せられない」と題した政党パンフが挟み込まれていた。

 民主党を支持する日教組が「過激な性教育」を行っているなどとして、「日本の教育は崩壊する」と訴えた内容。党本部が送ってきた。

 馳氏の側近は「配るか止めるか正直意見が分かれた。露骨な批判はイメージと合わない」としつつ、「馳自身は批判をしておらず、クリーンなイメージは保てた」と話す。

 だが、パンフを受け取った側は当惑を隠せない。自民党支持の男性は「ここまでやったら逆効果。民主党が自民をおとしめるためにやったのかと勘ぐったくらいだ」。

 麻生首相は31日、ネガティブキャンペーンについて「一概に良かったとも悪かったとも言えない。それで当選した人もいる」と語った。
    ◆           ◆
 政権交代が実現した歴史的な総選挙。自民、民主それぞれの戦いを振り返る。

5396とはずがたり:2009/09/04(金) 13:59:53
一体何が!?
>当選確実の一報が入り事務所に入る森氏。取材を遮る後援会関係者と報道陣が入り乱れ、殺気だった空気が流れた
森の取材拒否か〜。
> 投開票日の30日夜、当選の喜びにわく小松市糸町の事務所から、地元2紙以外の取材陣を閉め出した森氏。当選後のインタビューで「僕はいつもそうです。さんざんマスコミに振り回された選挙になったじゃないですか」と吐き捨て、4469票差に詰め寄られた結果についても「(私の)票は減ってないでしょ。そんなの批判票とは思わない」と取り合わなかった。

この辺が勝因か。
>後援会幹部だけでなく、ロシアやインド、アフリカ諸国など幅広い外交ルートを持つ森氏の恩恵を受けてきた地元企業の奮起も促した。各地のミニ集会での動員数や支持者カードの回収率は「前回の衆院選以上だった」(選対幹部)といい、田中陣営の幹部も「最後は企業の力にやられた」と悔しがった。

【政権交代】@石川 (中)辛勝の元首相
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909020005
2009年09月02日

当選確実の一報が入り事務所に入る森氏。取材を遮る後援会関係者と報道陣が入り乱れ、殺気だった空気が流れた=8月30日午後11時18分、小松市糸町
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/mori00-k_img_render.jpeg

◇逆風、消えた余裕◇

 全国紙が一斉に「民主300議席超す勢い」と情勢を伝えた総選挙中盤の先月20日過ぎ。森喜朗元首相の選対幹部による緊急会合が2区各地で開かれた。ある会合に出席した陣営関係者は「雑談ひとつ交わさず、まるでお通夜のようだった」と打ち明ける。

 「2区の自民党議員らにとって『与党自民の森』こそが権力の源泉。それがなくなれば、これまでのように世の中に圧力をかけられなくなる」。2区の情勢を「接戦」「森氏劣勢」と伝える報道が、危機感をさらに募らせた。
     ◇       ◇
=情勢の「接戦」「劣勢」に危機感=
=「どぶ板」地元企業に奮起促す=

 衆院議員歴40年。抜群の知名度を誇る森氏も、逆風にさらされた今回は、昨秋から頻繁に地元に戻り、支持基盤の引き締めに躍起になった。今年元日には地元神社の神前で「選挙が終わるまで酒は飲まない」と断酒を誓い、解散前のある選対会議では「これが最後の選挙になるだろう」と涙すら浮かべた。

 公示後は地元に張り付き、スニーカーで選挙カーに乗り込んで選挙区を精力的に遊説。「美人刺客」と週刊誌やワイドショーで頻繁に取り上げられた民主新顔の田中美絵子氏(33)=比例区で復活当選=を意識し、「スーパーの前でただ手をふるだけ」「男より女、若い方、そんな基準で選んだなら逆差別。こびを売るような選挙なら、どこかの劇場でなさった方がいい」と、対抗心をむき出しにした。

 「40年前の初当選以来」という森氏本人による「どぶ板選挙」は後援会幹部だけでなく、ロシアやインド、アフリカ諸国など幅広い外交ルートを持つ森氏の恩恵を受けてきた地元企業の奮起も促した。各地のミニ集会での動員数や支持者カードの回収率は「前回の衆院選以上だった」(選対幹部)といい、田中陣営の幹部も「最後は企業の力にやられた」と悔しがった。

 ただ、陣営関係者の一人は「これまでポスター管理や電話作戦などの選挙実務を担ってきた若い運動員が減り、高齢化が進む選対幹部らの負担が増した」と後援会組織の弱体化を指摘する。長男の祐喜氏(44)や秘書ら「身内」を次々と県議や市議などに送り出してきた森氏のやり方への反感を公然と口にする有権者も少なくなかった。

 選挙中、2区を訪れた自民党本部の関係者は「森さんは地元をうまく押さえていると思っていたが、現地入りして、予想以上に評判が悪いことに驚いた」と漏らした。
     ◇         ◇
 投開票日の30日夜、当選の喜びにわく小松市糸町の事務所から、地元2紙以外の取材陣を閉め出した森氏。当選後のインタビューで「僕はいつもそうです。さんざんマスコミに振り回された選挙になったじゃないですか」と吐き捨て、4469票差に詰め寄られた結果についても「(私の)票は減ってないでしょ。そんなの批判票とは思わない」と取り合わなかった。

 「たとえ自民党が野党になっても、森さんさえ当選すればいい。首相までやった人を霞が関の官僚たちが粗末に扱うわけがない」。選挙前、2区のある首長は森氏の影響力維持への期待を露骨に口にした。一方、田中陣営の幹部は「今回は森氏当選のためにフル回転した企業の対応も、民主党が政権与党になることで変わるはず」と、今後の変化に期待を込める。

5397とはずがたり:2009/09/04(金) 14:01:55
>>5395-5397

【政権交代】@石川 (下)民主党の自立
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000909030004
2009年09月03日
◇貧弱な自前組織◇
=新人議員の実力は未知数=
=党外で重み増す新進石川=

 1区で奥田建氏、3区で近藤和也氏が勝ち、2区の田中美絵子氏も復活当選を果たした民主党。県内を地盤に比例区で当選した沓掛哲男氏も含めると、衆院議員は一気にゼロから4人に増え、自民党の3人を上回る。だが、選挙戦で脚光を浴びた新人2人の実力は未知数。足場となる党の組織にも弱点を抱える。

 「党のマニフェスト(政権公約)に沿った話ばかり。もっと地域の話題や、派遣で苦労した自分の体験を語れ」。田中氏の選対幹部は公示前から、こんなアドバイスを送り続けた。

 政治経験をほとんど積まないまま、森喜朗元首相への「刺客」として送り込まれた田中氏。小沢一郎・党代表代行の教えを守り、辻立ちや握手の回数をこなすことに徹したが、訴えの中身に独自色は乏しかった。

 足元を見透かすように、森氏は攻勢に出た。小松青年会議所が公示前に企画した公開討論会を、田中氏が「日程の都合」として断ったことを批判。「スーパーで手を振るのに忙しい」と演説で挑発した。田中氏の選対幹部も「並んで政策論争しても勝てないから断った」と、力量不足を率直に認める。

 活動を支える組織も、自民党よりはるかに貧弱だ。党所属県議は自民の27人に対して3人。市議を含めても、「実動部隊」の地方議員は県内で十数人にとどまる。

 民主党県連の鍵主政範・事務局長は「県連はあくまでコーディネーター。頑張るのは候補自身で、それが集まったのが県連だ」と話すが、現状では1〜3区とも、連合石川や保守系の県議会会派・新進石川の力を借りなければ選挙態勢を組むことすら難しい。自前の組織整備は急務だ。

 県議14人中13人を自民党が占める「自民王国」の3区で初当選した近藤氏は、次への危機感から、早くも走り出す。12市町に築き上げた個人後援会を「七尾や穴水、志賀などには複数つくり、世代別の組織にも広げたい」と話す。選挙区内のある首長は「野党になった自民党から民主党に移る県議も出るかもしれない」とみる。
     ◇          ◇
 「党外」で重みを増したのが新進石川だ。1区で奥田氏の返り咲きを全面バックアップしたほか、2、3区でも所属県議が選対の中枢に座り、民主党の躍進を支えた。

 勝利の余韻も冷めやらない1日、所属県議9人が県議会控室に集まった。

 議題は来春の知事選と夏の参院選。谷本正憲知事の5選支持を早々に決め、同じく県政与党の自民党に対して主導権を誇示した。参院選では、かつて自民と相乗りで支持した岡田直樹参院議員(自民)に対立候補を立てて、「政権与党」の足場固めに力を入れることを決めた。

 一方で、以前から取りざたされる民主党との合流は「今は考えていない」(宇野邦夫幹事長)と否定。系列の金沢市議は「保守2大政党の流れに加わると思うが、労組勢力も含む今の民主党では、政界再編の最終形にはならない」と指摘する。

 民主党県連や連合石川の一部も、新進石川が元自民党参院議員で建設官僚だった沓掛氏の擁立を主導したことに「民主党の路線と合わない」(関係者)と違和感を漏らすなど、根本的な考えの違いは残ったままだ。

 「(参院選への対応を)民主党と協議? 民主党がうちに聞きにこないかん」。宇野幹事長の言葉に、現在の力関係が透けて見える。民主党の自立への展望は見えないままだ。

(この連載は大畠正吾、菊地直己、長田豊、矢代正晶が担当しました)

5398とはずがたり:2009/09/04(金) 14:15:24
<茨城県>

出口調査 自民支持層3割民主へ
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000909010002
2009年09月01日

 政権交代を訴えた民主党の前に、もろくも自民王国・茨城が崩れた。衆院小選挙区では元厚相らが次々に敗れ、7選挙区のうち比例区で復活できなかった前職が、4人も出た。知事選も自民推薦の元国土交通事務次官が、現職の得票の半分にも及ばなかった。投票結果は当面の国政、県政に大きな衝撃を与え続ける。すでに自民県連では、執行部の責任問題に発展している。朝日新聞社が30日に実施した投票所の出口調査をみると、自民支持層も民主へ流れた現実が浮かび上がった。

 7選挙区の出口調査を合計すると、県内の自民支持層は自民候補に57%しか投票せず、民主候補に32%が投じた。民主支持層では86%が民主候補に投じた。

 05年の郵政選挙の出口結果と比較すると、当時「小泉ブーム」が起きても、民主支持層から自民候補へ投票が流れたのは16%しかなかった。自民党員が約6万人と、東京都に次ぐ党員を抱える県内で、今回、いかに自民内に大きな雪崩現象が起きていたかが分かる。

 選挙区別で見ると、1区は自民支持層の39%が民主の福島伸享氏に投票した。「ばんそうこう」や事務所費問題が尾を引いた赤城徳彦氏には、自民支持層の54%しか投票しなかった。赤城氏は「比例は公明に」と訴え、公示直後に公明から推薦を受けたが、公明支持層の50%しか固められなかった。

 同様に自民支持層の民主候補への投票は2区が31%、3区が38%、4区が27%、5区が37%、6区が37%、7区が14%だった。

 ただ、各党への支持をみると、自民支持層が43%(前回は50%)、民主支持層が24%(同19%)、無党派層が17%(同18%)だった。民主支持層は前回に比べて増加はしたものの、依然として自民支持層の半分程度にとどまっていた。7選挙区で民主候補が比例復活を含め全員当選した背景には、自民支持層の「自民離れ」なしには語れないことが分かる。

 さらに、無党派層の動向を県内全体から見た結果、今回は民主候補に62%(前回は43%)、自民候補に26%(同40%)の票が動いた。

 各選挙区で無党派層からの支持が厚かった候補は、1区福島氏(71%)▽2区石津政雄氏(57%)▽3区小泉俊明氏(70%)▽4区高野守氏(62%)▽5区大畠章宏氏(68%)▽6区大泉博子氏(64%)▽7区柳田和己氏(41%)と民主候補が独占。自民候補は額賀福志郎氏の37%が最高で、最低は赤城氏の18%だった。

5399名無しさん:2009/09/04(金) 16:33:22
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090904ddlk45010582000c.html

選挙:衆院選 1区公認問題、抗議へ 自民県連、全国幹事会で党本部に /宮崎
 分裂選挙により衆院選で敗退した宮崎1区の自民党公認問題について、県連は3日、宮崎市内で役員会を開き、4日の全国幹事長会で党本部に抗議することを決めた。

 12日には総務会と党紀委員会を開き、県連の方針に反して前国土交通相の中山成彬氏(66)の選挙運動をした党員の処分を検討する。中山氏本人については「元国会議員のため処分できない」と県連は説明するが、今回の落選で1区支部長の肩書を失うのは確実だ。

 県連は中山氏の不出馬宣言を受けて元参院議員の上杉光弘氏(67)の公認を党本部に申請したが、衆院解散直後に中山氏が立候補を表明。党本部は調整を放棄し、1区は自民候補が不在という異常事態になった。結局、民主・社民・国民新が推薦する川村秀三郎氏(60)に敗退した。一方、2・3区は自民公認の江藤拓(49)、古川禎久(44)両氏がそれぞれ3選された。

 役員会には緒嶋雅晃会長や米良政美幹事長ら10人が参加し、今後の対応を非公開で約1時間、協議した。

 終了後、記者団の取材に応じた緒嶋会長は「逆風の中で2・3区は善戦した」と評価したうえで「1区は上杉氏が公認されていれば通せる選挙で、小差で負けても比例区での復活当選もあり得た。党本部の改革が必要だ。地方支部の公認申請がないがしろにされては政党として成り立たない」と怒った。

 米良幹事長も「派閥の力関係で公認されなかった」と党本部を激しく批判した。

 県連は独自に上杉氏を「公認」したが、1区支部の一部党員が中山氏支持に回り、結果的に中山氏の得票数にも及ばなかった。【石田宗久】

毎日新聞 2009年9月4日 地方版

5400とはずがたり:2009/09/04(金) 17:52:15

<栃木県>

自民支持3割、民主へ/出口調査
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000909010002
2009年09月01日

 県内でも吹き荒れた民主圧勝の嵐。民主は足元を固めた上で自民の支持基盤を切り崩し、4年前は小泉自民に向かった無党派の風を最大限に利用した――。朝日新聞社が実施した出口調査を見ると、そんな様子が浮かび上がる。

 支持政党別に小選挙区で投票した先を尋ねたところ、県全体では民主支持層の79%が民主候補に投票した。一方、自民支持層が自民候補に投じたのは56%にすぎず、逆に27%が民主候補に投じた。無党派層は過半数の56%が民主候補を選び、23%だった自民候補の2倍以上に上った。

 その上で、ともに民主新顔が自民前職に挑んだ構図の栃木1区と5区を比べると、より無党派層を引きつけた候補が選挙区で勝ち抜いたことがわかる。

 栃木1区では、民主支持層の88%が選挙初挑戦の石森氏に投じた一方、船田氏には自民支持層の66%にとどまった=グラフ上。無党派層は石森氏に65%で、船田氏へは28%。4年前の出口調査で無党派層は50%が民主候補、船田氏にも42%が流れたのに比べ、民主候補への流れが強まった。

 民主が足元を固め、自民は足元が揺らいだのは栃木5区でも同様の傾向だった=同下。ただ、無党派層の動向では富岡氏に55%で、茂木氏に40%。4年前は茂木氏が61%、富岡氏が37%で、今回は逆転したが、茂木氏が踏みとどまった印象が残る。

 無党派層の動向を県内の民主候補4人で比べた場合、石森氏は最も多くの票を獲得。自民4候補の中では茂木氏が最も高い割合を得た。
    ◇
 朝日新聞社は30日、県内150カ所の投票所で出口調査を実施。投票を終えた有権者に投票先や政治変化への思いなどを選択肢から選んでもらった。県内全体での有効回答数は8185人。このうち栃木1区では1643人、栃木5区では1670人から回答を得た。(古源盛一)

5401とはずがたり:2009/09/04(金) 17:52:45
>>5400-5401

>県内の自民支持層で比例で自民に投票したのはわずか48%。75%だった4年前から激減し、民主に投じたのが26%と前回の倍に増えた。自民を離党した渡辺喜美氏のみんなの党に流れた票もあった(とは註:2割近い18%)

>今回、県内の公明支持層が選挙区でどの党の候補に投票したかをみると、自民候補に55%だった。3区での自民候補不在を割り引いても前回の80%に比べ、相当低い。

自民支持層、比例に自民は48%/出口調査
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000909020002
2009年09月02日

自民支持層は比例区でどの党に投票したか?前回との比較
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/tochigi01-k_img_render.jpeg
公明支持層はどの党の候補に投票したか?前回との比較
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/tochigi02-k_img_render.jpeg

 今回の総選挙では「自民におきゅうをすえる」という有権者の意見が目立ったが、朝日新聞の出口調査をみると、おきゅう以上のダメージだったことがわかる。県内の自民支持層で比例で自民に投票したのはわずか48%。75%だった4年前から激減し、民主に投じたのが26%と前回の倍に増えた。自民を離党した渡辺喜美氏のみんなの党に流れた票もあった=グラフ上。

 小選挙区で自民候補のいた栃木1、2、4、5区でみると、自民支持層で比例に自民に投じたのは46〜54%。民主の前職と戦った2区と4区は民主支持層の割合が自民支持層と同じ3割台、1、5区は民主支持層が2割台だったことを考えると、2、4区の自民陣営にとっては風速を一層強く感じたといえそうだ。

 一方、10年目を迎えた自公の選挙協力にも陰りがみられた。今回、県内の公明支持層が選挙区でどの党の候補に投票したかをみると、自民候補に55%だった。3区での自民候補不在を割り引いても前回の80%に比べ、相当低い。自民支持層が比例で公明に投票した割合も5%で前回の7%を下回った=グラフ下。

 出口調査は投票日の8月30日に実施した。県内での有効回答数は8185人(各選挙区1547〜1676人)。(古源盛一)

5403とはずがたり:2009/09/04(金) 18:00:51

政権交代@とちぎ
激震の足元(上)/政権交代
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030001
2009年09月01日

市場内をくまなく歩きあいさつする石森氏(左)=31日午前6時43分、宇都宮市簗瀬町の市中央卸売市場

 30日投開票の総選挙で、政権交代を求める民意のうねりは、県内の5小選挙区でも民主党の3議席奪取という形で現れた。有権者のどんな動きが民主に歴史的勝利をもたらし、過去2回の総選挙でいずれも5議席を独占した「自民王国」を突き崩したのか。出口調査のデータを絡めて振り返る。初回は自民前職に民主新顔が挑んだ1、5区から。

○○1区○○

 総選挙から一夜明けた31日午前6時半すぎ、宇都宮市簗瀬町の中央卸売市場。初当選を果たした民主の石森久嗣氏が、満面の笑顔であいさつ回りする姿があった。仲買人らから「よかったね」「がんばれよ」と声がかかった。

 選挙初挑戦の石森氏は、選挙戦で「一人でも多くの人に会う」戦術に徹した。選挙カーの先導に続いて自転車で住宅街を走り、ショッピングセンターや遊園地、動物園など人が集まりそうな場所には意識的に足を運んだ。知名度不足という課題を克服し、民主への追い風を全身で受け止めた。

 自民前職の船田元氏の陣営も、自民への逆風を覚悟し、元衆院議長の祖父から引き継いだ後援会組織をフル稼働させた。船田氏も200回以上のミニ集会をこなした。「やれることはやった。いつもの3割増しで動いた」と幹部。実際、船田氏は陣営が基礎票と見ていた「11〜12万票」に相当する票を得た。運動員の一人は選挙戦のさなか、「相手陣営と全くかち合わない。本当に動いているのか」といぶかったほどだ。

 それでも、船田氏は石森氏に約3万4千票もの大差で敗れた。結局、旧来型の組織を超える幅広い支持を得られたかがどうかが、両者の勝敗を分けたと言える。(井手さゆり)


○○5区○○

 2度の閣僚経験を持ち、政策通を自負する自民前職の茂木敏充氏。6選を狙う今回も「安泰」というのが周辺の一致した見方だったが、民主新顔の富岡芳忠氏に約9千票差の薄氷の勝利だった。自民への「逆風」は茂木氏の選挙戦術をも一変させた。

 象徴的だったのは、陣営のキャッチフレーズだ。公示後に選挙事務所に掲げられたのは「原点からのスタート」という言葉。陣営のポスターやパンフレットに必ず入っていた「日本のリーダーへ」の一文が姿を消した。93年の初当選以来初めてという公示前の街頭演説にも立った。

 選挙戦中盤の23日、足利市の演説会で見せた姿には陣営関係者も驚いた。冒頭、茂木氏は「逆風の中の激戦をお支えいただいて」と切り出して言葉に詰まり、涙声であいさつを続けた。「政策を並べる演説より全員に握手して回るほうがいい」と茂木氏にアドバイスした幹部も「初めて見た」と語ったほどだった。

 一方、風の強さをはかりかねていた民主新顔の富岡芳忠氏の陣営では、7月の東京都議選後、「政権交代を」の訴えに弾みがついた。「民主300議席超」との情勢報道に当初は半信半疑だったが、一般の有権者からの「富岡頑張れ」という電話が増え、「投票率が上がれば抜き去ることができる」との声も出た。(斯波祥)

5404とはずがたり:2009/09/04(金) 18:01:44

>「民主党政権になったら仕事がなくなりますよ」
>「今だってねえよ」

政権交代@とちぎ
激震の足元(中)/自民に大波
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030002
2009年09月02日

山間部で演説する福田昭夫氏=8月28日、鹿沼市

 今回の総選挙では、全国屈指の「自民王国」と言われた県内でも、伝統的な支持基盤が崩壊したことが浮き彫りになった。前職同士の対決となった2区と4区では、自民候補がその大波をかぶった。

 ◇2区 組織は動かず

 「小泉改革はすべて改悪だった。政権交代したら生活が変わる、暮らしが良くなる」
 山あいの集落に、民主の福田昭夫氏の声が響いた。選挙戦最終盤の先月28日の夕方、選挙区内で最も多い有権者を抱える鹿沼市での最後の街頭演説の場に選んだのは、川沿いを縫うように走る道路の両脇にぽつぽつと家屋が並ぶ入粟野地区だった。

 自民の固い支持基盤だった農業者や建設業者に痛みを強い、地方の住民には都市との格差を実感させた「構造改革」を批判。高速道路の無料化など民主の政策を説明し、「一番恩恵を受けるのは、マイカーを多く利用する地方に住む人だ」と訴えた。約50人が聴き入った。

 福田氏の演説の後、マイクを握った地元の顔役の男性は「これまで森山さんって書いてた人も、福田昭夫さんって書いてよ。間違いないから」と呼びかけ、笑いを誘った。この地域は、前回2区で福田氏を破って当選した森山真弓氏の牙城(が・じょう)と言われた土地だ。

 福田氏は今回、小選挙区で自民の西川公也氏に5万票差を付けて圧勝した。前回の総選挙後から200回を超えるミニ集会を開き、徹底した「ドブ板選挙」を展開。自民の金城湯池だった地方部への浸透に成功し、組織票も掘り崩した。その決め手となったのは、これまでの「改革」に対する強い不満だった。

 「民主党政権になったら仕事がなくなりますよ」
 「今だってねえよ」
選挙戦のさなか、西川氏の陣営の幹部は、支持を求めた建設業者との間で何度もこんなやりとりが交わされていると漏らした。「農協も幹部は動いてくれるが、下は全然」

 農水族議員の代表格である西川氏の出陣式には、全国農業協同組合中央会の茂木守会長ら県内外から各種団体の幹部らが応援に駆けつけた。だが、事務所の壁に所狭しと張られた推薦状は「張り子の虎」に過ぎなかった。

 西川氏は落選が決まった30日夜、地元さくら市の事務所で、支持者を前に敗戦の弁を述べた。「歩けば歩くほど選挙情勢は肌感覚で伝わってくるものだ。だが、サイレントマジョリティー(静かな多数派)の声は最後まで聞こえなかった」(庄司将晃)

 ◇4区 不満に応えず

 現職閣僚の立場で5選を目指した自民の佐藤勉氏は、民主の山岡賢次氏に3万票もの大差で敗れた。ようやく比例復活で自民最後の議席に滑り込んだ。陣営幹部は「小選挙区で勝てた自民候補もいる。陣営の態勢に問題があったということだろう」と肩を落とした。

 今回、佐藤氏は小山市内の結婚式場だった建物を選挙事務所に借り、豪華な広間で連日のように県議らの後援会や業界団体を招いて集会を開催した。ただ、参加する側には不満があった。公示前、自民のある市議が「田んぼが広がったのに全然、水くれてやらないんだ」と評したのがその典型だ。国も地方も財政が苦しい時代、利益誘導は無理だと理解している。「だったら普段から頭を下げればいいのにそれもない。選挙になっていわれても……」

 一方、同市内の山岡氏の事務所では各種団体や企業、個人からの推薦状が選挙中に1枚、2枚と増えていった。最終盤で約270。陣営の一人は「相手の会合に出ている人も、実はこっちという人がいる。選挙後にもっとはっきりする」と自信を見せた。(古源盛一)

5405とはずがたり:2009/09/04(金) 18:02:15
>>5403-5405

政権交代@とちぎ
激震の足元(下)/嵐来ず無風
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000430909030003
2009年09月03日

 激しい嵐の吹き荒れた今回の総選挙で、全国でもまれな「無風区」だったのが、渡辺喜美氏が当選した3区だ。渡辺氏が結成した新党「みんなの党」は、中小政党がしのぎを削る比例北関東ブロックの勢力図にも影響を与えた。(武沢昌英、井手さゆり、才本淳子、矢吹孝文)

 全国300小選挙区で最高の得票率95・30%。諸派新顔との一騎打ちの3区は、14万2千票余を獲得した前職の渡辺喜美氏の独り舞台だった。
 一方、候補を擁立できなかった二大政党には大きな課題を残した。
 1月に自民を離党した渡辺氏に対し、自民は党本部を中心に「刺客」擁立を模索。衆院解散後に県連会長の森山真弓氏を公認したが、県連内の猛反発に遭って森山氏が立候補を辞退する一幕もあった。
 結局、擁立に踏み切れなかったのは、ただでさえ逆風の中、自民陣営が分裂してしまうことへの危機感だった。森山氏が立てば、3区が激しい分裂選挙になるのは避けられない。しかも、渡辺氏が3区外に「逆刺客」を擁立し、自民候補の選挙戦に悪影響を与える可能性もあった。
 実際、渡辺氏は比例北関東ブロックの単独候補として立てた前職の山内康一氏を1区などの重複候補にする「切り札」を最後まで示し続けた。
 総選挙後、自民県連幹部は「3区にも根っからの自民支持者はいる。これから組織をゼロから作り直さなければいけない」と話した。
 県内5小選挙区で3議席を獲得する歴史的勝利を収めた民主への3区の有権者の不満も強かった。
 党幹部が4月に早々と3区に擁立しない旨を表明。支持者から「選択肢を示せ」「だらしがない」との声が多く寄せられた。その後も水面下では模索を続けたが、最終的に断念した。
 民主県連幹部は「3区の有権者の方々には申し訳なかった。次はこういうことのないよう人材発掘に努めたい」と語った。
   ◇    ◇
 渡辺氏が選挙期間中、3区に入ったのは公示日の出陣式だけ。あとはひたすら全国を飛び回り、みんなの党への支持を訴えた。
 その結果、全国で5人が当選。比例北関東ブロックでも目標を大きく上回る約59万7千票を獲得し、山内康一氏が議席を得た。県内の比例得票は約22万4千。約41万5千の民主、約25万7千の自民に次ぐ3位につけた。
 これに対し、共産、社民の野党2党は、政権をかけた二大政党の対決の中で埋没した。比例北関東で共産は1議席を死守したが、社民は議席を失い、明暗を分けた。
 共産は県内の小選挙区で唯一、1区に新顔の小池一徳氏を擁立し、比例重複候補とした。比例票獲得を優先する戦術で、小池氏は1区以外でも数多く街頭に立った。雇用や憲法9条などを中心に「民主党の悪い政策には悪いという建設的野党を目指す」と訴えたが、県内比例票は前回05年の8割弱の約3万4千にとどまった。
 また、県内小選挙区への候補者擁立を断念した社民党の比例票は前回の6割弱の2万5千足らずに激減した。
 共産県委員会幹部は「与党批判が民主に流れ、自民も民主もダメという票がみんなの党に流れたのでは。受け皿になりきれなかった」。社民県連幹部も「みんなの党の存在がきつかった」と振り返る。
 一方、与党の公明は比例北関東で前回と同じ2議席を確保したが、県内の得票は前回の8割に満たない約9万8千票。自民と同様、逆風にさらされた。

5406とはずがたり:2009/09/04(金) 18:12:40

東北ブロックの社民の復活は割と指定席化せずばらけたのは良い傾向なのかも知れない。

政権交代@山形 民主勝って「緊張感」
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909010003
2009年09月01日

 総選挙で民主党と社民党があわせて4議席と躍進し、自民党が2議席にとどまった県内政界。一夜明けた31日、民主党の当選者は政権運営を担う緊張感をにじませ、同党候補を支援した吉村美栄子知事は、県議会最大会派の自民党を揺さぶる構えもみせる。総選挙で敗れた自民党は、参院選、知事選に続く連敗を受け、党勢回復に向けた議論に動く。歴史的な「政権交代」で、県内政界の主導権争いが、じわりと動き始めた。

●さっそく街頭へ

 民主の当選者3人は、朝の辻立ちや、あいさつ回りなどを精力的にこなした。308議席の政権党。当選の喜び以上に、重い責任を負った緊張感に包まれていた。

 県連会長でもある2区の近藤洋介氏は朝7時半から、米沢市役所前でハンドマイクを握った。「これからがスタート。政策を実現してまいります」と声を張り上げた。与党としての国会運営について、「自民党が(強行採決を)やって来られたことを反面教師にしたい。自民党から良い案があれば、受け入れなければならない。選挙は終わりました。ノーサイドです」。

 演説後の取材で党人事に話が及ぶと、「新人が多く入ってくるので教育しないといけない。軍曹(教育係)をやれといわれたらやる」と3期目の先輩として意欲を見せた。

 1区の鹿野道彦氏も朝7時半、山形市鉄砲町で雨の街頭に立った。口を真一文字に結
んで手を振り、クラクションを鳴らして手を振り返してくれるドライバーに「ありがとうございます」と一礼。「万歳をした昨日と全然違って、政権を担う緊張感を感じている」と表情を引き締めた。

 比例東北ブロックで初当選した和嶋未希氏は、鹿野氏らと山形市で街頭に立った後、地元酒田市に戻り、約100人の支援者に当選を報告。「みなさんの顔を見て実感がわいた。共に闘ってくれ、感謝でいっぱいです」と涙ぐんだ。「政権政党として重い責任がある。私も議席をいただいた。みなさんの思いをしっかり胸に刻んで取り組んでいきたい」と話した。

 その後取材に応じ「県議として6年半活動し、地域の実情は痛いほど把握している。中央省庁が作った政策が、地域の実感になじんでいたとは思えない。私の役割は、痛みや生活の切実さを伝えることだと思う」と抱負を語った。

●絶妙だった応援 知事バンザイに姿見せず

 「バンザーイ」。30日夜、返り咲きを果たした民主・鹿野道彦氏の事務所は熱気に包まれていた。だが、鹿野氏を強力に支援した吉村美栄子知事の姿はなかった。

 「応援はするけど、戦いが終わったらノーサイド。勝ったとか負けたとかで出しゃばる気はない」。知事は31日の定例会見で、事務所に行かなかった理由をこう説明した。

 知事の支援表明は選挙戦中盤の22日。2日後に山形市であった鹿野氏の集会に登場すると、「待ってました」とかけ声が飛んだ。演壇近くには「吉村知事立ち上がる!!」と書かれたポスター。知事は「鹿野先生が勝てなかったら、私はどんなに悲しいかしれません」と情に訴えた。さらに2日間連続で集会に出席。選挙戦最後の29日夜も事務所に駆けつけた。

 選挙の結果は、2位と1300票差の超激戦。「知事が支援を表明しなかったらどうなっていたか……」と陣営幹部。まさに知事様々だ。

5407とはずがたり:2009/09/04(金) 18:13:28
>>5406-5407
 吉村知事は2月の就任当時に「特定の政党や候補者を支援しない」と表明したが、総選挙が近づくにつれて「知事選で応援してくれた人に恩返ししなければ」と態度を転換した。

 「恩返し」に自民党県連は反発した。「鹿野氏の支援は民主党支援と同じだ」

 知事は批判の声をかわすように、その後も「恩返し」を強調。県議会最大会派・自民党との関係を意識してか、31日の会見では「応援してくれた人なら、自民候補を応援することもありえる」とも。

 自民県議からは「知事を応援した自民と民主の候補が戦うことになったらどうするのか」との声も聞こえてくる。ただ、2年後に県議選を控え、知事を追及するべきか、すり寄るべきか、自民県議の間でも考えが分かれている。

 鹿野陣営幹部はこう見る。「知事は今回のことで政治家として力をつけた。県議会で自民に追及されたとしても、鹿野さんが勝ち、民主も大勝したから強気になれるはず」

 吉村知事の「恩返し」が、県議会を揺さぶっている。

●「自民は原点に戻る」加藤氏、総裁選に意欲も

 前回の3選挙区独占から、比例東北ブロックを含めて2議席に勢力ダウンした自民。当選者や県連幹部は31日、捲土(けん・ど)重来を期し、早速、立て直しに向けて動き出した。

 安定した戦いで当選した3区の加藤紘一氏。「麻生降ろし」の急先鋒(きゅう・せん・ぽう)になるなど、党執行部とは距離を置いてきた。31日、鶴岡市の事務所で記者会見した加藤氏は「保守政治の原点に戻るしかない。頼りにしている仲間が意外に多くカムバックしたから、明日から東京で相談する」。自身の党総裁選出馬についても、「否定するものではない」と意欲をにじませた。

 1区で敗れたものの、比例区で復活当選した遠藤利明氏。朝、山形市美畑町の交差点で笑顔で手を振り、支持者に握手を求められると顔をくしゃくしゃにした。「自民党は一回作り直す時期に来ている。これだけ数が少なくなったので思い切ったことができる。自民党への信頼感は決してなくなったわけではない」と党勢回復に力を込めた。

 自民県連にとっては07年参院選、今年1月の知事選に続く「敗戦」。吉村知事の鹿野氏支援で、最大会派としても知事との距離に難しい対応を迫られることになった。

 県連は9月1日に四役会議、2日に議員総会を開き、総選挙の総括と体制立て直しを話し合う。幹部は「現体制でいいのかということも含めて議論したい。2議席確保は再スタートの基盤を残したともいえる。いろんな意見を聞きながら県連のあるべき姿を立て直したい」と語った。

●社民、念願の議席 復活の吉泉氏

 念願の「初議席」――。社民党の吉泉秀男氏=民主、国民新、連合山形推薦=が比例区で復活当選し、初の国会議員のイスを射止めた。同党県連合にとっても、96年の小選挙区制実施以降、初の県選出国会議員の誕生になった。

 31日朝、酒田市の事務所で記者会見した吉泉氏は「朝から『おめでとう』の電話でてんやわんや。当選したかな、と実感がわいている」。復活当選が決まったのは午前1時すぎ。3区で自民の加藤紘一氏に敗れ、「私の力不足」と支援者に謝罪した約3時間半後、復活した。朝になって支持者や親類から「残念でしたの」という電話も。「いや、滑り込みました」と伝えて喜び合ったという。

 悲願の議席確保について、党県連合の広谷五郎左エ門代表は「勝因は民主などとの選挙協力に加え、政権交代の風に乗れたこと」と分析。民主の和嶋未希氏が比例区で立候補したことも、票の掘り起こしにつながったとみている。

 吉泉氏は県議3期を務め、地方政治家として活動してきた。07年県議選に落ち、「政治の道をやめようか」とも考えた昨年7月、党の要請を受けて立候補を表明した。

 長かった戦いを振り返り、「国会議員? 考えたことも無かった。負けたらどうやって飯を食うかを考えていた」と本音をポロリ。支援者に「先生」と呼ぶことは禁じたという。

5408 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/04(金) 18:20:20
(上位)
小沢244>(沖縄)218>羽田207>(愛知)196>(大阪)194>枝野185>
岡田184>(兵庫)183>前原182>(新潟)173>(宮城)173>(神奈川)171>
横路167>恒三165>輿石164>馬淵164>(滋賀)162>菅161>
梁瀬161>(和歌山)159>野田158>(静岡)158>(高知)154>(茨城)151>
(岐阜)151>仙谷147>田名部146>(広島)144>(長崎)143>江田138>

ちょっとドスンパンチ、都市部を含む千葉なのに弱くないか? みんなに奪われた?

701 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/09/04(金) 14:46:17 ID:TzyxtMt7
他スレから転載

●比例票における、民主÷自民の指数
岩手244>沖縄218>長野207>愛知196>大阪194>埼玉185>
三重184>兵庫183>京都182>新潟173> 宮城173>神奈川171>
北海道167>福島165>山梨164>奈良164>滋賀162>東京161>
栃木161>和歌山159>千葉158>静岡158>高知154>茨城151>
岐阜151>徳島147>青森146>広島144>長崎143>岡山138>
山形133>愛媛132>福岡131>秋田130>熊本127>佐賀125>
石川124>群馬124>大分121>香川120> 鳥取118>宮崎116>
鹿児島112>福井107>山口100.3>富山99>島根81

このうち、小選挙区で自民が独占した県
島根*81 富山*99 福井107 高知154

このうち、小選挙区で野党が独占した県
岩手244 沖縄218 長野207 愛知196 埼玉185
新潟173 福島165 山梨164 滋賀162 静岡158 長崎143 秋田130 大分121

202 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/09/04(金) 01:50:05 ID:C7CFaX/G
比例代表選挙における、自民を100とした場合の民主の票数の割合。
上の数字を100で割れば倍数になる。

たとえば岩手における民主の比例票は自民の2.44倍、逆に島根は0.81倍。

5409チバQ:2009/09/05(土) 00:48:38
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090903ddlk12010224000c.html
自民崩壊:’09衆院選ちば/3 小沢氏の計算 /千葉
 ◇厚い保守岩盤にくさび
 選挙戦終盤の25日、11区と12区の視察を終えた民主の小沢一郎代表代行は、いつになく上機嫌だった。県内13選挙区で2けた勝利の可能性を記者から問われ、「3けたは無理だけど」と冗談も口にした。12区ではメディアへの露出を意識し、党公認の中後淳氏と並んで自ら自転車にまたがってみせた。

 だが、貴重な一日を千葉に割いた主眼は11区の攻略にあった。自民ベテラン森英介氏の牙城だが、民主の金子健一氏が激しく追い上げていた。

 小沢氏は午後、山武市の「JA山武郡市」の本所を訪問した。本所にはピリピリした空気が漂い、総務部長は報道陣に「組合長が一人で応対する」と答え、あとは知らぬ存ぜぬの一点張り。ところが小沢氏は訪問後、組合長のほか専務や常務、各支所の支所長30〜40人と会ったことを明らかにした。

 千葉視察とJA訪問の日程は前日急きょ組まれた。小沢氏は、組合長らに民主の農業分野の基本政策を説明したというが、それ以上に、敵に与えるインパクトを計算したとみられる。JAはこれまで一枚岩で森氏を支えてきた。

 実際、森氏の陣営は動揺した。系列県議は言った。「陣営を怒らせたのは確か。それにしても小沢の選挙手腕はすごいな」

   ◇  ◆

 小沢氏は11区に公示直前、もう一つ布石を打っていた。

 勝浦市の歯科医師、水野智彦氏は公示の約1週間前、小沢氏の秘書から突然電話を受けた。「比例で立候補しないか」。日を改めて受諾した。県議選に無所属で立候補し、自民の現職と争った経験があった。民主の比例南関東ブロックの名簿36位に登載された。

 水野氏は、こう言われた。「金子さんが選挙区で勝てば、あなたも受かる」。金子氏が負けて比例に回れば、36位では当選に届かないかもしれない……。奮起して、11区内で同業者に民主への支援を呼びかけるとともに、自民に推薦状を出していた県歯科医師会に頼み込み、個人への推薦を取り付けた。

 金子氏は選挙区で敗れ比例で復活したが、水野氏も初当選を飾った。「県歯科医師会も複雑な立場だったでしょうね」と笑う。

   ◇  ◆

 そもそも金子氏は自民系の元一宮町議で、若いころは森氏を支えていた。12区の中後氏も、自民系の元富津市議。さらに、10区で林幹雄氏を破った谷田川元氏は元自民県議だ。

 自民を支えてきた厚い保守の岩盤は次々くさびを打たれ、割られていた。民主大勝の裏には、変化を望んだ無党派層のうねりとともに、選挙を知り尽くした小沢氏の巧みな采配(さいはい)があった。=つづく

5410名無しさん:2009/09/05(土) 02:02:30
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090904dde012010009000c.html

特集ワイド:’09天下の秋 期待あり不安あり ベテラン政治記者、「選挙後」を語る
衆院選は、民主が大勝利を収め、自民は壊滅的敗北を喫した。有権者の民意は? 民主による政権運営、自民と公明は今後どうなるのか。岩見隆夫・客員編集委員、松田喬和・論説委員、小菅洋人・政治部長の3人が語り合った。【まとめ・中山裕司、写真・武市公孝】

 ◇マニフェストの自縛懸念/「小沢幹事長」は両刃の剣/「野」で広がる自公の距離
 松田 衆院選の結果をどう見ていますか。

 岩見 民主の勝因は、自民の敗因の中にある。岡田(克也・民主党幹事長)さんがテレビ番組で勝因を「自民が政権政党としてふさわしくなくなったから」と答えていた。随分消極的な言い方であるが、正しく正直だと思いますね。麻生(太郎首相)さんがなぜ負けたかは、自民党政権が長すぎたこともあるけれど、直接的には小泉構造改革になる。結束力のない政党になり、選挙地盤も崩れた。

 小菅 同感です。やはり郵政選挙から4年間の自民の問題です。2人の首相が続けて1年で政権を投げ出す醜態を見せ、自民党内のたらい回しを容認していた有権者がもう限界と判断した。

 松田 政権交代を可能にする条件は、一つは与党の大失政、もう一つは受け皿である野党の成長。野党の成長で言うと、小沢(一郎・民主党代表代行)さん辞任後の今年5月の代表選では、連合が反発する右派の前原(誠司・副代表)さんと保守票が逃げる左派の菅(直人・代表代行)さんが出馬せず、中道の2人の争いとなった。過去の代表選は学級委員長の選挙みたいに各自の主張だけだったが、少し大人の判断を下せるようになった。

      ■

 岩見 民主に国家目標的なビジョンは薄い。というか、何を考えているか分からない。鳩山(由紀夫代表)さんの友愛革命論は、中曽根(康弘元首相)さん流に言うと、依然としてソフトクリームみたいな感じ。

 松田 鳩山さんは「ソフトクリームからアイスキャンディーになった。中に棒が入ったからだ」と釈明しているが、民主のマニフェストは、木を見て森を見ない、各論はあるが総論はない感じだ。

 岩見 民主のマニフェストは非常に小沢さん的で、選挙対策のばらまきを露骨にやった。マニフェストの自縄自縛に陥るんじゃないか。

 小菅 そうはいっても、両党のマニフェストを比べたら民主が勝る。候補者の新鮮さでみれば、世襲や平均年齢、女性という面で自民と民主はかなり差がある。

 松田 組閣や党役員人事が始まった。鳩山さんのアイデアの国家戦略局の設置も遅れている。政権交代は初めての経験とはいえ、スムーズにいかないと国益に反する。小沢さんを幹事長にする人事が先行したことで、鳩山さんは小沢さんの反応を見て人事を決めざるをえない。

 小菅 菅さんや岡田さんだと党内で反発が起きる問題も、鳩山さんは反発を吸収する柔らかさがある。首相としてはしかし、それだけでは心もとない。

 岩見 お父さんの威一郎(元外相)さんもとらえどころがなかった。鳩山家のDNAじゃないか。未知数の部分が大きく、楽しみとは言える。最初の人事で鳩山さんの値打ちの半分は決まる。

 小菅 人事のポイントは小沢さんと菅さんの処遇だった。偽装献金問題を抱える鳩山さんは臨時国会でいきなり正念場を迎える。小沢さんの幹事長起用は「両刃の剣」を承知のうえで、存在感を増した小沢さんへの依存を決断したのだと思う。

 松田 小沢さんは選挙と党務、政治資金を一手に握ることで事実上、表と裏の二重権力になる恐れが強いね。

 岩見 そうだね。

 小菅 党内の結束は小沢さんの振る舞いにかかっている。担当は選挙対策と国会運営だけで、政策には口を出させないというわけにはいかない。仮に最も官僚から距離がある菅さんが官房長官に就けば、脱官僚を旗印に徹底的な統治機構の改革に取り組むだろう。小沢さんが後押しすれば改革は進むし、逆に官僚が小沢さんに駆け込む事態もあり得る。鳩山さん、小沢さん、菅さん、岡田さんの関係はハラハラものだが、改革の大義に結集してほしい。

 松田 民主の閣僚経験者は小沢さんや渡部恒三さん、菅さんらに限られる。政権運営は非常に厳しいだろう。

 岩見 その前に民主に言いたいのは、鳩山首相になった時、記者のぶら下がり会見を少なくするとか、マスコミ対応要領を配ったりしている。これでは政党は萎縮(いしゅく)する。開放的にやった方がいい。(自民党の前衆院議員)杉村太蔵君のような新人が出てきたら困ると言うが、別に困らないよ。素人集団の素人部分を隠してもしょうがない。あけすけにやることを期待したい。

5411名無しさん:2009/09/05(土) 02:02:49
>>5410

      ■

 小菅 衆院選では最後に自民党のベテランが踏ん張った。古賀(誠元選対委員長)さん、大島(理森国対委員長)さん、二階(俊博経済産業相)さんらだ。後援会が強く、腕力のある人が残った点は自民にとっては不幸中の幸い。民主は4年後の衆院選で消費税の壁にぶち当たる。自民は次の衆院選まで踏ん張れば、再生の道はある。

 岩見 ただね、(自民党が与党に戻った)94年の手口はもう通用しない。細川(護熙元首相)さんをスキャンダルで追い込み、社会党を抱き込んだやり方ね。鳩山政権を追及しながらも、国民との距離を縮める努力をしないと。小選挙区の得票率は民主47%、自民39%。8ポイント差だけ。数の面から見ても再生、復元の可能性がないわけじゃない。

 松田 公明は太田(昭宏前代表)さん、北側(一雄前幹事長)さんが辞任し、参院の山口(那津男政調会長)さんが代表になるようだ。山口さんは少なくとも前任者より自民との距離を置くだろう。

 岩見 民主と公明の連携説は今はない。しかし、民主と社民との連立がうまくいかなかった時、民主と公明の接近が現実味を帯びてくる。公明はそれまでじっとするんじゃないの。自民との関係ではフリーハンドを持ったと言っていい。逆に自民は、公明抜きで党を立て直すチャンスを得たと考えるべきだ。

 小菅 焦点は来年の参院選。自民が勝てば、「ねじれ」が生じ大連立の可能性も。

 岩見 民主が大勝ちしたから、政界再編が遠のいたことには必ずしもならない。

 松田 小沢チルドレンは100人を超える。小沢さんが幹事長という絶大な権限を握った以上、民主、自民の2大政党が安全飛行に入れるとは限らないね。

5412とはずがたり:2009/09/05(土) 03:02:12
<山形>
民主支持層だけではなく自民支持層が民主候補に流れたのが今回の選挙の特徴であるけど,この民主流出系自民党支持層は社民党には流れない様で。
民主支持層は山形3区に関しては社民候補に流れた様で,復活を決めたのも其れが大きいかも。
岩手・青森の民主対決県が県内候補の復活当選を決められず比例票を一方的に出し続ける形になってるのも民主に取っては都合が良いのかも知れないけど,次は全選挙区擁立が課題となろうし,山形社民は1区に擁立して鹿野落選ってゆー構図が見えなくもないな。。

出口調査1区、無党派層がカギ
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909010004
2009年09月01日

∞2・3区は自民支持層

 朝日新聞社が総選挙投票日の30日に行った出口調査で、山形市が中心の1区では無党派層の動向が勝敗を分け、いずれも保守色の強い2、3区では自民支持層を固め切れたかどうかがカギを握ったことが分かった。3小選挙区の投票状況を区ごとに分析した。

◇1区

 民主の鹿野氏が自民の遠藤氏に競り勝った1区は、有権者の18%を占める無党派層の動向が当落を左右した。無党派層は、自民支持層41%、民主支持層25%に次ぐ多さで、前回05年とほぼ同じだった。

 鹿野氏は無党派層の53%を取り込み、前回の出口調査の39%より増えた。遠藤氏は32%で前回の54%から大幅に減った。前回は小泉旋風で遠藤氏に流れた票が、今回は政権交代で鹿野氏に流れたとみられる。

 鹿野氏は支援政党の支持を固めたことも大きかった。民主支持層の87%、推薦を得た社民支持層の76%に加え、自民支持層の29%、共産支持層の36%が鹿野氏に投票。遠藤氏は推薦を得た公明支持層は81%を固めたが、自民支持層は66%にとどまった。

 年代別では、20代の支持はほぼ互角だったが、30代以上はすべて鹿野氏が上回った。 

 重視したことで、「政権交代か政権継続か」を選んだ人の投票先は、鹿野氏66%、遠藤氏28%。「政策の違い」を選んだ人の投票先は、鹿野氏34%、遠藤氏54%だった。

◇2区

 2区の有権者は自民支持層が最も多い42%を占め、うち52%が民主の近藤氏に流れ、自民の鈴木氏へは42%にとどまった。「保守層をどれだけ取り込めるか」と話していた近藤氏は、元自民党県連幹事長の土田正剛・東根市長から支援を受けるなど自民支持層に食い込み、鈴木氏の倍以上の票を得る圧勝につなげた。

 近藤氏は鈴木氏を推薦した公明支持層の41%も取り込んで、52%の鈴木氏に迫った。民主支持層は93%、選挙協力を結んだ社民支持層は95%を固めた。全体の16%の無党派層でも78%の支持を得て、16%の鈴木氏に大差を付けた。

 年代別でも、各世代で近藤氏が鈴木氏を上回った。特に20代から50代は70%台の支持を集め、10%から20%台にとどまった鈴木氏に大きく水を開けた。

◇3区

 「自・公」の加藤氏に、「民・社」で吉泉氏が挑んだ3区の戦いは、ともに選挙協力が機能したことがうかがえるが、自民支持層が45%で、民主支持層の20%を大きく引き離したことが票差に出た。

 自民の加藤氏は自民支持層の81%、推薦を得た公明の76%を固めた。社民の吉泉氏は社民支持層の86%に加え、推薦を得た民主の70%も取り込んだ。2割弱を占めた無党派層は、吉泉氏が46%を集め、加藤氏の38%を上回った。

 地域別では、加藤氏が地元鶴岡市や最上地区で60%以上の支持を集めた。吉泉氏は地元庄内町で71%をまとめ、比例区に出た民主の和嶋未希氏の地元酒田市や三川町、遊佐町などで比較的追い上げた。

 吉泉氏に投票した人の51%は「この選挙で日本の政治が大きく変わる」と答え、加藤氏の28%を大きく上回った。

5413とはずがたり:2009/09/05(土) 03:04:32
>>5409

勝浦市・夷隅郡 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 10,462(53.7%) 斎藤 万祐 68 自民 現 5 党県政調会長
□ 9,031(46.3%) 水野 智彦 51 無所属 新 歯科医院長→09総選挙で小沢に誘われ民主党南関東ブロック下位から出馬当選。

5414チバQ:2009/09/05(土) 09:44:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kagoshima/20090904/20090904_0001.shtml
上杉氏敗因は中山氏の出馬 自民宮崎県連が総括
2009年09月04日 13:53
 自民党宮崎県連(緒嶋雅晃会長)は3日、衆院選の結果について、宮崎1区で落選した「県連公認」の上杉光弘氏の敗因は、中山成彬前国土交通相の出馬強行による分裂選挙にあるとの考えを示した。

 県連の役員会後、米良政美幹事長とともに会見した緒嶋氏は「自民公認候補が公募で選ばれた上杉氏1人にしぼられていれば、勝利していたか(比例で)復活当選していた」と述べた。米良氏も「党本部は県連の公認申請を認めず、地方をないがしろにした」と述べ、4日の党全国幹事長会で意見表明する方針。

 役員会では、衆院選を総括する総務会を12日に行うことを決定。党紀委員会も開き、中山氏の県連除籍も視野に処遇を話し合う。

=2009/09/04付 西日本新聞朝刊=

5415名無しさん:2009/09/05(土) 11:14:57
http://www.asahi.com/national/update/0905/OSK200909050032.html

現金買収容疑で2人逮捕 徳島3区当選の後藤田氏派
2009年9月5日10時54分

 衆院選徳島3区で当選した後藤田正純氏(自民)を当選させる目的で有権者に現金を渡したとして、徳島県警は5日、後藤田氏派の運動員で自称自営業高橋博文(38)と、型枠大工石井和人(28)の両容疑者=いずれも同県つるぎ町半田=を公職選挙法違反(現金買収)の疑いで逮捕し、発表した。

 県警によると、高橋容疑者は8月下旬、期日前投票が実施されていたつるぎ町役場半田支所の駐車場で、石井容疑者に後藤田氏への投票と票の取りまとめを頼んで現金2万5千円を渡し、石井容疑者は同日、このうち5千円を別の有権者の男性1人に渡した疑いが持たれている。

 2人が容疑を認めているかどうかについて、県警は「捜査に支障が出る」として明らかにしていない。後藤田氏は約1200票差で民主候補に競り勝った。

5416名無しさん:2009/09/05(土) 11:18:22
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000909050003

「後援会名簿にあぐら」
2009年09月05日

 このままでは負ける。名簿を見せるしかない――。


 公示日を何日も過ぎたある日、6区に立候補した丹羽雄哉氏(自民)は決めた。自分の後援会名簿を公明党にも提供し、集落を一緒に回ってもらう苦渋の選択だった。


 丹羽氏には、先代の故・喬四郎氏以来、鉄の結束を築き上げてきた「丹羽軍団」と呼ばれる後援会がある。その会員数は10万人と言われていた。


 「異変」は1年近く前に起きた。年1回、10万人に送っている「雄哉通信」が、死んだ人あてに届き、その家から苦情の電話が事務所に入った。「もう支援していない。名前を外してくれ」と不満を言う人もいた。死んだ人や名前だけ載せている人を削ってみると、後援会名簿から2万人の名前が消えた。「我々は後援会の名簿の上に、ずっとあぐらをかいてきた」。陣営関係者はそう認める。


 経験したことのない逆風に加え、後援会の弱体化、さらには、「県議は知事選で忙しく、市議も自治会も動いてくれない。実動部隊がいない」(陣営関係者)という状況。自公政権が10年続いても、名簿を見せてまで公明に選挙協力を求めたことはなかった。だが、今回は切羽詰まった。


 丹羽氏陣営には、公明党議員の案内で、農家の土間に額をこすりつけるように土下座して回る運動員もいた。ところが、返された言葉は「4年間、一度もあいさつに来ないで今さらなんだ」「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」。公明の協力を得て支援を広げられるどころか、運動員たちは風当たりの強さばかりを感じたという。


◆「票の交換」で


 「色々とご迷惑をおかけしました。なにとぞ、ご支援をお願いします」


 1区の赤城徳彦氏は今年になって数回、創価学会の幹部のもとへ「おわび行脚」に訪れた。05年の衆院選は特別なことをしなくても、自民党本部を通じて公明推薦をもらえたが、今回は顔に大きく張った2年前の「ばんそうこう問題」が大きなネックになっていた。


 誘われることを期待していた7月26日の公明党・時局講演会は、呼ばれずじまいだった。公明党幹部は選挙前、「ばんそうこうのダメージが消えず、婦人部の評判が悪い。推薦は厳しい」と語っていた。


 それでも足を運び、何とか支援を取り付けようとする赤城氏に、学会幹部は言った。


 「お願いばかりではどうしようもならないでしょう」


 学会員に評判の悪い赤城氏を党が推薦するには、それなりの理由が必要になる。幹部が示唆したのは、小選挙区と比例区の「票の交換」だった。


 赤城氏には祖父・宗徳氏の時代から続く強固な農協との関係があった。農協も苦境に立つ赤城氏のために初めて、「1区比例の公明」に推薦を出した。そして赤城氏は公明からの推薦を得た。公示から2日たった8月20日のことだった。


 ◆巻き返し遅く


 2区で民主新顔に敗れ、辛うじて比例区で復活当選した額賀福志郎氏。財務相や党政調会長を歴任した重鎮でも、今回の選挙では学会幹部に頼み、現場に入って協力してもらった。


 学会幹部は衆院選を振り返って言った。「危機感を募らせるのがあまりに遅い。そんな短期間で、巻き返せる差ではなかった」

5417とはずがたり:2009/09/05(土) 12:09:20
>>5416
やるなぁ。政争の茨城の喧嘩慣れした保守は役立たない政治家は叩き出すと云う姿勢があるんですかねー。

>年1回、10万人に送っている「雄哉通信」が、死んだ人あてに届き、その家から苦情の電話が事務所に入った。「もう支援していない。名前を外してくれ」と不満を言う人もいた。死んだ人や名前だけ載せている人を削ってみると、後援会名簿から2万人の名前が消えた。「我々は後援会の名簿の上に、ずっとあぐらをかいてきた」。陣営関係者はそう認める。

>丹羽氏陣営には、公明党議員の案内で、農家の土間に額をこすりつけるように土下座して回る運動員もいた。ところが、返された言葉は「4年間、一度もあいさつに来ないで今さらなんだ」「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」。

5418 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/05(土) 13:34:33
>>5412
これは凄い。自民支持層で自民党候補を上回っている民主党候補って、他にいるんだろうか。
得票率65.53%、圧勝率205.3%は伊達じゃない。>>5266>>5299

> <山形>
> ◇2区
> 2区の有権者は自民支持層が最も多い42%を占め、うち52%が民主の近藤氏に流れ、自民の
> 鈴木氏へは42%にとどまった

5419名無しさん:2009/09/05(土) 15:41:50
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・自 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101570
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・民 主)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101571
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・公 明)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101572
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・共 産)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101573
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・社 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101574
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・国 民)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101576
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・みんな)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101577
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・改 革)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101578
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・日 本)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101580
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・大 地)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101581
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・幸 福)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101582
衆院党派別都道府県別得票数・率(比例代表・本 質)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101583

衆院ブロック別党派別得票数・率(北海道)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100594
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 北)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100597
衆院ブロック別党派別得票数・率(北関東)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100599
衆院ブロック別党派別得票数・率(南関東)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100601
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 京)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100602
衆院ブロック別党派別得票数・率(北信越)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100603
衆院ブロック別党派別得票数・率(東 海)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101372
衆院ブロック別党派別得票数・率(近 畿)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101374
衆院ブロック別党派別得票数・率(中 国)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100613
衆院ブロック別党派別得票数・率(四 国)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100611
衆院ブロック別党派別得票数・率(九 州)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100616

衆院党派別得票数・率(比例代表)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101337
衆院党派別得票数・率(選挙区)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101336

都道府県別投票率(衆院)ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100843

5420名無しさん:2009/09/05(土) 15:50:23
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083101470

10万票獲得でも59人が涙=高得票落選・低得票当選【09衆院選】
 今回の衆院選で10万票以上を獲得しながら小選挙区で負けた候補は95人に上った。このうち比例復活を果たせず落選の憂き目を見た候補は59人に上り、前回を30人上回った。比例復活者の中には、3万票にも満たない得票で救済されたケースもあり、悲喜こもごもの候補者模様となった。
 小選挙区敗退組で最も獲得票が多かったのは、自民党の町村信孝前官房長官(北海道5区)。15万1448票を得たが、民主党元職に及ばなかった。ただ、惜敗率が82.8%だったので、比例で復活を果たした。一方、同党前職の亀岡偉民氏(福島1区)は13万6526票(惜敗率87.5%)を取ったが、東北の各選挙区の激戦のあおりを受け、比例復活もかなわなかった。
 比例復活組を除く最低得票当選者は、自民党前職の福井照氏(高知1区)で得票数は4万4068票。比例復活組を含めると、最低得票は共産党前職の塩川鉄也氏(埼玉8区)の2万4918票。惜敗率はわずかに21.7%しかなかったが、北関東ブロックで名簿1位だったことから、比例の議席を獲得した。



◇高得票落選・低得票当選者上位5位(敬称略) 
〔高得票落選者〕  
151,448票 町村信孝 (自民、北海道5区)  
136,526票 亀岡偉民 (自民、福島1区)  
136,164票 甘利 明 (自民、神奈川13区)  
131,722票 三村和也 (民主、神奈川2区)  
130,030票 与謝野馨 (自民、東京1区) 
〔低得票当選者(比例復活を除く)〕   
44,068票 福井 照 (自民、高知1区)   
66,868票 坂口岳洋 (民主、山梨2区)   
73,085票 山本公一 (自民、愛媛4区)   
73,379票 大野功統 (自民、香川3区)   
74,489票 山本有二 (自民、高知3区) 
〔低得票比例復活者〕   
24,918票 塩川鉄也 (共産、埼玉8区)   
38,808票 柿沢未途 (みんな、東京15区)   
45,716票 吉井英勝 (共産、大阪13区)   
47,538票 阿部知子 (社民、神奈川12区)   
52,626票 阿部俊子 (自民、岡山3区)
(2009/08/31-19:59)

5421名無しさん:2009/09/05(土) 15:50:55
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200908/2009083100362

民主の議席占有率は64.2%=戦後最高を更新【09衆院選】
 30日開票の衆院選で、民主党の獲得議席は小選挙区と比例代表を合わせて308議席に達し、衆院定数(480)に占める議席占有率は64.2%となった。自民党が1960年に記録した63.4%を超え、政党別占有率の戦後最高を更新した。
 民主党の議席占有率は2000年の26.5%を振り出しに、旧自由党と合併した直後の03年にいったん36.9%に上昇したが、05年には再び23.5%まで落ち込んでいた。
 民主党の獲得議席数も戦後最高。これまでは、1986年の衆参同日選で自民党が得た300議席がトップ。この時は衆院定数が512だったため、占有率は58.6%だった。
 一方、自民党の議席占有率24.8%は55年の結党以来の最低に落ち込んだ。これまでの最低は、同党が野党に転落した93年の43.6%だったが、これを大きく下回った。(2009/08/31-06:07)

5422チバQ:2009/09/05(土) 16:27:38
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090905dde041010010000c.html
選択のあとに:09政権交代 比例当選者ら、笑顔次々 自民大物、目立つ「代理」
 ◇南関東・横粂氏「実感わいてきた」
 ほぼ半数を民主党が占めた衆院選比例代表当選者への当選証書付与式が5日午前、東京・霞が関の総務省で行われた。自民党当選者の多くが代理出席だったのに対して、民主党は新人を中心に本人が顔を見せるケースが多く対照的。証書を受け取った議員は改めて当選の喜びをかみしめていた。【篠原成行】

 全国11ブロックの当選者は180人。神奈川11区で小泉進次郎氏に敗れたものの、南関東ブロックで復活当選した新人の横粂勝仁氏は、開式15分前に会場入り。緊張した面持ちで着席した。証書を受け取った横粂氏は「支えてくれたみんなの努力の結晶がこの証書だと思うと、当選の実感がわいてきました」と、選挙戦で日焼けした表情を引き締めた。

 東京ブロックの新人で元葛飾区議の早川久美子氏は、「当選証書は思っていたよりズシリと感じた。この重さをかみしめて忘れないようにしたい」と笑みを浮かべた。

 また、石川2区で森喜朗元首相と大接戦を演じた、河村たかし名古屋市長の元秘書で新人の田中美絵子氏(北陸信越ブロック)は、会場外で報道陣に囲まれた。田中氏は「これだけ注目してもらって責任を感じる。河村市長からは『これからも週に1度は地元で自転車遊説をするように』と言われました」と語った。

 自民党で比例復活当選した東京1区の与謝野馨財務・金融相、東京10区の小池百合子元環境相、北海道12区の武部勤元幹事長、岐阜1区の野田聖子消費者行政担当相らは、いずれも代理人が出席。当選証書を受け取ると、足早に会場を後にした。

 小選挙区の当選者には各都道府県選管で当選証書が渡された。

5423チバQ:2009/09/05(土) 16:33:54
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200909050074.html
小選挙区、首相が応援…7勝60敗 勝率、平均の半分
2009年9月5日11時58分

 総選挙中に麻生首相が応援に訪れた自民党公認候補67人のうち、小選挙区で当選したのは7人だけだった。勝率は10.4%。「情勢の厳しいところ」(党本部)だったとはいえ、公認候補を立てた289選挙区全体の勝率22.1%を大きく下回った。比例復活したのは20人だった。

 首相は公示後、27都道府県を回った。だがテコ入れした中川昭一前財務相や久間章生元防衛相らが落選するなど、劣勢を跳ね返せなかった。

 応援を受けた側には「現職首相が初めて入り、保守層はとても感激していた」と好意的な声もあったが、「得票にプラスにならなかった」「思いのほか若者が集まらなかった」との恨み節も聞こえた。(北沢拓也、花房吾早子)

5424チバQ:2009/09/05(土) 16:42:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090901_22.htm
劇・激・撃 衆院選みやぎ(上)民主王国再興/期待一身、重圧ひしひし

初当選を決め、選対関係者と抱き合って喜ぶ石山氏=30日午後9時すぎ、大崎市の事務所


 30日投開票の衆院選は、劇的な民主党圧勝で政権交代が確定した。宮城県内6選挙区は民主党が1〜5区を制覇し、自民党は社民党と争った6区の議席を死守した。吹き荒れた民主旋風は各選挙区に激しい地殻変動を引き起こし、自民党は深刻な打撃を被った。「40日決戦」の軌跡を振り返り、知事選(10月8日告示、25日投票)への影響を追う。(敬称略)

<中盤から手応え>
 日焼けした顔に、政権与党の一員になった喜びと緊張が入り交じった。
 「いまは仕事ができる希望でいっぱい。国民の生活が第一の政策を次々に実現します」

 歓喜の雄たけびから一夜明けた31日朝、3区を制した民主党元議員の橋本清仁(38)は、名取市のJR館腰駅前でマイクを握り、通勤中のサラリーマンに熱っぽく訴えた。

 2005年の郵政選挙では自民党前議員の西村明宏(49)に歯が立たなかった。雪辱を期した今回は西村に約2万2800票差をつけ、初めて選挙区の議席を獲得した。

 確かな手応えを感じたのは選挙戦中盤だった。
 23日、JR名取駅前での街頭演説を終えて橋本がマイクを置くと、頭上で「頑張れ」と声援が飛んだ。見上げると、主婦らしきマンションの住人が、ベランダから橋本の演説に耳を傾けていた。

 目を凝らすと、別の階でも複数の住人が手を振っていた。隣のマンションも同じだった。「こんなことは初めて。これが追い風というやつか」。橋本は思わずうなった。

 民主党は候補5人が全員当選し、県内で「王国」の冠を取り戻した。その躍進ぶりは4区の戦いに象徴される。

 27日夜、大崎市で開かれた新人石山敬貴(39)の個人演説会で、石山は詰め掛けた300人の熱気に触れ、感極まり言葉が詰まった。「こんなに大勢…」。真っ赤な目で声を絞り出すと、天を仰いで涙をこらえた。

<土と格闘し浸透>
 4区は自民党前議員の伊藤信太郎(56)が父で元衆院議長の故・宗一郎から受け継いだ伝統の保守地盤。親類の反対を押し切って初挑戦した前回は伊藤に大敗した。

 リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。

 周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。

 30日夜、支持者と約12万票の完勝に酔った石山は、変革のうねりを感じながら「地域の代弁者として国を変える」と声を張り上げた。

<これからが勝負>
 圧勝の喜びはやがて政権与党の重圧に変わる。
 「着実に政策を実行し有権者の思いに応えていきたい」。2区で初当選した新人の斎藤恭紀(40)は31日、仙台市青葉区の連合宮城の事務所で幹部に決意を語った。お天気キャスター時代からのセールスポイントで、選挙戦でも見せた人懐っこい笑顔は消えていた。

 1区で再選を決めた前議員の郡和子(52)も後片付けが進む選挙事務所で、自らに言い聞かせるように話した。「これからが本当の勝負。与党経験がないから猛勉強は必要だが、絶対にやり抜く」
(衆院選取材班)



2009年09月01日火曜日

5425チバQ:2009/09/05(土) 16:44:38
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/704
劇・激・撃 衆院選みやぎ(下)知事選秋対決/現職淡々、民主じわじわ

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090902_01.htm
劇・激・撃 衆院選みやぎ(中)自民地盤崩壊/不満充満 反応冷え冷え

4区で落選が決まり、沈痛な表情で支持者にあいさつする伊藤氏=8月30日午後9時20分ごろ、塩釜市の事務所


<掲示を断られる>
 「自民党離れ」を感じ始めたのは、昨年秋ごろだった。
 県内随一のコメどころ大崎市。4区の自民党前議員の伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。

 いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。「自民党を信じてきたが、何も良くならなかった」と言われ、幹部は返す言葉がなかった。

 減反を進めても米価は低迷したまま。農業の将来像を示せない政府・与党に対する不満は、自民党を支えてきた農村部に充満していた。

<聞く耳持たない>
 足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。

 「鉄板」だったはずの地盤は静かに瓦解し、票は初当選した民主党新人の石山敬貴(39)に集まった。伊藤は4区の12市町のうち10市町で石山にリードを許した。

 選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。

 仲卸業者は「4年に1回だけ来られても愛着はわかない。今回は石山だ」とつぶやいた。
 民主党元議員の橋本清仁(38)に初めて敗れた3区の自民党前議員の西村明宏(49)。約2万3000票差をつけられる完敗だった。

 ミニ集会や町内会の夏祭りに顔を出す地域戦を徹底して行った。農政連や土地改良区の推薦を得て、票固めも狙った。

<後援会にも衰え>
 西村を支持した名取岩沼、みやぎ亘理の両農協は自由貿易協定(FTA)をめぐる民主党の政策を疑問視。選挙期間中、組合員に「国内農業は壊滅的打撃を受ける」と呼び掛けた。

 それでも農家の反応は冷ややかだった。「農業政策で失敗した自民党と農協は信頼されていない。幹部が圧力を加えると逆に票は逃げる」。農協関係者は苦り切っている。

 元蔵相の故三塚博から引き継いだ後援会にも衰えが見え始めた。ある市議は「機能していない。三塚さんから受け継いだ後、自分で組み替えるべきだった」とこぼした。

 1区で落選した自民党前議員土井亨(51)は1日、支持団体をあいさつして回った。「業界、団体の一般会員は独自の判断で投票する。幹部への働き掛けの効果は薄かった」と振り返った。

 自民党が守った議席は6区だけ。4選を果たした小野寺五典(49)は「古い自民党の体質を改善し、ゼロから出直せというのが有権者の評価。早い段階で党を再生する必要がある」と言う。強まる危機感とは裏腹に、支持基盤を再構築する妙案は見当たらない。(敬称略)



2009年09月02日水曜日

5426チバQ:2009/09/05(土) 16:49:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009090102100005.html
検証 民主“完勝”<上> 総選挙延び有利に
2009年9月1日

当選者のポスターに花をつけて喜ぶ民主県連の長浜代表(左)ら=千葉市中央区で


 「全員、衆院議員になったなぁ…」。民主党県連の長浜博行代表(参院議員)は三十日深夜、テレビの開票速報を見続けた県連事務所で思わずつぶやいた。目の前の壁に並ぶのは当選した十五人のポスターと顔写真。目標の「(小選挙区の候補者)十三人全員当選」を上回る大勝に驚きを隠しきれなかった。

 県内十三選挙区で過去最多となる十一勝。喫した二敗も、当選回数を重ねた現職大臣に対し、ほぼ無名に近い新人候補が初挑戦で比例復活を果たす大善戦だった。

 長浜代表は勝因を「民主党が評価されたというより、与党に対してノーが突き付けられた」と冷静に分析。もちろん、「次の政権の準備をし、全小選挙区に候補者を立ててガチンコの勝負をした」からこそ与党批判の受け皿たり得たとの自負はある。

   ◇  ◇

 衆院解散・総選挙が昨秋から一年近く引き延ばされたことは、特に民主党の新人候補に有利に働いた。駅頭演説や自転車遊説などで知名度が少しずつ向上。三月の知事選や六月の千葉市長選で党推薦候補を立てて戦ううちに、衆院選に臨むための組織整備も徐々に進んだ。

 政権交代が現実味を帯びるにつれ、これまで自民党を支えてきた全国郵便局長会や医師会、農協、漁協など各種業界団体からの支援も受けられるようになった。推薦状を出さないまでも、自主投票を決めたり、幹部が口頭で支援を約束したりする組織が増えた。

 投開票日の約一週間前に報道各社で民主党の大幅な優勢が伝えられると、ある候補者の選挙事務所には「依頼していない組織から推薦状が来た」という。「揺り戻し」はみられず、自民・民主の「両にらみ」から「勝ち馬に乗る」段階に一気に進んだ。

   ◇  ◇

 四年前に自民党側に振れた針は今回、真逆に振れた。歴史的な圧勝だが、民主党に浮かれる余裕はない。次回もう一度、自民党側に振れない保証はないからだ。

 長浜代表は「ゴールではなく、政権担当のチャンスをもらっただけ。任期内でしっかりした成果が出せるか。重大な責任、プレッシャーを感じる」と話す。今度は民主党が初めて政権与党として、県民の厳しい目にさらされる番だ。

   ◆  ◆

 三十日に投開票された衆院選は、民主党が全国で三百超の議席を獲得する圧勝に終わった。日本初の本格的な政権交代が実現した今回、県内の二大政党の勝敗の分かれ目を検証した。  

  (小林孝一郎)

5427チバQ:2009/09/05(土) 16:49:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/chiba/CK2009090202100005.html
検証 民主“完勝”<下> 保守牙城でも苦戦 自民、参院選へ再興急務
2009年9月2日

自民候補の相次ぐ落選にあきらめの表情を浮かべる自民党県連役員ら=8月30日夜、千葉市中央区で


 相手の姿は見えないのに…。選挙終盤、保守の牙城とされてきた県北東部の10区で、国家公安委員長を務める自民林幹雄氏の陣営幹部は焦りの表情をのぞかせた。運動量には自信がある。地盤の銚子市内では、対立候補の運動員と鉢合わせになることはほとんどなかった。それでも報じられる劣勢。「これが『風』? こんな選挙初めてだ」

 「風」だけではない素地はあった。銚子市では三月末、市立総合病院休止問題をめぐり市長のリコール(解職請求)が成立した。ある市議は「余韻が続いている。何かを『変えたい』という感じだ」と表現した。

 市内の商工関係者は「市町村合併は実現せず、病院休止問題で混乱。『何とかしてほしい』という不満は政権与党に向かった。今回は自民には入れないという人も多かった」と明かした。

 林氏は民主新人に銚子市で接戦に持ち込まれ、10区で落選。辛くも比例で復活当選した。

   ◇  ◇

 都市部の選挙区でも自民の陣営に不安が広がっていた。県北西部の選対幹部は「『民主に一度やらせてみよう』という空気ができている。マスコミが『政権交代』ばかり言うからだ」と不満を漏らした。別の自民関係者は「安倍、福田両首相が投げ出すように辞任してしまったことで国民から見放された。これまでの選挙運動では手の届かない無党派や、選挙とは無縁だった人が動きそうで、やりようがない」と危機感を募らせていた。

   ◇  ◇

 「逆風」ばかりではない。各陣営が万全の体制で戦いに臨んだとは言い難い面もある。三月末の知事選での自民県連内の分裂や、候補推薦をめぐり公明との間に生じた距離感は、各陣営の運動にも影響した。「あの議員は動いていない」などの批判も飛び交った。

 県連幹部は「国会議員が地元の首長選で支持を明確にしないこともあった。選挙は貸し借り。これをやらず(総選挙で)支援体制が崩れたところもある」と指摘する。

 田久保尚俊県連幹事長は投票から一夜明けた三十一日の記者会見で、「自民県議全員が今回の敗因をしっかり総括して共通認識を得ることが必要」とした。さらに、「首長選や参院選など選挙はめじろ押しで、この負けを引きずるわけにはいかない」と立て直しを急ぐ構えだ。

 十一月には柏市長選を控える。来年夏の参院選は複数の候補を擁立するかが焦点となる。再起をかける戦いはそう遠くにあるわけではない。 (小川直人)

5428チバQ:2009/09/05(土) 16:50:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009090102100015.html
突風 彩の国の選択<上> 戸惑う自治体 変わる国へのパイプ
2009年9月1日

民主党県連の枝野幸男代表(左)の当選祝いに駆けつけた清水勇人・さいたま市長。だが政権交代に戸惑う首長もいる=30日、さいたま市大宮区で


 衆院選投開票から一夜明けた三十一日朝、熊谷市にある12区民主党の本多平直の選挙事務所に一番乗りしたのは、加須市長の大橋良一だった。午前八時四十分、こわばった笑顔で本多と向き合い、「おめでとうございます」。頭を下げた。

 これまで、六月に行われた自身の市長選も含め、自民党とのつながりが深かった。本多から公示日の出陣式の案内が届いたが、代理も出さなかった。ところが結果は本多の圧勝。自民の小島敏男は比例復活もならなかった。

 国道125号バイパスの延長工事、利根川スーパー堤防事業…。市として国に陳情したいことはたくさんある。「先生、よろしくお願いします」。ぎこちなく誠意を示した。

    ◇

 長年の「与党自民」が崩壊し、政権は民主の手に移ることになった。各自治体は、今まで国へのパイプ役として頼ってきた先の変更が必要なだけでなく、マニフェスト(政権公約)に基づく新たな政治への対応が迫られている。

 「税金の無駄遣いを止め、使い道を変える」といい、その一つとして「ひもつき補助金」を廃止、地方の自主財源にすることで地方分権を進めるとする民主。蕨市長の頼高英雄は「公共事業を見直して子育てや医療、介護に重点を置く流れは正しい。大いに進めてほしい」と期待を寄せる。

 一方、10区の自民県連会長山口泰明の集会で「小学校建設の補助金がもらえたのは先生のおかげ」と演説した滑川町長の吉田昇は、危機感を口にする。「小さい町は補助金がないと何もできない。十分もらえるのかどうか」

 県は、民主が掲げたマニフェストを全項目点検し、実施された場合の影響をリストアップ、対策を練り始めた。「自動車関連諸税の暫定税率廃止は、地方財政への影響が懸念される」「子ども手当の創設は、市町村の事務負担が過大にならないよう、地方や現場の意見を十分に反映させる制度設計が必要」

 県央のある市も、民主政権誕生を見越して公示後すぐ、補助金がカットされる可能性のある事業を全課から集約する作業に取り掛かった。別の市では、九月補正予算案を編成する際、国の経済危機対策を活用した事業のうち民主政権が中止しそうな気配のあるものは除外し、自衛を図った。

 「政権がスタートしたら本当に大変だと思う。でも何をどう準備していいのか分からない」。県北部のある市職員はつぶやいた。

    ◇

 半世紀以上にわたって、ほぼ続いた「与党自民」が、有権者の一票が巻き起こした突風に吹き飛ばされ、民主政権が誕生する。県内も全小選挙区で自民が落選。政権交代を前に、揺れる現場を見た。 =敬称略

 (衆院選取材班)

5429名無しさん:2009/09/05(土) 16:51:32
>>5416
>>5417
>「集落で丹羽さんを落とすことにもう決めた」


これが凄く生々しいw

5430チバQ:2009/09/05(土) 16:52:18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/144
突風 彩の国の選択<下> 八ッ場ダム建設 政権公約で真っ二つ(2009年9月3日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009090202100006.html
突風 彩の国の選択<中> 惨敗の自民 『見えない何か』に涙
2009年9月2日

涙で声を震わせつつ、支持者にお礼を言う山口氏=坂戸市で


 投票日まであと三日に迫った八月二十七日の夜。坂戸市のショッピングモール近くにあった選挙事務所に、10区内の市町の首長八人が駆けつけた。いずれも自民党県連会長、山口泰明の選対幹部に就いていた。

 「最後までもうひと踏ん張りしてほしい。(首長の)後援会に再度、頼んでほしい」

 苦戦に危機感を高めた陣営が、首長たちに頭を下げた。二十五日には麻生太郎首相も応援に来た。

 だが結果は四回連続で退けてきた民主党の松崎哲久に、初めて敗北する屈辱。比例でも復活できなかった。

 「自分に慢心がなかったか反省もしながら、頑張っていきたい」。衝撃の落選から一夜明けた三十一日、事務所に集まった六十人の支持者たちを前に、山口は声を詰まらせながら、ハンカチを目に当てた。

    ◇

 自民は県内十五の小選挙区で全敗し、2区と8区の前職二人が比例でかろうじて復活当選した。衆院選での「獲得議席二」は、一九五五年の自民結党以来、最少という大惨敗だった。

 「小泉改革で社会保障費が削られ、地域医療が疲弊した。自民の政策に医師の不満が多かったのは事実だ」

 医師でつくる政治団体「県医師連盟」の関係者は、自民大敗の原因の一つに、小泉純一郎元首相の構造改革路線を挙げた。同連盟は伝統的な自民の支持団体だが、今回は四つの小選挙区で民主候補を推薦した。

 「今の自民の衆院議員は、選挙区を必死に歩かない。だから現場の苦しみを政策に反映できないんだ」。県北部の元自民衆院議員の秘書が嘆いた。

    ◇

 国会で野党になった自民。しかし、県議会は自民会派が最大勢力を誇り、市町村でも自民系会派が与党を占める中、楽観論と戸惑いが交錯する。

 「自分には地縁、血縁で固めた組織がある。影響はない」(朝霞市議)「地元の衆院議員と国へのパイプ役にもなってきた。業界団体が動揺するだろう」(県南部の県議)

 党県連幹事長の滝瀬副次は「来夏の参院選までに、組織を立て直さなければ」と話す。一方で選挙協力をした公明党は今回、比例で悲願だった「県内一議席」の奪還に失敗。自民と公明が埼玉選挙区で争う次期参院選を控え、公明関係者からは「自民とは当面距離を置かざるを得ない」との声も漏れる。

 山口泰明は敗戦の弁でこう漏らした。「(敗因は)分からない。手応えは今までで一番あった。それで勝てなかったんだから、目に見えない何かが存在した」 =敬称略

  (衆院選取材班)

5431チバQ:2009/09/05(土) 16:57:08
【09衆院選高知】検証 自民独占
http://203.139.202.230/09senkyo/090901dokusen01.htm
① 逆 風 組織固めと原点回帰
 初の本格的な政権選択選挙となった第45回衆院選。全国の民意は民主党に308議席を与え、政権交代を選んだ。一方、県内では自民が4たび3小選挙区の議席を独占。民主政権下の衆院に本県の与党議員の姿はなくなる。全国情勢との「ねじれ」を生んだ09夏決戦の内実を探る。

 【写真】麻生首相を迎えた福井氏の街頭演説会。議席死守へ支持団体の動員もかかった(高知市の中央公園)

 ■地上戦
 「地上戦しかない。皆さんの動きで空気を変えてほしい」

 7月31日、高知市の自民県連ビル。高知1区の前職、福井照氏の推薦団体の責任者ら100人余りに県連幹部がげきを飛ばした。

 民主新人、田村久美子氏への追い風。抜群の知名度を誇る橋本大二郎元知事の参戦。解散前の7月初旬の本社県民世論調査で、福井氏の支持率は両候補に水をあけられ、3位に沈んでいた。

 公示が迫ってもなお苦境の出口が見えない中で、福井陣営は皮肉なプラス要素を得ていた。

 橋本知事時代に分裂選挙を繰り返してきた県議や建設業界。橋本氏が権力の座を降りて時間が経過し、「割れる理由」はなくなっていた。「今回は迷いはない。皆、こっち(福井氏)だと思う」(県建設業協会幹部)

 民主を推す理由も見当たらない。ある大手建設会社の社長は「公共事業が無駄だという民主の政策では…。生活がかかっている」。

 2、3区も含めた自公選挙協力にも抜かりはなかった。

 自民県連は前回衆院選で比例単独候補を立て、一昨年の参院選は元職を比例で公認。「うちのギブ・アンド・ギブじゃないか」と疑念を抱く公明党県本部と支持母体の創価学会に対し、昨年2月に体制が若返った自民県連執行部は誠実に接触を繰り返した。

 石田祝稔氏の比例四国の議席を失う危機感もあった公明県本部幹部は、自民候補の出陣式や個人演説会で「(公明の)公認候補並みに支援する」と明言するようになる。選挙戦後半にかけての世論調査で、高知1区の公明支持層の福井支持は80%にはね上がった。

 打てる手は打ち、三つどもえの混戦に持ち込んだ自民県連の武石利彦幹事長は選挙戦最終盤、こうつぶやいた。

 「組織票は積み上げた。福井には来ない無党派の票はどちらかに偏らず、橋本、田村がうまい具合に取り合ってほしい。福井が勝つにはそれしかない」

 ■野党議員
 2区の中谷元氏は、個人後援会の再建。3区の山本有二氏は徹底した地域回り。それぞれに原点回帰した戦術で逆風をしのいだ。

 自民3候補の得票は合計約19万4千票。県内比例票は民主に約16万7千票。自公政権には不満だが、民主の政策や未知数の候補にも不安が残る―。県内有権者が出した結論は「小選挙区は自民候補、比例は民主」ではなかったか。

 全国情勢とは裏腹に、衆院から本県の与党議員は姿を消す。武石県連幹事長は「県の厳しい状況を政権に反映するには、むしろ力のある野党議員がいれば本筋論で勝負ができる。それは都市と地方の対決論理になるかもしれない」とみる。

 一方、審判から一夜明けた県庁。県幹部の一人がこう漏らした。

 「霞が関は野党議員には情報を出さないもの。尾粼知事に独自ルートをもっと開発してもらわないと」

(2009年09月01日付朝刊)

5432チバQ:2009/09/05(土) 16:58:00
http://203.139.202.230/09senkyo/090902dokusen02.htm
② 惨 敗 組織の未成熟さ露呈
  「不徳の致すところ」「力不足…」

 民主党の高知1〜3区の候補が全敗し、比例復活にすら届かないことが確定した8月31日未明。1区の事務所で、党県連の武内則男代表、大石宗幹事長は唇をかみしめ、支持者に頭を下げた。

 記録的大勝を収めた全国情勢とはあまりに対照的な惨敗。「与党の衆院議員がいない唯一の都道府県」のレッテルを背負った党関係者に、政権交代の喜びはみじんもなかった。

 【写真】田村氏を囲み民主党県連幹部らが懸命に支援を訴えたが、「風」は生かせなかった(高知市役所前)

 ■受け身に
 「今回勝てなければいつ勝つのか」。県内小選挙区の壁に阻まれ続けてきた県連。今回の各選挙区の構図も、1区の田村久美子氏が無所属の元知事と非自公で競合。楠本清世氏が臨んだ2区、中山知意氏が雪辱を期した3区も、全国148選挙区で候補擁立を見送った共産が参戦した。

 しかし、今回の民主への「風」は非自公勢力の分散を補って余りある勢いで吹き、「県内政党の市民権を懸けた戦い」(大石幹事長)と位置付けた。

 東京都議選の終わった7月中旬。世論調査や街の反応から「地殻変動だ。三つともあり得る」。県連は沸き立ち、特に候補者が長期間「どぶ板」で回ってきた1、3区への期待は高まった。

 その高揚感は選挙に入ってから、しぼむ。

 民主3候補の特徴は良くも悪くも「素人感覚」。自公側は地域の疲弊を背景に「候補者の利益誘導力」を争点に押し込んできた。

 自公陣営は、民主政権を仮定した補正予算執行停止など公共事業削減の懸念や労組批判を圧倒的な組織力で展開。政策論争は望むところだったはずの民主側は「攻めるはずが、受け身になった」(県連幹部)。党本部の大物の来援以外に対抗するすべもなかった。

 「候補は地域を本当に歩いた。そこに懸ける」。1区のマイク納めの後、陣営幹部はこう祈るしかなかった。

 ■増す責任
 結果は全敗。2、3区は前回より票を伸ばしたが、投票率アップや共産票が流れ込んだ跡から見れば「風を逃した」のは明らかだ。

 県連や陣営の楽観論が外に漏れ伝わり、敵陣を刺激するなど戦いのいろはが徹底されていない場面も目についた。自公側の政策批判への反論も、1区ですら動員に不安を持つ中で発信は「点」止まりだった。

 政権交代が確実視された段階で「自民の支援団体に『民主が与党になる』とけん制したかった」(県連幹部)が、手勢不足で不発に終わった。

 「組織力、戦略を欠いた結果だ」。武内代表は敗因をそう総括するが、政権与党の地方組織になった以上、県連が県民から負う責任は格段に重くなる。

 「これほど地域に根差して動いた選挙は初めて。そこで開拓した人脈は財産だ」。武内代表は敗戦下に収穫を見いだし「国、県、市町村を貫く組織づくりを本気でやる」と改革への決意を強調する。

 組織の未成熟さを県民にさらした県連。この歴史的惨敗の屈辱を、変革の原動力に変えることができるか―。

(2009年09月02日付朝刊)

5433チバQ:2009/09/05(土) 16:59:03
http://203.139.202.230/09senkyo/090903dokusen03.htm
③ 誤 算 二大政党対決の間で
 麻生太郎首相が総選挙の日程を表明した7月13日の昼下がり。うだるような猛暑の中、高知市の住宅街を橋本大二郎氏が汗をぬぐいながら歩いていた。「知事をやっていました橋本大二郎です」。元知事の来訪に住民は驚きながらも応援の声を送った。

 【写真】衆院解散が迫る中、住宅地をあいさつに回る橋本氏。支持者が寄せた思いは(高知市内)

 ■「なぜだ」
 「国の形を変える」と政界再編の旗を掲げて高知1区に立った橋本氏。18年前に草の根旋風を巻き起こし、31万票の驚異的得票で知事に初当選以降、圧倒的な支持を誇った〝常勝者〟がついに敗れた。

 一昨年12月に知事を退いた後もその求心力は健在だった。昨秋の本社世論調査では他候補を圧倒し、今年7月初旬時点でも二大政党の自民、民主両候補を上回っていた。

 「早くやりたい」。陣営は選挙を待ち望んだ。だが解散は延び、自民への逆風は「民主への風」となって強まっていった。これが〝誤算〟となり、無所属の橋本氏を襲い、支持率は降下した。

 「この風は新しい政治の流れを目指す者にも向かい風となって吹く」。橋本氏は7月12日の東京都議選で吹き荒れた民主旋風への警戒心をあらわに訴えた。

 選挙戦は知事時代からの草の根、自ら歩いて開拓した新たな支持者から輪を広げていく戦法。街頭演説や選挙カーへの沿道からの反応は他候補をはるかに上回り、その勢いは日に日に増していった。

 だが、世論調査の数字は連動しなかった。公示後の本社などマスコミの調査で自民、民主両候補に接戦に持ち込まれ、次第に劣勢になった。「反応は知事選以上なのに、なぜだ…」。見えない「向かい風」に橋本氏や陣営は焦燥感を募らせた。

 その焦りは橋本氏の勝負勘までずれさせた。知事退任後の活動を支えてきた後援会スタッフを選挙事務所から中盤で外し、後に入れた草の根グループは橋本氏の指揮への不信から最終盤に撤収。陣営は混乱を極めた。

 結果は、民主候補を抑えたものの、対橋本の組織攻勢をかけた自民候補に4700票余り届かず次点。橋本シンパも少なくなかった公明票を固められ、知事選で支援を受けた有力建設業者らが自民に回り、共産も候補を立てる構図となり、発射台も下がっていた。

 「もはや過去の人」との声も聞かれ始めている。だが、政権選択を最大焦点とした今回の選挙で、民主候補を上回る票を橋本氏に投じた有権者たちは従来の草の根支持という枠を超え、「自民でも民主でもない新しい政治」を求めた民意ではなかったか。

 落選の夜。橋本氏は今後の進路についてこう述べた。「支援してくれた皆さんの思いをくみ取りながら、自分に何ができるかゆっくり考えていきたい」

  ■共産沈む
 県内全選挙区に候補を立てた共産党も二大政党対決の流れに押し流された。各区で大幅に票を落とし、1、3区は有効投票数の10分の1にも届かず、供託金没収の惨敗だった。

 「衝撃的だ。票を増やすことはあっても減らすことはあり得なかった」。佐竹峰雄県委員長は驚きを隠さない。共産支持層自体が自公政権打倒の実現性を優先し、民主に流れた。

 「激戦に耐え得る実力が足りなかった」。佐竹委員長は選挙戦の総括に着手したが、二大政党化の中で党勢再生をどう図っていくのか。たちまち来夏に迫る参院選で試される。

(2009年09月03日付朝刊)

5434チバQ:2009/09/05(土) 17:00:03
http://203.139.202.230/09senkyo/090904dokusen04.htm
④ 困 惑 地方の不安どう響く
 「民主党には徹底してあらゆるチャンネルで本県の実情を訴えていく。自民党議員は、国会審議の中で実情を伝えていただきたい」

 全国を民主旋風が席巻した衆院選から3日後の2日。尾粼正直知事は県選出の与党衆院議員がいなくなることを意識しながら、次期政権への向き合い方を強調した。

 【写真】民主候補の応援に駆け付けた小沢一郎代表代行の演説会。国と地方の関係は…(高知市の中央公園)

 ■転換
 尾粼知事は一昨年12月の就任以来、自主財源が乏しい本県の財政事情を踏まえ、国からの予算確保、事業導入を重視。財務官僚時代に培った省庁の人脈などを駆使し〝成果〟を挙げてきた。

 それは「国を使い倒す」現実主義的な対応だったが、脱官僚を掲げる民主党は新政権で、首相直属の国家戦略局を設置。予算編成などを政治主導にシフトする。自公政権が経済対策で編成した本年度補正予算も未執行分を停止して組み替える構えだ。

 本県への影響は不確定だが、補正予算で積む「安心こども基金」などは県議会7月定例会で既に可決され、事業に着手。医師確保や新安芸病院建設に活用する特例交付金は100億円を見込み、計画策定が進んでいる。

 「ほかにも国から予算内示を受けている事業がある。どこまで停止されるのか」。恩田馨県総務部長は戸惑いを隠せない。それは市町村も同じだ。

 民主党はガソリン税などの暫定税率も廃止する方針だが、本県には昨年度約56億円(県34億円、市町村に22億円)が交付され、道路整備などに充てられてきた。

 「代わりの財源をどこに求めるのか」(吉岡章高知市副市長)、「高知南国道路の一時凍結のように、地方の実情を理解しない都会型の判断があってはならない」(橋詰寿人南国市長)。新しい政権への期待感が全国に広がる一方で、県や市町村は〝交代のきしみ〟に揺れている。

 ■「選択」の声
 政権交代への不安は県内産業界からも聞かれる。

 「公共事業削減となれば、倒産が増え大変なことになる。高知の場合はどこが無駄かと言うくらい無駄な事業はない」

 今回衆院選でも自民党を推した県建設業協会。三谷一彦会長は民主党が打ち出す「無駄な公共事業の削減」に反論し、「今後は自民、民主を問わずあらゆる人脈をたどり、首長らと新政権に声を上げていく」と危機感をあらわにする。

 農家への戸別所得補償の一方で、農産物の輸入を自由化する日米自由貿易協定(FTA)の締結を基本姿勢とする民主党の農業政策にも、農協関係者の抵抗感は強い。

 「食料自給率向上の一方で、農業に壊滅的な打撃を与えかねないFTA交渉の促進も盛り込む矛盾の整合性は取れるのか」。JA高知中央会の山崎実樹助会長は疑問を呈しながらも「民主党にどう話をつなげばいいのか…」。

 民主党は公約で、地方の自主財源を大幅に増やして地域主権の確立も掲げる。それは地域の暮らしを守るという約束でもある。

 だが、さまざまな面で不安が広がるのも事実。全国情勢とはねじれの結果を選んだ有権者の「選択」の声は、新政権に届くのか―。

(2009年09月04日付朝刊)

5435チバQ:2009/09/05(土) 17:01:14
http://203.139.202.230/09senkyo/090905dokusen05.htm
⑤ 選 択 誰が「勝った」のか
 自民党が議席を独占した県内3選挙区。それは紛れもない民意であり、有権者は県民の代弁者として前職3人を選んだ。

 しかし―。選挙後、何となく軸足が決まらない、不安定な感覚にとらわれる。

 突き詰めれば、全国情勢と県内の選挙結果の「ずれ」だろうが、それだけで十分な説明とは言えない。今回の選挙で、本当に勝ったのは誰かが見えてこないからだ。

 【写真】有権者が託した1票に、県内政党はどう応えていくのか(高知市内)

 ■もしも…
 選挙戦を文字通り「戦い」ととらえるなら、県内選挙区では自民党が勝者であることは間違いない。

 前職の危機感を前提に、公明党と連携。地域の疲弊や将来への不安をうまく得票につなげた。戦術、戦法で他を完全に上回った。

 だが、選挙は結果がすべてであり、「たら」「れば」は通用しないことを百も承知で考えてみたい。

 例えば、無党派層の動向が鍵を握る高知1区。もし元知事が参戦していなければ、結果はどうだったろう。支持政党のない有権者の多くは、民主党候補に流れたことが容易に想像される。

 比例代表の投票先では、前回衆院選より有効票が1万3千票以上伸びる中で、自民票は約8千票もダウン。政権運営に対する批判は確かにあった。

 民主党がもし候補者選定の段階から十分に練り、幅広い層に風をアピールできたとしたら…。比例票は前回より3万3千票も上積みし、県内第1党の座を維持しただけに、もったいない話だ。

 四国の議席維持が絶対命題だった公明党。それは果たしたが、太田昭宏代表ら党幹部が議席を失った痛手はあまりに大きい。

 地道な地域活動を続ける共産党候補にとっては、供託金の没収(2人)は屈辱のはず。民主党候補を推薦した社民党にしても、結果にはつながらなかった。

 投票から3日後、本紙は主要政党の県幹部らを招いて座談会を開いた(7日付「ファインダー」で詳報)。その際、幹部らの複雑な表情は「勝者が見えない戦い」を物語っているように思えて仕方ない。

 ■与党議員ゼロ
 小選挙区で自民党候補が独占したのは本県以外に福井、鳥取、島根の3県。この3県では民主党候補が比例復活した。つまり、衆議院議員480人の中に与党議員がいないのは本県だけとなる。

 これを単に、選挙区候補の巡り合わせのあやとするのか。それとも、近く誕生する民主党政権への疑問提示と見るのか。

 一つ言えるのは、圧倒的多数が同じ方向になだれ打つ社会は、決して健全な姿ではない。ブームや雰囲気に流されることの危険性は、4年前に経験したはずだ。

 県内各党は来年の参院選に向け、組織強化や立て直しに全力を挙げることになる。そこでは候補者問題にとどまらず、その先まで見据えて、民意をくみ取る基本戦略が問い直されるべきだ。

 それでこそ、今回の選挙に歴史的な意義を見いだすことができる。

(2009年09月05日付朝刊)=おわり

5436チバQ:2009/09/05(土) 17:05:25
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090901ddlk15010164000c.html
「民主独占」の衝撃:検証’09衆院選/上 民主「03年から流れ」 /新潟
 ◇自民、保守色強化で民意離れ
 「政権選択」が焦点となった衆院選は、民主が県内全6小選挙区で議席を独占する大勝に終わった。小選挙区で自民議員のいない「自民空白県」となり、県内勢力地図は大きく塗り替わった。地殻変動はなぜ起こり、県政はどう変わるのか。選挙戦を振り返った。【岡田英、小川直樹】

 「日の丸・君が代を認めない人たちがいる政党を信頼できますか? 皆さん、目を覚ましてほしい」。選挙期間中、1区の自民前職、吉田六左エ門氏(69)は街頭演説で、民主党と支持団体・日教組への批判を強めた。

 無党派層の取り込みが厳しい中、どの候補も従来の自民支持層固めが頼みの綱だった。なかでも吉田氏は「日本古来の保守思想を受け継ぐ」と、保守色を前面に出しアピールした。

 8月30日夜の開票の結果、吉田氏は民主前職の西村智奈美氏(42)に敗れ、重複立候補した比例代表での復活当選もならなかった。医療や年金、雇用、子育てなど暮らしの課題が有権者の大きな関心事だった。落選後、吉田氏は「自分たちの考えと有権者の思考に大きな隔たりがあった」と無念さをにじませた。

 毎日新聞の出口調査では、いずれの選挙区でも自民支持層で自民候補に投票したのは5〜6割。3〜4割は民主候補に票を投じており、3区では約半数に及んだ。保守色を強めたのは吉田氏だけではなかった。だが自民候補たちは従来の支持層さえも固められなかった。ある県議は「民意は政治を変えたいと思っているのに、先祖返りしては支持の広がりを望めるはずもなかった」と敗因分析した。

    ◇

 県内6小選挙区を独占し、自民候補の比例復活を一人も許さなかった民主。今回は一時的な追い風に乗っただけだったのか。民主を全面支援した連合新潟の江花和郎会長は「新潟では、03年に政権交代への流れができていた」と、突然変異的な勝利ではないと指摘する。

 新潟では02年の参院補選以来、民主、自由、社民、連合の非自民勢力が連携し、「新潟方式」と呼ばれる共闘態勢をつくった。民主は03年の衆院選で西村氏、4区の菊田真紀子氏(39)という若手議員を誕生させ、県内で基盤を築いた。自民が全国的には圧勝した05年衆院選も、県内小選挙区での獲得議席は民主3、自民2と上回った。今では共闘は崩れたが、新潟方式は遺産として残ったという。そして強い自民批判の風に乗った。

 「自公政治への有権者の不満、生活や将来への不安はあまりにも大きかった。自公批判の裏返しとして民主に票が集まった」。民主県連幹事長の佐藤信幸県議は、民主が必ずしも有権者から全幅の支持を集めたわけではないと認める。

 悲願の政権交代を目前にしているが、マニフェスト(政権公約)を着実に実行できるのか。民意を見誤り、失望させては、今度は民主が「ノー」を突きつけられることになる。

5437チバQ:2009/09/05(土) 17:07:14
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090902ddlk15010213000c.html
「民主独占」の衝撃:検証’09衆院選/下 国との橋渡しは誰に? /新潟
 ◇担い手の自民、衆院議員激減
 「政権交代で施策が見直される。情報を取っていかないと適切な対応ができない」。県の10年度当初予算案について要望に訪れた農協関連団体の幹部に、泉田裕彦知事の代理で応じた小熊博副知事は、そう答えるのが精いっぱいだった。

 政府の09年度補正予算で盛られた46基金4兆3000億円についても、民主は大半の見直しを検討。県はこのうち8基金を9月県議会に提出する補正予算案に盛り込む予定だが、民主政権が誕生すれば凍結される可能性もある。そうなると業界団体から反発が予想され、県はかたずをのんで民主政権への移行を見守る。

 「これまで自民の衆院議員を通して各省庁に話をしてきたが、民主はそういうところも否定するんだろう」。ある県幹部は、地方と国をつなぐ情報のパイプ役を担ってきた自民衆院議員が激減したことに、頭を抱えた。

 民主県連は、県執行部と国会議員の直接のやりとりに反対。県連が窓口になって橋渡しをするというスタンスだ。幹事長の佐藤信幸県議は「直接では『私のところにはなぜ話がこない』と国会議員の間で不協和音が生じてしまう。すべて私を通してもらう」

     ◇

 「住民に近いところで意思決定される仕組みが実現されることを期待したい」。衆院選から一夜明けた31日、泉田知事は、国が自治体の使途を制約する「ひもつき補助金」を批判し、地方が自由に使える地方一括交付金を掲げる民主の政権を歓迎した。

 だが中央が民主政権になっても、県議会では定数53のうち自民33議席、民主9議席で、自民が大半を占め、国会と県議会で「ねじれ」が生じる。新政権によって地方分権が推進され、地方の裁量が大きくなったとしても、ねじれによって議案の採決が進まなくなるおそれもある。

 佐藤県議は「当面は自民と共同提案していくことになるだろう」と話す。一方で「意見が一致しない場合は反対する。結局は選挙で議員を増やしていくしかない」と、早くも2年後の県議選をにらむ。「政権を取ったことで、こちらに話しに来る業界団体は増えるだろう」

     ◇

 歴史的惨敗から一夜明けた31日、自民党県連が開いた党議。会議前、テーブルに昼食が並べられたが、県議らの間に会話はなく、食器の音だけが響いた。

 「このままでは自分たちの選挙も戦えない。県連として組織の立て直しを」。出席した県議からは県議選への影響を案じる声があがった。幹事長の渡辺惇夫県議は「個人よりまず党の再生。捲土重来(けんどちょうらい)の体制づくりをしていかねば」と組織再建を強調した。

 「県議会での与党はおれたちだ」。自民県議らはそう自負し、逆に結束を強めようとする。自民が虎視眈々(たんたん)と狙うのは、来夏の参院選までに民主政権がマニフェスト(政権公約)を実現できずに瓦解することだ。渡辺幹事長は「公約にあわない対応をしていれば、毅然(きぜん)とした対応をしたい」。【岡田英】

5438とはずがたり:2009/09/05(土) 17:15:26
>>5433
こんなことがあったんですねぇ。此では勝てない。
>知事退任後の活動を支えてきた後援会スタッフを選挙事務所から中盤で外し、後に入れた草の根グループは橋本氏の指揮への不信から最終盤に撤収。陣営は混乱を極めた。

4年後民主から出るぐらいしか手はないですね。

5439とはずがたり:2009/09/05(土) 17:21:33

2009衆院選:数字から見えるもの /高知
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20090903ddlk39010445000c.html

 自民前職の3人が議席を独占した衆院選。得票数や出口調査によると、3選挙区とも民主候補は民主支持層を7割以上固め、共産支持層や無党派層からも票を獲得したとみられるが、組織力をフル回転させて票を手堅くまとめた自民候補には及ばなかった。得票数などのデータから見えるものとは−−。【服部陽】

 ◆1区
 ◇橋本、田村氏が票の奪い合い

 3人が競り合うと予想された1区。自民・福井氏は前回の5万3754票から、4万4068票に減らしたが、4選を果たした。勝因は、建設業や農業などの支援団体や県議・高知市議などの組織固め。自民県連では当選安全ラインを4万2000票前後と設定し、「あと5000票は必要」などと具体的な目標を掲げ、個人演説会で登壇する弁士が訴えるよう徹底した。さらに自公協力も強化。定期的に意見交換を開いて信頼関係を構築し、福井氏自身も「比例は公明」を連呼した。

 一方の無所属・橋本氏と民主・田村氏。出口調査によると、田村氏は民主支持層の7割を固めたが、橋本氏に2割が流れた。また、田村氏の陣営が「いかに取り込むかが課題」と位置付け、橋本陣営も「知名度は自信がある」と手を伸ばした無党派層。出口調査では、橋本氏4割、田村氏3割と票を分け合う格好となった。自民県連幹部が選挙前、「互いに票を奪い合い、組織力で首一つ抜け出せれば」と語っていたシナリオ通りに、組織票をまとめた福井氏が浮上。全国で最も低い得票率32・53%での当選だった。

 ◆2区
 ◇楠本氏、民主票まとめきれず

 自民・中谷氏は前回を5000票以上上回る7万5554票を獲得し、地力を見せつけた。民主・楠本氏は前回の民主候補より約5000票を上乗せ。一方で、共産・山中氏は前回候補比約8000票減の1万4225票だった。

 比例票でみると、民主が得票率39・81%で、自民の26・84%を上回ったが、公明票を上乗せした自公の43・50%には及ばなかった。楠本氏は民主票の8割近くを固めたが、残り2割近くが中谷氏に流れ、取りこぼした形となっており、中谷氏はさらに公明票の8割以上を上乗せし、圧倒した。

 共産は「党躍進付きの政権交代」を主張。共産支持層は小選挙区では政権交代を優先し、楠本氏に投票したと見られ、出口調査でも共産支持層の2割以上が楠本氏に流れている。

 ◆3区
 ◇自公協力徹底、9割固める

 3区でも、自公協力が前回よりも徹底された自民・山本氏は前回並みの7万4489票を獲得した。2度目の挑戦となる民主・中山氏は前回から約1万1000票を上積みした。

 比例票でみると、民主は得票率40・14%と自民の27・45%を上回ったが、自公の45・78%には届かなかった。中山氏は民主票の8割以上を固めたが、山本氏は自民票の9割以上、公明票の9割近くをまとめた。

 共産・村上氏は前回候補よりも約1万票を減らした。共産支持層の4割が中山氏に流れたためで、中山氏はさらに無党派層の5割以上に浸透したが、全市町村で山本氏の得票を上回ることはできなかった。

 ◆比例区
 ◇民主が第1党、16万票超 自民10万票台回復−−07年参院選比

 比例では05年衆院選、07年参院選に引き続き、政権交代ムードの追い風を受けた民主が県内第1党に。05年約13万4000票、07年約13万8000票を獲得。今回は約16万7000票と躍進した。一方、自民は07年参院選で10万票を割り込み、約9万4000票だったが、今回は約10万8500票まで回復した。公明は自公協力が功を奏し、前回の約7万票から3000票以上を上乗せした。

==============
 ◇小選挙区の得票数、得票率◇

 <1区>
福井照(自前)   44068 32.53%
橋本大二郎(無新) 39326 29.03%
田村久美子(民新) 38117 28.14%
春名直章(共元)  13072  9.65%
桃田妙子(諸新)    890  0.66%

 <2区>
中谷元(自前)  75554 53.42%
楠本清世(民新) 49842 35.24%
山中正博(共新) 14225 10.06%
伊東理砂(諸新)  1822  1.29%

 <3区>
山本有二(自前) 74489 49.42%
中山知意(民新) 64777 42.98%
村上信夫(共新) 10376  6.88%
北村健行(諸新)  1079  0.72%

毎日新聞 2009年9月3日 地方版

5440名無しさん:2009/09/05(土) 17:23:14
>>5438
根拠はないのですが、来年の参院選に出馬かな?
もう歳だし、次期総選挙まで待てないのでは?と想像しています。

5441名無しさん:2009/09/05(土) 17:27:35
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/fukuoka/20090901/20090901_0002.shtml

福岡県
自民、地盤固め切れず 県内各党・団体戦い終えて  
2009年09月01日 14:59


 「政権選択」を最大焦点にした衆院選。県内では、11小選挙区のうち民主が7議席を確保し、1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、初となる過半数を獲得した。政権交代への機運が広がった中で、自民は7区の古賀誠選対本部長代理、6区の鳩山邦夫前総務相らが地力をみせ、4議席を死守。共産、社民、政治団体「幸福実現党」は、当選には至らなかった。県内の主要政党と団体の幹部に、選挙結果の受け止めや今後の展望を語ってもらった。

■「次」へ態勢を立て直す 自 民

 新宮松比古・党県連会長 民主党が掲げる「政権交代」の逆風が本当に強かった。私たちは「政策選択」という訴えを続けてきたが、有権者に行き届かないまま選挙戦が終わった印象だ。ただ候補者たちは過去4回の小選挙区での票を上回る票を獲得しており、自民党が有権者に見放されているとは思わない。県連でしっかり協議し、党の態勢を立て直して、次なる戦いに備えたい。

■10人全員当選果たせた 民 主

 助信良平・党県連幹事長 県内7小選挙区での勝利と比例代表100万票という目標を超えることができた。県民の皆さんから受けた負託と期待に応えられるよう頑張りたい。県内で擁立した10人の候補者を比例復活を含めて全員当選という最高の形で選挙を終えた。この10人が国会で良い仕事ができるよう地方議員や党員が懸命に支える。県民の皆さんに深くお礼を申し上げたい。

■結党の原点に立ち返る 公 明

 森下博司・党県本部幹事長 「政権交代」という逆風の中で、本来なされるべき政権担当能力を問う選挙にはならず、目標である比例九州4議席の獲得に至らなかった。子育て支援や命を守る政治を訴えたが、民主との差異化が図れず有権者に届きにくかったかもしれない。今回は下野することになるが、「福祉の政党」「庶民の党」という原点に立ち返る良いチャンスととらえたい。

■建設的野党の役割担う 共 産

 岡野隆・党県委員長 自公政権を退場させるという方向では有権者と同じだった。終盤に支持が広がったが、目標だった比例九州ブロックでの2議席確保までは至らずに残念だ。一方で大勝した民主も今後、後期高齢者医療制度や障害者自立支援法の廃止など、マニフェスト(政権公約)の実現性が試される。その中で、われわれも存分に建設的野党としての役割を果たしていきたい。

■11区で善戦の6万票台 社 民

 豊島正章・党県連合幹事長 11区に県内唯一の候補者を擁立し、6万票余りを獲得した。これまでの候補者が3万票台だったことを考えれば善戦したといえる。「生活再建」を掲げた党の主張が理解されたのだと思う。一方で、比例代表は九州ブロックで目標の半分ほどの46万票にとどまった。小選挙区では民主との選挙協力の成果が出た中で、比例票が民主に流れたことは否めない。

■九州から党の主張発信 国民新

 自見庄三郎・党副代表 民主党に対する風が強く吹き、中小政党には厳しい選挙戦だったが、九州・沖縄で議席を1から2に増やせたのは一定の評価ができる。党全体で獲得した3議席のうち2議席を九州・沖縄が占めることになる。

 九州は小泉構造改革で最も破壊された地域であり、九州から地方の立て直しに向けた党の主張をしっかりと発信していきたい。

■消費税撤廃訴え届かず 幸 福

 宮崎道秀・県本部代表 「政権交代」を求め、民主に吹いた強い風に打ち勝てなかった。公約の柱である「消費税撤廃」や「防衛力の強化」は、まだ一般的な考えではなく、詳細な説明が必要で、訴えが浸透しなかった。支持母体の幸福の科学の会員にも主張が十分に届いていなかった。今後も、二大政党とは異なる「新しい選択」を有権者に示すため、政治活動を続けていく。

=2009/09/01付 西日本新聞朝刊=

5442名無しさん:2009/09/05(土) 17:30:57
>>4700

>前回落選した民主新人は松下陣営で汗を流す。

野間健は参院選狙い?

5443チバQ:2009/09/05(土) 17:37:56
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=19143
徳田氏派2運動員を逮捕 衆院選で供応買収疑い/鹿児島県警
(2009 09/05 12:00)
 鹿児島西署と県警捜査2課は4日、8月30日投開票の衆院選で鹿児島2区から立候補し当選した徳田毅氏への投票を依頼、飲食店で接待をしたとして、公選法違反(供応買収)の疑いで、いずれも徳田氏派の運動員で奄美市名瀬有屋町、保険代理店社長田中博喜容疑者(47)と、鹿児島市東谷山1丁目、同山本智士容疑者(39)を逮捕した。
 南日本新聞の取材によると、接待が行われたのは同市谷山地区の居酒屋。10人程度が招かれ、徳田氏と徳田氏の妻らも一時同席していた。徳田氏事務所も、徳田氏の同席を認め、「本人も呼ばれて行ったが、30分ほどで帰っており、会計には立ち会っていない」と説明した。
 2人の逮捕容疑は衆院選公示前の8月初旬、鹿児島市の居酒屋で、知人ら数人を招き、徳田氏への投票と票のとりまとめを依頼、一人当たり数千円の食事や酒を提供した疑い。
 県警によると、両容疑者は容疑を認めている。提供を受けた側も公選法違反(被供応買収)容疑で任意で事情を聴いており、全員容疑を認めているという。
 両容疑者は同じ保険代理店業を通じて知り合った。

5444名無しさん:2009/09/05(土) 17:38:49
古い記事ですが。
>応援弁士の長谷川憲正・国民新党副幹事長が登壇すると、大きな拍手が起きた。元郵政官僚で全国
>郵便局長会顧問。奥野氏も郵政省出身。「私は役所にいたから霞が関のやり口は分かっている。一緒
>に政治を変えよう」と力を込めた。

>同じ日、同じ佐倉市で水野賢一氏が演説会をぶつけた。「自ら許認可権を持っていた業界に依存して選
>挙活動する。まさに政官業の癒着。民主自身が批判していたことだ」と奥野氏を批判した。

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090826ddlk12010116000c.html

’09衆院選ちば:真夏の決戦本番・注目区を歩く/下 9区 /千葉
 ◇自民に牙むく郵便局
 自民党の集票マシンとして戦後長く保守地盤を支えた「全特」が今回、自民に牙をむいている。旧・全国特定郵便局長会(郵政民営化後の現名称は全国郵便局長会)。地方の小さな郵便局の局長で作る任意団体だ。

 「私のまいた種が彼に降りかかってしまった。私の代わりに息子をいじめてやろうと、千葉県じゅうの郵便局長が9区に集まってきている」

 18日、自民前職の水野賢一氏の出陣式。養父の水野清・元衆院議員(84)はあいさつで、警戒感をあらわにした。96年引退し、地盤を賢一氏に譲った後も行革の指南役として活躍。小泉郵政改革では旗振り役を務めた。

 4年前の衆院選で世の中は郵政改革一色に染まり、全特は抵抗勢力の槍(やり)玉に上がった。「印旛郡の局長の半分は私が局長にしてやったが、今日は1人も来ていないな」。衆院議員を9期務めた清氏は会場を見回し、皮肉っぽく言った。

   ◇  ◆

 公示前の7日、民主新人の奥野総一郎氏の決起集会が、佐倉市で開かれた。会場の設営や交通整理など全特関係者がボランティアでてきぱきと働き、会場の半分は郵便局関係者で埋まった。

 応援弁士の長谷川憲正・国民新党副幹事長が登壇すると、大きな拍手が起きた。元郵政官僚で全国郵便局長会顧問。奥野氏も郵政省出身。「私は役所にいたから霞が関のやり口は分かっている。一緒に政治を変えよう」と力を込めた。

 同じ日、同じ佐倉市で水野賢一氏が演説会をぶつけた。「自ら許認可権を持っていた業界に依存して選挙活動する。まさに政官業の癒着。民主自身が批判していたことだ」と奥野氏を批判した。

 陣営幹部は「ビラまきやのぼり持ち……。平日の昼間でもこれほど協力を惜しまない組織はない。昔はその力に助けられたんだが」と、半ばうらやましげに言う。

 選挙区ではこのほか、無所属の波田野辰雄、諸派の伊藤純子両氏が支持を訴える。

   ◇  ◆

 選挙区を越境して奥野氏を応援する60代の郵便局長は、4年前の苦い記憶を踏まえて、まくしたてた。「郵政民営化で経済も財政も地方もよくなると言われたが、実際はどうだったか。財政は改善されれず、経済は疲弊し、市場原理主義で地方は埋没した」

 小泉構造改革の功罪も背負い、麻生政権は解散に踏み切った。改革の標的とされた郵便局の組織は息を吹き返し、民主と結んで自民を苦しめる。水野氏は「過去の選挙であまり相手を批判しなかった。美学もあった。だが、今回は目に余る。追及の手は緩めない」と、奥野氏と全特の関係に業を煮やす。

 郵便局長は最後にこう言った。「自民党の先生には少し頭を冷やしてもらわないと。ネズミだって、追いつめられたら反撃する」【駒木智一】

5445神奈川一区民:2009/09/05(土) 18:08:28
>>5438
橋本大二郎氏の奥様は「高知のイメルダ」と呼ば
れて大変評判が悪いです。想像ですが、陣営の混
乱も奥様が一枚咬んでいるかもしれないですね。

>>5440
自分はみんなの党に行ったほうがいいと思います
。多分、橋本大二郎氏のことを民主党は相手にし
ないと思います。
あくまで、自分の妄想ですが。

5446名無しさん:2009/09/05(土) 18:10:18
>>5438
>>5440
広田と一緒に民主党入りしてくれないかな。

五島―武内ラインの社会党が衣替えしただけの県連組織から脱皮して欲しい。
大二郎はもう賞味期限切れかもしれないけど、
少なくとも次期衆院選の候補者選考に良い影響を与えることにはなるんじゃないかな?

5447とはずがたり:2009/09/05(土) 18:21:24
>>5445-5446
みんなへ行く決断を今回しなきゃいけなかったような気がしますね。。
来夏の参院改選は橋本系の広田なんで選挙区は難しいですよね。
みんなの比例から出ますかねぇ?

