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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

5610名無しさん:2009/09/19(土) 17:18:24
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0909/0909190474/1.php
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2009年総選挙分析(1)自民党は麻生太郎敗因論を克服できるか?
菅原琢2009/09/19民主党が大躍進し歴史的な政権交代を遂げた今回の総選挙。麻生政権が自民党の大敗を招いたとの見方が多くあるが、はたして敗因はそれだけなのか?東大先端研の菅原琢特任准教授が様々なデータから総選挙を分析する第一弾。 第12回となる今回から数回にわたり、総選挙の分析を掲載する。初回はまず総括から入ろう。

全体総括

 まず、選挙後に熊本日日新聞に今回の選挙の総括を寄稿したので、ここに引用しておきたい。ここに今回の選挙に関するだいたいの要素が含まれている。(※なお、掲載前の原稿であるため、紙上の表現とは若干異なるところがある。)

麻生政権が自民党の大敗を招いたと考える人は多い。だが、通常の政権であっても自民党は敗北していたはずである。

 自民党がかつて強かったのは、単に多く得票していたからではない。大政党のみが地域代表という立場を独占できる衆院の中選挙区制、地方の1人区を独占し複数区では最低限の議席を確保すればよい参院選、著しい定数不均衡など、極端に有利な選挙制度があったからこそ負けなかったのである。

 小選挙区比例代表並立制の導入は、地域代表という特権を自民党から奪い、衆院の定数不均衡を緩和し、野党結集の引力を生み出した。さらに投票時間延長、不在者投票要件の緩和は、都市部を中心に新しい投票者層を生んだ。野党がまとまり、これに都市部が味方すれば、自民党は不利になる。これが98年参院選の自民党大敗を生み出したのである。

 その後、自民党政権が陥落しなかったのは、都市部補強効果を持った公明党と小泉政権のおかげである。だが安倍晋三による郵政造反組復党と保守反動路線は、都市部の支持者を離反させ、07年参院選での大敗を招いた。この大敗は、小泉構造改革による農村部の疲弊がもたらした逆小泉効果だという説がまことしやかに広まったが、これは間違いである。野党間協力を主因として野党候補の得票が大幅に増えたため、1人区が自民党の金城湯池でなくなったのである。

 だが、古い自民党政治家は逆小泉効果説を盛んに唱え、地方への公共事業の配分を声高にもとめ、ますます党勢を負の方向に引っ張った。一方、民主党は社国両党との協力体制を強化することで弱点の農村部での浸透を図り、衆院選に備えた。

 自3民2という当落だけ見れば、熊本の結果は全国の趨勢とは異なる。しかし野党間協力で「戦える選挙区」を農村部でも増やす戦略の、最も典型的な例となった。農村部では、自民党議員が比例票を大幅に超えて得票し、民主党候補は比例票にも届かず惨敗するというパターンがこれまで数多く見られた。自民党議員はこれを個人票だと過信しているフシがあるが、これは違う。単なる「勝ち馬に乗る」投票である。自民党議員を積極的に支援する票ではなく、対抗馬に全く勝ち目がないので集まっているだけの票である。逆に言えば、これなら勝てるかもという体制が構築され、有力感漂う対抗馬が立てば、勝ち馬票は移動し始める。

 今回民主党は、圧倒的に自民が強かった4・5区を国社に譲り2・3区に集中した。また両野党ともよく協力し、全国有数の強さを誇っていた自民現職を相手に5区では社民候補が復活当選を果たした。今回に限れば、全区で民主党が候補を立てたほうが結果はよかったかもしれないが、今後を考えれば協力によって全て「戦える選挙区」にした意義は大きい。

 自民党が万年野党とならないためには、都市部の票を再度取りにいく必要がある。そのために古い政治家、路線を一掃する必要がある。それができるか、見守って行きたい。


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