5448神奈川一区民:2009/09/05(土) 18:39:50
>>5447
みんなの党なら今からでも遅くないと思います。
喜んで受け入れると思います。
もちろん、来年の参議院選挙は比例区から出馬だ
と思います。でるとすれば。
みんなの党としては、比例区は橋本、選挙区は広
田でいいのではないでしょうか。

5449山口新聞男:2009/09/05(土) 19:06:33
高知で民主候補が復活できなかったのは
比例枠の数や他県との絡みもあるので
それ自体は、特に悲観することはない
タマの悪さは、考える必要があるけれども
ここに限らず自民が勝った県は、政治への不満が相変わらず
自民党にしか向かわないという構図を示している点もある

5450とはずがたり:2009/09/05(土) 19:32:57
>>5448
実現すれば来夏の参院選の目玉になるでしょうねー。
確かに4年も待てないので取り敢えずのラストチャンスでしょうかねぇ
田中甲や大二郎を揃えるとみんなの党で1〜2議席は確保出来ましょうかね。

>>5449
確かに惜敗率では知意ちゃんはそこそこ高めだし,1区も壮絶な三つ巴と山口さんのご指摘の通り選挙区事情もありましょうが,其れとは別にやはり代議士0のショックは大きい様な気がします。
参院議員2名に頑張って欲しい所ですが。
来夏の比例の地域候補に誰か高知から立てた方が良いかもしれませんな。

5451名無しさん:2009/09/05(土) 20:32:21
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514763217

衆院選・特集 : 乱のあと〜衆院選を終えて(5) 勝利にも足元不安定


大敗を受け、暗い面持ちで記者会見に臨む自民党幹部たち=8月30日、東京・永田町、党本部
 多難な前途 「格差」への反省必要


 「とにかく頭を下げ、『どぶ板』で歩くしかないわね」−。雲南市老人会連合会の古田明会長(88)=同市三刀屋町=は3日夕、島根2区で4選を果たした自民党の竹下亘氏の支援のお礼のため、自宅を訪ねて来た地元選出の上代義郎県議に上機嫌で語り掛けた。

 古田氏は公示前に同会役員宅などを歩き、竹下氏の実績を訴えた。効果はてきめんだった。「来てくれたのか」と喜び、協力姿勢を示した90歳を超える老婦人もいた。

 猛烈な逆風の中、「足で稼ぐ」を合言葉に、竹下陣営が展開した地上戦の徹底ぶりを物語った。

 天王山の地盤の出雲市でも公示前、集めた数万人の後援会名簿を頼りに、200人が2人1組で地図を片手にアパートを回り、勝敗の鍵を握る若年層への浸透を狙った。

 自民底力に震える

 鳥取2区では、同党の赤沢亮正氏の陣営が最終盤になりふり構わぬ戦術に出た。支援企業の社員に対する知人30人への電話依頼も、一つだった。

 「民主党候補は比例で復活するので、小選挙区は赤沢をよろしく」。その結果、約600票差で差し切った。

 上田博久選対総本部長は「恥も外聞もない。考え得ることは何でもやるだけ」と語気を強めた。

 その赤沢氏に敗れ、比例中国で復活当選した湯原俊二氏を支えた民主党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)は2日夕、都内で小沢一郎党代表代行(当時)と向き合った。小沢氏は「勝てると思ったけどなあ」と悔やみつつ「次(参院選)は勝てる」と断言したという。

 ただ、いわば空前の民主党ブームに沸く中、自民党に屈し、現場が受けた衝撃は大きい。

 「正直、何と言っていいか分からない」。8月30日の投開票日。湯原氏の傍らで、来夏の参院選・鳥取選挙区に出馬を決めている党県連の坂野真理副代表はうろたえた。

 人海戦術に限界説

 一方、敵陣が底力に震えた自民党側でも「いつまでも、こんな選挙はできない」と、人海戦術の限界説がささやかれる。

 長年、組織を支えた主力は年々高齢化。支持層には依然、構造改革路線への反発もくすぶる。

 衆院選の後半戦の24日夜。党島根県連の青木幹雄会長(参院・島根選挙区)のおひざ元の出雲市大社町内の路地の一角にある作業場に、30代〜60代の男女20人が集まった。

 収穫物を詰める箱をひっくり返し、いす代わりにした輪の中心には、島根2区から出馬し、落選した国民新党の亀井久興氏の長女・亜紀子参院議員(同)が座った。

 構造改革に不満を抱き、自民党を離党した農業の男性(62)の呼び掛けだった。電灯の下での農業問題などをめぐる議論は白熱し、午後10時近くに終わった。

 2年前の参院選・島根選挙区の敗退を受け、党島根県連が設けた組織再生委員会の委員長を務めた萬代宣雄・JAいずも組合長も、今衆院選の勝利の足元の不安定さに警鐘を鳴らす。

 「組織力で勝っただけ。構造改革で生じた格差が政策的にどう間違っていたのか、反省がない。原点から出直しが必要だ」

 実際、自民党の都道府県連では、民主党への風より、「自壊」が真の敗因との見方が支配的だ。

 にもかかわらず、再建への道標の端緒すら示せない党幹部への失望感は強い。4日に東京・永田町の党本部であった全国幹事長会議で、衆参国会議員の”空白区”となった滋賀、岩手両県連の代表者は悲鳴を上げた。

 「国会議員がいない上、野党では、組織がじわじわ弱体化し、持たない」

 切実な声に党島根県連の洲浜繁達幹事長は「島根は何とか勝ったが、人ごとではない」と言い残し、帰県の途についた。

   =おわり=

5452チバQ:2009/09/05(土) 22:44:28
http://www.minyu-net.com/osusume/election2009/news/serial/hamon1.html
【 自民の衝撃 】


【 上 】

「解党的な出直し図る」

党勢回復へ険しい道のり


 「自民党の政策が国民に伝わらなかった。解党的な出直しを図る」。衆院選の惨敗から一夜明けた31日午前、福島市の自民党県連会館で開かれた県連役員会で、県連会長の吉野正芳は、再起への決意を語った。吉野の傍らに座る県連役員の県議はみな硬い表情を崩さず、敗戦のショックの大きさをうかがわせた。

 役員会に出席した県議の日焼けした顔が実質的に40日に及んだ選挙戦の激しさを物語った。県連は麻生内閣の支持率低迷など中央からの「逆風」を覚悟した上で選挙戦に臨んだ。商工や建設など長年の友好団体の引き締めなど、民主党を上回る組織戦を展開。県議を選対組織の中核に配置、市町村、郡にある総支部、支部票単位で票固めを図ったが、都市部を中心に無党派層の多くが民主に流れた。幹事長の斎藤健治は「民主党への風を素直に受け止めたい」と最大の敗因を認める。


大敗を喫した衆院選を総括、組織見直しなど党勢回復への方針を固めた自民党県連役員会=福島市、県連会館
 衆院選の結果、自民は野党に転落するが、県議会の最大会派は自民のままだ。国政と県政との間でねじれが生じる。斎藤は31日の役員会で「来年の参院選、再来年の県議選の対応をしっかりしたい」と声を振り絞ったが、自民の衆院議員が比例復活を果たした吉野のみという状況の中で、党勢回復の道のりは険しい。

 役員会では、吉野の会長続投を含む斎藤ら全役員の留任を了承した。今回の衆院選は結党以来初めて、県内の選挙区で議席を失う非常事態となったが、選挙の結果によって県連内で責任論や主導権争いがくすぶる状況にもない。ある県議は「ポスト争いをしている場合ではない。それこそ、県民に背を向けることになる」と県連内部の結束の必要性を強調する。

 党勢回復に向けて、県連は年内をめどに、選挙運動の最前線に立つ総支部や支部の組織見直しに着手する方針を固めた。「抜本的見直しで来年の参院選に備える」と斎藤はいう。県連役員の一人は、県連と地方組織、支持者との関係について「声は届いているが血が届いていない」と話す。政権を失うことで党の友好団体の支持離れが懸念される中、組織の立て直しが党勢回復に向けた大前提だ。

    ◇

 民主党が歴史的な大勝を収めた衆院選。県内でも「政権交代」の嵐が席巻した。今後の県政界に影響を及ぼすことは必至の情勢。衆院選の波紋を追った。

(文中敬称略)


−−− 2009年9月1日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

5453チバQ:2009/09/05(土) 22:45:10
http://www.minyu-net.com/osusume/election2009/news/serial/hamon2.html
【 民主の課題 】


【 中 】

「党支える地方組織を」

国政と「ねじれ」対応も


 「県政発展のため、民主党議員として努力し、衆院選で得た県民の支持に応えていこう」。1日、県庁で開かれた民主党県議団会議で団長の渡部譲のあいさつに拍手が沸き上がった。県議団所属の県議は党所属の11人と民主系無所属1人の12人。会議に出席した県議それぞれの表情に衆院選勝利の自負が見え隠れした。

 県連は、衆院選の目標として5選挙区での勝利と比例得票50万票以上を掲げた。連合福島との連携に加え参院福島選挙区の増子輝彦、金子恵美両参院議員、各県議の後援会を総動員し、小選挙区全員当選、比例得票で過去最多の約53万票の獲得を成し遂げた。

 「政権交代の風」が民主への追い風となった今回の衆院選。県連代表の玄葉光一郎は、投開票日の30日に県連事務所で開いた記者会見で選挙戦を振り返り、「(県連)組織の底力はまだまだ足りない。逆風の選挙戦では吹き飛んでしまう」
県内全勝の結果を振り返り「国政とのパイプ役」との自覚を強めた県議団会議=福島市、県庁
と冷静に分析。候補者や支援する地方議員の後援会とは別に、党を支える地方組織の整備の必要性を挙げた。衆院で圧倒的な議席を獲得したが、県内では自民党のように市町村単位まで支部設置が進んでいない。玄葉は、党組織の脆弱(ぜいじゃく)さを課題に挙げた。

 政権交代の風に乗った有権者の心理にも、今後の政権運営への課題が隠されている。ある県議は「選挙期間中に地元業者から『政権をとっても公共事業を減らさないでくれ』と頼まれた。『無駄な事業は無くしても生活密着の事業は無くさない』と切り返したが、理解を求めるのはなかなか難しい」と、マニフェストにある政策と、地元の本音との間にある「ねじれ」の存在を指摘する。

 民主は衆院選を通し、政治と利権との「しがらみ」を断ち切る考えを訴えてきた。新政権の政策や理念が実際に地方へどのような影響を及ぼすのか、これまで自公政権を支持してきた各種団体は、民主との間合いの取り方に悩む。渡部は「各団体からはしばらく、いろいろな意見が出るだろう」と予想、県連が地方の声を中央に伝える「パイプ役」を果たす考えを示す。

 県議会は依然、自民が第1党のままだ。県予算の編成などで自民が「ねじれ」を指摘し、対決姿勢を鮮明にすることも予想され、県連幹事長の中村秀樹は「勝利にうかれている暇はない」と表情を引き締める。

(文中敬称略)


−−− 2009年9月2日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

5454チバQ:2009/09/05(土) 22:45:57
http://www.minyu-net.com/osusume/election2009/news/serial/hamon3.html
【 選対の明暗 】


【 下 】

二大政党化、流れ加速

各党、存在感示す戦術課題


 政権選択をかけた自民、民主両党の激戦に注目が集まった今回の衆院選。公明、共産、社民各党への支持は伸び悩み、県内でも二大政党化の流れが加速した。2日、衆院比例代表の県内得票を確定するため県庁で開かれた県選挙分会では、各党関係者がそれぞれの得票数を確認しながら、民主圧勝で終わった今回の衆院選の結果をあらためてかみしめた。

 自民とともに連立政権を組んできた公明。県本部は1日、三役会を開き、5日の総会で選挙戦を総括することを決めた。代表の甚野源次郎は「手応えはあったが…」と首をかしげる。県内比例得票15万票を目標に自民との共闘作戦を展開したが、結果は目標を大きく下回る11万2000票余りにとどまった。「与党への批判が想像以上だった」と甚野。来夏には、参院選を控える。甚野は「野党になっても、マニフェスト(政権公約)実現に頑張る」と、捲土(けんど)重来を期す。


本県の政党別比例得票を確定した2日の県選挙分会。各党関係者があらためて「政権交代」に導く今回の選挙結果を確認した=福島市、県庁
 比例東北1議席死守を目指した共産は雇用問題を強く訴え、都市部を中心に11市町村で得票数、得票率とも伸ばしたが、県全体の得票率は前回から0.39ポイント低下した。県委員長の最上清治は「激流の中で善戦健闘した」と総括。来年の参院選に向け「建設的野党」の立場を強調、青年を中心に党員を増員させるなど党勢拡大に力を入れる。

 社民は、脱原発や改憲阻止などの政策を訴え、比例での県内7万2000票の獲得に向け、党員を中心に地道に支持拡大を図った。前回得票を約2千票上回る6万票余りを獲得したが、目標には届かず、県連幹事長の加藤雅美は「民主躍進の壁に阻まれた」と選挙戦を振り返る。

 社民は2日の全国代表者会議で民主との連立協議の開始を了承した。野党から一転、政権与党の一員へと変わろうとしているが、加藤は県議会で民主、民主系無所属県議と組む会派活動を通し県政界で存在感を強めたい考えだ。

 既存の主要政党が支持拡大に苦しむ中で、結党間もないみんなの党は、県内の比例票で共産、社民を上回る7万票を獲得した。支持政党がない無党派層の票を取り込んだとみられ、県本部代表の小熊慎司は「脱官僚や地域主権の実現、国政の第三極形成を求める声は確実にある」と指摘。新しい力を求める県内有権者の存在を確信する。

(文中敬称略)


−−− 2009年9月3日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−

5455チバQ:2009/09/05(土) 22:58:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/feature/miyazaki1252052241321_02/news/20090904-OYT8T00794.htm
09衆院選 「風」のあと
<上>変革求める声大きく
良くならぬ生活、不満うっ積

 「今の政治への不満を打ち破るには、政治を変えるしかないという空気が広がっていった」

 衆院選の投開票から一夜明けた31日。宮崎1区で初当選した川村秀三郎(60)は、宮崎市の事務所で開いた記者会見で、日焼けした顔に安堵(あんど)の表情を浮かべ、勝因を語った。

 川村は、民主、社民、国民新の3党や連合宮崎から推薦を受けた。「打倒自民」の旗の下、県議や市議らがフル回転。連合宮崎も幹部が選対に入るなど、非自民勢力が結集した。

 こうした強固な組織の上に、「反自民」の追い風が吹き荒れた。

 公示後、農村部で開かれた川村の演説会。自民党員の農業男性(75)は真剣な表情で耳を傾けていた。「自民党は口ばかり。農家の実態を知らない」。終了後、男性は不満をぶちまけ、川村支持を公言した。

 陣営は、業種を限らず幅広く支持を求めた。ある幹部が、保守層が多いとされる農家や医療関係者、建設業者を訪ねると、次々に知人を紹介された。選対本部長に医療関係者が就いたことも、周囲を驚かせた。

 「変えたい、という県民の強い意欲を早くから感じた。その声が衰えず、盛り上がった」

 川村が実感した県民の意思は今、現実のものになった。

      ◇                ◇

 比例選九州ブロックで当選した民主党新人の道休誠一郎(56)が挑んだ2区。自民党前議員の江藤拓(49)が約4万票差で3選を決めたが、江藤陣営は最後まで肝を冷やし続けた。

 8月上旬、延岡市北浦町で開かれた道休と語る会。これまで自民党と江藤を応援してきた漁業の男性(78)の姿もあった。

 「生活が良くならず、今までの自民党のやり方に不満がある。民主党に1回やらせてみたい」。会議後、男性はそう打ち明けた。

 選挙中、江藤陣営は「延岡は(道休に)負けとる」「風が見えず、不安だ」と、焦燥感を募らせた。

 江藤にとって、前回の衆院選を2区で戦った上杉光弘(67)の得票を、今回どれだけ取り込めるかが焦点だった。

 しかし、実際に有権者の動きはつかめず、陣営幹部は「市部でも道休がかなり浸透している」と顔を曇らせた。江藤は早朝のつじ立ちや自転車でのあいさつ回りなど、新人さながらの「どぶ板選挙」を余儀なくされた。

 戦いを終えた31日未明。「宮崎は自民党の牙城であることに変わりはない」。道休は、保守王国といわれる宮崎で自民党の壁の高さを改めて実感した様子で振り返った。

 しかし、立候補表明から1年もたたない中、道休が積み上げたのは約8万2000票。2区でも、“変革”を求める胎動が始まっている。(敬称略)

(2009年9月1日 読売新聞)

5456チバQ:2009/09/05(土) 22:59:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/feature/miyazaki1252052241321_02/news/20090904-OYT8T00798.htm
09衆院選 「風」のあと

<中>繰り返す自民の分裂劇
政争の絶えない現状打破を
「この責任は誰が取るんですか」

 衆院選が投開票された30日夜、上杉光弘(67)の宮崎市の事務所。重苦しい雰囲気を破って、男性が憤りの声を上げた。

 前国土交通相の中山成彬(66)が不出馬を撤回し、自民党の分裂選挙となった1区。上杉の選対本部長を務めた外山三博は「自民党は一本。県議、宮崎市議も一致団結している」と訴え、分裂イメージの払拭(ふっしょく)に躍起になった。

 陣営は、外山を筆頭に5人の県議を選対本部長とする異例の態勢で臨んだ。300を超える団体・企業が推薦。県農民連盟はJAの支店に九つの事務所を置き、県建設業協会も支えた。

 それでも、上杉への支持は広がらなかった。

 投開票日の前日、宮崎市跡江の家畜市場で開かれた最終決起大会。「必勝」と書かれた鉢巻きをした約3000人(陣営発表)が会場を埋めた。しかし、その場にいた建設業の男性(65)に、上杉に投票するかを尋ねると、小さく首を横に振った。「どっちにしろ公共事業は減る一方だから」

 6度の当選を重ねた中山は、衆院が解散した翌日に立候補を表明。だが、自民党県連の公募で擁立が決まった上杉への同情も加わり、「出ないと言っていたのに出るのか」との批判にさらされた。

 陣営は自営業者ら「熱狂的ファン」(陣営関係者)を中心に、草の根の選挙運動を展開。妻で参院議員の恭子と二人三脚で遊説を重ねた。

 しかし、民意の関心とは違う次元で、上杉と中山のいさかいは激しさを増した。


 「上杉さんは川村(秀三郎)さんに勝てない。党の調査で結果が出ている」「県連は1区のことに口を出さなくていい」。中山はためらいもなく言ってのけた。

 「相手は川村さん」と言い続けた上杉陣営も途中から一転。「中山さんが混ぜくっている」「負けるわけにはいかない」と敵意をむき出しにした。

 結果は、閣僚経験がある2人の得票を足しても、川村に及ばない惨敗だった。

 県連内には、正式手続きを経て選んだ上杉を公認しなかった党本部への不満がくすぶる。上杉のスタッフからは、「県連が2人を調整できなかったからだ。こっちは(苦戦が)わかっていても、やらなきゃいかんのに」との声も漏れた。

 一昨年の知事選や参院選、さらに今回と、選挙の度に分裂を繰り返してきた宮崎の自民党。来夏の参院選に向けて今後、党県連の候補者選びが本格化する。再来年1月には知事の任期も満了する。

 ある会社社長は政争の絶えない現状を、こう切り捨てた。

 「地方では派閥でぶつかり合っているようじゃ駄目だ。党派を超え、いろんな人と一緒にやっていける人を推す」(敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5457チバQ:2009/09/05(土) 23:00:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/feature/miyazaki1252052241321_02/news/20090904-OYT8T00801.htm
09衆院選 「風」のあと 一覧

<下>各政党に迫られる改革
政権選択注目で埋没感

 民主、自民の両党を軸に、「政権選択」に注目が集まった衆院選。民意を受け止めるうえで、2党以外の政党の存在意義も問われた。

      ◇                ◇

 「これで勝てなかったら、いつ勝てるんだ」

 社民党が3区で擁立した松村秀利(52)の敗北を知った支持者の1人が、力なくつぶやいた。

 陣営は反自民の強力な追い風を受け、非正規雇用問題への取り組みなどを積極的にアピールした。推薦した民主党代表の鳩山由紀夫は7月末、事務所に足を運び、「公認並みに応援する」と激励。「従来の支持者に加え、無党派層も取り込める最善の布陣」(陣営幹部)を敷いた。

 だが、選挙区の5市3町すべてで、当選した自民党の古川禎久(44)に完敗し、自民批判票をすくい取ることはできなかった。「2大政党化を迎えた今、もはや小政党に意味はないんじゃないか」。長年の支持者の嘆きは深い。

 民主、自民両党が激しく争った中で、埋没感は否めないが、「雇用安定や護憲など、他党にない政策は多い」と、松村に揺るぎはない。「6万票近い負託は、保守地盤を切り崩す一つの礎になった。今後も党独自の方針を主張し続ける」

      ◇                ◇

 公明党県本部のある幹部は7月、政権与党に向けられた厳しさを痛感した。

 「何で応援せんといかんと」。長年支持してくれた会社社長の一言に面食らった。これまでとは対応が一変し、支援を要請する理由を尋ねる支持者も相次いだ。

 比例選の得票は、目標の11万5000に約1万及ばなかった。「構造改革の痛みと、世界的な経済不況への不満が一気に噴出した」と、県本部代表の長友安弘は振り返る。

 「支持者の中には、リストラされた人や倒産した人もいるようだ。民主党に流れたかもしれない」

      ◇                ◇

 共産党が1区の公認候補とした馬場洋光(40)。選挙後、「自公政権を終わらせるという目的は達成された」と語った。

 終盤を迎えた8月24日、宮崎市の繁華街で開いた街頭演説会。党幹部も駆けつけ、雇用や福祉政策で与党批判を展開すると、中高年の支援者ら聴衆の反応は予想以上だった。

 だが、ふたを開けてみると、前回衆院選からの上積みはわずか2400票。党県委員長の津島忠勝は「現状を変えたいという人が、(衆議院)議員が少ない共産党でなく、民主党に投票した」と分析した。

      ◇                ◇

 歴史的な選挙戦を終え、それぞれに自己改革を迫られた各党の模索は続く。(敬称略。終わり)

(2009年9月3日 読売新聞)

5458チバQ:2009/09/05(土) 23:35:31
>羽田皓市長は、洋一氏の出陣式や個人演説会でたびたび、「中核市の礎を築いてくれたのは喜一先生。洋一先生は喜一先生の思いを引き継ぎ、福山を更に飛躍させてくれる唯一の人」と評価。
鞆の浦の件といい、どうにかしろよ、亀井系でだれかいないのか?
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20090831-OYT8T01438.htm
王国激震 宮沢家三代の光と影 洋一氏衆院選落選 
福山の発展に尽力80年 自民への逆風実績訴え実らず

今回の衆院選では約80年続いた宮沢王国に激震が走った(8月13日、福山市金江町で) 歴史的な政権交代を引き起こした今回の衆院選。全国各地で強力な地盤を誇る自民の有力者が落選する中、広島7区(福山市)でも、自民の宮沢洋一氏(59)が敗退。祖父の裕(ゆたか)・元衆院議員(1884〜1963)、伯父の喜一元首相(1919〜2007)、洋一氏と三代、約80年続いた代議士の牙城「宮沢王国」に激震が走った。福山市の発展にも深くかかわった王国の<光と影>を、選挙戦の舞台裏も交えて2回に分けて紹介する。

 公示を5日後に控えた8月13日朝。洋一氏は本籍地の福山市金江町を家族と訪れた。ブドウ畑のそばにある裕氏の生家を過ぎ、裏山の裕氏が眠る墓に向かった。

 お盆の墓参りは久しぶりだった。墓前で静かに手を合わせ、深々と頭を下げた洋一氏は、「長い歴史に育まれ、自分がここに生きていることを実感した」と語り、集まった親族らを前に「選挙の重みを感じる。何とか勝ちたい」と決意をみなぎらせた。

 裕氏は、農家に生まれ、苦学して東京帝大に進んだ。内務大臣秘書官などを経て1928年(昭和3年)、立憲政友会の公認を得て旧広島3区(現7区を含む)で初当選。その後、政治家の道は長男の喜一元首相、次男の弘氏(元法相、県知事)に受け継がれた。弘氏の長男である洋一氏は喜一元首相の地盤から2000年に初当選した。

 今の福山市を語る上で、宮沢王国の影響は無視出来ない。特に喜一元首相は、日本鋼管(現・JFEスチール西日本製鉄所)の誘致に始まり、JR福山駅の高架化、同市緑町の「サンピア福山」誘致など都市基盤整備に力を入れた。喜一元首相が参院議員に初当選した1953年(昭和28年)の福山市の人口は約7万人だったが、合併も経て爆発的に増加し、今や47万人の中核市に発展した。

 こうした姿勢は洋一氏も受け継ぎ、JR福山駅前広場整備や鞆町の港湾埋め立て・架橋事業、福山港国際コンテナターミナル整備など、重要な懸案では福山と国とのパイプ役を務めてきた。

 羽田皓市長は、洋一氏の出陣式や個人演説会でたびたび、「中核市の礎を築いてくれたのは喜一先生。洋一先生は喜一先生の思いを引き継ぎ、福山を更に飛躍させてくれる唯一の人」と評価。ある保守系市議も「福山から宮沢さんがいなくなったらどうなるのか。何も出来んようになる」と洋一氏の実績を強調してきた。

 自民への逆風にさらされた今回の選挙戦。「自民は負けても、福山から宮沢の灯を消すな」と力説する陣営幹部もいた。選挙戦で洋一氏は、喜一元首相に触れることはほとんどなかったが、29日夜、金江町で行われた最後の個人演説会では「思い出すのは喜一のこと。喜一も厳しい選挙はあったが、すべて勝ち抜けてきた。力を与えてほしい」と呼びかけた。

 だが、その願いもむなしく、王国の歴史は翌30日の投開票で大きなショックに見舞われることになる。

(2009年9月1日 読売新聞)

5459チバQ:2009/09/05(土) 23:50:38
>「党に対する期待を裏切る行為だ」。今月1日、衆院選に全面協力した支持団体の連合茨城は、長谷川修平幹事長に、比例代表の候補者選定を巡る不満を文書で申し入れた。公示直前に党本部主導で比例名簿が決まり、連合系候補が入らなかったことへの不満が背景にある。
連合は具体的に比例下位候補を提示していたってことか?
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20090905ddlk08010190000c.html
激震「自民王国」の崩壊:圧勝の民主内に亀裂 /茨城
 衆院選は民主党の大勝に終わり、県内でも国政の勢力図を塗り替えた。改選時の1人から、比例単独を合わせて一気に9人の衆院議員が誕生し、県連が当初掲げた「過半数で勝ち、県内から政権交代」という目標を大きく上回った。しかし、高まる有権者の期待に組織機能が追い付かないのが実態で、民主党県連も地域基盤の強化と組織刷新が突き付けられている。

 「党に対する期待を裏切る行為だ」。今月1日、衆院選に全面協力した支持団体の連合茨城は、長谷川修平幹事長に、比例代表の候補者選定を巡る不満を文書で申し入れた。公示直前に党本部主導で比例名簿が決まり、連合系候補が入らなかったことへの不満が背景にある。連合幹部は「不透明な決め方は自民党の専売特許だ」と怒りが収まらない様子で、政権交代に酔う県連にクギを刺す。

 保守王国の中で、民主県連は常に「労組頼み」との評価が付きまとってきた。だが、今回の小選挙区の当選者のうち労組出身は大畠章宏代表のみで、保守系から無党派層まで支持基盤の広がりを示した。長谷川幹事長は、県医師連盟や郵政政策研究会など保守系支持団体の協力で「自民党支持層を切り崩せた」と分析する。連合の不満は、肥大化する県連の中で存在感が薄まることへの危機感の表れとも言える。

 支持組織との関係を重視する余り、知事選で候補者擁立を断念した点は、県連内部にもしこりを残した。衆院3区で返り咲きを果たした小泉俊明氏は「(知事候補を)立てたら圧勝していた。これだけ地殻変動が起きてるのに、立てられなかった県連の責任は大きい」と声高に非難する。しかし、民主候補を支持した元保守系地方議員は「知事候補を出していれば関係はこじれていたはず」と、衆院選への集中を勝因の一つに挙げる。

 組織内外の不満を内包しながら、来年には参院選、県議選が控える。特に国会議員の数を下回る県議選対策は喫緊の課題だ。長谷川幹事長は「県議会でも政権交代を目指す」と全選挙区での候補者擁立を目標に掲げる。

 5選を果たした橋本昌氏との関係も焦点となる。橋本氏は1日、連合幹部にあいさつに訪れた際、「これから議会運営が難しくなる」と県議選にも言及し、「支援」を求めた。

 連合幹部は「政権交代した後に県議選で有権者に選択肢を示せないと、知事選より影響は深刻だ」と懸念。「(人選は)自民からのくら替えも含めて考える」と早くも県内の「政権交代」を臨んだ揺さぶりが始まっている。【山崎理絵、八田浩輔】

5460チバQ:2009/09/06(日) 00:03:10
>>5408
100を切っている富山と島根は国民新党の影響ですね。
民主全滅の高知が四国4件で比例率が一番高いのが興味深い

309 :無党派さん:2009/09/05(土) 23:53:48 ID:kFaYoQ7p
>>300
比較的公明(の比例票)が多いにも拘らず、自公票と民主単独票の差は500票ほどだった。
しかも今回は比例復活も含めて民主候補者は全員当選。
あと和歌山は野党票が比較的民主に集中したのも大きいと思うよ。

>>298
宮城県は伊藤宗一郎元衆院議長の地盤4区や三塚博元蔵相の地盤も取ったからなあ。
安住淳や参議院桜井は左団扇だな。


暇なので>>292を地方ごとに分けてみた。

北海道  :北海道167
東北地方:岩  手244>宮  城173>福  島165>青  森146>山  形133>秋  田130
関東地方:埼  玉185>神奈川171>東  京161>栃  木161>千  葉158>茨  城151>群  馬124
甲信越  :長  野207>新  潟173>山  梨164
北陸地方:石  川124>福  井107>富  山*99
東海地方:愛  知196>三  重184>静  岡158>岐  阜151
近畿地方:大  阪194>兵  庫183>京  都182>奈  良164>滋  賀162>和歌山159
中国地方:広  島144>岡  山138>鳥  取118>山  口100>島  根81
四国地方:高  知154>徳  島147>愛  媛132>香  川120
九州地方:長  崎143>福  岡131>熊  本127>佐  賀125>大  分121>宮  崎116>鹿児島112
沖縄県  :沖  縄218
全国平均:全  国158.67

5461名無しさん:2009/09/06(日) 00:26:59
福島でもこの結果。

>みんなの党が共産、社民を上回る健闘を見せた。

>県内唯一の候補者として4区で出た小熊慎司・党県連代表は「自民に不満、民主に不安、という人の受け皿
>になった」と述べ、既存政党に飽き足らない層の支持を得たとみる。この勢いで党勢拡大を図る構えで、小熊
>氏は「参院選が主戦場」と位置づける。国政だけでなく、市町村議会でも議員誕生をめざしている。



http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909050006
http://mytown.asahi.com/fukushima/k_img_render.php?k_id=07000000909050006&amp;o_id=5659&amp;type=kiji

現在位置:asahi.com> マイタウン> 福島> 記事
みんなの党に「あぜん」、参院選が正念場
2009年09月05日

比例区の政党別得票数

 ●民主と自民以外の各党、存在感発揮いかに


 今回の総選挙で、民主、自民以外の政党は埋没し、苦戦を強いられた。公明、共産は比例区での得票率を前回総選挙より落とし、社民はほぼ横ばい。一方で、公示約1週間前に生まれたみんなの党が共産、社民を上回る健闘を見せた。来年夏の参院選に向け、各党は2大政党に対してどう存在感を示していけるのか。(吉田素子、村上晃一)


 ●自民への厳しい風当たり
 公明党は5日、県本部で党議員34人による会議を開き、選挙結果を振り返った。
 県内の比例区での得票目標は15万票で、東北から2議席の獲得をめざした。結果は約11万2千票で1議席。甚野源次郎・県本部代表は「手応えはあったが、結果は厳しいものだった」と総括。自民党との選挙協力について、「連携して選挙活動ができたことは評価できるが、自民への風当たりが厳しかったこともあり、結果につながらなかった」との見方を示した。


 ●みんなの党が予想以上の得票
 今回の比例区の結果で関係者を驚かせたのは、みんなの党の予想以上の得票だ。党の結成は、公示日の約1週間前。それが県内比例区で約7万票を取った。十分な組織がない政党なのに、労組などに強い支持基盤を持つ共産、社民の両党の得票を上回った。
 県内唯一の候補者として4区で出た小熊慎司・党県連代表は「自民に不満、民主に不安、という人の受け皿になった」と述べ、既存政党に飽き足らない層の支持を得たとみる。この勢いで党勢拡大を図る構えで、小熊氏は「参院選が主戦場」と位置づける。国政だけでなく、市町村議会でも議員誕生をめざしている。


 ●得票数、抜かれた共産は「あぜん」
 みんなの党に得票数を抜かれ、共産党県委員会の最上清治委員長は「あぜんとした」と驚きを隠さない。自民、民主に満足しないが、社民、共産には共感しない層が、みんなの党に流れたとみている。
 共産党は民主政権に対し、政策別に是々非々で臨む「建設的野党」の立場。参院選でいかに支持拡大を図るかが課題で、今後は政策ごとに推進や反対の署名を集めたり、地方議会で意見書を採択したりして存在感を高める。


 ●社民は2千票増、若者の支持が課題
 社民党は前回を約2千票上回ったが、民主への追い風のあおりで東北では福島以外の全県で比例区の票が前回より減少した。加藤雅美県連幹事長は「これまでの支持者を固めて票の上積みができた」とする一方で、「若者への広がりがなかった」と振り返る。2大政党に飽き足らない層の票を、みんなの党に持っていかれた点も反省材料だ。
 国政では民主との連立協議が進み、埋没しないための独自性が必要になる。県議会でも民主と同一会派を組むが、原発のプルサーマル問題などでは独自の立場を主張し、党の存在感向上を図る。「参院選に候補者を出さなければ民主にのみ込まれる」。加藤幹事長はそう語り、候補者選考を進める考えだ。

5462名無しさん:2009/09/06(日) 12:07:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090906ddm002010098000c.html
仙谷・民主元政調会長:自民に「エール」 「吉田自由党復活に学べ」
 混乱の末、総裁選の日程(18日告示、28日投票)だけは決めた自民党だが、後継選びは遅々として進まない。告示まで2週間を切った5日、山本一太参院議員は自身のブログにこうしたためた。「『新総裁』が『総裁選で応援してくれた仲良しグループ』で『戦闘力のカケラもない執行部』を作ったらそこで終わりだ。その時は『多くの議員』が自民党を見限るだろう」

 党再生の出発点でもたつく自民党。民主党の仙谷由人元政調会長は同日午前の民放番組で「吉田自由党が復活する、(そのときに)何をしたかという歴史を勉強された方がいい」と皮肉混じりに助言した。1947年の衆院選で敗れた吉田茂首相の自由党は続く片山哲、芦田均内閣での野党時代に人材育成に励み、長期政権の基礎を築いた。史実にならうことはできるか−−。

 公明党は山口那津男政調会長の代表起用を手早く固め、8日から新執行部がスタートする。

 5日の民放番組に出演した高木陽介選対委員長は政権交代直前の官僚の「駆け込み天下り」が話題に上ると、すばやく反応した。「そういった部分が今回の選挙で厳しく指弾された。民主党政権が(天下り規制を)やると言っているから、この部分は協力してやっていきたい」。民主党との距離を縮め始めている。

5463名無しさん:2009/09/06(日) 12:26:57
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2009/ten20090906.html

 民主党を衆院選圧勝に導き、政権交代を実現させた最大の功労者である小沢一郎氏が党幹事長になる。鳩山由紀夫代表が起用を決断した。来月には、静岡と神奈川で参院補選がある。来年は参院選が控える。「鳩山政権」は、これらを乗り切らなければならない。国会対応と選挙を仕切る役として、小沢氏が適任ということだろう。

 剛腕と称される小沢氏は、衆院選で多くの新人を当選させた。小沢氏を中心にした議員グループは膨張した。数を背景に小沢氏が影響力を行使しようとすれば、政権内に摩擦が起きる可能性も。権力の「二重構造」を懸念する声が早くも上がる。小沢氏は、党務に徹してはどうか。鳩山代表の指導力も問われる。

 鳥取県知事を2期務めた片山善博氏が、自民党の下野は遅すぎたと指摘する(4日付本紙)。政権政党として最も大切な資質と、それを生かす気概を既に失っていたと。資質とは、きちんとした内閣をつくり、官僚組織を切り盛りする能力。だが大臣は党内事情を優先して任命され、その「品質管理」も怠った。

 「国会答弁が一人前にできない大臣のなんと多かったことか」と手厳しい。国会答弁まで世話になっては、官僚をリードできるはずがない。問題解決の方針や目的を示し、実行するための省庁人事もできない。

 民主党は、官僚主導の政治から脱却すると主張する。政策決定を内閣の下に一元化すると約束した。党の主要幹部を閣内に入れるようだ。「自民党の教訓」を生かせるかどうか。

5464名無しさん:2009/09/06(日) 12:28:50
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009090600025&amp;genre=A1&amp;area=K00
http://www.kyoto-np.co.jp/static/2009/09/06/P2009090600025.jpg

民主、府内58万票超、衆院選比例代表
得票率40%台、第1党

京都府内の比例代表得票率の推移
 8月30日に投開票された衆院選比例代表の京都府内の得票で、民主党が過去最高の58万7742票を獲得し、2007年参院選に続いて第1党を維持した。有効投票数に占める得票率も民主が初めて40%台を超えた。一方、ほかの主要政党は軒並み前回衆院選から下がり現行制度で最低の水準に落ち込んだ。

 民主が発足して初めて国政選挙に臨んだ1998年参院選の得票率は約19%で共産、自民に次ぐ府内第3党だった。しかし、自由党と合併した後の2003年衆院選では約35%に伸び初の第1党に躍進した。以降、郵政選挙で敗れた前回衆院選を除き国政選挙でトップを維持してきた。

 ■他政党 軒並み最低水準

 政権交代を果たした今回の選挙で、府内6選挙区中5選挙区を制し、比例でも2位の自民に約26万票の大差をつけ、現行制度で京都の政党としては初の50万票台にのせた。得票率も42・02%で前回衆院選から一気に約12ポイント伸ばし、自民を約19ポイント引き離した。

 一方、府内選挙区で1議席にとどまり、惨敗した自民は比例得票でも前回から約16万票減の32万3295票。得票率も前回から約12ポイント減の23・11%。「小泉ブーム」で圧勝した01年参院選は約36%で民主に約20ポイント差をつけたが、与野党で逆転された07年参院選に続いて23%台と伸び悩んだ。

 民主、自民の二大政党対決の構図に埋没した共産、公明、社民の3党は比例でも苦戦した。

 比例近畿で解散前の3議席を維持した共産は、府内の得票数で前回から約1900票増の19万5161票としたが、目標の30万票には届かなかった。得票率も13・95%にとどまり、第1党になった98年参院選からほぼ半減した。

 公明党は自民との連立以降、最多得票だった前回から約1万6千票減の14万2636票。得票率も10・2%と2けた割れ寸前となった。

 社民党は4万9740票で前回から約1万7千票減らし、得票率は3・56%と伸び悩んだ。

5465名無しさん:2009/09/06(日) 15:57:19
「小沢一郎・17年戦争」
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090903-01/1.htm

5466チバQ:2009/09/06(日) 19:02:55
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090901ddlk17010576000c.html
09衆院選石川:地盤崩壊/上 1区 個人対決の陰で、政策論はどこへ /石川
 有権者の審判が下った。県内3選挙区の獲得議席は民主2、自民1。能登は半世紀で初めて野党候補が当選するなど、固く厚いはずの自民の岩盤をついに割った。一方、自民側も強い逆風下で森喜朗元首相が薄氷の勝利をつかみ、他候補は比例で復活した。激震の県内選挙区で何が起きていたのか。各区の戦いを振り返る。

 30日深夜、金沢市二口町の民主・奥田建氏(50)の事務所。自民・馳浩氏(48)の猛追をかわした奥田氏は「何でもありの戦いだった」と振り返った。戦いは4度目。県庁所在地の全国各1区で民主が圧勝する中、金沢は接戦になった。

 校区や業界単位で後援会を張り巡らせ、選挙戦の手足になる集票網。それは70〜90年代の「森奥戦争」で築かれた。旧石川1区(定数3)の2大実力者、森氏と奥田氏の父敬和氏との争いである。奥田氏は敬和氏急逝で「奥田党」地方議員の強固な地盤を受け継いだ。馳氏も選挙になれば、実動部隊は市内の自公県議、市議らが務める。争いは続く。

 今回の選挙。有権者は骨太の政策論争を望んだ。だが……。

 民主党が大型公共事業を見直すといえば、馳氏は「政権交代なら14年の北陸新幹線金沢開業はない」。27日には鳩山由紀夫代表が、金沢駅前での演説であえて「そんなことはない。ご安心を」とアピールしたが、具体的な議論にはならなかった。

 逆風下、馳陣営はビラを作った。「私は雑草」「金沢の『世襲』には負けられません」とあった。党対決より2世議員の奥田氏との個人対決に持ち込む戦略。対して「民主の奥田」で政権交代を唱え続ける奥田氏。最後までかみ合わなかった。

 さらに、自民側は民主批判の文書を大量にまいた。「民主党=日教組に日本は任せられない」「マスコミのウソにだまされるな」。これには演説の聴衆も「批判ばかり」と眉(まゆ)をひそめた。

 政権選択への関心の高まりは、投票率や期日前投票の高さが証明した。期日前に来たある男性(65)は言った。「投票日に行くと町内の知り合いがいて、やれ誰が来た来ない、とうるさいから」。地縁血縁や業界縁での票集めは、敬遠されつつある。

 比例復活を果たした馳氏は31日未明、「何でも反対の野党でなく、立場の違いを超え、実りある国会運営の力になりたい」と語った。中傷を超えた本格的な論戦が有権者と政治をつなぐことになる。【野上哲】

5467チバQ:2009/09/06(日) 19:04:11
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090902ddlk17010703000c.html
09衆院選石川:地盤崩壊/中 2区 相手罵倒と懇願の元首相 /石川
 「意地だよ、意地」。小松市の事務所前。2区での辛勝の感想を求められ、自民・森喜朗元首相(72)が上気した顔で言った。投票日の夜、日付はもう31日になっていた。民主新人、田中美絵子さん(33)との差は4469票。有効投票数のわずか2%だ。

 陣営幹部は「今までは7割の力で勝てた」と言う。今回は、元首相自ら2区にへばり付いた。数十年、見られなかった光景だ。大手機械メーカーや団体もフル稼働し、当選13回の固い地盤の上に丹念に票を積み重ねた。

 公示前日の自身のブログでは、逆風を「自民党自身に起因する」と反省していた。それが、公示日には態度が一変。「女性を売り物に媚(こ)びを売るだけならどこかの劇場でやればいい」。大勢の支持者の前で相手を罵倒(ばとう)した。激烈な批判は次から次へ飛び出し、最終盤まで続いた。「本人は美しいと思っているのだろうが、ポスターは修正してあるらしい」「意志のない人身御供みたいなもの」

 「私を助けて」と懇願もした。足を骨折した妻智恵子さん(72)も頭を下げ、悲壮感を漂わせた。30年来の男性支援者は目をそむけた。「元首相の言葉じゃない。そんな判断さえできなくなった」。男性は初めて民主党を支援した。

  ◇  ◇

 一方の田中さん。昨年9月の出馬表明以来、朝夕の辻立ち、個別訪問、街頭演説を繰り返した。工夫はないが、衆院解散が長引くにつれ、知名度は上がった。マスコミがこぞって書き立て、終盤は「時の人」となった。

 2区も不況は深刻だ。小松市ではコマツが創業地での工場閉鎖を決定。加賀温泉の旅館も廃業が目立つ。白山市の農村部で若者の姿を見ない。小松市の園芸店の女性(49)がぶちまけた。「自民は政権交代したらダメになると言うけど、じゃあ今まで何だったの? 選挙が待ち遠しい」

 変革への期待の風。田中さんは軽々と乗っかり、いつの間にか元首相を追いつめた。森元首相に言わせれば「得体の知れない」風だった。従来型の選挙の終わりを告げる、絶妙な表現でもある。【栗原伸夫、近藤希実】

5468チバQ:2009/09/06(日) 19:04:56
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20090903ddlk17010718000c.html
09衆院選石川:地盤崩壊/下 3区 能登の心つかんだ誠実さ /石川
 ◇しがらみ政治に愛想
 民主の新人、近藤和也さん(35)は七尾市の事務所で、初当選の万歳を繰り返した。保守王国の分厚い壁についに風穴を開けた「8・30」の夜。「このままじゃいけない、何とかしなければ。その思いが一つになった」。歓呼で応える支援者。「能登の新しい歴史を作りたい」。熱狂は最高潮に達した。

 12市町にまたがる3区は中選挙区時代、自民候補同士がしのぎを削っていた。小選挙区になった96年以降も、地元首長や県議が選対本部に入り、圧倒的な組織力で6〜7割の得票率を占めた。

 そこに登場した近藤さんは新鮮だった。演説の内容がマニュアル通りだと指摘されれば、自分の言葉に直すまじめさ。その場の雰囲気を察知する柔軟性と強い信念がある。

 「40年ほどこの世界にいるけど、これほどの逸材を見たことがない」。こう評す県議の桜井広明さんは、近藤さんの応援のために県議会会派「新進石川」に入り、3区の選対本部長代行として汗を流した。

 国民新、社民、連合石川、個人後援会−−。立場を異にする4組織がこぞって協力し、無党派層が多い七尾市で票の取り込みに成功した。

  ◇  ◇

 激戦に敗れ、比例で復活当選した北村茂男さん(63)。前回05年の衆院選で瓦力さんとの間で党の公認調整が難航した経緯がある。その瓦さんは今年7月、引退表明し、近藤さんに近づいた。組織の出足も鈍かった。

 北村さんは、なじみの薄い能登南部まで頻繁に足を運んだが、焦りは顔色にも出て、周囲を心配させた。「今、心から動転いたしております」。選挙戦中盤の先月22日、顔をそろえた首長や県議の前で力なく言った。

 理由はさまざまだろうが、能登の有権者から見れば、しがらみだらけの政治に愛想が尽きたのだろう。この夏、近藤さんは鬼籍に入った能登出身の自民国会議員を墓参している。北村さんを支持する先輩の自民県議に、あいさつにも訪れた。こうした誠実さを能登の人は待ち望んでいたのではないだろうか。【澤本麻里子】

5469チバQ:2009/09/06(日) 19:28:43
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20090903ddlk46010735000c.html
選択の波紋:09年衆院選かごしま/上 与野党逆転 /鹿児島
 ◇自民「風」に抵抗むなしく 風穴開け勢いに乗る民主
 「財源を示さない無責任な公約だ」

 12選を目指した自民前職、保岡興治氏(70)は各地で民主のマニフェスト批判に熱弁をふるった。選挙戦終盤の8月24日夜、鹿児島市西田であった演説会。耳を傾けた男性(52)は「民主批判ばかり。自民が何をしたいのか分からん」。会場には空席が目立ち、熱弁は空回り気味だった。

 毎日新聞など各マスコミは、民主が300議席を超す「圧勝」の情勢を伝えていた。自民への「逆風」が吹き荒れた衆院選。過去4回、民主との激戦を制した鹿児島1区でも有権者の「自民離れ」は顕著だった。

 自民の選挙のお家芸は、“動員”だ。県議、市議らの後援会などをフル回転させ、参加を呼びかける。演説会の聴衆の数は、運動のバロメーターとされるが「前回の半分ぐらい」と陣営幹部はこぼす。ある自民市議は「自分の後援会でも『今回は民主党』という人が増えた」と明かす。

 最終日の29日、親交がある俳優、杉良太郎さんと街頭演説。「どうか助けてください」。保岡氏が必死に叫んだが、携帯電話で撮影した杉さんの写真に見入るだけの女性も。

 「何をしても猛烈な『風』には抗しきれなかった」。陣営幹部は、ため息をついた。

  ◇   ◇

 「皆さんに支えられ、何とか乗り切れた」

 30日夜、小里泰弘氏(50)は、選挙事務所に集まった後援者に頭を下げた。民主新人猛追をわずか「2711票」差でかわしての再選。4万票差で初当選した前回05年とは全く様相を異にした。

 選挙戦中、演説会などでは作業服姿の建設会社員らの姿も目立った。父貞利氏が築いた強固な地盤。「小里」ブランドの力で、議席を死守した形だ。

 96年の小選挙区以降、自民が連続4選を果たしたのは1、3、4区。1区は民主前職に、3区は国民新元職に奪われた。自民県連幹部は「4区を守ったことが大きい」と胸をなで下ろす。自民にとって「1勝2敗」。小選挙区での「与野党逆転」だけは食い止めた。

 3選挙区の中で4区の小里氏だけが当選したのは、支持基盤の「厚さ」などわずかな差にすぎない。そこですら、「一度(いっど)どま変えもんそ」と変革を訴えた民主新人に、比例復活当選を許した。すでに自民の“牙城”ではない。

  ◇   ◇

 民主県連代表の川内博史氏(47)。「『風』ではなく『地殻変動』が起きた」と表現する。

 民主は、小選挙区では、1区、川内氏の「1勝」にとどまったが、2、4、5区とも過去最多得票。その甲斐(かい)あって3新人も比例復活で当選。推薦した国民新は3区で当選した。5人には、「自民王国」に風穴を開けた自信があふれる。

  ◇   ◇

 与野党逆転となった衆院選は、県政界にも激震をもたらした。民主を中心とした連立政権誕生を目前に控え、鹿児島でも新たな動きが出始めている。来夏の参院選への備えも。「選択」の波紋を追った。【衆院選取材班】

5470 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/06(日) 22:56:16
>>5460
近畿は和歌山まで含めて、全府県全国平均以上ですか。
元々自民が弱い(が公明・共産が強い)のもあって、急速に民主王国化が進みました。
それを各論的に説明する記事が>>5464ですね。
98参院選では、共産党が第一党だったのか。凄いな、京都。

>>5467
> 今回は、元首相自ら2区にへばり付いた。数十年、見られなかった光景だ。大手機械メーカーや団体も
> フル稼働し、当選13回の固い地盤の上に丹念に票を積み重ねた。
> (中略)
> 2区も不況は深刻だ。小松市ではコマツが創業地での工場閉鎖を決定。

コマツはどこにいくのだろう。

5471名無しさん:2009/09/07(月) 00:23:29
http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20090906ddm002070076000c.html

時代の風:衆院選と「空気」=精神科医・斎藤環
 ◇破壊と再構築の時代へ
 8月30日に投票が行われた第45回衆議院議員選挙は、民主党が308議席を獲得する圧倒的勝利に終わった。

 細川政権以来16年ぶりという非自民政権の誕生は、しかし一部を除いて熱狂とは無縁だったように思われる。オバマ政権誕生に際してのアメリカ国民の熱狂ぶりとはかなり対照的だ。率直な感想を言えば、どこか「ヴァーチャル選挙」めいてもいた。

 マスコミをはじめ誰もが民主党の勝利を予想し、予想を裏付けるべく投票所に向かい、予想以上の開票結果を目の当たりにした爽快(そうかい)感と、「ちょっとやりすぎたかな」という一抹の不安を覚える。

 そこに「山を動かした」という熱狂はない。むしろ「政権交代という空気」だけが勝手に動いたような印象もあり、奇妙なほど現実感が欠けている。それは私たちばかりではなく、大量当選した新人議員たちにとっても同様なのではないか。

 「マニフェスト選挙」と呼ばれた今回の選挙で、果たして本当にマニフェストは問われたのか。その圧勝に見合うほど、民主党のマニフェストは支持されたのだろうか。あるいは政策よりも「空気」が重視されたとしたら、それはどこから来たのだろうか。

 空気のみを重視する視点からすれば、民主党圧勝の功労者は2人いる。第一に小沢一郎氏、第二に小泉純一郎氏である。

 小沢氏の功績は、なんといっても94年の選挙制度改革にさかのぼる。細川内閣のもとで小選挙区制の導入を強力に推進したのが小沢氏だった。著書「日本改造計画」でも主張されているように、政治にダイナミズムを持ち込む2大政党制を目指す小沢氏にとって、政権交代が起こりやすくなる小選挙区制こそが理想だった。

 導入当初は大政党、すなわち自民党を利するばかりだと批判された小選挙区制だったが、導入から15年にして本当に政権交代を実現してしまった。いまやシステム設計者としての小沢氏の先見性は否定すべくもない。

5472名無しさん:2009/09/07(月) 00:23:41
>>5471

 それでは小泉氏の「功績」とは何か。今回の選挙結果は、むしろ小泉政治の負の遺産に対する反動そのものではなかったか。確かにそのような見方も可能だ。しかし「政策」ではなく「空気」のほうに注目するなら、別の解釈も可能になる。

 小泉改革以降、政治をとりまく「空気」は決定的に変化した。その変化を支えたのは政治のあいまいな閉塞(へいそく)を破壊したいという人々の衝動だった。小泉氏は一人のトリックスターとして、その「破壊」が本当に可能であることを示してしまった。「自民党をぶっ壊す」という彼の宣言は、一種の時限爆弾となって8年後にさく裂したのだ。

 今にして思えば、05年の衆院選における自民党の圧勝こそが、すでに崩壊の予兆だった。あのとき勝ったのは「自民党」ではない。「守旧的な自民党を破壊したい」という気分が勝ったのだ。当時の小泉氏の勢いは、現在の民主党以上に過激にみえた。

 格差社会の元凶とされがちな小泉内閣だが、私は必ずしも同意しない。統計データに基づくなら、格差の拡大は90年代後半の現象であるという。むしろ小泉内閣が破壊しようとしたのは、旧態依然の「55年体制」そのものだった。

 小泉氏は利益誘導型の口利き政治と金権腐敗、族議員の跋扈(ばっこ)する利権構造、政官癒着の温床となっていた事前審査など、それまでの政治における伝統的手法を完膚なきまでに破壊しつくそうとした。「郵政民営化」はそのシンボルにすぎない。

 当時、人々が喝采(かっさい)したのは小泉氏の政策内容に対してではない。「改革という名の破壊」の爽快。その劇薬の味に人々は酔った。それゆえ今回の選挙結果は、小泉改革の反動にはどうしてもみえない。そこにあるのはむしろ、4年前と同じ気分の反復だ。

 小泉改革を支えたのは、彼の強烈なキャラクターであり、その人気はいまだ根強い。小泉以降の安倍、福田、麻生それぞれの内閣が、キャラの弱さゆえに短命に終わったのもやむを得まい。

 彼らは「改革」を引き継げぬまま迷走を続けた。改革の内容を、ではない。破壊も辞さないような「改革への衝動」が、彼らには欠けていた。ふたたびかつての伝統的手法にしがみつこうとする自民党の面々をみて、人心が離れるのはもはや必然だったろう。その伝統をまるごと一掃せよ。それが人々の答えだったのではないか。

 それゆえ最も懸念されるのは、民主党の幹部クラスに小沢氏、鳩山由紀夫氏、岡田克也氏など、自民党の旧田中派に縁のある政治家が多いことだ。果たして民主党は“田中的”な利益誘導型政治と、完全に決別できるのだろうか。

 2度も劇薬の味を知ってしまった人々の信頼をつなぎとめるには、「素晴らしいマニフェスト」よりも「過激な政治的意志」のほうが重要だ。その背景には、あいまいな均衡と安定よりも、ダイナミックな破壊と再構築が待望される時代へという「空気」の変化がある。果たして民主党は、どのように「空気」を入れ替えるのか。今後の動向に注目したい。=毎週日曜日に掲載

5473名無しさん:2009/09/07(月) 04:39:00
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000000909040003

政権交代@埼玉/自民党への「お灸」
2009年09月04日

◇官抑え政治主導で/総選挙結果こう見る 成田憲彦・駿河台大学長


 自民党の歴史的大敗、民主党単独過半数に終わった今回の総選挙。16日にも鳩山首相が誕生するが、細川内閣で総理大臣秘書官を務めた、成田憲彦・駿河台大学長に選挙結果の受け止め方や新政権の課題などを尋ねた。


 ――有権者の動きを、どうみますか


 今回の総選挙は、地域の固有の問題よりも、日本の政治全体をどうするか、という文脈で争われた選挙だった。自民支持層が崩壊し、「今回は民主党に入れる」という流れは、首都圏・大都市部も含め全国的に共通している。


 冷戦と高度経済成長に支えられた自民党は、90年代にその使命が終わったにもかかわらず、策謀と腕力で政権を維持してきた。小泉元首相による延命も、その後の政権放り出しや無責任さで限界を露呈した。自民党の敗北はいまの実力と言っていい。


 ――埼玉では民主党が擁立した14選挙区で全勝。自民党は15選挙区で全敗。この結果をどうとらえますか


 民主党圧勝のように、一方に大きく振れる現象は、現代政治の特徴だ。日本は「同質社会」な上、マスメディアの影響や小選挙区の比重が大きく、特にその傾向が強い。民主党の政策への支持がそれほど高くないことを考えると、有権者は、自民党の体質や慢心に「お灸(きゅう)をすえなければ」という点を、判断材料として優先したのだろう。大都市部である埼玉は、その典型的なパターンを示した。


 ――細川内閣の総理大臣秘書官の経験を踏まえ、新しい政権の課題は


 新政権は、政治主導の官邸がつくれるかが課題だ。官房長官や国家戦略局の担当大臣の人事などで、官僚に抑えがきく人材がいるのか注目される。


 政策では、日米関係や国際会議など、待ったなしで迫る外交の対応が試金石になるだろう。予算編成もどう工夫するのか。マニフェスト(政権公約)に掲げた政策の財源を作り出すために予算をカットする部分を、国民に納得させられるかも問われる。


 細川・羽田内閣を除けば、本格的な政権交代は半世紀ぶりなだけに、移行期の「段差」は大きく、当初は少しガタガタすると思うが、国民は大目に見た方がいい。


 ――注文は


 民主党は、数におごらず、熱い志を失わないでほしい。選ばれた議員は、一部のための利益誘導ではなく、大多数の生活者と結びつかないといけない。


 今回は、国民が声をあげれば、政権が代わることを初めて示した選挙だ。有権者は、絶えず政治をチェックし、機能しなければ代えるという選択肢を、有効に使っていくことが大切だ。


◆なりた・のりひこ 駿河台大学学長 46年生まれ。国立国会図書館政治議会課長を経て、93〜94年に細川首相の政務秘書官を務める。07年から現職。著書に「官邸」など。専攻は日本政治分析、比較政治学。

5474名無しさん:2009/09/07(月) 04:43:35
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000909060003

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落選の“小泉チルドレン”2人、初の週末
2009年09月06日

 民主党が歴史的勝利を収めた総選挙が終わり、初の週末となった5日。4年前のブームから一転、落選の憂き目にあった「小泉チルドレン」は、何を思い、どう過ごしたか。2人の元候補者の表情を追った。(岡戸佑樹、床並浩一)


   ■再起の姿勢崩さず


 「皆様の声援があったのに、力及ばなかった」


 1区で落選した赤池誠章氏は5日午後、甲府市内の事務所で、約50人の支持者を前に頭を下げた。選挙対策本部の解散式。出席者一人一人と握手をする赤池氏に、「まだ若い。ピンチはチャンスだ」「もう一度、がんばれ」と激励の言葉がかけられた。


 前回05年の「郵政選挙」では、自民公認候補として国政に4度目の挑戦。小泉ブームという追い風を受け、民主現職に約5千票差まで迫り、比例復活で念願の初当選を果たした。ところが今回は一転、逆風が吹き荒れる中、民主候補に約4万5千票の大差をつけられ、落選した。


 「この1週間、敗北の反省をしてきた」という赤池氏。投開票日の翌日、早速、街頭演説に立った。あいさつ回りや、東京の議員会館の片付けにも追われた。5日も、午前中から支持者を回り、夜は無尽会に出席した。


 今後も国政復帰を目指し、政治活動を続けていくつもりだ。「4年間の議員生活は、精いっぱいやってきたので悔いはない。また地元を回り、自分の思いを伝えていきたい」と決意を新たにする。


 連日のあいさつ回りは、3区で民主候補に敗れた小野次郎氏も同様だ。この日も鰍沢町などを歩いた。夕方から、自宅のある北杜市の地区選対幹部の会合に顔を出した。行く先々で、おわびと礼の言葉を繰り返す。


 初当選からの4年間を支えてくれた公設・私設秘書や事務員ら7人のほとんどが近く事務所を去る。しかし送別会を開く時間的な余裕もなかった。小野氏は「政治活動を持続可能にするため、やむを得ない。(スタッフを減らし)夫婦で頑張らないといけない」と苦しい胸中を明かす。


 「小野よろず相談室」「ジローのおしゃべりサロン」「次郎塾」……。バッジは失ったが、これからも事務所で市民に向き合い、勉強会を開いていくつもりだ。「政治家ではない素顔の部分も知ってもらいたい」と話す。


 「小泉チルドレン」の肩書がついて回る小野氏。党内からも行き過ぎだったと総括される「小泉改革」について、「改革の全否定は日本の変革を遅らせることになる」と心配する。その一方、選挙演説では「改革」の連呼を控え、地元の利益を熱く語った。今後の自身の課題も「地元との距離を縮めること」。政治家としてのスタイルを変えようと、模索を始めた。


 次期総選挙での返り咲きを目指す赤池、小野両氏。だが、党県連の目線は優しくはない。


 ダブルスコアに近い差で民主候補に大敗した2人では、「次も難しい」との声がある。地元の県議会議員や旧来からの自民党支持者は、路地裏を回って顔を売る「ドブ板」型の運動が、両氏には足りないと不満を口にする。


 党県連幹部の1人は「街頭演説で自分の主張を訴えるだけでは勝てない。どこまで本気でドブ板に取り組むか。そこを見極めたい」と語った。

5475名無しさん:2009/09/07(月) 06:11:26
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090907ddm001010045000c.html

日本が変わる:農政トライアングル崩壊(その1) 自民族議員、次々落選
 ◇後ろ盾、失った農協 「今更、民主に乗り換えも…」
 東京・大手町のJA(農協)ビルで3日に開かれた全国農業協同組合中央会(全中)の理事会は、重苦しい雰囲気に包まれた。

 「今更、民主党に乗り換えるわけにもいかない。これからは政党に頼らず『農民党』の立場で政府にものを言うことが大事だ」

 17人いる理事の一人、江西甚昇・富山県農協中央会長がそう力説したものの、民主党政権にどう渡りをつければいいのか打開策は浮かばなかった。結局、理事会は新政権の出方を見極めることを確認しただけで散会した。

 その4日前、全中の茂木(もてき)守会長(長野県農協中央会長)は冨士重夫専務理事や元専務理事の山田俊男自民党参院議員らとJAビルで衆院選の開票速報を見守っていた。

 総合農政調査会長の谷津義男元農相(群馬3区)、農業基本政策委員長の西川公也氏(栃木2区)、農林水産物貿易調査会長の二田孝治氏(秋田1区)ら自民党の有力農林族が次々と落選。「農林幹部会」と呼ばれる党内非公式会合のインナーメンバーのうち、残ったのは加藤紘一元幹事長や宮腰光寛農林部会長らごくわずかだった。「これから大変だ」とつぶやきながら、茂木氏らは午前3時過ぎにJAビルを後にした。

 農協組織にとって農林族議員は頼もしい存在だった。08年6月には穀物飼料の価格高騰に苦しむ畜産農家を救済するため総額738億円の緊急対策を農林水産省にのませた。今年2月、石破茂農相が米価の下落につながる「減反(コメの生産調整)選択制」を導入しようと動いた時には、谷津氏ら幹部会メンバーが石破氏を呼びつけ、09年度中は減反の枠組みを変えないよう約束させた。

 一方、農協と民主党との関係は最悪だ。民主党は08年11月、農協に政治的中立を義務づける農協法改正案を国会に提出。参院で可決後、衆院で審議未了のまま廃案になったが、全中は「農協敵視政策」だと猛反発した。同法案は「農業者戸別所得補償政策」を掲げ、07年参院選で農村票をさらった民主党の自信の表れでもある。

 今回の衆院選で全中は、民主党がマニフェスト(政権公約)に当初盛り込んだ「日米自由貿易協定(FTA)締結」への抗議声明を出したり、緊急集会を開くなどした。しかし、FTA推進論者の小沢一郎代表代行は「農協がわいわい言っているが、全くためにする議論だ」と取り合わず、全中の神経を逆なでした。小沢氏の言動には、全中と自民党が深く結びついていることへのいら立ちがある。

 農協と自民党農林族、農水省の3者は互いに依存しながら戦後日本の農政を担ってきた。組合員総数943万人。農産物・資材の年間取扱高は総合商社に匹敵する7兆円余り。巨大組織・農協にとって民主党政権の誕生は「農政トライアングル」の崩壊を意味する。

 08年産米の生産過剰で下落基調の続く米価対策、年末の予算編成へ向けた予算・税制要求、そして2010年中の合意を目指す多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)への対応。農協が利害を反映すべき課題は山積している。「重要な政策決定で蚊帳の外に置かれてはたまらないが、状況を打開する妙案もない」。全中幹部の憂うつは深まるばかりだ。

毎日新聞 2009年9月7日 東京朝刊

5476名無しさん:2009/09/07(月) 06:45:21
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090907ddm012010002000c.html

ネガティブキャンペーン:衆院選 自民党、注目集めて票集まらず…?
 「政権選択」を争点に民主圧勝、自民大敗に終わった衆院選。各党とも今回もインターネットを使ったPRに力を入れたが、中でも大きな注目を集めたのは、自民党が積極的に展開した民主党へのネガティブキャンペーンだ。米国では頻繁な選挙戦術の日本での効果を検証した。【岡礼子】

 ■「政治活動」と

 「僕に交代してみないか。子育ても教育費もOK、高速も乗り放題」−−。鳩山由紀夫・民主党代表に似た顔の男性がささやく甘い言葉に、女性が「お金は大丈夫?」と不安げに応じるインターネットのアニメーション。そのあとに、「根拠のない自信に人生を預けられますか」とナレーションが続いた。

 自民党が公式サイトに開設した「日本の未来が、危ない」というコーナーで、だれでも閲覧できる選挙向けアニメCMの一つだ。鳩山氏似の男性が登場するアニメCMは3作あり、冒頭は「プロポーズ編」。動画共有サイトのユーチューブでは3本合わせて130万回以上、再生された。

 自民党はサイトに民主党批判のアニメCMとパンフレットをアップし、パンフレットは自由にダウンロードできるようにした。サイトでは「甘い政策で国民を欺き、本心をひた隠す民主党の実態」と厳しく批判。「労働組合が日本を侵略する日」「民主党には秘密の計画がある」などと不安をあおった。自民党は「これまでは自民党が批判を受ける一方だったので、民主党のおかしさを知らせるために始めた」(広報本部)と説明する。

 ネットの利用者に受け入れられている動画を取り入れるべきだとの声が自民党内から上がり、実写と合わせて制作を決めた。テレビCMに比べ、コストがかからないことも利点の一つだったという。05年の前回衆院選までは法定ビラ以外の文書配布を禁じる公職選挙法に配慮して、公示後はホームページを更新しなかったが、自民党は「総務省はネットを使った選挙活動は認めていないが、政治活動は認めている。政治活動の範ちゅう」と更新を続けた。

 ■低い好感度

 有権者はどう受け止めたのか。東京都内の投票所で聞いたところ、無職男性(66)は「非難するばかりじゃだめ」と厳しい。大学院生の男性(27)は「野党と逆転したみたい。ここまできたかと思った」とあきれた様子。このほか、「知らない」「(投票には)関係ない」といった声が目立った。主婦(37)は「若者向けに分かりやすくしていると思った」と話すが、好意的な意見は少数だった。

 ネットマーケティングを手がけるカティサーク(東京都)の押切孝雄社長は「セミナーで紹介すると、鳩山氏似の顔の登場人物がずっと出ているので、民主党のCMかと思ったという人がいる。政党を意識せずに見た人も多いのではないか。逆に民主党に注目を集める結果になったとも考えられる」と指摘する。

 これに対して、党内からは「選挙が終わってみれば結果は芳しくなかった」(広報本部)との声もあり、麻生太郎首相は先月31日の会見で「選挙戦で効果はあったか、なかったか。両方だ。一概に悪かったとも言えないし、一概によかったとも言えない。ネガティブキャンペーンを主にやって当選した人もいる」と述べるのが精いっぱいだった。

 民主党は泥仕合を避けて、取り合わなかった。

 ■「永田町学院小学校の太田くん」反響−−公明「ユーモアで」

 公明党は今回、テレビCMをやめて、代わりにネットを重視する戦略をとった。同党ネット企画部によると、テレビCMは1本15秒と短い上に、コストがかかり何本も流せない。しかし、ネットは低コストで動画を流せ、見る人も関心を持って検索しているケースが多く、主張が届きやすいと考えた。「多くの有権者にとってネットが不可欠になっているので広く伝えられるのでは」という。

 「永田町学院小学校」のまじめな「太田くん」が登場する動画など、実写とアニメを含め16本を公開。ガラスを割った同級生が、やったのは誰かと問い詰められ「秘書が……」と言い訳するものが注目された。党ホームページのウェブムービー欄では、「太田くん」には、お坊ちゃま育ちで「マンガ好き」の同級生がいると紹介していた。動画は「マニフェストに掲げた『清潔政治を実現』を、ネット向けにユーモアを加味して表現したもので、ネガティブを狙ったものではない」。

 票に結びついたかどうかは検証方法がないが、党のホームページだけで計約100万回再生されるなど一定の効果はあったと分析。しかし、敗北を受け「次回のCM戦略は再検討したい」としている。

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5477名無しさん:2009/09/07(月) 06:47:01
>>5476
 早稲田大大学院教授で、政策動画を掲載する「e国政」を運営する早大マニフェスト研究所長の北川正恭氏と、選挙プランナーで、コンサルティングを手がけるアスク社長の三浦博史氏に、今回の選挙のネット戦略について聞いた。

 ◇ネット戦略、進化これから−−早大大学院教授・北川正恭さん
 最近の選挙ではマニフェストが重視され、企業や団体ではなく一般有権者に訴えなければならない。インターネットは伝達手段の一つになった。ネガティブなものもポジティブなものも、ネットを使ったキャンペーンは広がっていく。

 自民党のネットCMはその一つの兆しではないか。ネットの影響力にようやく気がついて、ネガティブキャンペーンに乗り出したのかもしれないが、戦略的なキャンペーンには見えない。マニフェストなどと合わせ、一貫したキャンペーンが打てれば、ネットCMも投票に結びつく。

 今回は、急に思いついてこわごわ展開したという印象で、ネガティブキャンペーンとしては中途半端だった。若干プラスになったかもしれないが、すでに政権交代の大波が来ていたこともあり、「さざなみ」程度の影響だったのではないか。もっとウイットが利いて格好いいとか「まいった」とひざを打つような内容なら、少しは違ったかもしれない。批判パンフレットの方はセンスが悪い。CMは毒にも薬にもならないが、パンフレットは毒になる。

 ネットを使ったキャンペーンはスタートしたところで、進化はこれからだとみている。ネガティブなものだけでなく、政策動画のようなポジティブなキャンペーンも、もっとうまくなっていくだろう。

 ◇信頼取り戻す努力が先では−−アスク社長・三浦博史さん
 ネガティブキャンペーンの本質は、事実に基づいて相手を攻撃することで、別に悪いことではなく、日本でも普及しつつある。

 自民党は96年の衆院選で、当時野党の新進党に対して新聞広告で見事なネガティブキャンペーンを展開した。消費税3%の公約について、新進党がかつて増税論を主張していたことを揶揄(やゆ)してそれは成功した。しかし、今回は失敗だ。ネガティブPRで自民党の票はさらに減ったと思う。票田だった農林水産業や高齢者の支持を失っていたのに、信頼を取り戻す努力をせずに民主党を批判するのは戦略として間違っている。

 唯一、ネットのアニメCMは良かった。ネガティブであってもユーモアがあった。インターネット利用者に対しては、戦術を分けた方がいい。勤労者が多く、自民党の支持層は少ない。どちらかと言えば民主党が強いが、それ以上に圧倒的に無党派層が多い。そこでネガティブキャンペーンを展開しても自民党の票は減りにくい。ネガティブキャンペーン発祥地の米国では、選挙戦略に基づいたネット戦術があり、動画配信やブログによる口コミでネガティブキャンペーンを展開するケースが急増している。大統領選でも、候補者の行動を一つ一つ対比させ、勝たせたい方をほめ、負けさせたい方を批判する、という戦術をブログなどを使って無数に展開した。

毎日新聞 2009年9月7日 東京朝刊

5478名無しさん:2009/09/07(月) 09:06:53
>>5477
三浦博史は、なに中立ヅラしてネガキャン肯定してるんだ…

5479名無しさん:2009/09/07(月) 20:49:13
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00162461.html

民主・鳩山代表に「期待」63.8% 「民主党の議席多すぎる」も3分の2近くに FNN世論調査

次の首相に指名される民主党の鳩山代表に「期待する」人が6割を超える一方、今回の衆議院選挙での「民主党の議席は多すぎると思う」とする人も3分の2近くにのぼることが、FNN世論調査でわかった。
6日までの2日間、全国の有権者1,000人から回答を得た電話調査によると、16日に首相指名を受ける見込みの鳩山代表に「期待する」人は63.8%で、麻生内閣の支持率14.9%の4倍以上となった。
小沢氏の幹事長への起用は、「納得できる」人が5割を上回った(52.1%)が、鳩山・小沢両氏が政治献金問題で「説明責任を果たしたと思わない」人は、4分の3を超えた(76.3%)。
衆院選の結果に「満足している」人は6割(60.0%)だが、「308」に達した民主党の議席が「多すぎると思う」人は66.0%にのぼる。
「結果に満足している」人の中でも、5割以上の人(52.5%)が「多すぎる」と答えた。
一方、「119」にとどまった自民党の議席については、「少なすぎると思う」人(48.9%)が、「思わない」人(45.9%)をわずかに上回った。
「民主党の勝因」として過半数の人が挙げたのが、「与党の政策や政治姿勢への批判」(52.8%)で、「民主党の政権公約」(29.2%)の倍近くにのぼる。
一方、「自民党の敗因」では、「麻生首相の判断や言動」がトップ(29.5%)で、「党の実績への評価」(28.9%)が続く。
与野党で「首相にふさわしい人」では、鳩山代表(22.6%)が、総裁選「不出馬宣言」をした自民党の舛添厚労相(13.1%)を上回り、岡田「次期外相」(8.4%)、石破「現農水相」(5.5%)と続く。
麻生首相を挙げた人は、1.6%だった。
自民党が、来週の首相指名の前に「新総裁を決めておくべきだった」と思う人は5割を超え(55.1%)、「いずれ与党に復帰すると思う」人は7割近くにのぼる(68.1%)が、2010年の参院選で勝たせたいのは「民主党などの新しい与党」とした人が、ほぼ6割だった(59.1%)。
民主党が掲げた政策について、「実現すべきと思う」人が多かったのは、「政治と官僚の関係の見直し」(87.5%)、「予算の編成や執行の見直し」(87.4%)で、「インド洋の海上自衛隊の撤収」(36.4%)、「高速道路の原則無料化」(26.1%)では、「実現すべきと思わない」が上回っている。
民主・社民・国民新3党の連立協議については、「期待できると思わない」人が「思う」人を上回り(47.8%対42.6%)、「一番期待する政権」では、「民主・自民両党が参加する大連立政権」(38.1%)がトップだった。
(09/07 11:53)

5480名無しさん:2009/09/07(月) 23:06:23
なかなかオモシロイ。確かに滋賀は衆参自民ゼロなので。
もしかしてすでにイチローが手をつっこんだのかな。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009090700854

県議会・自民会派が分裂=衆院選敗北で−滋賀
 滋賀県議会で最大会派の「自民党・湖翔クラブ」(19人)に所属の中堅・若手ら11人が7日、会派を離脱した。11人は別の会派と合流し新会派を結成、自民系が分裂する事態となった。衆院選では、同県内の全4小選挙区で自民候補が敗北しており、離脱した県議の一人は「従来の自民党のやり方では、県民の負託に応えられない」としている。
 自民党・湖翔クラブは、嘉田由紀子知事が掲げた大戸川ダム(大津市)の建設凍結に反対するなど、反知事の立場を取ってきた。新会派に移った県議は「是は是、非は非で対処していく」としている。このほかにも、同クラブからは別の議員が離脱の構えを見せている。 
 自民会派の分裂により、同県議会では「民主党・県民ネットワーク」(16人)が最大会派となった。(2009/09/07-22:31)

5481名無しさん:2009/09/08(火) 05:13:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20090908-OYT8T00007.htm

民主党不支持呼びかけ? 益田市副市長が残暑見舞い 市職員あて
 益田市の椋木和雄副市長が、衆院選で特定の政党への不支持呼びかけと受け取られかねない内容の残暑見舞いを市職員らに送っていたことが7日、わかった。取材に対し、「残暑見舞いに自ら思う政治信条に触れたのは確かだが、働きかけの意図はない」と話した。

 9月定例市議会の一般質問で、山根哲朗議員が残暑見舞いの写しを示して真意をただした。文書には「暫定税率廃止を訴える政党では、(山陰道の)早期整備の見通しが不透明」「マスコミが圧勝を予想している政党に対し、地域の声としてノーを突きつけることこそ、選挙に対してのあり方」と書かれ、民主党不支持を呼びかけたとも読める。

 椋木副市長は「あて名がないのであれば、私の文書だと確認できない」と答弁。一方、閉会後の取材には、「読み上げられた内容と同じ考えを持っている。市管理職らへの残暑見舞いにそのことも触れた」と返答。「(地位のある立場からの)プレッシャーと受け止められたのであれば、私の不徳の致すところ。注意が足りなかった」とした。

(2009年9月8日 読売新聞)

5482名無しさん:2009/09/08(火) 20:50:01
>>5481
益田は島根2区、間接的に国民新党の亀井に投票しないよう呼びかけたのかな
一部地方だと、国民新党=民主党=社民党で民主党や国民新党を社会主義政党であるような
ネガティブキャンペーンを自民党はしたらしい

5483チバQ:2009/09/08(火) 21:00:55
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=258&amp;dp=
(2009/09/01 掲載)
《攻防の軌跡 09衆院選(1)》
民主にしたたかな戦略 “風”受け無党派に攻勢

 民主党が政権交代を確実にした衆院選。長らく「自民王国」とされてきた県内でも、民主が小選挙区で3議席を獲得し、比例代表と合わせて6人が当選する大躍進を遂げた。一方の自民党は閣僚、党本部の要職などを歴任した重鎮が小選挙区で次々と敗れ、議席が半減する敗北を喫した。何が民主、自民の勝敗を分けたのか―。選挙結果を振り返った。

◎都市型選挙
 「新しい日本をこの前橋の地から切り開かせてください」。選挙戦最終日の29日夜、民主新人の宮崎岳志氏の絶叫が前橋市・広瀬団地に響くと、ベランダに住民が次々と姿を現し「そうだ」「頑張れ」と声援を送った。懐中電灯を振ってエールを送る人、自転車で次の遊説先に向かう宮崎氏の後ろ姿に手を振る女性も。「こんな光景は見たことがない」。地方選を含め過去7回、選挙カーのハンドルを握った経験を持つ男性スタッフは、追い風の強さに衝撃を受けたという。
 今回の民主は都市部での支持拡大が顕著だ。比例代表の得票数を見ると、民主は県内12市のうち沼田、渋川、富岡を除く9市で自民に勝利。特に前橋、太田では1万8千票前後の差をつけた。郡部でも都市化が進む吉岡、玉村両町と平野部の邑楽郡5町で上回った。
 「4年前は見向きもされなかった地域でも窓を開けて手を振ってくれた。風を実感した」と3区の柿沼正明氏。「古い政治に対する不満と変化への期待を感じた」と振り替える。
 鍵を握ったのは、有権者に街頭で直接訴える都市型選挙を積極的に取り入れ、後援会員らがそれぞれの地縁、血縁に支持を求める組織中心の選挙と一線を画したことだ。2区の石関貴史氏は民主候補の中で唯一連合の推薦を求めず、自転車遊説による選挙戦を徹底。地元の伊勢崎よりも相手の地盤である桐生地域に多く入って支持を訴え、桐生地域での勝利につなげた。
 4区の三宅雪子氏も1日50回のつじ立ちなどを続け、出馬会見から1カ月で福田康夫前首相に約1万2千票にまで迫った。「票が伸びたのは追い風だけではない。小泉チルドレンとは違う」と胸を張る。
 こうした戦術に、これまで以上に無党派層が敏感に反応した。上毛新聞社と共同通信社が20〜22日に行った世論調査で、民主候補は1〜4区で無党派層の約3割の支持を固め、自民候補に10ポイント以上差をつけた。
 1区では、従来、自民の支持基盤だった前橋市医師会の会員300人のうち70人が後援会を組織して宮崎氏を支援するなど、自民の支持基盤の切り崩しも効果を発揮した。比例の得票数で見ると自民、公明が前回から合わせて11万票減らす一方、民主は13万票近く上乗せした。
 ただ「次の選挙はこんなに追い風は吹かない」と三宅氏。近くフジテレビを退社し、生活の拠点を県内に移す。「4区に根を張る」覚悟だ。柿沼氏も「民主の大勝はうれしさよりも責任を強く感じる。群馬の自民はまだまだ力がある。民主県連全体でしっかり力をつけたい」と気を引き締める。

5484チバQ:2009/09/08(火) 21:01:22
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=259&amp;dp=
(2009/09/02 掲載)
《攻防の軌跡 09衆院選(2)》
頼みの郡部も票伸びず 組織型選挙に限界 市町村議減少が直撃

◎自民退潮
 衆院選から一夜明けた31日朝、県庁西隣の自民党県連事務局が入る県政会館に、沈痛な面持ちの所属県議が次々と集まってきた。自民惨敗を受け、県連立て直しを協議するため急きょ県議団総会が開かれた。自民は3回連続で県内小選挙区5議席を独占してきたが、今回はわずか2議席。ある中堅県議は憔悴(しょうすい)しきった様子で話した。「やれることは、すべてやったのに」
 今回の自民の小選挙区での得票は5小選挙区合計で約54万7千。投票率が上がったにもかかわらず前回に比べて約6万4千票減らした。民主党が強いとされる市部だけでなく、頼みの郡部でも自民の票は伸びなかった。
 得票減の理由に、市町村合併に伴う市町村議の激減が指摘されている。
 自民の国政選挙は、支援県議や市町村議がそれぞれの後援会員の票を固めた上で、地縁、血縁に投票を呼び掛けてもらい票を上積みしてきた。ところが、1998年4月に70市町村に1341人いた市町村議は、「平成の大合併」を経て36市町村683人(今年8月の条例定数)にほぼ半減。議場を去った多くが自民支持の議員だった。
 陣営によっては市町村議のOBを駆り出して組織を補修したが、候補本人や市町村議の後援会員の高齢化も重なり、機動力の低下に歯止めをかけることはできなかった。こうした状況下、県議にこれまで以上に集票の重圧がかかった。南波和憲県連幹事長は「国政選挙だったが、まるで県議選のようだった」と振り返った。
 組織選挙の象徴とも言える動員型の集会も効果が薄れてきた。自民候補の総決起集会に参加した男性は「会社から言われてしぶしぶ参加した人も多い。こんなムードの中で、汗かいてくれと言われても」とうつむいた。
 高い投票率が予想される中、各陣営とも無党派層の取り込みに腐心した。2区の笹川尭氏は三輪バイク遊説を導入。携帯電話で若者に支持を呼び掛ける陣営もあった。パフォーマンスが苦手とされる4区の福田康夫氏は選挙戦最終日の29日、高崎・城南球場でのプロ野球BCリーグの始球式にバッターで登場。観客に手を振って支援を求めた。
 保守層を固め、王国を築いてきた自民。地殻変動に危機感を募らせる。
 「組織戦ではこれ以上できないところまで頑張った。無党派層の取り込みを真剣に考えなければ、来年の参院選も大変なことになる」。県議団総会後、ベテラン県議は顔をこわばらせた。

5485チバQ:2009/09/08(火) 21:01:47
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=260&amp;dp=
(2009/09/03 掲載)
《攻防の軌跡 09衆院選(3)》
「小選挙区は自民」学会が徹底 終盤効果も逆風強く “次”へ若手擁立期待
前橋市内で行われた尾身幸次氏の決起集会
◎自公連携
 「『恋に焦がれて鳴く蝉(せみ)よりも、鳴かぬ蛍(ほたる)が身を焦がす』という都々逸(どどいつ)がありますが、私は『鳴けぬ蛍が身を焦がす』という思いです」
 選挙戦終盤の27日夜、決起集会で来賓の公明党県議が全面協力を約束した直後にマイクを握った1区の尾身幸次氏。自身を都々逸のホタルになぞらえ、コスタリカ方式で佐田玄一郎氏が比例に回るため「比例は公明」と“鳴けない”事情と、「身を焦がす」ほどの心情に理解を求めた。
 折からの逆風に苦戦を予想した自民党各陣営は、従来以上に公明との選挙協力を重視。3区の谷津義男氏は選挙事務所に公明市議の専用ブースを設けるなど目に見える協力態勢を敷き、2区の笹川尭氏、4区の福田康夫氏は街頭演説などでたびたび「公明党の協力」に言及した。29日の集会では公明の高崎市議が福田氏の支持者に公明支持のチラシを配る一幕もあった。
 一方の公明も7月の東京都議選の民主党の躍進に危機感を強めていた。一昨年の参院選での選挙協力が不十分だったとして尾身氏の推薦は党内に異論があったが、自民との一層の連携強化が必要と判断、5人全員を最も早い第1次推薦とした。
 公明の支持基盤の創価学会は投票日を一週間後に控えた週末、報道各社の世論調査が自民候補の苦戦を報じていることを踏まえ、県内全域の学会員に自民候補への支援を要請。公明関係者は選挙戦後「厳しい状況を認識してない自民陣営もあっただけに、あのタイミングでの支援要請は効果があった」と振り返った。
 実際、共同通信社と上毛新聞社が20〜22日に実施した世論調査では、公明支持者のうち自民候補に投票する意向を示した割合は1区が4割弱、2区は6割弱だったが、出口調査で1区が24ポイント、2区も11ポイント上昇した。
 ただ、従来以上の固い連携も、1〜3区では自民の劣勢を挽回するまでには至らなかった。公明も比例代表の県内得票数は目標にした13万5千に約2万及ばず、投票率が前回衆院選から上がったにもかかわらず、前回から約1万5千票減らした。こうした結果に、自民陣営からは「公明に頼りすぎた」、公明関係者からは「やはり自民側からのはっきりしたテーク(見返り)がないと」との声が漏れる。
 公明県本部の加藤修一代表は「選挙協力はかなり努力したが、その成果を超える風が吹いた」と敗因を分析。今後の県政界での自公連携について「党本部が今回の結果をどう総括し、分析するかの結果を待つ」と慎重な姿勢だ。
 「後任候補を早く決めてほしい。民主に負けない若い人材がいい」。ある学会幹部は選挙協力を継続するとの前提で、自民にこう注文を付けた。

5486チバQ:2009/09/08(火) 21:02:15
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=261&amp;dp=
(2009/09/04 掲載)
《攻防の軌跡 09衆院選(4)》
革新勢力 「民主政権でも役割大きい」 共産、存在感を訴え 埋没危惧する社民
共産党の市田忠義書記局長(中央)と酒井宏明氏(右)
 「建設的野党としての役割は、民主党が政権を取ったとしてもますます大きくなっていく」
 群馬1区から立候補した共産党の酒井宏明氏は比例代表での得票増も視野に、衆院解散直後から一貫して、新政権での共産の役割を訴え続けた。
 県内の比例票は前回比約6千票減の6万3千票となり、北関東ブロックで1議席を維持したものの、目標の2議席には届かなかった。共産関係者は「民主の風の中、健闘した」とし、建設的野党の呼び掛けが効果があったと指摘する。
 共産陣営がこのフレーズを使い始めたのは7月中旬。それまでは「いまこそ共産党」をキャッチコピーに、他党との違いを強調していた。
 しかし、民主が第1党に躍進した7月の都議選で総得票は伸ばしたが、議席を13から8に減らした。このため、方針を練り直し、7月16日に幹部会が声明を発表。「建設的野党」という言葉で、新政権樹立後には是々非々の立場で臨む姿勢を鮮明にした。
 県委員会には党から即日ファクスで声明が届いた。内部で検討し、地域組織や最前線で活動している支援者にもその内容を伝え、党の方針を強調する戦略を徹底した。
 小菅啓司委員長は今回の結果を踏まえ、「今まで以上に国民の困り事の解決のための地道な活動が必要になる」と話している。
 一方、社民党は「二大政党制」の中で埋没を危き ぐ惧。2度本県入りした福島瑞穂党首は「自民は駄目、民主も危ない」などと訴え、支持の拡大を目指した。
 群馬5区で立候補した社民の土屋富久氏は、支援労組の名簿などを足掛かりにしたあいさつ回りで、一票一票固める戦術を基本とし、「護憲」や「いのちを大切にする政治」を訴えた。目標(有効投票の10%以上)を上回る5万3千票を獲得し、一定の成果を上げた。だが、比例北関東ブロックでは票が伸びず、議席を失った。
 県内に組織のほとんどないみんなの党が比例で社民より票を獲得、公示直前に立候補が決まった民主、三宅雪子氏が比例復活当選を果たしたことなどを挙げ、土屋氏は「チラシ配布や党員を増やすなど地道な組織選挙では票は伸びない。新しい時代に合った活動が必要だ」と総括した。

5487チバQ:2009/09/08(火) 21:02:48
http://www.raijin.com/kikaku/2009syuin/db/database.cgi?cmd=dp&amp;num=262&amp;dp=
(2009/09/05 掲載)
《攻防の軌跡 09衆院選(5)》
自民支持の知事、市長ら民主との協調模索 “重鎮”不在に不安感も
自民党県連の衆院選出陣式であいさつする大沢正明知事
◎県政に余波
 「民主党は暫定税率を廃止し、高速道路をただにすると主張しているが、それで地方の社会資本整備はできるのか。本体工事がようやく始まろうとしている八ツ場ダムをなぜここで止めるのか」
 前橋・県政会館で8月1日に開かれた自民党県連の衆院選出陣式。自民の立候補予定者が居並ぶ壇上に立った大沢正明知事は語気を強めた。
 自民の公認候補として一昨年の知事選を制した大沢知事。今回の選挙期間中は全小選挙区の応援に積極的に入り、激しい民主批判を繰り返して自民候補への投票を呼び掛けた。応援演説を聞いた自民県議は「あんなに民主の悪口を言って選挙後大丈夫なのか、とこちらが心配するほどだった」と振り返る。
 県政や市町村政はこれまで、自民国会議員という太いパイプで国とつながってきた。特に本県は4人の自民総裁・首相を輩出し、小選挙区の全議席を独占してきた自民王国。選挙戦での大敗で国との関係は大きく変化する可能性がある。「陳情や意見書の提出は誰にしたらいいのか」「市が不利益とならないように対応したい」。県庁や役所に不安と戸惑いの声が広がっている。
 痛烈な民主批判を展開してきた大沢知事も、衆院選から一夜明けた8月31日の臨時記者会見では「群馬を良くしたいというのは、民主党から出た国会議員の皆さんも同じ。お願いすることはしっかりお願いする」と、言葉を選んだ。
 元自民県議として自民候補を全面的に支援した五十嵐清隆伊勢崎市長は、今月2日の定例会見で「政権が代わっても、市として取り組まなければならない課題は変わらない」と述べ、大沢知事と同様の姿勢で民主や国との折衝などに臨む考えを示した。しかし、一方で「県内の民主にはベテランがいない。一般に当選回数が多いと発言力が増していくという現状がある中で、どんな影響が出てくるのか」と不安をのぞかせた。
 選挙戦では県内の大半の市町村長が自民候補の支援に回る中で、前橋市の高木政夫市長はただ1人、民主候補を支援した。宮崎岳志氏への応援演説では「民主党が中心となり、国民の目線で運営する日本をつくらなければ、明日の日本、明日の前橋はない」などと訴えた。前橋市にどんな“見返り”があるか見通せないが、民主との“パイプ”はできた。宮崎氏は選挙後、高揚感を漂わせながらも、表情を引き締めて誓った。「高木市長には大変お世話になった。今回受けた恩は返していかなくてはいけない」
 民主側は「知事とは話し合いながら県民、日本のために頑張りたい」(石関貴史衆院議員)など、県内自治体との協調関係の必要を強調する。しかし、八ツ場ダム問題をはじめとする公共事業の削減で、民主と県、関係自治体が対立するのは必至。政党と国、地方は、緊張感を持ちながら、互いを発展させるための関係を模索することになる。
(おわり)

5488チバQ:2009/09/08(火) 21:05:02
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/seikenikou/20090901/200249
政権移行 09とちぎ衆院選

<上>民主県連 「厳しい戦い これから」 地方脆弱、強化が急務
(9月1日 05:00)

 「2年前のこの場所、マンデーリポート(辻説法)が私の第一声だった。本当にやってきて良かった」

 衆院選初当選から一夜明けた31日朝。民主党の石森久嗣氏(47)はJR宇都宮駅前や県庁前でマイクを握った。睡眠時間は1時間半ほど。台風接近で風雨が強まる中、お礼のメッセージを伝えた。

 ■党人事に意欲

 石森氏を支えてきた簗瀬進参院議員は同リポートで、鳩山由紀夫代表と旧民主党を結党した際に「2010年に政権交代」を掲げたエピソードを紹介した。「ほぼ予言通り」と感慨深げに語る一方で、「これからが厳しい戦いのスタートだ」と表情を引き締めた。

 2回目の当選を飾った福田昭夫氏(61)は午前9時から日光市内で記者会見し、「政権交代は民主党の願いだったが、国民の願いになった」と選挙を総括。財政に造詣が深いこともあり、党内人事について「できれば国家戦略局の一員に」と意欲を見せた。

 新政権を担う民主党の国会議員に休んでいる暇はない。同党県連の県議などの期待も膨らんでいる。ただ野党から政権党になる上で、課題は少なくない。

 午後4時から県庁記者クラブで行われた民主党県連の会見。佐藤栄幹事長は「国会議員の数(衆参合わせて7人)より、県議(6人)の方が少ないというのは、あってはならない現実。いずれ解消したい」と、地方の脆弱さに言及した。

 県議会では自民党議員会(32人)が最大勢力で、県内市町議会でも自民党勢力は強い。今後「国と地方のねじれ」が政権運営の支障にもなりかねない。

 民主党県連の谷博之代表は「自民党が地方に根を張った組織があるように、われわれももっと地域にアプローチしないといけない」と口調を強めた。

 ■擁立の土台

 再来年には統一地方選があることを踏まえ「(県連がかつて実施した)民主塾のように、政策を勉強しようという人々を集めた組織をつくり、候補者擁立の土台にすることも検討したい」と話した。

 県連事務局など組織体制の見直しにも着手する。佐藤幹事長は「(衆院選で)業界団体からのさまざまなアプローチがあり、対応に忙殺された」と説明。まずは国会議員の数に見合った組織強化を急ぐ考えだ。

 民主党県連の最大のパートナーは連合栃木だ。ただ政権政党となれば、より幅広い団体とのかかわりが必要になってくる。「国民の期待が民主党を政権につけた。成果を着実に出さないといけない」(県連幹部)。期待を失望に変えない努力が求められている。

 [写真説明]初当選から一夜明け、簗瀬氏(左)とともに「マンデーリポート」に臨む石森氏=31日午前8時すぎ、JR宇都宮駅前

5489チバQ:2009/09/08(火) 21:05:58
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/seikenikou/20090902/200623
政権移行 09とちぎ衆院選

<中>自民県連 「しがらみと利害」限界 魅力ある人材発掘急務
(9月2日 05:00)

 日焼けした顔にしわを刻み込み、自民党県議らが県議会議事堂に戻ってきた。1日午前の議員総会で「疲れたよ」と口々に言う同党県連幹部。衆院選小選挙区で1勝3敗に終わった敗因の総括と、がたがたに崩れた組織の再建が重くのしかかる。

 ■調整の“役割”

 「しがらみと利害の時代が過ぎ去ったということだ」。県連幹部の一人は敗因をこう分析する。

 建設業界を筆頭に商工会、農協など自民党はいくつもの業界団体を取り込み、時として利害の調整機能を果たしてきた。選挙ではこれらの団体が集票マシンとなり、自民票をかき集める。だが政権交代の風を起こした無党派層と呼ばれる人々は「しがらみと利害」の外にいる人々たちのことでもある。この幹部は「これからは魅力あるリーダーが有権者個人と直接つながらなければ勝てない」と付け加えた。

 業界団体に加えて市議や県議の後援会を束ねたみこしに乗る形で選挙を戦うのが、伝統的な自民党の国政選挙。1区の船田元氏、4区の佐藤勉氏はその典型だ。中選挙区時代のスタイルを引きずる両氏が小選挙区で敗れたのは、伝統的手法の限界を示している。

 船田氏は30日夜、敗因について記者団に「団体に頼らない、若い人を含めた地域の組織をつくるべきだった。マスコミでの露出度を高める空中戦も必要」と述べた。

 ■託される再生

 5区の茂木敏充氏が逆風の中でも小選挙区で勝ち上がってきたのは、600にも上る網の目のような個人後援会の存在が大きい。

 茂木氏はテレビの討論番組でもなじみの顔。下野新聞社の衆院選出口調査では無党派層の46%の支持を獲得した。民主党対立候補の51%には及ばなかったものの、船田、佐藤両氏のほぼ2倍だ。次期県連会長は茂木氏を軸に選考され、県連の再生が託されるとの見方もある。

 「空中戦」といえば自民党を離党したみんなの党代表、3区の渡辺喜美氏も存在感を高めた。

 発信力の高い渡辺氏は3区で空前の約14万票を獲得、比例代表では県内で約22万票、北関東ブロックでは約59万票をたたき出した。自民党が県内で前回より約18万票も減らした主因となった。県連では渡辺氏に対し「次は3区にも候補者を立てるべきだ」とする主戦論が出てきた。

 1日夜には宇都宮市内のホテルに衆院選に出馬した4人の前職や県議らが集まった。来週にも役員会を開き新体制を固めるほか、組織立て直しのためにプロジェクトチームをつくることなどが話し合われたという。

 [写真説明]想定外の大接戦。「厳しい選挙だった」と振り返る茂木氏=8月30日夜、足利市内の選挙事務所

5490チバQ:2009/09/08(火) 21:06:48
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/45syuin/special/seikenikou/20090903/201041
政権移行 09とちぎ衆院選

<下>県政運営 民主予算方針に困惑 難しい知事のかじ取り
(9月3日 05:00)

 「例年通り年末までに国の予算案が決まらないと、県の予算も組むことができない」

 2010年度の県予算編成に向け、今月から作業を本格化させたい県の財政担当者は困惑を隠せない。新政権を担う民主党は国予算の組み替えを行う方針だが、具体的内容が見通せず年内編成も不透明なためだ。

 担当者は「昨年までの予算編成のノウハウが活用できないかもしれない」とも考える。自民党政権下で長年にわたり県政業務を続けてきた県幹部らには、民主党政権への不安や期待、懐疑的な思いが交錯する。

 ■費用どこから

 民主党はマニフェスト(政権公約)で目玉施策を示した。その一つが中学卒業まで一人当たり月2万6000円を支給する「子ども手当」だ。10年度から半額を支給し、11年度から完全支給する。

 本県の15歳以下人口は約29万7000人で、単純計算では年間約926億円が必要になる。個人県民税の年間予算額の1・2倍、県県土整備部の年間予算に相当する。県幹部は「国はどこから費用を捻出するのか。県への交付金などに影響が出ると困る」と訴える。

 ガソリン税(揮発油税)などにかかる暫定税率の廃止も不安の種だ。県の試算では暫定税率が廃止されれば、年間約300〜350億円が削減される。「財政が厳しい中、財源が減れば県民生活への影響は避けられない」と県幹部は考える。

 国の補助金を廃止し、県や市町が自由に使えるようにする一括交付金をめぐっても、「自治体の裁量の幅が広がる」と評価の声がある一方で「配分額が問題」との懸念がある。

 県職員の間では「地味な森林整備などがおざなりになり、道路整備など目立つ事業に予算が極端に集中する可能性がある」との見方も出始めている。

 ■「ねじれ」発生

 国会では民主党が与党でも、県議会では自民党が与党。今後は「国と県のねじれ」が生じる。

 衆院選で自民党候補を支援した福田富一知事は「県民のために知事としての仕事をするだけ」と言うが、国政の変化で県政運営のかじ取りが難しくなるのは確実だ。民主党県連の谷博之代表は、同党が掲げる地方への財源移譲を念頭に「県で例えば公共事業を重視した(予算の)使い方をすれば、国の流れと違うということもあり得る」と福田知事をけん制する。

 これに対し自民党県議の一人は「知事がはっきりと重点施策の考え方を明示すればいい」と、これまで通りの政治姿勢を期待する。

 政権移行は、福田知事に「県民のため」の“軸足”も問うことになる。

 (この企画は衆院選取材班が担当しました)

 [写真説明]自民党候補のマイク納め式で、支援を訴える福田知事=8月29日夜、宇都宮市内

5491チバQ:2009/09/08(火) 21:08:18
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/gekihen/page01.htm
検証’09同日選・激変<1> 民主大躍進
2009/09/01(火) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁


■風受ける努力実る
 衆院選小選挙区の大勢がほぼ判明した30日午後11時すぎ、民主党県連の郡司彰県連選対本部長は「全小選挙区で比例復活を含めて(議員)バッジを獲得し、茨城でも政権交代できた」と安堵(あんど)と喜びの表情を見せた。
 今回選挙で同党は、県内で改選時の1人から9人もの衆院議員を誕生させた。過去2回の参院選で県内比例第一党となったが、衆院の議席は最大で2議席止まり。2大政党制と言うには自民地盤の強さが際立っていた。
 比例代表でも大きく票を伸ばした。県内得票は約68万票で前回衆院選(2005年9月)を約20万票も上回った。北関東比例で名簿登載1位の重複立候補者29人を含めた名簿36人中35人が当選する圧勝を遂げた。

■1区福島氏、大量得票15万
 郡司選対本部長は8月4日、記者会見で情勢について説明し「風を受け止めるため、前回と違って、きちんと帆を張るような戦いができている」と各陣営の順調な取り組みをアピールした。今回の選挙で、党県連は曲折の末、前回衆院選に続いて全7小選挙区で候補者を擁立し、全県で対自民の構図をつくった。
 1年を超える前哨戦。新人を中心に候補者は地域をくまなく回る〝どぶ板〟に徹した。選挙対策でぎくしゃくする陣営もみられたが、徐々に支持母体の連合茨城や県医師連盟、郵政政策研究会との連携を強め、地域に合った陣形を築いた。
 終盤戦、支持母体の幹部の1人は「1年前に解散があったら、こんなに風に乗ることはできなかったのではないか」と振り返る。「風」を取り込んだ大きな要因は、ダイナミックな都市型の選挙戦術ではなく、従来型の地道な努力の積み重ねだった。

 1区新人の福島伸享氏は30日午後8時すぎ、テレビの選挙特番が当選確実を報じたのを受け、早々と祝勝会を開いた。福島氏は「大きな山が動いた」と実感を語った。
 6期連続当選の元農水相で自民前職、赤城徳彦氏と3度目の対決。出陣式で福島氏は「過去2回の選挙で完敗し、一時はふてくされていた」と素直に語り、今回は違うという自信を感じさせた。
 福島氏は、赤城氏の地盤の県西地区を細かく回って支持拡大を訴え、大きな成果につなげた。得票は15万票を超え、過去の県内小選挙区で最高を記録。前々回(03年)約5万票、前回約5万7千票の大差で敗れたが、今回は逆に約6万票差で雪辱を果たした。
 当選から一夜明け、JR水戸駅前に立った福島氏は、駅の利用者にあいさつしながら「4年間頑張ります」と責任の重さに身を引き締めていた。

 第45回衆院選は、民主党が県内でも躍進を遂げた。揺るぎない「王国」を県内で築いてきた自民党は歴史的な惨敗を喫した。二大政党制を確かなものにするために、今後、両党に何が求められるのか。(同日選取材班)

【写真説明】
1区の福島伸享氏は「風」を受けながら地道な選挙戦を繰り広げ、大量得票に結び付けた=30日夜、水戸市笠原町の選挙事務所

5492チバQ:2009/09/08(火) 21:08:46
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/senkyo/gekihen/page02.htm
検証’09同日選・激変<2> 民主の課題
2009/09/02(水) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁


■地方議員増強も鍵
 民主党県連の郡司彰選対本部長は、県内選出の同党国会議員が3人から一気に11人に増えたことから「県連組織を強固にしなければならない。県民の期待に応えられる体制を整える」と組織強化を今後の課題に挙げた。
 今選挙期間中の本社世論調査では、ふだん支持している政党は民主が約18%、自民が約43%。民主の支持率は、衆院選が小選挙区制に移行した1996年の調査では3・3%。その後、上昇傾向にあるが、依然として自民支持層と2倍以上の開きがある。
 今回、民主の県内比例票は過去最多の約68万4千票。得票率は約43%に上る。大量得票は全体の約3割の無党派層のほか、自民を含む他党支持層に食い込んだ結果とみられる。

■組織力の強化図る
 民主の県内党員・サポーターは今年5月現在で約5900人。06年から3年間で約2千人増えた。対する自民の県内党員・党友は約6万人で全国2番目の組織力を誇る。
 各選挙で民主最大の支持母体となる連合茨城は傘下組合員約12万5千人。家族やOBを含め数十万人の組織力とされる。これまで“実働部隊”を含め民主党の選挙をけん引。同党の選挙が「労組頼み」と言われてきたのはこのためだ。
 各県選出の国会議員が増えれば地方組織も強まるとみる党本部。郡司選対本部長は「市町村議を含め地方議員を増やす。来年は県議選もある。常に選挙で戦っていく姿勢をつくりたい」としている。
 民主県議は定数65に対し、会派では2番目に多い6人(8月1日現在)。全体の約四分の三を自民議員が占める。県内市町村議約1千人のうち民主議員は40人足らず。全体の約1割の公明、約6%の共産の両党議員より少ないのが現状だ。

 出産時55万円の一時金▽年間1人31万円の子ども手当▽高速道路の無料化▽農業の戸別所得補償−など。民主のマニフェスト(政権公約)は「ばらまき」の指摘がある一方、有権者の切実な期待感が追い風の選挙戦をさらに後押しした。
 新たな政策の財源を生み出すため、公共事業の中止や大幅見直しを実施する方針。本県がかかわる八ツ場ダム建設も中止が明確に示され、既に関係自治体から慎重な対応を求める声が出ている。
 8月11日、水戸市内で開かれたマニフェスト説明会に出席した岡田克也党幹事長は、茨城新聞の取材に対し、大型公共事業の中止や見直しについて「地方と協議することは必要だと思う」と述べた。
 公共事業の多くに推進の立場をとってきた各地方議会の民主会派は、当面は継続事業への対応などについて、党本部との調整や新たな判断を迫られそうだ。民主政権が民意を反映した施策を展開していくためにも、地域に根差した、安定した地方組織の存在が求められる。

【写真説明】
鳩山由紀夫代表も県内応援に駆け付け、大勝した衆院選。民主支持の定着へ県連組織の強化が課題=8月24日、JR勝田駅前

5493チバQ:2009/09/08(火) 21:16:16
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000420909070001
【政権交代@あいち】


猟師町にも「風」
2009年09月07日

【愛知8区】


「自民だらしない」■民主にも推薦状


 知多半島の漁師たちが「政権交代」に揺れている。「これまで自民党にしか投票したことがない」という伝統的な保守地盤で暮らしていたが、衆院選では地元愛知8区(半田市、常滑市など)選出の自民の候補者が大差で落選した。予期しなかった事態に先行きが読めないでいる。(星野典久)


 数十年間、自民を支持してきたという南知多町の大井漁協。「こんなに惨敗して正直、今後どうしたらいいかわからない」。石黒友之組合長(74)は予想以上の結果に戸惑っている。
 民主伴野豊氏の陣営関係者が、「以前は、足を踏み入れるのすら、はばかられた」と言うほど、同町は強固な自民の地盤だった。今回の衆院選でも、県内で数少ない、比例区での自民の得票が民主を上回った所だ。ただ得票数は自民が4394で民主が4128。前回05年の衆院選で3335あった票差は今回、一気に266にまで縮まった。
 「民主は漁師を良くしてくれる政策をとってくれるか不安」と石黒組合長。選挙期間中は、日本中に吹き荒れる「風」は感じていた。民主のマニフェストに織り込まれた暫定税率の廃止による漁船の燃油代引き下げ、さらに農家への戸別所得補償制度が、漁業者も対象にならないか、といった期待もあった。それでも「自民には港湾の整備をお願いしてやってもらった経緯がある」と、これまで通り自民候補の伊藤忠彦氏に推薦を出した。
 マニフェストよりも義理。陳情を聞いてくれる自民を支持してきた漁師たちにとって、当然の選択だった。「民主の候補と政治的な付き合いをしたことはない。こちらから頼むわけにもいかないし……」
 長年にわたり自民支持で固まっていた知多半島のある漁協。だが民主の「風」は、その漁協内にも及んでいた。実は自民候補の伊藤氏だけでなく、民主伴野氏にも推薦をひそかに出していた。伴野氏の陣営によると、県内の漁協から民主候補に推薦状が出るのは初めてのことだったという。
 この漁協幹部は、伴野氏に推薦を出した理由について、「基本はあくまで自民。ただ、できれば自民と民主の2人が当選するのが理想」としながらも、「自民候補が落選するかもしれないという危機感はあった」と、政権交代を意識していたことを認めた。
 現場で働く漁師たちはもっと敏感に「風」を感じていた。今回初めて民主に投票したという男性(78)=美浜町=は「最近の自民はだらしがなく、不満に思っていた。仲間内にも同じように考えていた人は結構いた」と指摘している。

5494チバQ:2009/09/08(火) 21:21:00
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000340909070001
流れ変えた境港集会
2009年09月07日


赤沢氏のシンボルカラーの赤一色で埋まった決起集会=8月27日、境港市上道町

◇激戦の2区 逆転の分岐点は・・・


 政権交代が起きた第45回総選挙の投開票日から、6日で1週間を迎える。鳥取2区は各種の情勢調査で民主リードが報じられていたが、大激戦の末に自民が626票という小差で逆転を果たした分岐点はどこだったのか。それを振り返り、朝日新聞鳥取版の総選挙報道をひとまず終えたい。(井石栄司)


 鳥取2区は選挙戦の序盤、中盤に報道各社が実施した情勢調査では、民主の湯原俊二氏が自民の赤沢亮正氏をリードしていた。朝日新聞が8月22、23日に実施した調査の結果も、湯原氏優勢だった。


 しかし、この時点で全体の3分の1の人が投票態度を明らかにしていなかった。さらに、「湯原氏に投票する」と答えた人の7割が「投票先を変えることがある」と回答。一方、「赤沢氏に投票する」と答えた人で「投票先を変えることがある」という回答は3割にとどまった。逆転可能な差だったといえる。


 22日、取材で赤沢氏の選挙カーに同行した際、選挙活動を取り仕切っていた広江弌(はじめ)県議は「現時点で負けている。ただ、ここ2、3日で追い上げるムードを作れるかどうかが勝負」と話していた。


 26日、2区の激励に入った自民党の山根英明幹事長は情勢についてこう言った。
「広江さんが各支部長を呼びつけてギリギリ締め上げとった。勝てそうな雰囲気だった」


 翌27日には境港市で赤沢氏の決起集会が開かれた。「1200人入れるために400人規模の会場から急きょ変えた」という選対の狙い通り、約1100の客席は満席で100人以上が立ち見の状態。予定通りの動員で、組織が締まっているのがわかった。


 熱気に包まれた会場で赤沢氏は必死に訴えた。「私には比例復活の道はまったくありません。小選挙区で1票でも負ければ一巻の終わりです。仕事を続けさせて下さい」。すすり泣く妻とともに、何度も何度も頭を下げた。


 同市出身で、相沢英之・元衆院議員の妻で女優の司葉子さんも、東京から急きょ駆けつけた。司さんの呼びかけで相沢氏の集会では名物だったという、地酒会社の有力支援者が「ピッピッピー」と笛を吹き鳴らす景気づけで、応援ムードを高めていった。1時間以上に及んだ集会は時間が進むにつれ、高揚感と一体感に包まれた。最後に、「境の票で米子の(負け)分もぜひお願いします」と司さんが締めくくると、会場の高揚感は頂点に達した。


 一方、湯原氏側の県議は最終盤、「境港で風を感じる。民主は1万票はいく」と自信をみせていた。しかし、自民の集会への有効な対抗策を同市で打てなかった。


 さらに、民主側は、湯原氏が市議、県議を務めた米子市で当初、赤沢氏に1万票は勝つつもりでいた。ところが、福間裕隆・県連幹事長は不安を口にしていた。「湯原の運動量や党への風からすると、もっとリードしてもいい。だが、その手応えがない」


 同市での勝利を確実にするため、民主側は28日に岡田克也幹事長を応援に呼んだ。選対発表で1700人という聴衆が米子サティ前を埋め尽くした。しかし、聴衆の視線
は湯原氏ではなく、岡田氏を追っていた。


 米子市で、自民側は最後まで手を緩めず、各種団体を使って大規模な電話作戦を徹底
して展開した。民主リードの報道を逆手にとり、「赤沢が通れば2区から代議士が2人出る」とアピールする戦術で浸透を図った。


 開票結果は、司さんの言葉通り境港市での赤沢氏の得票率は54・3%で、湯原氏を2655票上回った。一方、湯原氏は同市の4倍の有権者がいる米子市で票が伸びず、3136票のリードで終わったため、境港で負けた分でほぼ相殺された。


 赤沢氏側は、民主リードが予想された日野郡でも、内田博長県議が各支部に巻き返しを指示し、682票上回った。川上義博・民主県連代表が最終盤にてこ入れを図ったとされる東伯郡でも、778票勝った。


 結局、湯原氏が勝てたのは米子、日吉津、伯耆、南部の4市町村にとどまった。自民は戦術、組織の両面で民主を上回っていたように思える。

5495チバQ:2009/09/08(火) 21:22:08
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000480909070001
地域の壁、京野氏に課題
2009年09月07日


演説する京野公子氏。選挙戦では民主党幹部が続々と応援に駆け付けた。右は岡田克也幹事長=由利本荘市

 「やっぱり地域主義はまだ根強かった。この壁をなんとか乗り越えていかなくては」
 当選から一夜明けた8月31日、民主新顔の京野公子氏(59)は、秋田3区の投票結果を振り返り、こう漏らした。


 京野氏は、選挙戦で「政権交代」を前面に出し、全国的に吹き荒れた民主党への追い風に乗った。


 しかし、地盤である湯沢市で獲得した票数は1万6386票で、得票率は50%。前回の同市での得票率は49%だった。一方、次点の自民前職の御法川信英氏(45)も湯沢で33%(前回35%)を獲得。地元の大仙市では56%(同63%)を得ていた。無所属新顔の村岡敏英氏(49)も地元の由利本荘市で60%(同61%)。いずれも、前回と変わらない支持の厚さを見せた。


    □


 3区はかつて、御法川氏の父親で自民衆院議員だった英文氏と、村岡氏の父親で元官房長官の兼造氏の2人のベテラン議員が地盤を分け合っていた。選挙制度が変わってからは、交互に小選挙区と比例区に立つコスタリカ方式をとっていた。


 「民主党に風が吹いても、支持者は変わらない」。麻生政権が解散する直前でさえ、御法川、村岡の両陣営からこんな声が聞こえていた。選挙期間中は有権者から「この辺りは、ずっと自民党が地盤を守ってきたところだから」と何度も聞いた。


 こうした地域選挙を意識し、民主党本部も京野氏を力強くバックアップした。鳩山由紀夫代表、菅直人、小沢一郎の両代表代行、政調副会長の蓮舫参院議員ら幹部が次々に駆け付け、対立候補の地盤で演説などをした。


 選挙が近づくにつれて京野氏は「『期待してる』『頑張って』と声を掛けてもらえるようになった。地域を超えて、支持を広げられている」と手応えを感じていた。岡田克也幹事長が由利本荘市で演説した時は、決して多くない聴衆について「地元の候補以外の応援に来るのは大変なことだと思う。来てくれただけでありがたい」と話した。


 京野氏の当選を支えたのは、どの候補者の地元でもない横手市の得票だった。前回は御法川氏が1894票差をつけ、京野氏を得票率で3ポイント上回り、当選(旧町村含む)。しかし、今回は一転、京野氏が1万86票差で、16ポイントの差をつけた。


 朝日新聞が投票日の30日に各地で行った出口調査によると、無党派層の半数は京野氏を支持、残りを御法川氏と村岡氏が分け合っていた。無党派層へのアピールは成功していた。


    □


 地元に浸透しながらも及ばなかった御法川氏と村岡氏の悲劇は、それぞれの父親や地盤の影響が強いことが事実上の保守分裂選挙を生んだことだ。自民党県議の支持は割れ、自民党がまとまらないことを理由に公明党も自主投票を決めた。出口調査でも、自民支持層の投票先が2氏に割れていた。


 御法川氏は「地元後援会の取りこぼしはなかった。わたし個人への支援はあった」と振り返る。その上で「風にとらわれ過ぎた。地域戦という事情に加え、今回の選挙は自民対民主の構図があった。落選は無党派層が離れてしまった結果だと思う」と分析。そして、次期選挙までに「いま一度、地元固めをしていきたい」と話した。


 京野氏は「長く自民党が与党として政権を独占してきたことで、地元の人たちは地元から国会議員を出さないと利益が得られないと感じている。その意識を変革していきたい」と話す。「私は湯沢の人間だけど、3区選出の衆院議員になる。地域全体の人たちに、私に対して期待感と安心感を持ってもらえるよう頑張る」とも言う。


 だが、長年の地域選挙で積み上げられた壁は高い。「新人」に厳しい目が注がれるのはこれからだ。


(斉藤寛子)

5496チバQ:2009/09/08(火) 21:34:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/feature/fukuoka1252050661061_02/news/20090904-OYT8T00773.htm
「風紋」09衆院選ふくおか

<1>不信うねり、自民大敗


落選が決まり支援者に頭を下げる渡辺さん(古賀市の事務所で) 「自民党に対する積年の不信やら不満」(麻生首相)が、つかみどころのない風となって選挙区を吹き抜けた。

 「相手は全国にはびこった“魔物”。最後まで(姿が)見えなかった。いつ追い越されたのかも、わからない」

 古賀市の国道沿いにある自民党前議員・渡辺具能(68)(福岡4区)の事務所。有権者の厳しい審判が下った30日夜、後援会幹部は苦々しげに今回の選挙戦を振り返った。

 渡辺は前回、選挙区内の全10市町で民主党候補の票を上回る強さを見せ堂々の4選を果たした。しかも、今回の同党候補は元議員とはいえ地元とは縁遠い「落下傘」の古賀敬章(56)。少なくとも解散風が吹き始めた昨秋までは、多くの関係者が逆風を実感しつつ、少々のことでは渡辺の5選は動かないと考えていた。

 魔物が数字に姿をかえて眼前に現れたのは、投開票を1週間あまり後に控えた8月20日すぎ。報道各社の情勢世論調査で劣勢が伝えられるたびに、後援会に動揺が広がった。

 「私自身、心外だった」と幹部。「その後は危機感が高まって、選挙戦最終日は最高に盛り上がった。最後の最後で追いついた、とは思ったが、残念ながら追い越したとまでは言えなかった」

      ◇                ◇

 前回の「郵政選挙」がそうだったように、小選挙区制では、2大政党の一方に風が吹くと全選挙区に影響が及び、地滑り的な大勝をもたらすことになる。

 福岡7区に立候補、比例選で復活を果たした民主党新人・野田国義(51)の選挙対策本部長を務めた参院議員・大久保勉は「『民主圧勝』報道の頃から空気が変わり、自民支持で動いていた団体の動きが止まった」と振り返る。

 「名簿を出す用意がある」「票をもってくる」。複数の地方議員らから、こんな働きかけが始まったのもこの頃という。

      ◇                ◇

 勝敗が決まった30日夜、渡辺は苦渋の表情を浮かべ、報道各社のインタビューに応じた。

 「これまでの選挙より、後援会はまとまっていたし、私自身、手応えも感じていた」「直接会った人には、思いは通じたはずだ。しかし、直接触れあうことのできなかった人が圧倒的に多く、そういう人たちが全部、向こうに行ってしまった」

 政権交代のかけ声の下、つかみどころのない風に翻弄(ほんろう)された選挙戦。渡辺は敗戦を振り返り、「私の手応えと、結果が結びつかなかった」と力なく語った。(敬称略)

(2009年9月1日 読売新聞)

5497チバQ:2009/09/08(火) 21:40:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1251809564095_02/news/20090901-OYT8T00969.htm
政権交代 山形の構図
<上>民主躍進、その背景


手を取り合って有権者にアピールする和嶋さん(左)と鹿野さん(中)、舟山さん(29日、山形市七日町で)  「政権交代こそが、この国を再生する道だ」

 2006年4月12日、鹿野道彦(民主)は涙でぬれた拳を突き上げた。前回選で落選後初めての辻立ち。その時、親友で民主党県連の事務担当として支えてくれた木村昌夫が荼毘(だび)にふされていた。鹿野は遺影を胸に、再起をかけて2500回超の街頭演説を始めた。

 改革を訴えて15年前に自民党を離党したが、05年選は郵政民営化など「小泉構造改革」を争点に遠藤利明(自民)に大敗。盟友の前山形市長・吉村和夫の死去(03年)や、選挙戦を仕切った後援会の高齢化も響いて当時の選対幹部は「一時代の終わり」と表現した。

 だが、転機は07年夏の参院選。吹き始めた民主への「風」に乗り、鹿野が出馬を説得した舟山康江が2度目の挑戦で初当選。この時初結成した民主、社民、連合山形の合同選対本部による選挙戦略が、今年1月の知事選に続いて、衆院選でも力を発揮することになる。

 選対幹事長の吉村和武(県議)は「民主、社民、連合山形、後援会の4本柱が連携する新たなスタイルが築けた」と振り返る。民主は「政権公約」をアピールし、社民は自治労への取り込み、連合山形は事務作業と加盟労組のパイプ役を担い、後援会は地域の集票などに徹した。連合山形会長の安達忠一は「『今を変える』ため大人の役割分担」と語る。多方面のルートで「苦手だった企業・業界への食い込み」(選対幹部)にも奏功し1500超の企業に推薦を得た。知事・吉村美栄子の応援も取り付けた。遠藤とは1291票の小差。選対幹事長の吉村は「連携のどの一手を欠いても勝てなかった」と胸をなで下ろした。

     ◇

 「保守王国の象徴(山形3区)の一角に、くさびを打つ役割を担いたい」。公示直前に県議を辞職して比例選東北ブロックに出馬して初当選した和嶋未希(民主)は、13選を果たした加藤紘一(自民)に「挑戦状」をたたき付けた。次期衆院選もにらむ。

 ただ、民主の政権維持や政策展開について、和嶋は「県議会議員や市町村議会議員の拡充が課題。次の改選に向けた準備が必要」と分析。県議会(定数44)の7割は自民県議が占め、和嶋の辞職で民主はゼロ。35市町村議員の総勢(約560人)でも自民議員が6割近くを占め、民主議員は1割にも満たない。県連選対本部長の舟山は「県民は小泉改革にノーを突きつけた。良識、良心で判断してほしい」と地方議員に呼びかけるが、理解や浸透を図る具体的アプローチが急務だ。

 自民層にも支持を得てダブルスコアで山形2区を制した近藤洋介を含め、民主は県内から3議席を奪取。舟山は「若い和嶋、中堅の近藤、ベテラン鹿野。バランスがいい」と言う。社民や連合山形との協力を継続できるか、県議会や市町村議会への影響力をどう構築するかなどが、カギとなりそうだ。(文中敬称略)

     ◇

 政権選択を最大の焦点とした衆院選。「山形の陣」の舞台裏を振り返った。

(2009年9月1日 読売新聞)

5498チバQ:2009/09/08(火) 21:40:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1251809564095_02/news/20090901-OYT8T01086.htm
政権交代 山形の構図

<中>逆風にあえいだ自公
支持層からも「今回は民主」


自民党劣勢のテレビ報道を硬い表情で見つめる遠藤さん(左から4人目)と寒河江公明党県本部代表(左端)(30日午後8時50分、山形市あかねヶ丘で) 「首の皮一枚、つながった」――。自民県連幹部から本音が漏れた。県内では小選挙区で民主に2議席を譲り躍進を許したが、全国的に歴史的な敗北を喫した中、比例選を含めると2議席を確保。実質的には1議席を減らすにとどめた。山形1区で遠藤利明が善戦し比例選で復活当選したことが大きかった。

 選挙戦終盤に「世論調査では鹿野道彦が一歩抜け出す」と報道され、厳しい空気も漂ったが、「最終盤に有権者の反応が違ってきた」(陣営幹部)。選挙戦最終日の29日午前7時、出陣式会場の山形大付属中体育館は2階部分まで参加者でびっしり埋まった。遠藤は31日、「人が減るのかと思っていたが、大勢集まってくれた。最後の3日間で支援者が頑張ろうという気になってくれた」と振り返った。

 選挙戦では党公認を前面に出さず、「世襲ではないたたき上げだから地域の痛みがわかる」「東京と地方の格差を埋める」と訴え、有権者に浸透させた。陣営幹部が「比例選では自民党の獲得議席が少なくなる見通しだから、復活当選はない」と強調したことも、支持者を結束させた。ふたを開ければ、鹿野との票差はわずか1291。自民県連幹事長の今井栄喜は1日、「あの差になったことで比例選で救われた。1票の重さをこれほど感じたことはない」と語った。

 だが、県全体でみれば、自民の後退は明らかだ。1〜3区の党公認3候補の得票の合計を05年と比べると、減票分は11万1194票。県内の小選挙区で1人が当選できるだけの票だ。比例選でも7万票余りを減らした。中でも2区は、支持層の多くが民主の近藤洋介に流れ、鈴木啓功は17市町のうち村山、長井、尾花沢市など7市町で近藤に倍以上の票差をつけられた。

 「今回は自民の内部からも『一回、民主にやらせたっていいべ』という声が結構あった。ずっと自民を支持してくれてきた人でも頑固だった。我々も反省すべき」。今井は31日、選挙戦をこう振り返り、「県連は国の政策を中心に連携プレーでつながってきたが、今後は国の政策に順応するだけでなく、地域の声をしっかりとらえるのが大事」と再出発への思いを語った。

     ◇

 「選挙区は自民に、比例は公明に」と呼びかけた公明も厳しい戦いとなった。25日、山形市を訪れた代表の太田昭宏は「どうか公明に輝く太陽を昇らせて」と演説で訴えた。遠藤も会場にいたが、太田は公明の政策紹介に終始。太田は26日から、東京12区で自身の選挙に専念した。

 比例選での公明の得票は県内で6万8167票。過去最高だった05年より約2万8000票減らした。減少率は、1区で27%、2区で30%、3区で29%。県本部代表の寒河江政好は30日、「昨年秋頃から生活の苦しさのはけ口が政府・与党に向かった」とし、「終盤で『民主は財源が大丈夫か』と言われ風がちょっとやんだが、『今回は(民主で)いいんじゃないの』という選挙になってしまった」と話した。(敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5499チバQ:2009/09/08(火) 21:41:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1251809564095_02/news/20090902-OYT8T01169.htm
政権交代 山形の構図

<下> 社民、悲願の議席獲得
 民主、社民両党の街宣車を2台並べた街宣活動、両党の機関紙を一組にして戸別配布する合同ポスティング――。山形3区に立候補した吉泉秀男(社民)の陣営幹部が「こんな強固な連携は初めて」と振り返る選挙協力は、吉泉の比例選復活当選という形で結実した。13選を果たした加藤紘一(自民)に対する惜敗率は61%。05年衆院選で3区に立候補した社民候補に比べて倍増し、県内では1996年の小選挙区制導入以降で初となる悲願の社民候補の議席確保となった。

 民主は3区で独自候補擁立を見送ったため、吉泉は自公政権に対する批判の「受け皿」となり、同政権への批判票の掘り起こしに成功した。「3区では惜敗率で選挙協力の恩恵を受けた。代わりに民主は比例票を伸ばし、お互いに目標を達成できた」。社民党県連代表の広谷五郎左ェ門(県議)は、共闘による成果を強調する。全県的な知名度を持つ参院議員の舟山康江(民主)、比例選東北ブロックで初当選した和嶋未希(同)らが「3区は吉泉さんに」と訴え、民主支持層への浸透を手助けした。



当選が決まり、手を合わせる吉泉さん(右から3人目)や広谷・社民党県連代表(右端)ら(31日午前1時20分、酒田市東大町の事務所で) 社民、民主で合同選対本部を組織した「全国まれに見る協力体制」(舟山)は、中央に先んじた“連立”と言える。背景には、党勢に対する広谷の強い危機感があった。「政党に力があるうちに行動しないと存在感を示せなくなる。ジリ貧になってから『協力しよう』では相手にされない」。国に先駆けた連携は、党の施策を少しでも政治に反映するための現実路線でもあった。

 しかし、自民に吹いた激しい逆風に乗った吉泉の当選を、「今回だけ」と冷ややかに分析する声もある。ある政党幹部は「特殊な政治現象の中で起きた出来事」と話す。外交・安全保障など、党の政策の違いを指摘する声も多い。別の幹部は「本来の政策を貫くなら(民主との)連立なんて組めない。有権者はしっかり見ており、次の選挙で審判が下るよ」と語った。

 来夏に迫った2010年参院選での連携も今後の焦点になる。広谷は「中央の方針もあるが、今の関係を基本に据える」。社民と連携し2区で初の小選挙区当選を果たした民主県連会長の近藤洋介も「和嶋の擁立は、吉泉議員誕生のプラスになったと確信している。社民との連携は続けていくと思う」と語った。

     ◇

 民主を除いて唯一、比例選東北ブロックの県内得票数を伸ばしたのが共産だ。「『小選挙区は民主だが、比例は共産に入れた』という有権者もいた。建設的野党への期待の表れだ」と県委員長の後藤太刀味は説明する。目標の5万票には届かなかったが、県内では05年比で1061票増となる3万6973票を集めた。

 一方で、小選挙区に出馬した2人はいずれも05年の候補より票を伸ばせず、「政権選択」「自民対民主」の構図に埋没した格好だ。後藤は「変革は始まったばかり。1年後の参院選の時、政権がどんな状態になっているか想像もつかない」と総括した。県内でも、一つ読み違えれば足元をすくわれる“風”をにらんだ政党同士の戦いがしばらく続きそうだ。(敬称略)

(2009年9月3日 読売新聞)

5500チバQ:2009/09/08(火) 21:42:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1251793574704_02/news/20090901-OYT8T00752.htm
政権交代 検証14対0

《上》 「パイプ役は」首長不安(2009年9月1日)
自民県議 「団体そっぽ向く」

検証14対0?  「14人全員が選挙区で当選した。『埼玉から政権交代』という目標を達成できて、満点の選挙戦」

 歴史的大勝から一夜明けた31日の記者会見で、民主党県連代表の枝野幸男は胸を張った。3議席しか取れなかった前回選から一転、比例選でも県内関係者が当選する「完勝」だった。

 枝野は早くも来夏の参院選にまで言及し、「定数3で与党が1人しか出さないのは無責任」と2人を擁立する考えを表明。「最終的には県議会、市町村議会で自民党と拮抗(きっこう)する勢力にしなければ」と語気を強めた。

     ◎

 長く自民党が第1党となっている県議会にも衝撃が走った。

 麻生首相が誕生した昨年の総裁選では「麻生選対」を設置し、国とのパイプを誇示してきた自民党県議団。ある県議は「県議選だって、政権党の看板があるからこそ優位に戦ってこられた。野党になったら団体がそっぽを向くのは間違いない」と危機感を募らせる。

 県南のある首長は「自民党の国会議員は、地元の行事などにも積極的に顔を出してくれたが、民主党議員はあまり来てくれない。大丈夫だろうか」と不安を口にした。

 民主党出身の上田知事だが、民主党がマニフェストに掲げた「八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設中止」に対しては、「必要な事業だ」と真っ向から反発する。党内でも意見が分かれる問題だが、枝野は会見で「(中止の)方針を変える訳にはいかない。必要なら県でやればいい」と切って捨てた。

 一方、経済界はひとまず静観の構えだ。県商工会議所連合会会頭の川本宜彦は「期待半分、不安半分で受け止めている」。大宮東口商店街連絡協議会会長の新井正男も「行き過ぎた規制緩和路線は、各地で大型店の進出と商店街の衰退を招いた。地方経済再生のために、民主党がどう手を打つのか、お手並みを拝見したい」と話した。

 2人の言葉からは、小泉政権以降、自民党が進めてきた構造改革路線に対する反感が、県内経済界にも根強いことがうかがえる。

     ◎


 自民党大敗の波紋は、支援してきた県内首長らの間に一気に広がった。「最後の砦(とりで)」と目されながら、よもやの敗戦を喫した党県連会長の山口泰明は31日、東松山市の事務所で閉所式に臨んだ。

 山口は今回、選挙区内の全10市町長を選対の総括責任者や顧問に据え、組織固めに奔走。圏央道の坂戸インターチェンジの開設など実績を強調してきた。

 山口の落選に、ある首長は「国と地域のパイプ役だった存在がいなくなるのは不安だ」と漏らし、川島町商工会長の鈴木泰左右も「何かあった時、意見陳情が気軽にできる心の支えだった」と表情を曇らせた。

 閉所式で山口は「政権が交代しても、官僚機構がすぐに直されるわけでない。今後も何か要望がありましたら何なりと…」と後援会幹部らに声をかけた。しかし、その言葉はどこかむなしく響いた。

(文中敬称略)

(2009年9月1日 読売新聞)

5501チバQ:2009/09/08(火) 21:43:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1251793574704_02/news/20090901-OYT8T01192.htm
政権交代 検証14対0
《中》 風受け止めた 帆の整備(2009年9月2日)


検証14対0 「予想通りというか、勝ちすぎですね」。投開票日の30日夜、県庁近くの連合埼玉本部。「全勝」を報告するため訪れた民主党県連代表の枝野幸男に、事務局長の竹花康雄は冗談交じりに声をかけた。

 民主党はなぜ小選挙区で14議席も確保できたのか――。「長期政権への不満が大きな風になった」とされるが、民主党県連幹事長の武正公一は「それだけではない」と断言する。「ヨットに例えれば、風を受け止めるだけの帆と柱を県連として4年間かけて作ってきたからだ」

      ◎

 民主党が小泉旋風の前に大敗した4年前の前回選の翌日、県連主催の「民主党埼玉政治スクール」が開講した。参加者は議員を志す約40人。1年間かけて政策や政治の現場を学ばせ、地方議員を増やし、風に左右されない地盤を作り上げる狙いがあった。


 今年で5期目を迎えたスクールからは県議3人、市議9人が誕生。2004年に64人だった県連所属の地方議員は、07年の統一地方選を経て106人にまで膨らんだ。今回、新人で当選した小野塚勝俊(8区)、森岡洋一郎(13区)の2人もスクールの出身。

 同時に、自民の支持基盤の切り崩しも図ってきた。その一つが業界団体への接近だ。連合埼玉頼りから脱皮するため、今回は参院議員らが中心となり、県内106団体を回って支持を求めた。

 最終的に推薦に応じたのは27団体にとどまったが、枝野は「こちらに来なくても、相手に最後の粘りをさせない効果があった」とみる。15区の高山智司は「推薦団体が1・5倍になった。聞いたこともないような団体もあった」と驚きを隠さない。

 自民党顔負けの「どぶ板選挙」を展開し、地元に根を張り始めたことを勝因に上げる候補者も少なくない。12区の本多平直は、大票田の熊谷市だけではなく、大利根町など農村地域での票の掘り起こしに力を入れた。「保守地盤を崩すには風だけではダメ。個別の自宅回りを徹底した」と勝因を分析する。

 自民党県議だった清水勇人を、県連支持でさいたま市長に当選させたほどの風を、4年間の「地上戦」で確実に受け止めた民主党。その結果の14勝だと、武正は強調する。

      ◎

 風の向きは時々で変わるのが常。「自民党の負け方を見て、次の選挙が怖くなった」という枝野は、「風がどうであろうと、県内で半分近くは勝てるところまで持っていきたい」と早くも「次」に照準を定める。

 民主党が業界団体に近づき、地元に浸透すればするほど、自民党停滞の一因となった「しがらみ」が生じかねない。枝野は「応援してもらうために、政策を決めるようになってはいけない」と戒める。

 だが、落選した自民党候補者は自戒を込めて言う。「与党になればきれい事では相手が納得しない。民主党もいずれは“自民党化”していくはずだ」 (文中敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5502チバQ:2009/09/08(火) 21:44:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1251793574704_02/news/20090903-OYT8T00723.htm
政権交代 検証14対0

《下》 自民 組織選挙に限界(2009年9月3日)


検証14対0  敗戦の弁は様々だった。

 「自民党のおごり。組織が大きくなりすぎた」(12区・小島敏男)

 「『政権交代』というプロパガンダに、有権者がマインドコントロールされてしまった」(3区・今井宏)

 「逆風を感じたのは麻生さんになってから。代わってすぐ解散なら、こんなことにならなかった」(15区・田中良生)

 「風はあまり感じなかった。台風の真ん中にいたのかもしれない」(10区・山口泰明)

     ◎

 この4年間、自民党は歴史的大勝の余韻に浸ってきた。2005年の前回選は、小泉旋風に乗って小選挙区で12勝3敗。敗れた3人も比例復活を果たし、比例単独候補2人を含め、県内の衆院議員は17人に上った。

 だが、今回は圧倒的な逆風を受け、かろうじて2人が比例で復活するにとどまった。「前回の民主党のように、小選挙区で三つくらいはとれると思っていたのだが……」。投開票日の30日夜、県連本部でテレビの開票速報を見ていた県連幹事長の滝瀬副次はつぶやいた。


 格差社会と地方の疲弊を招いたとされる「小泉改革」に加え、安倍、福田、麻生と続いた政権のたらい回し――。埼玉の有権者が示した選択は、自民党自らが招いたものだった。

 業界を束ねる団体の自民党離れも加速。自民党を支援してきた県医師会の政治団体「県医師連盟」は今回、民主党候補4人を推薦した。建設業界の政治団体「県建設政治連盟」は「基本的には自民支持」としながらも、「活動に理解を示してくれる人なら自民党以外を支持してもいい」との立場をとった。

 地元に根を張る後援会組織を作り、業界団体を巻き込んで支持を広げる――という組織選挙の限界を指摘する声も多い。県東のある陣営幹部は「組織選挙が時代遅れなのは分かっているが、無党派層にどう訴えていいのか見当がつかない。結局、組織に頼るしかなかった」と吐露する。

 劣勢が伝えられた終盤、民主党と日教組の関係などを批判するネガティブチラシを配布し、伝統的な自民支持層を取り戻そうとした。だが、読売新聞と日本テレビの出口調査では自民支持層の3〜4割が民主党候補に投票した。民主党県連代表の枝野幸男は「ネガティブキャンペーンは逆にありがたかった」と振り返る。

 13小選挙区で自民候補を推薦した公明党幹部も「埼玉自民は自力がなさ過ぎる。民主との差が開き過ぎだ」と嘆く。その公明党も比例選北関東ブロックで至上命令の3議席目を奪還できなかった。東京12区で苦戦する太田代表のため、終盤は都内にも力を割かざるを得なかった。

     ◎

 報道各社の世論調査で「自民劣勢」が伝えられ始めた23日朝、県連本部に急きょ自民党県議団が集まった。「無党派層はもう手がつけられない。自分たちの足場を固めるしかない。今回で終わりじゃない。来年の参院選がある」。県連副会長の野本陽一は早くも参院選を視野に檄(げき)を飛ばした。

 だが、県連会長の山口まで落選した党の立て直しは容易ではない。参院選では公明党とも議席を争うことになる。何より県民の信頼を取り戻すことが急務だ。

 「自民党を変えなければいけない。スリムになった今こそ体質改善して、国民の負託に応えられる保守の政党として生まれ変わらなければならない」

 比例復活で議席を守った新藤義孝は巻き返しを誓うが、その道のりはまだ見えてこない。

 (文中敬称略)

 (この連載は、芳村健次、矢子奈穂、水野祥が担当しました)

5503チバQ:2009/09/08(火) 21:45:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1251723860170_02/news/20090831-OYT8T01294.htm
山梨民主独占
奔走知事に急接近も


当選から一夜明け、朝から街頭演説する民主党の坂口岳洋氏(31日午前7時40分頃、笛吹市石和町で)  31日午前。東京に向かうJR中央線「あずさ」のグリーン車。深く腰掛けた民主党、小沢鋭仁の眼光には、近寄りがたい雰囲気が漂っていた。

 〈およそ軍勝五分をもって上となし、七分をもって中となし、十分をもって下となす〉

 小沢は武田信玄の名言を引用しながらとつとつと語った。

 「信玄は10の勝ちは『負け』と教えている。今回の民主党の勝利は10以上だ。ちゃんと党運営をしていかなければいけない」

 小沢は1993年の衆院選で、日本新党から出馬し初当選。8党による連立政権は、自民党の長期政権に終止符を打った。だが、政権は1年ももたずに空中分解した。

 小沢は「8党連立政権と鳩山政権は全然違う」という。だが、短期政権の苦い思い出は、小沢の心の底に沈んだ澱(おり)のように消えない。

 「これから、だれに会うのかは言えない」

 小沢は、国会議事堂前駅を出ると、車に乗り込んだ。300議席を超える巨大与党をどう統治するか。人事は、政策は……。鳩山代表の「側近」を自認する小沢の奔走が始まった。

 県内の小選挙区で初の11万票台を獲得した民主党の後藤斎。当選後、「勝利の美酒」に酔って就寝したが、31日午前には、表情から喜びの余韻は消えていた。

 昭和町の事務所前の当選報告会。あいさつに立った後藤は、韮崎の選対役員だった秋山義友に触れた。「秋山さんは病院で期日前投票をしてくれた後の8月22日、76歳で亡くなった。今日は娘さんが遺影を持って来てくださった」

 しんみりとした空気に包まれる中、後藤は自ら言い聞かせるように続けた。

 「(郵政選挙で大勝した)4年前の自民党のように、浮かれた気持ちではいけない」

 31日朝。ぽつぽつと小雨が降る中、初当選を果たした民主党の坂口岳洋が、笛吹市石和町の交差点に立ち、マイクを握っていた。

 「暮らしが良くなったな。そう実感できる政治を必ず、実現します」

 通勤途中のドライバーが次々と坂口に手を振る。そのたびに坂口は演説を中断し、手を振り返した。

 その後、民主党県連幹事長の樋口雄一と共に横内知事を表敬訪問した坂口に対し、知事は「こちらからあいさつにうかがわなければと思っていたが恐縮だ」と相好を崩した。

 記者団に対し、知事は「県選出の国会議員のお力も借りながら、政権交代が県民にプラスになるように努力しなければならない」と語った。

 坂口も記者団に強調した。「民主が議席を独占したということは、与党が独占したということ。県民にとってとても幸せなことだ」

 民主党と知事の急速な接近を予感させた。

(敬称略)

(2009年9月1日 読売新聞)

5504チバQ:2009/09/08(火) 21:45:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1251723860170_02/news/20090901-OYT8T01039.htm
山梨 民主独占
自民県議団厳しい反応


赤池(右から2人目)、小野(右から3人目)の両氏を招いて開かれた合同会議(1日午後2時50分頃、自民党県連会館で) 真っ黒に日焼けした自民党の小野次郎と赤池誠章の2人は中央の席に並んで座った。終始硬い表情を崩さなかった。

 1日午後3時、甲府市丸の内の自民党県連で緊急に開かれた最高委員・県議合同会議。議題は、3選挙区で公認候補が全敗した衆院選の総括だった。

 小野は居並ぶ党県議団を前に、敗北の反省を口にするとともに、こう指摘した。「業界団体から今回の選挙は推薦状をもらいましたが、今後はどうなるかわからない。与党は民主党なんですから」

 自民党の重要な集票組織である建設、農業などの業界団体。だが、野党・自民党は今後、見向きもされないのではないか――。小野は暗に衆院選だけではなく、あらゆる選挙への影響を指摘したのだった。

 会議後、小野は山梨3区で共に戦った県議団と短い立ち話をした。「事務所に『よろず相談所』みたいな看板をかけようと思っているんですよ。国の予算には口を出せない代わりに、何でも相談に乗りますよって」

 だが、小野が車に乗り込んだ後、県議団の反応は厳しかった。

 「県議選も危ないと言いたかったのだろうが、県議選は党を前面に出す選挙じゃない」「自分の立場がわかっていない。もう3区は小野さんじゃ戦えない」

 一方の赤池は会議前、記者団に淡々と語った。

 「きょうは東京に行ってきました。議員会館の事務所の引っ越しをあすまでに終わらせろと言われているんで」。大量の資料を運び出すために2トントラックが必要になるという。

 会議の中で、赤池は「街頭演説を続けます」と宣言した。だが、出席した県議の一人は、「何となく元気がなかったね。今のままでは民主党に勝てる要素はないだろう」と語った。

 堀内光雄はこの日欠席した。「東京で自民党の総務会があるので」。会議の冒頭、県連会長代行の前島茂松は、そう事情を説明した。だが、堀内は党本部で開かれた総務会にも顔を見せなかった。

 「保守王国」とも呼ばれた山梨だが、自民勢力の団結、再生への道のりは見えてこない。比例も含め衆参両院で自民党議員がゼロとなったのは全国で岩手、滋賀、そして山梨の3県だけだ。

 県庁内では1日、県選管による当選証書の付与式が開かれた。式の後、民主党の後藤斎はテレビカメラの前で感無量の様子で語った。

 「県の選管委員長から当選証書を受け取り、改めて真の選挙区での代表者になれたと実感した」

 過去2回の当選がいずれも比例復活だった後藤は、東京の中央選管で当選証書を受け取ってきた。後藤は続けた。

 「私たちは生活、地方を立て直すと一貫して言ってきた。地域の要望、課題に対し、国の予算を含め、国政との橋渡し、パイプ役を当然果たしていく」(敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5505チバQ:2009/09/08(火) 21:45:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1251723860170_02/news/20090902-OYT8T01042.htm
民主独占
首長事業削減けん制


記者会見場を後にする横内知事(2日午前11時50分頃、県庁で)  2日、知事や市長らの定例記者会見が相次いで開かれた。

 県や市はちょうど9月定例議会の時期だ。記者の質問は、民主党政権が自治体の予算に与える影響などに集中した。

 午前11時半、県庁。記者会見に臨んだ知事の横内正明は、民主党のマニフェスト(政権公約)への期待感を表明しながらも、公共事業の削減に強い警戒感を示し、けん制することも忘れなかった。

 「中部横断自動車道をはじめ、国が関与した大事なプロジェクトが動き出している。それが止まるようなことがあれば、本県選出の民主党議員を通じて、道路整備に影響がないよう要請していく」

 県庁内では、「国の予算に本格的な変化があるのは来年度予算からだろう」という空気が支配的だ。ただ、県幹部の一人はこう指摘する。「2011年の知事選に出馬するならば、来年度は知事にとって大事な年。中部横断自動車道に影響が出たら知事選は大変だ」

 都留市長の小林義光は記者会見で、民主党政権への不安を率直に表明した。「自民も民主も『ばらまき』という点は似ている。ただ、民主党の場合、制度より個人にお金を出す印象だ。従来のような(自治体への)助成は期待できない」。同市は民主党政権を意識し、補正予算に計上を見送った事業もある。

 民主党はマニフェストに、使途に制限がある「ひも付き補助金」を廃止し、一括交付金化することを明記している。

 甲府市の幹部は「補助金を廃止するなら、同額のカネを交付金にするべき。三位一体改革のようなことは困る」と語る。小泉内閣の三位一体改革では、国から地方に税源移譲をした代わりに、地方交付税が5兆円削減された経過を踏まえたものだ。

 衆参ともに民主が独占し、首長と民主党議員の距離感も注目される。

 甲州市長の田辺篤は取材に対し、「甲州のために努力してくれるなら、自民でも民主でもいい」と断言。韮崎市長の横内公明は「政権党の国会議員が衆参合わせて5人もいるのは心強い」と歓迎した。鰍沢町長の石川洋司は「今回は民主だけど、2、3年たったらまた自民に戻るのではないか。自民とも民主ともつながりを継続している」という。早川町長の辻一幸は町のホームページに「保守政治に終止符が打たれ、国も地方も新しい形に変わることを期待したい」と書いた。

 衆院選翌日の8月31日午後。民主党の後藤斎はさっそく、県市長会長で南アルプス市長の今沢忠文を訪ね、「足しげく通います」とあいさつした。今沢は「後藤さんに期待している。選挙中も市議から相談を受けたが、『自民だから10、民主だから5』という選挙応援のやり方はやめて平等に、とアドバイスした」と明かした。

 不安、期待が交錯する中、地方の首長は民主党政権の本格始動に注目している。

 (敬称略)

(2009年9月3日 読売新聞)

5506チバQ:2009/09/08(火) 21:46:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1251723860170_02/news/20090903-OYT8T01152.htm
民主独占
公明と自民「蜜月」変化


山梨民主独占 〈4〉
公明党の推薦を受けた自民党候補の事務所では、黙々と片づけが行われていた(3日午後)  1日夕。甲府市上石田の公明党県本部には、自民党の小野次郎の姿があった。

 小野は同県本部代表の秋山雅司と面会すると「引き続き(自民党の)3区の支部長として頑張りますのでよろしくお願いします」と頭を下げた。

 だが、秋山の対応は淡々としていた。「そうですか。頑張ってください」

 自民、自由、公明3党連立による第2次小渕内閣が発足したのは、10年前の1999年10月だ。以来、自民と公明は政策と選挙両面で蜜月関係を続けてきた。

 衆院選後、公明党幹部からは「“連立野党”という関係はない」と、突き放す発言が相次ぐ。秋山も「来年の参院選あたりからは自民党との関係がどうなるかはわからない」と指摘した。

 比例南関東ブロックで公明党の議席は「2」と公示前より1減となった。山梨では7万票の比例票を目指したが、前回2005年衆院選より8000票少ない約5万3000票にとどまった。

 安倍内閣以降、自民党の閣僚の不祥事が相次いだ。麻生首相の漢字の誤読もあった。「あんな党といつまで一緒にいるつもりだ」。公明党県本部には、そのたびに支持者からの抗議の電話がかかった。

 自民党内にも複雑な感情がくすぶる。読売新聞などが実施した衆院選出口調査では、公明党支持層のうち自民党候補に投票したのは4〜6割程度にとどまったからだ。自民党関係者からは「もっと公明党からは支持をいただけると思ったのだが……」との声が漏れる。

 小野自身も、衆院での定額給付金を巡る再可決を造反したことで公明党の推薦を得られず、自民と公明両党の関係に水を差す形になった。

 秋山は語る。「野党になってもすべてが悪くなるわけじゃない。これからは政策などで独自色を出せる。自民党の泥をかぶることもなくなる」

 両党の蜜月関係は確実に変質している。

           

 社民党県連代表の中込孝文は3日、取材に「民主党への風が吹き荒れる中で、善戦した」と総括した。県内の比例票が、03年衆院選から2倍近くに躍進した前回05年並の約2万4000票を確保できたためだ。

 社民党は民主党との連立政権に参加する見通しだが、県内では確固たる支持母体を持たず、党所属県議ゼロと脆弱(ぜいじゃく)な基盤は変わらない。

 「連立政権で党の評判を落とせば、なすすべがない。党中央頼みだ」。中込はため息をつく。

           

 共産党県委員長の千葉信男も3日、衆院選結果を「まずまず」と総括した。

 小選挙区の候補者を1区に絞り、比例選に集中し、約3万3000票と前回05年並の比例票を確保した。

 県議や市町村議は計21人いる。7、8月の2か月間で約1900か所で街頭演説を行い、ミニ集会も300回実施した。千葉は「建設的野党として風に飲まれないようにするには、地道な活動しかない」と語る。

 (敬称略)

(2009年9月4日 読売新聞)

5507チバQ:2009/09/08(火) 21:47:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/feature/kofu1251723860170_02/news/20090904-OYT8T01197.htm

民主独占
参院選へ早くも照準


山梨民主独占 〈5〉
民主党の輿石東参院議員会長(手前左から2人目)の移動には、身辺を警護するSP(右端)と報道各社の多数の記者が同行した(4日午後、国会前で)  4日午後2時15分頃。東京・永田町の参院議員会館での本紙とのインタビュー中、民主党代表の鳩山由紀夫から携帯電話に着信があった。

 「はいはい、結構です」

 党代表代行と参院議員会長を兼ねる輿石東が電話を切った約20分後、テレビで速報が流れた。

 「官房長官に平野博文氏を起用」。鳩山が輿石に官房長官人事の事前了承を取り付けたのだった。

 輿石はかつて上野原市立西原小学校などで教諭を務めた。県教職員組合の執行委員長などを経て、1990年、旧社会党から衆院選に出馬し初当選。その後、民主党に移り、98年には参院議員に転身した。国会議員歴は20年近い。

 73歳の今年、政権与党の参院を取り仕切る立場になった。3日からは警視庁の警護官(SP)が2人、常に輿石の身辺をガードする。「大変窮屈だな。孫が『じい、サッカーしよう』なんて言ってきても、SPがついてきたらびっくりしちゃう」と笑った。

 民主党は無駄な公共事業を省くと公約している。山梨の中部横断道や新山梨環状道路はどうなるのか。輿石はインタビューで「やめちまうなんてばかなことがありますか。だれが国土交通相になるかわからんが、ストップしようなどとしたら、『何を言っているんだお前は』と言える立場に(私は)いる」と言い切った。

 輿石は「来年の参院選も、素早く態勢固めをやらないといけない。県議会など地方議会は自民党議員が圧倒的多数を握る。この地方と国の“ねじれ”の克服も課題」と指摘する。

 「県議選には民主党の候補者を立てないとだめだ。再来年の知事選で横内知事を推薦するのか対抗馬を立てるのかは、今後の横内県政(の民主党への対応)を見ていくことが大事だ」

           

 参院議員の米長晴信は4日午前6時半から、甲斐市竜王新町のJR竜王駅前に立った。「政権交代」と書かれたタスキ姿で通勤・通学客にあいさつを繰り返した。「衆院選で後藤斎がお世話になりました。民主党はいっそうがんばります」

 衆院選で党県連の選挙対策本部長を務め、群馬4区から出馬した新人の三宅雪子の総合選対本部長も兼任した。三宅は前首相の福田康夫を約1万票差まで追いつめ、比例復活した。だが、米長は表情を引き締める。「勝って終わりではなく、これからが本番という本気の姿勢を伝えたい」

           

 一方、自民党県連は8月31日、会長代行、幹事長らによる四役会議を開いた。会長代行の前島茂松は記者会見で強調した。「来年の参院選に向けて、全力で組織の再生と再構築を図っていかなければならない」

 来年の参院選で、自民党が勝利すれば、衆参は再び「ねじれ」状態になる。民主、自民両党は少しずつ、次の天王山となる参院選、さらにその先の地方選へと視線を移し始めている。

 (敬称略、おわり)

 (小谷毅彦、越村格、山田佳代、佐藤友紀、池田寛樹、湯本浩司が担当しました)

(2009年9月5日 読売新聞)

5508チバQ:2009/09/08(火) 21:48:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1251844640607_02/news/20090902-OYT8T00209.htm
政権交代・自民王国崩壊
躍進民主 弱い足腰


選挙カーの上から支持を呼びかける(左から)富岡氏、鳩山代表、中島氏、三宅氏、米長氏。富岡氏は労組系で、中島氏は保守系(8月25日、高崎市内で) 投開票が進んだ30日深夜、高崎市の三宅雪子氏の事務所は、2度の歓声でわいた。1度目は、小選挙区で福田康夫前首相に惜敗した三宅氏が比例復活当選を決めた時。そして、2度目は、三宅氏に群馬4区公認を譲って比例に回った中島政希氏の当選が決まった時だ。

 興奮した支持者のざわめきが続く中、中島氏は感極まった表情で記者団に、「政権政党の地方組織として恥ずかしくない県連をつくっていく」と強調した。

 今回の衆院選で、県選出の民主党国会議員は、2人から7人に躍進、一気に自民党(5人)を上回る。だが、県連は、選挙直前まで、不正経理問題に端を発した保守系と労組系の内部対立で、こんな大勝利は想像もできない状態だった。

 小沢一郎代表代行の裁定で7月27日に両者が県連正常化で合意した際も、選挙後をにらんだ主導権争いが選挙戦中も展開されるとの見方が強かった。「まるでPKO(国連平和維持活動)」――。小沢氏が自身のグループから米長晴信参院議員を三宅選対本部長として送り込んだのを聞いて、ある党関係者はこう漏らした。

 だが、いざ公示されると、圧倒的な民主党への追い風が「コップの中の嵐」を覆い隠した。4区でも「選挙中は細かいことは棚上げ」(連合群馬関係者)、「ハイブリッドな選挙が肝要」(保守系県議)と、役割分担して候補者の知名度不足を補い、盤石な基盤を誇る福田前首相を追い上げた。

 だが、火種が消えたわけではない。

 石関貴史氏が当選した2区では、労組系の県議らが擁立した女性が1万3000近い票を獲得、対立の根深さを印象づけた。3区でも、柿沼正明氏との間にしこりが残る労組系県議は、選挙戦中、応援のマイクを握ることはなかった。

 来夏の参院選では、定数が2から1に減る中、労組系の富岡由紀夫県連会長が改選を迎える。久保田務県連幹事長は「ここで負けて、衆参でねじれになることは絶対に防がなかければ」と力を込める。中曽根弘文外相を相手に、生き残りをかけた激しい戦いが予想されるが、労組系議員からは、「数で勝る保守系が主導権を握る中、どうやって挙党態勢をつくるかが課題」との声も漏れ、一枚岩となって富岡氏を担げるかは不透明だ。

 さらに、足腰となる地方議員の拡大も課題だ。県議会では、保守系の「民主党改革クラブ」と、労組系が小寺弘之前知事に近い議員グループと合流した「リベラル群馬」に会派が別れ、合流する動きは今のところみられない。両者を合わせても自民党県議団の半数に満たない中、民主党が中止を公約した八ッ場ダム問題では、地元の声を前面で受け止める立場になる。

 祝賀ムードにわく候補者の事務所で、ある県議は冷静な表情を変えずにつぶやいた。「風が吹きやんだ中で選挙を迎える時、民主党の本当の姿が見えてくる」

(2009年9月2日 読売新聞)

5509チバQ:2009/09/08(火) 21:49:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1251844640607_02/news/20090902-OYT8T01212.htm
政権交代・自民王国崩壊
再生へ候補選び課題

集まった支持者に頭を下げ、事務所を後にする尾身氏(8月30日夜、前橋市の事務所で)  自民党は「指定席」と言われた県内五つの小選挙区のうち、1〜3区の議席を民主党に明け渡した。その衝撃は大きい。

 開票翌日の8月31日、同党県議団総会が前橋市内で開かれた。「ここまで負けるとは思わなかった」。出席者は一様にぼう然とし、重い空気を漂わせた。

 1区で民主党の宮崎岳志氏に敗れた尾身幸次氏の側近で、選対中枢にいた中村紀雄県議もその一人。中村氏は「宮崎さんの動きは見えなかった。従来と違った選挙運動をしていたのだろう」と選挙戦を振り返った。

 尾身氏は昨秋以来、「常在戦場」を唱えて選挙区を飛び回った。建設業界の取りまとめ役である県建設業協会のトップには今年5月、尾身氏と親しい建設会社の社長が就任。コスタリカ方式で比例選に回った佐田玄一郎氏の全面支援も得た。

 だが、尾身氏は選挙戦序盤から「追う」立場に置かれた。終盤の8月26日、中村氏は新聞の世論調査で落選の危機を感じると、コスタリカ方式の1区では禁じ手だったにもかかわらず、前橋市で約100人の支援者を集めて「比例は公明党へ」と呼びかけた。

 会場には公明党の加藤修一・県本部代表を招いていた。選挙協力の見返りの“担保”を示すよう求めていた同党への最大限の配慮だった。同党はその後、尾身氏支援に大きく動いた。尾身陣営の中には、「これで負けるはずがない」と勝利を確信した人が少なくなかった。

 事情は4区も同じだ。福田康夫前首相は中選挙区時代のライバルだった中曽根系、小渕系の全面協力を得たが、民主党の三宅雪子氏に1万2000票差まで詰め寄られた。

 自民党に足りなかったのは無党派層の票だった。日本テレビなどが実施した出口調査では、宮崎氏は無党派層の6割程度を固めたのに対し、尾身氏は2割程度に過ぎなかった。

 同党県連の南波和憲幹事長は敗因を「我々は民主党より魅力的なマニフェストを作れなかった。選挙前に国民に景気回復を実感してもらうこともできなかった。加えて、本県では世代交代の流れに乗り遅れた」と分析する。

 自民党再生の道は険しい。業界団体の引き締めは野党の立場では限界がある。小泉内閣などが強力に推し進めた「平成の大合併」で市町村議会の議員定数が減り、同党が誇る地方組織の集票力は急速に低下しつつある。今のような個人後援会では、若い世代への広がりは期待できない。それぞれに長い歴史があり、他人に引き継ぐことも難しい。

 当面は前議員が引退表明した選挙区の候補者選びが課題となる。県連は公募も視野に、白紙状態から検討する考えだ。同党関係者は「次の衆院選は4年後の任期満了の頃」と異口同音に言う。そうだとすれば、党立て直しに与えられた時間は十分にある。

(2009年9月3日 読売新聞)

5510チバQ:2009/09/08(火) 21:49:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1251844640607_02/news/20090903-OYT8T01259.htm
政権交代・自民王国崩壊
戸惑う自民系首長


自民党候補の応援演説に立つ大沢知事(左)=8月25日、前橋市で  「群馬を良くしたいとの思いは、民主党も自民党も同じだ」。民主党圧勝から一夜明けた8月31日、大沢知事は臨時の記者会見で平静さを強調した。だが、県庁内にすら、それを本心と受け止める向きはない。

 投票6日前、大沢知事は自民党候補の決起集会で痛烈な民主党批判を展開した。県内分だけで960億円と試算される民主党の「子ども手当」をやり玉に挙げ、「絵に描いた餅だ」と切り捨てた。

 子ども手当は、民主党の政権公約の目玉だが、県や市町村が心配するのは、その「しわ寄せ」だ。民主党は新規政策に必要な財源の一部として、2013年度には公共事業の見直しで1・3兆円を工面する考えだ。県内では八ッ場ダムが代表的な“標的”だが、市町村からの要望が最も多い道路整備も、「中止が相次ぐのではないか」との不安が広がり始めている。

 「東毛広域幹線道を中止すれば重大な障害が起こる。今までの費用、労力がすべて無駄になる」。斉藤直身・大泉町長も、道路事業のストップを懸念する。大沢知事も力を入れる同道(高崎市―板倉町、延長約59キロ)は、17年度には全線片側2車線で開通させる計画。すでに総事業費の8割、1017億円が投じられた。今も17区間で工事が続き、今年度も82億円の予算から、用地買収などに6割を費やした。沿線には県内の主要工業団地が並び、同道の完成は「企業誘致の武器」でもある。

 国の直轄事業である国道17号・上武道路(埼玉県熊谷市―前橋市、同約40キロ)も、民主党幹部に「整備効果はない」と断じられた。39年前に始まったこの事業は、前橋市内の8・2キロの整備を残すのみ。県幹部の1人は「まさか中止はあるまい」と言う一方で、「無駄だと決めつけるなら根拠を示してほしい。現場を知らない机上の空論とわかる」と語気を強めた。

 民主党が掲げる、暫定税率の廃止にも懸念の声が上がる。県税である軽油引取税は、現行は1リットル32円10銭だが、基本税率なら15円に半減する。今年度当初で148億円を見込んだ税収のうち、ざっと80億円が消える計算だ。県の財政担当者は「不況下で減収分を補うのはほとんど不可能だ」と頭を抱える。

 民主党政権にどうアプローチすべきか――。「民主党がうたう『地方主権』に大いに期待している」と話す高木政夫・前橋市長を除けば、多くの首長は手探りが続きそうだ。

 五十嵐清隆・伊勢崎市長は今月2日の記者会見で、落選していない、自民党の国会議員の名を列挙した上で、「他県よりはベテランが多い」と、彼らの発言力への期待をにじませた。国への陳情で頼ってきたのは、2区で落選した同党の笹川尭氏の人脈だった。国政とのパイプづくりは急務と自覚しつつも、「やり方は、予想がつかない」と漏らした。

 松浦幸雄・高崎市長は、「(民主党政権とは)個人的なつきあいを大事にしていく」と述べ、新人議員との信頼関係を築きたい考えだ。その上で、けん制とも期待とも受け取れる一言を付け加えた。「地方の不満が自民党を追い込んだ。民主党がそれを繰り返すはずはない」

 (おわり。笠井智大、植竹侯一、清岡央が担当しました)

(2009年9月4日 読売新聞)

5511チバQ:2009/09/08(火) 21:50:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/feature/nagasaki1251811443836_02/news/20090901-OYT8T01024.htm
衝撃 民主4議席独占


<上>自民の支持基盤弱体化

 麻生首相が衆院を解散した7月21日午後1時過ぎ。長崎市の自民党県連事務所で、国会議員が「万歳」を繰り返す様子をテレビで眺めていた田中愛国幹事長は、自らを鼓舞するように言った。「情勢は厳しいが、我々県議が頑張れば勝てる選挙だ」

 解散の約2か月前に幹事長となり、選挙戦の実質的な責任者を任された田中幹事長は、同29日の選対会議で「苦しいときこそ原点に帰ろう」と呼びかけた。打ち出したのは、系列県議の秘書を県内の各政党支部に派遣し、名簿を基に徹底した電話作戦を行うという戦法だった。

 地方議員の数では、自民党は民主党を圧倒的に上回っている。それぞれの議員が持つ票を結集すれば、負けることはない。支持基盤をしっかり固めるという、従来型の徹底した組織選挙だ。

 ところが、もくろみは崩れた。選対会議の約1週間後、県医師連盟諫早支部は自主投票を決定。同連盟佐世保支部も自民・民主の両候補を推薦した。ほかに一部の漁協が自主投票を決めるなど、伝統的な支持基盤での自民党離れは確実に進んでいた。

 小泉内閣による構造改革に、各種業界が不満を爆発させた結果だった。社会保障費の伸びが年に2200億円抑制されていることなどに医師会は反発。公共事業の削減で倒産する建設会社が相次ぎ、かつて自民党を支えていた集票マシンとしての機能は、格段に落ちていた。

 同党県連の小林克敏政調会長は言う。「職域支部の党員は減少を続け、支持基盤の足腰はすっかり弱まった。今回の選挙戦で、このことを改めて痛感させられた」

 一方、若い人たちに多い無党派層の支持を集められなかったことも敗因だった。読売新聞とNNN系列各局による出口調査では、民主党が県内で7割近くの無党派層を取り込んだのに対し、自民党に投票した無党派層は3割に届かなかった。

 それは、候補者本人も実感していた。2区の自民党前議員・久間章生氏は落選が決まった後、諫早市の事務所で報道陣に対し、「集まってくれる人の多くが高齢者だった。若い人への働きかけが少なかったかもしれない」と振り返った。

 保守地盤の強い長崎で、壊滅的なダメージを受けた自民党。投票から一夜明けた31日、田中幹事長は議員総会で敗戦のおわびを述べ、役員会で選挙戦を総括する意向を示した。

 これに、あるベテラン県議はつぶやいた。「総括しても、また選挙で『風』が吹けば吹き飛ばされる。むなしいだけだね」

     ◇

 今回の衆院選で、県内の4選挙区では、民主党が全議席を独占し、県内の政党勢力図は激変した。民主、自民の二大政党と、その他の政党は今後、どのような未来図を描くのか。衝撃の余波を探った。

(2009年9月2日 読売新聞)

5512チバQ:2009/09/08(火) 21:51:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/feature/nagasaki1251811443836_02/news/20090902-OYT8T01083.htm
衝撃 民主4議席独占

<中>期待と不安背負い国会へ


福田衣里子氏の当選確実が伝えられ、支持者らは喜びを爆発させた。マニフェスト実現への期待も高まる 「公共事業への依存度が高い県に、どういう政策をするのかが課題。『知りません』では困る」。民主党が政権党となり、県内の小選挙区議席を独占したことを受け、金子知事は31日、民主党がマニフェストで示した姿勢を早速、けん制した。

 税金の無駄遣いがないかどうか、事業を全面的に見直し、場合によっては凍結・廃止する――。綿々と続いてきた、公共事業のあり方が変わるという不安感は、ほかの多くの県内首長にも衝撃を与えた。

 排水門の常時開放調査が注目されている国営諫早湾干拓事業。同党県連は事業に推進の立場だが、党本部は懐疑的なだけに、諫早市の宮本明雄市長は「開門調査を巡る党本部の対応が心配」と漏らす。また、佐世保市の朝長則男市長は、記者団に「政権交代でやりにくさはあるか」と問われ、「当初はあるかもしれないが、私も努力していきたい」と述べた。

 「実情を理解してもらわねば」。県は、今回、新たに選出された同党の当選者に早急に説明に出向くという。

     ◇

 他党に先駆け、マニフェスト重視を打ち出した民主党。今回は、マニフェストも同党への「風」を作った。

 党本部は、県内4候補の事務所に、それぞれ7000部を配布。長崎1区で当選した高木義明氏の陣営では、見知らぬ人が事務所に取りに来たり、街頭で配れば、遠くからも買い物客が寄ってきたりと、最終的に3万部を配りきった。

 県連には、マニフェストが発表された7月末から問い合わせの電話が相次ぎ、多い時では1日50件近くにも上ったという。渡辺敏勝幹事長は「政権交代へのうねりが起きつつあると感じた。これからはマニフェストを党として責任を持ってやり遂げたい」と意気込む。

 島原市でコメ農家を営む男性(62)は、ずっと自民党を支持してきたが、今回初めて民主党に票を投じた。魅力的だったのは、マニフェストの項目のひとつ、戸別所得補償制度だった。

 県内の耕作放棄地は約1万3000ヘクタール(2005年)。農地に占める割合は約30%で、全国平均の約10%を大きく上回り、全国ワースト1位だ。高齢化や担い手不足で、農業から身を引く人が多いことを示している。

 男性は「米価は下がり、ただでさえ、生活は苦しい。販売価格と生産費の差額を埋めてもらえるなら、こんなにありがたいことはない」と期待感を口にした。

     ◇

 公共事業を重視する首長は、民主党の政策に「財源の裏付けが乏しい」と厳しい目を向ける。一方で、多くの有権者は、子ども手当や高速道路無料化など、マニフェストの実現を求めて票を投じた。県内からの期待と不安を背負い、政権党の議員たちは国会へ向かう。

(2009年9月3日 読売新聞)

5513チバQ:2009/09/08(火) 21:52:14
>>5511-5512下が見つからず

5514チバQ:2009/09/08(火) 21:55:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1251768175468_02/news/20090901-OYT8T00314.htm
政権交代 変化への胎動
(上)接戦、復活…渋面の自民
 「(当落が判明する)瞬間は、撮ってほしくないんです」。当落判明前の8月30日午後11時10分。小松市の事務所前にやって来た森喜朗が、待ち構えた約100人の報道陣に言った。首相経験者らしからぬ「取材拒否」。県外からも集まった記者やカメラマンらは「普通では考えられない対応」とあきれかえった。

当選確実の一報を受け、報道陣を振り払う様に支援者らと事務所へ入る森元首相(8月30日午後11時16分、小松市で)=米山要撮影 直後、石川2区で森の当選確実が決まると、森は支援者に取り囲まれ、事務所内へ。喜びに沸く陣営の取材を求める報道陣と、阻止しようとする支援者との間で騒然となった。カーテンで閉め切られた室内からは、万歳三唱の声が響いてきた。

 元首相に民主の新人・田中美絵子が挑む構図は全国的に注目された。世論調査の大半は、森と田中の接戦を伝えた。森は、選挙のたびに他候補の応援に飛び回ってきたが、今回は地元に張り付き、“どぶ板選挙”を展開した。

 この日、森陣営が、連続14回当選に沸く事務所内の様子を取材させたのは地元紙2紙だけ。「かつてない厳しい選挙」(陣営幹部)に、森自身もこれまでになく、いらだっていたようだ。

 31日午前0時10分。万歳を終えて外に姿を現した森は、地元を歩き尽くす捨て身の選挙をした気力の源を問われると、「意地だよ、意地」と、日焼けした顔をほころばせた。2区で敗れた田中は、比例選で復活し、初当選を果たした。

     ◎

 自民王国・3区では“地殻変動”が起きていた。自民党以外の国会議員を出していない3区で、北村茂男は小選挙区の議席を逃し、比例で復活当選した。

 「すみませんでした。ありがとうございます」。比例の当確を受けて、北村は七尾市の事務所で頭を下げた。支援者からは控えめな拍手だけが響いた。

 「『与党と野党の違いは歴然』と申し上げてきただけに、野党に身を置く私自身の心中は複雑」とあいさつした北村。「先人が築いてくれた基盤・地盤を継承できなかったことは私の責任」とも報道陣に述べた。

 自民は、1区・馳浩も比例で復活し、解散前勢力を維持した。二人の比例復活を聞いた森は「そりゃ何よりだ。全部、石川県上がりました」と声をはずませた。

 だが、「王国」を背負った人々の心中は穏やかではなかった。「私どもの不始末で小選挙区で当選させられなかった」。北村陣営の選対本部長で県議の稲村建男は、支援者に語った。「風に吹きまくられてしまった自民党も反省しろということではなかったか」(敬称略)

     

(2009年9月1日 読売新聞)

5515チバQ:2009/09/08(火) 21:55:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1251768175468_02/news/20090901-OYT8T01212.htm
政権交代 変化への胎動

(中)民主の基盤見えぬ将来像


選挙中に亡くなった母の遺影を手に、父(左)らと勝利を喜ぶ近藤和也さん(8月30日午後11時30分頃、七尾市で)  今回の衆院選で民主党は、石川1、3区で勝利し、比例選北陸信越ブロックでも、県内の政党別得票率を44・05%に伸ばし、自民党を8・62ポイント引き離す圧勝だった。投開票翌日の8月31日、民主党県連代表の一川保夫は「衆院議員が4年間いなかったマイナスを挽回(ばんかい)しようとしてきた。小選挙区で2議席取れ、予想以上にしっかりした戦いができた」と振り返り、民主党への追い風を「得体の知れない風でなく、政策転換を期待した風だった」と胸を張った。

 ただ、勝者2人は喜びをかみしめつつも、気を引き締める。3区で初陣を飾った近藤和也は、同日早朝、中能登町の自宅で勝利の余韻に浸ったが、「これで終わりではない。第一歩を踏み出せるという感じ」と話した。1区で雪辱した奥田建は30日深夜、金沢市の事務所で「大きなスタートラインを作っていただいた」と支援者に頭を下げた。2人は“勝利は始まりに過ぎない”との認識で一致した。

     ◎

 政権与党となった民主党だが、県内の支持基盤は自民党に比べ、はるかに脆弱(ぜいじゃく)だ。2区から出馬した田中美絵子は、自民党の元首相・森喜朗を猛追したが、4469票差で敗れた。比例で復活した田中は31日、「私の力不足。(相手の)圧倒的な組織もあったと思う」と敗因を分析し、「私も負けない組織力を築き上げていきたい」と語った。

 実際、民主党の各陣営では、同党代表代行の小沢一郎と太いパイプを持つ県議会第2会派・新進石川が、実質的な力を発揮していた。かかわりの深い1区を始め、2、3区の選対幹部に、所属県議を送り込んだ。新進石川会長の金原博は「民主党は、地に着いた組織を強くしないと、定着する政党には成長しない」と話す。

     ◎

 さらに、新進石川は民主党に、自民党時代、公共事業推進に力を注いだ沓掛哲男の比例選擁立を求めた。有権者が驚く中で、民主比例単独候補の沓掛は当選し、2年ぶりに政界復帰する。

 投票4日前の8月26日、沓掛は白山市で個人演説会を開いた。「自民党のいい点、悪い点も熟知している」と述べ、新人の田中に言及した。「田中さんは経験がないと言われるが、当たり前。当分は私が補完したい」と、自ら“民主チームの一員”と繰り返し印象づけた。

 民主勝利に“沓掛効果”はあったのか。一川は「自民党に流れそうな票を(民主側に)受けられた」とみて、「沓掛さんの経験も聞かせていただく中で、若い議員とスクラムを組み、県民の期待に応えていきたい」と述べた。

 衆院選が終わり、来年の参院選に向け、新進石川が民主党入りする可能性に注目が移り始めた。県内の民主党が、一体どのような組織を目指すのかは、まだ、見えてこない。(敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5516チバQ:2009/09/08(火) 21:56:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1251768175468_02/news/20090903-OYT8T01047.htm
政権交代 変化への胎動
(下)公共事業は?首長ら注視


奥田建さんの当選を祝い、握手を交わす谷本知事(右) (8月31日午前0時35分頃、金沢市の事務所で)  投開票が3日後に迫った8月27日。JR金沢駅東口に姿を見せた民主党代表の鳩山由紀夫は、ガンバロー三唱を終えると、再びマイクを握った。

 「彼ら(自民党)は『民主が政権をとれば新幹線が来なくなるぞ』という話を流しているようです。新幹線が来なくなる、そんな話はありませんから。皆さん」

 鳩山は既に14分間の演説を終えていたが、選挙カーの上に並んでいた県議会第2会派・新進石川会長で、1区・奥田建陣営を率いる金原博から、北陸新幹線の“問題”に言及するよう求められ、応じたのだった。

 奥田と馳浩(自民)が毎回激戦を繰り広げる1区では、2014年度の北陸新幹線金沢開業への期待が強く、馳陣営は「民主政権なら14年開業は不可能」と批判していた。奥田陣営は議席奪還に向け、鳩山から一言を引き出す必要があった。

     ◎

 公共事業費の削減をうたい、国の今年度補正予算の見直しを行う構えの民主党。だが、県内では、新幹線金沢開業は、党派を超えて県選出国会議員に支持されてきた。建設業が経済の一端を担ってきた経緯もある。

 民主党を中心とした政権の誕生に、首長たちの心境は複雑だ。能美市長の酒井悌次郎は1日、「政策がどう変わるかは未知数。期待の反面、不安もある」と話し、同党の政策に、「『無駄をなくせば財源が出てくる』と言われるが、どこまで実現できるのか」と懸念を示した。

 公共事業削減には、「暫定税率廃止なら道路整備費の減少につながる」(七尾市長・武元文平)、「費用対効果で決められると、社会インフラの遅れた所がどうなるか不安。配慮を」(輪島市長・梶文秋)との声も相次いだ。加賀市長の大幸甚は8月末、補正予算執行への影響について「もし(執行が)ダメになれば、国と地方の信頼関係は壊れてしまう」とクギを刺した。

     ◎

 衆院選で、県内衆院議員の勢力は自民4から、民主4・自民3へと移った。首長たちはバランスを保ちつつも、政権与党・民主党を注視して動き始めている。

 知事の谷本正憲は8月31日未明、当選議員の事務所を回り、1区では、勝利した奥田と比例復活した馳の両陣営を祝福に訪れた。奥田への期待を問われた谷本は「与党の立場で、新幹線開業の道筋をつけてほしい」と早速、注文を付けた。

 近藤和也の当選で、自民王国が揺らいだ3区。七尾市長の武元は1日の記者会見で「近藤さんだから、民主だからといって距離感がある訳ではない」と述べた。

 民主と自民の攻防は引き続き、外交分野などで展開されそうだが、石川の重点課題・北陸新幹線金沢開業について、谷本は「石川全体をどう元気にしていくか、与野党で異なる議論はないと思う」と強調する。

 政権交代の波紋は、県内にどのように広がるのか。期待と不安を抱えながら、首長たちは9月議会に臨む。

(敬称略)

(2009年9月3日 読売新聞)

5517チバQ:2009/09/08(火) 21:56:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1251815030397_02/news/20090901-OYT8T01173.htm
ぼう然 自民全敗


敗戦の報に接し、農相を務めた父・近藤元次さんの写真の前で、土下座して支持者にわびる基彦さん(30日夜、新潟市西蒲区の事務所で)  「私の不徳の致すところで、大変厳しい選挙だった。我々の訴えがご理解頂けなかった」

 30日午後9時過ぎ、新潟市西蒲区の自民前議員・近藤基彦の事務所。近藤は目に涙を浮かべて切り出した後、支持者ら約30人に土下座して謝罪した。

 党県連会長で農水副大臣を務める近藤は、「負けてはいけない候補」(自民党県議)のはずだった。しかし報道各社の出口調査では大差が開き、開票開始早々、白旗が上がった。

 その30分程前には、自民前議員・稲葉大和が村上市の事務所で敗北の弁を述べていた。「なぜこうまで差がつくのか、予想できない。これが今の正直な感想」。ぼう然とした表情で報道陣に答えた。6期目を目指したベテランは結局、民主新人の黒岩宇洋に2倍という票差をつけられた。

      ◇

 「信じられん」。続々と流れる民主候補の「当確」情報に、自民党県連会館は重々しい空気に包まれた。午後10時過ぎ、最後までもつれた5区でも民主・田中真紀子の当確が報じられると、詰めかけていた県議らは静まり返り、しばらく沈黙が続いた。

 「6選挙区すべてでこのような結果になるとは、予想もしなかった。政権交代という文字が一人歩きし、有権者にかなりのインパクトを与えていた。小泉内閣による急激な変革への反動もあった」。三富佳一・衆院選選対本部長は振り返った。

      ◇

 自民惨敗の原因は、支持政党のない「無党派層」を取り込めなかったことが大きい。

 読売新聞社と日本テレビ・同系列局が共同実施した出口調査によると、県内6小選挙区では、自民が2議席を獲得した2005年衆院選時の出口調査と比べ、無党派層の支持が1〜2割減っていた。3区の稲葉は、前回4割あった支持が半減しており、大敗の一因となったと見られる。

 こうした無党派層の動向に対し、自民側は有効な対策を打ち出せていない。「県議や市町村議、企業といった組織をフル回転させる戦い方が、時代遅れで通用しないことは分かっている。しかし、我々には浮動票を狙った戦法が分からない」。自民陣営のある秘書は率直に語った。

 出口調査では、自民支持層の3〜4割が小選挙区で民主候補に投票していたことも明らかになった。自民県議の1人は「景気後退が続く中、有権者にアピールできる政策が少なかった。民主政権の行方次第では、そのまま定着する支持者も出るのでは」と警戒感を隠さない。

      ◇

 投開票から一夜明けた31日。県議会庁舎で開かれた自民党県連の党議では、選挙結果について「厳しい」との声が相次いだ。来年には参院選、その先には県議選が控える。渡辺惇夫幹事長は今後の選挙について、「今回の結果の影響があることは間違いない」とし、「捲土(けんど)重来を期して、党の再生、体制固めを最優先させる」と厳しい表情で語った。(敬称略)

(2009年9月1日 読売新聞)

5518チバQ:2009/09/08(火) 21:57:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/feature/niigata1251815030397_02/news/20090901-OYT8T01184.htm
公約期待 実力は未知


「当選確実」となった民主候補のお祝いに駆けつけた新潟市の篠田市長(左)。新政権発足は地方行政にどんな変化をもたらすのか(8月30日夜、新潟市内で)  「県政でも、自民党はこれまでのように安穏と行政に頼り切ることは許されない」(民主県議)、「県議会では議席が多数ある。結束して県民のためにがんばる姿を見てもらい、党県連を再生させたい」(自民県議)――。民主が圧勝した衆院選の結果を受け、県議会では早速、自民、民主の水面下での駆け引きが始まっている。

 その一方で、新政権誕生が地方行政の現場にどう影響するのか、県議会9月定例会が2日に開会するなか、県庁幹部らもとまどっているようだ。中でも、鳩山代表が国の補正予算見直しに言及したことに、県職員からは「県の予算案でも対応が必要になるのか、具体的な中身が見えず判断できない」とこぼす声も聞かれる。

      ◇

 県内小選挙区6議席を独占した民主への期待は大きい。

 「年金制度拡充など暮らしやすい制度を作って欲しい」(柏崎市、75歳男性)、「児童手当の充実を訴える民主党にかけたい」(長岡市、34歳女性)。民主候補に投票した有権者の多くが、政権公約実行に期待する。県内では農家への戸別所得補償も注目された。新潟市秋葉区の農家男性(73)は「これまでは自民に投票してきたが、今回は民主。補償制度は農業活性化につながる」と評価した。反面、「自公に一度反省して欲しい」(新潟市中央区、67歳男性)と与党批判の受け皿として投じた有権者も少なくなく、政権党としての民主の実力は未知数だ。

「与党経験がないなか、地元から頼まれる仕事や国政の課題への判断が素早くできるか。できなければ次の選挙はわからない」。30日夜、祝勝ムードに沸く民主陣営の事務所で、ベテラン選対関係者は冷静に語った。

 5選を決めた民主・筒井信隆も同夜、支持者に感謝の言葉を述べた後、戒めるように語った。「こういう勝利は初めて。おごってしまうと、次が危ない。おごってはならない」

      ◇

 一方、民主大躍進の陰で、公明、共産、社民は県内でも苦戦を強いられた。前回選に続き、共産、社民両党は比例選北陸信越ブロックで議席を獲得できなかった。

 共産党県委員会の幹部は「自公政権に対する『ノー』の声が、民主に集中してしまった」と振り返る。同時に「自公政権をやめさせようと選挙戦を戦ってきたので、大きな第一歩にはなった」とも語った。

 社民党県連幹部は「想像を絶するものだった」と民主への追い風の強さを評し、「社民が埋没し、我が党の支持層もかなり民主に流れてしまった」とした。

 公明党は比例選で議席は確保したものの、支援した県内の自民候補は全滅。県本部の幹部は「何となく政権交代というイメージが広がり、与党の訴えが有権者に伝わらなかった」と振り返った上で、こう語る。

 「政権交代が第1ラウンドとすれば、どちらが真の責任政党なのか問われる第2ラウンドを今後、迎えることになる」

(敬称略)

(衆院選取材班)

5519チバQ:2009/09/08(火) 21:57:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090901-OYT8T00343.htm
取手から国政3人意欲
小泉さん「平成維新」川口さん「民衆党で」石井さん「責任重い」


民主圧勝を伝える朝刊に目を通す小泉さん(取手市内の事務所で) 衆院選の開票から一夜明けた31日、当選者は休む間もなく支援者へのお礼回りや駅頭での当選あいさつなどに追われた。

 民主圧勝劇で取手市からは一気に3人の同党衆院議員が誕生することになった。小選挙区で返り咲いた小泉俊明さん(52)は早朝、市内の実家に足を運び、衆院選の公示直前に死去した母親のよし江さんの霊前に「大勝利でした」と報告した。午前6時半からJR取手駅前で当選あいさつに立った後、事務所に姿を見せ、「勝利は有権者の怒りのマグマが噴き出した結果。明治維新、敗戦に次ぐ転換期で、平成維新だ」と述べた。市内から3人の国会議員が選出されたことも踏まえ、「これまで北から動かしてきた茨城の政治の変革であり、歴史的快挙。今後は南から国と茨城を動かす原動力になりたい」と日焼けした顔をほころばせた。

 比例選で当選した前県議川口浩さん(54)は、事務所に次々と入る祝電に笑顔で応じた。「政治に対する有権者の閉塞(へいそく)感を見て勝利の確信はあったが、ここまで勝てたことは驚天動地」と述べた。「茨城は県北・日立の民主から本当の民主になった。『民衆党』として、医療や福祉、介護といった現場の思いや実態を伝え、反映させたい」と語った。

 同じく比例選で当選した前取手市議石井章さん(52)は、祝福に駆けつけた支援者と事務所でがっちり握手。「喜びよりも責任の大きさを感じ、身の引き締まる思い」ときっぱり。「旧藤代町議、取手市議と地方議員を約21年やってきたが、年々、下の声が上に届かないもどかしさを感じていた。子どもを産み育てやすい環境作りなどに向けて、有権者に身近なパイプ役を果たしていきたい」と決意を見せた。

 三つどもえの激戦を繰り広げた7区は、2人が比例で復活、3人の衆院議員が誕生した。小選挙区を勝ち抜いた中村喜四郎さん(60)は、地元の境町の事務所で、お祝いに訪れた支援者への対応やお礼回りに追われた。無所属のため比例復活がない背水の陣だった。支持者は「自民の票を民主に持って行ってもらえた。風がなかったら危なかったかもしれない」と激戦を振り返っていた。

(2009年9月1日 読売新聞)

5520チバQ:2009/09/08(火) 21:58:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1252051528774_02/news/20090904-OYT8T00784.htm
09衆院選 選択のあとで
<上>民主躍進の陰に指南役


衆院選から一夜明けた記者会見で、「熊本から政権交代を果たすことができた」と述べる松野・民主党県連代表(右)(熊本市で) 「有権者が、自公政権にお灸(きゅう)をすえるにとどまらず、見限ったと言っても過言ではない」

 民主党が大躍進した衆院選から一夜明けた31日午後。熊本市の民主党県連で開かれた記者会見で、県連代表の松野信夫(58)は、充実感に満ちた表情で高らかに勝利宣言した。

 「政権選択」が最大の焦点となった今回の衆院選。県内5小選挙区では、民主党が県都・1区をはじめ、激戦となった2区で自民党に競り勝ち、小選挙区で初の2議席を獲得。敗退した3区でも比例選で復活当選を果たした。比例選の得票は過去最高の41万4000票に上り、自民党に約8万7000票差をつけて県内第1党となった。

 昨年来の景気悪化などで社会の閉塞(へいそく)感が強まる中、自公政権への批判や不満が大きなうねりとなり、「保守王国」といわれる熊本に、民主党への追い風を吹かせたと言えそうだ。ただ、躍進の背景は、風だけでなかった。

 昨年秋、熊本2区の福嶋健一郎(43)の事務所にスーツ姿の男が現れた。党本部から派遣された小沢代表(当時)の秘書。「街頭演説は一か所3分で一日50回行う」「有権者数が多い都市部では、郡部よりも活動量を増やす」――。銀行マンから公募候補で選挙に初挑戦する福嶋の指南役として、秘書は戦術を事細かく指示し、一緒に選挙区内を回った。

 熊本3区に立候補を予定していた元広告会社員の後藤英友(42)には知名度アップ策として、「街頭演説とミニ集会に力を入れてとにかく顔を売れ」とアドバイスした。それまで知名度がなく人集めも容易でなかった後藤陣営は必死に動き、今年に入ると週に3、4回はミニ集会を開けるようになった。

 秘書は東京から抜き打ちで事務所を訪ねてきては、後援会の名簿の数や事務所への人の出入り、街頭演説の様子などをチェックし、内容は詳細に党本部に報告された。「いつ秘書が来ても大丈夫なように懸命に回った。気が抜けなかった」と陣営関係者は振り返る。

 民主党の躍進は、「保守王国」でも地殻変動が始まっていることを示した。悲願の政権交代を果たし、県連は早くも来年の参院選に向けて選対本部を設け、候補の人選に着手するという。

 松野は「今は2人しか県議がおらず、まずは地方議員を増やす。普段から政策を訴え、支持者を広げていく地道な活動も欠かせない」と強調する。衆院選の勝利に乗り、県内の党勢拡大に向けた新たな戦いが始まる。

(2009年9月1日 読売新聞)

5521チバQ:2009/09/08(火) 21:59:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1252051528774_02/news/20090904-OYT8T00786.htm
09衆院選 選択のあとで
<中>自民支持団体に戸惑い

 自民党の歴史的敗退から一夜明けた8月31日午前7時過ぎ。大津町の国道交差点脇に、熊本3区で3選を果たした自民党の坂本哲志(58)が立った。「野党となった自民党の中で原点に戻ってやっていきます」。拡声機を通して有権者に呼び掛ける姿に激戦を勝ち抜いた余韻はなく、野党転落への悲壮感が漂っていた。

 今回、県内全小選挙区に前議員5人を擁立した自民党。全国的な敗北の中で、県内では坂本を擁した3区のほか、4、5区も議席を守り、県内第1党の勢力を保った。31日未明、熊本市内の自民党県連で記者会見した幹事長の前川收(49)は「他県に比べ、熊本はそれなりに善戦した。野党になっても、国にものを申していく姿勢は変わらない」と強気を見せた。

 県都・熊本1区で敗退した自民党の木原稔(40)も「健全な保守政党として再出発するしかない」と選挙翌日から、県農政連など支持団体のお礼回りを続けている。

 ただ、自民党が下野することになり、長年にわたって、国とのパイプ役を自民党に頼ってきた建設業や農業、医師会などの各種政治団体は、戸惑いと不安を隠せない。

 31日朝、熊本市のJA会館。約60人の職員を前に、県農政連幹部は「民主党中心の政権になり、農業に圧力がかかるかもしれない」と硬い表情であいさつした。

 県農政連は約12万5000人の組合員を擁する自民党の有力支持団体の一つ。今回5人の自民党候補のうち、4人を公認、推薦した。

 米国との間で貿易の自由化を認めるFTA(自由貿易協定)を巡り、交渉を推進する立場の民主党には不安が残る。ある幹部は「『農業を守るために活動する』という農政連の目的を果たすには政権与党となる民主党とのパイプ作りが必要。自民党との関係を維持しながらそれができるだろうか」と表情を曇らせる。

 1〜5区すべてで自民党候補を推薦した県建設業協会(864社)。小泉政権の三位一体改革に伴う公共事業削減などの影響で、会員は15年前の約1600社から半減した。

 協会幹部は「『無駄な公共事業の削減』をマニフェストに掲げる民主党が、道路などの社会基盤整備を凍結すれば、業界はさらに苦境に立たされる。これまで通り自民党を頼るか、それとも態度を翻して民主党にすがるべきか」と頭を抱える。

 熊本1、2区で自民、民主の両候補を推薦した熊本市医師連盟(約470人)の委員長を務める福田稠(しげる)(63)は「医療費の抑制が続く中、会員の自民党離れが進んでいる。一政党に縛られると自由にものが言えなくなる。政党と少し距離を置きながら医療政策を提言していくのが理想的」とし、「政権交代する今がターニングポイントだ」と話す。

 自民党県連は5日、衆院選の総括と、各種支持団体との意見交換を予定する。

 ある県議は言う。「業界との『ギブ・アンド・テイク』の関係は、政権与党だから成り立っていた。予算編成などの主導権が民主党に移れば、支持団体をつなぎとめる妙案はない」(文中敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

5522チバQ:2009/09/08(火) 21:59:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1252051528774_02/news/20090904-OYT8T00788.htm
09衆院選 選択のあとで
<下>政権交代に期待と不安

 1日朝、村役場で朝刊を広げた五木村の和田拓也村長は、ある記事に見入った。「八ッ場(やんば)ダム 入札凍結へ」。民主党がマニフェスト(政権公約)で建設中止を掲げた八ッ場ダム(群馬県)について、国土交通省が本体工事の施工業者を決める入札を凍結する方針を固めた、という内容だった。

 民主党は、マニフェストで「大型公共事業を見直す」とし、八ッ場ダムとともに、五木村で関連工事が進む川辺川ダムの中止を掲げている。「川辺川ダムも工事が凍結されるのではないか」と不安が胸をよぎった。

 川辺川ダム計画に伴い村中心部が移転した五木村。昨年9月、蒲島知事による建設反対表明を受け、国と県、流域市町村との間でダム以外の治水案を考える協議が進む。本体工事は事実上、休止状態だが、ダム湖をまたぐ橋の建設や農地造成といった村の基盤整備は、ダム関連事業費で継続されており、来年度の政府予算概算要求でも村の生活再建対策として16億5000万円が計上されている。

 1日午前、村役場で開かれた村再建対策本部会議の冒頭、和田村長は、民主党政権の誕生に触れ、「概算要求が今後どうなるのか心配だ」と懸念を示した。和田村長は今後も、ダム建設を前提に関連事業の実施を求めていく考えだが、「事業中止を公約に掲げている以上、村の再建事業も縮小される恐れがある。その時、どうすればいいのか」と頭を悩ませている。

 政権与党の交代は、水俣病被害者にも波紋を広げている。

 民主、自民、公明党などの合意で、7月に成立した水俣病被害者救済法。国の基準に満たない水俣病の未認定患者に一時金を支給するなどの内容だが、支給額を巡っては、自民、公明両党と民主党との間で意見がまとまらず、具体的な支給額や救済対象者の診断方法などについての議論が先送りされた経緯がある。

 救済法に反対する訴訟派の被害者団体「水俣病不知火患者会」(水俣市)の滝本忠事務局長は、民主党が当初、自公両党の救済法案に反対していたことを踏まえ、「自公政権だった頃よりは、政府へ働きかけやすくなるだろう」と期待する。

 一方、救済法受け入れを決めている「水俣病被害者芦北の会」(津奈木町)の村上喜治会長は「政権交代で救済内容の決定が遅れないだろうか」と心配する。

 一時金については、これまでの協議で民主党は300万円としたのに対し、自公両党は150万円とし大きな開きがあった。与党となった民主党主導で協議が進み、高額を支給することになれば、財源を負担する原因企業チッソ(東京)が難色を示すことなどが予想されるからだ。

 公式確認から53年。待ち望んだ政治解決が実現してわずか2か月後の政権交代。「私たちの救済は、これから一体どうなるのでしょうか」。村上さんは表情を硬くした。

 16日に発足する予定の鳩山新政権。国と地方の関係はどう変わるのか、私たちの暮らしは良くなるのか。期待と不安が交錯する。

(この連載は、佐々木道哉、大石健一、内村大作、桜木剛志、堀美緒が担当しました)

(2009年9月3日 読売新聞)

5523チバQ:2009/09/09(水) 12:31:36
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000909060001
Road to the代議士)選挙の現実
2009年09月07日


道休陣営が今年2月に開いた資金集めのパーティーには、多くの支持者らが詰めかけた=延岡市



 道休誠一郎(56)の顔写真付きプロフィルは、その日のうちに勤め先のホームページから消えた。


 民主党から次期衆院選に立候補することを、勤めていた県の外郭団体に伝えた昨年9月27日、退職願も即日受理された。職場では企業経営などの相談に乗っていた。団体側は否定するが、あまりの対応の早さに道休は「選挙が理由かなあ」と少し面食らったほどだ。


 道休は06年、車いす生活の父親や介護する母親の世話をするため、出身の宮崎市に帰郷。外資系企業や証券会社を渡り歩いてきたが、不況にあえぐふるさとで、なかなか仕事は見つからなかった。外郭団体の仕事は、やっと見つけた働き口だった。


 年末には、政府の委託で途上国援助を行う会社の主席研究職も辞めた。「立候補を伝えた途端、コツコツと作り上げてきた仕事が端から無くなっていった」と道休。残された肩書は、金融コンサルティング会社社長だけ。「すべてを一人で切り盛りする零細企業。収入が無くなったのも同じだった」


 立候補を決めて直面したのが、カネの問題だった。


   □    □


 細る収入の一方、支出は増え続けた。


 10月に、選挙区内のJR延岡駅近くに家賃3万円のワンルームマンションを借り、妻と宮崎市から引っ越した。後援会も立ち上げ活動を開始。自身で用意した数百万円で、駅前の一等地にあった元コンビニの店舗を事務所として借りた。ほかにポスター、名刺、ビラ……。なけなしの貯金は、飛ぶように消えていった。道休は「今では借金大王ですよ」と自嘲(じちょう)する。


 収支報告書によると、民主県連が過去3回、2区に立てた候補者の選挙費用は約500万〜1100万円。ただ、これは公示後にかかった費用が中心で、準備期間まで含めれば額はさらに膨らむ。


 民主の新顔候補はどうやって資金を工面するのか。類似例がある。


 民主県連は、05年衆院選の3区に新顔の外山斎=その後、参院にくら替え=を擁立し、自民系候補に惨敗した。収支報告書によると、民主党本部は公示直前、外山の後援会に500万円を寄付。落選後も、民主党本部は外山が支部長だった県連第3区総支部に月々50万円を寄付し、県連も支部に資金を提供し、候補者をサポートしている。


   □    □


 ホテルの会場を数百人の支持者らが埋めていた。テーブルに料理が並び、当時、民主党幹事長だった鳩山由紀夫が登場すると、大音量の音楽を流し、場を盛り上げた。
 今年2月に、道休陣営が延岡市で開いた資金集めのパーティー。麻生首相の就任で早期の解散総選挙が見込まれたが、その時期が延びに延びたことで、道休の陣営幹部は年明けごろから繰り返し、「カネがない」と漏らしていた。


 パーティー券は1枚1万円。1千枚以上を売った。同じ頃、1区で民主や社民などが推した無所属の川村秀三郎が開いたパーティーの券は、1枚3千円。3倍超の値段は、道休陣営の厳しい台所事情を物語っていた。


 「みんなに負担をかけるから」と、パーティーに乗り気ではなかった道休。「選挙にカネがかかるのはある程度は予想していたが、やっぱりカネはかかった」。選挙の現実に直面していた。(敬称略)

5524チバQ:2009/09/09(水) 12:33:07
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000909090001
Road to the代議士)下 組織力
2009年09月09日


選挙戦終盤、政策をゆっくりと訴える時間はあまりなかった=8月29日、延岡市



 男性の怒声が聞こえたと思ったら、道休誠一郎(56)の足もとで生卵が砕け散った。


 集合住宅の住民から投げつけられた。ようやく衆院が解散され、選挙戦に突入した8月22日。選挙カーから「道休です、道休、道休、道休誠一郎です」と名前を繰り返し叫び、車を降りたところ。連呼が男性の気に障ったらしい。道休はすぐに駆け寄り、「今度しっかりと話をさせて下さい」と頭を下げた。


 道休自身、名前の連呼には抵抗があった。「名前は自分で売るものじゃない。私の話に共感してくれた人が、周りに広げてくれるものだ」


 しかし、2区に何のゆかりもない選挙初挑戦の新顔候補にとって、名前を覚えてもらわないことには始まらない。記者が記録したところ、公示日の8月18日に選挙カーから名前を連呼した回数は、5分間で85回。3・5秒に1回の割合だった。


   □   □


 道休が好んだのは、車座になって有権者と向き合うミニ集会だった。
 「顔を突き合わせて話をしなければお互いのことは分からない。皆さんから話を聞き、自分がどういう人間かを伝えたい」と考えたからだ。


 昨年10月の立候補表明から公示までの11カ月間。道休は、「平成の大合併」前に2区内にあった22市町村を巡り、1週間ごとに集会を繰り返した。民主と社民の地方議員が連れて回った。


 が、いざ選挙戦になると、そんな余裕はなくなった。
 選挙カーからの街宣中、通行人を1人でも見つけると、道休は「せめて一言だけでも」と車を降り、あいさつしてマニフェストを配ろうとした。だが、「時間がないから」とスタッフから車に連れ戻された。


 もどかしさは、政策面の訴えにもあった。
 東九州自動車をはじめとする高速道路整備は、県内でもとりわけ2区の住民にとっては悲願だ。道休も必要性を訴えたが、「道路整備は目的ではない。どう活用していくかが重要」という持論を説く暇はなかった。いつしか「道路を一日も早く通したい」と、単純化していた。


 「今回の選挙は私の考え方というよりは、民主党の候補者であることをアピールした選挙。新顔の宿命だろうと受け止めていた」と道休。


   □   □


 名前や自分の考えを浸透させるには、組織の整備も追いつかなかった。
 2区は、宮崎市に隣接する新富町から、大分県に隣り合う延岡市まで南北に100キロ近い。その中に民主、社民の地方議員はわずか15人。道休を擁立した民主が支持基盤とする労組の足場は、延岡市が中心だ。結局、陣営の手が回らず、選挙区の南部は1区の労組などが応援に入った。


 一方、2区内の自民の地方議員は122人。自民公認の江藤拓は、衆院議員だった父親の故・隆美から引き継いだ後援会組織を張り巡らせていた。


 組織力の差は歴然。民主県連代表の井上紀代子は「政権交代という追い風の中でも、『民主党の道休』という名前を広めることで精いっぱいだった」と振り返る。


   □   □


 道休や民主県連幹事長の田口雄二は、選挙戦に手応えを感じていた。選挙カーを走らせれば、有権者の反応が悪くなかったからだ。


 だが、投票箱のふたが開くと、江藤に4万近い大差をつけられた。負けはしたが、道休の得票も8万超。過去3回の衆院選で2区の民主候補が獲得した票を3〜5万上回り、比例区で復活当選枠にすべり込んだ。


 初めての選挙を終え、道休は「住民の声をしっかり聞いた上で、私たちの考えを伝えることが必要だ」と実感している。「日常の活動を通じて政党の考えを伝えられる、地域に密着した組織を作りたい」


 いま、新しい事務所を探し始めた。地域住民が気軽に立ち寄って話ができ、自然と情報が集まる場所にしたい、と思っている。(敬称略、この連載は神澤和敬が担当しました)

5525新参者:2009/09/10(木) 01:28:07
当掲示板の皆様の見識、卓見に敬意を表します。

さて巷で噂の「東京○区」の不正投票疑惑についてはいかがでしょうか?。
皆様のご意見、ご批判をお聞かせいただきたく宜しくお願い致します。

5526名無しさん:2009/09/10(木) 07:41:47
迷っていた無党派も最後には、社民・新日にも雪崩を打ったようですね。

自民支持層の与党離れで形勢逆転 兵庫8区などで追跡調査 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009090801000660.html

 共同通信社は8日、第45回衆院選で激戦となり、事前調査と結果が異なった兵庫8区と大分2区について、投票日約1週間前に行った全国電話世論調査の回答者に実際の投票行動を尋ねる事後追跡調査を実施した。

 その結果、兵庫8区は公明党候補に投票すると回答していた自民党支持層が最終的に崩れ、当選した新党日本候補に流れた構図が浮上。大分2区は自民党支持層の同様の変化に加え、無党派層の約6割が社民党候補に投票し、形勢逆転の要因となった。

 新党日本の田中康夫代表が公明党の冬柴鉄三元国土交通相に競り勝った兵庫8区。1週間前調査で自民党支持層は60・1%が冬柴氏に、18・4%が田中氏にそれぞれ投票すると答えていた。ところが追跡調査によると、自民党支持層のうち冬柴氏に投票したのは55・4%にとどまり、26・2%が田中氏に投票。公明党、民主党など他の政党支持層の動向に比べても変化が際立った。

 大分2区は自民党の衛藤征士郎前衆院予算委員長を社民党の重野安正幹事長が猛追し逆転した。追跡調査では、衛藤氏は公明党支持層の93・6%から得票したが、自民党支持層の72・8%しか固められず、24・0%が重野氏に流れた。1週間前調査で33・0%が衛藤氏に、26・8%が重野氏に投票するとしていた無党派層は、追跡調査によると59・3%が重野氏に投票し、衛藤氏の38・0%を上回った。

5527ももだぬき:2009/09/10(木) 09:31:26
2005年の衆議院選挙で、知り合いから東京12区の太田昭宏候補に投票してくれと干渉されました。多分、今回も東京12区など公明党の候補に関しての投票干渉がある可能性大と思います。怒りの告発です。

5528名無しさん:2009/09/10(木) 19:15:58
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909100005

政権交代@山形 農協、距離感探る
2009年09月10日


農協幹部らの前であいさつするJA全中の茂木守会長=上山市のホテル「ニュー村尾」

∞民主政策に反発 でも「陳情は与党でないと」


 農協が「政権交代」に大きく揺れている。長年支えてきた自民党が下野。農政を大転換するマニフェストを掲げる民主党とどう付き合っていくのか、立ち位置が定まらないのだ。とはいえ「陳情」は政権党となる民主に向かわざるをえない。来夏の参院選も視野に入れつつ、政界との駆け引きがしばらく続きそうだ。(柳沼広幸、川原千夏子)


 「今後、民主党の農政が誤りなきよう強く求めていく必要がある」


 9日、上山市で開かれた北海道・東北地区JAトップセミナー。200人以上の農協幹部の前で、来賓の茂木(もてき)守JA全中会長が語気を強めた。


 民主のマニフェストの中で農協の反発が特に強いのが、日米自由貿易協定(FTA)だ。選挙戦中盤、自民候補の応援で来県した茂木会長は、急きょ招集した農協組合員を前に繰り返した。「FTAは日本の農業に大打撃を与え、農家には耳障りの良い戸別補償制度と矛盾する」


●参院選は「白紙」


 さらに総選挙後、民主は秋の収穫を控えた農村に衝撃を与えた。財源確保のため、09年度補正予算の一部を凍結する方針を打ち出したからだ。補正予算に盛られた交付金を当てにして農機具の購入計画を立てている農家も多くいたが、その財源が不透明になった。


 農協の政治団体・県農協政治連盟の今田正夫会長は9日、朝日新聞の取材に対し、「農家から不安の声が上がっている。自民でも民主でも農業の現場をわかってくれる政治家がいないと農家は立ちゆかない」と訴えた。来夏の参院選でどの党を支援するかは白紙という。


●接近する動きも


 だが、一部ではすでに民主と接近する動きも出ている。


 「JAてんどう」のある幹部は、総選挙の1区で民主の鹿野道彦氏を水面下で支援した。「これまでの農政に反発し、自民支持のJAを嫌って離れていく農家もいる。そうした農家を引き留めたい」との思いもあっての「造反」。農協支所などで民主陣営からマニフェストを説明してもらう場をつくったりした。


 1区の自民陣営の選対幹部をしていた遠藤芳雄・前JA山形会長も、実は選挙戦のさなか、民主参院議員の舟山康江氏と平野達男農水委員長と面談し、民主の政策の説明を受けていた。舟山氏側から昨年秋に申し込まれた時には断ったが、このときは応じた。


 自民の大物農林族、加藤紘一氏の3区でも変化が起き始めている。加藤氏が野党議員になったうえ、酒田市が地元の民主の和嶋未希氏が比例区で初当選したからだ。


 県農政連の副会長を務めるJA庄内みどり(酒田市)の阿部茂昭組合長は戸惑いを隠せない。「政権が変わり、すでに補正予算も凍結され始めた。どうなるのか……」。今までなら加藤氏にお願いすればよかったが、今回の補正予算については「和嶋さんを頼らざるを得ない」。


 阿部氏は7日、当選のあいさつでJA庄内みどりを訪れた和嶋氏と面会した。これまでは「自民党オンリー」で民主と話す機会はなかったが、これからは違う。「政権与党、政策に近い人に働きかけていく必要がある」

5529名無しさん:2009/09/10(木) 19:23:02
なぜか03衆と04参を無視。

http://mainichi.jp/select/opinion/kaneko/news/20090910dde012070025000c.html
早い話が:小鳩はホホと鳴く=金子秀敏
 自民党政権では「青き森」という言葉があった。青木幹雄前参院議員会長と森喜朗元首相が永田町を仕切っていると思われていた。

 民主党が政権をとると「小鳩体制」という言葉ができた。小沢一郎次期幹事長と鳩山由紀夫次期首相が権力を握った。ただし、小が鳩より上にある。

 小鳩体制は自然の流れだ。鳩山氏も小沢氏も自民党竹下派にいた。2人は93年に離党して、鳩山氏は新党さきがけに、小沢氏は新生党に参加し、ともに細川連立政権に加わった。

 鳩山氏は首相官邸で官房副長官、小沢氏は新生党本部の代表幹事(幹事長)。このときの小鳩関係と、いまの小鳩関係は相似形だ。

 細川政権の崩壊後、紆余(うよ)曲折があり、鳩山氏は民主党、小沢氏は自由党に別れた。だが03年、小沢自由党は民主党に合流、いまの小鳩民主党ができた。

 この合流こそ、保守合同以来の55年体制を終わらせる「第2次保守合同」だった。かつて保守合同を唱えた三木武吉は、保守の総得票率70%に着目した。その物差しを使うと、第2次保守合同の重要性がわかる。

 民主と自由の合併後、国政選挙が3回行われた。その得票率を比例代表について比較すると−−

▼05年衆院選=自民38%+民主31%=計69%

▼07年参院選=自民28%+民主39%=計67%

▼09年衆院選=自民27%+民主42%=計69%

 自民が勝っても民主が勝っても、合計は7割弱で変動していない。ここがポイントだ。

 小鳩民主党という、自民と対抗する第2保守党が生まれた時点で、7割の保守票を2大政党が争う時代に戻ったのである。保守と革新が体制選択選挙をした55年体制は終わったのである。そういう時代を作り出したのは小沢氏だ。選挙に強くて不思議はない。

 これから大変なのは自民、民主以外の政党だ。今回の得票率をみると、公明党が11%、共産党は7%、社民党は4%で、前2回の選挙とほぼ同じ。

 約7割で安定した保守票。その土俵の中で、十数%の票が2大政党の間を揺れ動いて政権が決まる。土俵の外の中小政党は政権選択に参入する余地がない。

 それなら、小選挙区主体の衆院をあきらめ、極端な議席差がつきにくい比例代表主体の参院に重心を移していくのではないか。(専門編集委員)

毎日新聞 2009年9月10日 東京夕刊

5530RAINY DAYS ◆UNJSUkn/rI:2009/09/10(木) 19:43:18
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090910/200909101428_8798.shtml
平野県議が県政自民クを退会 衆院選で民主支援
 2009年09月10日14:28 
 県議会の最大会派・県政自民クラブ(中村慈会長)に所属する平野恭弘県議
(75)=岐阜市選出、当選6回=が10日までに、同クラブに退会届を出し
ていたことが明らかになった。

 平野県議は「都合により」としているが、今夏の衆院選の岐阜1区で民主公
認候補を支援したとして同クラブで問題視されており、自主的に退会の意志を
表明したものとみられる。

5531山口新聞男:2009/09/10(木) 20:04:54
>>5529
民主党の成長は、すなわち保守票の適度な分散を意味する
中選挙区では、当選ラインを押し上げることになり社共の議席獲得が困難になったが、
小選挙区では保守票を奪い合うからこそ、逆に最後の一押しとして革新・その他票が効いてくる
保守二大政党であっても、保守系だけの争いにはならない
議席として目に見えてこないので、受けは良くないのだが・・・

ちなみに自民+民主の得票率は03年衆院選が72%、04年参院選が68%
03年が高いのは、5党(自・民・公・社・共)しか比例に立候補していなかったからだろう

5532 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/10(木) 20:39:39
民主を「保守」扱いするなら、国民新は当然、公明も「保守」の範疇に入ってきそうだけどなあ。
郢書燕説な気がする。
「みんな」や「日本新」、「大地」も。

山口新聞さんの、二大政党制、小選挙区制だからこそ、マイノリティーの一押しが重要という
意見には、納得ですけど。
中選挙区は身内を固めれば勝てる(負けない)制度でしたから。

5533名無しさん:2009/09/10(木) 23:25:22
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090910-OYT1T00097.htm

「昨年秋に選挙やっていれば」悔やむ麻生首相
政権交代


首相官邸に入る麻生首相=田中成浩撮影 ――首相官邸、9日午前11時5分 麻生首相が秋山昌広・海洋政策研究財団会長との面会で、ついに後悔の念を口にした。

 「(昨年)10月に選挙をやっていれば、こんなに負けていなかったかもしれないが……」

 「選挙の顔」と期待された首相は昨年9月の就任直後の衆院解散を模索したが、「政局より政策」と景気対策を優先して先送り。今なお党内では「あの時解散していれば」との恨み節がくすぶる。

 首相は秋山氏に対し、「(解散すれば)金融恐慌に対応できなかったし、経済の立ち直りはなかった。(選挙)結果を犠牲にして、経済のためにやってきた」と、自らに言い聞かせるように振り返ったという。

 しかし、首相の“悔恨”を聞いた自民党職員は吐き捨てるように一言。「まだ分かってない。麻生さんを選んだこと自体が間違いだったんだ」

 ――自民党本部、午前8時30分 その自民党は“余震”が続く。「党再生会議」の初会合が開かれたが、「頭撮り」と呼ばれる会議冒頭の公開が急きょ取りやめに。党職員が記者団を呼び込もうとすると、座長の山本有二・元金融相が「ちょっと待て。頭撮りなんかいいじゃないか」と命じた。

 約1時間の会議終了後も、小池百合子・元防衛相が待ち構えたテレビカメラの前で無言を貫くなど、15人の出席者の口は一様に重かった。「それぞれ好き勝手に発言されると混乱した印象を与える」(出席者)とかん口令が敷かれたと見られ、ピリピリした雰囲気。

 しかし、山崎拓前副総裁が昼のテレビ番組で言い放った。「2世、3世、官僚出身は一切総裁選に立つべきではない」

 ――国会、午前10時 一方、公明党の山口代表ら新執行部は各党に就任のあいさつ回り。社民党では、阿部知子政審会長が難航する大詰めの連立協議に触れ、「大変ですね、連立っていうのは」と漏らすと、山口氏は「出発点が大事ですよ」と経験を踏まえ応じた。

 山口氏は朝のラジオ番組で、「連立でぼけてしまったことがあるかもしれない。公明党の持ち味である福祉、平和、教育、環境で妥協し、分かりにくくなった点は否めない」と、連立の難しさを指摘しており、“主役交代”を印象づける一幕となった。

 ――民主党本部、午前9時41分 連立協議が続く中、民主党本部はこの日も千客万来の様子。鳩山代表の地元・北海道から上田文雄・札幌市長が駆けつけ、北海道新幹線の札幌延伸などをさっそく要請した。民主党推薦で当選した上田氏は「これからは陳情ではなく、対等な意見交換」と期待を隠さなかった。

 音楽、文筆などで幅広く活躍する上田市長は、面会に当たり、自分の歌のCDを2枚持参し代表にプレゼント。実は鳩山代表も約20年前にレコードを出しており、2人は“歌手”同士でもある。鳩山氏の歌の名は「Take HEART 翔(と)びたて平和の鳩よ」。連立協議もまとまり、20年の年月を経ていよいよ「鳩」が飛び立つ。

(2009年9月10日03時09分 読売新聞)

5534名無しさん:2009/09/12(土) 12:24:30
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090911136.html

自民“民主批判CM”は逆効果…6割が悪印象
 今回の衆院選で、対立政党を批判するCMを見た人の約6割が、批判された政党ではなく、批判した政党側に対して悪い印象を持ったことが11日、情報通信学会「間メディア社会研究会」の調査で分かった。

 同日記者会見した研究会の遠藤薫学習院大教授は、自民党が民主党の政策を批判するアニメCMをネットで公開したり、ビラや冊子を配布したりしたのは「日本で初めての本格的なネガティブキャンペーンだった」と指摘。“逆効果”になっていたことが調査で明らかとなり、「有権者は良識を持って行動している」と分析している。

 調査は、衆院選後の8月31日と今月1日の両日、選挙に投票した20代から60代の男女千人を対象に、インターネットを通じ、メディアが投票行動に及ぼす影響を調べた。

 それによると、45・5%の人がネガティブCMを見ており、そのうちの63・5%が批判する政党に対して悪印象を受けた。自民党に投票した人の33%もネガティブCMについて悪い印象を持ったと答えた。

 インターネットの情報を重要と感じる人の割合は全体の57・3%。20代では76%が重要と答え、58%の新聞、75・5%のテレビを上回った。

[ 2009年09月11日 20:14 ]

5535名無しさん:2009/09/12(土) 12:25:57
http://www.asahi.com/culture/update/0911/TKY200909110186.html

総選挙、「薬物」に負けた? TV報道時間、押され激減2009年9月11日15時1分
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 女優の酒井法子被告の薬物事件がなければ、今回の衆院選で民主党の得票はもっと伸びていた? メディア研究者らでつくる「間(かん)メディア社会研究会」(主査=遠藤薫・学習院大教授)がテレビ各局の全番組と有権者意識を分析したら、こんな結果が出た。芸能ニュースに押され、盛り上がりに欠けたテレビの選挙報道が浮き彫りになった。

 7月13日から衆院選開票日の8月30日まで、NHKと在京民放5社が放送した全番組を調べた。衆院が解散した7月21日を含む同20日から8月2日までで総選挙に触れた番組は各週34〜37時間。しかし、酒井被告の夫が逮捕されたことが明らかになった同4日以降は放送内容が一変。9日までの1週間で、酒井被告や、やはり薬物事件で逮捕された押尾学被告に関する放送時間は54時間55分。選挙は17時間52分まで激減した。

 遠藤教授は「テレビは民主優勢の影響を受けた報道内容だった」と指摘した上で、「もっと放送量が増えていれば、選挙結果では民主への支持の振れ幅がさらに大きかった可能性がある」と分析。

 また、同研究会は有権者1千人への意識調査も同時に実施。有権者が投票の際に重視した政策テーマは(1)景気対策(2)年金(3)医療、の順番だった。だが、放送された番組時間を分析すると、(1)年金(2)医療(3)教育の順で、「景気対策」は「年金」の1割程度しかない。有権者の最大の関心とずれて、結果的に自民党が選挙戦で強調した「景気対策」が埋没してしまった。(湯地正裕)

5536名無しさん:2009/09/12(土) 12:27:08
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091101000836.html

衆院選、他党批判は“逆効果” 6割が悪印象、ネット調査
 今回の衆院選で、対立政党を批判するCMを見た人の約6割が、批判された政党ではなく、批判した政党側に対して悪い印象を持ったことが11日、情報通信学会「間(かん)メディア社会研究会」の調査で分かった。

 同日記者会見した研究会の遠藤薫学習院大教授は、自民党が民主党の政策を批判するアニメCMをネットで公開したり、ビラや冊子を配布したりしたのは「日本で初めての本格的なネガティブキャンペーンだった」と指摘。“逆効果”になっていたことが調査で明らかとなり、「有権者は良識を持って行動している」と分析している。

 調査は、衆院選後の8月31日と今月1日の両日、選挙に投票した20代から60代の男女千人を対象に、インターネットを通じ、メディアが投票行動に及ぼす影響を調べた。

 それによると、45・5%の人がネガティブCMを見ており、そのうちの63・5%が批判する政党に対して悪印象を受けた。自民党に投票した人の33%もネガティブCMについて悪い印象を持ったと答えた。

2009/09/11 20:13 【共同通信】

5537チバQ:2009/09/12(土) 15:43:44
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kikaku9/01.html
激動 民主全勝 政権交代09ながさき
大物陥落

 気付かなかった疲弊 13年間で地盤変容

 閣僚や党の要職を歴任した自民の重鎮、久間章生(68)と薬害肝炎訴訟の元原告で抜群の知名度を誇る民主新人、福田衣里子(28)が戦い「政権交代」の象徴区となった長崎2区−。投開票が行われた30日午後11時近く、久間が選挙事務所内でテレビ局の全国中継に出演する直前、ひな壇脇に置かれたテレビが福田の当選確実を伝え始めた。

 「結局ね、伝わらなかった。(防災干拓の出発点となる)諫早大水害も50年以上前。若い人や新興住宅地の人には、今や関係ない話なんだよね」。テレビから流れる福田陣営の歓声を背に、久間は選挙戦で感じてきた、地盤の変容を淡々と語った。

 敗戦の弁で久間は「自民への向かい風が強すぎた」と述べた。自民への逆風は、旧来の自民支持層の“久間離れ”も招いていたが、「離れたんじゃなくて、政権交代への期待の波が大きすぎた」と選挙戦を振り返った。

 「今回選挙をやっても会うのはお年寄りばかり。お互い年を取りましたなあという感じ」。当落が判明する数十分前、支持者と報道陣でごった返す諫早市の事務所の一室で久間はぽつりと語った。13年間、地元に帰らずに選挙をしてきた久間。この間、地盤を支えてきた支持者も地元の様子もすっかり変わっていた。



落選が決まり報道陣の質問に答える久間章生氏=諫早市栄町の選挙事務所

 選挙戦で新幹線整備や諫早湾干拓、道路問題など郷土の主要課題に徹底してこだわった。だが、久しぶりに地盤を歩き回り、疲弊していく地方の実態をあらためて知ることになる。地方の不満は政権与党に向けられていることも。「官僚政治の打破」「変革」を求める民主の勢いに対し、久間は自民政治に批判的な有権者の視線を薄々感じていた。

 「自民も地域政策を大胆に転換しなくてはいけない」。久間は選挙戦後半こう訴え「変革」を求める民意に応えようとしたが、遅かった。

 衝撃の落選から一夜明けた31日昼。久間は長崎市の自民県連を訪ね、党県連会長職の辞意を伝えた。選挙期間中、「世代交代」「バトンタッチ」という言葉を度々口にしていた久間。だが、金子知事は久間の落選について「非常に残念だ」と述べ、自民関係者からは久間の政治力に今後も期待する声が上がった。「選挙区支部長は当面続ける。後継者はすぐには見つからない」。久間は報道陣にこう述べ、今後の政治活動に含みをもたせた。(敬称略)



2009年9月1日長崎新聞掲載

5538チバQ:2009/09/12(土) 15:44:20
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kikaku9/02.html
激動 民主全勝 政権交代09ながさき
自民の苦悩

 小泉改革で基盤崩壊 終盤の焦点は「負け方」

 テレビ各社が開票速報で民主党圧勝を伝えていた8月30日午後11時25分。長崎市江戸町の自民党県連幹事長室。3時間ほど前に落選が報じられた長崎1区の前職、冨岡勉(61)が県連幹事長の田中愛国や政調会長の小林克敏に支援のお礼を述べ、頭を下げた。

 「小泉さんで勝って小泉さんで負けたということですよ」。2人からねぎらいの言葉を掛けられた冨岡は「言いたいことを言って当選できるなら何でも言う」。民主党が掲げた子ども手当などのマニフェスト(政権公約)を暗に批判したが、その声に力はなかった。テレビ画面では追い風に乗って当選した民主党の新人候補が喜びを爆発させていた。その姿はまるで4年前の冨岡だった。

 冨岡は前回、小泉首相の突然の郵政解散を受け急きょ出馬。小泉旋風に乗り比例で復活当選を飾った。しかし小泉首相が進めた構造改革で格差は広がり、地方は疲弊。一転して猛烈な逆風を受けた。もともと強固な個人後援会も持たず、無党派層も多い長崎市を選挙区とする冨岡にはこの突風にあらがう力はなかった。



自民党県議団の議員総会で衆院選の小選挙区全敗について総括する田中愛国幹事長=8月31日、県庁

 自民党への逆風は冨岡だけでなく、これまで民主党に負けを許さなかった2、3、4区の候補もなぎ倒した。投票3日前の8月27日に東彼川棚町で開かれた個人演説会。「町長や町議は合併でいなくなった。建設業者も郵政も小泉首相のせいでみんないなくなった」。3区の前職、谷川弥一(68)は小泉改革に伴う自民党の支持基盤の崩壊を嘆いた。そしてこう結論づけた。「自公政権は負ける。しかし農家の気持ちが分かる人間が必要だ。どうか通して(当選させて)ほしい」。応援に立った知事の金子原二郎も「戦後、健全野党がいたから政策のバランスが取れた。自民党が一定の議席を確保することが重要だ」。選挙戦終盤、関係者の焦点はどこまで議席を死守できるか、その「負け方」に移っていた。

 自民党は農政連や建設業界など支持基盤を引き締めた。県医師連盟は「比例は公明党」と初めて機関決定するなど公明党との連携を強化。しかし肝心の自民党県議団の動きは鈍かった。ある自民党県議は「県議OBまでフル稼働していた民主党に比べ、こちらはほとんど動いていなかった。国会議員と地方議員との連携が足りない。公明党に頼りすぎては駄目だ」と反省も漏れる。

 惨敗から一夜明けた31日、自民党県議団の議員総会であいさつした田中は「これほど負けるとは思わなかった」と率直に述べた。この日、金子を訪ねた2区の前職、久間章生(68)は自民党について「自民党崩壊とマスコミで言われているが僕は『腐っても鯛』だと思っている」。しかし党再生への道のりは険しい。(敬称略)



2009年9月2日長崎新聞掲載

5539チバQ:2009/09/12(土) 15:45:01
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kikaku9/03.html
激動 民主全勝 政権交代09ながさき
勢いづく民主

 夢物語“風”で現実に 組織の強化に課題も

 8月31日。午前0時半を回った長崎市樺島町の民主党県連に、幹事長の渡辺敏勝ら県議、市議、支援者約20人の歓声が沸き上がった。比例九州ブロック(定数21)で当選が報じられた川越孝洋(66)は「えらいことになった。盆と正月が急にきた」と興奮気味に話した。事務所内は政権交代の高揚感に包まれ、関係者は全勝を祝う万歳を何度も繰り返した。

 川越は比例単独候補として九州ブロック29位に名を連ねた。選挙中は長崎3区の前職、山田正彦(67)の統括選対本部長として山田を支えた。名簿に載ることさえ予想しなかった川越だが、党への追い風を背景に重複立候補した県内の4人を含む20人が次々に小選挙区で当選。同ブロックで9議席を獲得した党の最後の1議席が転がり込んだ。

 川越が県議として民主党県連結成に参画し幹事長に就いた1998年12月。県連の国会議員は1区の前職、高木義明(63)1人だった。それから約11年。今回の衆院選で衆参合わせ8人の国会議員を擁し、自民党(2人)を大きく上回る勢力に成長した。高木は川越の当選について「ここまでくると夢物語。まあそれが現実だが」と民主党を圧勝させた世論に戸惑いも見せた。



比例九州ブロックでの当選が決まり渡辺敏勝県連幹事長(左)らと万歳する川越孝洋氏(中央)=8月31日、長崎市樺島町の民主党県連

 衆院選で初めて県内全選挙区勝利を飾った民主党だが、3区と4区では自民党候補に詰め寄られ復活当選を許した。ある民主党県議は「やはり自民党は底力がある」と認める。特に「大差で勝利できる」との見方も出ていた4区の元職、宮島大典(46)の陣営にはショックも広がった。9年ぶりの国政復帰を決めたが約4500票差にとどまり、自民前職、北村誠吾(62)が復活当選。喜びに水を差された。総合選対長を務めた県議の久野哲は31日、静けさが戻った選挙事務所で「選挙はふたを開けてみなければ分からない。正直がっくりきた」と肩を落とした。民主党の佐世保市議の一人は「これで次の選挙は自民党が必死で巻き返しにくる」と警戒する。

 労組関係者は「県内での追い風はそれほど強くなかったが、勝てたのは地力強化の表れだ。ただ、前回の郵政選挙を見ても分かるように、逆風が吹いても生き残れるのは高木ぐらい」と指摘する。党所属の県議や市議ら地方議員の少なさを含め、地方組織の脆弱(ぜいじゃく)さは課題として残ったままだ。

 小選挙区制度では、世論の動向が当落を大きく左右する。郵政選挙で小泉旋風に乗って当選し「小泉チルドレン」と呼ばれた83人の新人議員のほとんどは再び国会に戻れなかった。2区の新人、福田衣里子(28)の選対関係者は「党への人気が高いほど時がたてばその反動が出てくる。小泉チルドレンとは違うところを見せないと」。関係者の次の戦略への模索は始まっている。(敬称略)



2009年9月3日長崎新聞掲載

5540名無しさん:2009/09/12(土) 15:59:28
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090901ddlk05010005000c.html

「交代」の激震:’09衆院選/上 2区 川口氏に民主の風 /秋田
 ◇自民や社民、無力感
 「政権交代」という歴史的転換点となった09年衆院選。県内3選挙区も自民党が全敗し、民主党が勢いを伸ばすなど政治勢力図をがらりと変える大きなうねりが起こった。県内で民主党へ追い風が吹いた要因は何か、そしてこの変化は何をもたらすのか。選挙区ごとに振り返り、今後を展望する。

 「政権交代を成し遂げようじゃないですか」。

 衆院選の選挙戦中盤となった8月23日夜、能代市文化会館で開かれた個人演説会で、白いスーツに身を包んだ川口博氏(62)がこう語りかけると、聴衆は沸き立った。

 集まった顔ぶれは、普段着姿の女性や会社員など。議員や政治家の後援会関係者、作業着姿の業者といった、従来型の集会と趣を異にした。川口氏が4カ月ほど前に、知事選の候補者としてこの場で演説会を開いたときとも、様相が一変していた。

 川口氏は当選した要因について笑顔で語る。「声なき声が後押しし、草の根で一人一人が自分のことのように動いてくれた」

   ★  ★

 2区といえば、元農相の前職、野呂田芳成氏(79)が強固な組織を作り上げてきた。野呂田氏は、4月の知事選に立候補した川口氏を全面支援。選挙期間中は同行し、集会で支持を訴えた。川口氏は敗れたものの、2区の市町村では佐竹敬久知事を圧倒する票を得た。

 だがその川口氏の衆院選出馬について、地元では当初厳しいという見方が強かった。

 野呂田氏が後継指名していたのは、前参院議員の自民党新人、金田勝年氏(59)。市町村長の多くも金田氏支援に回った。

 これに対し川口氏は、いったん“不出馬宣言”。結局立候補を表明したのは公示13日前で、組織は個人的な支持者と民主党を離党した人たちぐらいだった。

 それでも知事選を通じ、有権者が求めるものを感じ取っていた。「私は有権者の体温と心を知っている」。8月16日の事務所開きで、前評判を覆す自信を見せた。

 演説会場には「いよいよ、政権交代」と表紙に書かれた民主党のチラシを置き、政策もほぼ民主党と同じ内容を掲げ、街頭では「比例代表は民主」と訴えた川口氏。「草の根選挙が2区全体に爆発的に広がった」と振り返った。

 同党は連合秋田とともに社民党元職の山本喜代宏氏(53)を推薦していたが、民主党候補がいない選挙区で追い風に乗ったのは川口氏の方だった。

   ★  ★

 「川口さんが立候補してから、支持してくれていた人が顔を見せなくなったこともある」。金田氏は投票から一夜明けた31日、苦渋の顔で振り返った。08年1月に衆院選への出馬を決め、組織固めに奔走。本人も「つじ立ちを重ね、これまでにない選挙をやった自信があった」というほど“ドブ板選挙”に徹した。

 「野呂田さんの地盤を引き締めれば勝てる」と陣営は読んでいたが、中盤に世論調査でリードされていると報じられ衝撃が走った。毎日新聞の出口調査では、川口氏は民主支持層の72%、自民支持層からも25%を取り込んだ。

 金田氏は能代市などで川口氏を上回り「地盤は切り崩されていない」と強弁したが、「組織選挙」が「風」に負けたのは明らか。金田氏も「逆風というより、暴風雨だった。風以外にも敗因はあるが、今はわからない」というのが精いっぱいだった。

   ★  ★

 1351票差での当落。金田氏も比例代表で復活当選し、川口氏は「結果的に2区から国会議員が2人出た。終わったらノーサイド」という。だが旋風のつめ跡は小さくない。

 民主を離党した元県連幹部らは選挙中から「いずれ復党する」と本音を漏らしていた。当選した川口氏自身、「1人では何もできないので、どこかの党に入りたい」と述べ、事実上民主党入りの意向を示した。

 知事選での川口氏擁立をめぐり民主党と社民、連合の間に生じた溝が、さらに深まった。民主党と選挙協力しながら、2氏に埋没して敗れた社民の山本氏。同党県連の関係者は悔しさをにじませながら言う。「うちらは選挙協力をやったが、(民主党に)裏切られた。でも国民の総意を得ているから逆らえない。突風がやむのを待ちながら、力を蓄えるしかない」【百武信幸】

5541名無しさん:2009/09/12(土) 15:59:57
http://mainichi.jp/area/akita/archive/news/2009/09/02/20090902ddlk05010004000c.html

「交代」の激震:’09衆院選/中 3区 農家票も自民離れ /秋田
 ◇組織、地盤を飛ばす逆風
 「ポスターの掲示を農家に依頼したら、3、4軒に『え、自民党?』と断られた」

 秋田3区前職で、今回議席を失った自民の御法川信英氏(45)の陣営関係者は、こう打ち明ける。

 前回と同様、自民県議の支援が無所属の新人、村岡敏英氏(49)側と割れたうえ党の支持率が低下する中、遊説すると有権者の反応は思いのほかいいと感じていた。一方で各社の世論調査の結果は軒並み劣勢。御法川氏は「戦う相手が分からず、雲をつかむようだった」と話す。

 だが陣営の中でも、異変に気付いていた人は少なくなかった。

 従来の有力な支持基盤だった農家票離れもその一つ。県農政連は自民党の3候補を推薦したが、選挙で御法川氏を支持した農協幹部は公示前に「今回は京野氏が勝つだろう。規模拡大を目指す政府や自民党の農政が、作り手の高齢化や米価の下落に対応できていない」と指摘した。

 さらに後援会組織は会員の高齢化が著しく「父の故・英文氏時代から広がっていない」(別の陣営関係者)。週1回程度地元でミニ集会を開いていたが、外務政務官の公務もあり支持者からは「最近顔を見ないな」との声も漏れた。

 05年の“郵政選挙”では追い風を受けて大量得票したが、逆風をはじき返すほどの組織力はすでになかった。

   ★  ★ 

 3区で当選を果たした民主新人の京野公子氏(59)は8月25日、大仙市のホテルで開いた集会で約150人を前に「政権交代の『駒』として当選させてほしい」と呼びかけた。

 訴えの内容は、年金や医療、農政の課題、官僚主導の問題点など。ただ反自民の風任せで選挙戦に臨んだわけではない。

 有力な地盤を持たず、平日は街頭に立ち土日はミニ集会を重ねて知名度向上を図った。その京野氏が「きつかったが、徹底的に鍛えられた」と名前を挙げる人物がいる。

 小沢一郎・民主党代表代行の公設第1秘書で、政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴された大久保隆規被告。陣営関係者は「街頭に毎朝立ったか、ミニ集会を何回開いたかをABCで採点し、党本部に報告していた」と明かす。大久保被告の逮捕後も別の小沢氏秘書がその担当を引き継ぎ、小沢流の選挙戦術をたたき込んだ。

 選対には社民市議や市議OBらも入り、ポスター張りなど実動部隊を担った。京野氏は「連合や社民を敵に回しては戦えない」と認め、民主と社民・連合で支援候補が分かれた4月の知事選では沈黙を守った。

 それでも社民県連関係者の一人は「ポスターの下には『比例代表は民主党へ』とあった。『どうしてこれを張らないといけないのか』との声もあった」。2区で当選した川口博氏(62)の民主党入りをめぐり連合や社民とあつれきが起きれば、微妙な立場に立たされる可能性がある。

   ★  ★ 

 父兼造氏から組織と地盤を受け継いだ村岡氏は2回目の挑戦。自民公認を得られず、「政界再編」を掲げて平沼赳夫・元経済産業相のグループから出馬した。

 前回の落選後20万人と会い、5000回以上の街頭演説を重ねた。「地元を歩き回り、(有権者の家に)上がり込んで話を聞いた人間を国会に送り込んでほしい」と地域密着を強調。さらに従来型の組織頼みの選挙活動には限界があるとみて、無党派層向けに無料情報誌の配布などで浸透を図ってきた。

 公約集では県内の課題をデータとともに細かく示し、ある大仙市の商工関係者から「公約で言えば御法川氏より魅力的」との評価もあった。それでもふたを開けてみれば前回より票を減らし、再び3位にとどまった。

 村岡氏の地盤である由利本荘市で7月に開かれた京野氏のミニ集会。参加した高齢の男性数人が「一度民主に(与党を)やらせ、だめなら自民に戻せばいい。『平沼グループ』と言ってもよくわからない」「これまでは社長に動員されて村岡氏の集会に出ていたが、きょうは違う」と声を上げた。

 「有権者に『政権選択』の意識が強い。誰より『どぶ板』に力を入れ、顔見知りを増やすなど種をまいたが、花は咲かなかった」。陣営スタッフは、苦渋の表情を浮かべた。【岡田悟】

5542名無しさん:2009/09/12(土) 16:00:45
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090903ddlk05010057000c.html

「交代」の激震:’09衆院選/下 1区 組織選挙再び敗北 /秋田
 ◇新手法見えぬ自民
 29日午後9時過ぎ。選挙活動を終えて秋田市の事務所のソファに腰をおろした秋田1区の自民前職、二田孝治氏(71)はぽつりとつぶやいた。「こういうときにオレが出てよかったんじゃないか。別の新しい人を立てても厳しかったでしょう」

 街頭では「民主党をたたきつぶさなければならない」と声を張り上げていた二田氏。だが事務所で見せた表情に悲壮感はなく、むしろすがすがしかった。「恥ずかしくない票は取りたいね」

 前回に続き二田氏と民主の寺田学氏(32)が激突した1区。05年は郵政解散による「小泉旋風」をはねのけて寺田氏が勝ち、二田氏は辛くも比例復活を果たした。今回は逆に自民党にとって経験のないほどの向かい風で、厳しい選挙は覚悟していた。

 30日午後8時過ぎ、開票が始まる1時間以上前に各社が次々と寺田氏当選を報じた。二田氏は同じ事務所で、支持者に深々と頭を下げた。

   ★  ★

 8期目を目指す二田氏が選挙前の決起集会として8月9日に開いた「ふれあい集会」。会も中盤に差しかかるころ、司会者が来場者の参加団体を一つ一つ読み上げ始めた。その時間は約10分に及び、合わせて110人に上った。会場には全農の永田正利会長をはじめ、農協関係者や農林中央金庫の幹部ら約650人が集まった。

 危機感を抱いていた二田氏は今回、「自分の原点の選挙」を徹底させた。朝のつじ立ちを繰り返し、公示前から合わせて100社以上を回って支援者宅への訪問も重ねた。

 公示後は選挙カーを使って市内を駆けめぐり、住宅地の街区ごとの公園でマイクを握った。「最後の奉公」「政治生活の集大成」をにじませて組織の一体感を強め、「比例は公明」と繰り返して公明支持者の組織にも頼った。

 結果は3万1245票差。組織選挙はまたしても敗れた。選挙後、二田氏は「失われた基盤を再構築しなければ」と話した。

   ★  ★

 「少子高齢化が進んで、老後に不安がある」。8月21日に秋田市浜田の海の家で開かれた寺田氏の集会で、1人の男性が切りだした。

 約30人に党のマニフェストを配り政権交代の意義を訴えた寺田氏が「何でも聞いてください。プライベートなことでも何でも」と呼びかけると、質問が相次いだ。「高速道路を無料にして本当に大丈夫だか」「財源は?」−−。

 寺田氏は「家計が厳しくなると、ビールを発泡酒に替えるなど、優先順位を決めて節約する。国も同じです」などと例を挙げ、わかりやすさを心掛けた。

 終了後、参加者の男性(73)は「医療費や年金がどうなるか気になる。とにかく今の状況を変えてもらわなきゃ」と語った。

 寺田氏は小集会重視の姿勢を今回はより徹底させ、公示後の集会は85カ所に上る一方で選挙カーは一切使わなかった。

 有権者個人に話しかけ、納得してもらって支持を受けるスタイル。二田氏の陣営側は「追い風の中で余裕があったのだろう。ぎりぎりの選挙になってもあのやり方が貫けるか」と冷めた見方をするが、寺田氏は大きな手応えを感じている。

 「次も有権者のみなさんと触れ合える選挙をしたい。できれば少しずつでも1区の全戸を歩いて回りたい」

   ★  ★

 自民党内では次の選挙に向け、「1区の後継者」や「次世代の育成」が一部でささやかれる。若手県議を推す声もあるが、ある自民党関係者は「自民大敗のこの状況で前に出ていくのは難しいだろう」という。

 二田氏は敗戦の弁を述べた30日、「引退」を口にしなかった。しかし29日には、こんな心情を吐露していた。

 「保守をまとめる種を残してやらねばと思ってやってきた。本当はそういう路線を敷いてやりたかったんだが……」。県政界では与党にして過半数を占める最大会派の自民党。国政での「県都奪還」は悲願だが、“新しい選挙”に対抗する手は、まだ見えない。【百武信幸】

5543名無しさん:2009/09/12(土) 16:36:53
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000909010003

政権交代@青森 民主、小選挙区で1議席
2009年09月01日


小選挙区で落選し、複雑な表情を見せた田名部匡代氏。県内では民主党候補のうち3人が比例区での復活で生き残った=30日深夜、八戸市下長1丁目

■幹部は「がっかり」 追い風取り込めず■


 「がっかりしているんだ」。31日、県議会民主党会派の控室。同党県連の田名部定男幹事長は渋い表情だった。


 総選挙の結果、同党の県選出国会議員の数は衆参合わせて4人から6人に。これまで同数だった自民は3人に減り2倍の勢力となった。だが、3選挙区で自民候補に敗れ、比例復活での当選に終わった結果に、勝利の喜びはなかった。4小選挙区全勝を目指していたからだ。


 民主にとって、今回は小選挙区で得票を伸ばす条件がそろっていた。共産、社民両党が1区以外に候補者を立てず、社民との間では初めて選挙協力の協定も取り付けた。連合青森をはじめとする労組組織も政権交代を旗印にかつてない協力態勢を敷いた。そこに全国的な「追い風」。にもかかわらず、十分な勝利を得ることはできなかった。


 県内にも風は吹いていたのか。


 全国の民主候補の応援に走り回っていた平山幸司参院議員が投票日前日の29日、4区の津島恭一氏の街頭演説に駆けつけた際、報道陣に聞かれると、「んー」と一瞬、言葉に詰まると、答えをはぐらかした。


 ◇風感じぬ候補◇


 津島氏自身も同日夜、選挙運動を終えると、「みなさんが言う風と、私が感じているものとがイコールじゃないような気がする」と語り、風が感じられなかったという感想を漏らした。


 共産党の比例区東北ブロックで当選した元青森県議の高橋千鶴子氏は31日、民主の今回の戦いぶりを聞かれて言い放った。


 「県内の民主党は保守の流れをくんでいる。他県にある民主党と同じような存在だと青森の県民が思わなかったのではないか」


 民主党県連は、もともとは自民出身の田名部匡省氏らが所属した旧新進党県連の解散後、その組織を受け継いだ政治団体「県民協会」のメンバーが中心となって、現在の態勢ができあがっている。高橋氏の発言は、旧民社党系や旧社会党系が力を持つ他都道府県の地方組織より保守色が色濃い点を意識したものだ。


 ◇「二世に甘え」◇


 その田名部氏の娘、匡代氏は今回も3区で自民の大島理森氏の壁を破れなかった。


 匡代氏は31日昼、敗戦の弁で「私は二世議員で、出馬したときから今まで父親の後援会に乗ってやってきた。まだまだ自分の甘えがある」と率直に語った。


 確かに今回の選挙戦は、参院議員の改選期を迎える匡省氏との二人三脚だった。選対幹部は「(匡省氏は)自分が現職のうちに何としても勝たせたかったのだろう」と、その心情を代弁する。


 しかし、その様子は、突然の引退表明後、長男の淳氏を後釜に据えたいとの意向を周辺に伝えた自民前職の津島雄二氏とそっくり。世襲問題は民主党も無縁ではない。


 ◇比例票が救う◇


 一方、2区の中野渡詔子氏は30日夜、小選挙区の勝敗が決まらない中、比例区で当選確実の一報が伝えられると、事務所で支持者と一緒にバンザイをした。あとでその話を聞いた同党県連関係者は「小選挙区で勝つのが目的なのに認識が違いすぎる」と不快感をあらわにした。


 選挙を自分の力で勝ち抜いた末ではなく、追い風を受けた東北ブロック全体の民主への票に救われただけという思いがそこにある。


 開票作業の途中で、負けたと思いこみ、比例復活の可能性があるにもかかわらず、「十字架を背負って歩いていく」と「敗北宣言」を述べた3区の大島氏とは対照的だ。


 県内のある自民支持者は選挙中、ある民主候補が「県内の時間給の最低賃金を1千円にする」と訴えていたことに違和感を覚えた。


 民主のマニフェストは確かに、全国平均時給1千円の最低賃金を目指すとしている。しかし、県内の時間給の最低賃金は600円台。経営者は言う。「7、800円台ならばまだ分かる。いきなり青森で1000円というのは、経済を分かっていない。理想のまた理想だ」


 今回、唯一小選挙区で勝利を収めた1区の横山北斗氏。比例で復活当選した1期目以上にその働きぶりが問われる。


 当選後の会見で、横山氏は緊張した表情を見せた。「公約として掲げたことを4年以内に実行していくことが大事。それができなければ、4年後にはまた、逆の結果になる。それぐらい有権者の目は厳しい」(栗田有宏)

5544チバQ:2009/09/12(土) 17:03:58
全然情報のなかった南関東比例下位当選の相原しの女史の情報
http://www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_hada_sat/2009_3/09_03/hada_top1.html
第45回衆院選
秦野にも民主の風

 8月30日に投開票が行われた第45回衆議院選。世論の圧倒的な追い風を受け全国的に民主党が躍進するなか、秦野市を含む神奈川17区でも、民主党の新人神山洋介氏が初当選を果たした。

 新人4氏の争いとなった17区で神山洋介氏は、13万9千678票を獲得。これは2005年9月に行われた前回の衆院選と比較すると、民主党候補者として5万票近い上積みだ。自民党から出馬した牧島かれん氏は10万5千806票。無所属の井上よしゆき氏は4万2千881票、幸福実現党の中野じゅん子氏は4千67票にとどまった。

 市内でも、神山氏が最多の4万5千760票を獲得、牧島氏に1万4千票近い大差を付ける結果となった。

 比例代表においても、民主党が県内で、前回衆院選の自民党得票(約203万票)をも上回る211万票を獲得して圧勝。市内でも民主が3万9千164票と、自民を1万5千票以上引き離した。市内の投票率は、68.16%(小選挙区)と、前回から2.98ポイント増。

相原史乃氏(菩提在住)が比例で当選

 今回、比例代表選南関東ブロックで、民主党から立候補していた相原史乃氏(35歳・菩提在住)が当選。衆参両院制度後では、市内から5人目となる国会議員が誕生した。

 相原氏は当紙取材に対し、「日本経済の9割を占め、日本経済を支える底力」である中小零細企業を守り、「国民が明るい気持ちで生き生きと暮らせる労働環境」の整備・改善を出馬理由とした。また今後の抱負として「労働者環境と経営者環境の双方の調整・整備」「公務員改革」「教育改革」の3点を挙げる。

 略歴/1996年3月慶應義塾大学総合政策学部卒業。現在は(有)茜堂を経営。2001年に小沢一郎政治塾に第1期生として入

5545名無しさん:2009/09/12(土) 18:10:27
http://203.139.202.230/09senkyo/090906sen01.htm

 衆院選を終えて 県内政党座談会

 政権選択を最大焦点に8月30日投開票された第45回衆院選は、野党第1党だった民主党が全国で308議席を獲得する歴史的勝利を収め、惨敗した自民、公明両党は政権を明け渡すことになった。 一方、県内3小選挙区はいずれも公明の推薦を得た自民前職が、民主新人、共産元職・新人、無所属の元知事らに勝利し、逆風をはね返して四たび議席を独占。1区は福井照氏(55)が4選、2区は中谷元氏(51)、3区は山本有二氏(57)がともに7選を果たした。比例代表四国ブロック(定数6)は比例単独の公明前職の石田祝稔氏(58)が5選、自民前職は届かなかった。重複の県内選挙区の民主候補はいずれも復活できず、本県は与党衆院議員がいない唯一の都道府県となる。 民主党中心の新政権で政治はどう変わり、本県への影響はどうなのか。県内主要5党の責任者に選挙の総括などを語ってもらった。

 ※出席者 自民党県連幹事長・武石利彦氏、民主党県連幹事長・大石宗氏、公明党県本部幹事長・黒岩正好氏、共産党県委員会委員長・佐竹峰雄氏、社民党県連合幹事長・今西忠良氏、司会=堅田正剛(高知新聞社政治部長)

 【写真】左から、自民党県連幹事長・武石利彦氏、民主党県連幹事長・大石宗氏、公明党県本部幹事長・黒岩正好氏、共産党県委員会委員長・佐竹峰雄氏、社民党県連合幹事長・今西忠良氏

 総括
 ―全国的に民主党が大勝する一方、県内3小選挙区は自民が独占した。総括を。

 武石 県内の戦いで言えば、政権が代わることへの有権者の期待感と不安感が交錯し、衆院解散までは期待感の方が強かった。だが民主党のマニフェスト(政権公約)修正などで不安感が増し、自民党候補への期待に変わった。それをベースに組織力を生かして戦えた。公明党の選挙協力も大きな勝因の一つ。また(党県連が割れることが多かった)橋本県政から尾?ア県政に代わり、久しぶりに党が一枚岩で選挙に臨めた。全国的な惨敗は真剣に受け止めている。

 大石 厳しい審判だ。新しいもの(政治)に踏み込むことへの有権者の恐怖感、不安感をいかに取り除き、安心や期待に変えていけるかがポイントだったが、選挙本番に入り、期待より民主の政策への不安が多くなった。党マニフェストが一部で誤解のある表現で流れるなど、その中身を有権者に届けるのに手を尽くせなかった。戦略不足、手勢不足だった。全国的な圧勝は、自公政治への不満の上に民主党が無駄遣いの根絶、脱官僚主導政治などを提示し、今の時代に必要な考え方として理解いただいたものだと思う。

 黒岩 比例四国の議席を維持でき、目標は達成した。梼原町で公明が比例第1党になるなど、前回より比例票が増えたのは、自公の選挙協力が一定実った結果だと評価している。3小選挙区の結果は、本県の経済などが厳しい状況にある中、有権者が地域代表を選ぶとき、経験や実力のある前職に期待したのではないか。

 佐竹 自公政権の退場は歓迎すべき結果。共産党の全国で(改選前の)9議席確保は健闘と言えるが、四国で議席を獲得できず、県内比例票も約1万2千票減らした。客観要因としては小選挙区制の壁だ。自公への逆風が民主に集中し、マスコミも含めた政権選択キャンペーンの中、「政治を変えよう」という風が共産には逆に圧力にもなった。一昨年の参院選以降、集会などで党の全体像を理解してもらう努力をしてきたが、まだ道半ば。足りなかったとの反省もある。

 今西 (比例、小選挙区含めた)四国での議席獲得が悲願であり、残念な結果となったが、自公政権に終止符を打てた。全国的にも(改選前の)7議席を確保できたことは大きい。県内小選挙区では民主3人をローカルレベルで推薦し、特に1区、3区は社民が前面に出て戦ったが、自公の壁が厚かった。

 ―自民独占を後押しした自公協力では、2、3区の公明の比例票は伸びる一方、1区では減っているが。

 黒岩 自公協力は結果として成功したと思っているが、(1区で)現実的に減った部分は今後、分析する。

 武石 (2、3区の)郡部では政権交代への不安が票の増加につながる一方で、無党派層の多い1区は、自公政権批判の強さが(そのまま)結果に表れたのではないか。

 ―民主県連は立て直しが急務だ。

 大石 (有権者との)チャンネルを充実させる意味で、今後の選挙で多くの同志をつくり、地域の現場を知る仕組みを構築することが必要だ。県連が結束し、今回の結果を肝に銘じ、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の気持ちで取り組む。

5546名無しさん:2009/09/12(土) 18:11:14
>>5545

 今後の政局
 ―政権が交代し、特別国会が開かれ組閣人事に入る。予算の取り扱いも注目だ。

 大石 マニフェストをいかに実現していくかが問われる。説明不足で県民に不安を感じさせた部分も、実行で解消しなければならない。政権公約を提示して選挙協力しており、連立協議も心配していない。本県は全国で唯一、民主党の衆院議員がいない県になってしまった。県連として本県の事情を伝えていく。来年の参院選が実行具合を測る物差しになる。それまでにいかに信頼を得るかが県連の宿題だ。

 今西 参院は民主党が(単独で)過半数を占めておらず、野党共闘で社民は重要な位置にいた。政権にかかわる条件は党の基本政策が保障され、社民という政治勢力が弱くならないことがベース。重要な基本政策が違う政権に付いていくのは、かつての村山政権時のように一面では自殺的行為になりかねない部分もある。外交や安全保障、憲法など大きく違う面もあり、個人的には閣外協力がベターではないかと思う。

 佐竹 新政権下では建設的野党の役割を果たす。良い点は協力。悪い点は反対、阻止。問題点はただす立場で臨む。自民党も破壊的野党にならず、私たちと適切に手を携えてほしい。後期高齢者医療制度の廃止や労働者派遣法の抜本改正、子育て教育支援は大いに協力する。しかし日米のFTA(自由貿易協定)は日本の農業に壊滅的打撃を加える。衆院比例定数の削減は世論を削ることになる。民主党は財界中心の政治、日米軍事同盟の最優先という枠を超えていない。共産党ならではの提言が必要だ。

 黒岩 民主はマニフェストに財源も明確に示さないままだ。農業の戸別所得補償や高速道路無料化、子ども手当などがあるが、新聞報道では16・8兆円の財源に関して党の最高顧問が「そこまで触れなくていい。どうにかなるし、ならなければ『ごめんなさい』と言えばいい」と。国民も期待感を持って一票を投じたと考えられ、示した政策は責任を持ってやらなければ大変な詐欺的行為だと感じる。しっかり頑張っていただきたい。

 大石 2年前の参院選で与野党が逆転して、いろんな問題が明らかになった。政権交代で本当の国の姿が明らかになる。今後の行動で評価をいただく。

 今西 衆院比例の削減は政治が活力を失い民主主義に反する。高速道路無料化も受益者負担に反し、環境への負荷も大きい。財源とのバランスも含めて考えてほしい。

 ―自民は総裁選が控える。

 武石 党再生には総裁選が重要な位置付けになる。派閥の力学では断じてやってはならない。党再生プランを争点にすべきだ。勢力が減った中から真に党再生のエッセンスをつくり、その輪を大きくするためにも新リーダーは重要。県連も党員個々の意向が反映できる予備選挙に取り組みたい。

 ―当選した自民党3氏が果たすべき役割は。

 武石 高知県に与党衆院議員がいなくなる。当選した自公の議員は責任が大きい。政権運営の経験があり、力のある野党議員だ。自民党の大惨敗は中央集権的な分配の時代でなくなり、役目を失ったのが要因の一つ。民主党は分配型政権ではないと言うので、与党議員がいないから本県に分配がないとは論理的にならない。3氏は地元にいる時間を増やし、現場主義に徹して地方から政策を練り上げ、尾?ア知事とともに本県の実情を政権に訴える。野党100%の本県から地方分権の動きをつくりたい。

5547名無しさん:2009/09/12(土) 18:11:30
>>5546

 参院選対応
 ―来年の参院選にどう臨むのか。

 大石 衆院選の総括と併せ、党県連の方向性をできるだけ早く示したい。党公認の独自候補を擁立するのが命題だ。衆院選2、3区で協力した現職、広田一氏を前回は推薦したが、党員ではない。これから広田氏と話し合いたい。

 今西 総選挙が終わったばかりでまだ頭にない。少数政党なので衆院選では県内選挙区に候補者を立てられず、参院選も長く独自候補は立てていない。最近は民主党候補を推薦してきた。独自候補は厳しいだろう。

 佐竹 参院選は「政権交代」一色にはならず、政治の中身が問われるはずだ。衆院選の反省を踏まえ、できるだけ早く候補者を決め、どう戦うか方向性を定めたい。来年早々にも見込まれる党大会に向け、意見を集約していきたい。

 武石 参院は自民が2議席とも失っている。衆院選で一枚岩になれた県連の態勢を崩すわけにはいかない。一枚岩になれ、確実に議席を奪還できる候補を擁立しなければならない。前職も含まれるし、公募という方法もある。どういう方法で選定するか、まず党員に問い、年内にも決めたい。民主の政権運営を見極め、争点を明確にしていきたい。

 黒岩 党代表も幹事長も落選し、党の立て直しが命題。参院選に向けた具体的方向性は、その後になる。従来通りなら、比例区に力を入れた取り組みになる。生活実感のある政治、信頼ある清潔な政治という二大政党にはない党公約を掲げ、政策を基本に臨むことになるだろう。(自公選挙協力は)自公連立10年で信頼感がつくられた歴史がある。それは大事にしていかなければいけない。

 国と地方の関係
 ―民主党政権へ交代後の国と地方の関係をどう見通すか。

 大石 全国で唯一、民主党の衆院議員がいない県だが、国政では政権を担う立場。地域の実情を知るためいろんなチャンネルを構築し、県民と意見交換の場をつくっていく。中央集権のひずみがいろいろな弊害を起こしている。地方が将来に向けて自立できる体制を目指し、他県連の2倍、3倍の努力をして国政の場に県の実情を訴えていきたい。

 今西 今日までの地方と国の関係が、政治的にも経済的にも行き詰まってきた。三位一体改革や規制緩和で格差が生まれ、国民生活が疲弊し、財政を理由に福祉、教育、環境が切り捨てられた。政権交代をした今こそ、真の地方分権を確立し、地方の税財源の充実強化を進めなければならない。国と地方代表が協議する地方行財政会議の法制化が急務だ。

 黒岩 公明党の地方分権の政策は、全国知事会から高く評価された。民主党政権で、地方分権がどう進展していくか注視したい。民主党の予算組み替えが県、市町村にどういう影響を与えるか、大勢の県民が懸念している。厳しい本県がさらに厳しくなることがないようにしてほしい。

 武石 政権が代わっても、本県の厳しい財政、雇用への対策は継続しなければならない。県議会が7月に可決した大型補正予算がどうなるのか、今後の公共事業の在り方、暫定税率廃止、高速道路無料化が県に与える影響を憂慮している。日米自由貿易協定締結や補助金廃止が本県の農業をますます弱めるのではないか。力ある野党として、政権に物申していく。

 佐竹 民主党政権に対して、良いことは推進、悪いことは反対、問題点はただすという姿勢で臨む。分権に関してはただすことが多くなるだろう。民主党は国の役割を外交、防衛、危機管理などに限定する方針だが、国が国民のナショナルミニマム(最低限保障すべき水準)に責任を果たせるのか不安だ。無駄削減と称して公共事業予算がなくなるのは、本県にとってとんでもないこと。地方分権については、道州制や強制的な市町村合併には反対していく。

(2009年09月06日付朝刊)

5548名無しさん:2009/09/12(土) 18:46:01
http://www13.plala.or.jp/news21/shimen/0911_sp01.html
衆院選当選者に聞く/民主党県連代表・寺田学氏
 今回の総選挙で、小選挙区の秋田1区から民主党で出馬し当選した寺田学衆議院議員(民主党県連代表)に、これからの動きなどを聞いた。(9月4日インタビュー)

■今回の総選挙の民主党の風について。
 「民主党に支持が集まったというより、自民党がダメだということで、結果として民主党に票が集まったということでは。自民党への批判の受け皿になったということだと思う。私自身選挙中、追い風の実感はなかった。厳しい質問を受けたり、集会所を確保する際、民主党には貸さないというところも少なくなかった。秋田が強い保守地盤であることは、前回同様肌で感じた。地方議員の数を見てもわかるのでは」。

■これから国政で力を入れていきたいことは。
 「秋田の地元が元気になるように、中央からの財源委譲など地方分権に力を入れたい。また、若者の雇用や社会保障についても地道に頑張りたい」。

■党内ではどのグループに属するか。
 「菅直人氏に指導いただき、国政の今後についていろいろ話している。菅氏は今まで自民党に入ったことがなく、純粋さがあり、政権交代にぴったりする人。よく攻撃的だと称されるが、実際会うとそんなところはない。具体的に菅氏のグループに参加したのは、4年前の私の2期目の時からで、党の代表選以降」。

■野党から与党になるが。
 「今までは与党を追及してきたが、今度は結果が求められる。後で言い訳したところで国民の厳しい審判が待っている。そういう点からも、今回の当選は前回の2期目とは違い、喜びよりも緊張感がある。重責を感じる」。

■2大政党制について。
 「政権交代が可能な政治体制に今回なった。今回は民主党が圧勝したが、今後選挙が続けば次第に議席が落ち着いてくるのでは。政権交代が可能な政冶体制の中で、しっかり役割を果たしていきたい」。

■どういう秋田にしたいか。
 「働くこと、老後、子育てが安心してでき、ゆとりがそこそこあるような県にしたい。のんびりした県民性で、自然などの豊かさを享受できるのは秋田の魅力。大事にしたい」。

■秋田2区の対応について。
 「無所属で当選した川口博氏は、直接民主党に入党を申し込んできており、近々結論を出す予定。おそらく受諾する方向で決まるのでは(※9月5日、民主党県連常任理事会で入党了承)。党を離れて県連が定めた方向性とは別の候補を応援した方々については、軽々に入党を認める環境にはない」。
【続きは誌面で】

5549とはずがたり:2009/09/12(土) 18:49:31
明日への選択 第3部 政権の条件
(1)背水結束演出 危機は去らず
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/01.shtml

 衆院解散から一夜明けた22日午前。兵庫7区の自民前職大前繁雄(67)は空路東京から戻ると、地元西宮市で支援者へのあいさつ回りに向かった。

 「麻生さんも謝り、(反麻生の急先鋒(きゅうせんぽう)だった)中川(秀直元幹事長)さんも握手した。あれで『よし、やろう』という気になれた」

 内閣支持率の低迷、大型地方選4連敗などかつてない逆風に、総裁選の前倒しを強く訴えてきた大前だったが、前日の両院議員懇談会に触れ、気持ちの切り替えを強調した。

 ただ、それで危機感が和らいだわけではなかった。今年初めには、自身が理事長を務める学校法人による不透明な国有地取得が表面化。「道義的責任を感じる」などと議員辞職や立候補辞退の可能性にまで言及したことが、選挙に及ぼす影響も懸念されている。

 発言の機会は与えられなかったが、懇談会で大前はある提案をしようと考えていた。「総総分離」。首相は麻生のまま、別の人物を党総裁に据えて選挙に臨もうという戦略だ。

 「別に麻生さんが嫌いなわけじゃない。総裁が代わればご祝儀で政党支持率は必ず上がる。そんなおいしい手をなぜとらないのか。これまでもそう言ってきただけだ」



 大前と同様、11区の自民前職戸井田徹(57)も両院議員懇談会後、麻生の下で戦うことに異を唱えなかった。

 6月中旬、日本郵政の社長人事をめぐり、前総務相鳩山邦夫が「更迭」されたのを受け、「納得できない」と厚生労働政務官を辞任。昨年9月の党総裁選では麻生の推薦人に名前を連ね、政権誕生に貢献した戸井田だったが、鳩山とともに政権、そして党にも深いダメージを与えた。

 「景気対策を最優先させてきた首相の方針は支持できる。あの(総務相更迭)判断だけが残念だった」。戸井田はそう批判のトーンを弱め、党内一致結束を訴えた。だが、行動を共にする鳩山からは「1人では何もできないので、いろんな方と相談する」と新党結成をほのめかすような発言も飛び出す。



 前回、民主候補にダブルスコア以上で圧勝した9区の自民前職西村康稔(46)は、総裁選前倒しなどをめぐる党内の主導権争いとは一定の距離を置いてきた。解散翌日の22日も淡路島内を走り回り、支持者らに「政治刷新」や「世代交代」を強く訴えかけた。

 「改革派の若手が連携し、先頭に立って自民党政治を立て直す覚悟だ」と西村。「民主の大勝なら大勢の“小沢チルドレン”が誕生し、党内から少なからず不満が出る。接戦なら、大連立とか新党結成の可能性もある」。その目は既に衆院選後の政界再編も見据えている。=敬称略



 自公政権が歴史的な大勝を収めた「郵政選挙」から4年。政権選択が最大の焦点となる衆院選が事実上、スタートした。未曾有の不況などに直面する今、この国の明日を託せるのはどの政党なのか。その条件とは何か。兵庫の現場から探る。

(総選挙取材班)
(2009/07/23)

5550とはずがたり:2009/09/12(土) 18:50:12

明日への選択 第3部 政権の条件
(2)反動ひずみ残す「小泉改革」
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/02.shtml

 初当選した4年前から続ける朝の駅立ち。兵庫3区の自民前職関芳弘(44)は23日もJR須磨駅前で午前6時から約3時間、通勤客らに支持を訴えた。ただ、「自民」の2文字を口に出すことは一切なかった。

 前回、党の公募で衆院解散の2日後、候補に選ばれた関。銀行員を辞めての挑戦だったが、「地盤も看板もないのに『郵政民営化に賛成、小泉改革を支持する』と訴えるだけで支援の輪が広がっていった」という。

 しかし、今回は状況が180度異なる。政党色はできるだけ出さずに選挙戦へ臨む決意を固める。前面に打ち出すのも「小泉改革」ではなく、小選挙区での雪辱を期す民主前職土肥隆一(70)も意識した「世代交代」だ。

 国土交通省の官僚から転身、2選を目指す1区の自民前職盛山正仁(55)も「今回は自分自身の実績を訴える。それを有権者に評価してもらいたい」と話す。

 全国で80人以上もの「小泉チルドレン」を生み出した郵政選挙。自民への追い風は、4年で完全にその向きを変えた。

 有権者の熱狂的な支持を得た郵政民営化に代表される元首相小泉純一郎の改革路線。だが、そのひずみはさまざまな所に現れている。

 「三位一体改革」で計5・1兆円の地方交付税が削減され、悲鳴を上げる自治体財政。規制緩和による市場主義の徹底は都市と地方の格差を拡大させた、とされる。日本郵政の「かんぽの宿」売却問題は、前総務相鳩山邦夫と社長西川善文との確執という形で、麻生政権の足元を揺るがす事態にまで発展した。

 今月上旬、神戸市を訪れた山口俊一首相補佐官は、県内の首長らとの対話集会で小泉改革を「画期的だったが、地方を疲弊させたことは間違いない」と総括。麻生政権による地方再生への取り組みをアピールした。

 党内に高まる小泉改革の否定、路線転換を求める声にチルドレンの1人、6区の自民前職木挽司(50)は反論する。「ひとくくりに『負の遺産』とするのはおかしい。規制緩和推進は経済成長に欠かせない」

 小泉政権の下などで構造改革の一環として推進された「平成の大合併」。兵庫県内でも21市70町(1999年度末)が29市12町に再編された。その陰で、自民の国政選挙を支えてきた保守系の市町議約500人が引退を余儀なくされた。

 「地域に根ざした地方議員の存在が力の源泉だったが、それが崩れてしまった」と自民県連幹事長の五島壮(66)。逆風が強まる中、五島ら県連役員はこうした引退議員を訪ね、衆院選への協力を呼び掛けている。週明けに開く商業、建設業団体などとの会合の場でも支援を要請するという。

 改革で崩れかけた支持基盤との関係は修復できるのか。大勝の代償が重くのしかかる。 =敬称略

(総選挙取材班)

(2009/07/24)

5551とはずがたり:2009/09/12(土) 18:51:37

> 民主がマニフェスト(政権公約)に盛り込む政権機構の構想概要が23日、明らかになった。政治主導の政策決定へ、各省庁に100人以上の与党議員を送り込むという。
> 小選挙区の民主公認候補は266人。このうち新人は兵庫の5人を含む111人と4割以上を占める。民主が衆院選に大勝、水面下の調整などに当たる委員会の筆頭理事にベテランを起用していくと、大臣や副大臣に新人ら当選回数の少ない議員を登用せざるを得なくなる。
>「新人を筆頭理事に起用すれば、国会が回らなくなる。優秀な新人であれば閣僚は務まるだろうが、ベテランたちがこれを受け入れることができるのか」
> 政策研究大学院大教授の飯尾潤は「民主の最大の弱点になる」と指摘する。=敬称略


明日への選択 第3部 政権の条件
(3)弱点新人4割、地盤に不安も
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/03.shtml

 首都圏での公認候補回りの途中、民主党副代表の参院議員石井一(74)は車内から、兵庫5区の元職梶原康弘(52)の携帯に電話をかけ、一気にまくしたてた。

 「相手(自民前職谷公一)陣営は選挙区内に張り巡らした組織網で地上戦を展開してくる。40日あれば何が起こるか分からない。風頼みの戦いはするな」

 参院民主の総選挙対策本部長代理を務める石井は、大型地方選連勝や民主優勢を伝える報道各社の世論調査などで党内に漂う楽観ムードが気掛かりで仕方なかった。21日の衆院解散直後、党本部(東京)で公認証を受け取った兵庫の立候補予定者たちの高ぶったような表情も、そんな懸念に拍車を掛けた。

 民主が有利と言われた4年前は解散直後、首相だった小泉純一郎の会見で風向きが一変、石井自身も強烈な逆風を受け議席を失った。だからこそ引き締めに躍起にならざるを得ない。選挙に慣れていない新人陣営には、サポート役として現職の参院議員を置くほどの念の入れようだ。

 「世論調査に一喜一憂する前に1人でも多くの支援者と向き合い、急いで強固な地盤をつくり上げなければならない」

 「気の緩み」とともに、不安視されるのが選挙を支える地方組織が、自民などに比べはるかに脆(ぜい)弱(じゃく)なことだ。

 兵庫県の場合、県議や市議は神戸、阪神間などを中心とした都市部に集中。保守地盤とされるほかの地域では党所属の地方議員は数えるほどだ。「(支持団体の)連合の組合員がいないとポスター張りさえできない陣営もある」と県連幹部。後援会やサポーター党員の拡充も図るが、思うように進んでいないという。

 今月5日投開票の県知事選では党方針に反して、「地方の事情がある」と県連独自で自公などとともに現職候補を推薦。政権交代を目指す衆院選を前にした与党との相乗りは、組織の足並みがそろっていない現状を浮き彫りにした。

 民主がマニフェスト(政権公約)に盛り込む政権機構の構想概要が23日、明らかになった。政治主導の政策決定へ、各省庁に100人以上の与党議員を送り込むという。

 小選挙区の民主公認候補は266人。このうち新人は兵庫の5人を含む111人と4割以上を占める。民主が衆院選に大勝、水面下の調整などに当たる委員会の筆頭理事にベテランを起用していくと、大臣や副大臣に新人ら当選回数の少ない議員を登用せざるを得なくなる。

 「新人を筆頭理事に起用すれば、国会が回らなくなる。優秀な新人であれば閣僚は務まるだろうが、ベテランたちがこれを受け入れることができるのか」

 政策研究大学院大教授の飯尾潤は「民主の最大の弱点になる」と指摘する。=敬称略

(総選挙取材班)
(2009/07/25)

5552とはずがたり:2009/09/12(土) 18:51:51
なぬ!?06年迄あったんかいな。
>会見が開かれた尼崎は94年の市長選で、「非自民・非共産」という兵庫独自の選挙協力方式「連合・5党協」(2006年に消滅)が発足した地でもある。

明日への選択 第3部 政権の条件
(4)軸足連立10年 迫られる総括
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/04.shtml

 「よそから来た全く関係ない人に、尼崎の地を譲るわけにはいかない」

  24日午後、JR尼崎駅前。公明党代表太田昭宏と並びマイクを握った兵庫8区の同党前職冬柴鉄三(73)は、こぶしを握りしめて声を張り上げた。

  ほぼ同時刻、近くのホテルでは、参院議員から同区にくら替え立候補する新党日本代表の田中康夫(53)が記者会見を開いていた。会見には民主党代表鳩山由紀夫も同席し、田中推薦を発表。冬柴の言葉は2人への「宣戦布告」だった。

  1999年10月、党幹事長として「自自公」連立政権発足に携わった冬柴。旧自由党が離脱した後も自公連立の要の役割を果たしてきた。一方で国交相当時、同省が道路特定財源でマッサージチェアなどを購入していた問題に、役所擁護の発言をし批判を浴びた。

  そんな冬柴に民主は勝負を仕掛けた。白羽の矢を立てたのが長野県知事時代、「脱ダム宣言」で公共事業の在り方に一石を投じ、全国から注目された田中だった。

  先月の同市議選で、公明は候補者を前回の当選者より2人減らして臨んだ。自民に恩を売り衆院選での協力体制を固める―。公明側の強い危機感が表れた「取引」だった。


  「野党時代の公明は『国益』(を考える)という点で、足りない面があった。自民にも庶民の目線など欠ける部分があった。それを互いに補い、学び合ってきた」

  今月から兵庫県内各地で自民、公明両党が開く合同国会報告会。衆院比例近畿ブロックに立候補予定の公明前職赤松正雄(63)は「自公連立」の意義をそう強調している。

  公明は支持母体創価学会の強固な組織力で自民の選挙を支え、児童手当拡充を実現させるなど政府与党内で確実に発言力を増してきた。

  一方で、自衛隊のイラク派遣など安全保障政策では譲歩を重ねた。支持者からは「平和の党として独自性を失った」との不満も漏れた。

  民主の代表代行小沢一郎と公明代表太田との直接対決が取りざたされ、兵庫8区と並び注目された東京12区。24日、小沢の「国替え」は見送りが決まった。

 田中の会見中、将来的な公明との連携の可能性を問われた鳩山は「(小沢が国替えすれば)公明との関係は決定的になっていた」と微妙な言い回しでかわした。会見が開かれた尼崎は94年の市長選で、「非自民・非共産」という兵庫独自の選挙協力方式「連合・5党協」(2006年に消滅)が発足した地でもある。

  民主が政権を取った場合、公明は自民とともに野に下るのか。「すぐに自民との関係を解消することは信義上あり得ない」。公明兵庫県本部幹事長の野口裕(59)はそう断言した上で続けた。

  「自民が分裂などでごたつけば、いろいろ考えなくてはならないだろう」=敬称略

(総選挙取材班)
(2009/07/27)

5553とはずがたり:2009/09/12(土) 18:52:27

>2000年以降、3回の衆院選で兵庫6〜8区に候補者を擁立してきた社民も今回は、8区の新人市来伴子(31)に絞った。「党勢を考えると、ほかに立てられる状況ではなかった」と同党兵庫県連幹部。
兵庫の社民も衰亡著しく民主に収斂されるのももう少しかなぁ。。
宝塚市長の中川http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/1293が変にパワーアップして戻ってくる危惧はあるけど。。

明日への選択 第3部 政権の条件
(5)存亡埋没回避へ続ける模索
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/05.shtml

 衆院解散直前の19日、神戸・新開地の共産党兵庫県委員会で開かれた地区委員長会議。議題は1週間前に行われた東京都議選の総括と衆院選への展望だった。

  「都議選の得票は前回(2005年)や07年参院選の都内での比例票を上回った。衆院選へ重要な足掛かりになる」

  冒頭、同党県委員長岡正信が党中央委員会の見解を報告した。得票増は投票率の大幅上昇(前回比10・5ポイントアップ)が大きな要因の一つだが、岡は参院選比例票の約1・3倍と伸び率では民主を上回ったことにも触れ、「勢い」を強調した。

  ただ、結果は改選前の13から8へと5議席の減。自民中心か、民主中心か―。衆院選の焦点「政権選択」が都議選でもクローズアップされ、存在はかすみがちだった。

  兵庫では今月5日の知事選で、自公や民主県連などが推す現職と争った新人が、完敗ながら共産単独推薦候補として過去最多の得票を記録。だが周囲は、相乗りを嫌った民主支持や無党派層の「受け皿になっただけ」との見方が大勢だ。

  ある共産地方議員は「衆院選は経験したことのない厳しい戦いになる」と覚悟を決める。



  衆院選に向け共産は今回、これまで目標としてきた全小選挙区での候補者擁立方針を転換。「参院比例の得票率8%以上」、または「各都道府県で1人以上」を基準に擁立区を絞った。前回12選挙区すべてに候補を立てた兵庫は、神戸・阪神間の6選挙区に半減した。

 一方、世界同時不況に伴う「派遣切り」で浮かび上がった非正規雇用問題への取り組み、格差社会やワーキングプア(働く貧困層)を背景とした「蟹工船」ブームに、県委員会幹部は「党勢拡大の好機」とする。目標は「比例近畿ブロックで4議席以上」「兵庫で比例票35万票」。

  県内唯一の比例重複候補で3区に立つ新人金田峰生(43)は、与党批判票を取り込もうと、自民を支援してきた農業団体などへの接近を試みる。



 2000年以降、3回の衆院選で兵庫6〜8区に候補者を擁立してきた社民も今回は、8区の新人市来伴子(31)に絞った。「党勢を考えると、ほかに立てられる状況ではなかった」と同党兵庫県連幹部。「党内の閉塞(へいそく)感を打ち破り、若い世代を含む幅広い層に受け入れられる人材を」と唯一の候補として、NPO法人で環境保護活動などに携わる市来を選んだ。

  候補が未定だった民主党に協力を要請。社民県連代表の今西正行(70)自ら出身労組が同じ民主選対委員長の赤松広隆(61)を訪ね、擁立見送りを打診した。しかし、その望みも民主が推薦する新党日本代表、田中康夫(53)の登場でついえた。

  「二大政党では拾うことのできない声がある」。そう訴える今西もまだ党浮上の戦略を描けていない。=敬称略

(総選挙取材班)
(2009/07/28)

5554とはずがたり:2009/09/12(土) 18:53:08
>>5549-5554

明日への選択 第3部 政権の条件
(6)世襲「政治参加」阻む足かせ
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200907asu/06.shtml

 「ガンバロー」。約250人の出席者全員が拳を突き上げて叫んだ。20日、豊岡市内で開かれた兵庫5区の自民前職谷公一(57)の事務所開き。衆院議員を9期27年務めた元農水相の父洋一(82)も姿を見せた。谷のすぐ後ろには、地元選出の自民県議日村豊彦(56)が立っていた。

 2003年の衆院選、洋一の引退を受けて、日村は立候補に強い意欲を見せた。しかし、谷との予備選に敗れ断念。4年前は県議を辞職した上、自民を離党、「地盤や知名度がないからこそ新しい政治がつくれる」と無所属で谷に挑んだが、落選した。

 その後、県議に返り咲いた日村は昨年10月、復党。今回は自民の地元県議として谷の支援に回った。それでも自身も経験した、新たな人材の政治参加を阻む世襲への憤りは消えていない。

 「同じ顔触れがいつまでも政治や選挙を仕切っている。党主体で人材発掘の仕組みをつくらないといけない」

 共同通信の集計によると、8月の衆院選での「世襲候補」は自民が110人、民主は28人(今月21日現在)。兵庫は自民4人、民主1人の計5人がこれに当たる。5区に立つ民主元職の梶原康弘(52)は世襲ではないが、父は元参院議員。いわゆる2世だ。

 27日に発表された民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)。「五つの約束」と題した項目の一つに、同一選挙区で3親等以内の親族の連続立候補を禁止する制限を盛り込んだ。

 民主が世襲制限を公約に盛り込んだ背景には、「改革」を掲げた元首相小泉純一郎の次男後継指名や、世襲が3分の2を占めた麻生内閣に対する批判の高まりがあった。

 一方、その自民も民主に対抗、選対副委員長の菅義偉を中心に衆院選の目玉公約にしようと調整に入ったが、党内から異論が噴出。6月、党改革実行本部が麻生首相に提出した答申書では、実施時期が明記されず、公募などの条件を満たせば世襲可能など“骨抜き”の内容にとどまった。

 兵庫10区で3度目の挑戦となる民主新人岡田康裕(34)。自民前職の元文科相渡海紀三朗(61)は、父親の地盤を引き継ぎ、当選6回を重ねてきた世襲候補だ。ところが、岡田からは世襲批判は聞かれない。

 「渡海さんが世襲なのは、この地域の人ならだれもが知っていること。あえて口に出す必要はない」と岡田は説明する。

 「地方議員にも世襲や2世は多い。制限に手を付ければ途端に人材がいなくなってしまう」

 元岩手県知事で総務相も務めた増田寛也は世襲制限に疑問を投げ掛ける。人材を呼び込むには、立候補の資格を広げる方が現実的という。

 国政を任せられる人物なのかどうか。候補者の資質を判断するのは、有権者しかいない。=敬称略

(総選挙取材班)
(2009/07/29)

5555a:2009/09/12(土) 18:53:18
。..*☆゜∴       *☆∵。..

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                             張らなかったら逆効果っすょwww

5556チバQ:2009/09/12(土) 20:42:38
選挙中の記事ですが
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082100035&amp;genre=A1&amp;area=K00
Kyoto Shimbun 2009年8月21日(金)

変化の波 激震の「王国」
京都5区 09衆院選激戦区ルポ

 「相手は背中まで迫っている」。自民党前職の谷垣禎一は衆院選公示翌日の19日、舞鶴市の漁港や農村を回った。舞鶴市は民主党新人の小原舞の出身地。小原の追い上げを肌で感じた谷垣は「民主党は米国と自由貿易協定を結ぶという。日本の漁村や農村を守れない」と切々と訴えた。

 京都5区の有権者は約26万人。前回、谷垣の得票は約10万7千票で、民主候補に約5万票差で圧勝した。財務相として全国遊説で忙しく、地元入りは2、3日だけだった。それでも「保守王国」の強さをみせつけて9選を飾った。

 だが今回、その余裕がなくなった。自民への逆風と、若さと地元育ちを前面に掲げる小原の挑戦。谷垣は「初心に帰る」を繰り返し、顔色を変える。山深く人影まばらな集落にまで足を運んでいる。

 小原は20日、谷垣のおひざ元である福知山市の農村に入った。「構造改革で地方は見捨てられた。農家への戸別所得補償で後継者を育てる」。選挙カーから身を乗り出して手を振った。

 昨年9月の立候補表明以降、小原は知名度を上げようと街頭演説を繰り返してきた。その集大成として公示1週間前の11日夜に舞鶴市で開いた集会には千人が詰めかけた。小原は「古里を元気にしたい」と声を振り絞った。

 集会後、今度は福知山市内の病院に向かい、地元の医師有志数人と懇談。福知山医師会長の高尾嘉興の姿もあった。府医師会の政治団体「府医師連盟」は谷垣の推薦を決めたが、高尾は個人の立場で小原支援に回る。父の代から谷垣を支援してきたが「医師不足や交通網など何も変わらなかった」。

 府北部で医療格差が広がる。京都府立与謝の海病院で脳神経外科医がゼロになり、丹後医療圏内ではどの病院も脳外科手術ができない深刻な事態に陥った。

 この解消に向け共産党新人の吉田早由美は署名活動を展開し、外来診療再開の扉を開いた。20日、福知山市内に立った吉田は「安心できる社会保障が必要だ」。前回得票(約2万5千票)の上積みに躍起になっている。

 元海上自衛官の小原は自民の堅い地盤とされる自衛隊関連の「防衛票」にも手を伸ばし、自衛隊OBでつくる府隊友会舞鶴支部に加入した。ある週刊誌に浴衣姿で挙手敬礼する姿が載った。

 自民府連幹事長の多賀久雄は16日、舞鶴市内の海上自衛隊(海自)基地や官舎前で「海自のインド洋給油に反対する民主党に国防は任せられない」と演説をぶった。翌日、舞鶴市の事務所に海自OBら100人近くを集め、イラク派遣の「ヒゲの隊長」で知られる元陸上自衛隊福知山駐屯地司令の参院議員佐藤正久が支援を求めた。集会に参加した海自OBは「心情的には元隊員の小原。でも民主の政策では隊員の士気が下がる」と言葉を選んだ。=敬称略

5557チバQ:2009/09/12(土) 20:44:25
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082200107&amp;genre=A1&amp;area=S00
「郵政後」問い一騎打ち
滋賀2区 09衆院選激戦区ルポ

地元県議らとともに選挙区を回って支持を訴える候補者(米原市醒井)
 滋賀県彦根市にある民主党前職田島一成の選挙事務所。公示日の18日夕、応援のマイクを握ったのは地元の郵便局長会長若林茂だった。「4年前を思い出してほしい。郵政民営化は地域の格差を生んだ」

 同じ日、約1キロ離れた市内の事務所で、自民党前職藤井勇治は「ふるさとの発展に全力を尽くす」と訴えていた。前回、郵政民営化に反対して党公認を得られなかった小西理への「刺客」として送り込まれた藤井は、この日も「地域の代表」の立場を強調した。

 滋賀2区は前回、前々回ともに自民系が分裂、田島が2連勝している。ただ、前回の藤井、小西の自民系の得票合計は9万7千。田島を3万票も上回っている。自民党候補が一本化された今回は、藤井と田島の事実上の一騎打ちとなる。

 18日、藤井の出発式で彦根市選出の県議西村久子は藤井の傍らで、「地域のためには実績が必要」と訴えた。

 前回は小西を支援し、藤井と対決したが、「党の大逆風の中で勝つには、分裂した票をまとめなければ」。小西を推すため一時離党した他の県議3人とともに、藤井の選対幹部に就任している。

 同日夕、西村は後援会員と市内のスーパー前で「民主の政策はばらまき。時代に逆行する」と買い物客に訴え続けた。

 藤井も、分裂した自民支持層をまとめるため300カ所以上のミニ集会を開催、トンネル付け替えなどの実績をこまめに訴える。国交相や地元首長を招いた6月の国政報告会では「地域振興には国政とのパイプ役が必要」と繰り返した。

 その一方で、民主も着実に支持を広げている。国政選挙の比例得票(東近江市除く)は、田島が初当選した2003年衆院選では自民に約4千票差をつけたが、07年参院選では約1万票差まで引き離している。

 地方議員数も大幅に増えた。党の公認や推薦を受けた県議はこの4年間で2人が7人に、市町議は32人が46人へ。田島は彼らの選挙戦で応援の前線に立ち、足元を固めた。

 その一人、米原市選出の県議西川敏輝は20日、田島を先導し、藤井が地盤とする長浜市や米原市の農村部を回った。「ここでがっぷり四つなら、勝利がぐっと近づく」

 長浜市選出の県議田中章五も16日、自民の勢力が強い市北部に足を運んだ。「高速道路無料化は疑問だ」と民主の政策を批判した住民には、駆け寄って「経済効果がある」と一つ一つ説明した。

 2区では今回、前回約1万票を獲得している共産党が候補者擁立を見送っている。田島サイドは「われわれも暮らし重視の政策を重ねている。普通に訴えていれば、(共産票は)取り込める」と、「自公政権の打倒」を掲げる共産の支持増にも期待を寄せる。(敬称略)=おわり

5558チバQ:2009/09/12(土) 20:45:14
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082100032&amp;genre=A1&amp;area=S00
Kyoto Shimbun 2009年8月21日(金)

保守の牙城で攻防過熱
滋賀1区 09衆院選激戦区ルポ

保守地盤の固い高島市内を汗をかいて歩き、握手で支持を求める候補者(19日午前10時50分、同市マキノ町)
 「国道161号バイパス全通を目指します」。19日朝の高島市。自民党前職の上野賢一郎は集まった約300人の支援者に、地元への貢献を約束した。

 その8日前の11日夜、民主党前職の川端達夫も同市で、250人の支持者を前に「今回は高島でトップを取る」と決意を述べた。

 高島市はかつて、閣僚を務めた故山下元利、故河本嘉久蔵ら自民党の大物議員を輩出した保守地盤の強固な地域。川端も過去4回の衆院選で自民党候補の票を上回ったことはない。前回の「郵政選挙」では上野に5千票差で敗北したが、うち3千票分は同市で引き離されている。

 ただ今回は「政権交代」の勢いに乗り、自民の牙城を崩しての完全勝利を目指す。相手の地盤である同市に自ら足を運び、積極的な切り崩しをかける。

 「お父さん、川端さん来てはるで」。6月下旬、田で草取りをしていた保守系の同市議会議長渡邊近治は、妻の声に驚いた。なんと、川端が立っていた。「当然、応援は拒んだが、『負けられない』という強い意気込みを感じた」。渡邊は警戒する。

 川端は、2年前から高島市でそれまで行っていなかった後援会や労組の小集会をほぼ毎月開催。農業団体や医師会会員など保守支持層にもあいさつにまわっている。

 自民党も手をこまねいてはいない。「高島での負けは、滋賀の保守地盤の崩壊を意味する」。上野を支える保守系市議、県議らの危機感は強い。

 11日、小雨が時折ぱらつく蒸し暑い陽気の中、市議3人が上野の妻とともに支援者宅に足を運び、汗をふきながら約200軒を頭を下げてまわった。

 議員1人が1千枚の選挙はがきを配布して支持の輪を広げるほか、個人演説会への動員も求め、結束固めを図る。合併で急減した保守系の地方議員の動員力を補うため、議員OB会を立ち上げた。

 ただ、1区の大票田は、有権者の7割が住む大津市内。上野サイドは若手経営者らが新たに支援組織をつくって集会を開き、著名な党所属国会議員が駆けつけて街頭でアピールするなど、都市部の無党派層対策も進める。

 公示日の18日夕、上野は知名度の高い党の参院議員とともに川端の地元・JR石山駅前でマイクを握った。しかし、上野が立ち去った30分後、川端が現れ、駅利用者らに「おかえりなさい」と頭を下げ続けた。

 一方、共産党新人の川内卓は18日、JR大津京駅で「生活から安心と活力を奪った自公政治を退場させよう」と訴えた。自民、民主の争いに割り込み、党独自の政策を訴えて比例票の掘り起こしを狙う作戦だ。医療、福祉などの現場でも小集会を重ねる。

5559チバQ:2009/09/12(土) 20:46:02
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009081900092&amp;genre=A1&amp;area=K00
Kyoto Shimbun 2009年8月19日(水)

国政象徴 揺れる勢力図
京都1区 09衆院選激戦区ルポ

応援演説に駆けつけた党首と並び、繁華街で街宣車から支持を訴える候補者たち(18日午後6時半、京都市下京区四条河原町交差点付近)
 衆院選が公示された18日午前。大阪市で第一声を放った民主党代表の鳩山由紀夫は、そのまま新幹線で京都に入った。支持者が待ち受ける京都市下京区の四条河原町交差点付近で民主新人の平智之を隣にして「平君とともに新しい日本の歴史をつくっていこう」。ガッツポーズで支持者を鼓舞した。

 その6時間後、同じ場所に共産党委員長志位和夫が共産前職の穀田恵二と並んだ。「自公政権退場の大波を京都1区から起こそうではないか」。沿道を埋めた支持者の数は鳩山代表の街宣を上回った。

 同じころ、自民前職の伊吹文明は派閥議員の応援から京都に戻り、中京区の選挙事務所で繊維業界の後援会の決起集会に臨んだ。「今までで一番厳しい選挙。お得意さん以外にも広めてほしい」

 1998年に結党された民主は京都でも台頭してきたが、京都1区は小選挙区制度の96年以降、地方議員の数と後援会組織の分厚さで優位な伊吹が4回すべてを制してきた。

 有権者は約38万人。前回、伊吹は約11万2千票を得て、民主候補(約6万8千票)、穀田(約5万5千票)を大きく引き離し、その力を見せつけた。

 だが、今回は激しい逆風が吹く。「共産の参院指定席を民主が獲得し政界図を変えた」(連合京都幹部)というように民主が力をつけ、業界団体にも浸透を始めた。共産も全国唯一の「必勝区」と定め、選挙区での議席獲得に本気で挑もうとしている。

 「経験したことのない厳しさを肌で感じている」。公示直前の16日午後の選対会議。ここでも伊吹は強い危機感を示した。出席した市議は「こんなに厳しい表情の伊吹さんは見たことがない」。猛暑の中、異例の街頭演説に3日連続立ち、各種団体役員を学区単位で訪ね歩いた。「いかに目減りを抑えるかだ。府議や市議が地道に回るしかない」。選対事務長で府議の田坂幾太は強調する。

 平は18日夜、上京区の西陣織会館で演説会を開いた。西陣織物振興連盟は今回、伊吹だけでなく平にも民主1区候補初の推薦を出した。「身の引き締まる思いだ」と職人への支援策を訴えた。立候補表明から約10カ月。知名度ではベテランの伊吹、穀田に劣る。拡声器をかついで大通りから路地裏を歩き続けた。「強い伊吹さんの背中が見えてきた」。参院議員の福山哲郎も街宣車から平の名前を連呼した。

 穀田は17日、比例近畿ブロックで1位にランクされた。だが、党はあくまで選挙区勝利を求める。共産は今回、小選挙区候補を半分に絞り、「必勝区」の候補に穀田を選んだ。衆院解散後には党幹部が続々と1区に入った。13日、書記局長の市田忠義は京都駅前のホテルに支援団体幹部を集め、「小選挙区の勝利が自公には痛打になる」と檄(げき)を飛ばした。府委員長の渡辺和俊は「伊吹さんが(票を)減らすのは間違いない。民主が抜け出るとも思わない。勝機はある」。国政の行方を象徴し、京都政界の主導権をかけた戦いが、激しさを増している。

5560チバQ:2009/09/12(土) 20:48:00
http://www.tokachi.co.jp/feature/200909/20090901-0002614.php
【激震11区 2009衆院選】(1)保守地盤に地殻変動
2009年09月01日 15時18分
 自民が議席を失い、民主が圧勝した十勝の衆院選。「激震」が走る地元政経界の地殻変動を追った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



衆院選圧勝の翌朝、十勝大橋のたもとでつじ立ちする石川知裕氏


産業界 始まる駆け引き

 「『王国』と戦う姿勢を示すために街頭に立った。このスタイルは変えない」

 衆院選開票から一夜明けた8月31日の朝。民主党の石川知裕氏は圧勝の余韻に浸ることもなく、十勝大橋のたもとでつじ立ちを行った。「2代続いた王国は強固で決して崩壊していない」−。あくまでも「謙虚さ」を強調した。

 自民党の中川昭一氏は開票日の夜、比例復活でも次点となり、「帯広、十勝、日本が心配。父親(故・一郎氏)や私がやってきたこと、やっていかなくはいけないことがある。恩返しするべく進んでいきたい」と語った。国政復帰に含みを持たせたものだが、後援会関係者は微妙に口を濁した。

 衆院選で明暗が分かれた2人。今後の動向を政治関係者は注視する。



開票日の夜、議席を失い記者会見する中川昭一氏
中川氏の「出直し」支える組織に危機
 当面の焦点は、中川氏の去就だ。当選8回、議員生活26年ながらも年齢は56歳。「政治家として脂が乗った年齢。まだまだ働いてほしい」と中川系の市議は語る。

 ただ後援会内部の敗戦のショックは大きく、復帰の道のりは容易ではない。「(本人が)十勝8万戸の1軒1軒を自分で歩いて信頼を回復するくらい、人間が変わらないと周りは付いていかない」と後援会幹部は語る。

 矢野征男選対本部長は「後援会組織は世代交代や組織自体の立て直しが必要。(年齢や立場が)自分たちのようなのが前面に出てはいけない」と一歩距離を置く。中川氏の地元後援会は、帯広連合(会長・岩野洋一帯広商工会議所前会頭)と、十勝連合(会長・有塚利宣十勝地区農協組合長会会長)がある。昨秋の役員改選を選挙後まで延ばしており、落選を機に幹部は辞任するとみられる。

 今衆院選では後援会の弱体化・高齢化が明確となり、古参の支持者は「組織が瓦解している」と危機感を語った。バッジを外した中で、これまで支持基盤として固めてきた農業界や経済界と、どう関係を維持、再構築していくかが大きな課題だ。


石川氏と鈴木氏連合軍の強さ鮮明
 保守系代議士不在のすき間を突きたいのが石川陣営。「十勝選出」の唯一の代議士となり、与党とのパイプを前面に出せば支持を拡大する好機になる。選挙期間中から政権交代への支持を示す建設会社も現れていた。「十勝を代表する企業とつながりのある地元の人材をブレーンに取り込みたい」と陣営幹部。駆け引きは活発化している。

 十勝毎日新聞社が投開票日に行った出口調査によると、中川氏は前回票の約6割しか固めきれず、その一方で新党大地支持者の約75%が石川氏に投票した。比例代表の投票結果では民主・6万4992票、大地・5万1621票に対し、自民・6万2376票。石川氏と鈴木宗男氏(新党大地代表)の「連合軍」の優勢が鮮明となり、反中川の構図が浮かび上がった。

 石川氏は保守層の基盤を構成していた経済界、農業界との関係づくりに関し、「耳を傾けてくれるのなら十勝の発展に協力しようと呼び掛けたい」と話す。

 本名武氏、中川一郎・昭一氏と、半世紀にわたって守ってきた十勝の保守議席。保守系市議は「これまで基本だった保守の流れ、枠組みが根こそぎ変わった。今後の変化も想像しにくい」と漏らす。十勝の保守地盤は揺らいでいる。
(衆院選取材班)

5561チバQ:2009/09/12(土) 20:49:41
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/211
【激震11区 2009衆院選】(2)市長選 勢力図一変
http://www.tokachi.co.jp/feature/200909/20090903-0002630.php
【激震11区 2009衆院選】(3)パイプ役「未知数」
2009年09月03日 15時23分



当選にわいた石川知裕氏の選対事務所には管内町村長も続々と駆け付けた(左から高橋正夫十勝町村会長、石川知裕氏、竹中貢上士幌町長、勝井勝丸池田町長)
行政、経済界 続く暗中模索

 「十勝経済を停滞させない」。衆院選開票翌日の8月31日、帯広商工会議所の高橋勝坦会頭は臨時の正副会頭会議を招集した。確認したのは中川昭一氏に代わり国政窓口となる石川知裕氏との対応。高橋会頭は「中川氏は国とのパイプ役として心強かった。石川氏は未知数」と、経済界と関係が薄かったことを示唆する。

 故・中川一郎氏から続いた中央との太いパイプ。「十勝にお金を引っ張って来る人がいなくなるかも」、帯広商工会議所のある役員は不安を漏らした。

中川氏の電話で局長級が現れた
 投開票日の夜、中川氏は落選決定後の記者会見で「十勝の事業はすべて私がやったと思っている」と語り、強烈な自負をにじませた。

 保守系代議士不在だった釧路で過去数年間、実現した国の主要事業は釧路港の耐震・旅客船ターミナル整備などわずか。これに対し十勝はJAの農産物貯蔵・加工施設増設、高規格道路建設など枚挙にいとまがない。市内の経済人は「市長の陳情では役所の課長級だったのが中川氏の電話1本で局長級が現れ驚いた」と振り返る。

 帯広の森屋内スピードスケート場のオープニング式典(8月30日)。来賓席に中川氏と石川氏の姿があった。屋内スケート場も中川氏には強い思い入れのある施設だ。2006年、自前整備に方針転換したものの財源手当てに苦心する市を、農水相だった中川氏が小坂憲次文科相の了解を取り付け、国交省に働き掛けて補助(都市公園事業)を引き出した。

 ただ実績を認めつつ、一部の首長は中川氏に不満を募らせていた。中央要請で上京しても、時折不機嫌そうな態度で対応され、「あれはないだろう」と内心へきえきすることも。十勝町村会の高橋正夫会長(本別町長)は「石川氏はこれから何十年も頑張ってもらえる大事な宝」と語る。

 清水町の高薄渡町長は「中川氏には比例で復活当選してもらいたかった」と強調。その一方で「石川氏には経済・雇用、社会保障、農業振興などの対策に関し住民の声をよく聞き中央で努力を」と、微妙なバランスを取る。

公共投資削減も仕事なくさない
 実績がまだない石川氏は、地域の不安を解消するのが課題だ。民主はマニフェスト(政権公約)に「国出先機関の原則廃止」を盛り込んだが、帯広第2地方合同庁舎建設など地元共通の懸案処理に意欲を示す。削減を盛り込んだ公共投資に関しても「環境分野の土木事業など質を変えるべきだが仕事をなくすことではない」とする。

 一連の言動・動きを受けて帯広建設業協会の萩原一利会長は、「北海道のインフラ整備は今後も不可欠。道開発局の存続も業界、地域の繁栄に必要と(石川氏を通して)中央に訴えたい」とする。

 最近は秘書を務めた小沢一郎代表代行の政財界人脈を生かし、帯広空港のダブルトラッキング化に関して一部地元経済人らと水面下で意見交換もした。民主党十勝代表代行の池本柳次道議は「与党代議士として責任は重くなる。地域の思いを的確にくみ取れるよう本人も勉強しなければ」と語る。

 新政権では行革は「行政刷新会議」、政策決定は「国家戦略局」に統括、族議員が発言力を持った自民党との違いを鮮明にしている。新しい政治環境の下、陳情体質が染み付いている十勝の行政、経済界の暗中模索は続きそうだ。
(衆院選取材班)

5562チバQ:2009/09/12(土) 20:50:12
http://www.tokachi.co.jp/feature/200909/20090904-0002641.php
【激震11区 2009衆院選】(4)しこり残した農業界
2009年09月04日 16時23分



公示前日に開いた「日米FTA」への反対集会。地区別で全国最大規模の集会は、民主との間にしこりを残した(8月17日、音更町のアグリアリーナで)
政策めぐり意識のズレ

 「十勝農業を守るために中川(昭一)氏を応援してきた。農政活動は政治と農業の役割を確認すること。政権がどこになろうと時の与党としっかり政策協議を行う」

 衆院選投票日翌日の8月31日、帯広市内の農協連ビル。十勝地区農協組合長会の会議の冒頭、有塚利宣会長が淡々と今後の運動方針を説明した。有塚氏は中川氏の十勝連合後援会の会長も務める。政変と停滞が許されない農業情勢を考えれば、こういう言葉しか見当たらなかったのだろう。

ひた隠した数字1戸900万円以上
 8月17日に農業団体が中心となって開いた、民主党マニフェスト(政権公約)の「日米FTA(自由貿易協定)」に対する3000人規模の反対集会(音更町)。実質的に中川氏の応援集会で、JA系統の自民支持を鮮明に印象付けたが、ある参加者は「ちょっと露骨では」と胸中穏やかではなかった。

 その不安は政権交代で現実になった。今後は民主党の石川知裕氏が政権・与党の窓口に。石川氏が政治の師と仰ぐ小沢一郎代表代行は農業団体の政治姿勢に否定的な姿勢を示し、FTA問題で攻撃するJAグループを「相手にする必要はない」とした。選挙が終わり、農業団体は戦々恐々とした思いでいる。

 管内農業団体が中川氏を支持してきたのは、畑作、酪農・畜産が主体の十勝農業の特殊性・必要性を政権与党の中枢で訴えてきた実績にほかならない。

 水田・畑作経営所得安定対策でも、小麦の手取り不足分が発生すれば「先進的小麦生産等支援事業」に全道で64億円もの予算を付け、その大半が十勝、網走に配分された。同対策では道内1戸当たり平均支払額が約530万円に対し十勝は900万円以上。他地区や農業者以外の批判を招きかねないと、農業団体はその数字をひた隠しにしたほどだ。

 選挙期間中、農業団体は民主と自民の農業政策を比較するビラを回し、「民主の予算1兆円を販売農家戸数で割り返した1戸当たり交付額は63万円」「民主の農業政策は十勝農業を崩壊させる」と不安をあおった。中川氏も、民主が掲げた租税特別措置法の見直しで「肉用牛売却所得課税特例措置(通称肉免)」が撤廃されることを取り上げ、「農家の皆さんは本当に民主党でいいのか」と批判した。

 しかし、農村部は中川氏に「ノー」を突き付けた。背景にあったのは水田・畑作経営所得安定対策をめぐる感情的な衝突。ある地区懇談会では「努力が報われない」とする出席者に対し、中川氏は「勉強していない」と怒るひとコマもあった。帯広市内の農家は「中川さんに対する不信感が充満していた。無条件で支援する系統と末端農家の間にも意識のズレがあった」と振り返る。

農家の声を吸い上げる仕組みを
 民主批判は政権交代のうねりにかき消され、残ったのはあつれきだけ。戸別所得補償制度を前提に輸入自由化もいとわないとする小沢氏のスタンスは、道内農業団体が受け入れられるものではない。「小沢さんが元書生の石川さんの言葉にどれだけ耳を傾けるのか…」「上京しても(陳情に)行くところがない」。農業団体幹部は漏らす。

 全十勝地区農民連盟の山田富士雄委員長は語る。「民主の情報がないから不安が広がっている。努力が報われ、最終的に自給率が向上する制度を設計するために農家の声を吸い上げる仕組みが必要。(現場も)陳情オンリーでは難しくなる」
(おわり、衆院選取材班)

5563とはずがたり:2009/09/12(土) 21:09:21
>>5558
川端は幹事長として臨んだ前回の衆院選で屈辱の比例復活でしたからねー。

> 高島市はかつて、閣僚を務めた故山下元利、故河本嘉久蔵ら自民党の大物議員を輩出した保守地盤の強固な地域。川端も過去4回の衆院選で自民党候補の票を上回ったことはない。前回の「郵政選挙」では上野に5千票差で敗北したが、うち3千票分は同市で引き離されている。
それでも今回も高島市では400票差で上野の勝ち,か。大津で3万票の大差がついたけど。

http://www.pref.shiga.jp/senkyo/syu-giin_sousenkyo/210830/toukaihyo.html
名前(党) 選挙区計 大津市 高島市
川端(民) *112,590  97,585 15,005
上野(自) **82,262  66,824 15,438
川内(共) **19,920  17,677 *2,243
対中(幸) ***2,037  *1,725 **312

5564 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/12(土) 21:52:09
>>5562
>  水田・畑作経営所得安定対策でも、小麦の手取り不足分が発生すれば「先進的小麦生産等支援
> 事業」に全道で64億円もの予算を付け、その大半が十勝、網走に配分された。同対策では道内1戸
> 当たり平均支払額が約530万円に対し十勝は900万円以上。
>  選挙期間中、農業団体は民主と自民の農業政策を比較するビラを回し、「民主の予算1兆円を販売
> 農家戸数で割り返した1戸当たり交付額は63万円」「民主の農業政策は十勝農業を崩壊させる」と
> 不安をあおった。

一方では「民主党の戸別所得補償には財源の裏付けのないバラマキ」と言っておきながら、
他方では「民主党の農業政策予算ではバラマキが足りない」と言っていたわけか。

5565チバQ:2009/09/12(土) 23:47:48
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090812/20090812_0003.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】故郷での風向きは… 「首相・麻生太郎」初の地元入り
2009年08月12日 11:05
 まとわりつくような熱気は、梅雨明けによる暑さのせいだけではなかった。
 6日午後6時、福岡県飯塚市のイベントホール前広場には7千人(主催者発表)の人だかりができた。古里が生んだ「宰相」を一目見ようと集まったのか。建設業や農業など各業界団体関係者のほか、学生やお年寄りも目立った。

 首相・麻生太郎として初めての「お国入り」。原爆死没者慰霊式のあった広島市から福岡県に入り、北九州市や古賀市を経由して飯塚市が5カ所目。この日最後の遊説地だった。

 首相の到着を合図に、わき起こる「太郎コール」。遊説カーの上に首相が現れ、マイクを握ると、一瞬張り詰めた空気が漂った。最初にどんな言葉を発するのか、誰もが聞き漏らすまいとしているようだった。

 「麻生太郎、帰ってまいりました」。首相は深々と頭を下げた後こう切り出した。「この飯塚から東京に(衆院議員として)送っていただき、ちょうど30年。内閣総理大臣にまで育てていただいた」。さらに演説の中で「ありがとうございました」と4度繰り返した。

 昨年9月、自民党幹事長だった首相は、福田康夫前首相の後継を選ぶ党総裁選に出馬。「地元で決意を示したい」と飯塚入りした。4度目の総裁選で初の「本命」となり、後援会幹部との会合では「甲子園の決勝まで来た。断固優勝したい」と並々ならぬ意欲をあらわにした。

 あれから約11カ月。「悲願」をかなえた首相を、地元は再び温かく迎え入れた。「いいぞー!」「頑張れっ」。演説中には激励の合いの手も飛んだ。だが、その雰囲気は「熱狂」とは微妙に違っていた。

 「失言などで自民党への信頼を失わせてしまったのは私の力不足。おわび申し上げます」。神妙な顔つきで語る首相。聴衆の拍手の大きさが、かえって有権者と首相との隔たりをにじませた。

   ◇   ◇   

 政党力が揺らいでいる。特に日本の戦後政治をほぼ一貫して担ってきた自民党は、足元の集票システムが崩壊しつつある。18日の衆院選公示まで10日余り。果たして巻き返しは可能なのか。麻生首相をはじめ福岡県を地盤とする大物候補の“選挙戦”を追う。

 ●83年麻生氏落選 再起へ角栄流 動員力鳥肌立った

 1979年の初当選以降、麻生首相の選挙の中核を担ってきたのは曾祖父・太吉氏が興した炭鉱を発祥とする地方財閥の麻生グループ。ひとたび選挙となれば、従業員やその家族が「集票マシン」としてフル回転した。

 だが、首相が選挙区とした旧福岡2区は元来、革新基盤の強い土地柄。83年12月、首相は3度目の選挙で苦杯をなめた。選挙手法に迷いを感じていた首相が相談した相手は、「政治家になる前からほれ込んでいた」(首相の元秘書)という故田中角栄元首相だった。

 7万5千票余りを獲得しながら2678票差で次点となったことを話す首相に、田中氏はこう諭した。「いいか。すべてを変える必要はない。変えなきゃならんのは2678票だ」

 ロッキード事件で逮捕され保釈中の身にあった76年の総選挙で、2位の3倍以上の得票をたたき出してトップ当選した田中氏の言葉には説得力があった。首相は迷いを振り払い、今までの選挙活動をより一層強化した。

 陣営には、麻生グループから延べ千人以上がスタッフとして送り込まれた。社員たちは市町村ごとに責任地区を振り分けられ、各後援会支部に張り付いた。ビラづくりを担当した元社員は「100万枚なら刷ってから配るまで3日あれば十分だった」と豪語する。

 演説会など集会での動員も群を抜いた。飯塚市体育館での演説会には2千人を集めた。市中心部のバスセンター前で開いた演説会では、集まった人の多さに周辺道路が通行止めになったほどだ。

 圧倒的な動員力に加え、企業や支援団体を締め付ける典型的な「自民党型選挙」。当時、麻生事務所の所長だった深町純亮さん(84)は「思い出すと今でも鳥肌が立つ。まさに『空前絶後』の選挙運動だった」と振り返る。

 再起を期した86年の選挙で首相は13万4千票余りを獲得。2位の候補に3万6千票差をつけて圧勝した。

5566チバQ:2009/09/12(土) 23:48:12
   ■   ■

 7月21日の衆院解散後、首相は事実上の選挙活動の第一歩に支援団体回りを選んだ。街頭に立ち、有権者に支持を訴えた民主党の鳩山由紀夫代表とは対照的だった。

 「党総裁として有権者にアピールする方が先では」。自民党内から疑問の声が上がったが、首相に長く仕えた地元秘書OBは真っ向から反論する。「組織固めこそ自民党選挙の王道」。首相は7日も、福岡県農政連や同県の地場企業グループとの会合をこなす予定だ。

 衆院選の前哨戦とされた都議選の大敗など、前評判では「自民劣勢」との見方が大勢を占める。だが、この秘書OBは「太郎さんは負けるなんて思っていない。イメージしているのは6区補選だ」と言い切る。

 6区補選とは、現職死去に伴う2002年10月の衆院福岡6区補選のこと。期間中、党政調会長だった首相を含め延べ100人の国会議員が選挙区入り。首長や業界の締め付けも激しかった。結果、「落下傘」の自民新人候補が形勢を逆転、民主前職に2万3千票以上の差をつけて勝利した。

 首相は最近、衆院選の事務方に自信たっぷりにこう指示している。「これからは、おれをどんどん接戦区に入れるよう予定を組め」

 ●上の言う通りになる時代じゃない ポスター机に放置

 飯塚市内にあるビルの一室。首相の地元入りを伝える数日前の新聞を広げた運送会社社長は6日、しかめっ面でつぶやいた。「もう上の言う通りになる時代じゃないよ」。テーブルには、麻生首相の後援会入会用紙やポスターが数カ月も放置されたままだ。

 社長には、業界団体や市議を通じて同日夕の首相の街頭演説会に参加するよう声がかかった。9人の社員にも話したが、うち4人には「今回は自分の判断で行動したい」と言われた。

 自民党単独政権が続いた55年体制時代、後援会入会の依頼があれば、多くの同業者がすすんで名前を書いた。右肩上がりの経済。自民党を支持することは、見返りの利益につながった。

 今、時代は様変わりした。財政ひっ迫や利害の多様化で業界団体ぐるみの組織選挙は失速。団体の支持も一辺倒ではなくなった。首相の陣営幹部は「昔は計算できた集会の動員数も今じゃできない。動員しても票になるわけじゃないし」と嘆く。

 4年前、当時の小泉純一郎首相が九州最大の繁華街、福岡市・天神で行った街頭演説に集まったのは5千人(主催者発表)。小泉氏は聴衆を言葉で熱狂の渦にのみ込んだ。

 7日、その天神に首相が立つ。

=2009/08/07付 西日本新聞朝刊=

5567チバQ:2009/09/12(土) 23:51:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090812/20090812_0002.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】小泉演説から4年 首相、天神へ 「熱狂」には遠く
2009年08月12日 11:02
 九州最大の繁華街、福岡市・天神。ひっきりなしに人と車が行き交う。気温32度を超える炎天下に響くセミの声が、都心の喧噪(けんそう)に拍車をかけていた。

 7日午後1時半、天神の中心部にある福岡市役所前広場に、麻生太郎首相の声がこだました。「日本には底力がある。それを引き出すのは政治の力。政権ではなく、政策を選択してほしい」

 首相は応援遊説のため1泊2日の日程で福岡県入り。6日は地元の飯塚市など5カ所で遊説を行った。1カ所につき約20分間、景気対策を中心に、首相就任後10カ月の実績を強調する内容。失言を恐れてか、首相の持ち味であるアドリブは影を潜めた。

 この日も同じ路線を踏襲した。「普段の麻生さんの話より具体的で分かりやすい」。福岡市の会社員男性(28)は評価したが、拍手や掛け声はまばら。演説の様子をいちべつし、足早に通り過ぎる通行人も少なくなかった。

 主催者発表によると、聴衆は5千人。4年前、小泉純一郎首相(当時)が近くの公園で行った街頭演説に詰め掛けた聴衆も、主催者発表で5千人。その会場にもいたという福岡市の会社員男性(36)はこう比較した。

 「4年前も暑かったが、まさに『熱狂の渦』という言葉がふさわしい雰囲気だった。今回は明らかに熱気が違う。むしろ冷めたムードを感じた」

   ■   ■

 その2時間前、首相は近くのビルで開かれた自民党福岡県連支部長・幹事長会議に出席。あいさつでは「福岡では広田弘毅先生以来72年ぶりに総理大臣を拝命した」と、「地元が生んだ宰相」とのアピールを忘れなかった。

 街頭演説を行った広場から歩いて5分。林立する商業ビルの谷間に、静かなたたずまいの神社がある。天神という地名の由来にもなった「水鏡天満宮」だ。

 鳥居にかかる石造りの額には、のびのびとした字で「天満宮」と記されている。書いたのは、首相が名を挙げた広田弘毅(1878―1948)とされる。戦前の36年、同県出身者として初の内閣総理大臣になった。

 広田は、「ワンマン宰相」と呼ばれた首相の祖父・吉田茂と外務省の同期。福岡県出身者としてただ2人、日本の最高権力者に上り詰めた首相と広田には浅からぬ縁があるようにも見えるが、生まれ育った環境は好対照をなす。

 ●戦後の経済成長「誰のおかげか」 自身のルーツに重ね

 貧しい石工の家に生まれた広田に対し、首相は「銀のさじをくわえて生まれてきた」(党幹部)と言われる。父・太賀吉が衆院議員、祖父が吉田元首相、高祖父は明治の元勲・大久保利通という政治家一族の血筋。さらに、曾祖父・太吉が興した炭鉱に端を発し、戦後復興、高度経済成長と歩を合わせるように一大地方財閥へと発展した麻生グループの資力が、首相の政治活動を後押しする。

 麻生グループはエネルギー革命による石炭産業の衰退後、セメント事業に移行。多くの地場炭鉱が閉山となる中、「黒から白への鮮やかな転換」(首相陣営関係者)を成し遂げた。そこには、吉田氏の薫陶を受けた佐藤栄作元首相の助言もあったとされる。

 現在はグループ全体で従業員約6千人。医療や教育、人材派遣の分野にまで事業を拡大し、年商は1400億円に上る。「地元では『昔は地下を掘り、戦後は山を掘り、今は人を掘っている』と言われている」。元飯塚市議はこう話す。

 「今から64年前、この辺は丸焼けだった。それから今日まで、日本は何の資源もないのに世界第2位の経済大国にのし上がった。誰のおかげか。間違いなく、父母や祖父母のおかげでしょうが」

 天神での演説で、首相が最も力を込めた場面。自身の立身出世の基盤となったグループへの自負心がのぞいた。

   ■   ■   

 この日、天神での街頭演説では首相の脇を固めるように、次期衆院選福岡1―3区に立候補を予定している遠藤宣彦氏、山崎拓氏、太田誠一氏の前職3人が並んだ。遠藤氏は元官僚、山崎氏は県議出身のたたき上げ、太田氏は元学者。「多彩な人材が自民党の強さとしたたかさを支えてきた」。県連幹部は強調する。

 しかし、現在、自民党前職の3分の1は世襲。首相も父の地盤を即引き継いだわけではないが、その1人であることに変わりはない。2代続けて世襲議員の首相が1年で政権を投げ出した後を受けた首相は、自身と党に注がれる有権者の懸念を払拭(ふっしょく)できるのか。

 首相の全国遊説は続く。

=2009/08/08付 西日本新聞朝刊=

5568チバQ:2009/09/12(土) 23:52:44
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090812/20090812_0001.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】山崎拓氏 背水の駅前 冷たい逆風 肌に感じ
2009年08月12日 11:02
 「今回は私がかつて経験したことがない厳しい選挙です。ぜひ助けていただきたい」

 10日午前、福岡市内で開かれた後援会女性部の会議。自民党副総裁などを歴任し、党内第4派閥を率いる山崎拓氏(72)は150人の支援者を前に声を振り絞った。

 この日の早朝、山崎氏は福岡市南区の西鉄大橋駅前に立っていた。

 「お勤めご苦労さまです。今日も頑張ってください」。駅に吸い込まれる通勤客の列に、ひたすらマイクで呼びかけた。足を止める人はいない。それでもお辞儀を繰り返した。

 「今までとはちょっと空気が違う。自民党への厳しく冷たい逆風だ」。公示前から朝立ちを繰り返す山崎氏は、肌でそう実感したという。

 陣営は「背水の陣」を敷き決戦に臨む。

   ■   ■

 大橋駅前に一緒に立った大橋商店街連盟の幹部(74)は言う。「(2003年の衆院選で)落選を経験してから、拓さんは地元をよく回っている。今回は民主党が人気だけど、力のある拓さんじゃないと地元に予算はもってこれん」

 秘書たちが配布していた後援会会報には、15の地域課題がずらりと並ぶ。「天神地区水害対策の早期完成」「地下鉄七隈線の博多駅への延伸」…。山崎氏が選挙区の福岡2区向けにつくった地域マニフェストだ。

 《私の目の黒いうちに、井尻駅の高架を成し遂げまして、西鉄福岡大牟田線が春日原まで一気通貫となるよう努力をいたしたいと思います》

 《福岡市は活気のある街。県政、市政、そしてわれわれ国政がしっかり手を結び、地元のための政策を展開します》

 これまでに行った街頭演説の内容は、得意の外交・安全保障政策ばかりではない。

 「いまの官僚機構の中で、地域の要望を通すには有力政治家が必要。山崎拓なら、こんなことを実現できるとアピールしたい」。系列市議は、あえて“利益誘導”を強調する狙いをこう明かした。

 ●規制緩和「企業選挙」に限界 地域密着が力の源泉

 「山崎拓」の名前は、福岡市内の至る所に根を張っている。

 都市高速道路、地下鉄、港湾整備…。「人工島の耐震岸壁計画のため東京事務所に陳情に行くと、山崎先生はその場で国交省の幹部に電話を入れた。事業が採択されるまで、ものすごくプッシュしていただいた」。福岡市元幹部(60)は中央官庁とのパイプの太さを思い知ったという。

 大型事業に限った話ではない。「商店街のサンドーム(天井)は拓さんのおかげで助成金がついたと聞いた」と話す下着店経営の女性(50)。「どこにお願いしても駄目だったが、事務所に相談したら、消火設備に国の補助金が下りるのを支援してくれた」という医療関係者もいる。

 地元発展のため公共事業誘致や予算獲得に奔走する国会議員と、見返りに投票する有権者。1年で人口の10%前後が入れ替わる都市型選挙区で、12回も当選を重ねてきた山崎氏の力の源泉は、こうした地域との蜜月関係にある。

5569チバQ:2009/09/12(土) 23:53:13
   ■   ■

 大橋駅前に一緒に立った大橋商店街連盟の幹部(74)は言う。「(2003年の衆院選で)落選を経験してから、拓さんは地元をよく回っている。今回は民主党が人気だけど、力のある拓さんじゃないと地元に予算はもってこれん」

 秘書たちが配布していた後援会会報には、15の地域課題がずらりと並ぶ。「天神地区水害対策の早期完成」「地下鉄七隈線の博多駅への延伸」…。山崎氏が選挙区の福岡2区向けにつくった地域マニフェストだ。

 《私の目の黒いうちに、井尻駅の高架を成し遂げまして、西鉄福岡大牟田線が春日原まで一気通貫となるよう努力をいたしたいと思います》

 《福岡市は活気のある街。県政、市政、そしてわれわれ国政がしっかり手を結び、地元のための政策を展開します》

 これまでに行った街頭演説の内容は、得意の外交・安全保障政策ばかりではない。

 「いまの官僚機構の中で、地域の要望を通すには有力政治家が必要。山崎拓なら、こんなことを実現できるとアピールしたい」。系列市議は、あえて“利益誘導”を強調する狙いをこう明かした。

 ●規制緩和「企業選挙」に限界 地域密着が力の源泉

 「山崎拓」の名前は、福岡市内の至る所に根を張っている。

 都市高速道路、地下鉄、港湾整備…。「人工島の耐震岸壁計画のため東京事務所に陳情に行くと、山崎先生はその場で国交省の幹部に電話を入れた。事業が採択されるまで、ものすごくプッシュしていただいた」。福岡市元幹部(60)は中央官庁とのパイプの太さを思い知ったという。

 大型事業に限った話ではない。「商店街のサンドーム(天井)は拓さんのおかげで助成金がついたと聞いた」と話す下着店経営の女性(50)。「どこにお願いしても駄目だったが、事務所に相談したら、消火設備に国の補助金が下りるのを支援してくれた」という医療関係者もいる。

 地元発展のため公共事業誘致や予算獲得に奔走する国会議員と、見返りに投票する有権者。1年で人口の10%前後が入れ替わる都市型選挙区で、12回も当選を重ねてきた山崎氏の力の源泉は、こうした地域との蜜月関係にある。

   ■   ■

 「景気が上向いてきたのは、まさに現政権の政策のおかげ。厳しい選挙といわれているが、正義は勝つ」

 今月3日、福岡市の九州電力本店で開かれた激励会。山崎氏の「企業選挙」を事実上取り仕切る松尾新吾・九電会長(71)は、幹部社員と取引先企業の500人を前に声を張り上げた。

 「七社会」と呼ばれる地場大手企業のトップ級が後援会長に座り、400を超える業界団体が支援に回ってきた自民党の組織選挙。「中選挙区時代は、2―3人の自民候補の中で、最も苦戦している候補に集中的に票を回すことができるほど財界の力は強かった」と秘書は振り返る。

 企業にとって「霞が関」ににらみが利く自民党は今も昔も頼りになる存在。小選挙区になっても、政権与党の空白区になることだけは避けたい、との思惑が経営者側の背中を押してきた。

 だが、規制緩和により企業が官庁の顔色をうかがうことも減った。「(国全体で年間)80兆円あった建設投資は50兆円に減り、たまに仕事があっても一般競争入札。自民党を支援する恩恵は感じなくなった」。建設会社幹部は本音をこう打ち明ける。

 ●事務所応援社員 くじで決定 投票は個人の意思で

 2000年から独占市場の自由化が進み、料金引き下げが認可制から届け出制に移行した電力業界も同様だ。「昔は与党を応援することに義務感があった。でも、最近はお付き合い。そう、部下に酒をおごるような」。九電OBは「政治家−官庁−企業」の力学の変化を実感していた。

 「後援会事務所に応援に来てもらえませんか」。九電本店に、山崎氏の事務所から“ボランティア派遣”の要請が来たのは7月末のことだ。

 九電が派遣するのは、民主党を支援する労組に配慮して、課長級以上の幹部社員。ある部署は指名し、別の部署はくじ引きで該当者を決めた。延べ約70人。今月中旬から投票日前まで12日間、公休を取って事務所に詰め、支持者カードをもとに電話をかける。

 事務所に行くことになった幹部社員は苦笑し、こう言い切る。「決まった以上は行く。でも、こんなやり方がいつまでも通用するとは思えん。どこに投票するかは自分で考えるよ」

 「個人」の意思が尊重され、企業への忠誠心も薄れゆく時代。そんな時代の波が、自民党の足元を削る。

=2009/08/11付 西日本新聞朝刊=

5570チバQ:2009/09/12(土) 23:54:47
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090825/20090825_0002.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】太田元農相 農業地域で熱弁 揺らぐ地盤に危機感
2009年08月25日 13:47
 「(民主党は)アメリカとFTA(自由貿易協定)を結ぶと言っている。アメリカの輸出品の中心は農産物であり、そうなれば日本の農業にとって死活問題になる」

 11日夜、自民党前職の元農相太田誠一氏(63)は、福岡県前原市の伊都文化会館で約400人の聴衆に訴えかけた。

 次期衆院選で福岡3区に立候補を予定する4人のうち3人が出席した公開討論会。「景気対策」「年金」「安全保障」など6分野で、事前に決められた各分野の持ち時間はそれぞれ1人4分間。太田氏は「農業・食料自給率」で民主党の政策を批判する一方、糸島地区の先進的な農業を絶賛した。

 前原、志摩、二丈の1市2町を指す第1次産業地域「糸島」は、落選した2003年選挙でも民主党候補を上回る票をたたき出した、太田氏のホームグラウンド。「身ぶり手ぶりを交えて糸島の農業を持ち上げたのは、足元が揺らぐ危機感の裏返しでは」。討論会に参加した会社員男性は、こう受け止めた。

   ■   ■

 父は元博多大丸会長、伯父は元衆院議長、義父は元福岡県知事の故亀井光氏。経済学者から政治家に転身した当初は「農業なんて全然分からない『御曹司』だった」(元JA糸島幹部)。

 旧福岡1区への出馬に際し、亀井氏は親密にしていたJA糸島組合長の県議とともに、甘木・朝倉、糸島、粕屋の農村部を「息子を頼む」と行脚したと伝わる。元衆院議員の故森田欽二氏が築いた“農業人脈”を引き継いだ太田氏に、JA福岡中央会の花元克巳会長(77)はこうハッパをかけた。

 「福岡県の『農業担当』になれ」

 1980年の初当選以来、太田氏はその言葉通り「農政通」を目指した。「官僚の言いなりにならないよう勉強した」とも胸を張る。昨夏の農相就任は、太田氏を支えてきた農業関係者にとっても悲願だった。

 昨年8月30日夜。太田氏の農相就任を祝おうと、古くからの有力支持者約10人が福岡市中央区の料亭に集まった。

 「大臣はまだやりたいことを遠慮している」。同席した秘書官の冗談に、太田氏は「そうかなあ」と笑いながら上機嫌で杯を傾けた。出席者は「やる気に満ちあふれていた」と振り返る。

 その20日後、汚染米問題と「消費者がやかましい」との失言で引責辞任する事態になるとは、誰も想像していなかった。

    ×      ×

5571チバQ:2009/09/12(土) 23:55:25
 ●盤石の農業票 足で固め 炎天下、現場に学ぶ

 前JA糸島組合長で、糸島地区後援会長を務める田中久俊さん(78)は、太田氏の“指南役”の一人。1994年、大渇水が糸島に甚大な被害をもたらした際、作業服に長靴姿で視察に回る太田氏の姿が目に焼きついているという。

 炎天下の二丈町。ひび割れた田んぼの稲に、井戸水をまく農家の男性がいた。真意を問う太田氏に田中さんは説明した。「焼け石に水でもシャワーを浴びせてやりたい。農家にとって稲は息子なんですよ」。太田氏は黙って何度もうなずいた。

 昨夏の農相就任会見で太田氏がぶちあげた「カロリーベースで食料自給率50%」の目標も、「勉強」の延長線上にある。ミャンマーを訪問した田中さんは、現地で「日本はコメと油を断たれればおしまい」と言われ、衝撃を受けた。戦中戦後の食料難を知る田中さんは帰国後、太田氏に口酸っぱく自給率アップを進言した。

 ガットの新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)で、当時の細川連立政権が受け入れたコメのミニマムアクセス(最低輸入量)。「太田さんは最後まで反対し、党罰を受けた」と県農政連糸島支部前委員長の井田磯弘さん(71)は明かす。

 農村を固めた太田氏の当選回数は、順調に伸びていった。

   ■   ■

 盤石の農業票に異変が生じたのは、自民党が大敗を喫した2007年夏の参院選だった。

 一定規模以上の農家に支援を集中する方向に政策転換したことで、「小農切り捨て」との不満が噴き出した。JA福岡中央会関係者は「『米価の下落を防ぐ』と言われて減反などを受け入れてきたのに、価格は1回しか上がらなかった。仕組みのおかしさに気付き始めた」と解説する。

 糸島も例外ではなかった。自民党候補が獲得したのは約1万7800票にとどまり、民主党候補に約1000票差で初めて負けた。

 JA糸島幹部は「その流れは今、さらに加速している」と言う。安定しない所得、後継者不足、耕作放棄地の増加…。農業をとりまく環境は年々厳しさを増し、今年は集中豪雨と日照不足の影響で糸島の作況指数予想も厳しい。

 民主党が打ち出した「戸別所得補償」が農家の心を揺さぶる。

    ×      ×

 ●農相辞任、失言で逆風 「農家の思い理解せず」

 衆院解散直後の7月23日、糸島と福岡市の農政連幹部合同会議。「糸島の票のとりまとめが厳しい」との報告に、長い沈黙が続いた。

 ある出席者は「表だっては誰も言わないが『一度民主党にやらせてみよう』との空気がかなりある」と打ち明ける。

 太田氏個人には、農相辞任と失言の逆風も吹く。長年の支持者だった60代の農業男性は今回、民主党元職の藤田一枝氏(60)に投票するつもりだ。「自民党の農業政策がどうのこうのという前に、あの失言にあきれている。農家の思いを全く理解していない」

 今月5日、花元さんはJA役職員による太田氏の激励会で力を込めた。「この30年、自民党、太田氏と一緒にやってきた。最後までやらざるを得ない」

 一方、元JA糸島幹部は自民党を支持してきた理由を問われ、こう答えた。

 「自民党が与党だったから。与党じゃないと、農家が求める要望や政策を形にしてもらえないじゃないですか」

=2009/08/12付 西日本新聞朝刊=

5572チバQ:2009/09/12(土) 23:55:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090813/20090813_0001.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】古賀誠氏「道路族」前面に 声高に功績並べ
2009年08月13日 20:44
 白いスーツ姿の歌手松山千春さん(53)が壇上に上がると会場は支援者集会とは思えないほど華やいだ雰囲気に包まれた。

 12日午後2時半、福岡県大牟田市の大牟田文化会館大ホール。自民党前職、古賀誠氏(69)の「女性の集い」に駆け付けた松山さんは約1時間、約1500人を前に毒舌を交えつつ古賀氏を持ち上げた。

 「そりゃいろいろ言われるよ。誠橋、誠道路、インターチェンジまで造ってさ。これが利益誘導だって言うけど、こんなことができない一山幾らの国会議員を出してどうするの」

 松山さんはヒット曲を歌い、最後には「古賀誠の力になって下さい」と壇上で土下座のパフォーマンスまで披露した。

 続いて登壇した古賀氏は、打って変わって落ち着いた口調で話し始めた。「橋を造れば誠橋、道を造れば誠道路。仕事をすれば誹謗(ひぼう)中傷の嵐だった。しかし調べてもらえば分かるが、皆さん方に恥じる行為は一つも致してない」

 地元・福岡7区で建設され、「誠橋」とも呼ばれる朧(おぼろ)大橋、九州新幹線の駅設置、大牟田市から大川市まで延びる有明海沿岸道路の延伸…。「税金の無駄遣い」との批判が強い中、自身の「功績」を並べ立てた。インフラ整備の必要性を語る口調は、少しずつ声高になっていった。

 「私は皆さん方から育てられた国会議員として、古里へのご恩返しとして次の世代に必要な基盤をつくる。何と言われようとつくる」

   ■   ■

 7月22日夜、東京都内の料亭。有明海沿岸道路の延伸を国土交通省に陳情するために上京した福岡県の大牟田、みやま、柳川、大川の4市長に対し、古賀氏は余裕たっぷりに語りかけた。

 「あす国交省に行く必要はないですよ。局長を呼ぶから、僕のところで済む」

 翌朝、国会議員会館にある古賀氏の事務所に行くと、既に道路局長が呼ばれていた。「沿岸道路を佐賀空港に延ばすまで、局長をしときなさい。君の責任だよ」。4市長を前に道路行政のトップに念押しする古賀氏の様子を、その場にいた一人は生々しく証言した。


 ●九州新幹線 地元に新駅も 「次」期待し応援続々

 1980年に初当選した古賀氏は、故宮沢喜一元首相など官僚出身者が多く、当時「公家集団」とも言われた派閥・宏池会に身を置いた。

 建設政務次官、衆院建設常任委員長、運輸大臣と着実に階段を上がり、建設・運輸の「族議員」として足場を築く。2001年には自民党道路調査会長に就任し、「道路族のドン」の地位を確固とした。

 その影響力を示すエピソードの一つが、古賀氏の地元で建設中の新幹線鹿児島ルート「筑後船小屋駅」。当初構想にはなく、04年に追加された。久留米、新大牟田の両駅からの駅間距離はわずか十数キロ。地元では「政治駅」と揶(や)揄(ゆ)される。

 昨年秋に駅名を決める際、地元・筑後市がこの5文字の駅名を希望したのに対し、JR側は渋った。「5文字の駅名だとコンピューターシステム代が数億円高くつく」。困った桑野照史市長は古賀氏に陳情。2日後、桑野市長の携帯電話が鳴った。「話が付いたよ」

 古賀氏を頼るのは地元だけではない。昨年、佐賀県の古川康知事たちは地元で古賀氏を「応援する会」を結成した。九州新幹線西九州ルート着工に伴う並行在来線の運行維持問題を解決してもらったことへの「恩返し」だという。年明けには古川知事や沿線自治体の佐賀、嬉野、武雄各市長、有力県議が交代で古賀氏の地元集会に足を運び、熱弁をふるった。

 「佐賀の国会議員は頼りにならん。頼りは古賀先生だけ。こぎゃん恵まれた選挙区(7区)はない。うらやましかぁ」

 熱弁には佐賀県内での沿岸道路の早期延伸などへの期待も透ける。

5573チバQ:2009/09/12(土) 23:56:41
 ●誰のおかげで仕事あるのか 「未来のため」後付け

 4年前の前回衆院選。大牟田市で土木業を営む男性は、古賀氏の選挙事務所を出入りする高級車に目がくぎ付けとなった。ナンバーを見ると同業者の社長の愛車だが、運転者は見ず知らずの選対関係者。業者が車まで貸す選挙戦に驚いた。「聞いてはいたが、こんな協力までしているのか」

 この男性は選挙が近づけば、パーティー券を購入した。朝礼や集会への動員要請はざら。会場では動員数がチェックされ「踏み絵を踏まされているようだった」とも言う。耳にイヤホンマイクを付けた知人の同業者が集会場で古賀氏に付き添い、ガードする姿を見たこともある。

 「三池炭鉱の閉山後、大きな産業はなく地域は悲鳴を上げている。公共事業は不可欠」。40代の建設会社社長は、今回も支援者回りなどで古賀氏の選挙を手伝う。同社は有明海沿岸道路や九州新幹線の土台部分の工事に加わった。

   ■   ■

 だが、沿岸道路や九州新幹線の整備工事をめぐって、地元の中小建設業者には不満がくすぶる。「この数年間で1500億円が地元に落ちる」と言われながら、孫請けにも入れないからだ。

 宮崎県などの知事たちが逮捕された事件で談合防止策も厳格化された。「公共事業は安値入札の撃ち合いばかり。選挙に人を出せる余裕などないよ」。ある社長は中小業者全般の苦境をこう代弁し、業界全体の“体力”低下を指摘する。

 4年前の選挙中、業界の集会に参加した土木業の男性は、古賀氏周辺から飛び出した言葉に耳を疑った。「今まで誰のおかげで仕事をもらっているんですか」

 男性はその後、会社の受注を民間工事中心にシフトさせた。今回は民主党新人の野田国義氏(51)を支援し、リーフレット配布などを手伝っているという。

 「国や自治体が膨大な借金を抱える中、さらに借金を増やしてまで公共工事を推し進める時代じゃない。将来地元が栄えるためと言われてもね。(公共事業を進める)後付けの理由でしょ」

=2009/08/13付 西日本新聞朝刊=

5574チバQ:2009/09/13(日) 00:03:15
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090814/20090814_0002.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】高齢化、細る遺族会 「会長やけん落とせん」
2009年08月14日 13:28
 夕空にニイニイゼミの鳴き声が響き、足元に敷きつめられた玉砂利から昼の余熱が立ち昇る。

 お盆の入りの13日午後7時すぎ、福岡県みやま市の山川中学校で開かれた市遺族会山川支部の戦没者慰霊祭。自民党前職、古賀誠氏(69)が校庭の片隅にある忠霊塔に一礼した後、あいさつに立った。「残念なことに戦後生まれの方々が75−80%になってしまい、愚かな戦争がどんどん風化しようとしている。わが国の平和を永遠に語り継ぎ、戦争を繰り返さない国を残すことが大事です」

 約30人の参列者は、ほとんどが70−80代。用意されたパイプいすは空席も目につく。古賀氏は続けた。「国民一人一人が心を一つにして古里を守り、平和の尊さを次の世代にしっかりと語り継いでいきたい」

 式典終了後、古賀氏が手押し車のおばあさんに声をかけた。「元気にしとるね」。彼女が「80歳を超えました」と答えると、傍らの息子が続けた。「まだ選挙には行けます。大丈夫です」

 みやま市出身の古賀氏は2002年、戦争遺児として初めて日本遺族会の会長に就任した。

 会場を回る古賀氏と握手を交わした70代後半の男性は、人の輪を離れると自らを鼓舞するように力を込めた。「私らの会長やけん、絶対に落とせん」。さらに、こうつぶやいた。

 「それにしても(慰霊祭に参加する)人が少のうなったなあ」

   ■   ■

 古賀氏が4歳のときに父がフィリピン・レイテ島で戦死。母がリヤカーで行商をして子どもたちを育てた。かつて、政治家を志した動機を聞かれ「生活苦を訴える手紙を政治家に送る母を見て、『政治とは生活だ』と実感した」と答えている。

 自民党に強い逆風が吹くなか、古賀氏はかつてない頻度で地元に帰り、ミニ集会を重ねている。そして、戦争遺児の悲哀を語りながら、選挙区内のインフラ整備を「古里への恩返し」と言い切り、情と利に訴えかける。

 ●大平首相「君は何もないね」 「貧と苦」糧に中枢へ

 古賀氏が国会議員秘書を経て初めて国政に挑んだのは、30年前の1979年。4中選挙区に分かれていた福岡県で、そろって初出馬したのが麻生太郎首相(68)と太田誠一元農相(63)だった。

 3人一緒に首相官邸へあいさつに行ったとき、大平正芳首相(当時)は古賀氏の経歴書を見ながら言った。「君は何もないね。何もないじゃないか」

 麻生氏は吉田茂元首相の孫で地方財閥の御曹司。太田氏は経済学者で福岡県知事の娘婿。身構える古賀氏に大平首相は続けた。

 「でも君は、一番の財産を持ったじゃないか。貧と苦だよ。政治家にはこれが必要なんだ。おやじを戦争で亡くし、貧乏で育った体験を国政にどう生かすかだ」

 大平首相の助言通り、古賀氏は「貧と苦」を語り、豊かさを実感できる国造りを掲げた。地元遺族会の全面支援を得て9期連続で当選。運輸大臣、党国対委員長、幹事長、派閥の領袖と国政の中枢へ駆け上がった。元秘書は「古賀さんには運の強さとすばしっこさがある。学閥も地盤も看板もなく、そうでなきゃ生き残れなかった」と振り返る。

 加藤紘一元幹事長(70)が当時の森喜朗首相降ろしに動いた2000年の「加藤の乱」では、“兄貴分”と慕っていた加藤氏と土壇場で袂(たもと)を分かった。4年前、郵政民営化関連法案の衆院採決の際は、法案反対の動きを見せていたが、採決直前に退席して「棄権」。離党勧告処分を免れた。

 ひとすじにつらぬく‐。長く古賀氏を支援し、今回は民主党新人の野田国義氏(51)を推す60代の男性は、古賀氏のキャッチコピーを皮肉り「権力の中枢を目指す姿勢だけは貫いてきた。今回も選挙直前に選対委員長を辞めた」と手厳しい。

5575チバQ:2009/09/13(日) 00:03:58
  ■   ■

 今月9日、野田氏の出身地、福岡県広川町で遺族の集いが開かれた。

 集まった70人ほどを前に、古賀氏の陣営幹部が頭を下げた。「かつてなく厳しい選挙。1票でも多くお願いします」。遺族会の役員が続けた。「まずは足元を固めんと。みなさんの奥さんや息子さんは大丈夫ですか」

 終戦から64年。古賀氏の選挙戦を支えてきた遺族会の平均年齢は80歳前後。ある遺族会役員(74)は「息子から下は遺族の意識が薄い。選挙しか会をまとめる機会はなか」と話す。

 気温30度を超す猛暑が続くなか、遺族会役員は選挙区内約7000人の支援者を一軒一軒回っている。


 ●東国原氏擁立騒動が影 慰霊祭欠席 失望の声

 ただ、一枚岩に見える遺族会に、東国原英夫・宮崎県知事(51)の擁立騒動が影を落とす。

 沖縄戦「慰霊の日」の6月23日。毎年、日本遺族会会長として戦没者追悼式に参列してきた古賀氏は、宮崎県庁にいた。「沖縄の慰霊祭は欠席したことがないんですが、今年は東国原知事にお会いするため、こちらに来ました」。知事との会談の冒頭、テレビカメラの前でそう明言した。

 「慰霊より人気取りを選んで、失望した。どげな事情があっても沖縄に行くべきじゃった。遺族ば軽んじて、おごりがあるとやなかろうか」。ある遺族会役員は憤りを胸に秘め、“面従腹背”で野田氏を支援している。

 古賀氏はパフォーマンス嫌いとされる。しかし、後援会幹部は「今回は違う。なりふり構っていられない」と言う。大牟田市であった会合では、古賀氏自身が演歌を熱唱し、会場を沸かせた。支持者の男性(64)は「大勢の前でカラオケを披露するのはめったにない。びっくりしたよ」。

 間奏で古賀氏は、こうつぶやいたという。「これも自民党のためだ」

=2009/08/14付 西日本新聞朝刊=

5576チバQ:2009/09/13(日) 00:04:29
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090815/20090815_0001.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】鳩山前総務相 強気の毒舌 「党たたき直す」
2009年08月15日 18:52
 気温33・7度。強い日差しに、アスファルトの焼けるようなにおいが立ち込める。
 
 14日午後、福岡県久留米市郊外の七木(ななき)地蔵尊。自民党前職、鳩山邦夫氏(60)の街頭演説も熱い。「今の政治には正義がない。民主党はホラばかり吹いている。民主党も自民党も落第だ。それなら、自民党をたたき直すしかない」

 敵は民主党か、自民党か‐。鳩山氏の演説は、その境界線すらあいまいだ。掟(おきて)破りの毒舌だからこそ聴衆には受ける。

 「かんぽの宿」の売却問題を批判して、6月に総務相を辞任。「盟友」とされた麻生太郎首相(68)とも距離を置く。

 鳩山氏を支持する地元のある首長はささやく。「選挙前の大臣辞任は絶妙のタイミング。自民党も民主党も批判できるフリーハンドを手に入れたのだから。言っちゃあ悪いが、渡り鳥だからこその嗅覚(きゅうかく)だ」

 自民党から新進党、民主党を経て、再び自民党。4年前の前回衆院選では、東京18区から福岡6区へ選挙区を変えた。久留米市は、母方の祖父・石橋正二郎がブリヂストンを創業したゆかりの地。それでも「落下傘」の声がつきまとった。

 鳩山氏は、世間の注目を集める武器として「過激な発言」を意図的に使う。メディアへの露出が増えるほど、地元でも名前が売れるからだ。

   ■   ■

 1972年、鳩山氏は田中角栄元首相の秘書を振り出しに、政界に足を踏み入れた。

 「戸別訪問3万軒、つじ説法2万回やりゃあ、勝てるぞ」。角栄氏の教えは鳩山氏の原点。この日、支持者宅へ初盆参りに向かう途中も、街角で数人の姿を見つけては車を降りて握手を求めた。

 スーパーの店内にも「どうも、どうも」と入っていく。4日夜、久留米市中心部であった夏祭りでは、約3千人に名刺を手渡した。

 メディアに便乗しての「空中戦」に加え、選挙区を地道に歩く角栄氏仕込みの「地上戦」。逆風が強いとはいえ、自民党すら標的にする攻撃的な街頭演説。「そこまでやるか」。中選挙区時代から自民党を支えてきた党員には反発もある。

5577チバQ:2009/09/13(日) 00:04:47
 ●かつて「巨人、大鵬、自民党」 「選挙は祭り」地盤固め

 「厳しか。自民党の下野を覚悟せないかんかもな」。6日夜、福岡県久留米市の郊外。自民党支部の関係者が行きつけのすし店に顔をそろえた。

 地方議員、建設業者、専業農家、公民館長…。中選挙区時代から自民党の選挙を支えてきた面々だ。「巨人、大鵬、自民党、じゃったけどな」と50代の農業男性は嘆く。

 高度経済成長期。地元の建設業者は、自民党の候補者陣営に差し出す名簿の数を競った。陣営は名簿に載った世帯に1軒ずつ電話をかけた。手応えがあれば「実」。なければ「空」。その実績に応じて、公共工事が業者に割り振られた。建設業者は「ある意味、公平な成果主義だった」と振り返る。

 農家の若手も選挙戦に欠かせない実動部隊となった。街頭のポスター張りは、1枚80円から100円の報酬が相場。豊富な資金力を誇る党本部から両面テープなどの備品が大量に届いた。それらを節約して余らせ、地元の文房具店に原価以下で買い取らせた。店はもうかり、陣営若手の飲み代になった。

 選挙は「祭り」。どの事務所も「飲ませ、食わせ」が当たり前の時代があった。酒や炊き出しの材料は、地元の店で買うのがしきたり。酒店が3軒あれば、それぞれ平等に数ケースずつビールを買う。それが地元への気配りだった。

 ●今は「面従腹背」… 甘言だけ「一度痛い目に」

 時代は変わった。事務所で使う文房具は、100円均一の店やインターネットで調達する陣営も多い。炊き出しは消え、コンビニやチェーンの弁当店を利用する。

 もちろん酒はご法度。1994年の公職選挙法改正以降、候補者本人以外でも悪質な違反があれば当選は無効となる。

 地元議員の一人は「すべてがドライになった」とも言う。地域経済を潤してきた公共工事は激減。兼業農家が増え、後継者がいない農家も多い。候補予定者の集会に動員を掛けても、若手はなかなか集まらない。

 規制緩和も影を落とす。スーパーや郊外の大型店に客を奪われ、地元の商店街は壊滅状態。自民党の支持基盤が揺らぐ。

 古株の自民党員が集まったすし店の近くには、数件の造り酒屋がある。日本酒に赤く顔を染めた地元議員がつぶやいた。「全国的に一時期、混ぜ物の多い甘ったるい日本酒が増えただろう」。その結果、日本酒離れが進んだ。

 「自民党も同じようなことをしてきた。甘い言葉で国民をごまかし、一生懸命に仕えてきた農家をだまし続けた。一度、痛い目に遭えば、愚直な政治をせないかんと気付くじゃろう」

 構造改革、格差拡大、地方の切り捨て…。鳩山氏は「ドライな社会を変える」とうたう。

   ■   ■

 福岡県大川市。自民党県議の秋田章二氏(59)は開業医でもある。

 「自民党を頼むよ」。診察を終えた患者に声を掛けても、反応は芳しくない。特に子育て世代。「自民党が好かんとか、政治に無関心というわけでもないんやけどな」。育児や教育に関係する政策、その財源について説明すれば、母親たちは身を乗り出して聞く。

 「それで自民党をよろしくと頼むと、急に皆、しらけたような表情になる」。政権を任せられるのは、どの政党か。有権者は一見、冷めているようでいて、じっくり見極めている。秋田氏の目にはそう映る。

 地元の医師連盟は今回も自民党を推す。しかし‐。「今度は民主党」。秋田氏の周囲でも、そう公言する医師が少なくない。

 「面従腹背。ずっと自民党を支えてきたあらゆる組織にそんな空気がある」。鳩山氏と戦う民主党前職、古賀一成氏(62)の陣営幹部は、こう見ている。

 鳩山氏の陣営関係者は言う。「だから地道に選挙区を回り、一人でも多く握手するんだ」

=2009/08/15付 西日本新聞朝刊=

5578チバQ:2009/09/13(日) 00:06:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090816/20090816_0001.shtml
【ドキュメント 自民党 福岡発】揺らぐピラミッド 師の墓前、決意の終戦記念日 
2009年08月16日 16:01
 都心にひっそりとたたずむ禅寺は、せみ時雨に包まれていた。

 終戦記念日の15日。衆院選公示まであと3日に迫ったこの日、黒いスーツに身を包んだ自民党前職の山崎拓氏(72)は、福岡市博多区の聖福寺で、境内に眠る2人の「先達」の墓前に花を手向け、ぬかずいた。

 元首相の広田弘毅と、自民党創立の功労者である緒方竹虎−。山崎氏にとって、2人は母校・修猷館の先輩であり「目標」。緒方が自民党総裁のいすを目前に急逝したとき、早大1年生だった山崎氏は父親とともに通夜に駆けつけた。

 額の汗をぬぐおうともせず、山崎氏は語った。「自民党最大の危機を迎えている。だが、健全保守の政党である自民党を、守り抜く決意であると墓前に申し上げた」

   ■   ■

 「郷土の先達の志を継いで総理を目指す」。山崎氏がそんな目標を胸に秘め、初当選を果たしたのは1972年。36歳の若さだった。国会議員−県議−市町議。中選挙区制の旧福岡1区で、山崎氏は順調に系列議員を増やし、ピラミッド構造の頂点に君臨した。

 96年に小選挙区比例代表並立制に変わった際、山崎氏が選んだのは現在の福岡2区だった。保守地盤の厚い他の選挙区での立候補を促す声もあったが、広田と緒方を輩出し、自らの原点と見定める「福岡のど真ん中」にこだわった。

 だが、福岡2区は無党派層が有権者の4割ともいわれる都市型選挙区。今回、民主党新人の稲富修二氏(38)を相手に劣勢も伝えられ「政権を一度変えたいといううねりが起きている」と自民から民主支持に変わった商店主(62)は言う。

 小選挙区制への移行はまた、国会議員と地方議員の関係も変ぼうさせた。盤石だった保守地盤には“ひずみ”が生じていた。

■中選挙区地方議員に「系列」 国会議員と一蓮托生 

 7月下旬、福岡市博多区のホテル。通称「旧1区の会」と呼ばれる会合が開かれた。

 集まったのは、中選挙区制の旧福岡1区で「山崎派」とされた県議や市議たち数十人。小選挙区制への移行後、福岡市は三つの選挙区に細分化されたため、現在は山崎氏と選挙区が重ならない議員も少なくなかった。

 席上、会合を呼びかけた議員が真顔で切り出した。「今の選挙区は違うけど、おれは拓さんのために頑張る」。何人かの議員はうなずいたが、その場にしらけた空気が漂った。

 一つの選挙区から原則3―5人が当選する中選挙区では、同じ選挙区に複数の自民党候補が立候補することから、公認獲得や選挙戦での資金面で派閥の力が大きくものをいった。

 領袖を総理・総裁にすることを「最大目標」とする各派閥の争いは、国会議員の地元で地方議員の「系列」を生み、留守を預かる県議や市議たちも、それぞれの議会で議長などのポスト争いに明け暮れた。

 「保守同士、同じ土俵での戦いだから熱の入れ方が違ったし、それが党全体の活力になっていた」。自民党県議は懐かしむように振り返る。

5579チバQ:2009/09/13(日) 00:06:33
   ■   ■

 「拓さんに頼んで実現した公共事業もある。拓さんを当選させることが自分の選挙にもつながった」。「旧1区の会」出席者の一人はこう語る。中選挙区時代、国会議員と系列議員は「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の関係でもあった。

 だが、1996年から導入された小選挙区制により、こうした構図は一変。公認権は党に集約され、政党助成金制度により党本部から支部に直接資金が入るようになったことで、派閥の「恩恵」は薄らいだ。派閥推薦の順送りだった閣僚人事も、小泉政権誕生後は首相による「一本釣り」が当たり前になった。

 県議や市議の系列に“ねじれ”も生じた。旧福岡1区で「誠拓戦争」と呼ばれる激しい政争を繰り広げた山崎氏と太田誠一氏(63)。それぞれ2区と3区を選挙区にしたことで、議員や秘書の「トレード」が行われた。

 それでも「選挙後においしい思いをするのは系列の“譜代大名”だけ。外様はしょせんは外様だった」。元議員は苦々しい表情で話す。

■選挙区越え保身に奔走 崩れた“集票マシン”

 9日、福岡県久留米市のホールは千人を超す人であふれ返った。久留米市議会議長に就任した栗原伸夫氏(67)を励ます会。あいさつに立った参議院議員の松山政司氏(50)が「7区に電話を」と絶叫すると、拍手と歓声がわき起こった。

 深々と頭を下げたのは隣接する福岡7区から立候補予定で、「励ます会」の発起人と紹介された自民党前職の古賀誠氏(69)。地元・福岡6区の自民党前職、鳩山邦夫氏(60)は妻が代理出席したが、その姿も乾杯前に見えなくなっていた。

 中選挙区時代、古賀氏は有権者の多い久留米市に盤石の支援組織をつくった。久留米市議会(定数42)の最大会派「緑水会」は、栗原氏を含めて11人。大半が「古賀派」を自認するほど今もつながりは深い。

 「いざ鎌倉だ。おやじ(古賀氏)を支える」。栗原氏は5月からほぼ毎日、7区に入り、古賀誠事務所に詰める。「立候補するときに支援を受けた」「古賀夫妻が仲人」…。栗原氏と同様に古賀事務所に日参する6区内の地方議員は多い。

   ■   ■

 「まさに枯れ木も山のにぎわい。6区の議員が7区に来てもやることは限られる。6区にも、7区にも票にならない動きだ」。7区で古賀氏を支える地方議員の一人は、こう突き放す。

 ただ、選挙区を越えた応援は「恩義」だけではない。ベテラン議員は、合併や定数削減で地方議員の議席が減り、次回の統一地方選も激戦が予想されていることを挙げる。「国会議員の後ろ盾がないと出馬できそうにない。忠誠を尽くす姿を見せることが、自分の選挙運動になる」

 別の市議も「地元6区で不人気の自民党に理解を求める運動をしたら、自分の票が減る。それより、まず出馬できる環境を得るために7区に行くのが得策」と明かす。自民党への逆風の中、“集票マシン”と呼ばれた地方議員は、保身のために奔走している。

 =おわり

=2009/08/16付 西日本新聞朝刊=

5580チバQ:2009/09/13(日) 00:09:26
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090820/20090820_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<1>分裂 自民王国に異変あり
2009年08月20日 11:52
 4年前の郵政選挙で、演壇に並んだ自民党県議たちの姿はなかった。衆院選公示の18日朝、宮崎市の宮崎神宮。「県連が公募で選んだ候補では、とてもじゃないが(野党共闘の)相手候補に勝てません」。宮崎1区の前職、中山成彬氏(66)は第一声で“身内”への批判をぶちまけた。

 自民党県連が選んだ候補とは、元参院議員の上杉光弘氏(67)を指す。中山氏が日教組をめぐる過激発言で昨秋、不出馬表明したことを受け、県連が公募で決めた。ところが中山氏は前言を翻し出馬へ。党本部は一本化を断念し、中山氏は「1区支部公認」、上杉氏は「県連公認」を掲げ、双方が無所属で戦う。宮崎1区は、九州・沖縄38選挙区で唯一、自民公認がいない選挙区だ。

 過激発言による国土交通相辞任や、二転三転した進退騒動への批判が根深い中山氏。妻の中山恭子参院議員を選対総本部長に据え、巻き返しを図る。しかし、後ろ盾だった主要経済団体の推薦もなく、陣営内には焦りの色もみられる。

 「敵は民主党なのに。自民党同士でけんかしても始まらんやろ」。動員に応じた地元の建設業者(48)はいら立ちを隠さず、出陣式を後にした。

 ■支援組織に不満

 ちょうど同じころ。宮崎市内の繁華街でマイクを握った上杉氏の隣に、県連幹部や1区内の県議全5人が並んだ。緒嶋雅晃県連会長は「中山先生は『出ない』と言った。有言実行が政治家の使命だ」と分裂の種をまいた中山氏を責めた。

 緒嶋会長らはその後、近くの県農協会館に直行した。上杉氏を推薦する県内最大の政治団体・県農民連盟の幹部に、呼び出しを受けていたからだ。1区内の連盟の組合員は1万8千人。家族も含め5万5千票を動かすとされる。

 「党本部と県連の騒動は、われわれには関係ない。選挙事務所には県連の姿が見えない。うちにおんぶに抱っこじゃないか」。連盟幹部や1区内の農協組合長らが緒嶋会長らに食ってかかった。

 自民分裂に不満を募らせるのは農民連盟に限らない。陣営は、宮崎地区建設業協会(130社)に後援会名簿の提出を求めたが、協会側は縦に首を振らなかった。党と候補の後援会、推薦団体の「三位一体」で勝ち抜いてきた宮崎自民。要の党営選挙が抜け落ち、瓦解の芽が見え隠れする。

 ■初の「野党共闘」

 宮崎県では1996年の小選挙区制導入後、自民が過去4回、3小選挙区を独占(郵政選挙の復党組含む)してきた。

 民主、社民、国民新の野党3党は今回、元林野庁長官で無所属新人の川村秀三郎氏(60)を初めて相乗りで擁立。全国的な追い風に加え、自民分裂の敵失に乗って悲願の議席奪取を目指す。

 その選対本部長を務めるのが、宮崎市郡医師会の会員。川村氏は、林業関係など保守系団体にも食い込む。「引き締めるだけ引き締めないと…。油断が一番の敵だ」。陣営関係者は緩む表情を引き締めてみせた。

 共産新人の馬場洋光氏(40)は「自公政権の退場を」と主張。政治団体・幸福実現党新人の鶴丸千夏氏(44)も景気対策などを掲げる。 (報道センター・郷達也、宮崎総局・山田育代)

   ◇   ◇   

 30日の投開票に向け、第45回衆院選がスタートした。政権を懸けた各党、候補者たちの攻防を全国各地に追う。

5581チバQ:2009/09/13(日) 00:10:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090821/20090821_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<2>象徴 与党大物に女性刺客
2009年08月21日 13:20
 麦わら帽子の女性が、手ぬぐいを首にかけた男性が、街宣車を取り囲んだ。18日午後1時、東京・JR赤羽駅東口。

 「民主党の政策なら消費税は20%を超す」。身を乗り出したのは自民党の「ポスト麻生」候補、舛添要一厚生労働相。並んだ公明党公認の前職太田昭宏代表(63)が目の下を紅潮させ、叫ぶ。「くるくる変わるマニフェスト…。民主党に政権は渡せない!」。自民党が候補を立てない自公協力の象徴区。2時間後には麻生太郎首相も来援。「女性のがん検診無料化は浜四津(敏子公明党代表代行)先生から猛烈にお願いされた」。連立10年の実績をアピールすると、聴衆がどっと沸いた。

 下町情緒漂う足立区西部、北区にまたがる東京12区は創価学会員が最も多いとされる別名「公明区」。だが7月の都議選で北区の自公票が民主票を下回り陣営は青ざめた。党が認めない比例との重複も一時は検討した。

 「地元の庶民代表は太田1人」(陣営)。溶接工にパン職人、大工など7種の職に装った太田氏のポスターを用意、民家や個人商店の壁に張った。学会員は全国から「太田ファン」(都議OB)が集結。公示日には会員でタレントの山本リンダ氏も商店街を回った。

 太田氏も全国遊説の合間に街頭に立つ。「消防車より速く駆けつける」「皆さまにしがみついてやる覚悟」‐。悲壮な声が響く。

 ■2晩で約3千枚

 民主党が擁立したのは、小沢一郎前代表の秘書も務めた元タレントの青木愛前参院議員(44)。新人女性が元総務相を破った一昨年の参院選岡山選挙区にならい、長崎2区、群馬4区なども含め、与党の大物に女性刺客を送り込む戦略だ。とりわけ、与党党首に小沢氏の「秘蔵っ子」が挑む東京12区は、民主党にとっても象徴区である。青木氏は18日午後、赤羽駅西口で青い選挙カーから降り、懸命に手を振った。

 のぼり立てなど準備に2分。「政権交代で暮らしを守る」と訴える演説は3分。片付け2分、移動に3分。計10分間の遊説を1日40−60カ所。細い路地にも入り込む。

 「足で稼ぐしかない」。発案者は小沢氏の秘書(51)。国政選挙を何度も仕切り、青木氏が出馬表明した7月24日から陣頭指揮を執る。初日から約150人に号令。2晩で小沢氏と青木氏が並ぶポスター約3千枚を張り巡らした。公示前日には駅周辺の民主党のポスターが、半日で満面の笑みを浮かべる小沢氏の写真に替わった。「ここまで統率された選挙戦は初体験」(民主都議)。味方も度肝を抜かれた。

 ■一枚岩に不安も

 自民党は今回、初めて12区選対本部を発足。太田氏支援とともに「比例は自民」と訴えるが、都議選で争った後でもあり、落選した自民前都議も、公明関係者も「正直、複雑」。与党サイドは必ずしも一枚岩ではない。

 一方、民主党地元議員の間では、小沢氏に12区に「国替え」してもらう待望論が一時盛り上がった。「小沢は将来の公明との連携に気を使ったのだろうが、だれが候補でも小沢と比べると差がある」と都議団幹部(65)。地元出身でない青木氏に、太田氏陣営は“落下傘”批判を強め始めた。

 共産新人の池内沙織氏(26)、幸福新人の与国秀行氏(33)も支持を訴える。 (東京報道部・三宅大介)

    ×      ×

5582チバQ:2009/09/13(日) 00:11:07
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090822/20090822_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<3>攻防 実績か変革かの縮図
2009年08月22日 11:53
 長崎県諫早市の諫早湾奥部。公示から2日後の20日夜、約10キロ離れた2地区で、同時に開かれた個人演説会は対照的な雰囲気に包まれた。

 「お年寄りは、障害者は、地方はどうなる。変えるには今しかないんです」。干拓地を見渡す高台の施設で、民主新人の福田衣里子氏(28)が訴えた。言葉を発するごとに起こる「そうだ」の声につられるように、「どうか力を貸してください」。頭を下げる福田氏の声はかすれていた。

 一方、干拓地の背後に広がる水田に囲まれた公民館に、自民前職で元防衛相の久間章生氏(68)がいた。「農水省の集落排水事業というのは予算が付きやすいんですが、集落の戸数が減ると、維持管理費はすごく高くなる…」。畳敷きの大広間にすき間なく座った支持者は、国営諫早湾干拓事業を推進した久間氏の説明に黙って耳を傾ける。だが、最後列で高齢の女性2人が、こうささやき合った。「難しゅうて、分からんね」

 ■支持者に「げき」

 29年前から赤じゅうたんを踏むベテランと、国会に初挑戦の28歳女性−。
対照的な2人が戦う衆院長崎2区を、民主党の鳩山由紀夫代表は「政権交代を象徴する選挙区に仕立てる」と宣言。公示前から党幹部や各地の参院議員を相次ぎ投入、党県連や連合長崎もスタッフを重点配置する。

 「2区の有権者が福田を当選させられるか、日本中が注目しているんです」。個人演説会では、県連総合選対本部長の西岡武夫参議院議員が支持者に「お願い」ではなく、ハッパをかける。

 在京マスコミの取材が熱を帯び、全国的な注目度アップも福田陣営の思惑通りだ。しかし、懸念も出てきた。週刊誌が当落予想で、福田氏優位を相次ぎ報じたからだ。陣営幹部は「内部に『いける』という空気が漂っている」と上滑りを警戒。陣営の選対本部は公示前日、内部資料で「『風』がそのまま2区の票につながるわけではない」と楽観ムードを戒めた。

 ■核兵器廃絶掲げ

 当選9回を重ねた自民ベテランの苦境は、党への逆風ばかりではない。市町村合併に伴い、集票活動の要になる市町村議が激減。地元の県医師連盟諫早支部が自主投票を決めるなど、支援組織の離反もある。「自民の医療施策に期待が持てない」。同支部幹部からは批判の声が公然と上がる。

 今は、身内より連立を組む公明党の支持票の方が「確実に計算できる」(陣営幹部)と、演説会場では応援弁士が「比例は公明」を連呼。原爆投下をめぐる発言が引きずる批判のくすぶりにも配慮してか、党のマニフェスト(政権公約)にも記載がない「核兵器廃絶」と記した看板も掲げる。それだけ、陣営の危機感は強い。

 13年ぶりというたすき姿の久間氏を乗せ、棚田を縫って走る選挙カーから、女性の連呼が山あいの集落にこだまする。「今回は久間、今回も久間、今回こそ久間」
 政治団体・幸福実現党新人の柴田愛氏(35)、無所属新人の山崎寿郎氏(29)、無所属新人の相浦喜代子氏(45)も支持拡大に走っている。 (諫早支局・阿比留北斗、長崎総局・福間慎一)

5583チバQ:2009/09/13(日) 00:12:16
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090823/20090823_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<4>謝罪 「中川王国」崩壊寸前
2009年08月25日 13:19
「十勝が崩壊するか発展するかの戦いだ」。安倍晋三元首相が応援に駆け付けた22日、自民前職の中川昭一前財務相(56)は北海道帯広市で危機感もあらわに訴えた。

 2月のイタリア・ローマでの「もうろう会見」から約半年。世界中に発信された醜態に加え、自民党の低支持率が重なり、猛烈な逆風が吹く。

 19日、JR帯広駅前。秋の気配が漂う北の大地に響いたのは、男2人の謝罪の言葉だった。

 「私の監督不行き届きで、大変見苦しい形をお見せすることになった」と、
盟友をかばう麻生太郎首相。中川氏は「総理の片腕を自任していた私も、総理に大変迷惑を掛けてしまった」。傘も差さずに頭を下げる中川氏を雨が打ち続けた。

 ■遺産食いつぶし

 「あのー、ふう、おぶぁま(オバマ)政権に対して…」。これまで中川氏を支持してきたという帯広市の自営業女性(44)は2月、昼食に立ち寄ったラーメン店で問題の会見映像に遭遇。はしの動きが止まった。「とうとう出ちゃったか…」

 農相や財務相、党政調会長など主要ポストをこなし、地元では「次は首相」という期待すら高まっていた。その一方で、酒好きで知られる中川氏には、以前から酒をめぐる醜聞が付いて回った。

 会見について、「風邪薬が原因」と飲酒の影響を否定し続ける中川氏だが、9日の集会では「日本のために酒を断つ」と支持者に宣言。それでも、この女性は「今回ばかりは、少し考え直してみたい」。

 中川氏の父親は、「北海のヒグマ」の異名を取った元農相の故・一郎氏。全国有数の酪農、畑作地帯に一代で強固な選挙地盤を築き上げた。

 それを受け継いだ中川氏は、中選挙区時代を含め連続8回当選。小選挙区になった過去4回は、有権者30万人弱の選挙区で、多いときで次点に6万票の差をつける強さを誇ってきた。北海道11区が「中川王国」と言われるゆえんだ。それが一転。「王国」は崩壊の危機に直面している。

 公示後も全国を応援で回り、地元には数日しかいないというのが最近の中川氏の選挙だったが、今回は3月からのおわび行脚でベタ張り状態。応援も、もらう立場だ。

 「楽な選挙で後援会が緩んでいた上、ローマ会見が追い打ちをかけ、おやじさんの遺産を食いつぶしてしまった」。陣営幹部はこう嘆く。

 ■骨肉の争い再来

 中川氏に挑むのは民主前職の石川知裕氏(36)と共産新人の渡辺紫氏(60)。石川氏は前回中川氏に敗れたが一昨年、比例で繰り上げ当選した。

 石川氏は小沢一郎代表代行の元秘書。西松建設事件絡みで東京地検に参考人聴取を受けたが、「かえって知名度が上がった」(陣営)と強気だ。

 石川氏は、十勝出身の新党大地代表、鈴木宗男氏の支援も受ける。一郎氏の急死で、中選挙区時代の1983年に「骨肉の争い」の末、初当選したのが長男の中川氏と秘書だった鈴木氏。因縁の戦いが再来した格好だ。

 「地方を疲弊させたのは自民党」と訴える石川氏。中川氏は日米自由貿易協定(FTA)をめぐる民主党のぶれを攻撃しつつ、父親の威光を頼る。「米国の農産物が無税で入ってくると、十勝の農業はつぶれる。父に何と報告したらいいんでしょうか」 (東京報道部・山口英宏)

5584チバQ:2009/09/13(日) 00:12:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090824/20090824_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<5>師弟 「利益誘導」是か非か
2009年08月24日 16:43
 公示後、初の週末の22日午後、福岡県大牟田市のスーパー駐車場。気温30度の中、白いポロシャツと運動靴姿の自民前職の古賀誠氏(69)は汗を流しながら、何人もの買い物客に笑顔で歩み寄って握手を交わした。

 地元市議団の要請で、「1996年の選挙以来13年ぶり」(陣営幹部)という街頭演説に立った古賀氏。動員はなく、聴衆はわずか40人ほど。マイクを握ると、笑顔が消えた。「民主党の議席は300を超えるという予測。大変なことが日本の政治に起きる」

 報道各社の世論調査結果への危機感や、平和の尊さなどを訴えた後、持論に言及した。「一歩ずつ社会基盤の整備が進んでいる。10年、20年先にこれらを活用すれば、多くの企業が進出して雇用が創出される。いまそのための汗をかいている」

 ■利と情を交えて

 福岡県南部の福岡7区。「道路族のドン」と呼ばれる9選の古賀氏は、有明海沿岸道路や基幹国道の整備など、この地でのインフラ整備の実績を強調してきた。「古里への恩返し」と訴え、時に「何と言われても(道路や橋を)つくる」と強弁もみせた。

 一方、有権者の「情」に訴える場面も目立つ。出身地・みやま市での18日の出陣式では涙ぐんで支持を呼び掛けた。翌19日には、7区内で人口1600人と最少の同県矢部村でミカン箱の上で林業再生を唱えた。

 比例代表との重複立候補を辞退し、「負ければ終わり」という党実力者の危機。陣営は、古賀氏が党選対委員長の際、選挙協力の見直しなどを唱えて反発を招いた公明党や支持母体・創価学会との顔合わせを8月上旬に終え、いま選挙協力の強化を急ぐ。

 ■市役所への抗議

 「この7区には豪華すぎる公共工事が多すぎる。一部の政治家が名を残すために(規模が)大きくなってしまう」。22日、福岡県筑後市での街頭演説。元福岡県八女市長で民主新人の野田国義氏(51)は、古賀氏の政治姿勢を「税金の無駄遣い」と暗に批判し、対決姿勢を強めた。

 かつて古賀氏の秘書を務めた野田氏。「師弟対決」といわれる7区だが、「古賀氏との主張の違いが対比され、有権者にも分かりやすい」(陣営関係者)と、利益誘導の是非を問う構図に持ち込む狙いが透ける。

 政権交代が現実味を帯びる中、民主陣営は古賀氏を支持する首長たちへの「警告」とも受け取れる行動に出た。「中立な立場を外れ、国政選挙への介入が目に余る」。野田氏の選対本部長を務める大久保勉参院議員が20日、大牟田市役所に乗り込み、古賀氏の応援を続ける古賀道雄市長あてに質問書を提出。市幹部を慌てさせたのだ。

 さらに大久保氏は、古賀氏推薦を決めている医師連盟や商工連盟、農政連などを回り、切り崩しを図る構えだ。

 「民主党300議席」を伝える世論調査。その中で、7区では両者の激しい競り合いが続く。陣営幹部は「ラスト1週間で何とか追い抜きたい」と気を引き締める。

5585チバQ:2009/09/13(日) 00:13:26
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090825/20090825_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<6>世襲 “小泉党”地盤に異変
2009年08月25日 13:20
 「父も兄も応援に入りません。地元のみなさんが頼りなんです」

 20日夕、神奈川県横須賀市郊外の駅前。顔を真っ黒に日焼けさせた自民党新人の小泉進次郎氏(28)は、街宣車の上からマイクで訴えた。

 父は小泉純一郎元首相、兄は俳優の孝太郎氏。進次郎氏は曾祖父から100年間、この地で衆院議員を輩出する小泉家の「4代目」だ。比例への重複立候補はせず、民主党新人の横粂(よこくめ)勝仁氏(27)、共産党新人の伊東正子氏(68)、政治団体・幸福実現党新人の鶴川晃久氏(35)らと戦う。

 ■ブランドに陰り

 昨年9月、元首相が突然引退を表明し、秘書だった次男進次郎氏を後継指名。世襲批判がわき起こったものの、「小泉ブランドがあれば誰が相手でも負けない」(陣営幹部)とみられていた。

 ところが6月28日、横須賀市長選で元首相が応援していた現職が敗れ、その威光に疑問符が付いた。それまで父の支持者回りを優先させ街頭演説などは控えていた進次郎氏だったが、2日後、つじ立ちを始めた。それでも声を掛けられたり、握手を求められたりすることは意外なほど少ない。

 自民党への逆風に加え、小泉陣営が気にしているのが今年5月、横須賀市内の祭り会場での出来事。あいさつしようと、民主党の横粂氏が「進次郎さん、進次郎さん」と間近で何度も呼び掛け握手を求めたが、進次郎氏は、それを無視するかのように有権者と握手しながら歩き続けた。

 その場面が偶然、撮影され、映像がインターネットに流出。アクセス数は数十万件に上った。「無視するなんて常識がない」「親が元首相だから偉そうだ」‐。ネット上に批判が殺到。「本人に悪意はなかったが、世襲批判と相まって間違ったイメージがつくりあげられてしまった」。頭を抱える陣営幹部は今なお釈明に追われている。

 ■「ベルリンの壁」

 民主党の横粂氏は愛知県出身の「落下傘候補」。大学卒業後、東京で弁護士をしていた。

 元首相支持者を刺激しないよう、当初は世襲批判を封印。しかし7月28日、候補予定者がそろった討論会では「恐縮ですが…」とかしこまりながらも、進次郎氏に「お父さんが目指した方向は間違っていた、お父さん謝ってくれ、とお考えでしょうか」と問いただした。苦笑いの進次郎氏は「小泉改革に批判があるなら時代に合わせて変えればいい」と応じた。

 横粂氏は毎日、自転車にのぼり旗を立てて走り、つじ立ちを繰り返す。父は「トラック運転手」。庶民感覚をアピールし、「生活が分からない人に政治はできるのか」と世襲候補との違いを訴える。インフルエンザ感染で一時活動を自粛したが、公示日の18日には回復した。春ごろには街頭に立っても見向きもされなかった。今は違う。「小泉に負けるな」と、度々声も掛けられる。

 民主党の小沢一郎代表代行が「厚い、高い、小泉氏の壁も30日、国民の力でベルリンの壁と同じように必ず崩壊する」と語った神奈川11区。「進次郎氏の背中も見えない」と横粂陣営は言うが、横須賀市中心部の商店街では、自営業男性(71)がこう漏らした。「こんなに商店街がさびれたのは誰の責任か。みんな小泉支持だが、今回ばかりは考え直す」 (東京報道部・伊藤完司)

5586チバQ:2009/09/13(日) 00:14:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090826/20090826_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<7>優劣 背水の陣 譲らぬ前、新
2009年08月26日 11:09
 福岡市のホテルに20日、2500人を集めた自民前職の山崎拓氏(72)の集会。「『わが人生に悔いなし』という石原裕次郎の歌を練習しているんですが、『悔いはある』と歌ってます」。山崎氏はそう冗談を飛ばし、会場を沸かせた。

 応援に駆けつけた山崎派の石原伸晃幹事長代理が傍らにいたためだが、山崎氏は次の瞬間、表情を引き締め、言葉を継いだ。「ひょっとしたら今回が最後の勝負になるかもしれないが、必ず国のため、郷土のために、立派な働きをします」

 当選12回。派閥を率いる党の重鎮として全国を駆け回っていた選挙戦は一変した。報道各社の世論調査で「劣勢」が伝えられる中、50の小学校区ごとに動員なしで街頭演説を繰り返す。夜も連日4、5カ所の公民館で個人演説会を重ねる。

 「初心に帰る」「総決算」と自身に言い聞かせるように“どぶ板”に徹する山崎氏。「政治生命をかけた戦い」と系列議員は力を込める。

 ■離反する支持層

 「何としても山崎拓を福岡から失うわけにはいかない」。24日朝、福岡市・天神のビルの一室。急きょ集まった地元財界300社の幹部たちに、九電会長の松尾新吾氏(71)が呼びかけた。

 陣営は、苦戦の原因を足元の自民支持層を固めきれていない点にあると分析。約10万700世帯分に達した後援会リストを基に、再び一軒一軒に電話をかけ、支持固めに躍起だ。

 自民支持層の「離反」はそのまま民主新人、稲富修二氏(39)の追い風に変わる。23日、福岡市のホールで開かれた稲富氏の集会。応援演説に立ったのは、自民党県議を支援してきた建設業男性(66)だった。

 「米国ではオバマ大統領が誕生した。日本でも稲富のような一本気な男が、政治を変えてくれると期待している」。自公政権への不満と政権交代への期待感が、「山を動かしている」と稲富陣営幹部は推測する。

 ■陣営の緩み警戒

 稲富氏は24日、福岡市南区の交差点に自転車で現れ、マイクを握った。「民主党に不安はあるだろう。でも、行き詰まった日本の状況打開には今、変えるしかない」。若さをアピールするかのようにポロシャツに運動靴姿で、官僚主導の政治撤廃を訴えかけた。

 前回の福岡11区から選挙区を替え、2007年10月に福岡2区内に転居した「落下傘候補」。「風では勝ちたくない。草の根の支持基盤をつくりたい」と毎日、自転車を走らせる。1日50回を目標とする街頭演説は計3300回を超えた。

 前回衆院選、一昨年春の県知事選と2回続けて苦杯をなめた稲富氏にとっても、今回は負けられない背水の陣。相次ぐ「優勢」報道にも稲富氏は表情を崩さない。「相手は大物。必ず巻き返してくる。簡単に勝てる相手ではありません」

 福岡2区では、「建設的野党」をアピールする共産新人の小林解子氏(29)と、政治団体・幸福実現党新人の佐竹秀夫氏(55)も支持拡大に走り続けている。

 (都市圏総局・浜田耕治、鶴加寿子)

5587チバQ:2009/09/13(日) 00:15:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai4/20090827/20090827_0001.shtml
焦点区を行く ’09衆院選<8完>余波 小泉改革の風に翻弄
2009年08月27日 11:37
 新興住宅街に響く叫び声にも、秋の気配が漂っていた。

 静岡県・浜名湖にほど近いスーパー前。自民党前職の片山さつき氏(50)は25日、赤いビールケースに乗り、マイクを握り締めていた。

 「大変な逆風です。助けてください。助けてください」

 財務省キャリアだった片山氏は4年前の郵政選挙に初出馬。小泉純一郎元首相の郵政民営化に反対、自民党を離党した城内実氏(44)への「刺客」だった。空前の小泉旋風。落下傘候補ながら748票差で城内氏に競り勝った。今回、無所属出馬の城内氏と再び戦う。

 その片山氏が今年7月の事務所開きで、支援者に土下座した。「残りの人生を公のために使いたい」。前回から一転、自民党への厳しい向かい風に翻弄(ほんろう)される「小泉チルドレン」の姿を象徴していた。

 北は、長野県境の山間部から、南は沿海部の浜名湖周辺まで広がる静岡7区。片山氏のほか、民主党新人の斉木武志氏(35)、政治団体・幸福実現党新人の竹内隆文氏(51)を抑え、城内氏の優勢が伝わる。

 ■元首相にも距離

 今月15日に開かれた片山氏の決起大会には、小泉元首相の姿があった。約1700人が集まり、立ち見も出た。「それでも、4年前の雰囲気とは違った」(陣営幹部)

 郵政選挙後、自動車や楽器など地元製造業の業績は悪化し、地域の地盤沈下が進んだ。決起大会で、小泉元首相は構造改革の正当性を強調した。しかし、片山氏の支援者の中にさえ「行きすぎた改革が地域を疲弊させた」「いいかげんにチルドレンから卒業した方がいい」との声がある。陣営は決起大会で、これまで小泉元首相に批判的だった地元医師会の会長に応援演説を依頼。元首相との微妙な距離感を演出せざるを得なかった。

 ■追い風に“異変”

 「信念を貫く男」。そんなのぼり旗が風になびいていた。城内氏は24日、古い住宅街で訴えた。

 「私は抵抗勢力ではなく、正義のために戦ってきた。郵政選挙はいかさまだった」。この4年間、小泉改革への批判を続けてきた。

 選挙区を歩き回った。ミニ集会など年間800回近く開いた。車座になった集会では、出席者と握手するため、両ひざをつけたまま動く。ズボンが1カ月で破れた。

 選挙戦に入ると、城内氏の孤軍奮闘ぶりを伝える報道を通じて、雇い止めになった若者が、ボランティアとして全国から集まった。改革のひずみで切り捨てられた被害者だった。地元財界の重鎮、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修会長兼社長も支持を表明。ある県議は「表向きは片山氏支援、水面下では、城内氏を応援する自民党県議も少なくない」と明かす。

 自民、民主、無党派と幅広い層から支持を集める城内氏。その情勢に、民主党斉木氏の陣営は戸惑いを隠せない。全国的に吹く民主党への追い風を、城内氏に奪われる“異変”が原因だ。

 「小泉元首相は、構造改革ですべて良くなると言ったが、事態は逆に悪くなった。今回の民主党への追い風は、その失望から始まった反自民の風にすぎないのかもしれない」。小泉旋風の余波‐。陣営関係者は、現状をこう分析してみせた。 (東京報道部・斉田康隆)

 =おわり

5588名無しさん:2009/09/13(日) 02:18:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/121583

民・自・公が衆院選総括 各党県組織 参院選対策も論議 福岡市
2009年9月13日 01:34 カテゴリー:九州 > 福岡
 民主、自民、公明3党の県組織が12日、福岡市内でそれぞれ会合を開き、衆院選の総括や来年夏の参院選対策を話し合った。衆院選で議席を大幅に伸ばし、県内第1党に躍進した民主党県連は、首長や各種団体からの陳情を受けるため、新政権発足に合わせて県連の組織改編を進めることで合意。一方、自民党県連と公明党県本部は参院選での党勢回復を目指し、地方組織の立て直しを急ぐことで一致した。

 8月の衆院選で、比例復活を含め県内で擁立した10人の公認候補全員が当選した民主党県連。常任幹事会にはその10人が出席し、お互いの健闘をたたえ合った。

 冒頭、県連代表の松本龍衆院議員が「暑い夏の戦いを経て、多くの同志と集えたことをうれしく思う。謙虚に国民目線で行動してほしい」とあいさつ。その後、当選者が1人ずつ抱負を語った。

 組織改編の計画では、政権与党として地方自治体などからの陳情・要望を受けるため、国土交通省や厚生労働省など6分野ごとに国会議員に担当を割り当てる。大学教授など外部スタッフの意見を取り入れ、政府や党本部への要請など具体的行動に移していくという。

 一方、衆院選で県内11小選挙区中4勝にとどまり、勢力を大きく後退させた自民党県連。会合では、敗因について地方支部代表などから「マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ政策の説得力が足りなかった」「党本部の足並みの乱れが響いた」などの意見が相次いだ。

 県連は来年の参院選に向け、地方支部の体制強化を図ることを確認。衆院選で県連選対本部長を務めた松山政司参院議員は「参院選勝利のため必要なのは地方の声を吸い上げること。執行部のもと一致結束していかないといけない」と話した。

 公明党県本部の議員総会には、党本部から山口那津男代表が出席。山口代表は「政権交代を求めるうねりの中で、党の実績を投票行動に結び付けることができなかった。体制を整え、何としても参院選では勝利をつかみたい」と訴えた。

=2009/09/13付 西日本新聞朝刊=

5589名無しさん:2009/09/13(日) 11:18:40
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000909130004

落選堀内氏、続投表明
2009年09月13日


自民党県連の国会議員経験者と現職県議の合同会議であいさつする堀内光雄氏(左から2人目)=甲府市丸の内2丁目


民主党県連の幹事会に参加した小沢鋭仁氏、後藤斎氏、坂口岳洋氏(左から)=甲府市丸の内1丁目

   ■次期総選挙 明言せず


 総選挙の山梨2区で落選し、進退が注目されている自民党の堀内光雄氏(79)は12日、甲府市内で開かれた自民党県連の会合に出席し、終了後、報道陣の取材に対して、政治活動を継続する考えを表明した。総選挙前から「今回が最後の選挙」と公言していた堀内氏だが、次期総選挙に立候補する可能性については、明言を避けた。県連は、堀内氏を含む3人の前衆院議員から、新会長を選任する方針。(床並浩一、佐藤美鈴)



   ■自民県連 今月中に新4役


 落選後、県連主催の会合に初めて出席した堀内氏はこの日、朝日新聞などの取材に、「生涯現役。選挙中に約束したことや私ができることは、政治家として続けていかなければならない」と説明した。


 ただ、次期総選挙については「その時の調整による。選挙区の皆さんの考えによる」と慎重な姿勢を示した。


 県連はこの日、堀内氏ら国会議員経験者のほか、現職県議を集め、人選を先送りしてきた新執行部について協議。堀内氏ら落選した前衆院議員3人から新会長を選ぶ方針で大筋合意した。今月中に会長ら新四役を選任。来月の総務会を経て、正式に発足させ、来夏の参院選の公認候補者選びを本格化する見込みだ。


 3人のうち、赤池誠章、小野次郎両氏は、05年総選挙での当選1回のみ。このため、前島茂松会長代行ら現執行部の信頼が厚く、10回の当選経験を持つ堀内氏が有力との見方が、県連内部に強まっている。


 堀内氏も会合で、「党が危急存亡の時と感じている。県連がどういう具合に取り組むか、先生(県議)と大いに意見を戦わせることが重要」とあいさつ。報道陣の取材に対しても「(党の再生に)使命感を持っている。党員として協力する」と意欲を見せた。


 だが、衆参両院で全議席を失うという事態を受けて、堀内氏の再登板に難色を示し、若手を推す声もあり、人選は難航する可能性がある。小野氏の後援会長を務める清水達雄元参院議員は会合で、一般論として「新執行部は、若く、フレッシュな人を選ぶことに重点を置いてくれたらと思う」と話した。


   ■民主県連 小沢鋭仁氏は代表続行


 一方、県内3選挙区で議席を独占した民主党県連もこの日、甲府市内で幹事会を開き、総選挙の総括と参院選の対応を協議。小沢鋭仁氏が来年2月の任期満了まで県連代表を続ける方針も確認した。


 会合は報道陣に公開され、今後の課題として、党所属の地方議員や党員・サポーターを増やすことに加え、政権交代後に幅広く意見・要望を聞くため、県内の各種団体と関係を深める必要があるとした。参加した地方議員からは、党本部が進める今年度予算の執行見直しについて、「混乱の声も出ているが、切るべき事業は切るべきだ」といった意見が出た。


 幹事会終了後、鳩山党代表の側近として入閣の可能性も取りざたされている小沢氏は、報道陣の取材に対し、「正直言ってわからない」と答えた。


 幹事会を欠席した輿石東参院議員会長は、甲府市内でこの日の午後に開かれた連合山梨主催の式典に出席した。渡辺一彦会長から「引き続き、任を担っていただく以外にない」と、来夏の参院選への立候補を要請されたが、「今はそれどころではない」と、明言しなかった。

5590名無しさん:2009/09/13(日) 11:56:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090912-OYT8T00876.htm

衆院選の総括 明暗
民主、参院選輿石氏有力 自民、執行部人事先送り
 民主党と自民党の両県連は12日、衆院選の結果を踏まえ、それぞれが甲府市内で会合を開いた。衆参ともに県内の全議席を独占した民主党県連では、早くも来年夏の参院選に向けた候補者選定が話題となった。一方、自民党県連は衆院選敗北から組織を立て直すため、県連会長を含めた新執行部人事が議題となったが、結論は先送りとなった。先を見据える民主党と、足元の人事を決められない自民党で明暗が分かれた。

■小沢氏代表続投

 民主党県連は拡大幹事会を開き、衆院山梨1区〜3区で当選した小沢鋭仁、坂口岳洋、後藤斎の3氏らが出席。小沢氏は衆院選後、県連代表を辞任する意向を示していたが、拡大幹事会で慰留されたことから、続投することが決まった。

 幹事会では来年夏の参院選について、「党本部の方針が決まり次第、すぐに県連として対応できる態勢を整える」ことを確認。候補者を正式決定する県連大会を来年2月にも開くことを了承した。

 会合後、小沢氏は記者団に対し、参院選の候補者について「(輿石東参院議員会長が)最有力候補であることは間違いない」と語った。輿石氏は同日、甲府市内で記者会見、自身の参院選出馬について「今はまだ何も考えていない」と述べた。

 一方、自民党県連は国会議員経験者と県議の合同会議を開催。衆院選で落選した赤池誠章、堀内光雄、小野次郎各氏に加え、元同党国会議員の保坂武甲斐市長、清水達雄氏らが出席した。

 現在空席の会長人事は20日頃に改めて当選3回以上の県議による会合で協議することとなった。会議後、記者会見した前島茂松会長代行は「会長は(国会議員経験者を)基軸に幅広く検討したい」と述べた。また、堀内氏は記者団に対して「生涯現役だ」と述べ、政治活動を継続する考えを示した。

 自民党を離党し、2区から無所属出馬し落選した長崎幸太郎氏も政治活動を継続する考えを示している。

(2009年9月13日 読売新聞)

5591チバQ:2009/09/13(日) 12:03:46
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/seikenkoutai/rensai-hendou/0901.html
2009年9月1日(火)

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■ 09衆院選本県選挙区/変動と波紋

(1)岐路/民主喜べぬ全員当選 自民、再生へ足場残す


横山氏の当選のあいさつに拍手する支持者たち=8月30日午後8時すぎ
 30日午後8時すぎ。衆院選の投票が締め切られた直後、本県1区に立候補した民主党前職横山北斗の青森市の事務所は一気に沸き上がった。あまりにも早かった横山の「当選確実」の報。さらにテレビ番組は「民主圧勝」の調査結果を流し続けていた。

 本県3、4区の情勢もその時点では民主がやや優勢とみられ、さらに2区の候補の比例での復活当選も確実視されていた。想定通りならば民主党は小選挙区で3勝し、比例復活の1議席も加えて同党衆院議員は4人になり解散前の2人から倍増する。全国的な民主党への追い風は、自民党中心の県内政界図を塗り替えると思われた。横山事務所での万歳三唱を終え、意気揚々と同市の党県連事務所に入った県連代表の田名部匡省ら幹部は、続く吉報を待った。

 だが、午後11時すぎ、テレビの衆院選速報に見入る田名部らの顔はみるみるこわばっていった。終わってみれば、小選挙区で勝ったのは横山だけ。2〜4区は小選挙区で自民党候補に敗れ、比例での復活当選だった。全国的には政権交代を果たし、本県の民主党衆院議員も4人になったものの党県連に高揚感はなかった。

 民主党県連には、衆院選で大躍進し、勢いに乗って10月の八戸市長選、2010年の参院選、そして11年の統一地方選、知事選につなげたいとの思いがあった。その大きなステップとなるはずだった衆院選で生じた誤算。風任せで日常の地道な選挙活動が不十分だった候補がいたことを認めた県連幹事長の田名部定男は「この追い風の中で1勝3敗は負け。完敗だ。目算が崩れてしまった。態勢を立て直さなければならない」とつぶやいた。

 一方、青森市の自民党県連事務所。30日午後11時45分ごろ、開票終了寸前まで当落がもつれていた3区の県連会長大島理森に当選確実が出た瞬間、県連幹部や事務職員は思わず「万歳」と叫び、喜びを爆発させた。一部民放テレビが対立候補に当確(後に訂正)を打っていたこともあり「奇跡が起きた」との声すら上がった。全国的には自民党の惨敗が確定していたが、県連内は重苦しいムードが消えていた。

 かつてないほどの強い逆風の中、自民党県連が支援した1区の無所属津島淳は当選できなかったものの、公認した3人が勝ち残った。県連総合選対本部長の成田一憲は「厳しい選挙を勝ちきった。大島会長も残った。仮に2勝2敗、1勝3敗だったら参院選や知事選に甚大な影響があった。民主党に寝返る人が続々と出る可能性もあった。それを断ち切る価値ある3勝だ」と胸をなで下ろす。

 3区選対本部長の滝沢求は「自民党は今回の逆風の意味をしっかりと反省し、新たなスタートにつなげることが必要だ。他県の議員が次々と議席を失った中で、再生への足場が残った青森県連が先頭に立って党の立て直しをしなければならない」と強調する。

 「全国的に民主党圧勝の中で、青森だけ地図の色が違う」と語る田名部定男。だが、県内決戦は自民党側に軍配が上がったものの、民主党が政権を奪取した事実は重い。国政と県政のねじれは、県政界にさまざまな影響を及ぼすとみられる。

 青森中央学院大学大学院教授の木村良一は「県内の自民党候補は従来型の組織選挙で逃げ切ったとみられるが、民主に相当追いつめられた。今後、政権交代を経験することで、有権者は人よりも政策を重視するように変わっていくだろう」とし、政党の支持基盤が変質する可能性も示唆する。

5592チバQ:2009/09/13(日) 12:04:22
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/seikenkoutai/rensai-hendou/0902.html
2009年9月2日(水)

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■ 09衆院選本県選挙区/変動と波紋

(2)1区/横山氏次戦に着々と布石 完敗の2新人も再挑戦へ


県選管から当選証書を受け取った横山氏=写真左。写真右は握手を交わす津島氏(左)と升田氏
 政権交代の興奮から一夜明けた8月31日午前8時半前の青森市中心街の柳町交差点。前日まで無所属候補同士として相対し、ともに落選した津島淳と升田世喜男が鉢合わせした。選挙のお礼演説のため訪れた2人は笑顔でがっちりと握手、「ご苦労さまでした」と労をねぎらい合った。

 マイクを握った津島は表情を引き締めた。「厳しい結果になり、期待していた人におわびする。ここから再チャレンジが始まる」。高らかに次期衆院選への再挑戦を宣言した。

 津島が獲得した6万9千票近くをどう見るか。当選した民主党の横山北斗に3万2千票差をつけられ完敗。しかし、陣営内には「この短い時間で、よく取れた」と評価する声が少なくない。

 自民党県連は、津島の父で自民党前職の雄二が衆院解散直前に突然不出馬を表明したことで、後継候補選びから仕切り直した。津島淳に決まってから投票日までわずか1カ月。公認は得られなかったが、公明党の支援のほか後援会も最終盤にはフル回転し、「政権交代」の逆風の中、基礎票と同程度を確保した。

 「当然、次期候補の最有力」とはある青森市議。一方で別な市議は「政治家の顔になりつつある」と成長ぶりを認めながらも、国政に意欲を見せる人物が党内に多いことから「今後どうなるかは分からない」と、今後の党内議論を注視する。

 31日朝の演説で、升田は「今日は3度目の挑戦をすることの決意表明です。皆さんに、もう一度出直して来いと言われたと受け止めている」と叫んだ。

 取材に対し「無所属でも具体的な政策を提案できるように、現場の調査や勉強がもっと必要だった」と今後の課題を挙げた。

 3万5千票という自身の得票を「少なかった」としつつも「3倍、4倍に伸びた地域もあり、満足している部分もある」。「国政一本。特に(元の)県議になる選択肢はほぼゼロに近い」と一層国政進出に懸ける決意を固めた。

 一方、前職として新人に胸を貸し、圧勝した民主党の横山。得票は10万票を超え、前回より2万票以上伸ばした。農家や医療関係者ら本来の自民支持層にも浸透、独走状態でゴールテープを切った。

 だが「当初の情勢分析に比べ伸びなかった」と横山。要因に世論調査の優勢報道を挙げ、揺り戻しの影響で「8〜10ポイントくらい消えた」とこぼす。津島については「あの短い期間で票を固めた。かなり脅威だ」。二大政党対決のはざまで、前回より1万票近く増やした升田についても警戒感を強める。

 4年前の郵政選挙で圧勝した自民党が今回衆院選で惨敗したことを考えると、大量の議席を得た民主党が次期衆院選でも安泰という保証はない。選挙区内に小規模な後援会をいくつもつくってきたのは、次回以降も視野に入れた布石だという。

 横山は31日朝から東郡の漁業関係者や青森市内の市場を回った。

 「これだけ漁業が厳しい中、まだ自民党のポスターを張っている所が多い。そういう相手方の地盤に入り込み、ひっくり返していきたい」(文中敬称略)

5593チバQ:2009/09/13(日) 12:04:55
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/seikenkoutai/rensai-hendou/0903.html
2009年9月3日(木)

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■ 09衆院選本県選挙区/変動と波紋

(3)2区/3000票減「逆風だった」 江渡氏、建設業界に乱れ


2区の県議や首長らが顔をそろえた江渡氏の街頭演説=8月19日、七戸町
 選挙戦中盤、自民党前職・江渡聡徳の陣営は不安の色を隠せなかった。報道各社の世論調査が相次いで発表され、衆院選本県2区は江渡と民主党新人・中野渡詔子との接戦と伝えられていた。

 「政治の素人と思われる方に、これほど肉薄を許しているのか」。8月23日、東北町で行われた江渡の街頭演説で、マイクを握った選対幹事長の中谷純逸は本音を漏らした。

 1週間後、江渡は強固な組織力を生かし、中野渡を約2万2千票離して勝利を収めた。中野渡は、民主党への圧倒的な支持を得て比例復活を果たした。小選挙区での得票で、両陣営の見解は分かれる。

 江渡は約8万7千票で、4年前の衆院選より約3千票落としただけだった。それでも江渡本人は「ものすごい逆風だった。この1年、組織をさらに拡大した。(支持する)議員の数も考えると、もっと(得票が)多くてもよかった」と、厳しい選挙戦を振り返った。

 一方の中野渡は約6万4千票。二人三脚で戦った元県議・中村友信は、自身が出馬した4年前の得票数と比較。「前回、民主と社民、共産の各候補の票は合わせて約6万5千票。この基礎票にどれだけ上乗せできるかが勝敗を決めるとみていた。結果的に、2区にはあまり風が吹かなかったのではないか」と語る。

 地域の経済状況などで、2区の有権者の投票行動が複雑に動いたと指摘する声もある。

 江渡を支えた業界の一つが建設業だ。経済基盤が弱い2区の主力産業でもあり、江渡は選挙戦で、民主党が掲げた公共事業削減の政策を批判し続けた。

 だが、ある建設業者は「既に仕事がない状態。自民党政権が続いても仕事が増える保証はない。だったら民主党に入れよう、という仲間もいた」と明かした。別の業者は「号令を掛ければ従業員が(選挙で)動く時代ではなくなった」と語る。

 今回の選挙で、中野渡の街頭演説に立って弁士を務めた現職県議、首長、市町村議長はゼロ。大部分は江渡支持を鮮明にした。

 十和田市長の小山田久は、今年1月の市長選では江渡の支援を受けた。選挙結果に「地元から2人の代議士が誕生することは心強い。政権交代しても、公共事業、雇用、地域医療、地方財政など地域の問題に目を向けてほしいとの思いは同じ」とし、今後の江渡との関係を「野党になっても、地域の問題についてお願い、相談していくことに変わりはない」と語る。

 ただ、地元政界にも動きは出てきた。選挙期間中、むつ市選出の無所属県議・菊池健治が県議会の民主党会派に入った。中野渡が同市で開いた個人演説会で、菊池が自民党批判を展開する一幕もあった。

 これまで、民主党より自民党を手厚く支えてきた2区。だが、ある民主党関係者は「政権交代により民意がはっきりした。今後の統一地方選、知事選にも相当な影響が出てくるだろう」と見通す。

(文中敬称略)

5594チバQ:2009/09/13(日) 12:05:26
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/seikenkoutai/rensai-hendou/0904.html
2009年9月4日(金)

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■ 09衆院選本県選挙区/変動と波紋

(4)3区/郡部死守した大島氏 市部勝利、田名部氏届かず


郡部での浸透を図る大島氏(右)(8月20日、三戸駅前)と田名部氏(8月28日、階上町役場前)
 「風」が絡む大型選挙の場合、大票田の市部の票が勝敗を左右するケースが多い。今回の3区は違った。自民党の大島理森がわずか367票差で民主党の田名部匡代を退けるという大接戦。有権者の75%を占める八戸市では田名部が2319票上回った。一方、三戸郡6町村は大島が全勝を死守し、2686票上回った。勝負を決めたのは郡部票だった。

 「逆風が吹いても、地元に(支持の)根が張っていれば吹き飛ばされることはない」。大島陣営の関係者は公示前、危機感を強めつつも、支持基盤の底堅さに一定の自信は持っていた。だが選挙戦突入後は「郡部が厳しい」と漏らし始めた。

 田名部陣営は、民主党が掲げる農家への戸別所得補償をアピール。8月27日には党副代表の前原誠司が南部町で演説し「日本の農業は崩壊しかかっている。自民党政治で将来に明るい展望が持てるか」と攻め込んだ。

 その翌日の28日。全国農協中央会専務理事で、全国農政連幹事長の冨士重夫が大島支援のため、田子町と三戸町の街頭に立った。日米自由貿易協定(FTA)の交渉を促進するという民主党の主張を強烈に批判し「日本の農業が立ちゆかなくなる」と反撃した。

 両陣営が激しい争奪戦を演じた郡部票にも「風」の跡は見て取れる。大島は全町村で勝ったが、軒並み票を減らし、4年前の前回に比べ郡部で約千票減。田名部は約3千票伸ばした。それでも得票は大島が上回った。

 田名部はこれまで郡部で一度も勝っていないが、2年前の参院選では民主党の平山幸司が自民党の山崎力に三戸郡で勝っている。「郡部では平山も山崎もなじみが薄かったから、『民主対自民』の構図で戦えた。衆院選は違う。地元ではやはり『田名部対大島』の戦いが根強い」と田名部陣営の三戸町議。

 大島陣営の三戸町議は「大島が落選すれば大変だと、とにかく(有権者に)頼み込んだ。タバコ農家、リンゴ農家は大島支持が固かったのではないか」と話す。「勝利は奇跡だ」とも語った。

 一方、大票田・八戸市。「政権選択」を訴えた田名部が前回より約1万3千票上積み。大島も247票とはいえ積み増し、すさまじい逆風の中で勝利への執念を見せつけた。

 中盤の報道各社の情勢分析で、民主大勝と田名部の勢いが報じられると、田名部陣営は警戒心を募らせた。「3区での揺り戻しが心配だ」と選対本部長の山内正孝。今まで通り大島も田名部も必要という有権者の「バランス感覚」が働けば、大島支持に傾斜しかねないという懸念だ。

 大島陣営の市議らは終盤、この「バランス感覚」に訴えるように街頭などで「民主の人(田名部)は比例(復活)で当選する。選挙区は大島」と強調。陣営関係者はあいさつ回り先で「選挙区は大島だが、自民は駄目だ。比例は絶対、民主と書く」と通告された。

 大島9万176票、田名部8万9809票。田名部は約1万6千票の増。大島は749票の微減に食い止めた。投開票日翌日の31日。「私の場合、根の張った選挙で勝つしかない」と大島。田名部は「経験不足を含め自分に大きな責任を感じる。各地域の組織強化が課題だ」とかみしめるように語った。

(文中敬称略)

5595チバQ:2009/09/13(日) 12:05:58
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/seikenkoutai/rensai-hendou/0906.html
2009年9月6日(日)

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■ 09衆院選本県選挙区/変動と波紋

(5)4区/津島陣営結束に弱さ 木村氏、「党より人」奏功


 写真右は小選挙区落選を支持者にわびる津島氏(8月30日午後10時50分すぎ)。写真左は当選が決まり支持者と握手する木村氏(8月31日午前0時すぎ)
 開票から一夜明けた8月31日、民主党の津島恭一の弘前市の選挙事務所。最後の片付けをするスタッフの表情には、1人の衆院議員を送り出したという高揚感も充実感もなかった。

 その空気は、開票日の夜と全く同じだった。票が開くたび、「郡部はいける」という読みはことごとく外れた。11市町村中、津島が制した自治体はゼロ。「党がこれだけの追い風を受けて一つも取れないとは」と、陣営関係者はがくぜんとした。結局、選挙区は勝利を逸し、比例代表での復活当選に甘んじた。

 選挙戦は、民主、社民、連合青森、全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会」が、初の共闘態勢を敷いた。しかし「大同団結」の掛け声とは裏腹に、組織間で意思疎通を欠いたり、互いに遠慮して動きあぐねたりと、ちぐはぐな場面がしばしば見られた。

 最大の弱点は、寄り合い所帯のまとめ役の不在だった。民主党の参院議員2人、4区内の党県議2人はそれぞれ、独自の動きが目立った。「連帯や組織体制に問題がなかったとは言えない。そこが大きな敗因かもしれない」と、選対本部長の県議三上隆雄は素直に認めた。

 自民の議席を死守した木村太郎は1日、弘前市の事務所で、やや硬い面持ちで記者会見に臨んだ。終了後、ポケットからクリを取り出した木村は「支持者がくれた“勝ち栗”。こういう人がいるから、やり抜くことができる」とぽつり。表情がようやくほぐれた。

 強い逆風下でも、木村は前回に続き約11万票を獲得した。開票日、選挙事務所で厳しい結果を覚悟していた選対本部長で黒石市長の鳴海広道ら陣営幹部も安堵(あんど)した。

 「党より人」の戦略が奏功した。大票田の弘前市で、自民の比例得票は3万票弱にとどまったが、選挙区の木村票はそれを2万票上回る約5万票を確保した。党四区支部選対本部長の県議西谷洌は「太郎は落とせない、続けてほしいという思いが有権者にあった。われわれもそこを強調し、前回の3倍以上の運動量で票固めをした」と明かす。

 しかし、選挙戦を底支えした元知事の父守男の後援会の高齢化など、組織上の課題も露呈した。支援団体の再編も視野に、後援会幹部は「逆風が吹いても、はね返す力を出せるように、中間の世代を中心に組織を強化していく。今回の選挙が教訓になった」と次を見据える。

 今回の選挙で、4区の首長は中立の弘前市長相馬〓一(しょういち)を除き木村支持に回った。来年前半から、平川市、弘前市、黒石市など首長選が続く。津島の当選で、民主党勢力には核ができ、対立候補擁立への展望も開けてきた。しかし鳴海は「今回は、風やムードが後押しした結果で、民主党組織が確立して実力でもぎ取ったものではない」と首長選への影響については否定的だ。

 それでも、民主党の県議山内崇は「独自の地域政策づくりを進め、あらゆる選挙に自民の対抗馬を立てる」と首長選での対決に意欲を燃やす。

※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」

(文中敬称略)=終わり=

5596名無しさん:2009/09/13(日) 13:27:50
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090913ddlk19010117000c.html

県連:民主、参院選向け態勢作り 自民、足元おぼつかず /山梨
 衆院選で県内選挙区を独占した民主党県連と惨敗を喫した自民党県連は12日、それぞれ会合を開いた。来年7月の参院選を見据え、民主党県連は組織固めを既に始め、輿石東・党参院議員会長を全力でサポートする態勢作りを進めている。一方、参院選に向け組織固めを急ぎたい自民党県連は、県連会長人事を含む新体制発足について協議したが、決定は先送りされるなど足元固めさえおぼつかない。【沢田勇、曹美河】

 ◇民主、参院選向け態勢作り 連合山梨、輿石氏支持を確認
 次期参院選に出馬するとみられる民主党の輿石氏はこの日、党の支持母体である連合山梨の結成20周年記念式典に出席した。連合山梨の渡辺一彦会長は、既に輿石氏の出身組織である県教職員組合などに出馬要請をしたことを明らかにし、参院で単独過半数の獲得に向けて活動を活発化させている。

 輿石氏は式典で「政権交代で出番を作っていただき、マニフェストを実現せよという責任を与えていただいた」とあいさつ。式典後の記者会見で参院選出馬について問われると、「何も考えていません。今はそれどころではない」と話した。しかし、式典に先立って行われた民主党県連の幹事会では、県連代表を務める小沢鋭仁氏(山梨1区)が「(参院選の)最有力候補」と話し、一丸となってサポートする姿勢を強調した。

 幹事会には小沢氏のほか、坂口岳洋氏(2区)、後藤斎氏(3区)の3衆院議員が選挙後初めて一堂に会し、次期参院選に向けて党員・サポーター数を拡大することなどが確認された。

 ◇自民、足元おぼつかず 県連会長人事は先送り
 党所属国会議員が初めてゼロとなった自民党県連は、衆院選で落選した赤池誠章、堀内光雄、小野次郎の3氏が出席した会合を甲府市内で開き、次期参院選に向け早急に組織の立て直しを図ることを確認、年内にも立候補予定者を擁立する方針を決めた。しかし、不在となっていた県連会長人事を含む新体制発足について協議したが、決定は先送りされた。

 同県連会長はこれまで、慣例として現職国会議員が就任してきた。しかし、議席をすべて失ったため、選出範囲を元国会議員や3期以上の県議まで広げ調整している。新役員人事は10月の総務会で承認、来年3月に県連大会を開催し、参院選へ向けた総決起につなげたい考えだ。

 衆院選で同党を離党した長崎幸太郎氏を支援した中村正則、堀内富久、石井修徳の3県議については、今月20日をめどに、県議による会合を開き、対応を協議するという。だが、衆院選で深まった県連内の亀裂が修復できるかは不透明な状況だ。

 また、落選後去就を明らかにしていなかった堀内氏はこの日、初めて公の場に姿を見せ報道陣の取材に応じた。今後の政治活動について「生涯現役。選挙中に約束したことは政治家として続けていかなくてはと思っている」と述べ、引退を否定した。

5597名無しさん:2009/09/13(日) 13:44:36
民主新人、自己破産隠し初当選=近畿比例ブロック48位で
9月12日20時4分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000102-jij-soci

衆院選で比例近畿ブロックから立候補し、初当選した民主党の渡辺義彦氏(53)が12日、大阪市内で記者会見し、自己破産していたことを明らかにした。
渡辺氏は、党本部や府連などに破産の事実を伝えておらず、「隠したいという思いがあり、あえて伝えなかった。今思えば言うべきだった」と謝罪した。
破産で被選挙権が制限されることはないため、議員を辞める考えはないという。
一方、党本部や府連は同日、渡辺氏から破産の報告を受けたといい、今後の処遇について早急に検討したいとしている。
渡辺氏によると、負債総額は約1億4000万円で、知人の借金の連帯保証人になったことや、父親の借金が原因という。
大阪地裁に自己破産の申し立てを行い、3月27日に受理された。
渡辺氏はこれまでに2度参院選に立候補し、落選。今回の衆院選では、比例近畿ブロックで名簿順位48位で当選した。

55985597:2009/09/13(日) 13:48:09
静岡市議選で最下位落選した人を静岡県連の了解が無いまま比例名簿に載せたり、
こういう人の身体検査も無いまま比例名簿に載せたり。
民主党本部のやり方には納得できません。
こんな人たちを当選させる為に私たちは比例票の獲得の為に汗を流していたのではないのですから。
こんな事をやっていては、今後の比例票獲得に大きなマイナスとなってしまいます。

5599名無しさん:2009/09/13(日) 18:01:21
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20090913ddlk40010251000c.html

民主・自民・公明:明暗分けた各党の県連、県本部会合 /福岡
 ◇全員当選の喜び改めて−−民主
 ◇党運営、戦略に不満の声−−自民
 ◇党再建へ結束呼びかけ−−公明
 民主、自民、公明の各党の県連、県本部は12日、幹事会などの会合を開催。比例復活も含め候補者10人全員が当選した民主の会合は、新人議員らが出席し改めて当選の喜びを語った。それに対し、現職7人が落選した自民と、「九州・沖縄で1議席増」の目標が達成できなかった公明の会合では、選挙戦の反省や党本部への注文が相次いだ。【斎藤良太、川名壮志】

 民主党県連は衆院選後初の常任幹事会を福岡市で開催。松本龍代表が「過酷な選挙をよく頑張った。国民の目線に立つことを忘れず団結して頑張ろう」と抱負を述べた。

 その後、当選した各議員があいさつ。「選挙区で初めて勝ち、地元でも政権交代が果たせた」(5区・楠田大蔵氏)などと喜びを口にする一方で、「小選挙区で勝てず力のなさを痛感した」(7区、野田国義氏)、「風に助けられた面があった。おごらず、まじめにやっていきたい」(9区・緒方林太郎氏)など気を引き締める声も上がった。

 終了後、助信良平幹事長は、県連内にも党本部に呼応する形で「国家戦略局」を設置し、地方自治体の陳情・要望に応じる窓口を新設する方針を示した。

 自民党県連は同市内で役員と地域・職域の支部長ら約120人が参加した合同会議を開催。冒頭、選対本部長の松山政司参院議員は「今最も大事なのは、地方の声をしっかり反映させた新体制を作ることだ」と結束を呼びかけた。

 参加者からは「子育て支援や高速道路無料化を打ち出した民主党に比べ、自民には響くような政策がなかった」「党本部の足並みの乱れは今後あってほしくない」など、党の運営や戦略などに対する不満の声が相次いだ。

 公明も同市内で県内地方議員ら約120人が参加した議員総会を開催。衆院選後に就任したばかりの山口那津男・新代表は「微力ではあるが、党再建のため、参院選勝利のため先頭に立って働く決意」と述べ、結束を呼びかけた。

〔福岡都市圏版〕

5600とはずがたり:2009/09/14(月) 14:33:45
大物になるかも。
>リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。
>周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。

劇・激・撃 衆院選みやぎ(上)民主王国再興/期待一身、重圧ひしひし
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090901_22.htm

 30日投開票の衆院選は、劇的な民主党圧勝で政権交代が確定した。宮城県内6選挙区は民主党が1〜5区を制覇し、自民党は社民党と争った6区の議席を死守した。吹き荒れた民主旋風は各選挙区に激しい地殻変動を引き起こし、自民党は深刻な打撃を被った。「40日決戦」の軌跡を振り返り、知事選(10月8日告示、25日投票)への影響を追う。(敬称略)

<中盤から手応え>
 日焼けした顔に、政権与党の一員になった喜びと緊張が入り交じった。
 「いまは仕事ができる希望でいっぱい。国民の生活が第一の政策を次々に実現します」

 歓喜の雄たけびから一夜明けた31日朝、3区を制した民主党元議員の橋本清仁(38)は、名取市のJR館腰駅前でマイクを握り、通勤中のサラリーマンに熱っぽく訴えた。

 2005年の郵政選挙では自民党前議員の西村明宏(49)に歯が立たなかった。雪辱を期した今回は西村に約2万2800票差をつけ、初めて選挙区の議席を獲得した。

 確かな手応えを感じたのは選挙戦中盤だった。
 23日、JR名取駅前での街頭演説を終えて橋本がマイクを置くと、頭上で「頑張れ」と声援が飛んだ。見上げると、主婦らしきマンションの住人が、ベランダから橋本の演説に耳を傾けていた。

 目を凝らすと、別の階でも複数の住人が手を振っていた。隣のマンションも同じだった。「こんなことは初めて。これが追い風というやつか」。橋本は思わずうなった。

 民主党は候補5人が全員当選し、県内で「王国」の冠を取り戻した。その躍進ぶりは4区の戦いに象徴される。

 27日夜、大崎市で開かれた新人石山敬貴(39)の個人演説会で、石山は詰め掛けた300人の熱気に触れ、感極まり言葉が詰まった。「こんなに大勢…」。真っ赤な目で声を絞り出すと、天を仰いで涙をこらえた。

<土と格闘し浸透>
 4区は自民党前議員の伊藤信太郎(56)が父で元衆院議長の故・宗一郎から受け継いだ伝統の保守地盤。親類の反対を押し切って初挑戦した前回は伊藤に大敗した。

 リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。

 周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。

 30日夜、支持者と約12万票の完勝に酔った石山は、変革のうねりを感じながら「地域の代弁者として国を変える」と声を張り上げた。

<これからが勝負>
 圧勝の喜びはやがて政権与党の重圧に変わる。
 「着実に政策を実行し有権者の思いに応えていきたい」。2区で初当選した新人の斎藤恭紀(40)は31日、仙台市青葉区の連合宮城の事務所で幹部に決意を語った。お天気キャスター時代からのセールスポイントで、選挙戦でも見せた人懐っこい笑顔は消えていた。

 1区で再選を決めた前議員の郡和子(52)も後片付けが進む選挙事務所で、自らに言い聞かせるように話した。「これからが本当の勝負。与党経験がないから猛勉強は必要だが、絶対にやり抜く」
(衆院選取材班)

2009年09月01日火曜日

5601とはずがたり:2009/09/14(月) 14:34:17

>伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。
>足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。
>選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。

劇・激・撃 衆院選みやぎ(中)自民地盤崩壊/不満充満 反応冷え冷え
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090902_01.htm

<掲示を断られる>
 「自民党離れ」を感じ始めたのは、昨年秋ごろだった。
 県内随一のコメどころ大崎市。4区の自民党前議員の伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。

 いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。「自民党を信じてきたが、何も良くならなかった」と言われ、幹部は返す言葉がなかった。

 減反を進めても米価は低迷したまま。農業の将来像を示せない政府・与党に対する不満は、自民党を支えてきた農村部に充満していた。

<聞く耳持たない>
 足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。

 「鉄板」だったはずの地盤は静かに瓦解し、票は初当選した民主党新人の石山敬貴(39)に集まった。伊藤は4区の12市町のうち10市町で石山にリードを許した。

 選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。

 仲卸業者は「4年に1回だけ来られても愛着はわかない。今回は石山だ」とつぶやいた。
 民主党元議員の橋本清仁(38)に初めて敗れた3区の自民党前議員の西村明宏(49)。約2万3000票差をつけられる完敗だった。

 ミニ集会や町内会の夏祭りに顔を出す地域戦を徹底して行った。農政連や土地改良区の推薦を得て、票固めも狙った。

<後援会にも衰え>
 西村を支持した名取岩沼、みやぎ亘理の両農協は自由貿易協定(FTA)をめぐる民主党の政策を疑問視。選挙期間中、組合員に「国内農業は壊滅的打撃を受ける」と呼び掛けた。

 それでも農家の反応は冷ややかだった。「農業政策で失敗した自民党と農協は信頼されていない。幹部が圧力を加えると逆に票は逃げる」。農協関係者は苦り切っている。

 元蔵相の故三塚博から引き継いだ後援会にも衰えが見え始めた。ある市議は「機能していない。三塚さんから受け継いだ後、自分で組み替えるべきだった」とこぼした。

 1区で落選した自民党前議員土井亨(51)は1日、支持団体をあいさつして回った。「業界、団体の一般会員は独自の判断で投票する。幹部への働き掛けの効果は薄かった」と振り返った。

 自民党が守った議席は6区だけ。4選を果たした小野寺五典(49)は「古い自民党の体質を改善し、ゼロから出直せというのが有権者の評価。早い段階で党を再生する必要がある」と言う。強まる危機感とは裏腹に、支持基盤を再構築する妙案は見当たらない。(敬称略)

2009年09月02日水曜日

5602とはずがたり:2009/09/14(月) 14:37:57
>>5600-5602

劇・激・撃 衆院選みやぎ(下)知事選秋対決/現職淡々、民主じわじわ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/758

<再選出馬表明へ>
 スイッチは「知事選モード」に切り替わったようだ。
 2日開会した県議会9月定例会の本会議。知事村井嘉浩(49)は、トヨタ自動車関連工場の誘致を相次いで成功させた成果を強調した。

 政権交代には淡々と触れ、「地方分権の実現に向け、新しく誕生する内閣のリーダーシップを期待する」と民主党にエールを送った。

<自民の応援奔走>
 自民党県議出身で党県連幹事長も務めた村井。初当選した前回知事選(2005年)は自民党の推薦を受けた。今回の衆院選では「お世話になった人の役に立ちたい」と自民党候補の応援に奔走した。

 49歳の誕生日だった8月20日早朝。村井は4区の前議員伊藤信太郎(56)とともに、ハマの男たちでにぎわう塩釜仲卸市場に立っていた。

 午後は東松島市に転戦し、県議時代の先輩に当たる5区新人の斎藤正美(54)陣営のマイクを握った。

 自民党も不人気の党幹部らより、村井への依存度を強めた。
 22日夕には、2区前議員の中野正志(61)を応援するため、仙台市泉区の区民祭りを訪ねた。「あ、知事だ」。村井は握手や写真撮影を求める人垣にもまれた。中野が傍らに立ち、県政との太いパイプを強調した。

<岡田氏が不快感>
 村井の行動に民主党は神経をとがらせた。
 公示前の12日、仙台市入りした民主党幹事長岡田克也の目に1枚のポスターが飛び込んだ。自民党候補者と村井が一緒に写る2連ポスター。岡田は「何だあれは」と不快感を示したという。
 結果は1〜5区で民主党が圧勝。自民党は6区の議席を守っただけだった。
(敬称略)
2009年09月03日木曜日

5603名無しさん:2009/09/15(火) 23:36:22
http://www.news.janjan.jp/area/0909/0909100043/1.php

結局「どうにもやるせない」宮崎のほんとの総選挙総括
別に「民主の風」が吹いたわけじゃない、根っこ変わらぬ政治風土
中川修治2009/09/12
 衆院宮崎1区開票結果(8月30日)
川村秀三郎 無所属新 109,411
中山成彬 無所属前 55,114
上杉光弘 無所属新 47,116

 上杉、中山票を足せば10万2,000で川村氏との差は7,000票程度。この票差をみると、「民主党への風が吹いた」などと安易な事は言えないのだが、ここは民主党推薦の保守系候補・川村秀三郎氏が保守の分裂選挙の間隙を縫って早々と当選を決めた。しかし、この分裂選挙の原因をつくった当の中山斉彬氏がこの民主党推薦候補を、前回の知事選挙で本命とされていた候補の対立候補として引っ張り出した張本人なのだから呆れる。

 自民党県連が一時、中山氏の不出馬を受けて県連独自で公募決定したのが、前回2区で「刺客」を務めた元・参議院議員の上杉光弘氏。この人を前回(5年前)の参議院選挙で落としたのが松下新平氏なのだ。松下氏は非自民ではあるものの、初めは民主党に近いところに居たのが、だんだんと保守寄りになって、「改革クラブ」というところが現住所。最近は原発推進派となってしまった。「多分、金がなくなったんだ」ともっぱらの噂。姿勢で前向き一生懸命さだけは演出して、地元では好感をもってもらってたりしる。でも、中身が無いなぁ。

 前回の知事選、勝つつもりは無いけど、とりあえず来年行われる参議院選挙への前哨戦ということで出てみたら、あれよあれよと非自民で勝ってしまったのが現宮崎県知事・東国原英夫さん。誤算でした。で、教科書どおりに!「談合はいかん。競争入札」ってやったら、談合して乏しきを分かち合うしかなかった土建屋の集合体の保守の牙城がガタガタになってしまった。これって「遅れてきた小泉改革」だった訳ですよ。

 さて、その土建屋利権の予算の大元、国交省の官僚も狡猾である。国道220号線を挙げておけば、必ず馬鹿が大騒ぎをする。そして、「復活だ」と言う。それで予算要求が通ると言う訳。

 だから、道路族のドン・古賀さんがはるばる宮崎までやってきて、東国原さんの異常なマスコミ人気にあやかろうと誘いをかけたときに調子こいて、「私を総裁候補に」なんて言ったもんだから、ドンは頭から湯気が上がっただろう。多分、「このままでは済まないぞ」と思ったろう。それこそ、時代が時代なら暗殺されていたかもしれない。

 結果、しっかり仕返しされて、国道220号のみが予算を外されてしまった。全く東君は猿以下の使われ方だ。ご苦労さん・・・。可哀想なのはホント、地元の普通の人たちだったのだ。

 で、東君は、この一連の騒動で「みあがっちょうね」と宮崎弁では言われている。つまり、こっちの表現では「調子こいて自分を見失っておられますよ」と言う事らしい。メッキがはがれてしまった訳です。

 ただ、芸人で上手だから、何とか泳いで行くだろう。で、人の良い県民はだまされ続けるかも・・。何といっても支持率80%だそうなんで・・・。まあ、その理由も比べるものがないからと言うことを言う人もいる。

 話を元に戻して、今回の選挙。多分、中山さんは自分が引っ張り出した川村さんとは戦いたくなかっただろう。だから、東国原をおだてて国政に行って貰って、空いた知事の椅子にでも 座ったらてな話も、初めはあったんじゃないだろうか・・・。

 でも、結局、引くに引けなくて・・・。お山の大将になりたい人たちが利権をどうたらい回しにするのか、調整が付かなかったと言う訳だ。

5604名無しさん:2009/09/15(火) 23:36:50
>>5603

 さて、次に宮崎2区。

 やっぱ、田舎は困ったときほど縋りつくしかないのよね、という悲しい姿が見えてしまった。 どうも、田舎は自ら自分たちの未来を考える力を無くしてしまったみたいだ。

 人・モノ・金が出て行ってしまった日本の田舎。ゴミ捨て場にされるしかないのか・・・。格差がどんどん大きくなる。で、えびの市みたいな市長が公共工事に絡む汚職事件などが起こる訳だ。←えびの市は3区だけど、体質は同じ。確か、県北で以前、某町長がこの手の話で捕まっている。

 「もうちょっとマシなやつは居ないのか」って? だって引き受け手も居なければ、ちょっとはマシなのを選ぼうという意識も無いのだから、致し方ない。ちょっと厳しすぎるかな・・・。これもそれも、東京一極集中の明治維新以来の日本の作り方を間違えて人材が流失したからだ。「残ったのは3流以下の人間だ」とか地元のやり手経営者が言ったのを直接聞いたことがある。

 やっぱり、親父譲りの土建屋利権に乗っかった江藤拓くんは強い。県内初の民主党公認候補・道休誠一郎氏は比例区で復活当選。元々、旭化成という巨大労組がかつては民社党の委員長の米沢隆を支えたところ。でも、最近は保守化してるんだろうなぁ。貧すれば鈍するだ。

 ここからは、自民党ではあるものの、大原一三という、それなりに見識を持った人材を送り出していた。この人は大蔵官僚から転進した国会議員。ただ、この人は金融財政については詳しかったものの、地元への利益誘導は疎くてあまり出来なくて・・・。だから、その息子が出たのだけど結局、得票数は訳の分からん宗教団体の取った票とどっこいどっこい。法定最低得票数にも達せず、供託金も返ってこなかったようだ。

 大体、直前になって出るとか言うからだ。この方、田舎のことが何も分かっていなかった。育った場所がここではないのだから・・・。それにおやじの現役時から秘書でもして地元回りをしてないと無理に決まっている。

 外のことを知らない若い世代すらが自民党支持だったりするし・・・。構造的な問題を解析して未来をどう変えたら良いのかと言うビジョンが出てないから、既得権益の奪い合いになるのだろうな。哀れだよなぁ。

 復活当選の道休さん、まあ、よく、この厳しい中で民主党から出たものだ。次はどうなんだろう? やっぱり、選挙区選挙を勝てるかというと、難しい。だって、どうしたって有権者は利権誘導を望むんだもの・・・。

 ただ、利権分配でこそ票をつなぎとめられる利権誘導システムに乗っかった自民与党政治が働かないのだから、2区の選挙民も本当に自分たちが何をすべきなのかを考えるかもしれない。とすると、これまでの投票行動は今後変わる可能性が無い訳ではない。

5605名無しさん:2009/09/15(火) 23:37:04
>>5604

 3区は、やっぱ、古川禎久氏。これはもう、よっぽどの人間で無いと無理。一種の田舎人的カリスマ性を持っている。でも、絶対に都会では勝てないタイプだけど・・・。この人の都市へのルサンチマンは凄いからねぇ。百姓仕事をしつつ2回も既得権をもった自民現職に挑んだという根性は伊達じゃあない。ちょっとやそっとの風や、柔な理屈やなんかじゃ勝てませんよ。熱いハートは持っているのだけは確か。はい、ここに組合出身者を出しても無理ですわ。もう、理屈じゃない世界ですからね。

 で、2区、3区とも前回選挙では「地方切り捨ての郵政民営化反対」で自民党を離党して戦った人たちでしたから、当然、行くべきは先は国民新党だったでしょう。が、やっぱ、利権のある自民党へさっさと帰られたわけです。ですから、利権が無くなった状態でどうなるのか・・・。

 本当にこれから暫くは有権者が「お願いしま」すだけでは無理だという事を自覚して、自分たちがどうこの地域で生きるのかを考える事が必要になったという事なんでしょう。

 で、次の知事選は誰が出てくるか・・・。東国原君はもう出ないだろうし、そうすると・・・。まさか、中山さん、上杉さんに現宮崎市長の津村さんって話もあるけど、この人って、本籍民主党だったのだけど、やってる事はその前にやってた土建屋利権政治家の長友さんそっくりなんだよな。 それに、どうなんだろう?若手で県議会でやってるのが将来は県知事って思っているらしいとの噂もあって・・・。

 (※9月10日付の地元紙によれば、津村さんは出ないそうだ。口さがない巷のうわさでは、もう十分に蓄財できたからだろうって・・・。)

 どういう社会にしなきゃいけないのかという理念も無い連中が公金を使った買収システムを動かしていく政治って、終わっているのだけどなぁ。不良債権が増えるだけ。真に必要なのは、ここから未来を拓く力を持っていると、宮崎の地域が持つ潜在能力を生かすビジョンを提示して、人々と一緒に未来を作ろうと訴えられる人だろうか・・・。

 「自然エネルギー100%県」とか、「エコ贔屓税制」とか、「持続可能な新たな文明の未来を拓くのだ」とか・・・。結局、きちんと自立した未来を構想していく力が地域の人たちに問われているんだなあと思う。

5606名無しさん:2009/09/16(水) 23:46:07
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200909140381.html

苦戦でカリカリ? 森元首相の「当選万歳」取材拒否騒動(1/3ページ)2009年9月16日21時40分
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当選確実の連絡で、支持者らと事務所に入る森喜朗氏=8月30日午後11時18分、石川県小松市、矢木隆晴撮影

森喜朗氏の事務所から退去させられたテレビ局のカメラマンら=8月30日午後、石川県小松市、山本裕之撮影
 先の衆院選で当選したにもかかわらず、「万歳」の光景がほとんどのメディアで流れなかった自民党議員がいる。元首相の森喜朗氏(72)。公示前から地元紙以外の取材を拒み、投開票日も事務所から記者やカメラマンを閉め出した。その経緯は――。

 人口10万人を超える小松、白山両市を中心とした石川2区は、中選挙区時代を含めて長年森氏の一人勝ち状態だった。ところが今回の総選挙は民主党新顔の田中美絵子氏(33)と激しい競り合いになり様相が一変。投開票日の8月30日夜には、100人を超える報道陣が森氏の事務所に詰めかけた。

 「地元2紙以外は取材を遠慮願いたい。いますぐ外に出てほしい」

 まだ投票が続いていた午後7時ごろ、事務所に残っていた新聞・通信社の記者らに森陣営の県議が告げた。

 その約1時間前、県議は「場所が狭く混乱する」との理由で、事務所内に脚立の設置を始めていたテレビ局のカメラマンらを退去させ、窓のカーテンを閉め切っていた。

 日本ABC協会によると、北国(ほっこく)新聞(約30万部)と北陸中日新聞(約9万部)の地元2紙で、石川県の朝刊(約45万2千部)の9割を占める。

 森陣営はその前日、石川県政記者クラブに加盟する報道15社に対し、事務所で「当選セレモニー」を開くとファクスで通知していた。報道陣が突然の方針転換の説明を求めても、陣営の福村章・選対本部長(県議)が「(森氏)本人と家族の意向」「理由は本人でないとわからない」と繰り返すばかりだった。

 午後11時ごろ、報道陣が事務所付近で詳しい説明を求め続けていると、森氏が黒塗りの車で現れた。

 「撮影をやめろ」「言うことが聞けないのか」。フラッシュを光らせるカメラマンに森氏はこう怒鳴りながら、「(報道陣の排除は)ぼくが公示の日から決めたことだ。(理由は)申し上げる必要ない」「みなさんにおわびする、あるいは喜びの声を上げる姿は、後援会のみなさんだけに知ってもらえばいい」。こう一方的に話して事務所に向かった。

5607名無しさん:2009/09/16(水) 23:46:23
>>5606

 その直後、当選確実の情報が届き、事務所内にどよめきが上がった。玄関前で、報道陣と陣営スタッフ、当確に喜ぶ支援者、県警の警備担当者らがひしめいて大混乱となり、怒号が飛び交うなか、カメラマンら数人が転倒。

 まもなく扉を閉ざした事務所の中から当選を祝う「バンザイ」の声が響いた。

 31日午前0時すぎ、ようやく事務所から出てきた森氏が取材に応じ、選挙戦の簡単な感想とともに、「さんざんマスコミに振り回された選挙になった」とぼやいた。新聞・通信社とテレビが、それぞれ約10分ずつの取材だった。

 今回の総選挙で、森陣営は公示前から取材を拒んでいた。総選挙では元首相として応援演説に飛び回るのが慣例だった森氏は今回、毎日地元に張り付いた。

 情勢の厳しさが伝えられるなか、個人演説会の入り口では、陣営スタッフが記者やカメラマンに腕章や身分証の提示を求め、地元2紙以外の入場を拒んだ。街頭演説でも森氏が「お前に頭をさげているんじゃない」と記者らに言葉を荒らげ、別の日にはカメラマンにお茶をかけようとする一幕も。森氏が乗る選挙カーの行程や立ち寄り先は地元紙だけに伝えられた。

 投開票翌日の8月31日、福村選対本部長は、朝日新聞の取材に応じ、地元2紙以外の排除について「すべて森さん本人の指示だった」としたうえで、「決していいことだと思わないが、昨年秋から週刊誌に『美女対野獣の闘い』などと書かれ、森さんは相当カリカリしていた。週刊誌を排除すれば、なぜ新聞、テレビはいいのかとなる。それなら、シェアが高い地元2紙に限ろうとなった」と話した。
 福村氏によると、投開票の約3日前、当落について全社の取材に応じるよう森氏を説得。森氏が了解したため、陣営が当選セレモニーを通知した。ところが30日朝になって森氏が「やっぱりダメだ」と翻意したのだという。

 事務所内で取材した北陸中日と北国は、翌日の31日付朝刊で森氏が当選を喜ぶ写真と記事を社会面で大きく掲載。北陸中日は「多くの報道陣が建物の中に入ることを拒まれた」とベタ記事で載せ、北国は言及しなかった。

■大物が大人げない

 《森首相時代に自民党幹事長を務めた野中広務氏の話》 森さんのような大物が大人げない。自らが主張する姿を正々堂々と記者に見てもらえばいい。ただ、今回の選挙報道を自民党にとって厳しいと受け止める候補者も多く、取材を拒みたくなる心境に追い込まれたのだろう。それでも、マスコミの取材に応じるのは有権者に対する説明責任であり、政治家としての基本姿勢だ。ぼくも気に入らない質問に答えないこともあったが、取材拒否はすべきでない。

5608いなばやま:2009/09/17(木) 02:17:41
朝日も取材が甘いなw

5609とはずがたり:2009/09/17(木) 03:10:06
どの辺ざんしょw

5610名無しさん:2009/09/19(土) 17:18:24
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909190474/1.php
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909190474/img/photo184759.jpg
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909190474/img/photo184761.jpg
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909190474/img/photo184762.jpg

2009年総選挙分析(1)自民党は麻生太郎敗因論を克服できるか?
菅原琢2009/09/19民主党が大躍進し歴史的な政権交代を遂げた今回の総選挙。麻生政権が自民党の大敗を招いたとの見方が多くあるが、はたして敗因はそれだけなのか?東大先端研の菅原琢特任准教授が様々なデータから総選挙を分析する第一弾。 第12回となる今回から数回にわたり、総選挙の分析を掲載する。初回はまず総括から入ろう。

全体総括

 まず、選挙後に熊本日日新聞に今回の選挙の総括を寄稿したので、ここに引用しておきたい。ここに今回の選挙に関するだいたいの要素が含まれている。(※なお、掲載前の原稿であるため、紙上の表現とは若干異なるところがある。)

麻生政権が自民党の大敗を招いたと考える人は多い。だが、通常の政権であっても自民党は敗北していたはずである。

 自民党がかつて強かったのは、単に多く得票していたからではない。大政党のみが地域代表という立場を独占できる衆院の中選挙区制、地方の1人区を独占し複数区では最低限の議席を確保すればよい参院選、著しい定数不均衡など、極端に有利な選挙制度があったからこそ負けなかったのである。

 小選挙区比例代表並立制の導入は、地域代表という特権を自民党から奪い、衆院の定数不均衡を緩和し、野党結集の引力を生み出した。さらに投票時間延長、不在者投票要件の緩和は、都市部を中心に新しい投票者層を生んだ。野党がまとまり、これに都市部が味方すれば、自民党は不利になる。これが98年参院選の自民党大敗を生み出したのである。

 その後、自民党政権が陥落しなかったのは、都市部補強効果を持った公明党と小泉政権のおかげである。だが安倍晋三による郵政造反組復党と保守反動路線は、都市部の支持者を離反させ、07年参院選での大敗を招いた。この大敗は、小泉構造改革による農村部の疲弊がもたらした逆小泉効果だという説がまことしやかに広まったが、これは間違いである。野党間協力を主因として野党候補の得票が大幅に増えたため、1人区が自民党の金城湯池でなくなったのである。

 だが、古い自民党政治家は逆小泉効果説を盛んに唱え、地方への公共事業の配分を声高にもとめ、ますます党勢を負の方向に引っ張った。一方、民主党は社国両党との協力体制を強化することで弱点の農村部での浸透を図り、衆院選に備えた。

 自3民2という当落だけ見れば、熊本の結果は全国の趨勢とは異なる。しかし野党間協力で「戦える選挙区」を農村部でも増やす戦略の、最も典型的な例となった。農村部では、自民党議員が比例票を大幅に超えて得票し、民主党候補は比例票にも届かず惨敗するというパターンがこれまで数多く見られた。自民党議員はこれを個人票だと過信しているフシがあるが、これは違う。単なる「勝ち馬に乗る」投票である。自民党議員を積極的に支援する票ではなく、対抗馬に全く勝ち目がないので集まっているだけの票である。逆に言えば、これなら勝てるかもという体制が構築され、有力感漂う対抗馬が立てば、勝ち馬票は移動し始める。

 今回民主党は、圧倒的に自民が強かった4・5区を国社に譲り2・3区に集中した。また両野党ともよく協力し、全国有数の強さを誇っていた自民現職を相手に5区では社民候補が復活当選を果たした。今回に限れば、全区で民主党が候補を立てたほうが結果はよかったかもしれないが、今後を考えれば協力によって全て「戦える選挙区」にした意義は大きい。

 自民党が万年野党とならないためには、都市部の票を再度取りにいく必要がある。そのために古い政治家、路線を一掃する必要がある。それができるか、見守って行きたい。

5611名無しさん:2009/09/19(土) 17:18:50
>>5610

 以上を簡略化して言えば次のようになる。自民党は、本来もっと前に負ける予定だったが、小泉政権により都市部での支持を回復し、しばらく政権を維持することができた。これが古い自民党政治に戻ったので、当然のこととして負けたのである。

 このことは、今回の敗北を単純に麻生太郎政権のみに帰することが間違いであるということを意味する。もちろん、景気対策の名の下にハコモノ主導の大型補正予算を組むなど、親小泉的な支持層が反発するような政権運営を行ったという点について、一定の責任はあるだろう。しかし、こういう路線に政権を向けさせたのも、そして麻生太郎を総裁として選び出したのも、古い路線に固執する古い自民党政治家たちである。古い自民党のままでは、都市部の投票者を獲得できず、敵失をただ待ちぼうけするだけの政党となってしまうだろう。

都市部の新しい投票者

 図1は、全国を90年以降比較可能な1906の地域に分け、各地域の第1次産業従事者数と建設業従事者数の全就労者に占める割合が高いほうから有権者数約10%ずつのグループ(農村度10、9、・・・1)に分け、各グループでの投票率を示したものである。ここでは一般的な投票率(投票者数÷有権者数)ではなく、無効票を除いた有効投票率(得票総数÷有権者数)を用いている。90年と93年を除き、いずれも比例区でのデータである。都市と農村の格差を見やすくするためにそれぞれ底を50%、35%としている。

 農村度について、もう少しデータを明確にしておこう。農村度1から10の地域それぞれの第1次産業・建設業就業者割合は、7.2%、9.3%、10.3%、11.1%、12.5%、14.3%、16.3%、19.6%、26.3%、38.8%となっている。全体平均は16.6%である。各グループについて、イメージをつかむために東京都の具体的な地名で見ると、島嶼部の一部が農村度10となり、本土だと檜原村は農村度8、奥多摩町は7となる。昭島市や府中市、東村山市などは農村度3となり、八王子市が2、あきる野市が5あたりで、特別区はほぼ1である。農村度10の地域のほとんどは小規模な地域であり、有権者数が最多なのは弘前市、次に一関市となっている。1990年のデータでは弘前市の就業者のうち30.6%が第1次産業か建設業に従事していた。

 図1の投票率のデータには、自民党にとってなぜ都市部での支持が重要であるのか示されている。中選挙区時代の自民党は、複数候補による地域対抗型の集票活動によって農村部の広い面積を持つ選挙区で圧倒的な強さを誇った。これは投票率にも反映され、衆院の農村部での投票率はかなり高くなっていた。選挙制度改革は、この効果を緩和することになり、都市と農村の投票率格差を縮めることとなる。

 一方、6時までの投票時間、厳しい不在者投票要件は、特に都市部の有権者にとって「規制」となっていたが、98年参院選以降、これが8時までとなり、要件や手続きが徐々に緩和されて期日前投票へと発展するなど、投票の規制緩和が進んだ。これによって参院選では大幅、衆院選では小幅、都市と農村の投票率格差が縮まる。一時は衆参の投票率がほぼ並んだが、「投票しやすさ」の浸透は、選挙への関心が高まるときに投票率がより上がりやすくする効果を持った。このため、前回と今回の衆院選では投票率が大幅に伸びるとともに都市と農村の投票率格差がさらに縮まる結果となったのである。


 この、新たに加わってきた票は、それまで投票していた票と比較すると、政治関心は低く、政治に不満があり、自民党支持率が低い層である。だから98年参院選で都市部を中心に負け、2000年衆院選では「無党派は寝ていてくれれば」という願いも空しく与謝野馨をはじめとする東京都の大物議員が比例復活も出来ずに負けたのである。
◇     ◇     ◇

5612名無しさん:2009/09/19(土) 17:19:19
>>5611

農村依存に戻ったものの農村に裏切られた自民党

 図2は、自民党の農村度別比例区得票率の変遷を示している。左の絶対得票率からまず見ていくと、前回選挙と比べれば都市部ほど大幅に下落しているが、2003年などと比較すると最も農村的な地域を中心に得票率が落ちていることがわかる。これを古い自民党政治家は「小泉さんへのアンチテーゼ」と表現するのかもしれないが、本当に反小泉であれば公共事業予算が削られた2003年、2005年で下落が見られ、大型補正予算で公共事業を増やした今回減るというのはまことに不思議である。2004年参院選でもやはり小泉時代直前の98年に比較しての下落は見られない。

 実のところ、小泉構造改革路線が自民党の大敗を招いたという論法は、古い政治家が自らの一部支持者への利益誘導ために唱えて回っているものであり、自民党の党勢回復を図るための冷静で意味のある分析がもたらしたものではない。

 今回の選挙における農村部での自民党得票率の2003年に比べての下落は、今のところ仮説としておくが、民主党の農村部での浸透が進んだことと、自民党が与党でなくなることがだいぶ前から予見されていたことによる勝ち馬の乗り換えが要因であると考えられ、小泉への反発という成分は小さいだろう。これは、小選挙区のほうがより顕著に出ている。連載の中で再度触れてみたいと思う。

 都市部では、2000年段階に比べれば健闘しているように見えるが、投票率が大幅に伸びたことによる効果も含まれ、右の相対得票率では最も都市部以外は2000年と2009年とで大差がないか、大きく下落している。農村部の地域であっても投票率が伸びた分、新しい投票者層は、基本的に自民党政治に不満を抱いている層であり、これがストレートに出るようになったと、今のところは簡単に解釈しておこう。

 いずれにせよ、逆小泉効果的な動きはあったとしても小幅で、小泉路線を捨てたことによる都市部での得票減のほうがよほど大きいということは明らかである。仮に農村部での投票率増加分が新しい投票者層ではなく旧来の投票者層と同質と仮定し、老化による政治離れも無視し、農村重視の公共事業分配路線に都市部住人が反発しなかったとして、自民党が1996年レベルの相対得票率を獲得できたとしてみよう。そしてその分、民主党が得票率を減らしたとしてみよう。それでも、民主党には少なくとも4ポイント程度の差をつけられて負ける計算となる。都市部で得票できないと自民党は負けるのである。

5613名無しさん:2009/09/19(土) 17:19:33
>>5612

民主党の一党優位体制?

 最後に、他党についても見ておこう。図3は、2009年衆院選における各党の農村度別比例区絶対得票率であるが、圧倒的な得票率もさることながら、民主党が都市も農村も区別無く得票していることに驚かされる。以前は都市部中心の政党であったが、選挙を経るごとに都市依存を弱め、ついに全地域で自民党を引き離す結果となっている。

 一方、共産党やみんなの党は都市部に強く、公明党は都市度1を除き全体的にフラットな傾向が見られる。社民党や国民新党は農村のほうが若干強い。ただしブロックによっては名簿を出していない政党もあるので、もう少し細かく見る必要がある。このあたりの政党については今後の連載の中で触れていく。

 半分繰り返しになるが、自民党が挽回するためには、古い政治家の言うことを聞いて農村部対策を声高に叫んでいてはいけない。もしこれをすれば、都市部住民はますます離れる。与党に付きたい農村の人々も帰って来ないだろう。そもそも、自民党が強固な支持基盤としてきた第1次産業や建設業の就業者の割合は、すでに就業者全体の15%を切っている。巨大与党・民主党に対抗するのに頼るべきは、普通の有権者である。もっとも、二大政党の一角を占める政党は、どこの国でも平均的な有権者を狙うのが当たり前である。自民党もその当たり前の政党に仲間入りすればよいだけである。

 注意すべきは、再び小泉構造改革路線に戻れば万事解決、というものでも無いという点である。小泉時代にある程度改革は進んでおり、またそう思われている。改革の進展に応じて有権者の意識も変化している。そうすると、次の一歩をどこに定めるかの問題となり、小泉と全く同じことを言っていても大きなプラスにはならないことは明らかだろう。自民党の次期総裁は、その一歩を決める立場となる。したがって来る自民党総裁選は、単なる党首選びに留まらず、日本の政党政治の今後を決めるという重要な意味を持つことになる。各候補がどのように総選挙での惨敗を総括し、次の一歩をどこに定めるか、注意して見ていきたい。
◇     ◇     ◇
■プロフィール
すがわら・たく――1976年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程、同博士課程修了。博士(法学)。専門は政治学で、「日本政治における農村バイアス」(『日本政治研究』第1巻第1号)ほか、統計分析を中心とした国政や選挙に関する論文多数。 東京大学教養学部でゼミを開講し、データの見方、利用法を教える傍ら、2008年より当社『ザ・選挙』の技術アドバイザーを務めている。

5614名無しさん:2009/09/20(日) 00:16:57
総務省で今回の参院選のデータがアップデートされてました。
エクセルなので分析が楽でいいですね。

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin45/index.html

5615名無しさん:2009/09/20(日) 14:20:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090820_05.htm

知事選対応しこり残す 秋田県職労、連合秋田と別路線
 衆院選(30日投票)で、秋田県職員労働組合(約3000人)が、加盟する連合秋田と異なる対応を取っている。秋田1、3区の民主党候補、2区の社民党候補を推薦する連合秋田に対し、推薦を出したのは2区だけで1、3区は自主投票とした。背景には、民主党県連が4月の知事選で、一方的な県職員の人件費カットを掲げた候補を支持したことへの反発があるようだ。

 知事選で、民主党県連の支持候補は「県職員の定期昇給の2年間凍結」を主張。県連も、県内に配布した候補者紹介の印刷物で、行財政改革の推進を重要な県政課題として前面に打ち出した。

 「あの主張を見ると、労使間の交渉や人事委勧告というルールを、民主党は軽視しているように感じる」と県職労幹部。組合員に民主党候補を積極的に応援すべきだという意見はなかったといい、7月の中央執行委員会で自主投票とすることを決めた。

 県職労の上部団体である自治労県本部(約1万2000人)も同様に連合秋田との「温度差」を抱える。3候補を推薦してはいるが、2区の社民党候補を強力に支援する半面、1、3区では民主党候補から推薦要請がなかったことを理由に労組ごとに対応を任せる方針だ。

 自治労県本部の幹部は理由として、1区の候補でもある民主党県連代表が寺田典城前知事の次男という点を指摘する。

 寺田前知事は2007年2月、県職員給料の削減方針を突然表明し、県職労など労組の反発を招いた。前知事の残したしこりが、多くの自治体職員に「次男にも同様のアレルギーを抱かせている」(幹部)という。

 従来の支持基盤である労組の思惑をよそに、民主党県連は今回の衆院選で、業界団体への本格的なアプローチに乗り出し、成果を挙げている。

 自民党一辺倒だった県建設業協会や県トラック協会から、初めて推薦を取り付けた。民主党県連幹部は「推薦をもらうことで、候補者があいさつ回りをしやすくなるなどメリットは多い。業界側も、『政権交代』後を見据えているのだろう」と話している。



2009年08月20日木曜日

5616名無しさん:2009/09/20(日) 14:27:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090827_05.htm

1議席死守へ背水の陣 社民、比例東北で危機感
 衆院選(30日投票)で、東北の社民党が背水の陣を敷いている。解散前の議席は比例東北の1議席。報道各社の世論調査で民主党の「独り勝ち」の可能性が強まったことに伴い、虎の子の議席を失う危機感が広がっている。各県連や自治労を軸とした支持労組が、党の存亡をかけて支持拡大を図っている。

 「民主党の独り勝ちでいいのか。清く正しく美しい社民党が選挙後の政治に必要だ」。社民党の福島瑞穂党首は20日、仙台市の大通りで声を張り上げた。解散後、2度目の仙台入りだ。
 23日には名誉党首の村山富市元首相がJR仙台駅前で「比例代表だけは社民党に入れてほしい」と呼び掛けた。

 党のビッグネームが相次いで入ったのは比例での支持拡大が狙い。前回(2005年)の比例東北の得票は36万2500票。今回はそれを上回る38万票の獲得を目指す。
 比例東北は党の最重点地区に位置付けられる。東北ブロック協議会は「東北の議席数が党勢のバロメーター」と分析。仮に東北がゼロになったら「全国で3議席ぐらいしか取れない」と焦りを隠さない。

 選挙区候補も比例票を重視する。秋田2区の元議員山本喜代宏候補(53)の陣営は、選挙カーや集会で社民党を前面に出して訴える。
 宮城では連合宮城の仲立ちで6区の前議員の菅野哲雄候補(60)を民主党が支援する。連合宮城は自治労など社民党支持労組向けに「比例は社民へ」と記載したチラシを作成し、比例での支持拡大を後押しする。

 大票田の仙台市で支持拡大の軸になるのは、仙台市職員労働組合。組合員に「比例は社民」を徹底している。
 仙台市を分ける宮城1、2区では民主党候補を推薦。社民党をアピールできる機会が少ないのが懸念材料だ。

 仙台市職労の伊藤啓志書記長は「民主党候補の集会に招かれることはあるが、比例は社民との呼び掛けは信義に反する。組合員とその家族を通して地道に支持を広げる」と話す。
 社民党は最終盤、選挙区に候補者がいない仙台、秋田、山形、福島の各県庁所在地を中心に電話作戦などで浸透を狙う。東北ブロック協議会の沖田捷夫事務局長(党宮城県連元幹事長)は「ここが踏ん張りどころ。東北の社民党の灯は消さない」と強調している。



2009年08月27日木曜日

5617名無しさん:2009/09/20(日) 14:32:24
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090417110250.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

2009年4月17日(金)

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対応割れる社民系労組/衆院選危惧する声も

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 青森市長選で鹿内博候補を自主的に支援している社民党の支持労組の中で、対応が分かれている。同党の支持団体の一つ、自治労県本部の中で最大労組である県職員労働組合(県職労)が自主的に鹿内候補を支持する一方、青森市労働組合連合会(市労連)は現職・佐々木誠造候補の推薦をいち早く決め、戦いに臨んでいる。

 四年前の前回市長選で自主投票とした社民党県連は今回、三人の候補者のうち政治的スタンスが近いとして、鹿内候補の支援を決めた。

 県職労も前回市長選は自主投票とした。約三千人で構成し、このうち市長選の有権者は千人程度。同労組は、鹿内候補が県議時代に賃金カットや行政改革などの問題を取り上げた経緯から、三月の定期大会で支持を決めた。県職労の伊勢富雄・中央執行委員長は「鹿内さんは一貫して働く側の立場に配慮してくれた」と語る。組合員に支持の方針を説明したが、あくまで自主的な支持のため、それ以上の踏み込んだ活動はしていないという。

 一方、市職労、交通労、水道労の三労組からなり職員約二千三百人で構成する市労連は、昨年十二月に佐々木候補の推薦を決定。組合員や組合OBに支援を呼び掛けたり、法定チラシを配るなどして活発に支援活動を展開している。藤田誠・市職労中央執行委員長は「佐々木市長とは長い歴史の積み重ねと信頼関係がある」と話す。

 両労組を束ねる自治労県本部は前回市長選で佐々木候補を推薦したが、今回は両労組の方針を尊重し、自治労県本部としての対応は決めなかった。次期衆院選ではともに社民党の公認候補を支援するだけに、今後の体制への影響を危惧(きぐ)する声もあるが、力石利博・中央執行委員長は「事情あって今回は分かれたが、メーンは次期衆院選。自治労が一つになって戦う」と強調する。

5618名無しさん:2009/09/20(日) 14:45:10
http://373news.com/_senkyo/09/syuuin/koubou/19.php

'09/08/15 本紙掲載

19社民、存亡かけ戦い小選挙区で連続独自候補なし

 旧社会党時代、衆院中選挙区制の下、“自民王国”といわれる鹿児島で、一定の議席を確保してきた社民党が、かつてない苦境に立たされている。2005年の前回に続き小選挙区で独自候補を擁立できず、今回も比例のみの戦い。「次への展望を切り開くための重要な選挙」と位置付けるが、自民と民主両党が政権選択をめぐり激しくしのぎを削る中、社民は存亡をかけた戦いとなりそうだ。
街頭演説で支持を訴える社民党議員=13日午後、鹿児島市



■党員、労組相次ぎ離脱
 「選挙区に候補者はいませんが比例は社民でお願いします」
 衆院選公示を5日後に控えた13日。JR鹿児島中央駅前で演説に立った社民党市議はこう訴えた。今回、比例九州で前回より1増の2議席獲得を目標に掲げる社民。県内で7万票を目標に、18人の県・市・町議らが生き残りをかけ戦う。だが「比例だけでの戦いは難しい」のが実情だ。
 中選挙区時代、1990年の消費税解散時には、県内10議席のうち4議席を獲得した旧社会党。ところが小選挙区制導入後、浜田健一氏が議席を失ったのを境に党勢は衰退。00年の衆院選で11万5703票あった社民比例票は、05年衆院選で5万1713票まで約半減。07年参院選ではさらに3万6100票まで落ち込んだ。
 組織弱体化の背景には、労組の社民離れがある。現在、連合鹿児島に加盟する旧総評系労組を支持母体としてきた社民県連合だが、全国的に2大政党制への流れができるにつれ民主支持の傾向が加速。前回衆院選で社民県連合を支持した二つの労組も、今回は支援の輪から離脱、民主支持へ移行した。
 加えて、党を支えた主力党員らが続々と離党したことも追い打ちをかける。自治労出身で社民党籍だった皆吉稲生氏が民主にくら替えして04年参院選に出馬。また同年、二牟礼正博県議も離党。さらに前回衆院選では、県連合代表まで務めた浜田氏が選挙直前に民主にくら替えした。
 社民党議員の一人は「十分な総括もないまま今日に至ってしまったのが要因の一つ。社会党時代の思い出につかっているようではダメだ」と手厳しい。
 ただ、北森孝男県連合幹事長は「民主党への追い風がこれだけ強い中、社民の比例票を広げていくのは簡単ではない」としながらも、「郵政解散時よりプラス面の方が大きい」と強調する。前回、民主と票を分け合った県教職員組合が今回は社民を全面支援。さらに、社民県連合として、鹿児島4区の民主新人・皆吉氏を推薦する替わりに、自治労傘下の5団体の協力を得ることになったからだ。
 元々根は同じ支持労組や議員をめぐり綱引きを繰り返してきた社民と民主の間に、しこりがあるのは事実。しかし、自らもかつて社民に籍を置いた民主党県連の青木寛幹事長は「今回勝ったとしても、民主単独政権は考えられない。政権の重しとして、社民や国民新の存在感には期待している」と古巣にエールを送る。

5619名無しさん:2009/09/20(日) 14:54:01
http://logs.dreamhosters.com/html/1/219/755/1219755688.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/08/20080826t71030.htm

★社民との選挙協力に異論 民主・東北

東北6県の民主党県連幹事長・政調会長会議が25日、仙台市内で開かれた。
会議は非公開で行われ、出席者によると、次期衆院選に向けて党本部主導で
進む社民党などとの選挙協力に、一部の県連から懸念や異論が出された。

秋田県連は、秋田2区で小沢一郎代表のトップダウンにより社民党元衆院議員
の推薦が決まった経緯に触れて、「地元の抵抗が強く、順調には進んでいない」
と発言した。

党公認候補が決まっていない宮城6区については、小沢代表が公認候補に
こだわらない姿勢を示している。党本部には社民党現職の推薦も念頭にあると
みられ、宮城県連は「連合や地元支持者の意向、党本部の方針が一致しない」
と苦渋をにじませた。

これに対し、3選挙区で既に社民党との選挙協力が決まっている山形県連は
「完全に協力関係ができている」と自信を見せた。

5620とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:23
>>5600-5602
>リベンジを誓った石山が取り組んだのは政治活動ではなく、実家の農作業。あまりの熱心さに党本部が「別な候補に差し替えた方がいい」と本気で検討したほどだ。
>周囲を心配させたこの行動が実を結ぶ。「いまの農政に何が必要か、肌感覚で分かった」。土と格闘した人にしか分からない訴えが、静かだが着実に浸透していった。

>伊藤信太郎(56)を支える選対幹部が、農協幹部や農業委員ら有力支持者にポスター掲示を依頼すると断られた。いずれも、伊藤の父で元衆院議長の故宗一郎時代からの支援者たち。
>足場固めを怠ったことも響いた。ある首長は「伊藤氏に市町村ごとに後援会をつくれと助言したが、聞く耳を持たなかった」と打ち明ける。
>選挙戦序盤の8月20日。伊藤は塩釜市の塩釜仲卸市場を訪ねた。履いていたのは革靴。翌日にここであいさつ回りをした石山が、白いゴム長姿で市場に溶け込んでいたのとは対照的な場面だった。

衆院選09 選択の構図
(上)政権選択
自民 副大臣が祭り行脚/民主 風読むしたたかさ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090806-OYT8T00134.htm

 「泥まみれ、汗まみれ、血まみれになって戦います」

 2日午前に塩釜市で行われた事務所開き。4区から出馬する自民党の伊藤信太郎(56)は、あいさつの間、手にした白いハンカチでしきりに鼻をぬぐった。目には涙。来賓の中曽根外相ら400人の出席者は一様に静まり返っていた。

町内会のお祭りでみこしをかつぐ伊藤信太郎氏(1日)=伊藤信太郎事務所提供

 元衆院議長の父宗一郎の地盤を継ぎ、麻生内閣で外務副大臣を務める伊藤は、久々の晴れ間がのぞいた前日の1日、神社や町内会の夏祭りを8か所回った。多賀城市では一緒にみこしを担ぎ、富谷町ではカラオケ大会の合間にあいさつに立った。

 2区の自民党の中野正志(61)も先月27日、仙台市の集会で女性支持者を前に声をからして訴えた。

 「わが党の世論調査で女性票は(民主候補に)勝るが、30〜60代の男性では圧倒的に負けている。だから弟やお子さんに言ってください。『お母さん、お姉ちゃんの言うことを聞いて』と」

 陣営は名刺やビラを数十万枚刷った。4年前とはけた違いの量だ。組織力に定評がある当選3回の中堅だが、今回は秘書たちが手分けして1軒ずつ支援者を回る。

 それでも、陣営の一人は首をひねる。「経済産業副大臣の実績もある。これだけ人もかけている。だが、手応えがない」

     ◇

 先月27日、民主党県連選対委員長で県議の内海太(62)が気仙沼市の魚市場に顔を出した。「いよいよ政権交代だね」「勝ちすぎるのも良くないぞ」。あちこちで声がかかった。漁協は旧来、自民の支持母体で、漁業関係者も自民支持者が多いとされるが、思わぬ好反応に内海は驚いた。

 2007年の参院選で、民主党の岡崎トミ子(65)は自民候補に19万票差で圧勝。「郵政選挙」と呼ばれ、民主が惨敗した05年衆院選に比べ、潮目が明らかに変わりつつあることを印象づけた。

 「百の理屈より政権交代。(開票日の)8月30日、世の中がひっくり返る」

つなぎ姿で農家の人々にあいさつする石山氏(左、3日)

 都議選を含む地方選の連勝で勢いづき、選対会議で豪語する民主候補予定者もいた。そして、時勢をしたたかに読む戦略もみえる。

 4区の新人、石山敬貴(39)は加美町の農家出身。そこで、つなぎの作業着姿でおにぎりを手にしたポスターを製作した。名は「おにぎり王子」。分かりやすいキャッチフレーズが浸透し、農村票を切り崩す。

 テレビ局のお天気キャスターだった2区の新人、斎藤恭紀(40)のブログ「教えて!斎藤さん」は毎日4000〜5000アクセスだ。2日はホームページを刷新し、街頭活動などの映像を盛り込んだ動画をアップした。

 民主党県連幹事長の木村勝好(58)は「政権交代を望む流れは、止まることはない」とみる。だが、自民も、郵政選挙で歴史的な勝利を収めたが、首相3人の交代などで逆風に見舞われる。

 木村は言う。「衆院選が終わった途端、風はやむかもしれない。それから真価が問われる」。(文中敬称略)
(2009年8月5日 読売新聞)

5621とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:37

>>5616
> 宮城では連合宮城の仲立ちで6区の前議員の菅野哲雄候補(60)を民主党が支援する。連合宮城は自治労など社民党支持労組向けに「比例は社民へ」と記載したチラシを作成し、比例での支持拡大を後押しする。
>大票田の仙台市で支持拡大の軸になるのは、仙台市職員労働組合。組合員に「比例は社民」を徹底している。
>仙台市を分ける宮城1、2区では民主党候補を推薦。社民党をアピールできる機会が少ないのが懸念材料だ。

衆院選09 選択の構図
(中)埋没回避へ
共産 比例選が「主戦場」/社民 民主協力ジレンマ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090806-OYT8T00141.htm

 仙台市青葉区の共産党県委員会事務所には最近、若者がよく訪れる。

共産党のイベントで、お茶を飲みながら、不況や将来の不安を語る若者たち(2日、仙台市青葉区の柳町集会所で)

 2日夜に同区内で開かれた集会にはフリーターや学生ら11人が集まっていた。「不況のせいで、求人票が学校に届かない。仕事に就けないかも」と専門学校の女子学生がつぶやくと、男子学生も「親の仕送りがなく、バイトして学費を払うのが精いっぱい」と打ち明けた。

 20年にわたり減少傾向にあった共産党員は、参院選があった2007年を境に増加に転じた。昨秋からの不況がその伸びに拍車をかけ、年末には党の支持者から事務所に布団やストーブ、鍋、炊飯器が各地から続々と届けられた。この2年間で県内で新たに入党したのは200人。大半は30歳代という。

 集会に参加した1区の党公認の新人候補、角野達也(50)は「今回ほど『変えたい』という若者のエネルギーに満ちた選挙はない」と実感する。

 「政権選択が最大の焦点」と騒がれ、自民対民主の対決が注目される中、小規模政党はアピールに懸命だ。

 「自民への批判が、政策論争不在のまま『自民か、民主か』の二者択一で終わっている」。社民党も、県連幹事長の岸田清実(54)が危機感をあらわにする。6区から出馬する菅野哲雄(60)は「命を大切にする政治」を掲げ、非核三原則の堅持など安全保障政策を中心に民主との違いを打ち出す。

 選挙戦略にも知恵を絞る。前回は県内6選挙区すべてに候補を擁立した共産は今回、2選挙区にとどめ、1議席死守を目指す比例選を「主戦場」と位置づける。先月、多賀城市の街頭演説で4区の新人の加藤幹夫(45)がマイクを握ったのは4分弱。続いて登場した比例の女性候補予定者が17分間、熱弁を振るい、「比例シフト」を印象づけた。

     ◇

 選挙協力をめぐっては深刻なジレンマも抱えている。自公政権の打倒という共通目標で民主と一致する共産と社民だが、その民主を応援するほど、自らの比例票を減らしかねないためだ。

 社民党県連は今回、選挙区候補を立てない1〜5区で民主候補を応援する。ただ、踏み込んだ協力関係を検討しているだけに、「候補本人はいいが、『民主』を連想させる応援はご法度」(県連幹部)と慎重で、民主候補に党名を入れない名刺を発注してもらう案まで浮上している。

 一方、候補を立てる1、4区以外は自主投票とした共産。現場レベルでは「選挙区は民主、比例は共産」との呼びかけが広がっている。無党派層の反与党票を取り込む戦略だ。

 政権交代の先を見据え、いかに存在感を強めるか。模索が続く。(文中敬称略)
(2009年8月6日 読売新聞)

5622とはずがたり:2009/09/20(日) 15:00:59
>>5620-5622

衆院選09 選択の構図
(下)集票マシン
「うまみ」減り 力失う
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1249488065962_02/news/20090811-OYT8T00133.htm

自民、公明の候補者推薦を決めた農政連。5日の運営委員会では、民主の政策に疑問を投げかける声も(仙台市青葉区で)

 県農協政治連盟(農政連)の事務所に7月30日夕、民主党県連幹部から電話が入った。「文書だけでは失礼と思いまして」と丁寧に切り出す県連幹部は、仙台市で開く政権公約(マニフェスト)説明会への参加を求めてきた。

 県農政連は14農協が加盟する地方政治団体で、自民の有力支持母体の一つとして知られる。農政連側は「明らかな切り崩し」と受け取った。

 農政連は、今回も自民候補を推薦する方針を貫く。「民主の政策は財源の確保に疑問が残る。農家の要望を聞いてくれた自公政権に頑張ってもらいたい」と会長の木村春雄は語る。

 しかし、コメ農家の所得は20年間で半減した。米価の低迷や生産調整(減反)に振り回され、農家の不満は爆発寸前だ。

 「自民を支持しろと農協は言うが、これ以上自民に任せても先細りする現状は変わらない」と加美町の稲作農家の男性(39)は憤る。角田市の農家の男性(38)も「民主が掲げる所得補償制度は魅力的。周りの農家の多くも『いっぺん政権を変えてもいい』と思っている」と明かす。

     ◇

 組織の号令で大量動員をかける業界団体は「集票マシン」と呼ばれる。その選挙スタイルが、足元から崩れつつある。

 元蔵相の三塚博が「自民王国」を築いた3区で、象徴的な場面があった。先月18日、岩沼市で行われた民主元議員の橋本清仁(38)の事務所開き。200人の出席者を前に乾杯の音頭を取ったのは、郵便局長らで作る郵政政策研究会(郵政研)の地区会長だった。

 三塚の強固な支持基盤だった郵政研は、05年の郵政民営化法案に賛成した後継の西村明宏(49)と決別し、民主支持に切り替えた。「242票差で初当選した03年より厳しい選挙になる」。西村は覚悟する。

 関連業者のすそ野が広く、最強の集票マシンとされた建設業界も様変わりした。この10年間で倒産が相次ぎ、県建設業協会の昨年度の会員企業は277社と半減。協会は今回も自民候補を推す方針だが、石巻市の建設会社社長は「昔なら人も金も口も出した。経営が苦しくて今は余裕がない。しらけてますよ」と冷ややかだ。

 日本大の岩井奉信教授(政治学)は「小泉構造改革の影響で補助金や公共投資が激減し、地方に利益が十分回らなくなった。その結果、自民を支えた業界や団体は地方組織や末端の構成員への拘束力を急速に失った」と指摘する。

 党選対役員の自民県議はぼやく。「政権が代われば、たちまち立場が弱まる。このご時世、『集票マシン』は俺たち地方議員だけさ」(文中敬称略)
(2009年8月7日 読売新聞)

5623名無しさん:2009/09/20(日) 15:04:43
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/toyama/CK2009040202000256.html

「小選挙区は民主と共闘」 社民県連選対会議
2009年4月2日

 社民党県連は一日、富山市下新町の自治労とやま会館で次期衆院選と富山、砺波両市議選に向けた総合選挙対策会議を開いた。

 県連代表の又市征治参院議員が「社民には筋を通すご意見番の役割が求められている。小選挙区では民主党と共闘し、比例代表では北陸信越ブロックの議席を取り戻す」と呼び掛けた。

 決意表明で、富山2区から立候補予定の藤井宗一氏(60)が「自民の力は巨大で簡単にひっくり返せないが日本の政治を変えねば」と与野党逆転への意気込みを述べた。また3区で民主、社民両党推薦で無所属統一候補として出馬表明した相本芳彦氏(53)は「風は吹いている。それにどう乗るかが重要。1、2、3区で結果を出そう」と訴えた。

 十二日告示の富山、砺波両市議選に党公認で出馬予定の四人も決意を述べ、必勝を期した。

  (対比地貴浩)

5624名無しさん:2009/09/20(日) 15:19:09
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-145744-storytopic-196.html

15人が立候補予定 衆院任期残り3ヵ月2009年6月10日
衆院選沖縄選挙区と比例の立候補予定者(クリックすると拡大、PDFファイル2.61MB)
 衆院は10日で、9月10日の任期満了まで残り3カ月となった。7月28日まで延長された今国会中の衆院解散が有力視されており、総選挙が間近となっている。政権選択選挙となる今回の衆院選で、沖縄選挙区には4小選挙区に計15人が立候補を予定する。諸派で、宗教団体「幸福の科学」を支持母体とする幸福実現党は、12日に4選挙区すべてで出馬を表明する。

【1区】自主投票の社民票が鍵
 国民新現職の下地幹郎氏(47)に、自民新人の国場幸之助氏(36)、共産新人の外間久子氏(70)が挑む構図。諸派新人の平良成輝氏(40)を含め4人が立候補を予定する。自主投票とした社民票の行方が鍵を握る。7月5日投票の那覇市議選の結果が選挙区情勢に直結するとあって、各予定候補者とも前哨戦の位置付けで市議選と一体で取り組んでいる。
 下地氏は、国民新と民主の野党共闘を前面に、従来の支持層以外への浸透を狙う。連合沖縄との政策協定や民主党県連との関係修復など、基盤固めを急ぐ。
 国場氏は、比例に回る公明とのセットを徹底し、自公議席の奪還を狙う。1区で自民の公認候補は13年ぶり。5月に新事務所を開設し集票を本格化させる。
 外間氏は、護憲、反基地を掲げ、革新支持層に浸透を図る。共産は選挙区の擁立を1区のみに絞り、比例票の掘り起こしとともに、大票田で総力戦の構え。

【2区】現職同士保革が激突
 社民の照屋寛徳氏(64)と自民の安次富修氏(54)の現職同士による事実上の一騎打ちとなる。前回は照屋氏が選挙区で当選し、安次富氏が惜敗率によって比例で復活当選した。今回は自公対反自公の対決構図がより明確となり、勢力分布が注目される。諸派新人の富川昇氏(65)も立候補を予定する。
 照屋氏は、山内徳信参院議員らの応援を得て、革新地盤の中部地域で着実に浸透を図る。民主党県連が支持を決定したことで、反自公の選挙協力が固まった。
 安次富氏は、2月の浦添市長選の応援や公明とのセット集会への参加など、各地で精力的に運動する。今月下旬から支部を設置し、選挙態勢を本格化する。

【3区】5人が乱立、混戦模様
 与野党ともに分裂選挙を余儀なくされ、5人が乱立する混戦模様だ。5期目を狙う自民現職の嘉数知賢氏(68)に対し、元県議の小渡亨氏(56)が自民を離党して無所属での出馬を表明した。野党側も民主新人の玉城デニー氏(49)と社民新人の新川秀清氏(72)が競合し、革新支持票の綱引きが激しくなっている。諸派新人の金城竜郎氏(45)も立候補を予定する。
 嘉数氏は、建設業界など保守支持層の取りまとめを急ぐ。5月には所属派閥会長の町村信孝衆院議員が支援要請で県内を回った。
 玉城氏は、全駐労など民主支持労組が支援態勢を強め、運動を活発化。県議会会派・改革の会のメンバーの後押しを受ける。
 新川氏は、自治労県本など社民基軸労組が実動部隊。選挙を昨年10月と想定していた態勢を立て直し、集票活動を再び本格化させる。
 小渡氏は、嘉数氏に対抗し、保守系の市町村議員を囲い込む。泡瀬復興期成会など地元の地域票を固め、北部での浸透が課題。

【4区】自公対反自公の対決
 4区は自民現職の西銘恒三郎氏(54)を、民主新人の瑞慶覧長敏氏(50)が激しく追い上げる展開。野党候補が民主公認に一本化され、自公対反自公の事実上の一騎打ちとなっている。諸派新人の富川満也氏(34)も立候補を予定する。
 西銘氏は、国土交通政務官としての実績をアピールし、3期目に挑む。保守地盤の島尻、宮古島地区で、首長や地元議員からの支持を集める。農協など支援団体への浸透を図る。
 瑞慶覧氏は、5月の選挙資金パーティーから集票活動を本格化。2区とのバーターで社民との選挙協力が成立し、自治労など社民基軸の労組が動きやすい状況になったのが好材料。

3氏が出馬予定/比例代表九州ブロック
 比例代表九州ブロックには、共産現職の赤嶺政賢氏(61)のほか、公明が白保台一元衆院議員の後継として自民と選挙協力を組む遠山清彦氏(40)、幸福の科学沖縄本部長の諫山征和氏(37)が出馬を予定している。

5625名無しさん:2009/09/20(日) 15:38:54
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-20-M_1-002-1_002.html

[攻防・09衆院選](4)勢いづく労組
政策実現へ発言権狙う


 那覇市の自治会館で14日に開かれた労働組合の総決起大会。

 会場は立ち見が出るほどの盛況で、200人以上の支援者が駆けつけた。

 「支援者の顔つきが違う」。ある立候補予定者は大会終了後、連合沖縄の幹部に電話をかけ、支援に対して謝意を伝えた。

 連合沖縄は、民主の2新人と国民新、社民の現職を推薦。選挙区ごとに大会を開くのは初めてだ。

 仲村信正会長は「政権交代が実現すれば、労働者派遣法や労働基準法の改正が可能になる」と語り、労組の主張する雇用安定を図る政策の実現に向け、期待感を表明する。

 しかし、組合内は加入率低下や若者の政治的無関心もあり、選挙運動への取り組みが弱体化している。

 「今回勝てなければ、選挙での組合の発言力も低下しかねない。総力を挙げて取り組む」と別の幹部は話す。

冷ややか

 労組内で政権交代に向け、期待感が日増しに高まる一方、派遣や期間工で職を失った求職者の中には、各政党が政権選択をかける衆院選に冷めた見方もある。

 昨年から世界的な経済不況で派遣切りや学生の内定取り消しなど雇用情勢の悪化がクローズアップされ、5月の県内の完全失業率は8・6%で、失業者数も8カ月連続で増加。「企業も組合も守ってくれない」と考える失業者もいる。

 那覇市のハローワーク。多くの人が職を求めて集まる。愛知県で期間工の契約が切れ、先月から職探しに励む男性(37)=那覇市=は「経済の流れは政権交代しても、変わらないと思う」とつぶやく。

一部分裂

 連合沖縄が民主基軸の支援態勢を組む一方、3区では連合沖縄が民主公認の新人の玉城デニー氏(49)、県庁や市町村職員で組織する自治労は、社民公認で新人の新川秀清氏(72)を支持し、対応が割れている。

 2005年の衆院選も野党内で候補者の一本化ができず、民主、社民の候補者の共倒れとなった。

 その教訓を元に、連合沖縄は08年1月に社民、民主両党県連に候補者の一本化を要請したが、不調に終わっている。関係者は「再び共倒れになれば、しこりだけが残る最悪の結果になりかねない」と危惧する。

 1区で候補者を支持していない自治労は、17日の執行委員会で1区の人員を3区の新川氏の応援に回すことを決定。全駐労が主体となって運動を展開する玉城氏との対決姿勢を前面に出すなど、野党間競争も激化している。(09年衆院選取材班)

5626名無しさん:2009/09/20(日) 16:17:11
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000300806100001

2009衆院選


【胎動衆院選】


社民・民主共闘 原発対立解消棚上げ
2008年06月10日




 次期衆院選の佐賀3区で、社民党は民主党の推薦を得て県連合幹事長の柳瀬映二氏(54)を擁立する。両党は既に昨年12月、連合佐賀の仲立ちで県内小選挙区での選挙協力を決めていた。だが、国内初のプルサーマル計画が10年度内に九州電力玄海原発(玄海町)で始まるという原子力発電については、社民が「断固反対」を掲げるのに対し、民主の有力な支持労組の電力総連は推進の立場だ。3区の重要課題を巡る「水と油の関係」解消は、当座、棚上げになっている。(伊東邦昭、市川雄輝)


 社民の支持労組でつくる「県平和運動センター」が8日に唐津市で主催した柳瀬氏の総決起集会。「2年半前に佐賀でプルサーマル反対のデモをした。全国で反対の声が高まっている」と福島瑞穂党首が演説し、自治労や県教職員組合の組合員ら約500人が一斉に拍手した。


 来賓に招かれた電力総連出身の武重信一郎・連合佐賀会長は集会後、「柳瀬氏には地域の労組を回る中で『原発不要』と言い難い状況を理解してほしい」と打ち明けた。


 05年衆院選で両党は、佐賀1区と2区は民主、3区は社民の公認候補をそれぞれ応援し合い、1、2区では比例復活当選を果たしている。


 柳瀬氏は、無所属で出馬した「郵政反対組」保利耕輔氏(73)=自民党に復党=と自民公認の「刺客」広津素子氏(55)に大差で破れ、復活もならず。出馬表明が公示半月前と出遅れ、民・社の協力が不十分だったと柳瀬氏と陣営は「総括」している。


 柳瀬氏は今回、早々と昨年12月に出馬表明したが、会見ではプルサーマル計画に言及し「反対」を明言している。


 佐賀3区における電力総連の組織「唐津地区連絡会」では傘下労組の労組員約500人の多くが玄海原発で働く。連合佐賀の武重会長は「共闘しやすいよう地域の各労組と話し合いを重ねてほしい」と柳瀬氏に注文をつける。


 唐津地区連絡会の幹部の一人は「柳瀬氏の考え方は変わらない。政権交代という大局を見よ、と言われても協力できるかどうか……」と話す。


    ◇


 佐賀3区では共産党も県常任委員の瀬戸雄也氏(29)を擁立予定。プルサーマル反対も主張に折り込んでいる。

5627名無しさん:2009/09/20(日) 16:18:00
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/oita/20080917/20080917_0001.shtml

自治労県本部 対応決まらず 定期大会開会 次期衆院選1、3区
2008年09月24日 20:09
 自治労県本部の定期大会が16日、2日間の日程で大分市内で始まり、次期衆院選について「民主党県連と2007年の参院選の対応でけじめがついていない」として、同県連が擁立予定の大分1、3区の対応について当面、態度を保留する議案が提案された。前回参院選で崩壊した野党共闘の修復はいまだ難航している。

 村田正利委員長代行は冒頭のあいさつで解散総選挙の時期は近いとした上で「1、3区の方向付けはできないが、短期決戦を闘うための態勢づくりをお願いしたい」と訴えた。

 定期大会は17日までで、村田委員長代行を委員長に選任する議案などを採決する。


=2008/09/17付 西日本新聞朝刊=

5628名無しさん:2009/09/20(日) 16:27:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/saga/20080927/20080927_0001.shtml

佐賀県
力量問われる自治労 政権交代に注文も 県本部が定期大会
2008年09月30日 22:16
自治労県本部の定期大会に集まった県内各地の労組関係者[ワッペン・決戦の時 さが 衆院選へ]
自治労県本部(宮島康博委員長)の定期大会が26日、嬉野市の市公会堂で始まり、次期衆院選佐賀3区から立候補を予定する社民党の柳瀬映二氏(54)と、同2区から予定する民主党の大串博志氏(43)も出席した。かつては旧社会党の主力支持母体として、国政選挙でも存在を発揮してきた自治労だが、組織率の低下が進んでおり、次期衆院選ではその力量が問われることになりそうだ。

 自治労県本部は、市町村合併に伴う職員の目減りや、1960年代に全共闘運動を経験し、政治への関心も高い団塊世代の大量退職などで組織が弱体化。組合員数は3年前に比べても1000人以上減り、現在は9830人。

 宮島委員長は定期大会の冒頭、約200人の出席者に自治労を取り巻く厳しい現状を訴え、組織強化に臨時・非常勤職員の結集を図っていくことを確認。組織強化への思いは切実なだけに、来賓に招いた柳瀬、大串両氏には「政権交代を目指す以上、(与党との)対立軸を明確にし、国民に見せるべきだ」と苦言を呈し、労働条件改善などにつながる具体的な展望を求めた。

 これに対し、柳瀬氏は「労働者の生活は非常に厳しくなり、収入も減っている。働く人がもっと大事にされる社会が必要だ」と強調。大串氏は、自治労の理念とも合致する「労働を中心とした福祉型社会」の実現を声高に唱えてみせた。

 自治労県本部は、佐賀1、2区の民主現職2人を支持、3区の柳瀬氏を推薦することを決めている。


=2008/09/27付 西日本新聞朝刊=

5629名無しさん:2009/09/20(日) 17:16:39
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000410907090003

【衆院選長野5区】父子10連勝、追う民主
2009年07月04日







 3選をめざす現職の自民・宮下に、民主・加藤ら4人の新顔が迫る。
 宮下は6月下旬の集会で、「(選挙戦は)実質、今日からです」と支持者に呼びかけた。来賓の町村信孝・前官房長官は、麻生首相の「政策の正しさ」を強調して不安を打ち消し、宮下の実務家ぶりを「現場の声を集めて政策に生かす」とほめそやした。


 父の創平・元厚相の政界進出から30年。制度は変わったが、親子で衆院選10連勝と支持は固い。週末は地元で後援会や会合に出る生活が続く。


 だが、迷走する首相の姿勢や自民の長期政権には、長年の支持者からも疑問が出ている。「『今度は民主にやらせてみよう』という支持者をどう食い止めたらよいのか」。陣営幹部は悩みを漏らす。


 加藤は前回、公募候補として初挑戦し、宮下に4万8千票近く離されて落選した。
「次に負けると後がない」と飯田市に居を定め、街頭演説やミニ集会を重ねた。陣営は「名前は浸透した。あとは有権者に、加藤の話をじかに聞いてもらいたい」と願う。


 前回知事選で田中康夫・前知事を応援し、村井仁知事を推した連合長野との関係がこじれたが、昨秋によりを戻した。国民新の推薦も受け、集会には元特定郵便局長の姿もある。加藤は「相手の背中が見えてきた」と力を込める。


 だが、連合長野に加盟する自治労は社民推薦に回り、「どこまで影響するか読み切れない」。陣営は気をもむ。


 その社民・池田は6月中旬から選挙区に常駐。高校以来19年ぶりの地で、自治労系の労組を中心に支持を求める。


 立候補表明は昨年9月。直後からの不況で、同世代が仕事を失い、自分の力だけでは抜け出せない状況を目の当たりにした。「私たちはもっと怒ろう」と呼びかける。


 南信では旧社会党系の衆院議員は93年から出ていない。「政権交代しても、民主の単独政権で憲法9条や働く者の権利は守れるのか」と訴え、比例区北陸信越ブロックでの党の議席獲得も狙う。


 3回目に挑む共産・三沢は「従来の支持層とは異なる人たちの期待を感じる」。突然訪れた工場で「不況だからと、単価の大幅値下げを押しつける親会社はひどい。何とかならないか」と相談されたこともあった。党員もこの1年でほぼ1割増えたという。


 ただ、政権交代を求める風潮に埋没しないかどうかが気がかりだ。「今の政治のひずみがどこにあるのか考えて欲しい。(自民や民主の)政治家と企業のカネに絡む問題はその象徴だ」と強調する。


 幸福実現党は幸福の科学職員の原山を擁立する。(田中洋一)
=おわり

5630名無しさん:2009/09/20(日) 17:36:54
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/06/post_20.html

迫る決戦(4)=野党連携の行方 社民「ブレーキ役」を前面に 国民新、比例での「見返り」求め
2009年6月27日掲載


 14日、飯田市で開いた社民党飯伊総支部の集会。党県連の山口わか子代表は集まった約30人の支援者を前に、「社民党が政策を主張できる政権をつくらない限り、政治は変わらない」と強調、次期衆院選で与野党が逆転した場合、党が「政権入り」することへの理解を求めた。

 今月11日、党は常任幹事会で、民主党から選挙後に連立要請があった場合、協議に応じる方針を決めた。社民党にとって、1998年に橋本龍太郎政権の与党から離脱して以来の政権参加が、現実味を帯びてきたことになる。

 方向性自体には今のところ、党支持団体も理解を示す。その一つ、自治労県本部の幹部は「連立政権の中で党の政策を一つでも二つでも実現させるのが現実的」と話す。

 ただ、党が訴え続けてきた護憲や自衛隊の海外派遣反対といった主張が「民主党政権」でどうなるのか、現時点では不透明だ。党支持者の間には、「かつての自民、新党さきがけとの連立時代に党が埋没した“二の舞い”にならないか」との懸念もある。

 県内では小選挙区の2区と5区で民主党と社民党の立候補予定者が争うだけに「やりにくさ」もある。ある県内立候補予定者は、政権交代の必要性は訴えつつ、「民主党が触れにくい『政治とカネ』の問題をしっかり主張していく」。選挙戦に向け、連立政権の「ブレーキ役」としての役割を前面に打ち出していく構えだ。

 自民、民主の二大政党の攻防に埋もれず、連立政権構想での「立ち位置」を有権者に示していけるかどうかが、党の存在感を左右する。

   ◇

 「地方を壊した自民党政治を変えるには政権交代しかない」

 郵便局長やそのOBらで組織する政治団体・郵政政策研究会(郵政研)信越地方本部の県内支部が7日、安曇野市内で開いた「日本を良くする国民新党の集い」。約900人を前に、同党の長谷川憲正副幹事長はこう訴えた。

 同党は昨年5月、衆院4区で県内初の公認立候補予定者として、元職の擁立方針を発表した。ところが、11月にはこの元職が民主党候補との競合を理由に出馬を断念。県内唯一の足場をなくした国民新党の活動を支えるのが、友好関係にある郵政研信越地本だ。

 同地本は会員数を明らかにしていないが、現役だけに限っても、長野、新潟両県内で約980人いる局長の9割以上が加盟するという。民営化で公務員としての制約がなくなり、政治活動をしやすくなった。週末を中心に会員が各地でビラ入れを行うなど、郵便事業を通じて築いた“地縁性”を生かした活動を展開している。

 同党は昨年、小選挙区の富山3区選出だった綿貫民輔代表が比例北陸信越ブロックへの転出を決めた。次期衆院選では、同ブロックの現有1議席を維持することが大目標となる。

 同党は26日、長野県内小選挙区で民主党の立候補予定者5人の推薦を決定した。地本幹部らも民主党関係の集会に積極的に顔を出すなど協力姿勢を鮮明にする一方、比例では国民新党への「見返り」を求めている。

 ただ、単独過半数を目指す民主党からどれだけ支援が得られるか。国民新党側には「一方通行の協力関係になりかねない」との懸念もにじむ。

【写真上】社民党飯伊総支部の集会であいさつする山口わか子県連代表=14日
【写真下】郵政政策研究会が開いた「日本を良くする国民新党の集い」=7日、安曇野市

(「8月総選挙にらむ県内各党」おわり)

5631名無しさん:2009/09/20(日) 18:12:46
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20071107000081

香川3区に米田氏擁立−社民県連、次期衆院選で
2007/11/07 09:27

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 社民党香川県連(奥田研二代表)は6日、香川県高松市浜ノ町の自治労会館で県連委員会を開き、次期衆院選の香川3区で県連副代表の米田晴彦氏(49)=香川県仲多度郡多度津町山階=の擁立を正式に決めた。1、2区については、民主党県連との調整により、候補者擁立を見送る。

 米田氏は1977年丸亀高、81年広島大法学部卒。丸亀市職員組合書記長などを経て、2002年3月から自治労県本部副委員長、05年9月から県平和労組会議事務局長などを務める。

 同会館で会見した米田氏は「現在の構造改革路線を変えない限り日本社会はつぶれる。雇用問題に一番に取り組み、偽装社会から、つつましい安定した生活を望み、平和を追求する『まっすぐ』な社会へ変えるため、全力で頑張りたい」と抱負を語った。

 社民党県連は7日に党本部に公認申請し、8日にも決定される見通し。

5632名無しさん:2009/09/20(日) 19:41:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20081010_44.htm

民主・社民共闘 主戦論の両宮城県連反発

党本部が社民党との選挙協力を打ち出す中、6区での独自候補の擁立方針を堅持した民主党県連幹事会=12日、仙台市青葉区


  次期衆院選の県内選挙区について民主、社民の両党本部が宮城での共闘方針を表明したことで、地元関係者が複雑な受け止め方をしている。候補空白区への擁立作業を続けてきた両県連は、頭ごなしの中央裁定に表向きカンカンに怒ってみせる。だが、間を取り持つ連合宮城は、内心ホッと胸をなで下ろす。メンツと本音が入り乱れ、結局、共闘したいのか、したくないのか―。

<本部で電撃発表>
 12日夕、赤松広隆・民主、渕上貞雄・社民の両党選対委員長が国会議事堂の一室で並んで記者会見し、1―5区は民主、6区は社民の「すみ分け」が電撃発表された。

 「連立政権が視野にある」と赤松氏が狙いを語れば、渕上氏も「互いの当選に向けて全力を挙げる」と友好ムード。息の合ったところをアピールした。

 だが、同時刻、仙台市青葉区で開かれた民主県連(岡崎トミ子代表)の幹事会は選挙協力とは正反対の議論が進んでいた。

 主戦論を掲げて6区の候補選定状況を報告する執行部。出席者からは「なぜ、社民党と選挙協力では駄目なのか」との声もあったが、執行部側が押し切った。

 木村勝好幹事長は「本部同士は理解し合っているのだろうが、県連同士の今までの関係を考慮すると協力態勢を築ける担保がない」と語り、社民党県連への不信感を隠そうとしない。

<候補者は“容認”>
 一方、社民県連(菅野哲雄代表)の岩渕義教・衆院選対本部長も「支持者からは1区か2区に候補を立ててほしいとの声が強い。地元が選定を進める最中に共闘を公表するのはルール違反だ」と怒りが収まらない。

 「共闘したいなら(組織の大きい)民主県連から持ちかけるのが筋だ」(岩渕氏)と突っぱねるが、6区から出馬する菅野代表は「同じ野党としてほかの選挙区は民主党候補が当選するといいと思う」と、民社共闘に色気を見せる。

 「最後は、両県連とも時間切れで新たな候補の擁立を断念し、事実上の選挙協力が実現する」。双方のけん制を単なる意地の張り合いと読む連合宮城は、こんな共闘シナリオを用意した。

 1996年に社民党を割る形で旧民主党が誕生して以来、両県連は長らく近親憎悪の関係にあった。その後、連合は民主基軸の方針を打ち出したが、宮城の一部加盟労組は今でも社民党支持を堅持している。

 選挙区の「すみ分け」で共闘が実現すれば、10年来悩まされ続けてきた組織の「ねじれ」も解消する。連合宮城は5月、いち早く1―5区は民主、6区は社民への推薦方針を表明。赤松・渕上コンビの中央裁定を先取りした路線を敷いた。

<時間は足りるか>
 ただ、連合宮城最大の産別労組である自治労県本部は「民主党候補の推薦は考えていない」と素っ気ない。連合宮城の主導による両党の相互推薦どころか、産別の推薦も難航が予想される。

 過去の仲たがいを引きずって主戦論を下ろさない両県連。本音では選挙協力してもらいたい両党候補者。共闘の立役者になりたいが、産別の足並みを整えられない連合宮城。長年にわたる感情のもつれを解きほぐすのに、残された時間は少ない。

<次期衆院選県内選挙区の民主党、社民党の立候補予定者>
【民主】
 1区 郡和子氏 (現)(1)
 2区 斎藤恭紀氏(新)
 3区 橋本清仁氏(元)(1)
 4区 石山敬貴氏(新)
 5区 安住淳氏 (現)(4)

【社民】
 6区 菅野哲雄氏(現)(2)
[注]カッコ内数字は当選回数



2008年09月24日水曜日

5633名無しさん:2009/09/20(日) 19:55:18
http://74.125.153.132/search?q=cache:RNKTsaG-_8UJ:jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/03/20090301t11026.htm+%22%E6%B0%91%E4%B8%BB%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%8D%94%E5%8A%9B%E5%90%A6%E5%AE%9A%E3%81%9B%E3%81%9A%E3%80%80%E7%A4%BE%E6%B0%91%E7%9C%8C%E9%80%A3%E3%80%80%E6%AC%A1%E6%9C%9F%E8%A1%86%E9%99%A2%E9%81%B8%E6%96%B9%E9%87%9D%22&amp;cd=1&amp;hl=ja&amp;ct=clnk&amp;gl=jp
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/03/20090301t11026.htm

民主との協力否定せず 社民県連 次期衆院選方針

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次期衆院選に向けた決意を語る菅野氏

 社民党県連(菅野哲雄代表)は28日、仙台市青葉区の自治労会館で定期大会を開いた。民主党県連が次期衆院選での選挙協力を含めて協議を呼び掛けていることについて、岸田清実幹事長は「現時点で対応は決まっていない」としながらも「話を聞くこと自体は拒否しない」と述べた。

 代議員ら100人が出席。民主党県連が連合宮城に話し合いの仲介を依頼したことについて、岸田氏は「現時点では、連合宮城から正式に申し入れを受けていない。話を聞いてから十分な検討をしたい」と説明した。

 社民党県連の現時点での選挙方針は(1)6区では県連代表の菅野衆院議員(比例東北)を公認候補とする(2)全県的には比例代表を戦い抜く態勢を整える―が柱になっている。

 来賓として出席した連合宮城の楳原惣一郎会長は「自公政権打倒のためには民主、社民両党と連合の力合わせが重要。今日までさまざまな経過はあったと思うが、ご決断をお願いしたい」と要請した。

 役員改選も行われ、県連代表に菅野氏、幹事長に岸田氏を再任した。いずれも任期は2年。
2009年03月01日日曜日

5634名無しさん:2009/09/20(日) 20:03:13
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090728b.htm

決戦09衆院選

民主、社民 連携の歯車かみ合うか
(2009/07/28)
 8月30日投開票の衆院選で、民主党青森県連(田名部匡省代表)と社民党青森県連(渡辺英彦代表)が、政権交代に向け連携を進めている。候補者が競合しない青森2、3、4区で政策協定を初めて締結。候補擁立を見送った社民が民主候補を支持するのに対し、民主は社民の比例票の上積みに配慮する意向だ。ただ、初の試みだけに、連携の歯車がかみ合うか懸念する声も上がっている。
 
 青森3区は、これまで社民は候補者を擁立したことがなく、既に協力態勢の土壌は出来上がりつつある。
 民主前職の田名部匡代氏は、社民系労組の会合に出席するなど支持拡大に努めている。社民は比例区中心としながらも、会合などで選挙区での民主候補への支援を呼び掛けている。
 青森2区では、これまで社民が公認候補を立ててきた経緯から、「連携は難しいのでは」との意見もあったが、比較的スムーズに進んでいるという。
 強固な支持基盤を持たない民主新人の中野渡詔子氏にとって、貴重な存在となっている。
 民主県連の田名部定男幹事長は「連携は進んでいる。こちらとしても協定で約束したことは守りたい」との意向。社民側も「比例区は社民、選挙区は民主候補」とアピールするチラシを作製するなど、目に見える形の協力を進めている。
 加盟する組合員が両党にまたがる連合青森も、協力関係の構築に一役買っている。
 連合青森は民主候補を推薦しているが、組織内では自治労など平和推進労組会議が社民候補を支援しており、“また裂き”状態が続いていた。
 10日、八戸市内で開かれた連合青森三八地域協議会の総決起集会。壇上には田名部匡代氏や社民党八戸総支部の山名文世代表らが並んだ。連合青森の石田隆志会長は自治労出身の事務局長について「彼の果たす役割は大きい」と評価。“民・社共闘”を目指し、社民や平和労組系の組合員への配慮を忘れなかった。
 これに続き、山名代表が田名部氏にエールを送る場面もあり団結を強調した。
 だが、社民支持者の一部では、核燃などこれまで相いれなかった政策課題も多い民主との選挙協力に疑念も。社民県連幹部は「本当に民主が比例に協力してくれるのか分からないが、政党間の信頼関係で進めるしかない」と話している。

5635名無しさん:2009/09/20(日) 23:30:16
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20081025_01.htm

冷徹小沢氏したたか 青森4区 津島氏に一本化

山内氏(左)の出馬断念について、記者会見で説明する小沢代表(中央)


  難航した民主党の次期衆院選青森4区の公認問題が24日、小沢一郎代表の主導で一応の決着を見た。県連が公認申請した青森県議山内崇氏(53)に不出馬をのませ、国民新党の4区公認内定者、元衆院議員津島恭一氏(54)への候補一本化のシナリオをまとめ上げたのは、小沢代表ならではの剛腕だった。当てにならない選挙の「風」に頼らず、郵政票などの組織票を確実に積み上げていく冷徹な小沢戦略の一端がのぞく。(青森総局・菅原誠)

<他選挙区に影響>
 小沢代表が地方の1選挙区の公認問題で、自ら乗り込んでくるのは異例中の異例。それだけ、青森4区の扱いが郵政票と密接な国民新との選挙協力の「踏み絵」になっていたからだ。

 郵政民営化に反対して前回落選した津島氏に、郵政関係者は強い負い目を感じていた。国民新を支援する政治団体「郵政政策研究会」の幹部は「東北には選挙区が25もある。小沢代表に会った時、『ただ一つも国民新に譲れないのなら、他の選挙区に影響する』と迫った」と明かす。

 実際、今月2日、国民新が発表した民主公認候補の推薦で、東北6県分が先送りされた。ある県連幹部は「国民新の強い決意を痛感した。これで推薦は確実だろう」と語る。

<山内氏落胆の色>
 郵政票は全国で50万と言われる。郵政グループ社員は東北で約1万9000人、青森県内でも約2500人に上る。次期衆院選を自らの「最後の戦い」と位置付ける小沢代表にとって、確実に上積みが期待できる郵政票は手放せない存在だった。

 党本部が4区で2度実施した世論調査では、ともに山内氏優位と出ていた。小沢代表は「辞退」と言ったが、出馬断念に追い込まれた山内氏の記者会見での表情には、落胆の色がにじむ。山内氏は「地方を何とかしたいとの思いでいたが、小沢代表に体を預ける」と淡々と語った。

 しかし、山内氏には不安材料があったのも確かだ。かつて自治労を除名処分になった経歴から、連合青森は山内氏が民主の公認を得た場合、4区を自主投票とし、津島氏なら推薦との方針を決定していた。

<頭越しに反発も>
 津島氏で一本化されれば、連合票はもちろん、4区で候補を擁立しない社民党系労組の票の一部も取り込める。「山内氏の辞退は幅広い支持を結集するため」(小沢代表)の言葉通り、津島氏の個人票に郵政票、労組票を加えることで自民現職の木村太郎氏(43)へ対抗できるというわけだ。

 小沢代表は3度にわたり、不出馬を渋る山内氏を党本部に直接呼び込んで説得した。こうした頭越しのやり方に、県連内部では「地元の声を無視した」と反発の声がくすぶる。ただ、山内氏の顔を立てるため、体調不良の中でわざわざ青森まで足を運んで筋を通すのも、やはり小沢流だった。



2008年10月25日土曜日

5636山口新聞男:2009/09/21(月) 00:46:39
>山内崇
>かつて自治労を除名処分になった経歴から、連合青森は山内氏が民主の公認を得た場合、4区を自主投票とし
このパターンだと、選挙区が大きくなる参院選や知事選はもっと出にくいのでは?
といって比例だと、こちらも既に青森重点の下田敦子がいるから難しい

5637名無しさん:2009/09/21(月) 11:17:27
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090901ddm010010121000c.html

選挙:09衆院選 空前の地殻変動 結果から読む民意(その1)
 第45回衆院選は民主党が戦後最多の308議席を獲得し、1996年の旧民主党結党から13年で2大政党による本格的な政権交代を実現させた。自民党が大勝利を収めた前回05年から4年間で民意はどう動いたのか。新たに誕生した議員にはどんな特徴があるのか。過去の傾向と今回の選挙結果を手がかりに、多角的に分析した。

 ◇首都圏は突風区 有権者、4年で正反対の投票行動
 「政権交代」を訴えた民主党が驚異的な躍進を見せた今回の衆院選。民主党候補は各地の小選挙区で得票を伸ばし、自民党の閣僚経験者やベテラン議員らに競り勝った。308議席をもたらした「突風」はどのように吹き荒れたのか。「風」の強さを数値化すると、選挙のたびに揺れる首都圏、ぶれが少ない中国、九州地方など、各地の特徴が見えてきた。

 前回05年は「小泉旋風」で自民党が地滑り的な勝利を収めたが、今回は獲得議席で民主党と自民党がほぼ完全に逆転した。民意の動きを探るため、全国300の小選挙区ごとに、(1)前々回03年と05年の自民党候補の得票数差を「小泉旋風」(2)05年と今回の民主党候補の得票数差を「民主旋風」−−と定義し、全国的な傾向を比較した。

 それによると、「小泉旋風」と「民主旋風」がいずれも強く吹いたのは、東京都や神奈川県などの首都圏。都市部の無党派層が大きく振れた結果、民主党の東京都内25選挙区の戦績は05年が1勝24敗だったのに対し、今回は21勝4敗に激変した。民主党は05年に0勝18敗と完敗した神奈川県でも、今回は14勝4敗と雪辱を果たした。

 自民党を全敗に追い込んだ埼玉県や、保守地盤を崩した茨城県などの北関東も強風が吹いた地域だ。茨城6区では民主党候補が前回より約7万1000票積み増して、自民党の丹羽雄哉元総務会長を破ったほか、茨城1区でも民主党の新人が赤城徳彦元農相に勝利した。

 これまで民主党候補が小選挙区で勝ったことがなかった岐阜県でも突風が吹き、民主党候補が野田聖子消費者行政担当相(岐阜1区)らに競り勝った。

 しかし、自民党の「牙城」が多い中国や九州では風の効果は限定的だ。鳥取、島根、高知、宮崎の4県では今回も民主党候補が小選挙区で全敗した。

 全国最大の「突風区」は、民主党が05年から8万1360票上積みした岐阜4区。民主党候補は比例代表で復活当選した。次いで兵庫7区が8万14票増。05年の得票数より5万票以上増えたのは44選挙区、1万票以上の増加は251選挙区で、強弱の違いこそあれ全国的に民主党に追い風が吹いたことが分かる。

 ◇当選率93%! 鳩山代表、最多20万票
 民主党が擁立した候補者330人(小選挙区271人、比例単独59人)のうち308人が当選し、93%という極めて高い当選率となった。小選挙区の当選者は82%の221人だったが、43人が比例代表で復活当選し、小選挙区候補で議員になれなかったのはわずか7人、当選率は97%に達した。民主党の勢いは鳩山由紀夫代表の得票にも表れ、北海道9区で得た20万1461票は、前回05年衆院選で小泉純一郎首相が神奈川11区で獲得した19万7037票を上回り、小選挙区制導入以降の最多記録を更新した。

 前回05年の郵政選挙で同様に圧勝した自民党の場合、候補者346人中296人(86%)が当選。うち小選挙区候補は290人中267人(92%、比例復活当選を含む)が当選した。今回の民主党の方がより効率よく当選したと言える。ただ、有権者が小選挙区で落選させる判断をした候補者の大半が復活当選することについては、重複立候補を認める現行制度の見直しを求める声もある。

 ◇新議員の考えは−−当選者アンケート結果から
 衆院選にあたって毎日新聞が実施した全候補者アンケートを当選者に絞って再集計し、憲法観、消費税問題、政治改革の姿勢などについて、新議員の考え方の傾向を分析した。アンケートには当選者480人のうち477人が回答した。

5638名無しさん:2009/09/21(月) 11:17:51
>>5637

 ◆68%−改憲賛成

 新議員の68%は憲法改正に「賛成」と答え、「反対」は18%にとどまった。改憲派が引き続き衆院の多数派を占めるが、05年の当選者と比べると「賛成」は84%から16ポイント減少し、「反対」は8%から10ポイント増えた。民主党は「賛成」60%、「反対」21%。自民党は「賛成」94%で「反対」はゼロ。国民投票法が来年5月から完全施行され、衆参両院に設置された憲法審査会で憲法改正案を審査できるようになるが、党内に護憲派を抱える民主党政権のもとで慎重論がやや強まりそうだ。

 憲法9条の改正は「賛成」34%、「反対」51%で、反対派が過半数を占めた。民主党は9条改正に62%が反対し、逆に自民党は79%が賛成している。

 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈についても「見直す必要はない」が50%を占め、「見直すべきだ」の37%を上回った。麻生政権が進めようとしていた見直しの動きにブレーキがかかりそうだ。

 男女別の憲法改正への賛否は、男性で「賛成」69%、「反対」17%だったのに対し、女性は「賛成」58%、「反対」26%と慎重姿勢が目立った。9条改正ではこの傾向がより顕著で、男性は「賛成」36%、「反対」49%、女性は「賛成」19%、「反対」66%だった。

 ◆70%−政党への企業献金全面禁止

 各党が選挙前に競って打ち出した政治改革が新議員のもとで進むかが注目される。政党への企業・団体献金については「禁止すべきだ」との回答が70%に上り、「禁止する必要はない」は26%だった。全面禁止方針をマニフェストに明記した民主党は「禁止すべきだ」が90%に上った。企業・団体献金の透明化と罰則強化を主張する自民党は「禁止すべきだ」が12%にとどまり、「禁止する必要はない」が79%に達した。

 衆院議員の定数削減については(1)「比例代表を削減すべきだ」62%(2)「小選挙区、比例代表とも削減すべきだ」21%(3)「削減する必要はない」8%(4)「小選挙区を削減すべきだ」4%−−となった。民主党は「比例削減」が78%で最も多かったが、連立を想定する社民党の全員が「削減する必要はない」との立場で、実際に削減を進められるかは不透明だ。

 国会議員の世襲を「制限すべきだ」は84%で、「問題はない」の10%を大きく上回った。民主党の94%は制限に賛成。一方、新議員の世襲率が5割近くに上った自民党は「制限すべきだ」が57%にとどまった。

 ◆72%−消費税率上げ反対

 補正後の09年度予算で新規国債発行額は過去最大となった。新議員は高齢化で膨らむ社会保障費の財源をどこに求めるのか。

 4年間の任期中に消費税の税率引き上げを決めることについて、新議員の72%が「反対」と答え、「賛成」の14%を大きく上回った。民主党の94%が反対したことが、全体の数値を押し上げた。自民党は「賛成」が45%を占めたが、今回の大敗で引き上げの主導権を握るのは難しくなった。

 一方、基礎年金の財源については「全額税方式」が60%、現行の「保険料方式」が28%だった。今後、民主党の主導で年金制度改革の論議が進むとみられるが、税負担のあり方はあいまいなままだ。

 子育て世帯に対する政府の財政支援の大幅増額についても同様で、消費税増税に反対する層の99%が支援拡充に賛成した。

 ◆3%−小泉改革積極評価

 小泉純一郎元首相が進めた構造改革については「大いに評価する」との回答はわずか3%。「ある程度評価する」の22%と合わせても評価派は全体の4分の1にとどまった。「あまり評価しない」は29%、「まったく評価しない」は45%だった。

 民主党では「あまり評価しない」「まったく評価しない」が計97%に達した。同党は小泉改革が格差の拡大や地方の疲弊を招いたと批判しており、新政権では小泉改革路線の見直しが進むことが予想される。

 郵政民営化も「失敗」が66%を占め、「成功」はわずか8%。05年衆院選では民営化賛成派が大勢を占めたが、新議員の多くは見直し派に入れ替わった。

 ◆87%−核武装の検討不可

 日本の核武装に関しては(1)「将来にわたって検討すべきでない」87%(2)「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」7%(3)「検討を始めるべきだ」1%。「核兵器を保有すべきだ」はいない。

 「今後の国際情勢によっては検討すべきだ」との回答は、05年衆院選の当選者では14%を占めていたが、半減した。自民党が大幅に議席を減らしたためで、「将来にわたって検討すべきでない」は6ポイント増えた。「検討を始めるべきだ」と答えた積極派は民主党の東祥三氏、自民党の古川禎久氏、無所属の平沼赳夫氏の3人だった。

5639名無しさん:2009/09/21(月) 11:18:04
>>5638

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 ◇過去の小選挙区上位10
 (1)19万7037票 小泉純一郎 自前 神奈川11(05年)

 (2)18万6770票 河野太郎  自前 神奈川15(05年)

 (3)18万2185票 綿貫民輔  自前 富山3(96年)

 (4)18万1747票 古本伸一郎 民新 愛知11(03年)

 (5)17万4374票 小泉純一郎 自前 神奈川11(03年)

 (6)17万4361票 甘利明   自前 神奈川13(05年)

 (7)17万3947票 町村信孝  自前 北海道5(05年)

 (8)17万1507票 亀岡偉民  自新 福島1(05年)

 (9)17万 176票 村岡兼造  自前 秋田3(00年)

(10)16万9825票 河野洋平  自前 神奈川17(05年)

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 この特集は中田卓二、野原大輔、大貫智子、横田愛、念佛明奈が担当しました。

5640名無しさん:2009/09/21(月) 11:19:01
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090901ddm010010134000c.html

選挙:09衆院選 空前の地殻変動 結果から読む民意(その2止)
 ◇「世襲」47%−−自民党119人
 05年衆院選とは打って変わった逆風の中を勝ち上がった自民党の119人を分析すると、父母や祖父母が国会議員だった「世襲議員」が56人と、47%を占めた。小選挙区で勝利した64人に限ると世襲率は59%(38人)にはね上がる。自民党では今回の衆院選を前に候補者の世襲制限が検討されたが、「地盤」「看板」の威力に助けられる皮肉な結果になった。

 毎日新聞は、世襲を「父母(義父母、養父母を含む)または祖父母(義理の祖父母、養子先の祖父母を含む)が国会議員の場合」と定義し、今回から「3親等以内の親族が国会議員で、同一選挙区から立候補する場合」も追加した。自民党は候補者全体では世襲率は35%だったが、世襲候補が健闘した結果、当選者でみると12ポイント多い47%になった。

 また、選挙区を人口集中度によって「大都市型」「都市型」「準都市型」「準農村型」「農村型」に分類すると、自民党が当選した64選挙区のうち「準農村型」「農村型」は計39選挙区となり、61%を占めた。保守地盤が強固とされる農村部ほど「生き残り」に有利だったことがうかがえる。

 小選挙区で当選した64人中、民主党候補と戦わずに当選したのは17人。地盤の強固な自民党候補の選挙区で民主党がほかの野党との選挙協力を優先し、自前の候補擁立を見送った側面もある。

 119人のうち当選5回以上の議員は70人に上り、当選10回以上の議員も森喜朗元首相(14回)や加藤紘一元幹事長(13回)ら11人いる。半面、新人議員は5人しか当選できず、再選を果たした当選2回は10人。ベテランの多いいびつな構成となった結果、平均当選回数は5・5回と高くなった。

 ◇郵政選挙から4年−−したたか造反組18勝7敗 境遇厳しい刺客5勝13敗
 05年衆院選で自民党が「郵政造反組」の対立候補として擁立した「刺客」25人と造反組33人のうち計43人が今回も立候補した。造反組の11人は自民党に復党しての出馬で、比例代表での復活当選を含め9人が当選。逆風の中で地力の強さを示した。これに対し、同党から再選を目指した刺客15人は5勝10敗と大きく負け越し、4年前の「小泉劇場」で脚光を浴びた面々は明暗を分けた。

 造反組では、民主党から立候補した4人も全員当選した。3人は小選挙区を戦ったが、前回、東京10区で敗れた小林興起氏は同党の比例代表単独候補に納まり、追い風に乗って国政に返り咲いた。しかし、国民新党から出馬した前・元職4人は、亀井静香氏と松下忠洋氏が当選した半面、綿貫民輔代表と亀井久興幹事長が落選した。

 刺客では、自民党の公認争いに敗れた無所属の長崎幸太郎氏(山梨2区)とみんなの党の広津素子氏(佐賀3区)が再選を目指したが、及ばなかった。党県連公認で出馬した上杉光弘氏(宮崎1区)も落選した。

 造反組25人の戦績は18勝7敗、刺客18人は5勝13敗。したたかに生き残った造反組に比べ、刺客の境遇の厳しさが浮かんだ。

5641名無しさん:2009/09/21(月) 11:19:35
>>5640

 ◇公明、崩れた「勝利の方程式」 自民の支持票激減
 公明党は今回の衆院選で太田昭宏代表や北側一雄幹事長ら小選挙区の前職8人が全員落選し、小選挙区の獲得議席が初めてゼロとなった。同党候補はこれまで支持母体の創価学会を中心とした基礎票に自民党との選挙協力分を上乗せすることで、当選ラインを手堅く突破してきた。しかし、今回の得票傾向を分析すると、頼みの自民支持票が前回05年から激減し、「勝利の方程式」が崩れたようだ。

 公明党は、東京12区▽神奈川6区▽大阪3区▽大阪5区▽大阪6区▽大阪16区▽兵庫2区▽兵庫8区−−の8選挙区に公認候補を立て、自民党が推薦した。

 選挙結果を基に、公明党の各候補の小選挙区での得票数と、その選挙区での自民、公明両党の比例代表での得票数の合計を比較したところ、大阪3区を除く7選挙区で小選挙区の得票数が比例代表の自公得票数を上回った。

 8選挙区の公明比例票は05年から大きな変化はなかった。一方、自民比例票は軒並み前回比3〜4割減少。各候補は自民支持票の取り込みにはある程度成功しながら、それでも当選ラインに届かなかったとみられる。

 毎日新聞の出口調査によると、従来の自民党支持層の一部が今回は民主党など他党に投票した可能性が高い。自民党への逆風が公明党の小選挙区候補も直撃した構図だ。

 ◇女性54人、過去最高 全体の11%、初の2ケタ
 今回の衆院選では女性が54人当選し、過去最多だった05年の43人を超えた。当選者に占める女性の割合は11%と初めて2ケタ台に乗った。政党別内訳では民主党が40人と最も多く、自民党8人▽公明党3人▽社民党2人▽共産党1人−−の順。民主党が、自民党大物議員の対立候補として女性候補を積極的に擁立したことが女性議員の増加につながった。

 新人議員は全体で158人。全体の33%を占め、1949年1月に行われた第24回衆院選以来の高い比率になった。前職は55%、元職は12%。

 民主党は新人が143人で、前職・元職の計165人に迫る勢力になった。一方、自民党は5人、社民党は3人、公明、共産両党は各1人で、他党では新人当選のハードルはなお高い。

 新人が増えたため、新議員の平均年齢は前回衆院選よりも0・3歳若返り、52・0歳となった。政党別では、民主党49・4歳▽自民党56・6歳▽公明党58・0歳▽共産党56・4歳▽社民党61・0歳−−などとなっている。

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5642名無しさん:2009/09/21(月) 11:20:38
>>5641

 ◇比例復活当選者一覧(末尾の数字は小選挙区の惜敗率)
 <1>田名部匡代(民前・青森(3))  99.59

 <2>三村和也 (民新・神奈川(2)) 99.58

 <3>湯原俊二 (民新・鳥取(2))  99.26

 <4>仲野博子 (民前・北海道(7)) 99.08

 <5>遠藤利明 (自前・山形(1))  98.78

 <6>甘利明  (自前・神奈川(13))98.59

 <7>金田勝年 (自新・秋田(2))  98.56

 <8>仁木博文 (民新・徳島(3))  98.50

 <9>大西孝典 (民新・奈良(4))  98.08

<10>糸川正晃 (民前・福井(2))  98.07

<11>永江孝子 (民新・愛媛(1))  97.87

<12>北村茂男 (自前・石川(3))  97.78

<13>谷川弥一 (自前・長崎(3))  97.59

<14>額賀福志郎(自前・茨城(2))  97.57

<15>鴨下一郎 (自前・東京(13)) 97.32

<16>藤田大助 (民新・三重(5))  97.32

<17>皆吉稲生 (民新・鹿児島(4)) 97.20

<18>金子健一 (民新・千葉(11)) 96.38

<19>田中美絵子(民新・石川(2))  96.38

<20>田村憲久 (自前・三重(4))  96.30

<21>高井崇志 (民新・岡山(1))  96.30

<22>高市早苗 (自前・奈良(2))  96.10

<23>衛藤征士郎(自前・大分(2))  95.56

<24>北村誠吾 (自前・長崎(4))  95.42

<25>中川秀直 (自前・広島(4))  94.98

<26>平将明  (自前・東京(4))  93.52

<27>高野守  (民新・茨城(4))  93.30

<28>馳浩   (自前・石川(1))  93.23

<29>岩屋毅  (自前・大分(3))  93.03

<30>塩谷立  (自前・静岡(8))  92.82

<31>今村雅弘 (自前・佐賀(2))  92.03

<32>小原舞  (民新・京都(5))  92.00

<33>後藤英友 (民新・熊本(3))  91.87

<34>松宮勲  (民元・福井(3))  91.86

<35>与謝野馨 (自前・東京(1))  91.73

<36>菅川洋  (民新・広島(1))  91.70

<37>小池百合子(自前・東京(10)) 91.68

<38>富岡芳忠 (民新・栃木(5))  91.32

<39>笹木竜三 (民前・福井(1))  91.32

<40>林幹雄  (自前・千葉(10)) 90.87

<41>長勢甚遠 (自前・富山(1))  90.77

<42>菅原一秀 (自前・東京(9))  89.94

<43>高橋英行 (民新・愛媛(4))  89.72

<44>野田聖子 (自前・岐阜(1))  88.84

<45>武部勤  (自前・北海道(12))88.61

<46>三宅雪子 (民新・群馬(4))  88.49

<47>古屋圭司 (自前・岐阜(5))  88.01

<48>玉置公良 (民新・和歌山(3)) 87.29

<49>竹本直一 (自前・大阪(15)) 87.25

<50>松本純  (自前・神奈川(1)) 87.15

5643名無しさん:2009/09/21(月) 11:20:54
>>5642
<51>津島恭一 (民元・青森(4))  86.83

<52>古賀一成 (民前・福岡(6))  86.37

<53>中後淳  (民新・千葉(12)) 85.57

<54>花咲宏基 (民新・岡山(5))  85.47

<55>柳田和己 (民新・茨城(7))  85.23

<56>今井雅人 (民新・岐阜(4))  85.06

<57>平井卓也 (自前・香川(1))  83.38

<58>大村秀章 (自前・愛知(13)) 83.34

<59>川崎二郎 (自前・三重(1))  83.08

<60>斎藤健  (自新・千葉(7))  82.98

<61>町村信孝 (自前・北海道(5)) 82.78

<62>野田国義 (民新・福岡(7))  81.73

<63>永岡桂子 (自前・茨城(7))  81.24

<64>橋本勉  (民新・岐阜(2))  81.00

<65>山口俊一 (自前・徳島(2))  80.23

<66>新藤義孝 (自前・埼玉(2))  80.14

<67>柴山昌彦 (自前・埼玉(8))  79.69

<68>浅尾慶一郎(み新・神奈川(4)) 79.39

<69>石田真敏 (自前・和歌山(2)) 79.15

<70>佐藤勉  (自前・栃木(4))  78.13

<71>打越明司 (民新・鹿児島(2)) 77.61

<72>松浪健太 (自前・大阪(10)) 77.58

<73>田中和徳 (自前・神奈川(10))77.58

<74>伊吹文明 (自前・京都(1))  77.40

<75>中島隆利 (社新・熊本(5))  77.18

<76>早川久美子(民新・東京(17)) 77.17

<77>谷公一  (自前・兵庫(5))  76.76

<78>谷畑孝  (自前・大阪(14)) 76.65

<79>松野博一 (自前・千葉(3))  76.56

<80>勝又恒一郎(民新・神奈川(15))76.10

<81>中野渡詔子(民新・青森(2))  74.24

<82>道休誠一郎(民新・宮崎(2))  68.00

<83>高邑勉  (民新・山口(1))  66.32

<84>小室寿明 (民新・島根(1))  65.89

<85>横粂勝仁 (民新・神奈川(11))64.03

<86>網屋信介 (民新・鹿児島(5)) 61.59

<87>吉泉秀男 (社新・山形(3))  61.57

<88>山本剛正 (民新・福岡(8))  58.26

<89>山崎誠  (民新・神奈川(8)) 57.89

<90>阿部俊子 (自前・岡山(3))  54.89

<91>穀田恵二 (共前・京都(1))  51.60

<92>斉木武志 (民新・静岡(7))  48.78

<93>阿部知子 (社前・神奈川(12))43.00

<94>吉井英勝 (共前・大阪(13)) 42.40

<95>柿沢未途 (み新・東京(15)) 36.91

<96>吉野正芳 (自前・福島(3))  35.57

<97>塩川鉄也 (共前・埼玉(8))  21.73

5644名無しさん:2009/09/21(月) 13:47:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090901/20090901_0001.shtml

民主追い風 自民も善戦 衆院選得票結果分析
2009年09月01日 14:29
 30日投開票された第45回衆院選は、県内5小選挙区のうち、自民前職3人、民主は前職と新人の2人が当選した。3区と5区で落選した民主新人と社民新人が比例で復活当選。比例単独で当選した自民と公明の前職を含めると、県内関係の衆院議員は自民4人、民主3人、公明1人、社民1人となった。追い風を受けた民主が小選挙区で初の複数議席を獲得したが、自民も底力を見せた。主な投票結果を分析した。 (衆院選取材班)

■松野氏 過去最多得票 1区

 民主前職の松野頼久氏(48)が抜群の知名度と「政権交代」の追い風に乗り、支持団体の組織票も手堅くまとめ、前回より約2万4500票上積みする過去最多得票で4選を果たした。

 一方、前回はほぼ無名ながら“小泉旋風”に乗り、松野氏に約2400票差まで迫って比例復活した自民前職の木原稔氏(40)は、党への逆風をまともに受けた。前回より約1万2500票減らし、比例復活もならなかった。

■福嶋氏 熊本市で浸透 2区

 民主新人の福嶋健一郎氏(43)が、有権者の5割超を占める熊本市で浸透。地盤の玉名市郡で優位に立った自民前職の林田彪氏(65)との激戦を約5千票差で制した。

 福嶋氏の知名度不足を補うため、党は鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長ら幹部を続々と投入。前回衆院選で民主候補が1万3千票差で敗れた熊本市で、逆に1万1千票の差をつけた。

 共産党の候補擁立見送りも有利に働いた。前回、自民に競り負けた荒尾市では、前回は共産候補が立候補したため、民主と共産に支持が割れた新社会党の県議や市議が、今回は民主を支援したこともあり、約2千票差で勝利。玉名市郡では過去3回、2区に立候補した民主の松野信夫参院議員の全面支援もあり、前回の約1万6千票差を約8千票差まで縮めた。

 逆風に危機感を強めた林田氏陣営は、「コスタリカ方式」で比例に回った野田毅氏と初めて合同選対を設置。地盤の玉名市郡のほか公明党や農漁協などの組織票を固めたが、都市部の無党派層に支持が広がらなかった。

■坂本氏 組織フル稼働 3区

 自民前職の坂本哲志氏(58)と民主新人の後藤英友氏(42)の競り合いに、無所属新人の三浦一水氏(55)が絡む構図。終盤まで坂本、後藤両氏の横一線の情勢が伝えられたが、坂本氏が約6600票差で抜け出し、3選を果たした。

 初の自民公認となった坂本氏は、無所属時代に築いた「草の根」後援会と、自民の組織力が危機感からフル稼働。公明党支持者とも連携し、阿蘇郡など保守地盤を手堅くまとめた。一方で、政党色を薄める戦略も奏功。無党派層の多い合志市や菊陽町にも浸透し、前回より合志市と菊池市で約6千票上乗せ。自民への逆風にもかかわらず、過去最多得票となった。

 後藤氏は民主の追い風に加え、農村部にも後援会事務所を構え、弱点だった地域の態勢を強化。3区全域で支持を広げ、07年補選より2倍近くに票を伸ばした。ただ、合志市や菊陽町で、思ったほど差をつけることができなかった。かつて坂本氏と保守分裂選挙を繰り返した自民の松岡利勝氏(故人)の支持票の多くが、三浦氏に流れたことも響いた。

■園田氏が盤石の戦い 4区

 自民前職の園田博之氏(67)が保守地盤を手堅くまとめ、8選を果たした。市町村合併で「実動部隊」の首長や議員が減ったが、農漁業や建設業者など各種団体がフル回転。逆風下で前回より1万票以上減らしたものの、陣営の予想を上回る盤石の戦いだった。

 国民新の新人、松永真一氏(50)は出身地の宇城市で園田氏を上回ったが、最後まで知名度不足に悩んだ。陣営は終盤、「民主推薦」を前面に追い風を期待したが、「園田王国」を切り崩すまでには至らなかった。

■金子氏が球磨で圧倒 5区

 自民前職の金子恭之氏(48)と社民新人の中島隆利氏(66)との事実上の一騎打ち。金子氏が八代市を除く全市町村で中島氏を上回り、9万8632票で勝利した。中島氏も主地盤の八代市で健闘し、比例復活当選を果たした。

 金子氏が出身地の球磨郡で得た約2万9千票は、候補者4人の総得票数に占める割合で73・5%に達し、同郡だけで中島氏に1万9千票以上の差をつけた。一方、中島氏は八代市長選で連携した新人が現職を破った勢いに乗り、同市内で金子氏に7767票差をつけた。両陣営関係者ともに「『球磨モンロー』の勢いが『八代モンロー』を上回った」と分析した。

 「民主の風」は比例の党派別得票に顕著に表れ、金子氏が圧勝した球磨郡でも民主票は自民票に約3千票差に迫った。

=2009/09/01付 西日本新聞朝刊=

5645名無しさん:2009/09/21(月) 13:49:12
http://www2.asahi.com/senkyo2009/localnews/TKY200908260179.html

主な候補者の横顔 熊本5区2009年8月22日
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(届け出順。〈元〉以下は過去職。カッコ内数字は当選回数。[比]は比例区と重複立候補。〈 〉内政党は推薦・支持)


<5区>

中島隆利 66 〈元〉旧八代市長 社新 [比]

金子恭之 48 国土交通副大臣  自前(3)[比]

南政宏  39 幸福の科学職員  諸新  

長友清冨 59 森海党代表    諸新  


◆地方政治の経験を訴え 中島隆利氏(66)=社新〈民〉〈国〉

 合併前の旧八代市長として2町3村との合併協議会の座長を担い、05年の新八代市誕生を導いた。市議、県議も加えた地方政治歴は31年。「官僚政治とともに地方政治も変えるための力や経験はだれよりも持っている」と自負する。66歳という年齢についても「これまでの経験が生かせる」と動じない。

 05年、合併後の新八代市長選に挑んだが落選。引退を表明し、後援会組織も解散した。しかし「政治を変える好機」として社民党が国政への挑戦を要請。一度は固辞したが、福島瑞穂党首が自ら、反対する家族に電話して説得した。「社会党や社民党の看板を30年間背負ってきた責任がある」と決意を固め、07年秋、熊本5区での立候補を表明した。

 以後、八代市を地盤に、選挙区内の人吉市や水俣市などで定期的に支持者らとの会合を重ね、小さな集会も開いてきた。社民党の現状を厳しく認識しつつも「選挙区内を2年近く回り、『政治を変えたい』という声は確実に増えている」と手応えを語る。民主党との調整で、5区で出る予定だった民主公認候補が他の区へ転出。熊本県内の5小選挙区は民主、社民、国民新の3党が公認候補を推薦しあい、それぞれ自民前職と対決する野党共闘となり「3党の選挙協力という、全国でもまれにみる戦いができている」。

 中小企業や農林水産業を振興して地域経済と暮らしを再生するよう訴える一方、長年の地域の懸案である川辺川ダム、荒瀬ダム、水俣病の全面解決にも主眼を置く。ダムについては「民意の反映を」と説き、水俣病は「恒久的な救済法の成立」をめざす。現場や学習会にもこまめに足を運び、対策を考えてきた。

 5人きょうだいを育てた母の苦労を心に刻み、「感謝と奉仕」の気持ちを忘れない、というのが信念だ。


◆国交副大臣の実績強調 金子恭之氏(48)=自前〈公〉

 「腰が低く温厚。偉ぶらない」。支持者でない人もそう評したくなるという柔和な笑顔が、多くの人をひきつける。「これまで9年間、国政に送ってもらった。もう『若手』ではありません」。これからは自分が党の中核を担う番だ、という意志と期待を集会では強調する。

 祖父や父が県議や村議などを歴任してきた政治家の血筋を引く。田代由紀男・元参院議員や園田博之・前衆院議員の秘書を計16年経験して政治を学び、00年の総選挙に無所属で立候補し初当選。保守の土壌に守られ、3期務めてきた。

 ところが今度ばかりは「あんたに苦しさが分かるのか」と、零細経営者らから痛烈な言葉を投げかけられることもあるという。自民党への逆風で「かつてない厳しい戦い」と認識する。

 08年8月に国土交通副大臣に就任して、地元での活動は週末の帰郷時だけ。衆院解散後は遅れを取り戻そうと、初当選当時の原点に返って朝の通勤時の辻立ちも励行する。地域をくまなく回り、ふっくらとしていた顔と体が引き締まってきた。

 農林業も多い選挙区での訴えの中心は、第1次産業の振興や中小企業の資金繰りなどの景気回復策。国交副大臣として手がけた八代港の5.5万トン岸壁改修工事の着工などインフラ整備の実績も強調する。

 地元が抱える水俣病問題については、与党が民主党と合意して成立させた未認定患者の救済法を成果としてあげ、早期解決に意欲を示す。

 もう一つの大きな課題である川辺川ダム問題は、国と県、地元市町村長らが参加する「ダムによらない治水を検討する場」を見守るとの立場で、自身の賛否については演説などではほとんど触れない。個別に尋ねると、柔和な表情で治水の必要性などの持論を丁寧に説明する。

5646名無しさん:2009/09/21(月) 13:55:58
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/kumamoto/20090726/20090726_0002.shtml

解散後初の週末 立候補予定者 前哨戦熱く 自民 実績を前面に 野党 組織固めに力
2009年07月26日 14:20
 衆院解散後初の週末となった25日、県内5選挙区の立候補予定者たちは雨の中、熱い前哨戦を展開した。自民前職は景気対策などの実績を前面に政権継続を訴え、政権交代を目指す野党側は労組の集会に出席し、組織固めに力を入れた。

 1−5区すべてに前職が立候補を予定する自民党。1区の木原稔氏は熊本市の商店街で演説し、「大型商業施設の安易な進出に反対し、商店街活性化に取り組んできた」。5区の金子恭之氏は人吉市の後援会事務所開きで、約250人を前に「地域を守るため私を使ってほしい」と訴えた。

 2区の林田彪氏、3区の坂本哲志氏、4区の園田博之氏も夏祭りやイベント会場を駆け回った。園田氏の後援会幹部は「逆風が吹いている。小まめに回り、地方重視の経済対策など実績をPRして信頼を得るしかない」と力を込めた。元自民参院議員で3区の無所属新人、三浦一水氏は山鹿市などを回った。

 一方の野党陣営。1区の民主前職松野頼久氏、2区の民主新人福嶋健一郎氏、4区の国民新の新人松永真一氏、5区の社民新人中島隆利氏はそろって県電力総連の決起集会に出席し、「衆院選の勝利目指して頑張ろう」と気勢を上げた。福嶋氏は「生活が良くなれば景気が良くなる。政権交代しかない」。中島氏は「日本を変える最後のチャンス。地方に財源を移し再生を図る」と語った。

 3区の民主新人、後藤英友氏は阿蘇市で後援会事務所開きをし、「政権交代のため、阿蘇から日本を変える」と声を張り上げた。

 1区に立候補予定の共産新人上野哲夫氏は街頭演説などで支持を訴え。政治団体「幸福実現党」から立候補予定の新人5人もミニ集会などをこなした。

=2009/07/26付 西日本新聞朝刊=

5647名無しさん:2009/09/21(月) 14:02:58
http://www.kumamoto-kenmin-shinbun.com/back/2005_07/back_05_07.html
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■ 冒頭の見出しに「棚牡丹(たなぼた)市長」と書いたが、その意味は八代市民であれば誰もが知っている比喩と分るであろう。

沖田嘉典市長が四選出馬を表した後、八代市職員採用に絡む収賄事件で逮捕された。その直後の市長選に社民、民主の推薦を得て立候補して初当選した時の実態を表したものである。

当時八代市には、自民党を名乗る支部が2つあり、夫々の支持者が独自の候補を推し、保守分裂選挙になったのは本紙前号でも書いた。
この時の得票は、中島氏18,722、沖田後継と目された永江明久前助役16,748、以下田方、上村、小早川3氏の順であった。

革新一対保守四の争いであった。保守が一本化しなかったとしても1人が下りていたら状況は変わっていただろう。

八代市民は革新市政を望んでいた訳ではなかった。俺が俺がのエゴが革新市政を生んだのである。 その証拠に、保守票を合計すると中島氏が得た票の約2倍である・・・

※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください。

沖田市政の影を曳いた
 八代市職員採用の透明性

■ 中島隆利氏は旧社会党熊本県本部副委員長を務めたゴリゴリの社会主義者、の筈であった。出身は九電労組、元々九電は公共性が強い企業の性格もあって労働運動にも寛容である。

中島氏は九電社員(休職扱い)の身分のまま、八代市議を二期勤めた後、県議の四期目(途中1回落選)の時、沖田市長の職員採用試験に関わる収賄事件で逮捕後の「出直し」選挙で初当選を果たした。

この時出馬した永江助役が「沖田市政の後継」と見られていたが、中島氏も県議時代から市長選では沖田氏を支援、逆に県議選では沖田後援会からの支援を受けていた。思想的には沖田氏と対極に位置するはずであるが、利害面で意気投合したのか常に沖田市政を支えて来た。

沖田氏逮捕後県警が押収したメモの中に中島氏の名前もあり・・・・・

2面記事に進む >>                   ※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください

■ 8月1日に新八代市が発足する。八代市、鏡町、千丁町、坂本村、東陽村、泉村の一市二町三村の合併により、新市の人口は約10万人から14万人、有権者数は約11万3千人となる。

新市長選は一面にも書いたが4人が出馬表明している。新市議は現在の定員32人から34人に2名増員となるが二町三村の各首長などが出馬を予定しており、34人の定員に対し45、6人が争う激戦となる。

市長選、市議選共に”終盤戦”と云っていい程各陣営はヒートしており、対立候補を誹謗中傷する文章などが配布されている。総体的に見ると革新系一対保守系三の構造は、沖田元市長が逮捕後行われた「出直し選挙」と似ている。

しかし、今回保守系は、2つに割れていた自民党が八代支部に統一された点が大きく異なる。

自民党の推薦を受けた坂田孝志氏に有利な風が吹くのは間違いないだろう・・・・・


※ 上記内容の続きは、本紙購読にてご覧ください。

自民党八代支部
 推薦候補決定の推移 −公正な手段で坂田に決まる−
■ これまで八代市内(旧町村を含む)で配布されたミニコミ紙や、怪文書の標的が殆ど坂田氏である。恰も自民党八代支部を始め県連が「始めに坂田ありき」で推薦決定をしたかの如く書いた記事が多い。

坂田氏や、自民党から頼まれたわけではないが、推薦の経緯について取材した。関係者の話を総合すると大方以下の通りである。


出馬を表明した荒木、坂田、永江の3氏から推薦願いが出された自民党八代支部は、昨年12月、3氏を招いて事前に通告していた新八代市について夫々のマニフェストを聴いた。

質問事項は財政、農業、荒瀬ダム、八代港等8項目に亘って3氏の持論を質したのである・・・・・

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5648名無しさん:2009/09/21(月) 22:54:10
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000380909210001

現在位置:asahi.com> マイタウン> 富山> 記事

政権交代@富山


県政与党、負託に応える
2009年09月21日




坂田光文 自民県連幹事長



 ――県政与党として県民の要望にどう答えますか。


 「自民が下野したと言っても、県民の要望を知事と一緒になって政府に求める。40議席の県議の中で無所属を入れれば自民系は30人近い。県政の両輪として県民の負託に応えることに変わりはない」



 ――国政で自民が反対した政策について、地方でも異議を唱えることはありますか。


 「国会審議が尽くされて議決されたら、粛々と事業を進めていくのが基本的なスタンス。ただ、例えば北陸新幹線についてスローダウンさせるような話があるかも知れない。その時は政府に対し強い行動をしなければならない」
 「全国知事会や地方6団体の中で、民主と協議機関を設けると聞いている。民主は地方のことも考えると言っているのだから、きちっと守ってもらいたい」



 ――3党連立をどう受け止めていますか。


 「参院で社民と国民新が協力しないと、過半数にならないので民主が配慮したと思う。社民が掲げる防衛や外交政策などかみ合わない部分がある。『連立ありき』からスタートしたのではないか」



 ――来夏の参院選に向けてどう対応しますか。


 「まず総裁選があり、参院選は党再生のスタート。党本部から、なるべく早く(参院選挙区の)公認候補を決めて欲しいと言われたので、10月中にも国会議員を含めた会議を持たなければならない」


 「公認候補を決めたところは7〜8県しかないそうだ。党本部は衆院選を受け、いま出ている候補も都合が悪ければ差し替えて構わない、という。慎重に『みんなが推せる候補』『勝てる候補』にしたい。少なくとも自民県連として『みんなが推せる候補』でなくてはならない。公明もどうなるか分からないから」



 ――指導力強化など県連改革の考えはありますか。


 「強いリーダーシップの発揮は、他の国会議員が支え、長勢甚遠・県連会長がその任に当たる。今年の県連大会で役員改選があったばかりだ」



 ――衆院選比例区で自民の得票が民主を上回ったのは島根県や富山県と、ごく少数でしたが、国民新の存在もありました。


 「自民支持でも比例は国民新に投票した人もいる。それを考えれば国民新の得票は(反自民かどうか)五分五分だと思う。次の参院選は前回07年に失った議席を奪還するチャンス。衆院選の世論調査で自民支持層の3割は他党を支持した。それを元に戻すことも考えなければならない」



 ――国民新の綿貫民輔・前代表が落選しました。その影響で自民に支持が戻ると思いますか。


 「片足が国民新だった人も含め、保守回帰は起きる。たまたま綿貫氏が引退し、亀井静香氏が党代表になり連立を組んだ。綿貫氏なら閣外協力だったかも知れない。民主の小沢一郎幹事長もかつての自民の中枢であり、政界再編も含め色んなことが流動的になってくると思う」
(聞き手・雨宮徹)

5649チバQ:2009/09/22(火) 23:37:01
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090922ddlk13040125000c.html
東京見聞録:「落選議員」何を思う 深谷隆司・元通産相に密着 /東京
 8月30日に投開票された衆院選は、民主党が大躍進し、政権交代を実現した。自民党は300から119へ大幅に議席を減らし、結党以来の第1党から転落し、都内でも多くのベテラン議員が落選した。143人もの民主党の新人議員らに注目が集まる中、ほとんど伝えられることのない「落選議員」たちは何を思うのか。東京2区(中央、文京、台東)で10選を目指し、落選した深谷隆司元通産相(73)に密着した。【田村彰子】

 ◇「これからは本音で語る」
 衆院選から約2週間が経過した今月15日、台東区雷門の一角にある自宅を訪問すると、深谷さんは、ちょうど来客を見送っていた。「来てくれてうれしいよ」「雷門にお参りの時は、休憩所代わりに使って」と、握手をして送り出す。記者が玄関で待機していると、さらにもう1組の来客が帰っていった。

 玄関脇の一室に通され、「さっきのは、みんな役所の大幹部なんだ」と説明してくれた。民主党の打ち出す「政治主導」に戦々恐々とする官僚がたびたび訪れ、愚痴をこぼすという。「みんな『信頼関係ができないのが一番つらい』って言うね」と語る。

 党の重鎮として閣僚を歴任した深谷さん。今回は、年齢制限もあって比例との重複立候補はできず、開票開始早々に、真っ先に「落選の弁」を語る役回りとなった。選挙中も、慣れない自転車遊説に取り組む場面などを見てきた。自宅訪問前は、「険しい表情」も予想していたが、意外と忙しそうだ。

 9月に入り、日々、「選挙の仕上げ」をこなしているという。支援者に送る礼状の数は10万通にも上る。何度も推敲(すいこう)しながら、選挙のお礼などをしたためていく。「応援してました」「残念です」などと書かれた支持者からのメールにも目を通す。「涙が出るよ」。メールにも全部返事を出すという。

 そんな合間にも、次々と電話が入る。93年の細川政権時代には、野党として予算委員会の筆頭理事を務めた。その経験を踏まえた意見も聞かれるという。「今の自民党は、反省、反省また反省で、戦う気力がない。野党として堂々と戦ってもらいたい」と党への苦言も呈する。

 夜は党本部で、塾長を務める政経塾の講義に出席。1時間の講義を終え、地元の若者たちと浅草の居酒屋へ。「礼儀作法を教えてほしいなんて言われちゃってね」。酒の注ぎ方などを教えながら、杯を重ねる。「これからの人生がうらやましい。しっかりやれよ」と若者たちを励まし、午後11時過ぎに帰宅した。

 翌16日は、午前11時半から、選挙を実質的に支えてくれた後援会女性部の集会に妻慶子さん(70)と出席。テーブルを夫婦で回るうち、慶子さんの目から涙がこぼれた。女性たちも「走馬灯のように思い出がよぎるわ」と目頭を熱くする。深谷さんは「おれは陽気にしてるけどね」と、写真撮影などに明るく応じ、場を盛り上げた。

 この日で、決まっていたすべての集会が終了。だが、事務所の片付けなどまだまだ慌ただしい日々が続く。記者が「落ち着いたら一番したいことは何ですか」と聞くと、「孫たちと一緒に一泊旅行ぐらいしたいな」。

 引退か。周囲の声はかまびすしい。「4年待つのは長いが、民主政権が行き詰まり、早期解散になれば……」。そんな声も周辺からは聞こえた。だが、深谷さんは明言はしてくれなかった。

 15日、自宅では、秘書とホームページのリニューアルに向けた打ち合わせもしていた。目玉企画は「深谷隆司の言いたい放題」。そのことを聞くと、満面の笑みを浮かべた。「これまでは立場上言えないこともあったけど、これからは民間人だから。本音で語っていきたいね」

==============

 ■メモ

 ◇選挙戦は通算「11勝6敗」
 自民党は、05年の「郵政選挙」では都内25小選挙区で、公明党と合わせ24勝1敗。だが、今回選挙では、小選挙区で勝ったのは4人にとどまった。比例との重複立候補ができなかった73歳以上の自民候補は深谷元通産相と島村宜伸元農相の2人で、共に小選挙区で敗れた。深谷元通産相は旧満州からの引き揚げ体験を持ち、1963年に区議に初当選。都議を経て衆院議員になったが、現職閣僚だった00年にも苦杯を喫するなどし、選挙戦は通算「11勝6敗」。

〔都内版〕

5650とはずがたり:2009/09/23(水) 17:03:23
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8541-8543

<北海道>

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/2009syuinsen/
北海道1区 (投票率: 72.10%)
北海道2区 (投票率: 71.03%)
北海道3区 (投票率: 70.91%)
北海道4区 (投票率: 74.01%)
北海道5区 (投票率: 76.32%)
北海道6区 (投票率: 73.02%)
北海道7区 (投票率: 73.91%)
北海道8区 (投票率: 69.34%)
北海道9区 (投票率: 74.67%)
北海道10区 (投票率: 76.60%)
北海道11区 (投票率: 77.17%)
北海道12区 (投票率: 77.59%)

<青森県>
1区66・67%(前回比0・63ポイント増)、
2区67・33%(同4・04ポイント増)、
3区70・39%(同5・15ポイント増)、
4区69・92%(同5・19ポイント増)

投票率は68.52% 過去最高の前回上回る(2009/08/31)

 青森県選挙管理委員会によると、県全体の投票率は、68・52%だった。1996年の小選挙区制度導入後、最高を記録した前回(2005年9月)を3・48ポイント上回った。

 特に市部の伸び率が大きかった。3区の八戸市で5・47ポイント、4区の弘前、黒石、つがる、平川の4市合計でも5・88ポイントと大きく上昇した。
 両選挙区は前回も自民と民主の公認候補が出馬しており、選挙戦の構図に大きな変化はなかったものの、政権選択選挙への関心の高さを反映した形となった。

<岩手県>
1区70・93%、
2区71・62%、
3区75・14%、
4区76・18%

県内投票率73.41% 小選挙区制で過去最高

 衆院選本県4小選挙区の投票率は73・41%(男74・26%、女72・64%)で、前回2005年の70・82%を2・59ポイント上回った。小選挙区制では過去最高の投票率だった。「政権選択」への関心の高まりが投票率アップにつながったとみられる。

 市町村別では、西和賀町が最も高く83・36%。次いで田野畑村の80・98%、普代村の79・51%。最低は岩手町の67・26%で、一戸町の67・64%、二戸市の68・55%と続く。
(2009.8.31)

5651とはずがたり:2009/09/23(水) 17:04:25
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8544-8547

<秋田県>
1区 68・46%(前回65・63%)+2.83pt
2区 74・60%(同70・02%)+4.58pt
3区 75・70%(同74・63%)+1.07pt

〜市町村別〜
東成瀬村が85・77%でトップ。
小坂町85・17%、
大潟村83・54%、
上小阿仁村82・86%
以下省略

本県投票率は73・27% 小選挙区導入後最高を記録
(2009/08/31 10:17 更新)

<宮城県>
1区64.78%(前回比1.59ポイント増)
2区65.01%(3.69ポイント増)
3区69.57%(3.06ポイント増)
4区69.40%(4.27ポイント増)
5区68.48%(0.91ポイント増)
6区69.24%(2.73ポイント増)だった。

投票率67.35% 宮城・全選挙区で前回上回る

 衆院選小選挙区の宮城県内平均投票率は67.35%と、前回(2005年)を2.77ポイント上回り、1996年の小選挙区制導入後に行われた5回の選挙で最も高かった。

 市町村別にみると、投票率が最も高かったのは七ケ宿町の81.55%、最も低かったのは仙台市宮城野区の62.33%だった。男女別の投票率は男性67.98%(3.50ポイント増)、女性66.76%(2.09ポイント増)。
 比例代表は67.34%(2.79ポイント増)だった。

<山形県>
1区 75.71%(+1.90pt)
2区 75.22%(-0.18pt)
3区 73.85%(+1.65pt)

選挙:衆院選 投票率は74.93% 前回73.84%を上回る /山形
 過去30年の衆院選の県内投票率で最も高かったのは「消費税解散」の90年2月の83・26%。一方、過去最低は、選挙区割りが変更され、旧3区が現2区と3区に組み替えられた前々回03年11月の69・60%だった。【林奈緒美】

<福島県>
投票率と前回比
1区 73.86% +2.50pt
2区 71.51% +1.90pt
3区 74.26% +1.97pt
4区 77.42% +1.27pt
5区 68.36% -1.70pt

http://www.pref.fukushima.jp/senkan/sokuhou/shugi/20090830/

5652とはずがたり:2009/09/23(水) 17:06:54
<茨城県>

投開票速報
第45回衆議院議員総選挙<小選挙区>
http://www.pref.ibaraki.jp/senkan/2009sokuhou/2009_sokuhou_top.htm
1区 66.70%
2区 66.13% =県内最低
3区 68.45%
4区 69.16%
5区 67.39%
6区 66.65%
7区 69.37% =県内最高

選挙:衆院選 投票率67.60% 前回比3.14ポイント増 /茨城
 ◇「政権交代」が関心高め
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/08/news/20090901ddlk08010081000c.html

 県選管が最終的に発表した県内小選挙区の投票率は67・60%で、前回の64・46%を3・14ポイント上回った。当初、67・61%と発表したが、神栖市で国内の不在者投票者数を二重に計上したことが分かったため、訂正した。

 県内では05年の郵政選挙より2人少ない23人が立候補。共産党が全区での立候補者擁立を断念し、自民と民主の「2大政党対決」の構図がより鮮明になる中、民主党が争点に掲げた「政権交代」が有権者の選挙への関心を高めたとみられる。

 県内の衆院選の投票率は、戦後76・45%を最高に常に60%以上を維持してきたが、小選挙区比例代表制が始まった96年に初めて60%を割り込み、知事選と同日だった前回選挙まで、50%台で推移していた。また、90年以降は全国的に見ても毎回ワースト10位以内で、前回も60%以上に持ち直したもののワースト3位だったため、県民の選挙への関心の低さに歯止めがかかるか注目が集まっていた。

 男女別では、男性が68・17%、女性が67・05%。小選挙区別では、主要3候補が最後まで三つどもえの激戦を展開した7区が69・37%で最も高く、2区の66・13%が最も低かった。【高橋慶浩】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5653とはずがたり:2009/09/23(水) 17:08:05

<栃木県>

投票結果速報
衆議院 小選挙区【平成21年8月30日】
投票結果速報(国内+在外) 平成21年8月30日 22:33 確定
http://www.pref.tochigi.lg.jp/senkyo/shugisenkyo/file/BS_TOUHYO_KZ.html

1区 66.46
2区 68.40
3区 64.73
4区 69.16 +2.29pt
5区 67.35

>4区の69・16%で、前回を2・29ポイント上回った

県内投票率は過去最高 「郵政」を1・77ポイント上回る
(8月31日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090831/199670

 衆院選小選挙区の県内投票率は67・35%(男68・09%、女66・61%)で、「郵政解散」で関心を集めた前回を1・77ポイント上回り、小選挙区制導入後、最高となった。

 自民、民主の二大政党が政権を懸けて県内でも1区、2区、4区、5区で激戦となったことから、選挙への関心が高まり投票率を押し上げた。

 県内小選挙区の投票率は1996年が最低の56・81%。前回は65・58%まで回復し、今回さらに上がった。

 選挙区別で投票率が最高だったのは4区の69・16%で、前回を2・29ポイント上回った。このほか1区と5区で前回を上回った。市町別では、最高が茂木町の75・57%。最低が矢板市の62・70%だった。

 投票率が上がったことについて作新学院大の鈴木隆准教授(政治学)は「政策本位のマニフェスト型選挙が展開された。また生活に密着した問題が暮らしを直撃し、有権者が政治に無関心でいられなくなったため」とコメントした。

5654とはずがたり:2009/09/23(水) 17:11:46

<群馬県>

衆議院小選挙区選出議員選挙  投票調べ
http://www.pref.gunma.jp/upload/7/stk-2.htm
1区67.20
2区68.21
3区69.33
4区70.72
5区70.46

選挙:衆院選 投票率69.06% 前回を2.77ポイント上回る /群馬
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/news/20090831ddlk10010113000c.html

 県内の投票率は、小選挙区制の導入後では最も高かった前回衆院選(05年9月)を2・77ポイント上回る69・06%だった。衆院任期4年のぎりぎりまで解散せず、有権者が選挙を待ち望んでいたのに加え、「政権選択」が最大の焦点となったことが関心を引き付けたとみられる。

 前回衆院選は「郵政解散」への賛否や郵政民営化関連法案に反対票を投じた「造反議員」に対する「刺客」候補の擁立など、小泉純一郎首相(当時)がメディアを巻き込んで作り出した「劇場型選挙」が注目を集めた。前回の投票率は前々回(03年11月)から8・39ポイントも上昇したが、今回はさらに上回った。選挙区別にみると、4、5区で70%を超えた。

 今回選挙で民主は全国各地の自民大物前職に対し、「郵政選挙」のお株を奪うような「刺客候補」を次々に擁立した。県内でも公示まで20日余りと迫る中、4区に地元とは縁のない女性候補が立候補を表明。党幹部がてこ入れのため、相次ぎ来県した。

 一方、民主候補と戦った自民の大物も、党への逆風から、これまでになく危機感を強めた結果、「ドブ板選挙」に回帰。選挙区での活動が活発となり、有権者の注目を集めたとみられる。

 期日前投票も浸透し、21万4884人(前回比67・8%増)に達し、投票率上昇の要因になったようだ。【庄司哲也】

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5655とはずがたり:2009/09/23(水) 17:31:19
<埼玉県>

衆議院議員総選挙(埼玉県)の結果
http://www.pref.saitama.lg.jp/senkan/library/syuinsen0908/index.html
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙の結果です。
小選挙区
投票結果(8月30日 25:39 確定)

1区:65.31
2区:63.40
3区:63.63
4区:65.89
5区:66.00

6区:67.59
7区:65.45
8区:68.59
9区:67.58
10区:70.05

11区:69.78
12区:66.50
13区:66.99
14区:64.06
15区:64.94

5656とはずがたり:2009/09/23(水) 18:01:35
<東京都>

平成21年8月30日 平成21年 衆議院小選挙区
投 票 結 果
20時 00分 現在 確定
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h21syugiin/h21shu_stou_2200.html
開票区名___ 投票率[%] 前回投票率[%]
東京都計___ 66.37 65.59
____区部計 65.69 64.97
____市部計 67.82 66.93
西多摩町村部計 66.07 65.12
島しょ町村部計 70.66 70.28

1区 65.58 65.25
2区 68.53 68.46
3区 67.30 66.85
4区 64.21 63.91
5区 67.17 65.69
6区 65.67 65.03
7区 63.31 63.08
8区 65.50 64.61
9区 67.88 67.48
10区 65.66 66.55
11区 64.95 64.25
12区 69.06 67.80
13区 62.82 61.55
14区 65.49 64.75
15区 67.25 66.47
16区 61.94 60.36
17区 65.22 63.73
18区 68.24 68.04
19区 68.11 67.85
20区 68.10 66.95
21区 66.62 66.12
22区 67.92 66.33
23区 68.78 67.95
24区 68.47 66.78
25区 65.24 64.43

5657とはずがたり:2009/09/23(水) 18:10:13
<千葉県>
◆第45回衆議院総選挙・第21回最高裁判所裁判官国民審査
投・開票速報〜千葉県選挙管理委員会〜
http://www.chibaken-senkan.jp/keihatu.html
* 1区計 64.33 -0.56
* 2区計 64.65 0.19
* 3区計 64.57 -2.29
* 4区計 63.13 -0.24
* 5区計 63.37 0.89
* 6区計 64.57 0.41
* 7区計 66.00 1.25
* 8区計 67.68 0.73
* 9区計 64.33 0.11
* 10区計 64.02 0.70
* 11区計 64.30 1.09
* 12区計 66.92 0.66
* 13区計 66.06 0.35

5658とはずがたり:2009/09/23(水) 18:16:02
>>5656
<東京都・改>

区名  09年  05年  差
01区  65.58  65.25  0.33
02区  68.53  68.46  0.07
03区  67.30  66.85  0.45
04区  64.21  63.91  0.3
05区  67.17  65.69  1.48
06区  65.67  65.03  0.64
07区  63.31  63.08  0.23
08区  65.50  64.61  0.89
09区  67.88  67.48  0.4
10区  65.66  66.55  -0.89
11区  64.95  64.25  0.7
12区  69.06  67.80  1.26
13区  62.82  61.55  1.27
14区  65.49  64.75  0.74
15区  67.25  66.47  0.78
16区  61.94  60.36  1.58
17区  65.22  63.73  1.49
18区  68.24  68.04  0.2
19区  68.11  67.85  0.26
20区  68.10  66.95  1.15
21区  66.62  66.12  0.5
22区  67.92  66.33  1.59
23区  68.78  67.95  0.83
24区  68.47  66.78  1.69
25区  65.24  64.43  0.81

5659とはずがたり:2009/09/23(水) 18:17:51
<東京都>

誤報?10区は?

【衆院選】投票率、全区で前回を上回る
2009.8.31 19:34
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090831/tky0908311935014-n1.htm

 圧倒的な勝利で政権交代へ向かう民主党。東京都内でも25選挙区のうち21選挙区、比例代表でも重複候補者1人、単独候補者8人のうち7人が当選するなど、都民の審判は民主に下った。投票率も全選挙区で前回を上回るなど有権者の関心は高かった。

  ■投票率 選挙区の投票率は66・37%で前回(平成17年9月)の65・59%を若干上回った。選挙区別でみると、25区すべてで前回を超えた。区市町村では、利島村が90・51%▽御蔵島村83・53%▽青ケ島村78・57%など島部が高く、70%を超えた区は千代田区71・29%▽文京区71・14%▽北区70・45%の3区にとどまった。一方、低かったのは江戸川区の61・94%、渋谷区62・38%、足立区62・82%の順だった。

 また、期日前投票を済ませた有権者は145万4116人で、過去最高となった。前回比1・54倍(50万9215人増)で、全有権者に占める割合は13・72%だった。内訳は国内が145万3654人、在外が462人だった。

  ■民主勝因 選挙区、比例代表とも圧勝した民主党。鈴木寛都連幹事長は産経新聞の取材に対し、「大変ありがたい結果。東京は比例を含め30人擁立し29人が議席を得た。参院議員を含め、東京の民主党は大きなグループとなり、責任も重くなる。マニフェストの実現、国民の負託に応えたい」と抱負を語った。

 勝因について、「今回はインターネット選挙。動画サイトなどに出演し、マニフェストの疑問点を理解してもらうことができた。また、公示前は勝ち越せるかどうか危機感を持ってやっていたが、愚直にマニフェストを都民に理解してもらおうと各候補者の活動が盛り上がった」としている。

5660とはずがたり:2009/09/23(水) 18:29:56

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/senkan/syugiin/090830/06.html
■第45回衆議院議員総選挙■ 平成21年8月30日
執行
第45回衆議院議員総選挙 投票結果
※「前回投票率」は平成17年9月11日執行 衆議院小選挙区選出議員選挙の投票率です。

選挙区  投票率 前回比
第01区   68.24   0.03
第02区   68.30   1.04
第03区   65.08   1.17
第04区   72.24   1.22
第05区   70.13   0.50
第06区   70.18   1.43
第07区   68.50   1.05
第08区   70.82   0.3
第09区   68.45   1.07
第10区   65.46   1.05
第11区   68.12  -0.34
第12区   66.68   0.34
第13区   67.34   1.50
第14区   67.45   2.38
第15区   68.44   1.71
第16区   67.61   2.84
第17区   69.73   2.30
第18区   67.13   1.59

小選挙区平均投票率、1・18ポイント増え68・26%/神奈川
政治・行政
選挙
2009/08/31
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjaug0908186826/
 県選挙管理委員会は31日、確定した衆院選の県内小選挙区平均投票率を発表した。平均投票率は68・26%(男67・99%、女68・53%)となり、前回総選挙(2005年9月)を1・18ポイント上回った。

 県内18選挙区別投票率は、4区(横浜市栄区・鎌倉市・逗子市・葉山町)が72・24%で最多。最も低かったのは3区(横浜市鶴見区・神奈川区)で65・08%だった。11区(横須賀市・三浦市)で前回を0・34%下回った以外、いずれも投票率が増加した。

 男女別では男が1・90ポイント増、女が0・45ポイント増。市町村別では政令指定都市の横浜市が68・86%、川崎市が66・77%、相模原市が67・53%。一般市は68・01%、郡部は70・83%。市町村別の最多は山北町の79・37%。

 比例代表南関東ブロックの県内投票率は、68・25%(男67・98%、女68・52%)で、前回を1・24%上回った。

 当日有権者数は727万6981人(男365万5563人、女362万1418人)。29日までの期日前投票(小選挙区)は94万2495人で、不在者投票との合計は97万1886人だった。

5661とはずがたり:2009/09/23(水) 18:42:17
神奈川県の横浜とか田舎よりも投票率高いぐらいですげえ。70越えもちらほら。

開票区名 当日有権者数(人) 投票者数(人) 棄権者数(人) 投票率(%) 前回投票率との差(%)
<1区>
中区  112,939  71,210  41,729  63.05  0.44
磯子区  136,004  93,595  42,409  68.82  0.08
金沢区  171,322  121,979  49,343  71.20  -0.16 ★金沢区
第1区計  420,265  286,784  133,481  68.24  0.03
<2区>
西区  77,815  52,009  25,806  66.84  0.97
南区  164,193  107,672  56,521  65.58  0.45
港南区  182,020  129,921  52,099  71.38  1.62 ★港南区
第2区計  424,028  289,602  134,426  68.30  1.04
<3区>
鶴見区  219,266  141,128  78,138  64.36  1.11
神奈川区  188,213  124,057  64,156  65.91  1.23
第3区計  407,479  265,185  142,294  65.08  1.17
<4区>
栄区  104,076  75,512  28,564  72.55  1.78 ★栄区
鎌倉市  149,211  106,973  42,238  71.69  1.24 ★鎌倉市
逗子市  50,210  36,613  13,597  72.92  0.48 ★逗子市
三浦郡  27,605  20,086  7,519  72.76  0.34 ★三浦郡
第4区計  331,102  239,184  91,918  72.24  1.22 ★4区
<5区>
戸塚区  219,993  154,192  65,801  70.09  0.29 ★戸塚区
泉区  125,168  89,558  35,610  71.55  0.56 ★泉区
瀬谷区  102,388  70,105  32,283  68.47  0.80
第5区計  447,549  313,855  133,694  70.13  0.50 ★5区
<6区>
程ヶ谷区  167,807  116,836  50,971  69.63  0.97
旭区  206,955  146,155  60,800  70.62  1.80 ★旭区
第6区計  374,762  262,991  111,771  70.18  1.43 ★6区
<7区>
港北区  264,616  178,425  86,191  67.43  0.97
都筑区  147,112  103,591  43,521  70.42  1.07 ★都筑区
第7区計  411,728  282,016  129,712  68.50  1.05
<8区>
緑区  140,255  96,804  43,451  69.02  0.86
青葉区  236,138  169,771  66,367  71.89  0.00 ★青葉区
第8区計  376,393  266,575  109,818  70.82  0.31 ★8区
<9区>
多摩区  166,342  109,984  56,358  66.12  0.99
麻生区  132,913  94,871  38,042  71.38  1.02 ★麻生区
第9区計  299,255  204,855  94,400  68.45  1.07
<10区>
川崎区  173,794  107,242  66,552  61.71  -0.03
幸区  125,060  84,124  40,936  67.27  1.07
中原区  185,628  125,797  59,831  67.77  2.00
第10区計  484,482  317,163   167,319  65.46  1.05
<11区>
横須賀市  352,462  240,428  112,034  68.21  -0.55
三浦市  41,934  28,238  13,696  67.34  1.41
第11区計  394,396  268,666  125,730  68.12  -0.34
<18区>
高津区  171,621  113,037 58,584  65.86  1.89
宮前区  170,598  116,707  53,891  68.41  1.32
第18区計  342,219  229,744  112,475  67.13  1.59

5662名無しさん:2009/09/23(水) 18:53:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090922/elc0909221021000-n1.htm

【政権交代と世論の風】(中)勝負は最後の3日間だった? (1/2ページ)
2009.9.22 10:20

このニュースのトピックス:政権交代
 鳩山政権に対する最初の評価、新聞、テレビなど各メディアの「世論調査」が出そろった。軒並み「高い支持率」で、鳩山政権は、まずは無難な船出というところだ。

 さて、その鳩山政権を生み出した今回の衆院選について、「事後分析」も進んでいる。

 財団法人情報通信学会の「間(かん)メディア社会研究会」という団体の調査もおもしろい。「間メディア社会」というのは、新旧さまざまなメディアが相互に関連しあって世論を作り上げている「複合的なメディア環境社会」のことで、研究している学習院大の遠藤薫教授が説明してくれた。

 最も興味を引いたのは、有権者がいつ投票行動を決定したかという調査だ。

 遠藤教授によると、「比例代表の投票先をいつ決めたか」との設問で調べたところ、全体の4分の1は「いつも決めている」と回答したが、年代別でみると、60代で4割程度がいつも決めているのに対し、その他の世代は25%程度にとどまっていた。

 では、いつも投票先を「決めているわけではない」有権者は、一体、いつ投票先を決めたのだろうか。

 具体的な態度決定の時期を聞いたところ、「7月の東京都議選以前」に10%程度が態度を決め、「衆院の解散前後」に5%前後が態度を決めた。さらに、「8月上旬」にかけて5〜10%が決め、「8月18日の衆院選公示後10日間程度」で20%前後が決めた。

 さて、残りの人たちはいつ決めたのか。

 実は、8月30日の投票直前、最後の「3日間」に決めたという回答がかなり多かった。

 60代では15%程度しかいないが、残りの若い世代では全体の25〜35%が、「投票直前に決めた」と回答した。特に20代は、3分の1以上、35%もの人が「直前3日間で決めた」と答えている。投票が迫ってから態度決定をした人がかなりいたという結論なのだ。

 マニフェスト(政権公約)の内容を競う選挙戦という色彩が濃く、民主党の優勢も長期間に渡ってメディアで伝えれてきた衆院選だったが、有権者の3分の1程度が、直前に決めたと答えていることを、どう考えればいいのだろうか。

 ひとつの回答としては、自民党に対する拒否感はあるものの、本当に民主党でいいのかどうか、最後まで迷っていた有権者がかなりの割合でいるのではないかとの推測がある。民主党への信頼感は、まだ高くないという説明もできるだろう。

 この推論に立つと、有権者の多くは「二大政党」という二者択一に慣れておらず、どちらかを選ぶという選択を模索しながら、直前に決めたということになる。

 もうひとつ推測ができる。それは、選挙が近づき、メディア報道も増えて、民主党のマニフェストが少しずつ浸透していったため、民主党の支持が次第に増えていったという分析だ。これなら、民主党への支持は、かなり固い支持として広がったと結論付けることもできる。

 有権者はマニフェストをじっくり読み込んだ上で、積極的に民主党を選んだのか、それは今後も容易には変わらないほど固い支持となって広がったのか。

 それとも、「自民党への批判」という消極的理由で、直前に迷ったあげくに民主党を選んだに過ぎないのか。

 今後の政治の行方を左右する大きな問いかけになりそうだ。(金子聡)

5663名無しさん:2009/09/23(水) 18:54:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090923/elc0909230719000-n1.htm

【政権交代と世論の風】(下)自民敗北原因は「あのCM」だった? (1/2ページ)
2009.9.23 07:19

このニュースのトピックス:政権交代
 今回の衆院選での「自民党敗北の原因」は多く語られているが、「なるほど」という別なデータが出てきた。

 財団法人情報通信学会の「間(かん)メディア社会研究会」の調査だ。研究している学習院大の遠藤薫教授が説明してくれた。

 そこで分かったのは、今回の衆院選で自民、公明両党がインターネット上で展開した、民主党を批判するコマーシャル(ネガティブCM)を見た人のうち6割以上、63・5%が、批判している自公両党に対して逆に「悪い印象を持った」と答えていることだ。

 衆院選で自民党に投票した人に聞いても、その3割以上が「CMは自民、公明に悪印象だった」と衝撃の回答を寄せていたという。

 劣勢が伝えられ、起死回生を狙った自民党、公明党のネガティブキャンペーンが「逆効果」だった可能性も出てきたから大変だ。

 調査は8月31日〜9月1日、1000人を対象にネットで実施した。ネット調査なので、電話や対面調査と比べると、その数値の扱いは難しいが、ネットCMでありながら、ネットユーザーには不評だったということのようだ。

 自民党が展開したネガティブCMは3種類あった。そのうち、「ラーメン編」では、客が好みを言うたびに、それに合わせて、具や味やふりかけまでかけて、どんどん違うラーメンを作ってしまうラーメン店主を描き、「相手に合わせるだけでは誰一人幸せにできない」というテロップで、盛りだくさんの公約を打ち出した民主党を皮肉るというスタイル。

 また、「プロポーズ編」では、老後も生活も高速道路も乗り放題だと、なんでも大丈夫と自信満々に語って結婚を迫る男性を描いて、テロップで「根拠のない自信に人生を預けられますか」と、民主党のマニフェスト(政権公約)に財源の裏付けがないと揶揄(やゆ)するものだった。

 遠藤教授の調査では、このネットCMは、いずれも数十万回アクセスがあり人気だったが、評価は悪く、CMを作った側に対する悪印象が6割を超えてしまったというわけだ。自民、公明両党の狙った通り、民主党に悪印象を持ったとの回答はわずか4・6%に過ぎなかった。

 遠藤教授は「昨年の米大統領選でもマケイン候補が展開したネガティブキャンペーンが失敗するなど、ネガティブキャンペーンの難しさが指摘されているが、日本ではネガティブCMは逆効果だった可能性がある」と指摘。「むしろ、有権者の良識がよく示されている調査結果だ」とも話した。

 確かに衆院選では、麻生太郎首相を筆頭に、民主党批判で「こんなばらまきでいいのか」と正面から批判してみせたが、ネットCMだけでなく、こうした選挙戦術そのものが受け入れられなかった可能性もある。

 だからといって、自民党の選挙戦略に代替案があったかどうかといわれると難しい。「ひたすら土下座」で同情を買うという戦略しかなかったなどといえば、あまりにさびしい話になってしまう。(金子聡)

5664とはずがたり:2009/09/23(水) 19:12:18
<新潟県>

選挙区当確者一覧
http://www.niigata-nippo.co.jp/09syuinsen/senkyoku/list-niigata.html

1区 有権者数: 425,456 投票率: 67.5%
2区 有権者数: 315,884 投票率: 75.8%
3区 有権者数: 323,892 投票率: 74.1%
4区 有権者数: 321,921 投票率: 73.3%
5区 有権者数: 284,942 投票率: 75.5%
6区 有権者数: 298,729 投票率: 76.8%

5区・6区が少なくて1区が多いねぇ。
──────────────────────
<1区>→西区を2区へか江南区を4区へ割譲とかかね。あんま人口とか考えてないけど。
新潟市
 中央区
 東区
 西区(旧・新潟市域、旧・黒埼町域)←黒埼町域は02年に2区より編入・西区の内旧巻町域(四ツ郷屋)は2区
 江南区(旧・新潟市域)→旧・横越町、旧・亀田町域は4区
 北区(旧・新潟市域)

<5区>→2区・4区から長岡市域を編入すべきか。
長岡市 新潟県第2区(旧・越路町、旧・三島町、旧・与板町、旧・寺泊町、旧・和島村、旧・小国町域)、新潟県第4区(旧・栃尾市、旧・中之島町域)以外の区域。
小千谷市
魚沼市
南魚沼市
北魚沼郡川口町
南魚沼郡湯沢町

<6区>→2区から柏崎・刈羽辺りを編入?
上越市
十日町市
糸魚川市
妙高市
中魚沼郡津南町

5665とはずがたり:2009/09/23(水) 19:14:22
<富山県>
区 得票率 対前回増加ポイント
1区 70% +4.16ポイント
2区 72.78% +2.79ポイント
3区 76.96% +1.44ポイント
県全体では73.75%

富山県内投票率73.75% 小選挙区導入後で最高
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090831/25407.html
2009年08月31日 09:30

 衆院選の県内小選挙区の投票率は、県全体で前回を2.59ポイント上回る73.75%となった。有権者の関心の高さを反映し、小選挙区制が導入された平成8年以降で最も高かった。新人同士の争いとなった3区は1.44ポイント、自民、民主の県連トップが争った1区は4.16ポイントそれぞれ前回を上回り、2区も前回より2.79ポイント伸びた。

 1区は自民、民主の県連トップ同士の激しい選挙戦が投票行動を促し70%となった。

 2区は藤井氏の地元・滑川市で前回を5.88ポイント、宮腰氏の地元・黒部市で2.59ポイント上回るなど全9開票区で70%を超え全体で72.78%だった。

 3区は比例代表に転出した綿貫民輔国民新党代表の地元・南砺市が前回を1.87ポイント、氷見市が0.85ポイント下回った。柴田氏の地元・小矢部市が前回を5.69ポイント、橘、相本両氏の地元・高岡市が2.19ポイント上回るなど全体では76.96%まで伸びた。

 市町村別では、南砺市が83.57%で最も高く、最低は富山市第1(旧富山市)の70%。男女別では、男74.79%、女72.81%だった。期日前投票は前回の1.69倍となる12万7189人で、投票総数の19%を占めた。

衆院選で県内の4氏当選、投票率73.75%にアップ
(2009年08月31日 17時40分)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20090831113814
 民主党が圧勝・自民党が大敗し、政権交代が実現する歴史的な選挙になりました。30日に投票が行われた衆院選は、31日未明にすべての議席が確定し、県内からは3つの選挙区と比例代表を合わせ4人が当選しました。

 小選挙区富山1区では、民主党・前職の村井宗明さんが9万377票を獲得し、悲願の小選挙区での当選を果たしました。直接対決で敗れた自民党・前職の長勢甚遠さんは比例代表北陸信越ブロックで復活当選しました。

 富山2区は、自民党・前職の宮腰光寛さんが10万5828票で5回目の当選です。富山3区は新人同士の激しい選挙戦から抜け出した自民党・新人の橘慶一郎さんが13万4315票を獲得して初当選。無所属で挑んだ相本芳彦さんは10万票の大台に乗せましたが、2万8000票あまりの差で及びませんでした。

 今回の衆院選の投票率は、県全体では73.75%(富山1区70.00%、2区72.78%、3区76.96%)で、前回より2.59ポイントアップし、小選挙区になってからは過去最高となりました。

5666とはずがたり:2009/09/23(水) 19:16:38
<石川県>
1区 72.21
2区 78.75
3区 75.67

選挙:衆院選 県内投票率を75.67%に訂正−−県選管 /石川
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/17/news/20090901ddlk17010587000c.html

 県選管は30日深夜、当初76・43%としていた小選挙区の県内投票率を75・67%に訂正すると発表した。加賀市選管が誤って期日前投票を二重集計し、県選管に報告していた。加賀市と2区の投票率もそれぞれ75・45%、78・75%に訂正された。

 戦後24回行われた衆院選(補選除く)では80%を超えた選挙は6回ある。また、1980年の衆参同日選では78・40%、90年に75・94%を記録したが、今回はそれ以来の高い投票率になった。

==============
 ◇市町別確定得票

         奥田建   佐藤正幸     馳浩 松林淳一
金沢市   125667  10982 117168 1738
1区計   125667  10982 117168 1738

         宮元智    森喜朗  田中美絵子
小松市      990  36435  32035
加賀市      646  23102  21840
白山市      971  32422  36534
能美市      393  18180  13053
川北町       56   2541   1496
野々市町     411  10810  14063
2区計     3467 123490 119021

         東義和   近藤和也   北村茂男
七尾市      380  20095  15638
輪島市      187   6519  15112
珠洲市      113   5156   6716
羽咋市      277   9396   7246
かほく市     399  11341   9821
津幡町      414  11040  10033
内灘町      249   8221   6722
志賀町      151   7550   7361
宝達志水町    170   4827   4111
中能登町     100   7951   4357
穴水町      100   2908   3800
能登町      114   5828   7682
3区計     2654 100832  98599

==============
 ◇市町別投票率

      当日有権者数   投票者数 投票率(%)
 ◇1区
金沢市   358479 258871 72.21

1区計   358479 258871 72.21

 ◇2区
小松市    87393  70529 80.70
加賀市    61340  46279 75.45
白山市    90451  71099 78.60
能美市    38052  32161 84.52
川北町     4458   4147 93.02
野々市町   35796  25804 72.09

2区計   317490 250019 78.75

 ◇3区
七尾市    49733  36688 73.77
輪島市    27639  22120 80.03
珠洲市    15537  12181 78.40
羽咋市    20298  17343 85.44
かほく市   28233  21933 77.69
津幡町    28894  21836 75.57
内灘町    21124  15542 73.58
志賀町    20301  15348 75.60
宝達志水町  12519   9249 73.88
中能登町   16326  12574 77.02
穴水町     8903   6972 78.31
能登町    18723  13827 73.85

3区計   268230 205613 76.66

県計    944199 714503 75.67

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5667とはずがたり:2009/09/23(水) 19:17:12

<福井県>
1区 71.96%(+1.46pt)
2区 74.76%(+3.03pt)
3区 75.65%(+2.83pt)
(括弧内は前回比)

福井のニュース
県内投票率、最高の74.11% 小選挙区制導入後 (8月31日午前8時56分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8289

集計作業が進められる福井1区の開票所=30日午後9時15分ごろ、福井市体育館 集計作業が進められる福井1区の開票所=30日午後9時15分ごろ、福井市体育館

 衆院選小選挙区の福井県内投票率は74・11%だった。郵政民営化を争点に“小泉劇場”と関心を呼んだ前回衆院選(2005年、71・68%)を2・43ポイント上回り、小選挙区制が導入された96年以降で最高となった。「政権選択」を掲げ、3選挙区とも自民対民主の激しい選挙戦になったことに加え、期日前投票の投票者数が過去最多となり、投票率を押し上げた。

 県選管によると、期日前投票の投票者数は8万9981人で、有権者の13・75%を占めた。07年参院選の7万1015人を上回り、国政選挙、知事選を通し過去最多となった。選挙区別では1区2万7731人、2区3万183人、3区3万2067人だった。

 前職同士が激突した1、2区、前・元職がしのぎを削った3区といずれも、午前中の投票率は前回をやや上回るペースで伸びた。しかし午後2時以降は鈍り、同6時までは前回より1〜3ポイント程度低く推移した。

 選挙区別の投票率は、1区が71・96%と前回(70・50%)を1・46ポイント上回り、2区は74・76%(前回71・74%)、3区75・65%(同72・83%)と、いずれも前回を上回った

 市町別で投票率が高かったのは南越前町の81・01%、次いでおおい町80・89%。9市の平均は73・49%、8町は同78・13%だった。最低は1区の福井市(旧福井市と美山町)の71・48%だが、前回の69・86%は上回った。男女別では男性75・04%、女性73・26%だった。

5668とはずがたり:2009/09/23(水) 19:25:50
<長野県>

県関係議員ゼロ 比例代表、導入以降初めて
2009年8月31日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/post_59.html

 衆院選の比例北陸信越ブロック(定数11)は30日、長野、新潟、富山、石川、福井の5県で投開票し、民主が6、自民が4、公明が1の議席を獲得した。民主は改選前より2議席増やした一方、自民は1議席減。公明は1議席を維持し、国民新党は議席を失った。県関係議席は、1996年の小選挙区比例代表並立制導入以降、初めてゼロになった。

 長野県関係では、小選挙区で敗れた自民5人の復活はかなわず、1955年の結党以来初めて県内の「自民党代議士」がいなくなった。自民は比例前職の長島忠美氏(58)を単独1位、小選挙区重複立候補20人全員を2位で登載。5区の前職宮下一郎氏が惜敗率を85・59%まで引き上げたが次点に終わった。

 民主は、重複立候補17人全員を名簿1位に登載する一方、小選挙区での大量当選に備え、比例単独候補4人を18位以降に登載。県内からは、木曽郡木曽町在住で会社役員の新人三浦茂樹氏(40)が名簿20位、塩尻市在住で元同市議の新人武居博明氏(51)が同21位に登載されていたが届かなかった。

 共産は、1区と重複立候補した新人山口典久氏を単独1位に、長野市在住の新人中野早苗氏(61)を単独2位に登載したが、2000年衆院選以来の議席獲得はならなかった。社民は、2区の新人中川博司氏、5区の新人池田幸代氏ら重複立候補5人を名簿1位に登載したが及ばなかった。

 その他の政党で県関係は、国民新党の比例単独2位に長野市在住で元郵便局長の新人反り目弘国氏(65)、新党日本の比例単独1位に諏訪郡原村在住で農業の新人小林峰一氏(47)が立候補していた。

5669とはずがたり:2009/09/23(水) 19:28:06
<長野県>
1区 74.27% 県内最低
2区 74.47%
3区 74.80%
4区 77.01%
5区 79.40% 県内最高

H21.8.30執行 衆議院議員総選挙
●衆議院小選挙区選出議員選挙
投票結果
http://www.pref.nagano.jp/senkyo/past/past.html

’09夏・衆院選ながの:投票率、3.95ポイント増の75.65% /長野
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090831ddlk20010289000c.html

 ◇96年以降最も高く

 衆院選の県内小選挙区の投票率は75・65%(男76・54%、女74・81%)で、前回05年の71・7%を3・95ポイント上回った。期日前投票者数も前回の1・6倍になった。今回は「政権選択」を最大の争点に、有権者の関心を引き寄せ、小選挙区比例代表並立制の導入(96年)以降では最も高い投票率になった。

 県内投票率は、過去最低(65・99%)を記録した03年まで5回連続で下落。前回は「小泉旋風」の効果もあって71・7%に回復した。

 今回は相次ぐ首相交代や内閣の不祥事などで、国政への関心が上昇。「政権交代」への期待感も手伝って、投票率を押し上げたとみられる。

 市町村別で最も投票率が高かったのは平谷村の89・52%。最も低かったのは川上村の72・44%だった。
 ◇

 期日前投票者数は29万5304人で、有権者の16・77%に上り、前回を6・34ポイント上回った。選挙区別の期日前投票者数は、▽1区=5万7890人(前回比1・65倍)▽2区=6万6949人(同1・7倍)▽3区=7万4929人(同1・57倍)▽4区=4万5203人(同1・57倍)▽5区=5万333人(同1・48倍)。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

県内投票率75.65% 全国2位
2009年8月31日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/7565.html

 衆院選の県内投票率(小選挙区)は、郵政民営化などが問われた2005年の前回選を3・95ポイント上回る75・65%となり、2回連続で前回比プラスとなった。不況下で雇用不安や貧困層の拡大といった社会問題が顕著化する中、争点となった政権選択に有権者の関心が高まったとみられる。

 期日前投票は過去最高の29万5304人(前回比1・60倍)。有権者に占める割合は16・72%で、都道府県別で3位だった。03年に始まった制度が定着したことも投票率を押し上げる要因になったようだ。

 選挙区別で最も高かったのは5区で、79・40%。最低は1区で74・27%だった。市の最高は伊那市の79・77%、最低は松本市の72・45%。

県内期日前投票23万2532人 投票者数、投票率とも最高
2009年8月30日掲載
http://www8.shinmai.co.jp/2009sousenkyo/2009/08/232532.html

 衆院選公示翌日から28日までの10日間に県内で期日前投票を済ませた有権者(小選挙区)は23万2532人で、前回2005年衆院選の同期間の1・70倍に上ったことが29日、県選管のまとめで分かった。過去最高だった07年参院選(16日間)の総数を既に9342人上回っている。17日現在の県内有権者に占める割合は13・17%で、都道府県別では4番目の高さ。29日午後も多くの有権者が訪れ、投票所前に列ができた。
 28日までの投票者数は19市で計17万4072人(前回同期の1・76倍)、町村で5万8460人(同1・54倍)。松本市では前回同時期の1・97倍、東御市、岡谷市、駒ケ根市でも1・90倍を超えた。投票した有権者の割合は木曽郡で20・69%に上っている。総務省によると、全国では1094万4845人に達し、衆参両院の国政選を通じて過去最多を記録。前回同時期の1・63倍で、有権者の10・49%が既に投票を済ませた。最終的には1200万人を超えると推計される。
 長野市の期日前投票所がある市役所では午後から夜にかけても多くの有権者が訪れ、断続的に行列ができた。この日だけで1区、2区合わせて4400人が投票。期日前投票の総数は前回より1万5701人多い3万9351人となった。松本市内8カ所の投票所ではこの日、合計5942人が投票、全期間では2万6688人に上った。上田市でも同日、4655人が投票した。

5670チバQ:2009/09/23(水) 20:31:25
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000280909210001
【民主は いま】


ねじれ敗北 どう総括
2009年09月21日

 民主党の鳩山由紀夫代表が首相指名を受けた16日、福井市のユニオンプラザ福井では、総選挙を総括する党選挙区第2総支部の会議が開かれていた。2区は、同党の糸川正晃氏が自民の山本拓氏に約1500票差で惜敗。その敗因を探るべく白熱した議論が続いた。


 党本部は喜色に染まるが、県連は手放しで喜べない。福井は島根、鳥取、高知とともに小選挙区で自民に全敗。しかも、年金問題などで民主に追い風が吹いていた07年の参院選から続いて野党が議席を取れなかったのは、全国でも福井だけだったからだ。


 「力のある市長や町長をどう取り込むかがカギだ」。出席した連合福井の役員、市議や議員秘書らからは、自民候補の応援にまわった首長の動きに特に議論が集中した。


 会議は県連の組織強化を図ることで一致し、選対本部長を務めた野田富久県議が「県連が地方の声を国へ届け、地方政界への影響力を強めなければならない」と締めくくった。


   ■  ■


 政権交代が判明した8月30日深夜以降、自民を支持した市長や町長が、比例区で復活当選した民主候補の事務所を次々と訪れた。


 選挙後に朝日新聞福井総局が実施したアンケートでは、「総選挙で自民を支持した」
と回答した首長は県内17市町のうち14人。しかし地方の要望を伝えるため、ほぼすべてが「民主との関係改善を望む」と答え、首長の「民主シフト」が明らかになった。ある市長は「野党になった自民では相手にならない。地方の要望は与党にしないと効果がない」と明かす。


 県連も地方の声に応じようと、受け入れ態勢づくりを急ぐ。7日に開いた常任幹事会では、県版の「戦略局」を設置する方針を決定した。党がマニフェストで掲げていた首相直属の新機関で、政治主導で予算の骨格を策定する「国家戦略局」を模した組織だ。


 県連の「戦略局」には、国会議員、県議や市議が加わり、北陸新幹線の延伸や中部縦貫道の開通、原発問題など県政の重要課題を検討し、政府に伝える役割を持つ。地元の要望の窓口にもなる。


   ■  ■


 そんななか、県と民主の衆院議員が東京で開こうと調整を進めていた西川一誠知事との意見交換会に、「県政の課題について県連ぬきに話し合うことは認められない」と県連が横やりを入れた。


 政権交代を受けた県と国会議員との意見交換会は、自民の議員も交えて、すでに1回開かれていた。両党の議員に重要政策を説明した県は、与野党の県内結束を期待した。ところが席上、自民側から上がった「福井で選出されたのは(小選挙区で当選した)3人だけ」という声に民主側が反発。不調に終わった。


 新たな意見交換会は、その仕切り直しになるはずだったが、発言力強化を目指す県連にとって「国会議員との直取引は見逃せなかった」(幹部)。自民の議員は地方の陳情を国へ橋渡しすることで存在感を発揮した。民主県連も要望のパイプ役となり、地方政界の「主役」を狙う。

5671チバQ:2009/09/23(水) 20:33:21
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000909230002
民主はいま(下) 保守層つなぐ策探る
2009年09月23日


公示前の7月31日、松宮勲氏の若狭連絡事務所を訪れた民主党の小沢一郎代表代行(当時)=小浜市大手町

 小選挙区で全勝し、かろうじて守られた自民王国、福井。だが、選挙戦を通して保守層は確実に揺らいでいた。


 「我々の手の届かない票を民主に持ってきた。経営者クラスを引っこ抜いたんだ」
 民主党県連幹部がそう評するのは、3区で自民の高木毅氏に善戦した松宮勲氏だ。自民党幹事長を務めた小沢一郎・民主党幹事長の存在が保守層を民主へ引き寄せたとされるように、元自民の松宮氏にも同様の「効果」があったという。


 松宮氏は郵政民営化に反対して自民を離党。無所属で挑んだ05年総選挙で自民の刺客候補に敗れた。その後、小沢幹事長らに誘われ、今回の衆院選に立候補した。


 松宮氏を支えたのは、自民時代から支持を寄せる企業経営者たち。約50人で支援組織を設立し、選挙事務所の雑務をこなし、それぞれ取引先への電話作戦を展開した。


「反小泉改革の福井代表として個人的に支持していたから」。支援組織会長の数馬國治さん(59)は言う。福井市のカーテンメーカー社長で、熱心な自民党員だった。松宮氏と同じく、郵政選挙を機に離党。今回の選挙では7月下旬の事務所開き以降、毎日事務所に詰めた。


   ■  ■


 「伏して皆様にお願いを申し上げる。民主の松宮へのご支援を賜りたい」
 投開票目前の8月25日、越前町内で開いた松宮氏の演説会で、藤野利和県議が頭を下げた。かつて自民党越前町支部長だったが、旧知の松宮氏からの強い支援要請に応え、昨秋、離党。支持拡大に地元を奔走した。


 演説会は、同じ日に町内であった自民候補の集会を上回る約700人を集めた。前回の総選挙で、民主は越前町で自民にダブルスコアの差で敗れていた。今回は、自民支持層が厚い郡部でこそ大差をつけられたが、越前町だけは338票差まで詰め寄った。


 だが、藤野氏は民主入りの打診には迷っている。保守が強い地域で民主を名乗ることが不利にならないか、後援会が心配しているからだ。「私はもう垣根は越えてしまっ
た。民主を好きになるしかないのだが」


   ■  ■


 総選挙投開票の翌日、1区で敗れ、比例区で復活当選した民主の笹木竜三氏の事務所を、県農政連の山田俊臣会長ら幹部が訪ねた。目的は「当選のごあいさつ」。笹木氏は不在で、会長らはそのまま引き揚げた。応対した秘書は「農政連関係者が当選のあいさつに来たのは初めてだ」と驚いた。


 県農政連は自民の有力な支援団体として、自民候補のみを推薦、応援した。いずれの候補も当選したものの、苦戦を強いられた。選挙後、早々に民主陣営を訪ねた理由について、ある幹部は「農業政策の要求は政権与党頼み。今後我々の不利にならないようによろしく、という意味だ」と明快だ。


 こうした動きを玉村和夫・民主党県連幹事長は「選挙で力を貸してくれた保守層をどうつなぎとめていくかが、政権安定に向けた大きな課題だ」と受け止めている。
(この連載は、足立耕作が担当しました)

5672とはずがたり:2009/09/23(水) 21:10:20

国民支持層は橘5割・柴田3割か

>自民新人の橘慶一郎氏が、自民支持層の7割、公明支持層の6割、国民新支持層の5割から支持を集めた。
>無所属新人で民主・社民推薦の相本芳彦氏は民主の7割、無党派層の5割を固めたが、社民支持層の支持は6割にとどまった。年代別では20代前半、40代、50代で橘氏を上回った。
>無所属新人の柴田巧氏はみんなの党支持層の5割、国民新の3割から支持を得た。


橘氏が自民支持で7割 富山県内3選挙区出口調査
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090831/25406.html
2009年08月31日 09:30

 共同通信社が30日に行った出口調査で、富山3区は、自民新人の橘慶一郎氏が、自民支持層の7割、公明支持層の6割、国民新支持層の5割から支持を集めた。無所属新人で民主・社民推薦の相本芳彦氏は民主の7割、無党派層の5割を固めたが、社民支持層の支持は6割にとどまった。年代別では20代前半、40代、50代で橘氏を上回った。無所属新人の柴田巧氏はみんなの党支持層の5割、国民新の3割から支持を得た。

 1区は民主前職の村井宗明氏が民主支持層の9割、社民の7割、無党派層の7割近くの支持を得た。年代別では20代後半から60代までで幅広く支持を獲得。自民前職の長勢甚遠氏は自民と、推薦を受けた公明でそれぞれ7割を固めたが、無党派層の支持は3割に届かなかった。共産新人の佐伯めぐみ氏は共産の7割から支持された。

 2区は自民前職の宮腰光寛氏が自民の8割、公明の7割から支持を得たほか、無党派層の5割で支持された。男女別、年代別のすべてでトップを占めた。社民新人の藤井宗一氏は社民の9割、民主の7割を固めた。

5673とはずがたり:2009/09/23(水) 22:53:31
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669

<山梨県>
>▽1区が67・59%(前回68・33%)▽2区は77・09%(同72・04%)▽3区は74・7%(同73・27%)
1区 67.59% (前回比:-0.74pt)
2区 77.09% (前回比:+5.05pt)
3区 74.70% (前回比:+1.43pt)

’09衆院選:投票率、過去最高の73.28%−−小選挙区導入以来 /山梨
 ◇関心の高さ裏付け
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090831ddlk19010009000c.html

 投票率は73・28%と、96年の小選挙区制導入以来、最高だった前回05年の71・31%をさらに1・97ポイント上回り過去最高となった。期日前投票を済ませる人も過去最多となり、「政権選択」が争点となる中、有権者の関心の高さが裏付けられた。

 選挙区別では▽1区が67・59%(前回68・33%)▽2区は77・09%(同72・04%)▽3区は74・7%(同73・27%)−−だった。

 堀内光雄氏(自民)と坂口岳洋氏(民主)、長崎幸太郎氏(無所属)の事実上の三つどもえとなった県内最激戦区の2区は前回を5ポイントあまり上回り、関心の高まりは数字でも裏付けられた。

 全選挙区のうち、最も投票率が高かったのは小菅村の87・42%で、最低は甲府市(1区地域)の64・72%だった。

 最近10年間の国政選挙の投票率は、衆院選が▽00年=65・38%▽03年=62・10%▽05年=71・31%。参院選は▽01年=63・05%▽04年=61・81%▽07年=63・65%−−で、小泉純一郎首相(当時)が郵政民営化の是非を問うた05年衆院選を除き、60%台前半がほとんどだった。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5674とはずがたり:2009/09/23(水) 22:56:56
<静岡県>
1区 67・57%
2区 72・71%=3位
3区 73・23%=2位
4区 69・83%
5区 69・62%
6区 67・43%
7区 76・74%=最高
8区 70・91%

審判の夏:’09しずおか衆院選 投票率70.81% 前回比2ポイント増 /静岡
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/22/news/20090831ddlk22010159000c.html
 ◇過去5回で最高

 県内の投票率は70・81%で、前回の05年衆院選68・81%より2ポイント高かった。今回を含めた過去5回の衆院選の中で最も高い投票率だった。政権選択を最大の焦点と位置づけられた選挙戦に、有権者の関心が高かった結果とみられる。

 毎日新聞が事前に実施した世論調査で、県内では92%が「投票に必ず行く」または「たぶん行く」と回答。期日前投票も前回よりも61・3%伸びた。「衆院選の前哨戦」と位置づけられた7月の知事選は61・06%と、前回の44・49%を大きく上回っていて、引き続き、選挙への関心が高かったと推測される。

 選挙区別では1区67・57%▽2区72・71%▽3区73・23%▽4区69・83%▽5区69・62%▽6区67・43%▽7区76・74%▽8区70・91%。

 郵政民営化法案をめぐり「造反議員対刺客」という構図で、前回、県内で最も投票率が高かった7区(73・59%)は、三つどもえの激戦となったことも影響し、高くなった。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

【09総選挙 静岡ニュース】
県内投票率70・81% 小選挙区移行後最高 『期日前』は11.77%
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shizuoka/CK2009083102000079.html
2009年8月31日
 県選挙管理委員会のまとめによると、県内小選挙区の投票率は、小選挙区比例代表並立制に移行後で最も高い70・81%。「小泉劇場」で注目を集めた前回の投票率68・81%を、2ポイント上回った。

 今回は自民、公明両党の連立政権維持か、民主党への政権交代かが最大の焦点。各党がマニフェスト(政権公約)を掲げて争った「政策選択」の選挙でもあり、有権者の関心は高かったといえる。

 男女では、男性が70・75%、女性が70・86%。選挙当日の有権者数は307万6497人で、うち217万8419人が投票した。

 選挙区別で投票率が最も高かったのは、7区で76・74%。前回の「郵政選挙」の構図を引きずり、自民、民主、無所属の主要三候補が激しい戦いを繰り広げた。以下は3区(73・23%)、2区(72・71%)、8区(70・91%)、4区(69・83%)、5区(69・62%)、1区(67・57%)、6区(67・43%)と続いた。

 期日前投票を行った人は、36万3374人。投票率は11・77%で、前回を4・01ポイント上回った。

 また、2006年の公職選挙法改正により今回から小選挙区でも投票が可能になった海外在住者の投票では、2780人の有資格者のうち、640人が投票、投票率は23・02%だった。

県内投票率70・81% 小選挙区導入後最高
2009/08/31
http://www.shizushin.com/news/feature/shuin09/news1/20090831000000000040.htm
 県選管がまとめた衆院選小選挙区の県内確定投票率は70・81%(男70・75%、女70・86%)で、「郵政選挙」として注目を集めた2005年9月の前回衆院選の68・81%を2ポイント上回った。1996年の小選挙区比例代表並立制導入後、最高の投票率となり、有権者の政権選択選挙への関心の高さを反映した結果となった。比例代表の確定投票率は70・79%だった。
 小選挙区別にみると、県内全選挙区で前回選の投票率を上回った。最も高かったのは自民、民主の候補と、前回衆院選で落選した無所属元職による激しい争いが全国的に注目を集めた7区の76・74%(前回比3・15ポイント増)。次いで民主新人と大臣経験者の自民前職が競った3区の73・23%、民主元職と自民前職が激突した2区の72・71%が続いた。
 市区町別で最も高かったのは、2区川根本町の83・14%。3区浜松市天竜区第一開票区の81・67%、7区新居町の79・55%と続いた。最低は6区熱海市の64・45%。
 期日前投票は19〜29日に、県内有権者の11・77%に当たる36万3374人が利用。前回衆院選の23万7066人、期日前投票制度導入後、利用者が最多だった07年7月の参院選の26万3367人を大幅に上回った。

5675とはずがたり:2009/09/23(水) 22:58:38
<愛知県>

愛知県内の小選挙区別確定投票率 (NHK開票速報より)
http://eimi0511.iza.ne.jp/blog/entry/1200081/
 1区 61.96% 369,526人中<低>
 2区 65.59% 378,272人中
 3区 66.04% 381,361人中
 4区 61.72% 373,755人中<最低>
 5区 63.60% 411,798人中
 6区 69.87% 416,933人中
 7区 72.70% 418,189人中
 8区 70.19% 417,869人中
 9区 70.33% 421,972人中
10区 69.62% 417,772人中
11区 78.13% 362,700人中<最高>
12区 74.07% 448,205人中
13区 75.69% 386,936人中<高>
14区 74.39% 265,067人中
15区 70.74% 344,911人中

5676とはずがたり:2009/09/23(水) 23:01:57
<岐阜県>
1区 69.99%
2区 71.20%
3区 70.56%
4区 78.32%
5区 75.97%

選挙:衆院選 投票率、微増の73.09% 事前投票の伸びが底上げ /岐阜
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/21/news/20090901ddlk21010066000c.html

 衆院選小選挙区の県全体の投票率は73・09%(男73・42%、女72・79%)で、前回選挙の72・31%からわずかに増えた。政権交代がなるかが注目された選挙自体への関心の高さに加え、期日前投票の伸びが投票率を底上げした。

 岐阜1区の投票率は69・99%。現職大臣の野田聖子氏の当落を巡って全国的に注目され、民主、自民両党の幹部が相次いで選挙区入りしたが、前回選挙の70・45%からわずかに下がり、70%を割り込んだ。

 岐阜2区は、71・20%。激戦を背景に前回選挙の68・89%から2ポイント以上伸びた。

 岐阜3区は70・56%。前回選挙は69・41%だったが、小選挙区での初勝利を目指した民主の園田康博氏と自民の武藤容治氏の対決に注目が集まり、70%を超えた。

 岐阜4区は78・32%。自民の金子一義氏と民主の今井雅人氏が熱戦を展開したが、前回選挙の79・04%から下がった。

 岐阜5区は75・97%で、郵政民営化をめぐり自民分裂選挙となった前回選挙の74・07%より伸びた。【山田尚弘】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

5677とはずがたり:2009/09/23(水) 23:23:14
<三重県>

http://www1.pref.mie.jp/senkan/090830/publication3.asp
平成21年8月30日執行
第45回衆議院議員総選挙
衆議院小選挙区選出議員選挙速報

1区 72.95%(前回比:+0.36pt)
2区 69.41%(前回比:+2.03pt)
3区 73.08%(前回比:+0.45pt)
4区 72.59%(前回比:+1.08pt)
5区 74.09%(前回比:+2.14pt)

5678とはずがたり:2009/09/23(水) 23:31:48
<滋賀県>
〜選挙区別〜
1区71・14%(前回比1・61ポイント増)▽
2区69・71%(同1・35ポイント増)▽
3区71・48%(同1・48ポイント増)▽
4区70・23%(同0・03ポイント増)

〜市町村別〜
西浅井町(2区)の80・47%が最高、
豊郷町(2区)の65・45%が最低

全体 70.65

選挙:衆院選 湖南市選管集計ミス 投票率は70.65%に /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2009/09/01/20090901ddlk25010506000c.html

 衆院選の開票作業で、湖南市選管(4区)が当初、不在者投票と在外投票をした計177人分を集計せず、発表した2時間後に投票者数や投票率を訂正するトラブルが起きた。この結果当初「70・64%」と発表された県内全体の投票率も「70・65%」に訂正された。

 開票所で数えた投票用紙の枚数がパソコンで入力した有権者数と一致せずミスが発覚。開票率94%の中間発表後の午後11時20分にミスが分かったが、県選管との連絡の不手際で訂正するのに50分以上かかった。湖南市の中川正己総務課長は「速やかに報告するはずが結果的に遅くなってしまった。原因を厳しく検証したい」と話している。【安部拓輝】

毎日新聞 2009年9月1日 地方版

衆院選しが:小選挙区、投票率70.64% 前回より1.12ポイントアップ /滋賀
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/25/news/20090831ddlk25010236000c.html

 衆院選の県内小選挙区の投票率は70・64%で、郵政民営化が最大の争点となった前回選(05年)の69・52%を1・12ポイント上回る高投票率となった。公示翌日の19日から続いた期日前投票数は投票者数の約15%に及ぶ12万932人にのぼり、前回選の1・6倍だった。政権選択が焦点となった今回の選挙に有権者が大きな関心を示したことが分かる。

 小選挙区ごとの投票率は、1区71・14%(前回比1・61ポイント増)▽2区69・71%(同1・35ポイント増)▽3区71・48%(同1・48ポイント増)▽4区70・23%(同0・03ポイント増)。市町別では、西浅井町(2区)の80・47%が最高、豊郷町(2区)の65・45%が最低だった。【安部拓輝】
 ◇マスク姿で対応

 ○…感染が広がる新型インフルエンザ対策のため、各投票所でも除菌用ウエットティッシュを用意するなど予防に努めた。

 甲賀市水口町の水口中央公民館では、立会人ら担当者9人がマスク姿で対応。事務作業をしていた女性職員は「(予防の観点からは)安心感はあるが、投票者にとってものものしい雰囲気にならないか心配。目で笑ったりして工夫しています」と話していた。【金志尚】
 ◇「若い人が多い」

 〇…大津市音羽台の逢坂小学校に開設された投票所では、30日、多い時は30人ほどの有権者が列を作った。同投票所の管理者で同市職員の初田康明さんは「前回選挙の時よりも若い人が多い。初めて投票する人も多いと思うので案内表示を多くしました」。投票に来た主婦(72)は「私には知的障害の子どもがいます。この子が社会の中で受け入れられて生きられる国になってほしいと願って1票を投じました」と話していた。【後藤由耶】

5679とはずがたり:2009/09/23(水) 23:32:02
>>5675-5676
==============
 ◇市町別投票率
        当日有権者数   投票者数 投票率(%)
 1区
大津市     264300 185981 70.37
高島市      44001  33343 75.78
  1区計   308301 219324 71.14

2区
彦根市      86538  57473 66.41
長浜市      63780  44402 69.62
東近江市2区   11654   7922 67.98
米原市      32905  24189 73.51
愛荘町      15203  10350 68.08
豊郷町       5795   3793 65.45
甲良町       6443   4402 68.32
多賀町       6651   5174 77.79
虎姫町       4566   3207 70.24
湖北町       7233   5493 75.94
高月町       8226   6162 74.91
木之本町      6851   5042 73.60
余呉町       3201   2563 80.07
西浅井町      3850   3098 80.47
  2区計   262896 183270 69.71

 3区
草津市      94038  65280 69.42
守山市      58791  43243 73.55
栗東市      48246  34032 70.54
野洲市      39779  29612 74.44
  3区計   240854 172167 71.48

 4区
近江八幡市    55131  37938 68.81
甲賀市      73682  54324 73.73
湖南市      42211  29351 69.53→29528 69.95
東近江市4区   78726  52919 67.22
安土町       9883   6981 70.64
日野町      18559  13366 72.02
竜王町      10604   7948 74.95
  4区計   288796 202827 70.23→203004 70.29

   県計  1100847 777588 70.64→777765 70.65

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5680とはずがたり:2009/09/23(水) 23:32:51
>>5678-5780
>>5679のレスアンカー間違えた。。

5681とはずがたり:2009/09/23(水) 23:34:14
<京都府>

選挙区別
1区65・65%(前回比1・89ポイント増)▽
2区66・31%(同1・81ポイント増)▽
3区65・89%(同1・99ポイント増)▽
4区68・53%(同1・6ポイント増)▽
5区74・1%(同3・59ポイント増)▽
6区69・7%(同1・57ポイント増)


2009衆院選・京都:投票率68.22% 戦後3番目の高率 /京都
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/26/news/20090831ddlk26010218000c.html
 ◇期日前投票者、前回比1.6倍

 今回衆院選の府内6選挙区全体の投票率は68・22%。前回05年衆院選の66・25%を1・97ポイント上回り、消費税やリクルート問題などが争点となって戦後最高の69・15%を記録した90年衆院選に迫り、戦後3番目となった。

 選挙区別では、1区65・65%(前回比1・89ポイント増)▽2区66・31%(同1・81ポイント増)▽3区65・89%(同1・99ポイント増)▽4区68・53%(同1・6ポイント増)▽5区74・1%(同3・59ポイント増)▽6区69・7%(同1・57ポイント増)−−といずれの選挙区でも前回を上回った。

 公示翌日の19日から29日まで府内62カ所で行われた期日前投票者数は計25万8644人と投票者数の18・06%に達した。投票日に仕事や冠婚葬祭、レジャーなどで投票できないと見込まれる有権者が対象の制度。衆院選としては今回が2回目の実施となり、前回衆院選の約1・6倍と利用者が大きく増えた。

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5682とはずがたり:2009/09/24(木) 09:28:51
<大阪府選管>

大阪市・東大阪市・堺市の投票率低っ。
民度の高い(?)北摂民の方がきちんと投票行くようですね〜。
この辺は神奈川>>5661の構図と似てるか。

http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h21syu/Syu_Top_Main.htm

1区 62.01 大阪市
2区 66.51  〃
3区 65.51  〃
4区 65.24  〃
5区 64.70  〃
6区 66.83  〃 及び門真市・守口市

7区 69.19
8区 69.11
9区 69.15
10区 70.56
11区 69.28

12区 66.61
13区 63.96 東大阪市
14区 68.47
15区 67.40
16区 68.09
17区 66.00 堺市
18区 65.49 堺市
19区 66.17

5683とはずがたり:2009/09/24(木) 09:46:36
<兵庫県>

平成21年8月30日執行
第45回衆議院議員総選挙
最高裁判所裁判官国民審査
投 ・ 開 票 速 報
http://senkyo.pref.hyogo.lg.jp/

1区 63.69 最低=東灘区・灘区・中央区
2区 65.01
3区 65.00
4区 65.96
5区 73.25 最高=豊岡市・三田市・篠山市他
6区 67.08
7区 67.56
8区 67.27
9区 65.24
10区 67.55
11区 63.95 低=姫路市(大部)
12区 72.76 高=相生市・たつの市等

5684とはずがたり:2009/09/24(木) 10:15:02

<奈良県>

1区 68.38%
2区 72.60%
3区 71.85%
4区 73.23%

2009衆院選:投票率↑、71.47% 政権選択に関心高まる /奈良
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/29/news/20090831ddlk29010269000c.html

 第45回衆院選の県全体の投票率(小選挙区)は71・47%で、05年9月の前回(70・32%)を1・15ポイント上回った。03年11月の前々回は61・61%で戦後最低を記録したが、郵政民営化の是非を巡って注目を集めた前回に続いて70%台となり、有権者の関心の高さを示した。

 県内では、1946年の選挙以来、76年まではほぼ75%以上の投票率を維持。52年には79・53%を記録した。しかし、77・18%となった90年以降は、下降の一途をたどっていた。

 今回は、衆院選で2回目となる期日前投票が前回の約1・63倍と好調だったことも影響。自公連立政権の継続か、民主を中心とする新しい政権かを問う政権選択が焦点となったうえ、格差是正や景気対策など生活に密着した政策課題で各党のマニフェストに関心が高まった結果と言える。【阿部亮介】

毎日新聞 2009年8月31日 地方版

5685とはずがたり:2009/09/24(木) 10:15:14
<和歌山県>
1区 67・31%(+2.79pt)
2区 72・12%(+0.87pt)
3区 75・90%(+3.42pt)

県内投票率71.70% 小選挙区制導入後で最高
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174371

 和歌山県内の小選挙区の投票率は71・70%で、郵政解散で関心が高まった前回(2005年9月)の69・24%を2・46ポイント上回った。小選挙区制を導入した1996年の総選挙以降、最も高かった。

 年金問題や社会保障制度のほころび、地方経済の疲弊などから政権の行方に有権者の関心が高まった。3選挙区とも自民、民主が前回に続き候補を立て激戦を繰り広げた。

 選挙区別では、3区が75・90%で、前回の72・48%より3・42ポイント上回った。1区が67・31%(前回64・52%)、2区が72・12%(同71・25%)で、軒並み前回より上がった。

 市部では、田辺市が72・69%で前回の68・58%より4・11ポイント上回った。有田市は72・64%、御坊市は75・40%、新宮市は75・34%だった。

 西牟婁郡は74・62%で、前回の69・71%を4・91ポイント上回った。有田郡は78・51%、日高郡は81・64%、東牟婁郡は75・74%だった。

 県内で最も投票率が高かったのは北山村の87・42%、次いで広川町の86・02%だった。

(2009年08月31日更新)

5686とはずがたり:2009/09/24(木) 10:16:14
>>5684
出典は奈良県選管
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1701.htm

5688とはずがたり:2009/09/24(木) 22:14:30
>>5687
例えば佐賀1区・2区辺りの小選挙区と比例区の得票の連動性はどうだったんでしょうかねぇ??

5689とはずがたり:2009/09/25(金) 01:07:39
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686

<山陰地方>
鳥取1区 74・25%(前回70・89%)前回比+3.36pt
鳥取2区 76・01%(同75・07%)前回比+0.94pt
島根1区 前回(73・50%)を3・19ポイント上回る76・69%だった。
島根2区 05年の前回(77・88%)を1・98ポイント上回る79・86%

速報ローカルニュース
鳥取県投票率75・07%
8月30日 21:46
http://www.nnn.co.jp/today/090830/20090830155.html
 鳥取県選管が発表した衆院選の投票率は鳥取1区が74・25%(前回70・89%)、同2区が76・01%(同75・07%)、県計で75・07%(同72・86%)。

鳥取県投票率75.3% 小選挙区、導入後最高
2009年08月31日
http://www.nnn.co.jp/news/090831/20090831119.html
 現政権継続か政権交代かを最大の焦点にした今回の衆院選は、予測通り有権者の関心が高く、鳥取県全体の小選挙区確定投票率は75・3%と、前回(2005年9月)の72・86%を2・44ポイント上回り、1994年の小選挙区制導入以降で最高だった。

 鳥取2区では、自民前職の赤沢亮正氏と民主新人の湯原俊二氏が互角の戦いを展開。投票率は、「郵政選挙」の縮図として注目された前回を0・94ポイント上回る76・01%で、激しい選挙戦を物語った。

 鳥取1区も自民前職の石破茂氏と民主新人の奥田保明氏の師弟対決に注目が集まり、投票率は74・66%と前回を3・77ポイント上回った。

 市町村別では、大半の市町村で前回を上回り、最高は前回と同じ江府町で85・0%、最低も前回と同じで鳥取市の72・64%。期日前投票の投票率は12・65%で前回(8・20%)の約1・5倍に上昇した。

高投票率78・35%/09総選挙
http://74.125.153.132/search?q=cache:IfoHrKXjovsJ:mytown.asahi.com/shimane/news.php%3Fk_id%3D33000000908310003
2009年08月31日

 総選挙の(島根)県内の投票率は78・35%と、「郵政民営化」で有権者の関心を集めた前回05年(75・81%)を上回った。政権の継続か、交代かをめぐる攻防で有権者の関心が高まったことに加え、危機感を背景に自民前職が票を掘り起こした影響もあるとみられる。

 選挙区別では、自民と国民新の前職2人が激戦を演じた2区は05年の前回(77・88%)を1・98ポイント上回る79・86%、自民前職に民主新顔ら3人が挑んだ1区は、前回(73・50%)を3・19ポイント上回る76・69%だった。

 県内の総選挙の投票率は69年から前回の05年まで、13回連続全国1位。戦後最高の投票率は49年に89%台を記録している。衆参同日選だった86年は86・93%で、90年も86・45%だった。しかし、その後は低下し、小選挙区比例代表並立制が導入された96年には初めて80%を割り込む75・68%、03年は70・66%まで落ち込んだ。(藤井満)

衆院選 : 投票率は78.35% 2.54ポイント前回上回る
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514631216

 島根県の小選挙区の投票率は78・35%(男79・13%、女77・67%)となり、「郵政選挙」と呼ばれ、関心を集めた2005年の前回選(75・81%)を2・54ポイント上回った。14回連続で全国1位。「政権選択」の戦いへの注目度の高さを反映した。

 当日有権者数は59万5321人で、投票者数は46万6459人。小選挙区別の当日有権者数と投票率は、1区が28万2460人で76・69%、2区が31万2861人で79・86%だった。

 市町村別にみると、自民、国民新両党の前職候補がしのぎを削り、注目区となった2区で軒並み上がった。雲南市では前回選に比べ1・23ポイント高い86・71%となったほか、大田市も4・36ポイント増の79・59%となった。

 政権選択が最大の争点となり、1区でも関心が高かった。無党派層が多いとされる県都・松江市も前回選より3・93ポイント増の73・90%、出雲市でも4・17ポイント高い79・62%となった。

 比例代表は在外有権者を含む当日有権者数が59万5321人で、投票率は78・34%(男79・12%、女77・65%)だった。

 一方、期日前投票者数は、前回選の1・60倍となる7万7196人に上り、有権者の12・9%が期日前で済ませた。

('09/08/31 山陰中央新報)

5690とはずがたり:2009/09/25(金) 01:07:55
<岡山県>
1区 69.17%
2区 68.62%
3区 71.20%
4区 66.08%
5区 70.65%

岡山県選管
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙
http://www.pref.okayama.jp/syokyoku/senkyo/h21_shuin/index.htm

5691とはずがたり:2009/09/25(金) 01:08:07
<広島県>

1区 65.63
2区 68.89
3区 68.59
4区 70.78
5区 73.10
6区 71.32
7区 67.86

広島県選挙管理委員会
投票結果速報
衆議院 小選挙区
【平成21年8月30日】
投票結果速報
平成21年8月30日 23:53現在
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/senkyo/sokuhou/sokuho102.html

5692とはずがたり:2009/09/25(金) 01:08:28

<山口県>
1区70・39%(前回67・05%)+3.34pt
2区75・50%(同72・45%)+3.05pt
3区70・32%(同68・03%)+2.29pt
4区71・05%(同68・94%)+2.11pt

山口の投票率は71・81%
'09/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908310151.html

 山口県選管によると、30日投開票された衆院選小選挙区の投票率は71・81%。小選挙区制となって最も高かった前回2005年9月の69・ 07%を2・74ポイント上回り、過去最高を更新した。政権選択が最大の焦点となった選挙への有権者の関心の高さを映し出す結果となった。

 選挙区別では、1区70・39%(前回67・05%)2区75・50%(同72・45%)3区70・32%(同68・03%)4区71・05%(同68・94%)。民主党前職と自民党新人が激しく争った2区が3・05ポイント増え、他の3選挙区も前回より上がった。

 当日有権者数は121万2508人。選挙区別では1区35万9225人▽2区30万5610人▽3区27万8585人▽4区26万9088人。

 投票者数は、87万708人。選挙区別では1区25万2874人▽2区23万727人▽3区19万5908人▽4区19万1199人だった。

投票率70%超、小選挙区導入後初
2009年8月31日(月)掲載
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/0831/2.html

山口県内の投票率は71.81%で、2005年9月の前回を2.74ポイント上回り、1996年の小選挙区制導入後初めて70%を上回った。自公政権の存続か、民主を中心とする野党への政権交代か「政権選択」を最大の焦点に各政党と陣営が舌戦を繰り広げ、投票率アップにつながったとみられる。

県内4小選挙区別では、1区70.39%(前回比3.34ポイント上昇)▽2区75.50%(同3.05ポイント上昇)▽3区70.32%(同2.29ポイント上昇)▽4区71.05%(同2.11ポイント上昇)で、いずれも70%を超えた。

県内の衆院選投票率は小選挙区制が導入された96年以降4回連続で70%を割り込み、同年10月は61.4%で過去最低。次の2000年6月は投票時間が2時間延長され66.5%と上向いたが、続く03年7月は64.8%で再び下降。郵政解散で注目を集めた前回は69.1%まで持ち直したが、それでも70%の大台には届かなかった。

期日前投票は全有権者の13.84%に当たる16万8377人が投票し、前回より6万3705人増の1.61倍と大幅に増えた。県選管は「期日前投票の制度が浸透した」とみている。

5693とはずがたり:2009/09/25(金) 01:09:54
<徳島県>
>徳島1区は3選挙区の中では最も低く64・63%だった。しかし、前回(62・79%)より1・84ポイント増えた。

>徳島2区は69・84%。3小選挙区では唯一、前回(69・95%)より下がった。中でも板野、上板両町の減少が目立つ。

>徳島3区が最も高く75・78%。前回(69・96%)より5・82ポイント増えた。伸び幅も、3小選挙区の中で最も高かった。民主新人と自民前職が最後まで接戦を繰り広げたことが、投票率を引き上げた要因とみられる。小選挙区制導入以降、選挙区で最も高かった00年6月の徳島3区(71・19%)も大きく上回った。

小選挙区の県内投票率70・11% 現制度で最高 2009/8/31 10:21
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/08/2009_125168170653.html

 徳島県選挙管理委員会が30日まとめた衆院選小選挙区の県内投票率は70・11%となった。1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、最も高くなった前回(2005年9月、67・66%)を2・45ポイント上回った。70%を超えたのは、90年2月(75・53%)以来。政権選択が焦点の歴史的な選挙となったことが、有権者の関心を高めたようだ。

 小選挙区別では、徳島3区が最も高く75・78%。前回(69・96%)より5・82ポイント増えた。伸び幅も、3小選挙区の中で最も高かった。民主新人と自民前職が最後まで接戦を繰り広げたことが、投票率を引き上げた要因とみられる。

 小選挙区制導入以降、選挙区で最も高かった00年6月の徳島3区(71・19%)も大きく上回った。

 徳島2区は69・84%。3小選挙区では唯一、前回(69・95%)より下がった。中でも板野、上板両町の減少が目立つ。

 徳島1区は3選挙区の中では最も低く64・63%だった。しかし、前回(62・79%)より1・84ポイント増えた。

 市町村別で最も高かったのは、つるぎ町で82・11%。唯一、80%を超えた。このほか、16市町村が70%以上となった。市では三好市が79・62%で最も高かった。

 最も低かったのは、板野町の63・93%。次いで徳島市の64・47%だった。

 合併によって市町村数は、前回の35市町村から24市町村に減少。前回と枠組みが変わっていない20市町村で比べると、15市町村で増加した。

 男女別では、男性が70・44%(前回67・01%)、女性が69・82%(68・24%)。

 比例代表は70・07%。小選挙区より0・04ポイント少なかったが、前回(67・59%)と比べて2・48ポイント増えた。

5694とはずがたり:2009/09/25(金) 01:10:20
<香川県>
1区 70・14% 前回比1・53ポイント増
2区 71・49% 前回比4・72ポイント増
3区 69・29% 前回比3・73ポイント増

小選挙区移行後で最高-香川県内投票率70%超
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20090831000116
2009/08/31 07:32

 香川県選管がまとめた第45回衆院選の県内投票率は、3小選挙区平均で70・33%。郵政解散で注目を集め、小選挙区制移行後で過去最高を記録した前回(2005年9月)の67・07%を3・26ポイント上回った。衆院選で投票率が70%を超えたのは、第39回(1990年2月)以来。
【→参照記事】

 「政権選択」が焦点となり、事前の世論調査でも県民の関心度が9割近くに上った今選挙。8月最後の日曜日と重なったことなどから、関心の高さが投票行動に結びつかない懸念もあったが、そのまま反映される結果となった。
 期日前投票も好調だった。投票者数は前回比1・52倍の11万4577人に達し、有権者数に占める割合は13・79%。前回(9・02%)より4・77ポイント上昇し、全体の投票率を押し上げた。

 投票率を選挙区ごとにみると、1〜3区すべてで前回から上昇、なかでも自民、民主が候補者を擁立した1、2区はともに70%台となった。最も高かったのは2区で、前回(66・77%)に比べて4・72ポイント増の71・49%。1区も前回(68・61%)に比べ1・53ポイント増の70・14%。3区も69・29%で、前回(65・56%)比3・73ポイント増となった。

 戦後の県内投票率は、第25回(52年10月)の85・03%をピークに減少傾向をたどり、第41回(96年10月)、第43回(03年11月)は60%を切った。低迷に歯止めがかかったのは前回。「郵政解散」で注目が集まり、投票率は一気に10ポイント以上上昇。今回も「政権選択」という明確なテーマが、若者を中心とした無党派層の投票に結びついたとみられる。

5695とはずがたり:2009/09/25(金) 01:10:39
<愛媛県>

〜選挙区別〜
1区69・62%▽
2区69・01%▽
3区69・38%▽
4区77・00%。

〜自治体別〜
最高は北宇和郡松野町の83・00%、
最低は今治市の67・15%。

47NEWS衆院選20092009年08月31日(月)付 愛媛新聞
投票率 県内選挙区70・91% 前回5.1ポイント上回る
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/syuinsen2009/ren233200908312143.html

 30日投票の衆院選で、小選挙区の県内投票率は70・91%だった。小選挙区比例代表並立制導入以降最高を記録した前回を5・1ポイント上回り、「政権選択選挙」への注目の高まりを反映した結果となった。
 性別では、男性70・74%、女性71・06%。選挙区別では、1区69・62%▽2区69・01%▽3区69・38%▽4区77・00%。最高は北宇和郡松野町の83・00%、最低は今治市の67・15%。
 当日有権者数は120万601人、投票者数は85万1387人。期日前投票は20万9940人、不在者投票は1万1252人で計22万1192人。商業施設への期日前投票所設置などで、事前に投票した人は前回より8万7691人増えた。

5696とはずがたり:2009/09/25(金) 01:12:28
<高知県>
1区64・11%(前回59・72%) +4.39pt
2区66・29%(同63・09%) +3.20pt
3区72・59%(同69・46%) +3.13pt

2009衆院選:小選挙区・県内確定投票率、67.64% /高知
http://124.83.167.158/area/kochi/news/20090901ddlk39010456000c.html

 県選管によると、衆院選小選挙区の県内確定投票率は67・64%で、郵政民営化が争点となり選挙熱が高まった前回(64・12%)をさらに上回った。確定当日有権者数は64万3154人(男29万6694人、女34万6460人)だった。

 選挙区別の投票率は、1区64・11%(前回59・72%)▽2区66・29%(同63・09%)▽3区72・59%(同69・46%)−−。いずれも前回を上回り、政権選択選挙での有権者の関心の高さがうかがえた。【服部陽】

 高知県内投票率67・64%
http://203.139.202.230/09senkyo/090831sen06.htm

 県選管がまとめた第45回衆院選の県内投票率(選挙区)は67・64%となった。県内3小選挙区とも大幅に上昇し、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の最高を記録。前回の05年衆院選(64・12%)を3・52ポイント上回った。

 最も上昇幅が大きかったのは高知1区。96年以降の5回の衆院選で最高だった前回の59・72%から4・39ポイントアップし、64・11%。2区は前回を3・20ポイント上回り66・29%、3区も3・13ポイント伸びて72・59%となった。

 有権者の出足は午前中から好調で、午前11時現在の推定投票率は前回を1・04ポイント上回る25・00%を記録。午後はやや鈍って午後4時には43・10ポイントで1・18ポイント下回ったものの、前回の1・57倍と大幅に増えた期日前投票が加わった午後8時には67%を超えた。

 公示後の県民世論調査では関心度が前回衆院選より1・6ポイント低かったが、最大の争点となった「政権選択」に加え、年金、医療など社会保障への不安や、疲弊する地域の現状打破を求める県内有権者の心理が投票行動に結び付いたとみられる。

 市町村別では、三原村の85・05%が最も高く、最低は室戸市の58・70%だった。男女別では男性67・15%、女性68・06%。前回より投票率が低下したのは、いの町2区。

 当日有権者は、1区21万3741人、2区21万7390人、3区21万1272人。県全体は64万2403人。
 期日前投票 高知県内1.57倍 7万4525人

 選挙管理委員会が30日発表した県内の期日前投票者数は、選挙人名簿登録者数64万4750人(17日現在)の11・56%に当たる7万4525人。2005年の前回衆院選と比べて全市町村で増え、県全体では1・57倍となった。

 期日前投票が初めて導入された04年参院選以降、国政選挙では投票者数、比率とも最高を記録。小選挙区別では、高知3区が2万6707人(前回比1・60倍)で最多。2区が2万4058人(同1・55倍)、1区は2万3760人(同1・56倍)だった。

 今回の衆院選から小選挙区への投票も可能になった在外有権者は769人のうち1区で2人、3区で7人の計9人が投票した。

(2009年08月31日付朝刊)

5697とはずがたり:2009/09/25(金) 18:19:48

<福岡県>

福岡選管選挙速報
http://www.fukuoka-senkan.com/sokuhou/Default.html

1区 62.66 ←低っ
2区 65.68
3区 69.69
4区 70.69
5区 70.48
6区 71.68
7区 75.37 ←高っ
8区 72.65
9区 66.54
10区 63.40 ←低っ
11区 70.52

県計 68.77

5698とはずがたり:2009/09/25(金) 18:20:22
<佐賀県>
1区も同1・49ポイント上回る74・77%となった。
2区が前回を3・72ポイント上回る75・20%。
3区は72・47%で、前回より0・5ポイント上回った。

県内小選挙区 投票率最高の74・15%(09年8月31日)
http://www.saga-s.co.jp/news/syuuinsen2008/2008syugi.0.1401380.article.html

 「政権選択」を最大の争点に県内各地で激戦を繰り広げた今回の衆院選。県選管がまとめた県内小選挙区の投票率は有権者の関心や期待の高さを反映し、1996年の小選挙区制移行後、最高となる74・15%に上った。”小泉劇場”で飛躍的に伸びた前回の衆院選(2005年9月)の72・25%を1・9ポイント上回った。
写真
 真夏の選挙で投票率低下が懸念されたが、各党のマニフェスト(政権公約)がこれまで以上に注目され、特定の支持政党を持たない無党派層の関心もひきつけたとみられる。

 選挙区別では、自民前職、民主前職が激しく競り合った2区が前回を3・72ポイント上回る75・20%。1区も同1・49ポイント上回る74・77%となった。自民前職が優位に選挙戦を進めた3区は72・47%で、前回より0・5ポイント上回った。

 市町別では1区の神埼市(旧千代田町)の79・82%が最も高く、唐津市(3区)の71・91%が最低。男女別では男性が74・32%、女性は74・01%だった。

 期日前投票と不在者投票も最終的に計10万3775人にのぼり、前回の衆院選と比べ3万3507人、48%増えた。

 当日有権者数は68万8948人(男性31万9404人、女性36万9544人)、選挙区別は1区23万5158人、2区22万6094人、3区は22万7696人。

【写真】今後の政治の行方を決める1票を投じる有権者=1区、佐賀市の勧興小体育館
県内小選挙区市町別投票率
市町名 有権者数 投票者数 投票率
1区
佐 賀 市 128,696 95,306 74.06%
鳥 栖 市 52,766 38,678 73.30%
神 埼 市 9,802 7,824 79.82%
基 山 町 14,549 11,375 78.18%
上 峰 町 7,217 5,705 79.05%
みやき町 22,128 16,936 76.54%
計 235,158 175,824 74.77%●

2区
佐 賀 市 60,276 45,111 74.84%
武 雄 市 6,737 4,973 73.82%
鹿 島 市 25,325 19,274 76.11%
小 城 市 36,512 26,792 73.38%
嬉 野 市 23,455 17,209 73.37%
神 埼 市 17,253 13,023 75.48%
吉野ケ里町 12,531 9,562 76.31%
大 町 町 6,423 4,759 74.09%
江 北 町 7,841 6,089 77.66%
白 石 町 21,337 16,552 77.57%
太 良 町 8,404 6,689 79.59%
計 226,094 170,033 75.20%●

3区
唐 津 市 105,586 75,923 71.91%
多 久 市 18,178 13,327 73.31%
伊 万 里 市 46,768 33,705 72.07%
武 雄 市 34,437 24,894 72.29%
玄 海 町 5,243 3,816 72.78%
有 田 町 17,484 13,356 76.39%
計 227,696 165,021 72.47%
県   計 688,948 510,878 74.15%●

5699とはずがたり:2009/09/25(金) 18:20:37
<長崎県>
1区 67.03
2区 72.87
3区 76.57
4区 71.04

長崎県選管
衆議院議員総選挙 投・開票速報
http://www.pref.nagasaki.jp/election/2009syuugi/sokuhou/index.html

■県内投票率71.35% 前回衆院選3ポイント上回る
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/syuin/kiji/203.html

 30日に投票があった第45回衆院選で、県内小選挙区の投票率は71・35%となり、1996年の小選挙区制導入後初めて70%台を突破。自民、民主の「二大政党」による政権選択が争点となり、有権者の関心が高かったことをうかがわせた。

 郵政民営化を焦点に“小泉旋風”が吹き荒れた2005年の前回衆院選の68・35%を3ポイント上回った。

 投票率は県全域で前回に比べ上昇。特に、民主新人が閣僚経験者の自民前職と競った2区は、諫早市が7・37ポイント増、西彼2町が6・61ポイント増と上昇率が際だって高く、政権交代の象徴区として注目されたことを裏付けた。

 これに続いたのも2区で雲仙市が前回比4・70ポイント増、島原市が3・44ポイント増。ほかに北松江迎町3・40ポイント、対馬市3・39ポイント、佐世保市3・12ポイント、東彼東彼杵町3・06ポイントとそれぞれ増え、3、4区の市町が3ポイント台の上昇率を記録した。1区の長崎市は1・90ポイント増だった。

 公示後に長崎新聞社がNBC長崎放送と共同で実施した世論調査では、投票に「必ず行く」と答えたのは86・8%だった。

2009年8月31日長崎新聞掲載

5700山口新聞男:2009/09/25(金) 21:18:50
福岡1区と10区は、事前予想で民主優勢といわれてたので、投票意欲が下がったか?

5701チバQ:2009/09/25(金) 21:47:51
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000909250002
「自民」への迷い 地域と対話 政策磨け
2009年09月25日


「すべて実現したら日本は『夢の国』になる」。首をかしげながら、民主のマニフェストをながめていた

 「藤井裕久さんは元大蔵官僚。財務相になっても、しがらみで改革は難しそう」「岡田克也さんが外相だと、頑固そうだから米国と摩擦を起こすのでは……」


 東京都に隣接するベッドタウンで不動産会社を営む市場司さん(54)=仮名=は、鳩山内閣が発足した16日夕、自宅でテレビに見入った。衆院選での民主大勝は覚悟していたが、長らく自民を支持してきた市場さんには、戸惑いがあった。「いったいどんな国づくりをしてくれるのか、わからない」


 高速道路無料化や子ども手当などが並ぶ民主のマニフェスト。だが、市場さんが何よりも望むのは景気回復だ。景気が上向けば、銀行の融資を取りつけられ、事業拡大が期待できる。「どれもこれもやりますでは政策の安売り。信用できない」


 今回当選した民主の新人は143人。議員として一人前になるのには時間がかかると思う。「小沢一郎さんが育てるのだろう。次第に党内の小沢色が鮮明となり、鳩山さんはだんだんやりにくくなるのでは」


    □ □


 今回の衆院選は、自民候補とは距離を置いた。いつもなら店先の目立つ場所に掲げる自民候補のポスターも、外からも見えないよう事務所の奥に張った。「入居者や家主らも色々な考えを持っている人がいる。今の政治事情ではポスター1枚張るだけで仕事を失うかもしれない」と考えたからだ。


 「今回は無理だよ。一度民主にやらせればいい」。動けば一定の票が集まる地域の自民支持者が漏らした一言に何となく納得できた。


 ただ投票日の8月30日、市場さんは迷わなかった。逆風といわれる中だからこそ自民の底力を信じたかった。


    □ □


 昨秋、麻生前首相の就任直後なら、ここまで大敗しなかったと思う。「首相としての技量に対して『審判』が下される前に、選挙をやればよかったのだが……」


 不動産業界も生き残り競争が激しい。不動産を購入したくても銀行からは融資を断られ、事業拡大は難しい。マンションの家賃収入でやりくりする状況を強いられている。


 だが、麻生前首相が選挙戦で強調したのは、4度の補正予算で景気に光が差してきたこと。「少しでも景気が回復していたら有権者もここまでは見放さなかった。麻生さんの認識と、有権者には温度差があった」


 「長い間権力にあぐらをかいてきたつけが回った」と思うが、自民支持を変えるつもりはない。地元選挙区の自民候補には「この4年間、地域で姿が見えなかった。地元を大切にするのが自民の本来の姿」と、活動不足への反省を求める。


 新政権は、経験不足に加えて在日米軍基地のあり方などを巡って順調にはいかないだろうとみる。「民主がマニフェストを着実に実行して日本がよくなればそれでいい。でも、そう遠くない時期に自民の再登板が訪れる」


 次の総選挙まで、長ければ4年間。政策を磨き、地域との対話を繰り返すことで力を蓄えてほしいと、野党の自民に注文する。


 民主の歴史的大勝に終わった今回の衆院選――。前回05年には小泉改革を支持した有権者は、どう感じたか。長年自民を支持してきた不動産業者、酪農家、年金生活者の3人に、新政権を担う民主と野党になった自民への思いを聞いた。

5702とはずがたり:2009/09/25(金) 22:27:52
>>5700
なんか低いすよね。
高知市の高知1区なんかも低い>>5696ですがこっちは超激戦で面白い選挙なのに低いですねー。
県的な構造としては1区と県下第二都市姫路の投票率が低い兵庫県>>5683にちょいにてますな。

5703チバQ:2009/09/25(金) 23:44:04
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514666217
乱のあと〜衆院選を終えて(1) 自民復興に妙案なし


麻生太郎総裁の辞任表明後、開かれた自民党役員会=東京・永田町、党本部
大敗の衝撃 民主は早速揺さぶり

 31日午後。麻生太郎総裁の辞任表明直後に、自民党が東京・永田町の党本部で開いた役員会の光景は、大敗を喫した衝撃の大きさを物語った。

 細田博之幹事長(島根1区)の視線はうつろ。出席者の中に複数の落選者もおり、歴史的な敗北にもかかわらず、責任や敗因を追及する声がないばかりか、同氏が諮った9月18日告示、同28日開票という総裁選の日程も、粛々と決まった。

 政権の座に就いた民主党は、同月中旬に鳩山由紀夫代表を新首相に指名する特別国会を召集する方針。自民党総裁選の日程は、党所属議員が麻生首相という「敗軍の将」を指名する、前代未聞の事態を意味していた。

 しかし、盾突く気力すら起こらないほど、幹部たちは憔悴(しょうすい)しきっていた。その執行部の面々を、故竹下登元首相ら歴代の党総裁の写真が見下ろしていた。

 総裁選にかみつく

 「のっけから、それですかい」。石破茂農相(鳥取1区)は31日の鳥取県庁での会見で、党総裁選の日程にかみついた。

 同氏は党への風当たりの強さを肌で感じ、衆院選の前哨戦から一貫して党を再建する必要性を強調。その唯一とも言える活路を閉ざすような方針に我慢がならなかった。

 「党のイメージ、体制、政策立案能力のすべてを一新しなければならない」。焦りを胸に列車を乗り継ぎ、東京へ急いだ。

 しかし、負った傷は大きく、深いだけに、”戦後”の復興に向けて妙案があるわけではない。

 党の獲得議席は300から119に激減。かつて「軍団」と称された田中派、竹下派の流れを組む津島派も生き残った前職は45人中、13人だった。

 石破氏とともに所属し、兄の登元首相が心血を注いで育てた同派に人一倍の愛着を持つ竹下亘氏(島根2区)も31日夜、足早にあいさつ回りをすませて空路、上京した。

 当選の万歳を終え、出雲市内に借りるアパートに戻った30日深夜は、激戦をはい上がった同僚たちと連絡を取り合った。

 「(派閥の)事務所が維持できるのか」「とにかく東京で話し合おう」。愛飲するたばこの煙の向こうには、また1人、仲間の落選を伝えるテレビの選挙速報が流れた。

 「うちのムラ(津島派)は15人も残らんわね。おそらく(自民党全体で)200人落ちる。永田町は引っ越しのトラックでいっぱいになる」

 26日夜。出雲市内の党島根2区支部事務所で、青木幹雄党県連会長(参院・島根選挙区)は、地元県議らに戦況の見立てを示し、顔をしかめた。

 予言は的中した。その青木氏は石破、竹下両氏より一足早い30日に永田町へ。束ねる津島派所属の参院議員24人の動揺を抑えるかのように「一致結束して静かに待て」と指示を飛ばした。

 自民支援団体招く

 一方、敗戦処理に追われる自民党を尻目に、民主党は活気にあふれる。

 党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)と、鳥取2区で敗れたものの、比例中国で復活当選した湯原俊二氏は、1日に医療、建設など、敵陣を支えた県内60業界団体を招いた意見交換会を倉吉市内でセットした。

 「顔合わせの会にしたい」。川上氏は目的を淡々と語ったが、野党に転落した自民党にさらなる揺さぶりを掛ける狙いがあるのは明らかだった。

 激震が収まらない自民党と、追い風に乗る民主党。折しも、永田町は31日、台風の接近で暴風雨が吹き荒れた。

 ◇−◆−◇−◆−◇

 30日に投開票された衆院選で、政権が交代した。山陰両県内の4小選挙区では、自民党が議席を独占する半面、民主党の2人も比例中国で復活当選した。戦いが何を意味し、何をもたらすのか。「乱のあと」をたどる。
('09/09/01 無断転載禁止)

5704チバQ:2009/09/25(金) 23:44:49
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514679217
乱のあと〜衆院選を終えて(2) 民主組織力生かせず


民主党の鳩山由紀夫代表と亀井久興氏が行った街頭演説。聴衆の少なさは否めなかった=8月20日、出雲市駅北町、JR出雲市駅前
風頼みの限界 票読みも大幅に狂う

 「知らなかった。行きたかったのに…」。島根2区で自民党の竹下亘氏と激戦を演じた国民新党の亀井久興氏の出雲市内の事務所に8月21日、苦情の電話が相次いだ。

 前日に、亀井氏は民主党の鳩山由紀夫代表と、出雲市駅北町のJR出雲市駅前で街頭演説を実施。亀井陣営にとっては竹下王国の牙城に「政権交代」の風を呼び込み、勝利への機運を盛り上げる「切り札」の二つだった。

 ところが、聴衆は約450人。”次期首相”として全国各地で数千人の動員力を誇った鳩山氏の演説にしてはさみしく、勝負の行方を暗示した。

 原因は、つぎはぎの組織にあった。亀井氏を推薦した民主党島根県連は鳩山氏の来雲を告げるチラシ3千枚を作り、配り始めたが、亀井氏側が公示後「待った」をかけた。両氏の写真の掲載が「公選法に抵触する恐れがある」との理由だった。

 結局、配布は中止。代わりに有効な手だてが取られることもなく、無党派層へアピールする絶好機を生かせなかった。

 県職労の動き鈍く

 投開票された30日夜。島根1区に立った民主党の小室寿明氏の松江市黒田町の選対事務所で、内田敬党県連代表は事前に読み、紙片に記した票とテレビの速報結果を見比べ、がくぜんとした。

 前回選の民主党候補の得票数は約5万9千票。今回、候補擁立を見送り、小室氏を支援した社民党の約1万票に、推薦を受けた国民新党の集票力を加えれば、8万票が今回の「基礎票」と見た。

 さらに、民主党への追い風を勘案し、はじき出したのが、自民党の細田博之氏と9万票台で競り合うとの予測だった。

 しかし、ふたを開けると、前回選に迫る約12万2千票を獲得した細田氏に対し、小室氏は発射台の8万票余りにとどまり、4万2千票差の完敗。足し算はもろくも狂った。

 不十分だったのは、風を受け止める「帆」だけではない。支柱となる肝心の組織力が、十分に機能していなかった。

 小室氏の支持母体の県職員労働組合が組合員に求めた支持者カードの実績は、目標とした「1人10枚」の半分。保村聖二委員長は「(小室氏の)県議時代の実績を知らない職員が多い」とこぼす。

 内田氏がため息を漏らした数時間後。小室氏は比例中国で復活当選し、選対事務所は安堵(あんど)に包まれたが、裏側では動きの鈍かった県職労の責任論がくすぶる。

 益田竹下氏に軍配

 ”野党側”の粗さを横目に、自民党側は着々と攻略を進めていった。

 「苦戦しております。どうかよろしくお願いいたします」。竹下陣営は亀井氏の地盤の益田市内数カ所に電話部隊を置き、竹下氏や自民党系の県議、市議の後援会名簿を使い、ボタンを押し続けた。

 名簿はダブりもあるが、あえて二重、三重の包囲網を敷いた。1件ごとに相手の反応を用紙に「◎」「○」「△」「×」で記入。戦いに生かした。

 戦果に自民党益田支部の右田明顧問らは確かな手応えを感じたが、情勢検討会では「負けている」と報告。最後までムチを緩めなかった。

 「攻め」は企業にも及んだ。2年前の参院選・島根選挙区で、亀井氏の長女の亜紀子氏を全面支援した同市内のある会社は今回、再三のアプローチに両陣営に半分ずつ、勢力を割いたと明かす。

 その結果、同市内での戦いの軍配は320票差で竹下氏に。同支部最高顧問の宮隅啓元県議は「相手の本丸を落とした心境」と満足げだった。

 これに対し、幹部の1人が「県民が変化を求めていなかったということ」と敗戦の弁を語った亀井陣営。自陣の戦いを省みられないところに、敗因の一つが潜んだ。

('09/09/02 無断転載禁止)

5705チバQ:2009/09/25(金) 23:45:31
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514710217
乱のあと〜衆院選を終えて(3) 消長の落差に危機感


議席を失い、新政権誕生を前に国民新党幹事長の辞任を表明する亀井久興氏(右)=1日、東京・平河町、同党本部
不安抱えた船出 理念と連立の板挟み

 衆院選の投開票から一夜明けた8月31日朝、島根2区で敗れた国民新党の亀井久興氏の携帯電話が鳴った。「申し訳ない」。声の主は同氏を推薦した民主党の鳩山由紀夫代表だった。「国民のために、良い政権をつくってください」。逆に励ましたものの、亀井氏の口調には寂しさが交じった。

 政権交代に向けて共闘しながら、両党の明暗はくっきりと分かれた。獲得議席は、308議席の民主党に対し、国民新党は選挙前の4から3に減少。しかも、幹事長だった亀井氏だけでなく、綿貫民輔代表も落選した。

 社民党を含めた3党で、新政権の樹立に向けた協議を実質的に始動させた1日。同じころ、都内の別の場所にいた亀井氏は「一日ごとに悔しさが募る」と漏らした。

 両党の消長のあまりの落差に、郵政民営化の見直しを目指し、同氏と党を支えてきた郵政関係者は危機感を募らす。

 「民主党の半分は、民営化に賛成だ。不安は大きい」。郵政政策研究会島根県連合支部の新比恵健支部長は吐露した。

 高揚感に沸く民主党と対照的に、寂寥(せきりょう)感と先行きへの懸念が覆う国民新党。亀井氏は2日、片づけを終え、計19年間過ごした衆院議員会館を去った。

 党衰退の苦い過去

 不安を抱えるのは、7議席にとどまった社民党も同じだ。東京・永田町の党本部で2日午後に開かれた全国代表者会議。連立協議の推進は承認されたが、慎重な対応を求める声も上がった。

 党島根県連の阪本清副代表は会議後、民主党という巨像の影に埋没しないためにも、インド洋での海上自衛隊の給油活動の中止など「党の政策を主張し、存在感を示すべきだ」と力を込めた。

 ただ、それぞれ理念にこだわれば、こだわるほど、政党間の亀裂が深まる。半面、理念を曲げれば、支持者の離反を招くのが「連立」の宿命だ。

 旧社会党出身の元島根県選出の衆院議員で、自社さ連立政権に参加した石橋大吉氏は、その成果として国営中海土地改良事業の中止の流れをつくったことを挙げた。

 逆に、旧社会党のトップだった村山富市氏が首相に就き、党内議論もなく「自衛隊は合憲」と党是を覆したことは、党の衰退の遠因になった。

 石橋氏は「連立は滑り出しがうまくいっても、どこかでつまずく」と折り合いの難しさを説く。

 与党の立場に迷い

 一方、民主党側にも「与党」としての振る舞いに迷いが見える。

 同党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)は1日、比例中国で復活当選した湯原俊二氏を従え、倉吉市内で自民党の支持基盤である業界を含む7団体に呼び掛け、意見交換会を持った。

 終了後、川上氏は「政府と距離を置くと、事業ができなくなる。それはおのずからお分かりいただけると思う」と余裕たっぷり。旧自民党出身だけに、勝手知る敵陣の取り込みに自信を見せた。

 これに対し、民主党島根県連の石橋富二雄幹事長は「陳情による利益誘導は自公政権のスタイル」と、業界団体との急速な接近には慎重だ。

 さらに、板挟みとなりかねない事態を恐れる同党系の地方議員も多い。例えば、党のマニフェストに沿って公共事業を削減すれば、地域経済を冷え込ませ、社会基盤整備もさらに遅れかねない。

 益田市議会で唯一の同党系議員の平谷昭氏は「中央の失政が益田では全部、自分にはね返って来る」と立ち位置に悩む。

 悲願の政権交代を実現させて4日。それぞれが思い描く新政権の像は揺れ、まだ定まらない。

('09/09/03 無断転載禁止)

5706チバQ:2009/09/25(金) 23:46:20
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514735217
乱のあと〜衆院選を終えて(4) 政策転換大きな懸念


新政権の発足を前に、対応を協議する鳥取県幹部=1日、鳥取市東町1丁目、同県庁
 揺れる自治体 駆け込みで制度活用


 二十世紀梨の出荷時期を迎えた鳥取県湯梨浜町の農家山田均さん(52)は、選挙中に目を通した民主党のマニフェストに「良いことばかり。財源面も含め、実際どうなるか心配だ」と感じた。

 耳目を集める農業の戸別所得補償制度で、ナシは対象になるのか、配分方法は…。「総論ばかりで、具体像が見えない。当てが外れたらショックが大きい」と、ともすれば膨らむ期待感をグッと抑えることに決めた。

 むしろ、数億円かかるとされる老朽化した東郷梨選果場の修理費の行方に「自公政権時には予算措置を考えると言われた。政権が代わってもお願いしたい」と気をもむ。

 中学生までの子ども1人当たり、月2万6千円(2010年度は1万3千円)を支給する子ども手当をめぐっても、期待と不安が交錯する。

 自身、中学生の子どもを持つ島根県PTA連合会母親委員会の大岩睦子委員長(50)は「支給で、給食費未納や保育料滞納がなくなればいいが、財源の確保が不安。保育所の充実や雇用の確保などに使った方がいいのでは」と案じる。

 応諾一転、態度保留

 自治体は政策の大転換に、より大きな懸念を抱く。駆け込みで旧来の制度の活用を急ぐ例が、慌てふためきぶりを示す。

 松江市は2日発表の09年度一般会計補正予算案に、島根原発での事故発生時の避難道として、かねて要望のあった市道古浦西長江線(仮称、4・8キロ)の設計費1100万円を急きょ計上した。

 原発周辺の社会資本整備として、国から有利な財政支援が受けられる「原発特別措置法」の行方に、政権交代で霧が立ちこめ始めたからだった。

 10年度末に期限切れを迎える同法の適用を受ければ、概算で37億5千万円の事業費中、地元負担は17億円から5億円に軽減される計算だ。

 しかし、見込み通りに運ぶかどうかは分からない。政策転換は多岐に及ぶ。ガソリン税などの暫定税率の廃止も一つ。市から同道路のうち、多額の事業費を要するトンネルなど、約1・8キロの整備を要請されている島根県は、大幅な減収が予想される中だけに、いったんは応諾を決めたものの、態度を保留した。

 自民から突き上げ

 野党に転落し、求心力の維持への焦りと、反転攻勢を狙う思惑が入り交じる自民党側からの突き上げも、始まっている。

 2日の島根県議会最大会派・自民党議員連盟の政策審議会。暫定税率の廃止や、公共事業をはじめとする経済対策を盛り込んだ本年度補正予算の執行停止を明言している新政権の方針について、出席者は溝口善兵衛知事に「そんなことをすれば、地方の反乱が起きる」と不満を口にした。

 とはいえ、視界が晴れないのは溝口知事も同じ。「『地方を切り捨てる』という報道はされていない」と、答えるのが精いっぱいだった。

 鳥取県の場合、新政権の機先を制し、混乱を最小限に抑えるために早速、暫定税率の廃止などで516億円の影響が出るとの試算を公表した。

 一方で、平井伸治知事は1日の県緊急幹部会議で、幹部に政変と向き合う「覚悟」を持つよう心得も説いた。

 「(政権交代とは)システム全体を変える中で、問題を解決するんだという、パラダイムシフト(枠組みの転換)だ」

 ただ、「そうあってほしい」との願望を接ぎ穂せざるを得なかった。平井知事もまた、新たなパラダイムと政策の振幅を測りかねている。

('09/09/04 無断転載禁止)

5707チバQ:2009/09/25(金) 23:47:01
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=514763217
乱のあと〜衆院選を終えて(5) 勝利にも足元不安定


大敗を受け、暗い面持ちで記者会見に臨む自民党幹部たち=8月30日、東京・永田町、党本部
 多難な前途 「格差」への反省必要


 「とにかく頭を下げ、『どぶ板』で歩くしかないわね」−。雲南市老人会連合会の古田明会長(88)=同市三刀屋町=は3日夕、島根2区で4選を果たした自民党の竹下亘氏の支援のお礼のため、自宅を訪ねて来た地元選出の上代義郎県議に上機嫌で語り掛けた。

 古田氏は公示前に同会役員宅などを歩き、竹下氏の実績を訴えた。効果はてきめんだった。「来てくれたのか」と喜び、協力姿勢を示した90歳を超える老婦人もいた。

 猛烈な逆風の中、「足で稼ぐ」を合言葉に、竹下陣営が展開した地上戦の徹底ぶりを物語った。

 天王山の地盤の出雲市でも公示前、集めた数万人の後援会名簿を頼りに、200人が2人1組で地図を片手にアパートを回り、勝敗の鍵を握る若年層への浸透を狙った。

 自民底力に震える

 鳥取2区では、同党の赤沢亮正氏の陣営が最終盤になりふり構わぬ戦術に出た。支援企業の社員に対する知人30人への電話依頼も、一つだった。

 「民主党候補は比例で復活するので、小選挙区は赤沢をよろしく」。その結果、約600票差で差し切った。

 上田博久選対総本部長は「恥も外聞もない。考え得ることは何でもやるだけ」と語気を強めた。

 その赤沢氏に敗れ、比例中国で復活当選した湯原俊二氏を支えた民主党鳥取県連の川上義博代表(参院・鳥取選挙区)は2日夕、都内で小沢一郎党代表代行(当時)と向き合った。小沢氏は「勝てると思ったけどなあ」と悔やみつつ「次(参院選)は勝てる」と断言したという。

 ただ、いわば空前の民主党ブームに沸く中、自民党に屈し、現場が受けた衝撃は大きい。

 「正直、何と言っていいか分からない」。8月30日の投開票日。湯原氏の傍らで、来夏の参院選・鳥取選挙区に出馬を決めている党県連の坂野真理副代表はうろたえた。

 人海戦術に限界説

 一方、敵陣が底力に震えた自民党側でも「いつまでも、こんな選挙はできない」と、人海戦術の限界説がささやかれる。

 長年、組織を支えた主力は年々高齢化。支持層には依然、構造改革路線への反発もくすぶる。

 衆院選の後半戦の24日夜。党島根県連の青木幹雄会長(参院・島根選挙区)のおひざ元の出雲市大社町内の路地の一角にある作業場に、30代〜60代の男女20人が集まった。

 収穫物を詰める箱をひっくり返し、いす代わりにした輪の中心には、島根2区から出馬し、落選した国民新党の亀井久興氏の長女・亜紀子参院議員(同)が座った。

 構造改革に不満を抱き、自民党を離党した農業の男性(62)の呼び掛けだった。電灯の下での農業問題などをめぐる議論は白熱し、午後10時近くに終わった。

 2年前の参院選・島根選挙区の敗退を受け、党島根県連が設けた組織再生委員会の委員長を務めた萬代宣雄・JAいずも組合長も、今衆院選の勝利の足元の不安定さに警鐘を鳴らす。

 「組織力で勝っただけ。構造改革で生じた格差が政策的にどう間違っていたのか、反省がない。原点から出直しが必要だ」

 実際、自民党の都道府県連では、民主党への風より、「自壊」が真の敗因との見方が支配的だ。

 にもかかわらず、再建への道標の端緒すら示せない党幹部への失望感は強い。4日に東京・永田町の党本部であった全国幹事長会議で、衆参国会議員の”空白区”となった滋賀、岩手両県連の代表者は悲鳴を上げた。

 「国会議員がいない上、野党では、組織がじわじわ弱体化し、持たない」

 切実な声に党島根県連の洲浜繁達幹事長は「島根は何とか勝ったが、人ごとではない」と言い残し、帰県の途についた。

   =おわり=

('09/09/05 無断転載禁止)

5708名無しさん:2009/09/26(土) 02:15:04
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908140001

【深層群馬】


中曽根氏、応援躍起 参院選控え一枚岩強調
2009年08月14日


中曽根氏(前列左から2人目)は、館林市内の竜巻被災地を視察した麻生総理に同行。街頭演説では、首相や自民立候補予定者らと一緒に支持を訴えた

 総選挙の公示日を18日に控え、中曽根弘文外相(63)が自民の立候補予定者の応援に躍起になっている。来年夏の自身の参院選もにらみ、後援会組織の団結を図る。だが足元では民主支持の動きがみられ、必ずしも一枚岩とは言えない。(辻森尚仁)


 「来年(の参院選)は、今回の総選挙の結果いかんによるが、大変厳しい選挙になる」。9日、前橋市亀里町の県農協ビルであった中曽根弘文後援会の地元役員会議。1、2区の陣営関係者と比例区の佐田玄一郎氏(56)を招いた会場で中曽根氏は、声を張り上げた。そしてあいさつの最後に付け加えた。


 「ぜひお諮りいただいて、全会一致で後援会として(自民公認候補者の)支援を決議していただきたい」


 その2時間後。中曽根氏は高崎市内で開いた地元後援会の役員会議に、4区の福田康夫氏(73)を招いた。


 中曽根、福田両氏は、父親同士が旧群馬3区(現群馬4、5区)で「福中対決」を演じた因縁の間柄。中曽根氏はこの場でも、5区とともに福田氏の「支援決議」をわざわざ提案した。


 中曽根氏は05年、郵政民営化法案の採決で反対票を投じ、民営化賛成派の笹川尭・県連会長(73)=2区=ら自民党県連幹部と関係がこじれかけた。さらに、自民公認の大沢正明知事が初当選した07年の知事選では、中曽根氏の後援会幹部が小寺弘之・前知事を支援。自民県議らの反発を買った。


 このため、全県一区で戦う中曽根氏にとっては「総選挙での応援態勢をアピールしておくことが不可欠」(元党県連幹部)となっている。


 9日は午前中にも、太田市内で開いた地元後援会の役員会議で、谷津義男氏(75)の支援を全会一致で決議した。1〜5区すべてで中曽根後援会は自民立候補予定者への全面支援の態勢を整えた。


 だが、中曽根氏の後援会が一枚岩とは言えない。前橋、高崎両市の後援会員には、今回の総選挙で「民主支持」を明らかにした小寺前知事に同調する有力者も少なくないからだ。


 中曽根氏の選対幹部を務めた男性経営者(64)は「われわれが支持しているのは自民党ではなくて『中曽根党』。心情的には民主と自民が半々だ」。長年の「中曽根支持者」である前橋市の男性経営者(67)は最近、会社の壁に民主の立候補予定者のポスターをはった。今回は小選挙区、比例区とも民主に投票するという。


 中曽根氏は、前回立候補した04年の参院選(改選数2)で民主新顔に約3万9千票差をつけられたうえ、3位の自民現職とわずか8千票差で辛勝。年金問題などが争点となって自民に逆風が吹く中、なんとか2議席目に滑り込んだ。


 06年の公職選挙法改正で、改選数1となる来年夏の参院選は激戦になりそうだが、「小選挙区で自民が負けるようでは中曽根氏の5選もおぼつかない」(後援会幹部)との見方も出始めている。

5709とはずがたり:2009/09/26(土) 10:38:59
北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686 山陰>>5689-5699

<熊本県>
1区 2・29ポイント増の68・73%
2区 2・48ポイント上昇の69・64%
3区 75・31%=最高。ただ前回に比べ0・91ポイント低下した。
4区 3・79ポイント上昇の72・58%
5区 4・46ポイント上昇の74・03%

県内小選挙区の投票率71・76% 前回上回る
2009年08月31日
http://kumanichi.com/news/local/main/20090831003.shtml

 県選管がまとめた30日投開票の衆院選小選挙区の県内平均投票率は71・76%と、郵政民営化問題で注目を集めた2005年9月の前回選挙を2・42ポイント上回り、有権者の関心の高さをうかがわせた。

 投票率上昇の理由として(1)自公連立政権の継続か民主中心政権かという政権選択が注目された(2)各党のマニフェスト(政権公約)を軸に、幅広いテーマで政策論戦が繰り広げられた−などが挙げられる。

 選挙区別では、熊本3区が最も高く75・31%。ただ前回に比べ0・91ポイント低下した。次いで▽5区 4・46ポイント上昇の74・03%▽4区 3・79ポイント上昇の72・58%▽2区 2・48ポイント上昇の69・64%▽1区 2・29ポイント増の68・73%−の順で、いずれも投票率はアップした。

 郡市別では5区の球磨郡が最も高く79・36%。3区の阿蘇郡が78・21%で、3区の阿蘇市が77・89%で続いた。最も低かったのは、2区の熊本市で67・00%。次いで2区の荒尾市の68・50%、4区の上天草市の68・53%の順だった。

 男女別は、男性が72・18%で、女性の71・41%を上回った。

5710とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:28

<大分県>

1区 67.57
2区 74.52
3区 74.79
全県 72.07

県選管
平成21年8月30日執行
衆議院小選挙区選出議員選挙・投開票結果
http://www.pref.oita.jp/11650/senkyo/kako/syu45/kekka2.html

5711とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:38

<宮崎県>

全県 69.10
1区 67.09
2区 72.71
3区 67.81

2009年8月31日
第45回衆議院議員総選挙及び第21回最高裁判所裁判官国民審査の投票・開票状況について
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kakushu/senkan/090830_shuinsen.html

5712とはずがたり:2009/09/26(土) 10:39:49

<鹿児島県>
1区 66.88%
2区 74.18% =最高
3区 72.95%
4区 72.14%
5区 72.43%

鹿児島県内投票率71.50% 1.81ポイント増
16年ぶりの70%台 政権交代で関心高まる
(2009 08/31 01:22)
http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=3&amp;storyid=19029

 30日行われた衆院選の鹿児島県内の小選挙区投票率は、前回を1.81ポイント上回る71.50%だった。小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降最も高い数字で、93年以来16年ぶりに70%台に達した。
 「政権選択」が最大の焦点となった今回の衆院選。全国的な民主優勢で政権交代が現実味を帯び県内選挙区でも激戦が展開されたことが、無党派層の関心を引きつけたようだ。
 県内選挙区別の投票率もすべて前回を上回った。1区が66.88%、2区は5選挙区で最も高い74.18%、3区72.95%、4区72.14%、5区は72.43%だった。
 投票総数に対する期日前投票者数の割合は、前回を8.07ポイント上回る23.28%に上った。

5713とはずがたり:2009/09/26(土) 10:40:59
完成ヽ(´ー`)/

北海道-神奈川>>5650-5660・新潟-福井>>5664-5667・長野>>5669 山梨-和歌山>>5673-5686 山陰-長崎>>5689-5699 熊本-沖縄>>5709-5713

<沖縄県>

1区 65.97%
2区 65.08%
3区 64.50%
4区 64.33%

☆第45回衆議院議員総選挙及び
第21回最高裁判所裁判官国民審査が
下記のとおり行われました。
http://www3.pref.okinawa.lg.jp/site/view/contview.jsp?cateid=38&amp;id=12636&amp;page=1

5714名無しさん:2009/09/27(日) 14:21:59
>>5610-5613

http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/1.php
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185053.gif
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185058.png
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185048.gif

2009年総選挙分析(2)みんなの党の得票構造に見える自民党の未来
菅原琢2009/09/26東大先端研の菅原琢特任准教授による、総選挙分析の第二弾。菅原准教授は「自民党の惨敗を読み解き、今後の復活を占うという意味において、みんなの党の得票構造を理解することは必須だ」と指摘する。 総選挙分析第2回となる今回は、みんなの党を取り上げる。いきなりマニアックでマイナーな政党の分析をし始めるとは早速ネタ切れか?という印象を与えるかもしれないが、自民党の惨敗を読み解き、今後の復活を占うという意味において、みんなの党の得票構造を理解することは必須である。少なくとも以下の分析結果を信じるならば。

みんなの党に着目する理由

 第10回「大型補正予算で自民党は浮上することができるか?〜誤解される自民党の選挙結果」では、麻生政権の「古い自民党」的財政政策が、新しい自民党支持者を維持する・呼び戻す上でマイナスであると指摘した。この想定のもと、筆者が今回の選挙で最も注目したのが、選挙前に結成されたみんなの党である。

 みんなの党は、代表である渡辺喜美に一定の知名度、人気はあったものの、実際にどの程度の得票を取るかは未知数であった。かくいう筆者も、関東地方の地域政党くらいの存在に落ち着くだろうと見ていたが、他のブロックでも議席を取りうるくらい、一定の支持を集める結果となった。もっとも、小選挙区候補者の得票率不足によって比例区の議席を他の政党に譲ってしまうという失態を犯し、やはり地域政党のような存在となってしまったのだが。しかしこの失態自体、筆者だけでなく彼ら自身も、自らがどの程度受け入れられるのか、よくわかっていなかったということを示すものであろう。

 筆者がみんなの党に着目した理由は、彼らの主張、代表の渡辺のイメージが、小泉を支持したような人々と親和的だと考えたからである。たとえば、自民党から離れた層の受け皿として機能し、民主党の大勝を阻害した可能性も考えられる。いずれにしろ、この層がどのように動くかで、今回の選挙の見方、そして今後の政治の見通しがより深くなるはずと考えたのである。早速、確認して見よう。

みんなの党出馬ブロックで得票率を落とす自民党

 表1は、比例区のブロック別に、自民党と民主党の得票率の増減を示したものである。ここに、みんなの党が出馬しているかいないかを○×で示しているが、ここからはみんなの党が出馬していれば自民党の票がより大きく減少しているという明確な傾向が見て取れる。10ポイント以上、自民党が得票率を減らしているブロックは全てみんなの党が出馬しており、得票率の減少幅が小さかった3つのブロックではいずれもみんなの党が出馬していない。

 一方、民主党に関しては、みんなの党が比例区に出馬しているかどうかと得票率の増加幅に、明確な関係は見出せない。みんなの党が出馬しなかった北海道では増加幅が小さく、出馬した南関東では増加幅が大きい。みんなの党は民主党の得票を邪魔しなかったように見える。

5715名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:19
>>5714

都市農村無関係に自民党の票を剥ぎ取ったみんなの党

 以上を簡単に言い直せば、みんなの党は自民党から票を奪い、民主党からは奪わなかった、となるだろう。ただ、このように結論を導くとすれば短絡的である。単に、自民党が得票を減らした地域と、みんなの党が得票しやすい、出馬しやすい地域が一致しただけかもしれない。ある種の偽の相関が現れているだけと考えることも可能である。中国や四国のような農村部では自民党は得票を相対的に減らしておらず、一方、みんなの党はそのブロックで(たまたまか、予測的かはともかく)名簿を出さなかったというような、ただそれだけの関係かもしれない。

 そこで次に、前回用いた農村度の10区分を用いて、みんなの党と自民党、民主党の比例区得票率の変動を確認しておく。図1は、農村度ごとに、みんなの党出馬ブロック・不出馬ブロックに分けて、民主党と自民党の相対得票率の変動(2009年マイナス2005年)を折れ線グラフで示したものである。

 まず民主党のグラフから見ると、みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していないということが明らかである。みんなの党出馬ブロックでは、不出馬ブロックに比べて、1.5ポイントも得票率の増分が大きい。みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず、みんなの党出馬ブロックでは民主党の得票率増分が小さくなるはずである。みんなの党は、民主党の邪魔をほとんどしなかった、と推定できる。

 一方、自民党のグラフからは、みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっていることが強く推定される。みんなの党の存在が、自民党の得票率に大きな影響を与えたことは、ほぼ間違いないと言える。みんなの党出馬ブロック全体では、自民党相対得票率はマイナス12.8ポイント、不出馬ブロックではマイナス6.2ポイントという減少幅であるから、単純計算で6.6ポイント、自民党からみんなの党が奪ったということになる。もっとも、みんなの党は出馬ブロック限定でも5.4%の得票率なので、自民党の得票率減少には他の要因も介在しているはずである。
◇     ◇     ◇
 他の要因による効果を排除するため、表2のように地域を単位とした重回帰分析を行った。詳細な解説等は省くが、どのように変数を入れてもみんなの党の登場による自民党の得票への負の影響は消えることがなかった。係数の値からは、みんなの党の7割から8割程度の票は自民党から来たものと推定できる。相対得票率で換算すれば4ポイント程度となる。同じ分析を栃木県抜きで行った場合、9割前後というさらに強い影響関係が確認できた。より正確に有権者の動きを見るためには世論調査を分析する必要があるが、これだけ関係性が強ければ世論調査分析でも同様の結果が得られるはずである。

5716名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:46
>>5715

みんなでみんなの党へ?

 このように、みんなの党は民主党と票を分け合ったというよりは、自民党の得票をさらに引き剥がした存在だったと結論付けられる。言い換えれば、もしみんなの党が出馬していなければ、渡辺喜美が離党していなければ、自民党は今回の総選挙の比例区で30%を超える得票率を確保していたことになる。今回に限れば大敗を免れる数字ではないものの、2000年総選挙を超える得票率となり、2001年を除く95年以降の全ての参院選比例区の得票率を上回る数字であり、それなりの結果と評価されたことだろう。しかしこれはあくまで空想であって、改革派の政治家を放り出し、バックにいた新しい支持者も一緒に捨ててしまうという、小泉後の自民党らしい迷走が、我々が見た現実である。

 来年の参院選において、みんなの党がどのような戦略を採るか現時点ではわからない。しかし、そのころまでに党が残っていれば、今回総選挙以上に自民党の得票を阻害する存在となりうる。たとえば今回の選挙で落選した都市部の若い自民党議員が、こぞってみんなの党に入り参院選に立候補すればどうか。そうすれば比例区と一部複数区で議席を獲得できるかもしれないし、そうでなくても自民党の票を奪い、民主党の勝利をアシストすることになるだろう。自民党にはまだ一定の都市部の支持層が残っているが、これも奪うかもしれない。みんなの党が今回総選挙と同じ程度の得票率(出馬ブロックで5.4%)であれば、2007年の27%という自民党の相対得票率は先に示したとおり4ポイント程度奪われ、23%程度となる。以下に示すみんなの党のアピール力が発揮され、組織力向上で集票力が増し、加えて自民党から与党依存票が今回同様かそれ以上に離れれば、自民党の得票率は20%を簡単に割るだろう。

 小政党でも党首の声を拾うマス・メディアの優しさを背景に、アピール力があり政策的にもまとまっているみんなの党は、その規模に比較して効果的に目立つことが出来るだろう。与党よりも一歩進んだ行財政の改革の方策を示し、ロジックによってそれを飲ませる力もあるかもしれない。一方の自民党は、現状のままでは、方向性のよくわからないただの不平不満党か、国会活動も低調な仲良し老人クラブになってしまいかねない。そうでなくとも、浮動的で現実的な新しい投票者層を惹きつける力は、自民党のほうが何枚も劣る。

 自民党がすがった「政権担当能力」なるものは政権に付いているという事実の副産物のイメージに過ぎない。もはや野党の自民党が、(ここ数年の自民党がそうであったような)与党の決定的で継続的な失政なくして、政権担当イメージを喚起して支持に結びつけるのは難しい。そもそも自民党はまず野党の中で競争しなければならない。公明党や共産党は固定票率が高いうえ、有権者の競合性が低い。つまり、ある有権者が自民党と共産党どちらに投票するか迷う、という場面はほとんどない。結局、野党間のアピール競争の中で自民党が最も競合するのは、みんなの党ということになる。

 次の総裁が誰になるにせよ、自民党の支持者をこれ以上奪われないために、みんなの党対策は重要となる。できればみんなの党を丸ごと吸収し、改革派にも十分な発言権を与える政党として再出発を図るのが良いだろう。この際に、これまでの自民党政治の悪い点、古い点を修正し、党改革に不都合な一部政治家にはご退場願うのが、当然の道である。ついでに古い自民党のイメージは国民新党にでも被ってもらえればよいだろう。

 しかし、党内の老人たちがそれを許さないというのなら、政策刷新と世代交代を訴える自民党議員はみんなでみんなの党に脱出すればよい。汚された自民党ブランドと、しがらみという名の負債を、それを負うべき人々に負わせるのが、一番手っ取り早いはずである。あくまで部外者の妄想の戦略であるが。

5717名無しさん:2009/09/27(日) 14:22:56
>>5716

※データの出所
『朝日新聞』各地方版、朝日新聞選挙本部編『朝日選挙大観』(1997年版)、朝日新聞社編「asahi.comで見る1996総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る1998参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2003総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2004参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2005総選挙のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2007参院選のすべて」、朝日新聞社編「asahi.comで見る2009総選挙のすべて」、国勢調査、水崎節文「選挙データベース:JED-Mデータ」(レヴァイアサン・データバンク)
◇     ◇     ◇
■プロフィール
すがわら・たく――1976年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程、同博士課程修了。博士(法学)。専門は政治学で、「日本政治における農村バイアス」(『日本政治研究』第1巻第1号)ほか、統計分析を中心とした国政や選挙に関する論文多数。 東京大学教養学部でゼミを開講し、データの見方、利用法を教える傍ら、2008年より当社『ザ・選挙』の技術アドバイザーを務めている。

5718とはずがたり:2009/09/27(日) 17:00:45
>>5714-5717
出口調査だと自民支持層の3割が民主へみたいな結果が出てますので,自民支持層を喰ったのは民主で,民主支持層を喰ったのがみんなと云う玉突きの可能性はどうなんでしょうかねぇ?

5719名無しさん:2009/09/27(日) 19:05:16
>>5718
今回の総選挙は、自民王国と言われてきた県の中でも、
茨城栃木群馬・岐阜・和歌山・佐賀といった大都市の通勤圏では非常に苦戦。
逆に大都市と距離のある北陸・中四国では踏みとどまり。
みんなの党の比例出馬は選挙区でも大苦戦した三大都市圏と殆ど被っていますからね。

5720とはずがたり:2009/09/27(日) 20:09:23
出口調査で自民支持層がみんな投票したって結果出てましたっけ?

5721やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:10:19
>>5718
>みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していない
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている

単に、民主党が都市部を中心に全国で得票率を伸ばし、自民党が都市部を中心に全国で得票率を減らしたということしか言えないと思うんですが、
みんなの党は都市部を中心に候補を擁立して相当の得票を得た。

グラフから読み取れるのは以上のことだと思うんですが、
これがどうして
>みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず
という結論になるのか、甚だ疑問ですね。

5722やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:21:32
>>5718

文章が滅茶苦茶な>>5721を整理します。

単に、民主党が都市部を中心に全国で得票率を伸ばした。
自民党が都市部を中心に全国で得票率を減らした。
みんなの党は都市部を中心に候補を擁立して相当の得票を得た。

数字が示しているのは、以上のことだけだと思うんですが、
それでどうして、

>みんなの党の出馬・不出馬は、民主党の得票の伸びに影響を与えておらず、それは農村的地域か都市的地域かとも関連していない
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている
>みんなの党が民主党から票を奪った、あるいは自民党から民主党に流れるべき票を「堰き止めた」とすれば、このような数値、グラフにはならず

という結論になるのか、甚だ疑問ですね。

5723やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/09/27(日) 21:37:30
自民支持層がみんなの党へという流れは、栃木限定だとあったようにも思えますね。

5724名無しさん:2009/09/27(日) 21:59:07
大阪1区落選 無所属(平沼系) 堺井由貴 41歳 義父も本人も買収容疑で逮捕

この女 選挙というもの分かっていなかったね。 大阪の公認候補の選定には確かに連合のごり押しがあり不合理があったようだ。
小沢も 連合に遠慮していた。 しかし、それがある意味政治力学の不合理なんだな。
大阪1区の民主公認候補になれず、それでも1区に拘る。
大阪1区は連合ラインで平野府連で熊田で新人2連敗でも3度目の公認。
堺井は反発して、平沼に走ったが 無様な敗北。おまけに 選挙違反 もう立ち直れないだろうな。

あの政治評論家 森田実が持ち上げていたが 無所属で新人が勝てるのは万分の一。
大阪3区の公認へ切り替えれば 今回の選挙では楽に議席が得られたのにな。
前回の15区でも良かったのに。

もうどこでも議員になるのは無理だろうよ。 選挙に出るのは無理。こういうのはオンナの意地の空回りと言うほかないね。

5725おま天:2009/09/27(日) 22:49:56
大阪15区の有権者としては、無所属出馬に走ってから
2005年にあんたに入れた一票を返せとずっと思ってた。
いったい何なんだ、こやつは。

-------------------
公選法違反:大阪1区の落選候補者を逮捕 買収の疑いで
 先の衆院選で陣営幹部に選挙運動の報酬を渡したとして、大阪府警は27日、大阪1区で落選した無所属の堺井裕貴(さかいゆき)容疑者(41)=大阪市城東区鴫野西2=を公職選挙法違反(買収など)容疑で逮捕した。また、陣営の総括主宰者の釜壽(かまひさし)被告(34)=同法違反罪で既に起訴=を同容疑(買収)で再逮捕した。

 府警捜査2課によると、釜容疑者は容疑を認めているが、堺井容疑者は「身に覚えがない」と否認している。

 堺井容疑者の逮捕容疑は、立候補届け出前の今年7月下旬、選挙運動の報酬として、釜容疑者に現金数十万円を渡した、としている。

 堺井容疑者はNHKの元女性ディレクターで元東京都墨田区議。市民団体「ママチャリ・子どもを守る会」代表として、自転車に乗せた子どもにヘルメットを着用させる運動を展開し、道路交通法に保護者の努力義務が盛り込まれた。【田辺一城、山口朋辰】

5726おま天:2009/09/27(日) 22:50:53
>>5725
すみません。アドレス忘れてました;
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090928k0000m040059000c.html

5727とはずがたり:2009/09/28(月) 11:04:47
>>5721-5722
計量経済学は苦手なんでアホを晒す覚悟で喋りますと,菅原氏の分析は最小二乗法かなんか使って計算してますので,「05→09年の自民党の比例区の変化の説明をするのに,みんなの党の出現して集票したのが大きく影響している」と云うのは統計的に確かなのかも知れません。
しかし,民主党の増分も負けず劣らず効いて居るという結果も出ているように見受けられますので単純にみんなは自民から奪ったと云えるのかどうかって疑問があります。
>他の要因による効果を排除するため、表2のように地域を単位とした重回帰分析を行った。詳細な解説等は省くが、どのように変数を入れてもみんなの党の登場による自民党の得票への負の影響は消えることがなかった。
>係数の値からは、みんなの党の7割から8割程度の票は自民党から来たものと推定できる。相対得票率で換算すれば4ポイント程度となる。同じ分析を栃木県抜きで行った場合、9割前後というさらに強い影響関係が確認できた。
>より正確に有権者の動きを見るためには世論調査を分析する必要があるが、これだけ関係性が強ければ世論調査分析でも同様の結果が得られるはずである。

グラフに関してはみんな候補を立てなかった田舎ブロックと立てた都会ブロックではなく田舎ブロックの都会選挙区と田舎選挙区,都会ブロックの都会選挙区と田舎選挙区を分けたで分けているのでhttp://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909260820/img/photo185058.pngから
>みんなの党の出馬によって、農村か都市かによらず、自民党の得票をさらに減らす要因となっている
とは云えるような気もします。割りと綺麗にグラフとして出てるのかな,と。

で,一番大きな問題は長期低落傾向の自民党が,いわば例外的・異常値的・畸形的・一回限りの詐欺的に大量得票した05年の結果を自民党のあたかも固有の票かの如く分析してる点ではないでしょうか?
小泉が選挙に快勝したのは01年参と05年衆の二回しかなく,03年衆も04年参も民主が善戦してます。05年の結果は小泉政権による通常の自民党の得票とは云えない様な気がします。
郵政解散で改革を期待して自民党に集まった改革保守票の一定数を割りと定量的にみんなの党は集票したと云う事になるのかも。

5728やお:2009/09/28(月) 12:11:34
都市部で票を減らした要因は、みんなの党の出現というよりは、前回が分不相応な票を取った反動という感じがしますが?
みんなの党が票を取ったのと、自民党が票を減らしたという事実が示されているだけで、
そのことと、民主党に行くべき票を塞き止める効果もなかったとすることとは別問題のような気がしますが?
いかがでしょう?

5729やお:2009/09/28(月) 12:15:03
追加

前回自民が獲得した改革期待票がみんなの党に流れたとすると、この改革期待票は民主党にも流れたはずでして、
すると自民党から民主党に票が流れる塞き止め役を果たしたとの結論に行き着くのではないでしょうかね?

5730とはずがたり:2009/09/28(月) 12:53:58
>>5728-5729
>前回自民が獲得した改革期待票がみんなの党に流れたとすると、この改革期待票は民主党にも流れたはずでして、
>そのことと、民主党に行くべき票を塞き止める効果もなかったとすることとは別問題のような気がしますが?
ですね。菅原論文にその辺の視点が抜けていてそういう穴があるのではないかという印象を俺も持っている訳です。


>みんなの党が票を取ったのと、自民党が票を減らしたという事実が示されているだけ
ここは回帰分析が正しいならもうちょっと内容があってみんなの党が獲った票と割りと比例的に自民党が票を減らしているとは云えてる様な気が致します。

自民党にも批判的だけど労組で極左で売国の民主じゃなぁと云う極一部の有権者から定性的に集票して,これが自民党の得票を減らした可能性は否定できないかも。

5731 ◆ESPAyRnbN2:2009/09/29(火) 23:56:52
選挙の後始末2人目

買収容疑:武山百合子・元衆院議員を逮捕 埼玉県警

 埼玉県警は29日、8月30日投開票の衆院選に埼玉13区から立候補して落選した元衆院議員、武山
百合子容疑者(62)=同県春日部市西金野井=を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は7月下旬、春日部市内の選挙事務所などで運動員4人に、選挙運動の報酬として時給
900円または1000円の割合で計算した報酬を後日渡すことを約束したとしている。

 武山容疑者は、同県出身。米ニューヨーク補習校の教師などを経て、93年に旧埼玉4区から日本新党
の公認候補として初出馬、トップ当選した。新進党、自由党、民主党と政党を替えながら計4回当選。
しかし、05年の郵政選挙で自民党候補に敗れ、比例復活もかなわず落選した。今夏の衆院選には
民主党が新人候補を擁立したため、無所属で立候補。得票率4位の1万2612票で落選した。
【浅野翔太郎、稲田佳代】

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090930k0000m040134000c.html

5732秋田2区の名無し:2009/09/30(水) 19:33:54
民主後藤氏の出納責任者逮捕=選挙運動に日当支払った疑い−熊本県警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090930-00000093-jij-soci

衆院選に熊本3区から立候補し比例九州ブロックで復活当選した民主党新人の後藤英友氏派の選挙違反事件で、熊本県警は30日、公選法違反(日当買収)容疑で、陣営の出納責任者で自称私設秘書井上広世容疑者(42)=熊本市京町=を逮捕した。同県警は認否を明らかにしていない。
 公選法の規定では、出納責任者が選挙違反をし禁固以上の有罪が確定した場合、連座制が適用され、立候補者の当選が無効となるほか、同一選挙区からの立候補が5年間禁止される。
 警察庁によると、8月30日投開票の衆院選で当選した候補者の出納責任者逮捕は初めて。

5733チバQ:2009/10/01(木) 21:54:41
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091002k0000m040095000c.html
衆院選違反:全国で408人検挙うち111人を逮捕
 警察庁は1日、8月30日投開票の衆院選の違反取り締まり状況をまとめた。9月29日(期日後30日)までに全国の警察本部が194件、408人を検挙し、うち逮捕者は111人。前回選挙の同時期に比べ、件数で20件、検挙者数で28人、逮捕者も14人減少した。

 逮捕容疑の内訳は、買収が最多の56人(前回同期比13人減)。以下、自由妨害22人(同4人減)、投票偽造17人(同14人増)など。前回はゼロだった候補者本人の逮捕はいずれも落選候補で、埼玉、大阪、宮城の3府県で無所属2人、幸福実現党公認候補1人の計3人。連座制の適用対象となる出納責任者の逮捕も、いずれも落選陣営で計3人に上った。【千代崎聖史】

5734チバQ:2009/10/02(金) 22:59:32
http://www.asahi.com/national/update/1002/HOK200910020003.html
北海道8区で落選、佐藤容疑者を買収で逮捕2009年10月2日22時48分

 北海道警は2日、衆院北海道8区に無所属で立候補し、落選した佐藤健治容疑者(52)が、票のとりまとめの見返りに現金を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。道警は先月、佐藤容疑者派の幹部ら7人を同容疑で逮捕し、本人についても捜査していた。

 道警によると、佐藤容疑者は7月下旬〜8月下旬、同容疑者の後援会事務所の出納責任者の山本和生容疑者(32)=函館市深堀町、同容疑で逮捕=と共謀し、35〜59歳の男6人に選挙運動の見返りとして計約200万円を渡した疑いが持たれている。この6人も報酬を受け取った容疑で逮捕されている。

 佐藤容疑者は、この6人について「後援会事務所の職員で月々の給与の支払いは当然。買収にはあたらない」と主張していた。

 佐藤容疑者はNTT社員などを経たあと、03、05年の衆院選で道8区から自民党公認で出馬したが落選。今回の選挙では自民党の公認を得られず無所属で出馬した。佐藤容疑者は約4万票にとどまり、17万票余を獲得した民主の逢坂誠二氏が当選した。

 佐藤容疑者は、佐藤孝行・元総務庁長官の次男。孝行氏はロッキード事件で受託収賄罪に問われ、有罪が確定した。

5735とはずがたり:2009/10/02(金) 23:09:06
>>5734
むぅ,これで次回から北海道8区の自民分裂が終熄してまいそうですね。。

5736名無しさん:2009/10/03(土) 13:06:37
選挙違反の件だが
運動員に報酬を払うのは合法化したほうがよいと思う
これを買収というのはおかしい

5737とはずがたり:2009/10/03(土) 13:19:35
>>5736
俺も其れに同意っす。
地縁・血縁で支持者が手弁当で来てくれる古いタイプの政治家しか運動員を確保できない傾向にありますよね。

5738名無しさん:2009/10/03(土) 13:58:34
>>5736
>>5737
合法化するために民主党に働きかけるべき

5739札幌・しろいし一区民:2009/10/04(日) 18:32:31
Yahoo! ニュースを見て、一瞬目を疑いました。
中川酒、急死!!!

次期北海道11区・自民候補は、
砂川敏文帯広市長 or 清水誠一帯広選出道議???


中川昭一元財務相が死亡=自宅ベッドで、妻が発見−外傷なし、東京・世田谷
10月4日10時17分配信 時事通信

 中川昭一元財務・金融相(56)が4日午前、東京都世田谷区下馬の自宅で死亡しているのが見つかった。目立った外傷はなく、事件に巻き込まれた可能性はないとみられる。遺書も見つかっておらず、警視庁世田谷署は詳しい死因を調べている。
 同署などによると、同日午前8時20分ごろ、妻が「倒れている」と119番。救急隊員が駆け付け、同8時27分に死亡を確認した。自宅2階の洋間寝室のベッドでうつぶせに倒れていた。
 妻は中川氏が起きてこないのを不審に思い、寝室を訪れて発見。ポロシャツと短パン姿で、体が冷たくなっており、布団は掛かっていなかった。自殺をうかがわせる形跡はないという。
 吐血はしていないが、ベッドの上には若干の吐しゃ物があり、室内の机の上にはかなりの量の薬一種類があった。医師が処方したとみられる。
 家族の話では、最近は「眠れない」と話しており、病院に通い、睡眠薬も飲んでいた。
 3日午後9時すぎ、妻が帰宅した際、中川氏は就寝中で、呼吸しているのを確認。中川氏は普段、一人で寝ていた。
 警視庁は4日午前10時40分から検視したところ、死後半日ぐらいが経過していた。行政解剖して死因を調べるが、病理検査の結果判明は5日以降になる見通しだ。
 妻は3日午前10時ごろ、娘は同日正午ごろに中川氏がベッドで寝ているのを見たという。
 中川氏は東京大法学部を卒業し、日本興業銀行(当時)に勤務したが、父の中川一郎元農林水産相の死去を受け、1983年12月に衆院議員に初当選。農水、経済産業両相や自民党政務調査会長を歴任した。

5740名無しさん:2009/10/04(日) 18:58:27
>>5739
後継者は誰だろう

5741とはずがたり:2009/10/04(日) 23:09:42
>>5739-5740
びっくりしましたよね〜
後継の話題ですので次期総選挙スレの方に転載しときま〜

5742名無しさん:2009/10/08(木) 21:41:44
>>5739
比例下位で出た候補を回すのではないか
3区石崎も引退だから2人分候補者が空く

5743とはずがたり:2009/10/10(土) 00:54:03
>>5614
小選挙区結果と比例代表都道府県別結果保存しといた。まあ無くなりはしないでしょうけど。。

資料集
選挙関連資料
平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調
衆議院議員総選挙
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin45/index.html

選挙区別都道府県別党派別得票数(比例代表)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/000037632.xls

候補者別得票(小選挙区)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/09sou/000037488.pdf

5744名無しさん:2009/10/13(火) 20:11:47
人民新聞・東洋町長の視点

http://www.jimmin.com/doc/1221.htm
[政治]民主圧勝 総選挙意見特集:極右的自民党が消滅、正当保守が回復
──高知県東洋町長・澤山保太郎
人類は自己を救い出すほど知的に成長できるか?
民主党が圧勝した。予想通りであった。しかし、民主党はなぜ自分たちが圧勝したのか、よく分かっていないであろう。自民党も自分たちがなぜ惨敗したかよくわからない。

民主党と自民党の違いがどれだけのものか、さっぱり分からないのである。

強いて言えば、極右的な自民党政権が消滅し、正統的な自民党保守政権が回復したというところであろう。

確かに政変ではあるが、革命でも何でもない。しかし、何かの兆候ではある。人々が、この社会の根本的な改変を望んでいることも、この選挙で明らかにされている。

しかし、この政変自体では、変革の可能性は何もないだろう。むしろ、極右的な自民党残党と正統保守的民主党が大同団結して、翼賛政治体制が成立し、憲法改正や自衛隊の海外派兵が自由にできるという恐ろしい結果をもたらす可能性すらある。

その点では、社民党など護憲的左翼的勢力がごく少数派になったことが危惧される。

議会制度上では、来夏の参院選で、護憲勢力が一定の議席を占め、翼賛政治を阻止する体制が必要であろう。軍事面が強化され、それを優先する権力が出てくると、日本やアジアの運命どころか、地球規模の破滅が加速度的に進んでいくことは間違いない。

5745名無しさん:2009/10/14(水) 20:46:16
2番が正解。1番は内向きの理論すぎる、あり得ない。

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101401000853.html

自民高知、独占できた理由は実績 衆院選で調査
 勝因は候補者の実績、敗因は小泉改革のツケと政権投げ出し―。自民党高知県連は14日、8月の衆院選の3小選挙区で議席を独占できた勝因と全国的な大敗の原因について県内の党員らに実施した調査結果を発表した。

 自民党は谷垣禎一総裁を選出し、再生に向けてスタート。県連は調査結果を党本部に伝え、来年の参院選の候補者選びなどに活用したい考えだ。

 調査は勝因、敗因のほか、「自公協力をどう思うか」など10項目で、選択肢から複数回答が可能。9月に党員・党友約9300人に郵送し、約3千人が回答した。

 小選挙区完勝の要因について最も多かったのは「候補者の実績」で19%。「民主党候補が信頼されなかった」は2番目で18%。また「民主党の政策への不安」も14%あったが、「自民党支部組織が機能した」は9%しかおらず、候補者の実績と民主党への不安が勝利に結び付いたとした。

 一方で、自民党の大敗の原因については「小泉改革のツケ」(21%)、「相次いだ政権投げ出し」(17%)、「古臭い体質イメージ」(15%)、「派閥単位の党内混乱」(14%)の四つの回答にほぼ集中。参院選候補者に必要なものについて聞くと「党再生のイメージ」(29%)と「実績と経験」(24%)とに意見が分かれた。

2009/10/14 18:45 【共同通信】

5746名無しさん:2009/10/15(木) 07:20:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20091015-OYT8T00005.htm

ホーム>地域>高知
自民参院選の公認選定 「公募」「予備選」「元議員」三分
県連党員らアンケート 来月には候補決定
 自民党県連は14日、全国的に大敗した衆院選の結果を受け、9月に党員、党友を対象に実施したアンケート結果を発表した。来夏に予定される参院選の公認候補者選定について、「公募による選考」、「予備選の実施」、「元議員を中心に選考」の意見が拮抗(きっこう)。すでに立候補を表明している県連副会長で前議員の田村公平氏(62)は、党公認を希望しているが、県連は、今回のアンケート結果も踏まえ、19日に開く県連常任総務会で選定方法を決め、遅くとも11月中には公認候補を決定する方針。

 アンケートは、党の再生や参院選での勝利に向け、県連と党員が一枚岩になるため、党員・党友9306人を対象に実施。衆院選での全国的な敗因や、県内3選挙区での勝因など10項目(一部複数回答)について質問、3192人から回答を得た。回答率は34・3%。

 参院選候補者に求める資質としては「党再生のイメージ」(29%)、「実力と経験」(24%)、「新鮮さ」(17%)の順に多く、選定方法については「公募」(37%)、「予備選」(33%)、「元議員中心」(27%)がほぼ三分。武石利彦幹事長は「前議員への期待と新しい顔への期待が半々」と分析、「いずれかが全く反映されないことはないようにしたい」と述べた。

 衆院選の敗因としては「小泉改革のツケ」(21%)、「相次いだ首相の政権投げだし」(17%)、「古くさい体質イメージ」(15%)などの声が上がり、公明党との協力関係については「今後の状況を見て判断」(52%)「積極的に継続」(24%)「協力は解消」(同)と意見が分かれたが、県内選挙区での勝因に挙げる声もあり、武石幹事長は「県政レベルでは政策立案でも協力しており、単なる選挙互助会ではない」と関係継続に意欲を示した。

 22日には、武石幹事長らが上京し、党本部に結果を報告する予定で、「上意下達でなく下意上達の高知方式を党再生のモデルケースに、党本部には地方の意見を吸い上げるよう求めたい」としている。

(2009年10月15日 読売新聞)

5747名無しさん:2009/10/17(土) 13:15:19
無能・御用のサンプルとして。

http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2009/1015/06.html

日本経団連タイムス No.2970 (2009年10月15日)
昼食講演会シリーズ<第2回>
−「総選挙後の政治展望」/早稲田大学大学院公共経営研究科教授 田勢康弘氏

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日本経団連は9月18日、東京・大手町の経団連会館で第2回昼食講演会を開催、239名が参加した。今回は早稲田大学大学院公共経営研究科の田勢康弘教授を招き、「総選挙後の政治展望」について講演を聞いた。田勢教授の講演概要は次のとおり。


■ 選挙結果の分析
先の総選挙で、民主党が308議席も獲得できた理由は何か。
昨年秋の経済危機に対して、日本は、最善ではないとしても評価される対策を実施した。首相の力量やマニフェストの内容等の要素も考えられるが、それだけではなさそうだ。民主党に投票した多くの有権者は「政権交代」に期待して、「一度代えてみよう」という程度の気持ちだったのではないか。多くの有権者が「なんとなく」投票した結果として「投票による革命」が起きた。

■ 鳩山政権の人事
鳩山政権の人事では、総理の主席秘書官に誰が就くかに注目していた。就任したのは、鳩山総理が官房副長官を務めた細川内閣で総理秘書官を務め、後に弁護士となった佐野忠克元経済産業審議官である。佐野氏を登用したのは、官僚との全面衝突を避けつつも、最終的な意思決定を政治家が行うシステムを構築するためだろう。
自民党政権下では、各省庁の大臣や国会の常任委員会の委員長には、これらの省庁を擁護する族議員が就任することが多かったが、鳩山政権では、これらの省庁と対決してきた人材を据えている。それでも、政権が正しい方向に向かうように、官僚には政権に協力することが求められる。

■ 民主党の政策
民主党の政策には、実現が困難だと思われるものが多い。例えば、かつて鳩山総理は、各省庁の局長クラス以上には辞表を提出させ、民主党が考える政策を遂行するかどうかを確かめたいと発言したことがあったが、後にこれを撤回した。また、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減させるとしているが、これは不可能と思われる水準だ。EU等は、これに高い評価を与えているが、「日本の国際公約」にしてしまおうという意図がみえる。
現在のマニフェストを策定した時には、民主党は野党だったので、十分な情報を持っていなかった。与党となったいま、これらの政策を現実的なものに変えることができるかどうかが重要である。
民主党の政策の問題点は、経済を成長させる視点が欠けていることである。家計への給付を増やすために暫定税率を廃止して子ども手当を創設するだけでは、経済成長を望むのは難しい。企業の国際競争力を高めるための施策も必要である。
外交面では、鳩山総理の思いが強いロシアとの交渉が進むことを期待している。日本とロシアは地理的には近いが、北方領土問題があるため、両国間の貿易量や人の往来は多くない。政権交代をきっかけとして、現在の膠着状態を打破してほしい。

■ 今後の動向
鳩山政権は、従来は記者クラブの記者に限定されていた記者会見を他のメディアにも開放する方針である。また、政治主導を実現するために、官僚による記者会見も行わないこととしており、メディアのあり方も問われている。
今後の4年間は民主党の政権が続くと予想されるなかで、国民がどこまで鳩山政権に寛容になれるかが重要なポイントとなるだろう。

◇◇◇
次回の昼食講演会は11月26日、講師に経済評論家の勝間和代氏を招いて開催する予定。

5748とはずがたり:2009/10/22(木) 01:35:02
こんなこといってたんですねぇ。
振り子が戻るときがあるんじゃなくて振り子が戻ったから惨敗したんだよ。解ってないなぁ〜。

静岡7区・片山氏 「振り子が戻るとき、必ずある」
http://www.asahi.com/politics/update/0831/TKY200908300263.html
2009年8月31日2時14分

 静岡7区では、「小泉チルドレンの星」と呼ばれた自民前職の片山さつき氏(50)が無所属元職の城内実氏(44)に敗れ、比例での復活もならず、議席を失った。午後10時すぎ、支持者らに「結果についてはすべて私の責任」と頭を下げ、「振り子が大きく振れると、戻るときは必ずある」と語った。

 前回は小泉元首相の「刺客」として地縁も血縁もない7区に送り込まれ、郵政民営化に反対した城内氏に競り勝った。今回は経済通としての実績を掲げ、「地元で役立つのは自分」と強調。一方で「日本一馬力のある女」と書いたのぼりとともに自転車をこぎ、「東大卒のエリート」というイメージ払拭(ふっしょく)に躍起となったが、4年前とは一変した逆風をはね返すことができなかった。

5749片言丸:2009/10/28(水) 00:52:30
衆院選20代投票率49・45% 小選挙区制導入後で最高
2009年10月27日 18:21
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20091027/514790.html

 8月の衆院選で20代の投票率が49・45%だったことが27日、総務省の調査で分かった。サンプル調査のため、単純比較はできないが、2005年の前回衆院選に比べ3・25ポイントの増。1996年の小選挙区制導入以降、参院選を含めた9回の国政選挙で最高となった。若者の政治参加意識が、政権交代がかかった今回の衆院選で向上したことをうかがわせている。
 07年参院選で20代の投票率は、全体の投票率に比べ24・12ポイント低かったが、今回は21・53ポイント差に縮まった。ただ年代別で最下位であることは変わりなく、トップは60代の84・15%。次いで70代(80・70%)、50代(79・69%)などの順だった。
 総務省は、今回の衆院選でネットカフェのパソコンに初めて広告を出すなど若者の投票率アップに力点を置いたほか、若者グループもメールで投票を呼び掛けるなど運動を活発化させていた。
 若者の投票率向上に取り組む学生団体「ivote」代表で東大3年の原田謙介さんは「社会に不満や不安を持つ20代で、投票で(問題)解決を目指そうという意識が広がりつつある」と話している。
 調査は、小選挙区で標準的な投票率を示す地区を各都道府県から四つずつ、計188地区を抽出して計算した。参院選は都道府県選挙区での投票率が対象。

5750チバQ:2009/10/31(土) 01:00:35
総務省顧問就任記念 古川知事関連
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000550909020005
首長、民主に接近? 自民を貫く?
2009年09月02日

民主党が衆院選で圧勝し、今月半ばに政権に就く。これまで、中央官庁への陳情や選挙協力で自民党の国会議員と蜜月を保ってきた県内首長たちにも、民主との距離をじわりと詰める動きが出てきた。一方、「陳情先は自民の先生」との立ち位置を変えない首長もいる。


衆院選の開票が進んでいた8月30日午後11時半過ぎ、民主・大串博志氏の佐賀2区当選のしらせにわきかえる佐賀市久保田町徳万の事務所に古川康知事が姿を見せた。喧噪(けん・そう)が一段落したところでスタッフに招き入れられ、大串氏と握手。肩をたたいて「おめでとうございます」と祝福した。


 その約2時間後、今度は約1・5キロ離れた同市久富の自民・今村雅弘氏の事務所に登場。2区で敗れ、比例復活当選した同氏の隣で、古川知事は自ら音頭をとり、万歳三唱をした。


 古川知事は同夜、1区で当選した民主・原口一博氏にも携帯電話で祝意を伝え、さらに事務所に「祝当選」の紙を届けた。3区で11選を果たし、車で移動中の保利耕輔氏にも祝福の電話を入れた。


 古川知事は07年に自民と公明の推薦を受けて再選された。3カ月後の参院選では、自民が擁立した元副知事の支援に回った。昨年には古賀誠・元自民党選対委員長(福岡7区)を「応援する会」を県内首長らと結成。衆院選公示の翌8月19日には福岡県柳川市の集会に駆けつけ、「佐賀県として取り組んでいく事業に大きなご協力をいただいた。こういう方が国会に必要だ」と熱弁を振るった。


 古川知事は今年、自民と民主の両県連大会への招待を受けたが、民主の大会は欠席。「基本的に中立」(7月16日の会見)といいつつも、民主とは距離を置く姿勢がうかがえた。


 それが、一転して衆院選当選者への分け隔てない祝福。これは、民主への歩み寄りを意味するのか。


 開票の翌8月31日、取材に応じた古川知事は、民主の大勝について「これが国民の審判の結果だということを素直に謙虚に受け止めることが必要だ」と発言。原口、大串両氏について「政権の中核に入って頂いて、地元の有権者から聞いた声、感じたことがらを実現していただきたい」と期待を表明している。


「4年前の選挙では(自民の)福岡候補とがっちり組んだ仲だが、今回は『若干のおつきあい』に抑えさせていただいている。市民全体の利益を考えれば、首長は特定候補に偏ることを慎むべきだ」


 衆院選投票日が迫った8月24日。佐賀市の秀島敏行市長は会見で、1区の自民候補か民主候補のどちらを支持するのかを問われ、こう答えた。


 民主の原口氏は党「次の内閣」の総務相。今回の政権交代で「本物」の総務相就任が現実味を帯びる。「首長の元締の総務相と波風は立てたくない」(秀島氏周辺)。再選を目指して立候補の意向を表明した同市長選(10月18日投票)を間近に控え、神経を使う日が続く。


 自民と社民両党から推薦を受けた前回市長選では、民主推薦の前市長との一騎打ちで秀島氏が辛勝。今回の市長選も自民主導で出馬表明への地ならしが進んだが、秀島氏の選対幹部は「政権を取った民主が余勢を駆って対立候補を立てるのではないか」と警戒感をあらわにする。


 民主はこれまで「市長選の対応は衆院選後」としてきたが、候補者選定が一気に動き出した。5日開催予定の県連常任幹事会では、民主会派の市議団(5人)の意見を取りまとめ、「市長選に臨む姿勢」を報告するという。


 市議の1人は「秀島市長の市政運営が適切かという視点で意見を集約する」としたうえで、「個人的意見だが、自民寄りの市政を中立にしてもらえれば、協力の余地はある」と揺さぶりをかける。


 「国会議員に相談・陳情する場合は、今後もこれまでのように、まずは保利先生にしたい」。唐津市議会9月定例会開会日の1日、本会議を終えた坂井俊之市長は、市役所応接室で記者の問いに対し、迷うことなく、こう答えた。


 坂井市長は保利氏の後援会長を務め、選挙期間中は応援演説で不在の本人に代わり、選挙カーでマイクを握った。党政調会長として政権中枢にいた保利氏は3区で圧勝したが、政権からは離れる。坂井市長は取材に対し、「3区では党派を超えて保利先生が支持されている。下野しても政調会長として与野党間の調整をしてきた経験を生かし、地元の要望に応えて頂けると思っている」と、立場を変える意思はないことを言明した。

5751チバQ:2009/10/31(土) 15:05:18
>>3204-3208>>4053
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000320909020001
南伊勢の風〜衆院選へ


保守地盤は健在 強い逆風も吹く
2009年09月02日




■比例票 自民、民主に辛勝


 民主党への政権交代をもたらした今回の衆院選。東海3県で最も自民党支持層が厚いとされる南伊勢町では、県内の市町で唯一、自民党への比例票が民主党を上回ったが、その差はわずか158票。固い保守地盤で何が起きたのだろうか。
(信原一貴、中島嘉克、斉藤佑介)


 「8日に水産庁に陳情に行く予定なんや。民主党政権になっても、ほんまに漁協合併の補助金を維持してくれるのか聞きに行ってくる」


 くまの灘漁協の顧問を務める東宮の清水清三さん(74)は不安を口にする。「自民党は町に、県内最大の奈屋浦漁港を造ってくれた。民主党がそれ以上に漁業に力を入れてくれるとは思えん」


 町内の漁協組合員と親族で有権者は8千人以上いるという。「今回の選挙結果は、漁業者の不安の現れですよ」。南伊勢町では自民党前職の三ツ矢憲生氏(58)が、民主党新顔の藤田大助氏(32)の1・5倍にあたる約6500票を獲得。5区全体ではわずか2811票差の大接戦を制した三ツ矢氏を支えた。


 比例区で復活当選した藤田氏も自民党が強い地域を積極的に回ったが「選挙戦終盤にかけて空気がしまるような感覚があった」と振り返る。「特に南伊勢町。自民党の動員力、組織力。これが自民党の締め付けかと感じた」


 比例区では、南伊勢町は県内で唯一、自民党の得票が民主党の得票をかろうじて上回ったが、05年衆院選では1592票あった両党の差はほとんどなくなった。


 奈屋浦で漁業をする40代の男性は「投票日の1週間前に漁協から『自民候補の演説に来て』『自民に入れたって』と電話があった。でも、黙って候補者は民主、比例は共産に入れたった」と笑う。「自民党は昔ながらの政治。代わり映えせえへん」


 町内の自民党関係者も「小選挙区は三ツ矢に入れたが、比例区では民主党に入れた人が千人はいる計算になる」とうなる。自民党への強い逆風を感じ、8月からは自民党とは言わず「三ツ矢を頼む」と言い方を変えた。「これが功を奏したのかもしれません」


 一方、民主党支持者は、保守地盤の強さと、政権交代の喜びの両方をかみしめた。


 藤田氏を支援してきた宿浦の民宿経営山本寿人さん(60)は1日昼、立ち寄った知り合いの女性に「南伊勢町はお化けやわ。自民党の壁が厚い」とつぶやいた。ただ、比例区での接戦には手応えも感じた。「風穴を開けられた。実績を積めば今後の国政選挙ではもっと有利に戦える」


 船越で鮮魚店を営む宮本善和さん(66)は投開票日翌日の31日、藤田氏からお礼の電話をもらった。「選挙のときにしか来ないと言われないように、当選しても町に来なさいよ」とアドバイスした。


 民主党の将来を楽観はしていない。「高速料金無料化に子ども手当……。一度吐いた言葉は、絶対に実現しないといかん。そうやないと長続きせえへん。今は戦後の混乱期に戻ったようなもんや。これから政治の世界は大きく変わる。この町も変わっていかざるをえないやろ」(「南伊勢の風」は今回で終わります)

5752とはずがたり:2009/11/02(月) 06:08:52

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
国政復帰 揺れる足元
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820909280001
2009年09月26日

 ■山崎拓氏「比例なら派閥も応援」

 先の衆院選福岡2区で落選した元自民党副総裁の山崎拓氏(72)。引き続き派閥会長を務めており、地元と東京の往復を続けている。シルバーウイークには3往復。24日に福岡に戻ると、インドネシア独立64周年を祝うパーティーで、日本・インドネシア友好議員連盟の名誉会長としてあいさつした。

 一方、選挙直後から落選のおわびと応援のお礼で支援者を回っている。ポスターを掲示してくれた家を1軒1軒訪ね、敬老会などにも顔を出す。事実上の選挙戦が1年続いたため、「お世話になった方は多い。あいさつは次の(選挙の)始まりでもある」(秘書)。

 その「次」をめぐって、福岡でも中央でもさざ波が立っている。

 山崎氏は選挙直後、事務所の朝礼で「地元と東京の秘書は9月いっぱいで全員解雇する。ポスターはすべて外すように」と伝えた。その後、秘書は半減程度にとどめることで落ち着いた。周囲は「落選と党の歴史的大敗で、さすがに一時は心が揺れたのか」と受け止めた。

 25日の取材で山崎氏は「憲法改正、朝鮮半島の非核化などやり残した仕事が多い。沖縄の基地問題は民主党が日米政府間の合意を白紙に戻そうとしていて危機感を覚える。在日米軍の再編まで政治家として見届けたいと胸中去来している」と意欲を見せた。

 ただ、秘書は「みなさん応援を続けると言ってくれるが、予算の時期を迎えるとどうなるか」と顔を曇らせる。山崎氏も「地元からの陳情は過去の惰性で受けている。しかし、新政権は政治家主導で官僚は次官も局長も無力になる。地方の要望を省庁に伝えて具現化できるかどうか」。

 衆院で絶対安定多数を握る民主党は任期いっぱいの4年間、衆院を解散しないとの見方もある。4年後、山崎氏は76歳になる。山崎氏の選対にいたベテラン地方議員は「本気で次を考えているなら『KY(空気が読めない)』だ」と言い切り、足元は盤石とは言えない。

 また、28日投開票の自民党総裁選でも山崎氏が話題に上った。3候補が24日のCS放送に出演し来年の参院選について、河野太郎氏が「山崎氏(の公認)はあり得ない」と断言した。谷垣禎一氏は「あり得ないとまでは言い切れない」と含みを持たせた。

 参院選の福岡選挙区では党県議団が早々に大家敏志県議を推している。党の比例区候補には70歳定年制があり、どちらも壁がある。

 それでも山崎氏は「安全保障や外交に詳しい私が参議院で質問バッターに立てば、民主党は困る。比例で出れば派閥の同志も全国で応援してくれる。(立候補の)可能性を研究している」と語る。

 衆院選で比例復活もできなかった完敗の理由について、系列のある地方議員は「自民党長期政権が閉塞(へい・そく)感の元凶と有権者の目に映った時、党の大物である山崎氏は『悪』になってしまった」と分析する。山崎氏の国政復帰には党再生が不可欠と言える。

 その道筋は。山崎氏は「国家理念を明確にして、落選組も若手議員も政調部会に入り、官僚の助けを借りずに自前の政策を作る。民主党と堂々と勝負して政権奪還を目指す」と描いている。
(明楽麻子、�犂邂蝓�
                    ◇
 先の衆院選で歴史的大敗を喫し、民主党などに政権を奪われた自民党。県内11小選挙区でも4勝7敗で、敗れた候補は比例復活もかなわなかった。「政権交代」の時代を迎え、次の「交代」を目指して党再生をかけた総裁選が展開されるなか、再起をはかる落選者らの動きを見る。

5753とはずがたり:2009/11/02(月) 06:09:11

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
4区・渡辺氏 5区・原田氏
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820909290001
2009年09月29日

 ■人気主義に危機感/4区・渡辺氏

 「ごめんなさい、期待にこたえられなくて」

 衆院選福岡4区で5選をめざし、初めて落選した自民の渡辺具能氏(68)は今月中旬、宗像市で支持者宅を訪ね歩いた。乗用車に運転手、秘書と3人。玄関先や勝手口、田畑で数分。支援へのお礼とおわびを述べ、頭を下げる。今後の身の振り方を問われると「またやります」と答え、「がんばってください」の声が返った。

 「今の政治の問題点はポピュリズム(人気主義)だ」。自民も民主も同じだとみる。「歴代政権は消費税(引き上げ)を封印してきた。『国民目線』だけじゃ国を滅ぼす。国を憂えて国民に警告を発する政治家がいなくなった。小選挙区になり、落選が怖くて言わないからだ」

 「選挙期間中の手応えは悪くなかった。私が地域で接することができなかった人たち、さわれなかった部分を探して(接近する)方法を考えたい」と渡辺氏。

 後援会事務所のリストラは避けられない。11人いた秘書、パートの事務職員も半数にする。イベントや会合出席は控えめにするという。半年は「お礼回り」を続ける心づもりの渡辺氏は言う。「無から立ち上がった最初の苦労に比べれば、まだたいしたことはない。公務員改革など、政治家としてやり残したことがある。再起を期して、活動を続けます」
(八板俊輔)

 ■脱組織依存へ転換/5区・原田氏

 「捲土重来(けん・ど・ちょう・らい)を期す」。福岡5区の原田義昭氏(64)は落選直後に、秘書や後援会幹部に次期総選挙への挑戦を伝えた。推薦をもらった400を超す団体へのあいさつ回りに余念がない。お礼に加え、今後もよろしくというお願いを欠かさない。

 三つあった地元事務所のうち一つは閉鎖。約10人の秘書も半分に減らす。弁護士資格を生かして企業の法律顧問などを務め、今後の選挙活動の資金に充てる。

 12万5千余票を獲得したものの、自民特有の組織選挙を長らく支えてきた業界や経済団体については「与党の民主に乗り換えない手はないと考えているはず」と冷静な見方をする。

 次の選挙で勝つには。原田氏は「組織に依存しては展望がない。個人のシンパを増やしながら、有権者の4、5割という無党派層を引きつける政策とイメージを提案していく」と語る。

 次期総選挙は4年後の衆参ダブルの可能性が高いとみる。子ども手当や農家への戸別所得補償など、民主のマニフェストについて、「実現が難しいものが多くあり、有権者の支持を失い、早晩、ボロが出る」とも。

 民主が参院選、地方選に連勝して政権を取ったように、来年の参院選や11年の統一地方選は次期総選挙に影響する可能性が高い。自民候補の応援にもこれまで以上に力を入れていくつもりだ。
(尾立史仁)

5754とはずがたり:2009/11/02(月) 06:09:23

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
三原氏 西川氏 遠藤氏
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820910010001
2009年10月01日

 ■重点を個人献金に/9区・三原氏

 北九州市の中央卸売市場で9月中旬にあった「魚供養」。前衆院議員として参加した自民党の三原朝彦氏(62)は魚をつかんでは海への放流を繰り返した。行事の後で市場関係者に「次は頑張ります」と握手を求めた。福岡9区で落選した翌朝にはスタッフに「比例九州ブロックの次点に引っかかっている。また、国政でやらなきゃ」と宣言。支持者へのあいさつ回りを続けている。

 三原氏は総選挙を「政権交代対三原だった」と振り返る。「与党で衆院の3分の2を占めたから、野党に反対されても再議決すればいいという雰囲気が広がり、議論を尽くさなかった。そんな態度が政権交代へのうねりを生んだ」と反省する。

 落選したいま、ライフワークとしてきた途上国支援が気に掛かる。希少金属を取り出す技術を教える学校をボツワナに作る予定だった。「引き継いでくれる人は民主党にはおらんやろね」

 三原氏の兄で北九州市議の征彦氏は「1万枚のポスターを張り替えるのに300万円かかる。何をするにも資金がいるし、スタッフを食べさせなきゃいかん。10月以降の見通しは白紙だ」と語る。9月末で事務所スタッフはいったん全員解雇し、収入の見通しにより一部を再雇用する。

 三原氏は「今後は企業に頼らず、後援会員を回って年額1万円の個人献金を千人、2千人にお願いしていく」と語るが、時に微妙な心境ものぞく。「捲土(けん・ど)重来(ちょう・らい)と言っても3度目の落選となると、40代の時みたいに長期の展望を語れない。議員として働けるのは70歳まで。次が最後かな」

 ■支援求め地元巡り/10区・西川氏

 福岡10区で落選した西川京子氏(63)は、選対幹部を務めた市議らに「次に向けてがんばる」と意欲を示している。北九州市内の支持者を回るほか、近く自民系市議らの会合に顔を出し、支援を要請する予定という。活動費に充てるため、年内に政治資金パーティーを開く計画もある。

 05年の郵政選挙で刺客として比例区から小選挙区に転じた。今回の得票は、小泉旋風の前回を上回って10万票を超えた。背景には地元経済界の支援や、10区で初めての公明党との選挙協力があった。選対幹部のある市議は「あれほどの選挙態勢は二度とつくれない」と話し、「この4年間の反省は地元での活動が足りなかったこと。今後はどれだけ地道に地域に根ざせるかが鍵になる」と話す。

 ■会合重ね東京往復/1区・遠藤氏

 「小泉チルドレン」の一人だった元郵政官僚の遠藤宣彦氏(46)。05年総選挙では公示直前に「落下傘」として福岡1区から立候補し、比例九州ブロックで復活を果たした。今回は3万5千票近い差で大敗した。秘書は「無党派層を含め、ふだん接することが少ない方に対して浸透しきれなかった」と悔やむ。

 選挙後は福岡と東京を行ったり来たり。支援者へのあいさつに回り、党や派閥の会合に出席している。6人いた秘書は2人に減らしたが、今後も政治活動を続けて再起を期す考えだ。
(永井真紗子、岩田正洋、垣花昌弘)

5755とはずがたり:2009/11/02(月) 06:10:04
>>5752-5755

政権交代@ふくおか
【再生期す自民】
地道に活動 世襲考えず
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000820910020001
2009年10月02日

 ■3区・太田氏「1番の敗因は偏った報道」

 衆院選福岡3区で落選した自民党の太田誠一氏(63)は、インタビューに応じた。
     ◇
 ――落選直後、「何が起きたかわからない」と話したが、見えてきた敗因は
 街頭の反応は良く、勝ったと思っていた。03年に落選した時は、目を合わせてくれなかった。一番の敗因はマスコミの偏った報道だ。事務所費問題に関しては、支出は何の問題もないのに、「故人献金」の鳩山首相より大きく、繰り返し報道された。(中国製ギョーザ中毒事件の際の)「消費者がやかましい」という発言も、前提を省き故意に一部を切り取られた。確信を持って考えた上での発言で、私は失言などしていない。

 ――農水相辞任後や選挙中に「不徳の致すところで申し訳ない」と謝罪したのはなぜ
 「不徳」は、悪いところが具体的にない場合に使う言葉だ。なぜか分からないがマスコミに嫌われたのですみませんと。大臣辞任は汚染米の責任を取っただけで、発言とは関係ない。部下の不始末の全責任を背負った。

 ――新政権の問題点は
 財政再建だ。民主は子ども手当をばらまき、消費税引き上げをしないと言った。若い世代に負担をかけてしまう。日米同盟も大きな問題。日本の将来はより厳しくなる。

 ――自民党の無駄遣いが借金を生んだという批判がある
 その通り。それも官僚支配のせいだ。民主党を支える官公労だってかかわっている。

 ――新政権で九州への影響は
 地方への配慮がなくなるだろう。我々は、小泉改革で生まれた格差を反省し、軌道修正しようとした。民主がそれをやるとは思えない。保守の担い手がダメージを受けたことで、さらに疲弊が進む。

 ――新総裁に何を望むか
 党首討論でアピールする力だ。相手をやりこめればいいというものでもない。

 ――次の選挙は
 「再起を期して頑張ります」と支援者を回っている。あと4年、地道にやるだけだ。私の政治資金のほとんどが個人献金。税理士や弁護士が多い。あまりお金がないので、秘書の給与は月20万円前後。クリーンさの証しだから、誇りを持つようにいっている。とはいえ、事務所の規模縮小を考える必要がある。

 ――政治家としてはいつまで活動するつもりか
 70歳までやる。世襲は考えていない。私の初当選が30代前半。7年後にそのくらいに達する人を今から探して育てていくつもりだ。
(聞き手・仲村和代)

=「再生期す自民」は今回で終わります。

5757名無しさん:2009/11/10(火) 21:41:55
http://www.asahi.com/politics/update/1104/SEB200911040008.html
民主圧勝「実力以上の結果」 福岡県連が自戒の報告書2009年11月9日7時19分

 「実力以上の結果だった」「自民党の敗因が民主党の勝因」――先の総選挙で福岡県の11小選挙区のうち10選挙区から立候補した民主党候補の陣営の反省点をまとめた県連の報告書にこんな言葉が並んだ。「政権交代」を掲げた同党には追い風が吹き、候補者は比例復活も含めると全員当選を果たしたが、「浮かれは禁物」との本音がにじむ。

 報告書はA3判2枚。非公開の内部文書で、県連常任幹事会メンバーだけに配られた。

 「今回は実力以上の票が集まったと思う」。2区で元自民党副総裁の山崎拓氏に圧勝した稲富修二氏の陣営は、率直な感想を記した。陣営幹部は取材に対し、「自民党におきゅうを据えるという批判票や、追い風があっての結果。必ずしも積極的に支持されたわけでない」と説明。年に1割の人口が入れ替わるとされる都市型選挙区だからこそ、風に左右されない態勢を築く必要があると痛感しており、報告書には「地方議員との連携、党員・サポーターの増員などが急務」とも記した。

 臨時国会さなかの飛び石連休となった31〜3日、稲富氏は地元に帰り、朝立ちや地域回りに励んだ。総選挙まで続けていた集会も7日から再開する。

 13年ぶりに返り咲いた4区の古賀敬章氏の陣営も「自民党の敗因が民主党の勝因」と謙虚な姿勢。小選挙区で初勝利を収めた5区の楠田大蔵氏の陣営も「風だけに頼らぬ無党派層への戦略的アプローチ」に取り組むという。

 政権交代で、自民党を支えてきた団体の「心変わり」に期待する声もある。

 8区で麻生太郎前首相に6万9千票差をつけられた山本剛正氏の陣営は「業界、団体、地域組織の強固さをまざまざと思い知らされた。ここに喰(く)い込まないと!」と反省。次の選挙に向けて「政権与党の強みを武器に、ありとあらゆるところに顔を出す。喰い込みを図る。一にも二にも地域後援会づくり!」と誓っている。

 県連の助信良平幹事長は「どれも当然の話。次の総選挙は議員の4年間の働きぶりも問われる。地域の声を受け止めて力を発揮するためにも組織を強化したい」と話している。(田中久稔)

5758名無しさん:2009/11/16(月) 20:24:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20091116-OYT8T00136.htm
ホーム>地域>富山
衆院選で若者の関心アップ
20−24歳の投票率6・05ポイント増
 今年8月に行われた衆院選では、20〜24歳の投票率が前回(2005年)比6・05ポイント増の48・16%で、年齢層別では最も伸び率が高かったことが県選管の調査で分かった。県選管は政権交代を賭けた選挙で、若者の関心が高かったとみている。

 県内の投票率は73・75%で、年齢層別にみると、最も高かったのは65〜69歳の86・77%。最も低かったのは20〜24歳の48・16%だった。最高と最低の年齢層の差は38・61ポイントで、07年参院選の47・63ポイントや05年衆院選の43・22ポイントより小さくなっており、県選管は「若年層の投票率の伸び率が高かった」ためとしている。

 男女別にみると、男性は74・79%(前回71・49%)、女性は72・81%(同70・87%)。若年層では女性の方が投票率が高く、60歳代以上になると、男性の方が高くなっている。

 市、町村部別でみると、市部73・72%に対し、町村部74・16%。

(2009年11月16日 読売新聞)

5759とはずがたり:2009/11/18(水) 00:18:34
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/136-139
自民党の惜敗率70%以下を調べてみた。
福岡1区(遠藤71.8)や山口2区(山本90.1)・北海道1区(長谷川67.8)など民主が此迄全勝したり議席を割りと堅守してきた選挙区で意外に自民が強い選挙区あり。次回要注意かも。

5760名無しさん:2009/11/21(土) 12:13:23
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908150002
【深層群馬】


労組色濃く?薄く? 連合「どこまで動く」
2009年08月15日


連合群馬の出陣式で拍手を浴びる三宅雪子氏(中央)=8日、高崎市東町の労使会館

 労働組合を束ね、民主、社民候補を支援する連合群馬。保守系の立候補予定者と対立の火だねを残す選挙区があるが、自民王国の壁を破るには保守票の取り込みが必要だ。労組はどこまで動くべきか。陣営との間で手探りが続いている。
(泉野尚彦、戸梶雄一、渕沢貴子)


「戦う環境が整った。ここで燃えないでどうするのか」


 8日、高崎市で開かれた民主新顔の三宅雪子氏(44)の連合群馬出陣式。萬田雅光・連合群馬副事務局長のあいさつは熱を帯びていた。


 連合群馬が4区で衆院選で組織をフル回転させるのは03年以来。4区での立候補を目指していた党内保守系の中島政希氏(56)は、05年に「労組請負型選挙から完全に脱却」などと自身のホームページに書き、労組関係者は不満を募らせていた。


 小沢一郎代表代行の裁定で、中島氏は比例に回り、三宅氏が出馬することに。高崎地域は県内でも労組の強い土地柄。「天から降ってきた女神」(労組系の角田義一・元参院副議長)の擁立で、労組関係者は水を得た魚のように勢いづく。


 4区の労組選対は、組合員や家族への周知徹底を呼びかけるのにとどまらず、職場集会や企業の前で支持を呼びかける「門立ち」の企画、2千人規模の総決起集会の計画などを次々と打ち出した。自民前職の福田康夫前首相(73)の背中に追いつこうと懸命だ。


     ■


 一方、同じく連合群馬が民主を推薦した1、3区に、4区ほどの熱気はみられない。
 連合群馬が支援する地方議員らの一部は、保守系の立候補予定者と対立していた。だが連合群馬は「政権交代が最優先」と内部の反発を抑え込み、1区の宮崎岳志氏(39)と3区の柿沼正明氏(43)の推薦を決めた。


 副会長ら幹部に各選挙区の担当を割り当て、テコ入れを図っている。労組系と鋭く対立してきた柿沼氏も、「あくまで県連内の問題。労組とは一貫して良好な関係を保ってきた」と強調する。自ら労組を訪ねて支援を要請した。


 それでも、対立の残り火はくすぶる。連合群馬議員懇談会代表の黒沢孝行県議(太田市区選出)は「柿沼氏を当然支援する」と語るが、自身のブログには「大変悩ましい選挙になってしまいました」「政権交代が目前に迫った夏の陣。でも何かもやもやがはれない」と心境をつづる。


 連合群馬の太田地域協議会の傘下労組では、組織内に冊子を配ったほかは目立った動きが見られない。山岸稔・同協議会議長は「まずは組織内で支持を浸透させることが大事。無理に動いても仕方がない」と歯切れが悪い。


 自動車系の労組からは「政権選択選挙だから、皆やる気はある。でも陣営から何も言ってこない。もどかしい」との声も聞こえる。


    ■


 連合の組合員は、県内すべて足しても10万人ほど。選挙区の当選ラインは10万票前後で、労組の基礎票だけでは当選には遠い。何より群馬は保守王国。民主が自民の壁を崩すには、保守票を取り込むことが不可欠だ。


 労組を運動の前面に出すと保守票が逃げる恐れがあり、有権者の前では労組色を薄めた方が得策、との考えもある。


 宮崎氏は「連合との二人三脚は欠かせない」としたうえで、「無党派対策、自民支持層の切り崩しを重視している。特定の大組織に丸投げせず、自力でもがけば、無党派の支持を得られる」と話す。


 連合群馬幹部は「候補者が労組色を濃くしたいのか薄くしたいのか、調整しながらやっている」。どう動くのがベストか、もう少し手探りが続きそうだ。

5761名無しさん:2009/11/21(土) 12:17:39
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/archive/news/2009/07/20090728ddlk10010166000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選 民主、4区に新人・三宅氏擁立「必ず勝機訪れる」 /群馬
 ◇小沢氏が自信
 民主党の小沢一郎代表代行は27日、高崎市内で記者会見し、次期衆院選の群馬4区公認候補者としてフジテレビ社員の三宅雪子氏(44)を擁立すると発表した。会見に同席した三宅氏は「群馬の地で非常に大きな風、突風といわれる大きな風を吹かせられるよう頑張りたい」と抱負を述べた。政権交代の可否が注目される中、県内でも1〜4区で、自民と民主候補が直接対決する構図が確定した。

 4区は自民党の福田康夫前首相が出馬を予定している。小沢氏は「長年にわたり自民党の強い地盤であったことは間違いない」としながらも「現在もそんなに福田さんが強いとは思わない。一生懸命頑張れば、必ず勝機は訪れる」と語った。

 三宅氏は民主党からの出馬理由について「若いエネルギーがあふれている。元気が無くなっている日本を変えられるのは民主党しかないと感じた」などと述べた。

 三宅氏は共立女子大卒で88年にフジテレビ入社。母方の祖父は自民党衆院議員として官房長官や労相、運輸相を歴任した故石田博英氏。外交官だった父親の故三宅和助氏は外務省中近東アフリカ局長、シンガポール大使などを務めた。【杉山順平】

 ◇県連も再建へ 選挙協力は流動的
 小沢氏は三宅氏の公認発表に先立ち、06年に発覚した不正経理問題以来、保守系と労組系の対立から機能停止状態に陥っている同党県連について、富岡由紀夫参院議員を会長として新たに発足させることを明らかにした。総力を結集して衆院選に臨む狙いだが、双方の溝は深く、実際に選挙協力できるかは流動的だ。

 小沢氏は会見前に県内の党関係者らと協議し、富岡県連会長のほか、会長代行に県4区総支部長の中島政希氏、幹事長に伊勢崎市区選出の久保田務県議、副会長に石関貴史前衆院議員ら1〜4区の公認候補4人をあてる人事を決めたという。

 小沢氏は「いろいろなことを乗り越え、衆院選に力を合わせて立ち向かおうということになった」と話した。

 ただ、4区で党公認を目指し出馬準備を進めていた保守系の中島氏の出馬に労組系が反対し、三宅氏の出馬に至った経緯がある。

 富岡氏は不正経理問題について記者団に「小沢氏は『政治決着済み』と話している」とし、三宅氏についても「一致団結して推せる資格は十分持っている」と話した。だが、会場では保守系と労組系の同党関係者らが4区の選挙体制を巡り、言い争う場面もみられ、対立の根深さをうかがわせた。【杉山順平】

 ◇比例候補は県連が申請
 小沢氏は会見で、比例代表北関東ブロックの公認候補について「人選は県連に推薦していただく」と述べた。27日に発足した県連の役員が比例名簿への推薦を決め、党本部に申請する。4区で出馬を目指していた中島政希氏の転身が見込まれている。

 ◇福田氏陣営、警戒感強め
 自民党から立候補予定の福田康夫前首相の陣営は警戒感を強めている。高崎市にある福田事務所の幹部は「地元に関係のない落下傘の女性候補が出馬することも、それを小沢代表代行が自ら記者会見して発表するのも、経験したことがない。しっかりと対応していきたい」と話した。

 福田氏自身は27日から、麻生太郎首相の代理で外国訪問に出発したが、24日に行われた立候補予定者への共同取材で、民主党の動きについて「政権を取ろうとするならいい人を立てないといかん。名前だけでも困るし、タレントでも困る。日本の政治をしっかり考えてくれる人、ある程度政策に詳しい人が必要。(有権者には)長期的に見てこの人だっら政治家としていいという人を選んでほしい」と語っている。【増田勝彦】

5762名無しさん:2009/11/21(土) 12:20:25
>>3503の詳細記事
http://www.asahi.com/politics/update/0728/TKY200907280004.html
福田前首相に挑むフジ社員は元閣僚の孫 民主県連は火種(1/2ページ)2009年7月28日7時35分

 公認問題でもめていた民主党の群馬4区の候補者がようやく決まった。27日、高崎市内のホテルで小沢一郎代表代行とともに会見したフジテレビ社員(休職中)の三宅雪子氏(44)=東京都港区=は「政権交代の節目となる選挙で力になりたい」と抱負を語った。この日は、分裂状態にあった党県連の新たな体制も決まったが、会見後、今後の取り組みなどをめぐって、保守系と労組系の県連関係者が言い争う場面も見られ、前途多難な再スタートとなった。

 三宅氏は、秋田の自民党衆院議員で6度労相を務めた故・石田博英氏の孫。共立女子大卒業後フジテレビに入り、経済部の記者を経て最近まで映像企画部副部長を務めた。

 三宅氏は「若いエネルギーが満ちあふれており、元気がなくなっている日本を変えるには民主しかないと感じた。弟に知的障害があるので、障害者の問題などに取り組みたい」と話した。福田康夫前首相(自民)と戦うことについては「福田氏は大変立派な人。厳しい選挙になるが、自分らしい、さわやかな選挙をやりたい」と決意を述べた。

 同席した小沢氏は「女性の国会議員が少ないので、優秀な女性候補がいればという思いでいた。(4区は)長年自民の強い地域だったが、今もそうだとは思わない。群馬県民も大多数が政権を代えなくてはと思っていると確信している」と説明し、重点選挙区にする考えを示した。

 会見では、労組系の富岡由紀夫参院議員を会長に、保守系の中島政希・前衆院議員秘書を会長代行とする党県連の新体制も発表された。

 中島氏は鳩山由紀夫氏と交流が深く、群馬に民主党を旗揚げした中心人物で、そこに角田義一元参院副議長らが社民党から分かれて合流した経緯がある。角田・県連代表と中島・代表代行という二頭立ての体制だ。

 ところが、06年に県連の不正経理問題をめぐって両者は決裂。県連組織は機能不全に陥った。4区の候補者選定を巡っても中島氏の公認に労組系が反発、角田氏が鳩山氏に「鳩山さんの名代(落下傘候補)を江戸から連れてきてほしい」と直談判するなど、両者の綱引きが続いていた。

 小沢氏が仲介に乗り出し、保守系も労組系も推せる候補の人選と、角田氏の「直系」の富岡氏と中島氏という二頭立て体制の再現を思わせる新体制を提示。中島氏も比例北関東ブロックへの転出を容認し、県連は3年ぶりの正常化に向けようやく一歩を踏み出した。

 小沢氏は会見で「私が話し合いに入って今日を迎えた。それぞれのいきさつや感情を乗り越え、政権交代を目指す選挙に向けて新体制をつくることができたのは大きな成果」と強調した。

 会見には、1〜4区の立候補予定者らのほか、保守系、労組系それぞれの県議も同席し、県連の再スタートを印象付ける狙いだった。

 ところが、会見の後、記者団に囲まれた富岡氏が「党本部に迷惑をかけたが、県連の再建ができた」と取材に答えた矢先に、すぐ横で、保守系と労組系が4区の選挙対策本部の構成などをめぐって言い争いを始めた。

 「とにかく話し合おう」と、会合の日時を決めて収まったが、記者団の面前で、感情を爆発させるほど、両者の対立が根深いことが露呈した。

 分裂の大きな要因となった県連の不正経理問題についても、富岡氏が「小沢氏との話で、政治決着したものと受け止めている」と語ったのに対し、中島氏は「決着とは言えないが、とやかく言うことはない」と微妙な温度差を見せた。

5763名無しさん:2009/11/25(水) 23:51:00
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000180908150001

現在位置:asahi.com> マイタウン> 群馬> 記事



【深層選挙区 09総選挙】


2区で矢島氏立候補表明
2009年08月15日


立候補表明の記者会見で同席する矢島氏と塚越県議(左)=12日、伊勢崎市役所

 衆院2区に立候補を表明した矢島笑鯉子氏(33)を支援するのは、連合群馬を支持母体とする「労組系」の地方議員らだ。社民系が中心となり、民主系の一部も同調した。民主党は同区で「保守系」の前職石関貴史氏(37)を立てるため、党内での労組系との対立があらわになった。民主と社民の選挙協力にも影響を及ぼす可能性がある。(木村浩之)


 労組系と呼ばれる地方議員は民主と社民が混在するが、昨年1月ごろから、候補者の擁立を模索し、矢島氏に立候補を要請した。


 矢島氏が立候補を表明した12日の記者会見で、社民系の塚越紀一県議(伊勢崎市区選出)は「前回選挙は石関氏陣営の選対委員長代行だったが、今回は民主党側から働きかけはない」と説明する。「ご本人は前回自分の力で当選したという意識が強く、私どもは力を合わせて勝利したと思っている。考え方に開きがあり、それが尾をひいている面もある」とも述べ、石関氏との不仲を隠さなかった。


 地元の複数の民主系労組関係者も同調し、「石関氏は労組系を軽視している。考えの合わない人を応援したくない」「石関氏でなく、矢島氏を支援する」と朝日新聞の取材に言明する。


 民主党県連は、小沢一郎・党代表代行の仲介で、融和をはかる新体制が先月末にスタートしたばかり。だが、2区では石関氏が連合に推薦を求めていないことなどから、労組系の反発が依然強い。今回の矢島氏擁立でこうした不満が明るみに出た。


 民主党県連は、労組系が矢島氏支援に流れることを警戒する。政権交代をめざす同党からみれば、系列議員らが、民主公認の票を食いかねない別候補を支援することは「利敵行為」にほかならない。石関氏周辺も「労組を軽視していない。推薦に頼らず個々の労働者に直接働きかけている」としている。


 民主党県連の不信の目は社民党にも向けられる。民主党県連幹部は「政権交代に向け一緒に走る社民党が邪魔をするのか」と憤るが、社民党県連は「地方議員から相談はなかったので戸惑っている」と、矢島氏を擁立した勢力とは距離を置く考えだ。


 連合群馬も13日に大橋豊会長名で、矢島氏擁立について「連合群馬は一切関係なく、関与していない」「民主党や野党共闘の応援団である連合群馬にとって、今回の行動は大変遺憾」といった見解を発表した。塚越県議らには厳しい対応をとるという。


 塚越県議ら矢島氏を支援する地方議員は当初、矢島氏の選対役員に就く予定だったが、連合の反発などから、体制については調整中だ。


 矢島氏は「将来子どもたちが安心して暮らせる政治をしたい。自民でも民主でもない、今まで政治に関心を持てなかった若い世代の支持を得たい」と表明したうえで、「(民主党県連の保守系と労組系の対立は)自分の立候補に全然関係ない話」と話す。だが、本人の意図とは別に民主、社民の支持層に波紋を広げている。

5764名無しさん:2009/11/25(水) 23:58:19
http://124.83.183.242/select/seiji/09shuinsen/area/10/archive/news/2009/08/20090814ddlk10010176000c.html
選挙:衆院選 2区矢島氏が出馬表明 連合群馬、支援議員に「遺憾」 /群馬
 連合群馬(大橋豊会長)は13日、次期衆院選群馬2区で無所属での出馬を表明した矢島笑鯉子(えりこ)氏(33)の記者会見に、連合群馬が支援する県議らが同席したことについて「大変遺憾」とする見解を発表した。

 連合群馬は見解で「事前調整や相談を持ちかけられたこともない」と説明。矢島氏が会見で、連合群馬に推薦要請する方針を示したことについて▽民主党を基軸に政権交代を目指す大切な選挙▽再建された同党県連と連携構築を図る▽論議する時間もない−−などとして、仮に要請があっても推薦しない考えを示した。また、支援議員に対しては「厳しい対応を迫る」としている。【杉山順平】

毎日新聞 2009年8月14日 地方版

5765名無しさん:2009/11/28(土) 13:40:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091127/crm0911271947043-n1.htm
中山恭子氏の秘書らに罰金 夫の成彬氏の選挙運動めぐり 宮崎区検 
2009.11.27 19:46
 宮崎区検は27日、戸別訪問をして選挙用ビラを配ったとして、公選法違反の罪で、衆院選宮崎1区で落選した元国土交通相、中山成彬氏の運動員ら3人を略式起訴。宮崎簡裁は同日、それぞれ罰金20万円の略式命令を出し、3人は即日納付した。

 3人は会社員の日高和博運動員(60)=宮崎市=と、成彬氏の妻で選挙活動の責任者を務めた参院議員、中山恭子氏の早矢仕哲夫政策担当秘書(66)=東京都杉並区、長晶子私設秘書(35)=同練馬区。

 宮崎地検によると、3人は成彬氏への投票を呼び掛ける目的で、宮崎県清武町の27戸を戸別訪問、選挙用ビラを手渡したとしている。

5766チバQ:2009/11/29(日) 19:34:48
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911170001.html
ニュース特集:政あとさき>連載>第1部 北広島町からの報告
<1>「改革」の反動 票に重ね 突然の解雇が原点 '09/11/17

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 大石昇さん(32)は、職探しに余念がない。広島県北広島町の実家に暮らし、求人票をたどる日々。「変革」という言葉に空しさは残るが、8月末の衆院選では民主党候補にあすを託した。昨年のクリスマスの体験が、1票の原点になった。

 突然の解雇通知だった。2008年12月25日の朝。北広島町にある部品メーカー工場の期間従業員だった大石さんは、事務所に呼ばれた。「日本の産業自体が弱っとる。あと1カ月で終わってもらう」。11月に半年間の契約を更新したばかりの大石さんたちに、上司が告げた。

 「これからどうするか」。ショックより不安の方が大きかった。年明けから、広島市内などのハローワークに通う。「正社員」「残業手当」…。求人票の条件を頼りに、10社以上の面接を受けた。実態の多くが、求人票の内容とは違っていた。「安定はほしいが、自分を安売りしたくはない」。時間ばかりが過ぎ、焦りが募った。

 7月。解散・総選挙の報道が、がぜん増えてくる。昨秋のリーマン・ショック以来、あふれる失業。雇用対策を打つべき自民党の政治家たちが、権力闘争に明け暮れる姿をテレビが映し出す。「何もかも変えないとだめだ」。大石さんは自民党中心の政権の限界を確信し、1票を投じる候補と党を決めた。

 前回の衆院選では、自民党候補に投票した。当時、サービス業の正社員として夜勤業務に追われていた。「改革」を連呼する小泉純一郎首相(当時)に、カリスマ性や指導力を感じた。

 あれから4年、自治体や暮らしを取り巻く環境は激変した。大石さんが体力的にきつかった前の会社を辞め、期間従業員に転身したのは07年11月。部品の組み立てに携わり、仕事量で景気の浮沈を感じ取るようになった。「非正規労働者は会社の調整弁だ」。身をもって導き出した。

 4年前の自らの投票行動が間違っていたとは、大石さんは思わない。「改革」という言葉に引かれもした。「でも言葉に躍らされたかな。ちょっと自分の考えが甘かった」。今回の衆院選は、初めて明確な意志を持って臨んだ選挙だった。

 突然の解雇からやがて1年。12社目の面接で決まった運送会社も10月に辞め、無職に戻った。会社が示した雇用条件と現実に大きな開きがあった。最近、付き合い始めた彼女がいる。早く職に就き、今年のクリスマスは一緒に過ごしたい。

 衆院選から2カ月半たったが、わだかまりが今も消えない。「チェンジという言葉に空虚さも感じる。どこか小泉ブームと似ているようで」。それでも大石さんは自ら選んだ政権交代に、就職という暮らしの変化を重ね合わせようとしている。

 鳩山政権が発足し、16日で2カ月がすぎた。政権交代をもたらした1票は、暮らしの中でどう醸成されていったのか。そして今、有権者は政治に何を感じ、求めているのか。衆院選の投票率が広島県内で最高だった北広島町から報告する。

5767チバQ:2009/11/29(日) 19:35:35
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911180001.html
<2>「候補の残像」迷い消す 悩み聞く姿に親近感 '09/11/18

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 8月30日の昼前。広島県北広島町の看護師宮崎瑞穂さん(42)は、迷いを投票所にまで持ち込んでいた。これまで通り自民党か、それとも民主党の候補か―。投票台の前には、衆院選広島3区に立った候補者3人の名前が張り出してあった。

 30秒ほどだろうか。名前を見つめるうち、ある残像が脳裏をかすめる。のぼりを片手に笑顔で手を振るスーツ姿の男性―。迷いを払い、その民主党候補の名前を書き込んだ。

 自民党と民主党。宮崎さんには、どちらが不満が少ないかを見極める選択でもあった。麻生太郎首相(当時)の政治姿勢に、不満を募らせていた。相次いだ閣僚の辞任。「首相は素早い処分をしなかった。仲良しグループをかばっているようで」。予算化した「アニメの殿堂」は、無駄遣いに映った。

 とはいえ民主党にも大きくうなずけない。子ども手当支給、高校授業料の無償化、高速道路の無料化…。聞こえのよい政策を打ち出すばかり。「言うのは簡単だが、本当にできるのか」。疑問は投票日まで消えなかった。

 昨年8月、地区の夏祭りで初めて本人を見た。交差点に立ち、通勤者にあいさつする姿に幾度もふれた。直接、会話を交わしたことはない。ただ、日常に溶け込んだ姿は、自民党候補にはない親近感を生む。「こんな選び方もあるんだ」。宮崎さんは投票を終え、あらためて実感した。

 同じ投票日の昼。谷本節男さん(57)は投票所に向かう4キロの山道で車を走らせていた。

 北広島町北端の才乙地区で民宿を営む。「山奥まで3回も足を運び、庭先で話を聞いてくれた」。集落の悩みや地域おこしの知恵を語る自分に、民主党候補は相づちを返していた。ハンドルを握りながら、その光景を思い浮かべていたのだ。

 「地元県議が応援する自民党候補なら、地域のために頑張るじゃろう」。ずっと、こう思ってきた。しかし、過疎にあえぐ集落の苦悩に一緒に向き合ってくれたのは、民主党の候補だった。暮らしに寄り添うような営みが、谷本さんの1票を所属政党から候補本人へと塗り替える。

 8月上旬。地元青年グループが集いを持った。「1回はチェンジしてみんか」。どぶろくをすすりながら、谷本さんたち10人が盛り上がる。町内をくまなく回った候補の残像と親近感が、投票の決め手となっていった。

 時間をかけて地域を回り、広島3区で初当選を果たした橋本博明氏。あれから2カ月半。所属する民主党は、政策の実現へと突っ走る。「結果を急ぎすぎている。もう少し時間をかけてもいいのでは」。期待を抱いて見つめる宮崎さんたちは、その党の「焦り」が気になりもする。

5768チバQ:2009/11/29(日) 19:36:25
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911190001.html
<3>建設業 しぼんだ支援 公共工事減で余力なく '09/11/19

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 広島県北広島町にある建設会社の事務所。社長の古武家資之さん(64)は、開会中の臨時国会を中継するテレビを眺めていた。民主党議員が主役の丁々発止。「時代は変わったね」。8月の衆院選で業界がみせた動きに、その変化は重なった。

 投票日まで1週間を切った8月24日。隣町で山県郡建設業協会(49社)の役員会があった。閉会後、会長と副会長の古武家さんが、自民党候補の事務所へ陣中見舞いに行くと告げた。「民主党の方にも顔を出して」。役員たちから思わぬ反応が返ってきた。

 古武家さんを含め協会の役員の多くは、自民党員である。政権交代をにらみ、民主党にも「接点」をつくっておくべきだ―。そう受け止め、同じ日に民主党候補の事務所にも初めて立ち寄った。

 変化の予兆はあった。昨秋以降、解散・総選挙が何度も取りざたされたが、協会の会合で話題に上らない。自民党候補の後援会から入会者を増やす求めもない。公示後、町内に入った選挙カーの出迎えに行くと、同業者の姿は数えるほどしかなかった。

 北広島町のような中山間地域では、土木・建設業が産業をけん引してきた。業界は公共工事の維持を自民党議員に託し、自らは「集票マシン」の役割を担う―。長年にわたる構造はしかし、小泉改革を背景にした工事削減で既に崩れていた。

 4年前に比べ、古武家さんの会社の売上高はほぼ半減した。従業員も4人減った。「応援する意義も余力もなくなった。いつまで会社がもつのか心配する方が先」と業界の本音を代弁する。自らも今回は、12人の従業員や町の人々に自民党候補への支援を積極的には呼び掛けなかった。

 自らは「死に票」覚悟で、自民党候補に1票を投じた。「政権交代は時代の流れ」。そう思う一方、マニフェスト(政権公約)で公共工事を無駄遣いの象徴とする民主党に、違和感をぬぐえない。この半世紀近く、自民党政治とともに地域の雇用や経済を支えてきたとの自負もあった。

 投票日の夜。広島3区の民主党候補の当確をテレビで見届け、すぐに電源を切った。布団に入ると、かつての自民党型の選挙戦が頭の中によみがえった。

 首長たちに「業界で何票集めてくれ」と頼まれる。「何時に選挙カーが通る。手を振って」。従業員に伝え、後援会の入会案内を手に地域をこまめに回る。自民党候補に何票届けるか。町のため、町民のため、自分たちの生活のために地域でスクラムを組めた…。

 政権を奪取した民主党は「国民の生活が第一。」を掲げた。古武家さんは今、思う。自民党は、暮らしをみつめる視点を失っていたのでは―。そして「いつでも政権交代できるよう、出直してほしい」と願う。

5769チバQ:2009/11/29(日) 19:37:12
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911200001.html
<4>家族で分かれた1票 若い世代 将来見据え '09/11/20

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 週1回、4世代の家族10人が、夕食の座卓を囲む。広島県北広島町の農業古川鶴夫さん(80)方。衆院選の投票日だった8月30日は、その話題にすぐに行き着いた。

 「だれに入れたんね」。妻の清子さん(77)が、孫で理学療法士の真さん(31)に問いかけた。「民主党の―」。これまで真さんは、迷わず祖父が支援する自民党の候補に投じてきた。「仕方ないな」。祖母は、孫たちの意識の変化を実感する。

 鶴夫さんは、自民党候補の後援会支部長である。「信頼できる人物。何とか勝ってもらいたい」。公示前日、4選を目指した候補の集会で、自ら支持を呼び掛けもした。

 合併前の旧千代田町の職員、町議、教育長を務めてきた。昭和一けた生まれ。戦前、戦争中、戦後を生き抜いてきた。「日本の繁栄を支え続けたのは保守本流だ」と信じて疑わない。世話になった知人の頼みで支部長を引き受け、10年になる。

 家族に、鶴夫さんが投票を頼んだことはない。「わしが誰を応援しているか、みんな分かっとるはず」。内心そう自負してきた。ただ今回だけは、少し様子が違っていた。

 4世代が囲む夕食で、真さんが自民党の批判を口にし始めた。官僚の天下り、年金関連施設の無駄遣い、大臣のもうろう会見…。不祥事が明るみに出るたび、「このままじゃいけん」と繰り返す孫。祖父は苦笑しながら聞き流すしかなかった。

 8月半ば。真さんは職場で、民主党のマニフェスト(政権公約)を初めて読んだ。月2万6千円の子ども手当、高校の授業料無償化…。家計に直結する政策に魅力を感じた。

 来年、小学生になる長男(6)、次男(4)、三男(1)を育てる。住宅ローンも抱える。子どもの進路と就職、自身の年金や老後…。暮らしとの接点を感じなかった4年前の「郵政選挙」と違い、正面から1票に向き合う。

 妻のみゆきさん(31)ともマニフェストをめぐり会話が弾む。子ども手当の額を試算した妻は「助かるね」。夫は「安心して子育てができる世の中になる」との思いを深める。三十路(みそじ)に入った夫婦にとって、投票先の選択は、自らの未来を選ぶことにつながった。

 11月初めの週に1度の夕食。テレビが衆院の代表質問の模様を映し出していた。自民党の谷垣禎一総裁に対し、「あなた方に言われたくない」と応じる鳩山由紀夫首相。「その通り」と相づちを打つ真さんに、鶴夫さんは「与党の立場でそんな考えは通用しない」と切り返した。

 大家族の中で「自立」していった若い世代の1票。それを選んだ孫の姿が、祖父には頼もしくもあり、寂しくもある。

5770チバQ:2009/11/29(日) 19:38:26
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911210001.html
<5>過疎進む集落の反発 打開への糸口探る '09/11/21

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 現役を退いた2人の男性は偶然、互いの同じ思いを知る。広島県北広島町の長広修さん(64)と、池田義行さん(67)。隣り合う集落に住む顔見知りだが、ふだんは会話を交わすことはなかった。

 衆院解散後の7月31日。民主党候補が町内で開いた演説会に、2人は居合わせる。長広さんから話しかけた。「今のままではやれん。変えてみよう思うんよ」。池田さんの考えも同じだった。自民党の候補名しか記されたことのない2票の行方が、ここで決まる。

 長広さんが嘆いたのは、自分が住む溝口地区の現状だった。旧芸北町東端となる集落に、90世帯202人が暮らす。65歳以上が6割を超え、うち一人暮らしが30世帯近い。

 この4年間で住民は38人減った。一人暮らし世帯が増え、耕作放棄地が広がった。80代が耕作を手掛けるところもある。「このままでは、集落はもたん」。往時の面影が消えた古里に、長広さんは強い危機感を抱く。

 4年前に地元の農協を退職後、自治会長やふるさと振興協議会の会長を務めてきた。集落を元気づけようと、地元出身者や外国人との交流会を開いてきた。ただ、神楽や雪合戦で一時は沸いても、過疎化は止まらない。

 「定住や農業で国や自治体の支援がもっとあれば…」。焦りといらだちが募る中、衆院解散を迎える。「『天下り法人』一つに使われる税金で、苦しい集落がいくつ元気づくか」。民主党が前面に押し出した「無駄遣い削減」に引かれた。

 池田さんが住む移原(うつのはら)地区も悩みは同じだ。集落にあったスキー場は昨冬、閉鎖された。母校の小学校は児童数が減り、町が統廃合を検討する。

 3年前に退職するまでの10年間、池田さんは隣町の郵便局長だった。局員には配達時、必ずお年寄りの安否を確認させた。年の瀬には地域のもちつきに加わり、全国に郵送するのが恒例だった。

 退職から半年後、民営化を前に集配しない局に再編された。安否確認も、もちつきもなくなったと聞いた。地元の郵便局も事情は同じ。「過疎化が加速しとる今こそ、局が地域の拠点にならんと」。池田さんの1票には、郵政民営化の見直しへの期待も加わった。

 衆院選後、集落で「若手」の2人は、しばしば連絡を取り合うようになった。あまり過疎対策にふれない新政権が少し歯がゆい。一方で政権交代が、すぐに集落を明るい将来へと導くわけではないことも熟知している。

 「待ってばかりおれん。わしらから踏み出さんと」。今、一緒に地産地消の拡大策を練る。政権交代は自らが動くきっかけになった―。同じ言葉が、2人の口からついて出た。

5771チバQ:2009/11/29(日) 19:38:57
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911220001.html
<6>「政権交代」芽生えた関心 投票後も勉強会へ '09/11/22

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 いつだったろうか。広島県北広島町の建設業谷本誠さん(36)は、以前に投票した国政選挙の記憶がなかった。自分が参加しても大勢に影響はない―。政治に関心はなく、頼まれても受け流していた。それが今回は違った。

 自らの意志で投票所に足を運び、自民党候補に投じた。1票の源流は、3月の北広島町議選にさかのぼる。気がのらないまま先輩に連れられ、新人候補の集会に参加した。そこで飛び出したのが「政権交代」。公共工事を削減する民主党の政策を初めて知った。

 高校卒業後、建設会社を転々とし、2002年に独立した。公共工事の下請けで、中国地方を飛び回る。従業員2人。元請けからよく言われる。「安いが受けてくれ」。工事削減は、わずかなパイを奪い合い、低価格での入札を招く。しわ寄せは下請けにくる。

 ニュースに目を留めるようになって、政権交代が現実となる可能性を感じ取った。自分の仕事だけへの心配ではない。小さな集落に暮らすお年寄りたちの顔もよぎった。「やっと道がよくなる」。生活道路の拡幅を喜び、声をかけてもらった。未完の工事は継続されるのだろうか―。

 期日前投票。鉛筆を握る手に力が入った。衆院選はしかし、広島3区、全国ともに、谷本さんの意に反する結果をもたらす。

 地元商工業者が10月半ば、民主党新人を招いて勉強会を開いた。約20人の参加者の中に谷本さんの姿もあった。「政治姿勢や考えを自ら聞いてみたかった」。この自身の変わりようが、政権交代から得た一番の収穫だと谷本さんは思う。

 北広島町の会社員五反田翔太さん(22)は、初めて国政選挙に臨んだ。8月に入るまで無関心層の一人だった。

 「選挙行くんか」。8月初め、所属する神楽団の先輩から声がかかった。行こうとは思っていたが、投票先にこだわりはない。労働組合の役員でもある先輩は、民主党候補を支持していた。先輩から候補の素顔や政権公約を聞いた。

 民主党候補の集会にも誘われ、選挙演説に初めてふれた。数週間前を思い返せば、その場に自分がいるのが不思議だった。会場内に響く「政権交代」。この風に五反田さんは1票を託そうと決めた。一時の熱に乗せられたというより、国政の「扉」を開けたという思いの方が今も強い。

 政権交代の是非をめぐる1票。それは人口2万人のこの町で新たな関心を呼び起こし、79・57%という広島県内の23市町で最も高い投票率を生んだ。

 鳩山政権は事業仕分けで「廃止」を連発し、全国に変革を放つ。「政権交代」の響きから、政治への関心が芽生えた谷本さんと五反田さん。「これから町の暮らしに、どんな影響が及ぶのか」。1票の行き先は真反対だった2人が今、同じ不安の中にある。

5772チバQ:2009/11/29(日) 19:39:22
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911230001.html
<7>農政転換評価割れる 戸別補償か大規模化 '09/11/23

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 「農水 0勝23敗1分け」。14日、新聞に鳩山政権が進める事業仕分けを伝える見出しが躍った。「ようやられとる」。上長者(かみちょうじゃ)俊孝さん(67)がつぶやいた。広島県北広島町の農事組合法人平田農場で、代表理事を務める。

 農水省の事業は軒並み「廃止」「見直し」と結論付けられた。自民党の農政を徹底否定する民主党の姿が見えた。衆院選の広島3区。民主党候補の当選で「無」に葬られた自らの1票が、うらめしくもあった。

 地元県立高で農業を学び、卒業後は稲作や酪農で生計を立てた。収入を増やすためトラック運転手もやった。コメ一本で食べていこう。30年ほど前、そう誓った。専業農家として大規模化に取り組む先輩に触発された。

 当初、3ヘクタールだった水田を25ヘクタールにまで増やした。7年前、21戸の農家で集落の名をとった平田農場をつくった。「面積を広げて効率化しないと専業は成り立たない」。自民党も、コメ農家の法人化や農地の集約を促す政策を強める。農機具の更新など使える補助金は、めいっぱい使った。

 いずれ後継者不足が決定的になる。モデルを目指し、ほかの集落法人などと共同で県内初の株式会社「大朝農産」も設立した。将来は野菜に手を広げ、若者を雇う構想を練る。

 60代が「若手」という農業の現実。「もうかる農業」が欠かせない。法人や大規模農家を「担い手」として育てる自民党に、農業の未来を託せると信じる。農家を一律に支援する民主党の戸別所得補償制度は、上長者さんには「典型的なばらまき政策」と映る。

 民主党に託す1票もあった。北広島町の農業樋崎司(といざきまもる)さん(68)は、自民党に見切りをつけた。「大規模化に限った支援では、中山間地域の集落は崩れ去る」。先祖代々の田畑を守るのは、地域や国土を保つこと―。農業には産業を超えた使命があると考えてきた。

 1ヘクタール弱の水田で耕作する。コメを中心とする昨年の売上高は101万円。かかった経費は、燃料代や肥料代、機械の減価償却で110万円。差し引き9万円の赤字だった。「給料はゼロで赤字。年金で何とか暮らせはするが…」

 民主党が想定する所得補償で受け取れるのは、最大でも十数万円の見込み。「もうかる農業」は遠い夢だ。ただ、暗闇に、かすかな光が差し込んできたとも感じる。北広島町で法人や大規模農家が管理する農地は、3割にとどまる。「小さい農家も同じようにムラを守っている」と樋崎さんは言う。

 競争力をつける大規模化か、国土保全もにらんだ小規模維持か―。政策をめぐり分かれた農家の評価は、転換を重ね、今も先行きが揺れ動く農政の姿をあぶり出す。

5773チバQ:2009/11/29(日) 19:39:52
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911240001.html
<8>伝統・きずな 保守に託す 価値観の共有が支え '09/11/24

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 広島県北広島町の壬生(みぶ)商店街。そこで板金業を営む滝川静香さん(75)は40年来、事務所の壁に1枚の色紙を掲げる。「以和為貴(和をもって貴しとなす)」。有名な聖徳太子の言葉をしたためたのは、旧広島1区選出で文部相や衆院議長を務めた故灘尾弘吉氏だった。

 壬生地区は、中世が起源とされる伝統行事「壬生の花田植」で知られる。毎年6月。豊作と地域の結束を祈り、すげがさ姿の早乙女が歌を口ずさみ、苗を植える。太鼓や笛のはやしにのり、住民の心が一つになる。

 戦争を挟んで一時期、伝統の営みは途絶えかけた。「地域の宝を守らんといけん」。30年余り田楽団団長を務め、四半世紀前に亡くなった父の口癖だった。滝川さんも歌や踊りを自然に覚え、小学生から30代前半まで田楽団に入っていた。

 滝川さんは「わしは保守じゃけえ」とよく口にする。保ち守りたいのは、地域の伝統ときずなであり、その象徴が花田植えだ。灘尾氏を含め地元選出の自民党国会議員は代々、壬生を訪ねてきた。

 「壬生の花田植」は33年前に国重要無形民俗文化財となり、来秋に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しだ。「歴代の自民党議員は、伝統を継承する相談にのってくれた。地域と思いを共有してきた」。滝川さんの思い描く「保守」に重なる政党は、今も自民党しかない。

 衆院選広島3区では、民主党候補が4万票近い差をつけ自民党候補を破った。北広島町でも民主党候補が得票を前回の2・6倍に増やして勝ったが、その差はわずか37票。自民党候補の支持も全体の半数近い。滝川さんのように「保守」を託した1票が積もった。

 農業佐々木幸男さん(78)も、その1人だ。親から子、孫…。先祖を敬い、代々にわたり家を守っていく。農村の暮らしではぐくんだ人生観。家を核に、地域の人々との和を重んじる考えに共鳴した。これを訴え、全国に定着させてきたのが自民党だと受け止める。

 敗戦から年浅い20代のとき。先進農業を学ぶため1年間、米国の農家で実習した。帰国後、地区で若手のリーダー役が回ってきた。そこで政治にふれる。

 首長や町議たちは、生活に欠かせない道路や橋の整備に予算がつくよう、国会議員に陳情を重ねていた。見返りとして、地域一丸で票を集める輪に佐々木さんも加わり、奔走した。「保守」の価値観の延長線上に、それはあった。

 自民党は下野し、代わった鳩山政権は「変革」の風を吹き出す。守るべきものは、変えさせないでほしい―。滝川さんと佐々木さんは、野党となった自民党に変わらぬ「保守」の役割を期待する。

5774チバQ:2009/11/29(日) 19:40:22
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911250001.html
<9>「戦後の総決算」思い込め 元町議、投票促す手紙 '09/11/25

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 衆院選公示が近づいた8月中旬だった。広島県北広島町在住の30人に突然、1通の手紙が届く。「選挙へ行かずに、政治がだめだと言ってはいけない。思いを1票で表そう」。こう記され、特定の政党や候補者への支持依頼はなかった。

 町内で飲食店を営む女性(59)も、手紙を受け取った一人だ。投票前、暮らしを見つめ直すきっかけになった。「孫の将来が心配になった。今の政治のままでいいのか」。前回衆院選では、自民党候補に投票した。手紙を手元にめぐらした思案は今回、民主党候補への1票を導き出した。

 差出人は、北広島町の元町議松田実さん(72)。広島3区の親しい知人60人に送った。「自民党中心の政治を変えたい」。その一心を、1枚の便せんに筆でしたためた。旧芸北町で5期、合併後の北広島町で1期、社会党・社民党公認で町議を務めた。

 広島市安佐南区出身の松田さんは高校卒業後、市内のバス会社に就職した。1955年。その年の秋、左右両派が合流した社会党が結成され、保守合同で自民党も誕生する。労働組合の活動に加わり、社会党を支持してきた。「庶民の暮らしの味方だと信じた」

 60年安保をきっかけに激しく対峙(たいじ)する自民、社会の二大政党。「いつか政権交代すると思っていた。社会にそんな空気も漂っていた」と振り返る。

 63年、妻の実家がある芸北町に移り、バスの運転手を続けた。ちょうど高度成長期。都市へと若者が流出し始めていた。農村の衰退を目の当たりにしたとき、支援する町議から声がかかる。「引退するから、出てみないか」。社会党に入党し、立候補するのにためらいはなかった。

 大多数の町議は自民党系。土木工事の予算案が、町民に本当に必要か十分に議論されないまま可決されているように見え、歯がゆかった。議員が公共工事を確保し、業者が票を集める。選挙のたびに自民党政治の「原点」を垣間見た。

 農林業の振興と生活交通の確保―。24年前、初めて立候補した際に公約に掲げた。当選後、町議会で訴えても無力に等しかった。有権者と交わした「約束」は結局、自民党が数の力を保つ政治の中で果たせなかった。

 悔いは消えない。松田さんは今、町内のバス会社顧問を務める。広島市内のバス会社が廃止した路線を引き継ぐため自ら設立した。その悔恨は、手紙をつづるバネにもなった。

 衆院選では民主党候補と社民党に投じた。有権者が政権を代えられることを実感し、町議時代の無力感をふき払う。「私にとって政権交代は『戦後政治の総決算』だった」。手紙と1票に込めた思いを、かつての地方政治家はこう表した。

5775チバQ:2009/11/29(日) 19:40:54
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911260001.html
<10>妻を介護 老いと不安 新政権にあすを託す '09/11/26

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 妻は3年9カ月、目を覚ましていない。広島県北広島町の松原義則さん(65)は毎日のように、町内の特別養護老人ホームにいる八重子さん(66)に会いに行く。「八重ちゃん、気分はどんな」。手足や首筋がむくまないよう両手でさする。床ずれはないか、寂しくはないか。体と心に気を配る。

 脳梗塞(こうそく)で右半身にまひが残り、介添えが必要となって12年目。2006年の冬だった。家で転んで鎖骨を折った。入院先で脳梗塞を再発し、動くことも話すこともできなくなった。時々、左まぶたを開けて目を動かす。「何か伝えようとしてる」。松原さんの顔が一瞬、ほころぶ。

 八重子さんとは37年前、見合い結婚した。トランペットを吹いた海上自衛隊呉音楽隊(呉市)を辞め、祖父の代からの食料品店を継いだ。「すかっとして感じがいい」と評判通りの妻。夫婦で巻きずしや刺し身を作っては売った。大型スーパーもコンビニもない時代、寝食を忘れ働いた。

 「無理をさせすぎたのか」。1994年夏の朝、店のレジにいた八重子さんが突然、倒れた。夫50歳、妻51歳。夫は後悔を胸奥にしまい、妻の介添えを日常の一部にした。トイレや風呂、食事や外出といつも一緒だった。

 年齢に、長年積み重なった介護の疲れ。体がきつい。この9月、郵便物の宅配の仕事を辞めた。収入は、自身の国民年金と妻の障害年金だけ。特養の入居費を払って残る約4万円で毎月を過ごす。

 一人暮らしの身に、老いが忍び寄る。鬼胎を抱く夫、意識を失ったままの妻。将来が見えないいらだちが膨らんでいたころ、衆院選がきた。4年前は車いすの八重子さんと一緒に投票に行き、これまで通り「安定」を自民党候補に託した。

 今回は違う。実態が明らかになる官僚の天下りが、許せなかった。天下り先の無駄な業務に多額の給料。自らの境遇と金銭感覚からあまりにかけ離れた公金の使い方に、怒りすら覚えた。

 「税金の使い道を変え生活第一」をうたう民主党にひかれる。少しは変わるかもしれないと、その党の候補に1票を入れた。投票できない妻の将来も、同じ1票にしのばせた。

 ときに3人の息子と妻、6人の孫が泊まりがけで遊びに来てくれる。近所の仲間とのライブや音楽を通じた年若い友人との交流。介護や病気の悩みを抱える人とも出会えた。

 前向きに生きていても、ふと心が折れそうで、八重子さんに会いに行けない日もある。ブログに、妻と出掛けた旅の思い出や気持ちをつづる。「目を覚ましてくれないか」。民主党が中心の政権で何が変わったわけでもない。ただ、あすを託せるものが、ほかにはなかった。=第1部おわり

    ◇

 第1部は文・高橋清子、村田拓也、胡子洋、水川恭輔、写真・藤井康正が担当しました。

5776チバQ:2009/11/29(日) 19:41:37
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/editorial/Ss200911160010.html
【解説】霞が関への怒り 原動力 '09/11/16

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 1票が自民党から民主党へと変異する流れは、投票日が近づくにつれ加速度を増していた。中国新聞社が広島県北広島町で実施した面接世論調査からは、有権者意識の変化の実態が見て取れる。7月の衆院解散から8月末の投票日まで40日。自民党の「牙城」とされてきた町の民意は、この間に政権選択選挙の大勢を決めていた。

 北広島町の有権者はいつ、投票する候補を決めたのか。民主党新人の橋本博明氏と自民党前職の増原義剛氏で対照を描く。増原氏に投票した人の半数は、昨年9月の麻生政権発足の前に決めていた。同時期、橋本氏を意中の候補と見定めた有権者は2割に満たない。

 麻生政権の発足から衆院解散までおよそ10カ月。その間、橋本氏が徐々に支持層を膨らませ、解散直前に増原氏と互角に持ち込む。解散後は橋本氏が加速度的に支持を引き寄せ、情勢をひっくり返した―。調査で初めて分かった1票の時系列移動の過程である。

 この流れの中心的役割を果たしたのが、4年前の前回、自民党の河井克行氏を選んだ自民支持層だ。前回は河井氏に投票した層の約45%が、今回は橋本氏に入れている。一方、増原氏に投じた層は約52%にとどまる。自民党候補間の票の引き継ぎは半分しかかなわず、残りはほぼライバルに離反した。

 麻生太郎前首相は、衆院解散から最長となる40日後に投票日を設定し、戦いに打って出た。その間に「起死回生」を図ろうとした戦略はしかし、自民離れの加速という形で裏目に出たともいえる。

 今回の調査は、政権交代を託した鳩山政権に今、有権者が最も求めているものも示す。無駄遣いの一掃―。民主党のマニフェストの中で、ぜひやってほしい項目は「天下りの禁止」が6割近くに達し、突出する。民主党が、無駄遣いをなくすために掲げた看板政策だ。

 「子ども手当」などのように直接的な恩恵は少ない。それでも「天下りの禁止」が圧倒的な支持を集める背景には、生活を切り詰めている自分たちに比べ無駄遣いが絶えない「霞が関」への怒りがうかがえる。

 私たちは、世論調査と並行して対象者へのインタビューも重ねてきた。老いた夫婦間での介護、突然の解雇、崩壊しつつある集落…。「あすを託すのは、もう政権交代ぐらいしかなかった」。多くの人々から、こう聞いた。政権への期待の裏側には、限界に近づく深刻な生活が広がっている。(高橋清子)

5777チバQ:2009/11/29(日) 22:11:40
1:消しゴム(静岡県) 11/29(日) 21:31 GpUf4ebm
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自民党落選議員に聞いた!"その後の職業"ランキング
1位 無職 78人
 今月、自民党を離党した篠田陽介・前議員は、現在、就職活動中。
 政治活動を続ける資金を稼ぐため、面接にやってきたのは、なんと青果市場!
 朝の辻立ちに影響が出ないよう午前2時〜7時に働ける仕事に応募したそうです。 
2位 会社役員・顧問 27人
 現在は、自らが設立した政治経済研究所の代表をしている片山さつき・前議員。
 その胸には、朱色ならぬ黄色いバッジが・・・。
 議員の身分をなくしても国会などに自由に出入りできる”元議員バッジ”が輝いていました。
3位 団体役員 4人
3位 弁護士 4人
3位 会社員 4人
鈴江奈々の「うらバン」
気になっていた方も多いのではないでしょうか。夏の総選挙から3か月。
自民党の落選した議員は、今、何をしているのか...。今回は、落選議員の"今"を、バンづけ!
回答率は高く、落選議員166人のうち155人が回答。現在も挨拶周りをしている前議員が多いとのことですが、
職業となると...。最も多いのは"無職"という現実。
選挙では、議員を選ぶ"選挙権"が成人すれば与えられます。今回、当落の"落"の実態を知り、その権利の重さを、実感致しました。
小泉チルドレンとして自民党で活動してきた篠田陽介前議員。政治活動を続ける一方、生活費をどう稼ぐのか・・・ということで、
ご本人は今後、早朝の"青果市場"で働くことにし、奥様も派遣会社に登録したそうです。
その厳しい現実を乗り越えてまで次回選挙に出るということですから、よほどの志がある・・・と信じたいですし、そのような方には、また、活躍の場がめぐってくるといいですね。
11月29日放送のバンキシャより
http://www.ntv.co.jp/bankisha/banduke/2009/11/post-3.html

5778とはずがたり:2009/12/15(火) 01:19:13
農民一揆 衆院選を愛知15区の片隅から見て
http://www.news.janjan.jp/election/0909/0909049778/1.php
公共事業を農村にばら撒いても、潤ったのは土建業者だけで…
伊吹春夫2009/09/05

 8月30日の衆院選は、愛知県では15の選挙区すべてを民主党が独占し、自民党は第13区で大村秀章ただ1人が比例復活という、民主党の大勝でした。

 地元紙は9月1日の社説で「09審判・中部 政権変えた地方の願い」として、次のように書いています。 

 (引用)
 中部での自民党の惨敗は、他地域よりさらに深刻だった。世界不況の打撃をどこより受け、疲弊した農村部も多く抱える。
 政治に裏切られ、忘れられたこの地方の有権者の願いがこもる政権交代だ。(・・中略・・)自民党の地盤だった農村部では高齢化、過疎化が止まらない。農業のほかに収入はなく、所得も増えない。支持にこたえるべく、有効な手だてを打ってきただろうか。
 (引用終り)

 第15区の田原市でも、自民現職の山本明彦が、森本和義にこれほど負けると誰が予測出来たでしょう。山本は比例復活もならず落選となりました。要因は、多くのメディアが引用社説と同様のコメントをしています。

 筆者は、JANJANに「農家経済と後継者の実情」を書き、その冒頭で農家の経済事情を具体的に書きました。 

 今回は細部にこだわって再検討してみます。

 1.農村を襲った年金天引き
 後期高齢者医療制度が最も響いたのが農村でした。農業者は「収入」は少なく申告し、「支出」も最小限にして生きて来ました。その農村経済を直撃したのが「年金天引き方式」でした。

 「介護保険」「後期高齢者医療保険」「市県民税」と連発で高齢者が狙い撃ちされました。高齢農業者の多くが子息(勤労者)の扶養家族として記載され、農村家計は大家族主義で構成されていました。親子が別居して家計的に別々の生活をしていても、年1回の税務申告時に家族を認識して生きてきたのです。

 しかし「年金天引き」は、親子を完全に分離させ、家族内別居を強制し、農村家庭を破壊させつつあります。家計的にも、孫に出す「お小遣い」を節約せざるを得ず、「世代間のギクシャク」を増大させています。悲しい事ではありますが、孫が「お婆ちゃんを殺す」事件さえ起きました。

 選挙のたびに「農家の味方は自民党」と声高に叫んできたが、実態はその逆であったことを思い知らされたのでしょう。組織や利益団体は大切にするが、個人は票としか見てこなかった。選挙に勝つためには改革路線さえもあいまいにし、官僚主導から脱却できなかった自公政権の限界であったと思っています。

 2.公共事業で農家負担が増大
 自公政権は公共事業を農村にばら撒いて、農協ならぬ「農票支援」をしてきました。潤ったのは土建業者と一部の農業団体です。平成21年度田原市予算においても、農業基盤の整備576,483千円となっており、農業経営の活性化 61,857千円や環境保全型農業推進59,149千円などの10倍近い金額です。過去には土木作業に出て「日当」で潤った農業者も、公共事業の圧縮で、それはあてにならなくなりました。

 一方、農業の経営・構造改善と称した公共事業で、農家は多くの負担を強いられています。圃場整備事業においても、農地は1割減歩を条件とします。既に畜舎やハウス施設がある土地は圃場整備の除外地ですが、現地換地を受けるために金銭負担が生じます(圃場整備事業では換地が事業完了後の大問題で、これについては別記します)。

 綺麗に整備された農耕地や立派な舗装道路は、外部から見ると農業の近代化が進行している様に感じます。しかし、その裏には農家個々の多大な負担が隠されており、恩恵を受けたのは「土建屋サンだけ」というイメージが農村の細部に染み渡ってきました。

5779とはずがたり:2009/12/15(火) 01:19:37
>>5778-5779
 3.農地の集約で農業難民発生?
 水田中心の農政、しかも減反政策の行詰りは農村を壊しかけています。渥美半島のように水田稲作に依存しない農業地帯では、自公政権の農業政策は農家を納得させる事が出来ませんでした。

 4ha以上の農家には認定農業者とし補助金を出すが、小規模農家は集落営農にして20ha以上にまとまらないと補助金がもらえない。しかも原則は共同経営(財務担当者を決める)を想定している。それでは、農地を提供した多くの農家はどうするのでしょう。

 耕作放棄地の増加に業をにやしたのか、改正農地法では、農地の貸し手に年間15,000円の補助金を3年間支給するといいます。借り手は農業生産法人や農協です。借りた組織が経営ノウハウを持ち成功すればいいが、逆だと悲惨な事になります。

 作物は経営体が選定します。経営体に農業熟練者がいなければ、元地主の農家に作業を委託することになります。販売成績が上がらなければ、次々と作物を変更する事になりかねません。その結果、自己の農地に他人の指示で農作物を作らされる農家が続出し、経営が行き詰まれば借金だけが残る事になります。

 画期的な法改正と見る向きもありますが、余程しっかりした経営計画に基づかないと、農業難民が発生しかねません。

 筆者が知る限り、優良農地ほど貸し手は少ない。農地解放と公共買い上げのトラウマから抜け出していないからです。

 JANJANで何度も論述しましたが、「穂の国」発 農産物はいま(2)ブロッコリーの向こう側に見えるもの(2008.3.21)のように、協業化による近代化・コストダウンは、幾多の試みがことごとく失敗に終っています。これは中国や旧ソ連のような社会主義国でさえも成功例はほとんどありませんでした。

 協業体崩壊の経緯をつぶさに見てきた筆者は、渥美半島に難民テント村が出来ない事を祈る思いで見守っています。
    ◇ ◇ ◇
 (社説引用)
 ・トヨタなど自動車産業が多い愛知県は、世界不況の直撃で、雇用情勢の悪化ぶりは全国で最も深刻だった。派遣切りにあった労働者が施設に押しかけた。小泉改革の痛みに耐える地域といえる。
 東京で暮らす中央官僚、選挙ぐらいしか有権者に近づいてこない“大物”政治家たちに、この地方の現状は見えまい。
 ・「民主新人が当選しても霞が関とかかわりがなく役に立たない」と愛知県豊橋市長は発言したことがある。
 官僚主導からの脱却を目指す民主党政権になれば、自民党の国会議員を窓口に中央官庁に陳情する手法も変わらざるを得ない。
 自民系が支配的な県や市町村が多い地方行政と、民主党が圧倒的な地元国会議員との「ねじれ」もあろう。有権者が求める身近な政治のために、連携は欠かせない。
 (引用終り) 

 中央官僚の発想によるペーパー政策は、田原市のような豊かな農村でも大きな矛盾を抱えることになりました。支持母体だと思い込んでいた農協も内部反発を抱え、農業に支えられた地域の経済界から与党がこれほど信用を失っていたとは・・。新潟、長野、愛知と自民党が全敗した県は同じ構造だと思っています。

 参照(出典):
 ・09審判・中部 政権変えた地方の願い(中日新聞社説 09.9.1)
 ・平成21年度田原市予算の主要施策
 ・JA愛知みなみ組合員数 9,408人 (正組合員6,796人、准組合員2,612人)

5780とはずがたり:2009/12/15(火) 01:21:12
>>5778-5780
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[新規書込み] [一覧表示] [ツリー表示][51643] きれいな言い方をされていますが。
名前:鈴木博
日時:2009/10/01 23:52 >高齢農業者の多くが子息(勤労者)の扶養家族として記載さ
>れ、農村家計は大家族主義で構成されていました。親子が別
>居して家計的に別々の生活をしていても、年1回の税務申告
>時に家族を認識して生きてきたのです。

それって、子息が別居していても、親御さんになんら援助して
いないでも、税金や社会保険料の扶養にして、税金や社会保険
料の増額を免れていたってことでしょう?
それが、大家族主義というなら、実際に、介護する家族がいな
いで、社会でやってくれ、というのはとてもおかしい。

>しかし「年金天引き」は、親子を完全に分離させ、家族内別
>居を強制し、農村家庭を破壊させつつあります。

元々、別居していた形が実際の形になるだけじゃないですか。
ならば、その分だけ、親御さんに援助するのが、人の道じゃあ
ないんでしょうか。


ほ場整備事業は、土建屋さんにとって、とても儲からない事業
で、不況になるまでは、なかなか受け手が見つからなかったと
いうことをお忘れです。

減歩された土地を集積して、道路を造らせ、市に土地を買わせ
ようととんでもないことを考えつく、団体もありますな。

5781名無しさん:2009/12/17(木) 19:17:25
http://www.news-kushiro.jp/news/20091217/200912176.html
2009年12月17日 衆院選で20歳代の投票率に伸び・釧路市



  釧路市選挙管理委員会は、若者の投票率向上を重点課題としているが、8月30日に執行した衆議院総選挙では20歳代の投票率が48%を超え、最近行われた選挙ではかなり高い数字となった。ただ、政権交代が全国的な話題となった選挙だけに「まだまだ投票者全体の中では低い」と来年の参院選に向け、さらに若者への呼び掛けに取り組んでいく。

5782チバQ:2009/12/19(土) 00:10:08
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091216.html
2009/12/16の紙面より
政権交代(上) 「真夏の決戦〜衆院選」

保守地盤逆風はねのけ

大接戦を制して再選を果たし、こぶしを上げて支援者にアピールする赤沢氏=8月31日、米子市加茂町1丁目
 民主党が圧勝し、政権交代が実現した8月の衆院選。鳥取県内は1区、2区とも自民党前職が逆風をはねのけて議席を守り、保守地盤の強さをあらためて示した。

 「全国で最も早く当確が出たのが石破政調会長。一番遅かったのが私」。11月に県内3カ所で開かれた自民党の石破茂政調会長の政治資金パーティーで、鳥取2区を626票のきん差で制した同党の赤沢亮正氏は、1区で大勝した石破氏と自らを対比させながら大接戦となった選挙戦を振り返った。

 8月30日、米子市の選挙事務所に隣接する駐車場で開票状況を見守る赤沢陣営は、市町村ごとの得票数が明らかになるたび歓声に沸いた。郡部の多くで赤沢氏の票が民主党新人の湯原俊二氏を上回っていたからだが、テレビの当確はなかなか出ず、赤沢氏が万歳したのは午後11時近くになっていた。湯原氏は間もなく比例代表で復活当選した。

 2005年の郵政選挙で自民党への追い風に乗って初当選した赤沢氏にとって、今回は打って変わって逆風の選挙。2年前の参院選から続く有権者の党への不信感に加え、共産党が2区の候補擁立を見送るなど赤沢氏に不利とみられる要因が重なった。

 選挙期間中、日本海新聞などマスコミの世論調査の多くは湯原氏が赤沢氏をリードする情勢を伝えた。危機感を強めた赤沢陣営は後援会のメンバーらに支持の拡大を要請し、徹底した電話作戦を展開した。

 赤沢氏の「逆転」の兆しは選挙戦終盤になって幾つか見られた。その一つが、投票日前日に米子市の高島屋前で行った街頭演説。「必勝」の鉢巻きを締めた赤沢氏が「米子の皆さん、聞こえていますか」と声を振り絞って演説を始めると、予想以上に多くの聴衆が取り囲んでいた。

 陣営は特に動員をかけておらず、最終盤になって選挙事務所への出入りが増えた運動員らが自発的に声を掛け合って集まったとみていた。手応えを感じた陣営幹部の一人が「これがターニングポイントになるかもしれない」と話していたのが耳に残った。

 選挙後、結果について関係者に話を聞くと「組織力や1票を取りにいく執念で赤沢陣営が上回った」「終盤に湯原陣営が緩んだ」という点に集約された。しかし選挙期間中、調査結果などが頭に残り、情勢を読み切れなかった。

 衆院解散から40日の長丁場となった真夏の選挙を終え、選挙取材の難しさをあらためて実感した。


ミニクリップ
 鳥取県内小選挙区の結果 1区は石破茂氏(自民)が、奥田保明(民主)、岩永尚之(共産)、細川幸宏(幸福実現)の3氏を破り8回目の当選。2区は赤沢亮正氏(自民)が湯原俊二(民主)、甲谷英生(幸福実現)の両氏を破り再選、湯原氏は比例代表で初当選した。全県の投票率は75・07%。

5783チバQ:2009/12/19(土) 00:10:43
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091217.html
2009/12/17の紙面より
政権交代(中) 「攻守交代〜県関係国会議員は」

政府外“シャットアウト”

当選が確実となった候補者名に花を付ける鳩山由紀夫代表(右、当時)=8月30日、東京都港区
 衆院選投開票日の8月30日。民主党の開票会場では候補者名のパネルが当選を示す花で埋め尽くされた。一方自民党本部では空白が目立つ中、鳥取、島根両県の候補者名に並んで付いた四つの花が存在感を示していた。

 鳥取県は1、2区とも自民党が勝ち、島根や福井、高知と同じく「自民全勝県」となった。民主党圧勝の中のこの結果は「地元が求める政策実現の難しさ」という課題を、野党だけでなく選挙で結果を残せなかった与党議員にも投げ掛ける。

 「政府の役職は選挙に勝ってからだ」。衆院選で党の候補者が破れたことが響いたか党幹部にこう言われたという民主党の川上義博参院議員(鳥取県選出)。与党となった民主党は「政治主導」の名の下、政策決定の政府一元化方針を打ち出すなど、政府外の議員は事実上“シャットアウト”された。

 政府入りしなかった川上議員は、意見反映の場がないと見るや、高速道路や漁業の議員連盟を立ち上げ、他県議員とともに政府に訴えたほか、個人的に直接閣僚と面会するなど、地元要望実現の方法を模索する。

 個々の存在感を示す場が制限される一方、陳情を政務三役に取り次ぐには、地元の県連などを窓口に幹事長室を通すというルールが決められ、党の存在感は高まる。「政官業癒着の排除」などがルールの看板だが、12月9日、上京した民主党系の県議に投げられた副幹事長の言葉には「党勢拡大」がにじんだ。「鳥取、島根はまだまだ民主党の皆さんに大きくなっていただきたい。大きくなるよう種もまかないと」。

 これには自民党は怒りをあらわにする。石破茂政調会長(鳥取1区選出)は「与党時代は野党からの陳情も受けてきた。民主党になければその地域がどうなっても知らないという強権的な手法が本当に住民に支持されるのか」と批判した。

 その一方で自民党も党の存在感をどう示すか試行錯誤中だ。マスコミへの登場が減った分、インターネットで部会の様子を流したり、来年1月の党大会前日には一般参加可能なセミナーを開催するなど失地回復に躍起だが、政調会長就任時に石破氏が語った「与党時代の2倍も3倍も苦労するだろう」との言葉が現実のものとなって自民党に迫っている。

 県関係国会議員が存在感を示し、地元の要望を実現させようと奮闘する中で、鳥取の要望はどこまで実現するのか。公共事業費の削減など、小泉改革の影響で疲弊した地方が、政権交代のはざまでまたも割を食うことがないよう、県関係国会議員には党派を超えた実のある議論を求めたい。


ミニクリップ
 民主党が掲げる「政治主導」 民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で「官僚丸投げの政治から、政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ」と明記。政策決定を大臣、副大臣、政務官の政務三役に一元化することや、陳情窓口の党幹事長室への一本化、官僚の国会答弁の禁止などの方針を打ち出している。

5784チバQ:2009/12/19(土) 00:11:07
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091218.html
2009/12/18の紙面より
政権交代(下) 「直撃する余波」

山陰道事業凍結区間も

他県の知事と協力して馬淵澄夫国交副大臣(右)に高速道路整備の必要性を訴える平井伸治知事(右から2人目)=11月19日、国交省
 11月16日夕、鳥取県庁の応接室。穏やかに話していた平井伸治知事が、福田功・国交省中国地方整備局長の説明が終わると、ほおを紅潮させて声を荒げた。

 「急ブレーキをかけられた。思想が理解できない」

 福田局長が示した道路予算の2010年度概算要求額は、県内分で09年度当初予算比51〜63%。「山陰道は大変なことになる」。取材中、隣で傍聴していた担当職員の嘆きが聞こえてきた。

 民主党政権になり、矢継ぎ早に政策転換が打ち出された。地方にとって痛手は公共事業の削減だ。山陰道は事業凍結の区間もあり、完成は目標の17年度から5〜8年ずれ込む試算。鳥取市と岩美町を結ぶ国道9号・駟馳山(しちやま)バイパスは、峠を貫くトンネルの10年度着工が困難になった。

 「ますます取り残されてしまう。何年も待ったのに…」。地権者の一人、川島寿和さん(66)=鳥取市福部町=の言葉にならない思いが、取材する側にも伝わってきた。

 危機的な財政状況を考えると、公共事業を大盤振る舞いできる時代は終わった。しかし、県内では社会資本整備や雇用に期待の声が大きい。新政権が地方とどう向き合い、地域活性化の新しい道筋をどう提示するのか、まだ青写真は見えない。

 平井知事は遠くに視線を運びながら憂いをみせた。「不安を抱えたままの越年となる」

 補正予算を見直し、事業仕分けで概算要求の無駄を洗い出す新政権。「見直し」や「廃止」となった事業は、県内に関係するものも多く、自治体に戸惑いが広がった。

 「市民にどう説明したらいいのか」「財源がなくなれば正直きつい」−。職員から聞こえてきたのは腐心ばかり。現場に足を運び、現場の声を聞き、実情を理解した上での議論だったのか。取材はそんなことを問う繰り返しだった。

 予算編成の手順や内容も様変わりした。政治主導となり、中央省庁から情報が入らない。「全体像さえ見えず、あまりに不明確な要素が多い。自治体の予算編成も苦しい」。この1週間に走り書きしたメモを眺めると、そう打ち明ける県財政課職員の苦悩があった。

 政権交代の余波を取材して感じるのは、地方の期待は一変、失望に変わりかねない、ということだ。財源をひねり出した成果を実際の予算にどう反映させるか、首相の政治判断が試される。同時に、選択の先に何が見いだせるのか、住民自身が地域像をどう描くのか、自ら考える時期に来ている。



ミニクリップ
 補正予算の見直しや事業仕分けの県内影響 鳥取大学でのバイオ産業拠点施設は整備費が削られ、当初の大型ハコモノ計画を縮小。岩美農道や鳥取港の整備費、バス車両購入や鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」への補助金などが削減される可能性があり、農業共済の見直しによって農家の負担増も懸念される。

5785名無しさん:2009/12/21(月) 20:58:03
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000912210003
現在位置:asahi.com> マイタウン> 静岡> 記事

09 取材メモから (4)政権交代
2009年12月21日


参院補選の最終盤、気勢を上げる民主党国会議員ら。3連戦を経て議員数は急増した=10月24日、静岡市駿河区

 8月30日夜。静岡総局にいた先輩記者たちと総選挙の開票速報を見つめていた。


 午後8時の時報と同時に画面の中の民主党議席数がすさまじい速さで積み上がり、瞬く間に過半数を超えた。県内の8小選挙区も含まれていた。一瞬であっけなく終わった「政権交代」。そんな印象だった。


 県内では09年、政権交代と密接に絡んだ二つの大きな選挙があった。主戦場は8月30日の総選挙。それを挟むように、7月5日に「総選挙の前哨戦」と喧伝(けんでん)された知事選があり、総選挙の熱が冷めやらぬ10月25日には「信任投票」と民主党がうたった参院補選が行われた。


 三つの戦いが続いた数カ月の間に、民主党が政権与党への階段を駆け上る傍らで、従来の自民党の支持基盤がみるみる崩れ去っていった。「たまっていたマグマが知事選で動き出し、総選挙で噴き出した。参院補選は余熱で乗り切った選挙」。政権交代への期待を「マグマ」に例えて、ある民主党関係者は振り返る。


 従来の選挙と少しずつ様相が変わり始めたのは知事選からだったという。自民党の支持基盤だった各種業界団体からの接触が増えたからだ。


 民主など推薦の川勝平太氏と自公推薦の坂本由紀子氏の得票は、結果は1ポイント未満の僅差(きんさ)。しかし、川勝氏には、擁立を巡る迷走劇で出遅れるハンディがあった。それをはねのけ、選挙カーの上で「静岡から日本を変える」と絶叫した川勝氏は、政党色を懸命に隠した坂本氏に競り勝ち、自民党陣営に衝撃を与えた。


 その後、総選挙までの約2カ月間。「政権交代」を訴える民主党陣営が手応えを確かにする一方で、自民支持基盤の崩壊はさらに進み投開票日を迎えた。3区の柳沢伯夫元厚労相や8区の塩谷立文科相ら自民党の大物は、選挙区で30代の新人候補に敗れ、「変化」への期待が大きかったことが浮き彫りになった。


 参院補選では民主・自民両陣営の対比が興味深かった。民主・土田博和氏の選挙事務所の壁には、「建設業協会」「歯科医師連盟」と書かれた推薦書が数十枚並び、自民・岩井茂樹氏の選挙事務所の壁には空白が目立った。民主党県連の幹部は「これまでにないことだ」と驚きを隠さず、自民党陣営は「支援団体を回る人も足りない」と嘆いた。


 今回の政権交代は、単なる「追い風」や「逆風」が原因だったのか。それとも、従来の政治システムの行き詰まりに起因するのか。「これで本当の民主主義が根付くか。実はまだ分からない」。取材の中で何度もこのような言葉を聞いたのが印象的だった。(後藤遼太)


 ◇政権交代 7月の知事選では、民主党推薦の川勝平太氏が自民党推薦の坂本由紀子氏を大接戦の末に1万5千票差で下した。勢いに乗った民主党は総選挙で躍進し、県内3人だった衆院議員の数は9人にまで増えた。8小選挙区で全敗した自民党は、斉藤斗志二元防衛庁長官や柳沢伯夫元厚労相らベテランが引退。支持基盤の崩壊は食い止められず、参院補選でも公認候補の岩井茂樹氏は民主党公認の土田博和氏に敗れた。

5786名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:07
年末なので一年振り返り系の記事が増えてきました。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20091222-OYT8T01370.htm
ホーム>地域>高知
政権交代で風読めず 衆院選自民3民主0


業界団体の代表者から要望を聞く民主党県連幹部ら(11月8日、高知市内のホテルで)  「全国で唯一、高知だけが、民主党に比例復活当選さえ許さなかった」――。

 政権選択をかけた8月の衆院選。全国では、民主党が308議席を奪う大躍進を遂げ、日本に初の政権交代をもたらしたが、県内には別の風が吹き、小選挙区3議席を自民候補が独占した。12月12日の自民党県連臨時大会で、あいさつに立った山本有二会長は、現職3人全員が当選した〈地元完勝〉を強調して見せたが、政権交代という現実は県政界にも大きな波紋を広げており、会場には、焦燥感を感じる参加者もいた。

 政権与党となった民主党県連の新たな船出は、来夏の参院選を見据えた組織の立て直しから始まった。真夏の決戦からほぼ1か月が過ぎた9月27日の民主党県連臨時大会。党員拡大や地方議員増員を担う「県組織局」を新たに設けたほか、党幹事長室に陳情窓口が一元化されたことを受け「県戦略局」を新設。局長には、新たに民主党入りした参院議員の広田一氏が就任した。

 参院選に党公認で出馬する広田氏は就任早々、与党議員としての立場を生かし、自民党の支持基盤の切り崩しに動いた。かつて自民党の支持基盤だった業界団体からの陳情を受け付ける会合をスタートさせ、すでに推薦願を手に各種団体へのあいさつ回りも始めている。これまで100件を超える陳情が寄せられており、大石宗幹事長は「政権交代して以降は、とにかく人手が足りない」と“うれしい悲鳴”を上げる。

 業界団体の中には「政権交代は、初めての経験。今後どうなるのか予想もつかない」と戸惑いの声が上がる一方、「与党と協力関係にないと我々の政策要望は実現されない」「長年、自民党を応援してきたが、参院選での支援は全くの白紙」との声が上がり、自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

 一方、歴史的な大敗を受け、自民党県連は9月、党員、党友を対象に衆院選の総括や、今後、県連が進むべき方向性について問うアンケートを実施し、党本部からも注目された。

 党刷新をアピールするため、参院選候補を選ぶ予備選も初めて実施し、高野光二郎県議が公認候補に内定したが、党員の関心は低く、投票率も2割強にとどまった。党公認候補から外れた形の県連副会長で、前参院議員の田村公平氏は、無所属でも立候補する構えを崩しておらず、支持団体からは「このままでは分裂選挙になり、民主党に漁夫の利を与えることになる」と危惧(きぐ)する声も出ている。

 参院選には、共産党も元衆院議員の春名直章氏の擁立を固めており、4候補による激戦が予想される。衆院選で国民が下した審判は、今後、どのような波紋を広げるか。県政界は、かつてない激動の渦に巻き込まれている。

(畑本明義)

(2009年12月23日 読売新聞)

5787名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091223/CK2009122302000059.html
東京NEWS2009 <6> 衆院選 12区で太田さん落選
2009年12月23日

厳しい開票状況に目を伏せる公明党の太田昭宏代表=8月30日、新宿区の党本部で


 八月の衆院選による政権交代の象徴的場面の一つが、東京12区(北区、足立区一部)の公明党代表(当時)太田昭宏さんの落選だった。

 二〇〇〇年から続いた自公連立政権。〇三年の衆院選で、東京における自公協力の小選挙区に選ばれたのが12区だった。送り込まれたのは当時「公明党のプリンス」と呼ばれ、次期党代表と目されていた太田さん。

 今回の衆院選で民主党の小沢一郎幹事長(当時代表代行)は自公連携のシンボルとなっていた12区からの国替え立候補をにおわせ続け、公示一カ月を切った七月下旬になって、“弟子”の青木愛参院議員(当時)の擁立を発表した。

 公明党はもちろん、自民党も選挙対策本部を設置して組織選挙を展開。青木さんの選挙事務所には小沢幹事長の秘書が入るなど激しい選挙戦の結果、一万票差で青木さんの勝利となった。

 九月に代表を辞任した太田さんは党代表者会議議長となり、来年の参院選比例候補に。太田事務所は「この三カ月、ずっと地元回りを続け、地域の行事にも出させていただいている。十六年前、中選挙区(北板橋)で初当選したときから地元に軸足を置く活動は変わっていない」と話す。

 青木愛さんは衆院厚生労働委員会の理事として、厚生労働関係の全国からの陳情・要望の窓口を務める。事務所は「駅頭や地域への顔出しのほか、全国から殺到する陳情の判定をする毎日」と超多忙だ。

 次期衆院選は、自民党も独自候補擁立を迫られる。北区議会では「衆院選より区議選(一一年)の方が先になるのでは」との見方がもっぱらだ。

 同区議会関係者は「自民は過去三回の衆院選で小選挙区候補を立てず足腰が弱っているのは確かだが区議が十三人いる強みがある。一方、民主は次の区議選で五人しかいない区議の倍増を目指す。動きが具体化するのは区議選後ではないか」とみている。

     ◇

 衆院選投開票前日の八月二十九日夜。JR池袋駅前は熱気に包まれていた。駅東口で自民の麻生太郎首相(当時)が小池百合子さんの隣で声をからし、西口では民主の鳩山由紀夫代表が、江端貴子さんとともに「政権交代」を訴えていた。

 東京10区は小池さんが「刺客」として送り込まれ、民主が惨敗した前回郵政選挙を象徴する選挙区。この因縁の地で、政権を争う両党首がそろって「最後のお願い」に臨んだ。結果は江端さんが初当選を果たし、小池さんも比例で復活当選。そして、民主党政権が始まった。

 あれから四カ月。師走の同駅前にいた会社員男性(39)は民主に一票を投じた一人。「民主に期待してるけど景気は昨年より悪い。これから年末倒産もあるだろうし、(景気回復を)民主はどこまでやれるのかね」と厳しい表情で話した。

 (東京ニュース担当・中里宏、比護正史)

 <政権選択が問われた衆院選> 8月30日投開票され、民主党は単独過半数の241議席を大きく超える308議席を獲得した。都内25の小選挙区では、民主が前回の1議席から21議席に大躍進。自民は23議席から4議席に激減した。当時公明代表だった太田昭宏さんは、同党唯一の議席を失った。比例東京ブロックでは、17議席のうち民主が8議席獲得した。

5788とはずがたり:2009/12/23(水) 13:35:41
>>5786
どの団体でしょうかねぇ?
>自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

5789とはずがたり:2009/12/23(水) 13:44:14
sageてもた。。

5790名無しさん:2009/12/23(水) 15:01:02
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091223ddlk07070070000c.html
オフタイム:年末ワイド 衆院選で民主、小選挙区全勝=関雄輔 /福島
 ◇「風」か「地殻変動」か注目
 「これほど歩いたことは自分の選挙でも無かった」。8月の衆院選終盤、1区の民主党候補を支援したある無所属市議が振り返った。民主党が県内5小選挙区で全勝した衆院選。自民党の候補者らは集会や街頭演説で「逆風」「向かい風」と繰り返し嘆いたが、取材をする中、“風”だけでは説明できない変化も感じた。

 これまで政党と距離を保ってきた市町村議らが積極的に民主支援に動いていた。1区では、コスタリカ方式の解消を巡るしこりで、自民から民主支持に移った議員も複数いた。

 「もう公務員じゃないから思う存分やれる」と話したのは、郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」の関係者。前身の「大樹」は自民最大の集票マシンと呼ばれたが、民営化で決別。公務員時代は政治活動が制限されたが、今回は集会にも堂々と参加し、地方で弱いとされる民主を下支えした。

 農協や医師会へのインタビューでも、自民へのこだわりが薄れてきたように感じた。自民と親しかった首長の祝電が、民主候補の集会で紹介される一幕もあった。私自身、取材を担当した1区で、当初は盤石の組織を持つ自民候補が勝つと踏んでいた。しかし、次第に組織のほころびが目立つようになった。

 一方、民主の足元も固まっていない。政権交代後、県内で初めて独自候補を立てた20日投開票の相馬市長選では、現職の厚い壁を破れなかった。現職支持者の一人は、「当初は勝てないと思ったが、有権者は民主だから投票しているわけではないと分かった」と振り返った。

 来年以降も、参院選に知事選、統一地方選と選挙が続く。民主の候補者らは衆院選後、「地殻変動」という言葉を好んで使った。かつて「保守王国」と言われた福島県。今夏の出来事が一時的な風なのか、地殻変動なのか注目したい。

5791とはずがたり:2009/12/23(水) 15:32:30

’09現場から<1> 衆院選 自民の“牙城”のみ込んだ民主  問われる与党の真価
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091223/CK2009122302000067.html
2009年12月23日

歩行者デッキ開通式で、菅義偉氏(右)と並ぶ岡本英子氏(左)。衆院選では自民党の“指定席”を奪う形で初当選した=11日、横浜市内で
写真

 冷たい雨が降りしきる横浜駅東口。横浜市の神奈川区と西区を結ぶ歩行者デッキの開通式が十一日午前、行われた。西区を地元とする衆院2区の自民党衆院議員・菅義偉氏(61)と肩を並べ、民主党衆院議員の岡本英子氏(45)=神奈川区など衆院3区=は、テープにはさみを入れた。

 もともと3区の議席は、自民党前職の小此木八郎氏(44)が祖父の代から受け継ぐ“指定席”だった。それを今夏の衆院選で奪った岡本氏。式典での姿は、政権交代で政界の主役を自民党からもぎ取った今年の民主党を象徴していた。

 同市栄区選出の市議だった岡本氏が、ほとんど地縁のない3区の党候補に決まったのは二〇〇七年夏。「小此木ブランド」が浸透する地域の視線は冷たく、系列地方議員の足並みも乱れた。不利な条件に囲まれてのスタート。選対幹部は「最初は、勝てるとは夢にも思わなかった」と振り返る。

 しかし、早朝の街頭演説や小規模集会など地道な活動を続けると、ちらしが一日数百枚さばけるように。有権者の反応は徐々に良くなった。岡本氏は「(今年五月に)鳩山由紀夫首相が党代表に就任した時、有権者の“風向き”を感じた」と振り返った。

 八月の選挙戦本番でも有権者の熱気は上がる一方。見知らぬ人が続々と事務所を訪れ、手伝いを申し出た。街頭で「民主党」の文字を掲げれば人は次々と集まった。結果は十二万票以上を獲得。小此木氏に比例復活すら許さない圧勝だった。

 「民主党への期待もあるが、自民党ではもう駄目だと思う人が多かったのではないか」。岡本氏は、勝因をそう分析した。

 衆院選から三カ月余り。民主人気には陰りもみられる。その中、駅の朝立ちや小規模集会開催を続ける。「今までやったことを継続しなければ、力は衰える」

 岡本氏を含めた民主党の真価は、次の衆院選で問われることになる。 (中山高志)

    ◇

 新型インフルエンザの感染拡大、衆院選、横浜、川崎両市長選−。さまざまなニュースに揺れた二〇〇九年を担当記者が、その後の取材を交え、振り返った。

 <民主圧勝の衆院選> 衆院選県内18選挙区のうち、民主党は14選挙区で勝利し、残る4選挙区でも全員比例復活当選。前回の小選挙区全敗の雪辱を果たした。自民党は小選挙区でわずか3勝。比例復活も3人にとどまった。公明党も議席を失った。みんなの党は選挙区、比例復活合わせ2議席獲得。社民党も比例復活で1議席を保った。

5792名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20091223-OYT8T00796.htm
ホーム>地域>徳島
<回顧2009> 民主躍進3議席
衆院選


衆院選公示日、選挙カーから手を振る高井氏。念願だった選挙区初当選を果たし、政権交代を引き寄せた。(8月18日、上板町で)  政権交代が起きた8月の衆院選は、県内でも民主党が躍進した。1区の仙谷由人氏は大差で6選し、2区は高井美穂氏が念願の選挙区初勝利。3区の仁木博文氏も比例復活で初当選した。一方、自民党は比例も含めて4人いた衆院議員が2人に半減。与野党逆転で両党を取り巻く状況は大きく変化した。(松本航介)

 「何もないところから民主党を設立して13年。政権交代を実現し、県連は4人の国会議員団を擁するまでになった。感慨無量だ」。11月21日、徳島市内で開かれた民主党県連の定期大会のあいさつで、仙谷氏はかみしめた。

 衆院選後、仙谷氏は行政刷新相に抜てきされ、「事業仕分け」に奔走。高井氏は文部政務官と県連の新代表に就いた。秋に行った参院選徳島選挙区の候補者公募には、予想を大幅に上回る35人が応募。県連が窓口となる新しい陳情システムには、12月半ばまでに約150件もの要望が寄せられ、「これが政権交代か」と関係者も驚くほどの忙しさだ。

 しかし、一方で、周囲の戸惑いも続いている。自民、公明両党の議員が大半を占める県議会は9月以降、鳩山政権の政策に反発する意見書を相次いで可決。新陳情システムには、市町村から「我々の陳情は本当に国に届くのか」などの不安の声があがっている。

 陳情窓口「地域戦略局」の局長を務める中谷智司参院議員は18日の記者会見で「不安もあるだろうが、歓迎する声もある。実績を作り、疑問点を説明しながら、解消していくしかない。時間が大切だ」と語った。

               ◇

 「エラーを重ねて失点し、ポテンヒットすら打てずにコールド負けした」。自民党県連幹事長だった竹内資浩県議は振り返る。度重なる首相の交代劇。党本部内のゴタゴタ。衆院選を前に失点を重ねた。「自民党は本来の保守政治を忘れてしまった。だから自民も民主も違いがなくなり、『どっちも同じなら1度変えてみたらいい』となった。敗因はそれに尽きる」と悔やむ。

 県連組織の弱体化も深刻だ。県連を支えた党員は、ピーク時の1988年に約7万7000人いたが、今は約1万3000人。高齢化も目立つ。衆院選後、「国会議員の慢心もあり、地域支部の充実を怠ってきた」「若い人をターゲットに党員の拡大を」など反省の声が相次いだ。

 こうした事情が一因となって、最近の国政選挙で県連は苦戦を続けてきた。07年の参院選は、民主党候補20万票に対し、自民党候補は15万票。「郵政選挙」で大勝した05年の衆院選でも、比例では民主党16万票に対し、自民党は15万票で負けていた。04年の参院選も自民党候補16万票、民主党候補15万票で接戦。地殻変動は少しずつ進んでいた。

 県連は今、市町村単位の地域支部の充実を急いでいる。衆院選で3区の議席を守り、新会長に就いた後藤田正純氏は20日の県連の常任総務会で「来年の参院選に向けて態勢を整え、新しい自民党に変わっていきたい」と意気込んだ。

 24日で鳩山政権が発足して100日。両県連の模索が続いている。

(2009年12月24日 読売新聞)

5793名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20091223-OYT8T00925.htm
ホーム>地域>秋田
《道々09師走》風の行方と人の意志
政権交代
 自民党は8月30日、民主党の地滑り的大勝を許し、1955年の結党以来初めて、衆院第1党の座を明け渡した。「自民党への逆風」「民主党への追い風」――。政権交代が起こった今年、「風が吹いた」という表現を新聞で頻繁に目にした。

 政治家自身も「風」という言葉をよく使った。誰かが操っているわけではないのに、政治家はその行方におびえ、あるいは期待を寄せた。正体は何だったのか。

 「もう先生じゃないよ」。久しぶりに会った、ある自民党の落選議員は「先生」と呼んだ私をこう笑った。

 なぜ負けたのか。長年権力を握ってきたゆえのおごり、子ども手当など国民の“懐”に直接訴えた民主党の戦術――。これらの指摘はもっともだと話す。だが最大の敗因は自民党自身が小泉構造改革を総括できなかったからだと考えている。

 「小泉さんは国民に痛みを訴えたのに受け入れられた。自民党は変わったと、支持を得た」。安倍、福田、麻生政権で、改革路線の揺り戻しが起きたが、堅持すべきだった。いまだにそうした議論を行わず、軸足の定まらない党の姿勢に不満が募る。彼は来年の参院選も負ければ「自民党の発展的解消も仕方ない」と半ばあきらめかけている。

 「この時代に政治に携わるものとして、何をするべきなのか。自分の立ち位置はどこなのか」。自問自答しながら、選挙区を1人で歩き続けている。

 しかし、風はまた、うつろいやすい。

 「まだ3か月。見守ってほしい」。鳩山内閣の支持率低下を示す世論調査に、ある民主党衆院議員は、自らに言い聞かせるようにつぶやいた。

 来年度の予算編成では、衆院選のマニフェスト(政権公約)の大幅な軌道修正を迫られた。「税収不足もあったが、既得権益を破ることは想像以上に難しかった」との本音が漏れた。

 何より「鳩山首相の指導力不足に国民が気付き始めた」ことが気にかかる。米軍普天間飛行場の移設問題は日米関係に深い影を落とし、小沢一郎幹事長の強まる影響力に政府・与党内はきしみ始めた。

 来年は参院選が行われる。政治家はまた風の行方に気をもむだろう。しかし、風は人間の意志が動かしていることもまた、確かなことだ。風任せにせず、問題の所在と解決策を提示し、言葉を果敢に闘わせてほしい。記者として、その言葉に耳を澄ましたい。(伊藤徹也)

(2009年12月24日 読売新聞)

5794名無しさん:2009/12/24(木) 20:17:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091223-OYT8T01039.htm
ホーム>地域>島根
逆風バネ 自民王国死守<回顧09>
衆院選   


山陰道の斐川−出雲インターチェンジ間の開通祝賀式で同席した(左から)細田、竹下、小室の各衆院議員(11月28日、出雲市で)  民主党が大勝した8月30日の衆院選。島根の二つの選挙区では自民党が議席を占め「自民王国」を守った。島根1区で敗れた民主党の元県議、小室寿明氏(49)は比例選中国ブロックで復活当選。民主党はその勢いで「王国」の切り崩しを図る。来夏の参院選で、各党は再びぶつかる。(近藤修史)

 「古里を守る」。島根2区で4選した自民党の竹下亘氏(63)は、夏の選挙戦中、選挙カーや街頭で、こう繰り返した。集落単位のミニ集会にも顔を出した。ある県議は「1票差でもおかしくなかった。追い詰められていた」と振り返る。陣営は、そんな危機感をバネにした。結局、前国民新党幹事長の亀井久興氏(70)に約2万7000票差をつけた。

 島根1区では、前自民党幹事長の細田博之氏(65)が知名度を生かし、小室氏、共産党の石飛育久氏(31)らを抑えて7選を決めた。小室氏は比例選で復活当選し、民主党は、2000年に失った県内議席を9年ぶりに得た。

     ■ □

 民主党は選挙の後、活発に動いた。民主党県連は、国への要望を業界などから聞き取る「2010民主政策・予算チーム」を結成。小室氏が代表に就き、約1か月で業界団体など約50か所を回った。

 団体の多くは自民党を支援してきたが、政権交代で軸足を移す気配も出始めた。民主党県連幹部は「団体幹部の態度が変わった」と切り崩しに力を入れる。

 自民党は、こうした動きをけん制する。これまで通りの支援を求め、自民党県連幹部らは年末、業界団体を巡った。県議会では、自民党議員連盟が、国への陳情受け付けを民主党幹事長室が一元化する新ルールに反対する意見書を提案し、可決させた。

     □ ■

 山陰道の斐川―出雲インターチェンジ間が開通した11月28日午後。出雲市内の体育館での祝賀式で、あいさつを終えた自民党の青木幹雄氏は舞台奥の出口に気付かず、1メートル余り下の客席前に飛び降りた。出席者は、75歳の健在ぶりに驚いた。

 青木氏は、来夏の参院選で改選を迎える。自民党県連の選挙対策委員会が来年1月半ばにあり、県連幹部は「とにかく出てもらいたい」とする。

 共産党は今月、石飛氏の参院選への立候補を発表した。民主党なども候補者擁立を急いでいる。

 私たちによりよい暮らしをもたらすのは誰か、再び選ぶ機会が訪れる。

      ◇

 年の瀬を迎えた2009年。この1年、県内で起きた出来事を、記者のノートから振り返る。

(2009年12月24日 読売新聞)

5795名無しさん:2009/12/24(木) 20:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091224/CK2009122402000121.html
【群馬】
<取材メモから2009> 真夏の決戦 衆院選 自民に手痛い報い
2009年12月24日

群馬3区で初当選を果たし、支持者と抱き合って喜ぶ民主党の柿沼正明氏(中)=8月30日、太田市で


 政権をかけた真夏の決戦。取材で最も気になったのは、民主党の看板公約「子ども手当」への自民党の批判の仕方だった。

 子育て支援策として有効性や必要性は認めながら財源的に無理だという批判は、一理あると思った。事実、新政権は予算編成で苦しんでいる。

 しかし、強く違和感を覚えたのは「国がお金を配り、子どもを生んでもらうのはいかがなものか」と、必要性自体を否定する姿勢が散見されたことだ。

 ささいな問題と思われるかもしれない。ただ、私が重要だと思ったのは、こうした施策を望む人がいることへの認識が欠けていると感じたからだ。

 また、選挙戦を通じて自民党陣営からよく聞いたのが「誰と戦っているか分からない」というぼやきだった。かつてない選挙運動を展開し、街角で会った有権者の反応は悪くない。それなのに、マスコミなどの世論調査は芳しくなく、途方に暮れている感じだった。

 今振り返って思うのは、自民党が戦っていたのは民主党ではなかったのではないか、ということ。あまり目を向けてこなかった国民一人一人と戦っていたのではないか、ということだ。子育て支援策への姿勢にもそれが表れていたように思う。

 八月三十日、民主党が圧勝し、政権交代が起きた。保守王国、自民王国と呼ばれた群馬でも、ベテラン候補が次々と落選し、“王国崩壊”となった。

 新政権は今、公約を実現する難しさに直面している。過去の政権がしなかったことを公約に掲げた以上、越えなければならない壁だろう。

 来年夏には参院選がある。民主党が公約に期待する国民にこたえられるか、対する自民党が国民との関係をどう築くのか、注視しているのは私だけでない。 (加藤益丈)

5796名無しさん:2009/12/24(木) 20:42:13
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091224ddlk34040320000c.html
広島この一年:/7 衆院選 /広島
 ◇保守王国一変、民主に風 政権交代に関心集まる
 政権交代の旋風が県内でも吹き荒れた−−。民主党の圧勝で鳩山政権が誕生した8月30日投開票の衆院選。岩盤とも称される厚い保守地盤に支えられた広島でも、政界の潮流が激変する結果となった。

 衆院選前までは、七つある小選挙区のうち、6区の国民新、亀井静香氏を除く6選挙区を自民党が占めていた。ところが、今回、自民党が議席を守ったのは1区の岸田文雄氏のみ。残りは、新人2人を含む民主党が5議席を自民から奪還、国民新党が1議席を守った。

 小選挙区の県内の投票率は、69・32%と、96年の小選挙区・比例代表並立制導入後では最高だった。政権交代が起きるかどうかに有権者の関心が集まり、郵政民営化の是非が大きな争点となった前回選(05年)の投票率を1ポイント近く上回った。

 民主党は「政権交代」を前面に訴え、鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行(当時)ら幹部が続々と来広した。選挙戦終盤でも、街頭演説や決起集会などで新人や前職議員らの応援に立ち、勢いを加速させた。これに対し、自民の候補者たちは、連立与党を組んでいた公明党との連携を強化。実績や「政権担当能力があるのは自分たちだ」などと訴えた。自民の前職らは、置かれた状況を「暴風雨」「土石流」などと例えた。それほど、有権者の「怒り」は強かった。

 比例代表の中国ブロックでは、民主党の得票数が都市部だけでなく、江田島市、安芸太田町、大崎上島町、世羅町を除く19市町で自民の得票を上回り、「第一党」に返り咲いた。また、民主党とともに共産党も票を伸ばした一方で、与党を形成していた自民、公明の両党は大きく票を減らした。さらに、社民と国民新も「自民か民主か」の政権選択争いの影に埋没した。

 民主党政権の誕生から約4カ月。来夏には、有権者が審判を下す参院選が控えている。

 ◇来夏は参院選、有権者の審判は
 真夏の決戦となった衆院選。選挙戦最終日の8月29日、私が担当した選挙区で選挙活動を終えた民主と自民の公認候補者にそれぞれ選挙戦の感想を尋ねた。民主候補者が「熱い、熱い戦いだった」と話したのに対し、自民候補者は「憂うつな選挙戦だった」と振り返った。対照的だった。

 果たして、民主が躍進し、強固な地盤を引き継いだはずの自民前職らが落選。官房長官や党幹事長など要職を歴任した中川秀直氏がかろうじて比例で復活するなど、県内政界の勢力図が大きく塗り変わった。多くの無党派層、さらに自民支持層が「一度は政権交代があってもいいのでは」と、民主候補に一票を投じた結果だろう。

 毎日新聞社の最近の世論調査では、9月の発足直後に77%あった鳩山内閣支持率は、55%にまで下がった。鳩山政権の政策がぶれていることに、市民が不安を感じているのだろう。来年夏の参院選では民主政権への審判が下される。小手先の選挙対策ではなく、将来の日本の進路を示す論戦を望んでいる。【加藤小夜】

5797名無しさん:2009/12/24(木) 21:41:13
>>5787
埼玉6区が顕著なんだが、公明候補がいたところは
自民の足腰がものすごく弱るんだよね

5798チバQ:2009/12/25(金) 21:53:28
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5799チバQ:2009/12/25(金) 21:57:15
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000912250005
09回顧(6) 民主圧勝その後
2009年12月25日

 全国的に「民主圧勝」となった8月の総選挙を取材中、五所川原市内で印象的な光景に出くわした。リンゴ畑の一角に、民主現職の顔写真などが載ったポスター。農家が場所を提供したのだろう。県を代表する農産物のリンゴと、農家の所得補償を公約に掲げる民主。政権交代への農家の期待の大きさを感じ、自民王国青森にも「変化」が訪れる兆しと受け止めた。


 だが、結果は全国的な流れとは異なり、4小選挙区のうち五所川原市を含む1区以外は自民に敗れた。比例票は民主の約33万9千に対し自民は約23万2千と、10万票以上の差をつけたにもかかわらず、だ。候補者個人への支持は、まだ自民に及ばなかった。


 県議会でも、民主は自民の会派に比べて少数派。「国政は与党、県政は野党」。そんな位置付けの中、県内の民主党関係者は政権交代を背景に、自らの「存在感」を高めようと動き始めている。


 今月3日、民主党県連の田名部定男幹事長ら4人が青山祐治副知事のもとを訪れた。鳩山政権は、自治体が官僚に直接陳情するのを認めず、県連や総支部を窓口にして党本部に取り次ぐ新ルールを設けた。そこで県連などは県や市町村の要望に優先順位を付けるため、「意見交換の場を設けよ」という要求を突きつけに行ったのだ。


 意見交換会は18日後の21日にあった。だが、国の予算編成のスケジュールなどから、県連はこの日を待たずに37の要望項目を党本部に伝えた後というちぐはぐさだ。


 会議中、所用で退席しようとした蝦名武副知事を山内崇県議が足止めし、「もう少し早くこういう機会を」と訴えた。「私どもは県政では必ずしも与党と言われているわけではない。どちらかというと、野党という言われ方をしているわけで……」と吐露しつつ、「要望の優先度には我々としても配慮していかなければならない部分がある」。民主をもっときちんと扱ってほしいというメッセージだ。


 政権交代と新ルールの導入で、県連への陳情などは盛んになったという。だが、県連幹部は「県内の首長らの対応は変わっていない。自民の方ばかり向いている」とみる。


 自民党の山内和夫・県連幹事長も「これまでもいろいろな職域から要望などを受け取っていたし、それは今も変わらない」と認める。そのうえで、「(民主党は)マニフェストで訴えたことですら変わってきている。要望しても最終的にそれがどうなるのか先が見えない」と批判する。


 新ルールには、首長らも気がかりな点があるようだ。ある首長は民主党県連への陳情後、「どういう形で反映してくれるのか。不安はある」と答えた。民主党県連の幹部は「政権の座についていざ金庫を開けたら、金がなかったということ。財政事情が変われば、見直しは当然出てくる」と弁明するが、国民はどう評価するのか。


 来夏の参院選に向け、04、07年の青森選挙区で2連敗を喫した自民党県連は今回、候補者を公募し、県内各地で街頭演説会を開いている。民主党県連は総支部に推薦者を上げてもらい、来年1月8日の常任幹事会で候補者を決めるという。候補者選びに関しては自民の方がオープンに見え、「攻め」の姿勢が目立つ。


 国の来年度予算の編成も本格化している。民主、そして地元の県連はそれらの中でどのような存在感を示せるのか、真価が問われる。(大西史晃)

5800とはずがたり:2009/12/25(金) 23:39:57
>>5798
>対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。
今回の衆院選の2大戦略ミスがこいつと長崎でしょうな〜。

5801神奈川一区民:2009/12/25(金) 23:45:57
>>5800
おっしゃる通り。長崎氏も橋本氏も、渡辺氏に誘われたのに
断ったんですよね。山内康一氏の判断はもっと評価されても
いいと思いますよ。

5802とはずがたり:2009/12/25(金) 23:54:12
特に東海と近畿の惨敗した小泉チルドレンどもは死んでも死にきれない程後悔して欲しい所です。

5803神奈川一区民:2009/12/26(土) 00:03:52
>>5802
おっしゃる通り(笑)。そこが小泉チルドレンが残念なところです。
政治センス、ゼロ。民主党の新人も小泉チルドレンのようにならない
ように。しっかり、勉強して欲しいです。

5804とはずがたり:2009/12/26(土) 00:13:01
一区民さんの嫌悪する(俺も或る程度批判的な)軍隊式の小沢学校も一応本気に,真剣に,それを心配しての事だとは思うんですけどね>小泉チルドレンのようにならないように

1回生は雑巾掛けみたいな下らない日本的上下関係で抑えつけるのはどうかと思いますが,まあ小沢式の選挙戦術を基礎として叩き込んで貰うのも,舞い上がって4年間無為に過ごすよりはマシかなとは思います。

徐々に仕分け人みたいな陽の当たる場所への登用もしてあげたいところです。

5805名無しさん:2009/12/26(土) 00:19:15
とはいうものの、他のブロックでは、3区中山より低い惜敗率で復活している人もいるし
復活できなかったのは、比例定数や他の選挙区の結果によるところもある

1区田村も、民主追い風とはいえ支持層を大二郎と争う中ではさすがに厳しかった
これで都会なら、共産がいても勝てたかもしれないが、高知では・・・

衆院議員不在は痛いが、そこまで悲観することもないというか
別に自民が強いというわけではない

もう少しいいタマをそろえれば、意外に勝機は早く来る、とも思う

5806名無しさん:2009/12/26(土) 12:24:28
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20091226ddlk19040219000c.html
09年:振り返って/下 /山梨
 ◇衆院選、民主が全選挙区制す 自民国会議員ゼロ−−8月
 第45回衆院選が8月30日、投開票され、1区は小沢鋭仁氏、2区は新人の坂口岳洋氏、3区は後藤斎氏が当選。民主党が県内全選挙区を制した。自民党系候補が県内の衆院選挙区で議席を獲得できなかったのは初めてで、参院も含めて県内に同党所属国会議員はゼロとなった。

 投票率は74・29%。96年の小選挙区制導入以来、最高だった前回05年の71・31%を上回り過去最高となった。

 新政権では小沢氏が環境相に就任。県選出議員の入閣は97年の堀内光雄氏(通産相)以来となった。

 ◇県内初の裁判員裁判 「不安と戸惑いの3日間」−−10月
 県内初の裁判員裁判が10月20日、甲府地裁で始まった。審理されたのは甲州市で6月に起きた殺人未遂事件。60歳の男性が無理心中を図り、同居の母を刺したとして起訴されていた。裁判員6人と補充裁判員2人が3日間の審理に参加した。

 同地裁は10月22日、男性に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。記者会見した裁判員は「不安と戸惑いの3日間で、たくさん涙を流した」などと感想を語った。

 その直後、同27日には韮崎市で6月に起きた強盗傷害事件で2例目の裁判員裁判が同地裁で開かれ、29日に懲役9年の実刑が言い渡された。

 ◇北杜初の名誉市民・平山郁夫さん死去−−12月
 日本画の大家・平山郁夫さん(79)が12月2日、死去した。

 平山さんは04年7月、義兄の別荘があった北杜市長坂町小荒間に「平山郁夫シルクロード美術館」を開館し、自身の作品のほか40年以上にわたって収集してきたシルクロード周辺諸国の美術品などを収蔵していた。同市は05年10月、地元の文化・教育・観光振興への貢献をたたえ、平山さんに初の名誉市民の称号を贈っている。

 今年5月には自身が講師となって市内の小学生を対象に絵画教室を開催するなど、地域住民にも親しまれており、多くの市民から追悼の声が聞かれた。

==============

 ◇今年下半期の県内の主な出来事◇
 (肩書、年齢はいずれも当時)

 ◆7月

 1日 富士山山開き。残雪で12年ぶりに登頂できず。

 8日 笛吹市の廃棄物運搬・処分会社がごみの中から大量の1万円札(165万5000円分)を発見。持ち主は現れず、同社は10月に全額を地元自治会などに寄付。

26日 夏の高校野球山梨大会で山梨学院大付が優勝。9年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決める。

29日 韮崎市穴山町で、今年1月から行方不明になっていた男性の遺体が発見される。その後、元板金塗装業の男(47)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆8月

14日 山梨学院大付、甲子園の初戦で県岐阜商に6−14で敗れる。

30日 衆院選。県内全3選挙区で民主党が勝利。

 ◆9月

16日 鳩山内閣発足。山梨1区選出の小沢鋭仁氏が環境相として入閣。

21日 富士河口湖町の民宿に侵入したとして、富士吉田署が男を住居侵入容疑で逮捕。就寝中の女性客に睡眠薬を飲ませてわいせつ行為をしたなどとして準強制わいせつ罪などで起訴され、現在公判中。

 ◆10月

 7日 駐車場でのトラブルで傷害罪に問われた被告に、甲府地裁が無罪判決。

 9日 笛吹市石和町松本の住宅で火災。兄妹4人が死亡。

22日 県内初の裁判員裁判で、母親を刺して殺人未遂罪に問われた長男(60)に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決。

 ◆11月

 3日 都留市でスナック従業員の女性(49)が刺殺される。経営者の男(60)が殺人罪で起訴された。

 8日 甲斐市のスナックで、経営者の女性(68)が刺殺される。客の男(61)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆12月

 2日 北社市の名誉市民でもある日本画の大家・平山郁夫さんが逝去。

 5日 ヴァンフォーレ甲府が今季最終戦。J1昇格ならず。

5807名無しさん:2009/12/26(土) 13:24:49
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5808とはずがたり:2009/12/26(土) 15:09:45
>>5805
前回も保守地盤で善戦した中山女史には此処は復活して欲しかった所でした。愛媛1区,高知1区辺りは惜しかったです。

5809チバQ:2009/12/26(土) 22:32:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20091226/CK2009122602000093.html
ちばニュース<2> 真価問われる“与党2年目” 民主党圧勝
2009年12月26日

候補者の当選を喜ぶ民主党県連の長浜博行代表(左)と河野俊紀幹事長(右)、連合千葉の黒川悟会長=8月30日深夜、千葉市で


 「風が吹くどころじゃない。房総半島の地殻変動だよ、これは」。今年の流行語大賞「政権交代」が実現した八月三十日深夜から翌三十一日未明にかけ、千葉市内の民主党県連で衆院選の開票速報を伝えるテレビを見ながら、県連代表の長浜博行氏の声はいつになく熱を帯びた。

 県内十三小選挙区の勝敗は、「小泉旋風」が吹き荒れた前回選の一勝十二敗から十一勝二敗へと大逆転した。大臣との接戦の末に敗れた二候補も比例復活を果たし、さらに比例単独で二人が当選。普段はひょうひょうとした語り口の長浜氏が、興奮を隠せないのも無理はなかった。

 安倍−福田−麻生と一年ごとに首相が代わった自民党への逆風を、民主党は追い風として受けた。政治献金問題で小沢一郎氏が五月に党代表を辞任し、鳩山由紀夫氏が新代表に就任。衆院選で唯一のマイナス要因も消え、街頭で活動する民主党の候補者たちは「(有権者から)好意的な声しかかからなくなった」と口をそろえた。

 代表代行に就任した小沢氏は選挙担当として、県内でも特定郵便局長会や農協などと接触し、旧来の自民支持勢力の取り込みや切り崩しに成功。高まる政権交代への期待を背景に、「自民王国」の房総半島郡部でも猛烈に追い上げた。

 首長選でも、三月の知事選こそ推薦候補が敗れたものの、六月の千葉市長選では民主市議だった熊谷俊人氏が、現職市長としては全国最年少で当選。米国のオバマ大統領のように「若さ」や「変革」といったイメージで都市部の有権者を引き付けた。

 順風満帆に思える民主党だが、県連は一気に衆院議員十五人を抱える“大所帯”に膨れ上がった反動に悩まされている。十一月の市川市長選では候補者の一本化に失敗し、民主系の三人が立候補を表明。県連の指導力不足を露呈した。

 来夏の参院選では、県連の候補者公募に三十六人が応じ、既に面接も終えた。しかし、現職の広中和歌子氏の意向は確認できておらず、県連幹部が「公募は時間稼ぎ」と漏らす始末。候補者の決定は、すんなりといきそうにない。

 衆院選翌日、長浜氏は「達成感よりプレッシャーの方が大きい。評価される対象になり、これからが大変」と話した。それでも、今年いっぱいは“初心者マーク”付きの政権与党という雰囲気だった。参院選を控える来年は、有権者のより厳しい視線にさらされることになる。 (小林孝一郎)

5810チバQ:2009/12/26(土) 22:33:06
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912250003
09振り返って/衆院選
2009年12月26日


初めて小選挙区で勝利し、支持者らと万歳をして喜ぶ民主の川内氏(右)=8月30日、鹿児島市

 8月30日夜。テレビの開票速報は、次々に全国の民主候補の「当選確実」を伝えた。流れるテロップを眺めながら、2005年の郵政選挙では自民候補の名前ばかりが流れていたことを思い出した。
 全国的に自民には強い逆風が吹き荒れたが、集会や演説会の熱気は民主をはじめとする野党陣営とさほど変わらないように感じた。選挙取材は「自民王国・鹿児島」を肌で感じる日々だった。
 小選挙区制導入以降、鹿児島で民主候補が自民を相手に勝ったことはない。当初は「今回もそうではないか」と思っていた。だが、取材を重ねていくうちに、これまでとは違う無党派層のうねりのようなものを感じた。
 「マニフェストで子ども手当を出すと言っているから」「高速道路が無料化されると助かる」。百年に一度の大不況と言われた今年。県民が口にする新政権への注文はどれも生活と直結する切なるものだった。一向に上向かない停滞した経済状況に加え、選挙を経ずに首相をころころと入れ替えるなど、おごりが見えた自民党政権を打破してほしいという思いが見て取れた。
 「自民の誰が首相になっても一緒。何も変わらない」「いっどどま、民主党に」。こんな声をたくさん聞いた。
 あれから約4カ月。政権交代の余波は県内にも押し寄せている。公共工事の見直しで鹿児島市の二つの国道整備事業が「凍結候補」に挙がった。奄美市のおがみ山バイパス事業も着工延期になった。
 「政権交代してから道路事業費の確保は危惧(き・ぐ)している」と鹿児島市の担当者。県内大手企業の幹部は「下りるはずだった補助金が凍結された」と口にした。また、天文館の飲食店主は景気が上向かないとぼやく。「相変わらず人が少ない。変わると思ったのに、何も変わらなかったよ」
 1区で当選した民主の川内博史氏は「マニフェストで約束した政策を実現したい。その先頭に立つ」と約束した。雇用対策、農業振興、公共事業……。課題は山積みだ。
 県民や国民の思いを背負って実現した政権交代。「国民との契約」であるマニフェストがどこまで守られるのか。県民生活にどんな影響を及ぼすのか。細かく取材し、日々伝えていかねばならない。
(三輪千尋)

5811名無しさん:2009/12/28(月) 21:25:12
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000912280007
現在位置:asahi.com> マイタウン> 佐賀> 記事
業界頼み「時代錯誤」 総選挙で民主躍進
2009年12月27日
当選を決め支持者とハイタッチする原口一博氏。新政権では総務相に就いた=8月30日、佐賀市神野東4丁目の事務所
当選を決め喜ぶ大串博志氏。新政権では財務政務官に就いた=同市久保田町の事務所
 衆院選投開票日の8月30日夜、当選した民主党候補2人の事務所は沸き上がった。
 原口一博氏(佐賀1区)は「私たちはこの手で歴史の扉を開いた。政権交代の船出です」と述べ、支持者とハイタッチ。大串博志氏(佐賀2区)は同級生に肩車され、「保守地盤の地域でみなさんと戦ってきた成果が表れた」と喜んだ。半月後、原口氏は総務相、大串氏は財務政務官に就任。2人は政権中枢のプレーヤーとして、今月25日に閣議決定された政府予算案づくりにも加わった。
 「四面楚歌(しめんそか)の中、自民の王国を少しずつ崩し、ついに佐賀から大臣を出すところまで来た」。内閣が発足した9月中旬、園田泰郎・同党県連代表代行は感慨深げに語った。
 元民社党県連委員長の園田氏は、新進党に合流後の15年間、原口氏と二人三脚で県内の「非自民勢力」結集に努めてきた。今回衆院選で自民による県内3選挙区独占を突き崩した。07年参院選で自民党の21連勝を阻んだ川崎稔氏(佐賀選挙区)も含め、県内選挙区選出の民主党国会議員は3人。一方、自民党は保利耕輔衆院議員(3区)、岩永浩美参院議員(佐賀選挙区)の2人(比例復活を除く)。民主は佐賀でも初めて「国政第一党」となった。
 勢力交代は、比例区での得票でも明らかだ。民主党は最多の20万2683票(得票率40・63%)を集めてトップ。現行の小選挙区比例代表並立制が導入された96年以来4回連続で1位を守ってきた自民ですら、一度も得たことのない得票数だ。前回05年から3万4千票も減らし、得票率32%にとどまった自民との「王座交代」は際だった。
 背景には自民支持層のほころびがある。正組合員6万人を擁する県内4農協の政治団体・県農政協議会は自民推薦を決めたが、約90ある支部から意見集約する過程で、少なくとも4支部は自民でまとまらなかった。「異論ゼロがあたりまえの農政協では『事件』。面従腹背の人はもっといたはず」(農協幹部)。
 2区では、農協組合長自ら自民候補の選対本部長に就いてテコ入れしたが、朝日新聞社の世論調査では農林漁業者層の4割が「民主候補支持」と回答。神埼市の農家男性(48)は「私は独立した経営者。どの党がいいか自分で選ぶ。組織の押しつけなんて時代錯誤も甚だしい」と話す。
 予算での見返りを期待し、業界団体が一致団結して「利益代表」の自民党候補に票を集めるという従来の「保守王国」の流儀では、今の閉塞(へい・そく)状況は打ち破れない――。そんな有権者の気分が、「政権交代期待層」の受け皿として台頭した民主を佐賀でも躍進させた、といえそうだ。
 9月、自民県連の衆院選総括会議。地域支部長らから「政権の座にふんぞり返ってきた結果」「国民の思いと政策が乖離(かい・り)している」と厳しい意見が続出。県連は「再生委員会」を立ち上げ、改革を始めた。選挙プランナーを迎えて12月26日に開いた2度目の委員会。福岡資麿県連会長は30人の委員に呼びかけた。「民主政権がつまずいているのに、自民には求心力が出て来ない。どう選挙に強い組織にしていくか考えてほしい」
 来夏には参院選が控える。民主が地歩を固めるか、自民が巻き返すか。ほかの各党は存在感を示せるか。民意をとらえる競争はもう始まっている。(市川雄輝)

■衆院選・佐賀3小選挙区の得票
◇1区
[当] 96618 原口 一博50 民前〈社〉〈国〉
    75475 福岡 資麿36 自前〈公〉
     1568 木場  健35 諸新
◇2区
[当] 86098 大串 博志44 民前〈社〉
[比当]79243 今村 雅弘62 自前〈公〉
     2119 牧原 正朗36 諸新
◇3区
[当] 93681 保利 耕輔74 自前〈公〉
    30346 柳瀬 映二55 社新〈民〉
    24529 広津 素子56 み前
    10142 瀬戸 雄也30 共新
     2233 橋山 穂波48 諸新

※投開票日(8月30日)現在の満年齢。四角囲みの政党は推薦。[比当]は比例区での当選

5812チバQ:2009/12/31(木) 15:16:58
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5813名無しさん:2009/12/31(木) 15:26:50
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5814チバQ:2010/01/14(木) 23:22:46
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100113ddlk02010057000c.html
県選管:昨夏衆院選、報告書公表 運動費用平均696万円 コンビニで節約も /青森
 県選挙管理委員会は12日、政権交代をもたらした昨年8月の衆院選の選挙運動費用収支報告書を公表した。真夏の選挙で飲料代などがかさんだが、支出額に上限があるため、コンビニエンスストアで弁当を安くしたり、事務所費を節約するなどして切り詰めていた。しかし、政党支部などからの収入がない候補者は自己資金を充当せざるを得なく、組織的支援のない候補者の厳しい懐事情がうかがえる。【矢澤秀範】

 公職選挙法は選挙運動費の支出に上限を設けており、衆院選は選挙区の有権者に15円をかけ、固定額1910万円を足した金額になっている。昨年の衆院選は、青森1区が2432万円▽2区2275万円▽3区2304万円▽4区2378万円だった。

 報告書によると、支出額のトップは大島理森氏(自民)の1905万円で、木村太郎氏(自民)の1509万円、田名部匡代氏(民主)の1417万円と続いた。16候補者の平均は696万円で、計約2000万円が公費負担額だった。

 いずれも大部分は人件費と事務所費に費やされ、1食の上限が1000円の弁当をコンビニで安く買う候補者が多かった。事務所費では、54万円で最少の吉俣洋氏(共産)が党県委員会に置いて浮かせるなどしていた。

 真夏の選挙だったため、飲料代に加えて保冷剤やタオル、日よけのサンバイザーなどの購入に充てられたのも特徴。長期戦を戦い抜くため、のどあめや栄養ドリンクを買った候補者もいた。また、選挙区が広いため、ビジネスホテルを利用する候補者もいた。選挙カーの燃料代や選挙ポスター、演説会用の看板などは公費から支出された。

 収入には、政党支部や団体、個人からの寄付のほか、候補者本人の自己資金も充てられた。横山北斗氏(民主)と中野渡詔子氏(同)を除く民主、自民の公認候補者は、500万円以上を「軍資金」として受け取り、他は自己資金を充てていた。自民党本部の公認が得られなかった津島淳氏は自己資金1000万円を投じており、無所属で国政選挙に出るハードルの高さをうかがわせた。

 供託金は衆院選小選挙区で300万円、比例代表で600万円で、小選挙区は有効投票総数の10分の1の得票がなければ没収され、公費も適用されない。県内では昨年、7人が供託金没収となった。

 今夏の参院選は、選挙区が全県1区となる。07年参院選では、1候補者の支出上限額が3918万円で、今夏も資金力が問われそうだ。

5815チバQ:2010/01/14(木) 23:23:22
==============

 ◇衆院選小選挙区候補者の収支◇
 (単位・万円)

選挙区 候補者        収入   支出 支出内の公費負担額

1区  横山北斗 (民主) 501  650       205

    津島淳  (無属)1414 1039       202

    升田世喜男(無属) 669  878       209

    渡辺英彦 (社民) 550  405         0

    吉俣洋  (共産)  54   54         0

    上田一博 (諸派) 518  201         0

2区  江渡聡徳 (自民) 700  526       248

    中野渡詔子(民主) 706  860       185

    熊谷ヒサ子(無属) 256  219         0

    森光浄  (諸派) 513  199         0

3区  大島理森 (自民)2000 1905       245

    田名部匡代(民主)1174 1417       244

    中西修二 (諸派) 553  231         0

4区  木村太郎 (自民)1527 1509       248

    津島恭一 (民主) 745  692       212

    石田昭弘 (諸派) 589  286         0

 ※得票順、無属は無所属、敬称略

5816チバQ:2010/01/16(土) 16:47:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100116-OYT8T00088.htm
衆院選費用平均615万円
府内小選挙区候補者 前回選から大幅減少
 府選管は15日、昨年8月の衆院選で府内19の小選挙区から出馬した候補者の選挙運動費用を公表した。1人当たりの平均は615万円と、2005年の前回選から217万円の大幅減となった。

 公表したのは、選挙違反事件に絡んで関係書類を押収され、収支を報告できなかった3人を除く77人分。支出額の多い上位3人は、いずれも落選した1区の中馬弘毅氏(自民、2294万円)、6区の福島豊氏(公明、1990万円)、4区の中山泰秀氏(自民、1815万円)。当選者では、最も多いのが12区の樽床伸二氏(民主)の1398万円、少ないのは6区の村上史好氏(民主)の513万円。

 平均支出額が下がった背景には、幸福実現党の候補者計18人(いずれも落選)の支出額が90万〜180万円程度と相対的に低かったほか、不況による収入減で各陣営が支出を抑えたことがあるとみられる。

(2010年1月16日 読売新聞)

5817チバQ:2010/01/16(土) 16:49:51
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100113ddlk29010486000c.html
収支報告:平均支出は560万円 昨年衆院選、各陣営−−県選管 /奈良
 県選管は、昨年8月の衆院選に立候補した各候補者陣営の収支報告を発表した。全15陣営の平均支出額は法定選挙運動費の約4分の1に当たる約560万円だった。各陣営の支出は次の通り。(敬称略)

【1区=法定選挙運動費2354万6700円】馬淵澄夫(民主)372万4314円▽栗岡真由美(諸派)221万3968円▽森岡正宏(自民)1118万4706円▽井上良子(共産)211万7733円【2区=同2358万2600円】高市早苗(自民)1254万1192円▽西ふみ子(共産)145万4929円▽滝実(民主)640万7042円▽田中孝子(諸派)116万2878円【3区=同2347万5800円】豆田至功(共産)197万5026円▽吉川政重(民主)566万710円▽尾崎貴教(諸派)126万4406円▽奥野信亮1352万8348円【4区=同2314万8200円】田野瀬良太郎(自民)1259万9124円▽赤松明宏(諸派)124万4062円▽大西孝典(民主)696万156円

5818とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:37

政治変動<広島1区> 自民「かつてない激戦」 '09/8/5
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080502.html

 30日投開票の衆院選の公示(18日)まで2週間と迫った。政権を懸けた4年ぶりの決戦を前に、前哨戦が熱を帯びる広島県内の7小選挙区の情勢と構図をみる。(衆院選取材班)

 ▽民主、無党派層を狙う

 2005年の前回衆院選まで過去4度の小選挙区の戦いは、自民党前職の岸田氏が議席を守り抜き、他候補の比例代表中国ブロック(定数11)での復活当選も許さなかった。この4年で念願の入閣も果たした岸田氏だが、党に吹き付ける逆風に「かつてない激戦」と危機感を隠さない。

 系列の自民党県議は「従来の支援者からでさえ『比例は自民に入れない』との声をたくさん聞いた」と話す。そんな状況を6期目を目指す岸田氏自身も肌身で感じている。「できるだけ多くの人に生の訴えを聞いてほしい」と初当選以来続ける街頭演説を増やした。地域の会合や行事もこまめに顔を出す。

 追う民主党新人の菅川氏。昨年9月の第1次公認から漏れ、第3次で公認を得たのは今年2月。陣営幹部は「昨秋、選挙になっていたら相当厳しかっただろう」と打ち明ける。今春以降、小沢一郎代表代行や新党日本の田中康夫代表の来援も得ながら、後援会や連合広島傘下の労組の支援態勢を整えた。

 政権交代を旗印に掲げる党を前面に出し、自転車で回ったり、商店街を練り歩いたりして無党派層への浸透を狙う。立候補表明が解散後だった前回の得票は岸田氏の55%。菅川氏は「まだ差は大きくは変わらない、と思っている。だが、風を取り込めれば逆転は可能だ」と意気込む。

 二大政党に、党の消長を懸ける共産、社民両党が挑む。共産党新人の藤本氏は、労働者派遣法改正や後期高齢者医療制度の撤廃を掲げる。「自公政権の退場」を訴え、民主党との政策の違いも強調する。社民党新人の上村氏は、中国地方の小選挙区で唯一の同党公認候補。広島市中心部での街頭演説にこだわり、被爆地から護憲の訴えを強めている。

 幸福実現党新人の山本氏は減税などの政策をPRする。無所属新人の中村氏は大学入試全廃を訴える。6人が立候補を予定するのは中国地方の小選挙区で最も多い。

5819とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:52

政治変動 <広島2区> 3度目対決、自民危機感 '09/8/6
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080601.html

 ▽民主、地域回りを徹底

 「逆風ではない。暴風雨だ」。自民党前職の平口氏は3日夕、広島市佐伯区での集会で支援者約100人を前に、有権者から寄せられる党への厳しい声をこう言った。

 集会の出席者からも「麻生降ろし」などでドタバタ劇を繰り返した党への不満が噴き出す。「謙虚に反省し、直すべきは直してご期待に応えたい」。平口氏は深く腰を折った。

 危機感を募らせる平口氏は週末だけでなく、平日の昼間にも主婦や中高年の支援者を集めた集会を開く。毎朝のように、JR駅前や国道沿いに立ち、各地の行事に顔を出す。公示後には自転車での遊説も初めて計画するなど、「やれることは何でもする」(陣営幹部)との姿勢である。

 平口氏と民主党比例前職松本氏との対決は2003年、05年に続く3度目となる。

 03年は、自民党系が国土交通省OBの平口氏を含む3人立候補し、松下政経塾出身の松本氏が次点の平口氏に約2万票差をつけて初当選した。05年の「郵政選挙」では平口氏が、約1万7千票差で雪辱を果たし、初の議席を獲得した。松本氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 松本氏は前回、敗れはしたが、獲得票数を前々回に比べ3万票余り伸ばしていた。そして今回、「街頭での有権者の反応はさらによくなっている」と手応えを口にする。各駅前や大型商業施設近くでの街頭演説を重ねる以外は、地域を隅々まで巡る活動を徹底し、政権交代の必要性を訴え続けている。

 「選挙は企業の営業活動に近い。新規の顧客を開拓しないと票は伸びない」と陣営幹部。佐伯区や西区の住宅密集地を中心に、無党派層への浸透拡大を図っている。一方で、国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちでつくる政治団体が支援を決定。連合広島傘下の労組も活発に動くなど手堅い支援組織も持つ。

 今回、共産党は比例代表重視の戦術から、2区への候補者擁立を見送った。前回は新人が約1万3千票を得た。同党が「自公政権を終わらせる」と掲げる中、両陣営とも「共産票」の多くが、民主党に流れるとの見方を示す。

 幸福実現党新人の宮内氏は消費税の廃止などを訴えている。(衆院選取材班)

5820とはずがたり:2010/01/16(土) 22:00:26
>「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。
>自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。
まあ大体構想通りに戦えた感じか。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#3-09

政治変動<広島3区> 民主「郵政」で北部強化 '09/8/8
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080803.html

 ▽自民、比例との結束図る

 自民党比例前職の増原氏は3日、広島市安佐南区で開いた選対会議で、党への逆風を組織戦でかわす決意を示し「ひと声運動や推薦はがきが、非常に重要となってくる」と後援会幹部に念を押した。

 2003年から自民党は3区で、小選挙区と比例代表中国ブロック(定数11)で候補者を選挙ごとに入れ替える「コスタリカ方式」を、増原氏と自民党前職の河井克行氏(46)の間で導入してきた。

 党本部は昨秋、「組織の弱体化を招く」として同方式の廃止を打ち出したが、「今回限り」「2人の協力態勢構築」を条件に継続を認めた。

 増原氏にとって6年ぶりの3区での戦い。「ポスターが古いまま」「高齢化で集会が開けない」。当初、支援者には不満や戸惑いもくすぶり、「一から出直すつもりで回った」と秘書は言う。

 比例に回る河井氏との協力態勢づくりも課題だ。2人は過去2度3区で対決した経緯があり、しこりも残る。1996年は自民党の河井氏が新進党だった増原氏を破り、00年は無所属で立候補した増原氏が雪辱、自民党入りした。

 3日に立ち上がった増原氏の選対本部で顧問に就任した河井氏。ここにきて、後援会会員に増原氏のビラを配り始めた。党への逆風の危機感から「結束」へとかじを切る。

 前回に続く挑戦となる民主党新人の橋本氏。党のイメージを前面に出し「政権交代」を訴える。6月以降、鳩山由紀夫代表、前原誠司副代表たちが次々と3区入り。党の「重点区」と位置付けている。

 「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。

 自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。

 国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちの政治団体がバックアップに回る。郵政関係者の紹介でこれまで足場がなかった北部でもミニ集会を繰り返す。「今まで入れなかった地域で顔を見る」。増原氏の陣営は警戒を強める。

 前回、争った社民、共産両党が候補者擁立を見送る「追い風」も吹く。「日に日に民主党への期待を感じる。ただ、風だけでは勝てない」と話す橋本氏は一方で、落選後の4年間、ひたすら地域を回ってきたと自負もにじませた。

 幸福実現党新人の日高氏は、消費税廃止などの政策を訴える。(衆院選取材班)

5821とはずがたり:2010/01/16(土) 22:05:45

>自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

>中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。
>中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

結果
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#4-09

政治変動<広島4区> 市長選しこり 自民懸念 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080902.html

 ▽民主、集会重ね手応え

 10選を狙う自民党前職の中川氏に、民主党新人の空本氏が挑む。都市、農村部を併せ持つ選挙区は政策の争点が幅広く、支援の構図は、過去の市長選の恩讐(おんしゅう)が複雑に絡み合う。

 中川氏は、県内で立候補を予定する自民党前職では最多当選。2005年の前回衆院選まで過去4回の小選挙区は、次点に約7万〜4万票差で圧勝した。だが、今回の情勢は「黄信号」と自ら分析し、危機感を抱く。

 小泉、安倍政権では党の国対委員長や幹事長を務めたが、麻生太郎首相とは政策面などで対立を深めた。先頭に立った「麻生降ろし」は不発で、地元でも賛否が分かれた。

 中川氏は、地元に張り付き、基盤固めを続ける。党内有数の政策通で、公務員の天下り禁止や社会保障の充実を主張。消費税増税には慎重な考えだ。「政治生命の総決算となる戦い。政策で選んでほしい」と訴え、民主党のマニフェスト(政権公約)の財源批判を展開する。

 一方の空本氏。03年の衆院選から3度目の挑戦となる。日ごろから選挙区を車や自転車でくまなく回り、街頭演説やミニ集会を重ねてきた。「過去2回の選挙は相手の背中がまったく見えなかったが、ようやく見えてきた」と手応えを語る。

 農村部では、農産物の生産と販売の差額赤字分を、国が農家に直接支払う「農業者戸別所得補償制度」をPR。自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

 8日は民主党の岡田克也幹事長を招いて東広島市の事務所で決起集会を開いた。「政権交代を果たし、活力ある地域、日本を再構築する」と訴えた。

 中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。

 中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

 前回衆院選で約1万票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の沖氏は街頭演説で知名度のアップを図っている。(衆院選取材班)

5822とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:00

政治変動<広島5区> 民主、島しょ部浸透に力 '09/8/10
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081001.html
 ▽自民、都市部で実績訴え

 2004年の補選と05年の前回、接戦を演じた自民党前職の寺田氏と民主党比例前職の三谷氏が、激しく競り合う。補選は約7400票差、前回は約6200票差で寺田氏が制した。三谷氏は前回、比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選。今回は初の前職対決となる。

 「私の場合はいつも厳しいが、今回は大変に大変に厳しい」。寺田氏は、街頭演説や国政報告会で今まで以上の危機感を口にする。

 寺田氏は過去2回、故池田行彦元外相から地盤を引き継いだ竹原市や島しょ部で大きくリード。積み上げた「貯金」で、呉市中心部では優勢だった三谷氏をかわした。

 今回は島しょ部などでの守りを固めつつ、市中心部での浸透拡大を図る構え。小、中規模の集会を重ね、防衛政務官を務めた実績や、元財務官僚の経験を生かして進めた基盤整備の成果を訴える。陣営幹部は、後援企業などが「今までになく組織固めに力を入れてくれている」と話す。

 麻生自民党には「逆風」が吹く。寺田氏は総裁選での麻生氏の推薦人。応援団「結束の会」のメンバーでもあり、「最後まで支える」と経済対策も前面に出す。

 三谷氏は、4年間こまめに地元を回り、新人のころは出席できなかった会合にも招かれ、あいさつするなど浸透をみせる。呉市出身の強みもあり小中高校の同窓生たちが、勝手連を組織して支援。連合広島傘下の労組も積極的に動く。

 官僚主導の政治や天下りを批判する三谷氏は、党のマニフェスト(政権公約)の確実な実行を掲げる。6月以降、鳩山由紀夫代表、松下政経塾の後輩である前原誠司副代表、岡田克也幹事長が来援し、政権交代に向けた機運を盛り上げる。

 島しょ部への浸透について、陣営幹部は「ポスターは前回の数倍張った。自民党の地盤が固い地域で、民主党を応援してもいいという雰囲気が芽生えてきた」。三谷氏も「前回までポスターやあいさつを断っていた人たちの対応が違う」と手応えを口にする。

 共産党が候補者擁立を見送った。前回、同党新人が獲得した約7700票の行方も焦点の一つ。幸福実現党新人の塚本氏は国防力の強化などを訴える。(衆院選取材班)

5823とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:35
>>5818-5823

政治変動<広島6区> 構図一変「見えぬ対立軸」 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080901.html

 ▽「ホリエモン旋風」から4年

 郵政民営化が争点になった2005年の衆院選。広島6区には、元ライブドア社長の堀江貴文氏(36)が自民党の支援を受けて立候補し、国民新党の亀井静香氏(72)、民主党の佐藤公治氏(50)たちと激戦を演じた。あれから4年。堀江氏の姿はなく、佐藤氏が参院に転じた民主党は亀井氏支援に回る。「劇場型」として全国の注目を集めた前回とは一変した構図で、18日の公示を迎える。

 「勝ち組」の象徴とされた東京・六本木ヒルズ。自宅があるマンションの一室でTシャツにジーンズ姿の堀江氏は当時を振り返った。「何かを変えてほしい。そういう期待をする人が支持してくれたんじゃないかな」

 亀井、佐藤両氏らとの激戦は連日、メディアで取り上げられた。有権者の関心も高く、投票率は79・57%と03年時を10・45ポイントも上回った。

 亀井氏に敗れはしたが、得票は8万4433票。多くの有権者が情報技術(IT)で急成長した若き「改革の旗手」に期待を寄せたのも事実だった。

 尾道、三原市の瀬戸内沿岸から、三次、庄原市などの中国山地までを貫く広島6区。8日は、前回の衆院解散からちょうど4年。「ホリエモン旋風」は有権者の遠い記憶となった。

 ▽民・国連携 自民予定者は前職元支援者

 堀江氏を下した国民新党前職の亀井氏は、今回は民主党と協力関係を取る。7月24日に尾道市であった事務所開きでは、長年争った佐藤氏が「政権交代を懸けた戦い。思いを託し、応援させていただきたい」と声を張り上げた。

 自民党新人の小島敏文氏(58)は、25年間の広島県議の経験を前面に「地方目線」を強調する。ただ、地方政治家として長らく亀井氏を支援してきた。共産党新人の花岡多美世氏(52)、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)も立候補を予定する。

 一変した構図に有権者には戸惑いもある。尾道市の会社員男性(35)は「前回に比べ、明確な対立軸を見いだしにくい」と話す。

 前回、堀江陣営に加わった6区の支援者の多くは今も口を固く閉ざす。「何かを変えてくれる」という高揚感は、堀江氏が旧証券取引法違反罪に問われる被告となったことで急速に冷めた。「話題づくりに踊らされたのかも」との自戒の声も漏れる。

 「あの時は変革への期待があった。いまさら政権選択と言われても…」。堀江陣営のボランティアを取りまとめた府中市の介護福祉士女性(56)は、4年前の「祭り」をこう振り返り、続けた。

 「この地域をどうしていくのか。変えてもらうのではなく、自分たちが変える選挙にしなくては」(田儀慶樹、松本恭治)

【写真説明】決起集会で支援者と気勢を上げる広島6区の立候補予定者(8日、三次市)

5824とはずがたり:2010/01/16(土) 22:09:20
>>5818-5824

民主「最後のチャンス」<広島7区> 自民、足元固め4選目指す '09/8/12
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081201.html

 自民党前職の宮沢氏と、民主党比例前職の和田氏による事実上の一騎打ち。3度目の対決を前に、両陣営とも「接戦を制す」と激しくにらみ合う。

 前々回は宮沢氏が約1万7千票差で辛勝し、和田氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活初当選。郵政民営化を最大の争点に、自民党に追い風が吹いた前回は宮沢氏がさらに票差を広げた。和田氏は2008年4月、衆院山口2区補選に立候補した当時の比例前職の自動失職に伴い、繰り上げ当選した。

 「地域に応援団をお持ちの皆さんの力添えで、苦しい選挙を立て直したい」。宮沢氏は5日、福山市の事務所に集まった市議会の2会派の市議に深々と頭を下げた。「地をはうような戦いがいるんです」

 宮沢氏の系列市議が多い明政会と、一定の距離を保つ水曜会。ともに12人の市議会最大勢力だが、前回は水曜会の一部市議が和田氏を応援した。足元を固めるため、宮沢氏が水曜会幹部と調整し、総勢24人となる2会派の市議の一本化を図った。

 企業や7地域ごとに設けた後援会を軸にした大型選対で、4選を目指す宮沢氏。2会派の協調に「これまで以上に強力な布陣ができた」と話す。

 5日夜は麻生太郎首相とJR福山駅前でマイクを握り、公示後も谷垣禎一元国土交通相が来援を予定する。景気対策や安全保障政策を前面に、おじの故宮沢喜一元首相から継いだ「宮沢王国」を守る構えだ。

 対する和田氏は、今回を「最後の決戦」と位置付ける。民主党の公認基準では、小選挙区で3連敗した前・元職は原則、非公認となるためだ。「私にとっては最後のチャンス。党にとっては政権交代の最大のチャンス」。8日に市内で開いた決起大会で、和田氏は危機感と期待感を交錯させて支援を訴えた。

 08年4月の繰り上げ当選後、週1、2回のペースで街頭演説を重ねる。地域の盆踊り大会で踊りの輪に加わり、祭りでみこしを担ぐなど「地域密着」をアピールしてきた。

 住民主導のミニ集会に夫人を連れて出席する機会も増えた。集会を企画した男性(68)は「『政策を聞きたい』と連絡したら、すぐに来た」とフットワークの軽さを評価する。

 5日には、市内であった国民新党の決起大会に出席した和田氏。6区前職の夫人とともに支援を要請した。中選挙区の旧広島3区時代から市内で息づく「反宮沢票」の取り込みにも懸命だ。

 前回、約1万4千票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の横山氏は消費税撤廃を訴える。(衆院選取材班)

5825とはずがたり:2010/01/16(土) 22:12:40

2・5・7区で前職対決 '09/8/19
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081902.html

 県内7選挙区のうち、6区を除く6選挙区で自民党と民主党が直接対決する。2、5、7区では自民党前職と民主党の比例前職が事実上の一騎打ち。5区の2004年補選を含めると、3選挙区とも3回連続で同じ顔ぶれの対決で激戦は必至だ。

 7区は、おじの元首相から継いだ「王国」の維持を掲げる自民党前職と、「最後のチャンス」と訴える民主党比例前職がしのぎを削る。

 自民党前職は大型選対を組んで組織を固める一方、従来に増して細かく地域を歩き、支持拡大を図る。民主党比例前職も徹底して地域を回る一方、中選挙区の旧広島3区時代から残る6区の国民新党前職の支援者取り込みを進める。

 5区では、中央とのパイプや実績を強調する自民党前職と、「政権交代」を前面に出す民主党比例前職が激しく競り合う。市街地の無党派層への支持拡大と、自民党支持層が厚い島など周辺部の攻防が激化しそうだ。

 2区は、自民党前職が、比例中国で単独立候補した同党元職とセットで党支持層の掘り起こしに懸命。民主党比例前職は郵政関係者の支援を得て支持基盤を強化しつつ、地域をくまなく巡る。

 4区は、10選を狙う自民党前職が、過去の東広島市長選のしこりなどを背景に、民主党新人の挑戦に危機感を強める。3区も自民党比例前職と民主党新人の事実上の一騎打ち。自民党支持が根強い山間部の攻防を焦点に混戦となりそうだ。

 6区は、11選を目指し地盤固めに余念がない国民新党前職を自民、共産両党の新人が追う。1区は中国地方最多の6人が立つ。自民党前職に民主、共産、社民党などの5新人が挑む構図である。

 1、6区以外で擁立を見送った共産党の票の行方も焦点の一つ。幸福実現党は全選挙区に新人を擁立した。(城戸収)

【写真説明】広島1区の立候補者の第一声に耳を傾ける支援者たち(広島市南区)

5826とはずがたり:2010/01/16(土) 22:13:25

自民候補推薦は7割弱 広島県内の36団体 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082004.html
 ▽自主投票への移行も

 18日公示された衆院選で、広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。県パン工業協同組合は「給食での食育推進など、パンの消費拡大に理解がある」と説明する。

 一方、県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体は、前回は自民党を推薦したが、今回は自主投票に切り替えた。同様の動きは前回、2団体であった。県管工事業協会は「景気が悪く仕事が減少しており、自民への推薦は会員の理解を得にくい」という。

 民主今回もゼロ

 「政権選択選挙」と言われる中で、民主党を推薦する団体は前回に続き、選挙区、比例代表ともゼロだった。「民主党から推薦要請が届けば検討はしたが、要請が来ていない」とする団体もあった。自民党を推薦したものの「会員には民主党支持の声もあり、実質的に個々の判断に任せている」との声も聞かれた。

 どの候補、政党とも推薦しないのは約3割の11団体で、前回の12団体とほぼ同水準だった。県銀行協会や日本チェーンストア協会中国支部など8団体は「顧客層が広く、特定の政党や候補を支援できない」などとして、前回と同じ対応を決めた。

 対応割れた6区

 対応が割れたのは6区。自民党推薦は10団体で、1人を選ぶ小選挙区にもかかわらず、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した。国民新党推薦も4団体あった。

 自民党と国民新党を推した県漁協連合会は「両者とも漁業振興に理解があり、苦渋の選択をした」と説明する。推薦をしない団体でも「双方から依頼が来たが、各社で支持が異なるため自主投票にした」との声もあった。

 比例代表では15団体が自民を推薦、4団体が自民と公明を推薦した。さらに2団体が自民と国民新党、1団体が自民、公明、国民新党を推薦している。

5827とはずがたり:2010/01/16(土) 22:14:35

「1日遅れ」選挙戦突入 6区の県北部、候補者続々 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082005.html

 衆院選広島6区の北部地域である三次市や庄原市などで19日、選挙カーからの訴えが響き始めた。国民新党前職の亀井静香氏(72)の強固な地盤なことや、尾道市などの沿岸部に人口が集中している影響で、候補者たちは「公示から1日遅れ」の県北入りとなった。

 「難しい場所なのは重々承知。あえてご支援をお願いします」。自民党新人の小島敏文氏(58)は選挙カーからの呼び掛けを中心に、県北を駆け抜けた。陣営は「亀井氏の地盤なので知名度はいまひとつ。地道に訴える」と話す。

 亀井氏は昼前、県北入りし、街頭演説や三次市での集会に臨んだ。自民党系市議や民主党の支持者も集う。20日も県北を回るが、その後は留守部隊に任せ、国民新党の候補者の応援に全国を巡る。陣営は「楽観ムードが出てはならない」と引き締めを図る。

 共産党新人の花岡多美世氏(52)は20日、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)は23日にそれぞれ県北入りする。(梨本晶夫、桜井邦彦)

【写真説明】ドライバーと握手し、支持を訴える広島6区の候補者(三次市内)

5828とはずがたり:2010/01/16(土) 22:15:03

民主・国民新、連携強める 6・7区、対自民の構図鮮明 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082006.html

 衆院選で広島6区の国民新党前職の亀井静香氏(72)が、7区の民主党比例前職の和田隆志氏(46)への支援を強めている。民主党と国民新党が選挙協力した2007年の参院選以降も亀井、和田両氏の連携は表面化していなかったが、政権を懸けた決戦が「与野党対決」の構図を浮き彫りにした。

 「民主党と政策は大方合っている。協力して新風を起こそう」。18日夜、福山市新市町の公会堂であった国民新党新市支部の出陣式。亀井氏はそう和田氏に語りかけ、出席した約100人の前でがっちりと握手を交わした。

 国民新党の推薦を受ける和田氏が戦うのは、故宮沢喜一元首相のおいで、4選を目指す自民党前職の宮沢洋一氏(59)だ。与党の枠組みで公明党の推薦を受ける。

 亀井氏にとって福山市は今は隣の7区。だが、自民党の衆院議員だった中選挙区時代の名残で市北部を中心に支援者は多い。出陣式は比例代表中国ブロックで党の票を獲得するためだが、和田氏にとっても民主、国民新の両党の協力関係をテコに、7区に「1万以上」との見方がある亀井氏の支持票を取り込む狙いがにじむ。「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。

 一方、7区の議席維持をかける宮沢氏。「こちらは、こちらの選挙をやるだけ」。19日に市内のスーパー前で街頭演説を終えた後、亀井、和田両氏の連携について淡々と話した。陣営は「かつて自民党に所属していた亀井、宮沢両氏の支持層は重なる部分も多い。いかにつなぎ留めるかがが鍵になる」と警戒する。

 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

 宮沢氏と和田氏の事実上の一騎打ちとなっている選挙戦。7区に今も少なくない「亀井党」の支持者をどうたぐり寄せるか、両陣営の綱引きは激しさを増している。(与倉康広)

5829とはずがたり:2010/01/16(土) 22:16:08
>>5828

> 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

> 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

5830とはずがたり:2010/01/16(土) 22:22:51

>平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。
江田島でのみ平口は勝利
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#2-09

焦点区を歩く<広島2区> 朝立ち場所取りも激戦 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082007.html
 ▽1勝1敗 前職が対決

 激戦は「朝立ち」の場所取りから始まる。

 公示から一夜明けた19日午前6時半。広島2区の自民党前職平口洋(61)は、広島市西区の国道2号交差点に立った。車で通勤する会社員たちに約2時間手を振った後、選挙カーに乗り込んだ。

 民主党比例前職の松本大輔(38)も平口と同じ場所に立つはずだった。だが、平口が先に陣取る。別の場所に移らざるを得なかった。「お互い必死。週末以外は毎朝6時半から街頭に出る。バッティングも起こる」と松本は言う。

 6年前から続く

 2人の「朝立ち」は2003年の衆院選前から続く。この時は無所属の会だった平口を含む自民党系の3人が立候補する中、民主党の松本が初当選。「小泉旋風」が吹き荒れた05年の前回は、平口が約1万7千票差をつけて雪辱し、初の議席を獲得した。松本は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 この4年間、2人とも「常在戦場」と国会会期中もほぼ毎週末選挙区に戻った。上京する月曜の朝は国道沿いや駅前に立ち続けた。1勝1敗。前職同士で迎える今回の勝敗は政権の行方も左右する。

 18日、西区の事務所前であった平口の出陣式。自民党県議や市議約20人が並び、大竹、廿日市、江田島市の市長、推薦する公明党県議も駆け付けた。03年に対決し、今回は票の上積みのため比例中国に立った自民党元職の姿もあった。万全の支援態勢だが、平口は「大変厳しい。暴風雨の中での船出」と危機感を隠さない。

 7月21日の衆院解散以降、ミニ集会は約30回を数えた。支援者からは麻生太郎首相の失言や「麻生降ろし」と呼ばれた党内の対立への批判が噴き出した。そのたびに「反省すべきは反省する」と理解を求めた。党への逆風をかわそうと、自転車での遊説を始めた。「やれることは何でもやる」と言い切る。

 相手の「牙城」へ

 平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。

 前回は投票総数約1万1千票の同市で、松本は約5千票差をつけられた。以来、島内をこまめに歩き「ポスターもだいぶ張れるようになった」と手応えを感じ取る。有権者が多い西区や佐伯区を「主戦場」としながら、国民新党の推薦で郵便局長たちの政治団体の支援を得て、山間部や島しょ部にも食い込む。

 公示日の18日、西区のJR西広島駅前で行った松本の第一声。「この4年間、待ちに待った。歴史をつくる夏。語り継がれる選挙にしよう」。戦後初の8月投開票の衆院選に、自分の勝ち越しを重ね合わせた。

 前回新人が約1万3千票を得た共産党は候補者擁立を見送った。「共産票」の多くは、民主党に流れる公算が大きい。幸福実現党新人の宮内香織(45)は教育改革などを訴える。=敬称略(永山啓一)

5831とはずがたり:2010/01/16(土) 22:31:37
>>5826
>広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。

県パン工業協同組合…自民


県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体…前回は自民党推薦→今回は自主投票(同様の動きは前回、2団体であった)

どの候補、政党とも推薦しない…約3割の11団体(前回12団体) 県銀行協会・日本チェーンストア協会中国支部など8団体は前回と同じ対応を決めた。


対応が割れたのは6区…自民党推薦は10団体で、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した(県漁協連合会など)。国民新党推薦も4団体あった。


比例代表…
15団体が自民を推薦
4団体が自民と公明を推薦
2団体が自民と国民新党
1団体が自民、公明、国民新党を推薦
11団体…自主投票
3団体…??

5832とはずがたり:2010/01/16(土) 22:42:37
焦点区を歩く<広島4区> 地域はう自民元幹事長 '09/8/22
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082206.html
 ▽3度目に迫る民主新人

 公示翌日の19日。広島4区の自民党前職の中川秀直(65)は、東広島市の住宅団地を選挙カーで巡った。助手席窓から身を乗り出し、支持者を見つけると手を握った。その合間、腰に手を当て顔をしかめる。

 「疲れが腰に出るタイプ」と秘書が明かす。解散後だけでも、200カ所以上で演説を重ねた。体重は3キロ減った。「初心に戻って戦う」と中川。当選9回、党幹事長まで務めたベテランが、地域をはうように回る。

 息子と腹心争う

 浮上のきっかけがなかなかつかめない今の党勢。もう一つ、中川が危機感を強めるわけがある。2006年4月の東広島市長選。衆院議員を8期務めた義父俊思(故人)の代から60年来の地盤で息子と自らの腹心が争った。

 先に立候補表明をしたのは、05年衆院選で中川の選対幹部を務めた当時県議の蔵田義雄(57)。その5日後、中川の次男(39)も名乗りを上げる。自民党が分裂した選挙は、蔵田が圧勝した。「オヤジと息子で権力を独占するのか、との批判が市民の中にもあった」。中川自らそう認める。

 市長選から3年4カ月。今回衆院選で「蔵田シンパ」を中心に自民党支持者の一部が、民主党新人の空本誠喜(45)の応援へと動いた。21人の自民党市議団も少なくとも数人が離反したとみられる。市長選の「しこり」に加え、中選挙区時代に根強くあった党支持者間の対立も引きずる。

 40年支持に決別

 19日夜、東広島市高屋町であった空本の個人演説会。地元の市議が応援弁士に立った。「中川さんに対抗する」。四十数年支持してきた自民党への決別宣言だった。蔵田もマイクを握る。郵政民営化や「麻生降ろし」などに疑問を示し「みなさんの熱気を衆院選にぶつけてほしい」と結んだ。

 最後に登壇した空本は「年金や医療、介護、農業などすべての政策や制度が崩壊しようとしている」と自民党政治を批判し、政権交代を訴えた。

 中川の元腹心である蔵田自身、衆院選へのスタンスを「平等、中立」と言う。公示日の18日は両陣営の出陣式でそれぞれ激励のあいさつをした。中川の個人演説会にも近く出席する予定だ。

 中川は過去2回、空本を退けた。03年は約3万6千票差、05年も約4万2千票差。有権者の半数近い14万1千人を抱える東広島市で大きく勝ち越してきた。

 その「本丸」で響く不協和音を一掃しようと、中川は「世襲制限」を宣言し、今回の選挙に臨んだ。対する空本陣営は「市長選があったからこそ、今回の接戦になった。攻勢をかける」。21日、空本は午前7時から東広島市のJR八本松駅前に立った。

 「東広島決戦」―。広島4区はその様相を一層強めながら、選挙戦中盤に入る。

 幸福実現党新人の沖ゆり(54)は、憲法改正などを訴える。=敬称略(下久保聖司、境信重)

5833とはずがたり:2010/01/28(木) 01:20:50
>>4061-4069の続き行きます。

政権選択の夏
(11)民・社に不協和音
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090820_01.htm

 「民主党の子ども手当2・6万円は、はっきり言ってバラマキ政策だ。連立政権を組んだらバラマキ政策を(改めて)、子どもたちの居場所作りの政策に変える」

 社民党の阿部知子は19日朝、神奈川県のJR藤沢駅前でマイクを握り、江ノ電からJRに乗り換える通勤客らに訴えた。党の政審会長として「民主党にもの申す」自らの存在感をアピールしたものだ。

 阿部の「敵」は、自公政権だけではない。政権交代が実現すれば、連立を組むことになる民主党の中塚一宏とも火花を散らしている。民主・社民両党の選挙区調整が失敗に終わったためだ。

 2005年の前回衆院選で、阿部は3期連続の比例復活当選を果たした。中塚は重複した比例でも復活できず、落選。ただ、阿部の2倍の票を獲得した。

 今回の衆院選に向け、民主、社民両党は、中塚と阿部の対決を解消しようと調整を進めた。「阿部を神奈川1区か同4区にくら替えさせ、12区は中塚で」との案も浮上したが、12区で戦い続けてきた阿部は反発し、くら替え案をけった。

 「私は現職(前議員)。向こうは、票は多いとはいえ、落選中の身。くら替えするなら、落選した人がするべきだ」

 12区にこだわる阿部も、勝算が見込めているわけではない。

 阿部を支持する旧社会党時代からの党員は高齢化が進み、頼みとしてきた労組票も民主党へ流れた。07年参院選の神奈川選挙区で、社民党候補の得票は04年の時より半減し、供託金没収の憂き目にあった。党組織の弱体化は著しい。

 民主党と社民党が争うのは全国で15選挙区ある。このうち、阿部と国会対策委員長の日森文尋(埼玉13区)の2人は、前議員として民主党候補と戦う。

 「政権交代は必要だが、民主党と近づきすぎると、大波にのまれる」(阿部陣営)。阿部が直面するジレンマは、社民党が抱える本質的な問題でもある。

 これに対し、民主の中塚は、阿部よりも、自民党の桜井郁三との対決に重点を置く。19日午前、寒川町での出陣式では「一部の人に金と権力が集中しており、これが長期政権の弊害だ。政権交代が起これば日本の歴史に新しい一ページを加えることができる」と力説。政権交代の機運を高め、党への追い風を一身に集めたい考えだ。

 矛先を向けられた桜井は「政権交代は手段であって、目的ではない。民主党は目的があやふやだ」と切り返す。


 じっとり汗ばむ暑さとなった公示日の18日朝。社民党元県議の米山昇は新潟市での第一声で「長期政権の膿を出す大手術だ。(新政権では)民主党の暴走を食い止めるチェック機能を果たさせてほしい」と訴え、民主党との連立政権に意欲を示した。

 だが、その一方で7日の街頭演説では「民主党代表は死んだ人から金をもらっている」と民主党代表の鳩山由紀夫を痛烈に批判してもいた。民主党候補、鷲尾英一郎への敵対意識からだ。

 前回衆院選で米山は鷲尾を支援した。鷲尾は小選挙区で敗れたが、比例選で復活当選した。今回、共闘が崩れた理由として、米山側は鷲尾の「協定違反」を挙げる。

 協定とは2001年12月に民主、社民両党県連が交わした政策協議合意事項のことだ。脱原発や護憲など12項目からなり「前回も協定踏襲が口頭で確認された」(社民党県連)。ところが、鷲尾は原発容認や保守的な歴史認識を唱え、社民党側の神経を逆なでした。選挙区内には東京電力柏崎刈羽原子力発電所が存在する。社民党の柏崎市議は「事務所のくい1本から面倒を見たのに」と鷲尾への不満を隠さない。

 民主党県連は「前回は正式な協定ではなかった」と反論。鷲尾も「前回は社民党の協力で当選したとの認識を持っていない」と切り捨てる。新潟県での社民党組織の地盤沈下が民主党側の強気につながっているとの指摘も多い。

 自民党の近藤基彦側は、「反自民票」の分裂に期待を隠さない。陣営幹部はこう本音を漏らす。

 「鷲尾の票を食ってくれるよう、米山を陰ながら応援しているよ」(敬称略)
(2009年8月20日 読売新聞)

5834とはずがたり:2010/01/28(木) 01:21:24
政権選択の夏

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(12)都心の新住民 動向は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090821_01.htm

 20日昼。財務・金融相の自民党の与謝野馨は東京都新宿区の選挙事務所で、急きょ記者会見を開いた。18日の出陣式でしゃがみ込んだりしたことで、3年前に咽頭(いんとう)がんを患った記憶が周囲によみがえったためだ。

 与謝野は顔色も良く、「朝ご飯の食べ方が少なく、水もあまり飲まなかった。自分の不注意」と説明。「何ともない。本当に限界までやろうと思う」と“健在”をアピールした。

 東京1区は、与謝野と民主党の元政調会長・海江田万里が議席を争ってきた。これまで2勝2敗の五分。今回もがっぷり四つの戦いだ。

 接戦となる要因の一つは、首都の「新住民」が票の流れを左右し、その動向が読みにくいことだ。国政の中心、繁華街といったイメージが強い1区も、都心回帰傾向でマンション建設が続き、人口が増えている。1区住民の約7割がマンション住まい、との見方もある。「高層マンションはオートロック。チラシを投げ込めば管理人に怒られる。そもそも昼間は不在だ」。与謝野陣営幹部はぼやく。

 与謝野は19日夜、千代田区で開かれた演説会で活動を本格的に再開。珍しく外交政策に触れ、「昭和の初め、日本は(米国と)外交上の冒険、火遊びを続け、バッと広がって戦争になった。(日米関係の)どこをどう変えるかをちゃんとおっしゃらないと、また冒険主義に陥る」と、民主党を厳しく批判した。

 陣営の懸念は、民主党が大勝した7月の都議選の余波だ。千代田区では、都議6期を務めた自民党都連幹事長の内田茂が、民主党新人によもやの敗北を喫した。

 むろん、与謝野には、今回の選挙では公明党の選挙協力の援軍が加わる。都議選の自民、公明両党得票数を東京1区当たりで換算すると9万1065票となり、民主党の8万7150票を、実は上回る。

 それでも与謝野は、地区別に神社や区民館で会合を重ねるなど、地道な組織固めに徹する。無党派層を取り込もうと、「ツイッター」と呼ばれるインターネットの投稿・閲覧サイトと、ホームページでの動画を活用。ツイッターには「PC好きの与謝野。実は事務所のパソコンも本人の自作!」といったくだけた紹介が並ぶ。

 一方、海江田は18日夜、大勢の利用客らが集うJR四ツ谷駅前を出陣式の場所に選び、代表の鳩山由紀夫を招いた。鳩山は「与謝野財務相の胸を借り、四つ相撲で海江田さんが勝利することが政権交代を果たす唯一の道だ」と支持を訴えた。

 2005年の衆院選で落選後、海江田は街頭演説を重ねた。昨年秋以降だけで約1800か所に達した。「車が入り込めず、一度も足を踏み入れたことのない所までくまなく1区全域を回った」と振り返る。

 だが、新住民の動向を読み切れないのは、海江田も同じだ。千代田区などは他地域からの通勤者らで「昼間人口」が多く、有権者を探し出すのすら難しい。

 6日午前8時、海江田は約1時間、新宿区の地下鉄・東新宿駅近くに立った。駅から出てくる人には目もくれず、駅に向かう通勤客らに「おはようございます。一生懸命やります」とひたすらビラを配った。

 有権者に届いたのかどうか。終了後、記者団に手応えを聞かれると、海江田は「ビラを渡した人の中で、『有権者率』は4割ぐらいかな。難しい」と苦笑いした。(敬称略)
(2009年8月21日 読売新聞)

5835とはずがたり:2010/01/28(木) 01:24:15

数日前には鳩が(小沢氏とは)一蓮托生ではないといってたけどw

政権選択の夏
(13)公明 自民と一蓮托生
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090822_01.htm

 「自民党から学んだことは『責任』の2文字だ」

 公明党代表の太田昭宏は衆院選公示日の18日、東京都北区のJR赤羽駅東口での演説会で、麻生首相を前に自民党を持ち上げた。

 麻生もマイクを握ると、「定額給付金、ぼろくそ言われましたよ。しかしやらせていただくと、えらい評判がよくなった」と“麻生節”で応じた。

 両党が連立して10年。内閣支持率低迷が続く麻生とそろい踏みする太田を関係者は「もはや自民党と一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」との思いで見つめた。

 実際、太田陣営は自民党票を期待する。前回衆院選では八代英太・元郵政相が自民党を離れ、無所属で立つなど、過去2回とも苦戦だった。代表として初めて臨む今回は八代が新党大地から北海道比例選で出ることもあり、自民党は北区、足立区議らが14日に初めて選挙対策本部を設け、太田支援でほぼ一本化された。太田は10日、北区の自民党支持者との会合で「推薦をいただき、負けるわけにはいかない」と力を込めた。

 比例選との重複立候補を見送ったのも「組織が緩む」との判断からだ。他地域の公明党の小選挙区候補も重複立候補はしていない。それでも、先の東京都議選で吹き荒れた自民党への逆風は公明党にも襲いかかる。読売新聞社の衆院選序盤調査では同党の小選挙区候補が苦戦していることが浮き彫りになったが、同党を支える創価学会員は各地で比例ブロック票の積み上げに懸命で、「東京はオール東京で引き締めるしかない」(地方の創価学会関係者)。代表といえども援軍を期待しにくい。

 一方、民主党の青木愛は小沢代表代行を政治の師と仰ぐ「小沢チルドレン」の一人だ。当初は小沢自身が太田に挑む案もあったが、小沢は公示直前、現職参院議員だった青木をくら替え出馬させた。

 約3分間の街頭演説を1日約50か所こなし、出遅れの取り戻しに懸命だ。小沢の秘書が街宣車の後ろに乗用車でぴたりと付き、ワイヤレスマイクで指示するなど、青木の戦い方を組み立てる。

 公示前には青木が誰もいない駐車場に向かって「政権交代」を訴える場面もあった。公示日には輿石東参院議員会長が北区のJR王子駅前での演説で「太田さんの背中が大きく見えてきた」と激励。公示日がくしくも青木の誕生日だと輿石が紹介すると、青木は涙ぐんだ。輿石は「目立ちたがり屋でなく、切れ味ある演説もないが、堅実だ。それを売り込めばいい」と、青木のキャラクターを浸透させることが有効と見ている。



 党幹事長や国土交通相を歴任した冬柴鉄三は、衆院選直前に突然出馬表明した新党日本代表の田中康夫への怒りが収まらない。

 「私は家財道具もすべて売り払い、後へ戻ることが出来ないようにして尼崎に来た」

 冬柴は7日夜、兵庫県尼崎市での講演会で、大阪府から移り住み、過去7回の衆院選ですべて当選した自負をあらわにした。返す刀で「田中さんは住民登録しないと選挙権は与えられない。自分の名前すら書けない人が市民に『私の名前を書いて』とは、党利党略が過ぎる」と切り捨てた。

 「尼崎への思い」の強さを訴える戦術だが、創価学会員が多く、関西の「牙城」の一つとされる尼崎で負けられない事情もある。

 田中は知名度を前面に、阪神大震災の被災地に支援に入った経験を強調するなど「落下傘」の印象払拭(ふっしょく)に躍起だ。第一声では「尼崎には長いものに巻かれない信念と行動力がある」と持ち上げた。ただ、地元の民主党関係者には不満がくすぶる。前回衆院選で冬柴に敗れ、参院議員に転じた室井邦彦も「『民主党に風が吹いているのに、なぜ』との声が寄せられている」と戸惑う。

 公明党が公認候補を擁立した8小選挙区で、民主党公認候補と戦わない場所はここだけだ。(敬称略)
(2009年8月22日 読売新聞)

5836とはずがたり:2010/01/28(木) 01:26:26
政権選択の夏
(14)共産の新戦略 効果は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090825_01.htm

 「この京都から、日本共産党躍進の大きな波を起こしていただきたい」

 猛暑の18日公示日。共産党委員長、志位和夫の必死の訴えが、京都市中心街の四条河原町に響き渡った。

 共産党トップが選挙戦初日から京都市に駆けつけたのは、理由がある。共産党は、比例票の上積みを狙って、ほぼすべての小選挙区に候補を擁立する従来の方針を転換し、152選挙区と約半分に絞り込んだ。そうした中で、党国会対策委員長の穀田恵二が出馬した京都1区は、党が全国で唯一、「必勝区」と位置づける最重要選挙区だからだ。

 京都は「共産党の牙城」とも呼ばれ、1978年まで30年近く続いた革新府政の影響が今なお色濃く残る。京都市議会(定数69)で共産党は現在、20議席を有し、民主党系の14を上回り、自民党の22に迫る。

 伝統の地盤を守ろうと、共産党は隣県の党員、議員らもフル動員して、1区の知人の紹介を求めている。

 今回は、自民党の支持基盤にも切り込んでいる。

 13日、JR京都駅前。街宣車に掲げられた垂れ幕には、応援弁士の党書記局長、市田忠義と並び、西陣織工業組合理事の名前が記されていた。

 京都の織物業界は、自民党の伊吹文明の支持基盤で、組合はその中核組織だ。通行人から、「へえ、なんでや」と驚きの声もあがった。

 実は、7月21日の穀田の事務所開きでも、同組合副理事長の山崎清一郎が出席した。組合は政治組織を通じて自民党を支援する一方、共産党との連携を図るかのような動きに出たのだ。

 「憲法の考え方とかは全然違うが、共産党は伝統産業のために、よう動いてくれる。景気を良くしてくれるのなら何党でも応援する」というのが山崎の弁だ。

 選挙に汗を流す穀田の首には、いつも西陣織のネクタイが光る。小泉政権が進めたクールビズによってネクタイの売り上げが落ち込み、自民党への不満がくすぶる業界の共感を得る「作戦」だ。

 読売新聞の情勢調査では、共産党は比例選で公示前勢力の9議席を固め、上積みを狙う勢いを見せる。比例選を重視した新戦術が功を奏している形だ。だが、京都1区では民主党の平智之、自民党の伊吹に後れをとり、苦戦が続く。

 穀田陣営の幹部は「今回、大量にある反自民票の受け皿が、穀田ではなく、民主党の平に流れてしまっている」と焦りを隠さない。

 共産党は、京都1区では「財界優遇、対米追従から脱却できるのは共産党だけ」と民主党との違いを訴えている。共産党候補者のいない「党空白区」では、民主党の小選挙区選候補への投票を事実上容認する一方、「比例選だけは共産党に投票してほしい」と呼び掛けている。党内には、「有権者には分かりづらいかも知れない」との不安の声も出ている。

 8月中旬、小選挙区の戦いに危機感を強めた市田は、京都市内の穀田の事務所で、畳に正座し、スタッフに訴えた。

 「比例を軸に共産党支持の大波を起こそう。そうでないと、穀田の勝利はない」(敬称略)
(2009年8月25日 読売新聞)

5837とはずがたり:2010/01/28(木) 01:27:26
政権選択の夏

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(15)国民新 郵政に執念
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090826_01.htm


 だみ声が、道路の向かい側まで響いた。

 国民新党の白石純子の応援で、亀井静香代表代行が23日、大阪府東大阪市の近鉄布施駅前で熱弁をふるった。熱中するあまり、行き交う車を気にもせず、道路のセンターライン付近まで踏み出す場面もあった。

 「小泉さんは『郵政を民営化すれば、バラ色の日本が開ける』としたが、本当にそうでしょうか」

 演説は郵政民営化批判が中心だ。自民党時代に小泉首相(当時)と対立して離党に追い込まれた亀井。政権交代と、郵政民営化の見直し実現に執念を燃やす。

 国民新党は大阪13区が最重点区。民主党などと連立政権を組んだ場合、発言力を強めるには議席の上積みが不可欠だからだ。亀井は50回以上、現地入りした。

 中核部隊として、郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)がフル回転。8月の公示前の週末を利用し、郵便局長約620人が各家庭を回る「ローラー作戦」を展開し、白石の選挙事務所の壁に張られた住宅地図には、戸別訪問で家人と面会できた回数ごとに、1回が「黄」、2回が「緑」、3回が「紫」などと色分けられた。昨年11月には、選挙区内の約21万8000世帯にビラを配る「ポスティング作戦」をわずか3日間で完了し、「落下傘候補」の白石の知名度を高めた。

 だが、報道機関の情勢調査で、民主党が300議席を超える勢いと判明し、戦術の練り直しを迫られた。郵政研に配慮した結果、民主党支持層への浸透が5割程度にとどまり、民主党への「追い風」効果を生かし切れていなかった。

 「民主党推薦の白石純子です」

 街宣でも電話作戦でも、最初にこう切り出す作戦に切り替えた。

 もっとも、民主党の「一人勝ち」なら、国民新党が連立政権で埋没する懸念が強まる可能性がある。郵政民営化見直しをめぐる民主党の姿勢も先行きは不明だ。

 亀井は23日、東大阪市内で記者団に、民主党が参院で過半数に達していない現状を強調し、「うちの参院議員がいて初めて過半数になる。民主党が300議席を取っても、国民新党が『ダメだ』と言えば何もやれない」とくぎを刺した。

 これに対し、自民党の西野陽は大阪府議会議長も務め、強固な地盤を誇るが、白石とデッドヒートを繰り広げる情勢に危機感を募らせている。

 22日夜、西野は東大阪市内の小学校で個人演説会を開いた。出席者に配られたうちわには「郵政民営化に反対した、抵抗勢力ともいえる国民新党」と書かれた。

 西野はまず、中小企業が集積する同市を意識し、中小企業への融資で国が返済を保証する「緊急保証制度」の拡充などに努めた実績を強調。その後、国民新党への批判を強めた。

 「郵政民営化はもう決着したのに、時計の針を逆戻りさせようとするのが国民新党さんだ。なぜか。郵便局に携わっている人には『親方日の丸』で楽だからです。しかし、皆さんには何のメリットもない」

 陣営幹部は「相手が国民新党候補だから、全国的に吹き荒れる民主党の風の直撃が多少和らいでいると言える。だが、郵政研は脅威。とても楽観などできない」と、白石陣営の追い込みを警戒している。(敬称略)
(2009年8月26日 読売新聞)

5838とはずがたり:2010/01/28(木) 01:29:06
>>4061-4069>>5833-5838

政権選択の夏
(16)演説はおわびから
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090827_01.htm

 真夏とは思えない冷たい雨の中、盟友2人が頭を下げた。

 半年前まで、内閣の中枢でコンビを組んだ自民党総裁・麻生太郎(首相)と、前財務・金融相の中川昭一。19日、北海道帯広市のJR帯広駅前で、麻生は「私の監督不行き届き」と陳謝し、「人間だから失敗する。それを許すのもまた、人間でしょうが」と頼み込むように訴えた。中川は傍らでひたすら、頭を下げ続けた。

 中川は今年2月、先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の後、ろれつが回らない状態で記者会見を行い、国内外の厳しい批判を浴びた。今も尾を引き、選挙戦での苦戦につながっている。

 中川は閣僚を引責辞任後、地元で数千軒を回る「おわび行脚」を重ねた。黒の高級車から白のワゴン車に替え、街頭演説は極力選挙カーから降りて行っている。

 公示日の第一声。手には、父で故人の元農相・一郎の形見である「必勝」鉢巻きがあった。「十勝が崩壊するかもしれない。父に何と報告したらいいのか」。親子2代、半世紀にわたる「中川王国」崩壊の危機に、声が震えた。

 9日には“断酒宣言”もした。中川は、記者会見での失態は「風邪薬の副作用」が原因だったとして、酒との因縁を否定してきた。屈辱的だったが、知人らに「勝つために生まれ変われ」と説得された。

 ただ、ここにきて、陣営は攻めの姿勢に転じつつある。民主党が政権公約(マニフェスト)に「日米自由貿易協定(FTA)の締結」と書き、「促進」に改めたことを反撃の好機と見たのだ。選挙区の十勝地方は日本有数の畑作地帯。中川は22日、帯広市での演説で、「米国が欲しいのは十勝の農産物。FTAを結べば『関税をゼロにしろ』と言い、十勝の農業は崩壊する」と危機感をあおった。

 「王国」に挑むのは、民主党の石川知裕。3月に小沢代表代行の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で参考人聴取されたが、陣営は「影響は全くない」と強気だ。

 今回は強力な「援軍」もついた。十勝地方に固い地盤を持つ、新党大地代表の鈴木宗男だ。石川は、遊説で大地のイメージカラーである緑色のポロシャツを着て訴える。



 「2年前、大変お騒がせしました。高い所からですが、心からおわびしたい」

 24日夜、1500人以上が集まる水戸市での決起大会。壇上の自民党、赤城徳彦は深々と頭を下げた。

 「2年前」とは、赤城が農相だった2007年7月、自らの政治団体の不適切な会計処理や、顔に張ったばんそうこうへの説明不足が国民の不評をかった時のことだ。参院選での自民党惨敗を決定的にした、とも言われた。戸別訪問や集会でも必ず謝罪から始める。

 だが、18日の出陣式に現れた赤城の姿には、関係者から驚きの声が上がった。

 左手の甲にばんそうこうを張って現れ、「(当選への)願かけです」とガッツポーズを見せたのだ。その後もばんそうこうを張り続ける赤城には、自民党内でも賛否両論が交錯する。

 農水族の赤城は北海道11区の中川と同様、民主党のFTA対応を再三批判し、反転攻勢をうかがう。

 民主党の福島伸享は、赤城に3度目の挑戦だが、政権交代への追い風で、かつてない手応えを感じている。赤城山(群馬県)から吹き下ろす「赤城おろし」になぞらえ、「赤城おろしの風を、茨城まで」と訴える。(敬称略)

(おわり)
(2009年8月27日 読売新聞)

5839とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:35
衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(1)派遣労働者
仕事と住まい、同時に失う 「派遣労働者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-83.html

 約80棟が立ち並ぶ横浜市西部の県営いちょう団地。失業した元派遣労働者約40人が暮らす。1月に来た男性(29)は「生活保護から抜け出したいが、再就職が決まらない」と嘆く。


失業した元派遣労働者らが暮らす県営いちょう団地=7月31日、横浜市泉区

 高校を卒業して職を転々とし、3年前から派遣で働き始めた。神奈川県内にある大手電機メーカーの工場に派遣されていた昨年12月、派遣会社の担当者に呼び出され、契約期間中の解雇を告げられた。寮から退出するよう求められ、仕事と住まいを同時に失った。

 神奈川県が派遣切りにあった失業者向けに用意した団地に入り、食品工場、レンタルビデオ店、介護...。正社員の仕事を中心に約50社の面接を受けたが、すべて不合格だった。

 製造業務への派遣が2004年3月に解禁され、翌月内閣府が発行した政府広報「ここまで進んだ小泉改革」では「派遣労働者として雇用機会が増大」するとうたった。

 厚生労働省によると、昨年来の不況で今年9月までの1年間に失業したか失業する非正規労働者は約23万人に上り、そのうち約6割を製造業派遣労働者が占める。「雇用の調整弁」として使われていたことが露呈した。

 男性は「製造業派遣は禁止してほしいが、就職が決まらず『派遣の仕事ならある』と言われたら迷う」と打ち明ける。

 自動車産業の一大拠点、静岡県西部。生活保護を受け浜松市内のアパートで暮らす男性(56)は「パートでもバイトでもいい。直接雇われて働きたい」と願う。

 昨年末まで派遣されていた自動車部品工場の仕事の時給は相場より3割安い850円。プレハブ2階建ての派遣会社の寮は朝夕質素な食事が出て、月6万円の寮費が天引きされた。1月に仕事が無くなり、寮費分の借金だけが増えた。

 「会社を辞めて寮を出たいと言うと、派遣会社は『そのうち景気が戻る』と言って、なかなか認めてくれなかった」。気が付くと、同居する約30人のほとんどが、仕事もなく毎日を過ごしていた。寮費は派遣会社の"大切な"収入だった。

 今年4月、寮を"脱出"した男性は「ピンハネされるのはこりごり。製造業派遣はなくすべきだ」と声を強めた。

 × × ×

 小泉純一郎元首相が率い、自民が圧勝した前回衆院選から4年。「改革なくして成長なし」と元首相が推し進めた構造改革はいま、どうなっているのか。現場を歩いた。

 労働者派遣法 1986年に施行され、通訳など専門性の高い13業務に限って派遣が認められた。規制緩和の流れの中で99年、一部を除き対象業務が原則自由化。製造業派遣は2004年に解禁され、企業が雇用調整しやすいため急速に広まった。

(08/12)

5840とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:58

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(2)教育特区
「学位さえ取れれば...」  「教育特区」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-84.html

 昼下がりの東京・水道橋の学生街。テキストを抱えた学生たちが行き交う商業ビルに「LEC大学」「LEC本校」の看板が掲げられている。「今は学士号さえ取れればいい」。LEC東京リーガルマインド大3年の男子学生(21)は、看板を見上げてつぶやいた。


来年度以降の学生募集停止が決まった、LEC東京リーガルマインド大が入居するビル=6月、東京都千代田区

 司法書士を目指し、東京都内の高校から進学した。「資格の勉強が、そのまま大学の単位になる」と言う説明が魅力だった。有名私立大の推薦入学は断った。「時間的、経済的に一石二鳥だと思った」と振り返る。

 小泉改革の目玉だった構造改革特区は、株式会社の大学設置に道を開いた。同大はその適用を受け資格試験予備校「LEC」を経営する会社が2004年に開校。全国に12のキャンパスを擁し、LECと提携した実学重視の教育で注目された。

 しかし、大学での勤務実態がない予備校教員を数多く大学専任教員としていたことが問題化。文部科学省は07年、改善を勧告した。これを受け、大学の授業から資格試験を重視した勉強が分離された。崩れる大学イメージ。「これですべてが変わった」と男子学生。

 資格を取るため昼は大学、夜は専門学校に通う「ダブルスクール」を解消できるとうたった特徴は薄れ、学生が信頼する教員も教壇を去った。司法書士の夢は遠のく。

 多い時で200人を超えた新入生は今春18人。来年度以降の学生募集の停止が決まった。「まさかと思った。結局、金もうけのために大学をつくったのか...」。やるせなさが口をついて出た。

 株式会社立大は現在、全国で6校。学生を増やす大学もある一方で、大阪市のLCA大学院大は経営悪化で本年度から学生募集を停止した。新大学の"破綻(はたん)"を踏まえ、中教審は大学設置基準の厳格化も検討する。

 LEC大4年の女子学生(21)は「教育制度の被害者であるわたしたちの思いは一体どうなるのか」と訴えた。

 構造改革特区 地域を限定して規制緩和する仕組み。教育分野では2003年から株式会社が学校の運営主体になることが可能になった。文部科学省によると、株式会社立大のうち5校が赤字で、教育への影響も懸念されている。

(08/12)

5841とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:10

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(3)年金生活者
「負担は重くなるばかり」 「年金生活者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-85.html

 古田部利子(こたべ・としこ)さん(70)の朝は、同居の母親大貫幸枝(おおぬき・ゆきえ)さん(96)をトイレに連れて行くことから始まる。紙おむつの交換のためだ。千葉県柏市のマンションで二人暮らし。幸枝さんは80代半ばまでは家事をこなし、2人の孫の世話もしてきた。6年ほど前から足腰が弱り介護が必要になった。

 週に3回、近くのデイサービスに通い、昼食とお風呂を済ませている。古田部さんが自宅で入浴させるのは無理だ。

 「負担は重くなるばかり」とため息をつく古田部さん。2005年の介護保険法改正で施設の食費は自己負担となった。1カ月で約1万円の負担増。08年からは後期高齢者医療制度が始まり、幸枝さんの年金から1カ月に保険料2300円が天引きされる。

 「紙おむつ代が約1万円など介護に月3万円かかる」。幸枝さんの国民年金の給付額は月約2万8千円なので、介護費用だけで足が出る。

 古田部さん自身が年金生活者だ。18歳から60歳まで働き、共済年金と厚生年金で年収は約280万円。衣服はほとんど買わず、リフォームなどで済ませる。節約生活で「好きな旅行も、もう何年も行っていない」と話した。

 10年前、大病を患い胃を全摘した。夫は02年に死去。「蓄えはない。私が病気になったらおしまい。母が介護施設に入所する時が来ても、施設は300人待ち。行くところがない」と大きな不安を抱えている。

 望むのは高齢者に優しい政治だ。70歳を迎え、医療費の自己負担は3割から1割になり「精神的な安心感が広がった」。06年の国民健康保険法改正で、70〜74歳の窓口負担は08年4月から2割に引き上げられると決まっていたが、09年度までの2年間は負担軽減措置として1割のまま据え置かれているからだ。ただ、10年度から2割に上がる可能性もある。

 厚生労働省の統計によると、高齢者世帯の6割は年金だけで暮らしている。古田部さんは「年金生活者は苦しい生活の人が多い。75歳以上の医療費は無料にして老人施設を拡充してほしい」と訴えた。

 社会保障制度改革 小泉純一郎元首相は年金改革、医療費を抑制する医療制度改革、75歳以上を別枠にした後期高齢者医療制度、介護保険法改正に取り組んだ。「骨太の方針2006」では07年度から5年間、毎年2200億円ずつ社会保障費を抑制する方針を決定。
(08/12)

5842とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:21

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(4)郵便局
「廃局」恐れる郵便局長 「郵便局」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-86.html

 「2人局の局長の頭には、常に『廃局』の2文字がある。そうならないための仕事をするだけです」。埼玉県秩父市の山間地にある上吉田郵便局の局長、山口実(やまぐち・みのる)さん(53)には、常に危機感がある。


局長を務める上吉田郵便局の前で利用客と談笑する山口実さん(左)=7月、埼玉県秩父市

 2005年の前回衆院選で最大の争点だった郵政民営化。民営化前は「特定郵便局」だった上吉田局の局員は山口さんを含め2人だけ。それでも貯金や保険には営業目標が設定され、結果は明確に損益として出る。

 担当する約700戸の多くは高齢者世帯。でも言い訳はできない。「目標が達成できないことが続くと、会社におんぶしている局だと感じてしまいます」

 上吉田局の1日の利用者は多くても50人程度だが、貯金や年金の受け取りなど住民の生活を支える"命の綱"だ。

 無職坂本幸英(さかもと・よしひで)さん(69)は自宅から車で3分ほどの上吉田局をよく利用する。「年寄りに現金自動預払機(ATM)は使えない。上吉田局がなくなるのは絶対にだめ」

 「民営化には反対ではない。でも、地域の皆さんにサービスを提供する態勢を守らないといけない」という山口さん。局存続のため、軽自動車で営業に走り回る毎日だ。

 民営化は、利用者の生活も変えた。高知県東部の芸西村に住む農業の女性(68)は長年、大好きな通信販売の支払いを郵便配達員に依頼していた。現金と払込票を渡し、送金を代行してもらう"サービス"。だが郵便、貯金、保険に分社化され、配達員は金融業務が扱えなくなった。

 今は約10キロ離れた郵便局に車で行く。「田舎が見捨てられている。車に乗れなくなったら、ここに住めなくなってしまう」と不安をのぞかせる。

 民営化に伴う郵便局再編で、高知県では71あった集配局のうち、過疎地を中心に27が窓口業務のみを扱う「無集配局」となった。高知市の郵便局に勤務する男性社員(51)は、その結果「配達の遅れや誤配が目立つようになった」という。「住民へのサービスは確実に低下した。何のための民営化だったのか」。怒りが収まらない。

 郵政民営化 小泉純一郎元首相が「改革の本丸」と位置付けた。郵便、郵便貯金、簡易保険の3事業を担った旧日本郵政公社が2007年10月、郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、窓口営業を受託する郵便局会社に分社化された。持ち株会社の日本郵政がこれら4社を束ねる。

(08/12)

5843とはずがたり:2010/02/02(火) 02:52:04
>>5839-5843

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(5)夕張市
「まさか自治体が...」  「夕張市」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-87.html

 経費節減のため蛍光灯が所々抜かれて薄暗くなった庁舎内で、地域再生推進室の吉岡崇(よしおか・たかし)さん(34)は北海道や国に提出する資料作成に取り組む。10年前に就職した夕張市は財政が破綻(はたん)、2007年3月に財政再建団体となった。吉岡さんは「自治体が破綻するなんて、就職する時には考えもしなかった」と振り返る。


経費節減のため蛍光灯が所々抜かれ、薄暗い夕張市役所。庁舎内は職員の相次ぐ退職で閑散としている=7日

 24年度までに353億円の赤字を解消する市の財政再建計画により、07年度から職員の給与は平均30%削減された。約23万円だった吉岡さんの給与も約17万円に。「再建団体となって最初の給与明細を見た時は暮らしていけるのかと目の前が暗くなった」。生活不安などから退職が相次ぎ、市の職員数は06年度当初の約400人から約150人にまで減った。

 5年前に約2500万円で市内に新築した家のローン支払いに加え、ことし1月に長女が生まれ、負担は増えるばかり。ごみ処理手数料も有料化され「一度により多くのごみを詰めて捨てるようにしている」と、ため息交じりに話す。

 再建計画で、ごみ有料化のほかにも下水道使用料が約60%値上げされ、収入の少ない高齢者の生活も直撃を受けた。一人暮らしの戸田明子(とだ・あきこ)さん(77)は「月約4万6千円の年金収入だけでは暮らしていけない」と昨年10月から生活保護を受け始めた。家は傾き、冬には玄関のすき間から雪が吹き込むが、修繕する費用もない。

 「地方自立」を掲げた小泉内閣の三位一体改革で04年度からの3年間に、地方交付税は総額約5兆1千億円が削減された。夕張市でも同期間で約9億6千万円落ち込んだ。

 炭鉱で栄えた1960年に約11万6千人いた人口は、約1万1500人(1日現在)まで減少、市税収入も落ち込む一方だ。

 6月、民主党の鳩山由紀夫代表と面会した藤倉肇市長は「自力再生にも限度がある。政治的な配慮をお願いしたい」と支援を要請した。

 「再建計画が終わる16年後にこの街はどうなってるのだろうか。地方が特色を生かすためにも自由に使える財源を増やしてほしい」。吉岡さんの思いは全国の自治体に共通した要望でもある。

 三位一体の改革 「地方にできることは地方に」という理念の下、小泉純一郎元首相が打ち出した。2004〜06年度にかけ「国の補助金削減」「国から地方への税源移譲」「地方交付税の抑制」の三つを同時に進めた。3兆円が税源移譲されたが、交付税も5・1兆円削減された。

(08/12)

5844チバQ:2010/02/17(水) 00:11:37
比例下位議員について調べてみた。東日本編
・山岡達丸 ホームページくらい持て
・やはり厚生労働委員会は人気なのか!?
 □■厚労二所属したがりそうな人。■は所属、□は所属できず
 (なぜか謎の議員:相原史乃も所属)

【北海道】
山崎まや 事務所=道連■
山岡達丸 HPなし 世襲
工藤仁美 事務所=道連□
【東北】
和嶋未希 酒田 県連サイト山形県第3区総支部代表代行 (代表は空席)
        個人サイト山形第3区総支部代表 元県議
高松和夫 秋田 県連総務会長 元県議
菊池長右エ門 宮古 HPなし 元県議、首長
山口和之 郡山■
【北関東】
川口浩  取手 県連に名前なし□ 元県議
石井章  取手 県連に名前なし、HPなし 元市議 
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6294
トラック議連の事務局長
野木実  和光 HPなし 元市長
中島政希 高崎 県連会長代行 出馬暦多数
桑原功  前橋 HPなし 元県議
玉木朝子    HPなし□
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6089
厚労委員会希望するも労農林水産委員会所属
【南関東】
藤井裕久 相模原
水野智彦 勝浦 HPなし
石田三示 鴨川
斎藤勁 元参院議員
相原史乃 HPなし、秦野出身であるが(>>5544)所属県連不明 国会内の喫茶店「あかね」の経営者の娘  ←なぜか人気の厚生労働委員会所属
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/5544
【東京】
竹田光明 東村山 東京25区を担当
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/242
石毛えい子 町田 HPなし 元代議士
小林興起 豊島区 元代議士
吉田公一 練馬区 元代議士
川島智太郎 練馬区 出馬暦あり
中津川博郷 江戸川区 元代議士
渡辺浩一郎 板橋区 東京都第11区(板橋区)総支部 顧問 元代議士

5845とはずがたり:2010/02/17(水) 02:18:58
乙であります。
西日本篇も期待しておりま〜

5846チバQ:2010/02/19(金) 23:57:14
【北陸信越】
沓掛哲男 金沢 HPなし 元代議士
若泉征三 越前市 HPなし 元代議士

【東海】
笠原多見子 岐阜市 元県議
金森正  四日市市 HPなし 元県議
山田良司 下呂市 元市長
吉田統彦 名古屋市 名古屋市長選候補に上がる
三輪信昭 名古屋市 HPなし 元県議
小林正枝 静岡市 所属県連不明 市議候補落選
大山昌宏 豊田市?HPなし
磯谷香代子 愛知県HPなし 事務所は谷岡郁子と同じ

【近畿】

室井秀子 尼崎市 元県議
熊谷貞俊 大阪  知事選落選
浜本宏  神戸市 元県議
渡辺義彦 大阪 HPなし 衆院選候補
河上満栄 所属県連不明HPなし
松岡広隆 東大阪 HPなし
豊田潤多郎 京都:県連所属確認できず HPなし
樋口俊一 大阪府連所属 HPなし 元参院議員 

【九州】
川越孝洋 長崎市  HPなし 元県議

5847とはずがたり:2010/02/23(火) 18:14:48
あざ〜す。

北海道…5区補選は峰崎としてその後継で2013年っすかねぇ。

和嶋…山形3区しかないでしょうけど社民との関係がねぇ。。

川口・石井…2人も取手から出してどうすんねん。。どっちかは2013年の参院選茨城選挙区か?トラック議連の方は参院比例区かな?

中島…群馬5区か?その場合一回限りの比例優遇就くか就かないかで運命は大きく変わりそうだ。。

玉木…栃木3区担当だけど。。

水野智…2013年の歯科医師会推薦参院比例候補?

東海…巧く行けば次回も比例復活きたいできるやも知れませんがどうなるか。トヨタ崩壊とかあると民主王国も崩壊するかも。。川勝がどうしようもない知事なんで誰か,と云っても静岡出身は市議落選の小林しかおらんのか,静岡県知事に回ってくれんかねぇ。。

近畿…ここも多いけど次回は厳しそう。。樋口は参院比例とかでしょうか?

5848チバQ:2010/02/26(金) 21:19:23
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001002260002
自民、民主の2倍近く/運動費用に大差
2010年02月26日

 自民は民主の2倍近くの資金を投入――。政権選択が最大の争点となった昨年8月の衆院選の運動費用から、こんな結果が明らかになった。民主、自民の2大政党は3小選挙区すべてに候補者を立てたが、民主は自民よりも圧倒的に少ない資金で選挙運動をして2勝していた。(増田啓佑)


 各陣営が使った事務所費や弁当代などの選挙運動費用は、投票日の翌日から15日以内に県選管に収支報告書として提出することが義務付けられている。その後も追加報告が認められているが、県選管によると各陣営ともに収支はほぼ確定しているという。


 各候補者の収入はすべて寄付によるもので、党派別でみると、民主の計1848万円(1万円未満切り捨て、以下同)に対し、自民は計3498万円。支出は民主が計1623万円で、自民は計2929万円といずれも大きな差が出た。両党の支出には公費で賄われる選挙用のポスターやビラ、はがきなども含まれる。共産は1区の国重秀明氏のみで、収支は共に268万円だった。


 差が際立ったのは、民主新顔の阪口直人氏が自民前職の石田真敏氏(比例近畿ブロックで復活当選)を破った2区。阪口氏は党本部からの寄付が500万円だったのに対し、石田氏は党県第2選挙区支部から1500万円を受け取った。選挙区支部は政党交付金や企業・団体献金などの受け皿となっている。


 支出についても石田氏は阪口氏の約3.5倍。石田氏は選挙運動員43人の報酬389万円(無償の8人、96万円相当を含む)、広告費148万円などが大きかった。阪口氏は運動員は5人で66万円、広告費は64万円、ポロシャツなどはすべて「ユニクロ」でそろえた。


 石田氏の事務所は「今回が特に多かったというわけではなく前回並み」と説明する。前回05年衆院選での石田氏の収入は1636万円、支出は1251万円だった。


 民主新顔の岸本周平氏が自民前職の谷本龍哉氏を破った1区は、収入では谷本氏が岸本氏の約1.7倍だったが、支出は拮抗(きっこう)していた。谷本氏は電話代で59万円を計上、岸本氏の18万円を大きく上回った。


 自民前職の二階俊博氏が小選挙区の議席を守った3区。二階氏は広告費に候補者中最多の200万円を費やし、支出総額は民主新顔の玉置公良氏(比例近畿ブロックで復活当選)のほぼ2倍だった。


 夏の厳しい暑さの中での選挙戦ということもあり、帽子やTシャツといった支出が見られ、後半には激しい舌戦を物語る「のどあめ」という項目もあった。

5849チバQ:2010/02/27(土) 12:56:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100227/CK2010022702000115.html
収支平均、96年以降最低 衆院選選挙費 政党別は自民トップ
2010年2月27日

 県選挙管理委員会は二十六日、昨年八月の衆院選で群馬1〜5区から立候補した候補者の選挙運動費用収支報告書を公表した。立候補した十八人の支出平均は六百五十一万円、収入平均は八百四十七万円でいずれも小選挙区となった一九九六年以降で最も低かった。

 政党別の支出平均は、自民党が千三百八十九万円で、民主党七百五十六万円の二倍近くに達した。支出総額を候補者別に見ると五選挙区に候補者を擁立した自民では、谷津義男氏(3区)の千九百三十一万円が最も多く、尾身幸次氏(1区)の千五百四十八万円、福田康夫氏(4区)の千四百五十一万円が続いた。

 四選挙区に候補者が出た民主は、三宅雪子氏(4区)が千三十九万円で最多。ほかの三氏は四百三十四万〜八百六十八万円と一千万円を下回った。

 選挙運動費用の収支報告書は公選法で提出が義務付けられ、収入や支出の総額のほか、人件費や選挙事務所費、通信費などの支出内容を記載。法定の運動費用は有権者数に応じて選挙区ごとに上限が設定され、群馬1〜5区は二千三百四十七万〜二千四百九十五万円だった。 (中根政人)

5850名無しさん:2010/03/08(月) 06:45:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100307-OYT8T00786.htm

小選挙区 人物より政党で
県調査 有権者の意識変化

 小選挙区選は候補者よりも政党重視――。県選挙管理委員会が昨年12月に実施した、昨夏の衆院選についての意識調査で、有権者の投票行動が人物よりも政党への評価に軸足を移しつつある傾向が浮かび上がった。

 小選挙区選で投票した人に候補者を選んだ理由を聞いたところ、「政党を重視」が48・5%で、2005年の前回衆院選の42・9%から5・6ポイント増加した。「候補者個人」と答えた人は28・9%(前回33・2%)で、「政党」が「候補者」を上回った。

 投票の参考としたものは、マニフェストの31・5%が最多で、前回の15・8%から倍増した。次いで、新聞・テレビ報道28・8%(同37・4%)、政見放送23%(同27・1%)、選挙公報22・2%(同24・8%)の順。政党やマニフェストが有権者の投票行動に大きく影響しており、県選管は「報道などで政権選択がテーマになり、政党同士の争いに関心が集まった結果ではないか」としている。

 政治への関心の程度は、「非常にある」「多少ある」を合わせて計89・4%(同81・4%)に増加。今の政治に対する満足度は、「やや不満」「かなり不満」が計68・4%(同65%)に達した。

 意識調査は昨年12月、選挙人名簿から無作為に抽出した有権者1000人に調査票を送付。482人から回答があった。

(2010年3月8日 読売新聞)

5851名無しさん:2010/03/09(火) 04:22:04
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100309/szk1003090344002-n1.htm

自民・静岡3区支部長に宮沢博行氏
2010.3.9 03:44

 自民党静岡県連は8日、昨夏の衆院選後に柳沢伯夫氏が引退して以来空席となっていた党静岡3区支部長に、磐田市議の宮沢博行氏(35)を充てると正式発表した。次期衆院選では、3区から党公認で出馬することになる。

 宮沢氏は旧龍山村生まれ、磐田南高から東大法学部に進み、平成15年に磐田市議に初当選した。支部長就任にあたり、「政治は暮らしに直結する。地方が豊かになってこそ人々の暮らしが豊かになることを訴えたい」と抱負を述べた。

 また、自民党県連の遠藤栄幹事長は、支部長が決まっていない2、5、6区について、公募する方針を示した。「日程などは現在調整中」としている。片山さつき氏の参院選出馬が取りざたされている7区は「支部長代行を置くことも検討している」という。

5852名無しさん:2010/03/10(水) 05:43:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100310-OYT8T00080.htm

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昨年衆院選 民主費用が大幅減
平均支出627万 自民の6割

 県選挙管理委員会は9日付の県公報で、2009年8月の衆院選の県内18小選挙区の各候補者について、選挙運動費用の収支報告書を公表した。政党別の平均額では、収入、支出とも民主党が自民党を大幅に下回った。民主党は前回衆院選(05年9月投開票)の65%程度に抑えた。

 政党別の立候補者1人当たりの平均は、自民(17人)の収入が1209万円で最も多かった。支出は1068万円。14選挙区を制した民主は、収入738万円、支出627万円で、いずれも自民の6割前後だった。民主党県連の花上喜代志幹事長は取材に対し、「地域を地道に歩き、街頭演説を数多く行うなど、お金のかからない運動をした結果ではないか」としている。

 公明党は候補1人で、収入894万円、支出は1134万円。共産党は13人の平均で、収入247万円、支出221万円。社民党は1人で収入605万円、支出587万円。みんなの党は4人を擁立し、平均収入505万円、支出555万円。幸福実現党は平均収入456万円、支出163万円だった。

 報告書を提出した候補76人の平均をみると、収入は642万円(前回921万円)、支出は525万円(同777万円)で、いずれも前回の7割弱に減った。

 県選管は「制度面で前回から大きな変更点はなかった」としており、民主候補の費用が前回より少なかったことや、幸福実現党の大量出馬の影響で、全体の平均が下がったとみられる。

 候補者別で収支ともトップだったのは、16区で落選し、引退した亀井善太郎氏(自民)で、収入2767万円、支出2217万円。亀井氏も含めて収入1000万円を超えた12人のうち、自民が10人を占めたが、10人のうち小選挙区で当選したのは河野太郎氏(15区)と小泉進次郎氏(11区)だけだった。

 一方、09年10月の参院神奈川選挙区補選の収支報告書も同日公表され、候補4人の平均収入は680万円、支出は821万円だった。

(2010年3月10日 読売新聞)

5853名無しさん:2010/03/10(水) 11:42:57
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100310ddlk14010254000c.html
選挙:09年衆院選・小選挙区選挙運動費用 96年以降、収支ともに最低 /神奈川
毎日新聞 2010年3月10日 地方版

5854名無しさん:2010/03/17(水) 10:29:44
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100317-607000.html
民主小林議員辞職へ、不正資金提供責任記事を印刷する

 民主党の小林千代美衆院議員(41=北海道5区)が議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日が拘置期限の北教組委員長代理・長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断し、辞職は早ければ10年度予算成立後の今月下旬。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 公職選挙法の規定で3月15日までの辞職なら補選は参院選前の4月25日。15日を越えたことで民主党は参院選前に「政治とカネ」「労組との関係」を争点化されることは回避。辞職と補選によって矛先が同じ政治資金問題を抱える鳩山首相や小沢幹事長に向くことを避けたかった党執行部の意向を反映した形だ。国会会期末の6月16日以降の辞職なら補選は10月下旬以降。小林氏は同日選を想定しているもようだが、党内には参院選後を望む声もある。

 [2010年3月17日7時40分 紙面から]
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5855名無しさん:2010/03/17(水) 14:21:21
>ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031601001145.html
小林千代美議員が辞職の意向 民主党関係者に伝達
 民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=が、北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。党関係者が明らかにした。

 小林氏はこの日、国会内で記者団に辞職を否定したが、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日に拘置期限を迎える北教組委員長代理の長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断する。早ければ2010年度予算成立後の3月下旬にも辞職する。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 民主党では、小沢一郎幹事長の資金管理団体に絡む収支報告書虚偽記入事件で逮捕、起訴された石川知裕衆院議員が先月、離党。これに続く「政治とカネ」をめぐる議員辞職は、鳩山政権に打撃となることは確実だ。野党側は、鳩山由紀夫首相と小沢氏の政治資金問題や党首脳としての政治責任、労組との関係について追及を強める構えだ。

2010/03/17 02:02 【共同通信】

5856名無しさん:2010/03/19(金) 09:20:41
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100319ddm041040180000c.html
1票の格差:名古屋高裁も「違憲」
 「1票の格差」が最大2・30倍となった09年8月の衆院選は選挙権の平等を保障した憲法に反するとして、名古屋市の男性が愛知1区の選挙無効を愛知県選管に求めた訴訟の判決が18日、名古屋高裁であった。高田健一裁判長は格差が2倍以上となったことについて「1人1票制に反する」として、愛知1区を含む小選挙区選挙全体を違憲と判断した。選挙無効は「公の利益に反する」として請求を棄却した。

 同衆院選を巡る同種訴訟で違憲判断をしたのは、大阪、広島、福岡高裁に続いて4件目。

 判決は、同衆院選で議員1人当たりの有権者数を比較した1票の格差が2倍以上となった選挙区を45選挙区(全体の約15%)と指摘。「このような投票価値の不平等が生じている場合、1票の投票権と2票の投票権を持つ者が生ずるのと同じ」として、有権者の1票が等しい価値を有する「1人1票制」に反すると述べた。【式守克史】

毎日新聞 2010年3月19日 東京朝刊

5857名無しさん:2010/03/25(木) 12:10:01
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100324ddlk04040068000c.html

公選法違反:衆院選立候補者買収で有罪判決−−仙台地裁 /宮城
 09年8月の衆院選に幸福実現党公認で立候補し、選挙運動員に現金を渡したとして公職選挙法違反(買収など)の罪に問われた栗原市若柳の経営コンサルタント、氏家次男被告(61)に対し、仙台地裁(吉野内謙志裁判官)は23日、「当選目的で投票を依頼した」として懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。

 また、氏家被告から報酬を受け取った女(32)に対しては同日、求刑通り罰金20万円、追徴金14万6000円を言い渡した。

 判決によると、氏家被告は衆院選宮城6区から出馬した際、公示前に自身の氏名や顔写真を記載した「個人ビラ」を戸別訪問で配布。運動員3人に報酬として計44万円を支払った。女は有権者に氏家被告への投票を依頼し、報酬14万6000円を受け取った。

 判決後に会見した氏家被告の弁護人は「選挙運動に素人だったため、法規制を知らなかった」などと弁明した。【垂水友里香】毎日新聞 2010年3月24日 地方版

5858名無しさん:2010/03/26(金) 19:14:30
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601000925.html
自民の町村氏、出馬に前向き 補欠選挙実施の場合
 自民党の町村信孝元官房長官は26日、日本BS放送の番組収録で、不正資金提供事件で民主党の小林千代美衆院議員が辞職し、補欠選挙が実施されることになった場合について「最強、最善の候補者を出さなければならないとなれば、決断する」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。

 町村氏は昨年の衆院選北海道5区で小林氏に敗れ、比例北海道ブロックで復活当選した。

2010/03/26 18:57 【共同通信】

5859名無しさん:2010/03/26(金) 22:18:09
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100326ddr041040007000c.html
公選法違反:衆院選・北海道8区事件 佐藤被告に有罪判決−−函館地裁
 09年8月の衆院選北海道8区に無所属で立候補、落選し、公職選挙法違反(買収など)罪に問われた佐藤健治被告(52)の判決公判で函館地裁は25日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 判決によると佐藤被告は同年7〜8月、当時の出納責任者(有罪確定)と共謀し、運動員8人に票の取りまとめの報酬として計約223万円を渡した。佐藤被告は「選挙運動ではなく、後援会活動の報酬だった」として無罪を主張していたが、柴山智裁判官は「選挙前に応援をお願いするなど運動員が行った戸別訪問は選挙運動に該当する」とし「選挙の公正を害する悪質な犯行」と述べた。

 この事件では、運動員8人も公選法違反(被買収)罪に問われ、いずれも有罪判決を受けている。佐藤被告は既に連座制が適用され、同区から5年間立候補できないことが確定している。佐藤被告は佐藤孝行元総務庁長官の次男。【佐藤心哉】毎日新聞 2010年3月26日 北海道朝刊

5860名無しさん:2010/03/27(土) 14:58:17
町村元官房長官:5区補選に意欲 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100327ddlk01010276000c.html

 自民党の町村信孝元官房長官(衆院比例道ブロック)は26日、東京都内で行われたBS11デジタルの収録で、民主党の小林千代美衆院議員(道5区)が陣営幹部の公職選挙法違反事件などで辞職した場合に行われる道5区補選について「後援会と詰めた話はしていないが、『最強最善の候補者を出さないといけない』となれば決断しないといけないだろうと思う」と述べ、出馬に意欲を示した。毎日新聞 2010年3月27日 地方版

5861神奈川一区民:2010/04/06(火) 10:09:45
【政治】国民新党の元候補 赤松和隆氏 衆院選で落選し、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1270514978/

5862チバQ:2010/04/06(火) 12:09:27
http://www.asahi.com/national/update/0406/OSK201004050177.html
国民新の元候補、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
2010年4月6日8時0分
 昨夏の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補、落選した赤松和隆氏(42)が選挙関連経費の清算をしないまま関係者との連絡を絶っている。決起大会の会場費などが未払いになっているほか、供託金のために借りた金を返済しておらず、朝日新聞の取材では少なくとも約700万円の金銭トラブルになっている。

 ホテルオークラ岡山(岡山市中区)の経営会社は3月中旬、赤松氏に約262万円の支払いを求める訴訟を岡山地裁に起こした。訴状などによると、赤松氏は衆院選公示前の昨年8月2日、このホテルの宴会場で千人規模の決起大会を開いたが、代金約264万円のうち2万円を内金として払っただけで、残りは未払いという。

 岡山市内の自営業者は、選挙カーに取り付ける看板の製作や、報酬支給が認められている運動員の手配を請け負った。代金のうち約45万円は昨年8月に現金で支払われたが、残り約141万円が未払いのままで、10月に赤松氏と選挙対策責任者を相手取って提訴した。赤松氏は口頭弁論に出席せず、赤松氏に全額支払いを命じる判決が確定。その後、選対責任者が9割超を払うことで和解したという。

 選挙事務所を貸した別の自営業者は、公示前の8月中旬、赤松氏から「立候補に必要な供託金300万円を立て替えてほしい」と頼まれ、妻の定期預金を解約して貸した。10月15日を返済期限とする借用書を受け取ったが、2度にわたって延期を求められた末、連絡がとれなくなったという。業者は「まるで詐欺だ」と憤る。

 朝日新聞は赤松氏の携帯電話に連絡を取ろうとしたが、留守番電話に接続される状態になっている。赤松氏は現在も国民新党の党員で、党本部の斎藤豊事務局長は「プライベートな話でコメントしようがない。こちらも電話しているが、ほとんど連絡がつかない状態だ」と話した。

 赤松氏は、松岡利勝・元農林水産相の元秘書官。松岡氏が2007年に自殺した後、高校時代まで過ごした岡山市に戻った。衆院選では民主党の津村啓介氏、自民党の萩原誠司氏、無所属の熊代昭彦氏らと争い、得票は6026票で有効投票総数の10%に届かず、供託金は没収された。(宮武努、西山良太)

5863とはずがたり:2010/04/06(火) 12:30:57
前にも国民新党に誰かこういうの居たような。。
保守政党は自民党やみんなの党もそうだけど,自力でカネ用意できないと相手にして貰えないけど,国新はその懐具合の検査があまいのかねぇ?

5864名無しさん:2010/04/07(水) 12:05:05
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001004070002
先月、民主議員秘書に/音信途絶の赤松氏
2010年04月07日

 昨年の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補し、落選後に選挙関係費用を払わないまま関係者と連絡を絶っている赤松和隆氏(42)が、今年3月に約1カ月間、民主党国会議員の政策秘書を務めていたことが、関係者の話でわかった。赤松氏は月末に突然、自主退職したという。


 東京の民主党議員の事務所によると、元々いた政策秘書が体調不良で退職し、新しい秘書を募集したところ、複数の応募者の中に赤松氏がいた。2月に実施した面接の結果、「印象も良く、話もしっかりしていた」(事務所関係者)ため赤松氏の採用を決めたという。


 赤松氏は3月4日から、永田町を拠点に秘書活動を開始。ところが、月末になって急きょ「自己都合により退職したい」と事務所側に告げ、31日付で秘書を辞めたという。事務所関係者は「トラブルのことは全く知らなかった」と話している。(宮武努)

5865とはずがたり:2010/06/15(火) 20:17:50

小沢・民主前幹事長:「選挙の小沢」検証 県内でも影響力 /福島
6月15日11時22分配信 毎日新聞
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6507

 鳩山政権の崩壊とともに民主党幹事長を辞任した小沢一郎氏(68)。党の選挙対策の中心として戦略を担い、福島にも大きな影響を与えてきたといわれる。過去の衆院選や近付いた参院選の舞台裏でどんな力を示してきたのか、関係者の証言を基に再現する。【種市房子】
 ◇衆院選1区、懐刀を派遣
 08年春。小沢氏は秘書を連れ、福島市にある民主の支持母体・連合福島を訪れた。迫る衆院選の戦略を練るためだった。連合側が説明するまでもなく、小沢氏は県内選挙区の弱点を指摘。特に福島1区は細かい情報をつかんでいる様子だった。
 その後も秘書が連合福島に足を運んだが、ある時から別の秘書に代わった。間もなく、連合福島の幹部は最初に来た秘書をテレビで見た。現在、政治資金規正法違反の罪で公判中の元公設第1秘書、大久保隆規被告だった。懐刀を派遣するあたりに、小沢氏の意気込みがうかがえた。
 昨年の衆院選で、福島1区は民主が新人の石原洋三郎氏(37)を擁立。自民前職の亀岡偉民氏(54)との事実上の一騎打ちとなった。小沢氏の秘書は徹底的に業界団体を回った。“ドブ板”に徹する姿に、陣営から「これが小沢氏の選挙」と感嘆の声が上がった。
   ■  ■
 石原氏は2万票差で初当選し、民主党県連では「小沢さんの“亀岡潰し”の執念が見えた」とささやかれた。
 話は05年の「郵政選挙」にさかのぼる。その前の03年衆院選で無所属で落選した亀岡氏には、小沢氏了承の下で民主公認で出馬する動きがあった。ところが選挙直前、亀岡氏は自民党公認を獲得。小沢氏には裏切られた思いがあったとみられる。
 民主は石原氏の兄で新人の石原信市郎氏(43)を擁立した。当時、小泉純一郎首相の下で行われたこの選挙戦は、全国的に自民が有利に展開し、福島1区でも民主は劣勢だった。負け戦には来ないと言われる小沢氏が選挙中に2回も福島1区に足を運び、街頭にも立った。「亀岡さんを許さないという意思表示だったのだろう」と陣営元幹部は振り返る。
 結果は亀岡氏が初当選。逆に昨年の選挙では打ち負かした。小沢氏の選挙戦を間近で見た関係者は「全国でも特に東北地方の選挙に強い影響力を示す。昨年の勝利に満足しているだろう」と語った。

5866チバQ:2010/06/15(火) 23:53:44
>>405
134 :無党派さん:2010/06/15(火) 21:19:09.70 ID:7LO5pGhI
2010.6.3
衆院選2区に出馬表明“オハヨウおじさん”が逮捕

 昨年の衆院選北海道2区に出馬を表明していた札幌在住の栗原侑(すすむ)氏
(65歳、写真)が5月29日、公務執行妨害で札幌中央署に逮捕された。

 接見した国選弁護人によると、同日午後0時45分ごろ、地下鉄南北線大通駅の
構内で、栗原氏がAPEC会合のポスター制作費用がどこから出ているのかを
駅員に尋ねていたところ、警戒警備中の警察官がケンカをしているものと思い、
任意同行を求めた。その際、栗原氏は階段を数段上がったところで警察官を
突き飛ばし、全治2週間のけがを負わせたという。栗原氏は「体がぶつかっただけで、
突き飛ばしていない」と主張している。

 栗原氏は佐賀県出身。同県上峰町の町議選に2度出馬し、落選した。05年に札幌へ
移住。昨年2月に衆院選出馬を表明し、自前の選挙運動を行っていたが、結局立候補は
しなかった。地下鉄駅などで通行人に「おはようございます」などと呼びかけいてたため、
地元では“オハヨウおじさん”と呼ばれていた。(安藤由)
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/topics.php?mode=list
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/dat/photo/2kuohayou.jpg

5867名無しさん:2010/07/30(金) 20:50:22
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY201007300469.html
民主・後藤英友議員の当選無効へ 幹部の選挙違反で連座
2010年7月30日20時20分

 昨年の衆院選で初当選した民主党の後藤英友(ひでとも)議員(比例九州ブロック)陣営の幹部による選挙違反事件で、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、公職選挙法違反(日当買収)の罪に問われた出納責任者・井上広世(ひろよ)被告(43)の上告を棄却する決定をした。29日付。懲役1年6カ月執行猶予5年の一、二審判決が確定する。

 後藤議員は熊本3区で落選したが比例区で復活当選した。井上被告は連座制の対象のため、公選法の規定により、後藤議員が30日以内に当選が無効でないことなどの確認を求める訴訟を起こして勝訴しない限り当選無効となり、熊本3区からは5年間立候補が禁じられる。

 総務省によると、後藤議員の当選が無効になると、民主党比例九州ブロックで次点に相当する30位だった中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

 一、二審判決によると、井上被告は、熊本市の人材派遣会社長とその弟の同社役員と共謀。昨年8月から9月にかけて、同社が派遣した男性8人に後藤氏の顔写真を載せた文書を配らせるなどの選挙運動をさせ、報酬として約73万円を渡した。井上被告側は無罪を主張したが、検察側主張が全面的に認められた。

5868名無しさん:2010/07/31(土) 20:22:34
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100801k0000m040019000c.html
後藤英友議員:当選無効に不服、提訴へ

 出納責任者が公選法違反(日当買収)に問われ、最高裁で上告が棄却された民主党の後藤英友衆院議員(43)=比例九州=は31日、熊本市で記者会見し、当選無効を不服とする行政訴訟を福岡高裁に起こす考えを明らかにした。

 会見で後藤議員は「選挙で選ばれた議員の失職は重い。買収の悪質性にはいろんな程度があり、今回は失職するほどの悪質性はないと思う」と強調。「最終判断は党や弁護士と相談して決めるが、即座に辞職する考えはない」と述べた。

毎日新聞 2010年7月31日 18時47分

5869名無しさん:2010/07/31(土) 22:01:25
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100731-OYT1T00691.htm
失職させるほどでない…後藤議員、連座制争う方針

 昨年夏の衆院選での選挙違反事件で、最高裁が出納責任者の上告棄却を決定したのを受け、民主党の後藤英友衆院議員(43)(比例九州)は31日、連座制の適用について福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす意向を明らかにした。


 後藤氏は熊本市内で記者会見し、「今回は議員を失職させるほどの悪質性はないのではないかと思っている」と述べた。

 後藤氏は行政訴訟で勝訴しなければ失職し、熊本3区からの立候補が5年間禁止される。

 1、2審判決によると、出納責任者は別の2人と共謀し、選挙運動の報酬として運動員8人に計約73万円を渡した。

(2010年7月31日21時40分 読売新聞)

5870名無しさん:2010/08/01(日) 01:12:18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188115
後藤議員 辞職意思なし 陣営幹部有罪 連座制適用に異議
2010年8月1日 00:08 カテゴリー:社会 九州 > 熊本

 昨年の衆院選熊本3区で落選し、比例代表九州ブロックで復活当選した民主党の後藤英友衆院議員(43)陣営による選挙違反事件で、公選法違反(日当買収)罪に問われた元出納責任者(43)の上告を最高裁が棄却したことを受け、後藤氏は31日、熊本市で記者会見。「今の時点では職責を全うしたい」として、議員辞職しない考えを表明した。近く福岡高裁に、連座制が適用されないことの確認を求める行政訴訟を起こす方針という。

 後藤氏は元出納責任者の買収行為について「司法の事実判断は受け入れる」としながらも「買収にはいろんなケースがあり、今回は悪質性が高くない」との持論を展開。「公選法にも少し問題がある」と述べた。

 公選法によると、出納責任者は連座制の対象。後藤氏は30日以内に行政訴訟を起こして勝訴しない限り、当選が無効となり、熊本3区から5年間立候補ができなくなる。当選無効となった場合、民主党の比例九州ブロックで次点の中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5871名無しさん:2010/08/01(日) 01:18:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188124
有権者「即辞職を」 後藤氏陣営の公選法違反事件 異議申し立てに疑問の声
2010年8月1日 01:03 カテゴリー:九州 > 熊本

 「すぐに辞職するべきだ」「理解できない」−。後藤英友衆院議員(43)の元出納責任者の上告が最高裁に棄却されたことを受け、地元の有権者からは即時辞職を求める声が上がった。後藤氏が31日、議員を辞職せず、福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす考えを示したことには有識者から疑問の声が出た。

 「法律に違反したら責任を取るのは小学生でも分かる。これまで受け取った議員歳費も返上するべきだ」。大津町の会社員男性(70)は後藤氏の対応を批判し、議員辞職を否定したことにも「論外」と言い切った。同町の商業施設に買い物に来た主婦(48)も「同じ選挙区の人間として残念だし、恥ずかしい。早く辞めるべきだ」と話した。

 後藤氏は昨年8月の衆院選熊本3区で約7万5千票を獲得。選挙区では惜敗したが、比例で復活当選した。後藤氏の後援会会長を務めた男性(78)は「軽微であっても、陣営関係者が法に触れたことをしたのは事実。信じてくれた有権者に対し申し訳ない」としながらも「この程度のことで失職するのはかわいそう」と、複雑な思いを打ち明けた。

 一方、斎藤文男・九州大名誉教授(行政法)は「出納責任者が公選法というルールを破りながら議員を続けるのは疑問。有権者の理解は得られないだろう」と話した。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5872名無しさん:2010/08/01(日) 03:42:14
http://www.oita-press.co.jp/worldSociety/2010/07/2010073101000436.html
「職務を全う」と民主・後藤議員
[2010年07月31日 17:35]

 民主党の後藤英友衆院議員(43)は31日、公選法違反(買収)罪に問われた出納責任者の上告棄却を受け、地元の熊本市で記者会見し「今の時点では職責を全うしたいと思っている」と述べ、議員辞職する考えがないことを強調した。
 後藤氏は「買収にもいろいろあるが、今回の『日当買収』には連座制を適用して議員を失職させるほどの悪質性がない」と主張。臨時国会が終わり次第、「連座制が適用されない」ことの確認を求める訴訟を福岡高裁に起こす姿勢を示した。
 後藤氏は2003、05年の衆院選で熊本5区、07年に熊本3区補選に立候補し、いずれも落選。昨年8月の衆院選で熊本3区から立候補して敗れたが、比例で復活し初当選した。
 一、二審判決によると、後藤氏陣営の出納責任者井上広世被告(43)は、熊本市の人材派遣会社社長ら2人=いずれも有罪確定=と共謀し、運動員としてビラを配るなどした報酬として派遣社員8人に計約73万円を支払った。最高裁は29日付で上告棄却の決定をした。

5873チバQ:2010/09/29(水) 22:37:49
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01115.htm
民主・自民、政党交付金激戦区に集中投下
 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。


 民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。

 民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。

 民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

(2010年9月29日22時27分 読売新聞)

5874チバQ:2010/09/29(水) 22:39:19
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01019.htm
政党交付金支出総額388億円、過去4番目
 総務省は29日、2009年の政党交付金使途等報告書を発表した。


 8月の衆院選対策として、交付対象の8党が選挙資金を投入し、支出総額は1995年の政党交付金制度創設以来、4番目に多い387億9321万円に達した。全国規模の国政選挙がなかった08年と比べると約1・5倍。人件費や事務所費などの「経常経費」を除く「政治活動費」は前年比2・1倍の224億8792万円に膨らみ、支出総額を押し上げた。

 「政治活動費」のうち、公認推薦料や陣中見舞いなどの「選挙関係費」は56億1034万円と、08年(1億5852万円)の35・4倍。新聞やテレビの広告などに充てた「宣伝事業費」も123億231万円と、08年(57億976万円)の2・2倍に増加、過去2番目の規模に膨らんだ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T00919.htm
公明党支部、政党交付金を国庫に返還
 片山総務相は29日、公明党参院東京選挙区第3総支部(代表・沢雄二前参院議員)で2009年の政党交付金が149万3526円余ったため、同党に対し、10月18日までに国庫に返すよう返還命令を出した。


 公明党は全額を返還するとしている。

 沢氏は「10年に議員を引退することが決まっていたので、政党交付金の未支出分は基金(積み増し)とせず、返還することにした」とのコメントを出した。返還命令は1995年の政党交付金創設以来、2例目となる。

 政党助成法は、政党や政党支部が政党交付金を年末までに使い切らず余った場合、総務相が政党に返還を命じることができると定めている。

(2010年9月29日18時07分 読売新聞)

5875チバQ:2010/09/30(木) 12:15:18
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100930-OYT1T00472.htm
民主の政党交付金、小沢系に重点配分
民主党

 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

 実際、09年衆院小選挙区選で、民主、自民両党の公認候補が直接対決し、得票差が1万票以内の激戦となり、09年末時点で支部が存在した43選挙区の収支を見ると、両党が資金面でも、しのぎを削っていた。民主党は政党交付金から43選挙区に平均1819万円を投入。公認候補を擁立した全271選挙区の支部平均より47万円多かった。自民党も、43選挙区に民主党を上回る同1941万円を配分し、公認候補のいた全289選挙区の支部平均を225万円上回った。

 民主党は衆院解散直後の09年7月29日、ほとんどの小選挙区支部に一律500万円を配り、広島1区や熊本2区など10選挙区の支部には同8月14日にも500万円以上を追加配分。結果的に、10人の候補者のうち7人が小選挙区で当選、3人も比例復活で当選した。

 最も配分額が多かったのは太田和美衆院議員の福島2区で、計3000万円。太田氏は08年9月に当時代表だった小沢氏の意向で千葉7区から国替えした。計2500万円以上が配分された9選挙区の支部のうち、森本和義氏(愛知15区)ら5人は当選後、小沢氏支持の議員グループに入った。

 一方、自民党の配分額最高の支部は岩手2区で計2750万円。連続当選を目指した鈴木俊一氏が、岩手県唯一の自民党国会議員の議席死守を目指した選挙区だ。また、初当選組5人の中では、小泉進次郎氏の神奈川11区が別格扱いで、連続当選を果たした議員の選挙区支部と同レベルの計1950万円が配分されていた。

(2010年9月30日11時32分 読売新聞)

5876チバQ:2010/09/30(木) 20:24:21
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100930/plt1009301650004-n1.htm
小沢の“援護射撃”和美3000万、衣里子2200万円也!
2010.09.30
 総務省は29日、2009年分の政党交付金使途等報告書を公開したが、民主党は70億7600万円を都道府県連や、国会議員、衆院選候補者(いずれも当時)らが代表を務める支部に配分した。代表や代表代行などを務めた小沢一郎氏(68)の意向が反映したとみられるが、新人候補者や国替えした議員、選挙区事情などを考慮して支給したようだ。

 党本部から都道府県連を除く各支部への交付金は、昨年1年間でおおむね1千万〜2200万円。参院の支部は1千万円のケースが目立ち、09年衆院選時点で衆院議員が代表の支部は1500万円が多い。

 このうち太田和美衆院議員(31)が代表を務める福島県第2区総支部は6回、計3千万円が支給された。支部では最高額で、衆院選公示の迫った8月14日には半額の1500万円が投入された。

 太田氏は06年、千葉7区の補欠選挙で初当選。09年衆院選は小沢氏の提案で福島2区に国替えして出馬した。自民党現職(当時)との接戦が伝えられる中、党本部の“援護射撃”とみられる。

 これに次ぐのが2700万円で、東京都第9区、神奈川県第3区、愛知県第15区、熊本県第2区、第3区、鹿児島県第2区の各総支部。いずれも新人候補者が代表で、8月14日には各500万円が支給されている。

 このほか、小沢氏が出馬を要請した福田衣里子衆院議員(29)が代表の長崎県第2区総支部は2200万円。鹿野道彦農相や、与謝野馨氏(現・たちあがれ日本)と激しく競り合った海江田万里経済財政担当相など返り咲きを狙っていた元職組の総支部にも2千万〜2200万円が支給されたケースなどがある。

 小沢氏の岩手県第4区総支部、菅直人首相の東京都第18区総支部はともに1500万円だった。

5877名無しさん:2010/10/01(金) 04:10:45

昨年の政党交付金、県内ほとんどの支部で増加
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1735157.article.html

 総務省が29日公開したした2009年分の政党交付金使途報告書によると、佐賀県関係の国会議員が代表を務める選挙区支部への各党本部からの配分は、昨年、総選挙が行われた関係で、ほとんどの支部で増えた。

 民主党は衆院佐賀1区(原口一博代表)、同2区(大串博志代表)が前年より500万円増の各1500万円で、参院第1支部(川崎稔代表)は前年と同じ1000万円。同党県連には1760万円(前年比500万円増)が配分された。

 自民党は佐賀1区(福岡資麿代表)が1750万円(前年比150万円増)、佐賀2区(今村雅弘代表)が2050万円(同250万円増)、佐賀3区(保利耕輔代表)が1950万円(同350万円増)。参院第2支部(岩永浩美代表)は1400万円(同200万円減)だった。同党県連には約1710万円(同426万円増)が配分された。既に解散した自民党衆院佐賀3区(平林素子代表)は総選挙前の6月までに550万円の配分を受けていた。

 社民党県連は前年より約568万円減の706万円の配分だった。

5878名無しさん:2010/10/01(金) 04:13:02

県内3党で支出2億8476万円 09年政党交付金
2010年09月30日10:45
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100930/201009301045_11796.shtml

 総務省が29日公開した2009年分の政党交付金使途等報告書によると、県内の民主、自民、社民の各党支部の支出総額は2億8476万円だった。政党別では自民が1億5418万円、民主が1億2906万円、社民が152万円。

 各党の内訳は、民主は県連が2100万円。1〜5区の各総支部は、5区(阿知波吉信支部長)が2200万円で最も多く、1区(柴橋正直支部長)が2000万円、4区(今井雅人支部長)が1582万円、3区(園田康博支部長)が1500万円、2区(橋本勉支部長)が1484万円。参院第1総支部(平田健二支部長)は1040万円、参院第2総支部(山下八洲夫支部長)は1000万円だった。

 自民は、県連の支出総額が2393万円。1〜5区の各支部で最多は5区(古屋圭司支部長)の2510万円で、2区(棚橋泰文支部長)が2027万円、1区(野田聖子支部長)と4区(金子一義支部長)が各1950万円、3区(武藤容治支部長)が1765万円だった。参院第1支部(藤井孝男支部長)は1423万円、参院第3支部(松田岩夫支部長)は1400万円。

 社民は県連合の支出。

 県内の政党支部が受けた交付金は2億7851万円。政党別では自民が1億4743万円、民主が1億2900万円、社民が208万円だった。(千円単位を四捨五入)

5879名無しさん:2010/11/12(金) 09:57:32
自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。

5880名無しさん:2010/11/13(土) 09:15:22
大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce

5881名無しさん:2010/12/01(水) 19:45:49

したたか「小沢戦略」、衆院選で重点候補に選挙資金を集中投下/神奈川
2010年12月1日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012010019/

 昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党が、県内小選挙区で重点候補に選挙資金を“集中投下”していた実態が30日、明らかになった。党本部からの支援が2千万円を超えた10人のうち9人が小選挙区で当選。当時、代表代行だった小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」からの資金援助を受けた5人も全員が小選挙区を制しており、選挙資金でもしたたかな「小沢戦略」が浮き彫りになった。

 県選挙管理委員会と総務省が同日公表した政治資金収支報告書によると、昨年1月から投開票日(8月30日)前までに、党本部から候補者が代表を務める総支部や政治団体に支払われた交付金や寄付の総額が最も多かったのは、中林美恵子(1区)、岡本英子(3区)の両氏の2700万円。長島一由(4区)、本村賢太郎(14区)、後藤祐一(16区)、神山洋介(17区)の4氏が2200万円で続き、上位を新人候補が占めた。

 陸山会からの寄付は、中林、岡本、本村、中塚一宏(12区)、樋高剛(18区)の5氏にそれぞれ500万円。この5氏はいずれも小選挙区で当選している。

 党本部と陸山会から計3200万円もの資金が投じられた中林氏と岡本氏は、代表代行として選挙を取り仕切った小沢氏の期待通り、対抗馬の当時官房副長官だった松本純氏、長く自民の地盤を守ってきた小此木八郎氏に勝利した。

 「人口が少ない山間部から都市部へ攻め上がる戦略で臨んだ」と衆院選を振り返る民主党幹部は「小沢氏の戦略からすれば、都市部にある中林氏の1区と岡本氏の3区は、政権交代へ絶対に落とさねばならない自民党の最大の牙城。手厚い資金配分はうなずける」と指摘。思惑通りに“落城”させ、政権交代を実現させた小沢氏の手腕に舌を巻く。

 「小沢ガールズ」の一人とされる岡本氏は「激戦区に党を挙げて対応してもらい、小沢氏にも物心両面で支援を受けた」と感謝の弁。中林氏の事務所は「全体の選挙区事情を判断した上での対応だと受け止めている」と話す。

 一方、交付金が最少だったのは、8区への出馬表明が告示直前だった山崎誠氏の800万円。11区の横粂勝仁、15区の勝又恒一郎の両氏は1550万円で、この3氏は小選挙区で落選(比例復活)しており、党の支援額がそのまま結果に表れた格好。「短期決戦だったので」と最少額に理解を示す山崎氏だが、選挙費の持ち出し分の返済を現在も続けているといい、「選挙は苦労した。もっと支援があったら…」と漏らしていた。

5882名無しさん:2010/12/01(水) 21:15:53

「小沢部隊」カネで形成、現金入り封筒手渡し
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101201-OYT1T00267.htm

 2009年の衆院選で、民主、自民党の実力者は自身の勢力拡大も念頭に、資金分配に奔走した。中でも集金力と分配額の多さで突出していたのが、民主党の小沢一郎元代表だった。


 09年の政治資金収支報告書からは、自らの資金管理団体をめぐる事件で強制捜査を受け、「政治とカネ」で厳しい視線を浴びながらも、選挙戦で巨額を動かし、党内最大勢力である小沢グループの「中核部隊」を形成していった実態が浮かび上がった。

 衆院が解散された同年7月21日。JR東京駅近くのホテルに、民主党の現職、新人の衆院選候補予定者数十人が三々五々、入っていった。懐には金額が空欄の領収書があった。部屋で待っていたのは小沢氏の秘書だった。

 「(小沢氏の資金管理団体の)『陸山会』に領収書を出すと、表に出ることになるが、それでもいいですか」

 複数の候補予定者によると、秘書はこう告げ、承諾を確認したうえで、現金入りの封筒を手渡した。札束を数えた候補予定者たちは、持参した自らの資金管理団体の領収書に「500万円」と記した。

 秘書はこうも加えた。「今後、いざという時にはよろしくお願いしますよ」

 同日は、民主党本部からも500万円の公認料が配られた。ある衆院議員は「公認料は1000万円と聞いていたが、実際は500万円でがっかりした。そこへ小沢氏から500万円もらい、『これで戦える』と心強く思った」と振り返る。

 陸山会からの「軍資金」は、91人(2人は200万円)に計4億4900万円。直後の衆院選では88人(うち初当選は49人)が当選した。小沢氏は前日の20日に陸山会へ3億7000万円を貸し付け、それが原資となった可能性が高い。

 通常、「表に出ないカネでやる」(自民党関係者)と言われてきた、有力政治家から議員、候補者への軍資金提供。なぜ、小沢氏は今回、表に出したのか。

 小沢氏に近い議員の1人は、「政治とカネで強制捜査を受けた直後だけに、これ以上疑われるよりは、表でやる方がいいと判断した」と説明する。民主党内では、「小沢氏は勝負所と見て、なりふり構わずカネを配った。自らの数と力を拡大、誇示する狙いもあった」との指摘も聞かれる。

 小沢氏から資金を受け、当選した議員の多くがその後、小沢氏を支える「中核部隊」となったが、小沢氏から離れたケースもある。

 今年9月の党代表選で、小沢氏に投票するとした人は、読売新聞の投票前の取材では66人(実名で回答60人、匿名6人)。菅首相に投票するとした人も13人(実名で回答10人、匿名3人)いた。小沢氏支持議員からは選挙戦中、この13人に対し、「金を受け取って、『政治とカネと決別する戦いだ』と主張するのはおかしい」との批判が上がった。13人の1人は、「資金を受け取る際は戸惑ったが、選挙を仕切る立場の小沢氏からだったので、礼儀として受け取った」と釈明する。

 また、11月25日、小沢氏支持の当選1回議員グループ「北辰会」が設立されたが、総会に参加した43人のうち24人と半数以上が「受領組」で、巨額分配の「成果」の一端とも言えそうだ。

 一方、自らの資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、小沢氏と同様、批判を浴びた鳩山前首相は、衆院選前に鳩山グループの議員に寄付などはしておらず、事件を受けて自粛した模様だ。

(2010年12月1日09時26分 読売新聞)

5883名無しさん:2010/12/02(木) 01:04:38

政治資金:小沢氏資金、党内に波紋
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101202k0000m010121000c.html

 30日に公表された政治資金収支報告書で、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」が昨年の衆院選前に、民主党の衆院選候補者89人に計4億4200万円を配っていたことが党内に波紋を広げている。

 仙谷由人官房長官は1日の記者会見で「非常に力のある政治家が若い人を育てようと資金援助するのは、昔はよくあった。昔、いろいろ聞かされていた情景かなと思う」と、小沢氏の手法を皮肉った。

 資金を受け取ったのは小沢氏に近いか、小沢氏が擁立を主導した新人議員がほとんどで、多くの議員が9月の民主党代表選で小沢氏を支持した。小沢陣営では、資金を受け取りながら菅直人首相を支持した議員への反感が強く「カネを返すべきだ」と非難する声も上がっていた。複数の議員によると、資金が手渡されたのは昨年7月21日の衆院解散当日で、事前に小沢氏周辺から東京都内のホテルを指定し「おいでいただきたい」との電話があった。部屋に赴いて小沢氏の秘書から現金を受け取り、その場で陸山会あての領収書を書いたという。新人議員の一人は「これがなければ落選したかもしれない」と振り返った。【野口武則】

毎日新聞 2010年12月2日 0時40分

5884名無しさん:2010/12/02(木) 01:16:03

民主・小沢元代表資金管理団体、2009年衆院選候補者91人に4億5,000万円もの現金提供
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188922.html

民主党の小沢一郎氏から、グループ議員らへの4億5,000万円もの現金提供が明らかになった。「小沢流選挙」に、批判の声が上がっている。
1日夜、東京都内で小沢グループの会合が行われた。
笑顔で店を出た小沢氏だったが、記者の「迂回(うかい)献金をしたとの指摘もあるが?」、「迂回献金との認識は?」などの質問に、無言で車に乗り込んだ。
「迂回献金」というフレーズに顔を曇らせた小沢氏。
政権交代を果たした、2009年の衆院選。
小沢氏の資金管理団体から、「小沢ガールズ」ら91人の候補者に、あわせて4億4,900万円もの政治資金が提供されていたことが明らかになった。
民主党の神風英男議員は「(小沢氏から500万円受け取ったことは?)いや〜、そりゃ、ありがたいです」と話し、民主党の内山 晃議員は「助かったよ〜。なかったら落ちてたかもしれない」と話した。
参加者の口から出るのは、生々しい選挙資金の話。
民主党の福田昭夫議員は「みんな、それこそ金欠病になっていたと思うので、そういう意味ではみんな、わたしだけじゃなくて、支援を受けた人たちは、それは心強かったと思いますよ」と話した。
2009年の衆議院解散当日、都内のホテルに集められた立候補予定者たちは、小沢氏の秘書から、500万円が入った封筒を手渡されたという。
注目されるのは、「資金の流れ」。
小沢氏の資金管理団体「陸山会」は、小沢氏が代表を務める岩手県の党支部から、3億7,000万円の寄付を受け、この支部は前日に、政治団体「改革フォーラム21」から同額の寄付を受けていた。
政治団体間では、5,000万円を超える寄付は禁止されていて、政党支部を経由することで、「法の抜け穴」を使ったとの見方もある。
また、改革フォーラム21には、小沢氏が代表幹事を務めた旧新生党の資金が移されていて、新生党には、国から多額の金が交付されていた。
こうした資金の流れについて、小沢氏の事務所は、「政治資金規正法に基づき、適正に処理しており、収支報告書の通りです」としている。
仙谷官房長官は「ある意味で、合法性を持つやり方ではあるが、実質的に、それはいかがなものかという議論になってくる可能性はあるんじゃないでしょうか、はい」と述べた。
年明けの通常国会では、小沢氏の国会招致に向け、野党の追及は強まるとみられる。(12/02 00:54)

5885名無しさん:2010/12/02(木) 03:25:05

民主、2議員に5億4000万円…組織対策費
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101201-OYT1T01361.htm

 政権交代選挙となった昨年の衆院選前に、民主党本部から議員(当時)2人に計5億円を超える「組織対策費」が支払われていたことが、11月30日に公表された2009年の政治資金収支報告書でわかった。

 多額の資金の具体的な使途について、民主党側は説明をしておらず、識者は「政治資金の透明性を著しく害するやり方だ」と指摘している。

 政治資金規正法では、政治団体が支出する際、相手の氏名と住所、金額、目的などを政治資金収支報告書に記すことを義務付けている。議員個人に組織対策費として支出した場合は、受け取った議員の領収書を添付すれば、この議員が何に使ったかまでは記載する必要はない。

 収支報告書によると、組織対策費を受けていたのは、当時、民主党の財務委員長だった佐藤泰介元参院議員(7月の参院選に不出馬、政界引退)と輿石東参院議員会長。佐藤氏には5月29日に1億円、6月22日に2億円、同29日には500万円を支出。衆院の解散直前の7月13日にも2億円が支出されていた。また、輿石氏にも解散当日の同21日に1000万円、11月に1000万円が支出された。

 2人に対して民主党が09年に支出した組織対策費は計5億4000万円で、その95%に当たる5億1500万円が衆院選前の約3か月間に集中していた。

 民主党が特定の議員に組織対策費を支出するようになったのは、小沢一郎元代表が代表に就任した06年4月以降で、09年末までに財務委員長や国対委員長を務めた山岡賢次副代表に計17億310万円、佐藤氏に計10億3500万円を支出。輿石氏や、当時選挙対策委員長だった鉢呂吉雄国対委員長への支出も含めると、総額は28億2810万円に上っている。

(2010年12月2日03時03分 読売新聞)

5886名無しさん:2010/12/02(木) 03:28:42

政治資金、陸山会が9億円 衆院選候補者に寄付も
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101201_5

 総務省に2009年分の政治資金収支を届け出た本県国会議員は、衆院議員が、民主党の小沢一郎氏(岩手4区)と自民党の鈴木俊一氏(岩手2区=当時)、参院議員は民主党の藤原良信氏(比例)と工藤堅太郎氏(比例=当時)で、他の議員は県選管に報告している。09年は政権交代につながった衆院解散・総選挙の年だけに、小沢、鈴木両氏は資金管理団体の収入が増えた。

 ◆09年分の収入額

 4団体を届け出ている小沢氏が最も多い。資金管理団体の陸山会の09年分の収入は、9億1282万円と前年から7億4979万円の大幅増。自らの政治団体からの寄付を除く収入は8億9855万円となる。この中には小沢氏自身からの借入金3億7千万円も含まれる。同会は衆院選候補者の後援会など91団体に200万〜500万円、総額4億4900万円を寄付した。

 このほかの団体の09年分収入は、小沢一郎政経研究会4393万円、小沢一郎東京後援会800万円、誠山会が2247万円(いずれも自らの政治団体からの寄付を除く)。

 鈴木氏は、清鈴会の1団体を届け出た。09年分収入は、前年より1177万円多い7297万円。藤原氏は、陸仙会と藤原良信後援会の2団体で計2358円(前年比2万2995円減)を報告した。工藤氏は、工藤堅太郎政経フォーラムの1団体が351万円(前年比87万円増)だった。

 ◆個人献金

 最も多いのは小沢氏で2678万円(前年比1121万円増)。鈴木氏は前年より311万円多い490万円。工藤氏は120万円少ない100万円。藤原氏は前年同様なかった。

 ◆団体献金

 小沢氏は同氏の政治団体からの寄付を除くと、前年より4億2899万円多い4億5401万円。内訳は民主党県第4区総支部から4億4400万円、日本保険薬局政治連盟から300万円などだった。

 鈴木氏は2649万円で前年比821万円増。日本医師連盟から500万円、日本薬剤師連盟230万円、宏池政策研究会300万円など。

 工藤氏は民主党参院比例区第51総支部から250万円を受けた。藤原氏はなかった。

 ◆政治資金パーティー

 小沢氏は、東京都内で「小沢一郎政経フォーラム」を2回開催しており収入は計4392万円。経費を除いた実収入は3382万円で、4回開催した前年より1726万円少なかった。

 鈴木氏は、「鈴木俊一君を激励する会」など、都内と盛岡、八戸両市で計4回開催。収入は4057万円で、経費を除く実収入は、前年より34万円少ない3536万円だった。(2010/12/01)

5887名無しさん:2010/12/02(木) 03:31:36

「のどから手が出るほど欲しい」陸山会分配金
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101130-OYT1T01191.htm?from=navr

 政権交代選挙となった昨年の衆院選前に、民主党候補予定者91人に、資金管理団体「陸山会」から1人あたり500万〜200万円を配分していた小沢一郎元代表(68)。

 このうち当選したのは88人に上る。その証言で、これらの資金が候補者の選挙運動に大きく貢献した実態が浮かんだ。

 「資金支援をしたい」。衆院解散直前の昨年7月。当時、新人として立候補を予定していた大西健介衆院議員(39)(愛知13区)の携帯電話に、小沢氏の政策秘書(当時)から電話がかかってきた。「条件があるなら受けられない」。大西氏が伝えると、政策秘書は「条件はない」と答え、「資金管理団体で受けるように。事前に領収書を用意してほしい」と告げたという。

 衆院が解散された7月21日、寄付の受け渡し場所に指定された東京・八重洲のホテルには、民主党の候補予定者が列を作り、小沢氏の秘書から封筒に入った現金を受け取った。別の議員によると、同じ日、東京・赤坂の陸山会の事務所でも資金が配られたという。

 これらの資金は、陸山会の収支報告書に、「選挙 寄付」として記載されている。本人や秘書が読売新聞の取材に応じた34人のうち22人が、受け取った金の一部または全部を、選挙に使ったと説明。西日本の新人議員の1人は「当落ライン上で、もう少し頑張れば通るのではないかという情勢。のどから手が出るほど欲しい資金だった」と話す。別の新人も「前回落選してから活動を続けており、衆院解散も延びて資金繰りが苦しかった。あのお金がなければ事務所を維持できなかった」と明かした。

 一方、「500万円なんてあっという間になくなる。金をもらったからついていくという時代ではない」と振り返る関西地方の議員もいた。

(2010年12月1日06時29分 読売新聞)

5888名無しさん:2010/12/02(木) 03:42:25

【主張】小沢氏政治資金 公金私物化なぜ許される
2010.12.2 03:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101202/crm1012020325004-n1.htm

 国会に血税が投入されていることへの背信行為といえよう。極めて不透明な点が多く、証人喚問を通じた徹底究明が不可欠だ。

 国会招致を拒み、説明責任を果たさずにいる民主党の小沢一郎元代表にまた、不可解な政治とカネの問題が判明した。

 平成21年分の政治資金収支報告書などによると、小沢氏は昨年7月の衆院解散当日、自身の資金管理団体「陸山会」を通じ側近議員ら89人の候補者側に計4億4200万円を配った。

 その前日、小沢氏は陸山会に3億7千万円を貸し付け、2日後には全額返済された。問題となるのは、返済に合わせて旧新生党の政治関係団体から貸付金と同額の資金が、政党支部経由で陸山会に移されていたことだ。

 一連の資金の流れからは、旧政党資金が政党支部や陸山会などを迂回(うかい)して小沢氏側に移り、自らの支持グループを形成する軍資金にあてられたことがうかがえる。

 旧政党が残した資金には立法事務費や政党助成金など多額の公金が含まれている。公金の私物化と言わざるを得ない。

 旧新生党は、小沢氏が平成6年の新進党の結成まで率いていた。解散時には残金の大半の約9億2千万円が小沢氏関係の政治団体に移され、約5億円は立法事務費だった。旧自由党が民主党と合併した際も同様に資金が移された。

 政党助成法は、政党が解散した場合に総務相が残金の返還を命じることができるとしているが、強制力はないとされる。当時、制定に関与した小沢氏は「骨抜き」を意図したのだろうか。

 政党が解散する直前に寄付を行うことを禁止し、残金返還に応じない場合の罰則規定を設けるなどの法改正が急務である。

 政治団体間の寄付の上限(年間5千万円以内)をかいくぐるために、量的制限のない政党支部を経由させた疑いもある。併せて抜け道をふさぐ方策が必要だ。

 陸山会の土地購入をめぐる虚偽記載事件でも、小沢氏が陸山会に4億円をいったん貸し付けるなど複雑な資金操作が行われ、その原資は明らかでない。衆院解散時に貸し付けた3億7千万円の原資も究明しなければならない。

 今国会での小沢氏の国会招致は見送られるが、「最後は私が判断する」と言いながら動かなかった菅直人首相の責任は大きい。

5889名無しさん:2010/12/02(木) 04:23:18

加藤氏政治団体、選対スタッフが監査
12月2日(木)
http://www.shinmai.co.jp/news/20101202/a-5.htm

 09年分の政治資金収支報告書から適用された国会議員関係政治団体の政治資金監査制度で、民主党の加藤学氏(衆院5区)が関係する3団体の監査を、同年の衆院選で加藤氏選対に加わっていた現県議の吉川彰一氏(改革・緑新、下伊那郡)が務めていたことが1日、09年政治資金収支報告書で分かった。
 国の政治資金監査マニュアルでは制度を「外部性を有する第三者による監査」と位置付けている。吉川氏は取材に「監査当時は一般県民で、一切手心は加えていない」と説明している。

5890名無しさん:2010/12/02(木) 04:26:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010120102000023.html
陸山会、89候補に各500万円 旧新生党資金が元手
2010年12月1日 朝刊

 政治資金収支報告書で、代表を務める政党支部から七千万円を超す寄付の未記載が発覚した小沢一郎・元民主党代表。昨年の衆院選直前には旧新生党の資金などを元手に、自身の資金管理団体「陸山会」から側近の現職や新人の候補者九十一人に計四億五千万円が分配されたことも判明した。政治団体間の寄付制限にかからないよう政党支部を迂回(うかい)させるなど、複雑な資金操作が行われていた。 

 報告書によると、陸山会からの寄付額は九十一人中八十九人が五百万円で、二人が二百万円。五百万円と二百万円の各一人を除き、衆院解散当日の昨年七月二十一日に提供され、残る二人にも衆院選前の八月十七日までに受け取った。

 五十二人は新人候補で、現役組では鈴木克昌総務副大臣や松木謙公農林水産政務官ら小沢氏を支持する「一新会」のメンバーが名を連ねている。

 寄付に先立ち、小沢氏関連の政党支部と陸山会などの間で資金のやりとりがあった。

 まず解散前日の七月二十日、陸山会が小沢氏個人から三億七千万円を借り入れた。翌二十一日、旧新生党の資金を受け継ぐ政治団体「改革フォーラム21」が、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部に三億七千万円を寄付。同支部は二十二日、同額を陸山会に寄付し、陸山会はその日のうちに同額を小沢氏に返済した。

 報告書上は、小沢氏が自らの資産から三億七千万円もの巨額資金を一時支出し、候補者への寄付を立て替えていたことになる。

 改革フォーラムは小沢氏らが自民党時代、政策集団として設立。一九九四年の新生党解散時、国からの立法事務費五億円を含む九億二千万円の寄付を同党から受けた。二〇〇八年時点で六億九千万円の残高があった。

 政治資金規正法では政治団体間の寄付の上限は五千万円。だが、政党は対象になっておらず、政党や政党支部を経由すれば億単位の資金を移動できる。

 昨年九月まで改革フォーラムの会計責任者だった平野貞夫元参院議員は「自分が責任者になった〇七年ごろから、天下分け目の時、選挙資金に使うという話はしていた。第4区総支部への寄付は小沢氏の了解も得ている。この資金がなければ政権交代はなかった。迂回と言われようが適法な措置だ」と話している。

5891名無しさん:2010/12/04(土) 05:13:18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/1180

山岡・民主副代表:陣営が運動買収の疑い 昨年の衆院選
2010年12月4日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20101204k0000m040141000c.html

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/1181
山岡・民主副代表:陣営買収疑惑 運動員、領収書にため息
2010年12月4日 2時31分
http://mainichi.jp/select/today/news/20101204k0000m040142000c.html

5892チバQ:2010/12/04(土) 15:30:39
http://www.tokachi.co.jp/news/201012/20101204-0007364.php
中川昭一後継 郁子夫人が出馬に意欲
2010年12月04日 14時27分
 故中川昭一元財務・金融相の夫人の郁子氏(51)が4日午前、帯広ワシントンホテルで開かれた旧中川後援会婦人部「れもんの会」(明瀬幸子会長)の会合に出席、同会から次期衆院選で夫の後継として出馬を促されていることに触れ、「前向きに考えを進めている段階。きちんと話ができる日が早くくればいい」と語った。出馬への意欲を示唆したと受け止められ、自民党支部の候補選考に大きな影響を与えそうだ。郁子氏はこれまで、後継問題について具体的な言及は避けていた。



旧後援会婦人部の会合であいさつする郁子氏
 中川氏の後継をめぐっては早くから郁子氏の擁立論があり、れもんの会が8月に阿寒湖温泉で開いた集会では、役員から「中川先生の遺志をついでいただけるのは郁子さんしかいない」と出馬を促す声が上がっていた。

 郁子氏は4日の会合で正式に話せる段階にないことを示しながらも、「8月に皆さんから力強いお話をいただいた。きちんとお話する日が早く来るよう頑張っている」と説明。「いったん決めたら主人がお世話になった大きな組織の力を借りてやっていきたい。大きな組織から出ることができなくても、れもんの会や旧後援会のお力を借りてやっていきたい。一度決めたらたった1人でもやり抜きたい」とも語った。

 郁子氏は今週十勝入りし、中川義雄氏の叙勲を祝う会、清水誠一道議の政経セミナーなどに相次いで出席。関係者と今後の去就について相談を重ねていたとみられる。旧後援会本体にも親睦団体として活動を再開する動きが出ており、古参幹部は「地区後援会の役員からは組織を望む意見を受ける。年内か年明けには立ち上げたい」とする。

 自民党道11選挙区支部内には郁子氏に対し、政治的キャリアが皆無で実力も未知数であることから、次期衆院候補として否定的な意見もくすぶっていた。ただ郁子氏と旧後援会の動きは選考作業に影響を及ぼすのは必至で、同支部の幹部は「旧中川後援会の意向は無視できない。議席確保を最優先に『勝てる候補』を選ぶことになるのでは」と話している。

 小選挙区候補の空白区の選考に関して、自民党道連は公募で候補を選考するよう要請。11区支部は11月下旬に支部長会議を開き、執行部は時間的な制約上、来春の統一地方選後まで作業を先送りすることを提案している。

5893チバQ:2011/01/03(月) 14:09:23
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110103ddm001010002000c.html
青木・民主衆院議員:陣営、都議らに現金 09年衆院選前、公選法抵触か
 ◇9人に147万円 事務所「正当な労働の対価」
 民主党の青木愛衆院議員(東京12区)の事務所が主に09年夏の衆院選直前、選挙区内の都議や区議ら9個人・団体に147万円余を提供していたことが毎日新聞の入手した領収書のコピーなどで分かった。支出名目は「労務費」で、青木氏の事務所は個別の支出を政治資金収支報告書に記載せず、一括計上できる人件費として処理したとみられ、「正当な労働の対価として適切に処理した」と説明する。だが、一部の区議は「労働の対価」を否定し、青木氏の選対関係者も「金を渡すことで議員の支援を受けることが目的で、名目はどうでもよかった」と証言した。

 公職選挙法では選挙区内の有権者に現金を渡す「寄付行為」を禁じている上、票のとりまとめなどを依頼した場合は「買収行為」に当たる。専門家は「労務費名目でも実態がなければ公選法違反の疑いが強い」と指摘しており、青木氏側の説明が求められそうだ。

 毎日新聞が入手したのは青木氏の資金管理団体「桜下塾研究会」宛ての領収書計12通。選挙区内の北区選出の都議の後援会事務所と別の都議の親族、北区議5人と候補1人、足立区議1人の計9個人・団体が計147万5500円を受領したと記されていた。12枚のうち9枚の日付は09年7月30日から公示前日の8月17日。2枚は8月とだけ書かれ、1枚は日付がなかった。

 桜下塾の09年の政治資金収支報告書には9人の側への支出が分かる記載はなく、選挙運動費用報告書にも記載はなかった。青木氏が代表の「民主党東京都第12区総支部」には6月17日〜7月22日に9人のうち6人への寄付などの記載があるが、金額や時期が違う。

 9人のうち金額が最多の原田大都議は「新聞には答えない」と取材を拒否し、残る8人は領収書にサインしたことを認めた。原田都議は後援会の収支報告書に一部を収入として計上したが、支出者は未記載だった。ほかはいずれも資金管理団体や関係政治団体に記載はなかった。

 また、9人中4人は「ポスター張りや事務所の手伝いの謝礼」と説明したが、鈴木隆司北区議は「労働の対価ではない。(受領の)理由は覚えていない」とし、花見隆同区議は「労務費とは理解してなく、選挙時に一律に配られる資金だと思っていた」と語った。

 青木氏の選挙に関わった選対幹部は「(名目は)ポスターやチラシを配った謝礼だが、地元議員たちが実際にやったかどうかは分からない。彼らを(選挙運動の手足として)押さえるのが目的で、名目や実態はどうでもよかった」と証言した。

 青木氏の事務所は「労務費支払いに関しては桜下塾の09年分の収支報告で適切に処理している。正当な労働の対価としての支払い」と文書で回答した。具体的な労務内容について説明はなかった。【杉本修作、町田徳丈、松谷譲二】

5894チバQ:2011/01/03(月) 14:09:39
◆青木氏側からの資金提供◆

氏名           金額        領収書日付

原田大・都議(政治団体) 18万円      8月1日

   〃         27万3000円  8月17日

日景省吾・北区議候補   22万1000円  8月17日

   〃         12万円      8月以下空欄

鈴木隆司・北区議     18万円      8月14日

小椋修平・足立区議     6万円      7月30日

   〃          4万5500円  8月17日

大畑修・北区議       9万円      8月14日

林千春・北区議       9万円      8月14日

福田伸樹・北区議      9万円      8月17日

花見隆・北区議       9万円      空欄

和田宗春・都議長の妻    3万6000円  8月以下空欄

5895名無しさん:2011/01/12(水) 20:10:50
http://www.hokkaido-365.com/news/2011/01/post-1579.html
選対幹部が公選法違反、小林千代美・前衆院議員に連座制適用の公算
11年01月12日(水) 18時47分
札幌高検が北海道5区からの5年間立候補禁止を求めて提訴

 2009年8月の衆院選に北海道5区から出馬し、自民党の町村信孝元官房長官らを破って当選したのも束の間、陣営の選挙違反や北教組からの違法献金が相次いで発覚し、昨年6月に引責辞任を余儀なくされた民主党の小林千代美前衆院議員。

 小林氏陣営を巡っては、選対幹部3人と北教組が公職選挙法違反や政治資金規正法違反の罪で起訴され、いずれも有罪が確定した。

 このうちの公選法違反事件について、札幌高検が小林氏の連座制適用を求めた行政訴訟の第1回口頭弁論が、12日午後1時30分から札幌高裁(小林正裁判長)で開かれた。

 札幌高検は昨年11月、公選法違反事件で有罪となった選対幹部が連座制の対象となる組織的選挙運動管理者に該当するとして、札幌高裁に小林氏の同選挙区からの立候補を5年間禁止することを求める訴訟を起こした。

 12日の弁論には、原告の検察官と小林氏の代理人である横路民雄弁護士が出廷。原告の訴状、被告の答弁書の内容に争いはなく、開廷から5分で結審した。

 閉廷後、横路弁護士は、記者団に「本人は公職選挙法違反の事実関係については知らなかったが、(検察側の)請求の趣旨に関しては争わない」と語った。

 小林氏は、横路弁護士を通じて「自身の選対で起きた公職選挙法違反の責任の重さを痛感し、すでに議員を辞職しています。今回の申し立てについても厳粛に受け止め、司法の判断に従ってまいりたいと思います。政治活動をご支援くださった皆様の期待に背く結果となり、国民の皆様の政治への信頼を失わせる結果となりましたことについて改めて深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。

 小林氏が請求の趣旨を争わないため、判決は連座制が適用され、小林氏は5年間、同選挙区からの立候補を禁止される公算が高い。判決は1月26日に言い渡される。(文・糸田)

5896名無しさん:2011/01/26(水) 12:05:57
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110126-OYT1T00465.htm
小林議員に連座制適用、5年間立候補禁止

 2009年8月の衆院選北海道5区で当選した小林千代美・前民主党衆院議員(42)陣営幹部の選挙違反事件で、公職選挙法違反に問われた元連合札幌会長(61)の有罪確定を受け、札幌高検が小林氏への連座制適用を求めた行政訴訟の判決が26日、札幌高裁であった。


 小林正裁判長は、検察側の請求通り小林氏に同選挙区からの5年間の立候補禁止を命じた。

 小林氏は、北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件などの責任を取り、昨年6月に議員辞職している。

 検察側は裁判で、「(元会長は)選対委員長代行の肩書で選挙運動を企画、立案、指示していた」などとして、元会長が連座制対象の「組織的選挙運動管理者」に該当すると主張。

(2011年1月26日11時51分 読売新聞)

5897名無しさん:2011/01/26(水) 12:10:20
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20110126-729131.html
小林元議員に衆院北海道5区立候補禁止

 民主党小林千代美元衆院議員陣営の幹部による公選法違反事件で、札幌高裁(小林正裁判長)は26日、札幌高検の請求通り連座制を適用し、小林元議員に衆院北海道5区での立候補を5年間禁止する判決を言い渡した。

 小林元議員は争わず、判決後「厳粛に受けとめ判決に従う。政治への信頼を失わせる結果となり、あらためて心からおわびする」とのコメントを出した。

 事件では、元陣営幹部が2009年の衆院選で運動員に報酬を約束し、電話で投票を呼び掛ける事前運動をさせたとして公選法違反の罪に問われ、昨年10月に有罪が確定。札幌高検は同11月、元幹部は連座制の対象に当たるとして、提訴した。

 提訴前の昨年6月、小林元議員は選挙違反事件や北海道教職員組合からの不正資金提供事件を受けて辞職。同10月の補欠選挙では、自民党の町村信孝元官房長官が当選した。(共同) [2011年1月26日12時0分]

5898名無しさん:2011/01/26(水) 12:37:36

小林元衆院議員に連座制適用 北教組事件、札幌高裁判決
2011年1月26日12時13分
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY201101260199.html

 北海道教職員組合をめぐる不正資金提供事件や別の選挙違反事件で辞職した民主党の小林千代美・元衆院議員に対し、札幌高検が連座制の適用を求めた行政訴訟の判決が26日、札幌高裁であった。小林正裁判長は請求を認め、小林元議員が衆院北海道5区に立候補することを5年間禁止する判決を言い渡した。小林元議員側は争わない方針を示していた。

 小林元議員は2009年の総選挙で当選した。しかし、陣営の選対委員長代行だった元連合札幌会長が公選法違反(買収の約束、事前運動)に問われて有罪が確定。加えて陣営が北教組から多額の不正な資金提供を受けていたことも明らかになり、昨年6月に辞職した。

 公選法は陣営の責任者らが買収罪などで一定の刑に処せられた場合、候補者自身も連座制の適用対象となって当選が無効となり、同じ選挙区に立候補することが5年間できなくなると定めている。

 札幌高裁はこの日の判決で、元連合札幌会長が陣営の幹部である「組織的選挙運動管理者等」にあたり、従って小林元議員に連座制が適用されると判断した。

5899名無しさん:2011/02/09(水) 11:32:01
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011020901000230.html
山岡氏陣営の買収容疑捜査 宇都宮地検、告発受け

 2009年の衆院選で、民主党の山岡賢次副代表(67)=栃木4区=の陣営が、運動員を買収した疑いがあるとして、「世論を正す会」と名乗る団体が提出した告発状を宇都宮地検が受理、栃木県警と捜査を始めたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 受理は昨年12月末。告発状などでは、山岡氏陣営は衆院選の際、「電話作戦」をした女性運動員2人に、公職選挙法では認められていないのに報酬計24万円を支払った疑いが指摘されている。

 運動員の1人は、共同通信の取材に「お金はもらったが、事務員としてで、電話かけはやっていない」と話した。

 疑惑をめぐっては、山岡氏も昨年12月中旬、報道陣に「法令通りにやっている」と否定。党本部には、山岡氏の事務所が、事務員として働いた労働時間分の報酬を支払ったと報告している。

5900名無しさん:2011/02/09(水) 11:55:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110209ddm041040038000c.html
民主・山岡陣営買収疑惑:秘書聴取 運動員2人も−−栃木県警

 09年8月に投開票された衆院選栃木4区の山岡賢次・民主党副代表(67)派の買収疑惑で、栃木県警捜査2課が山岡氏の私設秘書(37)から公職選挙法違反容疑で事情聴取していたことが捜査関係者の話で分かった。県警は毎日新聞の取材に疑惑を認めた運動員2人からも既に事情を聴いた模様だ。秘書は疑惑を否定し、運動員2人は報酬の受領を認めたという。県警はさらに聴取を重ね、宇都宮地検と連携して全容解明を進めるとみられる。【小林直、太田誠一、渡辺暢】

 昨年12月に市民団体の男性から刑事告発を受けていた地検が、告発状を正式に受理していたことも新たに分かった。秘書が立件されれば山岡氏の当選が無効となる連座制が適用される可能性がある。

 運動員2人は栃木県に住むいずれも主婦。毎日新聞の取材に「後援会名簿を使って電話をかけ『山岡さんをお願いします』と訴えた。1日200軒ぐらいかけた」などと栃木県真岡市の事務所で電話作戦をしていたことを認め、秘書らから09年11月に各12万円の報酬を受領したと証言した。

 電話作戦は公選法上ボランティアだけに許され、報酬を受け取ると買収罪に問われる。

 捜査関係者によると、県警の聴取対象は秘書や運動員2人以外の関係者にも広がっており、報酬の趣旨などについて解明するとみられる。

 買収は電話作戦などの対価として運動員に金品を渡す「運動買収」と、有権者に金品を渡す「投票買収」に大別される。いずれも金権選挙防止のために禁じられており、法定刑は3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金。秘書は公設、私設を問わず連座制の対象となり、禁錮以上の刑が確定すると当選は無効となり、同じ選挙区からの立候補が5年間禁じられる。

 疑惑は昨年12月、毎日新聞の報道で発覚。山岡氏は「法令に従って適正に処理している」と疑惑を否定していた。

毎日新聞 2011年2月9日 東京朝刊

5901チバQ:2012/09/10(月) 20:05:03
553 無党派さん sage 2012/09/10(月) 19:07:35.14 ID:3rzFlzpc
>>544
1998/02/19 新井将敬 首吊り
2005/08/01 永岡洋治 首吊り
2007/05/28 松岡利勝 首吊り
2009/10/03 中川昭一 睡眠薬
2012/09/10 松下忠洋 首吊り

全員が亀井のグループに居た人達

5902チバQ:2012/09/10(月) 20:05:33
間違えた

5903dbiZIgl:2014/05/08(木) 16:51:54
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5907チバQ0!.!:2014/08/23(土) 23:02:49
ら、,、

5908名無しさん:2016/07/19(火) 23:39:29
http://www.sponichi.co.jp/society/special/2009politics/KFullNormal20090818083.html
幸福実現党とタッグ!小池百合子元防衛相が共同演説

幸福実現党候補だった泉敏彦氏(右)と握手を交わす小池百合子元防衛相
Photo By スポニチ

 東京10区に自民党公認で出馬する小池百合子元防衛相(57)は17日、豊島区内で幸福実現党候補だった泉聡彦氏(38)と共同街頭演説を行った。泉氏は立候補を取りやめ、小池氏を支援する意向を表明した。

 小池氏は「拉致問題一点に焦点を当てながら泉さんと協力していきたい。安全保障問題がこの選挙の争点」と主張。拉致、核など北朝鮮問題は幸福実現党の主要政策の1つで、党広報本部長代理でもある泉氏は「保守が分裂して民主党圧勝になってしまうかもしれない。小池さんから真剣な訴えがあって拉致、核を争点とされることを条件に、小池さんを支援することにした」と語った。

 同区では郵政民営化関連法案に反対して自民党から除名処分となった小林興起元衆院議員(65)が今月、立候補を取りやめ民主党公認の江端貴子氏(49)への支援を表明したばかり。
[ 2009年08月18日 01:40]

5909名無しさん:2016/07/19(火) 23:40:15
2chより。

【駆除派議員】小池百合子【幸福の科学】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/bass/1250549083/1

1 名前:名無しバサー[sage] 投稿日:2009/08/18(火) 07:44:43
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1250548293/

★ 小池氏、幸福実現党とタッグ結成も「金正日拘束」「ミサイルUターン」にドン引き…東京10区

写真 幸福実現党の旗がたなびく前で街頭演説を行った小池百合子氏
 http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20090818-352754-1-L.jpg

 東京10区から立候補する自民党の小池百合子元防衛相(57)が17日、
幸福実現党の泉聡彦氏(38)との共闘を宣言した。

 10区では無所属での出馬を予定していた小林興起氏(65)が
民主党の比例東京ブロックに公認され、民主候補の支援に転身。
これに危機感を持った小池氏の陣営は、14日に泉氏に選挙協力を打診した。
これに泉氏は「小池さんと志は一緒」と回答、あっさり不出馬を決めた。

 17日は、北朝鮮による拉致工作の拠点とされる
東京・池袋のクラブ「ニューコリアン」跡地前で2人そろって演説。
「自公」ならぬ「自幸」の共闘に、
小池氏は「幸福実現党と拉致問題についてしっかりと協力していきます」と語った。

 ただ、泉氏が「北朝鮮にレンジャー部隊を送り込み、金正日を拘束して東京で裁判にかける」と
仰天プランをぶち上げると、小池氏の表情は若干曇り引いた感じに。
さらに「小池さんは、(幸福実現党の比例東京ブロックで出馬する)ドクター中松さんの
『ミサイルUターン技術(撃ち込まれたミサイルをUターンさせ自爆させる発明)』にも
理解を示されております」と畳み掛けられるとそそくさと車に乗り込んで、演説会場を後にしていた。

スポーツ報知・社会面 http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090818-OHT1T00025.htm

5910名無しさん:2016/07/19(火) 23:40:38
>>5909

2 :名無しバサー:2009/08/18(火) 08:20:54
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/08/18/03.html

東京10区に自民党公認で出馬する小池百合子元防衛相(57)は17日、
豊島区内で幸福実現党候補だった泉聡彦氏(38)と共同街頭演説を行った。
泉氏は立候補を取りやめ、小池氏を支援する意向を表明した。
小池氏は「拉致問題一点に焦点を当てながら泉さんと協力していきたい。
安全保障問題がこの選挙の争点」と主張。
拉致、核など北朝鮮問題は幸福実現党の主要政策の1つで、
党広報本部長代理でもある泉氏は「保守が分裂して民主党圧勝になってしまうかもしれない。
小池さんから真剣な訴えがあって拉致、核を争点とされることを条件に、小池さんを支援することにした」と語った。
同区では郵政民営化関連法案に反対して自民党から除名処分となった小林興起元衆院議員(65)が今月、
立候補を取りやめ民主党公認の江端貴子氏(49)への支援を表明したばかり。

5911とはずがたり:2016/07/22(金) 01:49:44
懐かしい。ありましたねぇ,こんなこと。
戦術的に動けるのは確かでそこは評価出来る(そこが嫌われてる)けど,今回は偉い人にひっついて引き上げて貰うのではなく偉い人になろうとしてる訳だがどうなるかな・・。


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